脳 科学 （ の う か がく 、 ） と は 、 ヒト を 含む 動物 の 脳 と 、 それ が 生み出す 機能 について 研究 する 学問 分野 で ある 。 対象 と する 脳 機能 として は 視覚 認知 、 聴覚 認知 など 感覚 入力 の 処理 に関する もの 、 記憶 、 学習 、 予測 、 思考 、 言語 、 問題 解決 など 高次 認知 機能 と 呼ば れる もの 、 情動 に関する もの など で ある 。  以下 の よう に 様々 な 方法 あるいは 分野 が 存在 し 、 それぞれ 長所 ・ 短所 を 有し て いる 。 2 つ 以上 の 分野 を 同時に 行う こと も ある 。  例 ： サル に 報酬 課題 を さ せ て いる とき の ドパミン 神経 細胞 の 発火 を 細胞 外 電極 で 測定 する （ ＝ 計算 論 的 神経 科学 ＋ 電気 生理学 ） 。 これ は 有名 な Schultz ら （ 1993 年 ） の 実験 。  次 の よう に 「 脳 科学 」 という 語 は 学術 分野 において 汎用 さ れ て いる 。 例えば 、 日本 の 公的 な 研究 組織 の 名称 として 、 次 の 組織 に 「 脳 科学 」 の 語 が 使わ れ て いる 。  また 、 専門 書 と 見なせる 書籍 で 「 脳 科学 」 の 用語 が 含ま れ て いる もの として は 、 「 脳 科学 から み た 機能 の 発達 」 、 「 分子 脳 科学 」 、 「 シリーズ 脳 科学 」 、 「 脳 科学 へ の 招待 」 など が ある 。  理化学研究所   脳 科学 総合 研究 センター   センター 長 の 利根川 進 は 、 当 センター の 研究 対象 として 「 脳 内 の 分子 構造 から 神経 回路 、 認知 ・ 記憶 ・ 学習 の 仕組み 、 健康 と 疾患 等 まで を 研究 対象 と し 、 工学 や 計算 理論 、 心理 学 まで も 含め た 多彩 な 学問 分野 を 背景 に し て 、 学際 的 かつ 融合 的 な 研究 を 目指し て い ます 。 近年 で は 、 分子 や 細胞 といった 微視的 レベル を 扱う 神経 生物 学 と 、 認知 や 計算 論 の よう な 巨視的 レベル と を つなぐ もの として 神経 回路 研究 に 焦点 を 当て て い ます 。 」 と し て いる 。  一方 、 「 日本 神経 科学 学会 」 の 記述 に よる と 「 日本 神経 科学 学会 は 、 脳 ・ 神経 系 に関する 基礎 、 臨床 及び 応用 研究 を 推進 し 、 その 成果 を 社会 に 還元 、 ひいては 人類 の 福祉 や 文化 の 向上 に 貢献 す べく 、 神経 科学 研究 者 が 結集 し た 学術 団体 です 。 」 と ある 。 神経 科学 の 対象 に は 脳 も 含ま れる し 、 脳 科学 を 研究 する に は 神経 の 研究 も 必要 で ある 。 あえて 分類 すれ ば 、 神経 に は 脳神経 以外 も 含ま れる ため 、 神経 科学 の 方 が より 概念 範囲 が 広い 点 が 違い と 言える 。  「 脳 科学 者 」 は 日本 の マスメディア に 重宝 さ れ 、 テレビ 番組 に 多数 出演 し 、 数多く の 本 を 執筆 し て いる 。  「 脳 科学 者 」 の 出版 物 に は 『 脳 内 革命 』 や 『 脳 を 鍛える 大人 の 計算 ドリル 』 の よう に ベストセラー に なっ た もの も 存在 する 。 特に 『 脳 を 鍛える 大人 の 計算 ドリル 』 は 『 脳 を 鍛える 大人 の DS トレーニング 』 として Nintendo   DS で ゲーム 化 さ れ DS 初期 の 人気 ソフト と なっ た 。  五十音 順 。 脳 科学 に関する メディア 出演 や 執筆 活動 など を通じて 知ら れ た 人物 も 含む 。ツチノコ （ 槌 の 子 ） は 、 日本 に 生息 する と 言い伝え られ て いる 未 確認 動物   ( UMA ) の ひとつ 。 鎚 に 似 た 形態 の 、 胴 が 太い ヘビ と 形容 さ れる 。 北海道 と 南西諸島 を 除く 日本 全国 で “ 目撃 例 ” が ある と さ れる 。  テレビ 番組 など で 、 ツチノコ 捕獲 に 成功 し た と する 話 も 取り上げ られる が 、 「 祟り を 恐れ て 逃がし た 」 「 死体 が 消え て しまっ た 」 といった 理由 で 追求 が 打ち切ら れ 、 客観 的 に その 存在 を 証明 でき た 事例 は 無い 。  ツチノコ という 名称 は 元々 京都 府 、 三重 県 、 奈良 県 、 四国 北部 など で 用い られ て い た 方言 で あっ た 。 東北 地方 で は バチヘビ と も 呼ば れ 、 ほか に も ノヅチ 、 タテクリカエシ 、 ツチンボ 、 ツチ ヘビ 、 土 転び など 日本 全国 で 約 40 種 の 呼称 が あり 、 ノヅチ と 土 転び は 別 の 妖怪 として 独立 し て いる 例 も ある 。  いずれ も 、 「 ツチノコ 生け捕り 」 が 条件 と なっ て いる 。 なお 、 現在 も 賞金 が 継続 さ れ て いる か は 不問 と する 。脊椎動物 （ せきつい どう ぶつ 、 ） は 、 動物 の 分類 の ひとつ 。 現在 主流 の 説 で は 脊索 動物 門 に 属する と さ れ 、 脊索 と 置き換わっ た 脊椎 を もつ 。 魚類 、 鳥類 、 両生類 、 爬虫類 、 哺乳類 の 5 類 から なり 、 無 脊椎動物 に 比べ て （ 脊椎動物 で ある ） 人間 にとって 類縁 関係 が 近く 、 なじみ の 深い 生物 によって 構成 さ れ て いる グループ で ある 。  脊椎動物 を 、 脊椎動物 門 として 取り扱う 分類 と 、 より 広い 範囲 の 動物 を 含む 脊索 動物 門 の 一部 で ある 脊椎動物 亜 門 として 取り扱う 分類 が ある が 、 近年 は 後者 が 多数 派 に なっ て き て いる 。  動物 全体 を 、 脊椎動物 と それ 以外 の すべて を 含む 無 脊椎動物 と の 2 つ に 分ける 分類 も ある が 、 これ は ヒト を 含む 脊椎動物 を 重要 視 し て それ を 中心 に 考える とき の 便宜 的 な 分類 法 で ある 。 脊椎動物 の 種 数 は 動物 界 全体 の 5 パーセント に も 満た ない （ 動物 の 分類 を 参照 ） 。  ヌタウナギ 綱 は 、 伝統 的 な 分類 で は 脊椎動物 の 無 顎 類 （ 無 顎 上 綱 ） に 含ま れる と さ れ て き た が 、 この 仲間 は 脊椎 を 持た ない 。 そこで これ を 脊椎動物 から 外し 、 かわり に 従来 の 脊椎動物 と 同じ 範囲 を 含む グループ として 有 頭 動物 を 導入 する という 分類 が 提唱 さ れ て いる 。  一方 、 ヌタウナギ の 胚 発生 において 、 ヒト を 含め た 顎 口 類 等 と 同じく 脊椎動物 に 特徴 的 な 「 神経 堤 細胞 」 を 確認 し た と の 研究 結果 が 出 て いる 。  下記 の 系統 樹 は Philippe   Janvier 等 による " Tree   of   Life   Web   Project " と Delsuc 等 の もの を ベース に し た 。 また 日本語 訳 に は 渡邊 の もの を 参考 に し た 。  現 生動 物 のみ ：名馬 一覧 （ めい ばい ちら ん ） と は 、 歴史 上 特筆 す べき 名馬 の 一覧 で ある 。 すでに 独立 し た 記事 が ある 名馬 について は 概要 のみ 記し た 。  昭和 14 年 10 月 11 日 、 金鵄勲章 に 相当 する 「 甲 功 章 」 を 、 陸軍 大臣 畑 俊六 大将 から 戦地 第 1 号 として の 表彰 を 受け た 。  大 東亜 戦争 の 始まる 前年 の 昭和 15 年 1 月 、 中国 （ 支那 ） 大陸 から 下川 部隊 とともに 生還 し た 、 たった 1 頭 の 軍馬 が 「 勝山 号 」 で ある 。  http :// www . esashi . com / katsuyamago . html # hohei  http :// www . chie - project . jp / 011 / no 17 . html動物 学 （ どう ぶつ がく 、 英語 ： zoology ） は 動物 を 対象 と する 学問 。  自然 史学 の 一 部門 に 由来 し 、 現在 で は 生物 学 の 一 分野 と さ れる 。 古典 的 に は 物質 を 鉱物 ・ 植物 ・ 動物 に わける こと が 一般 的 だっ た ため 、 博物学 も 鉱物 学 、 植物 学 、 動物 学 に わけ られ て い た 。  動物 学 の 始まり は 古代 ギリシア に ある と 見る こと も 出来る と さ れる 。 発生 学 、 生理学 、 生態 学 、 動物 行動 学 、 形態 学 など の 視点 から 研究 が 行わ れ て き た 。  近年 で は 生物 の 分類 が 様変わり し 、 研究 分野 が 細分 化 さ れ た ため 、 動物 学 の 内容 が 多様 化 し 、 この 語 が 用い られる 頻度 は 低く なっ た 。 対象 と する 分類 群 によって 哺乳類 学 、 昆虫 学 、 魚類 学 など と 分け られる こと も ある 。 動物 の 古 生物 を 対象 と する 場合 は 古 動物 学 と 呼ぶ 。  動物 学 は 、 時代 を 遡る と 古代 ギリシャ の アリストテレス による 研究 に まで 遡る こと が 出来る 。 現代 まで 残さ れ て いる 著作 として は  Historia   animalium 『 動物 誌 』 、 De   generatione   animalium 『 動物 発生 論 』 、 De   partibus   animalium 『 動物 部分 論 』 など が ある 。  近代 動物 学 に 影響 を 与え た 存在 として チャールズ ・ ダーウィン の 存在 が 挙げ られ 、 19 世紀 以降 、 発展 的 に 研究 が 進ん だ 。  動物 の 研究 で は 、 まず 体内 の 構造 の 研究 が 優先 し て 進ん だ 。 これ は 、  など が 理由 に 挙げ られる 。 最後 の 点 に関して は 、 逆 に 医学 的 研究 による 発見 が 生物 学 に 反映 さ れる 場合 も あっ た 。 この よう な 研究 は 17 世紀 以降 に 大きく 進歩 し た 。 （ その よう な 初期 の 発見 の 代表 的 な もの の ひとつ が ウイリアム・ハーベー による 血液 循環 の 発見 で ある 。 ）  この よう に し て 集め られ た 知識 は 、 次第に 様々 な 動物 の 内部 構造 を 比較 し 、 関連づけ られる よう に なっ て 比較 解剖 学 を 生ん だ 。 代表 的 な 研究 者 に ジョルジュ・キュヴィエ や マルチェロ・マルピーギ など で ある 。 この よう な 知見 の 集積 は 、 古 生物 学 において 化石 という 往々 に し て 断片 的 な 生物 片 から その 生物 の 正体 を 求める 上 で も 大いに 役立っ た 。 この よう な 比較 解剖 学 と 古 生物 学 の 知見 は 、 進化 論 の 形成 に も 大きな 役割 を 担っ た もの で ある 。 最初 の 主要 な 進化 論 者 で ある ジャン ＝ バティスト・ラマルク も 、 彼 と 対立 し た キュヴィエ も この 分野 の 研究 者 で あっ た 。  19 世紀 に は 、 生物 学 の 様々 な 分野 が 大きく 変化 し た 。 顕微鏡 を 使用 し た 研究 方法 は 、 技術 的 革新 と共に 一定 の 結果 を 蓄積 する よう に なり 、 動物 の 構造 を 器官 から 組織 や 細胞 の レベル で 調べる こと が 当たり前 に なり 始め た 。 それ に 基づき 、 生物 は 細胞 から 構成 さ れる という 細胞 説 も 確立 し た 。 この 世紀 の 後半 に は 細胞 内 の 構造 が 追究 さ れる よう に なっ た 。 ゴルジ 体 や 中心 体 など の 発見 は この 時期 で ある 。 組織 や 細胞 に関する 様々 な 特徴 は 、 電子 顕微鏡 レベル を 除い て は この 世紀 の 末 に は 、 一旦 は ほぼ 完成 し た と 言っ て いい だろ う 。  また 、 化学 分野 の 発展 に 基づい て 、 生物 体内 における 化学 について も 追究 が 行わ れる よう に なっ た 。 尿素 の 人工 合成 や 血糖 量 調節 に関する 研究 が 行わ れ た 。 より 基本 的 な 細胞 内 の 化学 的 過程 で ある 酵素 作用 や 呼吸 など の 研究 は 、 むしろ 微生物 を 対象 に この 世紀 の 後半 から 始まる 。 これ は 、 いわば 目 に 見える 生物 に関する 記述 から 生物 一般 の 基本 的 性質 の 科学 へ と 生物 学 が 変化 し 始め た と も 取れる 。  発生 学 の 分野 で も 変動 が 大きい 。 細胞 説 の 成立 を 受け て 、 発生 を そこ から 見直す 流れ が 生まれ 、 フォン ＝ ベーア によって ヒト の 卵 が 確認 さ れ 、 様々 な 動物 の 卵 から の 発生 が 観察 さ れ た 。 これら の 知識 を 元 に 、 様々 な 動物 の 発生 を 比較 し 、 そこ から 知見 を 得よ う という 流れ が 比較 発生 学 と 呼ば れる 。 これ は 比較 形態 学 の 流れ を くむ もの で も ある 。 それ を 進化 論 的 に まとめよ う と し た の が エルンスト・ヘッケル の 反復 説 で あっ た 。 しかし 、 それ に 飽き たら ず 、 発生 の 機構 そのもの を 解明 しよ う と する 動き が 生じ 、 いわゆる 実験 発生 学 の 流れ が 生まれる 。  進化 論 は すでに 発表 さ れ 、 多く の 学者 に 論じ られ ながら も 力 を 得る こと は でき なかっ た が 、 チャールズ ・ ダーウィン による 自然 選択 説 は 、 それ まで の 諸説 や それ に対する 反対 を 打ち砕く だけ の 説得 力 を 持ち 、 生物 学 のみ なら ず 、 多く の 分野 に 影響 を 与える こと と なっ た 。 少なくとも 生物 学 の 中 で は 、 様々 な 現象 を 進化 の 概念 抜き で は 論じ られ なく なっ た 。 グレゴール・ヨハン・メンデル による 遺伝 法則 の 発見 も この 世紀 の 大発見 で は ある が 、 それ が 注目 を 浴び た の は 19 世紀 最後 の 年 で あり 、 遺伝 学 そのもの の 発展 は 20 世紀 に 持ち越さ れる 。 これ は 、 染色 体 など 、 生殖 に関する 細胞 学 レベル の 研究 が 未だ 十分 に なさ れ て い なかっ た 点 も 大きい 。  20 世紀 は 生物 学 が 大 発展 し た 時代 で ある 。 その 大きい 部分 は 生化学 と 分子生物学 の 分野 で ある が 、 その 多く が 微生物 を 用い て 展開 さ れ た 。  発生 学 は 、 19 世紀 末 に 生まれ た 実験 発生 学 の 流れ に そっ て 発展 し 、 シュペーマン による 誘導 の 発見 が 一つ の 山 と なっ た 。 しかし 、 その後 に 進歩 は 停滞 し 、 遺伝子 研究 の 進歩 を 待つ こと と なっ た 。  19 世紀 末 から 始まっ た 病原 微生物 の 研究 は 、 ルイ・パスツール・ロベルト・コッホ ら によって 発展 し 、 ワクチン や 予防 接種 など といった 伝染 病 へ の 対応 策 を 持つ に 至っ た が 、 これ は 動物 学 の 側 から 見れ ば 動物 の 生体 防御 の しくみ が 明らか に なる 過程 で あっ た 。 ここ から 体液 性 免疫 の 存在 が 明らか に なり 、 やや 遅れ て イリヤ・メチニコフ は 白血球 の 食 作用 による 生体 防御 の 存在 を 明らか に し た 。ホヤ （ 海鞘 、 老 海鼠 ） は 尾 索 動物 亜 門 ホヤ 綱 に 属する 海産 動物 の 総称 。  餌 を 含む 海水 の 入り口 で ある 入水 孔 と 出口 で ある 出水 孔 を 持ち 、 体 は 被 嚢 （ ひ のう ） と 呼ば れる 組織 で 覆わ れ て いる 。  成長 過程 で 変態 する 動物 として 知ら れ 、 幼生 は オタマジャクシ 様 の 形態 を 示し 遊泳 する 。 幼生 は 眼 点 、 平衡 器 、 背 側 神経 、 筋肉 、 脊索 など の 組織 を もつ 。  成体 は 海底 の 岩 など に 固着 し 、 植物 の 一 種 と さえ 誤認 さ れる よう な 外観 を 持つ 。 成体 は 、 脊索 動物 の 特徴 で ある 内 柱 や 鰓 裂 を はじめ 、 心臓 、 生殖 器官 、 神経 節 、 消化 器官 など を もつ 。 脊椎動物 に 近 縁 で あり 、 生物 学 の 研究 材料 として 有用 。 血液 （ 血球 中 ） に バナジウム を 高 濃度 に 含む 種類 が ある （ Michibata   et .   al .,   1991 など ） 。 現在 確認 さ れ て いる 中 で は 、 体内 で セルロース を 生成 する こと の できる 唯一 の 動物 で あり 、 これ は 遺伝子 の 水平 伝播 を 示唆 し て いる と 考え られ て いる 。  生活 様式 は 、 群 体 で 生活 する もの と 単体 で 生活 する もの が ある 。 単体 ホヤ は 有性 生殖 を 行い 、 群 体 ホヤ は 有性 生殖 、 無性 生殖 の 両方 を 行う 。 世界中 の 海 に 生息 し 、 生息 域 は 潮 下帯 から 深海 まで 様々 。 多く の ホヤ は 植物 プランクトン や デトリタス を 餌 と し て いる 。  漢字 による 表記 で は 、 古く に は 「 老 海鼠 」 、 「 富也 」 、 「 保 夜 」 など の 表記 も 見 られる 。 ホヤ の 名 は 、 「 ランプ シェード に 当たる 火屋 （ ほや ） に かたち が 似 て いる 」 から 、 または 「 ヤドリギ （ ほや ） に その かたち が 似 て いる 」 から 。 また マボヤ は その 形状 から 「 海 の パイナップル 」 と 呼ば れる こと も ある 。  ホヤ の 卵 は 「 モザイク 卵 」 として 知ら れ て いる 。 つまり 、 初期 発生 中 の 割 球 を 解離 し たり 破壊 する と 、 決まっ た 運命 の 組織 に しか 分化 し ない （ Conklin ; 1905 など ） 。 加え て 受精 後 すぐ の 卵 に 明確 な 境界 が み られ 、 それぞれ の 領域 が 将来 の 各 組織 に 受け継が れる こと から 、 母性 細胞 分化 決定 因子 の 存在 が 示唆 さ れ て き た 。 筋肉 細胞 分化 決定 因子 について 、 細胞 質 移植 実験 など により 、 特に その 存在 が 研究 さ れ ( Deno   and   Satoh ;   1984 ,   Marikawa   et .   al .,   1995 )、 2001 年 に Nishida   and   Sawada により マボヤ から macho - 1 が 同定 さ れ た 。  ただし 、 筋肉 や 表皮 など は 、 自立 分化 能 を 持つ が 、 脊索 は 誘導 を 必要 と する こと が 示さ れ て いる （ Nishida ; 2005 など ） 。 発生 中 の 各 割 球 が 将来 どの 組織 に 分化 する か を 示し た 「 細胞 系譜 」 は 、 マボヤ で は Nishida ら によって 詳細 に 示さ れ て いる （ Nishida ; 1987 など ） 。  ホヤ の 属する 脊索 動物 門 に は 、 ヒト を 含む 脊椎動物 亜 門 が 含ま れ て おり 、 遺伝子 を 操作 し た ホヤ を 使え ば 、 脊椎動物 が 進化 する 過程 の 再現 実験 に も 利用 できる 。  カタユウレイボヤ （" Ciona   intestinalis "） は 組織 の 構造 が 単純 で 成長 が 早く 、 養殖 が 可能 で 安価 に 入手 できる など 実験 動物 として の 利点 が 多数 ある ため 、 生物 学 において 発生 学 の 発生 の モデル 生物 として 用い られる 。 東京大学 大学院 理学 系 研究 科 附属 臨海 実験 所 で は ナショナルバイオリソースプロジェクト 事業 に 基づい て カタユウレイボヤ の 野生 型 個体 を 供給 し て いる 。  2002 年 に は ドラフト ゲノム 配列 が 決定 さ れ た （ Dehal   et .   al .,）。 動物 として は 7 番目 と なる 。 さらに 近 縁 種 の ユウレイボヤ （" C .   savignyi "） で も ゲノム プロジェクト が 行わ れ て いる 。  ホヤ の 幼生 に は 臭い を 感知 する 胚 組織 が 存在 し 、 生殖 に 関わる ホルモン を 分泌 する 細胞 と の 関わり から 生殖 や 嗅覚 の 遺伝 病 の 治療 に関する 研究 へ の 寄与 が 指摘 さ れ て いる 。  上記 以外 に も 、 様々 な 分野 において ホヤ を 用い た 研究 は 世界中 で 盛ん に 行わ れ て いる 。  Kott （ 1992 ） ら 別 の 分類 体系 を 主張 する もの も ある が 、 ここ で は N . Satoh 著 " Developmental   Biology   of   Ascidians "（ 1994 ） に 紹介 さ れ て いる もの を 用いる 。 和名 は 日本 海洋 データベース に 基づく 。  Order   Enterogona   マメ ボヤ 目 （ ヒメボヤ 目 、 腸 性 目 ）  Order   Pleurogona   マボヤ 目  ホヤ は 日本 、 韓国 、 フランス や チリ など で 食材 として 用い られ て いる 。 海産物 らしい 香り が 強く 、 ミネラル 分 が 豊富 で ある 。  日本 で は 主 に マボヤ 科 の マボヤ （" Halocynthia   roretzi "） と アカ ボヤ （" H .   aurantium "） が 食用 に さ れ て いる 。 古く から ホヤ の 食用 が 広く 行わ れ 多く 流通 する の は 主 に 東北 地方 北部 沿岸 の 三陸 地方 。 水揚げ 量 の 多い 石巻 漁港 が ある 宮城 県 で は 酒 の 肴 として 一般 的 で ある 。 また 北海道 で も 一般 的 に 食用 の 流通 が ある 。 多い の は マボヤ で あり 、 アカ ボヤ の 食用 流通 は 北海道 など で ある が 少ない 。 東京 圏 で 食用 が 広まり 多く 流通 する よう に なっ た の は 近年 で ある 。 中部 地方 以西 ・ 西日本 各地 で は 、 2016 年 時点 において も なお 極 少ない 。  食用 に 供 さ れる 種 で ある マボヤ は 、 日本 で は 太平洋 側 は 牡鹿半島 、 日本海 側 は 男鹿半島 以北 の 近 海産 が 知ら れる 。 天然 物 と 養殖 により 供給 さ れ て いる 。  特に ワタ と 呼ば れる 肝臓 や 腸 に は 独特 の 匂い が あり 、 これ を 好む 者 は ワタ ごと 調理 し 、 苦手 な 者 は ワタ を 除去 する と 独特 の 匂い が かなり 抑え られる 。 ホヤ の 中 の 水 （ ホヤ 水 ） に も ホヤ 特有 の 香り が あり 、 刺身 を 作る 際 は ホヤ 水 を 使っ て 身 を 洗っ たり 、 独特 の 香り を 好む もの は 、 醤油 の 代わり に ホヤ 水 に ワタ を 溶い た もの を つけ て 食べる 。 新鮮 な ホヤ は あまり 臭わ ない が 、 鮮度 落ち が 早く 、 時間 が 経つ につれて 金属 臭 もしくは ガソリン 臭 と 形容 さ れる よう な 独特 の 臭い を 強く 発する よう に なる 。 冷たい 海水 に 浸し て おく と 鮮度 が 落ち にくい 。 首都 圏 で 出回る もの は 鮮度 が 悪く 全体 に 独特 の 匂い が 強まっ て おり 、 好き嫌い が 分かれる 要因 の ひとつ と なっ て いる 。  ホヤ を 好む 人 は 、 五つ の 味 （ 甘味 、 塩味 、 苦味 、 酸味 、 うま味 ） を 兼ね備える と 形容 し 、 形 から 「 海 の パイナップル 」 に 譬え られる こと も ある 。 独特 の 風味 が 酒 の 肴 として 好ま れ 、 刺身 、 酢の物 、 焼き物 、 フライ として 調理 さ れ 、 塩辛 、 干物 に 加工 さ れる 。 また 、 このわた と共に 塩辛 に し た もの を 莫久来 （ ば くらい ） と いう 。  ※ 生食 の 場合 、 好み により 内臓 を 取り除か ず に 食し たり 、 調味 料 として 三杯酢 、 醤油 の 他 、 殻 の 中 の 液 を 用い たり する こと も ある 。  2011 年 の 東日本 大震災 で 三陸 の 養殖 施設 は 一時 ほぼ 全滅 し た 。 震災 前 、 三陸 産 ホヤ の 多く は 韓国 に 輸出 さ れ 、 キムチ の 具 や 刺身 として 食べ られ て い た 。 震災 に 伴う 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 による 海洋 汚染 を 気 に する 世論 に 押さ れ た 韓国 政府 は 2013 年 、 東日本 太平洋 岸 7 県 から の 水産物 輸入 を 禁止 。 養殖 施設 は 再建 さ れ た が 韓国 へ の 輸出 は 止まっ た まま で 、 2016 年 に 宮城 県 で 生産 さ れ た ホヤ 1 万 3200 t の うち 約 6 割 （ 7600 t ） が 焼却 処分 さ れ た 。 東京電力 の 補償 対象 だ が 、 漁業 者 ら にとって 廃棄 は 苦渋 の 決断 。 この ため 宮城 県 と 宮城 県 漁業 協同 組合 、 震災 後 の 2014 年 に 結成 さ れ 愛好 家 団体 「 ほやほや 学会 」 など は 、 首都 圏 など の 消費 者 や 飲食 店 に ホヤ の 売り込み を 強化 。 震災 前 は 年 2000 t 程度 だっ た ホヤ の 国内 出荷 は 2016 年 に 約 5500 t へ 増え た 。 新鮮 な うち に 冷凍 し て 臭い を 抑える 取り組み や 、 韓国 以外 へ の 輸出 開拓 も 試み られ て いる 。ヒツジ （ 羊 、 綿羊 、 学名   ） は 、 ウシ 科 ヤギ 亜 科 の 鯨 偶蹄目 で ある 。 角 を もち 、 主 に 羊毛 の ため に 家畜 化 さ れ て いる 。  ヒツジ は 反芻 動物 として は 比較的 体 は 小さく 、 側 頭部 の らせん 形 の 角 と 、 羊毛 と 呼ば れる 縮れ た 毛 を もつ 。  原始 的 な 品種 で は 、 短い 尾 など 、 野生 種 の 特徴 を 残す もの も ある 。  家畜 の ヒツジ は 54 本 の 染色 体 を もつ が 、 野生 種 は 58 - 54 本 の 染色 体 を 有し 、 交雑 可能 で ある 。 自然 状態 の 雑種 の 中 に は 55 本 や 57 本 の 染色 体 を もつ 個体 も 存する 。  品種 によって まったく 角 を もた ない もの 、 雄 雌 両方 に ある もの 、 雄 だけ が 角 を 持つ もの が ある 。 螺旋 を 巻き ながら 直 状 に 伸び た 角 を ラセン 角 、 渦巻き 状 に 丸く 成長 する 角 を アモン 角 と 称する 。 角 の ある 品種 の ほとんど は 左右 に 1 対 だ が 、 古 品種 に は ヤギ の よう に 後方 に 湾曲 し ながら 伸びる 2 - 3 対 （ 4 - 6 本 ） の 角 を もつ もの も いる 。  野生 の ヒツジ の 上 毛 の 色合い に は 幅広い バリエーション が あり 、 黒 、 赤 、 赤褐色 、 赤 黄色 、 褐色 など が ある 。 毛 用 の ヒツジ は 主 に 染色 に 適し た 白い 羊毛 を 産 する よう に 改良 が 加え られ て いる が 、 ほか に も 純白 から 黒色 まで あり 、 斑 模様 など も ある 。 白い ヒツジ の 群れ の なか に 有色 の 個体 が 現れる こと も ある 。  ヒツジ の 体長 や 体重 は 品種 により 大きく 異なり 、 雌 の 体重 は およそ 45 – 100 kg 、 雄 は より 大きく て 45 – 160 kg で ある 。  成熟 し た ヒツジ は 32 本 の 歯 を 持つ 。 ほか の 反芻 動物 と 同じ よう に 、 下 顎 に 8 本 の 門歯 が ある 一方 、 上 あご に は 歯 が なく 、 硬い 歯茎 が ある 。 犬歯 は なく 、 門歯 と 臼歯 と の 間 に 大きな 隙間 が ある 。  4 歳 に なる まで （ 歯 が 生え 揃う まで ） は 、 前歯 は 年 に 2 本 ずつ 生える ため 、 ヒツジ の 年齢 を 前歯 の 数 で 知る こと が できる 。 ヒツジ の 平均 寿命 は 10 年 から 12 年 で ある が 、 20 年 生きる もの も いる 。  前歯 は 齢 を 重ねる につれ 失わ れ 、 食べる の が 難しく なり 、 健康 を 妨げる 。 この ため 、 通常 放牧 さ れ て いる ヒツジ は 4 歳 を 過ぎる と 徐々に 数 が 減っ て いく 。  草 だけ で なく 、 樹皮 や 木の芽 、 花 も 食べる 。 食 草 の 採 食 特性 は 幅広い と さ れる 。  ヒツジ の 聴力 は よい 。 また 視力 について は 、 水平 に 細い 瞳孔 を 持ち 、 優れ た 周辺 視野 を もつ 。 視野 は   270 – 320 ° で 、 頭 を 動かさ ず に 自分 の 背後 を 見る こと が できる 。 しかし 、 奥行き は あまり 知覚 でき ず 、 影 や 地面 の くぼみ に ひるん で 先 に 進ま なく なる こと が ある 。  暗い ところ から 明るい ところ に 移動 し た がる 傾向 が ある 。  通常 は 、 妊娠 期間 150 日 ぐらい で 仔 を 1 頭 だけ 産む が 、 2 頭 あるいは 3 頭 産む とき も ある 。  ヒツジ は 非常 に 群れ た がる 性質 を もち 、 群れ から 引き離さ れる と 強い ストレス を 受ける 。 また 、 先導 者 に 従う 傾向 が とても 強い （ その 先導 者 は しばしば 単に 最初 に 動い た ヒツジ で あっ たり も する ） 。 これら の 性質 は 家畜 化 さ れる にあたり 極めて 重要 な 要素 で あっ た 。  なお 、 捕食 者 が い ない 地域 の 在来 種 は 、 強い 群れ 行動 を おこさ ない 。  群れ の 中 で は 、 自分 と 関連 ある もの 同士 が 一緒 に 動く 傾向 が ある 。 混種 の 群れ の 中 で は 同じ 品種 で 小 グループ が できる し 、 また 雌 ヒツジ と その 子孫 は 大きな 群れ の 中 で 一緒 に 動く 。  ヒツジ にとって 、 危険 に対する 防御 行動 は 単純 に 危険 から 逃げ出す こと で ある 。 その 次に 、 追い詰め られ た ヒツジ が 突撃 し たり 、 蹄 を 踏み鳴らし て 威嚇 する 。 とくに 新生児 を 連れ た 雌 に み られる 。 ストレス に 直面 する と すぐ に 逃げ出し パニック に 陥る ので 、 初心者 が ヒツジ の 番 を する の は 難しい 。  ヒツジ は 非常 に 愚か な 動物 で ある という イメージ が ある が 、 イリノイ 大学 の 研究 により ヒツジ の IQ が ブタ より は 低く ウシ と 同 程度 で ある こと が 明らか に なっ た 。 人 や 他 の ヒツジ の 顔 を 何 年 も 記憶 でき 、 顔 の 表情 から 心理 状態 を 識別 する こと も できる 。  ヒツジ は 非常 に 食べ物 に 貪欲 で 、 いつも エサ を くれる 人 に エサ を ねだる こと も ある 。 羊 飼い は 牧羊 犬 など で 群れ を 動かす 代わり に 、 エサ の バケツ で ヒツジ を 先導 する こと も ある 。 エサ を 食べる 順序 は 身体 的 な 優位 性 により 決定 さ れ 、 他 の ヒツジ に対して より 攻撃 的 な ヒツジ が 優勢 に なる 傾向 が ある 。  オス の ヒツジ は 角 の サイズ が 群れ で の 優位 を 決める 重要 な 要素 と なっ て い て 、 角 の サイズ が 異なる ヒツジ の 間 で は エサ を 食べる 順番 を あまり 争わ ない が 、 同じ よう な 角 の サイズ を 持つ もの 同士 で は 争い が 起こる 。  新 石器 時代 から 野生 の 大型 ヒツジ の 狩猟 が おこなわ れ て い た 形跡 が ある 。 家畜 化 が 始まっ た の は 古代 メソポタミア で 、 紀元前 7000 - 6000 年 ごろ の 遺跡 から は 野生 ヒツジ と は 異なる 小型 の ヒツジ の 骨 が 大量 に 出土 し て おり 、 最古 の ヒツジ の 家畜 化 の 証拠 と 考え られ て いる 。  家畜 化 さ れ た ヒツジ の 祖先 は 、 モンゴル から インド 、 西 アジア 、 地中海 にかけて 分布 し て い た 4 種 の 野生 ヒツジ に 遡る こと が できる 。 中央アジア の アルガリ 、 現在 の 中近東 に いる 、 インド の 、 地中海 の ヨーロッパムフロン が これ に あたる 。 これら 4 種 は 交雑 が 可能 で あり 、 遺伝 学 的 手法 によって も 現在 の ヒツジ の 祖 を 特定 する に は 至っ て い ない が 、 いくつ か の 傍証 から アジアムフロン が 原種 で ある と の 説 が 主流 と なっ て いる 。  ヒツジ を 家畜 化 する にあたって 最も 重要 だっ た の は 、 脂肪 と 毛 で あっ た と 考え られ て いる 。 肉 や 乳 、 皮 の 利用 は ヤギ が 優れ 、 家畜 化 は 1000 - 2000 年 程度 先行 し て い た 。 しかし 山岳 や 砂漠 、 ステップ など 乾燥 地帯 に 暮らす 遊牧民 にとって 、 重要 な 栄養素 で ある 脂肪 は ヤギ から は 充分 に 得る こと が でき ず 、 現代 で も ヒツジ の 脂肪 が 最良 の 栄養 源 で ある 。 他 の 地域 で 脂肪 摂取 の 主流 と なっ て いる ブタ は 、 こうした 厳しい 環境 下 で の 飼育 に 適さ ず 、 宗教 的 に も 忌避 さ れ て いる 。 こうした 乾燥 と 酷寒 の 地域 で は 尾 や 臀部 に 脂肪 を 蓄える 品種 が 重視 さ れ て いる 。 それぞれ 、 脂 尾 羊 、 脂 臀 羊 と 分類 さ れる 。  毛 の 利用 について は 、 の ヒツジ と 最初 期 の ヒツジ と で は 様相 が 大きく 異なる 。  野生 の ヒツジ の 毛 （ フリース ） は 2 層 に なっ て いる 。 外側 を 太く 粗く 長い 「 上 毛 （ 粗毛 、 ） 」 に 覆わ れ 、 肌 に 近い 内側 に 産毛 の よう な 短く 柔らかく 細い 「 下毛 （ 緬 毛 、 ウール ） 」 が わずか に 生え て いる 。 最初 期 の ヒツジ の 緬 毛 （ ウール ） は 未 発達 で 、 利用 さ れ て い なかっ た 。 一方 、 野生 の ヒツジ は 春 に 上 毛 （ ケンプ ） が 抜ける （ 換毛 ） 性質 が あり 、 紀元前 から 人類 は 、 この 抜け落ち た 上 毛 （ ケンプ ） によって フェルト を 作っ て い た らしい 。 現在 われわれ が 通常 に 羊毛 （ ウール ） として 親しん で いる の は 、 主 に この 下毛 を 発達 さ せる よう に 品種 改良 さ れ た 家畜 用 ヒツジ の 毛 で ある 。 現代 の 家畜 化 さ れ た ヒツジ は 換毛 し ない 。  家畜 化 さ れ た ヒツジ は 改良 によって 、 上 毛 （ ケンプ ） を 退行 さ せる 代わり に 、 ヘアー （ 適当 な 訳語 が ない ） と 呼ば れる 中間 毛 と 緬 毛 （ ウール ） を 発達 さ せ た 。 紀元前 4000 年 ごろ に は ヘアータイプ や ウール タイプ の ヒツジ が 分化 し て いる 。 紀元前 2000 年 ごろ の バビロニア は ウール と 穀物 と 植物 油 の 三 大 産物 によって 繁栄 し た 。 バビロン の 名 は 「 ウール の 国 」 の 意味 で ある と する 研究 者 も いる 。  野生 タイプ の ヒツジ の 上 毛 （ ケンプ ） は 黒色 、 赤褐色 や 褐色 で あっ た が 、 改良 によって ヘアー や ウール タイプ の ヒツジ から は 淡色 や 白色 の 毛 が 得 られ 、 染料 技術 と共に メソポタミア から エジプト に 伝播 し 、 彩色 さ れ た 絨毯 は 重要 な 交易 品 と なっ た 。 紀元前 1500 年 頃 から 、 地中海 に 現れ た フェニキア 人 によって 白い ウール タイプ の ヒツジ が コーカサス 地方 や イベリア 半島 に 持ち込ま れ た 。 コーカサス 地方 の ヒツジ は 、 のち に ギリシア 人 によって 再 発見 さ れ 、 黄金 羊 伝説 と なっ た 。 この ヒツジ は ローマ 時代 に は 柔らかく 細く 長く 白い ウール を 生む タランティーネ 種 へ 改良 さ れ た 。 ローマ 人 が 着用 し た 衣服 は ウール の 織物 で ある 。 一方 、 イベリア 半島 で は 、 すでに 土着 し て い た ウール タイプ の ヒツジ と タランティーネ 種 の 交配 による 改良 によって 、 更 なる 改良 が 続け られ 、 1300 年 頃 の カスティーリャ で 現在 の メリノ 種 が 登場 し た 。  理想 的 な ウール だけ を 産す る メリノ 種 は 毛織物 産業 を通じて スペイン の 黄金 時代 を 支え た 。 メリノ 種 は スペイン 王家 が 国費 を 投じ て 飼育 し 、 数 頭 が 海外 の 王家 へ 外交 の 手段 として 贈呈 さ れる 以外 は 門外不出 と さ れ た 。 これ を 犯し た 者 は 死罪 だっ た 。 18 世紀 に なる と スペイン の 戦乱 に ヨーロッパ の 列国 が 介入 し 、 メリノ 種 が 戦利 品 として 持ち去ら れ て 流出 、 羊毛 生産 における スペイン の 優位 性 が 喪失 さ れ た 。 イギリス で は 羊毛 の 織物 と 蒸気 機関 を 組み合わせ た 新 産業 が 興っ た 。 1796 年 、 南アフリカ 経由 で 13 頭 の メリノ 種 が オーストラリア に 輸入 さ れ た 。 この うち の 3 頭 が 現在 の オーストラリア の メリノ 種 の 始祖 に なっ た と 伝え られ て いる 。 この 羊 を 買い取っ た ニュー ・ サウス ・ ウェールズ 州 の ジョン ・ マッカーサー は ヒツジ の 改良 に 努め 、 オーストラリア の 羊毛 産業 の 基礎 を 築い た 。  ヒツジ の 皮 の 利用 は 最古 の もの として は 紀元前 2500 年 頃 まで 遡る こと が できる が 、 羊皮紙 として は 、 紀元前 2 世紀 頃 の ペルガモン （ 現在 の トルコ ） で 本格 的 な 加工 が 始まっ た と さ れる 。  羊 乳 は ヤギ の 乳 に 比べる と 、 脂肪 と タンパク質 に 富ん で おり 、 加工 に 適する 。 中近東 や ヨーロッパ 大陸 で は 羊 乳 は 伝統 的 に チーズ や ヨーグルト に 加工 さ れ て おり 、 現在 でも 多く の 乳 用 種 が 飼育 さ れ て いる 。 しかし 、 より 遅く 家畜 化 に 成功 し た ウシ と 比較 する と 単位 面積 当たり の 収量 は 劣り 、 ウシ を 飼養 できる 地域 で は ヒツジ の 乳 利用 は 主流 で は ない 。  日本 列島 に は 古来 より 、 旧 石器 ・ 縄文 時代 の イヌ や 弥生 時代 の ブタ ・ ニワトリ 、 古墳 時代 の ウマ ・ ウシ など 家畜 を 含め 様々 な もの が 海 を 越え て 伝わっ た が 、 羊 の 飼育 及び 利用 の 記録 は 乏しい 。 寒冷 な 土地 も 多く 防寒 用 に 羊毛 が 利用 さ れる 下地 は あっ た が 、 動物 遺体 の 出土 事例 も 報告 さ れ て い ない こと から 、 ほとんど 伝わら なかっ た もの と 考え られ て いる 。  考古 資料 で は 鳥取 県 鳥取 市 の 青谷 上地 遺跡 において 弥生 時代 の 琴 の 部材 と 考え られ て いる 木 板 に 頭部 に 湾曲 する 二 重 円弧 の 角 を 持つ 動物 が 描か れ て おり 、 ヒツジ もしくは ヤギ を 表現 し た もの と も 考え られ て いる 。  文献 史料 において は 、 『 魏 志 倭人 伝 』 （ 『 魏 書 』 東夷 伝 倭人 の 条 ） で は 弥生 時代 末期 （ 3 世紀 前半 代 ） において 日本 列島 に は ヒツジ が い なかっ た と 記さ れ て いる 。  8 世紀 初頭 に 成立 し た 『 日本書紀 』 で は 、 推古天皇 7 年 （ 599 年 ） に 、 推古天皇 に対し 百 済 （ 朝鮮半島 南西 部 ） から の 朝貢 物 として 駱駝 （ らくだ ） 、 驢馬 （ ろば ） 各 1 頭 、 白 雉 1 羽 、 そして 羊 2 頭 が 献上 さ れ た と いう 。 西域 の 動物 で ある ラクダ や ロバ とともに 献上 さ れ て いる こと から 、 当時 の 日本 列島 で は 家畜 として の ヒツジ が 存在 し て い なかっ た と も 考え られ て いる 。  奈良 時代 、 天武天皇 の 時代 に 関東 で 活躍 し た 人物 に 「 多胡 羊 太夫 （ た ご   ひつじ だ ゆう ） 」 という 人物 が いる と 伝わり 、 関連 し て 地元 に 羊 神社 など が 残る 程度 で あり 、 羊 自体 の 存在 や 飼育 記録 は 確認 でき ない 。  8 世紀 に は 、 奈良 県 の 平城 宮 跡 や 三重 県 の 斎宮 跡 から 羊 形 の 硯 （ す ずり ） が 出土 し て いる 。 8 世紀 中頃 に は 、 正倉院宝物 に 含ま れる 「 臈纈 屏風 （ ろう けち の びょうぶ ） 」 に ヒツジ の 図像 が 見 られる 。  『 日 本紀 略 』 に よれ ば 、 嵯峨天皇 の 治世 の 弘 仁 11 年 （ 820 年 ） に は 、 新 羅 から の 朝貢 物 として 鵞鳥 2 羽 、 山羊 1 頭 、 そして 黒 羊 2 頭 、 白 羊 4 頭 が 献上 さ れ た と いう 。 さらに 、 醍醐天皇 の 治世 の 延喜 3 年 （ 903 年 ） に は 唐人 が “ 羊 、 鵞鳥 を 献ず ” と あり 、 他 の 記録 も 含め 何 度 か 日本 に 羊 が 上陸 し た 記録 は ある が 、 その後 飼育 土着 さ れ た 記録 は ない 。 故に 日本 の 服飾 は 長く 、 主 に 植物 繊維 を 原料 と する もの ばかり で あっ た 。  仏教 の 影響 を 色濃く 受け た 故 に 肉食 が あまり 推奨 さ れ て こ なかっ た こと から 食肉 用 は ともかく 、 羊毛 製品 に は 全く 需要 が なかっ た わけ で は なく 、 貿易 品 として の 羊 の 毛織物 は 人気 は 高い が 高額 で あり 、 長らく 一部 の 有力 者 や 富裕 層 のみ に 珍重 さ れ て い た 。  江戸 時代 、 文化 2 年 （ 1805 年 ） に 江戸 幕府 の 長崎 奉行 の 成瀬 正 定 が 羊 を 輸入 し 、 唐人 （ 中国人 ） の 牧夫 を 使役 し て 肥前 浦上 で 飼育 を 試み た が 、 失敗 。  幕府 の 奥 詰 医師 で あっ た 本草学 者 の 渋江 長伯 は 行動 的 な 学者 で あっ た らしく 、 幕命 により 蝦夷 地 まで 薬草 採集 に 出向い たり し て い た 。 長伯 は 幕府 医師 だけ で は なく 、 江戸 郊外 に あり 幕府 の 薬草 園 で あっ た 広大 な 巣鴨 薬園 の 総督 を 兼ね て い た が 、 文化 14 年 （ 1817 年 ） から 薬園 内 で 綿羊 を 飼育 し 、 羊毛 から 羅紗 織 の 試作 を 行っ た 。 巣鴨 薬園 は ゆえに 当時 「 綿羊 屋敷 」 と 呼ば れ て い た 。  明治 期 に 入る と お 雇い 外国 人 によって 様々 な 品種 の ヒツジ が 持ち込ま れ た が 、 冷涼 な 気候 に 適し た ヒツジ は 日本 の 湿潤 な 環境 に 馴染ま ず 、 多く の 品種 は 定着 し なかっ た 。 日本 政府 は 牛馬 の 普及 を 重視 し た が 、 外国 人 ル・ジャンドル が 軍用 毛布 の ため 羊毛 の 自給 の 必要 性 を 説き 、 1875 年 （ 明治 8 年 ） に 大久保 利通 によって 下総 に 牧羊 場 が 新設 さ れ た 。 これ が 日本 で の 本格 的 な ヒツジ の 飼育 の 始まり で ある 。  民間 で は 、 1876 年 （ 明治 9 年 ） に 蛇沼 政 恒 が 岩手 県 で 政府 から 100 余 頭 の 羊 と 牧野 を 借り て 始め た の が 先駆 で 、 以後 、 数 百 頭 規模 の 牧場 が 東日本 の 各地 に 開か れ た 。 ただ 、 生産 さ れ た 羊毛 を 買い上げる の は 軍用 の 千住 製絨 所 に 限ら れ 、 品質 で 劣る 日本 産 羊毛 の 販売 価格 は 低く 、 羊 肉 需要 が ない こと も あっ て 、 経営 的 に は 成功 し なかっ た 。 1888 年 （ 明治 21 年 ） に は 政府 の 奨励 政策 が 打ち切り に なり 、 官営 の 下総 牧羊 場 も 閉鎖 さ れ た 。  しかし 、 国内 の 羊毛 製品 需要 は 軍需 ・ 民需 とも に 旺盛 で 、 しだいに 羊毛 工業 が 発達 し た 。 戦前 から 戦後 間 も ない 時期 まで の 日本 にとって 毛織物 は 重要 な 輸出 品 だっ た が 、 その 原料 は オーストラリア と ニュージーランド など から の 輸入 に 頼っ て い た 。 一 度 は 失敗 を 認め た 政府 に も 、 国産 羊毛 を 振興 し たい という 意見 が 根強く あり 、 1918 年 （ 大正 7 年 ） から 「 副業 めん 羊 」 を 普及 さ せ た 。 農家 が 自家 の 農業 副産物 を 餌 に し て 1 頭 だけ 羊 を 飼い 、 主 に 子供 が 世話 を し て 家計 の 足し に する という 方法 で ある 。 副業 めん 羊 は 東日本 の 山間 地 の 養蚕 農家 の 間 に 広まっ た 。  ヒツジ は 羊毛 や 肉 （ ラム 、 マトン ） を 目的 として 世界中 で 広く 飼育 さ れ 、 2008 年 に は 全 世界 で 10 億 頭 を 超える ヒツジ が 飼育 さ れ て い た 。 世界 で 最も ヒツジ を 多く 飼育 し て いる の は 中国 で 、 1 億 3000 万 頭 以上 に 上る 。 飼育 頭数 は 漸増 傾向 に ある が 、 2006 年 から は 減少 に 転じ て いる 。 2 位 は インド で 、 1992 年 から 2010 年 まで に 飼育 頭数 が 約 1 . 5 倍 と なり 、 現在 も 漸増 傾向 が 続く 。 次いで 飼育 頭数 が 多い の は オーストラリア で ある 。 かつて は 長らく 世界 最大 の ヒツジ 生産 国 で あり 、 1992 年 に は 1 億 4800 万 頭 以上 の ヒツジ が 飼育 さ れ て い た が 、 飼育 頭数 は 急激 に 減少 し て おり 、 1996 年 に は 中国 に 抜か れ て 第 2 位 と なり 、 2010 年 に は インド に も 抜か れ て 3 位 と なっ た 。 2010 年 の 飼育 頭数 は 約 6800 万 頭 で あり 、 1992 年 の 半分 以下 に まで 減少 し て いる 。 オーストラリア の ヒツジ は メリノ 種 が 主 で あり 、 羊毛 を 主 目的 と し て い た が 、 近年 で は 食肉 種 も 盛ん に 飼育 さ れる よう に なっ た 。 4 位 は イラン で あり 、 1992 年 の 4600 万 頭 から 2010 年 の 5400 万 頭 と 微増 し て いる 。 5 位 は スーダン で あり 、 1992 年 から 2010 年 まで に 飼育 頭数 は 倍増 し た 。 6 位 の ニュージーランド は 古く から の ヒツジ の 大 生産 国 で あり 、 1834 年 に ヒツジ が 本格 導入 さ れ て から すぐ に 羊毛 の 大 輸出 国 と なり 、 さらに 1882 年 に 冷凍 船 が 導入 さ れ て から は 羊 肉 も 輸出 できる よう に なっ て 、 産業 革命 期 に あっ た イギリス を 主要 市場 として 発展 し て いっ た 。 ニュージーランド で は オーストラリア と は 違い 、 羊 肉 ・ 羊毛 兼用 種 が 主 に 飼育 さ れ て いる 。  日本 の ヒツジ 飼育 頭数 は 2010 年 に 1 万 2000 頭 で あり 、 世界 で は 第 158 位 で ある 。 都道府県 別 で は 北海道 で の 飼育 数 が 飛び抜け て 多く 、 他 は 秋田 県 、 岩手 県 、 福島 県 など の 東北 地方 、 栃木 県 や 千葉 県 など の 関東 地方 で 飼育 さ れ て いる 。 東日本 で は ある程度 飼育 さ れ て いる が 、 西日本 で は ほとんど 羊 の 飼育 は 行わ れ て い ない 。  羊 肉 は 広い 地域 で 食用 と さ れ て いる 。 羊 の 年齢 によって 、 生後 1 年 未満 を ラム （ lamb 、 子羊 肉 ） ・ 生後 2 年 以上 を マトン （ mutton ） と 区別 する こと も ある 。 生後 1 年 以上 2 年 未満 は 、 オセアニア で は 「 ホゲット 」 と 区別 し て 呼ば れ て いる が 、 日本 で は マトン に 含ま れる 。  日本 国内 で は 、 毛 を 刈っ た 後 で 潰し た ヒツジ の 大量 の 肉 を 消費 する 方法 として 新しく 考案 さ れ た ジンギスカン や 、 ラム しゃぶ 、 スペアリブ の 香 草 焼き 、 アイリッシュシチュー など 特定 の 料理 で 使わ れる こと が 多い 。 カルニチン を 他 の 食肉 より も 豊富 に 含む こと から 、 体 脂肪 の 消費 を 助ける 食材 と さ れ て いる 。  ラム に は 臭み が 少なく 、 こちら は 日本 で 近年 人気 が 高まり つつ ある 。 羊 肉 特有 の 臭み は 脂肪 に 集中 する ため 、 マトン の 臭み を 取り除く に は 、 脂肪 を そぎ 落とす と 良い と 言わ れる 。 他 に は 、 「 香り の 強い 香 草 と共に 炒める 」 「 牛乳 に 漬け て おく 」 等 の 方法 が ある 。  海外 で は 、 飼育 が 盛ん な オーストラリア 、 ニュージーランド を はじめ 、 特に ペルシャ 湾岸 諸国 や ギリシャ 、 イギリス 、 アイルランド 、 ウルグアイ で 盛ん に 消費 さ れる 。 湾岸 諸国 を 除い て は 、 いずれ も 羊 が 盛ん に 飼育 さ れる 国家 で ある 。 これら の 国 で は 、 羊 肉 の 年間 一 人 当たり 消費 量 が 3 kg から 18 kg に のぼる 。 湾岸 諸国 で 消費 が 多い の は 豚肉 を 避ける イスラム教 が 広く 普及 し て いる から で あり 、 他 の 中東 諸国 で も 羊 肉 の 消費 量 は 多い 。 マグリブ や カリブ海 、 インド で も 多く 消費 さ れる 。 また 、 東アジア で も 、 モンゴル 、 中国 西北 部 など で は 、 代表 的 な 食肉 と なっ て おり 、 さまざま な 調理 法 が 用い られ て いる 。 ヨーロッパ で は ラム が 、 中東 や 中央アジア で は マトン が 好ま れる 傾向 に ある 。  インド の マクドナルド に は 「 マハラジャ マック 」 と 呼ば れる メニュー が あり 、 これ は 牛 を 神聖 な 生き物 と みなす ヒンドゥー 教 の 信徒 ため に マトン を 用い た ハンバーガー の こと で ある 。  一方 、 アメリカ合衆国 において は 羊 肉 の 消費 量 は わずか で ある 。 アメリカ 人 の 年間 羊 肉 消費 量 は 0 . 5 kg 以下 で 、 牛肉 （ 29 kg ） や 豚肉 （ 22 kg ） に 比べ て はるか に 低い 消費 量 と なっ て いる 。 これ は 、 アメリカ で は 牛 や 豚 など 他 の 食肉 が 大量 に 生産 できる うえ に 安く 、 さらに アメリカ で 食用 に さ れる ヒツジ は 羊毛 用 ヒツジ の 廃 家畜 が 主 で あっ た ため 、 食味 など の 品質 で 他 の 食肉 に 太刀打ち でき なかっ た から で ある 。 さらに 他 食肉 の 価格 下落 に 伴い 、 1960 年代 から 1980 年代 にかけて 羊 肉 消費 量 は さらに 60 % 以上 減少 し た 。  ヒツジ の 乳 は 主 に ヨーグルト や チーズ など の 加工 用 に 使用 さ れる 。 生乳 の 飲用 は 牛 に 比べ て 生産 効率 が 悪い ため に ほとんど 行わ れ ない 。 特に チーズ へ の 加工 が 多く 、 フランス の ロックフォール・チーズ や イタリア の ペコリーノ 、 ギリシャ の フェタチーズ など 羊 乳 を 原料 と し た チーズ も 多い 。  羊 の 飼育 上 もっとも 重要 な 利用 対象 は メリノ 種 など から 取る 緬 毛 （ ウール ） で ある 。 詳細 は 緬 毛 の 項目 を 参照 。  羊皮紙 は ヒツジ の 皮 を 原料 と する が 、 ヤギ や ウシ など 、 ヒツジ 以外 の 生き物 の 皮 が 使わ れる こと も 多かっ た 。  中近東 や 中世 の 西洋 など で は 、 東洋 から 製紙 の 技術 が 伝播 する まで 、 羊皮紙 は パピルス 、 粘土 板 と共に 、 宗教 関連 の 記録 や 重要 な 書類 の 作成 に 、 長い 間 使用 さ れ て い た 。  羊毛 の 根元 に 付着 し て いる ワックス エステル を 主成分 と する 油分 を ウール オイル （ ウールファット 、 Wool   fat ） または ウール グリース （ Wool   grease ） と いう 。 これ を 精製 し た もの を ラノリン と いい 化粧 品 、 軟膏 の 原料 に する 。 また 、 これ と は 別に 肉 から 羊 脂 を とる こと が でき 、 調理 用 など に 使用 さ れる 。  ラム スキン 、 シープスキン 、 ムートン として 衣服 に 用い られる 。  砂漠 や 山岳 地帯 など 、 さまざま な 環境 に 適応 し た 固有 の 種 が ある 。 家畜 用 の ヒツジ は 、 毛 用 種 、 肉用種 、 乳 用 種 に 大別 さ れる が 、 代表 種 の メリノ を はじめ 、 兼用 の 品種 も 多い 。  キリスト 教 、 また その 母体 と なっ た ユダヤ 教 で は 、 ヤハウェ （ 唯一 神 ） や メシア （ 救世主 ） に 導か れる 信徒 たち が 、 しばしば 羊 飼い に 導か れる 羊 たち に なぞらえ られる 。 旧約 聖書 で は 、 ヤハウェ や 王 が 羊 飼い に 、 ユダヤ の 民 が 羊 の 群れ に たとえ られ （ エレミヤ 書 ・ エゼキエル 書 ・ 詩篇 等 ） て いる 。  また 、 旧約 聖書 の 時代 、 羊 は 神 へ の 捧げ も の （ 生贄 ） として ささげ られる 動物 の 一つ で ある 。 特に 、 出 エジプト 記 12 章 で は 、 「 十 の 災い 」 の 最後 の 災い を 避ける ため に 、 モー セ は イスラエル 人 の 各 家庭 に 小 羊 を 用意 さ せ 、 その 血 を 家 の 入り口 の 柱 と 鴨居 に 塗り 、 その 肉 を 焼い て 食べる よう に 命じ た 。 のち に 、 出 エジプト を 記念 する 過 越 祭 として 記念 さ れる よう に なる 。  また 、 羊 の 肉 は ユダヤ 教徒 が 食べる こと が できる 肉 として 規定 さ れ て いる 。 カシュルート を 参照 の こと 。  新約 聖書 で は 、 「 ルカ 福音 書 」 （ 15 章 ） や 「 マタイ 福音 書 」 （ 18 章 ） に 「 迷子 の 羊 と 羊 飼い 」 の たとえ 話 の 節 が ある 。 愛情 も 慈悲 も 深い 羊 飼い は 、 たとえ 100 匹 の 羊 の 群れ から 1 匹 が 迷い は ぐれ た とき でも 、 その はぐれ た 1 匹 を 捜し に 行く と し て いる 。 この 箇所 は 隠喩 と なっ て おり 、 はぐれ た 羊 は 、 神 から 離れ た 者 、 神 に 従わ ない 反抗 者 、 罪 を 犯す 者 を 表し 、 また 羊 飼い について は 創造 主 で ある 神 を 例え て いる 。 福音 書 で は 、 どの よう な 者 で あっ て も 同じ よう に 愛し 、 気 に かけ 、 大切 に 想う 神 の 愛 を 示し て いる 。  「 ヨハネ 福音 書 」 で は 、 イエス が 「 私 は 善き 羊 飼い で ある 」 と 語る が 、 イエス 自身 も 「 世 の 罪 を 取り除く 神 の 小 羊 」 と 呼ば れる （ 1 章 29 節 ） 。  この 「 神 の 小 羊 」 は 、 イエス が 後に 十字架 上 で 刑死 する こと により 、 人間 の 罪 を 除く ため の 神 へ の 犠牲 と なる 意味 が あり 、 イエス が 刑死 し た の も 前述 の 過 越 祭 の 期間 で あっ た こと から 、 パウロ は 第 一 コリント 5 章 7 節 で 、 イエス は 「 過 越 の 小 羊 として 屠ら れ た 」 と 表現 する 。 → ミサ ・ ミサ 曲  また 、 「 ヨハネ 黙示録 」 において 、 天上 の 光景 の なか で 啓示 さ れる イエス の 姿 は 「 屠ら れ た よう な 」 「 七つ の 目 と 七つ の 角 」 を 持つ 小 羊 の 姿 で ある （ 5 章 他 ） 。  イスラム教 国 において は ヒツジ は もっとも 重要 な 家畜 の 一つ で あり 、 特に サウジアラビア や 湾岸 諸国 において は ハラール に 適応 する よう オーストラリア など から 生き た まま 羊 を 輸入 し 、 自国 にて 屠 畜 し 食肉 と する こと が 行わ れる 。 また 、 ヒツジ は イスラム教 の 祭日 で ある イード・アル ＝ アド ハー （ 犠牲 祭 ） において もっとも 一般 的 な 生贄 で ある 。 この 日 は ハッジ の 最終 日 に 当たり 、 メッカ 郊外 の ムズダリファ において ヒツジ や ラクダ 、 牛 など 50 万 頭 に も のぼる 動物 が 生贄 に ささげ られる 。 メッカ 以外 の 、 巡礼 に 参加 し なかっ た ムスリム も 動物 を 1 頭 捧げる こと が 求め られ て おり 、 イスラム教 諸国 において ヒツジ が 買わ れ 、 神 に 捧げ られる 。 捧げ られ た 肉 は 自ら の 家庭 で 消費 する ほか 、 施し として 貧しい 人々 に 分け与え られる 。  犬 種 に ""（ シェットランド・シープドッグ ） の 様 に " sheepdog " と 付く もの が ある が 、 これ は 「 ヒツジ に 似 た 犬 」 で は なく 、 牧羊 犬 に 適し た 犬 種 で ある こと を 示し て いる （ シェパード   Shepherd   も 同様 ） 。 これら は 、 英語 圏 を 始め と する 欧州 地域 で の ヒツジ が 比較的 身近 な 家畜 で ある 顕著 な 例 で も ある 。  怒っ た 雄 羊 の 突撃 に は 相当 な 威力 が ある 。 ここ から 転じ て ローマ 軍 で 用い られ た 破 城 槌 の 先端 に は 、 鉄 や 青銅 で 出来 た 雄 羊 の 頭 の 像 が 取り付け られ た 。絶滅 し た 動物 一覧 （ ぜ つめ つ し た どう ぶつ いち らん 、 List   of   extinct   animals ） は 、 地球 上 から 絶滅 し た 動物 の リスト で ある 。 野生 個体 の 絶滅 で ある 「 野生 絶滅 」 も 扱う 。  一旦 は 何らかの 形 で 絶滅 が 確定 し た と 思わ れ て い た ものの 、 その後 生存 が 確認 さ れ た もの を 挙げる （ 絶滅 確定 年 から 再 発見 まで 50 年 以上 の もの ） 。動物 （ どう ぶつ 、 :   Animalia 、 :   Animal ） と は 、  本 項 で は 1 の 意味 を 解説 する 。  動物 は 、 哺乳類 、 爬虫類 、 鳥類 、 両生類 、 魚類 といった 脊椎動物 は もちろん 、 貝類 、 昆虫 、 サナダムシ 、 カイメン など 、 幅広い 種類 の 生物 を 含ん だ 系統 群 で ある 。  20 世紀 末 の 分子 遺伝 学 の 知見 を 踏まえる と 、 生物 は 真正 細菌 、 古 細菌 、 真 核 生物 の 3 つ に 分かれる が （ 3 ドメイン 説 ） 、 動物 は その うち の 真 核 生物 に 属し 、 他 に 真 核 生物 に 属する もの として は 植物 、 菌類 （ キノコ や カビ ） 、 原生 生物 が 挙げ られる 。 なお 、 原生 生物 の 一部 で ある 原生 動物 （ ゾウリムシ 、 ミドリムシ 、 アメーバ 等 ） は 本稿 で 言う 動物 （ 後生 動物 ） と は 別 系統 で あり 、 しかも 多 系統 で ある 事 が 判明 し て いる 。  なお 、 初等 教育 で は 3 ドメイン 説 以前 の 二 界 説 （ 2011 年 まで ） ないし 五 界 説 （ 2012 年 以降 ） に 基づい て 生物 の 分類 を 説明 し て いる 。 二 界 説 に 基づい た 説明 で は 原生 動物 を 「 動物 」 と みなし て い た が 、 すでに 述べ た よう に 3 ドメイン 説 で は （ 後生 ） 動物 と は 別 系統 で ある と みなさ れ て いる 。 一方 、 五 界 説 で の 動物 は 3 ドメイン 説 の もの と 基本 的 に 同じ で あり 、 原生 動物 は 原生 生物 として 動物 と は 区別 さ れ て いる 。  動物 は 真 核 生物 の 中 で は オピストコンタ （ 後方 鞭 毛 生物 ） という 単 系統 性 が 強く 支持 さ れ て いる 系統 群 に 属し 、 ここ に は 動物 以外 に 菌類 や 一部 の 真 核 生物 が 属する 。 オピストコンタ に 属する 生物 は 、 後ろ 側 に ある 1 本 の 鞭 毛 で 進む という 共有 形質 を 持ち 、 動物 の 精子 や ツボ カビ の 胞子 が 持つ 鞭 毛 が これ に あたる 。  さらに オピストコンタ に は ホロゾア という 系統 群 と 、 という 系統 群 が あり 、 動物 は 前者 、 菌類 は 後者 に 属する 。 なお 動物 の 起源 と さ れる （ 後述 ） 襟 鞭 毛虫 も ホロゾア に 属する 。  動物 の 細胞 は 、 全て の 真 核 生物 の 細胞 に 共通 し た 以下 の 構造 を 持つ 。  典型 的 な 動物 細胞 に は 、 以下 の よう な 細胞 小 器官 が ある （ 番号 は 図 の もの と 対応 ） ：  動物 の 細胞 は コラーゲン と 伸縮 性 の ある 糖 タンパク質 から なる 特徴 的 な 細胞 外 マトリックス で 囲ま れ て いる 。 細胞 外 マトリックス は 細胞 外 の 空間 を 充填 する 物質 で ある と 同時に 、 骨格 的 役割 （ 石灰 化 による 骨 、 貝殻 、 海綿 骨 針 といった 組織 の 形成   ） 、 細胞 接着 における 足場 の 役割 （ 例 ： 基底 膜 や フィブロネクチン ） 、 細胞 増殖 因子 など の 保持 ・ 提供 する 役割 （ 例 ： ヘパラン 硫酸 に 結合 する 細胞 増殖 因子 FGF ） など を 担う 。 また 動物 細胞 は 、 密着 結合 、 ギャップ 結合 、 接着 斑 など により 細胞 結合 ・ 細胞 接着 し て いる 。  海綿動物 や 平板 動物 の よう な 少数 の 例外 を 除き 、 動物 の 体 は 組織 に 分化 し て おり 、 組織 として は 例えば 筋肉 や 神経 が ある 。  ほぼ 全て の 動物 は 何らかの 形 で 有性 生殖 を 行い 、 その 際 減数 分裂 により 一 倍 体 の 配偶 子 を 作る 。 2 つ の 配偶 子 が 融合 する 事 で 新しい 個体 が 生まれる が 、 この 場合 小さく て 運動 性 が ある 配偶 子 を 精子 、 大きく て 運動 性 を 持た ない 配偶 子 を 卵子 と いい 、 配偶 子 が 融合 する 過程 を 受精 、 受精 の 結果 できあがっ た 細胞 を 受精卵 と いう 。 また 精子 を 作る 個体 を オス 、 卵子 を 作る 個体 を メス と いう 。 一つ の 個体 が 精子 と 卵子 を 両方 作れる 場合 は 雌雄 同体 で ある と いう 。  一 倍 体 で ある 精子 と 卵子 が 受精 する 事 で 、 二 倍 体 の 受精卵 が 形成 さ れる 。 この 際 精子 由来 の ミトコンドリア は 酵素 により 分解 さ れる ので 、 ミトコンドリア は 卵子 から しか 受精卵 に 伝わら ない 。  受精卵 は 卵 割 という 細胞 増殖 を 繰り返す 事 で 多 細胞 の 胚 を 形成 する 。 一般 的 に 卵 割 の 際 は 核 は 複製 さ れる が 細胞 質 は 卵 細胞 の もの を 分割 し て 使う という 特徴 が ある 。 一般 的 に 、 卵 割 が 進む と 胚 の 内部 に 隙間 が 形成 さ れ 、 この 隙間 が 広く なっ た もの を 胞胚腔 と いい 、 大きな 胞胚腔 が 形成 さ れる 時期 の 胚 は 胞胚 と 呼ば れる 。 なお 、 昆虫 や 両生類 など 多く の 動物 で は 、 卵 割 期 の 細胞 増殖 を 急激 に 行う ため に 通常 の 細胞 分裂 で 行わ れる 一部 の 過程 （ G 期 と G 期 の 過程 ） が 省略 さ れ 、 胞胚中 期 に なる と この 省略 が 終わる （ 中期 胞胚転 移 ） 。 それ に対し 胎生 の 哺乳類 で は こう いっ た 省略 は 起こら ない 。  胚 が 形成 さ れる 過程 で 、 体 軸 という 体 の 向き が 決定 が なさ れ 、 その 向き に は 前後 軸 、 背 腹 軸 、 左右 軸 など が ある 。 例えば 両生類 で は 精子 が 受精 し た 位置 により 背 腹 軸 が 決まり 、 受精 し た 側 が 腹 側 、 その 反対 側 が 背 側 に なる 。  一部 の 原始 的 な 動物 （ 前 左右 相称 動物 ） 以外 は 胞胚後 期 に なる と 胚葉 が 形成 さ れる （ 形態 形成 運動 ） 。 胚葉 に は 将来 消化 管 に なる 内 胚葉 、 将来 表皮 や 神経 系 など に なる 外 胚葉 、 そして 体 の それ 以外 の 所 （ 例えば 体腔 、 循環 系 、 内 骨格 、 筋肉 、 真皮 ） に なる 中 胚葉 の ３ 種類 が ある 。 典型 的 に は この 際 内 胚葉 の 部分 が 陥没 し 、 原 腸 が 構成 さ れる 。 この 時期 の 胚 を 原 腸 胚 と いう 。  なお 、 前 左右 相称 動物 の 場合 は 、 海綿動物 の よう に 胚葉 が 形成 さ れ ない もの や （ 無 胚葉 性 の 動物 と 呼ば れる ） 、 内 胚葉 と 外 胚葉 の ２つ のみ しか 形成 さ れ ない 動物 （ 二 胚葉 性 の 動物 ） も いる 。 これ に対し 胚葉 が ３つ とも 形成 さ れる もの を 三 胚葉 性 の 動物 と いう 。  脊椎動物 など で は この 後 神経 管 が 形成 さ れる 神経 胚 期 へ と 進む 。 例えば ニワトリ で は 、 外 胚葉 に 神経 板 という 領域 が でき 、 それ が 胚 の 内側 に 丸まる 事 で 神経 管 が でき 、 さらに 直下 に 脊索 が 形成 さ れる 。 神経 管 の 前方 に は 前 脳 、 中 脳 、 後 脳 という 3 つ の 膨らみ が 形成 さ れ 、 これら が 将来 脳 に なる 。  脊椎動物 など で は 、 組織 や 器官 を 形成 する ため 、 胚 細胞 が 特定 の 機能 を 持っ た 細胞 に 変化 する （ 細胞 分化 ） 。 この 際 、 基本 的 な 細胞 機能 の 維持 に 必要 な 遺伝子 （ ハウスキーピング 遺伝子 ） の 機能 は 残し つつ 、 特定 の 機能 に 必要 な 遺伝子 を 新た に 発現 し 、 逆 に 分化 後 に は 不 必要 に なる 遺伝子 を DNA メチル 化 により 不 活性 化 する 。  脊索 の 両側 の 沿軸中 胚葉 から 体 節 が 形成 さ れ 、 体 節 と 隣接 し た 外側 の 中間 中 胚葉 から は 腎 節 が 形成 さ れる 。  体 節 は やがて 皮 節 、 筋 節 、 硬 節 に 分かれ 、 これら は それぞれ 皮膚 の 真皮 層 、 骨格 筋 、 椎骨 など が 形成 さ れ 、 腎 節 から は 腎臓 や 生殖 腺 が 形成 さ れる 。  中間 中 胚葉 の さらに 外側 に は 予定 心臓 中 胚葉 という 、 将来 心臓 関連 の 組織 に なる 部分 が あり 、 これ は 壁 側 中 胚葉 と 臓側中 胚葉 に 転移 する 。 前者 から は 体腔 を 覆う 胸膜 や 腹膜 が 形成 さ れ 、 後者 から は 心筋 、 平滑 筋 、 血管 、 血球 など が 形成 さ れる 。  心臓 は 生命 の 維持 に 不可欠 な ので 、 発生 の 早い 段階 で 中 胚葉 から 形成 さ れる 。 なお 、 予定 心臓 中 胚葉 は 中 胚葉 の 正中 線 を 隔て た 両側 に 2 つ 存在 する が 、 これら 2 つ は 移動 し て 胚 の 前方 で 合流 し て 心臓 を 形成 する 。  脊椎動物 で は 外 胚葉 と 中 胚葉 の 相互 作用 で 四肢 が 形成 さ れる 。 ヒト の 手足 は 水鳥 と 違い 、 指 の 間 に 水かき が ない が 、 これ は アポトーシス の 作用 で 水かき 部分 の 細胞 を 「 自殺 」 さ せ て いる 為 で ある 。  動物 の 起源 について は 、 単細胞 生物 の 襟 鞭 毛虫 が 集まっ て 多 細胞 化 する 事 で 海綿動物 の よう な 動物 に なっ て いっ た と 考え られる 。  なお 従来 は 、 上述 し た 襟 鞭 毛虫 類 から 進化 し た と する ヘッケル の 説 と 繊毛 虫 類 から 進化 し た と する ハッジ の 説 が 対立 し て い た が 、 分子 遺伝 学 の 成果 に よれ ば 、 18 S   rDNA に 基づい た 解析 等 により 、 動物 は 襟 鞭 毛虫 類 を 姉妹 群 に 持つ 単 系統 な 群 で ある こと が 示さ れ て おり 、 ヘッケル の 説 が 有力 と さ れ て いる 。  30 億 年 以上 前 に 地球 上 初めて の 生物 が 誕生 し た と 考え られ て おり 、 真 核 生物 の 最古 の 化石 は 21 億 年 前 の 地層 から 発見 さ れ て いる 。  動物 の 起源 は 10 ～ 12 億 年 前 まで 遡れる と 分子 系統 解析 と 古 生物 学 的 証拠 から 推定 さ れ て いる 。  2012 年 現在 、 動物 の もの かも しれ ない 最古 の 化石 は 2012 年 に ナミビア の 7 億 6000 万 年 前 の 地層 で 発見 さ れ た オタヴィア （ Otavia ） という 0 . 3 ～ 5 mm 程度 の か りん とう の よう な 形 を し た 小さな 殻 で 、 海綿動物 だ と する と 表面 に 空い て いる 多数 の 細 孔 から 微小 な プランクトン を 濾過 摂 食 し た もの と 考え られる 。 また オーストラリア の 南 オーストラリア 州 から は 6 億 6500 万 年 の という 化石 が 発見 さ れ て おり 、 これ も 初期 の 海綿動物 で は ない か と 考え られ て いる  次に 古い と 思わ れる 多 細胞 生物 の 化石 は 6 億 2 千 万 年 ～ 5 億 4 千 2 百 万 年 前 の エディアカラ 生物 群 で ある 。 これら は 刺 胞動物 、 環 形 動物 、 棘皮動物 の 仲間 で ある という 解釈 も あれ ば 、 一部 に は 現 生 動物 と は 全く 違う 動物 群 と する 解釈 も ある など 見解 が 定まっ て い ない 。 エディアカラ 生物 群 は 新 原生代 クライオジェニアン 紀 の 全 地球 凍結 （ スノーボールアース ） の 後 に 進化 的 に 拡散 （ ） し た と 考え られ （ 、 5 億 7500 万 年 前 ） 、 カンブリア 爆発 の 頃 に その 多く は 姿 を 消し た （ カンブリア 中期 の 5 億 1000 万 年 前 ～ 5 億 年 前 まで 生き残っ て い た もの は まれ で ある ） 。  古生代 の カンブリア 紀 に なる と 、 化石 に 残る 硬い 骨格 を 動物 達 が 獲得 し 、 短期間 で 多く の ボディ プラン を 持つ 動物 群 が 登場 し 、 海綿動物 、 軟体動物 、 腕 足 動物 、 節足動物 、 棘皮動物 、 環 形 動物 、 脊索 動物 など 、 現在 の 動物 門 の ほとんど を しめる 30 余り の 動物 門 が 生じ た と さ れる （ カンブリア 爆発 ） 。  ただし 分子 系統 解析 に よれ ば これら の 動物 門 は 最古 の 化石 より 10 億 年 以上 遡る と 推定 さ れ て いる 。 カンブリア 紀 に 突然 生物 が 増え た よう に 見える の は 、 この 時期 に 化石 に 残り やすい 生物 種 が 増え た から に 過ぎ ない 。  カンブリア 爆発 は 2000 万 年 から 2500 万 年 続い た 。 オルドビス 紀 に は カンブリア 紀 まで に 登場 し た 動物 門 が 大きく 適応 放散 し て いる 。  オルドビス 紀 末 に 大量 絶滅 （ ） が あっ た が 、 無 顎 類 ( 顎 の 無い 脊椎動物 ) は 生き残り 、 シ ルル 紀 に 多様 化 し 、 顎 の ある 脊椎動物 も 登場 し た 。 デボン 紀 に は 硬骨魚 類 が 多様 化 し 、 石炭 紀 に は 両生類 が 繁栄 、 ペルム 紀 に は 爬虫類 が 繁栄 し た 。  シ ルル 紀 に は 最古 の 陸上 動物 の 化石 で ある 節足動物 多 足 類 が 登場 し 、 デボン 紀 に 節足動物 が 多様 化 、 石炭 紀 に は 翅 を 持つ 昆虫 類 が 登場 し た 。  ペルム 紀 末 に は 地球 史上 最大 の 大量 絶滅 （ P - T 境界 ） が 起こり 、 中生代 三 畳 紀 に は 海洋 生物 が 大量 に 絶滅 。 哺乳類 が 登場 し た 。  ジュラ紀 に は 恐竜 が 繁栄 し 、 鳥類 も 登場 し た 。 また 、 軟体動物 の 殻 を 破る カニ 類 や 硬骨魚 類 が 進化 し 、 これ に 対抗 し て 厚い 殻 を もつれ合い 軟体動物 が 進化 し た （ 中生代 の 海洋 変革 ） 。 白 亜紀 まで に は 現 生 の 昆虫 類 の ほとんど が 登場 。  白 亜紀 末 に は 巨大 隕石 の 衝突 による 大量 絶滅 が おこる （ K - Pg 境界 ） 。  新生代 は 哺乳類 が 優勢 に なり 、 鳥類 、 昆虫 類 、 真 骨 魚類 も 適応 放散 し 、 現在 と 同様 の 動物 相 が 形成 さ れる 。 新生代 の 後半 にあたる 第 四 紀 に は 人類 も 出現 し た 。  化石 動物 について 、 上記 の 分類 さ れる 現存 動物 門 の いずれ に も 属さ ない として 、 新た な 動物 門 が 提唱 さ れる こと が ある 。 これら について は 、 うたかた の ごとく 提唱 さ れ て は 消え て いく もの も 少なく ない が 、 主 な もの のみ 挙げる 。  下表 は 動物 界 を 生物 の 分類 の 分類 階級 で ある 「 門 」 に 分類 し た もの で あり 、 各 動物 門 に 属する 生物 は それぞれ の 「 門 」 独自 の 基本 設計 （ ボディ プラン ） を 共有 し て いる 。  ただし 、 2018 年 現在 、 分子 系統 解析 が 進展 中 という こと も あり 、 下表 は 今後 も 若干 の 修正 が 加え られ て いく もの と 思わ れる 。  なお 、 上述 の 分類 において  前 左右 相称 動物 に 属する 動物 は 体 の 左右 相称 性 （ ＝ 左右 対称 性 ） が ない 。 ここ に 属する ４つ の 門 の 間 の 関係 、 および これら ４つ の 門 と 左右 相称 動物 と の 関係 は 2010 年 現在 、 分子 系統 解析 で も 定まっ て い ない る 。  おそらく 動物 全体 の 中 で 、 前 左右 相称 動物 で ある 海綿動物 が 最も 祖先 的 で 最初 に 分化 し た 後生 動物 で ある と 2017 年 現在 考え られ て いる   （ もう 一つ の 候補 は 有 櫛 動物   ） 。 海綿動物 は 相称 性 が なく 胚葉 が ない など 最も 単純 な ボディー プラン を 持つ 。 海綿動物 の 細胞 は 化 する ものの 、 組織 を 形成 する こと は なく 、 複雑 な 器官 を もた ない 。  刺 胞動物 と 有 櫛 動物 の 体 は 放射 相称 性 を 持ち 、 唯一 の 腔所 で ある 胃 腔 の 開口 は 口 と 肛門 を 兼ねる 。 これら の 動物 門 の 細胞 は 組織 に 分化 し て いる ものの 、 器官 を 形成 し て い ない 。 中 胚葉 が 形成 さ れ ない 二 胚葉 性 の 動物 で ある と さ れる が 、 細胞 性 で ある 間 充 織 を 中 胚葉 と みなし 、 ヒドロ 虫 綱 以外 の 刺 胞動物 と 全て の 有 櫛 動物 を 三 胚葉 性 と みなす 事 も 多い 。 刺 胞動物 は 手 に 刺 胞 が あり 、 物理 的 または 化学 的 刺激 により 毒 を 含む 刺 糸 を 発射 する 。 雌雄 異体 。 単体 と 群 体 が ある 。 漂泳性 （ クラゲ 型 ） と 付着 性 （ ポリプ 型 ） という 生活 様式 の 異なる ２つ の 型 を 持ち 、 両者 は 上下 を 逆さ に し た 形 。 それ に対し 有 櫛 動物 は 全て クラゲ 型 。 二 放射 相称 で 透明 な 脆弱 な 体 を 持つ 。 雌雄 同体 。  平板 動物 は 1 mm 程度 の 薄い 板 上 の 多 細胞 動物 で 、 センモウヒラムシ １ 種 のみ と さ れる が 、 様々 な 地域 から 見つかる ため 複数 種 で ある 可能 性 も 高い 。  4 つ の 門 を 除い た 全て の 動物 門 が 左右 相称 動物 で ある 。 左右 相称 動物 は 完全 な 三 胚葉 性 で 、 体 が 左右 相称 （ ＝ 左右 対称 ） 。 もっとも 祖先 的 な 左右 相称 動物 は で ある 。  左右 相称 動物 は 口 と 肛門 、 および これら を つなぐ 消化 管 を もち 、 体内 に 体腔 ないし 偽 体腔 （ 線形 動物 、 輪形 動物 など ） を 持つ 。 左右 相称 動物 の ボディ プラン は 、 前方 （ 運動 の とき 体 の 進む 方向 ） と 後方 の 区別 、 腹 側 と 背 側 の 区別 が ある 傾向 が あり 、 したがって 左側 と 右側 の 区別 も 可能 で ある 。 運動 の とき 体 の 前方 へ と 進む ので 、 進行 方向 に ある もの を 識別 する 感覚 器 や 餌 を 食べる 口 が 前方 に 集まる 傾向 に ある （ 頭 化 という ） 。 多く の 左右 相称 動物 は 環状 筋 と 縦走 筋 の ペア を 持つ ので 、 ミミズ の よう な 体 が 柔らかい 動物 で は の 蠕動 により 動く 事 が できる 。 また 多く の 左右 相称 動物 に は 繊毛 で 泳ぐ こと が できる 幼生 の 時期 が ある 。  以上 の 特徴 は 例外 も 多い 。 例えば 棘皮動物 の 成体 は （ 幼生 と は 違い ） 放射 相称 で ある し 、 寄生虫 の 中 に は 極端 に 単純 化 さ れ た 体 の 構造 を もつ もの も 多い 。  扁平 動物 、 触手 冠 動物 、 担輪動 物 を 含む 。 さらに 系統 上 の 位置 は 不明 ながら 、 外 肛動物 門 も 含む 。 冠 輪 動物 という 名称 は 触手 冠 動物 と 担輪動 物 を 含む 事 から 名付け られ た 。 なお 冠 輪 動物 ( Lophotrochozoa ) は 狭義 に は 扁形動 物 を 含め ず 、 扁形動 物 を 含め た 広義 の 意味 で 用いる 場合 は 螺旋 卵 割 動物 （ Spiralia ） という 名前 も 用い られる 。 この 名称 は 螺旋 卵 割 動物 の ほとんど （ 全て で は ない ） が 螺旋 卵 割 を 行う という 形質 を もつ こと に 注目 し た もの で ある 。  扁平 動物 は もともと は 扁形動 物 門 、 輪形 動物 門 、 鉤頭動 物 門 に対して 名付け られ た 門 で 、 これら 3 つ に は 体 表 に 繊毛 が あり 、 体 節 が なく 、 循環 系 を 欠き 、 無 体腔 または 偽 体腔 で ある という 特徴 が ある 。 顎 口 動物 門 、 輪形 動物 門 、 鉤頭動 物 門 の 系統 上 の 位置 は 2010 年 現在 安定 し て い ない が 、 扁形動 物 の 一部 と 近 縁 で ある と 考え られ て いる 。  触手 冠 動物 は と 呼ば れる 独特 の 構造 を 持つ 。 外 肛動物 も 同様 の 触手 冠 を 持つ ので 触手 冠 動物 に 分類 さ れ て いた事 も あっ た が 、 2010 年 現在 は 否定 さ れ て いる 。  担輪動 物 は トロコフォア 型 の 幼生 を 持ち 、 ミミズ や ゴカイ を 含む 線形 動物 門 、 貝類 や タコ や イカ を 含む 軟体動物 門 など から なる 。  軟体動物 門 は 節足動物 門 に ついで 大きい 門 で 、 三 胚葉 性 。 真 体腔 を 持つ （ 退化 的 で ある 事 が 多い ） 。 体 節 が ない 。 骨格 が なく 軟体 。 一般 的 に は 体 は 頭部 、 内蔵 塊 、 足 から なり 、 外套 膜 が 内蔵 塊 を 覆っ て いる 。 外套 膜 が 分泌 し た 石灰 質 の 貝殻 を 持つ 事 が 多い 。 軟体動物 門 は 8 つ の 綱 から なる 。 定説 に は 達し て い ない ものの 、 8 つ の 綱 は 一般 的 に は 2 つ の 亜 門 に 分類 さ れる  なお 、 シャミセンガイ は 「 貝 」 という 名称 で 外套 膜 も ある ものの 、 触手 冠 動物 の 腕 足 動物 門 に 属し て いる 。  体 を 覆う クチクラ の 脱皮 を 行う という 共通 の 特徴 を 持つ 。 脱皮 動物 内 の 系統 は 2010 年 現在 はっきり し ない が 、 分子 系統 解析 と 形態 から 総合 的 に 考え て 線形 動物 、 有 棘 動物 、 汎 節足動物 の ３つ に 分類 が なさ れ て いる 。 毛 顎 動物 の 系統 は 2010 年 現在 不明 だ が 、 節足動物 と の 近 縁 性 が 示唆 さ れる 成果 も ある 。  線形 動物 は カイチュウ 、 ギョウチュウ 、 アニサキス など から なる 線形 動物 門 と ハリガネムシ 目 と 遊線虫 目 から なる 類 線形 動物 門 により 構成 さ れる 。 例 として 寄生 生物 を 多く あげ た が 、 自由 生活 を 送る 線形 動物 も いる 。 有 棘 動物 は 冠 棘 という 主 に 頭部 に 数列 有る 環状 に 並ぶ 棘 を 持つ という 共有 性質 から 名付け られ た 。 花 状 器官 という 感覚 器 を 持つ こと と 、 頭部 が 反転 可能 な 事 、 偽 体腔 を 持つ 事 も 共有 性質 で ある 。  汎 節足動物 は 、 動物 界 最大 の 門 で ある 節足動物 を 含む 系統 群 で ある 。 汎 節足動物 は 体 節 を 持つ 事 を 特徴 と する 。 環 形 動物 も 体 節 を 持つ ため 、 歴史 的 に は 環 形 動物 も 節足動物 の 近 縁 で ある と 考え られ て い た が 、 分子 系統 解析 により 、 近 縁 性 が 否定 さ れ た ため 、 環 形 動物 は 汎 節足動物 で は なく 冠 輪 動物 に 分類 さ れ て いる 。  節足動物 門 は 以下 の ４つ に 分類 さ れる 。 これら 4 つ の 系統 的 な 関係 性 は 2010 年 現在 まだ 研究 中 。  汎 節足動物 は 節足動物 門 以外 に は 緩 歩 動物 門 と 有 爪 動物 門 を 含む 。 絶滅 し た 群 まで 範囲 を 広げる と 葉 足 動物 と 呼ば れる 古 生物 を も 含む 。 緩 歩 動物 門 に 属する 動物 は クマムシ と 呼ば れる 動物 で あり 、 ゆっくり 歩く 事 から その 名 が 名付け られ た 。 陸上 に 生息 する 種 で は 、 クリプトビオシス という 極限 状態 に 耐え られる 休眠 状態 に なる 事 が 知ら れ て いる 。 有 爪 動物 門 に 属する 動物 は カギムシ と 呼ば れ 、 現 生 種 は 真 有 爪 目 のみ 。  カンブリア 紀 に 多様 化 し た 葉 足 動物 は 、 現 生 の 汎 節足動物 の 3 つ の 動物 門 、 いわゆる 節足動物 、 緩 歩 動物 と 有 爪 動物 の それぞれ の 最後 の 共通 祖先 を 含ん だ 側 系統 群 で ある と 考え られる 。 多く の 葉 足 動物 は 一見 で 現 生 の 有 爪 動物 らしい 外見 を もち 、 かつて は 原始 的 な 有 爪 動物 として 分類 さ れ た 。 しかし その後 、 節足動物 と 緩 歩 動物 らしい 形質 を もつ 葉 足 動物 の 発見 に 至り 、 葉 足 動物 と 有 爪 動物 の 多く の 共通 点 は 、 両者 の 系統 的 類縁 関係 を 反映 し て い ない 、 汎 節足動物 の 共有 原始 形質 と 見なさ れる よう に なっ た 。  棘皮動物 門 、 半 索 動物 門 、 脊索 動物 門 を 含み 、 さらに も 含む かも しれ ない （ 2018 年 現在 未 確定 。 前述 ） 。  新口 動物 は 歴史 的 に は 胚 に でき た 原口 が 口 に なる 旧 口 動物 に対し 、 原口 が 口 に なら ず 新た に 口 が 開く 動物 として 定義 さ れ て い た が 、 1990 年代 に 分子 系統 解析 が 始まる と 、 この 歴史 的 な 意味 で の 新口 動物 は 単 系統 に なら ない 事 が 示さ れ た ので 、 毛 顎 動物 や 有 鬚 動物 など が 新口 動物 から 外さ れ 、 前述 の 門 のみ が 新口 動物 として 残さ れ た 。 この 変更 以降 も 「 旧 口 動物 」 という 系統 群 名 を 用いる 場合 も ある が   、 その 場合 毛 顎 動物 や 有 鬚 動物 の よう な 原口 が 口 に なら ない 動物 も 旧 口 動物 に 含ま れ て いる 事 に なる ので 注意 が 必要 で ある 。 なお 、 有 鬚 動物 は 環 形 動物 の 科 に する 意見 が 受け入れ られ て いる 。  脊索 動物 は 我々 脊椎動物 を 含む 動物 門 で 、 （ 一生 の うち 少なくとも 一時期 に ） 脊索 を 持つ という 特徴 を もち 、 以下 の 3 つ に 分類 さ れる ：  これら の うち 頭 索 動物 亜 門 が 最も 祖先 的 で あり 、 尾 索 動物 亜 門 と 脊椎動物 亜 門 が 姉妹 群 を なす事 が 、 ナメクジ ウオ の 全 ゲノム 解析 により 分かっ た 。  2010 年 現在 、 棘皮動物 と 半 索 動物 が 姉妹 群 を なす という 説 が 大勢 を 締め て おり 、 これら ２つ を あわせ て 歩 帯 動物 と いう 。 歩 帯 動物 は 幼生 の 形態 、 三 体腔 性 、 軸 器官 など の 共通 性 を 持つ 。 棘皮動物 は 、 成体 五 放射 相称 、 三 胚葉 性 、 海 に のみ 生息 し 、 自由 生活 。 僅か な 種 を のぞき 底 生 性 。 雌雄 異体 が 多い 。 消化 管 は 口 から 肛門 に つながる が 、 一部 の 種 で は 肛門 が 退化 。 ウミユリ 綱 、 ヒトデ 綱 、 クモ ヒトデ 綱 、 ナマコ 綱 、 ウニ 綱 から なり 、 これら の うち ウミユリ 綱 が 最も 祖先 的 だ と 考え られ て いる 。 半 索 動物 は ギボシムシ 綱 と フサカヅキ 綱 から なり 、 前者 は 数 センチ から ２ メートル 程度 の 蠕虫状 で 砂 泥中 に 住み 、 後者 は 数 ミリ 程度 の 個体 が 群 体 を 作り 、 棲管内 に 住む 。恒温動物 （ こう おん どう ぶつ 、 、 、 ） と は 、 気温 や 水温 など 周囲 の 温度 に 左右 さ れる こと なく 、 自ら の 体温 を 一定 （ homeostatic ） に 保つ こと が できる 動物 。 かつて は 、 定温動物 、 温血動物 と も 言わ れ た 。 対義語 は 変温動物 。 しかし その後 、 動物 の 体温 制御 が 種 によって 多様 で ある こと が 発見 さ れ た ため 、 恒温動物 と 変温動物 の 2 つ に 分け られる という 誤っ た 考え を 招く これら の 語 は 学術 的 に は 使わ れ なく なっ て き て いる 。  生物 における 恒温 性 と は 体温 の 自律 的 な 恒常 性 の こと を 指す 。 哺乳類 ・ 鳥類 において は 、 かつて は 固有 かつ 普遍 の 特殊 形質 で ある と 思わ れ て い た こと も ある ほど 一般 的 に 認め られる 生理 的 性質 で ある 。 この ため 、 「 恒温動物 」 という 用語 は （ 深い 検討 を 欠い た まま ） 哺乳類 と 鳥類 の こと と ほぼ 同義 的 に 用い られ て い た 。 しかし 、 生物 の 体温 に関する 様々 な 事実 の 発見 が 積み重なる につれて 、 それ は 事実 誤認 で ある こと が わかっ て き た 。 その ため 、 近年 用法 が 変化 し て き たり 使用 頻度 が 減っ て き て いる 用語 で ある 。  関連 し た 生物 学 用語 として 、 「 内 温 性 」 「 外 温 性 」 「 異 温 性 」 が ある 。  内 温 性 （ endothermy ） と は 体温 が 主 に 代謝 熱 で 維持 さ れ て いる 状態 。 外 温 性 （ ectothermy ） と は 体温 が 主 に 外部 環境 に よっ て いる 状態 。 つまり 恒温動物 と は 内 温 動物 の うち 、 自律 的 に 体温 を 制御 し て いる 動物 で ある 。  異 温 性 （ heterothermy ） と は 、 恒温動物 において 部位 、 もしくは 生理 状態 の 違い により 体温 が 大幅 に 異なる こと を いう 。  温血動物 （ ） という 言葉 が 暗に 示す よう に 、 恒温 性 は かつて は 哺乳類 ・ 鳥類 に 固有 かつ 普遍 の 特殊 形質 で ある と 思わ れ て い た 。 しかし 、 哺乳類 ・ 鳥類 以外 に も 様々 な 生物 で 様々 な レベル の 体 熱 産 生 を 伴う 能動 的 な 体温 調節 の 例 が 発見 さ れ 、 哺乳類 ・ 鳥類 において も 、 ナマケモノ や カッコウ の よう に 変温動物 と いっ て いい 体温 調節 を 行う もの が ある こと が 知ら れる よう に なっ た 。 「 哺乳類 は 恒温動物 」 ・ 「 魚類 は 変温動物 」 の よう に 単純 に 2 分類 する こと や 、 ある 生物 を さし て 厳密 な 定義 なし に 恒温 生物 か 変 温 生物 か を 議論 する こと は 少なくとも 科学 的 と は 言え ない もの で ある 。  ある 生物 の 体温 調節 能力 や 機構 を 調査 する こと は ともかく として 、 生物 の 体温 調節 能力 を 恒温 と 変 温 に 分類 する こと は 特に 意味 が ある わけ で は ない ので 、 学問 的 に 厳密 な 定義 を 提唱 する こと は 近年 行わ れ て い ない 。 つまり 、 変 温 〜 内 温 〜 恒温 は 連続 的 で あり 、 明瞭 に 線引き できる もの で は ない し 、 さ れ て い ない 。  この よう な 煩わしい 議論 や 定義 付け を 避ける ため 、 近年 は “ 体温 が 主 に 代謝 熱 で 維持 さ れ て いる ” という 意味 で の 「 内 温 性 」 「 内 温 性 動物 」 や 、 「 高度 な 体温 調節 能力 が ある 」 といった よう な 表記 で 留める 例 が 増え て いる 。 哺乳類 ・ 鳥類 以外 の 生物 を 記述 する とき に 、 あえて 「 恒温 性 」 と 表現 し 、 高度 な 体温 調節 機能 が ある こと を 強調 する こと も ある 。  恒温 が 「 恒 に 体温 を 一定 に 保つ 」 こと と 考える なら 、 その よう な 動物 は 発見 さ れ て い ない 。 「 積極 的 な 体 熱 産 生 と 放散 を 伴っ て 能動 的 に ある 範囲 に 体温 を 保つ 」 こと と する なら ば 、 動物 で は 様々 な 分類 群 に 分布 する （ 珍しく も ない ） 生理 特性 で ある 。 例えば ウミガメ 、 ネズミザメ 類 や マグロ 類 、 昆虫 類 に は ほぼ 一定 の 体温 を 保ち 、 0 ℃ の 気温 や 、 10 ℃ の 冷水 の 中 でも 活発 に 活動 する もの が ある 。 この 時 の 体温 は ヒト や セイヨウオオマルハナバチ で は 40 ℃ 付近 で ある が 、 アカ ウミガメ で 23 ℃ 付近 、 ホホジロザメ で 26 ℃ 付近 と 比較的 低い 。 つまり 、 アカ ウミガメ や ホホジロザメ は “ 冷血 ” の “ 恒温動物 ” で ある 。 また 、 カツオ や アキアカネ 、 カモノハシ 、 カッコウ 等 の 活動 時 体温 は 外 水 （ 気 ） 温 より も 5 〜 10 ℃ 以上 高く 、 40 ℃ に 達する こと も ある が 、 外 温 や 運動 の 有無 で 体温 が 浮動 し 安定 し ない 。 つまり “ 温 血 ” の “ 変温動物 ” で ある 。 この こと から も わかる よう に 、 よく 見る 右 図 の よう な 温度 分布 図 は 、 その 時 の 体温 の 高低 を 示し て いる に 過ぎ ず 、 恒温動物 と 変温動物 と の 差 を 象徴 的 に 表す もの で は ない 。 温血動物 という 言葉 が 用語 として 不適切 な ゆえん で も ある 。  植物 において も ザゼンソウ 、 ヒトデカズラ (" Philodendron   selloum ")、 ハス など 、 花器 を 開花 期間 中 一定 の 温度 に 保つ もの が 存在 する 。 例えば ザゼンソウ で は 4 ℃ から 15 ℃ の 外気 温 中 で 、 肉 穂 花序 の 温度 を 24 ℃± 1 ℃ 以内 に 保つ が 、 これ は 多く の 哺乳類 や 鳥類 の 体温 日 周 変動 幅 より 小さい 。 ただし 、 植物 や 昆虫 における 体温 維持 は 花器 や 胸部 など 必要 な 部分 および 期間 のみ で ある こと が 多い 。 なお 、 鳥類 や 哺乳類 も 厳密 な 意味 で は 全身 の 体温 を 保っ て いる わけ で は ない 。 耳 介 や 足 先 など は 大きく 体温 が 変動 する 。 ただし 、 日 周 変動 の 幅 が 1 ℃ 以内 の 体温 （ ヒト 程度 ） を 生涯 保つ よう な 種 の 多く は 、 哺乳類 か 鳥類 で ある 。  ウミガメ や マグロ で は 若 齢 個体 は 典型 的 な 変温動物 で あり 、 成長 する に従って 体温 調節 能力 が 上がる 。 哺乳類 や 鳥類 で も 小型 の 若 齢 個体 の 体温 調節 機能 は 不完全 で 体温 変動 幅 が 大きい こと が 多く 、 親 の 庇護 や 温暖 な 環境 で 成長 する 。 成体 の 体温 も 一定 で は なく 、 休息 時 、 活動 時 、 生殖 時 、 疾病 時 、 部位 など で 体温 が 異なる の は 一般 的 で あり 、 場合 によって は 大きく 異なる （ 異 温 性 ） 。  例えば カモ や ツル など の 低温 地域 に 住む 鳥類 で は 足 の 体温 が 外 気温 程度 まで 低下 する こと は 珍しく なく 、 冬眠 時 の ヤマネ や 小型 コウモリ 等 の 体温 は 全身 において 外 気温 に 近い ところ まで 低下 する 。 ハチドリ や 小型 コウモリ で は 活動 時 の 体温 は 40 ℃ 程度 だ が 睡眠 時 は 外 気温 程度 まで 低下 する もの が ある 。  この 程度 の 体温 制御 を 行う 昆虫 は ヤンマ や スズ メガ を はじめ として 数多く 存在 する 。 すなわち 、 ハチドリ や コウモリ が 異 温 性 の 恒温動物 で ある と する なら ば 、 ヤンマ や スズ メガ も 恒温動物 と いえる 。 ナマケモノ や カッコウ に 至っ て は 外 気温 や 運動 の 有無 により 活動 時 の 体温 すら 大きく 変動 する 。 ここ まで くる と 恒温動物 と は 言え ない で あろ う 。 ミツバチ は 産卵 から 死亡 時 まで 体温 を 30 ℃ 以上 に 保つ 。 しかも 、 10 ℃ 以下 で は 動け なく なり 、 それ が 一定 期間 以上 続く と 死亡 する 。 セイヨウミツバチ は 1 種 で 熱帯 から 極地 まで 分布 し 、 アイスランド の 厳冬 下 で も 巣 外 活動 こそ 行わ ない が 冬眠 する こと は ない 。 蓄え た 食料 で 産卵 ・ 育児 さえ も 行う 。 つまり 、 多く の 哺乳類 や 鳥類 より も 恒温動物 的 に 活動 する の で ある 。 しかし 、 ミツバチ は 巣 内 活動 時 で は 体温 を 主 に 体外 の 気温 （ ＝ 巣 内 温 ） に よっ て いる ため 、 恒温動物 どころか 内 温 動物 に も 入れ ない こと が 多い 。  内 温 性 の 利点 と は 外 温から 体温 を より その 生物 の 最 適温 に 近づけ られる こと で ある 。 この ため 、 動物 で は 気候 帯 を 越える よう な 広域 分布 種 の 多く は 恒温 もしくは 内 温 性 で ある 。 恒温 性 生物 と は 、 内 温 性 生物 の なか でも ある程度 広い 温度 域 の 中 で 最適 温度 近辺 の 体温 を 保てる ほど 高度 な 体温 制御 機構 を 発達 さ せ た 生物 で ある 。  恒温 性 、 内 温 性 の 意義 について 、 よく ある 誤解 として 「 温度 が 高い ほど 化学 反応 が 速く 進む ため に 体温 を 高く 保つ 」 という もの が ある 。 これ なら ば 最低 体温 は ( 最低限 の 活動 性 を 保証 する ため に ) 安定 する が 、 最高 体温 は ある程度 変動 する はず で ある 。 また 、 高い 温度 により 化学 反応 が 速けれ ば 速い ほど 有利 な の で あれ ば 人間 の 発汗 の よう な 冷却 機能 は 不要 な はず で ある 。 事実 は 逆 で 、 内 温 性 生物 で まず 安定 する の は 最高 体温 で あり 、 典型 的 な 変 温 性 と さ れる 生物 で も 冷却 機能 は 備え て いる こと が 多い （ 例 ： 陸上 維管束 植物 の 気孔 開閉 や 葉 の 定位 運動 ） 。 生物 体内 の 酵素 は 温度 により 活性 が 変化 する ため に 単純 に 高温 で 反応 が 早く なる わけ で は なく 、 酵素 反応 の 最 適温 は その 生物 にとって の 最 適温 で も ない 。 例えば 多く の アミラーゼ （ デンプン 分解 酵素 ） は 60 ℃ 近辺 に 反応 最 適温 を 持つ が 、 それ を 産 生 する 多く の 生物 （ ヒト や 麹菌 など ） は 60 ℃ で は 死亡 し て しまう 。 生物 に は 活動 最 適温 が あり 、 必要 以上 の 体温 上昇 は 危険 で ある （ 熱中 症 ） 。  また 、 より 非 活動 的 な 生物 、 例えば 植物 で は ごく 少 数 例 しか 発見 さ れ て い ない 。 恒温 性 と さ れる の は 2007 年 現在 世界 で 上記 の ハス・ザゼンソウ・ヒトデカズラ の 3 種 で しかも 恒温 部分 は 開花 中 の 花器 ないし 花序 のみ で ある 。 内 温 性 は より 広く の 種 や 部位 で 認め られ 、 例えば 多く の 大型 樹木 は 早春 の 萌芽 期 初期 に は 周囲 の 雪 が 融解 する ほど 体温 を 上昇 さ せ 、 幹 で 数 度 の 温度 を 保つ 。 この こと により 、 零 度 以下 の 気温 の 中 で 糖類 の 転 流 を 促進 する 。 これ も 恒温 性 と は 見なせ ない が 、 広く とらえれ ば 内 温 性 と は 見なせる 。  恒温 と いえる ほど に 体温 を 安定 さ せる ため に は 産 熱 と 冷却 を 行わ ね ば なら ない 。 後述 する よう に 体温 を 上昇 さ せる こと は 産 熱 を 盛ん に し 体 表面 の 断熱 性 を 向上 さ せれ ば よい ので 比較的 容易 で ある 。 しかし 、 外気 温 以上 に 冷却 する こと は 困難 で ある 。 その ため か 、 多く の 恒温動物 、 特に 放熱 に 不利 な 陸上 生物 で は 住環境 温度 より も かなり 高い 体温 ( 30 - 44 ℃) を 持つ の が 普通 で ある 。 多く の 鳥類 や 哺乳類 、 ミツバチ など 高度 の 体温 恒常 性 を 持つ 生物 で は 、 低 気温 時 のみ なら ず 休息 や 睡眠 時 に もさ ほど 体温 を 下げ られ ない （ 下げる と 死亡 する 。 ＝ 低 体温 症 を 参照 ） 。 この 体 表 から 逃げる 熱 を 補う ため の 熱 を 体内 で 作り 続ける ＝ 餌 が 大量 に 必要 で あり 、 食糧 確保 の 面 で 変温動物 より も リスク が 大きい 。 おお ざっぱに 言っ て 、 同 程度 の 体重 の 変温動物 の 数 十 倍 程度 （ 双方 最適 体温 の 時 。 同 体温 で 比べれ ば 数 倍 程度 ） の 代謝 率 （≒ 必要 食料 量 および 産 熱量 ） で ある と さ れ て いる 。 例えば 、 コアラ と ナマケモノ は 樹 上 で 木の葉 を 摂 食し 、 ほとんど を 眠っ て 過ごす という よく 似 た 生態 と 同 程度 の 体重 を 持つ 哺乳類 で ある が 、 典型 的 な 恒温動物 と さ れる コアラ の 日当たり 摂 食 量 は 500 g 以上 に 達する の に対し 、 典型 的 な 変温動物 と さ れる ナマケモノ は 10 g 程度 で ある 。  この ため 、 体温 の 維持 が 難しい 寒冷 地 に 生息 する 小型 種 を 中心 に 休息 時 や 冬眠 ・ 睡眠 時 、 低 気温 時 など で は 維持 設定 体温 を 下げる 、 もしくは 体温 を 維持 し ない という 適応 する もの が 存在 する 。  ただし 、 一般 論 として 、 変温動物 も 恒温動物 も 体重 が 大きく なれ ば なる ほど 体重 あたり 代謝 率 は 下がる （ Kleibar の 法則 ； 全 代謝 量 は 体重 の 3 / 4   乗 に 比例 ） こと に 留意 する 必要 が ある 。 例えば 体重 5 g 程度 の 典型 的 な 変温動物 で ある ニホンカナヘビ (@ 20 ℃) の 代謝 率 は 体重 が 100 万 倍 、 5 t 程度 の 典型 的 な 恒温動物 の アフリカ ゾウ の 代謝 率 と 同 程度 で あり 、 シロ ナガスクジラ ( 100 〜 200 t ) より は 大幅 に 高い 。 つまり 、 他 の 要因 も 関係 する が 、 変温動物 の 方 が 体重 あたり 要求 餌 量 が 少なく て すむ とか 絶食 耐性 が ある という こと は 一概 に は 言え ない （ 例えば マッコウクジラ の 回遊 時 の 推定 絶食 期間 は 数 か月 に も および 、 ほとんど の 変温動物 より も 絶食 耐性 が 高い ） 。  同じ 体型 で あれ ば 、 体 表面積 は 体長 の 2 乗 に 体重 は 体長 の 3 乗 に 比例 し 、 体 が 大きい ほど 体重 あたり の 体 表面積 は 小さく なる 。 つまり 体格 が 大きい 方 が 冷却 に は 不利 、 保温 に は 有利 と なる 。 この ため 、 恒温動物 で は 近 縁 あるいは 同種 の 間 で は 寒い 地域 で は 体 が 大きく 、 暑い 地域 で は 体 が 小さく なる 傾向 が ある 。 これ が ベルク マン の 法則 で ある 。  例えば トラ で は シベリア の 亜 種 ( アムール トラ ) が 最も 体格 が 大きく 、 ジャワ島 の 亜 種 ( ジャワ トラ ) で 最も 小さい 。 イエスズメ で は 、 北米 に ヨーロッパ から 移入 さ れ て から 150 年 程度 で フロリダ の 集団 と カナダ の 集団 で は 亜 種 レベル の 体格 差 が 生じ た こと が 知ら れ て いる 。 同 一 個体 中 でも 、 ウミガメ や マグロ 類 で は 熱帯 や 亜熱帯 の 浅海 域 で 成長 し 、 大型 に なる に従って 高緯度 地域 や 深海 域 に 活動 範囲 を 広げる 。 例えば オサガメ の 成体 は 亜寒帯 域 まで 生息 する が 、 産卵 は 主 に 熱帯 域 、 幼体 は 亜熱帯 域 まで しか 認め られ て い ない 。 クジラ 類 で は 食料 が 少ない に も かかわら ず 温帯 域 や 亜熱帯 域 まで 移動 し て 産 仔 を 行う 種 が 多い 。 亜寒帯 以北 で 生活 環 を 完了 する ネズミザメ で は 一腹 産 子 数 は 4 匹 以下 と 少なく 、 体長 80 cm 程度 以上 の 大きな 子供 を 産む 。 一方 、 比熱 ・ 熱 伝導 率 が 大きく 放熱 に 有利 な 水中 環境 で は 大型 化 できる 。 クジラ 類 は 海水 に 熱 を 逃がす こと が できる ため 例外 的 に 巨大 化 し て いる が 海水 に 浸かっ て い ない と 体温 が 上がり すぎ て 死 に 至る と いわ れる 。 また 、 大型 の マグロ 類 を 釣り上げ た とき は 速やか に 冷却 し ない と 急速 に 体温 が 上昇 する ため 肉 が 傷み （ ヤケ ） 商品 と なら ない こと が 知ら れ て いる 。  最小 級 の 哺乳類 と 鳥類 で ある チビトガリネズミ 、 キティブタバナコウモリ や マメ ハチドリ 、 前述 の スズ メガ や ヤンマ 類 の 体重 も 1 . 5 g 程度 以上 で あり 、 1 個体 のみ で 体温 を 安定 的 に 維持 する の は この 辺 が 限界 で あろ う と さ れ て いる 。 彼ら は 大量 の 餌 を 採る が 、 その 多く は 体温 維持 に のみ 使わ れ て いる わけ で ある 。 ハチドリ や コウモリ は あまり の 小型 化 し た ため 恒常 的 な 体温 維持 が 難しく なっ た ため 、 前記 の よう な 変 温 的 な 体温 制御 を おそらく 再 獲得 し た の で あろ う 。 だが 、 その 制御 は 不完全 な ため か 、 よく 似 た ニッチ （ 生態 的 地位 ） を 占める スズ メガ や ヤンマ に 比べ 分布 域 、 種 数 ともに 大幅 に 少ない 。 トガリネズミ は 相当 する ニッチ を 占める 動物 が い ない ため か 全 世界 的 に 分布 する 。 しかし 、 地上 徘徊 性 食 虫 動物 として は 、 同 程度 の 大き さ の オサムシ や ムカデ 、 カエル や トカゲ より 繁栄 し て いる と は 言い 難い 。 この よう に 小型 動物 の ニッチ の 多く は 変 温 的 体温 調節 の できる 昆虫 を 始め と し た 節足動物 、 爬虫類 、 両生類 、 魚類 など で 占め られ て いる 。  大型 の 魚類 や 爬虫類 で 体温 変動 が 少ない 物 を 「 慣性 恒温 性 」 として 区別 する こと が 多い 。 しかし 、 鳥類 や 哺乳類 で も 大型 の 物 の 方 が 体温 が 安定 し て いる の が 普通 で ある 。 慣性 恒温 性 （ ） と は 体温 調節 能力 が なく て も （ 変温動物 で あっ て も ） 体格 が 大きけれ ば 、 比較的 安定 し た 高い 体温 を 保てる 、 という 意味 で あり 、 巨大 な 体温 が 安定 し た 生物 は 慣性 恒温 性 動物 （ Gigantotherm ） で ある という 意味 で は ない 。  また 、 当初 は 単なる Gigantotherm で ある と さ れ た ウミガメ 類 も そこ から 類推 さ れる より も 体温 が 安定 し て おり 、 低温 の 餌 を 食べ て も 深海 の 低温 部 に 潜っ て も 体 中心 部 の 温度 は ほとんど 変動 し ない 。 この こと から 、 現在 で は ウミガメ 類 に 体温 調節 能力 が ない と は 考え られ て おら ず 、 オサガメ で は その 体温 調節 機構 も かなり 詳しく 調査 さ れ て いる 。 ウミガメ や ネズミザメ を 慣性 恒温 性 動物 として 区別 する の なら ば 、 その 10 〜 100 倍 以上 の 体重 を 持つ ゾウ や クジラ は 慣性 恒温 性 動物 として 区別 さ れ ね ば なら ない 。 また 、 ゾウガメ （ 大抵 の ウミガメ より 重い ） 、 イリエワニ （ 大抵 の マグロ や ネズミザメ より も 重い ） の よう に 大型 で も 体温 が 安定 し ない もの も ある 。 大型 サボテン 類 は 100 kg 以上 の 生き た 部分 を 持つ もの も 多い が 体温 は 安定 し ない 。 産 熱 部分 で ある 体格 が 大きい こと は 相対 的 な 低温 下 で 体温 を 保つ 上 で 有利 で は ある が 、 それ だけ で 体温 を 保てる もの で は ない （ 数 百 リットル あっ て も 風呂 の 湯 は すぐ 冷める こと を 思い出し て 欲しい ） 。 むしろ 、 体温 維持 能力 を 持た ない のに 大きな 体格 を 持っ た 場合 、 寒冷 な 季節 に いったん 体温 が 下がる と 回復 が かえって 困難 で ある （ 熱容量 が 大きく 日光浴 程度 で は 体温 が 上がら ない → 体 産 熱 も 増え ない → 活動 を 開始 でき ない ） 。 逆 に 温暖 な 季節 で は その よう な 巨大 な 体格 で は 放熱 が うまく いか ず 熱 死 し て しまう 。  つまり 、 温度 が 比較的 一定 し た 条件 、 もしくは 寒暖 が 短期間 で 交代 し 熱 慣性 が 大きけれ ば 許容 体温 の 範囲 内 で 収まる 条件 で ない と 熱 慣性 に 頼っ た 恒温 性 は 機能 し ない 。 現実 に も 、 変温動物 で は 北方 ほど 小型 化 する こと が 多く （ 逆 ベルク マン の 法則 ） 、 ニシキヘビ や ワニ の よう な 活動 的 な 大型 の 変温動物 は 熱帯 や 亜熱帯 に 分布 し て おり 、 寒冷 な 地域 に は 分布 し て い ない 。 つまり 恒温 性 大型 動物 を 慣性 恒温 性 動物 として 区別 する 意義 は ほとんど ない で あろ う 。  現 生動 物 で 慣性 恒温 性 を 積極 的 に 利用 し て いる と さ れる もの に は 、 皮肉 な こと に 哺乳類 の ラクダ が ある 。 ラクダ で は 飲食 物 が 欠乏 する 場合 、 昼夜 温 の 差 が 激しい 砂漠 において 、 夜 は 低 体温 を 許容 し 、 昼 は 高 体温 を 許容 する 。 この こと により 、 その 大きな 体格 による 熱 慣性 を 利用 し て 、 比較的 低 コスト で 一 日 を通して の 体温 変動 を 少なく し て いる と さ れ て いる （ アフリカ ゾウ も 同様 の こと を し て いる 可能 性 が 指摘 さ れ て いる 。 もし そう で あれ ば 、 ゾウ は Gigantotherm と 本当に いっ て いい かも しれ ない ） 。 慣性 恒温 性 と は いえ ない が 積極 的 に 大きな 体格 による 熱 慣性 を 利用 し て いる 他 の 例 として は 、 ガラパゴス の ウミイグアナ が ある 。 ウミイグアナ は 日光浴 を し て 体温 を 上げ た 後 に 冷たい 海中 で 海藻 を 摂 食する 。 ウミイグアナ が 同所 的 に 生息 する リクイグアナ より も 体格 が 大きい の は この 時 に 熱 慣性 が 大きい こと が 有利 で ある から で ある と の 説 が ある 。  静止 時 、 つまり 運動 による 産 熱 が ない 状態 で 、 体温 を 保てる か どう か で 恒温 性 か どう か 区別 する こと も ある 。 マグロ 類 や ネズミザメ は 生き て いる 限り 運動 を 続ける ので 、 わざわざ 別途 の 産 熱 機能 を 持つ 必要 が ない 。 そして 10 ℃ 水中 で 長時間 体温 （ そして 生命 も ） を 保てる 哺乳類 や 鳥類 は 少数 派 で ある が 、 ネズミザメ や マグロ は 保てる 。 つまり これ も 、 深層 意識 として 「 鳥類 や 哺乳類 は 特別 優秀 」 という 意識 が 働い て いる ため に する 区別 で あろ う 。  体積 に対する 表面積 の 割合 が 大きく なる ＝ 外 気温 の 影響 を 受け やすい 、 という 観点 から 突出 部 で ある 尾 、 耳 、 羽 など が 寒い 地域 で は 小さく 暑い 地域 で は 大きく なる 傾向 も 認め られる 。 こちら は アレン の 法則 と 呼ば れる 。 アレン の 法則 で も わかる よう に 、 体積 に対する 表面積 の 割合 を 小さく する 必要 性 から 、 外部 形状 の 自由 度 が 低く なる こと も 指摘 さ れ て いる 。 この ため 、 恒温動物 は ニッチ の 近い 近 縁 の 変温動物 と 比較 し て 丸い 印象 を 与える 体型 、 すなわち 、 より 球 に 近い 体型 を し て いる 。  例えば 、 土中 や 狭い ところ を 主 な 活動 場所 に する 場合 、 ヘビ 、 トカゲ や ミミズ の よう に 細長い 体型 や ゴキブリ の よう に 平面 的 な 体型 が 有利 な こと が 多い 。 しかし モグラ や ネズミ など の 恒温動物 で は この よう な 体型 を し て いる 種 は 認め られ て い ない 。 ハナ カマキリ や ナナフシ 、 カレイ の よう な 極端 な 隠蔽 形状 を 持つ 種 も 認め られ て い ない 。 通常 は 体温 を 積極 的 に 維持 し ない ニシキヘビ 類 において 抱卵時 は 安定 し た 高 体温 を 保つ もの が ある が （ アミメニシキヘビ で は 100 日 程度 の 抱卵時 は 華氏 88 〜 91 度 ≒ 29 〜 33 ℃ を 保つ 。 他 の ニシキヘビ も 同 程度 ） 、 この とき は 筋肉 を 震わせ て 産 熱量 を 上げる と共に 、 卵 を 中心 として トグロ を 巻く こと により 露出 表面積 を 下げる 。  同じ 程度 の 大き さ の ハチ で あっ て も 、 ハナバチ 類 （ ミツバチ 、 クマバチ 、 マルハナバチ など ） は 内 温 動物 的 、 カリバチ 類 （ ジガバチ 、 アシナガバチ 、 スズメバチ など ） は 、 ほぼ 完全 な 変温動物 で ある こと が 多い 。 カリバチ 類 は 光沢 が あり スマート な 形状 を し 、 比較的 羽 も 長い の に対し 、 ハナバチ 類 は 丸く 毛 が 生え 羽 も 短く 、 も こ も こし た 印象 を 与える 。 狩り バチ 類 が 恒温 性 を 持た ない の は 、 おそらく 他 の 動物 を 狩る 必要 が あり 、 ハナバチ 類 の よう な 形状 で は 運動 性 が 落ち て しまう から で は ない か と 思わ れる 。 内 温 による 活動 時間 の 延長 や 安定 し た 運動 性能 による メリット より も 、 毛 が 生える こと による 空気 抵抗 の 増加 や 、 丸い 体型 による 運動 性 の 低下 による デメリット の 方 が 大きい の で あろ う 。  ミツバチ （ セイヨウミツバチ の 働き蜂 の 体重 ： 0 . 08 〜 0 . 15 g 、 ニホンミツバチ は やや 小さい ） も 体格 が 小さく 、 しかも 体温 を 下げる と 死 に つながる 。 しかし 、 断熱 性 に 優れ た 閉鎖 空間 で ある 巣 内 にて 集団 で 休息 する こと で 温度 が 逃げ ない よう に し て いる 。 この こと で 小型 動物 における 恒温 性 による エネルギー の 浪費 を 上手く 回避 し て いる 。 活動 時 、 特に 飛行 時 は エネルギー 消費 ＝ 体 熱 産 生 が 大きい ため 、 ミツバチ の よう な 小型 動物 で も 体温 が 保てる 。  この よう な 適応 は もちろん ミツバチ だけ で は なく 、 小型 の 恒温動物 は 閉鎖 空間 で 丸まっ たり 集団 で 休息 する の が 普通 で ある 。 ミツバチ は 暖かい 巣 内 （ 正確 に は 蜂 集団 内 ） で 休息 し 「 エンジン を 掛け て から 」 飛び立てる ため 、 早春 から 晩秋 （ 外 気温 10 ℃ 以上 ） まで 広範囲 の 気温 下 で 活動 できる 。 また 、 死 に つながる ため 、 高温 期 以外 は 巣 外 （ 正確 に は 蜂 集団 外 ） で は 休息 し ない 。 この よう に し て 巣 外 活動 時 を 含め ニホンミツバチ で は 40 〜 41 ℃、 セイヨウミツバチ で は 30 〜 36 ℃ の 体温 （ 正確 に は 胸部 温 ） を 維持 し て いる 。 巣 温 が 下がり すぎ た とき は 胸 を ふるわせる と共に 蜂 集団 の 個体 密度 を 上げ 、 冬期 でも 、 蜂 集団 内 温度 を ほぼ 一定 温度 （ ニホンミツバチ は 33 〜 36 ℃。 セイヨウミツバチ は 冬季 かつ 非 育児 期 は 20 〜 22 ℃、 それ 以外 は 30 〜 35 ℃） に 保つ 。 上がり すぎ た とき は 水 を 撒い て 旋風 行動 を 取る こと で 冷却 する 。  より 積極 的 に 巣 構造 を 用い て 体温 を 保つ 例 として は 、 オオキノコシロアリ 類 が あげ られる 。 ミツバチ と は 異なり 彼ら の 体 そのもの に は ほとんど 体温 維持 機能 は ない と 思わ れる が 、 巣 の 構造 と 栽培 菌類 および 自身 の 呼吸 熱 そして 地下 から くみあげ た 水 の 気化 熱 により 巣 内 温度 を 高度 に 安定 さ せる 。 homeotherm （ 自律 的 体温 恒常 性 を 持つ 生物 ） という 言葉 に は “ 巣 を 用い て は いけ ない ” という 規定 は ない ため 、 字義 通り に 解釈 すれ ば オオキノコシロアリ は 恒温動物 で ある 。  大型 の 不 均 翅亜目 、 例えば オニヤンマ で は 40 ℃ 程度 、 ヤンマ 類 で は それ より 数 度 高い 程度 に 飛翔 中 の 体温 （ 正確 に は 胸部 温 ） を 保っ て いる 。 高 気温 下 で は 飛翔 速度 を 下げ 、 低 気温 下 で は 飛翔 速度 を 上げる （ 熱 産 生 を 大きく する ） こと 、 低 気温 時 の 飛翔 前 に は 羽 を 震わせる ウォーム アップ と 呼ば れる 行動 で 体温 を 上昇 さ せる こと 、 過熱 時 に は 腹部 を 持ち上げ た オベリスク と 呼ば れる 姿勢 を とっ て 太陽光 を 受ける 面積 を できるだけ 少なく する こと など によって この 体温 を 維持 し て いる こと が 知ら れ て いる 。 低 体温 時 の 飛行 前 ウォーム アップ は 内 温 性 昆虫 で は 一般 的 で 、 種 によって は 数 ℃ の 体温 ・ 気温 時 に 30 ℃ 以上 まで 胸部 温 を 上昇 さ せる こと が できる 。 なお 、 不 均 翅亜目 いわゆる トンボ 類 や 完全 変態 昆虫 に は 恒温 、 と は いえ ない まで も 外 気温 より も 10 ℃ 以上 高い 体温 を 保つ こと が できる 内 温 動物 が 多 種類 存在 する 。  マグロ や ネズミザメ で は 生涯 泳ぎ 続ける こと により 熱 産 生 を 行う 。 それ と共に 、 体 表面 と 体内 部 と の 間 に 奇 網 と よば れる 、 血管 が 絡み合っ た 対流 式 熱 交換 器 が ある 。 これ によって 体 中央 部 から の 血液 が 暖かい まま 冷たい 体 周辺 部 へ 直接 流れ ない よう に 、 また 体 周辺 部 から の 血液 が 冷たい まま 暖かい 体 中央 部 へ 流れ込ま ない よう に なっ て いる 。 アカ マンボウ で は 、 心臓 とえ ら の 間 に も 奇 網 が あり 、 より 体温 を 保持 力 が 高く 深海 でも 活発 な 活動 が 可能 と さ れる 。  カモ 類 など 寒冷 地 の 水鳥 で も 足 と 胴体 の 間 に この 奇 網 が ある 。 また 、 マルハナバチ や ミツバチ も 発熱 部 で ある 胸部 と 放熱 部 で ある 腹部 の 間 に 対流 式 熱 交換 器 を 備え 、 そこ の 血 流量 を 調節 する こと で 放熱 量 を 制御 する と共に 胸部 温 を 保つ 。  発汗 による 体温 低下 は ヒト で 行わ れる ため 一般 的 で ある よう に 感じる が 、 水 や 塩分 の 浪費 に つながる ため 、 哺乳類 の うち でも ヒト や ウマ など ごく 一部 の 種 しか 行わ ない 。 逆 に 言え ば 、 人間 や 馬 は 発汗 による 効果 的 な 放熱 により 高温 下 でも 激しい 運動 が できる 。  この よう に 体温 維持 の 機構 は 様々 で ある 。  現 生動 物 において 比較 する かぎり 、 体温 の 恒常 性 の 有無 と 成長 速度 、 あるいは 急速 な 成長 期 の 有無 に は 関連 性 は 特に 認め られ ない 。 例えば 、 典型 的 な 恒温動物 で ある ヒト は 誕生 し て から 15 年 で 体長 で 4 倍 ・ 体重 で 20 倍 程度 に 成長 する に 過ぎ ない が 、 典型 的 な 変温動物 で ある カイコ は 30 日 で 体長 で 30 倍 ・ 体重 で 5000 倍 に も 成長 する 。 同じく 変温動物 で ある ニホンカナヘビ で は 1 年 で 体重 で 20 倍 程度 、 人間 と 同 程度 の 成体 体重 の 陸上 脊椎動物 で ある アミメニシキヘビ （ 15 歳 程度 ） の 誕生 時 体重 は 100 g 程度 （ つまり 5 〜 600 倍 ） で あり 、 ワニ の 成長 速度 は これ より も 速い 。  また 、 完全 変態 昆虫 の 多く は 幼虫 期 は 非常 に 急速 に 成長 し 、 成虫 は ほとんど 成長 し ない 。 つまり 成長 期 が 存在 する 。 しかも 、 スズ メガ を 見れ ば わかる よう に ほとんど 成長 し ない 成虫 は 恒温 性 で あっ て も 急速 な 成長 を する 幼虫 期 は 通常 典型 的 な 変温動物 で ある 。 四肢 動物 でも 同様 で 、 典型 的 な 変温動物 で ある アマガエル や アベコベガエル は 幼体 で ある オタマジャクシ は 急速 に 成長 する が 、 上陸 後 の カエル の 体重 増加 は 非常 に 緩やか で ある 。 ニホンカナヘビ で も 最初 の 一 年 は 体重 が 急速 に 増加 する が その後 （ 5 〜 6 年 の 寿命 が ある ） の 体重 増加 は 緩やか で ある 。  これら は 決して 特殊 な 例外 で は ない 。 逆 の 例 （ 恒温 ・ 内 温 動物 の 方 が 成長 が 早い ・ 成長 期 が ある ） を 例示 する こと も 極めて 容易 で ある （ 上 の 例 を 、 ヒト → ゾウガメ 、 カイコ → カンガルー や ミツバチ 、 ニホンカナヘビ → ウサギ 、 アミメニシキヘビ → ウシ 、 ワニ → ライオン など と し 、 倍率 など も 適宜 動かせ ば よい ） 。 つまり 、 化石 生物 など で 個体 の 成長 速度 が 速い こと や 、 急速 な 成長 期 が ある こと が 類推 できる 形質 が 認め られ て も 、 恒温動物 で あろ う 、 もしくは 逆 に 変温動物 で あろ う という 推定 は 成立 し ない 。 むしろ 、 恒温 変 温 に かかわら ず r 戦略 傾向 を 強く 持つ 種 で は 成長 速度 が 速く （ ハツカネズミ 、 ネコ や ニホントカゲ で は 誕生 4 週 で 3 倍 程度 ） 、 K 戦略 傾向 を 強く 持つ 種 の 成長 速度 は 遅い （ ヒト 、 ウシ や ムカシトカゲ で は 誕生 1 年 で 3 倍 程度 ） 。  また 、 骨 や 歯 、 角 、 鱗 、 耳 石 の よう な 硬 組織 における 年輪 の よう な 成長 線 の 有無 で 恒温 と 変 温 の 推定 を する こと も ある が 、 これ は その 個体 の 当該 硬 組織 の 成長 速度 に 大きな 変動 が あり 、 かつ 、 それ が 残っ た こと を 示し て いる に 過ぎ ない 。 つまり 、 成長 線 が あっ た から と 言っ て 、 変温動物 で ある 、 もしくは 無けれ ば 恒温動物 で ある 、 と は いえ ない （ つまり 化石 など による 体温 調節 能 の 憶測 は 非常 に 困難 ） 。  現 生生 物 の 例 で は 、 通常 典型 的 な 恒温動物 で ある 大型 哺乳類 に も 成長 線 が 形成 さ れる もの が たくさん 存在 する 。 クジラ 類 の 歯 や 骨 、 ウシ 類 の 角 や 象牙 に は 明確 に 成長 線 が あり 、 シカ 類 の 骨格 や 歯 に も しばしば 認め られる 。 また 、 通常 、 成長 線 の でき ない ヒト の 骨 において も 、 季節 的 に 飢餓 状態 に 置か れ た こと に よる と 思わ れる 成長 線 （ 飢餓 線 ： ハリス 線 、 Harris '   Line ） が 認め られる 例 が ある 。 野生 の イノシシ の 牙 に は 通常 明瞭 な 成長 線 が ある が 、 飼育 下 の ブタ で は 観察 さ れ ない 。 これ も 野生 下 で は 栄養 状態 に 季節 的 変動 が ある が 飼育 下 で は ほとんど ない こと が 原因 で あろ う と 推定 さ れ て いる 。  季節 変動 の ある 地域 で 数 年 以上 にわたって 成長 し 、 成長 が 季節 変動 する 変温動物 は 数多く ある が 、 その 硬 組織 に 成長 の 変動 が 残る と も 限ら ない 。 例えば セミ や ロブスター は 何 年 に も わたっ て 成長 する 変温動物 で ある が 、 硬 組織 を 脱皮 によって 捨てる ため 成長 線 は 残ら ない 。 当たり前 で ある が 季節 変動 の ない 地域 に 生息 し て いる 変温動物 、 例えば 熱帯 の ワニ 類 や ニシキヘビ 類 に は 基本 的 に 成長 線 は 認め られ ない 。口 （ くち ） は 、 消化 管 の 最 前端 で ある 。 食物 を 取り入れる 部分 で あり 、 食物 を 分断 し 、 把持 し 、 取り込む ため の 構造 が 備わっ て いる と 同時に 、 鼻腔 と 並ん で 呼吸 器 の 末端 とも なっ て おり 、 発声 器官 の 一部 で も ある 。 文脈 により 口腔 （ こう こう ） と も 言う 。 なお 口腔 の 読み の 例外 として 、 日本 の 医学 界 において は （ こうくう ） を 正式 と する 。  生物 学 に 限ら ず 、 一般 に 穴 等 の 開口 部 を 指し て 口 と 呼ぶ 。 この ため 、 「 口 」 は 様々 な 慣用 句 や 比喩 表現 に 使わ れる （ 後述 の 「 通念 」 を 参照 ） 。   口 は それ を 所有 する 生物 によって 構成 要素 や 構造 が 様々 で あり 、 その 機能 に 見合っ た 生活 を し て いる 。 ヒト （ 人 ） という 地上 脊椎動物 に 限ら ず 、 消化 器官 系 の 初端 と なっ て おり 、 専ら 栄養素 の 摂取 等 に 用い られる 。 多く 動物 の 口 に は 付属 器官 が あり 、 それ に は 舌 や 歯 、 外 分泌 器 等 を 備え 、 歯 による 咀嚼 の 様 な 食餌 の 補助 に 限ら ず 、 外敵 に 対抗 し 、 身 を 守る 手段 として 利用 し て いる 。  人 を 含め 多く の 脊椎動物 の 口 に は 歯 に 相当 する もの が 内部 に 付属 し て おり 、 摂 食 に 伴う 咀嚼 や 消化 液 （ 唾液 ） と の 攪拌 という 機能 以外 に 、 発声 の 補助 や 味覚 、 呼吸 等 様々 な 行動 を 補助 する 器官 と なっ て いる 。 また 、 外部 唇 と 開閉 部 のみ を 指し て 口 と 呼ぶ 事 が ある 。   形態 学的 に は 、 口 と は 顔面 前 面部 に 顎 関節 の 補助 によって 開閉 する 開口 部 を 指し 、 粘膜 に 覆わ れ 様々 な 付属 器官 を 持つ 消化 器官 の 開口 端 と さ れる 。   口 は 、 消化 系 の 入り口 で あり 、 体 表 に 開い た 孔 として 認め られる 。 その 周辺 に は 、 餌 を 取り込む ため の 筋肉 が 発達 し て いる の が 通例 で ある 。 また 、 周辺 に 食物 を 取り込み 、 裁断 する ため の 構造 が 付属 する 場合 が 多い 。 それら の 形 は 、 取り込む 食物 の 種類 によって も 大きく 変化 する 。  口 は 人 が 生命 活動 を し て ゆく 為 に 食物 を 取り入れる 最初 の 体内 で あり 、 また それ ゆえ 外界 から の 異物 に 侵食 さ れ 易い 場所 と も いえる 。   また 、 栄養 を 取り入れる だけ で なく 、 それら を 味わい 楽しむ 場所 で も あり 、 人生 を 活気 付ける こと が 出来る 。 それ ゆえ 口腔 内 の 異変 は 、 歯 を 失っ た 老人 が 一般 より も 痴呆 が 速く 進む など 、 生活 に 様々 な 影響 を 与え て しまう と さ れる 。 また 、 口臭 の 原因 に も なる 。 その ため 、 口腔 の 付属 機関 として 、 歯 は 健康 に 取り分け 大きく 関わる と いえる 。 大きな 歯 は 生後 半年 ほど で 生え 始め 、 3 歳 頃 に は 20 本 の 乳歯 が 生え 揃う 。 6 歳 頃 に 乳歯 から 永久歯 に 生え 変わり 始め 、 親知らず を 含め て 上顎 に 16 本 、 下 顎 に 16 本 の 総計 32 本 が 生え 揃う 。 歯 の 生え 方 や 歯並び は 噛み合わ せ に 大きく 関与 し 、 その 良し 悪し が 心理 的 ストレス に 限ら ず 肩こり や 頭痛 、 顎 関節 炎 等 の 原因 に なる 。 現代 人 の 顎 は 食生活 の 変化 により 細 化 し 、 歯並び が 悪く なる 者 が 多く なり 矯正 を 必要 と する 人 が 増え て き た と さ れ 、 歯並び の 歪み は 現代病 の 一つ として 挙げ られ て いる 。  永久歯 は 、 加 齢 とともに 後述 する 口 の 病気 など で 抜け たり 、 抜か れ たり し て 失わ れる 。 義歯 や 入れ歯 で 補う 人 も 多い 。 日本 歯科 医師 会 は 、 「 80 歳 で 自分 の 歯 を 20 本 以上 残そ う 」 という 8020 運動 を 推進 し て いる 。  自前 の 歯 を 守る など 口腔 内 の 衛生 を 維持 し 、 口臭 を 抑える ため 、 多く の 人 が 洗 口 （ う がい ） や 歯磨き を 行う 。 歯石 ・ 舌苔 を 除去 する 人 も いる （ 詳細 は 「 口 具 を 参照 ） 。  口腔 内 の 病気 として 、   以下 が ある 。 後述 の 「 医学 」 も 参照 。  口 は 様々 な 外部 の モノ を 取り入れる 体 に 開い た 穴 で あり 、 様々 な 病気 に 侵さ れ やすい 。 その ため 、 古来 から 口 に 用いる 道具 は 装飾 の 目的 より 病気 予防 の モノ が 多かっ た 。 その 中 で 歯磨き は 最も 一般 的 な 行為 の 例 で あり 、 それ に 伴っ て 歯ブラシ は 多く の 変遷 を 経 て き た 。  現在 で は まだ 普及 途上 で は ある が 、 家庭 用 として 1000 ml 程 の タンク に 水 を 注ぎ 小型 ポンプ で 加 圧し 、 細い ノズル から 噴射 し て 歯 や 歯ぐき の 洗浄 を 行う 器具 も 発売 さ れ て き て いる 。  日本 で は 口腔 掃除 や 除 菌 、 口腔 悪臭 改善 の ため に 歯ブラシ 、 爪楊枝 、 糸 楊枝 、 口腔 用 洗浄液 、 含嗽 薬 、 トローチ 等 を 用いる 。  日本 で は 、 古代 は 抜歯 という 風習 が あっ た こと が 出土 し た 骨 から 推測 さ れ て いる 。 平安 時代 後期 から 江戸 時代 にかけて 、 歯 を 黒く 染める お はぐろ （ 鉄漿 または 御 歯 黒 ） という 習慣 が あり 、 装飾 と共に 身分 を 表す 手段 として 用い られ て い た 。  現代 で は 歯 に プラスチック を 用い た コーティング マニキュア により 見た目 を 美しく する 技術 が ある 。 また 、 虫歯 を 防ぐ 目的 で フッ素 に 拠る コーティング を 施す 事 が ある 。  人間 の 口 （ 臨床 的 ・ 解剖 学 的 に は 口腔 「 こうくう 」 、 Cavum   oris ） は 、 食物 を 摂取 する ため の 器官 で ある 。  構成 する 組織 として 、 歯 、 口腔 粘膜 、 舌 、 など が ある 。 一般 に 口腔 に は 常時 一 億 以上 の 細菌 が 存在 し て いる 。 なお 、 歯 垢 の 8 割 は それら の 細菌 類 の 塊 で ある 。  口 は 、 口腔 の 入口 で 口 裂 を 上下 より 境 する 口唇 、 すなわち 上唇 と 下 唇 より なり 、 上下 両端 で 合 する ところ 、 即ち 唇 交連 の 内側 に 口角 を なし て いる 。 上唇 の 皮膚 正中 に ある 幅 の 広い 縦 の 溝 を 人中 （ Philtrum ） と いい 、 また 口角 の 外 方 から 鼻翼 の 外側 縁 に いたる 鼻 唇 溝 と 、 下 唇 の 下 側 に 横 に 走っ て いる オトガイ 唇 溝 が ある 。  口腔 は 、 これ を 口腔 前庭 と 狭義 の 口腔 に 分ける こと が できる 。アドレナリン （ adrenaline 、 英名 ： アドレナリン 、 米 名 ： エピネフリン 、 IUPAC 組織 名 ： 4 -[ 1 - ヒドロキシ - 2 -( メチルアミノ ) エチル ] ベンゼン - 1 , 2 - ジオール ） は 、 副腎 髄質 より 分泌 さ れる ホルモン で あり 、 また 、 神経 節 や 脳神経 系 における 神経 伝達 物質 で も ある 。 分子 式 は CHNO で ある 。  ストレス 反応 の 中心 的 役割 を 果たし 、 血 中 に 放出 さ れる と 心拍 数 や 血圧 を 上げ 、 瞳孔 を 開き ブドウ糖 の 血 中 濃度 （ 血糖 値 ） を 上げる 作用 など が ある 。  交感神経 が 興奮 し た 状態 、 すなわち 「 闘争 か 逃走 か   ( fight - or - flight )」 の ホルモン と 呼ば れる 。 動物 が 敵 から 身 を 守る 、 あるいは 獲物 を 捕食 する 必要 に せまら れる など といった 状態 に 相当 する ストレス 応答 を 、 全身 の 器官 に 引き起こす 。  興奮 する と 分泌 さ れる 。 例えば 喧嘩 に なっ た 時 に 分泌 さ れ て 、 血まみれ や 骨折 の 状態 に なっ て も 全く 痛み を 感じ ない といった ケース も ある 。  アドレナリン は カテコールアミン （ アドレナリン 、 ノルアドレナリン および ドパミン ） の 一つ で ある 。 L - チロシン から L - ドーパ を 経 て 順に ドパミン 、 ノルアドレナリン （ ノルエピネフリン ） 、 アドレナリン （ エピネフリン ） と 生 合成 さ れる 。  アドレナリン は 1895 年 に によって 初めて 発見 さ れ た 。 彼 が 動物 の 副腎 から 抽出 し た もの に は 血圧 を 上げる 効果 が 見 られ た が 、 これ に は アドレナリン と その他 の カテコールアミン も 含ま れ て い た 。 彼 は これら の 抽出 物 を " nadnerczyna " と 呼ん だ 。 これ と は 独立 に 、 ニュージャージー の 研究所 に い た 高峰 譲吉 と 助手 の 上中 啓三 は 1900 年 に ウシ の 副腎 から アドレナリン を 発見 し 、 1901 年 に 世界 で 初めて 結晶 化 に 成功 し た 。 この 時 、 実際 に 実験 に 成功 し た の は 上中 で あっ た 。 同 時期 、 副腎 から 放出 さ れ て いる 血圧 を 上げる 物質 の 抽出 研究 は 世界中 で 行わ れ て おり 、 ドイツ の フェルト は ブタ から 分離 し た 物質 に 「 スプラレニン   ( suprarenin )」、 アメリカ合衆国 の 研究 者 ジョン ・ ジェイコブ・エイベル は ヒツジ の 副腎 から 分離 し た 物質 に 「 エピネフリン   ( epinephrine )」 と 名付け た 。 アドレナリン は 英語 、 スプラレニン は ラテン語 、 エピネフリン は ギリシア 語 で それぞれ 副腎 を 意味 する 語 に 由来 する 。   アドレナリン は 1904 年 に および ヘンリー・デーキン ら によって 独立 に 合成 さ れ た 。  。 なお 、 上中 が 残し た 実験 ノート は 兵庫 県 西宮 市 の 名刹 ・ 教 行 寺 に 保管 さ れ て いる 。  現在 で は アドレナリン も エピネフリン も 同じ 物質 の こと を 指し て いる が 、 ヨーロッパ で は 高峰 ら の 功績 を 認め て 「 アドレナリン 」 の 名称 が 使わ れ て いる の に対して 、 アメリカ で は エイベル の 主張 を 受け て 、 副腎 髄質 ホルモン を 「 エピネフリン 」 と 呼ん で いる 。  「 生体 内 で 合成 さ れる 生理 活性 物質 」 という 捉え 方 と 、 「 医薬品 」 という 捉え 方 の 違い から 、 生物 学 の 教科書 ・ 論文 で は 世界 共通 で アドレナリン と 呼ん で いる の に対して 、 。 ただし 、 欧州 薬局方 で は 「 アドレナリン 」 が 採用 さ れ て いる ほか 、 日本 で も 医薬品 の 正式 名称 を 定める 日本 薬局方 が 2006 年 4 月 に 改正 さ れ 、 一般 名 が エピネフリン から アドレナリン に 変更 さ れ て いる 。  アドレナリン は 心 停止 時 に 用い たり 、 アナフィラキシー ショック や 敗血症 に対する 血管 収縮 薬 や 、 気管支 喘息 発作 時 の 気管支 拡張 薬 として 用い られる 。 有害 反応 に は 、 動悸 、 心悸亢進 、 不安 、 頭痛 、 振 戦 、 高血圧 など が ある 。  心 停止 の 4 つ の 病態 、 すなわち 心室 細 動 、 無 脈 性 心室 頻 拍 、 心 静止 、 無 脈 性 電気 活動 の いずれ に対して も アドレナリン は 第 1 選択 として 長く 使用 さ れ て き た が 、 近年 で は バソプレシン が 救命 率 、 生存 退院 率 が 共に 上回る こと が 証明 さ れ バソプレシン に 第 1 選択 の 座 を 譲り つつ ある 。 静脈 内 投与 の 場合 、 初回 投与 量 は 1 mg で ある 。 血 中 半減 期 は 3 分 から 5 分 な ので 、 3 分 から 5 分 おき に 1 mg を 繰り返し 投与 する 。  また 局所 麻酔 剤 に 10 万 分の 1 程度 添加 し て 、 麻酔 時間 の 延長 、 局所 麻酔 剤 中毒 の 予防 、 手術 時 出血 の 抑制 を 図る こと も ある 。  代謝 は まず モノアミン 酸化 酵素 によって 酸化 （ 脱 アミノ 化 ） さ れ 、 最終 的 に は バニリルマンデル 酸 として 尿 中 に 排泄 さ れる 。  商品 名 として 「 エピスタ 」 「 ボス ミン 」 「 エピペン 」 が ある 。  褐色 細胞腫 は 副腎 腫瘍 の 一つ で あり 、 多量 の カテコールアミン が 分泌 さ れる 疾患 で ある 。  カテコールアミン で は ないウシ （ 牛   英名 : cattle ） は 、 哺乳 綱 鯨 偶蹄目 ウシ 科 ウシ 亜 科 の 動物 で ある 。 野生 の オーロックス が 家畜 化 さ れ て 生まれ た 。  「 ウシ 」 は 、 狭義 で は 特に （ 種 レベル で ） 家畜 種 の ウシ （ 学名 ：" Bos   taurus "   「 ボース・タウルス 」 ） を 指す 。 一方 、 やや 広義 で は 、 ウシ 属   "" を 指し 、 そこ に は バン テン など の 野生 牛 が 含ま れる 。 さらに 広義 で は 、 ウシ 亜 科   の 総称 と なる 。 すなわち 、 アフリカ スイギュウ 属 、 アジア スイギュウ 属 、 ウシ 属 、 バイソン 属 など を 指す 。 これら は 一般 の 人々 も 牛 と 認める よう な 共通 の 体形 と 特徴 を 持っ て いる 。 大きな 胴体 、 短い 首 と 一対 の 角 、 胴体 と 比べ て 短め の 脚 、 軽快 さ が なく 鈍重 な 動き で ある 。  ウシ と 比較的 近 縁 の 動物 として は 、 同じ ウシ 亜 目 （ 反 芻亜目 ） に キリン 類 や シカ 類 、 また 、 同じ ウシ 科 の 仲間 として ヤギ 、 ヒツジ 、 レイヨウ など が ある が 、 これら が 牛 と 混同 さ れる こと は まず ない 。  以下 で は この うち 、 家畜 ウシ について 解説 する 。  2013 年 の 国際 連合 食糧 農業 機関 の 統計 に よる と 、 世界 全体 で は 約 14 億 7000 万 頭 の ウシ が 飼育 さ れ て いる と 見積もら れ て いる 。  ウシ は 、 伝統 的 に は 牛 肉食 文化 が 存在 し なかっ た 地域 において は 単一 語 （ 例えば 、 漢字 文化 圏 において は 「 牛 」 、 ないし 十二支 の 配分 で ある 「 丑 」 （ うし ） ） で 総称 さ れ て き た 。 これ に対し 、 古く から 牛 肉食 や 酪農 を 目的 と する 家畜 として の 飼育 文化 や 放牧 が 長く おこなわ れ て き た 西洋 地域 （ 例えば 、 おもに 英語 文化 圏 など 商業 的 牛肉 畜産 業 が 盛ん な 地域 ） において は 、 ウシ の 諸 条件 によって 多種 多様 な 呼称 を もつ 傾向 が ある 。  では 、 西洋 的 食 文化 の グローバル 化 により 、 宗教 的 な 理由 によって 牛 肉食 が 禁忌 と さ れ て いる 地域 を 除い て は 牛 肉食 文化 が 世界 的 に 拡散 普及 し て おり 、 特に 商業 畜産 的 要因 から 、 現代 の 畜産 ・ 肥育 ・ 流通 現場 において は 世界 各地 で 下記 の よう な 細分 化 さ れ た 呼称 が 用い られる 傾向 が ある 。  畜産 業界 ないし 肥育 業界 、 ないし 牛肉 産品 を 流通 ・ 販売 する 業界 など において は 、 さらに 多様 に 表現 さ れ て いる 。  ウシ は 4 つ の 胃 を もち 、 一度 飲み込ん だ 食べ物 を 胃 から 口中 に 戻し て 再び 噛む 「 反芻 （ はんすう ） 」 を する 反芻 動物 の 1 つ で ある 。 実際 に は 第 4 胃 のみ が 本来 の 胃 で 胃液 が 分泌 さ れる 。 第 1 胃 から 第 3 胃 まで は 食道 が 変化 し た もの で ある が 、 草 の 繊維 を 分解 する 細菌 類 、 原虫 類 が 常 在し 、 繊維 の 消化 を 助ける 。 動物 性 タンパク質 として 細菌 類 、 原虫 類 も 消化 さ れる 。 ウシ の 歯 は 、 雄 牛 の 場合 は 上顎 に 12 本 、 下 顎 に 20 本 で 、 上顎 の 切 歯 （ 前歯 ） は 無い 。 その ため 、 草 を 食べる 時 に は 長い 舌 で 巻き 取っ て 口 に 運ぶ 。 鼻 に は 、 個体 ごと に 異なる 鼻 紋 が あり 、 個体 の 識別 に 利用 さ れる 。  家畜 で ある ウシ は 、 食用 で は 肉牛 として 牛肉 や 牛脂 を 、 乳牛 として 牛乳 を 採る ため に 飼養 さ れ 、 また 馬 と 同様 に 役牛 として 農耕 （ 耕 牛 ） や 運搬 （ 牛車 ） など の ため の 動力 として も 利用 さ れ て き た 。 牛皮 は 「 牛革 」 として かばん や 各種 ケース 、 ジャンパー ・ ベルト ・ 靴 など 衣類 ・ 装身具 等 の 材料 に さ れ 、 牛糞   は 肥料 や 地方 によって は 重要 な 燃料 及び 建築 材料 として 利用 さ れ て いる （ 後述 ） 。  家畜 として の 牛 は 、 肉牛 と 乳牛 に 分け られる 。 また 、 ヨーロッパ に 多い 乳肉 兼用 種 という の も ある  乳牛 （ ホルスタイン など の 乳 用 種 ） を 参照  肉 用 牛 に は 3 種 の 区分 が あり 、 それぞれ 「 肉 専用 種 ( 和牛 )」「 乳 用 種 （ 国産 若 牛 ） 」 「 交雑 種 （ F 1 ） 」 と 呼ば れ て いる 。 （ 乳 用 種 から 生まれ た 雄 ・ 和牛 ・ 交雑 種 など の 肉用種 ）  繁殖 農家 で 生まれ た 子 牛 は 、 250 - 300 kg に なる 10 か月 齢 から 12 か月 齢 まで 育成 さ れ 、 「 素 牛 」 （ 6 か月 齢 〜 12 か月 齢 の 牛 ） 市場 に 出荷 さ れ （ 2 - 4 か月 齢 で 出荷 さ れる スモール 牛 市場 も ある ） 、 肥育 農家 に 競り 落とさ れる 。 競り 落とさ れ た 素 牛 は 肥育 農家 まで 運ば れる が 、 長距離 に なる と 輸送 の 疲れ で 10 kg 以上 やせ て しまう こと も ある 。  その後 、 「 肥育 牛 」 として 肥育 さ れる 。 飼育 方法 は 、 繋ぎ 飼い 方式 ・ 放牧 方式 など 多く の 選択肢 が ある が 、 数 頭 ずつ を まとめ て 牛舎 に 入れ て （ 追い込み 式 牛舎 ） 飼う 、 群 飼方式 が 一般 的 で ある （ 日本 の 農家 の 約 80 %）。 また 、 牛 を 放牧 又は 運動 場 など に 放し て 運動 さ せる こと は 、 運動 不足 による 関節 炎 の 予防 や 蹄 の 正常 な 状態 を 保つ ため に 必要 で ある が 、 日本 の 農家 で は 約 6 % しか 行わ れ て い ない 。 その ため 、 1 年 に 1 - 2 回 程度 の 削 蹄 を 実施 し て いる 農家 が 多い 。  肥育 前期 （ 7 か月 程度 ） は 牛 の 内臓 （ 特に 胃 ） と 骨格 の 成長 に 気 を つけ 、 良質 の 粗 飼料 を 給餌 さ れる 。 肥育 中期 から 後期 （ 8 - 20 か月 程度 ） にかけて は 高 カロリー の 濃厚 飼料 を 給餌 さ れ 、 筋肉 の 中 に 脂肪 を つけ られる 。 （ 筋肉 の 中 の 脂肪 は 「 さし 」 と よば れ 、 さし により 霜降り 肉 が できる ）  肉 用 牛 は 、 生後 2 年 半 から 3 年 、 体重 が 700 kg 前後 で 出荷 さ れ 、 屠殺 さ れる 。  繁殖 用 として 優れ た 資質 ・ 血統 を もつ 雌牛 が 選ば れる 。 繁殖 用 として 飼育 さ れる 雌牛 は 生後 14 か月 から 16 か月 で 初めて の 人工 授精 （ 1950 年 に 家畜 改良 増殖 法 が 制定 さ れ 、 人工 授精 普及 の 基盤 が 確立 し 、 今日 で は 日本 の 牛 の 繁殖 は 99 % が 凍結 精液 を 用い た 人工 授精 によって なさ れ て いる ） が 行わ れ 、 約 9 か月 で 分娩 する 。 経済 効率 を 上げる ため 、 1 年 1 産 を 目標 に 、 分娩 後 約 80 日 程度 で 次 の 人工 授精 が 行わ れる 。 8 産 以上 と なる と 、 生まれ た 子 牛 の 市場 価格 が 低く なり 、 また 繁殖 用 雌牛 の 経 産 牛 の 肉 として の 価格 も 低く なる 場合 が ある ため 標準 的 に は 6 - 8 産 で 廃 用 と なり 、 屠殺 さ れる 。  また 、 受胎 率 が 悪い 、 生まれ た 子 牛 の 発育 が 悪い など の 繁殖 用 雌牛 は 経済 効率 が 低い ため 、 早 目 に 廃 用 さ れる 。  舌 を 口 の 外 へ 長く 出し たり 左右 に 動かし たり 、 丸め たり 、 さらに は 柵 や 空 の 飼槽 など を 舐める 動作 を 持続 的 に 行う こと 。 舌 遊び 行動 中 は 心拍 数 が 低下 する こと が 認め られ て いる 。 粗 飼料 の 不足 、 繋留 、 単 飼 （ 1 頭 のみ で 飼育 する ） など の 行動 抑制 、 また 生まれ て すぐ に 母 牛 から 離さ れる こと が 舌 遊び の 原因 と なっ て いる 。 「 子 牛 は 自然 哺乳 の 場合 1 時間 に 6000 回 母 牛 の 乳頭 を 吸う と いわ れ て いる 。 その 半分 は 単なる おしゃぶり に すぎ ない が 、 子 牛 の 精神 の 安定 に 大きな 意味 を もつ 。 子 牛 は 母 牛 の 乳頭 に 吸い 付き たい という 強い 欲求 を 持っ て いる が 、 それ が 満たさ れ ない ため 、 子 牛 は 乳頭 に 似 た もの に 向かっ て いく 。 成 牛 に なっ て も 満たさ れ なかっ た 欲求 が 葛藤 行動 として 「 舌 遊び 」 に あらわれる 」 。 実態 調査 で は 、 種付け 用 黒毛 和牛 の 雄 牛 の 100 %、 同 ホルスタイン 種 の 雄 牛 の 6 %、 食肉 用 に 肥育 さ れ て いる 去勢 黒毛 和牛 の 雄 牛 の 76 %、 黒毛 和牛 の 雌牛 の 89 %、 ホルスタイン 種 の 17 % で 舌 遊び 行動 が 認め られ た 。  霜降り 肉 を 作る ため に は 、 筋肉 繊維 の 中 へ 脂肪 を 交雑 さ せる 、 という 通常 で は ない 状態 を 作り出さ なけれ ば なら ない 。 その ため 、 肥育 中期 から 高 カロリー の 濃厚 飼料 が 与え られる 一方 で 、 脂肪 細胞 の 増殖 を 抑える 働き の ある ビタミン A の 給与 制限 が 行わ れる 。 ビタミン A が 欠乏 する と 、 牛 に 様々 な 病気 を 引き起こす 。  肥育 農家 が この ビタミン A コントロール に 失敗 し 、 ビタミン A 欠乏 が 慢性 的 に 続く と 、 光 の 情報 を 視神経 に 伝える ロドプシン という 物質 が 機能 し なく なり 、 重度 に なる と 、 瞳孔 が 開い て いき 、 失明 に 至る  稀 な ケース で ある が 、 牧場 内 に 広葉樹 が あり ドングリ が 採 餌 できる 環境 に ある と 、 ドングリ の 成分 で ある ポリ フェノール を 過剰 摂取 し て しまい 中毒 死 する こと が ある 。  2010 年 現在 、 世界 で もっとも ウシ の 飼育 頭数 が 多い の は インド で あり 、 約 2 億 1000 万 頭 が 飼育 さ れ て いる 。 これ に 次ぐ の は ブラジル で 、 2 億 950 万 頭 で あり 、 両国 の 飼育 頭数 に は ほとんど 差 が ない 。 かつて は ヒンドゥー 教 の 影響 も あっ て インド が 圧倒的 に 頭数 が 多く 、 長らく 世界一 の 座 を 占め て い た が 、 アマゾン における 牧場 開発 など によって ブラジル が 急速 に 飼育 頭数 を 増加 さ せ 、 2003 年 に は インド に 代わっ て 世界 1 位 と なっ た 。 2008 年 に は ふたたび インド が 飼育 頭数 第 1 位 と なっ た ものの 、 両国 の 頭数 は ほぼ 拮抗 し て いる 。 3 位 は アメリカ合衆国 で 9380 万 頭 で あり 、 ここ 10 年 は ほぼ 横ばい と なっ て いる 。 4 位 の 中国 は 8370 万 頭 で 、 これ も ほぼ 横ばい と なっ て いる 。 5 位 は アルゼンチン で 、 4390 万 頭 で ある 。 ここ も この 10 年 の 飼育 頭数 は ほぼ 横ばい と なっ て いる 。  肉 は 牛肉 として 、 また 乳 は 牛乳 として 、 それぞれ 食用 と なる 。 食用 は 牛 の 最も 重要 な 用途 で あり 、 肉 ・ 乳 とも に 人類 の 重要 な 食料 供給 源 の 一つ と なっ て き た 。 牛乳 も 牛肉 も 、 そのまま 食用 と さ れる だけ で なく 、 乳製品 や 各種 食品 など に 加工 さ れる こと も 多い 。  胆石 は 牛 黄 （ ご おう ） という 生薬 で 、 漢方薬 の 薬 材 。 解熱 、 鎮痙 、 強心 など の 効能 が ある 。 救心 、 六 神 丸 など の 、 動悸 ・ 息切れ ・ 気付け を 効能 と する 医薬品 の 主成分 と なっ て いる 。 日本 薬局方 に 収録 さ れ て いる 生薬 で ある 。  牛 の 胆石 は 千 頭 に 一 頭 の 割合 で しか 発見 さ れ ない ため 、 大 規模 で 食肉 加工 する 設備 を 有する 国 が 牛 黄 の 主 産 国 と なっ て いる 。 オーストラリア 、 アメリカ 、 ブラジル 、 インド など の 国 が そう で ある 。 ただし 、 BSE の 問題 で 北米 産 の 牛 黄 は 事実 上 、 使用 禁止 と なっ て いる こと と 、 中国 需要 の 高まり で 、 牛 黄 の 国際 価格 は 上げ 基調 で ある 。  現在 で は 、 牛 を 殺さ ず に 胆汁 を 取り出し て 体外 で 結石 を 合成 し たり 、 外科 的 手法 で 牛 の 胆嚢 内 に 結石 の 原因 菌 を 注入 し て 確実 に 結石 を 生成 さ せる 、 「 人工 牛 黄 」 または 「 培養 牛 黄 」 が 安価 な 生薬 として 普及 し つつ ある 。  糞 は 肥料 に さ れる 。 与え られ た 飼料 により 肥料 成分 は 異なっ て くる が 、 総じて 肥料 成分 は 低い 。 肥料 として の 効果 より も 、 堆肥 の よう な 土壌 改良 の 効果 の 方 が 期待 できる 。 また 、 堆肥 化 し て 利用 する こと も 多い 。 園芸 店 など で 普通 に 市販 さ れ て いる 。  乾燥 地域 で は 牛糞 が よく 乾燥 する ため 、 燃料 に 使わ れる 。 森林 資源 に 乏しい モンゴル 高原 で は 、 牛糞 は 貴重 な 燃料 に なる 。 また エネルギー 資源 の 多様 化 の 流れ から 、 牛糞 から 得 られる メタンガス による バイオ マス 発電 へ の 利用 など が 模索 さ れ て おり 、 スウェーデン など で は 実用 化 が 進ん で いる 。  また 、 インド など の 発展 途上 国 で は 牛糞 を 円形 に し て 壁 に 貼り 付け 、 一 週間 ほど 乾燥 さ せ て 牛糞 ケーキ を 作製 し 、 燃料 として 用い て いる （ 匂い も なく 、 火力 も 強い ） 。  アフリカ など で は 住居 内 の 室温 の 上昇 を 避ける ため に 、 牛糞 を 住居 の 壁 や 屋根 に 塗る こと が ある 。  水彩 画 で は 胆汁 を ぼかし ・ にじみ 用 の 界面 活性 剤 として 用いる 。  ウシ は 新 石器 時代 に 西 アジア と インド で 野生 の オーロックス が 別個 に 家畜 化 さ れ て 生まれ た 。 学説 として は 、 西 アジア で 家畜 化 さ れ た もの が 他 地域 に 広がっ た という 一元 説 が 長く 有力 で あっ た 。 ところが 、 1990 年代 に なさ れ た ミトコンドリア DNA を 使っ た 系統 分析 で 、 現 生 の ウシ が インド 系 の ゼブ 牛 と 北方 系 の タウルス 牛 に 大きく 分かれ 、 その 分岐 時期 が 20 万 年 前 から 100 万 年 前 と 推定 さ れ た 。 これ は 、 せいぜい 1 万 年 前 と さ れる ウシ の 家畜 化 時期 より はるか に 古い 。 そこで 、 オーロックス に もと から あっ た 二 系統 が 、 人類 によって 別々 に 家畜 化 さ れ た 結果 、 今 ある ゼブ 牛 、 タウルス 牛 と なっ た という 二元 説 が 広く 支持 さ れ て いる 。  ウシ は 、 亜 種 関係 の ゼブ 牛 ・ タウルス 牛 の 間 は もとより 、 原種 の オーロックス とも 問題 なく 子孫 を 残せる ので 、 家畜 化 さ れ た 後 に 各地 で 交雑 が 起こっ た 。 遺伝子 分析 に よれ ば 、 ヨーロッパ の 牛 に は その 地 の オーロックス の 遺伝子 が 入り込ん で いる 。 東南アジア と アフリカ の 牛 は 、 ゼブ 牛 と タウルス 牛 の 子孫 で ある 。 さらに 、 東南アジア 島嶼 部 の ウシ に は 、 別種 だ が ウシ と の 交雑 が 可能 な こと も ある バン テン の 遺伝子 が 認め られる 。  ウシ の 家畜 化 は 、 ヤギ や ヒツジ と 比べ て 遅れ た 。 オーロックス は 獰猛 で 巨大 な 生物 で あっ た ので 、 小型 の 動物 で 飼育 に 習熟 し て はじめて 家畜 化 に 成功 し た と 考え られ て いる 。 しかし いったん 家畜 化 さ れる と 、 ウシ は その 有用 性 によって 牧畜 の 中心 的 存在 と なっ た 。 やがて 成立 し た エジプト 文明 や メソポタミア 文明 、 インダス 文明 において ウシ は 農耕 用 や 牽引 用 の 動力 として 重要 で あり 、 また 各種 の 祭式 に も 使用 さ れ た 。 紀元前 6 世紀 初頭 に は メソポタミア において プラウ （ 犂 ） が 発明 さ れ 、 その 牽引 力 として ウシ は さらに 役畜 として の 重要 度 を 増し た 。 この プラウ 使用 は これ 以降 の 各地 の 文明 に も 伝わっ て いっ た 。  ウシ は やがて 世界 の 各地 へ と 広がっ て いっ た 。 ヨーロッパ で は ウシ は 珍重 さ れ 、 最も 重要 な 家畜 と さ れ て い た 。 8 世紀 後半 ごろ に は 車輪 付き の プラウ が 開発 さ れ 、 また く びき の 形 に 改良 が くわえ られる こと で 牽引 力 として の 牛 は さらに 重要 と なっ た 。 牛肉 は ヨーロッパ 全域 で 食用 と さ れ 、 中世 の 食用 肉 の およそ 3 分の 2 は 牛肉 で 占め られ て い た 。 ヨーロッパ 北部 で は 食用 油脂 の 中心 は バター で あり 、 また 牛乳 も 盛ん に 飲用 さ れ た 。 ヨーロッパ 南部 で は 食用 油脂 の 中心 は オリーブ オイル で あり 、 牛乳 も さほど 飲用 は 盛ん で なかっ た が 、 牛肉 は 北部 と 比べ 盛ん に 食用 と さ れ た 。  アフリカ において は ツェツェバエ の 害 など によって 伝播 が 阻害 さ れ た ものの 、 紀元前 1500 年 ごろ に は ギニア の フータ・ジャロン 山地 で ツェツェバエ に 耐性 の ある 種 が 選抜 さ れ 、 西アフリカ から ヴィクトリア 湖畔 にかけて は 紀元前 500 年 頃 まで に は ウシ の 飼育 が 広がっ て い た 。 インド において は バラモン 教 時代 は ウシ は 食用 と なっ て い た が 、 ヒンドゥー 教 へ の 転換 が 進む 中 で ウシ が 神聖 視 さ れる よう に なり 、 ウシ の 肉 を 食用 と する こと を 禁じる よう に なっ た 。 しかし 、 乳製品 や 農耕 用 として の 需要 から ウシ は 飼育 さ れ 続け 、 世界 有数 の 飼育 国 で あり 続ける こと と なっ た 。  新大陸 に は オーロックス が 存在 せ ず 、 1494 年 に クリストファー ・ コロンブス によって 持ち込ま れ た の が 始まり で ある 。 しかし 新大陸 の 気候 風土 に ウシ は 適合 し 、 各地 で 飼育 さ れる よう に なっ た 。 とくに アルゼンチン の パンパ において は 、 持ち込ま れ た 牛 の 群れ が 野生 化 し 、 19 世紀 後半 に は 1 , 500 万 頭 から 2 , 000 万 頭 に も 達し た 。 この ウシ の 群れ に 依存 する 人々 は ガウチョ と 呼ば れ 、 アルゼンチン や ウルグアイ の 歴史 上 重要 な 役割 を 果たし た が 、 19 世紀 後半 に パンパ 全域 が 牧場 化 し 野生 の ウシ の 群れ が 消滅 する と 姿 を 消し た 。 北 アメリカ大陸 において も ウシ は 急速 に 広がり 、 19 世紀 後半 に は 大陸 横断 鉄道 の 開通 によって ウシ を 鉄道 駅 に まで 移送 し 市場 で ある アメリカ 東部 へ と 送り出す 姿 が 見 られる よう に なっ た 。 この 移送 を 行う 牧童 は カウボーイ と 呼ば れ 、 ウシ の 大 規模 陸送 が すたれ た のち も その 独自 の 文化 は アメリカ 文化 の 象徴 と なっ て いる 。  1880 年代 に は 冷凍 船 が 開発 さ れ 、 遠距離 から も 牛肉 の 輸送 が できる よう に なっ た 。 これ は アルゼンチン や ウルグアイ において 牧場 の 大 規模 化 や 効率 化 を もたらし 、 牛肉 輸出 は 両国 の 基幹 産業 と なっ た 。 また 、 鉄道 の 発達 によって 牛乳 を 農家 から 大都市 の 市場 へ と 迅速 に 大量 に 供給 する こと が 可能 に なっ た うえ 、 ルイ ・ パス ツール によって 低温 殺菌 法 （ パスチャライゼーション ） が 開発 さ れ 、 さらに 冷蔵 技術 も 進歩 し た こと で 、 チーズ や バター など の 乳製品 に 加工 する こと なく そのまま 牛乳 を 飲む 習慣 が 一般 化 し た 。 こうした 技術 の 発展 によって 、 ウシ の 利用 は ますます 増加 し 、 頭数 も 増加 し て いっ た 。  日本 列島 で は 東京 都 港 区 の 伊 皿 子 貝塚 から 弥生 時代 の 牛 骨 が 出土 し た と さ れる が 、 後代 の 混入 の 可能 性 も 指摘 さ れる 。 日本 の ウシ は 、 中国 大陸 から 持ち込ま れ た と 考え られ て いる 。 古墳 時代 前期 に も 確実 な 牛 骨 の 出土 は なく 、 牛 を 形象 し た 埴輪 が 存在 し て いる ため 、 この 頃 に は 飼育 が 始まっ て い た と 考え られ て いる 。 古墳 後期 （ 5 世紀 ） に は 奈良 県 御所 市 の 南郷 遺跡 から 牛 骨 が 出土 し て おり 、 最古 の 資料 と さ れる 。  当初 から 日本 で は 役畜 として の 使用 が 主 で あっ た が 、 牛肉 も 食 さ れ て い た ほか 、 牛 角 ・ 牛皮 や 骨髄 の 利用 も 行わ れ て い た と 考え られ て いる 。 675 年 に 天武天皇 は 、 牛 、 馬 、 犬 、 猿 、 鶏 の 肉食 を 禁じ た 。 禁止 令 発出 後 も ウシ の 肉 は しばしば 食 さ れ て い た ものの 、 禁止 令 は 以後 も 鎌倉 時代 初期 に 至る まで 繰り返し て 発出 さ れ 、 やがて 肉食 は 農耕 に 害 を もたらす 行為 と みなさ れ 、 肉食 そのもの が 穢れ で ある と の 考え方 が 広がり 、 牛 肉食 は すたれ て いっ た 。 8 世紀 から 10 世紀 ごろ にかけて は 酪 や 、 蘇 、 醍醐 といった 乳製品 が 製造 さ れ て い た が 、 朝廷 の 衰微 とともに 製造 も 途絶え 、 以後 日本 で は 明治 時代 に 至る まで 乳製品 の 製造 ・ 使用 は 行わ れ なかっ た 。  また 、 広島 県 の 草戸 千軒 町 遺跡 出土 の 頭骨 の ない 牛 の 出土 事例 など から 頭骨 を 用い た 祭祀 用途 も 想定 さ れ て おり 、 馬 が 特定 の 権力 者 と 結びつき 丁重 に 埋葬 さ れる 事例 が 見 られる の に対し 、 牛 の 埋葬 事例 は 見 られ ない こと が 指摘 さ れ て いる 。  古代 の 日本 で は 総じて 牛 より 馬 の 数 が 多かっ た 。 平安 時代 の 『 延喜 式 』 で は 、 東国 すべて の 国 で 蘇 が 貢 納 さ れ て おり 、 牛 の 分布 の 地域 差 は 大きく なかっ た よう で ある 。 ところが 中世 に 入る と 馬 は 東国 、 牛 は 西国 という 地域 差 が 生まれ た 。 東国 で は 武士 団 の 勃興 に 伴い 馬 が 主体 の 家畜 構成 に なっ た と 考え られ て いる 。 東西 の 地域 差 は 明治 時代 の はじめ まで 続い て おり 、 明治 初期 の 統計 で は 、 伊勢湾 と 若狭湾 を 結ぶ 線 を 境 として 東 が 馬 、 西 が 牛 という 状況 が 見て取れる 。  牛 肉食 は 公的 に は 禁忌 と なっ た ものの 、 実際 に は 細々 と 食べ 続け られ て い た と 考え られ て いる 。 戦国 時代 に は ポルトガル の 宣教師 たち によって 牛 肉食 の 習慣 が 一部 に 持ち込ま れ 、 キリシタン 大名 の 高山 右近 ら が 牛肉 を 振舞っ た と の 記録 も ある ものの 、 禁忌 で ある と の 思想 を 覆す まで に は いたら ず 、 キリスト 教 が 排斥 さ れる に 伴い 牛 肉食 は 再び すたれ た 。 江戸 時代 に は 生類 憐 みの 令 によって さらに 肉食 の 禁忌 は 強まっ た が 、 大都市 に あっ た も もん じ 屋 と 呼ば れる 獣肉 店 で は ウシ も 販売 さ れ 、 また 彦根 藩 は 幕府 へ の 献上 品 として 牛肉 を 献上 し て いる など 、 まったく 途絶え て しまっ た という わけ で は なかっ た 。 しかし 、 日本 において ウシ の 主要 な 用途 は あくまでも 役牛 として の 利用 で あり 続け た 。  日本 において ウシ が 公然 と 食 さ れる よう に なる の は 明治 時代 で ある 。 文明開化 によって 欧米 の 文化 が 流入 する 中 、 欧米 の 重要 な 食 文化 で ある 牛 肉食 も また 流れ込み 、 銀座 において 牛鍋 屋 が 人気 を 博す など 、 次第に 牛 肉食 も 市民 権 を 得 て いっ た 。 また 、 乳製品 の 利用 ・ 製造 も 復活 し た 。  人間 に 身近 で 、 印象 的 な 角 を 持つ 大型 家畜 で ある 牛 は 、 世界 各地 で 信仰 対象 や 動物 に 関連 する 様々 な 民俗 ・ 文化 の テーマ に なっ て き た 。  古代 エジプト 人 は オシ リス 、 ハトホル 信仰 を通して 雄 牛 （ ハピ 、 ギリシャ 名 で は アピス ） を 聖 牛 として 崇め 、 第 一 王朝 時代 （ 紀元前 2900 年 ごろ ） に は 「 ハピ の 走り 」 と 呼ば れる 行事 が 行わ れ て い た 。 創造 神 プタハ の 化身 として アピス 牛 信仰 は 古代 エジプト に 根 を 下ろし 、 ラムセス 2 世 の 時代 に は アピス 牛 の ため の 地下 墳墓 セラペウム が 建設 さ れ た 。 聖 牛 の 特徴 と さ れる 全身 が 黒く 、 額 に 白い 菱形 の 模様 を 持つ ウシ が 生まれる と 生涯 神殿 で 手厚い 世話 を 受け 、 死ん だ 時 に は 国 中 が 喪 に 服し た 。 一方 、 普通 の ウシ は 食肉 や 労働 力 として 利用 さ れ て い た こと が 壁画 など から 分かっ て いる 。  主 に インド で 信仰 さ れ て いる ヒンドゥー 教 で は 牛 を 神聖 視 し て いる 。 この ため インド は 牛 の 飼育 頭数 は 多い ものの 、 牛 肉食 を 忌避 する 国民 が 多い 。 インド で は 従来 も 州 により 、 牛肉 の 扱い を 規制 し て い た 。 2017 年 5 月 26 日 に は インド 連邦 政府 が 、 食肉 処理 を 目的 と し た 家畜 市場 における 牛 の 売買 を 禁止 する 法令 を 出し た 。 これ に対して 、 イスラム 教徒 や 世俗 主義 者 から 「 食事 の 選択 権 に対する 侵害 」 として 反対 運動 や 訴訟 が 起き 、 インド 最高 裁判所 は 7 月 11 日 に 法令 差し止め を 決め た 。 インド で は 牛肉 を 売っ たり 、 食べ たり し た と 思わ れ た 人 が 殺害 さ れる 事件 も 起き て いる 。  日本 で も 牛 （ 丑 ） は 十二支 の 鳥獣 に 入っ て いる ほか 、 牛頭 天王 の よう な 神 や 、 牛 鬼 など 妖怪 の モチーフ に なっ て いる 。  牛 が 紋章 に 描か れる こと は 一般 的 で ある 。  ウシ は 反芻 動物 で あり 、 反芻 を 繰り返す こと により 、 げっぷ から メタンガス が 発生 する 。 これ は 地球 温暖 化 の 深刻 な 一因 と なっ て おり 、 アメリカ で は メタン の 総 発生 量 の 26 パーセント が 牛 の げっぷ による もの で ある 。 3 - ニトロオキシプロパノール （ 3 NOP ） と 呼ば れる 成分 を 餌 に 混ぜる など し て げっぷ を 少なく する 研究 が 進ん で いる 。家畜 一覧 （ か ちくいち らん ） は 、 家畜 の 一覧 。ウマ （ 馬 、 学名 :   Equus   ferus   caballus ） は 、 ウマ 目 （ 奇 蹄 目 ） の ウマ 科 の の 亜 種 で ある 。  社会 性 の 強い 動物 で 、 野生 の もの も 家畜 も 群れ を なす 傾向 が ある 。 北 アメリカ大陸 原産 と さ れる が 、 北米 の 野生 種 は 、 数 千 年 前 に 絶滅 し て いる 。 欧州 南東 部 に い た ターパン が 家畜 化 し た という 説 も ある 。  古く から 中央アジア 、 中東 、 北 アフリカ など で 家畜 として 飼わ れ 、 主 に 乗用 や 運搬 、 農耕 など の 使役 用 に 用い られる ほか 、 食用 に も さ れ 、 日本 で は 馬肉 を 「< ruby > 桜 肉 < rp >（</ rp >< rt > さくら にく </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >」 と 称する 。 軍用 も いる 。  速力 に 優れ 、 競走 用 の サラブレッド は 最高 87 km / h を 出す こと が できる 。 また 、 競走 用 クォーター ホース は 、 比較的 容易 に 90 km / h を 達成 する 。 2005 年 の アメリカ で の 調査 で は 、 下級 戦 に も かかわら ず 302 m の レース の ラスト 101 m の 平均 速度 が 92 . 6 km / h に 達し て い た 。  学名 は 「 < ruby   lang =" la "> Equus   caballus < rp >（</ rp >< rt   lang =" la - Kana "> エクゥウス・カバッルス </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >」。「」 も 「 」 とも に ラテン語 で 「 馬 」 の 意 。  首 と 頭 が 長く 、 長い 四肢 を もつ 。 角 は ない 。 各 脚 とも 第 3 指 を 残し 他 の 指 は 退化 し て いる 。 よく 発達 し た 蹄 （ ひ づめ ） を もち 、 硬い 土 の 上 を 走る こと が 出来る 。 長い 尾 と 、 頭 から 首 の 上部 にかけて の 鬣 （ たてがみ ） を 除く と 、 全 身の毛 は 短い が 、 ある程度 の 寒冷 地 で の 生活 に も 耐え られる 。 優れ た 嗅覚 を もつ が 、 毒草 や 血 の におい など を 嗅ぎ 分ける こと は 出来 ない 。 顔 の 両側 に 目 が 位置 する ため 視野 が 広い が 、 反面 、 両 眼 視 出来る 範囲 は 狭い ため 、 距離 感 を 掴む こと は 苦手 と する 。 走る とき に 背中 が 彎曲 し ない ため 、 乗用 に 用いる こと が 出来る 。  一般 に 、 立っ た まま 寝る こと で も 知ら れる が 、 本当に 安全 な 場所 で あれ ば 、 横 に なっ て 休む こと も ある 。  草食 性 で あり 、 よく 発達 し た 門歯 と 臼歯 で 食べ物 を 噛み 切り 、 擂り潰す 。 ウマ は 後 腸 発酵 動物 で あり 、 反芻 動物 と は 異なり 胃 は 一つ しか もた ない 。 しかし 大腸 の うち 盲腸 が きわめて 長く （ 約 1 . 2 m ） 、 結腸 も 発達 し て いる 。 これら の 消化 管 において 、 微生物 が 繊維 質 を 発酵 分解 する 。 胆嚢 が ない こと も 草食 に 適し て いる 。   なお 、 日本 で は ウマ は ニンジン が 好物 だ と さ れる こと が 多い が 、 国 によって リンゴ や 角砂糖 （ トルコ ） など 様々 に 言わ れ て おり 、 硬く て 甘味 の 強い 食物 全般 を 好む と さ れ て いる 。  寿命 は 約 25 年 、 稀 に 40 年 を 超える こと も ある 。 繁殖 可能 な 年齢 は 3 - 15 / 18 歳 。 繁殖 期 は 春 で 、 妊娠 期間 は 335 日 。 単 子 で ある こと が 多い 。  牡 （ オス ） 馬 は 歯 を むき出し に し て 、 あたかも 笑っ て いる よう な 表情 を 見せる こと が ある 。 これ を 「 フレーメン 」 と 呼び 、 ウマ だけ で なく 様々 な 哺乳類 に 見 られる 。 この フレーメン によって 鼻腔 の 内側 に ある ヤコプソン 器官 （ 鋤 鼻 器 ） と 呼ば れる フェロモン を 感じる 嗅覚 器官 を 空気 に さらす こと で 、 発情 し た 牝 （ メス ） 馬 の フェロモン を よく 嗅ぎ 取れる よう に し て いる 。 発情 し た 牝馬 の 生殖 器 の 臭い を かが せる と この 現象 を 容易 に 起こせる ため 、 ウマ の フレーメン に関する 歴史 的 エピソード が いくつ か ある 。 また 、 ウマ は レモン など の きつい 匂い を かい だり 、 初めて 嗅い だ におい の とき に も フレーメン を し 、 牝馬 も フレーメン を する こと が ある 。  速力 に 優れ 、 ヒト を 乗せ て かなり 速い 速度 で 走る こと が できる 。 実際 の レース で の 記録 として は 、 クォーター ホース の 世界 レコード で 440 ヤード （ 402 m ） を 20 . 274 秒 という もの が あり 、 これ は 時速 に 換算 する と 71 . 4 km / h と なる 。  もう少し 長い 距離 で は サラブレッド が 有利 と なり 、 1000 m の 世界 レコード が 53 . 07 秒 （ 時速 68 km ） を 記録 し て いる 。 3200 m で も 世界 レコード は 3 分 12 . 5 秒 （ 時速 60 km ） と なっ て い て 、 なお 速度 を 維持 し て いる 。  馬 は 加速 に 時間 が かかる ため 、 特に 短距離 戦 で は レース 中 の 大 部分 を 上記 の 速度 より も 遥か に 速い 速度 で 走っ て いる 。 2005 年 の アメリカ で の 調査 で は 、 330 ヤード （ 302 m ） の レース の ラスト 101 m の 平均 速度 が 92 . 6 km / h 、 440 ヤード （ 402 m ） の レース で も 、 レース 中間 で 時速 92 . 4 km に 達し て い た 。 402 m で は サラブレッド も レース 終盤 で 時速 83 . 9 km を 記録 し て いる 。 ただし 、 この 2005 年 の 調査 は 何れ も 下級 戦 で ある 。 同じ 調査 で 、 1006 m の レース で の サラブレッド の 速度 は 、 レース 中盤 でも 時速 59 . 6 km に 過ぎ なかっ た 。 これ は 、 2002 年 に 日本 で ほぼ 同じ 距離 （ 1000 m ） で 記録 さ れ た レース 中間 の 200 m 区間 平均 時速 75 . 0 km （ 9 . 6 秒 ） より かなり 遅い 。  馬術 競技 の カテゴリー に 入る エンデュランス 馬術 競技 は 、 ヒト における ウルトラ マラソン に 相当 する 競技 で あり 、 30 ～ 50 キロメートル ごと に 馬 体 検査 （ 心拍 数 が 規定 値 を 超える と 失権 ） と 休憩 を 挟み つつ 最大 160 キロメートル を 走破 する 。 走路 は 整地 さ れ て いる と は 限ら ず 、 山 や 川 が あっ たり する 。 平均 速度 は この 距離 で も 時速 28 km 近く に 達する こと が ある 。 使用 する の は 中間 種 で も サラブレッド で も 何 でも よい が 、 アラブ 種 が 良く 使わ れる 。  競歩 に 相当 する 繋駕 速歩 競走 で は 、 Always   B   Miki という スタンダードブレッド が 、 二 輪 馬車 を けん引 し て 側 対 歩 で 1 マイル （ 約 1609 m ） を 1 分 46 秒 （ 時速 55 km ） で 完歩 し た 。  2018 年 6 月 、 北海道大学 は 、 馬 は 人 の 表情 と 声 を 関連付け て 感情 読み取る という 研究 成果 を 発表 し た 。  馬 の 特徴 の 中 でも 、 一見 し て 最初 に 目 に つく の が 毛色 で ある 。 日本 馬 事 協会 は 、 栗毛 、 栃 栗毛 、 鹿毛 、 黒 鹿毛 、 青 鹿毛 、 青毛 、 芦 毛 、 粕毛 、 < ruby > 駁毛 < rp >（</ rp >< rt > ぶち げ </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >、 月毛 、 河原 毛 、 佐目 毛 、 薄墨 毛 、 白 毛 の 14 種 を 定め て いる 。  家畜 馬 で は 、 鹿毛 、 栗毛 が 特に 多い 。 家畜 化 以前 は 薄墨 毛 が 多かっ た と 考え られ て いる 。  毛色 の 他 に 個体 の 識別 に 使わ れる もの として 白斑 が ある 。 白斑 は 主 に 頭部 、 脚 部 など に 見 られる 白い 毛 の こと で 、 毛色 や その他 の 特徴 （ 旋毛 等 ） と 合わせる と 無数 の 組み合わせ が あり 、 個体 識別 に 利用 する こと が 出来る 。 その ため 血統 登録 の 際 記載 が 義務づけ られ て いる 。 代表 的 な もの に 、 頭部 で は 星 ・ 曲 星 ・ 流星 ・ 環 星 ・ 乱 星 ・ 唇 白 ・ 白面 ・ 鼻 白 ・ 鼻梁 白 ・ 作 、 肢 部 で は 白 ・ 半白 ・ 小 白 ・ 微 白 ・ 長 白 ・ 細長 白 ・ 長 半白 等 が ある 。 なお 、 白斑 に 至ら ない 程度 の もの を 刺 毛 と いう 。  馬 の つむじ の こと を < ruby > 旋毛 < rp >（</ rp >< rt > せ ん もう </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby > と いう 。 位置 に 個体 差 が ある こと から 、 白斑 と 同じく 個体 識別 に 利用 する こと が 出来る 。 位置 によって 「 珠 目 」 、 「 華 粧 」 といった 名称 が ある 。 白斑 ・ 旋毛 の 詳細 について は 馬 の マーキング 参照 の こと 。  図 に 基づき 説明 する 。  図 に 基づき 説明 する 。  馬 歯 （ ば し ） は 一生 を通じて 硬い 草 を 食べ 続ける ため 上下 に 長い 形状 を し て いる 。 考古学 において は 馬 歯 は 遺跡 において も 遺 存 し やすく 、 馬 歯 の 摩耗 具合 から 個体 の 年齢 を 推定 する 手法 も 確立 し て いる 。 また 、 乗用 馬 に 使用 する 馬具 で ある ハミ は 奥歯 の 第 二 前 臼歯 と 接し 続ける ため に 摩耗 する 。 この ため 野生 馬 と 家畜 馬 、 もしくは 乗用 馬 と 駄馬 ・ 農耕 馬 を 区別 する ため の 指標 として も 活用 さ れ て いる 。  ウマ の 前肢 の 構造 を 見る と 、 体 の 外側 に ある の は 肘 から 先 の 前 腕 のみ で 、 上腕 は 体 の 内側 に ある （ 躯幹 に 密着 し て いる ） 。 前腕 を 構成 する の は 橈骨 と 尺 骨 で 、 主 に 橈骨 によって 形成 さ れ て いる （ 尺 骨 の 下 半分 は 退化 し て おり 、 橈骨 と くっつい て いる （ 癒合 ） ） 。 前腕 の 先 に は 手 根 関節 （ 前 膝 ） が ある 。 手 根 関節 は 7 つ の 手 根 骨 から なる 。 手 根 関節 の 先 に は 中手 骨 が ある 。 この うち 最大 の もの が 第 3 中手 骨 で 、 第 2 ・ 第 4 中手 骨 は 小さく 退化 し て いる 。 第 1 ・ 第 5 中手 骨 は 退化 し て 消滅 し て いる 。 第 3 中手 骨 の 一部 は その 先 に ある 繋 骨 （ 基 節 骨 、 第 1 指 骨 ） とともに 球 節 と 呼ば れる 関節 を 形成 する 。 球 節 の 後ろ 側 に は 種子 骨 が ある 。 球 節 の 先 に は 指 骨 が ある 。 指 骨 は 繋 骨 （ 基 節 骨 、 第 1 指 骨 ） ・ 冠 骨 （ 基 節 骨 、 第 2 指 骨 ） ・ 蹄 骨 （ 末節 骨 、 第 3 指 骨 ） の 3 つ の 骨 から なる 。 なお 、 ウマ の 指 は 第 3 指 （ ヒト の 中指 に 相当 ） のみ 存在 する 。 つまり 、 人間 に 当てはめる と ウマ は 手足 の 中指 の 指先 だけ で 歩い て いる という こと に なる 。  後ろ 脚 の 構造 を 見る と 、 大腿 骨 が あり 、 その 先 に 膝 関節 （ ヒト の 膝 に 相当 ） が ある 。 膝 関節 の 中 に は 膝蓋骨 が ある 。 その 先 に ある の が 下腿 で 、 脛骨 と 腓骨 から なる が 、 腓骨 は 前 脚 における 尺 骨 と 同様 下 半分 は 退化 し て 脛骨 に くっつい て いる 。 その 先 に ある の が 飛 節 と 呼ば れる 大きく 屈曲 し た 関節 で 、 ヒト の 足首 に 相当 する 。 その 先 は 前 脚 と まったく 同様 の 構造 を し て おり 、 第 3 中 足 骨 が 大きく 発達 し た 中 足 骨 、 球 節 、 指 骨 （ 趾骨 ） と 続く 。  ウマ 類 は 化石 資料 が 豊富 で あり 、 進化 の 過程 を 鮮明 に 残し て いる 。 その 理由 として 環境 の 順応 能力 が 高かっ た こと や 、 草原 で 群 体 を 成し て い た こと が 挙げ られ て いる 。  ウマ 類 の 最古 と さ れる 化石 は 、 6 , 500 万 年 前 （ 始 新 世 ） の 地層 から 発見 さ れ た ヒラコテリウム で ある 。 ヒラコテリウム は 北 アメリカ大陸 や ヨーロッパ の 森林 に 生息 し 、 若芽 や 草 の 実 など 柔らかい 植物 を 摂取 し て い た と さ れる 。 ヒラコテリウム は キツネ ほど の 大き さ で 、 前肢 は 第 1 指 が なく 、 後肢 は 第 1 と 第 5 指 が 退化 し て いる 。  その後 、 始 新 世 の オロヒップス 、 エピヒップス 、 漸 新 世 の メソヒップス 、 ミオヒップス 、 中新 世 の パラヒップス 、 メリキップス という 系統 進化 が 明らか に なっ て いる 。 約 1 , 000 万 年 前 （ 中新 世 前 - 中期 ） の メリキップス は 、 真 の 草食 性 を 示す 高 冠 歯 を 獲得 し た こと と 、 より 高速 で の 走行 を 可能 に し た 下肢 骨 （ 尺 骨 と 橈骨 、 脛骨 と 腓骨 ） の 癒合 の 2 点 で 画期的 で あっ た 。 当時 は 乾燥 気候 が 広がる とともに 大 草原 が 拡大 し つつ あり 、 メリキップス の 出現 は 、 草原 へ の 進出 の 結果 だっ た 。  約 400 万 年 前 （ 中新 世 中 - 後期 ） の プリオヒップス は 、 第 2 ・ 第 4 指 を 完全 に 消失 さ せる こと で 指 が 1 本 に なり 、 現在 の ウマ に 近い 形態 を し て い た 。 ウマ の 仲間 は 、 更新 世 の 氷河期 に ベーリング海 を 渡り 、 ユーラシア 大陸 や アフリカ 大陸 に 到達 し 、 現在 の ウマ で ある エクウス （ ウマ 属 ） に 分化 する 。  南北 アメリカ大陸 に 残っ た ウマ 科 の 動物 は 、 氷河期 に 絶滅 し た 。 ミオヒップス や メリキップス から も 多様 な 種 分化 が 起こり 、 ウマ 類 は 一時 、 大きな 発展 を 示し た が 、 系統 の 大半 は すでに 絶滅 し 、 現存 する 子孫 が 、 ウマ 、 シマウマ 、 ロバ の 仲間 のみ と なっ て いる 現状 は 、 反芻 類 の 繁栄 と 対照 的 で ある 。  ウマ 類 は 反芻 類 に 比べ 、 植物 を 消化 し て タンパク質 に 再 構成 する 能力 が 劣っ て いる ため 、 反芻 類 に 駆逐 さ れ た もの と 考え られ て いる が 、 ウマ は 高い 運動 能力 を 獲得 する こと で 生き残っ た 。 野生 の ウマ は ほとんど 絶滅 に 近い が 、 内燃 機関 が 発明 さ れる まで の 長い 間 、 人類 にとって 最も 一般 的 な 陸上 の 移動 ・ 運搬 手段 と なる こと で 、 家畜 動物 として 繁栄 し た 。  馬 は 31 対 の 常 染色 体 と 、 XY の 性 染色 体 、 計 32 対 64 本 の 染色 体 を 持つ 。 この 他 に 細胞 小 器官 ミトコンドリア に 小さな 環状 （ 約 1 万 7 千 塩基 対 ） の デオキシリボ 核酸 を 持っ て いる 。 馬 ゲノム プロジェクト は 、 犬 や 牛 など 他 の 主要 な 家畜 に 比べれ ば 若干 遅れ た が 、 2006 年 に 開始 さ れ た 。 この プロジェクト で は 、 日本 の 競走 馬 総合 研究所 も 参加 し て いる 。  約 18 億 円 の 巨費 を 賭け た この プロジェクト で は 、 2007 年 2 月 に まず 雌 の サラブレッド について 全 塩基 配列 の 解読 を 完了 し た 。 総 配列 は 約 27 億 塩基 対 、 遺伝子 の 総数 は 約 21000 個 と 考え られ て いる 。 現在 読ま れ て いる ゲノム は 全て 雌 の もの で あり 、 Y 染色 体 の 配列 は 決定 さ れ て い ない 。  2009 年 、 同定 さ れ た 遺伝子 は 2 万 322 個 で ある こと が 発表 さ れ 、 この うち 約 4 分の 3 に当たる 1 万 5027 個 について ヒト の 遺伝子 と 一致 する こと が 判明 し た 。  ウマ の 分類 に関して は いくつ か の 方法 が ある が 、 どの 分類 方法 も 曖昧 さ を 孕ん で いる 。 動物 分類 学 的 に は これら すべて が ウマ （ 正確 に は イエウマ ） という 単一 の 種 で ある 。 現在 は 主 に 登録 さ れ た 血統 に 基づい て 分類 を 行う の が 主流 で ある 。 たとえば 、 サラブレッド として 然るべき 団体 から 登録 を 受け た ウマ が サラブレッド で あり 、 サラブレッド で あれ ば 軽 種 で ある 。 仮に これ と まったく 同一 の 遺伝子 を 備え て い た として も 登録 が なけれ ば サラブレッド と は 認め られ ない 。  現在 日本 で は 、 ウマ を 軽 種 と それ 以外 に 分類 し て いる 。 この うち 軽 種 について は 、 財団 法人 日本 軽 種馬 登録 協会 が 登録 規定 を 行っ て いる 。 軽 種 以外 は 社団 法人 日本 馬 事 協会 が 登録 を 行っ て おり 、 登録 規定 で 乗 系 、 輓系 （ ばん けい ） 、 小 格 に 分類 し て いる 。 ただし 日常 的 に は 重 種 、 中間 種 など の 表現 が 用い られる こと も ある 。  サラブレッド や ポニー など 、 我々 が ふだん 目 に する 馬 の 多く は 改良 種 と 呼ば れ 、 スピード や 耐久 力 、 パワー など を 高める よう な 改良 が なさ れ て いる が 、 それ に 引き替え て 不定期 の 給餌 に 耐える 体質 や 危険 から 身 を 守る 本能 の 一部 を 失っ て いる 。 また 、 各地 に それぞれ 在来 種 と 呼ば れる 固有 の 特徴 を もっ た 品種 が 少数 存在 する 。 在来 種 は 古来 の ウマ の 特徴 を 比較的 よく 残し て いる が 、 それら も 多かれ 少なかれ 人間 の 手 によって 改良 さ れ て いる 。 細かく みる と 約 250 種類 以上 確認 さ れる 。 混血 も 多い 。  現在 で は 、 野生 種 は 絶滅 し た と さ れる 。 アメリカ の ムスタング や イタリア の ジャーラ 馬 、 宮崎 県 都井岬 の 御崎 馬 など は 、 半 野生 状態 で 生息 し て いる が 、 いずれ も 家畜 として 飼育 さ れ て い た もの が 逃げ出し 、 繁殖 し た もの で ある 。 かつて は 北海道 で は 野生 化 し た 馬 を 狩猟 ・ 捕獲 し 、 ばん 馬 として 荷物 や 馬 ソリ の 牽引 を さ せる こと も あっ た 。  モンゴル に 生息 する 「 タヒ 」 は 、 現在 、 世界 で 唯一 と さ れる 真 の 野生 ウマ と さ れ て い た が 、 最近 の 研究 で 人間 によって 家畜 化 さ れ た 個体 で あっ た こと が 判明 し た 。 1968 年 以降 、 生息 が 確認 さ れ なく なり 、 本国 で は 一度 絶滅 し た と さ れる 。 その後 、 海外 の 動物 園 で 飼育 さ れ て い た もの を 里帰り さ せ 、 自然 保護 区 の ホスタイ 国立 公園 内 で 繁殖 を 重ね 、 200 頭 を 超える まで に なっ て いる 。  主 に 乗用 や 、 乗用 の 馬車 を 牽く ため に 改良 さ れ た 品種 で 、 軽快 な スピード と ある程度 の 耐久 力 を もつ よう に 改良 さ れ て いる 。 多く が アラブ を 母体 と し て いる 。  軽 種 と 重 種 の 中間 的 な 性質 を 持ち 、 軽快 さ と 比較的 温厚 な 性質 を 持つ 。  主 に 農耕 や 重量 物 の 運搬 の ため に 改良 さ れ た 品種 。 中世 ヨーロッパ で は 重い 甲冑 を 着込ん だ 重 装備 の 騎士 の 乗馬 と さ れ た 。 大きな 個体 で は 体重 1 トン を 超える こと も 珍しく ない 。 また 、 軽 種 より も 美味 と さ れ 、 食用 として 用い られる の は 重 種馬 が 多い 。  北海道 島 特有 の 競馬 競走 の 一種 、 ばん えい 競馬 で 用い られ て いる の は 、 この 重 種 で も ペルシュロン や ベル ジャン の 混血 馬 や 、 これら と 北海道 和 種 など の 在来 種 の 混血 （ 重 半 血 ） が 多い 。 軽 種馬 以外 の 登録 を 管轄 する 日本 馬 事 協会 で は 、 平成 15 年度 以降 に 生産 さ れる ばん えい 競馬 向け の 馬 について は 、 純系 種 同士 の 馬 による 配合 馬 のみ 一 代 限り で 「 半 血 （ 輓系 ） 種 」 と し 、 それ 以外 について は 「 日本 輓系種 」 として 登録 さ れ て いる 。  ポニー は 、 鬐甲 （ きこう ） まで の 高 さ が 147 センチメートル 以下 の 馬 の 総称 で ある 。 かつて は 、 14 ハンド 2 インチ （ 14 . 2 ハンド と 表記 する ） ＝ 約 147 センチ （ 1 ハンド は 4 インチ ＝ 10 . 16 センチメートル ） に 満た ない ウマ を ポニー と 称し 、 それ 以上 の もの を 馬 として 機械 的 に 分類 し て い た 。 近 現代 に なっ て 血統 登録 による 品種 の 分類 が 確立 する まで は 、 例えば 下 に 示す シェトランドポニー でも 大柄 で あれ ば 「 馬 」 と 考え られ て い た 。 今 でも 日常 的 に は 、 品種 に 関わら ず 小柄 な 馬 を ポニー と 称する こと が 多い 。  現存 する 日本 在来 種 は 以下 の 8 種 。 北海道 和 種 以外 は 非常 に 飼育 頭数 が 少ない 。 在来 馬 は ファラベラ の よう な 小型 ポニー や 、 シェトランドポニー の よう な 中型 ポニー で は なく 、 蒙 古 馬 系 に 属する 比較的 大型 の ポニー に 含ま れる 。  また 、 大型 在来 馬 で ある 南部 馬 等 は 近代 化 による 西洋 種 と の 交雑 により 多数 の 大型 在来 馬 は 絶滅 し た 。  現存 する 小型 在来 馬 は 西洋 種 と の 交雑 に 用い られ た もの は 少なく 、 当時 の 使役 馬 ・ 駄馬 の 範疇 に 含ま れる もの が 多く 遺る 。  < ruby   lang =" la "> Equus < rp >（</ rp >< rt   lang =" la - Kana "> エクウス </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >（ ウマ 属 ） の 学名 で 呼ば れる ウマ や ロバ の 直接 の 先祖 は 、 200 万 年 前 から 100 万 年 前 に あらわれ た と 考え られ て いる 。 ヒト は 古い 時代 から ウマ を 捕食 し 、 あるいは 毛皮 を 利用 し て い た こと が 明らか に さ れ て おり 、 旧石器時代 に 属する ラスコー 洞窟 の 壁画 に ウマ の 姿 が み られる 。 純粋 な 野生 の ウマ は 、 原産地 の 北 アメリカ を 含め 、 人間 の 狩猟 により ほとんど 絶滅 し た 。  紀元前 4000 年 から 3000 年 ごろ 、 すでに その 4 , 000 年 ほど 前 に 家畜 化 さ れ て い た ヒツジ 、 ヤギ 、 ウシ に 続い て 、 ユーラシア 大陸 で 生き残っ て い た ウマ 、 ロバ の 家畜 化 が 行わ れ た 。  これ は 、 ウマ を 人間 が 御す ため に 使う 手綱 を ウマ の 口 で とめ 、 ウマ に 手綱 を 引く 人間 の 意志 を 伝える ため の 馬具 で ある はみ （ 銜 ） が この 時代 の 遺物 として 発見 さ れ て おり 、 ハミ は 馬 の 下 顎骨 の 第 二 前 臼歯 と 接し 摩耗 痕 を 残す こと が 観察 さ れる ため 、 馬 の 家畜 化 を 判断 する 指標 として 活用 さ れ て いる 。 同じく 紀元前 3500 年 ごろ 、 メソポタミア で 車 が 発明 さ れ た が 、 馬車 が 広く 使わ れる よう に なる の は 紀元前 2000 年 ごろ に スポーク が 発明 さ れ て 車輪 が 軽く 頑丈 に なり 、 馬車 を 疾走 さ せる こと が 出来る よう に なっ て から で ある 。  馬車 が 普及 を 始める と 、 瞬く 間 に 世界 に 広まり 、 地中海 世界 から 黄河 流域 の 中国 まで 広く 使わ れる よう に なっ た 。 これら の 地域 に 栄え た 古代 文明 の 都市 国家 群 で は 、 馬車 は 陸上 輸送 の 要 で ある だけ で は なく 、 チャリオット （ 戦車 ） として 軍隊 の 主力 と なっ た 。 また 、 ウマ の 普及 は 、 ウマ を 利用 し て 耕作 を 行う 馬耕 という 農法 を 生ん だ 。  ウマ は 反芻 動物 で は ない 上 に ウシ や ヒツジ など に 比べ て 代謝 が 高く 、 それら と 比較 する と 体重 に対して 約 30 パーセント 以上 多く の 牧草 を 必要 と し た ため 、 中東 の 古代 国家 で は ウシ や ヒツジ と 同時に 大量 の ウマ を 飼う こと は 困難 だっ た 。 ウマ は その 貴重 さ から 食用 として 発達 する こと は なく 、 この 地域 から 馬肉 に関する 食 の タブー が 生まれ た と 考え られ て いる 。  一方 、 メソポタミア から み て 北方 の 草原 地帯 で は ウマ に 直接 に 騎乗 する 技術 の 改良 が 進め られ た 。 こうして 紀元前 1000 年 ごろ 、 広い 草原 地帯 を ヒツジ 、 ヤギ など の 家畜 とともに 移動 する 遊牧 という 生活 形態 が 、 著しく 効率 化 し 、 キンメリア 人 、 スキ タイ 人 など の 騎馬 遊牧民 が 黒海 北岸 の 南 ロシア 草原 で 活動 し た 。 騎馬 ・ 遊牧 という 生活 形態 も また たくま に 広まり 、 東 ヨーロッパ から モンゴル 高原 に 至る まで の 農耕 に 適さ ない 広い 地域 で 行わ れる よう に なっ た 。 彼ら 遊牧民 は 日常 的 に ウマ と 接し 、 ウマ に 乗る こと で 高い 騎乗 技術 を 発明 し 、 ウマ の 上 から 弓 を 射る 騎射 が 発明 さ れる に 至っ て 騎馬 は 戦車 に 勝る と も 劣ら ない 軍事 力 と なっ た 。 遊牧民 で は ない が 、 紀元前 8 世紀 に アッシリア は 、 騎射 を 行う 弓 騎兵 を 活用 し て 世界 帝国 に 発展 し た 。 中国 で は 紀元前 4 世紀 に 北 で 遊牧民 と 境 を 接し て い た 趙 の 武 霊 王 が 胡 服 騎射 を 採用 し 、 騎馬 の 風習 は 定住 農耕 民 の 間 に も 広まっ て いっ た 。 さらに 騎乗 者 の 足 や 腰 を 安定 さ せる ため の 鐙 （ あぶ み ） や 鞍 （ くら ） が 発明 さ れ 、 蹄鉄 が 普及 し て 、 非 遊牧民 の 間 で も 、 西 ヨーロッパ の 騎士 や 日本 の 武士 の よう な 騎兵 を 専門 と する 戦士 階級 が 生まれ た 。  15 世紀 から 16 世紀 に 進ん だ 火薬 ・ 銃 の 普及 による 軍事 革命 は 騎士 階級 の 没落 を 進め た が 、 騎兵 の 重要 性 は 失わ れ ず 、 また 物資 の 運搬 に も ウマ は 依然として 欠か せ なかっ た 。 各国 は 軍馬 に 適し た ウマ を 育成 する ため に 競馬 を 振興 し 、 競馬 を通じて 馬 種 の 改良 が 進め られ た 。  やがて 大 航海 時代 に 入り 、 白色 人種 は アメリカ大陸 に 到達 し た 。 彼ら が 手 に する 鉄器 や 火薬 の 威力 、 乗りこなす 馬 の 機動 力 や 威圧 感 、 そして 彼ら が 持ち込ん だ 天然痘 など の 伝染 病 は それら を 知り え なかっ た アメリカ 先住民 を 恐怖 に 陥れ 、 白人 による 中 米 や 南米 の 民族 の 征服 は 短期間 で 完了 。 結局 、 インカ 帝国 や アステカ 帝国 など 、 独自 の 文明 を もっ て 栄え て い た 社会 は ほぼ 壊滅 さ せ られる 。 しかし スー 族 など 北米 の インディアン の 中 に は 、 馬 の 機動 性 を いち早く 取り入れ 、 生活 様式 を 向上 さ せる もの も あっ た 。  20 世紀 に 至り 、 2 度 の 大戦 を 経 て 軍事 革新 が 進ん で 軍馬 の 重要 性 は 急速 に 失わ れ て いっ た が 、 軍隊 、 警察 において は 儀典 の 場 で 活躍 し て いる 。 さらに 競馬 ・ 乗馬 は 娯楽 、 スポーツ として 親しま れ 、 世界 で は 現在 も 数 多く の 馬 が 飼育 さ れ て いる 。 また 近年 で は 、 世界 最小 の ウマ で ある アメリカンミニチュアホース を 盲導犬 の ウマ 版 と 言える 盲導 馬 として 使用 する 試み も 始まっ て いる 。 その他 、 乗馬 を 通じ 心 を 癒す ホース セラピー も 注目 を 浴び て いる 。  先史 時代 の 日本 に は 乗馬 の 歴史 は なく 、 大陸 から 伝来 し た 文明 、 文化 と さ れる 。 日本 に 馬 が 渡来 し た の は 古く て も 、 弥生 時代 末期 で は ない か と いわ れ 、 4 世紀 末 から 5 世紀 の 初頭 に なっ て 漸く 乗馬 の 風習 も 伝わっ た と さ れる 。  4 世紀 末 から 馬 骨 ・ 馬具 の 出土 は 古墳 の 築造 と 連動 し て 東国 など 広範囲 で 確認 さ れ て おり 、 この 頃 に 馬 事 文化 が 大陸 から 日本 へ と 運ば れ た の で は ない か と さ れ て いる 。 日本 列島 における 馬 の 渡来 は 東日本 ・ 中部 高地 において 先行 し 、 山梨 県 甲府 市 塩部 の 塩部 遺跡 の 方形 周 溝 墓 から は 4 世紀 後半 代 の 馬 歯 、 甲府 市 下向山 の 東山 北 遺跡 の 方形 周 溝 墓 から は 4 世紀 末 の 馬 歯 、 長野 県 長野 市 の 篠ノ井 遺跡 群 から は 4 世紀 後半 代 の 馬 歯 が 出土 し て いる 。  5 世紀 初め に は 馬形 埴輪 が 登場 する 。 5 世紀 前半 の 応神天皇 の 陪塚 や 仁徳天皇 の 陵墓 の 副葬品 として 馬具 が 出土 し て おり 、 5 世紀 中 ごろ に なる と 馬 の 骨格 の 実物 も 出土 し 、 古墳 の 副葬品 も 鞍 、 < ruby > 轡 < rp >（</ rp >< rt > くつ わ </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >、< ruby > 鐙 < rp >（</ rp >< rt > あぶ み </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby > など の 馬具 や 馬形 埴輪 の 出土 も 増える こと から 、 日本 で この 頃 に は 馬 事 文化 が 確実 に 普及 し た と 考え られる 。 群馬 県 の 白井 北 中道 遺跡 から は 馬 の 足跡 が 4 万 個 以上 パック さ れ た 土 層 が 確認 さ れ て いる 。 これ は 榛名山 の 噴火 による 堆積 物 で 馬 の 足跡 が 遺 存 し た もの で 、 蹄 の 大き さ から 中型 馬 で ある と 考え られ て いる 。  その後 の 古書 や 伝承 に は 馬 にまつわる 記述 が み られる 。 『 日本書紀 』 に は アマ テラス が 岩戸 に 隠れ た の は スサノオ が 斑 駒 の 皮 を 剥い で アマ テラス の 機織 小屋 に 投げ込み 、 機織 女 が 驚い て 死ん だ ため で ある と の くだり が ある 。 『 古事記 』 で は 、 スサノオ の 息子 で ある オオクニヌシ が 出雲 国 から でかける 際 に 鞍 と 鐙 を 装 し た 馬 に 乗っ て い た と 書か れる 。  646 年 の 大化 の 改新 による 一連 の 制度 の 整備 によって 、 駅 馬 ・ 伝馬 といった 通信 手段 として の 乗用 馬 が 設立 さ れ 、 各地 に 馬 牧 も 開か れ た （ ただし 去勢 の 技術 は 導入 さ れ なかっ た ） 。 当時 律令制 の モデル で あっ た 大陸 の 唐 朝 は 、 遊牧民 出身 の 軍事 集団 が 政権 中核 の 貴族 層 を 構成 し 、 その 軍事 制度 も 遊牧民 の 軍制 を 色濃く 継承 し て い た ため 、 律令制 の 導入 は 最先端 の 軍事 技術 として の 馬 文化 （ 軍馬 ） の 導入 という 性格 も 有し て い た 。 壬 申 の 乱 で は 置始兎 が 率い て 急行 し た 千 余 騎 や 、 勇士 来 目 ら の 騎馬 突撃 など 、 騎馬 隊 の 活躍 が 目立っ た 。  7 世紀 に 造ら れ た 藤原 宮 跡 で は 、 酷使 により 関節 部 の 癒合 ・ 肥大 化 を きたし た 馬の骨 が 見つかっ た 。 宮 の 造営 に は 多数 の 馬 が 用い られ た よう で ある 。  藤原 宮 跡 の 骨 の 中 に は 、 肉 を 取る ため の 削り 痕 が 残っ て いる もの と 、 そうした 痕跡 が ない もの が あり 、 部分 的 に 食用 に さ れ た と 考え られる 。 天武天皇 4 年 （ 675 年 ） 4 月 17 日 の いわゆる 肉食 禁止 令 以後 、 食用 を 禁止 する 命令 が たびたび 下さ れ た が 、 いずれ も 一時 的 な 禁令 で 、 あまり 行き渡ら なかっ た よう で ある 。  平安 時代 に は 、 いわゆる 競馬 が 行わ れ て い た という はっきり と し た 記録 が あり 、 盛ん に 行わ れ て い た 。 「 競馬 式 （ こま くらべ ） 」 、 「 きおい 馬 」 、 「 くらべ 馬 」 、 「 競 馳馬 」 等 と 称し て 、 単に 馬 を 走ら せ て 競う 走 馬 、 弓 を 射る 騎射 など が 行なわ れ 、 勝者 と 敗者 の 間 で は 物品 を やり取り する 賭け 行為 が 行わ れる 場合 も あっ た 。 この 競馬 の 起源 は 尚武 （ 武術 の 研鑽 ） に あっ た と 考え られる が 、 平安 時代 の 貴族 社会 で は 、 もっぱら 神事 など の 行事 ごと 、 娯楽 へ と 変遷 し た と 考え られる 。 宮廷 儀礼 として 様式 化 さ れ た 「 競馬 」 は やがて 神社 に も 伝わり 、 祭礼 として の 競馬 も 営ま れる よう に なっ た 。 この なか で は 、 賀茂 別 雷神 社 （ 上賀茂 神社 ） で 毎年 五月 に 行わ れる 賀茂 競馬 が 有名 で ある 。 賀茂 競馬 は 古代 から 中世 を通じて 継続 し 、 応仁 の 乱 による 荒廃 の 際 でも 万難 を 排し て 開催 さ れ 、 日本 の 馬 事 文化 で は もっとも 歴史 の ある 行事 と さ れる 。 また 藤原 道長 は 馬 を 好み 度々 天皇 の 行幸 を 仰い で まで 馬 比 を おこなっ て いる 。  また 、 平安 時代 の 大乱 天 慶 の 乱 の 平将門 は 騎馬 に 巧み で 、 関東平野 を 中心 に 騎馬 による 機動 的 な 戦闘 を 行っ た と さ れ 、 その後 の 源平 合戦 で も 関東 地方 の 武者 達 が 騎馬 に 巧み で あっ た こと が 平家 物語 など に 記述 さ れ て いる 。 馬 は 金 と 並ん で 東国 の 産物 と さ れ 、 「 後 撰 和歌集 」 に は 尾駮 （ お ぶち ） の 牧 が 歌わ れ 、 藤原秀衡 が 木曾 義仲 に 軍馬 を 贈る 等 、 軍事 物資 として も 貴重 な 存在 で あっ た 。  10 世紀 に 武士 が 誕生 する と 、 大 鎧 を 着 て 騎射 を 行う 武芸 と さ れ 、 朝廷 や 国衙 による 軍事 動因 や 治安 活動 は 、 この 武士 の 騎馬 弓 射 の 戦闘 力 に 依存 する よう に なっ た 。 また に 古代 に 於い て 直 刀 だっ た 刀剣 が 、 斬 撃 に 適する よう 、 刃 に 反り が つけ られる 進化 を 促し た と も さ れ て いる 。 彼ら 平安 時代 半ば から 鎌倉 時代 にかけて の 武士 の 馬術 へ の 深い 関心 は 、 軍記物語 で ある 『 平家 物語 』 に 記さ れ た 一ノ谷 の 戦い で 馬 に 乗っ た まま 崖 を 駆け 下り た 源義経 の 鵯 越え （ ひよ どり ご え 、 なお 畠山 重忠 は 馬 を 背 おっ て 下り た という ） など の 逸話 によって 多く の 日本人 に よく 知ら れ て いる 。 馬 事 は ふたたび 武術 として の 性格 を もち はじめ 、 後に たしなみ として 「 競馬 」 、 騎射 、 流鏑馬 、 犬追物 など が 盛ん に なり 、 やがて 鎌倉 競馬 として 厳格 に 体系 化 さ れ た 。 武士 の 騎乗 戦闘 の 様子 や 騎乗 抜刀 の 様子 は 数多く の 絵画 史料 で 見る こと が 出来る 。  『 蒙 古 襲来 絵詞 』 に は 白石 通泰 勢 百 余 騎 の 騎馬 隊 が 騎射 を し ながら 敵陣 に 突進 する 様子 が 描か れ て いる 。 室町 時代 以降 大坪 流 馬術 の 「 乗用 三 段 」 に 見 られる 騎馬 隊 で 突撃 し て 敵陣 を 切り崩す よう な 集団 騎馬 戦術 が 発達 し て いっ た 。 大坪 流 馬術 は 戦国 時代 ・ 江戸 時代 を通じて 武士 が 学ぶ 軍事 的 素養 と なっ て い た 。 江戸 時代 初期 に 描か れ た 『 江戸 図 屏風 』 に は 御 鞭 打 と いわ れる 皮 竹刀 を 使っ た 騎馬 集団 による 軍事 演習 の 様子 が 描か れ て いる 。 また 、 領主 として の 土着 性 が 強かっ た 初期 の 武士 にとって は 、 馬 が 排出 する 馬糞 は 自己 が 経営 する 農地 の 肥料 として も 貴重 な もの で あっ た 。  吾妻 鏡 に よれ ば 、 1193 年 、 横山 時 広が 淡路 国 で 九 本 の 足 を 持つ 珍妙 な 馬 を 発見 し 、 将軍 に 見せ た と いう 。 この 馬 は その後 陸奥 国 まで 連れ て 行か れ た が 、 その 道中 皇后 大進 為 宗 の 家人 によって 射殺 さ れ て しまっ た と いう 。  これら の 競馬 の 伝統 は 中世 を通じて 維持 さ れ 、 政治 史 に あわせ た 盛衰 は ある もの の 江戸 時代 中期 まで 続い た 。 特に 徳川 家康 、 徳川 家光 、 徳川 吉宗 ら は 武芸 として の 馬 事 を 推奨 し 、 江戸 の 高田 に 馬術 の 稽古 場 を つくっ た （ 高田馬場 ） 。 ただし 騎乗 が 許さ れ た の は 一部 の 旗本 以上 の 階級 のみ で あっ た 。  8 世紀 初頭 に 制定 さ れ た 大宝 律令 で は 馬 寮 （ 左 馬 寮 ・ 右 馬 寮 ） が 設置 さ れ た 。 また 、 8 世紀 の 文武 天皇 の 時代 に は 、 関東 に 大 規模 な 御料 牧場 が 設け られ 、 年間 200 〜 300 頭 規模 の 馬 産 が 行なわ れ て い た 。 御料 牧場 は 、 戦国 時代 に 関東 を 制覇 し た 北条 氏政 によって 整備 さ れ 、 上総 ・ 下総 の 広い 地域 に またがっ て い た 。 これ を 監督 し て い た 千葉 氏 は 後 に 豊臣 氏 に 滅ぼさ れ て 新 領主 で ある 徳川 氏 の 直轄 地域 （ 千葉 野 、 後 の 小 金 牧 ・ 佐倉 牧 ） と なり 、 同氏 が 幕府 を 開い た 江戸 時代 に 入る と 代官 が 設置 さ れ て 最盛 期 に は 年間 2000 〜 3000 頭 規模 の 馬 産 を 行っ た 。 これ が 明治 時代 の 下総 御料 牧場 の 前身 で ある 。 ただし 牧場 や 馬 産 と いっ て も 、 大陸 の 遊牧民 、 牧畜 民 によって 発達 し 、 現在 も 行なわ れ て いる よう な 体系 的 な もの で は なく 、 大 規模 な 敷地 内 に 馬 を 半 野生 状態 で 放し飼い に し て 自由 交配 さ せ 、 よく 育っ た 馬 を 捕らえ て 献上 する という やり方 で あっ た 。 この 方法 は 、 優れ た 馬 ほど 捕らえ られ 戦場 に 送り込ま れる こと に なり 、 劣っ た 馬 ほど 牧場 に 残っ て 子孫 を 残し 、 優れ た 馬 ほど 子孫 を 残し にくく なる ため 、 現代 の 馬 種 改良 と は 正反対 の 方法 だっ た 。 この よう な 手法 で 生産 さ れ た 馬 は 野 駒 と 呼ば れ た 。 一方 、 仙台 や 薩摩 藩 で は 、 種馬 として 藩主 の 乗用 馬 が 下賜 さ れ 、 管理 さ れ た 繁殖 が 行わ れ た 。 こうして 生産 さ れ た 馬 は 里 馬 と 呼ば れ た 。  古い 文書 の 記述 を 信用 する の で あれ ば 、 日本 の 馬 は 江戸 期 に 小型 化 し た 。 平将門 の 愛馬 「 求 黒 」 が 160 センチ も の 大型 馬 で 人 を 踏み 殺し た と 言う の は 誇張 だ として も 、 平安 期 の 名馬 と いわ れる 馬 は 概ね 体高 140 センチ 以上 の 馬 格 を 有し て い た 。 奥州 藤原 氏 が 献上 し た 名馬 は みな 体高 150 センチ で 高 幹 と さ れ た 。 戦国 時代 まで 馬 の 大き さ の 基準 は 概ね この 程度 で あっ た が 、 江戸 末期 の 御料 牧場 の 繋 養 馬 は 平均 し て 10 〜 15 センチ ほど 小型 化 し て い た 。  改良 が 全く 行わ れ なかっ た わけ で は ない 。 徳川 家 で は 東南アジア 経由 で 外国 産 馬 を しばしば 輸入 し て おり 、 これ を 「 日本 の 馬 と は 違っ て 体 が 大きく 、 おとなしい 」 と 称賛 し て いる 。 薩摩 の 島津 貴久 や 、 南部 駒 の 産地 を 支配 し た 伊達 政 宗 は 、 ペルシャ 種馬 を 導入 し て 在来 種 の 改良 を 行っ た と 伝え られ て いる 。 江戸 時代 の 将軍 徳川 吉宗 や 家綱 は 諸 外国 から 種馬 を 輸入 し 品種 改良 しよ う と し た 。 しかし 、 全体 として の 馬 産 の 方法 論 は 前 時代 の まま で あり 、 継続 的 な 選抜 と 淘汰 による 体系 的 な 品種 改良 という 手法 は 導入 さ れ て い ない 。 これ を 象徴 する 出来事 として 知ら れ て いる の が 、 江戸 時代 に フランス から アラブ 馬 を 贈ら れ た 一 件 で ある 。 1863 ( 文久 3 ) 年 、 14 代 将軍 徳川 家茂 の 時代 に フランス で 流行 病 によって 蚕 が 全滅 し た 際 に 、 江戸 幕府 が 代わり の 蚕 を 援助 し た 。 この 返礼 として 品種 改良 の 一助 に なれ ば と ナポレオン 3 世 から アラビア 馬 16 頭 が 贈呈 さ れ た 。 しかし 当時 の 幕府 首脳 に フランス 側 の 意図 を 理解 する 者 が おら ず 、 珍 貴 な 品 扱い で 全て 家臣 や 諸侯 等 へ 下賜 し て しまっ た 。 明治 に 入る と 、 外国 から 多く の 種馬 が 輸入 さ れ 、 日本 の 在来 馬 の 改良 に 充て られ た 。  江戸 期 の 太平 の 時代 に なる と 、 軍馬 として の 馬 の 需要 は 減り 、 一方 で 市民 経済 の 発展 に 伴っ て 荷馬 に 用い られる もの が 増え て き た 。 （ 既に 中世 から 荷馬 として 多く 用い られ て い た → 馬借 ） 西洋 と は 異なり 日本 で は 馬車 は 発達 せ ず 、 馬 に 直接 荷 を 背負わ せる 方法 が 主流 で あっ た 。 また 、 農 馬 は 田 の 耕作 や 木材 の 搬出 、 副次的 に 馬糞 を 田畑 へ の 肥料 と する ため 飼養 さ れ た 。 なお 、 日本 に は 明治 に 至る まで 蹄鉄 の 技術 が 伝来 せ ず 、 馬 に は 専用 の わらじ を 履か せ て い た 。  明治 に 入り 、 明治 4 年 6 月 5 日 （ 1871 年 7 月 22 日 ） に 平民 の 乗馬 が 許可 さ れ 、 民間 で の 娯楽 として の 乗馬 の 道 が 開け た 。 日 清 戦争 ・ 日 露 戦争 以降 に は 軍馬 の 改良 を すすめる ため 軍馬 資源 保護 法 を 制定 し 日本 在来 馬 の 禁止 など の 政策 が とら れ 、 本格 的 な 品種 改良 を 伴う 洋式 競馬 も 創設 さ れ た （ 詳しく は 競馬 の 歴史   ( 日本 ) 参照 ） 。 太平洋戦争 後 の 経済 復興 期 に 日本 国内 の 道路 網 の 舗装 が 整備 さ れ て 自動車 が 普及 する まで 、 ウマ は 農耕 、 荷役 、 鉄道 牽引 など に 用いる 最も ポピュラー な 実用 家畜 で あり 、 ピーク 時 に は 国内 で 農 用 馬 だけ で 150 万 頭 が 飼育 さ れ て い た 。  1945 年 、 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 指令 により 国 による 馬 の 施策 、 研究 、 団体 の 解散 と 再編 が 実施 さ れ た 。  太平洋戦争 直後 の 1950 年 に 飼育 さ れ て い た ウマ は 農 用 馬 だけ で 100 万 頭 を 超す が 、 農業 の 機械 化 に 伴っ て 需要 は 急減 し て いき 、 1960 年代 中頃 に は 30 万 頭 に 、 1975 年 に は 僅か 42000 頭 まで 減っ た 。 2001 年 の 統計 で は 、 国内 で 生産 さ れる ウマ は 約 10 万 頭 で 、 そのうち 約 6 万 頭 が 競走 馬 で 、 農 用 馬 は 18000 頭 に すぎ ない 。 ※ 食肉 用 に 肥育 さ れる ウマ （ 肥育 馬 ） は 、 農 用 馬 に 分類 さ れ て いる 。  2005 年 現在 で は 日本 在来 馬 は 8 種 、 約 2000 頭 のみ と なっ た 。  なお 、 道路 交通 法 上 、 馬 が 引く 車 および 人 の 騎乗 し た 馬 は 軽 車両 に 分類 さ れる 。  昔 から 馬 を 大切 に し て い た 地方 で は 現代 で も 、 馬 は 「 蹴飛ばす 」 ＝ 「 厄 を 蹴飛ばす 縁起物 ｣ など と 重宝 し て いる ところ も ある 。  モンゴル 高原 の 遊牧民 の 間 で は ウマ は 重要 な 乳 用 家畜 の 一つ で あり 、 馬 乳 は 馬 乳 酒 （ アイラグ ） など の 乳製品 の 原料 と さ れる 。  民間 療法 として 、 馬肉 ・ 馬 油 に は 解熱 効果 が ある と さ れ 、 捻挫 など の 患部 に 湿布 として 使用 さ れる （ 民間 薬 ） 。 女子 柔道 家 の 谷 亮子 が 使用 し た こと でも 有名 。 また 馬肉 パック と 称し て 美肌 効果 を 期待 する 向き も ある 。 また 馬 脂 （ 馬 油 は 商品 名 ） は 皮膚 へ の 塗布 用 の もの が 販売 さ れ て いる 。 人間 に 最も 近い 自然 の 油 で ある ため 、 大 火傷 、 日焼け 、 虫 刺さ れ 、 霜焼け 、 しみ 、 皺 、 白髪 等 に 効果 が ある と 言わ れる 。  太く 長い ので 、 ヴァイオリン や 胡弓 、 ヴィオール 、 二 胡 など 擦 弦楽器 の 弓 毛 に 用い られる 。 また モンゴル の 馬頭 琴 など 、 騎馬 民族 の 擦 絃楽器 で は 弓 毛 に 加え 、 弦 も 本来 馬尾 毛 で ある 。 この 他 、 織物 に 使用 する こと が ある 。  軍事 に 使用 さ れる 馬 。 軍馬 。 歴史 的 に は 戦車 （ 戦闘 馬車 ） や 騎馬 兵 の 乗用 動物 として 駆使 さ れ 、 モンゴル 帝国 が 騎馬 弓 兵 で 世界 を 圧し 、 イギリス や フランス の 騎士 や 日本 の 武士 が 弓馬 を 専ら に し た 。 やがて 、 鉄砲 ・ 大砲 に 代表 さ れる 火器 が 普及 する と 相対 的 に 騎兵 の 重要 度 は 下がっ た が 、 それでも 馬 の 突進 力 を 生かし た 突撃 は 、 時に 勝敗 を 分ける 事 も ある ほど 強力 な 物 で あっ た 。 第 二 次 世界 大戦 まで は 世界 各国 軍 に 当たり前 に 存在 し た 。  アメリカ の 騎馬 隊 が 有名 で 、 アメリカ 陸軍 に 歴史 的 経緯 上 、 騎馬 隊 という 名称 が 残り 、 軍 パレード など セレモニー に 駆り出さ れる よう な 場合 以外 は さほど 活躍 し ない 。  なお 、 今 の ところ 実戦 で 最後 に 本格 的 に 騎馬 隊 が 運用 さ れ た の は 、 1945 年 に 行わ れ た 老 河口 作戦 で の 騎兵 第 4 旅団 の 戦闘 で ある と いわ れる 。 同 旅団 は 日本 最後 の 騎兵 旅団 で ある 。 3 月 27 日 に 老 河口 飛行場 の 乗馬 襲撃 、 占領 に 成功 し 、 世界 戦史 における 騎兵 の 活躍 の 最後 を 飾っ た 。  警察 が 市内 パトロール の ため に 使用 し た 。 現在 でも 一部 の 国 の 衛視 が 使っ て いる が 、 日本 で は 主 に 明治 時代 から 昭和 初期 まで で あり 、 それ 以降 は 警察 車両 に 取っ て 代わら れ た ため 殆ど 無用 と なっ て しまっ た 。  警視庁 （ 東京 府 ・ 東京 都 の 警察 ） で は 伝統 を 重んじる 姿勢 から 、 第 三 方面 交通 機動 隊 の 中 に 騎馬 隊 を 維持 し て おり 、 平成 19 年 6 月 現在 16 頭 の 警察 馬 を 徴用 し て いる 。 また 、 京都 府警 で も 「 平安 遷都 1200 年 」 を 記念 し て 1994 年 2 月 10 日 に 京都 府警 平安 騎馬 隊 が 創設 さ れ て いる 。 しかし 、 活躍 の 場 は いずれ も 交通 安全 パレード の 時 の 市中 警戒 に 使用 さ れる 程度 で ある 。  騎馬 警官 が 市街地 の 警備 や 交通 整理 を 担う 場合 も ある 。 自動車 と 比べ 環境 を 劣悪 化 さ せる 排気 ガス や 騒音 を 出さ ない クリーン な 乗り物 で ある が 、 乗馬 者 にとって の 環境 が 未 整備 という こと も あり 、 大々的 に は 行わ れ て い ない 。 海外 で は 、 ニューヨーク や ロンドン など の 大都市 で 使用 さ れ て いる 。 これ は 騎乗 する こと により 遠く まで 見渡す こと が 出来 、 威圧 感 も ある こと と 、 もともと 街 中 に 乗馬 の ため の 設備 が そろっ て いる こと に よる 。  なお 、 カナダ 国家 警察 は 現在 でも 王立 カナダ 騎馬 警察 を 称し て いる 。  日本 で は 江戸 時代 後期 から 近代 にかけて 養蚕 が 盛ん に 行わ れ 、 養蚕 に 関係 する 民俗 も 成立 し た 。 養蚕 に は 動物 に 関わる 民俗 が あり 、 猫 と 馬 に関する もの が 知ら れる 。 猫 は 養蚕 が 害 獣 で ある ネズミ を 捕食 する こと から ネズミ 避け として 珍重 さ れ て いる が 、 馬 と 養蚕 の 関係 は 昔話 の 『 馬 娘 婚姻 譚 』 （ ば じ ょうこんいんたん ） に 由来 する 。  『 馬 娘 婚姻 譚 』 は 人間 と 異 者 が 結婚 する 異類 婚姻 譚 の 一種 で 、 馬 と 娘 と の 悲話 が 語ら れる 。 これ は 東北 地方 から 九州 まで 日本 各地 に 分布 し 、 特に 東北 地方 で は おしら様 信仰 と 結びつき 、 おしら様 の 祭文 の なか でも 登場 する 。  日本語 で 馬 の 鳴く の を 特に 「< ruby > 嘶く < rp >（</ rp >< rt > いななく </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >」（ 動詞 ） という こと が あり 、 古く は 「 < ruby   lang =" en "> 嘶 ゆ < rp >（</ rp >< rt   lang =" en - Kana "> い な ゆ </ rt >< rp >）</ rp ></ ruby >」（ 下 二 段 動詞 ） と いっ た 。  中国 の 百 家 姓 の ひとつ に 「 馬 」 （ マー ） が ある 。 陸上 競技 の 「 馬 軍団 」 （ 馬 家 軍 ） も 、 軍閥 の 馬 家 軍 も 馬 姓 の 人 の 率い た 集団 で ある 。  日本 に も 、 「 馬場 」 （ ばば ） 、 「 白馬 」 （ はく ば ） など 、 馬 が 付く 姓 が ある 。催奇性 （ さいき せい 、 ） と は 、 ある 物質 が 生物 の 発生 段階 において 奇形 を 生じ させる 性質 や 作用 の こと 。  催奇性 を もつ 物質 ( テラトゲン )   が 人体 に 取り込ま れ た 場合 、 胎児 に 奇形 を 生じる 危険 が ある ため 食品 や 医薬品 の 催奇性 について は 重大 な 注意 が 払わ れ て いる 。 しかし 、 1957 年 に 発売 さ れ た 睡眠薬 サリドマイド の 催奇性 は 数 千 人 と も 言わ れる 奇形 児 を 産み 出す こと と なっ た 。 当時 一般 に 用い られ て い た 実験 動物 の マウス や ラット で は 催奇性 が 見 られ ず 、 ウサギ を 用い た 試験 で 初めて 危険 性 が 明らか に なっ た の で ある 。 この 悲劇 を 教訓 として 催奇性 の 評価 は さらに 厳密 に 行わ れる こと と なっ た 。  現在 、 世界 的 に は 座 瘡 （ にきび ） の 治療 で 使用 さ れる イソトレチノイン が 重大 な 催奇性 を 有する と 考え られ 、 問題 と なっ て いる 。 日本 で は 、 その 副作用 を 懸念 し 、 未 承認 医薬品 と なっ て いる ものの 、 座 瘡 の 治療 で は 催奇性 の ある テトラサイクリン 系 が 推奨 さ れ て いる 。  ベトナム 戦争 で 米 軍 の 使用 し た 枯葉 剤 は ベトナム の 散布 地域 住民 および 退役 軍人 と その 子供 に 健康 被害 を もたらし た と いわ れ て いる 。 この とき の 催奇性 の 原因 として 、 枯葉 剤 に 含ま れ て い た ダイオキシン と の 関連 が 示唆 さ れ て いる 。 ダイオキシン は 動物 実験 で 奇形 を 起こす こと が 確認 さ れ て いる 。 ダイオキシン の 曝露 事例 の うち セベソ 事故 で は 、 女児 の 出生 率 増加 、 家畜 の 大量 死 、 癌 発生 率 の 増加 、 奇形 出産 率 の 増加 など が 報告 さ れ た 。 セベソ で は 事故 翌年 4 ～ 6 月 の 妊婦 の 流産 率 は 34 ％ と なっ た 。節足動物 （ せっ そく どう ぶつ 、 Arthropod ） と は 、 節足動物 門 （ ） に 属する 動物 の 総称 、 昆虫 類 ・ 甲殻 類 ・ クモ 類 ・ ムカデ 類 など 、 外 骨格 と 関節 を 持つ グループ で ある 。 動物 界 最大 の 分類 群 で 多様 性 の 最も 高い 動物 門 で あり 、 現 生 種 は 約 110 万 種 と 名前 を 持つ 全 動物 種 の 85 % 以上 を 占め 、 陸 ・ 海 ・ 空 ・ 土中 ・ 寄生 など あらゆる 場所 に 進出 し て 様々 な 生態 系 と 深く 関わっ て いる 。 なお 、 いわゆる 「 虫 」 の 範疇 に 入る 動物 は 当 動物 門 の もの が 多い 。  節足動物 の 形態 は 多様 化 し て おり 、 分類 群 によって 様々 な 外見 を 持つ 。 体 の 表面 は クチクラ （ キチン 質 と タンパク質 等 ） で でき た 外 骨格 で 覆わ れる 。 成長 に 伴い 体 の サイズ が 大きく なる とき に は 、 脱皮 により 古い 外 骨格 は 脱ぎ捨て られ 、 新しい 外 骨格 が 形成 さ れる 。 節足動物 は 体 節制 を もつ 動物 門 で あり 、 体 は 体 節 （ somite ） という 節 単位 の 繰り返し 構造 から なる 。 体 の 背 腹 は 、 それぞれ 背 板 （ ） と 腹 板 （ ） という 外 骨格 に 覆わ れ て おり 、 昆虫 の 場合 、 体 節 の 両側 に は 側板 （ ） が 加え て いる 。 表面 を 被う これら の 外 骨格 も 体 節 単位 に なっ て おり 、 体 節 の 間 は 関節 状 に 可動 で ある こと が 多い 。  ただし 、 複数 体 節 の 融合 や 分化 など 、 いわゆる 異 規 体 節制 が ある程度 以上 発達 し 、 例えば 頭部 や 頭 胸部 は それぞれ の 群 で 独特 の 複数 体 節 が 融合 し て でき た 合体 節 （ ） で あり 、 顎 や 触角 など は 頭部 に 含ま れる 数 対 の 付属 肢 は 元々 複数 で あっ た 体 節 に 由来 する 。 こうして 種類 によって 体 節 の うち の 特定 の もの が 組み合わさ れ て ひとつ づき の 外 骨格 で 覆わ れる 場合 が 多く 見 られ 、 外観 上 あるいは 機能 上 の 単位 を 構成 する 。 例えば 、 体 を 頭部 ・ 胸部 ・ 腹部 （ 前 体 ・ 中 体 ・ 終 体 ） の 3 部 、 または 頭 胸部 ・ 腹部 （ 前 体 ・ 後 体 ） の 2 部 に 分け て 呼ぶ 場合 が あり 、 これ は 節足動物 の 各 分類 群 ごと の 特徴 として 用い られる 。 一部 の 分類 群 は 、 体 の 最 後尾 に 尾 節 （ ） という 尾 状 の 構造 を も 備え て いる 。  各 体 節 から は 、 それぞれ 一 対 の 関節 肢 と 呼ば れる 付属 肢 が 出 て いる 。 これ が 「 節足動物 」 という 名前 の 由来 と なっ て いる 。 関節 肢 も 体 と 同様 に 外 骨格 で 覆わ れ 、 途中 に 関節 が ある 。 関節 肢 は 分類 群 や 備える 部位 によって 歩 脚 ・ 遊泳 脚 ・ 鋏 ・ 鎌 ・ 顎 ・ 触角 ・ 鰓 など 様々 な 功 能 に 応じ て 色んな 形 に 特殊 化 し て いる 。 例えば 頭部 に は 感覚 用 の 触角 と 摂 食用 の 顎 、 胴体 に は 移動 用 の 歩 脚 を 持つ など 、 節足動物 は 、 往々 に し て 独自 の 機能 を 持っ た 様々 な 関節 肢 を 身 に 備え 、 「 アーミーナイフ の よう に 、 お互い に 別 の 機能 を 持っ た 複数 の 道具 が 同時に セット さ れる 」 とも 比喩 さ れる 。  関節 肢 は 、 内 肢 （ endopod ） と 外 肢 （ exopod ） を もつ 二 叉 型 付属 肢 （ biramous   appendage ） が 祖先 形質 で ある と 思わ れる 。 しかし 、 現 生 節足動物 の 中 に この 性質 を 明瞭 に 保留 する の は 甲殻 類 だけ で 、 他 の 分類 群 において は 内 肢 しか 見 られ ない 単 枝 型 付属 肢 （ uniramous   appendage ） が ほとんど で ある 。 また 、 絶滅 し た 三 葉虫 と マーレラ など 、 カンブリア 紀 の 殆ど の 節足動物 の 歩 脚 は ヒレ 状 の 外 肢 と 歩 脚 状 の 内 肢 から なる 二 叉 型 で ある 。  多く の 左右 相称 動物 と 同様 、 節足動物 は 体腔 を 持ち 、 消化 管 は 体 の 前後 に 貫通 し 、 いわゆる 口 と 肛門 という 2 つ 開け 口 を 持つ 。 体 節 に 貫通 する 紐 状 の 心臓 と 中枢 神経 は それぞれ 体 の 背面 と 腹 面 に 付く 。  循環 系 は 開放 血管 系 で あり 、 細胞 外 液 、 リンパ液 や 血液 という 区別 は 存在 せ ず 、 リンパ液 と 血液 の 役割 を 兼ね て いる 血 リンパ が 心臓 と 組織 の 間隙 （ 血 体腔 ） に 流す 。 心臓 の 伸縮 や 体 の 運動 によって 血 リンパ は 心臓 の 動脈 から 体 の 静脈 と 呼吸 器 など の 器官 を 通り 、 心 門 を通じて 再び 心臓 に 戻る 。 血 リンパ の 中 に は 免疫 系 に 関わる 血球 が ある 。  一部 の 前口 動物 の よう に 、 節足動物 の 神経 系 の 様式 は はしご 形 神経 系 で ある 。 腹 側 の 1 対 の 神経 索 が 体 の 前後 に 走り 、 体 節 に 合わせ て 備え た 神経 節 （ ganglia ） は 、 左右 の 連絡 で 繋がっ て いる 。 頭部 ないし 頭 胸部 に 備え 、 キノコ 体 （ ） もつ 脳 は 、 前 大脳 （ protocerebrum ） ・ 中 大脳 （ deutocerebrum ） ・ 後 大脳 （ tritocerebrum ） という 3 つ の 脳神経 節 から 構成 さ れる 。 この 脳 は 前端 3 つ の 体 節 と共に 数 対 の 神経 節 から 融合 し た 結果 で あり 、 そこ から 食道 を 囲ん だ 食道 神経 環 （ ） を通じて 体 の 神経 節 に 繋がる 。 一部 の 体 節 の 融合 が 著しく 、 神経 が 集中 し て はしご 形 が 不明瞭 な 場合 も ある 。  節足動物 は 様々 の 方法 を通じて 周り の 環境 を 感知 する 。 体 表 は 常に 剛毛 （ 感覚 毛 ） を もち 、 種 によって は 触覚 ・ 振動 ・ 音 ・ 水流 や 気流 ・ 温度 ・ 匂い や 味 ・ 化学 物質 など 視力 以外 の 感覚 を 持つ 。  鋏角類 以外 の 節足動物 の 頭部 は 、 往々 に し て 触角 という 関節 肢 を もち 、 ほとんど の 場合 は 重要 な 感覚 器官 で ある 。 なお 、 触角 の ない 鋏角類 の 中 でも 、 ウデムシ や サソリモドキ の 様 に 一部 の 歩 脚 が 感覚 器官 に 特殊 化 し た 例 が ある 。  他 に も 昆虫 の 小 顎 と 下 唇 に ある 顎 鬚 は 嗅覚 や 味覚 に 関わり 、 サソリ の 櫛 状 板 ・ ヒヨケムシ の ラケット 器官 ・ 一部 の 昆虫 と 甲殻 類 の 後端 に ある 尾 毛 （ 、 ） も 感覚 器官 として 用い られ て おり 、 コオロギ や キリギリス の 前足 ・ バッタ の 胸部 と 腹部 の 間 に 両側 ・ カマキリ の 後 胸部 腹 面 に は 聴覚 に 関わる 特殊 な 器官 を 持つ 。  節足動物 は 、 単眼 （ ocelli 、 simple   eye ） と 複眼 （ compound   eye ） という 2 つ の 種類 の 眼 を 持つ こと が 基本 で ある 思わ れる 。 しかし 分類 によって 片方 しか 持た ず 、 複眼 の 単眼 化 、 稀 に 視力 が 失 なわ れ た 種類 も ある 。 また 、 単眼 の 中 に 元々 単眼 だっ た もの は 背 単眼 、 複眼 から 退化 し た もの は 側 単眼 と 呼ば れる 。  複眼 は 図形 認識 能力 を 備え 、 多数 の 個 眼 （ ommatidium ） という 構成 単位 から モザイク 画 の 様 な 視覚 を 産 生 する 。 単眼 は 主 に 明暗 を 感知 する 能力 を 持つ が 、 一部 の クモ の 単眼 は 図形 認識 能力 を 持ち 、 例えば ハエトリグモ の 視力 は よく 発達 し て おり 、 内部 の 網膜 を も 動かす こと が できる 。  六 足 類 と 甲殻 類 は 基本 的 に 単眼 と 複眼 を 両方 備える 。 多 足 類 は 背 単眼 を 持た ず 、 中 に ゲジ は 複眼 、 他 の もの は 複眼 由来 の 側 単眼 を 持つ 。 鋏角類 の 中 で カブトガニ と ウミサソリ は 単眼 と 複眼 を 両方 備え 、 クモガタ 類 は 複眼 を 持た ず 、 背 単眼 と 側 単眼 （ 中 眼 と 側 眼 ） を 混在 し 、 或いは 片方 のみ を 持つ 。 また 、 カンブリア 紀 の 古 生物 から 始め 、 三 葉虫 類 や 基盤 的 な 節足動物 と 思わ れる アノマロカリス 類 も 発達 し た 複眼 を 持つ 。  関節 の 隙間 は 可塑 性 を もつ 関節 膜 （ arthrodial   membrane ） に 覆わ れ て おり 、 2 つ の 関節 の 外 骨格 内 側 に 付着 する 筋肉 を通じて 運動 を する 。 胴体 の 関節 は 様々 な 方向 へ 湾曲 できる こと が 多い が 、 関節 肢 の 関節 は 往々 に し て 1 対 の 蝶番 の よう な 構造 、 いわゆる 関節 丘 （ ピボット 、 pivot ） に 固定 さ れ て 一つ の 平面 上 で しか 動か ない 。 その ため 節足動物 の 関節 肢 、 特に 基部 は 多数 の 節 に 分かれ て 様々 な 動き に 対応 する 。 また 、 外 骨格 は 体 の 内側 へ 延長 し 、 いわゆる 内 突起 （ apodeme ） と なり 、 筋肉 に 付着 面 を 提供 する こと も 多い 。 例えば カニ の 鋏 の 中 で は 、 可動 指 の 関節 に 繋がっ た 、 大量 の 筋肉 が 付着 する 板 状 の 内 突起 が 見 られる 。 また 、 体 中 の リンパ液 の 水圧 の 変化 によって 関節 肢 を 動かす 分類 群 も ある 。  節足動物 は 様々 な 生息 環境 に 進出 し て おり 、 それ に 応じ た 多様 な 呼吸 様式 が み られる 。 陸生 種 で は 気管 や 書 肺 、 水生 種 で は 鰓 を もつ もの が ある 。 呼吸 器官 を 持た ず 、 体 表 で ガス 交換 を 行う 種類 も ある 。  求愛 行動 ・ 交尾 或いは 交接 ・ メイトガード・ 護 卵 など 、 節足動物 は 分類 によって 様々 な 繁殖 行動 を 持つ 。 原則 として 有性 生殖 を 行う 卵生 動物 で ある が 、 サソリ や アブラムシ など から 単 為 生殖 と 卵 胎生 の 例 も 知ら れる 。  成長 に 伴い 古い 外 骨格 の 下 で 新しい 外 骨格 を 形成 し 、 脱皮 を通じて 古い 外 骨格 から 抜け出し て 成長 する 。 新しい 外 骨格 は 柔らかく 、 固く なる の も 時間 が 掛かり 、 脱皮 直後 の 節足動物 は 無防備 で ある 。 その ため 節足動物 の 脱皮 は 常に 隠れ 場所 で 行う こと が 多い 。 中でも 古い 外 骨格 を 摂 食 し て 栄養 を 回収 する 種類 や 、 一部 の クモ は 脱皮 直後 の メス を 狙っ て 交接 する こと が 知ら れる 。  節足動物 の 幼生 は 基本 的 に 成体 と 似 た よう な 外見 を 持つ だ が 、 甲殻 類 の ノープリウス 幼生 や 昆虫 の 幼虫 など 、 成長 の 過程 で 著しく 形態 が 変化 する 変態 を 行う 分類 群 も 少なく ない 。 昆虫 の 成虫 に なる 脱皮 は 羽化 と 呼ば れる 。 多 足 類 は 成体 に なる まで 脱皮 に 伴っ て 体 節 と 脚 の 対数 を 増やす 。  節足動物 と 他 の 動物 門 の 類縁 関係 について は 、 長く 議論 さ れ て い た 。  以前 は 、 前口 動物 で ある こと 、 体 節制 を 持つ こと など の 共通 点 から 、 環 形 動物 に 近 縁 で ある と 考え られ た 。 そして 舌 形 動物 ・ 有 爪 動物 ・ 緩 歩 動物 という 3 つ の 動物 門 は 、 両者 の 中間 形態 を 示唆 する もの と 思わ れ 、 側節 足 動物 （ Parathropoda ） として まとめ られ た 。 こうして 、 環 形 動物 ・ 側 節足動物 ・ 節足動物 という 体 節制 を もつ 3 つ の 動物 群 は 、 体 節 動物 （ ） という 単 系統 群 を 構成 する と 考え られ た 。 その 中 でも 有 爪 動物 と 緩 歩 動物 は 、 節足動物 に 分類 さ れる 経緯 も あっ た 。  しかし その後 は 、 発生 学 ・ 分岐 分類 学 ・ 分子 系統 学 ・ 分子 遺伝 学 など 多方面 の 情報 により 、 環 形 動物 は 節足動物 に 類縁 で なく 、 むしろ トロコフォア 幼生 を 共有 する 軟体動物 など と共に 単 系統 群 の 冠 輪 動物 に 属する もの で ある と 判明 し た 。 従って 体 節制 という 共通 点 は 、 単なる 前口 動物 の 共有 原始 形質 か 、 或いは 収斂 進化 の 結果 と 思わ れ 、 節足動物 と 環 形 動物 の 類縁 関係 は 否定 的 に なっ た 。 舌 形 動物 は 、 のち に ウオジラミ に 近 縁 の 節足動物 で ある と 解明 さ れ て おり 、 緩 歩 動物 と 有 爪 動物 も 、 他 の 動物 門 より 節足動物 に 近 縁 と 見なさ れる よう に なっ た 。 やがて 、 側節 足 動物 も 多 系統 と なり 、 否定 さ れ た 。  21 世紀 現在 、 節足動物 ・ 有 爪 動物 ・ 緩 歩 動物 という 3 つ の 動物 門 の 単 系統 性 が 有力 視 さ れ 、 まとめ て 汎 節足動物 （ ） に なる 。 これら は 更に 鰓 曳動物 と 線形 動物 など を 含ん だ 環 神経 動物 （ 、 袋 形 動物 とも ） に 加え て 、 脱皮 動物 （ ） という 単 系統 群 を 構成 する 。  アノマロカリス と オパビニア を はじめ として 、 カンブリア 紀 の 化石 から は 、 節足動物 に 類縁 する 思わ れる ものの 、 現在 の 分類 で は 所属 場所 が 見あたら ない 、 最初 期 の 節足動物 の 系統 発生 を 示唆 する もの が ある 。 その 中 でも 、 アノマロカリス 類 と 節足動物 の 類縁 関係 は 広く 注目 さ れ て い た 。 同 時期 の 節足動物 の 化石 記録 の うち 、 三 葉虫 類 は 最も 早期 で 、 おそ よ 5 億 2 , 100 万 年 前 に 出現 する が 、 5 億 3 , 700 万 年 前 に も 遡る 節足動物 の 生 痕 化石 （"" など ） が 見つかっ て おり 、 更 なる 早期 な 起源 を 示唆 する 。  アノマロカリス 類 や オパビニア など Dinocaridida 綱 の もの は 、 シベリオン 類 など の 葉 足 動物 に 次ぐ 、 節足動物 全般 の 最初 期 の 脇道 系統 （ ステムグループ ） に 位置 する 基盤 的 な 節足動物 と 考え られ 、 節足動物 は 葉 足 動物 から 派生 し た グループ で ある こと が 示唆 さ れる 。 これら の 学説 の 詳細 は アノマロカリス 類 # 分類 、 葉 足 動物 # 節足動物 と の 関係 性 および 恐 蟹 綱 # 系統 関係 を 参照 の こと 。  上述 の 群 に 次い た 脇道 系統 に は 、 全身 の 硬質 な 外 骨格 、 全て の 付属 肢 が 関節 肢 で ある こと や 複数 体 節 から なる 頭部 など 、 いわゆる 真正 の 節足動物 （ 真 節足動物 ） として 基本 で ある 形質 を 備え た フキシャンフィア 類 、 および イソキシス や カナダスピス など 「 " bivalved   forms "」 として 便宜 上 に まとめ られる もの が 位置 する と 考え られる 。 これら の 節足動物 から はじめて として 、 真 節足動物 と 同様 に 、 前 大脳 （ 先 節 ） に 対応 する 付属 肢 は 見当たら ず （ もしくは 上唇 に 特殊 化 、 後述 参照 ） 、 第 1 対 の 付属 肢 は 中 大脳 （ deutocerebrum ） に 対応 する こと に 因ん で 、 Deuteropoda という 広義 上 の 真 節足動物 の クレード を 構成 する 。  現 生 の 節足動物 は 、 鋏角亜 門 （ クモガタ 類 、 カブトガニ 類 など ） ・ 多 足 亜 門 （ ムカデ 、 ヤスデ など ） ・ 甲殻 亜 門 （ 甲殻 類 ） ・ 六 脚 亜 門 （ 昆虫 など ） という 4 つ の 亜 門 に 分類 さ れ て いる 。 化石 種 まで 範囲 を 広げれ ば 、 三 葉虫 という 過去 の 大 グループ や 幾つ の 系統 関係 が 明らか に なっ て い ない 分類 群 も 存在 し た 。  特に 注目 さ れる の は 、 前端 体 節 の 融合 による 頭部 ないし 前 体 （ 頭 胸部 ） の 付属 肢 で ある 。 その 構造 は 主 に 亜 門 によって 以下 の パターン が ある 。  これら の 付属 肢 の 対応 関係 （ 相 同性 ） は 、 節足動物 の 内部 系統 や 他 の 汎 節足動物 と の 関係 性 を 大きく 左右 する 的 と さ れ 、 そこ から 繰り広げ た 議論 は 「 」 として 知ら れ て いる 。  古典 的 な 知見 で は 、 鋏角類 の 触角 を 持た ない という 特徴 は 二 次 的 喪失 で ある と 考え られ 、 多 足 類 と 六 脚 類 は 近 縁 と さ れ て き た 。 しかし 、 発生 学 と 分子 遺伝 学 的 情報 は これら の 知見 を 否定 し 、 鋏角類 の 鋏角 は 大 顎 類 の 第 1 触角 に 相 同 で ある と さ れ 、 多 足 類 と 六 脚 類 の 直接 の 関連 も 支持 さ れ ず 、 むしろ 六 脚 類 は 側 系統 で ある 甲殻 類 から 分岐 し た という 結果 が 出 て いる （ 汎 甲殻 類 仮説 ） 。 また 、 節足動物 全体 の 中 で は ウミグモ 類 の 位置 が 問題 と なっ て いる 。 鋏角類 に 含める の が 従来 の 判断 で ある が 、 遺伝子 へ の 解析 に よれ ば 、 鋏角類 で ある こと を 支持 し 、 もしくは それ 以外 の 節足動物 全部 と 対置 す べき など 、 様々 な 見解 が 出 て いる 。  また 、 節足動物 の 胚 発生 に 見 られる 眼 と 前 大脳 を 持っ た 最 前方 の 節 、 いわゆる 先 節 （ 口前 葉 ） に は 付属 肢 を 持た ない という の は 従来 の 判断 で あっ た 。 しかし 、 多く の 節足動物 の 口 の 前 に ある 蓋 状 の 構造 、 いわゆる 上唇 （ ） および 口 下 片 （ ） は 、 著しく 融合 、 退化 し た 先 節 由来 の 1 対 の 付属 肢 で ある という 知見 は のち に 有力 視 さ れ 、 有 爪 動物 の 触角 や アノマロカリス 類 の 前部 付属 肢 と の 相 同性 も 注目 さ れる 。  三 葉虫 類 を はじめて として 、 幾つ か の 絶滅 し た 節足動物 の 分類 群 と 現存 分類 群 の 類縁 関係 について は 、 未だに 定説 が ない 。 例えば 三 葉虫 は 、 鋏角類 に 類縁 する （ を 構成 する ） の が 従来 の 判断 で ある が 、 頭部 体 節 の 構成 と 触角 を 持つ など 性質 により 、 むしろ 大 顎 類 に 類縁 （ Antennulata を 構成 する ） で は ない か という 見解 も ある 。 Megacheira 類 に関して は 、 フキシャンフィア 類 に 次ぐ 真 節足動物 の ステムグループ に 位置 し 、 または 脳 の 構造 に 基づい て 基盤 的 な 鋏角類 と 見なす 、 など の 説 が ある 。  節足動物 は 記載 さ れ た 種 数 の 最も 多い 動物 門 で ある 。 その 数 は ほとんど の 動物 種 だけ で なく 、 真 核 生物 の 大 部分 を も 占める 。 2011 年 現在 、 100 万 種 以上 の 六 脚 類 ・ 11 万 種 以上 の 鋏角類 ・ 6 万 種 以上 の 甲殻 類 ・ 1 万 種 以上 の 多 足 類 という 計 120 万 種 以上 の 現 生 節足動物 が 記載 さ れ た 。 また 、 絶滅 し た 三 葉虫 も 大きな グループ で あり 、 1 万 種 以上 が 記載 さ れ た 。  分子 系統 学 、 分岐 分類 学 が 盛行 する 以前 に は 、 形態 に 基づく 以下 の 分類 が 使用 さ れ て い た 。 流通 し て いる 書籍 と 文献 に も この 分類 に したがっ て いる もの も 多い 。 よって 参考 ・ 比較 の ため 、 また 生物 学 史上 の 意義 も あり 、 以下 に 併記 する 。  節足動物 に は 、 ヒト に対して 、 刺 咬 、 吸血 、 接触 、 寄生 、 媒介 など により 疾患 を 発生 さ せる もの が あり 、 刺 咬性節 足 動物 、 吸血 性 節足動物 、 接触 性 節足動物 など に 分類 さ れる 。寄生虫 （ き せいちゅう ） と は 、 寄生 生物 の うち 動物 に 分類 さ れる もの を 指す 。 寄生 動物 とも 。  植物 における 寄生 生物 は 寄生 植物 と 呼ば れる 。  寄生 の 部位 によって 、 体 表面 に 寄生 する もの を 外部 寄生虫 、 体内 に 寄生 する もの を 内部 寄生虫 と いう 。 寄生虫 と 言っ た とき は 、 おもに 内部 寄生虫 の こと を 意味 する こと が 多い が 、 外部 寄生虫 の ダニ など を 含める こと が ある 。 カ・ブユ など 一時 的 に 付着 する だけ の 吸血 性 昆虫 は 寄生 と は 言わ ない の が 普通 だ が 、 寄生虫 学 で は 寄生虫 に 含める こと が ある 。 なお 、 社会 寄生 や 労働 寄生 の もの は 語感 的 に は 含め ない よう で ある 。  寄生虫 に 寄生 さ れる 生物 を 宿主 （ または 寄 主 ） と 呼ぶ 。 また 、 寄生 バチ や 寄生 バエ の よう な 寄 主 を 食い 尽くす 生物 を 捕食 寄生 者 と 呼ぶ 。  寄生虫 と 総称 さ れる 動物 の グループ に は 、 原生 動物 門 ・ 有 櫛 動物 門 ・ 中 生 動物 門 ・ 扁形動 物 門 ・ 線形 動物 門 ・ 類 線形 動物 門 ・ 鉤頭動 物 門 ・ 紐 形 動物 門 ・ 環 形 動物 門 ・ 節足動物 門 ・ 舌 形 動物 門 など 多様 な 動物 門 が 含ま れ て いる 。 現在 の 分類 学 による およそ 30 余り の 動物 門 の うち 半数 近く に 寄生 性 の 種 が 含ま れる こと に なり 、 この うち 、 中 生 動物 ・ 類 線形 動物 ・ 鉤頭動 物 ・ 舌 形 動物 について は そこ に 含ま れる すべて の 種 が 寄生 性 で ある 。  棘皮動物 ・ 脊索 動物 など 後口 動物 に は 、 （ 内部 ） 寄生 する 種 は 殆ど 知ら れ て い ない が 、 その 理由 は はっきり と 解明 さ れ て い ない 。  寄生虫 は もともと は 自由 生活 を する 生物 から 進化 し た と 考え られ て いる 。 寄生 性 の 獲得 は さまざま な 生物 の 系統 上 で 独自 し て 何 度 も 起こっ た よう で ある 。  寄生 生活 へ の 適応 の 結果 として 、 生物 の 形態 に は 大きな 変化 が 起こる 。 吸収 や 附着 、 生殖 に関する 器官 が 発達 する 一方 、 多く の 場合 に 消化 器官 や 感覚 器官 、 運動 器官 が 大幅 に 退化 する 。 その ため ある 動物 門 から 進化 し た 寄生 性 の タクソン が 形態 の 違い により 独立 門 と 見なさ れ て しまう こと が ある 。 たとえば 、 舌 形 動物 門 は すべて 寄生 性 の 種 から なる 門 で 以前 から 節足動物 と の 近 縁 性 が 指摘 さ れ て い た が 、 最近 の 分子 系統 解析 の 成果 により 甲殻 類 の 鰓 尾 類 に 近 縁 で ある こと が 示さ れ た 。 この ため 分類 者 によって は 舌 形 動物 門 を 独立 し た 門 と は 認め ず 、 節足動物 門 に 含ま れる もの と する 場合 が ある 。  中 生 動物 門 は ごく 少数 の 細胞 から なる 生物 の グループ で ある が 、 その 起源 について は 、 単細胞 生物 が 多 細胞 へ 進化 する 過程 の 生物 と する 説 と 、 扁形動 物 など 後生 動物 が 寄生 生活 の 結果 退化 的 に 進化 し た もの と する 二つ の 説 が ある 。 近年 の 分子 系統 分析 で は 、 後者 の 説 の 方 が 有力 に なり つつ ある 。  寄生 性 の 種 は 多く の 場合 、 自由 生活 に 必要 な 器官 を 失う 。 退化 し た 器官 は 再び 発達 し ない こと が 多い （ ドロ の 法則 ・ 退化 を 参照 ） ので 、 寄生 種 が 自由 生活 種 に 再び 進化 する こと は 殆ど 知ら れ て い ない 。 ただし 、 生活 環 の 一部 で のみ 寄生 生活 を 営む もの も あり 、 その よう な 種 で は 寄生 生活 以外 の 時期 に は 運動 性 を 保持 する ので この 限り で は ない 。 狩り バチ や スズメバチ など は 寄生 バチ から 進化 し た と 考え られ て いる 。 ただし 、 幼虫 が 親 に 餌 を 用意 し て もらっ て いる 点 で は 、 幼虫 の 自由 生活 の 能力 は ない まま と 見る こと も できる 。  一般 に 寄生 動物 は 、 体 を 固定 する ため の 構造 が 発達 する 。 他方 、 特に 内部 寄生虫 は 、 使う 必要 の ない 運動 器官 、 感覚 器官 、 消化 器官 が 退化 する 。 しかし 、 生殖 器官 は 発達 する 場合 が 多く 、 体 が 生殖 器官 だけ に なっ て しまう よう な 例 も 見受け られる 。  寄生虫 にとって 大きな 問題 と なる の は 、 宿主 間 を どう やっ て 移動 する か で ある 。 特に 内部 寄生虫 の 場合 、 生活 環 の どこ か で 宿主 間 の 移動 を し なけれ ば なら ない が 、 大型 の 寄生虫 で は 簡単 な 方法 が 少ない 。 たとえば 、 ヒト に 寄生 する ギョウチュウ は 、 ヒト の 肛門 周辺 に 産卵 する 。 産卵 の 際 に 周辺 部 に 痒 み を 引き起こし 、 掻き毟っ た 手 に 卵 が 付着 し て ヒト から ヒト に 移る ので 、 比較的 簡単 に 宿主 間 を 移動 する が 、 やはり よく 知ら れる カイチュウ で は 、 卵 は 大便 とともに 体外 に 排出 さ れ 、 野菜 等 に 付着 する こと で 食物 として 他人 の 口 に 侵入 する という 経路 を 持つ 。 現在 の 日本 で は 糞便 を 肥料 に 利用 する こと が 殆ど ない ので 、 カイチュウ の 感染 例 は 激減 し て いる 。  食物 連鎖 を 利用 し て 宿主 へ の 侵入 を 果たす もの も いる 。 カマキリ や カマドウマ の 寄生虫 として 有名 な ハリガネムシ は 、 秋 に なる と 成虫 が 宿主 の 体外 に 出 て 、 池 など の 水辺 から 水中 に 入り 、 そこで 産卵 する 。 孵化 し た ハリガネムシ の 幼生 は 、 まず カゲロウ など の 水生 昆虫 の 体内 に 侵入 し 、 カマキリ や カマドウマ に 宿主 が 捕食 さ れる こと で 再び 捕食 者 の 体内 に 侵入 し て 成体 へ と 成長 する 。  この よう に 幼生 と 成体 で 異なる 宿主 を 持つ 場合 、 幼生 の 宿主 を 中間 宿主 、 成体 の 宿主 を 終 宿主 と いう 。 中間 宿主 を 複数 持つ 寄生虫 も 知ら れ て いる 。 終 宿主 に たどり着け ない 場合 、 寄生虫 は 成体 に は なれ ない こと が 多い 。 この よう な 複雑 な 生活 環 を 持つ 種 で は 、 卵 が 成虫 に なる 確率 は 極めて 低く 、 成体 は 極めて たくさん の 卵 を 産む 。  さらに 、 中間 宿主 の 体内 で 幼生 が 無性 生殖 を 行っ て 数 を 増やす 例 も ある 。 吸虫類 や 条 虫 類 で は その よう な 例 が 多い 。 例えば エキノコックス は 本来 は キツネ など を 終 宿主 と する 小型 の 条 虫 類 で ある が 、 幼生 が ヒト に 入っ た 場合 、 成虫 に なる こと が でき ず 、 幼生 の まま で 無性 生殖 を 繰り返す ため 、 大変 危険 な 症状 を 引き起こす こと が ある 。  生活 環 の 一部 で のみ 寄生 生活 を 行う 生物 も 知ら れ て おり 、 その よう な 種 で は 寄生 による 変化 は 大きく ない 。 淡水 産 の 二枚貝 に は 孵化 直後 に 魚 の 鰭 に 寄生 する もの が ある が 、 それ 以外 の 段階 で は 特に 寄生 性 へ の 適応 が 見 られ ない の が 普通 で ある 。 寄生 蜂 、 寄生 バエ に は 幼虫 期 に 寄生 生活 を 行う もの が あり 、 これ も 成虫 は 非 寄生 性 の 仲間 と 比べ て 形態 的 に も 運動 能力 的 に も 大きな 差 は ない 。 ケン ミジンコ 類 モンストリラ 目 の もの は 幼生 期 に 多毛 類 に 寄生 する 。 この 類 で も 成体 は 自由 生活 を 営む が 、 口器 が 退化 し て いる 。  ある 地域 に 棲息 する 寄生虫 の 生命 史 は 、 その 地域 の 生物 群集 において の 種 間 関係 や 食物 網 が 成立 し て 初めて 成り立つ もの で ある 。 たとえば 食物 連鎖 の どこ か で 破綻 が 起きれ ば 寄生虫 は 中間 宿主 に 辿り 着く こと が でき なく なり 、 仮に いくら 終 宿主 が 豊富 に 存在 し て い て も 種 を 維持 する こと が でき なく なる 。 つまり 寄生虫 が 脈々と 子孫 を 残し て いく ため に は 、 地域 の 生物 群集 が 充分 に 保全 さ れ て いる 必要 が ある 。 その よう な 観点 から 、 寄生虫 から 群集 を 見る と 言う 見方 も あり 得る 。 たとえば 干潟 の 巻貝 を 中間 宿主 と し 、 鳥 を 終 宿主 と する 吸虫 を 調べる こと から 干潟 の 保全 を 考える 、 と 言っ た こと が 試み られ て いる 。  戦後 の 日本 において は 、 寄生虫 は （ 病気 で は ない ものの ） 結核 など の 感染 症 と 並び 国民 病 の 一つ と さ れ て い た 。 昭和 20 年代 の 全 国民 の 保 卵 率 は 70 - 80 % と 推定 さ れ て いる 。 また 、 戦後 の 混乱 から 脱し つつ ある 1956 年 に 富山 市 が 市 職員 に対して 行っ た 検査 で も 45 % の 高率 と なっ て い た 。  近 現代 における ヒト の 食生活 の 著しい 変化 により 、 従来 ヒト の 生活 に 近かっ た 寄生虫 の 感染 例 は 減少 傾向 に ある 。 例えば 人糞 の 農作 利用 によって 媒介 さ れ て い た カイチュウ の 感染 例 は 、 化学 肥料 の 普及 によって 大幅 に 減少 し た 。 しかし 動植物 の 生食 が 増える こと によって 、 従来 は あまり 見 られ なかっ た 新た な 寄生虫 の 症例 も 増加 し て 来 て いる と いう 。  藤田 紘一 郎 博士 の 研究 に よれ ば 、 サナダムシ を 始め と する 寄生虫 の 一部 は アレルギー 反応 を 抑制 する 成分 を 分泌 し て おり 、 副作用 の 問題 など から 実用 化 に は 至っ て い ない ものの 、 ヒト の アレルギー 症状 を 抑える 特効薬 として 期待 さ れ て いる 。 寄生虫 は 人間 にとって 正 の 効用 を 持つ 可能 性 も ある が 、 一般 に は 病原 体 で あり 、 安易 な 使用 は 危険 で ある 。 また 、 上記 サナダムシ の 効用 のみ を 以 って 有害 な 寄生虫 の 付い た 農産物 に 危険 性 が 無い とか 、 寄生虫 や その 虫 卵 の 全般 に 危険 性 が 無い 、 など と 主張 する 論者 も 見 られる 。  寄生虫 を 体外 に 排出 する ため 、 虫下し と 呼ば れる 薬 を 飲む こと が ある 。 昔 から センダン など が 虫下し として 利用 さ れ て き た 。目 （ 眼 、 め ） は 、 光 を 受容 する 感覚 器 で ある 。 光 の 情報 は 眼 で 受容 さ れ 、 中枢 神経 系 の 働き によって 視覚 が 生じる 。  ヒト の 眼 は 感覚 器 系 に当たる 眼球 と 附属 器 、 神経 系 に当たる 視神経 と 動 眼 神経 から なる 。 眼球 は 光 受容 に 関連 する 。 角膜 、 瞳孔 、 水晶 体 など の 構造 は 、 光学 的 役割 を 果たす 。 網膜 において 光 は 神経 信号 に 符号 化 さ れる 。 視神経 は 、 網膜 から の 神経 情報 を 脳 へ と 伝達 する 。 付属 器 の うち 眼瞼 や 涙 器 は 眼球 を 保護 する 。 外 眼 筋 は 眼球 運動 に 寄与 する 。 多く の 動物 が 眼 に 相当 する 器官 を 持つ 。 動物 の 眼 に は 、 人間 の 眼 と 構造 や 機能 が 大きく 異なる もの が ある 。  以下 で は 、 まず 前半 で ヒト の 眼 について 、 後半 で は 動物 全体 の 眼 について それぞれ 記述 する 。  眼 は 眼窩 に 位置 し 、 眼球 、 視神経 、 付属 器 から なる 。  眼球 は 外壁 （ 眼球 壁 ） と 内容 物 から なる 。 外壁 は 3 層 構造 を なし 、 最 外層 で 血管 が 少ない ため 白く 見える 外 膜 （ 繊維 膜 ） は 前部 1 / 6 に当たる 強く 湾曲 し た 屈折 を 担う 角膜 と その 外周 に あり 5 / 6 を 覆う 強 膜 から なる 。  中間 層 は 眼球 血管 膜 （ 俗称 ： ぶどう 膜 ） と 総称 さ れ 、 カメラ の 絞り に 相当 する 膜 状 組織 で あり 中央 に 瞳孔 と 呼ば れる 開口 部 を 持つ 虹彩 、 中 に 筋肉 を 持ち 水晶 体 を 支え たり ひっぱ たり する 毛 様 体 、 メラニン 色素 を 多く 含み 光 の 乱反射 を 防ぐ 脈絡 膜 から なる 。  最 内層 は 神経 性 網膜 と 色素 上皮 から なる 網膜 が ある 。 網膜 は 、 後半 部 に 受け た 光 を 神経 の 興奮 状態 に 替え て 視神経 に 伝える 役割 を 持つ 網膜 視 部 と 、 前半 部 の 光 を 感じ ない 網膜 盲 部 が ある 。 この 境界 に は 鋸 状 縁 と いう 。 また 、 眼球 奥 に も 視神経 に 繋がる ため くぼん だ 箇所 （ 視神経 円 板 ・ 視神経 乳頭 ） が あり 、 光 を 感じ ない 。 この 場所 から 約 4 mm 外側 に は 中心 窩 と 呼ば れる 窪み が ある 。 ここ は 視力 が 最も 高く 発揮 さ れる 場所 で あり 、 物 を 凝視 する 際 の 焦点 として 使わ れる 。  眼球 の 内容 物 に は 、 直径 約 1 cm の 弾性 を 持つ 凸レンズ 状 組織 で ある 水晶 体 、 無色 透明 な ゼリー 状 で 眼球 の 形状 を 支える 硝子 体 、 眼 圧 を 調整 する 液体 の 眼 房 水 が ある 。 角膜 と 虹彩 の あいだ を 前 眼 房 、 虹彩 と 水晶 体 ・ 硝子 体 の あいだ を 後 眼 房 と よぶ 。 眼 房 水 は 毛 様 体 の 上皮 で 分泌 供給 さ れ 、 強 膜 静脈 洞 （ シュレム 管 ） から 排出 さ れ て 静脈 に 還流 する 。  視神経 は 網膜 神経 節 細胞 の 軸 索 で ある 。 視神経 は 視神経 乳頭 から 視 交差 へ 向かう 。 視神経 は 視 交差 以降 で は 視 索 と なり 外側 膝 状 体 、 上丘 、 視 交叉 上 核 など へ 向かう 。 視神経 は 視神経 鞘 に 包ま れる 。 視神経 鞘 に は 網膜 中心 動脈 、 網膜 中心 静脈 など も 包ま れる 。  眼球 の 外側 に は 付属 器 が 付く 。 眼瞼 は 眼球 の 前方 に 位置 する 折りたたみ 可能 な 上下 2 枚 の 襞 で 、 眼球 の 保護 を する 。 内側 は 血管 と 神経 が 張り巡らさ れ た 結膜 が あり 、 この 箇所 は 感染 症 を 起こし やすい 。 内部 に は 眼 輪 筋 と 、 結合 組織 から なり 眼球 と 瞼 の 摩擦 を 低減 する 脂肪 性 物 を 分泌 する マイポーブ 腺 を 一 列 に 備え た 瞼 板 が ある 。  涙 器 に は 涙腺 と 多数 の 涙 道 が ある 。 平時 に は 少量 の 涙 を 分泌 し 眼球 の 乾燥 を 防ぎ ながら 、 時には 多量 の 涙 を 流す こと も ある 。 通常 で は 涙 は 目頭 の 方 へ 集まり 、 涙 小管 から 鼻 根 部 に ある 涙 嚢 そして 鼻 涙 管 を通じて 鼻腔 に 落ちる よう に なっ て いる 。  筋肉 マン （ 眼 筋 ） は 眼窩 の 中 に あり 眼球 を 動かす 横 紋 筋 で ある 。 6 本 の うち 上 直 筋 ・ 下 直 筋 ・ 内側 直 筋 ・ 外側 直 筋 の 4 本 は 直 筋 群 と 呼ば れ 、 眼球 前方 の 強 膜 と 連結 し て 眼球 を それぞれ が 収縮 する 方向 に 向ける 働き を 持つ 。 残り の 上 斜 筋 ・ 下 斜 筋 は 同じく 眼球 を ある 方向 に 向ける 役割 を 担う が 、 その 末端 は 滑車 と 呼ば れる 腱 と 繋がっ て いる 。  眼 を 栄養 する 主要 な 動脈 は 、 内 頸動脈 の 枝 で ある 眼 動脈 の 分 枝 で ある 。 網膜 中心 動脈 は 視神経 管 を 通り 、 網膜 の 内面 に 分布 する 。 短 後 毛 様 体 動脈 は 視神経 の 近く で 強 膜 を 貫い て 脈絡 膜 に 分布 する 。  眼瞼 や 外 眼 筋 に は 眼 動脈 の 分 枝 の ほか に 、 外 頸動脈 の 枝 で ある 顎 動脈 、 浅 側 頭 動脈 、 顔面 動脈 など の 分 枝 も 分布 する 。  眼 の 主要 な 静脈 は 眼 静脈 で ある 。 眼 静脈 は 上 眼 静脈 と 下 眼 静脈 を 受ける 。 網膜 中心 静脈 は 網膜 中心 動脈 を 受け 、 上 眼 静脈 へ 注ぐ 。 脈絡 膜 や 毛 様 体 に 分布 し た 血液 は 渦 静脈 と なり 、 上 眼 静脈 へ 注ぐ 。 眼 静脈 は 海綿 静脈 洞 へ と 注ぐ 。  網膜 の 特に 後方 奥 は 眼底 と 言い 、 瞳孔 を通じて 検視 鏡 で 観察 できる 。 ここ は 、 人体 において 直接 に 血管 を 見る こと が 出来る 唯一 の 場所 で あり 、 動脈 硬化 など 血管 の 診断 に 利用 さ れる 。  視神経 は 網膜 神経 節 細胞 の 軸 索 で ある 。 視神経 は 視神経 溝 で 視 交叉 を 作り 、 外側 膝 状 体 や 上丘 へ と 投射 する 。  三叉 神経 第 1 枝 の 眼 神経 の 枝 で ある 、 涙腺 神経 、 眼窩 上 神経 と 滑車 上 神経 から なる 前頭 神経 、 滑車 下 神経 は 、 眼瞼 や 角膜 の 知覚 に 寄与 する 。 長毛 様 体 神経 は 毛 様 体 と 虹彩 の 知覚 に 寄与 する 。  眼瞼 の 筋 の うち 、 上 眼瞼 挙 筋 は 動 眼 神経 支配 、 眼 輪 筋 は 顔面 神経 支配 の 横 紋 筋 で ある 。 瞼 板 筋 は 交感神経 支配 の 平滑 筋 で ある 。 それぞれ の 筋 は 眼瞼 の 運動 に 関与 する 。 眼瞼 の 運動 に は 前頭 筋 も 関与 する 。  内 眼 筋 は 毛 様 筋 と 虹彩 筋 から なる 。 毛 様 体 筋 は 動 眼 神経 支配 で あり 、 毛 様 体 神経 節 から の 短 毛 様 体 神経 により 支配 さ れる 。 虹彩 筋 の うち 瞳孔 括約筋 は 動 眼 神経 支配 、 瞳孔 散大 筋 は 交感神経 支配 で あり 、 瞳孔 径 の 変化 に 寄与 する 。  下 斜 筋 を 除く 外 眼 筋 は 、 総 腱 輪 を 起 始 として 強 膜 に 停止 する 。 下 斜 筋 は 眼窩 前部 底 から 起 始 する 。 上 直 筋 、 下 直 筋 、 内 直 筋 、 下 斜 筋 は 動 眼 神経 核 から 出る 動 眼 神経 支配 で ある 。 上 斜 筋 は 滑車 神経 支配 で ある 。 外 直 筋 は 外 転 神経 支配 で ある 。  動 眼 神経 の うち 動 眼 神経 副 核 由来 の もの は 副 交感神経 性 で あり 、 毛 様 体 神経 節 を 経 て 短 毛 様 体 神経 と なり 、 毛 様 体 筋 と 瞳孔 括約筋 に 分布 する 。  三叉 神経 第 2 枝 の 上顎 神経 から は 、 翼 口蓋 神経 節 を 経 て 涙腺 へ 分布 する 副 交感 性 の 枝 が 出る 。  眼 を 構成 する 組織 の うち 、 角膜 の 外層 と 水晶 体 は 外 胚葉 由来 で ある 。 網膜 、 視神経 は 神経 外 胚葉 由来 で ある 。 強 膜 、 脈絡 膜 、 毛 様 体 、 角膜 の 内層 は 中 胚葉 および 神経 堤 由来 で ある 。  眼 原器 は 胎生 第 2 週 に 、 神経 管 の 前 脳 から 形成 さ れる 。 前 脳 の この 領域 は 、 将来 の 間 脳 と なる 。 眼 原器 は 外側 に 拡張 し 、 第 3 週 に 眼 胞 と なる 。 眼 胞 の 内部 は 、 将来 の 第 三 脳 室 と 連絡 する 。 眼 胞 は 周囲 を 間 葉 組織 に 取り囲ま れ 、 将来 の 視神経 鞘 と なる 。 第 4 週 に は 、 眼 胞 の 先端 部 が 陥 凹 し 、 二 重 壁 を 持つ 眼 杯 と 、 二 重 壁 を 持た ない 眼 茎 と なる 。  眼 杯 の 前面 に 位置 する 外 胚葉 が 陥 凹 し て 水晶 体 窩 と なる 。 水晶 体 窩 は 最終 的 に 表層 から 完全 に 分離 し て 水晶 体 胞 と なる 。 水晶 体 胞 の 後 面 と 眼 杯 の 前面 と の あいだ に は 、 一 次 硝子 体 が 形成 さ れる 。 水晶 体 胞 の 後 面 に は 一 次 水晶 体 線維 が 形成 さ れる 。 一 次 硝子 体 は 、 二 次 硝子 体 が 生じる と 退 縮 する 。  眼 杯 の 腹 側面 と 眼 茎 に 溝 が でき 、 これ が つながっ て 眼 杯 裂 と なる 。 眼 杯 裂 は 間 葉 と 眼 杯 を 連絡 する 。 眼 杯 裂 に は 硝子 体 動静 脈 が 含ま れる 。 硝子 体 動脈 は 眼 動脈 の 枝 で あり 、 水晶 体 や 眼 杯 の 内部 の 組織 を 栄養 する 。 硝子 体 動脈 は その後 、 網膜 以外 へ の 枝 を 失い 、 網膜 中心 動脈 と なる 。 眼 杯 裂 は その後 、 眼 杯 と 眼 茎 に 取り込ま れる 。 最終 的 に は 視神経 の 軸 索 に 取り囲ま れる 。  眼 杯 の 内壁 で は 神経 細胞 へ の 分化 が 生じ 、 神経 性 網膜 と なる 。 外壁 は メラニン 色素 を 含む 網膜 色素 上皮 と なる 。 内壁 と 外壁 は もともと は 第 三 脳 室 と 通じる 腔 により 隔て られ て い た が 、 徐々に 腔 は 狭小 化 し 、 最終 的 に 消失 する 。 眼 杯 の 内壁 は 視 細胞 など の 細胞 へ と 分化 する 。 神経 節 細胞 の 軸 索 は 、 眼 茎 の 壁 内 を 進む 。 線維 が 増大 する につれて 眼 茎 の 内 腔 は 狭小 化 し て 、 内 腔 の ない 視神経 と なる 。  間 葉 組織 は 眼 杯 を 取り囲み 、 2 層 の 構造 を 生じる 。 外層 は 強 膜 、 内層 は 脈絡 膜 を 生じる 。 強 膜 は 硬 膜 と 、 脈絡 膜 は 軟膜 と クモ 膜 と 相 同 で ある 。  水晶 体 が 形成 さ れる と 、 眼 胞 を 取り囲ん で い た 間 葉 組織 は 、 水晶 体 と 体 表 と の 間 に 侵入 する 。 後 に この 部位 の 間 葉 組織 は 、 前後 の 2 層 に 分かれる 。 前 層 は 角膜 固有 質 と なり 、 角膜 の 内層 と なる 。 後 層 を 前 眼 房 の 中 皮 と よぶ 。 両者 の 間 は 将来 の 前 眼 房 と なる 。 前 眼 房 の 中 皮 の 水晶 体 に 接する 部分 は 後 に 崩壊 し て 、 水晶 体 の 間 に 間隙 を 生じる 。 この 間隙 は 将来 の 後 眼 房 と なる 。 前 眼 房 の 中 皮 の 残存 層 は 瞳孔 膜 と なり 、 後 に 穿孔 し て 瞳孔 を 生じる 。  毛 様 体 は 眼 杯 と 周辺 の 脈絡 膜 により 生じる 。 毛 様 体 色素 上皮 は 網膜 色素 上皮 と 連続 する 。 毛 様 体 無 色素 上皮 は 神経 性 網膜 と 連続 する が 、 神経 細胞 は 存在 し ない 。  角膜 の 内層 は 前 眼 房 の 中 皮 に 由来 し 、 中 胚葉 由来 で ある 。 角膜 の 外層 は 体 表 外 胚葉 に 由来 する 。  眼 杯 の 前 縁 と その 周囲 の 間 葉 は 眼 杯 の 内側 へ 進出 し て 、 水晶 体 を 部分 的 に 覆う 。 この こと により 、 虹彩 を 生じる 。 虹彩 筋 は 、 神経 堤 由来 の 平滑 筋 で ある 。 虹彩 の 血管 や 結合 組織 は 間 葉 由来 で ある 。  外 眼 筋 は 間 葉 から 生じる 。 上 眼瞼 挙 筋 は 上 直 筋 から 分かれ て 生じる 。  光 は 角膜 により 屈折 さ れる 。 次に 瞳孔 を 通過 する 。 次に 水晶 体 により 屈折 さ れる 。 最後 に 網膜 へ と 投射 する 。  角膜 の 屈折 力 は 40   D 程度 で ある 。 これ は 、 水晶 体 の 屈折 力 20 - 30   D より も 大きい 。 角膜 の 屈折 力 が 大きい の は 、 角膜 が 屈折 率 の 差 の 大きい 空気 と 境界 を なし て いる ため で ある 。 角膜 の 屈折 力 は 大きい ため 、 角膜 の 障害 により 視力 は 大きく 低下 する 。  瞳孔 径 は 2 - 8 mm 程度 の 間 で 変化 する 。 瞳孔 径 の 変化 は 虹彩 を なす 虹彩 筋 の 作用 に よる 。 瞳孔 径 の 変化 は 光量 に 依存 する 。 虹彩 の 色 は メラニン 色素 により 決まり 、 個体 差 が ある （ → ヒト の 虹彩 の 色 ） 。  水晶 体 の 屈折 力 は 20 - 30   D 程度 の あいだ で 変化 する 。 水晶 体 は 、 毛 様 体 筋 の 働き によって 厚み を 変化 し 、 屈折 力 が 変化 する 。 この 作用 を 調節 と よぶ 。 調節 機構 の 説明 として は 毛 様 体 小 帯 の 緊張 により 、 水晶 体 の 周囲 が 圧迫 さ れ て 調節 さ れる と する 緊張 説 と 毛 様 体 筋 の 収縮 により 毛 様 体 小 帯 が 弛緩 し 水晶 体 が 球形 に 近づく こと で 起こる と する 弛緩 説 と に 分かれる 。  眼 光学 系 は 、 カメラ に たとえ られる こと が ある 。 角膜 は 単 焦点 レンズ 、 瞳孔 は 絞り 、 水晶 体 は 可変 焦点 レンズ 、 網膜 は フィルム に 相当 する と さ れる 。 しかしながら 、 眼 光学 系 の 各々 の 屈折 面 で は 明確 な 光 軸 は 定義 さ れ ない 。 また 、 各々 の 屈折 面 における 近似 的 な 光 軸 は 、 互いに 一致 し ない 。 さらに 、 中心 窩 や 瞳孔 の 中心 は 、 近似 的 な 光 軸 上 に は 位置 し ない 。 この よう に 、 眼 光学 系 は カメラ の よう な 共 軸 光学 系 と は 異なり 、 非 共 軸 光学 系 で ある 。  網膜 において 光 受容 が なさ れる 。 すなわち 、 眼 光学 系 を通じて 網膜 に 投射 さ れ た 光 は 、 網膜 において 神経 信号 へ 符号 化 さ れる 。 網膜 から は 視神経 が 出 て 、 神経 信号 を 外側 膝 状 体 や 上丘 へ と 伝達 する 。  眼瞼 は 眼球 を 物理 的 に 保護 する 。 また 、 瞬 目 により 結膜 表面 に 涙 液 を 分布 さ せる 。  涙 器 は 涙 液 の 分泌 と 除去 に 関わる 。 涙 液 に は リゾチーム 、 ラクトフェリン 、 免疫 グロブリン など が 含ま れる 。  少なくとも 人間 の 場合 に 、 眼 は 表情 を 構成 する 重要 な 要素 で あり 、 視覚 的 な 個体 間 の 情報 交換 、 いわゆる 非 言語 コミュニケーション の 大きな 部分 を 担っ て いる 。 日本語 で は 「 眼 は 心 の 窓 」 「 目 は 口 ほど に もの を 言い 」 という 表現 が ある 。 また 、 「 眼 が 泳ぐ 」 「 目 が 据わる 」 など の 表現 も 、 眼 の 感情 表現 における 役割 を 示す もの で ある 。 目と 目 を 合わせる こと を アイコンタクト と 言う 。  さらに 、 ヒト の 場合 は まぶた の 間 から 虹彩 より 外 の 白目 の 部分 が 見える こと 、 その 上 に 眉毛 が ある こと は 独自 の 特徴 で 、 これら は 眼 の 作る 表現 の 幅 を 広げ 、 強調 する 役割 を 担っ て も いる 。 また 涙 も 単に 眼 を 洗浄 する 役割 以上 に 感情 と 強い 結び つき を 持つ 。  水晶 体 が 濁っ て 起こる 白内障 や 網膜 神経 節 細胞 が 死滅 する 緑内障 、 網膜 から 神経 網膜 が 剥がれる 網膜 剥離 、 結膜 に できる 炎症 で ある 結膜炎 など 、 目 を 患部 と する 疾患 は 数多く 存在 する 。 特に 眼球 部分 を 患部 と する 疾患 の 場合 、 症状 の 進行 によって 失明 する こと も ある 。 目 を 扱う 医学 の 診療 ・ 研究 分野 は 眼 科学 と 呼ば れる 。 また 、 目 において 屈折 異常 が 起きる と 近視 や 乱視 、 遠視 など といった 症状 が 現れる 。 こうした 屈折 異常 を 根本 的 に 治療 する こと は 困難 で ある が 、 眼鏡 や コンタクトレンズ といった 矯正 器具 を 使用 する こと で ほとんど の 屈折 異常 は 生活 上 問題 の ない 程度 まで 症状 を 緩和 する こと が 可能 で ある 。  眉毛 と 目 の 組み合わせ を 左 に 90 度 回転 さ せる と 「 １ ０ 」 に 見える こと から 、 毎年 10 月 10 日 は 「 目 の 愛護 デー 」 と さ れ て おり 、 眼科 医 など が 目 の 異常 など の 早期 受診 など を 呼びかける 啓発 行事 を 実施 し て いる 。 同様 な 理由 で 、 1001 ＝ 10 月 1 日 は 「 眼鏡 の 日 」 と なっ て いる 。  動物 の 眼 は 、 発生 起源 が 皮膚 の 表層 部 で ある 表皮 で ある もの と 、 中枢 神経 系 で ある 脳 の 一部 から 生じる もの の 2 つ に 大別 できる 。 無 脊椎動物 の 眼 は 皮膚 由来 で あり 、 脊椎動物 の 眼 は 脳 由来 で ある 。  原生 生物 の ミドリムシ は 、 鞭 毛 基部 に 感光 部 を 持つ 。 多 細胞 生物 の うち 、 光 に 応答 する が 、 光 を 受容 する ため の 特別 の 構造 を 有さ ない 動物 は 、 体 表 の 細胞 に 感光 性 色素 を 持つ 。 これら の 構造 は 、 光 受容 の ため に 分化 し た 構造 で は ない 。  最も 原始 的 な 眼 は 環 形 動物 で ある ミミズ の よう な 明暗 を 感知 する だけ の 「 明暗 視 」 が 可能 な もの が 体 表面 に 分布 する 形態 の もの で ある 。 この よう な 体 の 各部 に 分布 する 眼 は 「 散在 性 視覚 器 」 （ さん ざいせいしかくき ） と 呼ば れ 、 ミミズ で は 表皮 の 表皮 細胞 の 間 に 単独 の 視 細胞 が まばら に 分布 し て いる 。 ミミズ の 光 受容 性 表皮 細胞 は 、 例外 的 に 光 受容 膜 に 類似 し た 微 絨毛 を 持つ 。  視 細胞 が 集まっ た もの が 「 眼 点 」 （ がん てん ） で ある 。 眼 点 は 体 表 の 視 細胞 が 色素 を 含ん だ 支持 細胞 に 裏打ち さ れる こと で 「 網膜 」 を 形成 する が 明暗 視 だけ が 可能 で あり 光 の 方向 は 判別 でき ない 。 腔腸動物 の クラゲ や 扁形動 物 の プラナリア など が 眼 点 を 持つ 。 プラナリア や 軟体動物 の ホタテガイ など ごく 少数 の 無 脊椎動物 で は 視神経 が 光 の 入射 側 に なる 「 背 向性 眼 」 で あり 、 これら は 無 脊椎動物 の 眼 として は 例外 的 で ある 。  視 細胞 と 支持 細胞 から 成る 網膜 組織 が 体 表面 から 陥 凹 し 、 杯 状 と なり レンズ を 備え ない 構造 を 形成 し た もの が 「 杯 状 眼 」 （ はい じ ょうがん ） で ある 。 杯 状 に なる こと で 光 の 入射 方向 を 判別 できる 。 腹足類 の カタツムリ や カサガイ など が 杯 状 眼 を 持つ 。  杯 状 眼 で は 光 の 入射 方向 の 判別 精度 が あまり 高く なく 、 杯 の 入口 が 狭く なっ て 穴 と なっ た もの が 「 窩状眼 」 （ かじ ょうがん ） で ある 。 杯 状 眼 で も コロイド 状 分泌 物 で 凹部 を 満たす もの も ある が 、 窩状眼 で も 穴 と なっ た 内部 に 硝子 体 を 備える こと で 性能 を 高める よう に なっ て いる 。  窩状眼 で は 網膜 へ 光線 を 絞っ て 投影 できる が 、 光 の 入射 口 が 狭く 多く の 光 を 無駄 に する こと に なる 。 光 を 屈折 さ せる 専用 の レンズ で ある 水晶 体 を 備え 、 前面 に は それ を 保護 する 角膜 を 持っ た もの が 「 水晶 体 眼 」 で ある 。 無 脊椎動物 として は ホラガイ の よう な 貝類 から 水晶 体 眼 を 持つ よう に なり 、 脊椎動物 の 眼 も 水晶 体 眼 で ある 。 イカ や タコ といった 頭 足 類 の 眼 は 無 脊椎動物 の 中 で も 特に 発達 し た 水晶 体 眼 で あり 、 脊椎動物 の 眼 と 形態 が かなり 似る まで に 進化 を 遂げ て いる が 、 発生 過程 で は 眼 の 組織 が 表皮 から 生じる ため 、 眼 胞 と 呼ば れる 眼 の 組織 が 表皮 細胞 から 分化 し て 生じ て その 前 壁 部分 が 厚み を 帯び て 水晶 体 後半 と なり 、 表皮 細胞 から 再び せり出し て 眼 胞 を 覆っ た 部分 の 中央 が 外側 に 向かっ て 膨らみ 水晶 体 前半 と なる 。 頭 足 類 で は これら 2 つ が 融合 し て 水晶 体 と なる 。 ただし 他 の 大 多数 の 無 脊椎動物 の 眼 と 同様 に 「 背 向性 眼 」 （ ＝ 反転 眼 ） で は ない 。 発生 において は 無 脊椎動物 の 眼 は すべて が 表皮 由来 で ある が 、 脊椎動物 の 外側 眼 は 網膜 組織 と 色素 上皮 層 の 2 層 構造 など が 脳 由来 で あり 角膜 の 外層 と 水晶 体 が 表皮 由来 で ある 。 脊椎動物 の 頭頂 眼 は 脳 由来 の 網膜 だけ の 1 層 構造 で ある 。 また 脊椎動物 の 外側 眼 は 背 向性 眼 （ 反転 眼 ） で あり 、 視神経 乳頭 による 盲点 が ある が 、 頭頂 眼 は 反転 眼 で は ない 。  眼 を 形態 で 大きく 分類 する と 単眼 ・ 複眼 ・ カメラ 眼 の 3 つ に 分け られる 。  光 受容 細胞 が 杯 状 の 構造 を 形成 し 、 その 外層 に レンズ を 備える 構造 を 単眼 と 呼ぶ 。 単眼 は 、 レンズ と 網膜 を 備える が 、 ピント 調節 や 絞り など の 機能 は ない 。 環 形 動物 、 多く の 軟体動物 、 節足動物 は 単眼 を 持つ 。  複眼 は 、 個 眼 の 集合 体 で ある 。 この 個 眼 が たくさん 集まり 半球 状 に 配列 さ れ た もの が 複眼 で ある 。  個 眼 は 外層 から 個別 の レンズ 、 円錐 晶 体 、 視 細胞 層 から 成り立つ 。 個 眼 同士 は 光 を 通さ ない 隔壁 で 分かれ て いる 。 視 細胞 層 は ミツバチ の 場合 、 外部 から の 光 を 直接 受ける 中心 の 感 棹 と 周囲 に 8 つ 並ぶ 光 受容 細胞 から なる 。 光 受容 細胞 は ミツバチ の 場合 、 紫外線 に 最も 高い 感度 を もつ もの 2 つ 、 青 に 感度 を 示す もの 2 つ 、 緑 に 感度 を 示す もの 4 つ から 成り立つ 。  レンズ を 小さく する こと で 焦点 距離 を 短く 出来る ため 、 体 の スペース が ほとんど ない 小さな 生物 に 適し た 構造 で ある 。 また 動き を 捉える こと に 適し て いる 。 その 一方 で 、 対象 を 精細 に 見る 上 で は 限界 が ある 。 画像 を 捉える ため の 細胞 が 、 人間 で は 網膜 上 に 1 億 以上 あり 脳 へ の 伝達 細胞 も 約 100 万 ある 。 しかし 複眼 は 各個 眼 を それほど 多く 備える こと が 難しく 、 比較的 多い トンボ で も 数 万 で しか ない 。 また 遠く の もの を 見る 機能 に も 劣り 、 昆虫 の 視力 は 0 . 01 程度 で しか ない 。  カメラ 眼 と は 、 ピント の 調整 を 行える 可動 な 1 枚 の 大きな レンズ または 水晶 体 、 取り込む 光量 を 調整 する 機能 、 そして 網膜 の よう な 面積 が 広い 光 受容 組織 を 供え た 、 いわゆる カメラ と 基本 的 に 同じ 構造 を 持つ 目 で ある 。 これ は 大型 の 動物 で も 比較的 小さな 目 で 視力 を 持つ の に 適し 、 すべて の 脊椎動物 が 備え て いる 。 角膜 や レンズ を 持っ た 事 で 像 を 結ぶ 点 に 優れ 、 さらに レンズ を 動かす 筋肉 を 発達 さ せ た ため 遠く を 見る 事 でも 有利 で ある 。  また 、 軟体動物 門 頭 足 綱 の タコ や イカ は 、 いわゆる カメラ 眼 を 持つ 。 カメラ 眼 は ピント 調節 が 可能 で ある 点 で は 、 脊椎動物 の 眼 光学 系 に 類似 する 。 しかし 、 網膜 の 構造 や 機能 は 脊椎動物 と は 大きく 異なる 。 脊椎動物 の 網膜 は 脳 や 神経 に なる 体内 の 層 が 進化 し て 形作ら れ た が 、 タコ など の 光 受容 体 は 皮膚 層 が くびれ て 体内 に 取り込ま れ て 形成 さ れ た 。 たとえば 、 脊椎動物 の 視 細胞 は 光 に 過 分極 応答 する が 、 イカ や タコ の 視 細胞 は 光 に 脱 分極 応答 する 。  魚類 の 眼 は 水圧 と 低 屈折 率 という 点 で 水中 で の 生活 に 適し た 構造 を 備え て いる 。 水圧 が 眼 の 組織 を 強く 押し て くる ため 強固 に なっ て いる 。 ある 種 の 魚類 は 眼球 の 強 膜 に 軟骨 や 骨 を 持っ て いる 。 また 、 水 は 角膜 や 水晶 体 の 屈折 率 に 近い ため 陸上 生物 の よう な 眼 の レンズ で は 光線 が あまり 屈折 せ ず に 網膜 へ 届い て うまく 像 を 結べ なく なる 。 魚眼レンズ という 言葉 が ある よう に 、 魚 の 眼 は 水中 で の 低い 屈折 率 を 補う ため に 水晶 体 は レンズ 状 で は 済まなく なり 球形 を し て いる 。 ヒト を 含む ほとんど の 陸棲 動物 の 眼 は 遠近 の ピント を 合わせる のに 水晶 体 の 厚み を 変え て いる が 、 魚 の 眼 は 球状 の 水晶 体 で あり カメラ の レンズ が ピント を 合わす よう に 、 眼球 の 中 で 前後 に 移動 し て いる 。 遠く の 物 を 見る 時 に は 「 水晶 体 牽引 筋 」 を 収縮 さ せ て 水晶 体 を 眼 の 奥 の 網膜 方向 へ と 引き 、 近く の 物 を 見る 時 に は 弛緩 さ せ て 水晶 体 を 眼 の 前方 へ 戻す 。 哺乳類 の イルカ や アザラシ 、 そして 鳥類 で も 水鳥 は 陸上 で も 水中 でも 良好 な 視力 が 求め られる が 、 かれ ら は 柔軟 な 水晶 体 を 毛 様 体 筋 で 強く 引く こと で 陸上 で は レンズ 状 ／ 水中 で は 球状 に なる よう 大きく 変形 さ せ て いる 。 鳥類 で も ペンギン の 眼 は 水中 に のみ 対応 し て おり 、 陸上 で は 極度 の 近視 に なっ て あまり 周囲 が 見え て い ない 。  陸棲 動物 で は 角膜 を 乾燥 や 汚れ から 守る ため に 瞼 が 発達 し た が 、 水棲 動物 は 瞼 が 無い か あっ て も 簡素 な もの で ある 。 両生類 は 上下 に 瞼 を 持ち 、 さらに 薄く 透明 な 瞬 膜 （ しゅん まく ） が ある 。 瞬 膜 は 鳥類 も 備え て おり 、 飛行 中 は 瞼 を 開い た まま 瞬 膜 を 閉じ て 乾燥 から 守ら れ 外 を 見る こと が できる 。 陸棲 動物 は 角膜 を 潤す ため に 眼窩 腺 を 持つ 。 両生類 、 爬虫類 、 鳥類 で は ハーダー 腺 が 発達 し て いる 。 哺乳類 で は 眼窩 腺 の 1 つ に 涙腺 が ある 。  眼 の 型 、 構造 は 様々 で ある が 、 その 配置 は ある程度 の 共通 性 が ある 。 ある程度 以上 の 視力 を 持ち 、 それ に 多く 頼っ て 生活 し て いる と 見 られる 動物 で は 、 主要 な 眼 を 一 対 、 ある程度 同 一方向 へ 向け て いる の が 普通 で ある 。 例えば 同じ カメラ 眼 で も 起源 の 異なる 脊椎動物 と 頭 足 類 、 複眼 を 持つ 昆虫 や 大型 甲殻 類 は すべて この よう な 配置 の 眼 を 持つ 。 両 眼 で 一方向 を 見る こと で 立体 視 が 可能 に なり 、 両 眼 視差 を 利用 する こと で 距離 情報 が より 正確 に なる 。 例 を 挙げれ ば 草食 動物 の ウマ や ウサギ は 目 の 間隔 が 離れ て おり 視野 角 が 広く 、 迫り 来る 敵 を 察知 し やすく なっ て いる 。 その 反面 ライオン 等 の 肉食 動物 は 目 の 間隔 が 狭く 、 前方 の 獲物 の 距離 を 正確 に 認識 する こと が できる 。  クモ 類 で は 8 個 の 眼 が 並ん で いる が 、 ハエトリグモ の よう に 視覚 に 頼っ た 狩り を する もの で は 2 眼 が 特に 良く 発達 する 例 が 見 られる 。 小型 の 動物 で は 目 の 位置 を 出来る だけ 高く する もの も あり 、 クモ 類 で は ハエトリグモ 類 や ササグモ 科 など 、 徘徊 性 に 特に 適応 し た もの で は 頭部 が 特に 盛り上がり 、 カニ 類 で は 眼 だけ が 体 から 上 に 伸ばさ れ て いる 。  水中 と 陸上 で は 眼 の 働き 方 も 異なる 。 ワニ や カバ 、 カエル の よう に 陸上 生活 を 行い ながら 水 に たびたび 入る 動物 は 、 目 は 鼻 とともに 頭 の 上部 に 位置 する 共通 の 適応 が 見 られる 。 また 、 ヨツメウオ や ミズスマシ の よう に 水面 に あっ て 水上 と 水中 を 同時に 見る 動物 で は 、 上下 の 世界 を それぞれ 別 の 目 で 見る 例 も ある 。  ツバメ など の 鳥類 は 中心 窩 が 2 つ あり 、 両目 で 見 た 場合 の 前方 1 箇所 の 他 に 、 左右 の 片 眼 だけ それぞれ 側 方 の 1 箇所 が 良く 見える 点 が ある 。 円 口 類 の ヌタウナギ は 光 の 届か ない 300 m 程 の 海中 に 適応 し た ため 、 祖先 が 持っ て い た 眼 は 直径 1 mm ほど まで 小さく なり 水晶 体 や 虹彩 は 退化 し て 失わ れ て 皮下 へ 移動 し て しまい 、 明暗 を 判別 できる だけ に なっ て いる 。 同様 に 、 洞窟 、 深海 、 土中 の よう な 光 の 無い 世界 に 適応 し た 動物 で は 、 元 から あっ た 眼 が 退化 し て しまっ た もの が 多く 存在 する 。  目 が もの を 捉える 力 を 視力 と いう 。 これ は 具体 的 に は 、 空間 に ある 2 点 を 識別 する 能力 で あり 、 眼球 の 屈折 や 調整 能力 の 低下 、 または 眼球 の 透過 性 や 網膜 の 異常 、 そして 視覚 伝達 神経 の 不備 など が ある と 低下 する 。  光 を 捉える 目 の 細胞 に は 、 明るい 場所 で 働く 錐 体 細胞 と 、 暗い 場所 で 使わ れる 桿体細 胞 が ある 。 色 を 認識 する の は この うち 錐 体 細胞 で ある が 、 全て の 色 すなわち 全て の 波長 の 光 を 捉え られ ない 。 人間 の 目 が 識別 可能 な 波長 幅 を 特に 可視 光線 と 言う が 、 見え て いる 光 の 波長 は 生物 によって 異なる 。  全て の 目 において 光 を 捉える 事 は 、 視 細胞 に 蓄え られ た オプシン という タンパク質 分子 が 最初 に 光 を 吸収 する 事 で 始まる 。 この オプシン に は 複数 の 種類 が あり 、 それぞれ 受け止める 波長 が 短い 方 から 「 紫 外 / 青 型 」 「 青 型 」 「 緑 型 」 「 赤 / 緑 型 」 の 4 種 に 分け られる 。 この 4 種 は 、 生物 の 中 で 5 億 年 前 頃 に 揃っ た と 言わ れる 。 この うち 人類 が 持つ オプシン は 、 波長 が 青 寄り に なり 420 nm 付近 に 特 化 し た 「 紫 外 / 青 型 」 と 、 530 nm 付近 に 特 化 し た 「 赤 / 緑 型 」 （ 緑 ） 、 560 nm 付近 に 特 化 し た 「 赤 / 緑 型 」 （ 赤 ） の 2 種類 3 サブ タイプ で あり 、 色覚 は 3 色 型 と なる 。  脊椎動物 の オプシン を 調べる と 、 魚類 ・ 爬虫類 ・ 鳥類 が 4 種類 を 持っ て おり 、 両生類 は 見つかっ て い ない が この 例 に 当たる と 考え られ て いる 。 特に 魚類 は サブ タイプ も 多く メダカ は 8 タイプ を 持つ 。 ところが 進化 上 で 、 ほとんど の 哺乳類 は 「 青 型 」 「 緑 型 」 を 失っ た 。 これ は 初期 の 哺乳類 が 主 に 夜行 性 だっ た 事 が 影響 し た と 考え られる 。 さらに 「 紫 外 / 青 型 」 の うち 紫外線 を 見る 能力 も 失う が 、 例外 的 に 有 袋 類 の オポッサム や 齧 歯 類 の 中 に は 紫外線 を 感知 する 目 を 持つ 者 も いる 。  オプシン を 失い 2 種類 2 サブ タイプ の 色覚 （ 2 色 型 ） と なっ た 哺乳類 の うち から 、 霊長 類 は 進化 の 過程 で 「 赤 / 緑 型 」 の サブ タイプ を 増やし た 。 これ は 、 主 な 霊長 類 が 生き た 場所 が 森林 で あり 、 生存 する 上 で もの を 見分ける 際 に 色 が 重要 だっ た ため と 考え られる 。 中 に は 特殊 な 例 も あり 、 オマキザル は サブ タイプ が 異なる 2 色 型 と 3 色 型 が 群れ の 中 で 混在 する ケース が 見つかっ て いる 。  生物 が い つ 視覚 的 な 能力 を 獲得 し た の か は 定か で なく 、 一説 に は 21 億 年 以上 前 の 単細胞 生物 が 光 を 感知 でき た と いう が 定か で は ない 。 これ は 柔らかい 構造 で ある 目 は 化石 として 残り にくい ため で ある 。 それでも 先カンブリア時代 以前 から 、 生物 は 光 を 捉える 表面 細胞 を 備え て い た と 考え られる 。 これ が 爆発 的 な 進化 を 遂げ た の が カンブリア 紀 （ 約 5 億 2000 万 年 前 ） の いわゆる カンブリア 爆発 で ある 。 浅瀬 の 海 を 舞台 に 、 視力 を 持て ば 捕食 の ため または 敵 から 逃れる 上 で 非常 に 有利 に 働く 。 カンブリア 紀 は 、 目 が 生存 に 有利 な 機関 として 進化 と 多様 化 を 進め た と 考え られ 、 これ を 「 光 スイッチ 説 」 と 言う 。  チャールズ ・ ダーウィン は 、 複雑 な 目 の 構造 が 自然 に できあがる という 考え は 合理 的 で ない よう に 思わ れる と 述べ た が 、 それでも 自説 を 放棄 せ ず 、 目 も 生物 は 進化 の 中 で 獲得 し た という 説 を 堅持 し た 。 近年 の シミュレーション で は 、 生物 の 世代 交代 を 1 年 と し た 場合 、 単純 な 目 が カメラ 眼 に 進化 する まで に 必要 な 時間 は 40 万 年 以下 という 結果 も 得 られ た 。  進化 論 にまつわる 議論 の 歴史 として 、 「 脊椎動物 の 複雑 な 眼 の 構造 の 、 どれ か 1 つ でも 要素 が 欠ける と 正常 な 視力 が 得 られ ない と 考え られる と し 、 また 「 最初 から 完全 な 状態 で 作ら れ て い なけれ ば 眼 は 眼 たり え ない 」 、 「 すると 自然 選択 で 有利 と なら ない ので 、 目 が 発生 し た こと が 説明 困難 」 と する よう な 説 が 、 繰り返し 指摘 さ れ 、 進化 論 を めぐる 難問 の ひとつ と みなさ れ て き た 歴史 が ある 。 上記 の よう に 最近 で は 「 現実 に は 各種 動物 において 様々 な 型 の 眼 が 見 られ 、 それら の 性能 も また 多様 で ある 。 高度 な もの で は ヒト と 同様 か それ 以上 の 情報 を 提供 する と さ れる もの も あり 、 逆 に 簡単 な 明暗 程度 しか わから ない で あろ う もの も ある 」 と も さ れ 、 “ 完全 な 眼 ” を 想定 する の は 困難 で あり 、 また 、 不完全 な 視力 で は 役に立た ない と の 論旨 も 根拠 を 持た ない と 言える 。骨 （ ほ ね 、 英 ： bone ） は 、 脊椎動物 において 骨格 を 構成 する 、 リン酸カルシウム を 多分 に 含ん だ 硬い 組織 。 特に 軟骨 （ cartilage ） など と 明確 に 区別 する 場合 に は 硬骨 と も 呼ば れる 。  動物 体内 で の 骨 の 機能 は 多岐 にわたり 、 体 の 保護 や 姿勢 の 維持 、 筋肉 を 用い た 運動 の ほか に 、 栄養 の 貯蔵 や 、 血球 を 産 生 する 場 として の 役割 も 持っ て いる 。 ヒト の 大人 の 体 に は 、 大小 約 206 の 骨 が あり （ 幼児 で 約 270 個 ） 、 それぞれ に 固有 の 名称 が 与え られ て いる 。 ヒト の 体 で 最も 大きな 骨 は 大腿 骨 で ある 。  また この 意味 の 他 に も 、 口語 的 に は 骨格 そのもの を 指し示す 場合 も あり 、 生物 に 留まら ず 広く 用い られる （ 例 ： 傘 の 骨 、 鉄骨 など ） 。 本 項目 で は 、 特に 断り の ない 限り 、 最初 に 示し た 通り 脊椎動物 の 骨 を 説明 する 。  骨 は 骨膜 、 骨質 、 および 骨髄 から なる 。 骨 の 大き さ や 形状 は 多種 多様 で あり 、 縦 に 長い 形状 の 「 長 骨 」 、 立方体 の 形状 の 「 短 骨 」 、 平たい 形状 の 「 扁平 骨 」 、 上記 以外 の 特殊 な 形状 を 持つ 「 不 整骨 」 に 大別 できる 。  正常 な 骨 は 常に 新陳代謝 を 行い 、 破 骨 細胞 と 骨 芽 細胞 の 働き によって 活発 に 吸収 と 再 構築 が 行わ れ 、 一定 の 量 が 保た れ て いる 。 骨折 が 治癒 する の も 骨 の 再生 による もの で ある 。 骨 の 再 生産 、 カルシウム の 保持 または 放出 は 、 副 甲状腺 ホルモン   ( PTH )   等 によって 制御 さ れる 。  骨 に は 神経 が ない ため 、 骨 が 折れ て も 痛く ない 。 なぜ 痛い か と いう と 、 骨折 を 起こす と 骨 の 表面 に ある 神経 が 集中 し て いる 骨膜 が 破壊 さ れ 、 ほとんど の 場合 で 強い 自発 痛 や 圧痛 を 生じる ため で ある 。 骨折 で 手術 を し た 際 に 、 金属 の プレート や ワイヤー 、 ピン 、 ボルト 等 の 固定 具 を 骨 に 食い込ま せ て 骨 を 固定 し 接合 する が 、 もし 骨 に 神経 が あっ たら 激痛 で ある 。  骨格 形成 に は 糖 鎖 の 代謝 が 重要 な 役割 を 担っ て いる こと を 理化学研究所 が 解明 し 、 2007 年 に 新 遺伝子 "   SLC 35 D 1   " を 特定 し た 。 これ により 、 ヒト の 致死 性 の 骨 系統 疾患 、 蝸牛 様 骨盤 異 形成 症 の 解明 に 繋がる こと が 期待 さ れ て いる 。イヌワシ （ 犬 鷲 、 狗 鷲 、 " Aquila   chrysaetos "） は 、 タカ 目 タカ 科 イヌワシ 属 に 分類 さ れる 鳥類 。 イヌワシ 属 の 模 式 種 。 ベルクート （" Berkut "） と ネット 上 で 書か れる が 本来 の 発音 は ベールクト で ある 。  アフリカ 大陸 北部 、 北 アメリカ大陸 北部 、 ユーラシア 大陸  冬季 に 南下 する こと も ある 。 日本 で は 亜 種 イヌワシ が 周 年 生息 する （ 留鳥 ） 。  全長 75   -   95 センチメートル 。 翼 開張 168   -   220 センチメートル 近く に なる 。 全身 の 羽衣 は 黒褐色 や 暗 褐色 。 後 頭 の 羽衣 は 光沢 の ある 黄色 で 、 英名 （ golden ＝ 金色 の ） の 由来 に なっ て いる 。 尾羽 基部 を 被う 羽毛 （ 上尾 筒 、 下尾 筒 ） は 淡 褐色 。 中 雨 覆 や 風 切羽 基部 の 色彩 は 淡 褐色 。  虹彩 は 黄 褐色 や 淡 橙色 。 嘴 基部 や 嘴 基部 を 覆う 肉質 （ ろう 膜 ） 、 後肢 は 黄色 で 、 嘴 の 先端 は 黒い 。  幼鳥 は 後 頭 から 後 頸 にかけて 淡 褐色 の 縦縞 が 入る 。 尾羽 の 基部 や 初 列 風 切 、 外側 次 列 風 切 基部 の 色彩 が 白い 。 虹彩 は 暗 褐色 。  以下 の 分類 は Clements   Checklist   v 2015 ・ IOC   World   Bird   List   v   5 . 1 に 共通 する 亜 種 の 分類 で 、 記載 年 は IOC   World   Bird   List   v   5 . 1 、 分布 は Clements   Checklist   v 2015 に 従う 。  開け た 森林 や 草原 など に 生息 する 。  食 性 は 動物 食 で 、 哺乳類 、 鳥類 、 爬虫類 、 動物 の 死骸 など を 食べる 。 日本 で は ノ ウサギ 、 ヤマドリ 、 ヘビ 類 が 主 で 、 とりわけ ノ ウサギ が もっとも 重要 な 餌 で ある 。  上空 から 獲物 を 発見 する と 、 翼 を すぼめ 急 降下 し て 捕らえる 。 通常 は 単独 で 獲物 を 捕らえる が 、 1 羽 が 獲物 の 注意 を 引きつけ もう 1 羽 が 獲物 の 後方 から 襲い 掛かる 事 も ある 。 珍しい ケース で は 小 ジカ を 襲う 。  繁殖 形態 は 卵生 。 断崖 や 大木 の 樹 上 に 木 の 枝 や 枯草 など を 組み合わせ た 巣 を 作る 。 営巣 場所 が 限ら れる ため 毎年 同じ 巣 を 使う こと が 多い 。 日本 で は 2 - 3 月 に 1 回 に 1 - 2 個 の 卵 を 産む 。 主 に メス が 抱卵 を 行い 、 抱卵日 数 は 43 - 47 日 。 育 雛 も 主 に メス が 行い 、 育 雛 期間 は 70 - 94 日 で 通常 は 1 羽 のみ 育つ 。 雛 は 孵化 し て から 65 - 80 日 で 飛翔 できる よう に なり 、 3 か月 で 独立 する 。 生後 3 - 4 年 で 性 成熟 し 、 生後 5 年 で 成鳥 羽 に 生え 換わる 。  ヒツジ の 幼 獣 を 捕食 する 害鳥 と みなさ れる こと も ある 。  和名 の イヌ は 「 劣っ て いる 、 下級 の 」 の 意 で 、 クマタカ など に くらべ 本 種 の 尾羽 が 矢 羽 として の 価値 が 低かっ た 事 に 由来 する 。 漢字 表記 の 狗 は 本 種 が 天狗 を 連想 さ せる こと に 由来 する 。 開発 による 生息 地 の 破壊 、 害鳥 として の 駆除 、 人間 による 繁殖 の 妨害 など により 生息 数 は 減少 し 、 農薬 汚染 も 懸念 さ れ て いる 。  日本 の イヌワシ は 、 1990 年代 から 繁殖 成功 率 が 低下 し て いる 。 イヌワシ の 採 餌 にとって は 、 視界 と 飛行 に 適し た 開け た 草地 が 適し て おり 、 森林 で 覆わ れる と 子育て の ため の 餌 の 量 が 不足 する 。 かつて 伐採 、 放牧 、 そして 採草 の ため の 火入れ で 維持 さ れ て い た 開け た 場所 が 、 林業 ・ 畜産 の 衰退 で 森林 に 変わっ た こと が その 原因 で は ない か と 考え られ て いる 。 21 世紀 に 入っ て 、 日本 の 各地 で 間伐 など による イヌワシ の 餌 場 作り が 試行 さ れ て いる 。  日本 で は 1965 年 （ 昭和 40 年 ） に 種 として 国 の 天然記念物 、 1976 年 （ 昭和 51 年 ） に 岩泉 町 と 北上 町 が 「 イヌワシ 繁殖 地 」 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  1993 年 （ 平成 5 年 ） に 種の保存法 施行 に 伴い 国内 希少 野生 動植物 種 に 指定 、 また 動物 愛護 管理 法 の 特定 動物 に 指定 さ れ て いる 。トラ （ 虎 、 " Panthera   tigris "） は 、 食肉 目 ネコ 科 ヒョウ 属 に 分類 さ れる 食肉 類 。  インド 、 インドネシア （ スマトラ島 ） 、 タイ 王国 、 中華人民共和国 （ 雲南 省 、 吉林 省 、 黒竜江 省 、 チベット 自治 区 ） 、 ネパール 、 バングラデシュ 、 ブータン 、 マレーシア （ マレー半島 ） 、 ミャンマー 、 ラオス 、 ロシア 東部 。  カンボジア 、 中華人民共和国 の 一部 （ 広東 省 、 江西 省 、 湖南 省 、 浙江 省 、 陝西 省 、 福建 省 ） 、 朝鮮民主主義人民共和国 、 ベトナム で は 絶滅 し た と 考え られ て いる 。 アフガニスタン 、 イラン 、 インドネシア （ ジャワ島 、 バリ島 ） 、 ウズベキスタン 、 カザフスタン 、 キルギス 、 シンガポール 、 中華人民共和国 の 一部 （ 上海 市 、 重慶 市 、 天津 市 、 北京 市 、 安徽 省 、 河北 省 、 河南 省 、 貴 州 省 、 江蘇 省 、 湖北 省 、 山西 省 、 山東 省 、 四川 省 、 遼寧 省 、 広西 チワン 族 自治 区 、 新疆ウイグル 自治 区 ） 、 トルクメニスタン 、 トルコ 、 パキスタン で は 絶滅 。  模 式 標本 の 産地 （ 模 式 産地 ） は アジア と さ れ て い た が 、 後 に ベンガル と さ れ て いる 。  体長 140   -   280 センチメートル 。 尾長 95   -   119 センチメートル 。 メス より も オス の 方 が 大型 に なる 。 腹部 の 皮膚 は 弛ん で 襞 状 に なる 。 背面 は 黄色 や 黄 褐色 で 、 黒い 横縞 が 入る 。 縞 模様 は 藪 など で は 周囲 に 溶け こみ 輪郭 を 不明瞭 に し 、 獲物 に 気付か れ ず に 忍び寄っ たり 待ち伏せる こと に 適し て いる 。 腹 面 や 四肢 内 側 は 白い 。 黒 化 個体 の 発見 例 は ない が 、 インド で は 白 化 個体 の 発見 例 が ある 。  鼻面 は 太く て 短く 、 顎 の 力 が 強い 。 前肢 の 筋肉 は 発達 し 、 後肢 は 前肢 より も 長い 。 これ により 前肢 は 長い 爪 も 含め 獲物 を 押さえつける こと に 、 後肢 は 跳躍 に 適し て いる 。  出産 直後 の 幼 獣 は 体長 31 . 5 センチメートル   -   40 センチメートル 、 尾長 13   -   16 センチメートル 。 体重 780   -   1 , 600 グラム 。 縞 模様 は ある が 、 体 色 は 成獣 より も 明色 。  と は インド に 生息 する ベンガル トラ の 白 変種 で 、 アルビノ と は 異なる 白 化 型 で あり 、 正式 名 は 「 ベンガル トラ 白 変種 」 と いう 。 ホワイト タイガー は 、 普通 の トラ で は 黄色 に なる 部分 の 毛 が 白色 もしくは クリーム 色 で 、 黒い 縞 模様 の 部分 も 色 が 薄い 。 縞 模様 は 個体 によって は 茶色 だっ たり 、 または 縞 が ない か あっ て も 極めて 薄い スノーホワイト と 呼ば れる パターン も ある 。 虹彩 の 色 は 青 で ある 。 白 化 型 の 遺伝 に は メンデル の 法則 が 当てはまる と さ れる 。 かつて は インド 北部 や 中 東部 に 数 頭 い た と いわ れる が 、 トラ 全体 の 数 が 減っ て しまっ た 現在 で は 全 世界 で も 250 頭 あまり 、 国内 に は 30 頭 ほど しか い ない 希少 種 で 、 飼育 下 で しか 目 に する こと が でき ない 。  アムール トラ の 白 化 個体 に関して も 目撃 情報 は ある が 、 確か な 記録 は ない 。  上記 以外 の 体 色 も 目撃 さ れ た 例 が ある 。  以下 の 分類 ・ 和名 は 小原 ( 2000 ） に 従う 。  2015 年 に 頭骨 の 比較 や 分子 系統 解析 の 結果 から 、 亜 種 間 の 頭骨 の 測定 値 が 重複 する こと ・ 常 染色 体 や X 染色 体 ・ Y 染色 体 など に 差異 が ない こと ・ ミトコンドリア DNA の 分子 系統 解析 で 大きく 2 系統 に 分かれる が それ 以外 の 差異 は 小さい こと など から 、 本 種 を ユーラシア 大陸 産 と スンダ 列島 産 の 2 亜 種 のみ と する 説 が 提唱 さ れ た 。 以下 の 分類 ・ 分布 ・ 形態 は IUCN   SSC   Cat   Specialist   Group ( 2017 ) に 従う 。  熱帯 雨林 や 落葉樹 林 ・ 針葉樹 林 ・ 乾燥 林 ・ マングローブ の 湿原 など 様々 な 環境 に 生息 する 。 木 に 登っ た 例 も ある が 、 通常 は 木 に 登ら ない 。 夜行 性 だ が 、 主 に 薄明 薄暮 時 に 活動 し 昼間 に 活動 する こと も ある 。 群れ は 形成 せ ず 、 繁殖 期 以外 は 単独 で 生活 する 。 行動 圏 は 獲物 の 量 など で 変動 が ある 。 平均 的 に オス は 数 十 平方キロメートル 、 メス は 20 平方キロメートル の 行動 圏内 で 生活 し 、 雌雄 の 行動 圏 は 重複 する 。 縄張り の 中 を 頻繁 に 徘徊 し 、 糞 や 爪跡 を 残す 、 肛門 の 臭 腺 から の 分泌 物 を 含む 尿 を 木 や 岩 ・ 茂み に 撒く など し て 縄張り を 主張 する 。 温暖 な 地域 に 生息 する 個体 は 避暑 の ため 水 に 浸かる 。 泳ぎ も 上手く 、 泳い で 獲物 を 追跡 する こと も ある 。 河川 を 6   -   8 キロメートル 渡る こと も あり 、 まれ に 29 キロメートル を 泳ぐ こと も ある 。 8   -   10 メートル を 跳躍 する こと も ある が 、 通常 は 5   -   6 メートル 以下 。  食 性 は 動物 食 で 、 主 に 哺乳類 を 食べる 。  具体 的 に は イノシシ 、 " Cervus   canadensis "、 アクシスジカ 、 サンバー・ニホンジカ・ノロ 類 ・ バラシンガジカ・ヘラジカ・ホッグジカ " Axis   porcinus " など の シカ 類 、 シベリア ジャコウジカ " Moschus   moschiferus "、 アジアスイギュウ・ガウル・ニルガイ・バンテン・ブラックバック など の ウシ 類 など を 食べる 。  ツキノワグマ や ナマケグマ・ヒグマ・ヒョウ など の 他 の 肉食 獣 も 捕食 する 。  大型 の 獲物 が ない 時 は ヤマアラシ 類 など の 齧 歯 類 、 キジ 科 など の 鳥類 、 カメ 類 ・ ワニ 、 カエル 、 魚類 など の 小型 の 獲物 も 食べる 。  まれ に アジア ゾウ や インド サイ の 幼 獣 、 マレー バク を 襲う こと も ある 。 家畜 や 人間 を 襲う こと も ある 。  1 日 あたり 平均 6   -   7 キログラム の 肉 を 食べる が 、 一 晩 で 25 キログラム の 肉 を 食べる こと も ある 。 獲物 を 待ち伏せる こと も ある が 、 主 に 一 晩 あたり 10   -   20 キロメートル を 徘徊 し 獲物 を 探す 。 獲物 を 発見 する と 茂み など に 身 を 隠し 近距離 まで 忍び寄り 、 獲物 に 向かっ て 跳躍 し て 接近 する 。 主 に 獲物 の 側面 や 後 面 から 前肢 で 獲物 を 倒し 、 噛みつい て 仕留める 。 狩り の 成功 率 は 低く 10   -   20 回 に 1 回 成功 する 程度 。 獲物 は 茂み の 中 など に 運び 、 大型 の 獲物 で あれ ば 数 日 に 何 回 に も 分け て 食べる 。  繁殖 様式 は 胎生 。 繁殖 期 は 地域 によって も 異なり インド の 個体 群 は 雨期 が 明ける と 交尾 し 、 主 に 2   -   5 月 に 繁殖 する 。 発情 期間 は 数 日 だ が 、 約 2 日間 に 100 回 以上 の 交尾 を 行う 。 妊娠 期間 は 96   -   111 日 。 1 回 に 1   -   6 頭 の 幼 獣 を 産む 。 メス のみ で 幼 獣 を 育てる 。 授乳 期間 は 3   -   6 か月 。 出産 直後 の 幼 獣 は 眼 も 耳 も 閉じ て いる が 生後 6   -   14 日 で 開眼 し 、 生後 9   -   11 日 で 耳 が 開く 。 生後 4   -   8 週間 で 巣 から 出る よう に なる 。 幼 獣 は 生後 18   -   24 か月 は 母親 の 縄張り 内 で 生活 し 徐々に 独立 する 。 生後 2 年 で 幼 獣 の 半数 は 命 を 落とし 、 オス が 幼 獣 を 殺す こと も 多い 。 オス は 生後 4   -   5 年 、 メス は 生後 3   -   4 年 で 性 成熟 する 。 寿命 は 約 15 年 と 考え られ 、 飼育 下 で は 26 年 の 記録 が ある 。  骨 が 漢方薬 に なる と 信じ られ て いる 。 中国 に は 虎 骨 酒 が ある 。  開発 による 生息 地 の 破壊 、 薬用 や 毛皮 用 の 乱獲 、 人間 や 家畜 を 襲う 害 獣 として の 駆除 など により 生息 数 は 激減 し て いる 。 20 世紀 に 入る と 3 亜 種 が 絶滅 し た 。 19 世紀 における 生息 数 は 約 100 , 000 頭 と 推定 さ れ て いる 。 生息 地 を 自然 保護 区 に 指定 し たり 、 獲物 も 含め た 生態 に関する 調査 など の 保護 対策 が 行わ れ て いる 。 1975 年 の ワシントン 条約 発効 時 に は 亜 種 シベリア トラ を 除い て ワシントン 条約 附属 書 I に （ 亜 種 シベリア トラ は ワシントン 条約 附属 書 II ） 、 1987 年 に 全 亜 種 を 含む 種 として ワシントン 条約 附属 書 I に 掲載 さ れ て いる 。 亜 種 や 地域 ごと の 生息 数 に関する 調査 で は  亜 種 シベリア トラ の 1994 年 における 飼育 個体 は 632 頭 と さ れる 。  日本 で は パン テラ 属 （ ヒョウ 属 ） 単位 で 特定 動物 に 指定 さ れ て いる 。  19 世紀 に ネパール 、 インド 国境 付近 に 出没 し た チャンパーワット の 人 食い トラ の 被害 者 数 は 436 人 で あり 、 ギネス 世界 記録 に 認定 さ れ て いる 。   21 世紀 において も トラ が 人 を 襲う 被害 は 続い て おり 、 2018 年 インド 、 マハラシュトラ 州 で は 、 2 年間 に 13 人 を 殺害 し た 雌 の トラ が 射殺 さ れ て いる 。  中国 で は 百獣 の 王 と いえ ば 虎 で あり 、 獰猛 な 野獣 として の 虎 は 古く から 武勇 や 王者 の イメージ として 受容 さ れ 、 軍事 的 シンボル や 建国 ・ 出生 譚 、 故事 成語 など に 結びつい て いる 。 また 、 虎 と 人間 の 生活 が 密接 だっ た 古代 の 中国 や 朝鮮 など 東アジア で は 、 虎 を トーテム として 崇拝 し た 氏族 が あり 、 その 名残り から 魔 除け や 山の神 として 一般 的 な 崇敬 の 対象 に なっ た 。 虎 は 龍 と 同格 の 霊獣 と さ れ 、 干支 で は 年 の 始め に当たる 寅 に 当て られ て いる 。  一方 で 、 虎 は 凶悪 ・ 危険 ・ 残酷 といった マイナス の イメージ として 比喩 さ れる 。 虎 による 被害 の 多い 地域 で は 虎 にまつわる 多く の 民話 が 伝承 さ れ て いる が 、 ネガティブ な イメージ を もっ て 語ら れる もの が 多い 。  古代 より 日本人 にとって 虎 の 皮 は 海外 と の 交易 で 輸入 さ れる 唐物 の 代表 だっ た 。 『 続 日 本紀 』 など に 記録 さ れ て いる 渤海使 の 献進物 の 中 に も 虎 の 皮 が 含ま れ て いる 。 虎 皮 は 朝議 で は 五 位 以上 の 貴族 しか 身 に 付ける こと が でき ず 、 ときには 病気 や 祟り から 身 を 守る 呪物 として 用い られ た 。 他 に 虎 の 強 さ の イメージ を 利用 し た 例 として 、 虎 皮 を 材料 に 利用 し た 鎧 が ある 。 平貞盛 から 平維盛 まで 9 代 に 渡っ て 継承 さ れ た 「 唐皮 」 など が 有名 で ある 。  中国 武術 に は 虎 を モチーフ に し た 虎 形 拳 、 あるいは それ に 類する 名称 の もの が 複数 系列 にわたって 存在 する 。 日本 に は トラ は 生息 し て い ない が 、 大陸 の トラ の 存在 は 古く から 知ら れ て おり 、 多く の 絵師 が トラ を 題材 に し た 浮世絵 など を 残し て いる 。  虎 を モチーフ に し た 伝説 の 生物 として は 四 神 の 白虎 、 鯱 、 さる とら へび 、 人 虎 、 開明 獣 など が ある 。  また 、 鬼 の 虎 褌 など 、 見知らぬ 異国 の 住人 で ある 鬼 と 凶悪 な 虎 の 複合 し た 観念 が 、 平安 末期 以降 に 『 地獄 草紙 』 や 『 桃太郎 』 など の 作品 に 見 られる よう に なる 。  ヨーロッパ に その 存在 が 知ら れる よう に なっ た の は 、 アレクサンドロス 3 世 （ 大王 ） の インド 遠征 による もの で 、 ペルシア 語 の thigra （ 鋭い ・ 尖っ た ） から 、 ギリシア 語 で tigris と 呼ば れる よう に なり 、 英語 ・ ドイツ 語 の tiger へ と 変化 し た 。 ヨーロッパ で 最初 に トラ が 持ち込ま れ た の は 、 紀元前 19 年 に ローマ 皇帝 アウグストゥス に インド の 使者 が トラ を 献上 し た 時 と 言わ れ て いる 。  なお 、 アニマルプラネット で 50 , 000 人 から 世界 で 一番 好き な 動物 を アンケート し た 所 トラ が 一 位 と なっ た 。  虎 退治 を 題材 と する 伝説 など の フィクション は 古今 東西 に あり 、 その 多く は 登場 人物 の 武勇 を 表現 する ため に 使用 さ れ た 。 『 水 滸伝 』 の 行者 こと 武松 や 黒 旋風 の 李 逵 が 有名 で ある 。 同 作品 に は 実際 作中 で 虎 退治 を 確認 でき ない が 、 虎 殺し （ 打 虎 将 ） の 異名 を 持つ 人物 も 登場 する 。  『 日本書紀 』 の 欽明 6 年 （ 545 年 ） に は 百 済 に 派遣 さ れ た 膳 臣 巴 提 便 が 子供 を 食べ た 虎 を 倒し その 皮 を 剥い だ と あり 、 その 武勇 談 は 中世 の 『 宇治 拾遺 物語 』 に も 「 遣唐使 の 子 、 虎 に 食 る ゝ 事 」 という 説話 として 採録 さ れ て いる 。  また 豊臣 秀吉 の 家臣 加藤 清正 が 朝鮮 出兵 中 に 虎 狩り を し た 逸話 は 良く 知ら れ て おり 、 これ に あやかっ て 明治 時代 以降 、 多く の 日本人 が 虎 狩り を 行っ て いる 。 なかでも 旧 尾張 藩主 の 徳川 義親 は シンガポール で 虎 狩り を 行い 、 「 虎 狩り の 殿様 」 として 知ら れ て いる 。  一休宗純 が 屏風 に 描か れ た 虎 を 退治 する よう 言わ れ 、 「 では まず 虎 を 屏風 から 追い出し て ください 」 と 切り返す 頓智 も 一休 噺 他 数々 の 作品 で 取り上げ られ て き た 。 アニメ 「 一休 さん 」 で も 足利 義満 が 同様 の こと を 発言 し 、 一休 を 困ら せよ う と し た が 、 この 言葉 で 切り崩す 話 が ある 。  強い 者 、 豪傑 の 代名詞 として よく 用い られる 。 中国 の 小説 『 三国志 演義 』 で は 蜀 の 劉 備に 仕え た 武将 の うち 武勇 に 優れ た 5 人 を 五 虎 大将軍 と 呼び 、 特に 張 飛 は その 立派 な 髯 （ ひ げ ） を 虎 髯 と 呼ぶ など 、 勇猛 ぶり を 虎 に 喩え られ た 。  日本 で も 戦国 大名 武田 信玄 や 上杉 謙信 は 、 後世 に その 武威 を それぞれ 甲斐 の 虎 、 越後 の 虎 と 、 虎 に 喩え られ た （ どちら か を 龍 と 呼ぶ ケース が 多い ） 。 第 二 次 世界 大戦 中 に は 山下 奉文 陸軍 大将 が マレー の 虎 （ 英 ： Tiger   of   Malaya ） という 異名 を 取っ た 。  兵器 に も 、 虎 の 名 を 冠する 物 が 多い 。 ナチス ・ ドイツ の 重 戦車 ティーガー I 、 ティーガー II 、 イギリス の 巡 洋 戦艦 タイガー 、 アメリカ の 戦闘 機 F - 11 タイガー 、 F - 5 タイガー II など が 有名 。  日本 で は 虎 の 体 色 は 「 黄 と 黒 」 と 表さ れる 。 例えば 「 警戒 ロープ 」 ・ 「 警戒 用 テープ 」 は その 色 （ 黄色 と 黒 ） から 、 「 虎 ロープ ・ 虎 ヒモ （ トラロープ・トラヒモ ） 」 ・ 「 トラ テープ 」 と 呼ば れる こと が ある 。 同様 に セーフティー コーン （ パイ ロン ） 間 を 繋ぐ 縞 模様 の 棒 も 「 トラバー 」 と 呼ば れる （ 工事 現場 など で 使用 さ れ て いる ） 。 しかし 、 実物 および 写真 を 見 て も 厳密 に は 黄色 で は なく 、 ある程度 誇張 さ れ た あるいは 比喩 的 な 表現 で ある 。 日本 で の 「 黄 と 黒 」 の 表現 が 何 に 由来 する か は 不明 で ある 。  生物 名 として トラ を 使う 例 は 多い 。 一つ に は 縞 模様 を トラ に 見立て た もの 、 トラマルハナバチ・トラカミキリ・トラフグ など が ある 。 特に 黄色 と 黒 の 縞 に対して 使う が 、 普通 の 縞 模様 を 指す 例 も ある 。 また トラフシジミ など の よう に 虎斑 という 語 も ある 。 他 に は 虎の尾 は 太く て 、 それ を 立てる 行動 が ある こと から 、 細長く て 立ち がち な もの を 虎の尾 と いう 。 トラノオシダ・オカトラノオ・ウミトラノオ・ミズトラノオ （ 一回り 小さい と ミズネコノオ ） など が ある 。  アメリカ で は 虎 の 体 色 は オレンジ と 黒 と さ れる 。 虎 を モチーフ に し た スポーツ チーム の チーム カラー も 、 MLB の デトロイト ・ タイガース や NFL の シンシナティ・ベンガルズ の よう に オレンジ と 黒 の 2 色 と なる こと が 多い 。  虎 の 入っ た ことわざ や 慣用 句 において は 、 「 強い もの 」 「 何より 恐ろしい もの 」 の 代表 として 使わ れる 例 が 多い 。  その他 、 虎 の 習性 を 讃え た もの も ある 。  タイガーズアイ （ 虎 目 石 ） 、 レッドタイガーズアイ （ 赤 虎 目 石 ） といった 名 が 付け られ た 宝石 も ある 。  古代 中国 で は 虎 を モチーフ に し た 形状 の 敔 という 打楽器 が 生まれ た 。  日本 に は 虎 拳 という 拳 遊び が あり 、 戦時 中 の 千人針 で は 、 虎 の 刺繍 も なさ れ た 。  2003 年 の 「 今年 の 漢字 」 は 、 阪神タイガース の 18 年 ぶり の セ・リーグ 優勝 による 全国 フィーバー の 影響 で 「 虎 」 と なっ た 。ミツバチ （ 蜜蜂 ） と は ハチ 目 （ 膜 翅目 ） ・ ミツバチ 科 （ Apidae ） ・ ミツバチ 属 （" Apis "   アピス ） に 属する 昆虫 の 一 群 で 、 花 の 蜜 を 加工 し て 巣 に 蓄え 蜂蜜 と する こと で 知ら れ て いる 。 現 生 種 は 世界 に 9 種 が 知ら れ 、 とくに セイヨウミツバチ は 全 世界 で 養蜂 に 用い られ て おり 24 の 亜 種 が 知ら れ て いる 。  日本 で は ニホンミツバチ 、 セイヨウミツバチ の 2 種 が 飼育 （ 養蜂 ） さ れ 蜜 の 採取 が 行わ れ て いる 。 また 作物 の 受粉 に も 広く 用い られる が 、 トマト や ピーマン など の ナス 科 の 果菜 類 は 蜜 を 出さ ず 特殊 な 振動 採 粉 を 行う ため ミツバチ で は なく マルハナバチ （ ミツバチ 科 マルハナバチ 属 ） が 使わ れる 。 セイヨウミツバチ の 養蜂 において は 規格 化 さ れ た 巣箱 を 用い て 大 規模 な 採 蜜 が 行わ れる が 、 ニホンミツバチ の 場合 は 一部 の 養蜂 家 が ハニカム 人工 巣 を 用い た 養蜂 を 行っ て いる が 、 多く は 野生 集団 を 捕獲 し て 飼育 し 採 蜜 の 際 は 巣 を 破壊 し て 搾り取る と 言う 伝統 的 な 手法 が 主 で あり 蜂蜜 の 流通 量 も 少ない 。  日本 で は 2012 年 6 月 に 養蜂 振興 法 （ 昭和 30 年 8 月 27 日 法律 第 180 号 ） が 改正 さ れ 、 原則 として 蜜蜂 を 飼育 する 場合 に は 都道府県 知事 へ の 飼育 届 の 提出 が 必要 と なっ た 。  ミツバチ 属   " Apis "   は 現 生 種 で は コミツバチ 亜 属   " Micrapis "、 オオミツバチ 亜 属   " Megapis "、 および ミツバチ 亜 属   " Apis "   の 3 亜 属 、 合計 9 種 に 分類 さ れる 。 その いずれ も が 、 真 社会 性 の 昆虫 で 、 餌 に 花 蜜 や 花粉 を 集める 。 コミツバチ 亜 属 及び オオミツバチ 亜 属 の 種 は 、 開放 空間 に 営巣 し その 巣 板 は 1 枚 で ある 。 ミツバチ 亜 属 で は 樹 洞 の よう な 閉鎖 空間 に 営巣 し 、 複数 の 巣 板 を 作る 。  コミツバチ 亜 属 に は 次 の 2 種 が 属し 、 その 体 の 大き さ は ミツバチ 属 中 で 最も 小さく 、 現 生 種 の うち で 最も 祖先 的 な 群 で ある 。  オオミツバチ 亜 属 に は 次 の 2 種 が 属し 、 体 の 大き さ は ミツバチ 属 中 で 最も 大きい 。 オオミツバチ に は 基 亜 種 の ほか に 2 亜 種 が 知ら れ て いる 。  ミツバチ 亜 属 に は 次 の 5 種 が 属し て いる 。  ミツバチ 属 現 生 種 の 系統 関係 について は 、 働き蜂 の 形態 形質 や ミトコンドリア あるいは 核 DNA の 塩基 配列 の 解析 から 、 その いずれ において も 比較的 類似 し た 結果 が 示さ れ て いる 。  コミツバチ 亜 属 、 オオミツバチ 亜 属 、 ミツバチ 亜 属 の いずれ も 単 系統 群 で 、 コミツバチ 亜 属 が 最も 基部 で 分岐 し 、 オオミツバチ 亜 属 と ミツバチ 亜 属 は 姉妹 群 の 関係 に ある 。 ミツバチ 亜 属 の 中 で は セイヨウミツバチ と サバ ミツバチ が それぞれ 分岐 し 、 残っ た トウヨウミツバチ 、 キナバルヤマミツバチ 、 クロオビミツバチ が クレード を 形成 する 。 。  コミツバチ 亜 属 、 オオミツバチ 亜 属 は 、 いずれ も その 営巣 習性 が 開放 空間 に 一 枚 巣 板 を 作る こと から 、 この 習性 が ミツバチ 属 の 共有 原始 形質 で 、 ミツバチ 亜 属 の 閉鎖 空間 に 複数 巣 板 を 作る 形質 は 派生 形質 という こと と なる 。  化石 種 は 1976 年 に 17 種 が 記録 さ れ た が 、 2005 年 に 3 亜 属 8 種 に 整理 さ れ た （ 3 亜 属 の うち 1 亜 属 は 現 生 種 と 同じ オオミツバチ 亜 属 で ある 。 ） 。 その後 アメリカ合衆国 ネバダ 州 で 発見 さ れ た 中新 世 中期 の 化石 が ミツバチ 属 の もの で ある こと が   2009 年 に 発表 さ れ 、   と 命名 さ れ た 。 これ は 新 世界 で 初めて 発見 さ れ た ミツバチ 属 の 化石 と なっ た 。  ムカシミツバチ 亜 属   " Cascapis "   は 次 の 1 種 と さ れ て い た が 、 2009 年 に 1 種 追加 さ れ 2 種 と なっ た 。  アケボノミツバチ 亜 属   " Synapis "   は 次 の 6 種 と なっ て いる 。  オオミツバチ 亜 属   " Megapis "  新 世代 の 女王蜂 の 羽化 を 目前 と し た 巣 で は 群 の 分割 （ 分封 ） が 起こり 、 旧 世代 の 女王蜂 は 働きバチ を 引き連れ 巣 を 出 て 新しい 巣 を 探し に 出る 。 この 際 、 旧 世代 の 女王蜂 を 護っ て 働きバチ が 塊 の よう に なる 分封 蜂 球 （ ぶんぽう ほう きゅう ） を 作る 。  ミツバチ の 働きバチ は 受精卵 から 発生 する 2 倍 体 ( 2 " n ") で あり 全て メス で ある 。 通常 メス の 幼虫 は 主 に 花粉 と 蜂蜜 を 食べ て 育ち 働きバチ と なる が 、 働きバチ の 頭部 から 分泌 さ れる ローヤル ゼリー のみ で 育て られ た メス は 交尾 産卵 能力 を 有する 女王 バチ と なる 。 オス は 未 受精卵 から 発生 する 1 倍 体 ( 1 " n ") で ある が 、 巣 の 中 で は 働き蜂 に 餌 を もらう 以外 特に 何 も し ない 。 働きバチ に 比べ て 体 が 大きく 、 働きバチ や 女王 バチ より も 複眼 と 単眼 が 非常 に 発達 し て いる こと が 外見 上 の 特徴 で ある 。 オスバチ を 指す 英語 「 drone 」 は 「 なまけもの 」 の 意味 で ある 。  オス は 女王 バチ と 交尾 する ため 、 晴天 の 日 を 選ん で 外 に 飛び立つ 。 オスバチ は 空中 を 集団 で 飛行 し 、 その 群れ の 中 へ 女王 バチ が 飛び込ん で き て 交尾 を 行う 。 オスバチ は 交尾 の 為 の 射精 後 に 速やか に 死亡 し 、 新 女王蜂 は この 死体 を ぶら下げ て しばらく 飛翔 する が やがて 交尾 器 が ちぎれ て 雄 蜂 の 死体 は 落下 する 。 新 女王蜂 は 体内 に 残っ た 交尾 器 を 排除 し て 再び 雄 蜂 の 群れ に 向かい 交尾 を 行う 。 この 配偶 行動 が 幾度 か 繰り返さ れ て 新 女王蜂 の 体内 に 一生 の 間 で 使用 さ れる だけ の 精子 が 蓄え られる と 巣 に 帰還 し 産卵 を 開始 する 。 アリ 科 や スズメバチ 科 の 社会 性 昆虫 の 多く で 生涯 交尾 回数 が 一 度 だけ で 一 個体 の 雄 と しか 交尾 し ない の と 好 対照 で ある 。 交尾 でき なかっ た オス も 巣 に 戻る が 、 繁殖 期 が 終わる と 働きバチ に 巣 を 追い出さ れる 等し て 死に絶える 。  毒物 へ の 耐性 は 弱く 、 ショウジョウバエ の 半分 程度 と いう 。  セイヨウミツバチ の 成虫 の 寿命 は 、 女王蜂 が 1 - 3 年 （ 最長 8 年 ） 、 働き蜂 が 最盛 期 で 15 - 38 日 、 中間 期 は 30 - 60 日 、 越冬 期 が 140 日 、 雄 蜂 は 21 - 32 日 で ある 。  受精卵 から は メス （ 女王蜂 または 働き蜂 ） が 生まれる が 、 卵 が 受精 せ ず に 発生 し た 場合 は オス として 生まれる 。 オス は メス の 半分 の 染色 体 数 を 持ち 、 それ は すべて 母親 （ 女王蜂 ） に 由来 する 。 この ため オス は 母親 の 持つ 遺伝 情報 の 半分 （ ゲノム に 相当 ） を 受け継ぎ 、 メス は 母親 の 持つ 遺伝 情報 の 半分 と 半数 体 の 父親 の 遺伝 情報 すべて を 受け継ぐ こと に なる 。  ミツバチ は 蜜 源 を 見つける と 巣 内 の 垂直 な 巣 板 の 上 で ダンス を 行い 、 仲間 に 蜜 源 の 方向 と 距離 を 伝える 。 これ は 本能 行動 の 例 として たびたび 使わ れる 。 ミツバチ の ダンス は 蜜 源 の 場所 という 具体 的 な 情報 を ダンス という 抽象 的 な 情報 に 変換 し て 伝達 が 行わ れる ため 、 記号 的 コミュニケーション で ある と 考え られ て いる 。 ミツバチ の ダンス コミュニケーション を 発見 し た カール ・ フォン・フリッシュ は 高次 な コミュニケーション 能力 が 昆虫 に も ある という 発見 が 評価 さ れ 、 ニコ・ティンバーゲン 、 コンラート ・ ローレンツ と共に 1973 年 に ノーベル 生理学 ・ 医学 賞 を 受賞 し た 。  蜜 源 が 近い 場合 に は 、 体 を 振り ながら 左右 に 交互 に 円形 を 描く 「 円形 ダンス 」 を おこなう 。  蜜 源 が 遠い 場合 （ 50 m 〜 ） は 「 尻 を 振り ながら 直進   -   右 回り し て 元 の 位置 へ   -   尻 を 振り ながら 直進   -   左 回り し て 元 の 位置 へ 」 という 、 いわゆる 「 8 の 字 ダンス （ 尻 振り ダンス ） 」 を 繰り返す 。 この とき 尻 を 振り ながら 直進 する 角度 が 太陽 と 蜜 源 の なす 角度 を 示し て おり 、 真上 が 太陽 を 示す 。 つまり 巣 板 上 で 右手 水平 方向 に 向かっ て 尻 を 振る よう な 8 の 字 を 描い た 場合 、 「 太陽 を 左 90 ° に 見 ながら 飛べ 」 という 合図 に なる 。 また 、 ダンス の 時 の 尻 を 振る 速度 が 蜜 源 まで の 距離 を 表す 。 すなわち 尻 振り の 速度 が 大きい とき は 蜜 源 まで の 距離 が 近く 、 速度 が 低い とき に は 距離 が 遠い 。 花粉 や 水 の 採集 、 分封 時 の 新た な 巣 の 場所 決定 に際して も 、 同様 の ダンス による コミュニケーション が 行わ れる 。  蜜 を 持ち帰っ た 働きバチ は 、 貯蔵 係 の ハチ に 蜜 を 渡す が 、 その とき 貯蔵 係 は 糖度 の 高い 蜜 を 優先 し て 受け取り 、 糖度 の 低い 蜜 を 持っ た ハチ は 待たさ れる 。 この こと によって 、 より よい 蜜 源 へ 働きバチ を 集中 的 に 動員 できる 。  日本 の 坂上 昭一 の グループ による ミツバチ の 巣 の 社会 性 行動 研究 は 世界 的 に も 有名 で 、 坂上 の 著作 は E . O . ウィルソン の 『 社会 生物 学 』 に も 非常 に 多く 引用 さ れ て いる 。  自然 の 状態 で は 、 ミツバチ の 巣 は 巣 板 と 呼ば れる 鉛直 方向 に 伸びる 平面 状 の 構造 のみ から なる 。 ミツバチ が 利用 し た 空間 の 形状 によって は 巣 板 が 傾い て いる こと も ある 。 巣 板 の 数 は ミツバチ の 種 によって 異なる 。 養蜂 に 用いる ニホンミツバチ や セイヨウミツバチ は 複数 枚 の 巣 板 を 形成 し 、 自然 の 状態 で も 10 枚 以上 に のぼる こと が ある 。 コミツバチ など は 巣 板 を 1 枚 しか 作ら ない ため 、 養蜂 に は 向か ない 。  ミツバチ は 巣 板 を 防御 する 構造 物 を 自ら 作り出す こと は せ ず 家屋 の 隙間 や 床下 、 木 の ウロ など もともと 存在 する 外壁 を 利用 する 。 都市 部 で は 巣 板 が むき出し に なっ た 巣 も 存在 する 。  巣 板 は 中空 の 六 角柱 が 平面 状 に 数 千 個 接続 し た 構造 で ある 。 この よう な 構造 を ハニカム 構造 （ honeycomb 、 蜂の巣 の 意 ） と 呼ぶ 。 強度 に 優れ 、 材料 が 最少 で 済む という 特徴 が ある 。 六 角柱 は 厚 さ 約 0 . 1 mm の 壁 で でき て おり 、 奥行き は 10 〜 15 mm ある 。 底 部 は 三 角錐 で ある 。 巣 板 の 材料 は ミツバチ の 腹部 に ある 蝋 腺 から 分泌 さ れ た 蜜蝋 で ある 。 幼虫 を 育てる ため に 使用 する 穴 の 奥行き は 10 〜 15 mm で ある が 、 蜜 を 貯蔵 する ため に 使用 する 穴 の 奥行き は バラツキ が 大きく 20 mm 程度 に 成る 場合 も ある 。  ミツバチ の 天敵 として アジア だけ に 生息 する オオスズメバチ が いる が 、 アジア で 進化 し た トウヨウミツバチ は オオスズメバチ へ の 対抗 手段 を 獲得 し た 。 巣 の 中 に 侵入 し た スズメバチ を 大勢 の ミツバチ が 取り囲み 蜂 球 （ ほう きゅう ） と よば れる 塊 を つくり 、 飛翔 筋 を 激しく 震わせる こと によって 内部 の 温度 を 上昇 さ せ 、 スズメバチ を 蒸し 殺す 。 観測 に よれ ば 、 蜂 球 形成 後 、 およそ 200 秒 ほど で 内部 の 温度 は 最高 温度 （ 平均 35 . 9 ℃） に 達し 、 オオスズメバチ は 10 分 以内 で 熱 死 する 。 実際 に は 、 オオスズメバチ は 単純 に 温度 のみ で あれ ば 37 ℃ で 10 分間 を 耐え られる が 、 蜂 球 内 で は ミツバチ の 運動 により 二酸化炭素 濃度 が 高まっ て おり 、 これ により 、 スズメバチ の 致死 温度 が 低く なっ て いる もの と 考え られる 。 一方 で 、 ミツバチ の 10 分間 の 致死 温度 は 蜂 球 内 と 同等 の 二酸化炭素 濃度 で も ほぼ 変わら ず 50 ℃ 以上 で あり 、 この ため ミツバチ が 蜂 球 の 熱 で 死ぬ こと は ない （ 前述 の よう に 巣 から 女王 が 移動 する 場合 も 「 分封 蜂 球 」 という 蜂 球 を 作る ） 。  セイヨウミツバチ は 上限 致死 温度 が トウヨウミツバチ より も 低く 、 蜂 球 を 作る こと が でき ない が 、 やはり 大群 で モン スズメバチ の 腹 の 周り を 圧迫 し 、 呼吸 を 不可能 に し て 約 1 時間 かけ て 窒息 死 さ せる という 対抗 手段 を 持っ て いる こと が わかっ た 。 これ を asphyxia - balling （ 窒息 スクラム ） と 呼ぶ 。  古く から 使わ れ て い た ニホンミツバチ に 比べ より 多く の 蜜 を 採集 する セイヨウミツバチ が 1877 年 に 導入 さ れ た 。 セイヨウミツバチ は 繁殖 力 も 旺盛 な こと から 野生 化 し ニホンミツバチ を 駆逐 し て しまう の で は ない か と 懸念 さ れ た 。 実際 に 北米 で は 養蜂 の ため に 導入 し た 後 、 野生 化 し て いる 。 しかし 、 日本 で は 現在 まで 一部 の 地域 を 除い て 野生 化 は 確認 さ れ て い ない 。 これ は 天敵 オオスズメバチ の 存在 に よる と 考え られ て いる 。 セイヨウミツバチ の 窒息 スクラム は モン スズメバチ 以下 の 小型 種 しか 対応 でき ず 、 大型 で 体力 が ある オオスズメバチ の 襲撃 を 受ける と 容易 に 巣 を 全滅 さ せ られる ため と 説明 さ れる 。  一方 、 近年 に なっ て 都市 部 で 野生 の ニホンミツバチ の 観測 が 増える 傾向 に ある 。 住宅 街 は もちろん 、 自動車 の 排気 ガス や 鉄道 の 騒音 に 晒さ れる よう な 都心 部 に 巣 作り し て いる こと も 多々 ある 。 都心 部 で は 天敵 の スズメバチ が 人間 によって 駆除 さ れる 為 、 山間 部 より 比較的 安全 で ある から と 推測 さ れ て いる 。  巣 に 寄生 し 、 巣 の 基 材 （ 巣 板 ） を 食べる ハチノスツヅリガ 、 ノゼマ 病 を 引き起こす ミツバチ 微 胞子 虫 (   " Nosema   apis "   )、 バロア 病 を 引き起こす ミツバチヘギイタダニ (   " Varroa   destructor "   )、 アカリンダニ 症 を 引き起こす アカリンダニ   (   " Acarapis   woodi "   )、 ミツバチトゲダニ 症 を 引き起こす ミツバチトゲダニ (   " Tropilaelaps   clareae "   )、 ケーニガーミツバチトゲダニ (   " T .   koenigerum "   ) など が 報告 さ れ て いる 。  直接 ミツバチ を 襲う わけ で は ない が 、 養蜂 家 から スムシ （ 巣 虫 ） と 呼ば れ 嫌わ れる ハチノスツヅリガ (   ) 等 の 蛾 の 幼虫 は 、 蝋 を 原料 と し た 巣 を 食べ て 成長 する （ 蜂 児 を も 捕食 する こと が ある 。 ） 。 多く の スムシ に 寄生 さ れ た 巣 の 蜂 群 は 逃去 する こと も ある 。 オオミツバチ で も ハチノスツヅリガ の 食害 が ある が 、 ヒマラヤオオミツバチ で は 知ら れ て い ない 。 コミツバチ でも 同様 に ハチノスツヅリガ の 食害 を 受け 、 これ が 蜂 群 の 逃去 の 原因 と なっ て いる 。  アカリンダニ は 日本 の 届出 伝染 病 に 指定 さ れ 、 ミツバチ 成虫 の 気管 内 に 寄生 し て 体液 を 吸汁 する ダニ 。 寄生 さ れ た セイヨウミツバチ 群 で は 、 採 餌 能力 、 育児 能力 の 低下 を 引き起こし 、 冬期 に 群 が 崩壊 する こと が 知ら れ て いる 。  現在 、 セイヨウミツバチ の 蜂 群 が アメリカ合衆国 を はじめ 世界 的 に 激減 し つつ あり 、 蜂 群 崩壊 症候群 と 呼ば れる 。 原因 として は 特定 の ダニ 、 病原 体 、 電磁波 、 ネオニコチノイド 系 農薬 、 長距離 移送 による ストレス （ アメリカ合衆国 ） 、 冬期 に 餌 として 与え られる 異性 化 糖 、 はては 地球 温暖 化 が 疑わ れ て いる が はっきり と は し て い ない 。  人間 は 、 主 に 下記 の 物 を ミツバチ の 生活 環 から 得 て 利用 を し て いる 。  蜜蝋 （ 蜂 ろうと も 表記 さ れる ）  プロ ポリス鼻 （ はな ） は 、 動物 の 器官 の ひとつ で 、 嗅覚 を つかさどる 感覚 器 、 そして 呼吸 を する ため の 呼吸 器 で ある 。 餌 の 臭い を 嗅ぐ 点 で 、 口 の 補助 的 役割 も 勤める 。  鼻 は 脊椎動物 に 見 られる 構造 で 、 鼻孔 を 囲む 部分 で ある 。 鼻孔 は 魚類 以上 の 脊椎動物 に すべて 存在 する が 、 その 部分 が 鼻 として まとまっ て いる の は 哺乳類 だけ で ある 。  一般 的 な 哺乳類 において 、 鼻孔 は 頭 の 前端 に あり 、 その 周囲 は やや 周辺 と は 異なっ た 盛り上がり を 見せる 。 これ が 鼻 で ある 。 ただし イルカ や クジラ 類 は 鼻孔 が 頭部 背面 に あり 、 鼻 は 見 られ ない 。 クジラ 類 の 鼻孔 は 噴気 孔 と も 呼ば れる 通り 呼吸 器官 に ほぼ 特 化 し て おり 、 嗅覚 は 退化 し て いる 。  鼻 は 口 の 上 に あり 、 口 より やや 前 に 突き出し 、 餌 を とる 寸前 の 確認 に 使わ れる 。 表面 は 感触 器 で 、 鼻腔 内 は 嗅覚 器 として も 機能 する 。 豚 や イノシシ で は 鼻先 は 地面 を かきわけ 、 餌 を 探す など の 役割 を 担っ て いる 。 もっとも よく 鼻 を 使う 動物 は ゾウ で あろ う 。 ゾウ の 鼻 は 非常 に 長い うえ 多 機能 で あり 、 大量 の 水 を 吸い上げる こと も できれ ば 、 物 を つかん で 持ち上げる こと も できる 。 ゾウ は この 鼻 の 機能 を フル に 使い 、 餌 を 食べる 時 の 補助 に 鼻 を 使う こと も あれ ば 、 吸い上げ た 水 を 体 にかけ シャワー を 浴び たり 、 逆 に 体 を 保護 する ため に 体 に 土 を 吹き つける など 様々 な 用途 に 使用 し て いる 。 手 に も 似 た こうした 機能 を 持つ 鼻 は ほぼ ゾウ に 限ら れ た もの で ある 。  ヒト の 鼻 は 外 鼻 と 鼻腔 に 分け られる 。 外 鼻 は 顔面 の 中央 に 突き出し 、 鼻 根 ・ 鼻 背 ・ 鼻翼 ・ 鼻 尖 の 各 部分 から なる 。 鼻 根 部分 に は 長方形 の 扁平 骨 で ある 鼻骨 が あり 、 他 に 鼻 軟骨 が 構造 を 形成 する 。 また 外 鼻 は 鼻腔 前面 の 壁 で も あり 、 外 鼻孔 で 外界 に 開口 し て いる 。  外 鼻 の すぐ 裏 から 奥 の 後 鼻孔 で 咽頭 に 繋がる 空間 で ある 鼻腔 は 、 中央 に 鼻 中 隔 が 仕切り 左右 に 分かれ て いる 。 前 鼻孔 から 約 2 cm ほど の 部分 は 鼻 前庭 と いい 、 皮膚 が 覆い 、 空気 を ろ過 する 鼻毛 が 生える 部分 で ある 。 鼻 中 隔 の 反対 側 の 壁面 から は 襞 が 3 枚 あり 、 それぞれ を 上 ・ 中 ・ 下 鼻 甲 介 と 呼ば れる 。 この 襞 が 垂れ下がる こと で できる 通路 を 上 ・ 中 ・ 下 鼻 道 と いい 、 鼻 甲 介 と 鼻 中 隔 の 間隔 部 は 総 鼻 道 と いう 。 鼻 甲 介 で 面積 を 稼ぐ 鼻腔 部分 で は 、 呼気 が 温め られ 、 適度 な 湿気 を 与える 上 、 埃 など を 取り除き 空気 を 浄化 する 役割 を 持つ 。 上 ・ 中 ・ 下 鼻 道 は 後 鼻孔 で 再び 一つ に まとまり 、 咽頭 へ と 続く 。 また 、 鼻 は 口 と つながっ て いる ほか 、 鼻 涙 管 によって 目 と 、 耳 管 によって 耳 と 、 それぞれ つながっ て いる 。 鼻 涙 管 の 開口 部 は 下 鼻 道 の 前部 に 存在 し 、 耳 管 の 開口 部 は 後 鼻孔 に 存在 する 。  鼻腔 は 鼻 前庭 を 除き 全体 が 粘膜 で 覆わ れ て いる 。 上皮 部分 に は 多 裂線毛 や 鼻 腺 が あり 、 血管 が 多く 走っ て いる 。 特に 外 鼻孔 に 近い 鼻 中 隔 の 前端 部分 に は 毛細血管 が 多く 、 また すぐ 下 に は 軟骨 が ある こと から 傷つき 鼻血 を 起こし やすい 。 この 部分 は キーゼルバッハ 部位 と 呼ば れる 。  鼻腔 上部 を 覆う 粘膜 層 は 特に 嗅上皮 と いい 、 そこ に は 嗅毛 を 持つ 嗅細胞 と それ を 支える 支持 細胞 が あり 、 嗅覚 を 担う 嗅覚 器 を 構成 する 。 嗅毛 を 覆う 粘液 に におい 成分 が 溶け込む と 嗅神経 が 刺激 さ れ 、 信号 が 篩 骨 を 貫通 する 嗅神経 を 通っ て 脳 の 嗅球 に 到達 し 、 大脳皮質 そして 大脳 辺 縁 に 届い て におい として 認識 さ れる 。  鼻腔 の まわり の 頭蓋骨 の 中 に は 、 副 鼻腔 という 空間 が ある 。 鼻腔 の 中 鼻 道 と 繋がり が ある 前頭 洞 ・ 上顎 洞 ・ 篩 骨 洞 と 、 鼻腔 の 奥 上方 に ある 蝶 型 骨 洞 が それぞれ あり 、 内側 は 粘膜 が 覆う 。 副 鼻腔 は しばしば 鼻腔 の 炎症 が 開口 部 を通じて 伝わる 事 が あり 、 繋がり が 狭い ため に 逆 に 膿 の 排出 が 困難 と なっ て 蓄膿症 を 引き起こす 事 が ある 。  漢字 で 、 元来 、 嗅覚 器官 の 鼻 を 意味 する 象形 文字 は 「 自 」 （ zi ） で あっ た が 、 この 語 が 「 はじまり 」 という 意味 を 示す よう に なっ た ため 、 あらためて 嗅覚 器官 を 指す 「 鼻 」 （ bi ） の 字 が おこっ て き た もの と 考え られる 。 「 自 」 の 字 が さらに は 「 おのれ 」 を 指す よう に なっ た こと に は 、 中国 の 文化 において 、 鼻 が 人 を 形作る はじまり の もの 、 と 考え られ て い た らしい こと が 推察 さ れる 。 現代 の 日本 で 、 自分 を 指す ジェスチャー として 人差し指 など で 自分 の 鼻 を 指さす 行為 が 見 られる の は この 影響 と も 考え られる 。 なお この ジェスチャー は 、 文化 によって は 侮辱 行為 に なる ので 注意 が 必要 で ある 。  " は な "   という 和語 は 、 「 はじまり 」 「 先頭 」 など を 意味 する 。 「 はな から 分かっ て いる 」 「 出端 （ でば な ） を 挫 く 」 など と 形容 し 、 下駄 の 鼻緒 は 鼻 の 形 を し て いる から で は なく 先頭 に ある から で ある 。 また 、 漢語 において も 「 物事 を 最初 に はじめ た 人物 」 を 「 鼻祖 」 と いう など の 表現 が ある 。  漢字 で は 、 「 洟 」 と 書き分ける が 、 鼻水 を も “ はな ” という 和語 で いう こと が できる 。  日本語 で 、 鼻 に 似 た 、 鋭角 に 突き出 た 形状 の もの を 「 鼻 」 と 呼ぶ 例 も ある 。  日本語 ・ 中国 語 で は 鼻 は 「 高い ／ 低い 」 で 表現 する が 、 他 の 多く の 言語 で は 「 長い ／ 短い 」 で 表現 する 。 「 クレオパトラ の 鼻 が もう少し 低かっ たら 、 歴史 は 変わっ て い た だろ う 」 という パスカル の 『 パンセ 』 における 言葉 は 、 実際 に は 「 court （ 短い ） 」 で あり 、 芥川 龍之介 の 『 侏儒 の 言葉 』 で 「 〜 鼻 が 曲がっ て い たら 」 と なっ て いる の は 、 これ を 「 courbe   （ 曲がっ た ） 」 と 誤解 し た ため と 言わ れ 、 鼻 と 「 長い ／ 短い 」 という 表現 と の 間 の 連想 が 働か なかっ た ため で は ない か と 考え られる 。  この よう に 、 人間 において 、 鼻 が ユーモラス に 感じ られ たり 、 他方 で 侮辱 に 用い られ たり する 理由 の 仮説 として 、 要は 、 ヒト の 鼻 は 他 の 動物 に 比べ 、 肉 厚 で 盛り上がり すぎる 点 が 挙げ られる 。 これ は 、 一説 に よる と 、 ヒト は 最も 寒い 地域 に 適応 し た 猿 で あっ て 、 肺 へ 入る 空気 を 暖める 仕組み として 、 長い 空気 通路 を 確保 する ため に 鼻 が 高く なっ た と いう 。 しかし 、 鼻 が 高く なっ た 理由 として 、 これ を 男性 性器 の 模倣 で ある と する 考え方 が ある 。 鼻 の 大きい 男性 は 性器 も 大きい と の 俗説 や 、 天狗 の お 面 が 男性 器 の 象徴 に 用い られる 場合 が ある こと など 、 それ を 心理 的 に 裏付ける もの で ある 可能 性 が ある 。  欧米 で は コーカソイド の 高 すぎる 鼻 は 醜い と さ れる 傾向 が あり 、 美容 整形 で は 鼻 を 低く する 手術 が 主流 で ある （ 特に 「 鉤鼻 」 「 鷲鼻 」 など が 不細工 と さ れる 傾向 が ある ） とにかく 、 高い 低い より も 、 世界 的 に は 鼻孔 が 丸 型 で は なく 縦 型 で ある 事 と 、 正面 から 鼻孔 が 見え ない 事 と 、 横顔 の 鼻 の ライン が ごく 緩く カーブ し た ライン が 美しい 鼻 と さ れ て いる 。  鼻 を 突き出す こと は 自己 主張 と 見なさ れる 傾向 が あり 、 たとえば 自慢 げ で ある こと を 「 鼻 が 高い 」 、 問題 に 横 から 介入 する こと を 「 鼻 を 突っ込む 」 、 威張っ て いる もの を 打ちのめす こと を 「 鼻 を へし折る 」 等 の 用法 が ある 。 また 不満 げ な 様子 として 「 鼻 を 鳴らす 」 、 勢い込ん で いる こと を 「 鼻息 が 荒い 」 等 、 感情 に 直結 し た 表現 も ある 。 また 刺激 臭 は 「 鼻 を 突く ニオイ 」 と 言っ たり する など 、 鼻 が 嗅覚 と 関係 し て いる ため に 生じ た 表現 も 存在 する 。  全て の 動物 の 鼻 に 存在 する わけ で は ない ものの 、 ある 種 の 動物 の 鼻 に は 凹凸 の ある 文様 が 存在 し 、 これ を 鼻 紋 と 呼ぶ 。 この 凹凸 と 文様 は 、 ヒト の 指紋 と 同様 に 一生 変わら ない もの で ある ため 、 ウシ など の 個体 識別 に 用い られる こと が ある 。 特に 、 ウシ の 中 でも 斑紋 を 持た ない 種類 において 重宝 さ れ 、 例えば 和牛 の 登録 に も 利用 さ れ て いる 。 なお 、 持ち主 が ウシ の 耳 介 に 、 持ち主 ごと に 異なる 形状 の 切れ込み を 入れる こと で 個体 識別 を する 文化 も ある 。 しかし 、 この 切れ込み は 、 当然 ながら ウシ が 産まれ ながら に 持っ て いる もの で は ない 。 対し て 、 鼻 紋 は ウシ が 産まれ ながら に 持っ て いる もの な ので 、 鼻 紋 を 用い た 識別 法 は 、 ウシ の 生得 的 特徴 を 利用 し た 方法 と 言える 。甲状腺 ホルモン   ( サイロイドホルモン 、 Thyroid   hormone )   と は 、 甲状腺 から 分泌 さ れ 、 一般 に 全身 の 細胞 に 作用 し て 細胞 の 代謝 率 を 上昇 さ せる 働き を もつ 、 アミノ酸 誘導体 の ホルモン の こと 。  甲状腺 ホルモン の 作用 は 、 甲状腺 ホルモン 受容 体 蛋白 質 を 介し て 起こる と 考え られ て いる 。 そして 、 甲状腺 ホルモン 受容 体 は 、 全身 の ほとんど の 細胞 に 発現 し て いる 。 その ため 、 事実 上 、 甲状腺 ホルモン の 標的 器官 は 全身 の すべて の 細胞 と いえる 。  甲状腺 ホルモン 受容 体 は 核 内 受容 体 で あり 、 ホルモン と 受容 体 が 結合 する と 、 その 複合 体 は 核 内 DNA に 結合 し 、 特定 の RNA の 転写 活性 を 調節 する 。 恒温動物 で は 、 全身 の 各 細胞 で は 呼吸 量 、 エネルギー 産 生 量 が 増大 する 。 全身 の 細胞 で の 基礎 代謝 量 の 維持 または 促進 が 起こる 。  サケ 科 など の 魚類 で は 海 へ の 降下 時 、 海水 適応 を 起こさ せ たり 、 両生類 で は 、 幼生 から 成体 へ の 変態 を 促進 さ せ 、 鳥類 で は 、 季節 ごと の 換羽 を 起こし たり する ホルモン として も 知ら れる 。  トリヨードサイロニン （ トリヨードチロニン 、 Triiodothyronine 、 略称 T 3 ） と サイロキシン （ チロキシン 、 Thyroxin 、 略称 T 4 ） の 2 種類 の 化合 物 が 甲状腺 ホルモン として 知ら れ 、 それら の 違い は 、 ホルモン 1 分 子中 の ヨード の 数 で ある 。 生理 活性 は 、 T 3 の 方 が 強い が 、 血 中 を 循環 する 甲状腺 ホルモン の ほとんど は T 4 で ある 。 甲状腺 から は T 3 、 T 4 の 他 に 、 カルシトニン と 呼ば れる 別 の 生理 作用 を 持つ ホルモン も 分泌 さ れる が 、 これ は 甲状腺 ホルモン と は 呼ば ない 。  脊椎動物 で は 、 甲状腺 ホルモン は 広く 確認 さ れ て いる 。 ホルモン の 化合 物 の 構造 に 種差 は なく 、 分泌 腺 の 形状 、 分泌 様式 など は 非常 に よく 保存 さ れ て いる 。 生存 に 非常 に 重要 な ホルモン で ある と いえる 。  甲状腺 ホルモン は 、 甲状腺 の 甲状腺 濾胞 の 壁 を つくっ て いる 濾胞上 皮 細胞 で 合成 ・ 分泌 さ れる 。 甲状腺 ホルモン の 分泌 様式 は 、 細胞 外 に ホルモン の 前駆 体 を 貯留 する という 点 で 非常 に 独特 で ある 。  甲状腺 ホルモン は 、 アミノ酸 の チロシン が 2 つ 縮 合し 、 側 鎖 の 芳香 環 上 に 3 ～ 4 個 の ヨード （ ヨウ 素 ） が 付加 し た もの で ある が 、 チロシン の ヨード 化 は 、 細胞 内 の 遊離 チロシン で は 起こら ない 。 濾胞上 皮 細胞 で は サイログロブリン   ( チログロブリン 、 Thyroglobulin ) と 呼ば れる 巨大 な 糖 蛋白 質 が 合成 さ れ 、 濾胞 の 内 腔 に コロイド として 蓄積 する 。 一方 、 この 細胞 で は 血 中 から ヨード を 取り込み 、 これ も 濾胞内 に 送り込む 。 濾胞内 で は サイログロブリン を 構成 する チロシン 残 基 ごと に ヨード が 1 ～ 2 個 付加 さ れ 、 ヨード 化 チロシン 残 基 どうし が 2 つ ずつ 縮 合 （ エーテル 重合 ） する 。 サイログロブリン は 、 濾胞 の 内 腔 から 再び 濾胞上 皮 細胞 に 取り込ま れ 、 リソソーム で 消化 を 受け 、 サイログロブリン 本体 から ヨード 化 さ れ た チロシン 残 基 が 切り離さ れる 。 この うち 、 ヨード の 付加 さ れ た 数 が 3 個 か 4 個 の もの が 甲状腺 ホルモン として 血 中 に 放出 さ れ 、 1 個 または 2 個 の もの は 、 分解 さ れ 再 利用 さ れる 。 甲状腺 ホルモン の うち 、 ヨード 付加 が 3 個 の もの が T 3 、 4 個 の もの が T 4 で ある 。 生理 活性 は T 4 より も T 3 の ほう が 数 倍 高い 。  甲状腺 ホルモン の 分泌 量 は 、 いくつ も の ホルモン によって 調節 さ れ て いる 。 代表 的 な の は 、 下垂 体 前 葉 から 分泌 さ れる 甲状腺 刺激 ホルモン   ( TSH 、 サイロトロピン )   で ある 。 甲状腺 刺激 ホルモン は 、 甲状腺 濾胞内 に 蓄積 さ れ た サイログロブリン が 濾胞上 皮 細胞 内 へ 再 吸収 さ れる の を 促進 する 。 サイログロブリン は 、 細胞 内 の リソソーム で 消化 を 受け 、 甲状腺 ホルモン （ T 3 または T 4 ） が 遊離 し 、 濾胞 の 外側 に 放出 さ れ 、 これ が 毛細血管 より 血 中 に 入り 全身 に 還流 する 。 濾胞上 皮 細胞 内 で 遊離 し た 甲状腺 ホルモン は 、 その あと 細胞 内 で 蓄積 さ れ ない ため 、 甲状腺 刺激 ホルモン の 刺激 により 、 血 中 へ の 分泌 量 が 増加 する 。  甲状腺 刺激 ホルモン の 分泌 量 は 、 間 脳 の 視床 下部 から 放出 さ れる 甲状腺 刺激 ホルモン 放出 ホルモン   ( TRH )   によって 調節 さ れる 。  ヨウ 素 を 多量 摂取 する など し て 血 中 ヨウ 素 濃度 を 高く する と 、 甲状腺 内 の ヨウ 素 の 有機 化 が 抑制 さ れ 甲状腺 ホルモン の 合成 が 低下 する 現象 。 1948 年 に ウォルフ と チャイコフ により 発見 さ れ た 。 ただし 、 しばらく する と 適応 し て 元 の 正常 な 状態 に 戻る 。 これ を エスケープ 現象 と 呼ぶ 。  甲状腺 ホルモン が 過剰 に 分泌 さ れる 疾患 ( 甲状腺 機能 亢進 症 ) の 代表 的 な もの に バセドウ 病 ( Basedow ' s   disease )( 別名 : グレーヴス 病 ;   Graves '   disease ) が ある 。 バセドウ 病 は 手足 の 振るえ ( 振 戦 )、 眼球 突出 、 動悸 、 甲状腺 腫脹 、 多 汗 、 疲労 、 体重 減少 、 高 血糖 、 高血圧 など を おこす 。 反対 に 、 甲状腺 ホルモン の 分泌 が 不足 する 状態 が 甲状腺 機能 低下 症 で ある が 、 この 原因 として 代表 的 な もの に 慢性 甲状腺 炎 ( 橋本 病 ) が ある 。 全身 倦怠 感 ( から だ の だる さ )、 発汗 減少 、 体重 増加 、 便秘 など を 生じる 。 小児 で は 身長 の 伸び の 低下 によって 分泌 の 不足 に 気づか れる こと も 多い 。歯 （ は 、 ） は 、 口腔 内 に ある 咀嚼 する ため の 一 番目 の 器官 。  多く の 高等 動物 が 持つ 。 人間 は 乳歯 と 永久歯 の 二 組 を 持つ が （ 二 生 歯 性 ） 、 ネズミ 目 の よう に 一 組 の 歯 が 伸び 続ける 動物 も いれ ば （ 一生 歯 性 ） 、 サメ の よう に 、 二 週間 に 一 組 ずつ 新しい 歯 が 作ら れ て いく 動物 も いる （ 多生 歯 性 ） 。 化石 化 し た 哺乳類 において もっとも 特徴 的 な 部位 で あり 、 古 生物 学者 達 は 化石 の 種類 や 関係 を 鑑別 する のに しばしば 歯 を 使う 。  歯 は 摂 食 の 際 の 重要 な 構造 で あり 、 その 形 は 餌 の タイプ と 強く 結びつい て いる 。  動物 一般 における 歯 は 、 口 周辺 、 あるいは 内部 に ある 構造 で 、 小さく て 硬く 、 その 表面 に 突き出 て い て 、 その 動物 の 摂 食 の 際 に 役立つ と 考え られる もの で ある 。 細長い もの は 棘 など と 言わ れ 、 歯 として 扱わ ない 。 脊椎動物 以外 で 歯 と 言わ れる 部位 を 持つ 例 として は 、 多毛 類 、 ヤムシ 類 など が ある 。  また 、 顎 を 持つ 動物 で は 、 その 顎 の 硬化 部分 に ギザギザ し た 突起 が ある 場合 、 これ を 歯 という 例 も ある 。 クモ 類 や 昆虫 など に 例 が ある 。  その他 、 軟体動物 で は 舌 状 の 構造 の 上 に 歯 が 並ぶ 歯 舌 を 持っ て いる 。  脊椎動物 で は 、 歯 を 持つ もの は 数多い 。 人間 の 歯 は 顎 の 骨 に 強く 固定 さ れ て いる が 、 両者 の 結び つき は それほど 古い こと で は ない 。 この よう に 強く 結びつい て いる の は 、 ほぼ ほ乳類 の 特徴 で ある 。  サメ 類 において は 歯 は 何 列 に も 並ん で おり 、 欠ける と すぐさま 次 の 列 から 補充 さ れる 。 これ は ほぼ そのまま に 皮膚 に 繋がっ て おり 、 鱗 から 歯 が 進化 し た こと が 伺える 。 この よう な 歯 は 皮膚 に 軽く 埋もれ て いる だけ で 、 たやすく 剥がれる 。 また 、 その ため に この よう な 歯 は 噛む 動作 だけ で は 噛み つぶし たり 切り裂い たり という 用途 に は 使い がたい 。 この 歯 を 持っ て 餌 に 引っかかり 、 全身 の 運動 で 食い ちぎる よう に する 、 あるいは 丸 飲み に する の が 普通 で ある 。 一部 の 動物 （ 鳥 ・ 亀 など ） で は 口 の 縁 が 硬化 し て 嘴 を 形成 し 、 歯 を 失っ て いる 。  は虫類 の 一部 で 歯根 を 持ち 、 より しっかり と 固定 さ れ た 歯 を 見る こと が 出来る が 、 は虫類 の 歯 は 単一 の 形態 しか 持っ て い ない 。 歯 に 多 形 を 生じる の も ほ乳類 の 特徴 で ある 。 しかしながら 、 この よう な 強固 な 歯 を 持つ 代償 として 、 ほ乳類 の 大 部分 の もの は 、 永久歯 を 失う と 再度 歯 が 生える こと が ない 。 例外 として ネズミ 目 や ウサギ 目 は 一 組 の 歯 が 生涯 伸び 続ける 。  象牙 は 食物 を 掘り出し 、 戦う ため に 使わ れる 切 歯 で ある 。  人体 で もっとも 硬く 、 遺体 で は その 治療 状況 によって 人物 の 特定 の 重要 な 手掛かり と なる 。 人工 歯 と 区別 する 意味 で 天然 歯 と 言う こと も ある 。 歯学 で は 歯牙 （ し が ） と 言っ た が 使わ ない 傾向 に ある 。  なお 、 歯肉 、 歯根 膜 、 歯槽 骨 、 セメント 質 を 歯 周 組織 と いう 。  エナメル 器 の 辺 縁 部 （ 内 エナメル 上皮 ・ 外 エナメル 上皮 の 移行 部 ） の 上皮 から ヘルトウィッヒ 上皮 鞘 が 形成 さ れる 。 ヘルトウィッヒ 上皮 鞘 は 根 尖 方向 へ と 進み 象牙 質 形成 を 促し 、 歯根 を 形成 する 。  ある程度 歯根 の 象牙 質 が 作ら れ た 頃 、 ヘルトウィッヒ 上皮 鞘 が 分断 さ れる 。 その 隙間 から 歯 小 嚢 の 細胞 が 移動 し セメント 芽 細胞 と なり セメント 質 を 形成 し て いく 。 分断 さ れ た ヘルトウィッヒ 上皮 鞘 は 歯 小 嚢 から 分化 し た 歯 周 靱帯 の 中 に 残り マラッセ の 上皮 遺 残 （ 残存 上皮 ） と なる 。  萌出 時 に は まだ 歯根 は 未 完成 で あり 、 これ が 完成 する の は 萌出 後 しばらく 経過 し て から で ある 。 また 、 萌出 時 に は この とき に は すでに エナメル 芽 細胞 は 存在 し ない が 、 象牙 芽 細胞 は かつて 歯 乳頭 で あっ た 歯髄 の 中 に 存在 し 、 象牙 質 を 作り 続け て いる 。  成長 線 と は 、 肉眼 または 顕微鏡 学 的 に 歯 の 表面 に 見える 線 状 痕 で ある 。 主 に 、 歯 の 形成 の 良し 悪し （ 例えば 石灰 化 ） で 線 状 に なる こと が 多い 。 また 、 歯 の 種類 や 年齢 により できる 成長 線 も 違う 。  ヒト の 口腔 内 に ある 全 歯 を 歯 列 と いう 。 上顎 側 に 並ぶ 歯 を 上顎 歯 列 弓 、 下 顎 側 に 並ぶ 歯 を 下 顎 歯 列 弓 と いう 。 人 は 一生 の うち に 乳歯 列 と 永久歯 列 という 2 つ の 歯 列 を もつ 。  歯 の 部位 を 示す ため に 、 歯 の 内側 を 舌 側 、 口蓋 側 、 外側 を 唇 側 、 頬 側 、 正中 に 近い 方 を 近 心 、 反対 側 を 遠心 、 上端 を 切 縁 、 咬合面 と いう 。  乳歯 （ 第 一生 歯 ） は 乳児 期 に み られる 歯 で ある 。 乳歯 は 生後 6 ～ 8 ヶ月 ごろ より 多く の 場合 は 下 顎 の 前歯 から 生え て くる 。  乳歯 列 は 2 歳 から 6 歳 頃 にかけて 生え そろい 、 歯 の 数 は 上顎 側 に 並ぶ 上顎 歯 列 弓 の 10 歯 、 下 顎 側 に 並ぶ 下 顎 歯 列 弓 の 10 歯 の 総 20 歯 で ある 。 人間 の 乳歯 は 大きく 乳切 歯 、 乳 犬歯 、 乳 臼歯 の 3 歯 種 に 分ける こと が できる 。 前方 から 乳 中切 歯 、 乳 側 切 歯 、 乳 犬歯 、 第 一 乳 臼歯 、 第 二 乳 臼歯 の 順 に 並ぶ 。 乳歯 は 永久歯 と 比べ て エナメル 質 と 象牙 質 の 厚み が 薄く 柔らかい 。 全体 的 に 歯 は 小さく 、 青 白 や 乳白色 を 示す 。 石灰 化 度 が 低い ため 、 う 蝕 に なり やすい 。 また 、 乳歯 に は 骨髄 や 臍帯 血 に 比べ て 高密度 で 幹 細胞 が 含ま れ て おり 、 近親 者 へ 移植 できる 可能 性 も ある こと から 、 骨 など の 再生 の 実用 化 に 向け た 研究 が 進め られ て いる 。  乳歯 は 最終 的 に 12 歳 から 13 歳 頃 まで に は すべて 抜け 落ち 永久歯 へ と 転換 する ため 脱落 歯 と も いう 。  永久歯 は 乳歯 に 代わっ て 生え て くる 歯 で ある 。 永久歯 が 生え 始める の は 6 歳 頃 で ある 。  永久歯 列 （ 第 二 次 歯 列 ） の 歯 の 数 は 上顎 側 に 並ぶ 上顎 歯 列 弓 の 16 歯 、 下 顎 側 に 並ぶ 下 顎 歯 列 弓 の 16 歯 の 総 32 歯 で ある （ 親知らず を 除く と 28 本 で ある ） 。  人間 の 永久歯 は 大きく 切 歯 、 犬歯 、 小 臼歯 、 大 臼歯 の 4 歯 種 に 分ける こと が できる 。 切 歯 は 正中 （ 中央 ） に 隣接 し て 存在 し 、 その 側 方 に それぞれ 側 切 歯 が ある 。 切 歯 は 中切 歯 、 側 切 歯 の 2 種類 上下 計 8 本 ある 。 側 切 歯 の 奥 に は 犬歯 が 上下 計 4 本 ある 。 臼歯 は 計 20 本 存在 し 、 小 臼歯 （ 第 1 小 臼歯 、 第 2 小 臼歯 ） と 大 臼歯 （ 第 1 大 臼歯 、 第 2 大 臼歯 、 第 3 大 臼歯 ） に 分け られる 。 乳歯 の 脱落 後 に 生え て くる 、 中切 歯 ～ 第 二 小 臼歯 まで を 代 生 歯 、 第 二 生 歯 と よび 、 乳歯 の 存在 し ない 大 臼歯 を 加生 歯 と 呼ぶ 。 まず 、 第 1 大 臼歯 （ 6 歳 臼歯 と も 呼ば れる ） から 生え 始め 、 その後 徐々に 生え 替わっ て いく 。 大体 13 歳 頃 に は 前歯 から 第 2 大 臼歯 まで の 28 本 が 生え そろっ て いる 。 第 3 大 臼歯 は 生え て くる の が 遅く 、 また 、 生え て こ ない 事 も あり 「 親知らず 」 （ 知歯 ／ 智歯 ） と も よば れる 。  永久歯 は きちんと ケア を すれ ば 死ぬ まで 使う こと が できる 。 また 、 高齢 者 へ の 調査 で 、 歯 が 多く 存続 し て いる ほど 活動 的 で ある 事 が わかっ て いる 。  歯 の 異常 として は 以下 の 物 が 知ら れ て いる 。  人工 歯 が 一般 的 だ が 天然 歯 も 入れ歯 の 材料 として も 使わ れ た 。 ジョージ ・ ワシントン は 生涯 4 つ の 入れ歯 を 使っ た が 、 1 つ 目 の 入れ歯 の 下 の 歯 は 抜け た 自分 の 歯 を 使っ た と いう 。  かつて の 人類 は 、 狩り で 捕らえ た マンモス など 大型 動物 の 歯 を 槍 や 鏃 、 斧 など に 加工 し て 利用 し て い た 。 また 、 鋭い 歯 は 加工 し なく て も そのまま ナイフ として 用い られる 場合 も あっ た よう で ある 。  現在 で は 、 象牙 など が 工芸 品 に 利用 さ れ て いる が 、 絶滅 の お それ の ある 野生 動植物 の 種 の 国際 取引 に関する 条約 （ ワシントン 条約 ） により 取引 が 現在 中止 さ れ て いる 。  鹿 、 セイウチ 等 の 歯 は 入れ歯 として も 使わ れる 。棘皮動物 （ きょく ひどう ぶつ ） と は 、 棘皮動物 門   ()   に 属する 生物 の 総称 で ある 。 ウニ 、 ヒトデ 、 クモ ヒトデ 、 ナマコ 、 ウミユリ など が 棘皮動物 に 属する 。  棘皮動物 という 名称 は 、 echinoderm   という ギリシア 語 由来 の ラテン語 を 直訳 し た もの で 、 echinoderm   と は   echinos   （ ハリネズミ ） の よう な   derma   （ 皮 ） を 持つ もの という 意味 で ある 。 その 名 が 示す 通り 、 元来 ウニ を 対象 として つけ られ た 名称 で ある が 、 ヒトデ 、 ナマコ 、 ウミユリ など 、 棘 を もた ない が ウニ と 類縁 関係 に ある 動物 も 棘皮動物 に 含ま れる 。 成体 は 五 放射 相称 、 三 胚葉 性 、 海 に のみ 生息 し 、 自由 生活 。 僅か な 種 を のぞき 底 生 性 。 雌雄 異体 が 多い 。 消化 管 は 口 から 肛門 に つながる が 、 一部 の 種 で は 肛門 が 退化 。  棘皮動物 に 含ま れる 動物 は 、 動物 界 全体 から 見 て も 特異 な 構造 を 持つ 。 体 は 五 放射 相称 で 、 その 軸 を 上下 方向 に 据え た もの が 多く 、 その ため 進行 方向 を 決める よう な 前後 の 体 軸 は 存在 し ない 。 例外 は ナマコ で 、 口 が 前 で あり 、 明確 な 腹背 が ある もの も 多い が 、 これ も 五 放射 相称 から 二 次 的 に 導か れ た こと は 明確 で ある 。 また 、 頭部 が 存在 せ ず 、 そこ に 存在 する よう な 分化 し た 感覚 器 や 中枢 神経 の 分化 も 見 られ ない 。  体内 で は 非常 に 広大 な 真 体腔 が ある が 、 血管 系 の 退化 傾向 が 激しく 、 また 独立 し た 排出 系 も 見 られ ない 。 それ に 代わっ て 発達 し て いる の が 水 管 系 という 構造 で 、 これ は 体外 から 海水 を 取り込ん で 体内 を 流す という もの で ある 。 これ は 幼生 の 体腔 から 発達 し た もの で 、 体内 に 伸び て 各部 から 管 足 という 管 を 体外 に 伸ばす 。 これ は 運動 や 摂 食 に 関わる と 同時に 、 その 表面 で ガス 交換 や 排出 も 行っ て いる 。  棘皮動物 の もう 一つ の 特徴 は 、 体 が 殻 や 棘 で 覆わ れる こと で 、 それら は 多数 の 部分 に 分かれ 、 運動 が 可能 と なっ て いる 。 それら の 一部 は 体 表 に 露出 する が 、 かなり の 部分 が 皮膚 の 下 に あり 、 内 骨格 を 構成 する 。 一見 柔軟 に 見える ナマコ で は 、 それら は 細か な 骨 片 として 皮膚 内 に 分散 し て いる 。  他方 で 、 その 発生 の 初期 は 後口 動物 の 標準 的 な もの で あり 、 多く の 点 から 我々 を 含む 脊椎動物 と 系統 的 に 遠い もの で は ない こと が 伺える 。 上記 の よう な 特殊 性 の 一つ は 、 この 群 が 左右 相称 動物 から 固着 性 を 経 て 、 そこで 放射 相称 の 体制 に 変化 し 、 現在 の よう な 体制 を 持つ に 至っ た ため と 考え られる 。  基本 的 に は 五 放射 相称 の 形 を 取る 。 実際 に は ヒトデ 類 や クモ ヒトデ で は 成長 する に 連れ て 軸 を 増加 さ せる 例 、 分裂 によって 減少 する 例 も ある 。 この 五つ の 対称 軸 は 主 に 水 管 系 の 配置 によって 決まっ て いる 。 五 本 の 放射 水 管 から は 体外 に 管 足 が 並び 、 この 列 の ある 位置 を 歩 帯 、 それら の 間 を 間 歩 帯 と いう 。 棘皮動物 は 小さな 骨 片 の 集まっ た 構造 を 持ち 、 その 一部 は 体外 に あっ て 鱗 や 棘 として 配置 する が 、 それら の 配置 も この 軸 と 密接 に 関連 する 。  口 は 体 の 一端 に あり 、 これ が 歩 帯 の 配置 の 中心 と なる 。 現 生 の 多く の 群 で は 口 を 下 に する が 、 ウミユリ 類 で は これ を 上 に 向け 、 ナマコ 類 で は 前方 を 向く 。 肛門 は 口 の 反対 側 が 多い が 、 ウミユリ 類 で は 同じ 側 に 開く 。  ウニ と ナマコ 以外 の もの で は 歩 帯 の 伸びる 五つ の 方向 に 胴体 から 細長く 突出 する 部分 が 区別 さ れ 、 これ を 腕 と いう 。 腕 は 胴体 部 から やや 自由 に 動く こと が 出来 て 、 運動 や 摂 食 の 際 に 役立つ 。 これら の 類 で は 歩 帯 は 胴体 から 腕 の 口 側面 に だけ 伸びる 。 腕 は 二 叉 分 枝 する もの も ある 。 ウニ 、 ナマコ で は 腕 は なく 、 歩 帯 は 胴体 に 沿っ て 口 から 肛門 まで 伸びる 。  ナマコ 以外 の 類 で は 体 軸 が ごく 短く なっ て おり 、 頭部 として 見なせる 構造 は 存在 し ない 。 また 、 感覚 器官 は 目立つ もの で は なく 、 その 配置 も 全体 に 広がっ て いる 。 体 に は 進行 方向 を 示す もの は ない 。 ナマコ で は 口 側 が 進行 方向 と 見なせる 例 が 多く 、 また 全身 の 形 も 左右 相称 的 で ある が 、 やはり 頭部 は 区別 でき ない 。  体 壁 に は 骨 片 が 埋もれ て いる 。 骨 片 は ウニ で は 互いに つながっ て 殻 を 構成 し 、 それ 以外 の もの で は 関節 的 に つながっ て 柔軟 な 動き を 可能 に する 。 ナマコ で は さらに 細かく なっ て 分散 的 で ある 。 また 、 ウニ で は 口 の 部分 に よく 発達 し た 骨質 の 顎 が ある 。  体内 は 広大 な 真 体腔 が ある の が 普通 で 、 その 中 を 消化 管 が とぐろ を 巻く 。 消化 管 は 比較的 単純 な の が 普通 。  普通 は 雌雄 異体 で 体外 受精 。 特別 な 配偶 行動 は 見 られ ず 、 一定 季節 の 一定 の 時間 に 放 卵 放 精 が 行わ れる 、 という の が 普通 。 ただし 、 他 個体 の 放出 が 引き金 に なる 例 も ある 。 ヒトデ 類 で ペア を 組ん で 生殖 を 行う 例 が 知ら れる 他 、 ウミユリ 類 、 クモ ヒトデ 類 など で 幼生 まで を 雌 の 体内 で 保育 する 例 も 知ら れる 。  普通 は ごく 小さな 卵 で あり 、 卵 割 は 等 割 、 放射 卵 割 。 胞胚 の 前後 で 孵化 、 全身 に 繊毛 を 持っ て 泳ぎ 始める 。 体腔 は 原 腸 から 形成 さ れる 袋 を 起源 と する 。  初期 の 幼生 は 左右 相称 で いくつ か の 繊毛 帯 を 持つ 。 その 形 から プルテウス （ ウニ ・ クモ ヒトデ ） 、 ドリオラリア （ ウミユリ ） 、 アウリキュラリア （ ナマコ ） など と 呼ば れる 。 これら は 往々 に し て 水底 に 付着 し 、 その 体 の 一部 から 成体 の 体 が 形成 さ れる 形 の 変態 を 遂げる 。  すべて が 海産 で 、 わずか に 汽水域 に 出現 する もの が ある程度 。 しかし 海中 で は 極めて 広範囲 に 見 られ 、 寒帯 から 熱帯 、 潮間 帯 から 深海 底 まで どこ に でも 住ん で いる もの が ある 。 時に 深海 底 で は この 類 が 密集 し て み られる 場合 が ある 。  多く は 動き の 鈍い 動物 で あり 、 海底 の 岩 に 付着 し て い たり 、 泥 に 埋もれ て い たり 、 と いっ た もの が 多い 。 もっとも よく 動く もの は クモ ヒトデ と ウミシダ で 、 これら は 腕 の 運動 範囲 が 広い ため 、 これ を 振る よう に 動かし て 移動 する 、 ウミシダ で は 短時間 なら ば 遊泳 する こと が 出来る もの も ある 。 深海 産 の ナマコ に は ゼラチン 状 の 体 を 持っ て ゆっくり だ が 大きく 跳躍 する よう に 動い たり 、 遊泳 する もの が 知ら れる 。 それ 以外 の 動物 は 管 足 を 使っ て 移動 し 、 動き は 速く ない 。  ウミユリ・クモヒトデ・ナマコ は デトリタス など を 摂 食 し て いる 。 ヒトデ 類 に は 活発 な 捕食 者 が 含ま れる 。 ウニ は しっかり し た 歯 で 海藻 など を 食う 。  棘皮動物 は 再生 力 が 強い もの が 多い の で も 知ら れる 。 クモ ヒトデ 、 ウミユリ で は 腕 が 容易く 切れ 、 自 切 が よく 見 られる 。 ヒトデ 、 クモ ヒトデ で は 胴体 部 が 引き裂か れ て も 再生 し 、 分断 する と 二 匹 に なる 。 ヒトデ で は 腕 だけ から も 本体 が 再生 さ れる もの も ある 。 自然 の 状態 で も この よう な 形 で 分裂 で 増える もの も 知ら れる 。  ナマコ は 強く 刺激 する と 内臓 を 体外 に 放出 する もの が ある 。 これ も 再生 する 。  棘皮動物 は 、 ウミユリ 類 、 ヒトデ 類 、 シャリンヒトデ 類 、 クモ ヒトデ 類 、 ウニ 類 、 ナマコ 類 の 6 つ の グループ に 分け られる 。 現 生 する 棘皮動物 は これら 6 綱 のみ だ が 、 その他 多く の 絶滅 し た 綱 が 知ら れ て いる 。 化石 は 古生代 初期 から 継続 的 に 発見 さ れ 、 その 量 は 動物 化石 として は 多い 方 に 属する 。 ウミユリ を 主成分 と する 石灰岩 も ある ほど で ある 。  棘皮動物 に 含ま れる 各 群 について 様々 な 分子 系統 学 的 研究 が なさ れ て いる が 、 ウミユリ 類 が 最も 早く 分岐 し た という 点 以外 に は 、 各 グループ 間 の 類縁 関係 について 一致 し た 結果 は 得 られ て い ない 。 これ は 、 棘皮動物 の 進化 の 過程 で 、 多く の 収斂 や 逆転 が 起こっ た ため と 考え られる 。  棘皮動物 と その他 の 動物 群 の 関係 で は 、 新口 動物 で ある こと 、 発生 等 の 証拠 から 祖先 が 左右 対称 動物 で ある こと など が 推察 さ れる が 、 はっきり し た こと は わかっ て い ない 。  ヒトデ 類 は 約 1500 種 。 体 の 下 側 に ある 口 を 中心 に し て 、 5 本 または それ 以上 の 放射 相称 の 脚 ・ 腕 を もつ 、 星 型 を し た 棘皮動物 で ある 。 たいてい は 、 5 の 倍数 から なる 放射 相称 の 脚 を もつ 。 「 脚 ・ 腕 」 に 見える 部分 も 胴 の 一部 で あり 、 その 中 に も 消化 器 ・ 生殖 器 が 入り込ん で いる 。 伏せ た 状態 で 海底 を 這い 、 全身 運動 とともに 、 「 足 ・ 腕 」 下面 に ある 歩 帯 溝 に 並ん だ 管 足 で 運動 する 。 表面 を 覆う 皮膚 は 頑丈 で 、 皮下 に は 筋肉 や 結合 組織 で 結ば れ た 骨盤 が 外 骨格 を 形成 する 。 消化 管 は 盤 の 中央 に 開い た 口 から 背中 頂点 の 肛門 まで 結ば れ 、 胃 は 体外 に 放出 し て 巨大 な 餌 を 包み込ん で 消化 できる 。  シャリンヒトデ 類 は 1986 年 に 発見 さ れ た 棘皮動物 の グループ で 、 2008 年 現在 で は 3 種 確認 さ れ て いる 。 直径 1 cm 弱 の 円盤 状 を し た 体 の 周囲 に 縁 棘 と 呼ば れる 細かい 脚 が 多数 、 同心円 状 に 並ん で いる 。 他 の 綱 に み られる 放射状 の 水 管 系 が なく 、 外側 環状 水 管 に 連結 し た 管 足 が 露出 する 。 消化 管 は 退化 的 で 、 最初 に 発見 さ れ た ウミヒナギク は 胃 を 持た ない 。 ヒトデ 綱 ニチリン ヒトデ 目 の 1 科 として 分類 さ れる 場合 も ある 。  ウミユリ 類 は 約 650 種 。 形状 が 植物 の ユリ に 似 て いる と 考え られ た こと から 名付け られ た 。 固着 性 の ウミユリ は 、 主 に 深海 の 海底 に 棲息 する 。 節 により 構成 さ れる 茎 ( 柄 ) が あり 、 柄 の 端 に は 大きく 膨らん だ 萼 が ある 。 萼 の 周り に は 羽 状 の 腕 が 多く 配置 さ れ て おり 、 萼 の 中央 に は 口 が あり 。 消化 管 は 体内 で 反転 し 、 肛門 も 上向き に 開く 。 通常 は 海底 に 直立 し 、 水流 に 向かい合う 形 で 広げ た 多く の 腕 を 用い て 、 水中 に 含ま れる 微細 な 有機物 片 を 捕まえ 、 萼 中央 に ある 口 まで 運び込み 、 餌 と する 。 一部 の 種 で は 固着 生活 を 送る が 、 原生 種 の 9 割 を 占める ウミシダ 目 は 、 成体 に なる と 柄 を 切り離し 、 必要 に 応じ て 海中 を 遊泳 する 。 残る 有 柄 ウミユリ 類 で も 、 全身 で 匍匐 移動 する 種 も いる 。  ウニ 類 は 約 870 種 、 五 放射 相称 の 球状 ～ 扁平 な 殻 を もち 、 その 周囲 が 棘 で 覆わ れ て いる 。 脚 部 を 持た ない が 、 棘 と 管 足 を 用い て 海底 を 移動 する 。 棘 は 防御 ・ 移動 の ため の 運動 器官 のみ なら ず 、 感覚 器官 の 役割 も 持つ 。 体 の 下 側 に ある 口 に は 5 本 の 鋭い 歯 を もち 、 これ を 用い て 海草 など を 食べる 。 消化 管 は 体内 で 螺旋 構造 と なり 、 頂点 付近 に 肛門 を 開く 。 水 管 系 の 入口 と なる 多孔 板 や 生殖 巣 は 上 に 開く 。  ナマコ 類 は 約 1500 種 、 ほか の 現 生 種 と 違い 、 側 転 し 、 五 放射 相称 の 円筒 状 の 形状 を し て いる 。 腹 側 の 管 足 が 並ん だ 3 列 の 歩 帯 と 全身 の 5 列 の 縦走 筋 で 匍匐 運動 を 行い 、 接地 し ない 背 側 の 2 列 の 歩 帯 は 疣 足 に 退化 し て いる 。 前後 に 口 と 肛門 を もち 、 生殖 巣 は 口 側 、 ほか の 綱 で は 未 発達 の 呼吸 樹 は 肛門 側 に 開く 。 骨格 は あまり 発達 し て おら ず 、 頑丈 な クチクラ 質 の 皮下 で 骨 片 と なっ て 分散 し て おり 、 自在 に 結合 ・ 分散 し て 硬化 ・ 軟化 できる 。  クモ ヒトデ 類 は 約 1500 種 。 円盤 状 の 体 を 中心 に 、 細長い 腕 が 放射状 に 伸び た 形状 を し て いる 。 ヒトデ 類 と 異なり 、 盤 と 腕 が 明確 に 区別 できる 。 内臓 は すべて 盤 に 収まり 、 管 足 は 盤 のみ から 露出 する 。 消化 管 は 胃 を 終点 と する ため 、 下向き の 口 は ある が 肛門 が なく 、 排泄 は 呼吸 や 生殖 と 兼ね て 生 殖嚢 で 行う 。 腕 は 管 足 が 露出 せ ず 、 節 構造 の 殻 で 覆わ れ て いる 。 ほぼ すべて の 全身 運動 を 担う 反面 、 容易 に 自 切 ・ 再生 できる 。  ウミリンゴ 類 は 、 オルドビス 紀 から デボン 紀 に 棲息 し て い た 。  層状 の 板 から 成る 柄 を 持ち 、 下部 は 分 枝 し た 根 状 で 、 上部 に は 多角 形 の 板 で 出来 た 萼 部 が あり 、 その 上部 に 口 と 肛門 が あっ た 。 ウミユリ と 同様 に 、 固着 生活 を し て い た 。  ウミツボミ 類 は 、 シルル 紀 から ペルム 紀 に 棲息 し て い た 。  ウミユリ 、 ウミリンゴ 同様 の 構造 の 柄 を 持ち 、 その 一端 は 分 枝 し 海底 に 固着 し て い た 。 もう 一方 の 端 に は 萼 部 が あり 、 これ は およそ 15 個 の 板 で 構成 さ れ 、 また 萼 部 に は 口 及び 肛門 が あっ た 。 萼 部 から は 多数 の 腕 が 伸び て い た 。  座 ヒトデ 類 は 、 カンブリア 紀 から 石炭 紀 に 棲息 し て い た 。  形状 は 平たい 球状 又は 半球 状 で 、 海底 や 腕 足 類 に 固着 し て い た 。  原始 ウミユリ 類 と も 呼ば れ 、 カンブリア 紀 から シ ルル 紀 に 棲息 し て い た 。  太い 柄 の 上端 が カップ 状 に 拡大 し 、 そこ から ５ 本 の 腕 が 上方 に 伸び て い た 。  オルドビス 紀 中期 に 棲息 し て い た 。  オルドビス 紀 中期 に 棲息 し て い た 。  オルドビス 紀 初期 から 中期 に 棲息 し て い た 。  カンブリア 紀 初期 に 棲息 し て い た 。  オルドビス 紀 から デボン 紀 に 棲息 し て い た 。線形 動物 （ せん けい どう ぶつ 、 学名 ： Nematoda 、 英名 ： Nematode ,   Roundworm ） は 、 線形 動物 門 に 属する 動物 の 総称 で ある 。 線 虫 と も いう 。 かつて は ハリガネムシ など の 類 線形 動物   ( Nematomorpha )   も 含ん だ が 、 現在 は 別 の 門 と する の が 一般 的 。 また 、 日本 で は 袋 形 動物 門 の 一 綱 として 腹 毛 動物 ・ 鰓 曳動物 ・ 動 吻動物 など と まとめ られ て い た こと も あっ た 。 回虫 ・ 鞭 虫 など が 含ま れる 。  大半 の 種 は 土壌 や 海洋 中 で 非 寄生 性 の 生活 を 営ん で いる が 、 同時に 多く の 寄生 性 線 虫 の 存在 が 知ら れる 。 植物 寄生 線 虫 学   ( nematology )   では 農作物 に 被害 を もたらす 線 虫 の 、 寄生虫 学   ( parasitology )   では ヒト や 脊椎動物 に 寄生 する 物 の 研究 が 行わ れ て いる 。  線形 動物 に は 、 人間 の 寄生虫 を はじめ 、 人間 の 生活 に 関わり の 深い もの も 多く 、 それら の 研究 が 進め られる 一方 、 自由 生活 の もの の 研究 は 後回し に なり がち で あっ た 。 しかし 、 自由 生活 の もの の 方 が はるか に 種 数 が 多く 、 その 研究 が 進む につれ 、 種類 数 は どんどん 増加 し て いる ので 、 どれ くらい の 種 数 が ある か は はっきり と は 言え ない 状況 で ある 。 その 最大限 の 見積もり は 、 なんと 1 億 種 という もの が ある 。 これ は 、 海底 泥中 で の 研究 において 、 サンプル 中 の 既知 種 の 割合 から 算定 さ れ た もの で ある 。 これ が 本当 で あれ ば 、 昆虫 の 種 数 を 大きく 抜き 去り 、 地球 上 の 生物 種 の 大半 は 線形 動物 が 占め て いる こと に なる 。  土壌 中 の 線形 動物 は その 数 も 多く 、 生態 的 に 重要 な 位置 を 占め て いる と 思わ れる 。 細菌 など 微生物 を 食べ て いる もの と 思わ れる 。 線 虫 を 捕食 する もの に は 、 昆虫 など が あり 、 また 、 菌類 に は 線 虫 寄生 菌 や 、 食虫植物 の よう に 線 虫 を 捕獲 する 線 虫 捕食 菌 という もの が ある 。  植物 に 寄生 する 物 として は 松 枯れ 病 を 引き起こす （ マツクイムシ 参照 ） や 、 ダイズ 生産 上 最も 問題 と なる など が ある 。 1960 年代 に カナダ の バンクーバー 島 南部 の サー ニッチ 半島 に 上陸 し た ジャガイモシストセンチュウ は この 地方 の 農業 産業 を 衰退 さ せる ほど の 損害 を 与え た 。 また 農作物 に 及ぼす 傷害 の 形態 により 、 ネグサレセンチュウ や ネコブセンチュウ と よば れる 農業 害虫 の グループ も ある 。 これら は 、 薬剤 散布 の ほか に マリーゴールド や エンバク など の コンパニオンプランツ を 導入 する こと で 、 減少 さ せる こと が 可能 と さ れる 。  ヒト に は 、 カイチュウ （ 回虫 ） 、 ギョウチュウ の 他 、 カ （ 蚊 ） が ベクター と なっ て リンパ 系 フィラリア 症 や 象 皮 症 の 病原 体 で ある マレー 糸状 虫 、 バンク ロフト 糸状 虫 が 感染 する 。 また 魚介 類 を通して 感染 する アニサキス も 線 虫 の 1 種 。  特に カイチュウ は 戦前 に は 日本人 は ほとんど 全員 に 寄生 し て い た ほど に 普通 で あっ た 。 しかし 、 現在 で は ほとんど 見る こと が でき ない 。 これ は 、 カイチュウ の 感染 経路 が 遮断 さ れ た ため で ある 。 卵 が 糞便 とともに 排出 さ れ 、 それ が 口 に は いる こと で 感染 する ので 、 現在 の よう に 、 糞便 の 処理 が 行わ れ 、 また 、 畑 に 下肥 が 入ら ない 環境 で は 生活 史 が 維持 でき ない 。 他方 、 卵 が 手 から 手 へ と 移る ギョウチュウ は 、 現在 でも 広く 見 られる 。  2015 年 3 月 11 日 に は 、 体長 約 1 mm の 線 虫 が 、 がん 患者 と そう で ない 人 の 尿 の におい を 精度 よく 識別 でき た と 九州大学 など の チーム によって アメリカ の 科学 誌 『 プロ スワン 』 に 発表 さ れ た 。 チーム は 、 におい 分子 と 結合 する たんぱく質 が 犬 と ほぼ 同数 あり 、 飼育 の 簡単 な 線 虫 に 着目 。 実験 し て みる と 、 がん 患者 の 尿 の におい を 好んで 近寄り 、 逆 に がん で は ない 人 の 尿 は 嫌っ て 遠ざかる こと が 分かっ た 。 健 診 で 採取 し た 242 人 の 尿 を 使っ て 調べる と 、 がん と 診断 さ れ た 24 人 の うち 、 線 虫 は 23 人 の 尿 を 選ぶ こと が でき た 。  線 虫 の 一 種 で ある   カエノラブディティス・エレガンス   (=" C .   elegans ")   は 多 細胞 生物 の モデル 生物 として 盛ん に 研究 が 行わ れ 、 受精卵 から 成虫 に 至る 全 細胞 の 発生 、 分化 の 過程 が 細胞 系譜 として 明らか に なっ て いる 。   研究 の 創始 者 達 3 名 は   " Genetic   regulation   of   organ   development   and   programmed   cell   death "   （ 器官 発生 と プログラム 細胞 死 の 遺伝 的 制御 ） で   2002 年 ノーベル 生理学 ・ 医学 賞 を 受賞 し て いる 。  分子 系統 解析 によって 分類 は 大きく 再編 さ れ て おり 、 以下 の 体系 も 暫定 的 な もの で ある 。  特に 表記 の ない 分類 群 は 自由 生活 性 で ある 。  Meldal   BH   et   al .( 2007 ) による リボソーム DNA を 用い た 分子 系統 解析 で は 、 以下 の よう な 系統 樹 が 得 られ て いる  頭部 の 感覚 器 の 形態 から 、 2 つ の 綱 に 分け られ て い た 。脊索 動物 （ せき さ くどう ぶつ ） と は 動物 の 分類 群 の ひとつ で 、 トカゲ 、 ヒト など 脊椎 （ 背骨 ） を もつ 動物 で ある 脊椎動物 と 、 それと 近 縁 な 動物 群 で ある 原 索 動物 （ ナメクジ ウオ など の 頭 索 動物 と 、 ホヤ 類 など の 尾 索 動物 （ 被 嚢動物 ） を 指す ） を 合わせ た もの で ある 。  内 骨格 あるいは それ に 近い 機構 を 獲得 し た 動物 群 で ある 。 分類 上 は 脊索 動物 門   Chordata   として 取り扱わ れる 。 また 、 絶滅 し た 動物 グループ で 初期 の 脊椎動物 に 近い の で は ない か と 考え られ て い て 永らく 正体 不明 で あっ た コノドント は 、 やはり 最近 の 研究 で 無 顎 類 の ヤツメウナギ に 近い こと が わかっ て いる 。  18 世紀 に 発見 さ れ た 当時 、 ナメクジ ウオ は 軟体動物 の ナメクジ の 一 種 で ある と 考え られ て い た 。 また 、 ホヤ も 同様 に 軟体動物 に 分類 さ れ て い た 。 1840 年代 に 入る と 、 ナメクジ ウオ は 脊索 、 鰓 裂 、 背 側 神経 索 を もつ こと が 明らか に さ れ 、 脊椎動物 と の 類似 が 指摘 さ れる よう に なっ た 。 1866 年 、 アレサンデル・コワレフスキー   ()   は ホヤ 類 の 幼生 が 尾 部 に もつ 軸 索 状 器官 が 、 脊椎動物 や ナメクジ ウオ の 脊索 と 相 同 で ある こと を 示し た 。 これ によって 、 脊椎動物 、 ナメクジ ウオ を 含む 頭 索 動物 、 および ホヤ を 含む 尾 索 動物 、 が 単 系統 群 で ある こと が 広く 受け入れ られる よう に なっ た 。  その後 は 、 脊椎動物 を 「 脊椎動物 門 」 として 扱い 、 頭 索 動物 と 尾 索 動物 を まとめ て 「 原 索 動物 門 」 ( Protochordata )   として 扱わ れる こと も あっ た 。 しかし 、 尾 索 動物 と 頭 索 動物 と は 「 脊椎動物 に 近い 」 という 便宜 的 な 理由 から 同門 として 扱わ れ て い た 側面 が あり 、 それら の 系統 間 の 類縁 関係 は それほど 近く は なく 、 むしろ 頭 索 動物 と 脊椎動物 と の 間 の 方 が 近い と 考え られる よう に なっ た ため 、 これら すべて を 脊索 動物 として まとめ て 扱う 分類 が 主流 に なっ て いる 。 一方 で 近年 の 分子 進化 的 な 解析 で は 尾 索 動物 と 脊椎動物 が 姉妹 群 、 頭 索 動物 は それら の 祖先 的 な 系統 関係 と なる こと が 示さ れ て いる 。  石灰 索 動物 は カンブリア 紀 中期 〜 デヴォン 紀中 期 の 海 成層 から 発見 さ れる 化石 生物 で あり 、 棘皮動物 に 非常 に 近 縁 で ある 。 脊索 動物 と 棘皮動物 の 胚 の 体腔 発達 の 類似 性 から 、 脊索 動物 が 棘皮動物 を 起源 と する と 示さ れ て おり 、 石灰 索 動物 は その 化石 証拠 と さ れ て いる もの で ある 。 石灰 索 動物 で ある スティロフォラ の 仲間 は 、 棘皮動物 の よう な 石灰 板 で 覆わ れ た 頭部 と 尾 部 を 持つ 。 頭部 に は 鰓 、 肛門 、 口 、 生殖 腺 が 存在 し 、 内部 に は 脳 が 存在 し 、 それ は 頭部 と 尾 部 の 接続 部 付近 に 位置 し て いる 。 尾 部 前端 に は 神経 索 と 脊索 が ある 。 これら の こと から 、 石灰 索 動物 は 、 棘皮動物 と は 異なる もの と さ れ 、 脊索 動物 門 の 一 亜 門 と 考え られ て いる 。  三 胚葉 動物 は 大きく 前口 動物 と 後口 動物 に 分け られる が 、 脊索 動物 は 後者 に 含ま れる 。 後口 動物 内部 で の 各 グループ の 系統 的 位置 関係 は 様々 に 議論 が あっ た が 、 現在 は 右 図 の よう に 半 索 動物 と 棘皮動物 が 単 系統 で あり 、 脊索 動物 は その 姉妹 群 という こと で 共通 見解 が 得 られ て いる 。 なお 、 珍 渦 虫 動物 の 系統 に関して は いまだ 様々 な 議論 が ある 。 近年 は 一般 的 に 後口 動物 に 含め られる の が 主流 に なっ て き た が 、 なお 反論 も あり 確定 し て い ない 。  極めて 概略 だ が 、 以下 に 脊索 動物 の 系統 樹 を 示す 。  頭 索 動物 と 尾 索 動物 の 位置 、 また 円 口 類 の 単 系統 性 など 、 分子 系統 によって 明らか に さ れ た 部分 も 多い 。  ただし 、 コノドント や 翼 甲 類 の 枝 の 位置 など 、 未だ 定か で は ない ところ も 多く 、 依然 多く の 研究 が 待た れる ところ で ある 。尾 索 動物 （ びさくどうぶつ 、   または   ） と は 、 脊索 動物 門 の 下位 分類 群 の ひとつ で 、 ホヤ 類 、 タリア 類 、 オタマボヤ 類 の 3 つ の 動物 の グループ の 総称 。 被 嚢動物 や ホヤ 動物 とも 。 すべて 、 海中 に 住み 、 プランクトン を 濾過 し て 食べる 動物 で 、 脊椎動物 に 近 縁 の グループ で ある 。 ホヤ 類 は 世界 で 2300 種 以上 、 タリア 類 、 オタマボヤ 類 は それぞれ 数 十 種 程度 の 現 生 種 が 知ら れ て いる 。  尾 索 動物 の 分類 上 の 取り扱い について は 、  場合 など が ある が 、 最初 の 分類 が 主流 で ある 。 詳しく は 脊索 動物 を 参照 。  3 つ の グループ 、 ホヤ 類 、 オタマボヤ 類 、 タリア 類 で は 、 その 特徴 は 大きく 異なる が 、 共通 する の は 、 幼生 の 時期 に オタマジャクシ の 形 を し て おり 、 プランクトン 生活 を する こと 、 その 時期 に は 、 内臓 など は 頭部 に 、 長い 尾 の 部分 に 脊索 や 、 背 側 神経 索 、 筋肉 が 存在 する こと で ある 。 この 時期 の 幼生 は 尾 を 振っ て 泳ぐ こと が できる 。 脊索 が 尾 部 に 存在 する こと が 、 尾 索 動物 の 名 の 由来 で ある 。 脊索 と は 、 発生 の 過程 で 最初 に 現れる 体 の 軸 を 作る 構造 で 、 同じ 脊索 動物 門 に 属する 脊椎動物 で も 発生 の 過程 で 一時 的 に 形成 さ れる 。 いずれ の グループ も 、 脊椎動物 と は 異なり 、 背 側 神経 索 を 中心 と し た 中枢 神経 系 は 発達 せ ず 、 脳 を 持た ない 。 多く の 種 が 雌雄 同体 で あり 、 特に タリア 類 で は 有性 世代 と 無性 世代 を 繰り返す 複雑 な 生活 史 を もつ 。  ホヤ 類 で は 、 オタマジャクシ 型 の 幼生 は 成熟 を 前 に し て 変態 を 行い 固着 性 の 成体 と なる 。 ホヤ の 幼生 は 海底 に たどり着き 、 頭部 を 下 に し て 付着 する と 、 尾 部 は 吸収 さ れ 、 同時に 脊索 や 背 側 神経 索 も 消滅 する 。 また 、 頭部 の 構造 も 変化 し 、 体 全体 を 包む 筋肉 性 の 膜 で ある 被 嚢 （ 外套 ） が あらわれる 。 この 被 嚢 が 、 尾 索 動物 の 別名 、 被 嚢動物 の 名前 の 由来 で ある 。 ホヤ 類 の 被 嚢 に は 入水 口 と 出水 口 の 2 つ の 穴 が あり 、 被 嚢 を 収縮 さ せる こと で 水流 を 起こし 、 被 嚢内部 の エラ に 酸素 や 餌 と なる 微生物 を 含ん だ 新鮮 な 水流 を 送り込む 。  タリア 類 で も 、 ホヤ 類 と 同様 に 尾 部 が 吸収 さ れ 、 体 全体 を 包む 被 嚢 が 形成 さ れる 変態 が 起こる が 、 ホヤ 類 の よう に 海底 に 固着 する こと は なく 、 一生 を プランクトン として 過ごす 。 被 嚢 の 出入口 は 体 の 前後 方向 に あり 、 外見 は 樽 状 で ある 。 被 嚢 の 筋肉 を 収縮 さ せる こと で 、 被 嚢 の 中 に 水 を 通し 、 濾過 し て 餌 を 摂る と 同時に 、 ゆるやか な 水流 を 起こし て 移動 する 。 タリア 類 で は 特に 、 脊索 の 形成 は 痕跡 的 で ある 。  オタマボヤ 類 で は 、 成熟 に 伴う わずか な 形態 の 変化 は ある ものの 、 基本 的 に 成熟 し て も オタマジャクシ 型 を 維持 し 、 また 脊索 を 終生 維持 し て おり 、 いわゆる 幼 形成 熟 （ ネオテニー ） を する と 考え られ て いる 。 これ が オタマボヤ の 名前 の 由来 で ある 。 オタマボヤ 類 は 、 被 嚢 は 形成 し ない が 、 ゼラチン 質 を 分泌 し 、 体 全体 を 包む カゴ の よう な もの を つくり 、 その 中 で 生活 する 。 尾 を 振る こと で 内部 に 水流 を 起こし 、 微細 な ふるい 状 の 分泌 物 に 引っかかっ た もの を 餌 に し 、 また その 水流 で 移動 する 。  脊索 、 神経 索 の 存在 など 、 脊椎動物 と 比較的 形態 が 似 て い て 、 尾 部 の 運動 により 移動 できる の が 幼生 の 時期 だけ で ある こと から 、 脊椎動物 は 、 尾 索 動物 の 幼生 の 形態 に 近い もの から 進化 し た 、 一種 の 幼 形成 熟 で ある と 主張 する 人 も いる （ Tokioka , T .   1971 など ） 。 しかし 、 もちろん 、 脊椎動物 で 神経 管 が 失わ れ た 固着 性 の 形態 を 持つ 動物 は 知ら れ て おら ず 、 仮説 の 域 を 出 て い ない 。ハリガネムシ （ 針金 虫 ） と は 類 線形 動物 門 ハリガネムシ 綱 （ 線形 虫 綱 ） ハリガネムシ 目 に 属する 生物 の 総称 。  ミミズ や 線 虫 など と 違っ て 体 に 伸縮 性 が なく 、 のたうち回る よう な 特徴 的 な 動き 方 を する 。 体 は 左右 対称 で 、 種類 によって は 体長 数   cm から 1   m に 達し 、 直径 は 1   -   3   mm と 細長い 。 内部 に は 袋 状 の 体腔 が ある 。 表面 は クチクラ で 覆わ れ て い て 体 節 は ない 。 また 、 クチクラ で 覆わ れ て いる ため 乾燥 する と 針金 の よう に 硬く なる こと から この 名 が つい た 。  カマキリ （ 主 に ハラビロカマキリ に 寄生 ） や バッタ 、 カマドウマ 、 ゴミムシ 、 コオロギ 、 ミズスマシ 、 ゲンゴロウ 等 といった 昆虫 類 の 寄生虫 として 知ら れ て いる 。 地方 によって は 「 ゼンマイ 」 と も 呼ば れる 。 アメリカ で は 馬 を 洗う 水 桶 の 中 から 発見 さ れ た こと から " horsehair   worm " という 俗称 が ある 。  世界中 で 記載 さ れ て いる の は 326 種 （ 2014 年 時点 ） で ある が 、 実際 に は 2000 種 以上 いる と いわ れ て いる 。 日本 で は 14 種 （ 2014 年 時点 ） が 記載 さ れ て いる 。  なお 、 ジャガイモ や 大根 など の 害虫 として 知ら れ て いる 「 ハリガネムシ 」 は 本 種 で は なく 、 コメツキムシ の 仲間 の マルクビクシコメツキ 、 クロクシコメツキ 、 クシ コメツキ 、 トビイロムナボソコメツキ 、 コガネ コメツキ 等 の 幼虫 で ある 。  水生 生物 で ある が 、 生活 史 の 一部 を 昆虫 類 に 寄生 し て 過ごす 。  オス と メス が 水 の 中 で どの よう に 相手 を 捜し当てる か は 不明 だ が 、 雄 雌 が 出会う と 巻き 付き合い 、 オス は 二 叉 に なっ た 先端 の 内側 に ある 孔 から 精 泡 （ 精子 の 詰まっ た 囊 ） を 出し 、 メス も 先端 を 開い て 精 泡 を 吸い込み 受精 さ せる 。 メス は 糸 くず の よう な 卵 塊 （ 受精卵 の 塊 ） を 大量 に 生む 。  1 、 2 か月 かけ て 卵 から 孵化 し た 幼生 は 川底 で うごめき 、 濾過 摂 食 者 の 水生 昆虫 が 取り込む 。 幼生 は 身体 の 先端 に 付い た ノコギリ で 腸管 の 中 を 進み 、 腹の中 で 「 シスト 」 の 状態 に なる 。 「 シスト 」 は 自分 で 殻 を 作っ て 休眠 し た 状態 で あり 、 - 30 ℃ の 冷凍 下 で も 死な ない 。  水生 昆虫 の うち 、 カゲロウ や ユスリカ や トビ ケラ など の 昆虫 が 羽化 し て 陸 に 飛び 、 カマキリ や カマドウマ など の 陸上 生物 に 捕食 さ れる と 寄生 し 、 2   -   3 か月 の 間 に 腹の中 で 成長 する 。 まれ に 何らかの 要因 で シスト もしくは 幼生 の まま 水辺 近く の 草 の 露 に 排出 さ れ 、 それ を 草 ごと 摂取 し た バッタ や コオロギ など の 草食 性 昆虫 に 偶発 的 に 寄生 する こと も ある 。 また 、 寄生 さ れ た 昆虫 は 生殖 機能 を 失う 。 成虫 に なっ た ハリガネムシ は 宿主 の 脳 に ある 種 の タンパク質 を 注入 し 、 宿主 を 操作 し て 水 に 飛び込ま せ 、 宿主 の 尻 から 脱出 する 。 池 や 沼 、 流れ の 緩やか な 川 など の 水中 で 自由 生活 し 、 交尾 ・ 産卵 を 行う 。  寄生 生物 より 外 に 出る 前 に 宿主 が 魚 や カエル など の 捕食 者 に 食べ られ た 場合 、 捕食 者 の お腹 の 中 で 死ん で しまう が 、 捕食 者 の 外 に 出る こと が できる ケース も ある 。  カワゲラ を はじめ と する 水生 昆虫 類 から 幼生 および 成体 が 見つかる こと が ある 。 また 、 昆虫 だけ で は なく イワナ など の 魚 の 内臓 に 寄生 する 場合 も ある 。  ヒト へ の 寄生 例 が 数 十 例 ある よう だ が 、 いずれ も 偶発 的 事象 と 見 られ て いる 。 ハリガネムシ を 手 に 乗せる と 、 爪 の 間 から 体内 に 潜り込む と 言わ れる こと が ある が 、 全く の 俗説 で 、 成虫 が あらためて 寄生 生活 に は いる こと は ない 。  寄生虫 で ある ハリガネムシ が 河川 に 飛び込ま せ た 宿主 で ある カマドウマ や キリギリス 類 は 、 イワナ や ヤマメ 、 アマゴ など 、 渓流 に 住む 河川 性 サケ 科 魚類 の 貴重 な エネルギー 源 と なっ て いる 。 神戸大学 大学院 理学 研究 科 准 教授 の 佐藤 拓哉 ら による 調査 結果 で は 、 渓流 の サケ 科 の 魚 が 年間 に 得る 総 エネルギー 量 の 約 6 割 を 、 秋 の 3 か月 程度 に 川 に 飛び込む 寄生 さ れ た カマドウマ で 占め て いる 。 カマドウマ など 陸 の 虫 が 川 の 中 に 入っ て くる こと で 、 川 の 水生 昆虫 は あまり 食べ られ なく なり 、 水生 昆虫 類 の 餌 で ある 藻 の 現存 量 が 減り 、 落ち葉 の 分解 速度 が 促進 さ れる 。 カマドウマ を 飛び込ま せ ない よう に する と 魚 は 水生 昆虫 を 食べる よう に なり 、 その 結果 藻 が 増え 、 落ち葉 の 分解 が 遅れ 、 生態 系 が 変わっ て しまっ た 。 佐藤 ら は 、 ハリガネムシ の よう な 寄生虫 が 森林 と 河川 の 生態 系 に 影響 を およぼし て いる こと を 、 世界 で 初めて 実証 し た 。  なお 、 この よう な 経緯 の 中 で ハリガネムシ も 一緒 に 魚 に 食わ れる 例 も ある が 、 その 数 は 少ない と いう 。 これ は 宿主 昆虫 が 水中 に 入っ て すぐ に 脱出 が 行わ れる こと により 、 また いったん は 喰わ れ た 場合 も 口 や 鰓 から 脱出 する こと も 出来る ので 、 宿主 と共に 喰わ れ て しまう 例 は 少ない らしい 。 その 点 で ハリガネムシ の 受ける 害 は 多く ない 。 さらに 宿主 昆虫 を 魚 が 食う こと で 水生 昆虫 が 減少 し ない こと は 、 ハリガネムシ にとって は 翌年 に 生まれ た 幼生 が 侵入 する 中間 宿主 が 多数 存在 する こと を 意味 する ので 、 むしろ 利益 と なる と 思わ れる 。  ハリガネムシ が 寄生 する 昆虫 が 川 に 落ちる の は 、 主 に ゴミムシ に 寄生 する 北海道 で は 6 - 7 月頃 が ピーク で 、 本州 で は 秋 で ある 。ラバ （ 騾馬 、 、 ） は 、 雄 の ロバ と 雌 の ウマ の 交雑 種 の 家畜 で ある 。 北米 、 アジア （ 特に 中国 ） 、 メキシコ に 多く 、 スペイン や アルゼンチン で も 飼育 さ れ て いる 。  逆 の 組み合わせ （ 雄 の ウマ と 雌 の ロバ の 配合 ） で 生まれる 家畜 を ケッテイ （ 駃騠 、 英語 :   Hinny ） と 呼ぶ が 、 ケッテイ と 比べる と 、 ラバ は 育てる の が 容易 で あり 、 体格 も 大きい ため 、 より 広く 飼育 さ れ て き た 。  家畜 として 両親 の どちら より も 優れ た 特徴 が あり 、 雑種 強 勢 の 代表 例 で ある 。  体 が 丈夫 で 粗食 に 耐え 、 病気 や 害虫 に も 強く 、 足腰 が 強く 脚力 も あり 、 蹄 が 硬い ため 山道 や 悪 路 に も 適す 。 睡眠 も 長く 必要 と せ ず 、 親 の 馬 より 学習 能力 が 高く 調教 を 行い やすい 。 とても 経済 的 で 頑健 で 利口 な 家畜 で ある 。  唯一 欠点 として 、 「 stubborn   as   a   mule （ ラバ の よう に 頑固 ） 」 という 慣用 句 が ある よう に 、 怪我 さ せ たり 荒く 扱う 等 で 機嫌 が 悪く なる と 、 全く 動か なく なる 頑固 で 強情 な 性格 が ロバ から 遺伝 し て いる 。  それ 以外 は 、 大人しく 臆病 で 基本 従順 で ある 。 あと は 、 馬 より は 駆け足 の 速 さ が 劣る ぐらい で ある 。  鳴き声 は 馬 とも ロバ と も 異なる が 、 やや ロバ に 似る 。  ラバ と ケッテイ は 不妊 で ある 。 不妊 の 理由 として 、 ウマ と ロバ の 染色 体 数 が 異なる から だ と 考え られ て いる 。 ただ 、 発情 期 は あり 、 理論 上 は 妊娠 可能 で ある 。 胚 移植 し た よう に 自然 に 妊娠 する こと も 稀 で は ある が ある 。  大き さ や 体 の 色 は さまざま で ある 。 耳 は ロバ ほど 長く ない 。 頸 が 短く 、 たてがみ は 粗い 。  ラバ は 紀元前 3000 年 から 、 2100 年 と 1500 年 と の 間 頃 に は 、 エジプト で 知ら れ て い た と 考え られ て いる 。 ファ ラオ が シナイ に 鉱山 労働 者 を 送る 際 、 ラクダ で は なく ラバ で 送っ た という 岩 の 彫刻 が 残っ て いる 。 エジプト の モニュメント に は 、 ラバ に チャリオット を 引か せる 絵 が 残っ て おり 、 当時 から 輸送 に 関わっ て いた事 が 分かる 。  黒海 沿岸 の （ 現代 の トルコ の 北部 と 北西 部 の 部分 ） パフラゴニア と ニカイア の 住民 が 、 ラバ の 繁殖 を 最初 に 行っ た と 言わ れ て いる 。  古代 における 重要 性 は 高く 、 ヒッタイト が 隆盛 を 誇っ て い た 頃 は 戦車 用 の 馬 の 3 倍 の 価値 が あっ た 。 紀元前 3 千年紀 の シュメール の 文書 に よれ ば 、 ロバ の 7 倍 の 20 ～ 30 シェケル 、 エブラ で は 平均 60 シェケル の 高値 で 取引 さ れ て い た 。 古代 の エチオピア で は 至上 の 動物 として 扱わ れ 、 聖書 に 登場 する ダビデ 王 は ソロモン ら 王子 の 乗る 動物 に 「 ロイヤルビースト 」 として ラバ を 薦め 、 自ら も 愛用 し た 。 それら を 含め 旧 約 聖書 の 中 で ラバ の 記述 は 17 回 登場 する 。  ローマ帝国 で も 回復 力 が 高い ラバ は 駄 獣 として 駅伝 制度 クルスス・プブリクス など で 重用 さ れ た 。 また 、 力 が 強く 多 頭 の 輓用 に も 向い た ラバ は ローマ 軍 の 前線 補給 など 、 短距離 輸送 に 活躍 し た 。 ウマ 同様 に 騎乗 用 として 用い られる こと も 多かっ た 。  中世 ヨーロッパ 、 巨大 な 馬 に 重 装甲 騎士 が 跨っ て い た 頃 、 ラバ に は 聖職 者 と 階級 の 高い 紳士 が 跨っ て い た 。  18 世紀 に なる と 、 ラバ の 繁殖 が スペイン 、 イタリア 、 フランス で 一大 産業 と なり 、 フランス の ポワトゥー 州 で は 毎年 50 万 頭 生産 さ れ た 。 地元 の 大型 ロバ・ポワトゥー 種 が 畑 作業 で 重宝 する 重 牽引 ラバ の 片親 として 適し て い た 為 で ある 。  より 大きく 、 強力 な ロバ の 品種 改良 が カタルーニャ と アンダルシア で 進め られ た 直後 から 、 スペイン は ラバ 繁殖 業界 の トップ グループ に 並ん だ 。 スペイン 帝国 で は 、 雌 ラバ は 乗馬 用 に 、 雄 ラバ は 銀山 の 輸送 用 として 重宝 さ れる だけ で なく 、 国境 警備 に も 用い られ 、 各 前線 哨戒 基地 や 農園 で は 独自 に 繁殖 が 行える よう 最低 一 匹 種 ロバ が 確保 さ れ た 。  18 世紀 後半 まで 、 イギリス と アメリカ で 本格 的 な ラバ の 繁殖 は 行わ れ て い なかっ た 。 アメリカ は コロンブス が 馬 と ロバ を 持ち込み 繁殖 さ せ た が 、 探査 用 として 使わ れ 小型 で あっ た 。  アメリカ 独立 戦争 の 後 、 ジョージ ・ ワシントン は 農場 で 使用 できる 、 より 大きな 、 より 強力 な ラバ を 開発 する ため の プログラム を 開始 し た 。  彼 は 大型 種 の 繁殖 を 望ん で い た が 、 スペイン は 強力 な アンダルシア 種 ロバ の 輸出 と 所有 を 禁じ て い た 。 ワシントン は スペイン 帝国 カルロス 3 世 に 親書 を 送り 、 大型 種 ロバ の 輸出 許可 を 願い出 た 。 これ を 受け 1785 年 10 月 ボストン に 入港 し た 船 に は ジョージ ・ ワシントン 宛 に カルロス 3 世 から 、 『 ロイヤル ギフト 』 と 命名 さ れる こと に なる 純血 の 大型 種 ロバ 4 歳 が 送ら れ た 。  1786 年 、 ワシントン と 親交 の あっ た フランス の ラファイエット から 、 数 頭 の 雌 ロバ と 一緒 に 黒い マルタ 島 の 雄 ロバ 『 マルタ の 騎士 』 が 送ら れ た 。 後世 、 アメリカ で 飼育 さ れ て いる ラバ と ロバ の 品種 は 、 この アンダルシア 種 と マルタ 種 の 混血 『 compound （ 化合 物 ） 』 と 名付け られ た ロバ 達 から なり 、 今日 の 「 世界一 背 の 高い ロバ 」 として ギネス 認定 さ れ た 『 アメリカン ・ マンモス ・ ジャック ストック 種 』 の 始まり と なっ た 。  ワシントン は 、 計画 から 15 年 も かから ず に マウントバーノン に 58 匹 の ラバ を 抱え 、 1786 年 フィラデルフィア ・ ジャーナル に 『 compound 』 種 の 種 提供 の 宣伝 を 行っ た 。 他 の ロバ の 種付け の 1 / 3 の 値段 で 行わ れ 、 この 提供 によって 生まれ た ラバ は 南部 農業 の 基幹 と なる ラバ の 先駆 者 と なっ た 。  1808 年 、 米国 に は 推定 6600 万 ドル 相当 の 推定 855000 匹 の ラバ が 存在 し た 。 馬 と 牛 を 所有 し 、 用途 によって 使い分け て い た 北部 の 農民 は 使う の を 躊躇っ た が 、 南部 で は ラバ は 人気 が あっ た 。 2 匹 の ラバ で 簡単 に 1 日 16 エーカー を 耕す こと が 可能 と なっ た だけ で なく 、 作物 を 収穫 し 市場 へ 運ぶ の に も 重宝 し た 。 その後 も スペイン から ロバ を 輸入 し て 、 1850 年 と 1860 年 の 10 年間 に 国 の ラバ の 数 は 倍増 し た 。 1889 年 単独 で 15 万 頭 以上 の ラバ が 生まれ 、 農業 用 の 全て の 馬 と 置き換わる こと と なっ た 。  1897 年 、 ラバ の 数 は 1 億 30 万 ドル 相当 の 220 万 頭 に 拡大 し た 。 1923 年 に 、 米国 農務 省 は 「 ミュールプロダクション 」 という タイトル の 農業 情報 誌 1311 号 を 発行 し た 。 ラバ の 属性 を 説明 し 、 1800 年代 に 研究 さ れ た ラバ の 繁殖 法 について 説明 し 提供 し た 。  内燃 機関 の 登場 で 軍 を 去っ た ラバ は 農場 に 迎え られ た 。 しかし 、 第 二 次 世界 大戦 中 、 信頼 性 の 高い 農業 用 ラバ 導入 が 試み られ た が 、 農村 に も 内燃 機関 の 波 が 押し寄せ て い た 。  山岳 が 多く 道路 の 整備 が 進ん で ない 国 で は 、 今 でも 現役 で 働い て いる 。 先進 国 で は 農耕 は トラクター 、 輸送 は トラック に 置き換わっ た が 、 趣味 の 世界 で ある 高級 な 馬 の ショー で は 、 どの 分野 で も 活躍 し て いる 。 また 、 軍事 の 分野 で も 活躍 し て いる 。  モータリゼーション 、 電撃 戦 の 普及 する 以前 、 戦争 で 重要 な 役割 で ある 火砲 や 物資 輸送 等 の 兵站 に 関わっ て い た 。 ナポレオン 一世 は 騎兵 の 運用 について 天才 的 な 戦史 を いくつ も 残し た 人物 だ が 、 当人 は 乗馬 が 下手 な の か ラバ に 乗っ て い た と さ れる ほか 、 ラバ を 砲兵 隊 で 大砲 を 曳く 馬 として 大量 に 使っ て い た と いう 。 ナポレオン は 、 砲兵 の 出身 で ある ため 、 ラバ を 扱い 慣れ て い た と 考え られ て いる 。  現在 、 その 役割 の 多く を ヘリ や 車両 など が 担っ て いる が 、 それら が 侵入 でき ない アフガニスタン の よう な 山岳 地域 等 へ の 物資 輸送 として 活用 さ れ て いる 。  アメリカ 陸軍 は 歴史 的 に 早く から 兵站 の 大半 を 機械 化 し た が 、 寄贈 さ れ た 複数 の ラバ が 「 Army   Mules 」 （ ） と 名付け られ た マスコット として 陸軍 士官 学校 に 所属 し 、 陸軍 や 士官 学校 の 関係 する スポーツ イベント など に 登場 する 伝統 が ある 。 また 、 陸軍 士官 学校 所属 の ラバ の マスコット 着 ぐるみ 「   Blackjack   the   Mule   」 は 海軍兵学校 の 山羊 の 着 ぐるみ 「   Bill   the   Goat   」 （ ） と共に イベント を 盛り上げ て いる 。  陸軍 士官 学校 ウェストポイント と 海軍兵学校 の フットボール の 試合 に 並行 し て 、 海軍兵学校 の マスコット ヤギ の 巧妙 な 誘拐 作戦 が 行わ れる の は 1953 年 から の 伝統 で ある 。 しかし 1991 年 に 一 度 だけ 、 それ まで の うっ憤 を 晴らす べく 海軍兵学校 は 、 4 匹 の ラバ （ スパルタ カス 、 トラベラー 、 トルーパー 、 レン ジャー ） の 誘拐 作戦 を 行っ た 。  欧米 で は 農業 や 交易 や 軍事 に と 、 人 の 営み に 近い 場所 で 使わ れる 事 が 多かっ た 為 、 よく 作中 に 登場 する 。心臓 （ しん ぞう ） と は 、 血液 循環 の 原動力 と なる 器官 の こと 。 血液 循環 系 の 中枢 器官 の こと 。  心臓 は 特に 脊椎動物 の もつ 筋肉質 の 臓器 で あり 、 律動 的 な 収縮 によって 血液 の 循環 を 行う ポンプ の 役目 を 担っ て いる 。 あるいは 、 環 形 動物 ・ 軟体動物 ・ 節足動物 における 似 た よう な 役割 の 構造 で ある 。  ある程度 規模 の 大きな 多 細胞 の 動物 において 、 細胞 が 代謝 を 維持 する に は 常に 血液 によって エネルギー 源 や 酸素 を 受け取り 、 老廃 物 や 二酸化炭素 を 運び出す 必要 が ある 。 その ため 、 心臓 が 機能 を 停止 する こと は 生き物 の 存続 条件 の 一つ で ある 代謝 ・ 呼吸 が でき なく なる こと で ある 。 心臓 が 止まっ た だけ で は 個体 の 死 を 意味 せ ず 、 心臓 の 機能 が 再度 動き出す 可能 性 が ある か どう か を 試す 。  節足動物 と 環 形 動物 で は 、 体 を 前後 に 走る 消化 管 の 背面 に 主要 な 血管 が 走っ て おり 、 体 節 ごと に 横 枝 を 出し て いる 。 この 太い 血管 の 内 、 特定 の 体 節 の 部分 が より 筋肉質 に なり 、 収縮 し て 血液 を 送り出す よう に なっ て いる の が 心臓 に 当たる 。  軟体動物 は 、 頭 足 綱 以外 は 開放 血管 系 という 循環 器 系 を 持ち 、 心臓 に は 動脈血 と 静脈 血 を 分ける 壁 を 持た ない 。 また 、 一部 の 種 は 腸 が 心室 を 貫く 構造 を 持つ が 、 これ が どの よう な 機能 に 益す の か はっきり し ない 。 腹 足 綱 は 古 腹足類 や アマオブネ の 仲間 の 多く は 2 心室 1 心房 を 持つ が 、 その他 は 1 心室 1 心房 で ある 。 前者 は 双 心 型 、 後者 は 単 心 型 と いう 。 カサガイ の 仲間 に は 、 囲心嚢 の 中 に 筋肉 の 球 （ 動脈 球 ） を 持つ もの が あり 、 これ は 脈動 の 補助 を する と 考え られ て いる 。 頭 足 綱 は ほぼ 閉鎖 血管 系 で あり 、 心臓 の 形 は オウムガイ 類 のみ 2 心房 で 、 他 は 1 心房 で ある 。 一方 で オウムガイ 類 以外 は え ら の 根本 に 鰓 心臓 という 部分 が あり 、 ここ も 収縮 を 起こし て 血 流 を 生じ させ て いる 。 二枚貝 類 、 無 板 綱 や 多 板 綱 の 心臓 は 2 心房 1 心室 で あり 、 単 板 綱 は 4 心房 1 心室 という 特殊 な 心臓 を 持つ が 、 小さな 種 で は 心臓 を 持た ない もの も ある 。  脊椎動物 の 心臓 は 、 以下 の よう な 構造 から なっ て いる 。  ヒト の 心臓 の 位置 は 胸腔 内 の 縦 隔下部 ほぼ 中央 に あり 、 心 膜 が 包む 形 で 形成 さ れる 心 嚢 の 中 に あり 、 前 胸壁 と 食道 が 挟ん で いる 。 大き さ は 握りこぶし 程度 で ある 。 形 は おおまか に 逆 円錐 状 で 、 その 軸 は 左 斜め 側 に 傾い て いる 。 その ため 心臓 の 下部 は 左側 に 傾き 、 肋骨 の 左側 第 5 肋間 から 鎖骨 中 線 の 間 に 位置 する 。 心臓 は 、 上部 の 太く 大きな 血管 が あり 右 後方 に 尖る 部分 を 「 心底 」 、 下部 の 左 前方 に 尖っ た 部分 を 「 心 尖 」 と 言う 。 成人 の 場合 、 心 尖 は 第 5 肋間 ・ 正中 線 から 左 に 7 - 9 cm の 場所 に あり 、 ここ に 触れる と 拍 動 を 確認 できる 。  心 膜 は 繊維 性 部分 と 漿膜性 部分 が ある 。 繊維 性 心 膜 （ 壁 側 膜 ） は 臓器 間 を 埋める 繊維 性 結合 組織 の 一部 で でき て おり 、 これ によって 心 嚢 は 、 前面 で 胸骨 の 裏 と 、 底 で 横隔膜 の 中央 に ある 腱 の 真ん中 上部 と 、 それぞれ しっかり と 固着 さ れ つつ 、 内側 で は 心 筋肉 と 接触 し て いる 。 漿膜性 心 膜 （ 心外 膜 ・ 臓側膜 ） は 繊維 性 心 膜 の 内側 に あり 、 心 嚢 を 内張り する 役目 を 負っ て いる 。 漿膜性 心 膜 の 内側 に は 心 膜 腔 という すき ま が あり 、 内側 に は 液体 の 漿液 （ 心 膜 液 ） が 分泌 さ れ て いる 。 この 液 は 、 心臓 の 拍 動 から 生じる 摩擦 を 低減 する 効果 を 持つ 。  心臓 を 動かす 厚い 筋肉 は 心筋 と 呼ば れ 、 骨格 筋 と 同様 に アク チン と ミオシン の フィラメント が 滑走 し て 動く 横 紋 筋 で あり ながら 、 多く の 枝分かれ 構造 を 持ち 互いに 境界 膜 （ 介在 膜 ） で 電気 的 に 連絡 し 、 まるで 1 つの 大きな 細胞 の よう に 同期 する 機能 的 合 胞体 と なっ て いる 。 この 心筋 は 心臓 を 螺旋 状 に 取り囲ん で いる 。 心筋 は 伸展 の 大き さ に 対応 し て 強い 収縮 を 行い 、 流入 する 血液 が 多く なる と 強く 縮ん で 拍 出 量 を 増やす 。 これ は スターリング の 法則 と 呼ば れる 。 なお 、 骨格 筋 と 異なり 不随意筋 で ある 。  内臓 の 配置 を 決める 役目 を 持つ 細胞 群 に は 、 6 μ m   ( 6 / 1000   mm ) 程 の 長 さ の 「 線 毛 」 と 呼ば れる 細長い 細胞 の 突起 が あり 、 この 線 毛 は 常に 時計 回り に 回転 運動 を し て いる 。 この 動き により 体液 に 流れ が でき 、 線 毛 の 根元 に ある 「 情報 伝達 物質 」 が 一定 の 方向 に 流れ て いく 。 心臓 に 限る と 、 この 情報 伝達 物質 が 付着 し た 部分 が 「 左 」 側 と なる 。 心臓 や 他 の 臓器 の 左右 が 決まる と 、 線 毛 を 持つ 細胞 群 の 役割 は 終わり 、 消失 する 。 この 仕組 は 、 東京 大学 で 分子 細胞 生物 学 を 研究 する 廣川 信隆 の グループ により 、 1998 年 に 世界 で 初めて 解明 さ れ た 。  ヒト の 心臓 は 二 対 の 心房 ・ 心室 、 つまり 右 心房 、 左 心房 、 右 心室 、 左 心室 から 成る 。 それぞれ の 壁 は 、 心房 より も 心室 が 、 同じ 心室 で も 左 心室 の 方 が 厚い 。 心臓 は 血液 の 逆流 を 防止 する ため に 4 つ の 弁 を 持っ て いる 。 弁 は 右 心房 と 右 心室 、 右 心室 と 肺 動脈 、 左 心室 と 大動脈 、 左 心房 と 左 心室 の 間 に 存在 し 、 それぞれ 、 三 尖 弁 （ 右 房 室 弁 ） 、 肺 動脈 弁 、 大動脈 弁 、 僧 帽 弁 （ 左 房 室 弁 、 二 尖 弁 ） と 呼ば れる 。 弁 の 周囲 は 腱 索 を 介し て 心室 の 乳頭 筋 に 繋がり 、 ひっくり返ら ない よう に なっ て いる 。  心臓 は 送り出す 血液 の うち 約 5 % を 心臓 自身 で 用い て いる 。 心臓 を 潤す 栄養 血管 は 冠動脈 （ 冠状 動脈 ） と 言い 、 大動脈 基部 の バルサルバ （ Valsalva ） 洞 から 右 心房 ・ 心室 に 伸び 心臓 の 下部 を 回り こん で 左 心室 の 後 ・ 下 壁 に 至る 右 冠動脈   ( RCA )   と 、 左 心房 ・ 心室 前方 から 中 隔 ・ 心 尖 部 に 伸びる 左 冠動脈   ( LCA )   の 2 本 に 枝分かれ する 。 心筋 は 大きく 脈動 する ため 、 血液 の 供給 は 主 に 筋肉 の 縮まる 力 が 低く なっ た 心臓 拡張 時 に 行わ れる 。  心臓 は 交感神経 と 副 交感神経 の 支配 を 受ける 。 前者 は 心拍 数 や 心筋 収縮 力 の 増加 および 興奮 伝達 速度 を 早め 、 後者 は これら の 減少 や 遅延 を 促す 。 心臓 の 中 で 耳 状 に なっ て いる 所 を 心耳 () と いい 、 左側 を 左 心耳 ( left   auricle )、 右側 を 右 心耳 ( right   auricle ) と いう 。  心臓 は 全身 に 血液 を 拍 出し 回収 する ポンプ の 働き を し て いる 。 心筋 に は 、 筋肉 の 収縮 ・ 拡張 により 血液 を 送る 固有 心筋 と 、 固有 心筋 を 動かす ため の 電気 刺激 の 発生 と 伝導 を 行っ て いる 特殊 心筋 が ある 。  電気 刺激 は 右 心房 に ある 洞 房 結節 （ sinoatrial   node :   SA   node 、 別名 キース・フラック 結節 ） から 発生 し 、 心房 を 介し 右 心房 の 下方 に ある 房 室 結節 （ atrioventricular   node :   AV   node 、 別名 田原 結節 ） へ と 伝わる 。 この 刺激 により 心房 の 収縮 が 行わ れる 。 更に 電気 信号 は 房 室 結節 から His 束 、 右 脚 ・ 左 脚 、 プルキンエ 線維 へ 伝導 し 、 心室 へ と 電気 刺激 が 伝わっ て いく 。 ここ で 、 心房 と 心室 と で は 、 電気 刺激 を 受ける 時間 差 が ある ため に 、 心房 の 収縮 に 遅れ て 心室 の 収縮 が 起こる 。 これ により 心房 から 心室 へ と 血液 を うまく 送る こと が 出来る 。 洞 房 結節 、 房 室 結節 、 His 束 、 右 脚 ・ 左 脚 および プルキンエ 線維 を 合わせ て 刺激 伝導 系 と 呼ぶ 。  右 心房 に は 容量 受容 器 が あり 、 静脈 還流 量 が 増加 し て 右 心房 が 伸展 さ れる と 、 心房 性 ナトリウム 利尿 ペプチド   ( ANP )   を 分泌 する 。 ANP は 腎臓 に 働い て ナトリウム 排泄 を 促進 する こと で 体液 を 減少 さ せる 。 同様 に 心室 が 伸展 さ れる と 、 心室 筋 から は ANP に 似 た ホルモン 脳性 ナトリウム 利尿 ペプチド   ( BNP )   が 分泌 さ れ 、 一部 の 心不全 状態 で 血 中 濃度 が 上昇 する 。  鼓動 に 使う エネルギー は 、 安静 時 に は 脂肪酸 を 用い 、 活発 に 活動 する 場合 は 乳酸 など を 消費 する 。 乳酸 を ピル ビン 酸 に 酸化 さ せる 代謝 で あり 、 四肢 の 筋肉 が 用いる 解 糖 系 と は 異なる 。  心室 の 収縮 と 弛緩 （ 拡張 ） によって 起こる 心臓 が 拍 動 する 周期 を 心 周期 と 呼び 、 4 つ の 期 に 分け られる 。 収縮 の 始まり は 等 容 性 収縮 期 と 言い 、 全て の 弁 が 閉じ た 状態 で 心室 が 収縮 を 起こし 、 内圧 が 上昇 する 。 次 の 駆 出 期 は 、 心室 内圧 が 動脈 の 圧力 を 上回り 動脈 弁 が 開い て 血液 が 流れ 始め て から 、 内圧 が 充分 に 低下 し て 弁 が 閉じる まで を 指す 。 弛緩 の 開始 は 等 容 性 弛緩 期 と 言い 、 全て の 弁 が 閉じ た 状態 で 心室 が 弛緩 し 、 内圧 が 低下 する 。 最後 の 充満 期 （ 流入 期 ） と は 、 内圧 低下 によって 房 室 弁 が 開き 、 動脈 弁 は 閉じ た まま で ある ため 心室 内 に 血液 が 充満 する まで の 間 を 言う 。 心拍 数 75 回 / 分 の 場合 、 心 周期 0 . 8 秒 の うち 収縮 は 0 . 3 秒 、 弛緩 は 0 . 5 秒 で 行わ れる 。  心拍 数 と は 1 分 あたり 心臓 が 拍 動 する 回数 を 示し 、 健康 な 成人 の 場合 60 - 90 回 / 分 で ある 。 通常 より も 心拍 数 が 高い 状態 を 頻 脈 と 言い 、 運動 を し たり 、 興奮 状態 で あっ たり 、 また 発熱 など によって 起こる 。 心拍 数 が 低い 場合 は 徐 脈 と 言う 。 なお 、 やや 呼吸 と 連動 し 、 息 を 吸う 時 に は 頻 脈 傾向 に なる 。  心音 と は 心拍 によって 心臓 から 発生 する 音 で あり 、 聴診 器 など で 聞く こと が できる 3 つ の 発生 音 で ある 。 第 I 心音 は 収縮 の 開始 時 に 房 室 弁 が 閉じる 音 で 、 30 - 45 Hz と やや 低い 。 第 II 心音 は 弛緩 の 開始 時 に 大動脈 弁 や 肺 動脈 弁 が 閉じる 音 で 、 50 - 70 Hz と 高く 聞こえる 。 第 III 心音 は 非常 に 小さく 、 第 II 心音 の 後 に 心房 から 心室 へ 血液 が 流れる こと で 発生 する 音 で ある 。  心拍 出 量 と は 1 回 の 拍 動 で 左 心室 が 送り出す 血液 の 量 で あり 、 通常 の 成人 で は 70 - 80 mL で ある 。 これ を 1 分間 の 量 に 換算 し た もの を 毎 分 心拍 出 量 と 言い 、 通常 なら ば 約 5 L に 相当 する が 、 体 表面積 によって 左右 さ れる 。 また 激しい 運動 時 に は 心拍 数 が 増加 する ため 、 毎 分 心拍 出 量 も 増える 。  ヒト 胚 の 心臓 は 受胎 後 約 21 日 或は 通常 妊娠 日 決定 に 用いる 最終 標準 月経 期 ( LMP :   the   last   normal   menstrual   period ) 後 5 週間 で 鼓動 を 始める 。 母体 の 心拍 数 ( 約 75 - 80 / 分 ) 近く から 始まり 、 胎児 心拍 数 ( EHR :   the   embryonic   heart   rate ) は 初 月 の 間 直線 的 に 加速 し 、 7 週間 目 に は ピーク 165 - 185 bpm ( beat   per   minute ) に 達する ( LMP 後 なら 9 週間 目 )。 この 加速 は 、 3 . 3 bpm / 日 、 凡そ 10 bpm / 3 日 、 つまり 初 月 で 100 bpm の 増加 で ある 。 LMP 後 9 . 2 週間 目 で の ピーク の 後 に 、 胚 の 心拍 数 は 15 週 目 で 約 150 bpm (+/- 25 bpm ) に 減速 し 、 その後 最終 的 に は 平均 的 な 145 bpm に 減少 する 。  ヒト の 心臓 は 内臓 の 中 で 最初 に できあがる 。 胎生 20 日 頃 に は 自立 的 な 脈動 が 始まり 、 血液 の 循環 を 行い 出す 。 これ によって 母体 から 供給 さ れ た 酸素 や 栄養 が 行き渡り 、 他 の 臓器 が 分化 ・ 成長 を 行える よう に なる 。 発生 初期 の 心臓 は 初期 胚 の 前方 （ 中 胚葉 の 心臓 発生 領域 ） に つくら れる 1 本 の 単純 な 筒 で あり 、 原始 心 筒 と 呼ば れる 。 これ が 、 周囲 の 内 ・ 外 胚葉 から 細胞 の 増殖 因子 や 接着 因子 を 受け 、 転写 因子 を 活性 さ せ ながら 屈曲 し て ループ 状 に なり 、 さらに 中 隔膜 が 形成 さ れ て 2 系列 の 並列 循環 構造 へ 成長 する 。  複雑 な 発生 過程 を 経る 心臓 は 、 形成 に 多く の 遺伝子 が 関わる 。 その ため に 先天 性 心 疾患 は 頻度 が 高く 、 100 人 に 1 人 ほど の 割合 で 生じる 。 また 心臓 の 心筋 細胞 は 誕生 後 に 細胞 分裂 を 行なわ ず 、 大き さ は 生理 的 肥大 によって 成長 する 。 その ため 何らかの 疾患 で 細胞 が 減少 し て も 元 に 戻ら ない 。 その ため 、 末期 の 心臓 疾病 治療 に は 移植 しか 手段 が 無い 。 その ため 、 iPS 細胞 など 未 分化 細胞 による 再生 治療 の 研究 が 盛ん に 行わ れ て いる 。  数値 は 、 Buddenbrock   1967 ,   Czicsaky   1984 ,   Haltenorth   1977 ,   Dorst   1972 ,   Hossen   and   Doflein   1935 ,   Sturkie   1976 ,   Ziswiler   1976 から 。  比喩 で 「 心臓 」 と 言う と 、 もの ごと の 中心 、 また 機能 的 な 中心 を 指す 。 「 都市 の 心臓 部 」 など と 言う 。食道 （ しょく どう 、 Esophagus ） は 、 消化 管 の 一部 で 、 口腔 、 咽頭 に 続き 、 食物 が 胃 に 送り込ま れる とき に 通過 する 管状 の 器官 の こと 。 なお 、 食道 で 食物 の 消化 は 行わ れ ない 。  ヒト の 食道 は 、 成人 で 25 ～ 30   cm 前後 の 長 さ が あり 、 口 から 飲み込ま れ て 食道 に 入っ た 物 は 、 液体 状 の 物 は 数 秒 程度 で 、 固体 状 の 物 で も 狭窄 部 に ひっかかる よう な こと が 無けれ ば 数 十 秒 も あれ ば 食道 を 通過 し て 胃 へ と 送り込ま れる 。 ヒト の 食道 は 、 頸部 （ 第 6 頸椎 ） で 喉頭 の 後ろ 側 で 始まり 、 胸部 で は 気管支 、 大動脈 弓 など の 後ろ を 通り 、 横隔膜 （ 食道 裂孔 ） を 突き抜け て 腹部 に 至る 。 横隔膜 の 下 （ 第 11 胸椎 ） で 胃 の 噴門 と つながる 。 食道 に は 3 箇所 の 生理 的 狭窄 部 が ある 。 咽頭 と の 接合 部 、 気管支 の 後ろ を 通る 部位 、 そして 横隔膜 を 抜ける 部位 で 、 食物 が よく 詰まる の は これら の 箇所 で ある 。 また 、 噴門 付近 （ 胃 と の 接続 部分 ） と共に 、 この 3 箇所 の 狭窄 部 は 、 食道 ガン の 好 発 部位 として 知ら れる 。 なお 、 この よう に ヒト に は 3 箇所 の 生理 的 な 狭窄 部 が 存在 する ものの 、 これら の うち 1 箇所 目 の 食道 入口 部 と 3 箇所 目 の 横隔膜 食道 裂孔 による 狭窄 部 は 特に 狭く て 常に 狭く なっ て いる の に対して 、 2 箇所 目 の 大動脈 弓 と 気管支 の 影響 で 狭く なっ て いる 部分 は 他 の 2 箇所 と 比べる と それほど 狭く なく て 狭 さ も ある程度 可変 で ある 。  食道 の 壁 は 、 内 腔側 から 粘膜 、 筋 層 、 外 膜 ( 重層 扁平 上皮 、 粘膜 固有 層 、 粘膜 筋 板 、 粘膜 下層 、 固有 筋 層 、 外 膜 ) と 分ける こと が できる 。 粘膜 は 、 口 で 咀嚼 さ れ た と は いえ 、 まだ 形 を 保っ た まま の 食物 が 通過 する こと で 傷つか ない よう に 、 力学 的 に 強い 重層 扁平 上皮 で 構成 さ れ て いる 。 粘膜 の すぐ 下層 に ある 多数 の 食道 腺 が 粘膜 の 表面 に 粘液 を 分泌 する こと で 、 食物 の 通り を よく する はたらき が ある 。 筋 層 は 2 層 構造 を し て おり 、 内側 の 筋 は 輪 走 筋 、 外側 の 筋 は 縦走 筋 に 相当 する が 、 長 軸 方向 に対して 筋 線維 は 垂直 / 平行 で は なく 、 いずれ も 斜 行 し て いる 。 これら が 順に 収縮 する こと で 食物 を 胃 に 送り出す よう な 動き を する 。 これ を 蠕動 運動 と いう 。 また 、 他 の 消化 器官 と 異なる 特徴 として 、 口 に 近い 側 の 上部 食道 の 筋 は 横 紋 筋 で 構成 さ れ て いる という 点 が ある 。 なお 、 胃 に 近い 側 の 下部 食道 の 筋 は 他 の 消化 器官 同様 、 平滑 筋 で 構成 さ れ て いる 。 ただし 、 ラット など の 他 の 哺乳類 に は 、 全長 に 渡っ て 横 紋 筋 で 構成 さ れ て いる もの も いる 。 これら の 筋 は 、 自律 神経 の 働き で 無意識 下 で 収縮 運動 が 起こる 。 「 喉元 過ぎ て 熱 さ を 忘れる 」 の 言葉 どおり 、 食道 の 粘膜 の 感覚 は あまり 鋭敏 で は ない 。 なお 、 ヒト の 食道 の 普段 の pH は 5 から 6 程度 で ある 。  海水 魚 の 食道 に は 、 NaCl を 吸収 する 能力 が ある こと が 知ら れ て いる 。肺 （ はい 、 ） は 、 脊椎動物 の 器官 の 1 つ で ある 。 肺臓 と も 呼ば れる 。 空気 中 から 得 た 酸素 を 体内 に 取り込ん だり 、 老廃 物 で ある 二酸化炭素 を 空気 中 に 排出 する 役割 （ 呼吸 ） を 持つ 。 これ に対して 水中 から 得 た 酸素 を 取り込み 、 水中 に 排出 する 器官 が 鰓 （ えら ） で ある 。  なお 、 無 脊椎動物 において も 、 体内 に 一定 の 腔所 を 持ち 、 その 内側 で ガス 交換 を 行う 器官 を こう 呼ぶ 。 節足動物 の クモ 型 綱 、 軟体動物 の 腹 足 綱 に その 例 が ある 。  ヒト の 場合 、 重 さ は 両 肺 で 男性 が 約 1 kg 、 女性 は 約 0 . 9 kg ほど あり 、 胸腔 の 大 部分 を 占め 、 主 に 気道 と 血管 から なり 、 ガス 交換 の ため 両者 は 肺 胞 で 接し て いる 。 肺 胞 は 約 3 億 個 で 、 総 表面積 は 約 70 m 。  横隔膜 ・ 肋間 筋 に 囲ま れ た 胸郭 中 に あり 、 肺 の 表面 を 覆っ て いる 漿膜 を 胸膜 と 言い 、 横隔膜 や 肋間 筋 を 裏打ち し て いる 。 肺 を 覆っ て いる 胸膜 を 臓側胸 膜 （ 肺 胸膜 、 漿液 で ある 胸膜 内 液 で 満たさ れ て いる 。  左 と 右 、 2 つ に 分れ て いる が 、 形状 は 左右 対称 に は なっ て おら ず 、 右 肺 は 上 から 順に 上 葉 ・ 中葉 ・ 下 葉 から なり 、 左 肺 は やや 小さく 上 葉 ・ 下 葉 から なる 。 この 5 つ の 肺葉 を 大葉 と 言い 、 大葉 は さらに 細かく 10 の 肺 区域 に 分け られる 。 それぞれ 上部 は 尖っ て おり 、 肺尖 。 下面 は 平ら で あり 、 肺 底 と 呼ば れ て いる 。 左 肺 に 中葉 が ない の は 、 左右 の 肺 を 隔てる 縦 隔 に ある 心臓 が 体 幹 の 中心 より も 左 に 寄っ て おり 、 その 分 スペース が 小さい ため で ある 。  口 や 鼻 から 入る 空気 の 通り道 を 気道 と 言い 、 咽頭 で 一つ に なり 、 喉頭 で 食道 から 前方 に 枝 分れ し て 気管 と なり 、 縦 隔 で 左右 に 枝 分れ し て 気管支 に なる 。  右 肺 は 3 葉 ある ので 右 気管支 は 気管 から 約 25 ° の 角度 で 枝 分れ する 。 左 肺 は 心臓 の 分 だけ 上 に 寄っ て いる ので 左 気管支 は 気管 から 約 35 - 45 ° の 角度 で 枝 分れ する 。  気管支 は 大葉 へ 向け て 分岐 し 、 さらに 肺 小 葉 に 向け て 分岐 する 。 分 枝 を 繰り返し て 軟骨 を 持た ない 複数 弾性 繊維 を 豊富 に 持つ 終末 細 気管支 を 経 て 呼吸 細 気管支 に なり 、 その 先端 に は 肺 胞 が ブドウ の よう に 密集 し て いる 。 枝分かれ は 一定 の 法則 に従って 自己 組織 化 する ため 、 フラクタル 構造 に なっ て いる 。  気管支 に は 杯 細胞 や 線 毛 細胞 が ある 。 細 気管支 に は クララ 細胞 が ある 。 肺 胞 に は I 型 肺 胞上皮 細胞 、 II 型 肺 胞上皮 細胞 が ある 。 気管支 に ある 杯 細胞 は 気管 粘液 を 出し て 湿度 を 保ち 、 線 毛 細胞 は 線 毛 運動 によって 吸気 に 混入 し た 細菌 等 を 咽頭 へ 流し 戻す 。 これら の 生理 機能 が 正常 に 働い て いれ ば 肺 胞 は 無菌 に 保た れ て いる ので 、 網 細 血管 が 直接 空気 と 触れ て も 細菌 感染 など は 起こさ ない 。  肺 胞 は 、 厚 さ 約 0 . 1 μ m の 扁平 上皮 で ある 呼吸 上皮 細胞 （ 肺 胞上皮 細胞 ） が 直径 約 0 . 1 - 0 . 2 mm の 球状 に なり 、 空洞 （ 肺 胞気 ） を 取り囲む 構造 を 持つ 。 両 肺 合わせ て 約 3 億 個 が ある 肺 胞 で は 、 内部 に 入り込ん だ 空気 と それ を 取り囲む 多く の 毛細血管 の 間 で ガス 交換 を 行う 場所 で あり 、 面積 を 広げる と 約 70 m に なる 。 毛細血管 は 内皮 細胞 に 走り 、 呼吸 上皮 細胞 と の 間 に 基底 膜 が ある 。 厚 さ 約 0 . 5 μ m の これら 3 層 は 血液 空気 関門 と 言う 。 肺 胞 は 弾性 繊維 で 覆わ れ 平滑 筋 を 持た ない 。 その ため 、 伸展 は もっぱら 気圧 の 変化 による もの で ある 。 肺 胞 で ガス 交換 が 行わ れる 時 は 、 I 型 肺 胞上皮 細胞 が 特に 能動 交換 は 行う 訳 で は なく 、 単に ガス 濃度 の 自然 勾配 によって 受動 交換 が 行わ れる 。 この ため 広い 交換 面積 が 必要 に なる 。  肺 胞上皮 細胞 内 に は 、 異物 に対する 免疫 を 持つ マクロファージ ( 肺 胞 マクロファージ ) や 単 球 や 、 肺 胞 が ひしゃげる の を 防止 する ため 脂質 の 表面 活性 物質 を 分泌 する サーファクタント 分泌 細胞 など が ある 。 肺 胞 に ある I 型 肺 胞上皮 細胞 は 薄い 細胞 で 交換 さ れる ガス の 通り道 に なっ て いる 。 II 型 肺 胞上皮 細胞 は 厚い 細胞 で 肺 サーファクタント を 出し て いる 。 肺 胞 は 極めて 小さい ので 、 そのまま で は 水 の 表面張力 によって 潰れ て しまう 。 その ため 表面 活性 物質 を 出し て 表面張力 を 下げ て 、 肺 胞 が 潰れ ない 様 に し て いる 。 肺 表面 活性 物質 は 胎生 28 週 頃 に なっ て やっ と 出 始める ため 、 妊娠 28 週 以前 に 出産 する と 呼吸 が でき ない 新生児 呼吸 窮迫 症候群   ( RDS )   に なる 危険 性 が 極めて 高い 。 その よう な 児 の ため に 現在 は 人工 の サーファクタント を 用い て 、 呼吸 できる 環境 に する の が 一般 的 で ある 。 肺 の 血管 内皮 細胞 は アンギオテンシン 変換 酵素   ( ACE )   を 内分泌 する 。  大葉 中 で は お互い に 穴 で つながっ て いる ので 、 細菌 性 肺炎 など を 放置 する と 大葉 性 肺炎 に なる 。  流れる 血管 に は 大きく 2 系統 が あり 、 血液 ガス 交換 の ため の 系統 を 機能 血管 と いい 、 いま 1 つ は 栄養 血管 と 言う 系統 で あり 当 臓器 を 養う ため の もの で ある 。  機能 血管 は 心臓 の 右 心室 から 肺 動脈 が 出る 。 肺 動脈 は 縦 隔 で 左右 に 枝 分れ し て 右 肺 動脈 と 左 肺 動脈 に 分かれる 。 左右 肺 動脈 は 気道 と 同様 に 肺葉 に 向け て 分岐 し て 行き 、 最後 は 肺 胞 で 毛細血管 に なる 。 肺 胞 で ガス 交換 を 終え た 血管 は 分岐 し た 時 と 同様 に 合流 し て 行き 、 左右 それぞれ 2 本 の 肺 静脈 と なっ て 左 心房 に 流れ込む 。 栄養 動脈 で ある 気管支 循環 系 は 、 大動脈 から 直接 分岐 する 。  当 臓器 の 膨張 と 収縮 の 仕組み は 、 横隔膜 や 肋間 筋 が 胸腔 を 広げ 、 胸腔 が 陰 圧 に なる こと で 肺 が 立体 的 に 引っ張ら れ て 受動 的 に 膨らむ 。 一方 縮む とき は 筋肉 は 使わ れ ず 、 当 臓器 の 自ら 縮も う と する 力 で 収縮 し て 空気 の 吸入 ・ 呼出 を する 。 壁 側 胸膜 は 知覚 神経 が 豊富 で 、 肺 が 痛む 時 は この 神経 が 関与 し て いる 。  なお 、 サーファクタント （ 界面 活性 剤 ） が 、 肺 の 円滑 な 動き に は 必要 で ある 。 この サーファクタント が 不足 し た 状態 に なっ た こと が 新生児 呼吸 窮迫 症候群 の 原因 で ある 。 サーファクタント が 足り ない ため に 上手く 肺 胞 が 広がら ず 、 ガス 交換 が 上手く ゆか なく なっ て いる の で ある 。 なお 新生児 呼吸 窮迫 症候群 は 、 妊娠 期間 が 短い ほど （ 早産 で ある ほど ） 発生 し やすく 、 新生児 が 死亡 する 原因 の 1 つと なる 。  気管支 と 肺 動脈 は 原則 として 隣接 し 平行 に 走行 する 。 肺 区域 、 亜 区域 、 小 葉 の 中心 を 走行 する 。 これ に対して 肺 静脈 は これら の 境界 を 走行 する 。 CT で は 気管支 に 隣接 する 血管 が 肺 動脈 で あり 、 肺 動脈 と 肺 動脈 の 間 に ある 血管 が 肺 静脈 で ある 。 正常 な ヒト で は 気管支 は 亜 区域 まで しか 追う こと は でき ない ので そこ まで は 有効 な 方法 で ある 。 機能 動脈 は 肺 動脈 だ が 、 それ 以外 に 栄養 血管 として 気管支 動脈 が 存在 する 。 気管支 動脈 は 下 行 大動脈 から 直接 分 枝 する が 正常 で は 細い ため 造影 CT で その 近 位 部 が 確認 さ れる に すぎ ない 。  当 臓器 は リンパ が 豊富 な 組織 で ある 。 気管支 周囲 、 肺 血管 周囲 、 小 葉 間 隔壁 、 胸膜 の 間 質 に 分布 し て いる 。 特に よく 発達 し て いる の が 、 気管支 周囲 と 肺 動脈 周囲 で ある 。 基本 的 に は 肺 末梢 から 肺門 部 に 向かっ て 流れ て いる 。 リンパ 管 そのもの は CT で は 確認 でき ない が 、 癌 性 リンパ 管 炎 や うっ血 性 心不全 の よう に リンパ 浮腫 を 起こす と 、 気管支 壁 が 肥厚 し 、 血管 陰影 が 拡大 し 小 葉 間 隔壁 が 確認 できる よう に なる 。  構造 を 理解 する 上 で 欠か せ ない 概念 が 二 次 小 葉 と いわ れる もの で ある 。 もっとも 有名 な もの は Miller による 定義 で ある 。 二 次 小 葉 の 中央 を 気管支 と 肺 動脈 が 小 葉 間 隔壁 の 中 を 肺 静脈 が 走っ て いる 。 肉眼 的 に も 確認 が できる 小 葉 間 隔壁 に 囲ま れ た 多面体 で ある 。 この 概念 は 間 質 性 病変 を 理解 する の に 役に立つ 。 二 次 小 葉 は 30 個 ほど の 細 葉 が 集まっ て でき て いる と さ れ て いる 細 葉 は CT で は 確認 が でき ない 。  亜 区域 を 同定 する に は 気管支 を 辿っ て いく の が わかり やすい 。 原則 として 区域 気管支 の 番号 と 肺 区域 の 番号 は 一致 し 、 大体 気管支 が 肺 区域 の 中央 を 通過 する こと を 念頭 に おく と 手術 後 や 偏 位 の ある 場合 でも 亜 区域 を 同定 できる 。  酸素 の 摂取 は 水中 から より 空気 中 から の ほう が はるか に 有利 と なる 。 これ は 水中 における 溶存 酸素 が せいぜい 15 ℃ で 7 ml / l で ある の に対して 空気 中 に は 209 ml / l に も 達する こと 、 空気 の 比重 は 水 の 1000 分の 1 、 空気 の 粘性 は 水 の 100 分の 1 で ある こと 、 酸素 の 血液 中 へ の 拡散 速度 は 空気 中 が 水中 の 50 万 倍 に も 上る こと に よる 。 しかし 、 初期 脊椎動物 によって 水 呼吸 に 用い られ て き た 鰓 は 水 と の 接触 面積 を 柔軟 で 微細 な 襞 状 構造 によって 達成 し て いる ため 、 これ を 空気 中 に 引き出す と 襞 間 の 水 の 凝縮 力 によって しぼん で しまい 、 呼吸 媒体 と の 接触 面積 が 水中 に 比し て 著しく 低下 する 。 その ため 、 空気 呼吸 の 利点 を 享受 する に は 新た な 呼吸 器官 が 必要 と なる 。 この 空気 呼吸 器官 は 鰓 の よう な 凸 状 の 酸素 摂取 面 を 体外 に 発達 さ せる の で は なく 、 体内 に 凹状 の 酸素 摂取 面 を 設ける こと で 、 空気 の 圧力 により 呼吸 媒体 と の 接触 面積 が 広く 維持 できる 。 こうして 鰓 裂直後 の 消化 管 腹壁 より 分化 し た 嚢状器 官 として 肺 は 発生 し た 。 脊椎動物 が 肺 を 獲得 し た 時期 に関して は 初期 の 有 顎 動物 下 門 で ある 板 皮 綱 に 既に 肺 を 持つ もの が い た と する 説 が ある が 、 初期 の 硬骨魚 綱 に は 確実 に 存在 し て いる 。 また 、 軟骨 魚 綱 は 肺 を 持つ こと が なかっ た グループ で ある 。  発達 と 同時に 、 取り入れ た 酸素 を 機能 的 に 全身 に 運ぶ ため 、 血管 の 配置 も 変化 し て いる 。 魚類 で は 心臓 から で た 動脈 の 一つ が 通り 、 その後 全身 に 巡る という 形 を 取る が 、 両生類 以上 で は 心臓 から 来 て 当 臓器 を 通っ て 、 すぐ に 心臓 へ 戻り 、 あらためて 全身 へ 運ば れる という 形 を 取る 。 つまり 心臓 から 全身 を 回る 循環 と 、 肺 へ 行っ て すぐ 戻る 循環 が 分化 する 。 これ を 、 それぞれ 体 循環 と 肺 循環 と いう 。 ただし 、 これ を 十分 に 行う ため に は 心臓 内部 が 二つ に 分かれ なけれ ば なら ない が 、 その ため の 壁 は 爬虫類 以上 で なけれ ば 完成 さ れ ない 。  基本 的 に 魚類 と 同じ 単純 な 袋 状 の 構造 で 、 通常 は 最大 の 呼吸 器官 で ある が 、 これ だけ で は 全 呼吸 量 を まかなう こと が でき ない 。 両生類 の 皮膚 の 角質 層 は きわめて 薄く 、 また 通常 粘液 で 覆わ れ て いる ので 酸素 や 二酸化炭素 が 透過 し やすく 皮膚 呼吸 の 能力 も 高い 。 皮膚 呼吸 へ の 依存 度 は 活動 時 の カエル で 全 呼吸 量 の 2 分の 1 から 3 分の 1 程度 と 言わ れ て いる 。  水生 種 の 中 に は 幼 形成 熟 （ ネオテニー ） により 鰓 を 失わ ない もの も 多く 、 これら は 肺 呼吸 と 皮膚 呼吸 に 加え 、 鰓 呼吸 も 併用 し て いる 。 冷涼 湿潤 な 森林 の 地表 で 生活 する グループ の 中 に は 当 臓器 そのもの を 失っ て 全面 的 に 皮膚 呼吸 に 依存 する もの も ある 。 サンショウウオ 科 の ハコネサンショウウオ や アメリカ サンショウウオ 科 の 全て の 種 が そう で ある 。  両生類 の 中 で は 活動 的 で 呼吸 量 も 多い カエル の もの は 、 比較的 複雑 に なっ て おり 、 内壁 の 襞 の 発達 により いくつ も の 泡沫 が 集合 し た よう な 外観 で ある 。  爬虫類 は 基本 的 に ほぼ 当 臓器 に 依存 し た 呼吸 が 可能 な 程度 に 構造 が 複雑 化 し て 、 内壁 は 海綿 状 に まで 発達 し て いる 。 中 に は 哺乳類 と 同 程度 に まで 複雑 化 し た もの を 持つ もの も ある 。 皮膚 の 表面 に は 厚い 角質 が 発達 する ので 皮膚 呼吸 へ の 依存 は 低い が 、 水生 の カメ など で は 咽頭 や 総 排泄 孔 の 内壁 の 粘膜 を 水中 で の 補助 呼吸 器官 として 用い て いる 。 さらに ワニ や カメ など が 潜水 する とき は 心臓 の 操作 によって 肺 循環 を 低下 さ せ 、 肺 呼吸 を 停止 し た 状態 で の 効果 的 な 血液 循環 を 図る こと が 知ら れ て いる 。 また 、 ヘビ の 場合 、 著しく 細長く なっ た 体制 に 応じ て 左 の 肺 が 退化 し 、 右 の 肺 のみ が 発達 する 。  鳥類 は 、 気嚢 と 肺 管 の 組み合わせ による 極めて 効率 的 な ガス 交換 システム を もつ 。  気管 から 分岐 し た 気管支 は 、 最終 的 に 並行 し て 走る 肺 管 と 呼ば れる 細かい 管 に なり 、 これ が ガス 交換 の 場 と なる 。 ここ から 5 対 の 気嚢 と 呼ば れる 大きな 袋 が 出 て いる 。 気嚢 は 頸気嚢 、 鎖骨 間 気嚢 、 前 胸 気嚢 の 3 対 の 前 気嚢 と 、 後 胸 気嚢 と 腹 気嚢 の 2 対 の 後 気嚢 に 分かれる 。 また 各 気嚢 に は 気管 に 直結 し た 経路 も 存在 する 。  呼吸 運動 において 5 対 の 気嚢 が ふい ご の よう に 伸縮 する が 、 肺 管 は 伸縮 し ない 。 吸気 は まず 3 対 の 後 気嚢 に 直接 吸い込ま れ 、 保持 さ れる 。 次に 酸素 を 豊富 に 含ん だ 後 気嚢 内 の 空気 が 後方 から 肺 管 に 送り込ま れる 。 肺 管 の 血管 に は 前方 から 血 流 が 送ら れ て おり 、 肺 管 の 前方 の 古い 空気 と の 間 で 二酸化炭素 を 排出 し た 後 、 後方 の 新しい 空気 から 酸素 を 吸収 する 。 肺 管 を 通過 し た 空気 は 前 気嚢 に 集め られ 、 気管 に 向け て 排出 さ れる 。  この よう に ガス 交換 部 における 空気 の 流れ は 一方向 のみ で 、 常に 新鮮 な 空気 が 血液 と 対向 方向 に 流れる 。 他 の 脊椎動物 で は 空気 は 往復 運動 し て いる 。 その ため ガス 交換 部 で ある 肺 胞 に 常に ある程度 の 古い 空気 が 残存 せ ざる を 得 ず 、 新鮮 な 空気 は 常に かなり の 量 の 古い 空気 と 混合 し た 後 に ガス 交換 が 行わ れる こと に なる 。  こうした 効果 的 な ガス 交換 能力 を 身 に つけ て い た こと が 鳥 の 激しい エネルギー 消費 を 伴う 飛行 を 可能 に し た と 言える 。 しかし 、 鳥 の 気嚢 は 全身 に くま なく 入り込ん で いる ため 、 獣医 学的 に は 鳥 の 呼吸 器 感染 症 は 重 篤 に なり やすい と 言わ れ て いる 。  鳥類 は 獣 脚 類 の 恐竜 から 分岐 し て 進化 し た 。 現存 鳥類 の 呼吸 システム を 、 獣 脚 類 （ もしくは 恐竜 全体 ） が 既に 持っ て い た という 仮説 が あり 、 研究 が すすめ られ て いる 。 2005 年 に は 、 マジュンガトルス の 脊椎 骨 の 構造 の 研究 から 獣 脚 類 が 気嚢 を 持つ 証拠 が 提出 さ れ 、 この 仮説 の 実証 が 前進 し た 。  鳥類 以外 の 動物 の 当 臓器 の 基本 型 と も いえ 、 哺乳類 の もの は 最も 複雑 な 構造 を 持つ 。 気管 から は 細 気管支 が 幾度 も 分 枝 を 重ね 、 膨大 な 数 の 微細 な 肺 胞 に 至り 、 ここ が ガス 交換 の 場 と なる 。 著しい ガス 交換 面積 の 獲得 により 酸素 の 摂取 能力 と 二酸化炭素 の 排出 能力 は 非常 に 高く なっ て いる 。 ヒト も 哺乳類 の 一 種 で ある ため 、 基本 的 な 構造 と 機構 について は 上記 の ヒト の 項目 を 参照 の こと 。ロバ （ 驢馬 、 馿馬 ） は 哺乳 綱 奇 蹄 目 ウマ 科 ウマ 属 ロバ 亜 属   (" Asinus ")   の 総称 、 もしくは 、 その 1 種   " Equus   asinus "。 以下 で は 主 に   " Equus   asinus "   について 述べる 。  別名 うさぎ うま （ 兎馬 ） 。 漢語 で は 驢 （ ろ ） 。 古代 より 家畜 として 使用 さ れる 。 現 生 ウマ 科 の 中 で 一番 小型 だ が 、 力 は 強く 、 記憶 力 も 良い 。 学名   " Equus   asinus "（ エクゥス・アシヌス ） は 、 ラテン語 で 「 馬 ・ ロバ 」 の 意 。  乾燥 し た 環境 や 山道 など の 不 整地 に 強い 。 家畜 として は 、 比較的 少ない 餌 で 維持 できる 。 寿命 は 長く 、 飼育 環境 によって は 30 年 以上 生きる こと が ある 。  ロバ と ウマ は 気質 に 違い が ある と 言わ れる 。 ウマ は 好奇 心 が 強く 、 社会 性 が あり 、 繊細 で ある と 言わ れ 、 反し て ロバ は 新しい 物事 を 嫌い 、 唐突 で 駆け引き 下手 で 、 図太い 性格 と 言わ れる 。 実際 、 ロバ の コミュニケーション は ウマ と 比較 し て 淡白 で あり 、 多 頭 曳き の 馬車 を 引い たり 、 馬術 の よう に 乗り手 と 呼吸 を 合わせる よう な 作業 は 苦手 と さ れる 。  野生 の ウマ は 、 序列 の はっきり し た ハレム 社会 を 構成 し 群れ を 作っ て 生活 する が 、 主 に 食料 の 乏しい 地域 に 生息 する ノ ロバ は 恒常 的 な 群れ を 作ら ず 、 雄 は 縄張り を 渡り歩き 単独 で 生活 する 。 ロバ の 気質 は こうした 環境 によって 培わ れ た もの と 考え られる 。 ただし 、 アメリカ の ジョージア 州 に ある オサボー 島 で 再 野生 化 し た ノ ロバ の よう に 、 豊富 な 食料 が ある 地域 で は ハレム 社会 を 構成 する 場合 も ある 。  最初 に 家畜 として 飼わ れ 始め た の は 、 約 5000 年 前 に 野生 種 で ある アフリカノロバ を 飼育 し た もの と さ れる 。 古代 から 乗用 、 荷物 の 運搬 など の 使役 に 重用 さ れ た が 、 ウマ に 比べる と 従順 で ない 性質 が あり 、 小型 で も ある 点 が 家畜 として 劣る 点 で あっ た 。 逆 に ウマ より も 優れ て い た の が 非常 に 強健 で 粗食 に 耐え 、 管理 が 楽 な 点 で あっ た 。  野生 種 の 中 で 現存 する の は 、 ソマリノロバ   (" Equus   africanus   somaliensis ")   のみ で あり 、 ソマリア と エジプト の 国境 地帯 に 見 られ た が 、 ソマリア 内戦 の 影響 で 激減 し た ため 、 現在 は その 大 部分 が イスラエル の 野生 保護 区 で 飼育 さ れ て いる 。 一方 、 ハワイ 島 に は 家畜 から 野生 化 し た ロバ が 多数 生息 し て いる 。  荒涼 と し た ステップ 地帯 、 砂漠 地帯 、 あるいは 山岳 地帯 など を 放浪 し て い た ユダヤ 人 は 、 ロバ を 知る 古い 民族 の ひとつ で あり 、 その ため 彼ら の 伝承 や 戒律 など に も ロバ に 関わる もの が 少なから ず ある 。  古代 、 ユダヤ 人 たち の 間 で は 、 ロバ に 乗る こと を 禁じ た 日 が あっ た 。 イエス が キリスト （ ユダヤ の 王 ） として 、 ロバ に 乗っ て 過ぎ 越し の 日 に エルサレム に 入る 記述 が 聖書 に ある 。  前 近代 の イスラム 社会 で は 時 の 施政 者 次第 で ユダヤ 教徒 や キリスト教徒 へ の 迫害 が 行わ れ 、 その 際 に ロバ 以外 へ の 騎乗 を 禁じ られる 事 も あっ た 。  中国 の 、 特に 華北 において は 、 ロバ は 一般 的 な 食材 の ひとつ と なっ て いる 。 多く の 場合 、 老い て 輸送 など の 労務 が 難しく なっ た もの が 食用 に さ れる 。 この ため 、 単に 炒める だけ の 料理 で は 食べ づらく 、 煮込み 料理 か 餃子 や 肉まん の 具 や 肉 団子 の よう な ミンチ 肉 料理 に さ れる こと が 多い 。 そのまま で は ある程度 の 臭み が ある が 、 下ごしらえ を うまく する こと で 中国 で 「 上 有 龍 肉 、 下 有 驢肉 」 （ 天 に は 竜 の 肉 が あり 、 地上 に は ロバ の 肉 が ある ） と 言わ れる ほど の 美味 に 仕上げる こと が できる 。  ロバ の 皮 から 毛 を 取り 、 煮つめ て 取る 膠 （ に か わ ） は 、 漢方 で 「 阿 膠 」 （ あ きょう ） と いい 、 主成分 は コラーゲン で 、 血 を 作り 、 止血 する 作用 が ある と 考え られ て いる 。 この ため 、 出血 を 伴う 症状 や 、 貧血 、 産後 の 栄養 補給 、 強壮 、 皮膚 の 改善 など の 目的 で 、 服用 、 配合 さ れる 。 阿 膠 は 薬用 以外 に 、 これ を 加え た 柔らかい 飴 （ 阿 膠 飴 ） など も 作ら れ て いる 。  中国 に は 、 全 世界 で 飼育 さ れ て いる ロバ の 3 分の 1 に 相当 する 頭数 が 飼わ れ て いる に も かかわら ず 、 古代 に 中国 の 影響 を 受け た 日本 で は 、 時代 を 問わ ず 、 ほとんど 飼育 さ れ て い ない 。 現在 の 日本 の ロバ は 200 頭 という 説 も あり 、 多く とも 数 百 頭 で あろ う 。 極 暑 地 から 冷 地 の 環境 に まで 適応 し 、 粗食 に も 耐える 便利 な 家畜 で ある ロバ は 、 日本 で も 古く から 存在 が 知ら れ て い た 。 馬 や 牛 と 異なり 、 日本 で は 家畜 として は 全く 普及 せ ず 、 何故 普及 し なかっ た の か は 原因 が わかっ て い ない 。 日本 畜産 史 の 謎 と まで いわ れる こと が ある 。  日本 に ロバ が 移入 さ れ た 最古 の 記録 は 、 日本書紀 に 599 年 、 百済 から ラクダ 、 羊 、 雉 と 一緒 に 贈ら れ た と する もの で ある 。 この 時 は 、 「 ウサギウマ 」 1 疋 が 贈ら れ た と さ れ 、 これ が ロバ の こと を 指し て いる と 考え られ て いる 。 また 、 平安 時代 に 入っ て から も 、 幾つ か 日本 に 入っ た と する 記録 が 見 られる 。 時代 が 下っ て 江戸 時代 に も 、 中国 や オランダ から 移入 さ れ た 記録 が ある 。 別称 として 「 ば ち 馬 」 という 呼び名 も 記さ れ て いる 。  20 世紀 の 日本 で ロバ と 言え ば 、 「 ロバ の パン 屋 」 が 最も 広い 地域 で 知ら れる 存在 で あっ た 。 昭和 10 年代 に 札幌 で 始まり 、 第 二 次 世界 大戦 を はさん で 昭和 20 年代 末 に 広 り 、 昭和 30 年代 に 最盛 期 を 迎え た 。 しかし 、 昭和 30 年代 末 から 40 年代 初頭 にかけて の 頃 に は 、 急速 な モータリゼーション の 浸透 によって 自動車 による 販売 にとって 代わら れ た ため 、 販売 の 規模 は 急激 に 縮小 し た 。  最も 著名 な 「 パン 売り の ロバ さん 」 という 曲 を 流し ながら 販売 を 行なっ た ビタミン パン 連鎖 店 本部 が 使用 し て い た の は 、 ロバ で は なく 木曽 馬 を 中心 と し た 小型 馬 （ ポニー ） で あっ た 。 に も 関わら ず 「 ロバ の パン 」 を 看板 に し て 大々的 に 販売 を 行なっ た ため 、 当時 の 人々 に対して ロバ に対する イメージ へ の 誤解 を 与え た 面 は 否め ない 。  中国 において は 身近 な 家畜 や 乗り物 として 物語 に 登場 する 。 道教 の 八 仙 の 一 人 張 果 老 や 陳 摶 、 『 三国志 演義 』 の 黄 承 彦 、 ウイグル 族 の 頓智 話 の ナスレディン・エペンディ （ 阿 凡提 ） など は ロバ に 乗っ て 現れ 、 世俗 的 で ない 風雅 な 雰囲気 を 感じ させ て いる 。  成語 で は 無能 や 見掛け倒し で ある こと を 意味 する 「 黔驢技 窮 」 あるいは 「 黔驢之 技 （ けん ろ の ぎ ） 」 が ある 。 これ は 黔驢 （ 貴 州 省 の ロバ ） を 初めて 見 た トラ が 、 当初 その 大き さ に 恐れ て 警戒 し た が 、 見慣れる と 何 も 攻撃 する 技 を 持た ない と 気づき 食べ て しまっ た という 故事 に よる 。  西洋 において は ロバ は 愚鈍 さ の 象徴 として しばしば 用い られる 。 キリスト 教化 さ れ た 中世 以降 の ヨーロッパ で も その 傾向 は 変わら ず に 残る 。 現在 でも 各国 語 において 「 ロバ 」 に 相当 する 言葉 は 「 馬鹿 」 「 愚か者 」 の 換喩 として 用い られる 。 西洋 で ロバ が 愚鈍 と さ れ た の は 、 ロバ に は 頑固 で 気分 次第 で 動か なく なる 融通 の 利か ない 所 が あり 、 騎士 は 馬 に 騎乗 し 、 富農 は 牛馬 を 育て 、 ロバ は 貧農 が 育て て いた事 が 理由 として 挙げ られる （ 貧農 に は 身近 な 存在 だっ た ） 。  ナポレオン・ボナパルト が アルプス 越え に 際し て 乗っ た の は 愛馬 マレンゴ で ある と 思わ れ がち だ が 、 これ は ダヴィッド の 絵 によって 創作 さ れ た もの で 、 実際 に は ロバ に 乗っ て い た 。  古代 ギリシア 神話 において 最も よく 知ら れる ロバ に関する 逸話 は フリュギア の ミダス 王 に関する もの で ある 。 この 逸話 は 現代 で は 「 王様 の 耳 は ロバ の 耳 」 として 親しま れ て いる 。  愚か者 として の ロバ の 姿 は 中世 文学 に も 見出さ れ 、 好例 として は 12 世紀 の 風刺 集 『 愚者 の 鏡 』 の 「 ブルネルス の 物語 」 が ある 。 国 によって は 「 ブルネルス の 物語 」 をもって 本 の 名 と する 地域 も あっ た 。 たとえば ジェフリー ・ チョー サー の 『 カンタベリー 物語 』 で は この 風刺 集 は 『 愚者 ブル ネル 卿 』 （ ブル ネル は ブルネルス の 英語 形 ） と 呼ば れ て いる 。  アメリカ合衆国 の 民主党 は ロバ を 党 の シンボル と し て いる 。 これ は もともと 、 共和党 側 によって 「 jackass 」 （ 雄 ロバ または 「 馬鹿 」 の 意 ） と 揶揄 さ れ た 民主党 の 大統領 候補 アンドリュー ・ ジャクソン （ 後 の 第 7 代 アメリカ 大統領 ） が 揶揄 を 逆用 し た こと に 起源 を 有する 。  2004 年 11 月 の 大統領 選 に むけ た 、 同 8 月 の 民主党 党 大会 で は ロバ の 「 スウィフティ 君 」 が ケリー 候補 の 応援 に かけつけ た が 、 同時 多発 テロ 後 から の 厳戒 態勢 の 中 、 スタッフオンリー の 壇上 に あがる こと が かなわ なかっ た という 珍事 が あっ た 。  アメリカ で 行わ れ た プロレス の 試合 形式 に 、 「 敗者 は ロバ に 乗る 」 という もの が あっ た 。  日本 で 唯一 驢馬 と 騾馬 について 書か れ た 学術 書 。  ロバ が 主題 と なっ て いる 作品 に は 下記 が ある 。動物 行動 学 （ どう ぶつ こう どう がく 、 ） は 、 生物 の 行動 を 研究 する 生物 学 の 一 分野 。 日本 で は 伝統 的 に 動物 行動 学 と 訳さ れ て いる が 、 原語 の エソロジー は ギリシャ 語 の   ethos （ エートス ： 特徴 、 気質 ） に 由来 し 、 特に 動物 に 限定 する ニュアンス が ない 。 その ため 行動 生物 学 （ 主 に 医学 領域 ） または 単に 行動 学 と も 呼ば れる ほか 、 時に 比較 行動 学 の 訳語 が 当て られ たり 、 訳語 の 混乱 を 嫌っ て 欧 名 の まま エソロジー と 呼ぶ 場合 も ある 。  人間 の 行動 を 社会 科学 的 に 研究 する 行動 科学 と は 、 関連 性 は ある もの の 別 の 学問 で ある （ behavioristics   も 「 行動 学 」 と 訳さ れる が 、 ここ で 言う 行動 学 （ ethology ） と は 別 の もの で ある ） 。 ただし 、 動物 行動 学 の 方法 論 を ヒト 研究 に 応用 し た 「 人間 行動 学 」 （ ） という 分野 も ある 。  近代 以降 、 動物 の 行動 を 詳細 に 観察 し 、 記述 し た 最初 の 一 人 は ファー ブル で あっ た 。 しかし ファー ブル は 昆虫 の 行動 の 精緻 さ を 創造 の 証拠 だ と 考え た 。 同 時期 に イギリス で は ダーウィン が オランウータン を 観察 し 、 その 振る舞い が 人間 と わずか に しか 異なら ない こと に 注目 し た 。 ダーウィン の 視点 と 進化 の 概念 の 影響 を 受け た ロマネス は 比較 心理 学 と 呼ば れる 一派 を 創設 し 、 人 と 動物 の 心理 の 差 は 性質 で は なく 量的 な 違い で ある と 主張 し た 。  初期 の エソロジスト に は 鳥類 の 求愛 行動 を 観察 し た ジュリアン ・ ハク スリー や 刷り 込み 現象 の 先駆 的 な 研究 を 行っ た オスカー ・ ハインロート 、 鳥類 学者 ウィリアム ・ ソープ 、 昆虫 学者 ウィリアム ・ モー トン ・ ホイーラー 、 霊長 類 学者 ロバート ・ ヤーキース など が 含ま れる 。 20 世紀 に は アメリカ で ジェイムズ や マクドゥーガル の 生得 論 と ワトソン の 行動 主義 が 鋭く 対立 し た 。 この 対立 は 、 アメリカ を 訪れ た ロー レンツ 、 ティンバーゲン それぞれ に 影響 を 与え た 。 二 人 は 自分 の 研究 が マクドゥーガル に 近い と 考え た 。 重要 な 一 歩 は 信号 刺激 の 発見 で あっ た 。 信号 刺激 と それ に対する 反応 は種 普遍 的 （ 種 の 多く の 個体 に 影響 し ） で 種 特異 的 （ 他 の 種 に は 見 られ ない ） で あり 、 行動 の 生得 性 を 示唆 する 。  もう 一つ の 発見 は イン プリンティング で ある 。 この 発見 は マクドゥーガル の 視点 と も ワトソン の 視点 とも 矛盾 し 、 行動 が 学習 と 生得 性 の 一方 で 説明 でき ない こと を 示す 、 と ローレンツ は 考え た 。 ドイツ 語 圏 の 研究 者 が その 研究 の 初期 から 進化 と 系統 発生 に 注目 し て い た の に対して 、 アメリカ の 研究 者 は より 強く 学習 と 個体 発生 に 注目 し た 。 ワトソン 、 ソーンダイク の 影響 を 受け た スキナー は 行動 主義 を 徹底 し 、 この 視点 は 心理 学 に 強い 影響 を 与え た 。  イギリス で は ラック 、 エルトン ら 博物学 の 流れ を 汲む 研究 者 が 生態 学 の 視点 から 動物 行動 を 研究 し て い た 。 おもに ティンバーゲン の 移住 によって ドイツ 語 圏 の 研究 は イギリス に 持ち込ま れ た 。 彼ら の 研究 は 動物 の 行動 を 生物 学 的 適応 と 見なす 点 で 共通 し て おり 、 行動 生態 学 （ いわゆる イギリス 流 社会 生物 学 ） の 発展 の 基盤 と なっ た 。  外界 から の 刺激 や 、 内 から の 指示 によって 、 動物 が 体 の ある 部分 で 何らかの 変化 を 起こす こと で ある 。 これ は 単なる 反応 で は ある が 、 それ が 成長 の よう な 形 を 取ら ない もの で 、 それら が 一連 の 組み合わせ で 、 結果 として その 動物 の 生活 に 一定 の 役割 を 果たす 場合 に 、 行動 と いう 。 一般 に 、 動物 は “ 動く 物 ” で ある ので 、 その 反応 に は 移動 を 伴う が 、 必ずしも 移動 し なけれ ば 行動 と は 呼ば ない わけ で は ない 。 広い 意味 で は 体 色 変化 や 発光 も 行動 の 一部 で ある 。  行動 に は 、 一定 の 機能 （ 目的 ） が 存在 する （ これ は 必ずしも それ を 動物 が 認識 し て いる こと を 意味 し ない ） 。 だから 単純 な 反応 で あっ て も 、 機能 が あれ ば 行動 と 呼び 得る 。 たとえば 人間 の あくび は 生理 的 な 反応 だ が 、 講演 者 に 横槍 を 入れる ため に わざと 大きく あくび を する の は 行動 で ある 。 行動 は 、 その 目的 によって 分類 する こと も 出来る 。 たとえば 繁殖 行動 、 探索 行動 など という 呼び 方 を する 。 研究 の 目的 によって 、 行動 を 分類 する カテゴリー は 異なる 。  刺激 に対する 反応 が 単純 な 動き で ある 場合 、 それ を 反射 と 呼び 、 刺激 の 方向 に対して 特定 方向 へ の 移動 や 向き を 変える 動き を 走 性 と いう 。 反射 や 走 性 は もっとも 単純 な タイプ の 行動 で ある 。 生活 史 の 中 で 特定 の 時期 に 働い て 、 重要 な 行動 の 要素 と なる 。 たとえば 、 サケ が 生まれ た 川 に 戻る の は 、 川 の 水 に 含ま れる 成分 へ の 走 化 性 が 働く ため と 見 られる 。 あるいは 、 マダニ は 地表 で 卵 から 生まれ 、 草 を よじ登っ て 葉 の 先 の 裏側 に 落ち着く 。 これ は 、 負 の 走 地 性 と 負 の 走 光 性 が 働く から だ が 、 大型 動物 が 接近 する と 、 吐く 息 に 含ま れる 二酸化炭素 を 感知 し 、 途端 に その 方向 の 葉 の 表側 に 移動 する 。 これ は 二酸化炭素 に対する 正 の 走 化 性 が 働き 、 同時に 負 の 走 光 性 が 正 の 走 光 性 に 変わる の で は ない か と も 言わ れる 。 広く 考えれ ば 、 植物 の 場合 も 環境 に対して 一定 の 反応 を する 。 例えば アブラムシ の 食害 に対して 捕食 者 を 呼び寄せる 化学 物質 を 分泌 する 植物 が 知ら れ て いる 。 これ は 動物 行動 学 で は 反射 と 見なさ れる 反応 だ が 、 行動 生態 学 で は 行動 の 一種 として 扱う 。  行動 が 、 生得 的 な もの で ある の か 、 後天的 な もの で ある の か で 分け 、 それぞれ に それ を 支える し くみ を 解明 する 。 生得 的 な もの で あれ ば 、 それ に 影響 を 与える 遺伝子 が 存在 し 、 神経 系 や 筋肉 系 など 、 作り つけ の 装置 の 構造 に 基づく はず で ある 。 生まれつき 、 生活 史 の 特定 の 段階 で 、 特定 の 組み合わせ で 複雑 な 行動 を 行い 、 目的 を 達する よう に なっ て いる 場合 、 その よう な 行動 を 本能 行動 と 呼ぶ 。 昆虫 など で よく 発達 し た もの が 見 られる 。  後天的 に できる よう に なる 行動 を 、 まとめ て 学習 と 呼ぶ 。 実際 の その 内容 は 様々 で ある 。 よく 動物 実験 で 行わ れる もの に 、 簡単 な 迷路 を 使っ て 、 目的 地 に たどり着く 道筋 を 覚え させる 、 という の が ある 。 脊椎動物 で あれ ば 、 何 度 か の 失敗 の 後 、 目的 地 に たどり着け ば 、 それ を 繰り返す うち に 、 次第に 失敗 の 数 が 減り 、 やがて 一気に 目的 地 に たどり着ける よう に なる 。 つまり 道筋 を 学習 し た わけ で ある 。 これ は 学習 の 典型 的 な もの の 一つ で 、 試行錯誤 学習 など と も 言わ れる 。  コンラート ・ ロー レンツ が 発見 し た 刷り 込み は 、 当初 は 本能 行動 に 分類 さ れ て い た 。 しかし 親 を 追従 する 行動 は 本能 的 で は あっ て も 、 どの 物体 を 親 と 認識 する か は 学習 に よる 。 発達 生物 学者 と 初期 の 動物 行動 学者 の 間 で 行わ れ た 議論 は 「 生得 性 」 の 意義 を 問い 直し た 。 学習 と 学習 の 生得 的 基盤 の 相互 作用 の 解明 も 動物 行動 学 の 範囲 で 行わ れる 。 さらに 経験 や それ に 基づい て の 推察 、 予測 など の 判断 で 行動 し た と 見 られる 場合 、 これ を 知能 による 行動 と 見る が 、 判断 は 難しい 。  ほか の 個体 の 現在 または 将来 に 影響 を 与える 行動 を 社会 行動 と 呼ぶ 。 社会 行動 に は 、 行動 者 の 絶対 適応 度 （ 生存 と 繁殖 の 機会 ） を 増大 さ せ 、 他 個体 の 適応 度 を 減少 さ せる 利己 的 行動 、 行動 者 の 適応 度 を 減少 さ せ 、 他 の 個体 の 適応 度 を 増加 さ せる 利他 的 行動 、 二 個体 の 適応 度 を ともに 増大 さ せる 協力 行動 、 行動 者 が 自ら の 適応 度 を 減少 さ せ 、 他 個体 の 適応 度 を 減少 さ せる 行動 報復 行動 （ いじわる 行動 ） など が 存在 する 。  攻撃 行動 、 繁殖 行動 、 求愛 行動 、 威嚇 行動 、 縄張り 行動 、 採 餌 行動 など の 機能 による 分類 が ある 。 その他 に も 意図 運動 、 転位 行動 、 転嫁 行動 など 行動 に 応じ て 様々 に 分類 が なさ れ 、 研究 さ れ て いる 。  動物 行動 学 は 大まか に 二つ に 方向 に 分ける こと が できる 。 一つ は 行動 の 至近 要因 （ 行動 の 社会 的 、 生理 的 、 神経 学 的 要因 ） を 扱う 分野 で あり 、 もう 一つ は 行動 の 究極 要因 （ 進化 ） を 扱う 分野 で ある 。 至近 的 な 分野 に は 分子生物学 や 遺伝 学 的 な 手法 を 用い て モデル 生物 に対する 実験 を 行う 行動 遺伝 学 （ 動物 行動 遺伝 学 ） 、 神経 行動 学 など も 含む 。 一般 的 に は 狭義 の 野外 で 野生 の 状態 を 観察 する 生態 学 的 な 研究 や 、 研究 室 内 で ラット や チンパンジー など を 用いる 研究 を 指す 。 野外 で は 哺乳類 や 鳥類 、 社会 性 昆虫 など を 対象 と する こと が 多い 。  様々 な 行動 を 比較 する とき 、 その 目的 によって 分ける 考え方 は わかり やすい 。 たとえば 餌 を 食べる ため の 摂 食 行動 、 繁殖 の ため の 繁殖 行動 といった 具合 で ある 。 また 、 繁殖 行動 は 、 さらに 配偶 者 を 求める 配偶 行動 や 卵 を 産む ため の 産卵 行動 や 子育て の ため の といった 細分 化 が 可能 で ある 。 特に 生殖 に 直結 する 繁殖 行動 は 注目 さ れる こと が 多い 。 しかし 、 動物 自体 が 目的 を 意識 し て いる か どう か は わから ない 。 その よう な もの を 科学 の 対象 として は 据え られ ない から 、 動物 の 行動 を 研究 対象 と する に は 、 違う 方向 から の 切り込み が 行わ れる こと が 多い 。  行動 生態 学 および 社会 生物 学 は 動物 行動 の 究極 要因 、 進化 を 扱う 分野 で ある 。 この 分野 を 動物 行動 学 の 一 分科 と する か 、 独立 し た 分野 として 扱う か に は 議論 が ある が 、 非常 に 密接 し た 関係 に ある の は 確か で ある 。 行動 生態 学 で は 多く の 行動 は 遺伝 的 な 基盤 を 持ち 、 同時に 学習 の 影響 も 受ける と 仮定 し て いる ため に 、 本能 行動 と 学習 行動 を 区別 し ない こと も 多い 。  行動 生態 学 の 中心 的 な 手法 は 至近 要因 分野 と 同様 に 観察 、 実験 の 他 、 ある 社会 行動 が どの よう な とき に 進化 的 に 安定 な 戦略 と なる か の 数理 モデル 作り も 含ま れる 。 行動 生態 学 は 主 に 動物 を 扱う が 、 植物 や 菌類 など も 研究 対象 で ある 。 また 体 色 の 変化 や 生活 史 など 「 狭義 の 行動 」 以外 も 研究 対象 と なる 。  行動 生態 学 で は 特定 の 状況 で 取り うる 複雑 な 行動 が 単一 で は なく 複数 ある とき （ 例えば 大きな 敵 と 出会っ た とき に 、 逃げる か 闘争 する か ） 、 その 行動 の 選択肢 を 戦略 と 呼ぶ 。 また 戦略 の 語 は 複数 の 行動 が 組み 合わさっ た 複雑 な 行動 パターン （ 例えば 求愛 から 繁殖 、 子育て まで を あわせ て 繁殖 戦略 と 呼ぶ など ） を 指す 場合 に も 用い られる 。  精神 分析 家 で あり 児童 精神 医学 者 で も ある ジョン・ボウルビィ は 、 幼児 と 母親 の 関係 において 動物 行動 学 的 知見 が 有用 で ある こと に 気づき 、 ニコ・ティンバーゲン 、 コンラッド・ローレンツ 、 ロバート ・ ハインド ら と 交流 を 深め た 。 WHO の 精神 保健 コンサルタント でも あっ た ボウルビィ は 、 人間 の 『 愛着 （ アタッチメント ） 』 に 注目 し 、 子ども の 心 の 発達 に は 養育 者 と の 愛情 ある 母性 的 関わり が 必要 で ある こと を 『 Maternal   Care   and   Mental   Health （ 1951 ） 』 において 発表 し 、 母性 的 養育 の 剥奪 は 子ども に 精神 的 な 問題 や 少年 非行 など の 深刻 な 影響 を 与える こと を 報告 し た 。 それ まで ジークムント・フロイト によって 説明 さ れ て き た 欲 動 理論 と は 異なり 、 1969 年 から 発表 さ れ た 『 Attachment   and   loss 』 三 部 作 において 、 乳幼児 は 世界 を 探索 する ため の 『 安全 基地 （ secure   base ） 』 を 必要 と し 、 乳幼児 の 不安 の 多く は 養育 者 と の 安全 な 愛着 が ない ため に 起こる こと を 指摘 し た 。 これら の 研究 は 精神 分析 家 の ルネ・スピッツ や 発達 心理 学者 の メアリー・エインスワース ら に 影響 を 与え 、 後 に 『 愛着 理論 』 と 呼ば れる 発達 理論 を 形成 し た 。  古く は 日本 の 精神 科 医 で ある 島崎 敏樹 が 動物 行動 学 を 学び 、 精神病 者 の 人間 学 的 理解 に 活用 し た 。 1970 年代 に は 、 精神 科 医 の 市橋 秀夫 が 精神病 患者 に 見 られる 対人 距離 の 特異 性 を 行動 生物 学 的 視点 から 説明 し 、 空間 の 精神 病理 として 研究 を 行っ た 。 2000 年 以降 で は 、 精神 科 医 の 岡田 尊 司 が ボウルビィ や エインスワース の 愛着 理論 を まとめ 、 こころ の 安全 基地 を 持つ 事 が 病める 人々 の 前進 する 鍵 と なる こと を 説い て いる 。 動物 行動 学 を 礎 と し 、 ボウルビィ や エインスワース によって 地歩 を 固め 発展 し て き た 愛着 理論 は 、 現代 において 人間 理解 に 欠か せ ない 要素 と なっ て いる 。アメフラシ （ 雨 降らし 、 雨 虎 、 雨 降 ） は 、 腹 足 綱 後 鰓 類 の 無 楯 類   ( Anapsidea ,   Aplysiomorpha )   に 属する 軟体動物 の 総称 。 狭義 に は 、 アメフラシ 科 に 属する アメフラシ （ 通称   日本 種 アメフラシ 、 学名   " Aplysia   kurodai "   ） を 指す が 、 ここ で は 無 楯 類 について 述べる 。  無 楯 類 は ギリシア 語 の 「 盾 を 持た ない 」 に 由来 する 。 伝統 分類 で は 、 腹 足 綱 後 鰓 亜 綱 無 楯 目 と さ れ て い た 。 現在 で は 、 腹 足 綱 後 鰓 目 無 楯 亜 目 と する か 、 後 鰓 類 を 正式 な 分類 群 として 認め ず 、 腹 足 綱 無 楯 目 と する 。 以下 で は 便宜 的 に 、 亜 目 として 扱う 。  海産 の 軟体動物 で 、 他 の 後 鰓 目 と 同様 に 外見 上 は 貝殻 は 退化 し て いる が 、 背中 の 外套 膜 の 内部 に は 変形 し た 板 状 の 殻 を もつ 。 ただし 、 " Bursatella " 属 と " Stylocheilus " 属 は 貝殻 が 完全 に 消失 し て いる 。 後 鰓 目 （ 旧 分類   後 鰓 亜 綱 ） の 中 で は 、 ウミウシ を 代表 する 裸 鰓 亜 目 （ 裸 鰓 目 ） や クリオネ が 属する 裸 殻 翼 足 亜 目 （ 裸 殻 翼 足 目 ） が 近 縁 で ある 。  地方 によって は アメフラシ を ウミウシ と 呼ぶ 地域 も ある 。 アメフラシ の 名前 の 由来 は 、 アメフラシ が 海水 中 で 紫色 の 液 を だす と それ が 雨雲 が たちこめ た よう に 広がる から と 言わ れる 。 また 、 雨 の 時 に 岩場 に 集まる から という 説 も ある 。 これ は 、 産卵 の ため に 磯 に 現われる 時期 が 梅雨 と 重なる ため で は ない か と 考え られ て いる 。 アメフラシ の 英名 Sea   hare は 「 海 の ウサギ 」 という 意味 で 頭部 の 二 本 の 突起 を ウサギ の 耳 に 見立て た もの で 、 中国 名 も 海 兎 と いう 。 ただし 、 腹 足 綱   前 鰓 亜 綱   盤 足 目 に ウミウサギガイ 科 という 科 が あり 、 ウミウサギガイ という 和名 を 持つ 種類 が 存在 する ので 、 混同 し ない よう 注意 が 必要 で ある 。  日本 沿岸 に 分布 する 種 は 多く が 15   cm 程 。 大きな もの は 30   cm を 超える もの も ある 。 アメリカ 西海岸 に 分布 する " Aplysia   vaccaria " は 75   cm に も なる 。 2 本 の つ の の よう な もの が 生え て いる 方 が 頭部 （ 写真 左側 ） で 、 背中 （ 写真 下 側 ） に 大きな ヒダ が ある 。 貝殻 は 退化 し 完全 に 体内 に 入り込ん で いる が 、 背中 の ヒダ の 辺り を 押す と 体内 に 硬い 貝殻 が ある の が わかる 。 草食 で 、 皮膚 に は 食餌 由来 の 毒素 が ある 。 アメフラシ に つつく など の 刺激 を 与える と 、 紫 汁 腺 と よば れる 器官 から 粘り の ある 紫色 （ もしくは 白色 や 赤色 ） の 液体 を 出す 。 この 液 は 、 外敵 に 襲わ れ た 時 に 煙幕 に なり 、 あるいは 液 が 外敵 にとって 不味い ため それ 以上 襲わ れ なく なる の で は ない か と 考え られ て いる 。 この 液 の 色 も 食餌 に 由来 する 。 卵 は 黄色く 細長い 麺 の よう な 卵 塊状 に なり 「 海 素麺 」 と よば れる 。  普段 は 、 水深 1 〜 3   m ほど の 浅瀬 を 這い 回り 、 海藻 類 を 食べ て いる 。 食餌 が 不足 し て くる と 、 自分 で 穴 を 掘っ て 餌 を 探す 。 嗅覚 が 発達 し て おり 、 触角 で 弱い 匂い も 感じ取る こと が できる 。 雌雄 同体 で 頭 の 方 に 雄 の 生殖 器官 を 、 背中 に 雌 の 生殖 器官 を 持つ 。 前方 の 個体 の 雌 の 器官 に 、 後方 の 個体 が 雄 の 器官 を 挿入 する といった 形 で 、 何 個体 も つながっ て 交尾 する 。 この よう な 交尾 形態 は 「 連鎖 交尾 」 と いわ れる 。 春 から 夏 にかけて 繁殖 の ため に 磯 に 現われる 。 一 匹 が 生む 卵 は 数 万 個 で 、 黄色く 細長い 麺 の よう な 卵 塊状 で ある 。 卵 は 約 2 週間 で 孵化 し 、 プランクトン として 海中 を 泳ぎ 回っ た 後 に 海底 生活 を する 。 寿命 は 1 - 2 年 。  2 上 科 2 科 の 2 グループ に 分かれる 。  一般 的 に 身 は 食用 に し ない 。 卵 は 海 素麺 （ うみ ぞう めん ） と 呼び 、 食糧難 の 頃 など は 食用 に さ れ た こと は ある が 、 美味しい もの で は なく 、 毒性 の 問題 も あり 通常 は 食用 と さ れ ない 。 現在 食用 と さ れ て いる 海 素麺 は 海藻 で ベニモズク 科 の 紅 藻 を 指し 、 アメフラシ の 卵 と 混同 さ れ て いる が 全く 別 の 物 で ある 。  また 、 島根 県 の 隠岐島 や 島根 半島 、 鹿児島 県 の 徳之島 、 千葉 県 いす み 市 （ 旧 大原 町 ） 、 鳥取 県 中西部 など で は 身 を 食用 に する 。 隠岐島 で は 「 ベコ 」 と 呼ば れる 。 産卵 期 の 春 ～ 初夏 に 採取 し て 、 臭い が 強い 内臓 を 除い て 湯 が き 、 冷凍 し て おく 。 調理 は 、 刻ん で 柚子 味噌 あ え など に する 。 身 自体 は 無味 に 近く 、 酒 の ツマミ など として 食 感 を 楽しむ 。 ただし 、 アメフラシ が 毒 を 持つ 海藻 類 を 食べ て いる と その 毒 が アメフラシ に 蓄積 さ れ て いる 可能 性 が ある ため 、 注意 が 必要 。 食用 し て いる 海域 で は 毒 の 元 と なる 海藻 類 が 無い と さ れ て いる ため 食 せる が 、 気候 変動 等 により 海藻 の 植生 が 変化 し て いる 可能 性 も ある 。 味 は ほとんど ない 。  昭和 天皇 も 採集 し た 個体 を 試し に 煮 て 食べ た 事 が ある 。 アメフラシ を 甘辛く 煮付け た そう だ が 、 「 煮る と こんなに 小さく なる 」 と 指 で 輪 を つくっ て 笑っ て い た と 言う 。 侍従 長 の 入江 相 政 は 、 「 味 が 無く 、 コリコリ し て 噛み 切れ ない 。 それ を 三 度 も お 召し上がり に なっ た の だ から … … 」 と 回想 し て いる 。 千葉 県 南部 の 海岸 域 の 家庭 で は 、 同様 に 煮付け て 食べる 。  フィジー など の 南洋 諸島 で は タツナミガイ を ココナッツ ミルク で 煮 て 食べる 。  アメフラシ の 神経 の 細胞 体 は 、 直径 200 〜 1000   μ m と 哺乳類 の 10 倍 の 大き さ で ある 。 これ に対して ヤリイカ は 軸 索 が 大きい 。 その 神経 回路 が 単純 で ある こと から 、 生物 学 において 神経 生理 の モデル 生物 として 用い られる 。 特に 危険 を 感じる と 鰓 を 引き込み 、 慣れる と 引き込ま なく なる という 反射 行動 は 、 記憶 ・ 学習 の 基礎 研究 の 発展 に 貢献 し た 。 コロンビア大学 の エリック・カンデル 教授 は 、 アメフラシ を 使っ て 、 シナプス が 変化 する こと で 記憶 が 形成 さ れる 仕組み を 明らか に し 、 2000 年 に ノーベル 生理学 ・ 医学 賞 を 受賞 し た 。  アメフラシ に は いろいろ な 地方 名 が ある 。  千葉 県   -   ござら  島根 県   -   べ こ  鳥取 県   -   うみ しかオオカミ （ 狼 、 、 ） は 、 ネコ 目 （ 食肉 目 ） イヌ 科 イヌ 属 に 属する 哺乳 動物 。 広義 に は 近 縁 種 も 含める こと が ある が 、 通常 は タイリクオオカミ （ ハイイロオオカミ 、 " Canis   lupus "） 一 種 を 指す 。 多数 の 亜 種 が 認め られ て いる 。 同属 の 近 縁 種 として アメリカ アカ オオカミ 、 コヨーテ 、 アビシニアジャッカル （ エチオピア オオカミ ） など が いる 。  従来 は オオカミ の 近 縁 種 と さ れ て い た イヌ （ イエイヌ ） は 、 近年 で は オオカミ の 一 亜 種   " Canis   lupus   familiaris "   と する 見方 が 主流 に なり つつ ある （ → イヌ の 起源 ） 。 ただし 、 日常 語 として の 「 オオカミ 」 に は 通常 、 イヌ は 含ま れ ない 。 イヌ は オオカミ が 飼い 馴らさ れ て 家畜 化 し た もの と 考え られ て いる 。  アメリカアカオオカミ 、 コヨーテ 、 アビシニアジャッカル と は 相互 に 交配 可能 で 、 野生 下 で も 雑種 個体 が 生じ 、 繁殖 力 も 有し て いる ため 生物 学的 種 の 定義 に 照らせ ば 亜 種 で あり 、 別種 で は ない 。 種 と 亜 種 の 区分 は 慣習 的 不合理 性 が 残存 し て いる こと の 一 例 で ある 。 亜 種 によって は 絶滅 が 危惧 さ れる 。 日本 で 古来 「 狼 」 と 呼ば れ て き た 動物 は 絶滅 し た と さ れる ニホンオオカミ で あり 、 タイリクオオカミ の 一 亜 種 と 見なさ れる 。 ニホンオオカミ は 、 12 万   -   13 万 年 前 に 枝分かれ し た 亜 種 で あり 、 ハイイロオオカミ と 同じ 種 で ある と の 遺伝子 解析 結果 を 、 岐阜大 の 石黒 直隆 教授 と 松村 秀一 教授 ら の チーム が まとめ た 。  北半球 に 広く 分布 する 。 分布 域 が 広い タイリクオオカミ は 多く の 亜 種 に 細分 化 さ れる 。 現存 の 亜 種 は 33 （ 絶滅 含め 39 亜 種 ） に 分類 さ れ て き た が 、 近年 の 研究 で 現存 13 亜 種 、 絶滅 2 亜 種 へ の 統合 が 提案 さ れ て いる 。  大き さ は 亜 種 、 地域 によって 異なる 。 体 胴 長 100   -   160 cm 、 肩 まで の 体高 60   -   90 cm 、 体重 は 25   -   50 kg 。 大きい 個体 で は 50 kg を 超える もの も いる が 、 雄 が 54 キロ を 超える の は 稀 で ある 。 一般 に 雌 は 雄 の 体重 より 10   -   20 パーセント 程度 小さい 。 現 生 の イヌ 科 の なか で 最大 。 高緯度 ほど 大きく なる 傾向 が ある （ ベルク マン の 法則 ） 。 記録 上 で は 1938 年 アラスカ で 捕獲 さ れ た 体重 79 . 3 kg の 雄 、 ユーラシア 大陸 で は ウクライナ で 殺さ れ た  86 キロ の もの が 最大 と し て いる 。 体 色 は 灰 褐色 が 多く 、 個体 により 白 から 黒 まで ある 。 子供 の 時期 は 体 色 が 濃い 。 北極圏 に 住む 亜 種 は より 白い 。 体毛 は 二 層 に 分かれ 保温 や 防水 に 優れ 、 夏 毛 と 冬 毛 が ある 。 又 、 姿勢 において は 頭部 の 位置 が イヌ に 比べ て 低く 、 頭部 から 背中 にかけて は 地面 に対して 水平 で ある 。  歯 式 は 3 / 3 · 1 / 1 · 4 / 4 · 2 / 3   =   42 で 、 上顎 に は 6 本 の 門歯 、 2 本 の 犬歯 、 8 本 の 小 臼歯 、 および 4 本 の 大 臼歯 が あり 、 下 顎 に は 6 本 の 門歯 、 2 本 の 犬歯 、 8 本 の 小 臼歯 、 および 6 本 の 大 臼歯 を 持ち 、 何れ も イヌ より 大きく 丈夫 で ある 。 頭 から 鼻 にかけて の 頭骨 の ライン は イヌ より 滑らか で 、 イヌ より も 顎 の 筋肉 量 が 多く 、 頬骨 の 位置 が 高い ため 、 イヌ と 比較 し て 吊り 目 に なっ て いる 。 又 、 尾 の 付け根 上部 に スミレ 腺 を 持つ 。  オオカミ は 雌雄 の ペア を 中心 と し た 平均 4   -   8 頭 ほど の 社会 的 な 群れ （ パック ） を 形成 する 。 群れ は それぞれ 縄張り を もち 、 広 さ は 食物 量 に 影響 さ れ 100   -   1000 平方キロメートル に 及ぶ 。 縄張り の 外 から 来 た 他 の オオカミ は たいてい 追い払わ れる 。 稀 に 、 仲間 と うまく コミュニケーション が とれ なかっ たり 、 群れ の リーダー を 決める 争い に 敗れ 群れ から 孤立 し 単独 で 活動 し て いる オオカミ も おり 、 これ が 「 一匹狼 」 の 語源 に も なっ て いる 。  群れ は 雌雄 別 の 順位 制 を 伴い 、 通常 は 繁殖 ペア が 最 上位 で ある が 、 順位 交代 も する 。 最 上位 から 順に アルファ 、 ベータ と 呼び 、 最下位 の 個体 を オメガ と 呼ぶ 。 順位 は 常に 儀式 的 に 確認 しあい 維持 さ れる 。 群れ は たいてい 繁殖 ペア の 子孫 や 兄弟 で 血縁 関係 に ある こと が 多い 。 他 の 群れ を 出 た 個体 が 混ざる こと も ある 。 狼 の 群れ の 頭数 は 最多 で 42 頭 に も なっ た という 記録 が ある ものの 、 平均 し て 概ね 3 - 11 頭 の 間 で ある 。 しかし 、 大 規模 な 群れ でも 主 に 仕事 を 行う の は ペア で あり 、 最も 効率 が 良い の は ペア の 狼 と さ れ て いる 。 単独 の 狼 が 成獣 の ムース を 仕留め た 記録 は ある が 、 例え 怪我 で 弱っ て いる 個体 と いえ ど 、 300 - 800 キロ に も なる ムース を 40 キロ 程度 の 狼 が 仕留める 事 は 極めて 危険 で ある 。 その ため 、 普通 は 最低 で も 2 頭 の 狼 を 必要 と する 。  しかしながら 狩猟 成功 率 が 5 % の 報告 も あれ ば 、 巨大 な 群れ と も なれ ば 100 % に 近い 場合 も ある など 、 狩猟 成功 率 は 生息 密度 や 環境 に 大きく 左右 さ れる 。  オオカミ は ボディ ランゲージ 、 表情 、 吠え 声 など で 群れ の 内外 と コミュニケーション を 取る 。 表情 や しぐさ は 群れ の 順位 を 確認 する 際 に 良く 使わ れる 。 遠吠え は 、 群れ の 仲間 と の 連絡 、 狩り の 前触れ 、 縄張り の 主張 など の 目的 で 行わ れ 、 それぞれ ほえ 方 が 異なる と いわ れる 。 合唱 の よう に 共同 で 遠吠え する こと も ある 。  飼育 下 で の 平均 寿命 は 15 年 ほど で ある 。 動物 園 で 20 年 生き た 記録 が ある 。 野生 で は 、 他 の 動物 と 同様 に 幼 齢 時 の 死亡 率 が 高い が 、 成熟 個体 は 5   -   10 年 ほど 生き 、 稀 に 10 年 以上 生きる 個体 も 見つかる 。  オオカミ は 家畜 を 襲う 害 獣 として 駆逐 さ れ 、 絶滅 し て しまっ た 地域 が ある （ しかし 実際 は 人 が 狼 の 住処 や 獲物 で ある 草食 動物 を 狩っ て しまい 、 やむを得ず オオカミ は 人間 に 駆除 さ れる 危険 を 冒し て まで 獲物 を 求め た 結果 、 この よう な 事態 に なっ て しまっ た ） 。 その よう な 地域 で は 、 天敵 を 失っ た 大型 の 草食 動物 が 異常 に 増加 し 、 地域 の 植物 を 食べ て しまう 。 その 結果 、 森林 が 消滅 し 、 草食 動物 の 大量 死 が 発生 し て 、 個体 数 が 激減 する など オオカミ の 絶滅 の 前後 で 生態 系 に 変化 が 生じ て いる 。 撹乱 さ れ た 生態 系 を 以前 の もの に 戻す 試み として 、 アメリカ合衆国 の イエロー ストーン 国立 公園 で は 、 絶滅 し た オオカミ を 再び 導入 し 、 成功 を 収め た 。  日本 固有 の オオカミ の うち 、 本州 ・ 四国 ・ 九州 に 分布 し て い た もの は 、 ニホンオオカミ （" Canis   lupus   hodophilax "   または   " Canis   hodophilax "） と 呼ば れる 。 大き さ は 中型 の 日本犬 ぐらい で 、 毛色 は 白茶け て おり 、 夏 と 冬 で は 毛色 が 変わっ た と さ れる 。  ニホンオオカミ は 1905 年 に 奈良 県 東吉野 村 鷲家 口 （ わし か ぐち ） にて 捕獲 さ れ た 若い オス の 個体 を 最後 に 目撃 例 が なく 、 絶滅 し た と 見 られる 。 「 1910 年 （ 明治 43 年 ） 8 月 に 福井 城址 に あっ た 農業 試験場 （ 松平 農 試場 ） で 捕獲 さ れ た イヌ 科 動物 が ニホンオオカミ で あっ た 」 と の 論文 が 発表 さ れ た が 、 この 個体 は 標本 が 現存 し て い ない （ 福井 空襲 により 焼失 。 写真 現存 ） ため 、 最後 の 例 と 認定 する に は 学術 的 に は 不 確実 で ある 。  ニホンオオカミ の 標本 は 、 頭骨 は ある程度 残っ て いる が 、 剥製 や 全身 骨格 の 標本 が 極めて 少なく 、 日本 国内 で は 数 点 しか 知ら れ て い ない 。 日本 国外 で は 、 鷲家 口 で 捕獲 さ れ た 個体 の 仮 剥製 と 頭骨 が 、 ロンドン 自然 史 博物館 に 保管 さ れ て いる 。 また 、 シーボルト が 長崎 の 出島 で 飼育 し て い た ニホンオオカミ の 剥製 1 体 が 、 オランダ 国立 自然 史 博物館 に 保存 さ れ て いる 。  一方 、 北海道 および 樺太 ・ 千島 に 生息 し た 大型 の 亜 種 は 、 エゾオオカミ   (" Canis   lupus   hattai ")   と 呼ば れ て いる 。 大き さ は シェパード ほど で 、 褐色 の 毛色 だっ た と さ れ て いる 。 アイヌ の 人々 と は 共存 し て い た が 、 明治 以降 、 入植 者 により 毛皮 や 肉 目的 で 獲物 の エゾシカ が 取り つくさ れ 、 入植 者 の つれ て き た 牛馬 など の 家畜 を 襲っ て 害 獣 と さ れ 、 懸賞 金 まで 懸け られ た 徹底的 な 駆除 により 数 が 激減 し 、 ジステンパー など の 飼い犬 の 病気 の 影響 や 1879 年 の 大雪 による エゾシカ 大量 死 が 重なっ た 結果 、 1900 年 ごろ に 絶滅 し た と 見 られる 。  日本 で は 関東 ・ 中部 地方 において 秩父 の 三峯 神社 や 奥多摩 の 武蔵 御嶽 神社 で オオカミ を 眷属 として 祀っ て おり 、 山間 部 を 中心 と し た 狼 信仰 が 存在 する 。 オオカミ を 「 大神 」 と 当て字 で 表記 し て い た 地域 も 多く 、 アイヌ で は エゾオオカミ を 「 大きな 口 の 神 （ ホロケウカムイ ） 」 「 狩り を する 神 （ オンルプシカムイ ） 」 「 ウォー と 吠える 神 （ ウォーセカムイ ） 」 など と 呼ん で い た 。  眷属 として の オオカミ の ご利益 は 山間 部 において は 五穀豊穣 や 獣 害 よ け 、 都市 部 において は 火難 ・ 盗賊 よ け など で 、 19 世紀 以降 に は 憑き物 落とし の 霊験 も 出現 する 。 眷属 信仰 は 江戸 時代 中期 に 成立 する が 、 幕末 に は 1858 年 （ 安政 5 年 ） に コレラ が 大 流行 し 、 コレラ は 外国 人 により 持ち込ま れ た 悪病 で ある と 考え られ 、 憑き物 落とし の 霊験 を 求め 眷属 信仰 は 興隆 し た 。 その ため 憑き物 落とし の 呪 具 として 用い られる 狼 遺骸 の 需要 が 高まり 、 また 同 時期 に 流行 し た 狂犬病 や ジステンパー の 拡大 によって 狼 の 獣 害 も 発生 し 、 明治 以降 、 家畜 を 襲う 害 獣 として 懸賞 金 まで 懸け られ た 徹底的 な 駆除 など の 複合 的 な 原因 によって 絶滅 し た と 思わ れ て いる 。  ヨーロッパ や 中国 など 牧畜 が 盛ん で あっ た 地域 で は 家畜 を 襲う 害 獣 として 忌み嫌わ れる 傾向 に あり 、 逆 に 日本 （ 北海道 を 除く ） の よう に 農業 が 盛ん で あっ た 地域 で は 、 農作物 へ 被害 を あたえる シカ など の 害 獣 を 駆除 する 益 獣 として 、 怖 れ を もたれる と 同時に 慕わ れ も し た 。 また 、 アイヌ や ネイティブアメリカン など の よう に 、 狩猟 採集 生活 が 盛ん で あっ た 民族 で も 神格 化 さ れる こと が ある 。手 （ て ）  手 （ て ） は 、 人体 の 左右 の 肩 から 出 て いる 長い 部分 、 あるいは 手首 から 指先 まで の 部分 で ある 。  日本語 （ 大和言葉 ） の 「 て 」 は もともと 肩 から 出 て いる 長い 部分 全体 を 指し て い た わけ で ある 。  ただし 、 左右 の 肩 から 出 て いる 長い 部分 に関して は 現代 で は 腕 という 表現 が あり 、 そちら を 用い て 呼び 分ける こと が 増え て いる ので 、 また 「 腕 」 の 別 記事 も 立て られ て いる ので そちら で 解説 する こと に し 、  この 記事 で は 「 手首 から 指先 まで の 部分 」 （ あえて 言え ば   " 狭義 の 「 手 」 "　 と で も 言える 部分 ） について 解説 する 。  なお 漢字 の 「 手 」 も 、 手首 あたり から 指先 あたり の 形 を 表し た 象形 文字 が 変化 し た もの だ と 漢字 辞典 など で は 解説 さ れ て いる 。  英語 で は この 部分 を 「   ハンド 」 と 言う 。  右手 と 左手 、 一対 ある 。   →# 右手 と 左手  手 は 、 5 本 の 指 、 平 （ ＝ 手の平 ） 、 甲 （ ＝ 「 手の甲 」 ） から なる 、 など と さ れる 。  日常 的 に は 人間 以外 の 動物 の 器官 を 「 手 」 と 呼ぶ こと が ある が 、 それ は あくまで 俗用 で ある 。  人間 （ ヒト ） の 手 と 他 の 生物 の 器官 を 混線 さ せ ない よう に する 都合 上 、 まず まとめ て ヒト の 手 について 解説 する こと に し 解剖 学 的 、 生理学 的 、 文化 的 観点 から 解説 し 、 その後 　 ヒト 以外 の 動物 の 器官 について も 、 一応   若干 は 触れる が 、 前肢 に関する 正式 の 生物 学 的 な 記事 は 別 に 立て て られ て いる ので 、 この 記事 で は なく 、 「 前肢 」 の 記事 を 参照 し 、 また そこ に 記述 する こと 。  手 の 骨 は 、 手 根 骨 （ 近 位 の 橈側 から 尺 側 へ 舟 状 骨 、 月 状 骨 、 三角 骨 、 豆 状 骨 の   4 個 と 、 遠 位 の 橈側 から 尺 側 へ 大 菱形 骨 、 小 菱形 骨 、 有 頭骨 、 有 鈎 骨 の   4 個 ） と 中手 骨   5 本 に 加え 、 基 節 骨 ・ 中 節 骨 ・ 末節 骨 が 第 二 指 （ 人差し指 ） から 第 五指 （ 小指 ） に 各   3 本 ある 。  第 一指 （ 親指 ） に は 中 節 骨 は 無く 基 節 骨 と 末節 骨 で 構成 さ れ て いる 。 これら   27 本 の 骨 を 合わせ て 手 を 構成 し て いる 。  指 の 名 について は 「 指 」 の ページ の 一 項 「 指 の 名称 」 を 参照 の こと 。  それぞれ の 指 の 先端 に は 爪 が あり 、 それ を 取り巻く 部分 の 皮膚 （ 触 球 ） は 感覚 が 鋭敏 で あり 細かい 作業 など が こなせる 。  爪 に 続く 手の甲 （ 手 背 ） 側 の 皮膚 は 、 掌 側 と 異なり ゆとり が あり 、 つまむ こと が できる 。 これ は 屈曲 の 目的 を 果たす ため に 必要 な こと で ある 。  掌 、 および 、 掌 側 の 指 の 皮膚 は 身体 の 他 の 部位 と 異なり 、 皮脂 腺 が 無く 指紋 ・ 掌紋 が ある 。 また 、 メラニン 色素 が 少ない ため 、 人種 を 問わ ず 他 の 部位 より 白く 見える こと に なる 。 指 の 節 や 、 掌 に は 深浅 さまざま な 溝 （ 運動 ひだ ） が 走っ て いる 。  指紋 ・ 掌紋 は ヒト に 特有 の もの で は なく 、 霊長 類 に 広く 見 られる もの で ある 。 これ に は 、 掌 の 発汗 作用 と 同様 に 、 木 から 落ち ない ため の 滑り 止め の 働き 、 霊長 類 の 樹 上 生活 における 適応 進化 の 結果 で あっ た と の 説 が ある 。  手 の 親指 を 伸ばし て 反らし た 時 、 親指 の 付け根 に 出来る 三角形 の 窪み を 「 解剖 学 的 嗅ぎ タバコ 窩 」 、 「 解剖 学 的 嗅ぎ煙草 入れ 」 、 「 スナッフボックス 」 、 あるいは 、 単に 「 タバコ 窩 （- か ） 」 と いう 。  日本 の 経済 産業 省 が 人間 生活 工学 研究 センター （ HQL ） に 委託 し 、 2004 - 2006 年 に 行っ た 人体 寸法 の 調査 （ 6700 人 を 対象 ） で は 、 若年 層 ほど 男女 とも 「 手 が 華奢 （ きゃしゃ ） 」 な 傾向 が ある 、 と の データ が 得 られ た 。 同 センター は 2010 年 に も 、 9 項目 （ 手長 、 手 幅 1 （ 斜め ） 、 手 掌 長 、 第 二 指 長 、 第 二 指 近 位 関節 幅 、 第 二 指 遠 位 関節 幅 、 手首 囲 、 手 囲 、 握りこぶし 囲 ） の 調査 を 実施 し て いる 。  人 に は 、 基本 的 に は 、 一対 の 手 、 つまり 右手 と 左手 が ある 。  日本語 で は 、 古風 に は 、 右手 を 「 馬手 （ め て ） 」 、 左手 を 「 弓手 （ ゆん で ） 」 と 言う 。 ここ に は 武士 の 記憶 が 織り込ま れ て いる 。 鎌倉 時代 から 続く なら わし で 、 （ 「 武士 は 三つ 物 」 と いわ れる よう に ） 武士 に は 馬 を 駆り つつ 弓 を 引く こと 、 「 騎乗 で の 弓術 」 が 必須 で 、 それ を 行う 時 は 、 右手 に 馬 の 手綱 を 持ち 、 左手 に 弓 を 持っ た ので 、 それぞれ 「 馬手 （ め て ） 」 「 弓手 （ ゆん で ） 」 と 言う よう に なっ た と さ れる 。  右手 と 左手 は （ 形 として は ） 鏡 像 関係 に ある 。 面 対称 で ある 。  ただし 、 一般 に 、 各人 、 右手 を 使う ほう が 得意 と する 人 と 、 左手 を 使う ほう が 得意 と する 人 が いる 。 両手 の うち で 、 動かし やすかっ たり 、 思い通り に 器用 に 動かせ たり 、 より 力 が いれ られる ほう の 手 を 利き手 と いう 。 右手 の ほう が 器用 な 人 を 右 利き と 言い 、 左手 の ほう が 器用 な 人 を 左利き と 言う 。  右手 と 左手 は （ 形状 は ほぼ 対称 だ として も ） 機能 として は 、 非 対象 に なっ て いる こと が 多い の で ある 。  人類 全般 で は 、 右 利き の 比率 の ほう が 高い 。  欧米 人 で も 右 利き の ほう が 多い 。 ただし 、 欧米 人 で は 日本人 より も 左利き の 割合 （ 比率 ） が 高い 。  世界 的 に 、 『 右手 を 「 清浄 の 手 、 聖なる 手 」 、 左手 を 「 不浄 の 手 」 』 と する 観念 が 存在 する 。 これ は 、 世界 的 に 存在 する 『 右 を 善 、 左 を 悪 』 と する 観念 と 関係 が ある 。  世界 的 に 、 右手 は 剣 や 矛 など 武器 を 持つ 手 で あり 「 攻撃 ・ 破壊 」 を 、 左手 は 盾 を 持つ 手 で あり 「 防御 ・ 創造 」 を 、 象徴 する 。  中国 の 伝統 的 な 挨拶 で は 、 左手 の 「 掌 」 に 右手 の 「 拳 」 を 付け て （ あるいは 、 包み込ん で ） 礼 を する （ 拱手 ） 。 右手 は 陽 で 左手 は 陰 で あり 、 右手 の 拳 は 「 陽 （ 太陽 ） 」 を 、 左手 の 掌 は 「 陰 （ 月 ） 」 を 表し て いる 。  ここ 数 十 年 の 神経 科学 （ 脳 科学 ） の 成果 によって 、 脳 の どの 部分 で どの よう な こと が 行わ れ て いる の か かなり 理解 さ れる よう に なっ て き て おり 、 身体 の 各 部位 が 脳 内 の どこ に 割り当て られる （ 割り当て られる 傾向 が ある ） の かも 分かっ て いる 。 （ 「 脳 内 マップ 」 など と 呼ば れる もの も 作成 さ れ て いる ） 「 手 」 は 、 脳 の 中 で は 、 （ 舌 ・ 口 と 同様 に ） 人体 の 他 の 部分 の 実際 の サイズ の 比率 の と 比較 し て かなり 広い 面積 が 割り当て られ て いる こと が 明らか に さ れ て いる 。 人間 にとって の 手 の 重要 さ 、 脳 が 扱う 身体 活動 の 中 に 占める 手 の 活動 の 割合 の 大き さ が 判る 。 （ 肉体 の 実 サイズ で は 、 例えば 腹 や 腿 の ほう が 大きい のに 、 脳 の 中 の 割り当て 領域 の 広 さ で は 、 腹 や 腿 より も 手 の ほう が 大きい の で ある ） 　 なお 、 手 の 指 の 中 で は 、 親指 へ の 割り当て 領域 が 相対 的 に 大きい 。  人 が 「 外界 へ の 物理 的 （ 即 物的 ） な 働きかけ 」 の 大 部分 は 手 を 介し て （ 手 を 経由 し て ） 行わ れ て いる 。 日々 そうした 活動 を 積み重ね て いる こと で 、 脳 の 割り当て 領域 は 広がっ て ゆく 。  手 は 鋭敏 な 感覚 器 で も ある 。  医療 と 手 と は 、 古く から 密接 な 関係 が ある 。 もともと 、 癒す 人 （ ヒーラー 、 医療 者   等 ） が 、 病ん で いる 人 の 患部 など に 手 を 当てる こと は 、 医療 の 原点 で あっ た 。 ここ から 日本語 の 「 手当て （ て あて ） 」 という 表現 が 生まれ た 。  病む 人 に 、 いたわる 心 を 込め て 自ら の 手 で やさしく 触れる こと は 、 現代 で も 医療 や ケア の 原点 や 基本 として の 意味 を 持っ て いる 。 また 病む 人 に 手 で 触れる こと の 効果 は 単なる 風習 や 迷信 など に 留まる もの で は なく 、 手 で 触れ られ て いる こと による 安心 感 が 病む 人 や 傷つい た 人 の 内 に 良い 心理 的 効果 を 生み 病状 を 快方 に 向かわ せる 効果 が ある こと は 、 近年 の 医学 的 で 実証 的 な 研究 で も 明らか に さ れ て いる 。  また 、 現代 で も 、 医療 全般 に （ 例えば 通常 医療 の リハビリテーション の 場 で も 代替 医療 の 場 で も 広く ） 手 による マッサージ は 行わ れ て おり 、 血行 を うながし たり 、 滞留 し た リンパ液 等 の 移動 を 促す こと で 、 治癒 を 促す 効果 が ある 、 自然 治癒 力 を 高める 効果 が 期待 できる と さ れ て いる 。 様々 な 機器 が 登場 し た 現代 で も 、 機械 より も 人間 の 本物 の 手 で 触れ て もらう ほう を 好む 患者 は 多い 。 医療 者 自身 の 手 による 技 は 「 手技 （ し ゅぎ ） 」 と いう 。 また 、 手 による マッサージ は 医療 者 など の 業者 に し て もらう だけ で なく 、 自分 自身 で 行う こと も でき 、 「 セルフ マッサージ 」 と いう 。 セルフ マッサージ は （ 無料 で ある ため 、 金銭 的 な 統計 に は 現れ にくい が 、 実際 に は 家庭 内 で 非常 に 広く 行わ れ て おり ） セルフメディケーション として も 、 また 健康 法 として も 広く 行わ れ て いる 。 自分 で 自分 の 指先 あたり を 揉む 《 爪 揉み 》 は 非常 に 手軽 な 健康 法 で あり 、 それ を 勧め て いる 医師 も いる 。 また 、 特に 誰 から 教え て もらわ なく て も 、 人 は 身体 に 不調 な 部分 が ある と 本能 的 に そこ を 手 で さすっ たり する 。  医療 で 手 が 重要 な 役割 を 果たし て いる 一 例 として 、 応急 処置 として の 止血 も 挙げ られよ う 。 患部 に 布 など を 当て がっ て 掌 で 押さえつける 圧迫 止血 法 が 、 負傷 時 における 治療 の 第一歩 で ある 。 これ は 、 やり方 さえ 理解 し て いれ ば 一般人 で あっ て も 可能 で 、 優れ て 有効 的 かつ 実質 的 な 応急 処置 手段 で ある （ 詳しく は 止血 の ページ を 参照 の こと ） 。  人 は 手 で も コミュニケーション を 行う 。  手 や 腕 を 用い て （ また それ に 加え て 表情 も 用い て ） 行う コミュニケーション を 手話 と 言う 。 主として 聴覚 障害 者 が 用い て いる 。  手 と 手 を 触れる こと で コミュニケーション が 行わ れる こと が ある 。  ヨーロッパ や 米国 で は 、 ビジネス の 場 など で 互いに 挨拶 する 時 、 まず まっさきに 手 と 手 を 握り 合う （ 握手 を 行う ） の が 一般 的 で ある 。 ヨーロッパ 人 など に 言わ せる と 、 握手 を する こと で 、 互い の 手 の 温度 、 汗 の かき かた 、 など で なんとなく 健康 状態 が わかり 、 また 手 の   硬 さ / 柔らか さ （ ゴツゴツ 感 、 ふにゃふにゃ 感 ） 、 手 の 「 厚 さ 」   など で 、 若い ころ から 肉体 を 鍛え て いる 人 な の か 、 肉体 作業 が 多い 人 な の か 、 肉体 作業 は ほとんど し て おら ず 頭脳 労働 が 多い 人 な の か 、 等々 の こと が 、 わざわざ 言葉 を 使っ て 自己 紹介 し ない でも   漠然と だ が   判る の だ と いう 。 また 、 相手 が 自分 を 騙そ う と し て いる 時 など （ 口先 だけ だ と 、 うまく 取り繕う 詐欺 師 など が いる が ） 、 握手 を する こと で 、 手 の こわばり 具合 （ リラックス 度合い ） や   汗 の かき かた など で   なんとなく 察知 できる こと も ある 、 と 言い 、 そういう 意味 で も 、 念 の ため 握手 を し て 確認 し たく なる 、 と 言う 。  逆 に 言う と 、 握手 を 拒ま ない 、 握手 を 積極 的 に する という こと は 、 「 私 に やましい ところ は あり ませ ん 」 「 あなた に対する 敵意 を 隠し たり し て い ませ ん よ 」 「 あなた は 友人 です 」 など という 意味 ・ 気持ち が ほのめかさ れる こと に なる 。  外交 の 場 で は 、 首脳 同士 や 大使 同士 は 、 基本 的 に まず 握手 から 始める 。 しばしば 、 握手 の しかた に 両者 （ 両国 ） の 関係 が 現れる 。 良好 な 関係 の 場合 は 、 気持ち の こもっ た   掌 に も 適度 な 力 の 入っ た 握手 が 行わ れる 。 反対 に 仲 が 悪い 国 の 首脳 同士 など で は 、 （ 嫌っ て いる ほう が ） 掌 に 力 も 入れ ず 、 （ まるで 相手 の 手 に 触れ て いる の が 嫌 だ と 言わ ん ばかり に ） 握る と ほぼ 同時に   短い 時間 で すぐ 切り上げ て しまう 。 会談 など が 成功 の うち に 終わっ た 場合 、 最後 に 再び 熱心 に 握手 を し 、 友好 関係 ・ 同盟 関係 など に ある こと を 確認 し あい 、 その 状態 で （ 握手 を し た まま で ） 記念 撮影 など を 行う の が 一般 的 で ある 。  手 と 手 が 触れ合う こと は 、 重要 な コミュニケーション の 経路 の ひとつ な の で ある 。  親 に なっ た 人 は 、 赤ん坊 の 手 に 愛情 を 込め て 触れる 。 赤ん坊 の 掌 （ 手の平 側 ） に 指 など を 当てる と 、 赤ん坊 は 反射 的 に その 指 を 握る 。 多く の 親 が 、 赤ん坊 が そうして 小さな 小さな 手 で 自分 の 指 を 握ら れ 、 赤ん坊 ならでは の やわらか さ 、 体温 など を 感じ 、 親 らしい 感情 、 愛 おし さ とともに それ を 記憶 する 。  赤ん坊 の ほう も 、 親 の 指 を 握る こと で 親 の 存在 を 感じ取っ て いる 。  恋人 同士 など 、 親密 な 関係 で は 、 手 と 手 を 長い 時間 握り 合っ て 気持ち を 確認 し あう こと が ある 。 ヨーロッパ の カフェ など で は 、 しばしば 、 恋人 同士 が 互いに 手 を 握り 合っ た まま 、 互い の 瞳 を 見つめ 合っ て 愛 を 語り合っ て いる 。  キリスト 教 で は 、 祈る 時 、 両手 を かるく 組む 、 という こと が 多い 。 右手 の 指 と 左手 の 指 を 交互 に 交差 さ せ て 祈る の で ある 。  仏教 で は 、 祈願 ・ 請願 する 時 、 いくつ か の 形 が ある が 、 ひとつ は 手 を 平ら に し て 手 を 合わせる 方法 が ある （ 合掌 ） 。 手の平 を わずか に 湾曲 さ せ （ 「 卵 型 」 に し て おい て ） 左右 の 手 を 合わせる 宗派 （ あるいは 個々 の 人 ） も いる 。 数珠 が ある 場合 は 、 たとえば 、 両手 の 中指 に 数珠 を （ ひと ひねり など し て ） かけ た うえ で 、 両手 を 合わせる 、 など という こと が 行わ れる 。  修験 道 や 密教 で は 、 手 で 特定 の 形 を つくる （ 印 を 切る ） こと が ある 。  神道 で は 、 （ おじぎ を し て ） 両手 を パンパン と 2 度 打ち合わせ て （ 2 拍手 ） 、 手 を 合わせ て おい て 祈る 、 という の が 作法 だ と さ れ て いる 。  合掌 は 、 仏前 ・ 神前 のみ なら ず 、 日本 で は 食事 の 前後 など 、 感謝 の 気持ち を 表す 時 （ 恩 を 意識 する 時 ） に も 行わ れる 。 （ 「 感謝 し て おり ます 」 など という 意味 で 、 書簡 など の 末尾 に 「 合掌 」 と 記す 人 も いる 。 ）  両性 具有 の 創造 神 アトゥム の 右手 は 「 ヘテペト の 手 」 と 呼ば れ 、 それ 自体 が 女神 として 神格 化 さ れ 、 アトゥム 神 の 女性 的 部分 ・ 女性 原理 を 象徴 する 。  フリ ギア の 2 代目 の 王 と さ れる ミダス は いろいろ な 神話 に 登場 する 。 トラキア に い た ミダス は シレノス を 助け た こと で ディオニューソス に 感謝 さ れ 、 触れ た もの 全て を 黄金 に する 能力 を もらう 。 しかし 何 でも 黄金 に する 手 に 困り 、 この 「 けがれ 」 を パクトロス 川 で 払う ため に アナトリア に やってくる 。 彼 は 川 に 黄金 を 残し （ 砂金 の 起源 説話 ） た 後 、 初代 王 の ゴルディアス と 女神 キュベレー に 養子 として 認め られ 、 次 の 王 と なる 。  前 ５ 世紀 頃 から 古代 ギリシア 、 １ 世紀 頃 から 古代 ローマ で 信仰 さ れ た 、 豊穣 神 「 サバジオス 」 （ フリギア・リュディア・トラキア の 由来 の 神 。 最も 重要 な 聖 獣 は 「 蛇 」 。 ゼウス や ディオニューソス と 同一 視 さ れ た ） の 神聖 な シンボル 「 サバジオス の 手 」 の 像 は 、 ブロンズ や 銅 で でき て おり 、 右手 の 親指 と 人差し指 と 中指 を 伸ばし 、 薬指 と 小指 を 手のひら の 方 に 曲げる 「 ラテン 型 」 という 形 を とっ て おり 、 この 形 は 、 西洋 の 宗教 で は 典型 的 な 祝福 の 仕草 で 、 「 神 の 手 」 として 知ら れる 初期 の キリスト教 の 肖像 は 皆 、 この 手 の 形 を し て いる 。  キリスト 教 の 三位一体 論 で は 、 「 父 は 、 その 両手 で ある 子 と 聖霊 によって 、 万物 を 創造 し 、 また 、 これ を 救い たまう 」 、 という 言い方 も さ れる 。  強い 霊力 ・ 霊 性 を 持つ 人物 、 あるいは 、 子供 など の 無垢 なる 者 が 病人 に 手 で 触れる こと で 、 疾病 が 快癒 する という 伝承 は 世界 各地 に 見 られる 。  イエス ・ キリスト の 奇跡 譚 に も その よう な もの が 含ま れ て いる 。  中世 ヨーロッパ において は 、 王 が 患部 に 触れる こと で 病気 を 治癒 する という 「 」 が 信じ られ た 。 作家 ・ トール キン は 代表 作 『 指輪 物語 』 の 第 3 部 「 王 の 帰還 」 において 、 これ を 踏まえ つつ 「 王 の 手 」 を 描い た 。  傷口 や 疾病 の 部位 を 本能 的 に 手 で 押さえ たり 、 かばお う と する こと は 、 原初 的 な 医療 の 形態 で あろ う が 、 呪術 医 の よう な 立場 で 手 を 当てる という 行為 は 21 世紀 現在 の 先進 国 において も 一部 新 宗教 の 儀式 や 手当て 療法 として 見出す こと が できる 。 こう いっ た 「 触れる 」 行為 が 何らかの 癒し の イメージ と 強く 結びつい て いる 傾向 は 、 今 も なお 文化 の 別 なく 広い 範囲 に 様々 な 類型 として 存在 し 続け て いる の で ある 。  掌 の 溝 や ひだ の 状態 によって 、 その 手 の 持ち主 の 過去 や 未来 （ 運勢 ） が 判る 、 と 考える の が 手相 学 で ある 。  バイオリン 、 ギター 、 ピアノ   等々 は 基本 的 に 手 ・ 指 を 使っ て 演奏 する もの で ある 。  ピアノ の 演奏 は 掌 が 大きい ほう が 有利 で ある 。 手 を 開い た とき に 、 親指 から 小指 まで の 距離 が 短い と 、 ピアノ の 演奏 で は 不利 に なる 。  ピアノ の 楽曲 で は 片手 で 1 オクターブ の 和音 （ 例えば 「 A 」 （ ハ 長調 の ラ ） と 、 その 1 オクターブ 上 の A を 同時に 押さえる よう な 和音 ） は 頻出 する ので 、 親指 の 先 と 小指 の 先 の 間隔 が 1 オクターブ より 小さい 人 は 、 演奏 できる 楽曲 が かなり 限ら れ て しまう 。 また 、 「 かろうじて 1 オクターブ を 押さえ られる 」 程度 で は 、 ミスタッチ が 増える 。 名 ピアニスト   フランツ ・ リスト は 、 とても 大きな 手のひら を し て い て 、 「 1 オクターブ + 3 度 」 も 余裕 で 押さえる こと が でき た 、 と 言わ れ て いる 。 しかも 、 指 が 太く て しっかり と し て い た 、 と 言わ れ て いる 。 それ に対して 、 フレデリック ・ ショパン の 手 は 、 指 が 長く 細く て 、 とても 繊細 な 手 を し て い た と 言わ れ て いる 。 ひとりひとり の ピアニスト の 手 の 性質 の 違い が 、 得意 と する 演奏 スタイル の 違い と なり 、 結果 として 、 作曲 する 楽曲 の 曲 風 ・ 曲調 の 違い と も なっ て 現れる こと に なる の で ある 。  手錠 が 使用 さ れる の は 、 なんらかの 犯罪 者 や 敵対 者 （ 手合い ） に対して で あり 、 詐欺 など と の 犯罪 と は 別に 、 直接的 な 収奪 や 略奪 に は 手 が 使わ れる 。 特に 盗み と 手 の 関係 は 深く 、 「 手癖 が 悪い 」 「 手 が 長い 」 など と 表現 する こと が ある 。 文化 によって は （ 例えば イスラーム 法 で ） 他者 の 財物 を 盗ん だ 者 に対して 、 手 の 切断 など の 刑 を 課し て いる （ もっとも 、 そういった 文化 で 必ず その 刑 が 執行 さ れ て い た わけ で は なく 、 様々 な 条件 を つけ て かなり 融通 を 利か せ て い た こと が 多かっ た ） 。 手 は また 、 人間 の 自由 と 同列 に も 見なさ れ 得る 。 その 一つ の 表象 が 手錠 で ある 。 また 、 古い 言葉 で は 捕縛 する こと を 手当て と いい 、 手当 者 という 言葉 が 重罪 の 囚人 の こと を 意味 し た 。  和語 における 「 て 」 は 古く から 広い 意味 範囲 を もっ て 使わ れ て き て おり 、 広辞苑 で は 30 を 超える 語義 を 示し て いる ほど で ある 。 古く 万葉集 で は 「 価 」 の 字 を 「 テ 」 と 読む 例 が あり 、 経済 （ その 原初 的 形態 として の 交換 行為 ） と の つながり が 考え られる 。  上手 （ かみ て ） ・ 下手 （ しも て ） といった よう に 方角 ・ 方向 を 意味 する 用法 も ある 。 なお 、 上手 （ じょうず ） ・ 下手 （ へた ） と 読ん だ 場合 に は 「 ある 行為 ・ 行動 に対する 習熟 」 の 意 と なる よう に 、 手 による 動作 が 、 次いで 援用 し て 手 に よら ず とも あらゆる 動作 ・ 手段 ・ 方法 、 および 、 その 行動 の 主体 が 広く 「 手 」 と 呼ば れ た の で ある 。  「 動作 の 主体 」 まで 「 手 」 で 代表 さ れる という こと の 一 例 は 、 手 は 「 仕事 」 （ 職業 、 生業 ） を 象徴 し 、 それ は その 人 自身 を も 指し示す という こと で ある 。 動作 や 仕事 に 「 手 」 を 付ける こと で 職業 や 役割 に なる こと は 、 「 手 」 が いかに 「 人 」 を 例え て いる の か が 理解 できる 。 例 を 挙げる なら ば 、 騎手 ・ 射手 ・ 運転 手 ・ 操縦 手 など が あり 、 また 、 様々 な 分野 において 「 ○ ○ の 担い手 」 といった 表現 も 用い られる 。 「 受け手 」 「 聴き 手 」 といった 使い方 も 馴染み の もの で あろ う 。 それら は 「 ○ ○ を する 人 」 と 同義 で あり 、 手 による 動作 と 直接 の 関係 が 無く とも 用い られる 。  人 の 個 の つながり として 、 手 は 手話 や 握手 など の 手 による 直接的 な 触れ合い は 、 意思 の 疎通 や 感情 を 伝える 点 において 人 の 社会 で は 重要 で ある 。  手 は 、 指 を 有し 把持 機能 を 持つ 特徴 から 、 「 手 組 （ て ぐみ ） 」 と は 仲間 や 組織 を 作る こと で あり 、 「 手 切 （ て ぎれ ） 」 と は 人間 関係 を 断ち切る こと で も ある 、 この よう な 言葉 に 見 られる よう に 、 人 と 人 と の つながり の 象徴 と も なる 。 そして 、 そうした 関係 構築 に際して 、 身体 の 中 で 「 手 」 は 非常 に 良く 動く 部位 で ある ため 、 音声 言語 に よら ず 感情 や 意志 の 伝達 を 行う 手段 として 選ば れ やすい 。  人 の 歴史 は 共同 体 の 消長 における 繰り返し の 中 で の 戦い の 歴史 で も ある ため 、 敵 や 相対 する 者 に対して も 手 による 表現 が 使わ れ て き た 「 手合い 」 は 対戦 相手 や 見下し た もの に対する 表現 で あり 、 「 手 向い 」 や 「 手返し 」 は 謀反 や 反抗 など を 表現 し て いる 。 その他 に も 戦闘 集団 において の 下位 の もの を 「 手駒 」 と いい 社会 集団 で も 古い 言い方 で は 「 手下 」 と いう 。  仕事 や 労力 を 総称 し て 「 手間 」 と いい 、 その 仕事 が ない こと を 、 「 手空き ・ 手明き 」 と いう 。 仕事 を 割り当てる 準備 する 、 人員 の 配置 を する こと など を 「 手配 」 と いう 。 上述 の 「 手当て 」 と 同じ 漢字 で 、 送り 仮名 を 使わ ず 「 手当 」 と し た 場合 、 日本語 において は 通常 指す もの が 異なり 、 「 手間賃 」 と 同意 として の 「 労働 など に対して 報酬 として 与える 金銭 」 あるいは 「 基本給 の ほか に 支給 する 金銭 」 の 意 と なる 。 また 、 古い 文章 など で は 「 心付け 」 の 意 で も 用い て いる 。  実際 に は 治療 の 「 て あて 」 を 「 手当 」 と する 場合 や 、 その 逆 も 多く 、 日本語 本来 の 区別 で は なく 近代 以降 便宜 的 に その よう に なさ れ た のみ で あろ う 。 また 、 手配 と 同様 に 「 前もって 行う 準備 」 ・ 「 人員 の 手当て を する 」 も 手当て と いい など と 用い 、 これ は 手 が 手段 ・ 方法 ・ 対処 など を 意味 する 例 と 言えよ う 。  現代 、 身元 確認 の 一 手段 として 指紋 押捺 が ある 。 これ は 拡大鏡 など の 道具 が 無かっ た ころ に は 利用 する こと が でき ない もの で あっ た 。 しかし 、 大まか な 指紋 と 指 の 節 の 幅 ・ 長 さ 、 そして 、 掌 の 形状 および 掌紋 など の 関係 性 から 、 「 手形 」 は 唯一 性 を 持つ もの 経験 的 に 知ら れ て おり 、 個人 認証 の 手段 で あっ た 。 その ため 、 証書 類 に 署名 の 代替 として 用い られる こと が 多く 、 ここ から 証書 を 「 手形 」 と 呼ぶ よう に なっ た と さ れる 。 通行 手形 など も これ に 含ま れる が 、 現代 は 手形 と 言う と 、 一定 金額 の 支払い を 委託 もしくは 約束 し た 有価 証券 を 指す 。  産業 革命 以降 、 機械 による 工業 製品 の 大量 生産 が 行わ れる と 、 様々 な 理由 から 「 手仕事 」 は 減少 し た が 、 大量 生産 が 難しい もの や 、 手仕事 で しか でき ない 技術 の 高い 職人 による 生産 や 、 人 の 手 が 生み出す 物 なら で は の 温もり と 味わい が 見 直 あり 、 「 手作り 」 の もの が 根強く 残っ て いる 。 手作り において は 丹精 込め て 作り上げる こと や 仕事 を する こと を 、 「 手塩 に 掛ける 」 や 「 手間 暇 掛ける 」 など と いう 。 工芸 の 分野 で は 、 手 で 直接的 に 製品 を 作り上げ て いる 場合 に 「 手工 芸 」 と 手 を 強調 し た 表現 も 使わ れる 。  手 は 日本 伝統 の 技芸 など で は 、 特定 の 技法 や それ によって 構成 さ れる もの を 指し たり する 。 「 本手 」 と は 伝統 音楽 において 本格 的 な 手 （ 曲 ） ・ 本来 の 手 （ 曲 ） 、 あるいは 元々 の 旋律 を 指し 、 「 派手 」 は 前者 の 、 「 替手 」 は 後者 の 対 義 で ある 。 また 、 歌 ・ 唄 に対して 「 手 」 と 呼ぶ とき は 、 声楽 に対する 器楽 、 あるいは 楽器 が 奏する 旋律 、 旋律 型 、 技法 を 指す （ 旋律 型 として の 「 楽 の 手 」 、 技法 として の 和琴 （ わ ご ん ） の 「 折る 手 」 や 箏 の 「 押し 手 」 、 三味線 の 「 摺り 手 」 など ） 。  なお 「 手事 」 は 、 地歌 など 三 曲 の 音楽 において 、 唄 と 唄 と の 間 に 置か れ た 長大 な 器楽 部分 で あり 、 まさに 手 によって なさ れる 事 の 意 で ある 。 また 、 「 合いの手 」 は 唄 と 唄 の 間 を つなぐ 、 手事 より も 短い 旋律 で あり 、 これ も 同様 の 意味 から 来 て おり 、 本来 、 手拍子 と は 無関係 と さ れる 。 また 、 従来 の 曲 に 新しい パート を 付ける （ 編曲 、 アレンジ する ） 事 を 「 手付け 」 と 呼ぶ 。 これ に対し 、 唄 を 付ける の が 「 節付け 」 で ある 。  相撲 など で いう 「 決まり 手 」 も 決まり 技 という 意味 で 使わ れる 。  琉球 の 挌闘 術 で ある 手 は 、 挌闘 技法 の こと で あり 、 これ は 英語 において arm （ 腕 ） が 武装 ・ 軍備 を 指す こと と も 通じる 。 空手 は かつて 唐 手 と 書い て トウ テイ （ トウティ ） と 読み （ ： Wiktionary : en : karate ） 、 中国 から 伝わっ た 挌闘 技法 （ を ベース に し て いる ） を 意味 し た 。  俗用 で （ 主 に 、 子供 など が ） 、 動物 の 前肢 （ 前肢 の 末端 部 ） を 「 手 」 と 呼ぶ こと が ある が 、 これ は あくまで 俗用 で あり 、 学術 論文 、 生物 学 の 教科書 など で は これ を 「 手 」 と は 書か ない 。  原則 、 前肢 の 記事 を 読み 、 そちら に 書き込む こと 。  現世 （ 完 新 世 ） の 動物 で は 、 特に 哺乳類 において 生態 に 応じ た 形状 の 特 化 が 確認 できる 。  樹 上 生活 を 送る 動物 の 多く は 手 に 鉤爪 （ かぎ づめ ） を 持ち 、 これ を 樹木 に 引っ掛け て 移動 する が 、 霊長 目 は 木 や 物 を しっかり と 掴む こと の できる 構造 の 手 （ 拇指 と 他 の 指 と の 対向 性 ） を 進化 さ せ 、 鉤爪 の 代わり に 、 指 の 末端 を 補強 する 役割 を 持つ 扁爪 （ ひ ら づめ ） を 発達 さ せ た 。 霊長 類 の 始原 的 動物 が 鉤爪 を 捨て て 木 の 枝 を 握っ た こと は 、 後世 の 子孫 の 一つ で ある ヒト にとって は その 誕生 の 第 一 条件 と 言っ て よい 。  クジラ 、 カイギュウ 、 アザラシ 、 アシカ など 主たる 海 生 哺乳類 の 手 は 、 基本 構造 こそ 陸上 哺乳類 と 同じ で ある が 、 水中 生活 へ の 進化 適応 の 結果 として 魚 の 鰭 （ ひれ ） の よう な 形態 に 変化 し て いる （ ラッコ など 例外 は ある ） 。  カモノハシ は 指 の 間 に 水掻き を 有する （ ビーバー は 前肢 に は 持た ない ） 。  コウモリ で は 第 1 指 （ ヒト の 親指 に 相当 ） に 鉤爪 （ かぎ づめ ） が あり 、 他 の 4 本 の 指 は 伸張 し て 皮 翼 を 張る 骨組み の 役割 を 担っ て いる （ 図 - 1 の 2 . 参照 ） 。  現 生 の 四足 歩行 を する 哺乳類 の 指 も 生態 に 適っ た 進化 を 遂げ て おり 、 食肉 目 は その 手足 に 、 足音 を 消す 働き を 持ち 衝撃 を も 吸収 する 蹠球 （ しょ きゅう 。 肉 球 ） を 発達 さ せ て いる 。  有 蹄 哺乳 動物 （ 奇 蹄 目 や 偶蹄目 、 長 鼻 目 など ） で は 、 体重 を 支え たり 走っ たり する ため の 蹄 （ ひ づめ ） が 高度 に 発達 し 、 指 は 退化 （ 退化 的 進化 ） を 遂げ て 消失 もしくは 痕跡 化 し て いる もの が 多い 。 この 方向 性 で 最も 進化 を 進め て いる の は ウマ 科 で あり 、 彼ら は 第 3 指 （ 中指 ） 一つ で 大地 に 立っ て いる 。  また 、 四足 歩行 を する 動物 の 常 として 、 前肢 と 下肢 に 著しい 差異 は 見 られ ず 、 足 と ほぼ 同様 の 構造 体 で ある 。  両生類 と 爬虫類 で は 、 アシナシイモリ や ヘビ といった 手足 を 持た ない もの が 存在 する 。  海 生 カメ 類 は 鰭 状 の 手足 を 発達 さ せ て いる が 、 過去 に 目 を 向けれ ば 海 生 爬虫類 の ほとんど 全て が 鰭 状 の 手足 を 具え て い た こと に 気づく 。  中生代 の 翼 竜 は 、 鉤爪 を 持つ 第 1 ・ 第 2 ・ 第 3 指 と 、 胴体 と の 間 に 皮 翼 を 張る ため の 長い 第 4 指 を 発達 さ せ て い た （ 第 5 指 は 退化 。 図 - 1 の 1 . 参照 ） 。  ブラキオサウルス や トリケラトプス といった 大型 の 植物 食 恐竜 や 現 生 の ゾウガメ は 、 長 鼻 目 と 同じく 、 体重 を 支える こと の できる 分厚い 蹄 を 持っ て いる 。  肉食 性 と 樹 上生 の もの は 鉤爪 を 持つ タイプ が 多く 、 特に 現 生 の もの で は種 による 著しい 形態 的 差異 は 認め られ ない 。 これ は 彼ら に 多様 性 が 無い から で は なく 、 現世 が 哺乳類 隆盛 の 時代 で ある こと に 起因 する 。  鳥類 の 前肢 は 、 翼 と なっ た （ 俗用 、 日常 的 に は 、 食用 の 鳥類 の 翼 を 「 手羽 」 と 呼ぶ こと は ある ） 。 軽量 化 を 課題 と し た 鳥類 は 進化 し て 第 1 指 を 矮小 化 さ せ 、 第 4 指 と 第 5 指 は 退化 ・ 消滅 さ せ て いる 。 第 2 指 と 第 3 指 は 癒着 し て 前 腕 の 一部 と なり 、 翼 を 構成 する （ 図 - 1 の 3 . 参照 ） 。 小型 羽毛 恐竜 （ 前肢 を 有する ） から 分化 し た と 考え られ て いる 。  「 手 」 は 、 手 を 用い て 指す もの も 意味 し 、 方向 も 意味 する 。  「 山手 （ や まて 、 やま の て ） 」 と 言え ば 、 山 の ほう 、 山側 、 という 意味 に なる 。 「 上手 （ かみ て ） 」 と 言え ば 、 上 の 方向 、 という 意味 に なる 。  また 「 その 建物 は 右手 （ みぎ て ） に ござい ます 」 「 左手 （ ひだり て ） に ござい ます 」 と 言え ば 、 「 その 建物 は 右 の 方向 （ 右側 ） に あり ます 」 「 左 の 方向 に あり ます 」 といった 意味 に なる 。 決して 「 その 建物 は 右 の 手の平 の 中 に あり ます 」 など という 意味 で は ない 。  上述 の 「 手 」 の 用法 と は 、 造語 法 が かなり 異なっ て いる が 、  軸 の 方向 関係 、 ベクトル の 三 次元 空間 内 で の 相互 の 関係 など を 人 に 伝える ため に 、 （ 結局 、 手 という の は 、 幼い ころ から 人 の 目前 に あっ て 、 皆 にとって 馴染み の 存在 、 いちいち 図 ・ 写真 など を 持ち出さ なく て も 、 文字 で 書い て も 皆 が 自分 の 手 を 見れ ば 伝わり 、 説明 の 助け として 用い やすい ので ） 自然 科学 の 領域 で 、 右手 や 左手 を 持ち出す こと が ある 。 そして 特定 の 用語 、 固定 的 な 表現 と なっ て いる こと が ある 。  「 フレミング の 左手 の 法則 」 「 右手 の 法則 」 など 。  親指 、 人差し指 、 中指 など を 、 それぞれ 何 か （ 何らかの 力 など の ベクトル ） に 見立て て （ 重ね あわ せ て ） 聞き手 に 簡単 に 伝える こと が できる 。 右手 と 左手 は 鏡 像 関係 に あり 、 ベクトル の 異なっ た 関係 を 指す の に 便利 な の で ある 。  親指 を 開い た まま 、 残り の 4 本 の 指 を 軽く 握る 。  親指 の 付け根 から 先 に 向かう 方角 が 直進 運動 、 直線 等 を 表し 、 4 本 の 指 の 付け根 から 先 に 向かう 方角 が 、 回転 運動 、 巻き 等 の 方角 を 表す （ 図 - 3 ） 。  なお 電流 の 作る 磁場 の 方向 。 直線 の 電流 に対し 、 磁場 は 電流 を 中心 と し た 同心円 を 成す 。 磁場 の 方向 は 「 右手 」 で ある 。 詳しく は 、 「 ビオ・サバール の 法則 」 、 「 アンペール の 法則 」 を 参照 。  螺旋 の 向き 一般 を 表す 。 詳しく は 、 「 右 巻き 、 左巻き 」 を 参照 。チンパンジー 属 （ 学名 ：   Pan   ） は 、 哺乳類 -   サル 目 （ 霊長 目 ） の ヒト 科 に 分類 さ れる 1 属 。 チンパンジー と ボノボ の 2 種 で 構成 さ れ て いる 。 チンパンジー と ボノボ と が 分岐 し た の は 約 300 万 年 前 と 推定 さ れ て いる 。 ヒト 族 から チンパンジー 亜 族 と ヒト 亜 族 と に 約 700 万 年 前 に 分岐 し た と 推定 さ れ て いる 。  属 名   " Pan "   の 由来 は 、 ヒト に 非常 に よく 似 た 類人猿 で ある こと から 、 1816 年 、 ドイツ の 動物 学者 ローレンツ・オーケン （ en ） によって 、 ギリシア 神話 にて 半 人 半 獣 の 姿 と さ れ た 牧神 パーン （ 古代 ギリシア 語 ： Πάν   ( Pan )） に 因ん で 名付け られ た 。  表記 は 左 から 順に 、 学名 、 和名 、 英語 名 、 特記 事項 。テナガザル （ 手長 猿 ） は 、 霊長 目 テナガザル 科 （ テナガザル か 、 Hylobatidae ） に 属する サル の 総称 。 名前 の 通り 、 前肢 の 長 さ が 特徴 的 で ある 。  インド 東端 を 西 限 、 中国 最南端 を 北限 と し 、 バングラデシュ ・ ミャンマー ・ インドシナ半島 を 経 て 、 マレー半島 から スマトラ島 、 ジャワ島 西部 、 ボルネオ 島 に 至る 地域 。 千年 ほど 前 に は 黄河 以北 に も 生息 し て い た こと が 中国 の 文献 に 記載 さ れ て いる 。  現 生 ヒト 上 科 の 中 で は 小型 で 、 尻 だこ を 持つ 。 体 の 大き さ および 犬歯 の 性差 は 小さい 。 前肢 は 後肢 の 1 . 7 倍 ほど 長い 。  テナガザル 科 は ヒト 上 科 に 属し て いる が 、 同じく ヒト 上 科 に 属する ヒト 科 から 分岐 し た の は 2000 万 年 から 1600 万 年 前 と 言わ れ て いる 。  以前 は 構成 種 全て が テナガザル 属 " Hylobates " に 分類 さ れ 、 一方 で テナガザル 属 と フクロテナガザル 属 " Symphalangus " の 2 属 に 区別 する 説 も あっ た 。 2001 年 に テナガザル 属 に 含ま れ て い た 4 亜 属 を 独立 属 と する 説 が 提唱 さ れ た 。  以下 の 分類 ・ 和名 ・ 英名 は 、 主 に 日本 モンキー センター 霊長 類 和名 編纂 ワーキンググループ   ( 2018 )   に 従う 。  東南アジア 地域 で は 熱帯 雨林 、 アジア 本土 で は 半 落葉 性 モンスーン 林 に 生息 し て いる 。 ほとんど の 種 で は 頭 胴 長   45 - 65   cm 、 体重   5 . 5 - 6 . 7   kg だ が 、 フクロテナガザル は 頭 胴 長   75 - 90   cm 、 体重 約 10 . 5   kg 。 樹 上 生活 者 で あり 、 長い 腕 で 「 枝 わたり 」 （ ブラキエーション ） を し て 林冠 を 移動 し て 生活 する 。  1 夫 1 妻 で 、 子供 を 含め た 4 頭 程度 の 群れ を 形成 し て いる 。 母親 は ふつう 2 - 3 年 ごと に 1 頭 の 子供 を 産む 。 生後 6 年 目 ぐらい に 性 成熟 、 8 年 目 まで に は 社会 的 に も 成熟 し 、 それ まで に 群れ を 出 て 行っ て い なけれ ば 家族 集団 から の 離脱 が 父親 によって うながさ れる 。  テナガザル は 歌 を 歌う こと で 知ら れ て いる 。 主 に カップル の オス と メス が 交互 に 叫び あい ながら 、 複雑 な フレーズ を 取り混ぜ た デュエット を 行う の で ある 。 頻度 は 1 日 2 回 から 5 日 で 1 回 と 種 や 社会 的 状況 によって も 異なる 。 縄張り の 境界 で 集団 が 出会っ た とき など は 、 1 回 の 平均 継続 時間 が 35 分 と 非常 に 激しく なる 。 この 歌 は 家族 間 の 絆 を 深め たり 、 他 の 群れ に対して な わ ばり を 主張 し たり する こと に 役立っ て いる と 考え られる 。 この 歌い 方 は 、 種 によって それぞれ 特色 が ある ため 、 歌 を 聞き分ける こと により 、 種 の 判別 が 可能 で ある 。  テナガザル の 生活 域 で ある 熱帯 雨林 は 、 伐採 により 減少 し て おり 、 生活 環境 が 脅かさ れ て いる 。 また 、 ペット として の 捕獲 も その 生存 を 圧迫 し て き た 。 テナガザル の 飼育 の 歴史 は 長く 、 古く は 古代 中国 の 王侯 が 飼育 し て い た 記録 が ある 。 水墨 画 に も よく 描か れ 、 特に 水面 の 月 を 掬う 意匠 が 有名 で ある 。ワニ （ 鰐 、 鱷 ） は 、 ワニ 目 （ ワニ も く 、 学名 :   )   に 属する 、 肉食 性 で 水中 生活 に 適応 し た 爬虫類 の 総称 。  中生代 三 畳 紀 中期 に 出現 し て 以来 、 初期 を 除く 全て の 時代 を通して 、 ニシキヘビ 等 の 大蛇 と 並び 、 淡水 域 の 生態 系 において 生態 ピラミッド の 最 高次 消費 者 の 地位 を 占め て き た 動物 群 で ある 。  ワニ 目 は 、 中生代 三 畳 紀 中期 に 出現 し た 絶滅 グループ・スフェノスクス 亜 目 を 始原 と し 、 原 鰐 亜 目 ・ 中 鰐 亜 目 を 経 て 、 唯一 の 現存 亜 目 で ある 正 鰐 亜 目 に つながっ て おり 、 分類 学 上 は それら 全て を 「 ワニ 」 と 言う 。  現 生 の 動物 群 の 中 で 鳥類 と は 進化 系統 上 最も 近 縁 の 関係 で 、 ともに 主 竜 類 に 属する 。 なお 、 同じ 主 竜 類 中 に は 絶滅 し た 翼 竜 や 鳥類 の 祖先 で ある 恐竜 も 含ま れる 。 ワニ 目 は 、 恐竜 （ 鳥類 を 含む ） や 翼 竜 が 属する 鳥 頸類 と 並ん で 主 竜 類 を 代表 する 二 大 グループ で ある クルロタルシ 類 の 唯一 の 現 生動 物 で ある 。  三 畳 紀 より 大き さ の 違い は あれ 、 形態 的 に は ほとんど 変化 し て い ない 。 パンゲア 大陸 ならび ゴンドワナ 大陸 の 分裂 により 生じ た 浅瀬 の 海 や 沼沢 地 に 適応 する ため に 今日 の 形態 に 進化 し た 。 恐竜 より も わずか に 古い 時代 から 地球 上 に 存在 し 続け て いる 動物 群 で ある 。 三 畳 紀 末期 において 大量 絶滅 が 起き た こと で 、 繁栄 の 絶頂 に あっ た クルロタルシ 類 は 、 その ほとんど が 絶滅 。 これ 以降 、 恐竜 が 繁栄 し て いく こと に なる が 、 クルロタルシ 類 の 中 において ワニ 類 は 唯一 、 絶滅 を 免れ て い た 。 続く 恐竜 の 栄え た ジュラ紀 、 白 亜紀 は 彼等 にとって も 繁栄 の 時代 で あり 、 陸棲 種 、 海 棲種 、 植物 食 種 、 濾過 摂 食 （ プランクトン 食 ） 種 、 超 大型 種 など 多様 な 環境 に 適応 し た 種 を 数多く 生み出し た 。 また 、 恐竜 が 絶滅 に 追い込ま れ た 白 亜紀 末 の 大量 絶滅 を 、 彼ら が （ 前述 の よう な 多様 な 種 を 失い ながら も ） なぜ 生き延び られ た の か について は 解明 さ れ て い ない 。  長い 吻 と 扁平 な 長い 尾 を 持つ 。 背面 は 角質 化 し た 丈夫 な 鱗 で 覆わ れ て おり 、 眼 と 鼻孔 のみ が 水面 上 に 露出 する よう な 配置 に なっ て いる 。 コビトカイマン 、 ニシアフリカコビトワニ など の 小型 種 で は 、 1 . 5 メートル ほど で 成熟 する 。 大型 種 で は 体重 1 トン に 達する 個体 も 存在 する など 、 現 生 爬虫類 として は 最 重 の 一群 を 含む 。  現 生 種 は 熱帯 から 亜熱帯 にかけて 23 種 が 分布 し 、 淡水 域 （ 河川 ・ 湖沼 ） および 一部 の 海域 （ 海岸 を 主 と する 海 ） に 棲息 する 。 水 場 から あまり 離れる こと は ない 。  現 生 種 は 、 おもに 魚類 ・ 甲殻 類 ・ 貝類 といった 水棲 生物 や 、 水 場 に 現れ た 爬虫類 ・ 哺乳類 など を 捕食 する （ 上述 の よう に 絶滅 種 まで 含める と 、 非常 に 多様 性 に 富ん だ 分類 群 で 、 この 食 性 に 当てはまら ない 種 も 相当 数 ある ） 。 非常 に 高い 咀嚼 力 を もち 、 ココナッツ や ヘルメット を いとも 簡単 に 噛み砕い て しまう ほど 。 水中 で は 四肢 を 体側 に 密着 さ せ て 、 体 を 大きく 波打た せ 、 尾 を 左右 に 振り 、 すばやく 泳ぐ 。 水面 に 浮かび 、 岸辺 に 近づく 動物 を 待ち構え て いる こと が 多い 。 尾 の 力 を 利用 し て 水面 上 に 垂直 に 後ろ足 を 水面 に 出す まで 飛び上がる こと も できる 。 陸上 で は 鈍重 な イメージ が ある が 、 短距離 なら ば 走る 事 も できる 。 陸上 で 日光浴 を し て いる とき は 、 体温 調節 の ため に 口 を 大きく 開け て いる こと が 多い 。 ヒト が 捕まえる 場合 、 後ろ 側 から 近づき 背中 の 上 に 跨い で 口 に ロープ を 掛けれ ば ( 閉じる 力 は 大きい が 開く 力 は それほど で も ない ） 無力 化 する こと が 出来る 。  繁殖 期 の オス は メス を 誘う ため に 大きな 鳴き声 を 挙げ 、 幼体 は 危険 を 感じる と 独特 の 鳴き声 で メス を 呼ぶ など 、 個体 間 の コミュニケーション が 発達 し て おり 、 爬虫類 の 中 で もっとも 社会 性 が ある と 言わ れ て いる 。 メス は 産卵 の ため に 巣 を 作り 、 卵 が 孵化 する まで 保護 し たり 、 孵化 直後 の 幼体 を 保護 する 種類 も ある 。 また 、 トカゲ や ヘビ の よう な 有 鱗 目 の 交尾 に 用い られる 雄 性 生殖 器 が 1 対 の 半 陰茎 で ある の に対し 、 ワニ で は 対 を 成さ ない 1 本 の 陰茎 で ある 。  さまざま な 爬虫類 で 見 られる よう に 、 ワニ で も 胚 の 発生 時 の 環境 温度 によって 性別 が 分化 し 、 特定 の 温度 帯 以外 で は 片方 の 性 に 偏っ て しまう という 性 決定 様式 を 持っ て いる 。 その ため 地球 温暖 化 の 影響 で 性別 の バランス が 崩れる こと が 懸念 さ れ て いる 。  現 生 の ワニ 目 は すべて 正 鰐 亜 目 に 属し 、 アリゲーター 科 、 クロコダイル 科 、 ガビアル 科 の 3 科 に 分け られる こと が 多い 。 この うち ガビアル 科 は 他 の 2 科 と 比べ て 非常 に 特異 な 分類 群 と さ れ 、 古い 形質 を 残し て いる とも 、 逆 に 特殊 化 が 進ん で いる と も 言わ れ て き た 。 しかし 、 形態 形質 の 詳細 な 比較 と 再 評価 から 、 クロコダイル と ガビアル が 近 縁 で あり 、 ガビアル は クロコダイル 科 に 含ま れる と する 説 も ある 。 ワニ の 祖先 で ある 原 鰐 類 は 三 畳 紀 に 登場 し 、 中生代 の 地層 から は さまざま な ワニ の 化石 が 発見 さ れ て いる が 、  アリゲーター 科   クロコダイル 科   ガビアル 科   大陸 と の 接触 以降 、 古い 中国語 で イリエワニ を 指す 語 で あっ た 「 鰐 」 という 字 ・ 概念 が 輸入 さ れ た 。 『 和名 類 聚抄 』 で は 「 鰐 」 を 「 和 邇 」 と 訓 じ 、  と 解説 し て いる 。 この よう な 生き物 は 当時 の 日本人 にとって 未知 で あっ た が 、 最も イメージ の 近い 生物 として 「 わに 」 、 すなわち 日本 近海 に 見 られる サメ を 連想 し 、 「 鰐 」 の 訓 を 「 わに 」 として 結びつけ た の で あろ う と 推測 さ れる 。 と は 言え 、 「 鰐 」 が イメージ の し づらい 未知 の 生物 で ある こと に 変わり は なく 、 長い 間 「 鰐 」 と サメ と は 明確 に 区別 さ れる こと が なかっ た 。  和 邇 が 鰐 で ある こと について は 、 丸山 林平 が 1936 年 『 国語 教材 説話 文学 の 新 研究 』 において 『 和 邇伝説 』 と 題し た 章 を 設け 、 和 邇 は サメ で ある と する 説 （ 以下 、 鮫 説 ） を 否定 し 、 和 邇 は ワニ で ある （ 以下 、 鰐 説 ） と 断定 し て いる 。 同書 の 要約 を 示す 。  折口 信夫 は 1942 年 『 古代 日本 文学 における 南方 要素 』 と 題し た 講演 において 、 ワニ が 日本 に い ない から 和 邇 は サメ だ と する の は 、 短気 な 話 で 、 日本人 の 非常 に 広い 経験 を 軽蔑 し て いる 旨 述べ て いる 。  近代 以降 、 「 わに 」 は 学術 的 に 再 定義 さ れ 、 明確 に ワニ 目 の 動物 を 意味 する こと と なっ た 。 なお 、 シロ ワニ 、 ミズワニ など 一部 の サメ は 、 漁業 者 の 間 で 伝え られ て き た 呼称 を 採用 し 、 「 ワニ 」 の 名 を 戴い た まま 現在 に 至っ て いる 。  ワニ が 現れ た 奄美 大島 の 風俗 を 描い た 『 南島 雑話 』 で は 蛇 龍 という 名前 で ワニ を 記し て いる 。  英語 名   alligator （ アリゲーター ） は （ エル ・ ラガルト （ ・ デ・インディア ） ） 「 （ インド の ） とかげ 」 が 訛っ た もの 。 crocodile （ クロコダイル ） は 元来 「 ナイル ワニ 」 を 意味 し た （ krokodilos ;   クロコディロス ） から 。 gavial （ ガビアル ） は gharial （ ガリ アル ） の 誤植 が 定着 し た もの で 、 成長 し た オス 個体 の 吻端 が 瘤 状 に 盛り上がる 様子 を 『 壺 』 に 喩え 、 ヒンディー 語   ghariyāl （ ガリ ヤール ） から の 命名 と さ れる 。 中国 語 で は 鼉 （ 繁 体 字 ： ダ ） が 一般 的 で 、 これ は ヨウスコウアリゲーター を 意味 する 。 鰐 で 表記 さ れる もの は 、 古代 中国 南部 に 生息 し て い た イリエワニ など を 意味 し た 。 竜 や 蛟 など も 、 特定 の 種 を 意味 し て い た もの と 思わ れる 。  ワニ の 棲息 する 地方 で は 、 水泳 中 の 人間 が 襲わ れる こと も あり 、 ワニ は 邪悪 な 動物 、 魔性 の 動物 と さ れ て いる こと が 多い 。 一方 で 、 ワニ を 神聖 視 する 例 も また 多く 見 られ 、 世界中 に ワニ の 姿 を し た 神 が いる 。 古代 エジプト で は 、 ワニ は 豊穣 や 、 ナイル 川 そのもの を 象徴 し 、 テーベ で は ワニ の 頭部 を 持つ セベク 神 の 信仰 が 盛ん で あっ た 。 神殿 で は ワニ が 飼育 さ れ 、 神官 が 餌 を 与え 、 多数 の ワニ の ミイラ が 作ら れ た 。 ローマ帝国 の ハドリアヌス 帝 の 広大 な 別荘 で ある ヴィッラ・アドリアーナ   ( ティヴォリ ) の 池 の ほとり に は ワニ の 像 が ある 。 インド に も ワニ を 神聖 な 生き物 として 飼う 寺院 が ある 。 日本 の 、 船 の 守護神 で ある 海神 の 金毘羅 権現 も 、 サンスクリット 語 で ワニ を 意味 する クンビーラ に 由来 する と いう 。 中国 の 伝説 上 の 動物 、 竜 の イメージ の 原型 は 、 絶滅 し た マチカネワニ で は ない か という 説 も ある 。 また 、 パプアニューギニア 、 インドネシア 、 カメルーン など 世界 各地 に 、 ワニ を 自分 の 氏族 の トーテム （ 祖 霊 ） として 祀る 人々 が いる 。 ブラジル の アマゾン川 流域 で は 、 ワニ の ペニス は 幸運 を 呼び込む もの として 祀ら れ て いる 。  西洋 で は 、 ワニ は 涙 を 流し て 獲物 を 油断 さ せる という 伝承 が あり 、 「 」 （ 英語 crocodile   tears ） は 、 偽り を 意味 し た 。 涙 を 流し ながら 獲物 を 食う という 伝承 も あり 偽善 の 例え ともさ れ 、 男 を だます 女 の 空涙 、 顔面 神経 麻痺 の 後遺症 で 食事 中 に 出る 涙 （ ボーゴラッド 症 、 ワニ の 涙 症候群 ） など で 使わ れる 。  イギリス で も ワニ が い ない 。 古典 の 『 ベーオウルフ 』 （ Beowulf 私 は オオカミ ） で は 冷たい 沼 から 出 て き て 人々 を 襲う grendel という 怪物 を 退治 する 話 に なっ て いる の だ が 、 想像 で 描か れ て いる （ 日本 の 「 獅子 」 が ライオン と 似 て も 似つか ぬ 怪獣 に なっ て いる の と 似 て いる ） 。 シェイクスピア も 困っ た らしく 、 『 アントニー と クレオパトラ 』 （ 2 幕 7 場 ） で 、 ローマ の 三 巨頭 が ガレー 船 の 中 で 酒盛り を し て い て 、 酔っ た レピダス が アントニー に 聞く 。 アントニー は 「 体形 は 、 いわゆる ワニ 形 で 、 それなり の 幅 が あっ て 、 しかるべき 厚み も ある 。 いつも 自分 の 器官 を 使っ て 動く 。 適量 の 栄養 に なる エサ を 取り 、 やがて その 力 が つきる と 、 巡り めぐっ て 生死 の サイクル に 戻る 」 と 説明 する 。  ワニ の 肉 は 淡白 な 味 で 、 鶏肉 の よう な 食 感 を もつ 。 食用 に 飼育 さ れ た もの は 特に 臭み は なく 、 高 蛋白 低 カロリー 食 の 健康 食品 として 売り出さ れ て いる 。  キューバ で は ワニ 料理 レストラン が 観光 客 に 供 さ れ て いる 。 オーストラリア で は 日常 用 の 食材 として 、 スーパーマーケット に ワニ 肉 が 並べ られ て いる 。 日本 で は 静岡 県 湖西 市 で 食用 の ため の 養殖 が 行わ れ て おり 、 浜松 市 に は ワニ 料理 も 供する レストラン が ある 。 愛知 万博 で は 、 オーストラリア 館 など で ワニ 肉 が 振る舞わ れ た 。 なお 、 広島 県 の 一部 地域 に は 郷土 料理 として 「 ワニ 料理 」 が 存在 する が 、 この 「 ワニ 」 は サメ の 方言 名 で 、 爬虫類 の ワニ で は ない 。  東南アジア の 各地 で は 、 食用 、 皮革 用 両方 の ため の ワニ 養殖 施設 が 多く 存在 する 。  ワニ の 革 は 丈夫 さ など の 理由 から 盾 や 甲冑 に 貼ら れる ほか 、 鞄 ・ ベルト など に 加工 さ れる が 、 かつて 主 に 皮革 用 として 乱獲 さ れ て おり 、 棲息 数 は 激減 し た 。 現在 で は 野生 個体 は 保護 さ れ 、 全 種 が ワシントン 条約 に リストアップ さ れ て いる 。 各地 で 養殖 が 行わ れ て おり 、 個体 数 が 回復 し た ケース も ある が 、 密猟 と 棲息 地 の 開発 の ため 、 絶滅 が 危惧さ れ て いる 個体 群 や 種 も 少なく ない 。  ワニ は 人間 より も はるか に 強力 な 免疫 機構 を 持ち 、 負傷 し て も 血液 中 の 抗体 が 殺菌 する こと が 知ら れ て いる うえ 、 大きく 負傷 し たり 四肢 を 失っ た 場合 も 重 篤 な 感染 症 に なる こと は ない と 言わ れ て いる 。 その 強力 な 免疫 力 を 応用 し 、 ワニ の 血清 を HIV の 治療 に 役立てよ う と する 動き も ある 。チュパカブラ （" Chupacabra "） は 、 主 に 南米 で 目撃 さ れる 吸血 UMA で ある 。 チュパカブラス と も 言う 。  この 生物 によって 家畜 の 血 が 吸わ れ た という 報告 が 相次ぎ 、 スペイン 語 で 「 吸う 」 という 意味 の 「 チュパ 」 と 、 「 ヤギ 」 という 意味 の 「 カブラ 」 から 、 「 チュパカブラ （ ヤギ の 血 を 吸う 者 ） 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。 英語 で は 、 これ を 直訳 し て 「 ゴートサッカー （ Goatsucker ） 」 と 呼ば れる 。  1995 年 2 月頃 に 初めて プエルトリコ で その 姿 が 目撃 さ れ 、 チリ や メキシコ 、 アルゼンチン など の 南米 各地 、 さらに は アメリカ に まで その 目撃 例 が ある 。 その 被害 は 家畜 に 留まら ず 、 人間 も 襲わ れ て いる 。 これ は 現地 で ニュース として 扱わ れ て おり 、 日本 で も 一部 報道 さ れ た 。 「 チュパカブラ による もの で は ない か 」 という 推測 を 含めれ ば 、 被害 件数 は 1000 件 を 軽く 超える という 話 も ある 。 しかし 、 単に ヒステリック に 騒が れ た と 思わ れる 例 も あり 、 厳密 に 統計 が とら れ て いる わけ で も ない ので 確定 さ れ て は い ない 。 大半 の 目撃 例 は 皮膚 病 を 患っ て 毛 が 抜け た コヨーテ だ と いう 。  各々 の 目撃 報告 に 細か な 違い は ある が 、 身長 は 約 1 メートル ～ 1 . 8 メートル 程度 。 全身 が 毛 に 覆わ れ て い て 、 赤い 大きな 目 を し て おり 、 牙 が 生え て い て 、 背中 に トゲ 状 の もの が ある 。 直立 する 事 が 可能 で 、 カンガルー の よう に 飛び跳ね て 、 2 ～ 5 メートル も の 驚異 的 な ジャンプ 力 を 持つ 。 もしくは 、 翼 を 持っ て い て 空 を 飛ん だ という 証言 も ある 。 ヤギ を はじめ と する 家畜 や 人間 を 襲い 、 その 血液 を 吸う 。 血 を 吸わ れ た ものの 首 周辺 に は 、 2 箇所 から 4 箇所 の 穴 が 開い て いる 。 一説 に は 細長い 舌 で 穴 を 開け て 血 を 吸い出し た という もの も ある が 、 牙 による もの と も 考え られる 。  なお 、 報告 さ れる チュパカブラ の 特徴 は 時間 とともに 変化 し て いる 。 1995 年 に 騒が れ 始め た 頃 に は 、 二 足 歩行 を し 背中 に トゲ が 生え て いる という 報告 が 多かっ た が 、 1990 年代 後半 ごろ から 四足 歩行 を する イヌ の よう な 描写 が 増加 し 、 2000 年 ごろ に は ほとんど が 後者 の 報告 で 占め られる よう に なっ た 。  毛 や 骨 が 採取 さ れ 、 写真 ・ VTR 撮影 さ れる など 、 様々 な 証拠 らしき 物 は あがっ て いる が 、 一部 偽物 （ 作り物 の チュパカブラ を 撮影 し た もの や 、 映画 の 引用 など ） で ある こと が わかっ て おり 、 どれ も 決定的 な もの で は なかっ た 。 いまだ チュパカブラ について は 、 わから ない こと や 曖昧 な 部分 も 多い 。 また 、 目撃 地域 の まわり を 取り巻く 環境 も あっ て か 、 その 正体 について の 様々 な 説 が ある 。オジロワシ （ 尾白 鷲 、 " Haliaeetus   albicilla "） は 、 タカ 目 タカ 科 オジロワシ 属 に 分類 さ れる 鳥類 。  ユーラシア 大陸 、 デンマーク （ グリーンランド 南部 ） 、 日本  ユーラシア 大陸 北部 で 繁殖 し 、 冬季 に なる と 中華人民共和国 東部 、 ペルシャ湾 周辺 に 南下 し 越冬 する 。 東 ヨーロッパ や 西 アジア 、 中華人民共和国 北東 部 など で は 周 年 生息 する 。 日本 で は 主 に 基 亜 種 が 冬季 に 北日本 に 飛来 （ 冬 鳥 ） する が 、 北海道 北部 および 東部 で は 周 年 生息 する 個体 も いる （ 留鳥 ） 。 2010 年 1 月 に 開催 さ れ た 環境省 の 保護 増殖 分科 会 で は 、 北海道 内 で 越冬 する 個体 数 は 約 1 , 700 羽 （ うち 、 つがい 約 140 組 ） という 数 を 示し て いる 。 また 、 かつて は 対馬 に 定期 的 に 飛来 する 個体 が い た 。  全長 70   -   98 cm 。 翼 開張 180   -   240 cm 。 体重 3   -   7 kg 。 全身 は 褐色 の 羽毛 で 覆わ れ て いる 。 頭部 は 淡 褐色 や 淡 黄色 の 羽毛 で 被わ れる 。 尾羽 は 12 枚 で 短く 、 やや 楔 形 。 尾羽 の 色彩 は 白い 。 種 小名 " albicilla " は 「 白い 尾 の 」 の 意 で 、 和名 や 英名 （ white - tailed ） と 同義 。 翼 の 後 縁 は 直線 的 で 飛翔 時 に は 長方形 に 見える 。 なお 同属 の オオワシ の 方 が 白い 部分 が 多い 。  虹彩 は 淡 黄色 。 嘴 や 後肢 の 色彩 は 淡 黄色 。  幼鳥 は 全身 が 褐色 や 黒褐色 の 羽毛 で 被わ れ 、 上面 や 下 雨 覆 に 白い 斑紋 、 尾羽 に 褐色 の 斑紋 が 入る 。 また 虹彩 が 褐色 で 、 嘴 の 色彩 が 黒い 。 成長 に 伴い 全身 の 斑紋 は 消失 し 、 虹彩 や 嘴 の 色彩 は 黄色 み を 帯びる 。  以下 の 分類 は 2016 年 現在 IOC で 採用 さ れ て いる 分類 に 従う 。 一方 で 2016 年 現在 Clements   checklist で は 亜 種 を 認め て い ない 。  海岸 、 河川 、 湖沼 など に 生息 する 。 単独 もしくは ペア で 生活 する が 、 冬季 に なる と 集団 で 休む 事 も ある 。  食 性 は 動物 食 で 、 魚類 、 鳥類 、 哺乳類 、 動物 の 死骸 など を 食べる 。 ヒツジ の 幼 獣 、 タンチョウ の 雛 を 襲い 食べる こと も ある 。 水面 付近 に いる 獲物 は 急降下 し て 捕らえる 。  繁殖 形態 は 卵生 。 高木 の 樹 上 や 断崖 に 木 の 枝 を 組み合わせ た 巣 を 作り 、 3 - 4 月 に 1 回 に 2 個 の 卵 を 産む 。 主 に メス が 抱卵 し 、 抱卵期 間 は 約 38 日 。 雛 は 孵化 し て から 70 - 75 日 で 飛翔 できる よう に なり 、 さらに 35 - 40 日 後 に 独立 する 。 生後 5 - 6 年 で 性 成熟 し 、 生後 6 - 7 年 で 成鳥 羽 に 生え 換わる 。 ヨーロッパ で の 平均 寿命 は 20 年 以上 と さ れる 。  日本 で は ハリアエエトゥス・アルビキルラ として 特定 動物 に 指定 さ れ て いる 。吸虫 （ き ゅうちゅう 、 、 学名 ： Trematoda ） は 、 扁形動 物 門 吸虫綱 に 属する 動物 の 総称 で 、 寄生虫 の 1 種 。 ジストマ 、 二 口 虫 と も 言わ れる 。 この 名 は 口 吸盤 と 腹 吸盤 の 両方 とも 口 だ と 思っ て 、 di   ( 2 )   stoma （ 口 ） と 呼ん だ こと に 起因 する が 、 英語 の 「 Distoma 」 という の は 肝 蛭 類 に 限る 。  寄生 動物 で 、 魚類 から 陸上 脊椎動物 まで 、 多く の 動物 を 最終 宿主 と する もの が 知ら れ て いる 。 人間 を 宿主 と する もの に は 、 肺 吸虫 （ ウェステルマン 肺 吸虫 ） や 肝 吸虫 、 腸管 吸虫 、 横川 吸虫 、 日本 住 血 吸虫 など が ある 。 これら の 吸虫 が 人体 に およぼす 病害 について は 肺 吸虫症 や 肝 吸虫 # 肝 吸虫症 など を 参照 さ れ たい 。 また 、 中間 宿主 で ある サワガニ 、 モクズガニ など の 項 も 参照 の こと 。  楯 吸虫亜 綱   は 、 主として 魚類 の 体 表面 に 外部 寄生 する 。  二 生 亜 綱   は 、 脊椎動物 の 内部 寄生虫 で 、 一つ 以上 の 中間 宿主 を 持ち 、 何 段階 か の 変態 を 経る 。 その 順番 は  卵   →   ミラシジウム   →   スポロシスト   →   レジア   →   セルカリア   →   メタセルカリア   →   成虫  と なっ て いる 。 一部 を 欠く もの も ある 。 幼生 が 単 為 発生 的 に 増殖 する もの も 多い 。老化 （ ろう か 、 、 ） と は 、 生物 学的 に は 時間 の 経過 とともに 生物 の 個体 に 起こる 変化 。 その 中 で も 特に 生物 が 死 に 至る まで の 間 に 起こる 機能 低下 や その 過程 を 指す 。  老化 は 、 死 を 想起 さ せ たり 、 成熟 と の 区別 が 恣意 的 で ある こと から 、 、 エイジング と 言い換え られる 場合 も ある 。  学術 分野 で は 発生 、 成熟 、 老化 など を 含め た 生物 の 時間 変化 すべて を 含む 言葉 として 「 老化 」 を 用いる 。 例えば 、 樹木 の 葉 が 加 齢 と共に 黄色く なっ て やがて 落ちる の も 、 同じく 樹木 が 発芽 し て から の 生長 する に従って 、 挿し木 時 の 発 根 や 成長 程度 が 悪く なる の も 、 動物 が 生まれ て から 時間 が 経つ に従って 、 活動 性 が 低く なり やがて 死に 至る の も 「 老化 」 、 と 表現 さ れる が 、 その 起こっ て いる 事象 は 全く 別 で ある と 考え られ て おり 、 混同 す べき で は ない 。  地球 上 の 生物 は ヒト に 限ら ず 加 齢 とともに 老化 し て いく 。 老化 に は 自然 現象 で ある 生理 的 老化 と 病的 因子 によって それ に 拍車 を かける 病的 老化 が ある 。 生物 学者 の ストレーラー は 老化 現象 に 共通 する 4 つ の 原則 を 提唱 し て いる 。  例えば ヒト （ 哺乳類 ） の 老化 で は 加 齢 とともに 胸腺 の 萎縮 の 他 、 様々 な 変化 、 機能 低下 が 見 られる 。 老年 疾患 ・ 老人 病 に は 、 骨粗鬆症 、 認知 症 、 動脈 硬化 性 疾患 など が ある 。 多く の 動物 で は いくら 環境 条件 など を 整え て も この よう な 生理 機能 の 低下 が 起き （ 老化 し ） 誕生 以来 一定 期間 以内 に 死に 至る 寿命 が 存在 する 。  ヒト で は 肥満 も 痩せ すぎ も 寿命 短縮 の リスク 要因 と なる 。 喫煙 、 糖尿 病 、 高血圧 など は 老化 を 促進 する 。 スポーツ 習慣 や 適量 の 飲酒 は 老化 を 遅らせる 。  動物 個体 の 老化 の 原因 は はっきり と は 解明 さ れ て い ない 。 老化 の 原因 に関する 仮説 （ 老化 仮説 ） に は 、 プログラム 説 、 活性 酸素 説 、 テロメア 説 、 遺伝子 修復 エラー 説 、 分子 間 架橋 説 、 免疫 機能 低下 説 、 ホルモン 低下 説 など が ある 。  ただし 、 よく 誤解 さ れる が 、 下記 は 動物 の しかも 一部 の 種 ( 具体 的 に は 脊椎動物 のみ で ある と 思わ れる ) に だけ 成立 する 。 例えば 動物 で も 海綿動物 や 扁形動 物 の 体 細胞 、 あるいは 植物 や 菌 など の 細胞 で は テロメラーゼ は 高い 活性 を 示し 、 ガン 化 し ない 通常 の 細胞 で も 「 不死 」 で ある 。 昆虫 の 体 細胞 の テロメア は 様々 な 機構 で 延伸 さ れ 無限 に 分裂 できる と 思わ れ て いる が 、 昆虫 の 個体 に は 加 齢 に 伴う 機能 の 低下 が 認め られ （ 老化 ） 、 明確 な 寿命 が 存在 する 。 また 、 光合成 を 行う 緑色 植物 の 細胞 は 動物 細胞 より も 遙 か に 大きな 活性 酸素 ストレス に さらさ れる が 、 動物 における 老化 の よう な 現象 は 認め られ ない 。  老化 を 引き起こす 特定 の 遺伝子 が 存在 する という 説 。 それぞれ の 細胞 に は 、 分裂 できる 限界 が はじめ から 設定 さ れ て おり 、 その 回数 を 迎え て 分裂 が でき なく なる こと により 老化 が 発生 する と いう 。 分裂 できる 限界 数 は 、 種 によって まちまち で ある が 、 概ね その 種 の 寿命 と 比例 し て いる こと から 現在 有力 な 説 の ひとつ で ある 。 テロメア は 細胞 分裂 の 度 に 短く なる こと から 、 この プログラム 説 の 機構 を 行う 部分 で ある と さ れる 。  ヒト の 細胞 の 分裂 限界 （ PDL : population   doubling   level ） （ ＝ ヘイフリック 限界 ） は 50 で 最大 寿命 は 約 120 年 、 ウサギ で は PDL 20 で 最大 寿命 は 約 10 年 、 ラット で は PDL 15 で 最大 寿命 は 約 3 年 で 、 PDL と 最大 寿命 と が 直線 的 な 関係 が み られる 。  この 説 における 解決 法 として は 現在 、 テロメラーゼ が 有力 で ある 。 がん 細胞 において は 、 テロメラーゼ が 高 活性 化 する こと により 細胞 が 不死 化 する こと から 、 幹 細胞 の テロメラーゼ の 活性 を コントロール する こと で 不老不死 の 実現 が 可能 な の で は ない か と 考え られ て いる 。  細胞 の 遺伝子 が 障害 を 受け た 後 に 修復 でき ない まま 組織 の 機能 が 低下 する という 説 。 ウェルナー 症候群 を はじめ と する 早老 症 で は ヘリカーゼ という DNA 修復 に 関与 する と 推測 さ れる 遺伝子 に 異常 が あっ た こと から 考え られ た 。  DNA 分子 の 損傷 は 1 日 1 細胞 あたり 最大 50 万 回 程度 発生 する こと が 知ら れ て おり 、 DNA 修復 速度 の 細胞 の 加 齢 に 伴う 低下 や 、 環境 要因 の よる DNA 分子 の 損傷 増大 により DNA 修復 が DNA 損傷 の 発生 に 追いつか なく なる と 、  の いずれ か の 運命 を たどる こと に なる 。 人体 において は 、 ほとんど の 細胞 が 細胞 老化 の 状態 に 達する が 、 修復 でき ない DNA の 損傷 が 蓄積 し た 細胞 で は アポトーシス が 起こる 。 この 場合 、 アポトーシス は 体内 の 細胞 が DNA の 損傷 により 癌 化 し 、 体 全体 が 生命 の 危険 に さらさ れる の を 防ぐ ため の 「 切り札 」 として 機能 し て いる 。  この 説 における 解決 法 として は 、 前述 の DNA 修復 遺伝子 を 活性 化 さ せる など し て 、 修復 速度 が 突然変異 の 蓄積 速度 を 上回る 状態 に する こと が 考え られる 。  ミトコンドリア で 産 生さ れる 活性 酸素 が 細胞 に 障害 を 引き起こす という 説 。 代謝 率 の 高い （ つまり 活性 酸素 の 発生 量 の 多い ） 生物 ほど 寿命 が 短く なる 傾向 に ある こと から 考え られ た 。 また 、 この 活性 酸素 が テロメア の 短縮 に 影響 し て いる という 説 も ある 。  この 説 における 解決 法 として は 、 ビタミン C など の 抗 酸化 作用 の 強い 食品 を 摂取 する こと や 、 活性 酸素 を 減少 さ せる スーパーオキシドディスムターゼ という 遺伝子 を 導入 する など が ある 。  低 カロリー の 摂 食 は 多く の 動物 の 平均 寿命 と 最長 寿命 を 延ばす と 言わ れ て いる 。 この 効果 は 酸化 ストレス の 減少 が 関与 し て いる 可能 性 が ある と し て いる 。 しかし 、 2005 年 7 月 、 東京大学 食品 工学 研究 室 の 染谷 慎一 を はじめ と する 東京大学 ・ ウィスコンシン 大学 ・ フロリダ 大学 の 共同 研究 チーム は 活性 酸素 は 老化 に 関与 し て い ない と する 研究 結果 を 発表 し た 。  栄養 の 不足 は 、 細胞 中 で の DNA 修復 の 増加 し た 状態 を 引き起こし 、 休眠 状態 を 維持 し 、 新陳代謝 を 減少 さ せ 、 ゲノム の 不安定 性 を 減少 さ せ て 、 寿命 の 延長 を 示す と いわ れ て いる 。  1971 年 から 1980 年 の データ で 糖尿 病 患者 と 日本人 一般 の 平均 寿命 を 比べる と 男性 で 約 10 年 、 女性 で は 約 15 年 の 寿命 の 短縮 が 認め られ た 。 この メカニズム として 高 血糖 が 生体 の タンパク質 を 非 酵素 的 に 糖化 反応 を 発生 さ せ 、 タンパク質 本来 の 機能 を 損 う こと によって 障害 が 発生 する 。 この 糖化 による 影響 は 、 コラーゲン や 水晶 体 蛋白 クリスタリン など 寿命 の 長い タンパク質 ほど 大きな 影響 を 受ける 。 例えば 白内障 は 老化 によって 引き起こさ れる が 、 血糖 が 高い 状況 で は この 老化 現象 が より 高度 に 進行 する こと に なる 。 同様 の メカニズム により 動脈 硬化 も 進行 する 。 また 、 糖化 反応 により 生じ た フリーラジカル 等 により 酸化 ストレス も 増大 さ せる 。  老 が 急速 に 進行 する 病気 （ 早老 症 ） として ウェルナー 症候群 、 ハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア 症候群 が 知ら れ て いる 。  老化 について は 、 生物 学 ・ 医学 と 社会 科学 で 多角 的 に 研究 さ れ て いる 。 培養 細胞 を 用い た 研究 から 細胞 レベル で の 老化 （ 細胞 老化 ） が 知ら れ て いる 。 生体 組織 から 取り出し た 細胞 を   in   vitro   で 培養 する と 、 細胞 分裂 の 回数 に 制限 あり 、 その 一つ の 原因 は 染色 体 末端 の テロメア 構造 が 短く なっ た ため で ある と さ れる 。 がん 細胞 や 幹 細胞 で は テロメア を 伸長 する 酵素 テロメラーゼ の 働き により 、 細胞 分裂 の 回数 の 制限 が なくなる と 考え られ て いる 。 不 老化 し た わけ で は ない 。  大阪大学 など の チーム は 老化 原因 の たんぱく質 「 C 1 q 」 を 発見 し た 。 生後 2 年 の マウス は 、 生後 2 カ月 の マウス の 5 倍 以上 と なり 、 たんぱく質 「 LRP 5 」 「 LRP 6 」 を 切断 、 老化 を 促進 さ せ た 。 「 C 1 q 」 の 生産 を 阻害 さ れ た マウス は 、 心不全 、 動脈 硬化 、 糖尿 病 が 改善 し た 。  植物 の 場合 、 新しい 葉 に 比べ て 、 古い 葉 は 光合成 の 能力 が 劣る など 、 同 一 個体 の 中 でも 、 部位 により 老化 の 程度 に 差 が 見 られる 。  樹木 を 挿し木 する 場合 、 利用 する 枝 の 採取 位置 により 、 発 根 や その後 の 成長 に 違い が でる 。 根元 から 遠い 位置 の 枝 より も 、 根元 付近 から 発生 し た 蘖 （ ひこ ば え ） や 胴 吹き （ ど うぶき ） を 利用 する と 成長 が 優れる こと が 多い 。 その 原因 として 、 根元 から 発生 し た 枝 に 比べ て 、 遠い 位置 の 枝 は 、 細胞 分裂 を 繰り返し た 結果 、 より 老化 が 進ん で いる 等 の 説 が ある 。 また 、 植物 は 窒素肥料 を 多く 与える こと で 開花 や 着 果 が 遅れる 、 幼 木 と 同様 の 樹 形 や 葉 形 に なる など 、 若返り という 現象 が 確認 さ れ て いる 。  エチレン は 植物 における 老化 ホルモン と さ れる こと が ある 。 エチレン を 与える 事 で 果物 の 成熟 を 促進 し たり 、 反対 に エチレン の 働き を 抑える こと で 切花 など の 寿命 を 伸ばす こと が 出来る こと が ある 。  これら は ひとまとめ に し て 老化 と 称さ れる が 、 それぞれ 個々 に 別々 の 現象 で ある 。 また 、 これら は 個体 の 死 に は つながら ず 、 動物 で いう 老化 と は 異なる 現象 で ある と 考え られ て いる 。ラクダ （ 駱駝 ） は 、 哺乳類 ・ ウシ 目 （ 偶蹄目 ） ・ ラクダ 科 ・ ラクダ 属   Camelus   の 動物 の 総称 。 西 アジア 原産 で 背中 に 1 つ のこ ぶ を もつ ヒトコブラクダ   " Camelus   dromedarius "   と 、 中央アジア 原産 で 2 つ のこ ぶ を もつ フタコブラクダ   " Camelus   ferus "   の 2 種 が 現存 する 。 砂漠 など の 乾燥 地帯 に もっとも 適応 し た 家畜 で あり 、 古く から 乾燥 地帯 へ の 人類 の 拡大 に 大きな 役割 を 果たし て いる 。  フタコブラクダ は 古く から 家畜 種 " Camelus   bactrianus "   が 知ら れ て い た 。 19 世紀 後半 に 、 ロシア 人 の 探検 家 ニコライ・プルジェワーリスキー （ プルツェワルスキー ） が 中央アジア で 野生 の 個体 群 を 発見 し 、 " Camelus   ferus "   と 命名 し た 。 この 二つ は 最近 まで は どちら も " Camelus   bactrianus "   に 含ま れ て い た が 、 2003 年 に 動物 命名 法 国際 審議 会 は 、 " C .   ferus "   を 保全 名 と し 、 より 古い " C .   bactrianus "   に対して 有効 で ある と の 裁定 を 下し た 。 これ は 野生 種 と 家畜 種 と を 同種 として 扱う 場合 に は " C .   ferus "   と し なけれ ば なら ない こと を 示し て おり 、 IUCN レッド リスト において は " C .   bactrianus "   は " C .   ferus "   の シノニム として 扱わ れ て いる 。  背中 の こ ぶ の 中 に は 脂肪 が 入っ て おり 、 エネルギー を 蓄える だけ で なく 、 断熱 材 として 働き 、 汗 を ほとんど かか ない ラクダ の 体温 が 日射 によって 上昇 し すぎる の を 防ぐ 役割 も ある 。 いわば 、 皮下脂肪 が ほとんど 背中 に 集中 し た よう な 構造 で あり 、 日射 による 背中 から の 熱 の 流入 を 妨げ つつ 、 背中 以外 の 体 表 から の 放熱 を 促す 。 こ ぶ の 中 に 水 が 入っ て いる という の は 、 長期間 乾燥 に 耐える こと から 誤っ て 伝え られ た 迷信 に 過ぎ ない 。 ただし 、 水 を 一 度 に 80 リットル 程度 摂取 する こと が 可能 で ある 。 出生 時 に こ ぶ は 無く 、 背中 の 将来 こ ぶ に なる 部分 は 皮膚 が たるん で いる 。 つまり 脂肪 を 蓄える 袋 だけ が ある 状態 で 生まれ て くる 。  ラクダ は 砂漠 の よう な 乾燥 し た 環境 に 適応 し て おり 、 水 を 飲ま ず に 数 日間 は 耐える こと が できる 。 砂塵 を 避ける ため 、 鼻 の 穴 を 閉じる こと が でき 、 目 は 長い 睫毛 （ まつげ ） で 保護 さ れ て いる 。 哺乳類 に は 珍しく 瞬 膜 を 完全 な 形 で 備え て いる 。 また 、 塩性 化 の 進行 し た 地域 における 河川 の 水 など 塩分 濃度 の 非常 に 高い 水 でも 飲む こと が できる 。 さらに 胼胝 と 呼ば れる 皮膚 が 分厚く 角質 化 し た 箇所 が 左右 の 前 脚 の 付け根 、 後 脚 の 膝 、 胸 の 5 か所 に ある 。 胼胝 は 断熱 性 に 優れ 、 ここ を 接地 し て 座れ ば 高温 に 熱さ れ た 地面 の 影響 を 受ける こと なく 休む こと が 出来る 。  他 の 偶蹄目 の 動物 と 同様 、 ラクダ は 側 対 歩 （ 交互 に 同じ 側面 の 前後 肢 を 出し て 歩く ） を する 。 しかし 、 偶蹄目 の 特徴 が 必ずしも すべて 当てはまる わけ で は なく 、 偶蹄目 の 他 の 動物 など の よう に 、 胴 と 大腿 部 の 間 に 皮 が 張ら れ て は い ない 。 また 、 同様 に 反芻 を 行う ウシ 亜 目 （ 反 芻亜目 ） は 4 室 の 胃 を もつ が 、 ラクダ に は 第 3 の 胃 と 第 4 の 胃 の 区別 が ほとんど ない 。 従来 ラクダ 科 を 含む ラクダ 亜 目 は 反芻 を し ない イノシシ 亜 目 と 反芻 する ウシ 亜 目 の 中間 に 置か れ て い た 。 しかし 遺伝子 解析 による 分析 で は 、 ラクダ 亜 目 は 偶蹄目 の 中 で も かなり 早い 時期 に イノシシ 亜 目 と ウシ 亜 目 の 共通 祖先 と 分岐 し て おり 、 同じ よう に 反芻 を する ウシ や ヒツジ 、 ヤギ など は 、 ラクダ 科 より も むしろ イノシシ 科 や カバ 科 、 クジラ 目 の 方 に 近 縁 で ある こと が 明らか に なっ て いる 。  ラクダ の 蹄 （ ひ づめ ） は 小さく 、 指 は 2 本 で 、 5 本 あっ た うち の 中指 と 薬指 が 残っ た もの で ある 。 退化 し た 蹄 に 代わり 、 脚 の 裏 は 皮膚 組織 が 膨らん で クッション 状 に 発達 し て いる 。 これ は 歩行 時 に 地面 に対する 圧力 を 分散 さ せ て 、 脚 が 砂 に めり込ま ない よう に する ため の 構造 で 、 雪 上靴 や かんじき と 同じ 役割 を 持つ 。 砂地 において は 、 蹄 より も こちら の 構造 が 適し て いる の で ある 。  ラクダ の 酷暑 や 乾燥 に対する 強い 耐久 力 について は 様々 に 言わ れ て き た 。 特に 、 長期間 にわたって 水 を 飲ま ず に 行動 できる 点 について は 昔 から 驚異 の 的 で あり 、 背中 の こ ぶ に 水 を 蓄え て いる という 話 も そこ から 出 た もの で ある 。 体内 に 水 を 貯蔵 する 特別 な 袋 が ある とも 、 胃 に 蓄え て いる の だ と も 考え られ た が 、 いずれ も 研究 の 結果 否定 さ れ た 。  実際 に は 、 ラクダ は 血液 中 に 水分 を 蓄え て いる こと が わかっ て いる 。 ラクダ は 一 度 に 80 リットル 、 最高 で 136 リットル も の 水 を 飲む が 、 その 水 は 血液 中 に 吸収 さ れ 、 大量 の 水分 を 含ん だ 血液 が 循環 する 。 ラクダ 以外 の 哺乳類 で は 、 血液 中 に 水分 が 多 すぎる と その 水 が 赤血球 中 に 浸透 し 、 その 圧力 で 赤血球 が 破裂 し て しまう （ 溶血 ） が 、 ラクダ で は 水分 を 吸収 し て 2 倍 に も 膨れ 上がっ て も 破裂 し ない 。 また 、 水 の 摂取 し にくい 環境 で は 、 通常 は 34 - 38 度 の 体温 を 40 度 くらい に 上げ て 、 極力 水分 の 排泄 を 防ぐ 。 もちろん 尿 の 量 も 最小限 に する ため 、 濃度 が かなり 高い 。 また 、 人間 の 場合 は 体重 の 1 割 程度 の 水 が 失わ れる と 生命 に 危険 が 及ぶ が 、 ラクダ は 4 割 が 失わ れ て も 生命 を 維持 できる 。 その かわり 、 渇い た 時 に は 一気に 大量 の 水 を 飲む ので 、 ラクダ の 群れ に 水 を 与える に は 非常 に 大量 の 水 を 必要 と する こと と なる 。  一方 で 、 ラクダ は 湿潤 環境 に は 弱い 。 ラクダ は 湿潤 環境 に 多く 発生 する 疫病 に対して 抵抗 力 が ない 。 また 、 足 が 湿地 帯 を 移動 する よう に でき て おら ず 、 足 を 傷める こと が 多い 。 アフリカ において は ニジェール 川 が もっとも 砂漠 に 近く なる ニジェール 川 大 湾曲 部 の トンブクトゥ あたり が 南限 で あり 、 これ 以南 で は 荷役 動物 が ロバ へ と 変わる 。  ラクダ は 乾燥 地帯 において 主 に 飼育 さ れる 家畜 の 一つ で ある 。 もっとも 、 遊牧 において ラクダ のみ を 飼育 する こと は 非常 に 少なく 、 ヒツジ や ヤギ 、 ウシ など といった 乾燥 地域 に やや 適応 し た 他 の 家畜 と 組み合わせ て 飼育 さ れる こと が 一般 的 で ある 。 これ は 、 飢饉 や 疫病 など によって 所有 する 家畜 が 大 打撃 を 受け た 時 の リスク 軽減 の ため で ある 。 また 、 ラクダ は 繁殖 が 遅く 増やす の が 難しい 。  オス は 6 歳 に なら ない と 交尾 が 可能 と なら ず 、 発情 期 は 年 に 1 回 しか ない 。 メス も 他 の 家畜 と 比較 し て 成熟 に 多く の 時間 が 必要 で あり 、 妊娠 期間 は 12 ヶ月 近く に 及ぶ 。  反面 、 寿命 は 約 30 年 と 長く 、 乾燥 に 強い ため に 旱魃 の 際 に も 他 の 家畜 に 比べ て 打撃 を 受け にくい 。 この ため 、 ヒツジ や ヤギ が 可 処分 所得 として 短期 取引 用 に 使用 さ れる の に対し 、 ラクダ は 備蓄 として 、 長期 の 資産 形成 の ため 飼養 さ れる 。 一方 、 ラクダ と ヤギ や ウシ を 同じ 群れ として 放牧 する と 食物 を 巡っ て 争い を 起こし やすい ため 、 ラクダ の 群れ は ほか の 動物 と 分け て 放牧 する の が 通例 で ある 。  ラクダ 科 の 祖先 は もともと 北 アメリカ大陸 で 進化 し た もの で あり 、 200 万 年 から 300 万 年 前 に 陸橋 化 し て い た ベーリング海 峡 を 通っ て ユーラシア 大陸 へ と 移動 し 、 ここ で 現在 の ラクダ へ と 進化 し た 。 北 アメリカ大陸 の ラクダ 科 は 絶滅 し た が 、 パナマ 地峡 を 通っ て 南 アメリカ大陸 へ と 移動 し た グループ は 生き残り 、 現在 でも リャマ や アルパカ 、 ビクーニャ 、 グアナコ の 近 縁 4 種 が 生き残っ て いる 。  ヒトコブラクダ と フタコブラクダ の 家畜 化 は おそらく それぞれ 独立 に 行わ れ た と 考え られ て いる 。 ヒトコブラクダ が 家畜 化 さ れ た 年代 について は 紀元前 2000 年 以前 ・ 紀元前 4000 年 ・ 紀元前 1300   -   1400 年 など の 諸説 が ある が 、 おそらくは アラビア で 行わ れ 、 そこ から 北 アフリカ ・ 東 アフリカ など へ と 広がっ た 。 フタコブラクダ は おそらく 紀元前 2500 年 頃 、 イラン 北部 から トルキスタン 南西 部 にかけて の 地域 で 家畜 化 さ れ 、 そこ から イラク ・ インド ・ 中国 へ と 広がっ た もの と 推測 さ れ て いる 。  ヒトコブラクダ の 個体 群 は ほぼ 完全 に 家畜 個体 群 に 飲み込ま れ た ため 、 野生 個体 群 は 絶滅 し た 。 ただ 、 辛うじて オーストラリア で 二 次 的 に 野生 化 し た 個体 群 から 、 野生 の ヒトコブラクダ の 生態 の あり さま を 垣間見る こと が できる 。 また 、 2001 年 に は 中国 の 奥地 にて 1000 頭 の ヒトコブラクダ 野生 個体 群 が 発見 さ れ た 。 塩水 と アルカリ 土壌 に 棲息 し て いる こと 以外 の 詳細 は 不明 で 、 遺伝子 解析 など は 調査 中 で ある 。 この 個体 群 について も 、 二 次 的 に 野生 化 し た もの と 推測 さ れ て いる 。 したがって 、 純粋 な 意味 で の 野生 の ヒトコブラクダ は 絶滅 し た 、 という 見解 は 崩さ れ ず に いる 。  野生 の フタコブラクダ の 個体 数 は 、 世界中 で 約 1000 頭 しか い ない と さ れ て いる 。 この ため 、 野生 の フタコブラクダ は 2002 年 に 、 国際 自然 保護 連合 （ IUCN ） によって 絶滅 危惧 種 に 指定 さ れ 、 レッドデータリスト に 掲載 さ れ て いる 。  2010 年 に は 全 世界 で 1400 万 頭 の ラクダ が 生息 し て おり 、 その 90 % が ヒトコブラクダ で あっ た 。 ヒトコブラクダ と フタコブラクダ の 生息 域 は 一部 で は 重なり合う ものの 、 基本 的 に は 違う 地域 に 生息 し て いる 。 ヒトコブラクダ は 西 アジア 原産 で あり 、 現在 でも インド や インダス 川 流域 から 西 の 中央アジア 、 イラン など の 西 アジア 全域 、 アラビア 半島 、 北 アフリカ 、 東 アフリカ を 中心 に 分布 し て いる 。 なかでも 特に アフリカ の 角地 域 で は 現在 でも 遊牧 生活 において ラクダ が 重要 な 役割 を 果たし て おり 、 世界 最大 の ラクダ 飼育 地域 と なっ て いる 。 世界 で 最大 の ラクダ 飼育 頭数 を 誇る ソマリア や 、 エチオピア において ラクダ は 現在 でも 乳 、 肉 、 移動 手段 を 提供 し 続け て いる 。 フタコブラクダ の ほう は 中央アジア 原産 で あり 、 トルコ 以東 、 イラン や カスピ海 沿岸 、 中央アジア 、 新疆ウイグル 自治 区 や モンゴル 高原 付近 に まで 生息 し て いる 。 頭数 は 140 万 頭 程度 で 、 ラクダ の うち の 10 % 程度 で ある 。 家畜 として 飼育 する 場合 は 通常 どちら か の 種 しか 飼育 し ない が 、 両 種 の 雑種 は 大型 と なる ため 荷役 用 として 価値 が 高く 、 中央アジア で は 両 種 を ともに 飼育 し て 常に 雑種 を 生み出し 続ける よう に し て い た （ 後述 ） 。  また 、 ヒトコブラクダ は 砂漠 の 広がる オーストラリア に 人為 的 に 持ち込ま れ 、 現在 で は 野生 化 し て 繁殖 し て いる 。 この 個体 群 は 19 世紀 から 20 世紀 にかけて オーストラリア に 持ち込ま れ た もの が 野生 化 し た もの で 、 オーストラリア 中央 部 の 砂漠 地帯 に 約 70 万 頭 が 生息 し て いる 。 この 数字 は 年間 8 % ずつ 増大 し て いる .。 この 野生 ラクダ は オーストラリア で 盛ん な ヒツジ の 牧畜 用 の 資源 を 荒らす ため 、 オーストラリア 政府 は 10 万 頭 以上 を 駆除 し て いる .。  ヒトコブラクダ は 歯 を 見る こと で 年齢 を 知る こと が 出来る 。 生まれ た 時 は 22 本 の 乳歯 が あり 、 加 齢 と共に 歯 が 生え 変わり 7 歳 で 34 本 の 永久歯 に 生え 変わる 。 この ため 、 古く から ラクダ を 取引 する アラブ 商人 たち は ラクダ の 歯 の 生え 方 で 値段 を 決め て い た 。 また 、 地方 によって は 歯 の 生え 方 で 呼び 方 を 変える こと も あり 販売 価格 など と 密接 に 関係 し て いる 。  ラクダ の 平均 寿命 は 25 歳 前後 だ が 、 アラブ 社会 で は 古く から ラクダ の 寿命 は 33 年 3 ヶ月 と 3 日 と 言わ れ て き た 。 ヒジュラ 暦 は 1 年 が 11 日 ほど 短い ため 33 年 3 ヶ月 と 3 日 で 季節 が 33 回 変わり 、 太陽暦 の 33 年 に 相当 する 。  ラクダ の 年齢 は 歯 が 一 組 変わる ごと に 1 歳 加 齢 さ れる 独特 の 年齢 加算 法 を 用いる 場合 が ある ので 、 実際 の 年齢 と ラクダ 商人 が 数える 年齢 が 一致 し ない こと が ある 。  ラクダ を 最初 に 家畜 化 し た の は 古代 の アラム 人 で は ない か と 考え られ て いる 。 アラム 人 は ヒトコブラクダ を 放牧 する 遊牧民 、 あるいは ラクダ を 荷物 運搬 に 使っ て 隊商 を 組む 通商 民 として 歴史 に 登場 し た 。 砂漠 を 越える こと は ほか の 使役 動物 で は ほぼ 不可能 で ある ため 、 ラクダ を 使用 する こと によって はじめて 砂漠 を 横断 する 通商 路 が 使用 可能 と なっ た 。 やがて 交易 ルート は 東 へ と 延び て いき 、 それ に 伴っ て ラクダ も 東方 へ と 生息 域 を ひろげ て いっ た 。  シルクロード の 3 つ の 道 の うち 、 最も 距離 が 短く よく 利用 さ れ た オアシス ・ ルート は 、 ラクダ の 利用 が あっ て 初めて 開拓 し え た ルート で ある 。 シルクロード を 越える キャラバン は 何 十 頭 も の ラクダ によって 構成 さ れ 、 大 航海 時代 まで の 間 は 東西 交易 の 主力 と なっ て い た 。 サハラ砂漠 において は 、 それ まで おも な 使役 動物 で あっ た ウマ に 代わっ て 3 世紀 ごろ に 東方 から ラクダ が もたらさ れる こと で はじめて サハラ を 縦断 する 交易 ルート の 開設 が 可能 と なり 、 サハラ 交易 が スタート し た 。 また 、 ラクダ は 湿潤 地帯 で 荷役 を 行わ せる こと は 困難 で ある ため 、 砂漠 と サヘル 地帯 の 境界 に 近い ニジェール 川 大 湾曲 部 の トンブクトゥ など は ラクダ と ニジェール 川 水運 や ロバ と の 荷 の 積み替え 地点 として 栄え た 。  歴史 学者 の リチャード・ブリエット は 別 の ストーリー として 、 紀元前 3000 年 ごろ 、 アフリカ から 中央アジア にかけて ラクダ を 捕食 対象 と し て い た 狩猟 採集 民 の うち 、 アラビア 海 南部 沿岸 （ 今日 の ソマリア 周辺 ） 地域 の グループ が 最初 に ヒトコブラクダ を 馴化 さ せ た と 主張 し て いる 。 最初 の 利用 目的 は 乳 の 採取 だっ た と いい 、 牧草 地 を 求め て 遊牧 を 始め た こと から 駄 獣 として の 利用 に 発展 し た と いう 。  ブリエット に よれ ば 、 フタコブラクダ の 家畜 化 は 紀元前 2500 年 ごろ 、 イラン と トルクメニスタン の あいだ の 高原 地域 で 生活 し て い た 遊牧民 によって 行わ れ 、 その 手法 が 中央アジア を 経 て メソポタミア に 広がっ た と いう 。 アッ シリア 人 の 戦勝 記念 に 描か れ た レリーフ に 現れる ラクダ の 多く は 荷車 を 牽い て いる 。  ラクダ と 人類 と の かかわり において 、 最も 重要 な もの は 乗用 利用 で ある 。 ラクダ は 『 砂漠 の 舟 』 と も 呼ば れ 、 ほか の 使役 動物 で は 越える こと の でき ない 乾燥 地域 を 越える 場合 に は ほぼ 唯一 の 輸送 手段 と なっ て い た 。 特に 利用 さ れ て い た の は 砂漠 の 多い アラブ 世界 で あり 、 20 世紀 後半 に 自動車 が 普及 する まで 重要 な 移動 手段 で あっ た 。 前述 の よう に 側 対 歩 で 歩行 する ラクダ は 歩行 時 に 身体 が 大きく 左右 に 揺れる 。 この ため 慣れ ない 者 が ラクダ に 乗る 場合 、 船 酔い なら ぬ ラクダ 酔い を 起こす こと が ある 。  初期 の ラクダ の 鞍 は コブ の 後部 に 置か れ た マット を 前方 に 伸ばし た 帯 で コブ に 固定 し た もの で 、 主 に 荷役 用 として 使わ れ た 。 やがて 騎乗 を 目的 と し た コブ の 前 に 乗せる 馬蹄 形 の 鞍 が 現れ た が 、 初期 の 騎乗 用 の 鞍 は ぐらつき が 大きく 戦闘 に は 向か なかっ た 。 アラビア で は 紀元前 500 年 ごろ 以降 に 、 コブ で は なく 肋骨 に 負荷 を かける 設計 の 鞍 が 現れ た こと によって 騎乗 戦闘 が 可能 と なり 、 紀元前 2 世紀 ごろ に は 遊牧民 と 商業 国家 の パワー バランス を 変える など 、 社会 に 変革 を もたらす ほど の 影響 を 与える よう に なっ た 。  現代 において は ほとんど が 自動車 にとって かわ られ た ものの 、 マリ 北部 の タウデニ から 南 の トンブクトゥ へ と 塩 の 板 を 運ぶ キャラバン など は 現在 でも ラクダ が 使用 さ れ 、 2000 頭 から 3000 頭 も の ラクダ の キャラバン が 10 月 から 5 月 まで の 涼しい 時期 に 1 か月 以上 かけ て 両 地 を 往復 する 。  また 砂漠 地帯 で 長時間 行動 できる ため 、 古く から 駱駝 騎兵 として 軍事 利用 さ れ 、 現代 で も 軍隊 や ゲリラ の 騎馬 隊 が ラクダ を 使用 する こと が ある 。 現代 で は インド と 南アフリカ の 2 か国 が 純 軍事 的 に ラクダ 部隊 を 保有 し て おり 、 2007 年 に は 、 ダルフール 紛争 の 国連 平和 維持 活動 に対し 、 インド 政府 が ラクダ 部隊 を 派遣 する と 報道 さ れ た 。  ラクダ の 肉 は 食用 と さ れ 、 また 乳 用 として も 利用 さ れる 。 血液 を 禁忌 と する ムスリム と ユダヤ 教徒 以外 は 、 生き血 を 飲む こと も ある 。 また 、 ユダヤ 教徒 は ラクダ は コーシャー で は ない ため 食べる こと は でき ない （ 後述 ） 。  食用 として の ラクダ 利用 において 最も 重要 な もの は ラクダ 乳 の 利用 で ある 。 イスラム 圏 において 古来 乳 用 動物 として 飼育 さ れ て き た もの は ラクダ 、 ヒツジ 、 ヤギ で ある が 、 ラクダ は ヒツジ や ヤギ に 比べ て 授乳 期間 が 長い （ 約 13 か月 ） 上 に 乳 生産 量 も 一 日 5 リットル 以上 と 非常 に 多かっ た ため 、 砂漠 地帯 の 遊牧民 の 主食 と さ れ て き た 。 アラブ において は 、 ヒツジ や ヤギ の 乳 搾り が 女性 の 仕事 と さ れ た の に対し 、 ラクダ の 乳 搾り は 男性 の 仕事 と さ れ て き た 。 ラクダ 乳 は 主 に そのまま 飲用 さ れ た が 、 発酵 さ せ て 酸 乳 （ ヨーグルト ） と する こと も おこなわ れ た 。 ラクダ 乳 は ウシ や ヒツジ 、 ヤギ の 乳 と 脂肪 の 構造 が 異なり 、 脂肪 を 分離 する こと が やや 困難 で ある 。 さらに ヤギ や ヒツジ の 乳 の ほう が 脂肪 の 含有 量 も 多い ため 、 バター や チーズ といった 乳製品 は 主 に ヒツジ や ヤギ から 作ら れ て い た 。 しかし 、 ラクダ 乳 から バター や チーズ を 作る こと も 歩留まり が 悪い 上 に 技術 も 必要 だ が 可能 で あり 、 その 希少 性 ゆえ に 高級 品 として 高く 評価 さ れ て い た 。  近年 、 栄養 価 の 高い ラクダ 乳 は 見直さ れる 傾向 に あり 、 ヨーグルト や アイスクリーム など の ラクダ ミルク 製品 を 製造 する 会社 も 設立 さ れ て いる 。 アラブ 首長 国 連邦 の ドバイ で も ラクダ ミルク 製品 の 開発 が すすめ られ て おり 、 ラクダ チーズ や ラクダミルクチョコレート を はじめ と する 製品 の 世界 各地 へ の 売り込み を 図っ て いる 。 アメリカ合衆国 で も 、 アーミッシュ を 中心 に ラクダ の 飼育 と ラクダ ミルク の 商品 化 が 行わ れ 、 カリフォルニア を 中心 に ラクダ ミルク を 取り扱う 店 が あらわれ はじめ て いる 。 2018 年 で は 、 ミルク の 9 割 が アフリカ と 中東 で 生産 さ れ て おり 、 その他 の 地域 で は 価格 が 高騰 し て しまう が 、 米国 や アジア で も 需要 が 増加 し て いる 。 19 世紀 に 乗り物 として ラクダ が オーストラリア に 輸入 さ れ 、 自動車 の 登場 によって 放置 さ れ て 野生 化 、 2018 年 まで に は これ を 捕獲 し て ラクダ ミルク を 製造 する 企業 が 現れ 、 飼育 数 が 増加 すれ ば オーストラリア の 生産 で も 価格 が 安く なり 、 シンガー ポール に 輸出 し 始め て いる 。 ドバイ の 企業 は 、 2018 年 に ラクダ ミルク の 粉ミルク の 開発 を 発表 し 、 アラブ 首長 国 連邦 で 発売 さ れる こと に なる 。  ラクダ の 肉 は 食用 と さ れる が 、 再 生産 が 可能 で あり 生産 量 も 多い ラクダ の 乳 に 比べる と 二義的 な もの と なる 。 若い ラクダ の 肉 は 美味 と さ れる こと も ある が 、 年老い て 繁殖 や 乳 生産 の でき なく なっ た ラクダ が 食肉 用 に 回さ れる こと が 多く 、 その ため 評価 は 一般 に 高く ない 。 エジプト で は ラクダ 肉 は 食肉 として 一番 安く 、 カイロ に は 食肉 用 と 荷役 用 の ラクダ 市 が それぞれ 立つ 。 7 歳 から 9 歳 程度 の ラクダ が 主 に 食用 と さ れる ものの 、 脂 分 が 非常 に 多く 味 が 悪い ため 人気 が ない 。  近年 の 中華 料理 において 駱駝 の 瘤 は (、 トゥオフォン ) と 呼ば れ 、 八 珍 の 一つ として 珍重 さ れる 食材 で ある 。 繊維 は ある もの の 脂肪 の 塊 な ので 、 味付け が 重要 な 食材 だ が 、 味 が 付き にくい という 欠点 が あり 、 上手 に 調理 する に は ある程度 の 技法 が 必要 で ある 。 また 、 ラクダ の 足 も 駝掌 と 称し て 食用 と さ れる 。  イスラム教 で は ラクダ は ハラール と さ れ て いる ため 、 イスラム 教徒 は ラクダ の 肉 や 乳 を 食べる こと が できる 。 しかし 、 いくつ か の イスラム の 学派 において は ラクダ は 不純物 の 量 が 多い と さ れ 、 その ため 食 し た 後 に 一部 沐浴 （ Wudhu ） を す べき と 定め て いる 学派 も ある 。  また 、 同様 の 理由 で ラクダ が うずくまっ て い た 、 あるいは すわっ て い た 場所 は シャイ ターン の 場所 で ある として 、 その 場所 で の 礼拝 を ハラーム で ある として 禁じ て いる 学派 も ある .。  ユダヤ 教 において は 、 ラクダ は コーシャー で は ない として 食用 と する こと は でき ない 。 これ は 、 ラクダ は コーシャー で ある 食肉 の 条件 の うち 一つ しか 満たし て い ない と さ れ て いる ため で ある 。 コーシャー の 条件 は 反芻 を し 蹄 が 分かれ て いる もの に 限ら れる が 、 ラクダ は 生物 学的 に は 蹄 が 分かれ 、 反芻 を する ものの 、 外見 上 蹄 が 毛 に 覆わ れ て 分かれ て いる よう に 見え ない ため カーシェール から はずさ れ て いる 。 これ は レビ 記 11 章 に しるさ れ て いる 。  皮 は なめし て 用い られ 、 毛 は 織物 、 縄 、 絵筆 など に 利用 さ れる 。 古く から 利用 さ れ て おり 、 マタイ による 福音 書 に よれ ば 洗礼 者 ヨハネ は ラクダ の 皮 で 作っ た 服 を 着 て い た と さ れる 。  日本 で も 「 らくだ の もも ひき 」 と 親しま れ て いる が 、 これ は ラクダ の 毛 を 利用 し た もの で は なく ラクダ 色 で ある こと を 根拠 と し て いる 品 が ある 。 落語 に も なっ て いる 。 特に 寒冷 な 中央アジア の フタコブラクダ の 毛 は 織物 の 素材 として 優秀 で ある 。 木材 が 貴重 品 で ある 乾燥 地帯 において 、 かつて は ラクダ の 糞 が 貴重 な 燃料 でも あっ た 。  ラクダ を 飼育 する 中東 の 諸国 において は 、 ヒトコブラクダ の レース で ある 競 駝 （ けい だ ） が 盛ん に 行わ れ て いる 。 とくに アラブ 首長 国 連邦 など アラビア 半島 の 諸国 において は 非常 に 盛ん で あり 、 競馬 の よう に 、 性別 ・ 年齢 別 で レース が 行わ れる 。 レース 距離 は 5 - 10 km と 、 競馬 に 比べる と 長距離 で ある 。 遊牧民 の 流れ を くむ 湾岸 諸国 において は ラクダ レース は 最も 格 の 高い スポーツ で あり 、 首長 一族 も 観覧 に 訪れ 、 勝っ た ラクダ の 所有 者 に は 名誉 が 与え られる 。 ドバイ において は 冬季 で ある 1 月 から 3 月 にかけて ラクダ レース が 盛ん に 開催 さ れ 、 地元民 のみ なら ず 観光 客 も 多く おとずれる 人気 の イベント と なっ て いる 。 また 、 サウジアラビア において は 首都 リヤド で 1974 年 以来 一 年 に 一度 大 ラクダ レース が 行わ れ て いる 。 ラクダ は 全力 疾走 さ せる のに 馬 ほど 技術 が 必要 で ない ため 、 ラクダ レース の 騎手 は 近隣 諸国 から やってき た 子供 が 務める こと も 多かっ た が 、 欧米 の 人権 団体 の 非難 によって 騎手 に 年齢 制限 が 設け られ 、 こうした 光景 は 姿 を 消し た 。 また 、 カタール や アラブ 首長 国 連邦 など において は 、 騎手 を ロボット に おきかえ た レース も 行わ れる よう に なっ て き て いる 。  また 、 ラクダ 同士 を 戦わ せる 競技 の 存在 も ある （ ラクダ 相撲 ） 。 この 競技 は 、 主 に トルコ で 行わ れる 。 また 、 アフガニスタン で は 、 闘 ラクダ は ノウルーズ の 伝統 行事 の 一つ と なっ て いる 。  ラクダ は 砂漠 の イメージ と 固く 結びつい て おり 、 砂漠 の 観光 名所 に は 観光 客 を 乗せる ため の ラクダ が いる ところ も 多い 。 エジプト の カイロ に は ギザ の ピラミッド や スフィンクス へ 向かう 観光 客 相手 の ラクダ 屋 が 多い 。 これ は ラクダ の 生息 域 だけ の 話 で は なく 、 ラクダ の 生息 し て い ない メキシコ の バハ・カリフォルニア など で も 観光 客 を ラクダ に 載せる ビジネス は 行わ れ て いる 。 また 、 日本 の 鳥取砂丘 は 砂漠 で は ない が 、 砂漠 の ない 日本人 に は 砂漠 を 連想 さ せる 光景 で ある ため 、 やはり ラクダ が い て 観光 客 が 乗る こと が できる 。  イスラム教 の 祝日 で ある イード・アル ＝ アド ハー （ 犠牲 祭 ） において は 動物 を 犠牲 に 捧げ 神 へ の 感謝 を おこなう が 、 犠牲 と さ れる 動物 の 中 で もっとも 価値 が 高い もの は ラクダ だ と さ れ て いる 。  イエス は 「 金持ち が 神 の 国 に 入る より も 、 ラクダ が 針 の 穴 を 通る 方 が まだ 易しい 」 として 金持ち を 戒め た （ 新約 聖書 、 マタイ 19 : 24 、 マルコ 10 : 25 、 ルカ 18 : 24 ） 。 アラム 語 で は 、 「 ラクダ 」 と 「 ロープ 」 が 同音 語 な ので 、 福音 書 が ギリシャ 語 で 書か れる 時 、 「 ロープ 」 を 「 ラクダ 」 と 誤訳 し た という 説 が ある 。 一方 で 、 当時 は 「 ラクダ 」 が 大きな 物 の 喩え として 用い られ て おり 、 誤訳 で は ない という 説 も ある 。  アラブ 医学 の 四 体液 説 で は 、 粘液質 の 人間 の 気質 は 「 情緒 が 弱く 鈍感 だ が 、 一旦 事 を 始める と 粘り強く 耐久 力 が ある 」 と 考え られ て い た 。 ラクダ は 胆嚢 が ない 無 胆嚢 動物 で ある こと から 、 黒 胆汁 を 持た ない 粘液質 の 気質 を 持つ 動物 で ある 、 という 民俗 概念 が ある 。家畜 （ か ちく ） と は 、 人間 が 利用 する ため に 繁殖 さ せ 、 飼育 する 動物 を さす 言葉 で ある 。  家畜 （ か ちく ） と は 、 その 生産 物 （ 乳 、 肉 、 卵 、 毛 、 皮 、 毛皮 、 労働 力 など ） を 人 が 利用 する ため に 馴致 ・ 飼育 し て いる 動物 を 指す 。 類義語 に 益 獣 （ え き じゅう ） が あり 、 また 鳥類 のみ を 指し た 場合 は 家禽 （ かき ん ） と 呼ぶ 。 この 用途 の 動物 について は 、 近年 で は 「 産業 動物 （ 経済 動物 ） 」 という 呼称 が 一般 化 し つつ あり 、 家畜 の 存在 は 社会 基盤 の 1 つ として 認識 さ れ て いる 。 また 、 国 の 法令 で も 「 産業 動物 の 飼養 及び 保管 に関する 基準 」 が あり 、 ここ で の 産業 動物 の 定義 として 「 産業 等 の 利用 に 供する ため 、 飼養 し 、 又は 保管 し て いる ほ乳類 及び 鳥類 に 属する 動物 を いう 。 」 と し て いる 。  英語 で の 家畜 を 意味 する は 人間 が 家庭 で 利用 する ため に 飼育 する 動物 を 意味 し 、 家庭 用 に 品種 改良 を さ れ た 動物 も 含ま れ 、 ペット で ある 犬 、 猫 、 錦鯉 、 金魚 など は 、 人間 が 利用 する ため に 品種 改良 さ れ 、 元来 の 野生 種 に は 存在 し て い ない 個体 が 多い ため 家畜 に 含ま れる が 、 家庭 的 に し た 動物 と 言う 意味 な ので 、 けし て 悪い 意味 は なく 、 ペット や 鑑賞 用 の 動物 も 家畜 に 含ま れる 。 さらに は 、 家畜 として 一般 に は 認識 さ れ て いる 動物 種 が ペット として 飼育 さ れる こと も あり 、 これら から 愛玩 動物 （ いわゆる ペット ） や 鑑賞 用 の 動物 を 含める と の する 意見 も ある 。 そもそも 愛玩 に は 玩具 の よう な 物 を 指す 意味 は ない 。 また 飼い主 にとって 、 対人 関係 と 同様 の 愛情 を 注ぐ ペット と 、 そう で ない 家畜 の 認識 の 違い は 明瞭 で ある 。 しかし 、 それ は 一般 の 認識 と は 少なから ず 乖離 が 生まれる こと が 多く 、 それ は 家畜 に対して も 同様 と する 意見 も あり 、 認識 の 乖離 は 深刻 な 問題 と なる こと が ある 。 さらに 「 玩 」 の 字 に は 「 弄ぶ 」 「 慰み物 に する 」 など ネガティブ な 連想 を 含み 、 さらに は ネグレクト や 虐待 の 概念 と 併せ て 社会 問題 化 する こと が ある 。  この よう な こと を 避ける ため 、 定義 に は 法律 や 語彙 を 越え た コンセンサス が 必要 と なる 。 最も 厳密 に 定義 する と 、 家畜 と は 、 単なる 馴致 や 生産 物 の 利用 だけ で なく 、 家畜 化 の 過程 で 野生 種 と 比較 し て 体形 を はじめ と する 外見 が 変化 し 、 動物 が 生み出す 生産 物 や 、 個体 そのもの の 繁殖 も 含め た 全て の 生命 維持 活動 を 利用 する 事 に 特 化 し 、 人 の 管理 下 に 置か れる よう に なっ た 哺乳類 や 鳥類 を 指す 。 そして 人間 が 利用 する 動物 の 中 で 、 愛玩 動物 （ 金魚 、 セキセイインコ など の ペット ） は 除か れる 。 その 見地 から は 、 ハチ や カイコ など 一部 の 昆虫 が 定義 の 中 に 含ま れ て いる 。 一 例 として 、 家畜 伝染 病 予防 法 の 第 2 条 （ 「 家畜 伝染 病 」 の 定義 ） で 、 伝染 性 疾病 の 種類 「 腐 蛆 病 」 ・ 家畜 の 種類 「 ミツバチ 」 が 含ま れ て いる 。 また この 見地 から は 、 一部 の 魚介 類 （ マダイ 、 カキ 、 アコヤガイ など ） や 爬虫類 （ スッポン 、 ヘビ 、 ワニ ） は 、 人 が 食用 や 薬用 、 皮革 など 工業 用 に 利用 する ため に 養殖 さ れ て おり 同義 の 動物 で は ある が 、 これら 変温動物 や 前述 の ハチ を 家畜 と 呼ぶ 事 は 少なく なる 。 同様 に 、 人間 の 飼育 下 で 繁殖 さ せ た 動物 で なく 、 シカ や キジ 、 イノシシ など 食用 に 供する ため に 野生 動物 を 捕獲 し た なら ば 、 保管 を 目的 に 一時 的 に 飼育 し た として も 家畜 に は 含め ない 。 したがって 、 野生 動物 を 捕獲 し た もの で あっ て も 、 個体 を 食肉 以外 の 目的 で 飼育 し て いれ ば 愛玩 動物 ・ ペット に は 含ま れる 可能 性 は あり 、 それ を 繁殖 さ せれ ば 家畜 に 含ま れる 可能 性 も ある （ ただし 日本 で は 鳥獣 保護 法 に 抵触 する ） 。  一 例 として 、 インド ゾウ は 人間 の 飼育 下 で の 繁殖 が 難しく 、 飼育 さ れ て いる 個体 は 野生 動物 を 捕獲 し た もの が ほとんど で ある 。 しかしながら 長命 で あり 、 人間 の 管理 下 で 繁殖 し た 他 の 家畜 より も 、 はるか に 長い 期間 を 人間 の 飼育 下 で 過ごす 。 これ を 家畜 に 含める か どう か は 異論 が ある 。 ただし インド ゾウ が 実用 に 供 さ れ た の は 過去 の 話 で あり 、 現在 で は 愛玩 動物 と なっ て いる 。  最も 古い 家畜 は 、 イヌ で ある 。 オオカミ が 家畜 化 さ れ た という 点 で は ほぼ 定説 と なっ て いる が 、 その 地域 と 時期 について は 定説 が 確立 し て い ない 。  ヒツジ ・ ヤギ ・ ブタ は 紀元前 8000 年 頃 の 西南 アジア で 、 それぞれ ムフロン・パサン・イノシシ から 家畜 化 さ れ た と 言わ れる 。 ブタ は 中国 で も 独自 に 家畜 化 さ れ て いる 。 ウシ は 紀元前 6000 年 頃 に 西南 アジア 、 インド 、 それに おそらく 北 アフリカ で オーロックス から 家畜 化 さ れ て いる 。 ウマ は 紀元前 4000 年 頃 の ウクライナ で 、 ロバ は 同 時期 の エジプト で 、 スイギュウ も 同 時期 の 中国 で 家畜 化 さ れ て いる 。 ラマ や アルパカ は 紀元前 3500 年 頃 の アンデス で 、 グアナコ や ビクーニャ から 家畜 化 さ れ た 。 ヒトコブラクダ は 紀元前 2500 年 頃 の アラビア で 、 フタコブラクダ も 同 時期 の 中央アジア で 家畜 化 さ れ て いる 。 ネコ に関して は 、 北 アフリカ で ネズミ を 駆除 する 目的 で 飼い 始め た と 考え られ て いる 。  大型 の 動物 で は 、 その他 に トナカイ・ヤク・バンテン （ バリ 牛 ） ・ ガヤル が 古代 に 家畜 化 を さ れ て いる 。 現代 で も イラン ド や シマウマ を 家畜 化 しよ う という 試み は ある が 、 これら 以降 に （ 狭義 の ） 家畜 化 が なさ れ た 大型 の 動物 は 存在 し ない の が 実情 で ある 。 インド ゾウ は 使役 目的 で 古く から 使わ れ て いる が 、 人間 の 飼育 下 で の 繁殖 は ほとんど 行わ れ ず 、 専ら 野生 の 個体 を 捕獲 し て 調教 を 行っ て き た 。 大型 哺乳類 の うち 家畜 化 でき た と いわ れ て いる の は 15 種 程度 と 言わ れ て いる 。  1950 年代 半ば から ロシア の 神経 細胞 学者 リュドミラ・ニコラエブナ・トルット と ロシア 科学 アカデミー の 遺伝 学者 ドミトリ・ベリャーエフ は キツネ を 家畜 化 する 実験 （ 人為 選択 による 馴致 化 実験 ） を 行っ た 。 1960 年代 半ば の 4 世代 目 頃 に なる と 人 に 懐く よう なり 見た目 や 行動 も 変化 が 出 て き た 。  19 世紀 に 入っ て 家畜 は 、 監禁 を 押し進め られ て 、 徐々に 都市 から 周辺 へ と 移動 さ せ 人間 と 家畜 の 空間 を 分離 さ せる こと が 進ん で き た 。 なお 、 イヌ を レストラン に 連れ て いっ たり 、 公共 交通 機関 で 移動 する 、 盲導犬 が いる 等 、 家畜 と 人間 が 空間 を 共有 する こと で 、 彼ら の 取り扱い について の 政治 的 な 熟議 の きっかけ と なる という 指摘 が ある 。  考古学 的 に は イヌ 、 ウマ 、 ウシ 、 ネコ など の 動物 は 、 先史 時代 に ユーラシア 大陸 で 家畜 化 さ れ 、 列島 に 入っ て き た と 推定 さ れ て いる 。 その 家畜 史 は 、 沿海州 、 中国 、 朝鮮半島 、 台湾 など と 関連 が あっ た と 推察 できる 。  縄文 時代 に は 狩猟 犬 として の 縄文 犬 が 存在 し 、 食用 の ため イノシシ を 訓 化 し て 飼養 する こと も 行わ れ て い た と 考え られ て いる 。 弥生 時代 に 稲作 農耕 の 導入 に 伴い 、 家畜 化 さ れ た ブタ ・ ニワトリ が 大陸 から 導入 さ れ 、 縄文 犬 と は 別 系統 の 弥生 犬 も 導入 さ れる 。 古墳 時代 に は ウマ が 導入 さ れ 、 古代 に は ウシ が 登場 する 。 屠 児 という 言葉 が あり 、 これ は 屠殺 業者 も 示し て い た （ 『 和名 類 聚抄 』 ：" 牛馬 を 屠り 肉 を 取り 鷹 雞 の 餌 と する の 義 なり "）。  『 日本書紀 』 に は 「 猪 使 連 」 という 職 が 記述 さ れ て おり 、 古代 に は 猪 が 飼育 さ れ て い た と いう 。  家畜 動物 に は 、 野生 の もの に は 見 られ ない 、 ある程度 共通 し た 特徴 が 見 られる 。  この よう な 現象 も 家畜 化 と 呼ば れる 。  また 、 この よう な 現象 は 、 ある程度 人間 に も 共通 する 。 これ は 、 人間 が 文明 を 築く 内 に 、 自ら も その 環境 下 で の 生活 に 適応 し た 結果 と 考え られ 、 この こと を 自己 家畜 化 と いう 。  なお 、 ミツバチ や カイコ は 昆虫 で あり 、 通念 上 これら を 家畜 と 呼ぶ 事 は 少ない が 、 上記 の 家畜 の 定義 に 適い 、 この 項 に 示さ れる 性質 を 共有 する 。 その 点 で は 家畜 で ある と いえる 。  一般 に 、 家畜 を 使う の は 人間 だけ と 考え られ て いる が 、 アリ の 仲間 に は 、 巣 内 で 昆虫 類 を 飼育 し 、 生産 物 を 採る 種類 が 存在 する 。 たとえば クロオオアリ は 2 齢 後期 の クロ シジミ の 幼虫 を 育て 、 アリ は その 蜜 を 摂取 し て いる 。 また 、 東南アジア の アリ の 1 種 に 、 巣 内 に ササラダニ の 1 種 を 育て 、 餌 に する もの が ある 。 この ササラダニ は 、 自力 で は 産卵 でき ず 、 アリ が それ を 補助 する と いう 。  世界 に は 、 牛 約 14 億 頭 、 豚 約 10 億 頭 、 羊 約 10 億 頭 、 鶏 190 億 羽 の 家畜 が いる 。 それ に対し 人口 は 68 億 人 で ある 。 人間 2 人 に対し 、 家畜 1 頭 と 鶏 5 羽 の 比率 で ある 。 現在 、 地表 面積 の 42 ％ が 畜産 業 （ 家畜 飼育 の 場所 や 家畜 の 飼料 生産 ） に 使わ れ て おり 、 国連 食糧 農業 機関 （ FAO ） は 「 家畜 は 世界 最大 の 土地 利用 者 」 で ある と 述べ て いる 。 例えば 毎日 グラス 1 杯 の 牛乳 の ため に は 650 ㎡ の 土地 が 必要 で あり 、 この 面積 は 乳 代替 品 （ 豆乳 や ライス ミルク 、 アーモンド ミルク ） 等 と 比較 し て 10 倍 も 高い  国連 食糧 農業 機関 （ FAO ） は 2006 年 に 調査 報告 書 「 家畜 の 長い 影 」 （ Livestock ’ s   long   shadow ） の 中 で 「 畜産 業 は もっとも 深刻 な 環境 問題 の 上位 2 . 3 番 以内 に 入る 」 と 発表 。 2050 年 まで に 肉 ・ 乳 ・ 卵 需要 は 倍増 する と 予測 さ れ 、 家畜 の 増加 に 伴う 環境 破壊 は 2050 年 に は 今 の 倍 以上 に 広がる と 警告 し て いる 。  肉 と 乳製品 生産 に は 、 全 農地 の 83 ％ が 使用 さ れ て いる に も かかわら ず 、 そこ から 得 られる カロリー は 18 ％ に すぎ ない 。 肉 など の 消費 削減 は 、 地球 環境 にとって 不可欠 で ある と 考え られる よう に なっ て き て いる 。 2018 年 10 月 10 日 、 英 科学 誌 ネイチャー （ Nature ） に 、 「 世界 は 壊滅 的 な 気候 変動 を 回避 する ため に 、 肉 の 消費 量 を 大幅 に 削減 する こと が 不可欠 だ 」 と する 研究 結果 が 発表 さ れ た 。 2019 年 1 月 16 日 付 の 英 医学 雑誌 The   Lancet に は 「 野菜 を 多く とり 、 肉 、 乳製品 、 砂糖 を 控える 」 よう に 提案 する 論文 が 、 発表 さ れ た 。 「 ラン セット 委員 会 」 の 名 の 下 に 、 栄養 や 食 に関する 政策 を 研究 する 世界 の 科学 者 30 人 が 3 年 にわたって 協議 し 、 100 億 人 の 食 を 支える ため に 、 各国 政府 が 採用 できる 案 を まとめ た もの で 、 こうした 食 の 改革 を 行わ ない と 、 地球 に 「 破滅 的 」 な ダメージ が 待ち受け て いる と いう 。  植物 を 食べる 家畜 （ 動物 性 たんぱく質 ） を 育て 、 食肉 生産 する 過程 で 使わ れる 化石 燃料 （ 石炭 ・ ガス など で 燃やす と 二酸化炭素 、 窒素 酸化 物 など 発生 さ せる ） は 、 大豆 など の 植物 性 たんぱく質 の 生産 過程 使わ れる 化石 燃料 より 8 倍 多く 必要 と さ れる  畜産 業 から 排出 さ れる 温室 効果 ガス （ 二酸化炭素 、 メタン など ） の 総量 は 、 車 ・ 飛行機 など の あらゆる 輸送 手段 から 出さ れる 総量 を 超え て いる 。  米国 の ワールドウォッチ 研究所 が 2009 年 に 発表 し た 論文 に よる と 、 畜産 業 から の 二酸化炭素 排出 量 は 少なくとも 年間 326 億 トン で 、 世界 の 年間 排出 量 の 51 ％ に 上る と し て いる 。  現在 地球 上 の 牛 の 68 ％ ・ 豚 の 50 ％ ・ 家禽 の 74 ％ 採卵 鳥 の 68 ％ は 工業 的 畜産 システム で 飼養 さ れ て いる 。  工業 的 畜産 と は 大量 の 家畜 を 密 飼い ・ 密閉 飼い し 、 高度 な 機械 を 導入 する こと で 、 家畜 飼養 に かかわる コスト を 抑える 畜産 方法 で ある 。  家畜 が 自由 に 動き回る こと が でき ない こと や 飼養 密度 の 高 さ から など から 、 家畜 は 病気 に なり やすく 、 また 病原 体 が 伝染 し やすい 。  その ため 家畜 に は さまざま な 抗菌 性 物質 や ワクチン が 投与 さ れる 。 そして その 家畜 から 出 た 排泄 物 は 海 へ 流れ込む 。  また 家畜 の 飼料 作物 栽培 に 散布 さ れる 農薬 も 海 へ 流れ込み 、 珊瑚礁 を 破壊 する 。 また 、 畜産 業 で は 大量 の 抗生 物質 が 消費 さ れ て おり （ 日本 の 場合 は 抗生 物質 の 2 / 3 が 家畜 に 使用 さ れ て いる ） 、 それら の 薬剤 の 30 ～ 90 ％ は そのまま 活性 物質 として 排出 さ れる 。 現代 の 工場 式 の 畜産 は これら の 薬剤 を 大幅 に 環境 に 放出 し て いる 可能 性 が ある 。  2017 年 国際 連合 食糧 農業 機関 （ FAO ） は 、 レポート 「 農業 から の 水質 汚染 」 の 中 で 、 急速 に 成長 し て いる 畜産 業 が 、 水質 に 「 深刻 な 影響 を 及ぼし て いる 」 報告 し て いる 。  国連 環境 計画 （ UNEP ） は 、 地球 温暖 化 や 海洋 汚染 、 乱獲 など の 影響 で 2050 年 頃 に は 海 の 生態 系 の 変化 が 顕著 に なり 、 世界 の ほぼ すべて の 海域 で 漁獲 量 が 減少 し 、 小さい 魚 しか い なく なる と 発表 し た 。  現在 、 地球 上 の 漁獲 量 の 1 / 3 が 家畜 の 餌 （ フィッシュミール ） に 使わ れ て いる 。  家畜 の 飼料 栽培 に 使わ れる 灌漑 （ 人工 的 に 水 を 土地 に 供給 する こと ） 農業 は 、 水不足 の 大きな 原因 として あげ られる 。 2006 年 、 国連 環境 計画 （ UNEP ） 国際 地球 水 アセスメント （ GIWA ） は 、 2030 年 まで に 17 億 増える 人口 を 養う 水 を 確保 する ため に は 、 天水 に 頼る 作物 栽培 を 増やす とも に 食肉 消費 も 減らさ ね ば なら ない と 発表 し た 。  「 An   influential   study   in   2010 」 に よる と 、 1 kg の 野菜 生産 に 必要 な 水 の 量 は 約 322 リットル で 、 果物 は 962 リットル / kg で あっ た が 肉 生産 は それ より も はるか に 多く の 水 を 必要 と する 。 鶏肉 は 4 , 325 リットル / kg 、 豚肉 は 5 , 988 リットル / kg 、 羊 / ヤギ の 肉 は 8 , 763 リットル / kg 、 牛 は 15 , 415 リットル / kg と なっ て いる 。  牛乳 の 生産 において も 、 豆乳 、 ライス ミルク 、 オーツミルク 、 アーモンド ミルク など の 牛乳 代替 品 と 比較 し て 、 牛乳 生産 における 水 使用 量 が もっとも 多い もの と なっ て いる 。  家畜 の 活動 で 排泄 物 が 垂れ 流さ れる と 細菌 の 作用 で 土壌 や 近隣 水系 の 硝酸 態 窒素 の 上昇 を まねく 。魚 の 一覧 （ さかな の いち らん ） は 、 魚 の 和名 など を 列記 し た もの 。  一覧 に ある 名称 は 以下 の 規則 に 従っ て いる 。ピカイア （ 学名 ：" genus   Pikaia "） は 、 約 5 億 0 , 500 万 年 前 （ 古生代 カンブリア 紀中 期 〈 ミドルカンブリアン ［ en ］ 〉 ） の 海 に 棲息 し て い た 原始 的 脊索 動物 。 バージェス 動物 群 に 属する 。 ピカイア の 存在 は 、 脊索 動物 が 他 の 多く の 動物 門 と 同様 、 カンブリア 爆発 の 時期 に 登場 し た こと を 示唆 し て いる 。  1911 年 に 多毛 類 として 記載 （ 学術 的 発表 ） さ れ た 化石 種 で ある が 、 1979 年 に 始原 的 脊索 動物 に 分類 し 直さ れ て 以降 、 より 古い 時代 の 動物 群 （ 澄江 動物 群 ） が 知ら れ て い なかっ た 1980 年代 後半 まで の 10 年 弱 の 間 は 、 脊椎動物 の 直接的 祖先 もしくは その 近 縁 と 考え られ て い た 。  体長 は 4 cm 弱 程度 。 下位 分類 で は グラキレンス 種 （" P .   gracilens "） のみ が 知ら れる 。  最初 の 化石 は アメリカ 人 古 生物 学者 チャールズ ・ ウォルコット によって カナダ ブリティッシュコロンビア 州 の バージェス 頁岩 累 層 に 属する ピカ 山 （ Mount   Pika ） の 麓 から 発見 さ れ 、 時 を 置か ず 、 1911 年 に 多毛 類 （ 環 形 動物 門 多毛 綱 ） の 化石 種 として 発表 （ 記載 ） さ れ た 。  属 名   は 上記 の 地名 に 由来 。   模 式 種 の 種 小名   は ラテン語 で 「 ほっそり し た 」 の 意 で ある 。  発見 者 チャールズ ・ ウォルコット は 、 本 種 を 原始 的 な 多毛 類 に 分類 し た が 、 バージェス 動物 群 の 研究 が 進む こと によって この 認識 は 見直さ れ 、 1979 年 に は イギリス 人 古 生物 学者 サイモン・コンウェイ・モーリス （ en ） により 、 「 始原 的 脊索 動物 」 と の 分類 に 改め られ た 。  アメリカ 人 古 生物 学者 スティーヴン ・ ジェイ ・ グールド の 著書 『 ワンダフル ・ ライフ 』 など は この 学説 に 準じ て 、 「 脊椎動物 の 祖先 」 とか 、 「 人類 の 祖先 」 など といった 解説 が なさ れ て い た 。  ピカイア は 脊索 動物 で ある が 、 脊椎動物 で は なく 、 ナメクジ ウオ など が 属する 頭 索 動物 亜 門 （ en ） に 属し て いる 。 この 類 は 古く から 脊椎動物 の 先祖 に 当たる 形 と 見 られる こと が 多く 、 サイモン・コンウェイ・モーリス による 1979 年 学説 の 発表 当時 で は 、 ピカイア が その 中 で 最も 古い 時代 の もの と なっ て い た ため 、 その よう に 見なさ れ て い た わけ で ある 。 しかし その後 、 バージェス 動物 群 より 更に 約 2 , 000 万 年 古い カンブリア 紀 前期 後半 （ アトダバニアン ； Atdabanian ） に 属する 澄江 動物 群 から 脊椎動物 亜 門 に 属する ハイコウイクチス （ en ） や ミロクンミンギア が 発見 さ れ た ため 、 ピカイア は 脊椎動物 の 直接 の 祖先 で は なく 、 単に カンブリア 紀 に 棲息 し て い た 脊索 動物 の 1 属 と 見なさ れる よう に なっ た 。  現 生 する 脊索 動物 門 -   頭 索 動物 亜 門 の ナメクジ ウオ に よく 似 て いる が 、 呼吸 器 や 摂 食器 官 は ナメクジ ウオ に 比べ て 原始 的 で ある 。 体長 1 . 5 in （ 4 cm 弱 、 3 . 81 cm ） 程度 の 体 の 先端 に は 一対 の 触角 が あり 、 背中 に は 脊索 が ある 。 尾 は 鰭 状 に なっ て いる 。 眼 を 持た ず 、 筋 節 を 持ち 、 体 を くねら せ て 泳い で い た と 思わ れる 。 ただし 、 この 復元 像 は 、 前後 逆 で ある 可能 性 が 指摘 さ れ て いる （ 右 上 に 示し た よう な 復元 図 で は 体 の 細い 方 が 前 に なっ て いる が 、 ナメクジ ウオ の よう に 太い 方 が 前 で 、 後 は 先細り に なっ て いる 可能 性 が ある ）ヒゲ ワシ （ 髭 鷲 、 ""） は 、 鳥 綱 タカ 目 タカ 科 ヒゲ ワシ 属 に 分類 さ れる 鳥 。 本 種 のみ で ヒゲ ワシ 属 を 形成 する 。  ユーラシア 大陸 南西 部 、 アフリカ 大陸 北部  全長 115 cm 。 翼 を 広げる と 時には 3 m 近く に なる 。 喉 部 から 、 髭 の よう に ふさふさ と し た 黒い 羽毛 が 生え て いる 。 種 小名   " barbatus " は 「 髭 の ある 」 の 意 で この 咽頭 部 の 羽毛 に 由来 し 、 和名 と 同義 。  山岳 地帯 に 生息 する 。  主 に 動物 の 死骸 の 腐肉 や 、 栄養 価 の 高い 骨髄 を 食べる 。 小さい 骨 の 場合 は 丸呑み に し て 、 強力 な 胃酸 で 骨 もろ とも 骨髄 を 消化 する 。 また 、 一 度 に 飲み込め ない ほど の 大きな 骨 や カメ 等 の 硬い 獲物 を 上空 から 岩 の 上 など に 落とし て 割り 、 飲み込み やすい サイズ に し て から 食べる 。  岩 棚 に 営巣 し 、 1 個 の 卵 を 産む 。  アラビアンナイト に 登場 する 怪 鳥 ロック は 、 この 鳥 が モデル という 説 も ある 。 古代 ギリシア で ワシ が 三 大 悲劇 詩人 の 一 人 で ある アイスキュロス の 頭 を 岩 と 間違え て カメ を 落とし て 死亡 さ せ た と の 逸話 は 、 ヒゲ ワシ の 生態 と 一致 する 。獣 医師 （ じゅう いし 、 英語 ： veterinary   physician ） は 、 ヒト 以外 の 動物 の 医師 。 各国 の 制度 ごと に 獣 医師 の 免許 の 取得 資格 等 は 異なっ て いる 。  獣 医師 免許 の 日本 における 認可 機関 は 農林水産省 で ある 。  獣 医師 で ない 者 が 、 飼育 動物 （ 牛 ・ 馬 ・ 豚 ・ めん 羊 ・ 山羊 ・ 犬 ・ 猫 ・ 鶏 ・ うずら ・ その他 獣 医師 が 診察 を 行う 必要 が ある もの として 政令 で 定める もの に 限る ） の 診療 を 業務 として は なら ない 業務 独占 資格 で も あり 、 獣 医師 で ない 者 が 「 獣 医師 」 の 名称 を 使用 し たり 、 「 動物 医 」 ・ 「 家畜 医 」 ・ 「 ペット 医 」 等 の 紛らわしい 名称 も 用い たり し て は なら ない 名称 独占 資格 で も ある 。  獣 医師 法 で は 、 動物 の 診療 や 保健 衛生 指導 など を通して 、 次 の 三つ に 寄与 する こと が 使命 と さ れ て いる 。  また 、 獣 医師 資格 を 保有 し て い て も 所定 の 届出 を 行っ て い ない 場合 は 臨床 に 携わる こと が でき ない 。 具体 的 に は 、 獣 医師 が 飼育 動物 の 診療 の 業務 を 行う ため 、 診療 施設 を 開設 し た 場合 は 獣医 療法 第 3 条 により 、 その 開設 の 日 から 十 日 以内 に 、 当該 診療 施設 の 所在地 を 管轄 する 都道府県 知事 に 農林水産省 令 で 定める 事項 を 届け出 なけれ ば なら ない 。 また 、 往診 のみ によって 診療 を 行う 獣 医師 について は 、 獣医 療法 第 7 条 により その 住所 を 診療 施設 と みなし て 、 第 3 条 の 規定 が 適用 さ れる 。  獣医 職 として の 採用 が ある 省 は 厚生 労働省 および 農林水産省 の 2 つ 。 獣医 系 技術 職員 は Ⅰ 種 相当 の 行政 官 として 採用 さ れる 。 幹部 候補 として 、 早い 昇進 が 約束 さ れ て いる 。  活躍 の 場所 は 本省 、 全国 の 空港 や 海港 に 設け られ た 「 検疫 所 」 や 「 動物 検疫 所 」 など で ある 。 なお 検疫 所 は 厚生 労働省 、 動物 検疫 所 は 農林水産省 の 所管 で ある 。  「 公務員 の 獣 医師 （ 行政 獣 医師 ） 」 の 活躍 の 場 は 、 農林 水産 行政 （ 家畜 保健 衛生 所 など 農林水産省 の 法令 を 所管 ） と 、 公衆 衛生 行政 （ 保健所 、 食肉 衛生 検査 所 など 厚生 労働省 の 法令 を 所管 ） と に 大別 さ れる 。 公務員 全体 として 見 た 場合 の ポスト は 狭い ため 、 国家 公務員 など と 比較 する と 昇進 は 遅い 。  大抵 は 採用 時点 で 農林 水産 ・ 公衆 衛生 の どちら か に 属する こと と なる が 、 業務 の 性質 上 人事 異動 を 避け て 通る こと は 出来 ない ため 、 どこ へ 異動 し て も すぐ に 異なる 業務 に 従事 でき なけれ ば なら ない （ 例 ： 本庁 ⇔ 出先 機関 （ 保健所 、 動物 管理 施設 など ） ） ため 、 常に 高度 な 獣医 学 的 知識 と 技術 を 要求 さ れる 。 また 業務 内容 により 根拠 法令 も 多岐 にわたる こと から 、 これら 法令 を 含め た 幅広い 視野 と 知識 並びに 一般 常識 が 同時に 要求 さ れる 。 また 、 他 分野 を 専門 と し た 職員 と の 連携 も 大切 で ある 。  なお 、 公立 の 動物 園 ・ 水族館 など を 除い て 動物 の 診療 に 従事 する こと は 非常 に 少ない 。  食 の 安心 ・ 安全 や 、 BSE ・ 鳥 インフルエンザ など の 動物 由来 感染 症 に 世間 の 注目 が 集まる とともに 公務員 獣 医師 、 特に 地方 公務員 獣 医師 の 仕事 量 は 年々 増加 し て いる 。 しかし 前述 の とおり 昇進 の 遅 さ に 加え て 肉体 ・ 精神 とも に 過酷 な 業務 が 多く 、 大半 の 都道府県 における 給与 体系 が 事務職 と 同一 で ある など 待遇 面 の 改善 が 遅れ て いる ため 、 新卒 の 獣医 学生 の 多く が 小 動物 臨床 を 志望 する 傾向 が 年々 強まっ て いる 。 その ため 東京 都 ・ 神奈川 県 ・ 大阪 府 など 大 都市 圏 を 除い た 多く の 県 が 定員 割れ で あり 、 さらに は 団塊 世代 の 大量 退職 による 深刻 な 公務員 獣 医師 の 不足 が 生じ て いる 。 ただし 、 近年 で は 改善 案 として 給付 型 奨学 金 や 初任 給 調整 手当 を 支給 する 都道府県 が 増加 し て いる 。 （ 初任 給 調整 手当 は 平成 24 年度 で 25 都道府県 で 支給 ） 　 また 、 福岡 県 における 「 特定 獣 医師 職 給料 表 」 の 新設 の よう に 、 同じく ６ 年 制 で ある 学部 を 卒業 し た 医師 と 同様 の 待遇 が 必要 と さ れ て いる 。  私立 獣 医科 大学 協会 会 長政 岡 俊夫 による 「 我が国 における 獣 医師 の 需給 見通し 等 について （ 意見 ） 」 （ 2013 年 2 月 ） に よれ ば 、 日本 の 獣 医師 数 全体 に 不足 は なく 「 むしろ 供給 過剰 に なる 可能 性 ( p . 1 )」 が ある と し ながら も 、 公務員 獣 医師 就職 者 について は 地域 偏在 が 課題 と なっ て いる こと を 認め て おり 、 「 獣 医師 が 担当 し て い て 他 の 職種 と 入れ替える こと が 可能 な 公的 業務 は 相当 に あり ます 。 （ 中略 ） 欧米 の よう な 食肉 検査 補助 員 制度 が 我が国 に も 導入 さ れれ ば 、 地方 における 公衆 衛生 獣 医師 の 需要 は 激減 し ます 。 ( p . 2 )」「 公衆 衛生 分野 において 欧米 並み の スーパー バイザー 的 な 制度 の 確立 が 出来上がれ ば 、 公務員 獣 医師 の 需要 の 激減 も 予測 さ れ ます 。 ( p . 2 )」 など と 提言 し て いる 。  民間 企業 の うち 、 乳業 ・ 食肉 ・ 家畜 飼料 等 の 関連 企業 で は 営業 や 品質 管理 、 製薬 関連 企業 及び 独立 行政 法人 を 含む 各種 の 研究 施設 で は 、 研究 や 検査 の ほか に 実験 動物 の 生産 や 管理 を 行う 獣 医師 も 置か れる 。 また 、 慢性 的 な 獣 医師 不足 は これら 研究 施設 を 悩ま せ て いる 。  公務員 の 多く と 同様 に 臨床 業務 に 携わる 事 は 無い が 、 公務員 と 違っ て 、 企業 によって は 必ずしも 獣 医師 免許 を 必要 と し ない 場合 も ある 。  獣 医師 免許 の イギリス における 認可 ・ 規制 機関 は 王立 獣 医師 会   (； RCVS ) で ある 。 イギリス 、 EU 、 オーストラリア 、 ニュージーランド の 獣医 大学 の 卒業 者 は RCVS の 獣 医師 免許 取得 の 有 資格 者 で ある 。 また 、 米 獣 医学 協会 （ American   Veterinary   Medical   Association ； AVMA ） 認可 大学 の 卒業 者 も RCVS の 獣 医師 免許 取得 の 有 資格 者 で ある 。 それ 以外 の 者 は Royal   College   of   Veterinary   Surgeons   Membership   Examination の 受験 が 必要 と なる 。  獣 医師 免許 の アメリカ合衆国 における 認可 機関 は 米 獣 医学 協会 （ American   Veterinary   Medical   Association ； AVMA ） 及び 各州 に 設立 さ れ て いる 獣 医師 会 で ある 。  AVMA 認可 の 獣医 大学 の 卒業 者 は NAVLE 北米 獣 医師 免許 試験 （ North   American   Veterinary   Licensing   Examination ） に 合格 し 、 各州 の 獣 医師 免許 試験 を 合格 すれ ば その 州 で 獣 医師 に 従事 する こと が できる 。  獣 医師 免許 の カナダ における 認可 機関 は カナダ 獣 医学 協会 （ Canadian   Veterinary   Medical   Association ； CVMA ） で ある 。警告 色 （ けい こく しょく 、 ） は 、 生物 が もつ 派手 な 体 色 の こと を いう 。 警戒色 、 危険 色 と も 言う 。 主 に 有毒 の 生物 に 見 られる 色彩 で あり 、 捕食 者 など 自分 に 害 を 及ぼす 他 の 生物 に対する 警告 の 役目 を 担う 。 動物 、 植物 を 問わ ず 、 更に は 人間 の 社会 生活 に まで 広く 応用 さ れ て いる 。  多く の 生物 は 、 保護 色 を 備え たり 他 の 物 に 偽装 する 擬態 を 行う など し て 、 外敵 から 身 を 隠し て いる 。 それ に対し 警告 色 を 持つ 生物 は 、 敢えて 外敵 に 目立ち やすい 体 の 色 や 模様 を 持つ こと により 、 自身 に 手 を 出す と 危険 が 及ぶ ぞ と 警告 を 発し 、 自身 の 安全 を 確保 する もの と 考え られ て いる 。 それら の 多く は 、 実際 に 毒 を 持っ て い たり 、 不快 な 味 や 臭い の 元 と なる 化学 物質 を 含ん で い たり する 。  これ は 、 敢えて 目立つ こと によって 外敵 ・ 捕食 者 に 嫌 な 思い と 体 色 を 結びつけ て 覚え込ま せる こと が 目的 で ある と 言わ れる 。 つまり 、 最初 に 出会っ た 時 に 手 を 出し て 不快 な 記憶 が 残る と 、 捕食 者 の 攻撃 意欲 が 低下 し 、 警告 側 が 捕食 さ れ 難く なる という 戦略 で ある 。 類似 の 現象 として は 、 有毒 な 動物 が 目立つ 姿勢 を し たり 耳障り な 音 を 立て たり する 例 が ある 。 これら も 捕食 者 に 見つかり やすく なる こと で 、 相手 に 敬遠 さ せる こと を 企図 し た もの と 思わ れる 。  なお 、 用語 として は 警戒色 が 古く 、 現在 でも こちら が 広く 使わ れる よう で ある 。 しかし 、 英語 の Warning   colouration に対する 訳語 として は 不自然 で ある 点 など から 、 現在 は 専門 分野 で は 警告 色 を 正しい 訳語 と し て いる 。  警告 色 を 持つ 代表 的 な 動物 に は テントウムシ 、 アカハラ イモリ 、 ヤドクガエル 科 、 サンゴ ヘビ 属 、 ヒョウモンダコ など が いる 。  この よう な 動物 の 中 に は 、 敵 に 襲わ れ た 時 に 特に 目立つ 部分 を 更に 目立た せる よう な 行動 を 取る もの が いる 。 例えば イモリ や スズ ガエル は 敵 に 襲わ れる と ひっくり返り 、 派手 な 色 を し て いる 腹 面 を さらけ出す 。 これ は 警告 色 の 効果 を 更に 高める ため の 行動 と 考え られる 。  アシナガバチ や スズメバチ は 、 いずれ も 黄色 と 黒 の 縞 模様 を 持つ 。 この よう に 、 有毒 な 種 が 複数 い て 、 それら が 共通 し た 派手 な 色 や 模様 を 持っ て いる 場合 、 これら を ミュラー 型 擬態 と いう 。 これ は 、 複数 種 が 同じ 姿 を する こと で 、 敵 に 覚え て もらう ため の モデル の 数 が （ 即ち 敵 に 襲わ れる 個体 の 数 が ） 相対 的 に 少なく て 済み 、 また 敵 側 が 痛い 目 に 遭う 体験 の 確率 も 相対 的 に 高く なる こと が 利点 で ある と 考え られる 。  また 有毒 で は ない ものの 、 有毒 な 動物 の 警告 色 に 自分 の 体 色 を 似せる こと で 、 撃退 の 効果 を 肖ろ う と し て いる 形態 も 見 られる 。 これ を ベイツ 型 擬態 （ 標識 的 擬態 ） と いう 。 トラカミキリ や ウシ アブ など が 色 や 模様 を ハチ に 似せ 、 あたかも 毒 を 持っ て いる よう に 見せかける こと に 成功 し て いる 。 ハナ アブ は どこ に でも 生息 する 大変 身近 な 昆虫 で 、 花 に 飛来 し たり 、 飛ぶ 際 に 「 ぶんぶん 」 という 音 を 放つ など 習性 や 外見 が ミツバチ と 似 て いる 。 よく 花壇 など で 「 ハチ が いる 」 など と 警戒 さ れる もの の 多く は 実は ハナ アブ で あっ たり も する 。  安全 色彩 として 利用 さ れ て いる 。 警告 色 は 、 人間 工学 や 身近 な 分野 で も 利用 さ れる 。 例えば 、 道路 用 の 信号 機 で は 、 「 停止 」 を 意味 する 色 に 赤 を 、 「 もうすぐ 停止 信号 に 変わる 」 を 意味 する 色 に 黄色 を 用いる 。 鉄道 信号 の 場合 、 赤 は 「 停止 」 で ある が  、 黄色 は 「 注意 」 を 意味 し 、 黄色 を 現 示し て いる 信号 機 の 先 が 停止 現 示 、 もしくは 警戒 現 示 で ある 場合 を 示す 。 先 の 信号 の 現 示 に対する 注意 とともに 、 停止 現 示 の 信号 機 の 過 走 防止 の ため の 速度 制限 を 示し て いる 。 天気 予報 で も 、 警報 に 赤 を 、 注意報 に 黄色 を 用いる  。 これ に は 、 赤 は 血 や 火 から 「 危険 」 を 連想 さ せる 性質 から 、 黄色 は 太陽 を 連想 さ せ 、 暗い 所 でも 良く 見える 特質 から 「 注意 」 を 連想 さ せる 性質 から 、 使用 さ れ て いる 。  JIS で は 、 安全 色 を 規定 し て いる 。 平成 30 年 4 月 に 改正 さ れ た 。  又 、 「 赤 と 白 」 や 「 黄色 と 黒 」 の 組み合わせ が 用い られる 例 も 多い 。 これ は 、 白 が 赤 さ を 引き立た せ て いる 点 や 、 黒 が 黄色 さ を 引き立た せ て いる 点 に 起因 する 。 踏切 、 工事 現場 、 工場 で 危険 な 機械 が 動作 し て いる エリア など で は 、 黄色 と 黒 の 組み合わせ で 危険 区域 で ある 事 を 示し て いる 。 又 、 豪雪 地帯 で は 、 道路 脇 に 赤 と 白 の 組み合わせ の 棒 を 立てる 事 で 、 積雪 の 高 さ を 示し て いる 。カツオノエボシ （ 鰹 の 烏帽子 、 学名 ：" Physalia   physalis "、 英名 ： ） は 、 クダクラゲ 目 カツオノエボシ 科   " Physaliidae "   に 属する 刺 胞動物 。 猛毒 を もち 電気 クラゲ の 別名 が あり 、 刺さ れる と 強烈 に 痛む 。 刺さ れ た ヒト の 死亡 例 も ある 。  ヒドロ 虫 の 仲間 に 属し 、 英語 で   （ ジェリーフィッシュ ） と 呼ば れる ミズクラゲ や エチゼンクラゲ など の いわゆる クラゲ と は 異なる 。 1 個体 に 見える の は 、 実は 多く の ヒドロ 虫 が 集まっ て 形成 さ れ た 群 体 で ある 。  太平洋 、 大西洋 、 インド洋 に 広く 分布 し て いる 。 日本 で は 本州 の 太平洋 沿岸 で よく 見 られる 。 カツオ が 到来 する 時期 に 海流 に 乗っ て き て 、 浮き袋 の 見た目 が 烏帽子 に 似 て いる こと から 三浦 半島 や 伊豆半島 で カツオノエボシ と 呼ば れる よう に なっ た 。  英名 の   Portuguese   Man   O '   War   は 「 ポルトガル の 軍艦 」 の 意 。 海上 に 出 て いる 部分 が 、 帆 を 張っ た ポルトガル の キャラ ベル 船 に 似 て いる こと から 名前 が 付け られ た 。 また 、 その 毒性 の 強 さ から   Floating   Terror   と も 呼ば れる 。  外見 の 特徴 として 大き さ 約 10 cm ほど の 透き通っ た 藍色 の 浮き袋 を もつ 。 中 に は 気体 （ 主 に 二酸化炭素 ） が 詰まっ て おり 、 これ で 海面 に 浮かぶ 。 浮き袋 は 常に 膨らん で いる わけ で は なく 、 必要 に 応じ て しぼみ 、 一時 的 に 沈降 する こと も ある 。 また 浮き袋 に は 三角形 の 帆 が あり 、 風 を 受け て 移動 する こと が できる 。 カツオノエボシ 自身 に は 遊泳 力 は ほとんど ない 。  浮き袋 から 海面 下 に 伸びる 触手 は 平均 10 m 程度 、 長い もの で 約 50 m に も 達する 。 触手 が 何らかの 刺激 を 受ける と 、 表面 に 並ん で いる 刺 細胞 から 刺 胞 が 発射 さ れる 。 刺 胞 に は 毒 が 含ま れ 、 獲物 の 小 魚 や 甲殻 類 を 殺し て 食べる 。 また 敵 から 身 を 守る 防御 の 役割 も ある 。 なお 、 エボシダイ は カツオノエボシ の 毒 に対する 耐性 を 持つ 時期 が あり 、 その間 は カツオノエボシ の 触手 を 住処 として 共生 する こと が ある 。  クダクラゲ に 共通 の 特徴 で ある が 、 カツオノエボシ 1 個体 に 見える もの は ヒドロ 虫 が 多数 集まっ て 群 体 を 形成 し た もの で ある 。 1 つ 1 つ の ヒドロ 虫 は 個 虫 など と 呼ば れ 、 触手 に なる もの 、 ポリプ に なる もの 、 刺 胞嚢 に なる もの など それぞれ に 役割 が ある 。 個 虫 は 互いに 融合 し て 体 壁 は 一 続き に なり 、 内部 は 栄養 や 老 廃物 など を 運搬 する 空洞 が できる 。  人 にとって 非常 に 危険 な 生物 で ある 。 触手 に 強力 な 毒 を もち 、 刺さ れる と 強烈 な 電撃 を 受け た か の よう な 激痛 が ある 。 患部 は 炎症 を 起こし て 腫れ上がり 、 痛み は 長時間 続く 。 二 度目 に 刺さ れる と アナフィラキシー （ アレルギー 反応 の 一種 ） を 起こし 、 ショック 死 する 危険 が ある 。  カツオノエボシ の 触手 に 触れる と 、 表面 に ある 細胞 から 刺 胞 という 微小 な 毒 針 が 発射 さ れる 。 これ に 含ま れる 毒 が 炎症 や 痛み を 引き起こす の で ある 。  カツオノエボシ は 普段 沖合 を 漂っ て いる が 、 風 によって 海岸 近く まで 吹き 寄せ られ て くる こと が あり 、 この とき 被害 が 起き やすい 。 体 は 透明 で 青みがかっ て いる ため 海 の 色 に 溶け込み 、 遠く から 見つける の は 困難 で ある 。 海面 下 に 垂れ下がっ て いる 触手 も 見分け にくい 。  刺さ れ た こと によって パニック に 陥り 溺れる こと が ある ので 、 まずは 落ち着い て 岸 に 戻る こと が 先決 で ある 。 その後 は 体 に 絡み付い て いる 触手 を 取り除く 。 この とき 素手 で 取り除こ う と する と 二 次 的 に 刺さ れる こと に なる ので 、 海水 で 洗い流す か 、 ごく 厚手 の 手袋 など 手 を 保護 できる もの を 使う 。  なお 、 台風 が 太平洋 岸 に やってくる と 大洋 海面 に 生活 する 様々 な 動物 が 吹き 寄せ られ 、 カツオノエボシ も 多数 打ち上げ られる こと が ある 。 乾燥 し た 本 種 は きれい な 青い プラスチック ケース の よう に なる が 、 これ に さわる の も 注意 を 要する 。 湿気 を 吸う と ちゃんと 刺 胞 が 発射 さ れ 、 生き た もの ほど で は ない ものの 、 それなり の 痛み を 感じる 。  応急 処置 は 患部 を 45   程度 の 湯 に 浸す か 、 氷 で 冷やす か の 二 通り が ある 。 また アンドンクラゲ や アカ クラゲ など と は 異なる 仲間 な ので 、 同じ 処置 が 効か ない 、 もしくは 逆 効果 に なる 場合 が あり 注意 が 必要 で ある 。妊娠 （ にん しん 、 英 : pregnancy ） と は 、 受精卵 が 卵 管内 を 移動 し 、 子宮 内 膜 表面 に 着 床し 、 母体 と 機能 的 に 結合 し 、 （ 胎盤 から 臍帯 を 介し て ） 栄養 や 酸素 の 供給 を 受け て 成長 し 、 やがて は 出産 に いたる まで の 生理 的 経過 （ および その 状態 ） を 指す 。  生物 学 的 に 言う と 、 通常 、 妊娠 と は 哺乳類 の 胚 が 母体 と の 間 に 胎盤 を 形成 し 発生 を 進める 現象 や その 状態 の こと で ある 。  哺乳類 で は 、 胚 は 、 胚 盤 胞 の 状態 で 降り て き て 、 はじめ は 子宮 腔内 で 遊離 状態 で 存在 する 。 一方 で 、 卵巣 の 黄体 が 黄体 ホルモン を 分泌 し 、 この ホルモン の 影響 によって 、 子宮 内 膜 が   機械 的 刺激 に 反応 し 脱落 膜 を 形成 する 能力 を 得 て 、 そこ に 胚 が 着 床 する の で ある 。  妊娠 の 経過 は 、 哺乳類 の 種 によって 異なり 、 妊娠 期 の 長 さ   や 妊娠 終了 時 （ 出産 時 ） の 子 の 成熟 度 も まちまち で ある 。  妊娠 期 の 長 さ は 、 たとえば ゾウ は 20 か月 あまり 、 キリン は 14 か月 、 ウマ は 11   -   12 か月 、 イヌ や ネコ は 約 2 か月 、 ネズミ は 約 3 週間 で ある 。  成熟 度 に関して は 、 一般 論 として 言う と 草食 獣 は 、 生後 まもなく 走れる ほど に 成熟 し て 生まれる こと が 多い が 、 外敵 の 少ない 肉食 獣 で は 、 しばしば 目 も 開か ない 状態 で 生まれ て くる 。 また 有 袋 類 は 、 大変 小さく 未熟 な 状態 で 生まれ （ 子宮 から 出 て ） 、 母親 の 袋 （ 育児 嚢 ） 内 で 成長 する 。  同時に 妊娠 する 子 の 数 に関して は 、 ネズミ の よう に 多産 の もの から 、 ゾウ や ゴリラ の よう に 、 ほぼ 1 頭 のみ 妊娠 する もの まで ある 。 これ は 、 母体 へ の 負担 と 生後 の 生存 率 に 関係 し て いる と 考え られる 。  人間 の 場合 、 （ あくまで 平均 的 な 場合 の 話 で ある が ） 受精 後 平均 266 日 、 腹 の 子 （ 胎児 ） が 約 3 , 000 g 程度 に まで 育っ た ところ で 出産 に 至る 。  妊娠 中 の 女性 は 「 妊婦 」 、 分娩 直前 の 女性 は 「 産婦 」 、 分娩 後 は 「 褥 婦 」 、 女性 の 胎内 に いる 子ども は 「 胎児 」 と 呼ば れる 。 人間 で は 同時に 妊娠 する 子 は 1 人 で ある 場合 が 統計 的 に 圧倒的 に 多く 、 子 を 二 人 以上 妊娠 し た 場合 の 子 を 学問 的 に は 特に 多胎 児 と 言い 、 一般 的 に は 二 人 の 場合 は 「 双子 」 、 三 人 の 場合 は 「 三つ子 」 など と 呼ば れ て いる 。  これ 以降 は 人間 の 場合 について 詳細 を 述べる 。  女性 は 胎児 期 から 、 卵巣 内 に 原始 卵胞 を 持っ て いる 。 平均 し て 12   -   13 歳 で 初経 （ 当初 は 無 排卵 月経 で ある こと が 多い ） が 起こり 、 その 約 1   -   2 年 後 から 原始 卵胞 は 毎 周期 いくつ か 発達 を 始め 、 そのうち 成熟 の 最終 段階 に 至っ た 1 個 が 卵巣 から 排出 さ れる よう に なる 。 この 成熟 卵子 の 排出 を 「 排卵 」 と いう 。 排卵 さ れ た 卵子 は 卵 管 の 先端 （ 膨大 部 ） に 拾わ れる 。  毎期 の 月経 開始 とともに 、 卵巣 内 で 次 の 排卵 に 向け た 卵胞 の 発育 が 始まる 一方 、 子宮 で は 月経 終了 後 に 再び 着 床 の ため の 子宮 内 膜 を 用意 し て 排卵 を 待つ 。 個人 差 は ある が 、 一般 に 28 日 前後 を 1 周期 として 、 排卵 が 起こる 。 （⇒ 卵胞 形成 ）  排出 さ れ た 卵子 に 精子 が 到達 し 、 卵 管 膨大 部 で 「 受精 」 が 起こる 。 受精 し た 卵 を 「 受精卵 」 と 呼ぶ 。 卵子 は 一旦 受精 する と 、 それ 以外 の 精子 は 受け付け ない 。  排卵 後 に 受精 し なかっ た 卵子 は 約 24 時間 で 寿命 が 尽き て 消滅 し 、 妊娠 準備 の ため に 肥大 し て い た 子宮 内 膜 は 排卵 から 14 日 前後 に 経 血 として 体外 へ 排出 さ れる （⇒「 月経 」 ） 。  受精 の タイミング も 参照 。  卵子 は 受精 を すれ ば 着 床 する が 、 し なけれ ば 数 時間 から 24 時間 以内 に 退化 し て しまう 。 その 一方 で 精子 は 最大 で 7 日 ほど 、 通常 は 数 時間 から 3 日 ほど の 寿命 を 持つ ため 、 妊娠 可能 時期 は 最大 で 排卵 の 前後 8 日間 、 可能 性 が 高く なる の は 排卵 日 1 日 に 精子 の 受精 可能 3 日 を 足し た 4 日 ほど と なる 。  排卵 後 の 卵胞 は 「 黄体 」 と なり 、 「 黄体 ホルモン （ プロゲステロン ） 」 を 分泌 する 。 「 黄体 ホルモン 」 は 子宮 を 着 床 に 適し た 状態 に 整える 。 この 黄体 の 寿命 は 妊娠 成立 し なけれ ば 排卵 から 約 14 日 前後 で 、 黄体 ホルモン の 分泌 が 終わっ て 子宮 内 膜 を 保持 でき なく なる と 、 月経 が 起こる 。  受精卵 は ゆっくり と 細胞 分裂 を 繰り返し ながら 卵 管 を 下り 、 およそ 48 時間 かけ て 子宮 に たどり着く 。 そして 、 子宮 内 膜 の 一 箇所 に 取り付い て 着 床 の 過程 を 開始 し 、 徐々に 潜り込ん で いっ て 根 を 下ろし 、 排卵 から 7   -   11 日 後 に 着 床 状態 が 完成 する 。 この 着 床 を もっ て 、 妊娠 成立 と 見なさ れる 。 着 床し た 受精卵 から は 、 胎盤 が 形成 さ れ 始める （ なお 、 胎盤 は 妊娠 中期 に 入る 頃 まで に 徐々に 完成 する ） 。  すべて の 受精卵 が 着 床 に 成功 する わけ で は なく 、 染色 体 に 異常 が ある 受精卵 など 一定 の 割合 は 淘汰 さ れる 。 受精卵 が 着 床し なけれ ば 妊娠 は 不成立 で 、 排卵 から 12   -   16 日 後 に 月経 が 起こる 。 （ cf . 緊急 避妊 ）  受精卵 が 何らかの 理由 で 卵 管 など 子宮 以外 の 場所 に 着 床し た 場合 は 子宮 外 妊娠 と 呼ば れ 、 放置 する と 危険 な 状態 に なる 。 産婦人科 で の 緊急 な 処置 が 必要 と なる 。  着 床し た 受精卵 の 初期 胎盤 から 分泌 さ れる ヒト 絨毛 性 ゴナドトロピン   ( hCG )   という 特有 の ホルモン （ これ が 黄体 の 寿命 を 延ばし て 子宮 に 着 床 状態 を 維持 さ せる ） の 検出 により 、 女性 の 尿 が 少量 あれ ば 妊娠 の 有無 は 簡単 に 判定 できる 。 妊娠 検査 薬 は 薬局 で 求める こと が できる が 、 より 確実 を 期する ため に は 医療 機関 を 受診 する 。  受精 後 胎齢 と 月経 後 胎齢 の 2 つ の 数え 方 が ある 。 前者 は 発生 学 で 用い られ 、 後者 は 臨床 産科 で 用い られる 。  両者 の 関係 は 「 受精 後 胎齢   =   月経 後 胎齢   -   2 週 」 で 表せる 。  日本 や アメリカ で は 一般 に 最終 月経 の 第 1 日 目 を 妊娠 0 週 0 日 と する 月経 後 胎齢 で 妊娠 期間 を 計り 、 40 週 0 日 を 標準 的 な 妊娠 期間 として 出産 予定 日 を 導出 し て いる 。 ただし 、 最終 月経 を 起点 と する この 数え 方 で は 、 同じ 週 数 で も 各人 の 月経 周期 の 長 さ （ 最終 月経 から 排卵 まで に 要する 日数 ） によって 妊娠 の 経過 に ばらつき が 出る 可能 性 が ある ため 、 現代 の 医学 の 見解 で は 妊婦 健 診 における 胎児 の 発育 度合い から 逆算 し て およそ 受精 日   =   2 週 0 日 と なる よう に 微 修正 を 加える こと も 多い 。 産科 学 で は 4 週 （ 28 日 ） を 1 か月 と 扱い 、 最終 月経 から 母体 を 「 1 か月 」 「 2 か月 」 と 数え で の 月数 で 表現 する （ 満 で ない こと に 注意 。 すなわち 、 妊娠 0 か月 は 存在 せ ず 、 最終 月経 開始 日 は すでに 妊娠 1 か月 で あり 、 月経 予定 日 〈 4 週 0 日 相当 〉 を 過ぎ て も 次 の 月経 が 来 ない こと に 気づい て 検査 を 行っ た 時点 で 、 妊娠 2 か月 で ある ） 。  なお 、 フランス で は 臨床 産科 において も 受精 後 胎齢 が 使わ れ て おり 、 推定 さ れ た 受精 日 から 何 週 、 または 何 か月 経過 し た か で 妊娠 期間 を 表し て いる 。 日本 で も かつて は 受精 後 胎齢 を 用い て 、 受胎 から 出産 まで を 俗 に 「 十月 十 日 （ と つきとお か ） 」 と 言い習わし て き た 。  受精卵 は 、 妊娠 7 週 6 日 まで は 「 胎芽 」 、 8 週 以降 は 「 胎児 」 と 呼ば れる 。 胎児 の 諸 器官 の 原型 は 妊娠 初期 に ほとんど が 形成 さ れる 。 諸 器官 は 妊娠 中期 に 著しく 成長 し 、 22 週 頃 に は 早産 し て も NICU （ 新生児 集中 治療 室 ） の 保育 器 内 で 生存 できる 場合 が ある 。 36 週 以前 、 または 2 , 500 g 未満 で 生まれ た 場合 は 低 出生 体重 児 （ 未熟 児 と は 言わ ない ） 、 1 , 500 g 未満 の 場合 は 極 低 出生 体重 児 、 1 , 000 g 未満 の 場合 は 超 低 出生 体重 児 と 呼ば れる 。  検査 として 、 胎児 の 心拍 数 を 母体 の 陣痛 の 強 さ と共に 記録 する 胎児 心拍 数 陣痛 図 が ある 。 胎児 の 自律 神経 が 発達 し て くる と 心拍 数 が 細かく 振れる 様 に なる 。 これ を 基線 細 変動 と 言う 。  （ 満 15 週 まで ） 母体 の 外観 は 妊娠 前 と ほとんど 変わら ない が 、 妊娠 に 伴い 、 ホルモン 分泌 が 変わる など の ため 、 様々 な 変調 が 起きる 。  喫煙 、 飲酒 、 ストレス 、 特定 の 薬 、 風疹 など の ウイルス 、 X 線 など が 、 胎児 の 諸 器官 形成 に 悪影響 を 及ぼし 、 奇形 または 自然 流産 の 原因 と なる こと が ある 。  （ 満 16   -   27 週 ） 胎動 が 感じ られる よう に なる 。 古来 、 日本 で は 妊娠 5 か月 目 の 戌 の 日 に 「 腹帯 （ ふく たい ・ はら おび ） 」 を しめ はじめ た 。  普通 、 つわり も ほぼ おさまり 、 安定 期 。 ただし 、 胎児 が 子宮 外 に 出 て しまう と 生存 は ほとんど 困難 で 、 流産 と なる （ 22 週 以降 は 生存 の 可能 性 が で て くる ので 早産 と 呼ば れる ） 。  この 時期 、 胎児 は どんどん 発育 する 。 それ につれて 子宮 が 大きく なり 、 妊婦 の 腹部 は 膨らん で いく 。 腹部 の 膨らみ 具合 に は 個人 差 が あり 、 一般 に 痩せ 形 で 体 脂肪 の 少ない 人 は 早くから 腹部 の 膨らみ が 目立ち やすい 。 スポーツ 選手 など 普段 から 腹筋 を 鍛え て いる 女性 の 場合 、 子宮 が 背中 側 に 押さ れる ため に 臨月 に なっ て も 腹部 が 大きく なら ない 場合 が ある 。 腹部 の 重み を 支える ため 背骨 に 負担 が かかる よう に なる 。 乳房 は 乳腺 の 発達 によって ふくらみ を 増し 、 乳 輪 は 色素 が 沈着 し て 茶褐色 が 濃く なる （ 下図 参照 ） 。  （ 満 28 週 以降 ） 胎児 が どんどん 大きく なり 、 子宮 も 大きく なる 、 それ に 伴い 、 母体 へ の 負担 が 増え て いく 。 貧血 に なる 妊婦 も 少なく ない 。 妊娠 高 血圧 症候群 （ 妊娠 中毒 症 ） が 起こり やすい ので 、 注意 が 必要 で ある 。 高血圧 、 蛋白 尿 、 むくみ など 。  早産 など で 胎児 が 子宮 外 に 出る こと に なっ て も 生存 する 確率 が だんだん 高く なる 。  子宮 口 が 柔らかく なっ て くる 。 通常 、 陣痛 が 起こる 前 から 開き はじめる 。 陣痛 が 起こる と 、 胎児 心拍 数 陣痛 図 で は 、 陣痛 に 一致 し て 胎児 の 心拍 数 が 低下 する 。 これ を 早 発 一過 性 徐 脈 と 言う 。  検査 は 、 胎児 心拍 数 陣痛 図 で は 基線 細 変動 が 見 られ なく なる 。 これ を 基線 細 変動 消失 と 言う 。 陣痛 に 同期 し て やや 遅れ て 胎児 の 心拍 数 が 低下 する 。 これ を 遅 発 性 一過 性 徐 脈 と 言う 。 基線 細 変動 消失 や 遅 発 性 一過 性 徐 脈 が 見 られ た 場合 は 胎児 仮死 と 考える 。 胎児 仮死 の 場合 は 、 たとえ 肺 が でき上がっ て い ない 妊娠 36 週 未満 で あっ て も 急い で 分娩 （ 急速 遂娩 ） を 行う 必要 が ある 。 急速 遂娩 に は 帝王切開 も 含ま れる 。  最終 月経 から およそ 40 週 頃 、 子宮 筋 が 周期 的 に 収縮 を 繰り返し 始める （ 「 産気づく 」 ） 。 最初 は 、 間歇 的 に 突っ張る 程度 だっ た の が 、 だんだん 強度 と 頻度 を 増し て いく ） 。 子宮 の 定期 的 な 収縮 が 10 分 間欠 、 または 1 時間 に 6 回 と なっ た 時点 で 陣痛 発 来 と いう 。 子宮 の 収縮 で 胎児 の 頭 が 子宮 口 を だんだん 押し 広げ て いく 。 子宮 口 が 広がる こと を 子宮 口 開 大 と 言う 。 収縮 を 繰り返す うち に 、 胎胞 の 卵 膜 が 破れ て 羊水 が 出る （ 破水 ） 。 直径 10 cm で 「 全開 」 。   陣痛 と 同時に 産婦 に 「 いきみ 」 が おこり （ 息 を 止め て 腹 に 力 を 加える よう な 状態 ） 、 胎児 は ゆっくり と 回り ながら （ 回旋 ） 産道 を 下り 、 ついに は 母体 から 出る 。 出産 （ 分娩 ） によって 妊娠 状態 は 終了 する 。  母子 保健 法 第 15 条 により 、 妊娠 し た 者 は 、 厚生 労働 省令 で 定める 事項 に つき 、 速やか に 、 保健所 や 自治体 に 妊娠 の 届出 を する よう に し なけれ ば なら ない 、 と 定め られ て いる 。 届出 を する と 、 母子 健康 手帳 が 交付 さ れる 。  妊娠 判明 後 、 通常 は 産科 ・ 助産 所 において 定期 検診 として 、 妊婦 健康 診査 を 受ける 。 周 産 期 の 異常 へ の 対処 を 行い 、 周 産 期 死亡 率 の 改善 を 図っ て いる 。  妊婦 健康 診査 は 通常 、 妊娠 23 週 （ 妊娠 6 か月 ） まで は 4 週間 に 1 度 、 妊娠 24 週間 （ 妊娠 7 か月 ） から 妊娠 35 週 （ 妊娠 9 か月 ） まで は 2 週間 に 1 度 、 妊娠 36 週間 （ 妊娠 10 か月 ） 以後 は 1 週間 に 1 度 行う 。  月経 の 消失 、 市販 の 妊娠 診断 薬 によって 受診 さ れる こと が 多い 。 2008 年 現在 、 妊娠 の 決定 は 妊娠 診断 薬 、 すなわち 尿 中 hCG の ほか 、 超 音波 断層 検査 、 ドプラ 法 など を 用い て 行う 。 これら の 近代 的 な 検査 が 存在 し なかっ た 場合 は 身体 診察 で 経過 観察 を 行っ て い た 。 古典 的 に は 妊娠 不 確徴 （ 性器 以外 の 徴候 ） として つわり 様 症状 、 腹部 膨隆 など 、 妊娠 半 確徴 （ 性器 徴候 ） として 子宮 の 腫 大 、 軟化 、 乳房 の 増大 、 乳 輪 の 着色 、 妊娠 確徴 （ 胎児 徴候 ） として 胎児 部分 触 知 、 胎児 心音 聴取 （ Traube 法 、 約 12 週 以降 ） 、 臍帯 雑音 聴取 、 X 線 による 胎児 骨格 、 他 覚 できる 胎動 など が ある 。 古典 的 方法 で は 客観 的 に 妊娠 確徴 が 見 られる の に 妊娠 5 か月 まで 至っ て い た 。 2008 年 現在 尿 中 hCG 検査 にて 妊娠 4 週 以降 は 診断 可能 で ある ため 、 月経 の 停止 にて 疑っ た 場合 は 大抵 は 信頼 できる 。 ただし 、 この 時期 で は 胎嚢 が 確認 でき ない こと も ある 。 尿 中 hCG は 腹痛 、 不正 性器 出血 など 異常 妊娠 （ 子宮 外 妊娠 、 切迫 流産 ） を 疑う 場合 も 救急 外来 で 測定 さ れる 。  月経 歴 、 基礎 体温 、 超 音波 検査 、 子宮 の 大き さ といった 方法 が 知ら れ て いる が 、 最も 信頼 性 が 高い の は 超 音波 検査 で ある ため に その他 の 方法 は 補助 診断 と さ れる 。 一般 的 な の は 妊娠 8   -   11 週 は 頭 殿 長 （ CRL ） を 用い 、 12 週 以降 は 児 頭 大横 径 （ BPD ） を 用いる という やり方 で ある 。  妊娠 4 週 から 5 週 に 小さな 円 として 確認 できる 。 その後 GS 中 に 卵黄 嚢 、 胎芽心 拍 動 （ 約 8 週 以降 ） など が 認め られる よう に なる 。 胎嚢最 大 径 （ cm ） = 妊娠 週 数 - 4 という 関係 式 は 妊娠 の 初期 で は 目安 に なる 。  頭部 から 臀部 まで の 直線 距離 で ある 。 妊娠 7   -   8 週 で 頭部 と 体 幹 の 区別 が 可能 に なる ため 測定 可能 と なる 。 生理 的 屈曲 の 状態 で 測定 する 。 妊娠 8 週   -   11 週 で は CRL 値 に 個体 差 は ない ため 分娩 予定 日 の 算出 に 用い られる 。 CRL ( cm )= 週 数 - 7 の 関係 式 が ある 。  頭蓋骨 外側   -   対 側 の 頭蓋骨 内側 まで の 距離 で ある 。 胎児 発育 の 目安 で あり 、 妊娠 週 数 の 推定 や 分娩 予定 日 の 算出 に 用い られる 。 BPD ( cm )＝ 週 数 / 4 の 関係 式 も 存在 する が 妊娠 後期 で は 信頼 性 は 乏しい 。  児 頭 大横 径 （ BPD ） 、 体 幹 前後 径 （ APTD ） 、 体 幹 横 径 （ TTD ） 、 大腿 骨 長 （ FL ） を 用い て 推定 する 。 推定 式 は 各種 存在 し 、 コンセンサス は 得 られ て い ない 。 妊娠 6 か月 で 500 g 、 妊娠 8 か月 で 1500 g 程度 あれ ば おおむね 良好 で ある 。  妊娠 が 正常 に 経過 し て いる の か を 確認 し 、 特に 妊娠 高 血圧 症候群 を スクリーニング する こと に 力 を いれ た 検診 で ある 。 特に 以下 の 7 項目 は 母子 健康 手帳 に 記載 の 義務 が ある 。  血液 型 （ ABO 式 、 Rh 式 、 不規則 抗体 検査 ） 、 梅毒 血清 反応 、 B 型 肝炎 ウイルス 抗原 検査 、 C 型 肝炎 ウイルス 抗体 検査   、 風しん ウイルス 抗体 検査 、 HTLV - 1 抗体 検査 （ 30 週 まで に 1 回 ）  血 算 、 血糖  子宮 頸 がん 検査 、 性器 クラミジア 検査  これら 以外 に 妊娠 初期 は 母体 の 健康 状態 の 詳細 把握 、 ハイ リスク 妊娠 の 描出 、 胎児 存在 の 確認 と 状態 観察 の ため の 各種 検査 を 、 妊娠 中期 は 妊娠 高 血圧 症候群 、 流産 、 早産 、 胎児 異常 の 早期 発見 と 予防 の ため の 検査 、 妊娠 後期 は 胎児 well - being の 検査 を 行っ て いく 。  流産 も 参照 の こと 。 流産 と は 妊娠 22 週 未満 の 場合 を 指す 。 児 の 胎外生 活 は 不可能 で ある 。 22 週 以降 は 児 の 生存 が 可能 な 場合 も ある こと から 早産 と 区別 さ れる 。 周 産 期 医療 の 発達 し た 2008 年 現在 も 34 週 未満 の 早産 は 予後 不良 な 場合 が 多い 。 流産 で は 12 週 未満 に 起こっ た 場合 は 染色 体 異常 が 原因 の こと が 多く 早期 流産 と いう 。 また 12 週 以降 で は 羊 膜 絨毛 膜 炎 が 原因 で ある こと が 多い 。 自然 流産 の 発生 頻度 は 15 % 程度 で ある 。 その ため 3 回 以上 流産 を する 確率 は 0 . 5 % 未満 で ある と 考え られ 、 3 回 以上 の 流産 が 連続 する 習慣 流産 で は 何らかの 異常 が 疑わ れ 精査 が 必要 と なる 。 40 歳 以上 で は 自然 流産 の 確率 は 25 % と 高く なる 。 これ は 染色 体 異常 の 頻度 が 高く なる ため で あり 、 羊水 の 性状 と は 関係 は ない と 考え られ て いる 。 少量 の 性器 出血 、 軽度 の 下腹部 痛 を 呈し 、 内子 宮口 が 未開 大 で ある 場合 は 切迫 流産 の 可能 性 が 高い 。 性器 出血 に 加え 、 陣痛 様 の 下腹部 痛 を 呈し 、 内診 にて 子宮 口 の 開 大 が 認め られる 場合 は 進行 流産 を 疑う 。 切迫 流産 の 場合 は 妊娠 の 継続 が 可能 な 場合 も ある ので 安静 、 臥床 と し 16 週 以降 で 子宮 の 収縮 が 認め られる 場合 は 子宮 収縮 抑制 薬 を 使用 する 。 これら の 治療 は 医療 機関 で 行わ れる の が 通常 で ある 。 進行 流産 の 場合 は 妊娠 の 継続 は 不可能 と 考え られ て おり 、 子宮 内容 除去 の 適用 と なる 。 それ 以外 に 無 症状 だ が 経 腟超音 波 検査 にて 枯死 卵 を 認める 場合 を 稽留流 産 と いい 、 これ も 子宮 内容 除去 の 適用 と なる 。  早産 も 参照 の こと 。 妊娠 22 週   -   37 週 未満 の 分娩 を 早産 と いう 。 出産 の 約 5 % で 認め られ て いる が 34 週 未満 で は 胎児 の 予後 が 不良 で ある こと が 多い 。 34 週 以降 で は 比較的 良好 で ある と いわ れ て いる 。 前 置胎盤 、 妊娠 高 血圧 症候群 、 常 位 胎盤 早期 剥離 など によって 母 児 救命 の ため に 行う 人工 早産 と 切迫 早産 や 前期 破水 による 自然 早産 が 知ら れ て いる 。 自然 早産 の 原因 は ほとんど が 羊 膜 絨毛 膜 炎 で ある 。 妊娠 22 週   -   37 週 未満 で 規則 的 な 子宮 収縮 、 少量 の 性器 出血 、 水 様 帯 下 など を 自覚 し た 場合 は 切迫 早産 で ある 可能 性 が ある 。 破水 が 起こっ て いる か どう か によって 対応 は 大きく 異なる が 、 基本 的 に は 入院 管理 と し できる だけ 妊娠 期間 を 延長 さ せ 、 児 の 発育 、 成熟 を 図る よう に する 。 破水 を し て い て 、 子宮 内 感染 または 胎児 ジストレス が ある 場合 は 帝王切開 の 適応 と なる 。 未 破水 で 胎児 が 安全 で ある 場合 は 安静 を 保ち 、 妊娠 の 継続 を 行う 。 その ため 子宮 収縮 抑制 薬 や ウリナスタチン など を 用いる こと が ある 。 早産 で 生まれ た 子 は いわゆる 、 未熟 児 と なり やすい 。  42 週 以降 の 妊娠 を 過 期 妊娠 と いう 。 胎盤 機能 不全 を 起こし やすい 。 これ を 防ぐ 目的 で CRL , BPD の 測定 で 正確 な 妊娠 週 数 を 把握 し 、 過 期 妊娠 と なる 前 に 誘発 分娩 を 行う の が 一般 的 で ある 。  帝王切開 の こと で ある 。 異常 分娩 の 際 は 様々 な 理由 によって 帝王切開 の 適用 と なる こと が 多い 。 児 頭骨 盤 不適合 や 胎位 、 胎勢 、 回旋 異常 、 遷延 分娩 の 場合 は 経 腟分娩 困難 という こと で 適用 と なり 、 子宮 切迫 破裂 、 常 位 胎盤 早期 剥離 や 子癇 、 過 強 陣痛 、 胎児 ジストレス でも 同様 で ある 。 その ほか 、 経 腟分娩 が 母 児 に 危険 を もたらす と 考え られる 病態 も ある 。 妊娠 高 血圧 症候群 、 前 置胎盤 、 帝王切開 や 子宮 手術 の 既往 、 子宮 奇形 、 骨盤 位 （ 逆子 ） 、 重症 の 母体 合併症 で は 帝王切開 を 好ま れる 。 また 長期 不妊 後 の 分娩 も 帝王切開 と なり やすい 。  妊娠 22 週 未満 に 子宮 収縮 または 子宮 収縮 による 下腹部 痛 を 認め られる が 、 子宮 口 の 拡大 といった 頸管 の 熟 化 が 認め られ ない 場合 は 切迫 流産 の 可能 性 が ある 。 医療 機関 の 受診 を 行い 、 超 音波 検査 によって 胎嚢 や 胎児 心拍 の 確認 を 行い 妊娠 継続 が 可能 か を 評価 し た のち 、 安静 にて 対応 する こと が 多い 。 また 、 進行 流産 へ の 進展 を 防止 する 目的 で 子宮 収縮 抑制 薬 や 止血 薬 が 処方 さ れる こと が 多い ほか 、 血腫 の 形成 など が 認め られ た 場合 など は 入院 管理 と なる こと も 多い 。  つわり は 一般 的 に は 妊娠 12 週 から 16 週 ころ に は 軽快 する こと が 多く 、 食生活 の 指導 など で 対応 する 場合 が 多い 。 栄養 障害 を 起こし 、 妊娠 悪阻 に 至っ た 場合 は 外来 にて 点滴 を 行う 。 ビタメジン など ウェルニッケ 脳症 予防 の ため の ビタミン B 1 を 含む 製剤 や 解毒 剤 で ある タチオン を 用いる 場合 が 多い 。 悪心 に対して は プリンペラン を 用いる 場合 も 多い が 、 妊娠 中 の 安全 性 は 確立 し て い ない ため 少量 、 短時間 の 投与 のみ と する べき で ある 。 症状 が あまりに 強い 場合 は 比較的 安全 と いわ れ て いる 漢方薬 を 用いる 。  妊娠 高 血圧 症候群 、 本態 性 高 血圧 の 可能 性 が ある 。 妊娠 中 は ACEI や ARB の 投与 が 禁忌 と なる 。 妊娠 中 は 可能 な 限り 薬物 の 使用 は 避け たい ため 軽症 の 高血圧 で は 安静 ・ 食事 療法 が 基本 と なる 。 降圧 薬 を 使用 する 場合 は ヒドララジン 系 降圧 薬 で ある アプレゾリン や メチルドパ 系 降圧 薬 で ある アルドメット が 好ま れる 。 こら ら の 薬物 で コントロール が でき ない 場合 は α β 遮断 薬 として トランデート など を 用いる こと も ある 。 これ でも コントロール が でき なけれ ば カルシウム 拮抗 薬 で ある アダラート L など も 使用 する 。 入院 中 で 速やか な 降圧 が 必要 な 場合 は ペルジピン も 用いる 。  第 一 選択 は アセトアミノフェン による 解熱 鎮痛 と なる 。 NSAIDs は 胎児 の 動脈 管 収縮 、 閉鎖 や その他 の 原因 による 死亡 例 が 報告 さ れ て おり 原則 禁忌 で ある 。 抗 ヒスタミン 薬 に 催奇形 性 が ある という 報告 も ある ため 妊娠 12 週 未満 で は PL といった 総合 感冒 薬 も 投与 を 見合わせ た 方 が 良い 。 NSAIDs 外用 剤 は 短期 なら 使用 可能 で ある 。  PPI や H 2 ブロッカー の 安全 性 は 確立 し て い ない ため 、 セルベックス など 防御 因子 に 作用 する 薬物 を 用いる 。 鎮痙薬 の ブスコパン も 投与 可能 で ある 。  妊娠 中 は 大腸 へ の 胎児 の 圧迫 により 便秘 に なり やすい 傾向 が ある 。 また 胎児 の 造血 に 鉄分 が 消費 さ れる ため 貧血 に なり やすく 、 鉄剤 を 処方 さ れる が 、 この 鉄剤 によって 便秘 に なり やすく なる 。  大腸 刺激 性 の 下剤 の 使用 は 子宮 収縮 を 招き 流産 に 陥る 場合 が ある ため 可能 な 限り さける の が 望ましい 。 バルコーゼ や 酸化 マグネシウム を 用いる の が 一般 的 で ある 。  妊娠 中 は 下痢 によって 子宮 収縮 が おこり 流産 と なる こと も ある ため 、 重度 の 下痢 に関して は 止 瀉薬 の 投与 を 行う 。 ロペミン など が よく 用い られる 。 なお 輸液 、 電解 質 補正 を 行う の は 非 妊娠 時 と 同様 で ある 。 細菌 性 下痢 が 強く 疑わ れる 場合 は ウイントマイロン 、 胆嚢 炎 や 膵炎 による 下痢 を 疑う 場合 は セファメジン α など を 用いる が 、 これら は 有益 性 投与 で あり 専門医 と の 協力 体制 の もと で 行う の が 望ましい 。  胎児 の 安全 を 第 一 に 考え なけれ ば なら ない ため 、 腹部 を 圧迫 する よう な 体位 や 激しい 性行為 は 避ける べき で ある 。 一般 的 に は 、 母体 が 子宮 の 張り を 訴え なけれ ば 差支え ない と さ れ て いる 。  また 、 精液 に 含ま れる プロスタグランジン は 子宮 収縮 作用 が ある こと と 、 母体 に対する 細菌 感染 防止 の ため 男性 は コンドーム を 使用 す べき で ある 。  分娩 後 の 子宮 収縮 が 不良 と なる と 弛緩 出血 や 子宮 復古 不全 と なる こと が ある 。 この 場合 は パル タン M 0 . 125 mg （ 3 T 3 × 食後 ) といった 子宮 収縮 薬 を 用いる こと が ある 。 なお 、 産後 1   -   2 か月 で 出血 が 認め られ た 場合 は 機能 性 子宮 出血 で ある ば あい が 多く 、 卵胞 ホルモン と 黄体 ホルモン の 合 剤 で ある ノアルテン - D を 用いる こと も ある 。 止血 薬 や 抗菌 薬 も 併用 する こと は 多い 。 内服薬 で コントロール が でき ない 場合 は 子宮 内容 除去 といった 外科 的 な 手技 が 必要 と なる 場合 も ある 。  産褥 期 に なり 乳汁 分泌 が 開始 さ れる と それら の トラブル 対応 が 必要 と なる 場合 が ある 。  早期 授乳 、 マッサージ 、 睡眠 と 安静 、 栄養 補給 が 基本 で ある が これら を 用い て も 乳汁 分泌 が 不十分 な 場合 は ドパミン 拮抗 薬 を 用い て プロラクチン の 分泌 を 促進 する 。 ドグマチール 50 mg ( 2 T 2 ×   食間   5 日間 ) といった 薬物 療法 など を 行う こと も ある 。  死産 や 新生児 死亡 にて 乳汁 分泌 を 完全 に 停止 し たい 場合 は ドパミン 作動 薬 を 用い て プロラクチン の 分泌 を 抑制 する 。 最も 良く 用い られる 処方 として は カバサール 1 . 0 mg ( 1 T 1 ×   1 回 のみ ) という 処方 で ある 。 カバサール は 胎児 娩出後 4 時間 以内 の 投与 は 避け 、 バイタルサイン が 安定 し て から 投与 する 。 分娩 後 2 日 以内 で 投与 する こと が 望ましい と さ れ て いる 。 その他 の 処方 として は パーロデル 2 . 5 mg ( 2 T 2 ×   食後   14 日 ) や テルロン 0 . 5 mg ( 2 T 2 ×   食後   14 日 ) など が 知ら れ て いる 。 パーロデル は 乳汁 うっ 滞 で 乳房 が 緊満 し マッサージ 不可能 と なっ た 場合 、 1 錠 だけ 内服 さ せ 緊満 を 解除 する という 目的 でも 用い られる こと が ある 。  多く の 薬 は 妊娠 中 に 使用 禁止 と なる 。 以下 に 使用 禁止 な 薬 を 列記 する 。  こう いっ た こと が ある ため 妊娠 高 血圧 症候群 で は 、 一般 的 な 降圧 薬 は 使用 し ない 。 以下 に 述べる よう な 薬 を 用いる 。  処方 可能 な 薬剤  なお 、 分娩 コントロール で 用いる 薬 は 分娩 の 項 を 参照 の こと 。  妊娠 中 の 放射線 照射  妊娠 期 および 綬乳期 における 望ましい 食生活 の 実現 に 向け 何 を どれ だけ どの よう に 食べ たら よい か の 指針 として 「 妊産婦 の ため の 食生活 指針 」 が 厚生 労働省 の 「 健やか 親子 21 」 推進 検討 会 から 2006 年 に 示さ れ て いる 。  栄養 の 摂取 について 、 食事 バランス ガイド 、 食生活 指針 、 栄養 学 、 栄養素   ( 栄養 学 )、 も 参照 の こと 。  なお 、 母体 から 胎児 へ の 転送 により 、 妊娠 ・ 出産 期 に は 母親 に は 無視 でき ない ω - 3 脂肪酸 の 枯渇 の 危険 性 が 高まり 、 その 結果 として 産後 の うつ病 の 危険 性 に 関与 する 可能 性 が ある ので 、 その 十分 な 摂取 に 留意 する 必要 が ある 。トキイロコンドル （" Sarcoramphus   papa "） は 、 タカ 目 コンドル 科 トキイロコンドル 属 に 分類 さ れる 鳥類 。 本 種 のみ で トキイロコンドル 属 を 形成 する 。 特定 動物 。  アルゼンチン 北部 、 ウルグアイ 、 エクアドル 、 エルサルバドル 、 グアテマラ 、 コスタリカ 、 コロンビア 、 スリナム 、 トリニダード・トバゴ 、 ニカラグア 、 パナマ 、 パラグアイ 、 ブラジル 、 フランス （ 仏 領 ギアナ ） 、 ベネズエラ 、 ベリーズ 、 ホンジュラス 、 ボリビア 、 メキシコ  全長 80 cm 。 羽毛 は 白く 、 風 切羽 は 黒い 。 尾羽 は 短い 。  頭部 に は 羽毛 が 無く 、 赤 や オレンジ 色 の 皮膚 が 露出 し て いる 。 嘴 は 赤く 、 基部 を 覆う よう に オレンジ 色 の 肉 垂 が ある 。  熱帯 雨林 や サバンナ 等 に 生息 する 。  食 性 は 動物 食 で 動物 の 死骸 を 食べる 。 英名 の King は 小型 の コンドル が 発見 し た 獲物 を 横取り する 例 が ある こと から 、 小型 の コンドル の 王様 と 思わ れ た こと が 由来 で 、 コンドル （ オオコンドル ） より は 小型 （ 英名 で は コンドル 科 の 大型 種 は Condor として 区別 さ れる ） 。  繁殖 形態 は 卵生 で 、 樹 洞 に 巣 を 作り 卵 を 産む 。 雌雄 とも 抱卵 する 。 雛 の 世話 も 雌雄 で 行う 。  特徴 的 な 形態 から ネイティブアメリカン の 間 で は 芸術 品 の モチーフ と さ れ た 。総 排出 腔 （ そう はいし ゅつこう ／ くう ） 、 または 総 排泄 腔 （ そう はい せつこ う ／ くう ） と は 、 軟骨 魚類 、 両生類 、 爬虫類 、 鳥類 、 および 一部 の 原始 的 な 哺乳類 に 見 られる 、 直腸 ・ 排尿 口 ・ 生殖 口 を 兼ねる 器官 の こと で ある 。  総 排出 腔 を もつ 動物 で は 、 消化 管 （ 腸管 ） の 末端 で ある 糞 管 （ 肛門 管 ） 、 泌尿器 から の 輸尿管 、 生殖 器 から の 生 殖輸管 （ 卵 管 ・ 精 管 ） の すべて が 、 共通 の 室 （ 腔部 ） で ある 総 排出 腔 に 開口 する 。  総 排出 腔 を もつ 動物 で は 、 排泄 物 （ 糞 や 尿 ） も 卵 や 精子 も 、 同じ 穴 から 体外 に 排出 さ れる （ 総 排出 腔 の 欧 名   cloaca   は 、 「 下水道 、 暗渠 」 を 意味 する ラテン語 に 由来 する ） 。  この 穴 、 すなわち 、 総 排出 腔 から 体外 へ の 開口 部 の こと を 、 「 総 排出 口 （ そう はいし ゅつこう ） 」 という （ 「 総 排出 孔 」 と も 表記 ） 。  イモリ や サンショウウオ など の 有尾 両生類 で は 、 全長 と いえ ば 、 その 個体 の 吻端 （ ふん た ん 、 鼻先 ） から 尾端 （ 尻尾 の 先 ） まで の 長 さ を 指す が 、 体長 という とき に は 、 尾 部 の 長 さ を 除い た 頭 胴 長 、 すなわち   SVL   を 指す 。  SVL   と は   Snout   to   Vent   Length   の 略 で 、 吻端 から 総 排出 口 （ 通常 は その 後端 ） まで の 長 さ の こと で ある 。  カエル 類 の 場合 、 体長 と は 、 吻端 から 総 排出 口 まで 、 または 吻端 から 尾 椎 端 まで の 長 さ の こと で ある 。  前者 は 主として 固定 標本 の 場合 に 、 後者 は 生体 を 扱う 場合 に 用い られる 。  また 、 一般 に カメ 類 など の 雌雄 は 総 排出 口 の 位置 によって 、 イモリ 類 の 場合 は 総 排出 口 の 形状 によって 見分け られる 。  現存 する 最も 原始 的 な 哺乳類 の グループ で ある カモノハシ 目 の 原名   Monotremata （ 単 孔 目 ） は 、 この グループ の 動物 が 総 排出 腔 を もつ こと に 由来 する 。  実際 に は 、 カモノハシ 目 の ほか に 、 フクロネズミ 目 （ 有 袋 目 ） の 動物 や 、 モグラ 目 （ 食 虫 目 ） の 一部 の 動物 、 さらに ネズミ 目 の ビーバー も 、 同じく 「 総 排出 腔 」 と 呼ば れる 器官 を もつ が 、 その 構造 は 、 カモノハシ 目 哺乳類 の それ と は やや 異なる 。  カモノハシ 目 の 場合 、 爬虫類 など と 同様 、 腸 の 開口 部 （ 直腸 ） と 膀胱 と 子宮 が 、 それぞれ 総 排出 腔 に 開口 する 。  これ に対して 、 フクロネズミ 目 や 一部 の モグラ 目 の 動物 の 場合 、 膀胱 と 子宮 は 「 総 排出 腔 」 に 開口 する が 、 直腸 は これ と は 分離 し て おり 、 総 排出 口 と は 別に 、 腸 から 体外 へ の 開口 部 で ある 肛門 を 備える 。  なお 、 一部 の モグラ 目 を 除く ほとんど 全て の 有 胎盤 哺乳類 の 雌 の 場合 、 腸 の 開口 部 （ 肛門 ） 、 膀胱 から の 開口 部 （ 尿道 口 ） 、 子宮 の 開口 部 （ 膣 ） は 、 すべて 分離 し て いる 。 なお 、 雄 の 場合 において は 、 腸 の 開口 部 は 独立 し て いる が 、 膀胱 から の 開口 部 と 精巣 から の 開口 部 は 尿道 口 に 開口 し て おり 分離 し て い ない 。鵜飼い ・ 鵜飼 ・ 鵜 養 （ うかい ） は 、 鵜 （ ウ ） を 使っ て アユ など を 獲る 、 漁法 の ひとつ 。 中国 、 日本 など で 行わ れ て い た 。 現在 で は 漁業 と いう より 、 観光 業 （ ショー ） として 行わ れ て いる 場合 が 多い 。  また 、 ヨーロッパ で は 16 世紀 から 17 世紀 の 間 、 スポーツ として 行わ れ た 。  鵜飼い の 歴史 は 古く 、 『 日本書紀 』 神武 天皇 の 条 に 「 梁 を 作 つて 魚 を 取る 者 有り 、 天皇 これ を 問 ふ 。 対 へ て 曰く 、 臣 は これ 苞 苴擔 の 子 と 、 此 れ 即ち 阿 太 の 養 鵜 部 の 始祖 なり 」 と 、 鵜 養 部 の こと が 見え 、 『 古事記 』 に も 鵜 養 の こと を 歌っ た 歌謡 が 載っ て いる 。 天皇 の 歌 に 「 し まつ とり う か ひか とも 」 と ある 。 また 中国 の 史書 『 隋 書 』 開 皇 二 十 年 （ 600 年 ） の 条 に は 、 日本 を 訪れ た 隋 使 が 見 た 変わっ た 漁法 として 『 以小環 挂鸕鷀 項 、 令 入水 捕 魚 、 日 得 百 餘頭 』 （ 小さな 輪 を 鳥 に かけ 日 に 100 匹 は 魚 を 捕る 』 と 記さ れ て いる 。  5 世紀 末 から 6 世紀 前半 に 築造 さ れ た と さ れる 群馬 県 の 保渡田 八幡 塚 古墳 で は 、 頸 に 紐 を 巻き つけ 嘴 に は 魚 を くわえ た 形状 で 鵜飼 の 様子 を 表現 し た 「 鵜 形 埴輪 」 が 出土 し て いる 。  延喜 年間 （ 901 年   -   923 年 ） に は 長良川 河畔 に 7 戸 の 鵜飼 が あり 、 国司 藤原 利 仁 により 鮎 が 献上 さ れ た 。 そして 、 それ を 時 の 天皇 が 気に入り 、 方 県 郡 七 郷 の 地 を 鵜飼 に 要する 篝 松 の 料 として 賜り 、 鵜飼 七 郷 と 読ん だ 。  平治 の 乱 で 源 頼朝 が 義 朝 と 敗走 する 時 、 義 朝 と はぐれ て 長良川 河畔 を さまよい 、 鵜飼 の 長 で ある 白 明 の 家 に 宿り 、 そこで 食 し た 鮎 鮨 の 美味 に 飢え を 癒し た 。 建 久 3 年 （ 1192 年 ） 右 大将 として 上洛 する 際 、 白 明 の 子 を 呼び出し て 恩 に 報い 、 また 毎年 鮎 鮨 を 鎌倉 に 送る よう 命じ た 。  『 和名 抄 』 に は 美濃 国 方 県 郡 の 鵜飼 が 掲げ られ 、 『 集 解釈 別記 』 に は 鵜飼 37 戸 と あり 、 『 新撰 美濃 誌 』 に は 方 県 郡 鵜飼 の 郷 9 箇村 と ある 。 文明 年間 （ 1469 年   -   1486 年 ） 、 一条 兼良 が 美濃 の 正保 寺 に 滞在 し 鵜飼 を 見物 し た 記録 が ある 。  永 禄 7 年 （ 1564 年 ） 、 織田 信長 は 長良川 の 鵜飼 を 見物 し 、 鵜飼 それぞれ に 鵜匠 の 名称 を 授け 鷹匠 と 同様 に 遇 し 、 1 戸 に 禄 米 10 俵 を 当て 、 給与 し た 。  元和 元年 （ 1615 年 ） 徳川 家康 が 鵜飼 を 見物 し 、 石 焼き の 鮎 に 感賞 し て 以来 、 江戸城 に 毎年 鮎 を 献上 する の が 例 と なり 、 鵜匠 21 戸 ごと に 10 両 の 扶持 を 給せ られ た 。 その 献上 の 際 に は 老中 の 三 判 証文 を 持っ て 継ぎ 立て 、 江戸 まで 2 昼夜 で 送致 し た 。 その後 、 鵜飼 は 衰え 、 文化 2 年 （ 1805 年 ） に は 12 戸 と なり 、 その 12 戸 に 毎年 120 石 、 532 両 2 分 を 給与 する として 、 再び 回復 し た 。  明治維新 で 一時 衰退 し た が 、 明治天皇 の 代 に しばしば 沙汰 が あり 、 大膳 職 に 上納 さ れ 、 明治 23 年 （ 1890 年 ） から 稲葉 郡 長良 村 古津 その他 武儀 郡 、 郡上 郡 の 各 村 で 延長 1471 間 を 宮 内省 の 鮎 漁 の 御 猟場 に 編入 さ れ た 。  鵜飼 漁 で 獲 れる 魚 に は 傷 が つか ず 、 ウ の 食道 で 一瞬 に し て 気絶 さ せる ため に 鮮度 を 保つ こと が できる 。 この ため 、 鵜飼 鮎 は 献上 品 として 殊 の ほか 珍重 さ れ 、 安土 桃山 時代 以降 は 幕府 および 各地 の 大名 によって 鵜飼 は 保護 さ れ て いっ た 。 鵜匠 と 漁場 の 確保 は 、 大名 達 にとって も 面子 に 関わる こと で あっ た の で ある 。  その 一方 で 、 鵜飼 は 漁獲 効率 の よい 漁法 で は ない ため 、 明治維新 後 に 大名 等 の 後援 を 失っ た 鵜飼 は 減少 し て いき 、 現在 は 数える まで に その 規模 を 縮小 し て いる 。  現在 の 鵜飼 は 、 客 が 屋形船 から その 様子 を 見 て 楽しむ という よう に 、 漁 による 直接的 な 生計 の 維持 と いう より は 、 もっぱら 観光 事業 として 行わ れ て いる 。 例えば 、 愛媛 県 大洲 市 の 肱川 で 行わ れ て いる 鵜飼 は 、 戦後 の 昭和 32 年 （ 1957 年 ） に 「 大洲 観光 うかい 」 として 始まっ た もの で ある 。  切手 の 意匠 に も なっ た 。  鵜飼 漁 を する 人 を 鵜 使い または 鵜匠 （ う しょ う ・ うじ ょう ） と 呼ぶ 。 その 装束 は 風 折烏帽子 、 漁 服 、 胸 あて 、 腰蓑 を 身 に 着ける 。  漁 に 用いる ウ の 数 は 各地 の 鵜飼 漁 の 規模 や 漁法 によって 異なる 。 例えば 、 徒歩 鵜 で は 鵜匠 ごと に 1 羽 ないし 極 数 羽 の ウ を 操る が 、 小船 を 用い た 一般 的 な 鵜飼 において は 、 1 人 の 鵜匠 が 5 羽 から 10 羽 程度 の ウ を 一 度 に 操る 。 漁期 は おおむね 晩春 から 初秋 に かけ て で あり 、 鮎 漁 の 解禁 日 に あわせ て 漁 が 始まる こと が 多い 。  鵜飼い で は 、 平底 の 小船 の 舳先 で 焚か れる かがり火 が 、 照明 の ほか に アユ を 驚か せる 役割 を 担っ て いる 。 かがり火 の 光 に 驚き 、 動き が 活発 に なっ た アユ は 、 鱗 が かがり火 の 光 に 反射 する こと で ウ に 捕え られる 。 ウ の のど に は 紐 が 巻か れ て おり 、 ある 大き さ 以上 の アユ は 完全 に 飲み込む こと が でき なく なっ て おり 、 鵜匠 は それ を 吐き出さ せ て 漁獲 と する 。 紐 の 巻き 加減 によって 漁獲 する アユ の 大き さ を 決め 、 それ より 小さい アユ は ウ の 胃 に 入る 。  しかし 、 鵜飼い の 鵜 に いつも のど に 紐 を まい て 漁 を し て いる と 鵜 は だんだん やる気 を なくし て いっ て しまう 。 その ため 、 鵜匠 は 鵜 に も 休暇 を 与える こと が ある 。 （ 鵜飼 と 鵜 の 関係 について は 、 鵜 で も 記述 ）  鵜飼 は 通常 5 月 半ば から 10 月 半ば まで の 満月 の 日 以外 に 行わ れる 。 満月 の 日 に 行わ れ ない の は 、 かがり火 に 集まっ て くる アユ が 月明かり に 惑わさ れる の を 防ぐ ため で ある 。  鵜飼い に 使わ れる ウ は ウミウ で あり 、 和歌山 県 有田 市 と 島根 県 益田 市 を 除く 全国 11 か所 すべて の 鵜飼 は 、 茨城 県 日立 市 （ 旧 十王 町 ） の 伊師 浜 海岸 で 捕獲 さ れ た ウミウ を 使用 し て いる 。 ウミウ の 捕獲 は 、 春 と 秋 の 年 2 回 、 鳥屋 （ と や ） と 呼ば れる 海岸 壁 に 設置 さ れ た コモ 掛け の 小屋 で 行わ れる 。 鳥屋 の 周り に 放し た 囮 の ウミウ に つられ て 近寄っ て き た ところ を 、 鳥屋 の 中 から " かぎ 棒 " と 呼ば れる 篠竹 の 先 に かぎ針 を 付け た 道具 を 出し 、 ウミウ の 足首 を 引っかけ て 鳥屋 に 引きずり込み 捕らえる 。  鵜 は 冬 、 南方 に 渡り する 途中 を 尾張 国 知多半島 篠島 海岸 で 捕獲 し た 。 捕獲 法 は 、 最初 おとり と なる 1 羽 の 鵜 の 両 眼 の 瞼 を 縫っ て 仮に 盲目 と する 。 これ を 海上 に 露出 する 巌 頭 に 置き 、 付近 に 黐 ハゴ を 装置 し 、 これ に 近づく 渡り の 鵜 を 捕まえる の で ある 。 これ は 島 鵜 と よん で 、 普通 の 鵜 より も やや 大きく 、 身長 約 2 尺 、 頸長 8 寸 から 9 寸 、 体重 650 匁 から 860 匁 に なる 。 捕まえ た 鵜 も 瞼 を 仮縫い し て 使用 地 まで はこび 、 風 切羽 5 , 6 枚 を 半ば から 切り取り 、 縄付き で 泳がせ 、 だんだん 訓練 する 。 使用 年限 は たいてい 12 年 から 13 年間 で ある 。  鵜飼 舟 は 長 さ 7 間 8 寸 、 敷 6 間 、 幅 中央 3 尺 4 寸 、 深 さ 1 尺 6 寸 5 分 。 棹 は 艫 乗り の 使う もの は 長 さ 1 丈 5 尺 （ 艫 棹 ） 、 中 乗 の 使う もの は 長 さ 8 尺 5 寸 （ 中 棹 ） 。 楫 は 艫 楫 の 長 さ 7 尺 5 寸 、 中 楫 の 長 さ 6 尺 2 寸 。 帆 は 長 さ 1 丈 2 尺 5 寸 、 幅 9 尺 5 寸 。 檣 は 長 さ 1 丈 6 尺 5 寸 。 ただし 帆 と 檣 は 上流 へ さかのぼる とき に 用いる だけ で 、 鵜飼 と 直接 の 関係 は ない 。  松 敷 は 篝 用 の 薪 を 置く 台 で あり 、 大小 2 個 ある 。 手 縄 は 鵜 を むすぶ 縄 で 、 檜 の 繊維 を 撚り あわせ た もの で 、 長 さ 1 丈 。 縄 の 端 に 鯨 で つくっ た 「 ツモソ 」 という 長 さ 1 尺 2 寸 の 紐 を 付け 、 その 末 を 島田 に まげ て 鵜 を つなぐ 。  吐籠 は 鵜 の 呑ん だ 鮎 を 吐出さ せる 竹 籠 で 、 口径 1 尺 3 寸 、 深 さ 1 尺 2 寸 5 分 。 諸 蓋 は 鮎 を 盛る 器 で 、 横 7 寸 2 分 、 縦 1 尺 2 寸 、 深 さ 1 寸 5 分の 檜 製 の 盆 。 篝 は 鉄製 で 、 火 籠 の 深 さ 1 尺 、 底 径 6 寸 、 口径 1 尺 4 寸 、 これ に 長 さ 7 尺 5 寸 の 柄 を そえ て 、 舟 の 舳 に 差し出す 。 松 割り 木 は 篝火 用 で 、 長 さ 1 尺 2 寸 ほど の 松 薪 6 貫 匁 を 1 束 として 、 1 艘 に 5 束 ずつ そなえる 。 松明 は 脂 松 を 適宜 たばね て 、 随時 使用 する 。 鵜 籠 は 鵜 の 運搬 具 で 、 幅 3 分の 割 竹 で 、 縦 1 筋 、 横 2 筋 、 方 1 寸 くらい の 籠 目 に 編み つくり 、 檜 の 4 分 板 で 蓋 と する 。 籠 中央 に 縦 に 仕切り を もうけ 、 一方 に 2 羽 ずつ 4 羽 の 鵜 を いれる 。 留 籠 は 使用 後 の 鵜 を 1 籠 に 2 羽 ずつ いれ て 鳥 部屋 に 置く もの で 、 製法 は 、 鵜 籠 と 同様 で ある 。  鮎 は 立春 後 およそ 50 日 を 経れ ば 、 やや 成長 し 海 口 から 河川 の 淡水 に のぼり はじめ 、 5 月 に なれ ば 3 寸 くらい に 成長 する 。 鵜飼 各戸 は これ より 前 に 準備 する が 、 鵜飼 は 暗夜 に かぎる 漁法 で ある から 、 月夜 を 嫌い 、 上弦 の 夜 は 月 入 後 、 下弦 の 夜 は 月出 前 、 上流 から 下流 へ 漁 し て 下る 。 鵜飼 舟 は 毎夜 12 艘 が 二 手 に 分かれ て 漁 する が 、 とき に 連合 し 漁 陣 を 張り 、 一斉 漁業 する こと も ある （ 搦 み ） 。  鵜飼 舟 1 隻 に は 鵜匠 1 人 、 中 乗 1 人 、 艫 乗 2 人 、 計 4 人 が 乗り組み 、 鵜匠 は 舳 で 12 羽 、 中 乗 は 中央 で 4 羽 の 鵜 を 遣い 、 艫 乗 は 艫 で 舟 の 進退 旋回 の 任 に あたる 。  鵜匠 は 鵜 の 鮎 を 呑ん だ 瞬間 手応え で それ と 察知 し 、 ただちに 引き上げ 、 吐籠 に 吐かす 。 豊漁 の 際 に は 全部 の 鵜 が 一時 に 鮎 を 呑む こと も ある が 、 鵜匠 は いささか の 遅滞 も なく 、 それ を 取りさばく 。 鵜匠 は その 多忙 の うち に あっ て なお あるいは 篝 の 薪 を 添え 、 あるいは 舟 の 進退 に 注意 し 、 ひと 呼吸 の 油断 も ない 。  山梨 県 笛吹 市 石和 町 を 流れる 笛吹川 における 石和 鵜飼 や 、 山梨 県 の 郡 内 地方 を 流れる 桂川 で かつて 行わ れ て い た 鵜飼 （ 現在 は 廃絶 ） 、 和歌山 県 有田 市 の 有田 川 で 行わ れ て いる 鵜飼 は 、 「 徒歩 鵜 （ かち う ） 」 と 呼ば れる もの で ある 。 これ は 小船 等 を 用い ず 、 鵜匠 が 1 羽 ないし 2 羽 の 鵜 を 連れ て 直接 浅瀬 に 入っ て 漁 を する 鵜飼 で ある 。  鵜 に 追い 綱 を つけ ず 行う 漁 を 放し 鵜飼 （ 放ち 鵜飼 ） と いう 。 2001 年 まで 島根 県 で 行わ れ て い た （ 高津川 の 鵜飼 ） 。 京都 府 宇治 市 で 復活 を 目指す 動き が ある （ 宇治川 の 鵜飼 ） 。  岐阜 県 岐阜 市 ならびに 関 市 の 長良川 河畔 における 鵜飼 は 、 宮内庁 式部 職 で ある 鵜匠 によって 行わ れ て いる 。 鵜匠 は 岐阜 市 長良 に 6 人 、 関 市 小瀬 に 3 人 おり 、 これら は 全て 世襲 制 で ある 。 長良川 の 鵜飼 で は 、 1 人 の 鵜匠 が 一 度 に 12 羽 の 鵜 を 操り ながら 漁 を 行う 。  もともと 長良川 の 鵜飼 は その 起源 を 1300 年 ほど 前 まで さかのぼり 、 江戸 時代 は 徳川 幕府 および 尾張 家 の 庇護 の もと に 行わ れ て い た 。 明治維新 後 は 一時 有栖川 宮 御用 と なる も 、 1890 年 に 宮 内省 主 猟 寮 属 と なっ た 。 御料 鵜飼 は 、 狭義 に は 毎年 5 月 11 日 から 10 月 15 日 まで 行わ れる 漁 の うち 特に 宮内庁 の 御料 場 で 行わ れる 8 回 の 漁 を 指す 。 御料 鵜飼 で 獲 れ た 鮎 は 皇居 へ 献上 さ れる ほか 、 明治 神宮 や 伊勢神宮 へ も 奉納 さ れる 。  『 隋 書 』 に 倭国 の 鵜飼い が 書か れ た 時代 （ 600 年 ） に は 鵜飼い は 中国人 にとって 珍しい 漁法 だっ た が 、 その後 中国 において も 鵜飼い 漁法 が 定着 し た 。  中国 における 鵜飼い の 記録 は 、 一説 に は 杜 甫 （ 712 年 - 770 年 ） の 詩 の 一節 に まで 遡る と いう 。  「 家々 で は 鵜 を 飼い 、 毎食 黄 魚 を 食べる 」 と 訳さ れる これ が 鵜飼い の 事 で ある と いう 。 ただし 、 烏 鬼 という の が 鵜 を 表す という 説 に は 異論 も 多く 、 仮に 鵜 で あっ た として も 黄 魚 と は チョウザメ で ある と さ れ て いる こと から 、 鵜 が チョウザメ の よう な 巨大 な 魚 を 捕れる と は 考え にくく 、 これ を 鵜飼い の 証拠 と する 説 に は 疑問 が 持た れ て いる 。  確実 な 記録 として 最古 の もの は 、 10 世紀 の 文人 ・ 陶 穀 が 残し た 『 清 異 録 』 （ 965 年 ） において 、 当 塗 （ 安徽 省 太平 府 の 都市 ） の 漁民 が 「 魚 を 捕らえる の に 非常 に 機敏 な 鵜 を 使う 」 と 記述 さ れ て いる もの で ある 。 また 、 11 世紀 後半 の 文人 ・ 范鎮 が 残し た 文章 に も 、 20 世紀 の 中国 で 行わ れ て い た もの と ほぼ 同じ 漁法 が 描か れ て いる 。  現在 、 観光 地 として も 著名 な 広西 チワン 族 自治 区 桂 林 市 付近 や 、 雲南 省 洱海 で の 鵜飼い が よく 知ら れ て おり 、 「/   yúyīngbǔyú 」 、 「/   lúcíbǔyú 」 など と 呼ば れ て いる 。 江南 の 各地 で 漁法 として 残り 、 江西 省 の 南 昌 市内 など で も 見る こと が できる 。 河北 省 と 天津 市 の 間 で も 、 小規模 ながら 、 漁法 として 残存 し て い た 。  卯田 宗 平 （ 国立 民族 学 博物館 准 教授 ） による 調査 で は 、 中国 の 鵜飼い は 観光 用 で なく 淡水 漁業 として 現役 で あり 、 鄱陽湖 や 洞 庭 湖 など 少なくとも 119 カ所 で 行わ れ て いる 。  中国 の 鵜飼い は 、 日本 と 以下 の よう な 相違 点 が ある 。  これら の 点 から 、 中国 の 鵜飼い は 歴史 的 に 先行 し て いる 日本 の 鵜飼い から その ノウハウ を 得 た の で は なく 、 独自 に 発達 し た もの で は ない か と ベルトルト ・ ラウファー は 推測 し た 。  16 世紀 末 から 17 世紀 初め にかけて の 一時期 、 ヨーロッパ で も 鵜飼い が スポーツ として 、 主 に イギリス と フランス の 宮廷 を 中心 として 広まっ た 。 1609 年 、 皇太子 だっ た ルイ 13 世 の 前 で 鵜飼い が 実演 さ れ 、 1618 年 に は ジェームズ 1 世 が 飼っ て いる ウ・ミサゴ・カワウソ （ いずれ も 漁 用 動物 ） の ため の 飼育 小屋 と 池 を ウェストミンスター に 作ろ う と し た 記録 が 残っ て いる 。  イギリス の 動物 学者 ハーティング （ James   Edmund   Harting ） は ヨーロッパ に 鵜飼い を 持ち込ん だ の は オランダ 人 で あろ う と 推測 し 、 フランス の 鷹狩 研究 家 ピショー （ Pierre   Amédée   Pichot ） も この 技術 が 東アジア から オランダ 人 によって もたらさ れ た もの で ある と 示唆 し て いる 。 しかし 、 ヨーロッパ で 行わ れ た 鵜飼い は 日本 や 中国 で 行わ れ て い た もの と 手法 において 全く 異なる もの で あり 、 鷹 狩り の 手法 の 延長 で 行わ れ た という 点 に 特徴 が ある 。 鵜 は 目隠し を さ れ た まま 漁場 に 連れ て こ られ 、 漁 の 時 だけ 目隠し を 外さ れ た 。 鵜 の 運搬 は 革 手袋 を つけ た 飼い主 の 手 の 上 に 乗せ て 行わ れ た 。 ヨーロッパ の 鵜飼い は あくまで 貴族 の もの だっ た の で ある 。  5 世紀 ごろ 行わ れ た と 思わ れる 鵜飼い の 様子 を 記し た 土器 が ペルー の チャンカイ 谷 より 出土 し 、 リマ 市 に ある 天野 博物館 に 収蔵 品 さ れ て いる 。オウギワシ （ 扇 鷲 、 学名 :" Harpia   harpyja "、 英名 :、 あるいは 単に ） は 、 タカ 目 タカ 科 に 属する 鳥類 の 一種 。  本 種 のみ で オウギワシ 属 を 形成 する 。  大型 の 猛禽 類 。 平均 的 な 雌 は 全長 100 cm 、 翼 開 長 200 cm 、 体重 7 . 5 kg   に 達する 。 雄 は 雌 より 小型 で 、 体重 は 4 . 75 kg   程度 。 爪 の 長 さ は 13 cm   も ある 。 体 の 大き さ は フィリピン ワシ や オオワシ と 並び 、 猛禽 類 で は 最大 の 部類 に 入る 。  熱帯 雨林 に 生息 する 。  食 性 は 動物 食 で 、 哺乳類 （ サル 、 ナマケモノ など ） 、 鳥類 、 爬虫類 （ イグアナ など ） 、 両生類 など を 捕食 する 。 樹 間 を すり抜ける よう に 飛行 し 、 獲物 を 捕らえる 。  時速 65   -   80 キロメートル で 飛来 する 鉤爪 の 衝撃 力 は 18300 ジュール に 達し 、 その エネルギー は ライフル 銃 の 銃弾 の ほぼ 3 倍 に 匹敵 する 。  2 年 周期 で 繁殖 し 、 高木 の 樹 上 に 営巣 する 。獣 姦 （ じゅう かん ） と は 、 人間 が 人間 以外 の 動物 と 行う 性行為 の こと で ある 。  人間 が 他 の 種類 の 動物 に対して 性的 魅力 を 感じる 性的 倒錯 を 動物 性愛 、 ズーフィリア （ 、 ギリシャ 語 の ζώον   " zóon "「 動物 」 +   φίλειν   " phileín "   「 愛する 」 、 ゾーフィリア とも ） と 呼ぶ 。  獣 姦 は 歴史 的 に 宗教 的 戒律 から 禁じ られ て き た 。 しかしながら 同性愛 など の タブー など が 解禁 さ れ て いる 現代 において は 、 後述 の よう に 動物 虐待 といった 観点 以外 これ を 禁ずる 社会 的 規範 を 当てはめる こと は でき ない 。 。  アメリカ の ワシントン 州 で は 、 2005 年 に 雄 馬 と 性行為 を し た 男 が 大腸 穿孔 により 死亡 し た 事件 が あり （ イーナムクロー 馬 姦 事件 ） 、 後 に 同 州 で は 動物 と の 性交 および 撮影 が 法律 により 禁止 さ れ た 。  類人猿 に 限ら ず 幼少 時 から 人間 に 育て られ た 動物 が 人間 に 求愛 行動 を する こと は コンラート ・ ローレンツ によって 報告 さ れ て いる 。 アラビアンナイト に は 人間 の 女性 を 襲う ヒヒ が 登場 する が 、 その よう に 学習 し た ヒヒ なら これ は あながち 荒唐無稽 な 話 と は 言い 切れ ない 。 また 、 獣 姦 は 動物 虐待 と みなさ れる こと も ある 。 なお 、 実際 に 人間 の 男性 が 動物 の メス に 膣 内 射精 し て も 、 反対 に 人間 の 女性 が 動物 の オス に 膣 内 射精 さ れ て も 、 遺伝子 構造 の 違い 等 の 要因 で 受精 し ない か 、 万が一 受精 し て も 子宮 で の 着 床 まで に は 至ら ず 排出 さ れ て 妊娠 し ない こと から 、 一般 的 に は 人間 と 動物 の 交雑 種 が どちら から も 誕生 する こと は ない と いわ れ て いる 。 ネット 上 に も 人間 と 動物 の 交雑 種 と いわ れる 画像 や 記事 を 見付ける こと は ある が 、 いずれ も 信憑 性 は 低い 。 と は いえ 、 後述 の 「 衛生 上 の 問題 」 や 以下 の イヌ や ウマ の よう に 何らかの リスク が 存在 する こと から 、 性欲 発散 の 目的 で 安易 に 動物 と 性交 する こと は 大きな 危険 が ある 。  など  獣 姦 は 芸術 、 文学 に しばしば 登場 し 、 中でも ギリシャ 神話 が よく 知ら れ て いる 。  白鳥 に 変じ た ゼウス と レダ が 性交 し て 後 に トロイ 戦争 の 火種 と なる ヘレネー が 誕生 する 話 を はじめ 、 ミノス 王 の 妃 パーシパエー （ パシファエ ） が 牛 と 性交 し て 後 に 牛頭 人身 の ミノタウロス を 産ん だ 話 など は とくに 有名 で ある 。  日本 で は 、 農家 の 飼い ウマ と その 家 の 娘 が 性交 し て 夫婦 に なっ た 遠野 の オシラサマ 伝説 や 、 など が 有名 で ある 。  古代 日本 で は 、 延喜 式 の 『 天 つ 罪 ・ 国 つ 罪 』 に 獣 姦 を 罪 と する 『 畜犯 せる 罪 』 が 記さ れ て おり 、 『 古事記 』 の 仲哀 天皇 段 に は 「 馬 婚 （ う また わけ ） 」 、 「 牛 婚 （ うし た わけ ） 」 、 「 鶏 婚 （ とり た わけ ） 」 、 「 犬 婚 （ い ぬ た わけ ） 」 と 動物 ごと に 細分 化 さ れ て いる 。  江戸 時代 に 入る と 、 浮世絵 の 春画 に エイ を 犯す 漁師 や 、 非 現実 的 で は ある が タコ に 犯さ れる 海女 （ 蛸 と 海女 ） が 描か れ て いる 。  明治 時代 末 、 白瀬 矗 陸軍 中尉 率いる 南極 探検 隊 が ペンギン を 相手 に 獣 姦 を 行っ て い た こと が 、 指摘 さ れ て いる 。  現代 で は アダルトビデオ の ジャンル として 、 撮影 の ため の 獣 姦 が 行わ れ て いる （ 『 獣 皇 』 シリーズ など ） 。  人間 ほど に は 衛生 的 で は ない 動物 と 交合 する こと による 性 感染 症 など の リスク を 伴う 。  なお 、 モロッコ で は ロバ を 犯し た 少年 15 人 が 狂犬病 に 感染 し 、 病院 へ と 搬送 さ れ た 事例 が 起こっ た 。 その後 ロバ は 感染 を 食い止める 為 に 殺 処分 さ れ た と いう 。イヌ が 主題 で ある か 、 主人公 として イヌ が 登場 する 作品 の 一覧 。  この 項目 で 扱う の は 、ノミ （ 蚤 ） と は 、 節足動物 門 昆虫 綱 ノミ 目 （ 隠 翅目 ） に 属する 昆虫 の 総称 。 シラミ とともに 、 代表 的 な 外部 寄生 昆虫 に 数え られる 。  体長 は 1 mm 以下 ～ 9 mm 程度 の 小さな 虫 で 、 日本 全土 は もとより 世界 各地 に 分布 する 。 世界 で 16 科 約 200 属 約 1 , 800 種 が 記載 さ れ て おり 、 その 全て の 成虫 が 哺乳類 など 恒温動物 の 体 表 に 棲み 、 吸血 し て 生活 する 。 ヒト に も 寄生 する ノミ として ヒト ノミ が いる が 、 日本 で は 衛生 状態 の 向上 によって 滅多 に 見 られ なく なっ た 。 犬 や 猫 など ヒト 以外 の 哺乳類 や 鳥類 など に は 、 ネコ ノミ や イヌ ノミ など 多く の ノミ が 寄生 し て おり 、 これら の 主 に ヒト 以外 に 寄生 する 種 も 、 ヒト に 寄生 し て 吸血 する こと が ある 。  系統的 に は シリアゲムシ 目 に 近 縁 と さ れ 、 DNA を 用い た 系統 解析 から は ユキシリアゲムシ 科 と 最も 近 縁 で 、 ノミ 目 と ユキシリアゲムシ 科 を 合わせ た 群 に 南半球 固有 の シリアゲムシ 類 で ある Nannochoristidae 科 を 加え た 系統 が 、 他 の シリアゲムシ 目 諸 科 の 姉妹 群 に なる と の 研究 が ある 。 これ に よる と 、 ノミ 目 は 従来 の シリアゲムシ 目 の うち 、 寄生 生活 に 特 化 し た 一群 で あり 、 ノミ 類 のみ を 独立 の 目 として 扱う の は 不都合 という こと に なる 。 また 、 ノミ 目 自体 は 単 系統 の 一群 と 見なさ れる が 、 旧来 の 諸 科 は 人為 分類 的 な 多 系統 群 や 側 系統 群 で あり 、 見直し が 必要 と さ れる 。  日本語 名 の 「 ノミ 」 は 、 人間 の 血 を 飲む こと から 「 飲む 」 の 訛り 、 または 、 よく 跳ぶ こと から 「 跳び 」 の 訛り と いわ れる 。 漢字 の 「 蚤 」 は 、 「 掻き たく なる 痒い 虫 」 という 意味 。 学名 の " Siphonaptera " は 、 「 サイフォン （ siphon ） 」 と 「 翅 が ない （ aptera ） 」 から で 、 口 が サイフォン に 似 て いる こと と 成虫 に なっ て も 翅 が ない こと に よる 。  成虫 は 、 左右 に 扁平 な 体型 で 、 宿主 の 体毛 の 中 を 動き やすい よう に 流線型 の 体 を し て いる 。 これ は 同じ 外部 寄生 性 の シラミ や ハジラミ が 背 腹 に 扁平 な の と 好 対照 を なす 。 体長 は 1 mm ～ 9 mm で 、 体 色 は 褐色 または 黒褐色 で 、 かたい 体 表 に 感覚 毛 を もつ 。 単眼 は なく 、 複眼 のみ 。 メス の 方 が 大きく 、 この こと から 日本 で は 妻 の 方 が 夫 より 身長 が 高い 夫婦 の こと を 指し て 「 ノミ の 夫婦 」 と 表現 する 。 なお 、 雌 の 方 が 雄 より 大きい 昆虫 は 、 ノミ 以外 に も 多く 存在 する 。  口器 は 細長い 口吻 を 有し 、 吸血 に 適し た 針 の よう な 形 を し て いる 。 体毛 の 中 で は 移動 の 妨げ に なる 翅 が 退化 し た ため 、 飛行 能力 は ない 。 それ に 代わっ て 、 発達 し た 後 脚 と それ に 裏打ち さ れ た 非常 に 高い 脚力 を 持ち 、 体長 の 60 倍 の 高 さ 、 100 倍 の 距離 の 跳躍 を する こと が 出来る 。 だが 、 寄生 対象 へ 飛び付く こと のみ を 前提 と し た 跳躍 を 行い 、 少し でも しがみつき やすい よう 、 各 脚 を バラバラ に 向け て の 前 転 跳び と なる ため 、 着地 は 非常 に 不安定 で ある （ なお 、 ノミ は 外 骨格 かつ 非常 に 体重 が 少ない ため 着地 の 衝撃 は 少なく 、 たとえ 頭 から 落ち て も ほとんど 損傷 を 受け ない ） 。 これ は また 、 しばしば 、 人間 換算 で は 数 百 メートル 跳べる という 表現 が ある が 、 体重 を 無視 し て いる こと に 留意 する 必要 が ある 。 その 脚力 の ため 体重 の 数 百 倍 の 重量 物 を 引っ張る こと が でき 、 下記 の 「 蚤 の サーカス 」 は それ を 利用 し た もの で ある 。  双 翅目 の 蚊 や 虻 など と 同様 、 二酸化炭素 を 感知 し て 寄 主 を 探す 。 寄 主 が 死ぬ と 、 新た な 寄 主 を 探し て 移動 する 。 通常 、 飢餓 耐性 を 有する ため 、 寄 主 から 脱落 し て も 生き て い られる が 、 新た な 寄 主 に 寄生 でき ない と 、 数 日 で 死ん で しまう 。 ノミ 類 は 運動 能力 が 高く 、 容易く 宿主 を 離れる 。 また 、 シラミ 類 と 異なり 、 寄 主 を 厳格 に 選ば ない 。 ペスト を 媒介 する の は ネズミ の ノミ だ が 、 人間 の 血 も 吸う ため に 病気 の 媒介 が 行わ れる 。 しかし 、 全く 宿主 を 選ば ない わけ で は なく 、 例えば 、 ネズミ ノミ は 人 の 血 を 吸う こと も ある が 、 ネズミ の 血 を 吸っ た 場合 に だけ 産卵 する こと が 知ら れ て いる 。  ノミ は 、 完全 変態 の 昆虫 で ある 。  楕円 形 の 粘着 性 の ない 卵 で 、 動物 の 巣 や 地上 に 落下 。 湿度 が 低い と 孵化 でき ず に 死ん で しまう 。  細長い 蛆 状 。 成虫 の 糞 や 動物 の 体 表 から 脱落 し た 有機物 を 食べ て 育つ 。 幼虫 期間 は 1 ～ 2 週間 程度 で 、 3 齢 を 経 て 蛹 に なる 。  3 齢 幼虫 は 糸 を 吐い て 繭 を 作り 、 その 中 で 蛹 に なる 。 ヒト や 動物 が 近く に 来る の を 待ち構え 、 気配 を 察知 する と すばやく 羽化 し 成虫 と なり 、 飛び 移っ て 吸血 を 始める 。  成虫 は 寄 主 に 寄生 し て から 、 8 時間 以内 に 吸血 を 行なっ た 後 、 24 時間 以内 に 交尾 し て 48 時間 以内 に 産卵 を 始める 。 交尾 し た 雌 成虫 は 1 日 平均 20 ～ 50 個 の 卵 を 産卵 する 。 成虫 期間 は 2 ～ 4 週間 程度 で ある 。  しばしば 、 ノミ は 系統 の 離れ た 寄 主 に 容易 に 移行 する こと が 多い ため 、 宿主 範囲 は 広範 で ある 。 通常 、 1 種 の 寄 主 に 数 種 の ノミ が 寄生 する ため 、 ペスト を はじめ と する 人畜 共通 の 伝染 病 の 媒介 者 として も 悪名 高い 。  両者 とも に 、 寄生 性 を 発達 さ せ た 結果 、 二 次 的 に 翅 が 退化 し た もの で 、 その 祖先 に は 翅 が あっ た と 考え られ て いる 。  しかし 、 ノミ 類 は 蛹 を 経る 完全 変態 の 長 翅目 （ シリアゲムシ 目 ） の 一部 が 寄生 性 を 発達 さ せ た 系統 で ある と 考え られ て いる の に対し 、 シラミ は 蛹 を 経 ない 不完全 変態 の 昆虫 で ある 咀顎目 に 属し 、 系統的 に は 大きく 異なる 。  ノミ は 、 無 脊椎動物 で 唯一 の 芸 を する 動物 で も ある 。 20 世紀 初頭 まで は 実際 に ノミ の サーカス という もの が 存在 し た 。 芸 として は 紙 で 作っ た 円錐 形 の スカート を ノミ に 履か せ （ 実際 に は 被せる ） 、 号令 を かける と ぴょんぴょん 翔び はねる の を 踊っ て いる と いっ て 喜ん だり 、 ノミ に 比べる と とても 大きな ローラー を 引っ張ら せる 、 など が あっ た 。  実際 に は ノミ を 使わ ない 、 パントマイム 的 な 舞台 芸 として の ノミ の サーカス も ある 。 チャールズ ・ チャップリン は 映画 『 ライムライト 』 の 中 で 、 ノミ に 命令 し て 片手 から 片手 へ と ジャンプ さ せる （ 実際 に は その 軌跡 を 目 で 追っ て みせる ） という 芸 を 演じ た 。  ヨーロッパ の 大都市 の 各地 で 春 から 夏 にかけて 、 教会 や 市庁舎 前 の 広場 など で 開か れる 古物 市 。 もともと 、 ノミ の わい た よう な 古着 が 主 な 商品 として 扱わ れ て い た こと に 由来 する とか 、 ノミ の よう に どこ から とも なく 人 や 物 が わき出 て くる 様子 を 表現 し た など 言わ れ て いる が 、 語源 は 定か で は ない 。  蚤 取り粉 （ 殺 蚤 剤 ） の 原料 と する こと から 、 キク 科 の 多年草 で ある 除虫菊 （ シロバナムシヨケギク ） の 別名 として 用い られ て き た 。  ナデシコ 科 の 越年 草 に ノミノフスマ が ある 。 水田 など の 水辺 に 群生 する 雑草 で 、 高 さ は 5 ないし 15 センチメートル 。 昔 から 、 これ を 蚤 の 夜具 に 見立て た こと から 、 「 蚤 の 衾 （ のみ の ふす ま ） 」 という 名 が つい た 。 ちなみに 別 属 ながら 同じく ナデシコ 科 の 雑草 に ノミノツヅリ が ある 。 さらに 小さく 短い 葉 を ノミ の 衣服 に 見立て た もの と さ れる 。  ゲーテ 作 「 ファウスト 」 の 劇 中歌 に 登場 する 。 メフィストフェレス は 、 王様 に 寵愛 さ れ た ノミ にまつわる 歌 を 歌い 、 権力 者 に 媚び へつらう 姿勢 を ファウスト の 取り巻き に 見立て て 揶揄 する 。 何 人 か の 作曲 家 によって 曲 が つけ られ て いる が 、 特に 、 ムソルグスキー の それ が よく 知ら れる 。 曲 中 に 笑い声 が 取り入れ られ て いる の でも 有名 。  また 「 Yankee   Doodle 」 の 日本語 詞 「 アルプス 一 万 尺 」 の 第 2 節 でも 「 ノミ が 富士山 に 登る 夢 を 見 た 」 という 内容 の 歌詞 に なっ て いる 。  日本 で は 「 猫 踏ん じゃっ た 」 という 曲名 で 知ら れる 楽曲 は ドイツ 、 ベルギー で は 「 ノミ の ワルツ 」 、 オランダ 、 ルクセンブルク で は 「 ノミ の マーチ 」 という 曲名 で ある 。  ドイツ で 人気 を 博し た 3 人組 バンド 、 フリッパーズ の 代表 曲 に 「 僕 の 心 の 小さな ノミ （ Der   kleine   Floh   in   meinem   Herzen ） 」 という 曲 が ある 。 また 、 この 曲 で は イン トロ 、 間奏 、 アウトロ に 「 ノミ の ワルツ 」 の メロディー が 引用 さ れ て いる 。変温動物 （ へん おん どう ぶつ 、 英語 ： poikilotherm ） と は 、 外部 の 温度 により 体温 が 変化 する 動物 の こと を さす 。 かつて は 冷血動物 （ 俗語 ： cold - blooded ） と も 呼ば れ た 。 対義語 は 恒温動物 。 しかし 現代 で は 、 動物 の 体温 制御 が 種 によって 多様 で ある こと が 発見 さ れ 、 恒温動物 と 変温動物 の 2 つ に 分け られる という 考え は 誤り で ある こと が 分かっ た ため 、 これら の 語 は 科学 的 に は 使わ れ なく なっ て き て いる 。  爬虫類 、 魚類 や 昆虫 など が 代表 として 挙げ られる 。 ただし 、 変温動物 と 恒温動物 の 体温 調節 能力 は 連続 的 ・ 段階 的 で あり 、 厳密 に 2 分類 できる もの で は ない 。 たとえば ミツバチ で は 密集 し て 飛翔 筋 を 運動 さ せる こと で 熱 を 発生 さ せ 、 巣 の 温度 を 調節 する こと で ほぼ 一定 の 体温 を 保つ こと が できる 。 魚類 で は マグロ や カジキ 等 が 奇 網 と 呼ば れる 特殊 な 血管 構造 によって 高い 体温 と 運動 能力 を 確保 し て いる 。 これら は 恒温動物 と さ れる こと も 変温動物 と さ れる こと も ある 。 また 、 ハチドリ 、 カッコウ 、 ナマケモノ 、 ハダカデバネズミ の よう に ほ乳類 や 鳥類 に 属する 生物 で も 必ずしも 恒温動物 と は いえ ない 体温 調節 を する 物 が ある 。  詳しく は 恒温動物 を 参照 。  変温動物 は 、 恒温動物 の よう に 自力 で 体温 を 安定 的 に 保つ こと が でき ず 、 外 気温 や 水温 など に 体温 が 影響 を 受け やすい 動物 と 考え られる 。 体温 調節 の ため に 自身 で 能動 的 に 産 熱 する の で は なく 日光 など の 外部 の 熱 エネルギー を 利用 する 。 たとえば トカゲ 類 で は 、 まず 日光浴 を し て 、 体温 を 上げ 、 その後 に 活動 に は いる もの が ある 。 一般 に 、 30 ℃ 以下 の 温度 に 活動 適温 が ある 物 が 多い 。  しかし 、 変温動物 だ から と 言っ て 、 呼吸 により 発熱 し ない わけ で は ない 。 筋肉 や 神経 組織 の 活動 など により 、 周囲 の 温度 より は 高い 体温 を もつ 場合 が 普通 で ある 。 よく 、 変温動物 は 周囲 の 温度 が 下がる と 活動 でき なく なる 、 と 言わ れる が これ は 必ずしも 正しく ない 。 ヤマ アカガエル や ニホンアカガエル で は 厳冬 期 に 繁殖 、 産卵 を 行う もの が 存在 し 、 これら が その 活動 を 行う とき の 周囲 の 気温 は 、 5 ℃ 程度 か それ 以下 で ある 。 北米 の ブランディングガメ や ウシガエル の オタマジャクシ 、 ワカサギ など 氷 の 張っ た 水中 で も 活動 を 行う 変温動物 は 多い 。 フユシャク は 0 ℃ 以下 でも 活発 に 飛び回る し 、 ヒョウガユスリカ や セッケイカワゲラ で は 0 ℃ 以下 で 活動 し 、 人間 の 手 に 載せ られれ ば 熱 死 し て しまう 。 また 、 ヤンマ や スズ メガ の よう に 幼虫 は 典型 的 な 変温動物 、 成虫 は 活動 時 体温 を ほぼ 一定 に 保つ 異 温 性 の 恒温動物 として ふるまう もの も ある 。  変温動物 は 必要 が ない とき は 外 気温 と 同 程度 の 体温 で いる ため 、 エネルギー 消費 は かなり 少ない 。 また 、 体温 が 多少 変動 し て も 正常 な 活動 が できる 能力 が ある という こと で も ある 。 これ に対して 、 多く の 恒温動物 の 体温 は 下げ られ ず 、 常に 安定 し た 体温 を 維持 し 続ける 。 それ によって 行動 能力 を 高く 維持 できる が 多量 の 餌 を 消費 する リスク を 負う 。カモノハシ （ 鴨嘴 、 " Ornithorhynchus   anatinus "） は 、 哺乳 綱 単 孔 目 カモノハシ 科 カモノハシ 属 に 分類 さ れる 哺乳類 。 現 生 種 で は 本 種 のみ で カモノハシ 科 カモノハシ 属 を 形成 する 。  オーストラリア （ クイーンズランド 州 東部 、 ニューサウスウェールズ 州 東部 、 ビクトリア 州 、 タスマニア 州 ） 。 分布 域内 で は 、 熱帯 雨林 、 亜熱帯 雨林 、 ユーカリ など の 硬 葉 樹林 、 高山 地帯 など の 淡水 の 河川 や 湖沼 など に 生息 し て いる 。  カモノハシ が ヨーロッパ 人 によって 最初 に 発見 さ れ た の は 1798 年 の こと で あり 、 カモノハシ の 毛皮 や スケッチ が 第 2 代 ニューサウスウェールズ 州 総督 で あっ た ジョン ・ ハンター により 、 グレートブリテン 王国 へ 送ら れ た 。 イギリス の 科学 者 たち は 、 当初 は この 標本 が 模造 品 で ある と 考え て い た 。  1799 年 に " Naturalist ' s   Miscellany " へ この 動物 について 最初 に 記載 を おこなっ た ジョージ ・ ショー は 、 「 それ が 本物 で ある こと を 疑わ ず に は い られ ない 」 と 主張 し 、 ロバート ・ ノックス は アジア 人 の 剥製 師 による 物 と 信じ て い た と いう 。 誰か が ビーバー の よう な 動物 の 体 に カモ の くちばし を 縫い 付け た 物 で ある と 考え られ 、 ショー は 縫い目 が ない か を 確認 する ため 、 毛皮 に 切り込み を 入れ た 。  英語 の 一般 名 で ある “ platypus ” （ プラティパス ） は ギリシア 語 で 「 平たい 」 を 意味 する “ ” と 「 足 」 を 意味 する “ ” から なり 、 「 扁平 な 足 」 を 意味 する 。 ショー は 記述 に際し 、 リンネ の 分類 の 属 名 として “ ” を 当て た が 、 この 語 は すぐ に キクイムシ 科 の 昆虫 の 属 に つけ られ て いる こと が 分かっ た ため 、 1800 年 に ヨハン・ブルーメンバハ によって ジョゼフ から 送ら れ た 標本 に 基づき 、   として 記述 さ れ 、 後 に 先取 権 の 原則 に従って   と 学名 が つけ られ た 。  “ platypus ” の 統一 さ れ た 複数 形 は 存在 し ない 。 通常 、 科学 者 たち は “ platypuses ” を 使う か 、 単に “ platypus ” を 使用 し て いる 。 口語 で は “ platypi ” という 語 が 複数 形 として 使わ れる が 、 厳密 に は 間違い で あっ て 正確 に は ギリシア 語 の 複数 形 で は “ platypodes ” と なる はず で あり 、 の 形 を 取っ て いる 。 初期 の イギリス から の 移民 たち は 「 水 モグラ 」 という 意味 の “ watermole ” や 「 カモ の くちばし 」 を 指す “ duckbill ” 、 「 カモ モグラ 」 を 意味 する “ duckmole ” など 、 様々 な 名前 で 呼ん で い た 。 また 、 カモノハシ 類 は 一 種 しか 現存 し て い ない ものの 、 “ duck - billed ” （ カモ の くちばし ） という 形容詞 が 前 に つけ られ 、 “ Duck - billed   Platypus ” と 呼ば れる こと が ある 。  全長 は オス で 最大 630 mm 、 メス で 最大 550 mm 、 尾長 は 85   -   150 mm 、 体重 は オス で 1   -   3 kg 、 メス で 0 . 7   -   1 . 8 kg 。 全身 に は 1 cm ² 当たり 600 本 以上 の 柔らかい 体毛 が 生え て いる 。 体毛 の 色 は 背面 は 褐色 から 茶褐色 で 、 腹 面 は 乳白色 で ある 。 外側 の 毛 は 水 を 弾き 、 内側 の 毛 は 保温 性 に 優れ て いる 。  名前 の 通り カモ の よう に 幅 が 広く 、 ゴム の よう な 弾性 の ある くちばし を 持ち 、 外見 上 の 大きな 特徴 の 一つ と なっ て いる 。 この くちばし に は 鋭敏 な 神経 が 通っ て い て 、 獲物 の 生体 電流 を 感知 する こと が できる 。 一方 、 カモノハシ に は 歯 が なく 、 長らく 謎 と さ れ て き た が 、 三重大学 など の 共同 研究 チーム の 調査 で は 、 くちばし の 向き や 電気 感覚 を 脳 に 伝える 三叉 神経 が 発達 し た ため に 歯 の 生える 空間 が 奪わ れ 、 歯 の 消滅 に つながっ た と 考え られ て いる 。  四肢 は 短く 、 水掻き が 発達 し て いる 。 オス の 後 脚 に は 蹴爪 が あり 、 この 蹴爪 から は 後述 の 毒 が 分泌 さ れ て いる 。 メス も 若い 時 に は 後 脚 に 蹴爪 が ある が 、 成長 の 過程 で 消失 する 。  哺乳類 で は ある が 乳首 は 持た ず 、 メス が 育児 で 授乳 の 際 は 、 腹部 に ある 乳腺 から 乳 が 分泌 さ れる 。  カモノハシ は オス も メス も 蹴爪 を 持っ て 生まれる が 、 オス のみ が 毒 の 混合 物 を 分泌 する 蹴爪 を 持っ て いる 。 この 毒 は 主 に ディフェンシン の よう な タンパク質 類 ( DPL ) で 構成 さ れ て おり 、 その 中 の 三種 は カモノハシ 特有 の もの で ある 。  この ディフェンシン の よう な タンパク質 は カモノハシ の 免疫 機構 により 生産 さ れ て いる 。 イヌ の よう な 小 動物 を 殺す の に は 十分 な 強 さ の 毒 で 、 ヒト に対して は 致死 的 で は ない ものの 、 被害 者 が 無力 に なる ほど の 強い 痛み が ある 。 その 痛み は 大量 の モルヒネ を 投与 し て も 鎮静 でき ない ほど で ある と いう 。 毒 による 浮腫 （ むくみ ） は 傷 の 周囲 から 急速 に 広がり 、 四肢 まで 徐々に 広がっ て いく 。 事例 研究 から 得 られ た 情報 に よる と 、 痛み は 持続 的 な 痛み に対して 高い 感受性 を 持つ 感覚 過敏 症 と なり 、 数 日 から 時には 数 か月 も 続く こと が 指摘 さ れ て いる 。 だが 、 ヒト が カモノハシ の 毒 で 死亡 し た 例 は 報告 さ れ て い ない 。 毒 は オス の 足 に ある 胞状腺 で 生産 さ れ て おり 、 この 腎臓 の 形 を し た 胞状腺 は 後肢 の 踵 骨 の 蹴爪 へ 、 管 によって つながっ て いる 。 メス の カモノハシ は 、 ハリ モグラ 類 と 同じ で 、 未 発達 の 蹴爪 の 芽 が ある が 、 これ は 発達 せ ず に 1 歳 に なる 前 に 脱落 し 、 足 の 腺 は 機能 を 欠い て いる 。  毒 は 哺乳類 以外 の 種 によって 生産 さ れる 毒 と は 異なっ た 機能 を 持つ と 考え られ て いる 。 毒 の 効果 は 生命 に 危険 を 及ぼす ほど で は ない が 、 それでも 外敵 を 弱める に は 十分 な 強 さ で ある 。 オス のみ が 毒 を 生産 し 、 繁殖 期 の 間 に 生産 量 が 増す ため 、 この 期間 に 優位 性 を 主張 する ため の 攻撃 的 な 武器 として 使わ れる と 考え られ て いる 。  群れ は 形成 せ ず 単独 で 生活 し 、 夕方 や 早朝 に 活動 が 最も 活発 に なる 薄明 薄暮 性 で ある 。  水中 で は 目 を 閉じ て 泳ぐ が 、 くちばし で 生体 電流 を 感知 し 獲物 を 探す 。 動か なけれ ば 最大 で 11 分 ほど 水中 に 潜っ て いる こと が できる が 、 通常 は 1 - 2 分 程度 で ある 。 食 性 は 肉食 性 で 、 昆虫 類 、 甲殻 類 、 貝類 、 ミミズ 、 魚類 、 両生類 など を 捕食 する 。  陸上 を 移動 する 場合 、 前足 が 地面 に 着く 時 に 水掻き の ある 指 を 後ろ に 折りたたむ よう に し て 歩く 。  水辺 に 穴 を 掘っ て 巣 に する 。 巣 穴 の 入り口 は 水中 や 土手 に あり 、 さらに 水辺 の 植物 など に 隠れ 、 外 から は わから ない よう に なっ て いる 。  繁殖 期 は 緯度 による が 8 月 から 10 月 で ある 。 繁殖 形態 は 哺乳類 で は 非常 に 珍しい 卵生 で 、 巣 穴 の 中 で 1 回 に 1 - 3 個 の 卵 を 産む 。 卵 の 大き さ は 約 17 mm で 、 卵殻 は 弾性 が あり かつ 粘り気 の ある 物質 で 覆わ れ て いる 。 卵 は メス が 抱卵 し 、 約 10 - 12 日 で 孵化 する 。 子供 は くちばし の 先端 に 卵 嘴 を 持ち 、 卵 嘴 を 使用 し て 卵殻 を 割っ て 出 て くる 。 成体 の 4 分の 3 程度 の 大き さ に なる まで に 離乳 し 、 約 4 か月 で 独立 する 。  メス は 約 2 年 で 成熟 する 。 寿命 は 最大 で 21 年 。  日本 国内 の 動物 園 で 飼育 さ れ た 事例 は ない 。 また 、 過去 に 東京 都 で 行わ れる 予定 で あっ た 「 世界 都市 博覧 会 」 で 展示 の 誘致 を 行っ て い た が 、 都市 博 中止 以前 の 段階 で オーストラリア 政府 の 許可 が 得 られ かっ た ため 、 中止 と なっ た 。  オーストラリア の 動物 園 で は 、 ビクトリア 州 に ある ヒールズビル 自然 保護 区 と クイーンズランド 州 に ある ローンパインコアラ 保護 区 など で 飼育 さ れ て いる カモノハシ を 見る こと が できる 。ミミヒダハゲワシ （" Torgos   tracheliotos "） は 、 鳥 綱 タカ 目 タカ 科 ミミヒダハゲワシ 属 に 分類 さ れる 鳥 。 本 種 のみ で ミミヒダハゲワシ 属 を 形成 する 。  アフリカアニサキス （ 学名 ：" Anisakis "） は 回虫 目 アニサキス 科 アニサキス 属 に 属する 線 虫 の 総称 。 全て の 種 が 魚介 類 に 寄生 する 寄生虫 で あり 、 食中毒 （ アニサキス 症 ） の 原因 寄生虫 として 知ら れる 。  最終 宿主 は 主 に イルカ や クジラ など 海 生 哺乳類 （ 種 により 異なる ） で 、 成虫 は その 腸管 に 棲息 する 。 卵 は 排泄 物 とともに 海中 へ 放出 さ れ て 孵化 し 、 オキアミ など の 甲殻 類 に 寄生 し て 第 3 期 幼虫 まで 発育 する 。 食物 連鎖 上位 の 魚類 や イカ （ 種 により 異なる ） を 中間 宿主 と し 、 その 内臓 など で 更に 成長 する 。 中間 宿主 が 最終 宿主 に 捕食 さ れる と 、 その 消化 管 から 体内 に 侵入 し て 成虫 と なる 。  ヒト の 体内 で は 成虫 に は なれ ず 、 中間 宿主 で も ない ため 、 数 日 で 死ぬ か 排泄 さ れる 。  激しい 腹痛 や 吐き気 など を 伴う （ 詳細 は 後述 ） 。 生き た アニサキス の 第 3 期 幼虫 （ 体長 は 11 - 37 mm 位 ） を 経口 摂取 し て 発症 し 、 主 に   " Anisakis   simplex "、" Anisakis   physeteris "   及び   " Pseudoterranova   decipiens "   の 3 種 により 引き起こさ れる 。  1955 年 、 オランダ の Straub により ニシン の 寄生虫 による 症状 が 報告 さ れ 、 後 に Van   Thiel により 原因 が アニサキス で ある と 特定 さ れ た 。 近 縁 の シュードテラノバ 属 （ 鰭 脚 類 に 寄生 する ） " Pseudoterranova   decipiens "   の 幼虫 による 、 同様 の 症状 （ シュードテラノバ 症 ） を 含める 場合 も ある 。  中間 宿主 の 魚介 類 （ サケ 、 サバ 、 アジ 、 イカ 、 タラ など ） を 、 加熱 が 不十分 な まま 摂 食する と 感染 する 恐れ が ある 。 アニサキス の 幼虫 は 主 に 宿主 の 内臓 に 寄生 し て いる ため 、 これ を 非 加熱 で 食べる こと は 高 リスク と なる 。 筋肉 部 に も 侵入 する ため 、 内臓 を 避け て も 完全 に は 防げ ない 。  刺身 など 生食 文化 が ある こと から 、 感染 リスク は 高い と 見 られる 。 1965 年 頃 まで は 海産 魚介 類 の 寄生虫 は 無害 と さ れ 、 生き た 寄生虫 は 鮮度 の 証 と 見 做 さ れ た と いう 。  1999 年 に アニサキス が 食品 衛生 法 で 食中毒 の 原因 物質 と さ れ 、 さらに 2012 年 から は 保健所 へ の 届出 が 義務づけ られ て いる 。  2007 年度 まで は 年間 数 例 に 留まっ て い た が 、 2012 年 以降 急増 し た （ 2016 年 は 124 件 ） 。  これ は 、 厚生 労働省 が 統計 項目 に 加え 実態 把握 が 進ん だ こと 、 流通 の 発達 と 複雑 化 により アニサキス が 生き た まま 食卓 に 到達 する 機会 が 増し た こと など が 指摘 さ れ て いる 。  ただし 、 これ は 届出 を 集計 し た もの で あり 、 実際 に は 氷山 の 一角 と 見なせる 。 1997 年 の 厚 労 省 による 検討 で も 、 年間 7 , 147 件 と の 試算 や 、 2 千 - 3 千 名 以上 と の 推定 が 挙げ られ て い た 。  なお 、 日本海 と 太平洋 で マサバ の 寄生 種 が 大きく 異なる こと が DNA 解析 により 判明 し て おり 、 太平洋 側 で 大半 を 占める simplex 種 （ アニサキス 症 の 原因 3 種 の 一つ ） が 、 日本海 側 （ とくに 南部 ） で は ほとんど 見 られ なかっ た 。 日本海 側 で 多い pegreffii 種 は 発症 リスク が 低い （ simplex 種 の 100 分の 1 未満 ） ため 、 九州 北部 で サバ を 刺身 など 生食 する 習慣 が 根付い て いる の は この こと が 原因 と 考え られる 。  寄生 部位 （ 穿孔 部位 ） により 、 胃 アニサキス 症 、 腸 アニサキス 症 、 腸管 外 アニサキス 症 に 分け られる 。  幼虫 の 多く は 消化 管 壁 を 貫通 出来 ない が 、 貫通 し た 場合 は 穿孔 性 腹膜炎 や 寄生虫 性 肉芽 腫 を 発症 する こと も ある 。  なお 、 激痛 の 原因 は 即時 型 アレルギー による もの と する 説 が ある 。  アニサキス 自体 に 特異 的 な 治療 薬 （ 特効薬 ） は 、 見つかっ て い ない 。  胃 アニサキス 症 は 、 開腹 あるいは 内 視 鏡 手術 で 幼虫 を 摘出 する の が 一般 的 で 、 速やか に 症状 が 消失 する こと が 多い 。  襞 （ ひだ ） の 間 に 穿入 し 対処 が 困難 な 場合 、 造影 剤 の アミドトリゾ 酸 （ ガストログラフィン ） や 、 メントール の 散布 により 幼虫 が 腸管 内 へ 戻り 、 摘出 し やすく なる こと が 報告 さ れ て いる 。  腸 アニサキス 症 は 、 腸閉塞 など 重 篤 な 症状 で は 開腹 手術 が 行わ れる 。  手術 を 避け 、 上記 の アミドトリゾ 酸 （ 回虫 の 虫下し で も ある ） により 、 駆虫 を 試みる こと も ある 。  一方 、 ステロイド 系 抗 炎症 薬 と 抗 アレルギー 薬 を 投与 する と 駆虫 は でき ず とも 、 症状 が 軽快 する 症例 が ある こと が 報告 さ れ て いる 。  正露丸 に 含ま れる 木 クレオソート に は アニサキス の 運動 抑制 作用 が あり 、 症状 の 改善 が 期待 できる 。 また 内 視 鏡 で の 摘出 の 際 の 前 処置 薬 として も 有効 性 が 期待 できる （ 特許 取得 済み ） 。  アニサキス の 中間 宿主 を 生食 し ない こと が 、 最も 確実 と 言える 。  それ 以外 で は 、 60 ℃ で 1 分 以上 の 熱処理 、 または 長時間 の 冷凍 によって 、 感染 リスク を 減少 できる 。 冷凍 温度 と 保持 時間 に関する 規定 は 次 の 通り 。  近年 で は 目視 検査 で の 見落とし を 減らし 、 紫外線 、 ブラック ライト など を 使っ て アニサキス を 発見 する 検査 装置 が 、 静岡産業社 や 株式会社 イシダ から 販売 さ れ て いる 。  生き た 幼虫 による 即時 型 で は なく アルサス 型 の アレルギー 反応 で あり 、 初回 感染 時 は 無 症状 で 、 再 感染 により 発症 する 。  イカ 、 サバ 、 ハマチ 等 を 摂取 し た 際 、 発疹 及び 蕁麻疹 など の アレルギー 症状 を 示す が 、 検査 において 魚介 類 で は 陽性 反応 を 示さ ない 場合 、 アニサキス による アレルギー が 原因 の 場合 が ある 。  また 本 アレルギー の 原因 物質 は 、 冷凍 または 加熱 を し て も 残存 する ので 、 魚介 類 加工 品 を 摂取 し た 時 も 症状 が 現れる 場合 が ある 。 ただし 、 鮮度 の 低下 し た 魚介 類 の 摂 食 による ヒスタミン 型 の 食中毒 を 誤認 し て いる 場合 も ある 。  アニサキス 症 を 罹っ た 患者 の 胃 に 未 発見 の 初期 ガン が あり 、 そこ に アニサキス が 集まっ て い た こと が 伊万里 有田 共立 病院 から 2014 年 に 報告 さ れ た 。 この 報告 に 着目 し た 九州大学 ら の 研究 グループ は 、 カエノラブディティス・エレガンス   (" Caenorhabditis   elegans ")   を 使っ て 尿 による 癌 検診 の 判別 実験 に 成功 し た 。ハブ （ 波布 、 " Protobothrops   flavoviridis "） は 、 爬虫綱 有 鱗 目 クサリヘビ 科 ハブ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 別名 「 ホン ハブ 」 。 有毒 。  日本 固有 種 で 、 以下 の 計 22 島 に 生息 する 。  ハブ は 南西諸島 において 、 飛び石 状 の 特異 な 分布 を し て いる こと が 知ら れ て いる 。 北 から トカラ 列島 に 近 縁 種 の トカラハブ が 、 奄美 群島 と 沖縄 諸島 に は ハブ と ヒメハブ が 、 八重山諸島 に は サキシマハブ が 生息 する が 、 宮古 諸島 に は 生息 し ない 。 奄美 大島 、 徳之島 、 沖縄 本島 に は ハブ が いる が 、 その間 の 沖永良部島 、 与論島 に は 生息 し ない 。 沖縄 本島 周辺 で は 、 伊江島 、 伊平屋島 に は 生息 する が 、 その間 の 伊是名島 に は い ない 。 久米島 、 渡名喜島 に は 生息 し 、 粟国島 に は い ない 。 慶 良 間 諸島 で も 、 渡嘉敷島 に は 生息 する が 、 座間味島 に は い ない など 、 近接 し た 島 で も 生息 する 島 と 生息 し ない 島 に 分かれ て いる 。  この 理由 について 、 現在 考え られ て いる の は 、 間 氷 期 の 海 進 の 影響 で ある 。 南西諸島 の 島々 は 、 大きく 分け て 隆起 石灰岩 から なる 標高 の 低い 島 と 、 火成岩 から なる 標高 の 高い 島 が あり 、 低い 方 の 島 は 、 最高 部 で も 標高 が 100 m ほど しか ない 。 そこで 、 以下 の よう な 仮説 が 立て られる 。  ヒメハブ が いる のに ハブ が い ない 島 、 その 逆 に ハブ は いる が ヒメハブ は い ない 島 など も あり 、 詳細 について は 問題 も ある が 、 大ざっぱ に 言え ば 、 ハブ の い ない 島 は 標高 の 低い 島 で あり 、 固有 種 も 少ない 傾向 が ある 。  全長 100 - 200 センチメートル 、 最大 全長 241 センチメートル 。 体重 1 . 35 キログラム 。 雄 は 雌 より 大きく なる 。  頭部 は 大きく 、 他 の クサリヘビ 同様 三角形 を なし 、 眼 と 鼻 の 間 に は ピット 器官 が 見 られる 。  2011 年 10 月 12 日 に 沖縄 本島 北部 の 恩納 村 で 体長 242 cm ・ 体重 2 . 8 kg 程度 の 個体 が 、 また 奄美 大島 で は 2009 年 7 月 16 日 に 体長 226 cm ・ 体重 3 . 15   kg 、 胴回り の 最大 周 が 約 20 cm の 個体 が 捕獲 さ れ て いる 。 ハブ 属 内 で も 大型 で あり 、 要因 として 本 種 の 生息 地 に ナメラ 属 が 分布 し なかっ た こと により 本 種 が その 生態 的 地位 （ ニッチ ） を 占め た と する 説 も ある 。  黄 褐色 の 地 に 黒褐色 の 斑紋 が 入る   が 、 体 色 や 斑紋 に は 地域 変異 が あり 、 島 ごと の 色彩 形 も 知ら れる 。 例えば 、 久米島 で は 、 斑紋 が 背面 の 正中 線 に 限る という 体 色 の もの が 多く 見 られる 。   現地 で は 、 斑紋 が 不明瞭 で 黄色 味 が かる もの を 金 ハブ 、 斑紋 は 残る が 赤 や 黄色 の 色素 が 欠乏 し た もの を 銀 ハブ と 呼び 、 その他 赤 ハブ   黒 ハブ と 、 色彩 の 変異 によって 区別 さ れる こと が ある 。   また 、 腹部 の 色 は 白い 。  種 小名 " flavoviridis " は 「 黄 緑 」 の 意 。  毒性 は ニホンマムシ より も 弱い が 、 毒牙 が 1 . 5 センチメートル と 大型 で 毒 量 が 100 - 300 ミリグラム と 多い 。 1 回 の 咬傷 にあたり 平均 22 . 5 ミリグラム 、 最大 103 ミリグラム の 毒液 を 排出 する 。  局所 的 な 症状 として は 患部 の 腫 張 や 疼痛 が あり 、 直接的 あるいは 局部 の 腫 張 する こと で 循環 機能 が 圧迫 さ れ 間接 的 に 患部 の 壊死 ・ 機能 障害 を 引き起こす こと も ある 。 四肢 へ 咬傷 さ れ た 場合 は 拘 縮 により 運動 障害 を 残す こと も ある 。 嘔吐 、 腹痛 、 下痢 、 血圧 低下 、 意識 障害 など の 症状 も 引き起こし 、 血液 凝固 成分 も 含ま れる が 血液 凝固 異常 や 急性 腎 不全 を 引き起こす こと は 少ない 。 一度 咬傷 さ れ た こと が ある 場合 は 、 急激 な 血圧 低下 や 気管 狭窄 といった 重 篤 な 症状 を 伴う アナフィラキシー ショック を 引き起こす こと も ある 。 咬傷 さ れ た 場合 は 循環 不全 による ショック 状態 に 陥る ため 、 血清 の 使用 など による 迅速 な 処置 が 必要 に なる 。 致死 量 は 体重 1 キログラム あたり 乾燥 重量 に し て 6 ミリグラム 。  夜行 性 で 、 昼間 は 穴 の 中 など で 休む   が 、 小雨 や 曇天 の 時 など に は 昼間 の 活動 も み られる 。 平地 から 山地 の 森林 、 草原 、 水辺 、 農地 に 棲む 。 地表 で も 樹 上 でも 活動 する 。 ネズミ を 追って 、 人家 周辺 に も 入り込む 。 沖縄 式 の 墓 は 、 石垣 を 高く 積み 、 藪 や 森 の 近く に 作ら れる ので 、 ハブ が よく 棲み 着く と 言わ れる 。 実際 に 発見 さ れる 場 として は 、 サトウキビ 畑 も 多い 。 サトウキビ 畑 は 、 年 に 一 回 の 刈り取り 以外 は 高い 草 に 覆わ れ 、 外部 から ハブ が 侵入 する 機会 が 多い 。 これ を すべて 刈り取る ので 、 その 際 に 発見 さ れる 。 ただし 、 サトウキビ 畑 で 常時 生活 し て いる もの で は なく 、 本島 南部 の よう に 、 森林 も 藪 も 少なく て 一 面 に サトウキビ 畑 という 環境 で は 、 ハブ の 出現 は 少なく なる 。 性質 は 非常 に 攻撃 性 が 強く 、 ピット 器官 で 感知 し た もの に は 威嚇 行動 を せ ず   即座 に 襲いかかる 。 徳之島 に 生息 する 個体 は 特に 攻撃 的 で 、 実際 に ハブ 咬症人 口 が 最も 多い の は 徳之島 で ある 。   攻撃 時 に は 体 の 2 / 3 ほど も 伸ばし て 毒牙 を 立てる 。 この しなる 鞭 の よう に 俊敏 な ハブ の 攻撃 は 、 現地 の 人 は 「 ハブ に 打た れる 」 と 称し て いる ほど で ある 。  食 性 は 動物 食 で 、 主 に 小型 の 哺乳類 （ クマ ネズミ 属 、 など ） 、 鳥類 、 爬虫類 、 両生類 、 魚類 など を 食べる 。 クマ ネズミ 属 は 食 性 の 82 . 5 % を 占める と する 報告 例 も ある 。 また 、 アマミノクロウサギ や ネコ 、 オオウナギ など が 捕食 さ れ た 例 が ある 。   幼 蛇 は 爬虫類 や 両生類 、 小型 の 哺乳類 を 食べる 傾向 が 強い 。  繁殖 形態 は 卵生 。 4 月 に 交尾 を 行い 、 オス 同士 で からみ つきあい 争う （ コンバットダンス ） 。 7 月 に 1 回 に 4 - 15 個 の 卵 を 産む 。 卵 は 約 40 日 で 孵化 する 。 幼 蛇 は 孵化 する とき に 既に 毒 が 備わっ て いる 。   メス は 出産 直後 から 、 しばらく の 間 は 卵 を 守る 。  一 年 を通して 見 られ 、 冬眠 は し ない 。 ただ 、 変温動物 という こと も あり 、 気温 の 低下 する 12 - 2 月頃 に は 動き が 鈍く なる 。  ハブ を 捕食 する 生物 は 、 猛禽 類 など が 知ら れる 。 ただし 、 マングース・ 猛禽 類 共に 積極 的 に 本 種 を 捕食 する こと は なく 、 特に 離島 において ハブ は 生態 系 の 頂点 に 立っ て いる ケース が 多い 。 その ため 、 天敵 と す べく 海外 から フイリマングース が 持ち込ま れ た ものの 、 むしろ ハブ を 捕食 する どころか 、 現地 の ウサギ や 昆虫 といった 離島 独特 の 希少 種 を 捕食 し 、 絶滅 危惧 種 に 陥っ た 在来 種 が 多く 存在 する 。 加え て 農作物 や 鶏 など 多く の 家畜 も 食い荒らし た だけ で なく 、 家屋 に 浸入 し て ペット の イエネコ を 襲っ た 例 も あっ た 。 この ため マングース は 日本 国内 において 完全 な 害 獣 と 化し 、 当初 の 目的 と は 逆 に 駆除 作業 が 進め られ て いる 。 そもそも マングース にとって も ハブ を 捕食 する 行為 は 非常 に 危険 を 伴い 、 その ため 、 他 に 餌 を 補充 できる 環境 が ある なら ば 、 それ を 積極 的 に 行う 必要 は 全く 無い 。 これら の 結果 、 マングース の 移入 は 外来 種 持ち込み の 失敗 例 として 頻繁 に 取り上げ られ て いる 。  かつて は 沖縄 や 奄美 の 各地 で 観光 客 向け に ハブ と マングース を 戦わ せる ショー が 行わ れ て い た が 、 動物 愛護 法 の 改正 により 禁止 さ れ た ため 中止 さ れ た 。 一部 の 施設 で は 、 戦い の 様子 を 写し た 映像 を 上映 し て いる 。  薩摩 藩 で は 1865 - 1870 年 に 卵 を 含め 駆除 し た 者 に 、 玄米 を 賞与 として 与え て い た 。  近年 は 血清 の 普及 により 本 種 の 咬傷 による 死亡 例 は ほぼ なくなっ て いる が 、 1979 - 1999 年 に は 年 あたり 0 - 2 人 の 死亡 例 （ 83 - 84 、 86 、 91 、 93 - 96 年 は 死亡 報告 例 なし 。 81 、 87 - 89 、 98 年 は 2 人 死亡 。 ） が ある 。 死亡 例 は 咬傷 後 24 時間 以内 が 75 %、 48 時間 以内 が 90 %。  本 種 の 血清 は 1904 年 に 北島 多 一 によって 作成 さ れ 、 1905 年 に 実際 に 投与 さ れる よう に なっ た 。 この 血清 は 液体 で 冷蔵庫 が 普及 し て い ない に も 関わら ず 冷温 保存 が 必要 で あり 保存 期間 が 短かっ た が 、 後に 沢井 芳男 によって 凍結 乾燥 さ せ た 血清 が 開発 さ れ た 。 後 に ハブ 毒 中和 作用 の ある EDTA など を 添加 し た 血清 が 作出 さ れ 、 筋肉 注射 だけ で なく 静脈 注射 も 併用 し て 行わ れる よう に なっ た ため 壊死 による 後遺症 も 減少 し た 。 1965 年 から は 無毒 化 し た 毒素 や 高 純度 トキソイド による 予防 接種 が 開始 さ れ た が 、 2003 年 に トキソイド を 作成 し て い た 研究所 の 閉鎖 に 伴い 予防 接種 は 終了 し た 。  沖縄 ・ 奄美 の 農家 にとって は 、 害 獣 で ある ネズミ を 退治 し て くれる という 意味 で は ハブ は 非常 に 重要 な 存在 と なっ て いる 。 『 完本   毒蛇 』 （ 小林 照幸 著 、 文春 文庫 ） で は 、 ハブ について 、 「 毒 さえ なけれ ば 、 ハブ ほど 役に立つ 動物 は い ない 」 。 という 記述 が ある ほど で ある 。 ネズミ を 追って 人家 に 侵入 する こと も あり 、 飼い 猫 の 子猫 を 捕食 し た 例 も 報告 さ れ て いる 。 人 の 生活 の 中 で 接する 機会 は 多い ので 、 最も 危険 な 毒蛇 の 一つ に 数え られ て いる 。 また 、 ハブ に は 非常 に 強い 攻撃 性 が ある ため に 森林 へ の 立ち入り が 恐れ られ 、 結果 的 に 琉球 列島 の 森林 環境 を 良好 に 保っ て き た と も 言わ れ て いる 。  戦後 、 沖縄 本島 の 各所 に 駐留 し て いる 在日 米 軍 沖縄 駐留 部隊 にとって も ハブ は 大きな 脅威 で あり 、 " Habu " という 和名 は 在日 米 軍 内 で も 本 種 を 指す 単語 として 通じる 程 で ある 。 また " Habu "（ もしくは " Have "） は アメリカ 空軍 で も 航空機 の ニックネーム に 用い られ て おり 、 ロッキード 社 製 の 超 音速 戦略 偵察 機 、 SR - 71   ブラックバード は 嘉手納 基地 に 配備 さ れ た 際 に は " Habu   Plane "（ ハブ・プレーン ） の ニックネーム （ 兼 、 秘匿 名称 ） が 、 同じく ロッキード 社 が 開発 し た 世界 初 の 実用 ステルス 戦闘 機 、 F - 117   ナイト ホーク の 飛行 空力 実験 機 に は " Have   Blue "（ ハヴ・ブルー ） の コード ・ ネーム が 用い られ て いる 。  TV ドラマ 版 『 男 は つらい よ 』 で は 、 車 寅次郎 は ハブ 獲 り 名人 と なっ て 一旗 上げる こと を 目指し て 奄美 大島 に 渡り 、 ハブ に 咬ま れ て 死亡 し た 、 という 最終 回 と なっ て いる 。  ハブ を 漬け た 酒 の 品種 。 ベース は 奄美 大島 ・ 徳之島 の 黒糖 焼酎 、 沖縄 の 泡盛 、 鹿児島 の 芋 焼酎 など で ある 。 漢方 由来 の マムシ 酒 と 同じく 薬酒 の 一種 と さ れる 。 男性 が 飲む と 精力 向上 効果 が ある と いわ れる 。 ただし 科学 的 根拠 は ない 。剥製   /   剝製 （ はく せい ） と は 、 学術 研究 ・ 展示 、 鑑賞 を 目的 と し た 動物 標本 作製 技術 の 一種 。 あるいは 技術 によって 標本 に さ れ た 動物 個体 の こと を 言う 。  死亡 し た 動物 の 表皮 を 剥がし て 防腐 処理 を ほどこし 、 除去 し た 内容 物 の 構造 の 代替 として 損 充 材 を 詰め 、 標本 生存 時 の 外観 形態 に ほぼ 近い 状態 で 保存 する 動物 標本 技術 の 一 種 で ある 。  剥製 技術 は 、 標本 外観 の 長期間 の 保存 を 目的 と し た もの で あり 、 適正 に 施術 を ほどこさ れ た 剥製 標本 は 、 自然 環境 下 で も 数 十 年 単位 、 博物館 ・ 資料 館 など の 保存 施設 が 整っ た 環境 下 において は 数 百 年 単位 で の 保存 が 可能 と さ れ て いる 。  一般 的 な 剥製 技術 の 方法 において は 、 剥製 標本 に する 動物 個体 に対して 、 内臓 系 ・ 神経 系 ・ 筋肉 系 の すべて 、 ならびに 骨格 の 大 部分 を 除去 し 、 腐敗 防止 の ため 皮革 および 残存 し た 骨格 に なめし など の 防腐 処理 を 施し 、 除去 物 （ 内臓 ・ 脳 など の 神経 ・ 筋肉 ・ 一部 の 骨格 ） に対して 損 充 材 （ ボディ ） を 詰め て 外観 を 整える 。 損 充 材 に は 、 過去 に は 脱脂綿 ・ ゴム ・ 木屑 など の 天然 繊維 や 天然 樹脂 が 用い られ て き た が 、 近年 で は 形態 の 安定 ・ 防腐 や 劣化 防止 の 観点 から 、 グラス ファイバー ・ ポリウレタン ・ 発泡スチロール など の 合成 繊維 ・ 合成 樹脂 を 用いる こと が 多い 。  骨格 の 大 部分 は 除去 さ れる こと が ほとんど で ある が 、 外観 の 頭部 ・ 尾 部 ・ 足 部 手 指 部 （ 爪 など と 緊密 に 構成 さ れ て いる こと が 多い ） など 構成 要素 と なる 頭蓋骨 ・ 尾骨 ・ 手 指 の 細 骨 など について は 、 まま 保持 （ 筋 系 ・ 神経 系 について は 除去 ） し て 剥製 標本 内 に 利用 さ れる こと が 多い 。  剥製 技術 の 対象 として は 、 主 に 脊椎動物 に対して これ を 用い 、 特に 哺乳類 、 鳥類 、 爬虫類 に対して 多く 用い られる が 、 両生類 や 魚類 など に対して も この 手法 を 用いる こと が ある 。  脊椎動物 以外 に対して は 、 イセエビ 類 など の 甲殻 類 や 、 昆虫 類 に この 剥製 手法 が 用い られる こと も ある と も さ れる が 、 甲殻 類 、 昆虫 類 の なか で は 甲虫 類 は きわめて 強固 な 外 骨格 を 持ち 、 外 骨格 内 の 内容 物 を すべて 除去 し て 外 骨格 に 防腐 処理 を 施せ ば 極めて 容易 に 形態 保存 が 可能 で あり 、 そもそも 外 骨格 は 「 皮 」 で は ない こと から 、 甲殻 類 や 甲虫 類 に対する それ は 、 厳密 に は 剥製 技術 と は 呼ば ない こと も 多い 。  また 、 近年 において は 動物 の 外観 保存 技術 として フリーズ ドライ 技術 が 多用 さ れ 、 広義 の 剥製 技術 の 一種 として 分類 さ れる こと が ある が 、 この 技術 は 、 剥製 技術 の 定義 と 言える 皮 を 「 剥い で 」 防腐 処理 を ほどこす という 工程 を 持た ない こと から 、 フリーズ ドライ 技術 の それ は 、 厳密 に は 剥製 技術 と は 呼ば ない こと も 多い （ 次節 後述 ） 。  剥製 の 施術 の 度合い により 、 おもに 学術 研究 用 の 「 簡易 剥製 （ 仮 剥製 ） 」 と 、 展示 ・ 鑑賞 ・ 装飾 用 の 「 本 剥製 」 に 大分 さ れる 。 旅行 先 ・ 狩猟 先 など で 入手 し た 標本 対象 の 死体 の 内容 物 を 、 おおまか に 除去 する 応急 施術 を 「 半 剥製 」 と 呼ぶ こと が ある が 、 「 半 剥製 」 という 用語 は 、 「 本 剥製 」 に対する 意味 で 「 簡易 剥製 （ 仮 剥製 ） 」 と 同義 で 用い られる こと も ある 。 また 、 近年 多用 さ れ て いる フリーズ ドライ 技法 を 、 広義 の 剥製 技術 に 含める こと も ある 。  単に 標本 対象 の 皮 を 剥がし て 防腐 処理 を ほどこし 、 必要 最低限 の 損 充 材 を 詰め 、 皮 の 切断 面 を 縫い合わせ た もの を 、 「 簡易 剥製 ( 仮 剥製 )」 と 呼び 、 一般 的 な 学究 上 の 標本 として は これ で 充分 で ある と さ れる 。  博物館 や 大学 など の 研究 機関 において 、 脚 指 や 羽根 を こぢんまり と たたみ 、 人 が 寝 た よう な 姿勢 で 、 展示 ・ 鑑賞 の 要 は 全く 意識 さ れ ず に 保管 さ れる 。  標本 を 展示 用 ・ 鑑賞 用 として 用いる 場合 に は 、 簡易 剥製 に 加工 を 加え 、 針金 など の 金属 材 や グラス ファイバー など の 樹脂 材 を 用い て 骨格 の 損 充 ・ 補強 を 施し 、 生存 時 の 外観 に ほぼ 近い 安定 的 な 整形 を 行っ たり 、 あるいは 生態 を 表現 し た ポーズ を つけ 、 眼窩 に は 眼球 の 損 充 材 として 義眼 技術 を 援用 し た ガラス 製 や 樹脂 製 の 玉 を 入れる など し て 更に 外観 を 整える 。  また 、 標本 の 設置 ・ 移動 を 容易 に する ため に 装飾 台 に 据え付け たり 、 更に は 昆虫 など による 虫害 や カビ など の 真 菌類 の 増殖 を 防ぐ ため に 、 ガラスケース や アクリル ケース など に 収容 防備 さ れる こと も 多く 見 られる 。  この よう に し て 、 展示 ・ 鑑賞 用 に 製作 さ れ た もの を 「 本 剥製 」 と 呼ぶ 。  古来 、 マヤ 文明 以来 の チューニョ や 日本 の 中世 以来 の 高野 豆腐 など から 見 られ 現代 に 発展 継承 さ れ て いる フリーズ ドライ （ 冷凍 乾燥 ） 技術 は 、 もともと 食品 精製 技術 で ある が 、 近年 で は これ を 動物 標本 の 作製 技術 に 援用 する 例 が 多く 見 られ 、 広義 の 剥製 技術 と 表現 さ れる こと が ある 。  大型 動物 に対して は 有効 と は 言い 難い が 、 特に 小型 爬虫類 ・ ネズミ ・ コウモリ など の 緻密 微細 な 体格 構成 を 含む 小 動物 標本 において 、 その 躯 体 バランス や 質感 を 損なわ ず に 保存 が 可能 で ある ため 、 すでに 欧米 や 日本 など において は 多用 さ れ て いる 。  ただ 、 この 方法 は 、 皮 を 「 剥い で 」 なめす という 工程 を 持た ない ため 、 厳密 に は 剥製 技術 と は 言え ない 。 また 、 本来 の 剥製 技術 において 行う 内臓 系 ・ 神経 系 ・ 筋 系 の 除去 は 全く 行わ ず 、 全身 を 丸ごと 冷凍 乾燥 する 技法 で ある ため 、 標本 完成 後 に は 防湿 や 虫害 ・ カビ 害 による 劣化 を 防ぐ ため に 完全 に 防御 さ れ た ケース に 収納 管理 する 必要 が ある 。  剥製 標本 に さ れる 動物 は 、 主として 展示 用 の 標本 と さ れる 場合 が 多い 。 基本 的 に は 生き た 状態 の 姿 を 再現 する もの で ある 。 また 、 博物館 の 展示 や 学校 の 理科 室 の 標本 など も 剥製 で ある こと が 多い 。 全身 を 剥製 と する 場合 も ある が 、 頭部 のみ など 、 部分 だけ の 剥製 も ある 。  観賞 用 の 剥製 も 数多い 。 ゲーム として の 狩猟 の 場合 、 獲物 を 剥製 に する 例 が あり 、 トロフィー と 呼ば れ た 。 シカ の 頭部 など は 装飾 用 に 剥製 に さ れ 壁 に 掛け て 飾っ た 。 日本 で は 、 ウミガメ や 猛禽 類 の 剥製 も 古く から 貴重 視 さ れ 、 装飾 用 に 作ら れ た 。 猛禽 類 は 床の間 に 飾ら れ たり し て いる の が 見かけ られる 。 剥製 は 埃 や 虫害 を 避ける ため に ガラスケース や アクリル ケース に 入れる こと が 推奨 さ れ て いる 。 この 場合 も 、 生き て い た とき の 様子 を 再現 する の が 普通 で ある が 、 やや 派手 な ポーズ を つけ られる 傾向 が ある 。 なお 、 日本 において は 、 タヌキ は イメージ から 、 立 位 で 手 に とっくり や 大福帳 を 持たさ れ たり 、 服 を 着せ られ たり する こと が 多い 。  上記 の よう な 利用 目的 と は 別に 、 特に 生き て い た とき に 名 を なし た 動物 を 剥製 に し て 保存 する 場合 も ある 。 日本 で は 忠 犬 ハチ公 や タロ・ジロ が 著名 な 例 として 挙げ られる 。  また 、 西洋 で は 偉大 な 成績 や 功績 を 残し た 競走 馬 や 種 牡馬 の 剥製 が 作ら れる こと も 多く 、 日本 国内 でも 北海道 浦河 町 馬 事 資料 館 に 、 1960 年代 の 名 種 牡馬 ヒンドスタン が 剥製 に さ れ 、 心臓 と共に 展示 さ れ て いる 。  剥製 は 見栄え は よい が 、 標本 と し て み た 場合 、 骨格 や 内臓 など の 部分 が 保存 さ れ ない 難点 が ある 。 かつて は この よう な 部分 が 軽視 さ れ た こと も ある が 、 現在 で は その よう な 部分 も 重視 さ れ て いる と いわ れ て おり 、 それら は 別個 に 標本 として 保存 する こと が 多い 。 同 一 個体 から 得 られ た もの で あれ ば 、 それら は まとめ て 単一 の 標本 を 構成 する 。  明治 時代 以降 の 日本 における 剥製 技術 者 として は 、 織田 信徳 、 名倉 宗次郎 、 坂本 喜一 など が 知ら れる 。  坂本 喜一 に よれ ば 、 剥製 の ため の 捕獲 は 、 縄 、 黐 、 罠 など による の が 傷つか なく て よい が 、 通常 は 銃 に よる 。 屠殺 は 、 麻酔 さ せ 、 または ウサギ 大 の 動物 で あれ ば 空気 を 静脈 注射 し 、 または 延髄 に 針 を 刺し て 殺す 。 製作 は 捕獲 直後 が よい が 、 旅行 先 など で は 腐敗 防止 の ため に 内臓 を 取り出し 、 口腔 、 腹部 に アルコール 綿 または 食塩 を 充填 し て おく 。 食塩 の 場合 は 溶解 防止 の ため に 木炭 、 脱脂綿 を 詰め て 水分 を 吸収 さ せる 。 ドライアイス が 手配 できれ ば 最も よい 。 研究 用 の 標本 として は 、 小鳥 、 小 獣 は 内臓 を 取り出し 、 清浄 し 、 綿 を 詰め 、 アルコール に 浸け 置け ば 、 長く 保存 が きく が 、 しばしば 変色 する ので 、 「 液 浸 」 で ある こと を 明記 し て おく 。  羽毛 に 付着 し た 血液 は 、 水 脱脂綿 を 載せ て おく と 綿 が 血液 を 吸い取る 。 その後 、 海綿 か 綿 に 石鹸 を 付け 水 で 洗い 、 筆 粉 または 石膏 粉 で 素早く 水分 を 吸収 し て 乾燥 さ せる 。 脂肪 、 黐 は ベンゼン 、 揮発 油 など を 綿 に 含ま て 拭う 。 家禽 は 羽虫 が 多い から 、 あらかじめ 二硫化炭素 で 燻 殺し 、 あるいは 揮発 油 を 霧吹き で かける か 、 蚤 取り粉 を ふりかける 。 製作 は 死後 4 、 5 時間 が 最も よい 。 製作 前 に 、 全長 、 翼 長 、 尾長 、 嘴 長 、 跗蹠長 、 趾長 、 爪 長 など を 測定 、 記載 し 、 採集 年月日 、 採集 者 、 場所 、 性 、 老幼 、 内臓 内容 など を 記録 する 。 虹彩 、 雞冠 、 脚 など は 死後 変色 する から 採集 現場 で 記載 する 。 剥皮 に は 、 胸 剥 、 腹 剥 、 および 背 剥 の 3 法 が ある 。 胸 剥 は 最も 普通 で 、 腹 剥 は 胸 剥 より やや 難しい が 仮 剥製 に 多用 さ れ 、 腹部 切開 の のち 両脚 、 尾骨 を 切断 し 、 上部 に むかっ て 剥皮 し て ゆく 。 背 剥 は ペンギン 、 ウ など 、 腹 面 を 正面 に 向ける もの に 多用 する 。 腐敗 に 傾い た もの は 3 ～ 5 % ホルマリン 、 または 20 ～ 40 % アルコール に 浸し 、 収斂 し た のち 剥皮 する 。 仮 剥製 は 学術 用 標本 で ある から 原型 に 似せる が 、 大型 鳥類 は 胴 芯 を 小さく し て 体 を 縮小 する こと が ある 。 首 や 足 の 長い もの は 体 に 沿っ て 折り曲げ 、 雞冠 の ある もの は 左側 を 上面 に 出す 。 半 剥製 は 骨 に 仮に 麻 綿 など を 巻き 、 皮膚 内面 に 防腐 処理 を 行なっ て から 、 綿 または 麻 綿 を 詰め 、 切開 部 を 粗く 縫合 し 、 本 剥製 、 仮 剥製 に 仕立て 直す 時 に 充填 物 を 除去 し 、 浜砂 と 少量 の ナフタリン の 混合 物 に 十分 に 湿気 を 含ま せ て 皮 の 内面 に 入れ 、 外部 に も 同様 の 処置 を 施し 、 半日 から 1 日 放置 すれ ば 皮 が 生 の 状態 に 戻る から 改めて 標本 を 作り直す 。 爪 、 嘴 など は 鬢付け油 、 パラフィン 、 蝋 など を 塗っ て 湿り を 防ぐ 。 羽毛 の 湿り は 軟化 後 、 直ちに 筆 粉 など を 撒布 し できる だけ 早く 水分 を 除去 する 。  鳥類 の 場合 と 同じ で ある が 、 特殊 な 技巧 が 多く 要求 さ れる ので 困難 で ある 。 家畜 、 ネズミ 、 サル など は 病毒 の 伝染 の 危険 が ある ため 時に 二酸化炭素 の 燻蒸 、 クレゾール 石鹸 、 フェノール で 消毒 する か 、 コロジウム 包帯 を 施す など の 必要 が ある 。 測定 は 小型 獣 で は 体長 、 尾長 、 耳 長 、 足 底 の 4 箇所 で よい が 、 大型 で は 正確 な 体 の 寸法 が 必要 で あり 、 顔面 その他 の 肉付き に は 特に 注意 する 。 哺乳類 分類 学 で は 頭骨 が 重要 で ある から 学術 標本 で は 頭骨 を 取り出し 、 別途 保存 する こと が ある 。 頸 の 装飾 標本 は 縫い目 の 見え ない よう に 背面 で 剥皮 し 、 頸骨 と 頸座 の 板 と を 丈夫 な 木 または 鉄 ボルト で 固定 し た のち 芯 を 作り 皮 で おおう 。  魚類 の 標本 は 原則 として ホルマリン 浸け または アルコール 浸け で ある が 、 大型 の もの の 場合 に は 一般 に 剥製 に する 。 体 は 生 の 時 計測 し 、 鱗片 の 脱落 の 虞 が ある とき は 30 倍 くらい の ホルマリン に 2 ～ 3 時間 浸 漬 し 、 皮 を 剥ぎ 、 肉 を 分離 し 、 鰓 、 眼球 、 頭 の 内部 の 肉 など を 取り除き 、 収斂 液 に 2 ～ 3 時間 ないし 一両日 漬ける 。 胴 芯 は キリ で やや 小さめ に 作り 、 頭部 、 尾 部 および 適当 な 位置 2 箇所 に 針金 を 取り付ける 。 防腐 剤 を 内面 に 塗っ た 皮 を 胴 芯 に かぶせ 、 頭部 、 眼窩 内 剥皮内 面 に は 生麩 糊 を 固く 煮 た もの に キリ の 大鋸屑 を 混ぜ 、 少量 の 石膏 末 、 ホルマリン を 混ぜ て 、 手 に 粘つか ない 程度 に 練っ た 充填 物 を 詰め て から 、 腹部 を 縫合 し て 義眼 を 入れ 台 を 取り付け 、 鰭 は ボール紙 で 挟み 乾燥 する 。 乾燥 後 装飾 台 に 取り付け 、 全体 に ゼラチン を 塗布 する 。 魚類 で は 半面 のみ の 剥製 法 も あり 、 これ は あらかじめ 作っ た 雛形 に 魚 皮 を なじま せ て 石膏 を 流し込ん で 作る 。  尾端 を 少し 切開 し 、 皮 を 剥ぎ 、 口 の 周囲 を 剥い で 頭骨 から まる 剥ぎ する が 、 大型 で は 胸部 から 尾端 まで 切開 し 剥皮 する 。 頭部 は 石膏 で 作り 、 胴 芯 は 針金 に 麻 綿 を 巻い て 作り 、 少量 の 石膏 末 を 和 し た 生麩 を 作り 、 あらかじめ 30 倍 の ホルマリン に 数 時間 ないし 一両日 浸 漬 し た 皮 を かぶせ て 縫合 する 。  腹 甲 中央 を 鋸 で 切開 し 、 前肢 、 後肢 、 頭部 の 順 に ピンセット 、 やっとこ など で 骨 を 挟ん で 引き出し 、 肉 を 取り去り 、 尾 部 は 腹 面 を 切開 し 肉 を 取り 、 ホルマリン 30 % に 数 時間 浸し た のち 尾 部 と 頸部 に 芯 を 入れ 、 その 針金 を よりあわ せ 、 四肢 に 粘土 を 詰め 、 足 裏 から 差し込ん だ 針金 を 甲 内 で つなぎ 固定 し 、 甲 内 に 木綿 、 麻 綿 に ナフタリン を 混ぜ た もの を 入れ 、 切開 し た 甲 は 石膏 で 固着 し 台 に 取り付ける 。 大型 は 腹 甲 を とりはずし 、 四肢 、 頭部 、 尾 部 など は 腹 面 で 切開 し 、 肉 、 骨 を 除く 。  脂肪 が 多い から 大鋸屑 で ぬぐい取る が 、 それでも 取れ ない とき は さらし粉 、 水酸化 ナトリウム など で 洗う 。  実在 し ない 動物 の 剥製 も ある 。 たとえば 人魚 の 剥製 とか 、 鼻 行 類 の 剥製 など が 実際 に 存在 する 。 これら は 、 古く から 伝え られ た 由緒 正しい もの も ある が 、 普通 は 他 の 動物 の 部分 を 継ぎ 合わせ て 作ら れ た もの で ある 。 人魚 の 剥製 は 日本 で も 例 が ある が 、 サル の 上半身 に 魚 を 継ぎ 合わせ た もの で ある 。 アフリカ で 野生 動物 を 狩る こと が 普通 に 行わ れ た 頃 に は 、 獲物 を 大きく 見せる ため に 複数 個体 を 継ぎ 合わせ たり する こと が あっ た らしい 。  この よう な 事実 が あっ た ため に 、 カモノハシ の 発見 の 際 に は 、 もたらさ れ た 標本 が 信用 さ れ なかっ た と いう 。 例えば カワウソ の よう な 動物 に アヒル の 様 な 鳥類 の 嘴 を 継ぎ 合わせ た と 疑わ れ た らしい 。 当時 は DNA 鑑定 など の 技術 も 存在 し て おら ず この 様 な 方面 から 真偽 を 調べる 事 も でき なかっ た 為 、 剥製 標本 を 見 た だけ で その 真偽 について 簡単 に 判断 する 事 は でき なかっ た の で ある 。  架空 で は 無い が 、 極楽鳥 （ オオフウチョウ ） において は 、 飾り 羽 を 他 の 極楽鳥 から 移植 し 、 3 羽 分 程度 の 飾り 羽 で 派手 に 見せる の が 普通 で ある 。  日本 の 国内 法 や 国際 条約 に 基づき 、 剥製 の 作製 ・ 剥製 標本 対象 や 剥製 完成 品 の 収受 について 、 希少 動物 保護 や 防疫 ・ 環境 保護 の 観点 から 、 各種 の 規制 が 設け られ て いる 。  鳥獣 保護 法 （ 平成 14 年 法律 第 88 号 ） に 基づき 、 日本 国内 において 保護 鳥獣 を 捕獲 し て 剥製 に する 場合 、 各 都道府県 自然 保護 課 経由 で 申請 し 、 都道府県 知事 から 捕獲 許可 を 、 捕獲 し た 標本 対象 を 収受 する 場合 に は 知事 から その 標本 対象 の 拾得 ・ 取得 証明 など を 受け なけれ ば なら ない 。  外来 生物 法 （ 平成 16 年 法律 第 78 号 ） に 基づき 、 たとえ 輸入 後 に 屠 し て 剥製 標本 を 作製 する こと が 目的 で あっ て も 、 同 法 が 指定 する 種 の 動物 を 生体 の まま 国内 に 持ち込ん で は なら ない 。  家伝 法 （ 平成 17 年 法律 第 102 号 ） に 基づき 、 一部 の 剥製 の 輸入 に際して は 、 輸出 国 政府 機関 （ 検疫 機関 ） による 検査 証明 書 が 必要 と なる 。 また 、 輸入 後 に 屠 し て 剥製 標本 を 作製 する こと が 目的 で あっ て も 、 生体 として 輸入 する 場合 に は 、 検疫 証明 は もとより 、 原産 国 において 適法 に 捕獲 さ れ た 動物 で ある という 証明 書 、 もしくは 原産 国 政府 機関 が 発行 する 輸出 許可 証明 書 が 必要 と なる 。  ワシントン 条約 （ CITES ） （ 昭和 55 年 条約 第 25 号 ） において 規定 さ れ た 種 の 動物 について は 、 特別 の 許可 を 得 た 場合 を 除き 、 生体 のみ なら ず 、 たとえ 剥製 の 完成 品 ないし 製作 途上 品 で あっ て も 輸出入 ・ 収受 を する こと が でき ない 。  ワシントン 条約 の 国内 法 で ある 、 種の保存法 （ 平成 4 年 法律 第 75 号 ） に 基づき 、 原則 として 、 ワシントン 条約 付属 書 I で 指定 さ れ た 種 は 、 絶滅 の お それ が ある 種 として 指定 を 受け て おり 、 剥製 の 輸入 等 の 国際 取引 だけ で なく 、 個体 登録 を 受け ず に 、 国内 で 譲渡 する こと も 禁止 さ れ て いる 。 付属 書 II 、 III で 指定 さ れ た 種 は 、 国際 取引 について は 一定 の 規制 が ある が 、 国内 取引 の 規制 は なさ れ て い ない 。触角 （ しょっ かく ） は 、 節足動物 など の 頭部 から 突出 し て いる 対 に なっ た 器官 の ひとつ 。 主 に 感覚 を 司る 。  触角 （ しょっ かく ） は 、 節足動物 や 軟体動物 の 腹足類 の 頭部 に ある 、 対 を なす 細長い 突起 物 で ある 。  節足動物 の 触角 は 頭部 に 備え 、 先 節 （ 口前 葉 ） の 後 の 体 節 から 生じ た 関節 肢 （ 付属 肢 ） で ある 。 左右 に 対 を なし 、 外 骨格 に 包ま れる 。 多数 の 関節 を 持っ て いる の が 普通 だ が 、 途中 の 関節 を 大きく 動かす もの は まれ で 、 多く の 場合 は 基部 の 関節 で 大きく 振り 動かす よう に 使わ れる 。 多く の 場合 は 、 頭部 から 前方 へ 伸ばし 、 進行 方向 を 探る 役割 を 果たし て いる 。  触角 は ほとんど の 節足動物 が 持っ て いる 。 触角 の 形 や 配置 は 節足動物 において は 、 おのおの の 分類 レベル で 、 それぞれ に 重要 な 分類 形質 と なっ て いる 。 特に 昆虫 類 の コウチュウ 目 や ハエ 目 の 場合 、 触角 の 構造 が 科 の 分類 で 重視 さ れる 。 また 、 一部 に は 2 次 的 に 退化 、 もしくは 別 の 器官 と なっ た もの が ある 。  節足動物 に 類縁 の 有 爪 動物 （ カギムシ 類 ） は 、 頭部 も 1 対 の 触角 を 持つ 。 柔軟 で 、 密生 し た 環節 に 細分 さ れる 。 付属 肢 で ある が 、 節足動物 の 触角 と は 異なり 、 これ は 先 節 から 生じ た もの で ある 。  腹足類 の 頭部 に は 上面 に 一対 の 突起 が あり 、 これ が 触角 で ある 。 この 触角 は 柔軟 で 細長く 、 先 が 細く なる もの や 、 先端 が 膨らむ もの など 、 様々 な 形 の もの が ある 。 触角 の 基部 に は 目 が ある 場合 が 多い 。 カタツムリ など で は 触角 の 先端 に 目 が あり 、 柄 眼 類 と 呼ば れる 。  多く の 場合 、 触角 は 感覚 器官 で ある と さ れ て いる 。 何 を どう やっ て 感じ て いる か は 分類 群 によって 様々 で ある が 、 多く の 場合 、 接触 ・ 気流 ・ 熱 ・ 音 あるいは におい の 感知 と 味覚 を 感じる ため の 器官 で ある と さ れる 。 ガ など の 昆虫 で は 雌 が 誘引 フェロモン を 出し て 雄 を 呼び寄せる もの が ある が 、 その よう な もの で は 、 雄 の 触角 の 方 が 関節 ごと に 長い 突起 を もつ 羽毛 状 に なっ て いる など 、 雌 に くらべ て よく 発達 し て いる 例 が 多い 。  遊泳 など の 運動 に 用い られる 例 も よく ある 。 甲殻 類 の 初期 幼生 で ある ノープリウス は 2 対 の 触角 と 大 顎 だけ を 持ち 、 主として 触角 によって 遊泳 運動 を する 。 ミジンコ や カイ エビ 、 貝 虫 は 成体 で も 遊泳 に 於い て 多く を 触角 に 頼っ て いる 。  他 に 、 ケン ミジンコ 類 や アルテミア で は 、 雄 の 触角 に 、 交尾 時 に 雌 を 確保 する ため の 構造 が ある 。日本 の 哺乳類 一覧 （ に ほんの ほ に ゅうるいいちらん 、 " list   of   mammals   in   Japan "） で は 、 日本 に 生息 する 野生 哺乳類 について 記す 。  日本 列島 は アジア 大陸 に 隣接 し た 島嶼 （ とう しょ ） 群 で あり 、 氷河期 に 大陸 から 移入 し た 生物 が 孤立 個体 群 として 独自 に 進化 を 遂げ て き た 。 また 、 南北 に 3 , 000 km と 長く 、 3 , 000 m 以上 の 高山 地帯 を もつ ため 、 亜寒帯 から 亜熱帯 まで の 多様 な 環境 が 含ま れる 。 この よう な 背景 の もと 、 日本 に 生息 する 約 130 種 の 陸生 哺乳類 の うち 3 割 を 超える 固有 種 、 7 属 の 固有 属 による 、 多様 かつ 独特 の 哺乳類 相 が 存在 し て いる 。 その 一方 で 、 北海道 や 対馬 など の ユーラシア 大陸 に 近い 地域 で は 、 それら 固有 種 に 加え 大陸 系 の 種 も 生息 し て いる 。  日本 の 哺乳類 相 は 、 北海道 と 本州 の 間 に ある ブラキストン 線 、 トカラ 列島 と 奄美 群島 の 間 に ある 渡瀬 線 で 区切ら れ て おり 、 これら を 境 に 異なる 動物 群 が 生息 し て いる 。 また 、 動物 地理 学 的 に 見れ ば 、 渡瀬 線 以北 に 分布 する 旧 北 区 系 の 動物 群 と 、 渡瀬 線 以南 に 分布 する 東南アジア を 起源 と する 東洋 区 系 の 動物 群 の 2 群 に 構成 さ れる 。  この 項 で は 、 竹島 や 尖閣諸島 など 領有 権 争い が ある 場所 （ 詳しく は 尖閣諸島 問題 、 竹島 を 参照 ） に のみ 生息 する 種 も 日本 固有 種 と する 。  〔 在来 2 科 ・ 移入 0 科 ： 計 2 科 〕  〔 在来 0 科 ・ 移入 1 科 ： 計 1 科 〕  〔 在来 5 科 〕  〔 在来 2 科 〕  〔 在来 2 科 〕  〔 在来 3 科 ・ 移入 1 科 ： 計 4 科 〕  〔 在来 6 科 （ 迷行 の 1 科 除く ） ・ 移入 3 科 ： 計 9 科 〕  〔 移入 （ 家畜 種 ） 1 科 〕  〔 在来 11 科 （ 迷行 の 1 科 除く ） 〕  〔 在来 1 科 〕繁殖 行動 （ はん し ょくこうどう 、 reproductive   behavior ） と は 、 動物 の 行動 の うち 、 自分 の 子 を 残す 機能 を 持つ もの を 指す 。 英語 で は 「 繁殖 」 を   " reproductive   behavior "   と 表す が 、 名詞 化 し た   " reproduction "   は 、 人 の 場合 は 「 生殖 」 という 表現 を する 。  繁殖 行動 は 、 配偶 相手 を 探し 関係 を 持つ こと を 確認 する 求愛 行動 （ きゅう あい こう どう ） 、 配偶 子 の やりとり を 行う 配偶 行動 （ はい ぐうこうい ） 、 生まれ た 子 を 育て 守る ため の 保育 行動 （ ほ いく こう どう ） など に 区別 する こと が できる 。  多く の 動物 に は 繁殖 期 という 、 繁殖 行動 が 頻繁 化 する 一定 の 時期 が あり 、 繁殖 へ の 準備 が でき て いる 状態 を 発情 と いう 。 発情 は 季節 の 変化 を 刺激 として 起こる 場合 、 異性 個体 の 接近 や 仕草 など 社会 行動 を通して 起きる 場合 に 分け られる 。 人間 の 発情 は おおむね 後者 に 含ま れる 。ブリーダー （ ） と は 、 主 に 動物 の 繁殖 および 改良 に 従事 する 者 を いう 。 育種 家 。  ブリーダー は 、 ペット として 販売 さ れる 血統 など を 考慮 し て 健康 な 動物 を 繁殖 し て いる 者 と 、 産業 動物 の 繁殖 を 行っ て いる 者 に 大別 さ れる 。 日本 で は 主 に 前者 を 指す 場合 が 多い が 、 競走 馬 を 育成 する 業態 で も 、 それら 競走 馬 の 育成 から 健康 管理 を 行う 者 を ブリーダー と いう 。  犬 の 場合 、 1 匹 ～ 数 匹 しか い ない 家庭 的 な ブリーダー   ( バックヤードブリーダー )   から 、 会社 組織 で 大掛かり に 繁殖 を おこなっ て いる ブリーダー まで 様々 で ある 。 現在 は 、 ブリーダー と 顧客 の 間 を 取り次い で 子犬 を 販売 する ペット 通販 （ 子犬 取次 業 ） なる 業種 も 存在 し て おり 、 ペット 産業 の 拡大 に も 関連 し て 、 様々 な 業態 が み られる 。  これら で は 健康 な 動物 を 繁殖 さ せ 、 更に は 販売 に 適する 状態 に 成長 さ せ 、 その間 に 基本 的 な 躾 や 、 各種 予防 接種 を 行う など する 。 また 良い 血統 の 動物 を 繁殖 （ → 人為 選択 ） さ せ て 展示 会 で の 入賞 を 狙っ たり 、 異なる 品種 を 掛け合わ せる など する こと で 、 動物 の 品種 改良 も 行っ て いる 場合 も ある 。  家庭 用 ペット として 販売 目的 で 繁殖 さ せる の は ブリーダー で は 無く 、 パピーミル と 言う 。 繁殖 業者 で 、 無理 な 繁殖 により 不健康 な 個体 が 生まれ たり 、 販売 不可能 だっ た 個体 を 処分 する など 、 問題 と なっ て いる 。  特定 の 変種 を 品種 として 定着 さ せる 事 で 、 様々 な 血統 を 維持 し て いる が 、 これら の 行為 が 自然 に 適応 でき ない よう な 変種 を 作り出し て しまう ため 、 動物 本来 の 持つ 性質 を も 変質 さ せ て いる と も み られる 。 また 特定 の 遺伝 病 まで も を 品種 として 定着 さ せ て しまい かね ない ため 、 これ を 批判 する 人 も 見 られる 。  その 一方 で 、 ペット が 高価 で 取引 さ れる に従い 、 金銭 を 目的 と し た 業者 が 乱立 する よう に なっ た 。 こうした 業者 の 中 に は 、 不適切 な 環境 で 飼育 する ・ 世話 を 怠る といった 動物 虐待 を 行い 、 動物 の 愛護 及び 管理 に関する 法律 に 抵触 、 逮捕 さ れる 例 も 見 られる 。 逮捕 さ れ ない まで も 、 倫理 的 に 問題 の ある ブリーダー の 起こす トラブル も 少なから ず 報じ られ て おり 、 飼育 場 の 騒音 ・ 悪臭 が 元 で 係争 関係 に 発展 し た 事例 も 見 られる 。 これら で は 投機 と 称し て 資金 を 集め た ブリーダー が 、 後 に 金銭 的 トラブル から 事件 を 起こす ・ あるいは 巻き込ま れ た 事例 も ある 。  ペット ショップ で は 、 イヌ の 場合 で 人気 犬 種 で は 1 頭 数 万 円 ～ 数 十 万 円 と いわ れ 、 ネコ の 場合 でも 人気 の ある 種類 は 十 数 万 円 前後 で 売買 さ れ て いる 。 しかし これら は 中間 マージン を 含ん で の 価格 で あり 、 実際 に 評価 さ れる 個人 の ブリーダー 業者 自体 は 、 品質 を 維持 しよ う と する と 、 どうしても 育成 面 で 良好 な 環境 を 整え たり 躾 を 行っ たり 十分 な 運動 や 世話 を する など の 必要 性 から コスト が 掛かる ため 、 利益 は 余り 上がら ない 趣味 の 延長 に 過ぎ ない 傾向 すら 見 られる 。  また 人気 の ある 種類 に は ブーム が あり 、 日本 で は 十 数 年 ～ 数 年 程度 で 人気 種類 の 入れ替わる ペット ブーム が 目まぐるしく 起こっ て い て 、 儲け を 当て込ん で の 「 不良 在庫 」 を 抱え て の 事業 失敗 など トラブル も 後 を 絶た ない 。 これら で は 、 イヌ の ケース を 例 に 取れ ば 、 高度 経済 成長 期 の スピッツ や コリー ブーム 、 あるいは 近年 の シベリアン・ハスキー や チワワ といった 犬 種 で 、 ブーム 終了 以降 大量 に 保健所 に 持ち込ま れる 、 あるいは 野犬 として 保護 さ れ た 事例 が ある 。 特に 優良 ブリーダー と さ れる 人々 は 、 ブーム に 関わり 無く 、 自分 の 好み の 種類 を 専門 に 扱う 傾向 が 見 られる 。  これら ブリーダー の 質的 な 問題 は 著しく 、 近年 の インターネット など を 通じ た ペット 通販 で は 、 事前 に 個体 の 状態 を 確認 し にくい こと も あり 、 その 一部 に 悪徳 ブリーダー が 近親 交配 で 繁殖 さ せ た 遺伝 疾患 の 顕著 な 個体 の 販売 する こと により トラブル と なる ケース すら み られる 。原生 動物 （ げん せい どう ぶつ ） と は 単細胞 生物 の うち 生態 が 動物 的 な もの 。 原虫 とも 。  歴史 的 に は 、 生物 を 動物 と 植物 に 分け て い た （ 2 界 説 ） 頃 に 使わ れ た 分類 群 で あり 、 動物 「 の うち 」 単細胞 の もの と 定義 さ れ て い た 。  実際 は 雑多 な 生物 の 集まり で あり 、 系統 学 的 に 妥当 な グループ に 修正 する 試み も さ れ た が 、 現在 で は どの 意味 で も 分類 群 として は 使わ れ ず 、 大まか な 総称 として 伝統 的 な グループ を 表す の に 使わ れ て いる 。  もともと 、 動物 界 の 1 門 「 原生 動物 門 」 として 扱わ れ て き た 。  1858 年 、 リチャード ・ オーウェン は 、 原生 動物 を 独立 界 「 原生 動物 界 」 に 引き上げ た 。  1860 年 、 ジョン ・ ホッグ は 、 原生 動物 と 原生 植物 の 違い は あまり ない として 、 それら を   界 に まとめ た 。 1866 年 、 エルンスト・ヘッケル は その グループ に 原生 生物   界 と 命名 し た 。  伝統 的 に は 、  が 置か れ て き た 。 鞭 毛虫 綱 と 根 足 虫 綱 を まとめ て 有 鞭 肉質 虫 綱 など と し た もの も ある 。 胞子 虫 綱 は 後 に 細分 さ れ た 。  これら の ほとんど は 、 現在 で は 、 いくつ も の 界 に 分散 し て 分類 さ れ て いる 。  鞭 毛虫 類 に は 、 光合成 能 の ある もの も 含ま れ て おり 、 これ を 植物 性 鞭 毛虫 と 称し て い た 。 従っ て そこ に は 、 実質 的 に 、 ほとんど すべて の 藻類 に またがる もの が 含ま れ て い た こと に なる 。 同様 に 、 今 で は 繊毛 虫 類 以外 の 分類 群 は 、 いずれ も 多 系統 で ある と 考え られ て いる 。 生物 の 分類 を 参照 の こと 。  もはや 存在 し ない 分類 群 で は ある が 、 全体 を 見渡す 意味 は ある と 思わ れる ので 、 簡単 に 記し て おく 。  原生 動物 という 分類 が 無意味 で ある と 考え られる よう に なっ て から 、 新た な グループ を 原生 動物 と 再 定義 する 試み が なさ れ た 。 しかし いずれ も 、 長く 広く 使わ れる こと は なかっ た 。  1993 年 、 キャバリエ ＝ スミス は 、 ミトコンドリア を 持つ 真 核 生物 で ある   の うち 、 （ ほぼ ） 単 系統 と 思わ れ た 動物 ・ 植物 ・ 真 菌 ・ クロミスタ を 除い た 残り の 、 （ ほぼ ） 側 系統 を 原生 動物 と 定義 し 、 8 界 説 を 唱え た 。 なお 、 残り の 3 界 は アーケゾア・ 真正 細菌 ・ 古 細菌 で ある 。 彼 の 原生 動物 は 、 クロミスタ という 大きな グループ が 含ま れ ない ものの 、 「 進化 し た 生物 を 除い た 残り 」 という コンセプト は 従来 の 原生 生物 に 近い 。  1998 年 に は キャバリエ ＝ スミス は 、 ミトコンドリア の ない 真 核 生物 で ある アーケゾア を 原生 動物 に 加え た 。 当初 は 原生 動物 は アーケゾア 亜 界 と   亜 界 （ 8 界 説 で の 原生 動物 ） に 分け られ て い た が 、 次第に アーケゾア という グループ 分け は 無意味 という こと に なり 、 別 の 分類 を する よう に なっ た 。しし おどし （ 鹿 威し ） と は 、 農業 など に 被害 を 与える 鳥獣 を 威嚇 し 、 追い払う ため に 設け られる 装置 類 の 総称 。 かかし 、 鳴子 、 その 中 で も 特に 添水 を 指す 。 「 鹿 脅し 」 、 「 獅子 脅し 」 や 「 獅子 威し 」 と も 書か れる が 本来 は 「 鹿 威し 」 で ある （ ニホンジカ # 狩猟 獣 として の シカ を 参照 ） 。  添水 （ 僧都 、 そう ず ） と は 、 水力 により 自動的 に 音響 を 発生 する 装置 で ある 。 中央 付近 に 支点 を 設け て 支え 、 上向き に 一端 を 開放 し た 竹筒 に 水 を 引き入れる 。 竹筒 に 水 が 満杯 に なる と その 重み で 竹筒 が 頭 を 下げ 水 が こぼれ て 空 に なり 軽く なる 。 その 軽く なっ た 竹筒 が 元 に 戻る 際 に 支持 台 （ 石 など ） を 勢い よく 叩き 音響 を 生ずる 。  もともと は 鳥獣 を 追い払う 農具 で あっ た が 後 に 風流 として その 音 を 楽しむ よう に なり 、 日本 庭園 の 装飾 として 設置 さ れる こと が 多く なっ た 。 代表 的 な もの として 京都 の 詩仙堂 の もの が ある 。 エクステリア の 装飾 品 として も 用い られる 。  これ と 同様 の 仕組み を 動力 として 応用 し た もの が 唐 石臼 で ある 。  なお 、 電子 工学 において は 弛張 型 発振 回路 の 原理 を 示す 例 として 採り上げ られる 。トナカイ （ 、 学名 :   ） は 、 哺乳 綱 鯨 偶蹄目 シカ 科 （ シカ ） トナカイ 属 の 1 種 で ある 。 本 種 のみ で トナカイ 属 を 形成 する 。 別名 、 馴鹿 （ じ ゅんろく ） 。 英語 で は   '   と いう 。 北 アメリカ大陸 で 生息 する 個体 は 、 カリ ブー （ ） と 呼ば れる 。  自然 分布 は 北極圏 周辺 で あり 、 アメリカ合衆国 （ アラスカ 州 ） 、 カナダ 、 デンマーク 領 グリーンランド 、 ノルウェー （ スヴァールバル 諸島 を 含む ） 、 フィンランド 、 ロシア   。  スウェーデン の 地域 個体 群 は 絶滅 し て いる 。  半 家畜 化 さ れ た 動物 で ある ため 人為 的 な 分布 も 多い 。 主 な 移入 分布 域 は 、 サウスジョージア・サウスサンドウィッチ 諸島 、 ケルゲレン 諸島 、 プリビロフ 諸島 、 セントマシュー 島 、 アイスランド など 。  和名 で ある トナカイ は アイヌ 語 で の 呼称 「 トゥナカイ 」 ()   または 「 トゥナッカイ 」 ()   に 由来 する 。 アイヌ 語 の トゥナカイ も 北方 民族 の 言語 から の 外来 語 だ と 考え られ て いる 。  「 カリ ブー   ()」 は フランス語 （ より 詳細 に は カナダ フランス 語 ） の 名 で 、 これ は さらに ミクマク 語 の 「 ハリプ   ()」 に 由来 する 。  英語 は 「 カリ ブー 」 の ほか 「 レインディア   ()」 と 呼ば れる 。 「 レイン 」 は 古 ノルド 語 の   に 由来 し （ 「 手綱   ()」 で は ない ） 、 これ は さらに インド ヨーロッパ 祖語 で 「 角 の ある 獣 」 を 意味 する   * kroinos   に 由来 する 。  漢語 で は 「 馴鹿 」 （ じ ゅんろく ） と 書き 、 「 馴 （ 人 に 馴れ た 、 すなわち 、 家畜 化 可能 な ） 鹿 」 を 意味 する 。 朝鮮 語 と 中国 語 、 ベトナム 語 で は 、 これ に 由来 する 。  ロシア 語 で は 、 「 北 の シカ 」 を 意味 する   （ シェーヴェルヌィ・アリェーニ ） と いう 。  アルタイ 系 ツングース 人 の 言葉 で は 「 オロン ( oron )」「 オロ ( oro )」「 オヨン ( ojon )」「 オロン・ブク ( oron   buku )」「 ホラ ( hora )」「 ホラナ ( horana )」 等 と 呼ば れ て いる 。  体長 120 cm – 220 cm 。 肩 高 90 cm – 150 cm 。 体重 60 kg – 300 kg 。  シカ 科 で 唯一 、 雌雄 共 に 角 が ある 。 これ は 後述 する よう に 、 角 の 用途 が 繁殖 期 における オス の 抗争 だけ で なく 、 雪 を 掘っ て エサ を 得る 役割 も ある ため で ある （ その ため メス は 、 子ども の エサ を 確保 し なく て は いけ ない 冬季 に 角 が 生える ） 。 オス の 角 の 方 が メス より も 大きい 。 オス は 春 に 角 が 生え 秋 から 冬 にかけて 抜け落ち 、 メス は 冬 に 角 が 生え 春 から 夏 にかけて 角 が 抜け落ちる 。  時速 80 キロメートル で 走る 。  寒冷 な 環境 から 身 を 守る ぶ厚い 体毛 を もつ 。 毛 の 内部 に 空洞 が あり 保温 性 に 優れ て いる 。 オス は 繁殖 期 に なる と 咽頭 部 の 毛 が 長く 伸長 する 。 蹄 は 大きく 接地 面 が 大きい ため 体重 が 分散 さ れ 、 雪 の 上 でも 沈む こと なく 歩く こと に 適応 し て いる 。  鼻 の 色 は 黒 、 もしくは 白い 毛 が 混じっ た もの で 下記 の 歌 に ある よう な 赤 で は ない 。 ただし 、 鼻先 の 部分 に 毛細血管 が 集中 し て いる ので 、 毛 の 色 が 白い 場合 、 赤く 見える 場合 が ある 。 また 、 発光 生物 の よう に 鼻 自体 が 光る こと も ない 。  ツンドラ 地帯 に 生息 する 。 群れ を 形成 し 、 季節 によって 大 規模 な 移動 を 行う 。 天敵 として は オオカミ 、 オオヤマネコ 、 クズリ 、 ヒグマ 等 が 挙げ られる 。  食 性 は 草食 性 の 強い 雑食 性 で 夏 は 草 や 葉 、 時に レミング や 虫 等 の 小 動物 を 食べ 、 冬 は 角 や 蹄 で 雪 を 掻き分け て 下 に 生え た 地衣 類 （ いわゆる 苔 ） 等 を 食べる 。  シベリア に 住む ハンティ 人 は 魚 を 給餌 し て いる 。 この 様子 を 観察 し た 日本 の 文化 人類 学者 は 、 トナカイ が 魚 を 食べる 理由 を 蛋白 質 や 塩分 の 補給 に なる ため と 推測 し て いる 。  4 月 から 6 月 にかけて 1 回 に 1 匹 の 幼体 を 出産 する 。  古代 ローマ の ユリウス・カエサル が ガ リア に 遠征 し た 時 に 著し た 『 ガリア 戦記 』 に 、 トナカイ または ヘラジカ と 考え られる 動物 の 記載 が ある 。  スカンジナビア 半島 から ユーラシア 大陸 北部 を 経 て シベリア に 至る 地域 で は 古く から 家畜 として 飼育 さ れ 、 人々 の 生活 に 大きく 関わっ て き た 。 人類 が 最も 古く 家畜 化 し た 動物 の 一つ で も あり 、 乳 用 、 食肉 用 、 毛皮 用 に 加え 、 ソリ を 引く 使役 や 荷役 に も 利用 さ れ て き た 。 トナカイ は 雪上 で も 走行 可能 な ので 、 人間 が 直接 乗る こと も ある 。 サンタクロース の ソリ を 引く 動物 （ 『 赤鼻 の トナカイ 』 参照 ） として の 認知 度 が 最も 高い 。  角 は 骨 角 器 として 利用 する 他 、 粉末 に し て 鹿 茸 （ ろ くじ ょう ） という 滋養 強壮 の 薬 として 用い られる こと も ある 。 乾燥 さ せ た 靭帯 から 糸 を 作り 、 骨 角 器 の 針 とともに 用い て 、 毛皮 を 縫っ て 衣服 や 長靴 や 手袋 など を 作る （ 裁縫 の 起源 ） 。  日本 で は 北海道 天塩 郡 幌延 町 で 商業 飼育 さ れ て いる 。  国際 自然 保護 連合 ( IUCN ) は 2015 年 の 時点 で 、 過去 3 世代 ( 約 21 年 ～ 27 年 ) 間 で 北極圏 周辺 における 個体 数 が 40 % 減少 し た として 、 2016 年版 の レッド リスト で 危急 種 と 評価 し た 。  サンタクロース は 、 トナカイ が 曳く 橇 に 乗る と さ れる 。 （ 「 サンタクロース の トナカイ たち 」 参照 ） ただし 、 当初 は トナカイ の 頭数 は 一定 せ ず 、 名前 も なかっ た 。  1823 年 の 『 サンタクロース が き た 』 で  の 8 頭 と さ れ た の が 有名 に なっ た 。 この 順序 （ 作中 で 名 が 呼ば れ た 順 ） は 「 前 から 」 で ある と する 説 も ある が 、 作中 で は その よう な 言及 は ない 。 「 ダンダー 」 と 「 ブリクセム 」 は それぞれ ドイツ 語 の 「 雷鳴   ()」 と 「 雷光   ()」 の もじり で 、 後 の 物語 で の 名 は 安定 し ない が 、 ここ に 記し た 名 は 原典 の もの で ある 。  さらに 、 1939 年 の 『 ルドルフ   赤鼻 の トナカイ 』 （ クリスマス ソング 『 赤鼻 の トナカイ 』 の 原案 ） に 登場 する ルドルフ   ()   を 先頭 に 加え た 9 頭 と する 説 も 知ら れ て いる 。   < br >ヒモムシ （ 紐 虫 ） は 、 紐 形 動物 門   " Nemertea "   に 属する 動物 の 総称 で ある 。 大 部分 は 海産 で 、 滑らか で 平たい ひも 状 の 体 を し て いる 。  ヒモムシ は 、 その 名 の 通り 紐 状 の 動物 で 、 見かけ の 上 で は その他 に 目立っ た 特徴 が ない 。 動き の 鈍い 動物 で あり 、 底 を 這い 回る もの が 多い 。 体 は 左右 相称 で 、 腹背 が あり 、 不明瞭 ながら 頭部 が 区別 できる 。 前端 に 口 、 後端 に 肛門 が あり 、 いわば 典型 的 な 蠕虫 で ある 。 附属 肢 や 触手 など 見かけ 上 で 目立つ 構造 は ない が 、 前端 に 内蔵 さ れ た 吻 が あり 、 これ を のばし て 摂 食 など に 利用 する 。  ほとんど が 底 生 生活 で 、 一部 に 浮遊 生活 の もの が 知ら れる 。 大 部分 の 種 が 海産 で ある が 、 淡水 産 、 陸生 の 種 も わずか に 知ら れ て いる 。 体長 は 数 ミリメートル   -   十 数 メートル 。   という ヒモムシ は 体長   30 メートル   に 達し 、 動物 の なか でも 最大 の 体長 を もつ 種 の 1 つ に 挙げ られる 。  かつて は 扁形動 物 に 近 縁 の ごく 原始 的 な 後生 動物 と 考え られ た が 、 現在 で は 見方 が 変わっ て いる 。  体 は その 名 の 通り に 細長い 。 体 は 柔らかく 、 摘ま ん でも つまみ 心地 が ない 程度 。 非常 に よく 伸び 縮み する 。 表皮 は 粘液 に 覆わ れ 、 また 繊毛 が ある 。  左右 対称 で 腹背 が ある 。 体 は さほど 厚み が ない が 、 背中 側 に ふくらみ 腹 面 は 扁平 。 背面 に は 模様 が ある もの も ある 。 体 は 前端 から 後端 まで ほぼ 変わら ない 太 さ だ が 、 前端 から 少し 後ろ で やや くびれる もの が 多く 、 これ を 頭 横溝 と いう 。 ここ から 先 が 頭部 と いう が 、 実際 は この 少し 後方 まで が 頭部 として の 構造 を 持つ よう で 、 頭部 と それ 以降 の 部分 は はっきり と 区別 でき ない 。 また 、 頭 の 先端 から 背中 側 に くぼみ が あっ て 、 先端 が 二つ に 分かれ た よう に なっ て いる 例 も よく あり 、 これ を 頭 縦 溝 と いう 。  頭部 に は 肉眼 的 に は あまり なに も ない が 、 実際 に は 眼 点 など の 感覚 器 が 並ん で いる 。 一対 の 頭 感 器 と 呼ば れる もの が 頭部 に 開い た 穴 の 内部 に あり 、 これ が 化学 物質 の 受容 を 行っ て いる と さ れる 。  口 は 体 の 前端 の 下面 に あり 、 消化 管 は そこ から 後方 へ と 直線 的 に 続き 、 後端 の 肛門 に つながる 。 消化 管 は 前方 から 前 腸 ・ 胃 ・ 幽門 ・ 腸 に 区別 さ れる 。   前 頭部 に 長い 吻 （ ふん ） を 持つ 。 この 吻 は 裏返し に し て 体内 に 格納 する こと が できる 。 吻 は 消化 管 の 背面 側 に 伸びる 吻腔 に 納め られ て おり 、 その 先端 は 口 か 、 口 より 前 に 開く 吻口 に 続く 。 吻 の 先端 に は 針 を 持つ もの と 持た ない もの が あり 、 これ によって ヒモムシ 類 が 無 針 類 と 有 針 類 に 区分 さ れる 。  循環 系 として 、 閉鎖 血管 系 を 持つ 。 体側 面 の 柔 組織 の 中 を 走る 側 血管 、 背面 に ある 一 本 の 背 血管 が 体 の 前後 で 互いに つながっ て いる もの で 、 背 血管 の 一部 は 吻腔 に 入り 、 その 部分 が 心臓 の 役目 を 果たし て いる 。 排出 系 として は 原 腎 管 が ある 。  神経 系 は 大まか に は はしご 形 神経 系 で 、 体側 の 腹 面 側 を 走る 一対 の 縦走 神経 が 前 頭部 の 消化 管 の 上 で 結合 し て 脳 を 構成 する 。  ヒモムシ 類 は 普通 は 雌雄 異体 で 、 生殖 腺 は 体 の 中央 から 後方 に あり 、 複数 が 両 側面 に 対 を なし て 並び 、 それぞれ 体側 に 口 を 開く 。  放出 さ れ た 卵 は 粘液 に 包ま れる か 、 ゼラチン 質 に くるまっ て 卵 塊 を 作る 。 卵 割 は 全 割 で らせん 卵 割 を 示す 。 幼生 は ほぼ 親 の 形 と なる 、 いわゆる 直接 発生 を する もの が 多い が 、 無 針 類 の 一部 で は 特有 の 幼生 の 形 が 見 られ 、 それら は ピリディウム 幼生 、 デゾル 幼生 など と 呼ば れる 。  多く の 種 が 海産 で ある 。 浅瀬 の 岩 の 間 や 泥 の 中 から   4 , 000 メートル の 深海 まで 、 広い 範囲 に 生息 し て いる 。 湿っ た 土壌 や 淡水 中 に 生息 する 種 も いる 。 ほとんど が 底 生 だ が 、 少数 の 浮遊 性 の 種 が 知ら れる （ オヨギヒモムシ など ） 。  通常 捕食 性 で 、 突き出し た 吻 を 獲物 に 巻き つけ て 捕らえる 。 また 、 吻 の 先端 に 毒 針 が つい て おり 、 これ を 用い て 他 の 動物 を 捕食 する 種 も いる 。 体長 の 3 倍 の 長 さ まで 吻 を 伸ばす 種 も いる 。 一部 に 貝 など に 寄生 生活 する 種 が 知ら れる 。  2017 年 10 月 2 日 、 東北大学 、 日本 森林 技術 協会 、 自然 環境 研究 センター など の 研究 グループ は 、 小笠原諸島 の 父島 ・ 母島 から 、 小笠原 の 固有 種 で ある 土壌 動物 の 陸生 甲殻 類 （ ワラジムシ 類 や ヨコ エビ 類 ） が 消え た 原因 は 、 陸生 ヒモムシ の 1 種 （ 未 同定 の 新種 で 外来 種 ） で ある こと を 発表 し た  形態 や 繊毛 運動 を する こと 、 原 腎 管 が ある こと 、 体腔 らしい もの が 存在 せ ず 、 無 体腔 と 考え られ た こと など から 、 かつて は 扁形動 物 の 渦 虫 類 と 棒 腸 類 に 近 縁 で ある と の 説 が 有力 で あっ た 。 ただし 扁形動 物 と の 大きな 違い として 口 と 肛門 が 分化 し て いる 点 は 大きく 、 その ため に 扁形動 物 に 次いで 原始 的 な 、 口 と 肛門 の 分かれ た もっとも 下等 な 動物 、 という の が 一つ の 定説 で あっ た 。 しかし 、 閉鎖 血管 系 を 持つ こと など より 高度 な 性質 と 思わ れる 面 も あり 、 議論 の 分かれる 動物 群 で あっ た 。 脊椎動物 の 祖先 形 を この 類 に 求める 説 すら あっ た 。  さらに 、 近年 の 分子生物学 的 な 研究 で は 、 環 形 動物 や 軟体動物 （ いずれ も 中 胚葉 由来 の 体腔 が ある 真 体腔 類 ） と 近 縁 で ある と 説 が 浮上 し た 。 その 観点 から の 見直し で 、 吻 を 格納 する 吻腔 が 体腔 に 相当 する と の 判断 も 出 た ため 、 無 体腔 動物 と の 判断 が 揺らぎ 、 さらに 発生 の 再 検討 から この 構造 が 裂体腔 と 見る べき と の 判断 も 出 て いる 。 その ため 前述 の よう な 扁形動 物 と 関連 さ せ た 位置づけ は 見直さ れ て いる 。  紐 形 動物 門 に 属する 動物 は 1 , 000 種 以上 知ら れ て いる 。顎 口 動物 （ がく こう どう ぶつ ） は 、 顎 口 動物 門 に 属する 動物 の 総称 で ある 。 体長 0 . 2 - 3 . 5   mm 、 円筒 状 の 体 は 頭部 と 胴 部 に 区分 さ れる 。 頭部 に ある 口 に は クチクラ 性 の 固い 顎 を 持つ こと が 特徴 で ある 。 この 顎 で 砂 の 表面 の 細菌 や 藻類 を こそげ 落とし て 摂 食する 。 海洋 や 汽水域 の 砂 中 に 生息 し 、 自由 生活 を 送る 間隙 生物 で ある 。 非常 に 生息 密度 が 高い 場合 も 多く 、 1 リットル の 砂 から 6000 匹 以上 が 見つかる こと も ある 。  顎 口 動物 は 1956 年 に 新しく 発見 さ れ た 。 当初 は 扁形動 物 に 属する と 考え られ て い た が 、 その後 の 研究 結果 により 、 独立 し た 動物 門 として 分類 さ れる よう に なっ た 。  他 の 動物 と の 類縁 関係 は 長い 間 謎 と さ れ て おり 、 未だに 決定的 な 見解 は 得 られ て い ない 。 形態 の 比較 から 扁形動 物 の 類縁 関係 を 指摘 する 説 が ある 一方 、 器官 の 類似 から 輪形 動物 や 鉤頭動 物 と 類縁 関係 に ある という 説 も ある 。 分子生物学 的 な 研究 で は 線形 動物 や 毛 顎 動物 と 密接 な 関係 が ある 示唆 さ れ て いる 。  顎 口 動物 門 に 属する 動物 は 100 種 程度 が 知ら れ て いる 。乳首 （ ちく び ） は 、 哺乳類 が 有する 、 胴 部 に 左右 の 対 を なし て いる 小さな 突起 状 の 器官 で 、 乳頭 と も いう 。 あるいは 、 それ に 似せ て 作っ た もの （ おしゃぶり や スポイト ・ ピペット の 袋 状 の 尾 部 、 ふた コブ 山 の お天道様 など ） 。 以下 で は 前者 について 記す 幼児 語 で 、 おっぱい の こと  哺乳類 の おっぱい に 存在 する 乳汁 の 出口 で ある 。 授乳期 に は 子ども が 咥 え て 、 吸う こと で 母乳 を 摂取 する 。 乳首 は オス ・ メス に 分化 する 前 の 胎児 の 段階 で 作ら れ て しまう ため 、 多く は オス に も 存在 する が 多く は あまり 大きく なら ず に 終わる 。 女性 ホルモン の 影響 が 大きい と 女性 の 様 に 発達 する （ 女性 化 乳房 症 ） 。  乳汁 は 垂れ流し で は なく 、 乳首 や 乳房 を 搾っ たり 、 乳首 を 吸う こと で はじめて 出 て くる 。 子供 は 乳首 を 吸う こと で 乳汁 を 得る 。 一方 、 食用 に 家畜 から 乳汁 を 得る 場合 は 乳首 を 搾っ て 得る 。  思春 期 前 （ 女性 は 乳房 の タナー 段階 I ） は 男女 とも 乳首 の 大き さ が 小さく 性差 が 無い 。 女性 は 思春 期 に 入る と 同時に 乳房 の 成長 が 始まり 、 最初 に 乳房 の タナー 段階 II の 前半 で ある 乳頭 期 として 乳首 が 膨らみ はじめ （ 男性 で も 女性 化 乳房 発症 時 は 女性 並み に 乳首 が 膨らむ 場合 が ある ） 、 ノー ブラ の 状態 で 乳首 ・ 乳 輪 付近 に 被服 など の 物 が 接触 し たり 体 を 揺すっ たり する と 疼痛 や 痒 み が 生じ たり （ これ が 後述 する 黒ずみ の 一因 に も なる ） 、 胸 付近 の 布地 が 薄く 胸 に 密着 し て いる 被服 を 1 枚 のみ 着用 し て いる 時 に 俗 に 「 胸 ポチ 」 が 過去 に 比べ て 目立ち やすく なる こと で 、 思春 期 に 入っ た こと に 気づき やすく 、 これ を 機 に ノー ブラ を やめ て ジュニア ブラ を 着け 始める 時期 で あり 、 ジュニア ブラ を 着用 する 事 で 乳首 ・ 乳 輪 付近 の 疼痛 や 痒 み 、 胸 ポチ を 抑える 。 乳頭 径 は 乳房 の タナー 段階 II まで は 3 - 4 mm で ある が 、 III 以降 で は 4 - 9 mm と なる 。 乳首 の 大き さ に は 個人 差 が ある 。  生殖 機能 として は 上記 以外 の 機能 は ない が 、 ヒト の 、 特に 思春 期初 来 より 成長 し 始める 女性 の 乳首 において は 男性 にとって 、 乳房 と共に 性的 な 魅力 を 持つ 。 女性 にとって も 、 性的 な 快感 を 多く 得 られる 性感 帯 の うち で 重要 な もの と 考え られ て いる （ 男性 において も 性感 帯 で ある こと が 多い ） 。  刺激 を 受ける と さらに 突出 し 、 この 状態 は よく 陰茎 と 同様 の 勃起 に 喩え られる が 、 陰茎 の 勃起 が 性的 興奮 によって 行わ れる の に対し 、 乳首 の それ は 性的 興奮 以外 に も 温度 や 触覚 によって も 起り うる ため 厳密 に は 異なる 。  色 は 乳房 の タナー 段階 I （ 思春 期 前 ） は 薄 ピンク色 で ある が 、 これ は 血管 が 集中 し て いる ため で ある 。 II から V にかけて は 個人 差 により 薄 ピンク色 の まま の 人 も いれ ば 、 ホルモン バランス の 変化 や 乳首 ・ 乳 輪 に 被服 など の 物 が 摩擦 する こと など で 乳首 ・ 乳 輪 の メラニン 細胞 が 活性 化 し て メラニン が 生成 さ れ 、 黒ずむ 人 も いる 。 妊娠 中 から 出産 直後 にかけて は ホルモン が 増加 し 、 また 授乳 時 の 刺激 から 守る ため に メラニン 色素 が 増え て 黒ずみ が 増す 。 高齢 者 は メラニン を 生成 する 機能 が 衰える ため に 黒ずみ が 薄く なる 。 。 男性 も 思春 期 以降 は 黒ずむ 。  乳首 の 露出 に対して は 、 日本 は 比較的 寛容 で あり 、 漫画 や アニメ など で も 古く から 表現 さ れ て き た が 、 欧米 で は 、 ジャネット ・ ジャクソン の 2004 年 の スーパーボウル における 事件 に 見る よう に 、 比較的 厳しく 、 日本 から アニメ など を 輸出 する 際 も 基本 的 に 消さ れる 。  しかし 、 欧米 で は 近年 、 男性 の 上半身 裸 に は 寛容 な のに 、 女性 は 隠す べき だ という 考え に 不平等 を 訴える 人 も 多く なっ て き て いる 。 実際 、 米国 で は 法的 に 認め られ て いる 州 も あり 、 また 、 映画 、 ドラマ など で も 露出 する 作品 が 多く なり つつ も ある 。  乳首 は 敏感 かつ 丈夫 で あり 、 手ごろ な 位置 に ある こと も あっ て 、 古来 より 拷問 の ターゲット に なり やすかっ た 。家畜 保健 衛生 所 （ か ちく ほけん えい せい じ ょ 、 略称 ： 家 保 〔 か ほ 〕 ） と は 、 家畜 衛生 全般 の 向上 を通して 食 の 安全 の 確保 や 畜産 業 の 発展 を 支える 公的 機関 の 一つ で あり 、 家畜 保健 衛生 所 法 に 基づく 都道府県 の 必置機 関 で ある 。  庶務 や 経理 など を 担当 する 事務 職員 及び 所内 で の 検査 のみ に 従事 する 検査 専門 の 職員 も いる が 、 主 な 職員 は 所長 を 含め た 「 家畜 防疫 員 」 と 呼ば れる 職員 で ある 。 家畜 防疫 員 は 都道府県 知事 より 、 その 都道府県 職員 の 中 で 獣 医師 免許 を 持つ 者 から 任命 さ れる 。  近年 、 全国 的 に 畜産 農家 の 戸数 及び 家畜 の 飼養 頭 羽 数 が 減少 の 一途 を たどっ て いる こと 、 公的 機関 で あり ながら 従来 業務 で 畜産 農家 以外 を 殆ど 対象 に し て 来 なかっ た こと など も あっ て 、 世間 一般 における 認知 度 は 決して 高い もの と は 言え ず 、 一般 市民 から は 現在 でも 、 人 の 保健所 や 野犬 捕獲 等 を 行なう 動物 愛護 施設 と 間違わ れる 事 が 多い 。  しかし 動物 の 病気 を 診断 する 地方 公的 機関 が 他 に 存在 し ない こと 、 日本 国内 で も BSE や 口 蹄 疫 、 高 病原 性 鳥 インフルエンザ が など 発生 し た 関係 で 、 家畜 だけ で なく 野生 動物 、 更に は 学校 や 動物 園 で 飼育 さ れ て いる 動物 まで 含め た 検査 業務 （ ただし 、 本来 業務 で は ない ） の 依頼 が 急増 し て おり 、 野鳥 の 大量 死 など が 発生 し た 際 に も 注目 を 集める よう に なっ て いる 。 また 近年 、 急増 する ペット の ミニ ブタ に対する 疾病 など に対する 相談 も 数多い 。無 脊椎動物 天然記念物 一覧 （ むせ きつい どう ぶつ てん ねん き ねん ぶつ いち らん ） は 、 日本 の 文部 科学 大臣 が 指定 し た 無 脊椎動物 の 種 および 生息 地 、 発生 地 等 で ある 天然記念物 の リスト 。 ここ で は 、 天然記念物 指定 基準 「 動物 」 に 基づき 指定 さ れ た もの の うち 無 脊椎動物 に 関連 する もの を 掲載 する 。 なお 、 本 項 で は 文化財 保護 法 に 基づき 日本 国 の 政府 （ 文部 科学 大臣 ） が 指定 し た もの のみ を 対象 と し 、 地方自治体 指定 の 天然記念物 は 対象 外 と する 。リャマ 、 ラマ 、 ジャマ   (" Llama "、" Lama   glama ") は 、 偶蹄目 ラクダ 科 の 動物 で ある 。 体高 約 1 . 2 m 、 体重 70 - 140 kg 。 南 アメリカ の アンデス 地方 に 多く 住む 。 姿 は ラクダ と 似 て いる が 、 背中 に コブ は なく 、 全身 が 毛 で 覆わ れ て いる 。 白い 毛 の もの と 茶色 の 毛 の もの 、 白 と 茶色 が まだ ら に なっ た もの が いる 。 足 から 頭 まで の 体長 は 1 m 程度 。 頭 から 尻 まで の 長 さ は 2 m 程度 。 まつげ が 長く 目 が パッ チリ し て いる 。 性格 は おとなしく 、 人 に 慣れ やすい 。  ボリビア や ペルー の 山岳 地方 で は 古く から 家畜 として 多く 飼わ れ て おり 、 荷物 の 運搬 用 に 用い られ たり 、 毛 や 皮 を 衣類 に 用い たり し て いる 。 肉 を 食べる こと も ある が 、 儀式 など の 特別 な 時 以外 は あまり 食べ られ て は い ない 。  日本 で も 、 動物 園 など で 飼育 さ れ て いる 事例 が ある （ 那須 どう ぶつ 王国 、 上野 動物 園 、 マザー 牧場 など ） 。  寒冷 で 小雨 な アンデス で は 木材 が あまり 無い ため 、 リャマ の 糞 が 貴重 な 燃料 として 使わ れ て いる 。 近年 、 都市 部 において は 用い られる こと が 少なく なっ た が 、 田舎 で は 現在 も リャマ の 糞 で 煮炊き を し て いる 人々 が いる 。  非常 に 近 縁 の 動物 として 、 アルパカ・ビクーニャ・グアナコ が いる 。 この うち 、 グアナコ を 家畜 化 し た の が リャマ だ と 考え られ て いる 。 これら の 動物 より も リャマ の 方 が 圧倒的 に 飼育 数 が 多い 。  インカ 帝国 において は 、 重要 な 儀式 の 際 に 生け贄 として 捧げ られ た と いわ れる 。 特に 、 真っ白 な 毛 の リャマ と 濃い こげ 茶 （ 黒 に 近い ） の リャマ は 生け贄 用 として 珍重 さ れ て い た らしい 。  リャマ の 胎児 を ミイラ に し た もの が ラパス 市 など の アンデス 地方 の 町 で 売ら れ て いる 。 これ は 、 家 を 新築 する 際 に 家 の 下 に 埋め て 家内 安全 を 願う ため に 用い られ て いる 。 ミイラ の 代わり に 、 リャマ の 形 を し た 土偶 を 埋める こと も 多い 。 これら は いずれ も インカ 時代 の 生贄 の 風習 の 名残 で ある と 思わ れる 。  アルティプラーノ （ アンデス の 高地 平原 ） で は リャマ を 放牧 し て いる 姿 を よく 見かける 。 リャマ を 飼う 人 は 「 リャメラダ 」 (" llamerada ") と 呼ば れる 。 手 に 20 - 30 cm 程度 の ひも を 持ち 、 クルクル と 回し て リャマ を 追い立てる 。  この リャマ 追い の 姿 は オルロ など で 行なわ れる カルナ バル （ カーニバル ） の 踊り の 一つ に も なっ て いる 。 踊り で は 赤 を 主体 と し た きれい な 衣装 を 着 て 、 キリスト 教 の 神父 が かぶる 帽子 に 似 た 型 の 帽子 を かぶる 。 背中 に は アグァヨ （ アンデス の 伝統 的 な 風呂敷 ） で 小さな 荷物 を くるん だ もの を 背負う 。 軽快 な ブラスバンド の 曲 に 合わせ て 軽やか な ステップ で ひも を 回し ながら 自分 も 回る よう に 踊る 。  リャメラダ は 、 先住民 で ある アイマラ 族 の 言葉 で は 「 カルワニ 」 と 呼ば れ て いる 。アルパカ （ 、 " Vicugna   pacos "、 漢 名 :   羊 駱駝 ） は 、 南 アメリカ大陸 原産 の 家畜 の 1 種 で ある 。 ラクダ 科 の ビクーニャ 属 または ラマ 属 に 属する 。  極めて 良質 な 体毛 を 具え て おり 、 古来 、 衣類 を 始め と する 生活 用品 へ の 体毛 の 加工 利用 が 品種 改良 の 目的 で あっ た 。  南 アメリカ大陸 の 、 特に ペルー 南部 、 また 、 それ に 接する ボリビア 、 アルゼンチン 北部 の 、 海抜 およそ 3500 – 5000 m の アンデス 湿潤 高原 地帯 で 放牧 さ れ て いる 。 アルゼンチン など 南 アメリカ 南部 に は ほとんど い ない 。  体長 （ 頭 胴 長 ） 約 2 m 、 体高 （ 肩 高 ） 約 0 . 9 – 1 . 0 m 。 体重 は 約 50 – 55 kg 。 ビクーニャ より やや 大きく 、 グアナコ より 少し 小さい 。 40 km / h 前後 の 速力 で 走る 。 妊娠 期間 は 約 11 ヶ月 で 、 一 産 一 子 。  ほか の 反芻 動物 と 同じ よう に 、 上 の 門歯 が 無く 、 歯 の 代わり に 硬質 化 し た 皮膚 が ある 。 下 に は 牙 の よう な 目立つ 歯 が 生え て い て 、 短い 草 を 挟ん で 千切 って 食べ て いる 。 唇 が とても 器用 に 動く 。  毛 を 利用 する ため に 品種 改良 さ れ た 家畜 で あり 、 その 毛 は 今日 でも 広く 利用 さ れ て いる 。 毛 の 太 さ は 12   -   28 m 。 アルパカ の 毛 は 刈り取る まで 伸び 続ける ため 、 約 2 年間 くらい 切ら ず に 放置 し て おく と 地面 に 届く ほど に 伸長 する 。  毛色 は 茶 ・ 黒 ・ 白 ・ ネズミ 色 の 4 種類 （ 右 列 の 画像 を 参照 ） に 大分 さ れる が 、 さらに 細かく 分ける と 25 種類 ほど に も なる 。 アメリカ合衆国 など の 国 で は 認め られ て い ない 毛 の 色 も ある 。  また 、 白色 以外 の アルパカ の 毛 は 染色 し づらく 、 その ため 色 の ある アルパカ は 飼育 を 敬遠 さ れる 傾向 に あり 、 絶滅 の お それ が 指摘 さ れ て いる 。  アルパカ の 毛 の 種類 は 「 」 と 「 」 の 2 種類 が ある 。 「 ワカ イヤ 」 は ふわふわ でも こ も こし て いる 毛 で 、 「 スリ 」 は さらさら 、 少し ドレッドヘア の よう に ツイスト し て いる 。  比較的 近 縁 の リャマ （ ラマ ） と 共通 する が 、 威嚇 ・ 防衛 の ため に 唾液 を 吐き かける 習性 を 持つ 。 この 唾 に は 反芻 胃 （ はんすう   い ） の 中 に ある 未 消化 状態 の 摂 食物 も 含ま れ て おり 、 強烈 な 臭い を 放つ 。 この 行動 によって 危害 を 加える 可能 性 を 持っ た 相手 を 遠ざける 。  常に 群れ を なし て 暮らし 、 現地 で は 1 年 中 放牧 さ れ て い て 、 草 や 苔 を 好ん で 食べる 。  通常 時 は 「 フェ 〜 」 「 フーンフーン 」 など といった 鳴き 方 を する が 、 危険 を 感じる と 警戒 の 声 を 発する 。  南米 に は ラクダ 科 リャマ 族 の 4 種 、 すなわち 、 2 つ の 家畜 種 アルパカ と リャマ 、 2 つ の 野生 種 ビクーニャ と グアナコ が 棲息 する 。 しかし 、 それら の 間 の 類縁 関係 に は 諸説 ある 。  伝統 的 に 、 アルパカ も リャマ も 原種 は グアナコ で あり 、 ビクーニャ は 家畜 化 さ れ た こと が ない と 考え られ て い た 。 アルパカ の 学名 も 、 リャマ 属 の   だっ た 。 ITIS （ 統合 分類 学 情報 システム ） データベース も その 学名 を 採っ て いる 。  しかし 分子 系統 で は 、   et   al .   ( 2001 ) など により 、 アルパカ は 混血 が 激しい もの の ビクーニャ が 原種 と さ れ た 。 この 立場 で は 、 学名 も ビクーニャ 属 の   と なる 。 しかし のち の   ""   ( 2009 ) など で は 、 アルパカ の 原種 は やはり グアナコ だ という 結果 に なっ た 。  ただし 、 アルパカ と ラマ の 間 に は 雑種 が 生まれ やすい に も 関わら ず 、 中間 型 が い ない ため 、 絶滅 し た 野生 種 から 生じ た という 説 も ある 。  なお 、 2000 年代 ごろ から は 、 アルパカ に 限ら ず 家畜 全体 の 扱い として 、 家畜 は 野生 種 と 同種 と する 趨勢 に なっ て き て いる 。 その 立場 で は 、 アルパカ は グアナコ または ビクーニャ と 同種 に なる わけ だ が 、 その 種 の 学名 は 、 ジュニア シノニム （ 後 に 記載 さ れ た 学名 ） の ため 本来 は 無効 と なる グアナコ の 学名   または ビクーニャ の 学名   が 、 ICZN の 裁定 （ Opinion   2027 ） により 有効 名 と なる 。 ただし 実際 に は 、 アルパカ を グアナコ と 同種 の   と する 資料 は 若干 ある が 、 ビクーニャ と 同種 の   と する 資料 は （ この 学名 に関する 議論 以外 で は ） ほとんど ない 。  ラクダ 科 の 下位 分類 を 示す 。 †   は 「 絶滅 」 の 意 。  インカ 帝国 で は 、 医薬 用 、 宗教 儀式 用 として も 使わ れ て い た 。  現代 で は 、 アンデス の 繁殖 儀礼 の 儀式 で アルパカ の 幼 獣 が 使用 さ れる こと が ある 。  現在 は 多く の 場所 で アルパカ 牧場 や ペット として 飼育 さ れ て いる 。 アメリカ で は ペット として 飼っ て いる 人 も 多く いる 。  インカ 帝国 で は 、 高地 の 物資 が 不足 し やすい と 言う 特性 から 、 糞 まで を も 燃料 として 使用 し 余す ところ 無く 利用 さ れ て い た 。  アルパカ の 蹄 （ ひ づめ ） は 、 擬音 楽器 として 利用 さ れる こと も ある 。  同じ アンデス 地方 で 飼わ れ て いる 家畜 で ある ラマ （ リャマ ） が 主 に 荷役 に 用い られる の に対して 、 アルパカ は もっぱら 体毛 を 利用 する （ cf .   動物 繊維 ） 。 その 毛 で 、 インディオ 伝統 の マント や ポンチョ 、 その ほか の さまざま な 衣類 を 作り 、 自分 達 で 着 たり 輸出 し たり し て いる 。  服飾 業界 において 「 アルパカ 」 の 名 は 複数 の 意味 で 用い られる 。 毛 について 言う 場合 、 たいてい は ペルー 産 の アルパカ の もの を 指す 。 しかし 、 生地 として は より 広く 、 アルパカ の 毛 で ペルー にて 作ら れ た もの だけ で なく 、 イタリア や イギリス の ブリランテ （ brillante .   cf .） など を 混ぜ て 作っ た もの も 「 アルパカ 」 と 呼ば れる 。  生地 として の 最 高級 品質 は 、 生まれ て 初めて 刈り取っ た アルパカ の 毛 で 作っ た もの で 、 「 ベビー ・ アルパカ 」 と 称さ れる 。 1 回 の 採 毛 量 は 3 kg ほど で 、 隔年 に 刈り取る 。 1 頭 の アルパカ から の 刈り取り は 生涯 で 3 – 4 回 ほど に 過ぎ ない 。 部位 別 に 見る と 背中 の 毛 が 価値 が 高く 、 腹 、 脚 と 地面 に 近く なる につれ 価値 が 下がっ て いく 。  南米 古来 の 動物 で 毛 を 用いる の は 、 ビクーニャ および アルパカ 、 ラマ および グアナコ の 4 種 で ある 。 ビクーニャ と アルパカ は いずれ も 毛 が 重要 視 さ れる が 、 アルパカ の 場合 、 毛 の 品質 と 量 の 点 で 優れ て おり 、 ビクーニャ は 柔らか さ 、 きめ細か さ 、 希少 さ と 高 品質 の 点 で 珍重 さ れ て いる 。 グアナコ の 毛 は ビクーニャ より 若干 劣る が 、 量 は やや 多い 。  アルパカ は 体毛 の 利用 が 主 で は ある が 、 荷役 に 用いる 場合 も ある 。 しかし ラマ より 体形 が 小型 で 、 1 回 に 運べる 荷 は 50 kg 程度 で しか ない 。  体格 で は 劣る が ラマ より 味 が 良い ため 、 ペルー など で は 食肉 として も 利用 さ れる 。緩 歩 動物 （ かんぽ どう ぶつ ） は 、 緩 歩 動物 門 に 属する 動物 の 総称 で ある 。 4 対 8 脚 の ずんぐり と し た 脚 で ゆっくり 歩く 姿 から 緩 歩 動物 、 また 形 が クマ に 似 て いる こと から クマムシ （ 熊 虫 ） と 呼ば れ て いる 。 また 、 以下 に 述べる よう に 非常 に 強い 耐久 性 を 持つ こと から チョウメイムシ （ 長命 虫 ） と 言わ れ た こと も ある 。  体長 は 50 マイクロメートル から 1 . 7 ミリメートル 。 熱帯 から 極 地方 、 超 深海 底 から 高山 、 温泉 の 中 まで 、 海洋 ・ 陸 水 ・ 陸上 の ほとんど ありとあらゆる 環境 に 生息 する 。 堆積 物 中 の 有機物 に 富む 液体 や 、 動物 や 植物 の 体液 （ 細胞 液 ） を 吸入 し て 食物 と し て いる 。  およそ 1000 種 以上 （ うち 海産 の もの は 170 種 あまり ） が 知ら れ て いる 。  体 節制 は 不 明確 。 基本 的 に は 頭部 1 環節 と 胴体 4 環節 から なり 、 キチン 質 の 厚い クチクラ で 覆わ れ て いる 。 真 クマムシ 目 の もの は 外面 が ほぼ なめらか だ が 、 異 クマムシ 目 の もの は 装甲 板 や 棘 、 毛 など を 持ち 、 変化 に 富ん だ 外見 を し て いる 。  胴体 部 の 各 節 から 出る 4 対 の 脚 を 持つ 。 歩 脚 は 丸く 突き出 て 関節 が なく 、 先端 に は 基本 的 に 4 - 10 本 の 爪 、 または 粘着 性 の 円盤 状 組織 が 備わっ て いる 。  頭部 に 眼 点 を 持つ もの が ある が 、 持た ない もの も ある 。 口 の 近く に 口 縁 乳頭 など の 小 突起 を 持つ 例 も ある が 、 外部 に 出 た 触角 や 口器 など は ない 。  体腔 は 生殖 腺 の まわり に 限ら れる 。 口 から 胃 、 直腸 から なる 消化 器 系 を 持つ 。 排出 物 は 顆粒 状 に 蓄積 さ れ 、 脱皮 の 際 に クチクラ と 一緒 に 捨て られる 。  呼吸 器 系 、 循環 器 系 は ない 。 酸素 、 二酸化炭素 の 交換 は 、 透過 性 の クチクラ を通じて 体 表 から 直接 行う 。 神経 系 は はしご 状 。 通常 、 1 対 の 眼 点 と 、 脳 、 2 本 の 縦走 神経 によって 結合 さ れ た 5 個 の 腹 側 神経 節 を 持つ 。  多く の 種 で は 雌雄 異体 だ が 、 圧倒的 に 雌 が 多い 。 雌雄 同体 や 単 為 発生 も 知ら れる 。 腸 の 背 側 に 不 対 の 卵巣 又は 精巣 が ある 。 産卵 は 単に 産み落とす 例 も ある が 、 脱皮 の 際 に 脱皮 殻 の 中 に 産み落とす 例 が 知ら れ 、 脱皮 殻 内 受精 と 呼ば れる 。  幼生 期 は なく 、 直接 発生 し て 脱皮 を 繰り返し て 成長 する 。 その 際 、 体 細胞 の 数 が 増加 せ ず 、 個々 の 細胞 の 大き さ が 増す こと で 成長 する こと が 知ら れる 。  陸上 性 の 種 の 多く は 蘚苔 類 など の 隙間 に おり 、 半ば 水中 的 な 環境 で 生活 し て いる 。 樹 上 や 枝 先 の コケ など に も 棲ん で いる 。 これら の 乾燥 し やすい 環境 の もの は 、 乾燥 時 に は 後述 の クリプトビオシス の 状態 で 耐え 、 水分 が 得 られ た とき のみ 生活 し て いる と 考え られる 。  水中 で は 水草 や 藻類 の 表面 を 這い 回っ て 生活 する もの が おり 、 海産 の 種 で は 間隙 性 の 種 も 知ら れる 。 遊泳 力 は ない 。  一部 の 緩 歩 動物 は 、 乾 眠 （ かん みん ） によって 環境 に対する 絶大 な 抵抗 力 を 持つ 。 乾 眠 （ anhydrobiosis ） は クリプトビオシス の 一 例 で 、 無 代謝 の 休眠 状態 で ある 。 この 現象 が 「 一旦 死ん だ もの が 蘇生 し て いる 」 の か 、 それとも 「 死ん で いる よう に 見える 」 だけ な の か について 、 長い 論争 が あっ た 。 現在 で は この よう な 状態 を 、 クリプトビオシス （ cryptobiosis   ' 隠さ れ た 生命 活動 ' の 意 ） と 呼ぶ よう に なり 、 「 死ん で いる よう に 見える 」 だけ で ある こと が 分かっ て いる 。 他 に も 線 虫 、 ワムシ 、 アルテミア （ シーモンキー ） 、 ネムリユスリカ など が クリプトビオシス を 示す こと が 知ら れ て いる 。  緩 歩 動物 は 周囲 が 乾燥 し て くる と 体 を 縮める 。 これ を 「 樽 （ tun ） 」 と 呼び 、 代謝 を ほぼ 止め て 乾 眠 の 状態 に 入る 。 乾 眠 個体 は 、 後述 する 過酷 な 条件 に さらさ れ た 後 も 、 水 を 与えれ ば 再び 動き回る こと が できる 。 ただし これ は 乾 眠 できる 種 が 乾 眠し て いる 時 に 限る こと で あっ て 、 全て の クマムシ 類 が 常に こうした 能力 を 持つ わけ で は ない 。 さらに 動き回る こと が できる と いう だけ で あっ て 、 その後 通常 の 生活 に 戻れる か どう か は 考慮 さ れ て い ない こと に 注意 が 必要 で ある 。  乾 眠 状態 に は 瞬間 的 に なれる わけ で は なく 、 ゆっくり と 乾燥 さ せ なけれ ば あっけなく 死ん で しまう 。 乾 眠 状態 に なる ため に 必要 な 時間 は クマムシ の 種類 によって 異なる 。 乾燥 状態 に なる と 、 体内 の グルコース を トレハロース に 作り 変え て 極限 状態 に 備える 。 水分 が トレハロース に 置き換わっ て いく と 、 体液 の マクロ な 粘 度 は 大きく なる が ミクロ な 流動 性 は 失わ れ ず 、 生物 の 体 組織 を 構成 する 炭 水 化合 物 が 構造 を 破壊 さ れる こと 無く 組織 の 縮退 を 行い 、 細胞 内 の 結合 水 だけ を 残し て 水 和水 や 遊離 水 が 全て 取り除か れる と 酸素 の 代謝 も 止まり 、 完全 な 休眠 状態 に なる 。 ただし 、 クマムシ で は トレハロース の 蓄積 が あまり 見 られ ない ため 、 この 物質 の 乾 眠 へ の 寄与 は あまり 大きく ない と 考え られ て いる 。  クマムシ は 非常 に 大きな 耐性 強度 を 持つ こと で 知ら れ て いる 。 ただし それ は 他 の 多 細胞 生物 と 比較 し た 場合 の 話 で あり 、 単細胞 生物 で は 芽胞 を 作る こと により 、 さらに 過酷 な 環境 に 耐える こと が できる もの も いる 。  なお 、 クマムシ は この 状態 で 長期間 生存 する こと が できる と する 記述 が ある 。 例えば 、 「 博物館 の 苔 の 標本 の 中 に い た クマムシ の 乾 眠 個体 が 、 120 年 後 に 水 を 与え られ て 蘇生 し た という 記録 も ある 」 など 、 教科書 や 専門 書 で も その よう に 書い て いる もの も ある 。 ただし 、 この 現象 は 実験 的 に 実証 さ れ て いる わけ で は なく 、 学術 論文 に も 相当 する もの は ない 。 類似 の 記録 で 、 120 年 を 経 た 標本 にて 12 日 後 （ これ は 異常 に 長い ） に 1 匹 だけ 肢 が 震える よう に 伸び 縮み し た こと を 観察 さ れ た もの は ある ものの 、 サンプル が この 後 に 完全 に 生き返っ た の か どう か の 情報 は ない 。 通常 の 条件 で 樽 の 状態 から 蘇生 し て 動き回っ た 記録 として は 、 現在 の ところ 10 年 を 超える もの は ない 。 常温 だ と 酸化 により 樽 が ダメージ を 受ける ため で 、 極 低温 や 無 酸素 状態 で 保管 する の で あれ ば 、 理論 上 は 半永久 的 に 生存 が 可能 で あろ う と 、 クマムシ 研究 の 堀川 大樹 教授 は 主張 し て いる 。  2007 年 、 クマムシ の 耐性 を 実証 する ため 、 ロシア の 科学 衛星 フォトン M 3 で クマムシ を 宇宙 空間 に 10 日間 直接 さらす という 実験 が 行わ れ た 。 回収 さ れ た クマムシ を 調べ た ところ 、 太陽光 を 遮り 宇宙 線 と 真空 に さらし た 場合 、 クマムシ は 蘇生 し 、 生殖 能力 も 失わ れ ない こと が 確認 さ れ た 。 太陽光 を 直接 受け た クマムシ も 一部 は 蘇生 し た が 、 遮っ た 場合 と 比べ 生存 率 は 低かっ た 。  耐性 は 乾 眠 によって 強化 さ れ て いる 可能 性 が ある 。 2015 年 の 米 科学 アカデミー 紀要 （ PNAS ） 掲載 論文 に よれ ば 、 クマムシ の 一種 の 遺伝子 は 水平 伝播 による 外来 遺伝子 が 全体 の 17 . 5 % に も 及ぶ と いう 。 大 部分 は 細菌 の DNA で 、 その他 菌類 、 植物 、 古 細菌 、 ウイルス の DNA が 含ま れ 、 ストレス 耐性 に かかわる もの も あっ た と さ れる 。 その 仕組み について は 、 乾燥 し た 細胞 膜 が 物質 を 透過 し やすい 状態 に なり 、 そこで 混入 し た 外来 遺伝子 が DNA 修復 の 際 に 組み込ま れる と 推定 さ れる と 主張 し て いる 。 ただし 、 異種 の 動植物 の 遺伝子 の 割合 が 高かっ た の は サンプル が 汚染 さ れ て い た から で は ない か と の 指摘 が なさ れ て いる 。  緩 歩 動物 は 以前 は 節足動物 に 含ま れ て い た こと も あり 、 また 、 舌 形 動物   ( Pentastomida )   、 有 爪 動物   ( Onychophora )   とともに 側節 足 動物   ( Pararthropoda )   と 呼ば れ て い た こと も あっ た が 、 現在 で は 3 綱 5 目 15 科 から なる 独立 し た 門 に 分類 さ れ 、 有 爪 動物 ・ 節足動物 と共に 汎 節足動物 を 構成 する 。  緩 歩 動物 の 最初 の 化石 は 、 カンブリア 紀 の 岩石 から 見つかっ て いる 。 系統 発生 的 に は 、 節足動物 系統 が 分岐 し た あと で 、 節足動物 系統 から 有 爪 動物 ら と共に 分岐 し た と さ れ て いる 。ハーン牛 、 馬 、 豚 、 めん 羊 及び 山羊 等 の 家畜 を 家畜 市場 で 売買 、 交換 、 斡旋 する 者 の こと を いう 。 免許 が 必要 で ある 。  競馬 の 世界 で は 、 競走 馬 の 取引 において 家畜 商 が 活発 に 活動 し て いる 。 活動 の 形態 として は 馬主 の 代理人 、 取引 の 斡旋 ・ 仲介 、 自ら 購入 する ケース など 様々 で ある 。 家畜 商 を 業 と する 人物 の こと を 「 馬喰 （ 博労 、 伯楽 と も 書く 。 読み は 「 ばくろう 」 ） 」 と 呼ぶ こと も ある 。頭 （ あ たま ） あるいは 頭部 は 、 動物 の 体 の 前方 の 口器 、 感覚 器官 、 中枢 神経 系 が 集中 し て 特別 に 分化 し た 部位 で ある 。 目 、 耳 といった 感覚 器官 や 、 摂 食器 官 で ある 口器 の 複合 し た 前面 部分 は 、 特に 顔 と 呼ぶ こと が ある 。 頭部 の 付け根 は しばしば 可動 性 を 有する くびれ た 部分 と なり 、 首 と 呼ば れる 。 ヒト で は 顔 と 首 を 除い た 部分 に 頭髪 が 生え て おり 、 この 部分 だけ を 頭部 の 他 の 部分 から 区別 し て 頭 と 呼ぶ こと も ある 。  動物 の 全て が 頭部 を 持つ と は 限ら ない 。 海綿動物 や コケムシ 類 の よう な 固着 性 、 群 体 性 の 動物 や 、 刺 胞動物 の よう な 放射 相称 の 動物 で は 口 は ある が 、 感覚 器官 は 特に 口 の ある 部位 の 周辺 に 集中 し たり 、 そこで 特別 な 分化 が 生じ て いる こと は ない 。 また 、 中枢 神経 系 自体 も なかっ たり 、 あっ て も 口 の ある 場所 で 特別 に 発達 し て いる と は 限ら ない 。 左右 相称 で 口 の ある 方向 に 運動 する 動物 で 、 頭部 の 分化 が 生じ て いる 。 動物 が 運動 する 大きな 目的 の ひとつ は 、 食物 の 獲得 で ある 。 前後 方向 に 移動 し て 活発 に 餌 生物 を 捕食 する よう に なっ た 動物 は 、 口 の 近く に 餌 生物 を 獲得 する 構造 体 を 発達 さ せ 、 この 部位 を 前方 に 向け 、 突進 し て 食物 を 得る よう に なっ た 。 この よう な 生活 を 送る 動物 にとって 、 口 の 周辺 に は 食物 を 確認 し たり 、 危険 物 を 察知 する ため の 感覚 器 が 発達 し て いる と 都合 が よい 。 また 、 感覚 器 が 発達 する と 、 ここ から 得 られる 種々 の 情報 を 複合 的 に 処理 する 中枢 神経 系 が この 近傍 に 発達 する こと に なる 。 こうして 、 動物 は 口 、 感覚 器官 、 中枢 神経 系 を 複合 さ せ た 頭部 を 獲得 し た の で ある 。カウ ベル （ ） は 、 牛   ( cow )   など の 家畜 の 首 に 付ける 、 金属 製 の 鐘 鈴   ( bell )   の こと で ある 。  アルプス山脈 一帯 の 国々 の 酪農 に 用い られ て き た 。 形状 は 、 やや つぶれ た 半球 形 で あり 、 中 は 空洞 で 、 口 は やや つぼまっ て いる 。 自由 に 動く 金属 の 舌 が 付い て い て 、 カウ ベル が 揺れる と この 舌 が 球 を 内側 から 叩い て 音 を 発する 。 家畜 が 動く と カウ ベル が 鳴る ので 、 放牧 を 行う 際 に は 音色 を 頼り に 家畜 の 所在 を 把握 する 。  楽器 として 用いる 場合 に は 、 そのまま 用いる 場合 と 、 改良 し て 用いる 場合 が ある 。 いずれ も 、 打楽器 、 体 鳴 楽器 に 分類 さ れる 。  プロレス の 試合 形式 の 一つ で ある テキサス・ブルロープ・デスマッチ で は 、 カウ ベル が 付い た ブル ロープ を 両 選手 の 腕 に 結びつけ て 試合 が 行わ れ 、 ブル ロープ 及び カウベル は 凶器 として 使用 さ れる の が 一般 的 で ある 。  ウィンタースポーツ （ スキー の アルペン 競技 や ボブスレー 競技 など ） において コース 付近 で スイス など の 観客 が 競技 者 を 応援 する 際 に 用いる こと が ある 。  MLB タンパベイ・レイズ の 本拠地 球場 で ある フロリダ 州 トロピカーナ・フィールド で は 、 カウ ベル を 鳴らし て レイズ を 応援 する の が 恒例 と なっ て いる 。  2015 年 、 ポルトガル の カウ ベル 製造 技術 が ユネスコ の 無形 文化 遺産 に 登録 さ れ た 。  __ 目次 強制 __ニキビ ダニ （ 学名 ： ） は 、 節足動物 門 鋏角亜 門 クモ 綱 ダニ 目 ケダニ 亜 目 （ 前 気 門 亜 目 ） ニキビ ダニ 科 ニキビ ダニ 属 に 属する 動物 で ある 。 広義 に は ニキビ ダニ 科 に 属する ダニ 類 の 総称 。  ニキビ ダニ 科 は ニキビ ダニ 属   1 属 のみ から 成る 科 で 、 哺乳類 の 皮膚 の 様々 な 分泌 腺 に 寄生 する 。 全て の 種 の 哺乳類 に 、 特異 的 に 種 分化 し た ニキビ ダニ が 寄生 し て いる と 考え られ て おり 、 しかも ヒト で 2 種 の ニキビ ダニ が 異なる 部位 に 寄生 する よう に 、 皮膚 の 上 の 異なる 種類 の 分泌 腺 ごと に 種 分化 が 起き て いる こと も ある ため 、 少なくとも 5 千 種 以上 の 種 が 存在 する と 考え られ て いる （ 現 生 哺乳類 種 数 は 4 千種 あまり ） 。 主として 毛 包 部 に 寄生 する ため 、 毛 包 虫 と も 呼ば れる 。  ヒト で は 特に 顔面 で 皮脂 腺 が 発達 し て おり 、 顔 における 寄生 密度 が 高い ので 「 顔 ダニ 」 とも 俗称 さ れ 、 学名 を かな書き し た デモデクス の 名 で も 呼ば れる こと が ある 。 人体 で は 、 毛 包 の 皮脂 腺 の 導管 部 が 開口 し て いる 部分 か 、 それ より 浅い 部分 に は 体長 約 290 μ m の ニキビ ダニ   が しばしば 6   -   8 個体 の 群 を 成し て 、 皮脂 腺 内部 に は 体長 約 200 μ m の コニキビダニ   が 単独 で 寄生 する 。 ニキビ ダニ の 餌 は 毛 包 上皮 細胞 で 、 コニキビダニ の 場合 は 皮脂 腺 の 細胞 で ある と 考え られ て いる 。  副腎 皮質 ステロイド 剤 を 顔面 に 外用 し たり 免疫 不全 を 生じる 疾患 に 罹る と 、 著しい 過剰 増殖 が 起こり 、 皮 疹 を 形成 する に 至る こと が ある と 言わ れ て いる 。  卵 から 幼虫 、 第 1 若 虫 、 第 2 若 虫 を 経 て 、 合計 3 回 の 脱皮 で 成虫 に なる 。 それぞれ の 期間 は 卵 が 60 時間 、 幼虫 が 36 時間 、 第 1 若 虫 が 72 時間 、 第 2 若 虫 が 60 時間 、 成虫 の 寿命 が 120 時間 と なり 、 産卵 から 死ぬ まで の 寿命 は 約 14 日 ほど と 推定 さ れ て いる 。 しかし 、 これ は 抗生 物質 を 添加 し た 皮脂 を 与え て 飼育 し た とき の 各 ステージ の 期間 を つなぎ 合わせ た 期間 で 、 寿命 は これ より 長く なる 可能 性 も 指摘 さ れ て いる 。 完全 な 人工 環境 下 で 生活 史 を 再現 し た 飼育 研究 は 、 まだ 知ら れ て い ない 。  にきび の 内部 から 多数 検出 さ れる こと が ある が 、 必ずしも にきび に 寄生 する わけ で は なく 、 健康 な 皮膚 から 普通 に 検出 さ れる 。 著しい 多数 個体 の ニキビ ダニ が にきび に 寄生 し て い た 場合 、 そうした 寄生 密度 の 高 さ が にきび を もたらし た の か 、 ニキビ ダニ 密度 の 上昇 に 先行 する 、 にきび を 引き起こす 何らかの 病変 が 寄生 密度 の 高 さ を もたらし た の か を 検証 する こと は 困難 で ある 。 なお 、 生まれ た ばかり の 新生児 に は 寄生 し て い ない が 、 親 が 抱い たり 皮膚 に 触れ た とき に 感染 する 。 この とき 感染 に 与る の は 、 毛穴 の 外 に 出 て 周囲 を 徘徊 する 行動 を 示す 第 2 若 虫 の ステージ の もの と 考え られ て いる 。 こうして ニキビ ダニ は 幼児 から 高齢 者 まで 広く その 寄生 が 見 られる が 、 コニキビダニ の 場合 、 幼児 から 若者 にかけて の 若年 者 で は あまり 寄生 が 見 られ ない という 報告 も ある 。ムカデ （ 百足 、 蜈蜙 、 蜈蚣 、 蝍蛆 、 ムカデ 類 、 英名 ： Centipede ） と は 、 多 足 亜 門 ・ ムカデ 綱 （ 唇 脚 綱 、 Chilopoda ） に 属する 節足動物 の 総称 。 オオムカデ や ゲジ など を 含め 、 脚 の 数 が 多く 、 運動 性 に 富む 肉食 動物 で ある 。 3000 種 以上 が 記載 さ れ て おり 、 最古 の 化石 記録 は およそ 4 億 2000 万 年 前 の 古生代 シ ルル 紀 後期 まで 遡る 。  「 ムカデ 」 の 漢字 転写 は 「 百足 」 、 「 蜈蜙 」 、 「 蜈蚣 」 、 「 蝍蛆 」 など が ある 。 学名 「 Chilopoda 」 は ギリシア 語 の 「 kheilos 」 （ 唇 ） と 「 pod 」 （ 脚 ） の 合成 で ある 。 英名 「 centipede 」 （ センティピード 、 センチピード ） は ラテン語 の 「 centi 」 （ 百 ） と 「 ped 」 （ 脚 ） に 由来 する 。 ただし ムカデ の 脚 は どの 種 も 奇数 対 で ある ため 、 ちょうど 100 本 （ 50 対 ） の 脚 を もつ ムカデ は 存在 し ない 。 なお 、 日本語 や 中国語 に おける と 、 ゲジ 類 は 「 ゲジ 」 （ 蚰蜒 、 ゲジゲジ ） という 他 の ムカデ 類 と は 異なっ た 名称 で 呼ば れ 、 カテゴリ 的 に 「 ムカデ 」 と は 区別 さ れる 傾向 も 見 られる 。  ムカデ 類 の 体 は 縦 長く 、 頭部 と 奇数 対 の 歩 脚 が 並ん だ 胴 部 から なる 。 胴 部 の 前端 は 捕食 用 に 特殊 化 し た 顎 肢 が ある 。 体長 は 微小 な 4 ㎜ から 大型 な 30 ㎝ まで あり 、 多く が 1 - 10 ㎝ に 当たる 。  頭部 は 多く が 腹背 に 扁平 で 、 4 対 の 付属 肢 （ 関節 肢 ） が あり 、 前 に 1 対 の 触角 と 下面 に 大 顎 ・ 第 1 小 顎 ・ 第 2 小 顎 という 計 3 対 の 口器 が ある 。 ゲジ 類 の 触角 は 細長く 、 無数 の 環状 節 に 細分 さ れる が 、 他 の 群 で は 多く が 十 数 ないし 数 十 節 を もち 、 比較 的 に 太 短い 。 大 顎 は 常に 平板 状 の 第 1 小 顎 に 覆わ れ て 目立て ない 。 第 2 小 顎 は 細 短い 歩 脚 様 の 形 を とる 。  背面 は 頭 板 に 覆わ れ 、 眼 の 数 と 構造 は 分類 群 によって 異なり 、 ナガズムカデ 類 は 単眼 1 対 ・ オオムカデ 類 は 単眼 最多 4 対 ・ イシムカデ 類 は 通常 は 多数 の 単眼 が 集約 し ・ ゲジ 類 は 真 の 複眼 を 有し ・ ジムカデ 類 は 全て が 無 眼 で ある 。 一部 の 群 、 例えば オオムカデ 類 と イシムカデ 類 に も 無 眼 の 種類 が ある 。  胴 部 は 縦 長く 、 前 は 顎 肢 を もつ 1 節 、 続い て 脚 を もつ 奇 数 個 の 一連 の 体 節 （ 群 によって 15 - 191 節 ） 、 終端 は 生殖 に 関わる 2 節 と 尾 節 から なる 。  頭部 の 次 の 胴 部 第 1 節 に は 、 毒腺 を 持ち 、 顎 の よう な 形 に なっ た 捕食 用 の 顎 肢 （ forcipules 、 maxillipeds ） が ある 。 往々 に し て   " 毒牙 "   や   " 顎 "   と 紹介 さ れ て き た が 、 頭部 に 由来 の 顎 で は なく 、 胴 部 由来 の 歩 脚 から 特殊 化 し た もの で あり 、 ムカデ における 最も 重要 な 共有 派生 形質 と さ れる 。 付け根 は 腹 面 を 覆う 基 胸板 （ coxosternite ） で 、 ゲジ 類 の は 左右 2 枚 に 区切れる が 、 他 の 群 は 左右 癒合 する 。 残り の 部位 は 牙 状 で 、 trochanteroprefemur ・ 後 腿 節 ・ 脛 節 ・ 跗節 ・ ungulum   の 5 節 から なり 、 毒腺 の 開け 口 は 尖っ た ungulum   の 先端 付近 に ある 。 ゲジ 類 以外 の 群 で は 、 跗節 と ungulum   が 完全 に 癒合 し て 頑丈 な tarsungulum   を なす 。 オオムカデ 類 （"" 属 の 一部 を 除く ） と ジムカデ 類 は 、 途中 の 後 腿 節 と 脛 節 は 外側 が 仕切ら れ て 第 1 節 と 第 4 節 を 会合 さ せ 、 全て が 1 対 の 関節 丘 （ ピボット ） を 共有 する 。 残り の 群 で は 完全 な 後 腿 節 と 脛 節 を もち 、 特に ゲジ 類 の 顎 肢 は 比較 的 に 細長く 、 上下 に 湾曲 でき 、 歩 脚 に 似通う 形態 を 維持 し て いる 。 毒腺 は 通常 で は 顎 肢 に 収納 さ れる が 、 ジムカデ 類 の 中 で は 毒腺 が 胴 部 に 備わる 例 が ある 。 神経 毒 を もつ と 考え られる が 、 その 成分 と 仕組み に関して は ほとんど が 未 解明 で ある 。 顎 肢 を 備える 体 節 は 通常 で は 1 枚 の 独立 し た 背 板 を もつ が 、 オオムカデ 類 で は 直後 の 第 1 脚 と共に 1 枚 の 背 板 に 覆わ れる 。  顎 肢 に 続く 体 節 に は 、 それぞれ 1 対 の 脚 （ 歩 肢 ） を もつ 節 が 並ん で いる 。 発育 異常 の 奇形 や 改 形 類 の 初 齢 幼生 を 除い て 、 脚 の 対 の 数 は どの 種 も 奇数 で ある 。 脚 は 基 節 ・ 転 節 ・ 前 腿 節 ・ 後 腿 節 ・ 脛 節 ・ 第 1 跗節 ・ 第 2 跗節 の 7 節 と 1 本 の 爪 によって 構成 さ れる 。 転 節 と 前 腿 節 の 接続 部 は 不 可動 で ある 。 ゲジ 類 の 場合 は 非常 に 細長く 、 第 1 と 第 2 跗節 が 鞭 の よう に 無数 の 節 単位 に 細分 さ れる 。 対 の 数 は 分類 群 によって 異なり 、 ゲジ 類 ・ イシムカデ 類 ・ ナガズムカデ 類 の 成体 は 15 対 、 オオムカデ 類 で は 21 ないし 23 対 （" Scolopendropsis   duplicata "   は 39 ないし 43 対 ） 、 ジムカデ 類 で は 数 が 最多 で 種 によって 異なり 、 少ない 種 で も 27 対 から 47 対 まで を 示し 、 多い 種 は 101 対 を 超し 、 191 対 まで ある 。 特に ジムカデ において は 同種 で も 数 は 雌雄 で 異なり 、 左右 非対称 や 偶数 対 の 脚 を もつ 奇形 も 稀 に ある 。 最後 の 1 対 は やや 特殊 化 し た 曳航 肢 （ ultimate   legs ） で あり 、 歩行 に は 用い ず 、 分類 群 によって は 感覚 ・ 威嚇 ・ 防衛 ・ 配偶 行動 ・ 頭部 に 擬態 ・ 移動 中 の バランス を 調節 する など の 役 を 果たす 。 一部 の 種 において は 鋏 の よう な 構造 を もち 、 捕食 に 用い られる の で は ない か と 推測 さ れる 。  脚 の ある 体 節 は 全て が 腹背 で 腹 板 （ sternite ） と 背 板 （ tergite ） に 覆わ れ 、 両側 は 柔軟 な 関節 膜 に 包ま れ て 小さな 側板 が ある 。 腹 板 は ほぼ 同 規 的 で ある が 、 背 板 の 構造 は 分類 群 によって 大きく 異なり 、 ジムカデ 類 以外 の もの で は 往々 に し て 節 ごと 背 板 の 形態 が 異なる 。 ゲジ 類 の は 8 枚 に 癒合 し ・ イシムカデ 類 の は 第 2 、 4 、 6 、 9 、 11 、 13 枚 が かなり 幅 狭く ・ ナガズムカデ 類 の は 体 節 と 合致 し ない 21 枚 に 細分 さ れ ・ オオムカデ 類 の は 第 1 枚 が 顎 肢 の 節 まで 覆し ・ ジムカデ 類 は 全て の 背 板 が ほぼ 同 規 的 で 、 分け目 に 幅 狭い 背 板 が 占め 込ん で いる 。 特に ゲジ 類 と ジムカデ 類 以外 の 群 で は 、 第 7 節 以前 の 偶数 番目 （ 2 ・ 4 ・ 6 ） と 第 8 節 以降 の 奇 数 番目 （ 9 ・ 11 ・ 13 … ） の 背 板 が 狭く なる という 共通 点 を もつ 。  呼吸 用 の 気 門 は 脚 を もつ 体 節 に あり 、 その 数 と 位置 は 分類 群 によって 異なる 。 ゲジ 類 の 気 門 は 背 甲 の 後端 中心 に 並ん で おり 、 本 群 のみ を 含ん だ 「 背 気 門 亜 綱 」 の 由来 と なる 。 他 の ムカデ 類 （ 側 気 門 亜 綱 ） で は 対 に なっ て 体 節 の 両側 （ 脚 の 上側 の 関節 膜 ） に 備わっ て おり 、 ゲジ 類 の 気 門 と は 別 起源 で ある と 考え られる 。 オオムカデ 類 ・ ナガズムカデ 類 ・ イシムカデ 類 は ほとんど が 長い 背 板 を もつ 体 節 （ 1 ・ 3 ・ 5 ・ 7 ・ 8 ・ 10 および それ 以降 の 偶数 番目 ） のみ に 気 門 を 有する が 、 ジムカデ 類 で は ほぼ 全て の 体 節 に 気 門 を もつ 。 オオムカデ 類 において は 前述 の 体制 を 覆い 、 ほぼ 全て の 体 節 に 気 門 を 有する " Plutonium   zwierleini "   という 例外 が ある 。  曳航 肢 に 続い て 生殖 に 関わる 2 節 が あり 、 一部 の 群 は その 腹 面 から 対 に なる 生殖 肢 （ gonopod ） が 見 られ 、 雌雄 によって 構造 が 異なる 。 オオムカデ 類 の 場合 、 これら の 節 は 退化 的 で 背 側 から は 見 られ ない 。 最 後尾 は 尾 節 で あり 、 「 anal   valves 」 という 肛門 を 覆う 1 対 の 板 状 構造 を もつ 。  極地 を 除い て 、 ムカデ 類 は 世界 各地 の 陸上 に 分布 し 、 熱帯 雨林 において は 最も 多様 化 し て いる 。 多く が 森林 中 の 落ち葉 ・ 朽木 ・ 石 の 裏 など 湿度 の 高い 場所 に 住む が 、 草原 ・ 砂漠 ・ 洞窟 ・ 海岸 など に 生息 する 種類 も いくつ か ある 。  小型 の もの 、 特に ジムカデ 類 は 土壌 動物 として 生活 し て いる もの が 多い 。 また 、 イシムカデ 類 における 地表 に も 出る ホルストヒトフシムカデ と 同所 的 に 分布 する 土壌 性 の 強い ダイダイヒトフシムカデ を 比較 する と 判る よう に 、 地中 に 棲む 傾向 の 強い 種 は 単眼 数 が 少なかっ たり 、 無 眼 の 場合 も あり 、 淡い 体 色 で 、 体毛 が 少なく 、 肢 や 触角 が 短い 。 地中 や 朽木 の 生活 に 特 化 し た ジムカデ 類 は 無 眼 で 、 黄色 や 赤 、 白 、 緑 など の 体 色 を 示し 、 非常 に 細長い 体 に 短い 足 を 多数 持ち 、 土壌 中 を ミミズ の よう に 穿孔 する 。 つつく と 尾端 を 頭部 と 擬態 し て 後ずさり し たり 、 とぐろ を 巻く よう に 体 を 丸める 種 が 知ら れ て いる 。 この 類 に 属する ヨコジムカデ など 、 地下 5 m ほど の 餌 と なる 土壌 生物 の 密度 が 薄い 層 から も 得 られる こと が あり 、 活発 な 垂直 移動 を し て いる と 思わ れる 種 も ある 。 オオムカデ 類 の 小型 種 も ほとんど は 無 眼 で 、 土壌 動物 で ある 。  ムカデ 類 は 多く が 単独 生活 を する 夜行 性 の 肉食 動物 で あり 、 顎 肢 を 用い て 獲物 の 体 に 毒 を 注入 する 。 全般 的 に は 偏食 性 の ない ジェネラリスト と 考え られる が 、 ヤスデ を 専門 に 捕食 する ヨロイオオムカデ という スペシャリスト な 例 も 存在 する 。 腐肉 を 摂る こと も あり 、 人工 飼育 による 観察 で は 飢え た 場合 は 植物 組織 を 摂 食する 記録 も ある 。  オオムカデ 類 は 多く が 地表 や 樹 上 など を 徘徊 し 、 待ち伏せ や 偶発 に 遭遇 し た 昆虫 など の 小 動物 を 捕食 する 。 特に 大型 種 で は カエル ・ トカゲ ・ 鳥類 ・ ヘビ ・ ネズミ ・ 飛行 中 の コウモリ など の 小型 脊椎動物 さえ 捕食 する こと が 知ら れ て いる 。 イシムカデ 類 は 、 比較的 短い 体形 で 軽快 に 走り回り 、 小 動物 を 捕らえる 。 徘徊 生活 に 特 化 し た ゲジ 類 は 滑る よう に 素早く 走り 、 鞭 状 の 長い 脚 を 投げ 縄 の よう に 獲物 を 纏っ て 捕食 する 。 飛行 を する 昆虫 も 採 食し 、 複数 の 獲物 を 持ち ながら も 移動 できる 。 ジムカデ 類 は 細長い 体 で 地下 生活 に 適し て おり 、 土中 の ミミズ など を 捕食 する 。 ナガズムカデ 類 の 食 性 は 明らか に なっ て い ない が 、 飼育 下 で は 朽木 から シロアリ を 掘り出し て 捕食 する 行動 が 見 られる 。  天敵 として 鳥類 ・ 爬虫類 ・ 哺乳類 など の 脊椎動物 、 および 他 の 肉食 節足動物 など が ある 。 ムカデ 類 を 専門 に 捕食 する 肉食 動物 は 、 " Aparallactus   capensis "   という ヘビ の 仲間 や ""（ 旧 " Amblyopone   pluto "） という ジムカデ 類 を 好ん で 捕食 する アリ の 仲間 が 挙げ られる 。  相手 に 嚙 み 付い て 自衛 する 習性 を もつ が 、 どの ムカデ 類 も 刺激 や 危険 に 遭う と 反撃 より は 逃走 を しよ う と する 。 一部 の 種 は 胴 部 の 後端 が 頭部 に 似通う 体 色 と 触角 らしい 曳航 肢 を もち 、 これ は 頭部 に 擬態 する もの と 考え られる 。 ヨロイオオムカデ は ヤスデ に 擬態 し 、 頑丈 な 背 板 を もっ て 動き が 遅く 、 刺激 を 受ける と ヤスデ の よう に まとまる 。 イシムカデ 類 は 後端 数 対 の 脚 を 上下 に 揺らし て 粘液 を 分泌 し 、 クモ や アリ など の 小型 捕食 者 から の 攻撃 を 防ぐ 。 ゲジ 類 で は 触角 らしい 曳航 肢 に ある ほか 、 脚 を 付け根 から 自 切 する という 防衛 手段 を もつ 。 また 、 オオムカデ 類 は 後端 数 対 の 脚 を 挙げ て 威嚇 する こと が ある 。  繁殖 は 精 包 の 受け渡し を通じて 行い 、 雌 は 生殖 肢 を 用い て 雄 の 精 包 を 拾う 。 雌雄 は お互い の 後端 に 向き合う よう に 輪 に 囲ん で 、 触角 で 相手 の 曳航 肢 に 触る 配偶 行動 が 知ら れる 。 卵生 で 、 ゲジ 類 と イシムカデ 類 の 幼生 は 孵化 から 既に 単独 生活 を する が 、 ジムカデ 類 ・ オオムカデ 類 ・ ナガズムカデ 類 の 雌 は 育児 習性 を もち 、 卵 と 初 齢 幼生 の 世話 を する 。  幼生 の 成長 様式 は 分類 群 によって 異なる 。 ゲジ 類 ・ イシムカデ 類 ・ ナガズムカデ 類 の 初 齢 幼生 は 成体 より 少数 の 脚 と 体 節 で 生まれ （ それぞれ 4 対 ・ 6 / 7 / 8 対 ・ 12 対 ） 、 成長 する たび に 脱皮 を通じて その 数 を 増やし て いく （ 増 節 変態 ） 。 この 特徴 に 因ん で 、 これら の ムカデ 類 は 「 改 形 類 」 （ Anamorpha ） として まとめ られ て き た 。 ゲジ 類 と イシムカデ 類 は 複数 回 の 脱皮 を通じて 15 対 に 達する が 、 ナガズムカデ 類 は 1 回 だけ で 15 対 に なる 。 オオムカデ 類 と ジムカデ 類 は 、 孵化 から 既に 成体 の 同様 の 脚 と 体 節 の 数 を 揃い 、 「 整形 類 」 （ Epimorpha ） を なす 。  多 足 亜 門 において 、 ムカデ 綱 は 自ら 後 性 類 （ Opisthogoneata 、 ムカデ 上 綱 とも ） を なし 、 残り の 多 足 類 は 前 性 類 （ Progoneata 、 ヤスデ 上 綱 とも ） で 、 ヤスデ 綱 ・ コムカデ 綱 ・ エダヒゲムシ 綱 から なり 、 ムカデ 綱 と 姉妹 群 を 構成 する 。 名 の 示す よう に 、 後 性 類 の 生殖 孔 は 胴 部 の 後方 に 備え 、 前 性 類 の は 胴 部 の 前方 に 当たる 。 この 系統 関係 は 形態 学 と 分子 系統 学 の 両 方面 の 見解 に 支持 さ れる 。  3000 種 以上 の ムカデ が 知ら れ 、 ゲジ 目 （ Scutigeromorpha ） ・ イシムカデ 目 （ Lithobiomorpha ） ・ ナガズイシムカデ 目 （= ナガズムカデ 、 Craterostigmomorpha ） ・ オオムカデ 目 （ Scolopendromorpha ） ・ ジムカデ 目 （ Geophilomorpha ） という 5 つ の 群 で 大まか に 分け られる 。 化石 種 まで 含め ば 、 " Devonobius   delta "   1 種 のみ によって 知ら れる Devonobiomorpha   が ある 。  かつて は 発育 様式 に従い 、 ゲジ 目 ・ イシムカデ 目 ・ ナガズイシムカデ 目 から なる 改 形 亜 綱 （ 改 形 類 、 Anamorpha 、 ゲジ 亜 綱 とも ） と 、 オオムカデ 目 ・ ジムカデ 目 から なる 整形 亜 綱 （ 整形 類 、 Epimorpha 、 ムカデ 亜 綱 とも ） の 2 群 として まとめ られる 分類 体系 が あっ た 。 一方 で 、 気 門 の 構造 など の 形態 学 的 構造 と 、 ゲジ 類 における 多く の 祖先 形質 と さ れる 特徴 に 因ん で 、 ゲジ 目 のみ から なる 背 気 門 亜 綱 （ ） と 、 残り 全て の ムカデ 類 から なる 側 気 門 亜 綱 （ ） の 2 群 として 区別 する 分類 体系 も 提唱 さ れる 。 分子 系統 学 的 解析 で は 後者 の 系統 関係 を 支持 し 、 ゲジ 目 は 最初 期 に 分岐 し た 基盤 的 な ムカデ 類 で ある こと を 明らか に し た 。  側 気 門 亜 綱 の 内部 系統 について は 、 イシムカデ 目 は 基盤 的 で 、 卵 と 幼生 を 育つ 習性 に 基づい て ナガズイシムカデ 目 と 整形 類 が Phylactometria を なす という 系統 関係 が 提唱 さ れる 。 しかし 分子 系統 学 的 解析 で は 、 むしろ ナガズイシムカデ 目 が 基盤 的 で イシムカデ 目 と 整形 類 の 類縁 関係 （ Amalpighiata を なす ） を 支持 する 結果 が 出る 。  ゲジ 類 （ ゲジ 目   Scutigeromorpha 、 英名 ： house   centipede 、 cave   centipede ） は 約 100 種 を 含め 、 ムカデ 類 において は 既知 最古 の 化石 記録 を もち 、 ナガズイシムカデ 目 に 次ぐ 小さな グループ で ある 。 本 群 は 多 足 類 の 中 でも 真 の 複眼 を もつ 唯一 の 現存 群 で あり 、 鞭 の よう な 細長い 脚 と 短い 胴 部 を もち 、 姿 は 他 の ムカデ と は 大きく 異なる 。 頭部 は やや 分厚く 、 触角 は 長い 鞭 状 で 数 百 個 の 環 形 節 に 細分 さ れる 。 15 対 の 脚 を もつ 体 節 は 8 枚 の 背 板 に 覆わ れ 、 最後 の 1 枚 を 除い て それぞれ の 後端 中心 に 1 個 の 気 門 を 有する 。 徘徊 性 で 、 投げ 縄 の よう な 機能 を もつ 長い 脚 で 獲物 を 捕える 。 洞窟 で 縄張り を つくり 、 集団 生活 を する こと が 知ら れる 。 ゲジ 類 は ヘモシアニン を 用い て 酸素 分子 を 運ぶ 唯一 の ムカデ 類 で ある 。 子育て する 習性 は ない と さ れる 。 幼生 は 増 節 変態 を し 、 4 対 の 脚 のみ を もっ て 生まれる 。  イシムカデ 類 （ イシムカデ 目   Lithobiomorpha 、 英名 ： stone   centipede ） は 約 1100 種 を 含め 、 体長 は 多く が 3 ㎝ 以内 の やや 小型 の グループ で ある 。 他 の 側 気 門 類 に 比べ て 胴 部 は やや 短い 。 頭部 は 平たい 円盤 状 で 、 触角 は 15 - 100 節 以上 から なる 。 眼 は イシムカデ 科 で は 多数 の 単眼 が 集約 し 、 トゲイシムカデ 科 で は 1 対 のみ を もつ 。 無 眼 の 種 も いくつ か ある 。 15 対 の 脚 を もつ 体 節 は 同じ 枚数 の 背 板 に 覆わ れる が 、 第 2 、 4 、 6 、 9 、 11 、 13 枚 が 幅 狭い 。 雌 は 鋏型 の 生殖 肢 を もつ 。 徘徊 性 で 、 後端 数 対 の 脚 から 防衛 用 の 粘液 を 分泌 する こと が 知ら れる 。 子育て する 習性 は ない と さ れる 。 幼生 は 増 節 変態 を し 、 通常 7 対 の 脚 のみ を もっ て 生まれ 、 6 対 ないし 8 対 の 例 も ある 。  ナガズムカデ 類 （ ナガズイシムカデ 目   Craterostigmomorpha ） は 2 種 のみ によって 知ら れ 、 オセアニア 大陸 の タスマニア 州 と ニュージーランド のみ に 分布 する グループ で ある 。 頭部 は やや 縦 長く 、 1 対 の 単眼 を もち 、 顎 肢 は 頭部 の 前方 まで 伸びる 。 15 対 の 脚 を もつ 体 節 は 21 枚 の 背 板 に 覆わ れ 、 これ は 元々 15 枚 で あっ た 背 板 の うち 第 3 ・ 5 ・ 7 ・ 8 ・ 10 ・ 12 枚 目 が それぞれ 前後 2 枚 に 細分 さ れ た 結果 で ある 。 曳航 肢 を もつ 体 節 の 外 骨格 は 円筒 状 に 癒合 し 、 後端 に は 「 anogenital   capsule 」 という 対 に なっ た 構造 体 を もつ 。 雌 は 卵 と 幼生 を 育つ 。 幼生 は 増 節 変態 を し 、 12 対 の 脚 のみ を もっ て 生まれる 。  オオムカデ 類 （ オオムカデ 目   Scolopendromorpha 、 英名 ： tropical   centipede 、 bark   centipede ） は 800 種 以上 を 含め 、 ムカデ として 最も 一般 に 知ら れる グループ で ある 。 その 多く は 大型 で 、 最大 の もの は 体長 30 ㎝ に 達する 。 頭部 は 平たい 円盤 状 で 、 基本 として は 4 対 の 単眼 を もつ が 、 1 対 や 無 眼 の 種類 も ある 。 脚 は アカ ムカデ 科 で は 23 対 、 他 の 群 で は 21 対 を もつ 。 ただし " Scolopendropsis   duplicata "   では 例外 的 に 39 ないし 43 対 の 脚 を もつ 。 背 板 の 枚数 は 脚 を もつ 体 節 に 対応 する が 、 1 枚 目 の 背 板 は 直前 の 顎 肢 を 有する 体 節 まで 覆う （ 他 の ムカデ 類 は 顎 肢 の 体 節 に 独立 し た 背 板 を もつ ） 。 イシムカデ 類 ほど で ない もの の 背 板 の 大き さ は 断続 的 に 差 が あり 、 7 枚 目 以前 の 偶数 番目 と 8 枚 目 以降 の 奇 数 番目 の 背 板 が やや 狭く なる 。 強い 神経 毒 と 獲物 へ の 高い 攻撃 性 を 有し 、 特に 大型 の もの は 小型 脊椎動物 も 捕食 できる 。 高い 自衛 性 を もち 、 人間 へ の 咬害 は ほとんど が この 類 に 因ん で いる 。 雄 は 多層 の 外皮 に 覆わ れる ビーンズ 型 の 精 包 を 産み 、 雌 は 卵 と 幼生 を 育つ 。 孵化 直後 の 幼生 は 成体 と 同様 の 脚 数 を もつ 。  ジムカデ 類 （ ジムカデ 目   Geophilomorpha 、 英名 ： soil   centipede ） は 約 1300 種 を 含め 、 ムカデ 類 における 種 数 の 最も 多い グループ で ある 。 その 多く が 小型 で 、 細長い 胴 部 と 比較 的 に 短い 脚 を もつ 。 縦 長い 頭部 は 眼 を 欠き 、 触角 は 14 節 から なる 。 脚 の 数 は ムカデ の 中 でも 最多 で 多様 化 し て おり 、 ナガズジムカデ 科 は 41 - 101 対 、 他 の 群 （ Adesmata ） で は 27 - 191 対 から なる 。 特に 後者 は 同種 において も 数 は 多様 で 、 性的 二形 も 示し 、 往々 に し て 雌 の 方 が 多い 。 脚 の ある 全て の 体 節 は ほぼ 同 規 的 で 、 それぞれ の 背 板 の 境目 に もう 1 枚 の 幅 狭い 背 板 が 占め 込ん で 、 最後 の を 除い て 全て の 体 節 に 気 門 を 有する 。 地中 に 棲む 土壌 生物 で あり 、 自分 より 小型 の ミミズ など 他 の 土壌 生物 を 捕食 する と 考え られる 。 雌 は 卵 と 幼生 を 育つ 。 孵化 直後 の 幼生 は 成体 と 同様 の 脚 数 を もつ 。  人間 の 生活 と 文化 に 関わる ムカデ 類 は 、 オオムカデ 類 が 特に 代表 的 で 、 世間 一般 における ムカデ へ の イメージ と なっ て いる 。 有毒 や 凶暴 な 習性 で 畏敬 さ れ 、 世界中 で も いくつ か の 神話 や 伝説 の テーマ と なる 。  一部 の 種 は 室内 環境 に 侵入 する こと が ある 。 この 場合 、 有毒 生物 として 広く 知ら れる オオムカデ 類 の よう に 、 高い 自衛 性 で 刺激 さ れる 度 に 嚙 み 付く こと が あり 、 または ゲジ 類 の よう に 単に 素早い 動き と 異様 な 姿 で 害虫 扱い さ れる もの が ある 。 なお ゲジ 類 に関して は 、 衛生 的 に 無害 かつ 室内 の 衛生 害虫 を 狩る こと で 益虫 とも さ れる 。  咬傷 は ほとんど が オオムカデ 類 で 、 それ 以外 の ムカデ 類 による の は 稀 で ある 。  大型 の オオムカデ 類 に 噛ま れる と かなり 痛む が 、 人命 に 係る 被害 や 続 発症 は ほとんど 無い 。 しかし 子供 や アナフィラキシー ショック を 発症 する 体質 に ある 方 へ の 危険 性 が 高く 、 噛ま れ た 場合 に は 速やか に 医師 の 診察 を 受ける こと が 望ましい 。 主 に 夏場 、 山林 に 近い 民家 で は 、 ゴキブリ など を 捕食 する ため に ムカデ が しばしば 家屋 の 内部 に 侵入 する 。 この 場合 、 靴 の 中 や 寝具 に 潜ん だり する こと から 咬害 が 多く 、 衛生 害虫 として も 注意 が 必要 で ある 。 噛ま れ た 場合 、 患部 に 異物 が 残っ て いれ ば これ を 除去 し て 毒 を 絞り出し 、 患部 を 水道 水 で 洗浄 する 。 抗ヒスタミン剤 を 塗布 する 。 ゲジ 類 は 家屋 に 侵入 し て くる こと も ある が 、 毒 は 弱く 積極 的 に 人 を 噛む こと も なく 、 無害 と さ れる 。 また 、 小型 の ムカデ は 基本 として ヒト の 皮膚 を 貫通 でき ない 。  近年 の 日本 で は 、 不快 害虫 の 忌避 効果 を 目的 と し た 薬剤 に ムカデ ・ ヤスデ の 侵入 防止 効果 を 謳う 場合 が 多い 。 家庭 用 殺虫 剤 等 で は すぐ に は 死な ない （ 近年 は ムカデ 用 の 殺虫 剤 が 市販 さ れ 、 冷却 により 動き を 止め 、 効果 の 解り 易 さ を 演出 し て いる ） 。 俗 に 「 ムカデ は つがい で 行動 し て いる ため に 、 1 匹 を 殺す と もう 1 匹 必ず 現れる 」 と 言わ れ て いる が 、 ムカデ に つがい で 行動 する よう な 習性 は 無く （ 配偶 時 のみ 短時間 つがい で 行動 する ） 、 1 匹 現れる よう な 環境 に は 自然 と その他 の 個体 も 出現 し やすい と いう だけ の こと で ある 。  産業 と の 関連 は 少ない 。 オオムカデ 類 は 地域 によって 食用 と さ れ 、 また 油 漬け や 乾物 は 火傷 や 切り傷 に 効果 が ある と さ れ 、 民間 薬 として 知ら れ て おり 一部 に 市販 の 例 も ある 。 観賞 魚 など の 餌 として 冷凍 の オオムカデ が 輸入 さ れ て 市販 さ れ て いる 。 漢方 で は 生薬 名 を 蜈蚣 （ ごしょ う ） と いい 、 平 肝 ・ 止 痙 ・ 解毒 消 腫 の 効果 が ある と さ れる 。 オーストラリア 原住民 において は 伝統 的 な 調味 料 の 原料 に 使用 さ れる 。  ペット として の 飼育 対象 は 主 に オオムカデ 類 で 、 輸入 種 を 中心 に 拡大 傾向 に ある 。 さまざま な 種類 が 入荷 し て おり 、 大型 種 ほど 高値 で 販売 さ れる 傾向 が ある 。  「 非常 に 凶暴 で 攻撃 性 が 高い 」 という イメージ や 、 「 絶対 に 後ろ に 下がら ない （ 後退 し ない ） 」 という 俗信 や 、 多く の 卵 を 産み 、 温め て 子育て を する 性質 を 「 子孫 繁栄 」 と 解く など 、 戦国 時代 に は ムカデ に あやかり 、 甲冑 や 刀 装具 等 に ムカデ の デザイン を 取り入れ たり 、 旗 差 物 に ムカデ の 絵 を 染め抜い た 物 を 用い た 例 も ある 。 また 赤城山 など の 神体 として 、 また 『 毘沙門天 』 の 使い と さ れ 、 神格 化 さ れ て いる 。 商家 において も 、 ムカデ の 多く の 足 から 「 客足 が 多い 」 、 強い 攻撃 性 から 「 他 店 に 負け ない 」 という 意味 で 縁起物 として 扱わ れる こと が あっ た 。  この よう な 理由 により ムカデ は 古く から 家紋 や 店 紋 に デザイン さ れる こと も 多く 、 その バリエーション も 多い 。  男体山 の 大蛇 と 日光 の 戦場ヶ原 で 決闘 し た 伝説 、 藤原 秀 郷 （ 俵 藤太 ） の 百足 退治 伝説 など が 知ら れる 。  『 甲 陽 軍 鑑 』 に 拠れ ば 武田 家 の 金 掘り 衆 は 、 トンネル 戦法 を 得意 と する 工兵 部隊 で 、 百足 衆 と 呼ば れ た と も 言わ れる 。 大蛇 が 河川 を 象徴 し 、 砂鉄 の 採集 や 製鉄 の 技術 者 集団 を 表す こと と 比し て 、 ムカデ は 地下 坑道 を 掘り進み 、 自然 金 など の 鉱石 を 採集 する 技術 者 集団 を 表し て いる という 説 が ある 。 相馬 中村 藩 に 起源 する 相馬 野 馬追 において は 、 「 下がり ムカデ 」 の 旗 が 軍師 の 指物 と 指定 さ れ て いる 。 足 の 多い こと により 、 伝令 を ムカデ に 例える こと も 一般 的 で あっ た 。  昆虫 や クモ 、 サソリ など と 同様 、 アクセサリー や グラフィック の モチーフ に なる こと や 、 子供 向け の 絵本 の キャラクター として ムカデ が 登場 する こと も ある （ ムスティ など ） 。  ムカデ で ない ものの 、 呼称 は 「 ムカデ 」 と 名付け られ た 生物 は いくつ か ある 。  同じく 多 足 類 の 仲間 として コムカデ （ コムカデ 綱 ） という 分類 群 が ある が 、 ムカデ （ ムカデ 綱 ） で は ない 。 ムカデ エビ という 海底 洞窟 に 生息 する 甲殻 類 が あり 、 多 足 類 に 連想 さ せる 体制 を もち 、 口器 が 毒腺 を もつ 。 ウミウシ の 仲間 に ムカデミノウミウシ や ムカデメリベ という 種類 が あり 、 これ は ムカデ の 脚 の よう に 胴体 が 櫛 状 に なっ て いる こと から 、 その 名 が 付い た 。 また 、 水生 昆虫 の ヘビ トンボ の 幼虫 は 、 ムカデ の よう に 長い 胴体 と 、 その 胴体 の 両側 に 櫛 状 に 呼吸 用 エラ が ムカデ の 脚 の よう に 並び 、 性質 が 荒く て 噛みつく こと から 、 水 ムカデ （ Water   Centipede ） と 呼ば れる 事 が ある 。 噛ま れる と 痛い が 、 ムカデ の よう な 毒 は 持た ない 。 深海 産 の ゴカイ の 仲間 に も 、 ムカデ に 似 た 姿 の オヨギゴカイ など が ある 。 ツツジ 科 の 植物 に ジムカデ 目 と 同じ 和名 を もつ ジムカデ （ 地 百 足 ） が あり 、 葉 と 茎 の 形状 が ムカデ に 似 て いる こと から 名 が 付い た 。 ラン 科 の 着生 植物 に ムカデ ラン が ある 。 これ も 、 樹 上 ・ 岩上 を 這う 茎 の 両側 に 短い 棒状 の 葉 が 互生 する 姿 が ムカデ の 姿 に 似 て いる こと から 名づけ られ た 。腔腸動物 （ こうち ょうどうぶつ 、 Coelenterata ） と は 、 クラゲ や サンゴ 、 イソギンチャク を 含む 刺 胞動物 （ し ほう どう ぶつ ） と クシ クラゲ を 含む 有 櫛 動物 （ ゆうし つどう ぶつ ） を まとめ た 動物 の グループ 。 かつて は 1 つ の 門   ( 分類 学 ) と さ れ た が 、 この 2 つ の グループ を それぞれ 独立 の 門 と する 立場 が 有力 に なり 、 使わ れる こと は 少なく なっ た 。  刺 胞動物 の 別名 として 用い られる こと も ある 。  クラゲ の 仲間 で ある 刺 胞動物 と クシ クラゲ の 仲間 で ある 有 櫛 動物 は 、 厚い 間 充 織 と 胃 水 管 系 （ 腔腸 ） を 持つ クラゲ 型 成体 の 存在 や 、 体腔 を 持た ない こと 、 呼吸 器 や 排泄 器 を 欠く こと など 、 共通 の 特徴 を 持つ 。 その ため 、 これら の 動物 を 腔腸動物 と 呼び 、 1 つ の 動物 門 と する 立場 が 伝統 的 で あっ た 。 腔腸動物 の うち 刺 胞 を 持つ もの を 有刺 胞類 、 持た ない もの を 無 刺 胞類 として 、 2 つ の 亜 門 に 分類 さ れ て い た 。 （ 腔腸動物 が 1847 年 に ロイカート により 提唱 さ れ た とき に は 、 海綿動物 も 含ま れ て い た ） 。  ところが 、 有刺 胞類 （ 刺 胞動物 ） と 無 刺 胞類 （ 有 櫛 動物 ） の 間 に は 大きな 違い が ある 。 刺 胞動物 は 上皮 細胞 が 筋肉 の 役割 を 兼ね た 上皮 筋 細胞 と なり 、 1 つ の 細胞 に 1 本 の 繊毛 が ある が 、 有 櫛 動物 の 上皮 細胞 は 多 繊毛 性 で 、 筋肉 細胞 は 上皮 細胞 と は 別に 中 胚葉 から 生じる 。 刺 胞動物 は 刺 胞 、 有 櫛 動物 は 膠 胞 を 持つ が 、 これら は 全く 異なる もの で ある 。 刺 胞動物 で は 複数 の 感覚 器 が 放射状 に 並ぶ が 、 有 櫛 動物 は 感覚 器 を 1 つ しか 持た ない 。 有 櫛 動物 の 触手 は 櫛 状 だ が 、 刺 胞動物 に その よう な 触手 を 持つ もの は い ない 。 発生 学 的 に は 、 有 櫛 動物 は 決定 性 卵 割 を 行う が 刺 胞動物 は そう で は ない 。 分子 系統 学 から は 、 刺 胞動物 と 有 櫛 動物 が 単 系統 で ある こと を 疑う 知見 が 得 られ た 。  これら の 知見 に 基づき 、 刺 胞動物 と 有 櫛 動物 は それぞれ 独立 の 門 と さ れる よう に なり 、 腔腸動物 として まとめ られる こと は 少なく なっ た 。 腔腸動物 という 語 は 有 櫛 動物 を 含む 分類 群 で は なく 、 刺 胞動物 の 別名 として 用い られる こと が ある 。頭 索 動物 （ とう さく どう ぶつ   Cephalochordata ）   は 一般 に ナメクジ ウオ （ 蛞蝓 魚 ） と 呼ば れる 動物 の 1 群 で 、 脊索 動物 門 頭 索 動物 亜 門 に 分類 さ れる 原始 的 な 脊索 動物 で ある 。 ナメクジ ウオ と 総称 さ れる こと も 多い が 、 この 名 は この 類 における 日本 産 の 1 種 の 標準 和名 として も 使わ れ て き た 。 脊椎動物 の 最も 原始 的 な 祖先 に 近い 動物 で ある と 考え られ た こと も あり 、 生き て いる 化石 と さ れる 。  小型 で 、 魚 の よう な 形態 を し た 動物 で ある 。 尾 索 動物 と 異なり 、 脊索 を 終生 に 渡っ て 持ち 、 また それ が 体 の 前端 まで 伸び て いる こと が 特徴 で ある 。 神経 管 も 先端 付近 まで 伸び て おり 、 その 体制 は 脊椎動物 の 基本 的 な 体制 と 共通 する 。 ただし 頭部 が 分化 せ ず 、 骨格 （ 軟骨 を 含め ） が 発達 し ない 点 で 脊椎動物 と は 異なる 。  全て 海産 で 、 底 生 で 不 活発 な 動物 で あり 、 遊泳 は 可能 だ が 長く 泳ぐ こと は ほとんど ない 。 小さな 口 で デトリタス や プランクトン を 食べ て いる と 思わ れる 。 雌雄 異体 で 有性 生殖 を 行い 、 無性 生殖 は し ない 。 幼生 は 一時 的 に プランクトン 生活 を する 。  その 特徴 に 脊椎動物 と の 共通 点 が 多く 、 しかも 無 脊椎動物 で ある こと から 、 脊椎動物 の 進化 を 考える 場合 、 この 類 は 最も それ に 近い もの と 考え られ て き た 。 その ため その 観点 から 多く の 研究 が ある 。 ただし 近年 の 系統 研究 から は むしろ 尾 索 動物 の 方 が 脊椎動物 と は 近 縁 で ある と の 結果 が 出 て いる 。  学名 は Cephalo   が 「 頭 」 で   chordata   が 「 脊索 を 持つ 」 を 意味 し 、 つまり 「 頭 に 脊索 を 持つ 」 という 本 群 の 特徴 を 述べ た もの 。 和名 は その 直訳 で ある 。  この 類 の 総称 として も 使わ れる ナメクジ ウオ は 1876 年 （ 明治 9 年 ） に 遡る 。 文部省 から 初等 教育 用 の 掛図 が 発行 さ れ た 中 に 、 「 ナメクヂウオ 　 蛞蝓 魚 」 として 「 諸 有 脊椎動物 中 最 不全 ナル 者 」 と の 説明 が あっ た と いう 。 ちなみに これ は 日本 で ナメクジ ウオ が 発見 さ れる より 6 年 前 で ある 。 更に 何故 ナメクジ か について は 、 本 群 の 最初 の 種 が 1774 年 に 発見 さ れ た 際 、 " Limax   lanceolatus "   と 、 ナメクジ の 1 種 として 記載 さ れ た こと に よる 。 ちなみに 件 の 掛図 に も 「 昔 ハ 柔軟 類 ノ 蛞蝓 属 トセリ 」 と 説明 が 付い て い た と いう 。  なお 、 ナメクジ ウオ は 日本 産 の 種 で ある " Branchiostoma   japonicum " の 標準 和名 として 長らく 使わ れ て い た が 、 総称 として の この 名 の 使用 が 多く 、 紛らわしい こと から ヒガシナメクジウオ の 名 が 使わ れる よう に なっ て いる 。  基本 的 に は 左右 相称 の 動物 。 身体 は 細長く 、 左右 から 扁平 で 、 前後 が 尖っ た 魚 形 を し て いる 。 表皮 は クチクラ 化 し て おり 、 半 透明 。 外部 に は 目立っ た 感覚 器 や 突出 部 は ない 。 最先端 に は 以下 に ある 光 受容 器 が 眼 点 の 形 で 存在 する 。  背 側 の 過半 と 腹 側 の 出水 口 より 後方 の 縁 は ひれ 状 に やや 隆起 し て ひれ 小 室 と 呼ば れる 構造 が 並び 、 それぞれ 背 ひれ 、 腹 ひれ と 呼ば れる 。 後方 の ひれ 小 室 を 伴わ ない 部分 は 尾ひれ として 区別 さ れる 。  先端 部 の 腹 面 に 口 が ある 。 腹 面 中程 やや 後方 に は 出水 孔 が 開き 、 それ より ずっと 後方 に 肛門 が 開く 。 口 は その 周囲 に 短い 突起 が 並び 、 これ を 外 触手 （ 外 鬚 とも ） と いう 。 これ は 並ん で 口 を 蓋 する よう に 配置 し 、 摂 餌 の 時 に 異物 が 混入 する の を 防ぐ 意味 が ある と 考え られる 。 外 触手 の 基部 は 触手 間 膜 で つながっ て いる 。 口 の 後方 に は 左右 1 対 の 稜 が 走り 、 それら は 後方 に 伸び て その 終点 に 出水 孔 が ある 。  頭部 から 尾 部 にかけて 、 棒状 の 組織 で ある 「 脊索 」 を もつ 。 ナメクジ ウオ （ 頭 索 動物 ） は 生涯 にわたって 「 脊索 」 を もち 続ける 。 脊索 の 背 側 に 神経 索   ( 下図 3 )   を もつ 。 神経 索 の 先端 は 脳 室   ( 下図 1 )   と 呼ば れ 、 若干 ふくらん で いる が 、 脳 として 分化 し て いる と は 見なさ れ ない 。  神経 索 の 先端 に は 色素 斑 や 層 板 細胞 、 ヨーゼフ 細胞 と 呼ば れる 光 受容 器 を もつ ほか 、 神経 索 全体 にわたって ヘッセ の 杯 状 眼 と 呼ば れる 光 受容 器 が ある 。 閉鎖 血管 系 （ 下図 7 ） を もつ が 、 心臓 は もた ず 、 一部 の 血管 が 脈動 する こと で 血液 を 循環 さ せ て いる 。 また 血液 に は 呼吸 色素 が なく 、 無色 で ある 。  消化 管 は 口 に 始まり 、 直線 的 に 肛門 に 続く 。 咽頭 は 大きく て 長く 、 側壁 に は 多数 の 鰓 裂 が あり 、 全体 は 籠 状 と なっ て 鰓 嚢 と 呼ば れる 。 その 部分 の 腹 面 の 正中 線 沿い に は 内 柱 という 構造 が あり 、 背面 正中 線 沿い に は 咽 上 溝 が ある 。 鰓 裂 に は 基底 膜 が 肥厚 し て で 来 た 支持 構造 が 備わっ て いる 。 鰓 嚢 より 後方 に は 肛門 まで 腸 が 続く が 、 その 途中 に 分 枝 が あり 、 肝 盲 嚢 と いう 。 これ は 先端 が 閉じ た 細長い 袋 状 で 、 囲鰓腔 の 中 で 鰓 嚢 の 右側 を 前 に 向け て 伸びる 。  囲鰓腔 は 腹部 の 大 部分 を 占める 。 前 は 口 の 後方 から 咽頭 （ 鰓 嚢 ） を 包む 形 で 後方 に 伸び 、 出水 孔 より 後方 で は 腸 の 右側 に 沿っ て 伸びる 。  体側 に は 筋肉 が 並ぶ が 、 筋肉 はく の 字形 の 体 節 構造 を 取る 。 その 節 数 は種 を 判別 する の に 用い られる 。 排出 系 は 特殊 な 有 管 細胞 で 構成 さ れ 、 脊索 下 孔 から 出 て 囲鰓腔 に 開く 。 生殖 腺 は 腹部 に 体 節 の よう な 形 で 並ぶ 。  体内 に 緑色 蛍光 タンパク質 を 持ち 、 特に 頭部 が 明るく 発光 する 。  なお 、 この 群 の 構造 に は 脊椎動物 の もの に 対応 する ところ が いくつ か あり 、 例えば 鰓 嚢 に ある 内 柱 は 脊椎動物 の 甲状腺 に 当たる もの と 考え られ て いる 。 ただし 、 これ が 内分泌腺 として 機能 し て いる と の 証拠 は まだ ない 。 また 下垂 体 に 当たる と さ れる もの に ハチェック 小 窩 が ある 。  全 世界 の 暖かい 浅海 に 生息 し て いる 。 ただし 1 種 のみ 、 ゲイコツナメクジウオ は 深海 から 発見 さ れ て いる 。 体 全体 を 左右 に くねら せ て 素早く 泳ぐ こと が できる が 、 通常 は 海底 の 砂 の なか に 潜っ て 生活 し て いる 。 ホヤ など と 同様 、 水中 の 食物 を 濾過 する こと で 摂 食 し て いる 。  鰓 裂 は 水中 の 食物 を 濾 （ こ ） しとる 役割 も 果たし て いる 。 まず 内 柱 が 粘液 を 分泌 し 、 これ が 鰓 嚢全面 に 広がる 。 鰓 裂 に は 繊毛 が あり 、 これ によって 口 から 海水 が 流れ込む と 、 そこ に 含ま れる 微小 藻類 など の 微粒子 は 粘膜 に 吸着 さ れる 。 粘液 は それら を 含め て 腸 に 入り 、 それら の 微粒子 が 餌 と なる 。 鰓 嚢 を 出 た 海水 は それ を 囲む 腔所 で ある 囲鰓腔 に 出 て 、 その 後方 腹 面 に 開く 出水 孔 から 外 に 出る 。  雌雄 異体 で あり 、 精子 と 卵 を 体外 に 放出 し 、 体外 受精 を 行う 。 無性 生殖 は 行わ ない 。  初期 発生 は 両生類 の それ に 類似 する 。 中 胚葉 は 最初 に 典型 的 な 腸 体腔 の 形 を 取り 、 原 腸 の 前方 から 数 対 がく びり 出さ れ て 生じる 。 が 、 その 後方 に は 裂体腔 の 形 で 対 を 成し て 作ら れ 、 その後 で それら が つながっ て 前後 に 伸びる 1 対 の 真 体腔 と なる 。  幼生 は 当初 は プランクトン として 成長 し 、 体 表 に 繊毛 が あっ て これ により 摂 食 し ながら 成長 する 。 特に 与え られ た 名前 は ない よう で ある 。 幼生 の 体制 は ほぼ 成体 と 変わら ず 、 形 は より 細長い 。 はっきり 異なる の は 消化 系 、 特に 咽頭 が 未 発達 で ある こと と 、 囲鰓腔 が ない こと で ある 。 幼生 の 口 が まず 体 の 左側 に 開く 。 鰓 裂 も 左側 の 列 が 腹 面 に まず 開き 、 この 時点 で は 咽頭 は 外界 に 裸出 し て いる 。 次に 右側 の 鰓 裂 を 右 の 背面 側 に 生じ 、 それから 咽頭 の 上 、 両側 に 突出 部 が でき て 、 それ が 伸び て 咽頭 を 覆い 、 腹 面 で 出水 孔 を 残し て 癒合 し 、 囲鰓腔 が 完成 する 。 これ に 合わせ て 口 が 下面 に 移り 、 成体 の 形 に なる 。  身体 の 中心 を 貫く 脊索 と 、 その 上 に 走る 神経 管 、 それ に 消化 管 の 咽頭 に 鰓 裂 を 持つ こと など は 脊椎動物 と 共通 する 特徴 で あり 、 しかし 骨格 を 発達 さ せ ず 、 神経 管 が 前端 で 脳 を 作ら ず 、 また それ を 頭蓋 が 覆わ ない 点 で 脊椎動物 と は 異なる 。 かつて は この よう な 脊椎動物 と 共通 の 特徴 を 持ち ながら 無 脊椎 で ある もの を 原 索 動物 として 一つ の 動物 門 に まとめ た 。 しかし 現在 で は これら 全て が 単 系統 を 成す もの と 見なし 、 まとめ て 脊索 動物 として 扱う 。  原 索 動物 に 含ま れ て い た もの として は 他 に ホヤ や オタマボヤ など の 群 が あり 、 これら は 脊索 が 尾 の 部分 に しか 存在 し ない ので 、 これ を 尾 索 動物 と いう 。 これ に 含ま れる 多く の もの は 幼生 の 時期 に のみ それ が 見 られ 、 成体 で は 消失 する 。 本 群 は 脊索 を 終生 に 渡っ て 持ち 、 また それ が 頭部 に まで 達する こと から それ と 独立 の 群 と 認める 。 脊索 動物 は 、 従って 脊椎動物 、 尾 索 動物 、 それ に 本 群 の 3 つ の 亜 門 から 構成 さ れ て いる 。  なお 、 脊索 は 持た ない が 鰓 裂 を 持つ もの に 半 索 動物 門 が あり 、 これ も 脊索 動物 と 系統 的 に 近い と 考え られ て いる 。  脊索 動物 門   -   頭 索 動物 亜 門 に 分類 さ れる 。 頭 索 動物 亜 門 は 1 綱 1 目 1 科 3 属 から なり 、 約 30 種 の 現 生 種 が 確認 さ れ て いる 。 ただし 形態 的 な 分化 に は 乏しく 、 どれ も よく 似 て いる 。 種 の 分類 に は 筋 節 の 数 や 鰭 室 の 数 など が 重視 さ れる が 、 研究 は 十分 と は 言え ない 。  日本 近海 に は ヒガシナメクジウオ （ 旧称   ナメクジ ウオ ）   " Branchiostoma   japonicum "、 カタナメクジウオ   " Epigonichthys   maldivense "、 オナガナメクジウオ   " Epigonichthys   lucayanum "、 ゲイコツナメクジウオ   " Asymmetron   inferum "   の 4 種 が 生息 し て いる 。 この うち で ヒガシナメクジウオ が 最も よく 知ら れ 、 潮間 帯 から 浅海 に 広く 分布 し 、 かつて は 普通 に 見 られ た 。 愛知 県 蒲郡 市 三河 大島 と 広島 県 三原 市 有竜島 が この 種 の 生息 地 として 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 ただし 現在 で は 激減 し て いる 。  上記 の よう に この 類 は 脊椎動物 の 起源 を 考える 上 で 重視 さ れ て き た 。 この 場合 、 問題 に なる の は 脊椎動物 と 、 本 群 と 尾 索 動物 、 それに 半 索 動物 の 関係 で ある 。 この 場合 、 最も 祖先 的 な の は 半 索 動物 で ある と 考え られ 、 そこ から 他 の 群 が どんな 風 に 派生 し た の か を 説明 する 形 に なる 。 ちなみに 現 生 の 半 索 動物 は 2 群 あり 、 ギボシムシ 類 は 細長く 這い 回る 虫 状 、 フサカツギ 類 は 固着 性 で 触手 を 口 の 周り に 広げる 。  古く は ガルスタング は 19 世紀 末 より これ について 論じ 、 フサカツギ 様 の 祖先 を 想定 し 、 そこ から 触手 で は なく 体内 に 鰓 裂 を 発達 さ せ た もの が ホヤ （ 尾 索 動物 ） の 原型 に なり 、 その後 に ホヤ の 幼生 が そのまま 生活 する 幼 形成 熟 の 形 に 進化 し 、 これから 頭 索 動物 が 、 そして そこ から 脊椎動物 が 出現 し た と 説い た 。 これ に対し 、 時 岡 は 1979 年 に むしろ ギボシムシ の よう な もの から 始まり 、 脊索 など を 発達 さ せ た もの から 二 次 的 に 固着 生活 に 入っ た の が ホヤ で あり 、 そのまま 遊泳 する 方向 に 進化 し た の が 頭 索 動物 、 そこ から 脊椎動物 が 生まれ た と 見 た 。 だが 、 いずれ に し て も 脊椎動物 に 最も 近い の は 頭 索 動物 で あろ う と の 判断 は 一致 し て いる 。  ところが 分子 系統 の 情報 が 集まる に 連れ 、 脊索 動物 の 中 で 脊椎動物 と 姉妹 群 を 作る の は むしろ 尾 索 動物 で ある こと が 分かっ て き た 。 逆 に 頭 索 動物 は 、 脊索 動物 の 中 で 最も 基底 で 分岐 し た と 考え られる よう に なっ た の で ある 。 あらためて 考える と 、 頭 索 動物 は 基本 的 に は 左右 相称 の 形 を 持っ て は いる が 、 根本 的 な ところ で 左右 不 対称 性 が 見 られる 。 例えば 発生 で は 口 は まず 左側 に 開き 、 その後 に 正面 下 に 移行 する 。 鰓 裂 の 発達 に も 左右 不 対称 が ある 。 また ナメクジ ウオ 属 で は 生殖 腺 が 左右 に ある の だ が 、 それ 以外 の 属 で は 右側 に しか 発達 せ ず 、 しかも 遺伝子 情報 から は 、 この 類 で は 右側 だけ の 方 が 祖先 的 で ある らしい 。 他方 で 、 脊椎動物 は 細部 に 不 対称 な 例 は ある ものの 、 むしろ 基本 は 完全 に 左右 対称 で ある 。 と すれ ば 、 頭 索 動物 の 直接 の 祖先 に 脊椎動物 の 祖 形 と 共通 する もの を 見いだす の は 難しい 。  カンブリア 紀 の バージェス 動物 群 （ 5 億 1500 万 年 前 ） の ひとつ として 発見 さ れ た ピカイア が ナメクジ ウオ に よく 似 て いる と 言わ れる 。 その ため 、 これ が 脊椎動物 の もっとも 古い 先祖 と 言わ れ た こと も ある 。 しかし 、 それ より やや 前 の 澄江 動物 群 から 発見 さ れ た ハイコウイクチス が 当初 は 頭 索 類 で は ない か と 言わ れ た が 、 頭 に 当たる 構造 が 確認 さ れ た こと で 脊椎動物 と 考え られる に 至っ た 。 したがって 、 それら の 系統 の 分岐 は さらに 遡る と 考え られる 。 また 、 同じく ユンナノゾーン も 当初 は 頭 索 類 と さ れ ながら 、 現在 で は 半 索 動物 と 考え られる に 至っ た 。  実用 的 な 利用 は ほとんど ない 。 中国 の 廈門 で は 漁獲 さ れ 、 食用 と なっ て い た 。  それ 以上 に 生物 学 上 の 研究 対象 として 重要 で あり 、 何より 脊椎動物 の 進化 に 関わっ て 様々 な 研究 が 行わ れ て き た 歴史 が あり 、 それ は 1800 年代 まで さかのぼる 。 例えば 内田 他 ( 1947 ) に は 『 此類 ハ 脊椎動物 ノ 最低 位置 ニ 近 キモノナルヲ 以 テ 、 形態 學 者 ノ 研究 材料 トシテ 古 來最 モ 貴 バル （ ママ ） 』 と ある 。 研究 対象 として は ヨーロッパ で は ニシナメクジウオ   " B .   lanceolatum "   を 、 アメリカ で は   " B .   floridae "   が 使わ れ 、 日本 で は ヒガシナメクジウオ   " B .   japonicum "   を 用い て 多く の 研究 が 成さ れ て き た 。  ただし 、 飼育 繁殖 が 困難 で ある 。 生かし て おく だけ なら 餌 無し で 海水 を 交換 する だけ で 最大 で 1 年 ほど 飼育 する こと は 可能 で ある が 、 結局 は 野外 から 採集 し て き て 一時 的 に 維持 する の が 精一杯 で あり 、 その 点 が その 利用 の 妨げ と なる 。 発生 の 研究 で も 産卵 期 に 野外 から 採集 し て 行う わけ で 、 研究 環境 は 脆弱 で ある 。 それでも 飼育 から 累代 繁殖 の 成功 し た 種 も あり 、 安定 し た 飼育 法 の 開発 は 進ん で いる 。 この 群 に は それ に 代え られる よう な 動物 が い ない だけ に 実験 素材 として は 重要 で あり 、 今後 に モデル 生物 として より 利用 さ れる こと が 期待 さ れる 。キンシコウ （" Rhinopithecus   roxellana "） は 、 哺乳 綱 霊長 目 オナガ ザル 科 シシバナザル 属 に 分類 さ れる 霊長 類 。 別名 ゴールデン モンキー 。 。  中華人民共和国 中西部 （ 甘粛 省 、 湖北 省 、 四川 省 、 陝西 省 ）  模 式 標本 の 産地 （ 模 式 産地 ） は 四川 省 。  体長 66   -   76 センチメートル 。 尾長 56   -   72 センチメートル 。 体重 オス 16 . 4 キログラム 、 メス 9 . 4 キログラム 。 背 や 尾 は 暗 褐色 や 黒褐色 。 腹 面 は 橙 がかっ た 白色 。 顔 の 周囲 や 胸部 、 四肢 は 橙色 。  種 小名 " roxellana " は 、 鼻 が 上向き だっ た と さ れる スレイマン 1 世 の 後宮 ロクセラーナ に 由来 する 。 眼 上部 や 鼻 の 周囲 は 淡 青色 で 、 口吻 は 白い 。  シシバナザル 属 を ドゥクモンキー 属 " Pygathrix " に 含める 説 も あっ た 。 ウンナンシシバナザル （ ビエモンキー ）" Rhinopithecus   bieti " ・ キシュウシシバナザル （ ブレーリッヒモンキー ）" Rhinopithecus   brelichi " を 亜 種 として 種 チュウゴクシシバナザル と し 、 本 種 を 基 亜 種 ゴールデン モンキー と する 説 も あっ た 。  以下 の 分類 は MSW 3 ( Groves , 2005 ) に 従う 。  標高 1 , 200   -   3 , 000 メートル 以上 に ある 落葉 広葉樹 林 ・ 針葉樹 林 ・ 混交 林 など に 生息 する 。 1 頭 の オス と 数 頭 の メス から なる 群れ を 形成 し 、 その 群れ が 集合 し た 100   -   300 頭 に 達する 大 規模 な 群れ を 形成 する こと も ある 。 昼間 は 小規模 な 群れ に 分散 する 。  主 に 植物 の 葉 を 食べる が 、 樹皮 、 果実 、 種子 、 地衣 類 、 昆虫 、 鳥類 や その 卵 など も 食べる 。  中国 名 は 金 絲猴 。  体毛 は コート など に 利用 さ れ 、 肉 や 骨 が 薬用 に なる と 信じ られ て いる 。  農地 開発 による 生息 地 の 破壊 、 密猟 、 観光 による 撹乱 など により 生息 数 は 減少 し て いる 。 1975 年 の ワシントン 条約 発効 時 に は ワシントン 条約 附属 書 II （ 1977 年 から は 霊長 目 単位 で ワシントン 条約 附属 書 II ） 、 1985 年 に シシバナザル 属 単位 で ワシントン 条約 附属 書 I に 掲載 さ れ て いる 。  日本 で は リノピテクス 属 （ シシバナザル 属 ） 単位 で 特定 動物 に 指定 さ れ て いる 。 日本 で は 神戸 市立 王子 動物 園 で 初めて （ 中華人民共和国 外 で も 初めて ） 飼育 下 繁殖 に 成功 し 、 東山 動植物 園 ・ 金沢 動物 園 ・ ズーラシア・ 熊本 市 動植物 園 （ 2018 年 10 月 現在 、 日本 で 唯一 飼育 ） で も 繁殖 成功 例 が ある 。  『 西遊 記 』 に 登場 する 孫悟空 の 容姿 は 目 が 金色 で 体 は 白い 。 と あり 風貌 は 異なる が モデル で ある と 思わ れる こと が ある 。後生 動物   ( こうせい どう ぶつ 、 Metazoa ) は 、 生物 の 分類 群 の 1 つ で 、 真 核 生物 の オピストコンタ に 属する 。 海綿動物 、 中 生 動物 、 節足動物 、 脊索 動物 など を 含む 。 二 界 説 で の 動物 界 から 原生 動物 を 除い た もの 、 五 界 説 で 動物 界 と さ れ た もの に ほぼ 等しい 。  Adl   et   al .   ( 2005 )   など に よれ ば 、 後生 動物 は 、 4 つ の グループ に 分類 さ れる 。  真正 後生 動物 に は 、 節足動物 、 脊索 動物 を 始め 、 主要 な 動物 門 の ほとんど が 属する 。  「 動物 」 という タクサ 名称 を この 位置 に おい た の は Adl   et   al .   ( 2005 )   だが 、 必ずしも 広く 認め られ た もの で は ない 。 後生 動物 の シノニム と する 、 あるいは 、 オピストコンタ と 後生 動物 の 間 に 置く こと も ある 。  後生 動物 全体 の 単 系統 性 は ある程度 信じ られ て いる 。 以前 は 海綿動物 の 1 つない し いくつ か の 系統 は 別 系統 だ と する 説 も あっ た が 、 否定 さ れ つつ ある 。  後生 動物 という 分類 は 、 1874 年 、 エルンスト・ヘッケル が 定め た 。 ヘッケル の 定義 は 系統的 な もの で は なかっ た が 、 範囲 は 現在 の もの と ほぼ 同じ で ある 。  二 界 説 が 中心 で あっ た 時代 に 、 動物 界 に は 多 細胞 動物 と 、 単細胞 で 運動 性 が ある 原生 生物 が 含ま れ て い た 。 この 、 動物 扱い さ れ て い た 単細胞 生物 を 原生 動物 という の に対して 、 多 細胞 の 動物 を まとめ た 呼び名 として 後生 動物 が 使用 さ れ た 。  単細胞 の 動物 から 、 多 細胞 動物 へ の 進化 を 考える 場合 や 、 動物 の 系統 を 論じる とき など に 使わ れる こと が 多かっ た 。 現在 で は 、 原生 動物 門 は 認め られ ず 、 その 意味 で は 後生 動物 という 言葉 を 使う 価値 は ほとんど ない 。 動物 界 を 構成 し て いる の は 多 細胞 動物 だけ で ある 。 ただし 、 海綿動物 は 動物 の 系統 関係 から 見 て 、 進化 の 脇道 に 入っ た もの で あっ て 、 真 の 多 細胞 動物 で は ない と の 見方 が ある 。 その 意味 から 、 海綿動物 を 側 生 動物   ( Parazoa )   と 呼ぶ 場合 が ある 。 また 、 中 生 動物   ( Mesozoa )   という の も ある ので 、 それら を 取りのけ た 多 細胞 動物 が 真 の 後生 動物 だ という 言い かた も ある 。 この 場合 、 多 細胞 動物 の 主 系列 を まとめ た 、 と でも 言っ た 意味合い に なる もの と 思わ れる が 、 それ が 真 の まとまり として 認め られる もの か どう か は 別 の 問題 で ある 。  Adl   et   al .   The   New   Higher   Level   Classification   of   Eukaryotes   with   Emphasis   on   the   Taxonomy   of   Protists .   J .   Eukaryot .   Microbiol .,   52 ( 5 ),   2005   pp .   399 – 451雄 （ オス 、 牡 　 ） は 、 雌 と 対比 さ れる 動物 の 性別 。 主 に 人間 以外 の 動物 で 使わ れ 、 人間 の 男性 に 相当 する 。 動物 の 中 で 、 精子 を 作り出す 個体 を 言う 。 記号 として 、 槍 と 盾 を かたどっ た 「♂」 が 使わ れる （ 男性 器 を 表す という の は 誤り で ある ） 。  雄 の 作る 精子 は 、 雌 の 作る 卵 に 比べ 、 遙 か に 小さい ので 、 それ を 作る エネルギー は 格段 に 少ない 。 その ため 、 雌 が 卵 を 作る 数 に 比べ 、 雄 が 精子 を 作る 数 は 格段 に 多い の が 通例 で ある 。 つまり 、 雄 の 作る 精子 は 、 その 大 部分 が 無駄 に なる 定め で ある 。 反面 、 変異 が おき やすい 。  性 の 本質 は 配偶 子 の 接合 型 で ある ため 、 個体 の 性 （ 雌雄 ） の 区別 は 生殖 巣 によって 判断 する 。 しかし 、 それ 以外 の 部分 で 区別 が つく 場合 も 多い 。 生殖 巣 以外 の 、 生殖 器 の 構造 で 区別 が つく 場合 も あり 、 特に 体内 受精 を 行う もの の 場合 、 雌 に 精子 を 受け 渡す ため の 構造 （ 陰茎 など ） が 発達 し て いれ ば 、 区別 は たやすい 。  生殖 巣 自体 の 違い は 一 次 性徴 と 呼ば れ 、 それ 以外 の 性差 を 示す 形質 を 二 次 性徴 と 呼ぶ 。 生殖 巣 ・ 生殖 器 以外 の 体 の 各部 に はっきり と し た 性差 が 見 られる 場合 も ある 。 たとえば 保育 の ため の 構造 や 、 配偶 行動 に際して 使わ れる 構造 など で ある 。 その よう な 性差 も 二 次 性徴 と 呼ば れる 。 また 、 それ が はっきり 見 られる ため に 、 雌雄 の 区別 が つき やすい もの を 、 特に 性的 二 型 と 呼ぶ 。 配偶 の ため の 構造 （ 例えば 飾り 羽根 や 美しい 色彩 など ） を 、 配偶 行動 を 行う とき に だけ 表す 場合 、 これ を 婚姻 色 など と 言う こと が ある 。 性差 の はっきり し ない もの 、 特に 繁殖 期 以外 で は ほとんど 雌雄 の 区別 の つか ない もの も 多い 。 ただし 、 二 次 性徴 の 語 を 生殖 腺 に 付属 する 器官 や 外部 生殖 器 を 指す の に 用い 、 これら 以外 について は 三 次 性徴 と 呼ぶ こと も ある 。 上記 の 特徴 は （ 特に 脊椎動物 全般 において ） アンドロゲン 、 テストステロン の よう な 性 ホルモン の 分泌 によって 支配 さ れる 。  雌雄 の 形質 の 差 は 、 ( 1 ) 配偶 子 の 大き さ 、 ( 2 ) 妊娠 期間 、 ( 3 ) 抱卵 ・ 授乳 など 総合 的 な " 子育て " に 参加 する 期間 の 長 さ など に 起因 する 。  ( 1 ) 一般 に 、 卵子 は 精子 より も 大きく 、 つくり出す の に 時間 が かかる 。 その ため 雌 は 一 回 の 繁殖 を 終え て から 次 の 繁殖 に 取りかかる よう に なれる まで の 期間 が 長い 。 ( 2 ) また 、 雌 は 妊娠 中 は 次 の 繁殖 に 取りかかる こと が でき ない 。 これ に 比べ て 雄 は 妊娠 し ない ため 、 常に 次 の 繁殖 に 取りかかる こと が できる 。 よって 、 「 現在 生殖 相手 を 探し て いる 雌 」 の 数 は 、 「 現在 生殖 相手 を 探し て いる 雄 」 の 数 より 常に 少なく なる こと に なり 、 実効 性 比 は 雄 に 偏り 、 雄 の 間 に 雌 をめぐって の 戦い が 生じる 。 ( 3 ) また 、 雌 が 主 に 抱卵 ・ 授乳 など " 子育て " を 担う 種 で は 、 その 期間 の 雌 は やはり 「 現在 生殖 相手 を 探し て いる 雌 」 で は なく なる ため 、 実効 性 比 は 雄 に 偏り 、 同様 に 雄 が 雌 をめぐって 戦う という 状況 が 生じる 。 特に 、 胎生 を 採用 し て いる ため に 雌 側 の 繁殖 スピード が 極めて 遅く なる 哺乳類 に いたっ て は その 傾向 が 顕著 で ある 。 そして 雄 による 雌 獲得 争い の 結果 、 多く の 生物 で 、 雄 は その 種 が その 環境 で 生き て いく のに 最低限 必要 な 体格 より も 大きめ の 体格 に なる こと が 多い 。 また 先述 の よう な 二 次 性徴 として 雌 の 気 を ひきつける ため の 角 や 鰭 、 羽毛 や 体毛 、 派手 な 色彩 や 模様 など を もつ こと が 多く 、 それら が 先述 の 婚姻 色 の よう に 繁殖 期 に なっ て から 発現 する もの 、 さらに は 個体 の 成熟 具合 や 経験 値 によって 発現 の 仕方 が 異なる もの も ある （ 例えば 、 オオルリ の 青い 羽 が 生え 揃う まで に 生後 から 3 年 前後 の 年月 を 要し 、 ライオン の たてがみ の 黒 さ や オランウータン の 頬 だ この 大き さ など は 過去 の 勝敗 経験 が 関係 する ） 。 同様 の 理由 で 、 特殊 な 鳴き声 や 羽音 の よう な 音声 を 発し たり 、 儀式 的 な 求愛 行動 を とっ たり する もの も 非常 に 多く なっ て いる 。 （ 逆 に 稀 な 例 で は ある が 、 タマシギ という 鳥 は 雄 のみ が 抱卵 する ので 、 「 現在 生殖 相手 を 探し て いる 雄 」 の 方 が 常に 雌 より も 少なく なる ため 、 雌 の 方 が 攻撃 性 が 強く 、 派手 な 外観 を 持っ て おり 、 求愛 行動 に関して 積極 的 で ある 。 タツノオトシゴ や ヨウジウオ の よう に 、 雄 が 育児 嚢 で 卵 を 育て て 産卵 する 種 で も 、 同様 に 雌 の 方 が 派手 な 外観 を し て いる 。 ）  また 雌雄 の 形質 の 差 は 、 配偶 の 形式 によって 異なる と 考える 人 も いる 。 例えば 、 一夫多妻 制 で 、 一 頭 の 雄 が 多く の 雌 を ふくむ ハーレム を 独占 する よう な 動物 で は 、 雄 が 雌 より 大きく 、 また 派手 な 形質 を 持つ こと が 多い 。 その よう な 動物 で は 、 雌 に あぶれ た 雄 が 多く 出現 し 、 雌 の 群れ を 奪お う と ねらう こと に なり 、 雄 同士 の 戦い を 生じる 。 戦い の ため の 武器 を 装備 する もの も ある が 、 戦う 前 の デモンストレーション の ため の 構造 を 発達 さ せる もの も 多い 。 その 武器 的 な 身体 的 特徴 の 主 な 例 として 、 哺乳類 だ と ゾウ や セイウチ 、 ヒヒ など 多く の 種 で 見 られる 鋭く 大きな 犬歯 、 シカ や ウシ の 仲間 など に 見 られる 角 、 鳥類 だ と ニワトリ の よう な キジ 目 に 見 られる 蹴爪 、 昆虫 で は ヘリ カメムシ 類 の 脚 の 棘 、 カブトムシ を はじめ と する コガネムシ の 仲間 の 角 や 顎 など が ある 。 ただし 、 一見 ハーレム を 形成 し て いる 種 で も 、 第 一 位 の 雄 の 目 の 届か ない ところ で 二 位 以下 の 雄 が 生殖 を 行う こと は 多く 、 現実 的 に は 多 夫 多妻 の 状態 に なっ て いる 。 ↵ いずれ に せよ 、 ハーレム 起因 説 は 、 ハーレム を 形成 し ない 種 において も 雄 の 方 が 体格 が 大きい こと が 多い こと を 証明 でき ない 。 配偶 子 の 大き さ 、 妊娠 期間 、 抱卵 ・ 授乳 など の " 子育て " 期間 等 の 生物 学 的 要因 の 結果 、 雄 同士 に 争い が 生じ 、 その 結果 雄 の 体格 が 大きく なり 、 また その 結果 として ハーレム という 社会 的 形質 を もつ 種 が 出現 する と 考え られる 。  一方 で 一夫一妻 制 の 動物 の 場合 は 、 雄 が 育児 に 参加 する こと も 多く 、 また あぶれる 雄 も 比較的 少ない ため 雄 同士 の 激しい 異性 獲得 競争 も 少なく 、 目立っ た 性的 二 型 が 見 られ ない 傾向 が ある 。 しかし 、 ルリオーストラリアムシクイ の よう に 一夫一妻 制 の 配偶 システム を 持ち ながら も 激しい 性的 二 型 が 存在 する 種 も 多数 おり 、 その 場合 は 婚 外 交尾 （ いわゆる 浮気 ） が 盛ん に 行わ れ 、 その 結果 優秀 な 形質 を 持っ た （ ＝ 雌 に 気に入ら れ た ） 雄 の 子孫 が 優先 的 に 残さ れる ため で ある 。 事実 上 の 一夫多妻 制 ないしは 乱婚 制 を とっ て いる という こと に も なる 。雌 （ メス 、 牝 　 ） は 、 雄 と 対比 さ れる 動物 の 性別 。 主 に 人間 以外 の 動物 を 指す 際 に 使わ れ 、 人間 の 女性 に 相当 する 。 動物 の 中 で 、 子供 や 卵 を 産む 方 を 言う 。 記号 として 、 手鏡 を かたどっ た ギリシャ 文字 「♀」 が 使わ れる 。未 確認 生物 一覧 （ みか くに ん せ いぶ つい ちら ん ） で は 、 未 確認 動物 （ 日本 で は UMA と 呼称 さ れる ） と さ れる 動物 の 一覧 を 記載 する 。 神話 など に 見える 生物 や 精霊 など は 「 伝説 の 生物 一覧 」 を 参照 。横隔膜 （ おう かく まく 、 ） は 、 呼吸 運動 に関する 筋肉 の 1 つ 。  哺乳類 に のみ 存在 する 。  胸腔 と 腹腔 の 境界 に ある 筋 板 で あり 、 胸郭 下 口 の 周り から 起こり 、 血管 、 食道 が 横隔膜 を 貫く ため の 3 孔 （ 大動脈 裂孔 ・ 食道 裂孔 ・ 大 静脈 孔 ） が ある 。 横隔膜 の 上 に は 両側 の 肺 および 縦 隔 が 乗っ て おり 、 右側 の 下 に は 肝臓 が 、 左側 の 下 に は 胃 が 接着 し て いる 。  起 始 部 は 腰椎 部 ・ 胸骨 部 ・ 肋骨 部 の 3 部 から なり 、 ドーム 状 （ 円蓋 状 ） に 胸腔 に 盛 集 する 。  停止 部 は 横隔膜 中央 部 の 腱 膜 （ 腱 中心 ） 。  横隔膜 が 収縮 する と 円蓋 が 下がり 、 胸腔 が 拡張 し 、 胸腔 内圧 が 低下 し 、 肺 が 拡張 する 。 すなわち 呼吸 （ 腹式呼吸 ） が 行わ れる 。  支配 神経 は 頚 神経 から の 横 隔神経 。 横隔膜 は 骨格 筋 かつ 随意筋 で ある が 、 睡眠 中 は 脳幹 から の 信号 により 運動 する 。  また 、 横隔膜 は 腹 直 筋 、 骨盤 底 筋 など の 腹部 骨格 筋 と共に 腹 圧 の 形成 に 寄与 し 、 哺乳類 で 発達 し た 排便 や 出産 で 重要 な 役割 を 演じ て いる 。  横隔膜 の 一部 が 破綻 し 、 腹部 臓器 が 胸腔 内 に 迷入 し て ヘルニア を 形成 する こと が ある 。 特に 食道 裂孔 から 胃 が 滑脱 する 病態 は 頻度 が 高く 、 食道 裂孔 ヘルニア と 呼ば れる 。  子宮 内 膜 症 が 横隔膜 に 起き た 場合 、 月経 期 に なる と 横隔膜 が 穿通 し て 腹腔 と 胸腔 が 交通 し て しまい 、 気胸 を きたす こと が ある 。  横隔膜 の 痙攣 で 起こる 現象 が 吃 逆 （ しゃっくり ） で ある 。  牛 の 横隔膜 は 食材 として 用い られ 、 腹 側 の 肋骨 に 接する 部分 を ハラ ミ （ アウトサイドスカート ） 、 背 側 の 腰椎 に 接する 部分 を サガリ （ ハンギングテンダー ） と いう 。ベルク マン の 法則 （ ベルク マン の ほう そく ） と は ドイツ の 生物 学者 クリスティアン・ベルクマン （ ） が 1847 年 に 発表 し た もの で あり 、 「 恒温動物 において は 、 同じ 種 でも 寒冷 な 地域 に 生息 する もの ほど 体重 が 大きく 、 近 縁 な 種 間 で は 大型 の 種 ほど 寒冷 な 地域 に 生息 する 」 という もの で ある 。 これ は 、 体温 維持 に 関わっ て 体重 と 体 表面積 の 関係 から 生じる もの で ある 。 類似 の もの に アレン の 法則 が あり 、 併せ て ベルク マン ・ アレン の 法則 と 呼ば れる 事 も ある 。  例えば よく 例 に 挙げ られる もの に 、 クマ が ある 。 熱帯 に 分布 する マレー グマ は 体長 140 cm と 最も 小型 で 日本 から アジア の 暖 温帯 に 分布 する ツキノワグマ は 130 - 200 cm 、 温帯 から 寒帯 に 生息 する ヒグマ は 150 - 300 cm 、 北極 近辺 に 住む ホッキョクグマ は 200 - 300 cm に も 達する 。 また 日本 国内 の シカ は 北海道 から 慶 良 間 諸島 まで 分布 する が 北海道 の エゾシカ が 最大 で あり 、 慶 良 間 諸島 の ケラマジカ が 最も 小柄 で ある 。  この 現象 の 理由 は 、 体温 保持 と の 関わり で 説明 さ れる 。 恒温動物 は 、 常に 体温 を 一定 に 保つ ため に 体内 で は 常に 熱 を 生産 し て いる 。 この 熱 は 、 筋 運動 や さまざま な 代謝 によって 生み出さ れる 。 他方 、 体 表面 から は 熱 が 放出 さ れ 、 それ を 促進 する ため に は 発汗 による 気化 熱 が 利用 さ れる 。 したがって 体内 で の 熱 生産 量 は ほぼ 体重 に 比例 し 、 放熱 量 は おおよそ 体 表面積 に 比例 する 。 つまり 放熱 量 は 体長 の 2 乗 に 、 熱 生産 量 は 体長 の 3 乗 に 比例 する 。 これ は 、 体長 が 大きく なる につれて 体重 当たり の 体 表面積 は 小さく なる こと を 意味 する 。 いわゆる 2 乗 3 乗 の 法則 の 例 の 一つ で ある 。  温暖 な 地域 で は 体温 を 維持 する ため に は 放熱 を 十分 に 行う 必要 が ある から 体重 当たり の 体 表面積 は 大きく なけれ ば なら ず 、 小型 で ある ほう が よい 。 逆 に 寒冷 な 地域 で は 放熱 は 簡単 で あり 、 むしろ 体温 を 維持 する ため に は それ を 抑える 必要 が あり 、 その ため に は 大型 で ある こと が 有利 と なる 。  類似 の 法則 に アレン の 法則 が ある 。 1877 年 に ジョエル・アサフ・アレン （ Joel   Asaph   Allen ） が 発表 し た もの で 、 「 恒温動物 において 、 同じ 種 の 個体 、 あるいは 近 縁 の もの で は 、 寒冷 な 地域 に 生息 する もの ほど 、 耳 、 吻 、 首 、 足 、 尾 など の 突出 部 が 短く なる 」 という もの で ある 。 これ も 体温 維持 に関する もの で 、 この よう な 体 の 突出 部 は 体 表面積 を 大きく し て 放熱 量 を 増やす 効果 が ある 。 温暖 な 地域 で は 、 その よう な 部分 の 拡大 は 放熱 量 を 増やす こと で 体温 維持 を 容易 に する こと に なる 。 逆 に 寒冷 な 地域 で は その 部分 から 体温 を 奪わ れる という 点 と共に その よう な 部分 の 体温 を 維持 する の が 困難 な ため 、 凍傷 に なり やすい という 問題 点 が ある 。  例えば キツネ 類 で は アフリカ から 中東 の 砂漠 地帯 に は 非常 に 耳 の 大きな フェ ネック が 生息 し 、 極地 に 生息 する ホッキョクギツネ で は 耳 が 丸く て 小さい こと など その 例 に 当たる 。 あるいは 、 （ ヒト を 除け ば ） 最も 寒冷 な 地域 に 生息 する サル で ある ニホンザル が 近 縁 の もの と 比べ て も 極端 に 短い 尾 を 持つ こと も その 例 に 挙げ られる 。  ベルク マン の 法則 と アレン の 法則 は ほぼ 同じ 理由 による 現象 を 述べ た もの で あり 、 実際 に は この 両方 が 同時に 出現 する こと が 珍しく ない 。 例えば ホッキョクグマ は ヒグマ に は やや 劣る もの の 巨大 な 体格 を 持ち 、 同時に 耳 は 小さい 。 また フェネックギツネ は 小柄 で あっ て 、 同時に 耳 が 大きい 。  ただし 耳 や 尾 、 足 といった 構造 は 生活 に 直結 する もの で ある し 体 の 大き さ も 体温 保持 だけ が 決定 要因 で は ない 。 ホッキョクグマ の 小さな 耳 は 海中 に 入る こと が 多い こと から 、 水中 生活 へ の 適応 と 見る べき かも しれ ない 。 フェネックギツネ の 大きな 耳 は 地中 の 小 動物 を 捕捉 する ため に 有効 で ある から 、 その ため に 発達 し た もの で ある と の 考え は 有り得る 。 もっとも これ に は 放熱 の ため に 発達 し た 器官 を 利用 する 習性 が 産まれ た という 、 いわば 前 適応 の 例 と 考える こと も できる し 両者 が 関わっ て 発達 し た と 見る こと も できる 。 具体 的 証拠 なし に 考え を 進める と 、 進化 の 議論 は どう に でも なる という 一 例 で ある 。  なお 変温動物 において は 体温 維持 の 必要 が ない が 、 やはり 暖地 と 寒冷 地 と で 動物 の 体格 に 差 が ある 例 が ある 。 日本 で も コオロギ や ヒキガエル など 多く の 変温動物 に 寒冷 地 に 行く ほど 小型 の もの が 生息 する 傾向 が 見 られる 。 ヘビ や トカゲ で は 、 ニシキヘビ や オオトカゲ の よう な 大型 種 は 低 緯度 地方 に しか 生息 し ない 。 この よう な 現象 を 、 逆 ベルク マン の 法則 という こと が ある 。 コオロギ で は 寒冷 地 で は 活動 できる 時間 が 短い ので 、 成虫 に なる まで に 摂取 できる 食料 が 少ない ため と 言わ れる 。 さらに 小型 の スズムシ 類 で は 本州 南部 で は 年 3 回 発生 、 北部 で は 年 2 回 発生 する 種 が あり 、 この 場合 、 本州 南部 から 北 に 向かう につれて 小型 の 個体 が 生息 する が 年 2 回 に なる 境界 線 を 越える と 一旦 大きな 個体 が 現れ 、 そこ から 北 へ ふたたび 次第に 小型 に なっ て ゆく 現象 が ある 。 ヘビ や トカゲ 、 カエル 等 の 多年生 生物 で は 低温 時 で は 体温 を 日光浴 など で 上昇 さ せ なく て は なら ず 体 が 大きい と 上がる の に 時間 が 掛かり 、 充分 な 活動 が でき ない から で は ない か と 言わ れ て いる 。 例えば 、 ユーラシア 北方 に 広く 分布 する コモチカナヘビ で は 成体 の 方 が 同所 的 に 生息 する 幼体 より も 春秋 共 に 活動 期間 が 短い （ 冬眠 期間 が 長い ） 。 これ は 1 日 の 活動 可能 気温 の 時間 が 短く なる につれ 、 体温 上昇 に 時間 の かかる 成体 の 方 が 実質 活動 期間 が 短く なる ため （ 活動 可能 な 体温 に なる まで に 気温 が 低下 し て しまう から ） で は ない か という 説 が ある 。ネコ を 主題 と する 作品 一覧 は 、 ネコ が 主題 で ある か 、 主人公 または 重要 な キャラクター として （ 架空 または 実在 の ） ネコ が 登場 する 作品 の 一覧 で ある 。  この 一覧 の 他 に 、 『 ねこ とも 』 『 ねこ ぱんち 』 等 の 、 猫 漫画 専門 雑誌 に 掲載 / 連載 さ れ て いる 、 一連 の 作品 群 が ある 。ウルフコンドル   （ 学名 ：" Vultur   gryphus "） は 、 タカ 目 コンドル 科 に 分類 さ れる 鳥類 。 南 アメリカ大陸 アンデス山脈 に 生息 する 。  南米 コンドル   、 アンデス コンドル と も 呼ば れる 。  おなじ コンドル 科 の 大形 種 として アメリカ合衆国 の 西海岸 に 生息 する カリフォルニア コンドル   (" Gymnogyps   californianus ") が ある 。 両 種 と も 生き た 獲物 を 狩る の で は なく 、 主 に 大型 動物 の 死体 を 漁っ て 食物 と し て いる 。  これら の 大型 の 2 種 と 何 種 か の 中型 種 を 含む 新大陸 における コンドル 科 の 鳥 は コウノトリ に 近い 系統 群 （ タクソン ） で ある と 思わ れ て い た が 、 現在 で は 否定 さ れ て いる 。 ちなみに 、 コンドル と よく 似 た 外見 を 持つ ハゲワシ 類 は タカ 科 で あり 、 鷹 、 鷲 、 トビ 、 ハヤブサ など といった 通常 の 猛禽 類 と 同様 の 、 旧 大陸 における 同じ よう に 死体 食 の 生態 の 大型 猛禽 類 で ある 。  コンドル の 大き さ は 、 クチバシ から 尾 の 先 まで が およそ 1 . 2 m 、 両翼 の 端 から 端 の 長 さ が およそ 3 m で 、 10 kg 以上 に なる 。 翼 長 で は もっと 大きい 鳥 も ある が 、 翼 の 幅 （ 前 の 縁 から 後ろ の 縁 まで の 長 さ ） が 極端 に 大きく 、 翼 の 面積 が たいへん 広く なっ て いる 。 これ は 上昇 気流 に 乗っ て 空 高く 舞い上がる の に 適し て いる 。  成鳥 の 羽 は 黒く 、 首 の 付け根 に ある 帯状 の 白い 羽毛 と 、 特に 雄鳥 の 羽 の 白い 班 または 帯 だけ が 例外 で ある （ この 白い 班 または 帯 は 、 成熟 し て から 初めて の 換羽 を 終える まで 現れ ない 。 ） 。  真ん中 の 指 が 大きく 発達 し て おり 、 後ろ指 は わずか に 現れ て いる 程度 で ある 。 爪 は まっすぐ で あまり 鋭く ない 。 すなわち 、 足 は コウノトリ の よう に 歩く 事 に 適し て い て 、 真 の タカ 目 の 猛禽 で ある 鷹 や 鷲 など の よう に 攻撃 に 用い たり 餌 を がっちり 捕獲 する の に は 適し て い ない 。 他 の 猛禽 類 の 例 と は 異なり 、 雌 は 雄 より も 小さい 。  衛生 を 保つ 適応 として 、 頭 と 首 に は 羽毛 が 生え て い ない 。 これ は 大型 動物 の 死体 に 頭 を 突っ込ん で 餌 を とる 際 に 、 自己 消化 や 腐敗 で 発生 する 浸出液 や 血液 など が 羽毛 に 染み込ん で 不衛生 に なる の を 避ける ため で ある 。 羽毛 が なけれ ば 皮膚 に 付着 し た 液 の 乾燥 が 容易 で あり 、 さらに は 高地 の 強い 紫外線 に 当てる 事 で 殺菌 を 行なう こと も 可能 で ある と 考え られ て いる 。 さらに 禿げ て いる 部分 に 血管 が 密集 し て いる こと から 体温 の 調節 の ため と する 説 、 または 、 羽毛 が 無い こと で 見方 によって は かなり 目立つ 存在 と なり 、 その こと が 特別 な 意味 を 持つ と する 説 が ある 。  頭 の 上 は 平たく 、 雄 の 場合 イボ 状 か クシ 状 に なっ て おり 、 首 の 肉 が たるん で 肉 垂 に なっ て いる の と 対照 的 で ある 。 顔 と 首 の 部分 の 皮膚 は 感情 の 起伏 に 応じ て 血 流 が 変化 し 、 よく 赤く なる 。 これ は 個体 間 の コミュニケーション に 役立っ て いる 。  足 や 首 の 肉 垂 など の 比較 解剖 学 的 特長 によって 、 古く から コンドル の 仲間 は 真 の 猛禽 類 で ある タカ 目 な の で は なく 、 コウノトリ に 近 縁 な の で は ない か という 指摘 が なさ れ て き た が 、 全体 的 に は あまりに も 猛禽 類 的 な 形態 を し て いる ため 、 定説 の 地位 は 獲得 でき なかっ た 。 20 世紀 末 に なっ て 遺伝子 解析 によって やはり コウノトリ に 近 縁 な タクソン で ある こと が 確認 さ れ 、 古い 比較 解剖 学 的 研究 で コウノトリ と の 縁 の 近 さ を 指摘 し た 研究 が あっ た こと が 再 評価 さ れる よう に なっ た の で ある 。 しかし 2000 年代 後半 から の 分子 系統 で は 、 コウノトリ 科 と コンドル 科 の 類縁 関係 は 完全 に 否定 さ れ 、 コンドル 科 は タカ 目   Accipitriformes   の 1 科 と さ れ た 。  コンドル は 5 - 6 歳 に なる まで 性的 な 成熟 が 見 られ ず 、 繁殖 行動 が ない 。 50 年 以上 生き 、 一 生涯 連れ添う 。 南米 コンドル は 巣 作り と 繁殖 を 3 , 000 m ないし 5 , 000 m の 標高 の 場所 で 行なう 。 人間 など が 近寄れ ない 絶壁 の 岩 陰 で 、 巣 に は 卵 の 回り に 何 本 か の 棒切れ を 置く 。 卵 は 1 - 2 個 で 、 青白く 、 280 g 位 の 重 さ と 75 - 100 mm 位 の 長 さ を 持ち 、 2 年 毎 に 2 月 から 3 月 の 間 に 生まれる 。 両親 が 守る 中 、 54 - 58 日 で 孵化 する 。 ひな鳥 または 卵 が 失わ れる と 、 新た な 卵 を 産む 。 研究 者 が 人工 飼育 を する とき に は 、 この 習性 を 使っ て 2 倍 の 成果 を 得る 事 が 出来る 。 すなわち 、 最初 に 生まれ た 卵 を 後ろ に 隠し て 2 つめ の 卵 を 産ま せる の で ある 。  幼鳥 は 親 と 同じ くらい の 大き さ に なる まで 白っぽい 産毛 に 覆わ れ て いる 。 幼い 幼鳥 に は 半ば 消化 し た 餌 が 与え られ 、 この 性質 も タカ 目 より コウノトリ 類 に 縁 の 近い 鳥 で ある こと を 示し て いる 。 この ため 、 コンドル 類 の 幼鳥 を 人工 保育 する とき に は 、 マウス の 子供 を 消化 酵素 など と共に ミキサー にかけて つくる 、 特別 に 調整 し た 餌 を 与え なけれ ば なら ない 。 タカ 目 の 幼い 幼鳥 を 人工 保育 する とき は 、 動物 の 新鮮 な 肉 や 、 レバー の よう な 内臓 を 与えれ ば 済む の と 対照 的 で ある 。 6 ヶ月 ほど で 飛べる よう に なる が 、 2 歳 に なる まで 自分 が 生まれ た 巣 で 暮らし 、 親 と共に 餌 探し を 行なう 。 その後 、 自分 の 親 が 育てる 新しい ヒナ に 巣 を 譲り あける 事 に なる 。  コンドル の 大きな 集団 の 中 に は 、 よく 整っ た 社会 構造 が 見 られる 。 ボディー ランゲージ による 「 つつき あい 順 」 を 決める やり方 で ある とか 、 競技 を 催す 習性 で ある とか 、 鳴 声 による 交信 は 発達 し て い ない ものの 、 多岐 にわたる コミュニケーション 能力 が 複雑 な 社会 構造 を 持っ て いる こと を 物語っ て いる 。  コンドル が 羽 を 広げ 、 雄大 な 円 を 描く よう に 飛ぶ 様 は 、 まさに 優雅 そのもの で ある 。 コンドル の 胸骨 は その 大きな 羽 の 筋肉 を 支える に は 不十分 な 大き さ で ある こと を 見る と 、 生理学 的 に 羽ばたき 飛行 で は なく 、 高空 で の 滑空 飛行 に 適応 し て いる こと が わかる 。 コンドル も 含め 、 鳥 は 地面 から 飛び立つ 時 に 羽ばたか なけれ ば なら ない が 、 こうした 滑空 飛行 に 長け た 鳥類 は 、 適度 な 高 さ に 達し て しまえ ば 上昇 気流 や 風 に 乗る だけ で 十分 に なる 。 チャールズ ・ ダーウィン は 、 半時 ほど 観察 を し て いる 間 に 1 度 しか 羽ばたか なかっ た と 報告 し て いる 。 彼ら が 高所 に 巣 作り を する の は 、 あまり 羽ばたか なく て も 楽 に 飛び たてる 適応 の 意味 も ある の で ある 。  野生 の コンドル は 巣 や ねぐら の 周囲 に 広い 行動 圏 を 持ち 、 死 肉 を 探し て 日 に 250 km も 移動 する 事 が しばしば ある 。 彼ら は 鹿 や 牛 など の 大きな 死体 を 好む 。 これら の 大型 獣 の 皮膚 は 強靭 で 、 喰い 破る の が たいへん な ので 、 小型 の 肉食 、 或いは 死 肉食 の 動物 が 利用 する の は 困難 と なり 、 また 高空 から 餌 を 探す こと によって いち早く 死体 を 発見 できる こと と も 相まって 、 コンドル が 独占 できる 食物 と なる の で ある 。 野生 において は 常時 食物 が 得 られる と は 限ら ず 、 しばしば 何 も 食べ ず に 数 日 過ごす 事 も ある 。 一方 、 食べる 時 に は 2 - 3 kg 位 を ガツガツ と 詰め込み 、 まれ に 体重 が 重く なり すぎ 飛び立て なく なる 事 も ある 。 こうした 点 は タカ 目 で ある 旧 大陸 の ハゲワシ 類 と よく 似 て いる 。  コンドル は 、 ボリビア 、 チリ 、 コロンビア および エクアドル の 国鳥 で あり 、 南米 の 神話 や フォルクローレ の 中 で 重要 な 役割 を はたし て いる （ これ は アメリカ合衆国 に 於け る ハクトウワシ と 同じ 位置づけ で ある ） 。 また 、 インカ 帝国 最後 の 皇帝 トゥパク・アマル が 死後 、 コンドル に 生まれ変わっ た という 伝説 も 残っ て いる 。 また ナスカ の 地上 絵 の 一つ に コンドル が ある 。  人類 の 活動 は コンドル の 生息 数 に 致命 的 な 危機 を 与え て しまっ て いる 。 出生 率 の 低 さ 、 繁殖 年齢 の 高 さ 、 一生 を 1 つがい で 過ごす 習性 は 、 すべて 生息 数 を 減らし て しまう 要因 に なっ て いる 。 特に 北米 の カリフォルニア コンドル は 絶滅 が 危惧さ れ て いる 。 1986 年 に は わずか 17 羽 が 確認 さ れ た だけ で あっ た 。 （ 2002 年 に は 約 200 羽 の 生息 が 確認 さ れ て いる 。 ） コンドル の 生息 数 を 致命 的 に 減らし て しまっ た の は 、 狩り による 毒害 （ 鉛 の 弾丸 が 打ち込ま れ た 獣 の 肉 を 食べる こと による 中毒 ） 、 DDT など の 有機 塩素 系 殺虫 剤 による 環境 汚染 と 、 これ の 食物 連鎖 による 生物 濃縮 、 生息 地 の 破壊 で ある 。  1980 年代 初頭 に 、 捕獲 し た カリフォルニア コンドル による 人工 繁殖 により 種 を 守ろ う という 計画 が 始まっ た 。 1991 年 と 1992 年 に は カリフォルニア 州 で 、 1996 年 に は アリゾナ 州 と ユタ 州 の 州 境 付近 で 、 カリフォルニア コンドル が 放た れ た 。 しかし 、 電線 と の 接触 など で 予期 せ ず 死亡 し た 個体 も いくつ か あっ た 。 2003 年 に なっ て ようやく 、 1981 年 の 計画 開始 以来 はじめて の 野生 で 飛ぶ 事 が 出来る 鳥 が 誕生 し た 。  コンドル と ジョン ・ ミューア と ハーフドーム （ ヨセミテ 国立 公園 ） が 描か れ た 25 セント 硬貨 が 、 カリフォルニア 州 で 2005 年 1 月 に 発行 さ れ た 。背びれ （ せびれ 、 背鰭 ） は 魚 、 クジラ 、 イルカ など の 水生 動物 の 背 側 に 付い て いる ひれ で ある 。  背びれ の 主 な 機能 は 、 回転 を 防止 し て 水中 で の 運動 を 安定 さ せる こと と 、 急激 な 方向 転換 の 際 の 手助け を する こと で ある 。 中 に は 敵 から 自分 の 身 を 守る ため に 、 鋭利 な とげ 状 の 背びれ や 、 毒 を 持っ た 背びれ を 発達 さ せ た 種類 も いる 。 多く の ナマズ は 背びれ を 伸ばし て 、 捕食 者 の 気 を そぐ の に 用いる 。   背びれ の 形 や 大き さ は さまざま で ある 。  一般 の 魚類 の 背びれ は 、 鰭 条 に 支え られ た 膜 状 の 構造 で ある 。 その 基部 は 、 神経 間 棘 によって 支え られ て いる 。 多く の 魚 の 背びれ は 1 枚 ないし 2 枚 で ある 。 サケ マス 類 や ナマズ 類 、 カラシン 類 に は 通常 の 背びれ の 後方 、 尾 側 に 鰭 条 を もた ない ひれ が あり 、 この ひれ を 脂 びれ （ あぶら びれ ） と 呼ぶ 。  脂 びれ が なく 背びれ が 1 枚 だけ の 種類 や 、 2 つ の 背びれ を 持つ 種類 、 尾びれ と 繋がっ た 長い 背びれ を 持つ 種類 や 、 背びれ を 持た ない 種類 など 分類 群 によって いろいろ ある 。  速く 泳ぐ 魚 の 場合 、 全身 や 尾びれ が よく 使わ れ 、 背びれ は 方向 制御 や 姿勢 の 安定 等 の 働き を 担う が 、 ゆっくり と 泳ぐ 魚 の 場合 、 背びれ を 動かす こと で 推進 力 を ある程度 得る 場合 も ある 。 特に 、 フグ 、 カワハギ 、 タツノオトシゴ など は 、 背びれ と 胸 びれ を 波打た せる よう に 使い 、 これ によって 推進 力 を 得 て いる 。  この ほか 、 配偶 行動 として 体 を 広げ 、 色 や 模様 を 示す 行動 を 取る もの で は 、 背びれ は 重要 な 役割 を 担っ て いる こと が 多い 。 その よう な 魚類 で は 、 雄 の 背びれ が 大きく 発達 し 、 特有 の 模様 を 持っ て いる こと が 多い 。  この ほか 、 極めて 特殊 な もの として は 、 アンコウ 類 の 背びれ が 捕食 の ため の お とり と なっ て いる 例 が ある 。  雄 の シャチ は 体長 （ 8 - 9 m ） に対して 非常 に 長い 1 . 8 m も の 背びれ を 有する 。 飼育 下 に ある 多く の シャチ （ 30 - 100 %） の 背びれ は 損傷 し て しまう こと が 知ら れ て いる が 、 これ は おそらく 運動 不足 によって 筋肉 が 衰える から だろ う と 考え られ て いる （ 野生 の シャチ の 場合 は わずか 1 % に 背びれ の 損傷 が 見 られる に すぎ ない ） 。  他 の 多く の クジラ や イルカ の 背びれ は 比較的 小さい 。 例えば ホッキョククジラ に は 背びれ が ない が 、 これ は 北極 海 という 氷 の 海 を 泳ぐ の に 適応 し た ため だろ う と 考え られ て いる 。  クジラ や イルカ の 背びれ に は 個体 によって 異なる 模様 や 傷 が ある 。 野生 動物 観察 学者 は それ を 用い て 個体 識別 を 行う 。孵化 （ ふか ） と は 、 動物 の 卵 が 孵る こと 。 具体 的 に は 、 卵 から 新しい 個体 が 脱出 し て くる こと で ある 。 英語 かな書き で ハッチング ( Hatching ) と も いう 。  動物 の 卵 は 単細胞 で ある が 、 その 表面 に 受精 膜 を 生じ 、 あるいは それ 以外 の 膜 や 、 場合 によって は ある程度 硬化 し た 殻 を 持ち 、 それ によって 内部 が 守ら れる 。 受精卵 が 発生 する こと で 生じ た 胚 は 何らかの 膜 や 殻 の 中 に あっ て 発生 を 進め 、 ある 段階 まで は その 殻 や 膜 の 中 に 閉じこめ られ て 、 その 中 で しか 動け ない 形 で いる 。 孵化 という 現象 は 、 その 殻 や 膜 を 破っ て 外 に 出る 事 によって 自分 で 移動 する よう に なる 過程 で ある 。  他方 で 、 孵化 まで は 、 母親 から 卵黄 という 形 で 供給 さ れ た 栄養 に 頼っ て 生活 する が 、 孵化 後 は 自分 の 口 から 栄養 を 手 に 入れ て 生活 する こと に なる 。 つまり 、 新しい 個体 が 独り立ち を する 段階 と みる こと も できる 。 用語 として は 、 孵化 によって 胚 が 幼生 に 変わる 。 ただし 、 孵化 後 も しばらく は 卵黄 を 抱え て いる もの も ある 。 もっとも 、 ウニ の よう に 孵化 時 に は 口 や 消化 管 が 発達 し て い ない 例 も ある 。 したがって 先 の 説明 は 孵化 の 定義 で ありえる が 、 この 説明 は そう で は ない 。  卵 は 、 卵 細胞 そのもの に 由来 する 場合 も あれ ば 、 卵 細胞 が その 外側 に 様々 な 物質 や 殻 を まとっ て いる 場合 も ある 。 ウニ など で は 卵 は 卵 細胞 そのもの に 近く 、 胚 は 受精 膜 に 包ま れ て 発生 する ので 、 孵化 は それ を 破っ て 出 て くる こと を さす 。 昆虫 や 鳥類 で は 卵 細胞 は 殻 に 包ま れ て 卵 を 形成 し て いる ので 、 殻 を 破っ て 出 て くる の が 孵化 で ある 。 卵 細胞 が 発生 を 進め て 生じ た 個体 が 卵 の 中 に ある 間 は その 個体 を 胚 と 呼び 、 卵 から 出 て くれ ば 、 それ を 幼生 と 呼ぶ 。 爬虫類 や 鳥類 の よう に 、 丈夫 な 殻 を 持つ 動物 で は 、 孵化 時 の 幼生 に のみ 、 殻 を 破る ため の 特殊 な 歯 を 発達 さ せる もの が あり 、 これ を 卵 歯 （ らん し ） と いう 。  なお 、 刺 胞動物 で は 受精 膜 は 形成 さ れ ず 、 胚 は 次第に 泳ぎ 始め 、 その間 に 孵化 という 段階 は ない 。 また 、 胎生 の 動物 で は 、 胚 が 受精 膜 から 出 て き た 段階 で 孵化 と 呼ぶ が 、 この まま で は 成長 でき ず 、 子宮 壁 に 着 床 する 必要 が ある 。 卵 胎生 の 場合 、 孵化 は 出産 と 同時 で ある が 、 普通 は 区別 さ れ ない 。フィラリア   ( filaria )   は 、 線形 動物 門 双 腺 綱 旋尾線 虫 亜 綱 旋尾線 虫 目 糸状 虫 上 科 に 属する 動物 の 総称 で 、 寄生虫 の 1 種 。 フィラリア の 寄生 による 疾患 を フィラリア 症   ( filariasis )   と 呼ぶ 。  今日 の 日本 で は イヌ の 心臓 の 右 心房 と 肺 動脈 に 寄生 する 犬 糸状 虫   " Dirofilaria   immitis "   ( Leidy ,   1856 )   が よく 知ら れ 、 これ こそ が フィラリア の よう に 見 られ て いる が 、 他 に も 人体 寄生 性 で 感染 後遺症 として 象 皮 症 を 引き起こす バンク ロフト 糸状 虫   " Wuchereria   bancrofti "   ( Cobbold ,   1877 )   など 、 多く の 脊椎動物 に 固有 の 寄生虫 が 多数 知ら れ て いる 。  その 名 の 通り 線 虫 類 の 典型 的 な 形 で ある 細長い 糸状 の 姿 を し て おり 、 成虫 の 寄生 箇所 は種 によって リンパ 系 （ リンパ 管 と リンパ 節 ） 、 血管 系 、 皮下 組織 、 眼窩 、 など 様々 で ある 。 卵 胎生 で 、 成熟 し た 雌 の 子宮 内 に は ミクロフィラリア   ( microfilaria )   又は 被 鞘 幼虫 と 呼ば れる 幼虫 が 薄い 卵 膜 に くるまれ た 状態 で 充満 し 、 これ が 産出 後 活発 に 運動 し て 血管 に 移動 し 、 さらに 毎日 種 固有 の 一定 の 時刻 に 末梢 血管 に 移動 し て カ 、 ブユ といった 吸血 昆虫 に 摂取 さ れる 。 ミクロフィラリア は 吸血 昆虫 の 体内 で 胸 筋 に 移動 し 、 脱皮 を 繰り返し て 感染 幼虫 に 発育 し 、 口吻 で 待機 する 。 再度 の 吸血 時 に 感染 幼虫 は 口吻 の 外 に 出 、 口吻 によって 作ら れ た 皮膚 の 刺 入 孔 から 体内 に 侵入 する こと で 感染 する 。  バンク ロフト 糸状 虫   " Wuchereria   bancrofti "   ( Cobbold ,   1877 )   は 、 ヒト のみ に 寄生 する 少 宿主 性 の フィラリア で あり 、 寄生 箇所 は リンパ 管 、 リンパ 節 といった リンパ 系 で ある 。 雌 は 体長 65 〜 100 mm 、 体 幅 0 . 3 mm 。 雄 は 体長 40 mm 前後 、 体 幅 0 . 1 mm 。  雌 の 子宮 内 の 卵 から 、 鞘 を かぶっ た ミクロフィラリア が 孵化 する 。 ミクロフィラリア は 体長 244 〜 296 μ m 、 体 幅 8 - 10 μ m 。 最初 リンパ 管 に 現れ 、 リンパ液 の 流れ に 乗っ て 血管 に 移動 する 。 かつて 日本 に も 見 られ た 東アジア の 個体 群 の ミクロフィラリア は 昼間 は 肺 の 毛細血管 に 潜ん で いる が 、 夜 10 時 頃 に なる と 末梢 血管 に 現れる 。 末梢 血 中 で もっとも 多く なる の は 午前 0 時 から 4 時の間 で 、 夜 が 明ける と 肺 に 戻る こと を 繰り返す 。 ただし 、 南太平洋 諸島 から は 昼間 に 末梢 血 中 に 出現 する 個体 群 も 知ら れ て いる し 、 個体 群 によって は こうした 周期 性 を 示さ ない もの ある 。  末梢 血 中 に 出現 し た ミクロフィラリア が 中間 宿主 で ある イエカ 属 や ハマダラカ 属 など の 蚊 の 吸血 により 摂取 さ れる と 、 中 腸 内 で 鞘 を 脱ぎ 、 第 1 期 幼虫 と なっ て 胸 筋 に 移行 する 。 第 1 期 幼虫 は ここ で 2 回 脱皮 し て 感染 幼虫 で ある 第 3 期 幼虫 に まで 発育 する 。 感染 幼虫 は 胸 筋 から 血 体腔 を 経 て 口吻 の 根元 に 集まり 、 蚊 の 吸血 時 に 口吻 から 脱出 し て 蚊 の 刺し 口 から 人体 に 進入 する 。 感染 幼虫 が ヒト に 感染 する と 3 ヶ月 から 1 年 後 に 成熟 し 、 ミクロフィラリア を 産出 する よう に なる 。 成虫 は 4 〜 5 年間 生存 する と 推測 さ れ て いる 。  感染 者 は しばらく は 無 症状 で ある が 、 感染 後 平均 約 9 ヶ月 ほど で リンパ 管 炎 、 リンパ 節 炎 が 引き起こさ れ 、 数 週 、 数 ヶ月 ごと に 熱発 作 が 繰り返さ れる よう に なる 。 この 発作 は 成虫 や ミクロフィラリア の 代謝 産物 や 、 蚊 に 移行 する こと が でき ず に 死滅 し た ミクロフィラリア の 死体 が 免疫 応答 を 引き起こす ため と 推定 さ れ て おり 、 九州 で は かつて これ を 「 クサフルイ 」 と 呼ん だ 。  成虫 が 寄生 する 箇所 が リンパ 管 の ため 、 宿主 の リンパ 管 は 次第に 閉塞 する 。 これ は 最終 的 に リンパ 管 の 破壊 に まで 至り 、 体内 の フィラリア が 死滅 し た 後 でも 後遺症 として 残る こと に なる 。 リンパ 管 が 破壊 さ れる と 末梢 組織 の 組織 液 が リンパ 管 を 経 て 血管 系 に 回収 さ れる 循環 が 阻害 さ れる よう に なっ て 陰 嚢水腫 やむ くみ を 来たし 、 この 慢性 刺激 で 象 皮 症 を 引き起こす こと に なる 。  アフリカ 大陸 、 アラビア 半島 南部 、 インド 亜 大陸 、 東南アジア や 東アジア の 沿岸 域 、 オセアニア 、 中南米 と 世界 の 熱帯 、 亜熱帯 を 中心 に 広く 分布 し 、 日本 で も かつて は 九州 全域 や 南西諸島 を 中心 に 、 北 は 青森 県 まで 広く 患者 が 見 られ た 。 西郷 隆盛 が 罹患 し て い た こと が 知ら れ て いる 。  マレー 糸状 虫   " Brugia   malayi "   ( Brug ,   1927 )   は 、 ヒト に 寄生 する フィラリア で あり 、 バンク ロフト 糸 条 虫 と 同様 に リンパ 系 寄生 性 で ある 。 その ため 、 同様 に 感染 後遺症 として の 象 皮 症 の 原因 と なる が 、 バンク ロフト 糸 条 虫 の 場合 と 異なり ひざ から 先 の 脚 部 や 腕 の ひじ から 先 の 部位 に 限ら れる 。 中間 宿主 は ヌマカ 属 の 蚊 で ある 。  熱帯 アジア の 東南アジア 、 インド 、 バングラデシュ 、 スリランカ に 分布 する 。  日本 で も 、 かつて は 伊豆諸島 の 八丈小島 に 特異 的 に 存在 し て いる こと が 知ら れ て い た （ 八丈小島 の マレー 糸状 虫 症 参照 ） 。 しかし 、 1969 年 （ 昭和 44 年 ） に 八丈小島 住民 の 集団 離村 が 行わ れ て 無人島 に なっ た ため 、 現在 で は 存在 し ない もの と 思わ れる 。  オンコセルカ （ 回旋 糸状 虫 ）   " Onchocerca   volvulus "   ( Leuckart ,   1893 )   に 寄生 さ れる と 成人 に なる につれ 失明 し て いく 。 世界中 に 1700 万 人 の 感染 者 が い て 、 ほとんど は アフリカ に 住ん で いる 。 この 病気 は 中南米 に も 奴隷 貿易 と共に 持ち込ま れ た 。 虫 が 住み着く と 瘤 （ こ ぶ ） が 出来る 。 2015 年 ノーベル 生理学 ・ 医学 賞 を 受賞 し た 大村 智 ら によって 治療 薬 イベルメクチン が 開発 さ れ た 。  ノッディングディジーズ （ 頷き 病 ） の 原因 と み られる 。  ロア 糸状 虫   " Loa   loa "   ( Cobbold ,   1864 )  主 に イヌ 科 動物 に 寄生 する 。 人体 寄生 例 も 少数 （ 世界 で 80 例 程度 ） 知ら れ て いる 。 中間 宿主 で ある トウゴウヤブカ   " Aedes   togoi "   の 吸血 により ミクロフィラリア が 血 中 に 侵入 する 。 成虫 は 右 心室 に 存在 する が 、 心臓 の 左右 短絡 奇形 が 存在 する 場合 は 、 末梢 の 動脈 へ 移行 し 塞栓 する こと が ある （ 奇異 性 塞栓症 ） 。  ミクロフィラリア は 媒介 する 昆虫 の 吸血 時間 に あわせ て 宿主 の 末梢 血 に 出現 する 性質 が ある ｡ これ を 定期 出現 性 という ｡  治療 に は 、 場合 によって 外科 手術 と 内科 療法 に 分かれる 。  感染 による 副産物 として の 心不全 など に 対処 する ため に 血管 拡張 剤 や 血圧 降下 剤 など を 用い て 深刻 な 病状 に なる の を 防ぎ つつ 、 ミクロフィラリア や フィラリア を 駆除 する 。  この 際 問題 に なる の は 駆除 方法 で 、 場合 によって は 薬剤 で 駆除 さ れ た ミクロフィラリア が 血管 を 詰まら せる など の ショック や 、 死亡 する 危険 性 が あり 、 積極 的 に 使わ れる 方法 で は 無い と いわ れ て いる 。 ミクロフィラリア は 白血球 に どんどん 食べ られる ので 、 主 に 問題 に なる の は 成虫 の フィラリア で ある 。  これ に関して は 薬剤 駆除 の 他 、 外科 手術 で 物理 的 に 取り除く 方法 が とら れる 。 特に 心臓 の 三 尖 弁 など に 寄生 さ れ た 急性 の 場合 は 早急 に 取り除か なけれ ば 危険 で ある 。  沖縄 地方 が フィラリア の 浸 淫地 で ある こと は 、 1936 年 の 沖縄 県 下 一斉 調査 により 、 県民 の 3 分の 1 が 保 虫 者 で ある こと から わかっ て い た が 、 防 圧 の 予算 が 確保 でき ず そのまま に なっ て い た 。 戦後 初 の 調査 は 、 1949 年 に 沖縄 県 宜野座 村 で おこなわ れ 、 この とき の 保 虫 率 は 13 % で あっ た 。 1964 年 に 米国 立法院 で フィラリア 防 圧事業 案 が 成立 、 宮古島 より 防 圧事業 が 始まっ た 。 宮古島 住民 の 99 % が 検査 に 応じ た ところ 、 結果 は 19 % が 陽性 で あり 、 特効薬 スパトニン の 投与 で ミクロフィラリア は 82 % 消滅 し た 。 2 回 目 は 1966 年 に 、 3 回 目 は 1967 年 に 実施 さ れ た 。 沖縄 諸島 の 日本 返還 を 挟ん で 、 作戦 開始 から 13 年 後 の 1978 年 に は 、 沖縄 県 全体 で 保 虫 率 が 0 と なっ た 。 1988 年 11 月 、 宮古 保健所 （ 現 宮古 福祉 保健所 ） に フィラリア 防 圧記念 碑 が 建て られ た 。 スパトニン （ 英名   Supatonin ） は 、 クエン 酸 ジエチルカルバマジン 錠 で 商品 名 で ある 。 回虫 に 有効 な サントニン （ 一般 名 ） の 名称 の 前 に 「 スーパー 」 を つけ た 。可 消化 養分 総量 （ かし ょうかようぶんそうりょう ;   Total   Digestible   Nutrients ;   TDN ） は 、 飼料 の 栄養 価 の 指標 と なる もの で 、 畜産 学 等 において 飼料 中 の 可 消化 養分 （ 消化 、 吸収 さ れる 養分 ） の 単位 当たり の エネルギー 量 から 求め られる 。  可 消化 養分 総量 は 代謝 エネルギー （ ME ） に ほぼ 匹敵 する もの として 用い られ て いる 。  中央 畜産 会 が 出版 し て いる 日本 飼養 標準 （ 乳牛 、 肉 用 牛 、 豚 、 家禽 、 飼料 成分 表 ） で は 主 に この 可 消化 養分 総量 によって 家畜 へ の 飼料 給与 量 が 設定 さ れ て いる 。  TDN ( kg )=   可 消化 粗 タンパク質   ( kg )   +   2 . 25   ×   可 消化 粗 脂肪   ( kg )   +   可 消化 粗 繊維   ( kg )   +   可 消化 可溶性 無 窒素 物   ( kg )  TDN   1   kg   =   4 . 41   Mcal   DE  DE : 可 消化 エネルギー  飼料 の 栄養 価 を 表す 際 に は 飼料 中 の TDN 含量   (%) で 表さ れ 、 単位 飼料 中 の TDN 量 から 求め られる 。  ＊ 粗 脂肪 の エネルギー 量 は 、 粗 タンパク質 、 粗 繊維 、 無 窒素 物 の 2 . 25 倍 と みなし 、 可 消化 粗 脂肪 のみ に 2 . 25 を 乗じる 。  それぞれ の 栄養素 1   g 当たり の 熱量 は 、 粗 タンパク質 、 粗 脂肪 、 粗 繊維 、 可溶性 無 窒素 物 で 、 5 . 72 ,   9 . 5 ,   4 . 79 ,   4 . 03   kcal で ある 。 その ため 、 可 消化 粗 タンパク質 の エネルギー を 過小 評価 し て いる こと に なる が 、 吸収 さ れ た タンパク質 の 一部分 は 、 肝臓 で 尿素 に 変換 さ れ た のち に 尿 として 排出 さ れる 。 その ため 、 タンパク質 エネルギー の 過小 評価 と 尿 として の 損失 で バランス が とら れ て いる 。  近年 で は 、 可 消化 養分 総量 に 代わっ て 可 消化 エネルギー （ DE ） や 代謝 エネルギー （ ME ） が 用い られ て き て いる 。< onlyinclude >   恐竜 の 一覧 （ き ょうりゅうのいちらん ） は 、 恐竜 の 属 の 一覧 で ある 。 学術 用語 の 恐竜 上目 から 鳥類 を 除い た もの で ある 日常 語 レベル で の 意味 で 恐竜 と さ れる 属 の 包括 的 な 一覧 で ある 。 一般 的 に 恐竜 として 認め られ て いる 属 の 他 、 今日 で は 不 正当 な 疑わしい 名前 （ 疑問 名 ） と 考え られ て いる もの や 、 公式 な 発表 が 行わ れ て い ない 名前 （ 裸 名 ） 、 より 確実 な 名前 に対する 新参 異名 、 もはや 恐竜 の 属 と は 考え られ て い ない もの も 含ま れ て いる 。 再 分類 の 結果 、 鳥類 、 ワニ 類 など の 他 の 爬虫類 、 さらに は 化石 植物 と さ れ た もの も ある 。 一般 用語 として しばしば 「 恐竜 」 と 混同 さ れる こと の ある それ 以外 の 絶滅 爬虫類 （ 魚 竜 、 首長 竜 、 翼 竜 など ） について は 化石 爬虫類 の 一覧 を 参照 。 </ onlyinclude >  命名 の 規則 と 用語 は 国際 動物 命名 規約 （ ICZN ） に 従っ た 。 以下 の 専門 用語 が 含ま れる  以下 、 「 日本 名 （ 学名 ）」-「 生息 年代 」 、 「 主 な 産出 国 」 、 「 大まか な 分類 」 、 「 その他 備考 」 の 順 で 表記 し て いる無 顎 類 （ むがくるい   ） と は 、 脊椎動物 の うち 、 顎 を 持つ 顎 口 類 以外 の 動物 。 現在 生息 し て いる の は ヤツメウナギ 類 と ヌタウナギ 類 のみ で あり 、 大半 の グループ は 絶滅 し て いる 。  骨格 が 軟骨 で ある ため 19 世紀 の 頃 に は 同じ よう に 軟骨 骨格 を 持つ サメ ・ エイ 、 チョウザメ と共に 軟骨 魚 鋼 に 入れ られ 、 その 中 の 円 口 目 と さ れ て い た が 、 この 2 種類 （ 並びに 硬骨魚 ） と は 違い が いくつ も あっ た ので 分離 さ れ 、 円形 の 口 を 持つ ヤツメウナギ の 仲間 と ヌタウナギ の 仲間 で 脊索 動物 門 脊椎動物 亜 門 無 顎 上 綱 の よう に 単一 の グループ と さ れ た 。 しかし 「 顎 を 獲得 し て い ない 」 という 共有 祖先 形質 のみ で まとめ られ た 側 系統 群 で あり 、 無 脊椎動物 や 爬虫類 など と 同様 、 分岐 学 的 に は 有効 な 分類 名 で は ない 。 それでも 、 顎 獲得 に 伴う 大幅 な 形態 の 変化 を 記述 する 上 で の 利便 性 から 、 この 名称 が 用い られる 機会 は 多い 。 「 顎 口 類 を 除く すべて の 脊椎動物 」 という 定義 の ため 、 例えば 史上 最古 の 魚類 と さ れる ミロクンミンギア 、 ハイコウイクチス など も 無 顎 類 と 見なさ れる 。  無 顎 類 の うち ほとんど が 絶滅 種 で ある が 、 現在 でも 生息 し て いる もの （ ヌタウナギ 類 と ヤツメウナギ 類 ） に関して は 円 口 類 と 呼ば れる 。 円 口 類 の 2 つ の グループ に関して は 、 分子 系統 や 詳細 な 形態 解析 から 単 系統 の 系統 群 を つくる と の 説 が 一般 的 に なっ て き て いる  。 過去 に は ヤツメウナギ と 顎 口 類 と を 単 系統 として まとめ て 「 脊椎動物 」 と 呼び 、 ヌタウナギ を その 外 群 と し た 説 も あっ た 。 この 場合 、 ヌタウナギ と 「 脊椎動物 」 と を まとめ て 「 有 頭 動物 （ Craniata ） 」 と 呼び 、 現在 でも この 分類 を 採用 し て いる 書籍 など は 少なく ない 。  脊椎動物 の 進化 において 、 無 顎 類 は 重要 な 位置 を 占める 。 最古 の 無 顎 類 の 化石 は 、 カンブリア 紀 後期 の 地層 から 発見 さ れ て いる 。 あまり 遊泳 力 が ない 、 皮 骨 で 覆わ れ た オタマジャクシ の よう な 姿 を し て い た 。 つづく オルドビス 紀 に 多様 化 が 進み 、 シ ルル 紀 、 デボン 紀 に なる と 、 体側 は 丈夫 な 骨質 の よろい の よう な 皮 骨 で 覆わ れ 、 鰭 状 の 器官 や 奇妙 な 突起 を 発達 さ せ た 。 ほとんど の 種 は デボン 紀 末期 に 絶滅 し た 。 これら 絶滅 し た 無 顎 類 の うち 、 どの 系統 が 現 生 の 無 顎 類 の 祖先 だっ た か は 十分 に 解明 さ れ て いる と は 言え ない が 、 化石 が 多く 知ら れる 皮 骨 の 発達 し た グループ に ヌタウナギ 綱 の 祖先 は 含ま れ て い なかっ た と 推測 さ れ て いる 。 また 、 コノドント 動物 は 長く その 正体 が 判ら なかっ た が 、 現在 で は この 類 で あり 、 ホソヌタウナギ に 近い 系統 と も 言わ れ て いる 。 小型 の プランクトン 的 生活 の 動物 で 、 世界中 の 海 に 生息 し 、 古生代 末 まで 生き延び た 。  以下 に 脊索 動物 の 系統 関係 の 概略 を 示す 。 脊椎動物 の 中 で 顎 口 類 以外 の 系統 （ 太字 ） が 全て 「 無 顎 類 」 に あたる 。 無 顎 類 内部 の 互い の 系統 関係 は 現在 でも 謎 が 多く 、 議論 が 続い て いる 。 なお 、 現 生 の もの は すべて 円 口 類 に 属する ので 、 その 詳細 は 該当 項 を 参照 さ れ たい 。咽頭 （ いんとう 、 Pharynx ） は 、 脊索 動物 門 固有 の 器官 で 、 消化 管 の 前部 で 口腔 と 食道 の 中間 に あり 、 胚 の 時期 に は 、 両 側壁 に いくつ か の 咽頭 嚢 が 前後 に 並ん で 発生 する 部分 の こと で ある 。 咽頭 と 食道 または 喉頭 の 境界 は 第 6 頸椎 で ある 。  ヒト の 咽頭 は 気管 の 入口 に あっ て 発声 や 誤 嚥 の 防止 といった 機能 を 有する 。  咽頭 嚢 は 、 消化 管 の 内壁 が 側 方 へ 向かっ て ポケット 状 に くぼん だ もの で 、 尾 索 動物 亜 門 や 頭 索 動物 亜 門 、 また 脊椎動物 亜 門 の 魚類 ・ 両生類 幼生 および 一部 の 両生類 成体 で は 、 外界 へ 開通 し て 「 えら 穴 」 （ 鰓 裂 ： さい れつ ） と なり 、 その 前後 の 残存 部 、 つまり 鰓 弓 （ さい きゅう ） の 壁 に ガス 交換 面 として の 「 えら 」 （ 鰓 弁 ： さい べ ん ） を 生ずる もの で ある 。 本来 これら の 祖先 的 な 脊索 動物 において 、 口 から 飲み込ん だ 水 を 鰓 裂 に 通し て ガス 交換 する と共に 、 ここ の 腹 側 に ある 内 柱 から 分泌 さ れる 粘液 と 鰓 弁 によって プランクトン や デトリタス を 濾過 補足 し て 摂 食する かご 状 の 器官 で あっ た 。 今日 でも 尾 索 動物 の ホヤ や サル パ 、 頭 索 動物 の ナメクジ ウオ 、 脊椎動物 の ヤツメウナギ の 幼生 アンモシーテス で は この 本来 の 形態 や 機能 を よく 維持 し て いる 。 硬骨魚 綱 や 軟骨 魚 綱 の 魚類 に も 咽頭 で 濾過 摂 食する もの が 多く 知ら れ て いる が 、 これら で は 濾過 の 主役 は 鰓 弁 で は なく 鰓 弓 から 伸び た 鰓 耙 （ さい は ） と 呼ば れる 突起 と なり 、 また 内 柱 から の 粘液 シート も 失わ れ て いる 。  空気 呼吸 を する よう に なっ た 脊椎動物 の うち 、 幼 形成 熟 し ない 両生類 や 有 羊 膜 類 で は 咽頭 嚢 は 原則 として 外 通せ ず 、 また 、 鰓 弁 も 発生 せ ず に 、 成長 に ともなっ て 退化 消失 する が 、 その 付近 の 組織 から は 種々 の 鰓 性 （ さい せい ） 器官 が 分化 する 。 また 、 脊椎動物 で は 内 柱 は 内分泌 器官 で ある 甲状腺 に 変化 し 、 代謝 調節 を 担っ て いる 。  この 点 で は 爬虫類 や 鳥類 で も ほぼ 同様 だ が 、 哺乳類 の 咽頭 は 、 鼻腔 、 口腔 と 喉頭 の 間にあっ て 、 呼吸 ならびに 食物 の 通路 として 十字路 の よう な 大切 な 部分 で あり 、 ヒト で は 抗体 を つくっ て 生体 を 防御 する 扁桃 など の リンパ 組織 が 杯 状 に 配置 （ ワルダイエル 扁桃輪 ） さ れ 、 神経 の 分布 は 緻密 で ある 。 また 、 種々 の 筋肉 の 協調 により 嚥下 を も つかさどる 。  咽頭 は 上 咽頭 、 中 咽頭 、 下 咽頭 の 三つ の 部分 に 分け られる 。  鼻腔 に 続く 口蓋 の レベル より 上 の 部分 を 上 咽頭 （ epipharynx ） 、 鼻 咽 腔 （ びいんこう / びいんくう ） 、 あるいは 咽頭 鼻腔 部 （ nasopharynx ） と 呼ぶ 。 呼吸 器 （ 上気 道 ） の 一部 を 構成 し て いる 。 ここ に は 中耳 腔 （ ち ゅうじこう / ち ゅうじくう ） に 通じる 耳 管 の 開口 部 が ある 。  子ども の 場合 、 ここ に アデノイド （ ） が あり 、 アデノイド が 増殖 する と 耳 管 を 圧迫 し て 狭窄 （ きょう さく ） を 起こし て 難聴 の 原因 と なる 。  また 風邪 など で 鼻炎 、 扁桃炎 に 引き続い て 上 咽頭 炎 を 起こす と 、 炎症 が 耳 管 や 中耳 に 波及 し て 中耳炎 を 起こす 。  ここ に できる 腫瘍 に は 、 上 咽頭 癌 や 肉腫 が ある が 、 これ は 中国 南東 岸 一帯 、 台湾 、 香港 、 シンガポール の 中国人 に 多く 見 られる 。  咽頭 の 第 2 の 部分 は 口 を 開ける と 見える 中 咽頭 （ mesopharynx ） で あり 、 咽頭 口腔 部 （ oropharynx ） と も いう 。 ここ は （ 口腔 の 一部 で も ある ため ） 消化 管 で ある と 同時に 上気 道 で も ある 。 この 両側 に 扁桃 が ひかえる 。 この 部分 は 風邪 など の 炎症 で よく 咽頭 炎 ならびに 扁桃炎 を 起こす 。  咽頭 炎 に は 、 急性 と 慢性 の 別 が あり 、 急性 咽頭 炎 で は 、 発熱 、 咽頭 痛 、 咳 、 痰 など を 訴え 、 口 を 開ける と 咽頭 が 赤く 見える 。 慢性 咽頭 炎 は 、 過度 の 飲酒 、 喫煙 、 炎症 の 慢性 化 など によって おこり 、 痛み を 訴える こと は なく 、 むしろ 咽頭 異物 感 あるいは 違和感 に 悩まさ れる もの で ある 。  治療 として は 、 原因 と なる 疾患 、 例えば 慢性 鼻炎 、 副 鼻腔 炎 など の 除去 に 努め 、 慢性 の 場合 、 抗生 物質 は 使わ ず 、 もっぱら 吸入 、 う がい など の 局所 治療 に 専念 する 。  最 下部 の 下 咽頭 （ hypopharynx ） は 咽頭 喉頭 部 （ laryngopharynx ） と も いい 、 喉頭 の 後方 から 両側 方 にかけて 存在 する 腔 で 、 ここ から 気道 より 分かれ た 消化 管 と なる 。 炎症 が 慢性 化 し やすい 部分 で ある 。 また 、 大人 の 場合 、 舌根 に ある 舌 扁桃 の 増殖 が 加わっ て 違和感 が さらに ひどく なる 。  ここ に も 悪性 腫瘍 が でき やすく 、 喉頭 の 癌 と 区別 し にくい こと が 多い 。  また 、 ここ は 下 咽頭 痛 の ほか 、 嚥下 障害 など を 訴える 部分 で あり 、 魚 骨 など の 異物 の ひっかかり やすい 場所 で も ある 。  最近 は 少なく なっ た が 、 咽頭 結核 も み られる こと が ある 。 これ は 、 たいてい 肺結核 から 二 次 的 に 感染 し た もの で 、 咽頭 痛 、 嚥下 痛 、 微熱 、 喉 の 違和感 、 嚥下 困難 など を 訴える もの で あり 、 咽頭 粘膜 あるいは 軟口蓋 に 粟粒 （ ぞ く りゅう ） 状 発疹 か 、 潰瘍 が 見 られる 。  なお 、 昔 多かっ た 咽頭 梅毒 は 、 現在 で は ほとんど み られ なく なっ た 。 代わり に 、 オーラルセックス による 性 感染 症 （ STD ） として は 淋菌 性 咽頭 炎 など が 増加 傾向 に ある 。ボアコンストリクター （ 学名 ： ） は 、 ボア 科 ボア 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 本 種 のみ で ボア 属 を 形成 する （ マダガスカル ボア 属 の 構成 種 と サンジニアボア を ボア 属 に 含める 説 も ある ） 。 特定 動物 。 別名 アカオボア 、 爬虫類 愛好 家 の 符牒 的 呼称 で ボアコン （ 亜 種 を 含めれ ば 数 多く の 別名 が ある ） 。  メキシコ 南部 以南 の 北 アメリカ大陸 と 南 アメリカ大陸 、 小 アンティル 諸島  最大 全長 540   cm 。 通常 は 最も 大型 に なる と さ れる 基 亜 種 で も 300   cm 程 。 オス より も メス の 方 が 大型 に なる 。 もっとも 流通 量 の 多い 亜 種 " B .   c .   imperator " で は 150 - 240   cm 。 " B .   c .   imperator " で は 最大 で も 200   cm に 達し ない クラウケイボア と 呼ば れる 地域 個体 群 も いる 。 分布 が 広い ため か 体 色 や 形態 は 亜 種 、 地域 、 個体 による 変異 が 大きい 。 野生 で も 淡い 白色 を 帯びる " B .   c .   imperator " の ホグアイランドボア と 呼ば れる 地域 個体 群 も いる 。  熱帯 雨林 や サバンナ 、 農耕 地 や 民家 近く に 生息 する 。 幼体 は 樹 上 棲 の 傾向 が 強い が 、 成長 に 伴い 地表 棲 に なる 。  食 性 は 動物 食 で 、 主 に 鳥類 、 哺乳類 等 の 恒温動物 を 食べる 。 太い 胴 は 待ち伏せ から の 素早い 飛び つき に 適し て いる 。 胴 で 絞める 力 が 強く 、 種 小名 の " constrictor " は 「 絞め殺す 者 」 の 意 。 獲物 に 噛みつい た 後 、 胴体 で 獲物 に 巻き付い て 絞め殺す 。  繁殖 形態 は 卵 胎生 で 、 一 度 に 20 - 60 匹 程 の 幼体 を 産む 。  皮 は 革製品 として 利用 さ れる こと も ある 。  ペット として 飼育 さ れる こと も あり 、 日本 に も 輸入 さ れ て いる 。 最も 流通 する の は " B .   c .   imperator "。 動物 愛護 法 の 改正 により 、 2007 年 現在 本 種 を 飼育 する にあたって は マイクロ チップ の 埋め込み や 地方自治体 の 許可 等 が 必要 に なる 。  いかにも 大蛇 といった その 形態 から 以下 の 映画 に も 登場 し て いる 。クリプトスポリジウム は 、 アピコンプレックス 門 に 属する 原虫 で あり 、 ヒト を 含む 脊椎動物 の 消化 管 など に 寄生 する 。 種 と 宿主 の 組み合わせ 次第 で は クリプトスポリジウム 症 を 引き起こし 、 致死 的 に なる 場合 も ある 。 クリプトスポリジウム・パルバム （ 遺伝子 型 1 または 2 ） は 病原 性 原虫 として は 唯一 、 感染 症 法 により 特定 病原 体 等 （ 四 種 病原 体 ） に 指定 さ れ て いる 。 分類 学 上 は クリプトスポリジウム 属 (   Tyzzer ,   1907 ) と し 、 この 1 属 を もっ て クリプトスポリジウム 科   Leger ,   1911   を 構成 する 。 学名 は 、 ギリシア 語 で kryptos 隠れ た   +   ラテン語 の sporidium 担子胞 子 （ spora で 種 ） に 由来 する 。  環境 中 で は オーシスト   ( oocyst )   と なっ て おり 、 環境 条件 にたいして 耐性 を 持っ て いる 。 大き さ は 3 μ m から 8 μ m 程度 まで と 種 によって 異なる が 、 類 円形 ・ 楕円 形 を し て おり 厚い 壁 に 包ま れ て いる 。 通常 の コクシジウム 類 と は 異なり 、 オーシスト 中 に スポロシスト が なく 直接 4 個 の スポロゾイト （ 種 虫 、 sporozoite ） と 残 体   ( residual   body )   が 存在 する 。  宿主 は ヒト を 含む 幅広い 脊椎動物 で あり 、 世界中 に 分布 し て いる 。 魚類 から は 淡水 ・ 海水 を 問わ ず 報告 が ある が 、 あまり 研究 さ れ て おら ず 詳細 は よく わかっ て い ない 。 両生類 は さらに 報告 が 少ない が 、 少なくとも カエル を 宿主 と する 種 が 存在 する 。 爬虫類 は 特に クリプトスポリジウム の 影響 を 強く 受け 、 感染 する と 慢性 的 な 症状 を 示し 衰弱 する 。 研究 は それほど 進ん で い ない ものの 、 飼育 ・ 繁殖 家 にとって 時として 重大 な 問題 に なる 。 鳥類 で は 家禽 や 愛玩 鳥類 から 報告 が あり 、 病原 性 を 示す 場合 も 多い 。 哺乳類 から は 野生 ・ 家畜 を 問わ ず 幅広い 分類 群 にわたって 報告 が あり 蔓延 し て いる 、 不 顕 性 の 場合 も あれ ば クリプトスポリジウム 症 を 発症 する 場合 も ある 。  クリプトスポリジウム は 一 宿主 性 で あり 、 媒介 者 や 中間 宿主 を 必要 と し ない 。 クリプトスポリジウム の オーシスト は 宿主 体内 で 成熟 が 完了 し て おり 、 糞便 と共に 排出 さ れ た 時点 で 感染 能 を 持っ て いる 。 以下 の 説明 は 小腸 へ 寄生 する 種 （" C .   parvum " など ） に 基づい て いる 。  宿主 体内 へ 経口 摂取 さ れる と 、 小腸 で 脱 嚢 し て バナナ 状 の スポロゾイト が 放出 さ れる 。 コクシジウム 類 で は 脱 嚢 する ため に 還元 的 条件 や 膵液 ・ 胆汁 に さらさ れる こと が 必要 で ある が 、 クリプトスポリジウム で は 単に 暖かい 水 に さらさ れる だけ でも よく 、 以上 の 条件 が あれ ば さらに 促進 さ れる 。 スポロゾイト は 粘膜 細胞 の 微 絨毛 へ と 侵入 し て メロゴニー   ( merogony )   と よば れる 無性 生殖 を 行う 。 まず スポロゾイト の 前端 が 細胞 表面 に 接着 する と 微 絨毛 が これ を 取り囲み 、 細胞 表層 に 薄い 細胞 質 に 取り囲ま れ た 胞 が できる 。 この 胞 の 中 で 球形 の " メロント "   ( meront )   に 成長 し 、 核 ならびに 細胞 が 多 分裂 し て 複数 の メロゾイト （ 娘 虫 体 、 merozoite ） を 生じる 。 細胞 外 へ と 放出 さ れ た メロゾイト は ふたたび 他 の 微 絨毛 に 感染 し て メロゴニー を 繰り返す 。  メロント に は 2 つ （ 種 によって は 3 つ ） の タイプ が あり 、 生じる メロゾイト の 数 で 区別 さ れ て いる 。 " C .   parvum "   の 場合 、 タイプ 1 メロント は 6 ないし 8 個 の メロゾイト を 生じ て メロゴニー を 繰り返し 、 タイプ 2 メロント は 4 個 の メロゾイト を 生じ て ガメトゴニー   ( gametogony )   と 呼ば れる 有性 生殖 を 行う 。 タイプ 2 メロント から 生じ た メロゾイト は 、 新しい 微 絨毛 に 侵入 する と 雄 性 生殖 母体   ( microgamont )   と 雌 性 生殖 母体   ( macrogamont )   の いずれ か へ と 分化 する 。 雄 性 生殖 母体 は 16 個 の 雄 性 生殖 体   ( microgamete )   となり 細胞 外 へ と 放出 さ れる 。 雄 性 生殖 体 に は 鞭 毛 が ない が 、 これ が 雌 性 生殖 体   ( macrogametes )   に 到達 する と 受精 し 接合 体   ( zygote )   と なる 。 接合 体 は 発育 し て 4 個 の スポロゾイト を 有する オーシスト と なり 、 これ が 遊離 し て 糞便 とともに 外界 へ 排出 さ れる 。 しかし 一部 の オーシスト は 壁 が 薄く 、 体内 で スポロゾイト を 放出 し 再び メロゴニー に 移行 する 。  なお 実験 条件下 で は 細胞 外 で グレガリナ 様 の 形態 を 取る こと が 報告 さ れ て いる 。  クリプトスポリジウム は 1907 年 アメリカ の 寄生虫 学者 ティザー   ( Ernest   Edward   Tyzzer )   によって 実験 動物 の ネズミ から 見出さ れ た 。 しかし その あと 半 世紀 に 渡っ て 他 の コクシジウム 類 と 混同 さ れ て き た 。 とくに 肉 胞子 虫 は オーシスト 壁 が 薄く 、 4 つ の スポロゾイト を 含ん だ スポロシスト を 放出 し やすい ため 、 それ が クリプトスポリジウム の オーシスト と 紛らわしかっ た の で ある 。 電子 顕微鏡 が 使わ れる よう に なっ て 、 微 絨毛 の 内部 に 寄生 し   " feeder   organelle "   を 持つ という 特徴 が 認識 さ れる よう に なっ た 。  病原 性 について は 1970 年代 まで ほとんど 意識 さ れ なかっ た 。 1976 年 に ヒト で の 病原 性 が 明らか に さ れ 、 1983 年 に 水道 を 介し た 集団 感染 が 発生 し た ため 、 現在 は 旅行 者 下痢 症 や 水系 感染 症 の 病原 体 として 重要 視 さ れる よう に なっ て いる 。  クリプトスポリジウム 属 は アピコンプレックス 門 に 属し 、 伝統 的 に コクシジウム 類 で ある と さ れ て き た 。 しかし 分子 系統 解析 に よる と 、 むしろ グレガリナ 類 に 近 縁 で ある 可能 性 が 示唆 さ れ て いる 。  クリプトスポリジウム の 種 分類 に は 若干 の 混乱 が ある 。 形態 の 違い が 乏しい こと と 、 かつて 宿主 特異 性 が 厳格 だ という 誤解 が あっ た ため 、 一時期 記載 さ れ た 大量 の 種 が 一転 1 種 に まとめ られる という 経緯 を 経 て いる ため で ある 。 クリプトスポリジウム は 有性 生殖 を 行う が 、 交配 実験 を 行う の が 難しい ため 「 生物 学的 種 概念 」 を 適用 する の が 困難 で ある 。 また アピコンプレックス 門 で 多用 さ れ て いる オーシスト の 形態 測定 により 種 を 定義 する こと も 難しい 。 しかし 現在 で は 分子 系統 解析 など により 次第に 整理 さ れ て き て いる 。  分子 系統 解析 に よれ ば 、 クリプトスポリジウム は 胃 に 感染 する オーシスト が やや 大型 の もの と 、 腸 に 感染 する やや 小型 の もの と に 大別 できる こと が わかっ て おり 、 現在 の ところ 次に あげる 19 種 が 認め られ て いる 。  大型 種 の オーシスト は およそ 7 × 5 μ m 程度 以上 で あり 、 感染 部位 は 胃 で ある 。  小型 種 の オーシスト は 5 × 4 . 5 μ m 程度 で 、 感染 部位 は 基本 的 に は 小腸 で ある 。  1996 年 に   " Piscicryptosporidium "   属 が 設立 さ れ 、 " P .   reichenbachklinkei "   と "   P .   cichlidis "   の 2 種 が 記載 さ れ て いる 。 これら は 魚類 の 消化 管 上皮 に 寄生 し て おり クリプトスポリジウム と 良く 似 て いる が 、 上皮 細胞 の 表層 で は なく 内部 に 寄生 する 点 が 異なっ て いる 。 似 た よう な 種 が   " Cryptosporidium   scophthalmi "   として 記載 さ れ て いる 。 分子 系統 解析 が 行わ れ て い ない ため 、 これら の 種 と クリプトスポリジウム と の 系統 関係 は 不明 で ある 。  環境 中 で は 4 〜 6 μ m の 大き さ の オーシスト を 呈し て おり 増殖 する こと は ない が 、 ひとたび ヒト 、 イヌ 、 ネコ 、 ウシ 等 の 哺乳類 の 体内 に 取り込ま れる と 、 オーシスト から 放出 さ れ た スポロゾイト が 消化 器 系 、 特に 小腸 に 寄生 し て 増殖 する 。 増殖 において 一部 は 再び オーシスト を 形成 し （ 上記 、 生活 環 参照 ） 糞便 とともに 環境 中 に 放出 さ れる 。 糞便 中 に 含ま れる オーシスト は ヒト の 場合 10 億 個 / 日 、 大型 の 家畜 において は 100 億 個 / 日 に 達する 。  水源 等 が 汚染 さ れ 、 しばしば 飲料 水 や 水道 水 に 混入 し て 集団 的 な 下痢 症状 を 発生 さ せる こと が ある 。 下痢 は 水 様 便 を 呈し 、 3 l / 日 、 回数 に し て 数 十 回 / 日 に 達する 。 現在 、 特効薬 は 無い が 、 1 - 2 週間 程度 で 自然 治癒 する 。 旅行 者 下痢 症 の 一因 で も ある 。 AIDS など 免疫 不全 症 を 発症 し て いる 患者 の 場合 、 死 に 至る 事 も ある 。  上水道 の 残留 塩素 など 塩素 消毒 で は オーシスト を 不 活 化 さ せる こと が でき ない ため 、 先進 国 において も しばしば 集団 感染 が 報告 さ れ て いる 。 有名 な 事例 として ， 米国 ウィスコンシン 州 ミルウォーキー 市 （ 1993 年 ） や 埼玉 県 越生 町 （ 1996 年 ） の 感染 事故 が あげ られる 。  河川 ・ 湖沼 など から 取水 し 飲用 水 を 供給 する 浄水 場 で は 、 凝集 ・ 堆積 ・ 濾過 による 通常 濾過 処理 を 行っ て いる 。 塩素 消毒 に対して 強い 耐性 が ある が 、 高 濃度 の 塩素 で 長時間 処理 する こと で 不 活 化 できる 。 紫外線 処理 によって も 不 活 化 できる 。  浄水 場 における 対策  使用 者 の 対策  その他  補足  " C .   parvum " および " C .   hominis " の ゲノム 配列 が 決定 さ れ て いる 。オオアナコンダ （ 学名 ： ） は 、 ボア 科 アナコンダ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 単に アナコンダ と 言っ た 場合 、 大抵 は 本 種 を 指す 。 特定 動物 。  南 アメリカ大陸 北部   アマゾン川 流域 に 分布 する 。  全長 400 - 600   cm 、 最大 は 900 cm に も 達する 大蛇 で 、 アミメニシキヘビ とともに 世界 最大 の ヘビ として 知ら れる 。 また 体重 も 重く 、 500 cm 以上 の 個体 で は 100 kg を 超える こと も 珍しく ない 。 体 色 は 緑 褐色 、 褐色 、 暗 緑色 で 、 黒い 円形 や 楕円 形 の 斑紋 が 入る 。  頭部 は 大型 で 、 頸部 も 太い 。 眼 は 上向き で 突出 し 、 鼻孔 は 背面 に 空く 。 眼 から 口角 にかけて 黒い 筋 模様 が 入る 。  熱帯 雨林 の 水辺 に 生息 する 。 夜行 性 で 、 昼間 は 川 の 浅瀬 や 水辺 の 枝 等 で 休む 。 体重 が 重い ため 特に 成 蛇 で は 陸上 で の 動き は 鈍く 、 水中 に よく 入る 。  食 性 は 動物 食 で 魚類 、 両生類 、 爬虫類 、 鳥類 、 哺乳類 等 を 食べる 。 大型 の 個体 で は カイ マン や ジャガー の 捕食 例 も ある が 、 逆 に 彼ら の 餌食 と なる こと も 少なく ない 。  水中 や 茂み の 中等 で 獲物 を 待ち伏せ 、 通りかかっ た 獲物 を 素早い 噛み 付き で 捕らえ 、 長い 体 で 巻き付い て 締め 上げ て くる 。  雌 の 方 が 大きい 。  繁殖 形態 は 卵 胎生 で 、 全長 70 cm くらい の 幼 蛇 を 一 度 に 20 - 80 頭 ほど 産む 。  本 種 は 一般 に 人 食い 大蛇 として 恐れ られ て おり 、 巻き付か れ て 絞め殺さ れ た という 例 は 多く 危険 で ある 。 現地 で は 牛 や 豚 といった 家畜 を 襲っ て 食べ て しまう ため 、 「 害 獣 」 視 さ れ て おり 駆除 さ れる 。  ペット として 飼育 さ れる こと も あり 、 日本 に も 輸入 さ れ て いる 。 動物 愛護 法 によって 特定 動物 に 指定 さ れ て いる ため 飼育 に は 地方自治体 の 許可 が 必要 。 体 が 大きく 低温 や 乾燥 に 弱い ため 、 飼育 に は 全身 が 浸かる 事 の できる 水 入れ や 暖房 器具 も 含め た 特大 サイズ の 檻 が 要る 。 気性 が 荒く 本来 一般 家庭 で 飼う 種 で は 無い 。スイギュウ （ 水牛 、 ） は 、 哺乳 綱 ウシ 目 （ 偶蹄目 ） ウシ 科 アジア スイギュウ 属 に 分類 さ れる 偶蹄類 。  同じ ウシ 族 で 水辺 を 好む アフリカ スイギュウ など と 区別 する ため 、 アジア スイギュウ 、 インド スイギュウ と も いう 。  インド 、 タイ 、 ネパール 、 バングラデシュ 、 ミャンマー に 自然 分布  。 家畜 と 交雑 し た と 考え られ て いる 個体 群 が インド 、 インドネシア 、 カンボジア 、 スリランカ 、 タイ 、 バングラデシュ 、 ベトナム 、 マレーシア 、 ミャンマー 、 ラオス に 分布 。 家畜 が 野生 化 し た 個体 群 が アルゼンチン 、 オーストラリア （ ノーザンテリトリー ） 、 チュニジア 、 ヨーロッパ など に 分布 。  有史 以前 は アフリカ 大陸 北部 から 黄河 周辺 にかけて 分布 し て い た と 考え られ て いる 。  体長 240 - 300 センチメートル 。 尾長 60 - 100 センチメートル 。 肩 高 150 - 190 センチメートル 。 体重 700 - 1 , 200 キログラム 。 喉 から 胸部 にかけて 垂れ下がっ た 皮膚 は なく 、 また 肩 から 背中 にかけて 隆起 し ない 。 頸部腹 面 に 三日月 状 の 白色 斑 が 入る が 、 個体 変異 や 地域 変異 が 大きい 。 四肢 下部 の 体毛 は 白い 。  最大 角 長 194 センチメートル 。 角 の 断面 は 三角形 。  スイギュウ は 成長 する と 体重   最大 1200 kg   に なり 、 一般 的 に オス は   1000 kg   前後 、 メス は   750 kg   前後 で ある が 、 体重 は 近 縁 に あっ て も 大きく 変動 する 。  「 沼沢 型 」 の スイギュウ は アジア の 東 半分 で 主 に 見 られ 、 48 本 の 染色 体 を もつ 。 「 河川 型 」 は アジア の 西 半分 で よく 見 られ 、 50 本 の 染色 体 を もつ 。 この 2 タイプ 間 で は 一 代 雑種 を 儲け られる 。 60 本 の 染色 体 を もつ 家畜 の ウシ と の 交雑 で は 受精卵 の 卵 割 が 開始 さ れる こと も ある が 、 妊娠 まで 至っ た 報告 は 無い 。  河畔 林 、 草原 、 沼沢 地 、 河川 や その 周辺 など に 生息 する 。 1 - 2 頭 の オス と 複数 頭 の メス で 10 - 30 頭 から なる 群れ を 形成 し て 生活 する が 、 100 頭 以上 に 達する 大 規模 な 群れ を 形成 する こと も ある 。 オス の 若 獣 のみ で 約 10 頭 の 群れ を 形成 する 。 水浴び を 行い 、 また 避暑 や 虫除け に 泥 浴び も 行う 。  植物 食 の 反芻 動物 で 、 主 に 草 を 食べる が 木の葉 も 食べる 。 ウシ と 比べ て 1 回 の 採 食 量 が 少なく 、 採 食 回数 が 多く 、 反芻 時間 が 長い 。 家畜 の スイギュウ は 、 道端 の 雑草 や 作物 残 渣 の よう な 難 消化 性 で 栄養 価 の 低い 飼料 のみ を 与え られる こと も 多い が 、 同様 の 飼料 で 育て た 場合 は ウシ より 肥育 状況 が 良い と さ れる 。  繁殖 形態 は 胎生 。 妊娠 期間 は 300 - 340 日 。 1 回 に 1 頭 の 幼 獣 を 産む 。 授乳 期間 は 6 - 9 か月 。 生後 2 年 で 性 成熟 する 。  開発 による 生息 地 の 破壊 、 角 目的 や 食用 の 乱獲 、 家畜 と の 競合 や 交雑 など により 生息 数 は 減少 し て いる 。  中華人民共和国 で は 8 , 000 - 9 , 000 年 前 から 家畜 化 さ れ て い た と さ れる 。  スイギュウ は 粗末 な 食べ物 で 成長 し て 肉 や 乳 を 得 られる だけ で なく 、 ウシ より も 沼地 で の 行動 に 適応 し て いる ため 水田 で の 労働 力 として も 有用 で あり 、 経済 的 に 非常 に 優れ た 動物 で ある 。 また 、 日本 の 沖縄 県 の 由布島 や 竹富 島 で は 観光 用 に 水牛 車 として 用い られ て いる 。  野生 種 は 現在 主 に 東南アジア に 生息 し て いる が 、 原産地 は 明らか で ない 。 現在 の 野生 種 が もともと の 野生 種 の 末裔 で ある か 、 それとも 以前 家畜 化 さ れ て い た もの が 野生 化 し た の か は はっきり せ ず 、 あるいは それら の 混血 で ある こと も 考え られる 。  アジア は スイギュウ の 原産地 で あり 、 現在 でも 世界 の 95 % が 生息 し て いる 。 多く の アジア の 国 で スイギュウ は 最も 生息 数 の 多い ウシ 科 の 動物 で あり 、 1992 年 時点 で の アジア 全体 で の スイギュウ の 数 は 1 億 4100 万 頭 と 見積もら れ て いる 。 内 、 インド が 最も 多く 、 中華人民共和国 で は 、 2300 万 頭 程度 と 見積もら れる 。  野生 の スイギュウ が 生息 する 地域 は ほとんど なく 、 少数 が インド 、 ネパール 、 ブータン 、 タイ で 見 られる 。 ふつう 草原 や 沼沢 地 にて 群 で 行動 し て いる 。  スイギュウ の 持つ 角 は 平均 1 m ほど で 、 生き物 の 中 で は 最も 長く 、 1955 年 に 射殺 さ れ た スイギュウ は 4 . 24 m も ある 角 を 有し て い た 。 この よう な 、 大きな 角 を 持つ 野生 の スイギュウ は 怒り だす と 極めて 危険 な 存在 と なり 、 成長 し た 雄 牛 に は トラ など の 捕食 者 も 滅多 に 襲い かから ない 。  スイギュウ   ( Carabao )   は フィリピン の 国 の 動物 と さ れ て いる 。  インド など で 信仰 さ れ て いる ヒンドゥー 教 で は 、 コブ ウシ が 神聖 な 動物 として 崇拝 の 対象 と なっ て いる こと は 有名 で ある 。 しかし 、 スイギュウ に関して は 、 ヒンドゥー の 教義 上 、 通常 の 牛 と は 明確 に 区別 さ れ 、 崇め られ て い ない 。 よって その 肉 は 、 非 ベジタリアン に は 食用 に も 用い られる 。 その ため 、 スイギュウ から 採れ た 牛肉 は 様々 な 分野 で 利用 さ れ 、 輸出 も さ れ て いる 。 インド 産 水牛 の 肉 の 輸出 先 は 、 主 に 中東 や アフリカ 、 東南アジア で ある 。 2012 年 に は 、 世界 有数 の 牛肉 輸出 国 の ブラジル や オーストラリア を 抜い て 、 インド が 世界一 の 輸出 量 と なる 見通し 。 ただし 、 ヒンドゥー 教 として は 問題 なく とも 、 インド 国民 において は 、 水牛 の 殺生 について も 拒絶 反応 が 非常 に 強く 、 市民 団体 など は 輸出 増 に 懸念 を 示し て いる 。  スイギュウ は 19 世紀 初頭 に 荷物 運搬 用 として ノーザンテリトリー に 持ち込ま れ た が 、 すぐ に 逃げ出し て 野生 化 し た 。 これら は 狩猟 の 対象 と なり 、 狩猟 地 として 有名 な メルビル 島 に は 4000 頭 ほど の 個体 が 生息 し て いる 。 スイギュウ は アーネムランド 半島 や ノーザンテリトリー 北部 でも 見 られる 。 ダーウィン から メルビル 島 や 他 の ノーザンテリトリー 北部 へ 飛行機 を 使っ て の 狩猟 旅行 が よく 行わ れ て いる 。 政府 は 何 度 か 根絶 を 試み た が 成功 し て い ない 。  スイギュウ は 主 に 淡水 の 沼 や 水路 に 住み着い て おり 、 雨季 に は 生息 域 が 非常 に 広範囲 と なる 。 また 、 遺伝 的 に 孤立 し て いる ため 、 外見 は インドネシア の 原種 と は 変わり つつ ある 。  スイギュウ は 北 アフリカ と 近東 に は 紀元 600 年 ごろ に 持ち込ま れ た 。 ヨーロッパ に は 十字軍 の 帰還 と共に もたらさ れ 、 群 は ブルガリア や イタリア で 見る こと が できる 。 アジア と 同じ よう に 、 中東 や 欧州 の スイギュウ は 辺境 の 農村 地 で 草 を 食べ て 生活 し て いる 。 スイギュウ は タンパク 源 や 役 蓄 、 または 家族 の 財産 として の 経済 的 役割 を もっ て いる 。 地域 によって は 毎年 スイギュウ の レース が 開催 さ れ て いる 。  スイギュウ の 乳 は 、 分布 地 で 多く の 人々 が 飲用 や 加工 用 に 利用 し て おり 、 脂肪 分 が 8 ％ 程度 と 家畜 の 中 で 最も 多く 、 ギー （ インド など で 料理 に 使わ れる バター 状 の もの ） の 主要 な 原料 と なる 。 鉄分 、 ビタミン 類 、 乳糖 など も 、 一般 に 、 ウシ の 乳 より も 豊富 に 含ま れ て いる 。  また 、 タンパク質 も 、 チーズ など の 伝統 的 な 材料 と なっ て いる 。 南 イタリアカンパニア 州 の サレルノ や カゼルタ の 周辺 は 水牛 乳 で 作る フレッシュ チーズ 、 モッツァレッラ・ディ・ブーファラ （ Mozzarella   di   Bufala ） の 産地 と なっ て いる 。 また 、 中国 雲南 省 の フレッシュチーズルービン （ 乳 餅 ） や 板 状 に 干し た ルー シャン （ 乳 扇 ） 、 フィリピン の ケソンプティ に も 用い られる 。  中華人民共和国 の 南部 で は 、 水牛 は 重要 な 役畜 で ある が 、 水牛 乳 を 、 大良 牛乳 、 牛乳 プリン 、 ホワイト クリーム など 、 さまざま に 加工 し て 利用 する 順徳 料理 の よう な 例 も ある 。  スイギュウ の 肉 （ carabeef   と 呼ば れる こと も ある ） は 地域 によって は 牛肉 として 流通 し て おり 、 最も 多く の スイギュウ を 飼育 し て いる インド で は 主要 な 輸出 品目 と なっ て いる 。 中国 で も 広東 料理 など で は 、 水牛 の 肉 も よく 利用 し て き た が 、 肉質 が 堅い の が 難点 で あり 、 煮込み 料理 に 適する 。 インド で は 一般 に ヒンドゥー 教 で は 牛 を 神聖 視 する と 言わ れ て いる が 、 これ は 瘤 牛 の こと で あり 、 水牛 は 家畜 として 使役 さ れ 、 その 肉 も 食肉 として 流通 し て いる 。 ヒンドゥー 教 において は 水牛 は 悪魔 マヒシャ の 化身 の ひとつ で あり 、 死者 の 王 ヤマ の 乗り物 と さ れ て いる ため 、 コブ 牛 と の 扱い に 大差 が ある 。 インド 国内 で の 水牛 肉 の 消費 は 主 に イスラム 教徒 向け や 日本人 を 含む 外人 向け レストラン など で 多く 消費 さ れ て いる   。  スイギュウ の 革 は 強靭 で 利用 し やすく 、 靴 や オートバイ の ヘルメット に 使わ れ て いる 。  角 は 、 印鑑 、 三味線 の 駒 、 櫛 、 和 包丁 の 柄 、 ボタン 、 置物 など の 角細工 に 使わ れる 。 また 、 犀 角 同様 に 酒 器 が 作ら れる こと も ある 。 日本 刀 の 外装 ( 拵 ) の 各部 の 部材 として も 広く 用い られ た 。  アフリカ から アジア にかけて 燃料 と する 例 が 多い 。 ワラ を 混ぜ 乾燥 さ せ た 糞 が 燃料 として 使わ れ て いる 。 アフリカ など で は 虫除け に 土 で 作る 家 の 材料 と する 例 も ある 。鱗 （ うろこ 、 、 ） は 、 動物 の 体 表 を 覆う 硬質 の 小片 状 の 組織 で ある 。  主 な 役目 として 、 動物 の 体 を 外部 環境 の 変化 から 守り 、 攻撃 から 防御 する 。 防御 の ため 一 枚 板 の 装甲 板 で 体 表 を 覆っ た 場合 、 その 動物 の 体 の 可動 性 は 著しく 損なわ れる が 、 これ を 小片 に 分割 し 、 小 装甲 板の間 に 可動 性 を 持た せれ ば 、 かなり の 防御 性 を 維持 し た まま 身体 の 可動 性 を 得る こと が できる 。  さまざま な 分類 群 の 動物 が 鱗 を 発達 さ せ た が 、 その 起源 、 構造 、 組成 など は 異なる 。  魚類 の 鱗 は 真皮 の 内部 に 発達 し た 骨格 （ 皮 骨 ） で あり 、 ハイドロキシアパタイト （ リン酸カルシウム ） を 主成分 と する 。 その 表面 は 粘膜 性 の 表皮 に 覆わ れ て おり 、 真皮 に 埋伏 し て いる 。 鱗 の 基本 構造 は 、 繊維 層 の 上 に 骨質 層 が 、 その 上 に さらに 象牙 質 と エナメル 質 （ 厳密 に は エナメロイド と 呼ぶ 類 エナメル 質 ） の 層 が 重層 し た 構造 を 基本 と する が （ 硬 鱗 ） 、 より 新しい 時代 に 登場 し た 魚類 で は 象牙 質 や エナメル 質 の 層 が 退化 し て 、 繊維 層 と 骨質 層 のみ を 持つ 鱗 （ 軟鱗 ） に なっ て いる 。 すなわち 、 だんだん と 重く て 厚い 鱗 から 、 軽く て 薄い 鱗 へ と 進化 し て いる 。  骨質 層 と 象牙 質 層 は 真皮 由来 の 細胞 によって 、 エナメル 質 は 表皮 由来 の 細胞 によって 形成 さ れる 。 脊椎動物 の 歯 は この 3 層 構造 の 鱗 の 口腔 周辺 に 分布 する もの が 、 摂 食器 官 として 分化 し た もの と 考え られ て いる 。  ウナギ など の 鱗 が 退化 し て いる 魚 で は 粘液 によって 体 表 を 防御 する 傾向 が 強まる ため 、 特に 粘液 の 分泌 が 多い 。 また 、 稚魚 、 幼魚 も 鱗 は 未 発達 で 、 もっぱら 粘液 によって 体 表 を 防御 し て いる 。  楯 鱗 は 軟骨 魚類 に 特有 の 鱗 で あり 、 特に サメ 類 で 発達 し て いる 。 骨質 の 基底 板 と 、 ここ から 伸びる 突起 から なり 、 突起 は 内側 から 、 血管 や 神経 の 入る 髄 腔 、 象牙 質 、 エナメロイド によって 構成 さ れる 。 基本 的 な 構造 は 歯 と 同じ で ある ため 、 皮 歯 と 呼ば れる こと も ある 。 楯 鱗 の 基部 の 骨質 板 は 真皮 層 に あり 、 突起 は 外側 に 向かっ て 棘 状 に 伸び 、 体外 に 露出 する 。 棘 の 形態 は 分類 の 指標 に さ れる こと も ある 。 楯 鱗 は 体 表 に 細か な 凹凸 を 作る 。 この 凹凸 が 、 サメ が 泳ぐ とき に 体 表 に できる 乱 流 を 弱め 、 推進 効率 を 高め て いる と さ れ 、 これ に ヒント を 得 た 水着 が 開発 さ れ て いる 。  広義 の 硬 鱗 に は 、 コズミン 鱗 と ガノイン 鱗 が 含ま れる 。 狭義 に は ガノイン 鱗 を 指し て 硬 鱗 と 呼ぶ 。  硬 鱗 より 新しい 時代 に 登場 し た 魚類 で は 象牙 質 や エナメル 質 の 層 が 退化 し て 、 繊維 層 と 骨質 層 のみ を 持つ 鱗 （ 軟鱗 ） に なる 。  現 生 の 硬骨魚 類 の ほとんど を 占める 真 骨 類 の 鱗 は 、 象牙 質 や エナメル 質 が 完全 に 退化 し た 円 鱗 か 櫛 鱗 で ある 。 櫛 鱗 は 円 鱗 の 遠心 端 に 付属 的 な 構造 が つく だけ な ので 、 どちら も 基本 構造 は 同じ で あり 、 あわせ て 葉状 鱗 と 呼ぶ こと も ある 。  これら の 鱗 は 一般 に 薄片 状 で 、 コラーゲン 線維 で でき た 線維 層 の 上 に 硬い 骨質 層 が 重なっ て いる 。 円 鱗 は マイワシ 、 コイ 、 サケ など に 見 られ 、 櫛 鱗 は スズキ 、 マダイ など に 見 られる 。 ヒラメ で は 有 眼 側 （ 眼 の ある ほう の 体側 ） が 櫛 鱗 、 無 眼 側 （ 眼 の ない ほう の 体側 ） が 円 鱗 に なっ て いる 。 アジ など で 見 られる 鋭い 突起 を もつ 鱗 は 稜 鱗 と 呼ば れる 。 この ほか に も さまざま に 変形 し た 鱗 が ある 。 ハコ フグ の 硬い 体 表 や 、 ハリセンボン の 棘 も 鱗 が 変形 し た もの で ある 。  円 鱗 や 櫛 鱗 は 、 となりあっ た 鱗 が 重なり合う こと によって 、 体 表 の 保護 と 体 の 屈曲 の し やす さ を 兼ね備え た 構造 に なっ て いる 。  円 鱗 と 櫛 鱗 の 表面 に は 、 同心円 状 の 隆起 線 と 放射状 の 溝 条 が 見 られる 。 水温 が 高く 魚 の 成長 が 早い 時期 に は 鱗 も 早く 成長 し 、 水温 が 低く 魚 の 成長 が 遅い 時期 に は 鱗 の 成長 が 停滞 し 、 この 時期 に 同心円 状 の 紋様 （ 休止 帯 ） が 形成 さ れる 。 したがって 、 木 の 年輪 と 同じく 、 これ を 数える こと で 魚 の 年輪 が 査定 できる 。 しかし 、 夏季 や 産卵 期 に 成長 が 停滞 し 休止 帯 が 形成 さ れる 場合 も ある ので 、 正確 な 年齢 査定 に は その 魚 種 の 特性 を よく 知っ て おく 必要 が ある 。 放射状 の 溝 条は 、 鱗 の 変形 と 回復 を 容易 に し 、 柔軟 性 を 持た せる 意味 が ある 。  絶滅 し た 古生代 の 両生類 の 一部 に は 、 魚類 と 同じ 皮 骨 性 の 鱗 が あっ た 。 エリオプス の 鱗 は 退化 し た 小さな 骨 片 状 で 、 皮膚 を 完全 に は 覆っ て い なかっ た が 、 トリメロラキス の 鱗 は 互いに 重なり合い 、 魚 と 同じ よう な 構造 だっ た 。  現 生 の 両生類 で は 、 アシナシイモリ の 体 の 皺 の 間 に 痕跡 的 な 鱗 が ある 。  爬虫類 の 鱗 は 、 魚類 の 鱗 と 違い 、 表皮 起源 で ある 。 基本 的 に は 硬質 タンパク の ケラ チン を 主体 と し た 角質 で 構成 さ れ て いる ため 角 鱗 と 呼ば れる 。 魚類 の 場合 、 皮膚 の 表層 に 板 状 の 鱗 が 埋め込ま れ た 構造 に なっ て いる が 、 爬虫類 で は 、 皮膚 の 一 番外 側 の 厚く 角質 化 し た 層 が 、 動き やすい よう に 小片 に 分割 さ れ た もの で ある 。 魚類 で は 鱗 は 生き た 組織 に 覆わ れ て いる ため そのまま 成長 する が 、 爬虫類 の 鱗 は 鱗 の 下 に だけ 生き た 組織 が ある ため 、 周期 的 に 皮下 で 新しい 角質 が 生成 さ れ 、 外側 の 古く なっ た 部分 は 新しい 角質 層 と の 間 の 層 で 剥がれ て 脱落 する 。 これ が 脱皮 に 当たる 。 また 、 鱗 の 下 の 真皮 に 魚 の 鱗 と 似 た よう な 骨 片 （ 皮 骨 ） が 形成 さ れ て 強化 さ れる 場合 も ある 。  多く の 有 鱗 目 で は 、 鱗 は 互いに 重なり合い 、 外側 から 見える 部分 は 硬い β ケラ チン で 覆わ れ 、 鱗 の 付け根 の 部分 は やわらかい α ケラ チン で 覆わ れ て いる 。 また 、 付け根 部分 の 、 隣 の 鱗 と の 連結 部 は ヒンジ 状 の 構造 に なっ て い て 、 柔軟 性 を 高め て いる 。 ヤモリ 科 など の よう に 、 鱗 が 重なり合わ ず 粒状 に なっ て いる もの も ある 。 また 、 トカゲ や ヤモリ に は 鱗 が 非常 に 剥がれ やすく 、 捕まっ た とき に 鱗 を むい て 逃げる 種類 も ある 。 ヘビ は 、 きわめて 柔軟 な 体 を 持ち 、 大きな 獲物 を 飲み 込める よう に 皮膚 を 伸縮 さ せる こと が できる が 、 この ため 、 鱗 同士 は 強固 に 連結 せ ず 、 一つ 一つ の 鱗 が 先端 は 重なり合い ながら も 、 基部 は 独立 し て 皮膚 に 癒着 し て いる 。 皮膚 を 伸ばし た とき に は 鱗 同士 の 間隔 が 広がり 、 柔軟 な 皮膚 が 露出 する 。 皮膚 を 縮める と 鱗 同士 は もと どおり に すき間 なく 重なり合う 。 一部 の トカゲ と ワニ で は 、 鱗 の 下 の 真皮 中 に 皮 骨 が 形成 さ れる 。 頭部 で は 頭骨 、 皮 骨 、 鱗 が 融合 し て 丈夫 な 構造 を 作る 。 さらに カメ で は 、 真皮 表面 に 形成 さ れ た 皮 骨 が 、 外側 の 鱗 、 内側 の 骨格 と 癒合 し 、 頑丈 な 甲羅 を 形成 する 。  哺乳類 の 体毛 、 鳥類 の 羽毛 も 、 祖先 の 爬虫類 の 鱗 が 変形 し た もの だ と 考え られ て い た が 、 今日 で は 鱗 と は 別 起源 と の 説 が 有力 に なっ て いる 。  鳥類 で は 、 一説 に は 鱗 から 羽毛 が 進化 し た と も 言わ れ 、 元来 の 鱗 は 失わ れ て いる 。 ただし 脚 の 部分 に は 鱗 様 の 形態 が 残っ て いる 。  哺乳類 で は 、 ネズミ 目 の 尾 など に 角質 の 鱗 が ある 。  センザンコウ 類 に は 、 二 次 的 に 発達 し た 鱗 が 背面 全体 を 覆う 。  哺乳類 の 体毛 は 鳥類 の 羽毛 同様 鱗 から 進化 し た と も 言わ れ て いる 。 その 鳥類 同様 ほぼ 鱗 は 失わ れ 、 皮膚 上 の 名残 は 爪 という かたち で 留まる のみ で ある 。 ただし 歯 は 上記 項目 『 魚類 の 鱗 』 に 記載 さ れる よう に 鱗 から 由来 する 相 同 器官 で ある 。  ウロコムシ など の 一部 の 多毛 類 は 、 背面 が 、 背 触 鬚 が 変化 し た キチン 質 の 鱗 によって 覆わ れ て いる 。  チョウ 目 の 翅 の 表面 構造 は 、 クチクラ の 鱗状 の 組織 で 覆わ れ て おり 、 鱗粉 と 呼ば れ て いる 。 これ は 体 表 の 毛 が 変化 し た もの で あり 、 1 個 の 上皮 細胞 が 強く キチン 化 し て 死に 、 ソケット 状 の 孔 から 容易 に 離脱 できる よう に なっ た ものの ひとつ で ある 。  他 に 、 シミ 目 の 昆虫 も 、 体 表 を 鱗 で 覆わ れ て いる 。  いずれ も 全身 を 骨 片 で 覆わ れ て いる が 、 特に クモ ヒトデ 類 の 腕 の 部分 で は それ が 鱗状 に なっ て いる 。  『 韓非子 』 に よれ ば 、 竜 に は 逆鱗 が ある 。  連続 文様 の 鱗 文様 。 正三角形 または 二等辺三角形 の 連続 に よる 。 日本 の 能 や 歌舞伎 の 、 鬼女 や 蛇 の 化身 の 衣装 に 用い られる こと が ある 。  鱗 紋 （ うろこ もん ） は 、 正三角形 または 二等辺三角形 の 、 単数 または 複数 の 構成 による 家紋 で ある 。 日本 で は 古墳 の 壁画 など の 文様 として 見 られる が 、 形状 から 、 魚 や 蛇 、 龍 の 鱗 が 連想 さ れ て 「 鱗 紋 」 と いわ れ て いる 。 緒方 氏 、 北条 氏 の 鱗 紋 は 、 蛇 に関する 伝承 から 用い られ た もの と さ れる 。  正三角形 一つ を 描い た 「 一つ 鱗 」 が 基本形 で ある 。 それ を 3 つ 山形 に 積み上げ た もの を 「 三つ 鱗 」 と いい 、 それ に 丸 を つけ た もの が 多用 さ れる 。 三つ 鱗 は 桓武 平 氏 の 定紋 ・ に 準じる 替紋 で 緒方 氏 、 北条 氏 など が 用い 、 後 北条 氏 が 用い た 高 さ を 低く 変形 さ せ た 三つ 鱗 は 「 北条 鱗 」 と 呼ば れる 。 ほか に 、 「 対 い 鱗 」 「 六つ 鱗 」 「 五つ 鱗 車 」 など が ある 。ドリー （ Dolly 、 1996 年 7 月 5 日   -   2003 年 2 月 14 日 ） は 、 世界 初 の 哺乳類 の 体 細胞 クローン で ある 雌 羊 。 スコットランド の ロス リン 研究所 で 生まれ 育ち 、 6 歳 で 死ぬ 。 ドリー の 誕生 は 1997 年 2 月 22 日 に 発表 さ れ た 。  ドリー という 名前 は 乳腺 細胞 由来 に ちなん で 、 飼育 係 が ドリー・パートン の 巨乳 を 称え て 提案 し た もの で ある 。 ドリー は 体 細胞 の 核 を 除 核 し た 胚 細胞 に 移植 する 技術 によって 誕生 し た 。 ドリー は 1996 年 に 6 歳 の 雌 羊 の 細胞 から クローン さ れ 、 今日 まで 続く 議論 の 的 と なっ て いる 。  2003 年 5 月 9 日 、 ドリー の 剥製 が エディンバラ の スコットランド 博物館 へ 陳列 さ れ た 。  ドリー は 上記 の 手順 を 持っ て 誕生 し た 。  1999 年 に ネイチャー 誌 に 、 ドリー は 生まれつき 細胞 内 の 染色 体 に ある テロメア が 短く なっ て いる ので 生まれつき 老化 し て いる という 研究 が 発表 さ れ た 。 遺伝 情報 の 元 が 6 歳 の ヒツジ で あり 、 したがって ドリー は 誕生 時 に 遺伝子 が 既に 6 歳 で あっ た と 推測 さ れ た 。 しかしながら 、 ジョン ・ トーマス は 殆ど の クローン 動物 が 実際 は 通常 の 長 さ の テロメア を 持ち 、 連続 で クローン を する 度 に テロメア は 実際 に は 長く なっ て いく 事 を 指摘 し た 。  この 徴候 は 2002 年 1 月 、 ドリー が 5 歳 の 時 に 報告 さ れ た 。 異常 な 若 さ で 関節 炎 を 発症 し 衰弱 し て いっ た の で ある 。 これ は 生まれつき の 老化 によって 説明 が 可能 で ある が 、 リバプール 大学 獣 医学部 の ダイ・グローヴ = ホワイト は 「 関節 炎 は クローン の せい と 言える し 、 せい で は ない と も 言える 。 我々 の 知る 限り で は 、 ドリー は ゲート を 飛び越え た 時 に 足 を けがし 、 関節 炎 を 悪化 さ せ た 。 」 と 述べ た 。  この 関節 炎 により この 形式 の クローン は 哺乳類 に 適し て い ない の で は と 心配 さ れ 、 現状 で は ヒト の クローン を 作る 実験 は 未熟 で 倫理 的 で ない という こと が 専門 家 のみ で なく 全体 の 合意 を 得 て いる 。  この 方法 で の クローン の 支持 者 達 は 、 この 技術 は 改良 すれ ば いい だけ で ある と 反論 する 。 しかしながら 、 応用 発生 学 の 初歩 の 理解 が 非常 に 限ら れ て おり 、 多く の 遺伝子 の 活性 の コントロール を 科学 者 は 出来 ない 、 す べき で ない と する 主張 が なさ れ た 。 多く の 専門 家 で ない 者 は 、 この ため に あらゆる 形 の クローン 産 生 が 倫理 的 に 間違っ て おり 禁止 す べき で ある と 規定 し 始め た 。  2003 年 2 月 14 日 に ドリー が 進行 性 の 肺 疾患 を 起こし て いた事 が 公表 さ れ た 。 検死 の 結果 で それ は 羊 に よく ある 病気 、 ヒツジ 肺 腺腫 で ある こと が 確かめ られ た 。 農場 の 他 の 羊 も 同じ 様 な 病気 に かかっ て い た ため 、 これ は ドリー が クローン で ある 事 と 関連 し て い ない と ロス リン 研究所 の 科学 者 達 は 述べ た 。 ドリー は 安楽 死 さ せ られ た 。  ドリー で の 成功 の 後 、 ウマ や ウシ といった 大型 哺乳 動物 の クローン が 多く 誕生 し て いっ た 。 医療 の 進歩 を 約束 する が 危険 も 伴う クローン 技術 が 、 SF の 世界 の もの で は なく 、 現実 と なっ た の で ある 。 クローン は 絶滅 の 危機 に 瀕 し た 動物 を 保護 し たり 、 犬 や 猫 など の ペット の 命 を 取り戻す ため の 手段 と 期待 さ れ て いる 。  また 、 マンモス など の 先史 時代 の 動物 を 復活 さ せる 計画 も 少し ずつ ながら 研究 が 進ん で いる 。 ヒト の 場合 反対 は 続い て いる が 、 クローン が 体外 受精 、 代理 母 、 養子 そして 従来 の 繁殖 方法 に 加え て 新た に 妥当 な 繁殖 戦略 に 加え られる かも しれ ない 。 議論 の 的 と なっ て いる 子供 の 遺伝子 操作 で ある が 、 これ を 行う 事 が 受け入れ られる 場合 が 、 条件 付き で 考え られる 。 その 一つ は 遺伝 性 疾患 の リスク を 取り除く ため 、 二つ 目 が 家族 と の 幹 細胞 移植 の 互換 性 を 確実 に する ため 、 そして 寿命 を 延ばし たり 、 免疫 を 強化 し たり 、 知能 を 高め たり する ため に 子供 の 遺伝子 を 改良 する 事 も ありえる 。 身体 能力 や 知能 を 向上 さ せる といった 、 遺伝 学 的 形質 向上 は 、 『 世界 保健 機構 （ WHO ） による 遺伝 医療 に関する ガイドライン 』 において 遺伝 医学 上 、 生命 倫理 上 「 行わ れ て は なら ない 」 もの として 否定 さ れ て いる 。  しかし 実際 に は あくまでも 子供 が 持つ で あろ う 能力 の ポテンシャル を 若干 向上 さ せる だけ で あっ て 、 仮に デザイナー ベビー が 誕生 し た として も 、 生まれ 付き の 高い 知力 ・ 体力 や 将来 の 劇的 な 能力 向上 を 期待 出来る 訳 で は ない と し た 見方 が 一般 的 で ある 。回虫 （ カイチュウ 、 蛔虫 とも ） は 、 ヒト を はじめ 多く の 哺乳類 の 、 主として 小腸 に 寄生 する 動物 で 、 線 虫 に 属する 寄生虫 で ある （ 「 分類 」 を 参照 ） 。 狭義 に は 、 ヒト に 寄生 する ヒトカイチュウ   ""   を 指す 。 ヒト に 最も ありふれ た 寄生虫 で あり 、 世界 で 約 十 億 人 が 感染 し て いる 。 本 項 で は 主として ヒトカイチュウ について 記載 する 。  雌雄 異体 で あり 、 雄 は 全長 15   -   30 cm 、 雌 は 20   -   35 cm と 、 雌 の 方 が 大きい 。 環 形 動物 の ミミズ に 似 た 体型 で あり 、   lumbricoides   （ ミミズ の よう な ） という 種 名 も これ に 由来 する が 、 回虫 は 線形 動物 で あり 、 環 形 動物 と は 全く 異なる ので 体 節 も 環 帯 も なく 、 視 細胞 など の 感覚 器 も 失わ れ て おり 、 体 の 両 先端 に 口 と 肛門 が ある だけ で 、 体 幹 を 腸 が 貫通 する 。 生殖 器 は 発達 し 、 虫 体 の 大 部分 を 占める 。 成熟 し た 雌 は 1 日 10 万 個 から 25 万 個 も の 卵 を 産む 。  最大 25 万 個 の 回虫 卵 は 小腸 内 で 産み落とさ れる が 、 そのまま 孵化 する 事 は なく 、 糞便 と共に 体外 へ 排出 さ れる 。 排出 さ れ た 卵 は 、 気温 が 15 ℃ くらい なら 1 か月 程度 で 成熟 卵 に なり 、 経口 感染 によって 口 から 胃 に 入る 。 虫 卵 に 汚染 さ れ た 食物 を 食べ たり 、 卵 の 付い た 指 が 感染 源 と なる 場合 が 多い 。 卵殻 が 胃液 で 溶ける と 、 外 に 出 た 子 虫 は 小腸 に 移動 する 。 しかし そこ で 成虫 に なる の で は なく 、 小腸 壁 から 血管 に 侵入 し て 、 肝臓 を 経由 し て 肺 に 達する 。 この 頃 に は 1 mm くらい に 成長 し て いる 。 数 日 以内 に 子 虫 は 気管支 を 上がっ て 口 から 飲み込ま れ て 再び 小腸 へ 戻り 、 成虫 に なる 。 子 虫 から 成虫 に なる まで の 期間 は 3 か月 余り で あり 、 寿命 は 2 年 から 4 年 で ある 。  こうした 複雑 な 体内 回り を する ので 「 回虫 」 の 名 が ある 。 この よう な 回りくどい 感染 経路 を たどる 理由 は はっきり し て い ない 。 一説 に よれ ば 、 回虫 は かつて は 中間 宿主 を 経 て ヒト に 寄生 し て い た ため で は ない か と いう 。  回虫 は 、 古く から 人類 の 最も 普遍 的 な 寄生虫 で あっ た 。 紀元前 4 世紀 から 5 世紀 の ギリシャ の 医師 ヒポクラテス や 中国 の 紀元前 2700 年 頃 に 記録 が あり 、 日本 で は 4 世紀 前半 と さ れる 奈良 県 纏 向 （ まき むく ） 遺跡 の 便所 の 遺構 から 回虫 卵 が 発見 さ れ て いる 。 鎌倉 時代 頃 から 人糞 尿 （ 下肥 ） を 農業 に 利用 する 事 が 一般 化 し た ので 、 回虫 も 広く 蔓延 し た 。 人体 から 排泄 さ れ た 回虫 卵 が 野菜 等 に 付き 、 そのまま 経口 摂取 さ れ て 再び 体内 に 入る という 経路 で ある 。 こうした 傾向 は 20 世紀 後半 に まで 続き 、 1960 年 頃 でも 、 都市 部 で 寄生 率 30   -   40 %、 農村 部 で は 60 % に も 及ん だ 。 しかし 、 徹底 し た 駆虫 対策 と 衛生 施設 ・ 衛生 観念 の 普及 によって 急速 に 減少 、 20 世紀 末 に は 実に 0 . 2 %（ 藤田 紘一 郎 ） から 0 . 02 %（ 鈴木 了 司 ） に まで 下り 、 世界 で 最も 駆虫 に 成功 し た 例 と なっ た 。 ただし 、 同じ 頃 に 広まっ た 自然 食 ブーム によって 下肥 を 用い た 野菜 が 流通 する よう に なり 、 また 発展 途上 国 から の 輸入 野菜 類 の 増加 に 伴い 、 回虫 寄生 の 増加 が 懸念 さ れる 。 さらに 、 駆虫 が 余りに も 徹底 し た ため 、 回虫 に関する 知識 が 忘れ られる という よう な 場合 も あり 、 医師 で さえ 回虫 を 見 た 経験 が なく 、 検査 方法 も 知ら ない 例 も あっ て 、 回虫 の 増加 が 見逃さ れる 恐れ も ある 。  世界 的 に も 回虫 の 寄生 率 は 高く 、 アジア ・ アフリカ ・ 中南米 など の 発展 途上 国 ・ 地域 で は なお 40 % 程度 あり 、 欧米 で も 数 % と なっ て いる 。 発展 途上 国 ・ 地域 で は 、 人口 の 激増 と 都市 集中 、 衛生 施設 ・ 観念 の 不足 、 衛生 状態 や 経済 の 悪化 等 により 駆除 が 困難 と なっ て いる 。  回虫 による 障害 は 多岐 にわたり 、 摂取 し た 栄養分 を 奪わ れる 、 毒素 を 分泌 し て 体調 を 悪化 さ せる 、 他 の 器官 ・ 組織 に 侵入 し 、 鋭い 頭 で 穿孔 や 破壊 を 起こす 、 等 で ある 。 1 匹 や 2 匹 程度 の 寄生 で あれ ば ほとんど 問題 は なく 、 肝 機能 が 強けれ ば 毒素 を 分解 し て しまう が 、 数 十 匹 、 数 百 匹 も 寄生 する と 激しい 障害 が 起こる 。 幼少 期 なら 栄養 障害 を 起こし 、 発育 が 遅れる 。 毒素 により 腹痛 ・ 頭痛 ・ めまい ・ 失神 ・ 嘔吐 ・ けいれん といった 症状 が 出る 。 虫垂 に 入り込ん で 虫垂炎 の 原因 に なる 場合 も 稀 で は なく 、 多数 の 回虫 が 塊 に なっ て イレウス （ 腸閉塞 ） を 起こす 事 も あり 、 脳 に 迷入 し て てんかん の よう な 発作 を 起こす 例 も ある 。  衛生 環境 を 整備 し なけれ ば なら ない の は もちろん で ある 。 かつて の 日本 で 寄生 率 が 著しく 高かっ た の は 、 人糞 尿 を 肥料 に 用い て い た と共に 、 それ で 栽培 し た 野菜 類 を 漬け 物 など として 生食 し て い た の が 大きな 原因 で ある 。 回虫 卵 は 強い 抵抗 力 を 持ち 、 高 濃度 の 食塩 水中 で も 死な ない ので 、 食塩 を 大量 に 使用 し た 漬け 物 で も 感染 は 防げ なかっ た 。 第 二 次 大戦 後 は 化学 肥料 の 普及 が 回虫 撲滅 の 一端 を 担っ た 。 回虫 卵 は 熱 に 弱く 、 70 ℃ で は 1 秒 で 感染 力 を 失う 。 したがって 野菜 類 は 充分 熱 を通して 食べれ ば 安全 で ある 。 有機 栽培 の 生 野菜 を 摂取 する の で あれ ば 、 下肥 の 加熱 処理 を し なけれ ば なら ない 。  だが 、 大量 の 食品 が 海外 から 輸入 さ れ て いる 現状 で は 、 そこ から 感染 する 恐れ も あり 、 注意 し なけれ ば なら ない 。 発展 途上 国 で は 人糞 尿 を 肥料 に する 事 は 少ない が 、 衛生 観念 や 施設 の 不充分 から 回虫 の 蔓延 が 見 られる 。 便所 の 位置 や 構造 が 不衛生 で 、 地面 に そのまま 排泄 する 場合 に は 、 乾燥 し た 便 に 含ま れる 回虫 卵 が 風 に 乗っ て 空中 に 浮遊 し て 感染 する 。 糞便 に たかる 昆虫 や ネズミ など の 小 動物 も 感染 源 と なっ て いる 。  回虫 は 毎日 大量 に 産卵 する ので 、 1 匹 でも 寄生 し て いれ ば 必ず 糞便 に 卵 が 混じる 。 よって 検便 を すれ ば 寄生 の 有無 が わかる 。 駆除 に は かつて は サントニン ・ マクニン ・ カイニンソウ など が 用い られ た が 、 最近 は パモ 酸 ピランテル 、 メベンダゾール など が 用い られる 。 根本 的 に は 便所 の 改善 、 人々 の 衛生 観念 の 向上 、 社会 の 貧困 撲滅 など 、 多く の 課題 が ある 。 発展 途上 国 ・ 地域 で も 、 日本 はじめ 先進 諸国 の 援助 も あっ て それら の 問題 の 解決 に 取り組ん で いる が 、 なお 困難 な 事業 で ある 。  東京医科歯科大学 名誉 教授 の 藤田 紘一 郎 は 、 回虫 （ ヒト 回虫 ） の 寄生 が 花粉 症 など の アレルギー性 疾患 の 防止 に 効果 が ある と 説い て いる 。 それ に よる と 、 花粉 症 は 花粉 と 結合 し た 抗体 が 鼻 粘膜 の 細胞 に 接合 し 、 その 結果 として ヒスタミン 等 の 物質 が 放出 さ れ て 起こる が 、 回虫 など の 寄生虫 が 体内 に いる 場合 、 寄生虫 は 人体 にとって 異物 で ある ので 対応 する 抗体 が 大量 に 産 生さ れ 、 しかも それら の 抗体 は 花粉 等 の アレルギー 物質 と は 結合 し ない ので 、 アレルギー 反応 も 起こら ない 。 近年 アレルギー性 疾患 が 激増 し て いる の は 、 回虫 保有 率 が 極端 に 減少 し た ため で ある と いう 。 少数 の 回虫 寄生 で あれ ば 、 むしろ 人体 に 有益 な 面 も 見 られる と 考え られる 。 ヒト 回虫 と ヒト に は 安定 し た 共生 関係 が 成立 し て いる 可能 性 も 考え られる 。  これ に対して 東京慈恵会医科大学 元 教授 の 渡辺 直 煕 （ 熱帯 医学 講座 ） は 、 ヒト へ の ブタ 回虫 寄生 により アレルギー 物質 に対する IgE 抗体 産 生 が 増強 する 結果 アレルギー 疾患 が 増悪 する こと を 示し 、 藤田 の 説 を 否定 し て いる 。  豚 回虫 ・ 牛 回虫 ・ 馬 回虫 ・ 犬 回虫 ・ 猫 回虫 など 各種 の 回虫 は 、 それぞれ の 哺乳類 に 固有 で あり 、 異種 間 で は 成虫 に なれ ない 。 その ため 産卵 する こと は 無い ので 、 糞便 の 虫 卵 検査 で は 検出 出来 ない 。 時おり 話題 に なる アニサキス 症 も 、 クジラ 類 の 回虫 に 当たる アニサキス の 幼虫 が ヒト の 消化 管 （ 胃 ） へ 迷入 し て 起こる 。 ただし 、 人体 に 入っ て も すぐ 死ん で しまい 、 寄生 する 事 は ない 。 もっとも 、 回虫 は 、 かつて は 異なる 宿主 に は 寄生 し ない と 考え られ て 来 た が 、 実際 に は ヒト に イヌ 回虫 など の 幼虫 が 寄生 し た 例 が 多く あり 、 その よう な 場合 は 各種 臓器 へ の 迷入 が 起こり やすく 、 重 篤 な 症状 を 引き起こす ので 充分 な 注意 が 必要 で ある 。  分類 の 一部 を 示す 。  その他  その他消化 率 （ しょ う か りつ ） と は 、 食べ た 物 の うち 消化 吸収 さ れ た 量 の 割合 を 示す もの で ある 。  摂取 し た 乾物 、 タンパク質 、 エネルギー など の 量 から 糞 として 排出 さ れ た 量 を 差し引い た 量 が 消化 さ れ た 量 として みなさ れ 、 この 消化 さ れ た 量 を 摂取 し た 量 で 割っ た もの が 消化 率 で ある 。  消化 率 　 ＝ 　( 摂取 量   -   糞 中 排出 量 ） /   摂取 量  しかし 、 実際 に は 、 糞 として 排出 さ れる もの の 中 に は 消化 液 や 消化 管 壁 が はがれ た もの も 含ま れる ため 、 上記 の 消化 率 は みかけ の 消化 率 と よば れる 。 真 の 消化 率 を 求める に は 、 消化 液 や 消化 管 壁 など の 内因 性 排出 物 を 糞 中 排出 量 から 差し引か なけれ ば なら ない 。アミメニシキヘビ （ 網目 錦蛇 、 " Python   reticulatus "） は 、 ニシキヘビ 科 ニシキヘビ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 特定 動物 。 別名 レティキュレートパイソン 、 レティック 、 マレー ニシキヘビ 。  インド 、 インドネシア 、 カンボジア 、 シンガポール 、 タイ 、 ベトナム 、 フィリピン 、 マレーシア 、 ミャンマー 、 ラオス  オオアナコンダ とともに 、 世界 最長 の ヘビ 。 文献 によって は 最大 全長 990 cm と さ れる 。 ただし 体重 は 全長 が 等しい 場合 オオアナコンダ より も 軽い （ 軽い と は いえ 100 kg を 越える 個体 も 確認 さ れ て いる ） 。 背面 に 網目 状 の 斑紋 が 並ぶ 。 種 小名 " reticulatus " は 「 網目 模様 の 」 の 意 で 、 和名 や 英名 と 同義 。  分布 が 広い ため 体 色 や 全長 は 地域 によって も 異なり 、 大型 化 する 地域 が ある 反面 インドネシア の ジャンペア 島 の 個体 群 は 最大 全長 が 250 cm 程度 と も 言わ れ て いる 。  熱帯 雨林 や 耕作 地 等 、 幅広い 環境 に 生息 する 。 シンガポール で は 下水道 に も 生息 する 。 幼 蛇 時 に は 樹 上 棲傾向 が 強い が 、 成長 に 伴い 地表 棲 と なる 。 夜行 性 で 、 昼間 は 茂み や 樹 洞 等 で 休む 。  食 性 は 動物 食 で 、 爬虫類 、 鳥類 、 哺乳類 等 を 食べる 。 大型 個体 で は ヒョウ や ヒト の 捕食 例 も ある 。  口 と 牙 で 獲物 に 噛み付い た 後 、 長い 身体 で 巻き付き 、 窒息 する まで ゆっくり 締め 上げる と さ れ て き た 。 しかし 、 2015 年 頃 から 、 窒息 で は なく 、 強く 獲物 の 体 を 締め 上げる こと で 、 獲物 の 心臓 を 止め て 殺す こと が 分かっ た 。 上手く 締め付ける と 、 わずか 数 秒 で 獲物 は 死亡 する ため 、 窒息 より も 速く 殺す こと が 可能 で ある 。 獲物 を 殺し た 後 、 丸呑み に する 。  繁殖 形態 は 卵生 で 10 - 50 個 、 多い とき に は 100 個 も の 卵 を 産む 。 メス は 卵 の 周り に とぐろ を 巻き 保護 する 。  皮 は 革製品 として 利用 さ れる 。  食用 と さ れる こと も あり 、 味 は 鶏肉 の よう で 、 美味 と さ れる 。  ペット として 飼育 さ れる こと も あり 、 日本 に も 輸入 さ れ て いる 。 動物 愛護 法 によって 特定 動物 に 指定 さ れ て いる ため 飼育 に は 地方自治体 の 許可 が 必要 に なる 。 大型 化 し ない と さ れる 個体 群 において も 別種 や 亜 種 として 分割 さ れ て い ない ため 飼育 に は 許可 が 必要 に なる 。  2012 年 4 月 14 日 午後 11 時 5 分 ごろ 、 茨城 県 に 住む 男性 が 長男 の 経営 する ペット ショップ の 飼育 場 で 倒れ て いる の が 発見 さ れ た 。 飼育 さ れ て い た 体長 約 6 . 5 m の アミメニシキヘビ が 何らかの 理由 で 檻 から 出 て 男性 を 襲っ た と 見 られ 、 男性 に は 右腕 や 頭 に かま れ た 跡 、 首 や 頭 に は 絞め られ た 跡 が あり 、 収容 先 の 病院 で 間もなく 死亡 が 確認 さ れ た 。  2013 年 11 月 、 インド で 泥酔 し て 路上 に 寝込ん だ 男性 を 襲っ て 飲み込ん だ と さ れる 、 アミメニシキヘビ の 丸々 太っ た 体 の 写真 が 報道 さ れ た 。 ただし 、 この 写真 は その 数 年 前 から 出所 が 曖昧 な まま ネット 上 で 流布 し て おり 、 撮影 地 が インド か どう か 、 実際 に 飲み込ん だ もの が 何 か も 定か で は ない こと が 指摘 さ れ て いる 。輸卵管 （ ゆら ん か ん 、 ） または 卵 管 （ らん かん 、 ） は 、 哺乳類 や 鳥類 に 存在 する 卵巣 と 子宮 を 結ぶ 管 。 イタリア の 解剖 学者 に ちなん で ファロピウス 管 と も 呼ば れる 。 鳥類 で は 通常 左側 のみ が 発達 し て 、 右側 の もの は 退化 する 。 その 構造 から 卵 管 漏斗 、 卵 管 膨大 部 、 卵 管 峡部 に 区別 さ れる 。  卵 管 漏斗 は 漏斗 状 の 構造 を し て おり 、 卵巣 から の 卵 細胞 を 収容 する 。 卵 管 膨大 部 は 卵 管 漏斗 に 続く 太い 管 で あり 、 精子 と 卵子 が 受精 する 場 で ある 。 ここ に 到達 し た 精子 は 数 日間 劣化 せ ず に 残留 する こと が 可能 で ある 。 卵 管 峡部 は 卵 管 膨大 部 に 続く 細管 で あり 、 受精卵 を 子宮 へ 運ぶ 。 ほとんど の 哺乳類 は 卵 管 峡部 を 通過 する の に 4 〜 5 日 かかり 、 着 床 まで の 初期 胚 の 発生 の 場 と なる 。 卵 管 膨大 部 と 卵 管 峡部 は 内輪 走 筋 層 と 外 縦走 筋 層 の 収縮 による 蠕動 運動 によって 精子 の 運搬 を 行う 。 卵 管 の 壁 は 粘膜 、 筋 層 、 漿膜 の 3 層 から なり 、 粘膜 上皮 は 単 層 円柱 上皮 で ある 。  鳥類 の 輸卵管 は 以下 の 部分 に 分かれる ：  爬虫類 から 進化 し た 哺乳類 で は 、 輸卵管 は 卵 管 ・ 子宮 ・ 膣 へ と 進化 し て おり 、 受精卵 は 体外 へ 排出 さ れ ず に 子宮 へ 留まる 。 従って 哺乳類 で は 輸卵管 と は いわ れ ない 。体長 （ た いちょう ） と は 、 動物 の 体 の 長 さ の こと 。 なに を もっ て 体 の 長 さ と する か は 動物 によって 異なり 、 また 、 同じ 動物 で も 計測 者 によって 違う 場合 が ある 。 総じて 、 体長 という 言葉 は 、 広く 使わ れ て いる が さまざま な 概念 を ふくん で おり 、 この ため 、 成長 解析 や 識別 の ため に は 体長 という 言い方 を 避ける こと が ある 。 また 、 体長 という 言葉 が 無い 動物 や 、 逆 に 、 体長 が 正確 に 定義 さ れ て いる 動物 も ある 。  哺乳類 、 トカゲ 、 サンショウウオ の よう に 、 尾 を 持つ 動物 の 場合 、 動物 学 で は 頭 胴 長 を もっ て 体長 と する 。  頭 胴 長 と は 、 尾 を 含め ない 長 さ で あり 、 全長 から 尾 の 長 さ を 引い た もの で ある 。  全長 は 頭部 の 先端 （ 吻端 ） から 尾 の 先端 （ 尾端 ） まで の 長 さ を 指す 。 動物 の 椎骨 と 頭骨 を 伸ばし て 直線 状 に し て 計測 する 。 具体 的 に は 、 動物 を 水平 な 場所 で 仰向け に し 、 吻端 から 尾端 まで の 長 さ を 計る 。 この とき 、 尾 の 体毛 の 長 さ は 含め ない 。  一般 に 動物 は さまざま な 理由 で 尾 を 損傷 する こと が ある 。 その ため 、 動物 の 成長 解析 など 、 なにか しら の 指標 として 体 の 長 さ を 使う 場合 、 同種 の 同 齢 の 個体 で あっ て も 尾 を 含め た 全長 に は 欠損 による ばらつき が 大きい 。 したがって 、 尾 を 含め ない 「 頭 胴 長 」 を 指標 として 用いる こと が 多い 。  頭 胴 長 は 、 吻端 から 尾 の 根元 まで の 長 さ で ある が 、 直接 計測 する より も 全長 から 尾長 を 引い た もの を 頭 胴 長 と する ほう が 正確 で ある 。  尾長 は 、 尾 の 根元 から 尾端 まで の 長 さ で ある 。 やはり 毛 は 含め ない 。 尾 の 根元 と は 最初 の 尾 椎骨 の 位置 で ある が 、 肛門 （ もしくは 総 排出 口 ） から 先 を 尾 と する 場合 も 多い 。  これら の 動物 の 場合 、 動物 学 で は 頭 胴 長 を もっ て し て 体長 と する の が 正式 で あり 、 全長 と 体長 と は 明確 に 区別 さ れ て いる の だ が 、 一般 的 に 全長 を 体長 と よん で いる 場合 が すくなから ず ある 。 さらに 、 動物 の 生き て いる とき の 姿勢 で の 長 さ 、 すなわち 、 ネズミ など の 場合 、 脊椎 が 湾曲 し た 状態 、 シカ など の 場合 、 頚椎 が 直立 し 頭骨 が 水平 に なっ て いる 状態 で の 長 さ を 体長 と よん で いる 場合 すら ある 。  魚類 の 場合 、 吻端 から 尾びれ 末端 まで を 全長 と 呼ぶ が 、 タイ など の よう に 二 叉 状 の 尾びれ を 持つ 場合 、 尾びれ を 自然 に ひろげ た 状態 か 、 自然 に すぼめ た 状態 か で 全長 が 変わる 。 これ は 計測 者 によって も 異なる が 、 基本 的 に は 自然 に ひろげ た 状態 で ある 。 二 叉 状 の 尾びれ を 持つ 魚 で は 、 尾びれ 末端 は 欠損 し やすい ので 、 尾びれ の 中央 の いちばん 窪ん だ 部分 を 基準 と し た 尾 叉 長 が 使わ れる こと も ある 。  尾びれ は 破損 し やすい ので 、 魚類 学 や 水産 学 で は 全長 の 代わり に 標準 体長 が 使わ れる こと も 多い 。 標準 体長 と は 吻端 から 尾 柄 部 の 椎骨 の 末端 まで の 長 さ で ある 。 外見 から は 、 水平 な 台 の 上 に 置い た 魚体 の 、 尾びれ の 付け根 の 肉 が 薄く なっ て いる 部分 で 、 骨 が ない ため に そこ から 尾びれ を 急 角度 に 折り曲げる こと が できる 部分 が 椎骨 の 末端 に あたる 。  なお 、 標準 体長 を 省略 し て 体長 と よぶ こと は 好ましく ない 。 標準 体長 は あくまで 標準 体長 で ある 。 標準 体長 は 英語 の   Standard   Length   を 日本語 に 翻訳 し た もの で 、 原語 に は Body （ 体 ） という 単語 は ない 。  また 、 チゴダラ や ソコダラ の 仲間 の よう に 、 体 の 後方 が 先細り に なっ て い て 採集 する 際 に ちぎれ やすい 魚 種 の 場合 に は 、 吻端 から 肛門 まで の 長 さ を もっ て 肛門 前 長 として 指標 に 用いる 場合 も ある 。 その ほか に も 種 と 目的 によって さまざま な 計測 法 が ある 。  魚類 で は 、 水産 学 や 生物 学 的 研究 の ため の 測定 法 と 、 釣り で の 測定 法 と で は 内容 が 異なる 場合 が ある 。  カエル の 場合 は 、 吻端 から 総 排出 口 まで の 長 さ が 全長 で あり 、 体長 で ある 。 すなわち 全長 ＝ 体長 で ある 。  人間 の 直立 時 の 身体 の 高 さ は 身長 と 言う 。  動物 に対して 「 身長 」 を 使う の は 誤り で ある 。  怪獣 の ゴジラ の データ に は 身長 が 使わ れ て いる こと が ある 。 これ は ゴジラ が 直立 し て いる ため 、 身長 を 使っ た ほう が 高 さ を 正確 に 表せる ため と 考え られる 。 体高 が 使わ れる 場合 も ある 。シラミ （ 虱 < 蝨 >） は 、 昆虫 綱 咀顎目 シラミ 亜 目   ( Anoplura )   に 属する 昆虫 の 総称 。 全 種 が 血液 や 体液 を 吸う 寄生 生物 で ある 。 かつて は シラミ 目 （ 裸 尾 目 、 学名 は 同じ Anoplura ） と も さ れ た 。  広義 に は 、 咀顎目 の うち 寄生 性 の もの の 総称 。 シラミ 亜 目 の ほか に 、 主 に 体毛 や 羽毛 を 咀嚼 する ハジラミ 類 が 含ま れる （ これら は かつて Phthiraptera （ ＝ シラミ 目 ）   と さ れ て おり 便宜上 現在 でも 使わ れる が 、 多 系統 で あり 正式 な 分類 群 で は ない ） 。 咀顎目 に は ほか に 、 寄生 性 で ない チャタテムシ が いる 。  また 咀顎目 以外 に も 、 外部 寄生 する 小 動物 や 動物 に 付着 する 生物 に 「 〜 ジラミ 」 の 名 が つく もの が いる 。 昆虫 で は 、 カメムシ 目 に 3 グループ が あり 、 哺乳類 に 寄生 する トコジラミ 科 、 植物 から 吸汁 する コナジラミ 科 、 同じく キジラミ 上 科 が ある 。 昆虫 以外 で は ウオジラミ （ 甲殻 綱 鰓 尾 目 ） 、 クジラジラミ （ 甲殻 綱 端 脚 目 ） 。 ヤブジラミ （ 植物 の セリ 科 ） が ある 。 以下 で は 、 シラミ 亜 目 について 述べる 。  現在 世界中 で 約 1000 種 が 知ら れ 、 多く の 未知 種 が ある と 考え られ て いる 。 ハジラミ 類 より 分化 し た と 考え られる が 、 化石 上 の 証拠 は ない  （ シラミ は ハジラミ 類 同様 外部 寄生虫 として 哺乳類 の 被 毛 の 中 で 生活 する が 、 ハジラミ 類 と 異なり 鳥類 から は まったく 知ら れ て い ない ） 。  この うち 人間 に 寄生 する シラミ は 、 ヒトジラミ （ アタマジラミ   " Pediculus   humanus   humanus "   と コロモジラミ   " Pediculus   humanus   corporis "   の 2 亜 種 が ある ） と ケジラミ   " Phthirus   pubis " の 2 種   で ある 。 これら は 汎 世界 種 （ コスモポリタン ） で 、 人類 に 寄生 し て いる 種 は 全 世界 で 同じ これら の 種 で ある 。  多く は 体長 が 数 ㎜ 以下 で あり 外観 が 半 透明 で 柔弱 な 印象 だ が 、 ゴム の 様 な 弾力 性 の ある 丈夫 な 体 壁 構造 を 持っ て いる 。  体型 は ハジラミ 類 に 似る が 頭部 は 小さく 、 口器 は 著しく 変形 し 、 舌 針 、 唾腺 舌 、 下 唇 針 から 構成 さ れる 管状 の 鋭い 吻針 と なり 、 それ を 宿主 の 皮膚 に 突き刺し て 咽頭 に ある ポンプ で 吸血 する 。 使用 し ない とき は 口器 は 頭 の 中 に ひきこま れる 。  触角 は 5 節 から なる が 、 まれ に は 3 節 の もの も ある 。  1 対 の 複眼 を 持つ が 退化 傾向 に あり 、 単純 な 1 対 の レンズ や 受光 斑 と なる 種 や 欠如 し て いる 種 も ある 。  胸部 の 3 節 は つねに 癒合 し 、 翅 は 退化 し て いる 。 脚 は 毛 を つかむ の に 適する よう 変形 し 、 転 節 は 1 節 と なる 。 その 先端 に は 1 本 の 爪 が ある 。  腹部 は 9 節 から なり 、 産卵 管 は 退化 し 、 2 つ の 弁 と なっ て いる 。  不完全 変態 で 卵 → 幼虫 → 成虫 と なる 。  卵 は 産卵 管 の 基底 部 より 出さ れる 膠 様 の 物質 で 一端 が 宿主 の 毛 に 膠着 する 。 遊離 末端 側 に は 気孔 突起 と 呼ば れる 通気 孔 の ある 蓋 が あり 、 幼虫 は この 卵 蓋 から 孵化 する 。 幼虫 は 成虫 と 形 が よく 似 て おり 、 孵化 直後 より 雌雄 共 に 吸血 する 。 幼虫 は 3 齢 を 経 て 1 ～ 2 週間 程 で 成虫 と なる 。  成虫 は 交尾 後 、 ヒトジラミ で 1 日 8 ～ 10 個 、 一生 で 約 100 ～ 200 個 程度 の 卵 を 産む 。 ケジラミ は やや 少なく 1 日 1 ～ 4 個 、 一生 で 約 40 個 程度 産卵 する 。 寿命 は ヒトジラミ の 成虫 が 約 1 ヵ月 、 ケジラミ の 成虫 が 約 3 週間 程度 で ある 。  シラミ は 生理 的 に も 形態 的 に も 特定 の 哺乳類 に きわめ て よく 適応 し て いる ので 、 宿主 範囲 は 限定 さ れる 。 ある 1 種 の シラミ は 特定 の 1 種 、 あるいは 同属 の 数 種 の 宿主 に 限っ て 寄生 し 、 ふつう 1 つ の 宿主 に は 1 種 の シラミ だけ が 寄生 する （ ヒト 、 ウシ 、 および 一部 の 齧 歯 類 は 2 種 の シラミ の 寄生 を うける が 、 これ は 例外 的 で ある ） 。 これ は 系統 の 離れ た 宿主 に しばしば 容易 に 移行 する こと が 知ら れ て いる ノミ と 非常 に 対照 的 で ある 。  また シラミ の 属 は それぞれ 、 哺乳類 の 特定 の 科 または それ に 近 縁 の 科 と 対応 し た 寄生 関係 を もつ ので 、 宿主 と シラミ は 共 進化 し た と 考え られる 。  なお シラミ は 、 コウモリ 目 、 アリクイ 目 、 ゾウ 目 、 センザンコウ 目 、 カイギュウ 目 、 クジラ 目 の 真 獣類 、 および 単 孔 類 、 有 袋 類 に は 寄生 し ない 。  人間 に つく シラミ 2 種 の うち ヒトジラミ は 、 アタマジラミ   " Pediculus   humanus   humanus "   と コロモジラミ   " Pediculus   humanus   corporis "   の 2 亜 種 に 分け られる 。 DNA の 違い から 、 およそ 7 万 年 前 に コロモジラミ が アタマジラミ から 分かれ た と 推定 さ れ て いる 。 この こと は 人類 が その 少し 前 の 時代 から 衣服 を まとう よう に なっ た と する 説 の 根拠 の 1 つ に 挙げ られ て いる 。 もう 1 種 は ケジラミ で 、 陰部 に 生息 し 、 これ は 科 の レベル で 分類 を 異に する 。  ノミ と シラミ は ともに 人間 に 寄生 し て 吸血 し 、 かゆみ を 与える ため に 、 よく 対 に し て 扱わ れる 。 しかし 、 ノミ は 蛹 を 経る 完全 変態 の 昆虫 の うち 、 比較的 原始 的 な シリアゲムシ 目 に 近い 系統 の 昆虫 から 哺乳類 寄生 性 を 発達 さ せ た 系統 で ある と 考え られ て いる 。 それ に対して 、 シラミ は 蛹 を 経 ない 不完全 変態 の 昆虫 の うち 、 カメムシ 目 に 近 縁 な 咀顎目 に 属し 、 系統的 に は 大いに 異なる 。  さらに 、 しばしば 宿主 を 離脱 する 種 も ある ノミ に は 飢餓 耐性 が 強い 種 が 多い が 、 生涯 を 宿 主体 表 で 過ごす シラミ は 通常 飢餓 耐性 を 欠く 。  生活 史 として 、 ノミ の 幼虫 が 部屋 の すみ の 埃 の 中 など で 育つ の に対して 、 シラミ は 終生 を 宿主 上 で 暮らす 。 その ため 、 入浴 や 着替え が 頻繁 に 行わ れれ ば 、 シラミ は 暮らせ なく なる が 、 ノミ は 必ずしも そう は なら ず 、 生息 を 続ける 。 それで 「 シラミ は 貧乏人 に 、 ノミ は 金持ち に つく 」 と も いわ れ た 。   シラミ の 語源 について は 、 白 虫 の 転訛 で ある という 説 が 有力 で ある 。 古名 は また キササ 、 その 字体 （ 虱 ） から 半風子 （ はんぷ うし ） と も 呼ば れる 。 さらに その 形 から 千手観音 という 異称 も あっ た こと が 横井 也有 の 『 百 虫 譜 』 など に も 見え 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 大 発生 期 に は 隠語 風 に ホワイトチイチイ と 呼ば れ た 。  シラミ にまつわる 話 は 古く から 見 られ 、 『 古事記 』 に は スサノオノミコト が 大穴 牟遅神 に 八田 間 の 大室 で 頭 の シラミ 取り を さ せ た 話 が あり 、 昔話 の 継子 譚 の 中 に も 、 継子 が 山中 で 会っ た 老婆 の シラミ を とっ て やっ て 福 を 授け られ た と 語ら れる もの が ある 。 『 古今 著聞 集 』 の 一 話 や 、 曲亭馬琴 の 『 花春 虱 道行 』 『 花見 話 虱 盛衰 記 』 など に も シラミ は 登場 する 。 俳句 、 川柳 に も シラミ を 扱っ た 作品 は 数多い 。  シラミ は 宿主 特異 性 が 高く 、 ヒト に つく シラミ は 常に ヒト に 寄生 し 定着 し て 生息 し て いる 。 ヒト が シラミ に 寄生 さ れ た 状態 は シラミ 症 と 呼ば れる 。 シラミ 症 自体 が 生命 に 関わる こと は ない が 、 シラミ の 吸血 は 激しい かゆみ を 引き起こす ため 、 駆除 による 治療 が 必要 に なる 。  シラミ の 種類 によって 寄生 する 部位 が 異なり 、 アタマジラミ は 頭髪 、 コロモジラミ は 衣服 、 ケジラミ は 陰毛 部 を それぞれ 主 な 生息 場所 と し て おり 、 それぞれ そこ で 繁殖 し て 数 を 増やす 。 卵 や 幼虫 の うち は 気付か ない こと が 多い が 、 成虫 が 増殖 する と 吸血 する 際 に 激しい かゆみ を 生じる よう に なる 。 この かゆみ は 、 シラミ が 吸血 する 際 に 注入 する 唾液 分泌 物 と 、 アレルギー に よる ものの 、 二つ の 作用 によって 引き起こさ れる と 考え られ て いる 。 また 、 この かゆみ によって 皮膚 を 掻きむしる こと で 、 細菌 感染 症 など の 原因 に なる こと も ある 。  シラミ は それ を 保有 し て いる ヒト や 衣服 と 接触 する こと によって 感染 する こと が 多い が 、 ごく まれ に 風呂 など を 介し て 感染 する こと も ある （ 通常 、 アタマジラミ や ケジラミ は 水中 で は 体毛 に しがみつく ため 水 を 介し た 感染 は 起こり にくい ） 。 なお 、 アタマジラミ に 感染 し て も 、 プール の 水 を 介し て 感染 する 心配 は ない ため 遊泳 は 可能 で ある 。 ただし 、 接触 感染 により 感染 が 拡大 する ため タオル や 水泳 帽 など の 共有 は 避ける べき で ある 。 一般 に 衛生 環境 の よく ない ところ で 大量 発生 する こと が 多く 、 先進 諸国 で は DDT など の 有機 塩素 系 殺虫 剤 の 使用 によって その 発生 は 激減 し た 。 しかし 発展 途上 国 において は 依然 多数 の 患者 が 存在 し て おり 、 また 先進 諸国 において も 安全 性 の 問題 から 有機 塩素 系 殺虫 剤 の 使用 が 規制 さ れ て 以降 、 （ 特に 長髪 の ） 学童 で の アタマジラミ の 流行 や 、 路上 生活 者 における コロモジラミ の 流行 、 また 不 特定 多数 と の 性行為 による ケジラミ の 流行 など が 問題 に なっ て いる 。  診断 に は シラミ 個体 の 寄生 を 確認 する こと が 第 一 だ が 、 少数 個体 の 寄生 で は 虫 体 を 視認 する こと が 困難 な こと が 多い 。 特に アタマジラミ や コロモジラミ は すばやく 動く ので 慣れ ない と 見失う こと が ある 。  アタマジラミ や ケジラミ は 卵 を 体毛 に 膠着 さ せる ため 、 これ を 確認 すれ ば シラミ の 寄生 を 確定 できる が 、 ヒト の 体毛 に は しばしば 毛穴 内壁 の 角質 が 更新 剥離 し た もの （ ヘア キャスト ） が 付着 し て おり 、 肉眼 で は ヘア キャスト と シラミ 卵 の 区別 は 困難 で ある 。 しかし ヘア キャスト は 指 で さわる と 動く の に対し 、 シラミ の 卵 は 髪の毛 に 産み付け られる 際 、 セメント 状 の 物質 で 固定 さ れる ので しごい て も ほとんど 動か ない 。 また 顕微鏡 および 双眼 実体 顕微鏡 、 ルーペ など で 拡大 し て 観察 すれ ば 同定 できる 。 さらに アミノ酸 や ペプチド と 反応 し て 紫色 に 発色 する ニンヒドリン 試薬 を 用いる と 、 ヘア キャスト は 濃く 染色 さ れ て いる の に対し 、 シラミ 卵 は 染色 さ れ ず 白い まま と なり シラミ 卵 の 同定 は 容易 と なる 。  治療 に は 、 シラミ の 成虫 から 卵 に いたる まで 完全 に 駆除 する こと が 重要 で ある 。 コロモジラミ について は 衣服 を 熱湯 消毒 する こと で 効果 的 な 駆除 が 可能 で ある 。 アタマジラミ や ケジラミ は 体毛 に 付着 し て 生息 する ため ､ 洗髪 と 専用 の 櫛 により 物理 的 に 虫 体 と 卵 を 駆除 する 方法 が 有効 で ある が ､ 一般 に これら の 方法 で 100 ％ の 駆除 効果 は 期待 でき ない ため 、 ピレスロイド 系 の 殺虫 剤 を 含む 粉末 や シャンプー が 併用 さ れる 。 また 生息 場所 や 産卵 場所 を 無くす 為 、 頭髪 や 陰毛 を 剃 毛 する こと も ある 。  ヒト から 吸血 する 3 種類 の シラミ の うち 、 コロモジラミ は 吸血 し て かゆみ を 起こさ せる ばかり で なく 、 病原 体 の ベクター として 重 篤 な 感染 症 を 媒介 する こと が ある 。 コロモジラミ によって 媒介 さ れる 感染 症 として は 、 発疹チフス 、 回帰 熱 （ シラミ 媒介 性 回帰 熱 ） 、 塹壕 熱 の 3 種類 が 知ら れ て いる 。 また アタマジラミ も ごく まれ に 発疹チフス を 媒介 する こと が ある 。  発疹チフス の 病原 体 は 発疹チフス リケッチア   " Rickettsia   prowazekii "   で 、 コロモジラミ の 消化 管内 で 増え 、 糞 に 混じっ て 排泄 さ れる 。 また 感染 し た シラミ は 感染 後 2 週間 で 死亡 する 。 シラミ が 吸血 し た 痕 を 掻い た 際 、 糞 や シラミ の 死骸 など に 混じっ た 発疹チフス リケッチア が 、 その 刺し 口 から 侵入 し て 感染 し 、 発疹チフス を 引き起こす 。 また 人 が 密集 し た ところ で は 、 糞 や 死骸 に 混じっ た リケッチア を 吸い込む こと によって 経 気道 感染 する こと も ある 。  人 が 大 集団 で 狭い ところ に 住み 、 不潔 な 状態 に なる と 、 シラミ は 大 発生 し やすい 。 その ため 、 欧米 において 過去 に 戦争 熱 、 飢饉 熱 、 船舶 熱 、 刑務所 熱 など と 呼ば れ た ものの 多く は たいてい 発疹チフス で ある 。 戦争 は シラミ の 好む 条件 を 満たし やすく 、 発疹チフス が 戦局 を 支配 し 、 歴史 の 転換 の 契機 に なる こと も あっ た 。 例えば ナポレオン 1 世 が ロシア 遠征 で ヨーロッパ 最大 級 の 60 万 の 大軍 の 大半 を 失い 敗退 し た の も 、 フランス 軍 の 中 で 発疹チフス が 大 流行 し た から で あっ た と いわ れ て いる 。  回帰 熱 は ダニ や シラミ によって 媒介 さ れる スピロヘータ による 感染 症 で ある が 、 その 1 種 で ある 回帰 熱 ボレリア   " Borrelia   recurrentis "   が コロモジラミ によって 媒介 さ れる 。 その 媒介 様式 は 詳しく 判っ て い ない が 、 この ボレリア を 保有 し て いる ヒト から 吸血 し た シラミ が 、 別 の ヒト から 吸血 し た 場合 に のみ ヒト に 感染 する と 言わ れ て いる 。  第 一 次 世界 大戦 中 に 流行 し た 塹壕 熱 は バルトネラ・クインターナ   " Bartonella   quintana "   による 疾患 で あり 、 これ も コロモジラミ によって 媒介 さ れる 。円 口 類 （ えん こう るい   Cyclostomata ） と は 、 脊椎動物 亜 門 の うち 、 ヤツメウナギ 類 と ヌタウナギ 類 を 含む 系統 。 無 顎 類 の うち 、 現在 生存 し て いる の は 全て 円 口 類 で ある 。  円 口 類 は C .   Duméril により 1806 年 に 初めて 提唱 さ れ た グループ で ある  。 顎 を 持た ない 現 生 脊椎動物 で ある ヌタウナギ と ヤツメウナギ を 分類 群 として まとめる ため 、 その 口器 の 形状 から 「 円 口 類 」 （ Cyclostomata ） と 名付け られ た 。  ところが 、 後年 に なる と 多く の 研究 者 が これ を クレード として は 支持 し なく なっ て き た 。 すなわち ヌタウナギ と ヤツメウナギ が それぞれ 別 の グループ と さ れる よう に なっ た ため に 、 一時 円 口 類 という 分類 群 は 消滅 し た の で ある 。 ヌタウナギ は 脊椎 骨 を 持た ない こと や 神経 堤 細胞 の 発生 が 独特 で ある など 、 あまりに 顎 口 類 と かけ離れ た 特徴 から 穿口蓋 類 （ Hyperotreti ） として まとめ られ 、 その他 の 全て の 脊椎動物 全体 の 姉妹 群 と 見なさ れ た 。 この ため 脊椎動物 に その 外 群 で ある ヌタウナギ を 加え た 分類 群 として 、 有 頭 動物 （ Craniata ） が 置か れ た 。 （ Janvier ,   1996 ） つまり 、 一時 ヌタウナギ は 厳密 な 意味 で の 脊椎動物 で は なくなっ た の で ある 。  しかし 現在 で は 、 分子 系統 や 詳細 な 形態 ・ 発生 の 比較 など により 、 再び 単 系統 性 が 支持 さ れる よう に なっ て いる 。 上述 の ヌタウナギ の 独特 な 神経 堤 細胞 の 発生 も 、 観察 を 誤っ た もの で あっ た こと が 現在 で は 証明 さ れ て いる 。  比較的 寒冷 な 地域 の 河川 、 湖沼 、 海中 と 、 暖かい 地域 の 深い 海 に 分布 する 。 顎 を 持た ず 、 口 は 、 頭部 末端 に 開い た 単純 な 孔 の よう に なっ て いる 。 また 、 対 鰭 （ 胸 鰭 や 腹 鰭 の よう に 対 に なっ た 鰭 ） を 持た ない 。 体 表 は 粘膜 で 覆わ れ て いる 。 鰓 は 互いに 未 分化 な 状態 で 咽頭 に 連続 し て おり 、 口 から 取り入れ た 水 を 、 体側 に 並ん だ 鰓 孔 から 排出 し て 呼吸 する 。 顎 や 真 の 歯 は 無い が 、 鋭い 角質 の 歯 状 突起 を 持っ て い て 、 生き た 魚 、 死にかけ た 魚 など を 捕食 する 。  ヌタウナギ 綱 （ 旧 和名 ： メクラウナギ 綱 ） Myxini   は 、 大陸棚 から 深海 にかけて の 冷たい 海中 に 生息 し て いる 。 化石 記録 に 乏しく 、 形態 進化 の 過程 は 不明 で ある 。 体型 は ウナギ 状 で 、 皮膚 は 粘膜 に 覆わ れ て いる 。 目 は 皮膚 に 埋没 し て 外見 から は 確認 でき ない 種 が 多い が 、 目 を 覆う 皮膚 は 色素 に 乏しく 白み がかっ て 見える 。 4 - 6 対 の ひ げ を もつ 。 口 の 周り に 歯 を 持た ない が 、 舌 の 上 に 歯 状 突起 が あり 、 死にかけ た 魚 や 死体 、 生き た 獲物 で は ゴカイ の よう な 多毛 類 を 食べ て いる 。  底 曳き 網 漁業 で 大量 に 網 に 入っ て くる こと が あり 、 網 の 中 の 魚 を 食害 し て 商品 価値 を 落とす うえ に 、 海水 を 吸っ て 著しく 膨潤 し 、 ゼラチン 状 に 固まる 大量 の 粘液 を 分泌 し て 漁具 や 甲板 を そこなう ため 、 嫌わ れ て いる 。  地域 によって は 食用 に する が 、 漁獲 さ れ て も 食用 に し ない 地域 も 多い 。 新潟 県 において は 「 浜 焼き 穴子 」 という 名前 で ヌタウナギ の 加工 品 が 作ら れ 、 燻製 や 干物 も 生産 さ れ て いる 。 しかし 、 一大 消費 地 は 韓国 で あり 、 古く から 庶民 の 滋養 食 として 用い られ て き た 。 具体 的 に は 藁 を 燃やし て 丸焼き に し たり 、 匂い 付け に 松葉 を 敷い て 網焼き に する 。 また 、 ぶつ切り に し て 葱 や コチュジャン で 炒め たり 、 焼肉 風 に 焼い て 食べる こと も ある 。 釜山 など で は 専門 の 料理 店 も 存在 する 。 また 、 ヌタウナギ の 革 は 加工 し て 財布 など の 皮革 工芸 品 に さ れる 。  日本 で 漁獲 さ れる ヌタウナギ は その 大半 が 韓国 に 輸出 さ れ て いる 。  繁殖 力 は それほど 強く ない よう で 、 食用 や 皮革 用 に 集中 的 に 漁獲 する と 資源 が 急速 に 枯渇 し て しまっ た 事例 が 多く 知ら れ て いる 。  ヤツメウナギ 類 （ Petromyzontiformes ）   は 、 両 半球 の 比較的 冷たい 海 と 陸 水 に 生息 し て い て 、 目 は 大きく 、 目 の 後ろ に 7 対 の 鰓 孔 が 目立つ 。 口 の 周囲 に 鋭い 歯 （ 角質 で あり 、 顎 口 類 の 持つ 歯 と 相 同 で は ない ） が 並び 、 他 の 魚 に 口 を 押し付け て 吸盤 状 の 口 の 周り の 肉 で 密着 し 、 歯 を 皮膚 に 食い込ま せ 、 体液 を 吸う 。  海 に 生息 し 産卵 の ため に 川 に 遡 上 する 種 と 、 一生 を 河川 で すごす 種 と が ある 。 親 は 産卵 後 死ぬ 。 卵 から 孵っ た 幼生 は 親 と 全く 異なる 姿 を し て おり 、 アンモシーテス 幼生 と 呼ば れる 。 アンモシーテス は 、 緩やか な 流れ で きれい な 砂 が 堆積 し た 川床 に 穴 を 掘り 、 ほとんど そこ から 出 ない 。 目 は 皮膚 に 埋没 し 、 口 に 吸盤 や 歯 は 無く 、 流れ て くる デトリタス を 濾し とっ て 食べ て いる 。 その 形 や 性質 が 。 数 年間 にわたって 幼生 期 を おくっ た 後 、 変態 し て 成体 と 同じ 形 の 幼体 、 あるいは 成体 と なる 。 この ため 、 河川 環境 の 悪化 に 非常 に 脆弱 で ある ( 特に スナヤツメ の 生存 状況 は 水質 基準 の バロメータ に なる 事 が ある )。 変態 後 、 何 も 食べ ず に すぐ に 成体 と なっ て 繁殖 に 入る 河川 残留 型 の 種 と 、 海 や 湖 に 下っ て 魚類 を 襲っ て 大きく 成長 し て から 河川 に 遡 上し 繁殖 に 入る 降 海 型 の 種 が あり 、 日本 で は 前者 の 代表 種 として スナヤツメ 、 後者 の 代表 種 として カワヤツメ が よく 知ら れる 。  降 海 型 の 種 は 日本 や フランス など で は 食用 と さ れる 。 海 で サケ マス 類 や カレイ 類 を 襲い 、 漁業 に 被害 を 与える こと も ある 。 アメリカ の 五大 湖 で は 非 意図 的 に 移入 さ れ た ウミヤツメ が 海 に 下ら ず に 湖 内 で マス に 大きな 食害 を 与え て いる こと が 大きな 問題 と なっ た 。  現 生 の もの の うち 、 日本 産 のみ を 示す 。  以下 に 脊索 動物 の 系統 関係 の 概略 を 示す 。 太字 の 系統 が 円 口 類 で ある 。胴 甲 動物 （ どうこう どう ぶつ ） は 動物 界 の 門 の 一つ で 、 十 数 の 種 が 知ら れ て いる 。 全 種 が 海底 堆積 物 の 粒子 の 間 で 間隙 性 生物 として 生活 し て いる 、 1   mm 以下 の ごく 小型 の 動物 で ある 。 1983 年 に 、 ラインハルト・クリステンセン によって 発見 さ れ た 。 この 門 に 属する 動物 は 、 コウラムシ と 呼ば れる 。 日本 から の 正式 な 記載 は シンカイシワコウラムシ のみ  学名 の Loricifera は 「 甲羅 を 持つ 動物 」 を 意味 し 、 胴 部 に クチクラ 板 が ある こと に 由来 する 。 日本語 で は 、 胴 部 に のみ 甲羅 を 持つ こと から 、 胴 甲 動物 と 呼ば れる 。  胴 甲 動物 は 、 頭部 、 口器 、 消化 器官 、 移動 に 用い られる 傘 の 骨 の よう な 形状 の 特殊 化 し た 付属 肢 を 持つ 。 付属 肢 は 対 で は なく 、 輪 に 配列 する もの が 多い 。 全体 は 壺 型 で 、 前端 は 尖っ て おり 、 その 先端 に 口 が 開く 。 ちなみに その 先端 部 は 内側 に 引っ込める こと が 可能 で ある 。  循環 系 および 内分泌 系 は ない 。 体腔 は 擬体腔 性 で 、 口 と 肛門 が ある 。 雌雄 異体 で あり 性的 二 型 も 見 られる が 、 繁殖 様式 は 不明 。 幼生 は 発見 者 名 に ちなん で ヒギンズ 幼生 と 呼ば れる 。 化石 記録 は 知ら れ て い ない 。  クチクラ 板 の 表面 に 花 状 器官 と 呼ば れる 感覚 器官 が ある こと から 動 吻動物 と 、 体 の 前方 に 多数 の 感覚 器 を 持つ こと から 鰓 曳動物 と 近 縁 で ある と 考え られ 、 これら とともに 有 棘 動物 群 に 分類 さ れ て いる 。 また 本 門 の 成体 は 、 鰓 曳動物 の 幼生 に 似 て いる 。  海底 堆積 物 の 中 に 生息 し 、 浅海 から 深海 まで の さまざま な 環境 で 確認 さ れ て いる 。  1 目 2 科 3 属 に 分類 さ れ て いる 。 ただし 多く の 未 記載 種 が 採集 さ れ て おり 、 少なくとも 5 属 以上 に なる と 予想 さ れる 。有 爪 動物 （ ゆう そう どう ぶつ ） は 、 有 爪 動物 門 （ ） に 属する 動物 の 総称 。 節足動物 と 緩 歩 動物 に 類縁 と 思わ れ 、 共に 汎 節足動物 を 構成 する 動物 門 の 1 つ で ある 。 現 生 の 有 爪 動物 として は カギムシ 目 （ Euonychophora ） に 属する 、 森 の 落ち葉 の 下 など に 棲ん で いる カギムシ 類 のみ が 知ら れ て いる 。  学名 「 Onychophora 」 は 「 爪 を 持つ 者 」 を 意味 する （ ギリシャ 語 ： 「 όνυξ 」 ＝ 爪 ・ 「 φέρω 」 ＝ 有る 、 持つ ） 。 これ は 本 群 の 爪 を もっ た 脚 に 因ん で いる が 、 近 縁 で ある 緩 歩 動物 と 節足動物 の 脚 も 爪 を もち 、 有 爪 動物 のみ に 特有 の 派生 形質 で は ない 。  同 規 的 な 体 節制 ・ 関節 肢 的 で ない 葉 足 ・ 柔軟 で 環節 構造 を もつ クチクラ など 、 現 生 汎 節足動物 の 祖先 と 思わ れる カンブリア 紀 の 葉 足 動物 の 祖先 形質 を 明瞭 に 備え て おり 、 有 爪 動物 は 「 生き て いる 化石 」 の 1 つ として 知ら れ 、 汎 節足動物 の 初期 系統 発生 と 節足動物 の 起源 を 理解 する 研究 に 重要 視 さ れる 現 生 動物 門 で ある 。  体 は 柔らかく 、 細長い 。 やや 腹背 に 扁平 、 背面 は 盛り上がり 、 腹 面 は 平ら に なっ て いる 。 全身 が ビロード 状 の 柔らかい 皮膚 （ クチクラ ） に 覆わ れ 、 撥 水性 を もち 、 無数 の 環 形 の 筋 に 細分 さ れる 。 カギムシ の 英名 「 velvet   worm 」 （ ベルベットワーム ） は この 特徴 に 因ん で いる 。 体 色 は種 によって 赤褐色 、 青 、 黒 、 黒 紫色 など 様々 で ある 。  頭部 の 前方 に は 1 対 の 触角 が あり 、 その 基部 に は 単眼 が ある 。 頭部 の 下面 に ある 口 と 付属 肢 に 由来 する 1 対 の 顎 は 、 「 lip   papillae 」 という 、 やや 放射状 に 並ん だ 一連 の 柔らかい 突起 に 囲ま れる 。 顎 の 前 に は 、 歯 を もっ た 舌 らしい 構造 を もつ 。 この 部分 は しばしば 「 上唇 」 と 呼ば れ た が 、 これ は 節足動物 の 上唇 と は 相 同 器官 で は ない 。 これら の 口器 の 側面 に は 、 粘液 腺 の 開口 として 用い られる 1 対 の 「 oral   papillae 」 （ 「 slime   papillae 」 とも ） という 管状 の 付属 肢 が ある 。  頭部 以降 の 胴体 部 に は 、 対 を なす 多数 の 葉 足 （ lobopod ） という 付属 肢 が 並ぶ 。 葉 足 は 円錐 形 に 突出 し 、 環 形 の 筋 に 細分 さ れ 、 先端 に は 1 対 の 鈎 爪 が ある 。 胴体 の 末端 は 付属 肢 の ない 突出 部 を もち 、 肛門 が そこ に 位置 さ れる 。 生殖 孔 は 最後 の 附属 肢 の 間 の 腹 面 中央 か 、 もう 一つ 前 の 附属 肢 の 間 に 開く 。  呼吸 は 気管 によって 行わ れる 。 体 表 の あちこち に 気 門 が 開き 、 その 内部 に は フラスコ 型 の 気管 嚢 が ある 。 気管 は ここ から 2 - 3 本 が 体 の 内部 へ と 伸び 、 それら は 互いに 癒合 する こと が ない 。  はしご 形 神経 系 を もち 、 脳 は それぞれ 触角 と 顎 に 対応 し た 前 大脳 と 中 大脳 という 2 つ の 脳神経 節 から なる 。 胴体 部 の 腹 側 に は 1 対 の 神経 索 が 走り 、 節足動物 と 緩 歩 動物 の に 比べる と 、 神経 索 の 間隔 は 広く 、 付属 肢 および 体 節 に当たる 部位 は 神経 節 の よう に 膨大 する こと は ない 。 神経 索 の 両側 は 、 胴 部 の 背 側 まで 囲ん だ 一連 の 神経 根 が 並ん で いる 。  カギムシ は 雌雄 異体 で 、 体内 受精 によって 生殖 する 。 雄 は 精 包 を 雌 の 体 表 に 貼り 付け 、 精子 は その 皮膚 を 貫い て 雌 の 体 に 侵入 し 、 卵 を 受精 さ せる 。 卵 を 産み 出す 場合 と 、 体内 で 孵化 する もの が ある 。 また 、 一部 の 種 で は 胎盤 が 形成 さ れる 胎生 を 行う 。  熱帯 多雨 林 の 地表 や 朽ち木 の 中 など に 生息 する 。 肉食 性 で 、 小型 の 昆虫 等 を 捕食 する 。 餌 を とる とき は 口 の そば に ある 粘液 腺 から 白い 糸 の よう に 見える 粘液 を 噴出 し 、 これ を 獲物 に 引っかけ て 動け なく する 。 場合 によって は 30 cm ほど も 飛ぶ 。 この 粘液 は 防御 の ため に も 使わ れる 。 成長 は 脱皮 を通じて 行わ れる 。  現 生 種 は すべて 陸生 で ある 。 これ によって 、 有 爪 動物 は 現存 する 動物 門 の うち 、 現 生 種 が 水生 および 海産 種 を 含ま ない 唯一 の 動物 門 と なっ て いる 。  有 爪 動物 は 、 緩 歩 動物 ・ 節足動物 と共に 汎 節足動物 を 構成 する 。 はしご 形 神経 系 、 腎 管 や 爪 の ある 付属 肢 の 配置 など の 解剖 学 的 構造 、 遺伝子 発現 、 胚 発生 の 様子 は 、 いずれ も 節足動物 および 緩 歩 動物 様 の 体 節制 に ある こと を 裏付け 、 この 3 つ の 動物 門 の 単 系統 性 を 支持 する 。 一方 で 、 汎 節足動物 の 内部 系統 における これら の 動物 門 の 系統 関係 は 議論 的 で ある 。 これら は 線形 動物 門 や 鰓 曳動物 門 など の 環 神経 動物 と共に 脱皮 動物 を 構成 する 。  古典 的 な 分類 において 、 有 爪 動物 は 節足動物 の 1 綱 と さ れ （ 昆虫 類 ・ 多 足 類 と共に 単 枝 亜 門   ( Uniramia )   を 構成 する ） 、 または 節足動物 に 似 た 点 が 多い ものの この よう な 点 で 異なる こと から 、 緩 歩 動物 、 舌 形 動物 （ 五 口 動物 ） と 併せ て 側節 足 動物 という 群 に まとめ られる こと も ある 。 また 、 発見 当初 は ナメクジ の 1 種 として 記載 さ れ た 。  環 形 動物 の 多毛 類 に 似 て いる 点 として 、 付属 肢 が 疣 足 状 で ある こと 、 平滑 筋 で ある こと 、 生殖 輸管 や 腎 管 に 繊毛 が ある こと など が 挙げ られる 。 かつて は 節足動物 が 環 形 動物 から 進化 し た と 考え られ た ため 、 この 両者 を つなぐ 位置 に ある もの と 考え られ た こと も あっ た 。 しかし 、 節足動物 と 環 形 動物 は 別 系統 （ 脱皮 動物 と 冠 輪 動物 ） で ある と 判明 し て 以降 、 この 仮説 は 支持 さ れ なく なっ て いる 。  アイシュアイア を 初め として 、 カンブリア 紀 の 多く の 葉 足 動物 は 、 一見 で 有 爪 動物 に よく 似 て いる 姿 を もち 、 Xenusia 類 として まとめ られる 。 かつて 、 これら の 動物 は 原始 的 な 有 爪 動物 で ある と 考え られ た 。 しかし その後 は 節足動物 らしい 形質 を もつ 葉 足 動物 の 発見 に 至り 、 葉 足 動物 は 有 爪 動物 だけ で なく 、 節足動物 の 先祖 を も 含ん だ 側 系統 で ある と 判明 し た 。 これ によって 、 環節 に 細分 さ れ た 柔軟 な クチクラ や 葉 足 など 、 かつて 有 爪 動物 的 と 思わ れ た これら の 特徴 は 、 両者 の 直後 な 類縁 関係 を 反映 し て い ない 汎 節足動物 の 共有 原始 形質 （ 祖先 形質 ） に 過ぎ ず 、 葉 足 動物 と 有 爪 動物 の 類縁 関係 へ の 再 検討 が なさ れる よう に なっ た 。 また 、 両者 の 口器 に みあたる 腹 側 の 位置 と 放射状 の 構造 など の 共通 点 の 相 同性 も 、 発生 学 的 証拠 に 否定 さ れ た 。  その後 、 これら の 葉 足 動物 （ Xenusia 類 ） は種 によって 有 爪 動物 の ステムグループ （ 初期 の 脇道 系統 ） に 属し ・ 別 の 汎 節足動物 （ 緩 歩 動物 および 節足動物 ） の ステムグループ に 属し ・ 独立 し た 別 系統 の 汎 節足動物 、 など の 系統 的 位置 が 挙げ られる 。 葉 足 動物 の 1 種 ハルキゲニア の 爪 から は 、 後 に 有 爪 動物 らしい 一層 ずつ 積み重ね た 構造 が 確認 さ れ て おり 、 これ に 基づい て 有 爪 動物 の 系統 に 属す る説 が 提唱 さ れ た 。 しかし 他 の 葉 足 動物 の この 特徴 の 有無 は 不明 で あり 、 有 爪 動物 の 系統 に 特有 する 派生 形質 で ある と 断言 し にくく 、 おそらく 上述 の 特徴 の よう な 、 単なる 汎 節足動物 の 共有 原始 形質 に 過ぎ ない 可能 性 も ある 。 2018 年 現在 、 有 爪 動物 と の 類縁 関係 が 広く 認め られる 葉 足 動物 は 、 " Antennacanthopodia "   など 僅か な 種類 しか ない 。  現 生 種 は すべて カギムシ 目 に 属し 、 ペリパツス 科 と ペリパトプシス 科 に 分ける 。  カギムシ 綱   Onychophorida日本 に 輸入 可能 な クワガタムシ の 一覧 と は 、 植物 防疫 法 第 7 条 3 項 における 「 検疫 有害 動植物 」 （ 農作物 等 の 植物 に 危害 を 与える 恐れ の ある 動植物 ） に 該当 し ない と 農林水産省 植物 防疫 所 に 認め られ た クワガタムシ の 一覧 。  もともと は 日本 に も 生息 し て おり 、 生態 が 十分 に わかっ て いる と さ れ た ノコギリクワガタ 、 アカアシクワガタ のみ だっ た が 、 愛好 家 の 圧力 により 、 1999 年 4 月 6 日 に ニジイロクワガタ が 、 そして 11 月 24 日 に は カブトムシ を 含め 44 種 が 解禁 さ れ 、 その後 何 回 か に 渡っ て 追加 さ れ て いる 。 その ため 、 愛好 家 の 間 で は （ 輸入 ） 解禁 種 という 言葉 も 一般 に 広まっ て いる 。  尚 、 この 一覧 の 中 に は 、 輸出 国 側 が 禁止 し て い たり 、 保護 条約 によって 取引 が 規制 さ れ て いる よう な もの も 含ま れ て いる 。  学名 の アルファベット 順 。長 骨 （ ちょ うこ つ   英 ： long   bone 、 tubular   bone ） は 、 脊椎動物 の 骨 の うち 、 長大 な 形状 を 持つ もの 。 四肢 を 構成 する 上 腕骨 や 大腿 骨 が 代表 的 な 長 骨 で ある 。 中央 部 の 骨幹 と 両端 部 の 骨 端 から 構成 さ れ て いる 。 骨幹 の 内部 は 中空 で 管状 に なる ため 、 別名 管状 骨 。 この 空洞 は 通常 骨髄 で 満たさ れ 、 髄 腔 （ ずい こう ） と 呼ば れる 。  発生 の 経過 を たどる と 、 ひとつ の 軟骨 中 に 骨幹 と 2 つ の 骨 端 に 対応 する 3 箇所 の 骨 化 中心 が 生じ て 形成 さ れ 、 骨 化 が 進行 する と 骨幹 と 骨 端 の 間 に 板 状 の 骨 端 軟骨 が 残存 する 。 長 骨 は 成長 に際し 、 この 骨 端 軟骨 の 部分 から 、 骨幹 の 長 軸 方向 に 骨 化 の 進行 が 起こる こと で 、 伸長 する 。 哺乳類 の よう に 有限 成長 の 様式 を 持つ 脊椎動物 で は 、 成長 が 完了 する と 骨 端 軟骨 が 完全 に 骨 化 し 、 伸長 が 不可能 と なる 。  骨幹 は 表面 に 直 接骨 化 が 生じ て 太く なる が 、 それ と 並行 し て 内部 が 破 骨 細胞 によって 吸収 さ れ て 、 内面 が 骨 内 膜 に 、 外面 が 骨膜 に 覆わ れ た 一定 の 厚 さ の 壁 が 形成 さ れる 。 この 壁 は 緻密 骨質 だけ で 形成 さ れる が 、 骨 端 は これ と 異なり 、 表面 は 緻密 骨質 、 内部 を 海綿 骨質 から 成る 。 この 骨 端 の 海綿 骨質 の 柱状 の 構造 は 、 長 骨 が 動物 体 を 支える とき の 重力 や 運動 時 に かかる 外力 の 荷重 による 力 線 の 方向 に 一致 し て おり 、 効率 的 な 支持 構造 を 形成 し て いる 。糞 （ くそ 、 ふん 。 ※ 「 くそ 」 の 別 表記 ： 屎 ） と は 、 動物 の 消化 管 から 排出 さ れる 固体 状 の 排泄 物 （ 屎尿 ） 。 糞便 （ ふん べ ん ） 、 大便 （ だい べ ん ） 、 便 （ べ ん ） 、 俗 に うんこ 、 うん ち 、 ばば や 、 大便 から 転じ 大 など と も 呼ば れる 。 しかし 、 硬 さ や 大き さ 、 成分 など の 違い で 呼び名 を 使い分け て いる 訳 で は ない 。  人間 の 文化 において 、 糞 は 大抵 の 場合 、 禁忌 さ れる べき 不浄 の 存在 として 扱わ れる 。 特に 衛生 面 から 見 た 場合 、 伝染 病 の 病原 体 を 含ん だ 糞 は 典型 的 かつ 危険 な 感染 源 で ある 。 この こと から 、 糞便 を 指す 語彙 や それ を 含む 成句 は 、 しばしば 、 取る に 足ら ない 物 、 無意味 な 物 、 役立た ない 物 、 侮蔑 す べき 物 など を 形容 する の に 用い られる 場合 も ある 。  しかし 一方 で 、 地域 や 時代 によって は 、 糞便 は 肥料 や 飼料 、 医薬品 など として 利用 さ れ て き た 。 近年 で は 生物 学 的 な 循環 において 排泄 物 を 資源 として 捉え 、 例えば 、 宇宙 ステーション など の 閉鎖 環境 において 有効 に 活用 する 手段 など の 研究 も 広く 行わ れ て いる 。 また 、 一部 の 動物 で は 自分 や 親 の 糞 を 食べ たり 、 他 の 動物 の 糞 を 栄養 源 と する こと が 見 られる 。  糞便 に関する 研究 ・ 興味 分野 は 、 スカトロジー （ 糞便 学 ） と いう 。  糞便 の 内容 物 は 、 水分 、 新陳代謝 によって はがれ た 腸 内 細胞 、 大腸菌 など の 腸 内 細菌 、 胆汁 など の 体内 分泌 液 、 摂取 し た 食物 の うち 消化 し きれ なかっ た もの （ 食物 繊維 など ） 、 または 体内 に 蓄積 し て い た 毒素 など で ある 。 未 消化 物 の 組成 は 摂取 し た 食物 により 左右 さ れる 。  人間 の 場合 、 便 を 構成 する 成分 の うち 、 食べ物 の 残滓 は およそ 5 % に 過ぎ ない 。 大半 は 水分 （ 60 %） が 占め 、 次に 多い の が 腸 壁 細胞 の 死骸 （ 15 %〜 20 %） で ある 。 また 、 細菌 類 の 死骸 （ 10 %〜 15 %） も 食べ物 の 残滓 より 多く 含ま れる 。  糞 の 量 ・ 形 ・ 色 ・ 臭い 等 は 動物 種 、 また 個体 によって 様々 で あり 、 体調 によって も 大きく 変化 する 。 人間 の 場合 、 1 日 に 平均 し て 100 〜 250 g ほど を 排出 する が 、 体調 の 関係 で 、 大量 に 出 たり 、 何 日 も 出 ない こと も ある 。 水分 が 多い 場合 は 液状 に なる こと も あり 、 その 場合 は 下痢 と いわ れる 。 長期間 出 ない 状態 は 便秘 （ 宿便 ） と 呼ば れ 、 中毒 症状 を 起こす こと も あり 、 極めて 稀 で は ある が 、 便秘 による 死亡 例 も ある 。 下痢 や 便秘 、 血便 等 の 便 の 異常 は 、 特に 長期間 続く 場合 、 病気 の 兆候 として 注意 さ れる 。  人間 の 場合 、 楕円 形 から 棒状 で 、 その 太 さ や 長 さ は 体調 など によって も 変化 する 。 食物 繊維 、 炭水化物 を 多く 摂取 する と 便 は 太く 大きく なり 、 高 カロリー 、 高 脂肪 の 割 に 食物 繊維 や 微量 栄養素 の 少ない ジャンク フード を 食べ て いる と 、 便 は 細く なる 傾向 が ある 。 また 、 幼少 時 は 括約筋 の 調節 が 利き にくい ため に 、 体格 に対して 便 は 太く 形成 さ れ 、 年齢 を 重ねる と 括約筋 の 弛緩 により 、 相対 的 に 便 は 細く なる 傾向 が ある 。  人 の もの と 似 た 便 を 出す 動物 種 に 、 イヌ ・ ネコ ・ サル ・ ウシ ・ ウマ など が ある 。 クマ など で は より 液体 の よう な 便 を する 。 これら と は 異なっ た 特徴 の 便 を する もの に 、 ウサギ や ヤギ 、 シカ など が あり 、 いずれ も ペレット 状 の 糞 を する 。 ウサギ は 円盤 状 、 シカ は 楕円 形 と その 形 に も 特徴 が ある 。 草食 性 の 昆虫 も 多く が ペレット 状 の 糞 を する 。  糞 は 単独 で 存在 する と は 限ら ず 、 ある程度 固まっ て 排出 さ れる こと が 多い 。 その まとまり を 糞 塊 （ ふん かい ） と いう 。 例えば カモシカ は 両手 の 掌 いっぱい くらい の 糞 塊 を 作る 。 個々 の 糞 で は シカ と カモシカ の 区別 は 非常 に 困難 で ある が 、 糞 塊 が あれ ば それ は カモシカ と 判断 できる 。 これ は シカ が 歩き ながら 糞 を する の に対して 、 カモシカ は 立ち止まっ て 一気に 糞 を する ため で ある 。  なお 、 鳥類 ・ 爬虫類 ・ 昆虫 の 糞 の 中 に 白い 粘液 が 混じる こと が ある が 、 これ は 尿 で ある 。 彼ら は アンモニア を 尿 酸 の 形 で 排出 する ため 、 糞 の 中 に それ が 区別 できる 。  人間 の 便 の 色 は 、 通常 時 の 場合 は 黄土 色 から 茶色 の あいだ で 、 これ は 胆汁 による もの で ある 。 人 の 大便 の 茶色 の もと は 胆汁 中 の ビリルビン が 腸 内 細菌 により 最終 的 に 代謝 さ れ 生成 さ れ た ステルコビリン による もの で ある 。 摂取 し た 食物 の 種類 、 体調 など により 、 色調 の 濃淡 に 変化 を 起こす 。 食生活 も 関係 し て おり 、 一般 に 肉食 など 動物 性 タンパク質 の もの を 多く 食する と 褐色 が かり 、 反対 に 穀物 、 豆類 、 野菜 類 を 多く 食する と pH の 関係 で 黄色 が かる 。  黒色 の 便 （ 特に タール 状 の もの ） は 上部 消化 管 （ 胃   -   十二指腸 ） で の 出血 を 示唆 し 、 出血 性 潰瘍 もしくは 癌 を 疑う べき 所見 で ある 。 肉眼 的 に 赤い 血液 が 確認 できる 便 （ 血便 ） は 下部 消化 管 （ 大腸 以下 ） で の 出血 による もの で ある こと が 多い 。 胆道 閉塞 の 結果 として 胆汁 の 分泌 量 が 少ない と 、 白っぽい 便 が 出る こと も ある （ その 前 に 黄疸 等 の 症状 が 出る こと も 多い が ） 。 この 場合 は 胆汁 の 脂肪 親和 作用 が 得 られ ない ため 脂肪 便 と なる こと が 多い 。 また 、 ロタウイルス など の 感染 症 で は 白色 の 下痢 が 特徴 で ある 。  一般 に 大便 の 臭い は 食物 の 残滓 が 腐敗 し て 発する と 思わ れ がち だ が 、 一緒 に なっ て 放出 さ れる 細菌 類 の 排泄 物 によって 臭い が 放た れる 。 臭い の 原因 として は 、 インドール 、 スカ トール 、 硫化 水素 など が あげ られる 。  一般 的 に 、 草食 獣 など の 弱い 動物 ほど 糞 の 臭い は 少なく 、 逆 に 肉食 獣 の 糞 は 臭気 が 強い 。 これ は 弱い 動物 が 臭い 糞 を する と 、 天敵 を 集め て しまう 危険 が 高く なる ため に 、 臭い 糞 を する 草食 獣 は 淘汰 さ れ た 結果 だ とも と いわ れ て いる が 、 逆 に 肉食 獣 など の 糞 は 、 脂質 や タンパク質 を 消化 する ため に さまざま な 消化 分泌 系 が 発達 し 、 より 臭い が 強い 傾向 が ある 。 人間 の 場合 、 健康 な 便 から は 露骨 な 悪臭 は 発せ ず 、 発酵 臭 に 似 た 臭い が 放出 さ れる 。 これ は 一般 に 善玉 と いわ れる ビフィズス 菌 や 乳酸菌 の 代謝 によって 排泄 さ れる 臭い で ある 。 反面 、 ウェルシュ 菌 など の 悪玉 菌 は スカ トール 、 メルカプタン 、 硫化 水素 など 毒性 の ある 臭い を 放つ 。  口臭 が 腸 内 ガス 由来 の 場合 が ある 。 これ は 便秘 し て いる 腸 から ガス が 吸収 さ れ 血管 内 を 運ば れ 、 肺 から 放出 さ れ 口腔 に 至る ため で ある 。  糞 は 、 人間 や 他 の 生物 により 様々 な 利用 が なさ れ て いる 。  様々 な 生物 で 、 栄養 源 、 あるいは 食用 として 糞 が 利用 さ れ て いる 。 排泄 物 に は 、 その 動物 が 消化 吸収 でき なかっ た 成分 が 含ま れる が 、 それ を 再 吸収 する ため に 食う 場合 も あれ ば 、 その 動物 が 利用 でき ない 成分 を 、 他 の 動物 が 食う 例 も ある 。 さらに 、 糞 に は もと の 食物 に 含ま れ て い た 成分 だけ で なく 、 酵素 ・ 細菌 の 働き など により 、 その 動物 の 腸 内 で 添加 さ れ たり 、 分解 によって 生じ た 成分 が 含ま れ たり する こと も あり 、 それ が 重要 な 意味 を 持つ 例 も ある 場合 が ある 。  例えば ウサギ など は 、 自分 の 糞 を 食べる 。 北米 コロンビア 川 渓谷 に 棲息 する ナキウサギ は 、 栄養 価 の 乏しい コケ 類 を 食べ て いる が 、 排出 し た 盲腸 糞 は ナキウサギ の 胃腸 の 微生物 によって 、 コケ の 6 倍 も の 栄養素 を 有し て おり 、 食 糞 によって 栄養 を 得 て いる 。 また 、 コアラ など 、 親 が 子 に 栄養分 を 豊富 に 含む 未 消化 の 便 を 与える 動物 も ある 。 これ は 初 乳 に 近い 役割 を 果たし て いる 。 草食 動物 の 場合 は 、 腸 内 細菌 の 働き によって 草木 を 消化 する が 、 腸 内 細菌 の 発生 が 弱い 場合 は 消化 不良 を 起こす 。 その よう な 時 に 草食 動物 は 、 腸 内 細菌 の 補充 の ため に 、 好ん で 自分 や 仲間 の 糞 を 口 に する 。  哺乳類 の 中 に は 、 子育て 期間 中 に 子供 の 糞 を 食べ て しまう 種 も ある が 、 これ は 子供 の 消化 能力 が 弱く て 、 未 消化 分 が 多い こと も ある が 、 それ 以上 に 天敵 から 身 を 守る ため に 、 糞 を できるだけ 巣 の 周辺 に 残さ ない よう に する 合理 的 な 行動 で ある 。 イヌ や 人間 など で は 、 生理 的 合理 性 が ない 食 糞 行為 も 観察 さ れる 。 特に 人間 の 糞尿 摂取 について は 文化 的 側面 も 強い （# 文化 面 から 見 た 糞 参照 ） 。  糞 が 別種 の 動物 に 利用 さ れる 場合 も ある 。 野性 において 動物 の 糞 は 、 よく 他 の 動物 の 餌 に なる 。 代表 的 な の は 、 昆虫 の 中 で 、 糞虫 と いわ れる コガネムシ 類 で ある 。 フンコロガシ （ スカラベ ） が よく 知ら れる 。  また 、 糞 は 分解 を 進める 微生物 の 働く 場 で も ある 。 糞 が 排出 さ れる と 、 すぐ に 細菌 類 や 菌類 が どんどん 分解 を はじめる 。 菌類 の 側 から 見る と 、 たとえば 草食 動物 の 糞 に は 、 その 材料 で ある 植物 より はるか に 窒素 の 含有 量 が 多く 、 基質 として より 有用 で ある 。 糞 に 生じる 菌類 は 糞 生 菌 と 呼ば れ 、 古く から 研究 の 対象 と なっ て き た 。 糞 だけ に 出現 する 、 あるいは 糞 で の 生活 に 特 化 し た と 見 られる 菌類 は ミズタマカビ など 様々 な 群 の 菌類 に 見 られる 。 ハエ の ウジ など は 、 むしろ 細菌 を 餌 に し て いる 可能 性 も ある 。 細菌 や 菌類 による 分解 が 進め ば 、 糞 は 土 に 同化 し て ゆく 。  人糞 が 豚 や 犬 、 魚類 の 餌 として 使用 さ れる 場合 も ある 。 その ため に 便所 は それら の 生物 の 飼育 場所 に 隣接 し て 作ら れる こと が ある 。 さらに 手 の 込ん だ もの で は 、 人 の 便所 の 下 に 豚 小屋 （ 豚 便所 ） を 、 豚 小屋 の 下 の 方 に 養魚 池 を 造る 。 これ など は 、 自然 の 仕組み を 巧 く 利用 し た 例 と 言えよ う 。  アフリカ 東部 に 暮らす マサイ 族 など は 、 乾季 の ゾウ の 糞 を 元 に 象 糞 茶 （ サバンナ ティー ） を 作る 。 また 、 象 の 糞 を ライオン に 与える と 、 獰猛 な ライオン が 一瞬 に し て おとなしく なっ て しまう と いう 。  コーヒー 栽培 において は 、 ジャコウネコ の 一種 が 、 特に 出来 の 良い コーヒー の 実 を 好ん で 食べる こと から 、 この 糞 に 含ま れ て いる 未 消化 の コーヒー 種子 を 取り出し た もの （ コピ・ルアク ） が 高値 で 取引 さ れ て いる 。 動物 の 消化 酵素 の 働き で 、 コーヒー 自身 の 風味 が 玄妙 に 変化 し 、 独特 の 味わい が ある と いう 。  なお 、 食 糞 行為 について 、 便秘 で は ない 個体 が 排泄 し て すぐ の 糞便 は 空気 に 触れ て い ない ため 、 衛生 上 それほど 問題 は ない と さ れ て いる が 、 排便 後 1 時間 以上 経っ た 物 や 、 便秘 を し て いる 個体 の 糞 は 、 有害 細菌 の 働き によって 腐敗 し て いる 。 健康 に 悪影響 を 与える 毒素 が 発生 する ので 、 食 糞 し て は いけ ない と 言わ れ て いる 。 特に 排便 後 、 空気 に 触れ て 一 時間 経過 し た もの は 毒素 を 多く 含み 、 人間 が 食する と 急性 中毒 を 起こし 、 強制 的 に 体外 排出 し ない 限り 死 に 至る こと が 多い と さ れる 。  糞 に は 窒素 や リン 酸 など が 含ま れ て おり 、 生態 系 の 循環 の 中 で 植物 の 栄養 源 と なる 。 また 、 人間 の 手 によって 、 鶏糞 、 牛糞 、 人糞 など が 肥料 として 利用 さ れ て いる 。  鶏 や 牛 といった 家畜 の 糞 は 肥料 として 活用 さ れ て き た 。 多く の 場合 、 自然 に 放牧 する こと によって なさ れる 。 家畜 の 放牧 地 は 交代 で 畑 として 利用 さ れ 、 放牧 地 で あっ た 時 の 家畜 の 糞 が 、 そのまま 肥料 と なる 。 放牧 が 乏しい 今日 の 日本 で は 、 おがくず や 藁 と 混ぜ て 、 専用 の 発酵 施設 で 臭気 を 抑え つつ 肥料 に し て 利用 する 。 これら の 有機 肥料 を 使っ た 農作物 は 、 自然 回帰 の ブーム など により 、 近年 の 無 農薬 栽培 や 低 農薬 栽培 など と 並ん で 、 高価 な 値段 で 出回っ て おり 、 栄養 豊富 で 味 も 良い と 好評 を 博し て いる 。  南米 ペルー や 太平洋 の 島嶼 など で は 19 世紀 中頃 まで 、 海岸 沿い に 生息 する グアナイウ という 海鳥 の 糞 が 堆積 し 化石 化 し て でき た グアノ が 、 窒素 や リン を 採取 する 資源 として 大いに 利用 さ れ 、 ヨーロッパ に 輸出 さ れ 、 国 の 収入 源 に なっ て い た 。 しかし 、 ナウル など 一部 の 産地 で は 、 海鳥 由来 の 良質 な グアノ は 採掘 し 尽くさ れ 、 資源 として 枯渇 し て しまっ た 。 近年 で は 、 洞窟 など に 密集 し て 居住 する コウモリ の 糞 の グアノ 化 し た もの が 「 バット ・ グアノ 」 など の 名称 で 、 観葉 植物 用 高級 肥料 として 利用 さ れ て いる 。  日本 の 江戸 時代 で は 、 肥料 用 の 人糞 が 金銭 で 購入 さ れ 、 金肥 （ きん ぴ 、 かね ご え ） と 称さ れ た 。 だが 人糞 を 肥料 として 用いる の は 、 世界 的 に 見る と 一般 的 な もの で は ない 。 多く の 国 ・ 民族 において 、 人糞 を 人間 の 食料 を 生産 する 畑 に 投下 する こと は 忌避 さ れ て き た 。 例えば 明治 時代 に 北海道 に 住む アイヌ 民族 が なかなか 農業 に 馴染ま なかっ た と さ れ 、 その 最大 の 問題 は 人糞 を 肥料 に 用いる こと で あっ た と 言わ れる 。  しかし 他 の 東アジア 地域 で は 、 伝統 的 に 人糞 を 肥料 として 利用 し て いる 。 人糞 を 肥料 として 用い た こと が 確認 さ れる 最初 の 例 は 、 鎌倉 時代 の 日本 と も 言わ れる 。 これ 以降 、 都市 部 の 人糞 を 農家 が 回収 する システム が 生まれ 、 日本 の 都市 は 世界 的 に み て 、 清潔 な もの と なっ た と 言う 。  江戸 時代 に は 、 その 人糞 を 出す 階層 により 、 その 価値 が 違い 、 栄養 状態 の よい 階層 （ 最 上層 は 江戸城 ） から 出さ れ た 人糞 は 、 それ より 下 の 階層 （ 最 下層 は 罪人 ） が 出す 物 より 高い 値段 で 引き取ら れ た 。 江戸城 から 出る 人糞 は 、 葛西 村 の 葛西 権四郎 が 独占 し て い た 。 長屋 に 併設 さ れ た 共同 便所 は 、 これら の 肥料 原料 を 効率 良く 収集 する ため に 設置 さ れ 、 ここ から 得 られ た 肥料 で 城下町 周辺 部 の 農地 は 大いに 肥え 、 町民 に 食糧 を 供給 し 続け た 。 江戸 落語 の 中 に 、 店子 が 喧嘩 し た 大家 へ 「 二度と てめえ の 長屋 で 糞 し て やら ねぇ !」 と 捨て 台詞 を 吐く 、 やや 分かり にくい 描写 が ある が 、 こう いっ た 背景 を 考える と 「 大家 の 利益 に なる 行為 を 拒否 する 」 という 真意 が 分かり やすい 。 明治 期 以降 において も 人糞 は 貴重 な 肥料 で あり 、 高値 で 引き取ら れ た 。 その ため 、 学生 など が 下宿 する 場合 において は 、 部屋 を 複数 人 以上 （ 具体 的 人数 は その 時 の 取引 相場 で 異なる ） で 共同 で 借り た 場合 は 、 部屋 の 借り 賃 が 無料 に なる こと も あっ た 。 大勢 の 壮丁 が 集団 生活 を 営む 軍隊 において も 、 下肥 は 民間 業者 へ 払い下げ られ た 。  肥料 として 用いる 人糞 は 、 そのまま 使う と 作物 が 根 腐れ する ため 、 たいてい は 肥溜め に 入れ て 発酵 さ せ て 利用 する 。 ちなみに 発酵 中 の 物 は 非常 に 臭い が 強く 、 さらに 衛生 害虫 に なる クロバエ 類 や ニクバエ 類 、 また カ の 中 で も 最も 富 栄養 状態 に 適応 し た オオクロヤブカ の 発生 源 と なる など の 問題 が あっ た 。 また 、 人糞 肥料 を 媒介 と し た 寄生虫 の 流行 も 問題 と なっ た 。  農民 が 直接 人糞 を 引き取る 形態 は 、 バキュームカー や 下水道 が 普及 し た こと や 、 前述 の 肥溜め や 寄生虫 等 の 衛生 上 の 問題 も あり 、 昭和 後期 以降 において 廃れる こと に なっ た 。 しかし 、 現在 も 下水 の 汚泥 を 醗酵 処理 し た 肥料 が 製造 販売 （ 自治体 によって は 無償 提供 ） さ れ 、 人糞 など を 原料 と し た 肥料 は 利用 さ れ て いる 。  動物 の 習性 によって は 、 糞 を マーキング に 利用 する 。 方法 として は 、 巣 から 一定 距離 の 場所 に ばら 撒い たり 、 縄張り 主張 の ため に 木 など に 擦り付け たり 、 決まっ た 場所 に 排泄 する など さまざま で ある 。  また 、 その こと から 狩り や 動物 の 生態 研究 など において は 、 糞便 は 重要 な 資料 で ある 。 まず 、 糞 を 発見 ・ 調査 する こと によって その 近辺 に いる 動物 を 知る こと が できる 。 マーキング の 習性 を 調べる こと も 有効 で ある 。 また 、 糞 を 分析 する こと によって 動物 が どの よう な もの を 食べ て いる か を 知る こと が できる 。 例えば タヌキ の 糞 は たいてい の 場合 甲虫 の 羽根 を 含む 。 テン の 糞 は 果実 の 皮 や 種子 を 含む こと が 多い 。 沖縄 で は マングース の 糞 から オキナワトゲネズミ の 毛 が 発見 さ れ 、 マングース の 生態 系 に 及ぼす 危険 性 が 強く 指摘 さ れ た 。  古 生物 学 や 考古学 において は 、 糞 が 化石 化 し た 糞 石 （ coprolite 、 コプロ ライト 、 糞 化石 ） が 人間 や 恐竜 など の 古 生物 の 食 性 を 示す 資料 と なっ て おり 、 糞 石 に 含ま れる 残留 物 や 寄生虫 、 細菌 類 など から 食 性 を はじめ と し た さまざま な こと が 調べ られ て いる 。 また 、 考古学 において は トイレ 遺構 の よう に 、 遺跡 の トイレ 跡 から 得 られる 残留 物 が 、 当時 の 生活 を 推察 する 資料 とも なっ て いる 。  なお 、 日本 の 古墳 時代 の 出土 品 として 「 米 粒状 土 製品 」 や 「 擬似 米 」 と 呼ば れ 、 五穀豊穣 や 子孫 繁栄 を 願う ため に 、 米 の 代 用品 として 使わ れ た と 推測 さ れ て き た 土 粒 が ある が 、 2005 年 （ 平成 17 年 ） に なっ て 、 実は カブトムシ か コガネムシ の 幼虫 の 糞 で あっ た と 解明 さ れ た 。 これ は 、 1999 年 （ 平成 11 年 ） 、 奈良 県 桜井 市 教育 委員 会 によって 、 カタハラ 1 号 墳 から 発掘 さ れ た もの で 、 3 - 8 mm の 3 種類 の 大き さ に 分類 できる 、 米 に 似 た 硬い 土 粒 が 横穴 式 石室 の 床 面 から 大量 に 出土 し た が 、 2005 年 に なっ て 、 2 回 脱皮 し て 成長 する コガネムシ 科 の 幼虫 の 糞 で ある と 判明 し た もの で ある 。  糞 は 消化 器 系 の 働き を 直接 に 反映 する ため 、 その 状態 は 診療 において も 重視 さ れる こと が ある 。 これ は 人間 で も 家畜 でも 同様 で ある 。 この 目的 の ため に 糞 を 調べる こと を 検便 と 言う 。 現代 の 医療 現場 で は 、 検便 で 感染 症 ・ 食中毒 の 原因 菌 ・ ウイルス や 寄生虫 卵 、 血液 が 含ま れ て い ない か の 検査 が 行わ れる 。 排便 し た 本人 の 目視 で は 分から ない 便 潜 血 が 検出 さ れれ ば 大腸 癌 や 消化 性 潰瘍 など の 可能 性 が ある ほか 、 肉眼 で 血 が 混じっ て いる と 確認 できる 血便 や 下 血 で は 上記 疾患 の ほか 痔核 など の 可能 性 が ある 。  中国 に は 、 父親 の 病気 を 心配 する 親孝行 の 息子 が 父 の 便 を 嘗め て その 状態 を 知っ た という 故事 が ある 。 これ を 由来 と する 嘗糞 という 検便 行為 にまつわる 逸話 が 李 氏 朝鮮 など に 見 られる 。  古来 、 糞 は 中 医薬 や 漢方薬 の ため の 生薬 として 利用 さ れ て き た 。 例えば 、 明代 中国 で 李 時 珍 が 編纂 し た 『 本草 綱目 』 の 巻 52 「 人 部 」 に は 、 「 人糞 」 「 虫 糞 茶 」 「 黄 龍 湯 （ ） 」 「 糞 清 」 「 人中 黄 」 など といった 、 糞 を 原料 と する 中 医薬 が 記さ れ て いる 。 あるいは 、 李 氏 朝鮮 時代 の 王 たち の 疾病 と 治療 法 を 研究 し た ソウル 大 学校 大学院 医学 科 の 金 正善 に よる と 、 中 宗 は 解熱剤 として 「 野人 乾 」 （ 人糞 ） の 水 を 飲ん だ と いう 。 日本 で は 、 中国 の 四川 料理 に は 蚊 の 目玉 の 湯 が 珍味 で ある と する 説 が 流布 し て いる 。 この 原料 は 夜明 砂 という コウモリ の 糞 を 洗い だし た 生薬 で ある 。  日本 で は 馬糞 （ ま ぐそ 、 ば ふん ） に 薬効 が ある と 信じ られ 、 戦国 時代 に は 「 馬糞 治療 」 として の 地位 を 確立 し て い た 。 馬糞 は 傷口 に 塗る 以外 に も 、 直接 食べる か 水 で 溶い て 飲む こと によって 銃創 （ 鉄砲 傷 ） に 効く と さ れ た 。 これら は 、 武田 信玄 家臣 の 甘利 昌 忠 が 負傷 し た 部下 に 糞便 の 薬 を 飲ま せる 際 、 嫌 がる 部下 を 前 に 自ら 飲ん で 見せ た という 話 が 、 美談 として 有名 で ある 。 また 、 傷 の 痛み が 酷い 時 に は 温め た 人 の 小便 を 飲ま せる こと も あっ た 。  朝鮮半島 の 民間 療法 で も 、 糞尿 を 塗布 し たり 、 摂取 し たり し た 。 また トンスル という 糞 を 原料 と し た 薬用 酒 が ある と も 言わ れる 。 これ は 日本 や 中国 の 人中 黄 と 酷似 し た もの で ある 。  インド において は 牛 の 糞尿 が 医薬品 から 石鹸 、 シャンプー 、 歯磨き粉 など の 衛生 用品 など 非常 に 幅広く 使わ れ て おり 、 牛 の 尿 から 作っ た ソフトドリンク 「 牛 の 水 」 など も 存在 する 。  乾燥 地帯 で 牧畜 が 行わ れ て いる 地域 で は 、 家畜 で ある 草食 動物 の 未 消化 で ある 植物 性 繊維 を 多く 含む 糞 を 乾燥 さ せ て 、 燃料 や 壁 材 として 利用 さ れ て いる 。 例えば インド で は 牛糞 に 藁 など を 加え て 円形 に 乾燥 さ せ て 牛糞 ケーキ という 燃料 に する 。 また 、 防虫 として 壁 や 屋根 に 塗る 。  糞 を 発酵 さ せる と 発生 する メタンガス は 、 燃やす と 発電 に 使用 できる 。 現在 、 世界中 で 牧場 の 電力 を 糞 発電 により 自給自足 する など し て 有効 活用 が 広がっ て いる 。 また 、 日本 国内 で は 家畜 排せつ物 管理 の 規制 強化 に 伴い 、 鶏糞 を ボイラー の 燃料 と する 火力 発電 所 による 発電 事業 が 宮崎 県 など で 行わ れ て いる 。  糞便 は 、 古 より 包囲 戦 の 際 に 、 攻撃 側 が 敵 の 城内 に 投げ込む こと によって 城内 の 衛生 環境 を 悪化 さ せ 、 疫病 を 発生 さ せ たり 、 逆 に 守備 側 が 城内 で 貯め た もの を 撒き つけ て 退散 さ せ たり する という 目的 で 用い られ た 。 ある 種 の 細菌 兵器 で ある 。 近代 の 戦争 で 、 赤痢 など の 伝染 病 を 蔓延 さ せる ため の 兵器 として 使用 さ れ た こと も ある 。  狼煙 の 語源 は 狼 の 糞 を 使用 する こと から と さ れ て いる 。  ウグイス の 糞 は 化粧 品 として 利用 さ れる 。 これ は 、 ここ に 含ま れる 多様 な 消化 酵素 の 効果 による もの と さ れる 。  象 の 糞 に は 未 消化 の 食物 繊維 が 多く 含ま れ て いる こと を 利用 し て 、 紙 が 作ら れ て いる 。  ライオン の 糞 は 、 草食 動物 が 嫌う 臭い を 出す ため 、 野生 動物 から の 農作物 被害 を 減らす ため に 、 忌避 剤 として の 研究 が 行わ れ て いる 。 実際 、 JR 紀勢本線 で は 鹿 と の 接触 事故 が 多く 、 動物 園 から 譲り受け た ライオン の 糞 を 線路 沿い に 蒔い た ところ 接触 事故 が なくなり 、 絶大 な 効果 を 上げ て いる 。 しかしながら ライオン に 接し た こと の ない 鹿 が なぜ ライオン の 糞 の 臭い を 恐れる の か は 分かっ て い ない 。 これ は 『 トリビア の 泉 』 で も 紹介 さ れ た 他 、 『 お は スタ 』 の クイズ に も 出題 さ れ た 。  糞尿 は 人間 の 文化 において も 重要 な 位置 を 占める 。  糞便 や 排便 行為 に対する 意識 や 作法 は 、 時代 や 地域 、 文化 圏 によって 大きく 異なる 。 現代 で は 、 多く の 文化 圏 において 排泄 は プライベート な 行為 と さ れ 、 他人 の 排便 行為 を 窺い 見る こと は 、 成人 の あいだ で は 忌避 さ れる こと が 多い 。 例えば 、 現代 の 公衆 便所 で は 、 男性 用 の 小便 器 を 別 として 、 他人 に 見 られ ない よう に 個室 に 仕切ら れ て いる もの が 大半 で ある 。 しかし 、 古代 ローマ の 公衆 便所 に は 、 たくさん の 穴 が 開い た 長い 石 の 板 が ある だけ で 、 まったく プライバシー は なく 、 市民 ら は 並ん で 腰かけ て 用 を 足し ながら 談笑 し て い た 。 21 世紀 の 中国 で も 、 個室 で 仕切ら れ て おら ず 、 同時に 入っ た 利用 者 は 互い の 排便 を 見る 形態 の 公衆 便所 が 広く 見 られる 。  また 、 排泄 し た 糞尿 の 処理 も 、 時代 や 地域 によって 大きく 異なる 。 例えば 、 18 世紀 以前 の フランス ・ パリ の 街 は 糞尿 まみれ だっ た と 言わ れる 。 当時 の フランス で は トイレ が 普及 し て おら ず 、 貴族 も 庶民 も おまる で 用 を 足し 、 その 汚物 を 道端 に 捨て て い た 。 「 Gare   à   l ' eau !（ 水 に 気 を つけ て !）」 と 聞こえ たら 、 窓 から 糞尿 が 降っ て くる という 意味 で あり 、 通行 者 は 逃げ た 。 王室 も 同じ こと で 、 ヴェルサイユ 宮殿 の 庭 で 人々 は ところ 構わ ず 糞 を 垂れ て い た 。 当時 の 上流 夫人 の パニエ （ 釣鐘 形 の スカート ） は 、 一説 に は 他人 の 目 を 余り 気 に せ ず に 楽 に 排便 できる ため で あっ た と さ れる 。 この 状況 を 変える ため 、 1608 年 に 国王 アンリ 4 世 が 「 家 の 窓 から 糞尿 を 夜 で あっ て も 投げ捨て ない 」 という 法律 を 制定 し た 。 その後 1677 年 、 初代 パリ 警察 警視総監 が 「 1 ヶ月 以内 に 街 中 の 家 の 中 に トイレ を 設置 する こと 」 という 命令 を トイレ 業者 に 勧告 し た 。 しかし 状況 は 改善 さ れ ず 、 100 年 後 の 1777 年 に ルイ 16 世 は 「 窓 から の 汚物 の 投げ捨て を 禁止 する 」 という 法令 を 再度 制定 し た 。 しかし 、 これ も 効果 は 薄く 、 パリ の 街 が 腐敗 臭 から 逃れ た の は 、 19 世紀 半ば の ナポレオン 3 世 の 時代 に なっ て から と さ れる 。  こう いっ た 糞尿 に関する 意識 や 習慣 の 違い は 、 文化 人類 学 や 社会 学 、 歴史 学 など の 考察 の 対象 で も ある 。  同じ 文化 圏内 において も 、 年齢 や 性別 によって 便 に対する 意識 は 異なる 。 哲学 や 心理 学 において は 、 人格 形成 や 、 人間 心理 における 排便 行為 や 糞尿 の 意味付け 、 機能 等 が 主要 な 考察 の 主題 の 一つ と なっ て いる 。 一般 に 乳幼児 は 成人 より 忌避 意識 や 羞恥心 が 弱く 、 例えば 糞尿 を 題材 に し た 発言 を する こと が 成人 より も 多く 見 られる 。  糞尿 は 、 汚物 として 忌避 の 対象 で ある 故に 、 反 社会 的 行為 や 嫌がらせ 、 派閥 の 離脱 など の ため に 利用 さ れる 例 も ある 。 例えば 、 『 古事記 』 上巻 及び 『 日本書紀 』 第 七 段 に は 、 建 速 須佐 之 男 命 が 姉 の 天 照 大神 を 訪ね た 高天原 で 行っ た 乱行 の ひとつ として 、 御殿 に 糞 を 撒き 散らし た と の 記載 が ある 。 あるいは 蒯通 が 韓 信 の もと を 離れる 際 、 発狂 し た と 思わ せる ため に 、 彼 は 大便 を 入れ た 器 を 皆 に 見せ て 廻っ た と の 伝説 が ある 。 また 、 『 源氏物語 』 の 桐 壺 の 巻 で は 、 帝 の 寵愛 を 一 手 に 受け た 桐 壺 の 更衣 に対する 嫌がらせ として 、 渡殿 （ 渡り廊下 ） に 糞尿 が 撒き 散らさ れ た 。  また 、 糞 を 占い の 対象 と する 事例 や 、 不運 や 病気 、 あるいは 逆 に 富貴 や 幸運 の 予兆 や 象徴 と する 例 も ある 。 中世 の 日本 で は 、 鳥獣 に 糞 を かけ られ た 際 に 、 陰陽 師 に 占わ せ て い た こと が 『 吾妻 鏡 』 に 見 られる 。 例えば 、 安貞 2 年 2 月 7 日 （ ユリウス 暦 換算 ： 1228 年 3 月 14 日 ） 条 、 将軍 の 衣 に 鳶 の 糞 が かかっ た ため 、 陰陽 師 に 占わ せ た ところ 、 病 事 に 注意 が いる と 伝え られ た と 言う 。 また 、 寛 喜 元年 5 月 21 日 （ ユリウス 暦 1229 年 6 月 14 日 ） 条 に は 、 犬 の 糞 が 御所 の 常 御座 の 畳 の 上 に かかっ た ため 占わ せ た 、 と 記さ れ て いる 。  一方 で 、 糞尿 は 笑い や 文学 ・ 芸術 の 題材 ・ 対象 で も ある 。 糞尿 に関する 説話 など は 『 糞尿 譚 』 と 呼称 さ れ 、 火野 葦平 は それ を タイトル と し た 短編 小説 で 芥川賞 を 受賞 し て いる 。 演芸 において 、 糞尿 を 題材 に し た もの は 下 ネタ と 分類 さ れる 。 漫画 や アニメ など の サブカルチャーメディア の うち に は 、 糞便 を 主題 と し たり 、 主題 と し ない まで も 決まり ネタ として 登場 する 作品 も 多く 、 ソフトクリーム の よう に 円錐 状 に とぐろ を 巻い た 「 記号 化 さ れ た 糞 」 が 用い られる こと も ある 。 。  糞便 は 愛着 や 性的 嗜好 の 対象 で も あり 、 この よう な 興味 を 「 スカトロジー 」 や 、 「 糞便 愛好 」 や 「 糞尿 愛好 」 と 言う 。 排泄 する 姿 、 排泄 物 は 一般 に 他人 に 見せる こと が 無い ため 、 特殊 な 性的 嗜好 を 持っ た 者 にとって 人糞 は 鑑賞 の 対象 と なる 。 太 さ や 硬 さ 、 香り 、 色 など を 鑑賞 する 。 排泄 物 だけ で なく 排便 行為 や 肛門 の 動き も 愉し む 。 また 、 人糞 を 食す 事 に 性的 興奮 を 覚える 者 も 稀 に 存在 する 。  日本語 の 「 くそ 」 という 語 は 、 記紀 に 見 られる 古い 言葉 で ある 。 「 臭し 」 「 腐る 」 と 同系 と 考え られ て いる が 、 語 の 成立 の 先後 関係 は 不明 と さ れる 。  なお 、 排泄 を 意味 する 古語 の 動詞 は 「 まる 」 で 、 「 くそ まる 」 （ 排便 する ） 「 ゆ まる 」 （ 排尿 する ） の よう に 用い られ た 。 これ は 、 おまる という 語 に 今 も 残る ほか 、 長野 県 、 愛知 県 など 、 一部 の 地域 の 方言 として 現在 でも 使わ れる 。 子音 交替 により バ 行 に 転じ た 「 ばる 」 に なる と 、 さらに 多く の 地方 で 方言 として 残っ て いる 。 たとえば 、 肥 筑方言 の 「 ばり かぶる ＝ 排便 する （ なお 、 「 かぶる 」 は 広く 九州 地方 で 排泄 を 意味 する 語 。 「 しか ぶる 」 は 小便 を 漏らす 、 失禁 する の 意 ） 」 など 。 「 ばば 」 の 語源 に も 関係 が ある とも と いわ れる 。 また 、 男児 名 に 付く 「 麻 呂 」 、 「 麿 」 、 「 丸 」 も 、 もと は 「 糞 」 、 あるいは おまる に 由来 する という 説 が ある 。 これ は 、 名 に わざと 醜悪 な もの を つけ 、 幼児 が 魔物 など に 魅入ら れ ず 力強く 成長 する こと を 祈っ た もの で ある と いう 。  糞 は また 、 さまざま な 慣用 句 に 用い られる 。 例えば 、 現代 日本語 で は 、 強い 憤り や ののしり 、 自分 を 鼓舞 する とき に 、 「 くそ 」 、 「 く そっ 」 、 「 く そう 」 など と 言う こと が ある 。 また 接頭 語 ・ 接尾 語 的 に 「 くそ 」 を 付け 、 侮蔑 や 、 程度 の はなはだしい こと を 否定 的 に 表現 する 意図 で 用いる こと が ある （ くそ 坊主 ・ くそ ガキ ・ くそ まじめ ・ 下手くそ 、 など ） 。 同様 の 例 は 、 欧米 諸語 に も 見 られ 、 Shit !（ 英語 ） 、 Scheiße !（ ドイツ 語 ） 、 Merde !（ フランス語 ） 、 ¡ Mierda !（ スペイン 語 ） 、 Merda !（ イタリア 語 ） と いっ た の の しり や 侮蔑 の 意 を 持っ て 「 糞 」 に 相当 する 語 を 用いる 慣用 表現 が 存在 し て いる 。 英語 の Shit ! は 下品 と さ れる ので 、 Shoot !   や Sheesh ! など 、 発音 が 似 た 語 を かわり に 用いる こと が ある 。 スペイン 語 で も 、 女性 など は mierda （ 糞 ） という 単語 を 直接 口 に する の を 嫌い 、 最初 の ほう の 発音 が 同じ 単語 で ある （ 水曜日 ） を その 代わり に いう こと が ある 。  本来 忌避 さ れる はず の 糞 の 名 を 含む 語 が 名称 と なっ て いる 食材 が ある 。 日本語 で は 、 よく 獲 れる 食用 ウニ （ 海胆 ） の 代表 的 な 2 属 に 「 馬糞 （ ば ふん 、 ま ぐそ ） 」 の 名 が 付い て おり 、 海鮮 料理 や 江戸前 寿司 の ネタ として 供 さ れる こと の 多い 高級 ・ 高額 の 海産物 に およそ 相応しく ない 名称 として 、 人々 が 疑問 に 思う よう な こと と なっ て いる 。 具体 的 に は 、 「 バフンウニ （ 馬糞 海胆 ） 」 と その 古 名 で ある 「 マグソガゼ （ 馬糞 甲 贏 ） 」 、 そして 「 エゾバフンウニ （ 蝦夷 馬糞 海胆 ） 」 が それ で あり 、 これら の 名 は 、 「 バフンウニ 」 と 「 マグソガゼ 」 は 形状 が 馬糞 を 連想 さ せる ウニ （ ガゼ は ウニ の 古名 ） で ある こと から 、 「 エゾバフンウニ 」 は バフンウニ に 似 た 蝦夷 （ 北海道 ） で 多産 の 近 縁 属 で ある こと から 、 大昔 の 庶民 によって 誰彼 と なく 呼ば れ 始め た か 、 あるいは 、 江戸 時代 の 本草学 者 もしくは 近代 の 分類 学 者 によって 命名 さ れ た もの と 考え られる 。  タイ 王国 で は 、 トムヤムクン など に 用い られる 大小 さまざま な 葉 唐辛子 が 売ら れ て いる が 、 その 中 で も 一番 小さく 世界 有数 の 辛 さ を 誇る 青 唐辛子 の 一 品種 は 、 色 ・ 形 が 似 て いる こと から 「 プリック・キー・ヌー （ Prik   Kee   Noo .   他 の 日本語 音 写 形 ： プリッキーヌー 、 プリッキーヌ 。 意 ： ねずみ の うんこ ） 」 と 呼ば れ て いる 。 世界 でも 稀 な ケース で ある 。  奈良 市 で は 、 野生 の ニホンジカ で 溢れ かえる 奈良公園 を 中心 と し た 地域 で 、 「 鹿 の フン 」 あるいは それ に 類する 名称 の 菓子 を 土産物 として 販売 し て いる 。 これ は 、 奈良 市 出身 の お笑い タレント ・ 明石家 さんま が 、 1986 年 （ 昭和 61 年 ） に テレビ の バラエティ 番組 『 笑っ て いい と も !』 や 『 オレ たち ひょうきん 族 』 の 中 で 面白 おかしく 紹介 し ながら ギャグ に も 取り入れ て 広め た た こと が ブーム に つながっ た 吉永 小百合 の 歌謡 曲 「 奈良 の 春日野 」 の 歌詞 内容 に 因ん で 開発 ・ 発売 さ れ た 商品 で ある 。 テレビ 発 の ブーム は 去っ て 久しく 、 この 菓子 と その 名 の 直接的 由来 が 吉永 の 歌謡 曲 に ある 事実 を 知ら ない 世代 も 増え た が 、 鹿 の 糞 を 模 し た 形状 の 菓子 という の は それ 自体 が 面白く 、 しかも 安価 で 、 かつ 、 本物 の 鹿 の 糞 が そこ ここ に ある 地域 を 擁する 如何 に も 奈良 らしい 土産物 で ある ため 、 修学旅行 生 や 若年 層 を 中心 に 人気 が あり 、 すっかり 奈良 土産 として 定着 し て いる 。 わざわざ 糞 に 似せ た 食品 を 作っ て 販売 し て いる 例 の 一つ で ある 。  沖縄 県 で は 、 「 イリオモテヤマネコ の < ruby >< rb > 運 幸 </ rb >< rt > ウンコ </ rt ></ ruby >」「 ヤンバルクイナ の < ruby >< rb > 運 幸 </ rb >< rt > ウンコ </ rt ></ ruby >」「 シーサー の < ruby >< rb > 運 幸 </ rb >< rt > ウンコ </ rt ></ ruby >」 という “ < ruby >< rb > 運 幸 </ rb >< rt > ウンコ </ rt ></ ruby >” シリーズ 展開 を する 一連 の 菓子 （ 小 球形 の 黒糖 入り チョコレート 菓子 ） を 、 八重山 地方 発 の 土産物 として 販売 し て いる 。  鳥取 県 倉吉 市 の 銘菓 「 天女 の わすれ もの 」 は 、 商品 名 に 糞 の こと を 婉曲 的 に 採用 し て いる 一つ の 例 で ある 。 これ は 、 同市 が 「 トイレ から の まち づくり 」 を 謳っ て 推し進める 地域おこし の コンセプト に 適う 商品 として 開発 さ れ た もの で 、 天女 が 浮世 に 忘れ て いっ た 物 と は 、 すなわち 「 うんこ 」 で ある 。 ちなみに 、 ビデオ ゲーム の 『 妖怪 道中 記 』 に も 、 「 天女 の フン 」 と 呼ば れる 謎 の アイテム が 登場 する 。  地名 において は 、 「 糞 」 の 名 を 含む から と いっ て 「 （ 生き物 の ） 糞 」 に 由来 し て いる と は 限ら ない 。 例えば 「 かな くそ （ 金 糞 ） 」 という 構成 要素 を 持つ 地名 は 日本 に 数多く ある が 、 これら の 名 は 鉄鋼 石 や 砂金 に 代表 さ れる 鉱石 を 溶錬 する 際 に 生じる スラグ を 指す 「 かな くそ （ 金屎 、 鉄 屎 ） 」 から 来 て いる という 説 が 有力 で ある 。  動物 の 糞 は 、 糞 害 として 社会 問題 化 する こと が ある 。  現代 の 都市 で は 、 ペット の 犬 の 糞 の 放置 が 社会 問題 と なる 事例 が 見 られる 。 この 問題 へ の 対応 として 、 フランス の パリ 市 で は 、 犬 に 糞 を さ せる ため の 場所 を 路上 に 設置 し 、 簡易 バキューム 機 を 搭載 し た オートバイ による 清掃 隊 を 配置 し て 対応 し て いる 。 また 、 イギリス の ロンドン 市 で は 、 公園 など に 飼い主 が 回収 し た 糞 を 入れる ため の 、 専用 の 汚物 入れ を 設ける など し て いる 。 日本 において は 、 一般 的 に 犬 の 飼い主 は 、 散歩 の 際 に ビニール 袋 や ポケット ティッシュ を 持参 する など し て 、 飼い犬 の 糞 を 回収 する こと が 求め られ 、 条例 により 、 路上 など 公共 性 の ある 場所 に 、 ゴミ や タバコ の 吸殻 と 並ん で 、 犬 の 糞 を 放置 する こと に 罰金 など を 設ける 自治体 も ある 。 これ に対し 、 便意 を 催し た 犬 の 後ろ から 宛 が って 、 直接 器具 内 に 用便 さ せる 「 犬 用 携帯 トイレ 」 など 、 糞 の 回収 を 便利 に する ケア 用品 も 販売 さ れ て いる ほか 、 犬 を 訓練 し て 、 散歩 前 に 用便 を 済まさ せ 、 散歩 中 に 催さ せ ない 人 も 居る 。  ネコ は 習性 として 、 柔らかい 土 を 掘り返し て 排便 し 、 終わっ た 後 は 土 を 掛け て 隠す こと を 好む 。 また 、 イヌ と は 異なり 、 放し飼い に さ れる ほか 、 飼い主 の い ない 野良猫 も いる ため 、 ネコ が 花壇 や 児童 が 遊ぶ 砂場 など に 用便 し て しまい 、 衛生 上 の 観点 や 心情 的 な 観点 から 、 地域 の 問題 と なっ て いる 例 が 見 られる 。 子供 の 遊ぶ 砂場 で は 、 ネコ や イヌ の 持っ て いる 寄生虫 （ 猫 回虫 など ） による 被害 を 防止 する ため 、 児童 の 居 ない 時 は ビニール シート を 被せ たり 、 定期 的 に 加熱 消毒 する など の 措置 を 行う 所 も ある 。  カワラバト は 食料 さえ 豊富 なら 、 年 5 ・ 6 回 の 繁殖 が 可能 で 、 また 大きな 群れ を 作る こと で も 知ら れる 。 その ため 、 ハト の 密集 地 で は 、 糞 害 が しばしば 問題 と なっ て いる 。 糞 害 など の 対処 策 として 、 ハト そのもの の 生息 数 の 減少 、 特に エサ やり が 禁止 さ れる 事例 が ある 。 例えば 、 広島 平和 記念 公園 で は 、 1994 年 （ 平成 6 年 ） より 鳩 エサ の 販売 中止 と エサ やり の 自粛 を 呼びかけ 、 環境省 に よる と 、 その 結果 、 ハト の 生息 数 を 五 分の 一 に 減少 する こと に 成功 し た 。 また 近年 、 ムクドリ が 何 千 何 万 羽 単位 で 大通り の 街路 樹 を ねぐら に する こと による 糞 害 も 深刻 で ある 。 例えば 、 JR 新松戸 駅 周辺 のけ やき 通り で は ムクドリ の 糞 害 が 深刻 で 、 初夏 から 晩秋 にかけて の ムクドリ の シーズン で は 周辺 の 商店 の 客足 が 遠のく と いう 。  公園 の 銅像 も 糞 害 に 悩まさ れ て いる もの が 多い 中 、 ハト や カラス が 全く 寄り付か ない 銅像 も 存在 する こと に 気が付い た 廣瀬 幸雄 は その 銅像 の 化学 成分 を 研究 し 、 ヒ素 の 含有 量 が 多い と 鳥 を 忌避 する 効果 が ある こと を 突き止め た 。 この 研究 業績 に対して イグノーベル 賞 の 2003 年 化学 賞 が 授与 さ れ た 。  自動車 の 塗装 面 に 付着 し た 鳥 の 糞 は 、 塗装 表面 を 溶かし 、 光沢 や 色 味 が 失わ れる 原因 と なる 。 特に 、 塗 膜 が 硬化 し 切っ て い ない 新車 や 、 市中 の 板金 塗装 工場 で 施工 さ れ て 間 も ない 再 塗装 車 など は 、 鳥 の 糞 が 付着 し たら 速やか に 除去 する こと が 望ましい 。ミズクラゲ （ 水 海月 ） は 、 鉢 虫 綱 ・ 旗 口 クラゲ 目 （ ミズクラゲ 目 ） ・ ミズクラゲ 科 に 属する クラゲ の 一種 。 日本 近海 で も 最も 普通 に 観察 できる クラゲ で ある 。 傘 に 透け て 見える 胃 腔 、 生殖 腺 が 4 つ ある こと から 、 ヨツメクラゲ と も 呼ば れる 。  成体 で 傘 の 直径 15   -   30 cm 、 それ 以上 の もの も 稀 に 見 られる 。 傘 に は 、 縁辺 部 に 中空 の 細く 短い 触手 が 一 列 に 無数 に 並ぶ 。 傘 の 下 側 の 中央 に 十字形 に 口 が 開き 、 その 4 隅 が 伸び て 、 葉脈 の 位置 で 二 つ折り に し た ヤナギ の 葉 の よう な 形 の 4 本 の 口 腕 と なる 。  体 は 四 放射 相称 で 、 口 腕 の 伸びる 方向 を 正 軸 、 その 中間 の 軸 を 間 軸 と いう 。 間 軸 の 方向 に 4 つ の 丸い 胃 腔 が あり 、 馬蹄 形 の 生殖 腺 に 取り囲ま れる 。 この ため 、 4 つ の 眼 が ある よう に 見える 。 まれ に 五 放射 、 六 放射 に なっ て いる もの も 見 られる が 、 基本 的 な 体 の 作り は 同じ で ある 。  刺 胞 を 持つ が 、 刺さ れ て も ほとんど 痛み を 感じる こと は ない 。 ただし 、 遊泳 中 に 皮膚 の 角質 の 薄い 顔面 に ふれ た とき に 、 人 によって は 多少 の 痛み を 感じる 。 最近 の 研究 に よれ ば 、 ザリガニ に対する 毒性 試験 で 猛毒 の ハブ クラゲ の / 程度 の 毒 を 持っ て いる と さ れ 、 分子 量 43000 の 酸性 タンパク質 が 毒性 物質 の 主成分 と 考え られる 。  北緯 70 度 から 南緯 40 度 くらい まで の 世界中 の 海 に 分布 し 、 30   -   32 ‰（ パーミル ） の 低い 塩分 濃度 で 、 水温 9   -   19 （- 6 から 30 程度 まで は 生息 可能 と さ れる ） の 沿海 に 多く 分布 する 。 日本 沿岸 で も 大 発生 が しばしば 見 られ 、 漁網 を 破損 さ せ たり 、 発電 所 の 取水 口 に 詰まっ て 発電 を 停止 さ せる 事故 を 起こす など の 害 を なす こと が ある 。 遊泳 能力 は クラゲ の 仲間 の 中 で も 低い 方 で 、 水中 に 漂っ て 生活 する 。 雌雄 異体 で あり 、 雄 は 透け て 見える 生殖 巣 が 白っぽく 、 雌 は 若干 茶色 が かっ て いる こと で 識別 できる こと も ある 。  餌 と なる の は 主 に 動物 性 プランクトン で 、 時に 仔魚 を 捕食 する 。 遊泳 運動 は 捕食 活動 も 兼ね て おり 、 傘 を 開閉 する こと で 縁辺 部 の 触手 の 間 で 海水 が 濾過 さ れ 、 そこ に 浮遊 する 動物 プランクトン が 触手 に 捕らえ られる 。 餌 は 触手 の 刺 胞 に 刺さ れ て 麻痺 する と 同時に 粘着 性 の 刺 糸 に 絡め とら れ 、 粘液 と 繊毛 運動 により 、 傘 の 縁 、 縁 弁 の 中央 の 8 （ 胃 腔 の 数 の 2 倍 ） 箇所 に 団子 状 に 集め られる 。 間欠 的 に 口 腕 が 触手 を なでる とき に 口 腕 の 溝 の 内側 に 餌 が 包み込ま れ 、 繊毛 運動 によって 口 に 運ば れる 。 胃 腔消化 さ れ た 餌 の 粒子 や 液 は 、 放射 管 から 水 管 （ 血管 の よう な もの ） を 通っ て 全身 へ と 運ば れる 。 呼吸 において も 、 同じ 器官 を通して 体 全体 に 拡散 さ れ た 海水 より 酸素 を 取り込む 。  傘 を 開閉 する 運動 は 遊泳 と 捕食 の ため だけ の もの で は なく 、 循環 機能 を 働かせる ため の 運動 で も あり 、 つまり 体 そのもの が 心臓 の 役割 を 果たし て いる 。 また 、 クラゲ 類 は 中枢 神経 系 を 欠き 、 体 の どの 部分 に あっ て も 一つ の 神経 細胞 が 命令 を 下す と 、 新幹線 並 の 速度 で 神経 伝達 が 行わ れ 、 相対 的 に 統合 し た 運動 を 行う こと が できる 。 傘 の 縁 の 8 カ所 に 、 光 の 明暗 を 感じる 眼 点 と バランス を 取る ため の 平衡 器 を 備え た 感覚 器 が ある 。  繁殖 力 が 強く 、 生活 環 も 明らか に さ れ て いる こと から 研究 用途 に 使わ れる こと が 多い 。 また 、 その 半 透明 の 美しい 姿 は 人々 を 魅了 し 、 ペット として も よく 飼育 さ れ て いる 。  成熟 し た 雄 から 精子 が 水中 に 放た れ 、 雌 が それ を 取り込ん で 受精 を する 。 受精卵 は 雌 の 口 腕 の 保育 嚢 に 運ば れ 、 卵 割 を 繰り返し て 体 表 に 繊毛 が 生じ て プラヌラ 幼生 に まで 成長 し て から 海中 に 泳ぎ 出る 。 プラヌラ の 長 さ は 約 0 . 2 mm で 体 表 の 繊毛 を 動かし て 回転 し ながら 遊泳 する 。 数 日間 遊泳 し た 後 、 適当 な 付着 基盤 に 付着 し て 変態 を 開始 する 。 先端 に 触手 が 伸び 、 定着 し て から 15 時間 ほど で イソギンチャク に 似 た 、 ポリプ と 呼ば れる 段階 に 成長 する 。 変態 直後 の ポリプ は 2 本 の 触手 を 持ち 、 中央 に 口 が 開く 。 触手 に は 刺 胞 が 備わっ て おり 、 餌 を 摂る こと が できる 。 ポリプ は 摂 餌 により 成長 し 、 触手 の 数 は 4 、 8 、 16 本 と 増え 、 24 本 に 達する こと も ある 。 成長 し た ポリプ は 無性 生殖 で 増殖 し 、 コロニー を 形成 する 。 無性 生殖 は 直接 、 あるいは 走 根 （ ストロン ） 上 に 新しい ポリプ を 形成 する 出芽 と 、 体 が 水平 方向 に のび て 、 縦 に 2 つ に 分かれる 分裂 が 主 で ある が 、 ポリプ が 移動 し た 後 に シスト を 作る こと も ある 。  ポリプ は 非常 に 優れ た 再生 能力 を 持つ 。 例えば 細かく すり潰し て しまっ て も 、 しばらく する と バラバラ に なっ た 細胞 組織 が 集まり 始め 、 最終 的 に ポリプ を 再生 する 。  成長 し て いっ た ポリプ は 徐々に 体 に くびれ （ 環 溝 ） が でき 始め （ 横 分 体 形成 、 ストロビレーション ） 、 くびれ は さらに 発達 し て 8 枚 の 縁 弁 が 形成 さ れる 。 この 時期 の ポリプ を 横 分 体 （ ストロビラ ） と 呼ぶ 。 横 分 体 は くびれ を 増やし ながら 伸び て ゆき 、 やがて 先端 の 触手 は 吸収 さ れ て 消失 し 、 各 節 が 分離 し て 海中 へ と 泳ぎ 出す 。 この 3 mm ほど の 花 の よう な 形 を し た エフィラ は その 一つ 一つ が ミズクラゲ の 幼生 で ある 。 腕 状 の 縁 弁 の 間 が 成長 し て 円形 に なっ た 時点 で 成体 と ほぼ 同じ 形 の 稚 クラゲ （ 直径 1 から 2 cm ） に なる 。 エフィラ と 稚 クラゲ の 間 に メテフィラ と 呼ば れる 段階 を 区別 する こと も ある 。  プラヌラ → ポリプ → ストロビラ → エフィラ → （ メテフィラ ） → 稚 クラゲ → 成体  一部 の 地域 個体 群 で は 、 プラヌラ 幼生 が 直接 エフィラ 幼生 に 変態 し て そのまま クラゲ に なる もの が ある こと が 知ら れ て いる 。  その 遊泳 能力 の 低 さ から 、 普通 の 水槽 で は 濾過 器 の 吸い上げ 口 に 吸い込ま れ たり 、 水 を 対流 さ せ ない と 沈ん で しまっ たり する ため 、 専用 の 水槽 と 濾過 装置 が 必要 と なる 。 非常 に デリケート で 飼育 は 簡単 で は ない 。 世界 で 初めて 飼育 方法 を 確立 し た の は 日本 の 江の島 水族館 で ある 。  適正 pH （ ペーハー ） 8 . 0 。 弱 アルカリ性 の 水質 を 好む 。 水中 に は 好 気性 バクテリア （ 硝化 細菌 ） が 必須 で 、 この バクテリア が い ない と 餌 の 残り など の 有機物 から 発生 する アンモニア が （ クラゲ にとって ） 無害 な 硝酸塩 に 分解 さ れ ない 。 ただし 、 硝酸塩 も 増え すぎる と pH 値 が 下がっ て 水質 が 悪化 する ので 、 pH 7 . 7 以下 に なる 前 に 水 換え が 必要 と なる 。  濾材 に 酸素 が 十分 含ま れ て おり 、 アンモニア を 発生 さ せれ ば 好 気性 バクテリア は 自然 に 繁殖 する 。 逆 に 酸素 が 不足 し て いる と 嫌気 性 の バクテリア が 増加 し 、 硝酸塩 を 有毒 な 亜 硝酸塩 に 変え て しまう 。 強制 的 に アンモニア を 発生 さ せる に は 、 先 に 試験 的 に 魚 を 1 、 2 匹 入れ て しばらく 飼育 する と よい 。 魚 の フン によって アンモニア が 発生 する 。 その後 、 混泳 さ せる と ポリプ を 食べ て しまう 魚 種 も いる 。 他 に は 、 市販 の 好 気性 バクテリア を 使用 し たり 、 既に バクテリア が 繁殖 し て いる 状態 の 砂 を 敷く など の 方法 も ある 。  本 種 は 特に 水温 の 許容 幅 が 広い 種類 の クラゲ で 、 プラヌラ 、 ポリプ の 適温 は 5   -   30 と 幅広く 、 水温 を あまり 気 に する 必要 は ない 。 成体 は 15   -   20 くらい の 時 が 最も 活発 で 、 30 を 超える と 大 部分 の 個体 は 死亡 し て しまう 。  餌 と なる の は ブラインシュリンプ （ ホウネンエビ の 一種 ） で ある 。 冷凍 の もの も 市販 さ れ て いる が 、 卵 から 孵化 さ せ た 生 餌 （ ノープリウス 幼生 ） の 方 が 脂肪酸 が 多く 栄養 価 が 高い 。 卵 は やや 薄め の 海水 を 入れ た 孵化 容器 に 入れ 、 エア ポンプ で 酸素 を 供給 し ながら 水温 を 27 ℃ 前後 に 保つ と 18   -   24 時間 で 孵化 する 。 浮遊 し て いる 茶色い 卵 の 殻 は スポイト など で 除去 し 、 生体 のみ を 与える 。 余っ た ブラインシュリンプ は 冷凍 保存 し て も よい が 、 家庭 用 冷凍庫 で の 保存 期間 は 5 日 程度 と 短い ため 、 常に 新しい ノープリウス を 孵し 続ける の が 最善 で ある 。  生 餌 は 死亡 する と 急速 に 水質 を 悪化 さ せる ので 、 食べ 残し を 出さ ず に 給餌 する ため ピペット に 吸い込ん だ ブラインシュリンプ を クラゲ の 口 の 辺り に 直接 吹きかけ て やる と よい 。 ブラインシュリンプ に は 走 光 性 が あり 、 ペンライト など で 一方 から 光 を 当てる と そこ に 集まっ て くる ので 、 これ を 吸引 する と 効率 良く ピペット 内 に 取り込める 。ウオノエ 科 ( Cymothoidae ) は 、 等 脚 目 に 属する 魚 の 寄生虫 の 科 の 一つ 。 漢字 で 書く と 「 魚 の 餌 」 で ある 。 アジ ・ タイ ・ サヨリ など の 魚 の 口内 や えら 、 体 表面 に へばりつき 、 体液 を 吸う 。  種類 や 宿主 など について は 不明 な 点 が 多い 。  ウオノエ 類 の 寄生 は 、 魚類 に 、 貧血 ・ 栄養 障害 ・ 発育 阻害 など を 引き起こす ため 、 本科 による 漁業 対象 魚 種 の 被害 が 世界 各地 で 報告 さ れ て いる 。  宿主 の 魚 が 死ぬ と 離れる ため 、 釣っ た 魚 を いれ て おい た クーラー ボックス の 水 の 中 で 泳い で いる の を 見つける こと も ある 。  スーパーマーケット に 売っ て いる 魚 で も 、 まれ に 口 から ウオノエ が 覗い て いる 場合 も ある 。 誤っ て 食 し て も 人 に 寄生 する こと も ない 。  欧米 の 水産 分野 で は 、 ウオノエ 類 を 魚類 系 群 識別 の ため の 生物 標識 として も 用い て いる が 、 日本 近海 における ウオノエ 類 の 研究 は 諸 外国 と 比較 する と あまり 進ん で い ない と 指摘 さ れ て いる 。  ウオノエ 類 は 寄生 生活 に 適応 し た 特殊 な 形態 と 生活 サイクル （ 性 転換 など ） を 備え て いる ため 、 進化 生物 学 など の 分野 で は 研究 対象 として 注目 さ れ て いる 。  愛媛大学 や 総合 地球 環境 学 研究所 など の チーム が 2017 年 4 月 19 日 に 明らか に し た ところ に よる と 、 ウオノエ は 、 深海 に 生息 し て い た 共通 の 祖先 から 進化 し た 可能 性 が 高い 。  代表 的 な 属 として は 、 ウオノギンカ 属   " Anilocra "   ・ ヒゲブトウオノエ 属   " Ceratothoa "   ・ ウオノエ 属   " Cymothoa "   ・ エラヌシ 属   " Mothocya " ・ ウオノコバン 属   " Nerocila " など が ある 。   WoRMS に よる 。眼 柄 （ がん ぺい ） は 頭部 と 離れ た 複眼 を 持つ 動物 （ 甲殻 類 及び 昆虫 類 ） の 複眼 と 頭部 、 或は 腹 足 綱 柄 眼目 や サメ など の 目 と 頭部 を 繋ぐ 組織 で ある 。  特に 甲殻 類 は 眼 柄 中 に サイ ナス 腺 と X 器官 を 持つ こと が 確認 さ れ 、 眼 柄 切除 など により サイ ナス 腺 ホルモン の 働き が 解明 さ れ て き た 。 また ヤドカリ 類 の 眼 柄 は 体 色 と 同様 に カラフル な 場合 が ある 。 眼 柄 と 触角 は 相 同 器官 と さ れ 、 稀 に 入れ替わる 場合 も ある 。  柄 眼目 で は 触角 の 先 に 目 を 持ち 眼 柄 は 触角 で も ある 。ヒヒ （ 狒々 ） と は 、 サル 目 オナガ ザル 科 ヒヒ 属   " Papio "   に 属する 哺乳類 の 総称 の こと 。 主 に アフリカ に 分布 する 。 地上 で 生活 し 、 高度 な 社会 を 形成 する 。 オス と メス の 性差 が 大きい 動物 で ある 。 また 、 ヒヒ という 和名 は 伝説 上 の 動物 狒々 に ちなむ 。  ヒヒ 属   " Papio "   に は 以下 の 5 種 が 含ま れる 。  なお 、 ゲラダヒヒ   (" Theropithecus   gelada ")   は ゲラダヒヒ 属   (" Theropithecus ")   に 属する 動物 で ある 。顎 （ アゴ 、 あご 、 頷 、 アラビア 語 : ذقن ヘブライ 語 : הלסת ） は 、 それ を 持つ 生物 一般 において は 、 口 の 一部 で あっ て 、 開閉 し て 物 を 捕らえる 機能 を 有する 構造 体 を 指す 。  ヒト を 含む 顎 口上 綱 の 動物 で は 、 頭 の 下部 に あっ て 、 上下 に 開閉 する 機能 を 持つ 、 骨 （ 顎骨 ） と 筋肉 を 中心 に 形成 さ れ た 、 口 の 構造 物 全体 を 指す 。 顎 口上 綱 の 顎 は 上顎 と 下 顎 で 形成 さ れ て おり 、 支点 の ある 上顎 に対して 下 顎 が 稼働 する 。 哺乳類 （ ヒト を 含む ） は 下 顎 の 稼働 性 が 高く 、 これ を 繰り返し 動かす こと によって 食物 を 咀嚼 する 。 対し て 、 顎 を 具え て は い て も 咀嚼 を 行わ ない 動物 の 多く は 、 物 を 捕らえる 、 引きちぎる 、 呑み込む など を 行う ため に 顎 を 用いる 。  「 あご 」 を 表す 漢字 に は 、 「 顎 （ 音 ： ガク 、 訓 ： あご ） 」 の ほか 、 「 歯 の 根 を おおう 肉 （ 歯茎 ） 」 を 原義 と する 「 腭 （ 齶 、 音 ： ガク 、 訓 ： あご 、 はぐ き ） 」 や 、 「{ 口 + 咢 }（ 音 ： ガク 、 訓 ：?）」 が ある 。  また 、 別に 「 頤 （ おと がい ） 」 を 「 あご 」 と も 言う が 、 この 字 は 主 に 「 顎 」 を 指す （「# ヒト の 顎 」 も 参照 ） 。  なお 、 医学 など における 日本語 の 専門 用語 として は 、 「 顎 、 腭 、 { 口 + 咢 }」 は いずれ で あっ て も 音読み を する 。  動物 全体 で 見る と 、 口 に 顎 を 持た ない 動物 群 も 多い 。 顎 を 持つ 動物 に 脊椎動物 、 節足動物 、 有 爪 動物 、 環 形 動物 、 顎 口 動物 が 挙げ られ 、 その 構造 、 由来 も 動物 群 によって 大いに 異なる 。 ウニ 、 頭 足 類 、 輪形 動物 など に も 似 た 構造 が ある が 、 普通 は 顎 と 呼ば れる こと は ない 。  節足動物 の 場合 、 鋏角亜 門 を 除く 甲殻 類 ・ 昆虫 類 ・ 多 足 類 など の 動物 群 は 1 対 以上 の 顎 を 持つ 。 節足動物 の 顎 は 口 に 続く 短い 突出 物 に なっ て い て 、 その 基部 で 体 に 関節 し て 左右 から 挟み こむ 構造 に なっ て いる 。 この 顎 は 体 節 の 付属 肢 に 由来 し 、 一節 から なる ごく 短い もの が 多い が 、 より 付属 肢 的 な 形 を 残し た もの も ある 。 挟む よう に なっ て いる 場合 、 内側 に ギザギザ が 入っ て いる こと も あり 、 これ を 歯 と 呼ぶ 。 昆虫 など で は 前方 の もの を 「 大 顎 」 、 後方 の もの を 「 小 顎 」 と 言う 。 甲殻 類 で は その後 に 2 対 の 顎 脚 （ がっ きゃく ） が 続く もの も ある 。  有 爪 動物 の 場合 、 口 の 側 方 に 突出 する もの を 「 口 側 突起 」 と 言う が 、 これ と は 別に 口 の すぐ 内側 に 左右 から 出っ張る 大 顎 を 具える 。  環 形 動物 の 場合 、 口 の 内側 に 左右 から 挟む 形 の 顎 を 持つ もの が 多毛 類 と ヒル 類 に ある 。  顎 口 動物 は 、 袋 状 の 消化 管 の 入り口 が 筋肉質 の 咽頭 と なっ て おり 、 ここ に 一対 の 顎 が ある 。  脊索 動物 も 初期 群 に 顎 を 持つ もの は 存在 せ ず 、 現在 でも ナメクジ ウオ や ホヤ など 脊椎動物 以外 の 脊索 動物 は 顎 を 具え て い ない 。 そもそも 脊椎動物 において も 、 初期 段階 における ボディ プラン で は 顎 が ない 。 これら 顎 を 持た ない 脊椎動物 は 総称 的 に 無 顎 類 と さ れ 、 数多く の 絶滅 種 が 知ら れ て いる 。 また 現 生 において なお 祖先 的 形態 を 多く 保持 する と さ れる 円 口 類 （ ヌタウナギ や ヤツメウナギ ） も やはり 顎 を 持た ず 、 口 に は 細かい 角質 歯 が 並ん で いる だけ で ある 。 しかし 、 古生代 も カンブリア 紀 から オルドビス 紀 へ 移る と 顎 を 獲得 し た 顎 口 類 （ 顎 口上 綱 ） が 出現 し 、 これ 以降 、 無 顎 類 に 替わっ て 彼ら が 優勢 グループ と なっ て 適応 放散 し て いく こと に なっ た と 考え られ て いる 。  顎 口上 綱 が 獲得 し た 顎 は 腹背 方向 に 動き 、 開け ば 口腔 を 大きく 広げる こと が できる 。  この 顎 は 胚 における 第 1 咽頭 弓 （ 顎骨 弓 ） から 発生 する 。 つまり 、 同じく その 後ろ に 続く 咽頭 弓 から 発生 する 鰓 （ 鰓 弓 ） など と は 連続 相 同 で ある と 言える 。 顎 を 獲得 し た 仕組み は 脊椎動物 の 進化 上 の 大きな 謎 で あり 、 いまだに 多く の 学説 が 提示 さ れ て いる 。 例えば 、 長らく 無 顎 類 の 持つ 鰓 弓 の うち 前方 の 1 対 ないし 2 対 （ 顎 前 弓 ） は 顎 口 類 で は 失わ れ て おり 、 それ に 次ぐ 1 対 （ つまり 前 から 2 番目 ないし 3 番目 の 鰓 ） が 変形 し た もの が 顎 で ある と さ れ て き た が 、 これら の 説 も 現在 で は 疑問 視 さ れる よう に なっ て き て いる （ 詳細 は 梁 軟骨 を 参照 ） 。  顎 を 構成 する 骨格 要素 は 様々 で ある 。 例えば サメ など の 軟骨 魚 綱 で は 、 口蓋 方形 軟骨 および 下 顎 軟骨 （ メッケル 軟骨 ） が それぞれ 1 対 で 上下 顎 を 構成 する 。 また 、 その 後ろ の 1 対 （ 第 2 咽頭 弓 ） の 一部 が 舌 顎 軟骨 へ と 発生 し 、 内耳 直下 に 関節 し て 脳 函 と 顎 を 接続 し て いる 。 しかし 、 硬骨魚 類 において は 上下 の 顎 に 皮 骨 由来 の 新た な 骨 が 加わり 、 軟骨 魚 で 顎 を 構成 し て い た 骨 は 後方 へ と 追いやら れ 、 方形 骨 （ 口蓋 方形 軟骨 の 後端 が 骨 化 し た もの ） および 関節 骨 （ 下 顎 軟骨 の 後端 が 骨 化 し た もの ） として 顎 の 蝶番 を 構成 し て いる 。 また 、 上顎 は 皮 骨 頭蓋 を 介し て 脳 函 へ と 接続 し 、 舌 顎骨 （ 舌 顎 軟骨 ） は 縮小 し て いる 。 この 舌 顎骨 は 、 四肢 動物 において は 耳 小柱 と なっ て 音 を 聴く ため の 器官 へ と 転用 さ れ て いる 。  四肢 動物 の うち 、 より 陸上 へ と 適応 し た グループ が 有 羊 膜 類 で ある 。 有 羊 膜 類 の 中 でも 顎 の 形態 は 非常 に よく 多様 化 し て いる 。  例えば 、 この うち 哺乳類 を 含む 系統 の グループ で ある 単 弓 類 （ 哺乳類 以外 の 単 弓 類 の 旧称 ： 哺乳類 型 爬虫類 ） で は 下 顎 を 構成 する 皮 骨 由来 の 角 骨 に 音波 を 拾う 機能 を 有する の が 共有 派生 形質 で 、 ここ から 関節 骨 、 方形 骨 と 音波 を 伝え て 方形 骨 に 接続 し た 耳 小 柱 を 介し て 内耳 に 信号 を 渡し て い た が 、 哺乳類 へ の 進化 の 過程 で 再び 顎 の 構造 に 変異 が 起き て いる 。 角 骨 、 方形 骨 および 関節 骨 は 関節 から 外れ て 中耳 へ と 取り込ま れ 、 角 骨 は 鼓膜 の 支持 骨 で ある 鼓 骨 へ 、 方形 骨 と 関節 骨 は 鐙 骨 （ 耳 小柱 ） とともに 耳 小骨 と なっ て いる 。 また 、 下 顎 構成 骨 で 唯一 残さ れ た 骨 、 歯 骨 は 麟状骨 （ 側 頭骨 の 一部 ） に 接触 し て 新た な 顎 関節 を 形成 し て いる 。  顎 関節 および それ に 関わる 骨 の 相 同 関係 を 以下 に 示す 。  その 一方 で 、 爬虫類 、 鳥類 を 含む 系統 で ある 双 弓 類 で は 耳 小 柱 の 接する 方形 骨 に 直接 鼓膜 が 生じ 、 耳 小 柱 は この 方形 骨 由来 の 鼓膜 から 直接 音波 を 拾う よう に 進化 し た ため 、 顎 関節 に 大きな 改変 は 生じ なかっ た 。  顎 の 先端 が とがっ て 突き出 て いる 部分 を 「 おと が い （ 頤 ） 」 と 呼び 、 ヒト 科 の 中 でも ヒト に 固有 の 特徴 と さ れる 。 これ は 、 歯 列 が 縮小 し た ため に 骨 が 取り残さ れ 、 結果 的 に 突出 部 と なっ た もの で ある 。 。  人間 の 下 顎 は 、 汗 や 涙 の 出口 （ ポタッ と 落ちる こと ） に なる こと が ある 。  　 下 顎 （ ジョー ） 、 顎 先 （ チン ） は ボクシング 、 格闘技 で は 急所 として 扱わ れる 。 特に 顎 先 に 打撃 を もらう と 脳震盪 を 起こし やすい 。トガリネズミ （ 尖 鼠 、 鼩鼱 ） は 、 トガリネズミ 目 トガリネズミ 科   Soricidae   に 属する 小型 哺乳類 の 総称 。  「 〜 ネズミ 」 という 名前 から 誤解 さ れ やすい が 、 齧 歯 類 （ ネズミ 目 ） で は なく 、 系統的 に は モグラ や ハリネズミ と 近 縁 の グループ で ある 。 狭義 に は 、 ジネズミ 類 （ ジネズミ 亜 科 ） を のぞい た トガリネズミ 亜 科 の 動物 、 あるいは さらに カワネズミ 属 や ジャコウ ネズミ 属 を 除い た トガリネズミ 属   の 動物 を トガリネズミ 類 と 呼ぶ 。  トガリネズミ 属 の うち 、 コビトトガリネズミ や トウキョウトガリネズミ など いくつ か の もの は 、 哺乳類 の 中 で 最も 小型 の 種 の 1 つ で ある （ トウキョウトガリネズミ は 日本 に も 生息 する ） 。  なお 、 日本 に 生息 する トガリネズミ 属 の 動物 に 、 単に 「 トガリネズミ 」 と よば れる もの （" Sorex   caecutiens " または " S .   shinto "） が ある 。  小型 の 齧 歯 類 の よう で ある が 、 鼻先 が 細長く とがっ て おり 、 耳 や 目 は 小さく 、 体 は やわらかい 灰 茶色 の ビロード の よう な 毛 で 覆わ れ て いる 。  夜行 性 で 、 主 に 昆虫 類 や ミミズ 、 節足動物 等 の 小型 無 脊椎動物 を 捕食 する 。 この 他 に 水生 の トガリネズミ 類 で は 魚類 や は虫類 を 、 後述 する ブラリナトガリネズミ で は ネズミ 類 も 捕食 する 。 体 が 小さい 上 に エネルギー を 蓄える こと が でき ず 、 ひたすら 餌 を 食い 続け ね ば なら ず 、 餌 が なくなれ ば 数 時間 で 餓死 し て しまう 。  北米 に 生息 する ブラリナトガリネズミ ( Blarina   brevicauda ) は 、 毒性 の ある 唾液 を 持つ こと で 知ら れ て いる 。 毒 を 持つ こと が 確実 な 哺乳類 （ ブラリナトガリネズミ 、 ソレノドン 、 カモノハシ ） の うち 、 この 種 で のみ 毒 の 化学 構造 が 分かっ て いる 。 この 毒 が 、 トガリネズミ の 捕食 者 に対する 防御 に 使わ れる の か 、 あるいは トガリネズミ が 大型 の 獲物 を 捕食 する ため に 使わ れる の か は 不明 で ある 。 また 、   腹部 から 強烈 な 臭い を 発する ため 、 キツネ や 猫 など は 死骸 さえ あまり 食べ ない と 言わ れ て いる 。 ただし 、 キツネ は 頻繁 に トガリネズミ を 捕獲 し て 路上 に 放置 する ので 、 捕食 者 回避 として この 臭い が 進化 的 に どういう 意味 を 持つ の か は 疑問 で ある 。 また 、 イタチ 科 動物 は 冬期 に は トガリネズミ を かなり 食べる こと が 分かっ て いる 。 この 他 に 、 フクロウ 類 は トガリネズミ 類 を 頻繁 に 捕食 する 。  日本 に は 2 亜 科 4 属 12 種 が 分布 する （ この うち 九州 の ジャコウ ネズミ   " Suncus   murinus "   は 移入 種 と 考え られ て いる が 、 沖縄 の もの は 移入 種 か どう か は 不明 で ある ） 。対 鰭 （ つい き ） と は 、 魚 の ひれ の うち 左右 で 対 に なっ て いる 胸 鰭 と 腹 鰭 を 指す 。 進化 の 過程 で 四肢 動物 の 四肢 の 起源 と なっ た と さ れる 。  対義語 の 不 対 鰭 は 、 脊椎 に 沿っ て 生じ た 正中 鰭 （ 背鰭 、 尾鰭 など ） 。  対 鰭 は 対 に なっ て いる ので 、 左右 の バランス や 、 水平 の バランス を 取る 働き など に 係わっ て いる 。 前進 は 尾びれ や 全身 の 力 が 主 に 使わ れる が 、 胸 びれ を 細かく 使う 泳ぎ方 を する 魚 も 見 られる 。 一般 に は 外洋 を 素早く 泳ぐ 魚 は 、 胸 びれ を あまり 使わ ず 、 磯 や 底 質 近く で ゆっくり 泳ぐ 魚 が 胸 びれ を よく 使う 。  特殊 な 例 として は 、 トビウオ は 胸 びれ を 広げ て 水中 から 飛び出し て 滑空 する こと で 有名 で ある が 、 胸 びれ とともに 腹 びれ も 発達 し て いる 。 同様 に 滑空 する ため に 発達 し た 胸 びれ は 、 バタフライフィッシュ など に も 見 られる が 、 腹 びれ は 発達 し て い ない 。  また 、 底 生魚 で は 、 胸 びれ や 腹 鰭 が 底 を 漁っ たり 這っ たり する ため に 特殊 な 発達 を し た もの も ある 。 ハゼ 類 や ダンゴ ウオ 類 で は 、 腹 びれ は 左右 が 融合 し て 吸盤 に なっ て いる もの も ある 。 ホウボウ や オコゼ 類 に は 、 胸 びれ や 腹 びれ の 一部 が バラバラ に なっ て 自由 に 動かせ 、 触手 の よう に 使える もの が ある 。  サメ や エイ で は 、 腹 びれ が 雄 の 交接 器 に も なっ て いる 。 一般 の 魚類 の 一部 に も 卵 胎生 の もの など 体内 受精 の もの が ある が 、 その よう な もの で は 交接 器 の 働き は 尻 びれ が 行う もの が 多い 。  脊索 動物 の 進化 の 過程 から 見る と 、 対 鰭 は 不 対 鰭 より も 後 に 生じ た もの で ある 。 現 生 の 動物 で 見 て も 、 円 口 類 で ある ヤツメウナギ など に は 背鰭 や 尾鰭 に 類する もの は ある が 、 対 鰭 は もっ て い ない 。 ナメクジ ウオ も そう で ある 。 化石 から も 、 古生代 の 魚類 で は 無 顎 類 の 多く は 対 鰭 を 持っ て い ない 。 この ほか 、 ピカイア など も 背びれ や 尾びれ の よう な 部分 が あっ た よう な ので 、 脊索 を 持ち 、 体 を 左右 に くねら せ て 泳ぐ ため の 適応 として 、 垂直 方向 の 突出 が 発達 し た もの と 考え られる 。 対 鰭 を 持た ない もの に も 、 胸 の 辺り に 左右 に 張り出し た ひれ の よう な 形 の 突起 を 持っ た もの も ある 。  最初 に 対 鰭 を 持っ て い た の は 、 ヤモイティウス など を 含む 欠 甲 類 で ある 。 彼ら の 腹 面 に は 体 に 沿っ て 細長い ひれ が 一 対 あっ た と 考え られる 。 無 顎 類 に も 、 胸 びれ を 一 対 持つ もの が いくつ か 知ら れる が 、 それら の 系統 関係 は あまり はっきり し て い ない 。  次いで 、 顎 を 持つ 魚類 の 棘魚 類 （ きょく ぎょ るい ） は 、 より 魚類 的 な 姿 で 、 名前 の 由来 は すべて の ひれ の 先頭 に はっきり と し た 棘 が ある こと だ が 、 この 仲間 に は 、 腹 面 の 左右 に 数 対 の ひれ を 持っ て い た 。 先頭 の 対 が やや 大きく 、 後方 の もの が 次第に 小さく なっ て い た 。 これら の ひれ は 、 基部 が 幅広く なっ て 体 に 続い て おり 、 動かし て 水 を かい て い た もの で は な さ そう で ある 。  それ 以後 の 魚類 は 、 たいてい 二 対 の 対 鰭 を 持っ て おり 、 一 対 はえ ら の 後ろ に あっ て 胸 びれ 、 後方 の 一対 が 腹 びれ と なっ て いる 。  軟骨 魚類 の サメ 類 で は 、 胸 びれ は え ら の すぐ 後ろ 、 腹 びれ は 肛門 の 直前 に あり 、 いずれ も 腹 面 下 側 から 左右 に 水平 に 突き出し 、 あまり 動かす こと は ない 。 これ に対し 、 同じく 軟骨 魚類 の エイ で は 、 胸 びれ は 大きく 発達 し 、 これ を 波打つ よう に 動かす こと で 遊泳 する 。  硬骨魚 類 の いわゆる 古代 魚 と 言わ れる 魚類 で は 、 胸 びれ は えら 蓋 の 後ろ の 腹 面 側 に あっ て 、 あおる よう に 動かす こと が できる 。 腹 びれ は 胸 びれ に 近い 形 で 、 肛門 の 前 に ある 。 特に 、 肺魚 類 や ポリプテルス 類 で は 、 これら を 動かし て 水底 を 這う よう に 泳ぐ 。 この よう な 使い方 を する もの から 、 両生類 の 四肢 が 進化 し て き た もの と 考え られる 。  それ 以外 の 一般 の 魚類 で ある 真 骨 魚類 で は 、 胸 びれ は 体 の 側面 に 移動 し 、 えら 蓋 の 後ろ で 上 に 折り畳ん で 、 上面 を 体 に 沿っ て 伏せ られる よう に なっ て いる 。 また 、 腹 びれ は 前方 へ 移動 する 傾向 が あり 、 場合 によって は 胸 びれ の 間 や 、 更に その 前 に 位置 する 場合 も ある 。 いずれ に せよ 、 腹 びれ は 小さく なる もの が 多く 、 ウナギ 類 の よう に なくなっ て しまっ た もの も ある 。  現在 、 対 鰭 の 形成 に 係わる 遺伝子 が 、 四肢 の 形成 に 強く 係わる もの として 、 研究 対象 と なっ て いる 。ヒメハブ （ 姫 波布 、 姫 飯 匙 倩 、 " Ovophis   okinavensis "） は 、 クサリヘビ 科 ヤマ ハブ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 有毒 。  日本 （ 奄美 群島 、 沖縄 諸島 ） 固有 種  全長 30 - 80 cm 。 体形 は 太 短く 、 頸部 と 尾 の 先端 が 細い 。 体 色 は 褐色 で 、 暗 褐色 の 角張っ た 斑紋 が 入る 。  本 種 の 毒 は 非常 に 弱く 、 ハブ に 比べ て 量 も 少ない ため 、 咬ま れ て も 軽い 腫れ や 吐き気 、 めまい が 起こる 程度 で 死亡 例 も 無く 、 ハブ に 咬ま れ た とき の よう な 組織 融解 による 大 規模 な 組織 損傷 も まず 見 られ ない 。 また 動き が 非常 に 鈍い こと から 、 咬ま れる 事故 自体 が かなり 少ない 。 その ため 、 実用 上 必要 で は ない という 見解 から 、 本 種 の 抗 毒 血清 は 製造 さ れ て おら ず 、 分布 地 の 医療 機関 に も 配備 さ れ て い ない 。  しかし 、 本 種 は 毒 を 使っ て 獲物 を 捕らえ て いる の で あり 、 まぎれ も なく 毒蛇 で ある 。 噛ま れ たら 面倒 がら ず に すぐ に 病院 へ 行っ て 不測 の 事態 に 備える こと が 薦め られる 。  森林 や 水田 等 に 生息 する 。 地表 棲 。 動き は 不 活発 で 、 落ち葉 や 倒木 の 下 で じっと し て いる こと が 多い 。 動作 が 鈍い 本 種 を 沖縄 で は 「 ニーブヤァー （ のろま ） 」 と 呼ぶ 。 水辺 を 好み 、 危険 を 感じる と 水中 に 逃げ込む こと も ある 。  食 性 は 動物 食 で 、 哺乳類 、 小型 鳥類 、 トカゲ 、 カエル 、 魚類 等 を 食べる 。 冬季 に 産卵 の ため に 集まっ た カエル を 目当て に 川辺 に 現れる こと も ある 。  繁殖 形態 は 卵生 で 、 7 - 8 月 に 1 回 に 5 - 16 個 の 卵 を 産む 。 卵殻 は 非常 に 薄く 、 産卵 時 に は すでに 内部 の 胚 は 十分 成長 し た 状態 で あり 、 産み付け られ た 卵 は わずか 1 - 3 日 で 孵化 する 。 また 、 時には 孵化 し た 状態 で 産まれる こと も あり 、 限り なく 卵 胎生 に 近い 卵生 で ある 。コブラ 科 （ コブラ か 、 Elapidae ） は 、 ヘビ の 科 の 一つ 。  アフリカ 大陸 、 オーストラリア 大陸 、 北 アメリカ大陸 、 南 アメリカ大陸 、 ユーラシア 大陸 南部 、 インドネシア 、 スリランカ 、 日本 （ 南西諸島 ） 、 パプアニューギニア 、 フィリピン 、 台湾 、 太平洋 、 インド洋  最大 種 は キング コブラ で 最大 全長 570 cm 。 頭部 の 鱗 は 大型 。  毒牙 は あまり 大型 で は なく 、 固定 さ れ て いる 。 毒牙 に は 溝 が あり 、 毒液 は この 溝 を 通り 傷口 から 獲物 の 体内 へ 送りこま れる 。 種 によって は 開口 部 が 前 を 向き 、 圧力 を かける こと で 毒液 を 噴出 さ せる こと が できる 。  本科 の 構成 種 が 有する 毒 は 神経 毒 と 呼ば れる 種類 の もの で ある 。 高い 即効 性 を 持ち 、 獲物 と なる 動物 の 神経 の 放電 を 塞ぐ こと で 、 麻痺 や しびれ 、 呼吸 や 心臓 の 停止 を もたらし 、 ひいては 死に 至ら しめる 。 こうして 獲物 の 動き を 止め た 後 に 捕食 する こと が できる 。 中 に は タイ パン の よう に 、 出血 毒 を 持つ もの も いる が 、 それでも 主成分 は 神経 毒 で ある 。 人 が 咬傷 を 受け た 場合 、 小 動物 より は 効き目 は 遅い が 、 出血 毒 を 持つ クサリヘビ 科 に 噛ま れ た 場合 に 比べる と 早い ので 、 速やか に 医療 機関 に 連絡 し 、 救急 搬送 を 受ける 必要 が ある 。 なお 、 この 毒 は 成分 が 蛋白 質 で 構成 さ れ て いる 事 から 「 そのまま 口 に し て も 単に 養分 として 体内 に 吸収 さ れ て しまい 害 は ない 」 と も さ れ て いる が 、 口腔 内 や 上部 消化 管 に キズ や 出血 性 の 潰瘍 を 生じ て い た 場合 、 毒素 が 体内 に 取り込ま れる 場合 が あり 、 毒 を 口 で 吸い出す 際 は 注意 が 必要 で ある 。  草原 、 森林 、 海洋 （ ウミヘビ 類 ） 等 の 様々 な 環境 に 生息 する 。  食 性 は 動物 食 で 、 爬虫類 、 鳥類 、 哺乳類 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵生 、 卵 胎生 の 種 が 共に いる 。  コブラ 亜 科   Elapinae   は 2 つ の 族 に 分け られる 。  ウミヘビ 亜 科   Hydrophiinae   に は 、 東南アジア から オーストラリア に 分布 する 地上 棲種 と 、 インド 太平洋 に 分布 する 海 棲種 が 含ま れる 。 伝統 的 な 分類 で は 後者 のみ が ウミヘビ 亜 科 、 または ウミヘビ 科 と さ れ て い た 。 卵生 種 と 卵 胎生 種 が おり 、 海 棲 の ウミヘビ は 卵 胎生 種 から 進化 し た と 考え られ て いる 。 この 群 の 特徴 として 、 口 を 開け た 時 に 口蓋 が 翼状 骨 に対して 立ち上がら ない   ( Palatine   dragger )   こと が 挙げ られる 。クサリヘビ 科 （ クサリヘビ か 、 Viperidae ） は 、 爬虫綱 有 鱗 目 に 属する 科 。 模 式 属 は クサリヘビ 属 。 特定 動物 。  アフリカ 大陸 、 北 アメリカ大陸 、 南 アメリカ大陸 、 ユーラシア 大陸 、 インドネシア 、 日本  最大 種 は 最大 全長 350 cm の ブッシュ マスター で 、 最小 種 は 20 cm ほど の ドワーフアダー 。 また ヒガシダイヤガラガラヘビ が 最も 重い 毒蛇 の 記録 を 持っ て いる 。 体型 が 太く 、 模様 が 網目 模様 の 種 が 多い ため 、 一見 鎖 の よう に 見える 。 クサリヘビ は この 斑紋 に 由来 する 。  本科 の 特徴 として まず 挙げ られる の が 、 三角形 の 大きな 頭 で ある 。 顎 の 筋肉 が 発達 し え ら が 大きく 張っ て おり 、 発達 し た 筋肉 を 用い て 毒液 を 獲物 に 大量 に 注入 する こと が できる 。 次に 挙げ られる 特徴 が 、 毒牙 の 長 さ で ある 。 通常 200 cm ぐらい の 大型 種 で は 2 - 3 cm あり 、 中 に は ガボンアダー （ ガブーンヴァイパー ） の よう に 最大 で 5 cm も ある 種 も ある 。 小型 の カーペットバイパー で も 約 0 . 5 cm で 、 コブラ 科 の 最大 種 キング コブラ の 毒牙 と ほぼ 同じ 長 さ で ある 。 その ため 牙 が 直立 し た 状態 で は 口 を 閉じる こと が でき ない ため 、 牙 の 根元 から 口 の 内部 に 折り たためる よう に なっ て いる 。 口 を 大きく 開く と 、 上顎 骨 が 回転 し て 牙 が 直立 し 、 毒 を 獲物 に 撃ち込める よう に なる 。 口 を 閉じる と 、 毒牙 は 自動的 に 口内 へ 折りたたま れる 。 毒牙 の 中 に は 管 が あり 、 毒液 は この 管 を 通る ため 毒牙 を 相手 に 深く 刺し 込ま なく て も 相手 に 毒液 を 確実 に 注入 できる 。  本科 の 構成 種 は 、 全て の 種 が 出血 毒 という 毒 を 持っ て いる 。 これ は 強力 な 消化 酵素 で 細胞 組織 の たんぱく質 が 分解 さ れ 、 獲物 を 消化 する の に 役立つ 。 噛ま れ た 際 の 症状 として は 患部 に 激痛 と 腫れ が 起こり 、 痛み が 徐々に 全身 に 広がっ て いく 。 そして 皮下 や 内臓 、 古傷 から の 出血 、 腎 機能 障害 、 吐き気 、 血便 、 血尿 等 が 起こる 。 二次 的 な 被害 として 血管 が ダメージ を 受ける こと により 、 急激 な 低 血圧 等 も 起こる 。 治療 に は 血清 が 必要 で ある ため 、 噛ま れ たら 一刻 も 早く 救急 搬送 し て もらう 必要 が ある 。 性質 上 、 神経 を 麻痺 さ せる 神経 毒 に 比べる と 死亡 率 は 高く ない ものの 、 後遺症 は 出血 毒 の ほう が 重 篤 化 する こと も ある 。 組織 が 壊死 する こと により 、 手足 の 切断 に 至る ケース も 少なく ない 。 本科 で も 特に 強 毒 を 持つ 種 は 、 出血 毒 だけ で なく 神経 毒 も 持つ 。  生息 する 環境 は 様々 で 、 主 に 熱帯 から 亜熱帯 に 生息 する が 、 温帯 や 亜寒帯 に 生息 する 種 も いる 。 ヨーロッパクサリヘビ の よう に 、 北緯 60 度 に も 分布 する 種 も いる 。 また 砂漠 に 適応 し た 種 も いる 。  繁殖 形態 は 卵生 、 卵 胎生 の 種 が 共に いる 。  後述 の ピット 器官 により 、 主 に 恒温動物 ( ネズミ 、 リス 等 の 小型 哺乳類 や 小型 鳥類 ) を 捕食 する 種 が 多い が 、 ヌママムシ の よう に カエル や トカゲ 、 魚類 等 の 変温動物 を 主食 と する 種 も 存在 する 。  全 世界 に 生息 する 800 - 900 種 程 の 毒蛇 の うち 、 約 1 / 4 を 占める 。 大きく 分類 する と 、 マムシ 亜 科 と クサリヘビ 亜 科 に 分け られる 。 マムシ 亜 科 は 眼 と 鼻 の 間 に 1 対 の 赤外線 感知 器官 （ ピット 器官 ） を 持つ 。マクロギロダクティルス・ポリプティ （ 学名 ：" Macrogyrodactylus   polypteri "） は 、 単 生 綱 ギロダクチルス 科 に 属する 寄生虫 。 体長 2 - 2 . 5 mm で 半 透明 、 白色 。 胎生 で ある 。  アフリカ 熱帯 域 に 分布 する 淡水魚 で ある ポリプテルス と 近 縁 種 の アミメウナギ に のみ 寄生 する 。 感染 魚 は 石 など に 体 表 を 擦り つけ この 寄生虫 を 落とそ う と する 。 本来 ポリプテルス 特有 の 寄生虫 の 為 、 ある程度 の 耐性 が ある ポリプテルス より も 、 生息 域 が 異なり ポリプティ に 耐性 の 無い アミメウナギ の 方 が 、 感染 魚 の 致死 率 は 高い 。  この 寄生虫 に 寄生 さ れ て 起こる 魚類 疾患 を マクロギロダクティルス 症 、 または ポリプティ と 言う 。腹 毛 動物 （ ふくも う どう ぶつ 、 学名 ： Gastrotricha ） と は 、 淡水 および 海産 の 微小 な 多 細胞 動物 で ある 。 現在 で は 独立 の 動物 門 と 考える こと が 多い 。  腹 毛 動物 門 は 、 極めて 小さい 水中 動物 で 、 イタチムシ など を 含む 動物 の 総称 で ある 。 ごく 小さな 動物 で あり 、 顕微鏡 で なけれ ば 発見 でき ない 。 後生 動物 中 で 最も 小さい と 言わ れ 、 小さい もの は 70 μ m そこそこ 、 大きい もの で も 1 mm に 達する もの は ほとんど 無く 、 たいてい は 500 μ m 以下 で ある 。  体 は 前後 に 細長く 、 左右 対称 で 、 腹背 の 区別 が ある 。 付属 肢 など は なく 、 腹 面 に ある 繊毛 帯 で 運動 する 。 また 、 腹 面 に 粘着 腺 が あっ て 、 もの に 付着 する こと が できる 。 体 表 は クチクラ で 覆わ れ 、 鱗 や 細かい 刺 を その 表面 に 並べる もの が 多い 。  消化 管 は 体 の 先端 に 口 が 開き 、 直線 的 に 後端 近い 背面 に 出る 。 イタチムシ 類 で は 原 腎 管 が 一 対 あり 、 腹 面 に 開く 。 縦走 筋 は ある が 環状 筋 は ない 。  雌雄 同体 で ある が 、 同時に 成熟 する こと は ない 。 イタチムシ 類 で は 雄 性 器官 が 発見 さ れ て おら ず 、 単 為 生殖 を 行う の で は ない か と 考え られ て いる 。 卵 は 体 控 の 後方 に 作ら れる 。 発生 は 直接的 で 、 幼生 は やや 小さい だけ で 成体 と ほぼ 同じ 構造 。  水中 の 藻類 や 沈殿 物 の 表面 や その間 を はい 回っ て 生活 し 、 微小 藻類 や デトリタス を 食べ て いる と 考え られる 。 寄生 性 の もの は ない 。 オビムシ 類 に は 間隙 生物 で ある もの も 多い 。  原 体 控 を 持ち 、 繊毛 で 運動 する こと など 、 ワムシ 類 に 共通 する 部分 が あり 、 かつて は 輪形 動物 の 中 に 含め られ た 。 まとめ て 袋 形 動物 と し た こと も あっ た 。 現在 で は 独立 群 と 見なす こと が 多い 。  腹 毛 動物 門 に は 12 科 、 150 種 ばかり が 知ら れる 。 すべて が 腹 毛 綱 に 含ま れ 、 2 目 に 分け られる 。 イタチムシ 目 （ 毛 遊目   Chaetonotida ） は ほとんど が 淡水 性 。 頭部 と 腹部 の 間 が くびれる 。 オビムシ 目 （ マクロダシス 目   Macrodasyoidea ） は 、 すべて が 海産 。 体 は 幅 が 一定 の 帯状 。 腹 側面 に は 多数 の 粘着 管 が 配置 する 。 種 数 は こちら の 方 が 多い 。バードウサギ を 主題 と する 作品 一覧 （ ウサギ を し ゅだいとするさくひんいちらん ） は 、 ウサギ を 主 な モチーフ と し た 作品 等 の 一覧 で ある 。低 身長 （ てい しんちょう ） と は 、 身長 が 相対 的 に 著しく 低い 状態 を 示す 所見 もしくは 症状 。  低 身長 の 定義 は 相対 的 で ある 。 一般 的 に 同 人種 同性 同 年齢 の 身長 に 比し て 、 標準 身長 - 2 SD 以下 （ およそ 100 人 に 2 ～ 3 人 程度 ） 、 もしくは 2 年間 の 成長 速度 が - 1 . 5 SD 以下 で ある 場合 に 低 身長 と 定義 さ れる （ 成長 曲線 上 に プロット し て 判定 する の が 簡便 で ある ） 。  < br >  日本 小児 内分泌 学会 は 、 次 の よう に 定義 し て いる  例えば 、 日本人 の 15 歳 男児 で は 平均 身長 は 168 . 5 cm 、 標準 偏差 5 . 95 で ある から 、 この 基準 に 従う なら ば 身長 156 . 6 cm 以下 の 日本人 15 歳 男児 は 低 身長 の 定義 を 満たす こと に なる 。  < br >  低 身長 は あくまで 症状 名 で あり 、 治療 を 要する 低 身長 を きたす 疾患 名 として は 小人 症 が 相当 する 。 その 大 部分 は 原因 不明 の 特発 性 小人 症 で あり 、 遺伝 的 要因 も それほど 強く ない と さ れる 。国際 動物 命名 規約 （ こ くさい どう ぶつ めいめい き やく 、 International   Code   of   Zoological   Nomenclature 、 ICZN ） と は 、 動物 命名 法 国際 審議 会   ( International   Commission   on   Zoological   Nomenclature ,   ICZN )   による 、 動物 の 学名 を 決める 際 の 唯一 の 国際 的 な 規範 で ある 。 同様 の 任 に ある 国際 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約 、 国際 原核 生物 命名 規約 と あわせ て 、 生物 の 学名 の 基準 と なっ て いる 。 現在 の 最新 版 は 第 4 版 （ 1999 年 ） 。 本 規約 が 定める の は あくまで 学名 の 適切 な 用法 で あり 、 分類 学 的 判断 に は 一切 関与 し ない 。  よく 知ら れ て いる よう に 、 学名 の 歴史 は リンネ に 遡る 。 動物 の 場合 、 命名 法 の 起点 は   Linnaeus   『 Systema   Naturae 』 第 10 版 、 Clerck 『 Aranei   Svecici 』 が 出版 さ れ た 1758 年 （ Clerck の 著作 は 前年 の 刊行 だ が 、 起点 と する ため 1758 年 と 見なさ れる 。   ICZN   3 . 1 .） に 設定 さ れ て いる 。 しかしながら 、 その 国際 的 に 統一 さ れ た 基準 の 設定 に は その後 長い 時間 を 必要 と し た 。  イギリス の ヒュー・ストリックランド を 中心 と する グループ は 独自 に 動物 命名 法 の 案 を 練っ て い た 。 その 成果 は 、 チャールズ ・ ダーウィン 、 リチャード ・ オーウェン 等 で 構成 さ れ た 委員 会 によって 1842 年 に 公表 さ れ た 。 「 ストリックランド 規約 」 （ 英国 協会 規約 ） と も 呼ば れる この 規約 は 他 言語 に も 翻訳 さ れ 、 各国 に 影響 を 与え た という 意味 で 国際 基準 化 の 嚆矢 と 言え なく も ない 。 しかし 、 あくまで イギリス 一 国 の 規約 に とどまっ て いる 。  真 の 国際 基準 化 は 1889 年 パリ で の 第 1 回 国際 動物 学 会議 に 始まる 。 その 会議 において 議論 さ れ た 草案 は 、 第 3 回 会議 （ ライデン 、 1895 年 ） で の 動物 命名 法 国際 審議 会   ( International   Commission   on   Zoological   Nomenclature )   の 発足 と 審議 を 経 て 、 第 5 回 会議 （ ベルリン 、 1901 年 ） で 採択 さ れ た 。 それ が 『 Règles   internationales   de   la   Nomenclature   zoologique 』 （ 1905 年 ） で ある 。 本書 は 仏語 のみ が 正本 と さ れ て おり 、 同時 出版 さ れ た 独語 版 と 英語 版   ( International   Rules   of   Zoological   Nomenclature )   は 訳本 という 形 に なっ て いる 。 日本語 で の 呼称 は 『 萬 国 動物 命名 規約 』 で あり 、 後 の 国際 動物 命名 規約 を 新 規約 と 呼ぶ の に対し 旧 規約 と も 呼ば れる 。  萬 国 動物 命名 規約 は その後 数 回 にわたる 国際 動物 学 会議 において 改正 を 繰り返し 、 国際 規約 として の 重役 を およそ 半 世紀 の 間 務め 続ける こと と なる 。 しかし 、 この 旧 規約 に は 不備 も 多く 、 条項 の 修正 や 追加 で は 対応 でき ない と する 意見 が 徐々に 大勢 に なり 始め た 。 それ を 受け 、 第 13 回 国際 動物 学 会議 （ パリ 、 1948 年 ） で 旧 規約 の 総合 改訂 を 行う こと が 決定 する 。  そして 1958 年 ロンドン で の 第 15 回 国際 動物 学 会議 において 正式 に 採択 さ れ 1961 年 に 発行 さ れ た の が 、 新 規約 と も 呼ば れる 本 規約 「 国際 動物 命名 規約 」 ( International   Code   of   Zoological   Nomenclature )   で ある 。  国際 動物 命名 規約 は 発行 から 3 度 の 改訂 を 経 て いる 。 改訂 の 例 （ 重要 な 部分 と は 限ら ない ） と共に 以下 に 略記 する 。  先取 権 の 原則 は 学名 の 有効 性 の 確認 に は 簡便 で 有益 で ある が 、 これ を 厳密 に 適用 する と 学名 の 安定 性 に は 不都合 が 生じる 。 すなわち 、 それ まで 広く 一般 に 受け入れ られ て い た よく 知ら れる 学名 が 、 出自 の 怪しい 学名 によって 覆さ れる こと も あり 得る の で ある 。 この よう な 事項 は むしろ 学名 を 使用 する 際 の 利便 を 失う と の 考え から 、 命名 規約 に は 先取 権 の 原則 に は 制限 や 例外 が 盛り込ま れ て いる 。  動物 命名 規約 で は その よう な 場合 、 動物 命名 法 国際 審議 会 に 裁定 を 委ねる こと が できる 。 審議 会 は 適当 と 判断 さ れ た 場合 に は 「 強権 」 を 発動 し て 、 命名 法的 行為 の 抑制 や 優先 権 の 付与 や 置換 名 の 設立 を 行う 。  動物 ・ 原核 生物 ・ 植物 それぞれ の 命名 規約 は 互いに 独立 し て おり 、 学名 の 規定 に関する 細部 は 規約 ごと に 異なる 。 これら を 総括 する 規約 は 現在 の ところ 存在 し ない 。 ただし 、 これら を 統一 し て 「 Bio   Code 」 や 「 bionomenclature 」 と 呼ば れる もの を 制定 しよ う という 運動 は あり 、 試案 も 作成 さ れ た こと が ある 。 その ため の 歩み寄り も 各 分野 で 少し ずつ 行わ れ て いる 。 しかしながら 、 その 統一 へ の 道のり は 果てしなく 遠い 。  ただ 少なくとも 、 規約 を 総括 する 機関 として 国際 生物 科学 連合   ( International   Union   of   Biological   Sciences ,   IUBS )   へ の 移行 は 進め られ て おり 、 動物 で は すでに 規約 の 批准 は 国際 生物 科学 連合 が 行っ て いる 。  その よう な 状況 の ため 、 同じ 界 の 中 で なら 規約 により 禁則 で ある 同名 関係 が 、 植物 と 動物 の 間 で は 成り立っ て いる こと も ある 。 例えば " Pieris " 属 は 動物 で は シロ チョウ 科 の モンシロチョウ 属 、 植物 で は ツツジ 科 の アセビ 属 を 指す 。 一応 、 現在 で は 他 の 界 に ある 名前 は 命名 を 控える よう に 勧告 さ れ て いる 。  前述 の よう に 、 命名 規約 は 大まか な 方針 で は 一致 する ものの 、 細部 に は 多く の 差異 が ある 。 参考 まで に 、 国際 植物 命名 規約 （ 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約 の 旧称 ） と 国際 動物 命名 規約 の 相違 を 、 対応 する 規約 の 条項 と共に いくつ か 挙げ た 。 以下 の 略号 は 各 規約 の 対応 条項 を 示す 。  些細 な こと で ある が 、 条文 「 1 . 23 .」 を 植物 で は 「 第 1 . 23 条 」 、 動物 で は 「 条 1 . 23 .」 と 読む の も 相違 点 の 一つ で ある 。バッファロー・ハンター と は 、 西部 開拓 時代 に アメリカバイソン など の 野生 動物 を 銃 で 狩っ た アメリカ の 職業 ハンター 。 大群 を なす 大型 草食 獣 の アメリカバイソン の 狩り は 豪快 で 勇壮 で あっ た こと から 、 こうした 西部 の 職業 ハンター を ロマン を 込め て バッファローハンター と 呼ぶ よう に なっ た 。 バッファロー・ビル や ワイルド・ビル・ヒコック など が 有名 。  ゴールド ラッシュ や 鉄道 建設 で 人口 が 急増 し た 西部 で は 、 たくさん 生息 し た 野生 動物 を 手っ取り早く 食料 に し て 、 増大 する 食料 需要 に 対応 しよ う と し た 。 金鉱 会社 や 鉄道 会社 の 中 に は ハンター と 契約 し て 従業 員 の 食料 を 確保 する 所 も あり 狩猟 は 産業 化 し て いっ た 。 多く の 野生 動物 が 西部 開拓 の 犠牲 と なり 乱獲 さ れ て 生息 数 が 激減 し 、 かっ て 北米 大陸 に 7000 万 頭 い た という アメリカバイソン も 19 世紀 末 ころ まで に 数 百 頭 まで 数 を 減らし た 。 急激 な 自然 破壊 は 野生 動物 を 蛋白 源 と し て い た 先住民 の 社会 を 圧迫 し 、 白人 と の 間 に 度重なる 紛争 を 引き起こす 原因 に なっ た 。付属 肢 （ ふ ぞくし ） と は 、 動物 の 体 幹 から 突出 し 、 運動 ・ 感覚 など の 機能 を 有する 構造 の こと で ある 。 狭義 に は 体 節 的 構造 を 持つ もの において 、 各 体 節 から 一 対 ずつ 生じる もの を 指す 。 多く は 体 軸 に 沿っ て 対 を なし 、 側面 から 下 側 に 出る 。 口 の 周囲 に 配置 する もの は 触手 と いう 。 単純 な 毛 や 突起 は 付属 肢 と は 言わ ない 。  付属 肢 と は 、 一般 に は 足 と 呼ば れる 構造 で ある 。 しかし 、 広く 考えれ ば 、 それ 以外 に も 多く の 構造 を 含む こと に なる 。 例えば 、 昆虫 は 3 対 の 足 を もつ 。 これ は 付属 肢 で ある 。 しかし 、 頭部 に は 1 対 の 触角 と 大小 の 顎 が 備わっ て いる 。 これら も 付属 肢 起源 で ある 。 最後 の 体 節 に 1 対 の 尾 を もつ 物 も あり 、 これ を 尾 角 と いう が 、 これ も 付属 肢 起源 で ある 。 これら は 体 節 毎 に 一 対 生じる 構造 で あり 、 起源 的 に は 相 同 で あろ う と 考え られる 。 これ に対して 、 昆虫 の 翅 は 明らか に 異なっ た 起源 を もつ もの で ある 。 しかし 、 先 の 広い 方 の 定義 から は 、 これ も 明らか に 付属 肢 と 認め られる 。 したがって 、 例えば 昆虫 の 場合 、 足 と それ に 相 同 な もの だけ を 付属 肢 という 場合 が 多い が 、 広義 に は 翅 を 含め て よい 。  狭義 の 付属 肢 を 、 体 節制 を もつ 動物 の 体 節 毎 に 一 対 でる もの に 限定 し た 場合 、 該当 する の は 節足動物 の 関節 肢 と 環 形 動物 など の 疣 足 だけ で ある 。 しかし 脊椎動物 の 足 も 付属 肢 に 含め て 不思議 は ない だろ う し 、 そう すれ ば 魚 の ヒレ も 当然 含ま れる 。 そう 考えれ ば 、 昆虫 の 翅 を 含める の も さほど 無理 な 話 で は ない 。  付属 肢 の 配置 や 数 、 その 構造 は 分類 群 の 大きな 特徴 で ある 。 また 、 環境 と 直接 かかわる 部分 で ある ため 、 さまざま な 適応 が 見 られる 。 一般 に は 対 を なす 物 と 考え られ がち だ が 、 必ずしも そう で は ない 。 例えば 魚 の 場合 、 対 鰭 は 二 対 だ が 、 ほか の 鰭 は それぞれ 一つ で ある 。  脊椎動物 の 付属 肢 は 外 肢 と も 言わ れる 。 脊索 動物 として は 、 本来 は 付属 肢 は 必ずしも 存在 する もの で は なかっ た で あろ う 。 ナメクジ ウオ に は 明確 な 付属 肢 が ない 。 魚類 で は 二 対 の 対 鰭 と 普通 は 三 個 の 不 対 鰭 が ある 。 両生類 以上 で は 付属 肢 は 前足 と 後足 の 二 対 に 固定 さ れ て いる 。  節足動物 の 附属 肢 は 、 関節 の ある 外 骨格 を 持つ 点 で 、 この 群 に 独特 の 構造 で あり 、 関節 肢 と 呼ば れる 。 歩行 の ため の 器官 として は 、 脊椎動物 の それ と 同等 の 働き を もつ 。 節足動物 という 名 は 、 そもそも 節 の ある 足 、 つまり 独特 の 附属 肢 を 持っ て いる から こそ の 名 で ある 。 すべて の 節足動物 の 群 は 、 基本 的 に は 体 節 ごと に 附属 肢 を 持ち 、 それ を 運動 や 摂 食 、 呼吸 の ため の 器官 と し て いる 。  原則 的 に は 、 節足動物 の 体 は 同等 な 構造 の 体 節 の 繰り返し から なる （ 体 節制 ） もの と 考え られ て いる 。 この 体 節 に は それぞれ 一 対 の 附属 肢 が 付属 し て いる 。 附属 肢 は 節足動物 の 体 と 同じ よう に 、 表面 が 硬化 し た 外 骨格 で 覆わ れ 、 各所 に 関節 が あっ て 、 その 部分 で のみ 折り曲げる こと が できる 。 実際 に は 、 すべて の 体 節 に 附属 肢 が ある と は 限ら ず 、 多く の 群 で は 附属 肢 を 欠く 体 節 が ある 。 また 、 体 節 によって その 構造 が 異なる 場合 も 多い 。  なお 、 頭部 の 触角 や 口器 、 尾端 に つく ヒレ など も 附属 肢 に 由来 する もの で ある 。 特に 頭部 は 複数 の 体 節 の 融合 によって 形成 さ れ 、 そこ に 所属 する 附属 肢 は 、 多く の 場合 に 非常 に 特殊 化 し て いる 。  詳細 について は 関節 肢 を 参照 さ れ たい 。  昆虫 の 翅 など を 付属 肢 に 含め て 考え た 場合 、 それ に 似 た 例 は 他 に は 少ない よう で ある 。  環 形 動物 も 体 節制 を もち 、 体 は 節 に 分かれ 、 節 毎 に 一対 の 附属 肢 を もつ 。 この 類 の 附属 肢 は 柔らかく 、 節 が ない もの で 、 一般 に 疣 足 （ いぼ あし ） と 呼ば れる 。  多毛 類 の 疣 足 は 体 の 側面 から 横 に 突出 し 、 一定 数 の とがっ た 毛 （ 剛毛 ） を 備える 。 また 、 上面 に 鰓 を 持つ もの も 多い 。 それ 以外 の 環 形 動物 で は 疣 足 は 退化 し 、 剛毛 を 持つ もの が ある程度 で ある 。 なお 、 有 爪 動物 も やや 形態 の 似 た 疣 足 を 持ち 、 これ を 葉 足 と いう 。 形 は より 単純 で 、 体 の 側面 下 側 から 生じ 、 下 に 向く 。 先端 に 爪 が ある の が 特徴 で ある 。 クマムシ 類 も ほぼ 同様 で ある 。  胴 甲 動物 は 、 ごく 小型 の 、 円筒 状 の 単純 な 外見 の 体 を 持つ が 、 そこ に 多数 の 毛 の よう な 突起 が 生じ て いる 。 これら が 附属 肢 と 認め られ て いる 。 その 数 は 極めて 多く 、 全 動物 中 で 最も 附属 肢 が 多い 、 と も 言わ れる 。  特に 附属 肢 が 集中 し て 配列 する の は 頭部 で 、 円 環状 に 配列 し た 針 状 の 附属 肢 が 複数 列 並ん で いる 。 最 前列 に 配置 する 八 本 が 太く 、 先端 は 爪 状 に なっ て いる 。 それ 以降 の 配列 は種 によって 異なる が 、 複数 の 型 の もの が 交じる 。 頭部 に 続く 頸部 に は 細長い 羽 状 棘 が 出る 。  これら の 機能 や 用途 に関して は 、 そもそも この 類 の 生活 など が はっきり 分かっ て い ない ため 、 不明 で ある 。  それ 以外 の 動物 群 に も 、 散見 的 に 附属 肢 が 知ら れる 。 たとえば ワムシ 類 の ミツウデワムシ の 遊泳 用 の もの など が そう 呼ば れる 。アルターゴゾ・エルバッキー・ムニューダー （ エルバッキー ） は 、 1981 年 7 月 22 日 に 神奈川 県 横浜 市 で 日本 の 女性 が 発見 し た 宇宙 生物 、 と さ れ て いる 未 確認 動物 で ある 。 エリザベート （ 光本 富美子 ） ・ 大石 隆一 の 著書 『 異 星 人 から の メッセージ 』 （ 鷹 書房 、 1982 年 ） の 中 で その 存在 が 取り上げ られ た 。 正体 は ネコ で は ない か と いわ れ て いる 。  主 な 特徴 は 、 光る 目 と ビーバー の 様 に 大きな 尻尾 で ある 。 毛 の 色 は 赤 茶色 。 全体 的 に は ネコ に 似 て おり 、 ネコ そのもの で は ない か という 指摘 も ある 。 また 光る 目 について も 、 写真 撮影 時 の フラッシュ の 反射 によって 動物 の 目 が 光っ て みえる の は 当然 で ある と の 指摘 も ある 。  発見 者 で ある エリザベート （ 光本 富美子 ） は 、 神奈川 県 を 夫婦 で ドライブ 中 に この 生物 を 発見 し 、 写真 を 撮影 し た 。 しかし 、 ネガ は 一部 が 夫妻 の 飼い犬 に 食い ちぎら れ 、 特徴 的 な 尻尾 の 部分 の 検証 を 行う こと は 不可能 と なっ た 。 『 異 星 人 から の メッセージ 』 に は 、 尻尾 の 外形 を 点線 で 補っ た 写真 が 掲載 さ れ て いる 。  エリザベート は 同年 8 月 12 日 、 PM 12 ・ 15 〜 12 ・ 50 に 、 「 エルバッキー の 使命 を 司る 、 アル ファー 一等星 （ の ） ナガンダ・ムー・アンドロメダ 星 （ の ） ピーガ・パゴイラ 」 と 名乗る 宇宙 人 から  と 教え られ た と いう 。  また 、 別 の 異 星 人 から 、  と の コンタクト も 受け た と いう 。  大槻 ケン ヂ の エッセイ や 、 と 学会 『 トン デモ 本 の 世界 』 で 紹介 さ れ た こと により 、 メジャー な 存在 と なっ た 。  筋肉 少女 帯 の 楽曲 「 暴い て おや りよ ドルバッキー 」 、 「 遺言 動物 ドルバッキー 」 に 登場 する 猫 ・ ドルバッキー の 名前 の モデル で あり 、 また 、 田丸 浩史 の 漫画 『 アルプス 伝説 』 に も 登場 する 。  ゲーム 『 ワイルドアームズシリーズ 』 で は 「 他 星雲 から やってき た 宇宙 生物 」 、 「 光 を 当てる と 異様 に 目 が 輝く 」 等 という 忠実 な 設定 で 猫 型 の モンスター の 名称 に 使わ れ て いる 。頬 （ ほお 、 ラテン語 ： 、 英語 ：   チーク ） と は 、  頬 と は 、 目の下 、 鼻 の 脇 に ある 、 柔らか な 部分 の こと で ある 。  頬 の 皮下 に は 唾液 腺 の ひとつ 耳下腺 が あり 、 唾液 が 作ら れ て いる 。 食物 を 食べ たり 、 食べる ところ を 想像 する と 唾液 腺 から 唾液 が 放出 さ れる が 、 頬 を 円 を えがく よう に マッサージ し て も 口中 に 唾液 が 出る 。  顔 の 様々 な 部位 に 毛細血管 が ある が 、 特に 頬 （ や 鼻 ） あたり の 毛細血管 は 目立つ 場所 に ある 。 感情 が 高ぶる と 、 血行 が 良く なり 頬 あたり が 極端 に 赤く なる （ 「 紅潮 」 する 、 「 頬 を 赤らめる 」 ） 人 も いる 。 （ 極端 な 場合 で 、 本人 が それ を 苦 に し て いる 場合 は 「 赤面 症 」 と 言う ）  世界 的 に 見 て 、 寒い 地域 に 住ん で いる 子供 の 頬 は 、 寒風 の 影響 を 受け て （ しも やけ 状 に なり ） 真っ赤 な 色 を し て いる 場合 が 多い 。  一般 論 として 言え ば 、 年齢 が 若い 段階 で は 頬 の 赤 さ が 目立つ が 、 年齢 とともに 次第に （ 血行 が 悪く なり ） 赤み が 失わ れ て ゆく 。  女性 が 化粧 を する 場合 （ あたかも 、 相手 に 好感 を 抱い たり する など し て やや 感情 が 高ぶっ て いる か の よう に 、 あるいは 、 （ 若く なく て も ） あたかも まだ 若い か の よう に 装い ） 頬 に やや 赤みがかっ た 色 を さす （ 足す ） こと が 一般 的 で ある 。 これ を   cheek   color   頬紅 と 言う 。  一般 に 、 頬 へ の 接触 を 許す という こと は 、 「 相手 と の 心理 的 な 距離 が 近い と 思っ て いる 」 という 意味 が ある 。 （ 頬 の 場所 は 、 心理 学 概念 の 「 パーソナル スペース 」 の 中 で は 、 「 密接 距離 」 に 当たる 。 ）  西欧 で は 、 親愛 を 示す 挨拶 方法 の ひとつ に 、 （ 対面 し て ） 頬 と 頬 を 合わせ て キス を する （ キス を し た か の よう な 音 を 唇 で 出す ） 、 という 方法 が 広く 行わ れ て いる 。  また 、 親しい 者 同士 が 親愛 の 情 を 示す 時 、 （ 同じ 方向 を 見る など し て ） 頬 と 頬 を 接触 さ せる という 方法 が ある 。 （ 「 ほお ずり 」 ） 。 また 同様 に 、 家族 間 、 恋 人間 など で は 相手 の 目 を 見つめ つつ 相手 の 頬 を 手 で 優しく なでる 、 という こと が 行わ れる こと も ある 。  子供 の 不満 の 表現 方法 の ひとつ として （ あるいは 親しい 人 同士 で 、 気 を 許し あっ て （ 甘え て ） 、 子供 の よう に 不満 を 表明 する 方法 として ） 、 口 を 閉じ て 頬 を 膨らま せる 方法 が ある （ 「 膨れ 面 」 「 ふくれ っ つら 」 ）  方言 として 、 「 ほっぺた 」 系統 は 東日本 、 「 ほ ー べた （ ら ） 」 系統 は 西日本 に 多く 見 られる 用例 で あっ た 。 「 ほっぺた 」 の ほう が 新しく 、 江戸 時代 において 江戸 を 中心 に 用い られ 始め た と 推定 さ れ て いる 。 また 、 稀 な 用例 として は 「 びんた 」 が ある 。  古語 で 「 頬 」 に あたる の は 「 つら 」 で あり 、 「 つら の 皮 が 厚い 」 「 つら 汚し 」 「 横っつら 」 「 つら を 貸せ 」 など の かたち で 現代 に も 引き継が れ て いる 。  頬骨   /   頬 筋   /   咀嚼 筋   /   口 筋  頬 の 上部 に は 頬骨 （ ほお ぼ ね 、 きょう こ つ ） が あり 、 ヒト の 場合 、 皮膚 の 上 から も 突出 部 として 見える 。 頬 の 内側 に は 頬 筋 （ きょう きん ） が ある 。  齧 歯 類 の 多く の 種 （ ネズミ 、 リス 、 など ） や 霊長 類 の 一部 の 種 （ マカク 、 ヒヒ 、 など ） は 、 食物 を 一時 的 に 保持 する ため の 伸縮 性 に 富ん だ 頬 を 具え て いる 。  この 頬 に 物 が 詰め込ま れ た とき 、 皮膚 の 伸び きっ た 様子 が 袋 の よう に 見える こと を もっ て 、 漢字 文化 圏 の 動物 学 用語 で 「 頬 嚢 （ 日本語 読み ： ほほ のう 、 ほお のう 、 ほほ ぶ くろ 、 ほお ぶ くろ 。 中国語 読み ［ ］ ： jiá - náng 〈 キョウノウ 〉 ） 」 と 呼び 、 日本語 の 通俗 語 で は 「 頬袋 （ ほお ぶ くろ 、 ほほ ぶ くろ ） 」 と も 呼ぶ 。 なお 、 英語 で は 「 cheek   pouch   （ 仮名 転写 ： チークパウチ 、 意訳 ： 頬 小袋 ） 」 、 ドイツ 語 で は 「 Backentasche   （ 仮名 転写 ： バッケンタッシェ 、 意訳 ： 頬袋 ） 」 と 言う 。サナダムシ （ 真田虫 、 条 虫 、 絛虫 ） は テニア 科 や 裂頭条 虫 科 の 扁形動 物 の 総称 。 成体 は すべて 寄生虫 で ある 。 名前 の 由来 は 真田紐 に 似 て いる こと に よる 。 日本 の 古代 に は 「 寸 白 （ す ばく ） 」 と よば れ た 。 長い と 10 m 以上 に なる もの も 存在 する 。  共通 する 特徴 は 、 消化 管 や 口 を 完全 に 欠く こと 。 体 は 扁平 で 上皮 細胞 が なく 、 体 表 は クチクラ に 覆わ れ て いる 。 栄養分 は 体 表 から 吸収 する 。 また 、 宿主 に 固着 する ため の 吸盤 など を 外部 に 備える 。 雌雄 同体 で 体内 は 雌雄 の 生殖 器官 のみ が 発達 し て いる 。  大きく は 単 節 条 虫 亜 綱 と 多 節 条 虫 亜 綱 に 分け られる 。 一般 に サナダムシ として イメージ する の は 後者 で ある 。 単 節 条 虫 亜 綱 の もの は 節 に 分かれ ない 扁平 な 体 で 、 先端 に 吸盤 など を 持つ 。 多 節 条 虫 亜 綱 の もの は 、 頭部 と それ に 続く 片 節 から なる 。 頭部 の 先端 は やや 膨らみ 、 ここ に 吸盤 や 鉤 など 、 宿主 に 固着 する ため の 構造 が 発達 する 。 それ に 続く 片 節 は 、 それぞれ に 生殖 器 が 含ま れ て おり 、 当節 から 分裂 によって 形成 さ れ 、 成熟 する と 切り離さ れる 。 これ は 一見 で は 体 節 に 見える が 、 実際 に は それぞれ の 片 節 が 個体 で ある と 見る の が 正しく 、 分裂 し た 個体 が つながっ た まま 成長 し 、 成熟 する につれて 離れ て ゆく の で ある 。 その ため 、 これ を ストロビラ と も いう 。 長く 切り離さ れ ず に 10 m に も 達する もの も あれ ば 、 常に 数 節 のみ から なる 数 mm 程度 の 種 も ある 。 切り離さ れ た 片 節 は 消化 管 に 寄生 する もの で あれ ば 糞 と共に 排出 さ れ 、 体外 で 卵 が 孵化 する もの が 多い 。  ヒト を 最終 宿主 と する もの に は 、 有 鉤条虫 （ ユウコウジョウチュウ 、 カギサナダ ） 、 無 鉤条虫 （ ムコウジョウチュウ 、 カギナシサナダ ） 、 広節裂頭条虫 （ コウセツレットウジョウチュウ 、 ハバヒロミゾサナダ ） など が ある 。  成虫 は 多く は 脊椎動物 の 消化 管 に 寄生 する 。 多く は 中間 宿主 を 持ち 、 複数 の 宿主 を 乗り換え ながら 成長 する 。 幼生 が 中間 宿主 体内 で 出芽 など によって 無性 生殖 する 種 も ある 。  サナダムシ は 、 特に ヒト に 寄生 する もの は あまりに も 大きい ため 、 健康 に 大きな 影響 が ある と いわ れる こと が 多かっ た 。 しかし 、 寄生 者 が 終 宿主 と なる べき ヒト の 健康 に 負担 を かける 行為 は 、 自ら の 命 を 危険 に さらす こと で あり 、 進化 の 過程 で その よう な こと が 起こら ない 性質 を ある程度 は 身 に つけ て いる と も 考え られる 。  危険 な の は 、 ヒト を 終 宿主 と し ない 種 が 体内 に 入っ た 場合 で ある 。 腸 内 で 成熟 でき ない 場合 、 幼生 の まま で 体内 を 移動 し て 本来 寄生 す べき で ない 部位 に 定着 し 、 さまざま な 弊害 を 出す 場合 が ある （ 2015 年 に は 、 2014 年 に ヒト の 脳 内 へ 寄生 し た 例 が 報告 さ れ て いる ） 。 幼生 が 体内 に 寄生 し て 内臓 を 圧迫 ・ 破壊 し たり （ 有 鉤条虫 など ） 、 さらに 無性 生殖 を する 種 （ エキノコックス など ） で は 最悪 の 場合 、 死 の 危険 が ある 。 未だ 成虫 が 知ら れ て い ない 、 芽 殖孤虫 という の も ある 。  大 部分 は 真正 条 虫 亜 綱 に 含ま れる 。 それら の 目 の 分類 は 主として 頭部 の 構造 に よる 。ゾ （,   " mdzo "） は 、 ヤク と ウシ の 雑種 （ 交雑 種 ） で ある 。 ウシ より も 大きく 、 力強い 。 ネパール において は 農耕 の ため に 使役 さ れる 。 ゾプキョ とも 、 雌 の ゾ は ゾモ （ མཛོ་མོ་   " mdzo   mo "） と 呼ば れる 。  ネパール において ヤク と ウシ の 雑種 は 雄 ヤク と 雌牛 から 作ら れる 方 が 多く 、 逆 は 少ない 。 雌 の ゾ （ ゾモ ） は 繁殖 可能 だ が 、 雄 の ゾ は 不妊 性 で ある 。 ゾモ は ウシ と ヤク 両方 の 雄 と 交配 が 可能 で ある 。 ゾモ と 家畜 ウシ または 家畜 ヤク の 雄 と を 交配 さ せ て 得 られ た 仔 も 、 家畜 ウシ または 家畜 ヤク の 雄 と の 間 で 繁殖 可能 で ある 。 この こと から 、 家畜 ヤク ・ 家畜 ウシ の 純粋 な 系統 と 考え られ て いる もの も 、 それぞれ 互い の 遺伝子 の 一部 を 互いに 保持 し て いる と 推測 さ れ て いる 。  肉 は 牛肉 より も 美味 と さ れ て いる 。 また 、 英語 で は   " dzo "   の 他 に   " zo ",   " zho "   の つづり が 見 られ 、 yak （ ヤク ） と cow （ 雌牛 ） を 組み合わせ た   " yakow "   という 言い方 も さ れ て いる 。種付け と は 、 動植物 の 養殖 ・ 繁殖 の ため 、 人工 的 に 生殖 行為 を 行う こと を いう 。 「 種 」 は 精子 や 精液 の こと 。  産業 上 の 目的 で 、 次 の よう な 動植物 の 養殖 ・ 繁殖 の ため に 行わ れる 。  馬 の 生殖 において 、 選び 抜い た 雄 に 雌 を あてがい 、 交尾 さ せる こと が 行わ れる 。 なお 、 品種 によって 人工 授精 が 禁止 さ れ て いる 場合 が ある 。 主要 な 4 品種 で は 以下 の 通り 。  優良 品種 の 精液 が 流通 し て おり 、 人工 授精 により 行わ れる 。 この 作業 を 行う に は 、 家畜 人工 授精 師 の 国家 資格 が 必要 で ある 。  水産 業 において 、 海中 に 張っ た 網 または ロープ など に 胞子 を 付着 さ せる 。  人間 で も 、 農耕 社会 を 背景 に 持つ 文化 など において は 、 女性 を 畑 、 男性 を 種 に それぞれ 喩え 、 子 作り を 揶揄 的 に 表現 する とき など に 使わ れる こと が ある 。 また 、 そこ から 肛内射 精 の こと を 指す ゲイ 用語 と なっ た 。 なお 、 成人 漫画 など において は 単に 膣 内 射精 の 表現 として も 用い られる 。アニマルセラピー は 、 動物 を 使っ た セラピー 手法 の こと 。 日本 で の 造語 で ある 。  医療 従事 者 が 治療 の 補助 として 用いる 動物 介在 療法 （ Animal   Assisted   Therapy ,   AAT ） と 、 動物 と の ふれあい を 通じ た 生活 の 質 の 向上 を 目的 と する 動物 介在 活動 （ Animal   Assisted   Activity ,   AAA ） に 分類 さ れる 。  アニマルセラピー の 利点 として 、 生理 的 利点 ・ 心理 的 利点 ・ 社会 的 利点 の 3 点 が 挙げ られる 。  アニマルセラピー と は 、 動物 と 触れ合わ せる こと で その 人 に 内在 する ストレス を 軽減 さ せ たり 、 あるいは 当人 に 自信 を 持た せ たり といった こと を通じて 精神 的 な 健康 を 回復 さ せる こと が できる と 考え られ て いる 。  不 登校 や 引き こもり といった 問題 、 あるいは 小児 がん （ → 悪性 腫瘍 ） など の 治癒 力 強化 を 目指す 技術 の 1 つ として 知ら れ 、 馬 （ 乗馬 ） や イルカ など 、 情緒 水準 が 高度 と 言わ れる 哺乳類 と の 交流 を通じて 、 他者 を 信頼 できる よう に なる と いう 。 馬 を 通じ た アニマルセラピー は 、 モンゴル 国 で 盛ん に 行わ れ て いる 。 日本 で も 近年 、 乗馬 療法 、 治療 的 乗馬 、 ホース セラピー 、 障害 者 乗馬 など の 名称 で 行わ れ て いる 。  他 に も 高齢 者 医療 （ → 高齢 者 福祉 ） や 難病 など 長期間 の 入院 を 余儀なく さ れ て いる 患者 の 気晴らし に 犬 や 猫 など ペット と 触れ合わ せ たり といった 活動 も 知ら れ て おり 、 情緒 面 で の 好 作用 による クオリティ・オブ・ライフ （ 生活 の 質 ） の 改善 といった 期待 も もたれ て いる 。 人 と 人 の 間 の 潤滑 油 と なり 、 間 に 動物 が いる と 見知らぬ 人 でも 無意識 的 に 警戒 心 を 解い て しまう 。 注意 点 として は 、 長時間 触れ 続ける など 動物 に ストレス を 感じ させ て は いけ ない 。 好き だ から こそ 距離 を 置い て 付き合う こと が 大切 で ある 。  難病 で 生存 へ の 意欲 が 低下 し て いる 患者 に ペット ないし コンパニオンアニマル を 宛 が い 、 動物 の 世話 を 介し て 生活 習慣 を 付け させる など の 活動 も 報告 さ れ て いる 一方 、 情緒 障害 や 精神 疾患 など で 対人 関係 に 疲弊 し て い た 人 の 回復 期 に 行っ たり 、 または 身体 の 障害 で リハビリテーション を 必要 と し て いる 人 に 「 動物 の 世話 を さ せる 」 という 目的 を 与え て 、 それら 作業 を通じて リハビリ を 行う という 様式 も 行わ れ て いる 。 精神 科 医 の 森田 正 馬 も 療法 に 動物 と の 接触 を 取り入れ た 。 だが 、 精神 の 抑 うつ が 強い と 逆 に 負担 に なる 危険 性 も ある 。 動物 が 嫌い な 人 や 動物 恐怖症 の 人 も いる ため 、 環境 に 配慮 し て 慎重 に 行う 必要 が ある 。  これら の 応用 は 始まっ た ばかり で も あり 、 様々 な 分野 で 試行 的 に 行わ れ て いる 部分 が あり 、 今後 の 研究 に 期待 が 寄せ られ て いる 。 理論 背景 の 一つ に は 感覚 統合 理論 など が ある 。  難病 の 子ども を 支える 犬 を 「 ファシリティードッグ 」 と いう 。  アニマルセラピー を 行う にあたって 必要 な 資格 要件 は 現在 の ところ ない 。 民間 団体 の 認定 資格 は 存在 する が 、 公的 に セラピスト として の 知識 や 技能 を 保証 する もの で は ない 。 しかしながら 、 日本 において アニマルセラピー 事業 を 行う 場合 は 動物 の 愛護 及び 管理 に関する 法律 に 基づき 、 動物 取扱 業 （ 展示 ） の 登録 を 行う 必要 が ある 。 これ に 伴い アニマルセラピー を 行う 者 は 同 法 施行 規則 で 定める 動物 取扱 責任 者 の 要件 を 満たさ なけれ ば なら ない 。  　 特に 馬 を 用い た アニマルセラピー で は 、 現在 日本 で も 乗馬 関係 者 と 医療 専門 職 など が 協力 し ながら 行なっ て いる 施設 も いくつ か 存在 する 。  2015 年 の 文献 探索 で 、 癌 の 苦痛 緩和 で は 有効 性 評価 に 使える よう な 証拠 が ない 。 2018 年 に 同じ よう に し 、 脳卒中 、 多発 性 硬化 症 、 脊髄 損傷 、 うつ病 、 統合 失調 症 、 PTSD 、 認知 症 で は 、 動物 介在 療法 の 研究 は あり 効果 は 認め られ て い た が 、 証拠 として の 質 を 高める ため に は 全体 的 に 科学 的 証拠 として の 質 は 低い ため 標準 化 さ れ た 研究 を 実施 する 必要 が ある 。  不安 と ストレス 反応 性 を 減少 さ せる が 、 血圧 に は 変動 は ない 。  帝京科学大学   -   生命 環境 学部 アニマルサイエンス 学科 に アニマルセラピーコース を 有し 、 医療 科学 部 　 作業 療法 学科 で は アニマルセラピー の 対象 と なる 障害 児 ・ 者 の 評価 と 治療 など を 学ぶ こと が できる 。 特に 海外 で は 乗馬 療法 を Hippotherapy と いい 、 作業 療法 士 、 理学 療法 士 など が 治療 を 目的 に 医療 的 な 側面 から アプローチ し て いる 。 もちろん スタッフ は 馬 の 関係 者 と共に 行なう こと が 重要 で ある 。 日本 で も 作業 療法 士 、 理学 療法 士 など が 関わり 始め て いる 。「 秘密 の 動物 誌 」 (" Fauna   Secreta ") と は 、 1991 年 12 月 に 筑摩書房 より 刊行 さ れ た サブ カルチャー 書籍 で ある 。 著者 は ジョアン・フォンクベルタ ( w : Joan   Fontcuberta )、 ペレ・フォルミゲーラ ( Pere   Formiguera ) で 、 1984 年 に 制作 開始 。 日本語 版 の 翻訳 は 管 啓 次 郎 で 監修 に 荒 俣宏 が 参加 し て いる 。 ISBN   4 - 480 - 87154 - 3  「 世界 各地 に 生息 する 珍獣 ・ 幻 獣 を 多数 採取 し 、 膨大 な 観察 記録 を 残し た のち 謎 の 失踪 を 遂げ た 動物 学者 、 ペーター・アーマイゼンハウフェン 博士 の 資料 が 発見 さ れ た 」 と 銘打ち 数々 の 常識 で は ありえ ない 生物 （ 翼 の 生え た ライオン ・ 空 を 飛ぶ ゾウ など ） の 生態 写真 や 解剖 図 など を 紹介 。 本文 ・ 写真 ・ データ ・ 状況 設定 など は 非常 に リアル で あり 、 ペーター・アーマイゼンハウフェン 博士 の 生い立ち など も 詳しく 紹介 さ れ て いる が 、 これら は 著者 による 創作 で ある 。  なお 、 著者 フォンクベルタ と フォルミゲーラ は 「 本書 の 内容 は フィクション で ある 」 と は 書い て い ない が 、 製作 ノート において 「 現実 と フィクション 、 自然 界 と 想像 界 と は 隔てる 、 曖昧 な 境界 線 へ の 旅 を 、 ぼく ら は はじめ た 」 と 記し て いる 。 「 秘密 の 動物 誌 」 の 当初 の 創作 目標 は 「 写真 ドキュメント の 説得 力 の 薄弱 さ を しめす こと 」 で あっ た が 「 科学 的 言説 、 認識 形成 メカニズム に 潜む 技術 や 策略 を も 考え直し て みよ う という こと 」 を 提案 し て いる 、 と し て いる 。獣 医師 国家 試験 （ じ ゅういしこっかしけん ） と は 、 国家 資格 で ある 、 獣 医師 の 免許 を 取得 する ため の 国家 試験 で ある 。  獣 医師 法 第 16 条 第 2 項 に 基づい て 行わ れる 。 農林水産省 管轄 。  実際 の 試験 は 2 日間 にわたって 行わ れ 、 1 日 目 は 午前 中 に 学説 試験 A 、 午後 に 必須 問題 および 学説 試験 B 、 2 日 目 は 午前 中 に 実地 試験 C 、 午後 に 実地 試験 D の 順 で 行わ れる 。  合格 基準 について は 必須 問題 ： 70 ％ 、 学説 試験 および 実施 試験 ： 60 ％ を 基準 と し て いる 。  合格 率 は 高く 、 新卒 で 約 90 ％ 、 既 卒 も 含める と 全体 で 約 80 ％ 程度 。 合格者数 は 毎年 1000 人 前後 と 安定 し て いる 。 。脳 機能 マッピング （ のう きのう マッピング 、   あるいは   ） と は 、 脳 機能 局在 つまり 脳 の 各 部位 が どの よう な 働き を し て いる か を 、 あたかも 脳 を 地図 に 見立て た か の よう に   " マッピング "   し 、 その 結果 から 図 など を 作成 する こと で ある 。 これ により 脳 の 各 部位 ごと の 機能 を 明らか に する こと を 目的 と する 。 現在 、 多く の 脳 機能 マッピング は 大脳皮質 を 対象 と し て いる 。  生物 の 中 で も 特に ヒト について の 脳 機能 マッピング は 、 他 と 区別 し て ヒト 脳 機能 マッピング と 呼ば れる こと が ある 。 また 、 脳 の 特定 の 部分 ごと に 大脳皮質 マッピング など と 呼び 分け たり も する 。 また 、 臨床 の 場 で は 術 前 脳 機能 マッピング 、 術中 脳 機能 マッピング の 呼び 分け も ある 。  20 世紀 前半 まで の 黎明 期 において は 、 損傷 脳 の 研究 など で おおまか な マッピング が 行わ れ て い た 。 現在 で は 、 様々 な 技術 を 用い て 詳細 な 地図 の 作成 が 進行 中 で ある 。  生体 の 脳 機能 の 局在 性 を 対象 と し 、 脳 の 形 を 計測 する 手法 と 脳 の 活動 を リアルタイム に 調べる 脳 機能 イメージング の 手法 の 2 つ が 中心 と なる 。 ただし 、 単一 細胞 レベル まで 解像度 を 上げ たい 場合 、 ミリ 秒 台 まで 時間 解像度 を 上げ たい 場合 、 被験者 が すでに 脳 に 損傷 を 持っ て いる 場合 など は 、 侵襲的 な 方法 など を 用いる こと が ある 。  神経 細胞 の マクロ な 状態 と 精神 機能 を 対比 する 方法 。 脳 の 損傷 と 精神 機能 の 損傷 から 脳 の 特定 の 部位 の 機能 を 直接 推論 する 方法 は 、 精神 機能 の 「 中枢 」 を 推論 する の に 重要 な 手法 と なる 。 時間 解像度 は ない に 等しい 。 計測 法 に は 開 頭 の ほか コンピュータ 断層 撮影 （ CT ） 、 核 磁気 共鳴 画像 法 （ MRI ） が 用い られる 。  個々 の 神経 細胞 を 直接 調べる 方法 。 空間 解像度 は 申し分 なく 高い が 、 侵襲的 で ある ため 基本 的 に は 動物 実験 で のみ 行わ れる 。 まれ に 脳外科 手術 を 安全 に 行う ため の 予備 調査 として ヒト で 行わ れる こと も ある 。  脳 内 の グルコース 代謝 や 血 流量 、 血液 中 の 酸化 ヘモグロビン と 脱 酸化 ヘモグロビン など について 測定 する 手法 。 非 侵襲的 で あり 、 一定 の 時 空間 解像度 で 脳 活動 を 計測 可能 で ある こと から 、 脳 機能 イメージング で は 比較的 よく 用い られる 手法 で ある 。 時間 解像度 について は 、 酸素 代謝 の 測定 で は 、 数 ミリ 秒 の 時間 解像度 も 可能 に なっ て いる が 、 血液 は 血管 を通じて 拡散 する ため 、 血 流 を 指標 に する と 空間 的 解像度 に 限界 が おこる 。 この ため 、 血 流 から 脳 内 における 情報処理 順序 の 推定 や 接続 関係 について 推論 する の は 難しい 。 また 、 脳 血管 として 、 太い 動脈 、 静脈 の 影響 を 取り除い て 、 代謝 に 関係 する 毛細血管 から の 情報 を 得る こと が 困難 で ある 。  神経 細胞 の 情報 伝達 に 伴う 電位 変化 を 大域 的 に 測定 する 手法 。 高い 時間 解像度 を 持つ ものの 、 空間 解像度 は 極めて 低く 、 単独 で 脳 機能 局在 を 推定 する の に は 向い て い ない 。  脳神経 外科 の 手術 において 、 病変 が 運動 野 や 言語 野 といった 機能 的 に 重要 な 部分 に 存在 する 場合 に は 、 その 摘出 が 非常 に 困難 と なる が 、 こうした 場合 など で も 、 脳 機能 マッピング （ 特に 大脳皮質 マッピング ） は 、 機能 野 の 位置 を 明確 に 同定 し 病変 と の 関係 を 明らか に する こと によって 、 手術 摘出 率 の 向上 や 術後 神経 脱落 症状 の 出現 を 回避 する ため に 活用 さ れ て いる 。  サル の 脳 を 並行 的 に 研究 し て いる 機関 も ある 。 サル の 脳 は 、 ヒト の それ に ある程度 似 て おり 、 また 倫理 的 に 実験 が し やすく 、 侵襲的 手法 を 使っ た 大胆 な 研究 も 可能 で ある 。 その よう な 研究 で 得 られ た 新た な 発見 を ヒト の 脳 の 研究 に 活用 する こと も おこなわ れ て いる 。  日本 において は 日本 大学 医学部 、 東北大学 医学部 、   等々 多く の 大学 の 脳神経 外科 など で 研究 さ れ て いる 。真 胎生 （ しん たい せい ） と は 、 魚類 の 胎生 を 指す 呼称 で 、 特に 卵 胎生 と 区別 する ため の 表現 で ある 。 主 に 観賞 魚 業界 や 軟骨 魚 綱 の 研究 者 間 で 使わ れ て いる 比較的 新しい 言葉 で ある 。 狭義 の 胎生 といった 呼び 方 も さ れる 。  イタチザメ 等 の サメ や エイ の 一部 ・ 等 が 、 母体 から の 栄養 供給 が 知ら れ て おり 、 胎盤 や へその緒 等 の 器官 が ある 。  また 、 近年 の 観賞 魚 業界 や 軟骨 魚 綱 業界 で は 、 卵 胎生 と 真 胎生 を 合わせ た もの を 胎生 と 呼ぶ 動き が ある 。  ハイランド カープ など グーデア 科 胎生 魚 の 母胎 内 の 子供 は 、 子供 の 腹 から 伸び た 数 本 の 「 栄養 リボン 」 ( trophotaenial   placenta )   と 呼ば れる 器官 を通じて 、 母親 から 栄養 を 受け取る 。 栄養 リボン は 腸 が 肛門 から 体外 まで 伸び た よう な 構造 で 、 表面 から 栄養 を 吸収 する と み られる 。 出産 まで に 栄養 リボン は 消失 ( 退 縮 ) する が 、 これ は オタマジャクシ の 尾 が 消える の と 同じ よう な 仕組み ( アポトーシス ) で 一部 の 細胞 が 自ら 死滅 する こと に よる 。粘液 胞子 虫 （ ねん え き ほうし ち ゅう 、 学名 ： ） は 、 ミクソゾア 門 に 属する 顕微鏡 的 大き さ の 寄生虫 から なる 綱 で ある 。 水棲 無 脊椎動物 と 脊椎動物 の 2 つ の 宿主 の 間 を 交替 する 複雑 な 生活 環 を 持っ て おり 、 特に 魚類 に対して 産業 上 深刻 な 影響 を 与える 種 が 多く 知ら れ て いる 。 魚類 以外 で は 環 形 動物 、 扁形動 物 、 は虫類 、 両生類 、 モグラ など から も 見付かっ て いる 。 無 脊椎動物 を 宿主 と する 時期 について 、 かつて は 別個 の 生物 だ と 考え て 放線 胞子 虫 （ ほう せん ほうし ち ゅう ） と 呼ば れ て い た 。  なお 、 この 群 は かつて は 胞子 虫 類 という 群 に 所属 し て い た が 、 現在 で は この 群 は 解体 さ れ て いる 。  粘液 胞子 虫 は 殻 （ 殻 弁 、 shell   valve ） に 囲ま れ た 複数 の 細胞 から なる 胞子 で 特徴 づけ られる 。 胞子 の 細胞 は 、 アメーバ 様 の 感染 性 生殖 細胞 で ある 胞子 原形 質   ( sporoplasm )   と 、 刺 胞 に 似 た 極 嚢   ( polar   capsule )   から なる 。  2 つ の 宿主 から は 粘液 胞子 と 放線 胞子 という 形 の 大きく 異なる 胞子 が 放出 さ れる 。 この 2 種類 の 胞子 は 形状 が 非常 に 異なっ て いる ため 、 1980 年代 まで は ミクソゾア 門 に 属する 異なる 綱 の 生物 の 胞子 だ と 考え られ て い た 。 魚類 の 病原 体 として 注目 さ れ て き た 経緯 から 、 単に 胞子 といった 場合 は 粘液 胞子 の こと を 指し て いる こと が 多い 。  粘液 胞子 虫 の 種 は 脊椎動物 宿主 から 放出 さ れる 粘液 胞子 の 大き さ と 形態 で 定義 さ れる の が 普通 で ある 。 例えば   属 は 多く の 魚 種 の 胆嚢 で よく 見付かる 寄生虫 だ が 、 これ は ブーメラン 形 の 胞子 の 中央 に 目 の よう な 2 つ の 極 嚢 が ある 。 粘液 胞子 の ほとんど は 10   μ m から 20   μ m の 大き さ だ が 、   は 最大 で 98   μ m の 長 さ に なる 。 貯蔵 多 糖 として β - グリコーゲン の 粒子 を 中央 の ヨード 胞   ( iodinophillous   vacuole )   に 蓄積 する 種 が ある 。  胞子 の 殻 は 縫合 線 に 沿っ て 接着 し た 殻 細胞 から なる 。 殻 は 丈夫 な 非 ケラ チン 質 の タンパク質 で でき て いる 。 殻 の 形態 は 多様 で 、 表面 が 滑らか だっ たり デコボコ だっ たり 、 側面 に 翼状 の 突起 が 出 て い たり 、 粘液 に 包ま れ て い たり する 。 これら は おそらく 水中 において 胞子 の 浮力 を 増し 、 拡散 を 助ける ため の 適応 で あろ う 。  放線 胞子 は 、 環 形 動物 の 貧 毛 類 や 多毛 類 から 放出 さ れ 、 典型 的 な もの で は 3 つ または 4 つ の 釣り針 を 根本 で 束ね た よう な 形状 を し て いる 。   の 場合 中央 の 柄 の 長 さ が 150 μ m 程度 、 3 本 に 分かれ た 「 針 」 の 部分 の 長 さ は 200 μ m 程度 に なる 。 以前 は 放線 胞子 虫 綱 という 別個 の 生物 群 だ と 考え られ 胞子 の 形態 に 基づい て 分類 さ れ て い た が 、 現在 で は 粘液 胞子 虫 の 生活 環 の 一時期 に 過ぎ ず 、 また 放線 胞子 の 形態 は 分類 上 あまり 有効 で は ない こと が 明らか に なっ て き て いる 。  1980 年代 まで は 粘液 胞子 虫 が 魚類 から 魚類 へ 直接 伝播 する と 考え られ て い た が 、 感染 実験 は 成功 せ ず 、 粘液 胞子 虫 の 胞子 は 感染 能 を 獲得 する まで に 水中 で 数 ヶ月 を 要する の だ と 説明 さ れ て い た 。 しかし Wolf と Markiw は ニジマス の 旋回 病 の 病原 体   を 研究 する うち に 、 ニジマス へ の 感染 に は   属 の イトミミズ 類 が 関与 し て いる こと を 示し た 。   の 胞子 は イトミミズ の 消化 管 上皮 細胞 の なか で 、 放線 胞子 虫   に 変態 し 、 この 放線 胞子 虫 を ニジマス に 与える と 旋回 病 を 発症 し て 、 体内 に   の 胞子 が 産 生さ れ た   ( Wolf   &   Markiw ,   1984 )   。 したがって 、 この 粘液 胞子 虫 と 放線 胞子 虫 は 同じ 生物 の 異なる 発育 段階 で あり 、 生活 環 を 完結 さ せる ため に は ニジマス と イトミミズ という 2 つ の 宿主 が 必要 という こと が わかっ た 。 この 様式 の 生活 環 は 他 の 粘液 胞子 虫 について も 実証 さ れ て いき 、 1990 年代 以降 広く 受け入れ られる よう に なっ た 。  そこで 粘液 胞子 虫 は 一般 的 に は 貧 毛 類 と 魚類 の 2 つ の 宿主 を 必要 と し て いる と 考え られ て いる 。 有性 生殖 について の 知見 が 乏しい ので 、 魚類 と 貧 毛 類 の どちら が 終 宿主 か は はっきり せ ず 、 両方 を 交互 宿主 と 呼ん で いる 。   は 、 放線 胞子 世代 の 宿主 として 多毛 類 を 使っ て いる こと が 示さ れ て いる 。 一方 で 、 魚類 から 魚類 へ の 直接 伝播 も 可能 性 が ない わけ で は なく 、 これ まで の ところ   属 の 3 種 、   属 の 2 種 、   など で 示唆 さ れ て いる 。  以降 は 生活 環 の 詳細 を 、 唯一 完全 に 解明 さ れ て いる   の 例 に 基づい て 記述 する 。  魚類 が 感染 ミミズ を 捕食 する か 、 水中 を 浮遊 し て いる 放線 胞子 に 接触 する こと で 感染 が 成立 する 。 体 表 や 鰓 など の 上皮 細胞 に 侵入 し た 胞子 細胞 質   ( sporoplasm )   は 、 内 生 分裂   ( endogenous   cleavage )   によって 自ら （ ＝ 一 次 細胞 ） の 内部 に 二 次 細胞 を 作る 。 二 次 細胞 は 一 次 細胞 に 包ま れ た まま しばらく 通常 の 細胞 分裂 を 繰り返し 、 再び 内 生 分裂 を おこなっ て 三 次 細胞 を 作る 。 この ころ に なる と 一 次 細胞 は 破裂 し 、 三 次 細胞 を 含ん だ 二 次 細胞 が 宿主 細胞 の 外 に 放出 さ れ て さらに 近辺 の 宿主 細胞 に 侵入 する 。 これ を 繰り返す こと で 次第に 宿主 中 に 広がっ て いき 、   の 場合 2 - 3 週間 で 脳 まで 到達 する 。  粘液 胞子 の 形成 は 宿主 の 特定 の 組織 で 起きる （   の 場合 は 軟骨 ） こと が 多い 。 胞子 形成 組織 に 到達 する と 、 外側 の 一 次 細胞 は 大きく 肥大 し て 多核 の 変形 体 に なり 、 内側 の 二 次 細胞 は 盛ん に 分裂 する 。 その後 2 つ の 二 次 細胞 が 対 に なり 、 一方 が 他方 を 飲み込む よう に し て パンスポロブラスト （ 汎 胞子 細胞 、 pansporoblast ） に なる 。 パンスポロブラスト の 外側 の 細胞 は 1 回 分裂 し て 2 つ の 胞子 殻 細胞 と なる の に対し 、 内側 の 細胞 は 2 回 分裂 し て 4 細胞 を 生じ 、 2 つ が 極 嚢 に 、 残り 2 つ は 融合 し て 2 核 の 胞子 原形 質 に なる 。 成熟 し た 粘液 胞子 は いずれ 環境 中 に 放出 さ れ 、 これ が 環 形 動物 に 感染 し て 放線 胞子 期 に 移る 。  種 によって は 胞子 形成 組織 以外 で 爆発 的 な 増殖 を 行い 、 宿主 に対して 大きな ダメージ を 与える もの も ある 。  粘液 胞子 は 環 形 動物 の 消化 管 で 極 糸 を 放出 し 、 殻 が 開い て 胞子 原形 質 が 上皮 細胞 に 侵入 する 。 胞子 原形 質 は 核 が 2 つ と も 有 糸 分裂 を 繰り返し て 多核 体 に なり 、 多 分裂 により 多数 の 単 核 の 細胞 を 生じ 、 これ を 繰り返す 。  その後 2 細胞 が 融合 し て 有 糸 分裂 を 経 て 4 核 の 細胞 が 生じ 、 これ が 4 細胞 から なる パンスポロシスト に なる 。 2 細胞 は 外側 を 覆う 体 細胞 、 残り の 2 細胞 は 生殖 細胞 で ここ で は 仮に α ・ β と 呼ぶ こと に する 。 生殖 細胞 は 3 回 分裂 し て 合計 16 個 の 配偶 子 細胞 を 生じ 、 これ が さらに 減数 分裂 を 行っ て 極 体 を 放出 する 。 その後 α 由来 の 配偶 子 細胞 と β 由来 の 配偶 子 細胞 が 接合 し て 8 つ の 接合 子 が 生じる 。 少なくとも   の 場合 、 これ が 生活 環 中 で 見 られる 唯一 の 有性 生殖 で ある 。 この間 に 外側 の 体 細胞 は 2 回 分裂 する ので 、 最終 的 に パンスポロシスト は 8 つ の 接合 子 を 8 つ の 体 細胞 が 包ん で いる 形 に なる 。  それぞれ の 接合 子 は 2 回 分裂 し て 4 細胞 に なり 、 この うち 3 つ は 1 回 分裂 し て 極 嚢細胞 と 殻 細胞 と に なり 、 残っ た 1 細胞 は 何 回 も 細胞 分裂 を 繰り返し て 胞子 原形 質 に なる 。 極 嚢細胞 と 胞子 原形 質 が 殻 に 包ま れる と 放線 胞子 が 完成 する 。 放線 胞子 は 感染 後 90 日 程度 で 生じ 、 環境 中 で は およそ 2 週間 程度 の 寿命 を 持っ て いる と 考え られ て いる 。  元来 、 放線 胞子 虫 と 粘液 胞子 虫 は 胞子 の 形態 に 基づい て 分類 さ れ て い た 。 しかし 粘液 胞子 虫 と 放線 胞子 虫 が 同じ 生物 の 異なる 発育 段階 で ある こと が わかる と 、 同じ 生物 に 2 つ の 学名 が 存在 し たり 、 粘液 胞子 虫 として 同属 と 考え られ た 生物 が 放線 胞子 虫 として は 異なる 属 に 含め られ て い たり 、 といった 混乱 が 生じ た 。  これ を 解決 する ため に 、 Kent   et   al .   ( 1994 )   は ミクソゾア 門 を 再 定義 し 、 放線 胞子 虫 綱 （ class   ,   1980 ） は 粘液 胞子 虫 綱 （ class   Myxosporea   ,   1881 ） の シノニム として 使わ ない こと を 提案 し た 。 これ に よれ ば 、 粘液 胞子 虫 期 が 明らか な 場合 は 放線 胞子 虫 として 命名 さ れ た 学名 は 使わ ず 、 粘液 胞子 虫 期 が 不明 の 放線 胞子 虫 について は 、 種 として 確立 する まで は species   inquirenda （ 同定 に 疑い の ある 種 ） と する 。 ただし 放線 胞子 虫 の 属 名 は 集合 群   ( collective   group )   の 名前 として 、 放線 胞子 虫 期 の 形態 差 を 特徴 づける ため に 用いる 。 例えば   の 放線 胞子 に は   という 学名 が 与え られ た が 、 これ は 学名 として は 無効 で 、 「   の 放線 胞子 は   Triactinomyxon   で ある 」 とか 、 「 イトミミズ から   Triactinomyxon   が 検出 さ れ た 」 など の よう に イタリック 体 に せ ず に 用いる 。 この 提案 に は 異議 も 出 て いる が 、 多く の 研究 者 は この 方法 に 従っ て いる 。  従来 は 粘液 胞子 の 形態 に 基づい て 分類 さ れ て い た が 、 分子 系統 解析 に よれ ば ほとんど の 分類 群 が 多 系統 的 で あり 、 生物 の 系統 を 反映 し て い ない こと が 明らか に なっ て いる 。 特に   属 や   属 は 明らか に 多 系統 で ある 。 これ まで に 得 られ て いる 情報 で は 、 例外 は ある もの の 海産 と 淡水 産 と で 大きく 2 つ の 系統 に 分かれる こと 、 胞子 の 形態 より も 感染 部位 など の ほう が より よく 系統 を 反映 し て いる らしい こと が 言わ れ て いる 。 ここ で は 従来 用い られ て いる 慣用 的 な 体系 を 示す が 、 今後 とくに 双 殻 目 は 大 規模 な 再編 が 必要 に なる と 思わ れる 。  粘液 胞子 虫 綱   Class   この 生物 は 古く は 原生 動物 門 胞子 虫 綱 に 位置づけ られ た が 、 この 綱 は 多 系統 と 考え られ 、 現在 は 解体 さ れ て いる 。 これ に は 分子 系統 など の 情報 が 大きく 活用 さ れ た 。 その 結果 、 粘液 胞子 虫 は 単細胞 生物 で あり ながら 後生 動物 と もっとも 近 縁 で ある と の 判断 が 出さ れ た 。 この こと は 驚く べき こと で は あっ た が 、 全く 予期 さ れ なかっ た もの で は なく 、 たとえば 多 細胞 の 胞子 を 作る こと 、 極 嚢 が 刺 胞 に 似る こと など から 、 その よう な 説 を 唱える 者 も い た 。 後生 動物 で あれ ば 多 細胞 で 体内 に 器官 を 持つ わけ で ある が 、 寄生 生活 によって 構造 が 単純 化 する 例 は 多く 、 たとえば 中 生動 物 は その よう な 例 と 考え られ て いる 。 と は いえ 、 単細胞 段階 まで 行っ て しまう もの か 、 と いっ た 点 が 納得 で い ない もの と 考え られ て い た 。 その後 、 軟胞子 虫 という 、 とても 動物 的 な 多 細胞 の 体 を 持つ もの が 同様 の 胞子 を 形成 する こと が わかり 、 ミクソゾア 門 に 入っ た こと で 、 その 確か らし さ が 実感 できる よう に なっ て いる 。  粘液 胞子 虫 に は 魚類 の 病原 体 が 多く 、 養殖 を 始め と する 水産 業 に 重大 な 経済 的 影響 を 及ぼす もの も 数多く 知ら れ て いる 。 以下 に 粘液 胞子 虫 による 魚 病 の 例 を いくつ か 挙げる 。鉤爪 （ かぎ づめ ） は 、 根元 から 先 にかけて 割 と 強く 湾曲 し た 爪 の こと 。 正確 に は 哺乳類 の 爪 の 構造 の 一つ で ある が 、 それ と 同じ よう な 構造 の 脊椎動物 の 爪 を いう こと が 多い 。 英語 で 「 claw 」 と 呼ば れる 類 の 爪 で ある 。 爬虫類 や 鳥類 など の 爪 は どれ も 鉤爪 で あり 、 これ が 本来 の 爪 の 形 で あっ た と 考え られる 。 蹄 や 扁爪 は 哺乳類 において 特に 進化 し た もの で ある 。  昆虫 の 肢 の 先端 の 器官 も 鉤爪 と 呼ぶ 場合 が ある 。  扁爪 より 少し 厚く 、 指 趾骨 の 前半 部 を 覆っ て いる 。 爪 の 表面 を 覆う 爪 板 は 前後 左右 に 弓なり に 曲がっ て おり 、 特に 先端 は 下 に 曲がっ て 鋭く 尖っ て いる 。 また 、 他 の 種族 の 爪 より 幅 が 著しく 狭い 。 鉤爪 の 基部 の 下方 部 は 皮膚 の 膨らみ が ある 。 これ は 肉 球 の 一種 で 指 球 と 呼ば れる もの で ある 。 歩く とき に ここ が 地面 に 付く 様 に 歩行 する 。  一般に これ を 地面 に 引っかけ て 歩行 の 助け と する 。 樹 上 性 の もの は これ を 樹皮 など に 引っかける こと で 体 を 支える 。 時には 天敵 など に 傷 を 負わ せる など の 役割 を 持つ 。  捕食 性 の もの で は 、 獲物 を 捕える ため の 装置 として 用いる 。 特に ネコ 科 の 動物 は 爪 を 捕獲 に よく 用いる が 、 普段 は 爪 が 指先 に 引っ込む よう に なっ て いる 。 これ は 歩行 中 に 地面 に 触れる こと で 爪先 の 鋭さ が 鈍ら ない ため の 適応 だ と 考え られる 。 また 、 爪 と ぎをして 手入れ する 。 イヌ 科 の 動物 の 場合 、 爪 は 常に 露出 し て おり 、 走る とき に は スパイク の よう な 役割 を する と 考え られる 。 しかし 、 前足 の 親指 だけ は やや 上 に 位置 し て いる ので 爪先 は 鋭く 、 獲物 を 抱え込む とき に は これ を よく 使う 。  小型 の 肉食 恐竜 に も 、 後肢 の 特定 の 爪 だけ が 鉤爪 の よう に よく 発達 し た もの が あり 、 やはり 捕獲 用 に 用い られ た と 思わ れる 。 これら は 歩行 時 に は この 指 を 立て 、 先端 が 地面 に 触れ ない よう に し て い た の で は ない か と 考え られ て いる 。  爬虫類 が すべて 鉤爪 を 持つ こと から 見 て も 、 爪 の 本来 の 形 が これ で ある と 考え られる 。 哺乳類 において も 、 有 袋 類 や 食 虫 類 など 、 原始 的 と 考え られる 群 は 鉤爪 で ある 。 したがって 、 扁爪 や 蹄 を 持つ もの は この よう な もの から 進化 し て き た もの と 考え られる 。 中 に は 、 扁爪 や 蹄 を 持ち ながら 一部 に 鉤爪 を 持つ もの が ある 。 たとえば サル 目 は 扁爪 を 持つ が 、 キツネ ザル や ロ リス など の 原猿 類 は 、 いずれ も どれ か 一 本 の 指 に 鉤爪 を 残し て おり 、 原始 的 特徴 の 一つ と 考え られ て いる 。  昆虫 など の 無 脊椎動物 において 、 肢 の 先端 に ある 鉤状 の 小 突起 の こと を 指す 場合 が ある 。 体 表 の クチクラ が 特に 肥厚 ・ 伸長 し た もの で 、 物 を 引っ掛ける の に 便利 で 移動 ・ 攻撃 ・ 防御 など に 用いる 。 一般 的 に は 1 本 あるいは 1 対 構造 と なっ て いる が 、 蜘蛛 類 の よう に 3 本 あっ て 糸 を 編む の に 用いる 例外 も ある 。  ① 動物 の 鉤爪 を 模 し た 道具 も ある 。 詳しく は 「 鉤 」 参照 。  ② ドレッドヘア の 手入れ を する 道具 も ある 。棘 （ とげ 、 刺 、 朿 ） は 、 生物 または 人工 物 の 表面 における 、 固く 頂点 の 鋭い 円錐 形 の 突起 の こと 。 生物 体 または 人工 物 を 保護 する 役割 で 存在 する こと が 多い 。 また 、 比喩 的 に 心 に 傷 を 与える よう な 言動 に対して 「 棘 の ある 」 という 言い方 も する 。 前者 の 棘 も 後者 の 棘 も 、 必要 以上 に 多い と 思わ れる とき は 「 とげ とげ 」 という 擬態語 で 修飾 さ れる 。  生物 の 体 表 に 棘 が ある 例 は 数多い 。 多少 と も 硬質 化 し た 素材 によって 作ら れ て おり 、 表面 から 突き出し 、 先端 が 多少 と も とがっ た もの を こう いう 。 定義 は あいまい で ある が 、 円錐 状 突起 で も やわらかけれ ば 、 棘 と は 言わ ない 。 類似 の 構造 で 細い もの を 針 と 言う が 、 その 境界 は はっきり し ない 。  表面 から 突き出し た 棘 は その 体 を 保護 する こと を 目的 と する と 考え られる 例 が 多い 。 捕食 者 が その 体 に 触れ にくく なり 、 あるいは 食お う と する と 口 に 引っかかっ て 食べ にくく なる 、 など が 考え られる 。 さらに 積極 的 な 撃退 の 役割 を 担う よう に 、 深く 突き刺さる よう に なっ て い たり 、 容易 に 脱落 し たり 、 有毒 に なっ て いる 例 も ある （ イラクサ など ） 。 他 に 、 引っかかる こと を 目的 と し て いる と 見 られる 例 も ある 。 蔓 に なる バラ の 刺 は この 両方 の 役割 を 持つ と 考え られる 。  生物 の 持つ 棘 は 何かしら 体 の 一部 が 変形 し た 器官 で ある 。 毛 が 太く なっ て 硬化 し た ものの 場合 、 棘 状 毛 といった 呼称 も ある 。  表面 が 変化 し た 棘 は 昆虫 や 植物 に 多い 。 昆虫 において は 背 側 の 外 骨格 の 一部 が 突起 に 変化 し て いる 。 カブトムシ や トゲ ハムシ など 甲虫 に 多い 。 また 、 付属 肢 に 棘 を 発達 さ せる 例 は 節足動物 全体 に 非常 に 多い 。 ウニ の 棘 は 骨格 の 一部 で ある 。  植物 において は 、 茎 の 表皮 の 一部 が 突起 状 に 変化 し て 固化 し て いる バラ 、 実 の 表皮 が 変形 し い が （ 毬 、 梂 ） と なっ た クリ など に 棘 が 見受け られる 。 オナモミ など 果実 に 棘 を 持ち 、 それ によって 動物 体 表 に 引っかかる こと で 、 種子 散布 の 助け と なる 例 も ある 。  もともと 突起 だっ た 部分 が 変化 し た 棘 は 哺乳 動物 や 乾燥 地帯 の 植物 など が 持つ 。 哺乳 動物 において は 、 ヤマアラシ や ハリネズミ の もの が 有名 で 、 主 に 背 側 の 毛 が 固化 し て まっすぐ に なっ て いる 。 他 の 棘 と 区別 し て 刺 毛 （ しも う 、 棘 毛 （ とげ け ） とも ） と も 呼ば れる 。 魚類 で は 鱗 が 変形 し た もの が 全身 に ある の が ハリセンボン で ある 。  乾燥 帯 の 植物 は 、 葉 が 枯化 、 固化 、 変形 し て 円錐 状 突起 に なっ て いる もの が ある 。 葉 から の 水分 蒸散 を 押さえる 保水 と 外敵 から の 茎 の 保護 が 目的 と さ れる 。 サボテン など 多肉植物 に 多く 見 られる 。 ただし 、 茎 から 伸びる 棘 が すべて 葉 の 変形 と は 限ら ない 。 サイカチ や アカシア など は 棘 の 基部 から 葉 が 出 て いる こと から 、 一部 の 枝 が 棘 に 変形 し た もの と 判断 できる 。  人工 物 に は 保護 や ファッション の ため に 棘 が つけ られる こと が 多い 。 生物 の 持つ 棘 の よう な 円錐 形 の もの は 加工 し にくい ため 、 先 を 斜め に 切っ た よう な 細い 円柱 形 の もの を つけ られる こと が 多かっ た 。 有刺鉄線 や ハト よ け など に 棘 が 使わ れる 。  木材 や 金属 、 プラスチック など の 製品 を 切断 加工 し たり 、 あるいは 木材 や 樹木 など 繊維 質 の 多い 物 が 老朽 化 し た とき に 表面 の 繊維 質 が 剥離 し て くる こと で 、 棘 が 生じる 事 が ある 。 また 、 主 に 金属 や プラスチック など の 工業 製品 の 加工 過程 に 生じる 物 の 場合 、 バリ と も 呼び 、 切断 後 の 研磨 が 不完全 で あっ たり 、 金 型 の 作り が 不完全 で あっ たり する と 発生 し やすく なる 。 いずれ も 往々 に し て 、 物 が 引っかかっ て 破損 する 、 身体 に 接触 し て 怪我 を し たり する 原因 など に なる ため 、 注意 が 必要 で あり 、 研磨 が できる 物 で あれ ば し た 方 が 良い 。 特に 老朽 化 し た 木材 や 樹木 等 の 場合 、 そのまま 剥がれ た 棘 が 皮膚 の 中 に 入り込ん で しまう 事 も あり 、 往々 に し て 厄介 で ある 。軟胞子 虫 （ なん ほうし ち ゅう 、 学名 ： Malacosporea ） は 、 コケムシ 類 の 寄生虫 から なる ミクソゾア 門 の 綱 の 1 つ で ある 。 胞子 に 極 嚢 が ある が 硬い 殻 が 形成 さ れ ない 点 で 粘液 胞子 虫 類 と 区別 さ れる 。 複雑 な 体制 の 祖先 動物 と 単純 化 し た 粘液 胞子 虫 類 と の 間 の ミッシング リンク にあたる 生物 群 と 考え られ て いる 。 2 種 のみ が 知ら れ て おり 、 ともに 軟殻目   科 に 所属 さ せる 。 学名 は 、 ギリシャ 語   " malako "   ' 軟らかい '   +   " spora "   ' 胞子 ' から 。生物 における 針 （ はり ） は 、 体 の 一部 が 変形 し た 、 細く 鋭い 棒状 の 突起 物 を 指す 。 主 に 動物 体 に 見 られる 。 英語 で は   " stinger "   および   " sting "   の 一 種 という こと に なる が 、 日本語 の 用法 と は 差異 が あり 、 産卵 管 も 含む （ 語 自体 も 「 針 」 と 同じく 本義 で は 非 生物 に 用い られる ） 。  「 針 」 と 「 棘 」 に は 明確 な 定義 が 無い ため 、 両者 は 混同 さ れる こと が 多い 。 一般 的 に は 、 とても 細く 、 単独 で 存在 し 、 突き刺す という 攻撃 性 の 役割 を 担う もの が 「 針 」 、 少し 太め で 、 数多く 存在 し 、 外敵 から 体 を 護る など といった 防御 性 の 役割 を 担う もの が 「 棘 」 と 、 この よう に 使い分け られ て いる よう で ある が 、 その 境界 は 曖昧 で ある 。  また 、 専守防衛 的 で 多数 が 存在 する もの として 、 例えば 、 アカエイ 等 エイ 類 の 一部 が 尾 に 持つ 毒 針 など が ある が 、 日本語 で は これ を 「 毒 棘 」 と 呼ぶ こと も 少なく ない 。  針 構造 の なか で 、 刺し た 対象 に 毒 を 注入 または 滴下 する もの を 特に 毒 針 と 言い 、 専門 用語 （ 生物 学 分野 等 ） で 「 どくし ん 」 、 一般 用語 で は 「 どく ばり 」 と 呼ぶ 。  ハチ 目 の 昆虫 が 持つ 毒 針 は 産卵 管 が 変形 し た 器官 で ある 。 この ため 同じ ハチ 目 で あっ て も 雄 蜂 に は 毒 針 が ない 。 針 の 中 に 細い 溝 が あり 、 刺し て 流し込む 構造 に なっ て いる 。 それほど 固く ない 樋 状 の 毒 針 （ 器官 系 の 毒 針 の なか に ある 器官 な ので 、 器官 系 の 毒 針 と 混同 し ない よう 注意 ） の 下面 が 毒 針 鞘 （ どく しん しょ う ） と 呼ば れる 外 骨格 の 延長 に 包ま れ て いる 。 毒 針 鞘 は 対象 を 刺す ため の 器官 で ある 。 毒腺 という 器官 で 作ら れ た 液体 の 毒 が 一時 毒 嚢 に 蓄え られ 、 毒 針 の 中 を 進ん で 送り出さ れる 。  刺 胞 は 、 刺 胞動物 が 具える 毒 針 で ある 。 攻撃 性 （ 捕食 用 の 攻撃 性 ） と 防御 性 は ともに 高く 、 その 数 は おびただしい 。  毒魚 （ 体 に 毒性 の 具える 魚類 ） の なか で 、 毒 針 や 毒 棘 で 刺す もの を 刺 毒魚 （ し どく ぎょ ） と 言い 、 比較的 よく 知ら れ て いる もの は 、 エイ 類 （ 例 ： アカエイ ） 、 ゴンズイ 科 、 （ 例 ： 、 ミノ カサゴ 、 オニオコゼ ） 、 ハオコゼ 科 （ 例 ： ハオコゼ ） 、 アイゴ 科 （ 例 ： アイゴ ） など に 見 られる 。  毒 を 分泌 する 他 の 生物 部位 の うち 、 突起 物 構造 を 持つ もの （ 毒 針 や 毒 棘 と 似 た ところ が ある もの ） を 挙げる 。アリゲーター 科 （ アリゲーター か 、 Alligatoridae ） は 、 爬虫綱 ワニ 目 に 属する 科 。  北 アメリカ大陸 、 南 アメリカ大陸 、 中華人民共和国 （ 長江 下流 域 ）  最大 種 は アメリカアリゲーター で 全長 600 cm に 達する と 言わ れ て いる が 、 クロカイマン の 大型 個体 も 600 cm に 達し て い た と 言わ れ て いる 。 （ クロカイマン は 皮 目的 で 乱獲 さ れ た ため 現在 で は 大型 個体 は あまり 見 られ ない 。 ） 最小 種 は コビトカイマン で 120 - 150 cm 。  背面 は 大型 の 鱗 で 覆わ れ て いる 。 口吻 が 短く 幅広い 傾向 が ある 。 口 を 閉じ た 時 に 下 顎 の 第 4 歯 が 外 から 見え ない と さ れ て いる が 、 メガネカイマン で は 見える 個体 も いる ため 絶対 的 な 区別 方法 で は ない 。 腹 面 に ある 鱗 板 の 後部 に 感熱 器官 （ 濾胞 ） が ない 。 指 （ 趾 ） 行 性 。  河川 や 湖 、 池沼 、 湿地 等 の 淡水 域 に 主 に 生息 する 。 アメリカアリゲーター の 生息 地 北部 に 分布 する 個体 群 や ヨウスコウアリゲーター は 冬眠 を 行う 。  食 性 は 動物 食 で 、 魚類 、 爬虫類 、 鳥類 、 哺乳類 、 昆虫 類 、 甲殻 類 、 貝類 等 を 食べる 。 アメリカアリゲーター は 稀 に 家畜 や 人 を 襲う こと も ある 。  繁殖 形態 は 卵生 で 、 メス は 土 、 枯草 、 落ち葉 等 を 集め た 塚 状 の 巣 や シロアリ の 巣 の 中 に 卵 を 産む 。 さらに メス は 卵 や 幼体 を 保護 する 。  アリゲーター 属 　" Alligator "  カイ マン 属 　" Caiman "  クロカイマン 属 　" Melanosuchus "  コビトカイマン 属 　" Paleosuchus "  メガネカイマン や クロカイマン など の 一部 の 例外 を 除き 、 基本 的 に クロコダイル 科 の 構成 種 に 比べ 大人しい と さ れ 、 実際 人 が 襲わ れる こと は イリエワニ や ナイル ワニ に 比べれ ば 少ない 。 しかし 2006 年 に フロリダ 州 で ジョギング 中 の 女性 が アメリカアリゲーター に 襲わ れ 死亡 する 事件 が 発生 する 等 、 人命 に かかわる 被害 を 及ぼす 種 も いる 。  一方 で アメリカアリゲーター は 皮製品 の 原料 と なる ため さかん に 養殖 さ れ て いる 。住 血 胞子 虫 （ じ ゅうけつほうしちゅう 、 haemosporidia ） は 、 アピコンプレックス 門 に 属し 赤血球 や 白血球 に 寄生 する 原生 生物 の 一 群 で 、 代表 的 な もの として マラリア 原虫 など が ある 。 おもに 陸上 脊椎動物 を 中間 宿主 、 吸血 昆虫 を 終 宿主 と する 。 分類 学 上 は 住 血 胞子 虫 目 () と し 、 これ まで に 400 種 以上 が 知ら れ て いる 。  基本 的 に は コクシジウム 類 と 似 た 特徴 を 持っ て いる が 、 常に 宿主 動物 の 体内 に 留まり 環境 中 に 出る こと が ない ため 、 壁 に 包ま れ 環境 耐性 を 示す いわゆる 「 胞子 」 の 状態 が ない 。 カ や ハエ など 媒介 者 の 唾液 とともに 侵入 し た スポロゾイト （ 種 虫 、 ） は 、 まず 肝臓 など の 固定 の 組織 の 細胞 内 で シゾゴニー （ 増員 生殖 、 ） を 行い 数 を 増やす 。 その あと 血液 中 に 移行 し て 血球 内 に 寄生 する よう に なる が 、 ここ に は さまざま な 差異 が ある 。 媒介 者 が 吸血 する こと によって 生殖 母体   ()   が 媒介 者 に 移り 、 消化 管内 で 配偶 子 を 生じ て 有性 生殖 が 行わ れる 。 接合 子 は オーキネート （ 、 虫 様 体 ） と 呼ば れ 、 運動 能 が あっ て すぐ に 消化 管 上皮 細胞 に 侵入 し て スポロゴニー   ()   が 行わ れる 。 これ は 減数 分裂 を 含む 他 の アピコンプレクサ 類 の 胞子 形成 に 対応 し た 過程 で は ある が 、 オーシスト   ()   は 薄い 膜 に 包ま れ て いる だけ で すぐ に 破裂 し て スポロゾイト を 放出 する 。 スポロゾイト は 体腔 液 中 を 漂っ て 唾液 腺 に 集合 し 、 吸血 に際して 動物 の 体内 に 侵入 する 。  全て を プラスモジウム 科 に まとめる 場合 も ある が 、 現在 は マラリア 色素 と 血球 中 で の 増殖 の 有無 に 注目 し て 以下 の 4 科 に 分類 する 方法 が 主流 で ある 。  この 分類 体系 は 分子 系統 解析 で 十分 に 支持 さ れ て おら ず 、 プラスモジウム 科 や 特に ヘモプロテウス 科 の 単 系統 性 が 確立 さ れ て い ない という 問題 が ある 。 そもそも マラリア 原虫 を 除く と 分子 情報 が 限ら れ て おり 、 とくに 科 の 情報 は 存在 し ない 。 また 研究 によって 系統 樹 の 形状 が 大きく 異なっ て おり 、 安定 的 な 結論 が 得 られ て いる と は 言い がたい 。 ここ で は 細胞 核 コード の 21 遺伝子 を 用い た 2016 年 の 研究 による 系統 関係 を 示す が 、 ヘモプロテウス 科 の 単 系統 性 について は 結論 が 得 られ て い ない 。  ミャンマー で 採取 さ れ た 1 億 年 前 （ 中生代 白 亜紀 ） の コハク 中 の ヌカカ から 、 ヘモプロテウス に 似 た 生物 が 見出さ れ て おり 、 これ が 住 血 胞子 虫 の 最古 の 化石 記録 で ある 。 しかし 分子 系統 解析 による 分岐 年代 推定 に よれ ば 、 現 生 の 住 血 胞子 虫 の 最近 共通 祖先 は 中新 世 、 おおよそ 1600 万 年 前 に い た と 考え られ て いる 。 これ は すでに 現 生 陸上 脊椎動物 の 多様 性 が ほぼ 出揃っ て いる 時期 で ある こと から 、 現 生 の 住 血 胞子 虫 は 中生代 から 宿主 とともに 多様 化 し て き た の で は なく 、 ある 種 が この 時期 以降 に 宿主 を 爬虫類 ・ 鳥類 ・ 哺乳類 と 変え ながら 多様 化 し 、 それ 以外 の 住 血 胞子 虫 は 駆逐 さ れ た の だ と 考え られる 。ピロ プラズマ は アピコンプレックス 門 に 属し 、 主 に 哺乳 動物 の 赤血球 に 寄生 する 単細胞 真 核 生物 の 一群 で ある 。 マダニ 類 によって 媒介 さ れる 家畜 の 病原 体 として 警戒 さ れ て いる が 、 人間 に対して も 日和見 感染 を 起こす こと が ある 。 感染 し た 宿主 動物 は 、 貧血 、 黄疸 、 発熱 、 血尿 など マラリア に 似 た 症状 を 示し 、 死亡 に 至る こと も 多い 。 ピロ プラズマ という 名 は 細胞 が 赤血球 中 で 梨 形 （" pirum "   梨   +   " plasm "   形 ） に 観察 さ れる こと に 由来 する 。 分類 学 上 は ピロ プラズマ 目 () を あてる 。  アピコンプレックス 門 無 コノイド 綱 ピロ プラズマ 目 。 伝統 的 に 大型 の バベシア 科 と 小型 の タイレリア 科 に 2 分 する が 、 これ は 生物 の 系統 を 反映 し て い ない 。 また 属 や 属 は 多 系統 的 で ある こと が 明らか に なっ て いる 。 以下 に 病原 体 として 重視 さ れ て いる 種 を 例示 する 。  古く は 原生 動物 門 胞子 虫 綱 血 虫 目 に 分類 さ れ て い た 。 ごく 初期 に は 属 や 近 縁 の 諸 属 を ピロ プラズマ に 含め て い た が 、 これら は リケッチア 目 に 属する 細菌 で ある こと が わかっ て 取り除か れ た 。 また 科 は コクシジウム 類 の 中 の アデレア 亜 目 に 移さ れ た 。  ピロ プラズマ は 吸血 性 節足動物 に 媒介 さ れ 、 赤血球 に 寄生 し て これ を 破壊 し 、 宿主 に 発熱 と 貧血 を 引き起こす という 類似 点 から 、 1950 年 頃 まで は 広義 の 住 血 胞子 虫 と 考え られ て い た 。 しかし 明確 な 有性 生殖 が 認め られ ず 、 特に 「 胞子 」 に 相当 する 形態 （ オーシスト 、 ） を 一切 とら ない 点 で 、 住 血 胞子 虫 と 区別 さ れる よう に なっ た 。 胞子 虫 が 解体 さ れる 傾向 の 元 で ピロ プラズマ も 全く 系統 の 異なる 生物 だ と 考える こと が 多く なり 、 1964 年 の 合意 体系 で は 肉質 虫 の 中 に 移さ れ て いる ほど で ある 。 しかし 電子 顕微鏡 観察 によって アピカルコンプレックス という 共通 の 細胞 構造 が 見出さ れる と 、 ピロ プラズマ と 住 血 胞子 虫 は 無性 世代 において コノイド を 欠く という 共通 点 で 無 コノイド 綱 に まとめ られ た 。目黒 寄生虫 館 （ め ぐろきせいちゅうかん ） は 東京 都 目黒 区 下目黒 に ある 博物館 で ある 。 運営 は 公益 財団 法人 目黒 寄生虫 館 が 行っ て いる 。  世界 でも 珍しい 、 寄生虫 を 専門 と し た 博物館 で あり 、 寄生虫 に関する 研究 ・ 展示 ・ 資料 収集 ・ 鑑定 ・ 啓蒙 活動 等 を 行っ て いる 。  博物館 の 建物 は 床 面積 が あまり 広く ない 6 階 建て の ビル で 、 さらに 展示 スペース は 1 階 と 2 階 のみ という 小さな 博物館 で ある 。 上層 階 は 研究 室 ・ 収蔵 庫 ・ 事務 室 等 と なっ て いる 。 物珍し さ と 怖い もの 見 た さ から デートスポット として 知ら れる ほか 、 サブ カルチャー の 分野 で 取り上げ られる こと も 多い が 、 寄生虫 形態 学 ・ 分類 学 を 中心 と し た 地道 な 研究 活動 や 、 定期 的 な 特別 展示 や 講演 会 、 外部 で の 講演 など 教育 活動 も 行う 研究 博物館 で ある 。  寄附 金 控除 が 認め られる 公益 財団 法人 で ある こと から 、 来館 者 へ 積極 的 に 寄付 を 呼びかけ て いる 。  目黒 寄生虫 館 で は 、 『 目黒 寄生虫 館 ガイドブック 』 という 小 冊子 （ 和文 版 ／ 英文 版 ） を 発行 し て いる 。 その他 に 開館 以来 発行 し て き た 『 目黒 寄生虫 館 月報 』 『 目黒 寄生虫 館 ニュース 』 （ 第 179 号 、 1998 年 12 月 まで ） は 公式 サイト 上 で 閲覧 可能 で ある 。  2000 年 に 『 むし は むし で も はら の むし 通信 』 に 改題 し て 現在 に 至る 。  入館 料 を 徴収 し ない 本館 にとって は 、 来館 者 による 寄付 金 とともに 貴重 な 収入 源 で ある 。 本館 の 珍しい 特色 を 生かし た グッズ が 用意 さ れ て いる 。コクシジウム （ 球 虫 、 coccidia ） 類 は 消化 管 など の 細胞 内 に 寄生 する 原生 生物 の 一 群 で 、 アピコンプレックス 門 に 属する 綱 または 亜 綱 。 人間 、 家畜 、 家禽 に対して 重大 な 疾患 を 引き起こす もの が 多く 含ま れ て いる 。 単に コクシジウム という 時 に は 、 アイメリア 科 、 特に アイメリア 属 の 原虫 を 指す こと が 多い 。  コクシジウム 類 で は 、 接合 子 が 被 嚢 し た オーシスト   ( oocyst )   に なり 、 その 中 に おのおの 数 個体 の スポロゾイト （ 種 虫 、 sporozoite ） を 含む 複数 の スポロシスト （ 胞子 、 sporocyst ） が できる 。 まず 接合 子 が 被 嚢 し た だけ の 段階 を スポロント   ( sporont )   と 呼び 、 その後 細胞 分裂 によって 複数 の スポロブラスト   ( sporoblast )   と 外 残 体   ( extraresidual   body )   が できる 。 スポロブラスト は 再び 被 嚢 し て スポロシスト と なり 、 その後 細胞 分裂 によって 内部 に 複数 の スポロゾイト と 内 残 体   ( intraresidual   body )   が できる 。 スポロシスト は 厚い 壁 に 覆わ れ て いる こと が 多く 、 さまざま な 環境 条件 に 抵抗 性 を 持ち 、 次 の 個体 へ の 伝播 に 役立っ て いる 。 オーシスト 中 の スポロシスト の 数 、 および スポロシスト 中 の スポロゾイト の 数 は 様々 で あり 、 属 レベル の 分類 形質 として よく 使わ れ て いる 。  伝統 的 に 、 まず アピコンプレックス 門 における 生活 環 の 3 大 要素 （ メロゴニー 、 ガメトゴニー 、 スポロゴニー ） に 注目 し て 以下 の 3 目 に 分類 し 、 その 上 で 真 コクシジウム 目 を さらに 2 亜 目 に 分ける 分類 が さ れ て き た 。 1990 年 頃 から 、 真 コクシジウム 目 の 代わり に 、 アデレア 目 、 アイメリア 目 の よう に 格上げ し た 体系 を 発表 する 研究 者 が 増え て き て いる 。 しかし 今 の ところ 真 コクシジウム 類 以外 で は ほとんど 分子 情報 が ない ため 、 いずれ に せよ こうした 体系 の 妥当 性 は 今後 の 検証 が 待た れる 。ブーム スラング （ 学名 ： ） は 、 ナミ ヘビ 科 ブーム スラング 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 有毒 。 特定 動物 。 本 種 のみ で ブーム スラング 属 を 形成 する 。  サハラ砂漠 を 除く アフリカ 大陸  全長 100 - 180 cm 。 体形 は 細長い 。  目 は 非常 に 大型 で 前方 に あり 、 吻端 は 尖る 。 その ため 両 眼 視 が でき 、 獲物 と の 距離 を 正確 に 測る こと が できる 。  オス は 体 色 に 変異 が 大きい 。 メス は 緑 褐色 や 茶色 、 焦げ茶 色 と 地味 。 幼 蛇 は 灰色 や 灰 褐色 。  本 種 は ナミ ヘビ 科 で は ある が 、 ヤマカガシ と 同じ 後 牙 類 で 、 非常 に 強力 な 毒 を 持ち 、 その 毒 は 成人 男性 で あっ て も 致命 的 な 強 さ と 量 で ある 。 1957 年 に は 著名 な 爬虫類 学者 、 アメリカ の カール ・ シュミット （ 参照 ） が 本 種 に 咬ま れ て 死亡 し て いる 。 シュミット は 本 種 に 咬ま れ た 際 の 中毒 症状 を 亡くなる まで 仔細 に 記録 し 、 それ が 後 牙 類 に 咬ま れ た 症状 の 記録 として 重要 と なっ た 。  毒 の 成分 は ヤマカガシ に 近く 、 出血 毒 で あり 、 血液 の 凝固 が 妨げ られる ため 、 皮下 出血 や 吐き気 、 だる さ 、 頭痛 など が 起こる 。 但し 、 毒 の 回り は 非常 に 遅く 、 腫れ や 痛み も ほとんど ない 。  その ため 、 毒蛇 だ と 気づか ず に 症状 が 進行 し 、 手遅れ に なる こと も 多い 。 現在 で は 、 現地 の 病院 など に 抗 血清 が 用意 さ れ て いる ので 、 本 種 に 咬ま れ たら すぐ に 病院 へ 行く こと 。  また 、 本 種 の 性質 は 非常 に 温和 で ある ため 、 向こう から 攻撃 を 仕掛ける こと は まず ない 。 現地 で 本 種 を 見つけ て も 、 そっと し て おく こと 。  名前 の 由来 は アフリカーンス 語 と オランダ 語 で 『 木 の ヘビ 』 の 意 で 、 その 名 の とおり 樹 上 性 の ヘビ で ある 。  食 性 は 動物 食 で カメレオン や 樹 上 性 の トカゲ 、 カエル など で 、 まれ に ネズミ や 鳥 を 襲う こと も ある 。 獲物 に対して 何 度 も 噛みつい て 、 仕留め た 後 に 捕食 する 。  繁殖 形態 は 卵生 で 、 1 回 に 10 - 14 個 、 最大 25 個 の 卵 を 産む 。「 クラゲ 」 は 、 浮遊 性 の 刺 胞動物 門 の 動物 や 類似 し た 動物 の 総称 で ある が 、 刺 胞動物 門 の 動物 に 見 られる 主要 な 体制 の 一つ の こと も 指す 。 本稿 で は これ について 述べる 。 生物 として の クラゲ について は クラゲ の 項 を 参照 。  刺 胞動物 門 は 、 二 胚葉 性 で 、 袋 状 の 消化 管 を 持ち 、 肛門 が ない の が 特徴 で ある 。 その 具体 的 な 構造 として は クラゲ 型 と ポリプ 型 が ある 。 ポリプ 型 が 固着 生活 に 適し た 姿 で ある の に対して 、 クラゲ 型 は 浮遊 生活 に 適し た 形 と 言える 。  いわゆる クラゲ と 呼ば れる 動物 は 、 その ほとんど が ここ で 言う 意味 で の クラゲ で ある が 、 例外 も ある 。 例えば 管 クラゲ 類 は 群 体 性 の クラゲ で ある が 、 それ を 構成 する 個々 の 個体 を 見る と 、 クラゲ 型 と ポリプ 型 が 混在 し て いる 。  なお 、 例 は 多く ない が 、 ポリプ 型 と クラゲ 型 の 中間 の もの に アクチヌラ が ある 。  クラゲ という の は 、 概して 円盤 状 の 形 を し て おり 、 その 周囲 が 口 側 に 曲がる ため 、 浅い 場合 は 皿 型 、 カップ 型 、 深い 場合 は 釣り鐘 型 の 外見 を 持つ 。 いわゆる 放射 相称 で ある 。 普通 は 口 側 を 下 に し た 姿勢 を とっ て いる 。 反 口 側 は 普通 は 凸面 で 、 これ を 外 傘 ( exumbella )、 口 側 の 凹面 を 下 傘 ( subumbella ) と いう 。 下 傘 中央 に は 突き出し た 口 柄 が あり 、 その 先端 に 口 が 開く の が 普通 で ある 。  ほとんど の クラゲ は 傘 外周 に 発達 する 環状 筋 によって 、 傘 を 開い たり 閉じ たり する よう な 運動 を 行う こと で 泳ぐ こと が できる 。 傘 の 外周 に は 触手 が 並び 、 これ に 刺 胞 が あっ て 、 これ によって 小 動物 を 捕らえ 、 捕食 する 。 触手 は 、 傘 の 周辺 以外 の 、 例えば 口 柄 に も 持つ もの も ある 。 また 、 触手 の 基部 など に 平衡 胞 や 、 種 によって は 眼 点 など の 感覚 器 が 並ぶ 。  口 から 傘 の 中央 を 消化 器 で ある 胃 腔 が 占め 、 そこ から 傘 周辺 へ と 管 が 伸びる 。 この 管 を 水 管 と 呼び 、 消化 さ れ た 成分 を 全身 に 運ぶ など 、 循環 系 として の 役割 を 持つ 。 水 管 は 胃 腔 から 周辺 へ と 放射状 に 伸びる 放射 水 管 と 、 傘 周辺 に 環状 に 配置 する 環状 水 管 と が ある 。 この よう な 、 水 管 と 胃 の つながっ た 、 消化 系 と 循環 系 の 役割 を する 器官 系 は 刺 胞動物 に 特有 の もの で あり 、 胃 水 管 系 と 言わ れる 。 水 管 の 配列 など は 上位 分類 の 大きな 特徴 に も なっ て いる 。  体 は 外側 の 外 胚葉 と 消化 管内 壁 の 内 胚葉 の 二 層 から なる が 、 胃 の 上側 に 中 膠 が 発達 する の は クラゲ 型 の 特徴 の 一つ で ある 。  クラゲ の 構造 は 分類 群 によって それぞれ に 特徴 が ある ので 、 それら を 指す 言葉 として 、 たとえば ヒドロ 虫 類 の クラゲ の 型 を 指し て ヒドロクラゲ など と 、 分類 群 の 名 を つけ た 名 を 使う こと が ある 。 時には 分類 群 名 と 同じ に なる ので ややこしい 。 詳細 について は 各 群 の 項 を 参照 。  クラゲ は 一般 に プランクトン で ある が 、 ここ で 言う クラゲ は 体制 の 型 で ある から 、 必ずしも 名称 や 印象 と は 一致 し ない 。 たとえば 十文字 クラゲ 類 は 固着 性 で ある が 、 構造 的 に は クラゲ で ある 。 管 クラゲ の 場合 、 群 体 全体 は ゼリー 状 で 浮遊 性 で ある から クラゲ と 呼ば れる が 、 これ は 群 体 で あり 、 多数 の 個 虫 の 集団 で ある 。 それ を 個々 に 見れ ば 、 傘 を 持つ クラゲ 型 の 個体 も 多く 含ま れる が 、 たとえば 栄養 個 虫 と 呼ば れる もの は 、 円筒 形 の 体 に 大きな 口 を 持ち 、 明らか に ポリプ 型 で ある 。 逆 に 群 体 を 作る ヒドロ 虫 類 の 中 に は クラゲ を 放出 せ ず 、 退化 し た 形 で 生殖 個 虫 の 上 に 形成 さ れる だけ 、 という 例 が ある が 、 これ は クラゲ 型 が クラゲ に なら ない 例 で も ある 。  また クラゲ 型 で は ある が あまり 遊泳 も 浮遊 も し ない もの に サカサクラゲ や エダアシクラゲ が ある 。 前者 は 傘 の 上面 を 下 に 、 底 質 に 張り付く こと が 多い 。 後者 は 触手 に 付着 器 を 持ち 、 それ によって 海藻 など に 張り付い て いる こと が 多い 。 その 近 縁 群 で ある ハイ クラゲ は 更に 匍匐 生活 に 適応 し 、 傘 型 を ほぼ 失っ て いる 。  花 虫 綱 の もの は クラゲ を 作ら ない 。 それ 以外 の 群 は クラゲ を 生じる 。 クラゲ は 、 普通 は ポリプ から 無性 生殖 的 に 生じ 、 あと に ポリプ が 残る 。 クラゲ を 生じる もの で は 、 生殖 腺 は 必ず クラゲ で 発達 する 。 すなわち クラゲ が 有性 生殖 を 行う 。 ある程度 以上 ポリプ が 発達 する もの で は 、 ポリプ が 無性 生殖 、 クラゲ が 有性 生殖 という 世代 交代 が 行わ れる と 説明 さ れる 場合 も ある 。  なお 、 クラゲ が 無性 生殖 を 行う 例 も 少ない ながら 知ら れ て いる 。  多く の クラゲ は ポリプ から 生じる 。 鉢 クラゲ 類 で は 、 ポリプ から クラゲ が 形成 さ れる 場合 、 ポリプ の 縦 分裂 が 生じ 、 基部 は ポリプ として 残り 、 先端 側 が クラゲ に なる 。 その 際 に ポリプ が 多数 の くびれ を 生じ て 一気に 多 分裂 を 起こし 、 それぞれ が クラゲ 型 に なる につれ 、 多数 の 皿 を 重ね た よう な 状態 に なる 。 この 状態 の ポリプ を ストロビラ 、 この 現象 を ストロビレーション と 言う 。  分離 し た 当初 の クラゲ の 幼生 は 、 八 枚 の 縁 弁 を 持ち 、 傘 が 深く 切れ込ん だ よう な 姿 で ある 。 環状 水 管 は ない 。 これ を エフィラ と いい 、 次第に 成長 し て クラゲ の 成体 と なる 。  ヒドロ 虫 類 は 、 クラゲ が ポリプ から 出芽 によって 生じる 。 特に 分化 し た 生殖 個 虫 の 側面 に 多数 の クラゲ 芽 を 発達 さ せる 例 も ある 。 この よう な もの が 殻 に 包ま れ て いる 場合 も ある 。 クラゲ は 普通 は 独立 し て 生活 を する が 、 クラゲ 型 の 退化 傾向 を 見せる 例 が あり 、 クラゲ が 小さく 寿命 が 短い もの 、 ごく 単純 な 構造 しか 持た ない 物 から 、 独立 せ ず 、 クラゲ 型 の 個 虫 として 有性 生殖 する もの や 、 ほとんど クラゲ 型 の 性質 を 失っ た もの まで ある 。 最後 の もの で は 、 ポリプ 型 の 生 殖個虫 に 生殖 巣 が 付属 し た よう な 形 に なり 、 これ を 子 嚢 と いう 。  箱 クラゲ 類 の 場合 、 ポリプ 全体 が クラゲ に 変化 する 。 鉢 クラゲ 類 の 一部 や 硬 クラゲ 類 など で は 卵 から ポリプ を 経 ず に 直接 に クラゲ 型 に 発生 する 。 途中 に アクチヌラ を 経過 する 例 も ある 。ヨウスコウアリゲーター （" Alligator   sinensis "） は アリゲーター 属 に 分類 さ れる ワニ の 一種 。 別名 ヨウスコウワニ 。  中華人民共和国 （ 安徽 省 、 江西 省 、 江蘇 省 、 浙江 省 の 長江 下流 域 ） 固有 種  アリゲーター 科 で は 本 種 のみ が ユーラシア 大陸 に 分布 する 。 種 小名 " sinensis " は 「 中国 産 の 」 の 意 。 和名 の ヨウスコウ （ 揚子江 ） は 長江 下流 域 の 別名 。  日本 で も 大分 県 安心院 盆地 に ある 鮮新世 の 地層 から 本 種 の 化石 が 発見 さ れ て いる 。  全長 200 センチメートル 以下 。 口吻 は 短く 、 基部 の 幅 の 0 . 9 - 1 . 25 倍 。 頸鱗板 は 4 枚 。 背面 の 体 色 は 濃 褐色 や 黒 、 暗 褐色 で 、 淡 黄色 の 縞 模様 が 入る 。 腹 面 の 体 色 は 淡 褐色 。  口角 が 切れ あがっ て おり 、 堅い 獲物 を 噛み砕く こと に 特殊 化 し て いる 。 後方 の 歯 が 球状 。  幼体 は 体 色 が 黄色 で 、 黒い 縞 模様 が 入る 。 成長 に 伴い 色彩 は 黒ずむ 。  流れ の 緩やか な 河川 や 湖沼 、 池 など に 生息 する 。 冬季 に なる と 複雑 な 横穴 の 中 で 6 - 7 か月 間 、 冬眠 する 。  食 性 は 動物 食 で 、 主 に 貝類 を 食べる が 、 魚類 、 鳥類 など も 食べる 。  繁殖 形態 は 卵生 。 枯草 を 集め た 塚 状 の 巣 に 、 10 - 40 個 の 卵 を 産む 。 卵 は 約 70 日 で 孵化 する 。  人間 に は 無害 と さ れる こと が 多く 、 人間 を 襲っ た 確実 な 記録 は ない 。  食用 や 薬用 と さ れる こと も ある 。 皮 が 利用 さ れる こと も ある が 、 皮下 に 皮 骨 が 発達 し て いる ため 加工 が 難しく 価値 は 高く ない 。 紀元前 に は 太鼓 の 皮 に 利用 さ れ た こと も あり 、 雅楽 の 鼉太鼓 （ だ だ いこ ） も本 種 の 皮 が 用い られ て い た （ 本 種 に対し 漢字 1 文字 で 「 鼉 」 を あてる こと が ある ） こと が 由来 と する 説 も ある 。  貝類 を 求め て 水田 に 侵入 し て 稲 を 倒し たり 、 灌漑用 の ダム を 破壊 する 害 獣 と みなさ れる こと も ある 。  ペット として 飼育 ・ 販売 さ れる こと も ある が 流通 量 は 非常 に 少ない 。  開発 や 農薬 による 生息 地 の 破壊 、 食用 の 狩猟 、 害 獣 として の 駆除 、 日本 住 血 吸虫駆 除 対策 における 食物 で ある 貝類 の 減少 など により 生息 数 が 激減 し た 。 安 徽省宣 城 の 施設 など において 飼育 下 繁殖 が 行わ れ 、 蕪 湖 など に 保護 区 が 指定 さ れ て いる 。 1960 年代 から 200 頭 の 野生 個体 を 基 に 飼育 下 繁殖 が 進め られ 、 1991 年 まで に 4 , 000 頭 以上 の 飼育 下 繁殖 に 成功 し て いる 。 1965 年 における 生息 数 は 50 頭 と 推定 さ れ て いる 。  日本 国内 で は 2001 年 に 札幌 市 円山 動物 園 が 初めて 飼育 下 繁殖 に 成功 し た 。金魚 売 （ きん ぎょ うり ） と は 江戸 時代 後期 に 登場 し た 金魚 を 売り 歩く 商人 。 または その 職業 。 夏 の 季語 で も ある 。  夏 の 間 、 涼しい 時間 帯 に 天秤棒 に 提げ た たらい の 中 に 金魚 を 入れ 、 独特 の 甲高い 売り声 を 上げ ながら 街 中 を ゆっくり と し た 足取り で 売り 歩い た 。  金魚 売 の 多く は 日銭 を 稼ぐ ため に 短期 で 勤め て い た もの らしく 、 冬 に なる と 扇 の 地紙 売り など 別 の 仕事 を 請け負っ て い た よう で ある 。 水 の 入っ た タライ を 担ぐ ため 意外 に 重労働 で あり 、 金魚 売 の 多く は 若者 で あっ た 。  江戸 時代 後期 に は 町人 の 間 に 金魚 を 観賞 魚 として 飼育 する 習慣 が 広まり 、 金魚鉢 （ ガラス 製 の 球形 の 水槽 ） に 藻 など を 入れ て 飼育 する よう に なっ た 。ひれ （ 鰭 ） は 、 主 に 魚類 など の 脊椎動物 が 持つ 、 水中 で 動かし 水 を かい たり 水流 を 制御 し たり する こと によって 、 主として 身体 姿勢 を 制御 する こと に 使用 する 運動 器 で ある 。 体 から 薄膜 状 に 突出 する 。 その 内部 に 骨 や 軟骨 による 支え が ある 場合 が 多い 。  種 によって は 、 水底 の 歩行 、 威嚇 、 子育て の ため に 卵 へ 酸素 を 多く 含ん だ 水 を 送る ため に も 使わ れる こと が ある が 稀 で ある 。  脊索 動物 は 、 細長い 体 の 中心 に 脊索 という 支え を 持ち 、 全身 を 左右 に くねら せる こと で 遊泳 する 方向 に 進化 し た と 見 られる 。 これ に 対応 し て 、 その 体 は 左右 に 扁平 に なっ て いる 。 さらに その 体 の 縁 に 沿っ て 体 壁 が 薄膜 状 に 伸び た もの が ひれ で ある 。 これ は 体面 積 を 広げ 、 推進 力 を 増す 効果 が ある と 考え られる 。 この よう な ひれ は 正中 線 に 沿っ て 発達 し 、 体 周 を 取り巻き 、 特に 体 の 後半 部 に 発達 する 。 この よう な ひれ を 不 対 鰭 と いい 、 頭 索 類 ・ 無 顎 類 ・ 魚類 ･ 両生類 に 見 られる 。 魚類 で は 背びれ 、 尾びれ 、 尻 びれ が これ に 当たる 。  これ に対して 体 の 主 に 腹 面 から 左右 に 突き出し た ひれ が 魚類 に は あり 、 これ は 対 鰭 と いわ れる 。 原始 的 な もの で は 左右 に 水平 に 広がり 、 主 に 体 の 安定 に 寄与 し た と 考え られる が 、 次第に その 構造 を 複雑 化 し 、 多様 な 方法 で 使わ れる よう に なっ た 。 胸 びれ と 腹 びれ が これ に 当たる 。 これ は 無 顎 類 に は なく 、 それ 以降 に 発達 し た もの で ある 。 また 、 それら は 脊椎動物 の 陸上 進出 に際し 、 四肢 に 変化 し た 。 また それ に 並行 し て 、 陸上 で の 運動 に 寄与 し ない 不 対 鰭 は 消失 し た 。  哺乳類 、 爬虫類 、 鳥類 の ひれ は 、 すべて 二 次 的 に 形成 さ れ た もの で ある 。 たとえば クジラ や 魚 竜 の 胸 びれ や 腹 びれ 様 の 鰭 は 脚 や 翼 から 二 次 的 に 変化 し た もの で ある 。 ただし それら も 元 は 魚類 の ひれ だっ た 器官 で ある 。  頭 索 動物 の ナメクジ ウオ に は 背びれ や 尾びれ が あり 、 その 様子 は 無 顎 類 の それ に 似 て いる 。 これ は 脊椎動物 の それら と 相 同 で ある 可能 性 が ある 。  それ 以外 の 無 脊椎動物 において 、 明確 に ひれ を 持つ もの に 、 ヤムシ 類 が ある 。 体 の 側面 と 尾 に ひれ が あり 、 いずれ も 体 に対して 水平 に 左右 相称 な 形 を 取る 。 形態 的 に これ に 似る の が ヒモムシ 類 の オヨギヒモムシ で ある 。 この 両者 は 外形 が 似 て いる ため に 、 それら に 輪郭 が よく 似 て い た バージェス 生物 群 の アミスクウィア は この どちら か に 結びつけ て 理解 さ れる  こと が 多い 。  爬虫類 ･ 鳥類 ･ 哺乳類 を 含む 群 、 あるいは 両生類 以外 の 四足 動物 で は 全 生活 に 渡っ て 完全 に 陸上 生活 が 可能 な 形 で 進化 し 、 その 過程 で 四肢 を 除く 全て の ひれ を 失っ た 。 しかし 、 その 一部 は 再び 水中 や 水辺 の 環境 に 進出 し 、 その 過程 で 、 二 次 的 に ひれ の よう な 構造 を 獲得 し た 。 まず 足 指 の 間 に 水かき を 獲得 する の が よく 見 られる が 、 この 形 は 遊泳 により 適 する と 同時に 足 指 の 指 として の 使用 が 可能 な 形 で ある 。 さらに 遊泳 に のみ 適する 形 で 進化 し た もの は 指 骨 本来 の 指 の 本数 が 減少 し たり 、 また 足 全体 や 尾 など が 扁平 化 し 、 ひれ の よう な 役割 を 持つ 動物 も 存在 する 。 これら は 、 収斂 の 結果 で ある 場合 も 多い 。  扁平 化 は 左右 から の 場合 も あれ ば 腹背 方向 に なる 場合 も ある 。 爬虫類 まで は 体 を 左右 に くねら せる 運動 が 簡単 で ある ため 、 尾 は 左右 扁平 に なる の に対して 、 鳥類 ･ 哺乳類 で は 陸上 で の 四肢 による 運動 へ の 適応 から 上下 に くねら せる 運動 が 優勢 と なっ て おり 、 尾 部 は 腹背 から 扁平 に なる 例 が 多い 。  水かき を 持つ 動物  体 が 扁平 化 し た 動物アメジスト ニシキヘビ （" Morelia   amethystina "） は 、 ニシキヘビ 科 オマキニシキヘビ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 特定 動物 。  オーストラリア 北部 、 ニューギニア 島  全長 300 - 700 cm で 、 最大 で は 860 cm の 記録 が ある 。 オマキニシキヘビ 属 最大 種 。 体形 は 細長い 。 体 色 は 、 光沢 を 帯び た 褐色 で 、 模様 は 無紋 に 近い もの から 、 網目 模様 や 横 帯 模様 など 、 個体 によって 変異 が 大きい 。  頭部 は 大型 で 、 頸部 は 細い 。  森林 や 水辺 に 生息 する 。 特に 水辺 を 好む 。  食 性 は 動物 食 で 、 鳥類 や 哺乳類 を 食べる 。 繁殖 形態 は 卵生 。  ペット として 飼育 さ れる こと も あり 、 日本 に も 輸入 さ れ て いる 。  大型 種 の うえ に 非常 に 神経質 で 、 攻撃 的 で 人 に 慣れ にくい 。 その ため 動物 愛護 法 によって 特定 動物 に 指定 さ れ 、 飼育 に は 地方自治体 の 許可 が 必要 。耳 石 （ じせき ） は 、 脊椎動物 の 内耳 に ある 炭酸 カルシウム の 結晶 から なる 組織 で ある 。 いわゆる 平衡 胞 に 含ま れる 平衡 石 で あり 、 平衡 感覚 と 聴覚 に 関与 する 。 ヒト の もの は 聴砂 と も 呼ば れる 。  魚類 の もの が 有名 で 、 特に イシモチ の 名 は これ に ちなむ もの で ある 。 その 断面 は 木 の 年輪 の よう な 同心円 状 の 輪 紋 構造 が み られ 、 1 日 に 1 本 が 形成 さ れる 。 これ を 日輪 （ に ちり ん ） と 呼び 、 年齢 推定 を 日 単位 で 行う こと が できる 。  2006 年 に は 耳 石 による 年齢 推定 法 により 、 ニホンウナギ の 産卵 場所 の 特定 など に も 活用 さ れ て いる 。  剥離 し た ものの 粉 が 三半規管 に 侵入 する こと で 、 良性 発作 性 頭 位 めまい 症 の 一因 と なる 。動物 の 家畜 化 （ か ちく か ） あるいは 植物 の 栽培 化 （ さい ばい か 、 ） と は 、 動物 あるいは 植物 の 集団 が 選択 過程 を通して 、 人間 に 有益 な 特徴 を 際立た せる よう 遺伝子 レベル で 変化 さ せ られる 過程 で ある 。 この 過程 で は 動物 の 表現 型 発現 および 遺伝子 型 における 変化 が 起きる ため 、 動物 を 人間 の 存在 に 慣らす 単純 な 過程 で ある 調教 と は 異なる 。 生物 の 多様 性 に関する 条約 で は 、 「 飼育 種 又は 栽培 種 」 と は 、 「 人 が その 必要 を 満たす ため 進化 の 過程 に 影響 を 与え た 種 」 と 定義 さ れ て いる 。 したがって 、 家畜 化 ・ 栽培 化 の 決定的 な 特徴 は 人為 選択 で ある 。 人間 は 、 食品 あるいは 価値 の 高い （ 羊毛 、 綿 、 絹 など ） の 生産 や 様々 な 種類 の 労働 の 補助 （ 交通 、 保護 、 戦争 など ） 、 科学 研究 、 ペット あるいは 観賞 植物 として 単純 に 楽しむ ため など 様々 な 理由 で これら の 生物 集団 を 制御 下 に 置き 世話 を し て き た 。  家 の 中 や 周り を 美しく する こと が 主 な 目的 で 栽培 化 さ れ た 植物 は 、 通常 「 観葉 植物 」 あるいは 「 観賞 植物 」 と 呼ば れる が 、 大 規模 食料 生産 の ため に 栽培 化 さ れ た もの は 一般 的 に 「 作物 」 と 呼ば れる 。 特別 に 望ま れる 特徴 を 意図 的 に 変更 あるいは 選択 し た 栽培 植物 （ を 参照 ） と 人間 の 利益 の ため に 用い られる 植物 と を 区別 する こと は 可能 で ある が 、 野生 種 から は 本質 的 な 違い は ない 。 家 で の 交わり の ため に 家畜 化 さ れ た 動物 は 通常 「 ペット 」 と 呼ば れる が 、 食料 あるいは 労働 の ため に 家畜 化 さ れ た もの は 「 家畜 」 と 呼ば れる 。  有史 以来 人間 は 、 多く の 動物 を 自分 たち の ため に 飼育 し 、 繁殖 さ せ て き た 。 その 利用 目的 は 様々 で 、 食肉 、 乳 といった 食料 を 得る ため 、 毛皮 や 角 など の 日 用品 を 得る ため 、 役畜 として 畑 を 耕す ため 、 移動 の ため に 騎乗 する ため 、 狩り の パートナー や 愛玩 用 の ため といった もの が ある 。 人間 の 管理 下 で の 繁殖 の 過程 において 、 それら の 動物 に は 様々 な 変化 が 起き て いる 。 その 一部 は 、 より 有益 な もの を 選ん で 繁殖 さ せる うち に 、 その 特性 が 強化 さ れ た 、 いわゆる 品種 改良 の 結果 で ある 。  しかし 、 それ 以外 の 部分 に も 共通 し て み られる 変化 が 生じ て おり 、 これら の 変化 を 総じて 家畜 化 と 呼ん で いる 。  なお 、 アジア ゾウ の よう に 、 人間 によって 飼い慣らさ れ 役畜 として 使わ れ て い て も 、 繁殖 が 人間 の 管理 下 に ない もの について は 「 家畜 化 」 という 言葉 を 使わ ない 。  観賞 、 愛玩 目的 に 品種 改良 を さ れ 飼育 さ れ た 場合 は 、 愛玩 化 と 呼ば れ 、 畜産 物 や 水産物 の 生産 や 仕事 を 目的 に 品種 改良 を さ れ 飼育 さ れ た 場合 は 、 家畜 化 と 呼び 、 養殖 化 と は 愛玩 化 と 家畜 化 の 両方 を 指し て 呼ば れる こと も ある 。 ただし ニワトリ の よう に 、 家畜 化 さ れ た 当初 は 美しい 声 や 朝 一 番 に 鳴く 声 を 求め た 祭祀 用 、 および 鶏 どうし を 戦わ せる 闘鶏 用 として 家畜 化 さ れ た もの が 、 のち に 肉 や 卵 を 求める 畜産 用途 が 主 用途 と なっ た もの も 存在 する 。  進化 生物 学者 の ジャレド・ダイアモンド の 著書 『 銃 、 病原菌 、 鉄 』 に よる と 、 家畜 化 に 適し た 動物 （ 大型 哺乳類 ） の 条件 は 次 の 6 つ を 満たす もの で ある 。  家畜 化 や 動物 の 飼育 技術 の 発達 に は 長い 時間 が 掛かる ため 、 ある 時点 で 家畜 化 が 起こっ た と 言う こと は でき ない 、 動物 の 家畜 化 が はじめて 起こっ た の は 中 石器 時代 の ユーラシア 大陸 か アフリカ 大陸 の どこ か だっ た と 考え られ て いる 。 紀元前 9000 年 ごろ 、 犬 、 山羊 、 そして おそらく 羊 が 最初 に 家畜 化 さ れ た と 考え られ て いる 。  こうした 家畜 化 の ほとんど は 旧 大陸 において 行わ れ 、 新大陸 において 家畜 化 さ れ た 動物 は わずか に シチメンチョウ や ノバリケン 、 モルモット 、 リャマ 、 アルパカ 程度 に 過ぎ ず 、 特に 運輸 に 使用 できる よう な 家畜 は 南 アメリカ の リャマ 一 種 に すぎ ない 。 特に アステカ や マヤ といった メソアメリカ 文明 において は 家畜 化 は ほとんど 行わ れ ず 、 旧 大陸 から 人間 と 一緒 にわたって き た 犬 と 、 現地 で 食用 として 家畜 化 さ れ た シチメンチョウ を 除く と 家畜 は 存在 し なかっ た 。  一般 的 に 、 家畜 化 によって 、 動物 に は 以下 の よう な 変化 が 生じる 。  これら は 、 どちら か と 言え ば 人為 的 選択 による 変化 で ある 。 それ 以外 に 、 副次的 に 以下 の よう な 変異 が ある と 言わ れる 。  この よう な 現象 は 、 人間 の 保護 下 に ある こと で 、 自然 選択 の 圧力 か が かから なく なる ため に 引き起こさ れる もの と 考え られる 。 同様 の 傾向 が ヒト に も 見 られ 、 これ を 自己 家畜 化 と 言う 。  また 、 家畜 を 持っ て いる の は 人間 だけ と 思わ れ がち で ある が 、 東南アジア の アリ に は ササラダニ を 家畜 として 飼育 し 、 餌 と し て いる もの が ある 。 この ササラダニ は 、 一般 の ササラダニ と は 異なり 体 は 柔らか で 、 しかも 産卵 時 に は アリ が 卵 を くわえ て 取り出す と 言う ため 、 ここ でも しっかり 家畜 化 が 起こっ て いる と 見 られる 。  国家 など 、 支配 的 な 立場 の 人間 （ の 集団 ） の 支配 に対し 、 （ とりわけ 現 支配 者 と 異なる 自己 同一 性 や 矛盾 する 利害 関係 を 持っ た ） 支配 さ れる 側 の 人間 集団 （ 時には 個人 ） が 懐柔 さ れ 、 被 支配 状態 を 受け 容れ た 状態 について 、 批判 的 ・ 攻撃 的 な 表現 として 「 家畜 化 さ れ た 」 と 呼ぶ こと が ある 。 例えば 社畜 化 。毛 顎 動物 （ もう が くどう ぶつ 、 学名 ： Chaetognatha ） は 、 海洋 に 生息 する 肉食 性 の プランクトン から なる 動物 門 で ある 。 一部 の 種 は 底 生 。 全体 に 透明 または 半 透明 で 細長い 。 一部 は 頭 に 矢じり 形 の 不透明 な 構造 が あり 、 全身 が 矢 の 様 に 見える こと も ある ため 、 ヤムシ （ 矢 虫 、 英語 ： Arrowworm ） と 総称 さ れる 。 長 さ は 3   ミリメートル   -   12   センチメートル 程度 で ある 。 現 生 種 は 120 種 以上 あり 、 20 属 以上 に 分け られる 。 多様 性 は あまり ない が 、 世界 的 に 分布 し 個体 数 は 莫大 で ある 。  表面 は クチクラ で 覆わ れ 、 部分 的 に 着色 し て いる 種 も ある 。 頸部横 隔膜 と 尾 部 横隔膜 によって 、 体 は 頭部 ・ 胴 部 ・ 尾 部 に 分かれ て いる 。 鰭 （ 1 対 か 2 対 の 側 鰭 と 、 1 つ の 尾鰭 ） が あり 、 尾鰭 で 前進 し 、 側 鰭 で 静止 ・ 方向 転換 を 行う 。 鰭 は 、 皮膚 が 伸張 し た もの で 鰭 条 に 支え られ て いる といった 点 は 脊椎動物 に も 似 て いる が 、 生じる 位置 が 水平 方向 で ある といった 点 で 脊椎動物 と は 決定的 に 異なる 。 また 頭 の 左右 に は キチン 質 の かぎ 形 の とげ が あっ て 、 獲物 を 捕らえる の に 用いる 。 口 に は 小型 の 歯 が 1 または 2 列 あり 、 これ で 獲物 に 噛み付い て 飲み込む 。 噛み付い た 際 に 、 共生 細菌 の 産 生し た テトロドトキシン を 注入 する もの も ある 。 目 と 神経 系 が ある が 、 呼吸 器 、 循環 器 、 排出 器 は ない 。 排出 は 皮膚 を通して 行わ れる 。 雌雄 同体 で 、 卵 と 精子 を ともに 持つ 。 卵 を 水中 に 産む もの や 、 抱卵 する もの が ある 。 発光 する 種 も ある 。  毛 顎 動物 は 従来 、 おもに 原口 が 口 に なら ず 体 の 後ろ に くる など の 胚 発生 に 基づい て 後口 動物 に 入れ られ て き た 。 しかし その他 の 多く の 形質 や 分子 系統 学 から は 、 前口 動物 に 入れる の が 適切 と 考え られ て いる 。 正確 な 関係 は 不明 で ある が 、 発生 学 的 に は 線形 動物 と の 類似 点 も ある 。  化石 は 少ない が 、 カンブリア 紀 に 発生 し た と 考え られる 。 まれ に 棘 が   古生代 後期 以降 の 化石 として 見出さ れる 。 完全 な 体 の 化石 は 、 雲南 省 の 澄江 動物 群 （ カンブリア 紀 初期 ） から 報告 さ れ た の が 最古 と さ れる 。  かつて コノドント （ 現在 で は 脊椎動物 と さ れる ） の 起源 と 考え られ て い た 「 プロトコノドント 」 は 、 実際 は コノドント で なく 毛 顎 動物 だっ た 可能 性 が ある 。左右 相称 動物 （ さ ゆう そう しょうどう ぶつ 、 Bilateria ） は 、 海綿動物 と 刺 胞動物 を 除く 大 部分 の 後生 動物 から なる 動物 の 分類 群 で ある 。  大 部分 の 種類 は 、 体 が 3 つ の 胚葉 （ 内 胚葉 ・ 中 胚葉 ・ 外 胚葉 ） から なる （ 三 胚葉 性 ） 。 ほとんど の もの が 左右 相称 または ほぼ 相称 で ある 。 例外 は 棘皮動物 で 、 成体 は 放射 相称 で ある が 、 幼生 は 左右 相称 で ある 。 一部 の 原始 的 形態 の もの 、 寄生 性 など の 特殊 な もの を 除き 、 左右 相称 動物 に は 口 と 肛門 が 別 に なっ た 完全 な 消化 管 が ある 。  多く の 左右 相称 動物 に は 体内 の 空隙 、 すなわち 体腔 が ある 。 かつて は 無 体腔 動物 は 別 の 系統 と 考え られ た が 、 現在 で は 無 体腔 動物 の 主要 な 門 （ 扁形動 物 と 腹 毛 動物 ） で は 、 体腔 が 二 次 的 に なくなっ た と 考え られ て いる 。 体腔 が 初期 から 存在 し た 証拠 として は 、 知ら れ て いる 最古 の 左右 相称 動物 で ある ベルナニマルキュラ   ( Vernanimalcula )   が 空隙 の よう な 構造 を 持っ て い た らしい こと が あげ られ て いる 。  左右 相称 動物 は 、 少なくとも 2 つ の 上 門   ( superphylum )、 後口 動物 と 前口 動物 に 分け られる 。 これら の 間 に は 、 胚 発生 の しかた など 、 多く の 違い が あり 、 特に 、 最初 の 開口 部 （ 原口 ） が 前口 動物 で は 口 に 、 後口 動物 で は 肛門 に なる 。  さらに 現在 、 前口 動物 を 少なくとも 2 つ の 上 門 、 脱皮 動物 と 冠 輪 動物 に 分ける 説 が 有力 で ある 。 また 前口 動物 の もう 1 つ の 上 門   Platyzoa （ 扁形動 物上 門 ） を 認める 説 が ある が 、 これ も 冠 輪 動物 に 含める 説 も ある 。 毛 顎 動物 は 特に 分類 が 難しく 、 従来 は 後口 動物 に 入れ られ て い た が 、 現在 で は 前口 動物 に 入れる 説 が 有力 で ある 。  以下 は 、 英語 版 wikipedia から の 転載 。トキソプラズマ （ ） は 、 アピコンプレックス 門 コクシジウム 綱 に 属する 寄生 性 原生 生物 の 1 種 。 幅 2 - 3 μ m 、 長 さ 4 - 7 μ m の 半月 形 の 単細胞 生物 で 、 ヒト を 含む 幅広い 恒温動物 に 寄生 し て トキソプラズマ 症 を 引き起こす 。 通常 は 免疫 系 により 抑え込ま れる （ 不 顕 性 感染 ） ため 大きな 問題 と は なり にくい が 、 免疫 不全 の 状態 で は 重 篤 あるいは 致死 的 な 状態 と なり うる 。 特に 妊娠 初期 に 初 感染 し た 場合 、 胎児 が 重 篤 な 障害 を 負う こと が ある 。  トキソプラズマ の 生活 環 は 有性 生殖 期 と 無性 生殖 期 から なる 。 有性 生殖 は ネコ 科 の 動物 の 腸 内 で のみ 起きる が 、 無性 生殖 は ネコ 科 を 含む 幅広い 哺乳類 や 鳥類 で 行わ れる 。 したがって ネコ 科 動物 が 終 宿主 、 その他 の 動物 は 中間 宿主 で ある 。  主 な 感染 経路 は 経口 感染 で あり 、 腸管 壁 から 宿主 体内 へ 侵入 し 、 血 流 に 乗っ て 全身 の 組織 に 広がる 。  宿主 の 細胞 に 侵入 する と 寄生 体 胞   ()   を 作っ て その 内部 で 内 生 二 分裂   ()   を 行い 増殖 する 。 これ は 、 母 虫 体 の 細胞 内 に 2 つ の 娘 虫 体 が 生じ 、 それ が 母 虫 体 を 破壊 する という 特殊 な 分裂 様式 で ある 。 原虫 の 増殖 に ともない 寄生 体 胞 は 肥大 化 し て いき 、 宿主 細胞 が 耐え きれ なく なる と 破裂 し て 、 ふたたび 原虫 が 周囲 の 細胞 に 侵入 する こと を 繰り返す 。 この 時期 の 原虫 の こと を 急増 虫 体 （ タキゾイト ）   ()   と 呼ぶ 。 急増 虫 体 は 通常 は 宿主 の 免疫 系 の 作用 によって 排除 さ れ て いく が 、 免疫 系 の 作用 が 及び にくい 筋肉 や 脳 で は シスト   ( cyst )   を 作っ て その 中 で 緩やか に 増殖 を 続ける 。 シスト 中 の 原虫 を 緩 増 虫 体 （ ブラディゾイト ）   ( bradyzoite )   と 呼ぶ 。 以上 が 無性 生殖 期 で あり 、 アピコンプレックス 門 一般 で 言う メロゴニー に 相当 する 。  一方 、 終 宿主 に 初 感染 し た 場合 に は 、 腸 の 粘膜 上皮 細胞 の 中 で 有性 生殖 （ ガメトゴニー ） を 行う 。 上皮 細胞 に 侵入 し た 原虫 は 雌雄 どちら か の 生殖 母体 と なり 、 配偶 体 を 生じる 。 雌雄 の 配偶 体 が 受精 する と 、 オーシスト   ()   を 生じ て その 中 で スポロゴニー が 始まる 。 オーシスト は 12 × 10 μ m の 大き さ で 、 未 成熟 な まま で 糞便 内 に 排出 さ れる 。 外界 で 2 個 の スポロシスト   ()   が でき 、 成熟 する と その 中 に それぞれ 4 個 計 8 個 の スポロゾイト （ 、 種 虫 ） が 無 性的 に 生じる 。 オーシスト の 排出 は 数 週間 で おさまる 。 排出 さ れ た オーシスト は 生体 外 の 環境 で 1 年 は 生存 する こと が 確認 さ れ て いる 。  トキソプラズマ は 生活 環 を通じて 感染 能 を もっ て いる 。 緩 増 虫 体 や スポロゾイト は シスト や オーシスト に 包ま れ て いる ため 消化 液 に 抵抗 性 が あり 、 経口 感染 し て 腸管 壁 に 侵入 する 。 また 血 流 中 の 急増 虫 体 は 、 胎盤 を 経由 し て 胎児 に 移行 する こと が ある 。 環境 中 に 急増 虫 体 が ある こと は 稀 で あり 、 また 消化 液 に 弱い ため 経口 感染 する こと は 少ない が 、 それでも 実験 条件下 など で 眼 や 鼻 の 粘膜 や 外傷 から 感染 する こと が ある 。  1908 年 に 発見 さ れ 、 翌年 に と 命名 さ れ て 以来 約 60 年間 、 胞子 虫 綱 の 所属 不明 と さ れ て い た が 、 1965 年 から 1970 年 にかけて 生活 環 が 明らか に なり 、 コクシジウム 類 で ある こと が 確定 し た 。 アイメリア 亜 目 トキソプラズマ 科 を 置く 、 あるいは アイメリア 亜 目 住 肉 胞子 虫 科 に トキソプラズマ 亜 科 を 置く 場合 が ある 。  ノーマン ・ D ・ レヴィン   は 、 トキソプラズマ 属   に は 7 種 が ある と し て いる が 、   以外 は 爬虫類 や 両生類 から 見出さ れ た もの が 多く 、 その後 詳しい 研究 は さ れ て い ない 。 通常 は   のみ が 認め られ て いる 。  トキソプラズマ 科 （ トキソプラズマ 亜 科 ） に は 、 ネコ 科 を 終 宿主 と する ハモンディア と ベスノイチア 、 イヌ 科 を 終 宿主 と する   と ネオスポラ など が 知ら れ て いる 。 この うち ネコ 科 を 終 宿主 と する ハモンディア は 、 トキソプラズマ と 極めて 近 縁 で ある 。  1908 年 に アトラスグンディ   の 寄生虫 として 発見 さ れ 、 当初 は   と 命名 さ れ 、 翌年 に   と 新 属 が 与え られ た 。 日本 で は 陸軍 軍医 峰 直次郎 が 福岡 で 捕らえ た モグラ の 肝臓 から 見出し 、 1910 年 に によって （ の シノニム ） と 命名 さ れ た の が 初めて で ある 。肢 帯   ( limb   girdle )   と は 、 脊椎動物 の 体 幹 中 に あり 四肢 の 基部 と なる 骨格 組織 で ある 。 肩 帯 と 腰帯 の 2 つ が ある 。  前肢 の 基部 と なる 肢 帯 を 肩 帯 、 後肢 の 基部 と なる 肢 帯 を 腰帯 と 呼ぶ 。 前肢 と 後肢 は 魚類 の 対 鰭 （ 胸 鰭 ・ 腹 鰭 ） に 由来 し て おり 古く は 7 対 の 対 鰭 を もつ 魚類 も 存在 し た が 、 肩 帯 ・ 腰帯 以外 の 肢 帯 を 持つ 脊椎動物 は 未だ 知ら れ て い ない 。 四肢 本体 （ 自由 肢 ） と は 本来 別 の 物 で ある が 、 文脈 上 自由 肢 も 含め て 言及 さ れ て いる こと が ある 。  その 主 な 機能 は 以下 の ２ 点 で ある 。  前肢 の 基部 と なる 。 構成 骨 は 肩 甲骨 ・ 前 烏口 骨 ・ 烏口 骨 ・ 鎖骨 ・ 上 鎖骨 ・ 間 鎖骨 など で ある 。 腰帯 に 比べ て 構成 骨 も 多く 、 歴史 も 古い 。 詳しく は 肩 帯 を 参照 の こと 。  後肢 の 基部 と なる 。 構成 骨 は 腸 骨 ・ 恥骨 ・ 坐骨 が 基本 と なる 。 この 三種 の 構成 骨 は 腰帯 形成 以来 ほとんど 変化 が ない 。 詳しく は 腰帯 を 参照 の こと 。  自由 肢 において は 上腕 骨 と 大腿 骨 、 橈骨 と 脛骨 、 尺 骨 と 腓骨 の よう に 前肢 と 後肢 それぞれ の 構成 骨格 が かなり の 確証 を 持っ て 対応 さ せ られ て いる こと から 、 肢 帯 における 構成 骨格 も 肩 帯 と 腰帯 で 対応 さ せ られる こと が ある 。  例えば 、 背 側 に ある 構成 要素 （ 腰帯 で は 腸 骨 ） ・ 腹 側 で 関節 窩 の 前方 に ある 構成 要素 （ 同じく 恥骨 ） ・ 腹 側 で 関節 窩 の 後方 に ある 構成 要素 （ 同じく 坐骨 ） に 肩 帯 を 対応 さ せ 、 【 腸 骨 / 恥骨 / 坐骨 】 と 【 肩 甲骨 / 前 烏口 骨 / 烏口 骨 】 、 または 【 肩 甲骨 / 鎖骨 / 前 烏口 骨 】 が 対応 する と さ れる 。  しかし 、 腰帯 の 構成 骨 が その 進化 を通じて ほぼ 三種 だけ で ある こと ・ 腰帯 の 構成 骨 は 全て 内 骨格 性 骨格 で ある こと に対し 、 肩 帯 の 構成 骨 は 進化 の 中 で 現れ たり 消え たり 多種 に わたる 上 に 内 骨格 性 骨格 だけ で なく 皮 骨 性 骨格 も 含む こと から 、 どれ が どれ に 対応 する か は 人 によって 意見 が 異なり 、 真に 対応 が 見 られる の か について も 疑問 が 持た れ て いる 。 例 に 挙げ た 対応 で は 、 前者 は 烏口 骨 は 肩 帯 進化 の 中 で かなり 後半 に なっ て から 現れ た 構成 骨 で ある こと 、 後者 は 恥骨 は 内 骨格 性 骨格 で ある のに 鎖骨 は 皮 骨 性 骨格 で ある こと 、 など の 問題 が ある 。 最近 で は あまり 肢 帯 の 構成 骨 における 前後 の 対応 や 相 同性 について は 言及 さ れ ない こと が 多い 。肩 帯 （ けんたい 、 、 ） は 、 脊椎動物 の 前肢 の 基部 と なる 肢 帯 で ある 。 胸 帯   ( pectoral   girdle   /   cingulum   pectorale )、 前肢 帯   ( fore   limb   girdle )、 上肢 帯   ( upper   limb   girdle )   と も 呼ば れる 。  肩 帯 を 構成 する 骨 は 以下 の 通り で ある 。 ここ で 挙げ た 骨 は 特定 の 動物 群 に しか 現れ ない 物 や 、 進化 の 過程 で 消滅 し たり する 物 が 含ま れ て おり 、 これら 全て を 同時に 持つ 脊椎動物 は い ない 。 間 鎖骨 以外 は 左右 対 で ある 。  この うち 肩 甲骨 ・ 上 肩 甲骨 ・ 前 烏口 骨 ・ 烏口 骨 は 内 骨格 性 骨格 で あり 、 上 鎖骨 ・ 上上 鎖骨 ・ 鎖骨 ・ 間 鎖骨 は 皮 骨 性 骨格 で ある 。 魚類 に は ここ で 挙げ た 以外 の 皮 骨 を 肩 帯 成分 として 持つ こと が ある 。 腰帯 が 内 骨格 性 骨格 のみ から なる の に対し 、 肩 帯 は 皮 骨 性 骨格 を 含み 、 かつ その 初期 に は 皮 骨 性 骨格 が 優勢 で あっ た こと が 特徴 で ある 。 しかし 進化 の どの 段階 において も 自由 肢 と の 関節 は 内 骨格 性 骨格 が 司る 。  また 、 前 烏口 骨 と 烏口 骨 は 研究 者 によって は 双方 とも 烏口 骨 で あり 、 烏口 骨 要素 の 前部 と 後部   ( anterior   coracoid   /   posterior   coracoid )   と 解釈 さ れ て いる こと も ある 。 哺乳類 が 持つ 烏口 骨 （ 烏口 突起 ） と 相 同 な の は その 場合 の 後半 部 で ある ので 、 ここ で は 前半 部 を 前 烏口 骨 と 呼ぶ 系 を 採用 し て いる が 、 狭義 の 烏口 骨 を 持た ない 鳥類 ・ 爬虫類 など において も 、 ここ で いう 前 烏口 骨 を 指し て 烏口 骨 で ある と し て いる 文献 も ある ので 混同 し ない よう に 注意 が 必要 で ある 。 魚類 と 初期 の 両生類 で は 肩 甲骨 と 烏口 骨 （ 前 烏口 骨 ） に 相当 する 骨 は 肩 甲 烏口 骨   ( scapulocoracoid )   という 単一 の 骨 を なし て いる 。 ただし この 単一 骨 は 肩 甲骨 のみ と 相 同 で あり 、 魚類 において 肩 甲 烏口 骨 と 呼ば れ て いる の は その 機能 から の 命名 で しか ない という 考え も ある 。 その 場合 、 原始 両生類 が もっ て いる の は 肩 甲骨 で あり 烏口 骨 は まだ 現れ て い ない と さ れる 。 また 、 後 に 肩 甲骨 と 烏口 骨 （ 前 烏口 骨 ） が 二 次 的 に 融合 し た 場合 に も 肩 甲 烏口 骨 という 語 が 使用 さ れる 場合 が ある が 、 哺乳類 の 場合 （ 烏口 骨 が 烏口 突起 と なっ て 肩 甲骨 の 一部 と なっ て いる ） は 単に 肩 甲骨 と 呼び 、 肩 甲 烏口 骨 と は 呼ば れ ない の が 普通 で ある 。  肢 帯 の 主 な 役割 は 四肢 と 体 幹 と を 結びつける こと に あり 、 腰帯 の 腸 骨 は 進化 の 早い 段階 で 仙 部 肋骨 を 介し て 脊椎 と 固着 し て いる 。 しかし 肩 帯 の 場合 、 腸 骨 と 同じく 背部 要素 で ある 肩 甲骨 が 体 幹 骨格 と の 関節 面 を 形成 する 例 は 少ない 。  陸上 を 移動 する という 機能 において 前肢 と 後肢 は ほぼ 同時に 進化 し た が 、 その 基部 と なる 肢 帯 において は 腰帯 が まだ ほとんど 形 を 成し て い ない 頃 既に 肩 帯 は その後 の 構成 骨 が 判る 状態 に まで 進化 し て い た 。 上 に 例示 し た 構成 骨 の 登場 と 退場 順 は 、 上上 鎖骨 は 魚類 から 両生類 に なる 際 に 消失 し 、 両生類 段階 で 前 烏口 骨 と 間 鎖骨 が 現れ 、 爬虫類 段階 で 上 鎖骨 が 消失 する と共に 烏口 骨 が 現れ て いる 。 もう 一方 の 肢 帯 で ある 腰帯 が 進化 の 過程 の 中 で 基本 的 に その 構成 骨 を 減じ て い ない の に対し 、 肩 帯 で は 発達 し た 肩 帯 を 持ち ながら も その 構成 骨 が 肩 甲骨 一 種 だけ と なっ た 動物 群 も 多い 。  軟骨 魚類 は 硬骨 成分 が 退化 し て いる ので 皮 骨 成分 は 全て 消失 し て おり 、 肩 帯 は 内 骨格 性 骨格 に 由来 する 左右 が 腹 側 で 融合 し た U 字 型 の 軟骨 から なる 。  四肢 動物 の 肩 帯 と 直接 の 関係 が ある の は 硬骨魚 類 の 肩 帯 で ある 。 硬骨魚 類 の 肩 帯 は 、 鰓 裂 の 後 縁 に 沿っ て 後頭部 から 下方 に 伸びる 皮 骨 の 帯 と 、 それ に 内側 から 接続 する 内 骨格 性 骨格 の 肩 甲 烏口 骨 から なる 。 皮 骨 性 骨格 は 下 から 鎖骨 ・ 上 鎖骨 から 四肢 動物 に は 無い 上上 鎖骨 を 経 て 、 頭蓋 の 後 側 頭骨   ( posttemporal )   に 接続 する 。 すなわち 肩 帯 の 皮 骨 成分 は 、 皮 骨 性 頭蓋骨 後 縁 部 が 分離 し た 物 と とらえ て も あながち 間違い で は ない 。 他 の 肩 帯 成分 として 、 後 上 鎖骨   ( postcleithrum )、 anocleithrum 、 extracleithrum   など を 持つ 場合 が ある が 、 上上 鎖骨 と 同じく それら は 四肢 動物 に は 存在 し ない 。  魚類 から 両生類 へ の 進化 で 肩 帯 に 起こっ た 最も 重要 な こと は 、 上上 鎖骨 が 消失 し た こと により 、 肩 帯 が 完全 に 頭蓋 から 切り離さ れ た こと で ある 。 これ により 、 前肢 は 自由 度 が 増し 、 さらに " 頚部 " が 生まれる 要因 に も なっ た 。  初期 の 化石 両生類 で は 魚類 が もっ て い た 多く の 皮 骨 性 肩 帯 が 消失 し 、 内 骨格 性 肩 帯 が 主要 な 成分 と なっ て くる 。 残存 し た 皮 骨 性 骨格 で ある 上 鎖骨 ・ 鎖骨 は 肩 甲 烏口 骨 の 前 縁 を 桿状 に 縁 取る だけ で ある が 、 左右 鎖骨 の 間 に は 新しい 皮 骨 性 肩 帯 成分 で ある 間 鎖骨 が 登場 する 。 イクチオステガ など で は 内 骨格 性 肩 帯 成分 は 肩 甲 烏口 骨 だけ で ある が 、 しばらく し て 化 骨 中心 が 2 つ に なり 、 それぞれ 肩 甲骨 と 前 烏口 骨 と なる 。  現 生 の 両生類 で は 発達 し た 肩 帯 を 持つ の は 無 尾 目 のみ で ある 。 無 尾 目 の 肩 帯 は 、 上 肩 甲骨 ・ 肩 甲骨 ・ 前 烏口 骨 ・ 上 鎖骨 ・ 鎖骨 から なる 。 上 肩 甲骨 は かなり の 部分 が 軟骨 で あり 化 骨 の 程度 は種 によって 様々 で ある 。 有尾 目 の 肩 帯 は 化 骨 の 度合い が 低く 、 肩 甲骨 以外 すべて 軟骨 と なっ て いる 。 無 足 目 の 仲間 は 肩 帯 が 退化 消失 し て いる 。 全て の 有尾 目 と 一部 の 無 尾 目 で は 、 肩 帯 が 腹 側 で 接する 部分 で 着物 の 襟 の よう に 左右 が 重なり合う 。 アズマヒキガエル の 例 で は 左 が 背 側 に なる 傾向 が 強い が 、 この 傾向 は種 によって 差 が ある 。  爬虫類 に なる と 、 前 烏口 骨 の 後方 に 新た な 化 骨 中心 が 現れ 、 それ が 烏口 骨 と なっ た 。 さらに ほとんど の 進化 系列 で 上 鎖骨 は 退化 傾向 を 示し 、 最終 的 に 消失 する 。 主 竜 類 の 系統 が 内 骨格 性 肩 帯 として 肩 甲骨 と 前 烏口 骨 が 基本 と なる の に対し 、 単 弓 類 の 系統 で は 前 烏口 骨 が 退化 し て いき 、 肩 甲骨 と 烏口 骨 が 内 骨格 性 肩 帯 の 主要 な 構成 要素 と なっ て いく 。  現 生 の 爬虫類 で いう と 、 肩 甲骨 ・ 前 烏口 骨 ・ 鎖骨 ・ 間 鎖骨 が 肩 帯 の 基本 的 な 構成 骨 で ある 。 ただし 、 主 竜 類 は 鎖骨 も 退化 の 傾向 を 示す ので 、 ワニ 類 に は 鎖骨 は ない 。 また 、 ヘビ 類 の 肩 帯 は 完全 に 消失 し て いる 。 さらに 、 カメ 類 の 鎖骨 ・ 間 鎖骨 は 腹 甲 を 形成 する 前 骨 板 ・ 内 骨 板 と 癒合 し て おり 、 一説 に よる と 背 甲 の 前端 に ある 頂 骨 板 は 上上 鎖骨 に 由来 する と も 言わ れ て いる 。  爬虫類 だけ で なく 全て の 脊椎動物 の 中 で 最も 特異 な 肢 帯 を もっ て いる の は カメ 類 で ある 。 通常 の 脊椎動物 の 肩 帯 が 肋骨 の 外側 に ある の に対し 、 カメ 類 の 肩 帯 は 肋骨 の 内側 に ある 。 この よう な 配置 を 持つ 動物 は 他 に は 存在 し ない 。 発生 初期 に は 他 の 生物 と 同様 肋骨 の 外側 に ある 肩 甲骨 と 前 烏口 骨 は 、 発生 途中 で 最前 部 の 肋骨 の 前方 を 迂回 し て 胸郭 の 内側 に 移動 する 。  基本 的 な 構成 は 、 爬虫類 の 主 竜 類 と 同じ で ある 。 ただし 左右 の 鎖骨 （ と おそらく 間 鎖骨 も ） は 癒合 し て V 字 または Y 字形 と なっ て おり 、 叉 骨   ( furcula )   または 暢 思骨   ( wishbone )   という 名 で 呼ば れる こと が ある 。 肩 甲骨 は 薄く 細長く なっ て 伸張 し 、 脊椎 と おおむね 平行 に なっ て いる 。 前 烏口 骨 も 棒状 に 伸張 する が 、 肩 甲骨 と は 異なり 強く 頑丈 に なっ て いる 。 これ は 巨大 な 胸骨 に 起 始 し 上腕 骨 に 至る 強大 な 飛翔 筋 が 収縮 する 際 の 荷重 に 耐える ため で ある と 考え られ て いる 。 同様 に 飛翔 筋 が 発達 し て いる 爬虫類 の 翼 竜 で も やはり 前 烏口 骨 が 発達 し て 胸郭 を 保持 し て いる が 、 同じく 飛翔 動物 で ある 哺乳類 の 翼 手 目 で は 胸郭 が つぶれ ない よう に する 役割 は 大型 化 し た 鎖骨 が 担っ て いる 。  上述 の よう に 主 竜 類 に は 鎖骨 が 退化 する 傾向 が あり 、 鳥類 が この よう に 明か な 鎖骨 を 持つ こと は 、 鎖骨 が 退化 消失 し た と 考え られ て い た 獣 脚 類 が 鳥類 の 祖先 で ある という 説 に対する 反論 の 重要 な 部分 を 指し て い た 。 その後 、 獣 脚 類 において も 鎖骨 が 消失 し て い ない 物 が 発見 さ れ た こと から 、 鳥類 の 獣 脚 類 祖先 説 が 一気に 多く の 支持 を 勝ち取っ て いっ た 。  単 弓 類 の 盤 竜 類 段階 で 持っ て い た 肩 帯 構成 骨 は 、 肩 甲骨 ・ 前 烏口 骨 ・ 烏口 骨 ・ 上 鎖骨 ・ 鎖骨 ・ 間 鎖骨 の 6 種 で あっ た 。 しかし 、 そこ から 獣 弓 類 を 経 て 哺乳類 に 進化 し た 際 に 失っ た 骨 は 上 鎖骨 のみ で ある 。 単 孔 類 の カモノハシ は 肩 甲骨 ・ 前 烏口 骨 ・ 烏口 骨 ・ 鎖骨 ・ 間 鎖骨 の 5 種 の 骨 から なる 肩 帯 を 保持 し て いる 。 現在 の ヒト を 含む 真 獣類 が 持っ て いる 肩 帯 構成 骨 は 肩 甲骨 ・ 鎖骨 の 2 種 に まで 減少 し て おり 、 単 孔 類 の 肩 帯 が 原始 的 で ある という 言わ れ 方 を する の は その ため で ある 。  その後 の 進化 の 中 で 、 間 鎖骨 と 前 烏口 骨 は 消失 し 、 烏口 骨 は 肩 甲骨 と 癒合 し て 烏口 突起   ( coracoid   process )   と 呼ば れる 部位 に なっ た 。 烏口 突起 と は ヒト で は その 名 の 通り 鳥 の くちばし の よう に 鍵 形 に 曲がっ た 突起 で あり 、 むしろ 烏口 骨 という 名称 が 烏口 突起 に 由来 し て いる 。 それ と ほぼ 時 を 同じく し て 、 それ まで の 肩 甲骨 の 前 縁 から 更に 前方 に 筋 の 付着 面 が 形成 さ れ 、 その 新しい 付着 面 を 棘 上 窩 、 それ まで 前 縁 だっ た 部分 を 肩 甲 棘 、 それ まで の 筋 付着 面 を 棘 下 窩 と 呼ぶ よう に なっ た 。 最終 的 に は 、 真 獣類 の 肩 帯 の 内 骨格 性 成分 は 肩 甲骨 のみ と なっ て いる 。 一方 、 皮 骨 性 骨格 成分 として 最後 に 残っ た の は 鎖骨 で ある 。 鎖骨 は 上腕 を 様々 な 方向 に 回転 さ せる 樹 上 性 の 動物 で は よく 発達 し て いる が 、 有 蹄 類 ・ 食肉 類 など を 始め と し た 多く の 群 で 消失 し て いる 。 これ は 、 走行 ・ 跳躍 など 前肢 の 前後 へ の 運動 が 主 と なる 場合 に は 、 肩 甲骨 遠 位 部 の 自由 度 を 大きく し て おい た 方 が よい ため で あろ う と 解釈 さ れ て いる 。腰帯 （ よう たい 、 、 ） は 、 脊椎動物 の 後肢 の 基部 と なる 肢 帯 で ある 。 後肢 帯   ()、 下肢 帯   ()   、 骨盤 帯 と も 呼ば れる 。  腰帯 は 基本 的 に 以下 の 3 種 の 骨 から 形成 さ れる 。 これら は 全て 内 骨格 性 骨格 で ある 。  この 三 者 が 癒合 し た もの を 寛 骨 と 呼ぶ こと も あり 、 骨盤 と 同じ もの と 考え て おおよそ 間違い は ない 。 肩 帯 は その 構成 する 骨 の 多様 性 が 大きく 、 群 によって かなり 異なる 事 が 多い の に対し 、 腰帯 は その 進化 上 の 始まり から 、 どの 動物 群 において も この 3 種 の 骨 で 形成 さ れ て いる こと に ほとんど 変化 が ない 。 肩 帯 の よう な 構成 骨 数 の 増減 も まれ で 、 地中 生活 ・ 水中 生活 など に 対応 し て 腰帯 自体 が 退化 し て いる 動物 を 除く と 、 ほぼ 全て の 動物 に この 3 種 の 骨 が 揃っ て いる 。 ただし 一部 の 動物 で 、 恥骨 の 前方 に 前 恥骨   ( prepubis )   と 呼ば れる 骨 要素 が 現れる こと が ある 。  腸 骨 は 腰帯 の 背部 を しめる 要素 で あり 、 恥骨 は 腰帯 の 腹 側 前方 、 坐骨 は 腰帯 の 腹 側 後方 を しめ 、 三 者 の 交点 に 寛 骨 臼 （ 大腿 骨 の 関節 窩 ） が 位置 する の が 通常 で ある 。 腸 骨 は 仙 部 肋骨 を 介し て 椎骨 と 結合 する 。 大腿 骨 から 関節 窩 を 経 て 腰帯 に 伝え られ た 荷重 は 腸 骨 ・ 椎骨 間 の 結合 によって 体 幹 に 伝わる 。 腰帯 の 腹 側 で は 左右 の 恥骨 ・ 坐骨 が 結合 し て 、 全体 として 腰帯 は 環状 に なっ て いる こと が 多い 。 環状 に なっ て いる 場合 、 消化 系 ・ 泌尿生 殖系 は この 環 を 通っ て 後方 に 開口 する 。 哺乳類 の 陰茎 の よう に 、 かなり 前方 に 開口 し て いる よう に 見える 場合 でも 、 実際 の 尿 管 ・ 生殖 管 は 後方 の 骨盤 開口 部 から 前方 に 大きく 迂回 し て いる 。  同じ 肢 帯 で ある 肩 帯 に 比し て 腰帯 の 進化 は 遅かっ た 。 しかし 、 四肢 動物 において 一旦 基本 構成 が 確立 する と 、 骨盤 全体 の 形状 として の 変異 は 大きい ものの 、 その後 の 変化 は 肩 帯 と 比べ て 少ない 。  肩 帯 と 異なり 、 腰帯 は 魚類 段階 で は ほとんど 発達 し て い ない 。 基本 的 に は 腹 鰭 の 基部 と なる 対 を 成す 小骨 で あり 、 現 生 の 軟骨 魚類 で は 左右 が 癒合 し て 単一 骨 に なっ て いる 。 腰帯 が 左右 の 細長い 小骨 から なる という 状態 は 、 総 鰭 類 において も 変化 は なかっ た 。 エウステノプテロン など で は 現在 の 自由 肢 を 構成 する 骨 と 相 同 な 骨 が 胸 鰭 ・ 腹 鰭 ともに その 中 に 既に 確認 でき 、 肩 帯 も その後 の 四肢 動物 の 肩 帯 の 構成 骨 と 対応 する 骨 を 見て取れる が 、 腰帯 は いまだ ただ の 小骨 で しか ない 。  魚類 段階 で は ただ 腹 鰭 の 支持 基部 で あれ ば 良かっ た 腰帯 で ある が 、 両生類 として 四肢 を 持ち 陸上 に 進出 する にあたって 、 四肢 から 伝わる 荷重 を 体 幹 に 伝達 し て 体重 を 支える 役目 を 負う こと に なっ た 。  その ため 、 腰帯 は 背 則 に 突起 を のばし 、 椎骨 の 一つ と 肋骨 を 介し て 結合 し た 。 これ 以降 この 腸 骨 と 結合 し た 椎骨 を 仙 椎 と 呼び 、 その 後方 の 椎骨 が 尾 椎 、 その 前方 が 胸 胴 椎 と なる 。 いわば 腰帯 の 形成 によって 初めて " 尾 " と " 胴体 " が 区別 さ れ た の で ある 。 おそらく これ と ほぼ 同時に 一 個 だっ た 腰帯 の 構成 骨 が 三 個 に なっ た と 思わ れる 。 最古 の 四肢 動物 の 一つ と 目 さ れる イクチオステガ の 段階 で も 既に 四肢 動物 として 完成 し た 腰帯 を 見る こと が 出来る 。  この とき 完成 し た 腰帯 の 基本形 は 、 横 から 見る と 三角形 を なし て おり （ 冒頭 の エリオプス の 腰帯 写真 参照 ） 、 背部 を 腸 骨 が 、 前 下方 を 恥骨 が 、 後 下方 を 坐骨 が 占め て いる 。 これ は 後 に 爬虫類 と なっ て も その 基本形 は だいたい 同じ だっ た 。  しかしながら 、 現 生 両生類 の 腰帯 は その 基本形 から 離れ て おり 、 特に 無 尾 目 の 腰帯 は かなり 特殊 化 を 遂げ て いる 。 無 尾 目 は 跳躍 に 適応 し 脊柱 が 短く なっ て おり 、 その 代わり に 腸 骨 は 前後 に 長く 伸張 し 、 前端 で 仙 椎 と 、 後端 で 恥骨 ・ 坐骨 と 癒合 する 。 腸 骨 の 後端 、 恥骨 、 坐骨 で 形成 さ れる 寛 骨 臼 部分 は 、 左右 に 扁平 な 円盤 を 成し て いる 。 現 生 の 無 尾 目 ・ 有尾 目 とも に 恥骨 は 軟骨 で あり 骨 化 し ない 。  原始 的 な 爬虫類 の 腰帯 は 前述 の 通り 両生類 の もの と 大きく 変わら ない 。 しかし その後 、 腸 骨 が 広く なっ て 筋肉 の 付着 面 を 増やす と共に 、 腸 骨 と 結合 する 仙 椎 の 数 が 二 個 以上 に 増加 し て いる 。 また その後 、 恥骨 と 坐骨 の 間 に 間隙 が 形成 さ れ 、 先端 部 で 恥骨 と 坐骨 が 分離 する こと が 多く なる 。  恐竜 類 など で は 寛 骨 臼 の 底 に 穴 が 開き 、 左右 が 貫通 し て いる 。 さらに 腸 骨 が 前後 に 更に 伸張 し 、 脊椎 と の 接合 面 と 後肢 を 動かす 強大 な 筋肉 の 付着 面 の 増加 に 役立っ て いる 。  一方 、 単 弓 類 の 獣 弓 類 で は 、 恥骨 ・ 坐骨 部 に あっ た 体 肢 の 筋肉 を 支配 する 神経 が 通る 穴 で ある 閉鎖 管 孔 が 拡大 し 、 恥骨 と 坐骨 の 間 に 窓 を 形成 し 始め て いる 。 これ は 哺乳類 における 閉鎖 孔 と 相 同 の 孔 だ と 考え られ て いる 。  恐竜 と 同じく 主 竜 類 で ある 翼 竜 類 は 、 他 の 爬虫類 に は ない 前 恥骨 を 持つ こと で 特筆 さ れる 。 翼 竜 の 前 恥骨 は 形状 は種 によって 様々 だ が 、 嘴 口 竜 亜 目 の 前 恥骨 は 細長い 桿状 で 、 翼 指 竜 亜 目 の 前 恥骨 は 扇 の よう に 先端 が 広がっ た 物 を 持っ て いる 。 その 役割 は よく わかっ て い ない が 、 腹腔 の 保持 に 役立っ て い た の で は ない か と 考え られ て いる 。  鳥類 の 腰帯 は その 祖先 で ある 獣 脚 類 の 特徴 を 受け継い で おり 、 寛 骨 臼 が 貫通 し て いる 。 腸 骨 は 獣 脚 類 より も 更に 前後 に 伸張 し 、 腸 骨 ・ 恥骨 ・ 坐骨 の 縫合 線 も ほとんど 確認 でき ない ほど 各 要素 は 癒合 し て いる 。  左右 の 恥骨 と 坐骨 は ダチョウ の 恥骨 先端 と レア の 坐骨 先端 以外 の 全て の 現 生 鳥類 で 大きく 離れ て おり 、 他 の 動物 の よう に 腰帯 が 環 を 形成 し て は い ない 。 これ は 、 比較的 大型 で かつ 卵殻 が 石灰 質 で 柔らかく ない 鳥類 の 卵 の 産卵 の ため だ と 一般 的 に は 考え られ て いる 。  腰帯 の 腹 側 の 結合 は 無くなっ た が 、 伸張 し た 腸 骨 が 多く の 椎骨 と 癒合 する こと で 全体 的 な 強度 は 低下 し て い ない 。 腸 骨 と 結合 する 仙 椎 は 20 個 を 超える 場合 が あり 、 脊椎動物 の 中 でも 最多 で ある 。  単 弓 類 から 哺乳類 に 進化 する 当たっ て 、 元来 背 則 に あっ た 腸 骨 が 前方 に 伸び 、 恥骨 は 下方 に 、 坐骨 は 後方 に 移動 し 、 全体 として 前後 に 細長く なっ た 。 通常 、 恥骨 と 坐骨 は 一旦 前後 に 分かれ た 後 、 先端 部 で 再度 結合 する 。 それ により 恥骨 と 坐骨 の 間 に 開口 し て いる 孔 は 閉鎖 孔 と 呼ば れる 。 左右 の 腰帯 要素 の 腹 側 の 結合 は 恥骨 で 行わ れ 、 これ を 恥骨 結合 と 呼ぶ 。 骨盤 開口 部 は 、 胎生 という 生殖 様式 に 応じ て メス の 方 が 大きく なっ て いる こと が ある 。  単 孔 類 と 有 袋 類 に は 前 恥骨 が 存在 する 。 他 に この 前 恥骨 を 持つ の は 前述 の 翼 竜 類 だ が 、 哺乳類 の 先祖 の 単 弓 類 に も 翼 竜 の 先祖 の 主 竜 類 に も この 骨 は 存在 し ない こと から 、 お互い 独立 に 獲得 し た 物 と 考え られる 。 その 機能 が 明確 で ない こと は 翼 竜 類 と 同様 だ が 、 哺乳類 が 持つ 前 恥骨 は 体腔 や 育児 嚢 の 保持 に 役立っ て いる の で は ない か と も 推測 さ れ て いる ため 、 袋 骨   ( marsupial   bone )   と 呼ば れる こと が ある 。 ただし 、 この 袋 骨 は メス だけ で なく 育児 嚢 を 持た ない オス も 持つ ので 、 その 名称 から 誤解 し ない よう に 注意 が 必要 で ある 。  哺乳類 の 特徴 で ある 前後 に 伸び た 腸 骨 は 、 ヒト において は 二 次 的 に 再度 短縮 し て おり 、 内臓 を 下 から 保持 する バスケット に たとえ られる 形状 に 変化 し て いる 。 これ は 直立 二 足 歩行 に 関連 し て 適応 し た もの と 考え られ て おり 、 大腿 骨 の 形状 と 合わせ て 人類 の 祖先 化石 が 発見 さ れ た 際 に 直立 二 足 歩行 でき た か どう か を 判断 する 指標 に も なっ て いる 。スワン   ( swan )   は 英語 で 白鳥 を 意味 する 。飼育 （ し いく 、 breeding ） と は 、  一般 に は 家畜 、 ペット など を 育てる こと を 言う 。  飼育 を 行う 目的 は 様々 で ある 。 家畜 を 飼育 する の は 乳 ・ 肉 ・ 毛 ・ 皮 ・ 羽 ・ 吐糸 など を 得 たり 、 狩猟 補助 、 通信 、 害虫 ・ 害 獣 駆除 、 障碍 者 の 生活 補助 、 家 や 施設 の 番 など の 用務 に 就か せる ため で ある 。 ペット の 場合 は 生活 の パートナー 、 「 癒し 」 を 得る ため 、 あるいは 鑑賞 対象 で ある 。 希少 種 （ たとえば トキ や コウノトリ など ） を 保護 施設 等 で 繁殖 ・ 育成 し て 野 に 放ち 、 種 の 存続 を 図る 場合 も ある 。  栽培 や 培養 と 大きく 異なる 点 は 、 飼育 対象 が 移動 能力 を 持つ ため 、 まず 逃亡 を 妨げる 方法 が 必要 で ある 点 で ある 。 水生 動物 で あれ ば 水 を 入れ た 容器 が その 役 を はたす が 、 それでも 自殺 的 逃避 を 避ける ため に 蓋 が 必要 で ある 。 陸生 動物 で は 囲い や 篭 で 囲い 込む か 、 紐 や 鎖 で 繋ぐ 必要 が ある 。 鳥類 で は 、 羽 の 一部 を 切除 する など し て 飛翔 能力 を 制限 し たり 篭 で 囲い 込む 方法 を とる 。  例外 として 、 幼少 時 から 育て 親 として 愛情 を もっ て 育成 し た 場合 、 大脳 の 発達 し た 哺乳類 は もちろん 、 脳 の 発達 が それほど で も ない 鳥類 や 爬虫類 （ 「 手 乗り 文鳥 」 や 「 手 乗り ヘビ 」 の 類 ） に 至る まで 、 飼い主 や その 育成 環境 に 順応 し て 、 いわゆる 「 放し飼い 」 に し て も 逃亡 する こと なく その 飼育 環境 に とどまり 、 人間 に対して 警戒 せ ず 融和 性 を 持つ こと が 知ら れ て いる 。  飼育 の 世話 として 基本 的 に 必要 な の は 、 食生活 （ 餌 の 補給 ・ 栄養 管理 ） 、 体調 管理 （ 運動 確保 ・ 健康 管理 ・ ストレス 回避 ） 、 住環境 の 維持 で ある 。  動物 は 、 規則 的 に 餌 を 食べ なけれ ば なら ない 。 餌 は ある 範囲 で 決まっ て いる が 、 飼育 下 で は 多少 の 融通 が 利く 場合 が ある 。 クワ しか 食べ ない カイコ など は 全く 融通 が 利か ない 例 で ある が 、 一般 的 な 飼育 動物 で は その よう な 例 は 少ない 。 イヌ や ネコ は 肉食 と は いわ れ て も 、 人間 の 残飯 で 十分 に 飼育 できる 。 もっとも 、 人間 の 食べ物 で も タマネギ は イヌ に は 毒 、 という よう な 例 も あり 、 飼育 目的 や 動物 の 状態 によって は 与える 餌 を コントロール する 必要 も ある 。  動物 は 動く 物 で ある が 、 逆 に 動か なけれ ば なら ない 物 で も ある 。 あまり 動け ない 環境 は 、 動物 の 運動 量 を 抑える こと に なる が 、 それ は 大抵 の 場合 、 動物 の 健康 に は 不利 に 働く 。 ほ乳類 や 鳥類 など 、 脳 の 発達 程度 の 高い もの で は ストレス が 症状 に 出る 。 ある程度 以上 大きな 囲い を 作っ たり 、 紐 で 結ん で いる 場合 に は 定期 的 に つれ て 歩い たり 、 放し て やる など の 運動 が 必要 で ある 。  空気 や 水 の 状態 を 管理 し 、 場合 によって は 植物 や 岩石 など の 自然 物 （ または それ を 模 し た 人工 物 ） を 設置 する こと で 、 飼育 環境 を 対象 に 適し た 状態 に 維持 する 必要 が ある 。 特に 本来 の 生息 地 と 異なる 場所 で 飼育 する 場合 は 重要 で あり 、 外気 から 遮断 さ れ た 環境 を 用意 し なけれ ば なら ない 場合 も ある 。 飼育 場所 によって は 外敵 や 自然 現象 から の 保護 も 必要 で ある 。  さらに 動物 は 有 機体 の 排泄 物 を 多く 放出 する 。 十分 な 分解 者 が 存在 し ない 環境 で は すぐ に 腐敗 し て 大抵 悪臭 を 放つ し 、 動物 の 健康 に も 悪い 影響 を 与える こと が 多い ので 人間 の 手 で 速やか に 除去 する 必要 が ある 。 同様 に 、 水生 動物 を 狭い 環境 で 飼育 する 場合 は 定期 的 な 水 の 交換 や 循環 設備 が 必要 で ある 。  現実 世界 で の 飼育 だけ で なく 、 バーチャル リアリティ における 飼育 も ある 。 『 たまごっち 』 等 に 代表 さ れる 育成 シミュレーション ゲーム が 筆頭 に 挙げ られる 。  これら を通して 、 飼育 を 疑似 体験 出来る と 言っ て 良い かも 知れ ない 。 しかしながら 、 あくまで 人間 の 設定 し た データ で ある ので 、 その 設定 次第 で は 一度 死ん で も 生き 返さ せ たり 、 あるいは 生き て いる 状態 まで 時間 を 戻す こと が 出来 て しまう 。 特に 上記 の よう な 育成 ゲーム が 流行 し て い た 時期 は 、 仮想 世界 における 生命 の 扱い を 倫理 的 に 問題 視 する 意見 が 多く 唱え られ た 。ギョウチュウ （ 蟯虫 、 、 学名 ： Oxyuridae ） と は 、 線形 動物 門 双 腺 綱 旋尾線 虫 亜 綱 蟯虫 目 蟯虫 科 に 属する もの の 多 細胞 生物 の 総称 で あり 、 動物 に 寄生 する 寄生虫 で ある 。 特に ヒト に 主 に 寄生 する   ヒト 蟯虫   " Enterobius   vermicularis "   を 言う こと が 多い ものの 、 馬 蟯虫   " Oxyuris   equi "   、 ネズミ 蟯虫   " Syphacia   muris "、 ネズミ 盲腸 蟯虫   " Syphacia   obvelata "、" Aspiculuris   tetraptera "   など も 存在 する 。 なお 、 蟯虫 と 表記 する こと も ある 。  ヒトギョウチュウ (" Enterobius   vermicularis ") の 体長 は メス の 方 が 大きく 、 オス で 2   mm から 5   mm 程度 な の に対し 、 メス の 場合 は 8   mm から 13   mm に 達する 。 なお 、 外見 は 乳白色 で ちり めん じゃ こ 状 の 形 を し て いる 。 虫 卵 は 卵 型 で 直径 40 μ m 程度 で あり 、 通常 の 室内 環境 で 数 週間 生存 し 感染 性 を 持つ 。 ヒト に 寄生 する 時 は 、 主 に 盲腸 に 寄生 する 。 しかし 、 産卵 時 は 移動 し 、 肛門 括約筋 が 弛緩 する 睡眠 中 に 肛門 の 周辺 で 産卵 を 行う 。 この とき ギョウチュウ の 活動 や 、 産卵 の 際 に 分泌 する 粘着 性 物質 によって かゆみ が 発生 する ため （ 無意識 下 で ） 掻き毟る こと が 多々 あり 、 手 など に 付着 し た 虫 卵 が 撒き 散らさ れる こと によって 感染 源 や 自己 再 感染 の 原因 と なる 。 虫 卵 は ヒト が 摂取 する と 十二指腸 で 孵化 し 、 盲腸 で 数 週間 の のち 成虫 と なる 。 先進 国 において は 乳児 ・ 児童 と その 親 に 感染 者 が 多く 、 感染 率 は 10 - 20 % 程度 と さ れ て いる 。  なお 、 この よう に 直接 に ヒト から ヒト に 伝播 する こと が 可能 で ある ため 、 現在 において も 広く 寄生 が 見 られる 。 カイチュウ 等 は 一旦 土壌 に 出 て から 感染 が 行なわ れる ため 、 糞尿 が 野外 に 出る 事 が ない 現在 において は 感染 経路 が 保持 でき ず 、 感染 率 が 激減 し て いる の と は 対照 的 で ある 。  仮に ヒト が ヒトギョウチュウ に 寄生 さ れ た ところ で 、 その ヒト が 特段 に 栄養 状態 の 悪い 環境 に 置か れ て い なけれ ば 、 腸 内 で ギョウチュウ に 食物 を 横取り さ れる こと など によって 起こり 得る 栄養 障害 など について は 、 ほぼ 問題 に なる こと は 無い と さ れる 。 しかしながら 、 ヒト の 睡眠 中 に ギョウチュウ が 行う 産卵 など の 活動 に 伴っ て 、 かゆみ など が 発生 し 、 これ によって ヒト に 睡眠 障害 が 誘発 さ れ 得る 。 睡眠 障害 の 結果 として 、 日 中 の 眠気 や 、 落ち着き が 無く 短気 に なる など の 精神 症状 の 原因 と なる 場合 が ある こと が 問題 視 さ れ て いる 。 また 、 かゆみ の ため に 、 ほぼ 無意識 に 肛門 周辺 を 掻い た 跡 が 炎症 を 起こし たり 、 解剖 学 的 に 汚れ やすい 場所 で ある こと から 掻い た 跡 が 細菌 など の 感染 を 受ける 場合 が ある 。  ところで 、 同じ ヒトギョウチュウ ( Enterobius   vermicularis ) が チンパンジー に 寄生 し た 場合 は 状況 が 大きく 変わる 。 ヒト へ の 感染 例 と は 対照 的 に 、 チンパンジー に は 移行 症 による 著しい 障害 が 発生 し て 死亡 に 至る 例 も ある こと が 知ら れ て いる 。  ヒト が ヒトギョウチュウ に 感染 し て いる か どう か の 検出 は 、 主 に 粘着 テープ を 用い て 行わ れる 。 ギョウチュウ が 、 ヒト の 肛門 括約筋 が 弛緩 する 睡眠 時 に 肛門 周辺 で 産卵 を 行う こと を 利用 し 、 起床 時 に 肛門 周辺 に 粘着 テープ を 押し付け 、 この 粘着 テープ を 試料 として 顕微鏡 で ギョウチュウ の 卵 を 探す という 方法 で ある 。 1 日 目 で は 産卵 を 行わ なかっ た 場合 に 備え て 、 2 日 連続 で 同様 の こと を する 場合 も ある 。 なお 、 検便 によって ギョウチュウ の 検出 を 行う こと は 通常 し ない 。  日本 で は 、 昭和 33 年 （ 1958 年 ） から 、 小学 3 年生 以下 の 児童 に ギョウチュウ など の 寄生虫 卵 検査 が 義務付け られ て い た が 、 衛生 環境 の 改善 に 伴い 、 九州 の 一部 地域 を 除い て 、 平成 27 年度 （ 2015 年度 ） 限り で 廃止 さ れる 事 に なっ た 。 また 日本 の 学校 で は 、 他 の 児童 へ の ギョウチュウ 寄生 拡大 防止 の ため に 、 プール で の 水泳 の 授業 を 実施 し て い て も 、 この 検査 で ギョウチュウ が 寄生 し て い た こと が 判明 する と その 児童 を プール 授業 に は 参加 さ せ ない という 措置 を 取っ て き た が 、 それ も この 検査 の 廃止 によって 行わ れ なく なっ た 。  文部 科学 省 に よる と 、 小学生 の 寄生虫 卵 保有 は 、 祖父母 世代 （ 昭和 33 年度 ／ 1958 年度 ） が 29 . 2 %、 父母 世代 （ 58 年度 ／ 1983 年度 ） が 3 . 2 %、 子 世代 （ 平成 25 年度 ／ 2013 年度 ） は 0 . 2 % と なっ て いる 。  ヒト における ヒトギョウチュウ 症 の 治療 は 、 ヒトギョウチュウ を 腸 内 から 駆除 （ つまり 駆虫 ） する という 方法 が 取ら れる 。 駆虫 に は 、 駆虫 剤 と 呼ば れる 薬剤 が 使用 さ れる 。 ギョウチュウ に対して は 、 いずれ も 経口 投与 で 、 メベンダゾール （ Mebendazole 、 催奇形 性 が ある と 見 られる ため 妊婦 に は 禁忌 ） 、 パモ 酸 ピランテル （ Pyrantel   pamoate ） や パモ 酸 ピルビニウム （ Pyrvinium   pamoate ） と 言っ た 薬剤 が 用い られる 。 なお 、 いずれ の 薬剤 も 副作用 が 発生 し て ヒト に 問題 を 起こす 場合 も ある ので 、 その 際 は 適切 な 処置 が 必要 と なる 。 また 、 この 駆虫 薬 を 用いる 方法 で は 虫 卵 を 殺す こと が でき ない ため 、 適切 な 期間 を 置い て 反復 し て 服用 する と共に 、 室内 など に 残っ て いる 可能 性 が ある 生き た 虫 卵 が 再 感染 する こと を 防ぐ 措置 を 講ずる 必要 も ある 。 室内 など に 残っ て いる 虫 卵 の 駆除 法 として は 、 掃除 機 による 清掃 、 日光 照射 といった 方法 が 適切 だ と さ れ て いる 。 虫 卵 が 清掃 作業 後 の 手 など に 付着 し て いる 可能 性 も ある ので 、 清掃 作業 後 は 手洗い も す べき で ある 。ジャッカロープ （ Jackalope 、 ツノ ウサギ ） は 、 アメリカ の ワイオミング 州 等 に 棲息 する と 言わ れる 未 確認 動物 で ある 。  名前 は ノ ウサギ を 意味 する ジャックラビット   ( jackrabbit )   と レイヨウ を 意味 する アンテロープ   ( antelope )   の かばん 語 で あり 、 外見 は 、 頭部 に シカ の 角 が 生え て いる ウサギ で ある 。 ジャッカロープ を 撮影 し た と さ れる 鮮明 な 写真 資料 は 存在 する が 、 生体 の 目撃 記録 は 無い 。 また 、 先住民 で ある ネイティヴ・アメリカン の 伝承 の 中 に は 全く 登場 せ ず 、 ジャッカロープ について の 伝承 は 、 白人 の 入植 後 に 現れ た と さ れる 。  群れ で 生活 し て いる と 言わ れ て いる 。 言い伝え で は 、  と し た 特徴 が 挙げ られ て いる 。  実際 に は 、 ウサギ の 剥製 に 鹿 の 角 を 付け た 作り物 が その 正体 と さ れ 、 アメリカ で は 現在 も 作り物 の ジャッカロープ の 剥製 が 土産物 として 売ら れ て いる 。  2005 年 8 月 に は 、 アメリカ で 、 頭部 に 角 の ある ウサギ という 、 ジャッカロープ の 特徴 を 備える 生物 の 死骸 が 発見 さ れ た 。 獣医 の デニス・ベッシュトールド が 調査 し た 結果 、 「 通常 の ウサギ が 伝染 力 の 強い ウサギ 乳頭 腫 ウイルス に かかり 、 それ により 角 型 の イボ が 頭 から 生え た 」 と 結論づけ られ た 。  亀 毛 兎角 （ き もう とかく 、 兎角 亀 毛 とも ） という 言葉 が 有る が 、 これ は 南北 朝 時代 に 存在 し た 梁 で 編纂 さ れ た 『 述 異 記 』 の 「 大亀 生 毛 、 而兎生 角 、 是 甲 兵 将 興 之 兆 」 を 出典 と する 。 亀 に 毛 が 生え 兎 に 角 が 生える の は 有り得 ない 事 で 、 その よう な 異常 事態 が 起こる の は 戦乱 の 凶兆 で ある という 意味 だ が 、 転じ て 、 有り得 ない 事 の 喩え として 使わ れる 。 仏教 用語 として の 亀 毛 兎角 は 、 現実 に 存在 し ない もの 、 現実 に 存在 し ない もの を 存在 する か の 様 に 扱う 愚かし さ 、 有っ て 無い 様 な もの 、 曖昧 な 存在 という 意味 で 使わ れる 。  16 世紀 から 18 世紀 の ヨーロッパ で は 、 レプス・コルヌトゥス もしくは horned   hare （ 角 付き 野兎 ） と 呼ば れる 角 の 生え た 兎 が 居る と 信じ られ て い た 。 コンラート・ゲスナー の 『 動物 記 』 に よれ ば ザクセン 州 に 生息 し て い た と さ れる 。モンゴリアン・デス・ワーム （ Mongolian   Death   Worm ） は ゴビ砂漠 周辺 に 生息 する と いわ れ て いる 、 巨大 な ミミズ や イモムシ の よう な 未 確認 動物 （ UMA ） 。 牛 の 腸 に 似 て いる 事 から 、 現地 で は オルゴイホルホイ （ olgoi - khorkhoi 、 、 腸 虫 の 意 ） と 呼ば れ て いる 。 モンゴリアン・デス・ワーム の 捕獲 例 は 無く 、 撮影 さ れ た 映像 も 存在 し て い ない 。  体長 は 約 50 cm で 、 成虫 は 1 . 5 m に も 達する 。 体重 は 約 9 kg 、 体 色 は 暗い 赤色 を し て いる と 言わ れ て いる が 、 発光 する デス・ワーム の 目撃 談 も 存在 する 。 通常 は 地中 に 掘っ た 穴 の 中 に 潜ん で いる が 、 ゴビ砂漠 に 雨季 が 訪れる 6 月 から 7 月 にかけて 地上 に 現れ 、 出現 時 に 周辺 の クモ や ヘビ は 姿 を 消す と いわ れ て いる 。 デス・ワーム は Goyo という 毒性 の 植物 の 周囲 を 好み 、 Goyo の 毒 の 成分 を 体内 に 取り込ん で いる 。  獲物 を 見つけ た デス・ワーム は 両端 を 跳ね 上げる よう な 仕草 を 見せ て 相手 を 威嚇 し た あと 、 飛びかかっ て 毒液 を 吹きかける 。 致死 性 の 毒液 は 蒸気 状 で 黄色く 、 触れる と 酸 に 触れ た よう な 痛み を 感じる が 、 7 月 を 過ぎる と 毒性 は 大きく 低下 する 。 また 、 離れ た 相手 に 電撃 の よう な 刺激 を 与える と 言わ れ て いる が 、 動物 学者 イワン・マッカール は この 特性 を 噂 話 が 誇張 さ れ た もの だ と 疑問 視 し て いる 。  1800 年代 初頭 に ロシア の 調査 隊 が デス・ワーム の 存在 を 認識 し 、 数 百 人 が デス・ワーム の 毒 によって 死亡 し た と 伝え られ て いる 。 ソビエト 連邦 崩壊 後 、 外国 人 による デス・ワーム の 調査 が 活発 に なる 。 1990 年 から 1992 年 にかけて チェコ の 未 確認 動物 学者 イワン・マッカール が ゴビ砂漠 南端 で デス・ワーム の 調査 を 実施 し 、 多く の 目撃 談 を 収集 し た 。 2005 年 に 動物 学 ジャーナリスト リチャード ・ フリー マン を 中心 と する イギリス の 研究 チーム が デス・ワーム の 捜索 を 実施 し た 。 捜索 前 、 フリー マン は 致死 性 の ある 毒 は 伝説 的 な もの と し た 上 で 、 デス・ワーム は 実在 の 生物 で ある 可能 性 が 高い と し て い た 。 しかし 、 フリー マン は デス・ワーム を 発見 でき ず 、 デス・ワーム を 架空 の 生物 と 結論 付け た が 、 調査 の 過程 で は 地中 を 掘り進む 爬虫類 と 思わ れる 無毒 の 生物 も 目撃 さ れ た 。  デス・ワーム の 正体 として は 、 以下 の よう な もの が 挙げ られ て いる 。カッショクハイエナ （" Parahyaena   brunnea "） は 、 哺乳 綱 食肉 目 ハイエナ 科 カッショクハイエナ 属 （ シマ ハイエナ 属 ＜ ハイエナ 属 ＞ に 分類 する 説 も あり ） に 分類 さ れる ハイエナ 。 本 種 のみ で カッショクハイエナ 属 を 形成 する 。 特定 動物 。  南アフリカ 共和 国 、 ザンビア 、 ジンバブエ 、 ナミビア 、 ボツワナ 、 モザンビーク  体長 110 - 140 cm 。 尾長 20 - 30 cm 。 体重 35 - 50 kg 。 頭部 の 毛 は 暗 褐色 、 頚部 の 毛 は 明色 。 頚部 から 胴体 にかけて の 体毛 は 褐色 で 長く 、 全身 を 覆う 。 四肢 の 体毛 は 淡い 褐色 で 、 暗色 の 横縞 が 入る 。  耳 は 大きく 先端 は 尖る 。  砂漠 や サバンナ に 生息 する 。 単独 もしくは 数 頭 から なる 小規模 な 群れ を 形成 し 生活 する 。 夜行 性 で 、 昼間 は 巣 穴 で 休む 。 広い 縄張り を 持ち 、 その 中 を 徘徊 し ながら 獲物 を 探す 。 縄張り の 中 に は 海岸 等 が 含ま れる こと も ある 。  危険 を 感じる と 、 全 身の毛 を 逆立て 体 を 大きく 見せる こと で 威嚇 を する 。  食 性 は 動物 食 の 強い 雑食 で 、 動物 の 死骸 や 昆虫 類 、 甲殻 類 、 魚類 、 小型 爬虫類 、 鳥類 や その 卵 、 果実 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 胎生 で 、 1 回 に 2 - 6 匹 の 幼 獣 を 産む 。  外観 や 鳴き声 、 死 肉 のみ を 食べる という 偏見 から 一般 に あまり よい イメージ は 持た れ て い ない 。 開発 による 生息 地 の 減少 や 、 家畜 を 襲う こと から 害 獣 として 人間 に 駆除 さ れ 生息 数 は 激減 し て いる 。子宮 小 丘 （ しきゅう しょうきゅう 、 英 :） と は 反芻 類 の 子宮 内 膜 表面 に み られる 半球 状 の 隆起 物 。 宮 阜 、 小 阜 と も 呼ば れる 。 この 構造 は 反芻 類 に 特有 で あり 、 この 部分 に 脈絡 膜 絨毛 が 侵入 ・ 結合 し て 胎盤 を 形成 する 。 表面 に は 多く の メラニン 細胞 が 存在 し て いる 。 牛 で は 子宮 小 丘 は 80 ～ 120 個 、 羊 で 80 ～ 96 個 、 山羊 で 160 ～ 180 個 存在 する 。 子宮 腺 は 子宮 小 丘 に は 存在 し ない 。マントヒヒ （" Papio   hamadryas "） は 、 オナガ ザル 科 ヒヒ 属 に 分類 さ れる 霊長 類 。 ヒヒ 属 の 模 式 種 。 特定 動物 。  イエメン 、 エチオピア 、 サウジアラビア 、 ジブチ 、 スーダン 西部 、 ソマリア  体長 オス 70 - 80   cm 、 メス 50 - 60   cm 。 尾長 40 - 65   cm 。 体重 オス 20 kg 、 メス 10 kg 。 メス より も オス の 方 が 大型 に なる 。 顔 や 臀部 に は 体毛 が なく 、 ピンク色 の 皮膚 が 露出 し て いる 。 尻 だこ は 発達 する 。 尾 の 先端 の 体毛 は 房 状 に 伸長 する 。  オス は 体毛 が 灰色 で 、 特に 側 頭部 や 肩 の 体毛 が 伸長 する 。 この 体毛 が マント の よう に 見える こと が 和名 の 由来 。 メス や 幼体 の 体毛 は 褐色 。  草原 や 岩場 に 生息 する 。 昼間 は 1 頭 の オス と 数 頭 の メス や 幼 獣 から なる 小規模 な 群れ で 移動 し ながら 食事 を 取り 、 夜 に なる と 100 頭 以上 に も なる 大 規模 な 群れ を 形成 し 崖 の 上等 で 休む 。 威嚇 や コミュニケーション として 口 を 大きく 開け 犬歯 を 剥き出し に する 行動 を 行う 。  食 性 は 雑食 で 、 昆虫 類 、 小型 爬虫類 、 木の葉 、 果実 、 種子 等 を 食べる 。 繁殖 形態 は 胎生 で 、 1 回 に 1 頭 （ 稀 に 2 匹 ） の 幼 獣 を 産む 。  一夫多妻 の ハーレム を 形成 し 、 おとな の オス は 、 メス が まだ 幼い とき に 親元 から 連れ去っ て ハーレム の メス を 増やし て いく 。 メス が ハーレム を 離れよ う と し た 場合 、 オス は すぐ に メス の 首 に かみつい て 、 ハーレム に とどめよ う と する 。 この とき 、 あまりに も 強く かみつい た ため に 死ん で しまう メス も ある 。  古代 エジプト で は 神 や 神 の 使者 （ トート 、 ヘジュウル 等 ） として 崇め られ 、 神殿 の 壁 や パピルス に 記録 さ れ たり 聖 獣 として 神殿 で 飼育 さ れ ミイラ も 作ら れ た 。 英名 （ Sacred ＝ 神聖 な ） も これ に 由来 する と 思わ れる 。 現在 の エジプト で は 本 種 は 絶滅 し て いる 。ディプロモナス 類   ()   は 、 嫌気 的 な 環境 に 棲息 する 単細胞 の 鞭 毛虫 の 一群 で ある 。 重複 鞭 毛虫 、 双子 鞭 毛虫 、 ディプロゾア   ()   と も 言う 。 分類 学 上 は 目 を あて 、 これ まで に 50 種 以上 が 知ら れ て いる 。 寄生 性 で 脊椎動物 に対して 病原 性 を 持つ ヘキサミタ や ランブル 鞭 毛虫 が 代表 的 だ が 、 自由 生活 性 の もの も 知ら れ て いる 。  ディプロモナス 類 の 細胞 は 、 核 と それ に 付随 する 2 対 4 個 の 基底 小体   ( basal   body )   および 鞭 毛 から 成る 、 カリオマスティゴント （ 、 核 鞭 毛 系 ） という 構造 を 特徴 と し て いる 。 カリオマスティゴント の 鞭 毛 の うち 1 本 は 常に 後方 へ 延び て い て 、 たいてい は 細胞 口   ()   と 関係 し て いる 。 また 基底 小体 の うち 1 つ は 核 の 窪み に 収まっ て いる 。 この よう な カリオマスティゴント が 1 細胞 中 に 2 つ 左右 対称 に なっ た もの が 典型 的 な ディプロモナス 類 で ある が 、 普通 は 1 つ の カリオマスティゴント が 単独 で 個体 と なっ て いる エンテロモナス 類 も ここ に 含める 。  細胞 の 形 は 様々 で 、 大き さ は 数 μ ｍ 程度 から 大きい もの で は 10 μ ｍ を 超える もの も ある 。 鞭 毛 は 8 本 の もの が 多い が 、 エンテロモナス 類 で は 4 本 か もっと 少ない 。 典型 的 な ミトコンドリア を 欠い て いる が 、 マイトソーム と 呼ば れる 痕跡 的 な オルガネラ が 存在 する 。 ゴルジ 体 も 常に ある わけ で は なく 、 生活 環 の 一時期 だけ で 発達 する 。  寄生 性 の もの が 有名 だ が 自由 生活 性 の もの も ある 。 自由 生活 性 の もの は 有機物 に 富み 酸素 に 乏しい 水 環境 （ 底 部 の 堆積 、 よどん だ 溜め 池 、 沼地 、 汚水 処理 施設 など ） に 棲息 し 、 遊泳 し て 細胞 口 で 細菌 や 動植物 の 死ん だ 細胞 を 摂 食 し て いる 。 寄生 性 の もの は 主 に 脊椎動物 の 腸 や 総 排泄 腔 に 棲息 する が 、 他 の 器官 や 血 中 に 侵入 する こと も ある 。 また 軟体動物 や 昆虫 に 寄生 する もの も ある 。 たいてい は さしたる 病原 性 を 示さ ない が 、 ランブル 鞭 毛虫 の よう に 病原 性 を 示す もの も ある 。  ディプロモナス 目 に は 、 1 科 のみ が あり 、 2 亜 科 に 分かれる 。  ヘキサミタ 亜 科 は 、 細胞 口 が あり 、 代替 的 な 遺伝子 暗号 を 使っ て いる （ TAR コドン が 停止 で は なく グルタミン ） 。 一部 は 、 2 次 的 に 、 カリオマスティゴント が 1 つ しか ない 。 ヘキサミタ や スピロヌクレウス は 鳥類 や 魚類 の ヘキサミタ 症 の 病原 体 として 重要 で ある 。  ジアルジア 亜 科 は 、 細胞 口 が なく 、 全て 寄生 性 。 下痢 を 引き起こす 人 獣 共通 の 病原 体 として ジアルジア が 重要 で ある 。  ディプロモナス 目 は 、 古典 的 な 分類 体系 で は 動物 性 鞭 毛虫 綱 に 含め て い た が 、 分子 系統 解析 に よれ ば エクスカバータ の うち フォルニカータ と 呼ば れる 系統 に 属し て いる 。 フォルニカータ は 真 核 生物 の 中 で は 比較的 原始 的 な 系統 だ と 考え られ て いる 。  ディプロモナス 類 は もともと 核 と 細胞 口 を 2 つ ずつ 持つ こと を 特徴 として 認識 さ れ 、 古く は 両 口 類   (   )   と 呼ば れ て い た 。 しかし ジアルジア に は 細胞 口 が ない こと から 、 後 に ディプロゾア あるいは ディプロモナス と 改名 さ れ た 。 1970 年代 に なり 、 電子 顕微鏡 観察 で エンテロモナス 類 が ディプロモナス 類 と よく 似 た 微細 構造 上 の 特徴 （ カリオマスティゴント ） を 持っ て いる こと が 明らか に なり 、 ディプロモナス 目 の 中 の 亜 目 として 含め られる よう に なっ た 。 これ が 分子 系統 以前 に 主 に 使わ れ て い た 分類 体系 で あり 、 エンテロモナス 類 が 重複 し て ヘキサミタ 類 が 生じ 、 さらに 細胞 口 を 失っ て ジアルジア 類 が 生じ た と 考え られ て き た 。  しかし 1990 年代 以降 の 遺伝 暗号 表 の 研究 や 分子 系統 解析 で は 、 カリオマスティゴント の 数 より も 細胞 口 の 有無 の 方 が より 上位 の 分類 形質 で ある という 結果 に なっ て いる 。 まず ジアルジア 亜 科 で は 普遍 暗号 表 を 用い て い て 祖先 的 で ある の に対し 、 ヘキサミタ 亜 科 で は 普遍 的 に は 終止 コドン で ある はず の TAA および TAG が グルタミン を 指定 し て いる 。 一方 分子 系統 解析 で 、 エンテロモナス 類 は ヘキサミタ 亜 科 の うち " Hexamita " 属 に 非常 に 近 縁 で ある こと が 示さ れ て いる 。 したがって 従来 の 仮説 と は 全く 逆 に 、 ジアルジア 類 が 祖先 的 で 、 そこ から ヘキサミタ 類 が 生じ 、 その 中 で 「 半分 に 」 なっ た の が エンテロモナス 類 という こと に なる 。 この ため 、 上 に 示し た 分類 体系 は 、 こうした 研究 成果 を 反映 し て 組み 換え られ た 。輪形 動物 （ りん けい どう ぶつ ） は 、 いわゆる ワムシ 類 と 総称 さ れる 動物 の 分類 群 で ある 。  輪形 動物 門   ( Rotifera )   は 、 ワムシ と 呼ば れる 水中 の 微小 動物 から なる 動物 群 で ある 。 主として 淡水 に 生息 し 、 若干 の 海産 種 や 陸生 種 が ある 。 多く は 1   mm   に 満た ず 、 たいてい は 100 - 500   μ m   程度 の 大き さ で ある 。 浮遊 生活 か 、 藻類 や 沈殿 物 の 表面 を 匍匐 し て 暮らし て いる 。 一部 に 固着 性 の 種 が ある 。 世界 で 約 3 , 000 種 が 知ら れる 。  単 為 生殖 を する 種 が 多く 、 雄 が 常時 出現 する 例 は 少ない 。 雄 が 全く 見 られ ない 群 も ある 。 なお 、 雄 は 雌 より はるか に 小さく 、 形態 も 単純 で 消化 管 等 も 持た ない 。 以下 の 構造 等 の 記述 は 主として 雌 に関する もの で ある 。  壷 型 の 胴体 と 、 後方 に 伸びる 尾 部 を 持ち 、 頭 に ある 繊毛 を 使っ て 運動 する 。 全体 として は 左右 相称 で 、 腹背 の 区別 は ある が 、 さほど はっきり し ない 例 も ある 。  体 の 先端 部 は 幅広く 、 ここ に は 繊毛 が 円 を なし て 配置 し 、 繊毛 冠 ( Corona ) を 形成 する 。 この 繊毛 は 摂 食 に も 運動 に も 使わ れる 。 この 部分 は 形態 的 に は はっきり し ない 場合 も ある が 、 頭部 と 言わ れる 。 眼 点 や 特殊 な 感覚 器 を 備える 例 も ある 。  頭部 に 続く 部分 は 胴 部 で 、 円筒 形 から 壷 型 、 内臓 の 大 部分 が ここ に 収まる 。 体 表 は キチン 質 の 表皮 に 覆わ れる 。 がっしり と し た 被 甲 に 覆わ れる 例 も 多い 。  それ に 続く 尾 部 は 、 いくつ か の 節 に 分かれ て 、 よく 伸縮 する 。 先端 に 二 本 の 指 と 爪 が あり 、 また 粘液 腺 など を 持っ て 体 を 支える の に 使わ れる 。 匍匐 性 の 種 で は 胴 と 同じ くらい の 幅 と 長 さ を 持ち 、 節 が ある もの も ある が 、 体 節 と は 認め られ て い ない 。 また 、 この 付近 に 卵 を ぶら下げ て 活動 する もの が よく ある 。  多く の もの は 付属 肢 を 持た ない が 、 ミジンコワムシ は 二 対 の 付属 肢 が あり 、 それ を 使っ て 泳ぐ 。 また 、 可動 の 棘 を 持つ もの も ある 。 ミツウデワムシ は 胴 部 前方 に 一 対 、 後方 に 一 本 の 棘 が あり 、 この 前方 の 一対 を 大きく 動かし て 撥ねる よう に 泳ぐ 。  消化 系 は 直線 的 。 繊毛 冠 の 中央 に 口 が 開き 、 胴 部 の 前端 付近 に 咽頭 部 が ある 。 この 部分 は 厚い 筋肉 に 覆わ れ 、 石灰 質 の 咀嚼 板 が 組 合わさっ て 咀嚼 器 を 構成 し て いる 。  それ に 続い て 胃 と 腸 が あり 、 肛門 は 胴 部 の 後端 に ある 。 フクロワムシ は 腸 と 肛門 を 欠く 。  胴 部 の 内部 を 広く 占める 体腔 内 は 、 消化 系 の 表面 に 上皮 層 を 欠く ので 偽 体腔 で ある 。 また 、 縦 に 走る 筋肉 が よく 発達 し 、 これ によって 体 を 伸び 縮み さ せ 、 よく 運動 する 。  神経 系 として は 咀嚼 嚢 の 背面 に 脳神経 節 が あり 、 ここ から 全身 に 末梢 神経 が 走る 。  排出 系 は 原 腎 管 を 左右 一 対 持ち 、 その 末端 は 肛門 に つながる 膀胱 に 開く 。 生殖 巣 は 消化 器 の 腹 側 に あり 、 やはり 肛門 に 口 を 開く 。 なお 、 雄 で は この 位置 に 陰茎 が ある 。  基本 的 に は 水中 動物 で あり 、 陸 で 見 られる もの も 、 特に 湿っ た 状態 の 時 に 出現 する 。 繊毛 を 動かし て デトリタス など を 集め て 食べ て いる もの が 多い が 、 植物 の 汁 を 吸う もの 、 捕食 性 で 原生 動物 や 他 の ワムシ 類 など を 捕らえる もの も 知ら れる 。 寄生 性 の もの も 知ら れ て いる 。  多く は 自由 生活 で 、 浮遊 性 の もの も あれ ば 、 基質 上 を はい 回る こと の 多い もの も ある 。 繊毛 を 動かし て 泳ぐ か 、 尾 部 で 基質 表面 に 付着 し 、 尾 を 動かし て 運動 する 。 ヒルガタワムシ は 頭部 と 尾 部 を 使い 、 ヒル や シャクトリムシ の よう に 這う 。 ヒルガタワムシ は 乾燥 に さらさ れる と 脱水 し て 乾 眠 と よば れる 無 代謝 状態 に なる 。  固着 性 の 種 も あり 、 それら は 基質 表面 に 棲管 を 作り 、 そこ に 体 を いれ 、 伸び 出し て 管 の 口 から 繊毛 冠 を 広げる 。 その 仲間 で 変わっ て いる の は テマリワムシ で 、 多数 個体 が 互いに 尾 の 先端 で くっつき 合い 、 それ が 寒天 質 に 包ま れ て くす玉 の よう な 群 体 と なり 、 水中 を 回転 し ながら ただよう 。  多く の 種 が 単 為 生殖 を する 。 それら は 条件 の いい 間 は 夏 卵 と 言わ れる 殻 の 薄い 卵 を 産み 、 この 卵 は すぐ に 孵化 し て 雌 と なり 、 これ を 繰り返す 。 条件 が 悪化 する など の 場合 に は 減数 分裂 が 行わ れ て 雄 が 生まれ 、 受精 によって 生じ た 卵 は 休眠 卵 と なる 。 休眠 卵 は 乾燥 に も 耐え 、 条件 が よく なれ ば 孵化 する 。 なお 、 ヒルガタワムシ 類 で は 雄 は 全く 知ら れ て い ない 。 他方 、 ウミヒルガタワムシ で は 雄 が 常時 存在 する こと が 知ら れる 。  なお 、 単 為 生殖 を 繰り返す 期間 に 、 殻 の 角 が 伸びる など 表現 型 が 世代 を 繰り返す 間 に 変化 する 例 が あり 、 と 言わ れる 。  特に 害 を なす 局面 は ない 。  野外 で は さまざま な 水域 で 生息 密度 も 高く 、 小 魚 等 の 重要 な 餌 に なっ て いる 。 また 、 デトリタス 食 の もの は 水 の 浄化 に も 効果 が 高い と 言わ れる 。 特に シオミズツボワムシ は 人工 培養 も 行わ れ て おり 、 アルテミア より も 小さな 生き餌 として 、 養魚 場 等 で は 重宝 さ れる 。  偽 体腔 を 持つ と さ れ 、 かつて 袋 型 動物 と さ れ た こと も ある 。 その 中 で は 小型 で ある こと 、 繊毛 で 運動 する 点 で 腹 毛 動物 に 似 て いる 。 原 腎 管 を 持つ 点 で は 扁形動 物 と 共通 点 が ある 。  その 体制 を トロコフォア と 対比 さ せる 説 が 唱え られ た こと も ある 。  なお 、 近年 の 系統 研究 から 鉤頭虫 が この 門 に 含ま れる べき と の 提案 も なさ れ て いる 。  すべて を 輪形 動物 綱 に まとめ 、 伝統 的 に は 生殖 器 によって 三 群 に 分ける が 、 あまり 安定 し た 体系 は ない よう で ある 。 以下 に 旧来 の 分類 体系 を 示す 。  輪 虫 綱軟体動物 学 （ なん たい どう ぶつ がく 、 ） は 、 軟体動物 門 に 属する 動物 を 扱う 、 無 脊椎動物 学 の 一 分野 で ある 。 軟体動物 門 は 、 種 の 数 で いう と 動物 界 で は 二 番目 に 大きい 門 で ある 。 軟体動物 学 の 一 分野 で ある 貝類 学 で は 、 貝 について 研究 し て いる 。  軟体動物 学 の 研究 分野 は 、 分類 学 、 生態 学 、 進化 学 など 多岐 に 渡る 。 また 応用 軟体動物 学 で は 、 例えば 住 血 吸虫症 の 媒介 として の 軟体動物 など 、 医学 、 獣医 学 、 農業 へ の 応用 を 目指し て いる 。 また 、 過去 の 気象 、 生息 域 、 生息 環境 など を 調べる 手段 として 、 考古学 も 用い られ て いる 。  1794 年 に は 軟体動物 を 扱っ た 最初 の 論文 集 が 発行 さ れ 、 1868 年 に は ドイツ 軟体動物 学会 が 発足 し た 。動物 解剖 学 （ どう ぶつ かい ぼう がく 、 英語 ： zootomy ） と は 、 動物 を 対象 と し た 解剖 学 の 一 分野 で ある 。 英語 で は zootomy と 言う が 、 これ は 動物 学 を 意味 する zoology と 解剖 学 を 意味 する anatomy の 合成 語 で ある 。 植物 を 対象 と し た 解剖 学 は 植物 解剖 学 と 呼ば れる 。 また 人体 を 対象 と し た 人体 解剖 学 は 動物 解剖 学 の 一 分野 で ある 。終 宿主 （ しゅうし ゅくしゅ 、 ） は 、 寄生虫 の 生活 環 において 有性 生殖 が 行わ れる 宿主 。 これ に対する 概念 として 発育 あるいは 無性 生殖 のみ を 行う 中間 宿主 が 存在 する 。 一般 に 中間 宿主 を 必要 と する 種 で は 仮に 中間 宿主 を 介さ ず 、 終 宿主 に 侵入 し た として も その 生活 環 は 完成 し ない 。 例 として 、 日本 産 肝 蛭   " Fasciola "   sp .   では 、 終 宿主 は 牛 、 羊 、 豚 、 ヒト で あり 、 中間 宿主 は ヒメモノアラガイ で ある 。 トキソプラズマ   " Toxoplasma   gondii "   では 、 終 宿主 は ネコ 科 動物 、 中間 宿主 は ヒト 、 豚 など で ある が 、 必ずしも 中間 宿主 を 必要 と し ない 。 トリ ヒナ の よう に 終 宿主 と 中間 宿主 が 同じ 動物 種 で ある 例 も 存在 する 。 正しい 中間 宿主 を 通過 し て も 、 正しい 終 宿主 に 至ら なけれ ば 成熟 でき ない （ 待機 宿主 ） 。タキゾイト （ ） と は 、 アピコンプレックス 門 の 原虫 の うち 、 中間 宿主 を 必要 と する 種 において 中間 宿主 の 細胞 内 で 急速 に 発育 し 、 形成 さ れる 娘 虫 体 。 同義 語 として エンドゾイト 、 増殖 型 。 タキゾイト は 分裂 により 増殖 し た 後 、 細胞 を 破壊 し て 細胞 外 へ 移行 し 、 新しい 細胞 へ 侵入 し 、 増殖 を する という サイクル を 繰り返す 。 この 時期 を 宿主 が 耐過 する と シスト を 形成 する 。 ヒト や ブタ で の トキソプラズマ   " Toxoplasma   gondii "   感染 例 で は この 時期 に トキソプラズマ 症 を 示す 。 タキゾイト は 他 宿主 へ の 感染 源 と なる 。モルモット （ 学名 :   " Cavia   porcellus "、、） は 、 テンジクネズミ 属 の 一種 。 温和 で 比較的 飼い やすい ため 、 愛玩 用 、 実験 動物 として 養殖 さ れ て いる 齧 歯 類 。  日本語 で 言う 「 モルモット 」 は 、 マーモット を 意味 する オランダ 語 「 マルモット   (" marmot ")」 に 由来 する 。 1843 年 最初 に 長崎 に 天竺 ネズミ を 持ち込ん だ オランダ 商人 が マーモット と 勘違い し た こと から 生じ た 呼称 で ある 。 オランダ 語 で は 普通   " cavia "   と 言う が 、 日本 で は オランダ 商人 の 語弊 が 広まっ た 。  また 、 英語 や オランダ 語 で 言う 「 " marmot "（ マーモット ） 」 は 、 山 に 生息 する 他 の 齧 歯 ( げ つ し ) 動物 、 リス 科 マーモット 属 、 山 鼠 または ウッド チャック を 意味 する 。  小型 で 丸い 耳 を 持ち 、 尾 を 持た ない 。 前足 4 本 、 後ろ足 3 本 の 指 を 持つ 。 雌雄 とも 乳房 は 1 対 で ある 。 体長 は 約 20 - 40 cm 、 体重 は 0 . 5 - 1 . 5 kg 。 染色 体 数 ： 2 n ＝ 64 本 。 歯 式 は 切 歯 2 （ 1 ／ 1 　 0 ／ 0 　 1 ／ 1 　 3 ／ 3 ） の 20 本 、 歯根 は 開放 式 で 一生 延びる 。 換毛 は 年 2 回 。  盲腸 の 発達 が 顕著 で 、 腸 の 半分 近く を 占め 、 繊維 質 は 盲腸 内 細菌 、 プロトゾア によって 消化 を 行う 。 L グロノラクトンオキシターゼ を 持っ て おら ず 、 ビタミン C を 外部 から の 補給 に 頼っ て いる 。  寿命 は およそ 5 - 9 年 と 言わ れ て いる 。  原産地 は 南米 （ ペルー 南部 、 ボリビア 南部 、 アルゼンチン 北部 、 チリ 北部 ） 。 古代 インディオ によって 野生 種 を 家畜 化 し た もの と 言わ れ て いる 。 基本 的 に 夜行 性 で 、 群れ を 基本 と し た 階級 社会 的 な 動物 で ある 。 元々 アンデス の よう な 乾い た 高地 の 穴 の 中 で 生息 し て おり 、 高温 多湿 に 弱い 。 モルモット が 健康 を 維持 できる 気温 は 17 ℃ から 24 ℃ と さ れ て いる 。 限界 温度 は 10 ℃ から 30 ℃ と 言わ れ て いる 。 　  性格 は 温和 で 好奇 心 も 旺盛 、 ただし 用心深く 、 聞き 慣れ ない 物音 に 敏感 で 、 警戒 中 は ケージ の 隅 に 集まり 食事 を 取ら なく なる 。 環境 変化 を 好ま ず 、 ストレス によって 消化 不良 を 起こし やすい 。  個体 差 により 20 - 40 cm の 高 さ の もの に 飛び乗る こと が できる 。  また 、 ポップコーン ジャンプ と 呼ば れる モルモット 独特 の 跳躍 を する 。  モルモット は 草食 動物 な ので 、 基本 的 に 主食 は 牧草 や 野草 で ある 。 その他 、 野菜 や 果物 など も 食べる 。 また 未 消化 で 腸 内 細菌 が 豊富 な 糞 を 食 糞 する 習性 を 持つ 。 また 、 体内 で ビタミン C を 合成 する こと が でき ない （ 後述 ） ため 、 飼養 する 場合 に は この 点 も 考慮 し 、 タンポポ 、 新鮮 な 野菜 や 果物 を 十分 与える 必要 が ある 。  飼育 する 場合 は 、 専用 の ペレット が 販売 さ れ て いる ので 、 牧草 、 野菜 類 と 併用 し て 利用 する の が 良い 。 与え て は いけ ない 物 は 、 ニラ や ネギ 類 、 ニンニク 、 タマネギ 類 。 ヒマワリ の 種 、 トウモロコシ は 良く 食べる が 、 たんぱく質 や 炭水化物 、 脂肪 過多 によって 消化 不良 を 引き起こす 。  絶食 に は 弱く 、 空腹 に なる と 腸 内 細菌 が 減少 し 、 体調 を 崩し て しまう 。 また 、 体温 調節 の ため に 多く の 水 を 必要 と する ので 、 水 は 欠か せ ない （ 但し 、 水 の 多 飲 は 下痢 に つながる ので 、 高温 に なら ない よう に する 方 が よい ） 。  ケージ の 広 さ は 一 頭 につき 一 畳 あれ ば 理想 的 だ が 、 定時 的 に 散歩 さ せれ ば その 半分 でも 飼育 は 可能 。 設置 場所 は 静か で 直射 日光 の 当たら ない 明るい 日陰 が 良い 。 風通し が 良く 、 乾燥 し た 所 を 選ぶ 。 体臭 は 強く ない が 、 ケージ の 掃除 は 毎日 必要 。 　  日本 で あれ ば 夏場 の 温度 管理 が 重要 で 、 ケージ 床 面 が 32 ℃ を 超える と 生命 に 危険 が 及ぶ と いわ れ て いる 。 その ため 空調 管理 を 行う か 、 ケージ ごと 電気 式 の 冷却 板 に 載せ て おく 必要 が ある 。 夏場 の 体温 調節 は 主 に 排尿 に 頼っ て いる こと を 知っ て おか ない と いけ ない 。  人 に は 良く 慣れる が 、 犬 や 猫 の よう に 慣れ て 躾 けら れる という こと で は ない 。 生まれつき 高い ところ が 苦手 で 、 幼い うち から 慣れ て い ない と 抱か れる の を 怖がる 。 寂し がり や で 、 一 頭 飼い の 時 に は 気 を つけ ない と いけ ない 。 鳴き声 を 交わす 事 で 不安 を 軽減 し 、 コミュニケーション を 取ろ う と する 性質 が ある よう で ある 。  とても 繁殖 率 の 高い 動物 で あり 、 つがい に する と 持て余す ほど 増える 。 繁殖 の タイミング は メス の 体重 が 500 g 程度 に なっ た 時 を 目安 に する と 良い 。  パンパス テンジクネズミ   " C .   aperea "   、 アマゾン テンジクネズミ   " C .   fulgida "   、 ペルー テンジクネズミ   " C .   tschudii "   など と 近 縁 の 野生 種 から 紀元前 5000 年 頃 アンデス 地方 で 食肉 用 に 家畜 化 さ れ た と 考え られ て き た が 、 ミトコンドリア DNA の シトクロム b 領域 の 比較 から 、 ペルー テンジクネズミ が 起源 と なっ て いる こと が 確実視 さ れる よう に なっ た 。 16 世紀 に スペイン 人 が 南米 に 到達 し た とき に は 、 すでに インカ 帝国 で 『 クイ 』 という 名 で 食肉 用 として 家畜 化 さ れ て い た 。 現在 で は 愛玩 用 や 実験 動物 用 と さ れる こと が 多い 。  ウシ や ブタ に 比べ て 場所 を とら ず 、 都会 の 住宅 で も 飼育 が 容易 で 、 繁殖 力 が 強く 成長 が 速い モルモット は 、 南 アメリカ の アンデス 地方 で は クイ （ cuy ） 、 クイェ （ cuye ） または クリ （ curí ） と 呼ば れ 、 現在 でも 食肉 用 として 、 野菜 くず など を 与え て 台所 の 周り など で 飼育 さ れ て いる 。 味 は ウサギ や 鶏 の もも肉 に 似 て いる と いわ れる 。 かつて は アンデス 高地 の 先住民 によって 祝い事 の 際 のみ に 供 さ れる ご馳走 だっ た が 、 1960 年代 から 日常 的 に も 食べ られる よう に なっ た 。 ペルー で は 、 年間 6500 万 匹 の モルモット が 消費 さ れる 。  調理 法 は 主 に 揚げ物 、 焼き物 、 ロースト など で 、 都会 の レストラン で は キャセロール や フリカセ に も する 。 エクアドル で は ロクロ・デ・クイ （ locro   de   cuy ） という スープ に する 。 野菜 と 一緒 に 地中 に 埋め て 焼き 石 を 使っ て 蒸し焼き に する （ パチャマンカ ） こと も ある 。  かつて モルモット は 病理 学 の 実験 動物 として よく 用い られ て おり 、 ジフテリア の 病原 体 は モルモット を 用い た 研究 によって 解明 さ れ た 。 また 病理 学 以外 の 分野 でも 使わ れる 事 が あり 、 例えば 日本 海軍 の 戦艦 ・ 武蔵 が 、 爆風 の 影響 を 調べる ため に 、 モルモット の 入っ た 篭 を 甲板 上 に 置い て 主砲 射撃 実験 を 行っ た という 逸話 も ある 。  その後 、 実験 動物 の 主役 は マウス や ラット など 、 より 小型 の 齧 歯 類 に 取っ て 代わら れ た ものの 、 その 生理学 的 な 特性 によって アレルギー に関する 実験 など に は 欠く こと の でき ない 動物 種 として 存在 し て いる 。 モルモット が 特に 実験 動物 として 優れ て いる 点 として 、 ヒト と 同様 に L - グロノラクトンオキシダーゼ と 呼ば れる ブドウ糖 を ビタミン C に 変換 する 酵素 を 持っ て い ない ため 、 ビタミン C を 体内 で 生成 でき ない こと 、 薬物 に対する 感度 が 高い こと が 挙げ られる 。  以上 の 理由 から 、 肉体 的 ・ 心理 的 に 試さ れる （ 実験 さ れる ） 人間 を 表す 比喩 として 、 「 モルモット （ に する ／ さ れる ） 」 という 表現 が 使わ れる 。  英語 で は 西アフリカ の 国 ギニア の ブタ という 意味 で 「 ギニーピッグ 」 （ ） と 呼ば れ て いる 。 学名 の 種 小名 " porcellus " も 「 小さな ブタ 」 を 意味 する 。 この 名前 の 由来 について は 、 テンジクネズミ の 肉 の 味 が 豚肉 に 似 て いる ため という 説 、 ドイツ 語 の 名称 「 メールシュヴァインヒェン 」 （ Meerschweinchen ） は 「 海 の 小さな ブタ 」 を 意味 し 、 新大陸 を 経由 する 航海 中 に 新鮮 な 肉 を 食べ られる よう に 、 モルモット が 船 に 積み込ま れ て い た こと に 由来 する 。 テンジクネズミ 属 の 動物 は ギニア に は 分布 し ない 。 ギニア という 言葉 の 由来 として 、 イギリス に 初めて この 動物 が 持ち込ま れ た とき 、 持ち込ん だ 船 が アフリカ 経由 の 船 で あり 、 当時 の ヨーロッパ 人 にとって ギニア と は 漠然と アフリカ 、 転じ て 遠方 の 地 を 表す 言葉 で あっ た ため に この 名 が 付け られ た 、 と する 説 が ある 。 別 の 説 で は 、 テンジクネズミ の 原産地 で ある 南米 の ギアナ （ “ Guyana ” ） の 転訛 として 、 この 語 の 由来 を 説明 する 。 また 、 別 の 説 として 当時 発見 し た 人 が ギアナ と ギニア を 間違え て しまい ギアナ・ピッグ と す べき ところ ギニア・ピッグ と 名付け て しまっ た 。 フランス語 の 名称 「 コション・ダンド 」 （ cochon   d ' Inde ） や ポルトガル 語 の 名称 「 ポルキーニョ・ダ・インディア 」 （ porquinho   da   Índia ） は 共に 「 インド の 小さな ブタ 」 を 意味 し 、 日本語 の 「 天竺 」 の 用法 と 同じ で ある 。 日本 で は 戦前 まで 医学 関係 者 の 一部 によって ドイツ 語 の 名称 の 直訳 で ある 海 猽 （ かい めい 、 かい べ い 、 猽 は 子 豚 の 意 ） と 呼ば れ て い た こと も ある が 、 戦後 は わずか な 論文 の 中 に 見 られる 程度 と なり 、 現在 は 死語 と なっ て いる 。 日本 で の モルモット という 言葉 の 由来 は 、 1843 年 に オランダ 人 が 長崎 に モルモット を 伝え た とき 、 この 動物 を 「 マルモット 」   ( Marmot )   と 呼ん で おり 、 これ を 音 写し た モルモット という 呼び 方 が 定着 し た よう で ある 。  英語 圏 で は 属 名 から 「 ケィビィ 」   ( Cavy )   と も 呼ば れ て いる 。  野生 の 他 種 の テンジクネズミ の 体 色 は 褐色 または 灰色 だ が 、 モルモット に は 白 、 黒 、 黄 褐色 、 縞 や 斑点 など 、 様々 な 体 色 の もの が いる 。 1200 年 頃 から インカ 帝国 の 征服 まで に 様々 な 系統 が 作り出さ れ 、 今日 の 品種 群 の 元 と なっ た 。  なお 、 日本 に 流通 し て いる モルモット の 多く は ミックス （ 俗 に 言う 「 雑種 」 ） で 、 ペット ショップ 等 で も 単に その 個体 に もっとも 形質 の 近い 品種 名 が 割り当て られる 場合 が 多い 。クモ 学 （ クモ がく 、 蜘蛛 学 、 Arachnology ） は 、 クモ の ほか 、 クモ 綱 に 属する サソリ 、 カニムシ 、 ザトウムシ など について 科学 的 に 研究 する 学問 で ある 。 ただし 同じ クモ 綱 に 属し て い て も マダニ や ダニ に関して は クモ 学 で は 扱わ ず 、 独立 に ダニ 学 と 呼ぶ 場合 も ある 。 クモ を 研究 する 学者 の こと を クモ 学者 と いう 。  クモ 学者 は 第 一 に クモ の 分類 を 行う 。 クモ の 種類 は 大変 多く 、 2 つ の 種類 の クモ が 全く 同じ よう に 見える こと も ある し 、 同じ 種類 の クモ が 様々 な 特色 を 持ち 別 の 種類 で ある よう に も 見える 例 も ある 。 クモ の 種類 を 判別 する に は 往々 に し て 顕微鏡 を 用い なけれ ば なら ない 。  1678 年 に リスター は クモ 類 を 八 眼 類 と 二 眼 類 に 分け た が 、 これ は 現在 の クモ 類 と ザトウムシ 類 に 当たる 。 これ が この 分野 の 始まり と さ れる 。 リンネ は クモ 類 を 昆虫 と 見なし 、 無 翅昆虫 類 に 含め た 。 なお 、 彼 は 節足動物 を すべて 昆虫 類 に 含め て いる 。 1802 年 に ラマルク が これ を 整理 し て 六 脚 虫 のみ を 昆虫 綱 と し 、 無 翅目 を 甲殻 綱 と クモ 綱 に 二分 し た 。 ただし 、 この クモ 綱 に は クモ 類 以外 に 多 足 類 、 ウミグモ 類 、 それに 無 翅 の 昆虫 が 含ま れ て い た 。  分類 に当たって どの 形質 を 重視 する か は 大きな 問題 で ある 。 クモ において は その 習性 や 眼 の 数 、 書 肺 や 気 門 の 数 など いろいろ な もの が 取り上げ られ て き た 。  日本 の クモ 目 に関して は 、 日本 で は 斎藤 三郎 、 八木沼 健夫 など による 図鑑 が 1960 年 頃 次々 に 出版 さ れ 、 それぞれ に かなり の 種 数 を 紹介 し （ 原色 図 で 斎藤 は 226 、 八木沼 が 335 ） 、 クモ 類 研究 の 裾野 を 広げる のに 大きな 力 と なっ た 。 それ 以降 、 ごく 少数 の 専門 家 が クモ 類 全般 を カバー する 状況 から 、 次第に 各 分類 群 を 専門 と する 専門 家 が 現れる よう に なり 、 研究 が 大いに 進ん で いる 。 しかし 、 未だに 不明 種 の 多い 分野 も あり 、 また 見直し によって 隠れ た 種 が 発見 さ れ て いる 分野 も あり 、 今後 の 進展 に 期待 する 部分 が 大きい 。 なお 、 図鑑 に関して は 写真 図鑑 や ポケット 図鑑 など も 出 て 、 不自由 し ない 状況 に ある が 、 最新 知見 と は 食い違い が ある （ 2007 年 現在 ） 。  ザトウムシ 類 について は 長く 鈴木 正 將 が 専門 家 として 広く 研究 を 行い 。 分類 研究 は かなり 進ん で いる 。 ダニ 類 について は ダニ 学 に 譲る 。 それ 以外 の 類 について は 、 種 数 が 多く ない 。  生き て いる クモ の 行動 は 、 標本 の 形態 を 調べる より も 難しく 、 手 の 届か ない 所 に 棲ん で いる もの も 多い ため 、 クモ の 行動 学 について は あまり 進ん で い ない 。 しかし 、 いくつ か の 興味深い 行動 的 特徴 について は 古く から 注目 を 浴び て き た 。 クモ 類 に関して は その 網 が 、 その 構造 、 造 網 行動 の 複雑 さ など から 注目 さ れ た 。 また 、 サソリ を 含む 多く の もの で 、 配偶 行動 、 特に 婚姻 ダンス が 注目 さ れ た 。  また 、 クモ 類 は 野外 における 典型 的 な 小型 の 捕食 者 として 、 その 働き が 研究 さ れ た 。 農業 害虫 の 防御 の ため の 天敵 利用 を 目的 として 実用 的 研究 が 行わ れ た もの も ある 。  日本 の クモ 類 研究 は 、 江戸 時代 後期 の 本草学 に 遡る こと が できる 。 貝原 益軒 や 小野 蘭山 など の 書 に は クモ に関する 記述 が 見える 。  他方 、 生物 学 の 手法 の 元 で 日本 の クモ 類 の 記載 を 行っ た の は 、 ドイツ の ルートヴィヒ・コッホ で ある 。 彼 は 1877 年 に 「 日本 の クモ 類 多 足 類 」 を 出し 、 これ に 29 の 新種 を 記載 し た 。 なお 、 標本 の 採集 は ローレッツ で ある 。 その後 カルシュ   ( 1879 )   や デーニッツ   ( 1887 )、 シモン   ( 1888 )   ら によって 少し ずつ 日本 の クモ 類 の 記載 が 行わ れ た 。 それら を 受け て スト ランド が と の 共著 で 『 日本 の クモ 』 ("" Japanische   Spinnen "": 1906 ) を 出版 し た 。 これ に は 400 種 以上 が 図 とともに 報告 さ れ た 。 これ は 、 それ まで の 報告 とともに 、 明治 初年 に 来日 し 、 東京 医 学校 （ 東京大学 医学部 の 前身 ） の 解剖 学 教授 で あっ た デーニッツ の 採集 品 に 基づい て いる 。  この ころ から 次第に 日本人 の 研究 者 も 育ち はじめ 、 岩上 謙吉 ・ 奥村 多 忠 ・ 岩川 友 太郎 ・ 岸田 久吉 ら が 初期 の 研究 者 として 知ら れる 。 岸田 を 中心 に 発行 さ れ た 「 ランザニア 」 が 1929 年 より クモ 類 と 動物 学 の 専門 誌 として 出版 さ れ た が 、 3 巻 12 号 以降 は 不定期 に なっ た 。 1930 年 に は 日本 で 初 の クモ に関する 単行 本 として 湯原 清次 の 『 蜘蛛 の 研究 』 が 出 た 。 1936 年 に は 東亜 蜘蛛 学会 （ 現在 は 日本 蜘蛛 学会 に 改名 ） が 設立 さ れ た 。 これ は 、 当時 は 世界 で 唯一 の クモ 類 の 学会 で あっ た 。爬虫両 生類 学 （ は ち ゅうりょうせいるいがく 、 英語 ： herpetology ） と は 、 爬虫類 と 両生類 （ 両棲類 ） を 対象 と し た 動物 学 の 一 分野 で ある 。 英語 の herptile という 語句 は 、 爬虫類 と 両生類 を 含ん だ 意味 で 用い られる 。  爬虫両 生類 学 で は 変 温 （ 冷血 ） 動物 の 四肢 動物 を 扱う 。 両生類 の サンショウウオ 、 イモリ 、 カエル 、 アシナシイモリ や 爬虫類 の ヘビ 、 トカゲ 、 カメ 、 ムカシトカゲ 、 ワニ など が 含ま れる 。  爬虫両 生類 学 に は 二つ の 綱 が 含ま れる が 、 これら は ともに 変温動物 で 、 サンショウウオ と トカゲ の よう に よく 似 た 形態 を し て いる もの も ある 。  しかし 進化 的 に 見る と 必ずしも 密接 に 関連 し て いる わけ で は ない 。 両生類 は 3 室 に 分かれ た 心臓 を 持ち 、 一生 の ほとんど を 水辺 で 過ごす 。 また 両生類 は 分泌 腺 に 富ん だ 皮膚 を 持ち 、 多く は 捕食 者 を 撃退 する ため に 毒液 を 出す 。 成体 は 陸上 生活 が 可能 な 体 を 持つ が 、 幼生 は 原則 として え ら を 持ち 、 水中 生活 で あり 、 成体 に なる とき に はっきり し た 変態 が おこなわ れる 。 卵 に は 殻 が なく 、 水中 に 産卵 さ れる の が 原則 で ある 。  一方 爬虫類 は 防水 性 の 乾い た 皮膚 を 持ち 、 鱗 で 身 を 守っ て いる が 分泌 腺 は ほとんど 持た ない 。 多く の 爬虫類 は 一生 を通じて 水辺 で は 生活 せ ず 、 肺 を 持っ て いる 。 爬虫類 の 心臓 は 3 室 だ が 、 心室 が やや 仕切ら れ （ ワニ のみ 4 室 ） 、 卵 胎生 の ウミヘビ を 除い て 、 ほとんど が 陸 で 産卵 する 。 しかし 既に 絶滅 し た 種 は 異なっ た 生態 を 持っ て い た もの も ある 。  脊椎動物 の 分類 の 上 で は 、 爬虫類 ・ 鳥類 ・ 哺乳類 を 有 羊 膜 類 として まとめる こと が あり 、 この 観点 で も 両生類 は 大きな 異質 性 を 持っ て いる 。  総じて 言え ば 、 この 両者 の 共通 点 は 四肢 動物 で ある こと と 、 変温動物 で ある こと で ある が 、 これら は 明らか に 陸上 脊椎動物 における 祖先 的 形質 で ある から 、 それ を 理由 に それら を まとめる こと の 正当 性 を 主張 する の は 無理 が ある 。  に も かかわら ず これら を まとめる 理由 は 、 それ 以外 の もの が まとめ やすい から で ある 。 脊椎動物 において 魚類 ・ 鳥類 ・ 哺乳類 は種 数 が 多く 、 それぞれ に 特徴 が はっきり し て いる ので （ 細部 を 見れ ば 必ずしも そう で は ない が 、 一般 的 印象 として は そう で ある ） 、 それぞれ に 単独 の 学問 の 形 を とり やすい 。 しかし 両生類 、 爬虫類 は 、 特に 学問 の 進歩 の 主流 で あっ た 温帯 域 において は種 数 が 少なく 、 したがって 先 の 群 の よう に 区別 し て 扱う の で は なく 、 それら を まとめ て しまう こと が 多かっ た 。 もちろん 先 に 挙げ た 共通 性 が ある こと も その 理由 に は なっ て いる 。 図鑑 等 において も この 二つ を まとめる 例 が 多い 。 また 、 これら が 古生代 中生代 に 栄え た 動物 群 の 生き残り で ある 、 と の 印象 も ある 。  しかし 、 これら の 動物 の 主たる 分布 地 は 熱帯 域 で あり 、 そこで は種 数 も かなり 多く 、 扱う 内容 は はるか に 豊か で ある 。  特に 両生類 は 環境 の 変化 に 敏感 で ある ため 、 爬虫両 生類 学 の 研究 は 地球 環境 の 変化 を 明らか に する 。 また 爬虫類 や 両生類 が 産 生 する 毒素 は 人間 の 薬 として 役立っ て いる 。 現在 でも 、 ある ヘビ 毒 は 脳卒中 や 心臓 発作 の 治療 に 使わ れる 抗 凝血 剤 を 作る の に 使わ れ て いる 。イモガイ （ 芋 貝 ） は 、 20 世紀 末 頃 まで は イモガイ 科 の 貝類 の 総称 、 21 世紀 初頭 で は イモガイ 科 の うち の イモガイ 亜 科 の 貝類 の 総称 、 もしくは イモガイ 上 科 の うち “ イモガイ 型 ” の 貝殻 を もつ 貝類 の 総称 。 別名 ミナシガイ （ 身 無 貝 ） 。  全て が 海産 で 、 潮間 帯 から 深海 まで 棲息 する 。 捕食 性 で 、 歯 舌 が 特 化 し た 神経 毒 の 毒腺 が 付い た 銛 で 他 の 動物 を 刺し て 麻痺 さ せ て 餌 と する 。 毒 は 種類 によって 異なる が 、 ヒト が 刺さ れ て 死亡 する 場合 も ある （ 後述 ） 。  約 500 種 を 数える が 、 分類 は 必ずしも 確定 し た もの で は ない 。 旧来 は 殻 の 外見 が " イモガイ 型 " の もの を まとめ て イモガイ 科 を 構成 さ せ て い た が 、 この 当時 でも 分類 は 幾分 混乱 し て おり 、 全て が 単独 の イモガイ 属   " Conus "   （ 属 の タイプ は ナンヨウクロミナシ   " C .   marmoreus "） として 扱わ れる 場合 や 、 " Conus "   の 下 に 多数 の 亜 属 が 使用 さ れる 場合 、 これら の 亜 属 が 属 として 使用 さ れる 場合 など 、 属 の 扱い は 研究 者 によって まちまち で あっ た 。  20 世紀 末 に は 従来 クダマキガイ 科 に 含め られ て い た 貝類 の 一部 も イモガイ 科 に 含ま れる よう に なっ た ため 、 従来 の イモガイ 類 は その 中 の イモガイ 亜 科 として まとめ られる よう に なっ た 。 しかし 2009 年 に は 、 イモガイ 亜 科 を 解体 し て 複数 の 科 と 亜 科 と に 分ける イモガイ 上 科 の 分類 も 提唱 さ れ た 。 これ を 受け入れる なら 、 従来 の イモガイ 類 は 、 イモガイ 上 科 の うち 単に " イモガイ 型 " の 貝殻 を もつ もの の 総称 、 という こと に なる 。  世界 の 暖流 域 に 分布 する が 、 熱帯 域 の サンゴ礁 に 特に 種類 が 多い 。 日本 で は 、 太平洋 側 で は 主 に 房総半島 以南 、 日本海 側 で は 主 に 能登半島 以南 など 、 黒潮 や 対馬 暖流 など の 暖流 の 影響 の 強い 地域 に 見 られる 。 本土 で は 直接 黒潮 に 接する 千葉 県 や 和歌山 県 、 高知 県 など に 多く の 種 が 見 られる が 、 南西諸島 を 抱える 沖縄 県 や 鹿児島 県 は 種類 が 格段 に 増え 、 特に 沖縄 県 で は 約 110 種 を 数える 。  殻 は 円錐 形 で 、 ほとんど の 種 で 螺 塔 が 低く 殻 口 が 狭い 。 殻 長 は 最大 で 23 cm 程度 まで に なる 。 英語 の   cone   shell   （ 円錐 形 の 貝 ） も 円錐 形 を し た 殻 に 由来 する 。 和名 の イモガイ は 殻 の 形 が サトイモ の 芋 に 似る から と いわ れ て おり 、 俗名 の ミナシガイ も 狭い 殻 口 から 見え隠れ する わずか な 身 に 由来 する 。  全 種 が 肉食 性 で 、 食 性 により 魚 食 性 （ 小 魚 など の 脊椎動物 ） 、 虫 食 性 （ ゴカイ など 環 形 動物 ） 、 貝 食 性 （ 貝類 を 主 と し た 軟体動物 ） に 分け られる 。 なか に は タガヤサンミナシ   " C .   textile "   の よう に 巻貝 専門 で 、 他 の イモガイ まで 食べ て しまう 種 も ある 。 捕食 法 も 魚 食 性 の 種 は 積極 的 に 出歩い て 獲物 を 狩る 探索 型 と 、 待ち伏せ て 捕らえる 待ち伏せ 型 と に 大別 さ れる 。  イモガイ は 動作 が 緩慢 な ので 、 魚 の よう な 俊敏 な 動き の 獲物 に対して は 、 歯 舌 を 発達 さ せ た 毒 銛 （ 矢 舌 と も 呼ば れる ） を 撃ち 、 その 体内 に 神経 毒 を 注入 し 麻痺 さ せ て 捕まえる 。 また 身 に 危険 を 感じ た とき も 、 外敵 に対して この 毒 銛 を 撃つ 場合 も ある 。 特に 魚 食 性 や 一部 の 貝 食 性 の イモガイ は 、 その 毒性 が 人 を 殺す の に 十分 な まで に 発達 し た もの が いる 。 種 数 が 多い 虫 食 性 の イモガイ の 毒 は 致死 的 で は ない ものの 扱い に は 十分 な 注意 が 必要 で ある 。  天敵 は 貝 食 性 イモガイ （ タガヤサンミナシガイ など ） を 除く と 甲殻 類 （ 強力 な 鋏脚 を 持つ ガザミ など ワタリガニ 科 や 貝 食 性 に 特 化 し た ヤマトカラッパ など カラッパ 科 を はじめ と し た カニ 、 イセエビ など ） で 、 甲殻 類 に対して 毒 銛 による 攻撃 は 通じ ない 。  イモガイ は 食用 に 供 さ れる こと は ほとんど ない が 、 刺さ れる と 死 に 至る 猛毒 を 有する 危険 生物 で あり 、 ヒョウモンダコ とともに 磯 遊び や ダイビング 時 における 要注意 生物 の 筆頭 に 挙げ られ て いる 。 しかし 、 その 一方 で 近年 その 毒 が 医療 分野 で 画期的 な 新薬 として 期待 さ れ て いる 。 また その 殻 が 美麗 で あり 、 かつ 希少 と さ れる 種 も 多い ので 、 コレクション の 対象 と さ れる 。  イモガイ の 毒 銛 は 、 歯 舌 （ 舌 と 歯 の 働き を する 軟体動物 の 器官 ） が 発達 し た もの で ある 。 毒 銛 の 先端 は 鋭く とがっ て い て 容易 に 抜け ない よう に 逆 トゲ まで 備わっ て いる 。 銛 の 内部 は 中空 で 、 発射 時 に は 毒液 で 満たさ れる 。 根元 は 綱 に 相当 する 伸縮 性 の ある 細い 管 に つながっ て おり 、 その さらに 根元 に は 毒腺 が つい て いる 。  毒 銛 は 、 通常 は 鉾 先 を 出し た 状態 で 、 吻 と 呼ば れる 柔軟 性 の ある 管 の 先端 内部 に 隠さ れ て いる 。 獲物 に 気付く と 、 貝 は 吻 を そちら へ 向け 、 それ と 同時に 銛 の 内部 に 毒液 が 充填 さ れ 、 筋 収縮 を 用い て 獲物 に 向け て 発射 さ れる 。 毒 は 瞬時 に 獲物 の 全身 に まわり 、 小 魚 で あれ ば 即死 する 。 貝 は それ を 見計らっ て 綱 を たぐり 寄せ 、 麻痺 し た 獲物 を 軟体部 で 覆っ て 消化 に 取りかかる 。 毒 銛 は 消化 後 、 背骨 や 鱗 といった 獲物 の 消化 でき ない 部分 とともに 吐き出さ れる 。 コノトキシン と 呼ば れる イモガイ の 毒 は 神経 毒 で 、 何 百 もの 異なる 成分 から なる 混合 物 で ある 。 その 成分 構成 や 成分 比 は種 により 様々 に 変化 する 。  イモガイ は その 貝殻 の 色 や 模様 が 美しく 、 また 美しい サンゴ礁 の 周辺 や 砂浜 など 人目 に つく 場所 に いる こと が 多い ので よく 素手 で 拾い上げ られる が 、 その後 皮膚 に 密着 さ せ て い たり する と 外敵 と みなさ れ て 毒 銛 で 刺さ れ 、 死 に 至る ケース が ある 。 イモガイ 1 個体 に 含ま れる 毒 は 、 およそ 30 人 分 の 致死 量 に 相当 する 。 アンボイナ   " C .   geographus "   は 俗 に 英語 で   cigarette   snail   （ 葉巻 貝 ） と 呼ば れ て いる が 、 これ は 、 タバコ を 一服 する 間 に 死 を 迎える という 意味 で ある 。 同種 は 沖縄 県 で も ハブガイ 、 ハマナカー といった 俗名 が ある が 、 前者 は その 毒性 を 毒蛇 の ハブ に 喩え た もの 、 後者 は 刺さ れ たら 陸 に 辿り 着く 前 に 浜 の 途中 で 死ぬ 、 といった 意味 を 持つ 。 毒 銛 は 、 とき に 軍手 や ウエットスーツ さえ 突き抜ける 。 琉球 列島 で は 1896 - 1996 年 の 間 に 確認 さ れ た 被害 例 が 30 件 あり 、 死亡 例 は その うち 8 件 、 それら は すべて アンボイナ による もの で あっ た 。 加害 例 そのもの で は ほか に ニシキミナシ 、 タガヤサンミナシ 、 ヤキイモ の 例 が あっ た 。  イモガイ の 刺し た 直後 は 全く 痛み を 感じ ず 、 自覚 が ない こと が ほとんど で ある が 、 その後 しばらく し て 患部 に 激痛 が 生じ 、 続い て 痺れ 、 腫れ 、 疼き 、 めまい 、 嘔吐 、 発熱 といった 症状 が 出る 。 ひどい 場合 は 、 視力 や 血圧 の 低下 、 全身 麻痺 、 さらに は 呼吸 不全 により 死 に 至る 。 イモガイ の 毒 に は 抗 毒 血清 が ない ので 、 毒 が 被害 者 の 体内 で 代謝 さ れ 抜け きる まで 、 なんとか 生命 を 持ちこたえ させる こと が 唯一 の 救命 策 で ある 。 アンボイナ で は その 毒 は 神経 性 で 、 呼吸 筋 の 麻痺 によって 死 に 至る が 、 心筋 や 中枢 神経 に は 被害 が 及ば ない ため 、 人工 呼吸 器 で 対応 する こと で 乗り切れる と の こと 。  ヤキイモ   " C .   magus " の 毒 に は 、 モルヒネ の 1 , 000 倍 強力 な 鎮痛 作用 を 示す 成分 が 含ま れ て いる 。 この 成分 に 由来 し た 初 の イモガイ 毒 由来 の 鎮痛 剤 ジコノタイド   ()   は 、 2004 年 12 月 に アメリカ合衆国 の 連邦 食品 医薬品 局   ( FDA )   により 医薬品 として 承認 さ れ て おり 、 その 劇的 な 鎮痛 効果 から 、 将来 的 に は モルヒネ に 取っ て 代わる こと が 期待 さ れ て いる 。  イモガイ の 毒 に 含ま れる 他 の ペプチド に も 、 強力 な 医薬品 に なり うる 可能 性 が ある もの が ある 。 例えば オーストラリア 産 の ビクトリアジョオウイモ   " C .   victoriae "   から 分離 さ れ た   AVC 1   は 、 手術 後 の 神経痛 を 抑える の に 非常 に 効果 的 で あり 、 神経 細胞 の 回復 速度 を 速める 効果 すら ある こと が 確認 さ れ て いる 。  その他 臨床 試験 中 の もの に は 、 例えば アルツハイマー 病 や パーキンソン 病 、 てんかん の 治療 において 使える 可能 性 の ある 成分 が ある 。  イモガイ の 中 に は その 殻 表面 に 精緻 で 複雑 な 模様 を 施す もの が あり 、 大き さ も 手ごろ な ため 、 タカラガイ など とともに 収集 対象 として 人気 の ある 貝類 と なっ て いる 。 なかでも ウミノサカエイモ   " C .   gloriamaris "   は 、 近年 に なっ て 多 産地 が 発見 さ れる まで 、 発見 さ れ た 標本 数 が 10 個 に 満た なかっ た ので 、 200 年 ほど の 間 その 希少 性 と 法外 な 高値 が 収集 家 の 間 で 非常 に 有名 で あっ た 。  多少 欠け た 貝殻 も プカシェル といった 装身具 を 作る の に 利用 さ れる 。 また 古代 の 遺跡 から 出土 する 貝殻 で でき た 腕輪 に は 、 大型 の イモガイ の 殻 を 利用 し た もの が ある 。  いずれ も イモガイ の 毒 が 題材 として 用い られ て いる 。  西太平洋 の 暖流 域 に は イモガイ とともに 、 イモガイ と 外見 が 良く 似 た マガキガイ も 生息 する 。 マガキガイ は イモガイ と は 全く 異なる ソデボラ 科 （ スイショウガイ 科 ） に 属し て おり 無毒 な ので 、 外見 が 似 て いる の は ベイツ 型 擬態 で は ない か と 言わ れ て いる 。 マガキガイ は ソデボラ 科 特有 の ギザ ギザ の ある 爪 の よう な 蓋 と ギョロ 目 を もち 、 成 貝 の 貝殻 は 殻 口内 唇 が 黒く 口内 が 濃い オレンジ 色 に なる ので 同じ よう な 場所 に いる イモガイ 類 と 区別 できる 。  いろいろ な イモガイ の 捕食 行動 の 動画 （ YouTube より ）心 尖 （ しん せ ん 、 apex   of   heart ） と は 心臓 の 尖端 部 。 脊椎動物 の 心臓 の 外形 は 倒立 円錐 形 で あり 、 その 円錐 部 を 心底 、 尖端 部 を 心 尖 と 呼ぶ 。 心底 と 心 尖 を 結ぶ 軸 は 馬 や 牛 で は ほぼ 垂直 で あり 、 豚 や 犬 で は 後方 に 傾く 。心 軟骨 （ しん なんこつ 、 cardiac   cartilage ） と は 馬 、 豚 、 犬 で 認め られる 不規則 三角形 の 軟骨 。 大動脈 線 維輪右 壁 に 接し て 存在 し 、 右 半月 弁 が 付着 する 。 加 齢 とともに 石灰 化 が 生じる 。剣山 の 大蛇 （ つる ぎさ ん の だい じゃ ） は 、 徳島 県 に ある 剣山 周辺 に 生息 する と さ れる 未 確認 生物 （ UMA ） 。  1973 年 の 5 月 、 剣山 山麓 の 美馬 郡 穴吹 町 （ 当時 。 現在 は 美馬 市 ） の 山中 で 町議会 議員 ら が 山 仕事 中 に 、 全長 約 10 メートル 余り 、 直径 30 センチメートル ほど の 大蛇 を 目撃 し 、 報告 を 受け た 町 役場 など が 周囲 を 捜索 し た ところ 、 その 大蛇 が 通っ た 跡 の よう な もの が 発見 さ れ た と いう 。  近隣 の 旧家 に 大蛇 の 頭蓋骨 と さ れる 骨 が 保存 さ れ て いる という エピソード は 存在 する ものの 、 具体 的 な 目撃 例 は この 一 件 のみ で ある 。ヨーロッパ ウズラ （ 欧 羅 巴 鶉 、 学名 " Coturnix   coturnix "） は 、 キジ 目 キジ 科 の 鳥類 。 カール ・ フォン・リンネ によって 1758 年 、 著書 『 自然 の 体系 』 （" Systema   Naturae "） の 中 で クロ ライチョウ 属 の " Tetrao   coturnix " として 分類 さ れ た 。  全長 17 cm と 小型 で 、 丸っこい 体 を し て いる 。 体 色 は 茶色 で 縞 が あり 、 白色 の 眼 線 が あり 、 雄 の 顎 は 黒い 。 長距離 の 渡り を する ため 、 翼 は 長い 。  地上 で 生活 し 、 種子 や 地上 性 の 昆虫 類 を 食べる 。 植生 に 隠れ て いる こと が 多く 、 飛翔 する より も ひたひた と 歩い て 逃げる こと を 好む ため 、 観察 する こと は 難しい 。 驚かさ れ て 飛び出し て も 高く は 飛ば ず 、 すぐ に 植生 の 中 に 隠れ て しまう 。 この 種 の 存在 を 告げる 唯一 の 証拠 は 雄 が 繰り返す さえずり で ある こと が 多い 。 さえずり は 朝 と 夕方 に 多い が 、 夜間 に 鳴く こと も ある 。 さえずり は 英語 の 擬声語 で は 「 ウェット・マイ・リップス 」 （" wet - my - lips "） と 表さ れる 。  ヨーロッパ と アジア  生後 6 〜 8 週間 で 成熟 し 、 開け た 農地 や 草原 の 地面 に 巣 を 作り 、 6 〜 18 個 の 卵 を 産む 。 卵 は 同属 の ウズラ と 同じく 褐色 の 斑点 が あり 、 16 〜 18 日 で 孵化 する 。 渡り鳥 で 、 アフリカ で 越冬 する 。  秋 に 渡り で 地中海 地方 を 通過 する とき に 狩猟 鳥 として 頻繁 に 狩ら れる 。  近年 で は 、 愛鳥 家 によって アメリカ合衆国 と ヨーロッパ で 人為 的 に 繁殖 が 行わ れ て いる 。  本 種 は 地中海 地方 で 渡り を する 秋 ， 要するに 地中海 地方 で もっとも 狩猟 が 盛ん な 時期 に ， 一部 個体 の 肉 や 脂肪 に 毒 が 蓄積 さ れる らしく ， それら を 口 に する こと で   と 称さ れる 中毒 を 発症 する こと が ある 。 具体 的 に は 横 紋 筋 融解 症 が 発症 し ， 大量 の ミオグロビン が 血 中 に 溶解 する こと で ミオグロビン 尿 症 が 見 られる 。 最悪 の 場合 ， 溶け 出し た ミオグロビン が 尿 細管 に 詰まっ て 細管 の 壊死 を 引き起こし ， 急性 腎 不全 に 陥 いる 。 また 他 の 臓器 機能 不全 も 同時に 起き て ， そうした 症状 の 多発 により 死 に 至る 。 もっとも ， 渡り の 季節 4 ヶ月 を 過ぎ た 野生 の ウズラ や ， 養殖 ウズラ で 中毒 が 起き た こと は ない 。  この こと は 紀元前 4 世紀 の 古代 ギリシャ 時代 から 知ら れ て い て ， ローマ帝国 の 頃 に は すでに 当時 の 医師 や 神官 ， 学者 の 間 で 常識 と なっ て おり ， アリストテレス や ルクレティウス ， ガレノス ら も 著書 で 言及 し て いる 。 旧約 聖書 に も シナイ半島 で ウズラ を 多食 し て い た イスラエル 人 たち が 多数 発症 し た こと が 記さ れ て いる 。 なお ， なぜだか よく わかっ て い ない が ， 20 世紀 以降 に なっ て 発症 し た 例 は ほとんど ない 。  この 中毒 に は 人 により 感受性 が あり ， 同じ ウズラ の 脂 で 揚げ た ジャガイモ を 入れ た スープ を 飲ん で い た 4 人 の うち ， 1 人 のみ が 発症 し た こと が ある 。 有毒 化 する メカニズム は 本 種 が ある 特定 の 植物 を 食する から と 考え られ て いる が 、 どの 植物 が 肉 や 脂 を 有毒 化 する の か といった 点 は まだ 議論 が なさ れ て いる 。トゲモミジガイ （ 棘 紅葉 貝 、 " Astropecten   polyacanthus "）   は 、 ヒトデ 綱 モミジガイ 科 の ヒトデ で 、 輻 長 約 7 cm ～ 10 cm 、 褐色 ～ 黒色 。 「 カイ 」 と 名付け られ て いる が 、 ヒトデ の 仲間 で ある 。  日本 で は 中部 （ 房総半島 ・ 相模 湾 ） 以南 の ごく 浅い 砂浜 や 干潟 、 潮 下帯 など に 広く 生息 。 インド洋 、 西太平洋 など に も 分布 する 。 通常 は 砂 や 泥 の 中 に 棲み 、 夜明け や 夕方 など の 薄暗い 時間 帯 に 活動 する 。  反 口 側 （ 背 側 ） と 口 側 の 双方 に 多く の 棘 を 持ち 、 通常 反 口 側 は 暗 褐色 で 、 口 側 は 白 ～ 黄土 色 。 個体 により 色 と 形 に 大きな 差 が ある 。 よく 似 た 種 に モミジガイ が ある が 、 モミジガイ に は 反 口 側 の 棘 が ない 。 見かけ から は 想像 し にくい が 、 水中 で の 移動 速度 は かなり 速く 、 先端 に 吸盤 を 持た ない 管 足 で 砂 を 蹴る よう に し て 歩く 。 体内 に は フグ 毒 と 同じ テトロドトキシン を 含有 し て おり 、 食する と 中毒 を 起こす ため 要注意 。 また 表皮 に ヒトデヤドリニナ が 寄生 する こと が 多い 。駆虫 薬 （ くち ゅうやく ） は 寄生虫 を 殺す か 体外 に 排出 する ため に 用い られる 薬 の 一種 。 虫下し （ むし くだし ） と も いう 。  日本 で は 、 昔 から センダン など の 植物 や マクリ （ カイニンソウ 、 " Digenea   simplex "） など の 紅 藻 が 虫下し として 利用 さ れ て き た 。 また 、 インド など で も センダン に 近 縁 な インド センダン （" Azadirachta   indica "） が 同様 の 目的 で 民間 の 治療 薬 として 利用 さ れ て き た 。  パモ 酸 ピルビニウム は ピルビニウムパモエート と も いう 。 パモ 酸 ピルビニウム は 蟯虫 （" Enterobius   vermicularis "） の 駆除 に 有効 で ある 。 この 化合 物 は 水 に は 溶け ない 。 また 、 この 化合 物 は 腸管 から ほとんど 吸収 さ れ ず 、 経口 投与 する こと により 、 安全 に 腸管 内 で 駆虫 効果 を 奏する 。ゾース （" zorse "） は 、 シマウマ と ウマ から 生まれ た 異種 交配 の 雑種 。 「 ゾース 」 と は ゼブラ （ zebra ） と ホース （ horse ） を 合わせ た かばん 語 で ある 。 シマウマ と 他 の ウマ 科 の 動物 と の 雑種 を さす ゼブロイド （ zebroid ） ないし ゼブルール （ zebrule ） （ ゼブラ ： zebra と ラバ ：   mule の かばん 語 ） の ひとつ 。 雄 シマウマ と 雌 ウマ と の 交雑 と さ れる が 、 雄 ウマ と 雌 シマウマ の 間 でも 生まれる 。  ゾース の 外見 は シマウマ より も ウマ に 近い が 、 シマウマ の 特徴 で ある 縞 模様 が 足 や 胴体 に 表れる 。 他 の 交雑 種 と 同じく ゾース に も 生殖 能力 は ない と さ れる 。  19 世紀 末 、 エディンバラ 大学 の 自然 史 教授 ジェームズ・コーサー・エワート （ James   Cossar   Ewart 、 1851   -   1933 ） は 、 先夫 遺伝 の 理論 や 父方 の 影響 を 調査 する ため に 雄 シマウマ と 雌 の ウマ や ポニー を 交配 さ せ た 。 その 際 エワート 教授 は アラブ 種 の 雌 ウマ を 用い た 。 同様 の 実験 は アメリカ 政府 によって も おこなわ れ 、 『 Genetics   in   Relation   to   Agriculture 』 『 The   Science   of   Life 』 において 報告 さ れ た 。  シマウマ 、 ロバ 、 そして ウマ は すべて ウマ 科 の 動物 で ある 。 ウマ 科 の 動物 は 遺伝子 に 微小 な 差異 が ある もの の 異種 交配 が 可能 で ある 。 ウマ は 64 の 染色 体 を 持ち 、 シマウマ は種 により 44 ないし 62 の 染色 体 を 持つ 。 ゾース として 生まれる 個体 は オス も メス も 染色 体 数 は 63 で ある 。  ウマ 側 に 芦 毛 ・ アパルーサ・ペイント など の 毛色 が あれ ば 、 生まれる ゼブロイド に も 同様 の 毛色 が 遺伝 する ものの 、 白い 部分 に は シマウマ 特有 の 縞 模様 が 現出 せ ず 、 白く ない 部分 のみ が 縞 模様 と なる 。 シマウマ と 鹿毛 の ウマ を 掛け合わ せる と 鹿毛 + 黒 縞 模様 と なり 、 シマウマ と 栗毛 の ウマ を 掛け合わ せる と 栗毛 + 黒 縞 模様 と なる 。  なお 1883 年 に 絶滅 し た クアッガ は シマウマ の 一 亜 種 で あり ゾース と は 異なる 。  ゾース は 純血 シマウマ より も 神経質 で ない ため 乗馬 や 牽引 馬 として 適し て いる が 、 純血 ウマ と 比較 する と 御する の が 困難 で 、 とき として シマウマ の 気質 を 受け継い で いる こと も あり 、 初心者 は 避ける べき だ と さ れる 。 体型 が ウマ に 近い こと から ウマ の 馬具 を 利用 する 。ゼブロイド （" zebroid "） は 、 シマウマ と 他 の ウマ 科 動物 と の 交雑 種 。 " zebra   mule " や " zebrule " など と も 呼ぶ 。 一般 的 に シマウマ が 父方 の 系統 と なる 。 ロバ の 雄 と シマウマ の 雌 の 間 に 生まれ た 個体 の こと を " zebra   hinny " と 呼ぶ こと が ある が 、 生まれる の は 稀 で ある 。  ゼブロイド は 19 世紀 に 繁殖 さ れ 、 チャールズ ・ ダーウィン の 著作 中 に も シマウマ 雑種 について の 記述 が ある 。  ゼブロイド は シマウマ と 他 の ウマ 科 動物 と の 交雑 種 の 総称 で あり 、 交配 相手 の 違い により 別個 の 名称 で 呼ば れる 。 これら の 呼称 は 確定 さ れ た もの で は ない 。 なお シマウマ の 種 の 違い について は 考慮 さ れ ない 。  ゼブロイド の 体型 は シマウマ で は ない 側 の 親 の 体型 に 似る ものの 、 シマウマ の よう な 縞 模様 を 有する 。 ただし その 縞 模様 は 体躯 全体 を 覆う の で は なく 、 脚 に 限定 し て 現出 する か 、 脚 から 体 や 首 にかけて 現出 する など 一定 で ない 。 シマウマ と 交配 する ウマ に 芦 毛 ・ アパルーサ・ペイント など の 模様 が あれ ば 、 生まれる ゼブロイド に 遺伝 する ものの 、 白く ない 部分 に のみ シマウマ 特有 の 縞 模様 が 現出 する 。 また 鹿毛 や 栗毛 の ウマ と シマウマ を 掛け合わ せる と 、 鹿毛 + 黒 縞 模様 や 栗毛 + 黒 縞 模様 と なり 、 表面 上 は クアッガ に 似 た 模様 と なる 。  雄 シマウマ と 雌 ロバ の ゼブロイド は 一般 的 に 、 脚 の ほか 、 たてがみ と 腹部 に 縞 模様 が み られる 。  ゼブロイド は シマウマ より も 乗馬 など の 実用 に 適し て いる ものの 、 通常 の 純血 種 の ウマ より も 神経質 で あり 、 扱い づらい 性格 だ と さ れる 。オドントグリフス （" Odontogriphus ") は 、 カンブリア 紀 に 生息 し て い た 動物 の 一種 。 バージェス 動物 群 から の 化石 は 1994 年 時点 で わずか に 1 点 のみ しか 発見 さ れ て い なかっ た が 、 その後 発見 さ れ た 多数 の 化石 から 軟体動物 と する 研究 発表 が なさ れ て いる 。 学名 の 由来 は 「 歯 の 生え た 謎 」 で ある 。  サイモン・コンウェイ ＝ モリス は ウィッチントン ら と バージェス 動物 群 の 再 評価 を 行っ た 際 に この 化石 に 注目 し 、 1976 年 に 記載 を 行っ た 。 当初 は たった 1 点 の 化石 から 、 草履 の 様 な 長 楕円 形 で 扁平 な 体 に は 多数 の 体 節 が あり 、 先端 の 頭部 の 下面 中央 に 口 が あり 、 その 周囲 に 触手 が 馬蹄 形 に 配置 し て いる と 見なさ れ た 。 この 触手 に は 中心 に 歯 状 の 支え が あっ た と 見 られ 、 これ が 学名 の 由来 と なっ た 。 付属 肢 や 腹 面 に 這う し くみ 等 も 見 られ ない から 、 体 を うねら せ て 水中 を 漂う よう に 泳い で い た の で は ない か と 考え られ た 。  コンウェイ ＝ モリス は 、 この 触手 の 中心 に 歯 状 の 構造 が 初期 の コノドント に 似 て いる こと に 注目 し 、 この 動物 が コノドント の 正体 で は ない か と 考え た 。 そして これ を 有 錐 歯 綱 （ コノドントフォリダ ） という 群 に 位置づけ て 見せ た 。 しかし 、 後 に 真 の コノドント 動物 が 発見 さ れ 、 この 説 は 否定 さ れ た 。  2006 年 、 ジャン ＝ ベルナール ・ キャロン は 収集 し た 良好 な 状態 の もの を 含む 189 点 の 化石 から 、 オドントグリフス は 軟体動物 で ある と 発表 し た 。 体長 は 12 cm 。 学名 の 由来 と なっ た 歯 の よう な 触手 が 、 多数 の 化石 から 歯 舌 で ある こと が 判明 し た 。 この 歯 舌 の 発見 により 、 オドントグリフス を 軟体動物 で ある と し た 。 体 節 と さ れ た もの は 良好 な 状態 の 化石 で は 腹 足 の 中央 に しか 認め られ ない こと から 、 腹 足 に 生じ た しわ と し て いる 。 また 、 この 腹 足 の 左右 に ある もの は えら と し 、 従来 の 復元 図 で 口 の 左右 に 描か れ た 目 の よう な もの について は 、 唾液 腺 と し て いる 。  化石 の 多く は 藍 藻類 の マット 上 で 見つかっ た こと から 、 オドントグリフス は マット 上 を 這い ながら 歯 舌 で こそぎ落とし て 食べ て い た と 考え られる 。フトアマガエル （ 太 雨蛙 、 " Pachymedusa   dacnicolor "） は 、 両生 綱 無 尾 目 アマガエル 科 フトアマガエル 属 に 分類 さ れる カエル 。 本 種 のみ で フトアマガエル 属 を 形成 する 。 別名 メキシコフトアマガエル 。  メキシコ 固有 種  体長 8 - 10 cm 。 オス より も メス の 方 が 大型 に なる 。 和名 の 通り 体形 は 太く 、 四肢 も 頑丈 。 体 色 は 全身 が 薄い 緑色 だ が 環境 により 体 色 は 変化 する 。 背面 に は 白い 斑点 が 入る こと も ある 。 虹彩 は 黒く 白い 斑点 が 入る 。  オス の 吻端 は 尖り 、 メス の 吻端 は 丸み を 帯びる 。  乾燥 し た 森林 に 生息 する 。  食 性 は 動物 食 で 昆虫 類 、 節足動物 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵生 で 、 水 場 の 上 に 垂れ下がる 葉 や 水辺 の 地面 に 卵 を 産みつける 。  樹 上 性 の カエル の 中 で は ペット として の 人気 も 高く 、 日本 に も 輸入 さ れ て いる 。 以前 は 野生 個体 、 繁殖 個体 共 に 流通 し て い た が 、 最近 は 流通 が ほぼ なくなっ て いる 。コブ ウシ （ 瘤 牛 、 " Bos   primigenius   indicus "） は 、 家畜 牛 の 一種 。 ゼビュー （ ゼブー ） 、 ゼビュー 牛 など と も 呼ば れる 。 南 アジア で 家畜 化 さ れ た 家畜 牛 の 一 系統 で ある 。 熱帯 地方 を 中心 に 、 南 アジア 、 アフリカ 、 マダガスカル 、 フィリピン 、 インドネシア 、 インドシナ半島 、 近東 で 飼育 さ れ 、 近年 で は 北 アメリカ や 南 アメリカ に も 導入 さ れ て いる 。  インド の 8 割 を 占める ヒンドゥー 教 の 信者 が 体内 に 無数 の 神 が 宿る として 崇拝 し て いる ため 、   牛 に 危害 を 加えよ う と し て いる として 運ん で いる 人 に 教徒 が 襲撃 する 事件 が 起き て いる 。  現在 、 世界 で 飼育 さ れ て いる 家畜 牛 は 大きく 2 系統 に 分け られる 。 1 つ は ヨーロッパ および アジア 北部 を その 源 と する コブ 無し 家畜 牛 の 系統 で あり 、 もう 1 つ の 系統 が この コブ ウシ の 系統 で ある 。 コブ ウシ は 耐暑性 が あり 、 熱帯 性 の 病気 や 害虫 に対する 抵抗 力 が 強い ため 、 家畜 化 さ れ た 南 アジア から 、 東南アジア ・ 西 アジア ・ アフリカ など の 高温 地域 に 導入 さ れ た 。  コブ 無し 牛 と の 身体 的 差異 は 、 幅 の 狭い 頭骨 を 持つ 点 、 背中 に コブ を 持つ 点 ． 長く 垂れ下がっ た 耳 を 持つ 点 、 等 で ある 。 加え て 、 首 の 下 の 長く 垂れ下がっ た 胸 垂 や 、 オス で は 明確 な 陰茎 鞘 、 メス で は ヘソ 近く の たるん だ 皮膚 など を 持つ こと が 多い 。 和名 の 元 と なっ て いる 背中 の コブ は オス の 方 が 大きく 、 ガウル や バンテン の コブ が 脊椎 の 棘 突起 で 支え られ て いる の と は 異なり 、 筋肉 もしくは 筋肉 と 脂肪 のみ によって でき て いる 。 角 は 頭骨 の 両側 の やや 離れ た 位置 から 真っ直ぐ に 上方 （ もしくは やや 後方 へ ） 伸びる 。  歴史 時代 に 先立つ 古い 時代 から インド 亜 大陸 で の 分布 が 確認 さ れ て おり 、 今 も 昔 も アジア の 南部 地域 で 数多く 飼育 さ れ て いる 。  バビロニア 南部 の ウル の 遺跡 から は 、 紀元前 3000 年 の もの と さ れる インド から コブ ウシ を 輸入 し た こと を 示す 図 が 発見 さ れ て いる 。  牛 は 、 古く は インダス 文明 の 担い手 、 その後 は バラモン 教 や ヒンドゥー 教 を 始め と する インド 発祥 の 諸 宗教 の 信仰 者 に 神聖 視 さ れ 続け て おり 、 とりわけ インド の 人々 にとって 「 牛 」 と 言え ば 第 一 に 瘤 牛 で あっ た 。  家畜 種 として の コブ ウシ に は リンネ により " Bos   indicus "   の 学名 が 与え られ て い た が 、 現在 で は かつて " Bos   taurus "   と さ れ て い た コブ 無し 系 家畜 牛 と共に 、 両者 の 共通 の 祖先 で ある オーロックス の 学名 " Bos   primigenius "   が 使用 さ れる よう に なっ て き て いる 。 ただし " Bos   indicus "   という 表記 も 依然として 一般 的 で ある 。トカラハブ （ 吐噶喇 波布 、 学名 ：" Protobothrops   tokarensis "、 シノニム ：" Trimeresurus   tokarensis "） は 、 クサリヘビ 科 ハブ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 有毒 。  種 小名 " tokarensis " は 「 トカラ 産 の 」 の 意 で 、 和名 と 同義 。  日本 （ 小宝島 、 宝島 ） 固有 種  全長 60 - 100 cm 、 最大 全長 150 cm 。 淡 褐色 や 灰色 の 地 に 、 暗 褐色 の 楕円 形 の 斑紋 や 横縞 が 交互 に 並ぶ 。 全 個体 の うち 1 / 6 程 は 黒 化 型 。  本 種 は 毒蛇 で ある が 毒 は 非常 に 弱く 、 咬ま れ て も 軽い 腫れ や 吐き気 、 だる さ が ある だけ で 、 死者 が 出 た こと は ない 。 不 必要 で ある という 観点 から 、 抗 血清 は 作ら れ て い ない 。 しかし 、 本 種 は 毒 を 使っ て 獲物 を 捕らえ て いる の で あり 、 まぎれ も なく 毒蛇 で ある 。 噛ま れ たら 面倒 がら ず に すぐ に 病院 へ 行っ て 不測 の 事態 に 備える 態度 が 薦め られる 。  平地 から 山地 の 森林 、 草原 、 水辺 、 農地 に 住む 。 樹 上 でも 地上 で も 活動 する 。 夜行 性 。  食 性 は 動物 食 で 、 ネズミ 等 の 小型 哺乳類 、 小型 鳥類 、 トカゲ 、 カエル 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵生 で 、 7 - 8 月 に 2 - 7 個 の 卵 を 産む 。 卵 は 50 日程 で 孵化 する 。  本 種 は ハブ で ある が 非常 に 毒 が 弱く 、 現地 で は まったく 恐れ られ て い ない 。ヒトコブラクダ （ 一 瘤 駱駝 、 、 ） は ラクダ の 一種 で 、 鯨 偶蹄目   ラクダ 科 に 属する 大型 の 偶蹄類 。 学名   " Camelus   dromedarius "　 カメールス・ドロメダリウス 。  本 種 は フタコブラクダ とともに 2 種 のみ で ラクダ 属 を 構成 する が 、 フタコブラクダ が 背中 に 2 つ の コブ を もつ の に対して 、 本 種 は コブ を 1 つ しか もた ない 。 本 種 は ラクダ 科 中 で 最も よく 知ら れ た 動物 で も ある 。 ラクダ 科 （ ラクダ 属 の 上位 分類 群 ） に は 、 ほか に 南 アメリカ の リャマ・アルパカ など が 含ま れる 。  北 アフリカ と 西 アジア 、 “ アフリカ の 角 ” 地域 、 スーダン 、 エチオピア および ソマリア に 分布 する が 、 すでに それら の 原 生地 において 野生 個体 群 は 消滅 し て いる 。 ただし オーストラリア の 乾燥 地帯 に は 逃亡 し た 家畜 が 野生 化 し た 個体 群 （ 外来 種 ） が 存在 し 、 深刻 な 環境 問題 と なっ て いる 。  英名 の   " dromedary "   は 、 「 競 駝 （ ラクダ 競走 ） 」 に 言及 する とき のみ 用い られる べき で ある 、 と する 人 も ある 。 " dromedary "   の 名 は 、 「 走る 」 こと を 意味 する ギリシャ 語 に 由来 する 。 アメリカ ・ カリフォルニア 州 に ある の ウェブサイト に よれ ば 、 「" Dromedary "   の 名称 は 、 厳密 に は 、 さまざま な 軍隊 の ラクダ 部隊 で 使役 さ れる もの など 、 アラブ の 競走 ラクダ を 指す の に 専ら 用い られる 」 と いう 。  本 種 は 元来 、 西 アジア と 東 アフリカ に 自然 分布 し て い た が 、 数 千 年 前 に 、 中央 または 南 アラブ で 最初 に 家畜 化 さ れ た 。 その 年代 について は 専門 家 の 間 で も 意見 が 分かれ て おり 、 紀元前 4000 年 ごろ と する もの 、 前 1400 年 ごろ に なっ て から と する もの など が ある 。 現在 、 家畜 化 さ れ た ものの 数 は 約 1 , 300 万 頭 と 見 られ 、 その ほとんど は インド 西部 から パキスタン 、 イラン を 経 て 北 アフリカ に 至る 地域 に 分布 する 。 本来 自然 分布 し て い た 地域 で 野生 の まま 生き残っ て いる もの は ない が 、 逃げ出し た ラクダ による 個体 群 で ある オーストラリア の 野生 ラクダ は 、 少なくとも 50 万 頭 に 達する もの と 推計 さ れ て いる 。 本 種 は 紀元前 2000 年 ごろ に 、 エジプト と 北 アフリカ に 導入 さ れ た 。  ラクダ 科 に 属する 動物 は ほか に も 数 種 が ある が 、 今日 まで 生存 し て いる 真 ラクダ 類 （ リャマ など 南 アメリカ の ラクダ 類 を 除い た 、 ラクダ 属 の 動物 ） は 、 本 種 の ほか に は フタコブラクダ だけ で ある 。 フタコブラクダ は 、 ヒトコブラクダ の 家畜 化 について 推定 さ れ て いる より ずっと 後 、 紀元前 2500 年 より 以前 の いずれ か の 時代 に なっ て 、 アジア で 家畜 化 さ れ た 。 フタコブラクダ は 本 種 より も 頑丈 で しぶとい 動物 で あり 、 イラン から チベット に 至る 地域 で 野生 の まま 現存 し て いる 。 本 種 は フタコブラクダ より 背 が 高く 、 足 が 速い 。 騎手 を 乗せ た 状態 で 、 時速 13 - 14 . 5 km   の 速度 を 、 数 時間 にわたり 持続 する こと が できる 。 これ に対して 、 荷 を 積ん だ フタコブラクダ は 、 時速 4 km   程度 の 速 さ で 移動 する 。  紀元前 2000 年 ごろ 、 ラクダ は サハラ 地域 に 定着 し た が 、 前 900 年 ごろ 以降 、 サハラ から 再び 姿 を 消し た 。 ラクダ は 通常 、 人間 の 狩り の 対象 と さ れる 。  カンビュセス 2 世 に 率い られ た アケメネス 朝 ペルシア が エジプト に 侵入 し た とき に 、 家畜 化 さ れ た ラクダ が この 地域 に 導入 さ れ た 。 家畜 ラクダ は 北 アフリカ の 多く の 地域 で 用い られ 、 ローマ帝国 は ラクダ 騎兵 の 一 隊 を 設け て 砂漠 の 辺 縁 地帯 の 見回り に 当たら せ た 。 しかしながら 、 この ペ ルシア 時代 の ラクダ は サハラ砂漠 を 渡る 交易 や 旅 に は 特に 適応 し て おら ず 、 まれ に 行わ れ た 砂漠 横断 の 旅 も 、 ウマ に 引か れ た 戦車 による もの で あっ た 。  より 力 が 強く 体 の 丈夫 な フタコブラクダ が はじめて アフリカ に 達し た の は 、 4 世紀 の こと で ある 。 しかしながら 、 フタコブラクダ が 一般 化 する の は 、 イスラム の 北 アフリカ 征服 以降 の こと で ある 。 この 侵入 そのもの は 、 大 部分 ウマ に 騎乗 し た 兵士 たち によって 成し遂げ られ た もの で あっ た が 、 新た に 中東 と の つながり が でき た こと で 、 ラクダ を “ 集団 として ” 移入 する こと が 可能 と なっ た 。 この とき 以降 に 移入 さ れ た ラクダ は 、 長期 の 砂漠 の 旅 に よく 適応 し て おり 、 多量 の 積み荷 を 運搬 する こと が でき た 。 これ によって はじめて 、 本当 の サハラ 交易 が 可能 に なっ た の で ある 。  オス は やわらかい 口蓋 を 持つ が 、 繁殖 期 に は これ を ふくらませ て 、 アラブ 語 で ドゥーラ （ doula ） と 呼ば れる 深い ピンク色 の 袋 を 作り 、 口 の 両側 に 垂らし て 、 メス を 引きつけよ う と する 。 本 種 は また 、 濃い まつ毛 と 小さく て 毛深い 目 で も 知ら れる 。   草食 性 で 草 や サボテン を 食べる 。  妊娠 期 は 12 か月 ほど 続く 。 通例 子 ラクダ は 1 頭 だけ 生まれ 、 18 か月 まで 授乳 さ れる 。 メス は 3 - 4 年 、 オス は 5 - 6 年 で 性的 に 成熟 する 。 飼育 下 で の 寿命 は 25 年 程度 が 典型 的 だ が 、 中 に は 50 歳 に 達する もの も ある 。  成獣 は 体長 10 フィート （ 305 cm ） 、 体高 6 - 7 フィート （ 180 - 215 cm ） まで 成長 する 。 体重 は 通常 1 , 000 - 1 , 500 ポンド （ 450 - 680 kg ） の 範囲 内 で ある 。  フタコブラクダ と の 間 に 繁殖 力 の ある 雑種 が できる 。 雑種 の 瘤 は 一つ で 、 どちら の 種 より も 体格 で 勝る 。 近年 リャマ と の 間 に キャマ という 雑種 が つくら れ た 。  現代 の 家畜 化 さ れ た ヒトコブラクダ は 、 乳 や 肉 を とる ため に 利用 さ れ 、 物資 を 駄 載 し たり 人 が 騎乗 し たり する 運搬 獣 として も 使役 さ れ て いる 。 ウマ と は 異なり 、 人 や 積み荷 を 乗せる とき に 、 膝 を つい て 体勢 を 低く する 。  エジプト で は 、 砂漠 地帯 に ある 観光 地 の 多く で 、 ラクダ に 騎乗 し た 警察官 の 姿 が 見 られる 。 また 現代 で も 砂漠 地帯 の パトロール など に 利用 さ れ て いる 。  その 形状 から 統計 分析 など で は 、 1 ピーク タイプ の グラフ について 「 ひと こ ぶ ラクダ 型 」 、 2 ピーク タイプ の グラフ について 「 ふた こ ぶ ラクダ 型 」 と 対比 で 例え られる こと が ある 。フタコブラクダ （ 二 瘤 駱駝 ） は 、 ラクダ 科 ラクダ 属 の 2 種 の 現 生 種 の うち 1 種 。 背中 の 「 瘤 」 が 1 つ の ヒトコブラクダ に対し 瘤 が 2 つ ある の が 特徴 。   は 「 野生 」 の 意味 で 、 野生 個体 群 を 元 に 、 元 は 野生 種 に対し 名づけ られ た 。 それ に対し シノニム の   は 家畜 種 に対し 名づけ られ た 。 「 バクトリア の 」 の 意 で 、 中央アジア に かつて 存在 し た 王国 の 名 で ある 。  ただし 、 ICZN は 分類 自体 に は 関与 せ ず 、 野生 種 と 家畜 型 を 別種 と する 説 が 公的 に 否定 さ れ た わけ で は ない 。 別種 と する 立場 で は 、 家畜 型 の 種 は 従来 どおり   で ある 。 同種 と する 場合 は 、 家畜 型 の 種 も   と なる が 、 亜 種   を 認める 説 も ある 。  野生 個体 は 中華人民共和国 北西 部 と モンゴル に 分布 する 。 家畜 化 さ れ た 個体 （ 推定 約 140 万 頭 ） は より 広い 地域 に 分布 し て いる 。  体長 220 ～ 350 cm 。 尾長 55 cm 。 体高 190 ～ 230 cm 。 体重 300 ～ 650 kg 。  同属 の ヒトコブラクダ と 比べる と 体 は 頑丈 で 四肢 が 短い 。 野生 個体 より 家畜 化 さ れ た 個体 の 方 が 大型 に なる 。  和名 の とおり 背中 に 2 つ の 脂肪 の 塊 （ 瘤 ） が ある 。  現在 は 標高 1500 ～ 2000 m に ある 半 砂漠 地帯 や ステップ に 生息 する 。 夏季 は 渓谷 、 冬季 は 雪 が 無く 植生 が ある 干上がっ た 川底 など で 生活 する 。  1 頭 の オス と 複数 頭 の メス 、 その 幼 獣 から なる 小規模 な 家族 群 を 形成 し て 生活 する 。  食 性 は 植物 食 で 、 草 など を 食べる 。  2 月 に 交尾 を 行う 。 妊娠 期間 は 約 13 か月 。 3 月 に 1 回 に 1 頭 の 幼 獣 を 産む 。 生後 4 ～ 5 年 で 性 成熟 する 。  寿命 は 平均 で 20 年 から 30 年 と さ れる 。 日本 で は 神奈川 県 横浜 市 の 野毛 山 動物 園 にて 飼育 さ れ て い た ツガル は 、 2006 年 に 日本 国内 最 高齢 、 2011 年 に 世界 最 高齢 と なり 、 2014 年 5 月 23 日 に 死亡 し た 時点 で 推定 38 歳 （ 人間 に 換算 する と 120 歳 相当 ） だっ た 。  紀元前 2000 年 頃 に は 既に 家畜 化 さ れ て い た と さ れる 。 現存 する 野生 個体 も 一度 家畜 化 さ れ た 個体 が 逃げ出し 、 野生 化 し た 個体 と する 説 も ある 。  移動 手段 、 荷物 の 運搬 に 利用 さ れる 他 、 毛皮 、 乳 、 肉 、 糞 （ 燃料 として ） が 人間 に 利用 さ れる 。  野生 個体 は 家畜 と の 競合 、 乱獲 、 家畜 個体 と の 交雑 による 遺伝子 汚染 など により 生息 数 が 激減 し て いる 。 1997 年 における 野生 個体 の 生息 数 は 909 ～ 4395 頭 と 推定 さ れ て いる 。  中国 の 野生 個体 群 は 中国 国家 一 級 重点 保護 野生 動物 に 指定 さ れ て いる 。  その 形状 から 統計 分析 など で は 、 1 ピーク タイプ の グラフ について 「 ひと こ ぶ ラクダ 型 」 、 2 ピーク タイプ の グラフ について 「 ふた こ ぶ ラクダ 型 」 と 対比 で 例え られる こと が ある 。動 吻動物 （ どう ふん どう ぶつ 、 学名 ： Kinorhyncha ） は 、 偽 体腔 を 持つ 体長   1   mm 以下 の 小さな 無 脊椎動物 で ある 。 南極 ・ 北極 といった 極 域 から 熱帯 域 まで 、 世界中 に 広く 分布 し 、 潮間 帯 から 超 深海 の 泥 や 砂 の 中 に 住む 、 いわゆる 間隙 生 動物 として 知ら れ て いる 。 また 、 汽水域 や 海藻 ・ フジ ツボ といった 他 生物 の 間隙 から 採集 さ れる こと も ある 。  体 は 頭部 （ 吻部 ） 、 頸部 、 11 体 節 から なる 胴 部 に 分け られる 。 21 世紀 初頭 まで は 、 頭部 を 第 １ 体 節 、 頚部 を 第 ２ 体 節 、 胴 部 を ３ - １ ３ 体 節 と さ れ て い た が 、 近年 は 前述 の 呼称 が 一般 的 で ある 。 頭部 は 胴 部 へ 引き込む こと が でき 、 その 際 に は 頸部 が 蓋 の 役割 を する 。 頭部 の 出し入れ に 伴っ て 、 棘 を 引っかけ 、 体 を 前進 さ せる 。 とげ は 表皮 から 分泌 さ れる クチクラ の 一部 で あり 、 成長 の たび に 何 度 も 生え 変わる 。  動 吻動物 は 海底 の 海藻 の 間 や 泥中 の 珪藻 および デトリタス と 呼ば れる 有機 堆積 物 など を 食糧 と する 。 頭部 の 冠 棘 を 利用 し 、 これ を 出し入れ する こと で 前進 し 、 体 に 生え た 棘 も これ を 補佐 する 。 体 は 腹 側 に 曲げる こと が 可能 で ある 。  潮間 帯 から 超 深海 まで 分布 し 、 世界中 に 広く 分布 し て いる 。 特に 酸素 濃度 の 高い 砂 泥 で 高密度 に 生息 し 、 場所 によって は 線 虫 、 ソコミジンコ に ついで 、 個体 数 の 上 で 優先 種 と なる 。 反対 に 貧 酸素 環境 に 弱く 、 汚染 海域 で は すぐ に 姿 を 消す こと から 、 海洋 の 汚染 指数 を 測る 指標 生物 として の 利用 が 期待 さ れ て いる 。  成長 の 際 に は 脱皮 を 行い 、 脱皮 殻 は ほぼ 全体 の 形 を 保つ 。 雌雄 異体 で 、 終端 体 節 に 雄 は 交尾 棘 、 雌 は 生殖 孔 を 持つ 。 幼生 は 自由 生活 で ある 。 しかし 生殖 および 初期 発生 について は ほとんど 分かっ て い ない 。  古く は 線形 動物 や 輪形 動物 、 腹 毛 動物 など とともに 袋 形 動物 門 に まとめ られ て い た が 、 現在 で は それぞれ 独立 の 門 として 扱わ れる 。 系統 的 に は 大きく は 脱皮 動物 に 含ま れる 。 脱皮 動物 内 において は 、 胴 甲 動物 や 鰓 曳動物 に 近い と 考え られる こと が 多く 、 これら の 3 門 を まとめ て 有 棘 動物 と する 説 も ある 。 ただし 分子 系統 解析 で は 鰓 曳動物 と の 近 縁 性 が 支持 さ れる こと が 多い 反面 、 胴 甲 動物 と の 近 縁 性 は 支持 さ れ ない こと が 多い 。  円蓋 綱 （ Cyclorhagida ） と 異 蓋 綱 （ Allomalorhagida ） の 2 綱 から なる 分類 体系 が 用い られる 。 2018 年 現在 、 円蓋 綱 に は 3 目 7 科 17 属 約 173 種 が ， 異 蓋 綱 に は 4 科 12 属 97 種 が 知ら れ て いる が ， その 種 数 は 近年 でも 増え 続け て いる 。 なお 、 日本 から は 16 種 が 報告 さ れ て いる 。カイコ （ 蚕 、 蠶 ） は チョウ 目 （ 鱗翅 目 ） ・ カイコガ 科 に 属する 昆虫 の 一種 。 和名 は カイコガ と さ れる 場合 も カイコ と さ れる 場合 も ある 。 カイコガ と 呼ば れる 場合 も 、 幼虫 は カイコ と 呼ば れる こと が 多い 。 クワ （ 桑 ） を 食餌 と し 、 絹 を 産 生し て 蛹 （ さ なぎ ） の 繭 （ まゆ ） を 作る 。 有史 以来 養蚕 の 歴史 と共に 各国 の 文化 と共に 生き て き た 昆虫 。  学名 （ ラテン語 名 ） は 「 （ 仮名 転写 の 一 例 ： ボンビクス・モリ ） 」 。  カイコ は 家 蚕 （ かさん ） と も 呼ば れ 、 家畜 化 さ れ た 昆虫 で 、 野生 に は 生息 し ない 。 また カイコ は 、 野生 回帰 能力 を 完全 に 失っ た 唯一 の 家畜 化 動物 として 知ら れ 、 餌 が なくなっ て も 逃げ出さ ず 、 体 色 が 目立つ 白色 で ある など 、 人間 による 管理 なし で は 生育 する こと が でき ない 。 カイコ を 野外 の 桑 に とまら せ て も 、 ほぼ 一昼夜 の うち に 捕食 さ れる か 、 地面 に 落ち 、 全滅 し て しまう 可能 性 が ある 。 幼虫 は 腹 脚 の 把握 力 が 弱い ため 樹木 に 自力 で 付着 し 続ける こと が でき ず 、 風 が 吹い たり する と 容易 に 落下 し て しまう 。 成虫 も 翅 は ある が 、 体 が 大きい こと や 飛翔 に 必要 な 筋肉 が 退化 し て いる こと など により 、 羽ばたく こと は できる が ほぼ 飛ぶ こと は でき ない 。  20 世紀 の 調査 で は 、 カイコ を 意味 する 方言 に は 主 に 次 の よう な 例 が あっ た 。  養蚕 は 少なくとも 5000 年 の 歴史 を 持つ 。 伝説 に よれ ば 黄 帝 の 后 ・ 西陵 氏 が 、 庭 で 繭 を 作る 昆虫 を 見つけ 、 黄 帝 に ねだっ て 飼い 始め た と 言わ れる 。 絹 ( silk ) の 語源 は 、 西陵 氏 （ Xi   Ling - shi ） で ある と いう 。  カイコ の 祖先 は 東アジア に 生息 する クワコ   ("")   で あり 、 中国 大陸 で 家畜 化 さ れ た という の が 有力 な 説 で ある 。 カイコ と クワコ は 近 縁 だ が 別種 と さ れる 。 これら の 交雑 種 は 生殖 能力 を もち 、 飼育 環境 下 で 生存 ・ 繁殖 できる こと が 知ら れ て いる が 、 野生 状態 で の 交雑 種 が 見つかっ た 記録 は ない 。 一方 で クワコ は カイコ と は 習性 が かなり 異なり 、 夜行 性 で 活発 に 行動 し 、 また 群生 する 事 が 無い 。 これ を 飼育 し て 絹糸 を 取る 事 は 可能 で は ある が 、 大変 で あり 、 むしろ 科 レベル において カイコ と は 異なる 昆虫 で ある ヤママユ の ほう が 、 絹糸 を 取る ため に 利用 さ れる 。 5000 年 以上 前 の 人間 が 、 どの よう に し て クワコ を 飼い ならし て 、 カイコ を 誕生 さ せ た か は 、 現在 に 至る も 完全 に は 解明 さ れ て い ない 。 その ため 、 カイコ の 祖先 は 、 クワコ と は 近 縁 だ が 別種 の 、 現代 人 にとって 未知 の 昆虫 で は ない か という 説 まで も ある 。 しかしながら 、 ミトコンドリア DNA の 配列 に 基づき 系統 樹 を 作成 する と 、 カイコ は クワコ の クレード の 一部 に 収まる こと から 、 この 仮説 は 否定 できる 。  完全 変態 の 昆虫 で ある 。  孵化 したて の 1 齢 幼虫 は 、 黒色 で 疎ら な 毛 に 覆わ れる ため 「 毛蚕 」 （ け ご ） と 呼ば れ 、 また 、 アリ の よう で ある ため 「 蟻 蚕 」 （ ぎさ ん ） と も 呼ば れる 。 桑 の 葉 を 食べ て 成長 し 、 十 数 時間 程度 の 「 眠 」 （ 脱皮 の 準備 期間 にあたる 活動 停止 期 ） を 経 て 脱皮 する 。 2 齢 以降 の 脱皮 後 も 毛 は ある が 、 体 が 大きく なる 割 に 、 毛 は あまり 育た ない ので イモムシ 様 の 虫 と なり 、 幼虫 の 体 色 や 模様 は 品種 によって 様々 で ある が 、 通常 は 白く 、 頭部 に 眼 状 紋 が 入る 。 幼虫 の 白い 体 色 が 天敵 に 発見 さ れ やすい こと も あっ て 、 幼虫 は 自然 下 で は 生育 でき ない 。 また 2 齢 幼虫 に なる ころ に 毛 が 目立た なく なる の を 昔 の 養蚕 家 は 「 毛 を ふるいおとす 」 と 考え 、 毛 ぶる いと 表現 し た 。  多く の 品種 の 幼虫 は 、 5 齢 で 終 齢 を 迎え 、 蛹 （ さ なぎ ） と なる 。 蛹 化 が 近づく と 、 体 は クリーム 色 に 近い 半 透明 に 変わる 。 カイコ は 繭 を 作る の に 適し た 隙間 を 求め て 歩き回る よう に なり 、 摂 食 し た 餌 を すべて 糞 として 排泄 し て しまう 。 やがて 口 から 絹糸 を 出し 、 頭部 を ∞ 字 型 に 動かし ながら 繭 を 作り 、 その 中 で 蛹 化 する 。 繭 の 色 や 形 は 品種 によって 異なる が 、 白い 楕円 形 が 一般 的 で ある 。 絹糸 は 唾液 腺 の 変化 し た 絹糸 腺 （ けんし せ ん ） という 器官 で 作ら れる 。 後部 絹糸 腺 で は 糸 の 主体 と なる フィブロイン が 合成 さ れる 。 中部 絹糸 腺 は 後部 絹糸 腺 から 送ら れ て き た フィブロイン を 濃縮 ・ 蓄積 する とともに 、 もう 一つ の 絹 タンパク質 で ある セリシン を 分泌 する 。 これ を 吐き きら ない と アミノ酸 過剰 状態 に なり 死ん で しまう ので 、 カイコ は 歩き ながら でも 糸 を 吐い て 繭 を 作る 準備 を する 。 また 蛹 に なる こと を 蛹 化 と いう が 、 養蚕 家 は 化 蛹 （ かよう ） と いう 。  蛹 繭 の 中 で カイコ の 幼虫 は 丸く 縮ん で 前 蛹 に なる 。 これ は アポトーシス （ プログラム さ れ た 細胞 死 ） が 体内 で 起こっ て いる の で あり 、 体 が 幼虫 から 蛹 に 作り 変わっ て いる 最中 な の で ある 。 その後 脱皮 し 、 蛹 と なる 。 蛹 は 最初 飴色 だ が 、 だんだん と 茶色く 硬く なっ て いく 。  羽化 する と 、 尾 部 から 茶色い 液 （ 蛾 尿 ） を 出す 。 また 、 口 から 絹糸 を 溶かす タンパク質 分解 酵素 を 出し て 自ら の 作っ た 繭 を 破っ て 出 て くる 。 成虫 は 全身 白い 毛 に 覆わ れ て おり 、 翅 を 有する が 、 体 が 大きい こと や 飛翔 筋 が 退化 し て いる こと など により 飛翔 能力 を 全く 持た ない 上 、 口吻 は ある が 餌 を 食べる こと は 無い 。 交尾 の 後 、 やや 扁平 な 丸い 卵 を 約 300 粒 産み 、 約 10 日 で 斃死 する 。  カイコ は 、 ミツバチ など と 並び 、 愛玩 用 以外 の 目的 で 飼育 さ れる 世界 的 に も 重要 な 昆虫 で あり 、 主 目的 は 天然 繊維 の 絹 の 採取 に ある 。 日本 で も 、 古事記 に も 記述 が ある ほど の 長い 養蚕 の 歴史 を 持ち 、 戦前 に は 絹 は 主要 な 輸出 品 で あり 、 合成 繊維 が 開発 さ れる まで 日本 の 近代 化 を 支え た 。 農家 にとって 貴重 な 現金 収入 源 で あり 、 地方 によって は 「 お カイコ 様 」 といった 半ば 神聖 視 し た 呼び 方 が 残っ て いる ほか 、 養蚕 の 神様 （ おし ろ さま ） に 順調 な 生育 を 祈る 文化 も 見 られ た 。 また 「 一 匹 、 二 匹 」 で は なく 「 一 頭 、 二 頭 」 と 数える 。  繭 は 一 本 の 糸 から でき て いる 。 絹 を 取る に は 、 繭 を 丸ごと 茹で 、 ほぐれ て き た 糸 を より 合わせる 。 茹でる 前 に 羽化 し て しまっ た 繭 は タンパク質 分解 酵素 の 働き で 絹 の 繊維 が 短く 切断 さ れ て いる ため 紡績 に は 向か ない 。  繊維 用 以外 で は 、 繭 に 着色 など を 施し て 工芸 品 に し たり 、 絹 の 成分 を 化粧 品 に 加える 例 も ある 。  絹 を 取っ た 後 の 蛹 は 熱 で 死ん で いる が 、 日本 の 養蚕 農家 の 多く は 、 鯉 、 鶏 、 豚 など の 飼料 として 利用 し た 。 現在 でも そのまま の 形 、 もしくは さ なぎ 粉 と 呼ば れる 粉末 に し て 、 魚 の 餌 や 釣り 餌 に する こと が 多い 。  また 、 貴重 な タンパク 源 として 人 の 食用 に さ れる 例 は 多い 。 90 年 余り 前 の 調査 に よる と 、 日本 の 長野 県 や 群馬 県 の 一部 で は 「 どき ょ 」 など と 呼び 、 佃煮 に し て 食用 に し て い た と 報告 さ れ て いる 。 太平洋戦争 中 に は 、 長野 県内 の 製糸 工場 において 、 従業 員 の 副食 として 魚肉 類 の 代わり に 提供 さ れ た 。 最初 は 特有 の 臭い も あっ て 、 なかなか 手 の 出 なかっ た 従業 員 達 も 、 貴重 な タンパク 源 として 競っ て 食す よう に なり 、 しばらく し て 数 に 制限 が 加え られ た と いう 。  現在 でも 、 長野 県 で は スーパー 等 で 佃煮 として 売ら れ て いる 。 伊那 地方 で は 産卵 後 の メス 成虫 を 「 まゆこ 」 と 呼び 、 これ も 佃煮 に する 。 朝鮮半島 で は 蚕 の 蛹 の 佃煮 を 「 ポンテギ 」 と 呼び 、 露天商 が 売る ほか 、 缶詰 で も 売ら れ て いる 。 中国 で は 山東 省 、 広東 省 、 東北 地方 など で 「 蚕 蛹 」 （ ツァンヨン 、 cānyǒng ） と 呼ん で 素 揚げ 、 煮付け 、 炒め 物 など に し て 食べる 。 ベトナム で は 「 nhộng   tằm 」 （ ニョンタム ） と 呼ん で 、 煮付け に する こと が 多い 。 タイ 王国 で も 、 北部 や 北東 部 で は 素 揚げ に し て 食べる 。  ヒト に 有用 な 栄養素 を 多く 含み 、 飼育 し やすく 、 蛹 の 段階 で は 内臓 に 糞 が 詰まっ て い ない こと から 、 長期 滞在 する 宇宙 ステーション で の 食料 として の 利用 も 研究 さ れ て おり 、 粉末 状 に し た 上 で クッキー に 混ぜ て 焼き上げる 、 一度 冷凍 し た もの を 半 解凍 する 、 など の 方法 が 提案 さ れ て いる 。 今 で は 言わ れ なけれ ば わから ない ほど 自然 な 形 に 加工 できる よう に なっ て いる 。 また 、 蛹 の 脂肪 分 を 絞り出し た もの を 蛹 油 と 呼ぶ 。 かつて は 食用 油 や 、 石鹸 の 原料 として 利用 さ れ た 。 現在 で は 主 に 養殖 魚 の 餌 として 利用 さ れる 。  他 に 、 爬虫類 や 両生類 など 昆虫 食 動物 を 飼育 する 際 の 餌 として 生き た 幼虫 を 用いる 。 その 分野 で は シルクワーム の 名 で 呼ば れる 。 ミールワーム や コオロギ など より 栄養 価 が 高く 、 また 水分 の 多い 素材 として 重視 さ れる 。  昆虫 病原 糸状 菌 （ 白 殭菌 ） に 感染 し た 蚕 （ 白 殭蚕 ） は 死ん で しまい 、 絹 を 取る 事 は 出来 ない が 、 漢方 医学 で は てんかん や 中風 、 あるいは 傷 薬 として 用い た 方法 が 『 医 心 方 』 など に あり 、 1919 年 の 農 商務省 調査 で も 普通 の 蚕 を 含め て 民間 療法 の 薬 として 様々 な 病状 の 治療 に 用い られ て いる と さ れ て いる 。 白 殭蚕 を 東京 都 南多摩 郡 や 山梨 県 西 山梨 郡 で は 、 「 おし ら さま （ 御白 様 ） 」 と 呼ん だ 。  学術 目的 で は 変態 や ホルモン の 生理学 など の モデル 生物 として 用い られる 。 飼育 の 歴史 が 長く 生態 ・ 生理学 上 の 知見 が 蓄積 さ れ て おり 系統 も 豊富 に 確立 さ れ て いる ため に モデル 生物 として の 価値 は 高い 。 エクジソン は カイコ を 用い て 単 離さ れ た 代表 的 な 昆虫 ホルモン で ある 。 また 、 教育 課題 として カイコ の 幼虫 の 飼育 や 解剖 観察 を 行う こと も 多い 。  日本 に カイコ から 糸 を 紡ぐ 技術 は 、 稲作 など と 相 前後 し て 伝わっ て き た と 言わ れ て いる が 、 古来 において は 様々 な 言い伝え が あり 、 日本 神話 が 収め られ て いる 『 古事記 』 や 『 日本書紀 』 の 中 に も いくつ か が 収め られ て いる 。  これら の 神話 は いずれ も 食物 起源 神話 と 関連 し て いる 事 から 戦前 の 民俗 学者 で ある 高木 敏雄 は 、 これ は 後世 において シナ （ 中国 ） の 俗説 に 倣っ て 改竄 し た もの で あり 、 植物 から 作ら れ た 幣帛 を 用いる 日本 の 神道 に は 関わり の 無い 事 で あり 、 削除 し て も 良い 位 だ と 激しく 非難 し て いる 。 だが 、 仮に この 説 を 採る として も 、 『 古事記 』 ・ 『 日本書紀 』 が 編纂 さ れ た 7 世紀 の 段階 で 養蚕 が 既に 当時 の 日本 国家 にとって 重要 な 産業 に なっ て いる という 事実 まで を 否定 する 事 は 出来 ない と 言えよ う 。 今日 で は この 神話 は 東南アジア や オセアニア に 広く 分布 する ハイヌウェレ 型 神話 の 類型 として 認識 さ れ て いる 。 なお 、 蚕 は 『 古事記 』 下巻 の 仁徳天皇 記 に 再び 登場 し 、 韓 人 （ 百済 から の 帰化 人 ） 奴 理 能美 （ ぬり のみ ） が 飼育 し て い た 「 一 度 は 這 （ は ） う 虫 に なり 、 一 度 は 鼓 に なり 、 一 度 は 飛ぶ 鳥 に なる 奇 しい 虫 」 （ 蚕 ） を 皇后 磐 之 媛 命 に 献上 する 逸話 が 語ら れる 。  三 代 実録 に よれ ば 、 仲哀 天皇 4 年 （ 195 年 ） に 秦 の 始 皇 11 代 の 孫 功 満 王 （ こま おう ） が 渡来 し て 日本 に 住みつき 、 珍しい 宝物 で ある 蚕 （ かい こ ） の 卵 を 奉献 し た と さ れ 、 豊浦 宮 （ 現在 の 忌 宮 神社 ） が 蚕種 渡来 の 地 と さ れる 。 忌 宮 神社 で は 毎年 3 月 28 日 に 、 蚕種 祭 が 行わ れ 、 1981 年 （ 昭和 56 年 ） から 毎年 、 生糸 つむぎ と 機織り の 実演 が 披露 さ れ て いる 。  東 晋 時代 の 中国 （ 4 世紀 ） に 書か れ た と さ れる 『 捜神記 』 巻 14 に は 次 の よう な 話 が ある 。  この 話 を モチーフ と し た と 思わ れる 伝説 は 日本 国内 に も 伝わっ て おり 、 柳田 國男 の 『 遠野 物語 』 に も おしら様 信仰 に からん で 類似 し た 話 が 載せ られ て いる 。タッツェルヴルム （ ） または シュトレンヴルム （ ） 、 アルプス山脈 に 住む と さ れる 未 確認 生物 あるいは 伝説 上 の 生き物 。  猫 の よう な 頭 を し た 蛇 の 姿 を し て いる 言い伝え が ある が 、 目撃 談 で は 、 主 に 扁平 形 の トカゲ 、 あるいは 前 脚 付き の 蛇 の 姿 と 報告 さ れる 。 また 有毒 か 毒気 を 吐く という 伝承 が ある 。 イタチ 科 の 哺乳類 の 誤認 という 仮説 も 立て られ て いる 。  、 、 、 イタリア ・ アルプス など ヨーロッパ 山岳 地帯 の 各地 に 伝承 が ある 。  従来 は バイエルン で タッツェルヴルム 、 スイス で シュトレンヴルム 、 オーストリア で ベルクシュトゥツ と 呼ば れる 。 これ に 対応 する 伝説 上 の 生き物 は 、 フランス語 で アラッサス として 知ら れる 。  17 世紀 スイス で 目撃 さ れ た という 通称 「 ショイヒツァー の 竜 」 の なか に は 猫 頭 の 爬虫類 型 も 含ま れる が 、 これら が タッツェルヴルム の 仲間入り さ れる こと も ある 。  タッツェルヴルム は 、 「 足 の ある 虫 （ 蛆虫 や 爬虫類 も 含む ） ｣ を 意味 する と いわ れる 。  この 呼称 は 、 スイス で は 使用 さ れ ず 、 スイス の 周辺 で は シュトレンヴルム あるいは シュトルヴルム （,   ） と 呼ば れ て き た 。 これ は ドイツ 語 で 「 トンネル の 虫 」 、 「 穴 の 虫 」 等 の 意 で あり 、 あるいは 近隣 の 方言 で 「 短く 太い 足 」 を 持っ た 「 蛇 類 」 と も 解釈 できる 。  タッツェルヴルム は 、 従来 ドイツ の バイエルン 地方 で の 呼称 で 、 その 変形 として ダーツルヴルム 、 プラーツェルヴルム （ 、 ） が 認め られる 。 ただ 20 世紀 に も なる と オーストリア で も タッツェルヴルム という 呼称 は 一般 化 し た 。  オーストリア で は 、 ベルクシュトゥツ （ 、 、 ） と いい 「 山 の 切株 状 の もの 」 を 意味 する 異称 が 従来 より の 名 で あり 、 分布 として は 、 オーストリア の シュタイエルマルク 州 や 、 チロル 地方 、 ザルツブルク や ザルツカンマーグート 地方 、 さらに ドイツ の バイエルン の 一部 （ ベルヒテスガーデン 市 ） で 使わ れ て い た と 、 古い 研究 論文 に は 記述 さ れ て いる 。 また 単に シュトッツン （ ） という 名称 が 、 トラウン 川 や 渓谷 で は 使わ れ て い た 。  猫 の 頭 を し た トカゲ の よう だ と いわ れる 伝説 の 怪物 は フランス アルプス で は アラッサス （ ） と 呼ば れる 。  タッツェルブルム は 古く から 現地 の 伝説 に 登場 し て いる 。  その 存在 が 確立 し て い ない 爬虫類 らしい 生物 の スイス で の 目撃 情報 は 、 すでに 17 – 18 世紀 に 収集 さ れ 、 ラテン語 で 「 竜 」 だ と 記述 さ れ て 発表 さ れ て いる が 、 これら に は 猫 顔 の 爬虫類 型 、 および 純 爬虫類 型 が 含ま れる 。 それら は 「 ショイヒツァー の 竜 」 など と 呼ば れる こと が あり 、 ときには シュトレルンヴルム （ タッツェルヴルム ） の 例 として 扱わ れ て いる 。  1934 年 に スイス の 写真 家 バル キン 某 が 撮影 し た と する タッツェルヴルム の 写真 が あり 、 に 掲載 さ れ た 。 しかし 生き た 個体 と 接触 し た と 証言 さ れ た に し て は 、 作り物 に しか 見え ない と の 指摘 が あり 、 信ぴょう 性 は ない 。  その 目撃 談 や 伝承 は 、 スイス 、 バイエルン 、 オーストリア 領 アルプス 等 、 広域 的 に 知ら れ て いる 。  タッツェルヴルム は ずんぐり と し た 蛇 か トカゲ の よう な 姿 で 、 鉤爪 の つい た 脚 が 、 2 本 か 4 本 または 6 本 生え て いる と いわ れる 。 体長 は 目撃 例 によって さまざま だ が 、 約 30 cm から 約 2 m まで 報告 さ れる 。 胴体 が 太く 短く も あり 、 日本 の 伝説 における ツチノコ の よう な 存在 ともさ れる 。  特に スイス など で は 猫 の よう な 顔 を 持つ と も 伝わる 。 ショイヒツァー の 竜 の 一 例 「 猫 頭 の 蛇 」 は 全長 7 フィート あっ た と さ れ た 。  また 、 シュトレンヴルム は 白黒 2 種類 あり 、 白色 種 は 王冠 が つい て いる という スイス 中部 （ ベルン 州 ） の 伝承 も ある 。  猛毒 を 帯び て いる と も 言わ れる 。 オーストリア や バイエルン の タッツェルヴルム は 、 毒性 の 息 を 吐く と さ れ て い た が 、 後年 に なる と 致死 量 に 至る 毒性 だ と 誇張 さ れる よう に なっ た 。 スイス の シュトレンヴルム も 毒性 が ある と 言わ れ 、 前肢 が 二 本 ある 「 ショイヒツァー の 竜 」 に 息 を 浴び 、 頭痛 と 目まい が 生じ た と する 遭遇 例 が ある 。  タッツェルヴルム は 、 金 切り 音 、 口笛 の よう な 音 、 または シャー という 蛇 の 音 を 発する という 伝承 が ある 。  は その 論文 「 アルプス の ドラゴン 史 」   ( 1887 年 ) で 、 「 ショイヒツァー の 竜 」 について 考察 し て いる が 、 自然 科学 者 で あっ た ダラ・トーレ は 、 猫 の よう な 頭 について の 説明 は せ ず に 、 すべて 蛇 が トカゲ の 類 の 誤認 として 説明 できる と し た 。 しかし 、 これら の 未 確認 爬虫類 は 、 すでに 絶滅 し て しまっ て いる と ダラ・トーレ は 推察 し て おり 、 民間 伝承 も その 「 幻影 」 のみ しか 伝わら ない と し た 。  逆 に 爬虫類 で は なく 、 哺乳類 、 特に イタチ 科 の 動物 の 誤認 と の 仮説 も 立て られ て いる 。 作家 の ヨハン・ルドルフ・ウィース は シュトレンヴルム の 存在 に は 懐疑 的 で 、 もし ある と すれ ば それ は 高山 で は 馴染み の 薄い や イタチ 、 テン 類 、 カワウソ 類 の 見 間違い で は ない か と 提唱 し た 。  スイス で は 早い 時期 （ 17 世紀 ） に 、 「 竜 」 だ と 称する 目撃 談 が 記録 さ れ て いる 。 その 中 に は 猫 の よう な 頭 と 爬虫類 の よう な 胴体 を 持っ た 生物 や 、 有 脚 の 蛇 の よう な 生物 が あり 、 これら を タッツェルヴルム の 例 として 扱う 文献 も み られる 。  博物 学者 は 、 スイス 山地 で 目撃 さ れ た という 竜 について の 複数 の 記録 を まとめ 1680 年 に これ を ラテン語 で 出版 し た 。 その後 、 ヨハン・ヤーコブ・ショイヒツァー が これら 11 例 に 銅 版画 を 添え て 1723 年 に 再版 し た 。 こうした 目撃 例 は のち に 「 ショイヒツァー の 竜 」 と も 呼ば れる よう に なっ た 。 具体 例 に は 、 猫 頭 の 竜 も 、 全体 的 に 爬虫類 的 な 例 も 混在 する 。  ショイヒツァー の 竜 の 第 1 例 は 「 猫 頭 の 蛇 」 と も 近年 の 未 確認 生物 研究 者 に 命名 さ れ て いる が 、 文字通り 蛇 の 胴体 に 猫 の 頭 が 付い た よう な 生物 として 説明 ・ 図解 さ れ て いる （ 左 図 ） 。  目撃 者 に よれ ば 長 さ は 7 フィート 程 あり 、 胴体 は 黒 から 灰色 に かけ た 色 を し て い た と いう 。 近隣 の 住民 は 、 それ まで 家畜 の 牛 の 乳 が 得体 の 知れ ない もの に 吸わ れる 被害 に あっ て い た が 、 この 怪物 が 退治 さ れ た あと に 被害 が 終息 し た と し て いる 。  別 の 例 で は 、 猫 頭 で 四足 の 「 竜 」 が 出現 し た と さ れ て いる （ 上 図 ） 。 特徴 として は イノシシ の よう な が 、 背中 にわたって 生え て い た と いう 。  他 の 目撃 例 で は 、 「 竜 」 は 特に 猫 の よう な 頭 を し て おら ず 、 爬虫類 の 外見 を し て い た 。 例えば 第 2 例 は 、 四足 の トカゲ に 似 、 頭部 に は 鶏冠 の よう な もの が つい て い た と 解説 さ れ て いる 。 で 目撃 さ れ た という 竜 は 、 巨大 な 頭 を 持ち 、 前肢 のみ 2 本 つい て おり 、 その 息 を 吹きかけ られ た 遭遇 者 は 目まい と 頭痛 を 発し て 退散 し た 。  19 世紀 初頭 、 ベルン 出身 の 二 人 の 著述 が スイス アルプス の 民俗 学 に 大きく 貢献 し た が 、 その なか に は シュトレンヴルム について の 見聞 も 含ま れ て い た 。 この 二 人 と は 昆虫 学 ・ 軟体動物 学者   ( 1757 – 1834 年 )   と 、 作家 の ヨハン・ルドルフ・ウィース ( 1783 – 1830 年 ) で ある 。  シュトレンヴルム が 猫 の よう な 頭 を し た もの だ という 民間 伝承 は 、 両者 の 記述 に 見つかる 。 ただ 、 シュトゥダー が 発表 し た 目撃 例 や 、 ウィース が 採集 し た 小話 に は 猫 似 の 描写 は 含ま れ て い ない 。  シュトゥダー は 、 シュトレンヴルム について 最も 価値 の 高い 資料 だ と の 意見 が ある 。   シュトゥダー に よれ ば 、   シュトレンヴルム の 名 は 「 短い 足 」 を 意味 する 「 シュトレン 」 に 由来 する 。 また 、 高 湿度 の 暑い 時 や 、 天気 が 変わり やすい 時 に 出現 する 習性 が ある という 伝承 を 伝える 。 民間 で は 有毒 で 危険 だ と 信じ られ 、 外見 は 、 猫 の よう な 頭 と 、 鉤爪 を 持っ た 足 を 持っ た 、 短く て ずんぐり し た 蛇 の よう だ と さ れ て い た 。  シュトゥダー は 、 当時 の 目撃 情報 も 収集 し て いる 。 1811 年 に 目撃 さ れ た と さ れる シュトレンヴルム は 、 二又 に 分かれ た 舌 を もち 、 蛇 の よう だ が 頭部 が 幅広く 、 短い 脚 が 2 本 だっ た 。 ハインリッヒ という 教師 が ベルン 州 の 渓谷 で 見 た と いう 。   全長 は 1   （ 1 . 8 m ） あり 、 男性 の 太 腿 ほど の 太 さ だっ た と いう 。 これ より 数 年 前 に は 、 ベルン 州 郡 の アルメントリ 在住 の ハンス・ケールリ なる 人物 が 、 一 匹 の 毛深い シュトレンヴルム を 殺し 、 体内 に は その 幼生 が 10 体 入っ て い た と いう 。  シュトゥダー は 、 金貨 3 、 4 枚 の 懸賞 金 を かけ て 「 正真正銘 の シュトレンヴルム 」 の 標本 を 求め て おり 、 これ は いかに その 実在 を 信じ て い た か を うかがわ せる もの だ と も 言わ れ て いる 。  ヨハン・ルドルフ・ウィース は 、 竜 は 想像 上 の 生き物 で 、 シュトレンヴルム は 存在 の 疑わしい 生物 で ある と 述べ た 。 ウィース は シュトレンヴルム が 猫 頭 と 短い 足 を 持つ 蛇 の よう な 外見 、 という 一般 的 な 特徴 に 加え 、 ときには 毛 が 密 に 生え て いる と さ れ て おり 、 2 本 や 4 本 だけ で なく 、 幼虫 の よう に 多数 の 足 を 持つ と も いわ れる と 記述 し た 。  ウィース が 、 ベルン 州 谷 の 一 人 の 牧童 から 採集 し た 伝承 に よれ ば 、 シュトレンヴルム は 2 種類 あり 、 白色 種 は 小さな 王冠 を かぶっ て いる が 、 より 一般 的 な 黒色 種 は 。  ウィース は 、 に よれ ば 、 シュトレンヴルム や 竜 の 伝承 資料 として は シュトゥダー に 比べ 重要 性 の 低い もの に 位置づけ られ て いる が 、 幾つ か の 民間 伝承 を 伝え て いる 。 スイス の 山岳 地帯 で は 、 放牧 さ れ た 牝 牛 が 蛇 に 乳 を 吸わ れる 被害 を 防ぐ に は 、 白い 雄鶏 を 連れ て 行け よい と という 迷信 が ある が 、 その 蛇 という の は シュトレンヴルム の こと だ と ウィース は 考察 し て いる 。  国立 科学 博物館 で 2001 年 12 月 4 日 から 2002 年 2 月 17 日 にかけて 実施 さ れ た 特別 企画 展 「 化石 の 美 と 科学 」 で は 、 ウンブリア 地方 で 発見 さ れ た 無 脊椎動物 の 生 痕 化石 を 「 ジュラ紀 の タッツェルブルム （ ジュラシック・タッツェルブルム ） 」 と 名付け て 展示 し た 。動物 相 （ どう ぶつ そう 、 ） と は 、 ある 特定 の 地域 と 時間 における 動物 を 表す 集合 的 な 用語 で ある 。 これ に 対応 する 植物 の 集合 の 概念 は 植物 相 で ある 。 さらに 全 生物 を 対象 と する 言葉 に 生物 相 が ある 。 ラテン語 の 仮名 書き で ある ファ ウナ の 形 で も よく 使わ れる 。  動物 相 を 表す 「 ファ ウナ 」 は ローマ 神話 の 豊饒 と 大地 の 女神   （ ファウヌス ） に 由来 する 。 また リンネ が 自著   " Fauna   Suecica "   の 書名 として 用い た の を 始まり として 、 動物 を 上記 の よう な 扱い の 元 で カタログ 化 し た 本 も 「 ファ ウナ 」 と 呼ぶ こと が ある 。  動物 学者 と 古 生物 学者 は 、 動物 相 という 言葉 を 「 ソノ ラン 沙漠 の 動物 相 （ 動物 群 ） 」 や 「 バージェス 頁岩 の 動物 相 （ 動物 群 ） 」 など と 、 特定 の 時代 や 土地 の 動物 の 種 の 集合 を 表す ため に 使う の が 普通 で ある 。  古 生物 学者 は 類似 の 化石 を 含む 岩石 層 を 動物 群 ステージ として 区別 ・ 分析 する 。  実際 に は 、 よほど 地域 を 限定 し て も 、 その 中 の あらゆる 動物 を リストアップ する こと は 不可能 に 近い 。 動物 の 分類 群 により 、 分類 研究 が 進ん で い ない もの も あれ ば 、 簡単 に は 採集 でき ない 場合 も ある 。 また 、 稀少 な 種 は ごく まれ に しか 見つから ない ため 、 たとえ その 時点 で 発見 さ れ て い なく て も 、 その後 見つかる 可能 性 が ある こと を 否定 でき ない 。 いずれ に せよ 、 動物 は その 大き さ や 生活 、 行動 が 多岐 にわたり 、 分類 群 によって 調査 法 や 採集 法 も 全く 異なる の が 普通 な ので 、 動物 すべて を カバー する 調査 は あり 得 ない 。 この 点 で は 、 すべて の 種 が 横並び に 競争 者 で あり 、 まとまっ て 群落 を 形成 する 陸上 植物 と は 大きく 異なる 。  したがって 、 動物 相 を 論ずる 場合 、 意図 的 に 範囲 を 設定 する こと が 普通 で ある 。 その 設定 の 仕方 に は 大きく 二つ の 方法 が ある 。 一つ は 、 分類 群 を 選ん で 、 その 範囲 で リストアップ する こと で ある 。 もう 一つ は 、 生活 の あり方 、 生息 環境 によって 分ける 方法 で ある 。  特定 の 分類 群 の 種 を すべて 取り上げる 場合 、 分類 群 の 名 を 冠し て 、 「 日本 の 昆虫 相 」 や 「 琉球 列島 の カエル 相 」 など という 具合 に 表現 する 。 なお 、 昆虫 など あまりに 種類 が 多く 、 しかも 未 調査 未 研究 部門 の 多い 場合 、 十分 な リスト は 作れ ない ので 、 むしろ 動物 相 の 基本 的 な 特徴 や 特色 の こと を 動物 相 という こと も 多い 。  動物 の 分類 学者 は 、 分類 群 に も よる が 普通 は 綱 か 目 程度 の 範囲 を 専門 分野 と し 、 それ を 離れる と 全然 見当 が つか ない 場合 が 多い ため 、 この 方法 は 信頼 性 の 得 られる 方法 で ある 。 植物 の 場合 、 特別 な 分野 の 専門 家 で も 大抵 は 高等 植物 の おおよそ 一 通り は 知っ て いる ので 、 この 点 は 異なる 。 これ は 、 植物 の 場合 、 高等 植物 は すべて 横並び 的 に 生育 する の に対して 、 動物 は 群 が 異なれ ば 採集 の やり方 まで 変え ね ば なら ず 、 その 点 で は やむを得ない と も 言える 。  その他 、 鳥類 相 " avifauna " や 魚類 相 " piscifauna "（ または   " ichthyofauna "） が ある 。  同一 の 生息 環境 に いる 動物 は 、 同一 の 方法 で 総 ざら え に 採集 できる 場合 が ある 。 たとえば 、 水中 の 動物 で あれ ば 、 大きな 網 で すくえ ば 分類 群 に 関係 なく 採集 する こと が できる ので 、 これ を もっ て その 場 の 動物 相 と 表現 する 場合 が ある 。  しかし 、 この 場合 、 明らか に 網 の 目 の 大き さ によって 捕獲 できる 動物 の 種 は 全く 異なる 。 カツオ 用 の 網 で は ワムシ は 取れ ない し 、 メダカ の 網 で は クジラ は すくえ ない から で ある 。 つまり 、 採集 に 使う 道具 によって 、 捕獲 できる 対象 が 異なり 、 それ は 主として その 動物 の 大き さ の 差 に よる 。 そこで 、 この よう な 動物 相 で は 、 大き さ によって カテゴリー を 区別 する こと が 有用 で ある 。 この よう な 方法 が 使わ れる の は 、 水中 動物 、 特に プランクトン の 場合 、 底 生 動物 の 場合 、 それ に 土壌 動物 の 場合 が 挙げ られる 。 なお 、 プランクトン の 場合 、 植物 性 の プランクトン も 一緒 に 採集 する から 、 まとめ て プランクトン 相 と 呼ぶ こと も あり 、 この 場合 に は 生物 相 の 一部 を なす もの で ある 。  多く の 例 で 使わ れる の は 以下 の よう な 表現 で ある 。 大きい 方 から 順に 挙げる 。マラリア 原虫 （ ま ら り あげん ち ゅう ） は アピコンプレックス 門 に 属する 寄生 性 原生 生物 。 脊椎動物 の 赤血球 内 に 寄生 し て マラリア を 引き起こす 病原 体 で 、 吸血 昆虫 と 脊椎動物 を 行き来 する 複雑 な 生活 環 を 持っ て いる 。 分類 学 的 に は プラスモジウム 属 () に およそ 200 種 が 知ら れ て おり 、 そのうち 少なくとも 10 種 が ヒト に 感染 する 。  媒介 者 は カ （ まれ に サシチョウバエ ） で 、 吸血 の 際 に 唾液 とともに 侵入 し た スポロゾイト （ 種 虫 、 ） が 、 まず 肝臓 の 細胞 内 で シゾゴニー （ 増員 生殖 、 ） を 行い 数 を 増やす 。 種 によって は 肝臓 内 で ヒプノゾイト （ 、 休眠 体 ） と なり 数 十 年 に 渡っ て 休眠 する 場合 が ある 。 肝臓 から 血液 中 に 移行 し て 赤血球 内 で 無性 生殖 を 繰り返し 、 この 時 に 赤血球 が 破壊 さ れる ため に 発熱 や 貧血 といった 症状 が 出る 。 ときおり 生殖 母体   ()   が 生じ て 、 吸血 に 伴っ て 媒介 者 に 移り 、 その 消化 管内 で 配偶 子 ()   を 生じ て 有性 生殖 が 行わ れる 。 接合 子 に は 運動 能 が あっ て オーキネート （ 、 虫 様 体 ） と 呼ば れ 、 それ が 消化 管 上皮 細胞 に 侵入 し て スポロゴニー   ()   が 行わ れる 。 減数 分裂 を 経 て 生じ た オーシスト   ()   は 破裂 し て スポロゾイト を 放出 し 、 それ が 体腔 液 中 を 漂っ て 唾液 腺 に 集合 する 。 つまり 脊椎動物 は 中間 宿主 で 、 媒介 昆虫 が 終 宿主 で ある 。  アピコンプレックス 門 無 コノイド 綱 住 血 胞子 虫 目 プラスモジウム 科 に 属する 。  住 血 胞子 虫 目 プラスモジウム 科 の うち コウモリ に 寄生 する 以下 の 生物 は 、 赤血球 中 で は 無性 生殖 を 行わ ず 生殖 母体 のみ を 形成 する こと から マラリア 原虫 と は 区別 さ れ て き た 。 しかし 分子 系統 解析 で は マラリア 原虫 から 特殊 化 し た 可能 性 が 示さ れ て いる 。  マラリア は 歴史 を通じて 人類 を 苦しめ て き た 記録 が あり 、 沼地 から 出る 瘴気 によって 引き起こさ れる と 考え られ て き た 。 しかし 19 世紀 に パス ツール や コッホ によって 微生物 が 病原 体 と なり うる こと が 示さ れる と 、 当然 マラリア の 病原 体 も 微生物 だ と 考え られる よう に なっ た 。 実際 に 、 沼 から 分離 さ れ た 細菌 を ウサギ に 注射 する と 脾腫 を 伴う 発熱 が 起きる として 、 と 命名 さ れ た 例 が ある 。  1880 年 に フランス の 軍医 で あっ た ラヴラン が マラリア 患者 の 血液 中 に 微生物 を 発見 し 、 これ が マラリア の 病原 体 （ マラリア 原虫 ） で ある と し た 。 ラヴラン は 当初 3 つ の 形状 を 観察 し た が 、 それぞれ 生殖 母体 、 鞭 毛 放出 で 生じ た 雄 性 生殖 体 、 雌 性 生殖 体 だ と 考え られ 、 その 特徴 から いずれ も 熱帯 熱 マラリア 原虫 を 観察 し た もの だ と 考え られ て いる 。 ラヴラン は 3 つ の 形状 を 全て 同じ 種 だ と 考え 、 特に 雄 性 生殖 体 の 糸状 の 構造 が に 似 て いる こと から と 命名 し た 。 ただし 属 は マラリア 原虫 と は 全く 異なる 藻類 で あり 、 ラヴラン 自身 も 後 に この 名前 は 使わ なく なっ た 。 なお 当時 は 細菌 病原 体 説 が 幅広い 支持 を 集め て い た ため 、 ラヴラン の 説 が 広く 受け入れ られる まで に その後 10 年 ほど かかっ て いる 。  まもなく イタリア ・ ローマ 大学 のら が マラリア 患者 の 赤血球 中 で 増殖 する アメーバ 様 の 生物 を 見出し 、 1885 年 に と 命名 し た 。 これ が プラスモジウム 属 の 起源 で ある が 、 彼ら が 観察 し た の も ほとんど は 熱帯 熱 マラリア 原虫 で わずか に 三 日 熱 マラリア 原虫 が 混ざっ て い た と 考え られ て いる 。 現在 は 四 日 熱 マラリア 原虫 の 学名 で ある が 、 これ は 20 世紀 に なっ て から 生じ た 混乱 の 結果 で ある 。  この 時期 まで 研究 者 たち は マラリア の 病原 体 が 複数 種 ある こと を 想定 し て い なかっ た が 、 イタリア の 神経 科 医 ゴルジ が 1885 年 から 1889 年 にかけて 、 マラリア に は 発熱 の 周期 性 から 三 日 熱 と 四 日 熱 が あり それ が マラリア 原虫 の 生活 環 と 関係 し て いる こと 、 また 三 日 熱 に も 春 に 多い 良性 の もの と 、 夏 から 秋 にかけて 多い 悪性 の もの が あり 、 それぞれ 別種 の マラリア 原虫 が 関係 し て いる こと を 示し て いる 。 また 同じ 時期 に ウクライナ・ハリコフ 大学 の が 、 鳥類 や 爬虫類 の 赤血球 に 寄生 する 様々 な 生物 を 記載 し て おり 、 そこ に は マラリア 原虫 も 多く 含ま れ て い た 。 1891 年 に ロマノフ スキー 染色 が 開発 さ れる と 、 様々 な 動物 の マラリア 原虫 が 見出さ れる よう に なっ た 。寄生 バチ （ きせ い バチ 、 やどり バチ 、 寄生 蜂 ） は ハチ 目 の うち 、 生活 史 の 中 で 、 寄生 生活 する 時期 を 持つ もの の 総称 で ある 。 分類 学 的 に は 、 ハチ 目 ハチ 亜 目 寄生 蜂 下目   に 属する 種 が ほとんど で ある が 、 ヤドリキバチ 上 科   ( ハバチ 亜 目 )、 セイ ボウ 上 科   ( ハチ 亜 目 有 剣 下目 ） など 、 別 の 分類 群 に も 寄生 性 の 種 が いる 。  寄生 バチ は ハチ の 中 の いくつ か の 群 に 当たる 範疇 で 、 分類 群 として は 、 コバチ 、 コマユバチ 、 ヒメバチ など が ある 。 幼虫 が 寄生 生活 を 行う ハチ を 指す 言葉 で 、 植物 に 寄生 する もの と 、 動物 に 寄生 する もの が ある 。  植物 に 寄生 する もの で は 、 卵 は 植物 の 組織 内部 に 産まれ 、 幼虫 は その 中 で 成長 する 。 植物 の その 部分 は 往々 に し て 膨れ て 虫 こ ぶ を 形成 する 。  動物 に 寄生 する もの は 、 一 匹 の メス が 宿主 に 卵 を 産みつける 。 卵 から 孵っ た 幼虫 は 、 宿主 の 体 を 食べ て 成長 する 。 その 過程 で は 宿主 を 殺す こと は ない が 、 ハチ の 幼虫 が 成長 し きっ た 段階 で は 、 宿主 を 殺し て しまう 、 いわゆる 捕食 寄生 者 で ある 。  外部 寄生 の もの は 宿主 の 体 表 に 卵 が 産み付け られ 、 幼虫 は その 体 表 で 生活 する 。 内部 寄生 の もの も 多く 、 その 場合 、 幼虫 が 成熟 する と 宿主 の 体 表 に 出 て くる もの と 、 内部 で 蛹 に なる もの が ある 。  宿主 に なる の は 昆虫 と クモ 類 で 、 昆虫 で は 幼虫 に 寄生 する もの が 多い が 、 卵 に 寄生 する もの も ある 。 寄生 の 対象 と なる 種 は 極めて 多く 、 昆虫 類 で は ノミ や シミ など 体積 の 問題 が ある 種 を 除い て 寄生 を 受け ない 種 は ない と いわ れ 、 すでに 寄生 中 の ヤドリバチ や ヤドリバエ の 中 に すら 二 重 三 重 に 寄生 する 。 ただし 、 一部 の 種 に は 後 から 寄生 し て き た ハチ を 幼虫 が 食い 殺す 例 も ある こと が 発見 さ れ て いる （ 真 社会 性 # ハチ 目 参照 ） 。  動物 に 寄生 する 寄生 バチ は 、 いわゆる 狩り バチ と 幼虫 が 昆虫 など を 生き ながら 食べ 尽くす 点 で は よく 似 て いる 。 相違 点 は 、 典型 的 な 狩り バチ で は 雌 親 が 獲物 を 麻酔 し 、 それ を 自分 が 作っ た 巣 に 確保 する 点 で ある 。 その 点 、 寄生 バチ は 獲物 （ 宿主 ） を 麻酔 せ ず 、 また それ を 運ん で 巣 穴 に 隠す こと も ない 。 しかし 中間 的 な もの （ エメラルドゴキブリバチ など ） が 存在 し 、 おそらく 寄生 バチ から 狩り バチ が 進化 し た と 考え られる 。トリパノソーマ   ()   は 、 トリパノソーマ 科 に 属する 原生 生物 で 、 幅広い 宿主 に 感染 し 、 アフリカ 睡眠 病 を はじめ と する さまざま な 病気 （ 総称 し て トリパノソーマ 症 ） を 引き起こす 。  名 は ギリシャ 語 で 、 「 錐 」 +   「 体 」 という 意味 で 、 コルク 抜き の よう な 形状 ・ 動き に 由来 する 。 マクムシ という 和名 も ある が 稀 に しか 用い られ ない 。  トリパノソーマ は 二 宿主 性 で 、 脊椎動物 の 血 流 中 と 吸血 動物 の 腸管 を 主 な 寄生 部位 と する 複雑 な 生活 環 を 持っ て いる 。 脊椎動物 の ほぼ すべて の 綱 で トリパノソーマ の 感染 が 報告 さ れ て おり 、 水中 で 生活 する 魚類 ・ 両生類 ・ 爬虫類 を 宿主 と する 種 は ヒル によって 媒介 さ れ 、 一方 陸上 で 生活 する 爬虫類 ・ 鳥類 ・ 哺乳類 を 宿主 と する 種 は 吸血 性 の 節足動物 によって 媒介 さ れる 。 カエル の 場合 、 幼生 期 が 長い 宿主 に は ヒル が 、 成体 期 が 長い 宿主 に は 節足動物 が 媒介 し て いる 。  トリパノソーマ は 宿主 や 寄生 部位 に 応じ て 形態 および 代謝 型 を 変え 、 それぞれ 大きく 異なる 環境 に 適応 し て いる 。 特に 脊椎動物 の 血 流 中 で 錐 鞭 毛 型   ()   を とる こと は トリパノソーマ 属 の 特徴 と いっ て よく 、 また 吸血 動物 の 腸管 で は 上 鞭 毛 型   ()   を とる 。 この 他 に 種 によって は 細胞 内 で 無 鞭 毛 型   ()   を とり 、 まれ に 前 鞭 毛 型   ()   を とる もの も ある 。  古典 的 に は 鞭 毛虫 綱 原 鞭 毛虫 目 トリパノソーマ 科 に 所属 さ せ られ て い た が 、 分子 系統 解析 に 基づく 分類 体系 で は ユーグレノゾア 門 キネトプラスト 綱 トリパノソーマ 目 トリパノソーマ 科 の 所属 と なる 。 トリパノソーマ 科 の 分類 は 分子 系統 解析 が 遅れ て おり 再 検討 中 で ある が 、 21 世紀 に なっ て から トリパノソーマ 属 について は 単 系統 で ある と 見なさ れる よう に なっ た 。  トリパノソーマ 属 は キネトプラスト 綱 で 最大 の 属 で あり 、 およそ 500 種 ほど が 認識 さ れ て いる 。 この うち 哺乳類 を 宿主 と する 種 について は 、 発育 パターン によって 2 群 8 亜 属 に 分類 さ れ て いる 。 それ 以外 の 種 について は 未 整理 の 状況 で ある 。  ステルコラリア 類 （ section   ,   糞 棲類 ） は 、 昆虫 宿主 で の 発育 が 後 腸 で 完了 し 、 発育 終末 型   ( metacyclic )   が 糞 に 排出 さ れる もの 。 宿主 へ は 吸血 さ れ た 傷口 が 糞 によって 汚れる こと で 感染 が 成立 する 。  サリバリア 類 （ section   ,   唾 棲類 ） は 、 昆虫 宿主 で の 発育 が 口器 または 唾液 腺 で 完了 し 、 発育 終末 型 が 唾液 中 に 排出 さ れる もの 。 唾液 と共に 注入 さ れる こと で 宿主 へ の 感染 が 成立 する 。 哺乳類 宿主 で の 増殖 は 錐 鞭 毛 型 で 行わ れる 。  哺乳類 以外 に 感染 する 種 は 未 整理 で ある 。 ただし カエル に 感染 する   は トリパノソーマ 属 の タイプ 種 で ある ので 、 自動的 に   亜 属 に 属する こと に なる 。 以下 に 例 として 数 種 を 示す 。寄生虫 病 予防 法 （ きせ いち ゅうびょうよぼうほう 、 昭和 6 年 4 月 2 日 法律 第 59 号 ） は 、 日本 の 寄生虫 病 の 予防 に関する 、 廃止 さ れ た 法律 。 1932 年 （ 昭和 7 年 ） 8 月 1 日 施行 。 1994 年 （ 平成 6 年 ） 11 月 11 日 、 許可 、 認可 等 の 整理 及び 合理 化 に関する 法律 （ 平成 6 年 11 月 11 日 法律 第 97 号 ） により 廃止 さ れ た 。 内容 は 現在 、 感染 症 の 予防 及び 感染 症 の 患者 に対する 医療 に関する 法律 へ 引き継が れ て いる 。  制定 時 の 条文 は 8 条 で 、 関係 省庁 は 内務省 。 廃止 直前 の 条文 は 11 条 で 、 厚生省 管轄 。  寄生虫 病 の 予防 及び 寄生虫 病 患者 に対する 適正 な 医療 の 普及 を 図る こと によって 、 寄生虫 病 が 個人 的 に も 社会 的 に も 害 を 及ぼす こと を 防止 し 、 もっ て 公共 の 福祉 を 増進 する こと を 目的 として 制定 さ れ た 法律 で ある 。  この 法 で 予防 の 対策 と さ れ た 寄生虫 病 は 、 回虫 病 、 十二指腸虫 病 、 日本 住 血 吸虫病 、 肝臓 ジストマ 病 および 主務 大臣 が 指定 する もの と さ れ た 。  1956 年 の 「 寄生虫 病 予防 法 の 一部 を 改正 する 法律 （ 昭和 31 年 12 月 10 日 法律 第 171 号 ） 」 による 改正 で は 、 日本 住 血 吸虫病 の 予防 の ため 、 この 病原 虫 の 中間 宿主 で ある 巻貝 （ ミヤイリガイ ） が 棲息 する 地域 の 河川 や 水路 を コンクリート 製 の 溝渠 に する 基本 計画 の 策定 および その 実施 に関する 条項 が 加え られ た 。  寄生虫 病 の 予防 について 地方 長官 に 必要 な 命令 を 発し 、 または 処分 を なす 権能 を 賦与 し 、 必要 な 場合 に は 地方 住民 の 健康 診断 、 糞便 検査 その他 を する こと が できる （ 2 条 、 3 条 ） 。  市町村 は 地方 長官 の 命令 に従い 寄生虫 病 予防 または 治療 の 施設 を なす 義務 を 負担 さ せ られる （ 4 条 ） 。  施行 について 北海道 において は 例外 が ある （ 5 ～ 7 条 ） 。  地方 長官 の 命令 または 処分 に 違反 し た 者 は 50 円 以下 の 罰金 または 過料 の 制裁 を 受ける （ 8 条 ） 。  関係 法規 に 寄生虫 病 予防 法 施行 規則 （ 昭和 7 年 内務省 令 第 30 号 ） が あっ た 。クロコダイル 科 （- か 、 Crocodylidae ） は 、 爬虫綱 ワニ 目 に 属する 科 。 模 式 属 は クロコダイル 属 。  アフリカ 大陸 、 オーストラリア 大陸 北部 、 北 アメリカ大陸 、 南 アメリカ大陸 、 ユーラシア 大陸 南部 、 インドネシア 、 キューバ 、 ジャマイカ 、 ドミニカ共和国 、 ハイチ 、 パプアニューギニア 、 フィリピン 、 マダガスカル 西部  オリノコワニ 、 イリエワニ の よう な 大型 種 は 全長 7 m に 達する 。 最小 種 は ニシアフリカコビトワニ で 全長 2 m 。 背面 は 大型 の 鱗 で 覆わ れ て いる が 、 幅 が 狭い 。 腹 面 に ある 鱗 板 の 後部 に 感熱 器官 （ 濾胞 ） が ある 。 口吻 が 細長い 傾向 が ある が 、 幅広い 種 や 短い 種 も いる 。 口 を 閉じ た 時 に 下 顎 の 第 4 歯 が 外 から 見える 。 また 口吻 の 長 さ に対して 相対 的 に 歯 の 数 が 少ない 。  外部 形態 や 分子 系統 学 の 研究 から 、 1 種 のみ で ガビアル 科 を 形成 する インドガビアル を 本科 に 含める 説 も ある 。  クロコダイル 属 　" Crocodylus "  コビトワニ 属 　" Osteolaemus "  マレーガビアル 属 　" Tomistoma "  河川 や 湖 、 池沼 、 湿原 など の 淡水 域 だけ で なく 、 種 によって は 汽水域 や 海洋 に も 生息 する 。 地面 に 踵 を つけ て 歩き （ 蹠行性 ） 、 種 によって は 飛び跳ねる よう に し て 走行 する こと も できる 。  食 性 は 動物 食 で 、 魚類 、 爬虫類 、 鳥類 、 哺乳類 、 昆虫 類 、 甲殻 類 、 貝類 など を 食べる 。 イリエワニ や ナイル ワニ は 家畜 や 人 を 捕食 する こと も ある 。  繁殖 形態 は 卵生 。 地面 に 穴 を 掘っ たり 、 土 や 枯草 、 落ち葉 など を 集め た 塚 状 の 巣 の 中 に 卵 を 産む 。 さらに メス は 卵 や 幼体 を 保護 する 。  イリエワニ や ナイル ワニ は 時に 人間 を 捕食 する こと も ある 。 襲わ れ た 場合 、 目 を 突く と 噛ん で い た 口 を 開く こと が ある ため 、 アフリカ の 漁師 たち の 間 で は 『 ワニ に 噛ま れ たら 目 を 突け 』 という 言い伝え が ある 。  食用 と さ れる 事 も あり 、 皮 は 革製品 として 利用 さ れる 。  開発 による 生息 地 の 破壊 、 水質 汚染 、 皮 目的 の 乱獲 など により 生息 数 が 減少 し て いる 種 も いる 。ヌママムシ （ 沼 蝮 、 学名 ： ） は 、 クサリヘビ 科 アメリカ マムシ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 特定 動物 。  アメリカ合衆国 東部 から 南部 固有 種  最大 全長 190 cm 。 体形 は 太い 。 体 色 は 主 に 褐色 だ が 変異 が 大きく 、 不鮮明 な 暗色 の 横 帯 や 斑紋 が 入る 。 幼体 の 斑紋 は 明瞭 だ が 、 成長 に 伴い 不 鮮明 に なる 。  頭部 は 大型 。 口 の 中 は 白く 、 英名 （ Cottonmouth ＝ 綿 口 ） の 由来 に なっ て いる 。  毒 は 、 出血 毒 で 非常 に 毒 が 強く 、 最悪 の 場合 は 死 に 至る が 、 最近 で は 医療 技術 が 進化 し て いる ため  致命 率 は 低い 。  河川 や 沼 、 湿地 等 の 水辺 に 生息 する 。 泳ぎ は 上手く 、 よく 水中 に 入る 。 危険 を 感じる と 口 を 大きく 開け て 威嚇 する 。 それでも 相手 が 怯ま ない 場合 は 噛みつく 。  食 性 は 動物 食 で 、 魚類 、 両生類 、 爬虫類 、 鳥類 や その 卵 、 小型 哺乳類 、 動物 の 死骸 等 を 食べる 。 比較的 大人しい 種類 が 多い マムシ の 中 で は 本 種 は 気 が 荒く 、 攻撃 的 な ので 、 嫌わ れ て いる 。  繁殖 形態 は 卵 胎生 で 、 1 回 に 1 - 16 匹 の 幼 蛇 を 出産 する 。  毒蛇 で ある こと から 人間 に 駆除 さ れる こと も ある 。 また 本 種 のみ なら ず 他 の ヘビ （ 無毒 種 を 含む ） も 誤認 により 駆除 さ れる こと も ある 。ユムシ 動物 （ ユムシ どう ぶつ 、 学名 ： ） は 、 海産 の 無 脊椎動物 の 群 で ある 。 細長い 体 で 穴 に 潜っ て 生活 し て いる 。  ユムシ 動物 門 は 、 いわゆる 蠕虫的 な 動物 の 一群 で ある 。 すべて 海産 で 、 潮間 帯 から 深海 まで 分布 する 。 吻 を 持つ もの も ある が 、 それ 以外 に は 頭部 や 触角 、 触手 や 疣 足 等 の 体外 の 付属 物 を 持た ない 。 数 cm から 十 数 cm の 中型 の 動物 だ が 、 最大 の もの は 2 m 近く に 達する もの が ある 。 一部 は 食用 、 あるいは 釣り 餌 など に 利用 さ れる が 、 多く は ほとんど 人間 と 係わり なく 暮らし て いる 。 おおよそ は ホシムシ に 似る が 、 ホシムシ の よう な 触手 は 持た ない 。  名前 は 日本 固有 種 で 古く から 知ら れる 種 （ ユムシ ） の 名 に よっ て いる 。  円筒 形 で 、 のっぺり と し た 外観 の 動物 で 、 頭部 や 体 節 など の 区分 は ない 。 胴 部 の 先端 に 口 が あり 、 その 背中 側面 から 吻 が 前 に 伸びる 。 吻 は ごく 短い もの も あれ ば 、 胴 部 より 長く 伸びる もの も ある 。 ボネリムシ で は その 先端 が 二つ に 分かれる 。 吻 は 口 の 側 の 面 が 粘膜 と なっ て おり 、 伸び 縮み する が 、 ホシムシ の よう に 体内 に 引き込め られる こと は なく 、 また 種 によって は たやすく 自 切 する 。 この 動物 の 吻 は 口前 葉 が 起源 と も 言わ れる 。  胴 部 に は 付属 肢 など は なく 、 わずか に 口 の 後方 や 胴体 の 後端 に 剛毛 （ 腹 剛毛 、 尾 剛毛 ） を 持つ もの が ある 。  体内 の ほとんど は 大きな 1 つ の 体腔 と なっ て いる 。 胴 部 先端 の 口 から 続く 腸 は 体腔 内 で 曲がりくねり 、 後端 に 開く 肛門 へ 続い て いる 。 肛門 直前 の 直腸 に は 一対 の 肛門 嚢 が 付属 する 。  多く の もの が 閉鎖 血管 系 を 持つ 。 主要 な 血管 系 は 腹 側 と 背 側 を 縦走 する 。 神経 系 は 咽頭 の 回り を 囲む 囲咽頭 神経 索 と 腹 側 を 縦 に 走る 腹 神経 索 が ある 。  腎 管 は 胴体 前方 に 通常 1 - 4 対 、 群 によって は 1 - 多数 対 まで あり 、 腹 面 前方 に 並ん で 口 を 開く 。 これ は 生殖 門 として 働く 。 生殖 腺 は 普通 胴体 後部 の 腹 側 に ある 。  雌雄 異体 で 、 多く は 体外 受精 を 行う 。 ただし ボネリムシ 類 は 非常 に 特殊 で 、 性的 二形 の 著しい もの として も 有名 で ある 。 この 類 で は 雄 は いわゆる 矮雄 で 、 成長 し て も 数 mm に しか なら ず 、 雌 の 体内 で 寄生 生活 を 行い 、 卵 は 体内 受精 する 。  卵 割 は 螺旋 螺 割 で 、 トロコフォア 幼生 を 生じる 。 その後 に 変態 し 、 体 が 縦 に 伸び て 繊毛 を 失い 、 底 生 生活 に 入る 。 ボネリムシ 類 で は 、 雄 は 雌 の 体 に 付着 し て 成体 と なる 。 この 際 、 幼生 が 雌 に 接触 する か どう か によって 性 決定 が 行わ れる と さ れる 。  活動 性 の 低い 底 生 動物 で 、 海底 の 泥 や 砂 、 岩 の 隙間 に 住む 。 穴 の 中 に 住む もの が 多く 、 垂直 や U 字 状 など の 穴 を 掘り 、 その 周囲 を 体 から 分泌 し た 粘液 で 固める もの も ある 。 長い 吻 を 持つ もの は 、 穴 から その 部分 を 出し 、 これ を 海底 に 伸ばし て その 表面 で 繊毛 粘液 摂 食 を 行う 。 餌 は デトリタス や 底 質 表面 の 有機物 粒子 で ある と 考え られる 。 吻 は 時折 り 伸び 縮み さ せる ので 、 海底 に その 跡 を 残す こと が ある 。 吻 が 短い もの は 、 口 から 粘液 の 網 を 出し 、 これ によって 摂 食 を 行う もの も 知ら れ て いる 。  一部 の 種 が 利用 さ れる 。 日本 で は ユムシ が 釣り 餌 として 古く から 使わ れ 、 また 食用 と さ れる 例 も ある 。 ボネリムシ 類 は 性 決定 の 研究 に 利用 さ れ た 。  真 体腔 で ある こと 、 トロコフォア 幼生 を もつ こと など から 環 形 動物 と の 関連 が 古く から 指摘 さ れ た 。 特に 剛毛 を 持つ こと は 多毛 類 と の 関連 を 想像 さ せる 。 その ため 、 環 形 動物 門 中 の 綱 の ひとつ と さ れ た こと も ある 。 しかし 、 体 節制 が 存在 し ない こと 、 また 発生 の 段階 で も 違い が ある と の 指摘 も あり 、 独立 の 門 として 扱う の が 通例 で ある 。 近年 の 分子 系統 的 研究 で は 完全 に 多毛 類 に 含ま れる と の 説 も ある が 、 広く 認め られ て は い ない 。  現在 、 世界 で 37 属 145 種 ほど が 知ら れ 、 これ を 3 目 4 科 に 分ける の が 普通 で ある 。 ボネリムシ 科 に 属 種 が 多く 、 深海 から は さらに 多く が 発見 さ れる と 想像 さ れ て いる 。甲羅 （ こう ら ） と は 、 多く の 動物 グループ に 見 られる 背 側 の 外 骨格 または 殻 状 の 部位 で ある 。 カラ パス   ()。 背部 に 持つ こと を 強調 し て 背 甲 （ はい こう ） と も 。 カメ は 腹 甲 も ある 。  甲殻 類 の 甲羅 は 、 頭 胸部 を 覆う 外 骨格 の 形態 を とる 。 ロブスター や カニ において 顕著 に 発達 し て おり 、 頭 胸部 を 保護 する 機能 を もっ て いる 。 とくに 、 目 の 上 に 突き出 た 部分 を 吻 と 呼ぶ 。 Cladocera 、 Copepods 、 Ostracods 、 Amphipods 、 Isopods など の 甲殻 類 に 分類 さ れる 動物 性 プランクトン も 甲羅 を もっ て いる 。  クモ 綱 の もの で は 頭 胸部 背面 を 一 枚 の キチン 盤 が 覆う 。 これ は 普通 背 甲 と いう 。 ただし 、 カブトガニ の 場合 、 大きく 広がっ て 硬化 し 、 甲羅 の よう に なる 。  カメ の 甲羅 は 脊椎 や 肋骨 と 癒合 し た 皮 骨 から なる 甲板 （ 骨 甲板 ） と 、 鱗 から なる 甲板 （ 角質 甲板 ） の 2 つ の 甲板 で 構成 さ れ て いる 。  スッポン など 一部 の 種 で は 角質 甲板 が 無く 、 皮膚 に 覆わ れ た 骨 甲板 のみ の 甲羅 を 持つ 。  陸 貝 の 仲間 で は 、 貝殻 が 退化 し て 皿 状 に なる 例 が あり 、 これ を 甲羅 と 呼ぶ 場合 が ある 。 その よう な 殻 が 外套 膜 の 下 に 隠れ 、 外見 から は 判別 し にくい もの も ある 。  また 、 コウ イカ など の 「 イカ の 甲 」 を 指し て 甲羅 と 表現 さ れる こと が ある 。動物 の 同性愛 （ どう ぶつ の どうせい あい 。 両 性愛 も 含む ） は 、 自然 界 において 広く 見 られる 。 動物 の 性 行動 に は 同じ 種 の 間 で さえ 様々 な 形態 が あり 、 その 行動 の 動機 および 含意 は まだ 十分 に は 理解 さ れ て い ない 。  1999 年 の ブルース ・ ベージミル   ( Bruce   Bagemihl ) の 研究 で は 、 交尾 に 限ら れ ない 、 同性愛 的 行動 が 1500 に 近い 種 で 観察 さ れる こと が 示さ れ て い て 、 この うち 500 種 について は 十分 な 典拠 が あげ られ て いる   。 なお 、 本 項 における 「 動物 」 に は 人間 （ ヒト ） は 含ま れ ない 。  同性愛 （ ホモセクシャル ） という 用語 は 1868 年 に Karl - Maria   Kertbeny によって 造語 さ れ た もの で あり 、 本来 人間 の 同性 間 に 見 られる 性的 感情 および 性行為 を 記述 する ため の もの で あっ た 。 動物 について 同性愛 という 用語 を 使用 する こと に は 主 に 二つ の 理由 から 異論 が ある 。 動物 の 性 および 動物 の 性 行動 の 動機 と なる 要因 について は まだ 十分 に は 理解 さ れ て おら ず 、 また 同性愛 という 用語 に は 人間 以外 の 種 と は 関係 の ない 西洋 の 文化 的 含意 が 多く 含ま れ て いる ため で ある 。 それ ゆえ 同性愛 的 な 行動 に は 様々 な 名称 が 用い られ て き た 。 動物 の 同性愛 に関して は 「 ゲイ 」 や 「 レズビアン 」 といった 語 は 使わ ず 、 専ら 「 ホモセクシャル 」 を 用いる 。 「 ゲイ 」 や 「 レズビアン 」 といった 単語 は 人間 の 性 行動 に 結びつい た もの と 考え られる ため で ある 。  動物 の 選好 および 動機 は 常に 行動 から 推測 さ れる もの で ある 。 したがって 、 長年 にわたって 、 同性愛 という 用語 は 動物 の 同性愛 的 行動 について 用い られ て いる 。 最近 の 研究 で は 、 同性愛 という 用語 は 同性 の 動物 間 の あらゆる 性 行動 について 使わ れ て いる 。  同性 間 の 性 行動 は 、 同性 間 の 性 行動 に対する 社会 の 態度 から 生じ た 観察 者 の 偏見 の ため に 、 最近 まで 「 公式 に は 」 大きな 規模 で 観察 さ れる こと が なかっ た 。 しかし 、 現在 で は 同性 間 の 性 行動 は 社会 性 鳥類 および 哺乳類 、 特に 海洋 哺乳類 および 霊長 類 において 広く 観察 さ れ て いる 。  同性 間 の 性 行動 が 刑務所 内 の 性 行動 で 見 られる 優劣 関係 に 類似 し た オス の 社会 機構 および 社会 的 優位 に 起源 が ある と 考え て いる 研究 者 も いる が 、 Joan   Roughgarden 、 Bruce   Bagemihl 、 Paul   Vasey の よう に 、 性 の 社会 的 機能 は 個体 の 優位 と は 必ずしも 関係 が なく 、 群れ の 中 で の 連携 および 社会 的 結び つき を 強化 する の に 役立っ て いる と 考える 研究 者 も いる 。 さらに 、 機会 が ある に も かかわら ず メス と つがい に なる の を 拒否 し 、 電気 的 ショック で 分かれ させよ う として も オス と 生涯 を ともに する ゲイ の ペンギン が いる こと を 指摘 し て 、 社会 機構 理論 に 疑問 を 投げかける 研究 者 も いる 。 この よう な 同性 の つがい に関する 報告 は まだ 裏付け に 乏しい もの に すぎ ない が 、 ヒツジ の よう に 単 婚 で は ない 種 において 恒常 的 な つがい の 関係 を もっ た 恒常 的 な 同性愛 を 確認 する 科学 的 研究 が 増加 し て いる の も 事実 で ある 。  ニホンザル の 場合 、 同性 間 の 関係 は 、 群れ により 割合 は 異なる が 、 頻繁 に 見 られる もの で ある 。 メス は 愛情 の こもっ た 社会 的 および 性的 な 活動 を 特徴 と する 「 求愛 」 を 行う 。 関係 の 継続 期間 は 数 日 から 数 週間 まで 様々 だ が 、 この よう な きずな が メス の 4 分の 1 に まで 見 られる 群れ も ある 。 また 、 この よう な ペア から 強く て 長続き する 友好 関係 が 生まれる こと も しばしば で ある 。 オス も また 典型 的 に は 同 年齢 の 複数 の パートナー とともに 同性 間 の 関係 を 持つ 。 この よう な 関係 は じゃれ あい の 多い 愛情 の こもっ た 活動 を ともなう 。  ボノボ で は 、 オス も メス も 異性 愛 的 および 同性愛 的 行動 を 行う 。 特に 注目 す べき は メス の 同性愛 で ある 。 ボノボ の 性 行動 の およそ 60 % は 2 頭 以上 の メス の 間 の もの だ 。 ボノボ の 同性愛 的 結合 システム は いずれ の 種 において も 知ら れ て いる 同性愛 の 中 で も 最も 頻度 の 高い 同性愛 を 示し て いる が 、 同性愛 は あらゆる 大型 の 類人猿 について 報告 さ れ て い て 、 ほか の 多く の 霊長 類 も また 同様 で ある 。  アフリカ ゾウ および アジア ゾウ の オス は 同性 間 で きずな を 結び 、 マウンティング を 行う 。 この よう な 出会い は しばしば 、 キス 、 鼻 の からみ 合わせ 、 お た がい の 口 の 中 に 鼻 を 入れる といった 愛情 の こもっ た 相互 行為 を ともなう 。 この 出会い は 異性 愛 の 営み に 類似 し た もの で 、 オス は しばしば 鼻 を 相手 の 背中 に 伸ばし て 、 マウンティング し たい という 意図 を 示す 行為 を 目立た せる 。 常に つかの間 の 性格 の 異性 愛 の 関係 と 違い 、 オス 同士 の 関係 は 1 頭 の 年長 の 個体 と 1 頭 または 2 頭 の 年少 の 個体 と で 構成 さ れる 「 仲間 づきあい 」 に なる 。 同性 間 の 関係 は オス ・ メス の どちら において も 広く 頻繁 に 見 られ 、 捕獲 さ れ た アジア ゾウ の 場合 性的 出会い の およそ 45 % が 同性 間 の 活動 に 向かっ て いる 。  アメリカバイソン は 同性愛 行動 を 一般 的 に しめす ウシ 亜 科 の 哺乳類 で ある 。 オス 同士 の 求愛 、 マウンティング 、 肛門 へ の 交尾 器 の 挿入 が 記録 さ れ て いる 。 また 、 メス 同士 の マウンティング は ウシ で は よく み られる こと だ 。 さらに 、 間 性 の バイソン も 存在 する 。  キリン の 場合 、 Bruce   Bagemihl に よる と 、 交尾 する つがい の うち の 9 割 は オス 同士 で ある 。  ヒツジ に関する 2003 年 10 月 の Charles   E .   Roselli 博士 ら （ オレゴン 健康 ・ 科学 大学 ） の 研究 に よる と 、 オス の 同性愛 （ 雄 羊 の 8 % で 発見 さ れ た ） は 「 ヒツジ 性 的 二 型 核 」 ( oSDN ) と よば れる 雄 羊 の 脳 の 領域 と 関連 が ある 。 同性愛 を 示す オス の ヒツジ の oSDN は 異性 愛 の オス の それ の 半分 の 大き さ な の だ 。  「 メス を このむ 雄 羊 の oSDN は オス 指向 の 雄 羊 および 雌 羊 の それ より も かなり 大きく 、 多く の ニューロン を ふくん で い た 。 さらに 、 メス 指向 の 雄 羊 の oSDN で は テストステロン を エストラジオール （ 典型 的 な オス の 性 行動 を 促進 する と 信じ られ て いる エストロゲン の 1 種 ） に 変換 する 酵素 で ある アロマターゼ が より 高い 濃度 で 作用 し た 。 アロマターゼ の 作用 は オス 指向 の 雄 羊 と 雌 羊 と の 間 で は 違い が なかっ た 」  「 oSDN を 構成 する ニューロン の 高密度 な クラスター は シトクロム P 450 に アロマターゼ を 作用 さ せる 。 oSDN 内 の アロマターゼ mRNA の 濃度 は 雌 羊 より も メス 指向 の 雄 羊 において かなり 高かっ た 。 一方 、 オス 指向 の 雄 羊 で は その 中間 の 濃度 で 作用 し て いる 」 。 この 結果 は 「 性的 パートナー の 好み の 違い は 脳 の 解剖 学 的 構造 および その エストロゲン 合成 能力 の 違い と 関連 が ある 」 こと を 示し て いる 。  ただし 、 この ヒツジ （ この 研究 で サンプル と なっ た の は 27 頭 ） に関する 研究 で は 、 2 頭 の オス が つなが れ て い て 2 頭 の メス が つなが れ て い ない という 状態 の 檻 の なか で 、 メス と 交尾 する こと が でき ない オス で 同性愛 が み られ た と し て いる が 、 この 点 に 欠陥 が ある という 見解 が 存在 する こと は 注意 さ れる べき だ 。 というのも 、 ヒツジ の 交尾 は 攻撃 的 な 性格 の もの な ので 、 オス と メス と で 異なっ た 扱い を する と 、 この 研究 結果 は 単に オス は メス と 交尾 できる ほど 攻撃 的 に はなれ なかっ た こと を 証明 し て いる に すぎ ない という 見方 も できる から だ 。 さらに 、 この 研究 結果 は まだ ほか の 研究 によって 確認 さ れ て い ない 。  シロ トキ の オス は 、 水銀 の 摂取 によって 同性 の つがい を 作る こと が ある 。 その 数 は 水銀 の 摂取 量 が 多い ほど 増え 、 実験 で 0 . 3   ppm の 水銀 を 含ん だ エサ を 与え られ た グループ は 、 55 % の オス が 同性 と つがい を 作っ た 。  ここ で は 、 同性 間 の 性 行動 が 観察 さ れ た 種 を 列挙 する 。  （ 注 ） この リスト は 英語 版 から の 翻訳 で ある 。  フクロネコ 目 ： オブトスミントプシス 、 タスマニアデビル 、 チャアンテキヌス 、 ヒメフクロネコ  双 前歯 目 ： アカ カンガルー 、 アカクビワラビー 、 （ キノボリカンガルー 属 ） アカキノボリカンガルー 、 アカネズミカンガルー 、 アカフサオネズミカンガルー 、 （ カンガルー 属 ） エレガントワラビー 、 オオカンガルー 、 オグロワラビー 、 クアッカワラビー 、 （ カンガルー 属 ） クロ カンガルー 、 （ カンガルー 属 ） ケナガワラビー 、 コアラ 、 （ イワワラビー 属 ） シマオイワワラビー 、 （ カンガルー 属 ） スナイロワラビー 、 （ カンガルー 属 ） ダマヤブワラビー 、 （ キノボリカンガルー 属 ） ドリアキノボリカンガルー 、 フクロギツネ  フクロネズミ 目 ： （ イワワラビー 属 ） バービッジイワワラビー  モグラ 目 ： （ ハリネズミ 科 ） オオミミハリネズミ  コウモリ 目 ： アブラコウモリ 属 、 インドオオコウモリ 、 ウサギ コウモリ 、 コウライクビワコウモリ 、 コモロオオコウモリ 、 トビイロホオヒゲコウモリ 、 ドーベントンコウモリ 、 ナミチスイコウモリ 、 ノレンコウモリ 、 ハイガシラオオコウモリ 、 ヤマ コウモリ 属 、 ロドリゲスオオコウモリ  サル 目 ： アカゲザル 、 オランウータン 、 （ マカク 属 ） カニクイザル 、 ガラゴ 属 、 キンシコウ 、 （ マーモセット 科 ） クチヒゲタマリン 、 （ マカク 属 ） クロザル 、 （ オナガ ザル 亜 科 ） ゲラダヒヒ 、 （ オマキザル 科 ） コモンマーモセット 、 ゴリラ 、 （ オナガ ザル 亜 科 ） サバンナ モンキー 、 シシオザル 、 （ マーモセット 科 ） ジョフロイタマリン 、 （ オマキザル 属 ） シロガオオマキザル 、 シロテテナガザル 、 （ オナガ ザル 亜 科 ） スーティマンガベイ 、 （ オナガ ザル 亜 科 ） タラポアン 属 、 チンパンジー 、 テング ザル 、 （ マカク 属 ） トンケアンモンキー 、 （ オマキザル 属 ） ナキガオオマキザル 、 ニホンザル 、 （ コロブス 亜 科 ） ニルギリラングール 、 （ オマキザル 属 ） ノドジロオマキザル 、 （ オナガ ザル 亜 科 ） パタスモンキー 、 ハヌマンラングール 、 フクロテナガザル 、 フサオマキザル 、 （ マカク 属 ） ブタオザル 、 （ マカク 属 ） ベニガオザル 、 ベローシファカ 、 ボノボ 、 （ マカク 属 ） ボンネット モンキー 、 マカク 属 、 マントヒヒ 、 （ マカク 属 ） ムーア モンキー 、 （ ガラゴ 属 ） モホールガラゴ 、 （ マーモセット 科 ） ライオンタマリン 属 、 リスザル 、 （ マーモセット 科 ） ワタボウシタマリン  ツパイ 目 ： コモンツパイ 、 ホソツパイ 、 ヤマツ パイ  ウサギ 目 ： ウサギ 、 ワタオウサギ  ネズミ 目 ： （ リス 科 ） オリンピックマーモット 、 カナダ ヤマアラシ 、 カンガルー ネズミ 、 キタ リス 、 （ リス 科 ） シラガマーモット 、 （ シマ リス 属 ） チビシマリス 、 （ ネズミ 科 ） トゲホップマウス 、 ドブネズミ 、 ネズミ 、 （ リス 科 ） ハイイロリス 、 ハムスター 、 （ テンジクネズミ 属 ） パンパス テンジクネズミ 、 （ テンジクネズミ 科 ） ブラジルクイ 、 （ テンジクネズミ 属 ） ペルー テンジクネズミ （ クイ ） 、 （ テンジクネズミ 科 ） モコ 、 モルモット  ジュゴン 目 ： アメリカマナティー 、 ジュゴン  ゾウ 目 ： アジア ゾウ 、 アフリカ ゾウ 属  ウマ 目 ： インド サイ 、 ウマ 、 サバンナ シマウマ 、 ヤマ シマウマ 、 （ ウマ 科 ） モウコノウマ  ウシ 目 ： アカ シカ 、 アフリカ スイギュウ 、 アメリカ アカ シカ 、 アメリカバイソン 、 （ シカ 科 ） インドキョン 、 （ ウシ 科 コーブ 属 ） ウォーター バック 、 ウシ 、 （ ヤギ 亜 科 ） ウリ アル 、 （ シカ 科 ） オジロジカ 、 ガゼル 属 、 キョン 、 キリン 、 （ ペッカリー 科 ） クチジロペッカリー 、 （ ペッカリー 科 ） クビワペッカリー 、 （ ガゼル 属 ） グラントガゼル 、 （ イノシシ 科 ） ケープイボイノシシ 、 （ ウシ 科 ） コーブ 、 シフ ゾウ 、 ジャコウ ウシ 、 スイギュウ 、 スプリングボック 、 ダマジカ 、 トナカイ 、 （ ガゼル 属 ） トムソンガゼル 、 トラ 、 （ ヤギ 亜 科 ） ドールシープ 、 ニホンジカ 、 （ ヤギ 亜 科 ） ノ ヤギ 、 ノロ ジカ 、 バッファ ロー 、 バーバリシープ 、 （ シカ 科 ） バラシンガジカ 、 （ ヤギ 亜 科 ） バーラル 、 ビクーニャ 、 ビッグ ホーン 、 ヒツジ 、 （ ヤギ 亜 科 ） ヒマラヤ タール 、 （ ウシ 科 コーブ 属 ） プークー 、 ブタ 、 プロングホーン 、 ペッカリー 科 、 ヘラジカ 、 マウンテンゴート 、 （ ヤギ 亜 科 ） マーコール 、 （ ヤギ 亜 科 ） ムフロン 、 ヤギ 、 ヨーロッパバイソン 、 （ ウシ 科 コーブ 属 ） リーチュエ 、 レイヨウ  ネコ 目 ： アカギ ツネ 、 アメリカ グマ 、 アライグマ 、 イヌ 、 インド ライオン 、 （ アシカ 科 ） オーストラリア アシカ 、 （ アシカ 科 ） キタ オットセイ 、 キタゾウアザラシ 、 キツネ 、 （ マングース 科 ） コビトマングース 、 ゴマフアザラシ 、 セイウチ 、 ゼニガタアザラシ 、 タイリクオオカミ 、 タヌキ 、 チーター 、 テン 、 （ アシカ 科 ） ニュージーランド アシカ 、 ネコ 、 ハイイロアザラシ 、 ハイイログマ 、 ヒグマ 、 ブチハイエナ 、 ホッキョクグマ 、 ライオン 、 ラッコ  クジラ 目 ： アマゾンカワイルカ 、 イロワケイルカ 、 オキゴンドウ 、 コク クジラ 、 コビトイルカ 、 シャチ 、 シロ イルカ 、 スジ イルカ 属 、 スジ イルカ 、 タイセイヨウセミクジラ 、 タイセイヨウマダライルカ 、 ナガスクジラ 、 ネズミ イルカ 、 ハシナガイルカ 、 ハンドウイルカ 、 ホッキョククジラ 、 マイルカ 属 、 マッコウクジラ  ダチョウ 目 ： アメリカレア 、 エミュー 、 ダチョウ  コウノトリ 目 ： アオアシシギ 、 アオサギ 、 アデリーペンギン 、 アマ サギ 、 （ カモメ 科 ） アメリカオオセグロカモメ 、 アメリカセグロカモメ 、 ウミガラス 属 、 ウミガラス 、 エリマキシギ 、 オオハシウミガラス 、 オオワシ 、 オニアジサシ 、 カモメ 、 （ カモメ 科 ） カリフォルニア カモメ 、 カワウ 、 （ カイツブリ 科 ） ギンカイツブリ 、 （ カモメ 科 ） ギンカモメ 、 キング ペンギン 、 クサシギ 属 、 クサシギ 、 （ セイタカシギ 族 ） クロセイタカシギ 、 （ カモメ 科 ） クロワカモメ 、 コアホウドリ 、 ゴイサギ 、 コサギ 、 コフラミンゴ 、 コモンシギ 、 ジェンツーペンギン 、 シュバシコウ 、 シュモクドリ 、 ショウジョウ トキ 、 （ カイツブリ 科 ） シラガカイツブリ 、 シロエリハゲワシ 、 セイタカシギ 、 セグロカモメ 、 ゾウゲカモメ 、 チリーフラミンゴ 、 ハヤブサ 属 、 ヒゲペンギン 、 （ サギ 科 ） ヒメアカクロサギ 、 フンボルトペンギン 、 ベニアジサシ 、 ベニイロフラミンゴ 、 ミツユビカモメ 属 、 ミヤコドリ 、 ムナグロ 属 、 ユリカモメ 、 （ ウ 科 ） ヨーロッパヒメウ 、 ヨーロッパ フラミンゴ 、 （ カモメ 科 ） ワライカモメ  カモ 目 ： アメリカ オシ 、 （ ガン 族 ） エジプト ガン 、 カナダ ガン 、 （ ガン 族 ） クビワアカツクシガモ 、 コクチョウ 、 コスズガモ 、 コブ ハクチョウ 、 ツクシ ガモ 、 （ ハクチョウ 亜 科 ） ナキハクチョウ 、 （ オタテガモ 族 ） ニオイガモ 、 ハイイロガン 、 ハク ガン 、 マガモ 、 ミカヅキシマアジ 、 ワキアカヒドリ  キジ 目 ： （ キジ 科 ） エリマキライチョウ 、 キジオライチョウ 、 シチメンチョウ 、 ニワトリ  ツル 目 ： ツル 、 （ クイナ 科 ） セイ ケイ 、 （ クイナ 科 ） タスマニアオグロバン 、 （ クイナ 科 ） ネッタイバン  ハト 目 ： カワラバト 、 （ ハト 科 ） ジュズカケバト 、 ハト  オウム 目 ： （ オウム 科 ） キエリボタンインコ 、 コザクラインコ 、 （ オウム 科 ） コハナインコ 、 （ オウム 科 ） コボウシインコ 、 （ オウム 科 ） ジャマイカ インコ 、 （ オウム 科 ） ショウジョウ インコ 、 （ オウム 科 ） ズグロゴシキインコ 、 セキセイインコ 、 （ オウム 科 ） ソデジロインコ 、 （ オウム 科 ） ネズミガシラハネナガインコ 、 （ オウム 科 ） ムジボウシインコ 、 （ オウム 科 ） メキシコ インコ 、 （ オウム 科 ） モモイロインコ 、 ワカケホンセイインコ 、 （ オウム 科 ） ワカナインコ  フクロウ 目 ： （ フクロウ 科 ） オニアオバズク 、 メン フクロウ  ハチドリ 目 ： アンナ ハチドリ 、 （ カギハシハチドリ 亜 科 ） ユミハシハチドリ  ブッポウソウ 目 ： アオハラニシブッポウソウ 、 ヒメヤマセミ  キツツキ 目 ： （ キツツキ 亜 科 ） ドングリ キツツキ 、 （ キツツキ 亜 科 ） ヒメコガネゲラ  スズメ 目 ： （ ニワシドリ 科 ） アオアズマヤドリ 、 アオガラ 、 アカカザリフウチョウ 、 （ ハタオリドリ 亜 科 ） アカガタホウオウ 、 （ アリドリ 科   ） アオメウロコアリドリ 、 イエスズメ 、 （ カザリドリ 亜 科 ） イワドリ 、 （ マイコドリ 亜 科 ） エンビセアオマイコドリ 、 （ ハタオリドリ 亜 科 ） オウゴンチョウ 、 オオフウチョウ 、 カケス 、 （ ムクドリモドキ 族 ） キゴシツリスドリ 、 （ ハタオリドリ 亜 科 ） キタキンランチョウ 、 キンカ チョウ 、 （ アメリカムシクイ 族 ） クロズキンアメリカムシクイ 、 （ カラス 族 カササギ 属 ）" Pica   ( pica )   hudsonia "（ 仮 の 和名 クロバシカササギ ） 、 コウウチョウ 、 コウロコフウチョウ 、 （ コトドリ 科 ） コトドリ 、 サンショクツバメ 、 ジュウシマツ 、 ショウドウツバメ 、 ズアオアトリ 、 （ ヒワ 族 ） スコットランド イスカ 、 （ マイコドリ 亜 科 ） セアオマイコドリ 、 （ モズ 科 ） セアカモズ 、 （ ハエ トリ 亜 科 ） チャバラオリーブハエトリ 、 トゲオヒメドリ 、 （ ムクドリ 科 ） トサカムクドリ 、 ニシコクマルガラス 、 （ カラス 族 ） ヌレバカケス 、 （ ハタオリドリ 亜 科 ） ハイガシラシュウダンハタオリ 、 （ カザリドリ 亜 科 ） ハゲガオカザリドリ 、 （ ニワシドリ 科 ） フウチョウモドキ 、 （ アリドリ 科   ） ホオジロニショクアリドリ 、 （ ヒタキ 族 ） マダラ ヒタキ 、 ミドリ ツバメ 、 （ ハタオリドリ 亜 科 ） ミナミキンランチョウ 、 （ カラス 族 ） メキシコ カケス 、 ルリツグミ 、 ワタリガラス  カメ 目 ： （ リクガメ 科 ） サバクゴファーガメ 、 （ ヌマガメ 科 ） モリイシガメ  有 鱗 目 （ トカゲ 目 ） ：" Plestiodon   egregius "   （ 仮 の 和名 アカオトカゲ ） 、 （ クサリヘビ 科 ） アカダイヤガラガラヘビ 、 アゴヒゲトカゲ 属 、 （ イグアナ 科 ） アノールトカゲ 亜 科 、 （ ハシリトカゲ 属 ）" Cnemidophorus   tessellatus "（ 仮 の 和名 イチマツハシリトカゲ ） 、 （ イグアナ 科 ゼンマイ トカゲ 属 ）   " Leiocephalus   inaguae "（ 仮 の 和名 イナグアゼンマイトカゲ ） 、 （ ヤモリ 科 ） オガサワラヤモリ 、 （ ナミ ヘビ 科 ） ガーター ヘビ 、 ガーマンアノール 、 ガラガラヘビ 、 （ イグアナ 科 ） キューバ グリーンアノール 、 グリーンアノール 、 （ ハシリトカゲ 属 ）" Cnemidophorus   velox "（ 仮 の 和名 コウゲンシマハシリトカゲ ） 、 コモンアミーバ 、 " Aspidoscelis   uniparens "（ 仮 の 和名 サバクソウチハシリトカゲ ） 、 （ ハシリトカゲ 属 ）" Cnemidophorus   exsanguis "（ 仮 の 和名 チワワマダラハシリトカゲ ） 、 ヌママムシ 、 （ ナミ ヘビ 科 ） パイン ヘビ 属 、 （ クサリヘビ 科 ） パシフィック ガラガラヘビ 、 （ イグアナ 科 ） ハリ トカゲ 属 、 （ トガゲモドキ 科 ） バンドトカゲモドキ 、 （ トカゲ 属 ） ファイブラインスキンク 、 フクスケアノール 、 （ トカゲ 属 ） ブロードヘッドスキンク 、 マダラ ガラガラヘビ 、 （ イグアナ 科 ） ユタ 属 、 （ ハシリトカゲ 属 ）" Cnemidophorus   laredoensis "（ 仮 の 和名 ラレードシマハシリトカゲ ）  有尾 目 ： ウスグロサンショウウオ 属 、 （ プレソドン 科 アメリカ サンショウウオ 属 ） ジョルダンサラマンダー  無 尾 目 （ カエル 目 ） ： シベリアスナヒキガエル 、 トノサマガエル  カダヤシ 目 :   Poecilia   mexicana   Steindachner ( 仮 の 和名   スリコギモーリー )  ゴキブリ動物 の 性 行動 （ どう ぶつ の せい こう どう ） に は 同じ 種 の あいだ で さえ 様々 な 形態 が ある 。 研究 者 は 一夫一婦 あるいは 多妻 、 種 を 越え た 交尾 、 物体 または 場所 による 性的 覚醒 、 強迫 または 強制 に よる と 思わ れる 交尾 、 死ん だ 個体 と の 交尾 、 同性愛 的 ・ 異 性愛 的 ・ 両 性愛 的 行動 、 状況 に 応じ た 性 行動 など を 観察 し て き た 。 関連 する 研究 は 間 性 および トランスジェンダー の 動物 の よう に 肉体 の 性別 および 行動 の ジェンダー における 多様 性 を しめし て いる 。  動物 の 性 に関する 研究 （ とくに 霊長 類 の 性 研究 ） は 急速 に 発達 し た 分野 で ある 。 以前 は 人間 および 一 握り の 種 だけ が 生殖 と は 関係 の ない 性行為 を おこない 、 動物 の 性 は 本能 的 で あり 、 視覚 や 嗅覚 へ の 「 適当 な 」 刺激 に 反応 し て いる だけ だ と 信じ られ て い た 。  しかし 、 現在 で はつぎ の よう な こと が わかっ て いる 。 単 婚 だ と 信じ られ て い た 多く の 種 が 今や 元来 一夫多妻 または 日和見 主義 だ と 証明 さ れ て いる 。 広範囲 の 種 が 自慰 を なし 、 自慰 の 際 に は 道具 と なる 物体 を つかう こと が 明らか に なっ て いる 。 多く の 種 の 動物 が 生殖 を 目的 と し ない で 、 たがい に 性的 刺激 を 与え たり 受け たり し て いる 。 そして 、 500 の 種 で は 同性愛 的 行動 も 観察 さ れ て いる 。  社会 生物 学 および 行動 生態 学 で は 、 配偶 システム という 用語 は 動物 の 社会 が 性 行動 に関して どの よう な 構造 に なっ て いる の か を 記述 する の に 用い られ て いる 。 配偶 システム は 、 いかなる 状況 の もと で 、 どの オス が どの メス と つがい に なる の か を 明示 する 。  動物 について 一般 に 認識 さ れ て いる 配偶 システム はつぎ の とおり で ある 。有 頭 動物 （ ゆうとう どう ぶつ 、 Craniata ） と は 、 提案 さ れ て いる 脊索 動物 内部 の 分類 で あり 、 現 生 種 として は （ 狭義 の ） 脊椎動物 と 、 ヌタウナギ を 含む 。 頭蓋骨 を 持つ こと を 特徴 と する 。  有 頭 動物 は 、 伝統 的 な 意味 で の （ 広義 の ） 脊椎動物 を 置き換える ため の 、 無 階級 の 分類 群 で ある 。 広義 の 脊椎動物 と 狭義 の 脊椎動物 の 主 な 違い は 、 伝統 的 な 意味 で の 広義 の 脊椎動物 は 、 ヌタウナギ 類 と 頭 甲 綱 を 含む が 、 狭義 で は これら は 脊椎動物 に は 含ま れ ない 。 これら は 真 の 脊椎 を 欠い て おり 、 脊椎 を 有する という 脊椎動物 の 特性 を 有さ ない （ Hickman 他 ,   2007 による ） 。  （ 注 ： 上記 記述 に は 問題 が あり 、 頭 甲 綱 は 狭義 の 脊椎動物 に 含ま れる 説 の 方 が 一般 的 ）  頭蓋骨 を 持つ こと 以外 の 、 有 頭 動物 の 特徴 は 以下 で ある 。  有 頭 動物  （ 注 ： 上記 分類 に も 問題 が あり 、 ヤツメウナギ （ 頭 甲 綱 に 含ま れる と さ れる ） の 位置 に関して 混乱 が ある ）  有 頭 動物 の 分類 群 として の 妥当 性 は 確認 さ れ て は い ない 。 mtDNA による 研究 （ Delarbre 他   2002 ） に よる と 、 メクラウナギ 類 は 不 穿口蓋 類 （ ヤツメウナギ 類 ） に 近く 、 これ は 伝統 的 な 分類 と 同様 に なる 。 すなわち 、 無 顎 類 は 分類 群 として 妥当 で ある 。 頭 甲 類 は 伝統 的 に 不 穿口蓋 類 （ ヤツメウナギ 類 ） と 同一 視 さ れ て き た が 、 それ が 事実 で ある か どう か は 疑問 の 余地 が ある 。 分岐 年代 が 古い 場合 、 mtDNA による 分類 が 絶対 的 で ない こと は 留意 する 必要 が ある 。 また 化石 記録 殻 の 判断 も 解釈 が 難しい 。  もし 無 顎 類 が 単 系統 と 認め られれ ば 、 脊椎動物 は 従来 認め られ て き た とおり 顎 口 類 + 無 顎 類 の 内容 と なり 、 有 頭 動物 は 、 脊椎動物 の 不 必要 な 異名 と なる 。アンボイナガイ 、 学名   " Conus   geographus "   は 、 新 腹 足 目 イモガイ 科 に 分類 さ れる 巻貝 の 一種 。 インド 太平洋 の サンゴ礁 域 に 広く 分布 する 。 口内 に 猛毒 を 注入 する 毒 針 を 隠し持ち 、 刺 毒 による 死者 や 重症 者 が 多い こと で 知ら れる 。 日本 の 貝類 図鑑 で は 単に アンボイナ と 表記 さ れる こと も 多い 。 沖縄 県 で は ハブガイ （ 波布 貝 ） 、 ハマナカー （ 浜中 ） と も 呼ば れる 。  殻 高 10 cm 前後 だ が 、 大型 個体 は 殻 高 13 cm を 超え 、 イモガイ 類 の 中 でも 大型 種 で ある 。 貝殻 は イモガイ 類 に し て は 薄く 、 殻 口 が 広い 。 特に 殻 底 付近 で 殻 口 が 幅広く 開く 。 螺 塔 （ 巻き ） は 低い が 肩 は よく 角張り 、 ごく 低い 結節 （ 角 状 の 突起 ） が 並ぶ 。 貝殻 の 色 は 褐色 - 赤褐色 で 、 白い 三角形 の 鱗 雲 の よう な 斑点 が 多数 散らばる 。 雲 状 斑 が 少ない 領域 も あり 、 遠目 に 見る と 体 層 に 2 - 3 本 の 色 帯 が ある よう に 見える 。  三角 斑 の ある イモガイ は 他 に も 多く 知ら れる が 、 本 種 の 三角 斑 は 縁 取り の 線 が なく 、 かすれる 。 近 縁 の シロアンボイナ   " C .( G .)   tulipa " は 殻 表 の 白色 部 が 多く 殻 口内 が 紫色 を 帯びる こと 、 ムラサキアンボイナ   " C .( G .)   obscurus "   は 螺 塔 の 結節 が なく 紫色 が 強い こと で 区別 できる 。  歯 舌 は 長 さ 1 cm ・ 太 さ 0 . 2 - 0 . 3 mm ほど で 、 魚 の 小骨 の よう な 形状 だ が 、 長い 毒 管 を通じて 毒 嚢 に 繋がる 。 先端 に 「 返し 」 も あり 、 刺さる と 抜け にくい 。 歯 舌 は 口内 の 歯 舌 嚢 に 収納 し て いる が 、 餌 を 捕食 する 時 に 吻 から 突き出し 、 刺し た もの に 毒 を 注入 する 。 吻 は 殻 高 と 同 程度 の 長 さ に 伸ばす こと が できる 。  アフリカ 東岸 から ポリネシア まで 、 インド 太平洋 の 熱帯 海域 に 広く 分布 する 。 日本 で は 伊豆諸島 ・ 紀伊 半島 以南 に 分布 し 、 ハワイ 諸島 に は 分布 し ない 。 アンボイナ という 和名 は インドネシア の 港湾 都市 アンボン に 由来 する が 、 これ は その 近海 で 本 種 が 多産 する ため と いわ れる 。  浅海 の サンゴ礁 に 多く 生息 する が 、 夜行 性 で 昼間 は 石 の 下 など に 潜ん で いる ため 、 人目 に 付き にくい 。 夜 に 活動 し 始め 、 小 魚 に 接近 する と 吻 を 長く 伸ばし 、 歯 舌 で 刺し て 毒 を 注入 する 。 次に 口 を 袋 状 に 大きく 広げ 、 毒 で 麻痺 し た 小 魚 を 丸呑み に する 。 陸海空 の あらゆる 生物 の 中 で 最強 の 毒 を 持つ と さ れ 、 その 毒性 の 強 さ は オオスズメバチ や カツオノエボシ に 匹敵 、 あるいは それ 以上 と も 言わ れる 。  天敵 は 貝 食 性 イモガイ （ タガヤサンミナシガイ など ） や 甲殻 類 （ 強力 な 鋏脚 を 持つ ガザミ など ワタリガニ 科 や 貝 食 性 に 特 化 し た ヤマトカラッパ など カラッパ 科 を はじめ と し た カニ 、 イセエビ など ） で ある 。 種 によって は 人間 を も 死 に 至ら しめる ほど の 猛毒 を 持つ 毒 銛 も 、 頑丈 な 甲殻 で 全身 を 覆っ た 甲殻 類 に は 通用 せ ず 、 成す 術 も なく 食べ られ て しまう 。  アンボイナ は 餌 の 魚 だけ で なく 、 人 を 刺す こと も ある 。 イモガイ 類 の 毒 は コノトキシン という 神経 毒 だ が 、 本 種 は イモガイ 類 の 中 で も 特に 死者 や 重症 者 が 多い 。 毒性 の 強 さ は インド コブラ の 37 倍 と 言わ れる うえ に 血清 も ない ので 、 刺さ れ た 場合 は 一刻 も 早く 心臓 に 近い 所 を 紐 など で 縛っ て 毒 を 吸い出し 、 ただちに 医療 機関 を 受診 する よう 呼びかけ られ て いる 。  刺さ れる 事故 は 漁 、 潜水 、 潮干狩り など で 発生 し て いる 。 また 、 漁獲 し た もの を 子供 が 手 に 取り 、 いじる など し て 刺さ れ た 例 も ある 。 新城 ら の 報告 （ 1996 年 ） で は 、 沖縄 県 や 鹿児島 県 で 少なくとも 23 人 が アンボイナ に 刺さ れ 、 8 人 が 死亡 し て いる 。 ただし 、 この 報告 で は 記録 さ れ て い ない 事故 も 多い と さ れる ほか 、 サンゴ礁 域 で の 「 水死 」 事例 の 中 に は 体力 や 水泳 技術 が 充分 な 人 も 含ま れ て いる こと から 、 実は イモガイ 類 、 ヒョウモンダコ 、 オニダルマオコゼ など の 有毒 生物 による 死者 が 含ま れる の で は ない か と も 指摘 し て いる 。  刺さ れ た 際 の 痛み は 小さい が 、 やがて 神経 が 麻痺 する 。 応急 処置 を し ない と 20 分 ほど で 喉 の 渇き 、 めまい 、 歩行 困難 、 血圧 低下 、 呼吸 困難 等 の 症状 が 現れ 、 重 篤 な 場合 は 数 時間 で 死 に 至る 。 毒 の 作用 は 末梢 神経 の 伝達 を 阻害 する もの で あり 、 随意筋 を 麻痺 さ せる 。 しかし 、 中枢 神経 や 心筋 など へ の 障害 は 現れ ない ため 、 呼吸 筋 の 麻痺 に 対応 し て 人工 呼吸 器 の 補助 を 与える だけ で よい 。 症状 の ピーク は 刺さ れ て 5 - 6 時間 後 で 、 12 時間 以降 は 生命 の 危機 を 脱し 、 後遺症 も ほとんど ない と さ れ て いる 。  沖縄 県 で 本 種 を 「 ハマナカー 」 と 呼ぶ の は 、 本 種 に 刺さ れる と 手当て どころか 「 浜 の 半ば 」 あたり で 死ん で しまう こと を 意味 し て いる 。 また 、 猛毒 を ハブ に なぞらえ 、 「 ハブガイ 」 （ 波布 貝 ） と も 呼ば れる 。 新城 ら の 調べ た 例 で も 、 スノーケリング で 貝 採集 を し て い て 刺さ れ た 人物 は 最初 、 蚊 に 刺さ れ た 程度 の 痛み に 採集 を 続け 、 30 分 後 に 岸 に 帰ろ う として めまい など の 症状 に 気づい た 。 浜 を 歩い た ところ で 歩行 困難 と なり 、 付近 の 人 に 救助 さ れ て 事なき を 得 た が 、 1 人 で は たどり着け なかっ た だろ う と の こと で ある 。 英名 の 1 つ   " Cigarette   snail "   （ たばこ の 巻貝 ） に は 、 「 刺さ れ て 死ぬ まで に 煙草 一服 くらい の 時間 しか ない 」 という 意味 が 込め られ て いる 。  なお 、 他 の イモガイ 類 と 同様 に 食用 に も でき 、 貝殻 は コレクション の 対象 に も なる 。ワ ショー   （ 英 ： 、 1965 年   -   2007 年 10 月 30 日 ） は 、 アフリカ 生まれ の メス の チンパンジー 。  人間 以外 の 動物 として 初めて 、 アメリカ 手話 を 習得 し た と さ れる 。 養子 の ルイス に も 、 知識 の 一部 を 伝える こと が でき た 。 名前 は 、 手話 を 教え られ た 場所 で ある ネバダ 州 の ワショー 郡 に 由来 する 。 1980 年 から は セントラル ・ ワシントン 大学 で 飼育 さ れ た 。サリネラ   (")   は 海産 の 無 脊椎 後生 動物 で ある 。  一 胚葉 動物 門   ( Monoblastozoa )   の 唯一 の 属 で あり 、 "   1 種 のみ が 属する 。 つまり 、 一 胚葉 動物 門 に は サリネラ の 1 種 のみ が 属する 。  サリネラ は 1892 年 、 アルゼンチン の コルドバ で 塩田 の 堆積 物 中 から 発見 さ れ た 。 この 原 記載 以外 に 発見 さ れ た 記録 は まったく なく 、 その 存在 が 疑問 視 さ れ て いる 。  サリネラ は 体長   1 mm   ほど の 微小 な 動物 で ある 。 全身 が 繊毛 で 覆わ れ 、 繊毛 虫 など の よう に はい 回る 。 全体 は やや 偏平 な 楕円 形 で 、 頭部 など の 区別 は ない 。 前端 が やや とがり 、 腹 面 が 多少 偏平 に なっ て いる 。 前端 やや 下面 に 口 、 後端 に 肛門 が ある 。 全身 に 繊毛 が あり 、 口 の 回り と 肛門 の 回り に は 特に 長い 剛毛 が 並ん で いる 。  体 は 全部 で 100 ほど の 細胞 から なる 。 それら は 体 表 に 一層 の 細胞 層 と なっ て 配置 する 。 その 表側 は 体 表面 を 構成 し 、 内側 は 大きな 空洞 の 消化 腔 と なっ て おり 、 この 面 に も 繊毛 が 並ぶ 。 それ 以外 に 分化 し た 組織 や 器官 は 見いだせ ない 。  繊毛 を 用い て 水中 の 基 物 表面 を 滑る よう に 移動 する 。 同時に デトリタス など 有機物 粒子 を 口 から 取り込み 、 消化 吸収 し 、 残り を 肛門 から 排出 する と さ れ て いる 。  無性 生殖 は 縦 分裂 が 行わ れる 。 有性 生殖 は 不明 だ が 、 2 個体 が シスト 化 する こと が あり 、 これ が 接合 にあたる 振る舞い を する と いう 。  少数 の 細胞 から なり 、 内臓 器官 を 持た ない こと から 、 発見 当初 は 中 生動 物 に 所属 さ せ た 。 しかし 現在 で は この 群 に は 寄生 性 の もの しか 認め ず 、 また それ も 解体 さ れる 傾向 に ある 。 同様 に 中 生動 物 に 所属 し て い た 動物 で 自由 生活 の もの に 板 型 動物 門 の センモウヒラムシ が ある が 、 こちら は 外側 の 細胞 層 の 内側 が 空洞 で なく 、 若干 で は ある が 間 充 組織 に 相当 する 細胞 群 が ある 。 また 、 口 、 消化 管 、 肛門 が なく て 消化 は 腹 面 の 表皮 細胞 が これ に 当たる 。 したがって サリネラ と は 構造 が 全く 異なり 、 本 群 は 別 の 動物 門 と せ ざる を 得 ない 。 サリネラ が 所属 する 動物 門 として は 、 久保田 が 提唱 し た 胞胚様 動物 門 が ある 。 他方 、 片倉 ・ 馬渡 は この 門 に対して 一 胚葉 動物 門 の 名 を 提唱 し て いる 。  形態 的 に は 、 外側 に 一層 の 細胞 層 が 並ぶ 構造 は 発生 における 胞胚 に 当たる と 見る こと が でき 、 胞胚様 動物 も これ に よっ て いる 。 しかし 、 普通 の 動物 の 場合 、 ここ から 植物 局 側 の 細胞 層 が 陥 入 し て 原 腸 を 形成 し 、 これ が 消化 器官 に なる 。 つまり 消化 管 の 内壁 は 体 表 に 由来 し 、 この 点 で は 板 型 動物 の 消化 は それ に 沿っ た もの で ある 。 これ に対して サリネラ で は 胞胚 に 近い 状態 から 内部 へ の 出入り口 が 形成 さ れ て いる 。 従って 胚葉 の トポロジー として は サリネラ の 消化 腔 は 卵 割 腔 と 相 同 と なる が 、 その よう な 例 は 他 の 動物 群 に は 見当たら ない 。  いずれ に せよ 、 この 動物 の 再 発見 が ない 限り 、 存在 自体 が 疑問 視 さ れる こと は やむを得ない 。 しかしながら 、 分類 学 的 な 位置付け が 検討 さ れ 独立 の 動物 門 が 作ら れる など 、 実在 を 期待 する 研究 者 も いる 。ゲラダヒヒ （" Theropithecus   gelada "） は 、 哺乳 綱 霊長 目 オナガ ザル 科 ゲラダヒヒ 属 に 分類 さ れる サル 。 本 種 のみ で ゲラダヒヒ 属 を 形成 する 。 日本 で は 特定 動物 に 指定 さ れ て いる 。  エチオピア 、 エリトリア  体長 オス 69 - 74   cm 、 メス 50 - 65   cm 。 尾長 33 - 50   cm 。 体重 オス 20 kg 、 メス 12 - 14   kg 。 メス より も オス の 方 が 大型 に なる 。 咽 頭部 、 胸部 、 臀部 に は 体毛 が なく 、 皮膚 が 露出 し て いる 。 尻 だこ は 発達 する 。 尾 の 先端 の 体毛 は 房 状 に 伸長 する 。  オス は 側 頭部 や 肩 の 体毛 が 伸長 する 。  草原 や 岩場 に 生息 する 。 昼間 は 1 頭 の オス と 数 頭 の メス や 幼 獣 から なる 小規模 な 群れ で 草原 で 食事 を 取り 、 夜間 に なる と 100 頭 以上 に も なる 大 規模 な 群れ を 形成 し 崖 の 上 など で 休む 。 威嚇 や ディスプレイ として 上唇 を 裏返し 犬歯 を 剥き出し に する 行動 を 行う 。  食 性 は 植物 食 傾向 の 強い 雑食 で 、 木の葉 、 果実 、 種子 、 昆虫 類 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 胎生 で 、 1 回 に 1 頭 の 幼 獣 を 産む 。  この 種 の 胸 に は 三角 を 縦 に 並べ た 、 砂時計 に も 似 た 形 の 部分 が ある 。 この 部分 は 毛 が なく て 肌 が 露出 し て おり 、 赤い 色 を し て いる 。 特に 雌 で は その 部分 の 周辺 が 白く 、 これ は 雌 の 性器 周辺 の 色 と 形 に 類似 する 。 これ を 性器 の 模写 と 見 て 、 一般 の サル で は 発情 時 に 性器 を 誇示 する が 、 普段 は 座 位 を 取り がち な この 種 において 、 類似 の 斑紋 を 胸 に つける こと で 見やすく し た と の 判断 が ある 。 ヒト において 乳房 が 性的 意味 を 持つ の と 並行 的 現象 だ と する 考え で ある 。内 肛動物 ( ない こう どう ぶつ 、 Entoprocta ) は 、 動物 門 の ひとつ で 、 ごく 小型 の 固着 性 の 動物 から なる 一群 で ある 。 約 150 種 が 知ら れ 、 最も よく 知ら れ て いる の は スズコケムシ で ある が 、 その 知名度 と て ごく 微々たる もの で ある 。  内 肛動物 門 は 群 体 または 単体 性 の 動物 で 、 せいぜい   5 mm   以下 の 小さな 動物 で ある 。 古く は コケムシ 類 と 混同 さ れ た こと が ある が 、 現在 で は 独立 群 と 見なさ れ て いる 。 ちなみに この 名称 は 肛門 が 触手 冠 の 内側 に ある こと により 、 コケムシ 類 で は それ が その 外側 に ある ため 外 肛動物 と 呼ぶ こと と 対 を なす もの で ある 。 また 、 曲 形 動物 ( Kamptozoa ) の 名 も 使わ れ た 。  その 形態 は どれ も ほぼ 似通っ て いる 。 その 体 は おおよそ 本体 部 と 茎 部 から なる 。  本体 部 、 あるいは 萼 （ がく ） 部 は 触手 冠 と 大 部分 の 内臓 が ここ に ある 。 茎 部 は それ を 支える 部分 で 、 棒状 で あっ たり 、 より 複雑 な 形 で あっ たり 、 分 枝 を もつ 例 も ある 。 それ より 下 は 、 単体 の もの で は 足 盤 と なっ て おり 、 これ によって 基盤 上 に 付着 する 。 群 体 性 の もの で は 、 植物 の 匍匐 茎 の よう な 走 根 を 伸ばし て 新しい 個体 を そこ に 生じる 。 全体 として は 基盤 上 に 網目 の よう に 広がっ た 走 根 の 上 に まばら に 個体 が 並ん だ もの と なる 。  萼 部 は 上面 に 触手 冠 が あり 、 たいてい は やや 斜め に 傾い て いる 。 触手 の 配置 は やや 馬蹄 形 を し て おり 、 個々 の 触手 は 萼 部 の 長 さ を 越える ほど に は 長く なく 、 それほど 柔軟 でも ない 。 その 表面 は 一 面 に 繊毛 で 覆わ れ て いる 。 触手 の 配列 する 内側 の 領域 の 一端 に 口 が 、 もう 一端 に 肛門 が ある 。  なお 、 条件 が 悪く なる と 萼 部 は 放棄 さ れる こと が ある 。 条件 が よく なる と すぐ に 再生 さ れる 。 その他 、 群 体 性 の 種 で は 走 根から 一種 の 休 芽 を 形成 する こと が 知ら れる 。  消化 系 は U の 字 状 で 、 口 から 続く 食道 に 次いで 膨 ん だ 胃 と 腸 が あり 、 肛門 まで は 細い 直腸 が 続く 。 体腔 は 間 充 織 細胞 で 埋め られる 。 排出 系 として は 原 腎 管 が 一 対 備わる 。 また 、 生殖 器 も 萼 部 に ある 。  雌雄 異体 で 、 発生 は 雌 の 体内 で 進む 。 初期 の 幼生 は トロコフォア に 近い 。  しかし 実際 に は 無性 生殖 による 繁殖 が 盛ん で 、 単体 の もの も 群 体 性 の もの も 出芽 によって 増える 。 群 体 性 の もの は 走 根 が 伸び て その 先 に 新しい 個体 を 作り 、 単体 性 の もの で は 萼 部 に 新 個体 の 芽 を 生じ 、 それ が 成長 し て 独立 する 。  ほとんど が 海産 、 少数 が 汽水産 、 シマミズウドンゲ など 2 種 だけ 淡水 産 の 種 が ある 。 触手 冠 によって 濾過 摂 食 を 行う もの で ある 。 走 根 や 足 盤 によって 基盤 上 に 付着 する 固着 性 の 動物 で ある が 、 一部 に は ゆっくり と 移動 できる もの が ある 。  当初 は コケムシ 類 と 同一 視 さ れ 、 コケムシ 類 ( Bryozoa ) を エーレンベルク ( 1831 ) が 立て た 際 に は これ に 含ま れ た 。 しかし ニッチェ ( 1870 ) が これ を 肛門 の 位置 から 外 肛類 ( Ectoprocta ) と 内 肛類 ( Endoprocta ) に 分け た 。 さらに コリ ( 1929 ) は 近 縁 で は ない のに 名前 が 似 て いる の は よく ない と 曲 形 動物 ( Kamptozoa ) の 名 を 提唱 し 、 これ が 使わ れる こと も ある 。  外 肛動物 （ いわゆる コケムシ 類 ） が 真 体腔 動物 で ある の に対して 、 この 類 は 無 体腔 、 あるいは 偽 体腔 で ある と 考え られ 、 系統的 に は 大きく 離れ て いる もの と の 考え が 定説 と さ れ て き た が 、 実は コケムシ 類 と 近 縁 と の 説 も くすぶり 続け た 。 分子 遺伝 学 的 情報 から は 、 この 二つ は 共に 冠 輪 動物 に 属する が 、 姉妹 群 で は ない と さ れ て いる 。  4 科 150 種 が 知ら れる 。 日本 に は 約 30 種 が 確認 さ れ て いる 。ツメバガン   （ 学名 ：" Plectropterus   gambensis "） は 、 カモ 目 カモ 科 に 分類 さ れる 鳥類 の 一種 。  アフリカ 、 中東 。  全長 70 ～ 100 cm に なり 、 アフリカ の カモ 類 で は 最大 。 背面 や 頚 は やや 緑 がかっ た 黒 、 顔面 と 腹部 は 白い 羽毛 に 覆わ れ 、 翼 角 の 先端 に 発達 し た 蹴爪 が ある （ これ が 名前 の 由来 ） 。 嘴 は 赤く 先端 に ベージュ 色 の ポイント が あり 、 脚 は 薄い 赤 ～ 赤み の 強い 褐色 。 体型 は 典型 的 な ガン の 体型 で ある 。  群れ を 成す 事 も ある が 、 大抵 の 場合 は つがい で 行動 する 。 雑食 性 で 昆虫 や 小 魚 、 水草 や 陸棲 の 草 の 葉 、 実 を 好み 、 時に 畑 を 荒らす 事 が ある 。 繁殖 期 に なる と オス は 翼 に 生え た 蹴爪 で 争う 。  スパニッシュフライ や ツチ ハンミョウ といった 甲虫 が 有する 毒 カンタリジン に対する 耐性 が あり 、 食餌 により その 毒性 を 一時 的 に 肉 に 溜め込む ので ， こうした 個体 を 食用 に 供 し た 場合 ， 中毒 を 起こす こと が ある 。星 口 動物 （ ほしく ち どう ぶつ 、 ほし ぐち -、 Sipuncula ） は 、 一般 に ホシムシ と 呼ば れる 蠕虫状 の 海産 無 脊椎動物 。 体 は 左右 対称 で 、 節 （ 体 節 ） に 分かれ て い ない 。 約 250 種 が 含ま れる 。 独立 し た 門 に 分類 さ れ て いる が 、 環 形 動物 門 に 含ま れる と する 説 も ある 。  ソーセージ の よう な 体形 の 蠕虫 。 体長 は 3   cm から 10   cm 程度 の もの が 多い が 、 1   cm に 満た ない 小さな 種 や 、 約 50   cm に 達する 大型 の もの も いる 。 体 色 は さまざま だ が 、 くすん だ 色 が 多い 。  体 は 体 幹部 と 陥 入 吻 から なる 。 陥 入 吻 の 先端 に 口 が あり 、 その 周囲 または 背 側 に 触手 が 多数 ある 。 和名 の 星 口 と は 、 この 触手 が 放射状 に 広がる 様子 に 由来 する 。 体腔 内 に 1 対 か 2 対 の 牽引 筋 が あり 、 これ によって 陥 入 吻 を 体 幹部 に 引き込む こと が できる 。 種 によって は 吻 を 引き込み 、 体 を 膨らま せ た 姿 が ピーナッツ に 似る こと から 、 英語 で は と 呼ば れる 。 陥 入 吻 に は しばしば 棘 や 鉤 が 並ぶ 。  体 表 は クチクラ に 覆わ れ 、 その 表面 に は 突起 や とげ が ある こと も 多い 。 タテホシムシ 科 の もの は 体 表 の 一部 に クチクラ が 厚く なる か 、 石灰 質 が 沈着 し て でき た 盾 状 部 を 持つ 。  クチクラ の 下 に は 表皮 、 次いで 真皮 が ある 。 その 内側 に は 筋肉 が あり 、 外側 に 環 筋 層 、 内側 に 縦 筋 層 が ある ほか 、 この 2 層 の 間 に 薄い 斜 筋 層 が 見 られる こと も ある 。 縦 筋 層 の 下 に は 体腔 膜 が あり 、 その 内側 が 体腔 で ある 。  体腔 は 裂体腔 性 の 真 体腔 。 腹膜 により 仕切ら れ て いる が 完全 で は なく 、 1 つ に 繋がっ て いる 。 はっきり と し た 血管 系 は 見 られ ず 、 体 の 運動 によって 体腔 液 が 攪拌 さ れる こと が 循環 系 の 機能 を 果たし て いる 。 体腔 液 中 に は ヘムエリスリン を 含む 赤血球 が あり 、 体 表 を通じて 得 られ た 酸素 を 輸送 する 。 ガス 交換 の 場 は種 によって 異なり 、 触手 と 吻 の 表面 を ともに 使っ て いる もの も いる が 、 岩 に 穿孔 する 種 や 、 酸素 の 乏しい 泥 など に 潜る 種 は 、 触手 表面 だけ で 呼吸 を 行う 。 大型 の 種 は 体 表 を すべて 使っ て いる 可能 性 が ある 。  体腔 液 内 に は 、 赤血球 以外 に も 数種類 の 細胞 が 含ま れる 。 体腔 液 は として 、 圧力 により 体 を 支持 し たり 、 吻 を 伸ばし たり する 役割 も 果たす 。  体腔 の 大 部分 は 消化 管 が 占める 。 消化 管 は 先端 の 口 から 後部 へ 伸び 、 後端 で 折り返し て 、 体 幹 前端 の 背面 に ある 肛門 に 続く 。 したがって 消化 管 は U 字 型 に なり 、 後ろ へ 伸びる 腸管 と 、 後端 から 戻っ て くる 腸管 は 、 互いに 螺旋 に 巻き つい て いる 。 この よう な 屈曲 し た 消化 管 は 、 星 口 動物 以外 に は 、 固着 性 の 動物 に しばしば 見 られる 。  腎 管 が 1 対 または 1 本 、 体 幹 前部 の 腹 面 側 に ある 。 腎 管 は 外 腎 口 で 体 表 に 、 内 腎 口 で 体腔 内 に 繋がる 。 窒素 老廃 物 は 腎 管 を通じて 、 アンモニア として 排泄 さ れる 。  小さな 脳 （ 脳神経 節 ） と 1 本 の 腹 神経 索 が あり 、 この 2 つ を 繋ぐ 食道 神経 環 が 体 壁 に 沿っ て 延び て いる 。 この 構造 は 環 形 動物 に 似 て いる が 、 ホシムシ で は 腹 神経 索 が 分節 し ない という 違い が ある 。 触覚 受容 器 は 体 表 全体 に ある が 、 とくに 触手 に 多い 。 化学 受容 器 は 吻 の 背 側 に 見 られる 。 脳神経 節 の 背 側 に 一対 の 色素 杯 単眼 を 持つ 種 も 多い 。  星 口 動物 は すべて 海産 の 底 生 生物 で ある 。 温暖 な 海域 に 分布 する 種 が 多い が 、 北極 海 や 南極 海 を 含む 世界中 の 海 に 見 られ 、 潮間 帯 から 水深 5000 メートル を 超える 深海 まで 幅広い 水深 に 生息 する 。 多く は 砂 の なか や 石 の 下 、 海藻 の 根元 など に 棲む 。 サンゴ礁 や 沿岸 域 に は 、 硬い 石灰岩 に 穿孔 する もの が 多い 。 巻貝 の 殻 や 多毛 類 など が 作っ た 棲管 を 住処 と する もの も いる 。  柔らかい 基質 に 巣 穴 を 掘る とき や 、 海藻 の 根元 や 砂利 の 中 を 動き回る とき に は 、 縦 筋 と 環 筋 、 吻 を 動かす こと で 蠕動 する 。 硬い 基質 に 穿孔 する もの は 、 体 表 の 棘 や 盾 状 部 を や すり の よう に 使う だけ で なく 、 分泌 物 によって 化学 的 に 溶かす こと も し て いる と 考え られる 。 タテホシムシ 類 は 、 盾 状 部 を 蓋 に し て 巣 穴 の 入り口 を 塞ぐ 。  タテホシムシ 属 の ある 種 は スツボサンゴ 属 や ムシノスチョウジガイ 属 の 単体 性 サンゴ と 共生 する 。 サンゴ の 骨格 に 細い 穴 が 開い て い て 、 その なか に ホシムシ が 生活 し て いる 。 サンゴ の 骨格 の なか に は 貝殻 が 見つかる ので 、 ホシムシ は はじめ 貝殻 に 棲み 、 その 貝殻 に サンゴ が 付着 し て 、 貝殻 を 覆い 隠す ほど に 成長 する こと で 共生 関係 が 成立 する と 考え られ て いる 。 これら の 種 は 砂地 に 生息 する が 、 サンゴ は 自力 で は ほとんど 動け ない ので 、 ひっくり返っ たり 、 砂 に 埋もれ たり し て しまう 危険 が ある 。 ホシムシ が サンゴ を 引きずっ て 動かす こと で 、 サンゴ は 砂地 を 安全 に 利用 できる よう に なる 。 ホシムシ の 側 は 、 サンゴ が 貝殻 より も 大きく 成長 する こと で 、 自分 が 大きく なっ て も 新しい 住処 を 探す 必要 が なくなる 。 その ほか に 、 サンゴ は 広範囲 に 餌 を 探す こと が でき 、 ホシムシ は サンゴ の 刺 胞 によって 外敵 から 身 を 守る こと が できる という 利益 も ある と 考え られる 。 これら の こと から 、 ホシムシ と サンゴ の 共生 は 両者 に 利益 の ある 相 利 共生 と 考え られる 。  採 食 行動 に は 不明 な 点 が 多い が 、 大半 の 種 は 触手 の 繊毛 と 粘液 を 使っ て 、 海底 表面 の デトリタス を 食べ て いる と 考え られる 。 ほか に 堆積 物 を 摂 食する 種 や 、 水中 の 有機物 を 濾し とっ て 食べる 懸 濁 物 食 者 も いる 。 石灰岩 に すむ 種 は 、 吻 に ある 鉤 や 棘 で デトリタス を かき集め て 食べる 。  温帯 で は 夏 から 初冬 に 繁殖 する 種 が もっとも 多い が 、 例外 も ある 。 繁殖 行動 は 夜間 に 行わ れる こと が 多い 。 配偶 子 は 腎 管 を通じて 体外 に 放出 さ れ 、 海水 中 で 受精 （ 体外 受精 ） する 。 雄 が 先 に 精子 を 放出 する と 、 雌 が 水中 の 精子 に 反応 し て 卵 を 放出 する という 観察 が ある が 、 種 によって は 逆 に 卵 が 先 に 放出 さ れる こと も ある 。  ほぼ すべて の 種 が 雌雄 異体 だ が 、 例外 的 に フクロホシムシ 科 の は 雌雄 同体 で ある 。 ただし 自家 受精 は し ない 。 この 種 で は 、 受精卵 は 母親 の 巣 穴 の なか で 保護 さ れる 。  有性 生殖 に 加え て 、 高い 再生 能力 による 無性 生殖 も 行う こと が 、 一部 の 種 で 確認 さ れ て いる 。 その 際 に は 、 体 が 横 分裂 によって 後部 の 小さな 断片 と 、 前部 の 大きな 断片 に 分かれ 、 それぞれ が 失っ た 部分 を 再生 さ せ て 2 個体 に なる 。  フロリダ に 多産 する エダホシムシ 属 の は 、 雌 だけ で 単 為 生殖 を する こと が ある 。 この 種 で は 、 雄 は 雌 に 比べ て 数 が 少ない 。  海水 中 で 受精 し た 卵 は 、 全 割 の 螺旋 卵 割 を 経 て 胚 発生 を 進める 。 ごく 一部 の 種 は 直接 発生 で 、 受精卵 は ゼリー 状 の 物質 に 覆わ れ た まま 発生 が 進み 、 小さな 蠕虫 に なっ て 孵化 する 。 しかし 大 多数 は 間接 発生 で 、 受精卵 は トロコフォア 幼生 と なる 。 トロコフォア は 摂 食 せ ず 、 卵黄 の 栄養 を 使っ て 発生 を 進める 。 トロコフォア 幼生 から 直接 に 変態 し て 蠕虫 に なる もの も いる が 、 さらに ペラゴスフェラ 幼生 の 段階 を 経る もの も いる 。 ペラゴスフェラ 幼生 に は 卵黄 栄養 性 の もの と 、 プランクトン を 摂 食する もの が いる 。  星 口 動物 は 旧 口 動物 で あり 、 その なか でも 環 形 動物 、 軟体動物 、 ユムシ 動物 など とともに 冠 輪 動物 と 呼ば れる 系統 群 に 含ま れる 。 冠 輪 動物 の なか で は 、 形態 の 類似 に 基づい て 軟体動物 に 近 縁 と 考える 意見 も ある が 、 分子 系統 学 の 研究 は 環 形 動物 と の 類縁 を 支持 する もの が 多い 。 環 形 動物 に 近い と いう だけ で なく 、 星 口 動物 は 系統 的 に 環 形 動物 に 含ま れる と する 結果 も 得 られ て いる 。 スト ラック ら の 推定 に よれ ば 、 星 口 動物 は 、 環 形 動物 の なか で は ツバサゴカイ 類 、 スイクチムシ 類 に 次いで 初期 に 分岐 し た 系統 と さ れる （ ただし 、 スイクチムシ の 位置 は 不 確定 ） 。 形態 と 分子 系統 を 総合 し た 分析 によって 、 ディノフィリス 科 の 姉妹 群 と 推定 し た 研究 も ある 。  環 形 動物 の 体 は 体 節 に 分かれる が 、 星 口 動物 に 体 節 は ない 。 星 口 動物 が 環 形 動物 に 含ま れる と する 説 に 基づけ ば 、 星 口 動物 が 体 節 を 持た ない の は 祖先 的 な 特徴 で は なく 、 一度 体 節 を 進化 さ せ た 後 に 失っ た の だ と 考え られる 。 ヤマトサメハダホシムシ の 神経 系 の 発生 過程 は 環 形 動物 と 共通 し て い て 、 やはり 星 口 動物 の 祖先 は 体 節 を 持っ て い た こと を 示唆 し て いる 。  化石 記録 は 乏しい が 、 中国 南西 部 の 帽 天山 に ある カンブリア 紀 の 地層 から 発見 さ れ た と の 化石 は 星 口 動物 の もの と さ れ て いる 。 この 2 属 は 現 生 の フクロホシムシ 科 に よく 似 て おり 、 この グループ の 形態 が 長期間 にわたって 大きな 変化 を 遂げ て こ なかっ た こと を 示唆 し て いる 。  星 口 動物 で ある と さ れ た 化石 は ほか に も ある が 、 その 一部 は 他 の 分類 群 で ある こと が 明らか に なり 、 残り の もの も 疑問 が ある 。 バージェス 頁岩 から 見つかっ た オットイア は はじめ ホシムシ と さ れ た が 、 後 に エラヒキムシ で ある こと が 判明 し た 。 シ ルル 紀 と 石炭 紀 の 、 ジュラ紀 の など を 星 口 動物 と みなす 意見 も ある が 、 疑う 意見 も ある 。 消化 管 の 構造 が 似 て いる こと から 、 円錐 形 の 殻 を 持つ ヒオリテス が 星 口 動物 に 近い と する 研究 者 も いる が 、 これ も 疑問 視 さ れ て いる 。  星 口 動物 自体 の 化石 で は ない が 、 フランス の 白 亜紀 初期 の 地層 から 発見 さ れ た ムシノスチョウジガイ 類 の サンゴ の 化石 は 、 ホシムシ と 共生 し た 痕跡 を 残し て いる 。 ほか に 星 口 動物 の 生 痕 化石 と 思わ れる 巣 穴 の 痕跡 や ウミユリ の 瘤 も 見つかっ て いる が 、 それら が 本当に ホシムシ の 生 痕 か どう か は 不明 で ある 。  ホシムシ 類 は リンネ の 『 』 第 12 版 （ 1767 年 ） に 記載 さ れ て いる が 、 雑多 な 無 脊椎動物 とともに の 一員 と さ れ て い て 、 独立 し た 分類 群 に は なっ て い ない 。 ラマルク や キュビエ は 、 ホシムシ 類 は ナマコ に 近い と 考え て い た 。 1828 年 に ブランヴィル は 、 ホシムシ 類 を 「 Sipunculida 」 と 名付け た が 、 この グループ に は 一部 の 寄生 性 蠕虫 も 含ま れ て い た 。 は 、 ホシムシ と ユムシ 、 エラヒキムシ が 環 形 動物 と 棘皮動物 の 中間 形 で ある と 考え 、 これら の 動物 を まとめ て 擬環虫 類 （ 、 ギリシャ 語 で 橋 を 意味 する に 由来 ） と 呼ん だ 。 1959 年 、 は 星 口 動物 を 独立 の 動物 門 と し た 。  ハイ マン は 星 口 動物 門 を 綱 や 目 に 分け て い なかっ た が 、 その後 の 研究 により 、 以下 の 2 綱 4 目 6 科 に 分類 さ れ て いる 。 属 以下 の 分類 は 各科 の 記事 を 参照 の こと 。 各 分類 群 の 特徴 は 西川 、 ブル スカ と ブル スカ に よる 。  上記 の 分類 体系 は 、 形態 による 系統 推定 の 結果 と ほぼ 一致 する が 、 分子 系統 学 に 基づき 、 一部 見直す 必要 が ある と する 研究 者 も いる 。 2012 年 に は やはり 分子 系統 に 基づい て 科 レベル の 分類 を 再編 する 論文 が 発表 さ れ た 。 それ に よる と 、 星 口 動物 は 以下 の 6 科 に 分類 さ れる 。  食用 や 釣り 餌 用 に 利用 さ れる こと が ある 。  中国 福建 省 の 料理 で ある 土 筍 凍 は 、 土 筍 と 呼ば れる ホシムシ の 一種 を 煮 こごり に し て タレ を かけ た もの で ある 。 山東 省 煙 台 市 で は 、 と ユムシ 類 を 区別 せ ず に 海 腸 子 と 呼び 、 ニラ と 一緒 に 炒め た もの を 韮 菜 炒 海 腸 と 称し て 食べる 。 スジホシムシ は ベトナム で は 地虫 と 呼ば れ 、 野菜 と 一緒 に 炒め て 食 さ れる ほか 、 ミクロネシア で も 食用 に さ れ 、 日本 の 瀬戸内海 や 九州 で は 釣り 餌 用 に 利用 さ れ て いる 。  フィリピン の マクタン 島 など 一部 地域 で は 、 スジホシムシ 属 の を サル ポ と 呼び 、 酢 と 薬味 を 和え て 生食 する ほか 、 天 日干し に し た もの を 炙っ て 食べる こと も ある 。 フエフキダイ 科 の 魚 を 釣る ため の 餌 に 用いる こと も ある 。 砂地 に ある サル ポ の 巣 穴 を 発見 し 、 採集 する に は 熟練 し た 技術 が 必要 で 、 専門 的 な 採 捕 者 が いる 。 マクタン 島 で は スジホシムシ も 採 捕 さ れる が 、 苦い ので 食用 に は 好ま れ ず 、 釣り 餌 や 、 滋養 強壮 の ため の 民間 薬 として 利用 さ れる 。 カオハガン 島 で は サル ポ の ほか に 、 より 小さな ホシムシ 類 が バトナン 、 さらに 小さい もの が バトレ と 呼ば れ 、 野菜 と 酢 で 和え て 食べる 。  日本 で は 、 1920 年代 から 1930 年代 ごろ に は 広島 県 沿岸 で 採取 さ れ た スジホシムシ や スジホシムシモドキ が 釣り 餌 として 利用 さ れ て い た 記録 が ある が 、 2010 年 前後 の 西日本 で の 調査 に よれ ば 、 流通 し て いる の は 日本 国外 から 輸入 さ れ た スジホシムシ のみ で ある 。タリア 綱 （ タリア こう 、 ） は 尾 索 動物 の 一種 で 、 海 に 住む 動物 で ある 。 近 縁 種 で 海底 で 生活 する ホヤ と は 異なり 、 一生 海 を 漂い ながら 過ごす 。 ヒカリ ボヤ 目 （ Pyrosomida ） 、 ウミタル 目 （ Doliolida ） 、 サルパ 目 （ Salpida ） の 3 つ の 目 に 細分 さ れる 。 ヒカリ ボヤ は 小さな 個 虫 が 総 排出 腔 の 周り に 集合 し て コロニー を 作っ て いる 。 総 排出 腔 が 開い て 個 虫 から 水 が 排出 さ れる と 、 水 の 勢い によって 前 に 進む 。 ウミタル と サルパ は 生活 環 上 で 、 個体 と コロニー の 状態 を 行き来 する 。 サルパ の コロニー は 数 メートル の 長 さ に も なる 。 ヒカリ ボヤ と 異なり 、 ウミタル と サルパ は 筋肉 の 力 によって 海中 を 進む 。 タリア 綱 の 生物 は 全て 濾過 摂 食 を 行う 。 海中 を 進み ながら 、 樽 の 様 な 形 に なっ て 水 を 吸い込み 餌 を 採る 。鉤頭動 物 （ こうとう どう ぶつ 、 Acanthocephala ） は 、 一群 の 寄生虫 から なる 動物 の 門 で ある 。 属する 動物 は コウトウチュウ という 和名 で 呼ば れる 。 体内 に 引き込める よう に なっ た 吻 が あり 、 その 表面 に は 逆 向き の 棘 が ならび 、 これ によって 宿主 の 胃壁 に 穴 を 開け て その 体 を 支える 。 鉤頭動 物 は 、 無 脊椎動物 、 魚類 、 両生類 、 鳥類 、 哺乳類 など を 含む 複数 の 動物 を 宿主 と する 複雑 な 生活 史 を 持つ 。 およそ 1 , 150 種 が 知ら れ て いる 。  他 の 寄生 動物 から 鉤頭動 物 を 見分ける 特徴 が いくつ か ある 。  一般 に 、 細長い 胴体 の 左右 相称 動物 。 大き さ は 、 数 ミリメートル の もの から 、 " Gigantorhynchus   gigas "   の よう に 100 から 650 mm に 達する もの まで 、 様々 で ある 。  鉤頭動 物 の 外見 上 の 最も 大きな 特徴 は 、 体 の 前方 に 長い 吻 が 突き出 て いる こと で ある 。 この 吻 は 、 通常 は 覆い で 隠さ れ て いる が 、 宿主 の 組織 に 付着 する 際 に 使わ れる 。 また 宿主 の 胃壁 に 穴 を 開け 、 一生 の 間 そこ に 自身 を 固定 し て おく ため に も 使わ れる 。 体 と 同じ よう に 吻 も 空洞 に なっ て いる が 、 体 の 部分 と は 隔膜 で 仕切ら れ て いる 。 吻 の 先 と 隔膜 の 間 は 筋肉 の 筋 で つながっ て い て 、 筋肉 が 収縮 する こと により 吻 が 陥 入 する 。  鉤頭動 物 は 口 や 消化 管 を 持た ない 。 これ は サナダムシ に も 共通 する 特徴 で ある が 、 この 両 群 が 近 縁 で ある こと を 示す もの で は なく 、 寄生 性 による 収斂 進化 の 例 で あろ う 。 成虫 は 宿主 の 腸 の 中 で 生活 し 、 宿主 が 消化 し た 栄養素 を 体 の 表面 から 直接 吸収 する 。  皮膚 は 薄い クチクラ で でき て い て 表皮 に 覆わ れ て いる が 、 表皮 は アメーバ 状 の 合 胞体 で 細胞 壁 を 持た ない 。 合 胞体内 部 は 環状 筋肉 繊維 の 不規則 な 層 に なっ て いる 。 筋肉 繊維 の 微細 構造 は 線形 動物 の もの に 似 て いる 。 体 部 の 先端 まで 、 索 状 生殖 器   ( genital   ligament )   と 呼ば れる 構造 が 存在 する 。  縦 方向 の 繊維 が ない こと を 除け ば 、 吻 の 表皮 も 体 部分 の 表皮 と よく 似 て いる 。  神経 系 の 中心 と なる 神経 節 は 隔壁 の すぐ 後ろ に ある 。 刺激 を 受ける と 、 2 つ の 頑丈 な 仮 足 が 後方 に 突き出さ れ 、 前進 できる 。 仮 足 は 筋肉 に 囲ま れ て おり 、 この 神経 - 筋肉 複合 体 は 支帯   ( retinaculum )   と 呼ば れる 。 少なくとも オス で は 、 生殖 器 として の 神経 節 も ある こと が 分かっ て いる 。 点在 する 乳頭 上 の 突起 は 、 感覚 器 で ある 可能 性 が ある 。  鉤頭動 物 は 雌雄 異体 で ある 。 吻 の 先端 から 体 部 の 先端 まで 、 索 状 生殖 器   ( genital   ligament )   と 呼ば れる 構造 を 持つ 。 オス で は 、 この 両側 に 精巣 が あり 、 輸精管 を通して 3 つ の 憩 室 に つながっ て いる 。 精巣 の 後ろ に は 3 つ の セメント 腺 も あり 、 輸精管 まで 分泌 物 を 流し て いる 。  メス で は 、 精巣 の 位置 に 卵巣 が ある 。 卵子 は 体腔 の 中 に 流れ込み 、 受精 や 胚 の 発生 は 母体 内 で 行わ れ 、 子宮 の 中 で 育つ 。 宿主 の 消化 管内 で 生まれ た 子供 は 、 糞 とともに 排泄 さ れる 。  鉤頭動 物 の 興味深い 特徴 は 、 神経 や 子宮 鐘 の 細胞 など の 巨大 な 細胞 が ある こと で ある 。 ある 種 で は 、 343 n に も 上る 倍数 性 が 観察 さ れ て いる 。 また 、 炎 細胞 を 持つ 種 も いる が 、 多く の 鉤頭動 物 は 排出 器 を 持た ない 。  初めて 鉤頭動 物 が 文献 に 登場 し た の は 、 イタリア 人 医師 フランチェスコ・レディ の 1684 年 の 著作 において で あっ た 。 1771 年 に は   Kohlreuther   が Acanthocephala   という 学名 を 提案 し て いる 。 1776 年 に   Muller   は 独立 に   Echinorhynchus   という 学名 を つけ た が 、 1809 年 、 スウェーデン の 博物 学者 カール ・ ルドルフ によって   Acanthocephala   という 学名 が 正式 に 決め られ た 。  現在 で は 、 鉤頭動 物 門 は 原 鉤頭虫 綱 、 古 鉤頭虫 綱 、 始 鉤頭虫 綱 の 3 綱 に 分類 さ れる 。 さらに 、 旧来 の 分類 で は 原 鉤頭虫 綱 に 含ま れ て いる " Polyacanthorhynchus " 属 のみ を 独立 の 綱 Polyacanthocephala と する こと も 提案 さ れ て いる 。  鉤頭動 物 は 寄生 生活 に 高度 に 適応 し た 構造 を し て おり 、 その 進化 の 過程 で 消化 系 や 運動 器官 ・ 感覚 器官 など 多く の 臓器 や 構造 を 失っ て き た 。 この ため 形態 学 的 な 比較 で 他 の 門 と の 関係 を 知る の は 困難 で ある 。 18 S リボソーム RNA による 系統 解析 で 、 鉤頭動 物 は 輪形 動物 と 最も 近い か 、 あるいは この 門 に 含ま れる 綱 に 過ぎ ない 可能 性 が ある こと が 明らか と なっ た 。 これら は どちら も 扁平 動物 に 分類 さ れ て いる 。  生活 史 が 完全 に 明らか に なっ て いる 種 は 25 種 しか い ない 。  メス の 体内 から 出 た 鉤頭動 物 の 胎児 は 、 宿主 の 糞 とともに 環境 中 に 放出 さ れる 。 胎児 は 、 無 脊椎動物 、 多く の 場合 は 甲殻 類 に 寄生 し なけれ ば 生き られ ない （ 最初 の 宿主 に 軟体動物 を 使う 種 も 1 つ だけ 見つかっ て いる ） 。 宿主 に 取り込ま れる と 、 鉤頭動 物 は 胃壁 から 体内 に 侵入 し て いき 、 シストアカント 幼生 に 変態 する 。 この 幼生 は 成体 が 持つ 生殖 器 以外 の 全て の 器官 を 持っ て いる 。 何 度 か 宿主 を 変え ながら 、 最適 な 宿主 が 見つかっ た ところ で 成体 と なり 、 生殖 器 を 成熟 さ せる 。 成体 は つがい を 探し 、 子孫 を 作る 。  " Polymorphus "   は ケワタガモ など の 海鳥 に 寄生 する 。 多い とき に は 1 羽 あたり 750 匹 も 寄生 し 、 胃潰瘍 の 症状 を 起こさ せる 。 近年 の 研究 で は 、 " Polymorphus "   は カニ に対して は 病原 性 が ない と さ れる 。 シストアカント 幼生 の 時期 は 長く 、 カニ の 生涯 に 渡っ て 寄生 し 続ける 場合 も ある 。  シストアカント 幼生 が 寄生 する カニ を 食べる こと によって 、 ロブスター に も 寄生 し 、 漁業 に 深刻 な 影響 を 及ぼし て いる 。 しかし これ に対して 有効 な 手立て は まだ 確立 さ れ て い ない 。外 肛動物 （ が いこう どう ぶつ 、 学名 ： Bryozoa   または   Ectoprocta ） は 、 小さな 群 体 を 作っ て 生活 する 動物 で ある 。 サンゴ に 似 た 炭酸 カルシウム など の 外壁 から なる 群 体 を 作る 。 一般 に は コケムシ の 名 で 呼ば れる 。 温帯 から 熱帯 の 海 を 好む が 、 世界中 に 分布 する 。 約 ８ , 000 種 が 確認 さ れ 、 その 何 倍 も の 種類 の 化石 が 知ら れ て いる 。  外 肛動物 の 群 体 は 、 山 型 、 扇 型 、 小枝 型 、 栓 抜き 型 など 様々 な 形 を とる 。 外壁 に は 小さな 穴 が 無数 に 開い て い て 、 それぞれ が 個 虫   ( zooid )   と 呼ば れる 個々 の 個体 で ある 。 これら は 口 から 肛門 まで 続く 消化 管 から なる 真 体腔 の 構造 も 持っ て いる 。 口 の 周り の 触手 に は 繊毛 が 生え て いる 総 担 （ ふさ かつぎ ） と 呼ば れる 構造 が あり 、 珪藻 や 藻類 を 含む 微生物 を 捕まえ て 餌 と する 。 これ は 繊毛 の 生え た 触手 が 口 を 囲ん で 配置 し た もの で 、 全体 を まとめ て 触手 冠 を なす 。 触手 冠 は 、 完全 に 動物 体 の 内部 に 引き込む こと が できる 。  触手 冠 は この 動物 の よく 目立つ 特徴 で ある が 、 その 形 に は 大きく 2 つ の 形 が ある 。 1 つ は 円形 に 配置 する もの で 、 もう 1 つ は それ が 大きく 曲がっ て U 字 型 （ 馬蹄 型 ） に なっ た もの で ある 。 前者 は 主 に 海産 で ある 裸 喉 綱 と 狭 喉 綱 に み られ 、 後者 は すべて 淡水 産 の 掩喉綱 に のみ み られる 。 ただし 、 掩喉綱 の   科 は 例外 的 に 円形 の 触手 冠 を 有し て いる 。 裸 喉 綱 や 狭 喉 綱 に み られる 円形 の 触手 冠 で は 、 その 内側 は 例えば イソギンチャク の 口 盤 の よう な 広い 面 を 持っ て おら ず 、 触手 の 寄り 集まっ た ところ に 口 が 開く 。 掩喉綱 の U 字 型 の 触手 冠 で は 、 U 字 の 底 にあたる 部分 に 口 が 開き 、 その 両側 の 触手 の 列 が 大きく 同 一方向 に 伸び た よう な 形 に なっ て いる 。 肛門 は 触手 冠 の すぐ 外 に 開く 。 掩口綱 で は U 字 の 底 、 口 の ある 位置 近く に 開く 。 触手 は 繊毛 に 覆わ れ て い て 、 繊毛 を 使う こと によって 水流 を 作り 、 餌 を 口 まで 運ぶ 。  外 肛動物 は 小さ すぎる ため 、 きちんと し た 呼吸 器 系 や 循環 器 系 を 持た ない が 、 神経 系 や 骨格 系 は 持っ て いる 。 骨格 の 結晶 学 的 解析 に よる と 、 方解石 や アラレ 石 に 似 た 構造 が 見 られ た 。  消化 管 は U 字 型 に 湾曲 し て おり 、 咽頭 から 食道 を 通り 、 噴門 、 盲 嚢 、 幽門 と 3 つ の 部分 に 分かれ た 胃 へ と 続く 。 幽門 から 小腸 を 経 て 直腸 、 肛門 に つながっ て いる 。 ある 種 で は 、 噴門 の 前 に 砂嚢 が ある 。 消化 管 系 は 、 個 虫 が それぞれ 持つ 器官 で ある が 、 群 体 を 作る 時 に 再 構成 さ れる 。 多く の 外 肛動物 で は 一部 の 若い 個 虫 しか 消化 機能 を 持た ない 。  大き さ が 小さい ため に 、 外 肛動物 に は 循環 系 が ない 。 ガス 交換 は 体 表 全体 で 行う が 、 特に 触手 の 部分 で 盛ん で ある 。  裸 喉 綱 で は 、 群 体 を 構成 する 個 虫 に 多 形 が み られる 例 が 多い 。 触手 を 持ち 、 えさ を とる 普通 の 個 虫 を 常 個 虫 と いう 。 これ に対して 、 特殊 な 形 に なっ た もの を 異形 個 虫 と 呼ん で いる 。 以下 の よう な もの が 知ら れる 。  群 体内 の 個 虫 は すべて 無性 生殖 によって 増え た もの の ため 、 遺伝 的 に 同一 で ある 。 その ため 、 自ら 繁殖 し ない 個 虫 も 、 他 の 個 虫 の 繁殖 を 助ける こと によって 、 次世代 に 遺伝子 を 残す こと が できる と 考え られる 。 すなわち 、 個 虫 の 機能 分化 は 、 社会 性 昆虫 の カースト 分化 など と 同様 に 、 血縁 淘汰 によって 説明 する こと が できる 。  一部 の 例外 を 除い て 外 肛動物 の 個 虫 は 雌雄 同体 で ある 。 外 肛動物 は 無性 生殖 も 有性 生殖 も 行う 。 有性 生殖 で は キフォナウテス 幼生 など の 幼生 を 生じる 。 無性 生殖 で は 新しい 個 虫 を 出芽 によって 形成 する こと により 、 群 体 が 大きく 成長 する 。 群 体 の 一部 が 壊れる こと により 、 それぞれ の 破片 が 成長 し て 新しい 群 体 と なる 場合 も ある 。 この よう に し て でき た 群 体 は 、 群 体内 の 個 虫 同様 に クローン で ある 。  掩喉綱 で は 、 無性 生殖 により 休 芽 が 形成 さ れる 。 これ は 二 枚 の キチン 質 の 殻 に 包ま れ た もの で 、 耐久 性 が あり 、 冬 を これ で 乗り切る ほか 、 水鳥 の 足 など に くっつい て 分布 を 拡大 する に も 役立っ て いる と さ れる 。  なお 、 幼生 が 変態 し たり 休 芽 が 発芽 し て 生じ た 最初 の 個 虫 の こと は 、 初 虫   ( ancestrula )   と 呼ば れる 。  ほとんど の 外 肛動物 は 海 に 生息 する が 、 淡水 中 に 生息 する 種類 も 70 種 ほど 知ら れ て いる 。 水中 で は 、 砂地 、 岩地 、 貝殻 や 木 、 海草 の 上 など どの よう な 場所 に も 存在 する 。 しかし ある 種 は 固い 基質 の 上 で は 育て ず 、 堆積 物上 で 生活 する 。 また 、 8 , 200 m も の 深海 で 生息 する 種 も いる が 、 多く は 浅い 場所 で 生活 する 。 多く の 外 肛動物 は 固着 性 で 自分 で は 動け ない が 、 一部 の 種 は 砂地 を 這う こと が でき 、 単独 で 動き回り ながら 生活 する 種 も ある 。 また 南極 海 を 漂い ながら 生きる 種 も いる 。  外 肛動物 の 群 体 は 数 百 万 匹 も の 個体 が 集まっ て できる こと も ある 。 個体 の 大き さ は ミリメートル 以下 だ が 、 群 体 の 大き さ は 数 ミリメートル から 時には 数 メートル に も 達する 。 一部 で は 、 群 体 を 構成 する 各個 虫 に 機能 分化 が み られる 。 餌 を 集める 通常 の 個体 に対して 、 群 体 を 支持 ・ 強化 する 個 虫 や 、 掃除 を する 個 虫 も いる 。  一方 、 外 肛動物 自体 は ウニ や 魚 の 餌 と なっ て いる 。 淡水 産 の 掩喉綱 に は 特殊 な 寄生虫 として 軟胞子 虫 の   が 知ら れ て いる 。  フサコ ケムシ や ホンダワラコケムシ など 、 多く の 種類 が 人工 的 な 基盤 上 に よく 繁殖 する 。 生簀 に 繁殖 する と 網目 を 詰まら せ 、 あるいは 船底 に 付着 し て 船足 を 止める ので 嫌わ れる 。 淡水 産 の オオマリコケムシ は 巨大 な ゼラチン 質 の 群 体 と なっ て 水中 に 浮遊 し 、 人 を 驚か せる こと が あり 、 また 水質 悪化 を 招く 場合 も ある 。  一部 の 種 は 毒性 を 持ち 、 漁夫 の 皮膚 病 の 原因 と なる 。 フサコ ケムシ   " Bugula   neritina " は 、 抗 がん 剤 に なり うる 細胞 毒性 を 持つ ブリオスタチン という 化合 物 を 生成 する として 、 注目 を 集め て いる 。  外 肛動物 の 化石 は オルドビス 紀 初期 以降 の 地層 から 発見 さ れ て いる 。 オルドビス 紀 の 海底 生態 系 の 中 で は 主要 な もの の 1 つ で 、 現代 の 外 肛動物 と 同じ よう に 堆積 物 の 固定 化 や 深海 底 で の 食物 源 として 重要 な 役割 を 果たし て い た 。 3 億 5400 万 年 から 3 億 2300 万 年 前 の ミシシッピ 紀 に は 、 外 肛動物 の 外 骨格 は ほとんど の 石灰岩 の 元 に なっ て いる 。 これ まで に 1000 種 以上 の 外 肛動物 の 化石 が 見つかっ て いる 。 カンブリア 紀 も 外 肛動物 は 存在 し て い た と 思わ れる が 、 骨格 が 軟らかかっ た か その他 の 理由 で 化石 が 残っ て い ない 。  外 肛動物 の 化石 の 多く は 鉱 物質 の 骨格 で ある 。 個 虫 の 骨格 は 管状 の もの から 箱 状 の もの まで 様々 な 形 で ある が 、 繊毛 で 餌 を 取り込む ため の 開口 が つい て いる 。 オルオビス 紀 の 外 肛動物 の 化石 の ほとんど に は 穴 が 開い て いる の は 見 られ ない が 、 個 虫 同士 が 上皮 細胞 で つなが れ て い た 証拠 が 見つかっ て いる 。  外 肛動物 の 進化 上 の 最も 大きな 出来事 の 1 つ は 、 石灰 質 の 骨格 の 獲得 と 触手 の 構造 の 変化 で ある 。 固い 外 骨格 を 獲得 する こと によって 個 虫 同士 は より 接近 する こと が 可能 と なり 、 群 体 として の 進化 が 始まっ た 。  なお 、 化石 が 得 られる の は 裸 喉 綱 のみ で あり 、 掩喉綱 の 化石 は 発見 さ れ た こと が ない 。  この 類 は 古く は サンゴ など とともに 植 虫   ( Zoophyta )   など と 呼ば れ た が 、 その 内部 構造 など が 明らか に なる と 、 間違い なく 動物 で あり 、 しかも サンゴ など より はるか に 複雑 な 構造 で ある こと が 判明 し た こと から 独立 に 扱わ れる よう に なり 、 Ehrenberg   ( 1831 )   により コケムシ 類   ( bryozoa )   と さ れ た 。 当初 は スズコケムシ 類 も これ に 含め た が 、 両者 の 違い が はっきり 理解 さ れる に従い 、 それぞれ 独立 し た 群 と 見なさ れる よう に なっ た 。 外 肛動物 の 名 は 、 スズコケムシ 類 と の 関連 で 、 コケムシ 類 の 場合 は 肛門 が 触手 冠 の 外 に ある の に対して 、 スズコケムシ 類 で は その 内側 に ある ため 、 この 類 を 内 肛動物 と 呼ん だ のに 対比 さ せ た もの で ある 。  構造 と 生活 様式 の 類似 性 から 、 外 肛動物 は 、 かつて は 外 肛動物 と 内 肛動物 の 2 つ の 亜 門 に 分かれる と 考え られ て い た 。 また 有 輪 動物 を この 仲間 に 入れる 研究 者 も い た 。 しかし 内 肛動物 は 体腔 を 持た ず らせん 卵 割 が 行わ れる の に対して 、 外 肛動物 は 体腔 を 持ち 、 放射 卵 割 が 行わ れる 。 また 分子生物学 的 な 研究 によって も 外 肛動物 と 内 肛動物 の 系統 的 な 位置 は 離れ て いる こと が 示さ れ た 。 これら の こと から 、 現在 で は 内 肛動物 は 150 種 ほど が 含ま れる 独立 の 門 と 見なさ れ て いる 。  外 肛動物 は 、 裸 喉 綱 と 狭 喉 綱 、 掩喉綱 の ３ 綱 に 分類 さ れる 。 この うち 掩喉綱 は 他 の 二 綱 と 似 た 点 も 多い が 、 相違 点 も 多い ため 、 異なる 系統 に 属する 可能 性 も 示唆 さ れ て いる 。箒 虫 動物 （ ほうき むし どう ぶつ 、 ） は 、 キチン 質 の 棲管 に すむ 海産 の 底 生 無 脊椎動物 。 独立 の 動物 門 を 構成 する が 種 数 は 少なく 、 現 生 種 は 2 属 10 数 種 のみ が 知ら れる 。  和名 は が 箒 の よう に 見える こと から 。 学名 の は 、 ギリシア 神話 の 女神 フォロニス （ イーオー の 別名 ） に 由来 する 。  体 は 蠕虫状 で 、 胴 部 の 一方 の 端 に 触手 冠 、 他方 に 端 球 と 呼ば れる 膨らみ を 持つ 。 小さい もの で は 体長 5 センチメートル 程度 、 大きい もの で は 25 センチメートル に 達する 。 体 表 は 薄い クチクラ に 覆わ れる 。 体 色 は ふつう 肌色 で 、 黒 や 茶色 の こと も ある 。  触手 冠 は 繊毛 の 生え た 触手 が 環状 に 並ん だ 構造 で 、 スリット 状 の 口 は それ に 囲ま れ て いる 。 口 は 口上 突起 に 覆わ れ て いる 。 消化 管 は 口 から 伸び 、 端 球 の なか で 膨らん で 胃 に なる 。 胃 から 触手 冠 側 に 折り返す よう に 腸 が 伸び 、 触手 冠 の 外側 に 開く 肛門 に つながる 。 その ため 、 消化 管 は 全体 として U 字 型 に なる 。  真 体腔 を 持つ 。 体 は 前 体 （ 口上 突起 ） 、 中 体 （ 触手 冠 の 基部 ） 、 後 体 （ 胴 部 ） の 3 体 節 性 で 、 体腔 も それ に 対応 し て 3 つ に 分かれ て いる 。 すなわち 、 口上 突起 内 の 前 腔 、 触手 冠 の 基部 に あっ て 触手 内部 に も 伸びる 中 腔 、 胴 部 の 体腔 を 成す 後 腔 の 3 つ の 体腔 を 持つ 。 体腔 液 中 に は 数種類 の 細胞 が ある 。  発達 し た 閉鎖 血管 系 を 持つ 。 主 な 血管 は 、 端 球 側 から 触手 冠 側 に 血液 を 流す 導入 性 血管 と 、 その 逆 の 導出 性 血管 で ある 。 血液 中 に は 、 ヘモグロビン を 含む 赤血球 が あり 、 触手 冠 で 取り込ま れ た 酸素 は 導出 性 血管 から 体 中 に 運ば れる 。 血管 は 胃 と 接触 し て おり 、 栄養分 を 胃 から 血液 中 に 取り込ん で いる と 考え られる 。 胴 部 に 1 対 の 腎 管 が あり 、 老廃 物 の 排出 の ほか 、 配偶 子 の 放出 経路 に も なる 。  固着 生活 に 伴っ て 頭部 が 縮小 し て いる ため 、 明瞭 な 脳神経 節 は 持た ない 。 中枢 神経 系 は 触手 冠 基部 の 表皮 内 に ある 神経 環 で 、 そこ から 触手 冠 や 筋肉 に 神経 が 伸びる 。 表皮 と 、 その 下 に ある 環 筋 層 の 間 に 神経 の 張り巡らさ れ た 層 が ある 。  横 分裂 や 出芽 による 無性 生殖 の ほか に 、 有性 生殖 も 行う 。 雌雄 同体 の 種 と 雌雄 異体 の 種 を ともに 含む 。  繁殖 様式 は 保育 型 、 放任 型 、 保護 型 の 3 つ に 分類 できる 。 保護 型 は 1 種 のみ で 知ら れる もの で 、 受精卵 は 母親 の 棲管内 で 発生 し 、 ナメクジ 様 の 幼生 に なっ て 、 短期間 の 浮遊 生活 を 送る （ アクチノトロカ 幼生 期 は ない ） 。 ホウキムシ や ヒメホウキムシ など 保育 型 の 種 で は 、 精子 は 凝集 し て 精 包 に なり 、 配偶 相手 に 受け 渡さ れる 。 精子 は 相手 の 体内 に 入り込ん で 受精 し 、 受精卵 は 体外 に 放出 さ れ て 、 しばらく 母親 の 体 表 に 付着 し て 発生 する 。 その後 、 アクチノトロカ 幼生 として 孵化 し 、 浮遊 生活 を 始める 。 放任 型 で は 、 受精卵 が 親 の 体 表 に 付着 する 時期 が なく 、 はじめ から 海水 中 で 生活 する 。 いずれ の 場合 も 、 卵 割 は 放射 性 の 全 等 割 。  アクチノトロカ という 幼生 の 名 は 、 まだ 成体 と の 関係 が わから なかっ た ころ に 、 幼生 のみ が 新種 として 記載 さ れ 、 という 属 名 を 名付け られ た こと に 由来 する 。 この 幼生 も 、 成体 と 同じく 体 は 3 つ の 部位 に 分かれる 。  南極 海 を 除く 世界中 の 海域 で 見 られる 。 多く の 種 は 広域 分布 種 で ある 。 潮間 帯 の 泥 底 から 、 水深 400 メートル の 海底 まで 、 垂直 的 に も 広い 範囲 に 生息 する 。  寿命 は 約 1 年 と 考え られ て いる 。 成体 は キチン 質 の 棲管 を 分泌 し 、 その 中 で 暮らす 。 この 管 は 海底 の 土 や 砂 の 中 に 埋め られる か 、 岩 や 貝殻 に 固定 さ れる 。 岩 に 固定 さ れる 場合 は 、 多数 の 個体 の 棲管同 士 が 癒合 し 、 群生 する 場合 が 多い 。 埋 在 性 の 場合 は 単独 で ある 。 ホウキムシ は 、 砂 の 中 に 作ら れる ムラサキハナギンチャク の 棲管 に 共生 する こと が ある 。  膨らん だ 端 球 によって 体 を 棲管内 に 固定 し て い て 、 魚類 や 腹足類 、 線 虫 類 など の 捕食 者 が 接近 する と 、 素早く 管 の 奥 に 身 を 隠す 。 体 壁 に 環 筋 と 縦 筋 の 筋肉 層 を 持つ もの の その 力 は 弱く 、 棲管 に 出 て しまう と ほとんど 動け ない 。 触手 冠 は 食わ れ たり 自 切 し たり し て 失わ れ て も 、 再生 する こと が できる 。  触手 冠 を 使っ て 繊毛 粘液 摂 食 を 行い 、 水中 の 藻類 や 無 脊椎動物 の 幼生 、 デトリタス など を 食べる 。 触手 に 生え た 繊毛 が 水流 を 起こし 、 流れ て き た 餌 の 粒子 は 粘液 に 付着 し 、 繊毛 によって 口 に 運ば れる 。  箒 虫 動物 ・ 腕 足 動物 ・ 外 肛動物 の 3 群 は 伝統 的 に 触手 冠 動物 として まとめ られ 、 発生 様式 や 形態 形質 から 新口 動物 に 含ま れる と 考え られ て い た 。 しかし 、 分子 系統 学 によって これら の 動物 は 旧 口 動物 、 その なか でも 冠 輪 動物 の 系統 に 属する と 考え られる よう に なっ た 。  冠 輪 動物 に 含ま れる 各 門 の 系統 関係 は 不 明確 で ある 。 箒 虫 動物 は 腕 足 動物 と 近 縁 で ある と 考え られる こと が 多く 、 腕 足 動物 と 箒 虫 動物 を 併せ た という 分類 群 も 提唱 さ れ て いる 。 箒 虫 動物 は 腕 足 動物 の 一部 から 進化 し た と 考える 研究 者 は 、 箒 虫 動物 を 腕 足 動物 門 の 亜 門 と する 体系 を 提唱 し て いる が 、 確たる 結論 は ない 。  箒 虫 動物 は 固い 構造 を 持た ない ため 、 明確 な 化石 は 発見 さ れ て い ない ものの 、 デボン 紀 以降 の 地層 で 巣 穴 と 思わ れる 生 痕 化石 が 見つかっ て いる 。 また カンブリア 紀 の の 化石 は 、 U 字 型 の 消化 管 と 触手 を 持つ ため 、 箒 虫 動物 の 1 種 で ある と 主張 さ れ て いる 。 ほか に 、 シルル 紀 から デボン 紀 の 地層 に 見つかり 、 と 呼ば れ て いる 管状 の 化石 は 、 コケムシ 類 と 考え られ て い た ものの 、 箒 虫 動物 で ある こと が 示唆 さ れ て いる 。  以下 の 2 属 に 分類 さ れ て いる 。 前者 は 触手 冠 と 胴 部 の 間 に 襟 襞 と 呼ば れる 部位 を 持つ が 、 後者 は 襟 襞 を 持た ない 。肉 胞子 虫 （ にく ほうし ち ゅう ） または 住 肉 胞子 虫 （ じ ゅうにくほうしちゅう ） は アピコンプレックス 門 に 属する 寄生 性 原生 生物 。 分類 学 上 は 肉 胞子 虫 属 () と し 、 100 種 以上 が 知ら れ て いる 。 サルコシスチス 、 サルコシスティス 、 ザルコシスティス とも いい 、 宿主 によって は サルコシスチス 症 を 引き起こす 。  一般 的 に 終 宿主 と 中間 宿主 の 2 つ の 宿主 を 往復 する 生活 環 を 持っ て おり 、 終 宿主 が 捕食 者 、 中間 宿主 が 被 食 者 の 関係 に なっ て いる こと が 多い 。 中間 宿主 が 環境 中 の スポロシスト を 経口 的 に 摂取 する と 、 スポロシスト から 放出 さ れ た スポロゾイト が 血管 に 侵入 し て 無性 生殖 を 開始 し 、 最終 的 に 筋肉 組織 など に 到達 し て サルコシスト を 形成 する 。 最初 は 単一 の メトロ サイト が 無数 に 増え 、 その後 感染 能 の ある ブラディゾイト が 生じる 。 終 宿主 が 中間 宿主 を 捕食 する とき に 組織 中 の サルコシスト を 摂 食する と 、 ブラディゾイト が 小腸 に 到達 し て 有性 生殖 を 行い 、 生じ た オーシスト が 糞便 とともに 排出 さ れる 。 オーシスト は 成熟 する と 壁 が 破れ て スポロシスト が 放出 さ れ 、 これ が 経口 的 に 中間 宿主 へ と 感染 する 。  古典 的 に は 原生 動物 門 胞子 虫 綱 住 肉 胞子 虫 目 に 所属 さ せ て い た が 、 その 位置付け を 巡っ て は 様々 な 議論 が あっ た 。 1970 年 頃 に 生活 環 が 明らか に なり 、 コクシジウム 類 に 近 縁 な 生物 で ある こと が 判明 し た 。  近 縁 の 諸 属 とともに 肉 胞子 虫 科 を 形成 し 、 中でも 最も 種 数 が 多い 。 以下 に 医学 ・ 獣医 学 上 重要 と 思わ れる 種 について 、 中間 宿主 と 終 宿主 を 示す 。  属 は 、 齧 歯 類 を 中間 宿主 と し 猛禽 類 を 終 宿主 と する 非常 に よく 似 た 生物 で ある 。 終 宿主 が 鳥類 で ある こと と 、 筋肉 より も 脳 に シスト を 作り やすい こと から 区別 さ れ て き た が 、 分子 系統 解析 に よれ ば 肉 胞子 虫 の 内部 に 含ま れる こと が 示さ れ て いる 。  1843 年 バーゼル 大学 の ミーシェル （ 核酸 を 発見 し た フリードリッヒ・ミーシェル の 父 ） が マウス 体内 に 見出し た の が はじめ で ある 。 サルコシスト の こと を ミーシェル 管 と も 呼ぶ の は 彼 の 発見 に 由来 する 。ブラディゾイト （ bradyzoite ） と は サルコシスチス 属 や トキソプラズマ 属 など において 認め られる シスト 内 に 多数 形成 さ れ た 虫 体 の 総称 。 内部 出芽 により 二 分裂 を 行う が 、 タキゾイト と 比較 し て その 分裂 速度 は 遅い 。 トキソプラズマ （" Toxoplasma   gondii "） において 中間 宿主 から 検出 さ れる 虫 体 は ブラディゾイト か タキゾイト で ある 。ディッキンメダル   ( 英 : Dickin   Medal )   と は 戦争 で 活躍 し た 動物 に 送ら れる イギリス の 勲章 で ある 。  動物 専用 の 勲章 で あり 人間 に は 授与 さ れ ない 。  によって 1943 年 に 制定 さ れ た 。  動物 の ビクトリア 十字 勲章 と 呼ば れ 2007 年 現在 で 60 回 の 授与 記録 が ある 。ファーリー・ファンダム （ ） と は 、 カートゥーン の 文化 の 影響 を 受け て 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター を 好む こと で 特徴 づけ られる ファン ダム で ある 。  ファン ダム の 研究 者 の に よる と 、 この 言葉 が 最初 に 登場 し た の は 、 1980 年 に 開催 さ れ た サイエンス ・ フィクション の 催し で ある 。 その 催し において 、 の 手 による SF 成人 向け 漫画 雑誌 『 』 に 描か れ た 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター が 話 に あがり 、 それ が サイエンス ・ フィクション の 小説 に 登場 する 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 話 に 変わっ た 。 その 出来事 は 、 後 に サイエンス ・ フィクション と 漫画 の 大会 において 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター について 話し合う グループ が 結成 さ れる こと の ひき が ね に なっ た 。 フレッド ・ パッテン は 、 ファーリー・ファンダム という 言葉 を 「 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター に 興味 を 持つ 多く の 人々 が 集まっ て グループ を 組織 し 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 絵 を 描い たり 文章 を 書い たり する こと 」 と 定義 し た 。  英語 圏 において ファーリー・ファンダム という 言葉 は 、 欧米 の 同人 誌 に 1983 年 に は すでに 登場 し 、 その後 定着 し て いっ た 。 ファーリー・ファン 達 は 、 ファーリー・ファンダム という 言葉 が 同人 誌 に 登場 する より も 以前 から 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の ファン は 多かっ た と 主張 する 。 アニメ 作品 『 ジャングル 大帝 』 が 発表 さ れ た の は 1965 年 で あっ た し 、 リチャード ・ アダムス の 小説 『 ウォーターシップ・ダウン の うさぎ たち 』 が 出版 さ れ た の は 1972 年 で あり 、 それ を もと に 制作 さ れ た 映画 『 ウォーターシップダウン の うさぎ たち 』 が 公開 さ れ た の は 1978 年 だっ た 。 動物 キャラクター による ディズニー 映画 『 ロビン・フッド 』 は 初期 の ファーリー・ファンダム で 人気 だっ た と 言わ れる こと が 多い 作品 で ある 。  欧米 で は ファーリー・ファンダム に 属する ファン 達 は 、 ファーリー・ファン （ furry   fans ） 、 ファーリーズ （ furries ） と 呼ば れ 、 1980 年代 から ファーリーズ （ furries ） が 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター を 指す 言葉 として 使わ れ 始め た 。  欧米 の ファーリー・ファンダム において は 哺乳類 の 動物 を 擬人 化 する こと が 多い が 、 爬虫類 ・ 鳥類 ・ 魚類 も ファーリーズ と 呼ば れる こと が ある 。  擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 着 ぐるみ を 作っ て 着る ファーリー・ファン 達 が いる 。 その よう な 着 ぐるみ は 英語 圏 で は ファー スーツ と 呼ば れる 。 人間 の 頭部 を すっぽり 覆う 部品 や 、 猫 や 犬 の よう な 尻尾 の 部品 が 特徴 で ある 。 ときには ペット 用 の 首輪 を 着 ぐるみ を 着 た 人間 の 首 に つける こと も ある 。 英語 の という 言葉 は 、 日本 文化 の 着 ぐるみ を 意味 する 言葉 で ある 。 kigurumi という 語 は 、 その 語 が 使わ れる 文脈 によって 、 ファー スーツ を 意味 する 場合 も そう で ない 場合 も ある 。  英語 圏 で は 、 カートゥーン に 登場 する 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター を 、 『 名犬 ラッシー 』 や 『 』 の よう に 本物 の 動物 に 忠実 に 描か れ た キャラクター と 区別 する ため に 、 カートゥーン に 登場 する キャラクター の ほう を ファニー・アニマル と 呼ぶ こと が ある 。  日本 において は 、 動物 を 人間 化 、 あるいは 人間 を 動物 化 し た か の よう な キャラクター は 「 ケモノ 」 と 呼ば れ 、 その よう な キャラクター に 性的 な 要素 を 含め て 魅力 を 感じる 人 たち を 「 ケモナー 」 と 呼ぶ 。 「 ケモナー 」 という 言葉 の 出所 について は 諸説 ある が 、 「 ケモノ 」 に関する ゲーム 作品 を 多数 リリース し て いる ゲーム 会社 「 サイバーコネクトツー 」 は 自社 の スタッフ が 掲示板 に 書い た もの が 出所 と し て いる 。 また 、 東京大学 の 研究 員 で ある 猪口 智広 は 、 「 ケモナー 」 という 単語 が 生まれ た の は 1990 年代 半ば 頃 で は ない か と し て いる 。  ファーリー・ファン 達 は 、 英語 で fursonas （ ファーソナ 、 " furry " と " persona "（ ペルソナ ） を 合わせ た かばん 語 ） と 呼ば れる 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター を インターネット 上 で 操作 し て ロールプレイング を する 。 その よう な インターネット の 場所 に は 、 や Second   Life 内 の ファーリー・ファン 達 の コミュニティ 、 そして HTML や スクリプト 等 の 通常 の ウェブ の 機能 のみ を 使っ た フォーラム 等 が ある 。  アメリカ合衆国 の ピッツバーグ において 、 毎年 7 月 に 「'（ または アンソロコン ） 」 と いう が 開催 さ れる 。   アメリカ合衆国 の サンノゼ   ( カリフォルニア 州 )   では 毎年 1 月 に 「'」 という コンベンション が 開催 さ れる 。  日本 で は 、 2005 年 に 「 日本 初 の 獣 化 イベント 」 を うたっ た 「 とら ん す ふ ぁ 」 が 開催 さ れ 、 2007 年 に 事実 上 の 後継 イベント 「 Kemocon 」 に 引き継が れ て 現在 まで 続い て いる 。 2012 年 から は オンリー イベント 「 け も ケット 」 、 2013 年 から は 総合 イベント 「 JMoF 」 が 開催 さ れ て いる 。  『 T . H . E .   Fox 』 は 、 ファーリー・ファン 達 の 手 による 漫画 で あり 、 1986 年 に CompuServe で 発表 さ れ た の を 最初 として 、 その後 インターネット 上 でも 発表 さ れ て いる 。  擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 着 ぐるみ を 着 て 性行為 を 行う ファーリー・ファン 達 が いる 。 英語 の スラング の yiff （ 名詞 ・ 動詞 ） と yiffy （ 形容詞 ） は 、 ファーリー・ファン 達 の 間 で 使わ れる 言葉 で 、 性行為 や 猥褻 な 事柄 に 関係 する 言葉 で ある 。 の エンターテイメント 紙 で ある という 新聞 に よる と 、 英語 の スラング の " yiffy " という 形容詞 は 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 着 ぐるみ を 着 た ファーリー・ファン が 性的 に 興奮 し て いる か 、 または 性行為 を したがっ て いる こと を 意味 する 。 英語 の スラング の " yiffy   artwork " と は 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター が 行う さまざま な 性行為 を 露骨 に 描い た 絵 で ある 。 英語 の スラング の 動詞 として の " yiff " は 、 ファーリー・ファン 達 が 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 着 ぐるみ を 着 て 性行為 を 行う こと を 意味 し 、 " yiffing " は その よう な 性行為 を 意味 する 名詞 で ある 。  英語 の スラング の ファーバート は 、 furvert と 綴り 、 " furry " と 、 性的 倒錯 を 意味 する " pervert " を くっつけ た かばん 語 で ある 。 ファーバート は 、 擬人 化 さ れ た 動物 の キャラクター の 着 ぐるみ を 着 て 性行為 を 行う こと を 楽しむ 一部 の ファーリー・ファン 達 を 変質 者 と みなし て 呼ぶ 言葉 で ある 。  日本 で は 、 「 ケモナー 」 向け の ラブドール が 発売 さ れ て いる 。  雑誌 『 』 、 『 ヴァニティ・フェア 』 、 そして という セックス に関する コラム に 、 ファーリー・ファンダム の ファン 達 の 性行為 に関する 記事 が 掲載 さ れ た 。  2001 年 に は 、 テレビ ドラマ 『 ER 緊急 救命 室 』 の 「 強制 収容 を 逃れ て 」 という 話 の 中 で 、 ファーリー・ファンダム に関する 表現 が 登場 し た 。  他 に も 、 以下 の テレビ 番組 で ファーリー・ファンダム に関する 表現 が 登場 し て いる 。  2007 年 に カリフォルニア 大学 デービス 校 の 心 理学部 が 600 人 以上 の ファーリー・ファン を 対象 に アンケート 調査 を 行っ た 。 ただし 、 その 全て の 人 が 全て の 質問 に 回答 し た わけ で は なかっ た 。   その アンケート 調査 の 結果 の 一部 は 次 の 通り で ある 。イノブタ （ 猪 豚 ） は 、 イノシシ （ 学名 ：" Sus   scrofa "） と ブタ （ 学名 ：" Sus   scrofa   domestica "） の 雑種 で ある 。  イノブタ は ウシ 目 イノシシ 科 イノシシ 属 に 属する 。  体毛 は 褐色 の 剛毛 で 、 オス は 牙 を 持っ て いる 。 見た目 は ブタ より も イノシシ に 近い 。 日本 で は ブタ に イノシシ を 交配 し て 作出 し 、 食肉 用 の 家畜 として イノブタ を 飼育 する こと が 多い 。 肉 は 脂肪 分 が 少なく 、 あっさり し て いる のに コク も ある 味 で ある 。 イノシシ 肉 の 代用 として 供 さ れる こと も ある 。 1970 年 、 和歌山 県 畜産試験場 の イノブタ は 、 イノシシ を 父 に 、 ブタ を 母 に し て 初めて 誕生 し て いる 。 同 試験場 が ある すさみ 町 は パロディ 国家 「 イノブータン 王国 」 建国 を 宣言 し 、 イノブタ 肉 料理 を 観光 客 誘致 に 生かし て いる 。  交配 に 使う ブタ を デュロック 種 に する と サシ が 入っ た 霜降り 肉 に なり やすく 、 バークシャー 種 だ と 肉質 が きめ細かく なる 。 イノブタ に も 生殖 能力 が あり 、 イノブタ 同士 、 イノシシ 、 ブタ とも 交雑 可能 で 、 生殖 能力 を 持っ た 子 が できる 。 和歌山 県 畜産試験場 は 安定 生産 の ため 、 雄 イノブタ と 雌 ブタ と の かけ 合わせ も 行っ て いる 。  野生 化 し た ブタ が 多く 生息 する 地域 で は 、 野生 の イノシシ と ブタ が 交雑 し て 野生 の イノブタ が 生まれる ケース も ある 。  東北 地方 太平洋 沖 地震 （ 東日本 大震災 ） 後 、 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 の 影響 による 避難 区域 で は 、 家畜 と なっ て い た ブタ と 野生 や 家畜 だっ た イノシシ と が 交配 し て 生まれ た イノブタ が 急増 し て おり 、 農地 や 家屋 を 荒廃 さ せる 恐れ が 心配 さ れ て いる 。 2014 年 1 月 に は 、 福島 第 一 原発 周辺 で イノブタ の 繁殖 が さらに 進ん で おり 、 将来 の 帰宅 の 障害 に も なっ て いる と いう 。 イノシシ の 持つ 旺盛 な 食欲 と ブタ の 持つ 人 を 恐れ ない 性格 、 そして 旺盛 な 繁殖 力 で 、 被害 の 大きい 富岡 町 で も 数 百 頭 の イノブタ が 生息 し て いる と 言わ れ 、 正確 な 頭数 は 行政 も 把握 し きれ て い ない と いう 。ジェヴォーダン の 獣 （ ジェヴォーダン のけもの 、 ） は 、 18 世紀 の フランス・ジェヴォーダン 地方 （ 現在 は ロゼール 県 の 一部 ） に 出現 し た 、 オオカミ に 似 た 生物 。 1764 年 から 1767 年 にかけ マルジュリド 山地 周辺 に 現れ 、 60 人 から 100 人 の 人間 を 襲っ た 。 獣 が 何 で あっ た か は 、 現在 も 議論 さ れ て いる 。   事件 は 未 確認 動物 学 と 陰謀 の 両方 の 面 の 憶測 が さ れ て いる 。  15 世紀 に 首都 パリ に 迫っ た オオカミ の 群れ の 史実 が 有名 で ある が 、 18 世紀 後半 の フランス で は 、 ソワソン や ペリゴール （ 現在 の ドルドーニュ 県 ） など 各地 で オオカミ 被害 が 相次い で い た 。  獣 は ウシ と 同じ 大き さ の オオカミ に 似 た 生物 で 、 広い 胸部 を し 、 長く 曲がりくねっ た 尻尾 は ライオン の よう な 毛皮 の 房 で 先端 まで 覆わ れ て い た 、 と 記述 さ れ て いる 。 そして 、 小さく 真っ直ぐ な 耳 と 巨大 な 犬歯 が はみ出 て いる 、 グレイハウンド 犬 の よう な 頭部 を し て い た と いう 。 獣 は 全身 が 赤い 毛 で 覆わ れ 、 特筆 す べき は 黒い しま が 背中 の 長 さ 分 あっ た こと だっ た 。  獣 が 最初 に 襲撃 し た の は 、 1764 年 6 月 1 日 だっ た 。 ランゴーニュ （ 現在 の ロゼール 県 の コミューン ） から 来 た 女性 が 、 樹 木の間 から オオカミ に 似 た 動物 が 現れ 、 自分 に 向かっ て 真っ直ぐ に 走っ て くる の を 目撃 し た 。 しかし 、 農場 の 雄 牛 たち によって 追い払わ れ た 。  6 月 30 日 、 公式 に 確認 さ れ た 初めて の 犠牲 者 14 歳 の 少女 ジャンヌ・ブル が 、 ランゴーニュ から 遠く ない レ・ウバック の 村 近く で 行方 不明 と なり 翌日 、 内臓 を 食わ れ た 遺体 と なっ て 発見 さ れる 。  この 生き物 の 伝え られ た 殺害 の 仕方 は 捕食 動物 として は 異常 で 、 しばしば 獲物 の 頭部 を 標的 に し 、 普通 なら 捕食 動物 が 狙う 脚 や 喉 を 全く 無視 し て い た 。 頭部 は 砕か れる か 食い ちぎら れ て い た 。 伝え られる ところ に よれ ば 、 獣 は ウシ を 避ける 傾向 が あり 、 農場 の 家畜 で は なく 人間 を 標的 と し て いる よう に み られ て い た 。 何 度 も 、 同じ 草原 に ウシ が い た と いう のに 、 人間 を 襲っ た と さ れる 。  獣 は 同類 を もう 一 匹 連れ て い た 、 あるいは 子連れ だっ た 、 という 報告 が いくつ か ある 。 近く に 人間 （ 獣 の 飼主 ） が い た こと を 暗示 する 証言 は 記録 さ れ て い ない 。  犠牲 者 の 確か な 人数 を 調べる こと が 難しい ため 、 確認 さ れ た 記録 を もと に 、 198 回 襲撃 が さ れ 、 死者 は 88 人 、 負傷 者 は 36 人 で ある と 見積もら れ た 。 他 の 情報 源 において は 上記 の 結果 を 上回り 306 回 の 襲撃 、 死者 123 人 、 負傷 者 51 人 と さ れ て い た 。 獣 の 好ん だ 獲物 は 女性 と 子供 で 、 農場 で 少 人数 で 仕事 を し て い た こと から 、 たやすく 狙わ れ た と 考え られる 。 一方 で 男性 は 、 鎌 や 草刈り 鎌 の よう な もの を 武器 として 使う こと が 可能 だっ た うえ 、 しばしば 集団 で 草原 で 作業 し て い た ため 狙わ れ にくかっ た と 思わ れる 。  1765 年 1 月 12 日 、 ジャック・ポルトフェ と 6 人 の 友人 ら が 獣 に 立ち向かっ た 。 彼ら は 共に 行動 し ながら 獣 を 追い払っ た 。 彼ら の 奮闘 が フランス 王 ルイ 15 世 の 興味 を 引き 、 王 は 少年 たち に 300 リーヴル を 与え た 。 また 王 は 、 オオカミ 狩り 専門 家 ジャン ＝ シャルル・ダンヌヴァル （ Jean - Charles - Marc - Antoine   Vaumesle   d ' Enneval ） と 彼 の 息子 ジャン ＝ フランソワ に オオカミ の 息の根 を 止める よう 命じ た 。 王 は ジェヴォーダン の 怪物 の 襲撃 に 個人 的 に 興味 を 持っ て い た の で ある 。  ダンヌヴァル 父子 が クレルモン ＝ フェ ラン に 到着 し た の は 1765 年 2 月 17 日 だっ た 。 彼ら は オオカミ 狩り 用 に トレーニング さ れ た 8 頭 の ブラッドハウンド 犬 を 連れ て き た 。 父子 は 獣 が オオカミ で ある と 信じ て い た ため 、 彼ら は 数 ヶ月 間 ヨーロッパ オオカミ を 狩り 続け た 。 しかし ジェヴォーダン の 獣 の 襲撃 は 止ま ず 、 1765 年 6 月 に なっ て 王 の 火縄銃 運搬 人 で 狩人 の 中尉 、 フランソワ ・ アントワーヌ （ 別名 アントワーヌ・ド・ボーテルヌ ） と 交替 さ せ られ た 。 アントワーヌ は 6 月 22 日 に ル・マルジュ に 到着 し た 。  1765 年 9 月 20 日 、 アントワーヌ は 体長 1 . 7 メートル 、 体高 80 センチ 、 体重 60 キロ の 巨大 な 灰色 の オオカミ を 仕留め た 。 オオカミ は 近郊 の アバイエ・ド・シャズ で 『 シャズ の 獣 』 （' Le   Loup   de   Chazes '） と 呼ば れ た 。 この 動物 は 、 オオカミ として は 巨大 だ と 地元 で 認め られ た 。 アントワーヌ は 次 の よう に 公式 に 宣言 し た 。 『 我々 は この 手 で 獣 を 仕留め た こと を 宣言 する 。 これ と 比較 さ れる 大きな オオカミ を もはや 見る こと は ない 。 さらに 、 この 生き物 が 恐ろしい 獣 と なっ て 多大 な 被害 を 引き起こし た の は なぜ か 、 我々 は 判断 が でき ない 。 』   オオカミ は 剥製 に さ れ て ヴェルサイユ へ 送ら れ た 。 ヴェルサイユ で 英雄 として アントワーヌ は 迎え られ 、 称号 や 勲功 、 多額 の 褒賞 金 を 受け取っ た 。  しかし 、 1765 年 12 月 2 日 、 獣 は 再び ラ・ブッスイル・サン・マリー に 現れ 、 2 人 の 子供 たち に 瀕死 の 重傷 を 負わ せ た 。 その後 も 12 人 以上 の 死者 が 出 た と 伝え られ た 。  1767 年 6 月 19 日 、 地元 の 猟師 ジャン・シャストル は 、 獣 を 殺し すぐ に 襲撃 を 止ま せ た こと で 名誉 を 得 た 。  シャストル の 成功 の 報告 周囲 に は 議論 が ある 。 一家 の 伝統 だ から と 、 シャストル は 大 規模 狩猟 団 に 参加 し た 際 、 聖書 を 座っ て 読む こと と 祈り の 時間 を 要求 し た の で ある 。 祈り の 最中 に 獣 が やってくる の が 視界 に 入る と 、 獣 は シャストル を じっと 見つめ 、 彼 が 獣 を 撃つ 前 に 彼 が 祈り を 終える の を 待っ て い た と いう 。 獲物 が 視界 に 入れ ば 襲う という の が 常 で ある のに 、 これ は 常軌 を 逸し た 獣 の 振る舞い で ある 。 一部 の 人 は 、 シャストル が 獣 の 事件 と 関係 し て いる か 、 彼 が 獣 を 訓練 し た こと の 証拠 だ と 信じ て いる 。 しかし 、 祈り の 話 は 信仰 や ロマン 派 主題 を 単純 に 捏造 し た に 過ぎ ない 。  多様 な 解釈 が 襲撃 当時 から なさ れ た 。 単なる オオカミ の 襲撃 が 誇張 さ れ た だけ と する 説 や 、 現地 語 で ルー・ガルー （" loup - garou "） と 称さ れる 狼 男 が 正体 だ という 説 も あっ た 。 さらに 極端 な 説 として は 、 神罰 だ という 主張 や 、 邪悪 な 魔法使い により 呼び出さ れ た 魔物 で ある と の 主張 も あっ た 。 しかし 襲撃 が あっ た の は 事実 で あり 、 現地 で は 人 食い オオカミ の 襲撃 ・ アフリカ から 持ち込ま れ た ハイエナ の 脱走 （ ジャン ・ シャストル の 射殺 し た 剥製 が 残っ て い た ） ・ オオカミ と 犬 の 雑種 の 話 といった 事実 が 要素 と なり 、 そこ に 狼 男 という 当時 の 都市 伝説 的 な 脚色 が さ れ た 結果 という 話 も 伝わっ て いる 。  野生 の オオカミ は 常に 人間 と の 接触 を 避け 、 家畜 を 襲う の は 狩猟 対象 が 払底 さ れ た 場合 に 限ら れ て いる 。 それ に 反し て ジェヴォーダン の 獣 は 、 人間 と 家畜 が 同じ 場所 に い て も 家畜 を 無視 し 、 もっぱら 人間 を 標的 に し た と 言わ れ て いる 。 これ を オオカミ で は 無い 証拠 として 考える 向き も ある 。  しかし 、 当時 の オオカミ は 現代 の オオカミ より 攻撃 的 で あっ た と も 考え られる 。 15 世紀 に パリ を 包囲 し た 人 食い 狼 の 一群 の 史実 は その 証拠 の 一端 で ある 。 また フランス だけ で なく ヨーロッパ で も 中国 で も 人 を 襲う オオカミ の 群れ は 貴族 ・ 騎士 階級 の 軍事 訓練 を 兼ね た 「 狩猟 」 の 名目 で 淘汰 さ れ て き た 歴史 的 経緯 が ある 。 現代 の 人 と の 接触 を 避ける オオカミ は 、 殺傷 能力 の 高い 銃器 を 持つ 人間 を 積極 的 に 避ける 集団 が 生き残っ た こと による 、 自然 の 淘汰 の 結果 で ある と 主張 する 者 も いる 。  例 として 現在 、 世界中 の 地域 の 中 で オオカミ の 襲撃 が 日常 茶飯事 で 起こる 場所 は 、 環境 保護 や 野生 動物 と の すみ わけ など といった 環境 対策 が 不十分 に しか 行え ない 非常 に 貧しい 地域 で ある こと が 挙げ られる 。  他 説 で は 、 獣 は ハイエナ の よう な 異国 の 動物 で あり 、 飼わ れ て い た もの が 逃亡 し た の だ と 主張 さ れ て いる   。 2 種 の ハイエナ が 人 を 襲う こと も 知ら れ て いる 。 アフリカ 、 中近東 、 パキスタン 、 西 インド に 生息 する シマ ハイエナ と 、 アフリカ 原産 の ブチハイエナ で ある 。 ハイエナ は ジェヴォーダン の 獣 と 同じ よう な 傷 を 残す こと が 知ら れ て おり 、 人間 を 襲う 際 は 最初 に 顔面 部 に 噛みつく 。 また カッショクハイエナ は 体毛 が 褐色 で あり 、 時に 赤褐色 の 個体 も いる 。 と 同時に シマ ハイエナ と も 似 た 縞 模様 を 持つ 。  しかし 、 ハイエナ は ジェヴォーダン の 獣 が し た よう に 、 なめらか な 足取り で 走る こと は 考え られ ず 、 高く 飛び上がる こと も でき ない 。 ロレン・コールマン の 『 Cryptozoology   A   to   Z 』 （ 未 確認 動物 百科 事典 ） の 35 ページ に は 、 パリ の 国立 自然 史 博物館 で フランズ・ジュリアン という 名 の 剥製 師 が 、 ジャン ・ シャストル により 撃た れ た と リスト に 挙げ られ 記載 の ある の と 似 た 動物 を 発見 し た と いう 。 その 動物 は 剥製 に さ れ て 1766 年 から 1819 年 まで 展示 さ れ て い た 。 それ は 明白 に アフリカ の シマ ハイエナ と 証明 さ れる もの だっ た 。  ヒストリー チャンネル で 放送 さ れ た 番組 「 謎 の オオカミ 男 を 追え ！ 」 で は 未知 動物 学者 と 警察 出身 の 犯罪 研究 家 が ハイエナ 説 を 支持 し 、 それ を シャストル が 飼い慣らし て い た ため 命中 さ せ にくい 銀 の 銃弾 で 仕留める こと が でき た の で は ない か と し た 。 番組 で は 現地 を 取材 し 、 現地 の 人々 が 元々 プロテスタント で あっ た のに 、 フランス 国王 によって 強制 的 に カトリック に 改宗 さ せ られ た 事実 から 、 カトリック 教会 に は 住民 による 支持 が 必要 が あっ た こと や 、 元々 地元 で は 人付き合い が 悪く 変わり者 と 見なさ れ て い た シャストル が 、 カトリック 教会 の 祝福 を 受け た 銀 の 銃弾 によって 獣 を 倒し 、 その後 は 銅像 まで 造ら れる よう な 英雄 に なっ た こと を 紹介 し て いる 。 また 、 当時 の 富裕 層 が アフリカ から ハイエナ など を 取り寄せ て い た 事実 や 、 オオカミ で は でき ない が 、 犬 や ハイエナ なら ば 飼い慣らせ ば 人 を 襲わ せる こと が できる こと も 紹介 し て いる 。  その他 の 獣 の 説明 として 、 ペット として 飼わ れ て い た イヌ か 雑種 で ある と する 説 が ある 。 この 説 は 自然 史家 マイケル ・ ルイス ら 大勢 から 支持 さ れ た 。 テレビ ・ シリーズ 『 』 に よれ ば 、 獣 は ハイブリッドウルフ で あっ た と 主張 さ れ て いる 。 ハイブリッドウルフ は 、 狼 側 の 親 の よう に 人 を 恐れ ず 、 調教 が 容易 で あり 、 いくつ か の 報告 に あっ た よう に 人 に 随伴 し て 行動 する こと も できる 。  フクロオオカミ は 当時 絶滅 し て は い ない が 、 まだ イギリス 人 で すら タスマニア 島 へ は 入植 し て おら ず 未 発見 で あっ た 。 ただし 人間 の 手 により なんらかの 入手 ルート で フランス に 侵入 し た という 可能 性 も ある 。 外見 が オオカミ に 似 て い て 背中 に 縞 模様 が あり 赤 茶色 の 体 色 に 長い 尻尾 と 、 獣 と その 特徴 が 全て 一致 する 。  人間 に 飼育 さ れ て い た ナマケグマ が 逃げ出し た 、 または 飼い主 が 故意 に 逃がし た もの が 暴れ て い た という 説 。 多く の 目撃 情報 を 元 に 書か れ た 獣 の 絵 は ナマケグマ に 外見 が 似 て おり 、 両 前足 の 鉤爪 、 犬 の よう な 顔 と 、 毛色 と 大きく 長い 尻尾 を 除け ば 身体 的 特徴 が 一致 する 。 また ナマケグマ は ハイエナ と 同様 に 人間 を 襲う 際 に 顔面 部 に 噛み付い たり 、 爪 で 人間 の 頭皮 を 剥い で しまう こと も ある 。 「 幻 の 動物 たち - 未知 動物 学 へ の 招待 」 で 作者 の ジャン・ジャック・バルロワ が 挙げ て いる 説 の 一つ 。  当時 の フランス で 富裕 層 が ハイエナ は もちろん アフリカ の 動物 を 取り寄せる こと が あっ た 事実 から 、 世界 各国 から 取り寄せ られ た 動物 が なんらかの 理由 で 脱走 し た か 、 不法 投棄 など で 野生 化 し 同地 で 暴れ て い た という 説 。 ハイエナ など フランス に 生息 し ない はず の 生物 に 似 た 姿 だっ という 目撃 証言 は 複数 の 生物 の 目撃 証言 が 混合 し た という もの 。  絶滅 し た はず の 動物 の 隠れ 住ん で い た 一団 が 戦争 による 山野 の 荒廃 など の 理由 で 住処 を 追わ れ た 、 または 人間 が 外国 から それら を 持ち込ん だ という 突飛 な 説 。 ハイイロオオカミ の 祖先 ダイアウルフ や 目撃 証言 と 一致 する 特徴 を 持っ た アンドリューサルクス に 古代 の 大型 ハイエナ の パキクロクタ 、 果ては サーベル タイガー 説 まで ある 。ハナダカクサリヘビ （ 鼻高 鎖 蛇 、 学名 ： ） は 、 クサリヘビ 科 クサリヘビ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 特定 動物 。  ヨーロッパ から 西 アジア にかけて  全長 65 cm 。 体形 は 太 短い 。 背面 に は 黒く 縁 取ら れ た 鎖 状 の 斑紋 が 入る 。 尾 は 頭部 や 胴体 と 異なる 色彩 を し て いる 。  頭部 は 大型 で 扁平 。 吻端 に は 角 状 の 突起 が あり 、 和名 や 英名 の 由来 に なっ て いる 。 この 吻端 の 突起 は 9 - 20 枚 の 鱗 で 覆わ れ 、 鱗 の 数 は 南 に 分布 する 個体 程 多い と さ れる 。 背面 の 鱗 は 細かく 、 筋 状 の 隆起 （ キール ） が 入る 。  オス は 体 色 が 灰色 で 、 メス は 褐色 。  毒性 は 出血 毒 。 ヨーロッパ に 分布 する クサリヘビ 属 の 構成 種 内 で 最も 毒性 が 強い と さ れる 。  岩場 等 の 乾燥 し た 開け た 環境 に 生息 する 。 木 の 根元 等 で じっと し て いる こと が 多い が 、 獲物 を 求め て 樹 上 に 登る こと も ある 。  食 性 は 動物 食 で 、 爬虫類 、 鳥類 、 小型 哺乳類 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵 胎生 で 、 4 - 5 月 に 交尾 し 8 - 9 月 に 1 回 に 5 - 15 頭 の 幼 蛇 を 産む 。 生後 2 - 4 年 で 性 成熟 する 。  開発 による 生息 地 の 減少 等 により 生息 数 は 減少 し て いる 。イヌ （ 犬 、 狗 、 学名 ：""、 ラテン語 名 ： canis 、 英語 名 ［ 国際 通用 名 ］ ： dog 、 domestic   dog ） は 、 ネコ 目 （ 食肉 目 ） -   イヌ 科 -   イヌ 属 に 分類 さ れる 哺乳類 の 一 種 で ある 。  属 名   、 種 小名   は ラテン語 で それぞれ 「 犬 」 「 狼 」 の 意 。 亜 種 名   は やはり ラテン語 で 、 「 家庭 に 属する 」 といった 意味 。 また 、 、   など 「 慣れ親しん だ 」 を 意味 する 現代 語 の 語源 で も ある 。  古く 日本 で は ヤマイヌ （ 狼 ） に対して 「 イエイヌ 」 と も 言っ て い た 。 英語 名   " domestic   dog "   は 、 伝統 的 な 学名   " C .   familiaris "（ 家族 の - 犬 ） を 英訳 に し た もの で 、 日本 で は   " domestic   dog "   の 訳語 として 古来 から の イエイヌ の 語 を あてる よう に なっ た 。  また 、 広義 の 「 イヌ 」 は 広く イヌ 科 に 属する 動物 （ イエイヌ 、 オオカミ 、 コヨーテ 、 ジャッカル 、 キツネ 、 タヌキ 、 ヤブ イヌ 、 リカオン など ） の 総称 で も ある が 、 日本 で は こちら の 用法 は あまり 一般 的 で は なく 、 欧文 翻訳 の 際 、 イヌ 科 動物 を 表す   dogs   や   canine   の 訳語 として 当て られる とき も 「 イヌ 類 」 など として イエイヌ と 区別 する の が 普通 で ある 。 以下 で は 狭義 の イヌ （ ヤマイヌ など を 除く イエイヌ ） について のみ 解説 する 。  イエイヌ は 人間 の 手 によって 作り出さ れ た 動物 群 で ある 。 最も 古く に 家畜 化 さ れ た と 考え られる 動物 で あり 、 現代 で も 、 ネコ   " Felis   silvestris   catus "   と 並ん で 代表 的 な ペット または コンパニオンアニマル として 、 広く 飼育 さ れ 、 親しま れ て いる 。  野生 化 し た もの を 野犬 と いい 、 日本語 で は あたかも 標準 和名 で ある か の よう に 片仮名 で 「 ノ イヌ 」 と 表記 さ れる こと も 多い が 、 野犬 （ やけ ん ） を 誤っ て 訓読 し た ため 生じ た 新語 で あり 、 分類 学 上 は種 や 亜 種 として イエイヌ と 区別 さ れる 存在 で は ない 。  犬 種 について は 犬 の 品種 一覧 を 参照 。 現在 、 ジャパンケネルクラブ ( JKC ) で は 、 国際 畜犬連 盟 ( FCI ) が 公認 する 331 犬 種 を 公認 し 、 そのうち 176 犬 種 を 登録 し て スタンダード を 定め て いる 。  なお 、 非 公認 犬 種 を 含める と 約 700   -   800 の 犬 種 が いる と さ れ て いる 。  また 、 世界 全体 で は 4 億 匹 の 犬 が いる と 見積もら れ て いる 。 血液 型 は 8 種類 。  " Canis   lupus   familiaris "   の シノニム （ 異名 ） を 示す 。 なかでも 太字 は 有力 説 に 基づく もの で ある 。  イヌ の 染色 体 は 78 本 （ 2 n ） あり 、 これ は 38 対 の 常 染色 体 と 1 対 の 性 染色 体 から なる 。 これ は 同じ イヌ 属 の ドール 、 リカオン 、 ジャッカル 類 、 コヨーテ 類 など と も 共通 で ある 。 これら の 種 は 交配 可能 で あり 、 この 雑種 は 生殖 能力 を もつ 。 ただし 、 これら は 行動 学 的 に 生殖 前 隔離 が 起こり 、 また 、 地理 的 に も 隔離 さ れ て いる 。 ジャッカル 類 は 主 に アフリカ に 、 （ アジア に 分布 の 及ぶ キンイロジャッカル は ジャッカル 類 で は 無く オオカミ に 近 縁 だ と さ れる ） 、 コヨーテ 類 は 北 アメリカ大陸 に 分布 する 。  また 、 オーストラリア 大陸 と 周辺 地域 に 生息 する ディンゴ と 、 ニューギニア 島 に 生息 する ニューギニアン・シンギング・ドッグ は 、 人類 によって 約 4 , 000 年 前 に 持ち込ま れ た イヌ で あり 、 かつて は 別種 と さ れ て い た が 、 現在 は イエイヌ とともに 、 タイリクオオカミ の 1 亜 種 と さ れ て いる 。  イヌ の 属する イヌ 科 は 、 森林 から 開け た 草原 へ と 生活 の 場 を 移し て 追跡 型 の 狩猟 者 と なっ た 食肉 類 の グループ で ある 。 待ち伏せ ・ 忍び寄り 型 の 狩り に 適応 し た ネコ 科 の 動物 に対して 、 イヌ 科 の 動物 は 、 細長い 四肢 など 、 持久 力 重視 の 走行 に 適し た 体 の つくり を し て いる 。  また 、 イヌ は 古く から 品種 改良 が 繰り返さ れ て 、 人工 的 に 改良 さ れ た 品種 に は 、 自然 界 で は 極めて 珍しい 難産 に なる もの も 多く 、 品種 によって は 、 出産 時 に 帝王切開 が 必要 不可欠 と なる （ 主 に ブルドッグ ） 。  イヌ の 歩き 方 は 、 指 で 体 を 支える 趾行 （ しこう ） 性 で 、 肉 球 （ 4 つ の 指 球 （ 趾球 ） と 1 つ の 掌 球 （ 蹠球 ） ） と 爪 が 地面 に つく 。 爪 は 先 が 尖っ て おり 、 走る とき に スパイク の よう な 役割 を する 。 ただし 、 ネコ 科 の もの ほど 鋭く は ない 。 爪 を 狩り の 道具 と する もの が 多い ネコ 類 と は 異なり 、 イヌ 科 の 動物 は 爪 を 引っ込める こと が でき ず 、 各 指 は ほとんど 広げる こと が でき ない 。 ネコ 類 と 同じく 、 第 3 指 （ ヒト で いう 中指 ） と 第 4 指 （ 薬指 ） の 長 さ が 同じ で ある 。 後肢 の 第 1 趾 は 退化 し て 4 本 趾 の 構造 と なっ て いる が 、 たまに 後肢 が 5 本 趾 の イヌ も いる （ こうした イヌ の 後肢 の 第 1 趾 は 「 狼 爪 」 と 称する ） 。 前肢 は 5 本 指 の 構造 と なっ て いる が 、 やはり 、 その 第 1 指 （ 親指 ） も 地面 に は 着か ない 。 一部 の マウンテンドッグ は 狼 爪 が 2 本 ある もの も ある 。 狼 爪 は 幼少 時 に 切除 さ れる 場合 が 多い が 、 前述 の マウンテンドッグ の 場合 に は 切除 し ない 。  前肢 は ほとんど 前後 に しか 動か ず 、 鎖骨 は 失わ れ て いる 。 逆 に 股関節 は 、 靭帯 による 制約 が 少ない ため に 、 他 の 家畜 類 に 比べ て 可動 性 が 広く 、 後肢 を 頭 を 掻く の に 用い たり し 、 また 、 雄 は 排尿 時 に 高く 持ち上げる が 、 陰茎 の 位置 から し て 大型 犬 の ほう が 有利 で は ある （ 雌 は しゃがん で 少し 上げる ） 。 反面 、 靭帯 が 少ない こと は 、 しばしば 股関節 脱臼 を 起こす 原因 とも なっ て おり 、 高齢 犬 ・ 著しく 体重 が 増え た 犬 ・ 大型 犬 で その 傾向 が 高い 。  肋骨 は 13 対 で 、 ヒト より 1 対 多く 、 走る の に 必要 な 肺 と 心臓 は 、 体 の わり に 大きい 。 心臓 は ネコ 目 （ 食肉 目 ） の 他 の グループ の 動物 と 違っ て 球形 に 近く 、 特に 左 心室 が 非常 に 大きい 。  尾 は 走行 中 の 方向 転換 で 舵 として 働く が 、 オオカミ など と 比べる と 細く 短く なっ て おり 、 また 、 日本 犬 に 多く 見 られる よう に 巻き 上がっ て いる もの が ある の は 、 筋肉 の 一部 が 退化 し て 弱く なっ て いる ため で ある 。  陰茎 に 陰茎 骨 を 具え て いる こと も 特徴 で ある 。  犬 の 毛 の 生え 方 や 長 さ に は 、 犬 種 によって 様々 な 特徴 が ある 。 犬 の 毛 の 成長 サイクル は 、 犬 種 や 生活 環境 によって 大きく 変化 する 。  歯 式 は   3 / 3 ・ 1 / 1 ・ 4 / 4 ・ 2 / 3 = 42   で 歯 は 42 本 （ 21 対 ） あり 、 32 本 （ 16 対 ） の 歯 を もつ ヒト や 、 28 -   30 本 の ネコ と 比べる と 、 顎 が 長い 分 、 歯 の 数 も 多い 。 ヒト と 比較 する と 、 切 歯 が 上下 各 3 本 、 前 臼歯 （ 小 臼歯 ） が 各 4 本 と 多く 、 後 臼歯 （ 大 臼歯 ） は 上顎 で 2 本 （ 下 顎 は 3 本 ） と 少ない 。 イヌ 亜 目 に 共通 の 身体 的 特徴 として 、 犬歯 （ 牙 ） の ほか に 、 裂肉歯 と 呼ば れる 山 型 に とがっ た 大きな 臼歯 が 発達 し て いる 。 この 歯 は 鋏 （ はさみ ） の よう に し て 肉 を 切る 働き を もつ 。 裂肉歯 は 、 上顎 の 第 4 前 臼歯 と 、 下 顎 の 第 1 大 臼歯 で ある 。 食物 は あまり 咀嚼 せ ず に 呑み込ん で しまう 。  イヌ 科 グループ の 他 の 動物 と 同様 、 イヌ は 基本 的 に は 肉食 で ある が 、 植物 質 を 含む さまざま な 食物 に も 、 ある程度 まで は 適応 する 。 消化 管 は それほど 長く ない が 、 腸 の 長 さ が 体長 （ 頭 胴 長 ） の 4 から 4 . 5 倍 程度 で ある オオカミ に対して 、 イヌ の ほう は 5 から 7 倍 と 、 いくらか 長く なっ て おり 、 これ も 植物 質 の 消化 に 役立っ て いる 。 肉食 獣 の 中 に は 盲腸 を もた ない 種 も 存在 する が 、 イヌ は それほど 大きく ない ものの   5 から 20 cm 程度 の 盲腸 を もつ 。  オオカミ と イヌ の 違い として 、 脳 機能 に関する 遺伝子 および 消化 酵素 を コード する 遺伝子 の 相違 が 報告 さ れ て いる 。 報告 に よれ ば 、 イヌ で は デンプン の 分解 酵素 の 一つ で ある アミラーゼ 遺伝子 の コピー 数 が 多く 、 その 活性 は オオカミ の 28 倍 で ある 。 同じく デンプン の 分解 酵素 で ある マルターゼ 遺伝子 の 場合 、 コピー 数 に 大きな 違い は 無い が 、 イヌ の マルターゼ 遺伝子 配列 は 長い タイプ で あり 草食 動物 の もの に 近い と いう 。 この よう な 違い は イヌ の 進化 における 家畜 化 ・ 雑食 化 の 過程 の 一つ と 考え られ て いる 。  犬 は 水 を 飲む 時 、 舌 の 裏 で 水 を すくっ て 飲む 。  イヌ の 耳下腺 は 、 副 交感神経 性 の 強い 刺激 を 受ける と 、 ヒト の 耳下腺 の 約 10 倍 の スピード で 唾液 を 分泌 する 。 唾液 は 浅 速 呼吸 （ 喘ぎ ） により 、 口 の 粘膜 と 舌 の 表面 から 蒸散 する 。 激しい 運動 の あと 、 イヌ が 口 を 開け 、 舌 を 垂らし て さかん に 喘い で いる の は この ため で ある 。 イヌ の 体 に は 汗腺 が 少ない が 、 この 体温 調節 法 は 汗 の 蒸発 による 方法 と 同じ くらい 効果 的 で ある と いう 。  肛門 に は 肛門 嚢 （ こう もん のう ） と 呼ば れる 一対 の 分泌 腺 が あり 、 縄張り の マーキング に 使わ れる におい の 強い 分泌 液 は ここ から 出 て いる 。 ジャコウネコ や ハイエナ の よう に 外 に 直接 開い て はおら ず 、 細い 導管 で 肛門 付近 に 開口 し て いる 。 なお 、 イヌ が 雨 に 濡れ た とき など に 特に 匂う 独特 の 体臭 は 、 主 に 全身 の 皮脂 腺 の 分泌 物 による もの で ある 。  警察 犬 の 遺留 品 捜査 や 災害 救助 犬 の 被災 者 探索 等 で よく 知ら れる よう に 、 イヌ の 感覚 の うち 最も 発達 し て いる の は 嗅覚 で あり 、 におい で 食べ られる もの か どう か 、 目 の 前 に いる 動物 は 敵 か 味方 か など を 判断 する 。 また 、 コミュニケーション の 手段 として も 、 ここ は どの イヌ の 縄張り な の か や 、 相手 の 犬 の 尻 の におい を 嗅ぐ こと で 相手 は 雄 か 雌 か など を 判断 する こと で も 嗅覚 は 用い られ たり する 。 その ため 、 イヌ にとって は 嗅覚 は なく て は なら ない 存在 で ある 。  イヌ の 嗅覚 は ヒト の 数 千 から 数 万 倍 と さ れる が 、 その 能力 は 有香 物質 の 種類 によって も 大きく 異なり 、 酢酸 の 匂い など は ヒト の 1 億 倍 まで 感知 できる 。 嗅覚 は 鼻腔 の 嗅上皮 に ある 嗅覚 受容 神経 （ 嗅覚 細胞 ） によって 感受 さ れる が 、 ヒト の 嗅上皮 が 3 から 4 cm ² な の に対し 、 イヌ の 嗅上皮 は 18 から 150 cm ² ある 。 嗅上皮 の 粘膜 を 覆う 粘液 層 中 に 分布 する 、 「 嗅毛 」 と 呼ば れる 線 毛 は 、 におい を 感覚 受容 器 に 導く 働き を する が 、 イヌ の 嗅毛 は 他 の 動物 の それ より 本数 が 多く 、 長い 。 嗅細胞 の 層 も 、 ヒト で は 1 層 で ある の に対して 、 イヌ で は 数 層 に なっ て おり 、 ヒト の 500 万 個 に対し 、 2 億 5 千 万 から 30 億 個 ある と 推定 さ れ て いる 。 鼻腔 の 血管 系 も よく 発達 し て いる 。 ヒト が 顔 や 声 について 特別 な 記憶 力 を もつ よう に 、 イヌ は 匂い について の 優れ た 記憶 力 を もっ て いる 。 イヌ を 含む 動物 群 の 鼻先 の いつも 湿っ て いる 無 毛 の 部分 を 「 鼻 鏡 」 と 呼ぶ が 、 これ も イヌ の すぐれ た 嗅覚 を 保つ の と 同時に 風 の 向き を 探る 働き を する と 考え られる 。  上述 の よう に イヌ が 嗅覚 に 優れ た 動物 で ある こと は 事実 で ある が 、 ただし 、 他 の さまざま な 動物 に 比し て イヌ の 嗅覚 だけ が 特別 に 秀で て いる という こと で は ない 。 イヌ 同様 に 探索 目的 で の 使役 が 多い ブタ （ イノシシ 類 ） も 引け を 取ら ない と 考え られ て いる し 、 クマ の 研究 者 に よれ ば クマ 類 の 嗅覚 は イヌ （ イエイヌ ） の 約 7 倍 と さ れ て いる 。 ゾウ は 嗅覚 細胞 の 総量 から 言っ て も 、 能力 において イヌ や クマ を 遥か に 上回る 動物 として 知ら れ て いる 。 なお 、 魚類 で は ウナギ の 嗅覚 が イヌ の 嗅覚 に 匹敵 する と さ れる 。  イヌ は 聴覚 も 比較的 鋭い 。 また 可聴 周波数 は 40 から 47 , 000 Hz と 、 ヒト の 20 から 20 , 000 Hz に 比べ て 高 音域 で 広い 。 超 音波 を 発する 笛 で ある 犬 笛 （ 約 30 , 000 Hz ） は この 性質 を 利用 し た もの 。 聴力 において 、 犬 種 による 違い は ほとんど 見 られ ない 。  優れ た 動体 視力 を 持っ て おり 、 1 秒間 に 30 フレーム を 表示 する テレビ 画像 など は コマ 送り に しか 見え ない 。 一方 、 イヌ の 眼 に は 赤色 に 反応 する 錐 体 細胞 の 数 が 非常 に 少ない と いわ れ 、 明るい とき に は 赤色 は ほとんど 見え て い ない 可能 性 が 高い 。 色 の 明暗 は 認識 できる が 、 全 色盲 に 近い と 考え られ て いる 。 信号 機 だけ は 識別 できる と さ れ て い た が 、 実は これ も 灯火 の 点灯 順序 と 人間 の 動き を 関連づけ て 学習 し て い た に 過ぎ ない 事 が 確認 さ れ て いる 。 ネコ や キツネ の 瞳孔 が 縦長 で ある の に対し 、 イヌ の 瞳孔 は 収縮 し て も 丸い まま で ある 。  同じ 食肉 目 の イエネコ と 違い 砂糖 など の 「 甘味 」 を 感じる こと が 出来る 。 サツマイモ など の 甘味 の ある もの を 好む と さ れる 。 酸味 に も 敏感 で こちら は 一般 的 に 好ま ない 。 一方 で 塩味 に は 鈍感 で ほとんど 感じ取れ て い ない と さ れる 。 また 「 アミノ酸 の 甘 さ 」 を 感じ取れる ため 肉 や チーズ といった 動物 性 の タンパク質 を 好む 。 味 蕾 は ヒト の 約 1 万 個 に対し イヌ は 2000 個 程度 と さ れ ヒト ほど 味覚 は 区別 出来 ない と さ れる 。  ネコ と 比較 する と 雑食 性 が 強く 、 肉 以外 に も 野菜 や 果物 、 穀物 や 人 用 の お菓子 も 食する 。 人 と の 共存 の 歴史 において これら の 強い 雑食 性 を 身 に 着け た と 考え られる が 、 犬 の 害 に なる 食物 も 誤 食する ケース が あり 注意 が 必要 に なっ て くる 。  イヌ の 呼吸 は 「 パンティング 《 panting 》 （ 浅 速 呼吸 ） 」 と 呼ば れ 、 俗 に 「 喘ぎ 呼吸 」 と も 呼ば れる 。 イヌ は 足 の 裏 の 肉 球 以外 に は 汗腺 を 持た ない 動物 で あり 、 肉 球 から の 発汗 による 体温 調節 の 効率 は 人間 の 130 分の 1 程度 しか なく 、 ヒト と は 異なり 発汗 で 体温 調節 を 図る こと が 出来 ない 。 その 為 、 熱 の 発散 の 唯一 の 手段 は 口 から の 呼吸 しか なく 、 汗 を かく 代わり に 舌 を 出し ハア ハア と 喘ぐ よう に 呼吸 する こと で 、 そこ から 染み 出す 唾液 を 始め 口内 や 喉 の 水分 を 蒸発 さ せ て 熱 を 放出 し 体温 調節 を 図っ て いる 。 汗腺 が 身体 の ごく 一部 に しか ない イヌ にとって は 、 その 呼吸 や 行為 自体 が ヒト を 含む 他 の 動物 以上 に 命 に 関わる 重要 な 行動 と なる 。 なお 、 パンティング の 頻度 は 大型 犬 に 多い こと が 判明 し て いる 。  メス の 発情 周期 は 6 から 8 か月 で ある が 、 犬 種 により 差 が ある 。 発情 期間 は 約 3 ヵ月 で 、 この 期間 の うち 前期 1 ヵ月 の 間 が 実際 に 交尾 により 繁殖 が 行える 可能 性 の ある 期間 で ある 。 発情 期 に 入る と 、 メス は 性器 を 自ら 舐める 仕草 が 多く なり 始める 。 この 時期 から メス は 性器 から フェロモン を 発し て 周囲 の オス に 発情 期 を 察知 さ せる よう に なっ て いる 為 、 他 の オス を 興奮 さ せ ない 意味 で も 、 ドッグラン など 不 特定 多数 の イヌ が いる 場所 に 発情 期 に 入っ た メス を 連れ出す 事 は 控える 事 が 望ましい 。 次いで 性器 が 充血 し て 出血 ( 生理 ) が 始まる 時期 に 移行 する 。 この 期間 は 概ね 10 日 前後 で 、 この 時期 に パートナー と なる オス と 同居 さ せる 事 で 交配 が 行わ れる 。  交尾 の 際 に は ほか の 多く の イヌ 科 の 動物 と 同様 に 交尾 結合 が 見 られ 、 後背 位 で 結合 し た 後 に オス が メス の 尻 を 跨い で 反対 向き と なり 、 尻 同士 を 向かい合わせ た 状態 で 長い 時 は 30 分 以上 交尾 が 継続 する 。 交尾 中 は オス の 陰茎 は 根元 付近 が 特に 大きく 肥大 し て メス の 膣 から 抜け なく なる 為 、 射精 が 終了 する まで は 人 の 手 でも 引き離す こと は 難しい 。 ブリーダー による の 申請 の 際 に は 、 この 「 尻 を 向かい合わせ た 姿勢 」 の 写真 を 根拠 として 交配 証明 書 を 作成 する こと が 一般 的 で ある 。  排卵 期 が 過ぎ た 後 の 残り の 2 ヵ月 余り は 、 メス の 体内 で は 黄体 ホルモン が 分泌 さ れ て おり 、 妊娠 の 有無 に 関わら ず 乳房 の 肥大 や 母乳 の 分泌 、 地面 に 穴 を 掘る 営巣 行動 など が 見 られる 場合 が ある 。 こうした 状況 は 偽 妊娠 ( 想像 妊娠 ) と 呼ば れ 、 この 期間 が 後述 の 実際 の 妊娠 期間 と ほぼ 重なる 為 、 妊娠 の 真偽 判定 が 難しく なる 場合 が ある 。 その 一方 で 、 偽 妊娠 期間 中 で 母乳 が 出る メス は 他 の 子犬 へ 授乳 する 乳母 の 役目 を 果たせる ため 、 ネグレクト など の 何らかの 理由 で 子犬 へ の 生母 から の 授乳 が 期待 でき ない 場合 に 、 こうした メス に 授乳 を 行わ せる 場合 も ある 。 同 種族 のみ なら ず 、 ネコ 科 の 動物 など 全く 異なる 種族 の 授乳 や 育児 を 行なっ た 事例 も ある 。 交配 が 成立 し た 場合 の 妊娠 期間 は 50 から 70 日 。 3 から 12 子 を 一 度 に 出産 する ため 、 乳房 を 左右 に 5 対 持っ て いる の が 一般 的 で ある 。 生誕 6 から 12 か月 目 で 成 犬 の 大き さ に なり 、 その後 、 2 から 3 か月 目 で 性 熟する 。 これ は オオカミ の 2 年 に 比べ て 早熟 で ある 。 小型 犬 は 成 犬 に 達する の が 早い 分 、 性 熟 も 早い 。  イヌ は 10 歳 に なる と 老 犬 の 域 に なり 12 歳 から 20 歳 程度 まで 生きる 。 ただし 犬 種 や 生育 環境 によって も 異なり 、 基本 的 に 大型 犬 の ほう が 小型 犬 より も 短命 で ある 。 また 、 一般 的 に は 屋外 飼育 より も 室内 犬 の ほう が 長命 の 傾向 が あり 、 純血 種 より も 雑種 の ほう が 長命 と 言わ れる 。 歳 を 取る スピード は 若い ほど 早く 成 犬 と なっ て から は 緩やか に なる 。 イヌ の 年齢 を ヒト の 年齢 に 換算 する 方法 は 諸説 ある が 、 科学 的 根拠 に 基づい た もの で は なく 必ずしも 正確 で は ない 。 目安 として 、 小型 犬 は 生後 1 年 で ヒト の 約 17 歳 、 生後 2 年 で 約 24 歳 、 大型 犬 は 生後 2 年 で 約 20 歳 、 それ 以降 は 小型 犬 で 1 年 につき ヒト の 4 歳 程度 分 、 大型 犬 は 5 から 6 歳 程度 分 、 歳 を 取る と 考え られる 。 転じ て 、 年 単位 で 数 年 分 に 匹敵 する 急速 に 発達 し た 科学 技術 （ パソコン ・ 携帯 電話 等 ） を 指し て 「 ドッグイヤー 」 と 呼ぶ こと が ある 。  近年 、 飼育 環境 の 改善 や フィラリア 予防 等 の 動物 医療 の 普及 など によって 、 犬 の 平均 寿命 は 伸びる 傾向 に ある 。  かつて ギネスブック にて 、 2010 年 10 月 から 2011 年 12 月 に 掛け て 「 生存 する 世界 最 高齢 の イヌ 」 と 認定 さ れ て い た 栃木 県 在住 の 雑種犬 プースケ は 、 2011 年 12 月 5 日 の 死没 時点 で 26 歳 9 ヶ月 で あり 、 人間 の 年齢 で 換算 する と 125 歳 以上 と 推定 さ れ た 。 記録 が 残っ て いる 最も 長く 生き た 犬 は オーストラリア の 牧畜 犬 で 、 29 歳 5 ヶ月 7 日 。  イヌ の 特徴 として ヒト と 同じく 社会 性 を 持つ 生き物 で ある こと が 挙げ られる 。 意思 疎通 を する ため の 感情 や 表情 も 豊か で 、 褒める 、 認める 、 命令 する など の 概念 を 持っ て いる 。 ヒト に 飼わ れ て いる イヌ は 、 人間 の 家族 と 自身 を 1 つ の 群れ の 構成 員 と 見なし て いる と 考え られ 、 群れ の 中 の 上位 者 に よく 従い 、 その 命令 に 忠実 な 行動 を 取る 。 この 習性 の おかげ で イヌ は 訓練 が 容易 で 、 古く から ヒト に 飼わ れ て き た 。 最古 の 家畜 と する 説 が 有力 で ある 。 子犬 を 入手 し て 飼う 場合 に は 、 親 犬 の 元 で の 犬 社会 に対する 社会 化 教育 と 新しい 飼い主 と 家庭 および 周囲 環境 へ の 馴化 （ じゅんか ） と の 兼ね合い から 、 ほぼ 6 週 齢 から 7 週 齢 で 親元 より 直接 譲り受ける の が 理想 的 と さ れる 。  全般 的 に 高い 知能 を 有する 。 また 、 品種 によって は より 優れ た 学習 能力 を 示す 。 総じて 記憶 力 も 高く 、 例えば 狂犬病 の 予防 接種 を 受け た 犬 は 次 年度 の 狂犬病 予防 接種 に 行く 際 、 パニック を 起こす 事 が ある 。 試行錯誤 を 行う 事 も あり 、 例えば 脱走 する ため に 首輪 の フック を 地面 に こすり つけ て フック が 外れ ない か どう か 試行 し たり 、 室内 で 粗相 を し た とき は 何 か 他 の もの を のせ て 大便 を 隠し 、 と ぼける など の 行動 を 行う 事 も ある 。 他 の 犬 に対して 関心 を 示し 、 威嚇 する 行動 を 取る 品種 と そう で ない もの が ある 。 他 の 犬 へ の 関心 の 示し 方 、 攻撃 性 は 、 躾 （ しつけ ） によって も 抑える こと が ある程度 可能 で ある 。 なお 、 犬 自体 の 「 人間 に対して の 関心 の 示し 方 や 接し 方 」 は 現時点 において 未知 の もの が 多く 、 その 解明 の 為 の 研究 が 今 も 進め られ て いる が 、 近年 の 研究 で は 飼い主 側 の 人間 が 示す 「 声 を 荒 げ て 叱る 」 など の 態度 に対して 敏感 な 反応 を 示す こと が 明らか に なっ て いる   。 一方 で 、 ある 調査 結果 から は 「 人間 の 恐怖 心 」 の 有無 を 感じ取れる 知性 を 持つ こと が 判明 し て おり 、 この 内容 は 「 」 （ 2 月 1 日 付 オンライン 版 ） にて 掲載 さ れ て いる 。  イヌ は 最も 古く に 家畜 化 さ れ た 動物 で あり 、 手 に 仔犬 （ イヌ か オオカミ か はっきり し ない ） を 持た せ て 埋葬 さ れ た 1 万 2 千 年 ほど 前 の 狩猟 採集 民 の 遺体 が イスラエル で 発見 さ れ て いる 。 分子 系統 学 的 研究 で は 1 万 5 千 年 以上 前 に オオカミ から 分化 し た と 推定 さ れ て いる 。 イヌ の 野生 原種 は タイリクオオカミ   (" Canis   lupus ")   の 亜 種 の いずれ か と 考え られ て いる 。 イヌ の DNA の 組成 は 、 オオカミ と ほとんど 変わら ない 。 イヌ が オオカミ と 分岐 し て から の 1 万 5 千 年 という 期間 は種 分化 として は 短く 、 イヌ を 独立 種 と する か オオカミ の 亜 種 と する か で 議論 が 分かれ て いる が 、 交雑 可能 な 点 など から 亜 種 と する 意見 が 優勢 と なり つつ ある 。 本 項 の 分類 も それ に 従っ て いる 。 イヌ と オオカミ の 交雑 に関して は 、 別項 「 狼 犬 （ ハイブリッドウルフ ） 」 も 参照 の こと 。  人間 と 暮らし 始め た 最も 古い 動物 で ある イヌ は 、 民族 文化 や 表現 の 中 に 登場 する こと が 多い 。  古代 メソポタミア や 古代 ギリシア で は 彫刻 や 壷 に 飼い イヌ が 描か れ て おり 、 古代 エジプト で は 犬 は 死 を 司る 存在 と さ れ （ → アヌビス 神 ） 、 飼い犬 が 死ぬ と 埋葬 さ れ て い た 。 紀元前 2000 年 頃 の 古代 メソポタミア の 説話 『 エンメルカル と アラッタ 市 の 領主 』 で は 、 アラッタ 領主 が 「 黒 で なく 、 白 で なく 、 赤 で なく 、 黄 で なく 、 斑 で も ない 犬 を 探せ 」 と 難題 を 命じる 場面 が ある 。 つまり 、 既に これら の 毛並み の 犬 が 一般 的 だっ た わけ で ある 。 紀元前 に 中東 に 広まっ た ゾロ アスター 教 で も 犬 は 神聖 と みなさ れる が 、 ユダヤ 教 で は 犬 の 地位 が 下り 、 聖書 に も 18 回 登場 する が 、 ここ でも ブタ とともに 不浄 の 動物 と さ れ て いる 。 イスラム教 で は 邪悪 な 生き物 と さ れる よう に なっ た 。 現在 でも イスラム 圏 で は 牧羊 犬 以外 に イヌ が 飼わ れる こと は 少ない が 、 欧米 諸国 で は 多く の 犬 が 家族 同然 に 人々 に 飼わ れ て いる 。 日本 で も 5 世帯 に 1 世帯 が イヌ を 飼っ て いる と いわ れ て いる 。 中世 ヨーロッパ の 時代 に は 、 宗教 的 迷信 により 、 魔女 の 手先 （ 使い 魔 ） として 忌み嫌わ れ 虐待 ・ 虐殺 さ れ た ネコ に対し 、 犬 は 邪悪 な もの から 人々 を 守る と さ れ 、 待遇 は 良かっ た 。  古代 中国 で は 境界 を 守る ため の 生贄 など 、 呪術 や 儀式 に も 利用 さ れ て い た 。 知ら れる 限り 最古 の 漢字 で ある 甲骨文字 に は 「 犬 」 が 「 」 と 表記 さ れ 、 「 けものへん （ 犬 部 ） 」 を 含む 「 犬 」 を 部首 と する 漢字 の 成り立ち から も 、 しばしば その こと が 窺わ れる 。 古来 、 人間 の 感じる こと の でき ない 超 自然 的 な 存在 に よく 感応 する 神秘 的 な 動物 とも さ れ 、 死 と 結びつけ られる こと も 少なく なかっ た （ 地獄 の 番犬 「 ケルベロス 」 など ） 。 漢字 の 成り立ち として 、 「 犬 」 の 「 ｀ 」 は 、 耳 を 意味 し て いる 。  中央アジア の 遊牧民 の 間 で は 、 家畜 の 見張り や 誘導 を 行う の に 欠か せ ない 犬 は 、 大切 に さ れ た 。 モンゴル 帝国 の チンギス・カン に 仕え た 側近 中 の 側近 たち は 、 四 駿 四 狗 （ 4 頭 の 駿馬 と 4 頭 の 犬 ） と 呼ば れ 讃え られ た 。  ヨーロッパ 人 に 「 発見 」 さ れる 前 の アメリカ大陸 で は 、 犬 は 唯一 と も 言える 家畜 で あり 、 非常 に 重要 な 存在 で あっ た 。 人間 にとって なく て は なら ない 労働 力 で あり 、 狩猟 、 番犬 、 犬ぞり 、 祭り で の 生贄 や ご馳走 として 様々 に 利用 さ れ た 。 ユイピ の 儀式 など 、 祭り において 犬 の 肉 は 重要 な 存在 で ある 。 また 、 白人 によって 弾圧 さ れ た インディアン 諸 部族 の 中 で 、 シャイアン 族 の 徹底 抗戦 を 選ん だ 者 たち は 、 Hotamétaneo ' o （ ドッグ・ソルジャー 、 犬 の 戦士 団 ） という 組織 を 作り 、 白人 たち と 戦っ た 。  欧米 諸国 で は 、 古代 から 狩猟 の 盛ん な 文化 圏 の ため 、 猟犬 として の 犬 と の 共存 に 長い 歴史 が ある 。 今日 で は 特に 英国 と 米国 、 ドイツ など に 愛犬 家 が 多い 。 英国 に は 「 子供 が 生まれ たら 犬 を 飼い なさい 。 子供 が 赤ん坊 の 時 、 子供 の 良き 守り 手 と なる でしょ う 。 子供 が 幼年 期 の 時 、 子供 の 良き 遊び 相手 と なる でしょ う 。 子供 が 少年 期 の 時 、 子供 の 良き 理解 者 と なる でしょ う 。 そして 子供 が 青年 に なっ た 時 、 自ら の 死 を もっ て 子供 に 命 の 尊 さ を 教える でしょ う 。 」 という 諺 が ある 。 世界 で 最古 の 1873 年 に 設立 さ れ た 愛犬 家 団体 で ある 英国 の ケンネルクラブ と 1884 年 に 設立 さ れ た 米国 の アメリカンケンネルクラブ が それ を 物語っ て いる 。 ヨーロッパ 諸国 の 王家 や 貴族 の 間 で は 、 古来 、 伝統 的 に 愛玩 用 ・ 護衛 用 ・ 狩猟 用 など として 飼わ れ て いる 。 特に イングランド 王 の チャールズ 2 世 および エドワード 7 世 は 愛犬 家 として 有名 で ある 。 英国 の 女王 ヴィクトリア は コリー など の 犬 を 多数 飼っ て い た 。 現在 の 英国 女王 エリザベス 2 世 も 愛犬 家 で 知ら れ て いる 。 英国 王室 は 今 でも 犬 舎 を 所有 し て 飼育 と 繁殖 を 行っ て いる 。 プロイセン （ ドイツ ） の フリードリヒ 大王 は 常に 身辺 に 数 匹 の イタリアン・グレイハウンド を 侍ら せ て い た 。 大王 は ポツダム に ある 墓所 に 愛犬 達 とともに 葬ら れ た 。 政治 家 で は 歴代 の アメリカ合衆国 大統領 に 愛犬 家 が 多い 。 特に クーリッジ 大統領 と フランク リン ・ ルーズベルト 大統領 は 愛犬 家 として 有名 で ある 。 近年 で は ジョージ ・ W ・ ブッシュ 元 大統領 も 愛犬 家 。  一方 、 19 世紀 後半 の イギリス で は 狂犬病 の 原因 を 巡っ て 大きな 論争 が 起き た 。 狂犬病 は イヌ に 噛ま れる こと による 感染 症 で ある という 主張 が 流布 し 、 不潔 な 下層 階級 の 飼う 犬 、 気性 の 荒い 狩猟 犬 が 特に 疑い の 目 を 向け られ た 。 人々 の ヒステリック な 対応 により 、 何 万 匹 と も いわ れる イヌ が 狂犬病 予防 の 名目 で 殺さ れ た が 、 歴史 家 の ハリエット・リトヴォ に よれ ば 、 19 世紀 に 殺さ れ た イヌ の うち 、 精神 に 異常 を きたし て い た イヌ は 5 パーセント に 過ぎ ず 、 その うち の 四 分の 三 は てんかん か 風変わり な 外見 だっ た と いう 。  犬 は 欧米 や 日本 など 世界 の 広い 地域 で 一般 的 に 親しま れ て いる 。 一方 で 、 犬 を 忌み嫌っ たり 、 虐げ たり する 文化 圏 や 民族 も ある 。 サウジアラビア で は 一般 に 嫌悪 の 対象 で ある 。 コンゴ の ムブティ 族 は 、 犬 を 狩り に 必要 な 「 貴重 な 財産 」 と 見なし つつ も 忌み嫌っ て おり 、 彼ら の 犬 は 馬鹿 に さ れ 殴る 蹴る など さ れる 。 欧米 で は 犬 を ペット ・ 家族 の 一員 と 考える ため 犬 肉食 は タブー 視 さ れる が 、 一方 、 インド や 中東 で 犬 肉 を 食べる 習慣 が ない の は 、 古代 ヒンドゥー 教 や イスラム教 で は 犬 を 卑しく 汚らわしい 害 獣 と 見なし て いる ため だ と 考え られる 。  イラン で は 犬 を ペット として 愛玩 する 人 が 増え て いる の に対して 、 イスラム 保守 派 が 「 西洋 化 の 象徴 」 と 批判 し て いる 。  犬 は 一般 に 出産 が 軽い （ 安産 ） と さ れる こと から 、 日本 で は これ に あやかっ て 戌 の 日 に 安産 を 願い 、 犬張子 や 帯 祝い の 習慣 が 始まる よう に なる 。  「 人間 の 最良 の 友   ( Man ' s   best   friend )」 と 言わ れる よう に 、 飼い主 や その 家族 に 忠実 な ところ は プラス イメージ が 強い 。 近代 日本 で は 忠 犬 ハチ公 の 逸話 が 多く の 国民 に 愛さ れ た ほか 、 江戸 時代 以前 に も 主人 の 危機 を 救お う と し た 伝説 ・ 民話 も 多い （ 秋田 県 大館 市 の 老 犬 神社 など ） 。 他方 、 東西 の 諺 や 、 日本語 に ある 「 犬死に 」 「 犬侍 」 「 犬 じ もの 」 「 負け犬 」 といった ネガティブ 成語 ・ 熟語 に 使わ れる こと も 多い 。 また 、 忠実 さ を 逆手 にとって 、 権力 や 体制 側 に 順 従 に 従っ て いる 人物 や 特定 の 事物 （ 思想 や 団体 ・ 有名人 など ） を 盲目的 に 支持 ・ 信奉 する 人物 や スパイ の 意味 で も 「 犬 」 が 用い られる 。 また 「 雌 犬 」 は 女性 へ の 侮辱 語 として 使わ れる 。 植物 の 和名 で は 、 イヌタデ 、 イヌビエ （ ） など 、 本来 その 名 を もつ 有用 な 植物 と 似 て 非 なる もの を 指す の に しばしば 用い られる 。  フィクション において 、 戦い を 求め て やま ない キャラクター に対する 綽名 として よく 使わ れる 「 狂犬 」 は 、 畏怖 と 侮蔑 の 両方 を 孕ん だ 表現 で ある 。  日本 列島 において は 犬 の 起源 は 不明 で ある が 、 家畜 化 さ れ た 犬 を 飼う 習慣 が 日本 列島 に 渡っ て き た と 考え られ て いる 。 縄文 時代 早期 から の 遺跡 から 犬 （ 縄文 犬 ） が 出土 し て いる 。 その 一部 は 埋葬 さ れ た 状態 だ が 、 多数 例 は 散乱 状態 で 出 て おり 、 家族 の 一員 として 飼わ れ た 犬 と 、 そう で ない 犬 が い た と 考え られる 。 縄文 早期 から 中期 に は 体高 45 センチメートル 前後 の 中型 犬 、 縄文 後期 に は 体高 40 センチメートル 前後 の 小型 犬 に 変化 し 、 これ は 日本 列島 で 長く 飼育 さ れ た こと による 島嶼 化 現象 と 考え られ て いる 。  なお 、 1990 年代 に 縄文 人 と 犬 と の 関係 の 定説 に 再考 を 迫る 発見 が あっ た 。 霞ヶ浦 沿岸 の 茨城 県 麻生 町 （ 現 ： 行方 市 ） で 発掘 調査 さ れ た 縄文 中期 から 後期 の 於下 貝塚 から 、 犬 の 各 部位 の 骨 が 散乱 し た 状態 で 出土 。 犬 の 上腕 骨 1 点 に 、 解体 痕 の 可能 性 が 高い 切 痕 が 確認 さ れ た 。 調査 報告 で は 、 犬 を 食用 として 解体 し て い た 物的 証拠 と 評価 し て おり 、 日本 列島 における 犬 食 の 起源 が さらに 遡る 可能 性 が 高い 。  弥生 時代 に 犬 の 埋葬 例 は 激減 する 。 また 、 墓 に 供え られ た 壺 の 中 に 、 犬 の 骨 の 一部 が 入っ て いる こと が あり 、 犬 が 人間 の 墓 の 供え物 に なっ た こと が わかる 。 長崎 県 の 原の辻 遺跡 など で は 、 解体 さ れ た 痕 の ある 犬 の 骨 が 発見 さ れ 、 食用 に 饗 さ れ た こと も 窺える 。 遺跡 から は 縄文 犬 と 形質 の 異なる 犬 も 出土 し て おり 、 大陸 から 連れ て こ られ た と 考え られる 。  『 日本書紀 』 に は 日本 武 尊 が 神坂峠 を 超えよ う と し た とき に 、 悪神 の 使い の 白 鹿 を 殺し て 道 に 迷い 、 窮地 に 陥っ た ところ 、 一 匹 の 狗 （ 犬 ） が 姿 を 現し 、 尊 ら を 導い て 窮地 から 脱出 さ せ た と の 記述 が ある 。 そして 、 『 日本書紀 』 に は 天武天皇 5 年 4 月 17 日 （ 675 年 ） の 条 に 、 4 月 1 日 から 9 月 30 日 の 期間 、 牛 ・ 馬 ・ 犬 ・ 猿 ・ 鶏 の 、 いわゆる 肉食 禁止 令 を 出し て おり 、 犬 を 食べる 人 が い た こと は 明らか で ある 。 なお 、 長屋王 邸 跡 から 出土 し た 木簡 の 中 に 子 を 産ん だ 母 犬 の 餌 に 米 （ 呪術 的 な 力 の 源 と さ れ た ） を 支給 する と 記さ れ た もの が 含ま れ て い た こと から 、 長屋王 邸 で は 、 貴重 な 米 を 犬 の 餌 に し て い た らしい が 、 奈良 文化財 研究所 の 金子 裕之 は 、 「 この 米 は 犬 を 太ら せ て 食べる ため の もの で 、 客 を もてなす ため の 食用 犬 だっ た 」 と の 説 を 発表 し た 。  奈良 時代 ・ 平安 時代 に は 貴族 が 鷹狩 や 守衛 に 使う 犬 を 飼育 する 職 として 犬 養 部 （ 犬飼 部 ） が 存在 し た 。  平安京 で は 、 犬 が 人間 の 残飯 や 排泄 物 を 食べ て い た 。 また 、 埋葬 さ れ ない 人 の 死体 が 放置 さ れ 、 犬 に 食わ れる こと が 珍しく なかっ た 。  鎌倉 時代 に は 武士 の 弓術 修練 の 一つ として 、 走り回る 犬 を 蟇目 矢 （ ひき め や 。 丸い 緩衝 材 付き の 矢 ） で 射る 犬追物 や 犬 を 争わ せる 闘犬 が 盛ん に なっ た 。  肉食 忌避 の 観念 が ある 一方 で 、 犬 を 食べる 風習 も 廃れ て はおら ず 、 室町 時代 の 草戸 千軒 町 遺跡 から は 食用 に し た 跡 が 残る 犬 の 骨 が 見つかっ た 。 浄土真宗 の 宗祖 親鸞 は 『 大 般涅槃 経 』 を 参考 に 浄 肉 （ 食べ て も よい 肉 ） ・ 不浄 肉 （ 食べ て は いけ ない 肉 ） の 区別 を 行っ た 際 、 犬 肉 を 猿 肉 など とともに 不浄 肉 に 分類 する など 、 犬 肉食 を 忌避 する 考え方 も 生まれ た 。  南北 朝 時代 以降 に は 軍用 犬 として 犬 を 活用 する 武将 も 現れ 、 『 太平 記 』 に は 越前 国 鷹巣 城 ( 現 ・ 福井 県 高須山 ) 攻防 戦 に 於い て 、 南 朝方 の 守将 、 畑 時 能 が 愛犬 「 犬 獅子 」 と 2 人 の 従者 と共に 寄せ手 の 北 朝方 の 砦 を 攻め落とす 逸話 が 記述 さ れ て おり 、 江戸 時代 に 歌川 国芳 が 干支 の 動物 と 縁 の 深い 歴史 上 の 人物 を 浮世絵 に 描い た 『 武勇 見立 十二支 』 にて 戌年 に 畑 時 能 と 犬 獅子 が 描か れる など 、 人々 に 広く 知ら れる 存在 と なっ た 。 戦国 時代 に は 武蔵 国 の 武将 太田 資 正 が 、 岩槻 城 と 松山 城 の 緊急 連絡 手段 として 伝令 犬 を 用い 、 北条 氏康 方 の 包囲 を 突破 し て 援軍 要請 に 成功 し 、 度々 撃退 し て い た 逸話 が 『 関 八 州 古 戦 録 』 や 『 甲 陽 軍 鑑 』 に 記述 さ れ て いる 。 太田 資 正 の 伝令 犬 戦術 は 「 三楽 犬 の 入替え 」 と 呼ば れ 、 日本 における 軍用 犬 運用 の 最初 の 例 と さ れ て いる 他 、 現代 の 戦国 時代 を モチーフ と し た サブ カルチャー 作品 で も 太田 資 正 は 犬 と共に 描か れる 事 が 多い といった 影響 を 残し 続け て いる 。  江戸 幕府 中期 、 江戸 で は 野犬 が 多く 、 赤ん坊 が 食い 殺さ れる 事件 も あっ た 。 5 代 将軍 ・ 徳川 綱吉 は 戌年 の 戌 月 の 戌 の 日 の 生まれ で あっ た ため 、 彼 によって 発布 さ れ た 「 生類 憐れみ の 令 」 （ 1685 -   1709 年 ） において 、 犬 は 特に 保護 （ 生類 憐れみ の 令 は 人間 を 含む 全て の 生き物 に対する 愛護 法令 ） さ れ 、 元禄 9 年 （ 1696 年 ） に は 犬 を 殺し た 江戸 の 町人 が 獄門 という 処罰 まで 受け て いる 。 綱吉 は 当時 の 人々 から 「 犬 公方 」 （ い ぬく ぼう ） と あだ名 さ れ た 。 綱吉 自身 大 の 愛犬 家 で 狆 を 百 匹 飼い 、 駕 籠 （ かご ） で 運ば せ て い た 。 この 法令 が 直接 適用 さ れ た の は 幕府 直轄 領 で あっ た が 、 間接 的 に 適用 さ れる 諸 藩 で も 将軍 の 意向 に 逆らう こと は でき なかっ た 。 綱吉 の 後 を 継い だ 徳川 家宣 の 治世 当初 に 生類 憐れみ の 令 は 廃止 さ れ た 。 天明 の 大 飢饉 により 米価 が 高騰 し 深刻 な 米 不足 が 起こっ た 際 、 江戸 北町 奉行 ・ 曲淵 景 漸 が イヌ や ネコ の 肉 の 価格 を 示し て 「 米 が ない なら イヌ や ネコ の 肉 を 食え 」 と 発言 し 町人 の 怒り を 買い 、 江戸 市 中 で 打ち こわし まで 引き起こす 結果 と なっ た 。  幕末 ・ 明治維新 期 に は 開国 ・ 文明開化 により 西洋 人 が 日本 へ 渡り 、 西洋 の 文物 も もたらさ れ 洋 犬 を 飼う 習慣 が 流行 し 、 ともに 1873 年 （ 明治 6 年 ） 刊行 の 昇斎 一景 『 開花 因循 興 発 鏡 』 や 歌川 芳藤 『 本朝 舶来 戯道具 くらべ 』 など 浮世絵 に も 洋 犬 が 描か れ て いる 。  日本 犬 と は 日本 原産 の 犬 種 で ある 。 日本犬 に は 純粋 な 血統 「 和 犬 」 と 呼ば れる 6 犬 種 や 、 外来 の 犬 種 を 日本 で 交配 し た 犬 種 が いる 。  元来 は 、 住居 の 見張り 、 次いで 狩猟 の 補佐 など の ため に 家畜 化 さ れ た と 考え られる が 、 現在 は ほとんど が 愛玩 用 で あり 、 日本 で は およそ 5 世帯 に 1 世帯 が イヌ を 飼っ て いる 。 長い 年月 を かけ て 交配 が 試み られ 、 ダックスフント 、 トイ ・ プードル 、 ブルドッグ など 、 用途 に 応じ た さまざま な 品種 が 開発 さ れ て き た 。 19 世紀 に 生まれ た ケネルクラブ によって 、 外形 、 気質 など により 犬 種 の 人為 的 な 選別 が 進ん だ が 、 20 世紀 以降 に 生まれ た 新 犬 種 の 多く は 、 見た目 だけ の ため に 作ら れ た もの が 多い 。 イヌ は 人間 によって 最も 人為 的 改良 を くわえ られ た 動物 で ある と 言える 。  「 シェイプシフター 」 （ 変身 動物 ） と 呼ぶ 研究 者 が いる よう に 、 小さな チワワ から 大型 の セント・バーナード まで 、 幅広い サイズ と 形態 を もつ 。  イヌ は 、 下記 の よう な 形 で 人間 に 利用 さ れ 、 あるいは 人間 と 関わっ て き た 。  イヌ の 肉 は 数 千 年 前 から 食用 と さ れ て き た 。 アジア で は 今 も 年間 1600 万 匹 の 犬 が 消費 さ れ て おり 、 特に 中国 で は よく 食べ られ て いる 。 韓国 で も 伝統 的 に 犬 を 食べる 習慣 が あり 、 年間 消費 量 は 100 万 匹 。 現在 の 韓国 で も ポシンタン 料理 の 店 は 普通 に 見 られる 。 フィリピン で は 1998 年 に イヌ 肉食 が 禁止 さ れ た が 今 も 食べ られ て いる 。 コンゴ 川 の 流域 で は 、 肉 を 柔らかく する ため イヌ を じわじわ と なぶり殺し に する という 話 も ある 。  イヌ の 一般 家庭 における 飼育 に は 、 庭 や 玄関 など の 屋外 に 犬 小屋 を 建て て そこ に 住まわ せる 屋外 飼育 と 、 家 の 中 に 住まわ せる 屋内 飼育 と が ある 。 屋内 で も ある 一定 の スペース に ケージ （ 柵 ） を 設け て 、 就寝 時 など に 行動 範囲 を 制限 さ せる 飼い 方 も 行わ れ て いる 。  イヌ の 健康 に 影響 を 与える 食べ物 について は 、 それ が 良い 影響 な の か 悪い 影響 な の か を 問わ ず 、 科学 的 に すべて が 解明 さ れ て いる わけ で は ない 。 現在 、 健康 に よい 、 もしくは 無害 と さ れ て いる 食べ物 で も 、 将来 的 に 悪影響 が 判明 し たり 長期 的 な 調査 によって 長期間 の 摂取 が 好ましく ない と さ れ たり する 可能 性 が ある 。  以下 に 挙げる 物 は 健康 へ の 悪影響 が 判明 し て いる 食べ物 で あり 、 これら の もの を 好ん で 食べる イヌ も いる ため 、 飼い主 が 与え ない 、 もしくは 、 拾い 食い させ ない よう に 注意 さ れ て いる 。  犬 の 鳴き声 を 、 現代 日本 で は 、 一般 的 に 「 わんわん （ ワン ワン ） 」 「 き ゃんきゃん （ キャンキャン ） 」 など の 擬音 語 （ オノマトペ 、 声 喩 ） で 表さ れる の が 普通 で ある 。 その ため 、 これら の 語 を 元 に し て 犬 の こと を 「 ワン ちゃん 」 「 わん こ （ ワンコ ） 」 「 わん 公 （ ワン 公 ） 」 など と も 俗称 する 。 なお 、 日本語 で は 擬音 語 が 発達 し て おり 、 他 に も 「 ぐる るる （ グルルル ） 」 「 う ぉ ー ん （ ウォーン ） 」 「 く ー ん （ クーン ） 」 「 きゃ い ー ん （ キャイーン ） 」 等々 、 犬 の 感情 の 機微 を 捉えよ う と する 多様 な 表現 が 生み出さ れ て いる 。  歴史 的 に は 「 ひよ ひよ 」 「 べ うべ う 」 など と 書い て 「 ビョウビョウ 」 （ 研究 者 によって は 「 びよびよ 」 と 表現 ） と 発音 し て い た 期間 が 長く 、 狂言 の 台詞 など に その 名残 を 見て取れる 。 江戸 時代 に なっ て 「 わんわん （ ワン ワン ） 」 が 現われ 、 しばらく の 間 は 従来 語 と 共存 し て い た 。  英語 で は   （ 仮名 転写 ［ ］ ： バウワウ ） 、   （ バーク ） 、   （ ハウ ） など 、 ロシア 語 で は   （ ガフガフ ） 、 中国 語 で は 「 （ ワン ワン ） 」 と 鳴く と さ れる 。  犬 は 、 マスコット や 、 漫画 など 現代 的 フィクション の キャラクター など として も 頻繁 に 登場 する 。  子犬 を 鼻先 から アップ で 撮影 し た 「 The   Dog 」 シリーズ を はじめ として 、 「 じゃが いぬ くん 」 、 「 しば わん こ 」 、 「 お茶 犬 」 、 「 アフロ 犬 」 、 「 豆 しば 」 など 、 イヌ を モチーフ と する 最近 の デザイン や キャラクター 物 は 、 枚挙 に いと ま が ない 。  犬 が テーマ と なっ た 、 あるいは 、 犬 を 主要 な キャラクター と する 映像 作品 ・ 文学 作品 等 について は 、 イヌ を 主題 と する 作品 一覧 、 を 参照 。  人間 と の 共生 が 最も 古い 動物 故に 多く の 犬 たち が 名犬 と さ れ て き た 。  ノンフィクション の 分野 で も 、 忠 犬 ハチ公 や 南極 物語 など の よう に 、 実在 し た 犬 にまつわる エピソード や 芸術 作品 など が 数多く 存在 。  （ 以下 の 犬 たち 以外 に も 名 を 残し た の も 多く いる 。 ）  生物 の 名 、 特に 植物 の 名 で 、 イヌ が 付く もの も 多い 。 イヌ の 特徴 など に 似 て いる こと による もの も ある が 、 多く の 場合 、 イヌ が 付か ない もの に 比べ て 、 より 有用 性 が 低かっ たり 、 使え なかっ たり する こと を 意味 する （ 派生 語 も 参照 の こと ） 。  五十音 順 に 並べる 。シマ ハイエナ （ 縞 鬣 犬 、 " Hyaena   hyaena "） は 、 ハイエナ 科 シマ ハイエナ 属 （ ハイエナ 属 ） に 分類 さ れる ハイエナ 。 本 種 のみ で シマ ハイエナ 属 を 形成 する 。 シマ ハイエナ 属 は ハイエナ 科 の 模 式 属 。 特定 動物 。  現 生 の ハイエナ 科 の 構成 種 で は 唯一 ユーラシア 大陸 に も 分布 する 。  アゼルバイジャン 、 アフガニスタン 、 アラブ 首長 国 連邦 、 アルメニア 、 イエメン 、 イスラエル 、 イラク 、 イラン 、 インド 、 ウズベキスタン 、 エジプト 、 エチオピア 、 エリトリア 、 オマーン 、 カメルーン 、 ギニア 、 クウェート 、 グルジア 、 ケニア 、 サウジアラビア 、 ジブチ 、 シリア 、 スーダン 、 セネガル 、 ソマリア 、 タジキスタン 、 タンザニア 、 チャド 、 中央アフリカ 共和 国 、 トルコ 、 ナイジェリア 、 ニジェール 、 ネパール 、 パキスタン 、 ブルキナファソ 、 マリ 共和 国 、 モーリタニア 、 ヨルダン 、 リビア 、 レバノン 、 西 サハラ  アルジェリア 、 チュニジア 、 モロッコ  体長 100 - 120 cm 。 尾長 25 - 50 cm 。 体重 25 - 55 kg 。 全身 は 白 や 淡 黄色 の 体毛 で 覆わ れ 、 黒い 横縞 が 入る 。 背面 に 暗色 の 長い 鬣 が 生える 。  外耳 は 大きく 先端 は 尖る 。 乳首 の 数 は 6 。  草原 等 に 生息 する 。 通常 は 群れ は 形成 せ ず 、 単独 で 生活 する 。 夜行 性 で 、 昼間 は 岩 の 隙間 等 で 休む 。 広い 縄張り を 持ち 、 その 中 を 徘徊 し ながら 獲物 を 探す 。 危険 を 感じる と 、 全 身の毛 を 逆立て 体 を 大きく 見せる こと で 威嚇 を する 。  食 性 は 動物 食 の 強い 雑食 で 、 動物 の 死骸 や 昆虫 類 、 甲殻 類 、 魚類 、 小型 爬虫類 、 鳥類 や その 卵 、 果実 等 を 食べる 。 成獣 は 血縁 関係 の ある 幼 獣 に 食物 を 運ぶ 。  繁殖 形態 は 胎生 で 、 1 回 に 2 - 4 頭 の 幼 獣 を 産む 。 妊娠 期間 は 約 84 日 。 授乳 期間 は 12 ヶ月 程 。  獲物 が 少ない 場合 は 家畜 を 襲う こと も ある 。  開発 による 生息 地 の 減少 や 、 害 獣 として の 駆除 等 により 生息 数 は 減少 し て いる 。二 胚 動物 門 （ に はい どう ぶつ もん ,   Phylum   ） 、 または 菱形 動物 門 （ り ょうけいどうぶつもん 、 ） は 頭 足 類 の 腎臓 に 寄生 する 小さな 動物 が 分類 さ れる 門 で ある 。 従来 、 二 胚 動物 は 直 泳動物 門 と共に 中 生 動物 門 に 分類 さ れ て き た が 、 分子 系統 学 によって むしろ 扁形動 物 に 近い こと が 明らか と なっ た 。  二 胚 動物 の 成虫 は 0 . 1 - 9 . 0   mm の 大き さ で あり 、 簡単 な 顕微鏡 で 容易 に 見る こと が できる 。 体 の 構造 は 単純 で 、 1 つ の 軸 細胞 が 繊毛 細胞 に 取り囲ま れ て いる 。 体 の 前部 は 宿主 の 腎臓 に くっつく 構造 を し て いる 。 細胞 数 は 多い もの で も 50 個 以下 で 、 多 細胞 生物 として は 非常 に 単純 な もの で ある 。 同じ 種 の 成虫 の 各 個体 は 同じ 数 の 細胞 から なっ て いる ため 、 細胞 の 数 を 計測 する こと によって 種 が 判別 できる 。  二 胚 動物 は 無性 生殖 も 有性 生殖 も する 。 幼い 宿主 に 取り付い た 時 に は 主 に 無性 生殖 、 成熟 し た 宿主 に 取り付い た 時 に は 主 に 有性 生殖 を 行う 。 無性 生殖 の 状態 を 通常 無性 虫 （ nematogen ） と いい 、 ここ から でき た 蠕虫型 幼生 （ vermiform   larva ） は 成長 し て 通常 無性 虫 と なる 。 通常 無性 虫 は 再び 若い 頭 足 類 の 腎臓 で 増殖 する 。  通常 無性 虫 の 密度 が 一定 に 達する こと によって 感染 期 に 入る と 、 蠕虫型 幼生 は 有性 生殖 の 状態 で ある 菱形 無性 虫 （ rhombogen ） に なる 。 この よう な 個体 の 密度 に 依存 する 生殖 サイクル は 吸虫 の スポロシスト や レディア の 宿主 貝類 の 体内 で の 無性 生殖 を 思い起こさ せる 。 吸虫 の 無性 生殖 と 同様 に 、 成熟 し た 宿主 に 寄生 する 通常 無性 虫 も わずか に いる 。 これら の 役割 は 宿主 の 成長 に 合わせ て 寄生虫 の 数 を 増やす こと で ある 可能 性 が ある 。  菱形 無性 虫 に は 雌雄 同体 の インフゾリゲン （ infusorigen ） が 含ま れ 、 これら は 滴 虫 型 幼生 （ infusoriform   larva ） を 生む 。 この よう な 幼生 は 他 と は はっきり と 違う 形態 を 持ち 、 前 照 灯 の よう な 繊毛 の 輪 を 使っ て 泳ぐ こと が できる 。 これ まで 長い 間 、 宿主 の 尿 とともに 腎臓 から 排出 さ れる 滴 虫 型 幼生 は 伝染 性 を 持つ と 考え られ て き た 。 しかし その 感染 機構 は まだ 分かっ て い ない 。  二 胚 動物 の 生活 環 の ある 部分 は 温帯 の 底 生 生物 の 環境 に 関係 し て おり 、 そこ において は 非常 に 多く 見つかる 。 他方 、 熱帯 域 で 見 は つかる こと が ある が 、 その 感染 率 は 通常 極めて 低く 、 宿主 動物 の 大 部分 は 寄生 を 受け て い ない 。 二 胚 動物 は 真 の 大洋 生 の 頭 足 類 から は 見つかっ て おら ず 、 一方 そういった 頭 足 類 から は 繊毛 虫 は 見つかっ て いる 。 厳密 な 種 特異 性 は ない よう で ある が 、 多く の 二 胚 動物 の 種 は 1 種 か 2 種 の 宿主 だけ から 見つかっ て いる 。  二 胚 動物 門 は コノキエマ 科 （ Conocyemidae ） ・ ニハイチュウ 科 （ Dicyemidae ） ・ カンタレラ 科 （ Kantharellidae ） の 3 科 に 分類 さ れ て いる 。セグロジャッカル （ 背 黒 胡 狼 、 " Canis   mesomelas "） は 、 イヌ 科 イヌ 属 に 分類 さ れる 食肉 類 。 特定 動物 。  分布 は アフリカ 大陸 東部 と 南部 に 分断 さ れ て いる 。  アンゴラ 、 ウガンダ 、 エチオピア 、 エリトリア 、 ケニア 、 ジブチ 、 ジンバブエ 、 スーダン 、 スワジランド 、 ソマリア 、 タンザニア 、 ナミビア 、 ボツワナ 、 南アフリカ 共和 国 、 モザンビーク 、 レソト  体長 45 - 90 cm 。 尾長 25 - 40 cm 。 体重 6 - 15 kg 。 頭部 や 体側 面 は 褐色 、 腹 面 は 白い 体毛 で 被わ れる 。 背面 や 尾 は 黒 や 白 の 体毛 で 被わ れ 、 和名 や 英名 （ black - back ＝ 背中 が 黒い ） の 由来 に なっ て いる 。  耳 介 は 大型 で 、 先端 が 尖る 。  サバンナ や 開け た 低木 林 、 海岸 の 砂漠 など に 生息 する 。 オス と メス の ペア もしくは 血縁 関係 の ある 個体 から なる 小規模 な 群れ を 形成 し 生活 する 。 ペア は 一生 解消 さ れ ない と さ れる 。 広大 な 縄張り を 形成 する 。 夜行 性 で 、 昼間 は 巣 穴 で 休む 。 地面 に 空い た 穴 や 岩 の 隙間 、 ツチ ブタ が シロアリ を 食べ て 掘っ た アリ 塚 など を 巣 穴 に する が 、 深く ない もの を 掘っ て 巣 に する こと も ある 。  食 性 は 雑食 で 、 果実 、 ガゼル 、 ディクディク など の 小型 哺乳類 、 鳥類 、 爬虫類 、 両生類 、 昆虫 、 動物 の 死骸 など を 食べる 。 ペア で 縄張り 内 を 徘徊 し 、 採 食 を 行う 。 ペア や 群れ で 協力 し 、 トムソンガゼル の 幼 獣 など を 捕食 する こと も ある 。  繁殖 形態 は 胎生 。 7 - 10 月 に 1 回 に 最大 9 頭 の 幼 獣 を 産む 。 幼 獣 は 生後 3 週間 ほど は 親 と 一緒 に 巣 穴 で 過ごす 。 生後 5 か月 ほど で 独立 し 、 生後 約 11 か月 ほど で 性 成熟 する 。 その後 、 幼 獣 が 両親 の ヘルパー として 一 匹 親元 に 残る が 、 残り 方 は 周囲 の 環境 で 変わっ て くる 。 獲物 が 多い 環境 の 場合 、 狩り が できる 成長 し た もの から 独立 し て いく が 、 獲物 が 少ない 環境 だ と 兄弟 同士 で 争い が おき 、 成長 の 早い 幼 獣 が 他 の 幼 獣 を 追い出し て しまい 、 残っ た 一 匹 が ヘルパー と なる 。 そして ヘルパー は 生後 1 年 ほど の 若い 個体 は 親 が 次に 幼 獣 を 産ん だ 場合 、 獲物 の 運搬 や 幼 獣 の ヘルパー として 保護 を 行う 。 ヘルパー は 両親 に 絶対 服従 で ある が 、 親 の 目 を 盗ん で 親 が 隠し た 獲物 を 盗み食い し たり 、 狩り の 腕 を 磨い たり し ながら やがて 独立 する  開発 による 生息 地 の 破壊 や 、 家畜 や 農作物 を 食害 する 害 獣 として の 駆除 など により 生息 数 は 減少 し て いる 。鯨骨 （ げいこ つ 、 くじら ほ ね 、 くじら ぼ ね 、 ） は 、 クジラ の 骨 （ 硬骨 および 軟骨 ） 、 歯 を 指す 言葉 で ある 。 また 、 鉱物 に 置換 さ れ て 化石 化 し た もの （ 骨格 化石 、 ） も 慣習 的 に 「 骨 」 として これ を 含む 。 なお 、 鯨 ひ げ は 皮膚 が 変化 し た もの で あり 、 厳密 に は 歯 で は ない ので 鯨骨 に は 含ま れ ない 。  古来 、 世界 各地 の 海浜 地域 で 、 海産物 として さまざま に 利用 さ れ て き た こと が 、 遺跡 や 貝塚 から 判明 し て いる 。 また 、 その 大き さ から 比較的 保存 性 が 高く 、 世界中 で 多数 の 骨 と 化石 が 発掘 さ れ て いる 。  全体 において 陸生 の 哺乳類 と 比較 する と 、 泳ぐ 上 で 重要 な 前肢 の 指 骨 や 前肢 骨 から 肩 甲骨 （ 前 鰭 ） と 腰椎 から 尾 椎 （ 尾鰭 ） は 発達 し て いる が 、 それ 以外 の さまざま な 部位 で 扁平 に なっ て い たり 骨 の 断面 形状 が 単純 化 さ れ て おり 、 部位 ごと の 個数 も 少ない 傾向 に ある 。 陸生 哺乳類 の 骨 は 重力 など による 応力 に 適応 し て 、 負担 の 多い 部分 と 少ない 部分 の 違い が 明確 に なっ て いる が 、 鯨 の 骨 は 水中 生活 による 浮力 により 、 その 必要 が ない こと も 骨 の 扁平 や 単 純化 の 一端 に なっ て いる 。   各部 において は 水中 生活 で 獲得 さ れ た 特徴 として 、 呼吸 を する とき に 随時 頭 を もたげる 必要 が 無い よう に 、 テレスコーピング （ 旧式 の 縦長 の 円筒 形 の 望遠鏡 を 折りたたん だ よう な 状態 を 指す ） と 呼ば れる 鼻孔 の 位置 が 頭蓋骨 の 頭頂 部 より 後方 へ 移動 する 現象 が 起き て いる 。 この こと によって 頭 を 動かす 必要 が 無くなり 、 頸椎 は 哺乳類 の 特徴 で ある 7 個 で ある が 、 体長 に 比し て 短め に なっ て い て 、 ほとんど 動かす こと が でき なく なっ て いる 。 頚椎 が 固定 さ れ 、 短く なる こと は 、 腰椎 から 尾 椎 にかけて の 発達 により 、 推進 力 を 尾鰭 に 集中 し て いる ため 、 頭 が 振れる と 効率 が 悪い ので 、 これら の 現象 は 水中 を 進む 上 で 都合 が 良い と 考え られ て いる 。 また 、 水 の 抵抗 を 減らす ため 、 突起 物 や 体 表面積 を 減少 さ せる 必要 や 尾鰭 に 推進 力 を 集中 さ せる こと で 、 後肢 （ 後ろ の 鰭 ） の 必要 性 も 無くなる とともに 、 推進 力 の 要 と なる 腰椎 に 大きな 骨盤 が 接近 し て い て は 、 可動 性 の 向上 や 重量 による 負担 の 軽減 という 観点 から も 効率 が 悪い ため 、 骨盤 と 後肢 の 骨 が 一体 と なっ て 棒状 に 小さく なり 、 なおかつ 脊椎 から 離れ た ところ に 痕跡 として 残っ て いる 。  " その他 の クジラ について の 生態 は 、 別 項目 「 クジラ 」 を 参照 。 "  鯨骨 生物 群集 と は 、 死ん だ クジラ が 海底 に 沈ん だ 時 、 その 遺骸 および 腐敗 の 過程 で 発生 する 硫化 水素 を 栄養 源 と する 特定 の 生物 が 集まり 、 食物 網 （ 食物 連鎖 ） や エネルギー 循環 を 形成 し た 生物 群集 を 指す 。 1987 年 、 アメリカ の 深海 探査 船 アル ビン 号 によって サンタ・カタリーナ 海 盆 （ Santa   Catalina   Basin ） の 水深 1 , 240 m 地点 で 発見 さ れ た 「 閉じ た 生物 環境 」 で ある 。 日本 近海 で は 1992 年 に 、 小笠原諸島 沖 の 海底 で 発見 さ れ た 。  鯨骨 生物 群集 は 化学 合成 生物 群集 の 一つ で 、 海底 火山 の 熱 水 噴出 孔 周辺 に 形成 さ れる 生物 群 と 同じ よう に 、 硫化 水素 還元 反応 による 嫌気 性 環境 の エネルギー 循環 バイオ マス と 理解 さ れ て いる 。 熱 水 噴出 孔 に 形成 さ れる チムニー と は 異なり 、 チューブワーム は 少なく 、 ヒラノマクラ など の 二枚貝 や エビ 類 が 多く 見 られ 、 コト クラゲ （" Lyrocteis   imperatoris "） の よう に 鯨骨 に 集まる 生物 を 捕食 する もの も ある 。 化学 合成 細菌 が 共生 する ゴカイ の 一種 や 、 通常 は 清浄 な 水域 に 棲む ナメクジ ウオ の 新種 （ ゲイコツナメクジウオ   " Asymmetron   inferum "） など 、 さまざま な 新種 の 生物 が 発見 さ れ て いる 。  人間 が 利用 する 鯨骨 は 基本 的 に 捕鯨 や 座礁 し た クジラ を 解体 し て 得 られる もの で ある が 、 遺骸 として の 鯨骨 は 、 クジラ の 自然 死 の 後 に 海底 へ 沈み 、 ヌタウナギ や 一部 の サメ 類 （ オンデンザメ 〈 en 〉 、 等 ） や 、 ダンゴムシ や フナムシ に 類縁 の 海 棲種 で ある オオグソクムシ など の 等 脚 類 、 タラバガニ に 近 縁 の エゾイバラガニ や タカアシガニ など といった カニ 類 、 等々 の 深海 の 死 肉 漁り （ 腐肉 食 動物 および デトリタス 食 動物 〈 en 〉 ） によって 食べ られ 、 生物 分解 さ れる こと によって 生じる 。 群がる 生物 は 時間 とともに 変化 する 。 死 肉 漁り に あらかた 肉 を 食べ られ た 後 に は チューブワーム に 近 縁 の ホネクイハナムシ （ 俗称 ： ゾンビワーム ） が 群がり 、 鯨骨 が 硫化 水素 を 放つ よう に なる と 鯨骨 生物 群集 が 生じる 。 やがて は 硫化 水素 を 放ち ながら 鯨骨 は 徐々に 朽ち て いく 、 最後 に は 礁 （ しょ う 、 かくれ い わ 。 wikt : en ） に なり 深海 生物 の 絶好 の 棲み 処 と なる 。  " その他 の 詳細 は 、 別 項目 「 鯨骨 生物 群集 」 を 参照 。 "  クジラ の 進化 系統 は 、 現 鯨 類 （ 現 生 する ハクジラ 亜 目 と ヒゲ クジラ 亜 目 、 および 、 両者 が 共通 祖先 を 含む 系統 的 類縁 の 化石 種 群 ） と 、 現 鯨 類 より 原始 的 な 化石 種 群 で ある 原 クジラ 亜 目 と で 構成 さ れ て いる 。 鯨骨 （ クジラ の 化石 の 骨格 ） における 古代 種 （ ムカシクジラ ） の 定義 の 条件 は 、 偶蹄目 の 骨格 の 特徴 を 持つ こと や 、 内耳 骨 が 骨 伝導 を 基本 と し た 構造 に なっ て いる こと など が 挙げ られる 。  " その他 の 詳細 は 、 別 項目 「 原 クジラ 亜 目 」 を 参照 。 "  欧米 で は 中世 から 近代 において 捕鯨 を 行っ て き た が 、 その 利用 は 油 の 採取 が 主 で あり 、 鯨骨 の 利用 は ほとんど さ れ て い なかっ た 。 しかし 、 日本 を 始め 海洋 性 の 東南アジア および ポリネシア の 人々 や 北極圏 に 近い 北米 先住民 は 、 余す 所 なく 鯨 を 利用 し て き た ため 、 鯨骨 も 多岐 に 利用 し て き た 歴史 と 文化 が ある 。  " その他 の クジラ に関する 産業 は 、 別 項目 「 捕鯨 」 「 鯨 肉 」 「 鯨 ひ げ 」 「 鯨油 」 を 参照 。 "  先史 時代 から 世界 各地 の 海浜 地域 で 、 鯨 の 骨 や その他 の 動物 の 骨 や 角 は 、 生活 の 道具 や 狩猟 具 ・ 漁具 として 利用 さ れ て き た が 、 世界 の 貝塚 の 歴史 から も 時代 とともに 、 鯨 類 など の 海産物 を 生活 の 糧 に する 傾向 が 薄れ て いる こと が 判っ て おり 、 その後 の 狩猟 から 農耕 へ の 移行 や 、 金属 器 など の 発達 も 骨 角 器 （ 骨 や 角 の 道具 ） の 利用 の 減少 の 原因 と なっ て いる 。  これら の こと により 、 日本 や 一部 の 北極圏 の 少数 民族 、 その ほか の 東南アジア や 南洋 諸島 の 原住民 以外 で は 、 鯨骨 と の 係わり は 11 世紀 から 始まる 組織 捕鯨 まで 途絶える 。  しかし 日本 は 、 農耕 の 伝播 が 遅かっ た こと と 、 島嶼 部 性 （ とう し ょぶせい ） が 世界 第 3 位 と 非常 に 高い 地域 的 特性 も あっ て 、 小型 種 （ 主 に イルカ ） に対して は 能動 的 な 捕鯨 が 太古 から 続け られ 、 大型 種 に対して は 突発 的 な 受動 的 捕鯨 や 追い込み 漁 による 座礁 捕獲 が 行わ れ て き た 。 そして 、 日本人 の 価値 観 や 宗教 観 から 鯨 文化 （ 鯨 信仰 ） および 捕鯨 文化 と 呼ば れる 食 文化 、 鯨 絵巻 など の 芸術 に 鯨 踊り 、 鯨 唄 など の 芸能 、 鯨 漁 神事 や 鯨 供養 祭 など の 祭礼 が 誕生 し 、 その なか で 鯨骨 は 様々 な かたち で 利用 さ れ て いる 。  " 下記 記述 以外 の 鯨 食 文化 は 、 別 項目 「 鯨 肉 」 を 参照 。 下記 記述 以外 の クジラ や 捕鯨 に関する 文化 および 「 鯨 ベッコウ 細工 」 について は 、 「 捕鯨 文化 」 を 参照 の こと 。 "  クジラ の 骨 は 食用 に は 向か ない が 、 軟骨 は 食用 に なり 現在 でも 鯨 料理 として 出さ れる 物 として 蕪 骨 （ かぶら ぼ ね ） と 呼ば れる 鯨 の 頭 の 軟骨 部分 が あり 、 魚 の それ と 同じく 俗称 で 「 氷 頭 （ ひ ず ） 」 と も 呼ば れる 。 古く は 延 宝 2 年 （ 1674 年 ） 『 江戸 料理 集 』 の 中 で 紹介 さ れ て おり 、 その ほか に も 、 寛延 元年 （ 1748 年 ） 『 歌仙 の 組糸 』 や 宝 暦 12 年 （ 1762 年 ） の 『 献立 筌 』 など 多数 存在 し 、 細く 削っ て 乾燥 し た 粕漬け や 酒 漬け 、 塩蔵 など 加工 し た 物 を 三杯酢 や 刺身 、 汁物 に し た もの など 、 加工 法 も 調理 法 も 多岐 に わたる 。  鯨 細工 （ クジラ 工芸 品 ） と は 、 鯨骨 のみ なら ず ハクジラ の 歯 も 加工 し た 工芸 品 と その 技術 を 指す 。  鯨 の 供養 や 祀り ため に 遺骸 や 神体 として 鯨骨 を 埋める こと は 、 「 鯨 塚 」 や 「 鯨 墓 」 など に 代表 さ れ 日本 各地 で 見 られる が 、 ここ で は 鯨骨 自体 が 一種 の モニュメント を 兼ね て いる 寺 や 神社 など を 記述 する 。 宗教 的 な 意味合い は ない が 、 クジラ の 生息 域 で ある 南 北極圏 に 近い 、 キリスト 教 の 教会 に も 門 の 装飾 や モニュメント として 鯨 の 骨 が 、 飾ら れ て いる 事例 が ある 。  鯨骨 に 係わる 歴史 的 書物 や 文献 。ハイチソレノドン （" Solenodon   paradoxus "） は 、 トガリネズミ 目 ソレノドン 科 ソレノドン 属 に 分類 さ れる 哺乳類 。 ソレノドン 属 の 模 式 種 。  ドミニカ共和国 、 ハイチ （ イスパニョーラ 島 固有 種 ）  体長 28 - 33 cm 。 尾長 22 - 25 cm 。 体重 0 . 7 - 1 kg 。 ソレノドン 科 のみ なら ず モグラ 目 最大 種 。 背面 は 灰 褐色 、 腹 面 は 黄色 味 を 帯び た 体毛 で 覆わ れる 。 尾 に は 体毛 が なく 灰色 で 、 基部 と 先端 が 白い 。  鼻 は 軟骨 質 で 突出 する 。 鼻 は 頭骨 と 特殊 な 関節 （ 球 窩関節 ） により 結合 し 可動 性 が あり 、 狭い 隙間 に 入れ て 獲物 を 探し たり 獲物 を 押さえつけ て 捕食 する こと に 役立つ 。 哺乳類 として は 珍しく 唾液 に は 毒 が 含ま れ て おり 、 獲物 を 動け なく し て 食べ やすく する の に 役立つ と 考え られ て いる 。 毒性 の 唾液 は 下 顎 第 2 門歯 の 基部 に ある 腺 から 分泌 さ れる 。  熱帯 雨林 に 生息 する 。 主 に 地表 棲 だ が 、 木 に 登る こと も できる 。 夜行 性 で 、 昼間 は 岩 の 隙間 や 樹 洞 など で 休む 。  食 性 は 動物 食 で 、 昆虫 類 や 動物 の 死骸 など を 食べる 。 獲物 を 探知 する と 高速 で 詰め寄り 、 前肢 で 押さえつけ て 捕食 する 。 狭い 場所 に いる 獲物 は 鼻 を 指し こん で 獲物 を 探し 、 前肢 の 鋭く 長い 鉤爪 で 狭い 隙間 や 地中 の 獲物 を 引き出し 捕食 する 。  繁殖 形態 は 胎生 。 1 回 に 1 - 2 頭 の 幼 獣 を 産む 。 幼 獣 は 生後 2 か月 ほど は 母親 の 乳首 に 噛みつき 引きずら れ ながら 移動 する 。  人間 が 持ちこん だ ノ イヌ や ノ ネコ など による 食害 、 クマ ネズミ など と の 競合 により 生息 数 は 激減 し て いる 。 ドミニカ共和国 で は 生息 地 を 保護 区 と し て いる 。プロトテカ （ ） は 広義 の 緑藻 （ 緑色 植物 門 ） に 含ま れる 藻類 の 一 種 で ある 。 クロレラ に 近 縁 な 生物 で ある が 葉 緑 体 を 二 次 的 に 失っ て おり 、 クロレラ の よう な 緑色 で は ない 。 世界中 の 土壌 や 汚水 中 に 広く 分布 する 。 プロトテカ は 吸収 栄養 を 行う 従属 栄養 生物 で ある が 、 時に 動物 に 感染 し て 人 獣 共通 感染 症 で ある プロトテカ 症 を 引き起こす 。 その ため プロトテカ は 、 特に 獣医 学 の 分野 において 研究 が 進め られ て いる 。  細胞 は 球形 から いびつ な 楕円 形 、 直径 は 様々 で およそ   2 - 15 μ m   で ある 。 葉 緑 体 を 持た ず 球形 の プロトテカ は 、 光学 顕微鏡 における 外見 が 酵母 に 類似 し て いる 。 その ため 「 酵母 様 藻類 」 と 形容 さ れ たり 、 菌類 として 誤 同定 さ れ たり する 場合 が ある 。 特に 寒天 培地上 で 培養 さ れ プロトテカ は 白色 の コロニー を 作り 、 酵母 に 似る 。 プロトテカ は 単細胞 性 の 緑藻 で ある クロレラ 属 から 分岐 し た と 考え られ て いる が 、 独立 栄養 生物 で ある クロレラ に対し 、 プロトテカ は 寄生 性 もしくは 腐 生 性 で ある 。 葉 緑 体 は 痕跡 的 で あり 既に 光合成 能 は 失わ れ て いる が 、 その 中 に 緑藻 の 特徴 で ある デンプン 粒 を 保持 し て いる 。 これ を ヨウ 素 液 など で 染色 する こと によって 、 酵母 と 見分ける こと が 可能 で ある 。  プロトテカ の 細胞 壁 は 三 層 構造 で 、 強力 な 加水 分解 耐性 を 持つ 。 この 細胞 壁 は 紫外線 で 励起 さ れ て 蛍光 を 発する ほか 、 赤 外 分光 によって スポロポレニン と は 異なっ た スペクトル を 示す 。 これ により 、 スポロポレニン を 細胞 壁 に 含む 緑藻類 （ イカダモ など ） と 明瞭 に 区別 さ れる 。 また 、 クロレラ の 細胞 壁 に 含ま れる ガラクトース や ガラクトサミン といった 糖 ・ アミ ノ 糖 は プロトテカ に は 無い 。 プロトテカ の 強靭 な 細胞 壁 は 、 病原 体 として の プロトテカ の 薬剤 耐性 に 貢献 し て いる と 考え られ て いる 。  繁殖 は 内 生 胞子 に よる 。 栄養 細胞 が 成長 し て その 大き さ が 増大 する と 、 その 内部 に 2 - 8 (- 20 ) の が 形成 さ れ 、 細胞 自体 が 胞子 嚢 と なる 。 この 膜 が 壊れる こと で 胞子 が 放出 さ れる と 、 それぞれ が 成長 し て 新た な 栄養 細胞 と なる 。 酵母 に 見 られる よう な 出芽 や 分裂 は 知ら れ て い ない 。 また 有性 生殖 は 知ら れ て い ない 。  プロトテカ は 1894 年 、 樹木 の 病巣 （ slime   flux   と 呼ば れる ） から 初めて 単 離さ れ 、 発見 当初 は 菌類 の 一 種 で ある と 考え られ た 。 その後 、 ピエール・アンドレア・サッカルド ( 1895 ) は これ が 作る 内 生 胞子 を 子 嚢胞 子 と 見なし 、 これ を 子 嚢菌類 の エンドミケス に 近 縁 な もの と し た 。  他方 、 ウエスト ( 1916 ) は これ を 藻類 と 見 て 、 クロレラ に 近い もの として 位置づけ た 。  プロトテカ によって 引き起こさ れる 感染 症 は プロトテカ 症 （ ） と 呼ば れる 。 イヌ 、 ネコ 、 家畜 および 人 に 感染 する 人 獣 共通 感染 症 で ある 。 病原 体 として 最も 良く 知ら れる 種 は   と   で ある 。 両 種 とも イヌ に 感染 する ほか 、 後者 は ヒト へ の 感染 の 大 部分 を 占める 。 前述 の 通り 、 プロトテカ の 分布 は 広範 で ある ため に 曝露 の 機会 は 多い が 、 感染 は 稀 で ある 。 感染 に 至る 場合 は 免疫 系 の 機能 低下 に 伴う 場合 が 多い 。 イヌ の 中 で も 特に メス や コリー 種 は 感染 し やすい 。 。 一方 、 ヒト へ の 感染 の 最初 の 報告 は 1964 年 、 シエラレオネ における もの で ある 。  プロトテカ 症 に は 二つ の 主要 な 形態 が ある 。 皮膚 を 侵す もの と 播種 性 （ 散在 性 ） の もの で ある 。 ネコ の 場合 は 専ら 前者 が 見 られる 。 症状 として は 耳 、 脚 、 鼻 、 頭部 など の 皮膚 に 柔らかい しこり を 生じる 。 感染 経路 は 皮膚 の 外傷 で ある こと が 多い 。 ヒト も ネコ と 同様 に 皮膚 性 の プロトテカ 症 に かかる が 、 免疫 不全 の 場合 に は 播種 性 の もの へ と 移行 する 。 皮膚 性 の プロトテカ 症 の 場合 、 病巣 を 外科 的 に 除去 する こと で 治療 を 行う 。 。  家畜 の プロトテカ 症 は 腸 炎 や 乳腺 炎 を 引き起こす 。 プロトテカ 症 による 家畜 の 乳腺 炎 は 風土病 として 、 ドイツ 、 アメリカ 、 ブラジル など 世界 各地 から 報告 さ れ て いる 。  播種 性 プロトテカ 症 は イヌ に 多く 見 られる 。 プロトテカ は 口 や 鼻 から 進入 し て 腸 に 到達 し た 後 、 そこ から 目 、 脳 、 腎臓 など に 拡散 する 。 症状 は 下痢 、 体重 の 減少 、 体力 低下 、 ブドウ 膜 炎 、 網膜 剥離 、 運動 失調 、 発作 など で ある 。 イヌ の 急 な 失明 や 、 網膜 剥離 を 伴う 下痢 など は プロトテカ 症 が 疑わ れる 。 診断 は 病原 体 の 培養 や 、 尿 、 硝子 体 、 脳 脊髄 液 、 など の 生 検 組織 診 にて 行わ れる 。 イヌ における 播種 性 プロトテカ 症 の 治療 は 、 幾つ か の 症例 で 抗 真 菌 剤 が 効果 的 で あっ た と 報告 さ れ て いる ものの 、 一般 に は 非常 に 困難 で ある 。  他 に 樹木 から しみ 出る 樹液 、 生活 排水 、 醸造 排水 処理 槽 など から 発見 さ れ た 例 も ある 。  病原 体 として 忌避 さ れる プロトテカ で ある が 、 種 によって は 石油 の 分解能 を 持つ もの や 、 エタノール 産 生 能 を 持つ もの も 報告 さ れ て いる 。 プロトテカ を 担体 に 固定 する など し て 、 有用 物質 の 生産 効率 を 上昇 さ せる 試み も 為さ れ て いる 。  プロトテカ は 緑色 植物 門 の トレボウキシア 藻 綱 に 属する 。 トレボウキシア 藻 綱 は 1994 年 に 設立 さ れ た 分類 群 で あり 、 設立 当初 は 鞭 毛 装置 や 細胞 分裂 様式 といった 微細 構造 に 基づい て 定義 さ れ た 綱 で あっ た 。 その ため 当時 は 、 生活 環 の 中 で 遊走細 胞 を 持た ない クロレラ や プロトテカ は 本 綱 に 属する 根拠 を 欠い て い た 。 2000 年 以降 、 分子 系統 解析 による 系統 分類 が 進む と 、 クロレラ や プロトテカ の トレボウキシア 藻 綱 へ の 帰属 、 および 両 属 の 近 縁 性 が 明らか と なっ た .  プロトテカ は 、 病原 性 や 炭化 水素 の 代謝 能 といった 一般 的 な 緑藻 と は 一線 を 画す 特徴 を 備え て いる が 、 プロトテカ に 近 縁 な 藻類 に は 類似 の 特徴 を 持つ もの も ある 。 例えば 、 かつて 螺旋 胞子 虫 と 呼ば れ て い た   " Helicosporidium   parasiticum "   も 病原 性 を 持っ て おり 葉 緑 体 を 欠く が 、 トレボウキシア 藻 綱 へ の 帰属 が 示唆 さ れ て いる 。 また 、 石油 産 生 緑藻 として 知ら れる   も 同 綱 の 藻類 で ある 。  10 種 以上 が 記載 さ れ て いる が 、 種 の 分類 に は 様々 な 問題 が ある 。 細胞 の 大き さ や 胞子 の 数 など は 培養 条件 によって も 変化 する こと が 知ら れ て おり 、 決め手 と は なり がたい 。 栄養 要求 や 資 化 性 試験 など によって 分類 する 方法 が 提示 さ れ て いる 。ブルーストリパノソーマ （ ） は トリパノソーマ 属 に 属する 寄生 性 原虫 の 1 種 。 ツェツェバエ によって 媒介 さ れる 住 血 性 の 鞭 毛虫 で あり 、 ヒト の 睡眠 病 、 動物 の アフリカトリパノソーマ 症 など の 原因 と なる 。  形態 的 に は 錐 鞭 毛 型 と 上 鞭 毛 型 に 大別 でき 、 この うち 錐 鞭 毛 型 は 血 流 型 （ スレンダー 型 と スタンピー 型 ） ・ プロサイクリック 型 ・ メタサイクリック 型 に 分類 さ れる 。 前 鞭 毛 型 や 無 鞭 毛 型 は 基本 的 に 生じ ない 。  ツェツェバエ で の 発育 に は 3 週間 ほど を 要する 。  ブルーストリパノソーマ の 細胞 核 ゲノム は 1 メガ 塩基 対 以上 の 大きな 染色 体 が 11 対 と 、 それ に 満た ない （ 50 - 500 キロ 塩基 対 ） 100 種 ほど の 小さな 染色 体 群 から なっ て いる 。 この 小さな 染色 体 群 に は 主 に 抗原 多 型 に 関与 する 遺伝子 が 存在 し て いる 。  ミトコンドリア に は 通常 の ゲノム （ マキシ サークル ） の 他 に 多数 の ミニ サークル が 存在 し て いる 。 マキシ サークル DNA 上 の およそ 半数 の 遺伝子 は そのまま で は 意味 を 成さ ず 、 転写 後 に 膨大 な 量 の RNA 編集 を 経 て 初めて 翻訳 可能 に なる の だ が 、 ミニ サークル DNA 上 に この RNA 編集 に 必要 な ガイド RNA が コード さ れ て いる 。  細胞 表層 に は ペリクル 下 微小 管 が 細胞 の 前後 軸 方向 に 走っ て いる 。 極性 は 細胞 前方 が - 端 、 後ろ が + 端 で ある 。 これら は ほぼ 均等 間隔 に なっ て おり 、 細胞 の 成長 に 伴っ て 既存 の 微小 管 2 本 の 間 に 新しい 微小 管 が 配置 さ れる 。  鞭 毛 は 一般 的 な 9 + 2 構造 の 軸 糸 と それ に 沿っ た 副 鞭 毛 桿   ( paraflagellar   rod ;   paraxial   rod )   から 成る 。 鞭 毛 は 原虫 の 運動 に 用い られる ほか 、 プロサイクリック 型 が ツェツェバエ 中 腸 に 接着 する の に も 使わ れる 。  細胞 表面 は 血 流 型 で は 変異 性 表面 糖 タンパク質   ( variable   surface   glycoprotein ;   VSG )   、 プロサイクリック 型 で は   procyclin   という 糖 タンパク質 によって 密 に 包ま れ て いる 。  VSG は ブルーストリパノソーマ が 宿主 の 免疫 系 から 継続 的 に 逃れ 続け て 慢性 的 な 感染 を 維持 する のに 中心 的 な 役割 を 果たし て いる  VSG は 原虫 表面 を 完全 に 覆っ て おり 、 免疫 系 は VSG 以外 の 構成 要素 （ チャネル・トランスポーター・レセプター など ） を 認識 する こと が でき ない 。 そのうえ VSG は 数 千種 の 遺伝子 の 中 から 周期 的 に 1 つ だけ が 選択 さ れる ので 、 免疫 系 が 特定 の VSG に対する 免疫 を 獲得 し て も VSG が 変化 する こと で 無効 化 さ れ て しまう 。  ブルーストリパノソーマ の ゲノム 解読 により 、 数 千 種 に およぶ 巨大 な VSG 遺伝子 プール の 存在 が 明らか に なっ た 。 これら の うち 1 度 に 1 種類 だけ が 発現 し て おり 、 残り は 全て サイレント で ある 。 VSG は 抗原 性 が 高い ため 、 免疫 系 は この 特定 の VSG に対する 免疫 応答 を 獲得 し て 原虫 を 排除 する こと が できる 。 しかし 原虫 は 細胞 分裂 の 際 に 1 % ほど の 確率 で 発現 する VSG 遺伝子 を 変化 さ せる 。  免疫 系 が 新しい VSG を 認識 できる よう に なる ため に は 数 日 を 要する ので 、 この間 に 原虫 は 増殖 する 。 この 原虫 は その後 免疫 系 によって 排除 さ れる が 、 その 頃 に は 次 の VSG 遺伝子 に スイッチ し た 原虫 が 出現 する こと を 繰り返す 。 こうして 全て の 原虫 を 排除 する こと が でき ず に 慢性 的 な 感染 が 継続 する こと に なる 。  VSG 遺伝子 の 塩基 配列 は 変異 が 非常 に 大きい が 、 防御 能 を 発揮 する ため の タンパク質 構造 は よく 保存 さ れ て いる 。 C 末端 100 残 基 ほど は 4 つ の α ヘリックス が 束 に なる 構造 を とり 、 ここ は 配列 上 も よく 保存 さ れ て いる 。 その C 末端 ドメイン の 周り を 300 から 350 残 基 から なる N 末端 ドメイン が 取り巻い て いる 。 N 末端 ドメイン は 配列 上 は 変異 が 大きい ものの 、 三 次 構造 は よく 保存 さ れ て い て 細胞 表面 を 物理 的 に 隠蔽 できる よう に なっ て いる 。 VSG は ホモ 二 量 体 を つくり 、 GPI アンカー によって 細胞 膜 に 結合 し て いる 。  ブルーストリパノソーマ の ゲノム 中 に は 多数 の VSG 遺伝子 が ある が 、 そのうち 5 % ほど が そのまま 発現 可能 な 完全 長 遺伝子 で 、 それ 以外 は 直接 に は 発現 でき ない 偽 遺伝子 と なっ て いる 。 これら 偽 遺伝子 は 、 相 同 組み換え によって モザイク を 生じる こと により 利用 可能 に なる 。  これ により 原虫 は 無限 の VSG 遺伝子 群 を 持つ こと に なり 、 それ ゆえ ワクチン 開発 が 困難 に なっ て いる 。  発現 し て いる VSG 遺伝子 は 常に 染色 体 末端 （ テロメア ） の 発現 領域 に 存在 し て いる 。 発現 領域 に ある VSG 遺伝子 は 、 多数 の 発現 領域 関連 遺伝子 群 ( Expression   Site - Associated   Genes ;   ESAGs ) と共に ポリシストロニック な 転写 ・ 翻訳 が 行わ れ て いる 。 ただ 発現 領域 は 20 箇所 ほど ある が 、 実際 に は その うち 1 箇所 だけ しか 同時に 発現 さ れ ない 。 これ は いくつ か の メカニズム の 組み合わせ で 実現 さ れ て いる よう で ある が 、 詳しい こと は 未 解明 で ある 。 。  VSG 遺伝子 の 発現 転換 は 、 それ まで 発現 し て い なかっ た 発現 領域 が 発現 さ れる よう に なる 場合 と 、 発現 し て いる 発現 領域 の VSG 遺伝子 が 変化 する 場合 と が ある 。 VSG 遺伝子 の 候補 は 、 ミニクロモソーム や 、 染色 体内 部 の 反復 部位 に 多数 存在 し て おり 、 ゲノム 全体 の 10 % ほど が こうした 遺伝子 候補 で 占め られ て いる 。 これら の うち いずれ か が 組み換え によって 発現 領域 に 移動 する こと で 、 新た な VSG 遺伝子 が 生じる こと に なる 。  トリパノソーマ 属 は 、 古典 的 に は 鞭 毛虫 綱 原 鞭 毛虫 目 トリパノソーマ 科 、 分子 系統 解析 に 基づく 分類 体系 で は ユーグレノゾア 門 キネトプラスト 綱 トリパノソーマ 目 トリパノソーマ 科 に 所属 する 。 さらに 発育 パターン によって 2 群 8 亜 属 に 分類 さ れ て おり 、 ブルーストリパノソーマ は サリバリア 類 （ section   ,   唾 棲類 ） 亜 属 と なる 。 この 亜 属 は ツェツェバエ の 中 腸 および 唾液 腺 で 増殖 し 、 発育 終末 型 が 唾液 中 に 排出 さ れる こと を 特徴 と する が 、 後 に 述べる よう に 例外 的 な 生活 環 を 持つ もの も ある 。  ウマ 、 ロバ 、 ラクダ 、 イヌ で 致命 的 な 、 ヒト の ガンビアトリパノソーマ 症 （ 慢性 の 睡眠 病 ） の 原因 と なる 、 ヒト の ローデシアトリパノソーマ 症 （ 急性 の 睡眠 病 ） の 原因 と なる の 3 亜 種 が 知ら れ て いる 。 また ラクダ など の スーラ 病 の 病原 体 で ある と 、 ウマ の 媾疫 の 病原 体 で ある も 生物 学的 に は ブルーストリパノソーマ の 変異 株 ない し 亜 種 だ と 考え られ て いる 。  これ まで の 研究  が 示唆 する とおり ブルーストリパノソーマ と エバンストリパノソーマ が 同 一種 だ と する と 、 この 種 は 国際 動物 命名 規約 における 「 先取 権 の 原則 」 により 当然 と 呼ば なけれ ば なら ない 。  なお 中南米 で シャー ガス 病 を 引き起こす の は クルーズトリパノソーマ () という 別種 で あり 、 同じ トリパノソーマ 属 の 原虫 で ある が 性状 に かなり の 差 が ある 。  1901 年 、 イギリス 植民 地 の 外科 医 Robert   Michael   Forde ( 1861 - 1948 ) が ガンビア の 船長 の 血液 から 「 虫 」 を 発見 し 、 それ を 数 ヶ月 後 に 内科 医 Joseph   Everett   Dutton   ( 1874 - 1905 )   が 属 の 原虫 と 同定 し て と 命名 し た 。 1902 年 、 イタリア の 病理 学者 アルド・カステラーニ   ( 1878 - 1971 ) が アフリカ 睡眠 病 の 患者 の 髄 液 から トリパノソーマ を 見出し 、 これ が 病原 体 で ある と 考え た 。  すでに 1895 年 に は スコットランド の 病理 学者 デヴィッド・ブルース   ( David   Bruce ,   1855 - 1931 )   が トリパノソーマ を ウシ の ナガナ 病 の 病原 体 として 発見 し て い た が 、 彼 は 1903 年 に トリパノソーマ が ツェツェバエ によって 媒介 さ れる という 証拠 を 得る 。 1910 年 に は アフリカ 睡眠 病 の 2 番目 の 病原 体 として が 発見 さ れる 。  学名 は 、 ブルース が イギリス に 送っ た 感染 し た イヌ を 調査 し た Plimmer と Bradford により 、 ブルース へ の 献名 として 命名 さ れ た （ この 時 は と 命名 し た が 、 この 種 小名 は 綴り が 間違っ て おり 、 現在 で は と 綴る ） 。  トリパノソーマ 属 の うち ブルーストリパノソーマ の 属する 唾 棲類 の 分岐 は およそ 3 億 年 前 に 遡る と 推定 さ れる が 、 媒介 者 で ある ツェツェバエ の 出現 が 3500 万 年 前 で ある ので 、 この 時期 に 現在 の もの に 近い 原虫 が 現れ た と 考え られる 。 以来 野生 動物 の 寄生虫 として 長い 時間 を かけ て 適応 し て おり 、 その ため 野生 動物 に対して は ほとんど の 場合 特に 病原 性 を 示さ ない 。 一方 家畜 が ツェツェバエ 生息 地域 に 導入 さ れ た の は 1 万 年 ほど の ごく 最近 の こと で あり 、 それ ゆえ いまだ 家畜 に対して 病原 性 を 示す もの と 考え られる 。 また 樹 上 性 の 霊長 類 が トリパノソーマ 症 に かかる の に対して 、 ヒト は たいてい の トリパノソーマ に対して 耐性 を 獲得 し て いる 。 ブルーストリパノソーマ の 2 亜 種 は ごく 限ら れ た 例外 で あり 、 おそらく 比較的 最近 に なっ て ヒト に対して 病原 性 を 示す よう に なっ た もの で ある 。 ガンビアトリパノソーマ は より 適応 が 進ん で おり 、 一方 ローデシアトリパノソーマ は いまだ ヒト に は 適応 し て い ない ため 急性 の 症状 を 示す と 考え られる 。クルーズトリパノソーマ （ 学名 :" Trypanosoma   cruzi "） と は 、 鞭 毛虫 類 キネトプラスト 類 トリパノソーマ 属 に 属する 原虫 の 1 種 で あり 、 ヒト の シャー ガス 病 の 原因 と なる 。 サシガメ により 媒介 さ れ 、 感受性 動物 は ヒト を 含む 150 種 以上 の 哺乳類 。 米国 南部 、 中南米 に 分布 。 ヒト における シャー ガス 病 の 症状 は 発熱 、 全身 性 の 浮腫 、 脾臓 や 肝臓 の 腫 大 、 原虫 血 症 、 心筋 炎 、 脳炎 など 。 亜 種 に 、 " Trypanosoma   cruzi   marinkellei "   Baker ,   Miles ,   Godfrey   et   Barret ,   1978   が ある 。猫 条 虫 （ ねこ じ ょうちゅう 、 学名 ： ） と は 、 円 葉 目 テニア 科 に 属する 条 虫 の 1 種 。 成虫 の 体長 は 15 〜 60 cm 、 体 幅 は 3 〜 5 mm 、 頭 節 に 4 個 の 吸盤 と 額 嘴 を 有する 。 虫 卵 は エキノコックス 属 条 虫 の 虫 卵 と の 鑑別 が 困難 で ある 。 中間 宿主 は 齧 歯 類 、 終 宿主 は ネコ 、 キツネ 。 猫 条 虫 の 虫 卵 は 糞便 とともに 外界 へ と 排出 さ れ 、 中間 宿主 が 虫 卵 を 摂取 する こと により 中間 宿主 の 腸管 で 六 鉤幼虫 に 発育 する 。 六 鉤幼虫 は 血行 性 に 肝臓 へ 移動 し 、 帯状 囊尾虫   ） に 発育 する 。 帯状 囊尾虫 は 終 宿主 に 摂取 さ れる こと により その 体内 に 移動 する 。 原頭 節 が 小腸 粘膜 に 吸着 し 、 成虫 へ と 発育 する 。精液 採取 （ せい え き さいし ゅ 、 英 ： semen   collection ） と は ヒト や 家畜 など における 人工 授精 の ため に 雄 の 動物 から 精液 を 得る 行為 。  人工 膣 （ artificial   vagina ） を 用いる 。  ウシ や ウマ など で 主 に 行わ れる 方法 で 、 広く 普及 し て いる 。  一般 的 な 人工 膣 は ゴム 内 筒 ・ ゴム 外 筒 ・ 硬質 外 筒 の 3 重 構造 で 、 後者 2 つ の 間 に 湯 を 入れ て 膣 内 の 温度 を 再現 する 。 また 、 人工 膣 内 に 空気 層 を 残す こと で 陰茎 を 直接 挿入 する ゴム 内 筒 内 の 圧力 を 調節 する 。 この 際 「 擬雌台 」 と 呼ば れる 台 または 「 台 雌 」 と 呼ば れる 雌 に 家畜 を 乗 駕 さ せ て 精液 を 横取り する 。 後肢 の 故障 など で 乗 駕 困難 な 個体 で は その他 の 方法 が 取ら れる 。 ウマ の 場合 前方 に 外 陰部 を 露出 さ せ た 雌 馬 を 置く と 擬雌台 に 乗 駕 し やすい 。  直腸 に 電極 棒 を 挿入 し 、 人工 的 に 射精 さ せる 方式 。 ウシ の 場合 、 3 V から 15 V の 範囲 で 断続 的 に 電圧 を 上げ て いく と 、 低 電圧 で 尿道 球 腺 液 、 10 ～ 15 V で 濃厚 精子 を 含む 精液 分 画 を 得 られる 。  直腸 から 腕 を 挿入 し て 、 精 管 膨大 部 と 精 嚢 を 交互 に マッサージ する 方法 。 ウシ で 行わ れ 、 包皮 内 に 射精 する こと が 多い ため に 雑菌 の 混入 が 多く 、 精液 量 が 多く て も 精子 濃度 が 低い 。  ブタ で 行わ れる 方法 で 、 雄 豚 が 擬雌台 に 乗 駕 し て 陰茎 を 出し入れ し はじめ た 頃 を 見計らい 薄い ゴム 手袋 を 付け た 手 で 陰茎 を 直接 支持 し 、 螺旋 部 を 圧迫 する こと で 射精 する 。  対象 者 が 思春 期 以降 で あり オナニー を する こと が できる 場合 、 精液 検査 や 人工 授精 の 際 、 自宅 または 医療 機関 の 「 採 精 室 」 で オナニー により 採取 する 。  オナニー を 習得 し て い ない 若年 者 が 小児 がん の 妊孕性 温存 療法 など の ため に 精液 採取 を 行う 場合 は 、 オナニー の 方法 を 教授 し た うえ で オナニー を さ せる か 、 人工 膣 法 、 精 管 膨大 部 マッサージ 法 、 または 全身 麻酔 下 で 電気 刺激 法 によって 射精 さ せ て 採取 する 。ヒストモナス   (） は 、 寄生 性 の 原生 生物 で あり 、 ニワトリ 、 シチメンチョウ 、 ウズラ 、 キジ など の 鳥類 に 感染 し て ヒストモナス 症 （ 黒 頭 病 ） を 引き起こす 病原 虫 で ある 。 上記 以外 に も 多く の 鳥 に 感染 する が 、 特に シチメンチョウ で は 致死 性 が 高い 。  ヒストモナス 属 は ヒストモナス・メレアグリディス   ただ 1 種 のみ が 知ら れ て いる 。 細胞 は 球形 ないし アメーバ 型 で 、 直径 は   8 – 28   μ m   程度 、 単 鞭 毛 を 持つ 。 軸 桿 など の 細胞 的 特長 は トリコモナス 類 に 準じる 。  ヒストモナス は 多く の 場合 、 盲腸 棲 の センチュウ （ 盲腸 虫 ） の 1 種   の 胚 形成 卵 を 介し て 感染 する 。 一部 で 鳥 間 の 直接 感染 も 確認 さ れ て いる 。   の 幼生 は 3 種 の ミミズ から 見つかっ て おり 、 これ を 鳥 が 食べる こと で 感染 する と 考え られ て いる 。 この センチュウ の 卵 は 土壌 に 多く 存在 し て おり 、 かつ 何 年 に も 渡っ て 残存 し て いる 。 これ を ミミズ が 食べる と その 体内 で 幼生 と なる 。 鳥 によって ミミズ が 消化 さ れる と 、 センチュウ の 幼生 から ヒストモナス が 鳥 体内 に 放出 さ れ 、 盲腸 の 組織 中 で 急速 に 増殖 する 。 ヒストモナス は 粘膜 下 組織 や 粘膜 筋 板 へ と 移動 し て 重度 の 壊死 を 引き起こし た 後 、 循環 器 系 や 腹膜 腔 を通じて 肝臓 へ と 拡散 し 、 さらに 重 篤 な 壊死 を もたらす 。 ヒストモナス は 腸 内 細菌 や コクシジウム の よう な 他 の 腸 内 生物 と 相互 作用 を 持つ ため 、 病原 性 の 強 さ も それら に 依存 的 で ある と さ れ て いる 。動物 寓意 譚 （ どう ぶつ ぐういたん 、 英語   :   " Bestiary ",   フランス語   :   " Bestiaire ",   ラテン語   :   " Bestiarum   vocabulum "） は 、 12   -   13 世紀 の イングランド や フランス を 中心 に ヨーロッパ で 広く 流布 し て い た 動物 寓意 集 （ ベスティアリ 、 " Bestiary "） の 総称 で ある 。 様々 な 動物 、 鳥 、 魚 、 植物 、 鉱物 の 特徴 や 習性 と キリスト 教 的 教訓 と を 結びつけ 、 そこ に 寓意 や 諷刺 を 込め た 内容 と なっ て いる 。 そこ に 出 て 来る の は 、 実存 の 生き物 だけ で は なく 、 ドラゴン 、 ユニ コーン 、 バシリスク 、 マンティコラ 、 セイ レン 、 ヒッポカンポス など の 怪物 も 含ま れる 。 図版 を 豊富 に 含ん で おり 、 キリスト 教徒 の 道徳 的 教化 、 布教 に 大きな 役割 を 果たし た 。 内容 の 原典 は 、 2 世紀 頃 アレクサンドリア で ギリシア 語 で 出版 さ れ た 『 フィシオロゴス 』 、 プリニウス （ 22   /   23   -   79 ） の 『 博物 誌 』 （ 77 年頃 ） 、 アリストテレス （ 前 384   -   322 ） の 『 動物 誌 』 （ 前 343 年頃 ） に まで 遡る と さ れ て いる 。オブトサソリ （ 尾 太 蠍 ） は 節足動物 鋏角亜 門 サソリ 目 キョクトウサソリ 科 に 属する サソリ 類 の 総称 。 主 に 中東 ・ ヨーロッパ に 生息 。 デスストーカー 、 イスラエル ・ イエロー・スコーピオン と も 呼ば れる 。  和名 通り 鋏 に 比べ て 尾 が 太く 、 これ を 振るっ て 外敵 から 身 を 守っ たり 、 獲物 を 捕らえる 。  夜行 性 で 、 昼間 は 石 の 下 や 巣 穴 に 潜み 、 夜 に なる と 出歩い て 、 昆虫 や 小 動物 を 探し て 捕食 する 。  毒性 が 非常 に 強い キョクトウサソリ 科 の 中 で も 最も 危険 な 種類 で ある 。 餌 の 動物 を 捕食 する 時 も 、 防衛 の 時 も 積極 的 に その 毒 針 を 振るい 、 餌 の 少ない 砂漠 で 確実 に 獲物 を 仕留める 為 に 強化 さ れ た 毒 は 人間 で も 死亡 例 が ある ほど の 致死 性 を 持つ 。  動き も 素早く 、 走る とき は かなり の スピード で 砂地 を 進む 。 体 を 方向 転換 さ せる スピード も 速い 。 サソリ の 中 でも 特段 に 気 が 荒く 、 攻撃 性 も 非常 に 強い ので 、 サソリ の 飼育 の 初心者 に は 薦め られ ない と いわ れ 、 2006 年 から その 危険 性 故に 日本 へ の 輸入 が 禁止 さ れ て いる 。  南 ヨーロッパ や 地中海 、 そして 中東 一帯 に 生息 し て いる セスジサソリ   (" Buthus   occitanus ")   は 本 種 に 類似 し た 姿 で ある 。 この 種 を デスストーカー として 販売 する こと も ある が 、 デスストーカー の 方 が 攻撃 性 も 毒 の 強 さ も 段違い な ので 、 間違っ て 輸入 さ れる 危険 性 も ある 。 英名 は サハライエロースコーピオン 。  なお 、 セスジサソリ も ヨーロッパ 方面 は ともかく 、 中東 近辺 で は 毒性 が 強く なる ため 、 こちら も 現在 は 日本 へ の 輸入 は 禁止 と なっ て いる 。シドニージョウゴグモ （" Atrax   robustus "） は 、 節足動物 鋏角亜 門 クモ 目 ジョウゴグモ 科 に 属する クモ の 一種 。 和名 は ジョウゴグモ 科 共通 の 特徴 として 漏斗 状 の 巣 を 作り シドニー 周辺 に 生息 する こと に 由来 。  体長 は 40 mm 前後 で ある が 、 伸張 状態 の 歩 脚 を 含め た 寸法 （ レッグスパン ） は 100 mm 近く に 達する 。 体 全体 に 占める 頭 胸部 〜 腹部 の 割合 が 大きく 、 また 太い 各 歩 脚 や 腹部 に 剛毛 を 備える ため 、 タランチュラ に 似 た 趣 と 量感 が ある 。 体 色 は 青みがかっ た 黒 。 体格 的 に は 雌 の ほう が より 大型 で ある が 、 雄 は 牙 が 大きく 、 よく 前 二 本 の 脚 と 牙 を 見せつけ て 威嚇 する 。  オーストラリア の 主要 都市 シドニー 周辺 。  国産 ジョウゴグモ 科 と 同じく 、 林 床 の 倒木 、 岩石 の 下 、 あるいは それら の 隙間 等 に 、 自ら の 発し た 糸 で 漏斗 状 の 巣 を 形成 する 。 相対 的 に 夜行 性 で あり 、 暗い 環境 で 活動 する 。 昆虫 等 、 他 の 節足動物 、 さらに 小型 の 爬虫類 、 哺乳類 など も 捕食 する 。  本 種 は ドクイトグモ や ハラクロシボグモ など と 並ぶ 、 最も 危険 な 毒 蜘蛛 として 知ら れ て おり 、 全て の クモ の 中 でも 最強 の 毒 蜘蛛 と 呼ば れ て いる 。  毒 の 成分 は 強酸 性 の ロブストキシン で 、 致死 性 で ある 。 1950 年代 まで は 血清 が 存在 し なかっ た 。 心臓 に ショック を 与え 、 放置 する と 死亡 する 例 も 多く 、 現地 で は 恐れ られ て いる 。 雄 雌 とも この 毒 を 持つ が 、 特に 雄 の 牙 は 非常 に 鋭利 で 硬く 、 人 の 爪 を 貫通 する ほど の 威力 を 有する と 言わ れる 。 12 月 ～ 1 月 にかけて 、 雌 に 比べ 小型 な 雄 が 現地 の 人家 に も 侵入 する こと が ある ので 駆除 さ れ て いる 。  この 毒 は 人間 や サル といった 霊長 類 や 生後 間 も ない マウス に は 効く ものの 、 外敵 で ある トカゲ や 鳥 だけ で なく 餌 と する 昆虫 類 に も 効か ない こと から 、 毒 を 保有 する 理由 は いまだ 定か で は ない 。 しかしながら ゴケグモ 属 において は 毒 の 目的 が 防衛 用 として 用い られる 傾向 が み られる ため 防御 用 で は ない か という の が 通説 で ある 。  本 種 を 含む アトラクスジョウゴグモ 属 （ Atrax ） は 全 種 が 特定 外来 生物 １ 次 指定 種 で あり 、 日本 国内 へ の 持ち込み 、 採 捕 、 異 所 的 再 放流 、 運搬 、 譲渡 、 飼養 が 原則 として 禁じ られ て いる 。 一方 、 本 種 は 人 の 生命 、 健康 に 危険 を 及ぼし うる 動物 で ある が 、 肺 呼吸 の 脊椎動物 で は ない ため 、 特定 動物 に は 含ま れ ない 。  尚 、 現在 は シドニージョウゴグモ 用 の 血清 が 作ら れ て いる 。猫 回虫   ( ねこ か いち ゅう 、 " Toxocara   cati ")   と は 、 世界中 に 分布 する ネコ および ネコ 科 動物 を 宿主 と する もっとも 一般 的 な 回虫 。 成虫 は 宿主 の 消化 管 に 寄生 する 。 成 猫 で は 通常 は 無 症状 で ある が 、 幼 猫 へ の 大量 感染 で は 致死 的 と なり 得る 。犬 回虫 （ いぬ か いち ゅう 、 イヌ 回虫 、 学名 ：" Toxocara   canis "） と は 、 世界中 に 分布 する イヌ および イヌ 科 動物 に 寄生 する 回虫   ()   。 犬 回虫 は 雌雄 異体 で あり 、 成虫 は 9 - 18 cm の 黄白 色 を 呈し 、 終 宿主 の 腸 に 寄生 する 。 成 犬 で は 通常 は 寄生 し て い て も 無 症状 で ある 。 対照 的 に 幼 犬 に は 大きな 障害 を 与え 、 死亡 する こと も ある   。 待機 宿主 として 幼虫 が ヒト を 含む 脊椎動物 および 無 脊椎動物 に 寄生 する こと が ある 。 ヒト で は 他 の 待機 宿主 と 同様 に 幼虫 を 有し た 犬 回虫 卵 （ 幼虫 包蔵 卵 ） の 摂取 により 寄生 が 成立 する 。 犬 回虫 の 幼虫 の 移行 により 内臓 幼虫 移行 症 および 眼 幼虫 移行 症   ()   が ひきおこさ れる （ トキソカラ 症   ()   ） 。  犬 回虫 の 成虫 は 尖っ た 頭蓋 と 下部 を 有する 円柱 状 で あり 、 黄色 の 外皮   ()   に 覆わ れる 。 頭蓋 部 に は 2 つ の 側 翼 （ lateral   alae 、 長 さ 2 – 2 . 5   mm 、 幅 0 . 2   mm ） が ある 。 雄 は 9 – 13   ×   0 . 2 – 0 . 25   cm 、 雌 は 10 – 18   ×   0 . 25 – 0 . 3   cm 。 犬 回虫 の 虫 卵 は 楕円 形 あるいは 球形 で あり 、 厚い タンパク 膜 に 覆わ れ て いる 。 大き さ は 72 - 85   μ m で ある 。  犬 回虫 は 成 犬 の 体内 で は 成虫 に なる こと は でき ず 、 生後 5 ヶ月 以内 の 仔犬 の 体内 で のみ 成虫 に なれる という 不思議 な 特徴 を もつ 。 雌 犬 の 筋肉 中 に 幼虫 が 存在 し て おり 、 妊娠 中 に 何らかの キッカケ で 仔犬 へ 幼虫 が 移行 し 、 仔犬 の 体内 で 幼虫 が 成虫 に なる 。 仔犬 の 腸 の 中 で 成虫 に なっ た 犬 回虫 が 卵 を 産み 、 その 卵 を 成 犬 や 他 の 動物 が 摂取 する こと で 感染 が 広まる 。  雌 犬 から 仔犬 へ の 伝播 経路 は 乳汁 と 胎盤 と の 二つ の 説 が 唱え られ て いる 。  雌 犬 から 仔犬 へ の 犬 回虫 の 伝播 が ある ため 、 新生 仔 へ の 駆虫 薬 の 投与 が 強く 推奨 さ れ て いる 。 ピランテル   ()、、 など の 駆虫 薬 は 成虫 に対して 効果 を 示す 。   感染 し て いる 仔犬 の 体内 の 雌 虫 の 産む 卵 は 、 仔犬 の 糞便 中 に 混ざっ て 仔犬 の 体外 へ 出る 。 卵 が 受精卵 で あっ た 場合 、 およそ 2 週間 ほど で 受精卵 が 成熟 し 、 幼虫 包蔵 卵 と なる 。 幼虫 包蔵 卵 を 、 固有 宿主 で ある イヌ が 摂取 し た 場合 は ほぼ 無 症状 で ある が 、 他 の 哺乳類 が 摂取 し て しまっ た 場合 、 幼虫 が 体内 を 移行 し （ 暴れ ） 重 篤 な 症状 を 引き起こす 。 人間 が 幼虫 包蔵 卵 を 摂取 し た 場合 に 起こる 病態 を トキソカラ 症 と 呼ぶ 。  犬 回虫 は 下記 の 2 つ の 主要 な 型 に 分類 さ れる 寄生虫 病 で ある トキソカラ 症 を 引き起こすワクモ （ 学名 ：" Dermanyssus   gallinae "） と は 、 家禽 や 鳥類 の 外部 寄生虫   ()   で あり 、 Red   mite として も 知ら れ て いる 。 ワクモ は 夜間 に 休息 し て いる 鳥類 を 吸血 する 。 吸血 後 、 日 中 は 地面 の 裂け目 や 亀裂 など に 潜伏 し 、 交尾 や 産卵 を 行う 。 非 吸血 時 に は 集合 フェロモン の 働き により 数 万 匹 から なる 集 塊 を 形成 する 。 最適 な 環境 下 で は その 生活 環 は 7 日 で 完成 し 、 生息 数 は 爆発 的 に 増加 する こと が でき 、 影響 下 に ある 家禽 の 群 に 貧血 、 衰弱 、 産卵 低下 や 失血死 を 引き起こす 。 また 、 ワクモ による 病原菌 の 媒介 も 報告 さ れ て いる 。  ワクモ は 空っぽ の 鶏舎 に 10 ヶ月 間 生存 する こと が でき 、 鶏舎 の 完全 な 清浄 化 は 重要 で ある 。 ワクモ の 潜伏 場所 が 無い よう な 鶏舎 の 設計 は 同様 に 重要 で ある 。 化学 的 制御 を 行う 場合 は 抵抗 性 を 有する 個体 の 出現 を 避ける よう な ローテーション が 必要 で ある 。 化学 的 制御 に は 有機 リン 剤 、 カーバーメート 剤 、 ピレスロイド 剤 など が 使用 さ れる 。  木材 へ の クレオソート 処理 は ワクモ の 殺 滅 と 忌避 に 効果 が ある が 、 鶏卵 の 汚染 に 注意 を 払う 必要 が ある 。  ワクモ は ヒト を 含む 哺乳類 の いくつ か の 種 を 吸血 する が 、 繁殖 に は 鳥類 の 宿主 が 必要 で ある 。アイメリア は 脊椎動物 の 消化 管 上皮 細胞 に 寄生 する 原生 生物 。 分類 学 上 は アイメリア 属 () に 1700 種 以上 が 知ら れ て おり 、 アピコンプレックス 門 で 最も 種 数 の 多い 属 で ある 。 コクシジウム 類 の なか でも 典型 的 な 生物 で ある こと から 、 単に コクシジウム という 時 に は 本属 の 原虫 を 指す こと が 多い 。 宿主 （ とくに 家禽 や 家畜 ） に対して コクシジウム 症 と 呼ば れる 疾病 を 引き起こす の も 本属 の 原虫 が 多い 。  成熟 オーシスト 内 に は スチーダ 小体 を 伴う スポロシスト 4 つ が 生じ 、 その 内部 に 2 つ の スポロゾイト が 含ま れる 。  アイメリア 属 の 原虫 は 単 宿主 性 で あり 、 その 生活 環 に 中間 宿主 や 待機 宿主 は 存在 し ない 。 主 に 消化 管 に 寄生 し 、 宿主 体外 に 排泄 さ れ た 直後 の オーシスト は 未 成熟 の 状態 で ある が 、 1 - 2 日 で 感染 能 を 得る 。  1674 年 に レーウェンフック が ウサギ の 胆汁 中 に 球体 を 観察 し て おり 、 これ が ウサギ 肝 コクシジウム （ ） だっ た と 考え られ て いる 。 属 名 は 1870 年 に マウス から コクシジウム を 見出し た ドイツ の 動物 学者 へ の 献名 で ある 。  典型 的 な コクシジウム 類 で あり 、 アイメリア 亜 目 アイメリア 科 に 所属 さ せる 。  など  など  アイメリア は 小腸 の 上皮 細胞 に 感染 し 、 増殖 の 際 に 宿主 細胞 を 破壊 する ため 下痢 など の 症状 を 引き起こす 。 小腸 上皮 は もともと 細胞 分裂 が 活発 で ターン オーバー が 早い ため 、 アイメリア の 個体 数 が 少なけれ ば 上皮 の 修復 速度 が 上回り 症状 は 軽い 。 しかし 個体 数 が 多い 場合 に は 上皮 が 破壊 さ れ 血便 を 伴う 下痢 を 示し 、 さらに は 破壊 さ れ た 組織 が 盲腸 に 詰まる こと により 盲腸 の 壊死 が おこる 。  サル ファ 薬 など が 有効 で ある が 、 食肉 へ の 残留 が 問題 と なる ため 利用 でき ない 場合 が ある 。 また 薬剤 耐性 の 出現 が 知ら れ て いる 。 鶏 の コクシジウム 症 の 場合 、 雛 へ ワクチン を 接種 する こと で 終生 免疫 が 持続 する が 、 特定 の 種 に しか 効果 が 無い 。  抗 寄生虫 薬 に は ナラシン など が 存在 する 。メロゴニー （ ） は 単細胞 寄生 生物 の 生殖 相 の 1 つ で 、 無性 生殖 により 細胞 数 を 増やす 過程 。 メロゴニー を 行う 細胞 を メロント ()、 メロゴニー の 結果 生じる 娘 細胞 を メロゾイト （ 娘 虫 体 、 ） と いう 。 一般 的 に 、 生じ た メロゾイト は 再び メロゴニー を 行う こと が でき 、 初代 メロント 、 初代 メロゾイト 、 第 2 代 メロント 、 第 2 代 メロゾイト 、 の よう に 呼ぶ 。 かつて の 胞子 虫 について 使わ れ た 用語 で あり 、 現在 は アピコンプレックス 門 、 ミクソゾア 、 微 胞子 虫 など について 使わ れ て いる 。  メロゴニー を 行う 際 の 具体 的 な 分裂 様式 として 、 アピコンプレックス 門 で は シゾゴニー 、 内 生 二 分裂 、 内 生 多 分裂 など が 存在 する 。  この うち シゾゴニー が 最も 一般 的 で ある こと から 、 メロゴニー と 呼ぶ べき 所 を シゾゴニー と 呼び 、 したがって メロント に 相当 する もの を シゾント () と 呼ぶ 場合 が ある 。 しかし メロゴニー 以外 に ガメトゴニー や スポロゴニー で も 分裂 様式 は シゾゴニー で ある 場合 が あり 、 生殖 相 と 分裂 様式 を 混同 す べき で ない 。  アピコンプレックス 門 の 標準 的 な 生活 環 で は 、 オーシスト または その 中 の スポロゾイト が 宿主 体内 に 入る と 、 スポロゾイト が 細胞 に 侵入 し メロゴニー を 行っ て 個体 数 を 増やす 。 アイメリア 科 の 場合 は 小腸 上皮 細胞 が 標的 と なり 、 その 結果 下痢 など を 引き起こす 。 マラリア 原虫 の 場合 は まず 肝 細胞 で メロゴニー を 行い 、 続い て 赤血球 が 標的 と なり 発熱 や 貧血 を 引き起こす こと に なる 。 いずれ の 場合 も 、 メロゴニー の 結果 として 宿主 細胞 が 破壊 さ れる こと が 直接 の 原因 で ある 。多 型 バベシア （ たけ い バベシア 、 学名 ： ） と は 、 赤血球 に 寄生 する 住 血 原虫 で あり 、 ダニ の 1 種   によって 媒介 さ れる 。 ヨーロッパ における ウシ の バベシア 症 および   redwater   fever   の 主因 で ある 。 若 齢 牛 で は 感受性 が 低い 。 ヨーロッパ における 持続 的 農業   ()   や   で の 近年 の 状況 は ベクター で ある ダニ の 増加 により 感染 の リスク が 増加 する 傾向 が ある 。  畜産 業 の 重大 な 損失 の 原因 と なる だけ で なく 、 免疫 不全 の ヒト に 感染 し 、 70 % の 事例 で 爆発 的 な 増殖 と 寄生虫 血 症 を 特徴 と する 医学 的 な 疾患 を 引き起こす 。スポロゴニー （ ） は 単細胞 寄生 生物 の 生殖 相 の 1 つ で 、 接合 子 から 次 の 宿主 に 感染 する ため の 細胞 を 形成 する 過程 。 スポロゴニー を 行う 細胞 を スポロント ()、 スポロゴニー の 結果 「 胞子 」 の 中 に 生じる 感染 性 細胞 を スポロゾイト （ 種 虫 、 ） と いう 。 かつて の 胞子 虫 について 使わ れ た 用語 で あり 、 現在 は アピコンプレックス 門 、 ミクソゾア 、 微 胞子 虫 など について 使わ れ て いる 。  アピコンプレックス 門 で は 、 接合 後 直ちに 減数 分裂 を 行い スポロゴニー を 行う 。  コクシジウム 類 で は 接合 子 が 被 嚢 し た もの を スポロント と 呼び 、 その後 細胞 分裂 によって 複数 の スポロブラスト   ( sporoblast ) が できる 。 スポロブラスト は 再び 被 嚢 し て スポロシスト と なり 、 その後 細胞 分裂 によって 内部 に 複数 の スポロゾイト が できる 。 こうして 生じ た 構造 を オーシスト と 呼ん で いる 。 スポロシスト は さまざま な 環境 条件 に 抵抗 性 を 持ち 、 次 の 個体 へ スポロゾイト を 伝播 さ せる 際 に 役立っ て いる 。 グレガリナ 類 で は オーシスト の 中 に 直接 スポロゾイト が 生じる 場合 が 多く 、 住 血 胞子 虫 や ピロ プラズマ で は 環境 耐性 を もっ た 構造 は 生じ ない 。  例えば マラリア 原虫 は 蚊 の 中 腸 で 接合 し 、 生じ た オーキネート （ 運動 能 を 持つ 接合 子 ） が 上皮 細胞 へ 侵入 し て スポロゴニー を 行う 。 生じ た オーシスト は まもなく 破裂 し て スポロゾイト を 放出 し 、 これ が 唾液 腺 に 集合 し 、 蚊 が 吸血 する 際 に 唾液 と共に 宿主 体内 へ 侵入 し て 感染 が 成立 する 。たてがみ （ 漢字 表記 ： 鬣 、 騣 、 巤 、 騌 、 鬃 、 鬉 、 鬐 、 鬛 、 英語 名 ： Mane 、 Crest ） と は 、 動物 （ 特に 哺乳類 ） の 頸部 もしくは 頭部 に 密集 し て 生える 長い 毛 の こと で ある 。 代表 的 な もの として 、 ウマ や ライオン 、 ハイエナ など の もの が ある 。 時に ヒト の 頭髪 や 髭 も たてがみ の 一種 と 解釈 さ れる 。 体温 調節 （ 保温 および 放熱 ） や 、 頭部 ・ 頸部 の 物理 的 保護 の ため に ある 部位 と 考え られ て いる 。  先史 時代 における 日本 列島 の 在来 種 に たてがみ を 持つ 動物 が 見当たら ない こと から 、 日本人 にとって の たてがみ は 、 （ 猪 、 もしくは ） 馬 の 伝来 によって 始まっ た と 考え られる 。  英語 で は たてがみ を 「 mane   ( 仮名 転写 ： メイン )」 と 言う 。 また 、 ラテン語 の 「 crista   ( 意 ： cock ' s   comb 、 鶏 の 鶏冠 〈 とさか 〉 )」 に 由来 し て 同義 を 第 一 と する 「 crest   ( 仮名 転写 ： クレスト )」 の 、 副次的 語義 の 一つ に 「 （ 犬 ・ 馬 など の ） 首筋 」 「 （ 馬 など の ） たてがみ 」 が ある 。  たてがみ を 持つ 動物 は 哺乳類 に 限定 さ れる もの で は ない が 、 ここ で 言う 「 毛 （ 体毛 ） 」 を 持つ 現 生 の 動物 は 哺乳類 のみ で あり 、 したがって 、 現世 に 限れ ば 、 「 たてがみ は 哺乳類 の 特徴 で ある 」 と 言える 。  たてがみ は その 生え 方 から 次 の よう に 大別 できる 。  また 、 前者 ( 1 )   は 、 毛 足 の 長短 から さらに 次 の よう に 分類 が 可能 。  太字 は 特徴 が 顕著 な もの 。  特筆 する だけ の 価値 ある もの のみ 。   †   は 「 絶滅 」 の 意 。ヒガシダイヤガラガラヘビ （ 学名 ： ） は 、 クサリヘビ 科 ガラガラヘビ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 特定 動物 。  アメリカ合衆国 （ アラバマ 州 、 サウスカロライナ 州 、 ジョージア 州 、 ノースカロライナ 州 、 フロリダ 州 、 ミシシッピ 州 、 ルイジアナ 州 ） 固有 種  最大 全長 240 cm と ガラガラヘビ 属 および 北 アメリカ大陸 に 分布 する クサリヘビ 科 で は 最大 種 で 、 さらに クサリヘビ 科 最 重量 種 。 体 色 は 黄色 や 褐色 。 背面 に は 中央 部 が 明色 の 黒い 菱形 （ ダイヤモンド 形 ） の 斑紋 が 並び 、 和名 や 英名 （ diamondback ＝ ダイヤモンド の 背中 ） の 由来 に なっ て いる 。  出産 直後 の 幼 蛇 の 全長 は 30 - 36 cm 。  毒性 は 出血 毒 。  乾燥 し た 森林 等 に 生息 する 。 夜行 性 で 、 昼間 は 木 の 根元 や 他 の 動物 が 掘っ た 巣 穴 等 で 休む 。  食 性 は 動物 食 で 、 哺乳類 （ ウサギ 目 、 ネズミ 目 ） 、 鳥類 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵 胎生 で 、 1 回 に 7 - 21 頭 の 幼 蛇 を 産む 。  開発 による 生息 地 の 破壊 、 毒蛇 として の 駆除 等 により 生息 数 は 減少 し て いる 。  大型 種 の ため 毒 の 量 が 多く 、 人間 が 噛ま れる と 激しく 痛み 最悪 の 場合 は 死 に 至る 。 しかし 血清 が 普及 し て いる ため 、 現在 は 生息 地 において 本 種 に 咬ま れ て 命 を 落とす こと は 非常 に 稀 。本 記事 は 、 海中 で 人間 に 直接 危害 を 与える 可能 性 が ある 生物 の 一覧 で ある 。 鋭い 棘 や 歯 、 毒 を 持つ 海洋 生物 は 少なく ない が 、 海 で 行動 する 人間 を 積極 的 に 襲う 生物 は 希 で ある 。 しかし 、 スクーバダイビング 中 に うっかり 触れ て しまう など 、 人間 側 の 行動 が 原因 で 被害 を 受ける こと は 多い 。  死亡 例 も 確認 さ れ て おり 、 1929 - 1992 年 の 沖縄 県 で の 統計 で は 、 ダツ 類   7 名 、 ウミヘビ 類   8 名 、 オコゼ 類   1 名 、 サメ 類   1 名 、 アンボイナガイ   4 名 、 ハブ クラゲ   1 名 の 被害 が 報告 さ れ て いる 。   毒 を 受け た 場合 、 熱 に 弱い タンパク質 で ある こと が 多い ので 、 応急 処置 として は 耐え られる 程度 の 湯 （ 目安 として 40 - 50 ℃ ぐらい ） に 30 - 60 分 浸す と 良い 場合 が 多い 。 また 、 毒 が 無く て も 、 ナイト ダイビング など の 際 、 光 に 向かっ て 突進 し て き て 皮膚 に 突き刺さる 種類 の 魚 、 噛み付く 魚 も いる 。  咬ま れ て から 症状 が 出る の に 時間 が かかり 、 気付い た 時 に は 手遅れ と なる こと も ある 。 呼吸 困難 や ショック 症状 など で 死 に 至る こと も ある 。 咬ま れ た 場合 に は 即 水中 から 上がり 、 直ちに 医師 の 診察 を 受ける 必要 が ある 。  刺 胞動物 に は クラゲ や イソギンチャク など が 含ま れる 。 刺 胞 を 持ち 、 触手 で 直接 刺し たり 、 刺 胞 を 放出 し て 刺し たり する 。 刺さ れ た 場合 に は 、 まず は 擦ら ず に 海水 等 で 刺 胞 を 洗い流す 。  刺さ れ た 場合 に 「 酢 を かける と 良い 」 と する 解説 も 多い が 、 カツオノエボシ 、 ウンバチイソギンチャク の 場合 に は かえって 刺 胞 を 破裂 さ せ て しまう こと も ある 。  また 、 心 停止 、 呼吸 停止 し た 場合 に は 、 心肺 蘇生 が 必要 で ある 。  対症療法 で は ある が 、 ステロイド 軟膏 と 冷却 が 効果 が ある 。  水中 生物 の 毒 は 非常 に 強い こと が 多く 、 水中 で 意識 障害 を 起こし て 溺れる こと も ある ため 、 他 の 人 の 救助 が 必要 な 場合 が 多い 。 また 、 ある 種 の 生物 毒 の 処置 に 適切 な 応急 処置 で あっ て も 、 別 の 生物 の 毒 に対して は かえって 悪化 さ せる こと も ある ため 、 まずは 被害 を 与え た 生物 の 特定 を し て 、 種類 に 応じ た 処置 を する 必要 が ある 。 また 、 古い 文献 に 書か れ て いる 応急 処置 法 は 、 他 の 生物 から の 類推 で ある こと も 多く 、 間違っ て いる 場合 も ある ので 、 できるだけ 新しい 情報 を 調べ て おく こと も 重要 で ある 。  一般 的 な 応急 処置 として は 、 傷口 を 海水 で 洗い （ 真水 で は かえって 傷口 を 刺激 する こと が ある ） 、 毒 針 など が 残っ て い たら ピンセット など で 取り除き 、 傷口 の 心臓 に 近い 側 を 縛っ て 毒 を 搾り 出す （ ただし 毒 針 や 刺 胞 が 残っ て いる 場合 に は さらに 悪化 し たり 、 触っ た 手 が 毒 を 受ける 場合 も ある ） 。 ただし 、 ダツ の 被害 の よう に 大きな 異物 が 刺さっ て いる 場合 に は 、 傷口 を 広げ ない ため に ぬか ない ほう が よい 場合 も ある 。  毒 は 熱 に 弱い たんぱく質 で ある こと が 多い ため 、 耐え られる 程度 の 湯 に 30 - 90 分 浸す と よい 場合 が 多い 。 しかし 、 ヒョウモンダコ の 持つ テトロドトキシン の よう に 、 熱 に 強い 毒 に対して は 効果 が 無い 。 また 、 患部 を 冷やし た 方 が よい 場合 も ある 。  いずれ に せよ 、 専門 の 医療 機関 で の 早急 な 治療 が 必要 な 場合 が 多い 。ヒロオウミヘビ （ 広尾 海蛇 、 学名 ： ） は 、 コブラ 科 エラブウミヘビ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。 エラブウミヘビ 属 の 模 式 種 。  インド洋 東部 、 西太平洋  全長 70 - 120 cm 。 体形 は 細い 。 胴体 中央 部 の 斜め に 列 に なっ た 背面 の 鱗 の 数 （ 体 列 鱗 数 ） は 19 。 腹 面 を 覆う 鱗 （ 腹 板 ） の 横 幅 は 縦 幅 の 4 倍 に 達する 。 上唇 や 下 唇 の 鱗 （ 上唇 板 、 下 唇 板 ） は 黒い 。 体 色 は 青く 、 黒く 太い 約 50 本 の 横 帯 が 入る 。 種 小名 " laticauda " は 「 広い 尾 」 の 意 で 、 和名 と 同義 。  極めて 毒性 の 高い 神経 毒 を 持つ 。  海洋 に 生息 する 。 夜行 性 で 、 昼間 は 海岸 に ある 岩 の 割れ目 など で 休む 。  食 性 は 動物 食 で 、 魚類 （ 特に アナゴ や ウツボ など の 体形 が 細い 魚類 を 好む ） を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵生 。 海岸 に ある 岩 の 割れ目 等 に 1 回 に 4 - 5 個 の 卵 を 産む 。 卵 は 約 5 か月 で 孵化 する 。  攻撃 性 が 低い こと から 海中 で 自主 的 に 人 に対して 咬み つく こと は ない が 、 まれ に 咬も う と する こと も ある うえ に 強 毒 種 の ため 注意 が 必要 。  人目 に 触れる こと は 多く は ない が 地域 によって は 生息 密度 が 高い 場所 も ある らしく 、 石垣島 で は 1995 年 の 夏季 に 1 晩 で 約 150 頭 の 本 種 が 発見 さ れ た 例 も ある 。スター ジョン （ ）ヨロイハブ （ 鎧 波布 、 学名 ： ） は 、 クサリヘビ 科 ヨロイハブ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。  インドネシア （ スマトラ島 、 スラウェシ 島 、 ボルネオ 島 ） 、 タイ 南部 、 フィリピン 、 マレーシア  全長 50 - 130 cm 。 体 色 は 地域 による 変異 が 大きい 。 尾 は 物 に 巻き つける 事 が できる 。 頭部 は 大型 。  毒性 は 出血 毒 。 毒性 は 低く 致命 的 で は ない が 、 噛ま れる と 激しい 痛み を 伴う 。  森林 に 生息 する 。 樹 上 棲 。  食 性 は 動物 食 で 、 小型 哺乳類 、 鳥類 等 を 食べる 。  繁殖 形態 は 卵 胎生 。 1 回 に 15 - 40 頭 の 幼 蛇 を 産む 。  ペナン 島 に ある 蛇 寺 は 本 種 の 彫刻 が 多く 飾ら れ 、 飼育 も さ れ て いる 。  性質 は 臆病 な ため 人 を 襲う こと は まれ で 毒性 も 低い ものの 、 扱い に は 注意 が 必要 。キツネ の 入っ た 言葉 一覧 （ キツネ の はいっ た ことば いち らん ） で は 、 ことわざ や 慣用 句 および 名詞 の 一部 に 「 きつね 」 「 キツネ 」 「 狐 」 が 使用 さ れ て いる 言葉 を 一覧 に 記す 。  英語 の 「 Foxy 」 という 単語 に は 「 狐 の よう な 」 という 意味 の ほか に 「 狡猾 な ・ ずる 賢い 」 あるいは 「 妖艶 な ・ 魅力 的 な 」 という 意味 を 持つ 形容詞 が あり 、 いずれ も キツネ に関する イメージ から の 派生 と いえる 。  特徴 的 な 地名 として 、 以下 の もの が ある  狐塚 、 狐山 など は 各地 に 見 られる 地名 で ある 。パプアヒクイドリ （" Casuarius   unappendiculatus "） は 、 ヒクイドリ 目 クイドリ 科 ヒクイドリ 属 に 分類 さ れる 鳥類 。 特定 動物 。  インドネシア （ ニューギニア 島 北部 ） 、 パプアニューギニア （ ニューギニア 島 北部 ）  体高 160 cm 。 オス より も メス の 方 が 大型 に なる 。 全身 は 黒い 羽毛 で 覆わ れる 。 頭部 から 頸部 まで 羽毛 が 無く 、 青 や 赤 、 黄色 の 皮膚 が 露出 する 。 頭頂 の 突起 は やや 小型 。 喉 に は 青い 肉 垂 が あり 、 頬 に も 肉 垂 が ある 個体 も いる 。  海岸 から 標高 700 m まで の 熱帯 雨林 や 湿地 林 など に 生息 する 。 単独 もしくは ペア で 生活 する 。  食 性 は 植物 食 で 、 主 に 果実 を 食べる 。 採 食 は 地表 で 行う 。  繁殖 形態 は 卵生 。  生息 地 で は 雛 も 含め て 食用 と さ れる こと も ある 。  開発 による 生息 地 の 破壊 、 食用 の 乱獲 など により 生息 数 は 減少 し て いる 。フリル は 、 動物 、 主 に 角 竜 類 の 後頭部 に ある 骨質 の 装飾 の こと を 言う 。 ネック フリル   ()   と も 呼ぶ 。 比較的 厚み は なく 、 多く の 場合 、 軽量 化 の 為 に 二つ の 開口 部 が ある 。 周囲 に は ホーンレット が 備わっ て いる 場合 が 多く 、 セントロサウルス 亜 科 は カスモサウルス 亜 科 に 比べ て 、 ホーンレット による 装飾 が 派手 で ある と いわ れる 。  現 生 の エリマキトカゲ も フリル と 呼ば れる 装飾 を もつ が 、 角 竜 と は 違い 、 骨 で は なく 軟骨 で 支持 さ れ て いる 。  1900 年代 初頭 、 フリル は デルモスパラオキピタル   ( dermosupraoccipital )   という 古 生物 学 の 専門 用語 が 与え られ た 。 トリケラトプス や トロサウルス の よう な いくつ か の グループ で は 非常 に 大きい 。 その 役割 は 謎 が 多い 。 単純 に 防衛 機構 として 、 外敵 から 首 を 保護 する ため の 一種 の 盾 で あっ た の かも 知れ ない 。 その 一方 、 種 間 競争 を する 角 竜 は 角 を ライバル に 向け て 突進 し て い た と 言わ れる が 、 戦い による 怪我 を 未然 に 防ぐ ため に 強 さ を 誇示 する 役割 を 持っ て い た 可能 性 も ある 。 その他 に 、 同種 の 判別 、 性的 な ディスプレイ に 用い た という 説 も 有力 で ある 。 体温 調節 に 使っ た という ユニーク な 説 も ある 。バイソン 属 （ バイソン ぞ く 、 " Bison "） は 、 ウシ 目 （ 偶蹄目 ） ウシ 科 に 分類 さ れる 属 。  バイソン 属 の 発祥 は アジア 南方 に ある と さ れ 、 現 生 種 は 大別 し て 2 種 、 絶滅 種 は 大別 し て 6 種 が 確認 さ れ て いる 。 現 生 種 は どちら と も ステップバイソン が ヤク や オーロックス と 自然 交配 し て 派生 し た ハイブリッド の 子孫 で ある 。  コーカサスバイソン の 復元 を 目指し て 野生 に 放た れ た ヨーロッパバイソン と アメリカバイソン と の ハイブリッド を 新 亜 種   " Bison   bonasus   montanus "（） と する べき だ という 意見 も ある 。  現 生 種 において は 、 同年代 同士 を 比較 し た 平均 的 な 体重 上 の 最大 種 は アメリカバイソン の 一 形態 シンリンバイソン で 体長 240 - 380 cm 。 尾長 90 cm 。 体高 195 - 201 cm 。 体重 500 - 1179 kg 。 平均 的 な 体重 における 最小 種 は ヨーロッパバイソン で 体長 250 - 350 cm 。 尾長 80 cm 。 体高 180 - 210 cm 。 体重 650 - 1350 kg 。 頭骨 は 幅広い うえ に 短い 。 脊椎 （ 頸椎後 部 や 胸椎 前部 ） の 突起 が 長い ため 、 肩 が 隆起 する 。 頭部 から 肩 にかけて 長い 体毛 で 覆わ れる 。  頭部 に は 雌雄 共 に 、 皺 や 捻れ の ない 短い 角 が ある 。 角 の 断面 は 円形 。  森林 や 草原 に 生息 する 。 10 - 20 頭 の 群れ を 形成 し て 生活 する が 、 繁殖 期 に は より 大 規模 な 群れ を 形成 する こと も ある 。  食 性 は 植物 食 で 、 草 、 木の葉 、 果実 など を 食べる 。  繁殖 形態 は 胎生 。 1 回 に 1 頭 の 幼 獣 を 産む 。  現 生 種 は アメリカ合衆国 、 カナダ 南部 、 メキシコ （ 再 導入 ） 、 ヨーロッパ 各地 （ ポーランド 等 ） 、 ロシア 南西 部 、 サハ 共和 国 （ 再 導入 ） に 見 られる 。  一方 、 バイソン 属 の 起源 は オーロックス 同様 に アジア 南方 に ある と さ れ 、 かつて は ユーラシア 大陸 等 の 広範囲 に い た と 思わ れる 。  日本 列島 において は 、 岩手 県 の 花泉 遺跡 から は ステップバイソン に 近い と 考え られる 「 ハナイズミモリウシ 」 が オーロックス と共に 発掘 さ れ て いる 。 また 、 栃木 県 から 発掘 さ れ た 大型 の バイソン 属 の 化石 は 分類 が 不明 だ が 、 発掘 さ れ た 骨格 は 瀬戸内海 （ 香川 県 小豆島 沖 ） から 発見 さ れ た   " Bison   occidental "   と 似 た 数値 を 有し て いる 。 北海道 から は 、 北広島 市 および 八雲 町 から バイソン 属 の 化石 が 発掘 さ れ て いる 。  開発 による 生息 地 の 破壊 、 乱獲 、 家畜 と の 交雑 など により 野生 下 で 絶滅 （ ヨーロッパバイソン ） 、 もしくは それ に 近い 状態 まで 生息 数 が 激減 （ アメリカバイソン ） し た 。 前者 は 飼育 下 個体 を 繁殖 さ せ 再 導入 し 、 後者 は 生息 地 で の 保護 により 自然 公園 や 自然 保護 区内 で ある 程度 まで 生息 数 が 回復 し て いる 。鶏 盲腸 コクシジウム （ にわとり もう ちょう コクシジウム 、 学名 ： ） と は 、 若 齢 の 家禽 に 出血 性 の 盲腸 コクシジウム 症 を 引き起こす アイメリア 属 の 1 種 。  診断 は 糞便 中 の オーシスト に 基づい て 行わ れる 。ホーンレット は 、 いくつ か の 周 飾 頭 類 の 恐竜 の 後頭部 に 備わっ た 骨質 の トゲ 状 の 装飾 。 特に セントロサウルス 亜 科 の ケラトプス 類 の フリル の 周り で 著しく 発達 する 。  用途 は 角 竜 の フリル 同様 、 威嚇 や ディスプレイ など 複数 の 説 が ある が 、 よく わかっ て い ない 。オタマボヤ 綱 （ Larvacea   または   Appendicularia ） は 、 世界中 の 海 の 外洋 域 に 住む 尾 索 動物 で ある 。 オタマボヤ 綱 の 動物 は 通常 浅い 海 で 濾過 摂 食 を 行う が 、 いくつ か の 種 は 深い 海 で 見つかる こと も ある 。 成体 で も 体 幹 と 尾 部 が 不連続 で 、 形態 は 一見 、 多く の 尾 索 類 の 幼生 に 似 て いる 。  オタマボヤ 綱 の 形 は 小さく まとまっ た 体 主部 と 扁平 な 尾 部 から なり 、 全体 は オタマジャクシ に 似 て いる 。  尾 部 の 中心 に は 脊索 が あり 、 背面 に 神経 が 通っ て いる 。 また 、 上皮 組織 か 基底 膜 に 取り囲ま れ た 一連 の 筋肉 帯 が ある 。 尾 部 を 動かす と 骨格 の 中 に 水流 が でき 、 食物 を 集める こと が できる 。 なお 、 体 主部 と 尾 部 と は その 付け根 で 90 度 ねじれ て おり 、 その ため に 尾 は 腹背 に 扁平 で ある 様 に 見える 。  他 の 多く の 尾 索 動物 と 同様 に 、 オタマボヤ 綱 は 微粒子 状 の 食物 を エラ で 吸引 し 、 そこで 食物 は 咽頭 から 分泌 さ れる 粘液 に つかまり 、 消化 管 に 入る 。 しかし 、 オタマボヤ 綱 は タンパク質 と セルロース で でき た 泡 の よう な 構造 物 を まとい （ ハウス 、 泡 巣 とも ） 、 そこ に 形成 さ れ た フィルター によって エラ に 集まる 固形 物 の 濃度 を 高める こと が でき 、 吸引 を かなり 効率 化 し て いる 。 この ハウス は 成長 し て サイズ が 大きく なっ たり 、 フィルター が 詰まっ たり し たら 、 交換 する こと が できる 。 この よう な 行動 を する こと が できる もの は 尾 索 類 で は 他 に は ない 。 捨て られ た オタマボヤ 綱 の ハウス は 、 深海 に もたらさ れる 有機物 の かなり の 部分 を 占め て いる   。  オタマボヤ 綱 の 幼生 は 、 ホヤ の オタマジャクシ 型 幼生 と 似 て い て 、 発達 中 の 内臓 を 持っ て いる 。 体 幹 が 成熟 する と 、 尾 部 は 腹部 の 後方 に 移動 し 、 体 幹 に対して 90 度 折れ曲がる 。 尾 部 の 屈曲 に 続い て 、 最初 の ハウス が 分泌 さ れ 始める 。  ワカレオタマボヤ （" Oikopleura   dioica "） へ 外来 遺伝子 を 導入 する 技術 の 発達 によって 、 この 種 は 遺伝子 発現 や 脊索 の 進化 の 実験 の モデル 生物 と なっ た 。ロンドン 動物 学会 （ ロンドン どう ぶつ がっ かい ） あるいは ロンドン 動物 学 協会 （ ロンドン どう ぶつ がく きょう かい 、 、 ZSL ） と は 、 1826 年 4 月 に ロンドン に 設立 さ れ た 学術 団体 で ある 。 サー・トーマス・ラッフルズ 、 第 2 代 オークランド 男爵 ジョージ ・ イーデン 、 第 3 代 ランズ ダウン 侯爵 ヘンリー・ペティ ＝ フィッツモーリス 、 サー・ハンフリー・デービー 、 ロバート ・ ピール 、 ジョセフ ・ サビン 、 ニコラス・ヴィゴーズ ら によって 設立 さ れ た 。 最初 の 会議 で リージェンツ・パーク の 一 画 を 王室 から すでに 得 て い た が 、 1829 年 3 月 に ジョージ 4 世 から 免許 状 を 受け取っ た 。  ロンドン 動物 学会 は 当時 の イギリス の 主要 な 科学 者 によって 設立 さ れ た 。 「 全て の 科学 的 団体 の 高貴 なる 親 」 と 呼ば れ た ロンドン 王立 協会 は 自然 科学 の 力強 さ を 明らか に し 、 1788 年 の ロンドン・リンネ 学会 の 設立 に つながっ た 。 その 目的 は 「 自然 史 の 科学 研究 の 全 分野 、 特に グレートブリテン と アイルランド の 自然 史 の 洗練 」 と 定め られ た 。 しかし リンネ が 植物 学者 で あっ た こと から 、 リンネ 学会 は 植物 により 大きな 関心 を 持っ て い た 。  1822 年 11 月 29 日 に 「 近代 動物 学 の 父 」 ジョン ・ レイ の 誕生 日 に あわせ て 行わ れ た リンネ 学会 の 会合 で 昆虫 学者 ウィリアム・カービー は 「 リンネ 学会 の 動物 学 クラブ 」 を 作る 決心 を し た 。 1816 年 から 1826 年 の 間 、 ラッフルズ 、 デービー 、 ジョセフ ・ バンクス ら は 議論 を 行い 、 パリ 植物 園 の よう な 形 で 動物 を 収集 し 、 公共 の 関心 を 引き 楽しま せる 組織 が 必要 だ と 感じ た 。 協会 の 目的 は 動物 を 収集 し 、 余暇 に 図書館 と 博物館 で 学べる こと だっ た 。 1828 年 に 会員 向け に 動物 庭園 が 開園 さ れ た 。 ウィリアム 4 世 は 協会 に 王室 の 動物 コレクション を 寄贈 し た 。 1847 年 に 資金 の 問題 を 解決 する ため に 市民 に も 開放 さ れ た 。 ロンドン 市民 は すぐ に この 動物 学 庭園 （ ズーオロジカル・ガーデン ） を ズー と 略し た 。 この ロンドン 動物 園 は すぐ に 世界 で もっとも 広範 な コレクション を 有する 動物 園 と なっ た 。  20 世紀 が 始まる と 動物 を より 自然 に 近い 環境 で 飼育 し て 観察 する 必要 性 が 明らか と なっ た 。 協会 の 事務 局長 ピーター ・ ミッチェル （ 在職 1903 - 1935 ） は ロンドン から 110 km 以内 で 市民 が アクセス し やすく 、 少なくとも 200 エーカー の 広 さ を 持つ 新た な 公園 を 作ろ う と 考え た 。 1926 年 に 農業 の 不況 から 都合 の 良い 場所 場 見つかっ た 。 協会 は ホイップスネイド 村 の 近く の ホール 牧場 を 13 , 480 ポンド で 購入 し た 。 最初 の 動物 は 2 羽 の キジ 、 1 羽 の キンケイ 、 5 羽 の セキショクヤケイ で あっ た 。 1931 年 に ホイップスネイド 公園 は 世界 初 の 野外 動物 園 として 市民 に 公開 さ れ た 。  1960 年 から 61 年 にかけて 事務 局長 ソリー・ズッカーマン は 科学 者 を 雇い 恒常 的 に 研究 を 行える よう に 、 二つ の 医学 基金 から 資金 を 集め 、 動物 学 研究所 を 設立 し た 。 今日 の ZSL は 科学 、 環境 保護 、 教育 における 国際 的 な 慈善 団体 で ある 。 協会 は ロンドン 動物 園 と ホィップスネイド 野生 動物 園 を 運営 し 、 2011 年 に は 水族館 Biota ! を 開設 する 予定 で ある 。 現在 の 協会 の 後援 者 は エリザベス 2 世 で ある 。  1864 年 以来 Zoological   Record を 発行 し て おり 、 1980 年 に BIOSIS と 改名 さ れ た 。 また 1830 年 以来 Journal   of   Zoology 誌 を 発行 し て いる 。  ロンドン 動物 学会 は 動物 学 の 発展 に 功績 の あっ た 人物 に対し 、 フリンク・メダル 、 シルバー ・ メダル 、 スタンフォード・ラッフルズ 賞 、 チャールズ ・ ダーウィン 賞 、 トマス・ヘンリー・ハクスリー 賞 など を 授与 し て いる 。 もっとも 有名 な の は フリンク・メダル で 、 ジョン ・ メイナード ＝ スミス 、 ジョン ・ クレブス 、 ロバート ・ メイ 、 ジェフリー ・ パーカー など が 受賞 し て いる 。  すでに 記述 さ れ た 人物 は 除く形態 展示 （ けい たい てんじ ） と は 、 野生 の 生息 環境 を 再現 し た 生態 展示 で も なく 、 その 行動 的 特徴 を 見せる よう に 工夫 さ れ た 行動 展示 で も ない 、 生き た 動物 の 身体 的 特徴 だけ を 見せる 目的 で 展示 し て いる 生体 展示 の 一 種 で ある 。原 腎 管 （ げんじん かん ） と は 、 下等 な 動物 に 見 られる 排出 器官 で ある 。 末端 の 細胞 が 体内 の 水分 や 老 廃物 を 集め 、 管 を通じて 体外 に 出す 構造 と なっ て いる 。  原 腎 管 ( protonephridium ) は 、 体内 に 伸びる 管状 の 器官 で ある 。 動物 群 によって は 体内 で 枝分かれ し て 全体 として 原 腎 管 系 を 構成 する 。  管 の 一端 は 体外 に 開く 。 体内 側 の 末端 は それぞれ 一つ または 複数 の 細胞 の 中 に 入っ て 閉じ て いる 。 その 部分 の 管 の 末端 に は 長い 繊毛 の 束 が あり 、 この 運動 によって 管内 の 液 を 流し て いる 。 この 繊毛 束 の 動き が 炎 の よう で ある ため 、 この 部分 の 細胞 を 炎 細胞 ( flame   cell ) と 言う 。  いわゆる 排出 系 として 無 脊椎動物 に 広く 見 られる もの に 腎 管 が ある が 、 これ は 真 体腔 動物 に 見 られ 、 管 の 体内 側 の 末端 が 体腔 に 開い て 腎 口 を なす 点 で おおきく 異なっ て いる 。  原 腎 管 の 末端 に ある 炎 細胞 は 、 普通 は 間 充 織 細胞 の 間 に あり 、 周囲 に 向かっ て 樹 枝 状 に 突起 を 出し て いる 。 これ を通じて 周囲 から 水 や 老 廃物 を 集め 、 それら を 管 の 中 へ 分泌 し 、 それ を 繊毛 の 動き で 外 向け に 流し 出す 、 という 風 に 働く 。 機能 として は 水 と 老廃 物 の 放出 で ある が 、 むしろ 水 の 放出 による 浸透 圧調節 が 主要 な 機能 で あろ う と 考え られ て いる 。 例えば 渦 虫 類 で は 淡水 産 の 種 により 良く 発達 し て いる こと が 、 これ を 裏付ける と 言わ れる 。 むしろ 老廃 物 の 排出 の 機能 は 持た ない と の 指摘 も ある 。  原 腎 管 を 持つ の は 、 以下 の 動物 群 で ある 。  この ほか 、 環 形 動物 や 軟体動物 も その 幼生 （ トロコフォア など ） に は これ が ある こと が 知ら れ て いる 。  原 腎 管 を 持つ こと は 後生 動物 として は 原始 的 特徴 と 見なさ れる 。 また 、 系統 や 大分 類 的 に 重要 な 特徴 と 見なさ れ 、 例えば 内 肛動物 に は これ が あり 、 外 肛動物 に は ない こと は 、 両者 の 類縁 関係 を 考える 上 で 重視 さ れる 。  原 腎 管 の 配置 は 、 動物 群 によって やや 異なる 。 排出 口 は 体 の 側面 に 対 に なっ て 生じる 場合 、 腹 面 正中 線 に ある 場合 、 総 排出 口 に 開く 場合 が ある 。  たとえば 扁形動 物 の 渦 虫 類 で は 原 腎 管 系 は 体内 で 分 枝 し て 全身 に 広がっ て いる 。 普通 は 左右 に 1 対 あり 、 体側 に 沿っ て 前後 に 伸び 、 あちこち で 多数 の 枝 を 分け 、 それぞれ の 先端 は 炎 細胞 で 終わり 、 また その あちこち に 体 表面 に 向かう 管 が あり 、 その 先 に 排出 孔 が ある 。 他方 、 吸虫類 で は やはり 体側 面 近く に ある が 、 その 先 は 体 後端 の 排出 孔 に 続く 。アイメリア・ネカトリックス （ 学名 ： ） と は 、 老齢 の 家禽 に うっ血 、 出血 、 腸 の ネクローシス 、 血便 に 特徴付け られる 激烈 な 腸 コクシジウム 症 を 引き起こす アイメリア 属 の 1 種 。 時として 盲腸 において 巨大 な シゾント が 白色 ないし 黄色 の 点 状 物 として 観察 さ れる こと が ある 。アメリカ合衆国 の 州 の 動物 一覧 は 、 アメリカ合衆国 の 各州 を 公式 に 代表 ・ 象徴 する 動物 の リスト で ある 。  < br >  < div >ファブリキウス 囊 （ ） と は 造血 を 営む 鳥類 に 特有 の 器官 。 Bruce   Glick によって 初めて 証明 さ れ 、 後 に Max   Cooper と Robert   Good により 鳥類 における B 細胞 の 成熟 に 必要 で ある こと が 証明 さ れ た 。 哺乳類 で は 通常 は 相 同 器官 は なく 、 骨髄 で 造血 と B 細胞 の 成熟 が 行わ れる 。  名称 は ジェローラモ・ファブリツィオ に ちなむ 。アイメリア・アセルブリナ （ 学名 ：" Eimeria   acervulina "） と は 、 老齢 の 家禽 に コクシジウム 症 を 引き起こす アイメリア 属 の 1 種 。 傷害 は 小腸 の 前部 1 / 3 の 領域 に 限局 する 。 病理 所見 として 白色 ないし 灰色 の 線 状 所見 が 筋肉 上 や 小腸 内部 表面 に 認め られる 。 病 鳥 の 筋肉 標本 から オーシスト を 確認 する こと が できる 。蠱毒 （ こ どく ） と は 、 古代 中国 において 用い られ た 呪術 を 言う 。 動物 を 使う もの で 、 中国 華南 の 少数 民族 の 間 で 受け継が れ て いる 。 蠱道 （ こ どう ） 、 蠱術 （ こじ ゅつ ） 、 巫 蠱 （ ふこ ） など と も いう 。  犬 を 使用 し た 呪術 で ある 犬 神 、 猫 を 使用 し た 呪術 で ある 猫 鬼 など と 並ぶ 、 動物 を 使っ た 呪術 の 一 種 で ある 。 代表 的 な 術 式 として 『 医学 綱目 』 巻 25 の 記載 で は 「 ヘビ 、 ムカデ 、 ゲジ 、 カエル など の 百 虫 を 同じ 容器 で 飼育 し 、 互いに 共食い さ せ 、 勝ち残っ た もの が 神霊 と なる ため これ を 祀る 。 この 毒 を 採取 し て 飲食 物 に 混ぜ 、 人 に 害 を 加え たり 、 思い通り に 福 を 得 たり 、 富貴 を 図っ たり する 。 人 が この 毒 に 当たる と 、 症状 は さまざま で ある が 、 「 一定 期間 の うち に その 人 は 大抵 死ぬ 。 」 と 記載 さ れ て いる 。  古代 中国 において 、 広く 用い られ て い た と さ れる 。 どの くらい 昔 から 用い られ て い た か は 定か で は ない が 、 白川 静 など 、 古代 における 呪術 の 重要 性 を 主張 する 漢字 学者 は 、 殷 ・ 周 時代 の 甲骨文字 から 蠱毒 の 痕跡 を 読み取っ て いる 「 畜蠱 」 （ 蠱 の 作り方 ） について の 最も 早い 記録 は 、 『 隋 書 』 地理 志 に ある 「 五月 五 日 に 百 種 の 虫 を 集め 、 大きな もの は 蛇 、 小さな もの は 虱 と 、 併せ て 器 の 中 に 置き 、 互いに 喰らわ せ 、 最後 の 一種 に 残っ た もの を 留める 。 蛇 で あれ ば 蛇 蠱 、 虱 で あれ ば 虱 蠱 で ある 。 これ を 行っ て 人 を 殺す 。 」 と いっ た もの で ある 。  中国 の 法令 で は 、 蠱毒 を 作っ て 人 を 殺し た 場合 あるいは 殺そ う と し た 場合 、 これら を 教唆 し た 場合 に は 死刑 に ある 旨 の 規定 が あり 、 『 唐 律 疏議 』 巻 18 で は 絞首刑 、 『 大明 律 』 巻 19 、 『 大 清 律 例 』 巻 30 で は 斬首 刑 と なっ て いる 。  日本 で は 、 厭 魅 （ えん み ） と 並ん で 「 蠱毒厭 魅 」 として 恐れ られ 、 養老 律令 の 中 の 「 賊 盗 律 」 に 記載 が ある よう に 、 厳しく 禁止 さ れ て い た 。 実際 に 処罰 さ れ た 例 として は 、 769 年 に 県 犬 養 姉 女 ら が 不破 内親王 の 命 で 蠱毒 を 行っ た 罪 によって 流罪 と なっ た こと （ 神護 景 雲 2 年 条 ） 、 772 年 に 井上 内親王 が 蠱毒 の 罪 によって 廃 さ れ た こと （ 宝亀 3 年 条 ） など が 『 続 日 本紀 』 に 記さ れ て いる 。 平安 時代 以降 も 、 たびたび 詔 を 出し て 禁止 さ れ て いる 。  現代 の 伝奇 作品 など において 蠱毒 が 用い られる こと が ある 。 蠱毒 が 用い られ て いる 作品 として は 、 荒俣 宏 『 帝都 物語 』 や 、 星野 之 宣 『 コドク・エクスペリメント 』 の 諸 作品 が 有名 で 、 この 他 『 悪霊 シリーズ 』 や 『 ゴースト ハント 』 、 『 ゴクドー くん 漫遊 記 』 、 『 犬 夜叉 』 、 『 妖魔 夜行 』 、 『 霊媒 師 い ず な 』 、 『 ぬら り ひ ょんの 孫 』 、 『 C   - シーキューブ -』、『 劇場 版   銀 魂   完結 篇   万事 屋 よ 永遠 なれ 』 、 『 ねじ まき カギュー 』 、 『 ギャラリーフェイク 』 、 『 HUNTER×HUNTER 』 、 『 イナズマイレブン 』 、 『 モブサイコ 100 』 『 テラフォーマーズ 』 等 に も 蠱毒 に関する 話 が 登場 する 。アライグマ 回虫 （ アライグマ か いち ゅう 、 アライグマ 蛔虫 、 学名 ：" Baylisascaris   procyonis "） と は 、 アライグマ を 宿主 と する 回虫 の 1 種 。  成虫 は 円筒 形 で 、 長 さ が 雄   9 - 11 cm   、 雌   20 - 22 cm   あり 、 アライグマ の 小腸 に 寄生 する 。 人間 に 感染 し た 場合 に は 、 脳 に 達し て 急性 障害 を 発生 さ せ 死 に 至ら しめる 。 1 日 あたり 10 万 個 を 超える 膨大 な 卵 を 体外 へ 放出 する こと で 知ら れ 、 飼育 環境 下 で 発生 し た 場合 の 周辺 環境 、 特に 人体 へ の 影響 は 大きい 。  アメリカ合衆国 で は 、 1981 年 以降 に 12 例 の 発症 が 報告 さ れ 、 うち 3 名 （ いずれ も 小児 ） が 死亡 し て いる 。 発生 例 自体 希少 で ある ため 、 看過 さ れ て いる 可能 性 は ある 。 日本 で の 発症 例 、 野生 アライグマ から の 検出 例 とも に は 報告 さ れ た こと は ない （ 動物 園 等 で 飼育 さ れ て いる アライグマ から の 検出 事例 は ある ） 。 アライグマ に関して 言え ば 、 特定 外来 生物 による 生態 系 等 に 係る 被害 の 防止 に関する 法律 により 輸入 、 飼育 が 制限 さ れ て おり 、 アライグマ が 原因 と なる 拡大 は 懸念 さ れる 状況 に は ない が 、 飼育 さ れ て いる ウサギ から 発見 さ れ た こと も あり 、 今後 は 、 アライグマ 以外 で の 動物 において の 発生 状況 及び 輸入 個体 の チェック が 必要 に なる と 考え られ て いる 。蠕虫 （ ぜんち ゅう ） は 、 体 が 細長く 蠕動 により 移動 する 虫 （ 小 動物 ） の 総称 。 ワーム   ()。  脚 は 持た ず 、 骨格 ・ 外 骨格 ・ 貝殻 の よう な 硬い 構造 も 持た ない 。 また 左右 相称 で は ある が あまり はっきり と は それ が 現れ ない 。  ミミズ など 野外 で 見 られる もの も ある が 、 寄生虫 も 多い 。  蠕虫 は 、 古く は 分類 群 として 認め られ 、 たとえば リンネ は 無 脊椎動物 の 中 の 一群 の 名 に これ を 用い て いる 。 しかし その 内容 が 検討 さ れる につれ 、 次第に 用い られ なく なっ た 。 たとえば 18 世紀 の 分類 体系 の 代表 で ある キュビエ の それ に は すでに この 名 は ない 。 しかし 、 分類 の はっきり し ない 、 あるいは あまり 頓着 し ない 場合 、 扱い やすい 用語 として その後 も 用い られ た 。 また 、 大まか に その 動物 の 姿 を 現す 言葉 として 蠕虫様 という 表現 は 今 も 生き て いる 。  現在 で は 特定 の 分類 群 の 呼び名 で は ない 。 以下 の よう な 動物 門 に 属する もの が これ に あたる 。セントラル・エイジアン・シェパード・ドッグ （ 英 ： Central   Asian   Shepherd   Dog ） と は 、 タジキスタン 、 ウズベキスタン 、 カザフスタン の 中央アジア 地域 を 原産 と する 家畜 護身 犬 種 で ある 。  とても 古い 古代 犬 種 で 、 約 6000 年 前 に は 既に い た ほど 昔 から ある 犬 種 で ある 。 チベット 原産 の チベタン・マスティフ を 先祖 と する と 言わ れ て おり 、 世界 最古 の マスティフ 種 の ひとつ で ある 。  専ら 羊 や 山羊 など の 家畜 を オオカミ や 泥棒 から 守る ガードドッグ として 使わ れ て い て 、 力 の 強 さ と 警戒 心 の 固 さ は トップクラス で ある と 言わ れ て い た 。 その ため 、 この 犬 種 の 訓練 や し つけ が 出来る 人 は 一人前 として 認め られ 、 「 男 の 中 の 男 」 と まで 言わ れ て 讃え られ た （ 注 ； しかし 中 に は 女性 の 訓練 師 も い た という 記録 も 残さ れ て いる ） 。 この よう に 飼育 や し つけ が 難しい 生粋 の 作業 犬 で ある ため 、 ショードッグ として は あまり 使わ れ て い なかっ た 。 しかし 、 20 世紀 に なる と 本 種 は 「 辺境 の 作業 犬 」 として 注目 さ れ 、 少数 が ショードッグ として 輸出 さ  れ て 繁殖 が 行わ れ 、 世界 各地 に 広まっ て ショードッグ や ペット として も 使わ れる よう に なっ た 。 近年 は ショードッグ として イタリア や ロシア で 人気 が ある が 、 やはり 飼育 が 難しい ため 爆発 的 な 人気 を 得る まで に は 至っ て い ない が 、 熱心 な 愛好 家 が いる 。  日本 で は 数 年 に 一 度 、 国内 登録 が 行わ れる 珍しい 犬 種 で ある 。 2008 年度 の 国内 登録 頭数 順位 は 134 位 中 129 位 で あっ た 。  マスティフタイプ の 犬 種 で は ある が 原始 的 な 姿 を し て いる 。 筋骨 隆々 の 骨太 な 体つき で 、 非常 に 力 が 強い 。 コート は スムース コート の もの と やや 長め の ショート コート の 2 タイプ が あり 、 毛色 は 黒 、 茶 など の 他 、 ブリンドル や 白地 に 斑 が あり 、 足 先 や マズル 、 フレーズ が 白い もの が 好ま れる 。 垂れ 耳 、 ふさふさ し た 垂れ 尾 で ある が 、 原産地 で は ケガ 防止 の ため 耳 は 短め に 断 耳 し て 立た せ 、 尾 も かなり 短く 断 尾 する 事 が ある 。 体高 60 ～ 78 cm 、 体重 40 ～ 79 kg の 大型 犬 で 、 性格 は 攻撃 的 で 防衛 本能 ・ 独立 心 が 強い ため 、 一般 家庭 で の 飼育 は 非常 に 難しい 。 しっかり し た し つけ と 訓練 が 欠か せ ず 、 それ を 怠れ ば 事故 も 発生 し かね ない ため 注意 が 必要 で ある 。パラエオスコレクス （ ） は 主 に オルドビス 紀 に 生息 し た 脱皮 動物 の 属 の 1 つ 。 かつて は カンブリア 紀 に 生息 し た 複数 種 も 含ん で い た が 、 骨 片 の 形態 比較 から 多く の 種 が 別 属 に 分離 さ れ た 。クリココスミア （ ） は カンブリア 紀 に 生息 し て い た 脱皮 動物 の 属 の 一つ 。牛 鉤虫 （ うし こうち ゅう 、 学名 ：" Bunostomum   phlebotomum "） と は 、 ウシ の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 感染 経路 は 主 に 経 皮 感染 で ある が 経口 感染 も 起こる 。 寄生 さ れ た ウシ で は 吸血 による 貧血 、 浮腫 を 呈する ため 、 病原 性 は 強い 。 プレ パテント ・ ピリオド は 40 〜 60 日 。豚 回虫 （ ぶた か いち ゅう 、 学名 ：" Ascaris   suum "） は 、 ブタ 、 ヒト 、 大型 類人猿 、 稀 に ウシ や ヒツジ の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 成虫 は 雄 15 - 25 cm 、 雌 20 - 35 cm で あり 体 色 は 乳白色 で ある 。 虫 卵 は 黄 褐色 、 楕円 形 で 、 大き さ は 50 ～ 70 × 40 ～ 50 μ m 、 卵殻 は 厚く 、 表面 に 蛋白 膜 が ある 。 虫 卵 が 経口 摂取 により 体内 に 侵入 する と 、 肝臓 、 肺 、 口腔 を 経 て 小腸 へ と 至り 、 成虫 と なる 。 寄生 さ れ た ブタ で は 肝臓 に 白斑 （ 肝 白斑 症 、 ミルク スポット ） や 肺 に 点 状 出血 が 認め られる こと が ある 。 プレ パテント ・ ピリオド は 50 - 60 日 で あり 、 虫 卵 の 抵抗 性 は 強く 、 10 年 以上 生存 する こと も ある 。ネマトジルス 属 （ ネマトジルス ぞ く 、 学名 ： ） と は 、 ヒツジ 、 ヤギ 、 ウシ 、 ラクダ など の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 属 。 宿主 へ の 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 一般 に 他 の 線 虫 と の 混合 感染 が 認め られる 。 体長 は   では 、 ♂ 8   -   15 mm 、 ♀ 12   -   20 mm 、 細 頸毛円 虫   では ♂ 7 . 5   -   15 mm 、 ♀ 19   -   21 mm 。オステルターグ 胃 虫 （ オステルターグ いち ゅう 、 学名 ：" Ostertagia   ostertagi "） と は 、 ウシ 、 ヒツジ の 第 四 胃 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 6 . 5 - 6 . 7 mm 、 ♀ 8 . 3 - 9 . 2 mm 。 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 宿主 の 下 顎 の 浮腫 、 水 様 性 下痢 、 貧血 、 低 蛋白 血 症 など の 原因 と なる 。トリコストロンギルス 属 （ 学名 ： Genus   " Trichostrongylus "） と は 、 ヒツジ 、 ヤギ 、 ウシ 、 ラクダ 、 ブタ 、 ヒト 、 サル の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 属 。 哺乳類 に 寄生 する もの として 30 種 以上 が 記載 さ れ て いる 。 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 プレ パテント ・ ピリオド は 15 - 23 日 。 体長 は 皺 胃 毛 様 線 虫   " T .   axei "   では ♂ 2 . 3 - 6 . 0 mm 、 ♀ 3 . 2 - 8 . 0 mm 、 蛇 状 毛 様 線 虫   " T .   colubriformis "   では ♂ 4 . 3 - 7 . 7 mm 、 ♀ 5 . 0 - 8 . 6 mm 。 濃厚 感染 例 で は 宿主 が 死亡 する こと も ある 。乳頭 糞 線 虫 （ に ゅうとうふんせんちゅう 、 学名 ： ） は 、 ウシ 、 ヒツジ 、 ヤギ 、 ウサギ の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 経 皮 感染 が 主 で あり 、 体長 は 4 . 5 - 6 . 0 mm 、 小腸 に 寄生 する 成虫 は 雌 のみ で ある 。 子 牛 の 濃厚 感染 例 で は 突然 死 を 起こす こと が ある （ 突然 死 型 乳頭 糞 線 虫 症 ） 。豚 肺 虫 （ ぶた はいち ゅう 、 学名 ：" Metastrongylus   elongatus "） は 、 ブタ 、 イノシシ 、 稀 に ヒト の 気管支 、 細 気管支 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 また 、 " Metastrongylus " 属 の 総称 として も 用い られる 。 " Metastrongylus " 属 は 、 " M .   asymmetricus "、" M .   elongatus "、" M .   pudendotectus "、" M .   salmi " など が 知ら れ て いる 。 " M .   elongatus " の 体長 は ♂ 1 . 2 - 2 . 5 cm 、 ♀ 2 . 0 - 5 . 8 cm 。 中間 宿主 は ミミズ で あり 、 日本 で は シマ ミミズ が 中間 宿主 と なる 。牛 回虫 （ うし か いち ゅう 、 学名 ： ） と は 、 ウシ 、 スイギュウ の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 経 乳 感染 及び 胎盤 感染 が 主 な 感染 様式 で あり 、 体長 は ♂ 14 . 0 - 16 . 0 cm 、 ♀ 16 . 5 - 33 . 0 cm 。馬 回虫 （ ウマ （ ノ ） カイチュウ 、 学名 ： ） と は 、 ウマ 、 ロバ 、 ラバ 、 シマウマ 、 ウシ の 小腸 、 時に 盲腸 、 結腸 に 寄生 する 回虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 15 - 28 cm 、 ♀ 18 - 50 cm 。 感染 様式 は 経口 感染 。  染色 体 は 2 本 と 非常 に 少なく 、 ドイツ の 動物 学者 テオドール・ボヴェリ により 、 1887 年 に 初めて の 染色 体 削減 （ 染色 質 削減 ） という 現象 が 報告 さ れ た 動物 で も ある 。牛 捻転 胃 虫 （ うし ねんてん いち ゅう 、 学名 ：" Mecistocirrus   digitatus "） と は 、 ヒツジ 、 ウシ 、 スイギュウ など の 第 四 胃 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 まれ に ヒト や ブタ に も 寄生 する 。 体長 は ♂ 16 - 28 mm 、 ♀ 19 - 49 mm で あり 、 貧血 の 原因 と なる と 考え られ て いる 。牛 肺 虫 （ うし はいち ゅう 、 学名 ：" Dictyocaulus   viviparus "） と は 、 ウシ の 気管支 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 体長 は ♂ 3 - 4 cm 、 ♀ 4 - 5 cm 。 重 症例 で は 著しい 削 痩 、 重度 の 肺炎 、 異物 の 喀出 を 引き起こす 。クーペ リア 属 （ クーペ リア ぞ く 、 学名 ： Genus   " Cooperia "） と は ウシ 、 ヒツジ の 小腸 、 まれ に 第 四 胃 に 寄生 する 線 虫 の 1 属 。 約 20 種 が 知ら れ て おり 、 非 吸血 性 で ある 。 自然 感染 で は 他 の 線 虫 と の 混合 感染 を し て いる 例 が 多い 。捻転 胃 虫 （ ねんてん いち ゅう 、 学名 ： ） と は 、 ヒツジ 、 ヤギ 、 ウシ など の 第 四 胃 に 寄生 する 吸血 性 の 線 虫 。 捻転 胃 虫 症 は 畜産 業者 に 大きな 経済 的 損失 を 与え て おり 、 とくに 温暖 な 地域 で 深刻 で ある 。  虫 卵 は 長 さ 70 〜 85   μ m 、 幅 およそ 44   μ m で 、 黄色 が かっ て おり 、 糞便 中 から 見出さ れる 時 に は 内部 に 16 または 32 細胞 期 の 胚 を 含ん で いる 。 雌 成虫 は 長 さ 18 〜 30   mm で 、 吸血 し た 血液 に 満ち た 腸管 に 白色 の 卵巣 が 巻き付い て おり 、 理容 店 の サイン ポール の よう な 紅白 の 螺旋 状 の 外見 を し て いる 。 一方 雄 成虫 は 長 さ 10 〜 20   mm と 小さく 、 特徴 的 な 交接 嚢 が 発達 し て いる 。  雌 は 1 日 当たり 1 万 個 以上 の 卵 を 産み 、 それ が 糞便 と共に 排出 さ れる 。 糞便 内 の 湿潤 環境 で 発生 が 進み 、 24 〜 29   ℃ の 条件 で は 4 〜 6 日 で 第 1 期 ( L 1 ) 幼虫 が 孵化 する 。 L 1 および 第 2 期 ( L 2 ) 幼虫 は 、 その 形状 から ラブジチス 型 () と も 呼ば れ 、 糞便 中 の 細菌 を 摂 食 し て いる 。 第 3 期 ( L 3 ) 幼虫 は フィラリア 型 () と なり 感染 性 を 持つ 。 L 3 幼虫 は クチクラ を 備え て いる が 、 乾燥 や 高温 に は 弱い 。 ヒツジ ・ ヤギ や その他 の 反芻 動物 が 草 を 喫食 する 際 に L 3 幼虫 を 飲み込む こと で 感染 する 。 L 3 幼虫 は 反芻 胃 を 通っ て 第 4 胃 に 到達 し 、 およそ 48 時間 以内 に 第 4 期 ( L 4 ) 幼虫 と なる 。 さらに 脱皮 し て 成虫 と なり 吸血 ・ 交尾 によって 卵 を 産む 。  耐性 獲得 の 機 序 を 明らか に し 、 新規 薬剤 や ワクチン の 開発 に つなげる こと を 期待 し て 、  カルガリー 大学 、 グラスゴー 大学 、 Moredun 研究所 、 ウェルカム・トラスト・サンガー 研究所 の 共同 研究 による ゲノム 解読 が 進め られ て いる 。 ドラフト ゲノム が 2013 年 に 報告 さ れ て いる 。  成虫 が 第 4 胃 の 粘膜 で 吸血 する こと によって 宿主 の 血液 が 減り 、 捻転 胃 虫 症 が 引き起こさ れる 。 主 な 症状 は 蒼白 、 貧血 、 浮腫 、 低 成長 、 嗜眠 、 抑 鬱 など で 、 と 呼ば れる 顎 下 の 水腫 が 見 られる 場合 が ある 。 成長 が 阻害 さ れる だけ で なく 、 突然 死 を 引き起こす こと も あり 、 畜産 業者 に 大きな 経済 的 損失 を 与え て いる 。 駆虫 薬 で 予防 ・ 治療 が 可能 で ある が 、 薬剤 耐性 の 獲得 が 拡がっ て いる 。大口 腸線 虫 （ たいこ うち ょうせんちゅう 、 羊 縮小 線 虫 、 学名 ：" Chabertia   ovina "） と は 、 ヒツジ 、 ヤギ 、 ウシ の 小腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 13 - 14 mm 、 ♀ 17 - 20 mm で あり 、 プレ パテント ・ ピリオド は 48 日 。 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 貧血 の 原因 と なる 。豚 腸 結節 虫 （ ぶ たち ょうけっせつちゅう 、 学名 ：" Oeophagostomum   dentatum "） は 、 ブタ の 盲腸 、 結腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 体長 は ♂ 8 - 10 mm 、 ♀ 11 - 14 mm 。 宿主 の 大腸 に 直径 約 1 mm の 結節 を 作る こと が ある 。 プレ パテント ・ ピリオド は 49 日 。牛 腸 結節 虫 （ うし ち ょうけっせつちゅう 、 学名 ：" Oesophagostomum   radiatum "） と は 、 ウシ 、 スイギュウ の 盲腸 、 結腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 感染 様式 は 経口 感染 で あり 、 体長 は ♂ 14 - 17 mm 、 ♀ 16 - 22 mm 。 宿主 の 大腸 に 直径 4 - 5 mm の 結節 を 作る こと が ある 。 プレ パテント ・ ピリオド は 32 - 42 日 。鶏 回虫   ( にわとり か いち ゅう 、 " Ascaridia   galli ")   と は 、 ニワトリ 、 シチメンチョウ 、 クジャク の 小腸 、 まれ に 盲腸 や 胃 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 3 - 8 cm 、 ♀ 6 - 12 cm で あり 、 感染 様式 は 経口 感染 で ある 。 プレ パテント ・ ピリオド は 37 日 。 鶏 回虫 は 幼 雛 に 消化 障害 や 貧血 を 引き起こす こと が ある 。大口 馬 胃 虫 （ たいこ うう ま いち ゅう 、 学名 ：" Draschia   megastoma "） と は 、 ウマ の 胃 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 6 ― 10 cm 、 ♀ 8 - 14 cm 。 中間 宿主 は ハエ 類 で あり 、 プレ パテント ・ ピリオド は 約 2 か月 。 大口 馬 胃 虫 は 宿主 の 寄生 部位 に 炎症 性 病変 を 形成 する こと が ある 。ロデシア 眼 虫 （ ロデシア がん ち ゅう 、 学名 ：" Thelazia   rhodesi "） は 、 ウシ 、 スイギュウ 、 ヒツジ 、 ヤギ の 結膜 嚢 、 瞬 膜 下 、 とき に 類 菅 や 眼球 内 に 寄生 する 線 虫 の 一種 。 体長 は ♂ 8 - 12 mm 、 ♀ 12 - 21 mm 、 中間 宿主 は イエバエ 類 、 プレ パテント ・ ピリオド は 20 - 25 日 で ある 。 ロデシア 眼 虫 は 流 涙 、 結膜 の 充血 、 腫脹 、 角膜 混濁 など の 原因 と なる こと が ある 。パラフィラリア （ 学名 ：" Parafilaria   bovicola "） と は 、 ウシ の 肩 甲 部 皮下 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 2 - 3 cm 、 ♀ 4 - 5 cm 、 中間 宿主 は サシバエ 、 プレ パテント ・ ピリオド は 301 日 。 パラフィラリア は 肩 甲 部 皮下 に 腫 瘤 を 形成 し て 、 結節 の 中央 部 に 形成 さ れる 点 状 出血 の 原因 と なる こと が ある 。 日本 で は 散発 的 な 発生 に とどまる ため 、 特別 な 対策 は 行わ ない 。ギブソン 糸状 虫 （ ギブソン し じ ょうちゅう 、 学名 ：" Onchocerca   gibsoni "） と は 、 ウシ の 胸部 、 後肢 の 外面 など の 皮下 組織 に 虫 巣 を 形成 し て 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 3 . 0 - 5 . 3 cm 、 ♀ 14 . 0 - 50 . 0 cm 、 中間 宿主 は ヌカカ 、 蚊 、 ブユ 。 ミクロフィラリア は 無 鞘 で 、 体長 は 220 - 350 μ m で ある 。指 状 糸状 虫 （ し じ ょうしじょうちゅう 、 学名 ：" Setaria   digitata "） と は 、 ウシ 、 まれ に ウマ の 腹腔 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 4 . 4 - 5 . 2 cm 、 ♀ 6 . 8 - 9 . 0 cm 、 中間 宿主 は シナ ハマダラカ 、 オオクロヤブカ 、 トウゴウヤブカ 。 指 状 糸状 虫 による 疾病 として 、 幼 若 虫 が ヒツジ 、 ヤギ 、 ウマ の 脳 脊髄 に 迷入 する こと によって 発生 する 脳 脊髄 糸状 虫 症 や ウマ 、 ウシ の 眼 房内 に 迷入 する こと によって 発生 する 溷晴虫 症 が 存在 する 。マーシャル 糸状 虫 （ マーシャル し じ ょうちゅう 、 学名 ：" Setaria   marshalli "） は 、 ヒツジ 、 ヤギ 、 ウシ の 腹腔 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 体長 は ♂ 4 . 6 - 6 . 0 cm 、 ♀ 6 . 2 - 12 . 5 cm 、 中間 宿主 は シナ ハマダラカ 、 オオクロヤブカ 、 トウゴウヤブカ 。 感染 様式 は 胎盤 感染 が 主 。 成虫 は 無害 と さ れる 。豚 鞭 虫 （ ぶた べ ん ち ゅう 、 学名 ：" Trichuris   suis "） は 、 ブタ 、 イノシシ の 結腸 、 盲腸 、 直腸 に 寄生 する 線 虫 の 1 種 。 ♂ 30 - 45 mm 、 ♀ 35 - 50 mm 、 プレ パテント ・ ピリオド は 37 - 49 日 。 豚 鞭 虫 は 宿主 に 暗 赤色 の 血便 、 水 様 性 下痢 、 犬 座 姿勢 など 豚 赤痢 に 類似 し た 症状 を 引き起こす 。  ヒト に対する 症状 は 一般 に 軽く 症状 が ない こと も 多い 。 症状 が ある 場合 も ドラメクチン や イベルメクチン など で 治療 できる 。  近年 、 自己 免疫 疾患 および 免疫 システム に 関連 し て いる と 考え られる 疾病 に 豚 鞭 虫 の 卵 を 服用 する こと によって 効果 が ある という 報告 が ある 。 クローン 病 、 多発 性 硬化 症 、 乾癬 、 I 型 糖尿 病 , 潰瘍 性 大腸 炎 など に 効果 が 期待 さ れ て いる 。 疫学 的 な 研究 から 現代 の 先進 国 における 高度 に 衛生 的 な 状況 で 駆除 さ れ た 寄生虫 が 免疫 系 の バランス を 取る の に 役立っ て いる という アイディア に 基づく 仮説 で ある 。  アメリカ 食品 医薬品 局 で は 豚 鞭 虫 卵 剤 を investigational   new   drug ( IND ) と 認め 、 豚 鞭 虫 卵 の ヒト に対する 安全 性 の 検討 が 始まっ て いる 。 欧州 医薬品 庁 で も 豚 鞭 虫 の 卵 の 服用 が 治療 法 として 検討 さ れ て いる 。 メカニズム として は 第 一 に 制御 性 T 細胞 を 活性 化 さ せ て インターロイキン - 10 や トランスフォーミング 増殖 因子 - β の 産 生 を 促す 。 第 二 に 寄生虫 が 制御 性 樹 状 細胞 や マクロファージ など の 細胞 に 何らかの 働きかけ を し て 、 Th 2 細胞 の スイッチ が 入る の を 防ぐ 。 第 三 に 寄生虫 が 腸 内 細菌 叢 の 状態 を 変化 さ せる こと など が 考え られ て いる 。ヒオリテス （ Hyoliths 、 学名 ： Hyolitha ） は 円錐 形 の 殻 を 持つ 古生代 の 動物 の 1 グループ 。 通常 は ヒオリテス 綱 と さ れる が 、 ヒオリテス 門 として 扱わ れる こと も ある 。  カルシウム 質 で でき た 円錐 形 の 殻 の 正面 に は 、 上側 が 蝶番 の よう に 繋がっ た 1 枚 の 蓋 （ operculum ） を もつ 。 一部 の 種類 は 、 下 の 開口 部 から ヘレンズ （ helens ） と 呼ば れる 2 本 の ヒゲ 状 の 附属 体 が 両側 へ 張り出し て いる 。 ほとんど の 化石 は 体長 1 ～ 4 センチメートル で あり 、 楕円 または 三角 の 断面 形状 として 観察 さ れる 。 環状 あるいは 螺旋 状 の 場合 も ある 。  円錐 形 の 殻 と 蓋 の 内側 から 多く の 筋 組織 の 付着 面 が 確認 さ れ て おり 、 蓋 の 開閉 動作 を 操作 でき た と 考え られる 。 口 は 吻 の 前端 に あり 、 その 両側 は 数 本 の 触手 を もっ た 1 対 の 触手 冠 が ある 。 消化 管 は 殻 の 中 で U ターン し て 折り返し 、 終端 の 肛門 は 口 と 同様 に 開口 側 に 向かっ て い た 。  ヒオリテス は すでに 絶滅 し て おり 、 一見 で 現存 する 動物 門 の どれ に も 似 て い ない 。 軟組織 が 発見 さ れる 以前 、 ヒオリテス の 動物 界 における 系統 的 位置 は 不明 で あっ た 。 ヒオリテス を 軟体動物 門 の 1 綱 と 考え ・ 他 の 動物 と の 関係 を 明らか に し て い ない 独立 な 動物 門 として 扱っ て いる 研究 者 も いる 。 腸管 が 螺旋 状 に なっ て いる こと から 、 星 口 動物 に 近い と 考える 研究 者 も いる   。  有力 視 さ れる 新しい 学説 として は 、 腕 足 動物 に 近い 触手 冠 動物 で ある という 見解 が 挙げ られる 。 従来 は 不明 で あっ た 軟組織 の 構造 も 確認 できる 化石 を 解析 し た 結果 、 内蔵 や 摂 食器 官 の 構造 が 触手 冠 動物 の と 共通 で ある と 判明 し た 。 腕 足 動物 の よう な 肉 茎 を 持つ 種 も 後 に 発見 さ れ て おり 、 ヒオリテス は 基盤 的 な 腕 足 動物 で ある こと が 示唆 さ れる 。フデイシ （ 筆石 、 グラプトライト 、 ） は 、 主として カンブリア 紀 中期 から 石炭 紀 前期 にかけて 生息 し た 動物 群 で ある 。 初期 の フデイシ で ある   は カンブリア 紀中 期 の 生物 で ある 。  学名   は ギリシア 語 で 「 書く もの 」 を 意味 する   、 「 岩 」 を 意味 する   から 付け られ た 。 その 名 の とおり 、 岩 の 表面 に 見え て いる フデイシ の 化石 は 、 表 語 文字 の よう な 形 を し て いる 。 分類 学者 の カール ・ フォン・リンネ は フデイシ を 「 本物 の 化石 以上 に 化石 に 似 て いる 模様 」 と 呼び 、 生命 の 化石 で は ない と 考え て い た 。  フデイシ を ヒドロ 虫 綱 の 生物 と 考える 学者 も いる 。 しかし 近年 で は 翼 鰓 綱   に 近い 生物 と 考え られ て いる 。  フデイシ の 存在 は 古く から 知ら れ て い た が 、 当初 は 生物 で は なく 石 の 一 形態 と 考え られ て い た 。 その ため 「 グラプトライト 」 と 鉱石 の よう な 名 が 付け られ て いる 。 1735 年 、 リンネ は これ を 無生物 の 可能 性 が 高い と し ながら も 、   と 学名 を 付け て 属 として 扱っ た 。 リンネ は 1768 年 、 著書 『 自然 の 体系 』 '   の 第 12 巻 の 中 で   、   の 2 種 を 採録 し 、 「 植物 の よう で も あり 、 フデイシ （ 無生物 ） の よう で も ある 」 と 解説 し て いる 。 リンネ は 1751 年 に 出版 し た 『 スコーネ 紀行 』 (')   の 中 で も 「 奇妙 な 化石 、 あるいは フデイシ 」 について 言及 し て いる （ リンネ が 見つけ た もの は 現在 で は   に 属する フデイシ と 考え られ て いる ） 。 後 の 研究 者 は 、 これ と 類似 し た 生物 の 一群 を 呼ぶ の に   の 名 を 用い た 。   が 正式 に 廃止 さ れ た の は 1954 年 の 国際 動物 命名 規約 において で あり 、 その 理由 は   が 元 が 無 生物 を 指す ため の 用語 だっ た ため だっ た ( Bulman ,   1970 :   V   6 )。  1970 年代 に なっ て 電子 顕微鏡 が 発達 し 、 フデイシ は 翼 鰓 綱   に 近い 生物 で あり 、 半 索 動物 に 属する 特殊 な 生物 と 考え られる よう に なっ た 。 翼 鰓 綱 に は 現存 種 も おり 、 エラフサカツギ 属   20 種   、 エラナシフサカツギ 属   8 種 が 知ら れ て いる 。 エラフサカツギ 属 は 1882 年 に 初めて 発見 さ れ た 。  フデイシ の 化石 は 世界 各地 で 見 られる 。 進化 の 速度 が 速く 、 種類 も 多かっ た ため 、 地質 時代 を 知る の に 使わ れる こと が 多い 。 その ため 古生代 の 示準化 石 として 重要 で あり 、 例えば イギリス の オルドビス 紀 から シ ルル 紀 まで の 地層 を 100 万 年 単位 で 判別 する こと が できる 。 オルドビス 紀 の 終わり の 氷河期 に フデイシ の 大 部分 が 絶滅 し 、 シ ルル 紀 の フデイシ は その 生き残り の 1 , 2 種 から 進化 し た もの で ある 。 また 、 フデイシ の 化石 から 、 その 地層 が でき た 水深 と 水温 を 推定 する こと も できる 。  フデイシ は 群生 し て いる こと が 多く 、   と 呼ば れ て いる 。 その コロニー は と 呼ば れる 個体 から 始まっ て おり 、 そこ に （ 茎 ） と 呼ば れる 別 の 個体 が 連なっ て いる 。 1 つ 1 つ の 個体 は と 呼ば れる 管 あるいは 小 容器 の よう な 形 を し て いる 。 この コロニー の 分岐 や 配列 の 具合 が フデイシ の 種類 を 見分ける 重要 な 手がかり と なる 。  樹木 が 生い茂る よう な 、 あるいは 枝分かれ が 多い タイプ の 化石 の ほとんど は 、 目 に 分類 さ れる デンドロイドフデイシ で ある 。 カンブリア 紀 に 登場 し 、 水底 に 根 の よう な もの で くっ 付い て いる タイプ だっ た 。 枝分かれ が 少ない 目 は 、 オルドビス 紀 の 始め に 登場 し て 、 遠洋 の 海面 を 自由 に 漂っ て い た か 、 あるいは 海草 など に まきつい て い た 。 目 の 形態 は 非常 に 時代 に 合っ て おり 、 デボン 紀 初期 に 滅びる まで は 、 動物 性 プランクトン として 栄え た ものの ひとつ だっ た 。 デンドロイドフデイシ は 石炭 紀 初期 まで 生き残っ た 。  フデイシ の 化石 は 、 頁岩 や 泥 岩 など の 堆積岩 の 内 、 他 の 海洋 生物 が 少ない 地層 で 見つかる こと が 多い 。 つまり 、 深海 の 酸素 が 少ない ところ に 沈殿 し 、 そこ に 他 の 沈殿 物 が 積み重なっ て でき た 場合 、 よい 保存 状態 で 見つかる 。  フデイシ は 石灰岩 や チャート の 中 で 見つかる こと も ある が 、 これら の 岩石 が できる 条件 の 場所 に は 他 の 生物 が 多く 住ん で おり 、 沈殿 し た フデイシ の 死骸 も 食べ られ て しまう ため 、 見つかっ た 例 は 少ない 。  フデイシ の 化石 は 岩 の 間 に 挟まっ て つぶれ た 状態 で 見つかる こと も ある 。 特に 黄鉄鉱 に はさま れ て いる こと が 多い 。 この 場合 、 元 の 立体 状態 で の 姿 を 推定 する こと が 可能 に なる 。 その 分岐 の 様子 は 、 鋸 刃 状 、 あるいは 音叉 状 で ある こと が 多い 。 これら の 化石 は 、 植物 と 間違え られる こと も 多い 。 極まれ に 、 岩 の 表面 に 炭素 の 膜 として 見つかる こと が あり 、 これ に 斜め から 光 を 当てる と 光る 模様 として 観察 できる 。  イギリス で は 、 アベレイディ 海岸   、 ディフェド など の ウェールズ 地方 の オルドビス 紀 の 地層 で よく 見つかる 。  Bulman ,   1970 .   " In "   Teichert ,   C .   ( ed .).   " Treatise   on   Invertebrate   Paleontology .   Part   V .   Graptolithina   ,   with   sections   on   Enteropneusta   and   Pterobranchia ."   ( 2 nd   Edition ).   Geological   Society   of   America   and   University   of   Kansas   Press ,   Boulder ,   Colorado   and   Lawrence ,   Kansas ,   xxxii   +   163   pp .化石 爬虫類 の 一覧 （ かせ き は ち ゅうるいのいちらん ） と は 、 爬虫類 の 絶滅 し た 属 の 一覧 で ある 。 ただし 知ら れ て いる 全 属 を 網羅 し て いる わけ で は ない 。  絶滅 し た 爬虫類 の うち 恐竜 類 について は 恐竜 の 一覧 を 参照 。  注意  以下 、 「 名前 」 -「 生息 年代 」 、 「 主 な 産出 国 」 、 「 分類 」 の 順オーストラリア の 動物 相 （ オーストラリア の どう ぶつ そう 、 ） は 、 膨大 な 種類 の 固有 の 動物 群 で 構成 さ れる 。 オーストラリア 大陸 に 分布 する 哺乳類 の 83 %、 爬虫類 の 89 %、 魚類 の 90 %、 昆虫 類 の 90 %、 両生類 の 93 % は 固有 種 で ある 。 この 高い 水準 を 持つ オーストラリア の 動物 の 固有 性 は 、 大陸 の 長い 期間 の 地理 的 隔離 、 地殻 構造 上 の 安定 性 、 地質 年代 を 超え た 土壌 と 植物 相 上 の 風変わり な パターン に 起因 し て いる と いえる 。 オーストラリア の 動物 相 の 独特 の 特徴 は 、 オーストラリア 以外 で 主要 な ニッチ を 占める 胎盤 を 持つ 哺乳類 （ 有 胎盤 類 ） と の 相対 的 な 希少 性 で ある 。 つまり カンガルー 類 や コアラ 、 ポッサム が 属する 双 前歯 目 、 そして タスマニアデビル が 属する フクロネコ 目 の よう に 有 袋 類 ― 育児 嚢 で 未熟 な 乳 仔 を 育てる 一 群 の 哺乳類 ― が ニッチ の 多く を 占める 。 オーストラリア は 単 孔 類 （ カモノハシ 目 ） の 5 つ の 現存 し て いる 種 の うち の 2 つ の 生息 地 で ある 。 また 多数 の 有毒 な 種 、 たとえば カモノハシ の 他 、 クモ 、 サソリ 、 ヒョウモンダコ など の 軟体動物 、 クラゲ 、 オニダルマオコゼ と アカエイ 科 など が 分布 し て いる 。 オーストラリア は 他 の 地域 と 比べ て 有毒 ヘビ が 無毒 ヘビ より 多い 。  4 万 年 以上 前 から の アボリジニ 、 そして 1788 年 から の ヨーロッパ 人 の オーストラリア へ の 移民 は 動物 相 に 著しい 影響 を 及ぼし た 。 狩猟 、 外来 種 の 導入 、 そして 固有 種 の 生息 地 破壊 に つながる 土地 開発 は 、 多数 の 種 の 絶滅 に つながっ た 。 いくつ か の 例 で は ゴクラクインコ 、 ブタアシバンディクート 、 ヒロガオネズミカンガルー が 挙げ られる 。 持続 可能 で は ない 開発 により 、 未だに 多く の 種 の 生存 が 脅かさ れ て いる 。 その 動物 相 の 生存 に対する 脅威 に 対処 する ため に 、 オーストラリア は 広範囲 に 及ぶ 連邦 政府 および 州 政府 の 法 を 可決 し 、 多数 の 保護 地域 を 設け た 。  地質 学 的 かつ 気候 的 な 現象 は 、 オーストラリア の 動物 相 を 特有 の もの に する 一つ の 要因 と なっ た 。 オーストラリア は かつて 、 南 の 超 大陸 で ある ゴンドワナ 大陸 の 一部 で あっ た 。 ゴンドワナ 大陸 に は 現在 の 南 アメリカ大陸 や アフリカ 大陸 、 インド 亜 大陸 、 南極大陸 など が 含ま れ た 。 ゴンドワナ 大陸 は 1 億 4000 万 年 前 に 分裂 し 始め 、 5000 万 年 前 に オーストラリア 大陸 は 南極大陸 と 分離 し た 。 530 万 年 前 、 中新 世 の 時代 に アジア で インド ・ オーストラリア プレート の 衝突 が 起こる まで 、 比較的 孤立 し て い た 。 現代 オーストラリア の 動物 相 の 確立 と 進化 は 、 明らか に 大陸 の 固有 の 気候 と 地質 によって 形づくら れ た 。 オーストラリア 大陸 は 移動 し て い た ため 、 ある程度 、 世界 的 な 気候 変動 の 影響 から 隔絶 さ れ た 。  中新 世 の 後 、 ゴンドワナ 起源 の 固有 の 動物 相 （ たとえば 有 袋 類 ） は オーストラリア で 生き残り 、 適応 し た 。 ウォレス 線 ― アジア と オーストララシア の 生物 地理 区 を 分離 し て いる 分布 境界 線 ― は 、 ユーラシア と インド ・ オーストラリア プレート の 間 で 、 地殻 構造 上 の 境界 線 を 印 づけ て いる 。 この 大陸 境界 線 は 陸橋 の 形成 を 妨げ 、 わずか な 共通 部分 を 除き 、 アジア と オーストラリア の 鳥類 を 除く 動物 相 の 、 明確 な 生物 学 的 分布 区域 を もたらし た 。 漸 新 世 中期 （ 約 1500 万 年 前 ） の 南極 海流 出現 の 後 、 オーストラリア の 気候 は 次第に 乾燥 し て いき 、 乾燥 に 適応 し た 生物 の 多様 性 を 発達 さ せ 、 また それ と 同時に 湿潤 熱帯 地域 や 季節 的 な 湿潤 地域 において も 、 それぞれ に 適応 し た 独自 の 種 を 発展 さ せ て いっ た 。 その よう な 地域 において は クイーンズランド の 湿潤 熱帯 地域 や オーストラリア の ゴンドワナ 多 雨林 群 の よう に 世界 遺産 に 登録 さ れ て いる 地域 も ある 。  オーストラリア は 、 現存 する 哺乳類 の 多様 性 と 同じ よう に 、 有 袋 類 によって 占め られる 多く の 化石 記録 が 存在 する 。 化石 記録 に よる と 、 単 孔 類 が 1 億 4500 万 - 9900 万 年 前 の 白 亜紀 早期 に は オーストラリア に 存在 し 、 そして 有 袋 類 と 有 胎盤 類 の 歴史 は 、 現代 の 哺乳類 が 化石 記録 に 最初 に 現れ た 5600 万 年 前 - 3400 万 年 前 、 すなわち 始 新 世 から 始まる 。 有 袋 類 と 有 胎盤 類 が 始 新 世 に は 共存 し て い た が 、 有 袋 類 だけ が 現在 まで 生き残っ て い た 。 有 胎盤 類 は 中新 世 に オーストラリア が インドネシア に 近づい た とき に 再び 現れ 、 コウモリ 目 と ネズミ 目 が 化石 記録 として 確か に 残っ て いる 。 有 袋 類 は 特定 の ニッチ を 満たす よう に 進化 し 、 そして 多く の 場合 、 その 進化 は 、 ユーラシア や 北 アメリカ など で 類似 し た ニッチ を 占める 有 胎盤 類 と 身体 的 な 類似 が み られる 。 この 現象 は 収斂 進化 として 知ら れ て いる 。 例えば オーストラリア 最大 の 捕食 動物 として 知ら れ た フクロオオカミ （ 絶滅 ） は オオカミ の よう な イヌ 科 動物 に 著しく て 似 て い た 。 また フクロモモンガ 科 の 動物 と モモンガ は 樹 上 の 生活 様式 を 可能 に し て いる 類似 し た 適応 器官 、 つまり 飛 膜 を 持っ て いる 。 フクロアリクイ と アリクイ は 、 ともに シロアリ を 捕食 する 食 虫 動物 で ある 。  野生 の 犬 ディンゴ は 一説 に よる と 、 50 , 000 - 30 , 000 年 前 に 当時 東南アジア から 陸続き で あっ た ニューギニア 島 を 経 て 、 アボリジニ が 連れ て き た もの が 野生 化 し た と さ れる 。 また 「 およそ 4 , 000 年 前 に 東南アジア の 海上 交易 人 か 漁師 が 連れ て 来 た 」 と する 説 も ある 。 いずれ に せよ 、 ディンゴ は オーストラリア の 地 に 適応 し 、 フクロオオカミ の 絶滅 の 原因 に なっ た と も 考え られ て いる 。  一方 、 海 に 目 を 向ける と そこ に は クジラ たち が いる 。 世界 の クジラ 類 の 60 % が オーストラリア 近海 に 分布 する 。 この 海 で 見 られる 45 種 の クジラ 類 の うち 、 最も 一般 的 な の は ミナミ セミクジラ 、 ザトウクジラ 、 ピグミーシロナガスクジラ 、 ドワーフミンククジラ 、 シャチ 、 ハンドウイルカ 、 マイルカ など で ある 。 ミナミ セミクジラ と ザトウクジラ に 歯 は なく 、 代わり に 角質 で 出来 た 「 クジラ の ひ げ 」 を もつ 。 対し て シャチ に は 鋭い 歯 が ある 。 これ は 食 性 の 違い に よる 。 これら すべて の クジラ 類 は 1999 年 環境 ・ 生物 多様 性 保護 法 によって すべて の 水域 が 連邦 政府 の 保護 下 に ある 。 絶滅 の 危機 に 瀕 し た 、 または その 恐れ の ある 5 種 の クジラ （ シロ ナガスクジラ 、 ミナミ セミクジラ 、 イワシ クジラ 、 ナガスクジラ 、 ザトウクジラ ） に対し 、 個体 数 回復 計画 が 実行 さ れ て いる 。  ジュゴン は 背びれ が なく 、 足 ひれ の 大きな 灰 褐色 の ふっくら と し た 海 生 哺乳類 で ある 。 彼ら も また 歯 の 代わり に 上 あご に 弾力 の ある 角質 の 「 クジラ の ひ げ 」 を もっ て いる 。 オーストラリア における 生息 域 は クイーンズランド 州 南部 の モー トン 湾 から 北部 オーストラリア を 横切っ て 西 オーストラリア 州 の シャーク 湾 に まで 、 弧状 に 分布 し て いる 。 ジュゴン は 州 政府 と 連邦 政府 によって 保護 さ れ て いる ため 、 オーストラリア の 水域 で は 個体 数 は 比較的 良好 に 保た れ て いる と 思わ れる 。 ただ 世界 的 に 見れ ば 個体 数 は それほど 多く なく 、 国際 自然 保護 連合 ( IUCN ) の 絶滅 危惧 種 に 指定 さ れ て いる 。  オーストラリア は 800 種 以上 の 鳥類 が 生息 する 。 これら の うち の およそ 350 種 は 、 オーストラリア 、 ニュージーランド 、 ニューギニア 島 において 固有 種 で ある 。 オーストラリア の 鳥類 の 化石 記録 は 不連続 で ある が 、 漸 新 世 後期 という 早い 時期 に 、 現 生 種 の 原種 の 記録 が ある 。 ゴンドワナ 大陸 に 起源 を もつ 鳥 は 飛べ ない 鳥 で ある ヒクイドリ 科 （ エミュー と ヒクイドリ ） 、 ツカツクリ 科 （ クサムラツカツクリ と ヤブツカツクリ ） 、 オウム 目 、 スズメ 目 の 一部 など が ある 。 この うち オウム 類 は 世界 の オウム 類 の 6 分の 1 を 構成 し て いる 。 独特 の 人 の 笑い声 の よう な 鳴き声 で 鳴く こと が 知ら れる ワライカワセミ は カワセミ 科 の 中 で もっとも 大きな 種 で ある 。  オーストラリア において 最大 の グループ は スズメ 目 で あり 、 オーストラリアムシクイ 科 、 オーストラリア ヒタキ 科 、 モリツバメ 族 、 トゲハシムシクイ 属 など の ホウセキドリ 科 、 ミツスイ 科 、 キノボリ 科 、 コトドリ 科 、 フウチョウ 族 （ 極楽鳥 ） 、 ニワシドリ 科 など が 含ま れる 。 アオアズマヤドリ は 進化 心理 学者 の 関心 を 惹き つけ た 鳥 で あり 、 この 種 の オス は メス に 求愛 する ため に あずま や を 作り 、 かつ さまざま な 青い 素材 （ 青い 鳥 の 羽 や 、 青い 果実 、 近年 は プラスチック など の 人工 物 も 含む ） を 集め た あずま や の 周辺 に 集める という 求愛 ディスプレー を 行う 。  ユーラシア を 起源 に する 鳥類 に は ツバメ 科 、 ヒバリ 科 、 ツグミ 科 、 セッカ 属 、 タイヨウチョウ 亜 科 、 そして タカ 目 を 含む （ オーストラリア 最大 の 猛禽 類 で ある オナガ イヌワシ を 含む ） 。  これ に は 、 人間 によって 移入 さ れ た イエスズメ 、 インド ハッカ の よう な 鳥類 を 含み 、 例えば ゴシキヒワ と アオカワラヒワ の よう に オーストラリア の 固有 種 と うまく 共存 し た もの も あれ ば 、 ホシムクドリ や クロウタドリ 、 イエスズメ 、 インド ハッカ など の よう に 、 オーストラリア の 固有 種 の 生態 系 を 脅かし て いる 種 も ある 。  オーストラリア の 沿岸 に は 約 200 種 の 海鳥 が 生息 し 、 その 中 に は 渡り を おこなう 鳥 も 多い 。 オーストラリア は 渡り鳥 にとって 、 東アジア - オーストララシア 間 の 経路 の 南端 に ある 。 その 渡り の 経路 は 極東 ロシア と アラスカ から 、 東南アジア を 経由 し 、 オーストラリア や ニュージーランド まで に 及ぶ 。 およそ 200 万 羽 の 鳥 が 毎年 オーストラリア まで この ルート を 飛翔 する 。 コシグロペリカン は ごく 普通 に 見 られる 大きな 水鳥 で あり 、 オーストラリア の 多く の 水域 で 見 かる こと が できる 。 ペンギン 目 が オーストラリア 南部 に 生息 し 、 特に コガタペンギン は オーストラリア 大陸 で 繁殖 を 行う 唯一 の ペンギン で ある 。  16 科 約 850 種 が 分布 する 。  カメ 目 で は 主 に 淡水 域 に 分布 する の は 曲 頸亜目 の ヘビクビガメ 科 で 、 ゴンドワナ 大陸 に 由来 する と 考え られ て いる 。 潜 頸亜目 に 含ま れる 淡水 域 に 分布 する カメ は スッポンモドキ のみ が 北部 に 自然 分布 する 。  有 鱗 目 で は ヒレアシトカゲ 科 、 ヤモリ 科 （ イシヤモリ 亜 科 〈 イシヤモリ 亜 科 は ヒレアシトカゲ 科 に 近 縁 と する 説 も ある 〉 ） 、 アガマ 科 が 分布 し 、 これら の 分類 群 は ゴンドワナ 大陸 に 由来 する と 考え られ て いる 。 オオトカゲ 科 、 トカゲ 科 、 ナミ ヘビ 科 、 ニシキヘビ 科 、 イシヤモリ 亜 科 を 除い た ヤモリ 科 も 分布 する が これら は 東洋 区 から 侵入 し た と 考え られ て いる 。 ヘビ 亜 目 は 分布 する 構成 種 の 大半 を コブラ 科 が 占める 。  ワニ 目 は 海産 と 淡水 産 の 両方 の ワニ が 分布 する 、 海産 で は 世界 最大 の 爬虫類 で ある イリエワニ が い て 、 全長 7 m 、 重量 1 , 200 kg に 達する が 、 5 m を 超える こと は 稀 で ある 。 この どう猛 な ワニ は 魚 、 爬虫類 、 鳥 と 哺乳類 を 食べる が 、 時として 人 を 襲う こと が ある 。 彼ら は 河口 から 上流 100 km の 内陸 の 淡水 域 まで 広範囲 で 見つかる 。 分布 域 は クイーンズランド 州 、 ノーザンテリトリー 、 西 オーストラリア 州 の 熱帯 地域 で ある 。 イリエワニ は 海水 に対する 耐性 が 強い 事 から 、 比較的 新しい 時代 に 東洋 区 から 海 伝い に 侵入 し た と 考え られ て いる 。 イリエワニ は その 皮革 から ハンドバッグ 、 帽子 、 財布 、 財布 と ベルト を 得る ため に 養殖 が 行わ れ て いる 。 そして その 肉 は グルメ 御用達 で ある 。 一方 淡水 産 の ワニ で ある オーストラリア ワニ は 湖 、 沼 、 分流 と 小さな 川 の 上流 に 生息 し て い て 、 体長 は 雄 で 3 m 、 雌 で 2 m に なる 。 彼ら は 通常 攻撃 的 で は ない 。  オーストラリア に は トカゲ の 科 が 5 つ あり 、 そして 世界 の 他 の どの 地域 より も 多く の トカゲ が 分布 し て いる 。 ペレンティーオオトカゲ は オーストラリア 最大 の トカゲ で 体長 2 m 以上 に 達する 。 分布 は クイーンズランド 州 から 西 オーストラリア 州 の 岩 が むき出し て いる 乾燥 地帯 で ある 。 彼ら は 活発 な 捕食 者 で あっ て 、 カメ の 卵 、 昆虫 、 鳥 、 他 の 爬虫類 、 哺乳類 と 時に 死 肉 を むさぼる 。  オーストラリア の 海岸 に は ウミガメ の 7 つ の 種 の うち 6 つ の 種 が 訪れる 。 ヒラタ ウミガメ 、 アオウミガメ 、 タイマイ 、 ヒメウミガメ 、 アカ ウミガメ 、 そして オサガメ で ある 。 すべて の 種 が 州法 と 連邦 政府 の 1999 年 環境 ・ 生物 多様 性 保護 法 の 保護 下 に ある 。 オーストラリア は リクガメ など 陸生 種 の カメ が い ない 地域 で ある 。  5 科 約 200 種 （ 全 世界 に 分布 する 両生 綱 の 構成 種 の うち 約 5 %） が 分布 する 。 大陸 の 大 部分 を 乾燥 域 が 占める ため 面積 あたり の 種 数 は 多い と は いえ ない 。 （ 例 として 面積 は 日本 の 20 倍 以上 だ が 、 一定 の 面積 あたり に 分布 する 種 数 は 日本 の 1 / 5 以下 ）  現 生 の 両生類 で は 無 尾 目 のみ が 分布 する 。 主 に カメ ガエル 科 や アマガエル 科 （ アメ ガエル 亜 科 ） が 分布 する 。 これら に は アオガエル 科 や アカガエル 科 、 ヒキガエル 科 に 類似 し た 形態 を 持つ 種 も い て 、 他 地域 における 他 科 の ニッチ を 占め て いる 。 他 大陸 および 隣接 する 東洋 区 に 多く 分布 する アオガエル 科 や ヒキガエル 科 は 自然 分布 せ ず 、 アカガエル 科 は 1 種 のみ 自然 分布 する 。  有尾 目 や 無 足 目 は 分布 し ない 。  カメ ガエル 科 は 大きな グループ で 22 属 約 120 種 を 数え 、 オーストラリア の カエル 相 の 57 % を 占める 。 この グループ の 注目 に 値する 種 として 、 カラフル で 、 そして 絶滅 の 危機 に 瀕 し て いる コロボリーヒキガエルモドキ ( en ) が ある 。 アマガエル 科 は オーストラリア に 3 属 70 種 以上 を 数える 。 オーストラリア の カエル の 中 で もっとも 小さな 種 ( Scanty   Frog ) は ヒメアマガエル 科 に 属する  近年 オーストラリア の カエル 個体 数 の 急激 な 低下 が あっ た 。 低下 の 原因 は 不確か で ある が 、 両生類 を 死に 至ら しめる 真 菌 （ ツボ カビ 門 ） の 病気 カエルツボカビ 症 が 少なくとも 部分 的 に 関与 し て いる と 見 られる 。 カエルツボカビ 症 は 両生類 にとって 致命 的 な 疾患 で ある 。 この 感染 症 は オーストラリア 固有 で は なく 、 1970 年代 の アフリカツメガエル の 輸入 による もの と 見 られ て いる 。 カエルツボカビ 症 は 49 種 の 両生類 に 感染 し て いる こと が 確認 さ れ た 。 その うち 1 種 は 外来 種 で ある オオヒキガエル で ある ので 、 固有 種 として は 48 種 で ある 。 この 感染 症 は オーストラリア の 4 つ の 地域 で 見つかっ て いる 。 クイーンズランド 州 クック タウン の 北 から メルボルン に 及ぶ 広大 な 東部 海岸 地帯 、 タスマニア 、 南 オーストラリア 州 アデレード 周辺 、 西 オーストラリア 州 の パース を 含む 大 部分 の 南西 部 で ある 。 タスマニア で は 2004 年 に 感染 が 確認 さ れ た のみ で ある 。 ノーザンテリトリー は 感染 の 記録 の ない 唯一 の 州 で ある 。 両生類 の いくつ か の 種 は この 感染 症 によって 絶滅 に 追いやら れ た 。 この 感染 症 は 東海岸 において 、 1978 年 12 月 に 最初 に 確認 さ れ た 。  魚類 の 4 , 400 以上 の 種 が 、 オーストラリア の 水域 に 生息 し て いる 。 これら の うち 、 90 % は 固有 種 で ある 。 しかしながら 、 淡水 の 水域 が 比較的 少ない オーストラリア で は 、 淡水魚 は 170 種 に 限ら れる 。 オーストラリア の 淡水魚 の うち 、 二つ の 科 は 太古 の 昔 に 起源 を 求める こと が できる 。 それら は すなわち アロワナ と オーストラリア ハイギョ で ある 。 オーストラリア ハイギョ は ハイギョ の うち もっとも 原始 的 な 姿 を とどめ て いる 。 そして オーストラリア が ゴンドワナ 大陸 と 分離 する 前 に 進化 し た 。 西 オーストラリア 州 南西 部 固有 の 、 もっとも 小さな 淡水魚 の 一種 は サラマンダーフィッシュ で ある 。 この 種 は 泥 に 穴 を 掘っ て 中 に こもる こと で 、 乾期 の 乾燥 から 生き残る こと が できる 。 ミナミキュウリウオ 科 、 ガラクシアス 科 、 アプロキトヌス 科 と ペルキクティス 科 は ゴンドワナ 起源 の 種 で ある 。 古代 の 淡水魚 は 別 として 、 オーストラリア の 淡水魚 の 70 % に は 、 淡水 域 に 適応 し た 熱帯 インド - 太平洋 の 海水 魚 種 と の 類似 性 が ある 。 しかし 化石 の 形跡 から は 、 これら の 淡水 の 種 の 多く が 起源 が 古代 に あっ た こと が 示さ れ て いる 。 これら の 種 は 淡水 性 の ヤツメウナギ 、 ニシン 、 ナマズ 、 レインボーフィッシュ 、 それ に カワアナゴ 科 の 50 の 種 を 含む 。 淡水 における ゲームフィッシュ （ スポーツ として の 釣り の 対象 種 ） は 、 バラマンディ 、 マーレーコッド と ゴールデンパーチ など で ある 。 絶滅 の 危機 に 瀕 し て いる 2 種 の 淡水 性 の サメ は 、 ノーザンテリトリー に 分布 し て いる 。  ブラウントラウト 、 カワマス 、 ニジマス 、 タイセイヨウサケ 、 マスノスケ 、 ヨーロピアンパーチ 、 コイ と カダヤシ を 含む いくつ か の 外来 種 の 淡水 の 魚 種 が オーストラリア の 水域 に 移入 さ れ た 。 カダヤシ は 他 の 魚 の ひれ を かみ 切る こと で 知ら れる 攻撃 的 な 種 で ある 。 カダヤシ は 数 種 の 固有 の 小型 魚 種 の 生息 数 の 低下 や 、 局所 的 な 絶滅 に 関連 が ある 。 移入 さ れ た マス 類 は 、 Spotted   Tree   Frog ()（ アマガエル 科 の 一種 ） の よう な 他 の 高地 の 動物 相 や 、 トラウトコッド 、 マッコリーパーチ 、 マウンテンガラクシアス を 含む いくつ か の 高地 の 固有 の 魚 種 へ の 重大 な 悪影響 を 与え た 。 コイ は 、 オーストラリア 南東 部 の マレー・ダーリング 流域 で 、 水草 の 劇的 な 減少 、 小型 固有 魚 種 の 減少 と 、 汚濁 の 安定 し た 高い レベル に 強く 関係 し て いる 。  大 部分 の オーストラリア の 魚類 は 海産 で ある 。 興味深い グループ として ウツボ や イットウダイ の ほか 、 オス が 持つ 特 化 し た 育児 嚢 で パートナー の 卵 を 抱く ヨウジウオ 、 タツノオトシゴ が あげ られる 。 ハタ 類 の 80 種 が オーストラリア の 海域 に 分布 し て いる 。 その 中 に は 世界 最大 の 硬骨魚 類 で ある タマカイ も 含ま れる 。 タマカイ は 体長 2 . 7 m 、 体重 400 kg に なる こと が ある 。 アジ （ ロウニンアジ など の 大型 種 も 含む ） - 銀 の 群れ を なす 一群 の 魚 - の 50 種 と フエダイ は 、 商業 的 釣り において 人気 が ある 種 で ある 。 グレート・バリア・リーフ は 、 スズメダイ 、 チョウチョウウオ 、 エンゼルフィッシュ 、 ハゼ 、 テンジクダイ 、 ベラ 、 モンガラカワハギ と ニザダイ を 含む 巨大 な 種類 の 、 小規模 から 中規模 の 礁魚 の 生息 地 と なっ て いる 。 オニダルマオコゼ と フグ 、 そして ハナミノカサゴ は 有毒 で あり 、 毒性 は 人間 を も 死 に 至ら しめる 程 で ある 。 アカエイ 科 に は 11 種 に 有毒 種 が いる 。 そのうち 最大 の もの は ショートテイルスティングレイ で ある （ 全長 最大 4 . 3 m ） 。 バラクーダ は 礁 に 棲む 最大 の 種 の 一つ で ある 。 しかし 大きな 個体 は シガテラ 中毒 の 恐れ が ある ため 食べる べき で は ない 。  サメ は オーストラリア 近海 と 河口 に 分布 し て いる 。 メジロザメ 科 の 30 種 、 トラザメ 科 の 32 種 、 オオセ 科 の 6 種 、 ツノザメ 科 の 40 種 を 含む 166 種 が 含ま れる 。 ネコザメ 科 から は ポートジャクソンシャーク 、 シマネコザメ 、 クレステッドブルヘッドシャーク の 3 種 が 分布 する 。 2004 年 に は 12 件 の サメ による 人間 へ の 死傷 事故 が あり 、 そのうち 2 件 は 死者 が で た 。 サメ の うち 、 特に オオメジロザメ 、 イタチザメ 、 ホホジロザメ の 3 種 が ときおり 人間 に対する 重大 な 脅威 を もたらす こと で 知ら れ て いる 。 クイーンズランド 州 と ニューサウスウェールズ 州 の いくつ か の 人気 の ある ビーチ で は 、 サメ よ け 網 によって 危険 な サメ から 保護 さ れ て いる 。 サメ の 乱獲 による 個体 数 減少 は オーストラリア で も 例外 で は なく 、 いくつ か の 種 は 現在 絶滅 の 危機 に 瀕 し て いる 。 1988 年 に パース の 海岸 で メガ マウス が 発見 さ れ た 。 メガ マウス の 生態 について は ごく 僅か の こと しか 解っ て い ない 。 しかし この 発見 は オーストラリア 近海 に メガ マウス が 生息 し て いる こと を 示し て いる かも しれ ない 。  オーストラリア の 約 20 万 の 動物 種 の うち 、 およそ 96 % は 無 脊椎動物 で ある 。 無 脊椎動物 の 多様 性 の 上限 が 不確か で ある が 、 90 % の 昆虫 と 軟体動物 は 固有 種 で ある と 考え られ て いる 。  無 脊椎動物 は 多く の ニッチ を 占め 、 分解 者 や 授粉者 、 被 食 者 として すべて の 生態 系 の 中 で 重要 で ある 。 無 脊椎動物 で 最も 大きな グループ は 昆虫 で ある 。 昆虫 類 は 、 オーストラリア の 既知 の 動物 種 の 約 75 % を 構成 する 。 最も 多様 な 昆虫 の 種類 は カブトムシ や ゾウムシ など を 含む コウチュウ 目 で あり 、 約 28 , 200 種 が 生息 する 。 チョウ と ガ を 含む 20 , 816 の 種 による チョウ 目 、 アリ や ハチ 、 スズメバチ 科 を 含む ハチ 目 の 12 , 781 の 種 で 、 ハエ や カ など の ハエ 目 は 7 , 786 種 、 カメムシ や アブラムシ 、 ヨコバイ を 含む カメムシ 目 は 5 , 650 種 、 そして バッタ 、 コオロギ と キリギリス を 含む バッタ 目 の 2 , 827 種 が 生息 する 。 固有 種 に対する 重大 な 脅威 を もたらす 外来 種 として 、 オーストラリア 固有 の 種 と 種 間 競争 を 行う セイヨウクロスズメバチ や セイヨウミツバチ 、 アカヒアリ 、 アシナガキアリ と など が 移入 さ れ た 。  オーストラリア に は 、 よく 知ら れ た 135 種 を 含む 多種 多様 な クモ 綱 が 分布 する 。 咬傷 により 時に 命 に 関わる 、 悪名 高い シドニージョウゴグモ や セアカゴケグモ を 含む 多数 の 非常 に 危険 な 種 が 生息 する 。 ダニ 目 に は 数 千種 の ダニ と マダニ が 属する 。 また 8 種 の カニムシ 目 と 9 種 の サソリ 目 が 分布 し て いる 。  環 形 動物 の 貧 毛 綱 に は 多数 の 水生 あるいは 陸生 の ワーム が 見 られる 。 ヒメミミズ 科 、 ムカシフトミミズ 科 、 フタツイミミズ 科 と フトミミズ 科 など で ある 。 フトミミズ 科 に 属する 世界 最大 の ミミズ で ある メガスコリデス・アウストラリス (" Megascolides   australis ") が ビクトリア 州 ギプス ランド に のみ 分布 し て いる 。 この 種 は 平均 で 全長 80 cm に なり 、 最大 で 3 . 7 m に も 達する 。  大きな 科 で ある ミナミ ザリガニ 科 は 、 オーストラリア の 淡水 性 ザリガニ の うち 124 種 を 含む 。 これら の 中 に は 体長 30 mm に みた ない 世界 最小 の 種 swamp   crayfish や 、 世界 最大 の 種 で あり 体長 76 cm 、 体重 4 . 6 kg に なる タスマニアオオザリガニ が ある 。 また 、 " Cherax " 属 に は 通称 「 ヤビー 」 に 加え 、 ペット 用 や 食用 に 養殖 さ れる こと の ある 「 マロン 」 や 「 レッド クロウ 」 が 含ま れる 。 " Engaeus " 属 は オーストラリア に のみ 生息 する 淡水 性 ザリガニ で ある 。 " Engaeus " 属 は その 寿命 の 大半 を 陸 の 巣 穴 で 費やす ので 、 この 属 が 完全 な 水生 生物 で ある わけ で は ない 。 " Austrothelphusa " 属 の 淡水 性 カニ の 7 種 が 分布 し て いる 。 タスマニア だけ で 見 られる 、 非常 に 原始 的 な 淡水 性 の エビ Anaspididae 科 の 仲間 は きわめて 珍しい グループ で あり 、 2 億 年 前 の 化石 記録 から 見つかる 種 に 似 て いる 。  非常 に 様々 な 種類 の 無 脊椎動物 が この オーストラリア の 水域 に 分布 し て いる 。 グレート・バリア・リーフ は この 多様 性 の 重要 な 地域 で ある 。 これら に は 海綿動物 門 、 刺 胞動物 （ クラゲ 、 サンゴ 、 イソギンチャク 、 有 櫛 動物 ） 、 棘皮動物 門 （ ウニ 、 ヒトデ 、 クモ ヒトデ 、 ナマコ 、 腕 足 動物 ） と 軟体動物 門 （ カタツムリ 、 ナメクジ 、 カサガイ 、 イカ 、 タコ 、 ザルガイ 、 カキ 、 二枚貝 と 多 板 綱 ） を 含む 。 有害 な 無 脊椎動物 は オーストラリアウンバチクラゲ 、 ヒョウモンダコ と イモガイ を 含む 10 の 種 で ある 。 そして 、 それら は 毒 で 人間 に 呼吸 不全 と 死 を 引き起こす こと が ある 。 オニヒトデ は 通常 は 低い 密度 で サンゴ礁 に 分布 する 。 しかし 未だ よく 解明 さ れ て い ない 状況 下 において は 、 サンゴ を 食べる オニヒトデ は 、 サンゴ が 再生 する より も 速い スピード で 食害 する ため に 、 その とき 、 彼ら は 非常 に 高い 密度 で 分布 する 。 これ は 深刻 な サンゴ礁 の 問題 で ある 。 もう 一つ の 問題 は 、 大量 に 発生 し た ウニ が 海草 を 食べ 尽くし て しまう こと によって 起きる 「 磯 焼け 」 で ある 。 人間 によって 移入 さ れ た 有害 な 無 脊椎動物 は ホトトギスガイ 、 ニュージーランド 産 の ミドリ イガイ 、 イガイダマシ と マヒトデ など で ある 。 そして 、 これら は オーストラリア 固有 の 甲殻 類 に 取っ て 代わっ た 。  オーストラリア 周辺 海域 に は 、 多く の 固有 の 甲殻 類 も また 生息 し て いる 。  甲殻 類 の 食用 に なる 種 が 属する 、 最も 有名 な 綱 は 軟甲綱 で ある 。 オーストラリア 北部 の 温かい 水域 は 、 カニ や ヤドカリ 下目 、 イセエビ 科 、 クルマエビ 亜 目 を 含む 十 脚 目 甲殻 類 の 多く の 種 の 生息 地 と なっ て いる 。 フクロエビ 上目 （ 端 脚 目 と 等 脚 目 を 含む ） は 、 オーストラリア 南部 の 冷たい 水域 において 、 より 多く の 種 が 生息 し て いる 。 それほど 知ら れ て い ない グループ において は 、 ムカデ エビ 綱 、 カシラ エビ 綱 、 鰓 脚 綱 、 顎 脚 綱 （ フジ ツボ 、 カイ アシ 類 と 鰓 尾 類   など ） と 貝 形 虫 亜 綱 など が 生息 する 。 注目 に 値する 種 は タスマニアオオガニ で 深海 に 住み 、 体重 13 kg に なる 。 他 に は オーストラリアイセエビ という 種 で 、 これ は 第 一 脚 に はさみ を もた ない 。  故意 、 事故 、 自然 な プロセス による オーストラリア へ の 外来 種 の 移入 は かなり 多く 、 現在 かなり の 数 の 侵略 的 外来 種 が 環境 に 悪い 影響 を 与え て いる 。 移入 さ れ た 生物 は いくつ か の 手段 で 環境 に 悪影響 を 及ぼす 。 アナ ウサギ は 木の芽 を 食べ 尽くし 、 土地 を 荒廃 さ せる 。 アカギツネ は オーストラリア の 固有 の 種 を 捕食 する こと によって 、 現地 の 固有 の 動物 相 に 影響 を 及ぼす 。 一方 で 、 オオヒキガエル は 食べ られる こと によって 、 その 毒 で 捕食 者 に 影響 を 与える 。 オーストラリア に は 元来 ヒキガエル 科 は 分布 し て い なかっ た 。 オオヒキガエル は 1935 年 に サトウキビ 畑 の 害虫 を 抑制 する 試み として 移入 さ れ た が 、 その 試み は 失敗 し 、 そして 皮肉 に も 、 それ 自身 が その後 圧倒的 な 有害 生物 と なっ た 。 オーストラリア 固有 の 食 虫 動物 と 食物 を 争う だけ で なく 、 オオヒキガエル を 捕食 する オオトカゲ 、 フクロネコ 、 ワライカワセミ 、 オーストラリア ワニ 、 タイガースネーク 、 ディンゴ など 固有 の 動物 相 に その 体 から 分泌 する 強力 な 毒 を もたらし 、 時に 死に 至ら しめ た 。 しばしば 人間 に対して も 被害 を 与え た 。 侵略 的 外来 種 に は 鳥類 （ インド ハッカ など ） や 魚類 （ コイ 、 シクリッド ） 、 昆虫 類 （ ヒアリ ） 、 軟体動物 （ ホトトギスガイ ） など が 含ま れる 。 外来 種 の 問題 は 、 これら の 外来 種 とともに 病気 や 真 菌 、 寄生虫 を 持ち込ま れる こと だけ で なく 、 帰化 植物 によって より 増大 する こと で ある 。  これら 外来 種 へ の 対処 に かけ た 資金 と 労力 は ほとんど 報わ れ て い ない 。 そして この 外来 種 問題 は オーストラリア の 生物 多様 性 の 保護 に関する 主要 な 問題 で あり 続け て いる 。  少なくとも 40 , 000 年 の 間 、 オーストラリア の 動物 相 は アボリジニ の 従来 から の 生活 様式 に 不可欠 な 役割 を 演じ た 。 そして 、 彼ら は 食物 と 皮革 を 求める ため に 多く の 種 を 利用 し た 。 カンガルー 科 や ポッサム 、 オットセイ 、 魚類 、 ミズナギドリ など を 狩猟 で 得 て い た 。 一方 、 主 に 食物 と し て い た 無 脊椎動物 は ヤガ の 幼虫 で ある ボゴン・モス （ 英語   Bogong   moth ） 、 ボクトウガ 科 の 一種 の 幼虫 で ある ウィチェッティ・グラブ （ Witchetty   grub ） 、 軟体動物 など が あげ られる 。 燃え 木 農業 （ 狩り を する の を 容易 に する ため に 低木 林地 の 広い 帯状 地帯 を 焼い て い た アボリジニ の 土地 管理 活動 。 “ 火 かき 棒 農業 ” とも ） によって 植物 相 と 動物 相 に 変化 が 加え られ た 。 燃え 木 農業 に は 有毒 蛇 の 生息 を 阻み 、 繁茂 し た 植物 を 焼き払い 、 アボリジニ の 移動 を 容易 に し 、 また 彼ら の 食物 と なる 動物 を 火 によって 追い立てる など 、 多様 な 効果 が あっ た 。 これ により 、 むしろ 「 生物 の 多様 性 」 が 促進 さ れ た 一 面 も ある 一方 で 、 農業 方法 が 飛べ ない 鳥 で ある ゲニオルニス "( Genyornis )" 属 の 絶滅 の 一因 に なっ た と 考え られ て いる 。 オーストラリア の 大型 動物 相 の 絶滅 の 先住民 による 狩猟 と 景観 改変 の 役割 は 、 議論 の 対象 で ある 。  固有 の 種 の 個体 数 に 与え た アボリジニ の 影響 は 、 後 の ヨーロッパ から の 植民 の 大きな 影響 に 比べれ ば 、 それほど 重要 で は ない と 考え られる 。 ヨーロッパ から の 植民 以来 、 固有 の 動物 相 の 利用 、 生息 域 破壊 、 外来 種 の 捕食 者 と 競争 的 動物 種 の 導入 など が 、 27 種 の 哺乳類 、 23 種 の 鳥類 、 4 種 の カエル の 絶滅 を 引き起こし た 。 現在 、 オーストラリア の 動物 相 の 多く は 法律 によって 保護 さ れ て いる 。 注目 に 値する 例外 は 一部 の カンガルー 類 で あり 、 増え すぎ て いる ため 、 定期 的 に 駆除 さ れる 。  連邦 政府 による 1999 年 環境 ・ 生物 多様 性 保護 法 （ EPBC 法 ） は 、 1992 年 の 生物 の 多様 性 に関する 条約 の 調印 国 として オーストラリア の 果たす べき 義務 を 明確 に する ため に つくら れ た 。 この 法例 で は すべて の 固有 の 動物 相 を 保護 し て 、 絶滅 危惧 種 の 識別 と 保護 を 規定 する 。 各々 の 州 と 準 州 で は 、 法 で 定め られ た 絶滅 危惧 種 の リスト が ある 。 現時点 で は 、 380 の 動物 の 種 は 絶滅 危機 種 ( endangered ) と 絶滅 危惧 種 ( threatened ) の 両方 が 連邦 政府 による EPBC 法 の もと で 保護 さ れ 、 他 の 種 は 州 および 準 州 の 法 の 下 に 保護 さ れ て いる 。 オーストラリア の 動物 相 と 生物 多様 性 の 保護 において 重要 な 段階 と なる 、 オーストラリア 中 の すべて の 種 の 完全 な 目録 の 作成 が 着手 さ れ た 。 1973 年 に 、 植物 相 と 動物 相 の 分類 学 、 識別 と 分布 区域 の 研究 を 統合 する ため 、 連邦 政府 は オーストラリア 生物 資源 研究 会 （ Australian   Biological   Resources   Study : ARBS ） を 設立 し た 。 ABRS は 、 記録 さ れ た オーストラリア の 植物 相 と 動物 相 を 分類 し て いる 無料 の オンライン ・ データベース を 維持 し て いる 。  オーストラリア は 国際 捕鯨 委員 会 の メンバー で 、 商業 捕鯨 に 強く 反対 する 立場 で ある 。 オーストラリア の 水域 において 、 すべて の クジラ 類 は 保護 さ れ て いる 。 また オーストラリア は 絶滅 の お それ の ある 野生 動植物 の 種 の 国際 取引 に関する 条約 ( CITES ) の 調印 国 で も ある 。 したがって 、 絶滅 の 危機 に ある 種 の 輸出 も 禁止 し て いる 。 固有 の 生態 系 を 保護 し て 、 保存 する ため に 保護 区 が すべて の 州 と 準 州 で 作ら れ た 。 これら の 保護 さ れ た 地域 は 国立 公園 と 他 の 地域 （ ラムサール 条約 に 登録 さ れ た 64 の 湿地 と 16 の 世界 遺産 ） を 含む 。 2002 年 現在 、 オーストラリア の 総 陸地 面積 の 10 . 8 %（ 774 , 619 . 51 km ） は 、 保護 区 で ある 。 海 の 生物 多様 性 を 保つ ため に 多く の 地域 で 保護 海域 が 作ら れ 、 2002 年 現在 、 これら の 地域 は 、 オーストラリア 海洋 の 管轄 区域 の およそ 7 %（ 646 , 000 km ） を カバー する 。  グレート・バリア・リーフ 海洋 公園 局 は 、 連邦 および 州 の 特定 の 法律 の 下 で 、 グレート・バリア・リーフ を 管理 し て いる 。 オーストラリア の 漁場 は 、 その 多く は 既に 開拓 さ れ て いる 。 そして 、 漁獲 高 の 割り当て は 海産 魚類 の 個体 数 を 維持 できる 分 に 設定 さ れ て いる 。  連邦 政府 に対し 、 民間 の 研究 者 によって 作成 さ れ た 環境 状態 報告 書 （ 2001 年 ） において 、 環境 の 状態 と オーストラリア の 環境 管理 が 以前 （ 1996 年 ） の レポート の 時 より も 悪化 し た と 結論づけ た 。 とりわけ 野生 生物 保護 に 関連 する 部分 において 、 土壌 の 塩化 、 水系 の 撹乱 、 土地 開拓 、 生息 域 の 分断 、 沿岸 環境 の 貧弱 な 管理 など の よう な 多く の 行為 、 活動 が オーストラリア の 生物 多様 性 を 保護 する にあたり 、 大きな 問題 と なっ て いる と 述べ て いる 。コシジロイヌワシ （ 腰 白 狗 鷲 、 学名 :" Aquila   verreauxii "） は 、 タカ 目 タカ 科 に 分類 さ れる 鳥 。  全長 80 - 90 cm 。 全身 は 黒色 で 、 腰部 は 白色 を し て いる 。 嘴 は 黄色く 、 先端 部 は 黒色 。  河川 の 峡谷 や 岩場 に 生息 する 。  食 性 は 動物 食 で 、 主 に ハイラックス を 捕食 する が 、 ディクディク など の 小型 レイヨウ 類 、 ヒヒ など の 猿 類 、 リス 、 ノ ウサギ 、 マングース など の 小型 哺乳類 、 ホロホロ チョウ など の 鳥類 、 リクガメ など の 爬虫類 も 狩る 。 飛翔 し ながら 獲物 を 探し 、 急降下 し て 捕らえる屠殺 （ とさつ ） ないし 屠 畜 （ と ちく ） （ 漢字 制限 により 「 と殺 」 や 「 と 畜 」 とも ） と は 、 家畜 等 の 動物 を 殺す こと で ある 。 「 屠 」 は 「 ほふる 」 の 意 で ある 。 一般 的 に は 食肉 や 皮革 等 を 得る ため だ が 、 口 蹄 疫 など の 伝染 病 に 感染 し た 家畜 を 殺 処分 する 場合 に も この 語 が 使用 さ れる 。  類義語 に は 〆 る （ しめる ： 一般 的 に 鶏 や 魚 に 用いる 表現 ） や おとす 、 または 潰す （ つぶす ： 一般 的 に 鶏 や 牛 や 豚 に 用いる 表現 ） が ある 。  屠殺 は 、 人間 が 家畜 を 飼う よう に なっ て 以降 、 肉 を 食べ たり その 皮革 を 利用 する ため に 行わ れ て き た 。 それ 以前 に は 、 野生 動物 を 捕獲 する 際 に 致命傷 を 与える など し て 殺害 し て い た が 、 これ は 「 捕 殺 （ ほさつ ） 」 と も 呼ば れ 、 動物 を 捕らえる ため に 殺す ・ その 肉体 を 確保 する ため に 殺す 行為 （ → 捕食 ） で ある こと から 、 屠殺 と は 区別 さ れる 。  屠殺 は 、 社会 の 発展 と 都市 構造 の 発生 ・ 発展 に 伴い 、 次第に 分業 化 と 一元 化 さ れる よう に なっ て き た 。 古く は 各 家庭 もしくは 酪農 家 で 家畜 の 生命 を 絶つ 行為 が 一般 的 に 成さ れ て い た 物 が 、 肉屋 など の 専門 業種 による 屠殺 へ と 変化 し 、 更に は 屠 畜場 や 食肉 工場 といった 専門 施設 における 集中 処理 へ と 変化 し 、 世間 一般 の 目 に は 触れ ない よう に なっ て いっ た 。  方法 は 各国 の 歴史 文化 など により 異なる 。 古く は イスラム など で 行わ れる ナイフ で 頚動脈 を 切る 、 斧 で 首 を 切りつける 方法 で あっ た 。 また 特殊 な 例 で は モンゴル など で 行わ れる 心臓 付近 に ナイフ で 傷 を つけ 、 手 を 差し込ん で 心臓 の 血管 を ちぎる という もの が ある 。 以前 は 日本 で も 人手 で とがっ た ハンマー で 頭部 を 強打 する 方法 や 棒 を 射出 する 銃 で 狙撃 する 方法 が とら れ て い た が 、 動物 の 苦痛 を 減らす ため 電気 ショック 法 や 二酸化炭素 など に 変わっ た 。  これら は 主 に 、 動物 の 生命 を 絶ち 食肉 に 加工 する 上 で 発生 する 血液 や 食品 廃材 といった 副 生成 物 （ 産業 廃棄 物 ） の 処理 や 、 あるいは 食糧 生産 や 環境 に対する 衛生 面 で の 配慮 、 加え て 「 殺害 する 」 という 面 で の 倫理 的 な 不快 感 といった 事情 に も 絡ん で の 分業 化 ・ 一元化 で ある が 、 特に 宗教 など の 食 の タブー といった 理由 から 、 特定 の 処置 が 食料 生産 に 求め られる 地域 で は 、 一種 の 宗教 的 な 施設 で ある という 側面 も 持つ （ → カシュルート や シェヒーター など ） 。  1867 年 （ 慶応 3 年 ） 5 月 、 外国 人 に 牛肉 を 供給 し て い た 中川 嘉兵衛 が 、 江戸 荏原 郡 白金 村 に 屠牛 場 を 設立 し た が 、 これ が 日本 における 近代 的 屠場 の 最初 で あろ う と いう 。 明治 以降 、 屠場 を 設立 する 者 の 数 は 増え 、 日 露 戦争 の 時 に は 全国 で 約 1 , 500 を 算 え た 。 しかし その 設備 の 不完全 、 また 衛生 上 、 保安 上 改善 を 要する 点 が 多く 、 1906 年 （ 明治 39 年 ） に 屠場 法 が 制定 さ れ た 。  日本 国内 における 牛馬 の 屠殺 は 、 その 歴史 的 な 経緯 から 不浄 な 行い という イメージ も 付きまとい 、 そこ に は 食用 家畜 を 単なる 消費 という 、 他 の 肉食 文化 で は 日常 の 延長 に 存在 し た 行為 として 位置づけ られ ず 、 専ら 被 差別 階級 の 人々 が 行っ て き た こと という 解釈 が なさ れる こと が 多い 。  しかし 、 その 日本 で も 更に 歴史 を 紐解け ば 、 いわゆる 生贄 など も 含め 儀礼 における 祝い を あらわす 「 祝 （ は ふり ， ほふり ， ほうり ） 」 という 語句 と 、 「 屠る （ ほふる ） 」 ないし 「 屠り （ ほふり ） 」 という 語句 は 語源 が 同じ という 説 も あり （ 喜田 貞吉 ） 、 もともと は 犠牲 を 供 し て 穢れ 祓い清める 役割 の 人物 が 行っ て い た 。 つまり 神職 及び それ に 近い 役割 の 人々 が 行っ て い た と 思わ れる 。 その後 の 食肉 に 必ず 伴う 屠 畜 について も 、 彦根 藩 が 1690 年 （ 元禄 3 年 ） に 「 薬 喰い 」 （ 冬場 に 保温 ・ 保健 の 目的 で 獣肉 を 食する こと ） として 牛肉 を 販売 、 更に は 藩主 自ら 毎年 の よう に 将軍家 へ の 献上 品 として 「 牛肉 味 噌漬 」 を 贈っ て い た など の 歴史 も あり 、 時代 背景 や 地域 条件 による 差別 、 被 差別 で 一概 に 語ら れる べき もの で は ない 。  日本 で は 仏教 の 伝来 に も 伴い 平安 中期 から 獣肉 など に 携わる こと を 穢れ （ 信仰 上 の 禁忌 ・ タブー ） と する 見方 が 広がり 、 1922 年 （ 大正 11 年 ） の 水平 社 宣言 に 至る まで 印象 が 一 人 歩き し て いる 。  屠殺 で は 、 その 行為 によって 動物 が 苦しま ない よう に と の 配慮 が 成さ れ て いる 場合 も 多い 。 近年 で は 動物 虐待 に対する 忌避 感 も ある が 、 そもそも 過度 に 暴れ させる よう な 屠殺 は 、 動物 に 不要 且つ 過剰 な 苦痛 を 与える だけ で なく 、 従事 者 にとって 危険 で あり 作業 効率 も 悪い 。 この ため 多く の 社会 で は 、 より 速やか に 且つ 苦しま せ ず に 動物 を 絶命 さ せる 方法 が 研究 さ れ て き た 。  現代 で は 先進 国 を 中心 に 、 炭酸 ガス による 酸素 欠乏 、 あるいは 頭部 へ の 打撃 や 感電 による 、 （ 建前 の 上 で は ） 脳震盪 を 起こし 麻痺 さ せ た 後 に 首 の 動脈 を 切断 する こと による 失血死 、 あるいは 麻痺 さ せ た 後 に 脳 組織 を 物理 的 に 損傷 さ せる こと で 生命 活動 を 停止 さ せる 方法 が 取ら れ て いる 。 しかし 宗教 的 な 理由 （ ハラール を 参照 ） に も 絡み 古く から の 伝統 的 な 屠殺 方法 を 取っ て いる 事 の 多い イスラム 圏 など で は 、 後肢 に 綱 を 掛け 頭部 を 下 に し て 吊るし たら 、 間 を 入れ ず に 動脈 を 切断 し 、 ある程度 は 空中 で 暴れ さ せ て 、 急速 に 失血死 さ せる 方法 を 取っ て いる 。  無論 、 家畜 の 頭部 を 銃 で 撃つ など 強い 衝撃 を 与え たり 、 強い 電気 ショック を 加え たり すれ ば 、 家畜 は 当然 一溜り も なく 即死 し て しまう の だ が 、 この こと を 公 に 認め て しまう と 「 頸動脈 を 切断 し て 失血死 さ せる 」 という 原則 に 反し て しまい 場合 によって は 処罰 の 対象 と なり うる ため 、 食肉 業界 の 関係 者 は あえて 「 気絶 」 といった ぼかし た 表現 を 用い て いる 事情 も ある 。 なお 、 心臓 は 自律 神経 系 に 支配 さ れ て いる ため 、 即死 し た 場合 でも 遅れ て 停止 する ため 、 実態 として は この 時間 差 を 利用 し て 血 抜き を 行う こと に なり 、 いわゆる 「 グレー ゾーン 」 で ある と 言える 。 現場 の 実情 として は 、 家畜 の 苦痛 を 軽減 し 作業 員 の 安全 を 確保 する 意味 で 「 一 発 で 仕留める 」 こと 、 すなわち 即死 さ せる こと が 「 暗黙 の 了解 」 と なっ て いる 。 ただし 、 斃死 し た 家畜 の 食肉 利用 を 厳しく 禁止 し て いる 国 や 地域 も あり 、 家畜 の 苦痛 や 作業 員 の 安全 確保 は あまり 顧み られ ず 、 意識 の ある まま 頸動脈 を 切断 し て 失血死 さ せる という 旧来 の やり方 が 踏襲 さ れる こと も 少なく ない 。  なお 失血死 または 血 抜き という 方法 は 、 肉 に 血液 が 残る 量 が 最小限 に 抑え られ 、 肉 の 劣化 や 腐敗 を 遅らせる 効果 も あっ て の 事 で 、 特に これ は 冷蔵庫 が 普及 する 以前 は 、 鮮度 の 低下 で 廃棄 さ れる 肉 を 最小限 に 抑える ため の 技術 でも あっ た 。  肉食 という 行為 は 、 動物 の 生命 を 奪う 事 で 自ら の 生命 を 永らえ させる もの で ある 。 この ため 犠牲 と なる 動物 に 感謝 を 捧げる 思想 も 見 られ 、 その 感謝 の 意味 で 苦しま せる 事 へ の 忌避 も 見 られる 。 その 延長 で 動物 の 苦痛 に対して も 言及 し て いる 文化 も あり 、 例えば ユダヤ 教 で は 「 一 回 の 切断 で 致命傷 を 与える （ 何 度 も 切り付け ない ） 」 ため に 、 屠殺 に 使う 刃物 （ ナイフ ） は 「 良く 研磨 さ れ て いる もの 」 と 定め て いる 。 これ は 「 よく 切れる 刃物 で 切り傷 を 負っ た 場合 は 、 一時 的 な 麻痺 により 負傷 直後 は 余り 痛み を 感じ ない （ 後 に 治る 過程 で の 痛み は ある ） が 、 切れ味 の 悪い 刃物 で 怪我 を する と 、 切っ た 直後 から 酷く 痛む 」 という 人間 自身 の 経験 による もの で ある と 考え られる 。  多く の 文明 社会 で は 、 畜肉 に対する 感謝 を 表す 人間 の 活動 が 大 なり 小 なり 見 られ 、 感謝 祭 や 慰霊 など といった 宗教 行事 に も 関連 し て いる 。  屠殺 は 旧来 、 家畜 を 飼っ て いる 各 家庭 で は 日常 的 かつ 普遍 的 に 行わ れ て い た が 、 これ が 次第に 世間 一般 から 隔離 さ れる につれて 穢れ の よう に 扱わ れ 、 差別 を 被っ た 事例 も ある 。 日本 で も 明治 時代 より の 社会 変化 で 食肉 産業 が 発達 し た が 、 その 当時 の 被 差別 部落 など の 絡み も あり 、 家畜 の 屠殺 や 解体 に 従事 する 者 が 差別 を 被る といった 社会 問題 が 発生 し 、 現在 において も 散見 さ れる 。  食用 ・ 加工 用 の 家畜 で は なく 、 競走 馬 など 他 の 目的 で 飼育 さ れ て い た 動物 が 、 結果 的 に 屠殺 さ れる 場合 も ある 。  競走 馬 が 成績 低迷 や 高齢 など を 理由 に 競走 生活 を 引退 し た 後 は 、 繁殖 馬 、 乗馬 クラブ や 学校 の 馬術 部 等 で の 乗用 、 動物 園 など の 観光 用 、 研究 用 など に 転用 、 あるいは 功労 馬 として 余生 を 送る 馬 も 存在 する が 、 その 割合 は 少数 で あり 、 大半 の 競走 馬 は 屠殺 さ れ て いる の が 実情 で ある （ 参考 → 乗馬 # 乗馬 へ の 転身 という 意味 ） 。 功労 馬 で なく て も 牧場 で 余生 を 送る 様 に 計らう 馬主 も 存在 し 、 余生 を 送る こと が 出来る か 否 か の 判断 は 、 経済 的 合理 判断 と共に 多分 に 馬主 の パーソナリティ や 牧場 所有 の 有無 など に 負う ところ が 多い 。  屠殺 後 の 用途 として 、 馬肉 に 回さ れる 場合 も ある 。 日本 で は 馬肉 は 「 桜 肉 」 と 呼ば れ 、 古く から 栄養 豊富 な 食肉 として 、 また 「 ニューコンミート 」 （ → コンビーフ ） の よう な 代用 食 として 親しま れ て いる 。 ただし 、 江戸 時代 に は 生き た 牛馬 の 屠殺 は 幕府 の 禁制 の 対象 で あり 、 自然 死 や 事故死 の もの が 「 薬 」 に さ れ た 。 食肉 も 禁制 で あっ た ため 、 「 薬 」 と 称さ れ た 。 他 の 用途 として は 家畜 用 飼料 や ウマ の 項 を 参照 の こと 。  日本 で 桜 肉 として 流通 し て いる の は ペルシュロン 、 ブル トン 、 ベル ジャン の 混血 種 で ある 日本 輓系種 を 屠殺 し た もの が ほとんど で ある 。 これら は 当初 から 食肉 を 目的 に 生産 さ れる もの と 、 ばん えい 競走 の 競走 馬 を 目的 に 生産 さ れ た ものの 、 能力 検定 に 不 合格 と なっ たり 馬主 として の 買い手 が 見つから ない など の 理由 で 食肉 に 回さ れる もの が ある 。 また ばん えい 競走 の 競走 馬 で あり ながら 、 腸閉塞 等 の 不慮 の 事故 で 斃死 し た 馬 は 、 そのまま 桜 肉 として 加工 し て 厩舎 関係 者 に 配り 、 食する 形 で 供養 する という 習慣 が 現在 で も ある が 、 この 習慣 は サラブレッド など の 軽 種馬 の 競馬 の 関係 者 の 間 で は み られ ない 。  屠殺 以外 の 殺 処分 において は 、 たとえ 重度 の 負傷 を し た 場合 でも 食用 ・ 加工 用 を 前提 と し ない 薬物 による 安楽 死 処分 が 一般 的 で ある 。 殺 処分 の 方法 を 選ぶ 必要 は ある ものの 、 屠殺 により 馬 資源 を 活用 する 方 が 本来 は 合理 的 で は ある の だ が 、 競馬 場 内 で 重傷 を 負っ た 馬 を 屠殺 場 へ 移動 さ せる という の は 感情 的 な 反発 も 強い 。 また 1973 年 10 月 に 動物 愛護 法 が 制定 さ れ 苦痛 を 伴う 殺 処分 が 法律 により 禁止 さ れ た 。 その ため 日本 で は 同年 6 月 の ハマノパレード の 一 件 以降 、 負傷 馬 へ の 安楽 死 が 導入 さ れ て いる 。  なお 足 を 傷める こと は 競走 馬 全般 において 問題 で は ある が 、 こと サラブレッド の 場合 は 「 速く 走る こと 」 に 特 化 し て 品種 改良 が 続け られ た 結果 、 その 足 は きわめて 繊細 な もの で あり 、 負傷 に 弱い 。 足 を 傷める と 負傷 が 蹄 まで も を 侵し 、 更に 残っ た 問題 の 無い 足 に 負担 が 余計 に 掛かっ て 関節 炎 など を 併発 、 結果 的 に 悶え 苦しみ 最悪 の 場合 に は 衰弱 死 する か 痛み で ショック 死 する 場合 も ある 。 この ため 予後 不良 と 診断 さ れ た 競走 馬 は 動物 愛護 の 見地 から 安楽 死 さ れる こと が ある （ → 蹄 葉 炎 ） 。  ウマ の 屠殺 に 否定 的 な アメリカ合衆国 で は 、 エクセラー や ファーディナンド といった 有名 な 競走 馬 が 、 それぞれ 輸出 先 の スウェーデン と 日本 で 屠殺 さ れ 、 市場 に 流通 する など し た 。 同 事件 は 米国 内 で 問題 視 さ れ 、 米 下院 で 馬 の 屠殺 禁止 法案 が 可決 さ れ て いる 。 その他 に も 中央 競馬 の 八 大 競走 で 優勝 し た に も 関わら ず 、 日本 中央 競馬 会 の 施設 に 送ら れ ず 、 行方 不明 に なっ た 馬 も 存在 し た 。 また 、 重 賞 レース を 勝っ て いる に も かかわら ず 功労 馬 繋 養 展示 事業 の 対象 馬 に なる 事 無く 処分 さ れる 馬 も 多い 。  先 に 挙げ た 米国 の 例 の ほか に も 、 特に 競馬 の 盛ん な イギリス の よう な 国家 で は 馬 の 繁用 が 難しく なっ た とき に は 人道的 な 安楽 死 が 求め られ 、 屠殺 に 強い 拒否 感 ・ 嫌悪 感 を 示す 。 食 の タブー など 社会 的 な 事情 に も 絡ん だ この 問題 だ が 、 日本 で は ペット として みなさ れ 、 まず 屠殺 さ れる こと など 無い 犬 や 猫 （ ただし 保健所 で は 捨て 犬 、 捨て 猫 、 野良 が 大量 に 処分 さ れ て いる ） が 、 中国 、 韓国 など それら を 食べる 文化 を 持つ 地域 で は 日常 的 に 屠殺 さ れ 、 食肉 市場 に 流通 し て いる 状態 と 対比 さ せる と 理解 し やすい （ → 犬 食 文化 ） 。 こう いっ た 食 文化 の 違い に 端 を 発する 動物 の 屠殺 にまつわる 文化 摩擦 は 世界 各地 に 多々 存在 する 。  日本 も 加盟 する OIE の 動物 福祉 規約 「 動物 の と殺 」 で は 、 後述 する よう に 「 係留 施設 は 、 動物 が いつ でも 飲水 できる 設備 に する こと 。 」 と の 記載 が ある 。 しかし 2011 年 に 北海道 帯広 食肉 衛生 検査 所 など により 実施 さ れ た 全国 の 屠殺 場 実態 調査 で は 、 牛 の 屠殺 場 で 50 . 4 ％ 、 豚 の 屠殺 場 で 86 . 4 ％ に 飲水 設備 が 設置 さ れ て い ない こと が わかっ た 。 同 調査 で は 家畜 の 屠殺 場 へ の 搬入 状況 も 調査 さ れ て おり 、 前日 搬入 を 行わ ない 屠殺 場 は 牛 で わずか 約 8 ％ 、 豚 で は 約 5 ％ に とどまる 。 これ は つまり 、 日本 の 多く の 屠殺 場 で 長時間 にわたり 家畜 が 飲水 でき ない 状況 に ある こと を 示し て いる 。  日本 も 加盟 する OIE において 、 2005 年 に 動物 福祉 規約 「 動物 の と殺 」 が 採択 さ れ た 。  EU 指令 「 殺害 時 における 動物 の 保護 について ( on   the   protection   of   animals   at   the   time   of   killing )」 の 中 で 、 動物 の 扱い 方 について 規定 さ れ て いる 。 EU 加盟 国 は 、 本 規則 の 違反 に 罰則 を 定め 、 それら が 実装 さ れ て いる こと を 保証 する ため に 必要 な すべて の 措置 を 講じ なけれ ば なら ない 。  （ １ ） ２ ８ 時間 法 ： 1906   年 制定  家畜 を 含む 動物 を 州 間 移動 さ せる 場合 、 輸送 車両 など から 家畜 の 係留 場 まで 飼料 、 水 の 給与 及び 休息 の ため 家畜 を 輸送 車両 など から 降ろす こと なく 、 継続 し て   28   時間 以上 当該 車両 等 に 積ん だ まま の 状態 に し て おく こと を 禁止 する とともに 、 「 人道的 」 に 移動 さ せる こと が 義務付け られ て いる が 、 「 人道的 」 の 定義 が なさ れ て い ない ため 、 厳格 さ に 欠ける 。  （ ２ ） 人道的 な 屠 畜 に関する 法律 ： 1958   年 制定  屠 畜 や 屠 畜場 で の 家畜 の 取扱い に関する 方法 を 定め た 法律 。  対象 家畜 は 牛 、 馬 、 羊 、 豚 等 で あり 、 家禽 は 含ま れ て い ない 。   屠 畜方法 について は 家畜 が 苦痛 を 感じ ない よう に 行う こと が 義務付け られ て いる 。 1978   年 から は この 基準 を 満たす こと の でき ない 外国 の 屠 畜場 で 生産 さ れ た 食肉 の 輸入 を 禁止 。 搬入 時 に 家畜 が 怪我 を し ない よう 、 床や 管理 者 の 取り扱い 、 屠 畜場 において 常に 飲料 水 へ の アクセス や 十分 な スペース を 設ける こと など が 記さ れ て いる 。  動物 の 愛護 及び 管理 に関する 法律   第 四 十 条 に 「 動物 を 殺さ なけれ ば なら ない 場合 に は 、 できる 限り その 動物 に 苦痛 を 与え ない 方法 に よ つて し なけれ ば なら ない 」 と さ れ て いる 。 また 、 同 法 に 基づき 1995 年 に 「 動物 の 殺 処分 方法 に関する 指針 」 が 制定 さ れ 、 動物 の 殺し 方 は 「 できる 限り 動物 に 苦痛 を 与え ない 方法 で 意識 の 喪失 状態 に し た のち に 、 心 機能 又は 肺 機能 を 停止 さ せる 方法 、 もしくは 社会 的 に 容認 さ れ て いる 通常 の 方法 による こと 」 と 定め られ た 。  しかし この 指針 に は 法的 拘束 力 は なく 罰則 は ない 。 また 「 できる 限り 動物 に 苦痛 を 与え ない 方法 」 の 定義 が なさ れ て い ない ため 、 厳格 さ に 欠ける 。  部落 問題 の 視点 から 、 被 差別 部落 民 に対する 差別 用語 で ある と 批判 さ れる こと が ある 。  屠殺 場 で の 屠殺 を 死 の 拷問 として 批判 する 者 も いる 。トゥリモンストゥルム （" Tullimonstrum "） と は 、 古生代 の 海 に 棲息 し て い た 脊椎動物 で ある 。 北 アメリカ ・ イリノイ 州 の 石炭 紀 後期 の 地層 から 発見 、 記載 さ れ た 。 名称 は 発見 者 で ある フランス の フランシス・ターリー に 献名 さ れ た もの で 、 意味 として は 「 ターリー の 怪物 」 で ある 。 他 に 表記 として 「 タリモンストラム 」 、 「 タリモンストルム 」 、 また 俗称 として 「 ターリーモンスター 」 「 タリーモンスター 」 「 タリモンスター 」 など 様々 な 名 で 知ら れる 。  全長 は 約 10 cm 。 全体 は 前後 の とがっ た 楕円 形 、 細い 柳 の 葉 の よう な 形 で 、 扁平 で ある 。 体 幹 に は 筋 節 が 見 られ 、 身体 の 中央 に は 腸管 と 脊索 が 見 られる 。 脊索 の 一部 に 沿っ て 連続 的 に 塊状 の 構造 が 見 られ 、 これ は 椎骨 の 弓 体 （ arcualia ） に あたる と 見なさ れる 。 体 の 後端 近く に は 両側 に 張り出し た ひれ が あっ て 、 ほぼ 菱形 に なっ て いる 。 奇妙 な の は 体 の 前端 に 突き出し た 吻部 で 、 その 先端 に 口 が 開い て い た らしい 。 その 中央 に 腸管 が 通り 、 先端 に 角質 の 「 歯 」 を 備え た 顎 の よう な 構造 が ある こと から 、 ここ を 動かし て えさ を とっ た の で は ない か と 思わ れる 。 さらに 、 胴体 の 前方 三 分の 一 くらい の あたり から 、 両側 に 棒状 の 眼 柄 が 突き出し 、 その 先端 に 眼 が あっ た らしい 。  その 形態 が 奇妙 で 、 現 生 の どの 動物 に も 直接 に 比較 できる よう な 似 た もの が なかっ た こと から 、 バージェス 動物 群 の 再 発見 以前 から 、 古く から 知ら れる 代表 的 な 「 古生代 の 怪物 」 で あっ た 。 中 に は ゾウ クラゲ （ クラゲ の 仲間 の 腔腸動物 で は なく 、 軟体動物 の 巻き貝 の 一つ で ある ） と 近 縁 という 説 も あっ た 。  2016 年 、 角質 の 「 歯 」 が 並ん だ 吻 、 脊索 を 持つ 可能 性 、 そして 眼 の 構造 など から 、 脊椎動物 に 属する と 発表 さ れ た 。 複数 の 特徴 から 脊椎動物 の 中 でも 系統的 に 円 口 類 の 一 系統 、 特に ヤツメウナギ 類 の 一 種 で ある という 主張 も ある ものの 、 他 の 円 口 類 に は 見 られ ない 特徴 も 数多く 、 いまだ 系統 関係 に は 問題 が 残る 。胃 石 （ いせ き 、 ） は 、 動物 が 消化 管内 に 持つ 石 で ある 。  英語 で は   。 語源 は 、 ギリシア 語 の   （ 胃 ） と   （ 石 ） 。  一部 の 脊椎動物 は 、 飲み込ん だ 石 を 胃 石 と する 。 胃 石 で 食物 を すりつぶし て 消化 の 助け と する か 、 水棲 動物 の 場合 は 体重 の 調整 に も 使う 。  現 生 の 脊椎動物 で は 、 胃 石 は アザラシ 、 アシカ 、 ワニ 類 、 草食 性 の 鳥類 に 広く 見 られる 。  絶滅 動物 、 例えば 竜 脚下 目 の 恐竜 も 、 硬い 植物 を すり潰す ため 胃 石 を 持っ て い た こと が 判明 し て いる 。 獣 脚 類 の 化石 と共に 胃 石 が 発見 さ れる こと は 希 で あり 、 肉食 恐竜 が 食物 の 粉砕 に 胃 石 を 用い た と は 考え づらい 。  食物 を すり潰す の に 適し た 歯 を 持た ない 動物 は 、 胃 石 を 砂嚢 の 中 に 保持 し て 咀嚼 に 替える 。  首長 竜 など 水棲 の 絶滅 動物 は 、 現 生 の ワニ と 同様 、 体重 を 調整 する 重り として 石 を 飲み込ん で い た よう で ある 。  胃 石 の 大き さ は それ を 持つ 動物 の 大き さ によって 、 また その 食 性 によって 異なる 。 小 は 砂 程度 の もの から 大 は 大 礫 以上 の もの まで が 発見 さ れ て いる 。 恐竜 の 胃 石 は 、 合計 数 kg に も 及ぶ こと が ある 。 また ダチョウ が 飲み込む 石 は 、 時に 長 さ 10 cm を 越える 。  化石 の 胃 石 は 磨か れ て 丸く なっ て いる 場合 が ある 一方 、 現 生 の 鳥類 の 胃 石 は 全く 擦ら れ て い ない 。  ふつう 地質 学 の 分野 で は 、 複数 の 根拠 が 無い 限り 、 恐竜 化石 と共に 見つかる 岩石 が 消化 を 助ける ため の もの だ と は 認め られ ない 。 第 1 に 、 その 岩石 は 周辺 の 地質 と 相容れない もの で ある 必要 が ある 。 第 2 に 、 その 岩石 は 擦ら れ て 丸く なっ て い なく て は なら ない 。 第 3 に 、 その 岩石 の 見つかる 場所 が 恐竜 の 消化 器 （ の あっ た 所 ） で なく て は なら ない 。 ただし ホイットル （ C .   Whittle ） は 走査 型 電子 顕微鏡 を 用い て 胃 石 の 表面 パターン を 分析 する 手法 を 開発 し て いる （ 1988 、 9 年 ） 。  ユタ 州 中部 の 白 亜紀 初期 の 地層 に は 、 丸く なっ た 赤 や 黒 の チャート が 極めて よく 見 られる が 、 その 一部 は 胃 石 な の で あろ う 。 胃 石 は 、 英語 で は しばしば   Morrison   stones （ モリスン の 石 ） と 呼ば れる が 、 これ は 胃 石 が モリスン 群 層 （ ； コロラド 州 の 町 モリスン に 因む 。 ジュラ紀 後期 の 地層 ） から よく 見つかる こと が 理由 で ある 。 珪化木 で 出来 た 胃 石 も ある 。  甲殻 類 の 胃 石 は 、 体内 で 析出 し た 炭酸 カルシウム で ある 。 脱皮 中 の カルシウム の ストック として 利用 さ れる 。  甲殻 類 は 、 脱皮 の 前 に 殻 （ 外 骨格 ） の カルシウム を カルシウム イオン として 血 中 に 回収 し 、 胃 の 中 に 、 左右 1 対 の 炭酸 カルシウム の 丸石 ないし 円盤 として 析出 さ せる 。 胃 石 は 脱皮 後 数 日 で 血液 に 再 吸収 さ れ 、 含ま れ て い た カルシウム は 新しい 殻 で 石灰 化 する 。  甲殻 類 は 脱皮 後 に 脱い だ 殻 を 食べ 、 この 行為 によって も カルシウム を 補給 する と も 言わ れる 。 しかし 、 ザリガニ を 使っ た 実験 で は 、 脱い だ 殻 に カルシウム は 含ま れ て おら ず 、 この 行為 で カルシウム は 補給 さ れ ない 。  胃 石 は 特に 淡水 産 甲殻 類 （ たとえば ザリガニ 、 アカテガニ 、 ベンケイガニ ） で 発達 する 。 海産 甲殻 類 の 場合 、 海水 に 溶け て いる カルシウム イオン を 利用 できる から で ある 。  ザリガニ の 胃 石 は かつて 、 ラテン語 で オクリ・カンクリ   （ カニ の 目 ） 、 あるいは 江戸 時代 の 日本 で は 転訛 し 「 オクリカンキリ 」 と 呼ば れ 、 万能 薬 、 とりわけ 、 眼 病 や 肺病 ・ 泌尿器 病 の 薬 として 珍重 さ れ た 。ピューマ 属 （   -   ぞ く 、 学名 ： ） は 、 ピューマ （ 模 式 種 ） と ジャガランディ の 2 種 から なる 、 アメリカ大陸 の ネコ 科 動物 の 一 分類 群 （ 1 属 ） 。  ピューマ は 南北 アメリカ大陸 に 広く 、 ジャガランディ は 中央 アメリカ と 南 アメリカ大陸 の 広範 な 地域 に 分布 する 。  ピューマ と ジャガランディ の 分化 は 新生代 第 四 紀 更新 世 中期 イオニアン （ en ） の 頃 と 考え られ て いる ため 、 ピューマ 属 の 出現 は これ に 先立つ 時代 に 求め られる 。  系統 分類 学 の 新た な 知見 に よれ ば 、 北 アメリカ大陸 で 進化 し て き た ピューマ 属 は 、 かつて ユーラシア 大陸 の 熱帯 と 温帯 の 平原 に 広く 分布 し て い た チーター 属 （" genus "   。 現 生 は チーター のみ ） と 、 祖先 を 共有 し て いる と さ れ て いる 。  ネコ 科 の 揺籃 地 は ユーラシア で ある が 、 本件 における 両 属 の 共通 祖先 が 棲息 し て い た の が ユーラシア で あっ た の か 北 アメリカ で あっ た の か は 、 まだ 解明 さ れ て い ない 。 共通 祖先 が ユーラシア から ベーリング 地峡 を 通っ て 北 アメリカ に 渡る 以前 に 両 属 の 分化 が あっ た の か 、 北 アメリカ に 渡っ た 共通 祖先 から 両 属 が 分岐 し た 上 で チーター 属 のみ が ユーラシア へ も 分布 を 拡げ て むしろ そこ で 繁栄 を 遂げ た の か 、 はた また その いずれ で も ない の か は 、 現在 、 研究 者 の 間 で 見解 が 分かれ て いる ところ で ある 。  なお 、 現在 確認 さ れ て いる 化石 から は 、 チーター 属 は 約 250 万 年 前 から 約 220 万 年 前 にかけて の 時代 （ 新生代 第 四 紀 更新 世 前期 ジェラシアン ） の 中国 大陸 において すでに 棲息 し て い た こと が 判っ て いる 。 したがって 、 ピューマ 属 の 出現 も その 頃 まで 遡ら なけれ ば 、 系統 進化 の 上 で 整合 性 が 得 られ ない 。ズグロモリモズ ( 頭 黒森 百舌 、 学名 ：" Pitohui   dichrous ") は 、 スズメ 目 カラス 科 の 鳥 。 毒 を 持つ 鳥 として 知ら れ て おり 、 他 に は カワリモリモズ   ""   と ズアオチメドリ   ""、 チャイロモズツグミ   ""   など が 知ら れる 。  インドネシア ・ パプアニューギニア と その 周辺 の 島々  全長 は 25 cm ほど 、 重 さ は 65 g ほど で 鮮やか な 色 を し て いる 。  世界 で 初めて 毒 を 持っ て いる こと が 発見 さ れ た 鳥 。 筋肉 や 羽 に 毒 を 持ち 、 毒 は ヤドクガエル と 似 た 猛毒 。 人間 も 羽 一 枚 分 で 死亡 し て しまう 。  ジャングル に 生息 し 、 昆虫 類 を 食べる 。動物 命名 法 国際 審議 会   （ どう ぶつ めいめい ほう こ くさい しん ぎかい ： International   Commission   on   Zoological   Nomenclature ,   ICZN ） と は 、 動物 の 学名 命名 における 安定 と 意義 を もたらす こと を 目的 と する 審議 会 で あり 、 動物 の 学名 の 規範 と なる 国際 動物 命名 規約 の 著者 で ある 。  「 学名 」 の 起点 と なる リンネ の 『 自然 の 体系 』 第 10 版 が 1758 年 に 出版 さ れ て 一 世紀 以上 が 過ぎる と 、 学名 の 命名 法 について 国際 的 な 基準 が 必要 で ある こと は 明白 に なっ て い た 。  1889 年 、 世界 初 の 国際 動物 学 会議 が パリ で 開催 さ れ た 際 に 早速 この 問題 に対して の 議論 が 行わ れ 、 実際 に その 基準 を 成文 化 する ため に ライデン で 開催 さ れ た 第 3 回 国際 動物 学 会議 において 5 名 の 動物 学者 が 委員 として 任命 さ れ た 。 これ が 動物 命名 法 国際 審議 会 の 始まり で あり 、 1895 年 9 月 18 日 の こと で あっ た 。 審議 会 は その後 、 さらに 10 名 の 委員 を 補充 し て 草案 を 検討 し 、 第 5 回 国際 動物 学 会議 （ ベルリン 、 1901 年 ） で の 採択 を 経 た 法典 が 『 萬 国 動物 命名 規約 』 ( Règles   internationales   de   la   Nomenclature   zoologique )   として 1905 年 に 出版 さ れ 、 動物 命名 に関する 初 の 国際 基準 と なっ た 。  『 萬 国 動物 命名 規約 』 は その後 、 新 規約 で ある 『 国際 動物 命名 規約 』 ( International   Code   of   Zoological   Nomenclature )   に その 役目 を 移行 し て 今 に 至る が 、 動物 命名 法 国際 審議 会 が その 制定 を 司っ て いる こと に は 変化 は ない 。 1972 年 の 第 17 回 国際 動物 学 会議 において 、 国際 動物 命名 規約 と 動物 命名 法 国際 審議 会 規則 に関する 権限 と 職務 が 国際 生物 科学 連合   ( International   Union   of   Biological   Sciences ,   IUBS )   に 委任 さ れ た 。 現在 、 動物 命名 法 国際 審議 会 は 国際 生物 科学 連合 の 傘下 に 置か れ て いる 。  審議 会 の 役割 は 動物 命名 における 国際 基準 の 維持 で あり 、 命名 学 上 の 関連 が ある 場合 を 除い て 分類 上 の 問題 に は 一切 関与 し ない 。  実際 の 活動 は 主 に 以下 の 2 つ に 大別 さ れる 。  上記 の よう に 、 審議 会 の 活動 の 重要 な 部分 として 、 命名 学 上 の 問題 に対する 強権 発動 が ある 。 以下 に いくつ か の 実例 を 挙げる 。  動物 命名 法 国際 審議 会 は 、 通常 18 名 、 もしくは 審議 会 が 定める それ 以上 の 人数 から 構成 さ れる 。 2009 年 現在 、 審議 会 の 委員 は 19 カ国 から 選出 さ れ た 28 名 から なる 。 委員 の 選出 は 、 IUBS 総会 もしくは 他 の 国際 会議 において 、 そこ に 出席 し た 動物 学者 による 投票 によって 行わ れる 。 委員 は 動物 学 の いずれ か の 分野 で 顕著 な 功績 が あり 、 動物 命名 法 に 関心 を 持っ て いる 著名 な 科学 者 で ある こと を その 資格 と し 、 国籍 は 問わ れ ない 。 委員 へ の 推薦 は 事務 局 で 常時 受け付け て いる 。  2009 年 現在 の 委員 会 役員 は 以下 の 3 名 で ある 。  2009 年 現在 、 委員 が 選出 さ れ て いる 19 カ国 と は 、 スペイン ・ イタリア ・ ロシア ・ フランス ・ 南アフリカ ・ アメリカ ・ 日本 ・ オーストラリア ・ スイス ・ スウェーデン ・ ペルー ・ マレーシア ・ シンガポール ・ デンマーク ・ ハンガリー ・ チェコ ・ オランダ ・ ニュージーランド ・ 中国 で あり 、 そのうち 日本 の 研究 機関 から 選ば れ て いる の は 以下 の 2 名 で ある 。  審議 会 の 業務 を 補佐 する ため の 事務 局 が 、 ロンドン 自然 史 博物館 の 古 生物 学 部門 に 置か れ て いる 。 事務 局 は 4 名 の 事務 員 によって 構成 さ れ て おり 、 案件 ・ 批評 ・ 意見 書 の 保存 と 、 『 動物 学 命名 法 雑誌 』 の 制作 に 関わっ て いる 。 加え て 事務 局 は 、 一般 的 な 問い合わせ は もちろん の こと 、 委員 の 選出 、 規約 の 改正 、 基金 や その他 の 財政 上 の 連絡 など など 、 審議 会 と 比較 し て より 広い 組織 上 ・ 手続 上 の 問題 を 取り扱っ て いる 。この 項 で は 、 日本 の 淡水魚 について 記す 。 一時 的 淡水魚 も 含める が 、 河川 河口 域 まで は いる もの に する 。 干潟 や マングローブ 林 など の 汽水域 も 含む 。 外来 種 、 変種 、 雑種 も 含む 。 種 の 下 の 位 ( 亜 種 、 変種 ) が ある 場合 は 、 その 種 は 含ま ない 。 和名 は 一般 的 な もの に する 。ニシローランドゴリラ （ 学名 ：" Gorilla   gorilla   gorilla ",   英名 ： Western   Lowland   Gorilla ） は 、 サル 目 ( 霊長 目 )- ヒト 科 - ゴリラ 属 に 分類 さ れる 哺乳類 。  アンゴラ 、 カメルーン 、 中央アフリカ 共和 国 、 コンゴ 共和 国 、 コンゴ 民主 共和 国 、 赤道ギニア 、 ガボン の 山林 や 低地 の 湿地 に 生息 し て いる 特定 動物 で ある 。  オス の 立ちあがっ た とき の 高 さ は 約 1 . 8 メートル 、 体重 200 kg 。  野生 において は 30 - 35 年 の 平均 寿命 と さ れる が 、 生息 環境 の 良い 飼育 下 で は より 長く 生存 が 可能 で ある 。 アメリカ合衆国 の ダラス 動物 園 で 飼育 さ れ て い た メス の ジェニー は 55 歳 まで 生存 し て い た 。ココ （ Koko 、 本名 Hanabi - ko 、 1971 年 7 月 4 日   -   2018 年 6 月 19 日 ） は メス の ローランド ゴリラ 。 世界 で 初めて 手話 （ アメリカ 手話 言語 ） を 使い 人間 と の 会話 に 成功 し た ゴリラ で ある と さ れる 。 身長 175 ㎝。 体重 127 kg 。 本名 の ハナビコ は 「 花火 子 」 と 書き 、 これ は ココ の 誕生 日 の アメリカ 独立 記念 日 に あがる 花火 から つい た 名前 で ある 。  生後 3 ヶ月 で 病気 に かかっ て いる 時 に 、 発達 心理 学 の 研究 者 の と 出会い 、 手話 を 教わっ た 。 2012 年 の 時点 で 、 使う こと の 出来る 手話 （ 単語 ） は 2000 語 以上 に なり 、 嘘 や ジョーク を 言う 事 も あっ た 。 。  ココ について の エピソード について 、 特に 有名 な もの として 、 ボール （" ALL   BALL "） という 名 の 子猫 と の 話 が ある 。  飼育 係 の パターソン が ココ に 絵本 を 読み 聞か せ て い た 所 、 ココ は 絵本 に 出 て き た 猫 を 気に入り 、 誕生 日 プレゼント に 猫 を お ねだり し た 。  そこで おもちゃ の 猫 を 与え た が 、 ココ が 気に入る こと は なかっ た 。  そこで 、 ゴリラ が 別 の 動物 を ペット として 飼育 する こと が できる の か の 実験 も 兼ね 、 本物 の 生き た 子猫 を 与える こと と なっ た 。  3 匹 の 子猫 が 候補 と なり 、 ココ は その 中 の 自分 と 同じ よう に しっぽ の ない 1 匹 を 選び 、 ボール と 名付け 、 2 匹 の 生活 が 始まっ た 。  当初 飼育 員 達 は 、 ココ が ボール を 殺し て しまう 事 を 危惧し て い た が 、 ココ は ボール の 体 を 舐め たり 、 抱き かかえ たり し て 、 愛情 を 注い で ボール の 事 を 育て て い た 。  しかし ある 日 、 ボール は 車 に 轢か れ て 死ん で しまう 。  飼育 係 の パターソン が その 事 を 手話 で ココ に 伝え た 所 、 ココ は 少し の 沈黙 の 後 に 「 話し たく ない 」 と 答え た 。 続け て 彼女 は 手話 で ボール へ の 愛情 や 悲哀 の 言葉 を 繰返し 、 大きな 声 で 泣き 続け た 。  この 時 の 様子 は 映像 として も 残っ て おり 、 ココ の 悲しむ 様子 も ハッキリ と 確認 できる 。  同時に 彼女 は 「 死 」 の 概念 も 理解 し て おり 、 手話 で 「 ゴリラ は いつ 死ぬ の か ？ 」 と 問わ れる と 「 年 を とり   病気 で 」 と 回答 し 、 「 その 時 何 を 感じる の か ？ 」 という 質問 に は 「 眠る 」 と だけ 答え た 。  そして 、 「 死ん だ ゴリラ は どこ へ 行く の か 」 と 聞く と 、 「 苦痛 の ない   穴 に   さようなら 」 と 答え た 。  その後 " LIPS   LIPSTICK "、" SMOKY "、 と 代替わり し 、 現在 は タイガー （" TIGER "） と 名付け た 猫 と 、 仲良く 一緒 に 暮らし て いる 。  2018 年 6 月 19 日 に 46 歳 で 死亡 し た 。  心理 学者 マーク ・ サイデンバーグ に よる と 、 ココ が 手話 を 話せる か について 、 パターソン 博士 ら が 独自 に 行なっ た 研究 で 、 一般 的 な 研究 方法 や 査読 を さ れ た 論文 で は 報告 が さ れ て い ない 。  ココ が 使用 し て い た 手話 は 一般 的 な アメリカ 手話 で は なく 、 ココ が 作り出し た ゴリラ 手話   ( Gorilla   Sign   Language )   という もの で 、 ココ の 会話 を 読み 解ける の は パターソン 博士 と 数 人 だけ だっ た 。 恣意 的 な 読み解き を し て い た の で は ない か という 批判 が ある 。 一般人 と 会話 を する イベント も 開催 さ れ て い た が 、 全て パターソン 博士 が 翻訳 として 入っ て いる 。 さらに 、 会話 が 通じ なかっ た 場合 に 「 嘘 」 や 「 ジョーク 」 として 処理 さ れ て い た の で は ない か と も 言わ れ て いる 。  TV 番組 で 放送 さ れ た ココ が 猫 の 死 で 悲しむ 映像 は 、 違う 場所 で 撮影 さ れ た いくつ か の 映像 を 組み合わせ た もの で 、 ナレーション によって 一連 の 映像 の よう に 編集 さ れ て いる 。オオワシ （ 大鷲 、 " Haliaeetus   pelagicus "） は 、 鳥 綱 タカ 目 タカ 科 オジロワシ 属 に 分類 さ れる 鳥類 。  大韓民国 、 中華人民共和国 北東 部 、 朝鮮民主主義人民共和国 、 日本 、 ロシア 東部  夏季 に ロシア 東部 （ カムチャツカ 半島 、 樺太 北部 など ） で 繁殖 し 、 冬季 に なる と 越冬 の ため 朝鮮半島 、 沿海州 、 カムチャツカ 半島 南部 など へ 南下 する 。 オホーツク 海 沿岸 部 で は 冬季 に 南下 する 個体 が 多い が 、 一方 で カムチャツカ 半島 で は 千島 列島 以南 へ 南下 せ ず に 留まる 個体 も 多い 。 日本 で は 基 亜 種 が 冬季 に 越冬 の ため 北海道 や 本州 北部 に 飛来 （ 冬 鳥 ） する 。  日本 で 一番 大きな ワシ と も いわ れ 、 全長 オス 88 センチメートル 、 メス 102 センチメートル 。 翼 長 オス 56 - 65 センチメートル 、 メス 60 - 65 センチメートル 。 翼 開張 220 - 250 センチメートル 。 尾羽 は 長い 楔 形 。 尾羽 の 枚数 は 14 枚 。 全身 の 羽衣 は 黒 や 黒褐色 で 、 頭頂 から 頸部 を 被う 羽毛 は 羽 軸 に 沿っ て 白い 斑紋 （ 軸 斑 ） が 入る 。 尾羽 は 白い 。 飛翔 時 に は 翼 後 縁 部 が 膨らん で 見える 。 翼 は 黒 や 黒褐色 。  虹彩 は 黄色 。 嘴 は 大型 。 嘴 や 後肢 は 黄色 や 橙色 。  幼鳥 は 全身 の 羽衣 が 淡 褐色 で 、 下面 や 翼 に 白い 斑紋 が 入る 。 尾羽 の 外縁 （ 羽 縁 ） や 先端 に 褐色 の 斑紋 が 入る 。  亜 種 " H .   p .   niger " は 朝鮮半島 や 沿海州 で 採集 例 が あり 朝鮮半島 で 繁殖 する 亜 種 と さ れる が 、 標本 が 少なく 現在 も 繁殖 し て いる か は 不明 。 亜 種 " H .   p .   niger " を 単なる 暗色 型 として 亜 種 と 認め ない 説 も ある 。  海岸 や 河川 、 湖沼 など に 生息 する 。 種 小名 " pelagicus " は 「 海 の 、 外洋 の 」 の 意 。 越冬 地 で は 水辺 の 樹 上 で 休む 。  食 性 は 動物 食 で 、 主 に 魚類 （ カラフトマス 、 サケ 、 スケトウダラ など ） を 食べる が 鳥類 （ カモ 類 ） 、 小型 から 中型 の 哺乳類 、 動物 の 死骸 （ 魚類 、 アザラシ 、 クジラ など ） など も 食べる 。  繁殖 形態 は 卵生 。 アムール 川下 流域 や カムチャツカ 半島 で は 4 月 まで に 海辺 や 水辺 に ある 大木 の 樹 上 （ ダケカンバ 、 ドロノキ など ） や 断崖 に 巣 を 作る 。 ロシア 極東 部 で は 4 - 5 月 に 1 - 3 個 （ 主 に 2 個 ） の 卵 を 産む 。 抱卵期 間 は 1 か月 から 1 か月 半 。 雛 は 5 - 6 月 に 孵化 し 、 8 月 に 巣立つ 。  尾羽 が 矢 羽 として 利用 さ れる こと も あっ た 。 ロシア で は 毛皮 用 の テン が 罠 に かかっ た 際 に 食害 する こと も あり 、 害鳥 と みなさ れる こと も ある 。  捕 殺さ れ た エゾシカ 、 刺し 網 や 氷 下 待 網 漁 など の 漁業 や 陸揚げ の 際 に 生じる お こぼれ に 集まっ て 食べる 事 も あり 、 水産 加工 場 の 廃棄 物 や ゴミ 捨て 場 を 漁る こと も ある 。  開発 による 生息 地 の 破壊 や 獲物 の 減少 、 羽 目的 の 狩猟 、 害鳥 として の 駆除 、 鉛 散弾 によって 狩猟 さ れ た 動物 の 死骸 を 食べ た こと による 鉛 中毒 など により 生息 数 は 減少 し て いる 。 日本 で は 1970 年 に 国 の 天然記念物 、 1993 年 に 種の保存法 施行 に 伴い 国内 希少 野生 動植物 種 に 指定 さ れ て いる 。 1985 年 における 生息 数 は 約 5 , 200 羽 と 推定 さ れ て いる 。オナガ イヌワシ （ 尾長 犬 鷲 、 学名 ：" Aquila   audax "） は 、 タカ 目 タカ 科 イヌワシ 属 に 分類 さ れる 鳥類 の 一種 。  オーストラリア 、 ニューギニア 島 南部  " Aquila   audax   audax ":   基 亜 種 。 オーストラリア 大陸 、 ニューギニア 島 南部 に 生息 。  " Aquila   audax   fleayi "( Tasmanian   Wedge - tailed   Eagle ): タスマニア 島 亜 種 。 オーストラリア および タスマニア 州 政府 により 、 絶滅 危惧 種 に 指定 さ れ て いる 。  オーストラリア 最大 の 猛禽 類 で あり 、 体長 81 - 110 cm 、 体重 2 . 0 - 5 . 5 kg 、 翼 開 長 190 - 280 cm 。 雌雄 同色 で 、 濃 褐色 。 オス より も メス の 方 が 大きい 。 尾羽 は くさび 形 （ 菱形 ） を し て いる 。  " Aquila   audax   fleayi ": タスマニア 亜 種 は 、 体長 が 100 - 110 cm 、 翼 開 長 が 190 - 230 cm 、 体重 が 3 . 5 - 5 . 5 kg 。  ソアリング を し ながら 動物 の 死骸 、 ノ ウサギ 、 ワラビー 、 カンガルー 、 ディンゴ など の 獲物 を 探し 、 急降下 し て 捕らえる 。  また 、 この 種 は 複数 で 狩り を 行う こと が 知ら れ て おり 、 地上 や 地上 近く から 獲物 の 気 を 引い て いる うち に 、 他 の 個体 が 上空 から 攻撃 を 行う 。 しかし 、 近年 は ノ ウサギ の 移入 や 、 カンガルー 類 の 交通 事故死 により 、 餌 が 手 に 入れ やすく なっ た こと から 、 グループ で 狩り を 行う こと が 減っ て いる 。マラウイ ・ テラー・ビースト （ Malawi   terror   beast ） と は 、 2003 年 に マラウイ の 首都 リロングウェ から およそ 100 キロ の 距離 に ある 中部 州 の ドーワ 県 にて 出現 し た 正体 不明 の 野生 動物 で ある 。 この 獣 によって 少なくとも 3 人 が 死亡 し 、 16 人 が 重傷 を 負わさ れ た 。  死亡 し た の は 2 人 の 高齢 な 女性 と 3 歳 の 幼児 で ある 。 この 野生 動物 は 被害 者 たち の 頭蓋骨 を 噛み砕き 、 内臓 や 性器 を 食い荒らし た 。 重傷 を 負い ながら も 何とか 生き残っ た 被害 者 の うち の 幾 人 か は 、 両足 や 両 腕 、 さらに は 両 耳 や 両目 を 失っ た 。 この 恐ろしい 獣 から 逃れる ため 、 事件 発生 地点 から 近い 距離 に ある 4 つ の 村 から 少なくとも 4000 人 が 保護 を 求め 、 ドーワ 県 の 中心 都市 で ある ドーワ に 置か れ て いる 公民館 へ と 避難 を 行っ た 。 目撃 者 に よれ ば 、 この 野生 動物 は 一 年 前 の 2002 年 に 5 人 を 死に 至ら しめ 、 20 人 に 障害 が 残る よう な 怪我 を 負わ せ 、 最終 的 に 狩猟 者 と 軍 警察 によって 射殺 さ れ た 獣 と 同一 で あっ た と いう 。  野生 生物 を 管轄 する 当局 は 、 この 獣 を 狂犬病 に 感染 し た ハイエナ で ある と 判断 し た が 、 獣 を 目撃 し た 住民 ら は 「 もし ハイエナ で あれ ば 後足 は もっと 短い はず だ 」 と 異議 を となえ た 。 住民 の 一部 は 、 「 この 恐ろしい 獣 は 昨年 人間 によって 射殺 さ れ た もの と 同じ 個体 で あり 、 人間 へ の 復讐 を 遂げる ため に 死 の 世界 から 蘇っ て き た の だ 」 と 信じ て いる と いう 。または は 、 貨物 を 背中 に 載せ て 運搬 する ため に 利用 さ れる 使役 動物 で ある 。  車両 や ソリ を 牽引 する ため に 用い られる 使役 動物 は 輓獣 と 呼ん で 区別 する が 、 同じ 動物 が 時 と 場合 により 駄 獣 として も 輓獣 として も 利用 さ れる こと が ある 。  自動車 の 普及 以降 は 需要 が 減少 し た が 、 自動車 で 利用 できる 道路 の ない 山岳 地域 や 森林 など で は 、 現代 で も 最も 効率 の 良い 運搬 手段 と なる こと も ある 。  駄 載 に際して は 一般 的 に 、 人間 が 乗用 に 使う とき に 使う 鞍 に 似 た 、 「 荷鞍 」 という もの を 背 に 乗せ て その 上 に 荷物 を 載せる 。 袋 や 籠 に 入っ た 荷物 を 背負わ せる とき は 、 2 つ を 対 に し て 体 の 両側 に 1 つ ずつ ぶら下げ て バランス を とる パニア の よう に 載せる こと も ある 。輓獣 （ ばん じゅう ） は 、 車両 や ソリ 、 農耕 具 など を 牽引 する ため の 動力 として 用い られる 使役 動物 で ある 。 駄 獣 が その 体 自体 に 直接 荷物 を 載せ て 運ば せる の に対して 、 輓獣 は 荷物 を 載せ た 車両 や ソリ を 牽引 する こと で 、 より 大きく 重い 荷物 を 運ば せる こと が できる 。 また 、 犂 を 輓獣 に 牽か せ て 耕作 する こと で 、 田畑 を より 深く 耕す こと が できる 。 輓獣 として 利用 さ れる 馬 の こと を 特に 輓馬 （ ばん ば ） と いう 。  荷車 の 牽引 や 犂 牽き に どの 種類 の 動物 を 利用 する か という こと に関して は 、 その 地域 の 気候 へ の 適性 や そこ で 得 られる 餌 の 種類 など が 影響 し て いる 。 ただし 、 その 地域 で 古く から その 方法 が 利用 さ れ て き た と いう だけ の 理由 で 特定 の 種類 の 輓獣 の 利用 が 継続 さ れ 、 より 強力 な 輓獣 が 利用 可能 で あっ て も 移行 が 進ま ない といった 事例 も 広く み られ た 。  輓獣 の 利用 は 、 メソポタミア の ウルク において 発掘 さ れ た 紀元前 3000 年 ほど 昔 の 粘土 板 に 記載 さ れ た 内容 から 、 この 時代 に は 既に 行わ れ て い た と 考え られ て いる 。 犂 を 雄 牛 に 牽か せる 方法 や 、 車両 や ソリ の 牽引 といった 内容 が 既に 見 られる 。 その 頃 は 牛 の 角 に 棒 を 固定 し て 、 車両 や ソリ を そこ に 結び付け て 牽引 さ せる 方法 が 採ら れ て い た 。 当初 は 操 向 可能 な 車輪 が なかっ た ので 、 四 輪 の 車両 で は 向き を 操作 する こと が 困難 で 、 二 輪 の 車両 が 中心 で あっ た 。 また 中央 に 牽引 用 の 棒 を おき 、 その 両側 に 輓獣 を 配置 する という 方法 で あっ た ので 、 輓獣 は 必ず 2 頭 立て で 用い られ て い た 。 紀元前 2 世紀 頃 に 、 中国 の 文献 で 初めて 両側 に 牽引 棒 を 配置 し て 、 その間 に 1 頭 のみ 輓獣 を 置く という 方法 が 出 て くる よう に なっ た 。  輓獣 から 牽引 力 を 取り出す ため に 、 輓獣 に 牽引 棒 を 固定 する ため の 道具 を 軛 （ く びき ） と いい 、 また 軛 を 含み 車両 や ソリ を 牽引 する 機構 全体 を 輓具 （ ばん ぐ ） と いう 。 軛 を 頸 に 置く 方法 は 頸環式 輓具 と 呼び 、 肩 甲骨 に 沿っ て 頸環 が 取り付け られ 、 肩 の 部分 から 牽引 力 が 発生 する 。 軛 を 背 に つける 方式 は 胸 繋 式 輓具 と 呼び 、 胸 の 部分 から 牽引 力 が 発生 する 。 牽引 力 を 肩 や 胸 から 発生 さ せる 方式 は どちら も 古代 から 利用 さ れ て き た が 、 頸環 を 用い た 方式 は 中世 頃 に 発明 さ れ た もの で 、 これ により 輓獣 の 利用 効率 が 高まっ た 。 右 に 示し た 4 頭 立て 馬車 の 図 で は 、 左側 の 馬 が 胸 繋 式 輓具 を 、 右側 の 馬 が 頸環式 輓具 を 使用 し て いる 。  複数 の 輓獣 を 利用 する とき に は 、 軛 を つけ ない 動物 を 外側 に 配置 する こと が ある 。 重い 輓具 を つける こと は 輓獣 にとって は 不快 で ある が 、 群れ を なす 性質 を 利用 する こと により 、 外側 の 輓具 を つけ ない 動物 が 走る の につれて 内側 の 輓具 を つけ た 輓獣 も 走る 気 を 起こす から で ある 。 また 旧 約 聖書 の 申 命 記 二 二 ・ 十 に よれ ば 、 牛 と ロバ を 組 に し て 犂 を 牽か せる こと が 禁じ られ て い た が 、 この 布告 に も かかわら ず 牛 と ロバ 、 あるいは ラバ を 組み合わせ て 犂 を 牽か せる こと は 一般 的 で あっ た 。  馬 と 牛 で は 、 牛 の 方 が 牽引 力 が 大きい が 、 馬 の 方 が 牽引 速度 が 速い という 特徴 が ある 。 人 、 馬 、 牛 が 8 時間 労働 し た 時 の 平均 的 な 牽引 力 と 速度 を 表 に 示す 。  また 機関 車 で あれ ば 、 用いる 両 数 を 増やし た だけ 牽引 力 も 増加 し て いく が 、 動物 の 場合 は 頭数 を 増やし て も 牽引 力 は 比例 し て 増加 せ ず 、 次第に 効率 が 悪く なる という 特徴 が ある 。ケッテイ （ 駃騠 ） は 、 オス の ウマ と メス の ロバ の 間 に 生まれる ウマ 科 の 雑種 動物 で ある 。 外見 は 、 オス の ロバ と メス の ウマ の 間 に 生まれ た ラバ と 似 て いる 。  ケッテイ は 、 平均 的 に ラバ より わずか に 小型 で ある 。 この 2 種類 の 雑種 の 間 に 見 られる 体格 差 に関して は 、 多く の 考察 が なさ れ て いる 。 一つ は これ が 単に 生理学 的 な もの で 、 メス の ウマ に 比べ て メス の ロバ の 方 が 小さい こと に 起因 する という もの で ある 。 一方 、 これ は 遺伝 的 な もの で ある と 主張 する 人 も いる 。 しかし 、 アメリカ ロバ ・ ラバ 協会   ()   は 「 ケッテイ が 親 から 受け継ぐ 遺伝子 は ラバ と 全く 同じ で ある 」 と し て いる 。  ウマ 科 の 子孫 の 成長 度 は 母親 の 子宮 の 大き さ に 影響 さ れる が 、 ほとんど の 場合 ロバ は ウマ より 小さく 、 ケッテイ は 小さな 体格 と なる 。 ラバ 同様 その 大き さ は 様々 で ある が 、 これ は 母親 と なる ロバ が 、 馨 甲   ()   の 部分 で 24   インチ （ 約 610   mm ） ほど の 小さな もの から 、 ボデ・デュ・ポアトゥ   ()   の よう に 15   ハンド （ 60   インチ 、 1 , 524   mm ） ほど の もの まで 、 様々 で ある から だ 。 ケッテイ の 体格 は 最も 大きな 個体 で も 、 おおよそ ロバ の 中 でも 最大 の 種 の 大き さ まで に しか なら ない 。 これ に対して ラバ は ウマ を 母親 と する ので 、 ウマ の 中 でも 最大 の 種 の 大き さ 程度 まで 成長 する こと が できる 。 ラバ の 中 に は かなり 巨大 な 個体 も 見 られる が 、 それら は ベルジアン の よう な 使役 馬 から 生まれ た もの で ある 。  体格 の 大き さ 以外 に も 、 ラバ と ケッテイ の 間 に は しばしば 差 が 見 られる 。 ケッテイ の 頭 は 、 ラバ 以上 に ウマ に 似 て いる 。 しばしば 短い 耳 の ケッテイ が いる と は いえ 、 それでも それら は ウマ の 耳 より は 長く 、 また ラバ より も ウマ に 似 た たてがみ や 尾 を 持つ 。 毛色 の 決定 は オス 親 に 依存 し て いる ため 、 ケッテイ の 毛 は 通常 ウマ と 同じ と なる 。 また 、 逆 に ラバ は ロバ の 毛色 と 同じ に なる の が 一般 的 で ある 。 一部 の ウマ や ロバ が 持っ て いる 、 歩 法 など の ある 種 の 形質 は 、 オス の 親 から 遺伝 する と 考え られ て いる 。 この ため 、 多く の 人 が 歩 法 の できる ケッテイ を 作り出そ う として 、 歩 法 の できる オス の ウマ と メス の ロバ による 交雑 を 試み て いる 。  ウマ と ロバ は 染色 体 の 数 が 異なっ て おり （ ロバ   62 本 、 ウマ   64 本 ） 、 ケッテイ は 生まれ にくい 。 両者 の 雑種 として 生まれる ケッテイ の 染色 体 数 は 63 本 と なり 、 不妊 で ある 。 染色 体 数 が 偶数 で ない 場合 、 生殖 機能 不全 と なる の で ある 。 ADMS に よれ ば 、 「 ウマ 科 の 雑種 は 、 遺伝子 の 数 が 少ない 側 （ ロバ ） を オス の 親 に 持つ とき に 生産 し やすい 。 したがって ラバ に 比べ て ケッテイ を 生産 する の は 難しい 」 と いう 。  オス の ケッテイ と ラバ は 通常 、 繁殖 行動 を 抑え て 管理 し やすく する ため に 去勢 さ れる 。 オス の ケッテイ や ラバ も メス と つがい を なす が 、 不妊 で ある 。 オス の ケッテイ や ラバ が 生殖 能 を 有し て い た という 報告 は ない 。  メス の ケッテイ と ラバ は 必ずしも 去勢 さ れる わけ で は なく 、 発情 する か 否 か は まちまち で ある 。 メス の ラバ は 、 純血 種 の ウマ や ロバ と つがい に なる と 子 を 産む こと が 知ら れ て いる が 、 これ は 極めて まれ で ある 。 1527 年 以降 記録 に 残っ て いる もの で 、 メス の ラバ から 子 が 生まれ た 事例 は 世界中 で 60 件 強 しか ない 。 一方 ADMS に よれ ば 、 メス の ケッテイ が 子 を 産ん だ 事例 は 1 件 のみ で ある 。  他 に も ケッテイ が 希少 で ある 理由 が ある 。 メス の ロバ と オス の ウマ は 、 メス の ウマ と オス の ロバ の 組み合わせ に 比べ て 相性 が 合い にくい 。 この ため 、 2 頭 が 引き合わさ れ て も つがい と なら ない 場合 が ある 。 また 、 つがい と なっ た 場合 で あっ て も 、 メス の ウマ が オス の ロバ と 掛け合わさ れ た 場合 に 比べ て 、 メス の ロバ は オス の ウマ の 種 を 宿し づらい 。 さらに 、 大きな ケッテイ を 生ま せる ため に は 、 大きな メス の ロバ を 必要 と する ので 、 難しい 問題 が 生まれる 。 大きな ロバ は 次第に 貴重 な もの に なっ て き て おり 、 危機 に 瀕 し て いる 家畜 種 で ある と 宣言 さ れ て いる の で ある 。 ロバ の 所有 者 は 、 純粋 な 大きな ロバ の 生産 に 高い 需要 が ある に も かかわら ず 、 不妊 で ある ケッテイ の 生産 に 貴重 な 生殖 期間 を 費やし て しまう の を 嫌がる 。グローツラング （ アフリカーンス 語 ： Grootslang ） は 、 南アフリカ 共和 国 リフタスフェルト の オレンジ 川 近く に 生息 する と 言わ れ て いる 大蛇 で ある 。 グローツラング は 精霊 の ヘビ で あり 、 遭遇 し た もの に は 災い が 降りかかる と 伝え られ て いる 。  リフタスフェルト の どこ か に ある 、 大量 の ダイヤモンド が 埋蔵 さ れ て いる 洞窟 （ 「 底なし の 洞窟 」 ） の 中 で 、 グローツラング は その ダイヤモンド を 守っ て いる と いう 。 全長 は 12 m 、 眼球 として 宝石 が 嵌め込ま れ て いる 。  ある 日 、 一 人 の 探鉱 師 が この 洞窟 の 探索 を 試み た 。 彼 は カンテラ を 手 に 進ん だ が 、 途中 で コウモリ の 襲撃 に 遭い 、 カンテラ を 失っ て 退却 し た 。 洞 の 深部 は 硫黄 の 臭い が し た と いう 。梁 軟骨 ｛ りょう なんこつ ： trabecular   cartilage 、 trabecula   cranii 。 もしくは 単に trabecula （ 複数 形 trabeculae ） 、 梁 柱 軟骨 とも   ｝ は 、 脊椎動物   顎 口 類 の 胚 で の 頭部 の 形成 過程 において 、 骨格 の 中 で も もっとも 初期 に 神経 堤 細胞 より 発生 する 棒状 の 軟骨 。  発生 を 経る につれて 伸長 し 、 篩 骨 や 神経 頭蓋 底 など 、 軟骨 頭蓋 の 正 中部 における 主要 な 骨格 成分 の 大 部分 を つくる 。  前 脳 の 腹 側 ・ 下垂 体 原 基 の 両側 方 に 、 左右 一 対 の 棒状 の 、 独立 し た 軟骨 成分 として 発生 する 。 発生 が 進む と 左右 の 梁 軟骨 の 、 下垂 体 より も 前方 の 部分 は 伸長 し て 正中 で 癒合 し 、 交梁軟 骨 ( trabecula   communis ) を 形成 。 対し て 後方 部 は 伸長 し て 旁 索 軟骨 （ parachordal   cartilage ） と 癒合 する 。  多く の グループ で は これ が 背 側 に 伸長 し 、 眼 窩中隔 や 鼻 中 隔 へ と 発生 する 。 この よう な タイプ の 頭蓋 形成 は tropibasic と 呼ば れる 。  対し て 、 背 腹 軸 に ほとんど 伸長 せ ず 横 に 広がる タイプ の 頭蓋 形成 を platybasic と 呼び 、 哺乳類 や 両生類 は この 形式 を 採る 。  脊椎動物 における 軟骨 形成 の ほとんど は 、 脊索 から の シグナル に 誘導 さ れ た 中 胚葉 性 の 体 節 の 分化 による もの だ が 、 梁 軟骨 と そこ から 発生 する 頭蓋骨 の 一部 は 脊索 の 前端 より も 吻側 に ある ため こうした シグナル 経路 と は 無縁 で あり 、 しかも 中 胚葉 で は なく 神経 堤 細胞 に 由来 する という 点 で 特殊 で ある 。 そうした 極めて 特異 な 点 と 脊椎動物 の 頭部 形成 に関する 重要 性 から 、 形態 学 や 比較 発生 学 において よく 注目 さ れ 、 その 進化 的 起源 や 発生 プロセス について は これ まで 様々 な 説 が 存在 し た 。 現在 は 頭部 神経 堤 細胞 の うち 、 顎骨 弓 （ 第 1 咽頭 弓 ） の さらに 吻側 を 占める 、 咽頭 弓 に 寄与 し ない 領域 の 間 葉 から 発生 する と さ れる 。  梁 軟骨 は 1839 年 、 マルティン・ラトケ （ ） により 、 ヨーロッパ ヤマカガシ の 観察 で 初めて 記載 さ れ た 。  その のち トマス・ヘンリー・ハクスリー によって 1874 年 、 脳 頭蓋 に 二 次 的 に 寄与 し た 内臓 頭蓋 で ある こと が 指摘 さ れ て いる 。 つまり 、 咽頭 弓 （ ） の 中 に 発生 する 鰓 弓 骨格 と 連続 相 同 で ある と さ れ た の で ある 。  さて 、 われわれ 脊椎動物 の 顎 は 、 顎骨 弓 （ つまり 、 顎 口 類 の 胚 で 最も 前方 に 発生 する 咽頭 弓 ） から 発生 する と さ れ て いる 。 梁 軟骨 が 生じる の は 顎骨 弓 より も 前方 な ので 、 もし 梁 軟骨 が 独立 し た 咽頭 弓 の 骨格 で ある なら ば 、 顎 を 獲得 する 以前 の 脊椎動物 （ つまり 無 顎 類 ） は 顎骨 弓 の 前方 に さらに もう １ 対 か それ 以上 の 数 の 咽頭 弓 、 すなわち 顎 前 弓 （ premandibular   arch ） を 持っ て い た こと に なる 。  顎 前 弓 仮説 は （ ） ら 多く の 比較 発生 学者 や 比較 形態 学者 によって 支持 さ れ た 。 また エリック ・ ステンシエー （ ） は ケファラスピス など 甲 皮 類 の 化石 を 研磨 し て 内部 構造 を 調べ 、 顎 前 弓 と それ に 対応 する 脳神経 を 発見 し た と 報告 し て いる （ 後 に これ が 顎骨 弓 そのもの で ある こと が 判明 ） 。  しかし 現在 で は こうした 顎 前 弓 の 存在 は ほとんど 否定 さ れ て おり 、 それ とともに 梁 軟骨 が 鰓 弓 骨格 で ある と する 見方 は ほとんど 行わ れ なく なっ た 。  円 口 類 の ヤツメウナギ で も 、 胚 発生 の 過程 で 頭部 に 一対 の 棒状 の 軟骨 が 観察 さ れ 、 梁 軟骨 と 呼ば れ て き た 。  しかし 、 1916 年 に は 既に ゼヴェルツォッフ （ Alexej   Nikolajevich   Sewertzoff ） が ヤツメウナギ の 頭蓋 底 は 全て 沿軸中 胚葉 由来 で ある と 指摘 し て おり 、 1948 年 に は アルフ・ジョネルズ （ ） が ヤツメウナギ の 骨格 発生 を 詳細 に 観察 し 、 それ が 脊索 の 両側 に 発生 する 、 むしろ 傍 索 軟骨 に よく 似 た 発生 を 行う こと を 示し て いる 。 その後 も 実験 的 に ヤツメウナギ の " 梁 軟骨 " が 頭部 中 胚葉 に 由来 する こと が 証明 さ れ た ため 、 現在 で は 、 ヤツメウナギ など 円 口 類 の " 梁 軟骨 " は 顎 口 類 の 梁 軟骨 と 相 同 で ない 、 つまり （ 真 の 意味 で の ） 梁 軟骨 は 顎 口 類 の 系統 において 新規 に 獲得 さ れ た 形質 で ある と さ れ て いる 。ヤギ （ 山羊 、 野羊 ） は 、 ウシ 科 ヤギ 属 （ ） の 動物 の 総称 で ある 。  狭義 に は 家畜 種   （ 分類 によって は   の 亜 種   ） を 指す 。  全体 的 に 高く て 狭い 場所 、 特に 山岳 地帯 の 岩場 等 を 好む 種 が 多く 、 人間 が ロッククライミング を し ない と 登れ ない よう な 急 な 崖 において も 、 ヤギ は 登る こと が できる 。 古く から 人類 に 親しま れ て いる 家畜 で は ある が 、 人馴れ し て い ない 個体 は 見知らぬ 者 を 見る と 攻撃 し て くる こと が あり 、 その 際 の 突進 の 力 は 強力 な もの で ある ため 、 不用意 に 近づく と 怪我 を する ので 要注意 で ある 。  ヤギ は 家畜 として 大昔 から 飼育 さ れ 、 用途 により 乳 用 種 、 毛 用 種 、 肉用種 、 乳肉 兼用 種 など に 分化 し 、 その 品種 は 数 百 種類 に 及ぶ 。 ヤギ は 粗食 に よく 耐え 、 険しい 地形 も 苦 と し ない 。 その よう な 強靭 な 性質 から 、 山岳 部 や 乾燥 地帯 で 生活 する 人々 にとって 貴重 な 家畜 と なっ て いる 。 ユーラシア 内陸 部 の 遊牧民 にとって は 、 ヒツジ 、 ウシ 、 ウマ 、 ラクダ とともに 5 種 の 家畜 （ 五 畜 ） の ひとつ で あり 、 特に ヒツジ と 比べる と 乾燥 に 強い ため 、 西 アジア の 乾燥 地帯 で は 重要 な 家畜 で あり 、 その 毛 が テント の 布地 など に 使わ れる 。 ヤギ の 乳質 は ウシ に 近く 、 乳 量 は ヒツジ より も 多い 。 明治 以降 、 日本 で も 数 多く の ヤギ が 飼わ れ 、 「 貧農 の 乳牛 」 と も 呼ば れ た が 、 高度 経済 成長 期 を 境 として 減少 傾向 に ある 。 しかし 、 近年 で は ヤギ の 愛らし さ 、 粗放 的 飼育 に 耐え うる 点 等 が 再 評価 さ れ つつ ある 。 これ を 受け て 、 ヤギ 愛好 者 ・ 生産 者 ・ 研究 者 が 一堂 に 会 する 「 全国 山羊 サミット 」 が 年 に 1 回 、 日本 国内 で 毎年 開催 場所 を 変え て 開催 さ れ て おり 、 年々 盛況 に なっ て いる 。  ヤギ は 新 石器 時代 の 紀元前 7 千 年 ごろ の 西 アジア の 遺跡 から 遺骨 が 出土 し て おり 、 家畜 利用 が 始まっ た の は その 頃 と 考え られ て いる 。 従って 、 ヤギ の 家畜 化 は イヌ に 次いで 古い と 考え られる 。 しかしながら 、 野生 種 と 家畜 種 の 区別 が 難しく 、 その 起源 について は 確定 的 で は ない 。 また パサン （ ベゾアール ） が 家畜 化 さ れ た と 考え られ て いる が 、 ヤギ 属 他 種 と の 種 間 雑種 に 由来 する 説 も ある 。  従って 、 初めて 搾乳 が 行わ れ た 動物 は ヤギ と 考え られ 、 チーズ や バター など の 乳製品 も 、 ヤギ の 乳 から 発明 さ れ た 。 乳 用 の ほか 、 肉 用 として も 利用 さ れ 、 皮 や 毛 も 利用 さ れる 。 群れ を 作っ て 移動 する ヤギ は 、 遊牧民 の 生活 に も 都合 が 良く 、 肉 や 毛皮 、 乳 を 得る こと を 目的 として 、 家畜 化 さ れ た 結果 、 分布 域 を 広げ て いっ た と 考え られる 。 一方 、 農耕 文明 において は 飼育 さ れ て い た ものの 遊牧民 ほど は 重宝 し なく なっ た 。 ヤギ は 農耕 そのもの に は 役に立た ず 、 ヒツジ の 方 が 肉 や 毛皮 が 良質 で あり 、 また 、 新た に 家畜 化 さ れ た ウシ の 方 が 乳 が 多く 農作業 に 適し て い た から で ある 。 ただし 、 現在 でも 多く の 品種 の ヤギ が 飼育 さ れ て いる 。  宗教 上 ウシ や ブタ を 利用 し ない 文化 において も 、 重要 な 家畜 と さ れる 。 子 ヤギ （ キッド ） の 革 は 脂肪 分 が 少なく 、 現代 で も 靴 や 手袋 を 作る の に 用い られる が 、 西洋 で は 12 世紀 以降 、 4 - 6 週 の 子 ヤギ の 革 が 、 羊皮紙 の 原料 として ヒツジ 革 と 競合 し た 。  日本 の 在来 種 について は 、 15 世紀 頃 に 東南アジア から 持ち込ま れ た 小型 山羊 が 起源 と さ れる 。 また 、 ヤギ は 粗食 に 耐える こと から 、 18   -   19 世紀 の 遠洋 航海 者 が 重宝 し て 船 に 乗せ 、 ニュージーランド や オーストラリア 、 ハワイ など に 持ち込ん だ 経緯 が ある 。 ペリー 艦隊 も 小笠原諸島 など に ヤギ を 持ち込ん で いる 。 日本 ザーネン 種 について は 明治 以降 に 欧米 より 輸入 さ れ た 。 1775 - 1776 年 に 蘭 館 医師 として 日本 に 滞在 し た スウェーデン 人 カール ・ ツン ベルク （ トゥーンベリ ） は 、 「 彼ら は ヒツジ も ヤギ も 持っ て い ない 」 と 記し て いる 。 ただし 琉球 王国 や 九州 で は 、 既に 家畜 化 さ れ て い た よう で ある 。 また 、 後述 の シバ ヤギ は 、 キリシタン 部落 と 呼ば れ た 集落 で 飼わ れ 、 隠れ キリシタン の 貴重 な 食料 源 と なっ て い た と さ れる 。  ヤギ の 家畜 化 の 歴史 は 、 ヒツジ の 家畜 化 の 歴史 と 同じ くらい に 古く 、 （ 2007 年 時点 における ） ほとんど の 考古 学者 が 、 前 9 千年紀 半ば （ ） に 南東 アナトリア の タウルス 山脈 南 麓 で 、 ヤギ の 家畜 化 が 始まっ た と 考え て いる 。 ヤギ の 家畜 化 の 動機 は 、 食用 肉 、 乳 、 毛 や 毛皮 、 燃料 の ため の 獣 糞 の 取得 に あっ た と 考え られ 、 その他 に 、 実証 は 難しい が 犠牲 祭祀 目的 も 有力 で ある 。  なお 、 ヤギ 家畜 化 の 中心 地 について は 、 タウルス 山脈 南 麓 説 の ほか に は 、 中心 地 が 複数 に あっ た と する 説 も あり 、 具体 的 に は 家畜 ヤギ の 祖先 種 で ある 野生 の ヤギ （" Capra   aegagrus "） の 生息 域 で ある ザグロス 山脈 西部 が 挙げ られ て いる 。 しかしながら 、 在地 の   " Capra   aegagrus "   が 分布 し て いる コーカサス で すら 、 タウルス 山脈 南 麓 か ザグロス 山脈 西部 で 家畜 化 さ れ た 家畜 ヤギ が 前 8 千年紀 に 人為 的 に 移入 さ れ た こと が 、 分子生物学 的 手法 に 基づく 研究 により 示さ れ て いる 。 また 、 20 世紀 後半 時点 で は 、 考古 時代 の イラン 高原 における ヤギ 飼育 について は 組織 的 な 研究 が なさ れ て い ない 現状 が ある 。  西 アジア 各地 の 遺跡 から 出土 し た 、 古代 の 人類 が ゴミ として 捨て た ヤギ の 骨 の 調査 に 基づく と 、 ヤギ 肉 の 消費 量 は 、 PPNB 後期 初頭 （ 前 7 , 500 ～ 前 7 , 300 年頃 ） まで は 、 家畜 ヤギ より 野生 ヤギ の 方 が 多かっ た 。 それでも ヤギ の 家畜 化 は 進展 し 、 PPNB 後期 末 （ 前 7 , 000 年頃 ） に なる と 、 本来 は 野生 ヤギ の い なかっ た 地域 に まで 、 東西 は 地中海 沿岸 から ザグロス 山脈 まで 、 南北 は タウルス 山脈 から ネゲヴ 地方 まで 広がる 西 アジア に 広がっ た 。  イラン 高原 で は 、 前 7 , 000 年 頃 に ヤギ を 組織 的 に 繁殖 さ せ て い た 痕跡 を 示す 遺跡 が 非常 に 多く 見つかっ て いる 。 ユーラシア 大陸 の 東 半分 へ の 、 イラン 高原 から の 家畜 ヤギ の 拡散 ルート は 、 シルクロード 経由 で 北 アジア 、 モンゴル 高原 へ いたる ルート と 、 ハイ バル 峠 経由 で インド 亜 大陸 へ いたる ルート の 2 ルート が あっ た と する 説 が 一般 的 で ある 。 西 アジア を 除く アジア 各地 の 在来 種 （ 近代 以後 に 移入 さ れ た 品種 で は ない 種 ） は 、 に 基づい て モンゴル の グループ 、 その他 の 東アジア の クラスタ 、 南 ・ 東南アジア の グループ の 3 系統 に 分ける こと が でき 、 遺伝 的 多様 性 も 内陸 部 から 沿岸 ・ 島嶼 部 へ 行く に したがっ て 失わ れ て いく 傾向 が 見 られ 、 通説 は 分子生物学 的 観点 とも 矛盾 し ない 。  ヤギ 肉 は 、 牧畜 を 行う 地域 で は おおむね ポピュラー な 食肉 で 、 羊 肉 と 区別 さ れ ず ラム ・ マトン として 利用 さ れる こと も 多い 。 東南アジア で は 煮込み （ 山羊 汁 ） が 普通 で 、 ロースト など は 一部 特殊 種類 の 山羊 だけ に 見 られる 調理 法 で ある 。 南 アジア で は カレー に 使わ れる 。 ベトナム で は 薄切り に し て 炒め 物 に し たり 、 焼肉 に し たり 、 鍋 料理 に さ れる 。 中華人民共和国 で は 、 雲南 省 、 広西 チワン 族 自治 区 など で 一般 的 で 、 毛 が 黒い 「 黒 山羊 」 を 鍋 料理 や スープ に する こと が 多い 。 台湾 で は 元 代 から 飼育 の 記録 が あり 、 屋台 や 専門 店 で 出さ れ て いる 薬 膳 羊 肉 という 煮込み 料理 に 黒 山羊 など の 肉 を 使う 店 も ある 。 地中海 沿岸 で も 骨 を 煮 て スープ を 取る こと が 行わ れる 。 ヤギ 肉 に は 独特 の 臭気 が あり 、 南 アジア の エスニック 料理 で は におい 消し の ため 香辛料 が 発達 し た 。  日本 において は 、 南西諸島 以外 で は あまり 馴染み が ない が 、 沖縄 県 で は ヤギ は 沖縄 本島 等 で ヒージャー 、 宮古島 で ピンザ 、 多良間島 で ピンダ と 呼ば れ 、 郷土 料理 で ある 沖縄 料理 に 一般 的 に 用い られ 、 汁物 （ 山羊 汁 ） や 刺身 （ 山羊 刺し ） として 食べ られる 。 特に 睾丸 の 刺身 は 珍重 さ れる 。 沖縄 と 同様 に 鹿児島 県 の 奄美 料理 （ 奄美 群島 の 奄美 大島 、 徳之島 、 喜界島 など 。 ） や トカラ 列島 など で も 年越し や 祝い の 席 の 御馳走 として 振る舞わ れる 。 喜界島 に は 、 ヤギ 肉 を 血液 、 野菜 とも に 炒める 「 から じゅう り （ 唐 料理 ） 」 という 炒め 物 が ある 。  沖縄 の ヤギ 汁 は 馴れ ない 者 は 受けつけ ない ほど の 強烈 な 臭み が あり 、 臭み 消し に 大量 の ヨモギ （ ふ ー ち ば ー ） 等 を 入れる が 、 徳之島 や 喜界 島 の 島 ヤギ は 臭み が 少なく 、 臭み 消し を 大量 に 使う 必要 が ない と いわ れる 。 なお 、 奄美 大島 の 北部 や 徳之島 で は 現在 ヤギ と 呼び 、 喜界島 で は ヤジー と 呼ぶ が 、 江戸 時代 に は ヒンジャ 、 ヒンザ など と 呼ば れ て おり 、 奄美 大島 南部 の 瀬戸内 町 を 中心 に まだ この 呼び 方 が 残っ て いる 。  10 ヶ月 の 授乳 期間 中 の 最盛 期 （ たいてい は 四 期間 中 の 第 三 期 ） で 、 平均 2 . 7 〜 3 . 6   kg （ 約 2 . 8 〜 3 . 8 リットル ） 、 泌乳初 期 は 多く 生産 さ れ 、 終り 頃 に なる と 少なく なる 。 乳 脂肪 は 平均   3 . 5 %   で ある 。  バター や チーズ 、 ヨーグルト など に も 加工 さ れる が 、 ヤギ 乳 は 牛乳 アレルギー の ある 人 の 代替 飲料 として 好ん で 用い られ て い た 。 また 、 牛乳 より も 乳糖 が 少なく 、 消化 性 に 優れ 、 芳醇 な 風味 も ある ため 、 アレルギー の いかん に かかわら ず 好む 人 は 多い 。 同様 に 乳糖 を 分解 し づらい 多く の 犬 、 猫 、 その他 ペット 用 に 、 ヤギ ミルク が 販売 さ れ て いる 。  牧民 は ヤギ の 乳 を 様々 に 加工 し て 用いる 。 ヤギ 乳 の チーズ は シェーヴルチーズ と 呼び 、 白色 で 軽い 食 感 を もち 、 軽い 酸味 と 特有 の 香り を もつ もの が 多い 。 フランス の クロ タン （ Crotin   de   Chavignol ） 、 ピコ ドン （ Picodon   de   l ' Ardeche ） など が 有名 。  風味 を 生かし た アイスクリーム など も 製造 さ れ て いる 。 また 、 アトピー 性 皮膚 炎 に も 有効 と いわ れ て いる 。 アメリカ合衆国 で は 、 メイヤンバーグ 社 が ヤギ の ミルク や 粉ミルク を 広く 流通 さ せ て おり 、 米国 内 の 大手 の スーパー で は 大抵 手 に 入る （ 粉ミルク は 日本 の 輸入 雑貨 店 で も 売ら れ て いる ） 。  太平洋戦争 中 は 、 牛 に 比べ て 大き さ が 手頃 な こと から 、 日本 で も 多く の 民家 で ヤギ の 飼育 が 行わ れ 、 食肉 や ミルク の 供給 源 と なっ た 。 しかし 、 敗戦 後 は GHQ の 指導 により ヤギ 乳 に 代わっ て 牛乳 が 普及 し た ため に 、 日本 国内 における 現在 の 生 の ヤギ 乳 の 生産 高 は 少ない 。  繊維 として 防寒 着 や 敷物 、 タペストリー に 用い られる 。 上述 の アンゴラ （ モヘア ） や カシミア （ カシミア ウール ） は 特に 有名 。  ヤギ の 毛 は 筆 の 素材 として も 用い られる 。 非常 に 柔らかく 含み が よい ので 、 直に 人 の 顔 に 当てる 化粧 筆 の 素材 として 好ま れる 。 書道 筆 や 画筆 と する 場合 も 、 細かい 線描 より にじみ や ぼかし を 活かす 用途 に 適する 。  ヤギ 、 特に シバ ヤギ は 、 実験 動物 として 利用 さ れ て いる 。 ヤギ は 他 の 実験 動物 より も 体 が 大きく 、 血清 が 大量 に とれる ため 、 ポリクローナル 抗体 （ 主 に 二 次 抗体 ） 作製 の ため に も しばしば 用い られる 。 また 、 遺伝子 組み換え 技術 により 、 乳汁 中 に 有用 タンパク質 を 分泌 する ヤギ が 作成 さ れ て いる 。 性 成熟 が 早く 、 泌乳量 が 多い こと など の 点 で 、 ヤギ は 他 の 動物 に 比べ 優れ て いる 。  固い 植物 で も よく 食べる ので 、 除草 に 利用 さ れる 。  他 に も 草刈り機 を 使わ ない 事 から 燃費 が かから ず コスト が 安く 済み CO 2 の 排出 が ない 、 人 が 移動 し にくい 斜面 で も 活動 できる という 利点 が あげ られる 。 副次的 な 効果 として 、 日本 で は ヤギ の 飼育 自体 が 珍しく 近隣 住民 など が 平和 に 草 を 食む 様子 を 見物 に 集まる 事 で 、 地域 の コミュニュケーション 活性 化 に つながる と の 報告 も あがっ て いる 。  耕作 放棄 地 に 放牧 する こと で 雑草 を 除草 し 、 イノシシ の 隠れ 場所 を 減らす こと で 結果 的 に イノシシ の 農作物 に対する 食害 を 減らす 試験 が 行わ れ て いる 。 しかし 、 除草 の 際 に は ヤギ を 管理 し ない と 花壇 の 花 など 意図 し ない 植物 を 食害 し て しまっ たり 、 糞 害 等 の 問題 も 発生 し た 事例 も 存在 する 。  ヤギ は 厳しい 環境 に も よく 耐え 、 繁殖 力 も 強い ので 特に 厳しい 環境 下 で は 貴重 な 家畜 で ある 。 しかし 、 乾燥 地帯 や 冬場 で 、 餌 と なる 植物 の 葉 や 芽 の 部分 を 食べ 尽くし て しまう と 、 ヒツジ 等 と は 異なり 、 残っ た 樹皮 や 樹 根 も 食べ て しまう ため 、 植物 が 再生 する こと が でき ず 、 森林 破壊 等 の 原因 と なる こと が ある 。  ここ で 言う ノ ヤギ （ 野 ヤギ ） は 、 家畜 ヤギ が 野生 化 し た 個体 で ある 。 家畜 化 の 歴史 の 項 で 述べ た よう に 、 船乗り たち は 昔 から 必要 時 の 肉 資源 として 、 孤島 など に ヤギ を 放し て 利用 し て き た 。 この ほか 過疎 化 等 によって 無人 化 し た 孤島 に 、 家畜 の ヤギ が 取り残さ れ て 野生 化 する こと も ある 。  近年 、 この よう な ヤギ （ ノ ヤギ ） の 増殖 による 生態 系 の 破壊 が 問題 と なっ て いる 。 ことに かつて 船乗り たち が ヤギ を 置き去り に し た 大洋 の 離島 において は 、 離島 産 の 固有 植物 が ヤギ により 著しく 食害 さ れ 絶滅 を 危惧さ れる まで に 至っ て いる ため 、 ヤギ は 世界 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100 の 1 種 に 選定 さ れ て いる 。  日本 で は 、 南西諸島 、 小笠原諸島 の 無人島 の 聟島列島 や 、 伊豆諸島 の 無人島 で ある 八丈 小島 、 尖閣諸島 など で ノ ヤギ の 数 が 増え 、 植生 破壊 や 農業 被害 及び 土壌 流失 による 周辺 漁場 へ の 悪影響 等 の 問題 が 起こっ て おり 、 外来 種 による 生態 系 破壊 の 中 で も 最も 深刻 な ケース の 一つ と なっ て いる 。 小笠原諸島 で は 、 当初 は 動物 愛護 の 観点 から 捕 殺 で は なく 、 ヤギ を 生け捕り に し て 、 ヤギ を 食べる 習慣 の ある 沖縄 へ 送っ て い た が 、 長旅 の ストレス により 多く の ヤギ が 死亡 し た ため 、 生け捕り 後 安楽 殺 （ 薬殺 ） という 手段 に 変更 し た 。 八丈 町 は 捕獲 し た ヤギ を 八丈島 に 保護 ・ 収容 し て 里親 を 募集 し た こと も ある 。 尖閣諸島 の 魚釣島 で は 、 日本 の 民間 団体 によって 1978 年 に 与那国島 から ヤギ （ ザーネン 種 ） （ 雄 雌 各 1 頭 ） が 持ち込ま れ 、 300 頭 を 超える まで に 爆発 的 に 増加 し た 。 各地 の ヤギ 対策 は 現在 も 続い て いる （ 聟島列島 で は 完全 に 根絶 し た ） 。  中国 、 モンゴル 等 、 東アジア の 乾燥 地帯 で は 、 ヒツジ より も 利益 率 の 高い カシミア 種 の ヤギ の 飼育 数 が 増え 、 砂漠 化 が 進む 一因 とも なっ て いる 。 また 、 中近東 など で の 砂漠 の 拡大 に も 、 ヤギ が 影響 し て いる と 考え られ て いる 。  ヤギ は 古く から 家畜 化 さ れ て い た ため 、 文化 の 中 に 様々 な 形 で 登場 する 。  ヤギ は 古く から 犠牲 に ささげる 獣 （ 生贄 ） として 使わ れる こと が 多い 。 古代 の ユダヤ 教 で は 年 に 1 度 、 2 匹 の 牡 ヤギ を 選び 、 くじ を 引い て 1 匹 を 生贄 と し 、 もう 1 匹 を 「 アザゼル の ヤギ 」 （ 贖罪 山羊 ） と 呼ん で 荒野 に 放っ た （ 旧約 聖書   レビ 記 16 章 ） 。 贖罪 山羊 は 礼拝 者 の 全て の 罪 を 背負わ さ れ 、 生き た まま 捨て られる 点 で 生け贄 と 異なる 。 特定 の 人間 に 問題 の 責任 を 負わ せ 犠牲 と する こと を スケープゴート （ scapegoat   生け贄 の ヤギ ） と 言う の は 、 これ に ちなん だ 表現 で ある 。  現代 的 表現 の 例 として は 、 アメリカ の ヤング アダルト 小説 の 旗手 で ある ブロック ・ コール 『 ヤギ ・ ゲーム 』 （ 邦訳   徳間書店 、 中川 千尋   訳 ） が 挙げ られる 。  新約 聖書 （ マタイ による 福音 書 ） で は 、 （ 特に 「 羊 ＝ 良き もの の 象徴 」 と の 対比 で ） ヤギ を 「 悪しき もの の 象徴 」 として 扱う くだり が ある 。 ヨーロッパ の キリスト教 文化 において は 、 ヤギ に は 悪魔 の 象徴 として の イメージ が 強い が 、 これ は 、 ギリシャ 神話 の パン や エジプト 神話 の アモン の よう な 山羊 神 、 あるいは 、 祭司 が 角 の つい た 仮面 を かぶっ て 獣 の 扮装 を し て 踊り 、 豊穣 な 獲物 を 願う よう な 素朴 な シャー マン 信仰 における 森林 神 等 、 キリスト 教 の 公 教化 とともに 駆逐 さ れ た 先行 宗教 の 、 邪神 化 さ れ た “ 異教 ” 神 たち の イメージ から 来 た もの で あろ う 。 ここ から やがて 、 バフォメット の よう な ヤギ 頭 の 悪魔 が 考え出さ れ 、 悪魔 崇拝 者 が 好ん で ヤギ の 仮面 を かぶっ たり する 。 また 、 中世 で は 、 悪魔 の 化身 として の ヤギ に 乗っ て 空 を 飛ぶ 魔女 の 版画 など も ある 。  古く は イソップ 寓話 に も 見る よう に 、 オオカミ など に 食べ られる 被 捕食 者 として の 弱々しい イメージ を もつ が 、 その 一方 で 、 中国 で は 、 角 の 形 から 、 ねじくれ た 性格 の 象徴 に も なっ て いる 。  ヤギ は 紙 を 食べる 動物 として も 知ら れ て いる 。 与え られれ ば 割 と 積極 的 に 食べる 場合 が 多い 。 しかし 、 現実 に は 、 現代 の 紙 を 食べ させる と 消化 でき ず 、 腸閉塞 など を 起こす 可能 性 が あり 、 危険 で ある 。  昔 は 紙 の 多く が 植物 のみ で でき て い た ので 、 ヤギ が 食べる （ 消化 する ） こと が でき た 。 この ため 、 大事 な 書類 や 手紙 など を ヤギ に 食べ られ て しまう という エピソード が 、 童話 や 童謡 など に 登場 する 。  紙 の 主成分 は 、 植物 の 細胞 壁 や 植物 繊維 を 構成 する セルロース という 繊維 質 で ある 。 セルロース を 分解 する の は 、 セルラーゼ という 分解 酵素 で あり 、 この 酵素 は セルロース を オリゴ 糖 に 分解 する 。 セルラーゼ を 自前 で 分泌 できる 高等 生物 は 存在 し ない が 、 草食 哺乳類 は 、 セルラーゼ を 分泌 する 共生 微生物 を 胃腸 内 に もつ こと で 、 これ を 栄養 源 として 利用 する こと を 可能 に し て いる 。 他 の すべて の 反芻 動物 と 同様 、 ヤギ の 場合 も 、 複数 ある 胃 の うち の 第 一 胃 （ ルーメン ） に 、 この よう な 微生物 が 蓄え られ て おり 、 ここ で セルロース の 分解 が 行わ れる 。 つまり 、 原則 として は 、 ヤギ は 紙 を 摂取 し て 消化 し 、 エネルギー を 獲得 する こと が できる という こと に なる （ なお 、 ヒツジ など ヤギ 以外 の 草食 動物 は 、 紙 を 与え られ て も 、 嗜好 として 通常 は ほとんど 食べる こと は ない が 、 ヤギ と 同様 に セルロース を 消化 する 能力 は ある ） 。  しかし 、 洋紙 を はじめ と する 現代 の 紙 は 、 昔 の 紙 と は 成分 が 異なり 、 糖類 に 属し ない 炭酸 カルシウム 、 ポリアクリルアミド など の 成分 も 多い ので 、 ヤギ が 消化 する こと が でき ない 。 また 、 ティッシュ ・ ペーパー が 水 に 溶け ない よう に する 湿潤 紙 力 剤 、 新聞紙 など 印刷物 の インク や 機械 油 など 、 その 用途 に こたえる ため の さまざま な 薬品 ・ 填 料 ・ 顔料 が 、 表面 に 塗布 さ れ たり 、 混ぜ 込ま れ たり し て いる 。 その よう な 物質 は 、 ヤギ の 消化 器官 で も 消化 する こと が でき ない 。 はっきり と 有害 な もの も ある し 、 そう で なく て も 、 体外 へ 排出 さ れる こと なく 蓄積 さ れ 、 腸閉塞 を 起こし て しまう こと も ある 。 ひどい 場合 に は 、 死 に 至る こと さえ ある と いう 。  例外 的 に 、 コウゾ ・ ミツマタ など の 植物 だけ を 原料 と する 、 伝統 的 な 和紙 で あれ ば 、 ヤギ が 食べ て も 特に 問題 は ない と 思わ れる 。 しかし 、 現代 の 日常 場面 で 、 この よう な 和紙 が 登場 する こと は まれ で 、 和紙 に 似せ た 風合い の 合成 繊維 の 紙 さえ ある ため 、 やはり 紙 を 与える の は 避ける べき で ある 。  また 、 パン など の 人間 用 加工 食品 、 穀物 や マメ 科 牧草 など の いわゆる 嗜好 性 の 高い 食物 を 大量 に 与える と 、 容易 に 分解 さ れる ため 反芻 胃 で 異常 発酵 を 起こし 最悪 の 場合 は 死 に 至る 。 これ は ヤギ だけ で なく 反芻 動物 で は 一般 的 に 言える こと で ある 。 どの 程度 が 大量 か は種 や 飼育 条件 や 飲料 水 の 質 ・ 量 など による が 、 粗 剛 な 飼料 に 適応 し て いる ヤギ で は 閾値 が 低く 、 飼育 に当たり 注意 す べき 点 と なっ て いる 。クロッカーウミヘビ （ 学名 ： ） は 、 コブラ 科 エラブウミヘビ 属 に 分類 さ れる ヘビ 。  ソロモン 諸島 （ レンネル 島 テンガノ 湖 ） 固有 種  頭 胴 長 45 - 80 cm 。 頭部 は 長方形 。 吻端 を 覆う 鱗 （ 吻端板 ） は 1 枚 で 、 左右 の 鼻孔 が 開口 する 鱗 （ 鼻 板 ） は 接し ない 。 額 前方 を 覆う 鱗 （ 前額 板 ） は 2 枚 。 胴体 中央 部 の 斜め に 列 に なっ た 背面 の 鱗 の 数 （ 体 列 鱗 数 ） は 19 か 21 。 腹 面 を 覆う 鱗 の 数 （ 腹 板 数 ） は 193 - 210 。 体 色 は 暗 褐色 で 、 黒く 太い 27 - 41 本 の 横 帯 が 入る が 全身 が 黒い 個体 も いる 。  オス の 総 排出 口 から 後部 の 鱗 の 数 （ 尾下 板 数 ） は 34 - 39 。 メス の 尾下 板 数 は 24 - 30 。  神経 毒 を 持つ 。  汽水湖 に 生息 し 、 岩場 を 好む 。  食 性 は 動物 食 で 、 ハゼ のみ を 食べる 。  分布 が 極めて 限定 的 で ハゼ 1 種 のみ を 食べる こと から 、 環境 の 変化 による 絶滅 が 懸念 さ れ て いる 。『 動物 誌 』 （ どう ぶつ し 、 、 、 ） と は 、 紀元前 4 世紀 に 古代 ギリシア の 哲学 者 アリストテレス によって 書か れ た 動物 ・ 生物 に関する 研究 書 の 一つ 。 彼 の 動物 に関する 記述 は 古代 世界 において は 唯一 無二 で あり 、 非常 に 優れ た 業績 の 一つ で ある 。  全 10 巻 から 成る が 、 第 10 巻 は 偽書 で あり 、 第 8 巻   -   第 9 巻 の 真偽 について も 論争 が ある 。  古代 ギリシア で は 自然 界 における 動物 に対する 知的 関心 が 寄せ られる よう に なり 、 アリストテレス は 植物 および 動物 について の 研究 を 記録 し て い た 。 アリストテレス は 本書 『 動物 誌 』 で は 数多く の 観察 結果 を 記録 し て おり 、 そこで 観察 さ れ て いる 動物 は 520 種類 で ある 。 アリストテレス が 本書 で 述べ て いる 内容 は 先人 の 研究 業績 の 引用 ばかり で は ない 。 アリストテレス 自身 が 行っ た 観察 や 解剖 も 多数 含ま れ て いる 。 例えば タコ や イカ など の 頭 足 類 について 雄 が 精 嚢 を 雌 の 体内 に 挿入 する 際 に 使用 さ れる 交接 腕 の 機能 について 詳細 に 調べ て いる 。 また エビ や カニ など の 甲殻 類 に関する 解剖 学 的 な 調査 が 述べ られ て おり 、 サメ の 胎盤 構造 について も 記載 さ れ て いる 。 原典 は 図 入り の 9 巻 から 構成 さ れ て いる 。 こうして 本書 で は 、 生物 の 観察 による 知見 、 既存 の 説 、 それ に対する 反論 や 自身 が 提起 する 説 など を 総合 的 に 解説 し て いる 。  分類 学 の 観点 から 次 の よう な 区別 を 行っ て いる 。 まず 動物 は 「 無血 動物 」 と 「 有 血 動物 」 と に 大別 さ れ 、 両者 は さらに 「 ゲノス 」 という 区分 で 分類 さ れる 。 無血 動物 は 有 殻 類 ・ 昆虫 類 ・ 甲殻 類 ・ 軟体類 から 、 有 血 動物 は 魚類 ・ 卵生 四足 類 ・ 鳥類 ・ 哺乳類 の 四 種類 から 構成 さ れる 。 原典 の 用語 も 考慮 し て 説明 する と 、 アリストテレス の 分類 体系 は 下 に 示す もの で ある 。 （ それ を 、 原典 における ギリシア 語 表現 、 その 音 を アルファベット に し た もの 、 一部 は 丸 括弧 内 に その 意味 や ニュアンス 、 最後 に 《 》 内 に 現代 の 学術 語 や 短く 現代 日本語 で 表現 し た 例 を 並べ て 示す 。 ）  生物 の 発生 学 的 な 問題 について も 関心 を 示し て おり 、 アリストテレス は 数多く の 動物 の 産卵 や 発育 を 自身 で 観察 し て いる 。  特に ニワトリ の 卵 の 殻 の 一部 を 割っ て 観察 を 行っ た こと によって 得 た 発生 学 的 記述 が 有名 で ある 。 ニワトリ は 三 日間 で 初めて 胚 が 発生 し 、 心臓 は 斑点 の よう に 観察 する こと が できる 。 この 斑点 は 次第に 明確 に 拍 動 する よう に なり 、 血液 は 渦巻き 型 で 発生 する 血管 を通じて 全身 に 送ら れる 。 しばらく する と 分化 によって 頭部 が 形作ら れ 、 特に 眼球 が 急速 に 成長 し て いく 。 20 日 目 で 卵 の 中 の ヒナ は 動作 し 、 体毛 が 生え 、 発声 する まで に 成長 する 。 20 日 を 越える と ヒナ は 内部 から 卵 を 破っ て 出 て くる 。 この ヒナ の 体 を 解剖 する と 卵黄 の 塊 が 腸 に 付着 し て いる こと まで 確認 さ れ て いる 。  （ 当時 は 潜水 器材 等 が ある わけ で も なく 陸上 の 観察 と 比べ て 水中 の 観察 は 極めて 困難 で あっ た わけ だ が ） アリストテレス は 様々 な 観察 の 結果 、 魚類 の 中 に は 交尾 など を 経 ず に いきなり 水底 土壌 など から 発生 する もの が ある と 推定 し 、 それ は 生命 の ない もの から 動物 的 生命 に 向け て 少し ずつ 進む もの と 捉え 、 その 過程 に ある 多く の 生物 に は どの よう な 分類 に 属する の か 明晰 で は ない 生物 も ある 、 と する 。 アリストテレス は 無 生物 の 上位 に 植物 を 、 その 上位 に 動物 を 位置づけ た が 、 また 海洋 生物 の 中 に は 植物 な の か 動物 な の か が 曖昧 な 生物 が 数多く いる 、 と も 述べ て いる 。  この Π ε ρ ὶ   Τ ὰ   Ζ ῷ α   Ἱ στορίαι 『 動物 誌 』 は 古代 ギリシア 語 で 書き写さ れ た manuscript （ 手書き 稿 、 手 稿 、 写本 ） が 残さ れ て いる 。 近年 に なっ て 、 アリストテレス の 生物 研究 に関する 専門 家   D .   M .   Balme が 編纂 し た 出版 物 が 登場 し た 。  無料 電子 版 で も 読める 。戦時 猛獣 処分 （ せんじ も うじ ゅうしょぶん ） と は 、 戦争 時 において 動物 園 の 猛獣 が 逃亡 し て 被害 を 及ぼす の を 未然 に 防止 する 目的 で 、 殺 処分 する こと を 言う 。  歴史 上 で は 、 アメリカ 軍 による 本土 空襲 に 備え て 第 二 次 世界 大戦 中 の 日本 で 行わ れ た 一連 の 事件 が 知ら れ て おり 、 日本 で は この 事件 を 指す の が 慣用 で ある 。 また 、 第 二 次 世界 大 戦時 の イギリス および ドイツ で も 、 逃亡 防止 の ため 殺 処分 が 行わ れ た 例 が ある 。  他方 、 危機 に際して も 殺 処分 を 行わ なわ なかっ た 動物 園 も あり 、 空襲 に 巻き込ま れ て の 死亡 例 （ ベルリン 空襲 時 など ） も 見 られる 。 別 に 、 食料 供給 目的 で 食肉 加工 用 に 殺 処分 を 実施 し た 例 も ある （ 普 仏 戦争 時 の カストル と ポ ルックス など ） 。  日本 で は 第 二 次 世界 大戦 中 の 1943 年 （ 昭和 18 年 ） 以降 に 、 日本 各地 の 動物 園 で 戦時 猛獣 処分 が 行わ れ た 。 この 措置 は 軍 で は なく 、 都道府県 や 市町村 など の 行政 機関 によって 命じ られ た 。 飼料 不足 も 重なっ て 、 多数 の 飼育 動物 が 戦争 中 に 死亡 し た 。  日本 で は 、 日 中 戦争 中 の 1939 年 （ 昭和 14 年 ） 頃 から 空襲 時 の 猛獣 脱走 対策 が 本格 的 に 検討 さ れる よう に なっ た 。 1939 年 5 月 に 開か れ た 初 の 全国 動物 園長 会議 （ 後 の 日本 動物 園 水族館 協会 ） で は 、 研究 課題 の 一つ として 空襲 時 の 猛獣 脱走 対策 が 挙げ られ 、 檻 の 防護 や 殺 処分 など が 検討 さ れ た 。 これ は 、 当時 は 日本 領 だっ た 台湾 へ 中国 空軍 による 渡洋 爆撃 が 行わ れ た の を 踏まえ て の 研究 で あっ た 。 1936 年 （ 昭和 11 年 ） の 上野動物園 クロ ヒョウ 脱走 事件 以降 に 上野 動物 園 で 毎年 行わ れ て い た 猛獣 捕獲 訓練 も 、 1939 年 の もの は 「 空襲 により 檻 が 破壊 さ れ て 脱走 し た 」 と の 想定 で 実施 さ れ た 。 東山 動物 園 で も 、 防空 演習 の 一環 として 殺 処分 の 訓練 が 行わ れ て いる 。  日 米 関係 が 悪化 し て 太平洋戦争 が 迫っ た 1941 年 （ 昭和 16 年 ） 7 月 に は 、 陸軍 東部 軍 司令 部 から 上野 動物 園 に対し 、 非常時 における 対策 要綱 を 提出 する よう に 指示 が 出 た 。 これ に 応じ 、 上野 動物 園 で は 『 動物 園 非常 処置 要綱 』 を 作成 し て 提出 し た 。 この 要綱 で は 、 飼育 動物 を 危険 度 別 に 4 分類 し 、 実際 に 空襲 が 始まっ て 火災 など が 迫っ た 場合 に は 危険 度 の 高い もの から 殺 処分 する 計画 に なっ て い た （ 詳細 後述 ） 。 処分 方法 は 薬殺 を 原則 として 、 投薬 量 リスト を まとめる とともに 、 緊急 時 に は 銃殺 する もの と し て い た 。 日 米 開戦 後 の 1942 年 （ 昭和 17 年 ） 4 月 に ドーリットル 空襲 が ある と 、 空襲 の 脅威 は 、 より 現実 的 な もの として 意識 さ れ はじめ た 。  逃亡 予防 を 目的 と し た 戦時 猛獣 処分 が 実際 に 始まっ た の は 、 1943 年 （ 昭和 18 年 ） の 上野 動物 園 が 皮切り で ある 。 8 月 11 日 に ゾウ 1 頭 の 殺 処分 が 決まっ た の を 最初 に 、 8 月 16 日 に は 新任 の 大達 茂雄 東京 都 長官 から 全 猛獣 の 殺 処分 命令 が 下っ た 。 この 命令 に従って 、 上野 動物 園 で は ゾウ や ライオン など 14 種 27 頭 が 薬殺 や 餓死 により 殺 処分 さ れ た 。 大達 は 、 都 長官 着任 前 に は 日本 軍 占領 地 の シンガポール で 軍政 を 担当 し て い た ため 、 戦況 の 悪化 を 熟知 し て おり 、 疎開 など の 本土 空襲 対策 に 熱心 で あっ た 。 猛獣 処分 を 命じ た 大達 の 真意 について 、 上野 動物 園長 だっ た 古賀 忠 道 は 、 被害 予防 と いう より も 国民 の 危機 意識 を 高める こと に あっ た の で は ない か と 推測 し て いる が 、 明確 な 史料 が 無く 真相 は 不明 で ある 。 東京 で は 、 上野 以外 に も 井の頭 自然 文化 園 で も 、 同様 に クマ 2 頭 が 殺 処分 と なっ た 。  その後 、 1944 年 （ 昭和 19 年 ） 前半 から 、 日本 各地 の 他 の 動物 園 で も 本格 的 に 戦時 猛獣 処分 が 行わ れ た 。 1944 年 3 月 に 宝塚 動植物 園 、 大阪 市立 動物 園 （ 10 種 25 頭 処分 ） 、 京都 市 動物 園 （ 13 頭 処分 ） が 実施 し た ほか 、 仙台 市立 動物 園 や 福岡 市 記念 動物 園 （ 6 月 6 日 ） も 続い た 。 愛知 県 の 東山 動物 園 で は 、 1943 年 10 月 - 11 月 に ライオン 2 頭 （ うち 1 頭 は 試射 用 ） と クマ 1 頭 だけ は 軍 の 要請 を 受け た 市長 の 指示 によって 殺 処分 さ れ た が 、 残り の 多く は 立地 条件 の 良 さ や 北 王 英一 園長 など 当時 の 園 関係 者 の 努力 と 懇願 によって 猛獣 飼育 が 続け られ た 。 しかし 、 警備 に 協力 する 猟 友 会 から は 激しく 非難 さ れ て い た 。 その 東山 動物 園 で も 、 1944 年 12 月 13 日 の 名古屋 空襲 に 至り 、 「 内務省 から も 射殺 命令 が 出 た 」 と する 猟 友 会 から の 強硬 な 要請 を 受け て 、 ついに ライオン 2 頭 ・ ヒョウ 2 頭 ・ トラ 1 頭 ・ クマ 2 頭 を 銃殺 し た 。 数 日 後 に も 、 残る クマ 8 頭 が 処分 さ れ た 。 動物 園 以外 の サーカス など で 飼育 さ れ て い た 猛獣 に関して も 、 ひと足早く 1943 年 10 月 に は 警視庁 から 処分 命令 が 出さ れ 、 ライオン 52 頭 など が 処分 対象 と なっ た 。  日本 で の 戦時 猛獣 処分 は 、 直接的 に 多く が 都道府県 など の 行政 機関 の 命令 や 、 警防団 など から の 要請 を 踏まえ た 動物 園 自身 の 判断 によって 実施 さ れ た 。 この 点 、 全て の 猛獣 処分 が 軍隊 の 命令 に よる と 説明 さ れる こと が あり 、 『 かわいそう な ぞう 』 など の フィクション 作品 で も 軍命 令 が 原因 と 描か れ て いる こと が 多い 。 軍命 令 説 が 広まっ た 背景 に は 、 何もかも 軍部 の せい に し て 自身 の 責任 を 逃れよ う と し た 戦後 の 風潮 が ある と の 見方 も ある 。 ただし 直接的 な 軍命 令 による 猛獣 処分 が 無かっ た 訳 で は なく 、 京都 市 動物 園 で は 第 16 師団 より 猛獣 処分 命令 が 発せ られ て いる 。  殺 処分 せ ず に 、 安全 な 地域 の 動物 園 へ 避難 さ せる こと も 一部 で は 行わ れ た 。 例えば 、 東山 動物 園 で は 、 1943 年 （ 昭和 18 年 ） 12 月 に ライオン 2 頭 を 蒙 古 自治 邦 政府 下 の 張 家 口 動物 園 へ と 寄贈 し て いる 。 しかし 、 後述 する 上野 動物 園 の 事例 の よう に 、 検討 は さ れ ながら も 実現 し なかっ た もの も ある 。  この ほか 、 飼料 不足 による 餓死 や 頭数 整理 の ため の 殺 処分 も 相次ぎ 、 空襲 により 死亡 する 動物 も 出 た 。  終戦 時 に 生き残っ て い た 動物 は 、 ゾウ が 東山 動物 園 に 2 頭 と 京都 市 動物 園 に 1 頭 （ 間もなく 餓死 ） 、 キリン が 上野 動物 園 に 3 頭 と 京都 市 動物 園 に 1 頭 （ 間もなく 餓死 ） 、 チンパンジー が 東山 動物 園 に 1 頭 など わずか な 数 で あっ た 。 この ゾウ が 唯一 生き残っ て い た 東山 動物 園 へ は 象 列車 が 各地 から 運行 さ れ て いる 。  東京 都 で は 大達 茂雄 東京 都 長官 が 、 1943 年 8 月 16 日 に 上野 動物 園 など に対して 猛獣 の 殺 処分 を 発令 し た 。 これ に従って 上野 動物 園 で は 、 ゾウ 、 ライオン 、 トラ 、 クマ 、 ヒョウ 、 毒蛇 など といった 14 種 27 頭 が 殺 処分 さ れ た 。 その ほとんど が 餌 に 毒 を 混ぜ て の 薬殺 で 、 ほか に ワイヤー ロープ を 使っ た 絞殺 や 餓死 、 刃物 による 処分 の 例 も ある 。  前述 の よう に 、 この 処分 命令 は まったく 唐突 に 発令 さ れ た もの で は なかっ た 。 約 2 年 前 の 1941 年 （ 昭和 16 年 ） 8 月 11 日 に は 、 陸軍 の 指示 に 応え て 、 上野 動物 園 が 「 動物 園 非常 処置 要綱 」 を 作成 し 、 空襲 の 危機 が 差し迫っ た 場合 の 殺 処分 方針 を 決め て い た 。 同 要綱 で は 飼育 動物 の 危険 度 により 、 「 第 一 種 」 で ある クマ ・ ライオン ・ ゾウ ・ トラ 等 から 、 一番 危険 度 の 低い 「 第 四 種 」 カナリア ・ カメ など まで に 分類 し て い た 。 処置 の 時期 について は 、 「 第 一 期 の 防空 下 令 ・ 第 二 期 の 空襲 の 時 に 処置 の 準備 を 完了 さ せ 、 第 三 期 の 空襲 による 爆撃 火災 の 危険 近接 し たる 時 、 近接 の 程度 に 応じ て 第 一 ・ 第 二 種 動物 を 順次 処置 し 、 更に 危険 の およぶ 時 は 第 三 種 動物 も 順次 処置 す 」 と 定め られ て い た 。 飼育 動物 の 収集 に は 多大 な コスト が かかっ て おり 、 再 取得 も 困難 で ある こと から 、 軽率 に 殺 処分 す べき で は ない と の 方針 で あっ た 。 処分 方法 として は 、 薬殺 を 第一義 として 投薬 量 も 定め 、 予備 的 に 銃殺 と し た 。  処分 に 慎重 な 方針 が 転換 さ れ 、 猛獣 に関して は 予防 的 に 殺 処分 を 行う こと に なっ た の は 、 1943 年 （ 昭和 18 年 ） 7 月 の 大達 茂雄 の 東京 都 長官 就任 後 で ある 。 1 か月 以内 に 猛獣 全 頭 を 薬殺 せよ と の 大達 の 命令 は 、 同年 8 月 16 日 に 園長 代理 の 福田 三郎 に 下達 さ れ た 。 対象 と なっ た の は 「 第 一 種 」 の 危険 動物 と さ れ た 中 でも 半数 強 にあたる 27 頭 で 、 うち ヒョウ 幼体 （ 生後 約 半年 ） ・ アメリカバイソン 2 頭 ・ ニシキヘビ ・ ガラガラヘビ は 8 月 20 日 以降 に 追加 さ れ た 。 銃声 による 市民 の 不安 を 避ける ため に 、 銃殺 で は なく 硝酸 ストリキニーネ を 用い て の 薬殺 を 主 な 手段 と する こと に し た 。 秘密 を 厳守 する 為 に 飼育 員 の 家族 に も 処分 実施 は 口外 禁止 と さ れ た 。 なお 、 特に 気性 が 荒く 危険 と 見 られ た ゾウ の 「 ジョン 」 に関して は 、 この 処分 命令 より も 前 の 8 月 11 日 に 、 都 の 公園 課長 や 福田 園長 代理 ら によって 殺 処分 する こと が 決め られ 、 すでに 13 日 から 絶食 状態 と さ れ て い た 。  殺 処分 の 作業 は 、 命令 当日 の 閉園後 から 着手 さ れ た 。 8 月 17 日 の ホクマンヒグマ と ツキノワグマ 各 1 頭 の 薬殺 を 初め に 、 9 月 1 日 まで の 間 に ゾウ 1 頭 を 含む 24 頭 の 殺 処分 が 済ん だ 。 ヒョウ の ハチ も 、 この 時 に 殺 処分 さ れ た うち の 1 頭 で ある 。 作業 は ほぼ 連日 で あっ た が 、 解剖 作業 や 後述 の 疎開 検討 の 関係 で 休ん だ 日 も ある 。 多く は 計画 通り の 薬殺 で あっ た が 、 毒 餌 を 食べよ う と し なかっ た クロ ヒョウ など は ワイヤー で 絞殺 、 チョウセンクロクマ は 投薬 の うえ 槍 で 刺殺 、 生 餌 しか 食べ ない ため に 薬殺 不能 だっ た ニシキヘビ は 刃物 で 頭部 切断 といった 例外 も ある 。 その後 、 9 月 11 日 に ゾウ 1 頭 と ヒョウ 幼体 1 頭 、 9 月 23 日 に ゾウ 1 頭 が 死亡 し て 計 14 種 ・ 27 頭 の 殺 処分 は 終わっ た 。  一連 の 殺 処分 の 中 で 、 3 頭 の インド ゾウ の 処分 は 特に 著名 で ある 。 うち 気性 の 荒い 「 ジョン 」 について は 、 命令 が 下る 以前 の 8 月 13 日 に 餓死 による 殺 処分 が 着手 さ れ 、 17 日 目 の 8 月 29 日 に 餓死 し た 。 処分 命令 により 、 残る 2 頭 も 餓死 の 方法 で 殺 処分 さ れる こと に なっ た 。 飼育 係 の 菅谷 吉 一郎 は 、 気性 の 荒い ジョン は 処分 は 仕方 ない と 思っ て い た が 、 気性 が 穏やか で 性格 も 優しかっ た 「 トン キー 」 と 「 ワンリー 」 （ 別名 「 花子 」 ） は 何とか 救っ て やり たい と 、 福田 園長 代理 に 懇願 し た と いう 。 後述 の よう に 福田 も 、 トン キー 達 を 救う 為 に 他 の 動物 園 へ の 譲渡 を 検討 し た が 、 大達 の 反対 で 潰える 事 と なっ た 。 ワンリー は 9 月 11 日 、 最後 まで 生き残っ た トン キー も 9 月 23 日 午前 2 時 42 分 に 餓死 し 、 上野 動物 園 の ゾウ は 全滅 し た 。 トンキー の 場合 、 実に 絶食 開始 から 30 日 という 長き 苦痛 と 苦悶 に 満ち た 日々 で あっ た 。 空い た 象 舎 は 資材 置き場 と なっ た が 、 後 に 4 月 13 日 の 東京 空襲 で 焼夷弾 多数 の 直撃 を 受け て 破壊 さ れ た 。  なお 、 ゾウ の 処分 に 餓死 の 方法 が 用い られ た 経緯 について 、 当初 は 薬殺 が 試み られ た と 福田 は 回想 し て いる 。 福田 に よる と 、 最初 の ジョン の 場合 、 食欲 を 増す ため に 絶食 さ せ た うえ で 、 硝酸 ストリキニーネ を 入れ た 毒 入り ジャガイモ を 与え た が 、 繊細 な ゾウ に は 分かっ て しまい 吐き出し た 。 その ほか の ゾウ も 同じ よう に 毒 餌 を 受け付け なかっ た と いう 。 毒薬 の 注射 も 試み られ た が 厚い 皮膚 に 針 が 刺さら ず 失敗 し 、 やむなく 餓死 という 苦渋 の 選択 が 取ら れ た と する 。 これ に対し 、 フレデリック ・ S ・ リッテン （ Frederick   S .   Litten ） は 、 薬殺 の 試行 は 無く 、 最初 から 餓死 さ せる 方針 だっ た の で は ない か と 主張 し て いる 。 福田 の 戦時 中 の 日誌 に は 、 陸軍 関係 者 が 水 に 毒 を 混ぜ て トン キー に 飲ま せよ う と し た こと は 書か れ て いる が 、 毒 餌 について は 触れ て い ない 。 また 、 毒薬 注射 に関して は 、 軍 関係 者 が トンキー から 採血 を 行っ た こと が 記録 さ れ て おり 、 採血 用 の 注射 針 が 通る の だ から 毒薬 注射 も 物理 的 に 可能 だっ た はず だ と 推測 し て いる 。  殺 処分 命令 が 下っ た 後 、 処分 回避 の ため の 努力 も 行わ れ て い た 。 16 日 の 命令 伝達 の 際 に 、 公園 課長 や 福田 園長 代理 ら が 疎開 の 可能 性 を 話し合っ た もの と み られる 。 名古屋 市 の 東山 動物 園 と 仙台 市 の 仙台 市 動物 園 へ 、 前者 に は ヒョウ 2 頭 ・ クロ ヒョウ 2 頭 、 後者 に は ゾウ 1 頭 の 引き受け 要請 の 手紙 が 、 園長 代理 名 で 発せ られ た 。 両 動物 園 から は 好意 的 な 回答 が 寄せ られ 、 鉄道 の 手配 も 進ん だ が 、 8 月 23 日 に 大達 都 長官 から 疎開 を 中止 せよ と の 指示 が あり 、 疎開 計画 は 破談 と なっ た 。 その ほか 、 高松 市 の 栗林公園 動物 園 へ の ヒョウ 幼体 の 譲渡 計画 や 、 大阪 の 天王寺 動物 園 へ の ゾウ ・ マレー グマ 引き受け 照会 、 満州 国 の 新 京 動物 園 から の 爬虫類 引き受け 提案 など が あっ た が 、 すべて 実現 し なかっ た 。  上野 動物 園 で の 戦時 猛獣 処分 実施 について は 、 同年 9 月 2 日 に 公表 さ れ た 。 報道 など で は 「 時局 捨身 動物 」 と 称さ れ た 。 9 月 4 日 に 大達 長官 ら 臨席 で 慰霊 祭 が 執り行わ れ た が 、 この 時点 で は ゾウ 2 頭 は いまだ 絶食 状態 で 生存 し て い た ため 、 象 舎 に は 鯨幕 が 張ら れ て 目隠し さ れ た 。 動物 の 死体 は 陸軍 獣医 学校 の 協力 も 得 て 解剖 さ れ 、 剥製 や 晒し 皮 として 標本 に 加工 さ れ た 。 ゾウ 2 頭 の 晒し 皮 は 、 陸軍 被服 本 廠 へ と 研究 資材 として 提供 さ れ た 。  以上 の 逃亡 予防 の ため の 戦時 猛獣 処分 の ほか 、 上野 動物 園 で は 飼料 の 確保 困難 が 原因 で 、 飼育 動物 の 殺 処分 による 整理 も 実施 さ れ た 。 上野 動物 園 で は 太平洋戦争 開戦 前 に は 飼料 不足 が 顕在 化 し て おり 、 肉類 代用 として の 魚類 の 使用 、 牧草 代用 として の 街路 樹 の 落ち葉 使用 など が 進め られ て い た 。 1941 年 （ 昭和 16 年 ） 2 月 に は 、 ヒマラヤ グマ 3 頭 と ツキノワグマ 1 頭 が 整理 の ため に 射殺 、 ヤギ など が 肉食 獣 の 飼料 に 転用 さ れ た 。 戦況 の 悪化 とともに 飼料 事情 も ますます 悪化 し 、 1945 年 （ 昭和 20 年 ） に カバ 2 頭 （ 京子 ・ マル ） が 餓死 により 殺 処分 さ れ た ほか 、 鳥類 多数 が 肉食 獣 の 飼料 に 転用 さ れ て しまっ た 。 なお 、 飼料 不足 や 空襲 の ストレス により 、 オットセイ や チンパンジー が 栄養失調 死 し て いる 。 暖房 用 の 燃料 不足 も 深刻 で 、 熱帯 産 の 動物 で は 病気 が 多発 し た 。 飼育 動物 の 減少 により 空い た 施設 で は 、 人間 の 食肉 用 の 家畜 飼育 が おこなわ れ た 。  後 に 上野 動物 園 で の 戦時 猛獣 処分 実施 について は 、 当時 園長 代理 の 福田 三郎 により 『 動物 園 物語 』 として 発表 さ れ 、 1957 年 に は 山本 嘉次郎 の 監督 により 『 象 』 と 改題 し 映画 化 さ れ た 。  戦後 、 本件 を 題材 に し た 創作 作品 が いくつ か 作ら れ た 。 最も よく 知ら れ て いる の は 、 上野 動物 園 の ゾウ の 悲劇 を 基 に し た 土家 由岐 雄 の 童話 『 かわいそう な ぞう 』 （ 1951 年 ） で 、 同書 を通して 戦時 猛獣 処分 が 広く 知ら れる こと と なっ た 。 他 に も 、 飯森 広一 が 漫画 『 トン キー 物語 』 （ 1971 年 ） や 、 藤子 ・ F ・ 不二雄 が 漫画 『 ドラえもん 』 作中 の 「 ぞう と おじさん 」 （ 1973 年 、 てんとう 虫 コミックス 5 巻 / 藤子 ・ F ・ 不 二 雄大 全集 4 巻 収録 ） で 、 動物 園 で 行わ れ た 戦時 猛獣 処分 について 描い て いる 。  第 二 次 世界 大戦 後 の 1949 年 （ 昭和 24 年 ） 、 上野 動物 園 が ある 台東 区 の 子供 たち （ 台東 区 子供 議会 ） から の 「 生き た ゾウ が 見 たい 」 という 要望 に対して インド の 首相 ジャワハルラール・ネルー が 応え 、 同年 9 月 に インド 政府 から 上野 動物 園 に メス の アジア ゾウ 1 頭 が 贈ら れ た 。 この ゾウ は 「 インディラ 」 と 命名 さ れ た が 、 ネルー 首相 の 娘 で あり 後 に 首相 と なる インディラ・ガンディー が 名 祖 で ある と さ れる 。  また 、 同じ 9 月 に タイ から も メス の アジア ゾウ 1 頭 が 贈ら れ て おり 、 この ゾウ は 、 同国 から 戦前 に 贈ら れ 戦中 に 殺 処分 さ れ て しまっ た 「 花子 」 （ ワンリー ） に 代わる 二 代目 として 「 はな子 」 と 命名 さ れ た 。 なお 、 はな子 は 1954 年 （ 昭和 29 年 ） 、 誘致 運動 によって 上野 動物 園 から 井の頭 自然 文化 園 に 移さ れ た 。 2016 年 5 月 26 日   永眠 。  （ 別項 「 実在 し た 象 の 一覧 」 も 参照 の こと ） 。  また 、 1952 年 、 上野 動物 園 飼育 企画 長 の 林 寿郎 により 、 カバ 、 キリン 、 チーター 、 ブチハイエナ など 48 頭 の 動物 が ケニア の 動物 商 から 購入 さ れ （ その 中 の カラカル 2 頭 は 喧嘩 で 死亡 し た が 、 その後 寄港 し た マニラ にて ヒムネバト 2 羽 が 加わ リ 、 動物 は 再び 48 頭 に なっ た ） 、 名古屋 港 、 神戸 港 、 横浜 港 に 陸揚げ さ れ た 。 カバ の 「 重吉 」 ( 東山 動物 園 。 2001 年 没 ） 、 キリン の 「 タカオ 」 （ 上野 動物 園 。 1980 年 没 ） など が 有名 （ 日本 の カバ の 約 半数 は 「 重吉 」 の 子孫 で ある ） 。  第 二 次 世界 大戦 後 も 、 1950 年 に 朝鮮 戦争 が 勃発 し た 際 に は 日本 へ の 戦闘 拡大 が 危惧さ れ 、 動物 園 で の 対策 が 検討 さ れ て いる 。 上野 動物 園 で は 、 1950 年 末 から 1951 年 1 月 にかけて 『 上野 動物 園 非常 事態 計画 』 『 非常 事態 打開 計画 資料 』 という マニュアル を まとめ た 。 同 園 で は 、 戦時 猛獣 処分 の 再現 や 空襲 被害 による 動物 の 死亡 を 避ける ため 、 伊豆 大島 へ の 疎開 を 行う 方針 で あっ た 。 なお 、 1951 年 5 月 から 6 月 にかけて ゾウ の 「 はな子 」 と ライオン 1 頭 が 伊豆 大島 へ と 派遣 さ れ て いる が 、 これ は 戦争 と は 無関係 で 、 平時 の 移動 動物 園 の 巡業 の 一環 で ある 。  第 二 次 世界 大戦 で ドイツ 軍 の 本土 空襲 （ バトル ・ オブ ・ ブリ テン ） に さらさ れ た イギリス で も 、 戦時 猛獣 処分 が 行わ れ た 。  ロンドン 動物 園 で は 、 開戦 から まもなく 、 毒 ヘビ と サソリ など の 無 脊椎動物 を 逃亡 予防 の ため に 殺 処分 し た 。 25 年間 も 爬虫類 を 担当 し て き た 飼育 員 は 、 人目 を はばから ず 泣い て い た 。 しかし 、 その ほか の 動物 で 事前 に 殺 処分 さ れ た 例 は 無く 、 多く は 被弾 を 避ける ため に 片隅 に 集め られ 、 ゾウ など 一部 の 希少 性 の 高い 動物 は ホィップスネイド 野生 動物 園 に 疎開 さ せ た 。 また 、 飼料 不足 から 、 アシカ 2 頭 は アメリカ へ と 疎開 し て いる 。 ロンドン 動物 園 の 受け た 空襲 被害 は 限定 的 で 、 直撃 弾 を 受け た シマウマ の 飼育 舎 から 1 頭 が 逃亡 し た ほか 、 猿山 の 柵 が 破壊 さ れ て アカゲザル が 逃亡 し た 程度 だっ た 。 脱走 し た 動物 は 、 数 日 以内 に 再 捕獲 さ れ た 。  北アイルランド の ベルファスト 動物 園 （ ） で は 、 1941 年 に ベルファスト が ドイツ 軍 の 爆撃 圏内 に 入っ た ため 、 公安 局 （ Ministry   of   Public   Security ） の 命令 で 33 頭 の 飼育 動物 が 殺 処分 さ れ た 。 処分 の 対象 に は ライオン や オオカミ 、 ハイエナ 、 ホッキョクグマ など が 含ま れ た 。 処分 対象 と なっ た 種 は 、 戦後 の 1947 年 頃 に 再 取得 さ れる まで ベルファスト 動物 園 で は 見 られ なかっ た 。 一方 、 ゾウ は 処分 を 免れ て 戦争 を 生き延び た もの が あっ た 。 中でも 、 シェイラ （ Sheila ） と 名付け られ た 子供 の ゾウ は 、 殺 処分 を 避ける ため 、 ある 飼育 員 の 家 の 裏庭 に 一時期 の 夜間 は 匿わ れ て い た 。 ベルファスト 動物 園 に よる と シェイラ を 保護 し て い た 人物 は 長らく 詳細 不明 で 、 「 ゾウ の 守護 天使 」 と 称さ れ て 同 園 史上 の 謎 と さ れ て き た が 、 2009 年 に 、 女性 飼育 員 の 一 人 が 母親 と 一緒 に シェイラ を 匿っ た こと が 判明 し た と いう 。 この 女性 飼育 員 は 、 男性 飼育 員 たち が 出征 し た ため に 代用 職員 と なっ て い た 人物 で 、 他 の 職員 の 帰宅 後 に 密か に シェイラ を 檻 から 出し て 近所 の 自宅 に 連れ帰り 、 また 朝 に は 動物 園 に 戻し て い た 。 住民 の 通報 で 事件 は 発覚 し 、 女性 飼育 員 は 解雇 さ れ た が 、 以後 も 空襲 の 夜 に は 動物 園 を 訪れ て シェイラ が 怯え ない よう なだめ て い た と いう 。  創作 作品 で イギリス で の 戦時 猛獣 処分 に 関わる もの として 、 ジョン ・ ディクスン・カー の 推理 小説 『 爬虫類 館 の 殺人 』 （ 原題 “”,   1944 年 発表 ） が 挙げ られる 。 作中 で は 、 1941 年 の ロンドン を 舞台 に 、 ある 動物 園 に対し 毒 ヘビ の 殺 処分 が 政府 から 求め られ て いる という 設定 に なっ て いる 。  ドイツ において は 、 動物 園 によって 事前 処分 が 行わ れ た 施設 と 、 行わ れ なかっ た 施設 に 分かれ て いる 。 開戦 早々 に ドイツ 西部 の 動物 園 に対して 猛獣 を 処分 せよ と の 軍命 令 が 出さ れ た と の 説 が ある が 、 実際 に は 一律 処分 が 実行 さ れ た わけ で は なかっ た 。  ベルリン 動物 園 で は 事前 の 殺 処分 は 行わ れ なかっ た 。 ベルリン で も 近隣 住民 から は ライオン や トラ の 脱走 を 恐れる 声 が 上がり 、 職員 の 間 で も ゾウ や クマ の 暴走 を 危惧 する 者 は あっ た 。 しかし 、 最後 まで 事前 処分 は 実行 さ れ なかっ た 。 その 代り 、 戦火 によって 多数 の 飼育 動物 が 死亡 し て いる 。 1941 年 9 月 7 日 の 空襲 で アンテロープ 1 頭 が 死亡 し た の を 皮切り に 、 空襲 が 激化 し た 1943 年 に は ゾウ 7 頭 や ライオン 3 頭 など が 死亡 し た 。 ベルリン 市街 戦 で は 壊滅 的 な 打撃 を 受け た が 、 1944 年 末 の 総数 約 900 頭 の うち ライオン や ハイエナ 、 ゾウ を 含む 91 頭 が 終戦 まで 生き残っ た 。  ミュンヘン 動物 園 （ ） や フランクフルト 動物 園 で は 、 戦争 後期 に なっ て 空襲 が 始まっ た 後 に 、 ライオン の 殺 処分 が 行わ れ た 。  早い 時期 に 事前 処分 が 行わ れ た 例 として は 、 ヴッパータール の ヴッパータール 動物 園 （ ） が 挙げ られる 。 ヴッパータール で は 、 まやかし 戦争 状態 の 1940 年 3 月 15 日 に 、 ヒグマ 3 頭 と ホッキョクグマ 2 頭 、 ライオン 5 頭 を 市 当局 の 命令 で 射殺 し た 。 その後 、 ヴッパータール 動物 園 は 空襲 被害 こそ ほとんど 受け なかっ た ものの 、 残り の 飼育 動物 の 大半 は 、 戦争 末期 の 混乱 の 中 で 職員 の 手 で 処分 さ れ たり 、 略奪 に あっ たり し て 失わ れ た 。 それでも 終戦 から 数 日 後 に は 営業 を 再開 し た の だっ た 。  なお 、 戦時 中 に 連合 国 側 において は 、 「 ドイツ の 動物 園 の 猛獣 は 全て 事前 に 殺 処分 さ れ た 」 と の 事実 に 反する 報道 が さ れ て い た 。 1943 年 に は 「 空襲 下 の ベルリン 動物 園 から 動物 が 大量 脱走 し て 機関 銃 で 射殺 さ れ た 」 と の 誤っ た 報道 も あっ た 。  また 、 ドイツ で ハリー・ピール （ ） 監督 により 制作 さ れ た 映画 『 パニック 』 （ 原題 “ Panik ” ,   1943 年 公開 。 1953 年 に 再 編集 版 が “ ” として 公開 ） で は 、 爆撃 により 動物 園 から 猛獣 が 脱走 する という 筋立て に なっ て い た 。 この 映画 の 筋立て について は 、 1940 年 10 月 13 日 の フェルキッシャー・ベオバハター によって 早くから 紹介 さ れ て おり 、 日本 に も 伝わっ て い た 可能 性 が ある 。  アメリカ合衆国 で も 、 第 二 次 世界 大 戦時 に は 空襲 による 猛獣 の 脱走 の 危険 が 問題 と なり 、 対策 が 検討 さ れ た 。 例えば フィラデルフィア 動物 園 （ ） で は 、 町 が 空襲 を 受け て 檻 の 破損 など 動物 の 脱走 の 危険 が 生じ た 場合 、 警備 員 が 殺 処分 す べき 危険 動物 30 頭 を 決定 し て い た 。 アメリカバイソン や ライオン 、 アフリカ ゾウ 、 ヤマネコ 、 クマ など は 脱走 し そう に なっ たら その 場 で 銃殺 する 予定 で 、 猿 類 も 脱走 し た 場合 に は 射殺 する もの と さ れ た 。 他方 、 タテガミオオカミ と ハイエナ は 殺さ ず に 再 捕獲 する 計画 だっ た 。 実際 に は 、 アメリカ 本土 空襲 は 皆無 に 等しかっ た ので 、 殺 処分 が 必要 に なる こと は 無かっ た 。イェリネク （,   ,   ,   ） は 、 チェコ 起源 の 姓 。 原義 は 「 小鹿 」 で ある 。 英語 で は ジェリネク と も 読ま れる 。ビオトープ の 一覧 。 ビオトープ （ 英語 ： biotope ） は 生物 の 生息 環境 を 意味 する 生物 学 の 用語 で 生態 系 （ ecosystem ） や ハビタット （ habitat ） と ほぼ 同義 的 に 解さ れる 。 日本 で は 1990 年代 から 環境 共生 の 理念 の もと で 、 公共 事業 の 多 自然 型 川 づくり 、 ミティゲーション （ 開発 事業 による 環境 に対する 影響 を 軽減 する ため の 保全 行為 ） 、 里山 保全 活動 など の とり 組み が 全国 各地 で 繰り広げ られ て いっ た 。 こうした 取り組み の 影響 で 、 生物 の 生息 環境 を 人工 的 に 作り出す 、 さまざま な 取り組み 行わ れる よう に なっ た 。 こうした ピオトープ の 場合 、 人工 的 に 形作ら れ た 川 ・ 水路 など の 流 路 形態 や 人口 の ため池 、 学校 に 設置 さ れ た 生物 の 観察 池 など を 、 より 自然 に 近い 形 に 戻し 、 それ によって 多様 な 自然 の 生物 を 復活 さ せる という よう な 、 生息 環境 基盤 の 修復 によって 形成 さ れ た 生態 系 、 を 意味 する よう に なっ た 。  日本 の ビオトープ で は 、 日本 各地 に 設置 さ れ て いる ビオトープ を 紹介 。  ビオトープ の 定義 に ある とおり 、 本来 は 「 生物 群集 の 生息 空間 」 を 示す 言葉 で 、 そうした 既存 の 生息 地 の ひとつ を 表し た 用語 で ある が 、 日本 で は ビオトープ と 銘打っ て 、 具体 に 施設 として 設置 さ れる ケース も 実に 多く 、 学校 ビオトープ の よう に 環境 教育 の 一環 で 学校 など の 教育 施設 に 設置 さ れる 例 も 多い 。  水草 栽培 地 を ビオトープ という 例 も 見 られる 他 、 メダカ の 項 に ある よう な 「 ビオトープ 池 」 なる 池 や 、 トンボ の 項 に ある よう な 、 環境 を 多く の 生物 が 住める よう に 整える という 様々 な 試み で 設置 し た 場所 を ビオトープ と 呼ん で い たり 、 正確 に は ビオトープガーデン 、 ビオガーデン という 指摘 も さ れ て いる 。  人工 的 に 設置 する ため 日本 で は 、 日本 の 造園 に関する 資格 一覧 、 日本 の 環境 に関する 資格 一覧 に ある とおり ビオトープ 管理 士 （ 民間 資格   日本 生態 系 協会 ） が 開設 さ れ て いる 。  学校 によって は 、 ビオトープ という 言葉 の 代わり に 、 「 ビオランド 」 という 言葉 を 用い て いる こと も ある 。 ビオランド の 名称 を 使っ て いる 学校 に は 、 杉並 区立 第 九 小学校 杉 九 ビオランド 、 香川 県 東 か が わ 市立 相生 小学校 や 東京 都 武蔵野 市立 第 三 小学校 、 神戸 市立 雲 中小 学校 、 名古屋 市立 清水 小学校 　 など が ある 。 その ほか 、 特定 非 営利 活動 法人 で 新潟 県 東蒲原 郡 阿賀 町 中ノ沢 の 「 お山 の 森 の 木 の 学校 」 で も 、 ビオランド という 言葉 を 使っ て いる 。  ドイツ の ビオトープ は 、 ビオトープ 作り が すでに ドイツ 連邦 自然 保護 法 という 法律 によって 義務付け られ て いる 。 1970 年代 に 黒い 森 が 酸性 雨 の 被害 を 受け 、 開発 優先 社会 から 自然 が 再生 できる よう 配慮 する 運動 から 、 自分 たち で 森 を 再生 する 試み として 市民 の あいだ から 生まれ 発展 し た と さ れる 。  ドイツ の ビオトープ と いっ て も 、 一つ の まとまっ た 森林 や 岩盤 が 露出 し た 崖 地 、 極端 に 乾燥 し た 裸 地 など 、 さまざま な 環境 に 存在 する もの が み られる 。   ベルリン の 壁 が 、 緑 の 帯 として 最大 の ビオトープネットワーク に なっ て いる 。 それ は 1989 年 ベルリン の 壁 崩壊 に 至る まで 、 東西ドイツ を 分け 隔て て き た 、 長 さ 1400 ㎞ の 境界 線 沿い の 幅 50 ～ 200 m の 帯状 の 地域 で ある 。 人々 が 壁 に 近づく こと が でき なかっ た ため 、 ここ に は 手つかず の 自然 が 自由 に 、 豊か に 繁殖 する こと が でき た 。 その ため 、 多様 な 生息 空間 ( ビオトープ ) が 帯状 に 連なり 、 付近 に 散在 する ビオトープ を つなぐ 回廊 の 役割 を 果たし て いる 。赤 肉 （ あか に く ） は 主 に 赤色 や 暖色 系 の 肉 、 果肉 を 指す 。  食料 と なる 動物 の 肉 で は 赤 肉 、 赤身 （ あかみ ） 、 時に 赤身 肉 と 言わ れ 赤色 の もの を 指す 。 しかし 、 食事 調査 の ため の 栄養 学 の 赤 肉 （ red   meat ） は 、 主 に 哺乳 動物 の 肉 を 指し 、 単に 肉 の こと で あり これ は 赤 肉   ( 栄養 学 ) を 参照 。  赤い 身 の 色 を し た 魚 は 一般 に 赤身 、 時に 赤 肉 、 特に 赤身 魚 と 言わ れ 、 白身 魚 に 対比 する 。  果物 で は 赤 から オレンジ 色 の 果肉 を 指し て 、 赤 肉 梅 、 赤 肉 リンゴ 、 赤 肉 メロン の よう に 使わ れる 。  食肉 で の 「 赤 肉 」 は 多く が 筋肉 組織 で あり 、 脂肪 や スジ が 少なく 赤く 見える 肉 の 部位 で ある 。 海産物 で ある 鯨 肉 も 哺乳類 （ 海洋 哺乳類 ） の 肉 で ある ため 赤い 部位 は 食肉 の 「 赤 肉 」 で ある 。 これら は 一般 に 「 赤身 肉 」 や 「 赤身 」 と 呼ば れる 。 「 赤 肉 は ､ 牛肉 や 子羊 肉 など の こと 」 と する 情報 も ある 。  牛肉 、 豚肉 等 の 赤 肉 に は ヘム 鉄 を 含む ミオグロビン が 豊富 に 含ま れ て いる ため 赤く 見える 。  通常 、 食肉 は 時間 の 経過 と共に 切断 面 が 暗 赤色 へ と 変化 する が 、 ビタミン C の 水溶液 を かける こと で 鮮やか な 赤色 へ 戻る 性質 が あり 、 これ を 悪用 し た 鮮度 偽装 事件 が 起き て いる 。  魚肉 の 赤い 部位 は 、 一般 に 赤身 と 呼ば れる 。 主 な 食用 部位 が 赤い 魚 は 赤身 魚 と 呼ば れる 。 魚肉 の 血合い を 指す こと も ある 。 マグロ 、 カツオ 、 アジ など 。  定義 において は 、 「 100 g あたり の 身 に 含ま れる ヘモグロビン か ミオグロビン の 含有 量 が 10 mg 以上 の 魚肉 」 と 定義 さ れ て おり 、 この 定義 に よる と サケ は 赤身 魚 に 含ま れ ない 。  サケ の 身 が 赤い の は 、 餌 で ある 甲殻 類 の 外 殻 に 含ま れる カロテノイド で ある アスタキサンチン が 摂取 さ れ た こと による ため で ある 。 ヘモグロビン・ミオグロビン は 含ん で い ない 。 サケ 科 魚類 の 卵 が 赤い の も この 色素 の 影響 で ある 。  赤 肉 という 表現 は 、 果肉 の 色 を 言い 赤色 ・ 橙色 系 の もの が 赤 肉 種 とか 赤 肉 系 と 呼ば れる 。 赤 肉 梅 、 赤 肉 リンゴ 、 赤 肉 メロン の よう に 言わ れる 。 スイカ 、 メロン 、 ドラゴン フルーツ など 。  英語 で は 、 色 が 赤色 系 の もの を 「 red   fresh 」 、 橙色 系 の もの を 「 orange   fresh 」 と 呼ぶ 。生物 に関する 世界一 の 一覧 （ せい ぶつ に かんする せ かい いち の いち らん ） は 、 生物 に関する 世界 で 一番 や 一 位 の 一覧 。  最大 個体 を 種 の 代表 と は し ない 。 例えば 、 ヒト の 最大 個体 記録 が 身長 3 m 弱 だ から と 言っ て 、 それ は ヒト という 種 の 体格 を 示す ため に 優先 的 に 記さ れる べき 数値 で は なく 、 生物 として の 可能 性 を 示す もの で しか ない 。  危険 の 定義 は 曖昧 で ある 。ヨーロッパ モグラ （ 欧 羅 巴 土竜 、 " Talpa   europaea "） は 、 トガリネズミ 目 の 哺乳類 で ある 。 英語 で は 、 Common   Mole や Northern   Mole と も 呼ば れる 。  この モグラ は 地下 の トンネル に 住む 。 トンネル は 常に 拡張 さ れ 、 餌 を 狩る の に 用い られる 。 通常 は 掘ら れ た 土 は 表面 に 押し出さ れ 、 特徴 的 な 「 モグラ 塚 」 を 形成 する 。 主 に ミミズ を 食べる が 、 昆虫 や ムカデ 、 時には ネズミ や トガリネズミ を 食べる こと も ある 。 唾液 に は 毒 が 含ま れ 、 特に ミミズ を 麻痺 さ せる 効果 が ある 。  体 は 約 12 ｃｍ の 円筒 形 で あり 、 メス は 通常 オス より も 小さい 。 目 は 小さく 毛皮 の 下 に 隠れ 、 また 耳 も 小さい 。 毛皮 は 暗い 灰色 で ある 。 白色 、 ライト グレー 、 黄 褐色 、 茶色 、 黒色 の 毛皮 の ヨーロッパ モグラ も 報告 さ れ て いる 。蹄 骨 （ て いこ つ 、 または ） は 、 前肢 ・ 後肢 の 末端 に 蹄 を 持つ 哺乳 動物 の 骨格 を 構成 する 骨 の ひとつ 。 四肢 の 最も 体重 の 掛かる 部分 に ある 骨 で 、 蹄 の 内側 に 内包 さ れ て いる 。  ウマ の 場合 、 四肢 の 指 骨 は 第 3 指 （ ヒト の 中指 に あたる ） のみ で 構成 さ れ 、 上 から 繋 骨 ・ 冠 骨 ・ 蹄 骨 の 3 つ 、 および 2 つ の 種子 骨 で 構成 さ れ て いる 。 蹄 骨 は 最も 先端 で ある こと から 末節 骨 （ ） や 第 3 指 骨 または 第 3 趾骨 （ 、 P 3 ） と も 呼ば れる 。  蹄 骨 は ウマ 、 特に 競走 馬 の 骨折 し やすい 箇所 の ひとつ で 、 また 蹄 骨 炎 （ ） という 炎症 も 起き やすい 。 これら は しばしば 蹄 葉 炎 の 原因 と も なる 。 骨折 は 同じ 競走 馬 で も サラブレッド より も スタンダードブレッド で 発生 し やすく 、 また 後肢 より も 前肢 の ほう が 発生 し やすい 。 骨折 し た 場合 は 連 尾 蹄鉄 や 側 鉄 唇 付き 蹄鉄 といった 治療 用 蹄鉄 を 用い て 補助 し 、 6 ヶ月 以上 の 休養 を 宛 が う 必要 が ある 。この 項 で は 、 韓国 の 淡水魚 について 記す 。  【 固 】 … 固有 種 【 日 】 … 日本 に も 生息 する 種無 腸 動物 ( むちょうどうぶつ 、 Acoelomorpha ) は 、 プラヌラ に 似 た 特徴 を 持つ 動物 の 分類 群 で 、 従来 は 扁形動 物 門 に 分類 さ れ て い た が 、   Jaume   Baguna と Marta   Riutort によって 左右 相称 動物 の 新しい 門 として 分離 さ れ た 。 2007 年 の 研究 によって 、 側 系統 群 の 無 腸 目 ( Acoela ) と 皮 中 神経 目 ( Nemertodermatida ) に 分割 さ れ た 。 さらに 珍 渦 虫 と 近 縁 と する 説 も 有力 で ある 。  ほぼ 全て 海産 で 、 堆積 物 の 粒 の 間 に 住む 間隙 性 の もの 、 プランクトン の よう に 泳ぐ もの 、 藻類 の 上 を 這い 回る もの など が ある 。 無 腸 目 は 平衡 胞 を 持つ 。 これ は 恐らく 重力 の 方向 に対して 体 を 定位 する の に 役立っ て いる 。 その 体 が 柔らかい こと によって 、 分類 が 困難 と なっ て いる 。  非常 に 小さく 平たい 生物 で 、 通常 は 2 mm 以下 の 長 さ で ある (" Symsagittifera   roscoffensis " は 15 mm 程度 で ある )。 腸 は 持た ない 。 消化 は 、 合 胞体 によって 行わ れ 、 そこ で は 取りこま れ た 食物 の 周り に 小 胞 が 形成 さ れる 。 消化 の ため の 腔所 を 裏打ち する 上皮 細胞 は ない が 、 口 から 合 胞体 に 導く 短い 咽喉 を 持つ もの は ある 。 サナダムシ など 、 少数 の 例外 を 除い て 、 全て の 左右 相称 動物 は 上皮 細胞 に 裏打ち さ れ た 腸 を 持っ て いる 。  無 腸 動物 は 多く の 点 で 扁形動 物 に 似 て いる が 、 腸 が ない 以外 に も より 単純 な 構造 を 持っ て いる 。 扁形動 物 と 同様 に 循環 器 や 呼吸 器 を 持た ない が 、 無 腸 動物 は さらに 排出 器 も 欠い て いる 。 真 の 脳 や 神経 節 も なく 、 表皮 の 下 に 神経 の 単純 な ネットワーク が ある だけ で ある が 、 神経 の 密度 は 動物 体 の 後方 から 前方 に 向かっ て 、 より 集中 的 に なっ て いる 。 感覚 器 として は 平行 胞 が あり 、 一部 の 例 で は 非常 に 原始 的 な 色素 の 斑点 から なる 単眼 を 持ち 、 光 を 検出 する こと が できる 。  無 腸 動物 は 雌雄 同体 で ある が 、 生殖 腺 は 持た ず 、 メス の 生殖 器 に 繋がる 管 も ない 。 その 代わり 、 間 充 織 細胞 から 配偶 子 が 生産 さ れる 。  海水 魚 を 飼育 する 際 に 、 珊瑚 や 、 石 （ リビング ブロック ） 、 海藻 など に 紛れ込ん で いる 場合 が あり 、 水槽 内 で 度々 大 発生 する 。 地道 に スポイト で 吸い取る か 、 淡水 浴 を 行う か 、 捕食 する 生物 を 入れる 方法 で 駆除 を 行う 。 ネズッポ 科 の 魚類 や ニセモチノウオ 、 ほか ニシキツバメガイ や 、 ベルベット ウミウシ など が 有効 で ある が 、 個体 差 が あり 一概 に は 言え ない 。 淡水 浴 は 最も 有効 で ある が 、 サンゴ など も 死滅 する 恐れ が ある 。 他 の 海水 中 から リビング ブロック や 砂利 など を 持っ て くる 場合 は 、 淡水 中 に しばらく 浸し 、 薬剤 など で 消毒 すれ ば 良い 。使役 犬 （ し え きけん 、 working   dog ） は 、 人間 の ため に 利用 さ れる 犬 で ある 。 使役 動物 の 一種 。 特定 用途 の ため に 訓練 ・ 開発 さ れる こと も ある 。 しばしば 、 「 働く 犬 」 「 職業 犬 」 と 呼ば れる こと も ある 。  現在 、 犬 の 多く は ペット として 利用 さ れ て いる が 、 特定 の 用途 の ため に 訓練 さ れ て いる 犬 も いる 。  探知 犬 （ たん ち けん   英 :） と は 、 犬 の 嗅覚 を 利用 し 特定 の 探知 に 使役 さ れる 犬 の 総称 。  麻薬 探知 犬 （ ま やく たん ち けん ） と は 、 犬 の 優れ た 嗅覚 を 利用 し て 麻薬 を 探知 する 訓練 が 行わ れ た 犬 で ある 。  日本 で は 、 税関 が 用い て いる 。 国内 へ の 麻薬 持ち込み 阻止 を 目的 と し て おり 、 1979 年 より 導入 さ れ た 。 麻薬 探知 犬 は 主 に 、 アクティブドッグ （ 日本 で は アグレッシブドッグ ） と パッシブドッグ の 2 種類 が ある 。 アクティブドッグ は 、 手荷物 や 国際 郵便 など から 麻薬 の におい を 探し出し 、 吠え たり 、 引っかい たり し て 知らせる 。  銃器 探知 犬 （ じ ゅうきたんちけん ） と は 、 嗅覚 で 銃器 の 発見 する 能力 を 身 に つけ た 使役 犬 で ある 。  日本 で は 、 税関 が 用い て いる 。 2009 年 4 月 より 、 銃器 の 密輸 を 水際 で 食い止める ため 、 オーストラリア で 特別 に 訓練 さ れ た 銃器 探知 犬 が 成田空港 で 利用 さ れる よう に なっ た 。  爆発 物 探知 犬 （ ばく はつ ぶつ たん ち けん 、 英 ： Explosive   detection   dog   /   Bomb   detection   dog ） と は 、 嗅覚 で 爆発 物 を 探知 する 訓練 が 行わ れ た 犬 で ある 。 爆発 物 探知 のみ が その 役割 で ある こと は 少なく 、 大抵 は 警察 犬 や 麻薬 探知 犬 を 爆発 物 マーカー を 嗅ぎ 分け て 発見 する よう に 訓練 し た 犬 で ある 。 爆薬 そのもの は 法規 制 が 厳しく 犬 の 訓練 に 使う こと が 難しい が 、 爆発 物 マーカー そのもの は 第 一種 指定 物質 で ある こと を 除け ば 入手 や 取扱い が 比較的 容易 で ある ため 民間 で も 訓練 を 行う こと が 出来る 。 民間 警備 会社 で の 導入 配備 も 期待 さ れ て おり 、 実際 に 欧米 で は 民間 の 爆発 物 探知 犬 も 数多く 活躍 し て いる 。  爆発 物 探知 機 と 同様 の 誤認 問題 は ある ものの 、 移動 の 利便 性 や 臭い を 追跡 し て 場所 を 特定 する 能力 に関して は 爆発 物 探知 機 を 上回る 利便 性 が ある 。  日本 で は 、 警察 が 警察 犬 を 爆発 物 捜査 犬 （ 爆捜犬 ） として 、 財務省 の 税関 が 麻薬 探知 犬 を 爆発 物 探知 犬 として 訓練 し て 配備 し て いる 。  実務 に 耐え られ ない 若しくは 定年 を 迎え た 使役 犬 は 、 その 功 に 報い て 引退 生活 を 歩む こと に なる 。 長い 時 を 共に し 情 を 感じる 関係 者 や 引退 犬 飼育 ボランティア に 引き取ら れ 、 ペット として 引き取ら れ た 先 の 家族 として 生き て 行く 犬 も いる 。 もしくは 訓練 所 の 引退 施設 で ノン ビリ と 引退 生活 を 送る 犬 も いる 。 「 盲導犬 の 里   富士 ハーネス 」 に よれ ば 、 本 施設 に 引退 犬 専用 棟 が ある と いう 。  日本 で は 、 厳しい 試験 ・ 訓練 ・ 実務 に 耐え て くれ た 使役 犬 を 弔う ため 、 各 管理 者 が 慰霊 碑 を 設け 、 関係 者 により 慰霊 祭 が 行わ れ て いる 。  国際 畜犬連 盟   ( FCI )   で 使役 犬 グループ に 登録 さ れ て いる 犬 種 一覧 。 猟犬 以外 の 使役 犬 として 誕生 し た 犬 種 で あり 、 番犬 、 作業 犬 の ほか 、 闘犬 も 含ま れる 。動物 管理 官 （ どう ぶつかん りかん ） と は 、 北米 や アフリカ で 、 野生 動物 の 保護 や 監視 に 当たる 役職 で ある 。 ゲーム ・ レン ジャー と も 呼ば れる 。  アメリカ合衆国 の ゲームレンジャー は 、 州 もしくは 地方自治体 の 役職 で 、 狩猟 、 釣り と 、 野生 動物 を 罠 で とらえる こと に関して 法律 を 行使 できる 。 また 、 一部 の 地域 で の レン ジャー は 、 交通 関連 や 、 その他 一般 的 な 法律 違反 を 含む ほとんど の 犯罪 に対して 法 を 行使 できる 。 レン ジャー は 、 ハンター や 釣り 人 、 罠 を 掛ける 猟師 に対して 、 免許 を 持っ て いる か どう か 確認 する 作業 を 始め 、 法 が 及ぶ 範囲 内 で 幅広い 仕事 を こなす 。 野生 動物 絡み の 犯罪 を 解決 する ため の 詳細 な 調査 を し たり 、 地域 によって は 殺人 事件 や 船 の 事故 の 調査 を 指示 する こと も ある 。 また 、 飲酒 や 、 麻薬 使用 状態 で の 船 の 操縦 を 取り締まっ たり 、 不法 な 野生 動物 の 殺戮 その他 の 犯罪 を 犯す 犯罪 者 に対し 、 DNA 、 弾道 、 指紋 、 および その他 の 比較 証拠 を 活用 し て 起訴 行為 に 踏み切る こと も ある 。 ヘリコプター 、 または 固定 翼 機 で の 狩猟 や 、 罠 を 仕掛ける こと へ の 援助 も 行う 。 また 、 地主 に 、 野生 生物 が こうむる 被害 へ の 解決 策 を 与える 一方 で 、 ハンター 養成 講座 の 教官 を 務め たり 、 子供 たち や 一般 市民 に 、 野生 動物 の 管理 の 仕方 や 、 環境 保全 の 重要 性 を 教える ため の プログラム を 作成 する こと も ある 。  アフリカ の レン ジャー の 仕事 も 、 動物 たち の 健康 チェック や 調査 、 監視 、 捕獲 及び 移入 、 頭数 の 管理 に 広報 活動 など 多岐 に わたる 。 アフリカ の レン ジャー の レベル は 世界 で も トップクラス だ が 、 総合 的 な レベル は 伸び悩ん で いる 。  ケニア に は 59 ヵ所 の 国立 公園 、 動物 保護 区 、 国立 保護 区 が あり 、 それぞれ に 、 動物 管理 官 （ wildlife   officer ) が い て 、 その 下 で 働く 動物 監視 官 を レン ジャー と 呼ぶ 。  レン ジャー は 必要 に 応じ て サファリ ガイド として 雇う こと も 出来る 。  また 、 南アフリカ で も クルーガー 国立 公園 を はじめ 多く の 国立 公園 、 動物 保護 区 （ 国営 、 公営 、 私営 ） に ゲームレンジャー が い て 、 サファリ で の ガイド を 務める 。 レン ジャー 養成 講座 も 多い 。  日本 で は 環境省 が 自然 保護 官 の 制度 を 定め て いる が 、 上記 の よう な 動物 管理 を まかさ れる レン ジャー は 存在 せ ず 、 その ため の 教育 システム も まだ 整っ て い ない 。 ただ 最近 、 北海道 と 兵庫 県 で 、 この システム の 確立 に 向け た 取り組み が 始まっ て いる 。公益社 団 法人 日本 動物 学会 （ に ほん どう ぶつ がっ かい 、 ） は 、 動物 科学 研究 の 発展 と 普及 を 目的 と する 日本 の 学会 。  日本 動物 学会 の 創立 は 基礎 科学 系 の 諸 学会 の 中 で も きわめて 早く 、 東京大学 の 初代 動物 学 教授 で あっ た エドワード ・ S ・ モース が 、 同 植物 学 教授 矢田部 良吉 とともに 1878 年 （ 明治 11 年 ） に 創立 し た 東京 生物 学会 に さかのぼる こと が できる 。 その後 、 1885 年 （ 明治 18 年 ） に は 東京 動物 学会 へ と 名称 を 変更 し 、 さらに 、 1923 年 （ 大正 12 年 ） に 日本 動物 学会 と 再度 改称 し 、 1993 年 （ 平成 5 年 ） の 社団 法人 化 を へ て 今日 に 至る 。  戦後 、 会員 数 は 1 , 000 名 を 越え 、 さらに 新制 大学 の 発足 は 若い 世代 を 動物 学 に 志向 さ せ 、 研究 者 の 質 的 ・ 量的 拡大 へ と 連なり 、 1954 年 （ 昭和 29 年 ） の 学会 創立 75 周年 記念 祝典 を 機 に 会員 数 は 急速 に 増加 に 転じ た 。 現在 は 会員 数 2 , 300 人 を 超える 規模 と なっ て いる 。  学術 集会 を 年 1 回 開催 、 全国 7 支部 （ 北海道 支部 、 東北 支部 、 関東 支部 、 中部 支部 、 近畿 支部 、 中国 四国 支部 、 九州 支部 ） における 支部 会 、 また 一般 向け 講演 会 開催 を 活発 に 行っ て いる 。  学会 誌 として 英文 学術 誌 「 Zoological   Science 」 を 発行 し て いる 。砂嚢   ( さ のう 、 英 :   gizzard 、 鳥類 において は   ventriculus 、 gastric   mill 、   gigerium   と も )   は 鳥類 、 爬虫類 、 ミミズ 、 魚類 など に 見 られる 消化 器官 で ある 。 分厚い 筋肉 から なる 袋 状 あるいは 管状 の 器官 で 、 食べ た もの を すりつぶす 機能 を 持つ 。 小石 など を 利用 し て 消化 の 助け と する 種 も ある 。 昆虫 や 軟体動物 で は 、 砂嚢 の 中 に キチン 質 の 小 板 や 歯 の よう な 構造 を 持つ もの も ある 。  英語 で の 名称   " gizzard "   は 中世 の 英語 の   " giser "   に 由来 する 。 この 語 は 古 フランス語 が 元 だ が 、 その 元 は ラテン語 で 内臓 を 意味 する   " gigeria "   で ある 。 その ラテン語 と 同じく 印 欧 祖語 から 派生 し た ペルシャ 語 の   " jigar "   ( 肝臓 、 liver   の 意 )   が   " gigeria "   の 元 で は ない か と 考え られ て いる 。  日本語 で の 砂嚢 、 あるいは 砂 肝 （ す なぎ も ） 、 砂 ずり という 俗称 は 、 家禽 類 を 調理 する 際 に 砂嚢 に 砂礫 が 見 られる こと に 由来 する 。  鳥類 は 、 ついばん だ 食べ物 を まず 必要 に 応じ て 素 嚢 に 飲み込む 。 食べ た 物 は それ から 、 消化 液 を 分泌 する 前 胃 に 送ら れる 。 それ に 続い て 砂嚢   ( 筋 胃 と も 呼ば れる )   に 送ら れる 。 砂嚢 で は 、 あらかじめ 飲み込ま れ て い た 砂礫 によって 食べ た もの を 咀嚼 し て 胃 に 送る 。  動物 の 中 で 歯 を 持た ない 種 で は 、 小石 や 砂 を 飲み込ん で おい て 消化 の 助け と する もの が ある 。 鳥類 は その ため に 砂嚢 を 持つ が 、 全て の 鳥類 が 砂礫 など を 飲み込ん で いる わけ で は ない 。 砂礫 など を 飲み込む 種 で は 、 以下 の よう に し て 咀嚼 を 行う 。  砂嚢 に 飲み込ま れ て いる 砂礫 は 胃 石 と 呼ば れ 、 多く の 場合 角 の 取れ た 滑らか な 形状 を し て おり 、 咀嚼 と あわせ て 胃 の 中 を 洗浄 する 機能 も 果たし て いる 。 しかし あまりに 滑らか だ と 咀嚼 に 適さ ない ため 、 その 場合 に は 吐き 戻し により 排出 さ れる 。  鳥類 は すべて 砂嚢 を 持つ 。 シチメンチョウ 、 ニワトリ 、 アヒル 、 さらに は エミュー の 砂嚢 は 料理 に 多く 用い られる   ( 後述 )。  世界 各地 の 河口 域 で 見 られる ボラ 科 の 魚類 や 、 アメリカ や メキシコ の 淡水 湖 や 清流 に 住む アロサ に は 砂嚢 が ある 。 アイルランド の 淡水 湖 や スコットランド の ファーマナ 州 の メルヴィン 湖   ()   の ギラルー   ( 学名 :   " Salmo   stomachius "、 英 :   、 ブラウントラウト の 一種 )   の 砂嚢 は 、 主 な エサ で ある 巻き貝 の 殻 を 砕く こと が できる 。  ワニ 目 は アリゲーター も クロコダイル 科 も 砂嚢 を 持っ て いる 。  恐竜 も 多く の 種 で 砂嚢 を 持っ て い た と 考え られ て おり 、 以下 の 恐竜 の 化石 で 胃 石 が 見つかっ て いる 。  クラオサウルス   ("")   に も 砂嚢 が あっ た と 考え られ て い た が 、 現在 で は それ は 、 A )   クラオサウルス で は なく エドモントサウルス   (" Edmontosaurus   annectens ")   で あっ た 、 B )   川 の 流れ で 丸く なっ た 石 で あっ た 、 の どちら か で は ない か と 考え られ て いる 。  無 脊椎動物 で は 多く の 種 が 砂嚢 を 持っ て おり 、 消化 の 役割 を 果たし て いる 。  ヒト の 生活 において 家禽 の 砂嚢 は 、 世界 各地 で 食用 として 用い られ て いる 。  ニワトリ の 砂嚢 を 焼い た もの は 、 ハイチ および 東南アジア 全域 で 露店 や 屋台 で 供 さ れ て いる 。 インドネシア で は 、 家禽 の フライ の コース 料理 の 一部 として 砂嚢 と 肝臓 が 提供 さ れる 。 ポルトガル で は 砂嚢 の 煮込み が 、 米国 中西部 で は シチメンチョウ の 砂嚢 の 漬物   ( ピクルス )   が 軽食 として ある 。 ハンガリー で は パプリカ とともに 煮 られる 。 ナイジェリア で は 砂嚢 を 煮る 、 あるいは 焼い て 、 シチュー や 揚げ た プランテーン   ( plantain 、 料理 用 バナナ )   とともに 食 さ れる 。 米国 南部 で は 揚げ た 砂嚢 に 辛い ソース あるいは 蜂蜜 と マスタード を かけ 、 あるいは エビ 類   ( crawfish )   と エビ ソース に 合わせ た 料理 が あり 、 ニューオーリンズ で は ガンボ   ( gumbo )   と 呼ば れ て いる 。 シカゴ で は バター で 焼い て 揚げ た もの が ある 。 ヨーロッパ で は 、 砂嚢 と マッシュポテト を 組み合わせ た 料理 が 多く 見 られる 。 フランス の ドルドーニュ 地方 で は ペリゴール・サラダ   ( Perigordian   Salad )   に クルミ 、 クルトン 、 レタス とともに 砂嚢 が 用い られる 。 米国 ミシガン 州 ポッターヴィル   ( Potterville )   の 商工 会議 所 で は 、 2000 年 から 毎年 6 月 に 「 砂 肝 祭り   ( gizzard   fest )」 を 開催 し て おり 、 週末 の イベント として 砂嚢 の 早 食い コンテスト が 行わ れ て いる 。  パキスタン で は 砂嚢 は 一般 に サングダナ   (" Sangdana ")   と 呼ば れ て いる が 、 この 語 は ペルシャ 語 の   Sang   ( 石 )   と   dana   ( 粒 )   に 由来 し て いる 。 パキスタン で は 焼い て から 煮 た 砂嚢 を カレー に し た 料理 が ある 。  イディッシュ 語 で は 砂嚢 は   " pipik ' lach "   ( へ その 意 )   と 書か れる 。 ユダヤ 教 において カーシェール な 種 の 鳥 の 砂嚢 は 、 内面 が 緑 あるいは 黄色 が かっ て いる 。 この 内 膜 を そのまま に し て 調理 する と 非常 に 苦く なる ため 、 調理 の 前 に 取り除く 。 ヨーロッパ 東部 の ユダヤ 教 の 伝統 的 な 料理 で は 、 ニワトリ の 砂嚢 、 首 、 脚 は 混ぜ て 調理 する こと が ある が 、 カーシェール 的 な 制約 から 肝臓 は 煮 なけれ ば なら ない ため 、 肝臓 を 他 と 混ぜ て 調理 する こと は ない 。 カーシェール な 肉 を 売る 店 で は 、 チキン スープ 用 として 砂嚢 、 首 、 脚 を ニワトリ 胴 の 中 に 入れ た もの が 見 られる 。  ネパール の ゴルカ 地方 で は 、 砂嚢 は 肝臓 や トマト 、 ニンニク 、 チリ とともに 揚げ た カーチマーチ   (" karchi - marchi ")   と 呼ば れる 副 菜 が あり 、 飲酒 時 に も 供 さ れる 。  インド の パンジャブ 地方 で は 、 大根 、 チリ 、 ニンニク と 煮 た ジブジャブ   (" Jib - Jab ")   という 飲料   ( ジブジャブ・ジュース )   が ある 。  ウガンダ や カメルーン 、 ナイジェリア で は 、 調理 さ れ た ニワトリ の 砂嚢 は 、 その 食事 の 際 の もっとも 年長 、 あるいは もっとも 人徳 の ある 男性 に 与える 習慣 が ある 。  西洋 料理 において ジブレッツ に は 鳥類 の 心臓 、 肝臓 、 砂嚢 など が 含ま れ て いる が 、 これ は そのまま 、 あるいは スープ に し て 供 さ れる 。 また 保存 食 で も ある 。  台湾 で は 「 ( 当て字   腱 )   kiān 」 と 称し 、 砂嚢 は 時間 を かけ て 調理 さ れ 、 スライス し て タマネギ あるいは 醤油 とともに 食 さ れる 。  中国 本土 で は 、 「 肫 、 胗   zhēn 」 と 称し 、 鶏 の 他 、 アヒル の 砂嚢 が 、 脚 、 首 、 心臓 、 舌 、 頭部 など アヒル の 他 の 部位 とともに たれ で 煮込ん だ 料理 「 滷鴨肫 」 として 食べ られ て いる 。 真空 パック に し た 商品 も あり 、 軽食 として 家庭 や 旅行 中 に も よく 食べ られ て いる 。 四川 省 と 湖北 省 が 砂嚢 料理 の 産地 として 知ら れ て いる 。 また 湖北 省 の 武漢 市 に は 「 久久 丫 」   ( Jiǔjiǔyā )   という 、 辛い 砂嚢 の 料理 を 売り に し た 料理 チェーン 店 が ある 。 中国 の 北部 で は 北京 ダック 店 の 料理 の ひとつ として 砂嚢 が ある 。  日本 で は ズリ あるいは 砂 肝 と 呼び 、 主 に 焼き鳥 料理 の 素材 の ひとつ に さ れる 。 また 九州 で は 唐 揚げ に さ れる 。  英語 の   " gizzard "   という 語 は 、 俗語 的 に 腸 、 あるいは 臓物 一般 の 意味 で 用い られる こと も ある 。 日本語 の 「 砂嚢 」 に は そういった 混用 は ない が 、 砂嚢 の 俗称 として の 「 砂 肝 」 に は 「 肝 」 の 字 が 含ま れる ため 、 ときおり 誤用 が 見 られる 。ゲイコツナメクジウオ （" Asymmetron   inferum "） は 、 鯨骨 生物 群集 から 見つかっ た ナメクジ ウオ の 1 種 。 ナメクジ ウオ 類 （ 脊索 動物 門 頭 索 動物 亜 門 ナメクジ ウオ 目 ナメクジ ウオ 科 ） で 唯一 深海 （ 水深 200 m 以深 ） に 棲む 種 で あり 、 もっとも 古い 系統 に 属する 種 で も ある 。  学名 の " inferum " は 深海 を 意味 する 。  鹿児島 県 野間岬 沖 に 設置 さ れ た マッコウクジラ 死体 直下 の 堆積 物 （ 水深 229 m ） から 2003 年 に 発見 さ れ た 。 この 死体 は 2002 年 に 投下 さ れ た もの で 、 発見 は それ から 1 年 半 後 に なる 。 海洋 研究 開発 機構 の 無人 探査 機 ハイパードルフィン によって 採集 さ れ た 。 その後 、 2004 年 、 2005 年 の 調査 で も 確認 さ れ て いる 。  2004 年 に 新種 として 記載 さ れ た 。 ナメクジ ウオ 類 の 新種 が 発見 さ れ た の は およそ 80 年 ぶり と なる 。  体長 は 約 15 mm 。 体側 に は 約 83 の 筋 節 が 隙間 なく 並ん で いる 。 オナガナメクジウオ 属 の 他 種 で は 筋 節 数 は 最大 で 72 で あり 、 それ に 比べ て 非常 に 多い の が 本 種 の 識別 点 と なる が 、 それ 以外 の 点 は よく 似 て いる 。 体 の 前方 側面 に は 多数 の 鰓 裂 が 斜め に 並び 、 その 後方 の 腹 側部 に は 楕円 形 の 生殖 腺 が 30 以上 見 られる 。  他 の ナメクジ ウオ 類 と 比べる と 、 内 柱 （ 脊椎動物 の 甲状腺 に 相当 する 器官 ） が 肥大 化 し て いる ほか 、 ハチェック 小 窩 （ 下垂 体 に 相当 ） や 被 嚢突起 （ ヒゲ ） の 形態 に も 違い が ある 。 これら の 違い は 、 後述 する よう に 特殊 な 環境 で 生活 し て いる こと と 関係 し て いる かも しれ ない が 、 詳細 は 不明 で ある 。  深海 に 沈ん だ クジラ の 死骸 を 中心 と する 生物 群集 を 鯨骨 生物 群集 と 呼び 、 ホネクイハナムシ など 特有 の 生物 が 多く 見つかっ て いる 。 本 種 も その 一員 で ある 。 ナメクジ ウオ 類 は 浅く 、 水 が きれい な 砂 底 の 海 に 生息 する の が 普通 で あり 、 本 種 だけ が 深海 の 、 腐っ た クジラ の 死骸 周辺 の 酸素 が 乏しく 、 硫化 水素 の 多い 堆積 物 に 棲ん で いる 。 この よう な 生息 環境 に どの よう に 適応 し 、 生活 し て いる の か は 不明 だ が 、 同じ 群集 に 見 られる 他 種 と 同じく 、 鯨骨 周辺 で 得 られる 脂肪 や 硫黄 を 豊富 に 含む 物質 を 利用 し て いる もの と 推測 さ れ て いる 。 形態 的 に は 同属 の オナガナメクジウオ と 似 て いる こと から 、 同様 に 濾過 食 者 で ある 可能 性 が 高い 。  ナメクジ ウオ は 脊索 動物 門 、 頭 索 動物 亜 門 に 分類 さ れる 動物 の 総称 で ある 。 頭 索 動物 亜 門 は すべて ナメクジ ウオ 綱 ・ ナメクジ ウオ 目 ・ ナメクジ ウオ 科 に 含ま れる が 、 ナメクジ ウオ 科 は ナメクジ ウオ 属 、 カタナメクジウオ 属 、 オナガナメクジウオ 属 の 3 属 に 分け られる 。 （ オナガナメクジウオ 属 は 一時期 カタナメクジウオ 属 に 含ま れる と さ れ て い た が 、 その後 の 研究 により 形態 的 に も 遺伝 的 に も 区別 できる 独立 の 属 と さ れ て いる 。 ）  本 種 は オナガナメクジウオ 属 に 分類 さ れる 。 ミトコンドリア DNA を 用い た 分子 系統 解析 によって 、 オナガナメクジウオ 属 は ナメクジ ウオ 科 3 属 の なか で もっとも 初期 に 分岐 し た 系統 で あり 、 その なか でも 本 種 は 最初 に 分岐 し た と 推定 さ れ て いる 。 したがって 本 種 は 頭 索 動物 亜 門 の なか で もっとも 古い 系統 に 属する 現 生 種 だ と 考え られる ので 、 同じ 脊索 動物 門 に 属する 脊椎動物 の 起源 を 研究 する 手がかり と なる こと が 期待 さ れ て いる 。  他 の オナガナメクジウオ 属 は 浅い サンゴ礁 の 海 に 生息 し て いる のに 、 本 種 だけ が 深海 の 鯨骨 生物 群集 に 棲ん で いる 。 分子 時計 によって 、 本 種 が 他 の オナガナメクジウオ の 系統 と 分岐 し た の は 白 亜紀 中期 （ 約 1 億 年 前 ） で ある と 推定 さ れ て いる 。 大型 の クジラ 類 が 起源 し た の は 始 新 世 中期 （ 約 4 千 万 年 前 ） な ので 、 本 種 は 大型 の クジラ による 鯨骨 生物 群集 が 出現 する より も 前 に 分岐 し て い た と 考え られる 。  この 点 について 昆 ら は 、 本 種 の 祖先 が メガロドン や シファクティヌス 、 魚 竜 や 首長 竜 といった 大型 脊椎動物 の 死骸 を 利用 し て い た 可能 性 を 指摘 し て いる 。 これら の 動物 は クジラ と 比べ て 脂肪 が 少ない ため 、 硫黄 の 濃度 が それほど 高く なら ない 。 ナメクジ ウオ 類 は 高 濃度 の 硫黄 に は 耐え られ ない の が 普通 で ある 。 本 種 の 祖先 も そう だっ た と すれ ば 、 はじめ は 魚類 や 爬虫類 の 死骸 を 利用 し 、 大型 の クジラ が 現われ た 後 で 硫黄 耐性 を 進化 さ せ 、 鯨骨 に 特殊 化 し た と 推測 する こと が できる 。  海洋 研究 開発 機構 で は 、 堆積 物 代わり の ガラス ビーズ を 敷い た 水槽 に 本 種 を 鯨骨 と共に 入れ て 飼育 する こと で 、 約 1 年間 飼育 する こと に 成功 し て いる 。冷凍 動物 園 ( Frozen   zoo ) は 、 DNA 、 精子 、 卵子 、 胚 等 の 動物 由来 の 遺伝 物質 を 貯蔵 する ため の 施設 で ある 。 収集 さ れ た 遺伝 物質 は 長期間 の 保存 に 適し た 極 低温 で 貯蔵 さ れる 。 種子 等 、 植物 由来 の 遺伝 物質 も 収集 する 施設 も ある 。  サンディエゴ 動物 園 等 の いくつ か の 動物 園 や   Audubon   Center   for   Research   of   Endangered   Species 等 の 研究 プログラム は 、 絶滅 危惧 種 の 遺伝 的 多様 性 を 守る ため や 、 タスマニア タイガー や マンモス 等 の 絶滅 種 を 将来 再び 蘇ら せる こと を 目的 として 、 遺伝 物質 を 低温 保存 し て いる 。  San   Diego   Zoo   Conservation   Research の 冷凍 動物 園 で は 、 動物 と 植物 から 収集 し た 生体 物質 を 1976 年 から - 196 ℃ の 液体 窒素 で 保存 し て いる 。 現在 の コレクション は 、 800 以上 の 種 及び 亜 種 の 8 , 400 サンプル に 上る 。 San   Diego   Zoo   Conservation   Research の 冷凍 動物 園 は 、 アメリカ合衆国 や ヨーロッパ の 動物 園 による Frozen   Ark 等 の 類似 の プロジェクト の 元祖 と なっ て いる 。 しかし 、 世界中 で も 冷凍 動物 園 の 数 は 1 ダース に も 満た ない 。  シャールジャ の United   Arab   Emirates   Breeding   Centre   for   Endangered   Arabian   Wildlife   ( BCEAW ) で は 、 " Felis   silvestris   gordoni "（ ヨーロッパ ヤマネコ の 亜 種 ） や アラビア ヒョウ 等 の 絶滅 の 危機 に 瀕する 動物 の 胚 を 保存 し て いる 。  オス は 精子 を 過剰 に 生産 する ため 、 冷凍 動物 園 の ため に 採取 する の は 容易 で ある 。 精子 は 死後 でも 採取 する こと が できる 。 メス の 卵子 は 通常 は 数 が 少ない が 、 ホルモン 療法 によって 、 卵 母 細胞 の 数 を 種 により 10 個 から 20 個 に 増やす こと が できる 。 胚 は 回復 力 が 強い ため 、 卵 を 孵化 さ せ て から 冷凍 保存 する ところ も ある 。  冷凍 動物 園 の サンプル は 永久 に 保存 する こと が 可能 で あり 、 人工 授精 や 体外 受精 、 胚 移植 や クローニング に 用い られる 。 冷凍 動物 園 を 利用 し た 人工 授精 は 、 遺伝子 の 改良 や 近親 交配 の 防止 に も なる 。  技術 の 発展 によって 、 保存 状態 の 良く ない サンプル で も 遺伝子 を 扱う こと が できる よう に なっ た が 、 自然 に 帰す ほど に 成功 する ため に は 、 最新 の 技術 の 他 に 十分 な 量 の 管理 さ れ た サンプル が 必要 に なる 。デイゴヒメコバチ   (" Quadrastichus   erythrinae ")   は ヒメコバチ 科 の ハチ の 一種 。  2004 年 に 、 シンガポール で 発見 さ れ た 。 タイプ 標本 （ ホロタイプ ） は シンガポール で 上 で 発見 さ れ た メス で ある 。 その他 の タイプ 標本 （ パラタイプ ） は 、 モーリシャス や レ ユニオン から 採集 さ れ て いる 。  デイゴ 属 植物 に 寄生 する 。  ヒメコバチ 科 の 昆虫 は 世界中 に 約 3900 種 分布 し て いる が 、 その ほとんど は 他 の 昆虫 類 に 寄生 する 。 デイゴヒメコバチ が 属する " Quadrastichus " 属 も 同様 に タマバエ 科 、 ハモグリバエ 科 、 ミバエ 科 、 タマバチ 科 、 タマムシ 科 、 ゾウムシ 科 など 多種 多様 な 昆虫 類 に 寄生 する が 、 デイゴヒメコバチ は 現在 確認 さ れ て いる 中 で は この 属 で 唯一 、 自身 で 植物 に 寄生 し 虫 こ ぶ を 形成 する ヒメコバチ で ある 。  本来 の 分布 地 は 何処 で ある か は まだ 知ら れ て い ない が 、 アフリカ 南部 の デイゴ 類 上 で 同様 の 虫 こ ぶ が 確認 さ れ て いる こと や 、 この 種 に 特異 的 に 寄生 する 寄生 蜂 が アフリカ で 採集 さ れ て いる こと など から 、 アフリカ で ある と 考え られ て いる 。  日本 （ 南西諸島 ） 、 シンガポール 、 タイ 、 フィリピン 、 ベトナム 、 台湾 、 中国 （ 香港 ） 、 インド 、 サモア 、 モーリシャス 、 フランス （ レユニオン ） 、 アメリカ合衆国 （ フロリダ 州 、 ハワイ 州 、 グアム ） など の 世界 各国 の 熱帯 ・ 亜熱帯 地域 に 侵入 し 、 デイゴ 属 () 植物 に 被害 を 与え て いる 。  体長 は オス で 1 . 0 - 1 . 15 ミリメートル 、 メス で 1 . 45 - 1 . 6 ミリメートル 。 メス は ほぼ 全身 が 濃 褐色 で 、 目 を 除く 頭部 、 胸部 など が 黄色 。 オス は メス の 濃 褐色 の 部分 が より 淡く 、 特に メス の 黄色 の 部分 は 白色 から 淡い 黄色 を し て いる 。 性 比 は オス 対 メス が 7 対 1 程度 で ある 。  デイゴヒメコバチ の メス は 、 羽化 1 日 目 で すでに 約 60 個 の 卵 を 保有 し て おり 、 生涯 で は 約 320 個 の 卵 を 保有 し 、 デイゴ 属 の 若い 葉 や 茎 に 卵 を 産卵 する 。 孵化 し た 幼虫 は 虫 こ ぶ を 形成 し 、 その 中 で 成長 し 約 20 日 で 成虫 と なる 。 多数 の デイゴヒメコバチ に 寄生 さ れ た 寄 主 は 葉 や 枝 の 成長 が 遅く なり 、 場合 によって は 枯死 に 至る 。 成虫 の 寿命 は 3 - 10 日 で ある 。  発見 さ れ て 以降 、 世界中 の 熱帯 、 亜熱帯 地域 において 移入 が 確認 さ れ 、 デイゴ 属 植物 に 深刻 な 被害 を 与え て いる 。  2004 年 に 行わ れ た デイゴ 類 に 発生 する メイガ 類 の 調査 時 に は 、 デイゴヒメコバチ の 被害 は 確認 さ れ なかっ た 。 しかし 、 2005 年 5 月 に 沖縄 県 石垣 島 で デイゴ に 多数 の 虫 こ ぶ が 確認 さ れ た 。 その後 、 沖縄 本島 など で も 同様 の 症状 が 確認 さ れ 、 これら の 虫 こ ぶ の 解剖 や 飼育 を 行っ た 結果 、 これら の 虫 こぶか ら デイゴヒメコバチ が 発生 する の が 確認 さ れ た 。 石垣島 や 沖縄 本島 以外 でも 、 これ に 続い た 調査 で 波照間 島 、 西表 島 、 宮古 島 、 久米 島 、 竹富島 など で デイゴヒメコバチ が 確認 さ れ 、 2006 年 に は 前年 に は 確認 さ れ なかっ た 鹿児島 県 奄美 大島 、 徳之島 で 確認 さ れ た 。 徳之島 で は 街路 樹 として 使わ れ て いる アメリカデイゴ で も デイゴヒメコバチ の 寄生 が 確認 さ れ 、 同様 に 街路 樹 として 使用 し て いる 鹿児島 県 の 本土 や 宮崎 県 など において も 、 移入 による 被害 が 懸念 さ れ て いる 。  沖縄 県 那覇 市 や 石垣 市 など で 、 樹木 に 注入 する こと で 害虫 の 発生 を 抑える 農薬 、 アトラック 液剤 を 使用 し た 防除 が 試み られ て いる 。 デイゴ 類 に アトラック 液剤 を 使用 する と 、 デイゴヒメコバチ の 産卵 は 防ぐ こと は でき ない が 孵化 し た 幼虫 を 駆除 し 、 予防 的 な 効果 を 発し 、 デイゴ 類 へ の 新しい 虫 こ ぶ の 発生 が 最小限 に 抑え られる 。 しかし 、 この よう な 樹木 注入 薬 は 、 薬剤 1 本 につき 2000 円 前後 かかる と さ れ 、 1 本 の デイゴ 類 の 成木 に対して 10 数 本 使用 する こと から 多大 な 費用 が 掛かり 、 各 島内 で の 全 デイゴ 類 へ の 対処 に は 至っ て い ない 。 一方 で 薬剤 の 注入 が 完了 し た デイゴ 類 で は 、 薬剤 未 注入 の デイゴ 類 より も 高い 開花 率 と なっ て おり 、 効果 が 表れ て いる 。  2005 年 4 月 に ハワイ 州 オアフ 島 で 、 2006 年 10 月 に フロリダ 州 で 侵入 が 確認 さ れ た 。  ハワイ 州 で は 2005 年 4 月 に オアフ 島 の デイゴ で 確認 さ れ 、 7 月 に は ハワイ 島 、 カウアイ 島 、 マウイ 島 で 、 8 月 に は モロカイ 島 、 10 月 に は カホオラウェ 島 で 確認 さ れ た 。 ハワイ に は 固有 種 で ある が 分布 し て おり 、 影響 が 懸念 さ れ て いる 。 一方 で 、 ハワイ 州 農務 局 や ハワイ大学 熱帯 農業 人的 資源 学 が 2005 年 から 2007 年 にかけて アフリカ で 調査 を 行い 、 天敵 と なる と 思わ れる カタビロコバチ 科 の 一種   を 採集 し た 。 試験 の 結果 、 " E .   erythrinae "   は 、 デイゴヒメコバチ に 特異 的 に 寄生 し 、 他 の 昆虫 種 や 植物 に は 影響 が 見 られ なかっ た ため 、 2008 年 11 月 に 自然 界 に 放た れ 、 生物 的 防除 が 試み られ て いる 。 2009 年 に は ヒメコバチ 科 の 一種   を 用い た 防除 試験 も 開始 さ れ て いる 。  北 アメリカ大陸 で 確認 さ れ た の は フロリダ 州 が 最初 で あり 、 2006 年 10 月 に 州 南部 マイアミ・デイド 郡 に ある の デイゴ で 確認 さ れ た 。 その後 、 アメリカデイゴ 、 ハワイデイゴ 、 デイゴ 属 の 一種 (" E .   stricta ") に 寄生 し て いる の が 確認 さ れ 、 さらに 何 種 の デイゴ 属 に 被害 を 与え て いる の か 、 明確 に なっ て い ない 。古 虫 動物 門 ( Vetulicolia ) と は 絶滅 し た 動物 門 で ある 。 中国 は 西北 大学 の 舒徳幹 が 、 2001 年 に 新た な 門 として 提唱 し た 。  古生代 カンブリア 紀 の 地層 から 化石 が 発見 さ れ て いる 。 当時 の 海 の 中 に 生息 し て い た 遊泳 性 動物 で ある 。  この 門 に 属する 生物 は オタマジャクシ の よう な 形 を し て いる 。  オタマジャクシ の 胴体 にあたる 部分 は 脊索 動物 に 似 た 特徴 を 持っ て おり 、 先端 に 口 が ある 。  オタマジャクシ の ひれ にあたる 部分 に は 、 はっきり と し た 体 節 が ある 。 この 特徴 は 節足動物 に み られる 特徴 で ある 。  脊索 動物 と 節足動物 は 類縁 関係 が 遠く 、 この 門 の 生物 は その 両方 の 特徴 を 持っ て おり 、 現在 の 生き物 に は 見 られ ない 特徴 を 持っ て いる 。  この 仲間 の 化石 は 澄江 動物 群 から 発見 さ れ て いる 。ハイイロゴケグモ （ 灰色 後家 蜘蛛 、 " Latrodectus   geometricus "） は 、 ヒメグモ 科 の 毒 を もつ 小さな クモ の 一種 。  オーストラリア 、 中央 アメリカ 、 南 アメリカ 、 太平洋 諸島 を 原産地 と する 。  日本 で は 東京 都 、 神奈川 県 、 愛知 県 、 大阪 府 、 福岡 県 、 鹿児島 県 、 沖縄 県 で 記録 が ある 。  体長 は 2 . 5 - 10 mm で 、 メス の ほう が 明らか に 大きい 。 球形 の 腹部 は 黒褐色 で 、 赤褐色 の 斑紋 が ある 。  都市 部 の 建物 周辺 や 側溝 の 中 など に 生息 する 。 網 は セアカゴケグモ と 同様 の 不規則 網 を 造る 。  「 α － ラトロトキシン 」 という 神経 毒 を メス だけ が もち 、 咬ま れる と 激しい 痛み や 嘔吐 など を ともなう 。 セアカゴケグモ より も 攻撃 性 は 低い と いわ れ て いる 。 日本 で は 咬傷 被害 は 報告 さ れ て い ない 。  日本 で は 1995 年 12 月 に 神奈川 県 横浜 市 で 初めて 確認 さ れ た 。 資材 に 紛れ て 込ん で 侵入 し た と もの と 考え られる 。  日本 で は 2005 年 に 外来 生物 法 によって 、 ゴケグモ 属 の うち 本 種 と クロゴケグモ 、 セアカゴケグモ 、 ジュウサンボシゴケグモ の 4 種 が 特定 外来 生物 に 第 一 次 指定 を さ れ て いる 。環境 決定 論 （ かん き ょうけっていろん 、 ） は 、 人間 活動 は 自然 環境 の 強い 影響 を 受け 、 それ に対する 適応 の 結果 として 地域 性 が 生じる 、 と する 地理 学 の 概念 で ある 。 単に 環境 論 ・ 決定 論 と も いい 、 ドイツ の 地理 学者 ・ フリードリヒ・ラッツェル が 主唱 者 と さ れ て いる 。  一方 で 、 地理 学 の 歴史 は 、 環境 決定 論 を 克服 する 方法 の 開発 の 歴史 として の 側面 を 持っ て いる 。 その 方法 の 1 つ として 文化 地理 学 が 打ち立て られ た 。  極端 に 言え ば 、 「 人間 は 自由 意志 を 持た ず 、 地域 の 自然 環境 によって 人間 活動 が 決定 さ れる 」 という 論 で ある 。 「 環境 決定 論 」 の 名 は 、 フランス の 歴史 学者 で ある リュシアン・フェーブル が 著書 『 大地 と 人類 の 進化 』 の 中 で フリードリヒ・ラッツェル を 環境 決定 論 者 、 ポール ・ ヴィダル・ドゥ・ラ・ブラーシュ を 環境 可能 論 者 と 呼ん だ こと に 由来 する 。 故に ラッツェル 本人 が 自身 を 環境 決定 論 者 と 認め て い た わけ で は なく 、 ラッツェル が 単に 人間 が 自然 を 受容 する こと を 説い た わけ で は ない こと が 後世 の 研究 者 によって 明らか に さ れ て いる 。  また 、 環境 決定 論 が ラッツェル 固有 の 理論 で は なく 、 同 時代 の 地理 学者 の エリゼ・ルクリュ （ ） の 著作 に も 環境 決定 論 的 な 見解 が 示さ れ て いる 。  平たく 言え ば 、 自然 条件 A , B , C （ A ≠ B ≠ C ） を 満たす 地域 で あれ ば 、 世界 の どこ でも D という 人間 活動 が 見 られる 、 という 主張 が 環境 決定 論 で ある 。  環境 決定 論 は 自然 環境 の 差 は すなわち 文化 の 差 で ある から 、 新しい 考え方 や 技術 、 つまり イノベーション は すべて の 地域 で 独立 し て 発生 する こと に なる 。 しかし ある 地域 における 現実 の 文化 は 、 他 の 地域 で 発生 し た 文化 が 伝播 し た もの で ある こと が 多い 。 環境 決定 論 者 と さ れる ラッツェル は 、 地理 学 における 移動 や 伝播 の 重要 性 に 言及 し た 。 ラッツェル の 著書 『 民族 学 』 （" Volkerkunde "） で は 文化 周 圏 説 を 説い て おり 、 人類 学界 で は 伝播 主義 の 主唱 者 と みなさ れ て いる 。  環境 決定 論 は 長い 間 、 首尾 一貫 し て 因果 関係 を 用い た 地理 学 的 説明 を 可能 に する 唯一 の 理論 として 君臨 し 続け た 。 その 一方 で 真 の 環境 決定 論 者 と 呼べる よう な 人物 は 少なく 、 フェーブル が 槍玉 に 挙げ た フランス の 学者 は わずか 2 人 で 、 ドイツ 語 圏 ・ 英語 圏 の 学者 も それほど い なかっ た 。 論者 の 少な さ 、 論者 の 著作 の 学問 的 価値 の 小さ さ に対して 不 釣り合い な ほど 後 に 感情 的 に 否定 さ れ た の は 、 地理 学者 の 多く が 彼ら の 抱える 懐疑 と 疑問 に 答え うる 唯一 の 存在 として 認識 し て いる から だ と ポール ・ クラヴァル （ ） は 述べ て いる 。 また 地理 学者 は 一種 の ノスタルジア を 環境 決定 論 に 抱い て おり 、 フィリップ・パンシュメル （ ） は 「 ある 種 の 決定 論 を 承認 し 、 それ を 受け入れる こと なし に は 、 地理 学 は 、 自ら の 統一 性 と 独自 性 と を 同時に 喪失 する 。 」 と 述べ て いる 。  ラッツェル は 『 人類 地理 学 』 において 「 すべて の 有機 的 生命 に対する 大気 の 作用 は きわめて 深く 多様 で あっ て 、 人間 の 環境 を 構成 する ほか の 自然 物 （ Naturkörper ） と 比較 に なら ぬ ほど の 影響 を 及ぼし て いる 。 」 と 述べ 、 環境 の 中 で も 特に 気候 が 人間 に 与える 影響 が 大きい と し た 。 これ 自体 は 真新しい 主張 で は ない が 、 ラッツェル は 「 気候 の 影響 を 証明 する こと の できる 大気 の 主要 特性 、 つまり 暖か さ と 寒 さ や 湿潤 と 乾燥 の 、 さまざま な 混合 と 配合 において のみ 」 検討 する こと で 、 従来 の 人間 へ の 未知 なる 影響 を すべて 気候 に 求める という 乱暴 な 説 と 一線 を 画し た の で ある 。 ここ から ラッツェル は 、 北方 的 な 民族 性 と 南方 的 な 民族 性 に 差異 が 見 られる こと を 発見 し た 。 そして 「 往々 に し て 征服 者 や 国家 の 創設 者 が 北部 から 現れ 、 南部 の 地方 を 支配 下 に 置く の は 偶然 で あろ う か 」 という 問い が 浮かん だ 。 ラッツェル は これ を 必然 と 考え 、 ゲル マン 民族 の 大 移動 、 ドイツ と イタリア の 関係 、 満州 民族 による 漢 民族 の 支配 、 温帯 に 住む カフィール 族 の 熱帯 へ の 侵入 を 例 として 挙げ 、 北方 の 冷涼 な 気候 が 有利 に 働い て いる と 解釈 し た 。  一方 で ラッツェル は 影響 の 間接 性 を 強調 し た 。 これ は ラッツェル が 高度 の 精神 生活 へ の 自然 の 影響 が 、 経済 的 ・ 社会 的 関係 を 媒介 し 、 内的 な もの と 相互 に 結び付く こと を 分かっ て い た から で ある 。 また 進化 論 の 影響 から 、 諸 民族 が 可変 性 （ 変異 性 ） の 下 に 置か れ て いる と し 、 「 諸 民族 が その 土地 の 反映 で ある 」 という 論 は 誇張 だ と し て いる 。  ラッツェル の 主張 は 、 生涯 一貫 し て い た わけ で は ない 。 初期 に は どんな 意志 の 強い 人間 で さえ 、 巨大 な 機械 の 1 本 の ピン に 過ぎ ない 、 と 考え た が 、 次第に 自然 環境 に 対抗 する 意志 の 強 さ によって 環境 の もたらす 影響 の 度合い に 変化 が 生じる という 考え に 変化 し た 。  各種 の 地理 学 辞典 で は 、 以下 の よう な 解説 が なさ れ て いる 。  人間 と 自然 環境 の 関わり を 論じる こと は 、 東洋 ・ 西洋 とも に 文明 の 誕生 から 今日 に 至る まで 、 人類 にとって 重大 な 関心 事 で あっ た 。 例えば 、 アリストテレス は 気候 と 文化 の 関係 を 論じ 、 ストラボン は 著書 『 地理 誌 』 （" Geographia "） において 気候 が 人間 生活 に 大きな 影響 を 及ぼす こと を 述べ て いる 。 また 、 エラトステネス も 自然 環境 の 差異 が 人間 社会 に 大きな 影響 を 与える こと に 言及 し て いる 。 ルネサンス 期 以降 の 近世 ヨーロッパ において は 自然 科学 の 発展 に 伴い 、 「 地理 的 環境 が 人間 社会 の 発展 を 規定 する 」 という 環境 決定 論 的 な 考え が 受容 さ れ て いっ た 。 啓蒙 思想家 も 環境 論 を 展開 し 、 シャルル・ド・モンテスキュー は 主著 『 法 の 精神 』 で 自然 環境 の 人間 精神 や 肉体 へ の 影響 を 論じ た 。  近代 に 入る と 従来 の 博物学 的 な 地理 学 を 自然 科学 的 手法 で 体系 化 する 動き が 見 られ 、 アレクサンダー ・ フォン ・ フンボルト と カール ・ リッター の 2 人 の 有力 な 地理 学者 が 現れる 。 フンボルト は 生物 が 環境 に 適応 し て いる こと から 、 人間 も 同様 に 自然 の 因果 関係 に 支配 さ れる と し 、 リッター は 自然 の 人類 発展 に 及ぼす 影響 に 着目 し た 。 2 人 は 近代 地理 学 を 切り開い た が 、 その後 地理 学 は 自然 の 解明 を 目指す 自然 地理 学 と 地誌 学 が 併存 する 形 と なり 、 他 の 学問 から 独立 し た 「 地理 学 」 として の 統一 性 は 失わ れ つつ あっ た 。 「 自然 地理 学 こそ 科学 的 地理 学 で ある 」 という 考え が 優越 し 、 人文 地理 学 が 停滞 する よう に なっ た 。  そうした 状況 に 変革 を もたらし た の は チャールズ ・ ダーウィン が 1859 年 に 発表 し た 『 種 の 起源 』 と 進化 論 で ある 。 進化 論 の ドイツ で の 有力 な 紹介 者 で あっ た エルンスト・ヘッケル から 動物 学 を 学ん だ ラッツェル は 、 進化 論 の 枠組み を 用い て 『 人類 地理 学 』 （" Anthropogeographie "） を 著し 、 地域 の 自然 環境 の 諸 性質 によって 人間 活動 が 著しく 制限 さ れる 、 と 説い た 。 この 学説 は 各国 の 地理 学界 に 影響 を 与え 、 アメリカ の エレン・センプル 、 フランス の ジャン・ブリュンヌ 、 イギリス の ハルフォード・マッキンダー 、 更に 日本 の 内村 鑑三 ・ 牧口 常三郎 ら に 影響 が 窺える 。 これ ほど まで に 広く 受け入れ られ た の は 、 ラッツェル の 考え が 隣接 諸 科学 から 学ぶ こと を 容易 と し た こと と 、 地理 学者 を 悩ま せ て い た 「 地理 学 の 統一 性 と 有効 性 は 何 か 」 という 問い に関して 、 環境 決定 論 が 「 地理 学 は 環境 の 人間 へ の 影響 を 研究 する 学問 で あり 、 自然 科学 と 人文 科学 の 結合 点 に 位置 する こと から 重要 で ある 」 という 明快 な 答え を 与え て くれ た から で ある 。 ブラーシュ は 環境 決定 論 を 批判 し た が 、 ラッツェル の 地理 学 の 本質 （ 地理 学 の 統一 性 と 有効 性 に対する 答え ） を 最も 良く 指摘 し た 人物 でも あっ た 。  ラッツェル の 考え は 弟子 ら によって 強調 さ れ すぎ た ため 、 フランス の ブラーシュ によって 非難 さ れ た 。 ブラーシュ の 論 は 、 自然 環境 の 制約 は 認める が 、 それ だけ で 人間 行動 が 決定 さ れる わけ で は ない 、 と 説い た ため 環境 可能 論 と 呼ば れ て いる 。 ラッツェル 自身 の 認識 は ともかく 、 ラッツェル の 地理 学 上 の 業績 は 、 政治 的 な プロパガンダ に 利用 さ れ やすい もの が 多かっ た こと は 否定 でき ない 。 スウェーデン の 政治 学者 ルドルフ・チェレン （ ） は 、 ラッツェル の 政治 地理 学 思想 で ある 国家 有 機体 説 を 政治 学 に 取り込む こと で 地政学 を 打ち立て 、 地政学 の 系譜 を 引き継い だ カール ・ ハウスホーファー によって ナチス ・ ドイツ の 領土 拡張 主義 と 民族 的 優秀 性 を 裏付ける 理論 的 根拠 を 与え た 。 ハウスホーファー の 学説 は 日本 の 大 東亜 共栄 圏 の 思想 的 基盤 と なっ た と 考え られ て いる 。 また 、 環境 決定 論 の 要素 を 含ん だ マッキンダー の ハートランド 理論 は 、 ニコラス・スパイクマン の リム ランド 理論 と 結びつい て 冷戦 時代 に ソビエト 連邦 に対する アメリカ の 封じ込め 政策 に 利用 さ れ た 。 こうして 環境 決定 論 が 地政学 と 結びつい た 反省 から 、 環境 決定 論 は 日本 の 地理 学界 において タブー と なっ た の で あっ た 。  アメリカ において は 一部 の 州 において 高等 学校 で ダーウィン の 進化 論 を 教える こと が 禁止 さ れ て いる 一方 、 進化 論 から 派生 し た 環境 決定 論 を 単純 化 し た 、 通俗 的 な 環境 決定 論 が 幅広い 支持 を 得 て いる 。 背景 に は 、 エレン・センプル と エルズワース・ハンティントン の 著書 が 広く 読者 に 受け入れ られ た こと が ある 。  センプル は 、 ラッツェル の 著書 『 人類 地理 学 』 （" Anthropogeographie "） に 影響 を 受け ライプツィヒ 大学 に 留学 、 ラッツェル の 講義 を 受講 し た 。 その後 、 1911 年 に 『 環境 と 人間   ―   ラッツェル の 人類 地理 学 の 体系 に 基づく 』 （ 原題 ：" Influences   of   Geographic   Environment :   On   the   Basis   of   Ratzel ' s   System   of   Anthropo - Geography "）、 1913 年 に 『 アメリカ の 歴史 と その 地理 的 状況 』 （" American   History   and   Its   Geographic   Conditions "） を 執筆 し た 。 前者 は 学問 的 に は 厳密 で は なかっ た が 環境 の 文明 へ の 影響 を 平易 な 文章 で 記述 し 、 後者 は アメリカ合衆国 の 歴史 における 過酷 な 自然 へ の 適応 と 競争 による 淘汰 を 正当 化 し た ため 、 一般 の 読者 に 受け入れ られ た 。 『 環境 と 人間 』 は 「 人間 は 地表 の 産物 で ある 。 」 という 文章 から 始まり 、 「 ラッツェル の 人類 地理 学 の 体系 に 基づく 」 と 銘打っ て い た こと から 、 ラッツェル を 環境 決定 論 者 として 規定 する 要因 の 一つ と なっ た の で ある 。  ハンティントン は 、 中央アジア や 中近東 、 中央 アメリカ など 世界中 を 旅行 し 、 気候 が 文明 に 与える 影響 に 関心 を 持っ た こと から 1915 年 に 『 気候 と 文明 』 （ 原題 ：" Civilization   and   Climate "） を 著し た 。 センプル の 著書 同様 、 学問 的 厳密 性 に 欠け て い た が 、 過酷 な 条件下 で 民族 が 環境 を 克服 しよ う と する 力 が 文明 を 生み出す と 説き 、 支持 を 集め た 。 さらに 、 イギリス の 歴史 家 ・ アーノルド・ J ・ トインビー は 「 挑戦 と 応答 」 という 概念 の 中 に 、 この 説 を 取り入れ た 。  アメリカ で は 、 他国 の 地理 学界 が 環境 決定 論 を 脱し て い た 1920 年代 において も 依然として 環境 決定 論 が 支配 的 で 、 1930 年代 まで アメリカ 地理 学 の 主流 で あり 続け た 。 当時 の アメリカ の 地理 学界 は 人間 の 生業 から 人間 の 肉体 ・ 精神 に 至る まで 環境 が 能動 的 に 影響 を 及ぼす 因子 と 考え られ て い た 。 これ に 立ち向かっ た の が カリフォルニア 大学 バークレー 校 教授 の カール ・ O ・ サウアー で あり 、 人間 が 文化 を通して 地表 面 に 能動 的 に 働きかける と 主張 し た 。 農業 地理 学 の 分野 から も 、 1930 年代 に なる と 環境 決定 論 に 反発 する 声 が 上がり 、 自然 環境 以外 の 諸 要因 から 農業 活動 の 差異 を 探る 動き が 始まっ た 。  環境 決定 論 は 帝国 主義 を 肯定 する もの として 、 戦後 に 激しく 非難 さ れ た 。 ハンティントン の 「 気候 と 文明 の 関係 」 が 環境 決定 論 で ある と さ れ て から は 、 環境 と 人間 の 関係 を 議論 する こと は タブー 視 さ れる よう に なっ た 。 1950 年代 に 人文 地理 学 へ 幾何 学 的 （ 数学 的 ） な 一般 法則 から 地理 的 事象 を 分析 ・ 理解 しよ う と する 空間 分析 （ ） が 盛ん に なる と 、 反対 派 から 「 （ 幾何 学的 ） 環境 決定 論 で ある 」 と の 声 が 挙がり 、 批判 的 に 「 環境 決定 論 」 の 語 が 使わ れ た 。  1970 年代 から 1980 年代 の 日本 の 地理 学界 において は 、 環境 決定 論 を 否定 し 、 人類 の 叡智 ・ 技術 による 限り ない 未来 、 という 考え方 が 支配 的 で あっ た 。 大学 教育 において は 、 諸悪 の 根源 の よう に 言わ れる こと も あっ た 。 この 背景 に 、 第 二 次 世界 大戦 で の 日本 の 敗戦 が ある 、 と 国際 日本 文化 研究 センター 教授 の 安田 喜 憲 は 指摘 し て いる 。 ハンティントン の 『 気候 と 文明 』 が 、 結果 的 に 白人 による 植民 地 支配 を 正当 化 する 理論 と なっ た から で ある 。 1976 年 （ 昭和 51 年 ） 、 山本 武夫 は 屋久 杉 の 年輪 から 復元 さ れ た 気候 変動 データ を 用い て 、 環境 決定 論 的 に 日本 の 歴史 を 説明 し た 。 山本 の 説明 に よれ ば 、 10 世紀 〜 12 世紀 の 温暖 期 に 東日本 で 武士 団 が 勢力 を 拡大 し て 律令制 が 崩壊 、 15 世紀 に 小 氷 期 に 入っ て 戦国 時代 に 突入 、 16 世紀 末 から 17 世紀 中頃 の 温暖 期 に 豊臣 秀吉 が 天下 統一 を 果たし 徳川 氏 が 江戸 幕府 の 基礎 を 固め た 、 と いう 。 1990 年代 に 環境 問題 へ の 社会 的 関心 が 高まる と 気候 と 文化 ・ 文明 の 関係 が 研究 さ れる よう に なっ た 。  安田 に よれ ば 21 世紀 に 入っ て から 遺伝 学 や 栄養 学 の 分野 で 環境 決定 論 が 正しい と する 説 が 証明 さ れ つつ ある と いう 。 今井 清一 は 、 環境 の 影響 を 環境 決定 論 の よう に 重視 し すぎる こと は 誤り で ある が 、 環境 を 軽視 し て よい という こと で も なく 、 社会 の 進歩 によって さらに 重要 と なっ て くる 、 と 述べ て いる 。 ハンティントン の 『 気候 と 文明 』 は 様々 な 工夫 を 凝らし て い た こと から 熱帯 医学 の 分野 で 再 評価 さ れ 、 人間 生物 学 に も 影響 を 及ぼし て いる 。  地図 を 使っ た 説明 で は 、 しばしば 分布 の 一致 を もっ て 両者 に 関係 が ある 、 と する こと が ある 。 これ は 地理 学 のみ なら ず 、 日常 会話 の 中 で も 知ら ず 知ら ず の うち に 使わ れる 論理 で ある 。  具体 例 として 良く 知ら れ た もの に 、 エルズワース・ハンティントン による 「 気候 と 文明 の 関係 」 が ある 。 ハンティントン は 人間 の 活動 の 能率 に 与える 気候 要素 の 影響 を 調査 し 、 「 気候 的 指数 」 を 作成 、 世界 地図 に 分布 を 示し た 。 「 気候 的 指数 」 は 値 が 高い ほど 活動 エネルギー が 高く なる 。 また 、 ハンティントン は 世界中 の 学識 者 を 対象 に 各国 の 文明 度 に対する 認識 を 調査 、 その 結果 も 世界 地図 に 分布 を 示し た 。 この 文明 度 アンケート に は アジア 人 が 5 名 回答 し て おり 、 日本人 回答 者 は 新渡戸 稲造 ・ 山崎 直方 ・ 原 勝郎 の 3 人 で あっ た 。 すると この 2 枚 の 世界 地図 は 、 全く 別 の データ から 作成 し た に も 関わら ず 、 分布 傾向 が よく 一致 し た ため 、 ハンティントン は 「 気候 が 文明 を 決定 する 」 と 結論 付け た 。 そして 現代 の 気候 から 説明 でき ない 古代 文明 について は 低 気圧 の 経路 変更 など の 気候 変動 が 原因 で ある 、 と し た 。  後 に ハンティントン 説 は 環境 決定 論 で ある と さ れ 、 環境 と 人間 の 関係 を 語る こと が 忌避 さ れる よう に なっ た が 、 河西 英 通 は 問題 視 す べき 点 は 、 文明 を 気候 で 説明 する こと で は なく 、 「 文明 の 高低 差 」 に 見 られる 差別 意識 で ある 、 と し た 。  ここ で は 、 地理 学 以外 の 分野 で 「 環境 決定 論 」 と 呼ば れる 理論 について 解説 する 。  組織 が 環境 に 適応 し て いく 方法 として は 、 環境 と の 関わり に 着目 すれ ば 、 環境 決定 論 と 戦略 的 選択 論 の 2 つ に 大別 さ れる 。 ここ で いう 環境 決定 論 は 、 コンティンジェシー 理論 （ ） と 呼ば れ 、 組織 の 構造 ・ プロセス を 環境 に 適合 さ せれ ば 業績 を 出す こと が できる 、 という もの で ある 。 一方 の 戦略 的 選択 論 は 、 ポスト・コンティンジェシー 理論 と も 言え 、 環境 決定 論 の 一元 的 な 図式 に対して 、 組織 と 環境 の 間 に 意志 決定 者 で ある 経営 者 が 介在 する と し 、 経営 者 による 主体 的 な 選択 を 認める もの で ある 。 別 の 言い方 を すれ ば 、 カオス の 中 か  ら 新しい 環境 を 創造 する こと が できる 、 という 理論 で ある 。  イギリス の ロバート・オウエン は 、 人間 の 性格 は 環境 によって 形成 さ れる と 述べ 、 環境 決定 論 と 呼ば れ て いる 。 ここ で 言う 「 環境 」 と は 自然 環境 で は なく 社会 環境 で ある 。 宿命 論 と 言う こと も できる 。 人間 の 欲求 や 行為 は 、 先行 する 環境 が 形成 し た 性格 によって 決まり 、 各人 は 行為 に 責任 を 持つ こと 、 主体 的 に 関わる こと が でき ない 。 また 、 その 環境 は 各人 を 思っ て 性格 を 作り上げる と 主張 する 。 この よう な 思想 に 至っ た の は 、 産業 革命 下 の 労働 者 の 労働 環境 と 生活 環境 が 劣悪 で 、 労働 者 は 怠惰 ・ 不道徳 ・ 労働 意欲 が ない 、 と オウエン が 解釈 し た ため で ある 。 また 、 ダーウィン は 道徳 ・ 良心 ・ 罪 の 意識 は 人間 の 育っ た 環境 により 形成 さ れ 、 自然 淘汰 の 結果 で ある 、 と 考え た 。  ジョン ・ スチュアート ・ ミル は 環境 が 性格 を 形成 する こと は 認める が 、 既に 持っ て いる 内的 経験 から 生成 さ れる 願望 によって 性格 を 変える こと が できる と し た 。 ミル は 、 環境 決定 論 が 「 内的 経験 」 の 側面 を 見落とし て いる と し 、 自分 の 性格 を 望ましい 方向 に 変える こと が できる と 述べ た 。  生物 学 における 環境 決定 論 は 、 ダーウィン に よれ ば 「 生物 は 環境 を 変える こと は でき ず 、 環境 によって 変化 し て いく 」 という 理論 で ある 。 環境 決定 論 は ある 環境 が 原因 で 、 ある 生物 が 存在 する 、 と 規定 し て いる ため 、 生物 の 主体 的 な 環境 へ の 適用 が 否定 さ れ 、 進化 も 否定 さ れる 。  資源 変動 の 要因 を 説明 する ため に 導入 さ れる 環境 決定 論 は 、 自然 変動 論 と も 称し 、 生物 の 発育 初期 （ 特に 卵 から 稚 仔 の 段階 ） で の 死亡 量 の 大小 が 資源 量 を 決する 、 という 考え方 で ある 。  例えば 、 スルメ イカ の 資源 変動 に 環境 決定 論 を 適用 し た 伊東 祐 方 は 、 寿命 が 短く 浮魚 的 性質 の 強い 種 は 、 水温 など の 環境 の 作用 を 受ける 、 と し た 。 これ に対する 概念 は 、 人為 変動 論 で ある 。 人為 変動 論 で は 人間 による 乱獲 が スルメ イカ の 漁獲 減少 に つながり 、 人間 が 漁獲 を し なけれ ば スルメ イカ の 個体 数 は 限界 値 で 安定 する 、 と し て いる 。  心理 学 における 環境 決定 論 は 、 人間 の 意識 や 心 といった 曖昧 な 概念 を 除外 し 、 外的 な 力 が 人間 に ある 特定 の 行動 を とら せる 、 という もの で ある 。 また 、 行動 は 学習 によって 獲得 さ れる もの で ある 、 と する 。 伊藤 " 混み あい に関する 環境 心理 学 的 考察 ― 公共 的 な 空間 を 対象 と し た 検討 ―"（ 2003 ） は 、 この 説 が 正しけれ ば 、 人間 にとって 適切 な 音量 は 1 つ に 決まり 、 ある 特定 の 色 は 人間 に 特定 の 反応 を 引き出す こと に なる 、 という 事例 を 紹介 し て いる 。  環境 決定 論 は 非常 に 単純 な 環境 観 を 示し て いる が 、 心理 の 内面 で は なく 、 目 に 見える 客観 的 事実 に 基づく 研究 は 、 心理 学 において 画期的 で あっ た 。カルニオディスクス （ 学名 :   ） は 、 エディアカラ 紀 の 化石 生物 の 一 種 で ある 。 砂地 の 海底 に 固着 し 、 濾過 摂 食 を 行っ て い た と 考え られ て いる 。  カルニオディスクス は 器官 として 付着 根 、 茎 部 、 葉状 体 を 有する 。 付着 根 の 形状 は 球根 状 で 、 茎 部 は しなやか で ある 。 葉状 体 に は 体 節 が あり 、 先端 は 尖っ て い た 。 カルニオディスクス に は 2 つ の 生活 形 が あっ た と さ れる 。 一つ は 茎 部 が 短く 葉状 体 が 肥大 し た 形 、 もう 一つ は 茎 部 が 長く 、 小さな 葉状 体 が 付着 根 から 約   50 cm   の 高 さ に 位置 する 生活 形 で ある 。 形態 は 刺 胞動物 の ウミエラ 類 に 似 て いる が 、 いわゆる クラウン 生物 群 と は 異なる 系統 で ある と 考え られ て いる 。  種 は 葉状 体 の 体 節 数 で 区別 さ れる 。 末端 の 突起 の 有無 や 、 各部 の 比率 は 分類 形質 で ない 。  カルニオディスクス の 化石 は イギリス ので 初めて 発見 さ れ 、 1958 年 に によって 命名 さ れ た 。   という 学名 は 、 フォード が 記載 し た もの が 本 種 の 付着 根 のみ で あり 、 それ が 二 重 の 同心円 （ concentic ） 構造 から 成っ て い た こと に 由来 し て いる 。 後 に 葉状 体 が   として 発見 さ れ た が 、 これ も 本属 に 近 縁 な 生物 の 一部分 で ある こと が 明らか と なっ た 。 チャルニア は 葉状 体 の 分岐 構造 が カルニオディスクス と 異なる 。  カルニオディスクス の 標本 は 、 世界中 の 約 5 億 6500 万 年 前 - 5 億 5500 万 年 前 の 地層 から 得 られ て いる 。下村   拓哉 （ しも むら   たく や 、 1985 年 1 月 14 日   -   ） は 、 日本 の 。  大阪 府 出身 。 立命館大学 卒業 後 、 会社 員 と なる が 、 自分 の 得意 分野 で ある 犬 に関する 能力 を 活かす ため 退職 し 、 2009 年 に 渡 英 。 同年 9 月 より 動物 愛護 団体 にて   Assistant として 活動 する 。  そこで 、 犬 の 心 の 声 を 聴く 専門 家 で ある ドッグ・ビヘイビアリスト （ 犬 の 行動 学者 ） の 活動 に 興味 を 持ち 、 以後 スキル の 充実 の ため に 研修 を 積む 。  日本人 初 の 専門 的 研修 を 受け た ドッグ・ビヘイビアリスト として 、 日本 に 帰国 後 、 「 自然体 の ドッグトレーニング 」 を 提唱 し 、 犬 の トレーニング の ほか 、 専門 誌 へ の 寄稿 など を 行っ て いる 。  イギリス 滞在 中 に 経験 し た 、 イギリス 人 の ペット に対する 「 溺愛 する わけ で は なく 、 家族 の 一員 ・ もしくは 人生 の パートナー として しっかり と 責任 を 持っ て 、 また 彼ら が 言葉 を 話す 事 が 出来 ない 動物 だ という 事 を 十分 に 知っ た 上 で 彼ら を 生活 の 一部 に 置く 」 という 姿勢 に 感銘 を 受け 、 「 犬 と の 成功 経験 を 多く の 人 に 味わっ て もら 」 い 「 犬 と 暮らす 楽し さ 」 を 伝え られる 活動 を 目指し て いる 。ヒツジバエ 科 （ Oestridae ） は 、 ハエ 目 （ 双 翅目 ） に 属する 科 の 一つ 。 世界 に 28 属 151 種 が 知ら れ て いる 。 ハエ 目 の 科 として は種 数 が 少ない 方 で ある が 、 幼虫 が 脊椎動物 、 とりわけ 哺乳類 に 寄生 し 、 ハエ 幼虫 症 を 引き起こす こと で よく 知ら れ て いる 。 その 中 でも ヒトヒフバエ   " Dermatobia   hominis "   は 、 幼虫 が ヒト の 皮膚 に 寄生 し て ハエ 幼虫 症 を 引き起こす こと が 知ら れ て いる 。  体長 は 8 - 35 mm 。 大型 に なる 種 として は ウサギヒフバエ 属   " Cuterebra "   や   " Gyrostigma "   属 （ サイヤドリバエ など ） が ある 。 ウシバエ 属 や ウマバエ 属   " Gasterophilus "   の 種 、 " Cobboldia "   属 の 種 など 、 ミツバチ や クマバチ 、 スズメバチ など の 膜 翅目 に 似 た 体 色 や 体型 を し て 、 それら の 種 に 擬態 し て いる 種 も ある 。  ヒツジバエ 科 の 各種 は 直接 寄 主 に 卵 を 産み付ける か 、 イエバエ など の 中間 宿主 を 介し て 卵 を 皮膚 に 産み付ける 。 産み付ける 場所 は 大きく 分け て 3 つ あり 、 皮膚 （ 真皮 、 皮下 ） 、 鼻 咽頭 、 腸 内 で ある 。 中間 宿主 を 用いる の は 、 寄 主 の 哺乳類 が ヒツジバエ 科 の 接近 を 認識 できる ため で ある 。 ヒツジバエ 科 の 幼虫 は 寄 主 の 皮膚 に 穴 を 掘っ て 、 そこで 生活 する 。 その ため 、 寄 主 に さ れ た 動物 は 皮膚 に ハエ 幼虫 症 を 発症 する 。 成熟 し た 幼虫 は 寄 主 から 離れ 、 土中 で 蛹 に なる 。  馬術 に 用い られる ウマ を 寄 主 と する ヒツジバエ 科 の 種 は 、 前 脚 の 砲 骨 や 膝 、 時には のど や 鼻 の 中 に 卵 を 産み付ける （ 産卵 場所 は種 によって 異なる ） 。 寄生 を 防ぐ ため に は 、 孵化 する 前 に 卵 を 注意深く 除去 する 必要 が ある が 、 鼻 など に 産み付け られ た 場合 は 、 そこ から 口 や 胃 、 そして 腸 に 入り込み 、 そこで 孵化 し た 幼虫 によって 組織 の 炎症 が 起こり 、 結果 として 組織 の 腐食 や 潰瘍 が そこ に 生じる 。  ウシ の 場合 、 ヒツジバエ 科 によって 付け られ た 傷 から 、 バクテリア の 1 種 で ある マンヘミア   " Mannheimia   granulomatis "   が 侵入 し 、 レチグアナ 病 を 引き起こす 。 レチグアナ 病 に かかっ た ウシ は 、 抗生 物質 による 治療 を 行わ なけれ ば 、 3 - 11 ヶ月 で 死 に 至る 。メバエ 科 （ メバエ か 、 Conopidae ） は 、 ハエ 目 （ 双 翅目 ） の 科 の 一つ 。 世界 で 約 50 属 800 種 程度 が 記録 さ れ て いる 比較的 小さな 科 で ある 。 幼虫 が スズメバチ や ミツバチ など の ハチ に 寄生 する こと で 知ら れ て いる 。  北極 、 南極 と 、 太平洋 諸島 の 多く の 島 を 除く すべて の 地域 に 広く 生息 し て いる 。 これ まで に 中央 アメリカ で 212 種 、 オーストラリア で 100 種 、 日本 で は 25 種 が 確認 さ れ て いる 。  体長 は 最も 小型 の 種 で 2 . 5 mm 、 大型 種 で は 最大 30 mm で ある 。 体 色 は 黄色 や 黒色 、 赤褐色 など の 種 が あり 、 寄 主 と する ハチ に 似 た 体 色 を し て いる 。 その ため メバエ は 、 同じく ハチ に 似 た ハナ アブ と 同様 、 ハチ 目 （ 膜 翅目 ） として より 分け られ て いる こと が ある が 、 羽 の 枚数 など 多く の 特徴 が 異なる こと で ハチ 目 の 各種 と は 区別 できる 。 頭部 は 大きく 、 触角 は 長い 。 メバエ 亜 科 の 種 で は 単眼 を 欠く が 、 他 の 亜 科 で は 単眼 を 有する 。  メバエ 科 の ほとんど の 種 は 、 社会 性 の ハチ で ある スズメバチ や ミツバチ 、 マルハナバチ の 体内 に 卵 を 産み付け 、 幼虫 は その 寄 主 の 体内 で 成長 する （ 内部 寄生 ） 。 ただし   Stylogastrinae   亜 科 の 種 は ゴキブリ や コオロギ といった 昆虫 に 内部 寄生 する 。 寄 主 に 産卵 し やすい よう 、 一部 の 種 で は 産卵 管 が 長く 発達 し て いる 。  Stylogastrinae   亜 科 の 種 を 除く ほとんど の 種 は 、 寄 主 を 発見 し やすい 花 の 近く で よく 見 られ 、 また そこ で 交尾 も し て いる 。 この よう に メバエ 科 の 種 は しばしば 訪花 する ため 、 送 粉 者 として の 役割 も 担っ て いる が 、 一方 で 別 の 送 粉 者 で ある ハチ に 寄生 する ため 、 メバエ 自身 による 送 粉 効果 と ハチ による 送 粉 の 阻害 効果 が 拮抗 し て いる もの と 考え られ て いる 。  現 生 種 の 下位 分類 は 4 亜 科 8 族 と さ れ て い た が 、 2010 年 に 5 つ 目 の 亜 科 として   Notoconopinae   が 記載 さ れ た 。 また すでに 絶滅 し た   Palaeomyopinae   亜 科 が 化石 から 発見 さ れ て いる 。  一部 の 研究 者 は 、 形態 的 、 生態 的 に 異なる 点 が 多い   Stylogastrinae   亜 科 を 独立 し た 科 と す べき だ と 主張 し て いる 。 また かつて は 、 外見 が 似 て いる ハナ アブ 科 と 姉妹 群 を 構成 する と 考え られ て い た が 、 これ は 共有 原始 形質 （ symplesiomorphy ） で ある と 考え られ て いる 。  上位 分類 の メバエ 上 科 は 単 型 で あり 、 ミバエ 上 科 と 近 縁 で ある と さ れ て いる 。  送 粉 者 として 農業 など に 利用 さ れる ハチ に 寄生 する ため 、 害虫 として 扱わ れる こと も ある 。 特に ミツバチ にとって 重要 な 害虫 で ある と さ れ て いる 。 しかし 、 直 翅目 など に 寄生 する   Stylogastrinae   亜 科 の 種 は 、 ほとんど の 場合 直接的 な 害虫 と なら ない ため 、 あまり 高い 関心 を 示さ れ て い ない 。日本 の 両生類 一覧 （ に ほんのり ょうせいるいいちらん ） と は 、 日本 に 生息 する 両生類 の 一覧 で ある 。 あわせ て 、 日本 の 両生類 相 について も 解説 する が 、 その 特徴 として 、 多様 な 固有 種 が 生息 する 事 に 加え て 、 本州 から 四国 、 九州 にかけて 著しい 分化 が 見 られる サンショウウオ 類 や 南西諸島 で 特に 分化 し て いる カエル 類 、 遺 存 種 で ある オオサンショウウオ と イボイモリ の 存在 が あげ られる 。  日本 爬虫両 棲類学 会 の 『 日本 産 爬虫両 生類 標準 和名 （ 2015 年 5 月 28 日 改訂 案 ） 』 及び 国立 研究 開発 法人 国立 環境 研究所 『 侵入 生物 データベース 』  に 基づい た 下記 の 一覧 を 見る と 、 日本 に 生息 する 両生類 は 、 定着 し た と 判断 さ れる 外来 種 を 含み 、 2 目 10 科 24 属 76 種 81 亜 種 で ある 。 内訳 は 、 在来 種 が 2 目 9 科 20 属 71 種 76 亜 種 、 外来 種 が 2 目 5 科 5 属 5 種 で ある 。 また 、 在来 種 の うち 、 日本 の 固有 種 は 61 種 66 亜 種 で あり 、 固有 種 の 割合 は 約 86 % に も なる 。 『 日本 産 爬虫両 生類 標準 和名 （ 2015 年 5 月 28 日 改訂 案 ） 』 より 前 の 2014 年 9 月 に 発刊 さ れ た 『 レッドデータブック 2014 』 （ 環境省 自然 環境 局 野生 生物 課 希少 種 保全 推進 室 編 、 2014 、 iii 頁 ） で も 両生類 の 約 8 割 が 日本 固有 種 で ある と し て いる 。  目 の 単位 で は 、 有尾 目 （ サンショウウオ 目 ） が 32 種 （ 外来 種 除く ） 、 無 尾 目 （ カエル 目 ） が 38 種 （ 外来 種 除く ） で ある の に対し 、 世界 における 現 生 の 両生類 は 、 有尾 目 が 約 436 種 、 無 尾 目 が 約 4383 種   で ある 。 後述 する よう に 、 2014 年 現在 において も 新種 が 記載 が さ れ て いる こと から 単純 に は 比較 でき ない ものの 、 世界 に対する 日本 に 分布 する 在来 両生類 の 割合 は 、 前者 が 約 7 . 3 %、 後者 が 0 . 87 % と なり 、 世界 総 陸地 面積 に対する 日本 の 国土 面積 と の 割合 0 . 25 %   より も 、 ともに 大きい 値 で ある 。 それ を 示唆 する もの として 、 新種 記載 が 進ん で い ない 1980 年代 において 、 千石 （ 1982 ） は 、 『 （ サンショウウオ 類 の ） 発生 の 地 と 考え られる ユーラシア 大陸 の 東部 で も 、 その 広大 な 地域 を 合わせ て すら 種類 数 が 日本 に およば ない 。 』   と 説明 し て いる 。  両生類 は 一般 的 に 、 移動 性 が 低く 、 変温動物 で 、 成体 は 皮膚 が 乾燥 に 弱い ため 水系 から 離れる こと が 困難 で あり 、 産卵 や 幼生 （ オタマジャクシ ） の 生息 が 水系 に 依存 する という 特徴 を 持つ 。 これら の 基本 的 な 特徴 を 踏まえ て 、 日本 における 多様 な 両生類 相 を 概観 する 。  有尾 目 の 中 で 、 サンショウウオ 科 は 地理 的 分化 が 著しく 、 ほとんど の 種 の 分布 域 は 非常 に 狭い 。 これ は 、 サンショウウオ 類 の 移動 能力 の 低 さ に 加え 、 日本 で は 山地 が 発達 し た こと で 、 両生類 の 繁殖 環境 かつ 幼生 の 生息 環境 と なる 水系 が 分断 さ れる こと を あげ て いる 。 現に 、 サンショウウオ 科 28 種 の うち キタ サンショウウオ を 除く 27 種 が 固有 種 で ある 。 また 、 2012 年 から 2014 年 にかけて 、 多く の 隠蔽 種 が 新 記載 さ れ て おり 、 特に もともと ハコネサンショウウオ 1 種 で ある と 考え られ て い た ハコネサンショウウオ 属 が 6 種 に 細分 さ れ て いる 。 また 、 千石 （ 1982 ） や 上野 （ 2000 ） は 、 琉球 列島 の 奄美 大島 以南 に サンショウウオ 科 が 確認 さ れ て い ない こと や 、 本州 の 太平洋 側 より も 日本海 側 で 分化 が 著しい こと など から 、 サンショウウオ 科 の 多く は 、 朝鮮半島 経由 で 西日本 に 侵入 し た 祖先 種 に 由来 する の で は ない か と 考察 し て いる 。 また 、 最大 の 両生類 で あり 、 国 の 特別 天然記念物 の オオサンショウウオ   や 、 両生類 の 中 で は 珍しく 、 陸上 に 産卵 する という 特徴 を もっ た イボイモリ   など の 遺 存 種 が 、 本州 中部 や 琉球 諸島 に 生息 する こと も 日本 の 両生類 相 の 特徴 として 挙げ られる 。  カエル 類 （ 無 尾 目 ） で は 、 北海道 から 本州 、 四国 、 九州 にかけて 生息 する もの は 、 分布 域 が 広く 、 アカガエル 類 等 の 北方 起源 の もの が 多い と さ れ て いる 。 個々 の 種 を 見 て みる と 、 本州 から 四国 、 九州 に 生息 する もの は アマガエル の よう に 広く 分布 する 種 も いれ ば 、 ニホンヒキガエル と アズマヒキガエル の よう に 亜 種 で 日本 の 東西 に 分かれる 分布 を 示す もの も いる 。 また 、 カエル の 代表 格 で ある トノサマガエル に 注目 する と 、 近 縁 な ダルマ ガエル の 2 亜 種 の うち 関東 地方 に 分布 する 亜 種 トウキョウダルマガエル と は 異 所 的 な 分布 を 示す の に対し 、 瀬戸内 地方 に 分布 する 亜 種 ナゴヤダルマガエル と は 同所 的 に 分布 する という 亜 種 間 で 異なっ た 様相 を みせる 。 タゴガエル は 、 本州 に 広く 分布 する 亜 種 タゴガエル と 、 隠岐諸島 固有 の ヤエヤマハラブチガエル 、 屋久島 固有 の ヤクシマタゴガエル の 3 亜 種 に 、 島嶼 間 で 区別 さ れる 。 この よう に 種 によって 独特 な 分布 パターン を 示す 。 一方 で 琉球 列島 において は 、 渡瀬 線 より 南 の トカラ 列島 以南 著しく 分化 し て おり 、 さらに 、 中 琉球 （ トカラ 海峡 と ケラマ 海峡 に 挟ま れ た 琉球 列島 中部 。 奄美諸島 や 沖縄 諸島 等 が 含ま れる 。 ） に しか 分布 し て おら ず 、 琉球 列島 南端 の 八重山諸島 において も 近 縁 な もの が 確認 さ れ て い ない 種 が 多い こと が 特徴 的 で ある 。 他 に も 興味深い 分布 を する 種 として は 、 中国 に 広く 分布 する アジア ヒキガエル が 最も 近 縁 な 群 と 考え られ て いる 宮古 諸島 固有 亜 種 の ミヤコヒキガエル   や 、 奄美 大島 、 徳之島 、 沖縄 島 、 石垣島 及び 西表島 に 分布 し 、 隔離 さ れ た 島嶼 間 における 種 分化 （ 異 所 的 種 分化 ） の 結果 で ある と 考え られ て いる ハナ サキ ガエル 類 、 ヤエヤマハラブチガエル   や アイフィンガーガエル   など の 八重山諸島 と 台湾 に 分布 する 種 など が あげ られる 。 海水 を 苦手 と する 両生類 が 移動 ・ 分散 する ため に は 、 大陸 と の 陸橋 の 形成 が 不可欠 で あり 、 琉球 列島 の 成り立ち を 検討 する 上 で は 欠か せ ない 。 その 一 例 として 、 太田 ・ 高橋 （ 2006 ） は 、 九州 、 琉球 列島 の 島嶼 群 及び 台湾 、 大陸 に 分布 する 両生類 相 の 類似 度 を 野村 ・ シンプソン 指数 で 求め て いる が 、 琉球 諸島 は まず 「 宮古 諸島 ・ 八重山諸島 グループ 」 と 「 奄美諸島 ・ 沖縄 諸島 グループ 」 に グルーピング 化 さ れ 、 「 宮古 諸島 ・ 八重山諸島 グループ 」 は 「 台湾 」 に 類似 し 、 ついで 「 宮古 諸島 ・ 八重山諸島 ・ 台湾 の グループ 」 と 「 大陸 」 が 近似 、 さらに 「 宮古 諸島 ・ 八重山諸島 ・ 台湾 ・ 大陸 の グループ 」 と 「 奄美諸島 ・ 沖縄 諸島 」 が 近似 し 、 最後 に 「 奄美諸島 から 大陸 の グループ 」 が 「 九州 」 と 類似 する という 結果 と なっ た 。 爬虫類 で も 概ね 同様 な 結果 を 得 て おり 、 この 類似 度 が 単純 に 地域 間 の 歴史 的 関係 を 反映 し て いる と の 前提 で あれ ば 、 「 九州 」 と 「 奄美諸島 から 大陸 の グループ 」 の 間 が 先 に 分断 さ れ 、 ついで 上記 と 逆 の 順 に 、 陸橋 が 分断 さ れ て いっ た 事 を 示唆 し て いる 。  2015 年 6 月 現在 で 、 オオサンショウウオ 及び モリアオガエル 、 カジカガエル の 3 種 の 両生類 が 、 種 又は その 生息 地 ・ 繁殖 地 を 対象 に 、 国 の 特別 天然記念物 又は 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 カジカガエル について は 『 玲瓏 たる 声音 を 発す （ 玲瓏 タル 聲音 ヲ 發 ス ） 』 と 解説 さ れ て おり 、 千石 （ 1995 ） は 、 『 古来 、 日本人 は カジカガエル の 声 を 愛で 』 て い た こと を 紹介 し 、 『 カエル の 声 を 楽しむ という 風流 心 は 、 （ 中略 ） 日本人 が 世界 に 誇っ て も よい 』 と 指摘 し て おり 、 日本人 が 両生類 を 文化 の 一部 として 捉え て いる こと を 示唆 する もの で ある 。 この 蛙 は 春 の 季語   で 、 松尾 芭蕉 が 古池 や 蛙 飛びこむ 水 の 音 と 詠ん だ こと は 有名 で あり 、 また 、 井伏 鱒二 は オオサンショウウオ を 題材 に 、 小説 山椒魚 を 著し た 。 オオサンショウウオ は かつて は 食用 と さ れ て おり 、 近 縁 の チュウゴクオオサンショウウオ も 食用 の ため に 持ち込ま れ た と さ れ て いる 。 また 、 ウシガエル も 食用 の ため に 日本 に 導入 さ れ た 。  両生類 は 身近 な 生き物 で あり 、 両生類 一般 は 環境 教育 など における 野外 観察 の 対象 に 、 また 種 によって は ペット や 学校 で の 飼育 の 対象 に なり 、 観察 時期 や 場所 、 見分け 方 等 の 一般 向け の 野外 観察 図鑑 や 器具 ・ 餌 など の 飼育 方法 を 指南 する 図書 が 出版 さ れ て いる 。 特に カエル 類 の 学校 飼育 について 、 昭和 初期 に は 既に 卵 を 採取 し 、 幼生 へ の 変態 の 観察 を する こと が 理科 の 教科書 に 位置づけ られ て いる 。  2012 年 8 月 に 公表 さ れ た 第 4 次 環境省 レッド リスト で は 、 66 種 （ 亜 種 を 含む 。 以下 同じ 。 ） の 評価 対象 種 の うち 、 22 種 が 絶滅 の お それ の ある 種 （ 絶滅 危惧 IA 類 、 IB 類 、 II 類 の 合計 ） 、 20 種 が 準 絶滅 危惧 種 、 1 種 が 情報 不足 と 評価 し て いる < ref   name =" RDB 2014 - 3 R / A -( 3 )"> 松井 正文 「 （ 3 ） 両生類 レッド リスト から 明らか に なっ た 点 」 『 レッドデータブック 2014   - 日本 の 絶滅 の お それ の ある 野生 生物 -   3   爬虫類 ・ 両生類 』 環境省 自然 環境 局 野生 生物 課 希少 種 保全 推進 室 編 、 ぎょうせい 、 2014 年 9 月 、 XVii - XViii 頁 、 ISBN   978 - 4 - 324 - 09897 - 4 。</ ref >。 第 3 次 レッド リスト で は 、 評価 対象 種 62 種 の うち 、 絶滅 の お それ の ある 種 が 21 種 、 準 絶滅 危惧 種 が 14 種 で あっ た が 、 この 増加 し た 要因 として 、 『 レッドデータブック 2014 』 で は 、 分類 の 再 検討 による 独立 種 の 増加 を あげる とともに 、 種 が 細分 化 さ れ た こと により 、 細分 化 前 より も 絶滅 リスク が 高まる お それ が ある こと も 指摘 し て いる 。 また 、 日本人 にとって カエル の 代表 種 と も 言える トノサマガエル が 、 その 生息 環境 で ある 水田 等 の 減少 に 伴い 影響 を 受け て いる として 準 絶滅 危惧 に ランク イン し て いる 。 2000 年 に 発行 さ れ た 『 改訂 版 レッドデータブック 』 で は 、 両生類 の 生息 環境 と なる 湿地 や 小川 等 の 淡水 環境 や 森林 環境 が 開発 さ れ 、 あるいは ペット ブーム による 密猟 が 絶滅 の 危機 や 個体 数 減少 の 要因 で ある と 述べ て いる が 、 2014 年 に 刊行 さ れ た 『 レッドデータブック 2014 』 で も 生息 環境 の 急激 な 悪化 と 愛好 家 や 業者 の 乱獲 を 指摘 し て いる 。 さらに は 、 徘徊 性 の 両生類 は 道路 の 側溝 に 落ちる と 這い 上がる 事 が でき ず に そのまま 死亡 する こと も ある 。 これら の 影響 の 結果 、 絶滅 し た 種 は 確認 さ れ て い ない もの の アベサンショウウオ   や カスミ サンショウウオ   など で 地域 個体 群 が 消滅 し た 例 も ある 。 他 に も 、 近年 で は 、 オオサンショウウオ と 交雑 し 、 遺伝 的 撹乱 を 与え て いる チュウゴクオオサンショウウオ   や シロアゴガエル の よう に 在来 種 と 餌 や 繁殖 環境 を 巡っ て 競争 を 行う もの 、 ウシガエル の よう に 在来 種 を 直接 捕食 する もの   など 、 様々 な 外来 種 が 確認 さ れ て いる 。 もちろん 同じ 両生類 のみ なら ず アライグマ   や カミツキガメ 、 卵 や 幼生 を 捕食 する ティラピア   など の 両生類 を 餌 と する 外来 生物 は 多い 。 これら の 生息 環境 の 変化 や 外来 種 の 脅威 によって 、 日本 の 両生類 相 は 、 その 存続 を 脅かさ れ て いる と 言える 。  具体 的 な 両生類 の 保護 対策 の 例 として 、 1996 年 6 月 18 日 に 環境省 と 建設省 （ 当時 ） は 、 アベサンショウウオ を 対象 に 種の保存法 に 基づく 「 保護 増殖 計画 」 を 策定 し た 。 本 種 の 生息 地 で ある 丹後半島 で 、 重要 な 生息 環境 で ある 小規模 な 水溜まり や 溝 等 の 現状 維持 や 拡大 、 その 周辺 に ある 森林 の 保全 、 モニタリング 調査 、 密猟 の 防止 、 普及 啓発 など の 対策 が 講じ られ て いる 。 また 、 それ を 担保 する ため に 、 兵庫 県 豊岡 市 と 京都 府 京 丹後 市 の 2 箇所 の 生息 地 が 、 生息 地 等 保護 区 に 指定 さ れ て いる 。 また 民間 による トウキョウサンショウウオ の ビオトープ の 創出 も 成果 を あげ て いる 。 その他 、 上記 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 3 種 も 文化財 保護 法 に 基づく 規制 が かけ られ て おり （ 天然記念物 # を 参照 。 ） 、 国際 的 な 商 取引 を 規制 する 目的 で 、 オオサンショウウオ が 国際 希少 野生 動植物 種 に 指定 さ れ て いる 。 加え て 、 国 の 天然記念物 等 に 指定 さ れ て い なく て も 、 都道府県 や 市町村 の 条例 に 基づく 天然記念物 や 希少 野生 動植物 種 に 指定 さ れ 、 保護 さ れ て いる 種 も いる 。  2005 年 の 外来 生物 法 の 施行 を 契機 に 、 外来 両生類 の 駆除 や 調査 など も 進め られ て おり 、 例えば 沖縄 県 において は オオヒキガエル や シロアゴガエル を 対象 と し た 事業 が 行わ れ て おり 、 また 、 チュウゴクオオサンショウウオ 及び オオサンショウウオ と の 雑種 個体 の 除去 も 実施 さ れ て いる 。 また 、 2015 年 3 月 に は 、 『 我が国 の 生態 系 等 に 被害 を 及ぼす お それ の ある 外来 種 リスト （ 生態 系 被害 防止 外来 種 リスト ） 』 が 作成 さ れ 、 外来 生物 法 に 基づく 特定 外来 生物 の 対象 外 や 国内 外来 種 の 対策 も 進め られ て いる 。  分類 、 学名 及び 和名 は 、 日本 爬虫両 棲類学 会 が 公表 し た   日本 産 爬虫両 生類 標準 和名 （ 2015 年 5 月 28 日 改訂 案 ）   に 基づき 、 一部 の 外来 種 について 国立 研究 開発 法人 国立 環境 研究所 『 侵入 生物 データベース 』 に 従っ た 。 その ため 環境省 レッド リスト 等 と 学名 が 一致 し ない もの が ある こと に 留意 さ れ たい 。 目 、 科 、 属 の 右 に 、 これ に 含ま れる 分類 群 の 数 を 記載 し た 。  該当 する もの に は 、 下記 の 凡例 を 付記 し て いる 。 凡例 に関する 出典 は 以下 の 通り 。 それぞれ の 凡例 の 右 に 出典 を 記載 し た 。マンハッタン ボヤ （ ） は 、 脊索 動物 門 ・ ホヤ 綱 に 分類 さ れる ホヤ の 一種 。  北大西洋 が 原産地 と さ れる が 、 オーストラリア 、 中国 、 北 アメリカ 西岸 、 ブラジル 、 ヨーロッパ （ イギリス 、 ポルトガル 、 オランダ 、 ベルギー 、 フランス 、 ドイツ 、 ノルウェー ） 沿岸 の 海域 に 広く 定着 し て いる 。  日本 で は 1972 年 に 初めて 記録 さ れ 、 現在 で は 東京 都 、 静岡 県 、 愛知 県 、 大阪 府 、 兵庫 県 、 愛媛 県 、 福岡 県 で 確認 さ れ て いる 。  直径 約 4 cm の 単体 性 の ホヤ 。  河口 域 や 港湾 に 生息 し 、 人工 構造 物 に 固着 する 。日本 ベン トス 学会 （ に ほん べ ん と すがっ かい 、 Japanese   Association   of   Benthology ） は 、 ベン トス （ 水域 に 生息 する 生物 の うち 水底 で 生活 する もの ） に関する 研究 と 情報 公開 、 研究 者 の 交流 を 目的 と し た 学会 で ある 。 元 は 研究 会 だっ た が 、 1990 年 に 学会 に 発展 し た 。 会員 数 は ， 名誉 会員 3 名 ， 一般 会員 387 名 ， 学生 会員 67 名 ， 団体 会員 10 団体 ， 賛助 会員 3 団体 。 事務 局 は 東京大学 大気 海洋 研究所 に ある 。  会誌 の 発行 、 大会 や シンポジウム の 開催 など を 、 日本 プランクトン 学会 と 合同 で 実施 し て いる 。 また 、 日本 ベン トス 学会 奨励 賞 の 制定 も 行っ て いる 。  会誌アカカミアリ （ 赤 噛蟻 、 学名 ：" Solenopsis   geminata "） は 、 ハチ 目 （ 膜 翅目 ） ・ アリ 科 ・ フタフシアリ 亜 科 に 分類 さ れる アリ の 一種 。  アメリカ合衆国 南部 、 中央 アメリカ 、 南 アメリカ 北部 、 カリブ 諸島 を 原産地 と する 。  世界 各地 の 熱帯 から 亜熱帯 に 移入 分布 し て いる 。 日本 で は 小笠原諸島 の 硫黄 島 、 沖縄 島 ・ 伊江島 の 在日 米 軍 施設 周辺 に 定着 し て いる 。  2017 年 、 2018 年 に は 東京 港 や 神戸 港 で も 発見 さ れ た 。 2018 年 に 神戸 港 で 発見 さ れ た アリ は 、 インドネシア ジャカルタ 港 から 運ば れ ポートアイランド に 陸揚げ さ れ た コンテナ から 発見 さ れ て いる 。  働き アリ の 体長 は 3   -   5 mm で 、 近 縁 な 日本 在来 種 と 比べ て 大型 。 同属 の 近 縁 種 （ アカヒアリ など ） と は 、 頭 盾 前 縁 の 歯 が 2 本 で ある こと で 区別 できる 。  盛り上がっ た アリ 塚 は 作ら ない （ 近 縁 の アカヒアリ は 作る ） 。 集団 で つながる こと で 水 に 浮き 、 移動 する こと が できる 。  巣 に 刺激 を 与える など する と 、 防衛 の ため 集団 で 咬み つき 、 腹部 の 針 で 猛烈 に 刺し て くる 。 刺 咬 によって アナフィラキシー ショック が 発生 する こと が あり 、 日本 で も 1996 年 に 沖縄 島 の 在日 米 軍兵 が 本 種 に 攻撃 さ れ 、 アナフィラキシー ショック を 引き起こし て いる 。 一方 で 、 本 種 の 毒 は アカヒアリ ほど 強く は なく 、 死亡 例 は 報告 さ れ て い ない 。  世界中 の 貿易 活動 に ともない 、 乗り物 や 物資 に 紛れ込ん だり し て 分布 を 拡大 し て いっ た 。 日本 で は 在日 米 軍 の 輸送 物資 に 混入 し た もの と 考え られ て いる 。  小型 の 節足動物 の 捕食 、 在来 アリ の 競合 ・ 駆逐 、 人 へ の 刺 咬被害 、 餌 と なる 甘露 を 提供 する カイガラムシ を 本 種 が 保護 する こと による 農業 被害 など 多く の 問題 を 引き起こす 。  日本 で は 、 2005 年 に 外来 生物 法 により 特定 外来 生物 の 第 一 次 指定 を 受け て いる 。く びき （ 軛 、 衡 、 頸木 ） と は 、 牛 、 馬 など の 大型 家畜 （ 輓獣 ） を 犂 や 馬車 、 牛車 、 かじ 棒 に 繋ぐ 際 に 用いる 木製 の 棒状 器具 で ある  家畜 を 使っ て 耕 運 作業 、 車輌 の 牽引 など を する 場合 は 、 それぞれ の 個体 の 頸部 にく びき を 挟み 、 そこ に 轅 （ なが え ） を 取り付け て 犂 や 車 に つない で 用いる 。 牛車 など に 一 頭 のみ で 用いる もの も ある 。 世界 各地 で 用い られる が 、 く びき を 表す 言葉 は 後述 の よう に 数 千 年 前 に 遡る 印 欧 祖語 に も あり 、 非常 に 古く から 用い られ た と 考え られる 。 日本語 で は 意味 が 広がり 、 荷車 や 人力車 で 人 が 輓 く ため 握る 棒 （ 二 本 の 轅 [ な が え ] で 車体 に つながる ） も く びき と いう 。  日本語 の 「 く びき 」 は 首 に はめる 木 の 意味 。 英語 で は yoke と いう が 、 これ に 当たる 単語 が 大 部分 の 印欧語 に あり 、 印 欧 祖語 の * yugom （ 動詞 * yeug -「 結び付ける 」 から 派生 する 名詞 ） に 遡る と さ れる 。 サンスクリット の ヨーガ という 言葉 も これ に 由来 する 。 漢字 の 軛 （ ヤク ） は 対 に なる もの と の 意味 が あり 、 共軛 など の 言葉 に 使わ れる 。 家畜 を 束縛 する もの で ある こと から 、 ある もの の 支配 によって 自由 や 国 の 独立 が 奪わ れる こと を 喩え て 「 ○ ○ のく びき 」 と いう 。  馬 は 正しい 頸木 を 用い ず 車 ・ 犂 ・ 橇 など の 重量 物 を 牽引 さ せる と 、 呼吸 が 妨げ られる ので 実力 の 半分 も 出せ ない 。  人間 が 、 「 首 を 吊る よう に かけ た 縄 輪 で 牽引 する 」 「 棒 の 両端 に 縄 を つけ 、 腕 と 胸 で 押す 」 「 リュックサック の よう な 帯 を 両 肩 に つけ 、 それ で 牽引 する 」 で は 牽引 できる 重量 が 極端 に 違う が 、 それ に 似 て いる 。  牛 は 比較的 簡単 な 装具 で 牽引 さ せ られる ため 、 先 に 牛 を 用いる 農耕 が 普及 し た 。  馬 の 呼吸 を 妨げ ない 頸木 の 完成 は 、 馬 に 重い 鋤 を 引か せる こと が 可能 に なる こと に つながっ た 。 それ は 農業 生産 力 を 大幅 に 増し た 。動物 科学 科 （ どう ぶつか がく か ） は 、 動物 学 ・ 動物 科学 について 学ぶ 学科 。 動物 学 は 、 獣医 学 分野 を 除く 馬 調教 、 酪農 学 、 畜産 学 （ 草地 学 、 畜産 科学 、 応用 動物 科学 、 動物 生産 科学 ） 、 動物 生命 工学 、 飼育 学 、 など 動物 全般 に関する 分野 を 学ぶ 。スローロリス   は 、 霊長 目 ロ リス 科 に 分類 さ れる スローロリス 属 ( スローロリス ぞ く 、 " Nycticebus "） の 構成 種 の 総称 。  属 名 " Nycticebus " は 「 夜 の サル 」 の 意  以下 の 現 生 種 の 分類 ・ 和名 ・ 英名 は 日本 モンキー センター 霊長 類 和名 編纂 ワーキンググループ ( 2018 ) に 従う 。  " N .   coucang " の 種 小名 " coucang "   は 、 マレー 語 や インドネシア 語 で の 呼称 に 由来 する 。  1975 年 の ワシントン 条約 発効 時 から スローロリス " N .   coucang " として （ 1977 年 以降 は 霊長 目 単位 で ） ワシントン 附属 書 II に 掲載 さ れ 、 2007 年 に は 属 単位 で ワシントン 条約 附属 書 I に 掲載 さ れ て いる 。 本 附属 書 I は 、 商業 的 な 取引 により 絶滅 の 可能 性 に さらさ れ て いる 動物 約 1200 種 が 掲載 さ れ て おり 、 スローロリス も その 一つ で ある 。" 国 獣 " と は 、 その 国 を 代表 ・ 象徴 する 動物 で ある 。 ここ で は 鳥類 や 魚類 や 蝶 も 含ん で 記述 する 。キュビエ 器官   (- きか ん 、 キュビエ 氏 管 、 キュビエ 管 と も 。 ジョルジュ・キュヴィエ に ちなん で 名付け られ た )   は ナマコ が 外敵 から 身 を 守る ため に 用いる 器官 。  キュビエ 器官 は ナマコ 綱 に 属する 多く の 種 で 見 られ 、 えら または 直腸 から 変化 し た もの で ある と 考え られ て いる 。 この 器官 を 持つ ナマコ は 外敵 から 襲わ れ た 際 、 キュビエ 器官 を 体内 から 放出 する 。 放出 さ れ た キュビエ 器官 は 粘液 の 絡ん だ 細い 糸 から 成る 網 の よう な 形状 を し て おり 、 ナマコ を 襲お う と し た 魚 や カニ など の 動き を 封じる 働き を する 。 放出 さ れ た 器官 が 体内 に 戻る こと は なく 、 ナマコ 本体 から は 切り離さ れる 。 放出 後 1 〜 3 ヶ月 程度 で 体内 に 再生 する 。 日本 で よく 見 られ 食用 に 供 さ れる マナマコ は この 器官 を 持た ない 。  粘液 は 接着 性 が 強く 、 なかには 毒 を 備える 種 も ある 。 ナマコ を 手 で 刺激 する こと で 容易 に 放出 を 観察 する こと が できる が 、 手 など に 付着 する と 容易 に は 取れ ない 。 その 際 は 乾燥 さ せ て から 取る と 良い 。 ナマコ の 血液 の 採取 を 行う 際 の サンプリング に も 用い られる 。クロゴケグモ （ 黒 後家 蜘蛛 、 学名 ： ） は 、 英名 で は 「 ブラックウィドウ （" black   widow "）」、 あるいは " Southern   black   widow " と 呼ば れ 、 ゴケグモ 属 に 属する 北 アメリカ 原産 の クモ の 一 種 で ある 。 この 種 の メス に み られる 特有 の 黒 と 赤 の 模様 や 、 メス が 交尾 し 終わっ た 後 の オス を 捕まえ て 食べる 場合 が ある こと で よく 知ら れ て いる 。 その 猛毒 は 、 健康 な 人間 が 危機 に 陥る こと は 滅多 に なく 、 咬ま れる こと で の 死亡 率 は 1 % 未満 で ある 。  クロゴケグモ （ ） が 最初 に 記載 さ れ た の は 、 1775 年 、 ヨハン・クリスチャン・ファブリシウス による もの で あっ た 。 彼 は 本 種 を " Aranea " に 所属 する 一種 として 記載 し た 。  本 種 は 、 現在 で は クモ 目 の 一 科 で ある ヒメグモ 科 に 所属 し て いる 。  この クモ は ツヤクロゴケグモ （,   英 ：" Western   black   widow "） および キタゴケグモ （,   英 ：" Northern   black   widow "） と 近 縁 で ある 。 この 3 種 は よく カガリグモ 属 （,   英 ：" False   Widows "） と 混同 さ れる 。  1970 年 に カストン （" Kaston "） によって 現在 の 北 アメリカ に すむ クロゴケグモ 群 の 分類 が 現在 の よう な 形 に まとめ られ た が 、 それ 以前 に は これら 3 種 全て の ゴケグモ は クロゴケグモ " L .   mactans "   1 種 に 分類 さ れ て い た 。 その 結果 、 （ 東 ・ 西 ・ 南 ・ 北 など の 地理 的 な 修飾 語 の ない ） クロゴケグモ の 学名 に " L .   mactans " を 当て て いる 多数 の 文献 が 存在 し て いる 。 一般 社会 で の 使用 の 範囲 で は ブラックウィドウ という 言葉 自体 は 、 一般 的 に は この 3 種 を 区別 せ ず に 使わ れ て いる 。  成熟 し た メス の 個体 は 、 全長 およそ 、 幅 およそ で ある 。 メス は 黒く 、 つやつや と 光り 、 砂時計 の 形 を し た 赤色 の 模様 が 丸く 膨らん だ 腹部 の 腹 面 （ 下 から 見 た 側 、 腹 側 ） に 付い て いる 。 メス の 体 の 大き さ に は 非常 に 幅 が 有り 、 特に 卵 を 運ぶ （ 産卵 期 の ） メス で 著しい 。 産卵 前 の メス の 腹部 は 以上 に なる こと が 有る 。 大 多数 の メス は 腹部 後端 に ある 出 糸 突起 の 上 の 背面 に オレンジ 色 や 赤色 の 斑点 が 付い て いる 。  本 種 の オス は 黒色 か 、 外見 上 は 幼体 に 近い 姿 を し て いる 。 メス に 比較 し て とても 小さく 、 大き さ 以下 で ある 。  幼生 は 、 成体 と は 外見 の 上 で 、 はっきり と 見分け が つく 。 腹部 は ネズミ がかっ た 色 から 黒色 で 、 その 上 に 白い 縞 が 走り 、 黄色 か オレンジ の 点々 が のっ て いる 。  本 種 は 、 南北 アメリカ大陸 を 中心 に 分布 する 。 元来 は アメリカ合衆国 南東 部 （ アメリカ合衆国 南部 の ミシシッピ 州 以東 ） で 発見 さ れる （ 、 そして 、 その 地域 に 固有 で ある ） 。 その 生息 範囲 は フロリダ 州 から ニューヨーク 州 、 西 は テキサス 州 、 オクラホマ 州 、 アリゾナ 州 、 そして ネバダ 州 に 広がる 。 " L .   variolus " は 、 主 に アメリカ合衆国 北東 部 と カナダ 南東 部 で 見つかる が 、 しかしながら 、 その 生息 域 は 本 種 " L .   mactans " と 重なっ て いる 。 カナダ において 、 本 種 の 生息 域 は ブリティッシュコロンビア 州 南部 、 アルバータ 州 、 サスカチュワン 州 、 マニトバ 州 、 そして 、 オンタリオ 州 に 広がっ て いる 。  本 種 は ツヤクロゴケグモ および ハイイロゴケグモ とともに 、 ハワイ 諸島 に 定着 し て いる 。 これら の うち の 少なくとも 1 種 が ハワイ 州 内 へ と 侵入 し た 経路 は 、 州 内 へ の 輸入 農産物 で あろ う と 推定 さ れ て いる （ 同時に この 類 が 他 地域 に 侵入 する 経路 と なる 可能 性 も 考え られ て いる ） 。  日本 で は 2000 年 に 山口 県 の 米 軍 岩国 基地 で 発見 さ れ て 以降 、 基地 内 で の 繁殖 が 問題 に なっ て おり 、 米 軍 は 成虫 及び 幼虫 の 発見 ・ 駆除 報告 を 岩国 市 へ 度々 出し て おり 、 2010 年 に 岩国 市 は 山口 県 と 岩国 防衛 事務所 の 三 者 合同 で 早期 に 完全 駆除 する よう 米 軍 に 要請 し た が 、 2013 年 現在 でも 発見 ・ 駆除 の 報告 が 続い て いる 。  基地 で 繁殖 し た クロゴケグモ は 基地 の 外 に も 広がっ て おり 、 2003 年 と 2008 年 に 門前川 を 挟ん だ 基地 の 対岸 に ある 門前 住宅 で の 発見 を 含め 、 山口 県 の 報告 に よる と 2011 年 まで に 3 回 基地 外 で 確認 さ れ て いる 。  セアカゴケグモ が 発見 さ れ た 1995 年 以降 定着 し て いる 他 、 ハイイロゴケグモ も 定着 し て いる 。 これら は 別種 で ある が 、 本 種 の 亜 種 と さ れ た こと も ある 。  性的 に 成熟 し た 本 種 の オス は 、 精 網 という 小さな 膜 状 の 網 を 作り 、 その 上 に 精液 を 仮 置き し 、 自身 の 触 肢 器官 に 精液 を 装填 する 。 クロゴケグモ の 交尾 は 、 オス が 触 肢 を メス の 生殖 口 に 挿入 する こと で 行わ れる 。  メス は 、 卵 を 糸 で 作ら れ た 球状 の 器 （ 卵嚢 ） に 産み付け 、 卵 は その 中 に あっ て 、 目 に つか ない よう に 守ら れる 。 メス 1 頭 は 一 夏 に 4 から 9 の 卵 のう を 産む こと が でき 、 それぞれ の 卵 のう は 凡そ 100 から 400 個 の 卵 を 中 に 収め て いる 。  通常 、 卵 は 20 日 から 30 日 で 孵化 する 。 しかし 、 この 過程 を 経 て 生き残る の は 100 頭 程度 で ある 。 平均 する と 、 最初 の 脱皮 を 経 て 30 頭 が 生き残る こと に なる 。 この 減少 の 原因 は 、 共食い 、 餌 の 欠乏 、 および 適切 な 隠れ家 の 不足 に よる 。 クロゴケグモ が 繁殖 可能 な まで に 成熟 する に は 2 から 4 カ月 掛かる が 、 完全 に 成熟 する まで に は 概して 6 から 9 カ月 かかる 。 メス は 最長 で 5 年間 の 寿命 が 有る が 、 オス は ずっと 短命 で ある 。 この 種 の メス は 、 時として 交尾 の あと に オス を 食べ て しまう こと が 有る 。   寿命 は 環境 の 影響 が 大きい が 、 その なか でも 身 を 隠す 場所 が 有る か どう か が 最も 重要 で 、 餌 は 二 番目 に 重要 で ある 。 メス に 食わ れ なかっ た オス は 、 他 の メス と 交接 を 行う こと が ある 。 「 交尾 の 後 で 必ず オス が メス に 食わ れる 」 という 話 は 、 非常 に 広範囲 に 流布 し た 誤解 で ある 。  クロゴケグモ は 、 普通 は 様々 な 昆虫 を 捕食 する が 、 時には ワラジムシ 類 、 ヤスデ 、 ムカデ 、 他 の クモ を 餌 に する こと も ある 。 獲物 が 網 に 引っ掛かる と 、 クロゴケグモ は 素早く 巣 内 の 隠れ家 から 出 て き て 、 獲物 を 自身 の 出す 糸 で しっかり と くるん で しまう 。 身動き が 取れ なく なっ た ところ で 咬み 付き 、 獲物 に 毒 を 注入 する 。 その 毒 は 効果 を 発揮 する まで に 10 分間 掛かる 。 それ まで は 、 獲物 は クモ に 堅く 掴ま れ て いる 。 獲物 の 動き が 止ん だ 時 、 刺し 傷 に 消化 酵素 が 注射 さ れる 。 クモ は そこ で 捕え た エサ を 退避 場所 に 運び 上げ て から 食う の で ある 。  北 アメリカ大陸 で は 、 クロゴケグモ に は さまざま な 寄生 者 や 捕食 者 が いる 。 しかし 、 生物 的 防除 の 効果 を 上げる ため の 方法 として 何ら の 評価 が 下さ れ た こと の ある もの は 無い 。  卵嚢 に 寄生 する もの として は の 飛べ ない ハチ で ある 、 および 、 キモグリバエ 科 の ハエ の 一 種 で ある が ある 。 成体 の 捕食 者 に は 、 幾つ か の 狩り バチ が ある 。 その 中 で 著名 な もの に 、 の 仲間 で 英語 で は ブルー・マッドドウバー （ ） と 呼ば れる ジガバチ 、 英語 で は " Spider   wasp " と 呼ば れる の が 含ま れ て いる 。 これら の 狩り バチ は 幼虫 の 餌 として クモ の 成体 を 専門 に 捕える ハンター で ある 。  他 の 生物 、 カマキリ や ムカデ など も 、 時として これら を 獲物 として 捕らえる だろ う が 、 この クモ を 特に 選ん で 攻撃 する もの で は ない 。  この クモ は 人家 周辺 の ゴミ箱 付近 、 屋内 の テーブル や 椅子 の 下 など に 網 を 張る 例 も 知ら れ 、 北 アメリカ における クモ 咬傷 の 約 半分 は この 種 に よる 。 咬ま れる 部位 として は 、 指 の 間 の 柔らかい 部分 が 多い 。 アメリカ 国内 における 配管 工事 で の 技術 進歩 は 屋外 式 便所 から 水洗 式 便所 へ の 交換 工事 が 施工 さ れる 現場 で の クモ 咬傷 の 発生 率 と 死傷 者 率 を 大幅 に 減少 し た 。  これら の クモ は とりわけ 大きい わけ で は ない が 、 その 毒 は 極めて 強力 で ある 。 他 の クモ と 比較 し て も 、 クロゴケグモ の 鋏角 は 格別 大きい わけ でも 強力 な わけ で も ない 。 対 を なす 鋏角 に は それぞれ に 中空 で 注射 針 の よう な 形 を し た 部分 が 有り 、 これ は 捕え た 獲物 の 皮膚 を 突き破る 役目 を 持つ 。 成熟 し た メス の 場合 、 この 部分 は ほぼ の 長 さ が 有り 、 それ は 害 を 与える に 十分 な 位置 まで 毒 を 注入 する の に 充分 な 長 さ で ある 。 オス は 、 メス に 比し て とても 小さく 、 鋏角 も 小さく て 注入 する 毒 量 も 遙 か に 小さい 。 毒 は 15 センチメートル 以上 の 腫脹 を 生じる 。  現実 に 注入 さ れる 量 は 、 成熟 し た メス の 場合 でも 、 物理 的 に は ごく 微量 の 毒液 しか 注入 さ れ て い ない 。 大人 の 健康 な ヒト の 体内 で 、 この 微量 の 毒液 が 血液 を通じて 拡散 し た 場合 、 通例 、 致死 量 に 至る こと は 無い が 、 による とても 不快 な 症状 を 呈する こと が 有る 。 生理 的 に は 、 心拍 数 の 増大 ・ 血圧 上昇 、 それ に 呼吸 困難 と 麻痺 を 生じ 、 死 に 至る 場合 、 その 原因 は 呼吸 系 の 筋肉 の 麻痺 から の 窒息 に よる 。 また 、 全身 にわたる 痛み 、 筋肉 の 痙攣 、 発汗 、 不安 、 幻覚 など の 症状 も 起きる 。 ゴケグモ 類 に 咬ま れ て 健康 な 成人 が 死ぬ こと は 、 1 , 000 人 当たり の クモ に 咬ま れる 回数 から 見 て も 比較的 少ない 。 アメリカ合衆国 で は 、 1950 年 から 1959 年 にかけて 、 この クモ に 咬ま れ た こと による 63 人 の 死者 を 出し た こと が 報告 さ れ て いる 。  一方 で は 、 ゴケグモ 属 の 地理 的 な 分布 域 は きわめて 広い 。 結果 として 、 より 毒 が 強い 他 の クモ に 咬ま れる 可能 性 より も 、 ゴケグモ 属 に かま れる 可能 性 が 、 世界 的 な 規模 で 遙 か に 大きく 、 世界中 どこ でも 、 ゴケグモ 属 の クモ に 咬ま れ て 死 に 至る こと が 多発 し て いる 。 ゴケグモ 類 は 大 部分 の クモ より 強力 な 毒 を 持ち 、 抗 血清 （ 、 アンチ ベニン ） の 開発 による 血清 療法 が 確立 さ れる 以前 に は 、 咬ま れ た 者 の うち 5 パーセント が 死亡 し て い た 。 血清 治療 を 受け た 場合 に も 、 時として 心臓 や 循環 系 について の 集中 治療 が 必要 な 場合 が ある 。  この クモ の 毒 は 神経 毒 で ある 。 毒液 の 中 に は 、 多く の 有効 成分 が 含ま れ て いる 。  本 種 の クモ は その 猛毒 で 多数 の 人間 を 死に 追いやっ た こと から 、 実在 ・ 仮想 を 問わ ず 、 兵器 ・ 人物 の 愛称 など 広い 範囲 に 使わ れ て いる 。シバ ヤギ （ 柴 山羊 ） は 、 日本 在来 種 の 家畜 ヤギ の 一種 。 哺乳 綱 偶蹄目 ウシ 科 。 長崎 県 西彼杵 半島 の 西海岸 や 五島列島 など で 食肉 用 として 古く から 飼育 さ れ て い た と いう が 、 ヨーロッパ から ザーネン 種 が 導入 さ れ て 以来 雑種 化 が 進み 、 現在 純粋 の もの は い ない と いう 。  体格 は 非常 に 小形 で 体重 20 キログラム から 25 キログラム 、 体高 50 センチメートル 程度 。 毛 は 白 で 稀 に 褐色 や 黒色 の 差し 毛 が 入っ た もの （ チンチラ 毛 ） が 見 られる 。 角 は 雄 雌 とも に 有り 、 肉 垂れ が なく 、 強健 で 粗食 に 耐え 、 温順 な 性質 と 寄生虫 や 腰 麻痺 へ の 抵抗 性 が 強い ため 管理 や 繁殖 は 比較的 容易 。 周 年 繁殖 で 多産 、 早熟 で 生後 7 か月 ほど で 繁殖 でき 、 妊娠 期間 は およそ 5 か月 で 1 度 に 1 頭 から 3 頭 の 子 を 産む 。トカラヤギ （ 吐噶喇 山羊 ） は 、 トカラ 列島 、 奄美 群島 など で 飼育 さ れる 家畜 ヤギ の 品種 。 非常 に 小形 の 肉用種 で 、 台湾 島 東海岸 や フィリピン 諸島 の 在来 種 の ヤギ と 同系 で ある 。 哺乳 綱 偶蹄目 ウシ 科 。  体重 は 20 ないし 35 キログラム 程度 で 体毛 は 淡 褐色 か 白色 で 褐色 斑 を もち 、 雌雄 とも に 有 角 で 肉 垂れ が ない 。 寄生虫 に 強く 腰 麻痺 に かから ない 、 早熟 で 周 年 繁殖 する など の 特徴 を 持つ 。熊 使い （ くま つかい ） と は 、 クマ を 用いる 大道芸 、 クマ に 大道芸 を さ せる 人 、 又は 、 広く クマ を 使役 する こと 、 クマ を 手懐ける 人 を 示す 。 クマ の 大道芸 は 南 アジア から 中東 、 欧州 、 ロシア に 広がる 文化 で ある 。 音楽 に あわせ て の “ 熊 踊り ” を 特に ダンシング・ベア と 呼ぶ 場合 が ある 。 英語 は 「 Tame   bear 」 又は 「 dancing   bear 」 。  クマ は その 地域 に 生息 する ヒグマ や ナマケグマ を 用いる 。  インド で は ナマケグマ が 用い られ 、 予め クマ は ロープ を つけ た 鼻輪 と 口 輪 を する 。 鼻輪 で は なく 首輪 の 場合 も ある 。 熊 使い は 歌 を 歌い ながら 、 ロープ と 棒 で クマ を 操り 、 クマ が 踊る よう に 魅せる 芸 で ある 。 この 芸 に は 仔熊 の 時 から の 訓練 が 必要 で ある 。  かつて インド で は 大道芸 の 踊る クマ が よく 行わ れ 、 主 に 観光 地 で 大道芸 を 行っ て い た が 、 野生 の クマ が 減少 し た ため に 規制 が なさ れ 、 路上 の 熊 使い が 少なく なり 、 また 、 大道芸 の クマ が 野生 保護 施設 に 入る よう に なっ て き て いる 。  パキスタン で も 熊 使い が ある 。 ジプシー は ツキノワグマ が ダンス する 大道芸 や クマ の レスリング を 行う 。 その 為 に ジプシー は 野生 の クマ 又は 仔熊 を 捕獲 する 。  音楽 に あわせ て クマ が 踊る 大道芸 が 行わ れる 。 欧州 、 ロシア とも に ヒグマ が 用い られる 。 クマ は 鎖 ( チェーン ) または ロープ で つながっ た 首輪 を する 。 ロシア で は 17 世紀 まで は スコモローフ が 熊 使い を し て い た 。 ジプシー （ ロマ ） や ウルサリ も 大道芸 を 行う 。 20 世紀 の ロシア で は サーカス の 隆盛 により 大道芸 は 廃れ 、 一部 に 残る のみ と なっ た 。 20 世紀 初頭 、 満州 の 北方 ハルビン に は 大道芸 「 熊 踊り 」 が あっ た 。  ブルガリア で も ジプシー （ ロマ ） により 路上 で 熊 使い 芸 が 行わ れる 。 使用 さ れる 楽器 は ガドゥールカ と いう 。  音楽 に は 「 熊 使い 」 が 登場 する 。 ロシア の バレエ 音楽 「 ペトルーシュカ 」 に も 熊 使い が 登場 する 。 ハンガリー の 作曲 家 バルトーク・ベーラ による 管弦楽 曲 「 ハンガリー の 風景 」 は 第 2 曲 の 名前 が “ 熊 踊り ” で ある 。 同じく バル トーク の ピアノ 独奏 曲 ソナチネ も 第 2 楽章 が “ 熊 踊り ” で ある 。  ルーマニア の ジプシー バンド 「 タラフ・ドゥ・ハイドゥークス 」 (   Taraf   de   Haidouks   ) の 「 ウルサリ の ホラ 」 という 曲 は “ 熊 遣い の ロマ の 輪舞 ” の サブタイトル が つく 。  ヘンリー ・ ウィリアム ・ バン バリー   (   Henry   William   Bunbury   )   作 に 「   The   Dancing   Bear   」 が あり 、 絵 で は 、 路上 の 大道芸 の 主役 の 立っ た 熊 が 中央 に 配置 さ れ 、 右 に 熊 使い の 大道芸 人 、 見物 料 を 集める 者 が 描か れ 、 左 に 楽器 を 持っ た 2 名 と 、 猿 を 肩 に 乗せ た 旅芸人 も 描か れ 、 それら の まわり を 見物人 が 囲ん で いる 。  また 、 ウィリアム ・ リーハンキー   (   William   Lee - Hankey   ) 作 に 「   The   Dancing   Bear   」 が あり 、 絵 は 石畳 の 道路 の 上 を 、 熊 使い に 先導 さ れ て 、 口 輪 を し て チェーン で 曳か れ 四足 で 歩く 熊 が 中央 に 配置 さ れ 、 通行人 は 大人 も 子供 も 熊 を 眺め て いる 様子 が 描か れ て いる 。日本 ザーネン （ ニホンザーネン ） は 、 日本 で 飼育 さ れる 乳 用 ヤギ の 品種 の 1 つ 。 沖縄 県 を 中心 に 雄 を 肉 用 として も 利用 する 。  日本 の 九州 地方 を 中心 に 15 世紀 頃 から 飼育 さ れ て い た シバ ヤギ （ 肉 用 在来 山羊 ） に 、 ザーネン 種 （ 世界 各地 で 山羊 の 品種 改良 に 用い られ た スイス 西部 ベルン 県 ザーネン 谷原 産 の 乳 用 山羊 ） と ブリティッシュザーネン 種 の 累進 交配 により 、 日本 の 風土 に 適する よう 改良 し て 作出 さ れ た 。  太平洋戦争 中 、 山羊 乳 は 貴重 な タンパク 源 の 1 つと なり 、 日本 ザーネン 種 を 中心 と し た 山羊 飼育 が 広まっ た 。この 項目 は 、 任期 中 に 飼っ て い た アメリカ合衆国 大統領 及び その 家族 の ペット の 一覧 で ある 。  1944 年 、 フランクリン・ルーズベルト は 4 期 目 の 選挙 に 出馬 し て い た の だ が 、 アリューシャン 列島 を 訪れ た とき に ペット の ファラ （ スコティッシュ・テリア ） を うっかり 置い て き て しまっ た という 噂 が 流れ て い た 。 ルーズベルト は 自分 の 犬 を 救う ため 船 を 送り返し て 捜索 し た と 伝え られ て いる が 、 その ため に 多く の 税金 を 費やし た と からかわ れ 、 非難 さ れ た 。 ルーズベルト は スピーチ で 、 「 あなた 方 が 私 や 妻 、 私 の 家族 を 批判 する の は かまわ ない 。 しかし 、 私 の 小さな 犬 を 批判 し て どう なる の か 。 そういう かかっ た 費用 が どうこう という 意見 に 、 スコッチ ・ テリア の 小さな 魂 は まさに 激怒 し て いる 」 と 語っ た 。 報じ られ た 内容 に よれ ば 、 「 ファラ・スピーチ 」 と 呼ば れ た この スピーチ は 、 彼 の 選挙 に 大きな 影響 を 与え た 。  リチャード ・ ニクソン は 、 1952 年 の 副 大統領 立候補 中 （ 大統領 は ドワイト・ D ・ アイゼンハワー ） に 、 裏金 を 隠し た として 非難 さ れ た 。 それ を うけ て 彼 は 、 テレビ で 飼い犬 の 名 に 因ん だ 「 チェッカーズ ・ スピーチ 」 を 行っ た 。 ニクソン は 不正 資金 を 否定 し た が 「 贈り物 として 本当に 受けとり 、 返す つもり の ない もの が 一つ ある 」 と 語っ た 。 それ が 彼 の 娘 に 贈ら れ た 白黒 の コッカー・スパニエル だっ た 。 一時 は 候補 者 から 外れる こと も 危ぶま れ て い た が 、 この スピーチ によって ニクソン の 支持 者 は 増え 、 マミー・アイゼンハワー も 「 とっても 暖かい 人 」 だ から と 候補 として とどめる こと を 薦め た と いわ れ て いる 。  ペット は 別 の 大統領 選挙 で も 重要 な 役割 を 果たし て いる 。 ハーバート・フーヴァー は 、 彼 の キャンペーン 中 に 、 ジャーマン・シェパード・ドッグ の キング・タット を 飼い 、 キャンペーン 中 に 彼 と 新しい 犬 の 写真 が 米国 中 で 出回っ た 。  一方 で は 、 多数 の 人 が 、 リン ドン ・ ジョンソン の イメージ は 、 ペット の ため に 損なわ れ た と 信じ て いる 。 彼 は 、 2 匹 の " Him " と " Her " という ビーグル 犬 の 耳 を 引っ張っ て いる 写真 を 撮影 さ れ た 。 これ は 国民 の 怒り を 買い 、 動物 愛好 家 は 反対 を 唱え た 。 しかし 一方 で は 、 この こと が 騒動 に なる こと 自体 が 理解 でき ない 人々 も おり 、 元 大統領 ・ ハリー ・ S ・ トルーマン など は 、 「 一体全体 批評 家 は なぜ 苦情 を 言う の か 。 猟犬 は この よう に 扱う もの だ 」 と 語っ た 。 この スキャンダル は 、 大統領 職 に 影響 が なかっ た かも しれ ない が 、 大統領 の イメージ が 変化 し た 。たべ っ子 どう ぶつ は 、 ギンビス が 発売 し て いる ビスケット 菓子 で 、 同社 の ロングセラー 商品 の ひとつ 。  ただし 、 「 たべ っ子 どう ぶつ   スナック 」 は 名称 通り スナック菓子 に なる 。  動物 を 形 どっ た 一口 サイズ の 薄焼き ビスケット 。 卵 不 使用 で 、 カルシウム ・ DHA が 入っ て いる 。 北海道 産 バター 、 カナダ 産 ハチミツ や メープル を 使用 。  動物 の 絵柄 と 形 は 、 哺乳類 と 鳥類 、 亀 から 成り立っ て おり 、 その 動物 名 の 英語 名 が 大文字 で 、 片面 （ 焼き 目 が 付い た 表面 ） に プリント さ れ て いる 。  発売 開始 は 1978 年 （ 昭和 53 年 ） と いわ れ 、 当初 は 箱入り の 「 バター 味 」 のみ だっ た が 、 現在 で は 色々 な 種類 が ある 。 コラボ 商品 や 期間 限定 パッケージ で の 販売 も さ れる 。  1979 年 第 18 回 モンドセレクション 金賞 受賞 。 それ 以降 も さまざま な レパートリー の もの が 同 賞 を 受賞 し て いる 。  2012 年 に 発売 さ れ た 「 たべ っ子 どう ぶつ 厚 焼き ビスケット 保存 缶 」 は 、 当初 の 動物 キャラクター を 描い た はら JIN が 、 防災 頭巾 や ヘルメット を かぶっ た 動物 キャラクター を 描い た 。  海 の 生物 （ 計 47 種類 ） を 扱っ た 姉妹 品 の 「 たべ っ子 水族館 」 が ある 。  2016 年 、 テレビ アニメ 「 ジョジョ の 奇妙 な 冒険   3 rd   Season 『 ダイヤモンド は 砕け ない 』 」   第 22 話 において 、 本 製品 が 忠実 に 描か れ て 公式 に 登場 し た 。  下記 に は 、 現在 発売 さ れ て い ない もの も 含ま れる 。  コアラ を 含め た 計 47 種類 か 18 種類 、 または コアラ を 含め ない 46 種類 の 動物 名 が プリント さ れ て いる 商品 に 分類 さ れる 。  冬季 限定 で 「 バター 味 」 に チョコ が コーティング さ れ た 「 チョコ ビスケット 」 が ある 。  コアラ が 入ら ない 、 46 種類  コアラ を 含め た 、 47 種類  コアラ を 含め た 、 18 種類 のみ が 選抜  世界 20 か国 以上 で 販売 さ れ て いる 。  中国 で の 商品 名 は 愉快 動物 餅 と Party   Animals 。 現地 で 1998 年 から 発売 さ れ て いる 。 金 必氏四 洲 食品 ( 汕头 ) 有限 公司 （ Ginbis   Four   Seas   Foods   ( Shantou )   Co .,   Ltd .） による 生産 で ある 。  「 バター 味 」 の 他 、 2014 年 現在 日本 で 販売 さ れ て い ない 「 のり 味 」 「 あずき 味 」 「 バナナ ミルク 味 」 「 ココナッツ 味 」 も ある 。シダズーン ( 学名 :" genus "   " Xidazoon ") は 、 古生代 カンブリア 紀 に 生息 し て い た 古 虫 動物 。 澄江 動物 群 の 一つ 。 全長 は 約 10   cm 。   " X . stephanus "   1 種 によって 構成 さ れ て いる 。  中国 雲南 省 玉 渓 市 澂江県 で 発見 さ れ 、 1999 年 に 舒徳干 ( Shu   Degan ) ら によって 記載 さ れ た 。 体 は 二つ の 構造 に 分かれ て いる 。 体 の 前方 ( 頭部 ) に は 鰓 の よう な 5 つ の 構造 を 持つ 。 体 の 後方 ( 尾 部 ) は 魚類 の 鰭 の よう だ が 、 7 つ の 体 節 に 分かれ て いる 。 その よう に 頭部 は 脊索 動物 に 近く 、 尾 部 は 節足動物 に 近い 姿 を し て いる 。  属 名 " Xidazoon " は 中国語 、 「 西 大虫 」 （ ピン イン ： xī   dà   chóng ） に 由来 する 。 模 式 種 の 種 小名 " stephanus " の 由来 は （ ギリシャ 語 由来 の ） ラテン語 の ステファヌス ( Stēphanus ) で 「 戴冠 し た 」 という 意 。  シダズーン は 英語 読みで 、 ラテン語 読み に する と クシダゾーン だ が 、 使わ れる こと は 稀 で ある 。ウルサリ （ ルーマニア 語 :'、 ブルガリア 語 :'） と は 、 ロマ の うち 伝統 的 に 動物 の 調教 を 生業 と する 放浪 民 の こと 。 ルーマニア 語 で 「 熊 」 を 意味 する ウルス （ urs 、 単数 形 : ursar ） に 由来 し 、 「 熊 使い 」 と 訳す こと が 多い 。 リチナラ （ Richinara ） と も 。  元々 ヒグマ や オナガ ザル 、 蛇 を 用い て 大道芸 を 行い つつ 、 同族 婚 を 繰り返し て き た が 、 大 部分 は 1850 年代 以降 定住 する よう に なっ た 。 ブルガリア や モルドバ の 他 、 ルーマニア で は 40 部族 の 1 つと 認知 さ れる など 、 ロマ 共同 体 で 重要 な 役割 を 果たし て いる 。 また 、 セルビア や オランダ 及び イタリア といった 西欧 諸国 で も 、 居住 者 が 少なく ない 。  ルーマニア や モルドバ で 用い られる バルカン・ロマ 語 の 1 方言 も 「 ウルサリ 」 と 呼ば れ て いる が 、 民族 的 に ウルサリ に 属する 者 の ほとんど が 、 ボヤーシュ （ ハンガリー 系 ロマ ） 同様 に 、 ルーマニア 語 を 母語 と する 。  ロマ の うち シンティ に 属する か そう で ない か に関して は 、 学術 上 見解 の 一致 が 見 られ ない 。 2004 年 に ルーマニア が 347 人 の ロマ を 対象 として 行っ た 調査 に よる と 、 150 人 が 自ら を ウルサリ と 答え た と いう 。  ブルガリア で 熊 や 猿 を 扱う ルーマニア 語 話者 の ロマ は 、 「 メチュカリ 」 (,   " mechkari ")   や 「 メイムナリ 」 (" maymunari ")   あるいは 「 ウルサリ 」 と 呼ば れる が 、 ルーマニア の ウルサリ と は 異なる 集団 、 あるいは ボヤーシュ に 属する 一派 と みなさ れ たり 、 もしくは イタリア で ウルサリ と さ れる 人々 と 同族 と みなさ れる こと が ある 。  ルーマニア 及び ブルガリア の ドナウ 川 沿岸 部 に 住む コシュニツァリ   ("")   は 、 ウルサリ に 属する 。 一方 、 ギリシャ の メドヴェダラ や スロバキア の リチュカラ 、 トルコ の イスタンブール 地域 の ロマ・アイジデス など は 、 職業 の 点 で 共通 し て いる が 異なる 言語 や 方言 を 話し て おり 、 ウルサリ と は 見 做 さ れ ない 。  熊 使い の 集団 は 、 早く も 12 世紀 に ビザンティン 帝国 内 を 移動 し て いた事 で 知ら れ 、 この 時期 ギリシャ の 教会 法学 者 テオドーロス・バルサモン は 、 彼ら を ロマ と 関連 の ある 集団 として 述べ て いる 。 その後 彼ら は 他 の ロマ 集団 と ひとまとめ に 「 エジプト 人 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。  1840 年代 から 1850 年代 にかけて 廃止 さ れる まで 、 ドナウ 公国 （ モルダヴィア 並びに ワラキア ） において は 奴隷 で あっ た 。 ただし 、 ボヤーシュ （ 金 の 採掘 を 行う ズラタリ   (" Zlătari ")   を 含む ） や カルデラシュ （ 金属 細工 師 ） 、 ロマ の 鍛冶屋 集団 と 同様 、 放浪 生活 が 許さ れ て は い た （ 許可 を 得る 代わり に 、 君主 へ 各種 料金 を 支払う 必要 が あっ た が ） 。  こうした 奴隷 を 「 ライエシ 」 (" lăieşi ")   と 呼ぶ が 、 19 世紀 前半 まで に は 、 国家 所有 の ロマ の 殆ど が 、 私有 の ロマ と は 対照 的 に ライエシ と なる 。 ライエシ は 毎年 、 ワラキア 並びに モルダヴィア へ 一定 の 金額 を 納め なけれ ば なら ず 、 当時 ワラキア を 訪れ て い た フランス の 外交 官 で ある エドゥアール・アントワーヌ・トゥヴェネル は 、 これ が 20   -   30 クルシュ に 上る と 記述 。  家族 単位 の 構成 を 好む と する 資料 が ある ものの 、 20 世紀 に は 他 の ロマ と 同様 、 大 規模 な 部族 集団 と なる 。 ルメリア へ 赴く カルデラシュ に 随行 する 事 が 古く から あり 、 その こと が メチュカラ 共同 体 の 誕生 に 繋がっ た 。  トゥヴェネル は ウルサリ の 「 悲惨 な 境遇 」 を 記し て おり 、 ヒグマ の 扱い を 引き合い に 出し ながら 、 次 の よう に 述べ て いる 。  また トゥヴェネル に よる と 、 「 田舎 者 が 魔術 の せい に する 程 、 獣医 技術 に 優れ て いる 」 事 で も 知ら れ た 。 熊 使い に 加え 、 野生 動物 （ 就中子 熊 ） の 取引 や 猿 の 飼育 ・ 調教 で も 名高い 。 この 他 、 女性 は 占い に も 従事 。  1880 年代 末 に 入る と 、 1855 年 に モルダヴィア 国王 グリオーレ・アレキサンドル・ギカ の 下 で 奴隷 制 を 廃止 し た 、 歴史 家 ・ 政治 家 の ミハイル・コガルニセアヌ は 次 の よう に 主張 し て いる 。  ルーマニア 王国 成立 後 も なお 、 ウルサリ は 特に ブカレスト や バカウ など の 地方 都市 で 開か れる 、 大道芸 や 見本市 と の 関連 が 深い 存在 で あっ た 。  アレクサンドル ・ ヨアン・クザ の 治世 下 で 早く も 、 職業 音楽家 の ラウタリ や カルシャリ 、 見世物 小屋 といった 各種 演芸 に 力 を 入れる よう に なる 。 また 、 同 時期 に は ザブラギー   (" zavragii ")   と 呼ば れる 、 金属 製造 業 の 日雇い 労働 者 として も 従事 。  19 世紀 末 に なる と 、 当時 帝政 ロシア の 支配 下 に あっ た ベッサラビア で も 存在 が 確認 さ れる よう に なり 、 現地 住民 は 「 シャトラシ 」 （" şătraşi "、「 キャンプ 場 に 住む 人々 」 の 意 ） と 呼ぶ 事 が 一般 的 と なっ た 。  1850 年 以後 、 殆ど が オーストリア ・ ハンガリー 地域 や ボスニア 出身 と 見 られる 集団 が 散発 的 に 西進 、 北 ブラ バント 州 など オランダ 各地 に も 初めて 姿 を 現し た 。 なお 、 同国 に は 現在 も 子孫 が 生活 し て いる 。  セルビア の クラグイェヴァツ 周辺 でも 同様 の 動き が あり 、 こちら は イタリア 北部 及び 中部 に 移動 。 オランダ で は 中央 政府 が ロマ の 存在 に 猛 反発 、 「 ジプシー 」 の 烙印 を 押す に 至っ た 。 一方 、 地方 政府 の 反応 は より 穏健 で 、 他 の 部族 は ともかく 、 ウルサリ だけ は 現地 社会 に 同化 する 事 を 許さ れ た と いう 。  やがて 、 他 部族 が 骨 器 や 皮革 の 製造 販売 を 始める 中 、 サーカス に 参加 する か ラウタリ に 関わる よう に なる 。 熊 は タンバリン に 合わせ て 踊る よう 調教 さ れ たり 、 直立 歩行 など を 行う よう 訓練 を 受け たり し た 。  しかし 、 調教 の 過程 における 鉄棒 や 鼻輪 の 使用 が 動物 福祉 の 支持 者 から 注意 を 惹起 。 1920 年代 以降 に は 早く も 批判 の 対象 と なり 、 ドイツ で は 政府 が ウルサリ の 商売 を 禁じる に 至る 。 音楽 に 合わせ 、 子 熊 の 足 を 燃やす 訓練 も 報告 さ れ て いる 。  第 二 次 世界 大戦 緒戦 期 に は 、 鉄 衛 団 による 弾圧 の 一環 として 、 ルーマニア 軍閥 政府 の コンスタンティン・ペトロヴィチェスク 内相 が 、 ウルサリ に 国内 市町村 で の 熊 使い を 禁じる 政令 を 裁可 し て いる 。 この 措置 について 公式 に は 「 その よう な 活動 が チフス の 蔓延 を 助長 さ せる 」 という 説明 が なさ れ て いる 。  その後 数 年 の 間 に 、 イオン・アントネスク 政権 下 で ホロコースト 政策 の 一環 として 、 トランスニストリア へ 国外 追放 と なる （ 第 二 次 世界 大戦 期 の ルーマニア 及び ポライモス も 参照 の こと ） 。  戦後 、 熊 使い の 禁止 は 東側 諸国 一帯 で 立法 化 、 ルーマニア 社会 主義 共和 国 で は ウルサリ が 都市 へ の 立ち入り 禁止 を 命じ られ て いる 。 また 、 ゲオルゲ・ゲオルギュ ＝ デジ 並びに ニコラエ・チャウシェスク 両 政権 下 で 、 放浪 民 の ロマ は 定住 政策 に 服する こと と なっ た （ 多く は トランスニストリア から の 帰還 と 同時に 再 定住 し た という ） 。  ルーマニア 革命 後 の 1991 年 4 月 から 6 月 にかけて 、 ルーマニアジュルジュ 県内 各地 の ウルサリ が 襲撃 の 対象 と なっ た 。 ウルサリ たち は 居住 地 を 追わ れ 、 家屋 を 焼か れ た 。  発端 と なっ た 町 で は 、 報復 として ルーマニア 人 学生 の クリスティアン・メリント が 殺害 さ れ て おり 、 実行 犯 の 青年 が 後に 懲役 20 年 の 刑 に 処せ られ た 。  なお 、 アメリカ 人 作家 の イザベル・フォンセーカ に よる と 、 家屋 に 火 を 放っ た の は 大勢 の 地域 住民 と さ れ 、 火 が 及ぶ よう 家屋 に 繋がる 電線 を 切断 し て 回る など 、 計画 性 が 濃い の で は ない か と いう 。  こうした 襲撃 事件 の 根本 は 、 嘗て の 放浪 民 が 社会 主義 体制 期 に 特権 階級 で あっ た という 認識 と 並ん で 、 定住 政策 の 失敗 に ある と する 評論 家 は 多い 。  同時に 、 ウルサリ 絡み の 犯罪 行為 に関して は 、 これ と は 別 の 報告 も なさ れ て き た 。 差別 意識 の 払拭 が 十分 に 成っ て い ない という 点 で ある 。 現に 、 非 ウルサリ 系 ロマ の 家屋 は 、 1991 年 の 事件 で 対象 と なっ て い ない 。 また 、 襲撃 に 加わっ た の は ルーマニア 人 のみ なら ず 、 古く から 地域 社会 に 溶け込ん で いる 非 ウルサリ 系 ロマ と も 言わ れる 。  土地 を 追わ れ た ウルサリ は 、 皆 一旦 ブカレスト や ジュルジュ に 定住 し 、 1991 年 5 月 に 帰還 を 果たす も 、 再び 地元 住民 により 追い出さ れ て しまう 。 当局 は ウルサリ に 退去 し た ほう が 良い と の 通告 を し た と いう 。  2005 年 まで に 、 ウルサリ は 嘗て 彼ら が 居住 し て い た 国有 地 に対する 権利 書 を 発行 する よう に 求め た が 、 当時 すでに これら の 権利 書 は 他 の 住民 に 分配 さ れ つつ あっ た 。 地方 当局 は 訴え を 却下 し 、 問題 の 土地 の 帰属 は まだ 議論 が 続い て いる と し た 。 また 他 に も 購入 可能 な 土地 は ある と 指摘 し て いる 。  この よう な 熊 使い や 大道芸 を 圧迫 する 数々 の 処置 に も 関わら ず 、 そうした 芸 は 旧 東側 諸国 で 今 も 人気 を 博し て いる 。 かなり 珍しく なっ た と は 言え 、 現在 でも 東欧 各地 で ウルサリ による 熊 使い を 見る 機会 は 少なく ない 。  ロマ の 中 でも カルデラシュ や ロヴァリ 、 ガボリ と 同様 、 同族 婚 を 行う 。 自ら を ヴラフ 人 や ルーマニア 人 と し たり 、 他 の ロマ と は 別 と 考える メチュカラ は 多い 。  一般 的 に ウルサリ の 共同 体 は 、 非 ロマ と の 性的 接触 を 禁じ 、 見合い 結婚 を 推奨 する 傾向 に ある が 、 ボヤーシュ の 共同 体内 部 で の 近親 婚 を 認め て き た 。 また 、 この 習慣 は 廃れ て き て いる ものの 、 10 代 で の 結婚 が 許さ れ て いる 、 数少ない ロマ で も ある 。  多く は 古く から 正教会 （ ルーマニア 正教会 または ブルガリア 正教会 の 何れ か ） に 属する が 、 ペンテコステ 派 など プロテスタント 各派 を 信仰 。 なお 、 セルビア や イタリア の ウルサリ は セルビア 正教会 の 信徒 で ある ケース が 多い 。  守護 聖人 アンデレ の 聖名 祝日 で ある 、 正教会 暦 の 11 月 30 日 に当たる 2 月 1 日 以降 を 、 伝統 的 に 祭日 と し て いる 。 21 世紀 に 入り 、 新約 聖書 が バルカン・ロマ 語 に 順次 翻訳 。  験 担ぎ として 、 熊 に 纏わる 様々 な 信仰 や 習慣 を 維持 発展 さ せ て き た 。 例えば 、 家畜 を 野良 動物 から 守る 意味 を 込め て 、 民家 の 中庭 に 熊 を 展示 し たり 、 若者 の 多産 や 悪霊 退散 を 目的 に 、 熊 が 人間 の 背中 を 踏み付ける こと を 許し たり する 、 など で ある 。  後者 の 習慣 は 、 背部 痛 の 民間 療法 と 見 做 す ルーマニア 人 の 間 で 、 極めて 人気 が 高い 。 これ を 行う ため 、 ウルサリ を 家 に 招き入れる 事 が 復活 祭 や クリスマス 、 大晦日 の 風物詩 と なっ て いる 。  骨 器 製造 者 の 間 で は 、 贅沢 品 で ある 熊 脂 の 利用 が 浸透 する よう に なっ た 。 製品 が より 長持ち する ため と いう 。 また 、 熊 脂 が リウマチ や 骨格 異常 の 治療 薬 として も 売ら れ て いる 他 、 熊 の 毛 は お守り として 有名 。  熊 の 調教 は 1990 年代 以降 、 動物 愛護 の 観点 から 再び 脚光 を 浴び 、 インターナショナル ・ ヘラルド・トリビューン 紙上 で 批判 キャンペーン が なさ れ た 。 スタラ・ザゴラ 州 の ウルサリ の 元 を 訪れ た イザベル・フォンセーカ は 、 残忍 な 調教 法 に 言及 し つつ 、 熊 が 一家 の 大黒柱 で ある 以上 、 適切 な 管理 を 行っ て いる と も 述べ た 。  作品 中 に 熊 使い や 動物 達 を 描い た 芸術 家 は 少なく ない 。 中でも 、 ルーマニア 人 画家 ・ グラフィック アーティスト の テオドール・アマン や アメリカ 人 彫刻 家 の ポール ・ ウェイ ランド ・ バートレット は 特に 知ら れる 存在 と なっ て いる 。 なお 、 バートレット の 作品 『 ロマ の 熊 使い 』 （ 1888 年 ） は 、 ニューヨーク の メトロポリタン 美術館 に 展示 中 。  1850 年代 以降 、 ラウタリ 文化 の 形成 に 寄与 し て き た 一方 、 伝統 音楽 も 歴 と し た 1 つ の ジャンル として 生き残っ て いる 。 電子 音楽 と 融合 し 、 21 世紀 初頭 の ルーマニア で は 音楽 グループシュカー・コレクティブ が 人気 を 集め た 。  熊 使い が 用い た 聖歌 は 、 以下 の よう に 童謡 として 今 も 歌い 継が れ て いる 。  以下 に 掲げる この ロング ・ バージョン は 、 バカウ 県 の ウルサリ が 未だ 歌い 継い で いる 。アンゴラウサギ （ ） は カイ ウサギ の 品種 の ひとつ 。 全身 を 長い 被 毛 で 被わ れ た 長毛 種 で 、 被 毛 は アンゴラ兎 毛 と 呼ば れ て 毛織物 の 素材 として 利用 さ れる 。 採 毛 を 目的 と し た 毛 用 種 として 改良 さ れ 、 世界 各国 で 独自 の 品種 が 作ら れ た 。  日本 で は （ ARBA ） で 公認 さ れ 、 品種 標準 が 定め られ て いる 、 イングリッシュ アンゴラ 、 フレンチ アンゴラ 、 サテン アンゴラ 、 ジャイアントアンゴラ の 4 品種 が よく 知ら れ て いる 。  アンゴラウサギ は 最も 古い ウサギ の 品種 と も 言わ れ て おり 、 起源 について は 諸説 ある 。 以下 、 昭和 期 の 日本 で 知ら れ て い た 代表 的 な 説 を 記す 。  小 アジア の アンゴラ 地方 、 現在 の トルコ の 首都 アンカラ 付近 を 発祥 と し 、 アンゴラヤギ や ターキッシュアンゴラ と 同様 に 原産地 の 古い 呼び名 が つけ られ た ウサギ で ある という 説 。  最も 有名 な 説 で ある が 、 日本 で アンゴラウサギ が 普及 し はじめ た 1930 年代 、 当該 地方 に は アンゴラウサギ に 相当 する 長毛 種 の ウサギ の 生息 は 確認 さ れ て おら ず 、 この 説 を 直接 裏付ける 証拠 は ない 。 ただ 単に 、 アンゴラヤギ に 似 た 長い 被 毛 を 持っ た ウサギ という 意味 で アンゴラ の 名 を 冠し た と も いわ れる 。 また 、 トロイ 戦争 で 有名 な 古代 トロイ 平野 を 起源 と する 説 も ある が 、 地理 的 に は 小 アジア 説 に 含ま れる 。  どんな 動物 で も 突然変異 的 に 長毛 種 が 発生 する こと が あり 、 アンゴラウサギ の よう な 長毛 種 の ウサギ も 世界 各地 、 養 兎 の 行わ れ て いる 場所 で あれ ば どこ で 生まれる 可能 性 は ある という 説  フランス の 研究 家 ブレシェマン （ Brechemin ） の 説 で 、 ミーナン （ Megnin ） 、 ノー ダン （ Naudin ） ら の 実験 結果 を 論拠 と し て いる 。 1765 年 刊行 の フランス の 百科全書 に ある 長毛 種 の ウサギ の 記載 から 、 フランス が アンゴラウサギ の 発祥 地 で ある と 主張 し た 。  ヨーロッパ 原産 で は なく 、 イギリス の 船乗り が どこ か 別 の 地方 から 伝え た という 説 。  ウィッシャー （ Wischer ） が 「 Dar   Kaninchenzuchter ,   Feb .   1926 」 で 主張 し た 。  1723 年 に フランス の ボルドー において 、 イギリス 人 の 船員 が 長毛 繊美 な カイ ウサギ を 展覧 し て 高値 で 売却 し た という 、 ガストン・プレニー （ Gaston   Prenier ） の 記録 を 根拠 と し て いる 。 1777 年 に マイエルスバッツ （ Herr   Von   Meyersbach ） が イギリス から アンゴラウサギ を 輸入 し て 、 各地 で 普及 さ せ た こと は 確実 と さ れ て いる 。  起源 、 原産地 について 、 いずれ の 説 も 有力 な 証拠 は なく 確定 さ れ て い ない 。 しかし 、 採 毛 を 目的 と し た 毛 用 種 の ウサギ として 改良 を 加え 、 さらに アンゴラ兎 毛 の 商業 的 価値 を 認め て 大 規模 な 飼育 を はじめ た の は フランス で ある こと から 、 近代 以降 に 普及 し た アンゴラウサギ の 原産地 は フランス と する の が 妥当 で ある という 意見 も ある 。  当初 は その 外観 から 愛玩 目的 で 飼育 さ れ て い た 。 産業 的 に 飼育 を はじめ た の は フランス が 最初 で 、 イギリス を はじめ と する 欧米 各国 が 採 毛 目的 で 飼育 する よう に なっ た の は 第 一 次 世界 大戦 後 の こと で ある 。  第 一 次 世界 大戦 前後 の フランス で は 採 毛 を 目的 と し た 養 兎 、 採 毛 養 兎 が 発達 し て フランス 系 アンゴラ が 作ら れ 、 数 千 匹 規模 の 飼育 が 各地 で 行わ れ て い た 。 当初 は ノルマンディー 地方 で 多く 飼育 さ れ て い た が 、 その後 パリ 近郊 、 リオン 、 マルセーユ 地方 へ 普及 し て ゆき 、 主 に 都市 周辺 の 農家 で 好ん で 飼育 さ れ て い た 。 また 、 採 毛 目的 の 他 に 、 種 兎 の 繁殖 と 輸出 も 行わ れ て い た 。 種 兎 の 輸出 先 は イギリス 、 アメリカ が 最も 多く 、 次いで ドイツ 、 スイス 、 イタリア が 続い た 。  フランス 系 アンゴラ は 農家 の 副業 として 屋外 で 飼わ れ て い た ため 、 丈夫 で 飼育 し 易かっ た 。 生産 さ れ た アンゴラ兎 毛 の 多く は イギリス に 輸出 さ れ て い た 。  第 一 次 世界 大戦 後 、 フランス から 輸入 し た アンゴラウサギ を 基 に 、 主 に 第 一 次 世界 大戦 の 戦没 者 遺族 によって 改良 が 進め られ て イギリス 系 アンゴラ が 作ら れ た 。 イギリス 系 アンゴラ の 兎 毛 から 作ら れ た 製品 は イギリス 王室 で 重用 さ れ た ため 、 日本 で は 「 ローヤル アンゴラ 種 」 の 名前 で 知ら れ て いる 。 イギリス で は 組合 が 発達 し 、 北部 の ユニバーサル ・ アンゴラ ・ クラブ 、 中部 の ミッドランド・アンゴラ・クラブ 、 南部 の サウザン・アンゴラ・ラビット・ソサイエティ など が あり 、 それぞれ の 組合 で アンゴラウサギ の 普及 活動 や 品種 改良 が 行わ れ 、 品評 会 や 鑑賞 会 も たびたび 開催 さ れ た 。 これら の 活動 によって 改良 は 高度 に 進ん だ が 、 反面 、 外見 の 優美 さ を 競う あまり 体質 が 虚弱 と なる 弊害 が 生じ て いる 。 実用 本位 で 頑健 な フランス 系 アンゴラ と 比較 し て 、 イギリス 系 アンゴラ は 「 改良 が 進み すぎ た 」 と も 評さ れ た 。  フランス 系 移民 が 好ん で 飼育 し て い た フランス 系 アンゴラ に イギリス 系 アンゴラ を 交配 し て 、 カナダ 系 アンゴラ が 作ら れ た  カナダ 系 アンゴラ の 有数 な 飼育 地 て 、 西海岸 地方 で 多く 飼育 さ れ て い た  1871 年 （ 明治 4 年 ） 頃 、 フランス から 輸入 さ れ た と 伝え られ て いる 。 当初 は 原名 の 「 アンゴラ 」 で は なく 、 「 無垢 」 、 「 無垢 毛 」 、 「 蓑 引 」 など と 呼ば れ た 。 ウサギ バブル の 影響 で 明治 期 は 普及 せ ず 、 大正 末 から 昭和 にかけて 養 兎 業 の 普及 と共に 多数 輸入 さ れ た 。  昭和 期 の 日本 で は種 兎 の 輸入 先 によって アンゴラウサギ を 分類 し 、 前述 し た よう に それぞれ ローヤル アンゴラ 種 （ 英国 種 ） 、 フランス 系 アンゴラ （ 仏 国 種 ） 、 カナダ 系 アンゴラ （ 加 奈陀種 ） と 呼び 、 別 品種 として 区別 し て い た 。 採 毛 を 目的 と し た 農家 の 副業 として 飼育 さ れ 、 第 二 次 世界 大戦 で 一 時 数 を 減らし た が 、 戦後 は 独自 品種 も つくら れ た 。 1960 年 （ 昭和 35 年 ） に は 飼育 数 が 72 万 匹 と なり 、 日本 が 世界一 の アンゴラウサギ 飼育 国 に なっ た こと も ある  アンゴラウサギ の 採 毛 に は 、 イギリス で 行わ れ て い た ハサミ で 刈り取る 方法 と 、 フランス で 行わ れ て い た 指 で つまん で 抜き取る 方法 の 二 通り が ある 。  刈り取り の 方法 は 90 日 間隔 で 年 4 回 、 または 75 日 間隔 で 年 5 回 行わ れ 、 慣れれ ば 一 匹 15 分 ほど で 刈り取る こと が でき た 。  抜き取り の 方法 は 年 4 回 の 換毛期 、 毛根 が 緩く なる 時期 を 見計らっ て 行い 、 ひっぱっ て み て 抜ける 毛 から 抜い て ゆき 、 それ を 1 週間 くらい 間隔 を 空け て 数 回 に 分け て 繰り返す 。  また 、 抜く の は 長い 毛 のみ で 短い 毛 は 残す という やり方 で 、 力任せ に 全 身の毛 を むしり取る 訳 で は ない 。  刈り取り より 長く 質 の 良い 兎 毛 が 採れる 利点 が ある 一方 、 換毛期 の 見極め が 難しく 、 さらに 数 回 に 分け て 少し ずつ 抜い て ゆく ので 時間 が かかり 効率 が 悪い 。  日本 で は 昭和 期 に 国立 の 種 兎 繋 養 牧場 、 長野 種畜 牧場 で 試験 的 に 行わ れ た が 、 刈り取り に 比べ て 採 毛 時間 が 2 倍 かかる という 結果 と なっ た 。  日本 で の 採 毛 は 、 最初 に 輸入 し た の が イギリス 系 の アンゴラウサギ だっ た こと も あり 、 一貫 し て 刈り取り の 方法 で 行わ れ 、 抜き取り の 方法 が 広まる こと は なかっ た 。  また 、 生き物 の 「 毛 を 引抜く 」 、 「 毛 を むしる 」 という 行為 に対して 抵抗 が 強かっ た よう で 、 大正 末 に 採 毛 を 目的 として アンゴラウサギ を 輸入 し た 志保 井 雷 吉 も 、 1927 年 （ 昭和 2 年 ） に 「 仏 国 の 如き 抜取り の 採 毛 法 は 動物 愛護 上人 道 に 悖る の 意味 に 於 て 絶対 に 禁止 」 と 書き残し て いる 。  2013 年 、 動物 保護 団体 PETA （ 動物 の 倫理 的 扱い を 求める 人々 の 会 ） により 、 中国 10 箇所 で の アンゴラ 生産 現場 において 、 生き た ウサギ を 拘束 し て 毛 を むしり取る 実態 が 明らか に なっ た 後 、 Hugo   Boss （ ヒューゴ・ボス ） 、 Gap （ ギャップ ） 、 Calvin   Klein （ カルバン・クライン ） 、 Tommy   Hilfiger （ トミー ・ ヒルフィガー ） 、 H & M 、 Inditex （ インディ テックス ） など 複数 の 小売 業者 が 生き た ウサギ から 強制 的 に むしり取ら れ た アンゴラ ウール を 含む 製品 の 調達 を 中止 し た 。 世界 の アンゴラ ウール の 90 ％ が 中国 で 生産 さ れ た もの だ と いう 。  PETA の 告発 ビデオ から 3 年 後 の 2016 年 9 月 、 フランス の 動物 権利 慈善 団体 One   Voice により 、 次 は フランス 6 つ の アンゴラ ウール 生産 農場 の 事態 が 明らか に なっ た が 、 そこ でも 中国 と 同様 の 生産 方法 が 明らか に なっ た 。  同 団体 の 告発 ビデオ で は 前部 と 後ろ足 を ひっぱり 固定 さ れ た アンゴラウサギ から 、 作業 員 が ウール を むしり取る 間 ウサギ が 悲鳴 を 上げ て いる 様子 が 撮影 さ れ て おり 、 ウール 採取 後 の アンゴラウサギ は 頭 を 除い て 完全 に 裸 に なっ て いる 。  概要  1939 年 、 ARBA は それ まで アンゴラウーラー （ Angora   Wooler ） と 呼ば れ て い た 品種 を 、 イングリッシュ タイプ と フレンチ タイプ に 分類 し 、 1944 年 、 正式 に イングリッシュ アンゴラ 、 フレンチ アンゴラ の 2 品種 に 分け た 。  頭 は 丸く 、 耳 は 比較的 短く 、 縁 毛 や 先端 に タッセル と 呼ば れる 飾り 毛 が ある 。 顔 の 飾り 毛 が 多く 、 目 が 見え なく なる ほど 毛 に 覆わ れ て おり 、 長毛 種 の 子犬 の よう な 風貌 を し て いる 。 四肢 も 含め て 全身 長い 毛 が 密生 し て いる ため 、 頻繁 な 手入れ が 必要 。 ARBA 公認 種 の 中 で は 最小 の 品種 で 、 ペット として 人気 が 高い 。  概要  頭 は 楕円 形 、 顔 、 耳 、 四肢 の 毛 は 短く 、 体 も ガードヘアー と 呼ば れる 硬め の 毛 が 柔らかい アンダー コート を 覆っ て いる ため 毛 が 絡まり にくい 。 4 品種 の 中 で 被 毛 の 手入れ は 比較的 容易 。 ARBA 公認 種 の 中 で は 2 番目 に 大きな 品種 。  概要  1970 年代 後半 、 カナダ の   レオポルディーナ・マイアー （ Leopoldina   Meyer ） により 、 突然変異 的 に 生まれ た 長い 毛 の サテン 種 に フレンチ アンゴラ を 交配 し て 生み出さ れ た 。 頭 は 楕円 形 、 顔 の 周り に 少し 飾り 毛 が あり 、 耳 の 先端 に も わずか に 房 毛 が ある 。 ARBA 公認 種 の 中 で 唯一 サテン の 輝き の ある 美しい 被 毛 を 持つ 。  概要  アメリカ 、 マサチューセッツ 州 タートン の ルイス ・ ウォルシュ （ Louise   Walsh ） により 、 毛 用 種 として 商業 価値 の 高い アンゴラウサギ を 目指し て 、 ドイツ 系 の アンゴラウサギ 、 ジャーマンアンゴラ を 基 に フレンチ ロップ と フレミッシュジャイアント を 交配 し て 作ら れ た 品種 。 頭 は 楕円 形 、 額 に 房 毛 、 頬 に 飾り 毛 が あり 、 耳 の 先端 に も タッセル と 呼ば れる 飾り 毛 が ある 。 四肢 も つま先 まで 毛 で 覆わ れ て いる 。  色 は 白い 毛 に 赤い 目 の アルビノ のみ 。 ARBA 公認 種 の 中 で は 最大 の 品種 。  概要  大正 末 から 昭和 にかけて 、 イギリス から 輸入 さ れ た アンゴラウサギ を 基 に 日本 で 作ら れ た 品種 。 採 毛 を 目的 として 産毛 量 の 増加 に 重点 を おい て 改良 さ れ た 。ヒト 以外 による 選挙 へ の 立候補 は 、 いくつ か の 国 において 事例 が 見 られる 。 こうした 立候補 は 時として 、 もしくは 政治 体制 に対する 風刺 を 意図 し て いる ほか 、 ただ 単純 に 楽しむ こと を 目的 に 行わ れる こと も ある 。  選挙 に関する 法規 で は 立候補者 が 明確 に 人間 （ または それ と 同等 の 表現 ） で ある こと を 必須 と する か 、 動物 （ 人間 以外 ） で は 行う こと が でき ない 行為 を 立候補者 に対して 要求 する 場合 が ある （ 例えば 、 法的 形式 に のっとり 、 自分 の 名前 を 読み やすく 署名 する こと など ） 。 しかし 、 動物 の 立候補 が 正式 に 受理 さ れ 、 役職 に 就い た 事例 すら 存在 する 。  以下 で は ヒト 以外 が 選挙 に 「 立候補 」 し た 主 な 事例 を 挙げ て いる が 、 正式 に 立候補 届 を 出し た の で は なく 、 投票 用紙 に （ 無効 票 と なる こと を 承知 の うえ で ） 名前 を 書こ う という 運動 が 起こっ た 事例 など も 「 立候補 」 に 含ま れ て いる こと に 注意 さ れ たい 。 そうした 場合 、 第 何 番目 の 得票 を 得 た という たぐい の 記述 は 、 正式 な 立候補者 で あっ た と 仮定 し た 場合 の 順位 で ある 。  アメリカ で は いくつ か の 小さな 町 において 、 動物 が 町長 に 選出 さ れ て いる 。 例えば 、 ケンタッキー 州 の の 町長 に ジュニア ・ コクラン という 名前 の 黒 の ラブラドール・レトリバー が 、 また テキサス 州 の 町長 に クレイ ・ ヘンリー 3 世 という ビール 好き な ヤギ が 選ば れ た こと が ある 。 こうした ラビットハッシュ や ラヒータス といった 町 は 非 法人 地域 で あり 、 町長 は あくまで 儀礼 的 な 役職 で 、 実際 の 行政府 の 長 で は ない 。  動物 （ 人間 以外 ） が 選挙 にて 当選 し 官職 を 得る という 発想 自体 は 、 パロディ や 民間 伝承 の ネタ と なっ て き た 。 1972 年 、 アメリカ の 歌手 は 動物 が 官職 に 当選 し た 内容 を 歌っ た 曲 「」( The   Monkey   That   Became   President ) で ヒット を 飛ばし た 。   が 1817 年 に 著し た 小説 『 』 で は 、 議会 議員 候補 として オランウータン が 登場 する 。  日本 で は 、 動物 が 内閣 総理 大臣 に 就任 し た 内容 を 描い た 漫画 『 がんばれ !   パンダ 内閣 』 （ 作 ： つ の 丸 ） や 『 国家 の 猫 ムラヤマ 』 （ 作 ： カレー 沢 薫 ） が ある 。 2010 年 に は SoftBank の 白戸 家 の CM の 1 つ として 、 犬 で ある 白戸 次郎 が 選挙 に 立候補 する 内容 の もの が 放送 さ れ た 。カイ ウサギ （ 飼兎 ） は 、 ウサギ の 1 種 アナ ウサギ   を 原種 と する 家畜 で ある 。 ペット として 家庭 で 飼育 する もの は イエウサギ （ 家 兎 ） と も 呼ぶ 。  毛 用 、 肉 用 、 実験 用 動物 や ペット として 利用 さ れ て いる 。  代表 的 な 品種 を 紹介 する 。   一覧 は ウサギ の 品種 一覧 を 参照 。  なお 、 日本 で   ミニ ウサギ   として 流通 し て いる もの は 、 ブリーダー や ペット ショップ が 売買 の 便宜 上 に 付け た 名前 で あり 、 ミニ ウサギ という 独立 し た 品種 で は ない 。 また 、 「 ミニ 」 と 名づけ られ て は いる が 、 交配 し た 品種 系統 により 、 個体 によって は 成長 する と 中型 ～ 大型 に 育つ 場合 も ある 。  日本 における 飼育 の 始まり は 、 欧州 等 を 原産 と する アナ ウサギ を 改良 し て 近世 以降 に 輸入 ・ 飼育 さ れる よう に なっ た もの で ある と さ れる 。 移入 さ れ た 時期 は 天文 年間 （ 16 世紀 前半 ） で 、 オランダ 人 が ペット として 日本 へ 連れ て 来 た と 伝え られ て いる が 、 正確 な 移入 時期 と 経緯 は 確定 さ れ て い ない 。  江戸 時代 中期 に は 、 ウサギ を 飼う こと は ある程度 普及 し て おり 、 人見 必大著 『 本 朝食 鑑 』 で は 体毛 が 白色 で 赤い 目 を し た ウサギ が 飼育 さ れ 、 人 に よく 馴れる こと が 書か れ て いる 。 また 、 小野 蘭山 著 『 本草 綱目 啓蒙 』 や 山本 亡羊 著 『 百 品 考 』 など に は 、 ウサギ が 家 で 飼育 さ れ て いる こと が 書か れ て いる 。 喜多川 歌麿 の 浮世絵 『 浮世 七 ツ 目 合 』 に は ペット として 飼わ れ て いる ウサギ が 描か れ て いる 。 当時 、 ペット の ウサギ は 高価 だっ た ため 裕福 な 商人 など が 飼っ て い た 。  明治 に なる と 愛玩 用 に 耳 の 長い 外国 種 の ウサギ が もてはやさ れ た 。 1872 年 に 在来 と 外国 の 混血 から 生まれ た 更紗 模様 の ある 種雄 は   この 流行 は ウサギ バブル と も 呼ば れる 。 空前 の ウサギ ・ ブーム により 、 販売 や 飼育 に 手 を 出し て 破産 する 者 、 珍しい 高値 な 毛色 に 見せかける ため に 白 毛 の 色 を 柿色 に 染める など し て 金儲け する 詐欺 、 ウサギ の 売却 価格 を めぐっ た 親子 間 の 殺人 事件 など が 起こり 、 社会 問題 に まで 発展 し た 。 常軌 を 逸し た 熱狂 を 抑える べく 、 行政 は 取り締まり を 強化 し た 。  明治 中期 より 、 貧しい 農家 の タンパク 源 として 、 また 防寒 具 用 の 毛皮 を 得る ため の 飼育 の ため に 、 農家 の 副業 として ウサギ の 飼育 が 盛ん に なっ た 。 品種 改良 も 行わ れ 、 2 - 3 kg   程度 で あっ た 在来 種 に対し 、 大型 の 外国 種 を 交雑 する こと で   5 kg   を 超える ウサギ が 開発 さ れ た 。 日 清 戦争   （ 明治 27 年 ）   や   日 露 戦争   （ 明治 37 年 ）   が 起こる と 、 ウサギ の 肉 と 毛皮 は 軍事 物資 として も 利用 さ れ た 。 食糧 の 確保 および 兵士 の 防寒 着 の ため に 飼育 が 奨励 さ れ 、 太平洋戦争 中 に は 、 日本 が アンゴラウサギ の 飼育 頭数 の 世界一 に も なっ た 。  これら の 飼育 を通じて 、 白い 体毛 ・ 赤い 目 という 特徴 を 持つ 「 日本 白色 種 」 や 、 体毛 の 長い 「 日本 アンゴラ 種 」 等 の 、 日本 独自 の 品種 が 開発 さ れ た 。  戦後 、 小学校 など で 情操 教育 の 一環 として 飼育 が 推奨 さ れ 、 全国 に 広まり を みせ た 。  実験 動物 として 利用 さ れる よう に なり 、 ウサギ の 耳 は 毛細血管 を 生き た まま 観察 し やすい こと を から 、 薬品 や 化粧 品 の 安全 性 の 確認 に 用い られ た 。 近年 で は 動物 実験 に対する 考え方 の 見直し の 動き も ある 。  20 世紀 末 ころ より 、 ウサギ の 脂質 代謝 や 冠動脈 の 動脈 硬化 病変 の 発生 部位 や 病変 、 心 機能 が ヒト に 類似 し て いる （ マウス や ラット の それ は ヒト と 異なる ） ため 、 メタボリックシンドローム 、 高 脂 血 症 、 動脈 硬化 など の 成人病 の 解明 の ため の モデル 動物 として 注目 さ れ 、 現在 も 改良 が 続け られ て いる 。 さらに 、 糖 代謝 異常 （ 糖尿 病 ） の 研究 の ため 他 の 成人病 と の 関連 から 糖 代謝 異常 （ 糖尿 病 ） など の モデル 動物 として の 改良 も 進め られ て いる 。 その ほか 、 動物 工場 として 医療 で 有用 な 抗体 作成 に 利用 さ れる 。  カイ ウサギ （ ペット ） として 品種 改良 さ れ た ウサギ は 、 人 に 慣れる といった 特性 を 有し 、 トイレ も 躾 し やすく 、 他 の ペット （ 猫 や 小 動物 、 よく 躾 さ れ た 犬 ） と も 仲良く なれる 。 飼育 方法 と 注意 点 は 後述 する 。  適切 で 良い 飼育 環境 の 室内 飼い の 場合 、 8 - 12 年 、 生きる と いわ れる 。 ウサギ は 体温 調節 が 難しく 、 品種 によって は 、 高温 で 体温 が 上がり すぎ て 屋外 飼い に 適さ ず 死 に 至る 事 も ある 。 しかし 、 犬 猫 と 違い 鳴か ない から と 言っ て 、 室内 の ケージ に 閉じ込め て 置く の は ウサギ にとって は 不健康 な 環境 で ある 。 カイ ウサギ （ ペット ） の 歴史 が 長い 欧州 など の 欧米 で は 、 屋外 の ウサギ 小屋 で 飼う の が 一般 的 で ある 。 他 の 生物 や 人間 と 同様 、 日 を 浴びる こと は 重要 で ある 。 健康上 の 理由 から も 、 ウサギ が 必要 と する だけ 日光浴 を さ せる べき だ と さ れる 。 本来 、 自然 界 で は 日 中 、 広大 な テリトリーエリア を 駆け回っ て いる 生態 で ある 。 ウサギ は 、 飛ん だり 走り回っ たり する こと が とても 大好き で 、 ウサギ を 健康 で 幸せ に する ため に 運動 は 大変 重要 で ある 。 室内 飼い の 場合 、 運動 不足 から 食欲 低下 や ストレス や 病気 を 招き 、 不 本意 な 死 に 至ら せ ない 様 、 最低限 サークル で 囲っ た 専用 の 飛び回れる 十分 な スペース を 設ける こと が 望ましい 。 住む 環境 が 変わっ た だけ で 、 個体 により 時 に は 死ん で しまう 場合 も ある 。 とても 繊細 な 動物 で も ある 。 草食 動物 の ウサギ は 、 外敵 から 身 を 守る 特色 の 1 つ に 、 狙わ れ ない 様 に 自分 の 弱 さ ・ 病気 を 見せ ない という 我慢強 さ が ある 。 しかし この ため に 、 体調 異変 ・ 病気 ・ ストレス など 、 飼い主 が 気 づける 頃 に は 手遅れ に なっ て いる 事 も 多い 。 サークル 飼い が でき ず やむをえ ず ケージ 飼い を する 際 の 注意 点 について は 後述 。  抱か れる こと に 慣れ て い ない ウサギ は 、 安易 に 抱く と ウサギ が 抱き かかえ られる こと に 恐怖 心 を 持っ て 本能 的 に 暴れ 蹴り 出し 、 落下 する 場合 が ある 。 ウサギ の 骨 は もろく 、 数 十 cm の 高 さ から でも 骨折 する 危険 が あり 、 ウサギ が 防衛 で 相手 を 蹴る 行為 も ウサギ 自身 に 危険 で 骨折 し たり する 恐れ も ある 。 ウサギ の 骨折 は 回復 困難 で ある 。 正しい ウサギ の 抱き 方 は 、 犬 猫 同様 に 片手 で 身体 全体 を 抱え 、 もう 一方 の 手 で お 尻 を 支える 。 ウサギ の 耳 に は 神経 が 集中 し て おり 、 生き て いる ウサギ の 耳 を 持つ 持ち 方 は 、 ウサギ に 苦痛 を 与える 行為 と さ れる 。 （ 耳 を 持つ の は 、 狩猟 や 食肉 用 に 殺し た ウサギ を 扱う 場合 で ある 。 ）  カイ ウサギ は 新鮮 な 水 、 干し草 （ チモシー 、 オーツ 等 ） と 生 野菜 を 主食 と し 、 固形 ペレット は 補助 食用 として 与える の が 望ましい 。 干し草 は 消化 器官 や 胃腸 の 働き を 助け 毛 玉 症 や 胃腸 内 うっ 滞 など に かかり にくく する ほか 、 不正 咬合 の 予防 に も なる ため ウサギ にとって 不可欠 で ある 。 干し草 は 24 時間 食べ 放題 に し 不定期 に 食 せる 状態 に する 。 生 野菜 は よく 洗い 水気 を 切っ た もの を 与える 。 野菜 の 種類 によって は 毒性 の ある もの や 高 糖分 の もの も ある 。 毎日 濃緑 色 あるいは 濃 黄色 の 野菜 の 中 で 異なる 3 – 5 種類 を 選ぶ 。  ウサギ の 食 糞 行為 は 、 正常 な 行為 で あり 、 新鮮 で あれ ば 問題 ない 。  アルファルファ の 芽 、 ビーツ の 若葉 、 ブロッコリー 、 芽キャベツ 、 ニンジン の 葉 、 コラード の 若葉 、 エンダイブ 、 パセリ 、 ドクダミ 、 パクチ 、 コスチャ 、 ケール 、 キャベツ の 外側 の 葉 、 キイチゴ の 葉 、 カモジグサ 類 、 シバ ムギ 、 エンドウ の さや （ エンドウ で は ない ） 、 びわ の 葉 、 カボチャ 、 カボチャ の 葉 、 タンポポ の 葉 、 カブ の 葉 、 アスパラガス 、 カリフラワー の 茎 ・ 葉 、 小松菜 、 クローバー 、 ミント の 葉 、 マスタード グリーン 、 オクラ の 葉 、 ペパーミント の 葉 、 ピーマン 、 パプリカ （ 赤 、 黄 、 緑 ） 、 ラズベリー の 葉 、 スクワッシュ 、 ズッキーニ 、 バター ナッツ 、 ロメインレタス 、 アスパラガス 、 ワイルドストロベリー 、 バジル 、 コリアンダー の 葉 、 ヤロー （ 西洋 ノコギリソウ ） 、 コハコベ 、 ラベンダー 、 オレガノ 、 セージ 、 フェンネル 、 ディル 、 スイバ など 。  絵本 や アニメ に 登場 する ウサギ は ニンジン が 好物 として 描か れる こと が 多く 、 事実 ニンジン の 根 は よく 食べる が 、 高 糖分 な ので 時々 与える 程度 に する 。 キャベツ は ガス を 溜める ので あまり 与え 過ぎ ない ほう が よい 。  リンゴ 、 ブラック ベリー 、 ブルーベリー 、 パイナップル 、 メロン 、 パパイヤ 、 モモ 、 プラム 、 ナシ 、 ラズベリー 、 バナナ 、 イチゴ 、 ワイルドストロベリー など 。 果物 は 基本 的 に 高 糖分 な ので 普段 は 与え ず 病気 の とき など に 与える と よい 。  ひまわり 、 カレンデュラ （ キンセンカ ） 、 デージー （ ヒナギク ） 、 マリーゴールド 、 キンレンカ （ ナスタチウム ） 、 アザミ 、 シオン 属 、 バラ 、 マーガレット 、 ゼラニウム 、 ルリジサ （ ボリジ ） など 。 農薬 や 他 の 化学 製品 が 使用 さ れ て い ない 場合 に 限る 。  アカシア 、 ヒヤシンス 、 スズラン 、 スノードロップ 、 チューリップ 、 アヤメ 属 、 トリカブト 、 ポピー 、 ミゾカクシ 属 、 ナツシロギク （ フィーバーフュー ） 、 デルフィニウム 属 、 イチリンソウ 属 、 ジギタリス 、 カキドオシ 、 クレマチス 、 など 。  アボカド 、 タマネギ 、 ニンニク 、 ニラ 、 ショウガ 、 ホウレンソウ 、 りんご の 種 、 トマト の 葉 、 ジャガイモ の 芽 、 カカオ （ チョコレート 、 ココア ） 、 カフェイン （ コーヒー 、 紅茶 、 炭酸 飲料 水 など ） 、 塩分 、 糖分 、 香辛料 、 ナッツ や タネ 類 （ 人間 用 ） 、 生 卵 の 白身 、 ルバーブ （ 葉 の 部分 も ） 、 など は 中毒 症状 を 引き起こす 。  ケージ 飼い で は 運動 不足 や 食欲 低下 、 ストレス を 招く ため 、 最低限 サークル で 囲っ た 専用 の 飛び回れる 十分 な スペース を 設ける こと が 望ましい 。 ケージ 飼い を する しか やむを得ない 場合 は 、 最低 背伸び できる 十分 な 高 さ が あり 、 横 は 十分 に 伸び て 寝そべる こと が できる 、 最小 で も 体長 3 倍 程度 の 広 さ の ある もの を 選ぶ こと が 必要 。 ケージ 飼い の 際 は 、 毎日 必ず ケージ から 出し て 広い 場所 で 最低 数 時間 は 飛び回り 運動 できる 時間 を 与え 、 そして 日光浴 も さ せる など の 配慮 が 望ましい 。  サークル は 、 犬 用 など 高 さ 70   cm 以上 ある もの が 望ましい 。 ウサギ の ジャンプ 力 は 驚く べき もの で   1   m   は 軽く ジャンプ する 個体 （ 小型 種 でも ） も 多い ため 、 個体 に 合わせ 安全 性 が 確保 できる 高 さ の ある もの を 選ぶ こと が 望ましい 。 サークル は 8 – 10 パネル 続き の もの 、 もしくは 2 つ の サークル を つなぎ あわせる など し て できる 限り 広い 範囲 で 囲い 走り回れる スペース を 確保 し たい 。 床 の 汚れ 、 傷 防止 の ため に ラグ 等 を 敷く と 良い 。 サークル 内 に は 清潔 な 水 、 トイレ 、 24 時間 十 分 に 食 せる 干し草 、 トンネル 、 かじっ たり 掘っ たり できる 無 着色 の 安全 な おもちゃ を いくつ か 入れる こと も 忘れ て は なら ない 。 大きな スペース を 囲え ない 場合 は 、 ケージ 飼い 同様 に 1 日 最低 数 時間 は 室内 に 解放 し 、 広い 場所 で 運動 できる 時間 を 設け 、 日光浴 も さ せる 。  新鮮 な 水 が 必要 。 専用 フード （ ペレット ） や 生 野菜 等 の 食餌 以外 に 消化 作用 に 大量 の 繊維 質 を 必要 と する ため 、 牧草 （ ペット 店 で 市販 の 干し草 : チモシー 、 オーツ ） は 24 時間 食べ 放題 の 状態 に する 必要 が ある 。 牧草 を 食す こと で 胃腸 が 常に 動い て いる 状態 に なる ため 、 胃腸 内 うっ 滞 や 毛 玉 症 など の 病気 予防 に なり 、 お腹 から ガス を 逃がす 働き が ある 。 また 歯 が 常に 伸びる ウサギ に 多い 不正 交合 の 予防 に も つながる こと から 牧草 と 生野 菜 を ウサギ の 主食 として 扱い 、 ペレット は 補助 食 として 扱う 。  健康 管理 は 毎日 の 掃除 、 運動 、 飼い主 と の 交流 時間 以外 に 歯 や 糞 の チェック 、 毛 の ブラッシング 、 定期 的 な 爪 切り など を し 毎日 の 健康 チェック を 行う 。 獣医 を 活用 する 場合 、 ウサギ の 専門 獣 医師 による 定期 検診 を 行っ たり （ 犬 猫 病院 で は ウサギ を 診 られ ない 医師 が 多い ため 、 評判 の 良い ウサギ の 専門 獣 医師 を 探す 必要 が ある ） 、 5 歳 以上 で 高齢 に なる ため 、 5 歳 以上 に なっ たら 定期 検診 時 に 年 1 回 レントゲン と 血液 検査 で 健康 状態 を 把握 する 事 も 可能 で は ある 。  イヌ や ネコ を 飼う とき の 注意 と 同様 、 人間 と は 違っ て 一 度 に 複数 個体 が 生まれる の が 通常 で ある こと を 考え 、 繁殖 計画 が ない の で あれ ば 、 雄 雌 を 共に 生活 さ せ ない など の 注意 を する こと 。 去勢 手術 を 行う 場合 は 満 1 歳 以上 が 好ましい 。 去勢 によって 無 計画 妊娠 を 防ぐ 以外 に ウサギ の 健康 状態 を 保つ の に 有効 という 考え方 も ある 。 イヌ や ネコ の 場合 と 同様 に 、 去勢 し た 個体 は 高齢 に なっ た とき の 子宮 癌 や 睾丸 の 癌 予防 の 効果 が 期待 でき 、 スプレイ 等 の 行為 も 軽減 さ れる こと が 多い 。  本来 、 原種 の アナ ウサギ は 群れ を 形成 し 生活 する 生態 から も 、 多数 飼い の 場合 、 グルーミング を お互い が し 合う ため 、 病気 予防 に つながり 長生き し やすく なる と いわ れる 。 元々 単独 飼い し て い た ウサギ に 同居 する ウサギ を 増やし たい 場合 は 、 時間 を かけ て お互い を 慣らす 必要 が あり 、 いきなり 一緒 に する の は 危険 な ので 配慮 する 。 お互い を ケージ 越し に 置き 2 週間 程度 様子 を 窺う 。 この 時 、 ケージ は 、 お互い の ウサギ の 歯 や 爪 が 相手 に 届か ない よう に 、 必ず 8 – 10 cm 離し て 置き 、 ウサギ が 暴れ て も その 隙間 が 狭く なら ない よう に する 。 万が一 ケージ 越し に 噛み付く と 、 その後 の 関係 改善 が 困難 に なる 。 慣れ た 頃 に 、 お互い の 臭い が ない 場所 に 2 分間 程度 一緒 に する 。 喧嘩 を する よう で あれ ば すぐ に 引き離す 。 これ を 毎日 少し ずつ 行い 、 徐々に 時間 を 増やし 、 数 週間 繰り返し て いけ ば 大抵 の 場合 仲良く できる 。 また 、 いちど 仲良く なっ た ウサギ を 引き離す の は 好ましく ない と さ れる 。 顔合わせ を 開始 し た 時点 から 2 週間 以上 経っ て も 喧嘩 を 繰り返す よう で あれ ば 、 相性 が 悪い 場合 が ほとんど な ので 、 検討 する 必要 が ある 。 無理 に 続けれ ば お互い の ストレス に なり ストローク 等 を 引き起こす 可能 性 が ある 。 相性 が 悪い 場合 は 、 双方 が 接触 し ない 場所 を 設け 、 単独 飼い に する 。  室内 飼い の 場合 、 電気 コード や ケーブル 類 や 紙 類 、 家具 ・ 柱 など 、 ウサギ は 何 でも 噛む ので 気 を つける 。 ストレス から 、 自分 の 毛 を 毟り とる 行為 を する 。  人間 に 飼わ れ て い た ウサギ が 野生 化 し て 繁殖 し て いる 島 や 大陸 が いくつ か ある 。 ウサギ の ペット ブーム を 背景 に 、 飼い主 の 都合 で 公園 や 川岸 など に 捨て られ た ペット の ウサギ が 群れ 、 繁殖 し た ケース も ある 。 室内 飼い 専用 の 品種 として 販売 さ れ て い て も 、 野外 で 生き延びる 場合 が ある 。『 動物 部分 論 』 （ どう ぶ つぶ ぶん ろ ん 、 、 、 ） と は 、 古代 ギリシャ の 哲学 者 アリストテレス によって 書か れ た 、 動物 ・ 生物 に関する 研究 書 の 一つ 。 彼 の 5 冊 ある 動物 学 著作 の 中 で は 、 『 動物 誌 』 に 次ぐ 第 2 書 で あり 、 動物 の 身体 における 各 組織 ・ 各 器官 が 、 その 役割 ・ 目的 と共に 解剖 学 的 に 描写 ・ 考察 さ れる 。  全 4 巻 から 成る が 、 本論 は 第 2 巻 以降 で あり 、 第 1 巻 は 序論 として 、 アリストテレス の 動物 学 ・ 生物 学 の 概論 が 改めて 述べ られ て いる 。『 動物 運動 論 』 （ どう ぶつ うん どう ろ ん 、 、 、 ） と は 、 古代 ギリシャ の 哲学 者 アリストテレス によって 書か れ た 、 動物 ・ 生物 に関する 研究 書 の 一つ 。 彼 の 5 冊 ある 動物 学 著作 の 中 で は 、 『 動物 誌 』 『 動物 部分 論 』 に 次ぐ 第 3 書 で あり 、 動物 の 運動 機能 が 、 その 原因 ・ 目的 と共に 考察 さ れる 。  本書 が アリストテレス が 書い た もの で ある か 、 その 真 作 性 について は 議論 が ある 。  全 11 章 から 成る 。『 動物 進行 論 』 （ 、 、 ） と は 、 古代 ギリシャ の 哲学 者 アリストテレス によって 書か れ た 、 動物 ・ 生物 に関する 研究 書 の 1 つ 。 彼 の 5 冊 ある 動物 学 著作 の 中 で は 、 『 動物 誌 』 『 動物 部分 論 』 『 動物 運動 論 』 に 次ぐ 第 4 書 で あり 、 動物 の 前進 ・ 移動 行為 が 考察 さ れる 。  全 19 章 から 成る 。『 動物 発生 論 』 （ 、 、 ） と は 、 古代 ギリシャ の 哲学 者 アリストテレス によって 書か れ た 、 動物 ・ 生物 に関する 研究 書 の 1 つ 。 彼 の 5 冊 ある 動物 学 著作 の 中 で は 、 最後 の 書 で あり 、 動物 の 生殖 と 発生 について 考察 さ れる 。  全 5 巻 から 成る 。第 1 咽頭 弓 または 顎骨 弓 と は 、 第 一 番目 の 咽頭 弓 。サービスアニマル と は 障害 者 を 支援 する 事 を トレーニング さ れ た 動物 で ある 。 サービスアニマル は 同様 に 国 や 動物 の 役割 に 応じ て 、 アシスタントアニマル 、 アシストアニマル 、 サポートアニマル もしくは ヘルパーアニマル と も 称さ れる 。  犬 は 最も 一般 的 な サービスアニマル で ある が 、 サル や 鳥 、 馬 といった 他 の 動物 も 記録 さ れ て いる 。  国際 的 な 介助 動物 の コミュニティ で は 介助 動物 を 三つ の タイプ に 分類 し て いる  アメリカ合衆国 で は 障害 を 持つ アメリカ 人 法 ( Americans   with   Disabilities   Act : ADA ) で は サービスアニマル を 次 の 様 に 定義 し て いる 。 " any   guide   dog ,   signal   dog ,   or   other   animal   individually   trained   to   provide   assistance   to   an   individual   with   a   disability ." 非公式 訳 :" 盲導犬 、 聴導犬 、 もしくは 障害 を 持っ た 個人 の 支援 を 提供 する トレーニング を 個別 に し た その 他 動物 。 "  2010 年 9 月 に アメリカ 司法省 の 市民 権 局 は ADA の その 目的 の 為 の サービスアニマル の 定義 を 次 の 様 に 再 定義 し た 。   " any   dog   that   is   individually   trained   to   do   work   or   perform   tasks   for   the   benefit   of   an   individual   with   a   disability ,   including   a   physical ,   sensory ,   psychiatric ,   intellectual ,   or   other   mental   disability .   Other   species   of   animals ,   whether   wild   or   domestic ,   trained   or   untrained ,   are   not   service   animals   for   the   purposes   of   this   definition ." 非公式 訳 :" 身体 、 知覚 、 精神 、 知識 、 その他 精神 的 な もの を 含む 障害 を 持つ 個人 に 恩恵 を もたらす 仕事 に対して 労働 し たり 、 機能 し たり する トレーニング を 個別 に し た どの 犬 で も 。 野良 でも 家庭的 でも トレーニング し て い て も さ れ て い なく て も 、 この 定義 の 目的 の サービスアニマル に は 他 の 種 の 動物 は 含ま れ ない 。 " この 定義 の 改定 で 全て の コンフォートアニマル ( 訳者 注 : アニマルセラピー ( 和製 英語 ) に 使わ れる 動物 ) は 、 オーナー が 感情 的 な 理由 で 飼う ペット として 除外 さ れ た ( 例 : ペット の 近く に 居る と オーナー が 穏やか に なる かも しれ ない )。 サービスアニマル と 違っ て コンフォートアニマル は 障害 に 直接 関係 する 測定 可能 な 特定 の 仕事 を 演じる よう に は トレーニング さ れ て い ない 。 サービスアニマル の 一般 的 な 仕事 は 忌々しい ライト の スイッチ を 切り替え たり 、 落とし た もの を 拾い上げ たり 、 警告 を 知らせ たり 、 似 た よう な 障害 に関する 仕事 を 含ん で いる   。 市民 権 局 は この 新しい 法律 で ミニチュア ホース に対する 例外 を 切り出し た 。 ミニチュア ホース は 新しい 定義 の サービスアニマル に 含ま れ ない が 、 ADA の 特殊 状況 下 で 同様 に 保護 さ れ て いる 。  アメリカ合衆国 に 於い て サービスアニマル の 為 の 免許 や 登録 手続き は ない 。 その 結果 、 どんな 人 で も どんな 動物 で も " サービスアニマル " と 主張 する こと が でき 、 食品 加工 区域 や 病院 、 ペット フリー 団地 や 空港 等 の 通常 動物 が 立ち入り 禁止 に さ れ て いる 場所 に 連れ て 行く よう 主張 する こと が でき た 。 定義 の 改定 の 主要 な 目的 は 偽っ たり 、 不正 を し て 彼ら の 猫 や 鳥 や フェレット や 爬虫類 や 他 の ペット を サービスアニマル だ と 主張 する 事 を 減らす 事 で ある 。  動物 が レストラン や 公共 の 施設 に アクセス する 事 を 否定 する ルール や 規制 に も 拘わら ず 、 多く の 国 で 、 盲導犬 や 他 の タイプ の 介助 犬 は 法律 で 保護 さ れ 、 それ ゆえ 公共 の 場所 は サービスアニマル を 同行 できる 。 法律 と 規制 は 国 によって 異なる 。  大半 の サービスアニマル は 犬 で ある が 、 しかしながら 、 他 の 種 の 動物 も 障害 者 が 独立 し た 生活 を 送る こと を 助ける 仕事 を 訓練 さ れ て いる 。 他 の 動物 として  介助 猿 と は 介助 動物 の 一 種 で あり 、 アシスタントドッグ に 似 て い て 、 脊髄 を 損傷 し て い たり 、 機動 障害 が ある よう な 四肢 麻痺 の 人々 を 助ける よう に 特別 に 訓練 さ れ て いる 。 介助 猿 は 普通 個人 的 な 団体 の 訓練 所 で 訓練 さ れる 。 平均 し て 7 年間 を 訓練 に 要し 、 25 - 30 年 ( 盲導犬 の 2 , 3 倍 ) 務める こと が できる 。 初期 として 人間 の 家庭 で 社会 化 し た 後 、 四肢 麻痺 の 人 に 届け られる 前 に 、 サービス モンキー は 広範囲 の 訓練 を 受ける 。 その 家 に 来 て 、 その サル は 電子 レンジ で 食品 を あたため たり 、 四肢 麻痺 の 人 の 顔 を 拭い たり 、 飲料 を 開け たり といった 仕事 を 援助 する 。  米国 動物 愛護 協会 の 捕獲 野生 動物 の 保護 の マネージャー を し て いる デビー・リーイ は 猿 は 合法 的 な サービスアニマル で ある と は 考え て い ない 。日本 の 爬虫類 一覧 （ に ほんの は ち ゅうるいいちらん ） は 、 日本 に 生息 する 爬虫類 の 一覧 で ある 。 なお 鳥類 について は 近年 爬虫類 の 一 種 と 考え られ て いる が 、 別途 日本 の 野鳥 一覧 を 参照 。  分類 、 学名 及び 和名 は 、 日本 爬虫両 棲類学 会 が 公表 し た 日本 産 爬虫両 生類 標準 和名 （ 2014 年 11 月 9 日 改訂 版 ） に 基づき 、 一部 の 外来 種 について 国立 研究 開発 法人 国立 環境 研究所 『 侵入 生物 データベース 』 に 従っ た 。  下記 の 凡例 に ある 外来 種 の 別 について は 、 国立 研究 開発 法人 国立 環境 研究所 『 侵入 生物 データベース 』 を 出典 と し た 。ジャガイモシストセンチュウ （ 、 (） は 、 茎 線 虫 目 に 属する 線 虫 の 一種 。 線 虫 に は 色々 な 種類 が ある が 、 この うち 農作物 の 根 に 寄生 し 瘤 を つくる もの が 、 英語 名 で ネマトーダ と も 呼ば れ 、 農作物 害虫 として 農業 者 の 一番 の 天敵 で ある 。 この うち さらに ジャガイモ に 寄生 する もの が ジャガイモ 線 虫 で ある 。 メス の 線 虫 は 大量 の 卵 を 生み 、 この 卵 は メス が 死ん で も その 体 が 球形 に なっ た 包 嚢 と なり 、 その 中 で 長く （ 一説 に は 10 年 ） 生存 し 、 それ が 孵化 する と また ジャガイモ の 根 に 寄生 し 、 卵 を 生む という サイクル を 繰り返す 。 この 線 虫 卵 の 包 嚢 を シスト （ ） と 呼び 、 シスト の 状態 で は 駆除 が 難しく 厄介 な 農作物 害虫 で ある 。 特に ジャガイモ 生産 の 多い 北海道 で は 、 1972 年 に 被害 が 確認 さ れ 、 毎年 この 防除 に 努め て いる 。  ジャガイモシストセンチュウ の 宿主 植物 は アカザ 属 と ナス 科 植物 （ トウガラシ 、 ジャガイモ 、 トマト など ） に 限定 さ れ て おり 、 他 科 植物 に 寄生 する こと は でき ない 。 ジャガイモシストセンチュウ が 寄生 する と 、 その 植物 の 根 に 侵入 し て 栄養 を 摂取 する 。 メス は やがて 数 百 個 の 卵 を 内包 し た まま 死に 、 その 死体 は 一般 的 に 直径   0 . 6 mm   で 黄 褐色 の 嚢胞 （ シスト 、 ） を 形成 する 。 この シスト は 耐薬剤 性 が あり 乾燥 や 低温 に 強く メス の 卵 を 保護 する 役割 を 持ち 、 奇 主 植物 が 現れる まで 10 年 以上 休眠 状態 を 維持 する こと が できる 。 この ため 、 輪作 や 農薬 の 効果 は 低く 、 この 害虫 の 根絶 に は 30 年 以上 かかる 。  寄生 の 症状 は 一般 的 に 植物 の 生長 の 弱化 ( クロロシス ) および 枯死 で ある 。 重度 の 寄生 は 根 系 の 縮小 、 水 ストレス 、 栄養 不足 を 導き 、 間接 的 に 植物 体 の 早期 の 老化 および 真 菌 感染 へ の 感受性 の 増大 を 引き起こす 。 ジャガイモシストセンチュウ の 侵襲症 状 は 一つ で は なく 、 この ため 、 害虫 の 同定 は 通常 、 土壌 サンプル の 試験 を通して 行わ れる 。 寄生 症状 が 現れる まで に は 数 年 かかり 、 寄生 から 5   -   7 年間 気づか れ ない こと が 多い 。  また シスト は 鶏 に 食 さ れ た 後 の 糞 中 で は 死滅 し て いる が 、 豚 に 食 さ れ て も 48 時間 以内 に 排泄 さ れ た 糞 中 の シスト は 寄生 能力 を 持つ 。 この 理由 は 体温 の 違い ( 鶏 ： 約 42 ℃、 豚 ： 約 39 ℃) に よる と 考え られ て いる 。 すなわち 、 シスト 内 卵 と 幼虫 は 38 ℃ なら 120 時間 、 39 ℃ なら 48 時間 生存 する が 、 40 ℃ と 42 ℃ なら 24 時間 後 、 44 ℃ なら 6 時間 後 に 死滅 する 。  圃場土 中 で の 分布 は 、 水平 方向 で 見る と 耕耘 や 収穫 作業 の 方向 に 広がり 、 収穫 時 の 一時 集積 場所 で 高い 。 垂直 方向 で は 、 ジャガイモ の 根 の 分布 と 一致 し 大半 が 地表 から 25 cm まで の 深 さ に 分布 する が 、 小数 で ある が 50 cm まで は 分布 する 。  発育 至 適 温度 は   16   -   22 度 で 、 条件 が 良けれ ば 年間 2 世代 の 増殖 も ある が 、 実質 的 に は 1 世代 で ある 。  ジャガイモシストセンチュウ は 南米 ペルー の アンデス山脈 が 発祥 で ある 。 この 線 虫 による 被害 は 世界 50 数 カ国 に 及ぶ 。 拡散 経路 は 、 流水 、 風 、 種苗 、 農業 用 機械 や 器具 に 付着 し て の 移動 、 耕うん や 収穫 など で の 大型 機械 による 農作業 、 ジャガイモ 塊茎 へ の 寄生 、 デンプン および ビート 工場 で 使用 さ れ た ジャガイモ から 落ちる 土壌 や 残 渣 から の 伝播 が 考え られ て いる 。 また 別 な 種類 の 線 虫 で は 、 ムクドリ 、 野 ネズミ による 伝播 の 可能 性 が 報告 さ れ て いる 。  ペルー で の グアノ （ 海鳥 糞 由来 肥料 ） の 採掘 と 輸出 は 1970 年代 以降 行わ れ て い なかっ た が 、 直接的 な 証拠 は 無い が 幾つ か の 調査 から 次 の 可能 性 が 指摘 さ れ た 。  この うち グアノ 汚染 土 付着 麻 袋 の 再 利用 が 濃厚 な 可能 性 と さ れ て いる 。  ヨーロッパ へ の 最初 の 侵入 について 、 19 世紀 に 伝来 し た ジャガイモ に 付着 し た もの に よる と 考え られ て おり 、 1881 年 に ドイツ で 最初 に 発見 さ れ た 。 アメリカ へ は 、 第 一 次 世界 大戦 で 使用 さ れ た 軍用 車両 に 付着 し た もの が 定着 し た と 考え られ て いる 。 アメリカ で は 1941 年 に 、 カナダ で は 1960 年代 に 、 メキシコ で は 1970 年代 に 最初 に 発見 さ れ た 。 この ほか 、 アジア 、 アフリカ 、 オーストラリア の 様々 な 地域 で 確認 さ れ て いる 。  日本 で は 、 1972 年 7 月 に 北海道 後志 地域 の 虻田 郡 真狩 村 豊川 で の ジャガイモ 「 紅 丸 」 の 生育 不良 調査 において 、 初めて ジャガイモシストセンチュウ の 発生 が 確認 さ れ た 。 真狩 村 を 含め た 羊蹄 山麓 地域 は デンプン 原料 用 および 食用 の ジャガイモ の 主要 生産 地 で あっ た 。 ジャガイモ の 作付け 率 が 著しく 大きく 、 畑作 物 の 60 % を 占め て い た 。 また 、 ジャガイモ を 連作 する 農家 が 多かっ た 。 これら の こと が ジャガイモシストセンチュウ の 急速 な 繁殖 に つながっ た と 考え られ て いる 。 2012 年 時点 で は 、 北海道 、 青森 県 、 長崎 県 、 三重 県 、 熊本 県 で の 発生 が 報告 さ れ て いる 。  日本 へ の 侵入 経路 は 、 ジャガイモシストセンチュウ の 原産地 で ある ペルー から 輸入 さ れ た 各種 作物 、 特に テンサイ 育苗 床 土用 の グアノ （ 海鳥 糞 窒素 質 肥料 ） で ある と 考え られ て いる 。 真狩 村 と 留寿都 村 の 圃場 で は 、 テンサイ 栽培 後 に ジャガイモ を 栽培 する こと が 多い 。 ペルー 産 グアノ は 1957 年 から 1964 年 まで 産出 さ れ て おり 、 日本 へ は 1958 年 を 除い て この間 に 輸出 さ れ て い た 。 最初 に 発見 さ れ た 真狩 村 へ は 1960 年 から 輸出 さ れ て おり 、 ペルー グアノ から の 侵入 時期 は 1960 年頃 と 推定 さ れ た 。 なお 、 最初 の 発見 の 8 から 7 年 前 に当たる 1964 年 に 真狩 村 で 採取 さ れ て 保存 さ れ て い た 土壌 サンプル から ジャガイモシストセンチュウ が 発見 さ れ 、 この 頃 から 定着 し て い た こと が 明らか と なっ て いる 。  当時 の ジャガイモシストセンチュウ による ジャガイモ の 被害 症状 として 、 まず 7 月 上旬 に 軽い 凋萎 に 現れ 、 次第に この 症状 が 顕著 と なっ て いき 、 茎葉 の 繁茂 が 不良 と なっ た 。 7 月 中旬 から 下 葉 の 黄 化 が 目立ち はじめ 、 黄 化 症状 は 次第に 株 全体 に 広がっ た 。 被害 が 著しい 場合 、 8 月 中旬 以降 、 毛 ば たき 症状 または 枯死 症状 を 呈し た 。  発見 さ れ た 1972 年 に 真狩 村 と 同 郡 留寿都 村 で 行わ れ た 土壌 検診 により 同 郡 の 約 374   ha （ 真狩 村 ： 313 . 8 ha 、 留寿都 村 ： 60 . 9 ha ） で ジャガイモシストセンチュウ の 発生 が 確認 さ れ た 。 その後 さらに 、 翌 1973 年 に 蘭越 町 で 2 . 5 ha 、 ニセコ 町 で 2 . 2 ha 、 京極 町 で 0 . 6 ha で 、 1974 年 に 蘭越 町 で 新た に 1 . 0 ha 、 倶知安 町 で 2 . 2 ha の 分布 が 確認 さ れ た 。 1977 年 に は 土壌 検診 により 北海道 東部 の 斜里 郡 3 町 （ 清里 町 14 . 4 ha 、 斜里 町 8 . 8 ha 、 小清水 町 2 . 0 ha ） に も 発生 が 認め られ た 。  1960 年代 、 カナダ 、 ブリティッシュコロンビア 州 の バンクーバー 島 南部 の サー ニッチ 半島 で ジャガイモシストセンチュウ の 上陸 が 確認 さ れ た 。 この 地域 および 国家 の 当局 者 は 、 ジャガイモシストセンチュウ 繁殖 が 及ぼす 農業 へ の 深刻 な 影響 へ の 懸念 を 表明 し た 。 ジャガイモシストセンチュウ は 湿度 の 高い 夏 と 暖冬 で 最も 生育 する 。 この ため 、 カナダ の 気候 は この 害虫 の 繁殖 に は 過酷 で ある が 、 バンクーバー 島 南部 の 穏やか な 気候 は 繁殖 に 特に 適し て いる と 考え られる 。 1965 年 に セントラルサーニッチ の 農場 で ジャガイモシストセンチュウ が 発見 さ れ 、 検疫 が 行わ れ 。 ブリティッシュコロンビア 州 の ジャガイモ 種子 産業 や 多く の 農業 輸出 産業 は 操業 を 停止 し た 。 から 出向 し た 専門 家 ら は 、 前線 で ある BC の 全て の ジャガイモ の 栽培 場所 で この 問題 の 検出 の ため 調査 を 行っ た 。 1966 年 で は 、 ジャガイモシストセンチュウ の 繁殖 が 半島 の 土地 の 約 150 エーカー の エリア に 限定 さ れ て いる こと が 確認 さ れ た 。 この こと は 、 おそらく 1950 年代 に 、 この 害虫 が ヨーロッパ から 輸出 さ れ た 植物 原料 を 経由 し て 比較的 保護 さ れ て い た エリア へ と 伝来 し た こと を 示唆 する 。  Agriculture   and   Agri - Food   Canada は この 線 虫 を 根絶 する 措置 を 講じ た 。 まず 、 約 450 エーカー の 検疫 ゾーン を 設定 し た 。 提案 さ れ た 検疫 プロセス 中 の 農家 の 経営 を 補助 する ため 小さな 経済 的 保障 が 与え られ た 。 検疫 に 続い て 、 寄生 さ れ た 土地 は 、 D - D ( ジクロロプロペン 、 ジクロロプロパン を 主成分 と する ) と 呼ば れる 土壌 燻蒸 剤 で 最低 二 回 燻蒸 消毒 さ れ た 。 しかし 、 1980 年 まで に 、 ジャガイモシストセンチュウ を 根絶 する 試み が 失敗 に 終わっ た こと が 明らか と なっ た 。 その 結果 、 1982 年 に 農務 省 は 、 ジャガイモシストセンチュウ を 広める 可能 性 が ある として 隔離 エリア から の あらゆる 土壌 および 物資 の 移動 を 制限 さ れ た 全て の 植物 の 苗木 、 根菜 類 、 および その他 植物 の 栽培 を 禁止 する ジャガイモシストセンチュウ 対策 法 () を 制定 し た 。  ジャガイモシストセンチュウ の 襲来 と その 結果 の 根菜 類 、 特に ジャガイモ 、 の 栽培 の 禁止 は 直接的 に も 間接 的 に も サー ニッチ 半島 の 地域 社会 に 大きな 影響 を 与え た 。 まず 、 何人 も の 大 規模 農業 者 が 土地 の 一部 を 売却 する こと を 余儀なく さ れ 、 半島 で 工業 的 農業 が 小規模 農業 に なる 傾向 が 加速 し た 。 加え て 、 ジャガイモシストセンチュウ 対策 法 が 、 カナダ 人 が 消費 する 生鮮 野菜 の 約 50 ％ に当たる ジャガイモ 、 トマト 、 トウガラシ の 栽培 を 禁止 し て いる ため 半島 の 農業 者 が 破産 し ない ため に 代替 作物 と 観光 農業 に 手 を 出さ ざる を 得 なく なっ た 。 市場 の 相当 な この 部分 に 関わる こと なく 、 半島 の 農家 は 、 キウイ 、 ベリー 、 ブドウ を 含む 代替 作物 を 探し求め た 。 この ため 、 外部 の 競争 と 新しい 産業 の 組み合わせ が 率先 し て 行わ れ 、 農業 産業 は サー ニッチ 半島 は 実質 的 に 衰退 し た 。 この 50 年間 で 、 半島 の 90 ％ 以上 の 食品 が この 地方 で 栽培 さ れ て い た が 、 2004 年 まで に この 割合 は 10 ％ 未満 に まで 落ち込ん だ 。  1920 年代 に 、 シスト から の シストセンチュウ の ふ化 は 奇 主 植物 の 根 から 分泌 さ れる ふ化 促進 物質 によって 引き起こさ れる こと が 明らか と なっ て い た 。 1992 年 に 、 ジャガイモ の 水 耕 栽培 液 から ジャガイモシストセンチュウ の ふ化 促進 物質 で ある ソラノエクレピン A () が 発見 さ れ た 。 ソラノエクレピン A の 分子 構造 は X 線 結晶 解析 によって 決定 さ れ て いる 。 また 、 ソラノエクレピン A の 全 合成 は 2011 年 に 成功 し て いる 。  ふ化 促進 物質 の 開発 は シストセンチュウ の 有効 な 駆除 方法 として 進め られ て いる 。 ジャガイモシストセンチュウ は ナス 科 植物 以外 に 寄生 する こと は でき ない ため 、 他 科 植物 を 栽培 中 に ふ化 促進 物質 を 散布 する と ジャガイモシストセンチュウ は 寄生 による 栄養 の 摂取 が でき ず 、 餓死 する もの と 予想 さ れ て いる 。 ふ化 促進 物質 を 用い た 駆除 方法 は 検討 さ れ て おり 、 トマト の 水 耕 栽培 液 を 用い た 実験 で その 有効 性 が 確認 さ れ た 。骨幹 （ こっ か ん 、 こ つか ん 。 英語 ： Diaphysis 、 発音 ； ） と は 、 長 骨 の 中間 部 の 細長い 部分 の 事 で ある 。 表層 の 皮質 骨 （ 緻密 質 ） と 内側 の 骨髄 と 黄色 骨髄 （ 年齢 と共に 赤色 骨髄 が 脂肪 組織 によって 置き換わる ） から なる 。  骨幹 と 骨 端 の 境界 に は 骨 端 軟骨 と 呼ば れる 部位 が あり 、 そこで 骨 が 成長 する よう に 作ら れる 。ペットシッター は 、 飼い主 に 代わっ て 留守 中 の お 宅 で ペット の 世話 を し たり 、 犬 の 散歩 代行 を 行っ たり する 人 を いう 。  飼い主 が 仕事 や 旅行 など で 家 を 留守 に する 時 や 病気 や ケガ など で ベット の 世話 が 出来 ない 時 など に 世話 を 代行 する 人 の こと 。  ペットシッター の 国家 資格 は 存在 し ない が 民間 の 資格 など は 有り 、 開業 する 際 に は 動物 愛護 管理 法 で 第 1 種 動物 取扱 業 の 届け （ 種目 は 「 保管 」 ） を 出し 、 都道府県 知事 または 政令市 の 長 の 登録 を 受ける 事 が 義務付け られ て いる 。  ペット の こと を 深く 学ん で いる ため 、 特に 長期間 世話 を 頼ん だ 場合 に ペット の 体調 の 変化 に 気付き やすく 、 かかりつけ の 動物 病院 に 連れ て いく こと も ある 。  猫 など の よう に 、 ストレス に 弱い 動物 は 、 環境 が 変わる と トイレ を 我慢 し たり 、 ごはん を 食べ なかっ たり し て 体調 が 悪化 し て しまう こと が ある 。  そんな とき 、 ペットシッターサービス を 活用 する こと は 、 飼い主 不在 と は いえ 、 普段 の 家 で いつも 通り に 世話 を し て もらえる こと で 、 ストレス 軽減 に つながる ので ペット にとって 有益 で ある 。  業者 によって は 、 介護 や リハビリ 、 通院 代行 の サービス も 行っ て いる 。  第 1 種 動物 取扱 業 の 種目 「 保管 」 の 登録 の ため の 要件 の 中 に は 3 つ の 選択肢 が ある 。  上記 資格 を 証明 する 書類 や その他 必要 な 書類 を 提出 し て 、 東京 都 の 場合 に は 東京 都 動物 愛護 相談 センター に 登録 の 手続き を 行う 。  なお 、 上記 資格 を 有する 動物 取扱 責任 者 を 選定 し 、 その 者 が 動物 取扱 責任 者 研修 を 修了 し なけれ ば なら ない と さ れ て いる 。  自治体 ごと に 書類 等 の 手続き 面 が 異なる ので 、 詳細 は 各 自治体 に 問合せ する の が スムーズ で ある 。  飼い主 と の 間 で 、 事前 に ヒアリング を し 、 ペット に 必要 な 世話 内容 について 合意 を 行う 。  基本 的 な 世話 は 、 食事 、 水 の 交換 、 トイレ 掃除 、 散歩 （ もしくは 遊び ） の セット で ある が 、 植木 の 世話 や 郵便受け の 整理 など 無料 で 実施 する 業者 も 多い 。  犬 の 散歩 代行 のみ を 行う 業者 も いる 。腐肉 （ ふ にく 、 、 Carrion は ラテン語 で 肉 を 意味 する " caro " に 由来 ） は 動物 の 死後 、 腐敗 が 進ん だ 肉 を 指す 。  腐肉 は 生態 系 において 、 様々 な 肉食 動物 や 雑食 動物 の 重要 な 食料 源 で ある 。 腐肉 食 を 行う 動物 の 例 として は 、 ハゲワシ 、 タカ 、 ワシ 、 ハイエナ 、 キタオポッサム 、 タスマニアデビル 、 コヨーテ 、 コモド ドラゴン 、 シデムシ など が いる 。 シデムシ の よう な 多く の 無 脊椎動物 は クロバエ や ニクバエ の 幼虫 で ある 蛆 と 同様 に 腐肉 を 食料 源 と し 、 動物 に 残留 する 窒素 や 炭素 を 再 利用 可能 に する 重要 な 役割 を 果たし て いる 。  腐肉 は 動物 の 死後 すぐ に 腐敗 とともに 形成 さ れ 、 昆虫 を 引き寄せ 、 バクテリア が 繁殖 する 。 動物 の 死後 しばらく する と 、 動物 の 体 は バクテリア の 発生 と カダベリン や プトレシン の 生成 により 悪臭 を 発し 始める 。  植物 や 菌類 の 中 に は 腐敗 に 似 た 匂い を 発する こと で 、 虫 を 媒介 と し た 生殖 の ため 昆虫 を 引き寄せる 種 が ある 。 この よう な 性質 を 持つ 植物 （ ショクダイオオコンニャク や ラフレシア など ） は " carrion   flower "（ 腐肉 花 ） として 知ら れ て いる 。 スッポン タケ は この よう な 特徴 を 持つ 菌類 の 例 で ある 。  腐肉 という 単語 は デンマーク 神話 において 生贄 に なっ た 動物 や 神 の 怒り を かっ て 殺さ れ た 動物 を 描く 単語 として 使用 さ れる こと が 多い 。   腐肉 という 単語 は 病 に 感染 し て おり 触れる べき で は ない 感染 体 を 描く ため に 使用 さ れる こと も ある 。 文学 において 腐肉 という 単語 を 屍体 や 腐敗 を 描く ため に 使用 し て いる 例 として は 、 ウィリアム ・ シェイクスピア の 劇 「 ジュリアス・シーザー 」 が ある 。  ダニエル ・ デフォー 著作 の ロビンソン・クルーソー の 中 に も 、 主人公 が 名 を 知ら ない 鳥 を 食料 として 殺し た が 、 「 この 肉 は 腐肉 で あり 何 の 役 に も 立た ない 」 という 記述 が 見 られる 。この 項目 は アメリカ合衆国 の 州 公式 の 蝶 一覧 で ある 。この 項目 は アメリカ合衆国 各州 議会 によって 指定 さ れ た 州 の 鳥 一覧 で ある 。 州 の 鳥 選定 は 、 1927 年 、 アラバマ 州 、 フロリダ 州 、 メイン 州 、 ミズーリ 州 、 オレゴン 州 、 テキサス 州 、 ワイオミング 州 が 州 の 鳥 を 選ん だ 時 に 始まっ た 。 州 の 鳥 を 選定 し た 最後 の 州 は 1973 年 の アリゾナ 州 で あっ た が 、 もっとも 既に 42 年 前 に 全 州 調査 で ムジルリツグミ が コマ ツグミ を 上回っ て いる 。 アラスカ 州 、 カリフォルニア 州 、 サウスダコタ 州 、 ペンシルバニア 州 で は 州 の 鳥 の 狩猟 が 許可 さ れ て いる が 、 アラバマ 州 、 ジョージア 州 、 マサチューセッツ 州 、 サウスカロライナ 州 、 テネシー 州 で は 狩猟 の ため 「 州 の 狩猟 鳥 」 を 特別 に 制定 し て いる 。 ショウジョウコウカンチョウ は 7 州 の 州 の 鳥 と なっ て おり 、 ニシマキバドリ が 6 州 の 州 の 鳥 で これ に 次ぐ 。 州 の 昆虫 と 蝶 、 哺乳類 と 馬 が 併存 する 州 と 同様 、 7 州 が 州 の 鳥 と 同時に 州 の 恐竜 を 定め て いる 。この 項目 は アメリカ合衆国 における コロンビア 特別 区 も 含め た 州 の 恐竜 一覧 で ある 。 多く の 州 で は 恐竜 は 州 の 化石 ともさ れ て いる が 、 この 一覧 で は 公式 に 「 州 の 恐竜 」 に 指定 さ れ て いる もの のみ を 扱う 。 マイアサウラ （ モンタナ 州 ） 、 コエロフィシス （ ニューメキシコ 州 ） 、 サウロファガナクス （ オクラホマ 州 ） 、 トリケラトプス （ サウスダコタ 州 ） 、 アロサウルス （ ユタ 州 ） は 州 の 化石 で ある 。 1998 年 、 アリゾナ 州 議会 は 州 の 恐竜 、 正確 に は 州 の 化石 の 採択 に 失敗 し た 。 鳥類 は 生物 学的 に は 恐竜 の 下位 分類 だ が 、 アメリカ合衆国 の 全 州 に 州 の 鳥 も 存在 する 。この 項目 は アメリカ合衆国 の 公式 及び ＊ 非公式 の 州 の 魚 一覧 で ある 。この 項目 は アメリカ合衆国 の 州 公式 の 両生類 一覧 で ある 。 州 の 両生類 は 慣習 及び 各州 議会 によって 定まっ て いる 。  !   州   !!   和名   !!   漢字 表記   !!   英名   !!   学名   !!   画像   !!   年ポワソン および ポアソン 、 ポワッソン 、 ポアッソン   （ Poisson ） は 、 フランス語 の 地名 、 姓 。 「 魚 」 を 意味 する 。ヘンゲボヤ   " Polycitor   proliferus "   ( Oka )   は 、 群 体 性 の ホヤ の 一つ 。 丸っこい 団子 状 の 小さな 群 体 を 作る 。 表面 は 白い が 、 内側 の 赤 が 透け て 見える 。  群 体 は 20 mm× 10 mm 、 高 さ 6 mm 程度 の 楕円 形 塊状 と なる 。 大きく なる と 分裂 する ので 、 極端 に 大きな もの は なく 、 だいたい 大き さ が 揃っ て いる 。 外皮 は 透明 で 寒天 状 だ が とても 強い 。 その 表面 は 滑らか で 、 異物 が 付着 する こと は ない 。 水 から 出す と 完全 に 滑らか な 塊 だ が 、 水中 で は 入水 孔 、 出水 孔 が 大きく 開い て 、 見かけ は かなり 異なる 。 被 嚢 の 表面 に は 白い 色素 が あっ て 群 体 は 白っぽく 見える が 、 色素 の 程度 によって は 内部 の 個 虫 が 透け て 見え 、 橙色 に 見える 。 また そう で なく とも 群 体側 面 は 色素 が 薄く 、 橙 褐色 が 透け て 見える 。 一つ の 群 体 に 含ま れる 個 虫 の 数 は 数 十 個体 で 大きな 群 体 で は 100 ほど に なる 。  個 虫 は 4 mm ほど の 大き さ で 、 外皮 に 垂直 に 埋まり 、 その 配列 に は 規則 性 が 見て取れ ない 。 入水 孔 と 出水 孔 は いずれ も 直接 に 外界 に 開く 。 個 虫 の 体 は 胸 ・ 腹 の 2 部 が 区別 でき 、 鰓 孔 列 は 6 。 消化 管 は 単純 な 環状 で 胃 は 腹部 の 前半 から 中央 に あり 、 表面 に は 20 - 30 の 縦 襞 が ある 。 成熟 し た 生殖 腺 は 消化 管 が 曲がっ た 部分 の 背 側 に ある 後 腹部 に 収まる 。  相模 湾 以南 の 太平洋 岸 に 普通 に 見 られる 。 岡田 他 ( 1965 ) に は 国外 の 分布 に 台湾 を 挙げ て いる が 、 西村 監修 ( 1965 ) で は 国外 の 情報 は 不明 と し て いる 。  岩礁 海岸 の 潮間 帯 、 特に 低 潮 線 付近 に 見 られ 、 岩石 上 に 付着 、 転石 の 下面 に も 見 られる こと が ある 。 他 に ホンダワラ など 海藻 の 根本 付近 や 、 希 に カニ の 甲 に 付着 し て 発見 さ れる こと も ある 。  有性 生殖 の 他 、 無性 生殖 が 盛ん に 行わ れる 。 群 体内 で は 個 虫 が 横 分裂 によって 増殖 する 。 群 体 そのもの は 二分 し て 増える 分裂 の 他 に 、 特殊 な 型 として 一 個 虫 が 周囲 に 少数 の 被 嚢 を 合わせ た 形 で 芽出し 、 これ が 母 群 体 を 離れ て 独立 する という 方法 が 見 られる 。 これ を 群 体 出芽 と いう 。 なお 、 学名 の 種 小名   proliferus   も 、 この 出芽 する という 性質 に 基づく 。  群 体 の 成長 に 伴っ て 個 虫 も 成熟 する らしく 、 神奈川 県 で の 調査 で は 、 含ま れる 個 虫 が 40 以下 の 群 体 で は 有性 生殖 器官 が 成熟 し た 個 虫 は 個 虫 の 半数 に 満た ない が 、 それ 以上 の 個 虫 を 含む 群 で は 成熟 個体 が 半数 を 超え 、 より 個 虫 の 多い 群 体 で は ほとんど の 個 虫 が 成熟 卵 や 胚 を 抱え て いる 。 種田 ・ 山口 は これ について 、 群 体 の 分裂 によって 個 虫 の 『 若返り 』 が 生じる の で は ない か と 述べ 、 他 の 群 体 ボヤ で は 生活 に 不適 な 時期 に 個 虫 を 退化 さ せ たり 有性 生殖 を し た 後 に 死滅 する 例 が ある こと 、 本 種 で は その よう な こと が 起き ない こと から 、 この 『 若返り 』 によって それ を 乗り越え られ て いる 可能 性 を 論じ て いる 。住 血 吸虫科 （ じ ゅうけつきゅうちゅうか 、 学名   " Schistosomatidae "） は 、 扁形動 物 門 吸虫綱 有壁 吸虫目 の 1 科 で あり 、 鳥類 や 哺乳類 の 血管 内 に 寄生 する 寄生虫 の 一群 で ある 。 雌雄 異体 。ヒクラゲ （ 火 水母 、 火 海月 、 学名   ） は 、 イルカンジクラゲ 科 に 属する クラゲ の 一種 。  主 に 瀬戸内海 で 秋 から 冬 にかけて 見 られる 立方 クラゲ 。 箱 型 の 傘 と 、 傘 の 四隅 から 1 本 ずつ 伸びる 淡い 桃色 を し た 4 本 の 触手 を 持つ 。 立方 クラゲ 類 の 中 で は 大型 種 で あり 、 成熟 する と 傘 高 は 大きな もの で 15 - 23 cm 、 触手 は 最長 で 1 m 以上 に なる 。  立方 クラゲ 類 は 、 その 多く が ポリプ 世代 から 直接 クラゲ 世代 に 変態 する という 特徴 を 持つ が 、 本 種 は タコ クラゲ や サカサクラゲ など の 鉢 クラゲ 類 と 同様 に 、 ポリプ が まず ストロビラ 化 し 、 そこ から クラゲ 世代 へ と 変態 する 。  強い 刺 胞毒 を 持ち 、 刺さ れる と 激痛 を 感じる 。 その後 は ヒリヒリ と し た 痛み が 数 時間 から 数 日間 にかけて 続き 、 患部 は ミミズ 腫れ の よう に なる 。 この 症状 が 火傷 に 似 て いる こと から ヒ ( 火 ) クラゲ という 名 が つい た と さ れ て いる 。  刺さ れ た 人 の 体質 に も よる が 、 大事 に 至る こと は 殆ど ない 。  刺さ れ た 場合 は 速やか に 陸 に 上がり 、 海水 を かけ て 刺 胞 を 洗い流し 様子 を 見る 。サルパ は 、 生物 学 上 ホヤ の 仲間 に 分類 さ れる 樽 形 で プランクトン 性 の 尾 索 動物 で ある 。 収縮 により 、 寒天 質 の 体 に 水 を 通す こと で 移動 する 。 この 推進 方法 は 、 ジェット 推進 として は 動物 界 において 最も 効率 の 良い システム の 1 つ で ある 。 サルパ は 、 吸引 し た 水 を 体内 の 捕食 フィルター で 濾過 し 、 植物 プランクトン を 摂取 する 。  サル パ という 名称 は 、 学名 の " Salpa " に 由来 し 、 これ が 標準 和名 に なっ た 物 で ある 。 これ は 厳密 に は 、 トガリサルパ 属 に 属する 7 種 に対して の 総称 として 使わ れ て いる ( 分類 に関して は 後述 )。  サルパ は 、 赤道 下 、 温帯 、 冷 帯 の 海 に 棲息 し 、 そこで 海面 近く に 単独 で 、 または 長い 糸 の よう な コロニー として 見 られる 。 最も 多く 見 られる の は 南極 海 で あり 、 しばしば 深海 で 巨大 な 群れ を 形成 し 、 時には オキアミ より 多い こと も ある 。 1910 年 以降 、 南極 海 の オキアミ の 個体 数 が 減少 する と 、 サルパ の 個体 数 が 増える よう に 見える 。 ワシントン 州 沿岸 で も サルパ の 個体 数 は 増え て いる 。  サルパ は 複雑 な 生活 環 を 持ち 、 生殖 の 仕方 が 一 世代 ごと に 交互 に 変わる 。 生活 環 に は 2 つ の 段階 が ある が 、 双方 の 段階 が 同時に 海中 に 存在 する 。 見た目 は かなり 異なる が 、 どちら も 寒天 質 で ほぼ 透明 な 管状 の 動物 で 、 1 - 10 センチメートル 程度 の 大き さ で ある 。 卵生 個 虫   ( oozoid )   と 呼ば れる 単独 の 段階 で は 樽 型 だ が 、 無性 生殖 によって 数 十 から 数 百 の 個体 から なる 鎖 を 作り出し 、 これ は 小さい 段階 で 親 から 切り離さ れる 。  鎖 を 構成 する 個体 は 芽生 個 虫   ( blastozooid )   と 呼ば れる 。 浮遊 中 や 食餌 中 も 繋がっ た まま で 、 それぞれ の 個体 の 大き さ が 成長 する 。 個々 の 芽生 個 虫 は 有性 生殖 を 行う 。 芽生 個 虫 は 隣接 的 雌雄 同体 で 、 最初 に 雌 に 成熟 し 、 鎖 中 で より 古い 個体 が 生み出し た 雄 性 配偶 子 で 受精 する 。 胚 は 親 の 体 壁 に 付着 する 。 成長 し た 卵生 個 虫 は 最終 的 に 親 の 芽生 個 虫 から 放出 さ れ 、 単独 の 無性 生殖 段階 に 戻る 。  世代 の 交代 により 、 世代 の 時間 を 短く する こと が 可能 に なり 、 単独 の 段階 と 集合 の 段階 の 個体 が 同時に 海中 に 存在 する 。 植物 プランクトン が 豊富 な 時 に は 、 この 速い 生殖 により サルパ が 短期間 繁栄 し 、 大 部分 の 植物 プランクトン を 食べ 尽くす 。 大量 の サルパ を 維持 する 餌 が 足り なく なる と 、 この 繁栄 の 期間 は 終わる 。  サルパ が 繁栄 し た 理由 の 一つ に 、 植物 プランクトン の 大量 発生 へ の 対応 方法 が ある 。 餌 が 十分 で あれ ば サルパ は 急速 に クローン を 産み 出し 、 それ が あらゆる 多 細胞 動物 より も 速く 成長 する こと で 、 海 から 急速 に 植物 プランクトン を 除去 する 。 しかし 、 プランクトン の 密度 が 高 すぎる と 、 サルパ は 動き を 妨げ られ 沈む 。 この 期間 、 浜辺 に は サルパ の 体 が シート 状 に 積み 上がり 、 スライム 状 に なる 。 さらに 、 サル パ と の 競合 によって 他 の プランクトン の 個体 数 も 変動 する 。  海中 に 沈む サルパ の 糞 塊 や 死骸 は 炭素 を 海底 に 運ぶ 。 サルパ の 量 は 、 海洋 の 生物 ポンプ の 役割 を 効率 良く 果たす の に 十分 で ある 。 その ため 、 サルパ の 存在 量 や 分布 の 大きな 変化 は 、 海洋 の 炭素 サイクル を 変え 、 気候 変動 に 影響 する 可能 性 が ある 。  底 生 性 の ホヤ 類 や 、 ウミタル 目 、 ヒカリ ボヤ 目 等 の 海洋 性 尾 索 動物 と 近 縁 で ある 。  単純 な 体 の 構造 と プランクトン の よう な 行動 から クラゲ の よう に 見える が 、 背部 神経 索 を 持つ 脊索 動物 で ある 。  サルパ は 脊椎動物 の 前 段階 の 形態 を 持つ と 考え られ 、 脊椎動物 の 進化 モデル の 出発 点 として 用い られる 。 サルパ の 小さな 神経 の 塊 は 、 原始 的 な 神経 系 の 最初 の 例 で あり 、 後 により 複雑 な 脊椎動物 の 中枢 神経 系 に 進化 し た と 考え られ て いる 。  13 属 44 種 が 属する 。 分類 と 種 数 は WoRMS 、 和名 は BISMaL に よる 。  Cyclosalpinae   ワサルパ 亜 科  Salpinae   サルパ 亜 科  1920 年代 に 北海 に " Salpa   fusiformis "   が 大量 に 侵入 し 、 ニシン 漁 に 衰退 を もたらし た 。 福井 県 など 一部 地域 の 越前 ガニ 漁期 にて しばしば 大量 発生 し て 漁網 を 目 詰まり さ せ 、 カニ を 引き上げる 電動 ウインチ が 重 すぎ て 壊れる 、 漁網 が 破れる など の 二 次 被害 が 発生 し 、 水 から 引き上げ た 漁網 に も サルパ が 絡み付い て 取り きれ ない と いう 。ヒカリ ボヤ 科   ( Pyrosomatidae   ) は 、 脊索 動物 に 含ま れる 動物 の 1 群 。 中空 円筒 の 構造 に 多数 の 個 虫 を 含む 群 体 を 形成 する 。  多数 の 小さな 個体 が 集まっ た 群 体 を 形成 する 動物 。 群 体 は 中空 円筒 の 外皮 （ 被 嚢 ） に 埋まる 。 外皮 の 中 の 空洞 は 片側 で 外 に 開き 、 こちら が 進行 方向 の 反対 側 と なる 。 個 虫 は 水 を 吸い込む 入 水口 と 吐き出す 出水 口 を 持ち 、 入水 口 は 外皮 の 外側 に 、 出水 口 は 内側 の 共同 排出 腔 に 開く 。 群 体 の 大き さ は 、 多く の もの で は 長 さ 数 cm 程度 で ある が 、 ナガヒカリボヤ   " Pyrostremma   spinosum "   は 20 m を 越える 。  プランクトン で あり 、 海中 を 漂っ て 暮らす 。 その 際 、 群 体 の 外 に 面し た 入水 口 から 吸い込ん だ 水 を 内側 の 共同 排出 腔 に 出し 、 これ が 後端 の 開口 部 から 排出 する こと で 、 群 体 は ゆっくり と 移動 する 。  極地 以外 の 全て の 海洋 の 外洋 息 に 分布 し 、 海洋 表層 から 1000 m 以深 まで 知ら れる 。 ヒカリ ボヤ   " Pyrosoma   atlanticum " で は 昼夜 で 数 百 m も の 垂直 移動 を する こと が 知ら れ て いる 。  群 体 は 胚 発生 から 生じ た 壺 状 卵生 個 虫   ( cyathozoid )   から 芽 性 個 虫   ( ascidiozooid )   を 生じる こと で 成長 し 、 その後 に 有性 生殖 が 行わ れる 。 雌雄 同体 で 、 卵 は 輸卵管 の 出口 で 受精 、 右 囲鰓腔 に 入っ て 発生 を 進める 。 それ によって 形成 さ れ た 無性 個体 が 、 ヒカリ ボヤ 亜 科 の もの で は 4 個 の 有性 個体 を 分節 的 に 生じる こと により 、 Tetrazoid 幼生 と なる 。 この 幼生 は 球形 で 、 内部 に は その 4 個 の 個 虫 と 退化 し た 無性 個 虫 が 残り 、 一端 に は 共同 排出 腔 が 開く 。 最初 の 有性 個 虫 は 生殖 腺 を 持っ て は いる が これ は 発達 せ ず 、 その 体 の 後腹 部 の 芽 茎 から 後方 へ 分節 的 に 新た な 個 虫 を 形成 し 、 それら が 有性 生殖 を 行う 。 なお 、 最初 の 無性 個体 から 形成 さ れる 有性 個 虫 の 数 は 、 ナガヒカリボヤ 亜 科 で は 30 - 80 に 達する 。  摂 食 は 鰓 嚢 を 粘液 の シート で 内張 し 、 これ を 使っ て 濾過 摂 食 を 行う 。 名前 の 通り 、 発光 する こと が 知ら れる が 、 これ は 共生 細菌 による もの と さ れる 。  この 科 のみ で ヒカリ ボヤ 目   Pyrosomatida   を 構成 する 。 更に これ は タリア 綱 に 含ま れ 、 その 中 で 火 体 亜 綱   Pyrosomata   を 立て 、 この 目 のみ を 含ん で それ 以外 の もの すべて と 分ける 。 世界 に 3 属 8 種 が 知ら れ 、 それ を 2 亜 科 に 分ける 。 ヒカリ ボヤ 亜 科 は 群 体 の 共同 排出 腔 に 隔膜 が あり 、 ナガヒカリボヤ 亜 科 で は それ を 欠く 。リトル・ニッキー   ( Little   Nicky )   は 、 世界 で 初めて 商用 ペット として 作成 さ れ た クローンネコ で ある 。 2004 年 10 月 17 日 に 誕生 し た 。 彼 は 、 ニッキー   ( Nicky )   という 名前 の 19 歳 の メインクーン の DNA から 作成 さ れ た 。 ニッキー は 2003 年 に 死亡 し て いる 。 リトル・ニッキー の 買い手 は ノース テキサス 州 に 住む Julie という 女性 で ある （ 苗字 は 明かさ れ て い ない ） 。 値段 は $ 50 , 000 で あっ た 。  この クローン の 作成 は カリフォルニア 州 に 拠点 を 置く 社 によって 行わ れ た 。 この 会社 は 2006 年 に 閉業 し て いる 。  および 他 の 動物 福祉 団体 は 、 $ 50 , 000 の クローン・ペット 代 は 毎年 何 百 万 匹 と殺 処分 さ れる 動物 を 救う ため に 用い た 方 が 良い と 、 この クローン 作成 を 糾弾 し た 。  この ネコ に 悪性 の 副作用 は 見 られ て い ない 。ヘパトシスティス は 、 アピコンプレックス 門 に 属する 寄生 性 の 原生 生物 で ある 。 媒介 者 は ヌカカ で あり 、 哺乳類 の 肝 細胞 や 赤血球 内 に 寄生 する 。 分類 学 的 に は ヘパトシスティス 属 () に およそ 25 種 が 知ら れ て いる 。  肝臓 で 直径 1 mm から 数 mm 程度 の メロシスト と 呼ば れる 小 結節 と なり 、 肉眼 で も 肝臓 表面 に 観察 する こと が できる 。 顕微鏡 的 に は メロシスト の 周囲 に 好 酸 球 や マクロファージ が 集結 し て おり 、 局所 的 に 線維 化 や 出血 が 認め られる 。 成熟 メロシスト の 中央 部 は エオジン 好 染 性 の 液 胞 が 大きく 発達 し 、 周縁 部 に は 大量 の 娘 虫 体 （ メロゾイト ） が 生じる 。  赤血球 中 で は マラリア 原虫 の もの と 良く 似 た リング 体 と なる が 、 マラリア 原虫 と 違っ て 無性 生殖 を 行わ ず に 常に 生殖 母体 を 形成 する 。 生殖 母体 は 赤血球 より やや 大きく 、 雌 性 生殖 母体 の ほう が やや 大きい が 、 細胞 核 は 雄 性 生殖 母体 の 方 が 大きい 。  中間 宿主 は 哺乳類 で 、 狭 鼻 猿 （ 旧 世界 ザル ） や コウモリ が 多く 、 それ 以外 に カバ や リス が 知ら れ て いる 。 終 宿主 は ヌカカ の なか でも 属 で ある 。 感染 から 血液 中 に 見出さ れる まで の 潜伏 期間 は 2 ヶ月 程度 で 、 1 ヶ月 程度 で 自然 に 消失 する 。 ふつう 感染 動物 に 発熱 は 認め られ ない が 、 貧血 を 起こす 場合 が ある 。  ヌカカ が 哺乳 動物 を 吸血 し た 際 に スポロゾイト が 唾液 と共に 侵入 する 。 まず 肝 細胞 に 感染 し 、 1 ヶ月 から 2 ヶ月 ほど かけ て メロシスト を 形成 する が 、 脾臓 や 肺 で 発育 する 場合 も ある 。 メロシスト から 放出 さ れ た メロゾイト は 他 の 肝 細胞 に 再 感染 する ほか 、 赤血球 に 感染 し て リング 体 を 形成 する 。 リング 体 は 栄養 体 を 経 て 雌雄 の 生殖 母体 と なり 、 それ が ヌカカ に 吸血 さ れ て 配偶 子 と なり 有性 生殖 を 行う 。 オーシスト は おもに 頭部 の 血 体腔 に 生じる 。  アピコンプレックス 門 無 コノイド 綱 住 血 胞子 虫 目 に 属し 、 研究 者 により プラスモジウム 科 または ヘモプロテウス 科 に 所属 さ せる 。 なお 分子 系統 解析 の 結果 から 、 ヘパトシスティス は 哺乳類 を 宿主 と する マラリア 原虫 の 一部 が 特殊 化 し た もの と 推定 さ れ て おり 、 ヘモプロテウス 科 と する 場合 に は 生物 の 系統 を 反映 でき ない 。  以下 に ヘパトシスティス に 属する 種 と その 宿主 を 例示 する 。肉 胞子 虫 科 （ にく ほうし ち ゅうか 、 ） は アピコンプレックス 門 に 属する 科 の 1 つ 。 コクシジウム 類 の うち 、 主として 哺乳 動物 の 体内 に シスト を 作る 寄生 性 原生 生物 を まとめ た 分類 群 で ある 。  成熟 オーシスト 内 に は スポロシスト 2 つ が 生じ 、 その 内部 に 4 つ の スポロゾイト が 生じる が 、 スチーダ 小体 は 存在 し ない 。 組織 中 に 様々 な 大き さ の シスト を 生じる 。  古典 的 に は 原生 動物 門 胞子 虫 綱 住 肉 胞子 虫 目 に 所属 さ せ て い た が 、 その 位置付け を 巡っ て は 様々 な 議論 が あっ た 。 1960 年代 から 1970 年代 にかけて 生活 環 が 明らか と なっ た こと で 、 コクシジウム 類 の 一部 と みなさ れる よう に なっ た 。  下位 分類 は 以下 の 通り で ある 。  また カエル の 腎臓 に 寄生 する および コウモリ の 腎臓 に 寄生 する は 本科 （ とくに トキソプラズマ 亜 科 ） に 所属 する と 考え られ て いる 。アイメリア 科 （ あい め り あ か 、 ） は 宿主 が 1 種類 で その 細胞 内 に 寄生 する 典型 的 な コクシジウム 類 を まとめ た 分類 群 で あり 、 およそ 1500 種 と アピコンプレックス 門 の なか でも 巨大 な 科 で ある 。  胞子 虫 の なか でも 代表 的 な 一 群 で 、 古典 的 に は 原生 動物 門 胞子 虫 綱 球 虫 目 に 所属 さ せ て い た 。 アイメリア 科 は およそ 1500 種 を 擁する 巨大 な 分類 群 で ある が 、 分子 系統 解析 によって も 比較的 安定 な クレード を 形成 し て いる 。  下位 分類 は 「 胞子 」 （ オーシスト や スポロシスト ） の 構造 に 注目 し て 以下 の 各 属 に 分ける 。  この 分類 体系 が 生物 の 系統 を 反映 し て いる か は はっきり し ない が 、 少なくとも イソスポーラ 属 や サイクロスポーラ 属 は アイメリア 属 に 内包 さ れる こと が 判明 し て いる 。ガメトゴニー （ ） 、 生殖 体 形成 （ せいし ょくたいけいせい ） は 単細胞 寄生 生物 の 増殖 相 の 1 つ で 、 有性 生殖 の ため 配偶 子 を 形成 する 過程 。 ガメトゴニー を 行う 細胞 を 生殖 母体 （ せいし ょくぼたい ） 、 ガモント () または ガメトサイト () と いい 、 生じる 配偶 子 は 生殖 体 （ せいし ょくたい ） 、 ガ メート () と 呼ぶ 。  分類 群 によって ガメトゴニー の 様式 は 大きく 異なる 。 グレガリナ 類 の 場合 、 宿主 体内 に 入る と スポロゾイト が 細胞 に 付着 または 侵入 し て ガメトゴニー を 開始 する 。 充分 発達 し た ガモント は 連接 （ ） により 雌雄 で 対 を なし ガメトシスト () を 形成 する 。 その後 ガメトシスト の 内部 で 雌雄 それぞれ の 生殖 体 が 多数 形成 さ れ 接合 を 行う 。 コクシジウム 類 の 場合 は 、 メロゾイト の 一部 が 雌雄 の 生殖 母体 へ と 分化 し て ガメトゴニー を 行う 。 雌 性 生殖 母体 は 不動 性 の まま 雌 性 生殖 体 と なる の に対し 、 雄 性 生殖 母体 は 多数 の 雄 性 生殖 体 と なり 鞭 毛 により 運動 し て 雌 性 生殖 体 と 接合 する 。牛 バベシア （ うし バベシア 、 ） は 、 寄生 性 の 単細胞 真 核 生物 で 、 ピロ プラズマ の 1 種 。 オウシマダニ () など マダニ 類 が 媒介 し 、 ウシ など に 溶血 性 貧血 ・ 血色素 尿 ・ 神経症 状 など を 主 徴 と する 重 篤 な ピロ プラズマ 病 （ アルゼンチナ 病 ） を 引き起こす 。  幼 ダニ が 家畜 の ウシ や 、 スイギュウ 、 アフリカ スイギュウ から 吸血 し た 際 に 、 原虫 が 体内 に 侵入 する 。 幼 ダニ が 感染 源 と なる 点 は 牛 バベシア に 特徴 的 で 、 通常 バベシア 属 の 感染 源 と なる 成 ダニ や 、 若 ダニ は 感染 源 と なら ない 。 侵入 し た 原虫 は 赤血球 に 感染 し 、 その 中 で 増殖 し て 赤血球 を 破壊 する 。 成 ダニ が 吸血 する 際 に 血液 中 の 原虫 を 取り込み 、 経 卵巣 感染 によって 次代 の 幼 ダニ へ 受け継が れる 。  ヒト へ の 感染 は 稀 だ が 、 脾臓 摘出 術 を 受け た 場合 に 感染 する 場合 が ある 。  中南米 、 東南アジア 、 アフリカ 、 オーストラリア 東部 など 熱帯 ・ 亜熱帯 地域 を 中心 に 広く 存在 し て いる 。 アメリカ合衆国 で は 1943 年 に 撲滅 さ れ 、 メキシコ と の 国境 地帯 で 見出さ れる のみ で ある 。 日本 で は 過去 沖縄 県 で 見 られ て い た が 、 1993 年 を 最後 に 報告 が ない 。  2007 年 に ゲノム 解読 が 完了 し 全長 820 万 塩基 対 が 報告 さ れ た 。  ピロ プラズマ 類 は 伝統 的 に 大型 の バベシア と 小型 の タイレリア に 分け られ て き た が 、 これ は 分子 系統 解析 により 生物 の 系統 を 反映 し ない 人為 分類 で ある こと が わかっ て いる 。 もっとも 牛 バベシア は バベシア 属 の タイプ 種 で あり 、 仮に 今後 バベシア 属 を 分割 し た として も バベシア 属 に 所属 する こと に は 変わり が ない 。  1888 年 ルーマニア の 微生物 学者 が 、 ドナウ 川 周辺 の 低地 で 流行 し て い た 血色素 尿 を 呈する ウシ の 血液 中 に 見出し た 。フタゴバベシア （ ） は 、 寄生 性 の 単細胞 真 核 生物 で 、 ピロ プラズマ の 1 種 。 オウシマダニ () など マダニ 類 が 媒介 し 、 ウシ など に 溶血 性 貧血 ・ 血色素 尿 など を 主 徴 と する ピロ プラズマ 病 （ ダニ 熱 ） を 引き起こす 。  赤血球 中 で は 洋梨 型 の 細胞 が 対 に なっ て 観察 さ れ 、 これ が その 名 の 由来 と なっ て いる 。  若 ダニ や 成 ダニ が ウシ 、 スイギュウ 、 アフリカ スイギュウ など から 吸血 し た 際 に 、 唾液 中 の スポロゾイト が 体内 に 侵入 する 。 スポロゾイト は 赤血球 に 感染 し て トロフォゾイト と なり 、 二 分裂 し て 1 対 の メロゾイト と なっ て 、 赤血球 を 破壊 し て 脱出 し た メロゾイト が 次 の 赤血球 に 感染 する こと を 繰り返す 。 一部 は 赤血球 中 で 生殖 母体 と なり 、 成 ダニ が 吸血 する 際 に 取り込ま れる 。 生殖 母体 は 成 ダニ の 消化 管 中 で と なり 、 これ が 無 性的 に 増殖 し て 配偶 体 と なっ て 有性 生殖 を 行う 。 接合 子 は 消化 管 上皮 細胞 に 感染 し て 増殖 し 、 生じ た キネート () が 血 リンパ 中 に 泳ぎ 出 て 体内 の 各 組織 へ と 移行 する 。 卵巣 で 再び 無 性的 に 増殖 を 行い 、 ダニ の 卵 に 侵入 し て 休眠 する 。 生まれ た 幼 ダニ が 成長 し て 若 ダニ に なる と 、 唾液 腺 で スポロゾイト が 形成 さ れる 。  中南米 、 東南アジア 、 アフリカ 、 オーストラリア 東部 など 熱帯 ・ 亜熱帯 地域 を 中心 に 広く 存在 し て いる 。 日本 で は 過去 沖縄 県 に い た が 、 媒介 ダニ の 根絶 に 成功 し た こと で 原虫 も 見 られ なく なっ た 。  ピロ プラズマ 類 は 伝統 的 に 大型 の バベシア と 小型 の タイレリア に 分け られ て き た が 、 これ は 分子 系統 解析 により 生物 の 系統 を 反映 し ない 人為 分類 で ある こと が わかっ て いる 。 もっとも フタゴバベシア は バベシア 属 の タイプ 種 で ある 牛 バベシア と 比較的 近 縁 で あり 、 仮に 今後 バベシア 属 を 分割 し た として も バベシア 属 の 所属 で 変わら ない 可能 性 が 高い 。  近 縁 種 として は ウシ を 宿主 と する 大型 ピロ プラズマ () や ヒツジ を 宿主 と する が ある 。  1889 年 アメリカ合衆国 の 病理 学者 セオバルド・スミス ら が テキサス 熱 に かかっ た ウシ の 血液 中 に 見出し 、 1893 年 に と 命名 し た 。 ただし という 名 は すでに ヒカリ ボヤ の 属 名 として 使わ れ て い た ため 、 1895 年 に と 改名 さ れ た 。大型 ピロ プラズマ （ ） は 、 寄生 性 の 単細胞 真 核 生物 で 、 ピロ プラズマ の 1 種 。 フタトゲチマダニ () など マダニ 類 が 媒介 し 、 ウシ に 発熱 ・ 黄疸 ・ 血色素 尿 など を 主 徴 と する ピロ プラズマ 病 （ 大型 ピロ プラズマ 症 ） を 引き起こす 。  赤血球 中 で は 1 . 5 × 3   μ m ほど の 洋梨 型 の 細胞 が 対 に なっ て 観察 さ れる 。  東アジア および 東南アジア に 存在 し て いる が 、 感染 割合 は 数 パーセント と 低い 。 日本 において も 広く 存在 が 知ら れ て いる 。  ピロ プラズマ 類 は 伝統 的 に 大型 の バベシア と 小型 の タイレリア に 分け られ て き た が 、 これ は 分子 系統 解析 により 生物 の 系統 を 反映 し ない 人為 分類 で ある こと が わかっ て いる 。 もっとも 大型 ピロ プラズマ は バベシア 属 の タイプ 種 で ある 牛 バベシア と 比較的 近 縁 で あり 、 仮に 今後 バベシア 属 を 分割 し た として も バベシア 属 の 所属 で 変わら ない 可能 性 が 高い 。  近 縁 種 として は ウシ を 宿主 と する フタゴバベシア () が ごく 近 縁 で 、 ついで ヒツジ を 宿主 と する が ある 。  日本 における ウシ の バベシア 症 は 、 かつて フタゴバベシア が 病原 体 だ と 考え られ て い た 。 しかし 媒介 者 が フタトゲチマダニ で ある という こと が 明らか に なり 、 ウシ に 感染 する 他 の バベシア 種 と の 比較 を 経 て 、 家畜 衛生 試験場 の 南 哲郎 と 石原 忠雄 が 1980 年 に 新種 として 記載 し た 。パピーミル （ ） は 、 英語 で 「 子犬 工場 」 を 意味 し 、 営利 を 目的 として 犬 など の 愛玩 動物 を 費用 を 抑え て 大量 に 繁殖 さ せ て いる 悪質 な ブリーダー の こと を 指す 。 養鶏 、 その他 産業 動物 の 畜産 、 魚介 類 の 養殖 、 養蚕 、 養蜂 について は 対象 が 愛玩 動物 で は ない ため パピーミル と は 呼ば れ ない 。  愛玩 動物 の ブリーダー は 大きく 分け て シリアスブリーダー と パピーミル に 分かれる 。 シリアスブリーダー と は 血統 を 残す こと を 目的 と し た 育種 家 で あり 、 主 に 素人 の 愛好 家 によって 営ま れる 。 シリアスブリーダー は 個体 の 健康 に 配慮 し 無理 な 出産 を さ せ ない ため 利益 に なら ない 。 それ に対し 、 営利 目的 の 悪質 な ブリーダー を パピーミル と 呼ぶ 。  パピーミル で は 、 幼 獣 の 個体 は 製品 、 成獣 の 個体 は 製品 の 製造 設備 と みなさ れ 、 いずれ も 生物 として 適切 に 扱わ れる こと は ない 。 シリアスブリーダー は 個体 に 掛かる 負担 を 考慮 し て 出産 の 間隔 および 一 生涯 における 出産 回数 など を 調整 する が 、 パピーミル で は 母体 へ の 負担 より も 生産 性 を 重視 し 、 一 個体 あたり の 床 面積 や 、 環境 の メンテナンス 費用 、 食費 など も 最小限 に 抑え られ て いる 。 朝日新聞 の 『 知恵 蔵   』 に よれ ば 、 犬 の 場合 、 繁殖 条件 の 悪 さ に 起因 する 先天 性 または 後天 性 の 健康 問題 の ある 個体 も 珍しく は ない 。 不法 な 遺棄 事件 や 多 頭 飼育 崩壊 として 発覚 する こと も ある 。 生体 小売 業 として の あり方 や 動物 福祉 の 面 から も 問題 と なっ て いる 。ヒガシナメクジウオ   " Branchiostoma   japonicum "   は 、 頭 索 動物 に 属する 動物 の 1 種 。 脊索 動物 で は ある が 魚 で は なく 、 無 脊椎動物 で ある 。  ナメクジ ウオ は 、 魚 という 名 を 持っ て は いる が 、 魚 らしい 点 は ごく 少ない 。 外見 的 に は 左右 から 扁平 で 細長い 形 を し て おり 、 背びれ など の 鰭 が ある 点 は 魚 らしい が 、 対 鰭 は なく 、 頭部 も 分化 し ない 。 鱗 は なく 、 半 透明 の 身体 を し て いる 。 短時間 なら 身体 を くねら せ て 泳ぐ こと は できる が 、 普通 は 砂 の 中 に 潜っ て 生活 する 。 この 類 で 日本 で もっとも 古く から 知ら れ 、 よく 研究 さ れ て いる の が 本 種 で ある 。  本 種 は 、 かつて は 日本 各地 の 干潟 など に 普通 に 見 られる もの だっ た が 、 現在 は 激減 し て いる 。 学術 的 貴重 さ から 多産 地 が 天然記念物 に 指定 さ れ て いる が 、 そこ でも ほとんど 見 られ なく なっ て いる 。  ナメクジ ウオ の 名 は 、 この 類 が 最初 に 記載 さ れ た 時 、 ナメクジ の 1 種 と さ れ た こと に 基づく 。 そこ から 日本 産 の 種 の 標準 和名 として 使わ れる よう に なっ た もの らしい 。  ただし 、 ナメクジ ウオ の 名称 は 頭 索 動物 の 総称 として 使わ れる こと も 多く 、 種 の 和名 と 混同 し がち で ある と の こと で 、 本 種 だけ の 和名 として ヒガシナメクジウオ という 名 が 提唱 さ れ た 。 しかし 、 後述 する よう に 日本 産 の 種 は その後 に 学名 が 変更 に なっ た 。 この 和名 は 形式 的 に は それ 以前 の 学名 で ある   " B .   belcheri "   に対して 与え られ た こと から 、 安井 ( 2012 ) は 日本 産 の ナメクジ ウオ に は 和名 が ない 状態 で ある と 述べ て いる 。 しかし その後 、 改めて 本 種 を ヒガシナメクジウオ と 呼称 し て いる 文献 も ある ので 、 本 記事 も それ に 従っ た 。  本 種 を 含め 、 ナメクジ ウオ 類 は 外見 的 特徴 に 差 が 少ない 。 以下 は ほぼ 全て に 共通 する 特徴 で ある 。 詳細 の 構造 は 頭 索 動物 の 項 を 参照 さ れ たい 。 体 は 左右 に 扁平 で 表面 は 滑らか で 、 頭部 として 区別 出来る 部分 は ない 。 背中 に は その ほぼ 全長 に 渡っ て ごく 低い 背びれ が 伸び 、 腹 面 で は 前半 部 に は 左右 に 稜 が 走り 、 それ 以降 で は 低い 腹 びれ 、 それに 最 後尾 で は 上下 に やや 薄い 尾鰭 が ある 。 口 は 前端 の 腹 側 に あり 、 左右 に 触手 が 約 40 本 並ぶ 。 触手 の 基部 は 触手 間 膜 で つながる 。 生殖 腺 は 腹 側 の 左右 に 体 節 的 に 配置 する 。 体 の 側面 に はく の 字 状 の 筋 節 が 並ぶ 。  本 種 を 識別 する 特徴 として は 以下 の 通り 。 体長 は 5 cm 程度 に なる が 、 性的 に は 25 mm 程度 で 成熟 する 。 触手 間 膜 は 低い 。 中 腸 盲 管 は 長い 。 生殖 腺 は 両側 腹 面 に あり 、 23 - 29 個 。 筋 節 の 数 は 64 - 69 で 平均 66 . 5 。 肛門 前 の 鰭 室 数 が 46 - 64 。  日本 で は 主として 関東 から 九州 にかけて の 太平洋 岸 と 瀬戸内海 に 分布 が 集中 し て おり 、 他 に 三陸 山田 湾 と 丹後半島 で の 記録 が ある 。 鹿児島 以南 で は 採集 さ れ て い ない 。  世界 的 に は インド洋 から 西太平洋 の 暖海 に 分布 する と さ れ て き た が 、 後述 の よう な 分類 の 見直し が あり 、 現在 で は 日本 に いる 種 は 、 他 に 中国 まで 分布 する もの と し て いる 。  砂 質 の 海底 に 生息 し 、 潮間 帯 から 水深 50 m （～ 75 m ） まで に 生息 する 。  ヒガシナメクジウオ の 生息 し て いる の は 貧 栄養 で 有機物 が 少ない 場所 で 、 その よう な 場所 で は 他 の 底 生 動物 は ほとんど 出現 し ない 。 つまり 、 普通 の 底 生 動物 が 利用 出来 ない 特殊 な 環境 に 適応 し た 動物 と 言える 。 ただし 、 成体 が 貝殻 の 破片 など を 含む 荒い 砂 質 を 好む の に対して 、 下記 の よう に 定着 し た ばかり の 幼生 は より 泥 質 に 近い 場所 を 選び 、 砂 質 によって 生息 する 個体 の 大き さ が 異なる 。  古い 情報 で は 本 種 の 生活 は 以下 の よう で ある 。  ただし 、 佐藤 編 ( 2001 ) で は 水槽 内 の 飼育 観察 の 結果 として 、 本 種 は 全身 を 砂 に 埋め て おり 、 体 の 前端 部 を 出し て いる の は 弱っ た 個体 だけ だっ た と の こと 。 普段 は 砂 の 中 に 埋まり 、 砂 の 隙間 や その 表面 に ある 有機物 片 を 取り込ん で いる もの と 判断 し て いる 。 ただし 、 実際 に どんな もの が 主たる 餌 と なっ て いる か について は 不明 で ある と いう 。  さらに 西村 編著 ( 1991 ) で は 、 この 群 全体 の 特徴 として 「 海底 に 浅く 潜 」 る 「 定 在 的 な 生活 」 「 一時 的 に 」 泳ぎ 出 て も 「 持続 し ない 」 と ある 。 また 、 ヒガシナメクジウオ を 水族館 で 展示 する 方法 を 検討 する 記事 の 中 で 、 何より 底 に 砂 を 敷く と 、 ほとんど の 個体 が 潜っ て しまい 、 客 から 見え なく なる こと が 問題 で ある と し 、 夜 を 再現 し たり 照明 や 水温 等 を 調節 し て も 、 特に 変化 は なかっ た と し て いる 。 2005 年 の 『 小学館 の 図鑑 ・ NEO   ７   水 の 生物 』 で も 『 ほとんど 泳が ず 、 砂 の 中 で じっと し て 』 いる と あり 、 昼間 の 行動 について は さほど 表現 に 差 は ない ものの 、 夜間 に 泳ぎ 回る と の 記述 は 近年 の 文献 に は ない 。  雌雄 異体 で 、 個体 数 は ほぼ 同数 で ある 。 繁殖 期 は 6 - 7 月 で 、 体外 受精 。 成熟 する と 、 その 生殖 腺 は 雄 で は 白 、 雌 で は 黄色く なる 。 雌雄 が 卵 と 精子 を 海水 中 に 放出 する 。 幼生 は プランクトン 生活 を 数 ヶ月 間 送っ た 後 に 底 生 生活 に 入る 。 この 時 の 幼生 は 体長 1 cm 程度 で ある 。 それ 以降 の 成長 は 遅く 、 年間 に 1 cm 程度 と 見 られ 、 6 cm の 成体 に 達する に は 5 年 ばかり かかる と 思わ れる 。 寿命 も その 程度 と 考え られる 。  ナメクジ ウオ 類 に は 世界 に 3 属 35 種 が 知ら れ 、 それら を 1 科 に まとめる 。 日本 に は 3 属 4 種 が 知ら れる 。 本 種 が 含ま れる ナメクジ ウオ 属 は 、 生殖 腺 が 左右 両側 に ある の に対し 、 他 の 属 で は 右側 のみ に 発達 する こと で 区別 出来る 。 本属 の もの は 日本 で は 本 種 のみ で ある 。  従来 、 日本 産 の 種 は インド洋 から 西太平洋 に 分布 する   " B .   belcheri "   と 同じ もの と さ れ 、 この 学名 が 使わ れ て き た 。 ところが 2005 年 に 中国 沿岸 の ナメクジ ウオ 属 に 2 種 が 存在 する こと が 示さ れ 、 日本 産 の もの は   " B .   belcheri "   では ない と し 、 下 の 学名 が 当て られ た 。 " B .   belcheri " で は 肛門 前 鰭 室 が 80 - 100 と ずっと 多い など 、 形態 的 に も 違い が あり 、 また 遺伝子 的 に も 違い が ある 。 生殖 時期 も ずれる と いう 。  害 は 知ら れ て い ない 。 利用 も 実用 的 に は ほとんど ない 。 中国 の 履門 で は 漁獲 し て 食用 と さ れる 。  だが 何より 、 本 種 を 含む 頭 索 類 は 脊椎動物 の 先祖 に 最も 近い 無 脊椎動物 として 、 生物 学 上 重視 さ れ て き た 。 例えば 内田 他 ( 1947 ) に は 『 此類 ハ 脊椎動物 ノ 最低 位置 ニ 近 キモノナルヲ 以 テ 、 形態 學 者 ノ 研究 材料 トシテ 古 來最 モ 貴 バル （ ママ ） 』 と ある 。 研究 対象 として は ヨーロッパ で は   " B .   lanceolatum "   を 、 アメリカ で は   " B .   floridae "   が 使わ れる こと が 多く 、 日本 で は 本 種 を 用い て 多く の 研究 が 成さ れ て き た 。 これ まで は 野外 から 採集 し た もの を 一時 的 に 飼育 する 方法 だけ で 、 その 範囲 で 実験 材料 と し て き た が 、 本 種 で も 累代 飼育 が やっと 可能 に なっ た ばかり で ある 。 これ が より 容易 に 行える 方法 が 確立 さ れれ ば 、 モデル 生物 として の 利用 が 期待 さ れる 。  学術 上 重要 な もの として 古く から 知ら れ て おり 、 日本 で は 愛知 県 蒲郡 市 大島 と 広島 県 三原 市有 龍島 が ナメクジ ウオ 生息 地 として 国 指定 の 天然記念物 と なっ て いる 。 ただし 、 その ころ に は 分布 域内 の 干潟 等 で は 普通 種 で あっ た 。 しかし 、 これら の 地域 を 含め 、 各地 で 激減 し て いる 。 上記 指定 地 で も 潮間 帯 の 個体 群 は ほぼ 壊滅 状態 に ある と いう 。 有明海 など に は まだ 高密度 で 生息 する 地域 も ある が 、 その 面積 は 狭く 、 まばら に 点在 する 状態 で ある と いう 。 蒲郡 市 の 指定 地域 で は 、 1968 年 まで は 見 られ た ものの 、 その後 は 記録 が ない 。  減少 の 原因 として は 佐藤 編 ( 2001 ) は 海 砂 の 採取 が 大きい と し て いる 。 日本 ベン トス 学会 編 ( 2012 ) は それ に 加え て 埋め立て と 海洋 汚染 を あげ て いる 。オオグチボヤ   " Megalodicopia   hians "   は 、 ホヤ の 仲間 の 1 種 。 深海 に 産し 、 人 が 大口 を 開け て いる よう な 姿 を し て いる 。  この 種 は まるで 人間 が 大きな 口 を 開け た よう な 形 を し て いる 。 それ が この 名 の 由来 らしい が 、 実際 に は この 口 の よう な 部分 は 入水 孔 で あり 、 これ を 開い て ごく 小型 の 動物 まで も 食物 と する 、 肉食 性 の ホヤ と 呼ば れる もの の 一つ で ある 。 和名 は そのまま 、 大きな 口 に 見える こと から 。  本体 は ほぼ 球形 で 、 直径 は 50 - 70 mm 。 その 下 に は 30 - 50 mm の 柄 部 が あり 、 その 下面 で 硬い 基盤 に 付着 し て いる 。 柄 の 太 さ に は 変異 が ある 。 入水 孔 は 本体 の 横 面 に あり 、 横 に 裂け た 大きな 口 を 形成 し 、 その 縁 は 前 唇 と 後 唇 が 明確 に 区別 出来る 。 唇 の 縁 は 滑らか に なっ て いる 。 出水 孔 は 本体 の 頂 部 に あり 、 入水 孔 と は 異なり 、 普通 の ホヤ サイズ で 6 葉 に 囲ま れる 。 外皮 は やや 厚く 、 寒天 質 で 半 透明 、 乳 黄 緑色 から 乳白色 を 呈する 。 表面 は 滑らか で 筋 膜 は ごく 薄い 。 鰓 嚢 は 浅く 、 褶襞 は ない 。 鰓 孔 は 不規則 な 網目 状 で 、 内 縦走 筋 と 背 膜 に 当たる 構造 が ない 。 鰓 嚢 へ の 入り口 に ある 触手 は 小さな 葉状 で 数多く 、 数 百 に 達する 。 消化 管 は 鰓 嚢 の 腹 面 側 に 簡単 な 環 を なし 、 胃 は 楕円 形 で 表面 に 不規則 な 襞 が ある 。 生殖 腺 は この 腸 が 作る 環 の 内側 に 収まる 。  世界 の 深海 に 広く 分布 し 、 日本 で は 1965 年 の 段階 で は 相模 湾 と 佐渡 島 沖 の 350 - 400 m から 、 それぞれ 1 個体 が 採集 さ れ た だけ で あっ た 。 しかし 2000 年 に 富山 湾 の 水深 700 - 900 m において 本 種 の 巨大 コロニー が 発見 さ れ た 。 本 種 の 巨大 コロニー の 発見 は これ が 世界 最初 で あっ た 。  泥 質 の 海底 から 立ち上がっ て 見える こと も ある が 、 その 場合 も 泥 の 中 の 固形 物 に 付着 し て いる もの で ある 。  オオグチ の 名 の 由来 で ある 巨大 な 入水 口 について は 、 深海 は 栄養 源 に 乏しい ため 、 浅海 性 の ホヤ より 多く の 海水 を 濾過 する 必要 が あり 、 その ため に 入水 孔 が 大きく なっ た と の 説 も ある 。  本 種 の 消化 管 内容 物 の 調査 や 飼育 観察 の 情報 から は 、 流れ て き た もの が 口 に 入れ ば 、 何で あれ 食べ て いる よう で 、 小型 甲殻 類 まで 餌 に なっ て いる と いう 。 つまり 本 種 は やはり 肉食 性 の ホヤ と 言い 得る 。  富山 湾 で の 観察 で は 、 集団 を 作っ て い た 本 種 が 、 全て 入水 口 を ほぼ 同一 の 方向 に 向け て い た 。 その 方向 は 固着 し て いる 斜面 の 最大 傾斜 方向 の 下向き で あっ た 。 個体 の 入水 孔 の 向き から 見 た 際 に 、 互いに 重なら ない よう な 分布 を し て いる よう で あっ た 。 これら の こと から 、 この 海域 で は ある程度 の 流速 を 保つ 地 衝流 が 存在 し 、 それ によって 恒久 的 な 餌 の 供給 が ある ため に コロニー が 維持 さ れ て いる 可能 性 が ある 。 これ について 、 富山湾 は 栄養 豊富 で あり 、 餌 が 多い こと から 、 遙 か に 貧 栄養 な 環境 で 肉食 性 に 進化 し た 本 種 が 、 富山湾 で 大きな 集団 を 作り 得 た の で は と の 考え も ある 。  なお 、 刺激 を 受ける と 入水 口 を 閉じ 、 小さく 丸く なる 。 マニピュレータ を 使っ て 採集 しよ う と し た 際 に は 、 口 を 閉じ 、 しゃがみ 込む よう な 動き を 見せる 。 これ は 5 秒 も かから ない 速い 動き で ある 。  魚津 水族館 は 本 種 を 1 年間 飼育 維持 し た 。 その 際 水温 は 2 ℃ に 保ち 、 餌 として は 冷凍 し た 深海 プランクトン を 与え た と いう 。  本 種 について は その 消化 管内 から 動物 プランクトン や マリンスノー が 見つかっ た 例 が あり 、 また 炭素 ・ 窒素 安定 同位 体 組成 の 研究 から 本 種 は 栄養 段階 において 二 次 以上 の 高次 消費 者 で ある と の 判断 も ある 。  本 種 を 含む オオグチボヤ 科   Octanemidae   は 、 深海 性 の 種 から なり 、 水深 500 - 8000 m に 分布 し て いる 。 一方 で は その 鰓 に 繊毛 を 持た ず 、 通常 の ホヤ の よう に それ によって 水流 を 作り 、 水中 の 微小 藻類 や 微粒子 を 拾う 、 という 摂 食 法 を 取れ ない 。 他方 で その 入水 孔 は 大きく 拡張 さ れ 、 筋肉質 の 葉状 構造 によって 動き回る 餌 さえ も 捕獲 出来る よう に なっ て いる 。 この こと から 肉食 性 ホヤ と 言わ れる こと も ある 。 実際 に は その 生息 地 に 海底 の 水流 の ある 場所 を 選ぶ こと で 、 自ら 水流 を 作れ ない 代わり に 棲息 地 に ある 流れ そのもの を 利用 し 、 その 方向 に 口 を 開き 、 流れ込ん で くる もの は 大小 無 差別 に 飲み込ん で いる と 思わ れる 。  上記 の よう に 、 本 種 は 同様 に 深海 産 の 肉食 性 の ホヤ と共に オオグチボヤ 科 に まとめ られ て き た 。 しかし 、 近年 生き た 資料 の 入手 を 元 に 、 分子 系統的 な 検討 が 加え られ た 結果 、 本 種 は ドロ ボヤ 科   Corellidae   と きわめて 近 縁 で 、 この 科 の もの に 由来 する 可能 性 が ある と いう 。  早川 いく を の 『 へん ない きもの 』 に 取り上げ られ た こと で も 知ら れる 。 この 本 は シリーズ 化 さ れ た が 、 本 種 が 取り上げ られ た の は 最初 の もの 。 その 中 で 『 地面 から 口 が 生え て 笑っ て いる 。 実に ナンセンス 』 と し 、 『 リトルショップ・オブ・ホラーズ の 人 食い 植物 』 に 似 て いる と し て いる 。漿膜 （ しょ うまく 、 ） は 有 羊 膜 類   ( 爬虫類 、 鳥類 、 哺乳類 ） の 胚 における 最 外 膜 で ある 。   卵黄 包 の 外側 に あり 、 卵黄 嚢 の 最 外層 から 卵巣 中 で 濾胞細 胞 により 形成 さ れる 。  漿膜 は 、 羊 膜 類 において 胚 の 生存 に 必要 な 環境 を 提供 する 4 つ の 胚 体外 膜 の 1 つ で ある 。 漿膜 は 卵白 と 卵殻 の 間 に 位置 し 、 胚 、 および 胚 体外 組織 全体 を 包含 する 。 胚 の 成長 につれて 必要 と なる 酸素 を 供給 する ため 、 漿膜 と 尿 膜 が 融合 し 、 漿尿膜 を 形成 する 。 この 二 重 膜 を通して 二酸化炭素 の 除去 と 、 多孔 質 の 卵殻 を 介し た 酸素 の 供給 が 行わ れる 。   孵化 時 に は 胎仔 は 漿膜 から 切り離さ れる 。ヨーロッパザラボヤ （ 学名 ：" Ascidiella   aspersa "） は 、 脊索 動物 門 ・ ホヤ 綱 に 分類 さ れる ホヤ の 仲間 の 1 種 。  ノルウェー から 地中海 が 原産 域 と さ れる 。  アメリカ 東海岸 、 アルゼンチン 、 南アフリカ 、 インド 、 オーストラリア 南部 、 ニュージーランド 、 日本 で 外来 種 として 移入 分布 し て いる 。 日本 で の 最初 の 記録 は 2008 年 9 月 で 、 北海道 の 内浦湾 （ 噴火湾 ） の ホタテガイ 垂下 養殖 漁場 において 、 貝 や 養殖 施設 に 大量 に 付着 し て いる こと が 確認 さ れ た 。 当初 は 在来 種 の ザラボヤ （" Ascidia   zara "） と 考え られ て い た が 、 2010 年 に ヨーロッパザラボヤ で ある こと が 発表 さ れ た 。  体長 130 mm に 達する 大型 の ホヤ 。 単体 性 で 、 潮間 帯 から 50 ｍ まで の 水深 に 生息 し 、 波 の 弱い 湾 の 入り江 や 港内 など 浅海 域 で 多く 見 られる 。 雌雄 同体 。は 、 野生 種 と それ から 派生 し た 家畜 種 17 種 の 保留 名 に関する 動物 命名 法 国際 審議 会   ( ICZN ) の 意見 書 で ある 。 は ケース 3010 と それ に 続く コメント に対する 返答 で ある 。  この 規定 が 示す の は もし 野生 種 と そこ から 派生 し た 家畜 種 が 同 一 種 で ある と みなさ れる とき 、 その 種 の 学名 は 野生 種 の 学名 で ある という こと で ある 。 これら の 17 種 の 野生 種 が 関連 する 家畜 種 より 後 に 命名 さ れ た 場合 は 、 保留 名 として 使用 が 認め られる 。  以下 の 通り で ある 。 （ 野生 種 / 家畜 種 ）日本 の ブランド 牛 一覧 （ に ほんの ブランド ぎゅういちらん ） は 、 日本 国内 の 和牛 種 、 ホルスタイン 種 、 交雑 種 等 の ブランド 牛 一覧 で ある 。  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種  和牛 種  その他 種Mammal   Species   of   the   World :   A   Taxonomic   and   Geographic   Reference は 、 全 世界 の 既知 の 哺乳類 の 説明 を まとめ た 動物 学 の 参考 図書 で ある 。 略称 は MSW 。 2017 年 時点 の 最新 版 は 第 3 版 （ 2005 年 発行 ） 。  1982 年 に 発行 さ れ た 初版 は   J .   H .   Honacki   et   al .   によって 編集 さ れ 、 4 , 170 種 を 掲載 し た 。  1993 年 に ドン ・ E ・ ウィルソン （ Don   E .   Wilson ） と ディーアン・ M ・ リーダー （ DeeAnn   M .   Reeder ） によって 編集 さ れ た 第 2 版 が 発行 さ れ 、 4 , 629 種 を 掲載 し 、 既存 の 172 種 について 初版 から 説明 が 更新 さ れ た 。  2005 年 に ウィルソン と リーダー による 第 3 版 が 発行 さ れ 、 5 , 416 種 を 掲載 し 、 2007 年 に オンライン 版 が 公開 さ れ た 。 オンライン 版 は バック ネル 大学 が 運営 し 、 一部 のみ Google   Books で 閲覧 できる よう に なっ て いる 。  リーダー と   K .   M .   Helgen   によって 編集 さ れ た 第 4 版 の 発行 が 予定 さ れ て いる 。歯 列 （ しれ つ ） と は 、 口内 の 歯 の 種類 ごと の 配列 の こと で ある 。 特に 、 進化 の 経過 や 、 動物 の 食 性 、 乳児 期 から 成長 期 の 変化 を 歯 の 種類 等 を 使っ て 比較 する の に 使わ れる 。 歯並び と も いう 。  歯 列 に は 、 その 動物 の 食 性 に あっ た 形状 の 歯 が 生える 。 以下 が 、 歯 の 形状 で ある 。  異形 歯 性 （ 形状 の 異なる 歯 を 持つ 性質 ） を 持つ 動物 は 、 顔 の 正面 から 奥 へ ICPM と 並ん で おり 、 この 順番 は 変わら ない 。  哺乳類 の 多く が 、 異形 歯 性 と 、 次 の 項 で 説明 する 二 生 歯 性 という 特徴 を 持っ て いる 。  一方 、 その他 の 動物 は 同形 歯 性 （ 同じ 形状 の 歯 を 持つ 性質 ） と 、 一生 歯 性 か 多生 歯 性 という 特徴 を 持っ て いる 。  哺乳類 の 多く は 、 食 性 の 違い から 必要 の ない 歯 を 失う か 裂肉歯 ( 小 臼歯 ) の よう に 変化 し て いる 。 これら の 歯 の 種類 と 本数 表記 は 、 顔 の 片側 のみ に 注目 し 、 上顎 を 分数 における 分子 側 、 下 顎 を 分母 側 に 置き 、 、 もしくは 、 I 2 . C 1 . P 2 . M 2   /   I 2 . C 1 . P 2 . M 2 .、 2 . 1 . 2 . 2 / 2 . 1 . 2 . 2 の よう に 表す 。 実際 の 本数 は 、 顔 の 両面 で 考える ので 、 それぞれ 2 倍 で ある 。卵 化石 （ らん か せき ） と は 、 古代 の 動物 が 産卵 し た 卵 が 化石 化 し た もの で ある 。 卵 化石 は 動物 の 生理学 上 の プロセス の 証拠 として 、 生 痕 化石 の 典型 として 考え られ て いる 。 まれ な 状況 下 で は 、 卵 化石 は 、 内部 に 成長 し た 胚 の 化石 が 保存 さ れ て いる 場合 も あり 、 その 場合 、 それら は 体 化石 に 含ま れ て いる 。 多種 多様 な 動物 群 が 産卵 し た 卵 化石 の 記録 は 古生代 に 始まり 、 その 記録 は 現在 保存 さ れ て いる 。 例 として は 、 アンモナイト の よう な 無 脊椎動物 だけ で なく 、 魚類 、 両生類 、 爬虫類 の よう な 脊椎動物 が 含ま れ て いる 。 爬虫類 に は 、 中生代 の 地層 から 発掘 さ れ た 多く の 恐竜 の 卵 が 含ま れ て いる 。 それぞれ の 卵 化石 を 産卵 し た 生物 は 、 しばしば 不明 で ある ため 、 科学 者 たち は 、 リンネ が 考案 し た リンネ 式 分類 法 から 切り離し 、 後に その リンネ 式 分類 法 を 模倣 し た 分類 システム で 卵 を 分類 し た 。 この パラタクソノミ （ parataxonomy ） は " veterovata " と 呼ば れ て いる 。  初めて 学名 を つけ られ た   oospecies   は 、 で あり 、 J . バック マン によって 暫定 的 に つけ られ た 。 バック マン は 、 その 卵 の 集合 は 、 テレオサウルス によって 産卵 さ れ た もの で ある と 考え て い た 。 しかし 、 現代 の 科学 者 たち は 、 これら の 卵 を 産卵 し た 爬虫類 の 種類 を 決定 する こと が もはや 不可能 で ある と 考え て いる 。   1859 年 、 初めて 科学 的 に 文献 に 記録 さ れ た 恐竜 の 卵 化石 は 、 Father   Jean - Jacques   Poech で あり 、 南 フランス にて カトリック 祭司 が 発見 し 、 アマチュア 博物 学者 が 命名 し た 。 しかし その アマチュア 博物 学者 は 、 それら が 巨大 な 鳥 が 産卵 し た 物 と 考え て い た 。  初めて 科学 的 に 認識 さ れ た 恐竜 の 卵 化石 は 、 1923 年 に アメリカ 自然 史 博物館 の クルー ら によって 偶然 発見 さ れ た 。 彼ら は 、 モンゴル にて 初期 の 人類 の 証拠 を 探し て い た 最中 に 発見 し た 。 卵 の 発見 は 、 世界中 で マウント さ れ 続け 、 複数 の 競合 する 分類 体系 の 発展 に つながっ た 。 1975 年 、 中国 の 古 生物 学者 で ある 趙 資 奎 は 、 産卵 し た 母親 を 仮説 し て いく より むしろ 物理 的 な 形質 に 基づい て 卵 を 分類 する という 伝統 的 な リンネ 式 システム を 基 に し た parataxonomy を 発展 さ せ た システム により 卵 化石 を 分類 する という 画期的 な 方法 で 分類 を 始め た 。 趙 が 考案 し た 卵 の 新しい 分類 方法 は 、 言語 の 壁 の ため に 西洋 の 科学 者 ら に は 採用 さ れ なかっ た 。 しかし 、 1990 年代 初頭 、 ロシア の 古 生物 学者 で ある コンスタンチンミハイロフ が 英語 の 科学 文献 にて 趙 の 分類 方法 に 注目 し た 。  無 脊椎動物 の 卵 化石 は 、 化石 記録 から 知ら れ てる 。 なかでも それら は 古代 の 頭 足 類 が 産卵 し た もの で ある 。 アンモナイト の 卵 は 、 最も よく 知ら れ た 頭 足 類 の 卵 化石 で ある 。 最も 保存 状態 に よい アンモナイト の 卵 化石 が 、 イングランド の ジュラ紀 の キムメリッジ 粘土 層 の 中 で 保存 さ れ て い た 。 しかし 、 頭 足 類 の 卵 は 、 柔らかく ゼラチン 状 の 卵 は すぐ に 分解 し て しまう ので 、 化石 化 する 機会 が ほとんど なかっ た ので 化石 記録 は 乏しい 。 中生代 、 頭 足 類 の もう 一つ の 主要 な グループ で ある ベレムナイト 類 は 、 卵 化石 として 記録 さ れ た 文献 が まったく ない 。 これ は 、 化石 記録 が 実際 に 存在 し なかっ た の で は なく 、 科学 者 が それら を 適切 に 調査 さ れ なかっ た かも しれ ない 。  魚類 の 卵 化石 の 記録 は 、 少なくとも デ ボン 紀 と 新生代 に またがる 時代 まで さかのぼる 。 多く の 異なっ た 魚類 の 卵 は 、 肉 鰭 綱 、 板 皮 類 、 および サメ を 含む 魚類 の 記録 に 貢献 し た 。 ときどき 、 母親 の 体内 に 止まっ た まま の 卵 や 胚 の 化石 も 存在 し て いる 。 いくつ か の 卵 化石 は 、 両生類 が 産卵 し た もの と はっきり 区別 する こと は でき ない 。   いくつ か の 魚類 や 両生類 の 卵 化石 が 、   " Archaeoovulus "、" Chimaerotheca "、、" Vetacapsula " を 含む ichnogenera に 分類 さ れ て いる  爬虫類 の 卵 化石 の 記録 は 、 少なくとも ペルム 紀 前期 まで 遡る 。 最も 古い 爬虫類 の 卵 は 、 おそらく 保存 の 可能 性 を 持っ た 少し 柔らかい 殻 持っ て い た ので 、 爬虫類 の 卵 は 、 その 化石 記録 より も はるか に 過去 の もの で ある かも しれ ない 。 多く の 古代 の 爬虫類 群 に は 、 ワニ 、 恐竜 、 カメ が ある こと が 卵 化石 から 知ら れ て いる 。 魚 竜 や プレシオサウルス   の よう な いくつ か の 古代 の 爬虫類 は 、 胎生 出産 し て い た と 知ら れ て いる ので 、 卵 化石 が 残さ れ て いる と 予想 し て い ない 。 恐竜 の 卵 は 化石 爬虫類 の 卵 の 中 で 最も よく 知ら れ て いる 種類 の 一つ で ある 。  卵 化石 は veterovata と 呼ば れる パラタクソノミ （ parataxonomy ） システム に 沿っ て 分類 さ れ て いる 。 生物 の 系統 学 的 分類 体系 に 、 oofamilies 、 oogenera 、 oospecies （ 総称 し て ootaxa と 知ら れ て いる ） の 3 つの 大きな カテゴリー が ある 。   oogenera と oofamilies の 名前 は 、 慣習 的 に 「 石 の 卵 」 を 意味 する 語根   「 oolithus 」 が 含ま れ て いる が 、 いつも この 規則 に 従っ て いる と は 限ら ない 。 それら は 、 以下 の いくつ か の 基本 的 な タイプ に 分かれ て いる ： Testudoid 、 Geckoid 、 Crocodiloid 、 Dinosauroid - spherulitic 、 Dinosauroid - prismatic 、 Ornithid < br >  Veterovata は 、 常に 産卵 し た 動物 の 分類 を 反映 する の で は ない こと に 留意 す べき で ある 。  Veterovata の oogenus   レベル の パラタクソノミ （ parataxonomy ） は 、 Testudoid について は 、 Lawver   and   Jackson   ( 2014 )、 Geckonoid   の 卵 について は 、 Hirsch   ( 1996 )、 その他 の 特に 注記 さ れ て い ない もの について は Mikhailov   et   al .   ( 1996 ) に よる 。  Testudoid  Geckonoid  Crocodiloid  Dinosauroid - spherulitic  Dinosauroid - prismatic  Ornithoid  Incertae   sedisロバート ・ コリング （ 、 1749 年   -   1820 年 3 月 7 日 ） と チャールズ ・ コリング （ Charles   Colling 、 1751 年   -   1836 年 1 月 16 日 ） の コリング 兄弟 （ コリング きょう だい ） は 、 イングランド の 畜産 家 で ある 。  ウシ 、 ヒツジ 、 穀物 など の 改良 で 目覚ましい 成果 を あげ 、 とりわけ ウシ の ショート ホーン 種 を 創出 し た こと で 知ら れ て いる 。  コリング 兄弟 は 、 イングランド 北部 の ダーリン トン 近郊 で 生まれ た 。 ダーリン トン は ウシ を 取引 する 定期 市 が 開催 さ れる 町 で ある 。 生家 は ダーリン トン から 北 に 4 マイル （ 約 6 . 4 km ） ほど に ある ブラファトン () という 町 の ケットン ( Ketton ) という 地区 に ある 。 両親 は 父 の チャールズ ・ コリング （ シニア ）( Charles   Colling ( Sr .), 1725 - 1795 ) と 母 の ドロシー ( Dorothy   Robson ,?- 1779 ) で ある 。  兄弟 は どちら も 人 づきあい の 苦手 な 性格 で 、 それ が 災い し て 一時 的 に 仲違い を し 、 双方 の 農場 が 疎遠 に なっ て い た 時期 が ある 。 しかし やがて 和解 し 、 協力 し て 農場 経営 、 とりわけ ウシ の 改良 に 取り組ん で 未曾有 の 成果 を あげ た 。  長男 の ロバート・コリング (、 1749 年   -   1820 年 3 月 7 日 ） は 、 通り 一 遍 の 教育 を 受け た あと 、 タイン 川 の 河口 に ある シールズ の 町 の 雑貨 商 へ 奉公 に 出 た 。 しかし 体調 を 崩し 、 実家 に 戻っ て 父 の 農場 を 手伝う よう に なっ た 。  ロバート は ダーリン トン の 南 隣 に ある ハーワース () で しばらく の あいだ 農業 について 学ん だ あと 、 バンプ トン () に ある 農場 で 働く よう に なっ た 。 バンプ トン は コリング 家 の ある ケットン の 南西 に ある 隣村 で ある 。  やがて ロバート は バンプ トン の 農場 を 任さ れる よう に なり 、 後に この バンプトン の 農場 が コリング 兄弟 の 本拠地 に なっ た 。 家畜 の 品種 改良 に関して は 、 兄 の ロバート の ほう が 技量 が 上 だっ た と 評さ れ て いる が 、 存命 中 は 商才 に 長け た 弟 の ほう が 目立ち 、 影 が 薄かっ た 。 ロバート は 終生 未婚 の まま 、 1820 年 3 月 7 日 に バンプトン で 没し た 。 農場 は 弟 の チャールズ が 引き継い だ 。  次男 の チャールズ ・ コリング （ Charles   Colling 、 1751 年   -   1836 年 1 月 16 日 ） は 、 父 から ケットン の 農場 を 継い だ 。 兄 の ロバート が 働く バンプトン 農場 と は 目 と 鼻 の 先 に あっ た 。  チャールズ は 1783 年 7 月 23 日 に メアリ （ Mary   Colpitts 、 1763 年 2 月 2 日   -   1850 年 4 月 25 日 ） という 女性 と 結婚 し て いる 。 メアリ も ウシ の 改良 に 並々 なら ぬ 関心 を もっ て い た 女性 で 、 チャールズ の 事業 を 大いに 手助け し た 。  チャールズ に は 商売 の 才能 が あり 、 やがて 兄弟 が 生産 し た ウシ が イギリス で 話題 に なる と 、 もっぱら 弟 の チャールズ の 名前 が 知ら れる よう に なっ た 。 1820 年 に 兄 ロバート が 亡くなっ た あと は 、 その 農場 も 引き継い で 1836 年 まで 生き た 。  1782 年 頃 、 兄弟 は 畜産 家 の ロバート・ベイクウェル () に 3 週間 ほど 師事 し た 。 兄弟 は そこ で ベイクウェル の 革新 的 な 品種 改良 手法 を 学び 、 これ を 実践 し た 。  ロバート ・ ベイクウェル (, 1725   -   1795 ) は 「 家畜 育種 の 父 」 と 称さ れる 人物 で ある 。 ベイクウェル は イングランド 中部 の レスター 州 の ディシュレー ( Dishley ) という 村 で 広い 農場 を 営ん で い た 。 ベイクウェル は そこで 、 ヒツジ や ウシ など の 品種 改良 で めざましい 成果 を あげ 、 イングランド の 「 農業 革命 」 () の 立役者 と なっ た 。 ベイクウェル が 創出 し た 主 な 品種 は 、 ヒツジ の リンカーン 種 ()、 ウシ の ロング ホーン 種 () など で ある 。 ベイクウェル の 当時 として は 革新 的 な 品種 改良 の 手法 は 、 ダーウィン の 進化 論 形成 に 影響 を 与え た と さ れ て いる 。  ベイクウェル の 先進 的 な 手法 の 一つ が 、 優良 個体 の 選抜 で ある 。 ベイクウェル は まず 、 改良 の 目標 と なる 望ましい 性質 を 厳密 に 定量 化 し 、 その 性質 を 備え た 個体 だけ を 選び出す という こと を 行っ た 。  たとえば 乳 用 種 の 場合 、 「 乳 量 を 多く ( large )」 し たい の か 、 「 上質 な 乳 ( rich )」 を 得 たい の か 、 はっきり する 必要 が ある 。 これら は 両立 でき ない もの で あり 、 乳 量 で あれ ば 単位 日数 あたり の 泌乳量 を 数値 化 し 、 質 を 求める の で あれ ば 栄養分 を 分析 し て 統計 化 し 、 求めよ う と する 優れ た 形質 を 明確 に する の で ある 。  肉用種 で あれ ば 、 体 が 大きく て 骨 が 細い 個体 が 歩留まり が よく 、 生産 性 が 高い 。 ベイクウェル は 解剖 学 を 修め 、 自ら 骨格 標本 や 浸 液 標本 を 作っ て 研究 を 重ね た 。 そのうえで 、 背中 の ライン と 腹 の ライン が 平行 で ある こと 、 そして 体 が 長く 、 四肢 が 短い こと を 重要 視 し 、 それ 以外 の 部位 、 例えば 頭部 など の 形状 は 、 肉用種 として は 重要 で は ない こと を 定め た 。  さらに 生産 性 を 高める ため 、 家畜 が 産む 子供 の 数 や 頻度 、 成長 の 速度 など を 統計 化 し 、 生産 能力 の 高い 個体 を 選び出し た 。 また 、 これら の 調査 を 実施 する ため に 、 家畜 の 個体 識別 や 、 血統 書 の 作成 や 管理 を 行っ た 。 当時 は まだ サラブレッド の 血統 書 の 整備 も 行なわ れ て い ない 時期 で あり 、 個人 的 に 行っ て い た こと と は いえ 、 家畜 の 血統 管理 は 先進 的 な もの だっ た 。  ベイクウェル の もう 一つ の 手法 が 近親 交配 による 系統 繁殖 の 導入 で ある 。 当時 は 一般 的 に 家畜 の 近親 交配 は 忌避 さ れ て い た が 、 ベイクウェル は 求める 形質 を 固定 する ため に は 徹底的 に 近親 交配 を 行う 必要 が ある と 考え た 。 そこで 、 上述 の 手法 で 選抜 し た 優良 個体 だけ を 繁殖 に 供 し 、 近親 交配 を 繰り返し て 優れ た 新 品種 を 生み出し て いっ た の で ある 。  はじめ 、 コリング 兄弟 は ベイクウェル の 行う 近親 交配 に は 懐疑 的 だっ た と いう 。 しかし ある とき 、 ハバック 号 （ 後述 ） という 種牛 を 交配 する とき 、 誤っ て 近親 交配 を 行っ て しまっ た 。 ところが そこ から 優れ た ウシ が 生まれ て き た ので 、 コリング 兄弟 は ベイクウェル の 手法 の 「 熱狂 的 な 信奉 者 」 に なっ た 。  コリング 兄弟 は 地元 の 在来 ウシ の 改良 に ベイクウェル の 手法 を 取り入れ た 。 ダーリン トン の 町 は ダラム 地方 の ティーズ 川 () の ほとり に あり 、 彼ら が 改良 に つかっ た 地元 の 在来 種 は 「 ティーズウォーター の 在来 種 」 とか 「 ダラム の 在来 種 」 など の よう に 呼ば れる 場合 も ある （ これら は 、 当時 いわゆる 品種 登録 によって 確立 さ れ た 品種 で は ない ） 。 これら の 在来 種 は 、 元 を たどれ ば 古代 に ローマ 人 が 持ち込ん だ ウシ や 、 中世 に ノ ルマン 人 が 持ち込ん だ ウシ 、 さらに オランダ から 入っ た ウシ など の 雑種 だっ た と 考え られ て おり 、 個体 ごと の 差異 が 大きく 、 1 つ の 品種 と いえる よう な 共通 の 特性 を 持っ て い なかっ た 。 後世 の 改良 種 と 比べる と 、 外観 も バラバラ だっ た と 伝え られ て いる 。  兄弟 は こうした 在来 種 から 望ましい 形質 を 備え た ウシ だけ を 選抜 し 、 30 年 かけ て 徹底的 に 近親 交配 を 繰り返し た 。 コリング 兄弟 の 農場 の ウシ は 、 従前 に 比べ て 産 肉 量 が 倍 ぐらい に なり 、 牛乳 は 泌乳量 こそ やや 低下 し た が 、 栄養 価 は 大きく 高まっ た 。 兄弟 の 生産 する ウシ は 19 世紀 の はじめ 頃 から 注目 さ れる よう に なり 、 とりわけ 1810 年 に 彼ら が セリ に 出し た 雄 牛 は 、 ウシ 1 頭 の 値段 として は 史上 初めて 1000 ギニー の 値 が つい て 記録 を 作っ た 。 この 雄 牛 は 「 コメット 号 ( Comet )」 と いい 、 「 伝説 的 な 名 種牛 」 に なっ た 。 現在 の ショート ホーン 種 は すべて この コメット 号 の 血 を 受け継い で おり 、 サラブレッド における 三 大 始祖 の 3 頭 を 合わせ た 影響 力 が ある と さ れ て いる 。  コリング 兄弟 が 生産 し た ウシ は 、 イングランド 中 の 畜産 家 が 争っ て 買い求め た 。 大手 の 畜産 家 に は 多く の 貴族 が 含ま れ て い て 、 彼ら は 絵描き に 金 を 払っ て 入手 し た ウシ の 肖像 画 を 描か せ て いる 。 こうして コリング 兄弟 の ウシ は あっという間に 全土 に 広まっ て いっ た 。 コメット 号 以外 の ウシ も 続々 と 高値 で 売れ て 、 兄弟 は 商業 的 に も 大きな 成功 を 収め た 。  兄弟 が 生産 し た ウシ は 「 コリング 畜牛群 」 など と 呼ば れ て い た が 、 そのうち 「 ショート ホーン 種 」 という 呼び名 に なっ た 。 これ は 彼ら の 師 で ある ベイクウェル が 生産 し た ロング ホーン 種 と 比較 し て 角 が 短い ので つけ られ た 名前 だ が 、 実際 の ところ ショート ホーン 種 の 角 の 長 さ は ウシ として は 平均 的 な もの で ある 。 1822 年 に は ショート ホーン 種 の 血統 書 が 刊行 さ れ た 。 これ は 家畜 の 血統 書 として は 、 ウマ の サラブレッド 種 に 次いで 世界 で 2 番 め の もの で ある 。 純粋 品種 として の ショート ホーン 種 の 「 始祖 」 は コメット 号 だ と さ れ て いる 。  コリング 兄弟 が 創出 し た ショート ホーン 種 は 乳肉 両用 で 高い 評価 を 獲得 し 、 世界中 に 広まっ て いっ た 。 イギリス を はじめ 、 アメリカ 、 アルゼンチン 、 カナダ で は 最も 多く 飼育 さ れ て いる ウシ 品種 に なっ た 。 世界 各国 で 在来 種 の 改良 に 充て られ 、 エア シャー 種 、 オーストラリアンショートホーン 種 など 、 世界中 で 40 以上 の 品種 の 祖 と なっ た 。 アメリカ の 遺伝 学者 シュー アル ・ ライト は 、 自著 『 Evolution   and   the   Genetics   of   Populations 』 の なか で 「 半 世紀 の 間 、 世界 で 最も 重要 な 家畜 動物 だっ た 」 と 評し て いる 。  アメリカ で は 、 ショート ホーン 種 は はじめ 「 イングランド 種 」 の 名前 で 導入 さ れ た 。 これ が 商業 的 な 理由 で 「 ダラム 種 」 や 「 ティーズウォーター 種 」 など の 呼び名 で 売買 さ れ た こと も あり 、 主 に 「 ダラム 種 」 の 名前 で 広まっ た 。  ショート ホーン 種 は もともと 乳肉 兼用 種 として 創出 さ れ た が 、 イギリス で は トーマス ・ ベイツ という 畜産 家 が 、 ショート ホーン 種 の さら なる 改良 を 企て た 。 ベイツ は コリング 畜牛群 の うち 、 特に 泌乳能 力 の 優れ た 個体 で ある 「 ダチェス 号 ( Duchess )」 と 「 ダチェス 3 世 号 」 を 選抜 し 、 近親 交配 を 繰り返し た 。 これ が 「 ダチェス 系 」 や 「 ベーツ 畜牛群 」 と 呼ば れる よう に なり 、 ショート ホーン 種 の 中 でも 乳 用 に 適する 系統 と なっ て いっ た 。 これ に対して オリジナル の ショート ホーン 種 は 肉 用 と 考え られる よう に なっ て いっ た 。 ダチェス 系 は 1885 年 に 「 デイリー・ショートホーン 種 ( Dairy   Shorthorn )」 として 独立 し た 品種 として 認め られる こと に なり 、 1912 年 から 血統 登録 が 行わ れ て いる 。 デイリーショートホーン 種 は 20 世紀 初頭 に は イギリス の 乳牛 の 7 割 を 占める ほど 繁栄 し た 。  日本 で は 肉 用 ショート ホーン 種 から 黒毛 和 種 が うまれ 、 アメリカ を 経由 し て 入っ て き た ショート ホーン 種 と デイリーショートホーン 種 を 南部 牛 に 交配 し て 日本 短 角 種 が 創り ださ れ た 。 デイリーショートホーン 種 を 配合 さ れ た 影響 で 、 日本 短 角 種 は 肉 用 牛 ながら 産 乳 量 が 多い 。 その デイリーショートホーン 種 は 、 日本 で も かつて 乳牛 として ポピュラー だっ た が 、 のち に ホルシュタイン 種 にとって かわ られ た 。  コリング 兄弟 の 生産 し た ウシ が 最初 に 高値 で 売れ た の は 1799 年 だっ た 。 彼ら の 農場 を 見 に 来 た ある 畜産 家 が 、 フェイヴァリット 号 （ 後述 ） と その 姉妹 の 牛 を 一目 見 て 衝撃 を 受け 、 コリング 兄弟 の 生産 し た 牛 を 100 ギニー で 買っ た の で ある 。 翌年 に は ダラムオックス 号 （ 後述 ） が 140 ポンド で 売れ 、 さらに 高値 で 転売 さ れ て いっ て ロンドン で 大きな 注目 を 浴び た 。  はじめ の うち 周り の 畜産 家 の 大半 は 、 コリング 兄弟 の こと を たまたま 運 が 良かっ た だけ だ と みなし て い た 。 しかし 「 この 分野 で の 最高 の 権威 」 で ある ヘンリー ・ ベリー 牧師 ( Rev .   Henry   Berry ) は 当時 から 、 コリング 兄弟 の 成功 は 「 入念 で よく 練ら れ た 計画 」 の 賜物 と 評し て いる 。  ショート ホーン 種 の 祖先 に なっ た ウシ の うち 数 頭 の 個体 名 が 伝わっ て いる 。 そのうち 、 弟 の チャールズ が 非常 に 気に入っ て 購入 し た ウシ が 「 ハバック 号 ( Hubback )」（ 後述 ） と いう が 、 その とき の 買値 は 8 ギニー だっ た 。 当時 の 一般 的 な ウシ の 落札 価格 は せいぜい 5 ギニー だっ た と 伝え られ て いる 。 これ に 較べ 、 1810 年 に 、 コリング 兄弟 が 生産 し た ウシ を セリ 市 に 出し て 47 頭 が 落札 さ れ た とき 、 その 落札 価格 の 平均 は 1 頭 あたり 144 ギニー あまり に も なっ た 。 その 中 に は 史上 最高 価格 の 1000 ギニー を つけ た コメット 号 も 含ま れ て いる 。 。  さらに 、 これ と は 別に 兄 の ロバート が 生産 し た 雌牛 5 頭 を セリ に 出す と 、 1 頭 200 ギニー で 売れ た 。 彼ら は 1818 年 に も 61 頭 を セリ に 出し た 。 この とき は それ まで に 売っ た ウシ が 既に ダーリン トン 周辺 に 広まっ て い た ので 、 以前 より は 平均 価格 が 下がっ た が 、 それでも 7484 ギニー も の 売上げ を 記録 し た 。  後 に 、 畜産 家 29 名 が 共同 で 、 チャールズ ・ コリング に対して 業績 を 称える 銀杯 を 贈呈 し て おり 、 それ に は 「 ショート ホーン 種 の 偉大 な 創設 者   (" the   great   improver   of   the   short - horned   breed   of   cattle ")   」 と 刻ま れ て いる 。  弟 の チャールズ が 1804 年 秋 に 生産 し た 「 コメット 号 ( Comet )」 は 、 後 の ショート ホーン 種 すべて の 祖先 牛 と なっ て おり 、 品種 の 始祖 と 位置づけ られ て いる 。 チャールズ 自身 、 コメット 号 を 評し て 「 自分 が 見 たり 生産 し た ウシ の 中 で 最高 傑作 」 と し た 。  チャールズ は 1810 年 の 秋 に ケットン の 農場 の 生産 牛 を セリ に 出し た 。 コメット も その 中 の 1 頭 で ある 。 コメット は 1000 ギニー の 値 が つい た 。 これ は 1 頭 の ウシ に対する 価格 として は 史上 最 高値 で ある とともに 、 初めて 1000 ギニー に 到達 し た 記録 と なっ た 。 その ニュース は イングランド 中 に 伝え られ た 。  コメット の この 価格 は 途方 も なく 高い もの だっ た が 、 その後 コメット が 素晴らしい 種牛 と なっ た こと で 、 その 価格 の 妥当 性 が 裏付け られ た 。  コメット 号 は 計画 的 で 徹底的 な 近親 交配 によって 生産 さ れ て いる （ 下記 血統 表 参照 ） 。 父 の フェイヴァリット 号   ( Favourite )   は 、 半 兄妹 かつ 叔母 ・ 甥 の 関係 に ある ボリングブルック 号   ( Bolingbroke )   と フェニックス 号   ( Phoenix )   の 配合 で 生産 さ れ 、 さらに 父 娘 で ある と 同時に 半 兄妹 の 関係 で ある ヤング フェニックス 号   ( Young   Pheonix )   に 配合 さ れ て いる 。 その 近 交係数 は 46 . 9 % に も 達し 、 コメット 号 は 、 家畜 を 近親 交配 する こと による 系統 繁殖 の 好例 として 引き合い に ださ れる こと が ある 。  ダラムオックス 号 () は 1796 年 に 生産 さ れ た 雄 牛 で ある 。 父 牛 は コメット 号 と 同じ 「 フェイヴァリット 号 ( Favorite )」 で 、 母 牛 は 「 ハバック 号 ( Hubback )」（ 後述 ） の 娘 だっ た 。 コリング 兄弟 が 生産 し た ウシ として は 近親 交配 が 少ない 方 だっ た と 伝え られ て いる 。  この 粕毛 の 仔牛 に は 、 当初 は 「 ケットンオックス 号 ( Ketton   Ox )」 と 名付け られ た 。 ケットンオックス は ダーリン トン の 町 で 開か れ た 牛市 で 売ら れ 、 140 ポンド で 買い手 が つい た 。 その 時 に 体重 は 168 ストーン （ 2352 ポンド ＝ 約 1066 kg ） あり 、 さらに 216 ストーン （ 3024 ポンド ＝ 約 1370 kg ） に まで 大きく なっ た 。 これ は 当時 として は 尋常 で は ない 大き さ だっ た 。  ケットンオックス は 専用 の 馬車 に 載せ られ て 見世物 に さ れ た 。 5 ヶ月 後 に これ を 買い たい と 言う 人物 が 現れ て 、 馬車 ごと 250 ポンド で 転売 さ れ た 。 この 新しい 持ち主 は 、 ウシ の 名前 を 「 ダラムオックス 号   ( Durham   Ox )」 と 改名 し た 。 この 新しい 所有 者 は 宣伝 に 長け た 人物 で 、 2 週間 後 に は 彼 の もと に 倍 値 の 525 ポンド で ダラムオックス 号 を 買い たい と 言う 申し出 が 来 た 。 彼 が これ を 断る と 、 翌月 に は 買値 は 1000 ポンド に なり 、 翌々月 に は 2000 ポンド に まで 釣り上がっ た が 、 彼 は これら の 申し出 も 全て 断っ た 。  ダラムオックス 号 は ロンドン で 見世物 に なっ た 。 1802 年 の 記録 で は 、 見物 料 は 1 日 だけ で 97 ポンド の 売上 に なり 、 さらに ダラムオックス 号 を 描い た 版画 が 年間 2000 枚 も 売れ た と いう 。 半年 後 に は 、 ダラムオックス 号 は イギリス 中 に 知ら れる よう に なっ た 。 同 時代 の サラブレッド の 名馬 エクリプス 号 ( 1764 - 1789 ) と 並ぶ 知名度 を 持っ て い た と 伝え られ て いる 。 当時 、 あちこち で 絵描き が 雇わ れ て ダラムオックス 号 の 肖像 画 が 作ら れ 、 貴族 たち に 買い上げ られ た 。 イギリス の 各地 で 「 ダラムオックス 」 という 名前 の 酒場 や 宿屋 が 誕生 し た 。 ダラムオックス 号 は 陶器 の 皿 の 図柄 として も 人気 が あっ た 。 当時 作ら れ た ダラムオックス 号 を 描い た 陶器 は 、 今 で は レア 物 として 5000 ポンド も の 価格 で 売買 さ れ て いる 。 また 、 オーストラリア の ビクトリア 州 に ある ダラムオックス の 町 () の 名 は この ウシ から とら れ た と さ れ て いる 。  ダラムオックス 号 は 見世物 として 、 4 頭 立て の 馬車 に 載せ られ 、 イングランド から スコットランド まで あちこち の 町 を 6 年 かけ て 巡っ て まわっ た 。 10 歳 に なる 頃 に は 3800 ポンド （ 約 1723 kg ） もの 大き さ に なっ た 。  しかし 、 1807 年 2 月 19 日 、 イングランド 南東 部 の オックスフォード を 訪れ て いる 最中 に 、 ダラムオックス 号 は 馬車 の 上 で 足 を 滑ら せ て 転倒 し て しまい 、 腰骨 を 脱臼 し て しまっ た 。 2 ヶ月 近く に 渡っ て 治療 が 施さ れ た が 様態 は 回復 せ ず 、 痛み に 苦しむ ため 、 4 月 15 日 に とうとう 殺 処分 さ れ た 。  ダラムオックス 号 は 、 ただ 大きい とか 目方 が ある と いう だけ で なく 、 姿 が 非常 に 美しい と さ れ て いる 。 また 性質 も 温厚 で 、 6 年間 面倒 を 見 続け た 所有 者 の 妻 は 、 「 まるで 子鹿 の よう だっ た 」 と 評し た 。 ダラムオックス の 死後 、 その 業績 を 伝える 32 ページ の パンフレット 「" An   Account   of   The   Late   Extraordinary   Durham   Ox "」 が 作ら れ て 出版 さ れ た 。  「 ザホワイトハイファーザットトラベルド 号 ( The   White   Heifer   that   Traveled 、 直訳 する と 「 旅回り の 白 雌牛 」 )」 は 、 兄 の ロバート・コリング が 生産 し た ウシ で 、 ダラムオックス 号 と 同 時期 の もの で ある 。 父 は コメット 号 や ダラムオックス 号 と 同じく フェイヴァリット 号 だっ た 。  この 雌牛 は 白 毛 で 、 4 歳 の 時点 で 1820 ポンド （ 約 825 kg ） も の 目方 が あっ た 。 さらに 2300 ポンド （ 約 1043 kg ） まで 成長 し 、 売却 さ れ た 。 そして 1811 年 の クリスマス に 、 ロンドン の ピカ デリー () に あっ た 「 スリーキングス 厩舎 ( the   stables   of   the   Three   Kings )」 で 、 「 畜産 界 における 世界 最大 の 驚異 」 として 見世物 に なっ た 。 その 時点 で 体重 は 2488 ポンド （ 約 1128 kg ） に 達し て い た と 伝え られ て いる 。  ザホワイトハイファーザットトラベルド 号 も 様々 な 絵画 に なっ た 。 雄 牛 の 「 ダラムオックス 号 」 と 雌牛 の 「 ザホワイトハイファーザットトラベルド 号 」 は 、 コリング 兄弟 の 生産 する ウシ が 品種 として の 確立 し た こと を 喧伝 する もの と なっ た 。  ショート ホーン 種 が 品種 として 確立 する 以前 の 祖先 牛 の うち 、 何 頭 か が その 個体 名 が 伝わっ て いる 。 ダチェス 号 ( Duchess )、 チェリー 号 (   Cherry )、 ストロベリー 号 ( Strawberry )、 オールドフェイヴァリット 号 ( Old   Favourite ) など が それ に あたる 。 なかでも 最も よく 知ら れ て いる の が 赤褐色 と 白色 の 毛 が 混じっ た 雄 牛 「 ハバック 号 ( Hubback )」 で ある 。  ハバック 号 自身 は コリング 兄弟 が 生産 し た ウシ で は なく 、 ダーリン トン の 牛市 で 買い付け た ウシ だっ た 。 これ を 見出し た の は 弟 の チャールズ の ほう で 、 兄 ロバート に 勧め て これ を 8 ギニー で 落札 さ せ た 。 のち に これ を チャールズ が 譲り受け 、 「 ハバック 号 」 と 命名 し た 。 ハバック 号 は チャールズ の ケットン 農場 で 種牛 に なり 、 後 に 有名 と なる 「 ダチェス 号 ( Duchess )」、「 デイジー 号 ( Daisy )」、「 チェリー 号 ( Cherry )」、「 レディメイナード 号 ( Lady   Maynard )」 など の 雌牛 に 配合 さ れ た 。  コメット 号 、 ダラムオックス 号 など の 父 フェイヴァリット 号 は 、 祖父 Foljambe 号 の 近親 交配 （ インブリード ） を 持っ て いる 。 その Folijambe 号 の 母 の 父 が ハバック 号 で ある 。  後世 の 研究 者 たち は 、 コリング 兄弟 による ショート ホーン 種 創出 にあたり 、 ハバック 号 が 果たし た 役割 は 大きい と 考え て いる 。 コリング 兄弟 は 在来 の ウシ の 系統 繁殖 を 繰り返し た が 、 そうした 近親 交配 を 重ねる こと は ウシ の 体質 を 弱く する 可能 性 が ある 。 ハバック 号 自身 は 地元 の 在来 種 と は 異なる タイプ の ウシ だっ た と 考え られ て おり 、 外部 から 導入 し た ハバック 号 の 血脈 は 、 コリング 兄弟 による 強い 近親 交配 によって 生じ うる 弊害 を 防ぐ 役割 を 果たし た と みなさ れ て いる 。 19 世紀 の 文献 で は 、 サラブレッド 生産 で 「 異 系 血脈 」 として の ヘロド 系 を 血統 に 持っ て いる もの が 名馬 に なっ た の と 同じ よう に 、 ショート ホーン 種 が 優れ た ウシ に なる にあたって 、 ハバック 号 は 活力 を 与える 異 系 の 血 として 作用 し た と 評し て いる 。精子 形成   は 、 精子 が 有 糸 分裂 および 減数 分裂 を通して 雄 の 始原 生殖 細胞 から 産 生さ れる プロセス で ある 。 この 経路 における 初期 の 細胞 は 精 原 細胞 で 、 それ が 有 糸 分裂 を し 、 一 次 精 母 細胞 が できる 。 一 次 精 母 細胞 は 、 二つ の 二 次 精 母 細胞 に 減数 分裂 （ 減数 分裂 第 一 分裂 ） する 。  それぞれ の 二 次 精 母 細胞 が 減数 分裂 第 二 分裂 を し 、 ２つ の 精 細胞 に 分かれる 。 精 細胞 は 成熟 し 、 精子 に 分化 する 。 この よう に 、 一 次 精 母 細胞 から 、 2 つ の 二 次 精 母 細胞 を 生じ 、 それら が さらに 分裂 し 、 4 つ の 二 次 精 母 細胞 に なり 、 それぞれ が 4 つ の 精子 と なる 。  精子 は 、 多く の 有性 生殖 生物 において 成熟 し た 雄 の 配偶 子 で ある 。 男性 における 精子 形成 は 、 女性 において は 卵 形成 で あり 、 どちら も 配偶 子 形成 と いわ れる 。 哺乳類 で は 、 段階 的 に 、 男性 の 精巣 の 精細 管 で 分化 する 。 精子 形成 が 正常 に 行わ れる ため に は 、 最適 な 条件 で ある 必要 が あり 、 有性 生殖 に 必須 で ある 。   DNA の 、 メチル 化 および ヒストン 修飾 は 、 この プロセス の 調節 に 関与 し て いる 。   年齢 の 増加 とともに つくら れる 精子 の 量 は わずか に 減る が 、 精子 形成 は 思春 期 から はじまり 、 個体 が 死ぬ まで 中断 する こと なく 継続 さ れる 。 男性 不妊 の 項目 も 参照 。  精子 形成 は 、 接合 体 として 知ら れ て いる 、 成熟 し た 雄 の 配偶 子 、 精子 を 生成 する 。 精子 は 女性 の 配偶 子 、 卵 と 受精 し 、 接合 体 として 知ら れ て いる 受精卵 を つくる 。 これ は 、 有性 生殖 の 基礎 で ある 。 2 つ の 配偶 子 は 両方 とも 半数 体 で あり 、 染色 体 の 通常 の 半分 の セット を もっ て いる 。 受精 し 、 染色 体 が 正常 （ 二 倍 体 ） 受精卵 に なる 。 正常 の 染色 体 の 数 は種 間 で 異なる 。 子孫 の 染色 体 の 数 を 正常 に 保持 する に は 、 それぞれ の 配偶 子 は 、 他 の 体 細胞 に 存在 する 染色 体 の 半分 の 数 を もっ て いる 必要 が ある 。 配偶 子 が 体 細胞 と 同じ 染色 体 数 を もっ て いれ ば 、 子孫 は 染色 体 の 数 が 通常 の 2 倍 に なり 、 深刻 な 異常 が 生じる 可能 性 が ある 。 ヒト で は 、 染色 体 異常 は 先天 性 の 遺伝子 疾患 （ ダウン 症候群 、 クラインフェルター 症候群 ） で 、 胎児 の 自然 流産 に つながる こと も 多い 。 精子 形成 の 段階 で 染色 体 数 に 異常 が あれ ば こう いっ た 疾患 に つながる 。  精子 形成 は 、 男性 生殖 器 系 の いくつ か の 構造 内 で 行わ れる 。 初期 段階 は 精巣 内 で 起こり 、 その後 、 精巣 上体 へ 移る 。 精巣 上体 で は 、 配偶 子 が 成熟 し 、 射精 する まで 保存 さ れる 。 精巣 の 精細 管 から 、 これら の 過程 は 起こる 。 精細 管 の 壁 側 に は 、 幹 細胞 が あり 、 そこ から 分裂 が 始まり 、 管 の 最も 内側 の 部分 に 進む に従って 、 発生 が 進む 。 成熟 は 精巣 上体 で 起こる 。 成熟 し た 精子 を 生成 する ため に 、 精子 形成 の 過程 は 37 ° C （ 通常 の 体温 ） より 1 ℃- 8 ℃ 低い 温度 を 必要 と する ため 、 精巣 や 陰 嚢 の 温度 が 特に 重要 で ある 。   精巣 や 陰 嚢 が 身体 から ぶらさがっ て いる よう な 構造 を し て いる こと は 、 温度 を コントロール する 上 で 重要 で ある 。 臨床 的 に は 、 小さな 温度 の 変動 は 、 精子 の 生存 率 や 数 の 減損 に は つながら ない 。  人間 の 場合 は 、 精子 形成 の 過程 全体 は 74 日   （ トリチウム 標識 生 検 による ） から 、 約 120 日   （ DNA クロック 測定 による ） かかる と 推定 さ れ て いる 。 管 など を とおる 時間 も 含める と 、 3 ヶ月 を 要す 。 精子 は 毎日 2 から 3 億 生成 さ れ て いる 。   しかし 、 約 半分 、 または １ 億 のみ が 、 成熟 し た 精子 に なる 。  精子 形成 の 過程 の 各々 の 段階 は 、 細胞 の 種類 で 分ける こと が できる 。 次 の 表 の よう に 、 倍数 性 、 コピー 数 および 染色 体 数 、 細胞 に ふくま れる DNA 量 、 細胞 分裂 の 種類 など で 区分 できる 。 一 次 精 母 細胞 は 、 DNA 合成 の 後 に 細胞 分裂 を 行う 。  精 母 細胞 形成 は 生殖 母 細胞 の 形成 の 男性 の 形態 で あり 、 遺伝 物質 の 通常 の 半分 、 つまり 半数 体 で ある 精 細胞 の 形成 を もたらす 。 精 母 細胞 形成 で は 、 精細 管 の 基底 部分 に 存在 する 二 倍 体 で ある 精 原 細胞 は 体 細胞 分裂 を 行い 、 一 次 精 母 細胞 と 呼ば れる 2 つ の 二 倍 体 の 細胞 を 産 生 する 。 一 次 精 母 細胞 は 、 その後 、 精細 管 の 管 の 内部 に 移動 し 、 DNA を 複製 し 、 その後 、 減数 分裂 を おこない 、 半数 体 の 二 次 精 母 細胞 と なる 。 減数 分裂 で は 、 配偶 子 の 遺伝 的 変異 性 を 高める ため に 、 両親 から 受け継い だ 染色 体 を ランダム に 分配 し 、 また 、 相 同 染色 体 どうし を 交差 さ せる など の 遺伝 的 変異 が おこる 。  精 細胞 へ の 精 原 細胞 から の 分裂 で は 、 それぞれ の 細胞 が 完全 に は 分離 し ない 。 細胞 は 、 同期 し て 分化 できる よう に 、 細胞 質 が 橋渡し さ れ 、 相互 に 接続 さ れ た まま に なっ て いる 。 また 、 精 原 細胞 が 分裂 する と すべて の 細胞 が 、 精 母 細胞 と なる わけ で は ない 。 そう なっ た 場合 は 、 精 原 細胞 が なくなっ て しまう 。 そう なら ない よう に 、 精 原 細胞 は 、 確実 に 自分 自身 の コピー を 生成 する ため に も 体 細胞 分裂 を おこなう 。  減数 分裂 第 二 分裂 により 、 二 次 精 母 細胞 から 精 細胞 が つくら れる 。 二 次 精 母 細胞 が 減数 分裂 第 二 分裂 を し て 、 半数 体 の 精 細胞 と なる 。 この 段階 は すばやく 進む ため 、 二 次 精 母 細胞 は ほとんど の 組織 学 的 観察 で は 観察 さ れ ない 。  精子 形成 の 間 に 、 精 細胞 は 、 基礎 に なる 中心 小体 から 、 細長く 微小 管 が 成長 し 、 精子 の 尾 部 を 形成 し 始める 。 これら の 微小 管 は 、 べ ん 毛 を 形成 する 。 ミトコンドリア は エネルギー 供給 を 確保 する ため に 、 べ ん 毛 の 周囲 に 配置 さ れ 、 尾 部 の 前方 部分 が 厚く なり 、 中片 と いわ れる 。 精 細胞 DNA は また 、 高度 に 凝縮 さ れ て 、 パッケージング さ れる 。   DNA は 、 特定 の 核 塩基 性 タンパク質 により まず パッケージ 化 さ れ 、 その後 、 その タンパク質 は 精 細胞 の 伸長 時 に   プロタミン   と いわ れる タンパク質 で 置換 さ れる 。 得 られ た 密集 し た クロマチン は 転写 さ れる こと は ない 。 ゴルジ 装置 は 、 先 体 に なり 、 凝縮 核 を 取り囲む 。  その後 、 成熟 が テストステロン の 影響 下 で 起こる 。 テストステロン は 、 残り の 不要 な 細胞 質 と 細胞 小 器官 を 除去 する 。 残留 体 として 知ら れ て いる 過剰 な 細胞 質 は 、 精巣 中 で 囲ま れ て いる セル トリ 細胞 により 貪食 さ れる 。 得 られ た 精子 は 成熟 し て いる が 、 運動 性 は ない 。 排 精 と 呼ば れる プロセス で 精細 管 の 内 腔 に 保護 セル トリ 細胞 から 放出 さ れる 。  非 運動 性 の 精子 が 蠕動 収縮 の 助け を 借り て セル トリ 細胞 によって 分泌 さ れ 、 精巣 液 中 の 精巣 上体 に 輸送 さ れる 。 精巣 上体 における 精子 は 運動 性 を 獲得 し 、 受精 できる よう に なる 。 しかし 、 男性 の 生殖 器 系 の 残り の 部分 は 、 成熟 し た 精子 が 、 筋肉 の 収縮 の 助け で は なく 、 自ら 獲得 し た 運動 により 移動 し ない と いけ ない 。  分化 の すべて の 段階 で 、 精子 に なる 細胞 は 、 セル トリ 細胞 と 密接 に 接触 し て いる 。 セル トリ 細胞 は 分化 途上 の 精 細胞 に 構造 的 および 代謝 の サポート する と 考え られ て いる 。 単一 の セル トリ 細胞 が 、 精細 管 の 内 腔 へ の 基底 膜 から 延び て いる 。 セル トリ 細胞 は 、 次 の 方法 で 分化 途上 の 配偶 子 を サポート し 、 精子 形成 に 多く の 機能 を 果たす 。  精子 形成 の プロセス は 、 環境 の 変動 、 特に ホルモン や 温度 に 非常 に 敏感 で ある 。 テストステロン は 、 精細 管 に 存在 する アンドロゲン 結合 タンパク質 に 結合 さ れ 、 局所 的 に 高 濃度 に さ れる 。 それ は 精子 形成 の 過程 に 必要 と さ れる 。 テストステロン は 、 精細 管 に 隣接 し て いる ライディッヒ 細胞 と いわ れる 間 質 細胞 によって 産 生さ れる 。 精 上皮 は 、 ヒト や 他 の 動物 で 、 高温 に 弱く 、 正常 体温 より 高温 で 悪影響 を 受ける 。 その ため 、 精巣 は 陰 嚢 と いわ れる 皮膚 の 袋 に 包ま れ 、 身体 の 外側 に ぶらさがっ て いる 。 最適 温度 は 2 ℃（ 男性 ）～ 8 ℃、 体温 より 低い 温度 （ マウス ） に 維持 さ れる 。 これ は 、 精巣 挙 筋 と 肉 様 膜 陰 嚢 における 平滑 筋 により 、 身体 から 離さ れ たり 近づい たり する こと や 、 血 流   によって 調整 さ れる 。 アナボリックステロイド 、 金属 （ カドミウム 、 鉛 ） 、 （ 例えば ビタミン B 、 E および A など ） 栄養 欠乏 、 X 線 へ の 被曝 、 ダイオキシン 、 アルコール 、 および 感染 症 も 精子 形成 の 速度 に 悪影響 を 与える 。   また 雄 生殖 細胞 系 は 、 酸化 ストレス によって 引き起こさ れる DNA 損傷 に 感受性 で あり 、 この 損傷 は 、 おそらく 、 受精 および 妊娠 に 大きな 影響 を もつ 。   殺虫 剤 へ の 曝露 も 、 精子 形成 に 影響 を 与える 。  精子 形成 の ホルモン 制御 は 、 種 によって 異なる 。 ヒト で は メカニズム は 完全 に は 理解 さ れ て い ない 。 しかし 精子 形成 の 開始 が 、 視床 下部 、 下垂 体 と ライディッヒ 細胞 と の 相互 作用 で 思春 期 に 起こる こと が 知ら れ て いる 。 下垂 体 が 除去 さ れ て いる 場合 、 精子 形成 は 、 卵胞 刺激 ホルモン （ FSH ） および テストステロン によって 開始 さ せる こと が できる 。   FSH と は 対照 的 に 、 LH は 、 生殖 腺 の テストステロン 産 生 を 誘導 する 精子 形成 に は 役割 を 果たさ ない 。  FSH は セル トリ 細胞 による アンドロゲン 結合 タンパク質 （ ABP ） の 生産 、 および 血液 精巣 関門 の 形成 の 両方 を 刺激 する 。   ABP は 、 精子 形成 を 維持 する の に 十分 に 高い レベル の テストステロン を 濃縮 する ため に 不可欠 で ある 。 精巣 内 テストステロン 濃度 は 、 健康 な 男性 の 間 で 5 〜 10 倍 の 幅 が ある ものの 、 血液 中 に 見 られる 濃度 より も 20 - 100 または 50 - 200 倍 高い 。   FSH は 精巣 で テストステロン を とらえ 濃縮 さ せる こと が できる が 、 テストステロン は 、 精子 形成 の 分化 の 維持 に 一 度 だけ 必要 と さ れる 。   しかし 、 FSH が 増加 する と 、 タイプ A の 精 原 細胞 の アポトーシス を 防止 する こと により 精子 の 産 生 を 増加 さ せる 。 ホルモン で ある インヒビン は FSH の レベル を 減少 さ せる よう に 作用 する 。 げっ 歯 類 の モデル 生物 から の 研究 により 、 性腺 刺激 ホルモン （ LH および FSH の 両方 ） は 、 アポトーシス を 促進 さ せる シグナル を 抑制 する こと により 、 精子 形成 の プロセス を サポート し 、 精子 形成 細胞 の 生存 を 促進 する 、 こと が 示唆 さ れ て いる 。  セル トリ 細胞 自体 は ホルモン 産 生 を 介し て 精子 形成 の 一部 を 媒介 する 。 セル トリ 細胞 は 、 ホルモン で ある 、 エストラジオール および インヒビン を 産 生 する こと が できる 。 ライディッヒ 細胞 は 、 主 に テストステロン を 産 生し 、 エストラジオール も 産 生 する こと が できる 。 エストロゲン は 、 動物 における 精子 形成 の ため に 必須 で ある こと が 見出さ れ て いる 。   エストロゲン 非 感受性 症候群 （ ER α が 欠損 ） の 男性 は 、 精子 の 生存 能力 は 異常 に 低い が 、 通常 の 精子 の 数 は あっ た 。 彼 が 不妊 か どう か は 不明 。   高 すぎる エストロゲン の レベル は 、 性腺 刺激 ホルモン 分泌 の 抑制 および 、 精巣 内 の テストステロン 産 生 の 過剰 の 原因 に なり 、 精子 形成 に 有害 で ある 可能 性 が ある 。   プロラクチン は また 、 精子 形成 に 重要 で ある と 思わ れる 。動物 の ニューロン の 数 の 一覧 で は 二つ の リスト を 掲載 し て いる 。 ひとつ は 神経 系 全体 または 脳 全体 における ニューロン （ 神経 細胞 ） の 数 の リスト で ある 。 もう ひとつ は 大脳皮質 の ニューロン 数 について の 代表 的 動物 の リスト で ある 。 ここ に 掲載 さ れ て いる 数値 は 、 各 動物 の 脳 （ もしくは 大脳皮質 ） の 平均 体積 に 、 各 動物 における 神経 細胞 の 密度 を 乗じ て 得 られ た 推定 値 で ある 。 （ 全数 が 正確 に カウント さ れ て いる の は C .   elegans の   302   のみ で ある 。 ）  ニューロン は 、 その 環境 から の 刺激 を 感知 し 、 それ に 応じ て 振る舞う こと が できる よう に 、 動物 の 神経 系 に 情報 を 伝達 する 細胞 。 必ずしも 全て の 動物 が ニューロン を 持っ て いる わけ で は なく 、 たとえば センモウヒラムシ や 海綿動物 は 完全 に 神経 細胞 を 欠い て いる 。  ニューロン は 、 脊椎動物 の 脳 や 、 昆虫 の 神経 節 の よう な 構造 を 形成 する 。  シナプス の 数 、 ニューロン の 数 は 、 センチュウ 以外 すべて 推定 で ある 。  哺乳類 のみ が 大脳皮質 を 持っ て いる ので 、 この リスト に は 哺乳類 しか ない 。スナッピー （ 、 2005 年 4 月 24 日   -   2016 年 5 月 ） と は 、 イヌ 科 として 初めて 体 細胞 クローニング によって 生まれ た 犬 。 犬 種 は アフガン・ハウンド 。 スナッピー は 成 犬 の 耳 から 取ら れ た 皮膚 細胞 に 由来 する クローン 胚 から 誕生 し た 。 クローニング は 当時 ソウル 大 学校 獣 医科 大学 の 教授 で あっ た 黄 禹錫 の 研究 室 において 行わ れ 、 李 柄 千 が 主要 な 貢献 を 行っ た 。 Snuppy の 名 は ソウル 大 学校 の 略称 SNU と 子犬 を 意味 する puppy から 作ら れ た 。  哺乳類 として 最初 の クローン で ある 羊 の ドリー が 1996 年 に 誕生 し て 以来 、 様々 な 動物 の クローニング が 実現 さ れ て いっ た 。 2005 年 まで に クローン が 行わ れ た 動物 として は 猫 、 牛 、 ガウル 、 馬 、 マウス 、 ラバ 、 豚 、 ウサギ 、 ラット が 挙げ られる 。 しかし イヌ 科 の 動物 は 独特 な 生殖 機構 を 持つ ため 実現 が 遅れ て い た 。 最初 の クローン 猫 CC を 作成 し た マーク・ウェストヒューズン ら の 試み は 失敗 に 終わっ た 。 そんな 中 、 ソウル 大 教授 の 黄 禹錫 （ ファン・ウソク 、 ） は 2005 年 4 月 に 世界 初 の クローン 犬 を 作成 する こと に 成功 し た 。 当時 ペットクローニング 事業 で 世界 を リード し て い た （ GSAC ） 社 は 犬 の クローン 胎児 を 発生 さ せる ところ まで 成功 さ せ て おり （ 出産 前 に 死亡 ） 、 同年 中 の クローン 犬 誕生 が 期待 さ れ て い た が 、 黄 に 出し抜か れ た 形 に なっ た 。 GSAC 社 は この 時点 で 犬 クローニング に 1900 万 ドル の 研究 費 を 費やし て い た が 、 成功 を 見 ない まま 2006 年 に 倒産 し た 。  黄 に よれ ば 、 犬 クローン 研究 の 目的 は 、 制御 さ れ た 遺伝子 を 持つ 疾病 モデル を 得る こと や 、 幹 細胞 移植 の 研究 に 用いる ため で あっ た 。 この 時期 に 共同 研究 者 が 語っ た ところ に よれ ば 、 黄 ら は 犬 クローニング を 純粋 に 医療 研究 の ため に 行っ て おり 、 自然 に 反する 方法 で クローン 犬 を 誕生 さ せる こと や へ の 応用 を 目指し て い た わけ で は なかっ た 。  黄 は 3 歳 の アフガン・ハウンド の 耳 から 採取 し た 組織 を 用い て クローン 胚 を 作製 し た 。 123 頭 の 代理 母 に対して 計 1 , 095 個 の クローン 胚 が 移植 さ れ 、 3 頭 のみ が 妊娠 に 至っ た 。 そのうち 生存 し た の は ラブラドール・レトリーバー の 代理 母 から 帝王切開 によって 産まれ た 1 匹 のみ で あっ た 。 この 個体 に は スナッピー （ Snuppy ） という 名 が 与え られ た 。 これ は Seoul   National   University （ ソウル 大 の 英語 名 ） の 略称 SNU と 「 puppy （ 子犬 ） 」 の 語 を 組み合わせ た かばん 語 で ある 。  生後 、 スナッピー は クローン 犬 同士 を 繁殖 さ せる 実験 など に 用い られ た ほか 、 韓国 の 生命 科学 研究 の 象徴 として 、 科学 館 や バイオ 産業 エキスポ で 展示 さ れ た 。 ソウル 大 の 発表 に よれ ば スナッピー は 2016 年 5 月 に 死亡 し た 。 死因 は 明らか に さ れ て い ない が 、 10 歳 の 寿命 は 犬 として 標準 的 な 長 さ で あっ た 。  犬 は 成熟 し た 卵子 を 採取 する の が 困難 な ため 、 もっとも クローニング 困難 な 動物 だ と 考え られ て い た 。 受精 可能 な 卵子 を 採取 できる の は 年間 わずか 数 週間 の のみ で 、 その 時期 を 予想 する 方法 も 知ら れ て い なかっ た 。 また 卵子 の 成熟 機構 も ほか の 動物 種 と 異なり 、 卵巣 内 で 成熟 する 代わり に 、 早期 に 排卵 さ れ て 卵 管内 を 移動 し ながら 48 から 72 時間 かけ て 成熟 する 。 卵子 を 体外 で 成熟 さ せる に は 困難 が 伴う ため 、 成熟 の タイミング を 見計らっ て 卵 管 腹腔 口 から 卵子 を 抽出 する こと を 余儀なく さ れ た 。 排卵 時期 と 発情 周期 を 予測 する ため 、 ドナー は 常時 モニタ さ れ て い た 。  クローン 胚 の 作成 に は 羊 の ドリー と 同じ SCNT 法 （ ） が 用い られ た 。 成熟 卵子 から 核 を 除去 し て 成 犬 の 細胞 を 代わり に 埋め込み 、 電気 刺激 と 化学 反応 によって 細胞 融合 を 誘起 する 。 融合 に 成功 し た 卵子 を 活性 化 さ せ 、 得 られ た 胚 を ドナー の 卵 管 もしくは 子宮 角 に 再度 移植 する 。 123 頭 の ドナー 兼 代理 母 に対して 1 , 095 個 の 胚 が 移植 さ れ 、 そのうち 3 頭 が 妊娠 し た 。 着 床 に 至っ た 胚 は 、 活性 化 後 4 時間 以下 の 初期 段階 で 移植 さ れ た もの に 限ら れ た 。 クローン 胎児 の 1 匹 は 流産 し 、 もう 1 匹 は 誕生 後 3 週間 で 肺炎 により 死亡 し た ため 、 スナッピー が 唯一 の 成功 例 と なっ た 。 スナッピー の 妊娠 期間 （ 60 日間 ） 、 出生 体重 （ 530   g ） は いずれ も 標準 的 な もの だっ た 。 14 週 齢 の スナッピー は 「 元気 いっぱい で 健康 な 、 普通 の やんちゃ な 子犬 」 だ と 伝え られ た 。  1 , 095 個 の 胚 から 最終 的 に 2 頭 の クローン 犬 が 誕生 し た こと で 成功 率 は 0 . 2 % 以下 と なり 、 約 10 % だっ た 牛 や 豚 と 比べ て 顕著 に 低かっ た 。 スナッピー の クローニング が 成功 する まで 、 3 年 近い 研究 期間 にわたって 15 人 の チーム による 集中 的 な 取り組み が 必要 で あっ た 。  黄 ら は 遺伝子 ドナー の 犬 種 を 選ぶ の に も 細心 の 注意 を 払っ た 。 共同 研究 者 シャッテン に よれ ば 、 アフガン・ハウンド が 用い られ た の は 、 他 の 犬 種 より 遺伝子 プロファイル が 純粋 で ある こと から 、 同じ 遺伝子 を 持つ 個体 を 識別 し やすい ため だ と いう 。 クローン は 必ずしも 外見 的 に オリジナル と 似る と は 限ら ない が 、 クローニング の 成功 を 印象 付ける ため 瓜 二つ な 子犬 を 望ん だ の で ある 。 配慮 が 功 を 奏し て か 、 誕生 し た スナッピー は 遺伝子 ドナー と 酷似 し て いる と 伝え られ た （ スナッピー 、 遺伝子 ドナー および 代理 母 の 写真 ） 。 その ほか 、 アフガン・ハウンド が 適度 な 体格 と 穏やか な 性格 を 持ち 扱い やすい こと や 、 優美 な 外見 も 理由 に 挙げ られ た 。 スナッピー 誕生 の 報道 に対して 、 犬 の 知性 に関する 著作 を 持つ は アフガン・ハウンド が 「 知的 と は 言え ない が 、 見た目 は 美しい 」 犬 種 だ と 述べ 、 クローニング 支持 者 が 外見 を 最 重要 視 する 傾向 を 批判 し た 。  スナッピー に関する 短 報 は 権威 ある 科学 誌 『 ネイチャー 』 に 掲載 さ れ た 。 韓国 の 有力 紙 中央日報 は 、 黄 が ヒト ES 細胞 に関する 報告 を 『 サイエンス 』 誌 に 発表 し て い た こと を 踏まえ て 、 「 （ 『 ネイチャー 』 および 『 サイエンス 』 ） 双方 が 黄 教授 チーム の 研究 成果 を 掲載 する ため に 競争 し て いる という の だ から 、 一方 で は 誇らしい 。 」 と 社説 で 称賛 し た 。 『 タイム 』 誌 は 2005 年 の 「 もっとも 驚く べき 発明 」 の トップ に スナッピー を 挙げ 、 「 歴史 を 築い た 子犬 」 と 呼ん だ 。 『 タイム 』 誌 は 黄 ら の クローン 技術 を 高く 評価 し 、 哺乳類 の クローニング を 行っ て いる 研究 室 が 数多く ある 中 で 「 卓越 し た 存在 」 と 評し た 。  一方 で 、 成功 率 の 低 さ から 科学 界 の 評価 は 必ずしも 高い と は 言え なかっ た 。 同じ テーマ に 取り組ん で い た ウェストヒューズン は 、 成功 率 の 低 さ を 人海 戦術 で カバー し た だけ で 目新しい 手法 で は ない と コメント し た 。 GSAC 社 の 社長 ルー・ホーソーン は 、 黄 の 研究 を 再現 する に は 100 万 ドル 以上 の 予算 が 必要 だ という 試算 を 示し た 。 また 、 黄 が 世界 に 先駆け て 成功 を 収め た 理由 の 一つ として 、 韓国 で は 動物 の 卵子 採取 に関する 規制 が 少なく 、 多数 の 卵子 や 代理 母 を 確保 でき た こと も 指摘 さ れ た 。  米国 の 動物 権利 擁護 団体 は 黄 の 活動 について 、 人工 的 に 卵子 を 操作 さ れる 代理 母 は もちろん 、 遺伝 的 な 欠陥 を 持っ て 生まれる 可能 性 が ある クローン に対して も 非 人道的 だ という 主張 を 行っ た 。 「 あらゆる 面 で 犬 の 境遇 を 改善 する 」 こと を ミッション と する 団体 ザ・ケネルクラブ は 、 個体 の 複製 が 境遇 の 改善 に つながる こと は ない という 認識 の もと 、 犬 の クローニング という 考え を 全面 的 に 批判 し た 。  倫理 的 な 観点 から この 実験 を 批判 し た 人物 に 、 コロンビア大学 で 生命 倫理 学 の 修士 プログラム を 統括 する ロバート・クリッツマン が いる 。 クリッツマン に よれ ば 、 黄 の 手法 は 人間 さえ も が 「 単なる 細胞 の 塊 と 生物 学 的 プロセス 」 に 過ぎ ない の で は ない か という 問い を 突き付け て くる 。 羊 の ドリー を 作成 し た 発生 学者 イアン・ウィルムット は スナッピー の 成功 を 受け て 、 正しい 方法 を 見つけれ ば いかなる 哺乳類 も クローン 可能 だ という こと が 立証 さ れ た と 述べ 、 ヒトクローン を 禁止 する 枠組み を 全 世界 で 早急 に 確立 する よう 訴え た 。 黄 自身 も この 手法 について の 現実 化 に つながる もの で は ない と 述べ て いる 。  2005 年 の 終わり から 2006 年 にかけて 、 黄 が 行っ た 一連 の 反 倫理 行為 へ の 告発 が 行わ れ た 。 初め に 問題 と さ れ た の は 、 スナッピー 以前 に 黄 が 発表 し て い た ヒトクローン 胚 の 作成 について の 研究 だっ た 。 黄 が 卵子 提供 者 に 対価 を 供与 し て い た こと 、 部下 の 研究 員 から 卵子 の 提供 を 受け て い た こと が 相次い で 報道 さ れ た 。 これら は 生命 倫理 規定 へ の 重大 な 違反 で あっ た 。 また 後 に 、 論文 に 添付 さ れ て い た 写真 の 説明 に 虚偽 が あっ た こと と 、 幹 細胞 ライン と さ れ た 細胞 の ほとんど が 実際 に は クローン で は なかっ た こと が 明らか に なっ た 。  これら の 告発 により スナッピー の 信憑 性 について も 深刻 な 疑惑 が 持ち上がっ た が 、 黄 は 真正 の クローン で ある という 主張 を 曲げ なかっ た 。 黄 は 韓国 の DNA 研究所 HumanPass   Inc . に 依頼 し て クローン で ある こと を 立証 さ せ た が 、 ソウル 大 の 調査 団 は 黄 自身 が 依頼 し た 検証 結果 を 受け入れ ず 、 独自 に 調査 を 行っ た 。 さらに 『 ネイチャー 』 誌 も アメリカ 国立 衛生 研究所 に 検証 を 依頼 し た ほか 、 ソウル 大 調査 団 に 調査 結果 の 公表 を 求め た 。 その 結果 、 ヒト の クローン ES 細胞 に関して 不正 行為 が あっ た こと は 間違い ない ものの 、 犬 クローン に関する 研究 は 正当 な もの で 、 スナッピー は 確か に アフガン・ハウンド 成 犬 の クローン で ある こと が 確かめ られ た 。 いずれ に し て も 黄 は 研究 ねつ造 の ため 詐欺 罪 で 起訴 さ れ 、 大学 から 解任 さ れ た 。  黄 の 離脱 後 、 その 教え子 で 犬 クローン の 主要 貢献 者 だっ た 李 柄 千 （ イ・ビョンチョン 、 ） が 研究 室 を 引き継い だ 。 黄 の スキャンダル に 伴い 、 部下 だっ た 李 も ねつ造 と 研究 費 横領 の 責任 を 免れ なかっ た が 、 ソウル 大 は 「 クローン 犬 『 スナッピー 』 研究 成果 と 発展 の 可能 性 など を 総合 的 に 斟酌 」 し て 停職 処分 に とどめ て い た 。   2005 年 10 月 、 李 は 世界 で 初めて ハイイロオオカミ の クローン を 2 頭 作成 し 、 それぞれ 「 スヌルフ 」 （ Snuwolf ） 、 「 スヌルフィ 」 （ Snuwolffy ） と 名付け た 。 この 研究 に も 黄 が 関わっ て い た ため 厳しい 疑い の 目 が 向け られ 、 論文 掲載 の 取り消し も 検討 さ れ た が 、 ソウル 大 調査 団 により 正し さ が 裏付け られ た 。 李 は 様々 な 犬 種 の クローン や トランスジェニック を 次々 に 作成 し 、 2009 年 に は 卵子 100 個 あたり 3 匹 の 成功 率 に 達し て い た 。  2006 年 7 月 、 ソウル 大 の 研究 チーム は 「 スナッピー の 配偶 者 に なる めす の クローン 犬 」 を 作成 し た こと を 明らか に し た 。 すべて 犬 種 は アフガン・ハウンド で 、 初め に 生まれ た 2 匹 は それぞれ ボナ 、 ピース と 名付け られ た 。 2008 年 、 スナッピー と ボナ および ピース と の 間 に 人工 授精 によって 10 匹 の 子犬 が 誕生 し 、 うち 9 匹 が 生存 し た 。 これ は 知ら れ て いる 限り 初めて 行わ れ た イヌ 科 クローン 間 の 繁殖 で あり 、 クローン 犬 に 健全 な 生殖 能力 が ある こと を 立証 する もの だっ た 。 この 成果 は 論文 として 検証 を 受ける 前 に 一般 マスコミ に 公表 さ れ た ため 、 黄 事件 の 再発 を おそれる ソウル 大 によって 注意 を 受け た 。 誕生 し た 子犬 たち は 一般 の 応募 者 に 分け与え られ た 。  李 は イヌ 科 クローン の 繁殖 技術 を 応用 すれ ば 、 訓練 開始 前 に 不妊 手術 を 受ける の が 一般 的 な 使役 犬 （ や 盲導犬 など ） に 子孫 を 残さ せる こと が できる と 主張 し た 。 2009 年 7 月 、 韓国 関税 庁 は 李 が 作成 し た クローン 犬 を 世界 で 初めて 探知 犬 の 任務 に 就け た 。 探知 犬 として 実績 の ある ラブラドール・レトリーバー から 遺伝子 供与 を 受け た 6 頭 の クローン 集団 で 、 グループ 全体 として 「 トッピー 」 （ Tomorrow   +   puppy ） という 愛称 が つけ られ た 。 仁川 空港 で 働く 探知 犬 の 訓練 成功 率 は 30 % に 過ぎ ない が 、 これら の クローン 犬 は 全 頭 が 訓練 を パス し た と さ れ て いる 。 訓練 費用 は 1 頭 当たり 4 万 ドル で ある の に対し 、 クローン の 作成 に かかる 費用 が 1 頭 当たり 10 万 から 15 万 ドル で あっ た こと から 、 将来 的 に クローン の 使用 により コスト を 削減 する こと が 可能 だ と 考え られ て いる 。  2008 年 に は 日本 で 活躍 し た マリーン の クローン が 李 および RNL バイオ によって 作成 さ れ た 。  2009 年 末 の 時点 で も 、 世界 で 犬 クローン を 作成 できる の は 李 柄 千 と 野 に 下っ た 黄 禹錫 の 2 人 だけ で あっ た 。 李 を 擁する ソウル 大 は 、 スナッピー の クローニング 手法 の 特許 権 を 持っ て いる と 主張 し て 、 民間 の ペットクローン 会社 RNL バイオ に 専用 実施 権 を 与える 契約 を 結ん だ 。 黄 禹錫 は その 競合 会社 で ある 米国 の バイオアーツ・インターナショナル と 提携 を 結び 、 特許 権 の 所有 を めぐる 法廷 闘争 を 引き起こし た 。 バイオアーツ は 羊 の ドリー に 用い られ た クローニング 手法 の 特許 を 有する 米 スタート ・ ライセシング 社 から 犬 クローン の 独占 権 を 得 た と 主張 し て い た 。 ソウル 大 は 体 細胞 で は なく 成体 幹 細胞 に 基づく クローニング 手法 を 確立 し 、 ドリー の 手法 と は 異なる 独自 技術 と みなし て い た ため 、 スタート 社 と 対立 し た 。 スタート 社 は RNL バイオ を 権利 侵害 で 告訴 し た が 、 判決 を 待つ まで も なく 、 バイオアーツ は 2009 年 9 月 に 犬 クローン 事業 から 撤退 し 、 理由 の 一つ に ライセンス 問題 を 挙げ た 。 RNL は 2008 年 8 月 から 商用 クローニング を 開始 し た ものの 、 2013 年 に 経営 不振 に 陥っ た 。  黄 は 民間 の 後援 者 を 得 て 2006 年 に スアム 生命 工学 研究 院 を 設立 し 、 ドリー 特許 を 所有 し て いる バイアジェン 社 から ライセンス を 受け て 研究 を 継続 し た 。 20 人 ほど の ソウル 大 研究 員 も 追随 し た 。 RNL バイオ は ソウル 大 から 受け た 独占 権 を 盾 に 取っ て 黄 の 活動 を 差し止めよ う と し た が 、 2009 年 8 月 に 法廷 で 黄 の 技術 の 独自 性 が 認め られ た 。 黄 は 絶滅 危惧 種 など の クローン を 精力 的 に 作成 する 一方 、 ペット を 亡くし た 飼い主 に 10 万 ドル の 費用 で クローン を 提供 する サービス を 展開 し た 。 黄 は 今 なお クローン 技術 で 医学 を 発展 さ せる 目標 を 捨て て おら ず 、 ペットクローニング は 資金 確保 の ため の 方便 に 過ぎ ない と 語っ た 。 スアム 研究 院 は 2015 年 まで に 700 頭 の 犬 を クローニング し た と さ れ て おり 、 2016 年 に は さまざま な 種 の クローン 胚 を 毎日 約 500 個 ずつ 生産 する こと が 可能 に なっ て いる 。ソ コル （ ラテン 文字 表記 ： Sokol ） は 、 スラヴ の 言語 で 鷹 ・ 隼 の 意味 を 持つ 言葉 。 地名 など の 固有名詞 が 多く 存在 する 。ゼナ （ Xena 、 2000 年 7 月 2 日   -   2010 年 3 月 18 日 ） は 、 世界 で は 2 番目 の 事例 、 日本 で は 初 の 事例 と なる ブタ の 体 細胞 クローン で ある 雌 、 品種 は 梅山 豚 。  2000 年 3 月 に イギリス の ロス リン 研究所 で 、 ブタ の 体 細胞 クローン として は 世界 初 と なる クローン 豚 が 誕生 する 。 同年 7 月 2 日 に 日本 の 農業生物資源研究所 で 世界 で は 2 例 目 と なる クローン 豚 が 誕生 し た 。 この ブタ は 異種 移植 用 の 研究 の 一環 として 産み 出さ れ て おり 、 「 異種 移植 ()」 から 取っ て ゼナ ( Xena ) と 名付け られ た 。  ゼナ の 飼育 に は 、 農業生物資源研究所 に 加え て 、 プライム テック 、 農業 ・ 食品 産業 技術 総合 研究 機構 畜産 草地 研究所 が 協力 を 行っ た 。 ゼナ は 順調 に 成長 し 、 4 箇月 齢 で 性 成熟 する と 、 人工 授精 によって 14 頭 の 子 豚 を 出産 し て 、 体 細胞 クローン で 誕生 し た 動物 が 正常 な 繁殖 能力 を 獲得 し た こと を 証明 する 事例 と なっ た 。  2010 年 3 月 18 日 、 老衰 による 衰弱 の ため 、 立ち上がれ なく なっ た ゼナ は 安楽 死 さ せ られ た 。 解剖 の 結果 、 疾患 を 示す 病変 は 発見 さ れ なかっ た 。  上述 の よう に 体 細胞 クローン が 正常 な 繁殖 能力 を 獲得 し た こと を 証明 する 事例 と なっ て いる 。  世界 初 と なる 体 細胞 クローン 事例 の ドリー   ( 羊 ) は 通常 の 羊 より も 短い と 推測 さ れる 6 年 7 箇月 で 死亡 し た ため 、 「 体 細胞 クローン 動物 は 短命 で は ない か ?」 と の 議論 が あっ た 。 約 10 年 を 生き た ゼナ は 、 短命 で ある こと へ の 反例 と なっ た 。  ゼナ による 体 細胞 クローン 豚 の 作出 技術 の 確立 は 、 遺伝子 組 換え 技術 と 組み合わせる こと で 、 世界 で 初めて 非 ウイルスベクター による 緑色 蛍光 タンパク質 を 発現 する ブタ の 開発 （ 2003 年 ） や 、 医療 研究 用 の モデル 豚 として 臓器 移植 モデル 、 再生 医療 モデル 、 疾患 モデル として 、 10 種類 以上 の 遺伝子 組 換え ブタ の 作出 に 成功 に つながっ て いる 。ハト 回虫   ( は とか いち ゅう 、 " Ascaridia   columbae ")   は 、 カワラバト 、 ハト 類 、 キジ の 腸 、 まれ に 食道 、 嗉嚢 、 腺 胃 、 砂嚢 、 腹腔 に 寄生 する 線 虫 の 一種 。  虫 体 は 黄色 がかっ た 白色 の 半 透明 円筒 形 で 両端 に 向かっ て 狭小 する 。 体長 は ♂ 21 - 31 mm 、 ♀ 20 - 35 mm   とき に   50 - 70 mm に 達し 、 直径 は ともに 1 mm 前後 。 卵 は 楕円 形 で 厚い 殼 を 有し 、 長径 70 - 90 µ m , 短 径 35 - 50 µ m 。  宿主 ( ハト 類 ) の 糞 とともに 排泄 さ れ た 卵 の 成熟 に は 17 日程 かかり 、 宿主 の 消化 管内 で 孵化 後 約 3 週間 で 成虫 と なる 。 虫 卵 の 成熟 に は 宿主 の 体外 で の 環境 ( 適正 な 温度 と 湿度 ) が 必要 と なる 。  成熟 し た 虫 卵 を 含む 宿主 の 糞 に 汚染 さ れ た 飼料 , 飲水 により 経口 感染 し 、 感染 に 中間 宿主 を 必要 と し ない 。 宿主 の 体内 で 幼虫 に なっ て 十二指腸 に とりつき 、 三 回 脱皮 を 繰り返し た 後 、 幼虫 は 腸 壁 に 侵入 し 、 そこ から 血液 内 に 入り込み 、 約 16 日 後 、 再び 腸 に 戻り そこ で 性的 に 成熟 する 。  腸 内 に 多数 寄生 さ れ た 場合 、 食欲 が なくなり 粘液 性 の 下痢 を 引き起こし 痩せる 。 麻痺 様 症状 を 呈する 場合 が ある が 、 これ は 欠乏 状態 による もの で あり 、 回虫 の 排泄 物 に 含ま れる 毒素 による もの で も ある 。  ピペラジン 系 の 薬品 ( 虫下し ) を 経口 で 与え 虫 体 を 麻痺 さ せ 排泄 さ せる 。  飼鳩 の 場合 、 鳩舎 の 清掃 と 消毒 を 行なう 。キチノゾア   ()   は 未知 の 動物 によって 作ら れ た 、 フラスコ 型 の 有機 質 の 殻 を 持つ 海洋 性 微 化石 の タクソン で ある 。 古生代 の 中頃   ( オルドビス 紀 から デボン 紀 )   に 一般 的 で 、 世界中 の あらゆる 種 の 海 生 堆積 物 にわたって 広く 見 られる 。 大き さ は 最大 で 数 ミリメートル 程度 。 分布 が 広く 進化 も 速い ため 示準化 石 として 利用 できる 。  その 異様 な 形態 から 、 生態 の 復元 や 分類 学 的 位置 の 推定 は 困難 で あっ た 。 1931 年 の 発見 時 に は 原生 生物 、 植物 、 菌類 の 全て と の 類縁 関係 が 考慮 さ れ た 。 顕微鏡 の 改良 によって その 微細 構造 の 理解 が 進み 、 海洋 生物 の 卵 または 幼生 で ある こと を 示す 証拠 が 多く 得 られ て いる 。  生態 に関して も 議論 が あり 、 海中 を 浮遊 し て い た と する 説 や 、 他 の 生物 に 付着 し て い た と する 説 など が ある 。 ほとんど の 種 は 特定 の 環境 条件 に 特 化 し て おり 、 その よう な 条件 の 下 で は 最も 卓越 し た 生物 と なる 傾向 が ある 。 季節 によって も 個体 数 の 変動 が ある 。  大き さ は 50 - 2000 マイクロメートル 程度 。 光学 顕微鏡 下 で は ほとんど 不透明 で 黒く 見える 。 化石 表面 に は 毛 状 、 輪状 、 突起 状 の 装飾 が よく 保存 さ れ て おり 、 これ は チャンバー （ 右 図 の CHAMBER ） と 同 程度 の 長 さ に 達する こと も ある 。 装飾 さ れ た 領域 と その 複雑 さ は 時代 が 下る につれて 増大 する が 、 生物 体 の 大き さ は 逆 に 縮小 する 。 つまり 、 オルドビス 紀 初期 の 大型 種 は 滑らか な 表面 を 持っ て い た が 、 オルドビス 紀 中期 から は 装飾 の 大き さ と 多様 性 が 増大 し 、 空洞 を 持つ 付属 物 も 明瞭 に 現れる 。 短い 付属 物 は 一般 に 中 実 構造 だ が 、 大型 の 突起 物 は 中空 で ある 傾向 が あり 、 最も 大きな もの で は 内部 構造 が スポンジ 状 に なっ て い た 。 しかし 中空 の 付属 物 で あっ て も 生物 体 の 内壁 に は 対応 する 痕 が 存在 せ ず 、 この 付属 物 は 外壁 から 分泌 さ れ た か 、 単に 付着 し て い た だけ だ と 考え られ て いる 。 体 壁 が 何 層 から 構成 さ れ て い た か について は 議論 が ある 。 内壁 に 装飾 物 を 持つ 3 層 構造 と の 報告 も ある が 、 1 層 しか 見 られ ない 標本 も ある 。 体 壁 の 層 の 数 は 生物 体 の 構造 を 反映 し て いる 可能 性 も ある が 、 単に に 由来 し た ものの 可能 性 も ある 。  < div   class =" thumb   tright ">< div   class =" thumbinner   image "   style =" width : 252 px ;">< div   id = imgborder   style =" width : 250 px ;   text - align : left ;   background - color : white ;   border : solid   # ccc   1 px ;   padding : 20 px   0   25 px   8 px ;   position : relative ;">    </ div   imgborder > Jenkins   ( 1970 )   による キチノゾア の 形態 に関する 用語 </ div   thumbinner ></ div   thumb   tright >  “ 未 成熟 ” の 個体 や 幼体 は 発見 さ れ て い ない 。 これ を 説明 する 仮説 として 、 そもそも “ 成長 ” を 行わ ない 、 （ 考え にくい が ） 脱皮 を 行う 、 化石 化 する 部位 が 成長 後 に しか 形成 さ れ ない 、 等 の 説 が 考え られ て いる 。  ほとんど の 個体 は 単独 で 発見 さ れる が 、 口 部 （ 右 図 の Aperture ） と 底 部 （ 右 図 の Base ） で 鎖 状 に 繋がっ た 殻 も 全て の 属 において 報告 さ れ て いる 。 非常 に 長い 鎖 は 螺旋 状 と なる 傾向 に ある 。 稀 に 、 塊状 または 圧縮 さ れ た 鎖 状 の 個体 が 有機 質 の “ 繭 ” に 包ま れ て 発見 さ れる こと が ある 。  Alfred   Eisenack による 記載 当初 は 形態 に 基い て 3 科 7 属 に 分類 さ れ て い た が 、 その後 も 毎年 の よう に 新た な 属 が 同定 さ れ 続け た 。 新た な 属 の 発見 と 顕微鏡 の 発展 によって 、 1931 年 に 発表 さ れ た 最初 の 分類 体系 は より 洗練 さ れ た もの と なっ て いっ た 。 1970 年代 に は 走査 型 電子 顕微鏡 の 発展 によって 、 同定 の 鍵 と なる 表面 の 装飾 が 遥か に 詳細 に 識別 できる よう に なっ た 。 この 時点 で は 光学 顕微鏡 像 で さえ も 、 保存 状態 の 悪い 標本 や 古い 型 の 顕微鏡 を 利用 し て い た 頃 の もの と 比べる と 遥か に 高 品質 と なっ て い た 。 Eisenack が 最初 に 提唱 し た 3 科 は 当時 において 利用 でき た データ を 用い た もの で 、 主 に 鎖 状 個体 の 有無 や チャンバー の 形態 に 基い て い た 。 後に この 分類 は 、 類似 し た 分類 群 を まとめる こと で リンネ 式 分類 により 適合 する よう に 改定 さ れ た 。 これ が 可能 と なっ た の は 、 科学 の 進歩 によって Eisenack の 分類 群 全体 にわたって 特有 の 形質 の 同定 が 可能 と なっ た ため で ある 。 現在 で は 、 底 部   ( Base )   と 頚部   ( Neck )   の 形態 、 棘 の 有無 、 孔 の 有無 、 連結 構造 の 有無 が 最も 同定 に 有用 な 形質 と 考え られ て いる 。  Alfred   Eisenack は 当初 、 類似 し た キチン 質 の 殻 を 生成 する こと を 根拠 として 、 キチノゾア を 有 殻 アメーバ の 一 種 で ある と 推測 し た 。 だが 殻 の 化学 的 組成 が 異なる こと と 、 現 生 の 有 殻 アメーバ は ほぼ 淡水 産 で 生息 環境 が 全く 異なる という 相違 点 が あり 、 彼 は 年内 に この 考え を 撤回 し た 。  Obut   ( 1973 )   は 、 この 生物 は 現在 クロムアルベオラータ と さ れ て いる よう な 渦 鞭 毛 藻 に 似 た 単細胞 “ 植物 ” で ある と 主張 し た 。 しかし 先 に 述べ た よう に 、 キチノゾア の 棘 など の 付属 物 は 生物 体 の 外側 から 取り付け られ て おり 、 この よう な 構造 を 実現 できる 細胞 機構 を 有する の は 動物 のみ で ある 。 さらに 繭 の よう な 構造 に関して は 、 植物 界 から は 類似 し た もの が 発見 さ れ て い ない 。  フデイシ は 有機 質 の 殻 を 持つ 群 体 性 生物 の 化石 で あり 、 やはり オルドビス 紀 から デボン 紀 に 産 する 。 その 生活 環 や 繁殖 様式 について は 未知 の 部分 が 多い 。 キチノゾア は 、 フデイシ の 繁殖 後 に 新しい 群 体 が 形成 さ れる まで の 間 の 段階 （ pre - sicula 期 ） の もの で ある と 提案 さ れ て いる 。 フデイシ と キチノゾア が 共に 産出 し 一方 の 産出 量 が もう 一方 の 産出 量 を 反映 し て いる こと も 、 この 仮説 の 根拠 と さ れ て いる 。 両者 の 化石 は 類似 し た 化学 組成 を 持つ が 、 これ は 仮説 の 賛同 者 と 批判 者 の 両者 から 注目 さ れ て いる 。 仮説 の 賛同 者 は 、 類似 し た 化学 組成 を 有する こと は これら が 関連 し て いる 証拠 で ある と 主張 する 。 しかし 批判 者 は 、 フデイシ を 母 岩 から 抽出 する 際 の 処理 によって 、 偶然 に も 類似 し た 化学 組成 を 持つ キチノゾア が 同時に 抽出 さ れ て しまっ て いる だけ だ と 主張 する 。 批判 者 の 主張 に 従え ば 、 両者 が 同時に 産出 する よう に 見える の は 、 人為 的 に 化石 を 処理 する こと で 発生 する 単なる アーティファクト に すぎ ない という こと に なる 。 また 、 デボン 紀 中期 を 過ぎる と フデイシ の 産出 は 稀 に なる が 、 キチノゾア は 産出 し 続ける という こと も この 仮説 の 難点 で ある 。  繊毛 虫 の 一 グループ で ある の シスト の 形態 から 、 キチノゾア と この 群 と の 関連 が 提案 さ れ た こと が ある 。  キチノゾア の 殻 は 全体 が 一体 と なっ て おり 、 回転 部 や 可動 部 は ない 。 この 点 から 見る と この 殻 は 単なる 容器 で あり 、 “ 休眠 状態 ” に ある 生物 、 または シスト 化 し た 生物 、 または 卵 塊 など の 内容 物 を 守る ため の もの だ と 推測 できる 。 環 形 動物 や 腹足類 と キチノゾア と の 関連 について は 議論 が ある が 、 この 両 グループ が 収斂 進化 によって キチノゾア の よう な 形態 の 卵 を 生み出す よう に なっ て い た と 考える こと も 不可能 で は ない 。 つまり 、 螺旋 状 に 巻か れ た キチノゾア の 鎖 から は 腹足類 の よう な 螺旋 構造 を 持つ 生物 と の 類縁 関係 が 推論 さ れ て き た し 、 この 推論 が 正しけれ ば 、 螺旋 状 で ない 鎖 は （ 直線 状 の ） 環 形 動物 の よう な 生物 に 由来 する 可能 性 が ある 。  近年 、 南アフリカ に 位置 する オルドビス 紀 の 化石 鉱脈 で ある で の 調査 によって 、 キチノゾア と共に 様々 な 生物 が 発見 さ れ た 。 キチノゾア を 産み 出し た 生物 が 化石 化 し て 残る よう な 部位 を 備え て い た と し たら 、 その 生物 は スーム 動物 群 に 存在 し て いる はず だ と 考え られ た 。 注目 す べき こと に 、 この 頁岩 から は 腹足類 も フデイシ も 発見 さ れ て い ない 。 産出 し た 生物 の ほとんど は 様々 な 理由 から 除外 でき 、 候補 として 残る の は 多毛 類 、 属 の コノドント 、 チョッカクガイ 類 で ある 。 しかし 、 キチノゾア と これら の 群 が 結びつけ られ て いる の は 単なる 状況 証拠 による もの に すぎ ない 。  これら の 奇妙 な 生物 が どの よう な 生活 を 送っ て い た の か は 自明 な こと で は なく 、 ある程度 は 推論 に 頼る しか ない 。  化石 が 海洋 性 堆積 物 から しか 産出 し ない ため 、 古生代 の 海洋 に 生息 し て い た こと は ほぼ 確実 と 見 られる 。 一般 的 に 、 海洋 生物 の 生活 環境 として は 以下 の 3 つ が 考え られる 。  化石 が しばしば 堆積 物 の 流れ に 沿っ て 見つかる こと から 、 海底 に 固定 さ れ て い た わけ で は ない 。 つまり 埋 在 性 という 可能 性 は すぐ に 排除 でき 、 水中 を 落ち て き た こと が 結論 付け られる 。  キチノゾア 表面 の 装飾 が ヒント と なる かも しれ ない 。 個体 を 大きく する こと で 捕食 さ れ にくく する 防御 目的 の もの だっ た という こと も 考え られる が 、 突起 によって 海底 に 付着 し て い た と 考える こと も 不可能 で は ない 。 しかし 殻 の 密度 が 低い こと から この 可能 性 は 少し 考え づらく 、 他 の 生物 に 付着 し て い た 、 と する の が より 辻褄 の 合う 解釈 で ある 。 また 、 長い 棘 は 個体 を 水中 に 漂い やすく する 効果 も ある 。 この ため 、 少なくとも 長い 棘 を 持つ キチノゾア は プランクトン だっ た と 考える こと も 可能 で ある 。 一方 で 、 数 種 の キチノゾア は 水中 を 漂う に は 殻 が 厚く 高密度 すぎる と も 考え られ て いる 。  他 の 生物 と の 相互 作用 に関して は あまり 知ら れ て い ない ものの 、 数 種 の 殻 に 見 られる 小さな 孔 は 、 キチノゾア に 寄生 する 生物 が 存在 し た 証拠 だ と さ れ て いる 。 これら の 孔 の 内 の いくつ か は 黄鉄鉱 の 続 成 作用 による 分解 に 起因 する “ あばた 模様 ” で ある と 再 評価 さ れ た が 、 キチノゾア の 実体 が 詰まっ て い た で あろ う チャン バー の 周囲 に 円筒 形 の 孔 が 密集 し て いる こと は 、 これ が 生物 由来 で ある こと の 証左 だ と 考え られ て いる 。  ゴットランド で 発見 さ れ た サンゴ に 1 日 ごと の 成長 輪 を 有する もの が あり 、 ここ に 取り込ま れ た キチノゾア を 調べる こと で 季節 ごと の 個体 数 変動 が 調査 さ れ て いる 。 個体 数 の ピーク は 晩秋 で 、 個体 数 が 最大 と なる 日 は種 によって 異なる 。 同様 の パターン は 現在 の 熱帯 性 動物 プランクトン で も 観察 さ れる 。 また 、 生活 環境 の 多様 性 は 水深 と 岸 から の 距離 に も 反映 さ れ て おり 、 個体 数 が ピーク と なる 水深 は種 によって 異なる 。 一般 的 に は 岸 から 40 キロメートル 以上 離れ た 深い 水域 で 豊富 に 見 られ た ものの 、 数 種 は 非常 に 浅い 水域 を 好ん で い た よう で ある 。 全体 的 に 見 て キチノゾア は 濁っ た 水域 や 岩礁 に は 少なく 、 これ が 堆積 作用 の 影響 で なけれ ば 、 生き た キチノゾア は その よう な 水域 を 避け て い た という こと に なる 。 浅い 水域 で は キチノゾア は 稀 に なる が 、 この 逆 は 必ずしも 正しく ない （ 深い 水域 でも 稀 な こと は ある ） 。 淡水 の 混じる 水域 で は 生存 でき なかっ た 。  1930 年 に Alfred   Eisenack が この 分類 群 を 認識 し 命名 し て から 、 キチノゾア は において 、 オルドビス 紀 、 シ ルル 紀 、 デボン 紀 を通じて 非常 に 有用 な 示準化 石 で ある と 証明 さ れ て き た 。 これ は 個体 数 の 豊富 さ と 、 その 形態 的 進化 速度 の 速 さ が 理由 で ある 。 最も キチノゾア 個体 数 の 多い 堆積 物 に は 1 グラム あたり 1 , 000 個体 が 含ま れ て いる し 、 容易 に 同定 が 可能 で （ 主 に 形状 の 変動 が 大きい ため ） 、 ほとんど の 種 の 生存 期間 は 比較的 短い （ 1 , 000 万 年 以下 ） 。 分布 域 が 広く 、 多様 な 海底 堆積 物 から 発見 さ れる こと も 関連 付け を 容易 に し て いる 。 さらに 良い こと に 、 キチノゾア は かなり 強い 変成 作用 を 受け た 岩石 内 で さえ も 、 識別 可能 な 形 で 残存 し て いる こと が よく ある 。 しかし 、 類似 し た 環境 条件 で の 形態 的 収斂 進化 は 時間 的 、 空間 的 に 大きく 隔て られ た 種 の 誤 同定 に 繋がる こと が あり 、 この よう な 場合 に 2 種 が 同種 だ と 解釈 さ れれ ば 、 明らか に 大きな 問題 を 引き起こす こと に なる 。 コノドント と フデイシ に関する 詳細 な 研究 によって それら の 層 序 学 的 利用 可能 性 が 明らか に なる 1960 年代 後半 まで は 、 古生代 の 層 序 年代 を 特定 する 上 で 、 キチノゾア は アクリターク を 除い て 唯一 の 信頼 できる 手段 で あっ た 。東洋 眼 虫 ( とう よう がん ち ゅう 、 ) は ヒト 、 イヌ 、 ネコ など に 眼 虫 症 を 引き起こす 寄生 性 線 虫 で ある 。  成虫 は 体長 11 ～ 15 mm 、 体 幅 0 . 33 mm の 白色 の 線 虫 。  中華人民共和国 、 フランス 、 ドイツ 、 インド 、 インドネシア 、 イタリア 、 日本 、 大韓民国 、 オランダ 、 ロシア 、 スイス 、 台湾 、 タイ 王国 に 分布 し て いる 。  2000 年 時点 で 人体 感染 は 250 例 以上 報告 さ れ て いる 。 2011 年 の 時点 で 日本 で の 人体 寄生 例 は 160 例 ほど で あり 、 西日本 、 とくに 九州 に 多かっ た 。  ヒト 、 イヌ 、 ネコ 以外 に も 、 オオカミ 、 タヌキ 、 アカギ ツネ 、 アナ ウサギ を 終 宿主 と する 。  これ まで に 見付かっ て いる 中間 宿主 は 、 ヨーロッパ で は 、 アジア で は  樹液 で 繁殖 する ショウジョウバエ 科 の ハエ の 一種 マダラメマトイ で ある 。 これら は 涙 液 を 吸う 。 オス の メマトイ のみ が 媒介 する という データ が ある 。 吸血 性 の ハエ の 場合 は メス が 媒介 する 例 ばかり が 知ら れ て いる ので 、 特筆 す べき 事 で ある 。  日本 で は 、 オオマダラメマトイ 、 マダラメマトイ 、 カッパメマトイ など 。  メス が 終 宿主 の 眼 や その 周辺 に 居る 間 に 、 卵 から 胎内 で 1 齢 幼虫 に 発育 する 。  1 齢 幼虫 は 卵 膜 に 包ま れ た まま 涙 液 中 に 産み落とさ れ 、 これ を 中間 宿主 が 摂取 する 。 メマトイ の 腸管 内 で 卵 膜 から 出 た 後 、 腸 壁 に 侵入 する 。 血 体腔 に 2 日 留まっ た あと 、 脂肪 体 または 精巣 に 移行 する 。 ここ で 3 齢 幼虫 に なり 、 頭部 へ 移行 し て 再び 終 宿主 の 眼 や その 周辺 に 移動 する 。 眼 、 瞼 、 涙腺 、 涙 管 など で 4 齢 幼虫 を 経 て 1 ヶ月 ほど で 成虫 と なる 。  症状 は 結膜炎 、 涙 、 視野 不良 、 角膜 の 潰瘍 や 瘢痕 で ある 。 視界 に 飛 蚊 症 の よう な ぼやけ を 生じる のみ という こと も ある 。  診断 は 眼 や 周辺 組織 から 成虫 を 検出 する こと に よる 。 ヒト の 症例 で は 局所 麻酔 後 に 虫 を 摘出 する 。 イヌ で は イミダクロプリド と モキシデクチン 、 あるいは ミルベマイシン など の 外用 が 推奨 さ れる 。ヒアリ （ 学名 ・ " Solenopsis   invicta "、 別名 ・ アカヒアリ 、 火 蟻 ） と は 南米 大陸 原産 の ハチ 目 （ 膜 翅目 ） ・ アリ 科 ・ フタフシアリ 亜 科 に 属する アリ の 一種 。 世界 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100 選定 種 で 、 特定 外来 生物 に も 指定 さ れ て いる 。 英語 名 は “ ” 、 単に “ fire   ant ” と 言う 場合 、 の アリ 全般 を 指す こと も ある 。  主 に アルカロイド 系 の 毒 と 強力 な 針 を 持つ が 、 人間 が 刺さ れ て も 死ぬ こと は まれ で 、 痛み ・ かゆみ 等 の 軽度 の 症状 や 、 体質 により アレルギー 反応 や 蕁麻疹 等 の 重い 症状 が 出る 場合 も ある 。 命 の 危険 が ある の は 、 アレルギー 症状 の 中 で も 特に アナフィラキシー ショック が 起きる 場合 で 死亡 する こと も ある 。 その ため 殺人 アリ と 呼ば れる こと も ある 。  体 色 は 赤 茶色 （ 赤褐色 ） 。 働き アリ は 多 型 で 様々 な 大き さ が 存在 する 。  アメリカ合衆国 、 中華人民共和国 （ 以下 、 中国 ） 、 オーストラリア 等 太平洋 周辺 の 国々 に 移入 分布 。  日本 で は 、 2017 年 （ 平成 29 年 ） に 入っ て から 7 月 16 日 まで に 6 都府県 で 8 回 発見 さ れ て おり 、 この うち 2 件 は 内陸 部 （ 愛知 県 春日井 市 および 茨城 県 常陸太田 市 ） で 発見 さ れ て いる 。  初めて 発見 さ れ た の は 2017 年 5 月 で 、 中国 の 広東 省 広州 市 から 神戸 港 へ 貨物 船 で 運ば れ た コンテナ の 中 から 発見 さ れ た 。 同年 7 月 14 日 に は 横浜 港 ・ 本牧 埠頭 の コンテナ ヤード 内 の アスファルト の 割れ目 から 700 匹 以上 の ヒアリ が 見つかっ た 。 女王 アリ は まだ 見つかっ て い ない が 、 巣 を 作っ て 繁殖 し て い た 可能 性 が 高い と いう 。 神奈川 県 は この こと を 受け 、 県民 から の 情報 提供 や 相談 を 受け付ける 「 ヒアリコールセンター 」 を 設置 し た 。  同年 7 月 27 日 に は 、 福岡 市 博多 区 の 会社 敷地 内 にて 、 中国 から 博多港 に 陸揚げ さ れ た コンテナ の 荷物 を 運び出し て い た 作業 員 が ヒアリ に 腕 を 刺さ れ て 軽傷 を 負い 、 日本 国内 で 初めて 人的 被害 が 出 た 。  同年 8 月 10 日 に は 、 内陸 県 で ある 埼玉 県 （ 狭山 市 新狭山 ） の 事業 者 敷地 内 にて 、 貨物 の 梱包 材 から 女王 アリ の 死骸 が 見つかっ た 。 この 貨物 は 中国 の 黄 埔港 （ 広州 市 ） から 香港 を 経由 し て 7 月 11 日 に 東京 港 で 陸揚げ さ れ 、 7 月 18 日 または 7 月 19 日 に 陸路 で 事業 者 敷地 内 へ 運ば れ た 。 環境省 と 埼玉 県 は 「 繁殖 の 可能 性 は 低い 」 と し て いる 。  2018 年 6 月 16 日 、 大阪 南港 に 陸揚げ さ れ た コンテナ から 2 , 000 匹 以上 の ヒアリ が 発見 さ れ 、 作業 員 の 男性 2 名 が 刺さ れ た が 、 軽傷 で あっ た 。  こうした 事態 に対し 、 環境省 など 政府 機関 や 各地 の 自治体 、 港湾 管理 者 が 調査 と 駆除 を 行っ て いる 。 巣 の 形成 による 定着 を 防ぐ ため 、 国土 交通省 は 港湾 コンテナ ヤード 舗装 の 隙間 を 埋める 緊急 工事 を 行っ た 。 人間 による 目視 で は 発見 し にくい ヒアリ の 集団 や 巣 を 嗅覚 で 探し当て 、 オーストラリア や 台湾 で の 実績 を 持つ ヒアリ 探知 犬 の 導入 も 検討 さ れ て いる 。  ヒアリ と 日本 在来 アリ は 目視 だけ で は 判別 し にくい 。 国立 環境 研究所 は 2018 年 5 月 、 採取 し て すり潰し た アリ の 試料 の デオキシリボ 核酸 （ DNA ） を 調べ 、 2 時間 程度 で ヒアリ か 否 か を 判定 できる キット を 開発 し た と 発表 し た 。  亜熱帯 ～ 暖 温帯 に 生息 し 、 草地 など 比較的 開け た 環境 を 好む 。 餌 の 収集 は 気温 22 ℃～ 36 ℃ の 間 に 行わ れ 、 季節 により 昼夜 を 選ぶ 。 働き アリ は 情報 化学 物質 と フェロモン によって 、 防衛 、 餌 取り 、 召集 など の コミュニケーション を 行う 。 寿命 は 、 女王 アリ が 数 年 、 働き アリ は 数カ月 で ある 。  暖かい 季節 に 有 翅虫 による 結婚 飛行 が 行わ れ 、 新しい 巣 が 形成 さ れる 。 巣 は 、 複数 の 女王 アリ から なる 巣 と 、 単独 の 女王 の 巣 の 二 種類 が 存在 する 。  水位 が 高く なる と 筏 を 作る など 、 多様 な 行動 を 起こす 。 巣 内 の 仲間 が 死ん だ 際 に 、 その 死骸 を 巣 の 外 に 捨て て 感染 症 など を 防ぐ （ necrophoric ） と 呼ば れる 行動 が 見 られる 。  食べ物 は 雑食 で 、 花 蜜 、 樹液 、 種子 から 、 昆虫 、 小型 脊椎動物 の トカゲ など を 餌 と する 。 仔 ウシ を 捕食 する こと も ある 。 捕食 者 で は なく 腐肉 食 者 で 、 固形 食料 より 花 蜜 や アブラムシ から でる 甘露 など の 液体 の 食料 を 好む 。 また 、 花 蜜 で も 、 糖分 が 多い 物 より アミノ酸 が 多い 花 蜜 を 好む 。  ヒアリ の 天敵 は 熱帯 地域 に 広く 生息 する という ハエ で ある 。 アメリカ合衆国 農務 省 農業 研究 局 は 、 ヒアリ 対策 に ノミバエ を 活用 し て いる 。 Pseudacteon 属 の ハエ が 寄生 する 事 が 知ら れ て いる 。  他 の 天敵 は 、 クモ 綱 、 飛行 中 の 女王 アリ を 捕える トンボ 。 また 、 エントツアマツバメ 、 オウサマタイランチョウ など の 鳥 、 アルマジロ など が 、 この アリ を 食べる 。  それから   Ectatomma   edentatum ,   Ephebomyrmex   spp .,   Lasius   neoniger ,   Pheidole   spp .,   Pogonomyrmex   badius ,   Conomyrma   insana 等 の アリ の 多く の 種 が 、 ヒアリ の 女王 を 攻撃 し 、 殺す こと が 確認 さ れ て いる 。  また 、 沖縄 科学 技術 大学院 大学 研究 員 の 吉村 正 志 は 、 日本 の 在来 アリ は 多数 の ヒアリ に は 太刀打ち 出来 ない が 、 繁殖 に 欠か せ ない 女王 アリ が 1 匹 で いる 場合 、 これ を 集団 で 倒し て くれる 可能 性 が ある として 、 日本 の 在来 アリ は 「 天敵 」 と は 言え ない まで も 「 敵 」 に は なる と 独自 に 主張 し て いる 。  この 種 を 制御 する 方法 として 、 微 胞子 虫 原虫 （ ） 、 昆虫 病原 糸状 菌 白 きょう 病菌 （ ） の 他 、 女王 が 出す フェロモン と 非常 に 似 た フェロモン を 出す こと によって 巣 に 侵入 し 女王 アリ に 成り代わり 、 餌 を 横取り し て 女王 を 殺す 寄生 アリ （ ） が 研究 さ れ て いる 。  獲物 の 捕獲 、 防衛 の ため に 使用 する ため 、 蟻 にとって 非常 に 重要 な 役割 を 担っ て いる 。 毒 の 成分 の 95 ％ は 水 不溶性 の ピペリジンアルカロイド （ trans - 2 - methyl - 6 - n - undecylpiperidines   ,   trans - 2 - Methyl - 6 - n - tridecylpiperidine ,   trans - 2 - Methyl - 6 -( cis - 4 - tridecenyl )   piperidines ,   trans - 2 - methyl - 6 - n - pentadecylpiperidine ,   trans - 2 - methyl - 6 -( cis - 6 - pentadecenyl ) piperidine   、 2 , 6 - dialkylpiperidines ） で ある 。  Trans - 2 - methyl - 6 - n - undecylpiperidine   ( ソレノプシン )   は 、 細胞 毒性 、 溶血 性 、 壊死 性 、 殺虫 、 抗菌 、 抗 真 菌 、 および 抗 HIV 特性 を 持つ 。  長い 間 、 毒液 は アルカロイド のみ と 考え られ て い た が 、 約 46 種類 の タンパク質 が 検出 さ れ た 。 これら の タンパク質 は 毒液 の 重量 の 0 . 1 % に 過ぎ ない が 、 アナフィラキシー ショック の 反応 に 関与 し て いる 疑い あり と 考え られ て いる   。  アメリカ で は 、 毎年 1400 万 人 以上 の 人々 が 刺さ れ て おり 、 その 多く で アレルギー 反応 が 起き て いる と 考え られ て いる 。 炎症 や 腫れ が 見 られ 、 数 日 後 に は 無菌 性 膿疱 と なる 。  0 . 6 ％- 6 ％ で アナフィラキシー を 起こし 、 放置 する と 死 の 危険 性 が ある 。 一般 的 に 、 めまい 、 頭痛 、 激しい 胸痛 、 吐き気 、 重度 の 発汗 、 低 血圧 、 呼吸 喪失 、 ろれつ が 回ら なく なる など の 症状 が み られる 。 ある 被害 者 は 、 刺さ れ て 5 分 から 10 分 後 に 、 強い 回転 性 めまい を 起こし 、 目 の 生気 を 失い 、 口 が 乾燥 し 、 蒼白 に なり 、 重度 の 無意識 な 痙攣 を 起こし た と 報告 さ れ て いる 。 さらに 神経 障害 、 発作 、 脳 梗塞 、 ネフローゼ 症候群 が ヒアリ の 刺し 傷 と 関連 付け さ れ て いる 。  ヒアリ に 刺さ れ て 人 が 死ぬ の は 稀 で ある が 、 ヒアリ の 分布 が 広がる ほど 被害 が 増える 可能 性 は 高い 。 過去 に は 多く の 死亡 例 が 報告 さ れ て いる 。 1989 年 の アメリカ で の アンケート 調査 （ 救急 救命 室 の 医師 や 家庭 医 など を 含む 29 , 300 人 に 発送 、 8 . 6 ％ の 2506 人 が 回答 ） で 、 重複 分 を 含め た 報告 で は 80 人 で ある が 、 それら を 除い た 場合 アラバマ 州 で 4 人 、 フロリダ 州 で 10 人 、 ジョージア 州 と ルイジアナ 州 で 2 人 、 テキサス 州 で 14 人 で 計 30 人 の アナフィラキシー による 死亡 例 が ある 。 また さらに 、 2006 年 6 月 サウスカロライナ 州 で 女性 が １ 人 、 2013 年 9 月 テキサス 州 で 少年 １ 人 、 2016 年 アラバマ 州 女性 1 人 ら が 、 ヒアリ による アナフィラキシー ショック で 亡くなっ て いる 。 但し 、 日本 の 環境省 は 海外 で の 死亡 例 は 確認 でき なかっ た と し て いる 。 なお 、 アメリカ 疾病 予防 管理 センター （ CDC ） は 、 アメリカ で は 毎年 虫 刺さ れ （ ヒアリ に 限ら ない ） による アナフィラキシー ショック で 、 90 - 100 人 が 死亡 し て いる と 発表 し て いる 。  治療 は 症状 に よる 。  症状 として 、 軽度 の もの は 痛み ・ かゆみ 、 中 度 に なる と 蕁麻疹 、 重度 に なる と 数 分 から 数 十 分 で 息苦し さ 、 声 の 枯れ 、 めまい 、 激しい 動悸 など が 起こり 、 進行 する と 意識 を 失う こと も ある 。 重度 の 症状 の 場合 は 、 即時 型 の アレルギー 反応 の アナフィラキシー で ある 疑い が 強く 、 放置 する と 死亡 する 場合 が ある 。  刺さ れ た 場合 、 20 ～ 30 分 程度 、 安静 に し 、 体調 の 変化 が ない か 注意 する 。 重度 の 症状 が 見 られる とき は 、 救急 の 通報 （ 日本 の 場合 、 119 番 ） を 行い 救急 車 を 要請 し た 上 で 、 「 アリ に 刺さ れ た こと 」 「 アナフィラキシー の 疑い 」 を 伝える 。  アナフィラキシー の 危険 の ある 者 は 、 前もって 医師 と 相談 の うえ で アドレナリン 自己 注射 薬 エピペン を 用意 し て おく こと が できる 。 中 度 まで の 症状 で は 抗ヒスタミン剤 の 内服薬 も 用意 し て おく こと が できる 。  巣 が 都市 など の 構造 物 や 道 の 下 に 作ら れ 、 それ によって 倒壊 し たり 道 に 穴 が 開く 危険 性 が ある 。 また 、 働き アリ の 体内 に は 、 磁気 に 誘因 さ れる 物質 を 持つ 。 磁気 を 検知 する 能力 （ 磁覚 ） によって 、 信号 など の インフラ 設備 ・ 電気 設備 に 侵入 し 、 漏電 による 火災 や 故障 を 引き起こし 、 破壊 する こと が ある 。  農業 で は 多種 多様 な 作物 を 食い荒らし 、 農業 機械 や 設備 を 破壊 し 、 牧草 地 を 荒らし て いる 。  人 だけ で なく 野生 動物 や 家畜 に も 襲い 掛かり 、 失明 、 死傷 さ せる など の 被害 を もたらし て いる 。  アメリカ合衆国 テキサス 州 の では 、 ソウゲンライチョウ の 亜 種 で ある の 生息 数 が 1980 年代 から 激減 し 野生 絶滅 に 至っ た 。 ヒアリ の 侵入 により 餌 と なる 昆虫 が 減少 し た こと が 原因 として 推定 さ れ 、 アリ 駆除 剤 を 用い て 生息 地 を 回復 する 試み が 行わ れ て いる 。  2018 年 （ 平成 30 年 ） 10 月 、 兵庫 県立 人 と 自然 の 博物館 （ 三田 市 ） の 橋本 佳明 主任 研究 員 は 、 ワサビ など の 辛み 成分 「 アリルイソチオシアネート 」 の マイクロ カプセル による 効果 に 注目 し 、 ヒアリ の 巣 が 多く ある 台湾 で 実験 し た ところ 、 餌 に ワサビ 成分 入り シート を 一緒 に 入れ た 管 に は ヒアリ は 入ら ず 、 餌 に 群がっ た 後 に シート を 管 に 入れ た ところ 、 死ん だり 逃げ出し たり し 、 忌避 効果 を 確認 し た 。 今後 は 、 国立 環境 研究所 と の 共同 研究 を 進める 予定 で 、 環境省 も 、 2019 年 2 月 から 自治体 向け の 「 ヒアリ 講習 会 」 で この 手法 を 紹介 する 。ネコ ノミ ( 学名 :   ) と は 、 ノミ 目 （ 隠 翅目 ） ヒト ノミ 科 に 属する 昆虫 で ある 。  成虫 の 体長 は オス 約 2 mm メス 約 3 ミリメートル に なり 、 ネコ など 恒温 性 の 小 動物 の 体毛 ・ 外表 皮 に 寄生 し 、 口器 を 皮膚 に 刺し て 吸血 する 。 飼育 など で 小 動物 と 接触 する 機会 が あれ ば ヒト で も 吸血 する 場合 が ある 。 特に 猫 に 着く こと が 多い 。  幼虫 は 体長 2 mm 程 で 芋虫 形状 で あり 蛹 で 完全 変態 を なす 。 羽化 し た 成虫 は 、 寄生 する 動物 が 通りかかる など で 近く に 来る まで 待機 し 、 二酸化炭素 や 体温 など で 動物 の 気配 を 察知 する と 狙い を つけ 髙 さ 30 センチメートル 程 跳躍 する 。  成虫 の メス 1 匹 が 1 日 に 10 個 程 の 卵 を 産み 、 生涯 に 凡そ 1000 個 に 及ぶ 。 産卵 は 体 表面 に さ れ 、 ネコ の 生活 する 場所 の 地表 に 落ちる 。 幼虫 は 塵埃 の なか に ある 虫 の 糞便 や フケ の よう な 有機物 を 餌 に し て 成長 する 。  また 猫 ひっかき 病 の 要因 と なる 細菌 バルトネラ・ヘンセラ 菌 の 保菌 者 で あり 、 ネコ の 体 表面 に 付着 し た 本 種 糞便 を ブルーミング 行動 で 舐め て しまう こと から 媒介 する こと で も 知ら れる 。毒 グモ （ 毒 蜘蛛 、 どく ぐも ） は 、 ヒト に対して 有害 な クモ の 総称 。  クモ 目 の 約 4 万 種 の うち 、 毒 グモ として 知ら れ て いる の は 100 種 程度 に 留まる 。  ほとんど の クモ は 外 顎 から 唾液 を 分泌 し 、 獲物 の 捕食 や 外敵 から の 自衛 に 役立て て いる 。 この 唾液 の 成分 は 複雑 で 、 獲物 を 麻痺 さ せる 神経 毒 や 消化 を 助ける 組織 毒 （ 壊死 毒 ） の ほか 、 その 浸透 を 助け たり 効果 を 保持 する ため と 見 られる 物質 を 多数 含ん で いる 。  基本 的 に クモ 毒 は 同じ 節足動物 を 対象 に し て おり 、 脊椎動物 に は 無毒 と さ れる 。 これ は 、 両者 の 筋肉 作動 物質 が 異なる （ グルタミン酸 と アセチルコリン ） ため で ある 。  しかし 、 脊椎動物 を 捕食 す べく 進化 し た ため 、 あるいは 全く の 偶発 的 に 、 脊椎動物 に 作用 する 毒素 を 持つ 種 が 発生 し 、 その 一部 が 毒 グモ として 認知 さ れ て いる 。  クモ 毒 は 「 神経 毒 」 と 「 組織 毒 （ 壊死 毒 ） 」 に 大別 でき 、 どちら も 主成分 は タンパク質 で ある 。世界 の サメ 一覧 で は 、 世界 の サメ 9 目 34 科 105 属 の 一覧 を 学名 、 和名 の 順 に 示す 。タパヌリオランウータン   (" Pongo   tapanuliensis ")   は 、 哺乳 綱 霊長 目 ヒト 科 オランウータン 属 に 分類 さ れる 霊長 類 。  。 オランウータン は 同島 の さらに 北西 で 見つかる スマトラ オランウータン " Pongo   abelii "、 ボルネオ 島 の ボルネオ オランウータン " Pongo   pygmaeus " の 3 種 が 知ら れる 。 2017 年 に スイス ・ チューリヒ 大 など の 国際 研究 チーム によって 新種 に 分類 さ れ 、 1929 年 の ボノボ 以来 88 年 ぶり に 大型 霊長 類 の 現 生 種 と 認め られ た 。  インドネシア （ スマトラ島 North   Tapanuli 、 South   Tapanuli 、 Centra   Tapanuli ）  模 式 標本 の 産地 （ 基準 産地 ・ タイプ 産地 ・ 模 式 産地 ） は South   Tapanuli   District （ North   Sumatra ） 。 分布 域 は 約 1 , 000 平方キロメートル と 限定 的 で 、 スマトラ オランウータン の 分布 域 と もっとも 近接 し た 場所 で 約 100 キロメートル の 距離 が ある 。  細長い 体つき や 毛色 の 点 で 、 ボルネオ オランウータン より スマトラ オランウータン に 似 て いる 。 体毛 は より 細かく 縮れ て おり 、 ボルネオ オランウータン に 比べる と シナモン 色 が 濃い 。 また 両 種 に 比べる と 犬歯 が 発達 し 、 頭 は 小さく 、 平たい 顔 を し て いる 。  南 タパヌリ 県 バタントル の 孤立 し た オランウータン の 群れ は 1997 年 の 調査 で 初めて 報告 さ れ た が 、 その 時 は 個別 の 種 と は 認識 さ れ なかっ た 。 詳細 な 系統 学 的 調査 によって 、 2017 年 に タパヌリオランウータン は オランウータン の 個別 の 種 として 特定 さ れ た 。 その 調査 で は 37 頭 の 個体 から 遺伝子 サンプル を 集め 、 33 頭 の 大人 の オス の オランウータン の 形態 学 的 分析 を 行なっ た 。 この 調査 の 鍵 の 一つ は 、 地元 住民 に 襲わ れ た 怪我 で 死ん だ 大人 の オス の 骨格 標本 で 、 これ は 後 に この 種 の ホロタイプ に 指定 さ れ た 。 この 標本 は これ まで の 種 の もの に 比べる と 特に 頭蓋骨 と 歯 において 明確 な 身体 的 特徴 が あっ た 。 この 標本 の 頭蓋骨 と 後部 頭蓋 は ボゴール 動物 博物館 に 保管 さ れ て いる 。 また 遺伝 学 的 調査 で も 、 群れ の 2 匹 から とら れ た サンプル は 主成分 分析 の 結果 、 他 の 2 種 の オランウータン と 顕著 な 違い を 示し 、 バタントル の 群れ は 個別 の 種 と みなす べき で ある こと が 示さ れ た 。  遺伝子 比較 に よる と スマトラ オランウータン から 約 340 万 年 前 に 分岐 し た が 、 7 万 5 千 年 前 の トバ 火山 の 大 噴火 によって さらに 分離 が 進ん だ 。 両者 は 時折 接触 が あっ た ものの 、 それ は 少なくとも 1 - 2 万 年 前 に 止ん だ 。 ボルネオ オランウータン の 分岐 は より 遅く 、 67 万 4 千 年 前 頃 で ある 。 オランウータン たち が スマトラ島 から ボルネオ 島 へ 渡っ て いけ た の は 、 海水 面 が 今 より 低かっ た 最近 の 氷河期 の 間 、 スンダランド の 一部 として 両島 が 陸橋 で 繋がっ て い た から だ 。 現在 の 分布 域 は 、 昔 の オランウータン が アジア 本土 から 現在 の インドネシア へ 最初 に 移り住ん だ 所 に 近い と 考え られ て いる 。  標高 300   -   1300 メートル に ある 山地 の 森林 に 生息 する 。  仲間 に 呼びかける 長い 鳴き声 は 、 スマトラ オランウータン に 比べる と 高音 で 、 ボルネオ オランウータン に 比べる と より 長く 拍 動 が 多い 。 食べ物 も 独特 で 、 毛虫 や 松かさ の よう な 変わっ た もの も 食べる 。  約 1 , 000 平方キロメートル の エリア に 800 頭 足らず しか おら ず 、 大型 霊長 類 の うち で 最も 数 が 少ない 。 これ により この 種 は 絶滅 が 危惧さ れ て いる が 、 まだ 国際 自然 保護 連合 から の 評価 は 得 られ て い ない 。 種 の 存続 を 脅かす もの に は 森林 破壊 、 狩猟 、 人間 と の 諍い 、 野生 動物 売買 、 ほか 特に 、 現地 で の 水力 発電 計画 が 挙げ られる 。 個体 数 が 少なく かつ 生息 地 が 分散 し て いる ため 近 交弱勢 が 起こる 可能 性 は 高い 。 この こと は 2 頭 の タパヌリオランウータン の ゲノム 配列 の 調査 で も 裏付け られ て おり 、 彼ら に は 近親 交配 の 痕跡 が あっ た 。  日本 で は ポンゴ 属 （ オランウータン 属 ） 単位 で 特定 動物 に 指定 さ れ て いる 。CC （ 2001 年 12 月 22 日   -   ） は 、 世界 初 の 体 細胞 クローン による メス ネコ 。 CC は Carbon   Copy （ カーボン コピー ） の 略 。 Copy   Cat （ コピーキャット ） 、 Clone   Cat （ クローンキャット ） の 意 で も ある 。  家庭 用 ペット の クローン として は 世界 初 の 事例 と なる 。  アメリカ合衆国 の 企業 （ GSC 社 ） は 、 「 可愛 がっ て い た ペット を 再現 し たい 」 という 消費 者 の 望み に 応え て 利益 を 上げる こと を 目論み 、 テキサス A & M 大学 に 資金 を 提供 し て 研究 を 行わ せ て い た 。 GSC 社 は CC 誕生 前 から 895 ドル から 1395 ドル の 保存 費用 で ペット の DNA 標本 数 百 件 を 預かっ て い た 。  アメリカ合衆国 の テキサス A & M 大学 研究所 で は 、 白地 の 毛 に 茶色 、 黄 褐色 、 金色 の 斑点 模様 の 三 毛 猫 「 レインボー 」 （ メス ） から 細胞 を 採取 し 、 別 の ネコ から 取得 し 核 を 取り除い た 胚 に 入れ 、 「 アリー 」 という 名前 の ネコ を 代理 母 として 、 2001 年 12 月 22 日 に CC が 誕生 さ せ た 。  テキサス A & M 大学 は 、 2002 年 2 月 に 学術 雑誌 『 ネイチャー 』 へ CC クローンプロジェクト の 詳細 、 CC が クローン で ある こと を 証明 する DNA テスト の 結果 を 掲載 し て いる 。  CC と レインボー の 遺伝 的 構造 は 全く 同じ だ が 、 CC は 三 毛 で は なく 白地 に 灰色 の トラ ネコ （ 白 キジ ） で ある 。 これ は 、 ネコ の 毛 の 色 が DNA で は 2 色 のみ が 引き継が れ 、 エピジェネティクス 、 リプログラミング に 依存 する ため で ある 。 毛 の 色 だけ で なく 、 レインボー が おとなしく て 太っちょ な の に対し 、 CC は 好奇 心 旺盛 で 遊ぶ の が 大好き で スマート という 具合 に 性格 も 体型 も 異なっ て いる 。  クローン 動物 の 外見 や 性格 は 生活 環境 など に 大きく 依存 し 、 オリジナル 猫 と は まったく 異なる こと が ある こと を 示す 事例 と なっ た 。  GSC 社 で は CC 以外 に も 、 ネコ や イヌ の クローンサービス の 販売 を 行っ た が 、 市場 規模 が 極めて 小さかっ た こと を 理由 に 2009 年 に は ペットクローン 産業 から 撤退 を し て いる 。  CC は 、 デュエン・クレーマー ( Duane   Kraemer )、 シャーリー・クレーマー ( Shirley   Kraemer ) 夫妻 に 引き取ら れ 、 2006 年 9 月 に は クレーマー 家 で 4 匹 の 仔猫 を 産み 、 母 猫 として 暮らし て いる 。 2017 年 3 月 時点 で は 存命 で ある 。グロージャー の 法則 は 、 ある 種 の 恒温動物 の 中 で は より 湿っ た 環境 （ 例えば 赤道 近く ） に いる もの ほど より 重い 色 を し た 形態 が 見 られる という 生態 地理 的 法則 。 この 名前 は 1833 年 に 気候 と 鳥類 の 羽 色 の 共 分散 の 調査 で この 現象 について 述べ た 動物 学者 の Constantin   Wilhelm   Lambert   Gloger に 由来 する 。 エルヴィン・シュトレーゼマン は この 考え が すでに パラス により 1811 年 に " Zoographia   Rosso - Asiatica " で 表現 さ れ て いる と 指摘 し て いる 。 グロージャー は より 湿度 の 高い 生息 地 に いる 鳥 は より 乾燥 し て いる 地域 の 親戚 より も 暗い 色 に なる 傾向 が ある こと を 発見 し た 。 52 種 の 北米 に いる 鳥類 の 90 % 以上 が この 法則 に 適合 し て いる 。  鳥類 の 場合 の グロージャー の 法則 の 1 つ の 説明 に は 、 " Bacillus   licheniformis " の よう な 羽毛 を 分解 する 細菌 に対して 暗い 色 の 羽 で の 抵抗 力 の 増加 が ある と 思わ れる 。 湿度 の 高い 環境 の 羽 は 細菌 の 負荷 が 大きく 、 微生物 の 生育 に 適し て いる 。 暗い 色 の 羽毛 や 毛 は 壊れ にくい 。 より 弾力 の ある ユーメラニン （ 黒褐色 から 暗 褐色 ） は 高温 多湿 の 地域 で 堆積 し 、 乾燥 地域 で は フェオメラニン （ 赤褐色 から 砂 色 ） が 保護 色 の 恩恵 により 優勢 と なる 。  哺乳類 の うち 、 赤道 ・ 熱帯 地域 で は 極 の 近い 種 より も 肌 の 色 が 暗く なる 傾向 が 顕著 で ある 。 この 場合 、 潜在 的 な 原因 は おそらく 、 低 緯度 で より 強い 太陽 紫外線 放射 から より 良く 保護 する 必要 が ある こと で ある 。 しかし 、 ビタミン 、 特に ビタミン D （ 骨 軟化 症 参照 ） の 製造 に は 一定 の 紫外線 を 吸収 する 必要 が ある 。  この 法則 は 人 の 間 で も ありあり と 実証 さ れ て いる 。 赤道 に 近い 日 の 良く 当たる 環境 で 進化 し た 人々 は 赤道 から 遠く 離れ た 人々 より も 暗い 色 に なる 傾向 が ある 。 しかし 、 例外 は あり 最も 有名 な の は チベット 民族 と イヌイット で ある 。 彼ら は 本来 の 緯度 から 予測 さ れる より も 肌 が 暗い 。 第 1 の 場合 で は 、 明らか に チベット 高原 で の 非常 に 高い 紫外線 照射 へ の 適応 が 原因 で あり 、 第 2 の 場合 で は 、 紫外線 照射 を 吸収 する 必要 性 が ビタミン D が 豊富 な イヌイット の 食生活 により 緩和 さ れ て いる こと が 理由 で ある 。門前 の 大岩 （ もん ぜん の おおい わ ） は 、 和歌山 県 日高 郡 由良 町 門前 に ある 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 岩 の 露頭 で ある 。  中生代 ジュラ紀 に 属する 砂岩 、 および 鳥巣 層 と 呼ば れる 石灰岩 の 中 に 、 ウニ の 一 種 で ある の 棘 の 化石 が 多数 含ま れ て いる こと から 、 1935 年 （ 昭和 10 年 ） 12 月 24 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  門前 の 大岩 の 所在地 は 紀伊 水道 に 面し た 和歌山 県 中西部 の 日高 郡 由良 町 の 門前 地区 で ある 。 門前 という 地名 は 当地 に 所在 する 臨済宗 妙心寺 派 寺院 興国寺 の 門前 に 位置 する こと から 名づけ られ て おり 、 付近 一帯 は JR 紀勢本線 と 国道 42 号線 が 並 走 する 紀伊 半島 の 交通 の 要所 で ある 。 周辺 の 山腹 は ミカン 栽培 が 盛ん で あり 、 門前 の 大岩 も ミカン 畑 が 点在 する 標高 約 100 メートル 付近 の 急斜面 に 位置 し て いる 。  天然記念物 に 指定 さ れ た 露頭 は 藪 に 囲ま れ て おり 、 麓 の 門前 地区 から 徒歩 による 藪 漕ぎ で しか 訪れる こと が でき ない 。 岩 の 大き さ は 高 さ 約 18 メートル 、 幅 は 東西 約 22 メートル 、 南北 約 18 メートル 。 2012 年 （ 平成 24 年 ） に 和歌山 県 が 作成 し た 『 和歌山 県 レッドデータブック 』 に よれ ば 、 門前 の 大岩 は 中 紀 層 群 由良 層 の 泥 岩 優勢 層 に 挟ま れ た ジュラ紀 の 鳥巣 式 石灰岩 で 、 ウニ の 一 種 で ある の 棘 の 化石 だけ で なく 、 サンゴ や 層 孔 虫 の 化石 も 多く 含ま れ て いる と いう 。  シダ リス と は 中生代 に 熱帯 の 海 に 住ん で い た ウニ の 一種 で 、 門前 の 大岩 の 岩中 に は 長 さ 2 cm ほど の シダ リス の 棘 の 化石 が 見 られる 。 シダ リス の 化石 は 日本 国内 で 数 ヶ所 しか 確認 さ れ て い ない 貴重 な もの で 、 ジュラ紀 の 鳥 の 巣 層 群 の 地質 時代 を 決定 する 標準 化石 として も 知ら れ て いる 。  シダ リス の 化石 は ウメ の 実 の 核 に 、 形 も 大き さ も よく 似 て いる ため 、 地元 の 人々 から は 「 梅干し 」 と 呼ば れ て おり 、 かつて は 門前 の 大岩 の 表面 に その 化石 が 浮き彫り の よう に 現れ て い た が 、 今日 で は 目 に 付き にくく なっ て しまっ た と いう 。疑問 名 （ ぎもんめい ） は 、 国際 動物 命名 規約 において 、 不明 または 疑わしい 生物 に 用い られ て いる 学名 の こと で ある 。  ある 標本 が 疑問 名 で ある 場合 、 その 標本 が 何 の グループ に 属する か 同定 する こと は 不可能 に なる 可能 性 が ある 。 この よう な 事例 は 元 の ホロタイプ 、 アイソタイプ 、 シン タイプ 、 パラタイプ といった タイプ シリーズ の 標本 が 失わ れ た 場合 に 発生 する こと が あり 、 この 場合 に は 新 基準 標本 （ ネオ タイプ ） を 選定 する こと が 可能 で ある 。  命名 に 用い られ た 標本 が 断片 的 で ある か 、 あるいは 同定 に 重要 な 部位 を 欠い て いる 場合 に も 、 その 生物 の 名前 は 疑問 名 と なる 可能 性 が ある 。 これ は 化石 種 に よく 見 られる 事例 で ある 。 名前 の 安定 性 を 維持 する ため 、 動物 命名 法 国際 審議 会 は 新た な ホロタイプ または ネオ タイプ の 選定 を 許可 し て いる 。  75 . 5 .   命名 を 受け た 確認 不能 な 標本 の ネオ タイプ で の 差し替え .   著者 が 名目 上 の 種 集団 分類 群 の 固有 性 が 名前 を 持つ 実在 する タイプ から 定義 さ れ 得 ない とき ,   そして それ によって 安定 性 と 普遍 性 が 脅かさ れる 場合 ,   著者 は 名前 持つ 実在 する タイプ の 全体 の 権力 [ Art .   81 ] の 下 で 標本 の 名前 の 破棄 を 審議 会 に 要求 し ネオ タイプ を 選定 できる .  例えば 、 1885 年 に リチャード・ライデッカー が 命名 し た ワニ に 似 た 主 竜 類   " Parasuchus   hislopi "   は 吻部 の 一部 に 基づい て 命名 さ れ た が 、 これ は 近 縁 な 生物 から パラス クス を 区別 する の に 不十分 で あっ た 。 従っ て   " Parasuchus   hislopi "   は 疑問 名 と さ れ た 。 完全 な 骨格 を 新た な タイプ 標本 に する べき で ある と 2001 年 に 古 生物 学者 が 提案 し 、 動物 命名 法 国際 審議 会 は これ を 検討 、 2003 年 に オリジナル の 模 式 標本 を ネオ タイプ に 差し替える こと に 賛同 し た 。音楽 （ おん がく 、 ;   伊 語 ： Musica ） の 定義 に は 、 「 音 による 芸術 」 と いっ た もの から 「 音 による 時間 の 表現 」 と いっ た もの まで 、 様々 な もの が ある 。  音楽 は 、 ある 音 を 選好 し 、 ある 音 を 選好 し ない 、 という 人間 の 性質 に 依存 する 。  音楽 に は 以下 の 3 つ の 要件 が ある 。  西洋 音楽 で は 、 リズム （ 律動 ） 、 メロディー （ 旋律 ） 、 ハーモニー （ 和声 ） を もつ もの が 音楽 と さ れる 。 そして 、 この よう な 特性 を もつ 音 を 様々 な 方法 で 発し たり 、 聴い たり 、 想像 し たり 、 楽しむ 行為 の こと を も 指す 。 広く は 人間 が 楽しめ たり 、 意味 を 感じ たり する こと の できる 音 全体 の こと を さす 場合 も ある 。  音楽 の 歴史 は 、 有史 以前 まで 遡る こと が 出来る （# 歴史 ） 。  西洋 音楽 で は 、 音楽 の 要素 は 、 リズム 、 メロディー 、 ハーモニー の 三 要素 から なる と 考え られ て いる （ # 要素 ） 。 この 場合 における 和声 、 ハーモニー と は メロディ と の 相対 的 な 倍音 関係 を 構成 し て おり 、 メロディ を より 際立た せる 役割 を 持っ て いる 。  音楽 行為 に関して は 、 現代 で は 一般 的 に 「 作曲 」 「 演奏 」 「 鑑賞 」 が 基本 として 考え られ て いる 。 作曲 と は 、 作曲 者 の 心 に 感じ た 事 を 音 によって 表現 する こと で ある 。 演奏 と は 、 再現 芸術 と も よば れ 、 作曲 さ れ た 音楽 を 実際 に 音 として 表現 する 行為 で あり 、 原 曲 を 変え て 演奏 し たり （ 編曲 ） 、 声楽 曲 を 器楽 曲 に 変える 等 （ 編曲 ） する 行為 も 演奏 行為 と さ れる 。 （# 演奏 ） 。 鑑賞 と は 音楽 を 聴い て それ を 味わっ たり 、 価値 を 見極め たり する こと で ある 。  音楽 に は 様式 が あり 、 それ を 「 ジャンル 」 と 呼ん で いる 。 「 民族 音楽 」 「 クラシック 音楽 」 「 ジャズ 」 「 ロック 」 など といった 名称 で 呼ば れ て いる の が それ で ある （ # ジャンル ） 。  近年 で は 人々 の 音楽 を 聴く 行為 を 統計 的 に 見る と 、 再生 音楽 が 聴か れ て いる 割合 が 多く なっ て いる （ # 生 演奏   /   再生 音楽 ） 。  広辞苑 で は 「 音 による 芸術 」 と し た 。  4 世紀 古代 ローマ の 哲学 者 、 アウグスティヌス の 『 音楽 論 』 で は 「 musica   est   scientia   bene   modulandi 　 （ 音楽 と は 音 を 良く 整える スキエンティア で ある ） 」 と し た 。  ジョン ・ ブラッキング の 書 で は 「 人間 が 組織 づけ た 音 」 と さ れ た 。  ジョン ・ ケージ は 「 音楽 は 音 で ある 。 コンサートホール の 中 と 外 と を 問わ ず 、 われわれ を 取り巻く 音 で ある 。 」 と 語っ た 。  『 呂 氏 春秋 』 （ 紀元前 239 年 に 完成 ） に 既に 「 音楽 」 という 表現 が み られる 。  英語 の " Music " を 始め 、 ヨーロッパ の 多く の 言語 において は 、 古代 ギリシャ 語 の μουσική   (" mousike ";   「 ムーサ の アート 」 の 意 ) を 語源 と する 。  音楽 は 有史 以前 から 行わ れ て い た と さ れる が 、 何 時 、 どの よう に 始まっ た か は 定か で ない 。 ただ 、 それ は 歌 から 始まっ た の で は ない か と 考え られ て いる 。 西洋 で は 、 古代 ギリシア の 時代 に は ピタゴラス や プラトン により 音楽 理論 や 音楽 に関する 哲学 が 始まっ て おり 、 古代 ギリシア の 音楽 は ギリシア 悲劇 や 詩 に 伴う 音楽 が 主 で あっ た 。 これ が 後 の クラシック 音楽 に 繋がっ て いる 。  東洋 で は 江戸 時代 まで 総 検校 塙 保己一 ら によって 温故 堂 で 講談 さ れ た 和学 や 、 中国 神話 に よる と 、 縄 の 発明 者 の 氏族 が 歌舞 や 楽器 、 楽譜 を 発明 し た と さ れる 。 塙 保己一 は 、 撚糸 で ある 縄 や 結縄 の 発祥 を 日本 列島 から 出土 する 土器 や 房総半島 飯岡 の 網 小屋 に 遺る 有 結 網 に 捜し求め た 研究 成果 を 群 書 類従 に 編纂 し た 。  クラシック 音楽 の 音楽 史 において は 、 6 世紀 頃 まで 遡る こと が できる 。 まず 、 この 頃 に キリスト教 の 聖歌 で ある グレゴリオ 聖歌 や 、 多 声 音楽 が 生まれ （ 中世 西洋 音楽 ） 、 これ が 発展 し 、 15 世紀 に は フランス の ブルゴーニュ 地方 で ルネサンス 音楽 が 確立 さ れ た 。 16 世紀 に は 本格 的 な 器楽 音楽 の 発達 、 オペラ の 誕生 が 起こり 、 宮廷 の 音楽 が 栄え た （ バロック 音楽 ） 。 これ 以前 の 音楽 を 初期 音楽 と よぶ こと が 多い 。 その後 18 世紀 半ば に なる と 民衆 に も 音楽 が 広まり 、 古典 派 音楽 と よば れる 「 形式 」 や 「 和声 」 に 重点 を おい た 音楽 に 発展 し た 。 また この 頃 から 一般 的 に 音楽 が 芸術 として 見 られる よう に なる 。 19 世紀 に は 「 表現 」 に 重点 を 置い た ロマン 派 音楽 に 移行 し 、 各国 の 民謡 など を 取り入れ た 国民 楽 派 も 生まれる 。 20 世紀 頃 に は 「 気分 」 や 「 雰囲気 」 で 表現 する 印象 主義 音楽 や 、 和声 及び 調 の 規制 を なくし た 音楽 など の 近代 音楽 が 生まれ 、 さらに 第 二 次 世界 大戦 後 は 現代 音楽 と よば れる 自由 な 音楽 に 発展 し た 。  日本 で は 、 縄文 時代 から すでに 音楽 が 始まっ て い た が 、 5 世紀 から 8 世紀 にかけて 朝鮮半島 ・ 中国 から 音楽 を 取り入れ た こと から さまざま な ジャンル の 音楽 が 始まっ た 。 まず 、 平安 時代 に 遣唐使 を 廃止 し て 国風 文化 が 栄え て い た 頃 、 外来 音楽 を 組み込ん だ 雅楽 が 成立 し 、 宮廷 音楽 が 盛ん に なっ た 。 その後 鎌倉 時代 ・ 室町 時代 に は 日本 固有 の 猿楽 が 始まり 、 能 ・ 狂言 に 発展 し た 。 江戸 時代 で も 日本 固有 の 音楽 が 発達 し 、 俗楽 （ 浄瑠璃 、 地歌 、 長唄 、 箏曲 など ） に 発展 し た 。 明治 時代 以降 は 音楽 において も 西洋 化 、 大衆 化 が 進み 、 西洋 音楽 の 歌曲 や ピアノ 曲 が 作曲 さ れ た 。 昭和 時代 に は 歌謡 曲 や 流行 歌 など の 昭和 時代 の ポピュラー 音楽 が 始まり 、 戦後 は アメリカ の ポピュラー 音楽 や 現代 音楽 が 取り入れ られ 、 演歌 や J - POP に 発展 し た 。  ポピュラー 音楽 の 歴史 は 17 世紀 頃 、 アメリカ へ の 移民 まで 遡る 。 本格 的 に 移民 が 行わ れる よう に なる と 白人 による ミュージカル の よう な 劇場 音楽 が 盛ん に なっ た 。 また 、 アフリカ から の 黒人 により 霊歌 （ スピリチュアル ） 、 ブルース や ゴスペル が 始まっ た 。 19 世紀 末 に は ブルース が 西洋 音楽 と 融合 し 、 スウィング や 即興 、 ポリ リズム が 特徴 的 な ジャズ に 発展 し て いっ た 。 1920 年代 に は ブルース や スピリチュアル 、 アパラチア 地方 の 民俗 音楽 が 融合 し た カントリー ・ ミュージック （ カントリー ） が 人気 を 集め 、 1940 年代 に は 電子 楽器 や 激しい リズム セッション が 特徴 的 な リズム ・ アンド ・ ブルース （ R & B ） 、 1950 年代 に は R & B と ゴスペル が 融合 し た ソウル ミュージック （ ソウル ） が 生まれ た 。 さらに 、 1950 年代 半ば に は カントリー 、 ブルース 、 R & B など が 融合 し た ロックンロール （ ロック ） が 現れ 、 1970 年代 に は ヒップ ホップ の 動き が 現れ た 。  作曲 と は 、 曲 を 作る こと 、 あるいは 音楽 の 次第 を 考案 する こと で ある 。 具体 的 に は 、 楽譜 を 作成 し て ゆく 、 という こと も あれ ば 、 即興 演奏 という 方法 で 、 楽譜 制作 は 抜い て 、 作曲 を する と 同時に 演奏 を し て ゆく 、 という こと も ある 。  演奏 と は 、 実際 に 音 を 出す こと 、 つまり 音楽 を 奏でる こと で あり 、 楽器 を 奏する こと だけ で なく 、 広義 に は 歌 を 歌う こと も 含ま れる 。  演奏 に は 即興 演奏 も あれ ば 、 譜面 に 従っ た 演奏 も ある 。 なかでも 、 ジャズ で は 即興 演奏 が 多用 さ れ 、 一方 クラシック 音楽 で は 通常 は 譜面 の 音符 の 通り に 演奏 さ れ て いる 。 真に 機械 だけ による 演奏 は 自動 演奏 と 呼ば れ て いる 。  鑑賞 と は 、 演奏 を 視覚 、 聴覚 等 で 楽しむ こと により 音楽 的 芸術 を 示す こと で ある 。  音楽 評論 家 等 は 職業 として 、 それ を 行っ て いる と 考え て 良い だろ う 。  音楽家 と は 音楽 を 専門 と する 人 の こと で ある 。 一般 に 、 楽曲 を 作る 音楽 作家 や 音楽 を 再現 する 実演 家 を 指す 。 より 細かく 分ける と 以下 の よう な もの が ある 。  また 一般 に は 音楽家 と 呼ば れ ない が 、 音楽 関連 の 職業 に は 以下 の よう な もの が 挙げ られる 。  音楽 の 「 ジャンル 」 と は 音楽 の 様式 や 形式 の こと で ある 。 古来 、 音楽 は 多く の 社会 で 娯楽 、 宗教 、 儀式 など を 通じ 、 生活 に 密接 し た もの に なっ て おり 、 多く の 特徴 ある 形式 や 様式 を 生み出し て き た 。  音楽 の ジャンル は 、 現在 聞く こと の 出来る 音楽 の 様式 ・ 形式 で ある と 同時に 、 発生 し た 源 、 歴史 の 手がかり と なっ て いる 。  かつて ジャンル の 変化 という の は 比較的 ゆっくり し た もの だっ た が 、 レコード 等 が 流通 する よう に なっ て から は 、 音楽家 が 地域 や 時代 を 超え て すばやく 色々 な ジャンル の 音楽 を 学べる よう に なっ た こと により 、 ジャンル の 融合 等 の 試み も 生まれ 、 ジャンル は 加速度 的 に 分化 さ れ て いっ た 。 現代 の 音楽 は 、 様々 な ジャンル の 複雑 な 合成 に なっ て いる こと が 多い 。  楽器 の 編成 は 演奏 する 音楽 の ジャンル によって ある程度 左右 さ れる 。 例えば 以下 の よう な もの が ある 。  音楽 は 生 演奏 だけ で なく 、 記録 ・ 再生 さ れ た 「 レコード 音楽 」 あるいは 「 再生 音楽 」 を 楽しむ こと が できる 。 近年 で は 人々 の 音楽 を 聴く 行為 を 統計 的 に 見る と 、 再生 音楽 が 聴か れ て いる 時間 ・ 頻度 が 圧倒的 に 多く なっ て いる 。  エジソン が 発明 し た 蝋 菅 録音 機 、 レコード の 普及 につれて 録音 技術 は 発達 し 、 より 優れ た 録音 や 便利 に なっ た 記録 媒体 ・ 再生 機器 により さらなる レコード の 普及 を 加速 する という 相乗 効果 を 生ん で き た 。  1960 年代 に は 、 録音 機器 や シンセサイザー の 普及 が ポピュラー 音楽 の 製作 手法 を 根本 的 に 変え た 。 1990 年代 に は デジタル レコーディング が 普及 し 、 音楽 の 加工 の 技術 的 な 可能 性 が 広がっ た 。  音楽 は 、 配布 ・ 配信 の 技術 の 進歩 に ともない 、 AM 放送 、 FM 放送 、 SP 盤 、 LP 盤 、 EP 盤 、 コンパクト カセット （ カセットテープ ） 、 CD 、 ビデオテープ 、 LD 、 フロッピーディスク 、 MD 、 USB 、 SD 、 HDD 、 DVD 、 BD 、 HVD 等 といった 媒体 で 人々 に 届け られ て いる （ い た ） 歴史 が ある 。  最近 で は データ 圧縮 技術 を 活用 し て 、 インターネット 経由 の 音楽 配信 、 デジタルオーディオプレーヤー （ MP 3 プレーヤー ） 等 によって 、 音楽 視聴 の 利便 性 を 追求 する 方向 で の 配布 ・ 配信 の 変化 が 著しい 。  優れ た 音楽 を 作り 、 演奏 する ため に 、 理論 的 裏付け を 持つ 高度 な 訓練 や 専門 教育 は 必須 で は ない 。 民衆 は 厳格 な 伝統 的 価値 観 や 枠組み に とらわれ ない 新しい 響き や 歌詞 を 支持 する 。 そうした 需要 に対し 、 企業 が 操業 を 開始 し 、 レコード 録音 ・ 販売 ・ 放送 を 行う よう に なっ た 。 従って 、 音楽 が 商業 的 に 地理 的 な 隔絶 を 乗り越え て 全 世界 に 普及 する こと と なっ た 。  音楽 が 商業 ベース として 採算 が 合う よう に なっ た の は 20 世紀 に 入っ て から と 思わ れる が 、 著作 権 、 技術 発展 等 も 相まって ビジネス は 複雑 化 し て いる 。  音楽 都市 と 言え ば 、 一般 に 、 音楽 文化 が 特に 豊か な 都市 、 音楽 が 住民 の 日常 生活 に すっかり 溶け込ん で いる 都市 、 あるいは 音楽 産業 が 非常 に 栄え て いる 都市 、 など の こと を 指す 。 以下 は その 例 で ある 。  その他 、 音楽 都市 を 標榜 する 市町村 は 全国 各地 に 存在 する 。  音楽 を 、 単なる 「 音 」 で は なく 、 また 「 言語 」 で も なく 、 「 音楽 」 として 認識 する 脳 の メカニズム は 、 まだ 詳しく わかっ て い ない 。 それどころか 、 ヒト が 周囲 の 雑多 な 音 の 中 から どう やっ て 声 や 音 を 分離 し て 聞き分け て いる の か など 、 聴覚 認知 の 基本 的 な し くみ すら 未 解明 な こと が 多い 。 しかし 、 音楽 と 脳 の 関係 について 、 以下 の よう な いくつ か の 点 は 分かっ て いる 。  音楽 は いわゆる “ 再現 芸術 ” で あり 、 同じ 音楽 は 存在 し ない 。 録音 さ れ た 音楽 は いつも 同じ 音楽 を 再現 する が 、 生 演奏 は 同じ 演奏 者 で あっ て も 同じ 音楽 が 100 ％ 再現 さ れる こと は ない 。 これ が “ 再現 芸術 ” と いわ れる ゆえん で あり 、 他 の 芸術 と 大きく 異なる 点 で ある 。  音楽 を 研究 する 学問 として 音楽 学 が ある 。 音楽 理論 に関する もの として は 音楽 哲学 、 音楽 美学 が ある 。 ほか に 音楽 の 歴史 を 研究 する 音楽 史 、 各 民族 の 民族 音楽 を 研究 する 民族 音楽 学 、 比較 音楽 学 、 音楽 教育 学 、 音楽 心理 学 、 音楽 音響 学 など も ある 。 また 、 文学 研究 で も 音楽 と の 関連 など が 研究 さ れる 。  研究 者 が 音楽 評論 を 書く こと も ある 。  ラテン語 scientia の 読み は シェンツィアアニメ は 、 アニメーション の 略語 で ある 。 アニメーション を 用い て 構成 さ れ た 映像 作品 全般 を 指す 。  各種 メディア で 提供 さ れる サブ カルチャー の 一つ 。  「 文化 芸術 基本 法 」 で は メディア 芸術 、 関連 法 の 「 コンテンツ の 創造 、 保護 及び 活用 の 促進 に関する 法律 」 に よる と コンテンツ の 一つ と 定義 さ れ て おり 、 いずれ において も アニメ と 略さ れ て はおら ず 、 アニメーション と 正式 表記 さ れ て いる 。 別 定義 として 、 多角 的 芸術 分類 観点 において 、 美術 （ 映像 を 含ま ない ） 、 映像 、 音楽 、 文学 、 芸能 の 総合 芸術 と さ れる とき も ある 。  単に 「 アニメ 」 という 場合 は 、 セル アニメーション （ セル アニメ ） の こと を 指し て いる こと が 多い 。 本 項 で は 、 主 に 日本 で 製作 さ れ た 商業 用 セル アニメーション について 解説 する 。  作品 に関して は 、 『 アニメ 作品 一覧 』 を 参照 。 アニメ は 世界中 に 存在 し ます 。  作品 制作 数 の 増加 に 伴い 分業 化 が 進み 、 プリプロダクション の 企画 ・ 製作 会社 と 、 プロダクション の 作画 ・ 動画 スタジオ 、 美術 スタジオ など と 、 ポスト プロダクション の 撮影 会社 、 音源 制作 など 制作 工程 別 に 作業 を 請け負う 専門 スタジオ と 分業 化 さ れ て いる 。  また 、 グロス 請け と 呼ば れる 、 1 話 単位 で 制作 作業 を 一括 受注 し 制作 業務 全般 を 行う 制作 会社 も ある 。  テレビ アニメ # 制作 過程 も 参照 。  大きく 分ける と 3 つ の 工程 に 別れる 。 なお 、 制作 資金 調達 に関して は 多種 多様 な 方法 が ある ので 本 項 で は 取り上げ ない 。  さらに 詳細 な 工程 を 経 て 制作 さ れる 。 制作 会社 、 作品 に 投入 さ れる 各 部門 の スタッフ 数 、 技術 の 進歩 など により 役職 名 や 工程 の 違い も ある が 、 企画 から 完成 まで の 基本 的 な 工程 は 以下 の 通り で ある 。  複数 にわたる シリーズ 作品 の 場合 、 諸 事情 により 主要 スタッフ や 担当 アニメ 制作 会社 など が 途中 で 変更 さ れる こと も 珍しく ない 。  ただし 諸 事情 により 企画 段階 もしくは 制作 途中 で 中止 に なる こと も あり 、 中 に は アフレコ も 終え た 段階 で お 蔵 入り に なっ た ケース も ある 。 稀 に 一 度 は 中止 に さ れ た 作品 が 時 を 経 て 再 起動 する ケース も ある 。  アニメ 産業 と 呼べる ほど の 規模 は なく 、 映像 制作 の 一 分野 に 留まり 、 業界 の 構造 として は 建設 業 の 下請け 制度 に 類似 する 構造 を 持っ て いる と さ れ 、 「 大手 制作 プロダクション （ 元請け ） 」 → 「 中堅 制作 プロ （ 子 請け ） 」 → 「 零細 制作 プロ （ 孫 請け ） 」 と 段階 ごと に 、 制作 費 の 「 中 抜き （ ピン ハネ ） 」 が 存在 する と いわ れ て いる 。  表現 技法 の 発展 と 向上 は 、 個人 の 感性 と 技術 の 熟練 度 に 依存 し 、 技量 差 が 品質 に 反映 さ れる 労働 集約 的 作業 に 支え られ て いる が 、 制作 環境 は アニメーター の 場合 、 収入 は 新人 で 月額 で 約 2   -   3 万 円 。 中堅 で 約 7 万 5000 円   -   10 万 円 程度 と いわ れ 、 約 25 % は 年収 100 万 円 以下 で ある （ 日本 芸能 実演 家 団体 協議 会 、 2008 年 調査 ） など の 賃金 や 雇用 環境 、 労働 条件 など の 問題 で 、 国内 で の 人材 の 確保 も ままならない 状態 も 恒常 的 に 続い て いる 。  その 為 、 人件 費 の 安い 中国 や 韓国 など の 制作 会社 に 外注 さ れ 、 日本 国内 で アニメ 制作 の 根底 を 支える セル の 作画 など 制作 現場 と 、 それ を 継続 さ せる 人材 育成 の 両面 で 空洞 化 が 危惧さ れ て いる 。 また 、 海外 へ 外注 する こと により 日本 の 技術 が 流出 する 恐れ も ある 。  アニメーション 製作 の デジタル 化 に 至る まで に は 、 フィルム ・ アニメーション から 、 ビデオ ・ アニメーション 、 ビデオ 変換 装置 など 、 さまざま な システム 開発 が 進め られ て き た 。  1986 年 に 池田 宏 （ 東映動画 技術 研究 室長 ） は 、 「 映像 という メディア は こうした 科学 技術 の 基盤 の 上 に 構築 さ れ て いる もの で あり 、 この こと は 当然 、 これら の 科学 技術 の 発展 に 応じ て 新しい 映像 メディア の 登場 も あり 得る の で ある 。 したがって 映像 関係 者 は これら 科学 技術 の 発展 に は たえず 対応 し て いか なけれ ば なら ない し 、 それ を 怠れ ば 映像 技術 者 として 脱落 さえ 意味 する こと に なる 」 と 語っ て いる 。  1970 − 1980 年代 後半 、 ビデオ の 普及 や コンピュータ の 導入 によって アニメーション の 製作 過程 は 大きく 変わり 始め 、 デジタル 化 に 向かっ て 動き 始め た 。  1984 年 に 東京 中央 プロダクション ・ 高橋 克雄 の 撮影 現場 から 、 VTR で コマ 撮り が できる システム VTR アニメーション システム が 登場 し た 。  現像 する まで 撮影 結果 の 分から ない フィルム ・ アニメーション から 、 現場 で 即時 に 撮影 結果 が 分かる VTR アニメーション 撮影 は 、 撮影 現場 の 撮影 期間 短縮 による 製作 コスト の 軽減 、 画質 の 保持 、 映像 メディア の コンパクト 化 と リテイク による 経済 的 損失 から の 解放 と なっ た 。  アニメーション 作品 以外 に も 広く 活用 さ れ 、 映画 や カラオケ の 字幕 （ スーパーインポーズ   ( 映像 編集 )） や デパート や メーカー など の 映像 カタログ 制作 に も 使用 さ れる よう に なっ た 。 また 、 画質 を 落とさ ず に 大量 複製 が 可能 に なっ た こと から OVA が 普及 する 契機 とも なっ た 。  1985 年 に フィルム から ビデオ へ の 変換 装置 、 テレシネシステム の 登場 で 、 多く の フィルム アニメーション 作品 が ビデオ 変換 さ れ テレビ で 放映 さ れ た こと も デジタル 化 へ の 指針 と なっ た 。  1990 年代 、 コンピューター の 発達 や ソフト の 開発 が 進み 、 アニメーション 制作 で 使用 さ れる 幅 が 広く なり 活用 する よう に なっ た 。  1990 年代 後半 から 、 セル 画 から デジタル 彩色 に 移行 し 、 1999 年 頃 に 全面 的 に 移行 し 最後 まで セル 画 で 制作 さ れ て い た 『 サザエさん 』 の 2013 年 9 月 29 日 放送 分 を 最後 に 、 全て の 商業 作品 は デジタル 方式 に 移行 し た 。 仕上げ 工程 に 導入 さ れ た 、 デジタル ペイント は 訂正 が 容易 で 塗料 の 乾燥 を 待つ 必要 が なく 、 傷 ・ ホコリ など の セル 画 の 管理 の 手間 も 省け 、 また 画像 データ として ネットワーク に 載せる こと が 可能 と なり 、 日本 国外 など の 遠隔 地 と の やり取り が 可能 と なり 、 大幅 な 省力 化 ・ コストダウン が 進ん だ 。  また 、 映像 表現 において は 塗料 による 使用 色 数 の 制限 が なくなり 、 精密 な グラデーション 表現 が 可能 と なっ た 。 撮影 時 に セル の 重ね合わ せ による 明る さ の 減少 が なく 、 カメラ ワーク の 自由 度 が 広がる 他 、 エア ブラシ による 特殊 効果 や 透過 光 など が 簡単 に 施せる など の 利点 が ある 。 ただ 、 ビデオ 出力 さ れる ため 、 フィルム と ビデオ で は 映像 の 質感 が 異なり 、 フィルム は 柔らかい 質感 、 ビデオ は クリア な 映像 が 特徴 が あり 、 クリア で 明る すぎる 発色 に 違和感 も あっ た が 改善 さ れ て セル アニメ を 凌ぐ 美し さ を 持つ 作品 も み られる 。  国外 で は ディズニー 映画 を 多く 手掛ける ピクサー・アニメーション・スタジオ など で フル 3 DCG アニメーション が 制作 さ れ て いる が 、 日本 国内 で は 自動車 など の 機械 類 や 魔法 の エフェクト など を 描写 する 補完 的 な 利用 から スタート し た 。 完成 し た 3 DCG は 作画 崩壊 する こと なく 自由 な アングル で 描写 でき 、 完成 後 も ソフトウェア で 変形 ・ 変色 が 可能 で ある など 品質 安定 と 省力 化 に 貢献 し た 。 一方 で 単に CG を 配置 し た だけ で は 手描き と の 質感 の 差 から 違和感 が ある ため 、 色調 など を 調整 し 違和感 を 軽減 する 手法 や フル CG 作品 に 手描き の 表現 手法 を 再現 する など 、 双方 の 技術 を 融合 する 試み が 行わ れ て いる 。  2010 年代 に 入る と セル アニメ の 質感 を CG で 再現 する 『 セル ルック 』 と 呼ば れる 技法 が 発達 し 、 キャラクター など に も CG を 使用 する 作品 が 増加 し た 。 一方 で 、 プロ レベル の 3 DCG ソフトウェア は ライセンス 料 が 高額 で コンピュータ も 高性能 モデル を 必要 する こと に 加え 、 複雑 な 操作 を 習得 する ため 専門 学校 で トレーニング を 受け た 人材 が 必要 に なる など 、 手描き に 比べ 作画 コスト が 上昇 する ため フル CG 作品 は 少ない 。  実際 の 業務 を 行う の は アニメ 制作 会社 の 一 部門 や CG 関連 業務 のみ を 受託 する 小規模 な スタジオ が 多い が 、 ポリゴン・ピクチュアズ の よう な 3 DCG の 専門 会社 が アニメ 制作 に 参入 する 例 も ある 。  ラテン 文字 の animation の   m   の 次 は   a   で あり   e   が 含ま れ て い ない ので 、 anime と 略す こと は 出来 ない 。 アニメーション を アニメ と 略せる 言語 は 日本語 に 限ら れる ため 、 日本 国外 の 英語 圏 など で 「 」 という 場合 は 日本 の アニメ や 日本 風 の 表現 様式 の アニメ に対して 用い られる 。 日本 国内 で は 、 製作 国 や 作風 に 関わり なく anime が 使用 さ れる 。  英語 で は anime と 綴っ た 場合 の 発音 は 「 エイニム 」 あるいは 「 アニーム 」 の よう に なる が 、 日本語 と 同じ 「 アニメ 」 と 発音 し て いる 。 （ 英 ） → アニメーション （ 日 ） → アニメ （ 日 ） → anime （ 英 ） として 逆 輸入 さ れ た もの で ある 。 日本 で の 「 アニメ 」 読み が 名詞 として 辞書 に 掲載 さ れる 例 も ある 。  フランス語 に は   （ 動く ） の 過去 分詞 形 の   （ アニメ 、 動い た 、 動か れ た ） が あり 、 同 用途 で 英語 でも   と 綴ら れる ため 、 フランス語 由来 説 も 存在 する 。  主 に 1970 - 1980 年代 に 使用 さ れ た 日本 製 アニメーション を 指す 語 。 日本 で 用い られる よう に なっ た 1990 年代 に は 、 現地 で は 既に ほぼ 死語 と 化し て い た 。 音節 的 に   から   の 略語 で ある が 、 （ 日本人 の 蔑称 ） の   と も 読める ため 、 日本人 と 文化 に対する 差別 ・ 偏見 と 、 アニメーション へ の 偏見 から 、 日本 製 アニメーション を 指し て 「 くだらない もの 」 あるいは 「 子供 の 教育 上 良く ない もの 」 の 意味 を 含め て い た 可能 性 も ある 。 当時 、 北米 に 輸出 さ れ た 作品 は 、 文化 ・ 習慣 ・ 表現 規制 の 違い から 、 日本 的 ・ 性的 ・ 暴力 的 な 表現 は 削除 さ れ て い た 。  また 、 長期 に 渡り 連続 する 複数 の 作品 を 1 作品 として 編集 し 、 制作 者 の 意向 と 掛け離れ た 独自 改変 さ れ た 作品 を 示す こと も ある 。 2000 年代 以降 、 一部 の アニメーション 関連 の オンライン ショップ で 使用 さ れる 場合 も ある 。  前述 の 北米 で の 発祥 を 受け 「 海外 （ 日本 の 外 ） で 視聴 さ れる 、 人気 を 呼び 且つ 評判 に なっ て いる 日本 製 の アニメーション 」 という 意味 で 1990 年代 に 『 AKIRA 』 『 攻 殻 機動 隊 』 の 原作 漫画 出版 元 で ある 講談社 を はじめ メディア 上 で 度々 使用 さ れ て い た が 、 2000 年代 以降 は 減っ て いる 。 2011 年 に は 同名 の アメリカ の 人気 テレビ ドラマ を アニメ 化 し た OVA シリーズ 『 スーパーナチュラル・ジ・アニメーション 』 において 、 海外 ドラマ を 日本 の アニメ 制作 会社 マッドハウス が アニメ 化 し 世界 で 発売 さ れ た という こと で ジャパニメーション と 銘打た れ て い た （ テレビ 放送 時 の 宣伝 で も 使用 さ れ た ） 。 「 世界 で 通用 する 日本 の アニメ 」 など 、 世界 を 意識 し た 視点 で 作品 を 紹介 する 際 に 使用 さ れ て いる 。  日本 における アニメーション 業界 の 意思 統一 、 関連 団体 と の 連携 、 アニメーション 産業 の 持続 的 発展 を 目的 と し た 一般 社団 法人 。  声優 の マネージメント を 行う プロダクション など 事業 者 が 加盟 する 。  声優 事業 社 で 組織 。  2009 年 12 月 3 日 に 一般 社団 法人 化 し た 、 アニメーター 及び 演出 家 の 地位 向上 と 技術 継承 を 目的 と し た 一般 社団 法人 。  2003 年 4 月 1 日 に 設立 さ れ 、 「 内外 関連 文化 団体 と の 提携 及び 交流 。 映像 文化 発展 の ため の 事業 」 。 「 業界 の 社会 的 地位 の 向上 の ため の 広報 活動 および 出版 事業 」 。 「 音声 製作 物 に 関連 する 権利 の 確立 及び 擁護 」 。 「 再 放送 使用 料 」 の 徴収 、 分配 業務 を 主 な 事業 内容 と し た 一般 社団 法人 。  テレビ局 や 制作 会社 に対して 立場 が 弱い 俳優 が 、 一方 的 で 不利 な 出演 契約 を 解消 を 目的 として 結成 さ れ た 。 声優 の 多く も 加盟 し て いる 。  メディア 芸術 の 創造 と 発展 を 図る こと を 目的 に 、 文化庁 と CG - ARTS 協会 が 主催 の 祭典 。 1997 年 以降 、 毎年 実施 さ れ て いる 。  2001 年 12 月 7 日 に 施行 さ れ 、 映画 、 漫画 、 アニメーション 及び コンピュータ その他 の 電子 機器 等 を 利用 し た 芸術 を メディア 芸術 と 定義 し 、 振興 を 図る ため の 施策 を 行う よう に なっ た 。  2004 年 5 月 、 アニメーション や 漫画 など 、 コンテンツ 産業 の 保護 ・ 育成 に 官民 一体 で 取り組む ため の 法律 が 成立 し た 。  日本 政府 が 行っ て いる 対外 文化 宣伝 ・ 輸出 政策 で 使用 さ れ て いる 用語 で 、 クール ジャパン 戦略 担当 大臣 や 海外 需要 開拓 支援 機構 （ 通称 ： クール ジャパン 機構 ） が 設立 さ れ て おり 、 アニメ ・ 漫画 ・ ゲーム ・ J - POP ・ アイドル など の ポップカルチャー・サブカルチャー も 含ま れ て いる 。  文化庁 の 若手 アニメーター など 人材 育成 事業 の 委託 を うけ 、 日本 アニメーター・ 演出 協会 （ JAniCA ） が 2010 年 （ 平成 22 年 ） より 実施 し て いる アニメーター の 人材 育成 事業 。  漫画 や アニメ 作品 の セル 画 や フィルム 、 原画 を 展示 する 博物館 ・ 美術館 。 ミュージアムショップ を 設置 し たり アニメ の 様々 な イベント や 国際 アニメーション 映画 協会 公認 の 映画 祭 、 インディーズ の アニメーション 映画 祭 など を 開催 し て いる 所 も ある 。 『 ドラえもん 』 の 作者 が 生活 し て い た 川崎 市 の 藤子 ・ F ・ 不二雄 ミュージアム や 、 『 名 探偵 コナン 』 の 作者 ゆかり の 地 鳥取 県 東伯 郡 北栄 町 の 青山 剛 昌 ふるさと 館 など 著名 な アニメ 作品 や マンガ の 原作 者 の 生誕 地 など に 、 地域おこし の 拠点 として 整備 さ れる こと も 多い 。  ほとんど の 博物館 は 特定 の 作家 、 クリエイター に 特 化 し た 施設 に なっ て いる が 、 杉並 アニメーション ミュージアム や 秋葉原 UDX 内 の 東京 アニメ センター で は 制作 会社 や 出版 社 など の 垣根 を 超え た 様々 な 企画 展 が 行わ れ 、 アニメーション に 使わ れる 原画 など の 展示 や グッズ が 販売 さ れ て いる 。  東京 都 と 日本 動画 協会 など の アニメーション 事業 者 団体 で 構成 さ れる 「 東京 国際 アニメ フェア 実行 委員 会 」 が 主催 の 国内 アニメ 業界 最大 の 見本市 で あっ た 。 2002 年 から 2013 年 まで 3 月末 頃 に 東京 ビッグ サイト で 開催 さ れ て い た 展示 会 。 アニメ 作品 や 関係 者 を 表彰 する 「 東京 アニメ アワード 」 の 表彰 式 が 行わ れ た 。  2010 年 に 東京 都 青少年 の 健全 な 育成 に関する 条例 に 反対 する 形 で 大手 出版 社 （ 角川書店 、 秋田 書店 、 講談社 、 集英社 、 小学館 、 新潮社 、 双葉社 、 少年画報社 、 白泉社 、 リイド 社 ） 10 社 が 2011 年 の 東京 国際 アニメ フェア について 参加 協力 を 拒否 する 声明 を 発表 し た 。 その後 角川書店 と アニプレックス 、 アニメイト 、 キング レコード 、 ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン 、 フロンティア ワークス 、 マーベラスエンターテイメント 、 メディアファクトリー の 計 8 社 が 東京 国際 アニメ フェア と 同日 に 開催 する と 発表 し た 。 「 アニメ   コンテンツ   エキスポ 実行 委員 会 」 が 主催 し 、 千葉 県 千葉 市 美浜 区 の 幕張メッセ で 開催 する 、 アニメーション に関する 日本 の 展示 会 で あっ た 。  2014 年 から 東京 国際 アニメ フェア と アニメコンテンツエキスポ を 統合 する 形 で 実現 し た 展示 会 。 東京 都 が 不参加 と なり 、 KADOKAWA 、 アニプレックス 、 日本 動画 協会 など 19 社 が 参加 する 。 場所 を 東京 ビッグ サイト に 戻し 、 東 館 全て を 使う など 分裂 前 の 東京 国際 アニメ フェア より 大型 な 見本市 と なる 。  1960 年 に カンヌ国際映画祭 から アニメーション 部門 を 独立 し た 、 国際 アニメーション 映画 協会 公認 の 国際 アニメ 映画 祭 。 フレデリック ・ バック の 『 木 を 植え た 男 』 など が グランプリ を 受賞 し て いる 。  併設 で 世界 最大 規模 の アニメーション 見本市 、 MIFA （ Marché   international   du   film   d ' animation ） が 行わ れ て いる 。 映画 祭 開催 期間 中 の 3 日間 で 、 世界 約 60 か国 の アニメ 関係 者 が 参加 し て いる 。  広島 国際 アニメーション フェスティバル 、 オタワ 国際 アニメーション フェスティバル 、 ザグレブ 国際 アニメーション 映画 祭 は 、 上記 アヌシー を 含め て 世界 4 大 アニメーション フェスティバル と 称さ れ て いる 。  アニメ 映画 で は 「 映画 倫理 委員 会 」 、 テレビ アニメ で は 、 放送 事業 者 が 自主 的 に 放送 基準 ・ 番組 基準 （ 放送 コード ） を 定め て 運用 する こと が 電波 法 、 放送 法 で 規定 さ れ 、 民放連 加盟 会員 各社 による 任意 団体 「 放送 倫理 ・ 番組 向上 機構 」 （ BPO ） による 自主 規制 が ある 。  OVA や Web アニメ に は 、 自主 規制 に関する 法的 規定 や 任意 団体 など は 存在 し ない が 、 放送 権 販売 の 為 に テレビ アニメ ・ 映画 と 同等 程度 の 自主 規制 が 行わ れ て いる 。 アダルトビデオ に 類する アダルト アニメ 作品 は 「 日本 ビデオ 倫理 協会 」 の 審査 を 受け て いる 。  テレビ アニメ の パッケージ 化 販売 に は 自主 規制 が 無い 為 、 お 色気 や 流血 など 刺激 の 強い 表現 を テレビ 放送 で 規制 し た もの を 本来 の 状態 に 戻し たり 、 より 過激 な 映像 の 追加 や 差し替え など が 行わ れ て いる もの も ある 。  1960 ・ 1970 年代  1963 年 1 月 1 日 、 手塚 治虫 による 日本 初 の 商業 用 連続 テレビ アニメ （ 週 一 アニメ ） 番組 『 鉄腕 アトム 』 の 放送 開始 。 放送 を 見 た 当時 の アニメーション 映画 の 制作 者 など から は 「 ＴＶ 紙芝居 」 など と 罵ら れ た と も 云わ れる 程 、 質 の 低い アニメーション 作品 でも あっ た が 、 視聴 率 は 30 ％ を 超える 人気 を 博し 世界中 で 放映 さ れ 、 他 の 国 の アニメーション と 異なる 方向 に 発展 を 遂げる こと に なる 。  1960 ・ 1970 年代 の 国産 アニメ の 少なかっ た 頃 に は 『 トム と ジェリー 』 、 『 ポ パイ 』 など 輸入 作品 も 多数 放送 さ れ て い た が 、 国産 アニメ も 増加 し 、 1968 年 に カラー 放送 も 始まり 、 1969 年 に 『 サザエさん 』 の 放送 が 開始 、 テレビ まんが として 認知 さ れる よう に なっ た 。  1970 年代 から 1980 年代  『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 ・ 『 銀河 鉄道 999 』 の 松本 零 士 、 『 機動 戦士 ガン ダム 』 の 富野 由 悠 季 、 『 風 の 谷 の ナウ シカ 』 の 宮崎 駿 、 『 うる 星 や つら 2   ビューティフル・ドリーマー 』 の 押井 守 、 『 トップ を ねらえ !』 の 庵 野 秀明 など 、 後 に 日本 アニメ 界 を 牽引 する 著名 な アニメ 監督 が 多数 登場 し た 。  この 頃 から テレビ局 へ の 納品 や 交通 の 便 が いい 練馬 区 や 杉並 区 など の 西武新宿線 沿線 に 制作 会社 が 集結 する よう に なり 、 日本一 の アニメ 企業 集積 地 と なっ て いる 。  1980 年代 から 1990 年代 にかけて フランス の 子供 番組 で 日本 の テレビ アニメ が 連続 し て 放映 さ れ 人気 を 博し 、 多く の アニメ ファン を 育て た （ この 世代 は 、 番組 の パーソナリティー の 名前 を 冠し て 「 ドロテ 世代 」 と 呼ば れ て いる ） 。 この 人気 を 受け て 、 フランス 以外 でも 日本 の テレビ アニメ の 放送 が 増え て いき 、 日本 アニメ の 国際 的 受容 の きっかけ と なっ た 。  1990 年  アニメ 番組 の 年間 平均 視聴 率 が 9 . 7 % と 、 1978 年 以後 で 史上 最高 （ ビデオリサーチ 調べ ・ 関東 地区 ） と なっ た 。  1990 年代 後半 から 2000 年代  少子 化 による 朝夕 や ゴールデンタイム の アニメ 放送 枠 の 視聴 率 低下 により 、 ニュース や 情報 番組 、 バラエティ 番組 など に 改変 さ れ 、 削減 さ れ た 放送 枠 を 補う 要 に 、 以前 から 青年 層 向け に 単発 で 放送 さ れ て い た 深夜 枠 へ 移行 し た 。  時間 帯 から 従来 の ターゲット で ある 少年 、 少女 といった 児童 向け から 、 中高生 や 成人 の オタク 向け に ターゲット を 絞っ た 低 予算 の 深夜 アニメ が 爆発 的 に 増加 し 、 2000 年 に は 7 本 だっ た もの が 、 2004 年 に は 60 本 制作 さ れる など 粗製 濫造 さ れ た 。  もともと 視聴 者 が 少なく 、 低 視聴 率 で スポンサー が 付き にくい 時間 帯 という 事情 も ある が 、 低 予算 の 作品 を 乱発 し た こと により 品質 の 低下 （ 作画 崩壊 ） など を 引き起こし 、 視聴 者 離れ を 招き 打ち切り など が 多発 し た 。 深夜 帯 ゆえ の 注目 度 の 低 さ を 補う 為 に 人気 の ある 声優 に 頼っ た 作品 が 増え 始め 、 後 に アイドル 声優 など と と 呼ば れる 流れ と なっ た 。  一方 で 庵 野 秀明 監督 の 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 は 1997 年 に 再 放送 が 深夜 帯 に 行わ れ 、 異例 の 視聴 率 5 ％ 台 など の 事例 あっ た ほか 、 『 もの のけ 姫 』 で は 邦画 アニメーション 初 と なる 興行 収入 100 億 円 を 突破 し 、 最終 的 に は 193 億 円 を 記録 し た 。  また 、 宮崎 駿 監督 、 スタジオジブリ 制作 『 千 と 千尋 の 神隠し 』 は 国内 興行 収入 が 300 億 円 を 超え 世界 で 評価 さ れ 、 第 75 回 アカデミー 賞 長編 アニメーション 映画 賞 や 第 52 回 ベルリン 国際 映画 祭 金 熊 賞 など を 受賞 し た 。 また スタジオジブリ で は この 頃 から 俳優 や アニメーション 監督 など 声優 に 頼ら ない 作品 が 増加 し て いっ た 。  2002 年 公開 『 ほし の こえ 』 は 、 新海 誠 が 監督 ・ 脚本 ・ 演出 ・ 作画 ・ 美術 ・ 編集 を ほとんど 一 人 で 行っ た こと で も 注目 を 集め た 、 フルデジタルアニメーション 個人 制作 で は   他 に 類 を 見 ない ほど の 出来 として 、 大きく 評価 さ れ 世界中 で 様々 な 賞 を 受賞 し た 。  また 、 シャフト や ピーエーワークス など 背景 や 演出 が 特徴 的 な アニメーション 制作 会社 も 登場 し 、 『 魔法 少女 まどか ☆ マギカ 』 で 大きな 注目 を 浴びる こと に なる 。  2005 年 頃 から 、 民放 5 大 キー 局 は 様々 な 事情 を 抱える 深夜 アニメ 放送 枠 を 削減 し 、 放送 枠 を 失っ た 深夜 アニメ は 、 テレビ神奈川 や TOKYO   MX 、 サンテレビ ( 兵庫 県 ) など 首都 圏 や 関西 圏 といった 人口 密集 地域 を 放送 地域 と する ローカル 局 に 追いこま れ た 。  三 大都市 圏 で は 深夜 アニメ が 地上波 で 年間 100 本 を 超える よう な 地域 が ある 一方 で 、 1 本 も 放送 さ れ ない 地方 も 存在 する 。 その 頃 から インターネット の 大衆 化 により 、 テレビ など マスメディア で は 取り上げ られ ない 深夜 アニメ に関する 情報 が 入手 し やすく なり 、 じわじわ と で は ある が 視聴 者 が 増え て いく よう に なっ た 。  また 情報 番組 で も 2005 年 放送 の ドラマ 『 電車 男 』 ブーム で 『 萌え 』 という 言葉 が 新語 ・ 流行 語 大賞 の トップ テン を 受賞 し た こと に 便乗 し て 秋葉原 や メイド 喫茶 など アニメ や それ に 関連 する 情報 が 批判 的 な 物 も 含め 出回る よう に なり 、 いわゆる オタク に 興味 を 持つ 者 や 偏見 を 持つ 者 が 増え て いっ た 。  2010 年代  国民 的 アニメ など と 呼ば れる 長寿 作品 と 子供 向け アニメ 以外 を 朝夕 や ゴールデンタイム で 放送 し て も 視聴 率 が 取れ ない こと から 、 ほぼ 放送 枠 を 失い 深夜 枠 の 放送 時間 が 上回る よう に なっ た 。  一部 の 深夜 アニメ の 話題 作 が スマート フォン の 普及 により インターネット で の アニメ 配信 や Twitter など SNS 上 の 口コミ を通じて アニメ に 関心 の 無い 若者 や 、 アニメ 好き の 芸能人 の 熱烈 な 支持 を 集め 、 CD や 書籍 など の ランキング に 上位 に ランク イン する よう に なっ た 。  また 、 アニメ ファン 特有 の 購買 力 に 目 を 付け た ローソン など 様々 な 企業 で 深夜 アニメ と の タイアップ キャンペーン が 増加 し 、 以前 と 比べる と 深夜 アニメ は 身近 な 存在 と なり つつ ある 。 しかし 深夜 枠 で 1 クール （ 3 カ月 ・ 13 週 ） と 放送 期間 が 短い こと など から 全 世代 的 な 話題 と なる よう な 作品 も なく 、 『 最近 、 妹 の よう す が ちょっと おかしい ん だ が 。 』 の よう に 露骨 な 性 描写 で 放送 倫理 ・ 番組 向上 機構 に 指摘 さ れる 作品 も ある 。  一方 で 子供 向け アニメ で は 社会 現象 と なっ た 『 妖怪 ウォッチ 』 など も 登場 し て いる 。 また 近年 で は インターネット 動画 サイト で 世界中 で いつ でも アニメ を 楽しめる よう に なり 、 電器 店 や アニメ 、 漫画 など サブ カルチャー が 集結 する 秋葉原 は オタク の 聖地 から 世界 的 な 観光 地 と なり つつ あり 、 外国 人 向け ツアー の ルート 組み込ま れる よう に も なっ て いる 。  劇場 アニメ で は 宮崎 駿 が 2013 年 公開 の 『 風 立ち ぬ 』 をもって 長編 作品 から の 引退 を 発表 し た 。 引退 報道 以降 は 庵 野 秀明 や 細田 守 、 新海 誠 など が 宮崎 駿 の 後継 者 候補 として 取り上げ られ て いる 。 中でも 新海 誠 の 『 君 の 名 は 。 』 で は 邦画 アニメーション 映画 で は 宮崎 駿 に 次いで 興行 収入 100 億 円 を 突破 し 、 200 億 円 に 迫る 勢い と なっ て いる 。  世界 的 に 日本 の アニメーション 需要 が 高まる 一方 で 、 アニメーター の 労働 環境 や 賃金 など 慢性 的 に 抱える 問題 は 解消 さ れる こと も なく 、 少子 高齢 化 による 国内 市場 の 縮小 という 問題 に も 直面 し て いる 。 特に アニメ 制作 会社 で ある A - 1 _ Pictures で は 、 作画 を 担当 者 に 依頼 し たり 、 完成 品 を 受け取っ たり する 「 制作 進行 」 と 呼ば れる 現場 の 調整 役 を 務め て い た 男性 が 2010 年 10 月 に 自殺 し 、 2014 年 4 月 11 日 付け で 新宿 労働 基準 監督 署 が 過労 による うつ病 が 原因 として 労災 認定 し た 。 通院 し た 医療 施設 の カルテ に は 「 月 600 時間 労働 」 と の 記載 が あっ た が 、 残業 代 が 支払わ れ た 形跡 は 無い と さ れ て いる 。 この 事件 が きっかけ と なり 、 その 劣悪 な 労働 環境 が マスコミ に 取り上げ られ 、 『 ブラック 企業 大賞 2014   業界 賞 』 を 受賞 する こと に なっ た 。  近年 で は 独立 テレビ局 で 放送 さ れ 話題 と なっ た 深夜 アニメ を NHK が 購入 し て 放送 する 事例 も 出 て いる 。 それ により 話題 の 作品 を 年齢 の 低い 層 に も 気軽 に 視聴 できる 時間 帯 に 放送 する こと が 出来る よう に なっ た 。 また 最近 で は アニメ の 舞台 と なっ た 場所 を 巡る 聖地 巡礼 が 注目 さ れ 、 地方 創 生 の 切り札 として も 期待 さ れ て いる 側面 が ある 。  アメリカ で は レイティング など の 規制 が 厳しい こと も あり 、 子供 向け の 解り やすい 物語 を 元 に し た コミカル （ 喜劇 的 ） な 動画 を 楽しま せる 作品 が 多い が 、 日本 で は 『 鉄腕 アトム 』 頃 から 子供 向け で は ある が 、 アンダー グラウンド   ( 文化 ) の 影響 を 受け て い た 漫画 など と 密接 な 影響 を 受け て い た こと も あり 、 単純 に 「 ヒーロー が 必ず 勝つ 」 という 勧善懲悪 の 話 で は 無く 、 社会 風刺 など 含ん だ 多様 で 複雑 な 物語 で 、 主人公 に 内在 する 様々 な 感情 や 心理 を 描く 作品 が 多い 。  リミテッド・アニメーション が 主流 で 、 ウォルト・ディズニー ・ カンパニー など の アニメ 作品 に 見 られる フル ・ アニメーション は 、 少数 派 で ある 。 映画 など と 同様 に 24 コマ / 秒 で 撮影 さ れる が 、 動画 は 、 同 一 画 で 3 コマ × 8 / 秒 の 撮影 と なる 。 静止 場面 で は 、 同 一 画 で 24 コマ / 秒 の 撮影 と なる 。 テレビ 放送 用 の 作品 は 演出 により 、 1 話 ごと に セル 画 の 使用 量 が 決め られ て いる 。  ウォルト・ディズニー ・ カンパニー の 販売 戦略 を 真似 た と も 言わ れる が 、 それ と は 別 の 道 を 歩む こと に なっ た 。  テレビ 番組 の 場合 、 スポンサー から 提示 さ れる 予算 の 範囲 で 請け負う の が 通常 で ある が 、 明らか に 不足 する 制作 費 で 請け負い 、 不足 部分 は 本業 の 漫画 の 原稿 料 、 海外 へ の 輸出 と 再 放送 、 玩具 ・ 文具 ・ 菓子 メーカー に アニメ キャラクター の 商品 化 権 （ 版権 ） 販売 による 制作 資金 の 回収 システム が 誕生 し 、 後々 まで 続く こと に なる 。  日本 で の 商業 用 アニメーション の テレビ 放送 と 同時に 、 制作 費 を 短期間 で 回収 する ため 、 安価 で 多く の 国 へ 輸出 する 販売 戦略 が とら れ た 。 国内 で 流通 を 前提 に 制作 さ れ て い た もの を 輸出 する ため 、 輸出 先 の 国内 法 や 文化 的 事情 で 内容 に 大きな 改変 が 行わ れる 場合 が 多い 。 また 、 作品 名 ・ 登場 人物 名 や スタッフ 名 など は 輸出 先 の 各国 に 合わせ て 書き換え られ たり 、 視聴 者 が 日本 製 で ある こと を 知ら ない 場合 も ある 。  また 著作 権 ごと （ 放棄 し た ） の 契約 で 販売 さ れ た 作品 も ある 。 アメリカ で 、 『 超 時空 要塞 マクロス 』 ・ 『 超 時空 騎 団 サザンクロス 』 ・ 『 機甲 創世 記 モスピーダ 』 の 3 作品 を ハーモニー ゴールド   USA   社 （ ） が 翻案 し た 『 ロボテック 』 が 制作 さ れ 、 さらに 他国 に 輸出 さ れ た 事例 も 存在 する 。  世界 的 な 多 チャンネル 化 で ソフト 不足 の 中 、 日本 アニメ は 安 さ で 世界 各地 に 広がっ た 。 現在 で は 、 北米 、 南米 、 ヨーロッパ 、 南 アジア 、 東アジア 、 ロシア 、 オーストラリア など 全 世界 に 及び 、 総務 省 の 調査 （ 2005 年度 ） による テレビ アニメ の 輸出 額 は 、 国内 の テレビ 放送 権 料 の 412 億 円 の 15 分の 1 程度 、 26 億 円 から 28 億 円 の 規模 で ある 。 輸出 金額 で は 過半数 を 北米 向け が 占める と も 言わ れる 。  日本 貿易 振興 機構 は 、 地域 、 国 別 に コンテンツ 調査 し て おり 、 その 中 に アニメ に関する 統計 や 傾向 など の レポート が ある 。 しかし 、 近年 は 海外 における アニメ 市場 が 拡大 する 陰 で 、 日本 製 アニメ の シェア は 縮小 傾向 に ある 。 また 放映 終了 後 に 各国 の 言語 字幕 を 入れ て 違法 に 配信 する 「 海賊版 アニメ サイト 」 が 増加 し て いる 。  「 セクシャル と 暴力 」 と 認識 さ れる こと が 多い 。  文化 の 違い として 、 『 ドラえもん 』 など 日本 の 生活 風景 が 出る もの や 、 『 ベルサイユ の ばら 』 など 特定 の 国 を 扱っ た もの は 、 受け入れ られる か どう か は 国 によって 大きく 異なる 。 『 ドラえもん 』 は 、 ヒーロー 的 な 男性 を 尊ぶ 北米 で は 受け入れ られ ず 2014 年 まで 放送 さ れ なかっ た が 、 東南アジア 圏 で は 人気 が ある 。  東南アジア 圏 で は 性的 な 表現 を 除き 、 日本 文化 的 な 表現 も 受容 さ れ つつ あり 、 再 評価 さ れ て いる 。 好ま れる 作品 は 日本 と あまり 変わら ない 。 また 『 超 電磁 マシーンボルテス V 』 の よう に 、 特定 の 国 で 一部 の 人物 の 間 （ ファン ） の 中 で ヒット する 作品 も 存在 する 。 また キャラクター の 人気 も 国 によって 異なる 。  フランス で は 、 1983 年 に ジャック・ラング 文化 相 が 文化 侵略 だ と 公言 し 、 自国 の アニメーション 製作 者 へ 助成 金 を 出す こと に なっ た 。 1989 年 に は 『 キン肉マン 』 、 『 北斗 の 拳 』 が 残酷 だ と バッシング さ れ 放送 中止 と なっ た 。 『 聖 闘士 星 矢 』 は 暴力 シーン を カット し 世界中 で 放映 さ れ ヒット し 、 アメリカ を 除き 、 ヨーロッパ や メキシコ 、 南米 で 根強い 人気 が ある 。 また 、 欧州 製 の 番組 を 6 割 以上 放送 する こと を 放送 局 に 義務付け た クォータ 制度 が あり 、 残り の 4 割 の 中 で アメリカ と 日本 の アニメ が 放送 さ れ て いる 。  EU 加盟 国 で は 、 1997 年 に EU 理事 会 が 、 ヨーロッパ 製 の 番組 が 放送 時間 の 50 % 以上 に なる よう に 放送 局 に 義務付け た 「 国境 なき テレビ 指令 」 を 出し て から 外国 製 アニメ の 新規 放送 が 難しく なっ て いる 。  ニュージーランド で は 『 ぷにぷに ☆ ぽ え み ぃ 』 は 、 登場 する キャラクター の 容姿 が 幼児 に 見え 、 幼児 性 愛好 者 を 増長 さ せ て いる と さ れ 、 政府 機関 により 発売 禁止 処分 を 受け 、 所持 が 確認 さ れ た 場合 、 児童 ポルノ 禁止 法 違反 により 罪 に 問わ れる 。 北米 や オーストラリア など 多く の 国 で それ に 準じ た 処分 が 行わ れ て いる 。  中国 で は 、 2006 年 に 海外 アニメ の 輸入 ・ 放送 に関して 、 国産 アニメ の 放送 が アニメ の 放送 全体 の 7 割 を 下回っ て は なら ない 、 国産 アニメ を 制作 し た 機関 は 国産 アニメ を 制作 し た 時間 と 同じ 分 まで 海外 アニメ を 輸入 できる 、 17 時 から 20 時 まで 外国 アニメーション の 放送 を 禁止 など いくつ か の 規定 を 定め た 。 日本 作品 の 放送 シェア が 8 割 を 超える の は 、 ダンピング による 日本 の 文化 侵略 で ある として 締め出し を 行っ た 。 同時に 、 自国 の アニメーション 産業 の 保護 と 育成 に 乗り出し た 。  大韓民国 で は 、 1990 年代 まで 韓国 で の 日本 大衆 文化 の 流入 制限 が あっ た （ それ 以前 から 日本 の アニメ は 放送 さ れ て い た が 、 解禁 前 は 前述 （ 輸出 の 節 参照 ） の よう に 地理 の 実在 架空 を 問わ ず 舞台 ・ 人物 など の 韓国 仕様 へ の 改変 版 が 放送 さ れ て い た 。 解禁 後 は 、 以前 から 放送 さ れ て いる もの は そのまま で 、 日本 の 実在 地理 が 舞台 な もの は 人物 など も 日本 の オリジナル の まま の 放送 だ が 、 聖地 巡礼 を 意識 し て い ない 架空 の 舞台 ・ 人物 など 韓国 ローカライズ 化 さ れ て いる もの も ある ） 。  インド で は 、 日本 で も 問題 視 さ れ た 子供 を 中心 と し た 社会 現象 が 起き て おり 、 『 クレヨンしんちゃん 』 を 放送 禁止 処分 に する 動き が ある 。  以上 の よう な 事例 から 、 全て の 日本 の アニメ が 世界 的 に 受け入れ られ て いる と は 必ずしも 言え ない と する 見解 も ある 。  アニメ と 、 漫画 ・ ライト ノベル ・ アニメ 雑誌 ・ アニラジ・ゲームソフト・フィギュア （ 玩具 ）   等 は 、 販売 戦略 上 不可分 な 密接 な 関係 に あり 、 様々 な 媒体 で 展開 する メディアミックス を 前提 として 企画 さ れる 。  題材 の 幅 は 広く 、 SF アニメ 、 ロボット アニメ （ スーパー ロボット ・ リアル ロボット ） 、 ギャグ アニメ 、 魔法 少女 アニメ （ 変身 ヒロイン ） 、 ラブ コメディ 、 スポ 根 、 萌え アニメ 、 空気 系 （ 日常 系 ） 、 セカイ 系 、 ハーレム もの など 多種 多様 に 渡っ て いる 。  漫画 や 小説 ・ ライト ノベル など の 原作 が 無い オリジナル アニメ の 場合 、 放送 中 ないし 放送 後 （ 稀 に アニメ 化 を 見越し て 放送 前 に 、 と 言う 事例 も ある ） に 漫画 化 や 小説 化 さ れる 。 宮崎 駿 や 細田 守 、 新海 誠 の 作品 は 最近 ほとんど オリジナル アニメ として 劇場 公開 し て いる 。 近年 で は ゲーム 業界 の 著名 シナリオライター を 脚本 家 として 招い て 制作 する 傾向 も 見 られる 。  映画 の 場合 、 人気 テレビ アニメ の 総集編 や 続編 、 スピンオフ として 製作 さ れる こと も 多く 、 TV 本 放送 を 視聴 し て い なく て も 解り やすい 、 単独 で 完結 し た 劇場 用 作品 として 鑑賞 できる もの として 制作 さ れる こと が ほとんど で ある が 、 事前 に TV 本 放送 を 視聴 し て い ない と 理解 出来 ない 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 や 『 劇場 版   魔法 少女 まどか ☆ マギカ   [ 新編 ]   叛逆 の 物語 』 など の 作品 も 存在 する 。 また 、 『 宇宙 戦艦 ヤマト 2199 』 の よう に 映画 として 先行 上映 後 に 、 TV シリーズ として 放送 さ れる 作品 も ある 。  漫画 や 小説 など の 原作 の 無い 、 アニメ の 企画 を 原作 として 実写 映画 ・ テレビ ドラマ 化 さ れ た もの で は 、 国内 で は 、 2004 年 『 CASSHERN 』 （ 『 新造 人間 キャシャーン 』 ） 。 2009 年 『 ヤッター マン   ( 映画 )』 2010 年 『 SPACE   BATTLESHIP   ヤマト 』 （ 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 ） 。 国外 で は 、 2008 年 、 『 スピード レーサー 』 （ 原作 ： 『 マッハ GoGoGo 』 ） など が ある 。  詳細 は 「 実写 」 を 参照 。  作品 に関して は 、 アニメ ・ 漫画 の 実写 映画 化 作品 一覧 ・ アニメ ・ 漫画 の テレビ ドラマ 化 作品 一覧 を 参照 。  実写 作品 の 企画 が 原作 （ 原案 ） で 、 アニメ 化 さ れ た 作品 で は 、 『 月光 仮面 』 ・ 『 愛 の 戦士 レインボー マン 』 ・ 『 ザ ☆ ウルトラマン 』 など が ある 。  かつて は 、 劇場 作品 は 「 漫画 映画 」 、 テレビ 作品 は 「 テレビ マンガ （ 漫画 ） 」 と 表記 や 呼称 さ れ て おり 、 漫画 と アニメ は 混同 さ れ たり ほぼ 同一 視 さ れ て い た 。 現在 も 漫画 作品 を 原作 と する 作品 は 多い 。  漫画 原作 で は 無い オリジナル 作品 を 漫画 に する こと で 、 漫画 化 という 言葉 が 一般 的 だっ た が 、 2000 年 頃 から 小説 化 を 意味 する ノベライズ から 派生 し た 和製 英語 コミカライズ （ comicalize ） が 普及 し て いる 。 本編 の 漫画 化 に 限ら ず 、 複数 の 作家 による 本編 から 派生 し た 外伝 や 番外 編 といった スピンオフ の アンソロジー や オムニバス 形式 の 作品 も 多い 。  絵本 原作 で アニメ 化 さ れ た 作品 で は 、 日本 で は 『 アンパン マン （ それ いけ ! アンパン マン ） 』 や 、 イギリス の 『 汽車 の え ほん （ きかんしゃトーマス ） 』 など が ある 。 子供 向け アニメ など で は 、 絵本 化 さ れる 作品 も 多い 。 また 昔話 を 題材 に し た 作品 も 黎明 期 から 現在 に 至る まで 作ら れ て いる 。  アニメーション の フィルム の コマ を 並べ て 作っ た 絵本 で 、 講談社 の ディズニー 絵本 など が 典型 例 で ある 。  家庭 用 ビデオ など の 映像 媒体 が 普及 する まで は 、 人気 アニメ 映画 など の フィルム ブック も 販売 さ れ 、 ドラマ 音声 など を 記録 し た SP ・   LP ・ ソノシート など と 併せ て 静止 画 で は ある が 楽しむ こと が 、 一般 的 な アニメ ファン に 手 の 届く 範囲 もの でも あっ た 。  「 Light 」 と 「 Novel 」 を 組み合わせ た 和製 英語 。 主 に 表紙 や 挿絵 に アニメ 絵 調 の イラスト を 多用 し て いる 若年 層 向け の ライト な 小説 で 文庫本 の 判 型 な もの が 主流 で ある 。 現在 の 深夜 アニメ 作品 の 半数 以上 は ライト ノベル から の 作品 と なっ て いる 。 ライト ノベル 原作 の アニメ 化 、 漫画 化 、 映画 化 、 ゲーム ソフト 化 、 フィギュア 化 など が 行わ れ て いる 。  作品 に関して は 、 ライト ノベル の アニメ 化 作品 一覧 を 参照 。  TV アニメ ・ 映画 や 漫画 、 ゲーム ソフト など が 原作 と なる ノベライズ も 行なわ れ て いる 。 コミカライズ と 同様 に 本編 から 派生 し た 外伝 や 番外 編 といった スピンオフ を 展開 する 作品 も 多い 。  2 . 5 次元 ミュージカル と も 云わ れ 、 アニメ 、 漫画 、 ゲーム など を 原作 に キャラクター や 物語 の 設定 を 忠実 に 再現 し 舞台 （ ミュージカル ） 化 さ れ て いる 。  1974 年 の 『 ベルサイユ の ばら 』 が 始まり と さ れ 、 1993 年 に 8 日間 、 31 ステージ 公演 さ れ た 『 聖 闘士 星 矢 』 が 37 万 人 を 動員 し た こと が ミュージカル 化 の 契機 と なり 、 その後 『 美少女 戦士 セーラー ムーン 』 や 『 テニス の 王子 様 』 など の 人気 作品 が 多数 ミュージカル 化 さ れ 、 観劇 者 数 も 、 2013 年 に は 延べ 160 万 人 を 超え て いる 。 2014 年 に は 、 日本 2 . 5 次元 ミュージカル 協会 も 設立 さ れ て いる 。  流通 における 大きな 変革 として 、 家庭 用 ビデオデッキ （ VHS ・ β マックス ） の 登場 ・ 普及 により 、 1983 年 に は テレビ 放送 や 劇場 公開 で は ない OVA 作品 『 ダロス 』 が 登場 し た 。 OVA は ビデオ ソフト の 販売 と レンタルビデオ 店 から 支払わ れる 使用 料 により 、 制作 費 回収 が 可能 に なっ た 結果 、 登場 し た ビジネス モデル で ある 。  玩具 メーカー など の スポンサー の 意向 に よら ず に 作品 制作 が できる ため 、 比較的 表現 の 自由 度 が あり 、 購買 層 の 大 多数 は 特定 の ファン 層 （ アニメ お たく ） で あり 作品 の 内容 は 偏っ て いる が 、 購買 層 が 特定 さ れ て いる ため 商品 化 、 販売 の 面 において 容易 で ある 利点 が ある 。 当初 は 、 60 分 から 90 分 程度 の アニメ 映画 と 同様 の 1 話 完結 の 作品 として 制作 さ れ た が 、 後 に テレビ局 に 放送 権 の 販売 の ため 、 主題歌 込み で 24 分 程度 を 1 エピソード と し た 数 本 単位 で 制作 さ れ た もの が 主流 に なる 。  1980 年代 後半 以降 、 家庭 用 ビデオデッキ の 普及 により 、 テレビ 用 映画 用 の 作品 は 放映 後 に パッケージ 化 さ れ 販売 さ れる よう に なっ た 。 ビデオ より 後発 の レーザー ディスク （ LD ） は ビデオ ほど 一般 普及 は せ ず 、 高級 または マニアック な 機器 で あっ た が 、 コア な アニメ ファン の 間 で は 浸透 し LD で 発売 さ れ た 映像 作品 の 多く は アニメ や 映画 で あっ た 。 1990 年代 まで の 、 ビデオ や LD の 時代 に は パッケージ 販売 市場 は まだ 小規模 で 、 1 本 あたり の 単価 も 高く 、 レンタルビデオ が 主流 だっ た 。  音楽 CD と 同じ サイズ の DVD が 登場 ・ 普及 し た 2000 年代 以降 は 、 パッケージ 化 作品 数 や 販売 店 数 ・ 販売 スペース など 市場 規模 が 飛躍 的 に 増加 し た 。  2000 年代 後半 に 入る と 地 デジ の 浸透 と共に ハイビジョン 制作 作品 が 増加 し 、 Blu - ray   Disc ( BD ) および BD レコーダー の 登場 ・ 普及 と共に BD が 主流 と なっ た （ 過去 に 既に パッケージ 化 さ れ た 作品 も デジタルリマスター （ HD リマ スター ） 版 など として 再 発売 さ れる こと も ある ） 。  OVA の 流れ を 受け 、 放送 権 料 の 安い 、 深夜 ・ 早朝 枠 や ケーブル テレビ 、 独立 テレビ局 、 BS ・ CS チャンネル で 、 特定 の ファン 層 を ターゲット に し た テレビ アニメ 番組 が 増加 し た 。 特に 深夜 アニメ や UHF アニメ は 基本 的 に 視聴 率 は 低い こと から スポンサー 料 は 安く 、 それ だけ で 制作 費 回収 は 難しい こと から 、 各種 パッケージ 販売 によって 収益 を 得る ビジネス モデル が 主流 と なっ た 。 しかし ネット 配信 （ 合法 違法 問わ ず ） の 普及 により 映像 媒体 の 販売 は 減少 傾向 に あり 、 初回 限定 版 として 各種 グッズ 類 や イベント チケット など の 特典 を 付け て 販促 を 行っ て いる の が 現状 で ある 。  2010 年代 半ば に 入る と 内外 問わ ず ネット 配信 による 収益 で 補完 する 動き が 主流 と なっ て いる 。  1977 年 、 成年 向け 雑誌 「 月刊 OUT 」 が 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 特集 を 掲載 し 大 ヒット と なり 、 これ が アニメ 誌 に 発展 する 契機 と なっ た 。 当時 、 幼年 向け の テレビ 情報 誌 「 テレビ ランド 」 を 発刊 し て い た 徳間書店 は テレビ ランド 増刊 『 ロマン アルバム ・ 宇宙 戦艦 ヤマト 』 を 創刊 し 40 万 部 を 記録 。 この 成功 を 受け て 、 月刊 アニメ 雑誌 「 アニメージュ 」 が 創刊 さ れる 。  その後 、 『 機動 戦士 ガン ダム 』 に 続く アニメ ブーム の 間 に 、 多数 の 出版 社 の 参入 と 淘汰 が 繰り返さ れ た 末 、 2015 年 現在 、 10 日 売り アニメ 雑誌 と 称さ れる 総合 誌 は 「 アニメージュ 」 「 アニメディア 」 「 月刊 ニュータイプ 」 の 三 誌 が しのぎ を 削る 状況 に ある 。  その 派生 雑誌 として 萌え アニメ 専門 雑誌 （ 「 メガミマガジン 」 「 娘 TYPE 」 など ） や 声優 専門 雑誌 （ 「 声優 グランプリ 」 「 声優 アニメディア 」 など ） 、 アニメ ソング 専門 雑誌 （ 「 リスアニ !」 など ） など も 登場 し て いる 。  1917 年 の 「 活動 之 世界 」 9 月 号 掲載 の 幸内 純一 の 作品 批評 が 、 日本 における 初 の アニメーション に関する 批評 と さ れる 。 以後 、 アニメーション の 批評 は 「 キネマ旬報 」 「 映画 評論 」 など が 主要 な 発表 の 媒体 と なり 、 新作 の 批評 という 形 で 行わ れ て き た 。  1950 年代 に 東映動画 が 設立 さ れ 、 年 に 1 作 の ペース で 長編 作品 が 定期 的 に 制作 さ れる よう に なる と 、 「 朝日新聞 」 など の 映画 欄 でも 扱わ れる よう に なっ た 。  1977 年 に は 山口 且訓 と 渡辺 泰 の 共著 による 『 日本 アニメーション 映画 史 』 が 刊行 さ れる 。 日本 アニメーション 史 の 基本 文献 として 参考 資料 として 挙げ られる こと が 多い 。 日本 国外 の アニメーション や アート アニメーション の 評論 について は 、 1966 年 に 『 アニメーション 入門 』 を 著し た 森 卓也 や おか だ え みこ 等 が 活動 し て い た 。 『 日本 アニメーション 映画 史 』 『 アニメーション 入門 』 の いずれ も 『 映画 評論 』 誌 の 連載 を まとめ た 単行本 で あっ た 。  1970 年代 末 に アニメ ブーム が 到来 し 、 アニメ 雑誌 が 多数 創刊 さ れる 。 同人 誌 活動 し て い た アニメ ファン 出身 の ライター の 力 を 借り て 誌面 を 構成 し て い た 。 氷川 竜介 、 小黒 祐一郎 、 原口 正 宏 、 霜月 たか なか 、 中島 紳 介 ら は 学生 アルバイト に 始まり 、 2000 年 以降 も 活動 し て いる 。 「 アニメージュ 」 は クリエイター の 作品 歴 を 系統的 に 紹介 する こと に 力 を 入れ 、 「 アニメック 」 と 「 月刊 OUT 」 において は 、 評論 記事 と 読者 投稿 による 作品 評論 が 一つ の 売り物 に なっ て い た 。  批評 と 研究 を 中心 と し た 専門 誌 に は 、 1998 年 創刊 の 「 動画 王 」 、 1999 年 創刊 の 「 アニメ 批評 」 、 2000 年 創刊 の 「 アニメ スタイル 」 など が あっ た が 短命 に 終わり 、 「 アニメ スタイル 」 は インターネット に 活動 の 場 を 移し た 。  「 月刊 ニュータイプ 」 が 登場 し た 1980 年代 半ば 以降 、 アニメ 雑誌 は クリエイター や 作品 研究 など の 記事 から 、 キャラクター や グラビア を 重視 し た 作り に 軸 足 を 移し て いき 、 アニメ 評論 を 積極 的 に 掲載 する アニメ 雑誌 は 基本 的 に 存在 し なく なっ て いる 。 その 一方 、 宮崎 駿 や 押井 守 の 活躍 、 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 が ビジネス として 話題 に なる よう に なっ た 1990 年代 から 、 人気 作品 や 人気 クリエイター を 中心 に し た 研究 本 は 、 継続 的 に 発行 さ れる よう に なっ た 。  1998 年 10 月 、 日本 で 初めて の アニメ の 学術 的 研究 を 趣旨 と する 学会 「 日本 アニメーション 学会 」 が 設立 さ れ た 。  アニメ ラジオ の 略称 。 アニメ ・ ゲーム ・ 漫画 ・ ライト ノベル ・ 声優 等 の オタ が 主 な 聴取 対象 の ラジオ 番組 。 1979 年 10 月 、 ラジオ 大阪 『 アニメトピア 』 を 皮切り に 、 多く は 深夜 放送 番組 として 放送 さ れ て いる が 、 ネット 環境 の 普及 と共に インターネット ラジオ 番組 も 増え て いる 。  黎明 期 に は アニメ 雑誌 や レコード 会社 による 総合 情報 番組 が 多かっ た が 、 アニメ や ゲーム 、 漫画 、 小説 （ ライト ノベル ） など を 原作 に し た ラジオドラマ 番組 、 人気 声優 の パーソナリティ 番組 、 アニメ ソング や ゲーム ミュージック 専門 の リクエスト 番組 、 アニメ に関する 話題 を リスナー から 募集 し て 討論 する 番組 など 多岐 にわたる よう に なっ て いる 。  劇 中 で 使用 さ れる 音楽 の 主題歌 （ テーマ ソング ） ・ 挿入 歌 ・ イメージソング・インスト 曲 ・ BGM など サウンドトラック の 他 、 ドラマ や アニメ の 世界 観 を 背景 と し た ドラマ 音声 など を 録音 し た SP ・   LP ・ ソノシート など の レコード 盤 や カセットテープ や 、 現在 は CD など で 販売 頒布 さ れ て いる ほか 、 iTunes ほか インターネット 配信 も 増加 し て いる 。  かつて は 、 映像 媒体 は 極めて 高価 だっ た こと も あり 、 ドラマ など の 音声 を 記録 し た SP ・ LP ・ ソノシート レコード 盤 、 カセットテープ 、 CD など の 音声 媒体 が 普通 の 愛好 家 の 手 の 届く 範囲 で あっ た 。  インターネット の 普及 と共に 、 ほとんど の アニメ 作品 は 公式 サイト を 設置 し 宣伝 を する 形態 を とっ て いる 。 内容 は 作品 ・ あら すじ の 紹介 、 予告編 や PV など の 宣伝 素材 の 無料 配信 ・ 関連 商品 の PR など 。 デスク トップ ・ 携帯 電話 用 コンテンツ を 提供 し て いる 場合 も ある 。 特に 深夜 アニメ の 場合 視聴 者 は ほぼ 限ら れる ため 、 インターネット で の 宣伝 に 頼っ て いる 場合 が 多い 。 また SNS で の 宣伝 は 安価 で 、 リツイート 機能 により 時に 数 万 人 へ 作品 情報 を 発信 できる という 強み が ある 。  制作 テレビ局 や 制作 会社 の ウェブサイト の 一部 として の 場合 が 多かっ た が 、 最近 で は 作品 ・ シリーズ 毎 に 独自 の ドメイン 名 を 取得 し 制作 会社 が 管理 する 独立 サイト として 設置 する ケース も 多く なっ て いる 。 ブロード バンド 環境 の 普及 により 、 本編 や 公式 ラジオ の 配信 を 行っ て いる ケース も ある 。  2010 年代 に 入る と 、 SNS の 普及 を 受ける 形 で Twitter や facebook の 公式 アカウント を 取得 し 情報 の 発信 など を 行う ケース が 増加 し て いる 。 また ネット ユーザー 同士 で アニメ の 情報 交換 する こと で 作品 が 話題 に なる 例 （ 魔法 少女 まどか マギカ 、 琴浦 さん など ） や 、 公式 サイト が 話題 と なり 終了 し た アニメ が 再び 話題 と なる 例 （ キルミーベイベー など ） が ある 。  テレビ アニメ の 開始 時 から 深い 関係 に あり 、 基本 的 に 児童 向け アニメ の ほとんど が 玩具 展開 を する こと が 前提 に なっ て おり 、 子供 の 興味 を 引く 可動 ・ 合体 ・ 変形 など の 仕掛け が ある 手 に 取っ て 遊べる 玩具 に なる 物 を 、 主役 として 登場 さ せる こと が スポンサー 要望 で あり 作品 設定 に 影響 を 与え て い た 。 素材 は 年代 により ブリキ 製 、 ソフト ビニール 製 や 超 合金   ( 玩具 ) など の 違い が ある 。  1960 年代 に は 、 ソフト ビニール 製 の キャラクター 人形 や 、 組み立て 式 の キャラクター モデル が 存在 し て い た が 、 1970 年代 後半 、 スケール モデル の よう に 設定 を 元 に 忠実 に 再現 し た 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 の プラモデル が ヒット し 、 その 流れ に 続き バンダイ を 模型 業界 の トップ に 押し上げ た 日本 プラモデル 史上 最大 の ヒット 商品 と なる ガンプラ が 登場 し た 。  また 、 消しゴム として 用 を さ ない キャラクター 消しゴム など の カプセル トイ （ ガシャガシャ 、 ガチャポン など ） による 商品 も 展開 さ れ 、 1970 年代 の スーパーカーブーム に 乗っ た 『 サーキット の 狼 』 など ヒット により 一大 ブーム と なっ た スーパー カー 消しゴム や キン肉マン 消しゴム （ 通称 、 キン 消し ） など が 登場 し た 。  1980 年代 、 『 機動 戦士 ガン ダム 』 に 続く リアル ロボット ブーム の 中 で 、 玩具 の 主力 商品 は プラモデル と なり 積極 的 な 商品 展開 が 行わ れる も 、 ガンプラブーム を 越える こと も 無く 、 また 『 蒼き 流星 SPT レイズナー 』 は プラモデル の 販売 不振 で メイン スポンサー が 撤退 し 放送 打ち切り に なる など 、 ブーム は 終了 する が 、 ガンプラブーム による 若年 層 へ の スケールキャラクタープラモ の 浸透 は 、 原型 を 少数 生産 する ガレージ キット の 勃興 に も つながり 、 怪獣 や 美少女 フィギュア など を 中心 に プラモデル 化 し て も 採算 に 合わ ない と さ れ て い た もの が 徐々に 浸透 し て いく よう に なる 。  1984 年 12 月 、 ゼネラルプロダクツ （ ガイナックス の 前身 ） 主催 の プロ ・ アマ を 問わ ない 、 後 に 世界 最大 の ガレージ キット 、 模型 、 造形 物 の 展示 販売 の 最大 イベント と なる 、 「 ワンダーフェスティバル 」 （ 略称 、 「 ワンフェス 」 「 WF 」 ） が 開催 さ れ 、 主要 玩具 メーカ の 撤退 に 合わせる よう に 、 同人 誌 の 即売 会 的 な 手作り 模型 の 展示 販売 会 の イベント が 開催 さ れる 。  1990 年代 、 高価 で 組み立て と 塗装 に 高度 な 技術 と 労力 を 要する ガレージ キット の 中 で 、 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 の 綾 波 レイ の 完成 品 が マニア の 間 で 高額 で 取引 さ れる よう に なる と 、 アニメ 美少女 の フィギュア 化 が ブーム と なり 、 他 に 海洋 堂 の 精巧 で 安価 な 食 玩 や 、 バンダイ が ガレージ キット の 表現 方法 を 吸収 し て 従来 の キャラクター 消しゴム と は 比べ物 に なら ない ほど リアル な カプセルトイ から 始まっ た フィギュア ブーム と 相まって コレクション の 対象 と なっ た 。 販売 促進 の ため 書籍 ・ ゲーム ソフト ・ DVD など の 付録 や 購入 特典 に 付属 する 場合 も ある 。  深夜 アニメ 作品 の フィギュア は 、 どれ だけ 精巧 に 作ら れ て いる か に 重点 が 置か れ 、 その ため 価格 も 高騰 し て いる 。  玩具 商品 の アニメ 化 作品  玩具 の 商品 企画 が 原案 （ 原作 ） で アニメ 化 さ れ た 例 で は 、 『 トランスフォーマー 』 ・ 『 ゾイド 』 ・ 『 超 特急 ヒカリ アン 』 など が ある 。  アーケード ゲーム 、 コンシューマーゲーム （ 家庭 用 ゲーム 機 ） 用 の プログラム を 記録 し た 物理 的 メディア   ( 媒体 )（ 詳細 は ゲーム ソフト も 参照 ） 、 オンライン ソフトウェア で 提供 さ れる コンピュータ ゲーム の ソフトウェア 。  1983 年 、 後 に 社会 現象 と なる 大 ヒット 商品 の ファミリー コンピュータ が 発売 さ れ 、 プラモデル など の 玩具 の 販売 不振 に 喘ぐ 玩具 メーカー は 、 主要 商品 を 家庭 用 ゲーム 機 と ゲーム ソフト の 開発 に 移行 する 。 過去 の 人気 作品 で 、 ゲーム ソフト 化 が 比較的 容易 な シューティング ゲーム （ 1985 年   、 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 ） 、 対戦 型 格闘 ゲーム （ 1985 年 、 『 キン肉マン   マッスルタッグマッチ 』 ） 、 ウォー・シミュレーションゲーム （ 1987 年 、 『 SD ガンダムワールド   ガチャポン 戦士 』 ） など から 商品 展開 が 行わ れ た 。  後 に 、 ロールプレイングゲーム・アドベンチャーゲーム が 原作 で アニメ 化 さ れる 作品 も 登場 する 。  『 ダンガンロンパ 希望 の 学園 と 絶望 の 高校生 』 の よう な 推理 ゲーム から 恋愛 シミュレーション ゲーム 、 果て に は アダルト ゲーム を 18 才 未満 で も 視聴 できる よう に 脚本 を 改編 し た もの まで アニメ 化 さ れ 、 作品 の 幅 は 広く なっ て いる 。 また 、 近年 で は 『 Angel   Beats !』 の 麻 枝 准 や 『 天体 の メソッド 』 の 久弥 直樹 など ゲーム 会社 の シナリオライター が アニメ の 脚本 を 手掛ける 場合 が 増え て いる 。  携帯 電話 の 機能 が 拡大 し 、 インターネット が 簡単 に 利用 できる よう に なっ て から GREE や Mobage の よう な 基本 料金 無料 の 携帯 電話 向け ゲーム サイト が ヒット する よう に なっ た 。 様々 な アニメ 作品 も 携帯 電話 ゲーム と なっ た 。 アイドル マスター   シンデレラガールズ で は 携帯 電話 ゲーム に 登場 する キャラクター を 元 に アニメ 化 し 、 大きな 話題 を 収め た 。  また スマート フォン が 普及 する と 今 まで の ゲーム サイト に 代わっ て アプリケーション で の ゲーム が ヒット する よう に なっ た 。 特に ラブ ライブ !   スクールアイドルフェスティバル は アニメ 放映 中 の 2 カ月 間 で 登録 者 数 が 100 万 人 も 増え 、 異例 の 登録 者 数 増加 と なっ た 。 2015 年 3 月 現在 で 登録 者 数 は 国内 700 万 人 、 全 世界 で 1000 万 人 を 突破 し て いる 。  この よう に アニメ 作品 を 題材 と し た 携帯 電話 ゲーム が ヒット する と 知名度 も 上がる こと から 、 深夜 アニメ を 中心 に ゲームアプリ 開発 が 激化 し つつ ある 。  作品 に関して は ゲーム ソフト の アニメ 化 作品 一覧 を 参照 。  ゲーム ・ 鑑賞 用 の コレクション カード 。 1990 年代 末 - 2000 年代 初頭 に 発生 し た 社会 現象 の トレーディングカードブーム で 普及 し 「 トレカ 」 と 略さ れる こと も 多い 。  ゲーム 専用 カード を 用い た カード ゲーム は トレーディングカードゲーム   ( 略称 、 TCG )   と 呼ば れる 。 通常 は 対戦 形式 の 2 人 プレイ の もの が 多い 。  子供 向け アニメ の キャラクター が 描か れ た 文房具 や 衣類 、 駄菓子 など の 食品 類 など 、 スーパー や ショッピング センター 、 コンビニ など で 気軽 に 買える 商品 が ほとんど で ある が 、 一部 の アニメ ショップ や イベント 会場 など で は 生産 量 が 少ない グッズ も 販売 さ れ 、 希少 価値 の 高い 商品 は 中古 市場 や ネット オークション で 高値 で 取引 さ れ て いる 。 アニメ ・ 漫画 など の 関連 商品 として は 古く はめん この 時代 から 存在 する 。  1970 年代 後期  テレビ アニメ は 子供 もの で あり 、 アニメ を 好ん で 見る 青年 層 が いる こと は 知ら れ て い なかっ た 。 1977 年 8 月 、 映画 版 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 公開 日 に 徹夜 で 並ぶ ファン の 特異 な 行動 を きっかけ に 新聞 等 が 話題 として 取り上げ 、 青年 層 に アニメ を 好ん で 見る 趣味 者 が いる こと が 一般 に も 知ら れ 始め た 。 多く は 中学生 ・ 高校生 で あっ た 。 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 公開 の 翌年 に アニメ 雑誌 が 創刊 さ れ 、 雑誌 の 文通 コーナー など を通じて 連絡 が 可能 に なる と 、 多数 の ファンクラブ が 誕生 し た 。  1990 年代 以降  特に アニメ を 嗜好 する 者 を 「 アニメ オタク 」 、 省略 し て 「 アニオタ 」 呼ぶ 。 「 アニヲタ 」 と 表記 さ れる こと も ある 。 オタク の 種類 に も アニメ を 視聴 し たり DVD を 集める の を 好む タイプ や キャラ グッズ を 集める タイプ など 千差万別 で ある 。 近年 は 中高生 を 中心 に ポスター や タペストリー など の 大きな 物 で は なく キーホルダー など 小物 を 収集 する 人 が 多い 傾向 に ある 。  本来 は 子供 （ 児童 ） を 対象 と し た アニメ ・ 漫画 ・ 特撮 ヒーロー 番組 など に 夢中 に なっ て いる 、 お たく や マニア の こと 。  婦女子 （ ふじょ し ） を もじっ た もの で 、 男性 同士 の 恋愛 を 扱っ た や おい （ BL ／ Boys 　 Love ） 系 小説 や 漫画 など を 好む 女子 や 、 お たく 趣味 を 持つ 女性 全般 を 指す もの として も 用い られる 。  法的 に は 、 著作 物 を たとえ パロディ として 改変 し た もの で あっ て も 、 権利 者 に 許可 を 得 ず 、 不 特定 多数 に 無償 配布 や 販売 する の は 著作 権 法 に 反する 行為 で ある 。  ただ 、 著作 権 侵害 は 親告罪 で 、 違法 行為 を 行っ て いる 者 を 告訴 し て 訴訟 に まで 持ち込む まで に は 費用 が かかり 、 勝訴 し て も 賠償 金 の 支払い 能力 の 無い 場合 も あり 、 著作 側 が 泣き寝入り 、 または ファン による 応援 行為 として 黙認 し て いる の が 現状 で ある 。  ファンクラブ の 誕生 に あわせ て 会報 の 発行 や 、 また ファン ブック を 自作 する という 趣味 を 持つ 者 の 自費 出版 が 始まり 、 アニメ と の 繋がり の 深い 漫画 や 、 他 の 様々 な 文化 を 巻き込み 成長 する 。 が 、 コミック マーケット （ コミケ ） など の 同人 誌 即売 会 や 、 専門 書店 等 の 委託 販売 で 商品 化 が 進ん で いる （ 詳細 は 、 同人 誌 # 漫画 ・ アニメ 系 同人 誌 を 取り巻く 状況 と 問題 点 を 参照 ） 。  同人 誌 で 見 られる イラスト の 代表 的 な 手法 として 、 輪郭 や 境界 線 を はっきり 線 で 描き 、 色 や 影 の グラデーション を 単純 化 さ せ 段階 的 に 表現 する アニメ 絵 （ 萌え 絵 ） が ある 。  「 仮装 」 と も 呼ば れる 。 服 や 化粧 により 空想 上 の キャラクター など に 扮する 行為 。 コスチューム・プレイ を 語源 と する 和製 英語 で 、 行う 人 を コス プレイヤー   ( Cosplayer )   、 略し て レイヤー と 呼ぶ 。 単独 イベント も 開催 さ れ 、 自主 制作 の コス プレ 写真 集 が コミック マーケット や 、 同人 誌 専門 店 で 販売 さ れ て いる 。 しかし 、 近年 は 著作 権 の 侵害 として コス プレ 衣装 販売 業者 が 警察 に 摘発 さ れる 例 も ある 。  「 萌 車 」 と も 呼ば れる 。 萌え アニメ の キャラクター や 関連 する 製作 会社 ・ ブランド 名 の ロゴ の ステッカー を 貼り 付け や 塗装 を 行っ た ファン の 自動車 。 バイク は 「 痛 単車 （ いたん しゃ ） 」 、 自転車 は 「 痛 チャリ （ い た チャリ ） 」 、 電車 の 場合 は 痛 電 と 呼ば れる 。 2008 年 、 青島文化教材社 が プラモデル の 発売 と 商標 登録 に 出願 、 同年 6 月 27 日 に 登録 さ れ た 。 痛 車 オーナー の 増加 に 伴い コミュニティ も 形成 さ れ た 。  近年 で は 企業 の 宣伝 目的 で アニメ 絵 調 の キャラクター が 描か れ た イラスト の 電車 や バス が 運行 さ れる こと も 多く なっ た が 、 それ も 痛 車 の 部類 に 入る こと が 多い 。  アニメ 作品 の 舞台 と なっ た 地域 で は 、 アニメ ファン を ターゲット と し た 観光 客 誘致 の ため に 電車 や バス に アニメ の ラッピング を 施す 会社 も 出 て いる 。 車内 に は アニメ の イラスト や スタッフ の サイン 、 声優 による 車内 アナウンス を 実施 し て いる 所 も ある 。  詳細 な 現地 ロケ （ ロケーション ・ ハンティング ） による 、 映像 演出 と 世界 観 を 設定 する 作品 の 登場 と共に 始まっ た 小説 、 映画 、 TV ドラマ など の 舞台 を 巡る ロケ 地 巡り 、 舞台 探訪 など と 同様 の 行為 で ある が 、 異なる 点 として キャラクター の コス プレ や アニメ 作品 の キャラクター が 描か れ た 痛 車 で 現地 を 訪れる ファン が いる こと が 上げ られる 。  ロケ 地 （ 聖地 ） を 特定 し た ファン が その 場所 を 訪問 （ 巡礼 ） し 、 現地 の 写真 と 劇 中 の 場面 （ コス プレ の 場合 、 劇 中 の 登場 人物 と 同じ ポーズ ） と 比較 する 形 で インターネット の ファン サイト など で 公開 、 また 同人 誌 形式 の ガイドブック が 制作 さ れ 同人 誌 即売 会 で 頒布 さ れる など の 形 で 広まっ た 。  実写 の 映画 や TV ドラマ など と 異なり 、 映像 作品 として 使用 さ れ た 認識 の ない 地元 住民 の 一般 住宅 や 学校 など が 含ま れる こと も 多く 、 日常 生活 に 不安 や 迷惑 を 発生 さ せる 可能 性 を 否定 出来 ない ため 、 作品 の 発売 元 が 聖地 巡礼 の 自粛 の お願い を し た 例 や 、 口 蹄 疫防止 の ため 舞台 と なっ た 牧場 など に 訪れる こと を 自粛 する こと を お願い を し た 例 も ある 。 一方 で 『 君 の 名 は 。 』 の 舞台 と なっ た 飛騨 市 で は 、 作品 を 見 た 観光 客 が 飛騨 市 へ 殺到 し 、 ニュース など で 大きく 取り上げ られ た こと から 2016 年 の 新語 ･ 流行 語 大賞 トップ 10 に 聖地 巡礼 が 選出 さ れる など 注目 を 浴び た 。 作品 に 付随 し 広告 費 が 不要 で 、 観光 需要 が 上がる ため 観光 振興 の 一助 として 期待 も 大きい 。 その ため アニメ 、 漫画 の ロケ 地 の 誘致 活動 に 力 を いれる 自治体 や 萌え キャラ を 製作 する 地域 も ある 。 しかし 、 ほとんど の アニメ 作品 の ブーム は 一過 性 で あり 、 しかも 作品 が 話題 に なる か どう か も 分から ない こと から 自治体 が 見込ん だ アニメ ファン の 観光 客数 を 大きく 下回っ た 所 も ある 。  詳細 は 巡礼   ( 通俗 ) を 参照 。荒俣   宏 （ あら また   ひろし 、 1947 年 7 月 12 日   -   ） は 、 日本 の 博物 学者 、 図像 学 研究 家 、 小説 家 、 収集 家 、 神秘 学者 、 妖怪 評論 家 、 翻訳 家 、 タレント 、 元 玉川大学 客員 教授 、 武蔵野美術大学 造形 学部 客員 教授 、 サイバー 大学 客員 教授 、 日本 SF 作家 クラブ 会員 、 世界 妖怪 協会 会員 。 翻訳 家 として の 筆名 に 団   精二 （ だ ん   せい じ ） を 用い て い た 。 また 、 雑誌 『 BOOKMAN 』 における 筆名 に 本野   虫太郎 を 用い て い た 。  日本 大学 藝 術 学部 芸術 研究所 教授 など を 歴任 し た 。  東京 都 出身 。 中学生 に し て 平井 呈一 に 弟子 入り し 、 平井 と 交流 し て い た 紀田 順一郎 を 紹介 さ れ さらに 兄事 し た 。 幻想 小説 や 怪奇 小説 に 魅 かれ 、 野村 芳夫 と 同人 誌 を 発行 する とともに 、 鏡 明 と 国外 作品 の 翻訳 に 取り組み 、 ハワード ・ フィリップス ・ ラヴ クラフト や ロバート ・ E ・ ハワード ら の 作品 を 手掛け た 。 「 英雄 コナン 」 シリーズ の 翻訳 を通じて 、 日本 に 初めて ヒロイック ・ ファンタジー を 紹介 し た こと で も 知ら れ て いる 。 翻訳 の 過程 で 生み出さ れ た 「 魔道 」 や 「 魔道 士 」 といった 訳語 は 、 のち に 日本 の 幻想 小説 において も 広く 用い られる よう に なっ た 。 大学 卒業 後 は 日 魯漁業 で プログラマ として 勤務 する 傍ら 、 旺盛 な 執筆 活動 を 続け た 。 小説 家 として 独立 後 、 伝奇 小説 の 「 帝都 物語 」 シリーズ が ベストセラー と なっ た 。 著作 で 陰陽 道 や 風水 を 取り上げ た こと から 、 それら が 広く 一般 に 認知 さ れる きっかけ と なっ た 。 また 、 博物学 について も 関心 を 持ち 、 「 世界 大 博物 図鑑 」 シリーズ を 完成 さ せ た 。 その ほか 、 神秘 学 や 民俗 学 など に も 関心 を 持ち 、 特に 妖怪 研究 で は 水木 しげる に 師事 し た 。  元来 は 漫画 家 志望 で 、 主 に 少女 マンガ を 描い て い た （ 『 漫画 と 人生 』 に 、 萩尾 望都 ばり の 幻想 短編 漫画 が 収録 さ れ て いる ） 。 慶應義塾 大学 在学 中 、 野村 芳夫 と 同人 誌 『 リトル・ウィアード 』 を 刊行 し た 。 さらに 、 紀田 順一郎 と 『 怪奇 幻想 の 文学 』 の 編集 、 翻訳 、 解説 を 担当 する とともに 、 鏡 明 と ヒロイック ・ ファンタジー の 翻訳 活動 を 開始 し た 。  1970 年 、 日 魯漁業 （ のち の マルハニチロ ） に 入社 。 同年 、 初 の 翻訳 書 と なる 『 征服 王 コナン 』 を 団 精二 名義 で 刊行 し た 。 日 魯漁業 で の 勤務 の 傍ら 、 紀田 順一郎 と 『 幻想 と 怪奇 』 の 編集 に 携わる とともに 『 世界 幻想 文学 大系 』 の 監修 に 携わっ た 。 1977 年 、 初 の 著書 で ある 『 別世界 通信 』 を 刊行 し た 。  日 魯漁業 を 退社 後 、 平凡社 の 社屋 に 半ば 住み着き つつ 『 世界 大 百科 事典 』 の 改訂 版 の 編集 に 参加 し 、 自ら も 記事 、 特に 各 項目 の 民俗 的 コスモロジー に 関わる 記述 を 執筆 し た が 、 同 時期 に 書い た 長編 小説 『 帝都 物語 』 が 日本 SF 大賞 を 受賞 し 、 一躍 、 小説 家 として の 道 を 歩み 始める 。  世界 大 博物 図鑑 の 資料 として 博物学 の 古書 を 購入 し 、 1 億 4000 万 円 の 借金 を 背負う が 、 『 帝都 物語 』 に より 得 た 印税 1 億 5000 万 円 で 返済 する 。 この 古書 の 図版 を 基 に 近代 初頭 の 博物学 の 黄金 時代 を 紹介 する 多く の 手 彩色 博物学 研究 書 を 編集 ・ 出版 。 博物学 書 ブーム を 起こし た 。 これら の 博物学 研究 書 の 多く を 平凡社 から 出版 し て いる 。 この ライフワーク から 「 博物 学者 」 と 呼ば れる 機会 が 多い が 、 自ら 自然 物 の 収集 を 手がけ て 動植物 、 鉱物 等 の 研究 に 携わる の で は なく 、 黄金 時代 の 博物学 者 の 残し た 遺産 を 収集 、 研究 の 対象 と し て いる 事 を 考える と 、 「 博物学 研究 家 」 あるいは 「 博物学 史 学者 」 と 呼ぶ 方 が 的確 で あろ う 。 名品 ・ 珍品 収集 の 為 に 、 ebay を 始め と する 世界中 の 様々 な 競売 に 参加 し て いる 。 サラリーマン 時代 、 書籍 や 名品 ・ 珍品 を 購入 する 為 食事 は 1 日 1 食 で （ しかも インスタント ラーメン ） 、 出勤 時 に 着用 する スーツ は 10 年間 同じ 物 1 着 で 通し た 。 また 毎日 三 食 饅頭 （ まんじゅう ） だけ で 過ごし 健康 を 害し かかっ た こと も よく 知ら れる 。  幼少 期 の 夜逃げ の 記憶 が 今 でも トラウマ と なり 、 本人 の 心 に 深く 影 と 傷 を 残し て いる 。 夜逃げ 生活 の 中 で よく 食べ て い た 魚 の 缶詰 を 愛好 し て おり それ が 縁 で 日 魯 に 入社 し た という 逸話 も ある 。 幼少 の 頃 より 長身 で 低 身長 の 同 学年 の なか でも 目立つ ため 上級生 に よく いじめ られ た 。 それ ゆえ 厭世 的 に なり 隠居 に 憧れ たり 、 一般 から は 外れ た マイナー な もの に 目 が 行く 現在 の 素養 が でき た 。 子供 時代 より 体格 が よく 恰幅 も あっ た ため 、 相撲 部屋 から の スカウト を 受け た 経験 も ある 。  博識 ぶり に 裏打ち さ れ た 活動 や 、 蒐集 家 として の 活動 は よく 知ら れ て いる 。 富士通 の パソコン FM   TOWNS の CM に 本人 役 で 出演 し た こと が ある 。 その 博覧強記 の 人 という イメージ を 生かし て マルチメディア 電子 図鑑 へ の 可能 性 を アピール する 内容 で 、 当時 、 同社 の レギュラー CM タレント だっ た 宮沢 りえ が 図鑑 の 中 の 恐竜 に 扮する 趣向 で あっ た 。 また 、 「 博物 学者 、 作家 、 評論 家 など 、 幅広い 分野 で 活躍 さ れる とともに 、 様々 な 資料 等 の 蒐集 を 行わ れ 、 現代 の 『 生き字引 』 に ふさわしい 博識 でも って 社会 に 貢献 し て いる 」   と の 理由 により 、 2013 年 2 月 2 日 に 水木 十 五 堂 賞 を 受賞 し て いる 。  神秘 学 ・ 妖怪 研究 に 於い て は 水木 しげる に 師事 し て おり 、 培っ て き た 幅広く 深い 知識 量 は 自身 の 著作 に 独特 の 持ち味 を 与える ほど 。 水木 の 漫画 の 中 で は 、 荒俣 を モデル と し た 怪人 物 「 アリャマタコリャマタ 」 が 登場 する こと が ある 。 この 「 アリャマタコリャマタ 」 氏 は 、 出版 社 に 住み着い て いる 作家 ・ 博物学 者 で あり 、 神秘 世界 に 通じ 、 タイ 焼き が 大 好物 。 普段 は 人間 の 仮面 を 被っ て いる が 、 その 正体 は 三つ 目 の 妖怪 で ある 、 という 設定 が なさ れ て いる 。  各 メディア に 登場 する 機会 も 増え 、 自他 共 に 「 日本 オカルト 界 に 荒俣 あり 」 と 認め られる まで に なっ た （ オカルト 番組 に も 頻繁 に キャスティング さ れる ） 。 ただし 、 妖怪 を 含め 、 オカルト 的 ・ 神秘 的 な 事項 に関して は 、 興味 は ある が 、 その 実在 性 に は 否定 的 立場 で ある （ この 点 で 師 で ある 水木 と は 一線 を 画し て いる ） 。 ある 番組 で 女性 タレント が 「 私 は UFO を 見 た こと が ある ん です 」 と 発言 し た ところ 、 「 平田 篤胤 が 天狗 少年 の 寅吉 を 自宅 に 住まわ せ 、 何 年 も その 言動 を 観察 し た 」 という 例 を 出し 、 「 あなた を じっと 何 十 年 も 観察 すれ ば 、 その 目撃 証言 が 本当 か どう か わかる かも しれ ませ ん 」 と 切り返し た 。  翻訳 活動 において は 、 活動 初期 に ヒロイック ・ ファンタジー を 中心 に 翻訳 し 、 「 魔道 」 「 魔道 士 」 「 召喚 」 「 追儺 」 といった 造語 を 生み出し た 。  それ まで 、 ごく 一部 の 学者 によって 学術 的 に 研究 さ れる のみ で あっ た 風水 を 、 日本 で 一般 向け に 紹介 し 、 ブーム を 生み出し た の も 荒俣 で ある 。  イベント の 企画 、 プロデュース を 手掛ける こと も 多く 、 インターネット 博覧 会 で は 編集 長 を 務め 、 2005 年 日本 国際 博覧 会 で は グローバル ハウス の 監修 を 担当 し た 。 群馬 県立 自然 史 博物館 で の 企画 展示 が 評価 さ れ 、 2007 年 12 月 26 日 、 長谷川 善和 とともに 科学 技術 政策 研究所 により 「 ナイス ステップ な 研究 者 」 の 成果 普及 ・ 理解 増進 部門 にて 顕彰 さ れ て いる 。  元々 左利き で ある が 、 現在 は 箸 と 筆記 の 際 は 右手 を 使っ て いる 。 また 、 たびたび 目 を しばたたく 癖 も よく 指摘 さ れ て いる 。 身長 185 cm 。 戸籍 上 の 誕生 日 は 7 月 17 日 で ある 。 IQ は 115 。 少年 期 から 様々 な ジャンル に 興味 を 持ち 吸収 、 その 多忙 さ から 予習 や 復習 など の 学業 に 時間 が 割か れる 事 が 煩わしく テスト 一 週間 前 に 教科書 を 丸 暗記 し て 凌い だ   。  渾名 は マタンゴ 。  翻訳 活動 期 に 使用 し て い た 筆名 に 団   精二 が ある が 、 これ は イギリス の 幻想 作家 ダンセイニ 卿 の 名 を 捩っ た もの で ある 。  また 、 メディア 露出 の 割 に は 名前 を あまり 正確 に 覚え られ て い ない 。  子供 の 頃 の 夢 は 隠居 。  幼い 頃 から 海洋 生物 に 興味 を 持っ て い た 。 現在 も 熱帯 魚 や 死滅 回遊 魚 （ 海流 に 乗っ て 水温 の 低い 地域 まで 流れ て 来 た ため に 冬 を 越せ ない で 死滅 する 海水 魚 ） の 飼育 が 趣味 。  ビブリオマニア （ 書籍 収集 マニア ） で ある 。 本 を 買う 為 に 消費 者 金融 に 頼っ た 事 も ある （ 当時 無職 だっ た 為 融資 は 断ら れる ） 。 今 まで 書籍 に 費やし た 費用 は 約 5 億 円 。 現在 でも 毎 日本 を 3   -   4 冊 読ん で いる 。 また 『 帝都 物語 』 の ヒット によって 得 た 印税 の うち 、 数 千 万 円 を 古本 収集 に 費やし た という 桁外れ の エピソード を 持つ （ 本人 曰く 「 古書 店 丸々 一 軒 分 の 本 を 買う の が 以前 から の 夢 だっ た 」 と の こと ） 。 なお 、 有名 な パルプ ・ マガジン で ある 「 ウィアード・テイルズ 」 は 、 学生 時代 から ずっと コレクション し 続け て いる が 、 著書 『 パルプ マガジン ― 娯楽 小説 の 殿堂 』 ( 2001 年 ) に よる と 、 その 時点 で は 、 まだ コンプリート に は なっ て い ない と の こと 。  極度 の 甘党 として も 知ら れ て おり 、 「 若い 頃 に は 深 鍋 に 15 杯 分 の 汁粉 を 作っ て 食べ て い た 」 「 時間 を 惜しむ あまり 普通 の 食事 を せ ず 、 代わり に 編集 者 の 持参 する お菓子 が 主食 状態 と なっ て い た 」 「 中華 料理 屋 に 行っ て も 杏仁 豆腐 しか 食べ ない 」 等 の 逸話 を 持つ 。  妹 は 漫画 家 の 志村 みどり 。 弟 は   メガロパ 海洋 生物 研究所   所長 の 荒俣 幸男 。 親戚 に 日本 カイトフォトグラフィー 協会 の 会長 の 室岡 克 孝 が いる 。  最初 の 妻 は 杉浦 日向子 。 結婚 当初 は 『 美女と野獣 』 と 比喩 さ れ た 。 2 人 を 知る 知人 は 「 男勝り な 性格 の 杉浦 と 女性 的 な 性格 の 荒俣 は ピッタリ だ 」 と 話し た が 、 結婚 生活 は 半年 で 破綻 し 、 1 年 で 離婚 。  二 番目 の 妻 は 元 JAL の 客室 乗務 員 だっ た 一般人 。 妻 は 美的 感覚 が 変わっ て おり 、 子供 の 頃 から イボガエル を 「 かわいい 」 と 思っ て おり 、 客室 乗務 員 時代 は 高学歴 で 顔 も 良い エリート の 乗客 に こっそり 電話 番号 を 渡さ れ て も 「 好み じゃ ない 」 と 平気 で 破り 捨て て い た と いう 。 荒俣 と 初対面 し た 際 に 一目 惚れ し 、 「 この 人 しか い ない ！ 」 と 猛 アタック し 、 結婚 。 バラエティ 番組 で 特集 さ れ た 際 に 、 本人 は 「 夫 の 顔 は 気持ち 悪い 。 仕事 も 気持ち 悪い 。 でも そこ が 大好き 。 一生 つい て いく 」 と 満面 の 笑み で 語っ た 。写真 （ しゃし ん 、 古く は 寫眞 ） と は 、  英語 の "" という 語 は 、 イギリス の 天文学 者 ジョン ・ ハー シェル が 創案 し た 。 は 「 光 の 」 、 は 「 かく （ 書く 、 描く ） もの 」 「 かかれ た もの 」 という 意味 で 、 日本語 で 「 光画 」 と も 訳さ れる 。 "" から 、 略し て " フォト " と 呼ぶ こと も ある 。  日本語 の 「 写真 」 という 言葉 は 、 中国 語 の 「 真 を 写し た もの 」 から で ある 。  一般 に 、 被写体 に 光 が 当たる と 、 その 表面 の 各 点 において 乱反射 （ 光 の 散乱 ） が 起きる 。 ピン ホール や 凸レンズ 等 （ 正 の パワー を 持つ 光学 系 ） を 利用 し て 、 被写体 の 各 点 に 対応 する 光線 を 像 面 の 各 点 に 写像 する こと で 、 実像 が 得 られる 。 精密 な 像 を 得る ため に 特に 写真 用 に 設計 さ れ た 光学 系 （ レンズ 系 ） を 俗 に 写真 レンズ と いう 。 カメラ は 、 以上 の 光学 系 に 加え て シャッター など の 補助 的 な 機構 を 備え た 暗箱 で あり 、 さらに 撮像 素子 によって 電子 的 に 像 を 得 たり 、 乾板 や 写真 フィルム など の 感光 材 を 感光 さ せ て 潜 像 と する 。 銀 塩 写真 で は 、 その後 に 現像 ・ 引き伸ばし など の プロセス を 経 て 写真 （ いわゆる 「 プリント 」 ） が 得 られる 。  銀 塩 写真 の 原理 も 語 も 以前 と 何ら 変わる もの で は ない が 、 デジタル カメラ の 普及 以降 、 レトロニム 的 に 単に 「 写真 」 で は なく 銀 塩 写真 と 明示 的 に 言う こと も ある 。 なお 、 「 アナログ 写真 」 という 語 は 撮影 から 現像 、 あるいは 印刷 に関して デジタル技術 を ほとんど 用い ない もの に 用い られる （ 近年 は 逆転 し 、 プロセス の どこ か で デジタル技術 を 回避 し た もの を そう 呼ん で いる こと も ある ） 。  ハロゲン 化 銀 は 光 が 当たる と 銀 イオン が 還元 さ れ 、 金属 銀 微粒子 の 核 が できる 。 感光 し て 銀 粒子 核 の 潜 像 と なっ て も そのまま で は 画像 に は なら ない 。 感光 し た 部分 に ある 銀 は ごく 少量 の ため 、 適当 な 量 まで 銀 粒子 を 成長 さ せ て 可視 化 する 必要 が ある 。 これ は 現像 処理 で 行なう 。 また 、 感光 し なかっ た 部分 は それ 以上 感光 し て は 困る ため 、 不要 な 部分 の ハロゲン 化 銀 は 取り除く 必要 が ある 。 これ は 定着 処理 で 行なう 。  ハロゲン 化 銀 は 感光 する 時 、 波長 を 吸収 する 領域 が 青色 に 寄っ て いる 。 そこで 可視 領域 に 渡っ て 感光 さ せる ため に 感光 色素 を 用い て 本来 の 吸収 波長 以外 に も 反応 が 起こる よう に 設定 する 。 まず 感光 色素 が 光 に 反応 し 、 色素 の 電子 が ハロゲン 化 銀 へ 移動 する こと によって ハロゲン 化 銀 の 直接 の 感光 と 同様 の 変化 が 成立 する 。 可視 的 な 電磁波 の 特定 の 波長 領域 に のみ 感光 する よう に し 、 三原色 に 対応 する よう に 感光 層 を 重ねる と カラー フィルム に なる 。  デジタル カメラ や テレビ カメラ 、 ビデオカメラ で は 、 撮像 素子 として 、 撮像 管 など を 使っ た もの で ない もの は 、 固体 撮像 素子 を 使っ て いる 。 固体 撮像 素子 は 、 微小 な フォト ダイオード が 規則 的 に びっしり と 並ん だ もの で あり 、 光子 が pn 接合 に 入る と 電子 を 叩き 出し て 電荷 が 発生 する 、 という もの で ある 。 量子 効率 は 銀 塩 写真 の ハロゲン 化 銀 の 場合 より も はるか に 高い ため 、 高 感度 で ある 。 これ を 走査 し て 信号 として 取り出し 、 AD 変換 器 へ 送る 。 あるいは 電子 スチル ビデオカメラ 等 で は アナログ 信号 の まま 直接 FM 変調 など によって 磁気 テープ 等 に 記録 する 。  撮像 管 の 場合 は 、 光 電 効果 による 電荷 を 、 磁界 ないし 電界 によって 走査 さ れる 電子 ビーム によって 読み取り 、 電子 信号 と する 。  写真 の 感光 量 は 光 の 量 （ 単位 時間 あたり の 光 の 量 × 光 が 当たっ た 時間 ） によって 基本 的 に 決まる 。 これ を 相 反則 （ ソウハンソク ） と いう 。 ただし 、 感光 量 は 入射 し た 光 の 量 に どこ まで も 比例 する の で は ない 。 未 露光 部 は ベース フィルム 以上 淡色 に は なら ない し 、 感光 する ハロゲン 化 銀 は 限ら れ て いる から 一定 以上 の 光 を 当て て も それ 以上 濃く なら ない 。 従って 、 光 の 入射 量 と 画像 の 濃 さ を グラフ に する と シグモイド 関数 の よう に なる 。 変化 の 中間 部 は 直線 的 で あり 、 この 部分 の 傾き の こと を ガンマ と いう 。  露光 時間 が 極端 に 短かっ たり 長かっ たり する 場合 に は 、 相 反則 が 成立 し ない こと が ある 。 これ を 相 反則 不軌 と いう 。 カラー フィルム で は 色 毎 に 相 反則 不軌 の 状態 が 異なる ため 、 カラー バランス が 崩れる 問題 が ある 。 短い ほう は 通常 の カメラ の 、 数 千 分の 1 秒 程度 で は 顕在 化 し ない ため 通常 は 気 に さ れる こと は ない 。 一方 長い 方 は 、 夜間 や 天体 の 撮影 で 問題 に なる 。  フィルム の 場合 、 冷却 する こと で 長時間 露光 時 の 相反 則 不軌 を 低減 できる こと が 、 経験 的 に 知ら れ て いる 。 相 反則 不軌 は 天体 写真 を 撮る 時 など に 大きな 問題 と なる 。 1977 年 頃 に は 長時間 露光 時 の 相反 則 不軌 対策 や 分光 感度 を 調整 し た 天体 撮影 用 の スペクトロスコピック 感光 材料 が 市販 さ れ て い た ほど で ある 。  なお 、 長時間 露光 において は 相 反則 不軌 と は また 別 の 問題 も ある 。 現在 利用 可能 な オプトロニクス による デジタル カメラ で は 、 画像 に 熱 雑音 と 製作 不良 から 発生 する ランダム ノイズ が 乗る 。 一部 の デジタル カメラ で は 長時間 露出 する 際 の ノイズ を 軽減 する 機能 が 付い て いる 。 非常 に 長い 時間 露光 する 場合 、 ノイズ が 最終 的 な 画像 に 影響 し ない よう に 撮像 素子 を 低温 で 動作 さ せる 必要 が ある 。 天文 撮影 や 科学 機器 で は 冷却 機構 が 最初 から 設計 に 含ま れ て いる もの も ある 。  写真 撮影 （ し ゃしんさつえい 、 、 フォトグラフィ 、 ） と は 、 カメラ によって 静止 画 （ スチル 写真 ） を 記録 する 行為 の こと 。  カメラ および カメラ・オブスクラ は 撮影 機器 で ある 。 写真 フィルム または 電子 的 記録 カード が 記録 媒体 で ある が 、 ほか の 方法 が 採ら れる こと も ある 。 例えば 、 光学 コピー や 乾式 コピー （ ゼロ コピー ） は 長期 的 に 使用 可能 な 画像 を 作る が 、 写真 フィルム で は なく 静電気 の 移動 を 使っ て いる ので 、 電子 複写 （ 静 電 複写 ） と いう 。 マン ・ レイ の 刊行 し た レイヨグラフ など の フォトグラム は 印画 紙 に 投影 さ れ た 影 で でき た 画像 で あり 、 カメラ を 用い ない 。 スキャナ の ガラス 面 に 直接 撮影 対象 を 置く こと によって 、 電子 複写 を 行う こと も 可能 で ある 。  撮影 者 は 記録 媒体 を 必要 な 量 の 光 に 露出 する 目的 で 、 カメラ と レンズ を 選択 ・ 操作 できる （ 記録 媒体 として 通常 は 、 写真 フィルム か 固体 撮像 素子 を 使う ） 。  選択 ・ 操作 の 対象 に は 以下 の もの など が ある と 思わ れる 。 カメラ の 操作 は 互いに 関係 する 。  フィルム 面 に 到達 する 光 の 総量 は 露出 時間 、 レンズ の 絞り によって 変わる 。 この うち どちら か を 変えれ ば 、 露出 が 変わる 。 （ 物理 的 な シャッター が ない カメラ で あっ て も ） 露光 時間 は シャッター 速度 で 表さ れる 。 露光 時間 が 1 秒 より 短い 場合 は 通常 分子 が 1 の 分数 で 表記 さ れ 、 それ は カメラ の シャッター 速度 設定 ダイヤル に 明記 さ れ て いる 場合 、 秒 の 逆数 で 表示 さ れ て いる 場合 が 多い 。 絞り は F 値 で 表示 さ れ て いる が 、 これ は レンズ の 明る さ を 表し て いる 。 F は 焦点 比 （ ） の F で ある 。 F 値 が ルート 2 分の 1 倍 に なる 毎 に 絞り の 直径 は ルート 2 倍 大きく なり 、 絞り の 面積 は 2 倍 に なる 。 典型 的 な レンズ に 刻ま れ た F 値 は 、 2 . 8 、 4 、 5 . 6 、 8 、 11 、 16 、 22 、 32 など で ある が 、 これ は 数字 が 大きく なる 毎 に 光 の 量 が 半分 に なっ て いく こと を 意味 する 。  特定 の 露出 の シャッター 速度 と 絞り 値 は 、 さまざま な 組み合わせ が 成立 する 。 例えば 、 125 分の 1 秒 で F 8 と 500 分の 1 秒 で F 4 で は 同じ 量 の 光 が 得 られる 。 当然 ながら 、 どの 組み合わせ を 選ん だ か は 最終 的 な 仕上がり に 影響 する 。 シャッター 速度 の 変化 は 対象 と カメラ の 動き （ ぶれ など ） の 反映 の 度合い を 変える 。 絞り の 変化 は 被 写 界 深度 を 変える 。  被 写 界 深度 は 焦点 の 前後 に 広がる ピント が あっ て いる よう に 見える 範囲 の こと で ある 。 例えば 長 焦点 レンズ （ 望遠 レンズ ） を 絞り を 開い て 使用 し た 場合 、 対象 の 目 に は 鋭く 焦点 が 合う とき 、 鼻 の 頭 は ピント が 合っ て 見え ない という こと が 起こる 。 反対 に 短 焦点 レンズ （ 広角 レンズ ） を 使用 し 、 絞り こん で （ 絞り 値 を 大きく し て ） 遠距離 に 焦点 を 合わせ て 使え ば 、 対象 の 目 に も 鼻 に も ピント が 合っ て 見える 写真 を 撮影 する こと は 容易 で ある 。  長 焦点 レンズ を 使用 し 、 絞り を 開い て 近距離 に 焦点 を 合わせれ ば 、 被 写 界 深度 は 極端 に 浅く なる 。 反対 に 短 焦点 レンズ を 使用 し 、 絞り こん で （ 絞り 値 を 大きく し て ） 遠距離 に 焦点 を 合わせれ ば 、 被 写 界 深度 は 極端 に 深く なる 。 絞り 値 、 焦点 距離 、 焦点 の 位置 が 同じ で も 、 レンズ の F 値 （ 絞り 開放 時 の F 値 ） によって 被 写 界 深度 は 異なる 。 また 、 レンズ の F 値 が 同じ で も 設計 ・ 表記 と 実際 と の 差 など により 被 写 界 深度 は 異なる 。 また 、 十分 に 小さい 絞り を 使う と かなり 広い 範囲 に ピント を 合わせる こと が できる 。 これ は パン フォーカス と 呼ば れる 。  材質 に かかわら ず 、 カメラ が 捕らえ た 像 を 最終 的 な 写真 作品 に する に は 、 何らかの 工程 が 必要 で ある 。 この 工程 に は 現像 と 焼き付け など が ある 。  焼きつけ 工程 で は 、 いくつ か の 調整 によって 結果 を 変える こと が できる 。 こうした 調整 の 多く は イメージキャプチャー など で 行わ れる 調整 に 似 て いる が 、 引き伸ばし 機 を 用い た 焼きつけ 工程 に 固有 の もの も ある 。 大 部分 は デジタル に よく 似 た 調整 で ある が 、 大きく 異なる 効果 を もたらす もの も ある 。  調整 に は 次 の もの など が ある 。  100 % コットン など の バライタ 印画 紙 、 RC コート 紙 、 水彩 紙 を 応用 し た インクジェット プリンター 用紙 （ デジタル 用 ） など は 独特 の 風合い が あり 、 黒 や 紙 の 白 の 発色 、 色合い は さまざま で ある 。 プリンター の 高性能 化 に 伴い 、 デジタル で の モノクローム プリント が 多く なっ た 。 デジタル 写真 ・ デジタル 化 さ れ た 写真 において は 、 「 カラー 」 から 「 モノクローム 」 へ の 変換 は 容易 で ある 。  カラー 写真 は 1800 年代 に アレクサンドル・エドモン・ベクレル ら により 開発 が 始まっ た 。 初期 の カラー 実験 で は 像 を 定着 さ せる こと が でき ず 、 更に 退色 し 易かっ た 。 初期 の 高 耐光性 の カラー 写真 は 1861 年 に 物理 学者 の ジェームズ ・ クラーク ・ マクスウェル によって 撮影 さ れ た 。 彼 は 3 原色 の フィルター を 一 枚 ずつ かけ て 3 回 タータン の リボン の 写真 を 撮影 し 、 3 原色 中 1 色 の フィルター を 掛け た 3 つ の スライドプロジェクタ で 画像 を 投影 し て スクリーン 上 で 合成 する こと により 、 撮影 時 の 色 を 再現 する こと に 成功 し た 。 しかし 、 赤色 の 再現 に 問題 が あっ た うえ （ 画像 で は 紫 を 帯び て いる ） 、 この 試み は 1890 年代 に なる まで 忘れ られ て しまっ て い た 。  マクスウェル が 手法 を 確立 し た 初期 の カラー 写真 は 、 それぞれ 異なる カラー フィルター レンズ を 前面 に 持っ た 3 つ の カメラ を 使う もの で あっ た 。 この 技法 は 暗室 や 画像 処理 工程 に 3 系統 の 処理 設備 を 必要 と し 、 カラー 用 の 印画 紙 が まだ なかっ た ため 観賞 は スライド で 見る の に 留まり 、 実用 化 まで に は いか なかっ た 。 当時 は 必要 な 色 に対する 適当 な 感度 を もつ 乳剤 が 知ら れ て おら ず カラー フィルム を 製造 する こと が でき なかっ た ため 、 ロシア の 写真 家 セルゲイ ・ プロクジン = ゴルスキー は 3 枚 の カラー 写真 乾板 を 連続 し て 素早く 撮影 する 技法 を 開発 し た 。  1868 年 に フランス の ルイ・デュコ・デュ・オーロン は カーボン プリント に 減法 混合 を 用いる こと により 初めて カラー 写真 を 紙 に 定着 さ せる こと に 成功 し た 。 この 原理 は 現在 も 印刷 技術 に 用い られ て いる 。  1873 年 、 ドイツ の 化学 者 ヘルマン・ヴィルヘルム・フォーゲル により ついに 赤 と 緑 に 適当 な 感度 を 持つ 乳剤 が 開発 さ れ 、 カラー フィルム へ の 道 が 開け た 。  1891 年 、 ルクセンブルク の ガブリエル・リップマン は 3 色 干渉 による カラー 写真 を 開発 し 、 この 功績 により 1908 年 に ノーベル 物理 学賞 を 受賞 し た 。 この 技術 は 実用 化 こそ さ れ なかっ た ものの 、 現在 で は ホログラフ に 応用 さ れ て いる 。  1904 年 、 フランス の リュミエール 兄弟 によって 最初 の カラー 乾板 で ある 「 オート クローム 」 が 発明 さ れ 市場 に 現れ た 。 これ は 染色 し た ジャガイモ の デンプン で 作ら れ た スクリーン 板 フィルター に 基づい た もの で 、 ドイツ の アグフア （ 後 の アグフア・ゲバルト ） が 1916 年 に 染色 し た アラビアゴム の 細 粒 で 作ら れ た フィルター を 使用 する 「 アグフア・ファルベン・プラッテン 」 を 発明 する まで は 市場 における 唯一 の カラー 乾板 だっ た 。  1930 年 、 アメリカ合衆国 の ジョージ ・ イースト マン は 100 万 ドル の 賞金 を かけ て カラー 写真 の 簡易 方法 を 募集 し た 。 音楽家 の と は 、 多層 乳剤 方式 の カラー フィルム を 考案 し 応募 し て コダック に 入社 、 同社 の 研究 陣 と 協力 し て 1935 年 、 最初 の 近代 的 な カラー フィルム で ある 「 コダクローム 」 を 発売 し た 。 コダック は 当初 コダクローム を 「 神 と 人 により 創ら れ た 」 と 宣伝 し て い た 。 日本 の 最初 の カラー フィルム は 1940 年 に 小西 六 写真 工業 （ 現 ・ コニカミノルタホールディングス ） が 発表 し た コダクローム と 同 方式 の 「 さくら 天然色 フヰルム 」 で あり 、 続い て 富士写真フィルム も 「 富士 発色 フィルム 」 を 公表 し て いる 。  1936 年 に は アグフア の 「 アグフアカラーノイ 」 が 追従 し た 。 アグファカラーノイ は IG ・ ファルベンインドゥストリー により 開発 さ れ た 発色 剤 を 乳剤 層 に 含有 さ せ た もの で 、 発色 現像 が 1 回 で 完結 さ れる など フィルム の 処理 が 大幅 に 簡略 化 さ れ て い た 。 コダクローム を 除く ほとんど の 近代 的 カラー フィルム は 、 アグフアカラーノイ の 技術 に 基づい て いる 。  インスタント カラー フィルム は 1963 年 に ポラロイド から 発売 さ れ た 。  カラー 写真 は 、 スライドプロジェクタ で 使う ため の 陽画 の 透過 フィルム として 像 を 撮る こと も できる し 、 陽画 の 焼き付け を 作る ため の カラー 陰画 を 作る こと も できる 。 自動 プリント 機器 の 登場 によって 、 現在 で は 後者 が 最も 大衆 的 な フィルム で ある 。  感光 材料 に ハロゲン 化 銀 を 使用 せ ず 他 の 材料 を 使用 する 写真 の 総称 で 写真 技術 の 黎明 期 から 開発 が 進め られ 、 青写真 や ジアゾタイプ が 実用 化 さ れ た 。 シルバー ショック 後 に 脱 銀 化 が 加速 し た が 従来 の 銀 塩 写真 を 置き換える 用途 において は 感度 、 貯蔵 性 に 劣る といった 弱点 が ある 。  広義 に は 、 アナログ 式 の 電子 カメラ で ある 電子 スチル ビデオカメラ や 、 デジタル カメラ による 写真 も 非 銀 塩 写真 の （ 広義 に は ） 一 種 と いえる 。 なお 「 電子 写真 」 という 語 は 、 普通 紙 用 複写 機 （ Plain   Paper   Copier ） の 静 電 方式 、 いわゆる ゼログラフィ を 指し て 以前 は 広く 使わ れ た 語 で あっ た 。  デジタル 写真 は 画像 を 電子 データ として 記録 する ため に CCD イメージセンサ や CMOS イメージセンサ といった 固体 撮像 素子 を 用いる 。 携帯 電話 など に も デジタル カメラ 機能 が 付い て いる もの が ある （ カメラ 付き 携帯 電話 ） 。 デジタル 写真 を 写真 と 認め ない 人 も いる が 、 デジタル カメラ で 捉え た 像 は 見る こと も プリント する こと も できる 。 2018 年 現在 、 デジタル の 自動 露出 ・ 自動 焦点 カメラ は 一般 に 広まり 、 フィルム カメラ を ほぼ 駆逐 し た 。 動画 撮影 や 録音 など 、 フィルム カメラ に は ない 機能 を 持っ て いる 機種 も ある 他 、 従来 の 中 判 カメラ に 相当 する 大き さ の 撮像 素子 を 持つ レンズ 交換 式 デジタル カメラ も ある 。 なお 、 スマート フォン の 普及 により 、 廉価 な コンパクト タイプ の デジタル カメラ は 市場 が 縮小 し つつ ある 。  写真 処理 施設 から の 遠隔 地 で 仕事 を する 新聞 記者 など の カメラマン にとって 、 テレビジョン と の 競争 が 激化 する につれ 、 新聞 に 載せる 画像 を 短い 時間 で 送付 し なけれ ば なら なく なっ た 。 この ため 遠隔 地 で 仕事 を する 新聞 記者 達 は 一時期 小型 の 写真 現像 セット と 電話 線 で 画像 を 送る ため の 道具 を 持ち歩く の が 当たり前 で 、 大きな 負担 と なっ た 。 1981 年 、 ソニー が 画像 撮影 に CCD を 使い 、 フィルム を 用い ない 最初 の コンシューマ 用 カメラ 「 マビカ 」 を 発表 し た 。 マビカ は 画像 を ディスク に 保存 し 画像 自体 は テレビ に 表示 する もの で あっ た 。 次いで 1990 年 に コダック が 初 の 市販 デジタル カメラ DCS 100 を 発表 し た 。 その 価格 は 業務 用 で も なけれ ば 手 が 出 ない もの で あっ た 。 商業 的 な デジタル 写真 が この とき 生まれ た の で ある 。  写真 の 性質 は フィルム と デジタル で 異なる が 、 共通 し た 観点 が 存在 する 。 以下 、 観点 を 幾つ か の 性質 に 分け て 紹介 する 。 フィルム と デジタル の どちら が 優れ て いる か という 議論 が ある が 、 全て の 観点 において 一方 が もう 一方 より も 優れ て いる と は 言え ず 、 どちら も それぞれ の 良 さ が ある 。  ここ で の 再現 性 は 画質 と ほぼ 同義 で ある 。 写真 の 画質 を 判断 する 基準 は 多数 ある が 、 分解能 、 コントラスト 、 色 再現 性 が 骨子 と 考え られる 。 ここ で は 分解能 を とりあげる 。 これ について 、 その 写真 が 何 個 の 画像 セル （ ピクセル ） で 構築 さ れる か で 計ろ う と する 試み が ある 。  フィルム 写真 と デジタル 写真 を 比較 する とき 、 フィルム を 撮像 素子 の 画素 数 に 換算 する と どの 程度 か と 考え がち だ が 、 何 より も まず 両者 は あまりに 異なる 。 その ため 、 フィルム と デジタル で 分解能 を 比較 を する の は 容易 で ない 。 分解能 の 測定 は さまざま な 条件 に 依存 する 。 フィルム の 場合 、 フィルム の 寸法 ・ サイズ 、 粒状 性 など の フィルム の 性能 、 用い た レンズ の 性能 に 依存 する 。 フィルム に は ピクセル が 存在 し ない ため 、 フィルム に ピクセル が 存在 する もの として 計測 し た 分解能 は 目安 に 過ぎ ない 。 デジタル カメラ で は センサー 画像 の 補間 に 用いる 画像 処理 アルゴリズム 、 センサフィルタ の バイヤー パターン （" Bayer   pattern "） の 効果 、 記録 画質 など が 関係 する 。 加え て 、 デジタル カメラ の 撮像 素子 や 表示 装置 の 画素 の 配列 は 、 規則正しい 繰り返し パターン を 持つ ため 、 モアレ を 生じる 場合 が ある が 、 フィルム の 感光 粒子 は 不規則 に 並ん で いる ため この よう な 現象 は 起こら ない 。 24 × 36 mm （ ライカ ） 判 カメラ で 撮影 し た 写真 の 解像度 評価 は まちまち で ある 。 例えば 、 10 メガ ピクセル という 評価 が ある 。 より 粒子 の 細かい フィルム を 使う と この 数字 は 上がる し 、 低級 の 光学 系 の 使用 や 劣悪 な 照明 や 不適切 な 現像 が この 数字 を 下げる こと も あり 得る 。 この 評価 は 2007 年 の 最 新鋭 デジタル カメラ は ライカ 判 カメラ より も 優れ て いる という 評価 を 含意 し て いる 。 ただし 、 35 mm フィルム は 一般 消費 者 向け の フォーマット で ある 。 プロ 向け フィルム カメラ として 中 判 カメラ 、 大判 カメラ が ある 。 これら に 先 の 数値 を 単純 に あてがう と 、 2007 年 現在 の 最 新鋭 デジタル カメラ より 優れ た 分解能 を 持つ こと に なる 。 具体 的 に は 、 6 × 4 . 5 cm 判 の フィルム 写真 は 約 36 メガ ピクセル 、 4 × 5 in 判 は 約 130 メガ ピクセル で ある 。 8 × 10 in 判 は 約 540 メガ ピクセル に なる 。 しかし 、 20 メガ ピクセル や 7 メガ ピクセル という 評価 も ある 。 ライカ 判 フイルム は ISO 50 クラス の 低 感度 で 20 メガ ピクセル 相当 という の は 銀 粒子 の サイズ など から 計算 さ れ た もの で あり 、 実効 的 に は 空間 周波数 的 に み て 、 色調 的 ・ 階 調 的 に 平坦 な 特性 を 有する の は その おおむね 40 % 程度 で あり 、 それ 以下 の 細部 描写 は 空間 周波数 に 比例 し て 劣化 し て くる こと から およそ 8 メガ ピクセル 程度 、 と みる の が 正しい 。 やはり フイルム 感光 粒子 の 並び や サイズ の 不 均一 性 や 分散 性 ・ 乳剤 層 の 厚み による 焦点 の にじみ など の 物理 的 限界 から み て も これ は 疑い よう が ない と いえる 。  高性能 レンズ を 用い 理想 的 な 露出 で 撮影 し た 現代 の 超 微粒子 白黒 フィルム の 分解能 は 、 30 メガ ピクセル 以上 の ファイルサイズ において 適当 な 細か さ が 得 られる 。 一般 消費 者 向け ライカ 判 カラー フィルム で は 12 メガ ピクセル 以上 に 、 安価 な ライカ 判 フィルム カメラ （ コンパクトカメラ ） で も 8 メガ ピクセル 以上 に 価し 得る 。  画像 の 表示 に 用いる 媒体 も 考慮 に 入れる 必要 が ある 。 例えば 、 せいぜい 2 メガ ピクセル 程度 の もの が 主流 で ある テレビ や コンピュータ の ディスプレイ で 写真 を 表示 する のみ で あれ ば 、 ロー エンド の デジタル カメラ で 出せる 解像度 で さえ 十分 と 言える 。 4 × 6 in の プリント に 出力 する 場合 に 限っ て も 、 デジタル と フィルム の 間 に 知覚 できる 差 は ある 。 出力 媒体 が 大きな 広告 版 な の で あれ ば 、 高い 解像度 を もっ た 媒体 か 大きな 判 が 必要 に なる だろ う 。  現在 で は まだ 、 融通 性 に関して は フィルム が デジタル に 勝る と 言える 。 露出 寛容 度 と ゴミ ・ ほこり に対して の 比較 を 挙げる 。  露出 寛容 度 は 、 露出 過多 または 露出 不足 の ネガ から 良い 画像 を 得る 度合い の こと で ある 。 デジタル 画像 で は わずか でも 露出 過多 に なる と 、 ハイライト が 飛ん で しまう 。 露出 不足 で は 陰影 の 細部 が 失わ れ がち で ある 。 しかし フィルム 、 特に ネガ フィルム で あれ ば 、 少々 露出 過多 な いし 露出 不足 の フィルム を 使っ て も 、 正常 の 範囲 内 と 言える 画像 が 得 られる 。  結 像 面 に 乗っ た ちり は 、 撮影 者 に つきまとう 問題 で ある 。 デジタル カメラ の センサー は 固定 で あり 、 デジタル 一 眼 レフ で は ちり を 除く の が 困難 で ある 。 ただし 、 一部 の デジタル カメラ に は イメージ センサー の ちり を 検知 し センサー 上 の ゴミ ・ ほこり を ある程度 除去 する 機構 が 付い て いる 。 フィルム カメラ で は 画像 ごと に フィルム を 交換 する ので 、 ちり に 対処 する の は 容易 で ある 。 その 代わり 、 フィルム の 現像 工程 以降 で ゴミ ・ ほこり が 混入 する 危険 が 存在 する が 、 いずれ も 正しい 手順 で 清潔 に 扱え ば ほとんど 問題 は 起き ない 。  利便 性 は デジタル カメラ が 普及 し た 要因 の 一つ で ある 。 フィルム カメラ で は 一連 の フィルム を 撮影 し た 上 で 現像 し なけれ ば なら ない 。 そして 現像 を 終え て 初めて 写真 を 見る こと が できる 。 他方 ほとんど の デジタル カメラ は 液晶 ディスプレイ を 備え て おり 、 撮っ た 直後 に 写真 を 見る こと が でき 、 また その 場 で 不要 な 写真 の 削除 が 可能 で ある 。  デジタル カメラ の 画像 は パソコン で 加工 する こと が 容易 で ある 。 多く の デジタル カメラ は 画像 を 、 センサー から の 出力 を 画像 に 変換 せ ず そのまま 保存 する RAW フォーマット で 保存 する こと が できる 。 適当 な ソフトウェア と 組み合わせれ ば 、 最終 的 な 画像 に 「 現像 」 する 前 に 、 撮っ た 写真 の パラメータ （ シャープ ネス など ） を 調整 する こと が できる 。 記録 さ れ た 画像 自体 を 加工 し たり 書き換える という 選択肢 も 存在 する 。  フィルム も スキャニング という 工程 を 経 て デジタル 化 できる 。 つまり 、 銀 塩 写真 を デジタル 写真 に 変換 できる 。  NASA で は 、 スペースシャトル 等 の 打ち上げ 直前 の 記録 写真 の 撮影 に 、 現在 でも 限定 的 に フィルム カメラ を 使用 し て いる 。 これ は 規格 外 の 超 大型 フィルム を 用い て 、 1 枚 の 遠景 写真 から ボルト 1 本 まで 確認 できる ほど の もの で 、 トラブル が 起き た 時 に 写真 を 検証 し 、 打ち上げ 前 から 異常 が あっ た の か どう か を 後で 確認 する ため に 使わ れ て いる 。 フィルム カメラ で は どんなに フィルム が 大きく て も 、 露光 に かかる 時間 は 大きく 変わら ない が 、 デジタル カメラ で は データ 量 に 比例 し て 保存 に 時間 が かかる 。 また 、 巨大 な CCD や 、 保存 装置 に かかる 電力 が 増え 、 バッテリー や 冷却 装置 も 含める と 機器 は さらに 大型 ・ 重量 化 し て しまう 。 この ため 、 一 人 の 写真 技師 が 徒歩 で 数 か所 から 打ち上げ 点 を 撮影 する という 任務 に は 、 デジタル カメラ は 不向き で あっ た 。  同様 の 欠点 は 初期 の 民生 用 デジタル カメラ で も あり 、 高 解像度 の 撮影 を する と 、 保存 に 時間 を とら れ て シャッター チャンス を 逃し たり 、 バッテリー が 減っ たり し やすかっ た 。 その後 の 技術 革新 で こうした 問題 は 改善 さ れ て き た 。  2 つ の フォーマット における 経済 的 優越 性 は 撮影 の スタイル によって 大きく 変化 する ので 、 一概に どちら が より 経済 的 だ と は 言え ない 。 デジタル カメラ は 概して 、 似 た カテゴリー の フィルム カメラ より 高価 で ある 。 これ は 撮影 自体 と 画像 の 短期 的 な 保存 に ほとんど 全く コスト が 掛から ない という こと で 相殺 さ れ 得る 。 だが 、 デジタル 写真 に も ランニング コスト は ある 。 長期 的 に 多数 の 画像 を 保存 する なら （ フィルム と 同じく ） 記録 メディア など に関する 費用 は 甚大 で ある 。 デジタル カメラ に フィルム は 不要 だ が 、 画像 を 記録 する SD メモリー カード や メモリー スティック など を 必要 と する 。 （ フィルム に も 言える が 、 ） それら は 限ら れ た 寿命 しか ない 。 そして 、 ハードディスク や 光ディスク など 、 デジタル 画像 を 保存 する メディア を 用意 し なけれ ば なら ない 。 （ これ も フィルム に も 言える が 、 ） プリント が 欲しい なら 自分 で 印刷 する か 業者 に 依頼 し なけれ ば なら ない 。 さらに 、 （ これ も また フィルム 式 の カメラ に も 言える が 、 ） デジタル カメラ は バッテリー を 使う 。 バッテリー は 使う ごと に 劣化 する もの で あり 、 充電 式 で あっ て も 定期 的 に 買い替える もの で ある 。  他方 、 フィルム 写真 で は フィルム の 取得 と 画像 処理 （ プリント など ） に コスト が 掛かり 続ける 。 フィルム は 撮影 直後 に 画像 を 見る こと が でき ない ので 、 最終 的 な 写真 を 知る こと なく 撮影 し た 全て の フィルム を 現像 処理 する の が 通例 で ある 。 写真 の 出来 に 応じ て 現像 する か 否 か を コマ ごと に 決める こと は でき ない 。 機材 の 価格 について は 、 製造 撤退 や 機種 の 生産 整理 など が 進め ば デジタル カメラ より 相対 的 に 高価 に なる 可能 性 は ある が 、 中古 市場 で の 流通 量 も 多く 、 一概 に は 言え ない 。 また 多く の フィルム カメラ も バッテリー を 使い 、 程度 の 差 は あれ デジタル 同様 の 消耗 品 出費 は 避け られ ない 。  フィルム が 作る の は 一 次 画像 で あり 、 これ は 撮影 レンズ を 通っ た 情報 を 含ん で いる 。 オルソクロマチック の よう に 特定 の 周波数 領域 に 限ら れ た 感度 または パンクロマチック の 幅広い 感度 といった 違い は あっ て も 、 色 （ 波長 ） によって 対象 を 捉える 点 は 同様 で ある 。 現像 方法 の 違い により 最終 的 な ネガ や ポジ に 差 は 出る が 、 現像 が 終れ ば 画像 は ほとんど 変化 し ない 。 理想 的 な 状態 で 処理 ・ 保存 さ れ た フィルム は 実質 的 に 100 年 以上 変わら ず 性能 を 発揮 する 。 プラチナ の 化合 物 によって 発色 する プリント は 基本 的 に ベース の 寿命 に 制限 さ れる のみ で あり 、 数 百 年 ほど は 持つ 。 高い 保存 性 を 欲する なら ば 調 色 が 必須 で ある という 因襲 が あっ た 。 調 色 さ れ た プリント の 保存 性 は 高い 。 しかし 現在 で は 、 調 色 せ ず とも 保存 性 を 高める 薬品 が 販売 さ れ て いる 。  2007 年 時点 で 、 コンピュータ を 中心 と し た デジタル 媒体 が 登場 し て から 50 年 程 しか 経っ て い ない ので 、 デジタル 写真 の 保存 性 は フィルム ほど に は 分かっ て い ない 。 しかし 保存 に関して 乗り越え なけれ ば なら ない 点 が 少なくとも 3 つ 存在 する 。 記録 媒体 の 物理 的 耐久 性 、 記録 媒体 の 将来 的 な 可読性 、 保存 に 使っ た ファイル フォーマット の 将来 的 な 可読性 で ある 。  多く の デジタル 媒体 は 長期 的 に データ を 保管 する 能力 は ほぼ ない 。 例えば 、 多く の フラッシュ メモリ は 十 年 から 数 十 年 で データ を 失う し 、 一般 的 な 光ディスク は 長い もの で も 百 年 程度 で ある （ 例外 有り ） 。 MO など の 光 磁気 ディスク は 保存 性 の 高い 記録 媒体 で ある が 、 将来 的 な 可読性 という 面 で 劣る 。  さらに 、 記録 媒体 が 長期間 データ を 保持 でき た として も 、 デジタル技術 の ライフ スパン は 短い ので 、 メディア を 読み取る ドライブ が なくなる こと が ある 。 例えば 5 . 25 インチ フロッピーディスク は 1976 年 に 初めて 発売 さ れ た もの で ある が 、 それ を 読める ドライブ は 、 30 年 も 経た ない 1990 年代 後半 に は 既に 珍品 と なっ て い た 。 後継 の 3 . 5 インチ フロッピーディスク も 、 2012 年 現在 、 ドライブ を 装備 する パソコン は 少ない 。 Zip は 1994 年 の 発売 開始 後 数 年 で 売れ行き が 落ち 、 2007 年 時点 で は メディア ・ ドライブ とも 入手 困難 に なっ て いる 。  データ を デコード できる ソフトウェア の 存続 も 関係 する 。 例えば 現代 の デジタル カメラ の 多く は 画像 を JPEG フォーマット で 保存 する が 、 この フォーマット は 1990 年代 初頭 に 登場 し た （ 国際 標準 化 機構 （ ISO ） ・ 国際電気 標準 会議 （ IEC ） で 規格 化 さ れ た の が 1994 年 ） もの で ある 。 現在 、 膨大 な 数 の JPEG 画像 が 生み出さ れ て いる が 、 遠い 未来 において も JPEG フォーマット を 読む こと が できる か という 問題 が ある 。  また 、 複数 が 並立 し 、 互換 性 に 乏しい RAW フォーマット の 将来 も 不 確定 で ある 。 これら の フォーマット の 一部 は 暗号 化 さ れ た データ または 特許 で 保護 さ れ た 専用 データ が 含ま れ て いる が 、 突然 メーカー が フォーマット を 放棄 する 可能 性 が ある 。 メーカー が RAW フォーマット の 情報 を 開示 し ない なら ば 、 この 状況 は 今後 も 続く 。  デジタル 写真 における これら の デメリット に も 対策 が うてる 。 例えば 、 ビット マップ 形式 、 JPG 形式 、 PNG 形式 など 、 汎用 性 の 高い ファイル フォーマット を 選ぶ こと によって 、 ソフトウェア が その ファイル を 読解 できる 将来 の 可能 性 が 増す 。 また 、 将来 読め なく なる か サポート さ れ なく なる 可能 性 が ある 記録 媒体 に データ を 保存 し て い た もの を 、 品質 を 低下 さ せる こと なく 新しい メディア に コピー する こと が 可能 で ある 。 この こと は デジタル メディア の 大きな 特徴 の 1 つ で ある 。  フィルム 画像 の 合成 は 難しい が 、 デジタル 画像 は 簡単 に 改変 でき て しまう ため 、 像 の 真正 性 を 重視 する 場合 （ パスポート や 査証 の 写真 など ） 、 フィルム は デジタル より も 好ま れる 。 なお 、 日本 の パスポート に は 2006 年 3 月 より IC チップ に デジタル 化 さ れ た 顔 写真 が 埋め込ま れ て いる 。  多く の 裁判所 で は 、 デジタル 写真 は 容易 に 改変 し うる という 理由 で 証拠 として 採用 さ れ ない 。 また 同様 の 理由 で 、 犯罪 捜査 や 医療 分野 など で は いまだに ポラロイドカメラ の 需要 が 存在 し て いる 。 ただし 、 書き換え 不可能 な 専用 フラッシュ メモリ を 利用 する こと で この 問題 は 克服 できる 。  2012 年 現在 で は 、 Adobe   Photoshop や Corel   Paint   Shop   Pro など の 画像 編集 ソフトウェア で 、 フィルム 写真 で は 膨大 な 時間 を 費やす 必要 が あっ た 、 色 ・ コントラスト ・ シャープ ネス （ 輪郭 の 鋭さ ） の 調整 や 、 いら ない もの を 消す など の 画像 加工 を 初心者 でも 簡単 かつ 即座 に できる 。  フィルム カメラ 写真 の アスペクト 比 は カメラ ・ 写真 フィルム の 規格 や 印画 紙 の フォーマット に 倣う 場合 が 多い 。 カメラ と 印画 紙 の 主要 な もの を 挙げる 。  デジタル カメラ 写真 の アスペクト 比 について は 次 の もの が 主 で ある 。 長 辺 が 短 辺 に 比し て より 長い もの から 挙げる 。 以前 は パソコン の ディスプレイ と の 整合 性 から 「 4 : 3 」 の 機種 が 多かっ た 。  DPE 店 など で 「 フロンティア 」 や 「 QSS 」 によって 印刷 さ れる 写真 の 用紙 の 規格 は 以下 の もの など が ある 。 DPE 店 の 店頭 で フィルム から 印刷 さ れ た 写真 が 銀 塩 写真 の 限界 で は なく 、 DPE 店 の （ 恣意 的 な ） 色 補正 や 濃度 決定 は 不適切 な 場合 も 多い 。  アスペクト 比 が 長 辺 が 短 辺 に 比し て より 長い もの ほど 写真 に 緊張 感 が 生まれる と さ れる 。  写真 が 発明 さ れる 19 世紀 以前 に も 、 光 を 平面 に 投影 する 試み は 行なわ れ て い た 。 画家 達 は 、 16 世紀 頃 に は 立体 の 風景 を 平面 に 投影 する ため に カメラ・オブスクラ と 呼ば れる 装置 を 用い 、 その 中 に 投影 さ れ た 像 に 似せ て 実景 に 似 た 絵 を 描い た 。 これら の 初期 の 「 カメラ 」 は 像 を 定着 （ 写真 用語 の 「 定着 」 で は ない ） する こと は でき ず 、 単に 壁 に 開い た 開口 部 を通して 暗く し た 部屋 の 壁 に 像 を 投影 する だけ の もの 、 つまり 部屋 を 「 大きな ピンホールカメラ に し た もの 」 だっ た 。 " カメラ・オブスクラ "   と は 暗い 部屋 といった 意味 で ある 。 18 世紀 に は 、 銀 と チョーク の 混合 物 に 光 を 当てる と 黒く なる という ヨハン・ハインリヒ・シュルツェ による 1724 年 の 発見 を はじめ として 塩化 銀 や ハロゲン 化 銀 など 銀 化合 物 の 一部 は 感光 する と 色 が 変わる こと が 知ら れ て おり 遊戯 など に 用い られ て い た ものの 、 これ と カメラ・オブスクラ など を 組み合わせる 発想 は なかっ た 。  19 世紀 初め に 、 カメラ・オブスクラ の 映像 と 感光 剤 と を 組み合わせ 映像 を 定着 さ せる 写真 の 技術 は 、 ほぼ 同時に 多数 発明 さ れ た 。 この とき 美術 は 新 古典 主義 と ロマン 主義 の 並存 する 時期 で あっ た 。 また 、 大勢 誕生 し た 中産 階 級 によって 肖像 画 の 需要 が 高まっ て い た 。 そして 、 石版 画 の 技術 が 新聞 図版 や 複製 画 など に 活用 さ れ 、 広まり つつ あっ た 。 現存 する 世界 最古 の 写真 は 、 1825 年 に ニセフォール・ニエプス が 撮影 し た 「 馬 引く 男 」 （" Un   cheval   et   son   conducteur "） で ある 。  現代 の 写真 処理 は 1840 年 から 最初 の 20 年 の 一連 の 改良 を 基底 と する 。 ニセフォール・ニエプス による 最初 の 写真 の 後 、 1839 年 に は ダゲレオタイプ が 発表 さ れ 、 直後 に カロタイプ も 発表 さ れ た 。 写真 の 普及 は 肖像 写真 の 流行 、 1851 年 の 湿式 コロジオン 法 の 発明 、 1871 年 の ゼラチン 乾板 の 発明 へ と 続い た 。 1884 年 、 ニューヨーク の ジョージ ・ イースト マン は 紙 に 乾燥 ゲル を 塗布 する 方式 を 開発 し 、 もはや 写真 家 は 乾板 の 箱 や 有毒 な 化学 物質 を 持ち歩か なく て 済む よう に なっ た 。 1888 年 7 月 、 イースト マン の 設立 し た コダック カメラ が 「 あなた は ボタン を 押す だけ 、 後 は コダック が 全部 やり ます 」 と の 触れ込み で 市場 に 参入 し た 。 こうして 現像 サービス 企業 が 登場 し 、 誰 でも 写真 撮影 が 可能 な 時代 と なり 、 複雑 な 画像 処理 の 道具 を 自前 で 持つ こと が 必要 で は なくなっ た 。 1901 年 に は コダック ・ ブローニー の 登場 により 写真 は 市場 に 乗っ た 。 1925 年 、 ライカ 等 の 登場 で 一般 性 、 可 搬性 （ カメラ の 持ち運び 易 さ ） 、 機動 性 、 フィルム 交換 の し やす さ が 高まっ て スナップ 写真 が 広まる など し た 。 20 世紀 以降 、 カラー フィルム （ 多色 フィルム ） や オート フォーカス （ 自動 合 焦 ： ただし 必ず 自動 で 合 焦 する わけ で は ない ） や オートエキスポーズ （ 自動 露出 ） が 広まっ た 。 画像 の 電子 記録 も 広まっ て いる 。  現在 で は デジタル カメラ の 液晶 画面 による インスタント プレビュー が 可能 で あり 、 高画質 機種 の 解像度 は 高 品質 の 35 mm フィルム の それ を 越え て いる と も 言わ れる よう に なっ た 。 コンパクトデジタルカメラ の 価格 は 大幅 に 低下 し 、 写真 を 撮る こと は より 容易 に なっ た 。 しかし 、 専ら マニュアル 露出 、 マニュアル フォーカス の カメラ と 白黒 フィルム を 使う 撮影 者 にとって 、 1925 年 に ライカ が 登場 し て 以来 、 変わっ た 点 は ほとんど ない と も 言える 。 2004 年 1 月 、 コダック は 「 2004 年 末 を もっ て 35 mm リローダブルカメラ の 生産 を 打ち切る 」 と 発表 し た 。 フィルム 写真 の 終焉 と 受け止め られ た が 、 当時 の コダック の フィルム カメラ 市場 で の 役割 は 小さな もの で あっ た 。 2006 年 1 月 、 ニコン も 同様 に ハイエンド 機 F 6 と ロー エンド 機 FM 10 を 除い た フィルム カメラ の 生産 を 打ち切る と 発表 し た 。 同年 5 月 25 日 、 キヤノン は 新しい フィルム 一 眼 レフ カメラ の 開発 を 中止 する と 発表 し た ものの 、 販売 する フィルム 一 眼 レフ カメラ が 1 機種 に なっ た の は 2008 年 に なっ て から で あり 、 2004 年 1 月 の ニコン の 発表 以降 も 4 機種 も の フィルム 一 眼 レフ カメラ を 供給 し て い た 。 35 mm カメラ および APS コンパクトカメラ の 値段 は 下落 し て き た 。 恐らく 直接的 な デジタル カメラ と の 競争 と 中古 フィルム カメラ 市場 拡大 が 原因 で ある 。  写真 が 誕生 し た とき より 、 自然 科学 者 など の 多く の 学者 や 芸術 家 が 写真 に 関心 を 示し て き た 。 学者 は 写真 を 記録 と 研究 に 利用 し た 。 軍隊 や 警察 も 偵察 、 調査 、 捜査 、 裁判 など の データ 記録 に 写真 を 利用 する 。 写真 は 商業 目的 で も 撮影 さ れる 。 写真 を 必要 と する 団体 における 、 写真 の 利用 法 に は 、 選択肢 が ある 。 その 団体 の 誰か が 撮影 を 担当 する 、 外部 の カメラマン を 雇う 、 写真 を 利用 する 権利 を 取得 する 、 写真 を 公募 する 等 で ある 。  例えば 、 エドワード ・ マイ ブリッジ の 連続 写真 を 使っ た 人間 の 動き に関する 研究 （ 1887 年 ） など が ある 。 それ まで 人 の 目 が 捉える こと が でき なかっ た 一瞬 の 動き を 写し出し て おり 、 人々 に 与え た 影響 は 大きかっ た 。 また 19 世紀 後半 以降 撮影 さ れ た 世界 各地 で の 探検 や 人類 学 的 調査 や 遺跡 調査 など の 記録 写真 、 あるいは 天体 写真 や 顕微鏡 写真 は 、 人類 の 知識 に 変化 を 与え た 。 ピクトリアリスム 運動 は 絵画 の 影響 を 強く 受け た 活動 で あり 、 写真 は 古く は 絵画 そのもの を 期待 さ れ て い た 。 他方 で 、 鮮明 な 物 の 形 の 記録 が 写真 本来 の 持ち味 で ある として ストレートフォトグラフィ も 現れ た 。 ジャーナリスト は 写真 を 使っ て 、 事件 や 戦争 、 人 の 暮らし ぶり など を 記録 し て 来 た 。 報道 写真 の 萌芽 は 写真 発明 直後 の クリミア 戦争 の 戦場 記録 写真 など に 現れ て いる 。  芸術 家 も これら の 側面 に 関心 を 持っ た が 、 現実 を 光学 機械 的 に 写し取る こと 以外 の 面 を も 探究 し た 。 ドミニク ・ アングル など の 画家 は 写真 の 再現 性 に 驚い た と さ れる 。 ただし 、 写真 は 平面 的 な 再現 を 得意 と し て い て も 絵画 の よう に 空間 感 や 形態 感 を 描き出す こと は でき ない 。 アングル は 表向き 写真 を 批判 し て い ながら 実際 に は 写真 を 絵画 制作 に 利用 し て い た の だ が 、 これ は 彼 が 伝統 的 に 絵画 の 根本 を 支え て 来 た もの が この よう に 写真 に 流出 し ない もの で ある と 知っ て い た から だ と 考え られる 。 この こと に関して 画家 の フェルナン・クノップフ は 光源 や ライティング を どれほど 工夫 し て も 、 覆い 焼き ・ 焼き 込み など を 駆使 し て も 絵画 に 見 られる よう な 卓越 し た バルール （ 色 価 ） を 構成 する こと は でき ない といった 旨 の こと を 述べ て いる 。 この こと は ピクトリアリスム および その 延長 に ある 写真 に 或 る 影 を 落とす 。 なお 、 フェルナン・クノップフ は 着色 写真 ・ 着 彩 写真 も 手がけ て おり 、 そこ に は 代表 作 の バリアント と で も 言う べき もの も 含ま れ て いる 。 写真 と の 関係 について 言及 さ れる 画家 は 他 に 、 エドガー・ドガ 、 フランシス ・ ベーコン 、 ゲルハルト・リヒター 、 デイヴィッド・ホックニー 、 チャック ・ クロース など が いる 。 ちなみに 、 ドガ は アングル を 尊敬 し て い た こと も 知ら れ て いる 。 フェルメール は カメラ・オブスクラ に ポワンティエ など の 着想 を 得 て は い て も 、 カメラ・オブスクラ を 直接 描画 に は 用い て は い ない と 考える 研究 者 も おり 、 論理 的 に 持説 を 述べ て いる 。 さらに 『 絵画 芸術 』 に は 黄色 の 書物 が 見 られる が 当時 黄色 の 書物 が 存在 し なかっ た と の 調査 も あり 、 『 牛乳 を 注ぐ 女 』 における テーブル と 壁面 の 一 点 透視 図法 上 の 不 整合 も しばしば 紹介 さ れる こと から 、 記録 上 の 正確 さ や 作品 と （ 眼前 の ） 事実 と の 厳格 な 対応 に対する 固着 は なかっ た と 推察 できる 。 現代 で は 画家 が 写真 を 制作 に 使用 する こと を 批判 する 向き も ある が 、 現代 における 写真 や カメラ の 使用 と 、 カメラ・オブスクラ を 昔 の 画家 が 用い た こと と は 、 本質 的 ・ 根本 的 に 事態 の 質 が 異なる もの で は ない 。 そして 、 写真 を 制作 における 図像 の 基底 に 用いる 画家 は 多い 。 一般 的 に 言っ て 、 画家 など の 作家 が 撮影 できる 写真 は 写真 家 が 撮影 する 写真 に 比し て 限定 的 な もの で あり 、 実景 より も 平板 で ある ため に 制作 が 困難 な もの に なる 場合 も ある が 、 写真 が 本人 の 制作 にとって 利用 価値 が 高い なら ば 、 作家 は 臆する こと なく 写真 を 制作 に 用いる べき だろ う 。 現在 で は 、 スナップ 写真 を 撮っ たり 、 行事 や 日常 の 場面 を 撮影 する 人 も 多い 。  20 世紀 の 間 に 、 芸術 写真 と ドキュメンタリー 写真 の 両方 が 英語 圏 の 美術 界 と ギャラリー 業界 に 受け入れ られ て 来 た 。 アメリカ合衆国 で は 、 少数 の 学芸 員 が 、 写真 を そうした 業界 に 取り込ま せる ため に 生涯 を 掛け た 。 中でも 傑出 し た 学芸 員 ・ 編集 者 は アルフレッド ・ スティーグリッツ 、 エドワード ・ スタイケン 、 ジョン ・ シャーカフスキー 、 および ヒュー ・ エドワード で ある 。  「 芸術 写真 」 は 1920 年代 の 日本 において も 最新 動向 として 紹介 さ れ 、 1921 年 に 東京 で は 福原 信三 が 写真 芸術 社 を 、 それ に 先立ち 大阪 で は 上田 竹 翁 （ 別名 ： 上田 寅之助 、 箸 尾 寅之助 、 竹 軒 楽人 ） が 次男 の 箸 尾 文雄 や 写真 家 の 不動 健治 ら とともに 芸術 写真 社 を 興し 、 雑誌 を 発行 し て 盛ん に 宣伝 し た 。 東京 だけ で なく 、 この 時期 に は 大阪 も 芸術 写真 の 一つ の 中心 地 で あり 、 数多く の 「 写真 倶楽部 」 が 活動 し て い た 。 漫画 家 の 手塚 治虫 の 父親 ・ 手塚 粲 も こうした 写真 倶楽部 の ひとつ 「 丹 平 写真 倶楽部 」 に 参加 し 、 アマチュア 写真 家 として 作品 を 発表 し て い た 。  写真 が 芸術 か どう か は 、 しばしば 議論 さ れる ところ で ある 。 こうした 議論 は 、 写真 の 初期 から 存在 し て い た 。 写真 は しばしば 「 ただ の 記録 技術 で あり 、 芸術 で は ない 」 という 攻撃 を 受け て き た 。 単なる 画像 の 機械 的 生産 に 過ぎ ない と 主張 する 者 も いる 。  写真 を 積極 的 に 自ら の 作品 に 取り入れる 美術家 も いる 。 たとえば 日本 の 場合 、 森村 泰 昌 は 名画 の 中 など に （ ときには 複数 の ） 自分 が 「 侵入 」 する こと で 、 新た な 表現 スタイル を 獲得 し て いる 。 澤田 知子 は 自動 証明 写真 機 で 撮影 し た 自分 の 姿 に 始まり 、 セルフポートレイト を 駆使 し た 写真 活動 を 展開 し て いる 。 今道 子 は 魚 や 野菜 や 衣類 を 使っ た 造形 を 写真 に 収め て いる 。 3 人 とも その 活動 は 「 画像 の 機械 的 生産 」 の 範囲 内 かも しれ ない が 、 いずれ も 写真 家 や 美術家 若しくは 芸術 家 に 含ま れ て いる 。  写真 は 対象 の 選択 、 対象 と 撮影 者 と の 物理 的 距離 、 対象 の 様態 、 撮影 する タイミング など によって 、 撮影 者 の 心 や 世界 に対する 態度 を 反映 する 。 写真 は 少なくとも この 意味 で 確か に 撮影 者 の 創作 物 で あり 、 表現 の 手段 で ある 。 そして 同時に 印画 紙 出力 など で 介在 する 技術 者 の 手腕 の 産物 で も ある 。 また 撮影 対象 や 画像 加工 技術 など により 著作 者 （ 創作 者 ） の 発想 や 手腕 が 写真 を 確実 に 芸術 （ 美術 ： 視覚 芸術 ） に 属する もの と いえる 。  しかし 、 だからといって 「 すべて の 写真 が 絵画 や 彫刻 の よう な 芸術 で ある 」 という こと は 記録 手段 伝達 手段 として の 価値 が 他 の 表現 手段 より も ある （ 報道 写真 、 など ） 以上 、 あり 得 ない 。 それ は 「 法律 や 取扱 説明 書 が 文芸 ・ 文学 で は ない 」 という こと と 同じ で あり 、 写真 が ある程度 「 中立 性 」 「 検証 可能 性 」 に 耐え られる 媒体 で ある から で ある 。 言い換えれ ば 、 「 写真 は 芸術 に 留まら ない 存在 で ある 」 という こと で ある 。 鉛筆 で 、 小説 も 詩 も 規則 も マニュアル も 書ける し 、 略図 も 絵 も 描く こと が できる 。 カメラ 類 も 同じ よう な 広がり を 持つ 機能 を 果たす こと が できる という こと で ある 。  現在 も 情報 伝達 の 手段 として の 「 絵 」 は ある が 、 むしろ 、 写真 の 発達 によって 客観 性 ・ 写実 性 で は 写真 に 一 歩 譲る 絵画 が 、 描き 手 （ えがき て 、 かき て ） の 調子 の 構築 、 筆致 ・ 筆 さばき その他 で 創作 者 の 主観 を 反映 する こと が 望ま れる 芸術 に 特 化 する よう に なっ た と 解釈 できる 。  こう いっ た 点 で 、 「 写真 は 芸術 か どう か 」 は 「 落書き の 絵 が 芸術 か どう か 」 という 問題 と は 根本 的 に 異なる 。美学 （ びがく 、 、 また æsthetics 、 esthetics とも 、   ( 本文 の 2 .   名称 の 項 、 参照 )、「 感 性 の 学問 」 ） と は 美 の 本質 や 構造 を 、 その 現象 として の 自然 ・ 芸術 及び それら の 周辺 領域 を 対象 として 、 経験 的 かつ 形而上学 的 に 探究 する 哲学 の 一 領域 で ある 。 森 鴎外 により 「 審美 学 」 という 訳語 が 与え られ た が 、 現在 で は 美学 と 呼称 さ れる 。  伝統 的 に 美学 は 「 美 と は 何 か 」 という 美 の 本質 、 「 どの よう な もの が 美しい の か 」 という 美 の 基準 、 「 美 は 何 の ため に ある の か 」 という 美 の 価値 を 問題 として 取り組ん で き た 。 科学 的 に 言え ば 、 感覚 的 かつ 感情 的 価値 を 扱う 学問 で も あり 、 とき に 美的 判断 そのもの を 指す こと も ある 。 より 広義 に は 、 この 分野 の 研究 者 たち によって 、 美学 は 「 芸術 、 文化 及び 自然 に関する 批評 的 考察 」 で ある と も 位置づけ られる 。  美学 が 一つ の 学問 として 成立 し た 歴史 的 背景 に は 、 18 世紀 に 啓蒙 主義 の 思想 と 自然 科学 の 確立 に 伴っ て 表面 化 し た 科学 的 認識 と 美的 もしくは 感覚 的 認識 の 相違 が 認め られ た こと と 関係 し て いる 。 バウムガルテン は 理性 的 認識 に対して 感性 的 認識 に 固有 の 論理 を 認め 、 学問 として の 美学 を 形作っ た 。 後 に カント は 美学 の 研究 について 美的 判断 を 行う 能力 として の 趣味 を 検討 し 、 趣味 を 支配 する 普遍 的 な 原理 は 存在 し ない こと から 、 美学 を 美 そのもの の 学問 で は なく 美 に対する 批判 の 学問 として 位置づけ た 。 ここ から 美学 は シラー 、 シェリング 、 ヘーゲル など により 展開 さ れ た 美 に対する 哲学 的 批判 へ と 焦点 が 移行 する が 、 19 世紀 から 20 世紀 にかけて 美 の 概念 そのもの の 探究 から 個別 の 美的 経験 や 芸術 領域 、 もしくは 芸術 と 他 の 人間 活動 と の 関係 に も 考察 が 及ん で いる 。  なお 、 日本語 の 「 美学 」 は 、 本来 の 意味 から 転じ て 勝敗 利害 を 超越 し た 信念 の 持ち主 を 評する とき に 用い られる こと が ある （ 「 美学 を 感じ させる 指し手 」 など ） 。 たとえば 囲碁 棋士 の 大竹 英雄 の 棋風 は 「 大竹 美学 」 と 称さ れる が 、 別に 大竹 が 哲学 者 を 兼ね て いる わけ で は ない 。  「 美学 」 という 術語 が 生まれ た の は 18 世紀 中葉 で あり ドイツ の 哲学 者 アレクサンダー ・ バウムガルテン が 用い た aesthetica （ 日本語 に 直訳 する と 感性 学 ） に 由来 し て いる 。  バウムガルテン は 1750 年 に 『 美学 』   ( Aesthetica )   を 出版 し た こと が 、 美学 が 哲学 の 一 領域 として 定式 化 さ れる 一つ の 契機 と なっ た （ バウムガルテン は 、 最初 の 著作 『 詩 について の 哲学 的 省察 』 の 中 で 既に 、 詩 の 美学 的 価値 の 原理 的 考察 を 思考 する 学 として   aesthetica   という 学 を 予告 し て いる ） 。  この   aesthetica   という 語 は 、 古典 ギリシア 語   （ aisthesis ） の 形容詞   （ aisthtike ） を ラテン語 化 し た もの で 、 二つ の 語義 を 持っ て い た 。 一つ は 「 感性 的 なる もの 」 で あり 、 他方 は 、 「 学問 」 （ episteme ） という 語 が 省略 （ ギリシア 語 で の 慣例 による ） さ れ た 語義 で ある 「 感性 学 」 で ある 。  バウムガルテン が どちら の 意味 で この 語 を 使用 し て いる か は その 諸 著 において も 曖昧 で ある が 、 遅くとも 『 美学 』 以降 で は 、 後者 の 意 、 さらに 詳しく 言え ば 「 感性 的 認識 論   scientia   cognitionis   sensitivae 」 の 意 で 用い て いる こと は 明らか で ある 。  バウムガルテン に よれ ば 「 美 は 感性 的 認識 の 完全 性 」 （ 『 美学 』 14 節 ） で ある から 、 aesthetica （ 「 感性 的 認識 論 」 ） は 「 美 について 考察 する 学   ars   pulcre   cogitandi 」 （ 同 1 節 ） で ある 。 一方 、 「 完全 な 感性 的 言語   oratio   sensitiva   perfecta 」 （ 「 詩 」 を 指し て いる ） を 典型 と する 芸術 一般 は 美 に かかわる から 、 aesthetica   は 「 芸術 理論   theoria   artium   liberalium 」 （ 同 1 節 ） で ある 。  バウムガルテン の 体系 において は 、 美 や 芸術 に関する 学的 考察 で ある 感性 的 認識 論 は 、 理性 的 認識 論 と の 対比 において 「 疑似 理性 の 学   ars   analogi   rationis 」 で あり 、 「 下位 の 認識 論   gnoseologia   inferior 」 （ 同 1 節 ） として 位置づけ られ た 。  ギリシャ ・ ローマ 時代 に は 美学 という 明確 な 術語 が 存在 し なかっ た 。 古代 に も 美 と 芸術 は 存在 論 、 形而上学 、 倫理 学 、 技術 論 など から 捉え られ た が 巨視的 な 考察 は 乏しかっ た 。 また 、 古代 における 美学 の 捉え 方 は 特定 の 局面 の 断片 的 または 個別 的 な もの に とどまっ て い た と 考え られ て おり 組織 的 な 考察 は 行わ れ て は い なかっ た 。  体系 化 さ れ た 美学 の 淵源 は プラトン に まで 遡る 。 イマヌエル・カント の 『 判断 力 批判 』 、 シェリング の 『 芸術 の 哲学 』 講義 、 ヘーゲル の 『 美学 』 講義 など を 経 て 、 フィードラー （ ） の 「 上 から の 美学 」 批判 を 受け 、 現代 に 至る 。 現代 美学 において 特筆 す べき は 、 ・ 実存 主義 ・ 分析 哲学 ・ ポスト 構造 主義 による アプローチ で あろ う 。  バウムガルテン （ A . G . Baumgarten , 1714 - 62 ） は 、 ライプニッツ・ヴォルフ 学派 の 系統 に 属す 。 「 美学 」 （ aesthetics ／ 英 ） という 学問 の 名称 は 、 彼 が 、 「 感性 」 を 表す ギリシャ 語 から 作っ た ラテン語 の 造語 「 Aesthetica 」 に 由来 する 。 彼 は フランクフルト 大学 で 1742 年 から この 「 美学 」 の 講義 を 始め 、 その後 も 再度 の 講義 要請 が あっ た こと から 、 もと の 講義 内容 に 若干 の 加筆 修正 を 行い 、 これ を ラテン語 で 出版 し た 。 『 美学 （ Aesthetica ） 』 第 1 巻 は 1750 年 、 更に 第 2 巻 が 1758 年 に 出版 さ れ た 。  引用  美学 （ 自由 学芸 の 理論 、 下級 認識 論 、 美しく 思い を なす 技術 、 理性 類似 物 の 技術 ） は 、 感性 的 認識 学 の 学 で ある 。 （ 第 1 節 ）  美学 の 目的 は 、 感性 的 認識 そのもの の 完全 性 に ある 。 然るに 、 この 完全 性 と は 美 で ある 。 そして 、 感性 的 認識 そのもの の 不完全性 は 避け られ ね ば なら ず 、 この 不完全性 は 醜 で ある 。 （ 第 14 節 ）  美学 の 出発 点 は 、 知性 的 認識 の 学 として の 論理 学 を 感性 的 認識 の 学 で 補完 する こと に あっ た 。  日本語 の 「 美学 」 は 、 中江 兆民 が Veron の 著作 を 訳し て 『 維氏美 学 』 と 邦題 を 付け た こと に よる 。 日本 の 高等 教育 機関 における 美学 教育 の 嚆矢 は 東京 美術 学校 および 東京 大学 における フェノロサ の ヘーゲル 美学 を 中心 と し た 講義 、 森 林太郎 （ 森 鴎外 ） による 東京大学 における E .   V .   ハルトマン 美学 ら 当時 の 同 時代 ドイツ 美学 について の 講演 、 および ラファエル・フォン・ケーベル （ ケーベル 先生 の 呼称 で 知ら れる ） による 東京大学 で の 美学 講義 で ある 。 また 京都 において は 京都 工芸 学校 において デザイン 教育 を 中心 と する 西洋 美学 および 美術 史 の 教育 が なさ れ た 。 なお 東京 大学 は 独立 の 一 講座 として 大塚 保治 を 教授 に 任命 、 美学 講座 を 開い た 世界 で 最初 （ 1899 年 ） の 大学 で ある 。  日本 における 主要 な 美学 関連 学会 として は 美学 会 が あり 、 雑誌 『 美学 』 （ 年 四 回 ） および 欧文 誌   Aesthetics   （ 隔年 ） を 発行 し て いる 。 毎年 十月 に 行わ れる 全国 大会 の ほか 、 年 五 回 関東 および 関西 で 研究 発表 会 が 開催 さ れる 。 なお 2001 年 の 国際 美学 会議 （ 4 年 おき 開催 ） は 日本 で 行わ れ た 。  近代 以前 の 日本 に は 、 西洋 の よう な 一貫 し た 形 で の 思索 の 集大成 として の 「 美学 」 は 無い 。 しかし 、 いき 、 わび など の 個別 の 美意識 は 、 古く から 存在 し て おり 、 また 茶道 や 日本 建築 、 伝統 工芸 品 など を通して 、 さまざま な 形 で 実践 さ れ て き た 。 また 、 歌論 、 能楽 論 、 画 論 など の 個別 の 分野 で の 業績 は ある ものの 、 孤立 し た 天才 の 偉業 という 色彩 が 濃く 、 一枚岩 の 美学 で は ない 。 これら の 美意識 は 、 自然 と 密接 に 関連 し て いる が 、 西洋 美学 は 、 近代 以前 は もっぱら 「 人間 」 を 中心 に 据え た 「 芸術 」 の ため に 発展 し た 。 その ため 、 日本 の 美意識 は 、 西洋 美学 の 視点 から は 、 十分 に 記述 ・ 説明 する こと が でき ない 。 近代 以前 の 日本 の 事物 について 、 「 芸術 」 という 視点 を 持つ 美学 から 論じる と 、 学問 的 文脈 を 無視 し た 議論 と なり 、 慎重 を 期す べき で ある 。 日本人 自身 も 、 日本 の 美意識 を 、 明快 に 定義 ・ 説明 する こと が 困難 で ある の が 現状 で ある 。 今後 、 複数 の 視点 を 生かし た 研究 が 待た れる 。  歴史 的 に 見る と 、 日本 神話 の 天 の 岩戸 の 挿話 は 、 民族 の 危機 が 歌舞 （ うた まい ） の 芸術 によって 救わ れ た という 意味 で あり 、 日本 民族 の 歴史 に 占める 比重 の 大き さ を 示唆 する 。  ここ における 理想 的 人間 は 「 明 （ あか ） き 浄 （ きよ ） き 直 （ なお ） き こころ 」 （ 宣命 ） という 内面 の 曇り の 無い こと に 結晶 し 、 罪 は みそ ぎと 祓い と によって 水 の 果て 、 風 の 果て に 消散 さ れる と する 宗教 的 呪術 的 心情 に は 美 と 清 さ と が なんらかの 形 において 一致 する という 美学 的 思考 が 胎生 し て いる 。  日本 において 美学 的 思考 が 初めて 意識 的 に 理論 化 さ れ た の は 、 『 古今 和歌集 』 「 仮名 序 」 において で ある 。  紀貫之 は 「 仮名 序 」 で 、 和歌 は 純粋 な 心 の 結実 で ある と し た （ 「 やまと 歌 は ひとつ 心 を 種 として よろず の 言の葉 と ぞ なれ り ける 」 ） 。  そして 和歌 は 天地開闢 の 時 から 出来し た と 述べ 、 和歌 に 結集 する 芸術 は 、 「 生き と し 生ける もの 」 の 生 の 表現 が ヒト において その 精華 を 開花 さ せ た もの で ある と し た 。  この 歌論 が 芸術 批評 、 創作 指標 として 理論 化 さ れ た の は 、 藤原公任 の 『 新撰 髄 脳 』 、 『 和歌 九 品 』 以降 において で あり 、 後者 の 9 分 法 は 仏教 における 九 品 蓮台 に よる と 思わ れる が 、 基本 的 に は 中国 唐 代 の 画 論 における 品等 論 の 影響 が 推定 さ れる 。  藤原公任 によって 最高 の 歌 格 と さ れ た 「 あまり の 心 」 は 、 藤原 俊成 、 壬生忠岑 、 そして 鴨長明 によって 「 余情 （ よせ い ） 」 として 深度 化 さ れ 、 幽玄 と 関係 づけ られ た 。  その ころ 歌 風 は 、 「 たけ 」 、 「 長 高 様 」 （ 崇高 あるいは 壮美 ） 、 「 を かし 」 （ 趣向 の 面白 さ に 由来 する 美 ） など 、 美的 カテゴリー の 細分 化 が おこなわ れ 、 「 和歌 十 体 」 として 体系 化 さ れ た 。  藤原 定家 は 、 「 むかし 貫之 歌 の たくみ に たけお よ びがたくことばづよくすがたおもしろき 様 を この み て 余情 妖艶 の 体 を よま ず 」 （ 『 近代 秀歌 』 ） として 、 「 あはれ 」 （ 優美 ） の 範疇 を 開拓 し た 。  藤原 定家 によって 重んじ られ た 幽玄 様 、 右 心 体 の 趣 を 禅 的 思想 で 深め た 正徹 は 、 「 いかなる 事 を 幽玄 体 と 申す べき やら むこ れ ぞ 幽玄 体 と て さだか に 詞 に も 心 に も 思ふ 斗 り いふ べき に は あら ぬ 也 」 と 、 名状 し がたい 悟入 の 境地 と 芸術 の 奥義 と が 照応 し て いる こと を 指摘 し た （ 『 正徹 物語 』 ） 。  ここ から 芸道 の 精神 が 生まれ 、 演劇 論 として は 、 能 の 世阿弥 の 『 花 鏡 』 の 「 動 十 分 心 動 七 分身 」 （ 心 を 十分 に 動かし て 身 を 七 分目 に 動かせ ） という 余情 演技 、 「 せ ぬ が 所 が 面白き 」 という 「 為 手 （ し て ） の 秘 する 所 」 を 中心 と する 能 の 幽玄 論 の 「 かたち なき 姿 」 を 尊重 する 秘伝 に つながる 。  これ は 、 技法 上 の 修練 が 必要 で ある こと に 理解 を 示し た うえ で の 、 俳人 の 松尾 芭蕉 による 、 「 俳諧 は 三 尺 の 童 に さ せよ 初心 の 句 こそ たのもしけれ 」 （ 『 三 冊子 』 ） という 、 「 気 」 の 芸術 の 主張 に つながる 。  この 内面 的 な 自発 性 は 、 『 笈 の 小文 』 に よれ ば 、 西行 の 和歌 、 宗祇 の 連歌 、 雪舟 の 絵 、 千利休 の 茶 を 貫く 風雅 の 精神 で ある 。  この こと を 別 の 側面 から 保証 する よう に 、 文人 画家 の 池大雅 は 、 絵画 で いかなる こと が 困難 で ある か と 質問 さ れ て 、 「 ただ 紙上 に 一物 も なき ところ こそ なし がたし 」 と 答え た という （ 桑山 玉 洲 『 絵 事 鄙 言 』 ） 。  この 気 の 芸術 の 神秘 主義 は 、 宇宙 的 生命 の 自己 表現 から 出発 する 日本 の 美学 思想 に 起源 する が 、 たぶん に 、 中国 思想 、 仏教 思想 の 影響 が ある 。  一方 、 これ に対して 、 純粋 な 日本 的 精神 による 美学 を 主張 し た の は 国学 者 の 本 居 宣 長 で ある 。  本 居 宣長 （ 『 石上 私淑 言 』 ） は 、 「 事 に ふれ て その うれしく かなしき 事 の 心 を わき ま へ しる を 物 の あはれ を 知る といふ 也 」 と 述べ て 、 事象 と 自我 と の 接触 として の 経験 において 事象 の 本質 を 認識 し た うえ で 成立 する 感動 を 、 「 物 の あわ れ 」 と 規定 し た 。  そして 、 これ を 知る 人 を 「 心 ある 人 と いひ 知ら ぬ を 心 なき 人 といふ 也 」 （ 同上 ） として 、 すなわち 「 もののあわれ 」 を 知る こと が 人間 が 人間 たる ゆえん で ある と し た 。  しかるに 、 「 なべて 心 に 深く 感ずる 事 は 人 に いひ きかせ て は やみ が たき物 」 （ 同上 ） で ある の だ から 、 感動 の 表現 は 人間 的 な 必然 と なる 。  その 表現 手段 の 粋 は 、 「 鳥 虫 に 至る まで も （ 中略 ） おのれ おのれ が 歌謡 を なす もの を 人間 として 一向 詠む 事 あた は ざる は 恥ず べき こと の はなはだしき に あら ず や 」 （ 『 あし わけ おぶ ね 』 ） という よう に 、 和歌 で ある 。  かくして 本 居 宣長 において は 、 感覚 的 経験 、 認識 、 感動 、 表現 欲求 、 そして 芸術 制作 という 、 創造 を めぐる 美的 経験 の 構造 分析 が 行なわ れ て いる 。  本 居 宣長 は また 、 「 歌 の 本体 政治 を たす くる ため に も あら ず 身 を お さむ る 為 に も あら ず ただ 心 に 思ふ 事 を いふ より 外 なし 」 （ 同上 ） として 、 儒教 の 教え と は 鋭く 対立 し 、 芸術 の 自律 性 の 主張 し た 点 において も 、 近代 精神 を 先取 する 側面 が あっ た 。  この よう に 美 と 芸術 を 重視 する 思想 的 伝統 が ある ため に 、 西洋 美学 の 摂取 も 成功 し た の で あり 、 西 周 、 中江 兆民 、 森 鴎外 、 高山樗牛 以後 において は 、 東洋 の 伝統 に 立ち 茶道 における 老 荘 の 美学 的 世界 観 を 主張 し た 岡倉 覚三 の 『 茶 の 本 』 、 および 西洋 美学 の 方法 で 歌論 を 研究 し て その 側面 から 範疇 論 を 補足 し た 大西 克礼 の 『 幽玄 と あはれ 』 は 注目 す べき で ある 。パン フォーカス あるいは ディープフォーカス と は 、 写真 または 映画 の 撮影 において 、 被 写 界 深度 を 深く する 事 によって 、 近く の もの から 遠く の もの まで ピント が 合っ て いる よう に 見せる 方法 、 または その 方法 により 撮影 さ れ た 写真 ・ 映画 の こと 。 絞り を 適切 に 絞っ た うえ で 、 焦点 を 無限 遠 より も 手前 に 調整 する こと によって 実現 さ れる 。 「 パン フォーカス 」 は 和製 英語 で あり 、 英語 で は 「 ディープフォーカス 」 など と 言う 。  対義語 は ボケ 表現 。  右 上 の 写真 で は 手前 の バラ から 奥 の 洋館 まで 画面 の すべて の 位置 の ピント が あっ て 見える 。 これ は パン フォーカス の 写真 で ある 。  一方 、 右 下 の 写真 は 手前 の バラ に は ピント が 合っ て いる が 、 背景 は ボケ て いる 。 この よう な 写真 は パン フォーカス で は ない 。  分野 的 に は パン フォーカス は 風景 写真 に よく 用い られる 。 また 、 パン フォーカス の スナップ 写真 も 存在 する 。 これ は ピント を 合わせる 時間 が 節約 でき 、 シャッター チャンス を 逃さ ない という 利点 が ある 。  逆 に あまり パン フォーカス が 用い られ ない 分野 として は 花 の 接写 、 女性 の ポートレート （ やわらかい 表現 が 求め られる ） など が ある 。 また 被 写 界 深度 が 浅い 超 望遠 レンズ で 速い シャッター 速度 が 要求 さ れる スポーツ 写真 で は 、 結果 的 に 背景 が ボケ た もの が 多く 見 られる 。  パン フォーカス の 写真 を 撮る に は 次 の 3 つ の 方法 が 用い られる 。  大型 センサー カメラ で は 、 レンズ の 焦点 距離 が 長く 被 写 界 深度 が 浅い ため 、 特別 に 小 絞り に できる よう に 設計 さ れ て おり （ F 64 、 F 128 といった 絞り 値 が 使用 できる ） 、 絞り込む こと で パン フォーカス を 得る こと が できる ほか 、 アオリ を 使っ て 被 写 界面 を 傾け （ ピント の 合う 面 を 地面 など に 沿わ せ て ） 擬似 的 な パン フォーカス 描写 を 得る こと も できる 。  携帯 電話 に 内蔵 の カメラ や レンズ 付き フィルム 、 トイ カメラ など 安価 な カメラ で は 、 ピント 合わせ 機構 を 省略 し た 固定 焦点 レンズ つき の カメラ が ある が 、 これ は 広角 レンズ に 固定 絞り を 入れ た レンズ を 装着 し て 、 常に パン フォーカス 撮影 と なる よう に 設計 さ れ て いる 。  この よう な 構造 の カメラ は 、 主 に 近距離 ・ 中距離 で の スナップ 撮影 を 意識 し て 設計 さ れ て いる ため 、 ピント 合わせ が できる カメラ と 比べる と 無限 遠 の ピント 精度 が 落ちる もの が 多い 。 ただし 、 通常 は 大 伸ばし し なけれ ば ピント が 外れ て いる よう に 見える こと は 無い 。 これら の カメラ の 実際 の ピント は 、 3 メートル 前後 に 合わせ られ て いる こと が 多い 。  オート フォーカス 普及 以前 の 、 マニュアル 操作 の 普及 機 において 、 日 中 なら パン フォーカス で 撮影 できる 距離 と 、 マニュアル 絞り 機 で あれ ば 適切 な 絞り 値 の ところ に 、 わかり やすい 印 が 付ける など さ れ て いる もの が あっ た 。 手軽 に 失敗 無く 程々 の 品質 の 撮影 が できる 工夫 で あっ た 。  一般 に 被 写 界 深度 は フィルム または 撮像 素子 （ CCD 、 CMOS など ） の サイズ に も 影響 さ れる と いわ れる 。 これ は フィルム や 撮像 素子 の サイズ 自体 の 性質 による の で は ない 。 これ は 、 同じ レンズ を 使っ た とき 、 サイズ が 小さい ほど 画 角 が 狭く なる （ APS - C で 約 1 . 5 倍 、 フォーサーズ で 2 倍 など ） ため 、 例えば 35 ミリ フィルム の 場合 と 同じ 画 角 に し たい とき に は 焦点 距離 の 短い レンズ を 用い なけれ ば なら なく なる から で ある 。 特に コンパクトデジタルカメラ や 携帯 電話 つき の カメラ の 撮像 素子 は 非常 に 小さい もの が 多い ので 、 非常 に 焦点 距離 の 短い レンズ が 用い られる 。 この ため パン フォーカス に なり やすい の で ある 。 （ 逆 に ボケ 表現 に は 向か ない 。 ）  デジタル カメラ で も 例えば 35 ミリ 判 より 撮像 素子 の 大きな 中 判 カメラ の 場合 、 同じ 画 角 を 得る ため に は 焦点 距離 の より 長い レンズ が 必要 と なる ため 、 ボケ の 量 は より 大きく なり 、 より 大きく 絞り 込ま ない と パン フォーカス に なら ない 。 従って 、 デジタル だ から と いっ て パン フォーカス に なり やすい という こと は いえ ない 。  映画 において は 、 絞り を 絞る こと により 一つ の ショット の アクション の 多岐 にわたって ピント を 合わせる こと が できる 。  多く の 重要 な アクション が 奥行き の 異なっ た 焦点 で 同時に 起こる こと を 可能 に し 、 シャロウフォーカス と は 正反対 で ある 。 シャロウフォーカス で は 、 カメラ に 最も 近い ただ 一つ の アクション のみ に 焦点 が 合っ て いる （ もっとも 、 その他 の アクション も ぼやけ て は いる が 見る こと が できる ） 。  パン フォーカス で は 、 観客 が 数 多く の 可能 性 と 選択肢 を 手 に する こと が できる ため 、 映画 における リアリズム 技法 の 一つ と みなさ れ て き た 。 とりわけ 、 ロングテイク （ 長 回し ） と共に 使わ れる 場合 は そう で あっ た 。  その 反面 、 パン フォーカス は 観客 が その ショット あるいは ミゼンセヌ （ 画面 上 の 構成 ） の 数 多く の 異なっ た 地点 に まなざし を 向ける こと を 可能 に する 。  パン フォーカス は 初期 の サイレント 映画 で 用い られ て い た が 、 フィルム ・ ストック の 質 が 変化 し た ため 、 この 技法 を 利用 する の が 困難 に なっ て い た 。  しかし 、 1930 年代 に なっ て はじめて 撮影 監督 の グレッグ・トーランド が 、 演劇 的 な ルック を 求め た ウィリアム ・ ワイラー 監督 の 要望 によって パン フォーカス の 先駆 的 な 仕事 を 成し遂げ た 。 また 、 ソビエト 連邦 （ 当時 ） の エイゼンシュテイン 監督 、 エドゥアルド・ティッセ 撮影 による 『 メキシコ 万歳 』 において 1931 年 に パン フォーカス の 技術 が 採用 さ れ て おり 、 これ が 世界 で 最初 に パン フォーカス を 技法 として 利用 し た 映画 作品 と 唱える 説 も ある 。 しかし 、 屋外 撮影 で のみ 利用 さ れ て いる こと や 、 元々 は ハリウッド 資本 で 製作 さ れ た この 作品 が 日の目 を 見 た の は 1979 年 に なっ て から で ある こと など から 、 パン フォーカス を 用い た 嚆矢 の 作品 として 論及 さ れる こと は 少ない 。  そもそも 、 絞り を しぼっ て 撮影 すれ ば 、 明瞭 に 焦点 が 長く なる の は 分かっ て い た が 、 その ため に は 、 特に 屋内 の 撮影 で は より 感度 の 高い フィルム 、 十分 な 照明 が 必要 で あっ た が 、 グレッグ・トーランド は 『 嵐が丘 』 （ 1939 年 ） で 初めて ミッチェル BNC カメラ を 用い 始める 等 、 この 技法 の 開発 を 始め て い た 。 特に 『 市民 ケーン 』 ( 1941 年 ) で の パン フォーカス の 教科書 的 な 使用 例 は 、 今日 でも 引き合い に 出さ れる ほど 映画 史 的 に は 有名 で ある 。 ヒッチコック や 黒澤 明 も 、 好んで 用い た 事 で 知ら れ て いる 。 黒澤 の 独特 な パン フォーカス 撮影 について は 黒澤 明 を 参照 。オート フォーカス   (" Autofocus ",   AF )   または 自動 焦点 （ じ どう しょ う てん ） と は 、 カメラ の 焦点 を 、 センサー ・ 制御 系 ・ モーター など を 利用 し て 自動的 に 合わせる システム の こと 。 近年 販売 さ れ て いる コンパクトカメラ や 一眼 レフ カメラ の ほとんど に 装備 さ れ て いる 。 また 、 携帯 電話 や スマート フォン の カメラ に も 搭載 さ れ て いる 場合 が 多い 。 アクティブ 方式 と パッシブ 方式 に 大別 さ れる 。 AF と 略さ れる こと が ある 。  オート フォーカス の 方式 は 、 大きく アクティブ 方式 と パッシブ 方式 の 2 つ に 区分 さ れる 。 アクティブ 方式 、 パッシブ 方式 を 併用 し た 製品 も ある 。  一般に ミラー で 光 路 を 曲げる タイプ の カメラ の 場合 、 フィルム 面 （ または 固体 撮像 素子 ） と は 反対 側 の 光 路上 に 、 フォーカス 用 の ラインセンサ を 配置 する 。 実際 に 撮影 する 瞬間 に は フォーカスセンサ に 光 が 当たら ない ため 、 撮影 直前 の 情報 で フォーカス サーボ を 駆動 する こと に なる 。 この 駆動 方式 が 、 用途 により いくつ か 選択 さ れる 。  世界 で 初めて オート フォーカス を 搭載 し た 市販 カメラ は 1977 年 11 月 に 発売 さ れ た 愛称 「 ジャスピンコニカ 」 こと コニカ C 35 AF で ある 。 二つ の 窓 から 入っ た 被写体 像 を 二つ の ミラー （ 片方 は 固定 、 片方 は 可動 ） で 捉え 、 その 二つ の 像 が 合致 する 箇所 を 判断 、 その ピント 位置 に レンズ を 駆動 する 。 すなわち 二 重 像 合致 式 の 距離 計 を 自動 化 し た 原理 で ある 。 これ が ベストセラー と なり ヤシカ AF が 1978 年 10 月 、 フラッシュフジカ AF が 1978 年 11 月 、 ミノルタハイマチック AF が 1979 年 10 月 、 キヤノン 「 オート ボーイ 」 AF 35 M が 1979 年 11 月 、 ローライフラッシュ 35 AF が 1980 年 4 月 、 マミヤ 135 AF が 1981 年 5 月 、 オリンパス C - AF が 1981 年 3 月 、 ペンタックス CP 35 AF が 1982 年 11 月 、 ニコン 「 ピカ イチ 」 L 35 AF が 1983 年 3 月 と 各社 追随 し た 。 ほぼ 同 時期 ながら 1978 年 ポラロイド SX - 70 は 唯一 超 音波 を 被写体 に 投射 し て 距離 を 測定 する システム にて オート フォーカス を 実現 し た 。  日本 光学 工業 （ 現 ニコン ） は ニコン F 2 時代 オートフォーカスニッコール 80 mmF 4 . 5 を 試作 し た が 市販 さ れ なかっ た 。 「 世界 初 の 市販 オート フォーカス 一 眼 レフ カメラ 」 は リコー の 「 スクープアイ 」 こと リコー XR 6 と AF リケノン 50 mmF 2 の セット で ある 。 AF リケノン 50 mmF 2 は 交換 レンズ 側 に 測 距 と 自動 焦点 機能 を 持ち K マウント の ボディ − なら どれ に 装着 し て も オート フォーカス が 可能 で あっ た が 、 リコー XR 6 と セット 販売 さ れ た 。 しかし これ は マイナー メーカー で あっ た せい か 、 あまり 話題 に なら なかっ た 。  1981 年 11 月 発売 さ れ た ペンタックス ME   F と SMC ペンタックス AF ズーム 35 - 70 mmF 2 . 8 の セット は 、 カメラ ボディー に TTL フォーカス センサー が あり 、 ここ で 検知 し た ピント を マウント を通じて レンズ に 伝え 、 レンズ 内 の モーター が レンズ を 駆動 する 形式 で ある 。 一般 に は これ が 「 世界 初 の 市販 オート フォーカス 一 眼 レフ 」 として 知ら れ て いる 。 オリンパス OM 30 と ズイコー 35 - 70 mmF 4 AF の セット も ほぼ 同じ 形式 で オート フォーカス を 実現 し た 。  レンズ メーカー で あっ た コシナ は 、 どの カメラ で も オート フォーカス 化 できる よう に AF リケノン 50 mmF 2 の よう に レンズ のみ で 完結 する 75 - 200 F 4 . 5 AF 、 1987 年 に は コンパクト な 標準 ズーム 28 - 70 mmF 3 . 5 - 4 . 8 AF を 発売 し た 。 マウント は ニコン 、 キヤノン 、 ミノルタ 等 7 種 。  プロスペック 機 として は ニコン F 3 AF と AiAF ニッコール 80 mmF 2 . 8 S 、 AiAFED ニッコール 200 mm 3 . 5 S 、 TC - 16 S の セット が 挙げ られる 。  しかし これら は 、 いずれ も 爆発 的 な 人気 を 得る こと は でき なかっ た 。 オート フォーカス 一 眼 レフ カメラ が 、 完成 し た 製品 として 消費 者 に 迎え られ た の は 、 1985 年 2 月 発売 の ミノルタ α - 7000 が 最初 で ある 。  変り種 として は 、 ヤシカ を 吸収 合併 し た 京セラ が コンタックスブランド で 販売 し て い た 一眼 レフ ボディ で 、 「 フィルム 像 面 を 移動 」 さ せる 事 で オート フォーカス 動作 を 行なう コンタックス・ AX が ある 。 描写 に は 定評 が ある 従来 の カールツァイス 製 レンズ を そのまま 使え て オート フォーカス 動作 が 可能 （ 機種 専用 の レンズ を 用意 する 必要 が 無い ） という 利点 が ある 一方 、 ボディ 内部 は 二 重 構造 と なり 厚ぼったく 、 携帯 性 や デザイン に 難 が 発生 し た ため 、 ヒット と は なら なかっ た 。  1987 年 、 アメリカ の ハネウェル は ミノルタ （ 現 コニカミノルタホールディングス ） が 製造 ・ 販売 し て い た オート フォーカス 式 一 眼 レフ α シリーズ の 自動 焦点 機構 が 自社 の 特許 を 侵害 し て いる と アメリカ 連邦 地裁 に 提訴 、 1992 年 特許 侵害 を 認める 評決 が 出 て 、 最終 的 に ミノルタ は 約 165 億 円 を 支払う 内容 の 和解 に 応じ た 。 アメリカ 流 の 訴訟 社会 の 厳し さ 、 知的 財産 権 の 重要 性 を 日本 国内 に 知ら しめ た 事件 で ある 。引き伸ばし 機 （ ひきのばし き ） と は 、 写真 フィルム の 像 を 拡大 ・ 投影 し 、 印画 紙 に 焼き付ける ため の 機械 で ある 。  引き伸ばし 機 が い つ 頃 発明 さ れ た の か は はっきり と は わかっ て い ない 。 しかし 一般 的 に なっ た の は ライカ の 発売 に よる と さ れ て いる 。 それ まで の カメラ は フィルム ないし 乾板 を 印画 紙 に 密着 さ せ ポジ 像 を 得 て い た が 、 35 mm フィルム は そのまま で は 鑑賞 が 難しい 大き さ な ので 、 エルンスト・ライツ は ライカ の システム の 一環 として 引き伸ばし 機 を 用意 し て い た 。  初期 の 引き伸ばし 機 は 太陽光 を 使う もの も あっ た が 、 現在 で は 専用 の 電球 や コールド ライト を 使う もの が 主流 で ある 。 ただし 、 プラチナ プリント など 露光 に 紫外線 を 使う 場合 、 紫外線 蛍光 灯 を 使う 場合 も ある 。  引き伸ばし 用 電球 は 一見 普通 の 電球 に 見える が 、 点灯 スイッチ を 入れ て から 明るく なる の が 早い 仕様 で ある 。 普通 の 電球 は スイッチ を 入れる と 最初 暗く 点灯 し 、 だんだん 明るく なり 、 しばらく 経っ て 一定 の 明る さ と なる 。 それでは 露光 時間 を 倍 に し て も 露光 量 が 正確 な 倍 に なら ず 、 一種 の 相 反則 不 規 が 発生 する 。 プリント さえ できれ ば 良い の で あれ ば 代用 できる と 言え なく も ない が 、 露出 を コントロール する ため に は 引き伸ばし 用 電球 を 使用 する 必要 が ある 。  集散 光 式 、 散光 式 など が ある 。  モノクロ 引き伸ばし 機 で は 集散 光 式 、 カラー 引き伸ばし 機 で は 散光 式 を 採用 し て いる こと が 多い 。 機種 によって は 、 ヘッド の 部分 を 変える こと により 集散 光 式 、 散光 式 の どちら でも 使う こと が できる よう に なっ て いる 。  引き伸ばし レンズ は フィルム の 像 を 拡大 ・ 投影 する ため に 用い られる 。  カメラ レンズ の 互換 性 が 低い の と は 異なり 、 ほとんど の 引き伸ばし レンズ は マウント に ライカ L マウント を 使っ て いる ため 、 さまざま な レンズ メーカー の レンズ を 使う こと が 可能 で ある 。  ブランド として は ローデンシュトック の ロダゴン や ロゴナー 、 シュナイダー・クロイツナッハ の コンポノン や コンポナー 、 ライカ の フォコター 、 コダック の エンラージング・エクター 、 富士フイルム の フジ ノン EX や フジ ノン ES や フジナー E 、 ニコン の EL ニッコール 、 ミノルタ の CE ロッコール や E ロッコール 等 が 知ら れる 。 ただし カラー 化 、 さらに は デジタル 化 に 伴い 引き伸ばし 市場 は 縮小 し て おり 、 上 に 挙げ た 中 でも 撤退 し た メーカー が 多い 。  大きい プリント を 作る 際 に は ヘッド の 位置 を 上げ なけれ ば なら ず 小さい プリント を 作る 際 に は ヘッド の 位置 を 下げ なけれ ば なら ない 。 あまりに ヘッド の 位置 が 高い と ピント 合わせ が 大変 で あり 、 あまりに ヘッド の 位置 が 低い と イーゼル の 開閉 や 覆い 焼き 等 に 支障 が 出る ので 、 作る プリント の 大き さ と ネガ の 大き さ に 合っ た 焦点 距離 の レンズ を 選択 する 必要 が ある 。 使用 する 引き伸ばし レンズ の 焦点 距離 は 撮影 時 に 標準 レンズ と 呼ば れる 焦点 距離 を 基本 と し 、 大きい プリント を 作る 際 に は 短め 、 小さな プリント を 作る 際 に は 長め の 焦点 距離 の レンズ を 選ぶ 。 具体 的 に は  が 目安 で ある 。  フィルム キャリア と は 、 フィルム を 挟ん で 引き伸ばし 機 に セット する ため の ホルダー で ある 。  各種 フォーマット 専用 の もの 、 ユニバーサル キャリア という 様々 な フォーマット に 対応 できる もの まで 様々 で ある 。 ユニバーサル キャリア に は フィルム の 四辺 を 囲む 羽根 が つい て おり 、 これ を スライド さ せる こと により 開口 部 の 面積 を 変える こと が できる 。  また ガラス なし 、 片面 ガラス 付 、 両面 ガラス 付 など の タイプ に 分かれる 。  簡易 に は アンチ ニュートン ガラス 2 枚 で ネガ を 挟む こと で 代用 でき 、 面倒 で は ある が 平面 性 も 高く 保持 できる 。  カラー 引き伸ばし 機 は 、 色 調整 用 CP フィルター （ イエロー・マゼンタ・シアン ） を 入れる こと によって 色 補正 が できる よう に なっ て いる 。 現在 は ダイヤル を 回す こと によって 値 を 簡単 に 変える こと が できる ダイクロイックフィルター を 装備 する 製品 が 大半 で ある 。 作業 は 若干 煩雑 に なる が 、 モノクロ 引き伸ばし 機 で あっ て も 撮影 用 の CC フィルタ を フィルター ポケット や 引き伸ばし レンズ の 下 に 挿入 する こと で カラー 引き伸ばし 機 として 使う こと が 可能 で ある 。  多 階 調印 画 紙 を 使う 場合 は 専用 の フィルター を フィルター ポケット に 挿入 する の が 一般 的 で ある が 、 カラー 引き伸ばし 機 の 色 調整 機能 を 使っ て も 可能 で ある 。  引き伸ばし 機 と セット で 使う こと が できる オプション 機材 として は 以下 の よう な もの が ある 。  使う フィルム の フォーマット により  の 大きく 3 つ に 分け られる 。  また これら の 引き伸ばし 機 以外 に も ミノックス 判 専用 、 16 mm フィルム 専用 の 引き伸ばし 機 など も 存在 する 。  多く の 引き伸ばし 機 で は ヘッド の 部分 を 支柱 を 中心 に 180 度 回転 さ せ て 床 面 投影 、 もしくは 90 度 回転 さ せ て 壁面 投影 さ せる こと が できる 。 こう する こと で 全紙 や ロール 紙 など の 大 サイズ の 印画 紙 へ の 引き伸ばし が 可能 と なる 。 この 場合 イーゼル マスク を 使用 する こと が でき ない ため 、 粘着 テープ など で 壁面 もしくは 床 面 に 直接 印画 紙 を 固定 し て 使用 する 。  自動的 に 焼き増し を する ミニ ラボ 装置 が 普及 し た こと に 加え 、 デジタル カメラ の 普及 で フィルム カメラ の 需要 が 少なく なっ た ため 、 2010 年 現在 、 引き伸ばし 機 単体 の 需要 は 少なく なり つつ ある 。アニメーション （ ） は 、 動画 （ どう が ） と も 呼ば れ 、 コマ 撮り など によって 、 複数 の 静止 画像 により 動き を 作る 技術 。 連続 し て 変化 する 絵 や 物 により 発生 する 仮 現 運動 を 利用 し た 映像 手法 で ある 。 略語 は アニメ 。  （ アニメーション ） は 、 ラテン語 で 霊魂 を 意味 する （ アニマ ） に 由来 し て おり 、 生命 の ない 動か ない もの に 命 を 与え て 動かす こと を 意味 する 。  明治 期 末 に 国外 から 短編 アニメーション が 輸入 、 上映 さ れ 、 「 凸坊 新 画帖 」 と 題さ れ て 公開 さ れ た 。 これ が 最初 の アニメーション の 日本語 訳 と も みなさ れる 。  黎明 期 の 国産 アニメ 第 1 号 として は 長く 、 映画 雑誌 『 キネマ レコード 』 1917 年 （ 大正 6 年 ） 7 月 号 に 、 天然色 活動 写真 株式会社 （ 天 活 ） が 東京 ・ 浅草 の キネマ 倶楽部 で 同年 1 月 に 上映 し た と の 記述 が あり 、 作品 名 は 「 芋川 椋 三 玄関番 の 巻 」 （ 下川 凹天作 ） の 可能 性 が 高い と さ れ て き た 。 これ に対して 、 ドイツ の 研究 者 が 同 作品 の 公開 は 4 月 で 、 天 活 で 下川 が 制作 し た 「 凸坊 新 画帖   名案 の 失敗 」 が 1917 年 2 月 初旬 上映 で 先行 する と の 異説 を 提起 。 さらに アニメ 史 研究 家 の 渡辺 泰 ら が 『 活動 写真 雑誌 』 1917 年 3 月 号 に 、 同年 1 月 に 下川 作 「 凸坊 新 画帖   芋 助 猪狩 の 巻 」 が 封切ら れ た とある こと を 指摘 し た が 、 フィルム 現物 や 他 の 記録 が 未 発見 な ため 、 未だに 確定 し て い ない 。  アニメ の 主流 で ある 商業 用 セル アニメーション は 、 映画 の 場合 は 「 漫画 映画 」 、 テレビ の 場合 は 「 テレビ 漫画 」 と 呼ば れ て い た が 、 今日 で は 「 animation 」 を そのまま カタカナ に 訳し た 「 アニメーション 」 、 略し て 「 アニメ 」 と 呼ば れ て いる 。 「 動画 」 は 、 日本 最初 期 の アニメーション 制作 専門 会社 で ある 日本 動画 株式会社 設立 に 加わっ た アニメーター の 政 岡 憲三 による 提唱 で 、 アニメーション の 日本語 訳 として 使わ れ 、 その後 も アニメーション 業界 団体 が 多数 加盟 し て いる 社団 法人 日本 動画 協会 や 、 制作 工程 で の 原画 ・ 動画 として など に も 使わ れ て いる 。 さらに 遡る と 、 「 線画 」 「 漫画 」 「 繰 画 」 という 呼称 が あっ た と いう 。  映画 の クレジット 等 の 記録 で は 、 1930 年代 は 「 線画 」 が ほとんど で あっ た 。 「 線画 」 の 概念 に は 、 「 線 」 による 「 画 」 という 意味 が あり 、 実写 映画 に 使わ れる 地図 、 グラフ や 図表 など を 意味 する こと が あっ た 。 スタッフ は アニメーション だけ で なく 、 地図 、 グラフ や 表 、 字幕 など も 描く こと が あっ た 。  1940 年代 は 「 線画 」 と 「 動画 」 が 混在 し 、 第 二 次 世界 大戦 後 は 、 ほとんど 「 動画 」 が 使わ れる よう に なっ た 。  1943 年 の アニメーション 入り の 実写 映画 『 ニッポン バンザイ 』 （ 朝日 映画 社 ） で は 、 「 線画 」 が 使わ れ て いる 。 同年 の フル アニメーション 映画 『 くも とち ゅうりっぷ 』 で は 、 「 動画 」 が クレジット に 使用 さ れ 、 製作 は 松竹 動画 研究所 と なっ て いる 。  1944 年 、 それ まで 「 線画 」 を 使用 し て い た 朝日 映画 社 も 、 『 フク ちゃん の 潜水 艦 』 で 「 動画 」 の クレジット を 入れる 。  1947 年 、 日本 動画 社 が 設立 。 製作 さ れ た 『 すて 猫 トラ ちゃん 』 で も 、 「 動画 」 が クレジット として 使わ れ た 。  1948 年 7 月 5 日 の 参議院 労働 委員 会 で 、 東宝 の 労働 問題 に関する 報告 の なか で 、 「 動画 」 が 使用 さ れ て いる 。  1960 年代 から 1980 年代 頃 まで は 、 アニメーション 映画 興行 の 『 東映 まんが まつり 』 や テレビ アニメ の 『 まんが 日本 昔ばなし 』 など 、 「 まんが 」 が 使わ れ て いる 。 当時 の 世代 の 人 は 、 今 でも アニメ の こと を 「 漫画 映画 」 「 テレビ まんが 」 「 TV マンガ 」 と 呼ぶ こと が ある 。 また 主題歌 CD 集 など で は 2000 年代 において も 現行 作品 を 指し て アニメーション と 特撮 を 一括 し て テレビ まんが と 呼ぶ 事例 も ある 。  1980 年代 以降 は 、 テレビ や 映画 など の 映像 物 で ある 動画 の 「 アニメ 」 と 、 印刷物 など 静止 画 の 「 漫画 」 は 区別 さ れ て 呼称 さ れる よう に なり 、 アニメーション を 「 漫画 」 と する 用例 は 衰退 し て いっ た 。  詳細 は それぞれ の 項目 を 参照 の こと 。  その他 に 、 油絵 、 黒板 に チョーク で 描い た 絵 、 岩 に 描い た 絵 など を コマ 撮り する など の 様々 な 手法 が ある 。  その他 に 、 砂絵 や 毛糸 を 置い て 作っ た 絵 や 、 平面 に 貼り 付け た 粘土 を コマ 撮り する など 、 様々 な 技法 が 存在 する 。宇宙 作家 クラブ （ うち ゅうさっかくらぶ   ） は 、 1999 年 創立 の 任意 団体 で 、 作家 や フリーライター など 、 宇宙 開発 に 関心 を 持つ 同人 クリエイター 集団 。 宇宙 開発 の 取材 が 個人 で は 難しい ため 作ら れ た 。  所属 し て いる 作家 ら が 取材 し た ロケット の 打ち上げ など 、 様々 な 宇宙 開発 に関する でき ごと を 、 ニュース として 宇宙 作家 クラブ の   Web   サイト から 発信 し て いる 。  （ その 他 2009 年 1 月 現在 、 133 名 が 加盟 。 公式 ホームページメンバーリスト を 参照 の こと ）固体 撮像 素子 （ こ たいさ つ ぞ うそ し 、 英語 :   solid   state   image   sensor ） は 、 半導体 チップ の 集積 回路 による 、 撮像 素子 （ イメージセンサ ） で ある 。 従来 の 真空 管 の 一 種 で ある 撮像 管 に 代わり 、 単 結晶 の 半導体 という 「 固体 」 の 内部 で 起きる 現象 を 利用 し た もの で ある こと から その 名 が ある 。 様々 な 分類 法 が ある が 、 一 例 を 上げれ ば 、 材料 ・ 素子 ・ 電荷 の 転送 方式 など 半導体 技術 や 電子 工学 の 観点 から の 分類 、 走査 方式 や 用途 から の 分類 、 など といった 分類 が ある 。  最初 に 実用 化 さ れ た 固体 撮像 素子 は CCD イメージセンサ で 画質 も 後発 の CMOS イメージセンサ を 凌駕 し て い た ものの 、 製造 に は 専用 の 生産 ライン が 必要 な ため 、 CMOS イメージセンサ と 比較 し て 2 から 4 倍 くらい 高額 だっ た 。 既存 の CMOS プロセス を 流用 し て 製造 できる CMOS イメージセンサ は CCD イメージセンサ より も 消費 電力 も 少なく 、 原理 的 に スミア や ブルーミング が 発生 し ない という 長所 が あり 、 高速 読み出し も 可能 で 論理 回路 を 同 一 製造 プロセス で 組み込める こと から 、 画像 処理 回路 を オンチップ 化 し て 画像 認識 デバイス 等 へ 応用 が 進み 、 現在 で は CCD と 比較 し て 劣っ て い た 画質 も 改善 し て 上回る 製品 も ある 。  いわゆる 半導体 プロセス 等 の 技術 的 方式 から の 分類 で ある 。 現在 、 固体 撮像 素子 の 主流 は CCD イメージセンサ と CMOS イメージセンサ で ある 。 いずれ も 光 を 検出 し て 電荷 を 発生 さ せる フォト ダイオード を 光 電 変換 素子 に 使用 する が 、 その 構造 の 違い による 最も 大きな 特徴 は 、 変換 さ れ た 電荷 の 転送 方式 が 異なる こと で ある 。 CCD は 隣 同士 で 並ん で いる セル に 順番 に 電荷 を 受け 渡す こと で 順次 データ を 読み出す （ シーケンシャル アクセス ） 方式 の デバイス で ある の に対し 、 CMOS センサ は メモリ チップ の よう に ロウ と カラム で 直接 データ を 読み出す （ ランダムアクセス ） 方式 の デバイス で ある こと で ある 。 構造 の 違い など による 、 両者 の 主 な 特徴 を まとめる と 次 の よう に なる 。  放送 用 テレビ カメラ で は 撮像 時 の 色 分解 に ダイクロイックプリズム が 使用 さ れる が 、 この 方法 は 小型 化 が 困難 な ため 、 一般 向け の ビデオカメラ や デジタル カメラ の 撮像 素子 で は バイヤー フィルター の よう に モザイク 状 の カラー フィルタ を 配置 する 方法 が 採ら れ て いる 。 ただし 、 この 方式 で は 光 の 利用 効率 が 悪く 、 画質 の 面 で も 劣る ため 、 これ を 改善 する 手立て として 有機 光 電 変換 膜 （ organic   photoelectric   conversion   layer 、 OPC   layer ） を 撮像 素子 に 利用 する 方法 が 研究 さ れ て き た 。 RGB 各 色 に 反応 する 有機 膜 を 3 層 に 重ね て 使用 する が 、 対象 と する 色 以外 の 光 は 透過 する ため 、 光 の 変換 効率 が 良い 。 この 方式 の 実用 化 に は 、 量子 効率 の さら なる 向上 や 製造 上 の 課題 が 残っ て いる 。  リニアイメージセンサ （ 一 次元 イメージセンサ 、 ラインイメージセンサ ） と 、 エリアイメージセンサ （ 二 次元 イメージセンサ ） に 分類 できる 。 前者 が 用い られ て いる 例 に は ファクシミリ や 複写 機 、 イメージ スキャナ など が あり 、 後者 の 例 として は ビデオカメラ や デジタルスチルカメラ など が ある 。  リニアイメージセンサ は 撮像 素子 を 一 列 に 配置 し た もの で 、 広がり を もつ 領域 を 撮像 する に は 、 対象 物 （ 文書 など ） を センサ 列 と 直角 方向 に 走査 （ スキャン ） する 必要 が ある 。 対象 物 を 移動 さ せ ながら ライン 単位 で 撮影 する こと で 、 一方向 から で は 全体 を 捕え られ ない 立体 物 を 撮影 する （ たとえば 、 円筒 状 の 対象 を 回転 さ せ ながら 撮影 ） など の 応用 が 可能 で ある 。 また 、 エリアイメージセンサ より も 高 分解能 を 持つ という 特徴 を 生かし 、 ファックス など の 民生 機器 以外 に 変位 センサ や 医療 分野 の スキャン 装置 に も 応用 さ れ て いる 。 対象 物 自体 が 任意 に 動き回る 場合 の 撮影 に は 向か ない 。  以上 は 走査 を 前提 と し た 応用 で ある が 、 一 次元 の 情報 のみ で 十分 な ため 走査 等 を せ ず 固定 で 利用 さ れる 場合 も ある 。 銀 塩 カメラ 時代 の 利用 例 として 、 オートフォーカスシステム の 相関 検出 用 に 、 画面 中央 部 の 横 一 列 の パターン を 取得 する ため に 使用 し て い た 。  エリアイメージセンサ は 一般 に ディジタル カメラ や ビデオカメラ で 多用 さ れ て いる 。 フォト ダイオード を 二 次元 に 配列 し た もの で 、 一 度 に 一 画面 全体 の イメージ を 光 電 変換 する こと が でき 、 静止 画 や 動画 など の 映像 を 撮影 する の に 用い られる 。  イメージセンサ に は 、 通常 の 映像 用 イメージセンサ の ほか に 赤外線 の 撮像 に 特 化 し た もの も ある 。 赤外線 イメージセンサ は 霧 が 出 て いる よう な 天候 や 闇夜 に 強い ため 、 防衛 分野 や 監視 用 カメラ に 利用 さ れ て いる 。  赤外線 域 に 感度 が あり 、 狭い バンド ギャップ を 持つ フォト トランジスタ を 使用 する タイプ の 赤外線 イメージセンサ は 高 感度 で 分解能 に 優れる が 、 ノイズ を 減らす ため に 冷却 装置 を 必要 と する 。 この 種類 の 赤外線 イメージセンサ を 量子 型 、 または 冷却 の 必要 性 から 冷却 型 と 呼ぶ 。  一方 、 冷却 を 必要 と し ない 、 非 冷却 型 と 呼ば れる 赤外線 イメージセンサ も 存在 する 。 非 冷却 型 イメージセンサ に は 温度 の 変化 を 検出 する ため の 焦 電 素子 や 熱 電 対 、 ボロメータ が 使用 さ れる 。 温度 の 変化 を 捕え て 撮像 する こと から 、 前述 の 量子 型 に対して 熱型 と も 呼ば れる 。 非 冷却 型 は 近年 の 微細 加工 技術 の 進展 により 実用 化 さ れ た 。 画質 は 一般 的 に は 量子 型 の 方 が 優れ て いる 。  X 線 写真 の 撮影 を 目的 として フラットパネルディテクター が 使用 さ れる 。 X 線 を 硫酸 ガドリニウム や ヨウ 化 セシウム など の 蛍光 体 ( シンチレータ ) を 入射 し た X 線 で 励起 し て 発生 し た 光 を フォト ダイオード で 電気 信号 に 変換 する 間接 変換 方式 と 直接 電気 信号 に 変換 する 直接 変換 方式 が あり 、 どちら も 原理 的 に は CMOS イメージセンサ と 共通 する 点 が あり 、 TFT 液晶 で 培わ れ た 製造 技術 が 応用 さ れ て いる 。アリストテレス （ アリストテレース 、   -   、 、 前 384 年   -   前 322 年 3 月 7 日 ） は 、 古代 ギリシア の 哲学 者 で ある 。  プラトン の 弟子 で あり 、 ソクラテス 、 プラトン とともに 、 しばしば 「 西洋 」 最大 の 哲学 者 の 一 人 と さ れ 、 その 多岐 にわたる 自然 研究 の 業績 から 「 万 学 の 祖 」 と も 呼ば れる 。 特に 動物 に関する 体系 的 な 研究 は 古代 世界 で は 東西 に 類 を 見 ない 。 イスラーム 哲学 や 中世 スコラ 学 、 さらに は 近代 哲学 ・ 論理 学 に 多大 な 影響 を 与え た 。 また 、 マケドニア 王 アレクサンドロス 3 世 （ 通称 アレクサンドロス 大王 ） の 家庭 教師 で あっ た こと で も 知ら れる 。  アリストテレス は 、 人間 の 本性 が 「 知 を 愛する 」 こと に ある と 考え た 。 ギリシャ 語 で は これ を フィロソフィア （ ） と 呼ぶ 。 フィロ は 「 愛する 」 、 ソフィア は 「 知 」 を 意味 する 。 この 言葉 が ヨーロッパ の 各国 の 言語 で 「 哲学 」 を 意味 する 言葉 の 語源 と なっ た 。 著作 集 は 日本語 版 で 17 巻 に 及ぶ が 、 内訳 は 形而上学 、 倫理 学 、 論理 学 といった 哲学 関係 の ほか 、 政治 学 、 宇宙 論 、 天体 学 、 自然 学 （ 物理 学 ） 、 気象 学 、 博物 誌 学的 な もの から 分析 的 な もの 、 その他 、 生物 学 、 詩学 、 演劇 学 、 および 現在 で いう 心理 学 など も 含ま れ て おり 多岐 に わたる 。 アリストテレス は これら を すべて フィロソフィア と 呼ん で い た 。 アリストテレス の いう 「 哲学 」 と は 知的 欲求 を 満たす 知的 行為 そのもの と 、 その 行為 の 結果 全体 で あり 、 現在 の 学問 の ほとんど が 彼 の 「 哲学 」 の 範疇 に 含ま れ て いる 。  名前 の 由来 は ギリシア 語 の   aristos   （ 最高 の ） と   telos   （ 目的 ） から  紀元前 384 年 、 トラキア 地方 の スタゲイロス （ 後 の スタゲイラ ） にて 出生 。 スタゲイロス は カルキディケ 半島 の 小さな ギリシア 人 植民 町 で 、 当時 マケドニア 王国 の 支配 下 に あっ た 。 父 は ニコマコス と いい 、 マケドニア 王 アミュンタス 3 世 の 侍医 で あっ た と いう 。 幼少 に し て 両親 を 亡くし 、 義兄 プロクセノス を 後見人 として 少年 期 を 過ごす 。 この ため 、 マケドニア の 首都 ペルラ から 後見人 の 居住 地 で ある 小 アジア の アタルネウス に 移住 し た と も 推測 さ れ て いる が 、 明確 な こと は 伝わっ て い ない 。  紀元前 367 年 、 17 - 18 歳 に し て 、 「 ギリシア の 学校 」 と ペリクレス の 謳っ た アテ ナイ に 上り 、 そこで プラトン 主催 の 学園 、 アカデメイア に 入門 し た 。 修業 時代 の アリストテレス について は 真偽 の 定か なら ぬ さまざま な 話 が 伝え られ て いる が 、 一説 に は 、 親 の 遺産 を 食い潰し た 挙句 、 食い扶持 の ため に 軍隊 に 入る も 挫折 し 、 除隊 後 に 医師 （ くすし ） として 身 を 立てよ う と し た が うまく 行か ず 、 それで プラトン の 門 を 叩い た の だ と 言う 者 も い た 。 いずれ に せよ 、 かれ は そこ で 勉学 に 励み 、 プラトン が 死去 する まで の 20 年 近い 年月 、 学徒 として アカデメイア の 門 に 留まる こと に なる 。 アリストテレス は 師 プラトン から 「 学校 の 精神 」 と 評さ れ た と も 伝え られ 、 時には 教師 として 後進 を 指導 する こと も あっ た と 想像 さ れ て いる 。 紀元前 347 年 に プラトン が 亡くなる と 、 その 甥 に当たる スペウシッポス が 学頭 に 選ば れる 。 この 時期 、 アリストテレス は 学園 を 辞し て アテ ナイ を 去る 。 アリストテレス が 学園 を 去っ た 理由 に は 諸説 ある が 、 デモステネス ら の 反 マケドニア 派 が 勢いづい て い た 当時 の アテ ナイ は 、 マケドニア と 縁 の 深い 在留 外国 人 にとって 困難 な 情況 に あっ た こと も 理由 の ひとつ と 言わ れ て いる 。 その後 アカデメイア は 、 529 年 に 東 ローマ帝国 皇帝 ユスティニアヌス 1 世 （ 在位   527 年   -   565 年 ） によって 閉鎖 さ れる まで 続い た 。  アカデメイア を 去っ た アリストテレス は 、 アカデメイア 時代 の 学友 で 小 アジア の アッソス の 僭主 で ある ヘルミアス の 招き に 応じ て アッソス の 街 へ 移住 し 、 ここ で ヘルミアス の 姪 にあたる ピュティアス と 結婚 し た 。 その後 紀元前 345 年 に ヘルミアス が ペ ルシア 帝国 によって 捕縛 さ れる と 難 を 逃れる ため に アッソス の 対岸 に 位置 する レスボス 島 の ミュティレネ に 移住 し た 。 ここ で は アリストテレス は 主 に 生物 学 の 研究 に いそしん で い た 。  紀元前 342 年 、 42 歳 頃 、 マケドニア 王 フィリッポス 2 世 の 招聘 により 、 当時 13 歳 で あっ た 王子 アレクサンドロス （ 後 の アレクサンドロス 大王 ） の 師傅 と なっ た 。 アリストテレス は 首都 ペラ から 離れ た ところ に ミエザ の 学園 を 作り 、 弁論 術 、 文学 、 科学 、 医学 、 そして 哲学 を 教え た 。 ミエザ の 学園 に は アレクサンドロス の ほか に も 貴族 階級 の 子弟 が 彼 の 学友 として 多く 学ん で おり 、 のち に 彼ら は マケドニア 王国 の 中核 を 担う 存在 と なっ て いっ た 。  教え子 アレクサンドロス が 王 に 即位 （ 紀元前 336 年 ） し た 翌年 の 紀元前 335 年 、 49 歳 頃 、 アテ ナイ に 戻り 、 自身 の 指示 により アテ ナイ 郊外 に 学園 「 リュケイオン 」 を 開設 し た （ リュケイオン と は 、 アテ ナイ 東部 郊外 の 、 アポロン・リュケイオス の 神域 たる 土地 を 指す ） 。 弟子 たち と は 学園 の 歩廊 （ ペリパトス ） を 逍遥 （ そぞろ 歩き 、 散歩 ） し ながら 議論 を 交わし た ため 、 かれ の 学派 は 逍遥 学派 （ ペリパトス 学派 ） と 呼ば れ た 。 この リュケイオン も また 、 529 年 に ユスティニアヌス 1 世 によって 閉鎖 さ れる まで 、 アカデメイア と 対抗 し ながら 存続 し た 。  紀元前 323 年 に アレクサンドロス 大王 が 没する と 、 広大 な アレクサンドロス 帝国 は 政情 不安 に 陥り 、 マケドニア の 支配 力 は 大きく 減退 し た 。 これ に 伴っ て アテ ナイ で は マケドニア 人 に対する 迫害 が 起こっ た ため 、 紀元前 323 年 、 61 歳 頃 、 母方 の 故郷 で ある エウボイア 島 の カルキス に 身 を 寄せ た 。 しかし 、 そこで 病 に 倒れ （ あるいは 毒 人参 を あおっ た とも ） 、 紀元前 322 年 、 62 歳 で 死去 し て いる 。  アリストテレス の 著作 は 元々 550 巻 ほど あっ た と も さ れる が 、 そのうち 現存 し て いる の は 約 3 分の 1 で ある 。 ほとんど が 講義 の ため の ノート 、 あるいは 自分 用 に 認め た 研究 ノート で あり 、 公開 を 想定 し て い なかっ た ため 簡潔 な 文体 で 書か れ て いる 。 この 著作 は リュケイオン に 残さ れ て い た ものの 、 アレクサンドリア 図書館 が 建設 さ れ 資料 を 収集 し はじめる と 、 その 資料 は 小 アジア に 隠さ れ 、 そのまま 忘れ去ら れ た 。 この 資料 は およそ 2 世紀 後 の 紀元前 1 世紀 に 再 発見 さ れ 、 リュケイオン に 戻さ れ た 。 この 資料 は ペリパトス 学派 の 11 代目 学 頭 で ある ロドス 島 の アンドロニコス によって 紀元前 30 年 頃 に 整理 ・ 編集 さ れ た 。 それ が 現在 、 『 アリストテレス 全集 』 と 呼称 さ れ て いる 文献 で ある 。 したがって 、 われわれ に 残さ れ て いる 記述 は アリストテレス が 意図 し た もの と 異なっ て いる 可能 性 が 高い 。  キケロ ら の 証言 に よれ ば 、 師 プラトン 同様 、 アリストテレス も いくつ か 対話 篇 を 書い た よう で ある が 、 まとまっ た 形 で 伝 存 し て いる もの は ない 。  アリストテレス は 、 「 論理 学 」 が あらゆる 学問 成果 を 手 に 入れる ため の 「 道具 」 （ オルガノン ） で ある こと を 前提 と し た 上 で 、 学問 体系 を 「 理論 」 （ テオリア ） 、 「 実践 」 （ プラクシス ） 、 「 制作 」 （ ポイエーシス ） に 三 分 し 、 理論 学 を 「 自然 学 」 、 「 形而上学 」 、 実践 学 を 「 政治 学 」 、 「 倫理 学 」 、 制作 学 を 「 詩学 」 に 分類 し た 。  アリストテレス の 哲学 に は 現在 で は 多く の 誤り が ある が 、 その 誤謬 の 多 さ に も かかわら ず その 知的 巨人 さ ゆえ に 、 あるいは キリスト教 と の 結び つき において 宗教 的 権威 付け が 得 られ た ため 、 彼 の 知的 体系 全体 が 中世 を 通じ 疑わ れる こと なく 崇拝 の 対象 と なっ た 。 これ が のち に ガリ レオ ・ ガリ レイ の 悲劇 を 生む 要因 と も なる 。 中世 の 知的 世界 は アリストテレス が あまりに も 大きな 権威 を 得 た が ゆえに 誤 れる 権威 主義 的 な 知 の 体系 化 が 行わ れ た 。 しかし 、 その後 これ が 崩壊 する こと で 近代 科学 の 基礎 確立 という 形 で 人間 の 歴史 は 大きく 進歩 し た 。 アリストテレス の 総体 的 な 哲学 の 領域 を 構成 し て い た 個別 の 学問 が その 外 に 飛び出し 、 独立 し た 学問 として 自律 し 成立 する こと で 、 巨視的 に は これ が 中世 以降 の 近世 を 経 て 現代 に 至る まで 続い て き た 学問 の 歴史 と なる 。 アリストテレス の 誤り の 原因 は 、 もっぱら 思弁 に 基づき 頭 で 作り上げ た 理論 の 部分 で 、 事実 に 立脚 し て おら ず それ が 原因 で 近代 科学 によって 崩れ た が 、 その後 「 事実 を 見出し て ゆく こと ( Fact   finding )」 が 原理 と なっ た と する 立花 隆 の 見解 が ある 。  アリストテレス の 師 プラトン は 、 対話 によって 真実 を 追究 し て いく 問答 法 を 哲学 の 唯一 の 方法 論 と し た が 、 アリストテレス は 経験 的 事象 を 元 に 演繹 的 に 真実 を 導き出す 分析 論 を 重視 し た 。 この よう な 手法 は 論理 学 として 三段論法 など の 形 で 体系 化 さ れ た 。  アリストテレス の 死去 し た 後 、 かれ の 論理 学 の 成果 は 『 オルガノン 』   ( Organon )   6 巻 として 集大成 さ れ 、 これ を 元 に 中世 の 学徒 が 論理 学 の 研究 を 行っ た 。  アリストテレス による 自然 学 に関する 論述 は 、 物理 学 、 天文学 、 気象 学 、 動物 学 、 植物 学 等 多岐 に 亘る 。  プラトン は 「 イデア 」 こそ が 真 の 実在 で ある と し た （ 実在 形相 説 ） が 、 アリストテレス は 、 可 感 的 かつ 形相 が 質料 と 不可分 に 結合 し た 「 個物 」 こそ が 基本 的 実在 （ 第 一 実体 ） で あり 、 それら に 適応 さ れる 「 類 の 概念 」 を 第 二 実体 と し た （ 個物 形相 説 ） 。 さまざま な 物体 の 特性 を 決定づけ て いる の は 、 「 温 」 と 「 冷 」 、 「 乾 」 と 「 湿 」 の 対立 する 性質 の 組み合わせ で あり 、 これら の 基礎 に は 火 ・ 空気 ・ 水 ・ 土 の 四 大 元素 が 想定 さ れ て いる 。 これ は エンペドクレス の 4 元素 論 を 基礎 と し て いる が 、 より 現実 や 感覚 に 根ざし た もの と なっ て いる 。  アリストテレス の 宇宙 論 は 同心円 状 の 階層 構造 として 論じ られ て いる 。 世界 の 中心 に 地球 が あり 、 その 外側 に 月 、 水星 、 金星 、 太陽 、 その他 の 惑星 等 が 、 それぞれ 各層 を 構成 し て いる 。 これら の 天体 は 、 前述 の 4 元素 と は 異なる 完全 元素 で ある 第 5 元素 「 アイテール 」 （ エーテル ） から 構成 さ れる 。 そして 、 「 アイテール 」 から 成る が ゆえに 、 これら の 天体 は 天球 上 を 永遠 に 円運動 し て いる と し た 。 さらに 、 最 外層 に は 「 不動 の 動 者 」 で ある 世界 全体 の 「 第 一 動 者 」 が 存在 し 、 すべて の 運動 の 究極 の 原因 で ある と し た 。 （ 続く 『 形而上学 』 （ 自然 学 の 後 の 書 ） において は 、 アリストテレス は これ を 「 神 」 と も 呼ん で いる 。 ）  アリストテレス の 自然 学 研究 の 中 で 最も 顕著 な 成果 を 上げ て いる の は 生物 学 、 特に 動物 学 の 研究 で ある 。 生物 学 で は 、 自然 発生 説 を とっ て いる 。 その 研究 の 特徴 は 系統的 かつ 網羅 的 な 経験 事実 の 収集 で ある 。 数 百 種 に 亘る 生物 を 詳細 に 観察 し 、 かなり 多く の 種 の 解剖 に も 着手 し て いる 。 特に 、 海洋 に 生息 する 生物 の 記述 は 詳細 な もの で ある 。 また 、 鶏 の 受精卵 に 穴 を 空け 、 発生 の 過程 を 詳しく 観察 し て いる 。  一切 の 生物 は プシューケー （ 、 和訳 で は 霊魂 と する ） を 有し て おり 、 これ を以て 無 生物 と 区別 さ れる と し た 。 この 場合 の プシューケー は 生物 の 形相 で あり （ 『 ペリ・プシューケース 』 第 2 巻 第 1 章 ） 、 栄養 摂取 能力 、 感覚 能力 、 運動 能力 、 思考 能力 によって 規定 さ れる （ 『 ペリ・プシューケース 』 第 2 巻 第 2 章 ） 。 また 、 感覚 と 運動 能力 を もつ 生物 を 動物 、 もた ない 生物 を 植物 に 二分 する 生物 の 分類 法 を 提示 し て いる （ ただし 、 『 動物 誌 』 第 6 巻 第 1 章 で は 、 植物 と 動物 の 中間 に いる よう な 生物 の 存在 を 示唆 し て いる ） 。  さらに 、 人間 は 理性 （ 作用 する 理性 〔 ヌース・ポイエーティコン 〕 、 受動 理性 〔 ヌース・パテーティコン 〕 ） によって 現象 を 認識 する ので 、 他 の 動物 と は 区別 さ れる 、 と し て いる 。  アリストテレス は 、 かれ の 師 プラトン の イデア 論 を 継承 し ながら も 、 イデア が 個物 から 遊離 し て 実在 する と し た 考え を 批判 し 、 師 の イデア と 区別 し て 、 エイ ドス （ 形相 ） と ヒュレー （ 質料 ） の 概念 を 提唱 し た 。  アリストテレス は 、 世界 に 生起 する 現象 の 原因 に は 「 質料 因 」 と 「 形相 因 」 が ある と し 、 後者 を さらに 「 動力 因 （ 作用 因 ） 」 、 「 形相 因 」 、 「 目的 因 」 の 3 つ に 分け て 、 都合 4 つ の 原因 （ アイティア   aitia ） が ある と し た （ 四 原因 説 ） （ 『 形而上学 』 A 巻 『 自然 学 』 第 2 巻 第 3 章 等 ） 。  事物 が 何で でき て いる か が 「 質料 因 」 、 そのもの の 実体 で あり 本質 で ある の が 「 形相 因 」 、 運動 や 変化 を 引き起こす 始 源 （ アルケー・キネーセオース ） は 「 動力 因 」 （ ト・ディア・ティ ） 、 そして 、 それ が 目指し て いる 終局 （ ト・テロス ） が 「 目的 因 」 （ ト・フー・ヘネカ ） で ある 。 存在 者 を 動態 的 に 見 た とき 、 潜在 的 に は 可能 で ある もの が 、 素材 として の 可能 態 （ デュナミス ） で あり 、 それ と 、 すでに 生成 し た もの で 思考 が 具体 化 し た 現 実態 （ エネルゲイア ） と を 区別 し た 。  万物 が 可能 態 から 現 実態 へ の 生成 の うち に あり 、 質料 を もた ない 純粋 形相 として 最高 の 現実 性 を 備え た もの は 、 「 神 」 （ 不動 の 動 者 ） と 呼ば れる 。 イブン・スィーナー ら 中世 の イスラム 哲学 者 ・ 神学 者 や 、 トマス・アクィナス 等 の 中世 の キリスト教 神学 者 は 、 この 「 神 」 概念 に 影響 を 受け 、 彼ら の 宗教 （ キリスト 教 ・ イスラム教 ） の 神 （ ヤハウェ・アッラーフ ） と 同一 視 し た 。  アリストテレス は 、 述語 （ A は B で ある という とき の B に あたる ） の 種類 を 、 範疇 として 下記 の よう に 区分 する 。 すなわち 「 実体 」 「 性質 」 「 量 」 「 関係 」 「 能動 」 「 受動 」 「 場所 」 「 時間 」 「 姿勢 」 「 所有 」 （ 『 カテゴリー 論 』 第 4 章 ） 。 ここ で いう 「 実体 」 は 普遍 者 で あっ て 、 種 や 類 を あらわし 、 述語 として も 用い られる （ 第 二 実体 ） 。 これ に対して 、 述語 として は 用い られ ない 基体 として の 第 一 実体 が あり 、 形相 と 質料 の 両者 から なる 個物 が これ に 対応 する 。  アリストテレス に よる と 、 人間 の 営為 に は すべて 目的 が あり 、 それら の 目的 の 最 上位 に は 、 それ 自身 が 目的 で ある 「 最高 善 」 が ある と し た 。 人間 にとって 最高 善 と は 、 幸福 、 それ も 卓越 性 （ アレテー ） における 活動 の もたらす 満足 の こと で ある 。 幸福 と は 、 たんに 快楽 を 得る こと だけ で は なく 、 政治 を 実践 し 、 または 、 人間 の 霊魂 が 、 固有 の 形相 で ある 理性 を 発展 さ せる こと が 人間 の 幸福 で ある と 説い た （ 幸福 主義 ） 。  また 、 理性 的 に 生きる ため に は 、 中庸 を 守る こと が 重要 で ある と も 説い た 。 中庸 に 当たる の は 、 恐怖 と 平然 に関して は 勇敢 、 快楽 と 苦痛 に関して は 節制 、 財貨 に関して は 寛厚 と 豪華 （ 豪気 ） 、 名誉 に関して は 矜持 、 怒り に関して は 温和 、 交際 に関して は 親愛 と 真実 と 機知 で ある 。 ただし 、 羞恥 は 情念 で あっ て も 徳 で は なく 、 羞恥 は 仮 言 的 に だけ よき もの で あり 、 徳 において は 醜い 行為 そのもの が 許さ れ ない と し た 。  また 、 各々 に ふさわしい 分け前 を 配分 する 配分 的 正義 （ 幾何 学 的 比例 ） と 、 損なわ れ た 均衡 を 回復 する ため の 裁判官 的 な 矯正 的 正義 （ 算術 的 比例 ） 、 これ に 加え て 〈 等価 〉 交換 的 正義 と を 区別 し た 。  アリストテレス の 倫理 学 は 、 ダンテ・アリギエーリ に も 大きな 影響 を 与え た 。 ダンテ は 『 帝政 論 』 において 『 ニコマコス 倫理 学 』 を 継承 し て おり 、 『 神 曲 』 地獄 篇 における 地獄 の 階層 構造 も 、 この 『 倫理 学 』 の 分類 に 拠っ て いる 。  なお 、 かれ の 著作 で ある 『 ニコマコス 倫理 学 』 の 「 ニコマコス 」 と は 、 アリストテレス の 父 の 名前 で あり 、 子 の 名前 で も ある ニコマス から 命名 さ れ た 。  アリストテレス は 『 政治 学 』 を 著し た が 、 政治 学 を 倫理 学 の 延長線 上 に 考え た 。 「 人間 は 政治 的 生物 で ある 」 と かれ は 定義 する 。 自足 し て 、 共同 の 必要 の ない もの は 神 で あり 、 共同 でき ない もの は 野獣 で ある 。 両者 と は 異なっ て 、 人間 は あくまでも 社会 的 存在 で ある 。 国家 の あり方 は 王制 、 貴族 制 、 ポリティア 、 その 逸脱 として の 僭主 制 、 寡頭制 、 民主 制 に 区分 さ れる 。 王制 は 、 父 と 息子 、 貴族 制 は 夫 と 妻 、 ポリティア は 兄 と 弟 の 関係 に その 原型 を もつ と 言わ れる （ ニコマコス 倫理 学 ） 。  アリストテレス 自身 は 、 ひと 目 で 見渡せる 小規模 の ポリス を 理想 と し た が 、 アレクサンドロス 大王 の 登場 と 退場 の 舞台 と なっ た この 時代 、 情勢 は 世界国家 の 形成 へ 向かっ て おり 、 古代 ギリシア の 伝統 的 都市 国家 体制 は 過去 の もの と なり つつ あっ た 。  アリストテレス に よれ ば 、 芸術 創作 活動 の 基本 的 原理 は 模倣 （ ミメーシス ） で ある 。 文学 は 言語 を 使用 し て の 模倣 で あり 、 理想 像 の 模倣 が 悲劇 の 成立 に は 必要 不可欠 で ある 。 作品 受容 の 目的 は 心情 の 浄化 として の カタルシス で あり 、 悲劇 の 効果 は 急転 （ ペリペテイア ） と 、 人物 再認 （ アナグノーリシス ） と の 巧拙 に よる と いう 。 古典 的 作 劇 術 の 三 一致 の 法則 は 、 かれ の 『 詩学 』 に その 根拠 を 求め て いる 。  アリストテレス は 、 紀元前 4 世紀 に 、 アテ ナイ に 創建 さ れ た 学園 「 リュケイオン 」 で の 教育 用 の テキスト と 、 専門 家 向け の 論文 の 二 種類 の 著作 を 著し た と さ れ て いる が 、 前者 は いずれ も 散逸 し た ため 、 今日 伝承 さ れ て いる アリストテレス の 著作 は いずれ も 後者 の 専門 家 向け に 著述 し た 論文 で ある 。  現在 の 『 アリストテレス 全集 』 は 、 ロドス 島 出身 の 学者 で あり 逍遥 学派 （ ペリパトス 派 ） の 第 11 代 学頭 で も あっ た アンドロニコス が 紀元前 1 世紀 に ローマ で 編纂 し た 遺稿 が 原型 と なっ て いる 。 ただし 、 プラトン の 場合 と 同じく 、 この 中 に も （ 逍遙学 派 （ ペリパトス 派 ） の 後輩 達 の 作 や 、 後世 の 創作 といった ） アリストテレス の 手 に よら ない 偽書 が いくつ か 混ざっ て いる 。  ルネサンス 期 に 至り 、 15 - 16 世紀 頃 から 印刷 術 ・ 印刷 業 が 確立 ・ 発達 する に 伴い 、 アリストテレス の 著作 も 様々 な 印刷 工房 から 出版 さ れ 、 一般 に 普及 する よう に なっ た 。  現在 は 、 1831 年 に 出版 さ れ た 、 ドイツ の 文献 学者 イマヌエル ・ ベッカー 校訂 、 プロイセン 王立 アカデミー 刊行 による 『 アリストテレス 全集 』 、 通称 「 ベッカー 版 」 が 、 標準 的 な 底本 と なっ て いる 。 これ は 各 ページ が 左右 二 段 組み （ 二 分割 ） に なっ て いる ギリシャ 語 原文 の 書籍 で ある 。 現在 でも 、 アリストテレス 著作 の 訳文 に は 、 「 984 a 1 」 といった 数字 と アルファベット が 付記 さ れる こと が 多い が 、 これ は 「 ベッカー 版 」 の ページ 数 ・ 左右 欄 区別 （ 左 欄 は a 、 右 欄 は b ） ・ 行 数 を 表し て いる 。  なお 、 現在 『 アリストテレス 全集 』 に 含ま れ て いる 作品 の 内 、 『 アテ ナイ 人 の 国 制 』 だけ は 、 1890 年 に エジプト で 発見 さ れ 、 大 英 博物館 に 引き取ら れ た パピルス 写本 から 復元 さ れ た もの で あり 、 「 ベッカー 版 」 に は 含ま れ て おら ず 、 その後 に 追加 さ れ た もの で ある 。  ほとんど は ペリパトス 派 （ 逍遙学 派 ） の 後輩 たち の 手 による 著作 で ある 。  後世 「 万 学 の 祖 」 と 称さ れる よう に 、 アリストテレス の もたらし た 知識 体系 は 網羅 的 で あり 、 当時 として は 完成 度 が 高く 、 偉大 な もの で あっ た 。 しかし 、 アリストテレス の 学説 の 多く は ローマ帝国 崩壊 後 の 混乱 によって 、 西 ヨーロッパ で は いったん ほとんど が 忘れ去ら れ た 。 ただし 、 6 世紀 に ボエティウス が 『 範疇 論 』 と 『 命題 論 』 を ラテン語 訳し て おり 、 これ によって わずか に アリストテレス の 学説 が 伝え られ 、 中世 の アリストテレス 研究 の 端緒 と なっ た 。 一方 、 西 ヨーロッパ で 衰退 し た アリストテレス の 学説 は 、 東方 の ビザンツ 帝国 において は よく 維持 さ れ 、 529 年 に ユスティニアヌス 1 世 によって リュケイオン が 閉鎖 さ れ た 後 は 、 サーサーン 朝 ペルシア に 移住 し た ネストリウス 派 の キリスト教徒 によって 知識 は 保持 さ れ 続け た 。 彼ら は ペ ルシア 南西 部 の ジュンディーシャープール に 移住 し 、 国王 ホスロー 1 世 の 庇護 の もと で この 時期 に アリストテレス の 著作 の ギリシア 語 から シリア 語 へ の 翻訳 が 行わ れ て いる 。 こうした 文献 は 、 830 年 に アッバース 朝 の 第 7 代 カリフ・マームーン が 、 バグダード に 設立 し た 知恵 の 館 に 収集 さ れ 、 シリア 語 や ギリシア 語 から アラビア 語 へ の 翻訳 が 行わ れ た 。 この 大 翻訳 事業 によって 訳さ れ た アリストテレス の 著作 は イスラム 文明 に 巨大 な 影響 を 与え 、 イスラム 科学 の 隆盛 の 礎 を 築い た 。 なかでも 、 イブン・スィーナー は アリストテレス の 影響 を 大きく 受け て おり 、 アリストテレス 哲学 と イスラム 科学 と の 橋渡し の 役割 を 果たし た 。  こうして 保持 さ れ 進化 し た アリストテレス 哲学 は 、 1150 年 から 1210 年 にかけて アラビア 語 から ラテン語 に いくつ か の アリストテレス の 著作 が 翻訳 さ れ た こと により 、 ヨーロッパ に 再 導入 さ れ た 。 アリストテレス の 学説 は スコラ 学 に 大きな 影響 を 与え 、 13 世紀 の トマス・アクィナス による 神学 へ の 導入 を 経 て 、 中世 ヨーロッパ の 学者 たち から 支持 さ れる こと に なる 。 しかし 、 アリストテレス の 諸説 の 妥当 な 部分 だけ で なく 、 混入 し た 誤謬 まで も が 無 批判 に 支持 さ れる こと に なっ た 。  例えば 、 現代 の 物理 学 、 生物 学 に 関 る説 で は 、 デモクリトス の 「 原子 論 」 「 脳 が 知的 活動 の 中心 」 説 に対する 、 アリストテレス の 「 4 元素 論 」 「 脳 は 血液 を 冷やす 機関 」 説 等 も 信奉 さ れ 続ける こと に なり 、 中世 に 至る まで この 学説 に 異論 を 唱える 者 は 出 て こ なかっ た 。  さらに 、 ガリ レオ ・ ガリ レイ は 太陽 中心 説 （ 地動説 ） を 巡っ て 生涯 アリストテレス 学派 と 対立 し 、 結果 として 裁判 に まで 巻き込ま れる こと に なっ た 。 当時 の アリストテレス 学派 は 、 望遠鏡 を 「 アリストテレス を 侮辱 する 悪魔 の 道具 」 と 見なし 、 覗く こと すら 拒ん だ と も 言わ れる 。 古代 ギリシア において 大いに 科学 を 進歩 さ せ た アリストテレス の 説 が 、 後 の 時代 に は 逆 に それ を 遅らせ て しまっ た という 皮肉 な 事態 を 招い た こと に なる 。  ただ 、 その後 の 哲学 における アリストテレス の 影響 も 忘れ て は なら ない 。 例えば 、 エドムント・フッサール の 師 で あっ た 哲学 者 フランツ ・ ブレンターノ は 、 志向 性 という 概念 は 自分 が 発見 し た もの で は なく 、 アリストテレス や スコラ哲学 が すでに 知っ て い た もの で ある こと を 強調 し て いる 。  ウニ 類 の 正 形 類 と タコノマクラ 類 が もっ て いる 口器 を アリストテレス の 提灯 と 呼ぶ 。 アリストテレス が この 口器 の 構造 を 調べ て 記録 し て いる こと から 、 その 名 が つけ られ た 。  A ・ E ・ ヴァン・ヴォークト の SF 作品 『 非 A の 世界 』 の A は アリストテレス の こと で 、 一般 意味 論 から 出 た 言葉 で ある 。  1941 年 から ギリシャ で 発行 さ れ て い た 旧 1 ドラクマ 紙幣 に 肖像 が 使用 さ れ て い た 。著作 物 （ ちょ さく ぶつ ） と は 、 著作 権 の 対象 と なる 知的 財産 で ある 。  著作 権 及び 著作 物 の 概念 は ヨーロッパ 大陸 や 日本 など の 大陸 法 の 法体 系 と イギリス や アメリカ など 英 米 法 の 法体 系 と で 異なる 。  著作 権 の 歴史 は ヨハネス・グーテンベルク による 活版 印刷 機 の 発明 によって 印刷物 が 大量 生産 できる よう に なっ て 生まれ た 権利 と さ れ て いる 。 1710 年 に イギリス で アン 法 が 制定 さ れ た こと によって 創作 物 で ある 文章 を 複写 する 権利 は 書籍 出版 業 組合 から 著者 に 移行 し た が 、 著者 は いったん 出版 社 など の 第三者 に 権利 を 譲渡 し て しまう と 一切 の 権利 を 主張 でき ない もの と さ れ た 。 その ため 英 米 法 で は 著作 財産 権 が 著作 人格 権 に 優先 する 形 で 発展 し た 。 一方 、 大陸 法 の 著作 権 は 古代 ローマ や ギリシャ の 法 の 影響 を 受け 、 さらに フランス 革命 期 の 自然 権 思想 を 礎 に 著作 者 の 名誉 や 社会 的 保護 （ のち の 著作 人格 権 ） を 約束 する 性格 を もつ もの として 発展 し た 。  以上 の よう に 英 米 法 で は 出版 ・ 複写 など 単に コピー する 権利 として 捉え られ た ため 、 アメリカ 法 など で は レコード の よう に 有体物 に 固定 さ れ た 物 自体 を 著作 物 として 扱っ て き た 。 しかし 多く の 国々 で は 有体物 の 存在 と は 無関係 に 知覚 可能 な 状態 に なっ て いれ ば よく 有体物 へ の 固定 を 著作 物 の 要件 と は し て い ない 。  世界 的 な 著作 権 保護 に関して は おおむね 相互 主義 が 採ら れ て いる 。 著作 物 は 条約 上 に 定義 さ れ て いる わけ で は なく 、 各国 で も 法律 によって 著作 物 の 定義 を 行っ て いる 国 は 日本 など 限ら れる 。  著作 物 と は 、 日本 の 著作 権 法 の 定義 に よれ ば 、 「 思想 又は 感情 を 創作 的 に 表現 し た もの で あっ て 、 文芸 、 学術 、 美術 又は 音楽 の 範囲 に 属する もの 」 （ 1 項 1 号 ） で ある 。 要件 を 分解 すれ ば 、 次 の 通り で ある 。  その ため 、 表現 で は ない 事実 や 事件 や データ や 思想 ( アイディア ) そのもの （ 例えば キャラクター 設定 ） や 感情 そのもの 、 創作 の 加わっ て い ない 模倣 品 、 範囲 外 の 工業 製品 （ 例えば 自動車 の デザイン ） など は 著作 物 と は なら ない ( 江差 追分 事件 ) ほか 、 短い 表現 ・ ありふれ た 表現 ( 例えば 作品 の タイトル や 流行 語 や 商品 名 ) ・ 選択 の 幅 が 狭い 表現 など は 創作 性 が 認め られ ない 傾向 に ある 。  元々 、 「 著作 物 」 という 語 は ベルヌ 条約 の フランス語 原文 における 「 Oeuvre 」 や 英語 の 「 Work 」 に 相当 する もの で あり 、 旧 著作 権 法 を 起草 し た 水野 錬太郎 は 著書 「 著作 権 法 要義 」 において 、 「 著作 物 トハ [...] 有形 ト 無形 トヲ 問 ハズ 吾 人 ノ 精神 的 努力 ニヨリテ 得 タル 一切 ノ 製作 物 ヲ 云 フ 」 と 解説 し て い た 。 旧 著作 権 法 で は 、 著作 物 の うち 「 文芸 学術 の 著作 物 」 ( Oeuvre   littéraire ) と 「 美術 の 著作 物 」 ( Oeuvre   artistique ) に対して 著作 者 の 複製 権 専有 を 規定 する こと で 、 それら の 著作 物 のみ が 著作 権 の 目的 物 と なる よう に し て い た 。  新聞紙 法 の 第 一 条 において 、 定義 を 示さ ず に 「 著作 物 」 という 語 が 使わ れ て いる が 、 新聞紙 法 における 著作 物 の 意味 は 、 思索 考量 によって 案出 さ れ た 著述 だけ で なく 、 時事 その他 に関する 報道 も 含ん で いる   ( 信用 毀損 及新聞 紙 法 違反 ノ 件 ( 明治 四 十 四 年 二月 九 日 大審院 判決 ))。  は 、 つぎ の よう な もの を 著作 物 として 例示 列挙 し て いる 。 例示 列挙 で あっ て 、 限定 列挙 で は ない から 、 著作 物 が 例示 さ れ た もの に 限ら れる わけ で は ない 。  二 次 的 著作 物 と は 、 著作 物 を 翻訳 し 、 編曲 し 、 若しくは 変形 し 、 又は 脚色 し 、 映画 化 し 、 その他 翻案 する こと により 創作 し た 著作 物 を いう （ 1 項 11 号 ） 。 二次 的 著作 物 に対する 著作 権 法 の 保護 は 、 原著 作物 の 著作 者 の 権利 に 影響 を 及ぼさ ない （ ） 。 二次 的 著作 物 の 原著 作物 の 著作 者 は 、 当該 二 次 的 著作 物 の 利用 に関し 、 著作 者 財産 権 で 当該 二 次 的 著作 物 の 著作 者 が 有する もの と 同一 の 種類 の 権利 を 有する （ ） 。  「 この 規定 に よれ ば 、 原著 作物 の 著作 権 者 は 、 結果 として 、 二 次 的 著作 物 の 利用 に関して 、 二 次 的 著作 物 の 著作 者 と 同じ 内容 の 権利 を 有する こと に なる こと が 明らか で ある 」 （ キャンディ ・ キャンディ 事件 控訴 審 判決 （ 平成 12 年 3 月 30 日 東京 高裁 判決 ） 。 なお 原審 は 、 平成 11 年 2 月 25 日 東京 地裁 判決 ） 。  「 二 次 的 著作 物 は 、 その 性質 上 、 ある 面 から みれ ば 、 原著 作物 の 創作 性 に 依拠 し それ を 引き継ぐ 要素 （ 部分 ） と 、 二 次 的 著作 物 の 著作 者 の 独自 の 創作 性 のみ が 発揮 さ れ て いる 要素 （ 部分 ） と の 双方 を 常に 有する もの で ある こと は 、 当然 の こと と いう べき で ある に も かかわら ず 、 著作 権 法 が 上記 の よう に 上記 両 要素 （ 部分 ） を 区別 する こと なく 規定 し て いる の は 、 一つ に は 、 上記 両者 を 区別 する こと が 現実 に は 困難 又は 不可能 な こと が 多く 、 この 区別 を 要求 する こと に なれ ば 権利 関係 が 著しく 不安定 に なら ざる を 得 ない こと 、 一つ に は 、 二 次 的 著作 物 で ある 以上 、 厳格 に いえ ば 、 それ を 形成 する 要素 （ 部分 ） で 原著 作物 の 創作 性 に 依拠 し ない もの は あり 得 ない と みる こと も 可能 で ある こと から 、 両者 を 区別 し ない で 、 いずれ も 原著 作物 の 創作 性 に 依拠 し て いる もの と みなす こと に し た もの と 考える の が 合理 的 で ある 」 （ 同 控訴 審 判決 ） 。  この 規定 は 、 必ずしも 不合理 な 結果 を 生ま ない 。 「 まず 、 〔 原著 作物 の 著作 者 〕 と 〔 二 次 的 著作 物 の 著作 者 〕 と は 、 互いに 協力 し 合う 者 同士 として 、 当該 〔 二 次 的 著作 物 〕 の 利用 につき それぞれ が 単独 で なし 得る ところ を 、 事前 に 契約 によって 定める こと が 可能 で ある 。 明示 の 契約 が 成立 し て い ない 場合 で あっ て も 、 当該 〔 二 次 的 著作 物 〕 の 利用 の 中 に は 、 その 性質 上 、 一方 が 単独 で 行い 得る こと が 、 両者 間 で 黙示 的 に 合意 さ れ て いる と 解する こと の 許さ れる もの も 存在 する で あろ う 。 次に 、 契約 によって 解決 する こと が でき ない 場合 で あっ て も 、 は 、 共有 著作 権 の 行使 に つき 、 共有 者 全員 の 合意 に よら なけれ ば 行使 でき ない と し つつ （ 二 項 ） 、 各 共有 者 は 、 正当 な 理由 が ない 限り 、 合意 の 成立 を 妨げる こと が でき ない （ 三 項 ） と も 定め て おり 、 この 法 意 は 、 〔 二 次 的 著作 物 〕 の 〔 原著 作物 の 著作 者 〕 と 〔 二 次 的 著作 物 の 著作 者 〕 と の 関係 について も 当てはまる もの と いう べき で ある から 、 その 活用 により 妥当 な 解決 を 求める こと も 可能 で あろ う 。 」 （ 同 控訴 審 判決 ） 。  一 話 完結 形式 の 連載 漫画 において は 、 後続 の 漫画 は 先行 する 漫画 の 二 次 的 著作 物 として 扱わ れ 、 「 二 次 的 著作 物 の 著作 権 は 、 二 次 的 著作 物 において 新た に 付与 さ れ た 創作 的 部分 のみ について 生じ 、 原著 作物 と 共通 し その 実質 を 同じく する 部分 に は 生じ ない と 解する の が 相当 」 と さ れ て いる (「 ポ パイ 」 著作 権 侵害 第 ３ 事件 ( 最高 平成 4 年 ( オ ) 1443 号 平成 9 年 7 月 17 日 判 ))。  データベース と は 、 論文 、 数値 、 図形 その他 の 情報 の 集合 物 で あ つて 、 それら の 情報 を 電子 計算 機 を 用い て 検索 する こと が できる よう に 体系 的 に 構成 し た もの を いう （ 2 条 1 項 10 号 の 3 ） 。 データベース で その 情報 の 選択 又は 体系 的 な 構成 に よ つて 創作 性 を 有する もの は 、 著作 物 として 保護 する （ 12 条 の 2 第 1 項 ） 。 しかし 、 この こと は 、 当該 データベース の 部分 を 構成 する 著作 物 の 著作 者 の 権利 に 影響 を 及ぼさ ない （ 第 2 項 ） 。  データベース 以外 の 編集 物 （ 著作 権 法 上 単に 「 編集 物 」 という ） で 、 その 素材 の 選択 又は 配列 に よ つて 創作 性 を 有する もの は 、 著作 物 として 保護 する （ 1 項 ） 。 しかし 、 この こと は 、 当該 編集 物 の 部分 を 構成 する 著作 物 の 著作 者 の 権利 に 影響 を 及ぼさ ない （ 12 条 2 項 ） 。  以下 に 該当 する もの は 著作 物 で は あっ て も 、 著作 権 の 目的 と なら ない （ ） 。 また 、 著作 者 人格 権 の 対象 に も なら ない もの と 解する 。 これら の 著作 物 の 内容 は 国民 の 権利 や 義務 を 直接 形成 する もの で あり 、 国民 に 広く 周知 さ れる べき もの で ある ため 、 著作 権 の 対象 と する こと は 妥当 で は ない から で ある 。  米国 の 法体 系 は 連邦 法 と 州法 に 分かれ 、 米国 著作 権 法 の 主たる 内容 は 連邦 法 として 合衆国 法典 第 17 編   ( 17   U . S . C .)   に 収録 さ れ て いる 。 著作 物 の 定義 、 保護 対象 と 例外 について は 第 1 章 で 規定 さ れ て いる 。定性的 研究 （ ていせ い て きけん きゅう 、 、 質 的 調査 ） は 、 対象 の 質的 な 側面 に 注目 し た 研究 。 そこ で 扱わ れる データ は 定性 データ と 呼ば れる 。 対象 の 量的 な 側面 に 注目 し た 定量 的 研究 と 対 を 成す 概念 で ある 。  定性的 研究 と は 、 インタビュー や 観察 結果 、 文書 や 映像 、 歴史 的 記録 など の 質 的 データ （ 定性的 データ ） を 得る ため に 、 社会 学 や 社会 心理 学 、 文化 人類 学 など で 用い られる 方法 で ある 。 狭義 の 調査 だけ で なく 、 実験 や 観察 、 インタビュー や エスノメソドロジー 、 文書 や 映像 の 内容 分析 、 会話 分析 、 住み込ん で の 参与 観察 、 各種 の フィールドワーク など 、 多様 な 手法 を 用い た 調査 方法 を 指す 概念 で ある 。 社会 調査 の 一種 として 考え た 場合 、 社会 から データ を とる ため の 一つ の 方法 で ある が 、 その 意味 で 多義 的 で あり 、 社会 調査 のみ で は なく 純粋 な 観察 など も 含む 。 観察 は 必ずしも 質問 を する 必要 は なく 、 言葉 の 通じ ない 幼児 など に対して も 可能 な 場合 が あり 、 シンボリック 相互 作用 論 以来 の 研究 の 伝統 も ある 。 社会 調査 は 多く の 場合 、 対象 者 に 何らかの 質問 を する こと に なる 。 グラウンデッド・セオリー の よう に 、 適切 な 分析 法 を 作ろ う と する 研究 も ある 。  定性的 研究 の 手法 として 様々 な もの が 提唱 さ れ て いる 。 比較的 多く の 分野 で 知ら れ て いる もの に 、 以下 の もの が ある 。  一般 に 、 定性的 研究 は 次 の よう な 目的 に 適し て いる と さ れる こと が 多い 。  定性的 研究 において 取り扱わ れる 質 的 側面 に は 、 具体 的 に は 次 の よう な もの が ある 。  定性的 研究 は 非常 に 多く の 分野 で 多用 さ れ て いる が 、 その 中 に は 次 の よう な 分野 が 含ま れる 。  定性的 研究 は 、 定量 的 研究 と 比べ て 科学 的 で ない 、 と 評さ れる 場合 が ある 。 比較的 よく 見 られる 定性的 研究 へ の 批判 に は 以下 の よう な もの が ある 。  これ に対して 、 定性的 研究 に 従事 する 者 や 定性的 研究 を 擁護 する 立場 から の 反論 や 、 定量 的 研究 に対する 批判 も 数多く 存在 し て いる 。 これら の 意見 は 、 認識 論 的 な 前提 や 研究 者 の 社会 的 役割 について の 考え方 が 多様 で あり 、 簡単 に まとめる こと が 難しい が 、 以下 の よう な もの が 含ま れる 。黄金 比 （ おう ご ん ひ 、 ） は 、  の 比 で ある 。 近似 値 は 1 : 1 . 618 、 約 5 : 8 。  線分 を   " a ",   " b "   の 長 さ で   2   つ に 分割 する とき に 、 " a "   :   " b "   =   " b "   :   (" a "   +   " b ")   が 成り立つ よう に 分割 し た とき の 比   " a "   :   " b "   の こと で あり 、 最も 美しい 比 と さ れる 。 貴金属 比 の 1 つ （ 第 1 貴金属 比 ） 。  黄金 比 において  は 、 二 次 方程式   " x "   −   " x "   −   1   =   0   の 正 の 解 で あり 、 これ を 黄金 数 （ おう ご ん すう 、 ） と いう 。 しばしば ギリシア 文字 の   （ ファイ ） で 表さ れる が 、 （ タウ ） を 用いる 場合 も ある 。  黄金 数 に は ， 次 の よう な 性質 が ある 。  黄金 比 は 中 末 比 （ ち ゅうまつひ ） や 外 中 比 （ が いち ゅうひ ） と も 呼ば れる 。 " a "   :   " b "   =   " b "   :   (" a "   +   " b ")   が 成り立つ とき 、 " a "   を 末 項 （ まっ こう ） 、 " b "   を 中 項 （ ち ゅうこう ） と いう 。  三角 関数 を 使う と 次 の よう に 表す こと が できる 。国際 連合 教育 科学 文化 機関 （ こく さ いれん ご うき ょういくかがくぶんかきかん 、 、   ユネスコ ） は 、 国際 連合 の 経済 社会 理事 会 の 下 に おか れ た 、 教育 、 科学 、 文化 の 発展 と 推進 を 目的 と し た 専門 機関 で ある 。  1945 年 11 月 に 44 カ国 の 代表 が 集い 、 イギリス ・ ロンドン で 開催 さ れ た 国連 会議   " United   Nations   Conference   for   the   establishment   of   an   educational   and   cultural   organization "   ( ECO / CONF ) において 11 月 16 日 に 採択 さ れ た  「 国際 連合 教育 科学 文化 機関 憲章 」 （ ユネスコ 憲章 ） に 基づい て 1946 年 11 月 4 日 に 設立 さ れ た 。  分担 金 （ 2016 年 現在 ） の 最大 の 拠出 国 は アメリカ合衆国 （ 22 %）、 2 位 は 日本 （ 9 %） で ある （ 米国 は 拠出 金 支払い を 全額 停止 し て いる ため 、 実質 的 に 最大 の 拠出 国 は 日本 で ある ） 。  英語 の 正式 名称 は   。 その 頭字 語 で ある   UNESCO   （   ユネスコウ ） も 公式 に 用い られ 、 日本語 で は 「 ユネスコ 」 と 称する 。 フランス語 の 場合 は だ が 、 略称 として は 一般 に 英語 に 準じ て   UNESCO   ( Unesco ,   U . N . E . S . C . O .)   を 用いる 。 本部 は フランス の パリ に ある 。  「 教育 や 文化 の 振興 を通じて 、 戦争 の 悲劇 を 繰り返さ ない 」 と の 理念 により 設立 の 意義 を 定め た ユネスコ 憲章 の 前文 に は 「 戦争 は 人 の 心 の 中 で 生まれる もの で ある から 、 人 の 心 の 中 に 平和 の 砦 を 築か なけれ ば なら ない 」 と の 文言 が ある 。  活動 にあたって は 、 重点的 に 推進 する 目標 として 「 万 人 の ため の 基礎 教育 」 「 文化 の 多様 性 の 保護 および 文明 間 対話 の 促進 」 など を 定める 。 それ に 基づき 、 例えば 前者 に関して は 識字 率 の 向上 や 義務 教育 の 普及 の ため の 活動 、 後者 について は 世界 遺産 の 登録 と 保護 、 文化 多様 性 条約 の 採択 の ほか 、 歴史 的 記録 遺産 を 保全 する ユネスコ 記憶 遺産 （ 世界 の 記憶 ） 事業 など を 実施 する 。 その ほか 、 極度 の 貧困 の 半減 、 普遍 的 初等 教育 の 達成 、 初等 ・ 中等 教育 における 男女 差別 の 解消 、 持続 可能 な 開発 の ため の 教育 、 危機 に 瀕する 言語 の 保護 など を 内容 と する ミレニアム 開発 目標 など 、 国際 開発 目標 達成 を 目指す 。  ユネスコ の 最高 機関 は 全 加盟 国 が 参加 する 総会 で ある 。 総会 において 各国 は それぞれ 1 票 を 持ち 、 ユネスコ の 政策 や 事業 計画 について の 決定 を 行う 。 総会 で の 議決 は ユネスコ 憲章 の 改正 など の 重要 事項 について は 加盟 国 の 3 分の 2 の 賛成 が 必要 と なる が 、 通常 の 事項 について は 過半数 の 賛成 で 決定 さ れる 。 総会 は 2 年 に 一 度 、 通常 は パリ において 開催 さ れる 。 この 総会 の 決定 に 基づく 計画 の 監督 や 、 事務 局 が 作成 し た 予算 計画 など を 総会 に かける 前 に 審議 する の が 執行 委員 会 で ある 。 執行 委員 会 は 1 年 に 2 回 開催 さ れる 。 この 両 機関 の 下 に 、 事務 局 他 実行 機関 が 存在 する 。 事務 局長 は ユネスコ の 代表 と なっ て いる 。 パリ の 本部 の ほか 、 世界 各地 に 通常 複数 国 を 管轄 する 地域 事務所 が 置か れ て いる 。 また 、 各国 に は それぞれ ユネスコ 国内 委員 会 が 設置 さ れ 、 ユネスコ 本部 と 各国 政府 と の 間 の 連絡 機関 と なっ て いる 。 日本 に も 、 日本 ユネスコ 国内 委員 会 が 設置 さ れ て いる 。  ユネスコ 活動 の 普及 と 理解 促進 の ため 、 世界 の 著名 人 を 「 ユネスコ 親善 大使 」 に 任命 し 、 様々 な 活動 を 行っ て いる 。  1946 年 11 月 4 日 に 設立 さ れ た のち 、 ユネスコ は 徐々に 加盟 国 を 増加 さ せ 、 活動 も 多岐 にわたる よう に なっ た 。 1951 年 に は いまだ 国際 連合 本体 に 加盟 し て い なかっ た 日本 が 加盟 する など 敵国 条項 が 適用 さ れる 旧 枢軸 国 の 加盟 も 比較的 早期 に なさ れ た が 、 何 より も 大きな 影響 を 与え た もの は 1954 年 の ソビエト 連邦 の 加盟 で ある 。 これ により ユネスコ は 共産 諸国 （ 冷戦 下 の 東側 諸国 ） に も 活動 の 場 を 広げ 、 さらに 1950 年代 から 1960 年代 にかけて アジア や アフリカ の 新 独立 国 が 次々 と 加盟 を 果たし 、 加盟 国 の 大半 が 南側 諸国 によって 占め られる よう に なっ た 。 これ は ユネスコ の 活動 を 大 規模 化 さ せる こと と なっ た が 、 本来 設立 の 中心 と なっ た 欧米 先進 諸国 が 数 の 上 で は 少数 派 と なっ た こと により 両派 の 間 で 対立 が 起こる よう に なっ た 。  1980 年代 に は 、 放漫 財政 等 の マネージメント の 問題 に 加え 、 活動 が 「 政治 化 」 し て いる こと に 先進 諸国 の 間 で 不満 が 高まっ て き て い た 。 中でも 問題 と なっ た もの が 、 当時 の ムボウ 事務 局長 が 提唱 し た 「 新 世界 情報 秩序 」 で ある 。 これ は 世界 の 情報 の 流れ が 先進 国 から 一方 的 に 発信 さ れ て いる 状況 を 是正 しよ う と する もの で あり 、 発展 途上 国 の 間 で 強い 支持 を 得 た ものの 、 この 議論 の 中 で 東側 諸国 が ジャーナリスト の 認可 制 の 導入 を 提唱 し た こと も あっ て 、 この 計画 は 報道 の 自由 を 制限 する もの だ として 、 先進 国 から は 強い 反対 の 声 が 上がっ た 。 これ を 一番 の 原因 として 1984 年 に 最大 の 分担 金 拠出 国 で あっ た アメリカ合衆国 が 、 次いで 1985 年 に は イギリス および シンガポール が 脱退 し 、 ユネスコ の 存続 は 危機 に 立たさ れ た 。 この間 日本 は 、 ユネスコ に とどまり 、 分担 金 の 約 4 分の 1 近く を 担う 最大 の 拠出 国 と なっ た 。 結局 、 イギリス は 1997 年 7 月 に 、 アメリカ合衆国 が 2003 年 10 月 に それぞれ ユネスコ に 復帰 し た 。  2013 年 11 月 現在 の 加盟 国 数 は 195 ヶ国 、 準 加盟 9 地域 で ある 。 日本 は 1951 年 7 月 2 日 に 加盟 。  最も 新しい 加盟 国 は パレスチナ 国 で ある 。 2011 年 10 月 31 日 に 総会 が 開か れ 賛成 107 、 反対 14 、 棄権 52 で 国 として の 正式 加盟 を 承認 し た 。 アメリカ合衆国 、 イスラエル など は 反対 し 、 日本 など は 棄権 。 アメリカ合衆国 国務省 は 、 この 決議 案 採択 へ の 対抗 措置 として 、 ユネスコ 分担 金 の 停止 を 実行 し 、 2017 年 10 月 に は ユネスコ を 再 脱退 する と 表明 。 2018 年 12 月 31 日 に 脱退 が 発効 し 、 オブザーバー 参加 と なっ た 。 また イスラエル 外務省 は 、 パレスチナ を 非難 する と共に ユネスコ と の 協力 関係 について 再 検討 する と 表明 し 、 2017 年 10 月 に 同国 は アメリカ に 続い て 脱退 を 表明 し た 。 なお 分担 金 負担 停止 から 2 年 経過 し た 2013 年 に 、 両国 は 議事 へ の 投票 資格 が 停止 さ れ て いる 。  1946 年 の 第 1 回 総会 以来 開催 さ れ た ユネスコ 総会 は 下記 の よう に なっ て いる 。 総会 は 1954 年 まで は 毎年 開催 だっ た が 、 その後 は 2 年 に 一 回 の 開催 と なっ て いる 。  1995 年 以降 、 執行 委員 会 は 58 か国 によって 構成 さ れ て いる 。 委員 国 の 選挙 区 は 地域 別 に 6 つ の グループ に 分かれ て おり 、 その 中 から 決め られ た 議席 に 応じ て 総会 で 選挙 が 行わ れ 、 委員 国 が 選出 さ れる 。 委員 国 の 任期 は 4 年 で 、 選出 さ れ た 総会 から 二 回 あと の 総会 まで を 任期 と する 。  以下 の 研究所 は ユネスコ の 計画 を 支える 組織 の 専門 機関 で あり 、 国家 機関 や 各 分野 に 専門 的 な 支援 を 行っ て いる 。  ユネスコ が 祝う 国際 デー は 以下 の よう に なっ て いる 。  ユネスコ は 2005 年 より 、 電子 図書館 プロジェクト （ ） に 取り組ん で き た が 、 2009 年 4 月 21 日 に インターネット 上 にて 公開 さ れ た 。 この 公式 サイト で は 、 各国 の 文化 資料 を 地域 別 、 テーマ 別 、 年代 別 に 横断 し て 一望 でき 、 一般 の 利用 者 、 研究 者 の 別 なく 無料 で 閲覧 できる 。  展示 資料 は 、 米国 議会 図書館 、 アレクサンドリア 図書館 （ エジプト ） 、 国立 国会 図書館 （ 日本 ） など 世界 の 32 機関 が 参加 し 、 現在 、 書籍 ・ 手 稿 ・ 地図 ・ 写真 ・ 動画 など 、 約 1200 点 の コンテンツ が 閲覧 できる 。  ユネスコ 加盟 国 は 194 か国 で ある 。 この 表 で は 加盟 国 と その 加盟 日時 を 記す 。  2012 年 現在 、 は ユネスコ 加盟 国 で は ない が 、 国内 委員 会 は 存在 する 。  以下 の 10 地域 は ユネスコ 準 会員 と なっ て いる 。  アメリカ は 1946 年 11 月 4 日 から 1984 年 12 月 31 日 まで 加盟 国 だっ た が 脱退 し 、 2003 年 10 月 1 日 に 再 加盟 し た が 2018 年 12 月 31 日 に 再 脱退 し オブザーバー 参加 と なっ た 。 また イスラエル も アメリカ と 同様 に 脱退コンテンツ （ ） と は 、 「 中身 」 の こと 。 英語 の 関連 語彙 として は 、 コンテナ （ wiktionary : container ） の 中身 が コンテント content で ある 。  デジタル ‐ 、 映像 ‐ 、 商業 ‐ 、 素人 ‐ 、 など といった 複合語 が ある 。 いわゆる 「 メディア 」 の 中身 の 、 文字 列 ・ 音 ・ 動画 など の こと で 、 それら の 内容 で ある 著作 物 を 指す こと も 多い 。  英語 で は 普通 は content と 単数 形 で 書く 。 本 項目 の 英語 版 も Content で ある 。  英語 で contents として 複数 形 で 書く と 、 普通 は 「 目次 」 の 意味 に なる 。 この 場合 は 、 （ 内容 の 表 ） の 略 で ある 。  元々 は 、 コンピュータ の 分野 で 、 装置 自体 を 「 ハードウェア 」 、 プログラム を 「 ソフトウェア 」 と 呼ぶ こと から 転じ て 、 例えば ビデオ など で 、 ビデオデッキ など 機材 を 指し て 「 ハード 」 、 ビデオグラム など の 「 作品 」 を 「 ビデオ ソフト 」 と し て い た 。  以前 から CD の 「 TOC 領域 」 など 、 従来 から の 意味 で は 使わ れ て い た が 、 現在 の よう な 意味 で 「 コンテンツ 」 という 言葉 が 使わ れ 始め た の は 、 1990 年 前後 の CD - ROM 普及 に 始まり 、 90 年代 前半 の 情報 スーパー ハイウェイ 構想 によって 加速 し た いわゆる 「 マルチメディア ブーム 」 の 末期 、 「 Win 95 ブーム 」 や 「 インターネット ブーム 」 の 初期 頃 で ある 。 1990 年代 後半 頃 から 21 世紀 初頭 の いわゆる 「 IT ブーム 」 の 頃 から 、 コンピュータ プログラム を 指す こと が 多い 「 ソフトウェア 」 と 区別 する ため か 、 著作 物 という ニュアンス で コンテンツ という 言葉 が 広く 使わ れる よう に なっ た 。  月刊 アスキー 第 18 巻 第 4 号 （ 通巻 202 号 、 1994 年 4 月 号 ） の 記事 、 特集 II 「 最新 CD - ROM 事情 」 （ pp .   281 ～ 302 ） で は 、 「 タイトル 」 の 語 が コンテンツ に 相当 する 意味 で も 使わ れ て おり コンテンツ の 語 は 見 られ ない 。 ( 社 ) 日本 コンピューター ・ グラフィックス 協会 と ( 財 ) マルチメディア ソフト 振興 協会 が 統合 し て 「 マルチメディア コンテンツ 振興 協会 」 に なっ た の が 1996 年 10 月 1 日 で ある （ その後 2001 年 に ( 財 ) 新 映像 産業 推進 センター と 統合 し て ( 財 ) デジタル コンテンツ 協会 、 2012 年 に 一般 財団 法人 に 移行 ） 。  コンテンツ の 語 が 古く から 使わ れ た もの として インターネットサービスプロバイダ の 分類 （ 接続 プロバイダ 、 プレゼンスプロバイダ 、 etc ） の ひとつ の 「 インターネットコンテンツプロバイダ 」 が ある 。 インターネットマルチフィード ( 株 ) の 1997 年 8 月 27 日 の プレス リリース 『 「 インターネットマルチフィード 株式会社 」 の 設立 について 』 に 、 盛大 に 「 コンテンツ 」 という 言葉 が 使わ れ て いる の が 確認 できる 。 また 「 やじ うま Watch 」 1997 年 1 月 27 日 に 、 海外 サイト の 話題 紹介 の 中 で 「 コンテンツ 」 という 言葉 が 使わ れ て いる の が 確認 できる 。  また 、 英語 圏 の もの として は 、 米国 の 通信 風紀 法 （ CDA ） の 1996 年 の 改訂 の 際 の セクション 230 （ w : Section   230   of   the   Communications   Decency   Act ） に   " content   provider "   の 語 が ある 。  「 コンテンツ の 創造 、 保護 及び 活用 の 促進 に関する 法律 」 で は 、 2 条 で 、 「 コンテンツ 」 と は 、 映画 、 音楽 、 演劇 、 文芸 、 写真 、 漫画 、 アニメーション 、 コンピュータ ゲーム その他 の 文字 、 図形 、 色彩 、 音声 、 動作 若しくは 映像 若しくは これら を 組み合わせ た もの 又は これら に 係る 情報 を 電子 計算 機 を 介し て 提供 する ため の プログラム で あっ て 、 人間 の 創造 的 活動 により 生み出さ れる もの の うち 、 教養 又は 娯楽 の 範囲 に 属する もの を いう 、 と し て いる 。  なお 、 コンテンツ 法 は デジタル コンテンツ の 保護 や 普及 を 前提 に おい て おり 、 プログラム に対して 「 電子 計算 機 に対する 指令 で あっ て 、 一 の 結果 を 得る こと が できる よう に 組み合わせ た もの を いう 」 という 補足 が なさ れ て いる 。 当然 の 事 ながら 、 コンテンツ は デジタル だけ で なく 、 アナログ （ 誤用 ） コンテンツ ( 例えば ライブ 、 演劇 など を 生 で 見る 、 キャラクター グッズ など ) も 含ま れる 。  コンテンツ は あらゆる 情報 について 用い られる ため 、 非常 に あいまい な 言葉 で ある 。 コンテンツ の 表現 形態 、 流通 形態 、 受信 形態 によって 違っ て くる 。 例えば 、 番組 コンテンツ は 、 放送 という 行為 によって 番組 として パッケージ さ れ て いる コンテンツ 、 という こと で ある 。 文字 か 音楽 か は 関係 ない 。 映画 コンテンツ は 上映 という 行為 （ スクリーン に 映し出す こと ） を 前提 と する コンテンツ で ある 。 つまり 、 上映 後 に DVD など で リリース さ れる 映画 は 「 映画 コンテンツ の 二 次 利用 」 という こと に なる 。 最初 から DVD で リリース さ れ て いる 動画 は 通常 、 映画 と は 呼ば ない 。 しかし 、 映画 の 手法 で 撮影 さ れ た 、 テレビ 放映 のみ の 動画 は 「 テレビ 映画 」 と 呼ば れる よう に 、 映画 の 一 種 と 解さ れ て いる 。 従って 厳密 な 区別 は 無い 、 ないし 不可能 で ある 。  コンピュータ の ソフトウェア に関して は 、 ソフトウェア を 「 プログラム 」 と 「 データ 」 と に 分け た データ に 相当 する 部分 を コンテンツ と 称する こと が ある 。 たとえば 、 e ラーニング において は 、 教材 を 提示 し 、 あるいは 試験 を 行っ たり する プログラム に対し 、 教材 そのもの が コンテンツ で ある 。 地理 情報 システム において は 、 地図 を 提示 し 地理 的 な 解析 を 行っ たり する プログラム に対し 、 地図 情報 や 統計 情報 が コンテンツ で ある 。 教育 の 用語 の 「 教具 」 （ 黒板 や チョーク など ） と 「 教材 」 （ 算数 で 使う 「 おはじき 」 など ） の 違い に 似 て いる 。  アプリケーション ソフトウェア について キラー アプリケーション という 語 が ある が 、 ある メディア を 爆発 的 に 普及 さ せる きっかけ と なる コンテンツ を 特に キラー コンテンツ と 呼ぶ 。 キラー タイトル と の 語 も ある 。  特に デジタル コンテンツ は コピー し て も 画質 ・ 音質 が 劣化 し ない ので 、 供給 側 に メリット が ある が 、 利用 者 、 購買 者 側 など の 第三者 が これ を 行う と 商売 が 成り立た なく なる 。 その ため 、 コピー を でき ない よう に する コンテンツ 保護 技術 が 開発 さ れ て いる 。  海賊版 など の 違法 行為 を 防止 する ため 、 各種 の コンテンツ 保護 技術 （ AACS 、 CSS 、 CCCD など ） を 採用 し て いる 供給 者 も ある 。 積極 的 な 供給 者 も いれ ば 消極 的 な 供給 者 も いる 。  また 、 コンテンツ の 再生 を 特定 の ソフトウェア ないし ハードウェア で しか 行え ない よう に し て 、 第三者 による 複製 や 再 利用 を 難しく する 技術 として 「 デジタル 著作 権 管理 技術 」 が ある 。Adobe   Photoshop （ アドビ   フォト ショップ ） は 、 アドビシステムズ が 販売 し て いる ビット マップ 画像 編集 アプリケーション ソフトウェア で ある 。  主 に 写真 編集 （ フォトレタッチ ） として の 役割 を 担う ソフトウェア として 、 画像 加工 、 イラストレーション 、 印刷 業界 など あらゆる 画像 分野 で 使用 さ れ て おり 、 この 分野 で は 代表 的 な 存在 で ある 。 主 に 写真 など の 加工 に 適し て おり 、 さまざま な フィルタ や プラグ イン を 追加 する こと によって 、 機能 を 拡張 する こと が できる 。 また 、 Illustrator   や   InDesign   といった 同社 の 他 の ソフト と は 、 シームレス な 連携 が はか られ て いる 。  2 次元 コンピュータグラフィックス を 代表 する ソフト で も あり 、 編集 ・ 加工 機能 や 入 稿 時 の カラー マッチング に 優れ て いる Photoshop 、 ペン タブレット で の 描画 機能 や ナチュラル 表現 に 優れ て いる Painter という 位置づけ で 定着 し て いる 。  Photoshop   の 標準 画像 ファイル フォーマット は PSD 形式 で あり 、 レイヤー や パス 、 印刷 情報 や 著作 権 情報 など を 付加 し て 保存 できる 。 また 多く の 画像 フォーマット に 対応 し て おり 、 ビット マップ 画像 だけ で なく ベクターイメージ を 扱う こと も できる 。  1987 年 、 当時 ミシガン 大学 の 学生 で あっ た トーマス ・ ノール が   Macintosh   Plus   向け に グレー スケール の 画像 を 扱う ソフトウェア を 開発 し た 。 これ に 惹か れ た インダストリアル ・ ライト & マジック の 画像 編集 部門 の 社員 で あり 、 トーマス の 弟 で も ある ジョン・ノール が 開発 に 参加 し 、 ImagePro   として 完成 さ せ た 。 後 に これ を アップルコンピュータ と アドビ の 社員 に 見せ 、 1988 年 9 月 に アドビ が ライセンス と 販売 権 の 取得 を 決定 し 、 1990 年 に 最初 の バージョン で ある   Photoshop   1 . 0   が 発売 さ れ た 。 2013 年 に Photoshop   1 . 0 . 1 の ソース コード が コンピュータ 歴史 博物館 に 寄贈 さ れ 、 公開 さ れ た 。  アドビ の 印刷 業界 で の ノウハウ を 生かし て 、 その 方面 の 機能 強化 や 、 機材 や ソフト の 連携 を 練り 込ま れ た   Photoshop   は 、 それ まで 高価 な 機材 が 必要 だっ た 作業 を パソコン 上 で 安価 に 実現 さ せ 、 デザイナー ・ 出版 業 ・ 印刷 業 など の プロフェッショナル 業界 に 浸透 し て いっ た 。 Photoshop を 使う ため に Macintosh を 導入 する ケース も 多く 、 キラー アプリケーション の 代名詞 的 存在 で あっ た 。  バージョン   2 . 5 から は Microsoft   Windows 版 も 登場 し 、 パソコン の 高性能 化 、 低 価格 化 に 伴い 、 その ハードル は 低く なり 、 プロフェッショナル ユーザー だけ で なく 、 アマチュア の イラストレーター や 写真 家 、 画像 加工 に 興味 ある 一般 ユーザー に も 浸透 し 、 画像 加工 ・ 調整 を 行う 上 で 、 デファクトスタンダード と なっ て いる 。 英語 で は 動詞 に も なっ て おり 、 " 写真 を photoshop する "   と は 、 （ 自分 の 顔 写真 を 綺麗 に 見せる ため など で ） デジタル 写真 を Photoshop で 加工 修正 する こと を いう が 、 これ は アドビシステムズ の イメージダウン に なる ので 、 アドビ は 「 photoshop という 動詞 や photoshoped という 用語 は 使用 し ない よう に 」 と ガイドライン で 呼びかけ て いる 。  2008 年 に 発売 さ れ た CS 4 ( 11 )   から 、 Windows 版 の パッケージ に は 、 32 ビット 版 に 加え て 新た に 64 ビット 版 も 投入 さ れ 、 これ により 使用 可能 な メモリ の 量 から くる 制約 が 軽減 さ れ て いる 。 Macintosh 版 で は macOS の Carbon   API に関する 制限 から   CS 4 ( 11 )   では 64 ビット 対応 が 実現 し て い なかっ た が 、 2010 年 に 発売 さ れ た CS 5 ( 12 ) で は 、 Cocoa に 移行 し 64 ビット 対応 が なさ れ た 。  バージョン の 数字 の 表記 は   7 . 0   まで で 、 その後 は   Photoshop   CS   ( Creative   Suite )   という 新 ブランド ネーム に 改訂 さ れ て いる 。 バージョン   5 . 5   から は 当初 別 パッケージ で 供給 さ れ て い た ウェブ 用 画像 作成 ソフトウェア   ImageReady   と セット で 販売 さ れ た （ CS 3   から 機能 の 統合 が 行わ れ 、 セット で の 販売 は なくなっ て いる ） 。 その後 バージョン   6   に なっ て 、 インターフェース の 変更 が 行わ れ 、 同時に これ まで 、 弱い と さ れ て い た 画像 プリント エンジン の 強化 が 行わ れ た 。  1995 年 、 Windows   95   の 発売 を 機 に 一般 の 間 に パソコン が 爆発 的 に 普及 し て から は 、 CG イラスト や デジタル 同人 誌 制作 に 必要 不可欠 な ソフト と 認識 さ れる よう に なっ た 。 しかしながら 、 10 万 円 前後 という 商業 利用 を 想定 し た 価格 設定 は 一個人 が 趣味 の ため に 利用 する に は あまりに も 高価 な もの で あっ た こと から 、 主 に バージョン   4   から   5 . 5   の 世代 において 、 金銭 的 に 余裕 の 無い 者 を 中心 に   CD - ROM   など に ソフトウェア を コピー し 配布 する など の 手段 による 不正 使用 が 横行 し た 。 この 影響 も あり 、 バージョン   6   以降 から は   Adobe   Online   Manager   を 利用 し た シリアル 番号 情報 の 回収 による 不正 使用 状況 の 調査 を 開始 し 、 その 結果 を もと に   Windows   版 で は   CS 1 ( 8 )   から 、 Mac   OS   X   版 は   CS 2 ( 9 )   から 不正 使用 を 防ぐ 為 の アクティベーション が 具体 的 に 導入 さ れる こと と なっ た 。  パーソナル ユース 向け に 機能 を 限定 し た 廉価 版 として 、 Photoshop   Elements   が 発売 さ れ （ 過去 に は   Photoshop   LE 、 Photo   Deluxe   など ） 、 各種 の デジタル カメラ や スキャナ 、 ペン タブレット など に 付属 ソフトウェア として 同 梱 さ れ て い たり 、 パッケージ として 販売 さ れ て いる 。 付属 ソフトウェア 版 は 商品 版 より も 実質 的 に 安く 入手 できる かわり に 、 通常 商品 版 より も 1 世代 前 の バージョン の もの が 同 梱 さ れ て いる こと が 多い 。 通常 版 と の 違い は 、 レイヤー 機能 の 一部 に 制限 が あり 、 トーン カーブ ・ パス 機能 が なく 、 CMYK 画像 の 編集 が でき ない 点 など が ある 。 画像 管理 面 の 機能 も 付加 さ れ 、 直感 的 な 操作 で 作業 が 行える など 、 パーソナル ユース 向け の 性格 を 強く し て いる 。 また 、 高 機能 な デジタル カメラ の 普及 に ともない 、 RAW 現像 に 特 化 し た ソフトウェア として 、 Photoshop   Lightroom   が   Photoshop   ファミリー として リリース さ れ て いる 。  オンライン サービス として Flash ベース の Adobe   Photoshop   Express が ある 。 利用 に は 無料 の アカウント 登録 が 必要 で 、 用意 さ れ た 2 GB の ストレージ に 画像 や 動画 を アップ ロード し て 編集 ・ 管理 できる 。 また 、 Facebook 、 Flickr 、 Photobucket 、 Picasa など の 外部 サービス と 連携 する こと も できる 。  CS 3 ( 10 )   から CS 6 ( 13 ) まで 、 通常 版 の Photoshop に 加え 、 映画 制作 や エンジニア 、 製造 、 建築 、 医療 、 科学 分野 を 対象 に 3 次元 コンピュータグラフィックス や 動画 ファイル の 簡易 編集 機能 が 付加 さ れ た   Extended シリーズ も 提供 さ れ て い た 。 （ Image   Ready は 統合 さ れ た 。 ）  なお 、 2013 年 5 月 に 発売 さ れ た Adobe   Creative   Cloud の 登場 により 、 パッケージ 版 の 生産 が 終了 し 、 店頭 で は ダウンロード カード のみ の 取り扱い に なっ て いる （ Photoshop   Elements 、 Lightroom を 除く ） 。  CreativeCloud は 、 CS 6 か CC の どちら か を ダウンロード でき 、 3 ヶ月 もしくは 12 ヶ月 の 使用 期限 が 切れ た 場合 は 、 再度 カード を 購入 する か クレジットカード 決済 で 継続 する こと が 可能 で ある 。バロック （,   ,   ） と は 、 16 世紀 末 から 17 世紀 初頭 にかけ イタリア の ローマ 、 マントヴァ 、 ヴェネツィア 、 フィレンツェ で 誕生 し 、 ヨーロッパ の 大 部分 へ と 急速 に 広まっ た 美術 ・ 文化 の 様式 で ある 。 バロック 芸術 は 秩序 と 運動 の 矛盾 を 超越 する ため の 大胆 な 試み として ルネサンス の 芸術 運動 の 後 に 始まっ た 。 カトリック 教会 の 対抗 改革 （ 反 宗教 改革 運動 ） や 、 ヨーロッパ 諸国 の 絶対 王政 を 背景 に 、 影響 は 彫刻 、 絵画 、 文学 、 建築 、 音楽 など あらゆる 芸術 領域 に 及び 、 誇張 さ れ た 動き 、 凝っ た 装飾 の 多用 、 強烈 な 光 の 対比 の よう な 劇的 な 効果 、 緊張 、 時として 仰々しい まで の 豊饒 さ や 壮大 さ など によって 特徴 づけ られる 。 18 世紀 後半 に は 新 古典 主義 （ 文学 、 音楽 は 古典 主義 ） へ と 移行 し た 。  バロック という 語 は 、 真珠 や 宝石 の いびつ な 形 を 指す ポルトガル 語 の " barroco " から 来 て いる と する 説 が 有力 で ある （ ただし 名詞 " barroco " は もともと は いびつ な 丸い 大岩 や 、 穴 や 、 窪地 など を 指し て い た 。 いずれ に せよ 、 この 語 に は いびつ さ の 概念 が 含ま れ て い た と 思わ れる ） 。 一方 、 ベネデット・クローチェ に よれ ば 、 中世 の 学者 が 論理 体系 を 構築 する うえ で 複雑 で 難解 な 論法 を 指す の に 使っ た ラテン語 の baroco から き た と も さ れる 。 その ほか 詐欺 を 意味 する 中世 イタリア 語 の barocchio や 、 バロック 初期 の 画家 を 由来 と する 説 も ある 。  現在 の 意味 で の 「 バロック 」 という 語 は 、 様式 の 時期 や 呼称 の 大半 が そう で ある よう に 、 後世 の 美術 評論 家 によって 作り出さ れ た もの で あり 、 17 - 18 世紀 の 当事者 による もの で は なかっ た 。 当時 の 芸術 家 は 自身 を 「 バロック 」 で は なく 古典 主義 で ある と 考え て い た 。 彼ら は 中世 の フォルム や 、 建築 の オーダー や 、 ペディメント や 、 古典 的 な モデナチュール といった ギリシア ・ ローマ の 題材 を 利用 し て い た 。 「 バロック 」 の 語 は 16 世紀 末 の ローマ で 生まれ た 。 フランス で は 、 この 語 は 1531 年 に は 真珠 について 用い られ て おり 、 17 世紀 末 に は 比喩 的 な 意味 で 用い られる よう に なっ た 。  1694 年 （ バロック 期 の 最中 ） に は 、 この 語 は アカデミー・フランセーズ の 辞書 で は 「 極めて 不完全 な 丸 さ を 持つ 真珠 のみ について 言う 。 『 バロック 真珠 の ネックレス 』 」 と 定義 さ れ て い た 。 1762 年 、 バロック 期 の 終結 し た 頃 に は 、 第 1 義 に 加え 「 比喩 的 な 意味 で 、 いびつ 、 奇妙 、 不規則 さ も 指す 。 」 という 定義 が 加わっ た 。 19 世紀 に は 、 アカデミー は 定義 の 順序 を 入れ替え 、 比喩 的 な 意味 を 第 1 義 と し た 。 1855 年 に なっ て 初めて 、 スイス の 美術 史家 ヤーコプ・ブルクハルト が 『 チチェローネ   イタリア の 美術 品 鑑賞 の 手引き 』 において バロック という 語 を ルネサンス に 続く 時期 と 芸術 を 表す の に 用い た 。 この 用法 が 生まれ た の が ドイツ 文化 圏 で あっ た の は 偶然 で は ない 。 フランス や イギリス は 様式 の 変化 を 表す の に （ 「 ルイ 14 世 様式 」 の よう に ） その 王 の 名 を 使用 する こと が でき た が 、 ドイツ は 当時 Kleinstaaterei と 呼ば れる 無数 の 小 国家 に 分裂 し て い た の で ある 。  さらに 1 世代 後 の 1878 年 に なっ て ようやく 「 バロック 様式 」 が アカデミー の 辞書 の 見出し と なり 、 定義 の 軽蔑 的 な 意味合い も 薄まっ た 。 皇后 ウジェニー は  気取っ た もの や ルイ 15 世 様式 を 再び 流行 さ せ 、 今日 ネオ バロック （ バロック リバイバル ） と 呼ば れる 様式 が 生まれ た 。 バロック の 復権 が 始まり 、 スイス の 美術 史家 ハインリヒ・ヴェルフリン ( 1864 - 1945 ) は その 著作 で この バロック という もの が 如何 に 複雑 で あり 、 激動 し 、 不規則 で あり 、 そして 根底 において は 奇妙 で ある 以上 に 魅惑 的 で ある か を 示し て みせ た 。  ヴェルフリン は バロック を 「 一斉 に 輸入 さ れ た 運動 」 、 ルネサンス 芸術 へ の アンチテーゼ として 定義 し た 。 ヴェルフリン は 今日 の 著述 家 たち の よう に は マニエリスム と バロック の 間 に 区別 を 設け ず 、 また 18 世紀 前半 に 開花 し た ロココ という 相 も 無視 し て い た 。 フランス と イギリス で は その 研究 は ドイツ の 学界 で ヴェルフリン が 支配 的 な 影響 力 を 獲得 する まで まとも に 受け止め られ なかっ た 。  バロック の 萌芽 と なる 着想 は ミケランジェロ の 仕事 に 見出さ れる 。 バロック 様式 は 1580 年 頃 に 始まっ た 。  （ 大抵 は プロテスタント の ） 美術 史家 は 伝統 的 に 、 バロック 様式 が 新しい 科学 と 新しい 信仰 の 形 ―― 宗教 改革 ―― を 生ん だ さまざま な 文化 的 運動 に カトリック 教会 が 抵抗 し て い た 時代 に 発展 し た という 事実 を 強調 し て いる 。 建造 物 における バロック は 教皇 が 、 絶対 王政 が そうした よう に 、 その 威信 を 回復 できる よう な 表現 手段 を 命じる こと で カトリック の 対抗 宗教 改革 の 端緒 の 象徴 と なる ほど まで に 道具 として 使っ た 様式 で あっ た と 言わ れ て いる 。 いずれ に せよ 、 ローマ で は 成功 を 収め 、 バロック 建築 は 街 の 中心 部 を 大きく 塗り替え た 。 この 時代 の 都市 の 更新 として は 最も 重要 な もの で あっ たろ う 。  バロック 様式 の 芸術 家 たち の 劇的 な 側面 が 直截 的 ・ 情動 的 な 効果 によって 宗教 的 な 主題 の 奨励 に 繋がる と 判断 し た カトリック教 会 によって バロック の 人気 と 成功 は 促進 さ れ た 。  1545 - 1563 年 の トリエント 公 会議 によって 定義 さ れ て い た よう に 、 これ は カトリシスム の 芸術 で あり 、 それ を 最も 良く 示す 教 令 は 「 改革 、 諸 聖人 の 聖 遺物 、 聖なる 図像 について の 教 令 」 （"«   Décret   sur   l ’ innovation   et   les   reliques   des   saints ,   et   sur   les   images   saintes   »".） で ある 。 つまり は 対抗 宗教 改革 の 芸術 で あっ た 。 しかしながら 、 宗教 改革 に 加わっ た 国々 で は 強い 抵抗 を 受け 、 プロテスタント 芸術 が 発達 する こと に なる 。 イギリス や フランス も また 拒絶 の 重要 な 中核 と なっ た 。  世俗 の 貴族 も また バロック 美術 や 建築 の 劇的 な 効果 を 訪問 者 や 競争 相手 を 感銘 さ せる 方法 として 考え て い た 。 バロック の 宮殿 は 一連 の 前庭 、 控え の 間 、 大 階段 、 応接間 から 構成 さ れ て おり 、 進む に従って 豪華 に なっ て ゆく 。 数多 の 芸術 形式 ―― 音楽 、 建築 、 文学 ―― が この 文化 運動 の 中 で 互いに 影響 を 及ぼし 合っ た 。  バロック 様式 の 魅力 は 、 16 世紀 の マニエリスム 芸術 の 繊細 さ や 知的 な 特質 から 、 感覚 に 向け られ た 直感 的 な もの へ と 意識 的 に 移行 し た 。 直截 的 、 単純 明快 、 劇的 な 図像 が 用い られ た 。 バロック 芸術 は アンニーバレ・カラッチ と その 仲間 たち の 果断 な 傾向 から 一定 の 影響 を 受け て おり 、 また コレッジョ 、 カラヴァッジオ 、 フェデリコ・バロッチ といった 、 今日 で は 「 初期 バロック 」 と 分類 さ れる こと も ある 芸術 家 たち の 影響 も 見出さ れる 。  カラッチ 一族 （ 兄弟 と 従兄 ） と カラヴァッジオ は しばしば 古典 主義 と バロック という 言葉 で 対比 さ れ 、  両者 は 造形 の 分野 （ ヴェルフリン が 定義 し た ） で 対照 的 な 影響 を 持ち 、 後世 に 多大 な 影響 を 及ぼし た 。  18 世紀 に は 古典 的 バロック から 後期 バロック もしくは ロココ へ と 移行 し た 。 これら は 17 世紀 末 に ドイツ 、 オーストリア 、 ボヘミア で 出現 し た 。 官能 的 な 美 の 趣味 は 17 世紀 バロック の 型 に 嵌っ た 性質 により 自由 な 創作 を もたらし た 。  装飾 が 増殖 し 、 豊饒 かつ 幻想 的 に なっ た 。 トロンプ・ルイユ の 壁画 、 階段 、 アレゴリー の ニンファエウム や 彫刻 が 教会 、 城 、 噴水 を 過剰 な まで に 満たし た 。 ウィーン 、 ロンドン 、 ドレスデン 、 トリノ 、 南 ドイツ 、 ボヘミア が こうした 新 機軸 を 取り入れ た 。 ニコラ・サルヴィ による ローマ の トレヴィ の 泉 ( 1732 - 1762 ) や ルイージ・ヴァンヴィテッリ による ナポリ 近郊 の カゼルタ 宮殿 の 階段 ( 1751 - 1758 ) に 見 られる よう に 後期 バロック の 旺盛 な カプリッツィオ に あっ て 目 の 喜び は 不可欠 な もの で あっ た 。  パリ （ コンコルド 広場 ） 、 ボルドー （ ブルス 広場 ） 、 ナンシー （ スタニスラス 広場 ） など に 建築 空間 が 開か れ た 。 オーストリア で は フィッシャー・フォン・エルラッハ と ルーカス・フォン・ヒルデブラント が 幻想 的 な 建築 で 競い合っ た 。 バイエルン で は 田舎 の 修道院 が 小 天使 に 覆わ れ た 。 ミュンヘン で は アダム 兄弟 が 高名 で ある 。 ボヘミア 、 モルドバ 、 南 ドイツ の ロココ は 巡礼 教会 を 装飾 し 、 ヴィース の 巡礼 教会 で は 白地 を 覆う 金泥 の 装飾 で 壁 が 崩れん ばかり と なっ て いる 。  スペイン と ポルトガル の アメリカ 植民 地 は イベリア の プレテレスコ 様式 に 影響 を 与え た 。 フランス で は 、 ジュール ・ アルドゥアン ＝ マンサール の 門人 たち が 邸宅 と その 内部 装飾 に 取り組み 、 サンジェルマン 街 や マレー 、 さらに は ランブイエ の 非凡 な 鏡板 など で 見る こと が できる 。  ハインリヒ ・ ヴェルフリン は バロック を 円 に 代わり 楕円 が 構成 の 中心 に 据え られ 、 全体 の 均衡 が 軸 を 中心 と し た 構成 に 取っ て 代わり 、 色彩 と 絵画 的 な 効果 が より 重要 に なり 始め た 時代 と 定義 し た 。  この アナロジー を 音楽 に 当て嵌める と 、 「 バロック 音楽 」 という 表現 は 有用 な もの と なる 。 対照 的 な フレーズ の 長 さ 、 和音 、 対位法 は ポリフォニー を 時代遅れ に し 、 オーケストラ 的 な 色彩 が より 強く 現れる よう に なる 。 同様 に 、 詩 の 表現 は 単純 で 、 力強く 、 劇的 な もの と なり 、 明快 で ゆったり し た シンコペーション の リズム が ジョン ・ ダン の よう な マニエリスム 詩人 の 用いる 洗練 さ れ 入り組ん だ 形而上学 的 な 直喩 に 取っ て 代わっ た 。 バロック の 叙事詩 で ある ジョン ・ ミルトン の 『 失 楽園 』 で は 視覚 表現 の 発達 に 強く 影響 さ れ た 想像 力 が 感じ られる 。  絵画 で は 、 バロック の 身振り は マニエリスム の それ に 比べ ゆったり と し て いる 。 より 両義 的 、 不可解 、 神秘 的 で なく 、 むしろ バロック の 主要 な 芸術 形態 の 1 つ で ある オペラ で の 身振り に 近い 。 バロック の ポーズ は コントラ ポスト （ 傾い だ 姿勢 ） に 頼っ て おり 、 肩 と 腰 の 平面 を 反対 方向 に ずらし て 置く フォルム の 緊張 感 は 今にも 動き出し そう な 印象 を 与える 。  17 世紀 初頭 に は ヨーロッパ 全土 で 激烈 を 極め た 宗教 戦争 など あらゆる 闘争 が 起こり 、 国家 や 社会 が 分裂 し た 。 その 不安 な 時代 において 、 連続 的 な 運動 と 永続 的 な 秩序 と の 間 に しかる べき 関係 を 見出そ う と する 努力 が なさ れ 、 そこ から 独特 な 心情 的 表現 が 生まれ た 。 これ が 「 バロック 」 で ある 。 強い 激烈 な 印象 を 与える 変化 と 対比 など 、 これら すべて は 、 動的 で 変化 に 富む 自然 と 人間 の 感情 から 見出さ れ た 新しい 表現 で あっ た 。  調和 ・ 均整 を 目指す ルネサンス 様式 に対して 劇的 な 流動 性 、 過剰 な 装飾 性 を 特色 と する 。 「 永遠 の 相 の もと に 」 が ルネサンス の 理想 で あり 、 「 移ろい 行く 相 の もと に 」 が バロック の 理想 で ある 。 全て が 虚無 で ある と する 「 ヴァニタス 」 、 その 中 で 常に 死 を 思う 「 メメント・モリ 」 、 そう で ある から こそ 現在 を 生きよ と する 「 カルペ・ディエム 」 という 、 破壊 と 変容 の 時代 が もたらし た 3 つ の 主題 が 広く 見出さ れる 。  ルネサンス から バロック 初期 は イタリア が 文化 の 中心 で あっ た が 、 バロック 後期 に は 文化 の 中心 は フランス へ 移っ て ゆく 。  絵画 における 「 バロック 」 の 意味 を 定義 づける もの の 1 つ は ピーテル・パウル・ルーベンス が マリー・ド・メディシス の ため に パリ の リュクサンブール 宮殿 で 制作 し た 一連 の 絵 （ 現在 は ルーヴル 美術館 蔵 ） で あり 、 ここ で は カトリック の 画家 が カトリック の パトロン を 要求 を 満足 さ せ て いる ―― バロック 時代 の 君主 制 、 図像 学 、 描画 技法 、 構図 、 そして 空間 や 動き の 描写 など の 概念 で ある 。 カラヴァッジオ から コルトーナ まで 、 イタリア の バロック 絵画 に は 大きく 異なっ た 流れ が ある が 、 いずれ も 異なっ た 様式 で 情動 的 な ダイナミズム を 追求 し て いる 。  後期 バロック 様式 は 徐々 により 装飾 的 な ロココ へ と 入れ替わっ て ゆき 、 バロック の 定義 は この ロココ と の 対比 によって より 明確 と なる 。 フランス で は 君主 制 に 仕える 芸術 と 見 做 さ れる こと も 多い 古典 主義 美術 も バロック と 対比 する もの と 見 做 さ れる 。  バロック 彫刻 で は 、 人物 の 集合 に 新しい 重要 性 が 生じ 、 人間 の フォルム によって ダイナミック な 動き と エネルギー が もたらさ れ た ―― 人物 は 中心 の 渦巻 を 取り巻い て 輪 を なし 、 あるいは 外 を 向き 周辺 の 空間 へ と 向かう 。 バロック 彫刻 に なっ て 初めて 、 彫刻 は 複数 の 理想 的 な 視角 を 獲得 し た 。 隠さ れ た 光源 や 噴水 といった 彫刻 以外 の 補足 的 な 要素 を 付け加える の も バロック 彫刻 の 特徴 の 1 つ で ある 。  ベルニーニ   ( 1598 - 1680 )   の 建築 、 彫刻 、 噴水 は バロック 様式 の 特徴 を 強く 示し て おり 、 間違い なく 最も 重要 な バロック 期 の 彫刻 家 で あっ た 。 ベルニーニ は その 万能 さ で は ミケランジェロ に 迫る もの が あっ た ―― 彫刻 し 、 建築 家 として 働き 、 描き 、 戯曲 を 書き 、 上演 を 行っ た 。 20 世紀 末 に は ベルニーニ の 彫刻 は 、 大理石 を 彫る 名人 芸 と 、 身体 と 精神 を 調和 さ せ た フォルム の 創造 と によって 非常 に 高名 な もの と なっ た 。 また 有力 者 から の 需要 が 多かっ た 胸像 の 優れ た 彫り 手 で も あっ た 。  ローマ の サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア 教会 の コルナロ 礼拝 堂 の ため に 制作 さ れ た ベルニーニ の 『 聖 テレジア の 法悦 』 ( 1645 - 52 ) は バロック を 理解 する 助け と なる 。 コルナロ 家 の ため に 教会 の 側面 の 補助 スペース として 設計 さ れ た この 礼拝 堂 は 、 建築 、 彫刻 、 そして 演劇 を 1 つの 大きな 奇想 に 纏め 上げ た 総合 芸術 の 傑作 と なっ て いる 。  ベルニーニ は 煉瓦 の ボックス を 作り 、 白い 大理石 の 聖 テレジア の 恍惚 する 舞台 と し た 。 これ は 多色 の 大理石 で 作ら れ た 建築 的 な 枠 によって 取り巻か れ 、 窓 が 彫像 を 高み から 照らす 。 礼拝 堂 の 両 側壁 沿い に ある 桟敷 席 に は コルナロ 家 の 人々 の 顔 が 軽い レリーフ で 彫ら れ て いる 。 見る 者 は 聖人 の 神秘 的 な 恍惚 の 観客 ＝ 目撃 者 と なる 。 アビラ の テレジア は 空想 的 な 装飾 によって 強く 理想 化 さ れ て いる 。 対抗 宗教 改革 で 人気 の ある 聖人 で あっ た テレジア は 自身 の 神秘 的 な 体験 を カルメル 会 の 修道 女 たち の ため に 綴っ た 。 これら の 書き物 は 霊 性 を 追い求める 俗人 に 人気 と なり 、 この 彫像 は その 話 を 体現 する もの で ある 。 テレジア は 神 の 愛 を その 心臓 を 貫く 燃える 矢 と 表現 し た 。 ベルニーニ は この イマージュ を 文字通り に 、 テレジア の 足許 で お辞儀 の 姿勢 を し て 微笑み かける 、 クピド の よう に し て 黄金 の 弓 を 持つ 天使 を 置く こと で 具現 化 し た 。 天使 の 像 は 矢 を 彼女 の 心臓 に 射 込も う と は し て おら ず 、 引き下げ て いる 。 聖女 の 顔 は 恍惚 の 予兆 で は なく 現在 の 充足 感 を 映し出し て おり 、 オルガスム 的 で も ある と 言わ れる 。  信仰 と エロティシズム の 混淆 は バロック 精神 の 特徴 の 1 つ で あり 、 新 古典 主義 の 慎み や ヴィクトリア 朝 の 羞恥心 に 背く もの で あり 続け て き た 。 ベルニーニ は 信心 深い カトリック で あり 、 修道 女 を 風刺 しよ う と し た の で は なく 宗教 的 体験 から 引き出さ れる 複雑 な 真実 を 大理石 の 中 に 体現 しよ う と し た の で ある 。 テレジア は 恍惚 という 多く の 神秘 主義 者 たち が 用い て き た 表現 によって 霊的 な 天啓 に対する 肉体 的 な 反応 を 表し た の で あり 、 ベルニーニ は 真摯 で あっ た 。  コルナロ 家 は この 礼拝 堂 で 控え目 に 自分 達 を 宣伝 し て いる 。 彼ら の 姿 は 礼拝 堂 の 側面 に 彫ら れ 、 桟敷 席 から この 出来事 を 目撃 し て いる 形 に なっ て いる 。 オペラ ハウス で の よう に 、 コルナロ 家 の 人々 に は 桟敷 席 という 聖女 に 最も 近い 、 観客 と 比べ 特別 な 位置 が 与え られ て いる が 、 しかしながら 観客 の 方 が 正面 の 良く 見える 位置 に なる 。 （ 17 世紀 から 恐らくは 19 世紀 まで は ） コルナロ 家 の 許可なく し て は 誰 も 彫像 の 下 の 祭壇 で ミサ を 行う こと が 出来 なかっ た という 意味 で は これ は 私有 の 礼拝 堂 で ある が 、 見る 者 と 彫像 を 隔てる もの は 祭壇 の 柵 だけ で ある 。 この 彫像 の 光景 は 、 神秘 主義 と 一家 の 誇り の 両方 を 示し て いる の で ある 。  バロック 建築 で は 、 重点 は 力強い マッス 、 柱 、 ドーム 、 キアロスクーロ 、 絵画 的 な 色彩 効果 、 量感 と 空間 と の 取り合わせ など に あっ た 。 内装 で は 、 バロック の なに も ない 空間 を 取り巻き 横切る 壮大 な 階段 は それ まで の 建築 に は 存在 し なかっ た もの で あっ た 。 世界 各地 の バロック 建築 の 内装 で 見 られる 他 の 特徴 として 、 奥 に 行く につれて 徐々に 豪華 に なり 、 華麗 な 寝室 、 王座 の 間 、 謁見 室 など で 頂点 を 迎える 儀式 用 の 続き 部屋 が ある 。 これ は 気取っ た 貴族 の 住居 で も 小さな スケール で 模倣 さ れ た 。  バロック 建築 は ドイツ 中部 （ ルートヴィヒスブルク 宮殿 や ツヴィンガー 宮殿 ） 、 オーストリア 、 ポーランド （ ヴィラヌフ 宮殿 や ビャウィストク 宮殿 ） 、 ロシア （ ペテルゴフ 宮殿 ） など で も 熱狂 的 に 受け入れ られ た 。 イギリス で は 、 バロック 建築 は クリストファー ・ レン 卿 、 ジョン ・ ヴァンブルー 卿 、 ニコラス・ホークスムア ら によって 1660 - 1725 年 頃 に 頂点 を 迎え た 。  ヨーロッパ の 他 の 都市 や イスパノアメリカ で も 数 多く の バロック 建築 や 都市 計画 を 見る こと が できる 。  この 時代 の 都市 計画 は 交差点 に 小 公園 の ある 放射状 の 大通り を 持ち 、 これ は バロック 庭園 の 設計 から 着想 さ れ た もの で あっ た 。  イタリア 式 庭園 で の バロック の 庭 は ルネサンス 期 の 16 世紀 に も み られ 、 エステ 荘 、 ランテ 荘 の 庭 など に も 、 バロック 性 が み られる が 、 同国 で この 形式 の 庭園 の 造営 の 中心 は 17 世紀 から 18 世紀 に かけ て で 、 特徴 として 、 大 規模 カスケード や 池 の テラス 化 といった ルネサンス 式 より も 斜面 を 大胆 に 利用 し て いる もの が み られ 、 壁面 、 噴水 、 彫刻 、 園 亭 、 階段 及び 手 摺り 、 水 劇場 （ 野外 劇場 ） 、 グロット （ 庭園 洞窟 ） 、 壁 がん 、 鉢 （ 花 鉢 、 飾り 鉢 ） など 石造 物 も テラス において 多く 用い られ て いる 。 そして 統一 性 と 立体 性 を 図り 、 カスケード と 水 劇場 による 力動 性 を もたせ 、 驚か せる 、 奇想 さ といった 、 遊戯 性 と スペクタクル （ 壮観 ） 性 、 イベント 性 が 強調 さ れ 、 ルネサンス の 基本 精神 で ある 古代 文明 ・ 文化 の 復興 ・ 再現 という 考え や 芸術 観 で あっ た 自然 の 模倣 は 後退 し 希薄 と なっ て いき 、 ルネサンス の シンメトリー 、 調和 、 比例 に 代わっ て 、 創造 的 奇才 の 発揮 と 、 庭 の 学芸 性 、 多様 性 、 総合 性 から 一 面 性 へ と 向かっ た 。  イタリア 式 の 場合 は 、 ローマ の 南東 20 キロ に ある フラスカーティ に 多い 。 フラスカーティ は ローマ 時代 の 一大 別荘 地 、 温泉 地 で あり 、 丘陵 地 で ルネサンス 期 に 別荘 地 ・ 保養 地 として 見直さ れ た 。 イタリアン バロック の 代表 例 で は アルドブランディーニ 荘 （ 1598 - 1603 ） が あげ られ 、 この ほか に は トルローニア 荘 、 モンドラゴーネ 荘 、 ムッティ 荘 、 ファルコニエーリ 荘 、 ルフィネッラ 荘 、 ファルネーゼ 荘 や 、 イゾラ・ベッラ （ マジョーレ 湖 , ベッラ 島 階段 状 の バロック 庭園 , イタリア 式 庭園 ・ バロック ） など が ある 。  平面 幾何 学 式 庭園 ・ フレンチ バロック の 例 で は 現在 でも 残さ れ あるいは 往時 の 姿 に 再建 さ れ た もの も 数多く 、 ランゲンブルク 城 バロック 庭園 （ 建築 は ルネッサンス 建築 の 城 ） 、 ヴォー ＝ ル ＝ ヴィコント 城 （ フランス ・ バロック 庭園 の 初期 の 傑作 ） 、 プロイシシュ・オルデンドルフ の クアパーク・バート・ホルツハウゼン （ 19 世紀 に 風景 庭園 が 増設 さ れ て いる ） 、 ニュルンベルク・ノインホーフ 城 の バロック 庭園 、  リュベッケ の シュトックハウゼン 館 庭園 （ 但し 、 かつて の バロック 庭園 は 、 わずか に しか 遺さ れ て い ない ） 、 カッ セル の ベルクパルク・ヴィルヘルムスヘーエ （ 一部 は 風景 式 に 改造 ） 、 ハイデルベルク 城 （ 1719 年 に 庭 の 一部 を バロック 庭園 に 手直し ） 、 アンスバッハ の オランジュリー と 宮廷 庭園 （ 1723 年 から 1730 年 まで に バロック 庭園 として 拡張 さ れる ） 、 コーブルクホーフガルテン （ Hofgarten 、 王宮 庭園 ） 、 シェンゲン の 「 」 （ 再建 さ れ た バロック 庭園 ） 、 キルヒブラーク の ヴェスターブラーク 騎士 館 バロック 庭園 、 ヴァイカースハイム 城 （ フラン ケン 地方 で 最も 初期 の バロック 庭園 の 一つ に 数え られる ） 、 ホーフガルテン   ( ミュンヘン )、   シュタットハーゲン の シュタットガルテン 、 ニンフェンブルク 宮殿 バロック 式 庭園 、 シュヴェツィンゲン 城 バロック 式 庭園 、 シュテムヴェーデハルデム 城 公園 （ おそらく バロック 庭園 で あっ た と 推定 さ れ て いる ） など が ある 。  英国 の カントリー ・ ハウス で も 18 世紀 に 広まる 風景 式 庭園 前 世代 と なる 17 世紀 時点 で は 、 バロック 庭園 の 幾何 学 的 な 形状 を 有し た もの が 好ま れ て 採用 さ れ て いる 。 現代 で も グイード・ハガー など が 小規模 ながら 、 時として バロック 庭園 を 手がけ て いる 。  バロック 文学 は 、 広く 見 られる メタ ファー と アレゴリー の 使用 と 、 マラヴィリア （" Maraviglia ",   不思議 、 驚き ―― マニエリスム で の よう に ） の 探求 の 中 で の トリック の 使用 として まとめ られる 新しい 価値 を 示し た 。 マニエリスム が ルネサンス に 最初 の 穴 を 開け た の だ と すれ ば 、 バロック は ルネサンス に 正 反対 の 応答 を し た 。 人間 の 心理 的 な 苦悩 ―― 確固 と し た 拠り所 を 求め て ニコラウス・コペルニクス と マルティン・ルター の 起こし た 革命 の 後 で は 放棄 さ れ た 主題 、 「 人間 の 究極 の 力 」 の 証し ―― が 、 バロック 期 の 芸術 や 建築 で は 再び 見出さ れる 。 ローマ の カトリック 教会 が 主要 な 「 顧客 」 で あっ た ので 、 作品 の テーマ は 宗教 的 な もの と なっ た 。  芸術 家 たち は 細部 に 気 を 配る リアリズム （ 典型 的 な 「 複雑 さ 」 と も 言える ） を 伴う ヴィルトゥオジテ （ 名人 芸 ―― ヴィルトゥオーゾ は あらゆる 芸術 に 共通 の あり方 と なっ た ） を 追求 し た 。  外形 に 与え られ た 特権 が 、 バロック 作品 の 多く に 見 られる 内容 の 欠如 を 埋め合わせ 釣り合わ せる で あろ う 。 例えば 、 ジャンバッティスタ・マリーノ の マラヴィリア は 素朴 な 形式 によって 作り出さ れ て おり 、 観客 、 読者 、 聞き手 など に 幻想 と 想像 が 引き起こさ れる 。 全て は 個人 として の 人間 に 焦点 が 当て られ て おり 、 作者 もしくは 作品 そのもの と 、 その 受け手 、 顧客 と の 直接的 な 関係 と なっ て いる 。 芸術 と その 受け手 の 距離 が 縮まり 、 両者 を 隔て て い た 文化 的 な 溝 が マラヴィリア によって 解消 さ れ て いる 。 個人 へ の 注目 は 、 こうした 図式 によって ロマンツォ （ 小説 ） など の よう な 重要 な ジャンル を 作りだし 、 それ まで の 通俗 的 もしくは 局所 的 な 芸術 形式 、 特に 教育 文学 を 脇 に 押し退け た 。 イタリア で は 、 この 個人 へ と 向かう 運動 （ 「 文化 的 な 下降 」 で ある と も 言わ れ 、 バロック と 古典 主義 と の 対立 の 原因 で ある と も さ れる ） は ラテン語 から イタリア 語 へ の 決定的 な 移行 を もたらし た 。  イギリス 文学 で は 、 形而上 詩人 たち が この 運動 に 近い 。 その 詩 は 一般 的 で ない メタ ファー を 、 しばしば 細心 の 注意 を 払っ て 用い て い た 。 パラドックス と 、 意図 的 に 作り出さ れ た 普通 で ない 言い回し へ の 好み が 現れ て い た 。  演劇 の 領域 で は 、 練り上げ られ た 奇想 、 プロット の 頻繁 な 転換 、 （ 例えば シェイクスピア の 悲劇 の よう な ） マニエリスム の 典型 的 な シチュエーション といった 要素 は 、 あらゆる 芸術 を 1 つ に 統合 し た オペラ によって 取っ て 代わら れ た 。  フランス で は ピエール・コルネイユ （ 『 舞台 は 夢 』 ） 、 モリエール （ 『 ドン ・ ジュアン あるいは 石像 の 宴 』 ） 、 イギリス で は シェイクスピア （ 『 ロミオ と ジュリエット 』 ） 、 スペイン で は ティルソ・デ・モリーナ （ 喜劇 『 信心 深い マルタ 』" Marta   la   piadosa "、 史劇 『 セビリャ の 色事 師 と 石 の 招客 』 ） 、 ロペ・デ・ベガ （ 喜劇 " La   estrella   de   Sevilla "）、 ペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカ （ 『 人生 は 夢 』 ） など 、 バロック 期 に は 多く の 作家 が 劇 作品 を 書い た 。  バロック 演劇 は 古典 演劇 の 否定 として まずは 定義 さ れ うる 。 バロック は 知的 な 分析 より も 感情 や 感覚 を 好み 、 本当 らし さ より も 幻想 を 推し進め 、 調子 の 統一 性 より も 移ろい や すさ や 矛盾 に 重き を 置き 、 単純 さ より も 複雑 さ を 取っ た 。  概して バロック 文学 は 死 へ の 強い 関わり 合い と 、 幻想 と の 戯れ が 特徴 と なっ て いる 。 絵画 における ヴァニタス と 同様 に 、 死 は 過ぎ て ゆく 時間 、 取り返し の つか ない もの 、 はかない もの の メタ ファー として 用い られる 。 ロマン 主義 と は 対照 的 に 、 死 は 精神 的 な 苦しみ より も むしろ 形而上学 的 な 明証 を 表し て い た 。  幻影 （ illusion ;   幻想 、 幻 ） も また バロック の 特徴 で あり 、 多く の 面 を 持つ 宝石 の よう な 様相 を 呈する 。  多く の 作品 は 紋 中 紋 （ 劇 中 劇 ） の 構造 を 持っ て い た 。  コルネイユ の 『 舞台 は 夢 』 で は 、 父親 が その 息子 が 世の中 を 動き回る の を 見る という 劇 を 観客 は 見る の で ある が 、 それ 自体 が また 劇 で ある と 明らか に なる 。 この こと によって 、 作者 は その 演劇 の 弁護 に 力 を 与え 、 観客 を 魅 き 付け て その 視点 に 従わ せる 。 人物 たち も 、 観客 と 同様 に 、 その 時々 で 幻影 の 犠牲 と なる 。 プリダマン は 戯曲 の 977 行 目 で 息子 が 死ん だ と 信じ 、 マタモール は 自分 自身 の 嘘 を 信じ て いる 。 『 舞台 は 夢 』 は 演劇 について 語る だけ で は ない 。 人物 たち を通して 、 この 作品 は 17 世紀 に 普及 し て い た 他 の 文学 ジャンル を も 呼び出し て いる 。 クランドール が ピカレスク な 主人公 で あり 、 大胆 不敵 で 御都合主義 、 放浪 と 冒険 好き で ある 一方 で 、 アルカンドル は 牧人 劇 に 出 て 来る 魔術 師 の 化身 の よう で ある 。 同様 に 、 マタモール の 人物 像 は ラテン語 の 喜劇 に 登場 する 典型 的 な ほら 吹き 兵士 に 対応 し て いる 。  幻影 は また 真実 を 言う こと も 可能 に する 。 この 例 は シェイクスピア を 『 ハムレット 』 に 見 られる 。 若き ハムレット は 、 叔父 で ある 現在 の 国王 が 、 その 実 の 兄 ＝ ハムレット の 父 を 殺害 し た の で ある と 知る 。 ハムレット は 現 王 の 目 の 前 で 、 観客 は 見 て い なかっ た が 、 ハムレット 先王 の 幽霊 の し た 話 として 知っ て いる ところ の 先王 殺害 の 場面 を 演じ て みせる 。 現 王 は 、 この 演技 を 見 て 場面 を 去る 。 この 作品 で は 、 幻影 と 真実 と が 不思議 な 形 で 結び付き 、 観客 に 眩暈 を 引き起こす 。  バロック の 美学 は 動き 、 変わり やす さ 、 矛盾 、 アンチテーゼ など に 依拠 し て いる 。 人物 たち は ある 感情 の 色調 から 別 の もの へ と 移り変わる 。 彼ら は 過剰 や 激情 の 只 中 に いる 。 語り は 聞く より も むしろ 見る もの で あり 、 修辞 技法 の 眼前 描出 法 によって イマージュ を 喚び 起こし 、 魅せる こと が 重要 と なっ て いる 。 古典 主義 の 美学 が 統一 性 を 追求 する の に対し 、 バロック は 複数 性 に 喜び を 見出し 、 列 叙法 の 趣味 を 持つ 。 バロック は 1 つ の メダル の 両面 を 見せる ―― 真実 は 嘘 と 、 現実 は 夢 と 、 生 は 死 と 不可分 の もの と なっ て いる 。  劇場 で は 、 人物 の 動き を 目立た せる ある 種 の 演出 （ 照明 、 演技 、 衣装 、 装飾 … … ） も また バロック の 表現 に 一役 買っ て いる 。  音楽 で は 、 バロック は 17 世紀 初頭 から 18 世紀 半ば 頃 まで の 音楽 様式 の 総称 で ある 。 その 時代 は 概ね オペラ の 誕生 から ヨハン・ゼバスティアン・バッハ の 死 まで の 期間 に 相当 する 。  音楽 に 「 バロック 」 の 語 が 明確 に 適用 さ れ た の は 比較的 近年 に なっ て から で ある 。 ヴェルフリン の バロック 概念 を 1919 年 に 音楽 に 適用 し た の は クルト・ザックス で あっ た 。 英語 で バロック 音楽 の 語 が 用い られ た の は 1940 年 に なっ て から （ マンフレッド・ブコフツァー の 論文 が 初出 ） で ある 。 1960 年代 に 至っ て も 、 クラウディオ・モンテヴェルディ 、 フランソワ ・ クープ ラン 、 J ・ S ・ バッハ ら の 大きく 異なる 音楽 を 同じ 一つ の 呼称 で まとも に 扱う こと が 出来る か は 学識 者 の 間 で 大きな 論争 と なっ て い た 。  バロック 時代 の 視覚 芸術 や 文学 の 美学 的 原則 と バロック 音楽 と に どの くらい 共通 点 が ある の か は 議論 の 的 と なっ て いる 。 装飾 へ の 愛 は 明確 な 共通 要素 で あり 、 古典 主義 時代 の 到来 と共に 音楽 と 建築 の 双方 で 装飾 の 重要 性 が 大きく 減じ た の は 象徴 的 で あろ う 。ここ で は 音 （ おと ） について 解説 する 。  音 は 、 辞典 ・ 辞書 類 に は 次 の よう に 解説 さ れ て いる 。  心理 学的 に は 聴覚 的 感覚 を 「 音 」 と 呼ぶ ため 周波数 が 人間 の 可聴 域 に ある もの のみ を 指す 。 物理 学的 に は 音波 そのもの を 音 と 呼び 超 音波 や 低 周波 音 も 含める （# 聴覚 の 内容 、 # 物理 学 における 音 ： 音波 の 節 を それぞれ 参照 ） 。  音 は 楽音 と 騒音 に 分ける こと が できる 。 →# 聴覚 の 内容  音楽 的 に は 楽音 と 噪音 に わけ られる （# 音楽 における 音 の 種類 の 節 を 参照 ） 。  音 の 類語 に 、 音響 （ おん きょう ） が ある 。  音 は 「 聴覚 の 内容 」 、 聴覚 によって 感覚 さ れる 内容 （ 感覚 の 内容 ） で ある 。  百科 事典 で は 、 音 は 楽音 と 騒音 に 分ける こと が できる 、 と さ れ て いる 。  百科 事典 の 説明 で は 次 の よう に 説明 し て ある 。  楽音 の 場合 は （ あくまで 楽音 の 場合 の 話 ） 、 音 の 「 強 さ 」 「 高 さ 」 「 音色 」 が 聞き分け られる （ 一般 的 に 言え ば 、 聞き 分け られる 人 が 多い 、 という こと ） 。 かくして これら は 「 楽音 の 三 要素 」 と 呼ば れ て いる 。  騒音 の ほう は 、 エンジニア が 機械 類 ・ 装置 類 （ 例えば 、 新幹線 や ジェット機 ） を 作る よう に なっ て 、 社会 問題 に なっ て いる 。 人 に ひどく 不快 な 体験 を さ せ 、 体調 を 崩す 人 、 健康 を 害す 人 すら も 出 て くる から で ある 。  音楽 において は 、 ここちよい 美しい 音 と そう で ない 音 を 区別 する ことば として 、 楽音 （ がく おん 、 ） と 噪音 （ そう おん 、 ） が ある 。  例えば 人 の 歌声 や ピアノ ・ バイオリン ・ ギター など の 楽器 類 の 音 は 楽音 で ある 。  なお 、 シンバル など 明瞭 な 音 高 を 持た ない 打楽器 の 音 は 狭義 の 噪音 で あり 広義 の 楽音 で ある 。  また 、 英語 で 一 括り に   '   と 表さ れる 音 は 、 日本語 で は 騒音 （ そう おん ） と 雑音 （ ざつおん ） の 2 つ に 区別 さ れる 。  例えば 、 風の音 ・ 波 の 音 は 雑音 で ある 。 電車 の 走行 音 ・ 物 の 壊れる 音 など は 雑音 で も あり 騒音 で も ある 。  人間 の 聴覚 の 特性 は 音響 心理 と よば れ 、 音響 心理 学 など で 研究 さ れ て いる 。 MP 3 など の 音声 データ 圧縮 技術 に 利用 さ れ て いる 。 例えば 、 たとえ 可聴 域 の 空気 振動 で あっ て も 、 特定 の 周波数 の 音 圧 が 強い と 、 その 直近 の 周波数 帯 で 音 圧 が 小さな 振動 は 感じ られ ない 、 つまり 人 にとって は その 音 （ 感覚 の 内容 ） は 実際 上 存在 し て い ない 、 など といった こと が 起き て いる の で あり 、 それ を 利用 し て その 帯域 の データ の 記録 を 省略 する など という こと が 行わ れ て いる の で ある 。  人間 が 知覚 できる 音 の 周波 数 （ 可聴 域 ） は 20   Hz   から   20   kHz   まで で ある 。 ただし これ は 年齢 ・ 性別 ・ 過去 に 受け た 聴覚 障害 など によって ばらつき が ある 。 大 多数 の 人 は 10 代 に は 既に   20 , 000   Hz   を 知覚 でき ず 、 年齢 が 上がる に したがっ て 高い 周波数 を 聴く 能力 が 衰える 。 人間 の 会話 の ほとんど は   200 - 8 , 000   Hz   の 間 で 行わ れ 、 人間 の 耳 は   1000 - 3 , 500   Hz   で 最も 感度 が 高い 。 聴覚 の 限界 より 周波数 が 高い 音 は 超 音波 、 低い 音 は 低 周波 音 と 呼ば れる 。 したがって 、 いくら 空気 が 振動 し て い て も 、 各人 にとって は 、 聞こえ ない 周波数 帯 について は 音 （ 聴覚 の 内容 ） は 存在 し て い ない 。  人間 が 聴く こと の できる 最も 小さな 音 は およそ   20   µ Pa   （ 音 圧 レベル   0   dB   re   20   µ Pa ） で ある 。 音 圧 レベル が   85   dB   を 越える 音 を 長期間 聴き つづける と 、 耳鳴り や 難聴 など の 聴覚 障害 を 引き起こす こと が ある 。 130   dB   では 人間 の 聴覚 が 安全 に 耐え うる 限界 を 越え 、 重 篤 な 痛み や 永続 的 障害 の 原因 と なり うる 。  人間 や 多く の 動物 は 音 を 聴く の に 耳 を 使い 、 聴覚 器官 の 聴覚 細胞 が 音 によって 刺激 さ れる こと により 音 を 感じる 。 ただし 、 低い 周波数 の 大きな 音 は 体 の 他 の 部分 を通じて 触覚 により 振動 として 知覚 さ れる 。  物理 学 において は 、 音 と は 物体 を通して 縦 波 として 伝わる 力学 的 エネルギー の 変動 の こと で あり 、 波動 として の 特徴 （ 周波数 ・ 波長 ・ 周期 ・ 振幅 ・ 速度 など ） を 持つ 音波 として 表せる 。  音波 を 伝える 物質 は 媒質 と 呼ば れる 。 音波 は 圧力 変動 の 波動 として 伝わり 、 ある 点 で の 密度 の 変動 を 引き起こす 。 媒質 中 の 粒子 は この 波 によって 位置 を 変え 、 振動 する 。 音 について 研究 する 物理 学 の 分野 は 音響 学 と 呼ば れる 。  媒質 が 流体 （ 気体 または 液体 ） の 場合 はずれ 応力 を 保持 でき ない ため 縦 波 しか 伝播 でき ない が 、 固体 中 で は 縦 波 ・ 横波 ・ 曲げ 波 ・ ねじり 波 など として 伝播 できる 。 それら 縦 波 以外 の 波 も 広義 の 音波 に 含む 場合 が ある 。  音波 を 伝える 速 さ は 物質 によって 異なり 、 しばしば 物質 の 基本 的 な 特性 として 示さ れる 。 一般 的 に 、 音速 は 媒質 の 弾性 率 と 密度 と の 比 の 平方根 に 比例 する 。 これら の 物理 特性 と 音速 と は 周囲 の 状況 によって 変化 する 。 例えば 、 大気 など の 気体 中 の 音速 は 温度 に 依存 する 。 大気 中 の 音速 は およそ   344   m / s   で あり 、 水中 で は   1500   m / s 、 鋼鉄 の 棒 で は   5000   m / s   で ある 。 音速 は 振幅 （ 音 の 大き さ ） に も 僅か に 依存 する 。 これ は 倍音 の 弱い 成分 や 音色 の 混合 など 、 非 線型 の 伝達 効果 の ため で ある （ を 参照 の こと ） 。  音 圧 は 、 音波 によって 引き起こさ れる 周囲 から の 圧力 の ずれ で ある 。 空気 中 で は マイクロ フォン によって 、 水中 で は ハイドロ フォン によって 測定 さ れる 。 国際 単位 系 において 、 音 圧 の 単位 は パスカル   ( 記号 :   Pa )   で ある 。 瞬間 音 圧 は 、 ある 点 で の ある 瞬間 の 音 圧 で ある 。 有効 音 圧 は 、 ある 時間 内 で 瞬間 音 圧 の RMS を とっ た もの で ある 。 音 を 波 として 記述 し た とき 、 音 圧 と 対 に なる 変数 は で ある 。   振幅 が 小さい とき 、 音 圧 と 粒子 速度 は 線形 の 関係 に あり 、 両者 の 比 が 比 音響 インピーダンス で ある 。 音響 インピーダンス は 波 の 特徴 と 媒質 の 両方 に 依存 する 。  ある 瞬間 の 局所 的 な 音 の 強 さ は 音 圧 と 粒子 速度 の 積 で ある ため 、 ベクトル 量 で ある 。  人間 は 非常 に 幅広い 強度 の 音 を 感知 できる ため 、 音 圧 は 常用 対数 を 用い た デシベル で 表さ れる こと が 多い 。  音 圧 レベル   (,   SPL )   は   " L "   と 記さ れ 、 以下 の よう に 定義 さ れる 。  L _\ mathrm { p }= 10 \,   \ log _{ 10 }\ left (\ frac容貌 （ よう ぼう ） と は 人 の 顔立ち の こと で ある 。 ルックス   ( looks )   と 呼ば れる こと も ある 。  類義語 に 容姿 （ ようし ） が ある が 、 こちら は 顔立ち と 体つき の 双方 を さして 言う 言葉 で ある 。 相貌 （ そう ぼう ） は 類 義 を もつ ほか 人 の 顔立ち に 限ら ず 物事 の 様子 を さす 場合 も ある 。  また 、 風貌 （ ふう ぼう ） と は 顔立ち ・ 体つき ・ 服装 ・ 態度 など を 総合 し た 見た目 の こと で 、 顔立ち で は なく 体つき や 服装 について 主 に 指す 言葉 として は 姿 （ す がた ） や 身なり （ み なり ） が ある 。  面容 （ めん よう ） と 面貌 （ めん ぼう ） は 、 顔立ち のみ なら ず 表情 を 含め た 顔つき を さす 。  容貌 に 差異 を 与える もの で 、 遺伝 による もの に は 次 の よう な もの が ある 。  また 、 ある程度 選択 可能 な もの に は 次 の よう な もの が ある 。ヌード 写真 （ ヌード しゃし ん ） と は 、 老若男女 を 問わ ず 、 人間 の 裸体 （ の 一部 ） を 撮っ た 写真 作品 。 全裸 で ない 場合 に は 、 セミ ヌード と 呼ば れる こと も ある 。 芸術 志向 で 撮ら れ た もの から 、 専ら 性的 な 興味 ・ 目的 で 撮ら れ た 実用 志向 の もの まで 様々 な タイプ が ある 。  ヌード 写真 の 歴史 は ほぼ 写真 術 の 歴史 と 同時に 始まっ た 。 写真 の 発明 から 概ね 第 2 次 世界 大戦 頃 まで に 撮影 さ れ た モノクロ の ヌード 写真 を ヴィンテージ・ヌード （ vintage   nude ） と 呼び 、 好事家 に 珍重 さ れる ほか 歴史 的 資料 として も 価値 が ある もの と さ れる 。 例えば 、 第 二 次 世界 大 戦前 から 戦中 にかけて の ナチス ドイツ で は 、 アーリア 民族 は それ だけ で 美しく 、 アーリア 人 女性 そのもの が 芸術 で ある と の プロパガンダ から 、 ドイツ 女性 の 裸体 絵 や ヌード 写真 の 撮影 ・ 出版 が 盛ん に 行わ れ た 。 その 一部 の 記録 は 保存 さ れ て いる 。  被写体 は 、 伝統 的 に 女性 が 大半 を 占める 。 初期 に は 、 女性 の 裸体 が タブー 視 さ れ て い た と 言う 時代 背景 から 、 娼婦 や 撮影 者 と 近しい 一部 の 人物 が ニンフ など の 扮装 を し て 絵画 の ワン シーン の よう な ポーズ を とっ た 形 で モデル を つとめ 、 撮影 さ れ た 写真 は 文学 的 ・ 芸術 的 観点 を 重視 し て 評価 さ れ た （ 妖精 や 魔女 は 人間 で は ない ので 、 衣服 を 着 て い なく て も かまわ ない と さ れ た ため 、 裸体 画 や ヌード 写真 の 題材 として 利用 さ れ た ） 。 やがて 性 風俗 の 一環 として 定着 し 、 娼婦 ・ 風俗 嬢 が 被写体 の 主流 と なっ た 。 始め の うち は 写真 自体 が 普及 し て おら ず 、 また 、 倫理 感 の 強い 社会 で は 人前 で ヌード が 公開 さ れる こと も 少なかっ た が 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 米国 の 雑誌 『 PLAYBOY 』 は プレイメイト の 写真 を 多く 掲載 し 、 人気 を 博し た 。 日本 で は 終戦 後 の カス トリ 雑誌 に ヌード 写真 が 掲載 さ れる こと が あり 、 次第に 青年 向け 雑誌 など の グラビア ページ を 飾る よう に なっ た 。 時には 芸能 界 で 人気 の ある 女性 が ヌード に なり 、 社会 に 衝撃 を 与える こと も あっ た 。 現在 で は 女性 （ 時には 男性 も ） が セクシュアル な 身体 的 魅力 を 表現 する 手段 として 用い られる こと が あり 、 被写体 も アイドル ・ 俳優 から 一般 の 人 まで 、 様々 で ある 。  作品 の 傾向 として は 、 いくつ か に 分類 さ れる 。  以上 の よう に ヌード 写真 に は 様々 の もの が ある が 、 「 この よう な 作品 が 最も 価値 が ある 」 と は 、 一概 に は 言え ない よう で ある 。  また 、 撮影 さ れる 目的 を 見 て みる と 、 芸術 的 鑑賞 の ため の 作品 が ある 一方 で 、 性的 な 興奮 を 起こさ せる こと が 目的 の 作品 も ある 。 なお 、 撮影 者 の 意図 と 鑑賞 者 の 考え が 一致 し ない 場合 も ある 。  一部 の ヌード 写真 について は 、 誰 が 撮影 し た の か が ほとんど 問題 に さ れ ない 作品 、 又は 誰 が 撮影 し た の か 明示 さ れ て い ない 作品 も ある 。  若い 頃 の 自分 の 姿 を 写真 に 残し て おこ う という 意図 で 撮影 さ れる ヌード 写真 で あり 、 公衆 へ の 頒布 や 展示 を 目的 と し て い ない もの が ほとんど で ある 。  被写体 の 多く は 若い 女性 あるいは 男女 カップル で 、 撮影 は プロ の 写真 家 に 依頼 する もの から （ 中 に は スタイリスト や メーク も 付き 写真 集 を 仕上げる 本格 的 な 撮影 も ある ） 、 友人 や 恋人 に 撮影 し て もらう もの や 、 タイマー あるいは リモコン を 使っ て 自分 で 撮影 する もの まで 、 様々 で ある 。 デジタル カメラ の 普及 により 、 誰 でも 簡単 に ヌード 写真 が 撮れる よう に なっ た ため 、 密か に 広まっ て いる もの と 思わ れる 。  なお 、 恋人 が 撮影 する 場合 、 2 人 の 関係 が 破局 する と 恋人 が 怒り に 任せ て ヌード 写真 を 頒布 流出 さ せる 事例 も あり 、 被写体 の プライバシー が 侵害 さ れる 事件 も 起こっ て いる 。篠山   紀 信 （ しの や ま   きしん 、 本名 の 読み ・ みち のぶ 、 1940 年 12 月 3 日   -   ） は 、 日本 の 写真 家 。 東京 市 淀橋 区 柏木 （ 現在 の 東京 都 新宿 区 北新宿 ） 出身 。  東京 都 新宿 区 に ある 真言宗 豊山 派 円照寺 の 住職 篠山 明信 の 次男 。 新宿 区立 淀橋 第 四 小学校 を 経 て 、 私立 芝 中学校 ・ 高等 学校 に 入学 。 高校 時代 まで そこ で 過ごす 。  特に 写真 が 好き で は なかっ た が 、 一般 大学 受験 に 失敗 し た ため 、 衝動 的 に 日本 大学 藝 術 学部 写真 学科 に 出願 し 入学 。 日大 で の 同期 に 写真 家 沢渡 朔 が いる 。  写真 学科 に 入っ た 以上 は 写真 家 に なろ う と 決心 し 、 日大 と 併行 し て 東京 綜合 写真 専門 学校 に も 通学 。 在学 中 より 新進 写真 家 として 頭角 を 現す 。 東京 綜合 写真 専門 学校 を 2 年 で 卒業 し た 後 、 日大 在学 中 の 1961 年 に ライトパブリシティ に 就職 、 この 面接 にあたり ハッタリ を かま す ため 当時 非常 に 高価 だっ た ハッセルブラッド 500 C と リンホフ を 両 肩 に 提げ て 持参 し た という 逸話 が ある 。 APA 賞 等 数々 の 賞 を 受賞 し 華々しい デビュー を 飾る 。 初期 の 作品 に は 『 Death   Valley 』 『 Twins 』 『 Nude 』 など 傑作 が 多い 。 ジョン ・ レノン の 生前 の ラスト アルバム 『 ダブル ・ ファンタジー 』 の ジャケット 撮影 は 篠山 の 作品 で ある 。  その 作品 数 の 多 さ 、 ジャンル の 多様 さ は ヌード から 歌舞伎 まで 他 の 写真 家 を 遥か に 凌ぐ 。 1973 年 、 デビュー から の キャロル を 激写 し 、 キャロル 売り出し に 貢献 。 同年 『 女形 ・ 玉三郎 展 』 で 芸術 選奨 新人 賞 受賞 。 1975 年 に 雑誌 『 GORO 』 で 歌手 の 山口 百恵 特集 で 使い 始め た 「 激写 」 は 流行 語 に なり 、 その後 の 松田 聖子 ら 芸能人 や 素人 を モデル に し た 一連 の 激写 シリーズ で 知ら れる よう に なる 。 この 年 発売 さ れ た 大判 写真 集 『 家 』 と 『 晴れ た 日 』 は 初期 の 代表 作 で ある 。  『 家 』 で は 、 北海道 から 沖縄 まで 、 日本 列島 約 80 カ所 に のぼる 「 日本 の 家 」 の 様々 な 様相 が 記録 さ れ 、 北海道 、 岩手 県 遠野 の 古 民家 を はじめ と し 、 赤坂 の 迎賓館 、 台東 区 上野 の 古 銭湯 、 横尾 忠則 が かつて 住ん で い た 家 、 高輪 の 郷 ひろみ 邸 、 新宿 の アパート 、 北九州 の 筑豊 炭鉱 、   沖縄 県 竹富 島 、 長崎 県 軍艦 島 の 廃墟 や 、 廃墟 と なっ た 家 など が 収め られ た 。 また 、 生家 や 4 歳 の 時 に 1 年 弱 疎開 し た 埼玉 の 秩父 に も 30 年余 ぶり に 母 と 連れ立っ て 出掛け 、 幼少 期 の 記憶 の 撮影 が 行わ れ た 。 これ は 、 篠山 にとって 「 写真 」 という メディア を 再 確認 する 行為 で あっ た よう で 、 懐かし さ や 個人 的 思い入れ は あっ た として も 、 それら は 「 写真 」 に あらわさ れる もの で は ない し 、 その 思い も 見る 者 に 伝わる こと は ない 。 「 私的 」 な こと を 表現 し たけれ ば 、 「 文学 」 で やれ ば いい の だ と 篠山 は 語っ て いる 。 翌 1976 年 に は 、 評論 家 多 木 浩二 によって あらわさ れ た テキスト 『 生き られ た 家 』 が 単行 本 として 刊行 さ れ た 。  1978 年 に 写真 集 『 大 激写   135 人 の 女 ともだち 』 が ベストセラー に なっ た の が 端緒 で 、 1980 年 に は 篠山 を メイン に し た 写真 雑誌 『 写楽 』 が 創刊 さ れ た 。  赤塚 不二夫 の 『 天才 バカ ボン 』 で は 篠山 を モデル に し た カメラ 小僧 「 篠山 紀 信 君 」 として 登場 し 、 つむじ風 を 巻き起こし ながら どこ に でも 現れ て 、 決定的 瞬間 を 撮る 人物 と さ れ て いる 。 また 『 魔法 の 妖精 ペルシャ 』 で は 篠川 紀 信 という 常に カメラ を 持ち歩く キャラクター が いる 。  1978 年 から 1997 年 にかけて は 『 週刊 朝日 』 の 表紙 写真 を 撮影 。 1980 年 に 始まっ た 『 週刊 朝日 』 表紙 の 女子大 生 シリーズ から は 、 何人 も の 女優 や 女子 アナウンサー を 輩出 し て いる 。 その他 に も 『 週刊 現代 』 の 表紙 写真 や 、 月刊 テレビ 情報 誌 『 B . L . T .』 の 表紙 、 及び 巻頭 グラビア を 毎号 担当 。 『 B . L . T .』 で は 被写体 の ヌード は ない が 、 寝そべっ て 、 胸 の 谷間 を 見せる ポーズ など 他 の 雑誌 より は 露出 度 が 高い グラビア を 撮影 し て いる 。  デジタル カメラ を 用い て 撮影 し た 場合 は 、 「 シノヤマキシン 」 （ 2000 年頃 ） 「 しの や まき しん 」 「 digi _ KISHIN 」 （ 2003 年頃 ） と 言う 別 名義 を 使用 する 時 も ある 。 時代 の 節目 で 、 いつ の 時代 も 最良 の 時間 と 場所 で カメラ を 構え て いる 。  女性 を 被写体 と し た 多数 の ヌード 写真 を 撮影 し て いる 。 1969 年 に カメラマン の 沢渡 朔 、 林 宏樹 ら と 全日本 恥 毛 露出 連盟 こと ゼンチロレン を 結成 し て 会長 に 就任 。 1991 年 に は 女優 の 樋口 可南子 を モデル に し た 写真 集 「 Water   Fruit   不測 の 事態 」 で 事実 上 、 陰毛 を 解禁 さ せ 、 続け て 同年 に 出版 し た 当時 トップ アイドル だっ た 宮沢 りえ の ヌード 写真 集 「 Santa   Fe 」 は 新聞 に 出し た 全面広告 が 評判 を 呼び 、 ヘアヌード （ 篠山 自身 は この 単語 を 「 大嫌い だ 」 と 公言 し て いる ） ブーム を 巻き起こし た 。 「 Santa   Fe 」 は その 年 の ベストセラー 7 位 、 「 Water   Fruit   不測 の 事態 」 は 10 位 の 記録 を 残し て いる 。  撮影 し た ヌード 写真 について は 、 女性 の 事務所 サイド から 写真 の 使用 を 止め られ た 場合 ネガ を 持ち帰り 、 自宅 で 保管 する 。 後 に その 女性 が 、 芸能 界 で いわゆる 、 「 落ち目 」 に なっ た とき に 、 秘蔵 ヌード が 見つかっ た こと に し て 『 今 の ヌード 』 と 『 昔 の ネガ 』 を 持ち出し 、 その 二つ を 一 冊 の 写真 集 に し て 発売 する こと が ある （ 例 ： 水沢 アキ 、 杉田 かおる ） 。  篠山 の 企画 は たいてい の 場合 、 スマート で ある とともに 、 ヒット し （ 一般 受け し ） 、 絶大 な 人気 を 誇る ため （ ただし 、 写真 作品 1 枚 1 枚 の 良し 悪し に よる と いう より は 、 その 企画 （ 発想 ） 自体 が 世の中 に 受け て いる という 面 は 否定 でき ない ） 、 同 業者 や 熱心 な 写真 愛好 家 の 中 に は 反感 を 抱く 者 も いる よう で ある 。  傍目 に は 話題 性 のみ を 追求 し て いる と も とれる その 作品 制作 の 姿勢 （ もっとも 、 篠山 が 実際 に そういう 意図 で 制作 し て いる わけ で は ない ） は 、 写真 評論 家 や 写真 批評 家 による 評価 を 気 に し ない よう で も あり 、 その こと から 、 日本 写真 史 における 篠山 の 位置づけ は 固定 し て い ない よう で ある 。  常に 「 今 」 を 感じ 、 時代 とともに 表現 が 変わり 続ける という 自己 の スタイル に対する 軽妙 さ （ 時代 の 複写 ） の 写真 家 で ある 。 定義 づけ が 困難 な の は 、 写真 における 大衆 性 が しばしば 批判 的 に 捉え られる 日本 の 慣習 による もの で ある 。 商業 的 な イメージ の ある 反面 、 自身 が 落語 家 で ある という こと から 6 代目 三 遊亭圓 生 を 長年 撮り 続け た 。 また 歌舞伎 に も 手 を 広げ 、 5 代目 坂東 玉三郎 を 30 年 以上 撮り 続け 、 文化 的 側面 で 非常 に 貴重 な 写真 も 数多く 残し て いる 。 近年 は 彼 のみ なら ず 、 17 代目 中村 勘三郎 や 歌舞伎 界 の 花形 を 撮り 続け て いる 。  なお 、 自決 直前 の 三島 由紀夫 を 被写体 と し た 写真 集 （ 『 男 の 死 』 ） は 、 当初 公表 さ れる 予定 で あっ た が 、 1970 年 の 三島 の 自決 事件 の 影響 に 加え 、 同じく 被写体 と なっ て い た 横尾 忠則 の 反対 により 、 未だ 正式 な 刊行 に は 至っ て い ない 。  また 、 日 芸 在学 中 に 知り合っ た 、 アート ・ ディレクター の 鶴本 正三 と は 多く の 仕事 を ともに し 、 1972 年 の 写真 集 「 オレレ・オララ 」 、 1975 年 から 「 GORO 」 で はじまっ た 「 激写 」 、 1977 年 の 写真 集 「 カメラ 小僧 の 世界 旅行 」 等 の アート・ディレクション は 鶴本 が 担当 し て いる 。  私生活 で は 、 モデル と 離婚 後 、 アイドル 歌手 の 南 沙織 と 再婚 。 俳優 の 篠山 輝信 は 次男 。  篠山 紀 信 は 1995 年 から その 年 の アサヒ カメラ １月 号 の 表紙 、 及び 、 巻頭 グラビア の 撮影 を 担当 し て いる 。  モデル 名 について は 該当 雑誌 内 に 表記 が 通り 記述 。 巻頭 グラビア ・ 目次 ・ 撮影 ノート に も モデル 名 の 掲載 が 無き 場合 、 “ 記載 なし ” と し た 。  但し 例外 的 で は ある が 1997 年 は モデル 名 の 記載 が なかっ た が 、 本文 に “ アトランタ 五輪 ・ ＴＯＴＯ 国際 スーパー 陸上 ” と あり 、 モデル を 特定 する 重要 な 情報 として これ を 記載 し た 。  又 、 2018 年 は “ ＜ 人形 協力 ＞ 4 woods 、 早乙女 トトロ 、 七彩 ” と あり 、 人間 モデル で は ない が 人形 を 特定 する 重要 な 情報 として これ を 記載 し た 。  4 woods は ラブ ドール 製造 メーカー 、 早乙女 トトロ は ラブドールレンタル 店 エロ エロ 天使 店主 、 七彩 は マネキン 人形 製造 メーカー で ある 。文化庁 （ ぶん か ちょう 、 、 略称 ： ACA ） は 、 日本 の 文部 科学 省 の 外局 の 一つ で 、 文化 の 振興 及び 国際 文化 交流 の 振興 を 図る とともに 、 宗教 に関する 行政 事務 を 適切 に 行う こと を 任務 と する （ 文部 科学 省 設置 法 第 18 条 ） 。  上記 の 文部 科学 省 設置 法 に 示さ れ た 任務 を 達成 する ため 、 芸術 創作 活動 の 振興 、 文化財 の 保護 、 著作 権 等 の 保護 、 国語 の 改善 ・ 普及 ・ 施策 、 国際 文化 交流 の 振興 、 宗教 に関する 事務 を 所掌 する 。 国家 行政 組織 法 および 文部 科学 省 設置 法 により 文部 科学 省 の 外局 として 設置 さ れ て いる 。  文化庁 長官 を 長 と し 、 内部 部局 として 9 課 および 参事官 2 人 を 本庁 に 置く ほか 、 審議 会 として 文化 審議 会 および 宗教 法人 審議 会 を 、 特別 の 機関 として 日本 芸術 院 を おく 。  定期 刊行 の 広報 誌 として 『 月刊 文化財 』 を 発行 し て いる 。 発行 主体 は 第 一 法規 株式会社 で あり 、 文化庁 は 監修 に 携わっ て いる 。 かつて 出版 さ れ て い た 『 文化庁 月報 』 は Web 刊行 に 移っ た 後 、 『 ぶん かる 』 に リニューアル さ れ た 。 また 、 宗務 行政 について は 文化 部 宗務 課 から 『 宗務 時報 』 が 、 国内 宗教 の 調査 報告 として 『 宗教 年鑑 』 が 発行 さ れ て いる 。  庁舎 は 中央 合同庁舎 第 7 号館 旧 文部省 庁舎 に ある 。 2021 年度 に 京都 に 移転 する 部局 は 主 に 6 階 、 東京 に 留まる 部局 は 5 階 に 所在 する 。 2004 年 1 月 から 2008 年 1 月 にかけて は 、 中央 合同庁舎 第 7 号館 建設 整備 事業 の ため 、 千代田 区 丸の内 の 旧 三菱重工 ビル に 仮 移転 し て い た 。 2018 年 9 月 まで の 庁舎 表札 の 「 文化庁 」 の 文字 は 、 書道 家 の 成瀬 映 山 が 揮毫 し た もの で ある 。  かつて 、 出版 ・ 著作 権 行政 の 所管 官庁 は 内務省 警保局 で あっ た 。 その 編成 は 書記 室 、 警務 課 、 保安 課 ( 庶務 係 ・ 文書 係 ・ 右翼 係 ・ 労働 農民 係 ・ 左翼 係 ・ 内 鮮係 ・ 外事 係 )、 図書 課 ( 庶務 係 ・ 著作 権 出版 権 登録 係 ・ 検閲 係 ・ 企画 係 ・ 納本 係 ・ 保安 係 ・ 調査 室 ) と なっ て おり 、 出版 ・ 著作 権 行政 が 検閲 行政 と 一体 に 処理 さ れ て い た 。  大 東亜 戦争 （ 太平洋戦争 ） で の 日本 の 敗戦 により 、 連合 国 による 占領 統治 が 始まる と 、 1945 年 10 月 4 日 に 、 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 （ GHQ ） は 人権 指令 を 発令 し 、 特別 高等 警察 と共に 出版 警察 も 廃止 さ れる こと に なっ た 。 早く も 1945 年 10 月 13 日 に は 、 内務省 警保局 検閲 課 （ 旧 図書 課 ） 検閲 係 が 廃止 さ れる こと に なり 、 1947 年 6 月 10 日 の 内務省 官制 の 一部 改正 ( 政令 第 39 号 ) により 、 内務省 官制 第 1 条 に 規定 する 同省 の 権限 から 「 出版 、 著作 権 に関する 事務 」 を 削り 、 同 権限 を 文部省 に 移管 する こと が 決定 し た 。 これ によって 内務省 警保局 検閲 課 （ 旧 図書 課 ） は 、 業務 から 検閲 が 取り除か れ て 、 文部省 社会 教育 局 文化 課 （ 後 の 著作 権 課 ） として 再 出発 する こと に なっ た 。  1966 年 5 月 1 日 、 文部省 の 調査局 が 廃止 さ れ 、 旧 調査 局 の 国語 課 、 宗務 課 、 国際 文化 課 と 、 社会 教育 局 の 芸術 課 、 著作 権 課 を 統合 し て 、 文部省 の 内部 部局 として 文化 局 が 設置 さ れ た 。  1968 年 6 月 、 当時 の 文部省 の 内部 部局 で あっ た 文化 局 と 外局 の 文化財 保護 委員 会 を 統合 し 、 文部省 外局 として 文化庁 が 発足 し た 。 2001 年 の 中央 省庁 再編 により 文部 科学 省 の 外局 と なる と共に 、 施設 等 機関 で あっ た 国立 博物館 や 国立 美術館 など を 独立 行政 法人 として 分離 し た 。  文部 科学 省 設置 法 第 19 条 は 同 法 第 4 条 に 文部 科学 省 の 所掌 として 掲げ られ た 全 93 号 にわたる 事務 の うち 、 文化庁 は 合計 21 号 の 事務 を つかさどる 。 具体 的 に は 以下 に関する こと など が ある 。  文化庁 の 事務 の 主要 部分 で ある 文化 芸術 の 振興 について は 、 「 文化 芸術 の 振興 に関し 、 基本 理念 を 定め 、 並びに 国 及び 地方 公共 団体 の 責務 を 明らか に する とともに 、 文化 芸術 の 振興 に関する 施策 の 基本 と なる 事項 」 を 定め た 「 文化 芸術 基本 法 （ 平成 十 三 年 十二月 七 日 法律 第 百 四 十 八 号 ） 」 が 根本 基準 で ある 。  文化 芸術 基本 法 は 、 「 国 が 、 文学 、 音楽 、 美術 、 写真 、 演劇 、 舞踊 その他 の 芸術 の 振興 を 図る ため 、 これら の 芸術 の 公演 、 展示 等 へ の 支援 、 これら の 芸術 の 制作 等 に 係る 物品 の 保存 へ の 支援 、 これら の 芸術 に 係る 知識 及び 技能 の 継承 へ の 支援 、 芸術 祭 等 の 開催 その他 の 必要 な 施策 を 講ずる 」 （ 第 8 条 ） 。 また 、 「 映画 、 漫画 、 アニメーション 及び コンピュータ その他 の 電子 機器 等 を 利用 し た 芸術 （ メディア 芸術 ） の 振興 を 図る ため 、 メディア 芸術 の 制作 、 上映 、 展示 等 へ の 支援 、 メディア 芸術 の 制作 等 に 係る 物品 の 保存 へ の 支援 、 メディア 芸術 に 係る 知識 及び 技能 の 継承 へ の 支援 、 芸術 祭 等 の 開催 その他 の 必要 な 施策 を 講ずる 」 （ 第 9 条 ） を それぞれ 定め て いる 。 これら の 規定 を 受け て 、 文化庁 は その 具体 的 な 施策 として 、 文化庁 芸術 祭 、 芸術 選奨 、 国民 文化 祭 、 全国 高等 学校 総合 文化 祭 、 文化庁 メディア 芸術 祭 、 文化庁 映画 賞 および 文化庁 映画 週間 といった 芸術 祭 や 顕彰 を 主催 し て いる 。  文化庁 芸術 祭 は 、 優れ た 芸術 の 鑑賞 の 機会 を 広く 一般 に する ため に 開催 さ れる 諸 芸術 の 祭典 で ある 。 1946 年 に 文部省 主催 で はじまっ て 以来 、 毎年 秋 に 行わ れ て いる 。 現在 は 文化庁 文化 部 芸術 文化 課 ・ 文化庁 芸術 祭 執行 委員 会 が 企画 し て いる 。 「 主催 公演 」 、 「 協賛 公演 」 、 「 参加 公演 」 および 「 参加 作品 」 の 4 区分 から 成る 。 参加 公演 および 参加 作品 は 、 参加 を 希望 する 公演 ・ 作品 の 中 から 執行 委員 会 が 芸術 祭 に ふさわしい 内容 と 認め た もの で ある 。 参加 公演 は 演劇 、 音楽 、 舞踊 、 大衆 芸能 の 4 部門 、 参加 作品 は テレビ ・ ドラマ 、 テレビ ・ ドキュメンタリー 、 ラジオ 、 レコード の 4 部門 に 分かれ 、 各 部門 における 審査 委員 会 の 審査 を もと に 文部 科学 大臣 賞 が 贈ら れる 。  芸術 選奨 は 各 芸術 分野 において 、 前年 に 優れ た 業績 を あげ た 者 に 文部 科学 大臣 から 贈ら れる 賞 で ある 。 芸術 選奨 文部 科学 大臣 賞 および 芸術 選奨 新人 賞 の 2 種類 が ある 。 1951 年 に 文化庁 芸術 祭 から 分離 さ れる 形 で 「 芸能 選奨 」 として 始まり 、 1956 年 、 現在 の 名称 に 改め られ た 。  文化庁 メディア 芸術 祭 は 1997 年 から 始まっ た メディア 芸術 作品 の 顕彰 と 鑑賞 機会 の 提供 を 目的 と し た 芸術 祭 で ある 。 アート 部門 、 エンターテインメント 部門 、 アニメーション 部門 、 マンガ 部門 から 成る 。 2007 年度 （ 第 11 回 ） から は 国立 新 美術館 で 実施 さ れ て いる ほか 、 2002 年度 から は 地方 展 も 開催 さ れ て いる 。  文化 芸術 基本 法 で は 、 「 国 は 、 文化 芸術 に 係る 国際 的 な 交流 及び 貢献 の 推進 を 図る こと により 、 我が国 及び 世界 の 文化 芸術 活動 の 発展 を 図る ため 、 文化 芸術 活動 を 行う 者 の 国際 的 な 交流 及び 芸術 祭 その他 の 文化 芸術 に 係る 国際 的 な 催し の 開催 又は これ へ の 参加 、 海外 における 我が国 の 文化 芸術 の 現地 の 言語 による 展示 、 公開 その他 の 普及 へ の 支援 、 海外 の 文化 遺産 の 修復 に関する 協力 、 海外 における 著作 権 に関する 制度 の 整備 に関する 協力 、 文化 芸術 に関する 国際 機関 等 の 業務 に 従事 する 人材 の 養成 及び 派遣 その他 の 必要 な 施策 を 講ずる もの と する 。 」 と 規定 する （ 第 15 条 ） 。 この 国際 文化 交流 の 振興 に関する 事務 は 文部 科学 省 設置 法 の 上 規定 により 文化庁 の 管轄 で ある 。 これら の 規定 により 、 文化庁 国際 文化 フォーラム の 開催 や 文化庁 文化 交流 使 制度 の 運用 、 国際 交流 年 事業 、 国際 芸術 交流 支援 事業 など が 行わ れ て いる 。  明治 以降 の 日本 の 優れ た 文学 作品 を 英語 、 フランス語 、 ドイツ 語 など に 翻訳 し 、 それぞれ の 国 で 出版 する 「 現代 日本 文学 の 翻訳 ・ 普及 事業 」 （ JLPP ） を 2002 年 に 立ち 上げ た 。 2010 年 現在 、 121 作品 が 翻訳 対象 に 選定 さ れ 、 86 点 が 出版 さ れ て いる 。 文化庁 所掌 の 受託 事業 で あり 、 2009 年 4 月 から は 凸版印刷 株式会社 が 受託 し 事務 局 を 運営 し て いる 。  文化 芸術 基本 法 で は 、 「 国 は 、 国語 が 文化 芸術 の 基盤 を なす こと に かんがみ 、 国語 について 正しい 理解 を 深める ため 、 国語 教育 の 充実 、 国語 に関する 調査 研究 及び 知識 の 普及 その他 の 必要 な 施策 を 講ずる もの と する 。 」 と 規定 し て いる 。 また 文部 科学 省 設置 法 で は 「 国語 の 改善 及び その 普及 」 を 文化庁 の 所掌 と し て いる （ 第 81 号 ） 。 これ を 受け て 、 文化庁 は 日本語 の 調査 研究 の ため に 、 国語 問題 研究 協議 会 や 国語 施策 懇談 会 を 運営 し 、 一般 社団 法人 中央 調査 社 に 委託 し て 「 国語 に関する 世論 調査 」 を 実施 ・ 公表 し て いる 。 同 調査 は 1995 年 から 毎年 行わ れ 、 マスメディア で も 話題 に さ れる 。  文化 芸術 基本 法 で は 、 「 国 は 、 外国 人 の 我が国 の 文化 芸術 に関する 理解 に 資する よう 、 外国 人 に対する 日本語 教育 の 充実 を 図る ため 、 日本語 教育 に 従事 する 者 の 養成 及び 研修 体制 の 整備 、 日本語 教育 に関する 教材 の 開発 、 日本語 教育 を 行う 機関 における 教育 の 水準 の 向上 その他 の 必要 な 施策 を 講ずる もの と する 」 と 規定 し て いる （ 第 19 条 ） 。 また 文部 科学 省 設置 法 で は 「 外国 人 に対する 日本語 教育 に関する こと （ 外交 政策 に 係る もの を 除く 。 ） 」 を 文化庁 の 所掌 と し て いる （ 第 36 号 ） 。  文化庁 の 組織 は 基本 的 に 、 法律 の 文部 科学 省 設置 法 、 政令 の 文部 科学 省 組織 令 および 省令 の 文部 科学 省 組織 規則 が 階層 的 に 規定 し て いる 。 2018 年 9 月 以前 は 長官 官房 と 文化 部 、 文化財 部 の 下 に 課 を 置く 組織 だっ た 。 改正 前 の 特別 な 職 （ 幹部 ） は 長官 （ 指定 職 6 号俸 ） 、 次長 1 名 （ 指定 職 3 号俸 ） 、 部長 2 名 （ 指定 職 2 号俸 ） 、 審議 官 1 名 （ 指定 職 2 号俸 ） 、 文化財 鑑査 官 （ 指定 職 2 号俸 ） で あっ た が 改正 により 長官 （ 指定 職 6 号俸 ） 、 次長 2 名 （ 指定 職 3 号俸 ） 、 審議 官 2 名 （ 指定 職 2 号俸 ） 、 文化財 鑑査 官 （ 指定 職 2 号俸 ） と なり 全体 の 人数 は 変わら ず 、 指定 職 2 号俸 の 1 名 が 指定 職 3 号俸 に 変更 さ れ た 。  文化庁 が 主務 局 と なっ て いる 独立 行政 法人 は 国立 美術館 、 国立 文化財 機構 、 日本 芸術 文化 振興 会 の 3 法人 で ある 。 各 法人 が 運営 する 文教 施設 は 下記 の 通り 。  2018 年度 （ 平成 30 年度 ） 一般 会計 当初 予算 における 文化庁 所管 予算 は 1055 億 2 万 7 千 円 。 文部 科学 省 所管 の 一般 会計 予算 （ 5 兆 3093 億 289 万 円 ） の 約 2 . 04 % を 占める 。 海外 と 比べる 場合 に は 、 国 の 関与 の あり方 や 政策 対象 の 範囲 が 異なる こと に 注意 が 必要 だ が 、 国民 1 人 あたり で は 英 ・ 仏 ・ 独 ・ 韓 より 少なく 、 米国 より 多い 。  科目 別 の 内訳 は 文化庁 共通 費 が 29 億 2551 万 円 （ 対 庁 予算 比 2 . 7 %）、 文化庁 施設 費 が 5 億 2046 万 円 （ 0 . 5 %）、 文化 振興 費 が 206 億 2823 万 円 （ 19 . 1 %）、 日本 芸術 院 が 5 億 1124 万 円 （ 0 . 5 %）、 独立 行政 法人 国立 美術館 運営 費 が 75 億 3927 万 円 （ 7 . 0 %）、 独立 行政 法人 国立 美術館 施設 整備 費 が 18 億 1000 万 円 （ 1 . 7 %）、 独立 行政 法人 日本 芸術 文化 振興 会 運営 費 が 100 億 8941 万 円 （ 9 . 3 %）、 独立 行政 法人 日本 芸術 文化 振興 会 施設 整備 費 が 8324 万 円 （ 0 . 1 %）、 文化財 保存 事業 費 が 477 億 8495 万 円 （ 44 . 2 %）、 文化財 保存 施設 整備 費 が 6 億 8892 万 円 （ 0 . 6 %）、 独立 行政 法人 国立 文化財 機構 運営 費 が 88 億 803 万 円 （ 8 . 1 %）、 独立 行政 法人 国立 文化財 機構 施設 整備 費 が 4 億 504 万 円 （ 0 . 4 %）、 国際 文化 交流 推進 費 が 20 億 7843 万 円 （ 1 . 9 %）、 文化 振興 基盤 整備 費 が 11 億 2730 万 円 （ 1 . 0 %）、 文化庁 へ 移管 さ れる 独立 行政 法人 国立 科学 博物館 運営 費 が 27 億 2890 万 円 （ 2 . 5 %）、 国際 観光 旅客 税 を 活用 し た 文化財 多言 語 解説 整備 費 が 5 億 円 （ 0 . 5 %） と なっ て いる 。  一般 職 の 在職 者 数 は 2018 年 7 月 1 日 現在 、 文化庁 全体 で 227 人 （ うち 、 女性 66 人 ） で ある 。 文部 科学 省 の 全 在職 者 数 2188 人 （ うち 、 女性 550 人 ） の うち 約 11 . 0 %（ 11 . 5 %） を 占める 。 定員 は 省令 の 文部 科学 省 定員 規則 により 、 260 人 。  給与 に関して は 一般 職 給与法 が 適用 さ れ 、 俸給 表 は 行政 職 俸給 表 ( 一 ） 、 行政 職 俸給 表 ( 二 ） 、 研究 職 俸給 表 、 専門 スタッフ 職 俸給 表 又は 指定 職 俸給 表 が 適用 さ れる 。  文化庁 職員 は 一般 職 の 国家 公務員 な ので 、 労働 基本 権 の うち 争議 権 と 団体 協約 締結 権 は 国家 公務員 法 により 認め られ て い ない 。 団結 権 は 認め られ て おり 、 職員 は 労働 組合 として 国 公法 の 規定 する 「 職員 団体 」 を 結成 し 、 若しくは 結成 せ ず 、 又は これ に 加入 し 、 若しくは 加入 し ない こと が できる （ 国 公法 第 108 条 の 2 第 3 項 ） 。 2018 年 3 月 31 日 現在 、 人事院 に 登録 さ れ た 職員 団体 は 存在 し ない 。  2013 年 10 月 、 会計検査院 は 文化庁 と 日本 芸術 文化 振興 会 が 映画 制作 など に 助成 する 同 補助 金 に対し 、 興業 収入 に 応じ て 返納 さ せる 制度 で ある の に対し 、 助成 し た 198 全 作品 の 中 で 1 度 も 返納 さ せ なかっ た 事実 を 指摘 、 改善 を 求め た 。  2019 年 2 月 、 文化庁 は 、 著作 権 法 改正 論議 に際し 、 文化 審議 会 著作 権 分科 会 で 行わ れ た 議論 の まとめ を 自民党 に 提出 し た 際 、 「 積極 な 意見 」 1 人 分 を 4 人 分 に 水増し さ せ 、 「 慎重 な 意見 」 を 4 人 分 割愛 し 、 2 人 分 は 一部 省略 し 、 2 人 分 は 積極 派 に 改竄 さ せ た など 、 著作 権 法 に 違反 し た 事態 が 明治大学 知的 財産 法 政策 研究所 によって 告発 さ れ た 。  文化庁 の 幹部 は 以下 の とおり で ある 。『 映像 の 原則 』 （ えい ぞう の げん そく ） は 、 アニメ 監督 で ある 富野 由 悠 季 の 著書 。 2002 年刊 。 映像 演出 の 教本 書 で あり 、 基本 的 に アニメーション に 沿っ て いる が 、 映像 一般 に関する 原則 を 取り扱う 内容 と なっ て いる 。 2011 年 に 加筆 と 修正 を 行っ た 改訂 版 が 発行 さ れ た 。  古典 的 な 映像 理論 に 、 エイゼンシュタイン の モンタージュ 理論 が ある が 、 本書 が 提唱 する 「 映像 力学 」 も また 映像 一般 の 記号 的 取り扱い に関する 法則 で ある 。  ここ に 簡単 な 例 を 挙げる 。  小さな 円 が 時間 経過 に従って 、 同じ 中心 の 大きな 円 に 入れ 変わっ て ゆく 映像 が あっ た と する 。 フィルム の コマ は 連続 的 な 動き で は ない が 、 人間 の 脳 は これ を 「 一つ の 円 の 変化 」 と 認識 する ( ゲシュタルト 心理 学 )。 この とき 円 は 、  の 二つ の 効果 を もたらす こと に なる 。  この よう に 、 円 の よう な 単純 な 記号 だけ でも 、 その 画面 内 で の 変化 に 伴っ て 心理 的 、 物語 的 な 効果 を 引き出せる と 主張 する の が 映像 力学 で ある 。  本書 で は 他 に 上手 / 下手 （ かみ て / しも て ） の 関係 や イマジナリーライン の 問題 など 、 表現 対象 の 個々 の 特性 に よら ない 一般 法則 を 解説 し て いる 。  他 に も 、 作画 ・ 演技 ・ 音楽 といった 事 に まで 触れ て おり 、 実務 書 的 な 面 も ある 。  挿絵 は ゲーム 会社 カプコン 所属 の 西村 キヌ が 担当 し て いる 。 『∀ ガン ダム 』 で キャラクター デザイン を 務め た 安田 朗 繋がり で ある 事 は 明らか で あっ た が 、 わざわざ 無機質 な 図解 の 絵 を 担当 し て いる 事 から 何らかの 作品 へ の 参加 が 囁か れ て い た 。 西村 キヌ は キャラクター デザイン （ 衣装 デザイン ） として 、 『 OVERMAN キングゲイナー 』 に 参加 し て い た 。ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー （ 、 1759 年 11 月 10 日   -   1805 年 5 月 9 日 ） は 、 ドイツ の 詩人 、 歴史 学者 、 劇 作家 、 思想家 。 ゲーテ と 並ぶ ドイツ 古典 主義 （" Weimarer   Klassik "） の 代表 者 で ある （ 初期 の 劇 作品 群 は シュトゥルム・ウント・ドラング 期 に 分類 さ れる ） 。 独自 の 哲学 と 美学 に 裏打ち さ れ た 理想 主義 、 英雄 主義 、 そして 自由 を 求める 不屈 の 精神 が 、 彼 の 作品 の 根底 に 流れる テーマ で ある 。 青年 時代 に は 肉体 的 自由 を 、 晩年 に は 精神 的 自由 を テーマ と し た 。 彼 の 求め た 「 自由 」 は ドイツ 国民 の 精神 生活 に 大きな 影響 を 与え た 。  劇 作家 として 有名 だ が 、 ベートーヴェン の 交響 曲 第 9 番 「 合唱 付き 」 の 原 詞 で 最も よく 知ら れる よう に 、 詩人 として も 有名 で ある 。 シラー の 書く 詩 は 非常 に 精緻 で あり かつ 優美 で ある と いわ れ 、 「 ドイツ 詩 の 手本 」 として 今 なお ドイツ の 教育 機関 で 教科書 に 掲載 さ れ 、 生徒 ら によって 暗誦 さ れ て いる 。  日本 で は 、 古く から 舞台 ドイツ 語 の 影響 も あっ て 、 「 シルレル 」 （ 太宰 治 の 「 走れ メロス 」 など ） あるいは 「 シルラー 」 と も 表記 さ れ た 。 「 シラー 」 は 正確 に は [ ˈʃɪ l ɐ ] と 発音 さ れる 。  1759 年 11 月 10 日 に 、 ドイツ 西南 部 、 ネッカー 川 沿い に ある ヴュルテンベルク 公国 の 小さな 田舎 町 マールバッハ （ Marbach   am   Neckar ） に 生まれる 。  父 は 将校 兼 軍医 の ヨーハン・カスパール・シラー （ Johann   Caspar   Schiller ） 、 母 は エリザーベト・ドローテーア・シラー （ Elisabeth   Dorothea   Schiller ） 。  幼少 より 頭 が 良く 、 1767 年 に は ルートヴィヒスブルク・ラテン 語 学校 に 入学 。 引き続き 神学校 へ の 入学 を 目指す が 、 領主 カール ・ オイゲン 公 に その 才能 を 買わ れ 、 強制 的 に 軍人 養成 学校 ・ カール 学院 に 入学 さ せ られる 。 そこ で は 法律 を 専攻 する 。 1775 年 から は 専門 分野 を 医学 に 転向 し て いる 。 この 頃 、 ロココ 風 の 作品 で 知ら れる クロップシュトック （" Friedrich   Gottlieb   Klopstock "   1724 - 1803 ） の 作品 を よく 読む 。 1776 年 、 初 の 詩集 『 夜 （ Der   Abend ） 』 を 出版 する 。 心理 学 の 例 として 学ん だ シェイクスピア の 『 オセロ 』 や ゲーテ の 『 若き ウェルテル の 悩み 』 、 シュトゥルム・ウント・ドラング （ ドイツ 疾風 怒 濤 ） 時代 の 諸 作品 に 触発 さ れ 、 処女 作 『 群盗 （ Die   Räuber ） 』 執筆 を 開始 し た の は 1776 年 、 シラー 18 歳 の とき で あっ た 。 1779 年 、 医学 論文 を 提出 する が 、 その 内容 に 問題 が ある と さ れ 、 手直し を 要求 さ れる 。 改訂 版 の 論文 が 受理 さ れ た の は 1780 年 に なっ て から で あっ た 。  1781 年 、 シラー は 処女 作 『 群盗 』 を 匿名 にて 発表 する 。 この 作品 は 疾風 怒 濤時代 の 理想 に 燃える 青年 として の シラー の 、 自由 へ の 願望 と 正義 心 の 現れ た もの で ある 。   権力 に 反抗 する 崇高 な 犯罪 者 を 主人公 と し た この 作品 の 上演 は 観客 に 強烈 な 衝撃 を 与え 、 初演 の マンハイム の 舞台 （ 1782 年 1 月 13 日 ） で は とりわけ 若者 の 観客 たち によって 熱烈 に 支持 さ れ 、 拍手 喝采 と 歓声 が 鳴り 止ま なかっ た 。 また 、 大勢 の 観客 が 高揚 の あまり 失神 し た と いう 。 領地 外 に 出る こと を カール・オイゲン 公 に 厳しく 禁止 さ れ て い た に も かかわら ず 、 マンハイム の 初演 の 舞台 に は 作者 シラー 自身 も 秘密 裏 に 赴い て い た 。 しかし 、 この 行動 によって オイゲン 公 から 目 を 付け られ た シラー は 、 14 日間 の 独房 生活 の あげく 、 以後 は 医学 書 以外 の 著作 活動 を 一切 禁じ られ 、 半ば 幽閉 の よう な 生活 を 強い られ た 。  また 、 1781 年 から 82 年 にかけて シュトゥットガルト で 軍医 として 従軍 を 経験 し て いる 。  1782 年 9 月 22 日 から 23 日 の 未明 にかけて 、 シラー は 友人 の アンドレアス・シュトライヒャー （ Andreas   Streicher , 1761 - 1833 ） とともに シュトゥットガルト を 出奔 する 。 そして 、 まずは マンハイム へ 赴く 。  マンハイム で は 『 ジェノバ の フィエスコ の 反乱 （ Die   Verschwörung   des   Fiesco   zu   Gunua ） 』( 1783 ) を 書き上げ 、 朗読 し て いる 。 その後 、 フランクフルト 、 オッガースハイム 、 バウエルバッハ へ と 移る 。  亡命 生活 の 困窮 の 中 で 、 身分 違い の 恋 の 顛末 を 描い た 市民 悲劇 『 たくらみ と 恋   （ Kabale   und   Liebe ） 』( 1784 ) を 書き上げ 、 続い て 宮廷 を 舞台 と し た 戯曲 『 ドン ・ カルロス （ Don   Carlos ,   Infant   von   Spanien ） 』( 1787 ) の 執筆 を 開始 する 。 また この間 、 戯曲 のみ なら ず 詩 ・ 評論 ・ 歴史 書 も 数多く 著す 。  1783 年 8 月 、 ふたたび マンハイム へ 戻り 、 劇場 お抱え 詩人 として 働く こと に なる 。 ここ で シャルロッテ・フォン・カルプ と 知り合う 。 『 たくらみ と 恋 』 、 『 フィエスコ の 叛乱 』 を 上演 し た 後 、 シラー は 『 ドン ・ カルロス 』 執筆 に 難渋 し 、 マンハイム 劇場 と の 契約 を 解除 さ れる 。 これ により 、 シラー は いよいよ 路頭 に 迷う こと と なる 。  この 苦しい 生活 を 支え た の が 、 シラー の 生涯 の 友 クリスティアン・ケルナー （ Christian   Gottfried   Körner , 1756 - 1831 ） と その 仲間 たち の サークル で あっ た 。  ケルナー と 婚約 者 ミンナ と その 姉 ドーラ 、 ケルナー の 妹 夫婦 の 5 人 は 詩 や 戯曲 を 愛し 、 サークル を 結成 し て 文芸 を 楽しん で い た 。 ケルナー は 身分 違い の 婚約 者 （ ミンナ は 銅 版画 職人 の 娘 で あっ た ） と の 結婚 を 、 保守 的 な 父親 から 反対 さ れ て おり 、 その ため 彼ら は とりわけ 、 身分 違い の 恋愛 を 扱っ た シラー の 戯曲 『 たくらみ と 恋 』 に 大きな 感動 を 覚え 、 1784 年 に マンハイム の シラー 宛 に 匿名 で ファン レター を 送る 。  シラー は その 手紙 に対し 、 すぐ に は 返事 を 出さ なかっ た 。 しかし 、 それから 半年 経っ た 1785 年 、 シラー は 自分 に 熱烈 な ファン レター を 寄せ て い た ライプツィヒ 在住 の 青年 たち の こと を ふと 思い出し 、 自分 の 置か れ て いる 困窮 状態 を 明かす 。 匿名 の 相手 に 金銭 の 無心 を する ほど まで に 当時 の シラー の 生活 は 切迫 し て い た 。 これ を 機 に ふたり は 文通 を はじめ 、 何 度 か 手紙 の やり取り を し た 後 、 ついに シラー は ケルナー を 頼っ て ライプツィヒ へ おもむく こと を 決意 する 。  シラー は 1785 年 4 月 に ライプツィヒ に 到着 する が 、 折り しも ケルナー は 不在 で あっ た 。 しかし 、 ケルナー の 文芸 サークル の 仲間 たち は シラー を まるで 旧知 の 親友 の よう に 手厚く もてなし た ため 、 彼 を 大いに 感動 さ せ た 。 その後 シラー は ケルナー の 住む ドレスデン へ と 赴き 、 そこで ケルナー と の 初めて の 面会 を はたす 。 ケルナー と その 周囲 の 人達 は 以後 、 シラー の 生活 を 全面 的 に 支援 する こと に なり 、 シラー は ドレスデン の ケルナー の もと に 身 を 寄せる 。 彼ら の 無償 の 暖か な 歓迎 に 感激 し た シラー は 、 のち に ベートーヴェン の 『 第 九 』 交響 曲 の 歌 詩 として 名 を 馳せる こと と なる 『 歓喜 の 歌 』 （ An   die   Freude ） を 作り 、 友情 の 素晴らし さ と 自ら の 素直 な 喜ばしい 心情 を 詠み込ん だ 。  ケルナー と の 交友 関係 は 、 精神 面 で も シラー に 与える 影響 が 大きかっ た 。 シラー は 美学 者 で も ある ケルナー と 手紙 を 頻繁 に 交換 し 、 それ によって 美学 や 文芸 理論 の 素地 を 養っ て いき 、 みずから 美学 論文 を 書く に いたっ た 。 また 、 ケルナー は 自身 も 作家 で あり 編集 者 で も あっ た 。 彼 は シラー の 死後 、 初 の 『 シラー 全集 』 （ 1812 - 15 年 、 全 12 巻 ） を 出版 し 、 シラー の 義理 の 姉 カロリーネ （ Caroline   von   Wolzogen ） とともに シラー の 伝記 を 執筆 し た 。  1787 年 7 月 、 シラー は 若き 領主 カール ・ アウグスト 公 が 治める ヴァイ マル 公国 へ 赴き 、 ヴィーラント と ヘルダー に 出会う 。 折り しも 、 ゲーテ は イタリア 旅行 中 で 留守 で あっ た 。  また この 年 、 ようやく 戯曲 『 ドン ・ カルロス 』 が 出版 さ れ 、 上演 さ れる 。 この 頃 シラー は 『 』 （ Wallenstein - Trilogie ） 執筆 の ため に 三 十 年 戦争 と アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン を 研究 し 、 それ によって 歴史 家 として の 名声 を 獲得 し た 。 そして 1788 年 、 ルードルシュタット にて イタリア 旅行 から 帰還 後 間 も ない ゲーテ と 初めて 面会 する 。 しかし 、 お互い に対して 好 印象 を 抱く こと の ない まま に 面会 は おわる 。 イタリア 旅行 を 経 て 古典 主義 へ と 方向 を 転換 し つつ あっ た ゲーテ にとって 、 シラー は 自分 の 克服 し て き た 時代 （ シュトゥルム・ウント・ドラング ） に いまだ しがみつい て いる 青い 三流 詩人 として 映っ た 。 また シラー の 目 に は 、 当時 の ゲーテ は 非 社交 的 で 横柄 な 官僚 的 人物 として 映っ た の で ある 。 それでも 双方 は 互い の 才能 を 否定 し あっ た の で は なく 、 その 証拠 に シラー は 1789 年 、 ゲーテ の 推挙 により 、 イェーナ ( Jena ) 大学 の 歴史 学 教授 として 招聘 さ れる 。 シラー の 歴史 講義 の 就任 講演 （ 題目 は “ ” ） に は 、 当初 用意 さ れ て い た 講義 室 に 到底 入り きら ない ほど たくさん の 学生 が 押し寄せ た 。 その ため 急遽 、 学生 ともども 大 講義 室 に 移動 する こと に なり 、 その 日 は 街 を あげ て の 大 騒動 に なっ た と いう 。 経済 的 に 困窮 し て い た 当時 の シラー の 希望 と は 裏腹 に 、 これ は 俸給 なし の 仕事 で あっ た （ 当時 は 講義 を 聴い た 学生 から 講演 費 を 徴収 する という システム で あっ た ） 。 また 、 シラー は 本来 は 歴史 学 で は なく 哲学 教授 の 資格 を 持っ て い た 。 前年 に 執筆 し た 『 オランダ 独立 戦争 史 （ Die   Geschichte   des   Abfalls   der   Vereinigten   Niederlande ） 』 の 成果 を 買わ れ て の こと で ある 。  この 年 シラー は 、 謎 に 満ち た 小説 『 見 霊 者 ( der   Geisterseher )』 を 発表 する （ この 作品 の 巻末 に は 「 第 一部 終わり 」 と 記さ れ て いる が 、 その後 「 第 二 部 」 が 書か れる こと は なかっ た ） 。 また 、 同年 フンボルト 兄弟 （ ヴィルヘルム・フォン・フンボルト 、 アレクサンダー ・ フォン ・ フンボルト ） と 懇意 に なる 。  1790 年 、 シラー は ルードルシュタット に 旅行 し た 際 に 知り合っ た レンゲ フェルト 家 の 次女 ・ シャルロッテ （ Charlotte   von   Lengefeld , 1766 - 1826   ） と 結婚 する 。 家庭 的 な 幸福 を 手 に 入れ た シラー で あっ た が 、 この 翌年 、 病 の ため に 床 に 臥す 。 12 月 に は シンメルマン 公爵 ら から 金銭 支援 を 申し出 られ 、 5 年間 にわたり 毎年 1 , 000 ターラー を 受ける こと に なる 。  1791 年 から 集中 的 に カント 哲学 を 研究 し 、 以後 それら を 発展 さ せ て 独自 の 哲学 を はぐくむ に 至る 。 カント の 『 純粋 理性 批判 』 （ Kritik   der   reinen   Vernunft , 1781 ） 、 『 実践 理性 批判 』 （ Kritik   der   praktischen   Vernunft , 1788 ） 、 『 判断 力 批判 』 （ Kritik   der   Urteilskraft , 1790 ） に 影響 を 受け た シラー は 、 自身 の 作品 に その 理論 を 反映 さ せる とともに 、 美 ・ 道徳 的 人間 など の 項目 において 、 さらに カント 美学 を 発展 さ せ 、 『 カリアス 書簡 』 （ Kalias   oder   Über   die   Schönheit ,   1793 ） 、 『 素朴 文学 と 情感 文学 』 （ Über   naive   und   sentimentalische   Dichtungen ,   1795 ） 、 『 人間 の 美的 教育 について 』 （ Über   die   ästhetische   Erziehung   des   Menschen ,   1795 ） など を 著し た 。 これら の 著作 は ヘーゲル 、 フィヒテ ら の 美学 哲学 を はじめ 、 同 時代 の 詩人 フリードリヒ・ヘルダーリン や シュレーゲル 兄弟 ら 率いる ドイツ ロマン 派 文学 に 多大 な 影響 を 与え た 。  1792 年 、 シラー は クロップシュトック 、 ペスタロッチ など と共に 、 フランス 革命 名誉 市民 に 選ば れる 。 本人 にとって は 寝耳 に 水 の 話 で あっ た 。 処女 作 『 群盗 』 が もたらし た 「 反抗 」 の 精神 を 高く 評価 さ れ て の こと で あっ た 。 この エピソード から も 『 群盗 』 が 諸 外国 に 与え た 力 の 大き さ が 窺える 。 また 同年 、 歴史 研究 の 成果 として 『 30 年 戦争 史 ( die   Geschichte   des   Dreißigjährigen   Krieges )』 を 書き上げ て いる 。  1793 年 に は 長男 の カール （ Karl   Friedrich   Ludwig   Schiller ） が 生まれる 。 また 翌年 、 シラー は 出版 者 で ある コッタ と 知り合い 、 シラー 主宰 の 『 ホー レン 』 、 『 詩 神 年鑑 』 を コッタ 出版 から 出す こと を 取り決める 。  そして 1794 年 7 月 、 彼 の 人生 最大 の 転機 が 訪れる 。 イェーナ で 開催 さ れ た 植物 学会 で ゲーテ と 直々 に 話し合う 機会 が 訪れ 、 原 植物 論 ( Urpflanzen ) で 意気投合 する （ この 二 人 の 出会い の エピソード について は 、 ゲーテ の 『 詩 と 真実 』 が 詳しく 伝え て いる ） 。 これ を 機 に ゲーテ と 本格 的 な 親交 を 結び 、 手 を 携え て 「 ドイツ 古典 主義 ( Weimarer   Klassik )」 と 呼ば れる 文学 様式 を 確立 する に 至る 。 同年 6 月 13 日 に は シラー は ゲーテ に みずから 主宰 する 『 ホー レン 』 へ の 寄稿 を 要請 する 。 シラー は ゲーテ の いる ヴァイ マル へ 移り 、 作家 として 、 そうして 『 ホー レン ( Die   Horen )』（ 1795 年 創刊 ） や 『 詩 神 年鑑 ( Musenalmanach )』（ 1796 年 創刊 ） など の 雑誌 編集 者 として も 精力 的 に 活動 し た 。 二 人 の 間 に は 千 通 を 越える 膨大 な 数 の 書簡 が 交わさ れ て いる 。 また 、 1796 年 に は 強烈 な 文壇 風刺 詩集 『 クセーニエン 』 （ Xenien ） を 共同 制作 し 、 二 行 連 詩形 式 （ エピグラム ） によって 当時 の 文壇 を 辛辣 に 批評 し た 。  1796 年 から 歴史 大作 『 』 の 執筆 に 取り掛かる 。 この 作品 の 製作 に シラー は 苦心 し 、 その ため に 病 を 得る （ この 病 が のち に 致命 的 と なる ） 。 同年 、 次男 の エルンスト （ Ernst   Friedrich   Wilhelm   Schiller ） が 誕生 。  1797 年 、 気分 転換 と 文学 ジャンル へ の 新た な 試み の ため に バラーデ 作品 を 作り 始め 、 ゲーテ と 競演 する 。 『 手袋 （ Der   Handschuh ） 』( 1797 )、『 潜水 夫 （ Der   Taucher ） 』   ( 1797 )   、 『 イビュクス の 鶴 （ Die   Kraniche   des   Ibykus ） 』   ( 1797 )、『 ポリュクラテス の 指輪 （ Der   Ring   des   Polykrates ） 』   ( 1798 )、『 人質 （ Die   Bürgschaft ） 』   ( 1798 )   など の すぐれ た 作品 を 次々 に 発表 。  1798 年 、 『 ヴァレンシュタイン 三 部 作 』 が ようやく 完成 し 、 ヴァイ マル の 宮廷 歌劇 場 で 初演 さ れる 。  1799 年 11 月 、 長女 カロリーネ が 生まれる 、 同年 12 月 、 シラー は ヴァイ マル へ 移住 する 。 これ を 機 に ゲーテ と の 親交 が ますます 深く なる 。 シラー と ゲーテ の 交際 が 深まる につれ 、 ヘルダー や ヴィーラント といった かつて の 知人 達 と ゲーテ と の 仲 は 疎遠 に なっ て いっ た 。 同年 、 『 鐘 の 歌 ( Das   Lied   von   der   Glocke )』 が 完成 する 。  1800 年 から 1804 年 、 代表 的 な 戯曲 が 次々 に 発表 さ れる 。 歴史 的 題材 を 扱っ た 『 マリア・シュトゥーアルト （ Maria   Stuart ） 』( 1800 )、 英 仏 百 年 戦争 の 英雄 で ある 少女 ジャンヌ・ダルク を 題材 に し た 『 オルレアン の 乙女 （ die   Jungfrau   von   Orleans ） 』( 1801 )、 戯曲 に 合唱 を 取り入れ た 『 メッシーナ の 花嫁 （ die   Braut   von   Messina ） 』( 1803 )、 スイス 独立 運動 を 題材 に し た 『 ヴィルヘルム・テル （ Wilhelm   Tell ） 』( 1804 ) を 執筆 する 。  1802 年 に は 貴族 に 列せ られ 、 以後 は 「 フォン （ von ） ・ シラー 」 を 名乗る 。 1804 年 に は 次女 エミーリエ が 誕生 する 。  1805 年 2 月 、 シラー 死亡 の 誤報 が 新聞 に 掲載 さ れる 。 事実 シラー は 病 に 臥せっ て い た が 、 その とき は 大事 に は 至ら ず に 回復 し た 。 同年 5 月 1 日 、 ゲーテ と共に 劇場 に 赴く が 、 体調 不良 を 訴え て 劇 の 途中 で 帰宅 する 。 5 月 9 日 、 ヴァイ マル の 自宅 にて 永眠 。 長年 の 闘病 生活 の 末 の 結果 で あっ た 。 シラー は 最後 の 最後 まで 戯曲 『 デメートリウス 』 執筆 を 試み て い た と いう 。  同年 8 月 10 日 、 葬送 祭 が おこなわ れる 。 シラー の 辞世 の 句 は 、 「 Immer   heitrer ,   immer   besser .（ ますます 快活 に 、 そして より 良く ） 」  1826 年 、 ゲーテ は 秘密 裏 に シラー の 骸骨 を アンナ・アマーリア 図書館 から 借り出し 、 それ を 眺め ながら 『 シラー の 骸骨 に 寄 す 』 を 詠ん だ 。  1827 年 12 月 16 日 に は シラー の 遺骨 が ヴァイ マル の 王家 の 地下 墓地 に 移動 さ れる 。  2008 年 、 シラー の もの と 伝来 が ある 2 つ の 頭蓋骨 の DNA 検査 の 結果 、 この 2 つ の 頭蓋骨 の どちら も シラー の もの で は ない 可能 性 が 高い こと が   5 日 、 この 頭蓋骨 を 保管 し て き た ドイツ 古典 主義 財団 （ Weimar   Foundation ） の 発表 により 明らか と なっ た 。  調査 が 実施 さ れ た 2 つ の 頭蓋骨 と は 、 1 つ が 1826 年 に シラー が 埋葬 さ れ た ワイマール 市 の ヤコブス の 集団 墓地 で 発見 さ れ た もの で 、 ゲーテ が 所有 し て い た こと で も 知ら れ て いる もの 。 もう 1 つ の 方 は 1911 年 に シラー 研究 家 で ある アウグスト・フォン・フロリエプ が 同じ 集団 墓地 から 発見 し た もの 。 現在 は 2 つ とも 、 ワイマール の 古典 主義 財団 が 保管 し て いる 。  シラー の 劇 作品 の タイプ は 『 』 以前 の 作品 と ヴァレンシュタイン 、 及び それ 以後 の ドラマ と の 3 つ に 大別 する こと が できる 。   第 1 群 は ドイツ 疾風 怒 濤時代 （ シュトゥルム・ウント・ドラング Sturm   und   Drang ） の グループ に 属する 。 これ に は 、 『 群盗 』 、 『 たくらみ と 恋 』 、 『 フィエスコ の 反乱 』 、 『 ドン ・ カルロス 』 で ある 。 これら 4 つ の 作品 は 、 疾風 怒 濤時代 の 理想 に 燃える 青年 として の シラー の 、 自由 へ の 願望 と 正義 心 の 現れ た もの で ある 。 言葉 遣い や 筋 は 情熱 的 で 、 感傷 主義 ( Empfindsamkeit ) の 影響 が 色濃く 出 て いる 。  『 ヴァレンシュタイン 三 部 作 』 は 第 1 部 「 ヴァレンシュタイン の 陣営 （ Wallensteins   Lager ） 」 、 第 2 部 「 ピッコローミニ 父子 （ Die   Piccolomini ） 」 及び 第 3 部 「 ヴァレンシュタイン の 死 （ Wallensteins   Tod ） 」 の 3 部 11 幕 より 成っ て いる 。   『 ヴァレンシュタイン 三 部 作 』 は 、 すでに 絶大 な 権力 を 手 に し ながら 、 際限 の ない 名誉 欲 （ ボヘミア 王 に なろ う という 野心 ） の ため に 破滅 する 公爵 ヴァレンシュタイン の 最期 を （ 架空 の ） ピコッコローミニ 青年 と ヴァレンシュタイン の 娘 の 恋 を 絡め ながら 描い て いる 。 この 作品 は 権力 を 求めよ う として 墜落 し た ヴァレンシュタイン の 運命 が テーマ で ある が 、 そこ に シラー は ひとつ の 崇高 性 を 読み解こ う と 試み て いる 。  『 メッシーナ の 花嫁 』 で は 、 合唱 団 や 予言 の モチーフ など 、 古代 ギリシア 悲劇 の 意識 的 な 受容 が 認め られる 。 この 作品 は 、 のち に 社会 的 な 流行 を 引き起こす 「 ロマン 派 運命 悲劇 」 の 先駆 と みなさ れ て いる 。  『 ヴィルヘルム・テル 』 は スイス の 独立 運動 に 取材 し た 全 五 幕 の 舞台劇 で あり 、 後に ロッシーニ が オペラ 化 し た 。 フランス 革命 が ヨーロッパ に 多大 な 影響 を 及ぼし て い た 頃 （ 1804 年 ） に 、 ドイツ で 「 自由 ・ 平等 」 といった 理念 を 提示 し 、 当時 の 社会 に 多大 な 影響 を 及ぼし た 。 なお 、 テル は 架空 の 人物 と 考え られ て おり 、 息子 の 頭上 の リンゴ を 射 落とす エピソード は 古代 ゲル マン 伝説 に 取材 し て いる と いう 。 また 、 シラー は 美学 論 文中 で 「 文学 作品 の 自律 性 」 を 提唱 し て おり 、 後期 の 作品 は これ を 完成 する こと を テーマ と し て いる 。同人 ショップ （ どう じん ショップ ） は 、 同人 誌 や 同人 ゲーム （ 同人 ソフト ） など を 販売 （ 委託 販売 ） する 小売 店 。  かつて 同人 サークル が 商品 を 販売 する に は 、 有志 によって 開催 さ れる 同人 誌 即売 会 に 参加 する 以外 に 有効 な 手段 は ほとんど なかっ た 。 同人 誌 即売 会 は 多く の 同好 の 人々 が 集まり 売り やすい ものの 、 開催 期間 や 施設 が 限ら れ て いる こと と 、 地方 で の 開催 は 大きな 需要 に 乏しく 採算 性 は ほとんど 見込め なかっ た ため 、 イベント の 継続 し た 開催 は 事実 上 不可能 で 、 同人 誌 の 販売 も また 然 り で あっ た 。  また 、 継続 的 に 開催 さ れ て いる イベント で あっ て も 、 出展 数 が 限定 さ れ て いる こと と 、 会場 が 都市 部 に のみ 集中 し て いる ため 、 地方 の 住民 は 気軽 に 参加 でき ない 。 即売 会 の 他 に は 、 一部 の アニメ 系 情報 誌 、 漫画 雑誌 、 『 テクノポリス 』 など の パソコン ゲーム 雑誌 に 設け られ て い た 同人 コーナー に 掲載 し て 宣伝 し て もらい 、 個人 で 通信 販売 を 展開 する という 手段 は あっ た が 、 発送 の 作業 や トラブル の 対応 が 大変 で あり 、 手間 を 考えれ ば 到底 費用 対 効果 に 見合う と 言い がたい もの で あっ た 。 購入 者 側 にとって も 通販 を 申し込む 場合 、 発行 元 に 返信 用 の 封筒 と 切手 を 添え た 在庫 確認 の 手紙 を 出さ なけれ ば なら ず 、 販売 者 の 側 も 1 件 1 件 個別 に 対応 する 必要 が あり 、 数 が 多い と 膨大 な 作業 量 に なっ た 。 この よう に 、 売り手 と 買い手 の 双方 にとって なに か に つけ て 煩雑 な 時代 で あっ た 。 同人 誌 即売 会 の 開催 日 に 休み が 取れ ない と 買う こと も でき ない うえ 、 人気 の ある 商品 は すぐ に 売り切れ 、 入手 でき ない こと も 多々 あっ た 。  同人 誌 が 肉筆 画 や ガリ版 で 作ら れ て い た 頃 に は 即売 会 で 全て が 完結 し て い た が 、 1970 年代 後半 に 入り オフセット 印刷 で 刷ら れ た 同人 誌 が 出 て 来る と 即売 会 で 捌き きれ なかっ た 同人 誌 を 書店 に 頼ん で 置い て もらう 事 が 出 始め た 。 同人 誌 を 扱っ て い た 古い ショップ として は 、 同人 情報 誌 を 出版 し て い た 出版 社 の アンテナショップ が 上げ られる 。 新宿 西口 に あっ た 清 彗社 は フリー ・ スペース という 名前 の サロン を 設置 。 そこ の 一角 で まんが 同人 誌 、 中小 出版 社 まんが 単行 本 、 各種 チケット の 展示 販売 を 行う スペース を 設け た 。 1980 年 （ 昭和 55 年 ） から 1981 年 （ 昭和 56 年 ） にかけて 、 編集 方針 の 内部 対立 など から 清 彗社 は 雑草 社 と ふ ゅ ー じ ょんぷろだくとに 分裂 。 ふ ゅ ー じ ょんぷろだくとは 新宿 駅 東口 に 同人 系 書店 兼 サロン ふり ー す ぺ ー す （ ふり す ぺ ） を オープン さ せ て 、 雑草 社 は 新宿 大久保 に COMIC   INN という ショップ を オープン し た 。 また 、 雑草 社 は 女性 向け の 漫画 情報 誌 『 ぱふ 』 を 出版 し 、 ふ ゅ ー じ ょんぷろだくとは マニア 向け の 漫画 評論 誌 『 Comic   Box 』 を 出版 し て い た 。  1980 年代 に 入る と 漫画 を 専門 に 扱う 漫画 専門 店 が 続々 と オープン 。 渋谷 の まんが 書店 、 神保 町 の コミック 高岡 で は 同人 誌 の 扱い が あっ た 。 1984 年 （ 昭和 59 年 ） 10 月 1 日 に オープン し た まんが の 森 新宿 店 は 、 3 階 で 漫研資 料 、 同人 誌 を 取り扱っ て い た 。  この よう に 同人 誌 が 小規模 ながら も 常設 の 棚 で 扱わ れる こと は 漫画 専門 店 が 出現 し た 頃 から 見 られ 、 上記 の 他 に も 書 泉 ブックマート 、 新宿 書店 など の 漫画 の 品 揃え に 強い 書店 の 片隅 で 書店 委託 により 小規模 ながら 取り扱わ れ て い た 。 同人 誌 は 一般 の 商業 出版 の 流通 ルート に 乗っ た 出版 物 で は ない ため 、 同人 誌 を 置い てる 書店 は 都市 部 で も ごく 限ら れ た 書店 に しか なかっ た 。  同様 に 、 1980 年代 後半 から 同人 作品 の 販売 委託 請負 による 通信 販売 を 取り扱っ て い た 業者 として は LL パレス など が 存在 し て い た 。 しかし 、 インターネット の 本格 普及 前 は コスト 面 など の 問題 で 大々的 な 宣伝 が 難しく 、 現在 の よう な 規模 で 同人 作品 の 販売 委託 請負 や 通信 販売 を 行う こと が できる 企業 や 同人 サークル は 存在 し なかっ た 。 この よう な 状況 下 に あっ て も 、 同人 作品 の 販売 を 主 業 として 生活 する 者 こそ 存在 し た が 、 作家 ・ クリエイター として の 抜群 の 知名度 と 同人 誌 の 製作 ・ 販売 意欲 が あれ ば 誰 も が その よう な こと に 挑戦 できる という 状況 で は なかっ た 。  1991 年 （ 平成 3 年 ） 2 月 22 日 、 東京 都内 の 書店 3 店 の 店長 ら 5 人 が 成年 向け 同人 誌 の 販売 で 摘発 さ れる 事件 が 発生 。 この 事件 以前 の 同人 誌 は 無 修正 で 、 成年 向け の コーナー を 区切っ て の 販売 （ ゾーニング ） が さ れ て い なかっ た ため で 、 これ 以降 、 書店 で は 男性 向け の 成年 同人 誌 の 取り扱い を 自粛 、 成年 向け 同人 誌 は 自主 規制 の 中 で 修正 さ れる よう に なり 再び 店頭 で 成年 向け 同人 誌 が 売ら れる よう に なる まで に は 、 しばらく の 時間 を 要する こと と なっ た 。  この 事件 は 東京 のみ に 留まら ず 全国 の 同人 誌 を 扱っ て い た 書店 に も 影響 を 与え た 。 書店 に 委託 さ れ て い た 男性 向け 同人 誌 の 取り扱い を 止め て 店頭 から 一斉 に 消え た 。 一方 女性 向け の や おい 同人 誌 は 表現 描写 の 関係 から あまり 問題 と さ れ ず 、 この 後 も 引き続き 取り扱い が 続け られ た 。 その ため 、 現在 でも 女性 向け 同人 誌 のみ 取り扱い が ある 書店 、 アニメ ショップ が 一部 に 存在 する （ アニメイト など ） 。 一般 的 な 書店 にとって は （ たとえ 成年 向け の ゾーニング が さ れ て い て も ） 摘発 の 危険 性 が ある 成人 向け 同人 誌 が 取り扱い にくい もの に なっ た こと が 、 この 後 の 同人 ショップ を 生み出す 余地 を 与える こと と なっ た 。  事件 が 契機 と なっ て 生じ た 同人 誌 販売 の 空白 を 埋める よう に まず 登場 し た の は 、 男性 向け の 海賊版 同人 誌 で 、 全く 関係 の ない 複数 の 同人 誌 を 適当 に まとめ て コピー し 1 冊 に まとめ た もの が 1500 円 から 2000 円 前後 で 販売 さ れ て い た 。 これ は 主 に 成年 向け の アダルト ショップ 、 古本 店 など で 扱わ れ て い た 。 当然 ながら 作者 に は 無断 で あっ た が 、 同人 誌 自体 が 二 次 創作 で ある 点 で 著作 権 的 に 弱い 立場 で あっ た こと と 、 同人 誌 摘発 事件 後 の 同 人界 全体 に 蔓延 し た 事 なかれ 主義 も あり 、 事実 上 打つ手 が 見 い 出せ ない 状態 が 続い た 。 この よう な 海賊版 同人 誌 の ピーク は 1994 年 （ 平成 6 年 ） から 1995 年 （ 平成 7 年 ） にかけて の こと で ある 。 海賊版 同人 誌 は 印刷物 で ある 同人 誌 そのもの を 複製 ・ 複写 し て い た ため 、 非常 に 質 が 悪かっ た 。 その ため 、 再び 同人 誌 が 市場 に 出回る よう に なる と これら は 自然 に 淘汰 さ れ て いっ た 。 ただし 地方 で は 同人 誌 そのもの が 手 に 入り にくかっ た こと も あり その後 も 地味 に 出回っ て い た 。  現在 見 られる 同人 ショップ は 、 コミック マーケット （ コミケット ） の ビッグ サイト 移転 後 も 続く 膨張 、 ひいては これ も 牽引 役 と なっ て 巨大 化 し 続ける 同人 市場 など を 背景 として 、 同人 作品 の 販売 者 ・ 購入 者 双方 から の 供給 と 需要 の 要望 が 増加 し 、 また インターネット の 本格 的 な 普及 により 宣伝 を 簡便 に 行う こと が 可能 に なっ た こと で 、 1990 年代 の 半ば 頃 より 本格 化 し た 商業 形態 の 一つ で ある 。  この 同人 ショップ が ビジネス として 成立 し た 影響 は 小さく ない 。 現在 の 同人 作品 の 流通 システム が 確立 ・ 拡大 さ れ た こと により 、 同人 関連 市場 も 巨大 化 し た 。 これ によって 、 同人 誌 で 活動 資金 どころか 自身 や スタッフ の 生活 費 まで を も 稼ぎ 出す 、 同人 誌 で 職業 的 活動 を 専業 的 に 行う ビジネス モデル の ノウハウ が 確立 さ れ 、 かつて は 特別 な ノウハウ を 持つ 一部 の 者 だけ が 行う こと が でき た 同人 誌 販売 を 主軸 に 据え た 職業 的 創作 活動 を 、 今 で は 様々 な ジャンル の 多く の 作家 が 行っ て いる 。 現在 、 この よう な 同人 誌 販売 を 主体 と する 作家 の 活動 は 、 コミケット と 同人 ショップ の 存在 無く し て は 成立 し 得 ず 、 この 両者 が 共に 隆盛 を 続け 、 同人 関連 市場 が 活性 化 し 続ける こと が 絶対 的 に 必要 不可欠 な 要素 と なっ て いる 。  同人 誌 は 自費 出版 の 本 で あり 、 雑誌 コード や ISBN コード は 付け られ て い ない 。 その ため 仕入れ ・ 流通 について も 一般 の 雑誌 と は 扱い が 大きく 異なり 、 定価 の 概念 を 設ける こと が でき ず 、 ひとたび 作者 の 手元 を 離れ た 本 について は 価格 面 の 統制 が でき なく なる 。  同人 誌 や 同人 ゲーム の 制作 者 から 売り込み を かけ たり 販売 委託 依頼 の 手続き を 行う の が 基本 で ある 。 ただ 現在 で は 、 中堅 以上 の 実力 ・ 知名度 を 持つ 人気 サークル を 狙い 、 イベント 会場 など で 取引 営業 を 行い 、 この よう な 自社 勧誘 による 同人 誌 のみ を 専門 的 に 扱う ショップ も 見 られる 。 反面 、 いわゆる 「 ピコ 手 」 と 呼ば れる 画 力 ・ 販売 力 共に 実力 の 満た ない 弱小 サークル は 歯牙 に も かけ られ ない ほど 、 厳しい 実力 主義 の 世界 で も ある 。  契約 は ほぼ 委託 販売 で ある が 、 一部 買い取り を 行っ て いる 店舗 も ある 。 委託 取引 の 場合 、 発注 の 最低 数 や 販売 期間 など 、 あらかじめ 所定 の 用紙 に 書き込ん で 見本 誌 と あわせ て 提出 する と 、 店 側 から 発注 の 回答 が 来 て 成約 と なる 場合 が 多い 。 無論 、 販売 が 見込ま れ ない サークル は この 審査 段階 で 落とさ れる 。  、 この 捉え 方 は 半ば 正確 で は ない 。 同人 の 場 で 事実 上 の 職業 的 営利 活動 を 行う 者 を 含め て 、 同人 作家 の 立場 は 、 下請け で は なく あくまでも 対等 な 卸 元 で あり 、 中堅 以上 の 実力 の ある サークル の 場合 、 店 側 の 発注 数 や 販売 実績 など の 待遇 に 不満 が ある 場合 、 競合 他社 に 卸 先 を 鞍替え を する こと も あり 得る ため 、 単純 に 店 側 の 立場 が 一方 的 に 強い わけ で は ない 。 ただ 、 大 多数 の 委託 サークル に は それだけ の 実力 が 無い ため 、 全体 的 に は その よう に 見える に 過ぎ ない 。 しかし 、 大 規模 な 摘発 事件 が あっ た 際 に 急遽 同人 誌 の 取り扱い を 中止 し 、 その 際 に 摘発 を 理由 に 売上 金 を 踏み倒し 、 在庫 を 勝手 に 廃棄 処分 し た 事例 も 過去 に 存在 する こと や 、 同人 誌 に 定価 が 設定 さ れ ない こと に 乗じ 、 地方 の 店舗 で は 秋葉原 の 諸 店舗 より 高く 売りつける こと が 恒常 的 と なっ て いる ため 、 この 点 で は 店 側 の 立場 が 絶対 的 に 強い と も 言える 。  同人 誌 即売 会 の 開催 と ほぼ 同時 もしくは しばらく 経過 し た あと に 委託 、 頒布 する ケース が 主 だ が 、 その ほか に 同人 誌 即売 会 で 売ら ず に 同人 ショップ へ の 頒布 の 委託 のみ で 販売 を 行う ケース が ある 。 この 要因 として 、 同人 誌 即売 会 の 参加 の 申し込み を し た が 受け入れ られ なかっ た ケース や 、 同人 誌 が 完成 し た が 、 ちょうど その 時期 に 適し た 同人 誌 即売 会 の 開催 が ない ため に ショップ に 委託 する など が 挙げ られる 。 コンピュータ ソフト （ 同人 ソフト ） において は 、 制作 当初 から 同人 誌 即売 会 へ の 参加 を 想定 し て おら ず 、 同人 ショップ で の 販売 を 前提 に 作る 事例 が 多い 。  上記 の よう に 、 同人 誌 が 特殊 な 性質 で ある こと と 、 「 同人 誌 = 成年 向け の （ 卑猥 な ） 二 次 創作 しか ない 」 といった 偏見 を 受け て いる 影響 や 、 需要 の 非常 に 少ない ニッチ 市場 で ある こと から 、 人口 が 50 万 人 から 100 万 人 以上 の 都市 部 （ 東京 23 区 ・ 政令 指定 都市 ） や 、 ある程度 の 人口 を 擁する 県庁 所在地 （ 宇都宮 市 ・ 金沢 市 ・ 松山 市 など ） または 近接 する 市部 （ 八王子 市 など ） といった 、 都市 部 に のみ 店舗 が 集中 する 傾向 に ある 。  ただし 、 政令 指定 都市 で あっ て も 、 より 大きな 都市 に 近接 し て いる 大都市 （ 川崎 市 ・ 堺 市 など ） や 、 公共 交通 機関 の 充実 など により それら の 都市 部 へ の 交通 が 容易 な 市 （ 相模原 市 ・ 浜松 市 など ） で は 出店 が ほぼ ない 。  人口 が 数 万 人 から 50 万 人 程度 しか ない 市 に 出店 し て も 、 同人 誌 の 需要 と 採算 が 見込め ない ため 、 とら の あな や メロン ブックス の よう な 直営店 は もとより 、 代理 店 ・ FC 店 の よう な 形態 さえ も 出店 し て い ない 。 同人 誌 そのもの に 無 理解 な 書店 が 大半 な ため 、 成年 ・ 一般 向け 同人 誌 の 委託 や 販売 も ほとんど 行わ れ ない （ 一部 の アダルトビデオ 主体 の サブ カルチャー 系 書店 で 成年 向け 同人 誌 が 扱わ れる こと は ある が 、 扱い が 小さい ） 。  その ため 、 近隣 に 店舗 が 無く 、 来店 が 不可能 な いし は 困難 な 地域 （ 離島 、 山村 など の 過疎 地 、 都市 部 から 離れ た 地域 ） の 住民 は 、 通信 販売 や インターネット オークション など による 購入 を 余儀なく さ れ て いる 。  現在 流通 し て いる 同人 誌 の 主流 は 、 「 オリジナル の 商業 作品 」 の 中身 を 借り た 「 二 次 創作 物 」 と 呼ば れる もの が 大半 を 占め て いる 。 しかし 、 この よう な 二 次 創作 物 で ある 同人 誌 は 実際 の ところ 著作 権 法 上 は グレー ゾーン の 位置 に あり 、 権利 的 な 立場 として は 非常 に 弱い 。 実際 の ところ として 、 コミケット 準備 会 が 過去 に 発し た 「 同人 誌 が ファン 活動 の 一環 で あり 、 著作 権 者 の 利益 を 損なう もの で は ない 」 という アピール の 他 、 商業 誌 が 同 人界 から 多く の 人材 発掘 を 行なっ て き た こと など 「 持ち つ 持た れ つ 」 の 関係 を 背景 に 、 著作 権 者 と 同 人界 の 「 相互 の 暗黙 の 了解 」 という 形 で あえて 曖昧 な まま に さ れ 、 同人 側 の モラル と 自制 に 任さ れ て い た 部分 が 少なから ず あっ た の も 事実 で ある 。  二 次 創作 物 は 、 特に 性的 描写 を 含む 成年 向け 同人 誌 として 描か れる 場合 、 著作 権 侵害 による 警告 や 訴訟 提起 を 受け やすい など といった リスク を 抱える 反面 、 一般 向け として 描か れる 場合 、 極度 に 反 社会 的 な 描写 や 著作 権 者 へ の 中傷 や 風刺 、 著作 物 の 丸 写し で ない 限り 、 あまり 問題 に さ れる こと は 少なかっ た 。 しかし 、 著作 権 を 巡る 価値 観 の 変化 へ の 対応 や 、 ビジネス 上 必要 な 著作 物 の イメージ 保護 の 対応 が 求め られる 現在 で は 、 著作 権 者 は 二 次 創作 物 を ただ 野放し に する こと は でき なく なっ て いる 。 他 に も 多く の 人気 作品 の 著作 権 を 握る メディアミックス 関連 企業 や 玩具 メーカー が その 企業 活動 の ため に 二 次 創作 に対する 判断 を い つ どの よう な 形 に 変更 し て くる か など は 、 企業 の 経営 方針 など 内部 情報 に 属する 要素 も 絡む こと で 、 同人 サイド にとって も 極めて 予想 が 難しい こと で あり 、 たとえ 「 今後 も 同人 誌 は 安泰 か ？ 」 と 聞か れ て も 同人 イベント に 参加 し て いる 当事者 たち で さえ 「 判ら ない 」 と しか 返答 でき ない 面 が ある 。  実際 、 過去 に ガレージ キット の 分野 で は 、 多く の 人気 作品 の 版権 や 著作 権 を 持つ ある 企業 が 、 自社 で イベント の 主催 を 始め た の を 契機 に 、 競合 する 他社 の 主催 イベント で は 自社 や 子会社 が 絡む 著作 権 の 版権 利用 を 事実 上 許諾 し なく なっ た 事例 が ある 。  なお 、 二 次 創作 物 について は 、 原作 の 著作 権 者 の 黙認 の 上 に 同人 誌 が 成り立っ て いる こと 、 黙認 が 上述 し た コミケット 準備 会 の 過去 の アピール を 前提 として 成り立っ て いる 性質 も ある ため 、 同人 ショップ を 通し た 「 商業 流通 」 を 「 同人 誌 ＝ ファン 活動 の 範疇 を 逸脱 し て いる 」 と 著作 権 者 に 判断 さ れれ ば 、 警告 や 販売 差し止め 要求 、 摘発 を 受ける 可能 性 が ある 。 実際 に 、 商業 流通 に 載せ られ た もの を 「 同人 誌 」 と 認め ない 著作 権 者 も いる 。  また 、 ミニーズクラブ   ( MINIES   CLUB )   事件 、 ポケモン 同人 誌 事件 など 、 摘発 事例 の 大半 が 同人 ショップ という 「 商業 流通 」 に 載せ られ た もの で ある 。 過去 に は 著作 権 者 から 著作 権 侵害 の 通告 と 販売 差し止め 要求 を 受け た タイミング が コミック マーケット 直前 の 数 万 セット 単位 の 頒布 品 在庫 を 抱え て い た 時 で 、 その 全量 廃棄 に 追い込ま れ 、 多額 の 経済 的 損失 を 出し た 大手 同人 サークル も 存在 する 。  ファン 活動 の 一環 として 個人 や ごく 小規模 な サークル が 独力 で 販売 の ほぼ 全て を 手掛け て い た 頃 と 異なり 、 コミケット と 同人 ショップ を 介し て 大 部数 を 効率 的 に 売り捌く システム が 確立 さ れ て ゆく 中 で 、 大手 同人 サークル は 職業 化 と 営利 化 を 果たし 、 これら が 緩やか に 集合 する 同 人界 自体 が 事実 上 の 業界 化 を 成し遂げ 、 かつて 商業 出版 の 第一線 で 活動 し て い た 作家 も 現在 で は 少なから ず 同人 活動 に 職業 的 活動 の 主体 を 移行 する 段階 に まで 至っ た 。 だが 、 反面 で 上記 の 二 次 創作 と 著作 権 者 の 意向 にまつわる 問題 や 、 大手 同人 サークル の 大半 が コミケット に 参加 し 、 新刊 の 頒布 開始 の タイミング も コミケット に 集中 し て いる など 、 コミケット に 極めて 大きな 依存 を し て いる こと など も 含め て 考えれ ば 、 単に 同人 ショップ 側 の 問題 だけ で は なく 、 この 産業 自体 が 極めて 危うい バランス の 上 に 成り立っ て いる 一 面 も 見て取れる 。 現状 でも 様々 な 問題 を 抱え つつ も 関係 者 の 尽力 で どうにか 開催 が 継続 さ れ て いる コミケット で あり 、 万一 これ が 開催 不能 に なる 深刻 な 事態 が 起きれ ば 、 連鎖 する 形 で 最終 的 に 同人 ショップ という 業態 自体 が 成り立た なく なり 衰亡 する こと も あくまで 起き うる 可能 性 の 範囲 内 と いえる 。 同人 誌 や 同人 ショップ が 世間 から 姿 を 消す なんて ありえ ない 、 と 楽観 的 な こと を 言え ない の が 実状 で ある 。  なお 、 ガレージ キット など の 立体 物 や 楽曲 の 二 次 創作 は 同人 誌 と は 異なり 、 多く は 版元 へ の サンプル の 事前 提出 と チェック を 経 て の 許諾 および 売上 額 の 数 パーセント 程度 に 設定 さ れる ロイヤリティ の 支払い が 必須 と なる （ ロイヤリティ の 割合 および 金額 に 法的 な 制限 は 無く 、 権利 者 によって 異なる ） 。  上記 の 店舗 に は 、 書店 （ 漫画 専門 店 ・ 古書 店 ） ・ アダルト ショップ の 延長線 として （ 漫画 雑誌 ・ 単行本 ・ アダルトビデオ ・ アダルト ゲーム と 並行 する 形 で ） 「 同人 誌 ・ 同人 ソフト も 販売 」 し て いる ところ や 、 通信 販売 も 手がけ て いる ところ も ある 。 ダウンロード 販売 （ デジ 同人 ） 専門 で の 代表 的 な もの は 、 DLsite . com が ある 。コーディネーター （ ） と は 、 もの ごと を 調整 する 役 の 人 。  以下 の よう な 種類 が ある 。  なお 、 インテリア 関連 の 資格 で インテリア コーディネーター が あり 、 都市 再 開発 関連 で 、 財団 法人 再 開発 コーディネーター 協会 が 認定 し て いる 資格 の 名称 は 、 " 再 開発 プランナー " で ある 。  その ほか 資格 名 に は 福祉 住環境 コーディネーター ,   カラー コーディネーター 検定 試験 ,   色彩 検定 合格 者 へ の 色彩 コーディネーター 、 日本 伝統 文化 コーディネーター   ,   日本 歯科 審美 学会 ホワイトニングコーディネーター ,   全日本 宗教 用具 協同 組合 # 仏事 コーディネーター ,   全日本 情報 学習 振興 協会 アシスティブテクノロジーコーディネーター 試験 ,   ジュエリー コーディネーター 資格 ,   プレハブ 建築 協会 # プレハブ 住宅 コーディネーター 資格 認定 制度 、 葬祭 業 業界 で の 仏事 コーディネーター 、 職業 技能 振興 会 ／ 住宅 建築 コーディネーター 協会 # 住宅 建築 コーディネーター ,   など が ある 。 日本 ソムリエ 連盟   ( ANSA )   認定 する の は 「 ワイン コーディネーター 」 の 資格 で ある 。 サポート コミュニティ 飛騨 は 災害 ボランティア コーディネーター 養成 講座 など を 主催 する 。 地球 市民 交流 会 は 災害 時 通訳 コーディネーター で ある 「 災害 通訳 士 」 資格 を 認定 する 。 所属 団体 によって は ツェリン・トブゲ の よう に 政党 党首 を コーディネーター という 役職 で 呼ぶ 場合 も ある 。 有償 ボランティア として 、 国際 交流 基金 日 米 センター が 日 米 草の根 交流 コーディネーター 派遣 プログラム を 実施 し て いる 。  再 開発 コーディネーター は 、 再 開発 事業 に かかわる 技術 提供 を 行い かつ 再 開発 事業 の 推進 役 で あり 、 この 事業 の 円滑 な 遂行 にあたる 職能 として 呼称 し て いる もの 。 現在 は 再 開発 コンサルタント が 行う 既成 市街地 の 再 開発 が 中心 市街地 の 活性 化 や マンション の 建 替え から 不動産 や 土地 資産 の 信託 かつ 証券 化 まで 、 再 開発 事業 を 円滑 に 進める 際 、 多岐 にわたる 専門 知識 と 経験 を 要し 、 関係 利権 者 や 事業 施行 者 （ 再 開発 令 等 ） の 指導 や 調整 、 公共 団体 や ディベロッパー 等 の 事業 関係 者 と の 調整 を 図る 必要 が ある ので 、 専門 の 職 が 必要 と 化し た 。シリーズ （ series ） と は 、 一定 の 共通 点 の ある 作品 群 や 連作 。 典型 的 に は 、 題名 に 共通 の 語句 を 含み 、 設定 ・ 登場 人物 ・ テーマ など の 構成 要素 が 共通 で ある 。 ただし 、 あまりに 共通 点 が 少ない と 、 シリーズ か そう で ない か で 意見 の 一致 を 見 ない こと も ある 。  通常 、 開始 時 に は シリーズ 化 する こと が 決まっ て おら ず 、 第 1 作 の ヒット を 受け て シリーズ 化 が 決定 さ れる 。 あるいは 、 シリーズ 化 の 構想 が あっ て も 、 ヒット し なけれ ば シリーズ 化 は さ れ ない 。 い つ 、 何 作 目 で シリーズ が 終わる の かも 、 決まっ て い ない こと が 多い 。  映画 や 書籍 に関して は 、 英語 で も 「 シリーズ 」 と 言う こと が ある が 、 テレビ 番組 に関して は 、 この よう な 「 シリーズ 」 の 用法 は 日本語 特有 の もの で ある 。 北米 ・ オーストラリア で シリーズ と 言え ば 、 定期 的 に 放送 さ れる テレビ 番組 の 1 作品 を 、 イギリス で シリーズ と いえ ば シーズン （ 1 年間 に 放送 さ れる 分 ） を 意味 する 。  日本語 で 言う シリーズ に 近い 用語 に は 、 フランチャイズ （ franchise ） が ある 。 これ は キャラクター や 世界 観 の フランチャイズ （ 使用 権 許諾 ） という 意味 で 、 作者 や 制作 会社 が 同じ で あっ て も 「 作品 から 作品 へ の フランチャイズ 」 という 比喩 的 な 意味 で 使わ れる 。 ただし 、 この 語 は 多義 的 で 、 メディア フランチャイズ （ 日本 の メディアミックス に あたる ） や 、 テレビ 番組 の 各国 版 （ 翻訳 で は なく 、 現地 国 で 別個 に 制作 する もの ） を 含む 場合 が ある 。  メタ シリーズ   ( metaseries )   は 、 「 シリーズ （ ここ で は 北米 で の 意味 ） の シリーズ 」 という 意味 で 、 主 に 日本 アニメ の 、 メディアミックス や パラレル ワールド 作品 を 含ん だ 大きな シリーズ を 指す 。  知的 所有 権 の 問題 も あり 、 通常 は 、 同じ 作者 によって 作ら れる 。  例外 的 に 、 死去 、 健康 不良 、 多忙 など で 、 前作 の 作者 （ または その 遺族 ） の 許諾 の もと 、 他 の 作者 が 引き継ぐ こと が ある 。 その 場合 、 前作 の 作者 が 「 原案 」 など の 名義 で クレジット さ れ たり 、 作者 が 連名 に なっ たり する こと も ある 。  映画 ・ テレビ ドラマ ・ アニメ ・ ゲーム など 多数 の スタッフ が かかわる 作品 で は 、 著作 権 は 制作 会社 が 所有 し て いる ため 制作 会社 は 通常 同一 だ が 、 個々 の スタッフ が 同一 と は 限ら ない 。 主要 スタッフ が 完全 に 同一 で ある こと も 、 ほとんど が 入れ替わる こと も ある が 、 同じ 会社 で 制作 する 以上 、 少なくとも 部分 的 に は 共通 で ある こと が 多い 。 前作 の 1 スタッフ が 監督 に 抜擢 さ れ たり 、 監督 が 一線 を 退い て 製作 総 指揮 など に なる こと も ある 。  多く の 場合 、 主要 登場 人物 は 同一 で 、 実写 作品 や アニメ ・ ゲーム で は 同じ 役者 ・ 声優 が 演じる 。 役者 の スケジュール が 押さえ られ なかっ たり 、 死去 ・ 引退 し て い た とき は 、 その 登場 人物 の 登場 自体 が なくなる こと も ある 。  作中 世界 と 現実 世界 の 経過 時間 が 一致 し て い ない 場合 は 、 年齢 の 問題 が 起こる 。 作中 で 現実 より 長い 時間 が 経過 し て い た とき は 、 役者 を 特殊 メイク で 老け させ たり する が 、 その 逆 は 技術 的 に 難しく 、 設定 以上 に 老い た 登場 人物 に ファン が がっかり する こと も ある 。 また 子役 の 場合 は 、 どちら 向き に も 年齢 を ごまかす こと は 難しい 。  作中 時間 が 1 世代 以上 違う とき は 、 前作 の 登場 人物 の 子 や 子孫 、 親 や 先祖 が 登場 し 、 前作 の 役者 が 演じる こと が ある 。  前作 の 脇役 の 1 人 を 主人公 と し た 作品 は スピンオフ と 呼ば れる 。 前作 の ほか の 登場 人物 は 、 登場 し なかっ たり 、 カメオ 的 な 端役 に すぎ なかっ たり する 。 前作 の 登場 人物 が 登場 し ない の は 、 実写 作品 で は 役者 の 出演 料 、 アニメ や 漫画 で は キャラクター の 著作 権 や 商標 権 といった 理由 も 大きい 。  シリーズ の 中 で メディア が 変わる こと は 多く は ない 。 正式 な 続編 より は 、 外伝 や スピンオフ など で よく 見 られる 。  メディアミックス は 、 通常 、 同じ ストーリー が 別 メディア に 翻案 さ れ て おり 、 この よう な もの は シリーズ と は みなさ れ ない 。 しかし 中 に は 、 別 メディア の 作品 が 前編 と 続編 、 正伝 と 外伝 など の 関係 に なっ て い て 、 シリーズ と みなせる 場合 も ある 。  当初 は シリーズ 化 を 想定 し て い なかっ た 場合 など は 、 話 を 続ける のに 都合 の 悪い 設定 が 修正 さ れ たり する 。  他 メディア へ の 翻案 や メディアミックス で 、 設定 が 変更 さ れる こと は 少なく ない 。 とき に 設定 変更 は 他 メディア へ 伝播 し 、 同じ メディア の 前作 と 設定 が 異なる 続編 が 作ら れる こと も ある 。  また 人気 の あっ た 作品 の パラレル ワールド を 舞台 と し た 一連 の 作品 も シリーズ 作品 として 含ま れる 場合 も ある 。  一見 別世界 に 見え て も 、 前作 の 過去 や 未来 、 同じ 世界 や 宇宙 の 別 の 場所 という 設定 に なっ て いる こと も ある 。 とき に は 、 設定 を 深く 考える と 同じ 世界 と 考える こと は 難しく て も 、 特別 出演 的 な 形 で 、 前作 と 繋がっ て いる と 明かさ れる こと も ある 。  日本 の テレビ 番組 において 、 意外 に 多い の は 、 同 一 会社 による 同 ジャンル の ドラマ や アニメーション の 放映 枠 として の シリーズ で ある 。 こういう 場合 は 、 製作 会社 以外 は 作品 的 に は 同 一 フォーマット を 踏襲 し て いる だけ で あり 、 ここ まで 述べ られ た 点 は 全く 踏襲 せ ず 、 作品 間 において も 特番 や 映画 で 一時 的 に クロスオーバー を 果たす 他 に 本編 で は 全く 作品 間 の 繋がり について 語ら れ ない といった 次第 で ある 。 この 場合 、 シリーズ 作品 で あっ て も タイトル の 一部 が 同じ か 「 ○ ○ シリーズ 」 の 後 に タイトル が 続く という 事 に なる 。  ただし 、 通常 の 意味 で の シリーズ が 巨大 な 場合 、 リメイク や 翻案 も シリーズ 中 の 1 作 として 扱わ れる こと が ある 。ディレクター   または   ダイレクタ   () と は 、 監督 全般 を 指す 言葉 。  制作 物 の 作品 として の 質 に 責任 を 持つ 者 の こと 。 その 責務 を 全う する ため に 、 企画 ・ 立案 ・ 制作 に 関与 し て 業務 全般 を つかさどる 場合 も ある 。 この 場合 は 「 ディレクター 職 の 者 が プランナー 職 ・ プロデューサー 職 も 兼任 する こと が 多い 」 と 言う こと も できる 。 ディレクター 本来 の 担当 範囲 は 企画 ・ 制作 に 及ぶ もの で は ない 。 制作 物 の 経済 的 責任 を 持つ プロデューサー と 対 を なす ポジション 。 テレビ で は 、 監督 という 呼称 より も 、 ディレクター を 広範 に 用い て いる 。  日本 で は 主 に テレビ 関係 の 放送 番組 や ビデオ 制作 において 、 放送 局 や 制作 プロダクション に 社員 として 所属 し て いる 場合 が 多く 、 放送 作家 や プロデューサー ら と 打ち合わせ の 会議 を 行っ た 後 、 スタジオ や 副 調整 室 ・ ロケーション 先 で 、 出演 者 や カメラマン 、 音声 など の 技術 スタッフ を 指揮 し ながら 、 作品 の 構成 を 直接 行う 演出 責任 者 の 職種 を いう 。 映画 の 場合 は 伝統 的 に 「 監督 」 と 呼ぶ が 、 職務 内容 は 重なっ て いる 。 ラジオ 関係 の 放送 番組 や イベント の 進行 指揮 を 行う 職種 で も ある 。  また 、 演劇 関係 の 演出 家 、 コンピュータグラフィックス や コンピュータ ゲーム の 制作 担当 者 を 指す こと も ある 。  放送 業界 で は ディレクター の こと を 呼ぶ 場合 に 様々 な 呼称 を 用いる が 、 多く は いわゆる 業界 用語 として 発祥 し て 来 た もの で あり テレビ局 や メディア によって 呼称 が 変わる 傾向 が 強く 、 呼称 について 厳密 かつ 共通 し た 定義 は 存在 し ない 。 一般 的 に は 、 番組 全体 を 指揮 する チーフ ディレクター （ チーフ D 、 スタッフロール で は 「 演出 」 と 書か れ て いる 場合 が 多い が 番組 によって は ゼネラル ディレクター に 「 演出 」 、 チーフ D は そのまま 「 チーフ ディレクター 」 と 表記 する ケース も あり 定まっ て い ない ） 、 取材 のみ を 担当 する 取材 ディレクター 、 スタジオ （ フロア ） において 、 副 調整 室 に いる ディレクター から の 指示 を イン カム や カンペ （ 主 に スケッチブック ） を 用い て 出演 者 や スタッフ に 伝達 する フロアー ディレクター （ FD ） など に 分類 さ れる 。 NHK で は " PD "（ の 略 ） と 呼ぶ 。 また 、 フジテレビ で は   PD   を チーフ ディレクター という 意味 で 使う 場合 も ある 。 また 、 現場 レベル で は 単に D （ ディー ） と 呼ぶ こと が 多い 。  近年 の バラエティ 番組 で は プロデューサー が チーフ D （ 演出 ） を 兼ね て いる ケース も 多く 見 られる 。 また 、 プロデューサー 級 の スタッフ が ディレクター の 上 から 演出 面 のみ を 指揮 管理 する 場合 に 「 総合 演出 」 ( ゼネラル ディレクター 、 プロデュース と 呼ば れる こと も ある )、 プロデューサー の さらに 上 に 立っ て 番組 の 演出 ・ 制作 を 全面 的 に 指揮 監督 する 場合 に 「 総 監督 」 ( 総合 演出 兼 チーフ プロデューサー もしくは 制作 総 指揮 に 相当 。 『 ズームイン !! SUPER 』 の 碓 田 千 加志 、 『 め ちゃ × 2 イケ てる ッ ! の 片岡 飛鳥 、 『 ダウンタウン の ガキ の 使い や あら へ んで !!』 の 菅 賢治 など ) という 呼称 が 使わ れる こと も ある 。 テレビ 業界 で は 、 一般 的 に ディレクター は プロデューサー より も 下位 の 役職 で あり 、 プロデューサー が ディレクター を 指揮 する 体制 が 定着 し て いる ため 、 この よう な 現象 が 起き て いる と 考え られる 。  テレビ ドラマ の ディレクター は 映画 監督 に 倣っ て 「 監督 」 （ 演出 ） と 呼ば れる 事 より も 、 ディレクター と 呼称 さ れる こと が 近年 多い 。 また 、 ディレクター が 海外 で 使う 英語 の 名刺 に は 、 一般 に 「 」 （ プログラム ・ ディレクター ） と 書か れる 。 これ は テレビ 会社 の 取締役   () と 間違わ れる の を 防ぐ ため 。  アニメ 業界 において の 呼称 は 「 監督 」 が ほとんど だ が 、 東映 アニメーション 、 シャフト 、 ナック で は 監督 に 相当 する 職種 を シリーズ ディレクター と 呼ん で いる 。 作品 の 中 に は 監督 、 ディレクター が 混在 し て いる もの も 見 られる 。  また 、 「 総 監督 」 という 立場 を 監督 の 上 に 置く 場合 が 時々 見受け られる 。 なお アニメ 番組 の 「 総 監督 」 は 、 前述 の 他 の テレビ 番組 と 異なり プロデューサー を 兼務 する 意味合い は 持た ない 。  アニメ 制作 において は 「 演出 」 は 監督 と 別 に 置か れる こと が ほとんど だ が （ クレジット に 「 演出 」 が 設け られ て いる 場合 が ほとんど ） 、 監督 によって は 兼業 し て い たり 、 或いは 部分 的 に 数 話 だけ 演出 を 行っ て いる 場合 も ある 。  音楽 商品 を 制作 する 場合 の 「 制作 監督 者 」 を 、 通常 「 音楽 ディレクター 」 と 呼ぶ 。 音楽 ディレクター は 、 音楽 商品 の 音楽 的 な 面 で は なく 音源 は 通常 、 音楽 プロデューサー と レコーディング ディレクター 、 アレン ジャー が 担当 する ため 、 もっぱら 、 より 事務 的 （ または 技術 的 、 商品 的 ） な 面 を 監督 する こと に なる 。 従って 、 音楽 ディレクター は ミュージシャン で ある 必要 は なく 、 通常 は 、 レコード 会社 （ CD 会社 ） もしくは 原盤 管理 会社 や その 下部 に 属する 音楽 制作 オフィス の 制作 担当 社員 が 担う 。  他 の 場面 で 「 ディレクター 」 と 呼ば れる 者 の 役割 から 推測 する と 、 CD 等 の 制作 で は ディレクター が 中心 的 な 立場 に なる よう に も 思える が 、 実際 の 場面 で は 、 音楽 プロデューサー や A & R の 方 が むしろ 主導 権 を 握っ て いる こと が 多い 。  日本 オリエンテーリング 協会 が 認定 し て いる 、 オリエンテーリング 競技 の 公認 指導 者 を 、 オリエンテーリング・ディレクター と 称し 、 2 級 ・ 1 級 の 2 段階 が 設定 さ れ て いる ( 1 級 が 格 上 )。 なお 、 同 1 級 認定 者 は 、 他 の 協会 が 指定 する 資格 取得 （ レクリエーション ・ コーディネータ など ） の 際 に 、 一部 科目 の 履修 を 免除 する こと が 可能 と なっ て いる 。  この ほか の 競技 において も 、 公認 指導 者 を 「 ディレクター 」 と 呼称 する もの が 一部 存在 する 。DPE （ ディー・ピー・イー 、 の 略 、 「 現像 ・ 焼き付け ・ 引き伸ばし 」 の 意 ） と は 、 撮影 済み 写真 フィルム の ポスト プロダクション 工程 を 語源 と し た 、 日本 で の 略語 、 日本語 の 一般 名詞 で ある 。 この 語 は 、 「 現像 ・ 焼き付け ・ 引き伸ばし 」 業務 を 指し 、 同 業務 を 行う 店 を DPE 店 （ ディー・ピー・イー てん ） あるいは DPE ショップ と 呼ぶ 。  小さな スタジオ を 構え 、 店主 ・ 店員 が スタジオ や 出張 し て 撮影 を 行う 営業 写真 館 と は 異なり 、 技術 革新 により 、 さらに 精度 の 高い 「 現像 ・ 焼き付け ・ 引き伸ばし 」 業務 を 行える 高価 な 機械 を 設置 し て いる 店 で 行う の が DPE で ある 。  「 DPE 」 を 看板 に かかげる 店 は 、 1970 年代   -   1980 年代 において は 「 フジ カラー ショップ 」 等 の フィルム 会社 の 手がける チェーンストア 的 な 展開 を し 、 フィルム や カメラ を 売り 、 客 から の 撮影 済み フィルム を 受け取り 、 フィルム 会社 の 現像 所 に 取り次い で い た 。 現像 処理 システム の 開発 で 、 店頭 処理 できる よう に なり 、 1986 年 （ 昭和 61 年 ） の レンズ 付き フィルム の 登場 以来 、 いわゆる 「 DPE ショップ 」 の チェーン が 爆発 的 に 増え た 。 ⇒   # DPE 店  日本 で は 、 主 に 現像 ラボ へ の 取り次ぎ を 専門 に 行う 店 を DPE 店 と いう 。 1980 年代 に 小型 の 現像 処理 システム が 開発 さ れる と 自 店 で プリント まで 行う 店 が 増え た 。 全 自動 で 作成 できる ため スーパーマーケット など で も 導入 さ れ た 。 「 同時 プリント 」 、 「 焼き増し 」 、 「 現像 のみ 」 と 選ぶ こと が できる 。 2000 年 頃 から デジタル カメラ が 普及 し 急速 に 市場 が 縮小 、 店舗 数 は 減少 傾向 に ある 。 従来 の 業務 を 引き継ぎ つつ 、 デジタル データ の プリント に も 注力 し て いる 。  オンライン DPE サービス 、 オンライン プリント サービス 、 ネットプリントサービス とも いい 、 デジタル カメラ で 撮影 し た データ を メール 等 で 送る と 、 業者 が プリント を 行い 、 自宅 や コンビニエンスストア に 配送 する 。オムニバス （ ） は 、 すでに 発行 さ れ た 独立 し た 作品 を 集め 、 ひとつ に まとめ て 一 作品 と し た もの で ある 。  日本 における 用法 は 、 派生 的 な もの で 英語 で の それ と 異なる ので 注意 を 要する 。  オムニバス (" omnibus ") は 、 元々 、 ラテン語 で 「 すべて の 人 の ため に 」 を 意味 する 語 で 、 1826 年 以降 に は そこ から 派生 し て 「 乗合 馬車 」 の 意味 も 加わっ た と 言わ れる （ 語源 の 詳細 は 乗合 馬車 を 参照 ） 。 公共 交通 機関 の バス (" bus 、 英語 ") の 語源 に も なっ た 。  「 オムニバス 映画 」 「 オムニバス ドラマ 」 「 オムニバス CD 」 の よう に 呼ば れる 。  元 に なる 作品 は 、 それぞれ が 独立 し た もの で は ある が 、 まとめ られる 際 に は 共通 し た 方向 性 に 沿っ て 集め られる 。 TV 放映 における 連続 し た 作品 の 一 回 で ある とか 、 短編 が 多い 。  文学 作品 における それ は アンソロジー で ある が 、 単独 の 作家 により 記述 さ れ た もの で ある 場合 のみ オムニバス が 用い られる 。コス プレ と は 漫画 や アニメ 、 ゲーム など の 登場 人物 や キャラクター に 扮する 行為 を 指す 。 それら の ジャンル の 愛好 者 や 同人 サークル が 集まる コミック マーケット 、 同人 誌 即売 会 を 始め と する 各種 イベント 、 また 、 ビジュアル 系 バンド の ライブ 会場 等 で 見かけ られる 。 コス プレ を 行う 人 を コス プレイヤー   (" cosplayer ")   と 呼ぶ 。  コス プレ は コスチューム・プレイ を 語源 と する 和製 英語 だ が 、 世界中 で 通用 する 単語 で あり 、 英語 表記 の cosplay は 、 イギリス の 辞書 に 載っ て いる 英単語 で ある 。  近年 は 意味 が 拡大 し 、 特定 の 職業 で 採用 さ れ て いる 制服 や 特定 の 着衣 を 好む 者 が 、 その 衣装 を 真似 て 作っ た 服 もしくは 本物 を 着 て 、 自ら の 意志 で その キャラクター に なり きる こと も コス プレ と 呼ぶ こと が ある 。 しかし 、 狭義 の コス プレ に 限る べし と の 意見 も ある 。  日本 で は 、 江戸 時代 に 流行 し た 集団 参詣 や 民衆 踊り の 際 に 仮装 を 伴う もの が 多く 見 られ た 。 また 、 江戸 時代 の 京都 で は 、 人気 芸妓 が 歴史 上 の 人物 や 物語 の 登場 人物 に 扮 し て 祇園 など を 練り歩き 、 途中 で 馴染み 客 から 「 所望 ！ 」 という 呼び声 が 掛かる と 、 立ち止まっ て 役 に ちなん だ 舞 を 披露 する 「 ねり もの 」 と 呼ば れる 仮装 行列 が あり 、 現在 の コス プレ 写真 の よう に 、 個々 の 仮装 姿 が 浮世絵 に 描か れ 人気 を 集め た 。 古く から ハロウィン で 仮装 する 伝統 が ある アメリカ で は 、 1960 年代 後半 から SF 大会 等 の イベント において 、 『 スタート レック 』 等 の SF 作品 に 登場 する 人物 の 仮装 大会   (" masquerade ")   を 行っ て い た 。 日本 において も アメリカ で 主 に 開か れる 世界 SF 大会 ワールドコン の 影響 を 強く 受け た 日本 SF 大会 で 1960 年代 末 から 1970 年代 に 既に コスチューム ・ ショー として プログラム の 中 に 取り入れ られ て い た 。 日本 SF 大会 における コス プレ は 、 1974 年 の 京都 大会 から ショウアップ が 行わ れ て 翌年 から 定着 し た という  。 1978 年 に 神奈川 県 芦ノ湖 で 開催 さ れ た 第 17 回 日本 SF 大会 の 仮装 パーティー に 於い て 、 当時 は ファン の 一 人 だっ た SF 評論 家 の 小谷 真理 や ひか わ 玲子 ら で 構成 さ れ た ファンタジー サークル 「 ローレリアス 」 が 、 エドガー・ライス・バローズ の 『 火星 の 秘密 兵器 』 （ 創 元 SF 文庫 ） の 表紙 イラスト （ 武部 本 一郎 による もの ） を 真似 た 格好 で 参加 。 他 の 参加 者 が その 姿 を 見 て アニメ 『 海 の トリトン 』 の 仮装 だ と 勘違い し 、 本人 も 強く 否定 し なかっ た こと から 、 いつの間にか トリトン が 日本 の コス プレ 第 1 号 と 言わ れる よう に なっ た と さ れる 。 その後 も 日本 SF 大会 で は コス プレ の コンテスト が 行わ れ た 。  この 「 架空 の 人物 に 扮する 」 という 行為 は 、 活字 で の SF ファン が 多勢 を 占め て い た 当時 において 特異 な 存在 で あり 、 ともすれば 異端 と 見 做 さ れ 「 SF ファン 」 と は 一線 を 画す 、 少数 の 限ら れ た 嗜好 で あっ た 。 しかし 、 SF に対して 何かしら 一見識 が ない と 参加 し 辛く 、 ハードル の 高かっ た SF の コミュニティー で 、 単に 「 参加 し て み たかっ た だけ 」 という ライト な SF 層 も 「 仮装 」 という 見た目 が わかり やすい 形 で の 参加 が 可能 に なり 、 それ まで 「 覗き 見 」 だけ だっ た 者 ら も 取り込ん で いく こと に なる 。  同人 誌 の 即売 会 等 で も コス プレ は 行わ れ て おり 漫画 や アニメ の 扮装 を する こと を コスチュームプレイ と 呼ぶ よう に なっ た の は 同人 誌 即売 会 コミック マーケット （ コミケット 、 コミケ ） 代表 者 の 米澤 嘉博 を 中心 し た メンバー だっ た 。 米澤 は 、 元 は 少女 マンガ の 同人 作家 や ファン が コミケ を お 祭り の 場 として 派手 な 格好 を し て い た 中 から 、 アニメ の キャラクター の 扮装 を する 者 が 現われ 、 徐々に 増え て いっ た と し て いる 。 コスプレアイドル の 先駆 者 的 な 存在 に なっ た 漫画 家 ・ 一本木 蛮 は プロ デビュー 前 の 1980 年 頃 から 『 うる 星 やつ ら 』 の ラム の 衣装 を 自作 、 コミケ 会場 で コス プレ を し て 注目 を 集め て い た 。 アニメ や マンガ の コス プレ が 登場 する 以前 の コミケ で は 、 自分 が 愛好 する ロック 系 の 衣装 を 身 に つける 事 も 行わ れ て い た が 、 1977 年 に なっ て コミケ に アニメ 『 海 の トリトン 』 の 衣装 を し た 少女 が 登場 し て 注目 を 集め 、 その 次 の 回 に は 『 科学 忍者 隊 ガッチャマン 』 の コス プレ が 登場 し 、 徐々に 広まっ て いっ た 。  日本 の メディア で は アニメ 雑誌 等 が 同人 誌 即売 会 に 関連 し て コス プレ を 少し ずつ 取り上げ 始め た が 、 特に 大きく 取り扱っ た の は 、 ラポート 発行 の 『 ファン ロード 』 1980 年 8 月 号 （ 創刊 号 ） で 、 同誌 は 、 当時 原宿 を 席巻 し て い た タケノコ 族 を 捩り 、 原宿 に コス プレ 集団 「 トミノコ 族 」 が 現われ た と する 「 特集 記事 」 を 掲載 し た 。 「 トミノコ 」 は 『 機動 戦士 ガン ダム 』 の 富野 由 悠 季 監督 に 由来 する もの で 、 記事 に は 『 機動 戦士 ガン ダム 』 の 登場 人物 や モビルスーツ・ガンダム の 仮装 を し た 人々 が 踊っ て いる 写真 が 掲載 さ れ た 。 実際 に は 、 当時 その よう な 風俗 は 存在 せ ず 、 これ は 報道 記事 の 体裁 を 採っ た 映画 宣伝 企画 だっ た 。 しかし 、 翌年 1981 年 2 月 22 日 、 劇場 版 公開 前 に 行わ れ た 「 アニメ 新 世紀 宣言 」 （ サンライズ 主催 。 新宿 駅 東口 広場 ） の 折 に は 、 ガンダムファン が 1 万 人 以上 が 集まり 、 ファン ジン と 呼ば れ た ファン の 中 に は 自主 的 に キャラクター の 衣装 を 制作 し て 参加 する 者 も み られ た （ 永野 護 や 川村 万梨阿 ら など も 参加 し て い た ） 。  1985 年 に なる と 、 TBS が テレビ 番組 で コミケ を 取材 し て 、 多く の コス プレイヤー に 取材 を 行っ た 。 テレビ で は 1989 年 に なっ て 、 テレビ 番組 『 はな きん データ ランド 』 （ テレビ朝日 系 、 1989 年   -   1995 年 ） が 、 アニメ ランキング 特集 を 行っ た 際 に コスプレランキング も 発表 し て い た 。  1985 年 頃 に は 、 同人 誌 界 で 人気 だっ た 『 キャプテン 翼 』 の コス プレ が 、 Tシャツ の 改造 や ユニフォーム ショップ に 注文 する だけ の 手軽 さ から 拡大 する 。 1986 年 から は 集団 で 行う コスプレ が 発生 し た と 言わ れ 、 同 時期 に は コス プレ を 撮影 する アマチュア の カメラ 小僧 と 言わ れる 人々 が 現れる 。  一方 、 1988 年 頃 から 、 同人 誌 即売 会 で の コス プレ は 混雑 や マナー 、 過度 な 露出 など の 問題 から 、 禁止 と する イベント も 増え て いっ た 。  アメリカ で は 、 1970 年代 後半 に SF 映画 『 スター・ウォーズ 』 の 人気 により コス プレ は ポピュラー と なり 、 日本 の アニメ 人気 により アメリカ 全土 で 行わ れる よう に なっ た アニメ コンベンション など の イベント で は 日本 の 漫画 や アニメ の キャラクター に 扮する 光景 が 見 られる よう に なっ て いる 。 そこ で は 従来 の   masquerade   では なく 、 和製 英語 由来 の   cosplay   の 名称 で 呼ば れ て いる 。  1990 年代 に コス プレ の 人口 は 増大 し 、 コミケ の コス プレイヤー は 1991 年 に は 約 200 人 、 1994 年 に 約 6000 人 、 1997 年 に は 約 8000 人 を 数え た 。  アニメ 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 の 流行 等 で サブ カルチャー に 注目 が 集まる よう に なり 、 コス プレ という 用語 ・ 行為 も 普及 し た 。 1990 年代 初頭 の ビジュアル 系 バンド ブーム の 火付け 役 と なる X   JAPAN の ライブ で は ファン による 凝っ た コス プレ が 披露 さ れ 、 これ は 2007 年 の 復活 後 に も 少数 ながら 見 られ た 。  その 頃 から 商業 資本 も コス プレ に 着目 する よう に なっ た 。 従来 、 コス プレ 衣装 は コス プレイヤー による 自家製 による もの しか なかっ た が 、 それら を 既製 服 として 製作 ・ 販売 する 業者 「 コスチューム パラダイス 」 （ 現 ・ コス パ ） が 現れ た 。 これ は 製作 者 の 技術 に 出来 が 左右 さ れる 自家製 の 物 に対して 、 一定 レベル 以上 の 品質 を 保っ て い た ため に 人気 を 集め 、 ブランド を 確立 し て いる 。 コス パ の 成功 以後 、 こうした コス プレ 衣装 製 作業 社 が 増え た 事 で 市場 は 拡大 し て いっ た 。  イベント について も 、 それ まで は コミック マーケット を 始め と する 同人 誌 即売 会 や 、 ワンダーフェスティバル 、 日本 SF 大会 等 において 付随 的 に 行わ れ て い た 状態 から 、 コス プレ 単独 の イベント も 開催 さ れる よう に なっ た 。 形式 として は 、 コス プレ を し て ダンス ミュージック や アニメ ソング に 合わせ て 踊る 「 コスプレダンスパーティー や 、 コス プレイヤー 同士 が 互いに 交流 や 撮影 を 行っ たり 、 アマチュアカメラマン （ カメラ 小僧 ） に 撮影 の 場 を 提供 する 撮影 会 など が ある 。  イベント 会場 は 、 東京 ファッション タウン （ TFT ホール ） や 大田 区 産業 プラザ （ Pio ） といった 各種 展示 会場 等 が 使わ れる が 、 ダンス パーティー 形式 で は ディスコ や クラブ 等 が 使わ れる 事 も ある 。 また 、 後楽園 ゆう え ん ち （ 現 東京ドーム シティアトラクションズ ） が ハロウィン の 仮装 イベント と し て 始め た コス プレイベント が 切っ掛け と なっ て 、 各種 遊園 地 や テーマパーク で も イベント が 行わ れる よう に なっ た 。 これ と は 別に 、 「 東京 ゲーム ショウ 」 や 「 キャラフェス 」 、 「 DreamParty 」 等 といった コス プレ が 可能 な 展示 会 等 の 各種 イベント も 開催 さ れる よう に なっ て いる 。 「 コスチューム カフェ 」 と 呼ば れる 制服 専門 の 同人 誌 即売 会 ・ コス プレイベント や 、 特定 の ジャンル の コス プレ に 限定 し た イベント も 開催 さ れる 。  同人 誌 即売 会 や コス プレイベント 情報 を 集め た 情報 誌 が 同人 誌 として 発売 さ れ 、 インターネット の 普及 以後 は 情報 サイト も 登場 し た 。 コス プレ 専門 の ムック・ 雑誌 も 発行 さ れ 、 2007 年 現在 で は 『 COSMODE 』 （ インフォレスト ） 、 『 電撃 Layers 』 （ メディアワークス ） 、 『 CosCure 』 （ livedoor   Cure ・ 双葉社 ） ほか 多数 存在 する 。  1990 年代 末 以降 に なる と 、 店員 が コス プレ 衣装 を 着用 し て サービス を 提供 する コスプレ 系 飲食 店 や 風俗 店 が 登場 し 、 女優 が アニメ や ゲーム キャラ の 衣装 を 着用 し て 登場 する アダルトビデオ 等 も 販売 さ れ 、 キャットファイト DVD で も メイド や レース クイーン 、 その他 制服 物 衣装 が 着用 さ れる よう に なっ た 。  1990 年代 末   -   2000 年代 以降 に なる と 、 インターネット の 普及 で コス プレイヤー 各自 が ホームページ を 作成 する よう に なり 、 ネット アイドル 的 要素 を 包含 する よう に なる 。 さらに は 自主 制作 ・ 同人 レベル で コス プレ 写真 集 や CD - ROM 写真 集 を 作成 、 同人 誌 や 同人 ソフト として コミック マーケット 等 で 直接 、 もしくは 同人 誌 専門 店 を通じて 頒布 する コス プレイヤー や カメラマン も 出る よう に なっ た 。  撮影 の 場 は 各種 イベント だけ で は なく 、 コス プレイヤー や カメラマン が 自主 的 に 主催 する 個人 撮影 会 、 イベント 会社 や モデル 事務所 が コス プレイヤー と 契約 する 形 で 、 写真 撮影 会 が 行わ れる 事 も ある 。 秋葉原 の 歩行 者 天国 で コス プレ 系 飲食 店 や 各種 ゲーム 等 の 宣伝 活動 を 行っ て いる 店員 や コス プレイヤー を 撮影 する 事例 も ある 。  アニメ や ゲーム 等 の 宣伝 要員 として 、 人気 の ある コス プレイヤー を 「 公式 コス プレイヤー 」 として 起用 する 例 や 、 もと は 無名 で も 、 公式 コス プレイヤー に なっ た 事 で 知名度 を 高め た 例 も ある 。 公式 HP の コンテンツ として 、 コス プレ 衣装 の 紹介 と 通信 販売 へ の リンク を 貼る 例 も ある 。  中 に は 芸能 事務所 に 所属 し 、 タレント や 俳優 （ AV 女優 含む ） 、 イベント コンパニオン や レース クイーン 、 キャンペーン ガール 、 ファッションモデル を 始め と する と する モデル 業 、 声優 等 として 活動 する 者 おり 、 アイドル や タレント 、 声優 等 が イベント や プロモーション 、 グラビア 写真 上 で コス プレ を する 事例 も あり 、 コス プレ が 趣味 で ある こと を 公言 する 者 も 居る 。 また 反対 に コス プレイヤー として 有名 に なっ た 人物 が アイドル 、 タレント 等 として デビュー する 例 も ある 。 ( 有名 コス プレイヤー を 集め て 結成 さ れ た パナシェ ! や 既存 の アイドル グループ にて コス プレイヤー が デビュー し た 虹 色 幻想曲   〜 プリズム ・ ファンタジア 〜 、 初期 メンバー に コス プレイヤー を 加入 さ せ た でんぱ 組 . inc など 。  2003 年 から は テレビ愛知 （ テレビ東京 系 ） が 主催 と なっ て 、 名古屋 市内 を 会場 と し 、 世界 各地 の 著名 な コス プレイヤー を 日本 に 招い て 「 世界 コスプレサミット 」 を 開催 する よう に なっ た 。 コスプレサミット は 2005 年 は 名古屋 市内 だけ で は なく 愛 ・ 地球 博 会場 で も 行わ れ 、 ネット 関連 で ライブ ドア （ 世界 最大 の コスプレコミュニティサイト 「 Cure 」 を 傘下 に 持つ ） の 協力 を 得 て おり 、 2006 年 は 大須 夏 まつり にて 開催 さ れ 、 外務省 ・ 国土 交通省 の 後援 を 得る など 、 年 を 追う 毎 に 大 規模 化 し て いる 。 2005 年 は 欧米 と 中国 の 6 国 で 、 2006 年 に は 更に タイ や ブラジル で も 予選 が 行わ れ て いる 。  2007 年 8 月 に は 衣装 製作 会社 など が 非 営利 法人 「 日本 コスチューム 協会 」 の 設立 準備 委員 会 を 発足 、 参加 企業 を 募っ た 上 で 、 年内 に 正式 に 協会 を 発足 する と 発表 し た 。 同 協会 で は 日本 の コスチューム 文化 の 啓蒙 や 健全 な 発展 を 目的 と し 、 定期 的 な イベント や コンテスト の 開催 、 SNS サイト など を通じて の コス プレイヤー や コスプレファン の 情報 交換 の 場 の 提供 、 コスチューム 製品 の 品質 維持 ・ 消費 者 保護 体制 の 確立 ・ 市場 統計 調査 、 PR 活動 ・ 認知 活動 など を 行っ て いく と し て いる 。  風紀 的 な 問題 など から 、 会場 や 主催 者 によって は 極端 に 肌 を 露出 する 衣装 や 男装 ・ 女装 を 禁止 し 、 防犯 ・ 安全 上 の 理由 から モデルガン 、 模造 刀 、 鋭利 な 装飾 や 棒 を 始め と する 全長 の 長い 物 など の 持 込 が 禁止 さ れる こと も ある 。 コミック マーケット の 規則 に 準ずる と する イベント も ある 。 コス プレ を し た まま で の 来場 ・ 帰宅 、 更衣 室 と 指定 さ れ て い ない 場所 で の 着替え や メイク 、 イベント によって は 血糊 の 使用 も 禁止 事項 や マナー 違反 と さ れる 。  また 、 盗 撮 や 肖像 権 侵害 を 防ぐ 意味 から 、 開催 当日 もしくは 事前 申込 という 形 で 参加 登録 を 義務付ける イベント が ある ほか 、 主催 者 によって は 特殊 な カメラ や レンズ 、 撮影 機材 に 制限 を 設ける 場合 も ある 。  その他 、 屋外 型 博物館 で ある 博物館 明治 村 において 行わ れ た 行為 が 問題 と なり 、 規制 に 発展 し た 例 も ある 。  創作 性 の ある 表現 にあたる 独特 な 衣装 は 著作 権 法 による 保護 の 対象 に なる が 、 私的 使用 の 範囲 内 で あれ ば 複製 権 ないし 翻案 権 の 制限 により 、 権利 者 に 無断 で 使用 する こと が できる と さ れる 。 また 、 商業 上 の 行為 を 目的 として 権利 者 の 許諾 を 得る こと なく コス プレ 衣装 等 を 製作 する 場合 、 商標 法 や 不正 競争 防止 法 に 抵触 する こと も 考え られる 。  軍服 ないしは 自衛隊 の 制服 など について 軽犯罪法 第 一 条 十 五 号 違反 に なる として 禁止 する イベント も ある 。  欧米 諸国 を 始め 、 東アジア 諸国 で は 韓国 、 中国 、 台湾 、 香港 、 東南アジア 諸国 等 で コス プレ を 行う 層 が 増え て いる 。  世界 コスプレサミット など における 各国 で の 予選 会場 の 中 に は 、 日本人 から 見る と 想像 も つか ない ほど の 盛り上がり と なっ て いる ところ も ある 。 それ に は 、 日本人 の コス プレ に対する イメージ が 「 オタク が やる もの 」 に対して 、 世界 各国 の コス プレ に対する イメージ が 「 何 か に なり きっ て みんな で 騒ぐ の は 最高 」 という 、 コス プレ に対する イメージ の 違い が 大きい と する 意見 が ある 。  欧米 で は 「 日本 発 の 新た な 文化 」 と 見 られる が 、 流血 等 の 表現 が 問題 視 さ れる こと も ある 。 また 、 発祥 が 日本 という 事 で 、 他国 の 異 文化 に対する 差別 思想 の 対象 と なる こと も ある 。 各種 の アニメ コンベンション で は アメリカン・コミックス や 『 スター・トレック 』 、 『 スター・ウォーズ 』 の よう な 自国 の 作品 のみ なら ず 日本 発祥 の 作品 の コス プレ も 行わ れる 。 こうした コンベンション で は 扮装 を 行う だけ で なく 、 「 マスカレード 」 と 呼ば れる 寸劇 による コスプレコンテスト も 実施 さ れる 。 イタリア の 古都 ルッカ において も 1966 年 に 始まっ た ヨーロッパ 最古 の 「 ルッカ・マンガ & ゲーム フェスティバル （ ） 」 で コス プレ が 行わ れ て いる 。  中国 で は 、 日本 の 漫画 や アニメ を 愛好 する 者 による コス プレ ( 角 色 扮 演 ) が 行 が 行わ れる 。 中国 政府 は 危機 意識 や ビジネスチャンス など を 踏まえ た 上 で 、 国家 事業 として コス プレイベント の 全国 大会 で ある 角 色 扮 演嘉年 華 （ コスプレカーニバル ） を 毎年 主催 し て いる 。 中国 に は 様々 な 題材 で 仮装 し て 劇 を 行う 文化 が あり 、 角 色 扮 演 は 同好 会 を 作っ て 数 人 で キャラクター に 扮 し 、 寸劇 を 行う こと を 意味 し て いる 。 台湾 や 韓国 等 で も 同人 誌 即売 会 や イベント が 開催 さ れ 、 日本 作品 の コス プレ も 行わ れ て いる 。  「 キャラクター に なり きる こと 」 を 目的 と し て いる ため 、 漫画 、 アニメ 、 ゲーム 他 の 分類 と コス プレ の 分類 も 一致 する 。 「 見せる 為 の コス プレ 」 という 側面 から 派生 し た 物 も ある 。 特定 の 職種 や 固有 の 制服 を 有する 団体 ・ 企業 の コス プレ も 見 られる 。  各 作品 の 登場 人物 の 衣装 や 持ち物 を 個別 に 再現 し た 物 が コスチューム として 製作 さ れる ほか 、 特定 の キャラクター の 衣装 で は なく 、 登場 人物 の 通う 学校 や 所属 する 組織 の 制服 を 再現 し た 物 も 存在 する 。杉浦   日向子 （ す ぎうら   ひな こ 、 本名 ： 鈴木   順子 （ すずき   じゅん こ ） 、 1958 年 〈 昭和 33 年 〉 11 月 30 日   -   2005 年 〈 平成 17 年 〉 7 月 22 日 ） は 、 日本 の 漫画 家 、 江戸 風俗 研究 家 、 エッセイスト 。 日本 大学 鶴 ヶ 丘 高等 学校 、 日本 大学 芸術 学部 卒業 。  兄 は カメラマン の 鈴木 雅也 。 元 夫 は 作家 ・ 博物学 者 の 荒 俣宏 。  東京 ・ 日本橋 の 呉服 屋 に 生まれる 。 5 歳 上 の 兄 の 影響 で 、 ロック ・ 映画 など の サブ カルチャー に 早く から 関心 を 寄せる 。  日本 大学 鶴 ヶ 丘 高等 学校 時代 に 大相撲 が 好き に なり 、 特に 魁 傑 の ファン に なる （ のち に 魁 傑 の 弟子 の 大 乃国 の 大 ファン に も なっ て いる ） 。 しかし 、 数学 や 物理 が 好き な 理系 少女 でも あっ た 。  高校 卒業 後 、 アート ・ ディレクター を 志望 し て 日本 大学 芸術 学部 に エスカレーター 入学 。 しかし 講義 に 興味 が 持て ず 、 2 年 で 中退 。 家業 を 手伝い ながら 、 手描き の 友禅 の 勉強 を する 。 やがて 、 独学 で 勉強 できる 「 時代 考証 」 に 興味 を 抱き 、 朝日 カルチャー センター で の 稲垣 史生 の 「 時代 考証 教室 」 に 通い 、 その 熱心 さ に 稲垣 に 正式 な 「 弟子 」 として 認め られ 、 稲垣 の 川越 の 自宅 に 3 年間 通っ た 。  22 歳 の 時 、 雑誌 『 ガロ 』 1980 年 11 月 号 で 、 吉原 を 題材 に し た 『 通言 ・ 室 之 梅 』 （ つう げん ・ むろのうめ ） で 漫画 家 として デビュー 。 時代 考証 が 確か な 作品 で 、 その 作風 は 文芸 漫画 と 呼ば れ た 。 同じ 『 ガロ 』 出身 の やまだ 紫 、 近藤 ようこ と 「 ガロ 三 人 娘 」 と 呼ば れる が 、 徐々に 他 の 雑誌 等 で も 執筆 する よう に なり 、 1980 年代 の 「 江戸 ブーム 」 も 追い風 と なり 、 人気 を 集める 。  浮世絵 を 下地 に し た 独特 な 画風 に 特徴 が あり 、 江戸 の 風俗 を 生き生き と 描く こと を 得意 と し た 。 漫画 家 として の 代表 作 に は 、 実業之日本社 の 雑誌 「 漫画 サンデー 」 で 1983 年 11 月 15 日 号 から 連載 の 葛飾 北斎 と 浮世 絵師 たち の 世界 を 描い た 連作 短 編集 『 百日紅 』 、 月刊 誌 小説 新潮 で 1986 年 から 1993 年 まで 、 99 話 の 怪談 を 描い た 『 百物語 』 が ある 。  1986 年 から 1988 年 まで 、 小学館 の 雑誌 「 ビッグコミックオリジナル 」 に 挿絵 入り の コラム 「 一 日 江戸 人 」 を 連載 （ 38 回 、 その後 単行 本 化 。 )、 同誌 1984 年度 の 増刊 号 に は 漫画 「 閑中忙 あり 」 ( 3 回 ) を 寄稿 し て いる 。  1993 年 に 漫画 家 引退 宣言 を し 、 「 隠居 生活 」 を する と 発表 し た が 、 実際 は 骨髄 移植 以外 に 完治 する 方法 の ない 血液 の 免疫 系 の 病 を 患っ て おり 、 体力 的 に 無理 が 利か ない ため に 漫画 家 引退 を 余儀なく さ れ て い た こと が 、 死後 明らか に さ れ た 。  その後 は 自ら の ライフワーク で ある 江戸 風俗 や 浮世絵 の 研究 家 として 活動 し た 。 また 、 担当 女性 編集 者 と 2 人 で の 粋 な 珍 道中 を 描い た 、 体験 エッセイ 集 三 部 作 『 東京 イワシ 頭 』 『 呑々草 子 』 『 入浴 の 女王 』 も 発表 する 。 エッセイスト として は 、 漫画 家 として 、 あるいは テレビ 解説 者 として の いずれ に 比べ て も 大きく 笑い の 要素 が 前面 に 出 て おり 、 『 がき デカ 』 『 1 ・ 2 の アッホ !!』 が たとえ に 引か れる など ギャグ マンガ の 造詣 も 覗か せ て いる 。 エッセイ で は 自分 の 健康 状態 に は ほとんど 触れ て い ない が 、 今度 生まれる とき は 微生物 が いい など の 記述 も 時おり 見 られる 。  『 コメディー お 江戸 で ござる 』 （ NHK 総合テレビ ） で は 江戸 の 歴史 、 風習 について の 解説 コーナー を 担当 し て い た 。 2004 年 春 に 『 コメディー 道中 で ござる 』 へ 番組 が リニューアル し た の を 期 に 、 作家 の 石川 英輔 に 解説 役 を バトンタッチ 。 2005 年 7 月 22 日 、 下 咽頭 癌 の ため 死去 。 解説 を 降板 し た 理由 として 「 念願 だっ た 豪華 客船 で 世界 一周 の 旅 を する 」 と 称し て い た が 、 実は 闘病 し て い た こと が 、 死後 発表 さ れ た 。器楽 （ きが く 、 、 ） と は 、 楽器 の 演奏 による 音楽 の こと 。 声楽 の 対語 で ある 。  楽器 と 声 の 両方 が 用い られる 場合 も ある が 、 楽器 が 中心 で 部分 的 に 声楽 を 含む 場合 （ 例 ： ベートーヴェン の 交響 曲 第 9 番 など ） は 、 器楽 として 扱う 。 オペラ や オラトリオ といった 大 規模 な 声楽 曲 の 中 で は 、 序曲 や 間奏 曲 として 器楽 が 用い られる 場合 も ある 。  演奏 の 形態 により 、 単独 で 演奏 する 独奏 と 、 複数 人 で 演奏 する 重奏 および 合奏 に 区別 さ れる 。 各 声 部 を 1 人 ずつ の 演奏 者 が 受け持つ 形態 を 重奏 と 呼び 、 合奏 は 2 人 以上 から なる 声 部 を 含む 場合 を 指す 。 合奏 の うち 、 全て の 演奏 者 が 同一 の 旋律 を 演奏 する 場合 は 斉 奏 と 呼ぶ 。  声楽 に 対比 する 器楽 という 概念 の 登場 は 、 17 世紀 以降 の 西洋 音楽 の 発展 と 、 楽器 の 製作 技術 の 発達 に 結びつい て いる 。  古代 から 16 世紀 末 に 至る まで 、 器楽 は 音楽 の 中 で は 重視 さ れ て い なかっ た 。 初期 の キリスト教 音楽 で は 、 楽器 の 演奏 は 典礼 の 言葉 に 役に立た ず 、 信仰 に 無縁 で ある として 重要 視 さ れ て い なかっ た 。 9 世紀 に は 北 ヨーロッパ における 器楽 合奏 が ポリフォニー の 成立 に 寄与 し 、 13 世紀 から 14 世紀 に は サルタレロ など の 舞曲 、 エスタンピー や 器楽 による モテット が フランス や イタリア で 発達 し た 。 やがて 器楽 的 な 発想 が 声楽 に 影響 を 与える よう に なり 、 15 世紀 から 16 世紀 の フランドル 楽 派 で は 器楽 的 要素 が 重視 さ れ て いる 。 15 世紀 に は ドイツ の 舞曲 、 前奏 曲 、 典礼 の ため の オルガン 音楽 が 発達 を 見せ た 。  また 、 中世 から ルネサンス 期 まで は 声楽 と 器楽 の 区別 も 必ずしも 明確 で は なく 、 同じ 作品 が 器楽 として も 声楽 として も 演奏 さ れ て い た 。 16 世紀 に なる と 鍵盤 楽器 や リュート の ため の 独奏 曲 、 各種 の 楽器 を 組み合わせ た 重奏 曲 など が 登場 し はじめ た 。 前奏 曲 や トッカータ は 、 調 弦 ・ 調律 の 必要 性 など から 純粋 な 器楽 曲 として 発生 し た 。  ただ 、 16 世紀 末 まで は 音楽 の 代表 的 地位 は 依然として 声楽 に あり 、 言葉 （ 歌詞 ） と 音楽 は 不可分 の 関係 に あっ た 。  17 世紀 初頭 から バロック 音楽 の 時代 に なる と 、 器楽 は 声楽 と 同様 に 重視 さ れる よう に なっ た 。 多種 の 楽器 の 特性 を 生かし た 独自 の 器楽 様式 が 、 従来 から の 声楽 様式 と 互いに 影響 し 合う こと で 発展 し た 。 この 時代 は 18 世紀 の 半ば まで 続い た 。  バロック 音楽 時代 に 確立 し た 形式 に は 、 次 の よう な もの が ある 。  18 世紀 半ば に 発生 し た 古典 派 音楽 以降 は 、 器楽 が 声楽 を 凌ぐ よう に なっ た 。 これ は 科学 技術 の 進歩 が 楽器 の 改良 に 寄与 し た 部分 が 大きい 。 また 、 歌詞 による 制約 を 受け ない ため に 抽象 的 ・ 普遍 的 な 表現 に 適し て いる と さ れ 、 古典 派 音楽 の 時代 は ソナタ 形式 が その 理想 形 として 確立 さ れ た 。  19 世紀 に なる と 音楽 が 詩的 ・ 絵画 的 要素 と 結びつき 、 事物 、 事象 、 思想 など を 音楽 で 表現 しよ う と する ロマン 派 音楽 の 隆盛 や 標題 音楽 、 交響 詩 が 生み出さ れ た 。 一方 で 標題 音楽 に対して 音楽 の 自律 性 を 重視 する 傾向 も 強まり 、 その よう な 作品 は 絶対 音楽 と さ れ 、 （ 言葉 を もた ない ） 器楽 こそ 絶対 音楽 の 神髄 と 見なさ れる よう に なっ た 。 現代 音楽 において は 、 電子 楽器 の よう な 従来 の 伝統 を 超え た 新しい 楽器 を 使っ た 試み も なさ れ て いる 。  古典 派 音楽 時代 以降 に 確立 し た 形式 に は 、 次 の よう な もの が ある 。  西洋 音楽 以外 において は 、 器楽 より も 声楽 が 中心 で ある 。  古代 文明 において も 器楽 は 行わ れ て い た と 見 られ 、 エジプト 文明 や メソポタミア 文明 、 古代 インド や 古代 中国 、 また 東南アジア において は 、 合奏 形態 の 器楽 が 大 規模 に 行わ れ て い た と 推定 さ れ て いる 。  日本 の 伝統 的 音楽 （ 邦楽 ） で も 声楽 が 優勢 で あり 、 器楽 は 非常 に 少ない 。 声楽 が 語り もの や 歌い もの に 分かれ て 非常 に 多く の ジャンル を 持つ の に対し 、 器楽 は 雅楽 の 合奏 曲 や 箏曲 、 尺八 楽 など 少なく 、 それ 自体 が 邦楽 の 特徴 と なっ て いる 。 分類 として は 少数 と は いえ 、 これら は 高度 な 芸術 性 を 持ち 、 邦楽 の 器楽 曲 で も 雅楽 の 「 越 天 楽 」 、 箏曲 の 「 六 段 の 調 」 、 新 邦楽 の 「 春の 海 」 など 名曲 と さ れる 作品 が 多く 存在 する 。  インドネシア の 伝統 音楽 で ある ガムラン は 、 器楽 合奏 の 重要 な 例 で ある 。  器楽 による 楽曲 を 器楽 曲 と いう が 、 レコード の 分類 など で は 合奏 の 曲 を 器楽 曲 に 含め ない こと が ある 。工房 （ こう ぼう ）  日本語 で の 工房 （ こう ぼう ） の 名称 は も の つくり を おこなう アトリエ の 意味 が 強い が 、 英語 訳 と さ れる ワークショップ は 産業 革命 の 時代 、 面積 と ツール （ または 機械 の 製造 又は 修理 の ため に 必要 な 事項 ） や 製造 品 の 両方 提供 する の に 備わっ て いる 部屋 や 建物 作業場 を 意味 し た 。  工業 化 と 大 規模 開発 工場 といった 生産 の 出現 まで は 唯一 の 作業 場所 で あっ た 。  20 世紀 から 21 世紀 にかけて 、 西洋 の 家 に は 大 多数 に ガレージ 、 小屋 や 地下 といった または 屋外 の 作業場 といった ワークショップ が 備わる 。 こうした ホーム ワークショップ に は 、 典型 的 に は 、 ワーク ベンチ 、 ハンド ツール 、 電動 工具 や その他 の 工作 用 ハードウェア が 含ま れ て いく 。即興 演奏 （ そっきょ うえん そう ） は 、 楽譜 など に 依ら ず 音楽 を 、 即興 で 作曲 または 編曲 し ながら 演奏 を 行う こと 。 ともに 歌 を 歌う こと も 含ま れる 。 アドリブ （ ラテン語 ：" ad   lib "）、 インプロビゼーション （ 英語 ：" improvisation "） など と も 言う 。  広義 に は 決め ごと に よら ず 音 を 出す 行為 を 指す ため 、 音楽 の 最も 原始 的 な 形態 は 即興 で あっ た と みなす 事 が できる 。 しかし 現在 で は 自由 即興 を 除け ば 、 ある 一定 の 決まり 事 の 中 で 即興 的 に 演奏 さ れる こと を 即興 演奏 と 呼ぶ 事 が 多く 、 その 決まり 事 の 内容 や 範囲 が ジャンル や スタイル によって 異なる 。 クラシック 音楽 、 ジャズ や 各種 の 民族 音楽 など 非常 に 多く の ジャンル で 行わ れる 。  既存 の 音楽 の 表現 の 幅 を 広げる 以外 に 即興 性 そのもの に 価値 を 見いだす 即興 専門 の 表現 者 も いる 。 また 、 芸術 表現 として だけ で なく 、 演奏 家 の 教育 や 音楽 療法 の 一環 として 行わ れる 事 も 多い 。 また 、 先鋭 的 な 表現 を 目指す 前衛 音楽 や 実験 音楽 、 ノイズ ミュージック と 隣接 する 。 特に 即興 に 新し さ を 求める 場合 は 異なる ジャンル へ の 越境 が 頻繁 に 行わ れる 。  まったく 決め ごと を 作ら ず に 自由 に 演奏 する こと 。 「 完全 即興 」 、 「 フリー ・ インプロビゼーション 」 等 と 呼ば れる こと も あり 、 呼称 と 定義 に は ゆらぎ が 多い 。 内容 も 奏者 の 指向 性 によって 様々 で 、 奏者 の 音楽 的 バックグラウンド によって 特定 の 音楽 ジャンル が 感じ られる もの に なる こと も ある 。 特定 の 演奏 技能 や 知識 に 依ら ず とも 表現 できる 、 他 ジャンル へ の 越境 が たやすい など の 利点 が ある 。 楽器 や 声 以外 に 日 用品 や 環境 音 など 多様 な もの が 使用 さ れ うる 。  演奏 時間 、 人数 など 最低限 の 決め ごと が ある 場合 も 多い 。 ジョン ・ ゾーン の ゲーム ピース 「 COBRA 」 の よう に 即興 演奏 家 の ため に 書か れ た 作品 も あり 、 ここ で は 演奏 の 内容 は 即興 だ が 、 展開 を 決め て いく ため の 約束事 が 共有 さ れ て いる 。 逆 に くじ引き や コンピューター の プログラム 、 自然 現象 など を 用い て 偶然 性 を 持ち込む 事 で 即興 性 を 高める 試み も 行わ れる 。  中世 や ルネサンス 時代 の 器楽 の 楽譜 は 声楽 に 比べ 残さ れ た 数 が 少ない 。 文献 や 絵画 資料 から 多様 な 楽器 の 演奏 が 行わ れ て い た こと は 知ら れる ため 、 多く は 記憶 や 即興 によって い た もの と 考え られる 。  バロック 音楽 において も 、 伴奏 を 担当 し た 鍵盤 楽器 や リュート 奏者 は 、 数字 付き 低音 を 見 て 、 即興 的 に 和音 を 充填 し て 演奏 を 行っ た 。 これ を 通 奏 低音 と 言う 。  現在 でも 教会 の オルガン で は しばしば 即興 演奏 が 行わ れる 。 合唱 において は 前奏 や 間奏 、 後 奏 が 即興 で 演奏 さ れる だけ で は なく 、 伴奏 も 旋律 だけ を 見 て 即 興さ れ 、 例えば 1 番 と 2 番 以降 で 和音 や 装飾音 形 が 変奏曲 の よう に 違っ て 演奏 さ れる こと も ある 。  大 作曲 家 の 多く は 即興 演奏 の 大家 で あっ た 。 バッハ 、 モーツァルト 、 ベートーヴェン 、 ブルックナー 、 シェル シ 、 ショスタコーヴィッチ 、 メシア ン など が そう で あり 、 実際 の 創作 活動 に 大きく 影響 を 与え た と 考え られる 。 録音 に 残さ れ た 最古 の 即興 演奏 は 、 イサーク・アルベニス が 1903 年 に 蝋 管 録音 し た もの だ と 考え られ て いる 。  協奏曲 や アリア における カデンツァ など で しばしば 即興 が 行わ れる が 、 作曲 家 により あらかじめ 音符 が 書き込ま れ て いる こと も 多い 。  一 例 として 、 アメリカ の 音楽 学者 兼 ピアニスト の ロバート・レヴィン () は 、 モーツァルト や ベートーヴェン 等 の 楽曲 の カデンツァ を 、 作曲 当時 の スタイル に従って 完全 に 即興 し 、 楽譜 に は 残さ ない 。 インタビュー で 語っ た ところ で は 、 事前 に は 何 も 準備 し て い ない と いう 。 したがって 、 その 時々 の 演奏 で 何 が 出 て くる の か は 本人 に も 全く わから ず 、 その 演奏 を 繰り返し 聴ける の は 録音 や CD のみ という こと に なる 。 自由 即興 の 例 で は トルコ の ファジル・サイ が ピアノ 協奏曲 の アンコール など で 見せ て くれ 、 彼 は もちろん 協奏曲 の 際 の カデンツァ で も 様式 に あっ た 即興 を 披露 し て いる 。  古く は アンドレ・プレヴィン が 、 そうした 形 で モーツァルト の ピアノ 協奏曲 を 弾き 振り し た CD を 残し て いる 。 また フリードリヒ・グルダ は モーツァルト の ピアノ ソナタ の 中 で 、 提示 部 の 繰り返し と 展開 部 、 再現 部 の 繰り返し に バッハ 的 な 装飾音 を 用い て 変奏 即興 し て いる 。  ヴァイオリン と ピアノ の ユリア・フィッシャー や ピアノ の マルティン・シュタットフェルト () の よう に 、 カデンツァ を 自作 する 演奏 家 も 欧米 に は たくさん いる 。 他 に は ナイジェル・ケネディ 、 マクシム・ヴェンゲーロフ 、 ヒラリー ・ ハーン 、 ジョセフ ・ リン 、 日本人 で は 児玉 麻里 、 庄司 紗矢香 など も 自作 カデンツァ を 演奏 し て いる 。 しかし これら の 場合 、 カデンツァ の 大枠 は 事前 に 決め られ て い て 、 即興 は 部分 的 な もの に 留まる 。  ヴァイオリン の ヨーゼフ・ヨアヒム など 高名 な 演奏 家 による カデンツァ が 楽譜 に 残さ れる と 他 の 演奏 家 も それ を 使う 傾向 が あり 、 そう なる と もはや 完全 な 即興 演奏 と は 言い 難い もの に なる 。 スヴャトスラフ・リヒテル は 、 カデンツァ で 何 も せ ず いきなり 最後 の トリル に 入る という 「 即興 」 を し て しまい 、 「 即興 カデンツァ の 本来 の 形 の 一つ だ 」 と 新聞 で 絶賛 さ れ た こと も ある 。  近年 で は アルフレート・ブレンデル が 有名 で ある 。 普段 から 単純 な 旋律 で も 即興 的 に 装飾音 や 音階 ・ 分散 和音 など を 入れる 。 カデンツァ で 長く 即 興し すぎ て 調 性 が 完全 に 変わっ て しまい 、 元 の 調 に 戻れ なかっ た という 逸話 も ある 。  ヴィルヘルム・バックハウス の ライブ 録音 で は 、 指 慣らし 風 に 分散 和音 等 の メロディー を 弾い て から 次 曲 を 弾き 始める の が ある 。  セルゲイ ・ ラフマニノフ に は 、 編曲 は し て い ない 原 曲 を 、 大胆 に 変え た 録音 が 多く 残っ て いる 。  海外 の 大家 として は ショスタコーヴィチ 、 メシ アン 、 リーム など が 挙げ られる 。 イタリア 出身 で パリ で 活躍 し た ジャチント・シェルシ は 自分 で 即興 演奏 し た 音楽 を すべて テープ に 録音 し て 、 自分 で 聴音 し て 自己 の 作品 として 楽譜 化 し た と 言わ れる 。 シュトゥットガルト の シュタイナー 学校 で は 楽譜 による 演奏 と 並ん で 即興 演奏 も 重要 な 教育 テーマ の 一つ で ある 。  ジャズ の 即興 演奏 は スタイル によって 多少 の 違い が ある が 、 まったく 無 規則 に 演奏 さ れる の で は なく 、 原 曲 の コード 進行 、 または そこ から 音楽 理論 的 に 展開 可能 な コード に 基づい て 行わ れる 。 従って 演奏 さ れる アドリブ を 理解 し たり 、 アドリブ を 自ら 演奏 する ため に は 、 前提 として コード 理論 に関する 知識 が 必要 で あり 、 さらに 原 曲 の コード 進行 を 知っ て い なけれ ば なら ない 。 フリー ・ ジャズ と なる と ほとんど 規則 の ない 演奏 だ と 言わ れる が 、 その 曲 によって 規則 性 に 差 が 大きい 。  1950 年代 後半 における セシル・テイラー や オーネット・コールマン ら による フリー ジャズ の 登場 により 、 ジャズ の 即興 演奏 の 幅 が 大きく 広がり 、 1960 年代 に は 完全 即興 演奏 による ジャズ が 大きく 成長 する こと に なっ た 。 1970 年代 に は キース・ジャレット が 即興 の ピアノ ・ ソロ だけ で コンサート を 行い 、 大衆 的 に も 人気 を 博す こと と なっ た 。 また 、 1985 年 ソニー・ロリンズ が ニューヨーク 近代 美術館 で 、 1 時間 近く に 及ぶ 無 伴奏 の サックス ・ ソロ を 即興 で 披露 し た コンサート は 当時 話題 に なっ た 。  日本 の 大友 良英 + Sachiko   M の よう に 、 ノイズ を 大量 に 使っ た 現代 の 自由 即興 演奏 が ジャズ の カテゴリー に 組み込ま れる 事 も 多い 。  オーソドックス な スタイル の ジャズ で 即興 演奏 を する 奏者 は 、 一般 的 に リック （ よく 使わ れる 短い フレーズ ） を いくつ も 覚え て い て 、 曲想 や ひらめき など に 応じ て 、 知っ て いる リック を 自在 に 組み合わせ て 演奏 する 。  得意 と する 言語 で の 会話 において 即興 で 言葉 を しゃべる とき に 、 よく 使う 言い回し は 何 も 考え なく て も 出 て くる 。 日常 使わ れる 単語 や 言い回し の 数 は 限ら れ て いる のに 、 実に さまざま な 意見 や 表現 を 繰り出す こと が できる 。 同じ よう な 単語 や 言い回し しか 知ら ない 人 が 複数 い た として も 、 それぞれ が 語る 内容 は まったく 趣 を 異に する という こと は ごく 自然 で ある 。 リック と は その よう な もの で ある 。 覚え て いる リック の 数 は 限ら れ て い て も 、 優秀 な 奏者 で あれ ば 、 決して どれ も 同じ よう な 即興 演奏 に なっ て しまう という こと は ない の で ある 。 また 、 複数 の 奏者 が 似 た よう な リック しか 知ら なかっ た として も 、 演奏 の 趣 が 異なる という の は 決して 不思議 で は ない 。  人 が 言葉 を しゃべる とき に 、 まったく 違う 分野 の 専門 家 が それぞれ の 専門 分野 の 話 を する とき は 、 その 内容 に ほとんど 共通 点 は ない 。 なぜなら 、 使用 する 語彙 が まったく 異なっ て いる から で ある 。 ジャズ において も 同様 で 、 ディキシーランド・ジャズ・スタイル の リック を 主 に 覚え て いる 者 たち の 演奏 と 、 ビバップ・スタイル の リック を 主 に 覚え て いる 者 たち と で は 、 演奏 の 趣 は まるで 異なる が 、 たとえば 同じ ディキシーランド・ジャズ の リック を 覚え て いる 者 同士 の 演奏 の 趣 は 、 異なっ て は いる が なんとなく 似 た スタイル に 聞こえる 。 専門 用語 が 分野 別 に 異なる よう に 、 リック も スタイル により 異なっ て いる から で ある 。  もちろん 、 即興 演奏 は ただ いろいろ な リック を 並べ て 演奏 する だけ で は ない 。 たとえば 、 ある リック が ものすごく 高い 音 で 終わっ て い て 、 次に 続けよ う と 思う リック が とても 低い 音 から 始まっ て い た と する 。 連続 し て 演奏 する と 、 大抵 は あたかも 継ぎ はぎ 細工 の よう な ぎこち ない フレーズ として 響く 。 人 が 話 を する とき に 、 今 しゃべっ て いる 言い回し と 次に しゃべろ う と する 言い回し が 自然 に つながる よう に 、 接続詞 や 「 て に を は 」 を うまく 使う 。 これ と 同じ よう に 、 続け て 演奏 さ れる リック が 音楽 的 に 自然 に つながる よう に 、 非常 に 多く の 場合 、 リック の つなぎ目 の メロディ や リズム を うまく 調節 する 。  その他 に 、 前 に 弾い た フレーズ を 元 に メロディー は 同じ で リズム を 変え たり 、 リズム は 同じ で メロディー を 変える など の 方法 が ある 。 これ を 一般 的 に Motif   Development と 呼ば れ て いる 。  ライブ 演奏 か 録音 か に かかわら ず 、 より 高度 な ソロ を 演奏 する ため に 、 あらかじめ 演奏 内容 を 作り こん で 準備 する こと が ある 。 即興 演奏 と は いえ なく なる が 、 それ を そのまま 演奏 する こと に する か 、 作り こん だ メロディ から インスピレーション を 得 て ある程度 即興 的 な メロディ を 演奏 する か は 場合 に よる 。 ともあれ 、 奏者 が 即興 演奏 に 先立ち 、 綿密 か 大まか か に かかわら ず 、 下 準備 を し て くる こと も しばしば ある 。  一般 的 に ポピュラー 音楽 、 とくに ロック など で の 「 即興 演奏 」 で は 、 ジャズ と 同様 に 一定 の コード 進行 や コード 理論 など の 規則 に したがっ て フレーズ を 作り 演奏 さ れる 。  1960 年代 以降 の ブルース ・ ロック や ハード ・ ロック 、 プログレ の ジャンル に は 、 間奏 部分 に 即興 演奏 を おこなう バンド が 増え て き た 。 だが 、 やがて パンク の 時代 と なり 、 これら の バンド は 創造 力 を 欠き 硬直 し た サウンド と 見 られる 傾向 と なる 。 現在 でも 即興 演奏 として 評価 さ れ て いる の は 、 ジャム ・ バンド と 呼ば れる バンド 群 の 元祖 で ある グレイトフル・デッド や オールマン・ブラザーズ・バンド など で ある 。 ロック の 歴史 を ふりかえる と 、 60 年代 後半 以降 、 各 ミュージシャン が その 場 の 雰囲気 に 合わせ て ソロ を 自由 に 繰り広げる コンサート が 、 ロック 界 において も 絶大 な 人気 を 得 て 世界 に 広がっ て いっ た 。 1970 年代 に は 、 即興 演奏 を 重視 し た プログレッシブ・ロック・バンド も 一部 に あらわれ た 。 例えば キング・クリムゾン の アルバム 『 暗黒 の 世界 』 は 、 内容 の 大半 が 即興 演奏 と なっ て いる 。 だが 、 1970 年代 後半 から は プログレ は 古い サウンド という 扱い と なっ た 。 常に 斬新 な サウンド に 挑戦 し 続け た の は 、 フランク ・ ザッパ や キャプテン ・ ビーフ ハート 、 ルー ・ リード ら で ある 。 2000 年代 に 入っ て から は 、 タイトル や イメージ のみ を 観客 から もらい 、 その 場 で 完全 な 即興 で 全て を 演奏 する という 、 イン プロ （ 即興 劇 ） から 生まれ た スタイル で の 演奏 も 見 られる よう に なっ た 。  即興 の 強み で ある 瞬発 力 と 対応 能力 を 活かし て 、 映像 や 絵画 、 パフォーマンス など 異なる ジャンル と の コラボレーション が 行わ れる こと も ある 。  演劇 の ジャンル の 一つ で ある 即興 劇 （ イン プロ ） の 劇 中 で は 、 演劇 の 内容 も 台本 ・ 打ち合わせ が 全く ない ため 、 BGM も 即興 で 演奏 さ れる 。 主 に 使わ れる の は ピアノ 、 キーボード 、 シンセサイザー 、 ギター など で あり 、 舞台 の すぐ 横 、 あるいは 舞台 上 に 楽器 が 設置 さ れ 、 専門 の プレイヤー （ 即興 ミュージシャン と 呼ば れる ） が 演奏 する 。 場面 の 展開 に あわせ て 適切 な BGM を 即興 で 演奏 し なけれ ば なら ない ため 、 演奏 者 として の 技術 や 音楽 の 知識 のみ なら ず 、 即興 的 に 対応 する 能力 が 必要 と さ れる 。  ダンス や 舞踏 の 表現 者 と 即興 演奏 家 の 共演 も 見 られる 。 決め ごと の 配分 は 様々 で 、 全員 が 自由 即興 を 行う 事 も ある 。 最近 で は 即興 舞台 芸術 として の 観点 から 、 効果 照明 や ビデオ アート 、 ライブペインティング が 伴わ れる こと も 多い 。  その 場 で 作品 を 作り ながら 読む 即興 詩人 も 含め た 詩人 、 作家 の 朗読 と 音楽 の 演奏 の 共演 も 見 られる 。 また 即興 を 行う 歌手 や ヴォイスパフォーマー の 場合 、 音楽 の 形式 のみ なら ず 自身 の 発する 声 と 母語 と の 結び つき も 即興 性 を 設定 する 際 の 問題 と なり うる 。コンメディア・デッラルテ （ ） は 、 仮面 を 使用 する 即興 演劇 の 一 形態 。 16 世紀 中頃 に イタリア 北部 で 生まれ 、 主 に 16 世紀 頃 から 18 世紀 頃 にかけて ヨーロッパ で 流行 し 、 現在 も なお 各地 で 上演 さ れ 続け て いる 。 コメディア・デラルテ と し た 日本語 表記 も ある 。  コンメディア・デッラルテ の 起源 は 、 一説 で は 古代 ローマ の 「 アテルラナ 」 で は ない か と 言わ れ て いる 。 アテルラナ は 、 コンメディア・デッラルテ の よう に 、 ストック キャラクター を 用い 即興 演技 によって 行わ れる 風刺 喜劇 だっ た 。  カトリック 教会 が 演劇 を 抑圧 し て い た 500 年 ほど の 期間 に 、 アテルラナ は 他 の 様々 な 演劇 の スタイル と共に 歴史 の 表 舞台 から 消え て しまう 。 その間 、 旅回り 芸人 の スタイル として 残り 、 民衆 の なか で 上演 さ れ て いく うち に ゆっくり と 洗練 さ れ て いき 、 ルネサンス 以降 に コンメディア・デッラルテ として 世 に 現れ た と も 考え られる 。 だが 、 記録 上 の 確証 は ない 。  コンメディア・デッラルテ で は 、 俳優 達 が 類型 的 な キャラクター （ ストック キャラクター ） を ユーモラス に 演じる 。 そして 、 類型 的 な 状況 設定 （ ストック ・ シチュエーション ） を ベース に 即興 的 に 物語 を 展開 し て いく 。 初期 の コンメディア・デッラルテ の 一座 は 旅回り を し 、 屋外 に 設置 し た 簡易 舞台 など で 上演 し た 。 後 に は 常設 舞台 で も 上演 さ れる よう に なっ た 。 上演 内容 に は 、 時事 問題 や 醜聞 など の 「 話題 の 出来事 」 や 、 上演 場所 の 地域 色 が 積極 的 に 取り入れ られ た 。  コンメディア・デッラルテ は 観客 を 楽しま せる ため に 様々 な 手段 を 使っ た 。 演技 は 誇張 さ れ 、 やがて ラッツィ と 呼ば れる 独特 の 笑い の テクニック も 編み出さ れ て いっ た 。 時には パントマイム や ジャグリング 、 アクロバット など の 身体 表現 も 交え て 演じ られ た 。 スラップスティック （ 相方 を 打ち据える ため の 棒 ） の よう な 小道具 も 、 観客 を 笑わせる ため に 用い られ た 。 女性 が 演劇 を する こと が あり 得 なかっ た 時代 に 、 女優 を 舞台 上 に 登場 さ せ た こと も 特筆 に 値する 。 また 、 職業 俳優 集団 の 最も 古い 形態 と も 言わ れ て いる 。  コンメディア・デッラルテ は 、 発祥 の 地 の イタリア のみ なら ず 、 ヨーロッパ 各地 で 幅広い 層 に 受け入れ られ た 。 イギリス の シェイクスピア や フランス の モリエール など の 劇 作家 に も 大きな 影響 を 与え た 。 また 、 オペラ・ブッファ の 諸 作品 や レオンカヴァッロ の 『 パリアッチ 』 、 リヒャルト・シュトラウス の 『 ナクソス 島 の アリアドネ 』 、 プッチーニ の 『 トゥーランドット 』 等 、 シナリオ や 劇 構成 に コンメディア・デッラルテ の 要素 を 取り入れ た オペラ 作品 も 数多い 。  現代 において も 、 コンメディア・デッラルテ の 手法 は 継承 さ れ 続け て いる 。 また 、 コンメディア・デッラルテ の 方法 論 を 研究 し 、 俳優 の 訓練 法 や 上演 に 活かそ う と する 現代 劇 の 実演 家 ・ 実演 団体 も 存在 する 。  コンメディア・デッラルテ の 登場 人物 は 、 それぞれ 特有 の 名前 を 持ち 、 性格 ・ 服装 ・ 仮面 ・ 演技 スタイル など に 類型 的 な 特徴 を 備え て いる 。 例えば 、 「 パンタローネ 」 はあ ご 髭 を 生やし た 年寄り の 商人 で 、 偉 そう な 態度 を 取る が だまさ れ やすく 好色 。 「 カピターノ 」 は 軍人 で 、 戦い の 自慢 話 ばかり する が 臆病者 、 といった 具合 で ある 。  こう いっ た キャラクター 群 は 、 ストック ・ キャラクター と 呼ば れる 。 ストック ・ キャラクター から 選ん だ 幾つ か の 登場 人物 を 俳優 達 が 演じ 、 不倫 、 嫉妬 、 老い の 悩み や 滑稽 さ 、 恋愛 など を 題材 と する 類型 的 な シチュエーション （ ストック ・ シチュエーション ） で の 物語 を 、 即興 的 に 展開 し て いく 。  こうした 決まり きっ た 役 を 予定 調和 的 な 見せ 方 で 演じる という 特徴 は 、 観客 の キャラクター に対する 理解 を 早め 、 純粋 に 俳優 の 演技 を 楽しむ こと に 集中 さ せる という 利点 を 持つ 。 俳優 的 側 として も 、 仮面 と 衣装 を 付ける こと で その 役 に なり きり やすく なる という 利点 が ある が 、 技術 的 に は 奥 が 深く 、 習得 に は 修練 と 経験 を 要する 。 多く の 場合 、 俳優 は 特定 の キャラクター を 専門 に 演じる 。  以下 に 、 ストック ・ キャラクター の 代表 例 を 挙げる 。 これ は 「 類型 的 な 」 説明 に 終始 し て おり 、 時代 や 一座 や 物語 の 内容 など によって 、 設定 が 異なる 場合 が ある 。 例えば 「 コロンビーナ 」 は 、 誰 か の 恋人 役 で 現れる こと も あれ ば 、 人妻 役 で 登場 する こと も ある 。  コンメディア・エルディータ   (" Commedia   erudita ")   は コンメディア・デッラルテ と 同じく 仮面 を つけ て 行わ れる 喜劇 で ある 。 しかし コンメディア・デッラルテ が 即興 で 行わ れる の に対し 、 コンメディア・エルディータ は 戯曲 を もと に 演じ られる 点 が 大きく 違う 。アンソロジー （ 英 ： 、 仏 ： ） は 、 異なる 作者 による 詩文 など の 作品 を 集め た もの 、 または 、 同 一 作家 による 作品 集 。 詩 撰 、 歌 撰 、 詞華集 。  通例 、 特定 の ジャンル （ 文学 分野 ） から 複数 の 作品 を ひとつ の 作品 集 として まとめ た もの を 指す 。 多く の 場合 、 主題 や 時代 など 特定 の 基準 に 沿っ た もの が 複数 の 作家 の 作品 から 集め られる 。 俳句 ・ 短歌 ・ 詩 を 集め た 句集 や 歌集 ・ 詩集 のみ なら ず 、 小説 や 漫画 など の 同人 による 作品 を 収め た 同人 誌 、 更に は 卒業 文集 も アンソロジー で ある 。 また 、 同 一 著者 個人 の 作品 集 を 指す 場合 に も 用い られる 。  より 広義 に は 、 映画 や 歌曲 、 絵画 など 文学 以外 の 芸術 作品 の でも 、 一つ の 作品 集 として まとめ られ アンソロジー と 呼ば れる こと が ある 。 その ため 発表 形態 は 書籍 と は 限ら ない 。 ただし 、 音楽 作品 を レコード や CD に まとめ た 場合 は 「 コンピレーション 」 と 表現 さ れる こと が 多く なっ て いる 。  英語 の   で 、 古典 ギリシア 語 の   ()   に 遡る 。 「 花 」 を 意味 する   ()   と   「 集める こと 」 を 意味 する   ()   と の 複合語 で 、 「 花 集め 」 、 「 花 摘み 」 の 意味 で あっ た 。  日本語 で は 単に 選集 と さ れる ほか 、 名 詩 選 （ 集 ） 、 詞華集 、 詩文 選 、 私 花 集 、 精華 集 、 競作 集 など と 訳さ れる 。  元々 は 、 古典 ギリシア における 警句 集 を 指し て い た 。 紀元前 1 世紀 、 50 人 の 詩人 の 警句 を 集め た ガダラ の メレアグロス   (,   of   )   の もの が 最初 で ある と いう 。 紀元 後 2 世紀 に 、 ギリシア の 文法 家 ディオゲニアノス   ()   が アンソロジー に 当たる   を 用い た 。 10 世紀 に なる と 、 コンスタンティノス・ケファラス   ()   が 紀元前 7 世紀 から 紀元 後 10 世紀 まで の 300 人 の 詩人 から 6 , 000 の 短い 詩 を 編ん だ 。 これ が 、 今日 に 『 ギリシア 詞華集 』   ()   として 伝わっ て いる もの で 、 アンソロジー の 代名詞 的 存在 で あっ た 。 近代 に なる と 、 短い 叙事詩 を 集め た もの が アンソロジー として 作成 さ れる よう に なっ た 。  中国 の 『 唐詩 選 』 など 、 漢詩 の 選集 も アンソロジー で ある 。 日本 で は 和歌 が 伝統 的 に アンソロジー として 編ま れ た ジャンル で 、 近代 以降 で は 短編 小説 や 随筆 、 最近 で は 漫画 など 詩歌 に 限ら ず 他 の 文学 作品 も 対象 に さ れ て いる 。 異色 の もの で は 、 弔辞 を 編集 し た 弔辞 の アンソロジー 『 弔辞 大全 』 が ある 。レンタルビデオ と は 、 映画 ・ アニメ ・ テレビ 番組 など の 作品 が 録画 さ れ て いる 映像 ソフト （ ビデオテープ や DVD と ブルー レイ の ビデオ ディスク ） を 有料 で 貸す サービス 。  もともと レンタルビデオ 業 は レンタル レコード 業 に 端 を 発し て いる 。 レンタル レコード 業 は 、 レコード を 借り た 本人 が 自宅 で カセットテープ に 録音 する こと を 暗黙 の 前提 に し て おり 、 当初 、 著作 権 侵害 の 可能 性 が あり 、 レンタル 業 その 物 が 違法 で ある と 問題 視 さ れ て い た が 、 利用 者 の 増大 に 伴い レコード 業界 と 和解 、 レコード 業界 に レンタル レコード 店 が 一定 の 料金 を 支払う こと により 決着 し た 。 その後 、 映画 ビデオ において も レンタル が 始まっ た 。 ビデオ の 発売 時期 は 、 映画 興行 （ ロードショー ） の 時期 より かなり 遅れる と は いえ 、 旧 作品 に関して は 名画 座 より 安価 で 自宅 において 好き な 時 に 鑑賞 できる こと や 、 また ソフト を 購入 する 場合 と 比べれ ば 、 さらに 割安 感 が あっ た こと から 、 急速 に 売上 を 拡大 し て いっ た 。 これ により 家電 メーカー は 、 再生 機 として の ビデオテープレコーダ の 売上 を 伸ばす こと に なる 。  ビデオ の レンタル を 行う 店 （ レンタルビデオ 店 ） に は 、 様々 な ジャンル の ビデオ が 並べ られ て いる 。 特に 、 最新 の 人気 映画 以外 に 大きな 場所 を 占め て いる ジャンル に 、 成人 向け ビデオ （ アダルトビデオ ） が ある 。 アダルトビデオ は レンタル の 回転 が 速く て 利益 率 も 高い ため 、 レンタルビデオ 店 の 経営 に は たいへん 重要 な 位置 を 占め て おり 、 アダルトビデオ 専門 の レンタルビデオ 店 も 存在 する 。  レンタル 期間 は 、 一般 に 「 2 泊 3 日 」 「 7 泊 8 日 」 など と 表現 さ れる 。 具体 的 に は 、 7 泊 8 日 の 場合 だ と 「 貸し出し 日 の 翌週 の 同 曜日 の 閉店 時間 まで 」 と なる が 、 閉店 時間 が 過ぎ た あと も 「 返却 ボックス 」 と 呼ば れる 時間 外 返却 受付 サービス が 行わ れ て いる こと が 多い ため 、 最大 で 「 返却 予定 日 の 翌朝 の 開店 時間 前 まで 」 が 貸し出し 期間 と なる （ 24 時間 営業 の 店舗 の 場合 でも 、 それ に 準じ て 朝 9 ～ 10 時 頃 に 貸し出し 期間 の 区切り を 設け て いる ） 。 貸し出し 時 に 決め られ た 期間 を 超過 し て 返却 する と 、 延滞 料金 を 徴収 さ れる 。 。 また 来店 の 手間 を 軽減 する ため 、 郵便 など を 用い た 宅配 レンタル （ 楽天 など ） も ある 。  1977 年 12 月 、 ロサンゼルス の 12011   Wilshire   Boulevard に George   Atkinson が 最初 の レンタルビデオ 店 を 開業 し た と 言わ れる が 、 同 時期 に ニューヨーク で レンタルビデオ 店 を 開業 し た   Arthur   Morowitz   の 方 が 早かっ た と の 説 も ある 。 1978 年 に 25 ドル の 会費 と 3 泊 5 ドル で ビデオ を 貸す   Video   Movie   Club   of   Spring   Field   が 作ら れ 、 これ は 後 に 米国 最大 の ビデオレンタル チェーン の ひとつ   と なっ た 。  レンタル の ビデオテープ が 高価 で ある こと から 、 1990 年 頃 から PPT   ( Pay   Per   Transaction )   システム と いわ れる 方式 が 登場 し た 。  これ は 映画 の 興行 収入 モデル を ベース に し て おり 、 映画 制作 会社 から ソフト （= フイルム ） の 使用 許諾 を 得 た リース 会社 （= 配給 会社 ） は 、 レンタルビデオ 店 （= 映画 館 ） に対して ソフト の リース を 行い 、 レンタルビデオ 店 は 貸出 実績 （= 入場 料 収入 ） に 応じ て 売上 の 中 から ロイヤリティ を リース 会社 に 支払い 、 リース 会社 は 制作 会社 へ 使用 料 を 支払う 。  この システム において 、 制作 会社 は 通常 の 販路 で は ソフト の 売上 が 期待 でき ない 作品 （ いわゆる B 級 映画 や 劇場 未 公開 作品 ） で も ある程度 の 収入 が 期待 でき 、 また 作品 ごと に 貸出 回数 や 客層 など の 統計 情報 を 得 られる メリット が ある 。 レンタルビデオ 店 で は 、 1 本 あたり 平均 8000 円   -   10000 円 かかる 商品 が 1000 円 、 条件 によって は 0 円 （ ただし 通常 と 分配 率 が 異なる ） で 仕入れ られる ため 、 資産 として 購入 する より 安価 に ソフト を 揃える こと が できる 。  これ により 、 著名 な 作品 は 大量 に 投入 し て 顧客 の 満足 と 売上 を 確保 できる とともに 、 知名度 の 低い 作品 も 低 リスク で 幅広い ジャンル の 投入 が 可能 と なり 、 バラエティ に 富ん だ 売場 を 構築 する こと で 競合 店 と の 差別 化 を 図る こと が できる 。 また 、 リース 期間 終了 時 に は 売上 の 良い ソフト は 買い上げ て （ 1 本 1000 円   -   1500 円 程度 。 この 時点 で ロイヤリティ の 支払 は 終了 する ） 自 店 の 在庫 と し 、 人気 の 無い ソフト は 返却 し て 不良 在庫 と し ない メリット も ある 。  その 一方 で 、 通常 は 仕 入 に かかっ た コスト を 償却 すれ ば 以後 の 売上 は 全て 店 の 利益 に なる の に対して 、 リース 期間 中 は 延滞 料金 収入 も 含め た 売上 から 契約 に 応じ て 最低 補償 額 以上 の ロイヤリティ を 支払わ なけれ ば なら ない こと   ( 貸出 料金 が 一定 の 金額 より も 下がら ない 理由 の ひとつ ） 、 貸出 実績 を 管理 ・ 報告 する 都合 上 POS システム が 必須 と なり 導入 に ある程度 の 費用 が かかる こと 、 そして レンタル ショップ 側 に 有利 な 条件 で リース さ れる 作品 に は 著名 な もの が 少ない 、 など の デメリット も ある 。  販売 する メーカ に も デメリット が あり 、 供給 本数 に対して レンタル 需要 が 低い と 利益 率 が 低く なる 。  PPT システム 対象 作品 は 洋画 ・ 邦画 劇場 公開 作品 中心 で あり 、 アニメ 作品 において は PPT の 利用 は 少ない 。  2008 年 まで は アニメ 作品 において PPT システム の 採用 は 少数 で あっ た が 、 2009 年 以降 ソニー・ピクチャーズ が TV 放映 作品 を PPT で 供給 を 開始 以降 は 増加 。  2010 年 以降 エイベックス 、 ジェネオン の 一部 の TV 放映 作品 において PPT による 供給 が 開始 さ れ て いる 。  2011 年 から 大手 映画 会社 東宝 、 2012 年 に 松竹 と ワーナー が 参入 し 供給 本数 に対する 比率 が 増加 し つつ ある 。  大手 映画 会社 系列 で は 中小 ビデオ メーカ が DVD 発売 元 と なり 大手 企業 の 映画 会社 の 販売 網 で PPT 方式 を 利用 する 形態 と なっ て いる こと が 多い （ 例 ： たまゆら   ( アニメ )　 発売 元 ： 竹 書房 、 販売 ： 松竹 ） 。  なお 、 PPT   は   レントラックジャパン   における 呼称 で ある が 、 業界 内 で は ある程度 通用 する 。 レンタル チェーン の   GEO   でも 当初 は   PPT   と 呼称 し て い た が 、 現在 で は 「 レベニュー・シェアリング ( RSS   -   Revenue   Sharing   System )」 という 名称 を 使用 し て いる 。 ただし   RSS   の 仕組み は PPT   と 非常 に 似通っ て いる 。  2000 年 頃 から 、 レンタル の メディア が ビデオテープ から DVD へ の 移行 が 開始 し た 。  DVD は 省 スペース で ある だけ で なく 、 ビデオテープ の よう に 巻き 戻す 手間 が 必要 ない こと 、 読み出し が 非 接触 式 の ため 繰り返し 再生 し て も 劣化 が 起き にくく 画質 ・ 音質 も 良い こと 、 洋画 で は 字幕 ・ 吹替毎 に 在庫 を 持つ 必要 が ない など 、 ユーザー と レンタルビデオ 店 双方 にとって 利点 が あっ た 。 これら の 利点 は 大型 店舗 で 顕著 で ある 。  DVD 以外 の 規格 で は 、 2005 年 7 月 から UMD   Video の レンタル も 開始 さ れ た が 、 再生 機器 は PSP のみ で ある 為 普及 し なかっ た 。  DVD は 、 ビデオテープ に 比べる と 機械 的 な トラブル （ ビデオデッキ へ の テープ の 巻き込み 、 切断 など ） は 起こり にくい が 、 データ 記録 面 全部 が 常に 露出 し て いる ため 1 つ の 傷 が 再生 に 致命 的 な 影響 を 及ぼす こと が ある 。 また 、 粗悪 な 再生 機器 に 起因 する 「 相性 問題 」 （ 再生 不可 や 想定 外 の 動作 など ） も 発生 し うる 。  前者 について は 、 軽微 な 傷 なら ば 研磨 によって 再び 再生 できる よう に なる こと が 多い 。 しかし 、 信号 面 の 保護 層 が 薄い ため 、 1   -   2 回 が 限度 と 言わ れ て いる 。 これら の 問題 を 解決 する 一つ の 方法 として 、 製造 段階 で 傷 が 付き にくく する ハード コーティング を 施し た 商品 （ メーカー 共通 で HC マーク を 表示 ） も 現れ た 。  北米 で は 2007 年 6 月 に ブロックバスター が 、 2008 年 2 月 に ネットフリックス が Blu - ray   Disc の 本格 導入 を 発表 し た 。 国内 で は 2007 年 12 月 、 ゲオ ら により 試験 レンタル が 行わ れ 、 2008 年 3 月 17 日 に TSUTAYA 、 GEO 両社 により 、 ブルーレイレンタル の 全 店舗 導入 が 発表 さ れる 。 GEO は 4 月 12 日 以降 に ワーナー 作品 48 タイトル 、 TSUTAYA は 主要 都市 10 店舗 ワーナー 作品 45 タイトル で 開始 し 、 2008 年 夏 まで に 全 店舗 で 導入 し た 。  レンタル レコード 店 で レコード から コンパクトディスク に メディア が 移行 し た 時 と 同様 に 、 レンタルビデオ 店 は 、 既に ビデオテープ で 保有 し て い た 過去 の 名画 など の 資産 を 、 改めて DVD で 揃え 直す 必要 に 迫ら れ て い た 。 2008 年 3 月 現在 、 多く の TSUTAYA や GEO が DVD のみ の 取り扱い に 移行 し つつ ある 。  2000 年代 に 入る と セル （ 販売 ） DVD 価格 の 下落 で 、 気に入っ た 作品 を レンタル で は なく 直接 購入 する ユーザー が 増え て き た こと や 、 過当 競争 で 貸出 料金 も 下落 し て いく 傾向 に あり 、 中小 の レンタルビデオ 店 が 廃業 し たり 、 大手 レンタル チェーン 傘下 で フランチャイズ 化 する といった 現象 も 起こっ て いる 。 また 、 店舗 で 貸し出し する 業態 以外 に も 、 宅配 による オンライン DVD レンタル や 、 物理 的 な 記録 媒体 による 貸し出し や 返却 を 要さ ない ビデオ ・ オン ・ デマンド （ VOD ） による レンタル サービス も 行わ れ て おり 、 店舗 で の レンタル で は 店舗 側 の 都合 で 頭 から 一部 の 作品 を 入荷 し ない 、 あるいは 制作 元 ・ 配給 元 の 関係 で その 推薦 と 承認 が 得 られ て いる 店舗 だけ に 作品 を 流せる （ 一部 の 作品 で この ケース が 多い ） 為 、 それ 以外 の 店舗 に対して は 店舗 側 の 要請 で も 作品 の 出荷 を 拒否 する 、 予算 等 の 関係 で レンタル 店舗 チェーン の 本部 側 が 作品 を 流す 店舗 を 限定 し て いる など の 理由 により 、 店舗 によって は 配置 が なく 取り扱わ れ ない 作品 も 少なく ない 現状 で は 、 オンライン DVD レンタル や VOD による 配信 サービス は こうした 事情 から 生じる 不公平 や 格差 の 改善 という 点 で 大きな メリット を 享受 できる もの として 期待 さ れ て いる 。  また 、 ビデオ 市場 の 売り上げ 推移 を 見る 限り 、 2005 年 頃 の 動画 共有 サイト および ファイル 共有 ソフト の 利用 が 増加 する の と 市場 規模 の 縮小 が 一致 し て いる ため 、 違法 ダウンロード による 著作 権 侵害 ( レンタル DVD から 違法 コピー さ れ た もの を 含め て ) の 影響 も かなり 大きい と 見 られ て いる 。  ブロックバスター （ 1985 年 設立 ） は 米国 の 大手 の レンタルビデオ 会社 として 、 世界 17 か国 に 従業 員 6 万 人 の 規模 を 有し て い た が 、 市場 の 競争 激化 の 中 で 経営 判断 を 誤り 2010 年 に 倒産 し た 。 ブロックバスター は 1990 年代 に は 約 9000 店舗 を 展開 し て い た が ネットフリックス など インターネット を 中心 に 展開 する 企業 に 押さ れ て 衰退 し た 。  ネットフリックス （ 1997 年 設立 ） も レンタルビデオ 会社 として 設立 さ れ た が 、 無 店舗 型 経営 で インターネット で の 注文 を 受け て 発送 や 返送 を 行う 形態 を とっ た 。 2007 年 に ネットフリックス は 動画 配信 事業 に 参入 。 薄型 テレビ や ゲーム 機 の よう な 様々 な 機器 に 対応 し たり 、 割安 な 定額 制 で 需要 を 拡大 し た 。  日本 市場 で は 業界 の 寡占 化 とともに 、 安売り 競争 も 加速 し て おり 、 総 需要 の 減少 に 歯止め が かかっ て い ない 。 レンタルビデオ の 売り上げ は 、 2007 年 の 3600 億 円 から 2010 年 の 2600 億 円 と 、 4 年間 で 1000 億 円 程度 市場 規模 が 縮小 し た 。 2017 年 時 の 市場 規模 は 1659 億 円 で あっ た 。  2018 年 12 月 の JVA レンタル システム 加盟 店 は 2961 店 で 、 ピーク で ある 1995 年 12 月 の 12454 店 の 4 分の 1 ほど に 縮小 し て いる 。  一方 、 日本 国内 で の PC や 携帯 機器 向け VOD で は ネットフリックス 、 Hulu 、 バンダイ チャンネル 、 GYAO ! 等 の オンライン 動画 配信 サービス や 衛星 放送 が 競合 相手 で ある が 、 欧米 と 異なり 極端 に 有料 放送 加入 率 が 低い こと と 、 オンライン 配信 の 場合 、 低 画質 な 割 に 単価 が レンタル DVD より 高い 、 配信 さ れ て いる 作品 の 数 が 動画 配信 サービス によって 差 が ある 、 海外 作品 は 字幕 版 中心 、 新作 数 を 比べる と レンタル より かなり 見劣り する という こと から 爆発 的 な 普及 に 至っ て ない 。  TSUTAYA と ゲオ の 2 強 で 日本 の レンタル 店 の 過半数 を 占め て いる 。メディアミックス （ media   mix ） は 、 広告 用語 で 、 商品 を 広告 ・ CM する 際 に 特性 の 異なる 複数 の メディア を 組み合わせる こと により 、 各 メディア 間 の 補完 と 相乗 効果 によって 認知 度 を 高め 購入 意向 を 喚起 する 手法 。 また 、 マーケティング 用語 で 、 特定 の 娯楽 商品 （ 商業 作品 ） が 一定 の 市場 を 持っ た とき 、 その 商品 から 派生 し た 商品 を 幾 種類 の 娯楽 メディア を通して 多数 製作 する こと で ファン サービス と 商品 販促 を 拡充 する 手法 。 北米 で は キャラクター など を 他 メディア に フランチャイズ する という 意味 で メディア フランチャイズ （ media   franchise ） と 称さ れる 。  類似 の 言葉 で マルチメディア が 有る が 、 こちら は 複数 の 種類 の 情報 を ひとまとめ に し た メディア を 指す （ メディアミックス は 単一 の 情報 を 複数 の メディア に 分散 さ せる 方法 で ある ） 。  語 の 起源 として は メディア は 「 媒体 」 から ミックス は 「 プロモーション ミックス 」 から とら れ て いる 。  広告 が 効果 を 発揮 する に は 3 回 の 接触 が 必要 、 と する ハー バード ・ E ・ クラグマン の 「 スリーヒッツ 理論 」 を 発展 さ せ た 考え を 基礎 理論 として 、 複数 の 異種 媒体 を 用い て それ に 合わせ た 最適 な 広告 手段 を 計画 する こと 。 決め られ た 広告 費用 で 最大 の 広告 効果 を 得る こと が 目的 と なる 。  日本 において は 、 1973 年 に 小松 左京 の 小説 『 日本 沈没 』 が 光文社 より 刊行 直後 から 間髪 を 入れ ず に 映画 、 ラジオドラマ 、 テレビ ドラマ 等 様々 な 形態 で 相次い で 制作 さ れ 、 それら が 相乗 効果 を 生ん で ベストセラー と なっ た ケース が 大 規模 メディアミックス の 嚆矢 と いえる が 、 代表 的 な 成功 例 として 挙げ られる の は 、 その後 角川書店 が 1970 年代 後半 に 自社 発行 書籍 （ 小説 作品 ） の 映画 化 を 行い 、 その 原作 作品 を 映画 イメージ と 連動 さ せ た 新装 カバー を 付け て 売り込み 業績 を 伸ばし た こと で 「 メディアミックス 」 という 言葉 と共に 注目 さ れ た 広告 手法 で ある 。 これ により 現在 でも 角川書店 と その 関連 会社 （ アスキー ・ メディアワークス 、 富士見書房 など ） は 「 日本 の メディアミックス 商業 展開 の 元祖 的 存在 」 と 見 られる こと が ある 。 ただし 、 自社 の 書籍 を 映画 化 する という 手法 は 徳間書店 が それ より も 早く 試み て おり 、 こちら を 元祖 だ と する 見方 も ある 。  メディアミックス の よう な 事例 は 日本 で も 昔 から あり 、 例えば 『 月形 半平 太 』 など の 作者 行友 李風 が 小説 「 修羅 八 荒 」 を 大正 14 年 （ 1925 年 ） 10 月 27 日 から 、 大正 15 年 （ 1926 年 ） 8 月 12 日 まで 大阪 ・ 東京 朝日新聞 で 250 回 連載 し た が 、 連載 終了 前 に 松竹 蒲田 、 日活 、 マキノ 映画 が 参戦 し た 三 社 による 映画 の 競作 が 行わ れ 、 さらに ラジオ 劇 、 レコード 化 、 浪曲 化 、 舞台劇 に も 連載 終了 前 に 波及 し た 。 当時 は こうした ケース も 珍しく なかっ た と いわ れる 。 　  1970 年代 に は 自主 映画 、 CM ディレクター 出身 の 大林 宣彦 が 東宝 で 映画 『 HOUSE 』 を 撮ろ う として 、 企画 として は 1975 年 に 東宝 の 会議 を 通っ た ものの 撮影 所 の 助監督 経験 の ない 大林 が 監督 する こと に 、 当時 の 東宝 の 助監督 たち が 猛 反対 し 、 その後 2 年 の 間 、 映画 製作 は 始まら ず 。 この 事態 に 業 を 煮やし た 大林 は 「 『 HOUSE 』 映画 化 を 実験 する キャンペーン 」 と 銘打っ て 、 映画 製作 より 先 に 『 HOUSE 』 ブーム を 起こし て やろ う と 積極 的 に メディア に 露出 し たり 、 『 HOUSE 』 を ラジオドラマ に し たり 、 コミック 化 、 ノベライズ 化 など 、 大林 主導 で 「 メディアミックス 」 を 仕掛け て いき 、 これら が 功 を 奏し て 知名度 が 上がっ て 話題 と なり 、 東宝 も 企画 を 進め ざる を 得 なく なっ て 、 2 年 後 の 1977 年 に ようやく 本体 の 映画 化 が 決まっ た こと が あっ た 。 既存 の 映画 界 と は 別 の ところ で 仕事 を し て い た 大林 と 角川 春樹 は 、 ほぼ 同 時期 に それぞれ の 方法 で 「 メディアミックス 」 を 仕掛け て い た 。 これ を 「 メディアミックス 」 の 先駆 と 評価 する 見方 も ある 。 大林 の 「 メディアミックス 」 の 成功 は 、 助監督 経験 の ない 、 撮影 所 育ち で ない 映画 監督 の 出現 という 映画 界 に 新しい 流れ を 生み出し て いる 。 大林 と 角川 が 「 メディアミックス 」 の ヒント を 得 た の は 、 ともに 1970 年 の アメリカ 映画 『 ある 愛 の 詩 』 で ある 。  1980 年代 に は 月刊 少年 キャプテン （ 徳間書店 ） 、 月刊 コミックコンプ （ 角川書店 ） 、 月刊 コミック NORA （ 学習研究社 ） など の いわゆる マイナー 系 の 漫画 雑誌 が 登場 し 、 やがて メディアミックス 企画 の 漫画 を 多数 連載 する こと に なる 。  近年 は 、 元々 一つ の メディア で しか 表現 さ れ て い なかっ た 作品 （ 原作 ） を 、 小説 、 漫画 、 アニメ 、 ゲーム （ コンピュータ ゲーム ） 、 音楽 CD 、 テレビ ドラマ 、 映画 、 タレント 、 トレーディング カード 、 プラモデル など 、 複数 メディア を通じて 展開 する ビジネス モデル を 指し て 、 「 メディアミックス 」 と 呼ば れる の が 一般 的 で ある 。  従来 の ビジネス モデル で あっ た キャラクター 、 小道具 、 施設 など 、 作品 内 に 登場 する 物 を モチーフ と し た 商品 の 販売 、 いわゆる グッズ 戦略 が 、 あくまで 作品 要素 を 模写 ・ 抽出 し た 製品 の 製造 と 販売 によって 当該 作品 の 経済 効果 を 受容 する 戦略 で あっ た の に対し 、 メディアミックス の 売買 対象 は 厳密 に いえ ば 作品 そのもの で あり 、 いわゆる 副次的 な もの で は ある が 創作 物 そのもの を 商品 として 経済 効果 を 吸収 する 媒体 と し た 点 に 大きな 相違 が ある 。 その 結果 、 創作 活動 の 多 軸 化 によって 創作 物 の 量産 を 可能 に し 、 そして 何より 従来 路線 に は なかっ た 爆発 的 な 市場 開拓 力 を 持ち 、 認知 性 （ 知名度 ） の 拡大 、 支持 層 の 開拓 、 「 商品 」 展開 による さらなる ブーム 刺激 と 、 それ による ブーム の 長期 化 ・ 持続 化 の 効果 を も あわせ 持つ に 至っ た 。  この 「 商品 」 展開 による 過熱 化 効果 は 、 規模 が 大きい もの だ と その 重複 効果 が 倍加 さ れ 社会 現象 規模 の ブーム を も 産み 出す 可能 性 を 持つ （ 例 ： 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 など ） とも 云 える 。  1990 年代 、 角川書店 は 『 スレイヤーズ 』 シリーズ において 、 小説 、 漫画 、 アニメ 、 映画 、 ゲーム 、 イベント など を ほぼ 同時 進行 さ せ 、 常に いずれ か の メディア で 商品 を 提供 し 続ける 手法 で 、 同 タイトル 作品 の 長期 的 な 人気 の 持続 に 成功 し た 。 そして 同 時期 に 大 ヒット し た 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 における 製作 委員 会 方式 の 確立 によって 角川書店 の メディアミックス は 大 成功 を 収める 。  また 最近 で は 、 TV 局 方面 で の 映画 ・ ドラマ の メディアミックス 化 が 活発 と なっ て いる 。 漫画 の ドラマ 化 ・ 映画 化 が 一般 的 に なり 始め 、 さらに 逆 に ある程度 TV 放送 で 視聴 率 の とれ た ドラマ など を 漫画 連載 化 する という 形 で の 進出 も 試み 始め られ て いる 。  2000 年代 中半 以降 、 大手 ・ 中堅 出版 社 から 刊行 さ れ たり 、 テレビ 系 メディア や プロダクション が 企画 し た 若者 世代 向け の フィクション 作品 の 多く が 「 何らかの メディアミックス 展開 」 を 導入 し て いる 状況 が ある 。 現在 で は 2 ジャンル 程度 の メディアミックス 展開 が なさ れ て いる 作品 は ごく ありふれ た もの で あり 、 その 程度 の 規模 で 大衆 の 格別 の 関心 を 引く こと は もはや 不可能 に 近い 。  その ため 、 メディアミックス の 展開 自体 も 手間 や コスト 負担 が 増す 傾向 に あり 、 従来 型 の メディアミックス という それ 自体 の 費用 対 効果 に対して も 疑問 を 持つ 企業 が 出 て き て おり 、 「 新た な メディア 展開 」 を 考える べき 時期 に さしかかっ て いる 。  2000 年代 以降 の 大半 の メディアミックス 作品 で は 、 製作 委員 会 方式 を 利用 し た 出資 ・ 制作 ・ 収益 確保 の システム が 構築 さ れ て いる 。 その ため 、 利点 ・ 問題 点 について は 制作 委員 会 方式 の それと 多く は 共通 し て おり 、 資金 面 で 見 た 場合 に は 、 出資 し た 各 企業 が 利益 を 上げる 、 裏 を 返せ ば 赤字 を 出さ ない こと が 、 作品 が 成功 し た と 判定 さ れる ため の 絶対 条件 と なる 。 その 一方 で 、 出資 者 側 の 都合 など により 、 テレビ アニメ など を 従来 型 システム の 作品 より も 遥か に 低 予算 で 制作 する 必要 に 迫ら れる こと も 少なく ない 。 これ により 、 資金 面 で いえ ば 収益 の 管理 の 他 に 、 制作 初期 の 段階 から 予算 管理 が 極めて シビア な もの に なる こと が 見 られる 。  それら は 、 アニメ 作品 など で は 予算 超過 へ の 懸念 から 制作 スタッフ が 作画 、 特に 枚数 を 要する アクション シーン など で 大幅 な 方針 転換 を 余儀なく さ れ たり 、 バンク システム の 過剰 な 多用 に 追い込ま れる 、 あるいは 当初 予定 し て い た 高い 実力 と 知名度 を 持つ スタッフ が 起用 でき ない など といった 事態 が 発生 する 要因 と なっ て いる 。 また 、 アニメ ・ 声優 業界 の 歴史 的 経緯 や 「 ランク 制 」 など の 業界 内部 の 制度 面 の 事情 も あっ て 、 声優 の ギャラ など の コスト カット は 脇役 ・ 端役 で あろ う と も 極めて 困難 で あり 、 結局 は それら の しわ寄せ が 最終 的 に 作画 部門 など に 集まっ て しまう こと が 多く 、 作画 ・ 動画 の 実 制作 の 現場 で コスト カット を 突き詰め 過ぎ た 結果 、 品質 管理 が ままならなく なり 、 最終 的 に 海外 の プロダクション に 下請け に 出し て い た 部分 や 予算 の 都合 から スタッフ の 「 穴 」 を 埋め られ なかっ た 部分 など で 品質 面 の 破綻 が 起き て しまう 、 作画 監督 など の ポスト に 責任 を 負える 力量 の 人物 を 配置 でき ず に 『 アラン ・ スミシー 』 的 な 架空 名義 が 発生 し て しまう 、 など の 異常 な 事態 に も 繋がっ て くる こと に なる 。 　 　  日本 の 製作 委員 会 方式 による 著作 権 管理 は 大変 に 厳格 な もの と なっ て おり 、 近年 の 世界 で ブーム と なっ て いる 「 日本 の アニメ ・ 漫画 」 を 利用 ・ 訳 案 し た 映画 作品 を 制作 し たい ハリウッド など から 不満 が 出 て いる 。  1990 年代 に は 、 作品 の 横 方向 展開 に 留まら ず 、 クリエイター そのもの が チャネル を 分散 さ せる こと も 、 メディアミックス を 象徴 する 風潮 で あっ た が 、 これ は 現在 に も 時折 見 られる こと が ある 。  わかり やすい 例 で は アニメーター と 漫画 化 担当 者 の 間 において 、 表現 ・ 画風 は 同一 で あり ながら メディア 毎 に 異なる 名義 を 用いる ケース が ある 。 単一 の 人物 が 複数 名義 を 駆使 し て 複数 の 人物 を 演出 する ケース 以外 に も 、 単一 スタジオ で の 分業 制 で メイン 担当 者 の 名義 と し たり 、 税金 対策 を 目的 に 複数 名義 を 駆使 し たり と 、 作品 ・ クリエイター 毎 に 事情 は 異なる が 、 メディアミックス という 言葉 が 連想 さ せる 象徴 的 な 創作 スタイル で ある 。  こうした 結果 、 特定 の クリエイター の ファン と なり 、 その 仕事 について の 追跡 を 極めよ う と する 場合 において も 、 混乱 を 招く こと が あっ た 。 単一 の 原作 ・ 企画 から 複数 の メディア で 展開 さ れ た 版権 物 に 携わる 人物 について も 、 「 キャラクター デザイナー A と 漫画 家 B は 同 一人物 で ある か 否 か 」 「 イラストレーター C と 漫画 家 D が 同 一人物 で ある か 」 など を 見極める 余地 も 無い まま 、 継続 的 かつ ハイペース で 増加 し て いく さまざま な 関連 商品 を 、 混乱 し ながら 片っ端 から 購買 する こと を 迫ら れ 、 経済 的 負担 とともに ストレス が 高まり 疲弊 し て いっ た 。  視聴 者 が 原作 や 他 メディア の 派生 作品 に も 同時 並行 的 に 目 を 通す こと を 前提 として 、 複雑 な プロット や 多 すぎる 設定 を 盛り込み 過ぎ た 結果 、 メディアミックス 作品 について は 原作 の 設定 を 活かし きれ ず 、 プロット は 説明 不足 かつ 詰め込み 過剰 で 、 派生 作品 を 精読 せ ず に 本編 単体 を 見 た だけ で は ストーリー や 主要 キャラクター の 関係 さえ も よく 理解 でき ない という 、 本末転倒 の 結果 に なる こと が ある 。  また 、 特に アニメ において は 、 造詣 の 深い アニメ ファン ・ 出演 声優 に対する ファン ・ 制作 プロダクション の 固定 ファン など を 取り込む こと を 目的 に 、 主要 な スタッフ が 過去 に 携わっ た 他 作品 や 出演 声優 にまつわる 話題 など の 楽屋落ち 的 な 小 ネタ を 随所 に 織り込む など 、 「 アニメ ファン と 比較 し て 原作 ファン を 軽視 し て いる 作品 内容 」 と 言わ れ て も 反論 が でき ない 様 な 作品 は 、 ギャグ 作品 は もとより シリアス 系 の 作品 で すら 決して 珍しい もの で は ない 。 極端 な 場合 、 アニメ に対する 興味 が 普段 は 比較的 薄い 原作 ファン が 見 た ところ で 全く 理解 の でき ない （ ギャグ ・ パロディ に し て も 何 が 面白い の か が わから ない ） 小 ネタ が 頻出 する よう な 作品 も あり 、 この 様 な 作品 で は 結局 は 原作 ファン が 取り残さ れる こと に なっ て しまう 。  メディアミックス で は 多 すぎる 設定 の 詰め込み という 問題 と は 逆 の 問題 も 起き 得る 。  連載 が 順調 に スタート し た 人気 作家 の 作品 や 、 読者 アンケート の 高 評価 を 背景 に シリーズ 化 の 展開 が 決定 し た 作品 において は 、 作品 の スタート 開始 から わずか 数 ヶ月 の 短期間 で メディアミックス 展開 が 決定 する もの が 珍しく ない 。 さらに は 、 原作 の 作家 ・ クリエイター が 持つ 高い 人気 ・ ファン へ の 訴求 力 を 利用 する こと を 前提 と し た 作品 や 、 アニメ 業界 や テレビゲームソフト の メーカー など と の 強い コネクション を 持つ 人物 ・ 企画 スタジオ が 原作 を 手掛ける 作品 など で は 、 まず 最初 に 複数 の メディアミックス 作品 を ほぼ 同時に スタート さ せる こと を 前提 と し た 企画 が 立案 さ れ て 、 この 企画 が 出版 社 や 映像 会社 など へ 持ち込ま れる という 順序 の もの や 、 出版 社 が 企画 を 立ち 上げる に し て も 、 出版 の 企画 立ち 上げ と ほぼ 同時に 何らかの メディアミックス 展開 の 実施 が 決定 する もの が 見 られる 。  この よう な 作品 の 場合 、 物語 や 各種 設定 の 蓄積 が 原作 作品 と その 作者 側 で も まだ 不足 し て いる 状態 で 、 関連 作品 の 制作 が 行わ れる こと に なる 。 その 結果 、 関連 作品 は 製作 開始 時点 で の 原作 の 雰囲気 に すり 合わせ て も 独自 性 の 高い もの が 中心 と なる が 、 結果 として 物語 が 進行 し て いく 内 に 原作 と の 間 で 作品 内容 に 乖離 が 発生 し 、 主要 キャラクター の 能力 や 設定 を 巡っ て 大きな 矛盾 が 発生 し て しまう こと も ある 。 また 、 原作 作品 が 長期 シリーズ と なっ た 場合 、 物語 の 進展 や 変化 に 伴っ て 、 結果 的 に 性格 ・ 雰囲気 ・ 主旨 が 全く 異なる 作品 と なっ て しまう こと も ある 。  これら の 結果 として 、 一定 期間 を 空け て 再度 の メディアミックス 展開 を 行お う と し た 場合 、 以前 の メディアミックス 作品 と の 整合 性 が 付け られ なく なっ て しまう こと が ある 。 その ため 、 場合 によって は メディアミックス 作品 側 の 計画 し て いる 内容 に 原作 側 を すり 合わ させる という 主従 転倒 の 事態 が 起き たり 、 以前 の メディアミックス で 製作 さ れ た 関連 作品 を 「 全て なかっ た こと 」 として 扱わ なけれ ば なら なく なる 羽目 に おちいる こと も ある 。  これら の 問題 の 他 、 経済 効果 の 期待 値 が 最大 と なる 作品 人気 の 「 旬 」 ( 売り 時 ) を 逃さ ない よう 、 有力 な 出資 者 が 現場 の 実情 を 無視 し て 設定 し た 強引 な スケジュール や 納期 の 設定 など も 要因 と なっ て 、 品質 面 ・ 内容 面 で 重大 な 問題 を 抱え た 作品 と なっ て しまい 、 結局 は 原作 作品 の 販売 促進 という 意味 で まるで 役に立た なかっ たり 、 メディアミックス 作品 から 入っ た ファン に 無用 の 誤解 を 与え て しまう 。 さらに ひどけれ ば 、 品質 面 ・ 作品 内容 の 破綻 だけ が 話題 に なっ て しまう など 、 メディアミックス として は 本末転倒 の 結果 と 低 評価 に 終わっ て しまう 企画 は 、 アニメ ・ 映画 ・ テレビ ゲーム など 、 ジャンル を 問わ ず 少なから ず 見 られる 。  アニメ 化 ・ ドラマ 化 ・ ゲーム 化 ・ 小説 化 など 、 漫画 の 原作 から 派生 し た 作品 は 非常 に 数 が 多く 、 メディア も 多岐 に わたる 。 また 漫画 の アニメ 化 作品 で は 、 『 魔法使い サリー 』 『 ゲゲゲ の 鬼太郎 』 『 風 の 谷 の ナウ シカ 』 の よう に 原作 の 知名度 が 低い が 、 アニメ として は 大 ヒット する 作品 も 少なく ない 。 従って 、 しばしば 漫画 原作 で ある 作品 が 、 「 アニメ が 原作 」 で ある もの と 混同 さ れ がち で ある 。  漫画 化 ・ ゲーム 化 ・ 映画 化 ・ ノベライズ など 。 アニメ の 場合 、 原作 者 が 個人 （ 自然人 ） 名義 で クレジット さ れる こと は ほとんど なく 、 合同 の ペンネーム （ 擬人 名称 ） または 法人 名義 （ アニメ 制作 会社 など ） で クレジット さ れる こと が 多い 。 これ は 著作 権 登録 の 際 、 法人 名義 が 認め られ ず 、 個人 名義 で なけれ ば なら ない 時期 が あっ た 頃 の 名残 として 残さ れ て いる こと に 起因 する （ 例 ： サンライズ の 矢立 肇 ・ 東映 アニメーション の 東堂 いづみ など ） 。  映画 化 ・ アニメ 化 ・ 漫画 化 ・ ノベライズ など 、 特に 近年 で は ハリウッド で 映画 化 さ れる 展開 が 多い （ バイオ ハザード シリーズ 、 トゥームレイダー など ） 。  漫画 化 ・ アニメ 化 ・ ドラマ 化 ・ ゲーム 化 ・ 映画 化 など 。 特に 1990 年代 以降 メディアミックス 展開 の 中心 核 と なり 、 アニメ 業界 と 強力 な コネクション を 築い た 角川 ホールディングス 系列 の 各 出版 社 の レーベル から 刊行 さ れ て いる ジュブナイル・ライトノベル の 作品 について は 、 人気 が 出れ ば 即 アニメ 化 ・ 漫画 化 という 形 で 直結 する 傾向 が 強い 。  また 、 脚本 家 兼 小説 家 で ある あか ほり さ とる や 、 様々 な ジャンル の 作品 で 原作 を 手掛ける マルチクリエイター の 広井 王子 に 代表 さ れる 様 な 、 ライトノベル・テレビアニメ・テレビゲーム など 複数 の 業界 に 多岐 にわたる コネクション を 持つ 人物 が 、 小説 形式 で 原作 を 担う 場合 、 当初 から ライト ノベル の シリーズ の 企画 と 各種 メディアミックス の 企画 が 平行 し て 進め られ て ゆく こと も ある 。  漫画 化 ・ ノベライズ・ゲーム 化 など 。  同時 進行 で 展開 さ れ た ケース も 含む 。  アニメ ショップ の マスコット キャラ から 派生 し メディアミックス し た 物 も あり 、 ブロッコリー が 展開 する 「 ゲーマーズ 」 の 『 デ・ジ・キャラット 』 と アニメイト の 『 アニメ 店長 』 が ある 。 『 デ・ジ・キャラット 』 は 、 テレビ アニメ 化 、 アニメ 映画 化 、 ドラマ CD 化 、 漫画 化 、 ライト ノベル 化 し て いる 。 『 アニメ 店長 』 は ドラマ CD 化 、 漫画 化 、 アニメ 化 （ ただし 、 プロモーション ビデオ のみ ） し て おり 、 また 『 ら き ☆ す た 』 に 一部 キャラクター が 登場 する など 他 作品 と の タイアップ も 果たし て いる 。総 音程 音 列 （ そう おん て いお ん れつ ） と は 、 例えば 十 二 平均 律 の 場合 、 短 二 度 から 長 七 度 まで の 全て の 音程 を 含む 12 音 列 を 指す 。 原理 的 に は 、 1 オクターブ 内 に 存在 する X 音 から 生まれる 全て の 音程 を 含む X 音 列 、 と 解さ れる べき で ある 。全集 （ ぜん しゅう 、 、 ） という 言葉 は 、 主 に 特定 の 人物 の 全 著作 、 全 文章 を 収録 し た もの 、 または 主 な 著作 等 を 選び 編集 し た もの 、 また 特定 の 時代 ・ 国 や 地域 の 主要 な 文学 的 著作 を 編纂 し た もの 、 和洋 の 美術 ・ 歴史 的 文化財 を 撮影 し た 写真 を まとめ た もの （ 日本 古典 文学 全集 、 世界 美術 全集 など ） など に 使わ れる 。  「 全集 」 という 言葉 を 字義 通り に 解釈 すれ ば 、 たとえば 特定 の 作家 の 全集 の 場合 、 作品 だけ で なく 日記 、 書簡 、 雑記 や メモ その他 、 著者 の 手 に なる 文章 すべて を 収録 する 完全 全集 と とれる が 、 実際 に は 、 一般 の 読者 にとって 一定 程度 以上 の 意味 の ある もの だけ を 選ん で 編集 し た もの を 「 全集 」 と 名づける 場合 が 多い 。  ところで 、 有限 な 「 全集 」 に 誰 の 何 を 入れ 、 幾 巻 を さく か 、 誰 、 何 を いれ ない か という 選択 は 、 すぐれ て 編集 的 行為 で あり 、 この うえ なく 具体 的 な 批評 で も あり 得る （ たとえば 紙上 の プラン として は 丸谷 才一 、 三浦 雅士 、 鹿島 茂 の 『 文学 全集 を 立ち あげる 』 （ 2006 年 、 文藝春秋 ） が あり 、 実際 に 池澤 夏樹 は 個人 編集 という かたち で 、 『 池澤 夏樹 = 個人 編集   世界 文学 全集 』 ・ 『 池澤 夏樹 = 個人 編集   日本 文学 全集 』 を 河出書房新社 より 刊行 し た 。 また 、 坪内 祐三 は 、 みずから が 編集 し た 筑摩書房 の 「 明治 の 文学 」 の シリーズ で 饗庭 篁村 に 1 巻 を 割い た こと を 特徴 として 自負 し て い た 。 ）  中国 文学 者 の 高島 俊男 は 、 大学 で 講義 し た 際 に 「 明治 文学 全集 に は 高島 先生 の 言っ た 『 ○ ○ 作 の × × 』 という 作品 は 入っ て い ない 。 ゆえに そんな 作品 は 存在 し ない 、 嘘 を 言わ ない で 下さい 」 と （ 「 全集 」 という 言葉 を 字義 通り に 解釈 し た ） 大学生 に 詰め寄ら れ た という （ あまりに その 学生 が 愚か すぎ て 信じ がたい ほど の ） 体験 を 書き残し て いる 。 ただし 、 中国 古典 において は 、 『 全 唐詩 』 『 全 宋 詩 』 など に 、 その 時代 の 遺 存する 全 作品 が 収録 さ れ て いる ので 、 それ を 日本 に 敷衍 し て 解釈 し た 可能 性 も ある 。  古く は 漢籍 の 「 石 雲 山人 詩文 全集 」 など の 例 が ある 。 近代 以降 の 文学 全集 で は 没後 まもなく 編ま れ た 「 一葉 全集 」 「 紅葉 全集 」 など が 先駆 的 で ある 。 本格 的 な 全集 として は 、 岩波書店 の 「 漱石 全集 」 の よう に 小説 、 評論 から 日記 、 書簡 、 断簡 零墨 まで を 集め た もの が ある 。 これ は その 人物 の 業績 や 思想 を 全て 網羅 しよ う と する もの で 、 一つ の 理想 的 な 形態 で は あろ う 。 「 漱石 全集 」 は 度々 新た な 編集 が 行わ れ て おり 、 改訂 の たび に 新 発見 資料 の 収録 や 本文 校訂 が 行わ れ て いる 。 また 、 1970 年代 に は 、 筑摩書房 が 、 『 校本 宮沢 賢治 全集 』 で 、 推敲 の 過程 の 作者 によって 消さ れ た 部分 まで 復元 し た こと によって 、 「 銀河 鉄道 の 夜 」 の 成立 史 など 、 研究 を 深める 材料 を 提供 し た こと も ある 。  まだ 生存 し て いる 作家 が これ まで の 作品 を まとめ た 全集 を 編む こと も ある 。 この 場合 、 全集 刊行 後 に 発表 さ れ た 作品 は 当然 、 全集 から 漏れる こと に なる ので 、 不完全 な 全集 と なら ざる を 得 ない （ ただし 、 司馬 遼 太郎 全集 の よう に 、 生前 刊行 分 の 続 巻 という かたち で 完全 な 全集 を 完成 さ せる こと も ある ） 。 中国 で は 、 存命 中 に 出る もの は 「 文集 」 で あり 、 存命 中 に 全集 が 出る こと は ありえ ない 。 世界 文学 全集 の 類 と 並び 、 日本 で 大々的 に 営業 上 の 理由 から 〈 誤用 〉 さ れ て いる 語 で ある 。  古く は 「 陸軍 法令 全集 」 （ 1889 年   -   1990 年 ） など の 用例 が ある 。  クラシック 音楽 で 「 ベートーヴェン 交響曲 全集 」 の よう に 用いる 例 も ある 。 この 種 の 全集 は 主要 作品 のみ という パターン は あまり なく 、 一応 全 作品 を 収める が 、 「 断簡 零墨 」 に 類する よう な 習作 や 断片 を 収める か どう か は 編集 方針 次第 で ある （ 一 例 として 、 ブルックナー の 交響曲 全集 に は 、 交響 曲 第 0 番 など の 初期 の 習作 を 入れ ない もの が 多数 存在 する ） 。  全集 に は 、 販促 物品 として 、 「 内容 見本 」 と よば れる パンフレット が 事前 に 作成 さ れる こと が 多い 。 そこ に は 、 関係 者 の エッセイ など が 書き下ろさ れ 、 その 対象 へ の 証言 や 研究 に 資する もの も ある 。 石川 淳 が いろいろ な 全集 類 に 寄せ た 文章 が 有名 で ある 。  また 、 刊行 時 の 付録 として 、 「 月報 」 と 呼ば れる はさみこみ が 付さ れる こと も 多い 。 これ も 、 対象 作家 の 研究 に 資する エッセイ や 、 同 時代 批評 など が 収録 さ れる ため 、 古書 店 など で 取引 さ れる 際 に は 、 月報 の 有無 が 価格 を 左右 する こと も ある 。テレビ アニメ は 、 テレビ 放送 用 に 制作 さ れる アニメ 作品 （ テレビ 番組 ） を 指す 。 「 テレビ アニメーション 」 の 略語 で 、 「 TV アニメ 」 と も 表記 さ れる 。  本 項 で は 、 日本 の 地上波 テレビ局 、 BS ・ CS 局 の テレビ 放送 用 に 製作 さ れる 商業 アニメ 作品 （ 番組 ） について 解説 する 。  標準 的 な 事例 として は 、 1 回分 を 30 分 （ CM など も 含め た テレビ 放送 時間 ） と する 連続 作品 として 制作 さ れる ほか 、 5 分 から 15 分の 短編 アニメ 作品 や 、 レギュラー 放送 番組 の 長編 特別 番組 、 単発 の 長編 特別 番組 など も 存在 する 。  多く の 作品 は 児童 ・ ファミリー 向け で 、 「 アニメ は 子供 の もの 」 という 認識 は 、 世界 初 の 連続 商業 テレビ アニメ 『 鉄腕 アトム 』 （ 当時 は テレビ マンガ と 呼称 さ れ た ） 放送 時 から 基本 的 に 変化 は ない が 、 アニメ に 拒否 感 を 示す 者 の 割合 は 減少 傾向 に ある 。 これ は アニメ を 視聴 し て 成長 し た 層 が 増加 し た こと による が 、 「 アニメ は お たく の もの 」 という 認識 も 広まり つつ ある 。  野村 総合 研究所 は 、 テレビ アニメ の 録画 率 は 他 ジャンル 番組 と 比べ て 際立っ て 高く 、 特に BS 放送 で 顕著 に なる という 調査 結果 を 発表 し て いる 。  インターネット 配信 が 普及 し た 現在 でも 「 テレビ 放送 の 実績 が 海外 の 視聴 者 に は 特別 に 映る 」 という 理由 から 先行 し て 有料 配信 の 後 、 「 海外 戦略 の 為 に 宣伝 」 と 位置づけ て テレビ局 の 放送 枠 を 購入 し て 放送 する 事例 も ある 。  作品 に関して は 「 日本 の テレビ アニメ 作品 一覧 」 を 参照 。  30 分 枠 番組 の 構成 は おおむね 以下 の 通り （ ここ で は 『 マシュマロ 通信 』 の 本 放送 版 を 基本 に し て 記述 する ） だ が 、 作品 によって は 「 実写 パート と の 混成 」 と なる もの も あり 、 下記 の フォーマット と 異なる 場合 も ある 。  基本 的 に 本編 （ 約 24 分 ） と 、 CM （ 約 6 分 ） の 合計 で 30 分 と なる 。 CM は 15 秒 単位 で 制作 さ れる ため 、 各 パート も 15 秒 が 基本 単位 で 、 警告 （ 啓発 ） と アイキャッチ の 合計 は 15 秒 、 テーマ 曲 は 90 秒 （ 60 秒 ・ 150 秒 ） に なる 。  CM 放送 が 放送 法 など の 関連 法令 で 禁じ られ て いる 公共 放送 の NHK や 、 WOWOW ・ アニメ 専門 チャンネル など の 有料 衛星 放送 において も ローカル 局 へ 放送 権 を 販売 する など の 2 次 利用 の ため 、 上記 の フォーマット を 採用 し て いる 。 その 場合 、 本来 の CM の 時間 を 視聴 者 から 寄せ られ た イラスト など の 紹介 コーナー や ミュージック クリップ 、 番組 等 の 宣伝 を 加え て 25   -   30 分 枠 として 放送 し て いる 。  作品 や 放送 局 によって は 、 放送 開始 時刻 から 暫く CM を 流し て から 本編 放送 開始 、 という ケース も 多く 見 られる 。  また 再 放送 にあたって は 、 再 放送 枠 自体 が 通常 の 30 分 より やや 短い 場合 など 、 放送 枠 の 都合 上 により CM 放送 時間 を 捻出 する ため に OP ・ ED や 次回 予告 、 場合 によって は 本編 の 一部 が カット さ れる 事例 が ある 。 特に 通常 の フォーマット より 本編 が 長め に 制作 さ れ た 作品 で これ が 顕著 に なる 。  日本 初 の 30 分 テレビ アニメ シリーズ 『 鉄腕 アトム 』 で 、 制作 プロダクション 主宰 の 手塚 治虫 が 同時に 原作 者 の 立場 で あり 、 自身 の 作品 の アニメ 版 著作 権 を 放送 局 に 売り渡す こと に 難色 を 示し た こと に 放送 局 も 同意 し 、 その後 も 同じ 方式 が 踏襲 さ れ た 。 放送 局 が 直接 アニメ 制作 会社 を 子会社 として 設立 する など の 方法 で 制作 に 関与 し たり 、 著作 権 を 買い取っ た アニメ 番組 も 初期 に は 存在 し た が 、 版権 ビジネス が 成立 し ない ため に 現在 で は 存在 し ない 。  コスト カット や 人手 不足 など の 事情 から 、 およそ 40 年 前 から アニメーション の 実 制作 の 少なから ぬ 部分 （ 特に セル や 背景 の 作画 ） が 中国 や 韓国 など 日本 国外 の 制作 会社 に 外注 さ れ て おり 、 日本 国内 の コンテンツ 産業 は それ を 支える 根底 の 部分 で 空洞 化 が 指摘 さ れ て いる 。 また 、 これ により 作画 の 過程 で キャラクター や 作風 まで 知ら れる こと に なる ため 、 別 作品 で 盗用 さ れ たり 、 作画 監督 へ の 指示 が 十分 に 行き届か ず に 意図 し た 通り の 作画 に なら ない 崩壊 も 生じ て いる 。  2000 年代 に 入り 深夜 アニメ の 本数 が 増加 する に 比例 する か の よう に 制作 トラブル も 増加 傾向 に あり 、 放送 スケジュール に まで 影響 を 及ぼす 事例 も 相次い で いる の が 現状 で ある 。  1980 年代 頃 から 出版 社 や レコード 会社 、 広告 代理 店 など が テレビ局 の 放送 枠 を 買い取り 、 パッケージ 販売 を 前提 と し た 形態 の 作品 が 急増 し て いる 。  題材 は 幅広く 、 多種 多様 な もの が 使用 さ れ て いる 。  詳細 は を 参照 。  作品 によって は 下記 に ある 複数 の 層 を ターゲット と し た 作品 も 存在 する 。  この 時間 帯 に 本 放送 さ れる テレビ アニメ を 当 項 で は 便宜上 「 全 日 枠 アニメ 」 と 呼ぶ こと に する 。  一般 的 に は 23 : 00   -   翌日 5 : 00 の 間 に 深夜 番組 として 本 放送 さ れる アニメ 作品 を 指す （ 23 : 00   -   24 : 00 は 前述 の 全 日 帯 アニメ と 重複 ） 。  放送 開始 時 は ゴールデンタイム が 22 、 23   -   24 時   -   翌日 5 時 に 朝 の 番組 が 始まる 直前 まで を 深夜 帯 と し て い た こと や プライムタイム・ノンプライム の 区分 が なかっ た こと 、 また 特定 の 層 を 対象 に し た 作品 が 多い （ 全 日 枠 と 比べ て マイナー な ジャンル など ） など の 特徴 が あり 、 アニメ の ジャンル として 区別 さ れる こと も ある 。  番組 編成 の 都合 による 変則 的 な 事例 で 、 全日 枠 アニメ が 地方 局 や BS 局 で は 深夜 帯 に 、 逆 に 深夜 アニメ が 地方 局 や BS 局 で は 全日 枠 で 放送 さ れる 事例 も ある 。 また 、 シリーズ によって 全 日 枠 と 深夜 枠 が 入れ替わっ た 事例 が いくつ か ある 。  最近 で は 関東 圏 の 独立 局 を 中心 に 深夜 アニメ 放送 時間 帯 の 前倒し が すすん で いる 。 特に TOKYO   MX で は 週末 を 中心 に プライム タイム に 属する 22 時 から 関連 番組 を 含め て 放送 を 行っ て いる 。 また 選挙 特番 放送 時 など の 際 は 放送 時間 を さらに 前倒し て ゴールデンタイム 帯 にて 深夜 アニメ の 放送 も 行う 場合 も ある 。  " 原則 として ネット 形態 に関して は 民放 の ケース で 記述 する 。 "  ネットワーク セールス 番組 の 場合 は 原則 として 「 製作 局 と 同一 系列 局 」 で の ネット と なる が 、 系列 局 の ない 地域 で は 同じく スポンサードネット （ スポンサー 付き ） か 、 番組 販売 （ スポンサー なし ） で の 放送 と なる 。  全 日 帯 で 放送 さ れる 子供 向け の 場合 、 系列 外 の 遅れ ネット で も スポンサードネット さ れる こと が ある が 、 深夜 アニメ で は 番組 販売 による 放送 が 主流 を 占める 。 ローカル セールス 番組 の 場合 は その 限り で なく 、 特に ローカル 局 製作 番組 で は 地域 ごと に 系列 が 異なる ケース も 見 られる 。  制作 局 の 放映 権 契約 が 切れ た 後 は 、 放送 キー 局 の 系列 外局 で も 再 放送 さ れる こと も ある 。  また 、 長期 シリーズ 番組 の 場合 、 シリーズ 途中 で 異なる 系列 で の 放送 に 変更 さ れる ケース も 稀 に 見 られる 。  テレビ局 の 編成 サイクル は 1 クール （ 3 か月 、 13 週 ） が 基本 単位 で 、 3 か月 で 計 12 回 〜 13 回 の 放送 枠 を 「 1 クール 」 と する の が 基本 に なっ て いる 。  シリーズ の 最初 の 1 クール の 放送 が 終了 し て から 続編 の 制作 が 決定 し た 場合 、 続編 は 通称 「 2 期 」 （ または 「 第 2 シリーズ 」 など ） と も 呼ば れる 。  1990 年代 まで は 1 年 単位 （ 約 50 話 前後 ） が 最も 一般 的 で あっ た が 、 その後 の 情勢 の 変化 で 、 全日 枠 アニメ は 6 か月 （ 2 クール ） 、 深夜 アニメ は 3 か月 から 6 か月 を 放送 期間 と する 放送 権 契約 が 主流 に なっ た 。  放送 期間 は 、 民放 局 の 場合 は 視聴 率 や 関連 商品 の 売り上げ など で （ 続編 ・ シリーズ 化 を 入れ て ） 延長 さ れる こと も あれ ば 、 スポンサー の 倒産 や 視聴 率 不振 など の 理由 で 打ち切り や 、 放送 枠 が 早朝 ・ 深夜 枠 など に 変更 さ れる 例 も ある 。 また 、 原作 が 終了 し て い ない 作品 の 場合 、 アニメオリジナルエピソード を 挟ん だり 、 あるいは 打ち切り 漫画 に 近い 形 で 終結 さ せ たり 、 期間 を おい て 続編 を 再開 さ せる 事例 も ある 。  深夜 アニメ で は 、 2002 年 頃 から 地上波 デジタル テレビ 放送 準備 工事 に 伴う 放送 休止 や 、 事件 、 事故 、 災害 の 発生 に 伴う 臨時 の 報道 特別 番組 や スポーツ 中継 の 延長 など で 放送 枠 が 逼迫 し 、 その 影響 で 最終 話 まで 放送 でき ない 事例 も 多発 し て い た 。 その 防止 策 として 、 企画 当初 から 本編 の エピソード 数 を 通常 の 1 クール （ 12 話 ～ 13 話 ） より 1 〜 3 話 程度 削減 し 、 全 10 話 前後 で 終了 する 構成 の 作品 も 増加 し て いる 。  基本 的 に 地上波 （ ここ で は 原則 として 広域 放送 を 含む 放送 対象 地域 単位 で 扱い 、 同 一 広域 圏内 で の 複数 独立 局 で の 同 時期 放送 は 含め ない ） および BS で は 1 番組 につき 1 放送 局 の 1 枠 と し て いる （ スカ パー ! で は 週 3 回 以上 の リピート 放送 を 多数 行っ て いる ） 。  ここ で は 基本 的 に 放送 に関して は ローカル セールス 枠 番組 の 場合 で 解説 する 。  基本 的 に ほとんど の 作品 が 在京 キー 局 や 、 首都 圏 の 独立 局 （ TOKYO   MX など ） で 先行 し て 放送 さ れ 、 続い て 近畿 ・ 中京 圏 など 主要 地域 の 民放 で 放送 さ れる 。 その他 の 地方 局 や BS 放送 で は さらに 遅れ ネット か 未 放送 と なる 傾向 が 強く 、 地上波 未 放送 地域 で は 有料 の アニメ 専門 チャンネル 頼み に なる ケース も 未だ 見 られる 。  ただし フジテレビ 系列 深夜 アニメ 『 ノイタミナ 』 枠 の 場合 は 、 2015 年 4 月 現在 で は サガテレビ を 除い て 地上波 レギュラー ネット 局 で 同日 ネット と なっ て いる （ 一部 局 で は 同時 ネット 。 かつて は BS フジ で も ネット し て い た が 打ち切り と なっ た ） 。 MBS の 深夜 アニメ 枠 『 アニメ イズム 』 も 、 2015 年 4 月 より 地上波 レギュラー ネット 局 で 同日 ネット と なっ た 。 また 、 AT - X など アニメ 専門 チャンネル 製作 委員 会 参加 番組 の 一部 に は 、 出資 局 で 最速 放送 と なる 事例 も ある 。  2010 年代 なかば に 入る と 、 テレビ東京 と BS ジャパン 、 あるいは TOKYO   MX など の 主要 独立 局 と BS 11 や BS フジ など の BS 局 と の 組み合わせ による 、 それぞれ 「 大都市 圏 は （ 独立 局 の ） 地上波 、 地方 は BS 」 と 言っ た 役割 分担 の 形 で 、 低 コスト で の 全国 同時 ネット を 実現 さ せ て いる 番組 が 、 特に 後者 において 徐々に 増加 し て いる （ BS 11 の 調査 で は 同局 の 視聴 者 の 8 割 が 地方 在住 者 で あっ た ） 。  また 、 同じく 少数 派 で は ある が 「 関東 ・ 関西 圏 の 独立 局 のみ で の 同時 ネット 」 は 、 TOKYO   MX ・ KBS 京都 ・ サンテレビ で の 『 有頂天 家族 （ 第 1 期 のみ ） 』 『 ご 注文 は うさぎ です か ??』『 ラブ ライブ ! サンシャイン !!』『 ろ ん ぐらい だ ぁす !』『 BanG   Dream !』 など が 挙げ られる （ いずれ も BS 局 で は 遅れ ネット ） 。  インターネット 配信 の 場合 、 地上波 全国 同時 ネット 番組 で あっ て も 視聴 率 の 兼ね合い も あり 基本 的 に 最速 テレビ 放送 の 後 に なる （ 「 見逃し 配信 」 と 銘打つ ケース も 多い ） 。 ただし 日本テレビ 製作 深夜 アニメ 作品 や MBS 製作 『 TIGER   &   BUNNY 』 、 TOKYO   MX ・ BS 11 ・ ABC 共同 製作 『 アルドノア・ゼロ 』 、 『 ReLIFE 』 『 ひな この ー と 』 など の よう に 、 最速 放送 局 と 同時 配信 、 あるいは （ 有料 ながら も ） 最速 放送 局 より 先行 配信 、 更に 近年 で は 最速 放送 局 より も 更に いち早く 無料 配信 を 行う ケース も 登場 し て いる 。 また 、 『 亡念 の ザムド 』 など Web アニメ として 配信 さ れ た もの を 後日 テレビ 放送 する ケース も 散見 さ れる 。  民放 で 放送 する 場合 、 制作 費 ・ 放送 費用 ・ CM の 広告 料 を 「 提供 」 する スポンサー が 必要 不可欠 と なる 。 スポンサー の 要望 が 作品 設定 に 多大 な 影響 を 与え （ これ は 子供 向け 特撮 番組 でも 同様 で ある ） 、 これ を 作品 に 違和感 なく 反映 さ せる こと が 担当 アニメーター の 力量 を 測る バロメーター と なっ て い た 。  商業 テレビ アニメ の 開始 時 から 、 その 多く が 子供 向け 番組 で あっ た ため 、 主要 な スポンサー は 、 商品 単価 の 低い 子供 向け の 商品 （ 玩具 、 食品 、 生活 用品 、 教材 など ） の 製造 ・ 販売 を 手がける 企業 が 主要 スポンサー で あっ た 。 また 、 30 分の 放送 枠 で あっ た こと から 、 テレビ局 の 営業 収益 面 において 不利 で あり 、 同 時間 帯 で 20 %〜 30 % 台 の 高 視聴 率 の アニメ より 、 視聴 率 10 % 強 の クイズ 番組 ・ ドキュメンタリー 番組 ・ テレビ ドラマ など 、 商品 単価 が 高く 収益 の 大きい 家電 ・ 自動車 など の 大手 企業 が 主要 な スポンサー の 番組 が 営業 収益 面 で 有利 な 傾向 が あっ た 。 また 『 世界 名作 劇場 』 シリーズ など 、 一 社 提供 番組 も あっ た が 、 時 と共に 減少 し て 行っ た 。  深夜 アニメ の 場合 、 製作 委員 会 関連 の もの だけ で なく 「 スポット CM 枠 を 埋め られる か 」 も 重要 に なる ため 、 経済 力 の 低い 地域 や 民放 衛星 放送 で は 、 なかなか 埋め られる だけ の スポンサー を 獲得 する 事 が 厳しい 状況 に ある （ 後者 の 場合 は ローカル スポンサー が 付き にくい 性質 を 抱え て いる ため ） 。  16 : 9 の ワイド 画面 の 登場 、 ハイビジョン 放送 に 対応 し た 液晶 テレビ 機種 の 登場 ・ BS デジタル 放送 や 地上波 デジタル 放送 （ 地 デジ ） の 開始 により ハイビジョン 環境 が 普及 する よう に なる と 、 それ に 合わせ て 16 : 9 サイズ 制作 作品 が 増え て いっ た が 、 登場 当初 は ハイビジョン 対応 の 制作 ・ 放送 機材 など が 非常 に 高価 で 、 NHK   BS - hi で の 放送 作品 以外 は SD 画質 を アップ コンバート する もの が 主流 で あっ た 。  2000 年代 後半 に 入る と 、 放送 局 や 制作 会社 において ハイビジョン 対応 の 制作 ・ 放送 機材 へ の 更新 が 進む につれて 、 民放 作品 で も ハイビジョン 制作 の 作品 が 次第に 増加 し （ 長寿 番組 の 場合 は 途中 で ハイビジョン 制作 に 移行 し て 行っ た ） 、 地 アナ 放送 終了 後 の 現在 、 新規 に 制作 さ れる テレビ アニメ は 全て 16 : 9 ハイビジョン 制作 に なっ て いる 。 地上波 民放 各局 で は 16 : 9 サイズ で 制作 さ れ た 作品 を 地上波 デジタル 放送 で は 額縁 放送 （ 場合 によって は 画面 の 左右 カット の 4 : 3 サイズ ） 放送 の 放送 局 も 存在 し た が 、 地上 アナログ 放送 廃止 に 向け て 全て フルサイズ 放送 に 移行 し た （ 独立 局 各局 で も キー 局 および その 系列 局 より は 遅れ た が 、 対応 を 完了 さ せ た ） 。  なお 、 2009 年 9 月 期 まで の TBS 製作 作品 や 、 かつて の テレビ 東京 系列 局 製作 作品 の 一部 において は 、 16 : 9 ハイビジョン マスター で も 地上波 で は デジタル 放送 も 含め て 4 : 3 左右 サイド カット と なっ て い た 。  元々 「 4 : 3 の 画面 」 で 制作 ・ 放送 さ れ た 作品 の 一部 において は 、 地 デジ へ の 完全 移行 と の 兼ね合い から 映像 左右 に その 作品 専用 の サイド パネル を 付け た 形 で の 放送 に 変更 し た もの も ある 。  かつて は モノラル 放送 が 主流 で あっ た が 、 VTR 素材 納入 が 一般 化 し た 1990 年代 半ば 頃 から ステレオ 放送 が 主流 と なっ た 。 デジタル 放送 の 進展 とともに 5 . 1 ch サラウンド 放送 を 行う 番組 も 登場 し て いる 。  全 日 枠 作品 で は キー 局 に関して は ほぼ 全て の 新規 作品 で 字幕 放送 に 対応 し て いる （ 同時 ネット 局 や 遅れ ネット の ローカル 局 で は 未 対応 の 局 が 多い ） 。  深夜 アニメ で は TBS ・ MBS 、 フジテレビ 製作 作品 で 字幕 放送 が 行わ れ て いる 。  全 日 枠 作品 で は MBS 土曜 18 : 00 → 日曜 17 : 00 枠 作品 や 読売 テレビ 製作 作品 が 比較的 早い 時期 から 連動 データ 放送 を 実施 し て い た 。  2009 年 頃 から は 完全 地 デジ 移行 の 影響 も あっ て か 、 「 ニチアサキッズタイム 」 や TXN 19 : 00 枠 など の よう に 連動 データ 放送 を 実施 する 作品 ・ 放送 枠 も 増加 傾向 に ある 。 同時 ネット による リアルタイム の 視聴 を 促進 す べく ミニ クイズ や 視聴 ポイント を 設定 し 、 これら に 応じ て デジタル コンテンツ の 配信 や プレゼント の 抽選 など を 実施 する ケース も ある が 、 データ 放送 の 仕様 上 ローカル 局 の 遅れ ネット や 、 BS ・ CS 放送 で は 、 ネット 局 側 の 臨時 枠 移動 時 の 視聴 者 保護 措置 として 制作 局 が 裏 送り を し た 場合 や 、 衛星 放送 側 で 独自 の 連動 データ 放送 を 実施 し た 場合 など の 一部 例外 を 除い て 対応 でき ない 。  その 一方 、 深夜 アニメ で は 『 ロミオ × ジュリエット 』 ・ 『 ラストエグザイル - 銀翼 の ファム -』（ いずれ も CBC 製作 ） 、 『 武装 神 姫 』 以降 の TBS 製作 作品 、 『 革命 機 ヴァルヴレイヴ 』 シリーズ ・ 『 鬼灯 の 冷徹 』 および 『 悪魔 の リドル 』 （ いずれ も MBS 製作 ） 程度 に 留まっ て いる 。  UHF アニメ （ キー 局 系列 局 製作 参加 の もの を 除く ） で は 長らく 存在 し て い なかっ た が 、 2014 年 頃 に 入る と TOKYO   MX が 自ら 製作 に 関与 し て いる 一部 の アニメ など で 連動 データ 放送 を 実施 する 作品 が 登場 し て いる 。  スタッフ クレジット と は 別に 、 全日 枠 アニメ の 場合 は オープニング 、 エンディング に は 歌詞 字幕 が 挿入 さ れる 事例 も 多い （ 深夜 アニメ で は ごく 少数 しか ない ） 。  作品 によって 歌詞 字幕 の 漢字 に ルビ の ある もの 、 漢字 を 用い ない もの も ある 。 しかし 近年 で は 歌詞 字幕 の 使用 率 は 低下 し 、 2000 年代 以降 は 歌詞 字幕 が ない 作品 の 方 が 多い （ 商業 用 テレビ アニメ 放送 開始 時 の 1960 年代 も 少なかっ た ） 。  商業 用 テレビ アニメ 放送 開始 時 から 、 タイトル や 歌詞 に 作品 名 ・ キャラクター 名 が 挿入 さ れ て いる もの が シリーズ 通し て 使用 さ れ た 。 1970 年 前後 から 、 アニメ ソング （ 略称 「 アニソン 」 ） を 専門 で 歌う アニメ ソング 歌手 が 登場 し た 。  1980 年代 前半 に 放送 さ れ た 『 うる 星 やつ ら 』 は 、 シリーズ 途中 で オープニング ・ エンディング 曲 を 変える 試み を 行っ た 。 これ が レコード 会社 に 大きな ビジネスチャンス と なり 、 以後 、 長期 シリーズ に関して は 主題歌 を 1 〜 2 クール で 変える 作品 が 多く を 占める よう に なる 。  1980 年代 以降 は レコード 会社 の タイアップ 戦略 により 、 ソニーミュージックグループ・エイベックス・グループ・ビーイング など 各 レコード 会社 の 新人 セールス の 重要 な 要素 の 一つ と なる 一方 、 2016 年 時点 で は 作品 に 出演 する 声優 （ および 声優 ユニット ） 自ら 歌唱 する アニメ ソング も 増加 傾向 に あり 、 更に は キャラクター ソング や アニメ 派生 の 2 次元 アイドル が 人気 を 集め 、 既存 の アニメ ソング 歌手 を 取り巻く 環境 は 厳しく なっ て いる と 指摘 さ れ て いる 。  2000 年代 頃 から 1 つ の アニメ 作品 に対し エンディング が 毎回 異なる 楽曲 ないし アニメーション を 用いる 作品 も 登場 し たり 、 または （ 基本 の 曲 や 歌詞 は 同一 ながら も ） 歌唱 の 出演 声優 を 毎回 変え たり 、 次第に 声優 の 人数 を 増やす など の 演出 も 登場 する よう に なっ た 。  一つ の 作品 シリーズ に 複数 の レコード 会社 ・ 音楽 出版 社 ・ 芸能 プロダクション が 主題歌 制作 に 関わる こと も あり 、 JASRAC および 各社 で 保有 する 著作 権 と の 調整 の 結果 、 以下 の 例 も 見 られる よう に なる 。  インターネット 環境 の 普及 と共に 、 番組 公式 サイト を 製作 会社 もしくは 製作 局 で 開設 し て いる 。 現在 で は Twitter など SNS で の 専用 アカウント も 開設 する 事例 が 殆ど で ある 。  公共 性 の 高い テレビ 放送 で 視聴 する ため 、 性的 ・ 暴力 ・ 流血 など の 刺激 的 な 表現 、 商標 （ 企業 名 ・ 商品 名 ・ ブランド 名 ） など について 、 料金 を 支払い 視聴 、 購入 する 映画 や 漫画 など の 書籍 より 厳しい 基準 による 自主 規制 が 行わ れ て いる 。 なお 、 アニメ 映画 の テレビ 放送 に は 映画 倫理 委員 会 の 映画 の レイティングシステム が 適用 さ れる 。  放送 事業 者 が 自主 的 に 放送 基準 ・ 番組 基準 （ 放送 コード ） を 定め て 運用 する こと が 電波 法 、 放送 法 により 規定 さ れ て いる 。 将来 、 映像 コンテンツ 倫理 連絡 会議 が 設置 が 予定 さ れ て いる 。  欧米 諸国 や 豪州 で は テレビ 番組 に対して 明確 な レイティング 認定 を 行う 公的 機関 が ある が 、 日本 に は 同様 の 公的 機関 が 存在 し ない 。  代わり に 「 番組 を 監視 し て 罰する の で は なく 、 放送 事業 者 が 自主 的 に 問題 を 解決 する ため に 視聴 者 と 放送 局 の 仲介 を する 」 NHK と 民放連 加盟 会員 各社 による 任意 団体 「 放送 倫理 ・ 番組 向上 機構 」 （ BPO ） が その 役割 を 担っ て おり 、 「 放送 事業 者 は 放送 倫理 ・ 番組 向上 機構 判断 に従い 忠実 に 守る と の 合意 」 上 に 番組 制作 が 行わ れ て いる 。  自主 規制 の 要 と なる 団体 から 、 回答 要請 が 出る こと は 放送 事業 者 にとって 重要 な 意味 を 持っ て いる 。  上記 の よう に 日本 国内 の 放送 事業 者 全体 で 統一 さ れ た 表現 規制 基準 は 存在 せ ず 、 製作 局 若しくは ネット 局 で バラ つき が 見 られる の が 現状 で ある 。  2000 年代 以降 、 全般 的 に は 表現 規制 が 緩い 傾向 が ある 深夜 番組 で ある はず の 深夜 アニメ で も 、 一部 放送 局 を 中心 に 表現 規制 が 厳格 化 する 傾向 に ある 。  基本 的 に 、 原作 ・ 脚本 ・ 構成 の 段階 で 問題 に なる 用語 や 表現 は 削除 する か 、 支障 の ない 表現 に 変更 さ れる 。 また 、 同様 の 理由 で アニメ 化 に際し 、 問題 の ある タイトル の 語句 が 変更 さ れる 場合 も ある 。 一方 で 演出 上 あえて 意図 的 に 抵触 する 言葉 を 使い 「 自主 規制 音 」 や 隠喩 的 な 表現 で 演出 を する 作品 も 存在 する 。  しかし 、 制作 当時 に 「 自主 規制 の 対象 外 で あっ た 言葉 や 表現 が 使用 さ れ た 作品 」 の 再 放送 と パッケージ 化 が さ れる 場合 、 自主 規制 対象 と 判断 さ れ た 部分 が カット さ れ 、 会話 が 途切れる など の 問題 が 発生 し た 。 その後 、 著作 権 の 一 種 で ある 著作 者 人格 権 を 考慮 し 、 「 原作 者 の オリジナリティ を 尊重 し て 原版 の まま 放送 する 」 「 作品 の 時代 設定 を 考慮 する 」 「 差別 を 助長 する 意図 は ない 」 など の 諸 注意 の 文面 を 入れ た 上 で 、 該当 語句 を ノーカット で 放送 する 場合 も ある 。  上記 の 一 件 以降 、 特に 点滅 の 表現 が 厳しく 規制 さ れ て おり 、 銃撃 戦 の シーン など 減 光 や 残像 処理 が 行わ れ て いる 。 過去 の 作品 の 再 放送 や パッケージ 化 において も 同様 の 処理 が 行わ れる こと が 多く なっ て いる 。  年齢 設定 が 未成年 の 登場 人物 の 飲酒 、 喫煙 シーン が ほとんど 描か れ なく なり 、 描か れる 場合 も 「 未成年 の 飲酒 （ 喫煙 ） は 法律 で 禁止 さ れ て いる 」 旨 の 注意 が 表示 （ 記述 ） さ れる よう に なっ て いる 事 が ほとんど で ある 。  少年 犯罪 の 増加 を 裏付ける 明確 な 証拠 は 見当たら ない に も かかわら ず 、 1997 年 2 月 に 発生 し た 神戸 連続 児童 殺傷 事件 を 契機 に 、 具体 的 な 根拠 を 明確 に 提示 し ない マスコミ （ キー 局 ・ 全国 紙 ） による 、 集団 ヒステリー （ モラル ・ パニック ） 的 社会 批判 （ メディア 効果 論 も 参照 ） が 全国 に 広がり 、 「 漫画 や アニメ の 性 ・ 暴力 表現 が 犯罪 を 助長 する 」 要因 と さ れ 、 暴力 描写 規制 など も 含む 包括 的 な 自主 規制 に 発展 し て いっ た 。  過去 に アメリカ で も 、 類似 し た 騒動 が 発生 し 、 コミックス・コード の 立ち 上げ による 厳格 な 自主 規制 が 行わ れ た 例 が ある 。  大抵 は 実在 する 企業 名 ・ 商品 名 （ 商標 ） など を 用い ない よう 改変 さ れる 事例 が ほど ん ど だ が 、 一部 に は 企業 側 の 承認 済み 、 もしくは タイアップ （ 宣伝 ） の 一環 として 実在 の 名前 が 使わ れる 事例 も ある 。  類似 の 事例 として 、 実在 の 街 を 舞台 と し た 作品 で リアリティ を 出す ため 、 各 店舗 の 協力 を 得 た 上 で 実在 の 店名 や 看板 など が 背景 に 使わ れる こと も ある 。  作品 と 直接的 な 関係 は ない が 、 事件 や 事故 、 自然 災害 など により 、 放送 局 の 判断 で 行わ れる 。  実在 の 宗教 に 触れる 際 、 歴史 上 の 宗教 家 や 信者 へ の 中傷 や 侮辱 が ない よう 配慮 さ れ なけれ ば なら ない が 、 特に イスラム教 に関する 規制 が 厳しく 、 聖典 の クルアーン （ コーラン ） や 音楽 が 不適切 に 引用 さ れ た こと が 判明 し 、 テレビ アニメ や OVA で 当該 の シーン の 改訂 を 余儀なく さ れ た こと も ある 。  詳細 は 、 「 アニメ の 歴史 ・ 深夜 アニメ 史 ・ UHF アニメ 史 」 を 参照 。  顕著 な 成長 を 遂げ て いる 時期 を 「 アニメ の 成長 期 」 もしくは 「 アニメ ブーム 」 と 呼ぶ 。 以下 の 分類 において 参考 に し た 関連 書籍 の 略称 を 挙げる 。  以下 、 便宜上 アニメ ブーム を 3 つ に 分け て 解説 し て いる が 、 評論 家 によって は 主 に 『 鉄腕 アトム 』 によって 引き起こさ れ た アニメ ブーム を 第 一 次 と し ない ため に 、 第 二 次 ・ 第 三 次 が それぞれ 繰り あがっ て 、 第 一 次 ・ 第 二 次 と 呼ば れる 場合 が ある 。  1990 年代 後半 の 視聴 率 低下 は アニメ 業界 に 多大 な 影響 を 及ぼし た 。 フジテレビ の アニメ プロデューサー で 執行 役員 も 務める 清水 賢治 に よる と 、 「 少子化 の 影響 や 塾 通い の 増加 による 子供 たち の 夕刻 〜 19 時 台 の 在宅 率 の 低下 が 大きい 」 と 語り 、 一時 は アニメ 自体 の 放送 を 取り止める こと も 検討 さ れ た ほど で あり 、 結局 は 土日 の 朝 枠 に 移動 さ せる 動き が 主流 に なっ た と 言う 。  さらに ファミコン など 家庭 用 ゲーム 機 の 普及 で 子供 の 関心 が ゲーム に 移っ た こと で 、 アニメ 関連 の 玩具 売り上げ 低下 によって 玩具 メーカー が スポンサー から 撤退 し 、 夕方 から ゴールデンタイム にかけて の 放送 枠 確保 が 難しく なっ て い た 。  上記 の 動き は アニメ 業界 の 衰退 に 発展 する と の 危惧 を 持つ 関係 者 も おり 、 テレビ東京 （ 広報 ・ IR 部長 ： 大木 努 ） は 「 アニメ は もう 子供 たち の ファーストチョイス で は ない 」 と 述べ て いる 。  その 影響 で キー 局 各局 で は ゴールデンタイム 枠 放送 作品 が 激減 し 、 現在 で は テレビ朝日 系列 の 金曜日 の 2 枠 が 存在 する ほか は 、 テレビ東京 系列 で は 2000 年代 前半 に 最大 6 枠 あっ た ゴールデンタイム の アニメ 作品 の 総 本数 は 増減 を 繰り返し た 末 、 2018 年 9 月 を もっ て 木曜 19 時 台 放送 枠 2 本 が 日曜 夕方 枠 へ 移行 により 、 ゴールデンタイム 帯 から 全面 撤退 する こと と なっ た 。  一方 で 独立 局 各局 において は 、 キー 局 各局 と 比べる と 採算 ライン が 低い こと から 、 ゴールデンタイム 帯 で 放送 する アニメ も ある 。  勢力 を 拡大 し つつ あっ た 深夜 アニメ に関して も 、 2008 年 に 発生 し た リーマン ・ ショック の 影響 など から 2010 年 頃 に 本数 が 減少 する など の 影響 が 出 て いる 。  1995 年 の 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 の 商業 的 成功 により コア な ファン 対象 の 作品 が 多数 制作 さ れ 、 放映 権 料 の 高い ゴールデンタイム で は なく 、 夕方 の 放送 を 中心 に 多数 の 制作 会社 が 参入 し 、 放送 枠 が 不足 する と 深夜 枠 の 開拓 が 始まっ た 。 大量 生産 に 有利 な デジタル アニメ が 普及 し 、 テレビ東京 や 独立 局 、 BS 局 や CS アニメ 専門 チャンネル など で 放送 作品 も 増加 し た が 、 過剰 な 数 の 作品 制作 と 負担 の 増加 により 、 作画 や シナリオ を 崩壊 さ せる 品質 の 低下 、 更に は 制作 スケジュール の 遅延 による 放送 スケジュール の 破綻 に 至る 事例 が 続出 、 1 クール の 放送 枠 を 「 完走 」 すら 出来 ない 事態 まで 至る 作品 まで 出 た 。  一方 で 小・中学校 の 週休 2 日 制度 導入 で 視聴 が 可能 と なっ た 土 ・ 日曜日 の 午前 枠 の 玩具 会社 ・ 出版 社 が スポンサー の 「 子供 向け 」 作品 と 、 アニメ ブーム で 誕生 し た アニオタ という コンテンツ 自体 に 消費 指向 を 向ける 層 に パッケージ 販売 ・ ソフト の レンタル など で 多数 の 作品 を 供給 し 、 収益 を あげる ため の 深夜 枠 （ 主 に 三 大都市 圏 の 独立 局 で 放送 さ れる 通称 UHF アニメ や BS / CS チャンネル で 放送 さ れる 作品 を 含む ） で の 「 マニア 向け 」 の 商品 宣伝 を する 製作 委員 会 方式 作品 の 二 極 化 が 進行 し て いる 。  「 テレビ アニメ 放送 作品 の メディア 化 」 という 形 で パッケージ 販売 を 行い 、 利益 を 回収 する こと が 現在 の 「 テレビ アニメ の 経済 」 の 主流 の 一つ で あり 、 テレビ アニメ として 見 た 場合 、 かつて の 作品 と 比べ て 販売 計画 の 企画 段階 から 「 目的 」 と 「 手段 」 が 逆 と なる タイトル も 少なく ない 。  スポンサー 料 の 安い 、 視聴 率 が 低い 放送 枠 の ターゲット は アニメ の 関心 が 強い お たく 層 で あり 、 パッケージ 販売 の ため の プロモーション の 性格 も 強い 。 その ため 製作 委員 会 各社 が スポンサー と なり 、 番組 枠 を 買い取っ て 放送 する ケース も 多い 。 特に 深夜 枠 放送 作品 は 、 DVD および Blu - ray   Disc など の パッケージ 販売 が 主 な 収益 で ある ため 、 付加 価値 を 高め て 購買 意欲 を 刺激 する 必要 が あり 、 以下 の 事情 により 本 放送 と は 異なる 改訂 ・ 増補 が なさ れる 場合 も ある 。  また 販促 の 一環 として 作品 関連 の グッズ 類 や 、 各種 イベント 参加 整理 券 もしくは 応募 券 （ さらに 2010 年代 以降 、 チケット 優先 販売 申込 券 を 同 梱 する 事例 も 増え て いる ） を 同 梱 する こと も ある （ 一部 店舗 もしくは 通信 販売 限定 の もの も ある ） 。  民放 と NHK を 合わせ た 、 2 局 以上 の チャンネル で 異なる アニメ 番組 を 同時に 放送 する こと による 競合 の 発生 は 古く から 見 られる が 、 ローカル 局 で も 土 ・ 日曜日 の 早朝 ・ 夕方 枠 に アニメ ・ 特撮 番組 が 集中 し 、 競合 する こと が ある 。  テレビ東京 の 系列 局 と 独立 局 を 有する 、 東名 阪 地区 の 場合 は なおさら で あり 、 本 放送 のみ に こだわる なら ば 複数 の 録画 機器 か 、 2 番組 以上 の 同時 録画 が 可能 な 録画 機器 を 使用 し ない と 視聴 でき ない 時間 帯 も 多く 見 られる 。 また 、 BS 各局 で は 23 - 翌 1 時 台 に 複数 の 番組 の 重複 が 恒常 化 し て いる 。  地上波 における 時間 帯 の 競合 を 回避 する ため に 枠 の 曜日 変更 を 行っ た 例 も 存在 する 。  2015 年 4 月 期 に は 同じ 『 週刊 少年 サンデー 』 連載 原作 アニメ 同士 による 競合 も 発生 し て いる 。  民放 向け テレビ アニメ は 「 地上波 で の 放送 」 を 前提 に 企画 ・ 製作 さ れる 傾向 が 強い 。 これ は 2010 年代 に 入る と インターネット 配信 ビジネス における 国内外 不問 で 配信 業者 へ の 販売 価格 が 「 （ 特に 日本 の 首都 圏 で の ） 地上波 で の 放送 し た 、 という 実績 」 の 有無 に 大きく 影響 さ れる こと に あり 、 「 地上波 で 放送 さ れ た こと の ない 番組 」 の 販売 価格 が 不利 な 傾向 に なる ため で ある 。  一方 で NHK で は BS 放送 向け に 企画 ・ 製作 さ れ て いる もの も 多い 。  2000 年代 以降 、 4 大 ネットワーク （ 日本テレビ 、 テレビ朝日 、 TBS 、 フジテレビ の 各 系列 ） の 系列 局 における 同時 ネット の 放送 番組 が 減少 傾向 に ある 一方 で 、 上記 に 記し た コア な ファン 向け に 急増 し た 深夜 アニメ など の ローカル セールス 枠 放送 番組 の 場合 、 大都市 圏 （ 特に 東名 阪 地区 ） 以外 で は 余り 放送 さ れ て おら ず 、 地方 局 で 放送 さ れ て も 遅れ ネット の 幅 が 大きい 番組 も 多く 見 られる （ クール 単位 あるいは 年 単位 = 4 クール 以上 の 遅れ に 至る 事例 も ある ） 。  また 、 製作 局 で の 本 放送 時間 帯 が 諸 事情 で 変更 ない し 放送 期間 の 延長 など で 編成 の 折り合い が 付か ず 、 一部 の 地方 局 で は シリーズ 途中 で 打ち切ら れる 例 も たまに 見 られる 。  余談 だ が 、 長らく 作品 の 舞台 と なる 実在 する 地域 （ または モデル の 地域 ） や 、 原作 者 の 出身 地 で ある 地元 局 で 放送 さ れ ない 事例 が 多かっ た 。 しかし 舞台 と なる 地元 側 から 地域おこし の 一環 として の 要望 や 、 ファン による 聖地 巡礼 （ 舞台 探訪 ） 文化 の 定着 など から 製作 側 が 当初 から 舞台 地元 局 で の 放送 を 念頭 に 入れ て いる 事例 が 増加 し 、 さらに 青森 県 弘前 市 を 舞台 に し た 『 ふら いん ぐうぃっち 』 で は 青森放送 が 、 香川 県 を 舞台 に し た 『 うどん の 国 の 金色 毛 鞠 』 に 西日本 放送 が 、 それぞれ の 製作 委員 会 に 参加 し て いる 。  子会社 BS 局 で ある BS テレビ東京 （ 旧 ・ BS ジャパン ） は 、 親会社 の テレビ東京 の 全 日 枠 アニメ は そこそこ 放送 し て いる 一方 、 深夜 アニメ の 放送 実績 は 全体 的 に 乏しく 、 中 に は 『 たまごっち !』 シリーズ （ 途中 から BS ジャパン に 移行 ） ・ 『 ガンダムビルドファイターズ 』 シリーズ など が BS 11 で 、 特撮 作品 も 混在 する 『 牙 狼 - GARO -』 シリーズ が 本来 映画 専門 の スター ・ チャンネル で ネット さ れ たり 、 2010 年代 以降 の AT - X が 製作 参加 し て いる UHF アニメ の 多く で BS 11 や BS フジ で 放送 する など の 事例 まで ある 。  「 テレビ東京 （ 系列 局 ） ・ BS ジャパン と の 同時 ネット 」 は 『 プリティーリズム・オーロラドリーム 』 で 初めて 実施 さ れ た が 、 現状 で は この 形式 の ネット 形態 番組 は ごく 少数 に 留まっ て いる 。  （ CS チャンネル を 除い て ） BS ジャパン で のみ 放送 し た の は 現時点 で 『 人造 昆虫 カブトボーグ   V×V 』 と 『 ナノ・インベーダーズ 』 のみ で ある が 、 『 カブトボーグ 』 について は テレビ東京 側 が 内容 面 で 地上波 放送 を 拒否 し た 結果 で も ある 。  また 、 テレビ アニメ 自体 の 話 で は ない が 、 テレビ東京 で 放送 さ れる 関連 性 の ある や など の 番組 も テレビ 放送 で は 関東 ローカル の 事例 が 多い （ 下記 の 独立 テレビ局 において も 同様 の 事例 が 多い が 、 こちら は BS 11 や BS フジ など 民放 BS 局 で ネット さ れる 場合 も ある ） 。  インターネット 配信 において は 2010 年代 以降 時間 帯 を 問わ ず 多く の 番組 で 実施 さ れる よう に は なっ て いる が 、 （ 最速 の テレビ東京 を 基準 に ） 1 週間 以上 遅れる か 、 有料 配信 のみ の 事例 も ある 。  1990 年代 末 頃 から 三 大都市 圏 に ある 独立 局 で の 放送 を 念頭 に 置い た 新作 テレビ アニメ 、 いわゆる UHF アニメ の 放送 が 始まり 、 2000 年代 半ば に なる と 急激 に 増加 傾向 を 見せ た 。  一部 の 作品 は 関西 ・ 中京 圏 で は キー 局 系列 広域 局 で 放送 さ れ たり 、 一部 の 地方 局 で も 放送 さ れる 事例 は 存在 する が 、 これ も 地上波 による 地方 の 格差 を 拡大 さ せる 一因 と なっ た 。 長年 優位 に 立っ て い た 関東 圏内 で さえ 、 東京 都 を 放送 対象 地域 と する TOKYO   MX の 送信 所 が 東京 スカイ ツリー へ 移転 後 、 同局 へ の 一極 集中 が 加速 し た 結果 、 同局 が 受信 でき ない 地域 で は 大きな 格差 が 生じる こと に なっ た 。 端的 な 例 で は 関西 圏 で は 広域 局 で 放送 に対し 、 関東 圏 は TOKYO   MX のみ で 放送 、 という 作品 も 珍しく なく なっ て いる 。  2010 年代 に 入り 、 BS 11 を 始め と する BS 各局 が 遅れ （ もしくは 同時 ） ネット を 多く の UHF アニメ で 行う よう に なっ た 結果 、 現在 で は BS アンテナ など の 受信 環境 を 整え て いれ ば 、 おおむね 視聴 可能 に は なっ て いる 。 また 、 インターネット 配信 も 大半 の 作品 で 実施 さ れ て いる 。  2000 年代 半ば 以降 、 上記 の パッケージ 販売 市場 が 縮小 傾向 に ある 事 から 、 製作 各社 は それ に 代わっ て 海外 市場 を 含む 「 インターネット 有料 配信 」 による ビジネス モデル へ の シフト を 進め つつ ある 。 その 際 、 日本 の 首都 圏 における 「 テレビ 放送 （ 地上波 による 放送 ） の 実績 」 の 有無 が ネット 配信 業者 へ の 販売 価格 を 大きく 左右 する こと から 、 純粋 な 意味 の Web アニメ は 少数 派 に 留まり 、 ネット 配信 に 並行 し て 何らかの 形 で テレビ 放送 を 行う 形 に なっ て いる 。  上記 の よう な 現状 を 背景 に 、 極力 少ない 時差 （ 遅れ ） で 視聴 する ため 、 Winny ・ Share など の ファイル 共有 ソフト や 、 日本 国外 の 動画 共有 サービス を 用い 、 作品 を 違法 に アップ ロード する 行為 が 問題 に なっ て いる 。  動画 共有 サービス の 場合 、 権利 者 から 要請 が 確認 できれ ば 削除 さ れる こと も ある が 、 YouTube など に 比べ て 知名度 の 低い 海外 サイト の 場合 、 対応 が 杜撰 に なり がち で 、 正当 な 要請 で も 無視 さ れる こと が ある 。 一度 作品 が インターネット 上 に アップ ロード さ れる と 際限 なく 複製 さ れ 、 完全 に 止める こと は ほぼ 不可能 に なる ため 、 パッケージ 販売 の 収益 で 制作 費用 を 回収 し て いる 製作 関係 会社 にとって は 死活 問題 に なり つつ ある 。  その ため 、 番組 冒頭 に 「 （ 権利 者 の 許諾 を 得 ず ） インターネット に アップ ロード する の は 違法 で ある 」 旨 の テロップ を 流し て 注意 を 促し たり 、 アップ ロード 元 の 放送 局 （ ローカル 局 ） を 特定 できる よう ウォーター マーク を 表示 する など の 対策 を 採り 、 また 2012 年 10 月 の 改正 著作 権 法 施行 により 、 ダウンロード に も 罰則 が 課さ れる よう に なっ た が 、 効果 は あまり ない の が 実情 で ある 。  『 機動 戦士 ガン ダム SEED 』 および 続編 『 機動 戦士 ガン ダム SEED   DESTINY 』 で は 、 番組 スポンサー の NTT 東日本 ・ 西日本 両社 が 提供 する 光 サービス 『 フレッツ 光 』 加入 者 専用 サイト 「 フレッツ・スクエア 」 にて 放送 終了 直後 に 配信 を 行なっ て い た （ ただし 1 週 遅れ の 地域 で は その 遅れ を 反映 する 形 で の 配信 で あっ た ） 。  2005 年 4 月 に 開設 し た GyaO （ 現 ： GYAO !） や BIGLOBE ストリーム （ 後 の アニメ ワン 。 2013 年 に サービス 終了 ） は 、 『 B 型 H 系 』 （ UHF アニメ ） や 『 れ で ぃ × ば と !』（ AT - X 独占 放送 ） など で 製作 委員 会 に 出資 し て いる など 作品 製作 に も 関与 する よう に なり 、 映像 画面 周辺 に 広告 を 挿入 し 、 広告 収入 を 利用 し た 無料 配信 サービス を 相次い で 開始 し た こと で 、 地上波 で の 放送 が 視聴 でき なく て も 、 インターネット で 視聴 できる 機会 が 大幅 に 増える こと に なっ た 。  この 場合 、 テレビ 放送 に 前後 し た 一定 期間 （ 3 日間   -   最長 1 週間 程度 ） は 無料 で 配信 し 、 その後 は 有料 で 配信 する こと が 多い 。 また 、 『 亡念 の ザムド 』 など の よう に Web アニメ として 配信 さ れ た 作品 が 後日 テレビ 放送 さ れる ケース も ある 。  2007 年 に 放送 さ れ た 『 スカイガールズ 』 の 場合 、 「 エリア キャスト 」 と 呼ば れる 技術 を 使っ て 「 放送 エリア 外 地域 」 に 限っ て の ネット 配信 を 行なう 試み を 行っ た が 、 これ は 普及 に は 至ら なかっ た 。  違法 アップ ロード に対する 措置 も 兼ねる べく 、 2010 年 7 月 に ドワンゴ が 運営 する 動画 配信 サイト 「 ニコニコ 動画 」 が アニメ 番組 の 公式 配信 事業 へ 本格 参入 を 表明 。 次第に 期間 限定 ながら も 無料 で 配信 さ れる 作品 も 増加 し 、 （ DVD / BD の 発売 後 でも ） 1 話 目 のみ を 常時 無料 で 配信 する ケース が 主流 に なっ た 。 また 、 本 放送 終了 後 や 2 期 の 制作 発表 など に 合わせ ニコニコ 生放送 で 全 話 一挙 生 配信 を 行う ケース も 増加 し て いる （ 後述 の AbemaTV でも 同様 の 一挙 配信 を 行っ て いる ） 。  これ に 呼応 する よう に 製作 側 が ニコニコ 生放送 など の ネット 配信 を 積極 的 に 宣伝 活用 する ケース が 増え 、 声優 や クリエイター を 出演 さ せる 企画 番組 も 続々 誕生 。 放送 に 変わる アニメ 公開 媒体 として の 存在 感 を 高め て いる 。  2010 年代 半ば に 入る と d アニメ ストア （ 一部 テレビ アニメ の 製作 委員 会 に も 参加 ） など の 主 に スマート フォン 向け 配信 サイト の 増加 や 、 海外 の 大手 配信 サイト の 日本 進出 など 、 従来 の 映像 ソフト ビジネス が 頭打ち 状態 に 入る 中 で 海外 市場 も 視野 に 入れ た 有料 インターネット 配信 ビジネス が 活発 化 し て いる 。  また 、 光ファイバー や 各種 無線 アクセス サービス も 次第に カバー エリア を 拡大 し て いる 。  TOKYO   MX は 2015 年 7 月 より スマート フォン 専用 アプリ 『 エムキャス 』 を 利用 し て の 全国 へ の 同時 配信 サービス を 開始 し て いる （ ただし 著作 権 など の 都合 上 配信 さ れ ない 番組 も ある ） 。  AbemaTV は 2016 年 7 月 より 一部 新作 を 最速 無料 配信 （ 一部 は テレビ 最速 放送 と 同時 無料 配信 ） する 「 新作 TV アニメ チャンネル 」 を 開設 、 新作 テレビ アニメ 配信 事業 に 参入 。  かつて は アニメ 関連 の レンタルビデオ 市場 も 規模 が 大きかっ た 。  しかし ネット 配信 の 普及 により 、 レンタルビデオ 店 の 閉店 が 相次い で いる 。  NHK で の テレビ 放送 は 総合 テレビ の ローカル 枠 を 除い て 全国 放送 で ある ため 、 全国 一律 で 視聴 可能 で ある 。 ただし 、 地元 を 舞台 に し た 作品 を 総合 テレビ の 地元 ローカル 枠 で 放送 する 事例 も 稀 に 見 られる 。 また 、 深夜 枠 の 場合 は 同じく ローカル 編成 番組 を 優先 する ため に 他 地域 より 遅れ ネット と なる 事例 も 見 られる 。  現在 で は 教育 テレビ （ E テレ ） および BS プレミアム （ 旧 衛星 第 2 テレビ   ( BS 2 )） で 多く 放送 し て いる （ 過去 に は 衛星 ハイビジョン テレビ   ( BS - hi )（ アナログ 放送 終了 と共に 閉局 ） で 再 放送 さ れ た 作品 も あり ） 。  かつて は 総合テレビ で 多く 放送 し て い た 時期 も あっ た が 、 次第に E テレ や BS 2 （ → BS プレミアム ） で の 放送 に シフト し て 行き 、 現在 で は 月曜 0 時 台 （ 日曜 深夜 ） に 放送 の 深夜 アニメ 枠 が 存在 する のみ で ある 。  また 、 『 日常 』 や 『 ラブ ライブ !』 など 、 民放 テレビ局 で 本 放送 さ れ た テレビ アニメ を （ 実質 ） 再 放送 する ケース も ある 。  日本テレビ は 、 在 阪 準 キー 局 の 讀賣 テレビ 放送   ( ytv )   と共に テレビ アニメ 制作 に しのぎ を 削っ て おり 、 特に 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 シリーズ ・ 『 ルパン 三 世 』 シリーズ ・ 『 名 探偵 コナン 』 など を 放送 し て い た が 1990 年代 前半 から 全日 枠 アニメ の 放送 本数 を 減らし 、 2009 年 3 月 、 ゴールデンタイム 帯 から 撤退 し た 。 現在 は ローカル セールス 枠 で 『 それ いけ ! アンパン マン 』 と 、 土曜 夕方 5 時 30 分 枠 および 6 時 枠 にて ytv 製作 全国ネット アニメ 2 本 を 放送 し て いる 。  深夜 アニメ は 、 日本テレビ は 独自 の 作風 の 作品 を 多く 出し て いる 。 ytv も MANPA 枠 にて 独自 の 路線 で 製作 ・ 放送 し て いる 。  また 、 日本テレビ は 近年 マッドハウス に 続き タツノ コプロ ・ hulu （ 日本 事業 ） も 買収 し た こと で 、 アニメ 制作 会社 ・ オンデマンド 映像 配信 事業 による コンテンツ ・ 版権 ビジネス の 増強 ・ 充実 化 を 図っ て いる 状況 に ある 。  テレビ朝日 は 、 在京 キー 局 の 中 で は 唯一 『 ドラえもん 』 ・ 『 クレヨンしんちゃん 』 といった 幼年 層 も 対象 と し た ファミリー 指向 の 自社 製作 アニメ を ゴールデンタイム 帯 に 放送 し て いる が 、 一時期 と 比べる と この 時間 帯 で の 放送 作品 は 減少 し て いる 。  在 阪 局 の 朝日放送 テレビ   ( ABC テレビ )   も 、 古く から テレビ アニメ 制作 に 力 を 入れ て いる 。  2017 年 秋 改編 で 名古屋テレビ放送   ( メ 〜 テレ ・ NBN ) は 40 年間 時間 帯 を 変え ながら 続け た 全国ネット 枠 から 撤退 し た 。  テレビ朝日 の 深夜 アニメ は 、 2007 年 4 月 改編 以後 は 断続 的 な 放送 に 留まっ て いる 。 逆 に 2012 年 秋 から 在 阪 準 キー 局 の ABC が 積極 的 と なり 、 UHF アニメ の 製作 委員 会 として も 参加 を 始め て いる 。 詳細 は 「 水曜 アニメ 〈 水 もん 〉 」 「 アニサタ 」 を 参照 。  テレビ朝日 は 藤子 関連 の アニメ 化 作品 を 中心 に 長らく 取引 関係 に ある アニメ 制作 会社 ・ シンエイ 動画 を 連結 子会社 化 、 ABC も 2016 年 7 月 に は 専門 子会社 ・ ABC アニメーション を 設立 し て いる 。  インターネット 配信 で は テレビ朝日 が 出資 し て いる AbemaTV にて 新旧 問わ ず アニメ 番組 を 配信 し て おり 、 在京 キー 局 の 中 で は 独自 路線 を 採っ て いる 。  TBS より 、 深夜 枠 を 合わせる と 在 阪 準 キー 局 の 毎日放送   ( MBS )   が 積極 的 で あり 、 全日 枠 で は 長らく MBS 製作 の 『 土曜 18 時 枠 （ 土 6 ） 』 枠 を 経 て 『 日曜 17 時 枠 （ 日 5 ） 』 枠 が 主力 と なっ て い た 。 2017 年 4 月 改編 を以て 本 枠 が 後述 の 『 アニメサタデー 630 』 前半 枠 に 移行 さ れる 。  一方 、 TBS で は 土曜 17 : 30 枠 で 放送 さ れ て い た 『 ラブ ★ コン 』 放送 終了 後 は 、 2011 年 に 放送 さ れ た 関東 ローカル ミニ 番組 『 Suzy ' s   Zoo 』 を 最後 に 全 日 枠 アニメ から 事実 上 撤退 状態 で あっ た が 、 2016 年 4 月 改編 で 土曜 朝 7 時 枠 に 『 カミワザ・ワンダ 』 を 放送 開始 により 、 13 年 ぶり に 「 全 日 枠 かつ 全国ネット で の アニメ 枠 」 が 復活 、 後 に 先述 の 『 アニメサタデー 630 』 後半 枠 に 統合 さ れる 。  深夜 アニメ について は 、 MBS が 『 アニメ シャワー 』 枠 設置 後 に 作品 数 を 増やし て おり 、 2000 年代 以降 は TBS や CBC も 自社 製作 の 深夜 アニメ や UHF アニメ に 参加 し て いる 。 特に MBS は UHF アニメ も 多数 放送 し て いる こと から 、 準 キー 局 として は トップクラス の 深夜 アニメ 放送 量 を 誇り 、 作品 によって は 深夜 アニメ を 中心 に 最速 で （ TBS ・ TOKYO   MX より 先行 し て ） 放送 する 場合 も ある 。 しかしながら 、 MBS の 深夜 帯 は 逼迫 し て いる ため 、 TBS 製作 分 は 関西 圏 で は サンテレビ で の 放送 と なる か 関西 圏 地上波 未 放送 と なる 事例 が 多い 。  テレビ東京 は 1970 年代 後半 から テレビ アニメ に 力 を 入れ て いる 局 で あり 、 放送 時間 帯 を 問わ ず 在京 キー 局 の 中 で 最も 放送 本数 が 多く その 半数 以上 を 占め て いる ほど 。 重大 な 事件 ・ 事故 が 発生 し て も 放送 を 休止 する こと は ほとんど ない （ 参考 記事 ） 。  しかし 1990 年代 後半 頃 から 表現 規制 の 項 で も 取り上げ た よう に 、 それ を 先鋭 的 に 行っ た こと に対して 制作 側 が 同局 で の 放送 を 敬遠 する 動き も 出 た こと や 、 さらに は 独立 局 を 中心 に 放送 の UHF アニメ の 台頭 と 重なっ て 以前 ほど の 活気 は 見 られ なく なり 、 2018 年 秋 改編 で ゴールデンタイム 帯 から アニメ 番組 が 姿 を 消す 事 が 決まっ た 。  深夜 アニメ に関して も 、 UHF アニメ の 台頭 後 は 放送 枠 が 増減 を 繰り返す など 一定 し ない 傾向 が ある 。  全 日 枠 と 深夜 枠 と で フレキシブル に 放送 枠 を 変更 する 作品 が 他 系列 に 比べ て 多く 存在 する （ 詳細 記事 ） 。  全て の 系列 局 が テレビ アニメ 製作 に 関わっ た 実績 を 持つ （ ただし 、 TVQ 九州 放送 だけ は 単独 で 製作 し た こと が 無く 、 製作 し た アニメ そのもの が 『 サラダ 十 勇士 トマト マン 』 を 当時 の TXN 九州 の 時 に テレビ東京 と 共同 で 製作 し た のみ で ある 。 テレビ北海道   ( TVh )   の 単独 製作 番組 は 本 放送 時 に は 道内 ローカル 放送 作品 のみ ） 。 そのうち テレビ 愛知   ( TVA ) ・ テレビせとうち   ( TSC )   は 全国ネット レギュラー 枠 を 持っ て いる （ 過去 に は テレビ大阪   ( TVO )   も レギュラー 枠 を 持っ て い た が 、 2011 年 3 月 期 をもって 撤退 ） 。 特に TSC は 現在 東名 阪 地区 以外 で 唯一 の 30 分 レギュラー 枠 を 持ち 、 テレビ東京 製作 『 ポケット モンスター シリーズ 』 を 凌ぐ 長寿 シリーズ を 製作 し て いる （ 『 しま じろう 』 アニメ シリーズ ） 。  テレビ愛知 など は 独立 局 の 役割 を 肩代わり する 形 で 一部 の UHF アニメ を ネット し て いる 。  フジテレビ は 、 『 鉄腕 アトム （ 第 1 作 ） 』 ・ 『 Dr . スランプ   アラレ ちゃん 』 ・ 『 ドラゴン ボール シリーズ 』 など 数々 の 人気 作品 や 長寿 番組 ・ シリーズ 作品 など を 多数 輩出 し た が 、 1990 年代 後半 以降 から 徐々に トーンダウン し 、 現在 は ゴールデンタイム 帯 から は 撤退 し て いる （ 日曜 朝 9 時 台 と 同 18 時 台 は 健在 ） 。  他 系列 と は 異なり 、 FNS 系列 局 製作 作品 は 極めて 少ない （ ただし フジテレビ 製作 深夜 アニメ に関して は 、 2014 年 10 月 期 新規 開始 作品 から 3 年 ほど 関西テレビ 放送 （ カン テレ ・ KTV ） が 共同 で 製作 委員 会 に 参加 し た ほか 、 2017 年 4 月 期 に は 同局 製作 ・ TOKYO   MX ネット の 深夜 アニメ が 登場 し て いる ） 。  深夜 アニメ は 2000 年代 前半 に 放送 トラブル が 相次い だ 教訓 から 生まれ た 『 ノイタミナ 』 枠 が 深夜 枠 として は 高 視聴 率 作品 を 連発 し て いる 。  在 阪 局   :   古く から 、 MBS や ytv で は キー 局 並 に アニメ 製作 が なさ れ 、 ABC も 前記 の 2 局 に は 及ば ない が 製作 実績 が ある 。 2017 年 10 月 現在 で は TVO 以外 の 準 キー 広域 局 4 局 は 継続 し て テレビ アニメ 製作 を 行っ て いる ほか 、 UHF アニメ の 一部 を ネット し て いる （ 特に MBS の 放送 本数 は 群 を 抜い て いる ） 。  MBS 東京 支社 テレビ 編成 部 プロデューサー ・ 丸山 博雄 は 「 （ 我々 は ） 全国ネット ゴールデン 番組 枠 の 受け持ち が 少なく 、 ドラマ とか バラエティー など 芸能人 の 方 が 必要 な 番組 で キー 局 と 競争 する の は 難しい が 、 アニメ で は 芸能 キャスティング 的 な 発想 が あまり ない ので 、 準 キー 局 で も キー 局 と 同じ 条件 で 勝負 できる の が 非常 に 大きい 」 と 言う 趣旨 の 発言 を 行っ て いる 。  在 名 局   :   2017 年 10 月 現在 で は TVA が 唯一 レギュラー 製作 枠 を 持っ て いる 。 メ 〜 テレ は 先述 の 全国ネット 枠 の ほか 、 深夜 アニメ も 若干 数 製作 し た 経験 が ある 。 CBC テレビ （ TBS 系列 ） は 一時期 参入 し た 後 現在 は 製作 から 撤退 し て いる 。 2009 年 7 月 期 に は 関西テレビ と の 共同 製作 にて 東海テレビ放送 （ THK 、 フジテレビ 系列 ） も 短編 アニメ で 参入 （ 後 に 中京 ローカル の 短編 深夜 アニメ 『 かよえ ! チュー 学 』 も 放送 ） 。 なお 、 中京テレビ放送 （ CTV 、 日本テレビ 系列 ） は 三 大都市 圏 の キー 局 および 系列 局 で 唯一 テレビ アニメ に 「 単独 で の 」 製作 実績 が 未だ ない が 、 『 Infini - T   Force 』 で は 日本テレビ 系列 主要 局 と 共同 で 製作 参加 し て いる 。  TSC は 『 しま じろう 』 シリーズ 以降 、 同 作品 の 版元 で ある 地元 企業 の ベネッセ と の 関係 を 維持 し て いる 。 その他 に も TVh や TVQ が テレビ東京 と の 共同 製作 の 形 で 製作 実績 を 持っ て いる 。  RKB 毎日放送 ・ 北海道放送   ( HBC )   や 、 東北放送   ( TBC ) ・ 中国放送   ( RCC )   の 主要 TBS 系列 各局 も 、 CBC と の 共同 製作 の 深夜 アニメ という 形 で 製作 参加 実績 を 持つ 。 静岡 放送 （ SBS 、 TBS 系列 局 ） は 『 秘密 結社 鷹 の 爪   カウントダウン 』 や 短編 アニメ 『 パンパカパンツ 』 シリーズ で 製作 参加 し て いる 。 北海道文化放送 （ uhb 、 フジテレビ 系列 ） は KTV ・ THK 共同 製作 の 『 くる ねこ 』 に 第 2 シーズン から 同 系列 の テレビ静岡 （ SUT ） と共に 製作 参加 し た ほか 、 北海道 ローカル 深夜 アニメ 『 フランチェスカ 』 に 製作 参加 し て いる 。  短編 作品 で は 地方 局 が 製作 参加 し て いる 事例 が ある程度 存在 する 。  三 大都市 圏 に 所在 する 独立 局 で の 新作 テレビ アニメ （ UHF アニメ ） は キー 局 と 比べる と 表現 規制 が 緩く 、 かつ 放送 料金 も 安い など の 理由 から 2000 年代 半ば から 放送 本数 が 急増 し て いる 。  これら の 多く は 深夜 帯 かつ 製作 委員 会 方式 で 放送 さ れ て いる が 、 TOKYO   MX など 一部 作品 の 一部 放送 局 で 全日 枠 （ 22 時 台 を 中心 と し た プライム タイム 枠 など ） で 放送 さ れる 事例 が ある 。 また 、 製作 参加 実績 として は TOKYO   MX が 群 を 抜い て 多い ほか 、 岐阜放送 （ GBS ） 、 びわ湖放送 （ BBC ） 、 奈良 テレビ 放送 （ TVN ） 、 テレビ和歌山 （ WTV ） を 除く 各局 で 何らかの 形 で 参入 実績 が ある 。  特に 首都 圏 の うち 南関東 の 各局 （ TOKYO   MX ・ tvk ・ テレ 玉 ・ チバテレビ ） で 多数 放送 さ れ て いる 一方 、 北関東 の 独立 局 （ 群馬 テレビ ・ と ちぎ テレビ ） は 南関東 4 局 と 比べる と 放送 実績 が 大きく 水 を あけ られ て いる 。 茨城 県 に 至っ て は 今 なお 県域 民放 テレビ局 自体 が 存在 し ない 。  在 阪 局 など ローカル 局 製作 の 深夜 アニメ が 関東 圏 で は キー 局 で は なく 独立 局 で の 放送 と なる 事例 も 多く 見 られ 、 BS 局 もしくは アニメ 専門 チャンネル が 製作 委員 会 に 加わる 作品 も ある （ 特に BS 11 や BS フジ 、 AT - X が 多い ） 。  現在 で は 先述 の よう に BS 11 など の 民放 BS 局 および 各種 ネット 配信 と の 併用 で 「 地上波 全国ネット と 比べる と 低 コスト で の 」 全国 放送 （ 配信 ） を 行っ て いる 作品 が ほとんど で ある 。 また 、 先述 の よう に TOKYO   MX は スマートフォンアプリ 「 エムキャス 」 を 利用 し て の 一部 番組 の 全国 配信 を 実施 し て いる 。  なお これら の 作品 の ネット 形態 は 、 キー 局 もしくは その 系列 局 製作 の もの と 比べ て 非常 に 複雑 な もの と なっ て いる が 、 ここ で は 詳細 は 割愛 する 。  2000 年代 まで は 各局 独占 放送 の テレビ アニメ も 一 定数 存在 し た が 、 2010 年代 を 境 に 激減 し て 現在 で は 極めて 少数 派 と なり （ 2018 年 の 一 例 で は BS スカ パー ! の 『 グラゼニ 』 ） 、 何らかの 形 で 地上波 と の 同 時期 展開 を 行う 番組 が 多く を 占め て いる 。  民放 BS 局 の 老舗 で ある WOWOW は 同局 独占 放送 、 なおかつ 無料 の ノン スクランブル 枠 で 「 WOWOW アニメ 」 と 呼ば れる アニメ 作品 を 多数 放送 し て い た が 、 2008 年 以降 は ほぼ 休止 状態 に あっ た 。 2016 年 に 地上波 放送 の 作品 に 共同 出資 （ 製作 委員 会 に 参加 ） する こと で 、 最速 で 先行 放送 する 「 アニメ プレミア 」 枠 を 新設 、 アニメ 事業 に 復帰 し て いる 。  一方 、 2007 年 に 開局 し た BS 11 は 、 当初 から アニメ の 放送 や 製作 委員 会 へ の 参加 に も 積極 的 で あり 、 2010 年代 に 入る と アニメ 枠 を 順次 拡大 し て いる （ 詳細 項目 ） 。 2010 年代 半ば に なる と BS フジ も アニメ 枠 を 年々 拡充 し 、 深夜 枠 に は 『 アニメ ギルド 』 と 言う レーベル を 設定 し て いる 。  なお 、 NHK の BS チャンネル や 主 な 無料 放送 BS 各局 で も 2015 年 4 月 より 視聴 率 調査 が 開始 さ れ て いる 。  現在 は 日本 の CS チャンネル を 一 手 に 握る スカ パー ! の アニメ 専門 チャンネル （ AT - X 、 キッズステーション 、 アニマックス など ） で も 、 地上波 で 未 放送 の テレビ アニメ が 製作 ・ 放送 さ れる 事例 が 少数 ながら ある 。 かつて は CS 放送 のみ で あっ た が 、 2012 年 より アニマックス など 一部 チャンネル で BS 放送 も 開始 し て いる （ ただし 、 BS 放送 の アニメ 専門 チャンネル も あくまで 「 スカ パー ! の チャンネル 」 扱い と なっ て いる ） 。  地方 局 製作 アニメ が 在京 キー 局 系列 で 逆 ネット さ れ ず 、 首都 圏 （ 主 に 南関東 ） の 独立 局 各局 で ネット さ れる 事例 も まま ある 。  逆 に 、 在京 キー 局 と 系列 局 制作 ・ 放送 作品 が 関西 圏 で 独立 局 ネット と なる 場合 も ある 。 これ は 在 阪 局 （ 準 キー 局 ） 製作 の ローカル 番組 が 多数 あり 、 深夜 枠 が 逼迫 し て いる という 事情 も 影響 し て いる 。  一部 アニメ 作品 で ネットワーク セールス 枠 から 外れる 、 ローカル セールス と なる 深夜 枠 を 中心 に 、 放送 該当 地域 に 系列 局 が ある に も かかわら ず 、 独立 局 を 除く 系列 外 ネット と なる ケース も 散見 さ れる 。  当初 から 地域 密着 型 番組 として 制作 さ れる もの も 一部 に は 存在 する （ 短編 アニメ が 主流 で ある ） 。   例 ：  OVA として 制作 さ れ た アニメ 作品 の 一部 に は 、 後日 特番 や 短期 シリーズ 、 ないし テレビ シリーズ として 放送 する もの も 存在 する 。 中 に は 『 機動 戦士 ガン ダム UC   RE : 0096 』 の よう に テレビ 放送 に 合わせ て 再 編集 や 新規 カット を 追加 し たり 、 テーマ 曲 を 新調 する もの も ある 。京都 賞 （ きょう と しょ う ） は 、 1984 年 に 稲 盛 和夫 （ 京セラ 株式会社 名誉 会長 ） 設立 による 公益 財団 法人 稲盛 財団 の 創設 し た 日本 発 の 国際 賞 で ある 。  1984 年 に 創設 さ れ 、 翌年 から 顕彰 が 始まっ た 。 毎年 、 「 先端 技術 部門 」 「 基礎 科学 部門 」 「 思想 ・ 芸術 部門 」 の 3 部門 4 授賞 対象 分野 の 専門 領域 において 優れ て 顕著 な 功績 を 残し た 人物 を 讃え 、 京都 賞 メダル 、 ディプロマ （ 妙心寺 管長 が 揮毫 し た 賞状 ） 、 副賞 1 億 円 ( 2017 年 まで は 5000 万 円 ） が 贈ら れる 。  同 賞 は 毎年 6 月 の 第 3 金曜日 に 受賞 候補 者 を 発表 、 11 月 に 京都 賞 ウイーク を 開催 し 、 その 行事 期間 に 国立 京都 国際 会館 にて 授賞 式 が 行わ れる 。 翌 3 月 に は 米国 サンディエゴ で Kyoto   Prize   Symposium が 、 5 月 に は 英国 オックスフォード 大学 で Kyoto   Prize   at   Oxford が 開催 さ れ 、 受賞 者 は 全て の 行事 に 参加 。 3 カ国 の 合計 行事 参加 者 は 9000 人 を 超える 。 第 1 回 は 1985 年 に 開催 さ れ 、 3 部門 の 受賞 者 の ほか に ノーベル 財団 へ も 京都 賞 創設 記念 特別 賞 が 授与 さ れ た 。  京都 賞 を 受賞 後 に ノーベル 賞 を 受賞 する 人物 も 増え て おり 、 現在 8 名 の 受賞 者 が 後に ノーベル 賞 を 受賞 し て いる 。 ノーベル 財団 が 審査 選考 を 外部 に 委託 する の と は 一線 を 画し 、 全て の 審査 （ 3 審 制 ） を 稲盛 財団 が 行っ て いる こと も 特徴 的 で ある 。  京都 賞 を 運営 する 稲盛 財団 は 、 名誉 総裁 に 高円宮 妃 久子 が 、 理事 に 野依 良治 、 山中 伸 弥 、 本 庶佑 など ノーベル 賞 受賞 者 の 他 、 梅原 猛 、 甘利 俊一 、 広 中平 祐 、 中西 重忠 など 世界 を 代表 する 研究 者 、 特別 顧問 に 京都大 学 総長 、 大阪大学 総長 、 京都 府知事 、 京都 市長 が 名 を 連ねる 。芸術 学 （ げ いじ ゅつがく ） は 、 一般 に 芸術 について 研究 する 学問 。  美学 の いわば 延長 として 、 芸術 と は 何 か 、 芸術 作品 の 存在 の 態様 など について 一般 的 、 思弁 的 に 考察 する 学 として の 「 芸術 学 」 を いう 場合 と 、 個々 の 芸術 分野 について 研究 する 「 美術 史 」 、 「 音楽 学 」 や 「 演劇 学 」 、 「 映画 学 」 など の 総称 として 使わ れる 場合 と が ある 。『 失わ れ た 時 を 求め て 』 （ うしなわ れ た とき を もとめ て ,   " À   la   recherche   du   temps   perdu "） は 、 マルセル・プルースト による 長編 小説 。 プルースト が 半生 を かけ て 執筆 し た 大作 で 、 1913 年 から 1927 年 まで かかっ て 全 7 篇 が 刊行 さ れ た （ 第 5 篇 以降 は 作者 の 死後 に 刊行 ） 。 長 さ は フランス語 の 原文 に し て 3 , 000 ページ 以上 、 日本語 訳 で は 400 字詰め 原稿 用紙 10 , 000 枚 に も 及ぶ 。 ジェイムズ・ジョイス の 『 ユリシーズ 』 等 と共に 20 世紀 を 代表 する 世界 的 な 傑作 と さ れ 、 後世 の 作家 に 多く の 影響 を 与え て いる 。  眠り と 覚醒 の 間 の 曖昧 な 夢想 状態 の 感覚 、 紅茶 に 浸っ た 一片 の プチット・マドレーヌ の 味覚 から 不意 に 蘇っ た 幼少 時代 の あざやか な 記憶 、 2 つ の 散歩道 の 先 の 2 家族 と の 思い出 から 繰り広げ られる 挿話 と 社交 界 の 人間 模様 、 祖母 の 死 、 複雑 な 恋愛 心理 、 芸術 を めぐる 思索 など 、 難解 で 重層 的 な テーマ が 一人称 で 語ら れ 、 語り手 自身 の 生き た 19 世紀 末 から ベル ・ エポック 時代 の フランス 社会 の 諸相 も 同時に 活写 さ れ て いる 作品 で ある 。  社交 に 明け暮れ 無駄 事 の よう に 見え た 何 の 変哲 も ない 自分 の 生涯 の 時間 を 、 自身 の 中 の 「 無 意志 的 記憶 」 に 導か れる まま 、 その 埋もれ て い た 感覚 や 観念 を 文体 に 定着 し て 芸術 作品 を 創造 し 、 小説 の 素材 と すれ ば よい こと を 、 最後 に 語り手 が 自覚 する 作家 的 な 方法 論 の 発見 で 終る ため 、 この 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 自体 が どの よう に し て 可能 に なっ た か の 創作 動機 を 小説 の 形 で 語っ て いる 作品 で も あり 、 文学 の 根拠 を 探求 する 旅 といった 様相 が 末尾 で 明らか に なる 構造 と なっ て いる 。  こうした 、 小説 自体 について の 小説 といった 意味 も 兼ね た 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 画期的 な 作品 構造 は 、 それ まで 固定 的 で あっ た 小説 という もの の 考え方 を 変える きっかけ と なり 、 また 、 物語 として 時代 の 諸相 や 風俗 を 様々 な 局面 で 映し出し て いる という 点 で は それ まで の 19 世紀 の 作家 と 通じる もの が ある ものの 、 登場 人物 の 心理 や 客観 的 状況 を 描写 する 視点 が 従来 の よう に 俯瞰 的 で なく 、 人物 の 内部 （ 主観 ） に 入り込ん で いる という 型破り な 手法 が 使わ れ 、 20 世紀 文学 に 新しい 地平 を 切り開い た 先駆け 的 な 作品 として 位置づけ られ て いる 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 は 長 さ が 長大 な だけ で なく 、 1 つ の 文章 も 非常 に 息 が 長く 、 隠喩 （ メタ ファー ） の 多い 文体 と なっ て いる 。 また 、 数 百 人 に も 及ぶ 厖大 な 数 の 登場 人物 の うち の 主要 人物 も 数多く 、 その 関係 も 複雑 で 、 物語 に 様々 な 伏線 が 張ら れ て いる など 、 作品 全体 の 構造 が 捉え にくい 面 も ある 。  マルセル・プルースト が この 長い 作品 を 創作 する 直接的 な きっかけ として は 、 37 歳 に なる 1908 年 頃 から 文芸 評論 家 ・ サント ＝ ブーヴ の 論 に 異 を 唱える 「 サント ＝ ブーヴ に 反論 する 」 という 評論 を 書き出し た こと で 、 そこ から 徐々に 構想 が 広がり 、 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 題 を 持つ 小説 に 発展 し て いっ た 。 プルースト は 外部 の 騒音 を 遮る ため 、 コルク 張り に し た 部屋 に 閉じこもっ て 書き 続け 、 42 歳 と なっ た 1913 年 11 月 に 第 1 篇 『 スワン 家 の ほう へ 』 を 自費 出版 し た 。 この 時点 で は 当初 3 篇 （ 全 3 巻 ） の 予定 で あっ た が 第 一 次 世界 大戦 の ため 出版 が 中断 し 、 さらに 新た な 要素 を 加える など の 改稿 を 続け て 長大 化 し て いく 。  様々 な 紆余曲折 を 経 て 、 プルースト は 47 歳 と なる 1918 年 頃 に 発話 障害 と 顔面 麻痺 に 時々 襲わ れ ながら も 全 20 冊 の ノート に 清書 原稿 を 書き上げ た 。 その後 も 大幅 な 修正 ・ 加筆 作業 を 続け て 、 1919 年 6 月 に 出版 し た 第 2 篇 『 花 咲く 乙女 たち の かげ に 』 は ゴンクール 賞 を 受賞 し た 。 そして 手直し 作業 が 第 4 篇 まで 完成 し 、 第 5 篇 の 印刷 ゲラ に 手入れ し て いる 途中 、 プルースト は 1922 年 12 月 18 日 に 51 歳 で 死去 し た 。  よって 第 5 篇 の 途中 以降 は 未定稿 の 状態 で あっ た が 、 弟 や 批評 家 ジャック・リヴィエール ら が 遺稿 を 整理 し て 刊行 を 引継ぎ 、 最後 の 第 7 篇 を 1927 年 に 刊行 し て 出版 完結 と なっ た 。 物語 として は 一応 終っ て いる が 、 プルースト 自身 が 自作 を 大 聖堂 に 喩え て いる よう に 、 中世 の 教会 建築 さながら に 加筆 改稿 さ れ て 膨大 化 し た 作品 で ある ため 、 死後 刊行 の 3 篇 に関して は 真 の 意味 で は 未完 作 と いえる 。 さらに 言え ば 、 もし プルースト が まだ 数 年 生き 長らえ て 書き 続け て い た として も 、 人生 の 全て を 書き こむ の は 不可能 で あっ た だろ う ため 、 予め 未完 を 運命 づけ られ て い た 作品 だ と も 言わ れ て いる 。  物語 は 、 ある 日 語り手 が 一 さじ 掬っ た 紅茶 に 混ざっ た 一片 の プチット・マドレーヌ を 口 に し た の を きっかけ に 、 その 味覚 から 幼少 期 に 家族 そろっ て 夏 の 休暇 を 過ごし た 田舎町 コンブレー の 全体 の 記憶 が 鮮やか に 蘇っ て くる 、 という 「 無 意志 的 記憶 」 の 感覚 を 契機 に 展開 し て いく 。 そして 幼い 語り手 の 一家 が 滞在 し た コンブレー の 叔母 の 家 の 敷地 に 面し て い た 「 スワン 家 の ほう 」 と 「 ゲル マント の ほう 」 という Y 字 路 の 2 つ の 散歩道 の たどり着く 場所 に 住ん で いる 2 つ の 家族 たち （ スワン 家 と ゲル マント 家 ） と の 関わり の 思い出 の 中 から 始まっ て 、 自ら の 生き て き た 歴史 を 記憶 の 中 で 織り上げ て いく よう に 多く の 様々 な 挿話 と共に 進ん で いく 。  作中 の 年代 は 、 およそ 1880 年代 から 1920 年代 頃 と 推定 さ れ （ 第 1 篇 第 2 部 「 スワン の 恋 」 は 除き ） 、 第 一 次 世界 大戦 前後 の 都市 が 繁栄 し た 19 世紀 末 から ベル ・ エポック にかけて の 世相 風俗 や 、 社交 界 の 人々 の スノビズム も 仔細 に 描か れ て いる 。 また 主人公 は 同性愛 者 の 設定 で は ない が 、 同性愛 も 重要 な テーマ の 1 つ に なっ て おり 、 これ は プルースト 自身 が 同性愛 者 で あっ た こと と 、 秘書 （ 元 雇い の 自動車 運転 手 ） を 務め た 青年 （ 恋人 ） が 失踪 の 後 に 飛行機 事故死 し た こと が 、 主人公 の 恋人 アルベルチーヌ の 死 に 置き換え られ て いる と 言わ れ て いる 。  この よう に 、 物語 全体 は フィクション で ある が 、 芸術 家 で ある 作者 の 自伝 的 な 作品 という 要素 も 色濃い 。 名前 の ない 主人公 の 〈 私 〉 は 、 プルースト 自身 を 思わ せる 人物 で 、 少年 期 の 回想 や 社交 界 の 描写 、 恋愛 心理 など に プルースト の 体験 が 生かさ れ て いる 。 結末 で は 語り手 が 自身 の 生涯 を 素材 として 「 時 」 を テーマ に し た 小説 を 書く 決意 を する という 作家 として の 自覚 の 場面 が あり 、 作品 は この 作品 自体 が どの よう に し て 可能 に なっ た か の 根拠 を 示し て いっ た 小説 と 考え られ 、 作品 導入 部 と 結末 部 が 円 環 的 な 関係 に あり 、 あたかも 論文 における 序文 と 結論 が 、 予め 第 1 篇 に 置か れ て い た こと が 解か る 構造 と なっ て いる 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 成立 の 基点 は 、 一般 に 1908 年 と 考え られ て いる 。 この 年 の 初頭 より 、 プルースト は 『 フィガロ 』 紙 に 、 当時 ロンドン で 起き た 詐欺 事件 「 ルモワーヌ 事件 」 を 題材 に 、 バルザック 、 ミシュレ 、 ゴンクール 兄弟 、 フロー ベール など の パスティーシュ （ 模作 ） を 発表 し て おり 、 これ が 直接 の きっかけ に なっ て 評論 活動 へ の 意欲 を 抱い た 。  プルースト は 、 文芸 評論 家 の サント・ブーヴ が 、 スタンダール 、 バルザック 、 フロー ベール など 同 時代 の 作家 を 軽視 し 見 誤っ た 作品 評 を し た と 考え 、 サント・ブーヴ に対する 批判 として 作家 論 を 書く 計画 を 立て て い た 。 作家 の 日常 の 人となり と 、 作品 と を 不可分 の もの と 考え て い た サント ＝ ブーヴ に対して 、 プルースト は 、 文学 作品 を 評価 する うえ で 、 そうした 日常 的 ・ 外面 的 な 「 表層 の 自我 」 と 、 芸術 作品 中 で 表現 さ れる 自己 内部 の 「 深層 の 自我 」 は 別物 で ある と し 、 その 深層 を 表出 し て いる 作品 に 即し て 考え なけれ ば なら ない と し て い た 。  そうした 評論 計画 の 一方 で 、 プルースト は 、 「 ロベール と 子 山羊 」 「 名 を めぐる 夢想 」 など の 表題 の つい た 、 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 原型 と なる 小説 断片 が 含ま れ た 75 枚 の 草稿 を 書き 始め て い た 。 そして 、 1909 年 8 月 まで の 段階 で は 、 これら の 評論 と 小説 は 、 夜中 の 回想 の 物語 に 、 明け方 の 母親 と の 会話 形式 の 評論 を 繋げる という 「 サント ＝ ブーヴ に 反論 する ―― ある 朝 の 思い出 」 と 仮に 題さ れ た 1 つ の 作品 として まとめ られる こと が 予定 さ れ て おり 、 前半 部 で は 理論 の 実演 として 小説 が 、 後半 部 で は 理論 編 として 評論 が 置か れる という 構成 に なっ て い た 。  しかし 、 この 作品 が 当初 予定 さ れ て い た 出版 社 から 拒否 さ れる と 、 プルースト は 、 他 の 出版 社 を 探し ながら 作品 の 改稿 を 続け て いき 、 次第に 全体 の 構想 も 変化 し て いっ た 。 当初 、 評論 の 形 を とっ て い た 最後 の 理論 部分 は 作品 の 中 に 溶け込み 、 さらに 「 無 意志 的 な 記憶 」 の 作用 が 作品 の 冒頭 と 最後 に 置か れ 、 作品 構造 を 決定 する 基本 的 要素 と なっ た 。  プルースト が 1895 年 から 1899 年 頃 にかけて 書い て い た 自伝 的 な 小説 断片 （ 未完 ） を まとめ た 『 ジャン ・ サントゥイユ 』 が 、 プルースト の 死後 の 1952 年 に 出版 さ れ た が 、 この 自伝 小説 の 中 に は 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 各所 の 挿話 と 類似 する 点 も 見受け られる 。  『 ジャン ・ サントゥイユ 』 に は 、 当時 の プルースト の 願望 や 夢 、 実生活 や 経験 が 比較的 そのまま 反映 さ れ て おり 、 その 点 で は 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 趣 と は 異なっ て いる が 、 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 成立 を めぐる 研究 資料 として も 貴重 な もの に も なっ て いる 。 また 自身 の スノビズム を 自覚 し て い た こと も 散見 さ れ 、 〈 スノブ で ある 小説 家 は 、 スノブ を 描く 小説 家 に なる だろ う 〉 という 予言 を 書い て いる 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 という タイトル が プルースト の 書簡 に 表れる の は 1913 年 5 月 半ば の こと で あり 、 当初 プルースト は 2 巻 ないし 3 巻 で 刊行 が 完結 する と 考え て い た 。 1912 年 に ほぼ 原稿 が 出来 て い た 3 篇 構成 の 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 で は 、 1913 年 11 月 に 第 1 巻 が 『 スワン 家 の ほう へ 』 として グラッセ 社 から 刊行 さ れ た 時点 で は 、 翌年 以降 に 第 2 巻 『 ゲル マント の ほう 』 、 第 3 巻 『 見出さ れ た 時 』 の 刊行 が 予告 印刷 さ れ て おり 、 この とき 第 2 巻 は すでに 活字 を 組む 作業 が 開始 さ れ 、 3 巻 目 の 草稿 も 大まか な 形 で 出来上がっ て い た 。  しかし 、 この 段階 で は 「 マリア 」 という 名前 が 付け られ て い た 語り手 の 恋人 と の エピソード など が その後 に 大幅 に 改稿 加筆 さ れ た こと により （ 名前 も アルベルチーヌ に 変更 さ れる ） 、 それから プルースト の 最 晩年 に いたる 8 年間 の 間 に 作品 が 2 倍 以上 の 分量 に 膨れ 上がる こと に なっ た 。 この 大幅 な 変化 は 、 1913 年 から 1914 年 にかけて 起こっ た 青年 と の 間 の 事件 が 影響 を 与え て いる と 考え られ て いる 。  1907 年 に 避暑 地 カブール で 出会っ た 自動車 運転 手 の アルフレッド・アゴスチネリ は 、 その後 1913 年 に 職 を 求め て プルースト の 元 を 訪れ た 。 プルースト は アゴスチネリ を 秘書 として 採用 し 、 その 妻 と 称する アンナ と共に 住み込み で 雇い 入れ た 。 プルースト と 彼 と の 間 の 詳しい 関係 は 分から ない が 、 プルースト は この 青年 に 非常 に 執心 する よう に なり 、 アゴスチネリ が 金銭 を プルースト に 使わ せ た 挙句 に 1913 年 12 月 に アンナ と共に ニース に 逃亡 し 、 さらに は 1914 年 5 月 に 彼 が パイロット 訓練 飛行 中 に 事故死 し た こと で 強い ショック を 受け た 。 アゴスチネリ は 「 マルセル・スワン 」 という 偽名 を 使っ て 飛行 士 学校 に 登録 し て い た 。  作中 で の 恋人 アルベルチーヌ と の エピソード は 、 この 現実 の 事件 と 平行 関係 を 持っ て おり 、 作中 で は 、 アゴスチネリ と の 間 に 交わし た 書簡 を そのまま 語り手 と アルベルチーヌ と の 間 の やりとり として 引用 する こと さえ し て いる 。  上記 の よう な 大幅 な 改稿 を 経 て 、 1918 年 頃 、 結末 に 至る まで の ノート 20 冊 分 の 清書 原稿 が 書き上げ られ た 。 しかし 、 プルースト は この 清書 原稿 から 打た せ た タイプ 原稿 に さらに 大幅 な 加筆 と 手直し を する の が 常 で 、 さらに 印刷 ゲラ に も 大 規模 な 修正 が 加え られる ため 、 この 段階 で は まだ 完成 と は 言い 難い 状況 で あっ た 。  晩年 の プルースト は 、 生 の 残り の 時間 に 追わ れる よう に し て ゲラ の 修正 と 加筆 の 作業 を 急い だ が 、 1922 年 11 月 に 第 5 篇 『 囚われ の 女 』 の 修正 作業 中 に 息 を 引き取っ た 。 この ため 、 第 5 篇 の 途中 から 最終 巻 まで は 本当 の 意味 で は 完成 し て い ない 状態 で あり 、 特に 最終 巻 『 見出さ れ た 時 』 は まとまっ た 作品 として 見る に は かなり 乱雑 な 様相 を 呈し て いる 。  さらに 後年 に なっ て 、 プルースト は 死 の 直前 に 第 6 篇 『 消え去っ た アルベルチーヌ 』 に 大幅 な 変更 を 施し て い た こと が 明らか に なっ た 。 これ は 新た に 発見 さ れ た タイプ 原稿 を もと に 曽 孫 の ナタリー・モーリヤック （ モーリアック の 孫 に も あたる ） が 1987 年 に 刊行 し た もの で 、 この 元 原稿 で も 『 消え去っ た アルベルチーヌ 』 という タイトル が 付け られ て い た こと が 明確 と なり 、 最初 に 考え て い た 『 逃げ 去る 女 』 という 題名 と 迷っ て い た プルースト が 最終 的 に 『 消え去っ た アルベルチーヌ 』 に 決め て い た こと も 明らか に なっ た 。  この 原稿 で は 、 アルベルチーヌ の 思い出 に関する 記述 など 、 それ まで 書か れ て い た 内容 が 大幅 に 削除 さ れ て しまっ て いる 。 その ため に 後 に 続く 最終 巻 と 内容 的 に 繋がら なく なっ て しまっ て おり 、 プルースト が どういう 考え で この 改稿 を 行なっ て い た の か 明らか で は ない が 、 作品 の 一部 を どこ か の 雑誌 に 発表 する ため に 余分 な ところ を カット し て い た だけ で は ない か という 説 も ある 。  〈 長い あいだ 、 私 は 夜 早く 床 に 就く の だっ た 。 〉   この 長い 小説 は この よう な 書き出し から 始まり 、 本 を 読み つつ 30 分 ほど 眠っ て 、 ふと 目覚め た 時 の 夢見心地 の 意識 の 内的 感覚 が 綴ら れる 。 そして 詳しい 状況 や 語り手 について の 情報 を 読者 に 一切 与え ない まま に 、 語り手 は 夜 眠れ ず に 半 睡 状態 で ベッド の 上 で 過ごし ながら 、 自分 が かつて 過ごし た 7 つ ほど の 様々 な 部屋 を 回想 し て いく 。  それから 回想 は 、 語り手 が 幼年 時代 に バカンス で 滞在 し て い た 田舎町 （ 架空 の 町 で イリエ が モデル の 地 ） で の 出来事 に 移り 、 そこで 母親 に 寝る 前 の おやすみ の キス を せがん で 煩わ せ た 甘えん坊 だっ た 自身 の 切ない 思い出 を 語る 。 一家 と 親しい 近所 の スワン が 訪問 する と 、 夜 遅く まで いる スワン の 応対 で 母親 は 2 階 の 部屋 に なかなか 来 ない ため 、 幼い 語り手 に は 耐え難い 苦痛 で あっ た 。  ついで 、 それから ずっと 後年 の ある 寒い 冬 の 日 に 、 熱い 紅茶 を 一 さじ 掬っ た 時 に 混じっ た 一片 の プチット・マドレーヌ を 食べ た 時 の 快感 で 、 それ と まったく 同じ 味覚 を かつて コンブレー で レオニ 叔母 が 入れ た 紅茶 か ハーブ ティー で 味わっ た こと を 思い出し 、 それ を きっかけ に コンブレー 全体 の 光景 が 日本 の 水中花 の よう に ティー カップ の 中 から 広がっ た という 美しい 体験 を 綴り 、 語り手 は そう し て 鮮やか に 甦っ た コンブレー の 自然 情景 、 そこ に い た 人々 、 見聞き し た 物事 を 語り 始める 。  コンブレー で は 、 幼い 語り手 の 家族 は レオニ 叔母 の 家 の 別棟 に 滞在 し 、 そこ から よく 散歩 に 出かけ て い た 。 散歩 の コース の 一方 は 「 スワン 家 の ほう 」 で 、 散歩 の 途中 で スワン の 娘 ジルベルト を 見かけ た こと が あっ た 。 もう 一方 は 「 ゲル マント の ほう 」 で 、 この 由緒 ある 大 貴族 ゲル マント 家 の 領地 の 城 に 住む ゲル マント 公爵 夫人 （ 半ば おとぎ話 と なっ て いる 中世 伝説 の 薄幸 の ヒロイン の 末裔 ） に 語り手 は 憧れ を 抱い て いる 。 この 第 1 部 は 語り手 が 完全 に 目 を 覚まし た ところ で 終了 する 。  第 2 部 で は 15 年 ほど 時 を 遡り 、 語り手 の 誕生 以前 の 物語 が 三人称 で 綴ら れ て いく （ 語り手 が 誰か から 聞い た こと を 書きとめ た という 設定 ） 。 語り手 は スワン の 心理 に 入り込ん で いる が 、 ところどころ に 語り手 が 顔 を 出し て いる 特殊 な 形式 と なっ て いる 。  ここ で 書か れる の は 語り手 の 一家 の 友人 で ある ユダヤ 人 の 仲買人 スワン （ フェルメール 研究 し て いる 美術 品 蒐集 家 ） が 、 高級 娼婦 オデット に 恋 を する よう に なっ た 経緯 や 、 さまざま な 駆け引き の あと で 彼女 へ の 恋 が 冷める まで の エピソード が 描か れ 、 ヴェルデュラン 邸 （ 称号 の ない ブルジョア ） の サロン を 舞台 として パリ の 社交 界 の 様子 も ここ で はじめて 記述 さ れる 。  スワン が オデット に 誘わ れ て 、 初めて ヴェルデュラン 夫人 の サロン に 行っ た 際 、 そこで ピアノ 演奏 さ れ た ソナタ に 感動 する が 、 それ は 前年 に ある 夜会 で 聴い て 惹か れ て い た ヴァイオリン 演奏 の ソナタ と 同じ 曲 で あっ た 。 スワン は その 曲 の 作曲 者 が 、 ヴァントゥイユ という 名前 の 人物 だ と そこ で 知る 。  この ヴァントゥイユ 作曲 の ソナタ （ ） は 、 スワン と オデット の 恋 を 記念 する 「 恋 の 国歌 」 と なる が 、 オデット と の 恋 が 破綻 し そう に なっ た 後 も 、 小 楽節 は それら を 越える 表現 を 持っ て スワン の 魂 を 捉え た 。 スワン は 、 ヴァントゥイユ が いかなる 苦悩 の 奥底 から 美しく 神々しい 音楽 を 創造 し た の か 考える が 、 自分 自身 は ディレッタント の まま 、 次 の 女 と の 出会い を 求め て いく 。  第 3 部 は 第 2 篇 第 2 部 「 土地 の 名 、 土地 」 と 対応 し て いる 。 ヴェネツィア 、 フィレンツェ 、 パルマ 、 ノルマンディー の （ 架空 の 町 で 、 カブール が モデル の 地 ） など 、 まだ 行っ た こと の ない 土地 の 名前 について の 語り手 の 想念 に 始まり 、 期待 を 膨らま せる 。  また 、 高熱 を 出し た ため に 旅行 を 禁じ られ た 幼い 語り手 が 、 代わり に シャンゼリゼ 公園 に 出かけ て ジルベルト に 出会い 、 そこ から 子供 らしい 2 人 の 淡い 恋 が 始まる 様子 が 描か れる 。 第 1 篇 第 2 部 で スワン は オデット と 別れ た か と 思わ れ た が 、 ここ で は 彼ら は すでに 結婚 し 、 スワン 夫妻 の 間 に は 娘 ジルベルト が いる 。  前述 の 「 土地 の 名 、 名 」 の 最後 の 部分 を 受け 、 まず ジルベルト と の 間 の 恋 が 描か れる 。 語り手 は スワン 家 に 出入り する よう に なり 有頂天 に なる が 、 ジルベルト と は 気持ち の すれ違い が 多く なり 恋 の 情熱 は 失わ れ て いく 。 一方 スワン 夫人 （ オデット ） の サロン に は 出入り を 続け 、 そこで ピアノ 教師 ヴァントゥイユ が 作曲 し た ソナタ を 聞き 、 やがて 語り手 は 少年 の 頃 から 愛読 し 憧れ て い た 作家 の ベルゴット に も 出会い 、 自身 の 天分 に 目覚め て いく 。  前 篇 の 「 土地 の 名 、 名 」 と 対 を なす 部分 。 前章 から 2 年 たち 、 ジルベルト と の 間 の 恋 の 痛手 も 癒え た 語り手 は 、 祖母 と その 女中 フランソワーズ と共に ノルマンディー の 避暑 地 バルベック に バカンス に 出かける 。 美術 に 造詣 が 深い スワン の 説明 から 美しく 思い描い て い た ノルマンディー 風 ゴシック 建築 の 教会 は 、 実際 に 目 に する と 期待 外れ で 想像 より 劣っ て い た 。  語り手 は ここ で 、 祖母 の 旧友 で あり ゲル マント の 一族 の 出 で ある ヴィルパリジ 侯爵 夫人 （ ゲル マント 公爵 の 叔母 ） と 出会い 、 ゲル マント 公爵 夫妻 の 甥 で ある 貴公子 ロベール・ド・サン ＝ ルー 侯爵 、 ゲル マント 公爵 の 弟 シャルリュス 男爵 とも 知り合い に なる 。  また 堤防 の 上 で バラ の よう に 華やい だ ブルジョワ の 娘 たち の 一団 （ 「 花 咲く 乙女 たち 」 ） を 見かけ 、 後 に 画家 エルスチール の 紹介 で 彼女 たち とも 親しく なり 、 この 中 の 1 人 で ある アルベルチーヌ・シモネ に 恋する よう に なる 。 ある 晩 、 アルベルチーヌ に キス しよ う と する が 、 語り手 は 彼女 に 拒否 さ れ て しまう 。  第 3 篇 は 、 語り手 の 一家 が ヴィルパリジ 侯爵 夫人 の 勧め で 、 パリ の ゲル マント 邸 の 館 の 一角 （ アパルトマン ） に 引っ越す ところ から 始まり 、 語り手 が 次第に ゲル マント 家 の 世界 に 入り込ん で いく 様 が 描か れ て いる 。 日常 の ゲル マント 公爵 の 様子 を 目 に する と 、 今 まで の 高貴 な イメージ が 萎える こと も あっ た が 、 語り手 は オペラ 座 の ボックス 席 の ゲル マント 公爵 夫人 の 艶 や かさ を 眺め 、 自分 に 手 を 振っ て 合図 し て くれ た 公爵 夫人 に 夢中 に なり 、 彼女 に 挨拶 する ため に 毎日 待ち伏せ を する よう に なる 。  そして 、 彼女 に 紹介 さ れる こと を 願い つつ 、 その 甥 で ある 隣人 の サン ＝ ルー と の 交友 を 深め て いき 、 その後 に は 彼 と その 愛人 ラシェル と の 関係 に も 立ち会う こと に なる 。 実在 の ドレフュス 事件 の 話題 も ここ で 初めて 登場 し 、 ヴィルパリジ 侯爵 夫人 邸 で の マチネ （ 昼 の 集い ） の シーン の あと 、 語り手 の 祖母 が シャンゼリゼ で 軽い 発作 を 起こす ところ で この 部 は 終わる 。  第 2 部 は さらに 2 章 に 分け られ て いる 。 第 1 章 で は 、 祖母 の 病気 と 死 が 語ら れる 。 これ より ずっと 長い 第 2 章 の 始め で は 、 語り手 と アルベルチーヌ と の 間 の 関係 が 再燃 し 、 初めて 彼女 と キス を する 。  そして 、 語り手 は 念願 かなっ て ゲル マント 公爵 夫人 邸 の 晩餐 会 に 招待 さ れ 、 シャルリュス 男爵 に 会う 。 その後 、 語り手 は シャルリュス 男爵 を 訪れ 、 そこで 男爵 の 尊大 で 奇妙 な 振る舞い に 困惑 し たり する が 、 その 頃 に は すでに ゲル マント 公爵 夫人 に対する 熱 は 冷め て い た 。 その 2 か月 後 、 語り手 は 、 公爵 夫人 の 従姉 で ある ゲル マント 大公 夫人 の サロン へ の 招待 状 を 受け取る 。  第 4 篇 は 、 悪徳 と 退廃 の 町 として 旧約 聖書 に 登場 する 「 ソドム と ゴモラ 」 から 名 を 取ら れ て いる 。 第 4 篇 以降 、 本 作 の 同性愛 の モチーフ が 全面 的 に 展開 さ れ て いく 。 第 2 部 より ずっと 短い 第 1 部 で 語り手 は 、 ゲル マント 家 の 館 の 中庭 に 面し た 場所 に 店 を 持つ 仕立 屋 ジュピヤン と シャルリュス 男爵 が 中庭 で 偶然 出会い 、 同類 同士 の 勘 で 蘭 の 花 と マルハナバチ の よう な 求愛 の 仕草 を 取り合っ て いる 光景 を 目撃 し て しまい 、 そこ から 女 として の 特徴 を 持つ 男 について の 想念 を 展開 し て いく 。  第 2 部 は 4 章 に 分け られ て いる 。 最初 は 語り手 が 招待 さ れ た ゲル マント 大公 夫人 の 夜会 の 場面 に 始まり 、 その 夜会 の 後 で アルベルチーヌ が 語り手 の もと を 訪ね て くる 。 その後 、 語り手 は 2 回 目 の バルベック 滞在 に 向かう が 、 そこ の ホテル の 部屋 で 靴 を 脱ご う と 身 を かがめ た 瞬間 、 不意 に 祖母 の 思い出 が 「 心 の 間歇 」 として 甦り 、 その 死 を 実感 さ せ られる 。  また 、 語り手 に アルベルチーヌ に対する 同性愛 （ レズビアン ） の 疑い が 初めて 兆し て 、 彼女 に対する 愛情 と 嫉妬 が 語ら れる 。 その 一方 、 バルベック で 再会 し た シャルリュス 男爵 と 、 ヴァイオリニスト の モレル と の 間 の 同性愛 関係 も 語ら れ て いく 。 語り手 は 、 アルベルチーヌ に 疎まし さ を 感じる よう に なり 、 一時 考え て い た 彼女 と の 結婚 を 断念 しよ う と 考える 。 しかし 、 アルベルチーヌ から 、 同性愛 者 で ある ヴァイントゥイユ 嬢 の 女 友達 と の 親しい 関係 を 告げ られる と 嫉妬 に 駆ら れ 、 急遽 彼女 を パリ に 連れ て 行き 自宅 に 住まわ せる こと に する 。  この 巻 以降 は 未定稿 で あり 、 いずれ も 内容 に 区切り が 付け られ て い ない 。 また 第 5 篇 は タイプ 原稿 で は 「 ソドム と ゴモラ   III の 第 1 部 」 という 副題 が 付け られ て おり 、 前 篇 に 続い て 同性愛 を 主題 と し た 内容 が 続い て いる 。  語り手 は アルベルチーヌ と 暮らし 始め た ものの 、 病弱 で 家 から なかなか 出 られ ず 、 監視 役 として つけ た アンドレ と 一緒 に 出かけ て いく アルベルチーヌ に 疑惑 と 嫉妬 を 募ら せ て いく 。 その後 、 語り手 は ヴェルデュラン 家 の 夜会 に 赴く 。 そこ で は シャルリュス 男爵 の 後ろ 盾 で モレル を 称える 音楽 会 が 催さ れる が 、 しかし 客 に 無視 さ れ て 気分 を 害し た ヴェルデュラン 夫人 の ため に シャルリュス 男爵 と モレル は 仲違い し て しまう 。  その 音楽 会 で 、 語り手 は 「 七 重奏 曲 」 に 聴き入り 、 それ が ヴァントゥイユ の 遺作 だ と 気づく 。 そして 音楽 の 与える 喜び に 匹敵 する よう な 作品 を いつか 自分 が 創造 できる の か 自問 する 。  一方 、 語り手 は アルベルチーヌ に対して 募っ て いく 疑念 と 嫉妬 に 苦しみ 、 彼女 と の 間 の 諍い が 起こる よう に なっ て いく 。 そして 彼女 と 別れる こと を 考える よう に なる が 、 その こと を ほのめかし た 矢先 に 、 アルベルチーヌ は 不意 に 語り手 の 家 から 立ち去っ て しまう 。  第 6 篇 は 、 一時 「 ソドム と ゴモラ   III の 第 2 部 」 という 副題 が 付け られ て おり 、 前 巻 と 対 を なす もの に なっ て いる 。 1954 年 の プレイヤッド 版 以後 は 『 逃げ 去る 女 』 という 題名 の もの も 刊行 さ れ て いる が 、 1989 年 の プレイヤッド 版 で は 『 消え去っ た アルベルチーヌ 』 の 巻 名 が 採用 さ れ て おり 、 本文 および 巻 名 について 一致 し た 見解 は 成立 し て い ない 。  語り手 は 、 アルベルチーヌ が 身 を よせ た トゥーレーヌ の ボンタン 夫人 （ アルベルチーヌ の 伯母 ） の 元 へ サン ＝ ルー を 密使 として 送り 、 また 夫人 の 気 を 引く ため に 、 手練 手管 を 用い た 内容 の 手紙 を 送っ て 、 彼女 を 自分 の 元 に 戻ら せよ う と する 。 しかし 、 その うち に ボンタン 夫人 から 、 アルベルチーヌ が 乗馬 中 の 事故 で 死亡 し た という 知らせ が 届く 。 「 自分 を もう一度 受け入れ て 欲しい 」 「 戻り たい 」 という 内容 の アルベルチーヌ から の 手紙 が 届い た の は 、 その 知らせ の 後 だっ た 。  語り手 は 、 彼女 を 失っ た 悲しみ に 加え て 、 その 死後 も なお 彼女 の 同性愛 趣味 に対する 嫉妬 に 激しく 苦しめ られる 。 しかし 、 その 苦しみ を 他人 に 語り 時間 が 経つ につれて 、 少し ずつ 和らい で いく 。 そして 、 母 オデット の 再婚 によって フォルシュヴィル 嬢 と なっ て い た 初恋 の ジルベルト と 語り手 は 再会 も し た 。 その後 、 念願 だっ た ヴェネツィア に 語り手 は 旅行 する が 、 その とき に は もう アルベルチーヌ へ の 想い は ほとんど 消え去っ て いる 。 パリ へ の 帰途 で 、 語り手 は 、 ジルベルト と サン ＝ ルー の 結婚 を 知る 。  語り手 は 、 コンブレー の ジルベルト 邸 に 滞在 し 、 ここ で ジル ベルト から 、 それ まで は まったく 別 の 方向 だ と 思っ て い た 「 スワン 家 の ほう 」 と 「 ゲル マント の ほう 」 の 2 つ の 道 が 、 ある 点 で 合流 し て 意外 な 近道 で 繋がっ て い た こと を 知らさ れる 。 それから 、 エドモン・ド・ゴンクール の 日記 （ これ は プルースト による 模作 で ある ） を 読ん で 、 文学 の 価値 に 懐疑 を 抱く とともに 自身 の 才能 に対して 疑念 を 持つ 。  その後 、 語り手 は 病 を 治療 する ため に 数 年 の 療養 所 生活 を 送る 。 それから 、 語り手 は 一時 、 第 一 次 世界 大戦 下 の パリ に 戻り 、 そこで 人 と 社会 の さまざま な 変化 を 目 に する 。 コンブレー は ドイツ 軍 に 占領 さ れ て おり 、 敵国 の ドイツ 贔屓 に なっ て い た シャルリュス 男爵 は 社交 界 で の 輝かしい 地位 を 失っ て い た 。 語り手 は 、 空襲 爆撃 に 晒さ れ た パリ の 灯火 管制 下 の 町 の ホテル （ ジュピヤン が 管理 人 の 男娼 窟 ） で 、 自分 を 若い 男 に 鞭打た せ て 快楽 に 浸っ て いる 血 だらけ の シャルリュス を 見かけ 、 また サン ＝ ルー も この 宿 に 出入り し て い た らしい こと を 知る 。 その後 、 まもなく サン ＝ ルー は 戦線 で 死 を 遂げ 、 語り手 は 再び 療養 所 生活 に 戻る 。  さらに 数 年 経ち 、 語り手 は 再び パリ に 戻っ て くる 。 語り手 は 、 ゲル マント 大公 夫人 （ これ は 寡 と なっ た 大公 と 再婚 し た 元 ヴェルデュラン 夫人 で ある ） の マチネ に 出席 し 、 ゲル マント 家 の 中庭 の 不ぞろい な 敷石 で 躓い た 瞬間 、 ヴェネツィア で まったく 同じ 体験 を し た こと を 思い出す 。 これ を きっかけ に し て 、 かつて マドレーヌ によって 引き起こさ れ た の と 同じ よう な 「 無 意志 的 記憶 」 が 次々 と 引き起こさ れ 、 語り手 に 過去 の 鮮やか な 記憶 が 次々 と 甦っ て くる 。  この 体験 によって 、 語り手 は 、 自分 の 文学 的 な 天分 を 発見 し 、 時勢 や 特定 の 観念 に おもねら ず に 、 この よう に 生々しく 甦っ て き た 生 の 軌跡 を 描い て いく べき だ と 確信 する 。 そして 、 語り手 は 、 ゲル マント 公 妃 の 開い た パーティ の 場 で 、 すっかり 老い て まるで 仮面 を 被っ て いる か の よう に 様変わり し た 人々 の 姿 を 見 て 、 「 時 の 破壊 作用 」 を 目の当たり に する 。 そして また 、 「 スワン 家 の ほう 」 と 「 ゲル マント の ほう 」 の 2 つ の 道 の 合流 を 象徴 する ジルベルト の 娘 サン ＝ ルー 嬢 に 出会い 、 時 が もたらす 至福 を も 実感 する 。  こうして 小説 の 題材 を すっかり 捉え た 語り手 は 、 自分 の 死 を 背後 に 感じ ながら 、 時 と 記憶 を 主題 と する 長大 な 小説 を 予告 し 、 物語 を 終える 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 文体 は 、 複雑 な 構文 と 多く の 隠喩 を 持っ た 非常 に 息 の 長い 文章 に 特徴 づけ られ て いる 。 この よう な プルースト の 長い 文章 は 、 ある 観念 や イメージ が 喚起 する 一切 の もの を 記述 しよ う と する 作家 の 姿勢 に 基づく もの で ある 。 例えば 、 文章 の 中 で 1 つ の 対象 が 登場 する と 、 その 語 に対して 何 行 に も 渡っ て 修飾 が 加え られ 、 その後 ふたたび 元 の 語 が 引用 さ れ て また 修飾 が 始まり 、 その後 で ようやく 述語 動詞 が 登場 し て 1 つ の 文 が 完結 する 、 という よう な 形 の もの が しばしば 表れる 。  この よう な 展開 法 は 、 パラグラフ の レベル に も 見 られ 、 1 つ の パラグラフ の 冒頭 に 置か れ た 主 の 観念 が 、 次 の パラグラフ の 冒頭 に も 繰り返さ れ て 、 脱線 し た もの が 再び 立ち戻り ながら 拡がっ て 物語っ て いく という 叙述 方法 と なっ て いる 。 これら は 、 草稿 や ゲラ を 何 度 も 読み返し ながら 、 その たび に 新た に 喚起 さ れ た 記述 が 加え られ て いっ た 結果 で も ある と 考え られ て いる 。  また 、 この よう な 長い 文章 は 、 文章 が 結論 部分 に 至る の を いつ まで も 引き延ばし て おく こと で 、 読者 の 期待 を 宙吊り に し て おく 冒険 小説 の 技法 を も 思わ せる 。 ただし 、 こうした 長い 文章 は 、 実際 に は 作品 全体 の 三 分の 一 程度 を 占める に 過ぎ ず 、 作品 全体 を通じて 常に 用い られ て いる わけ で は ない 。 また 、 長文 が 用い られる 場面 も 語り手 の 分析 的 な 独白 を 記述 する 場面 に 限ら れ て おり 、 状況 に 合わせ て 適宜 短い 文 も 使わ れ て いる 。 実際 、 文章 の 平均 的 な 単語 数 は 標準 的 な フランス語 文 の 二 倍 程度 で ある 。 また 、 使用 さ れ て いる 語彙 も 極端 に 多い わけ で は なく 、 ある 統計 に よれ ば ジロドゥ の それ より も 少ない と いう 。  プルースト は 、 その 文章 表現 において 、 特に 隠喩 （ メタ ファー ） を 重視 し て い た 。 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 最終 巻 など に も 、 隠喩 と 印象 を 巡る 一節 が 一種 の 文学 論 の 形 で 記さ れ て いる 箇所 が ある 。 そこ で は 、 隠喩 によって 〈 二つ の 感覚 に 共通 の 性質 を 思い 、 その 二つ の 感覚 を お互い に 結び付ける こと によって 、 二つ の 感覚 の エッセンス を 引き出し 、 時間 の もつ 偶然 性 から 感覚 を 解放 する よう に し て 、 一つ の メタ ファー の 中 に 二つ の 対象 を 含ま せる 〉 と 述べ て いる 。  また 、 この メタ ファー の 多用 が 持つ 「 比較 さ れる もの （ comparé ） 」 が 「 比較 する もの （ comparant ） 」 を 喚起 する 関係 は 、 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の モチーフ で ある 「 無 意志 的 記憶 」 の 構造 、 すなわち ある 現実 の 体感 （ 五感 など ） が 、 過去 の 類似 し た 記憶 や それ にまつわる 全て を 引き起こす という 機能 と 同じ 構造 を 持っ て いる 。 その ため 、 こうした メタ ファー は 、 「 無 意志 的 記憶 」 の モチーフ の いわば 文体 レベル で の 実行 と 見なす こと も できる 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 物語 は 、 直線 的 な 進み 方 を し て おら ず 、 現実 の 事柄 を 述べる 傍ら で しばしば その 印象 や 記憶 を 巡っ て 脱線 する 。 また 、 語り手 が 時に 応じ て 、 一般 的 な 法則 を 明らか に し て 、 それ を 比喩 とともに 例証 し たり 抽象 化 し たり する こと で 、 話 の 流れ が しばしば 中断 さ れ て しまう 。 この ため 、 作品 の 全体 像 は 容易 に は 把握 し がたい 。 しかし 、 プルースト は 、 この 小説 を 非常 に 緻密 に 構成 し て いる 。  まず 作品 全体 を 支える 構成 として 、 語り手 が 不意 に 経験 する 記憶 の 奔流 （ 無 意志 的 記憶 ） が 、 論文 における 序文 と 結論 の よう に 、 予め 作品 の 始め から 配さ れ て おり 、 冒頭 に 置か れ て いる 無 意志 的 記憶 が 作品 の 原動力 と なっ て いく 。 そして 、 その 記憶 の 現象 が 物語 の 最終 巻 に なっ て 再び 現れ 、 その 幸福 な 感覚 の 秘密 を 悟る こと で 、 書く べき 表現 方法 （ 無 意志 的 記憶 の モチーフ ） を 得 た 語り手 （ 芸術 家 ） の 文学 的 自覚 が 語ら れる 結論 部 へ と 円 環 的 に 繋がっ て い た こと が 明らか と なる 構造 に なっ て いる 。  各 篇 内 の 章 において も 、 厳密 な 構成 が 施さ れ て おり 、 例えば 第 1 篇 中 で は 、 不眠 の 夜 の こと が 序曲 的 に 書か れ た 後 に コンブ レ ― の こと が 語ら れ 、 再び 不眠 の 夜 から マドレーヌ の 挿話 と なり 、 コンブ レ ― の こと が 長く 描か れ て 、 最後 に 不眠 の 夜 から 夜明け に なる という よう に 、 楽曲 や オペラ の よう な シンメトリック な 構成 配置 と なっ て いる 。 プルースト 自身 、 全体 を 大 聖堂 や 交響 曲 に 喩え て いる よう に 、 幾何 学 的 な 構成 と なっ て いる 。  物語 自体 は 、 場所 を 機軸 に し て 展開 し て いく 。 第 1 篇 で は 、 語り手 が 生涯 の 中 で 過ごし た こと の ある 様々 な 部屋 が 回想 さ れ て いく 。 ここ で は 、 その後 展開 する 物語 の 主要 な 場所 が すべて 示さ れ て いる 。 また 、 幼い 語り手 の 散歩道 として 「 スワン 家 の ほう 」 と 「 ゲル マント 家 の 方 」 という 2 つ の 方角 が 提示 さ れ て いる が 、 全編 の 主要 人物 の うち の 多く は 、 この 2 家 の うち の どちら か に 関連 し て 登場 する 。 前者 の 道 は ブルジョワ 社会 を 、 後者 は 伝統 的 な 貴族 社会 を 象徴 する 方角 と なっ て いき 、 最後 の 巻 で は 2 つ の 道 が 実は 繋がっ て い た こと を 知らさ れ 、 この 両家 の 間 に 生まれ た サン ＝ ルー 嬢 が 登場 する こと によって 2 つ の 方向 が 象徴 的 に 統合 さ れる 。  この 他 に も 、 第 4 篇 以降 で 展開 さ れる 同性愛 の 主題 を それとなく 、 第 1 篇 の 大叔母 の 会話 の 中 など に 暗示 的 に 盛り込み 予告 する など の 様々 な 伏線 も あり 、 章 同士 の 照応 関係 、 要 所要 所 に おか れ た 無 意志 的 記憶 の 現象 、 土地 と 土地 と の 類似 関係 など 、 長大 な 作品 に 堅牢 な 構造 を 与える ため の 様々 な 工夫 が なさ れ て いる 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 語り手 で ある 〈 私 〉 は 、 多く の 点 で 作者 プルースト と の 共通 点 を 持っ て いる が 、 重要 な 相違 点 も ある 。 例えば 、 プルースト の 母 は ユダヤ 人 で あり 、 プルースト は 幼少 の 頃 から 母方 の 親戚 と 親しく 交流 し て い た の だ が 、 作品 で は 語り手 から ユダヤ 人 で ある こと を うかがわ せる 要素 は 注意深く 排除 さ れ て おり 、 代わり に スワン 、 ブロック といった 人物 が ユダヤ 人 として 登場 し て いる 。 また 、 プルースト は 同性愛 者 で あっ た が 、 この 要素 も 語り手 から は 排除 さ れ て おり 、 同性愛 の モチーフ は 語り手 の 恋人 で ある アルベルチーヌ や 、 サロン で 知り合う シャルリュス 男爵 など へ 転嫁 さ れ て いる 。  なお 、 この 長い 小説 の 中 で 語り手 で ある 〈 私 〉 の 名前 は 、 一 度 も 出 て こ ない 。 何 度 か 語り手 の 名前 を 出さ ざる を 得 なく なる よう な 状況 は 出 て くる ものの 、 プルースト は その つど 名前 を 告げ なく て も いい よう に 注意深く 配慮 し て いる 。  ちなみに 第 5 篇 『 囚われ の 女 』 で は 、 アルベルチーヌ が 語り手 の こと を 「 マル セル 」 と 呼ぶ シーン が ある ため に しばしば 語り手 の 名前 は 「 マル セル 」 で ある と 誤解 さ れ た が 、 よく 読め ば わかる よう に 、 この シーン は 〈 もし 語り手 が この 本 の 著者 と 同じ 名前 で あっ たら 〉 という 仮定 の 上 で 書か れ て いる 場面 で あり 、 むしろ 語り手 の 名 が 「 マル セル 」 で は ない こと を 逆 証明 する もの で ある 。 ただし これ は 、 あえて 虚構 の 設定 を 課す こと で 、 作者 の 真実 を 語る という 小説 と いう ものの 、 作品 と 作者 の 関係 性 の からくり を 表わし て いる もの で も ある 。  また 、 プルースト が この よう な 一人称 の 書き方 を し て いる の は 、 この 作品 全体 が 〈 私 〉 の 成立 史 で あり 、 物語 の 冒頭 で は 誰 と も わから ず に 登場 する 〈 私 〉 が 、 物語 が 進む につれて 様々 な 人 や 事物 に 触れ て 認識 を 深め て いく こと で 、 読者 の うち に 1 人 の 作中 人物 として の 〈 私 〉 の 実態 が 現れ て いく こと を 意図 し て いる ため で も ある 。 さらに 、 特定 の 名前 を 持た ない 〈 私 〉 と する こと で 、 その 私 が 容易 に 読者 自身 に すり 替わる こと が できる よう 配慮 し た もの だ と 考える こと も でき 、 そこ に 無名 性 の 意味 が ある と 見 られ て いる 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 は 記憶 を めぐる 物語 で あり 、 その 全体 は 語り手 が 回想 し つつ 書く という ふう に 記憶 に 基づく 形式 で 書か れ て いる 。 プルースト は 、 意志 や 知性 を 働かせ て 引き出さ れる 想起 （ 「 意志 的 記憶 」 ） に対して 、 ふとした 瞬間 に われ しら ず 甦る 鮮明 な 記憶 を 「 無 意志 的 記憶 」 と 呼ん で 区別 し た 。  作品 の 冒頭 で 、 語り手 は 紅茶 に 浸っ た 一片 の マドレーヌ の 味覚 を きっかけ に 、 コンブレー に 滞在 し て い た 頃 に まったく 同じ 体験 を し た こと を 不意 に 思い出し 、 そこ から 強烈 な 幸福 感 とともに 鮮明 な 記憶 と 印象 が 次々 に 甦っ て くる 。 「 無 意志 的 記憶 」 の 要素 は 、 それ 以降 物語 の 中 に しばしば 類似 の 例 が ちりばめ られ て いる 。  例えば 、 『 ソドム と ゴモラ 』 の 巻 で 「 心 の 間歇 」 と 題さ れ た 断章 で 、 語り手 は 、 バルベック の ホテル に 着い て 疲労 を 感じ ながら ショート ブーツ の 脱ご う と し た 瞬間 、 不意 に 亡くなっ た ばかり の 祖母 の 顔 を 思い出し て 、 それ まで 実感 でき ない まま だっ た その 死 を まざまざ と 感じ させ られる という 経験 を する 。  この よう な 「 無 意志 的 記憶 」 の 現象 は 、 最終 巻 『 見出さ れ た 時 』 において 、 ゲル マント 大公 邸 の 中庭 で 敷石 に 躓い た 時 に 、 ヴェネツィア の 寺院 の 洗礼 堂 で タイル に 躓い た 記憶 が 蘇り 、 第 1 巻 の マドレーヌ の とき と 同じ よう な 歓喜 の 感覚 を 再び する こと によって 、 その 幸福 感 の 秘密 が 解明 さ れる 。 それ は 、 同じ 感覚 を 〈 現在 の 瞬間 に 感じる とともに 、 遠い 過去 において も 感じ て い た 結果 〉 、 〈 過去 を 現在 に 食い込ま せる こと に なり 、 自分 の いる の が 過去 な の か 現在 な の か 判然 と し なく なっ た 〉 ため で 、 この 瞬間 〈 私 〉 は 〈 超 時間 的 存在 〉 と なる 。  語り手 は 、 〈 文学 作品 の すべて の 素材 は 私 の 過ぎ去っ た 生涯 で ある 〉 という 認識 とともに 、 自分 の 人生 において 経験 し た 瞬間 瞬間 の 印象 を 文学 作品 の うえ に 再 構成 し 、 音楽 に 匹敵 する 文学 を 書く 決意 を 固め て いく 。 この よう な 「 無 意志 的 記憶 」 を 文学 作品 において 登場 さ せ た の は 、 プルースト が 最初 という わけ で は ない が 、 こうした 現象 は しばしば 「 プルースト 現象 」 あるいは 「 プルースト 効果 」 という 言い方 で 知ら れる よう に なっ て いる 。  上記 の よう に 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 は 、 芸術 を 求める 〈 私 〉 が 様々 な 経験 や 考察 を 経 た 後 で 、 文学 の 意味 を 発見 し 、 文学 的 使命 に 目覚める まで を 描い た 物語 で あり 、 一種 の ビルドゥングス ロマン （ 修行 小説 ） 、 語り手 による 、 文学 の 根拠 を 探求 する 小説 として 読む こと も でき 、 作品 中 に は ルノアール 、 モロー 、 ワグナー ら を はじめ 様々 な 芸術 家 、 作家 の 名 が 引用 さ れ て いる だけ で なく 、 物語 に 重要 な 役割 を 果たす 架空 の 芸術 家 が 幾 人 か 登場 する 。  例えば 、 コンブレー の ピアノ 教師 ヴァントゥイユ は 、 平凡 で 地味 な 生活 を 送っ て いる が 、 その 外的 生活 と 芸術 家 として の ヴァントゥイユ の 内的 な 深層 の 自我 と は 別 の 物 だ という プルースト の 『 サント ＝ ブーヴ に 反論 する 』 で 主張 し て いる テーマ が 表現 さ れる 。 ヴァントゥイユ の 作曲 し た ソナタ   （ ） は 、 作品 の 第 1 巻 第 1 部 「 スワン の 恋 」 で スワン と オデット が 近づく きっかけ に なり 、 また ヴァントゥイユ の ソナタ と 同じ モチーフ を 持つ 未完 の 遺作 の 「 七 重奏 曲 」 は 、 のち に その 娘 ヴァントゥイユ 嬢 の 同性愛 の 相手 によって 完成 さ せ られ 、 サロン で それ を 聞い た 語り手 の 魂 に 深い 感銘 を 与える こと に なる 。  避暑 地 バルベック で 親しく なる 画家 の エルスチール の 絵画 『 ミス・サクリパン の 肖像 』 に は 男装 の 麗人 が 描か れ （ モデル は オデット だっ た と さ れる ） 、 『 カルクチュイ 港 』 に も 対象 の 本当 の 印象 や 、 芸術 家 の 内的 な ビジョン の 真実 を 表現 する 意図 が エルスチール に は あっ た 。 語り手 は 、 エル スチール の 絵 に 「 現実 を 前 に し た とき 、 自分 の 知性 が 与える いっさい の 概念 を 捨て て 」 、 画家 の 印象 を 正確 に 描こ う と する 態度 を 見出し 、 そこ に 文学 の 隠喩 表現 と 類似 する 現実 の 変容 を 見出す 。 また エルスチール は 以前 に 社交 界 の サロン で ビッシュ と いい う 名 で 出入り し 、 太鼓 持ち や 道化 役 を し て い た という 挿話 に も 、 『 サント ＝ ブーヴ に 反論 する 』 の 主張 が 生き て いる 。  また 語り手 が かつて 愛読 し た 作家 だっ た ベルゴット は 、 展覧 会 で フェルメール の 『 デルフト の 眺望 』 を 見 て 強い 印象 を 受け 、 「 この よう に 書か なく ちゃ いけ なかっ た ん だ 」 、 「 この 小さな 黄色い 壁 の よう に 絵具 を いくつ も 積み上げ て 、 文章 そのもの を 価値 ある もの に し なけれ ば いけ なかっ た ん だ 」 と つぶやき その 場 で 死ん で いく 。  聞き書き の 形 で 語ら れる この ベルゴット の 死 の 情景 場面 は 、 以前 に 書い た 断片 挿話 の 焼き 直し で 、 その 創作 断片 で は 、 オランダ で の レンブラント の 展覧 会 で 、 〈 私 〉 が 〈 死人 の よう な 〉 ジョン ・ ラス キン に 出会う という 設定 と なっ て いる 。 また 、 プルースト 自身 が 死 の 前年 1921 年 4 月 に 実際 に ジュ・ド・ポーム 美術館 の オランダ 絵画 展 で 『 デルフト の 眺望 』 を 見 た 時 （ 2 度目 ） の 経験 を もと に 書か れ た と も 考え られ て いる 。  また 作中 に は 、 読書 を する 語り手 の 意識 も 細かく 語っ て いる が 、 そこ に は 芸術 の 受容 という もの に こだわる プルースト の 読書 論 が 展開 さ れ て おり 、 これ は 音楽 や 絵画 、 舞台 など の 受け手 の 心理 の 分析 に も 同根 の もの が 見 られる 。  パリ の 社交 界 は 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 主要 な 舞台 の 1 つ で あり 、 作品 中 で は サロン の 描写 に 非常 に 多く の ページ が 割か れ て いる 。 作中 で は パリ の 社交 界 の 中心 に ある の は ゲル マント 公爵 夫人 の サロン で あり 、 その 周り に それ より も 威光 が ある が 閉鎖 的 で 退屈 な ゲル マント 大公 夫人 の サロン 、 同じ 一族 で ある が 低位 に ある ヴィルパリジ 侯爵 夫人 の サロン 、 そして スワン と オデット と の 恋 の 舞台 で も ある ヴェルデラン 夫人 の サロン など が 配さ れ て いる 。  ゲル マント 一族 による 貴族 の サロン で は ブルジョワ の 振る舞い が 軽蔑 さ れ 、 一方 ブルジョワ の ヴェルデラン 夫人 は 貴族 を 軽蔑 する 様子 を 見せる が 深層 で は 羨望 し て おり 、 未亡人 と なっ た 彼女 は 最終 的 に 、 夫人 と 死別 し た 老 ゲル マント 大公 と 再婚 し て 大公 夫人 の 座 に 居座り 、 貴族 の サロン の 頂点 に 君臨 する こと に なる 。  ゲル マント 公爵 夫人 の サロン は 、 当初 は 語り手 の 憧れ の 対象 と なる が 、 社交 界 に 入り込む につれて その 皮相 さ 、 浅薄 さ に 気付い て いく とともに 、 社交 界 を 取り巻く スノビズム を 徹底 し た 怜悧 な 目 で 描き出し 、 また 同時に その 滑稽 な もの の 中 に ある 美しい 普遍 性 や 人間 性 を 見出す 。  作者 の プルースト 自身 、 若い 頃 から 著名 な サロン に 出入り し て おり 、 この 経験 が サロン の 描写 に 生かさ れ て いる だけ で なく 、 現実 の 社交 界 で 出合っ た 様々 な 人物 が 作中 の モデル として 使わ れ て いる 。 また 、 プルースト の 愛読 書 で あっ た （ 1675 - 1755 年 ） の 『 回想 録 』 の 影響 も かなり ある 。 徹底 し た スノビズム の 描写 は 、 おろか な もの 、 凡庸 な もの の 中 に も 普遍 性 を 見出す こと が できる という プルースト の 考え の 反映 で あり 、 また その いくら か は スノブ で ある プルースト 自身 の 姿 で も ある こと を 自覚 し て い た 。  シャンゼリゼ 公園 に 祖母 と 出掛け た 語り手 は 、 そこで 発作 を 起こし た 祖母 の 重い 病 の 看病 し ながら 、 死に ゆく 自分 の 肉体 の 中 に 巣くっ て いる 病 を 見つめ て いる で あろ う 祖母 の 内面 を 推察 し て いく 描写 が ある が 、 そこ で は 死 の 到来 を 恋人 （ 命 ） の 裏切り に 喩え て おり 、 病 によって 明瞭 と なる 自分 の 「 身体 の 他者 性 」 を 考察 し て いる 。  そして 祖母 の 死 から 1 年 以上 経っ た 頃 、 かつて 祖母 と バカンス を 過ごし た 避暑 地 バルベック に 再び 到着 し 、 ホテル の 部屋 で 疲れ て ショート ブーツ を 脱ご う と 身 を かがめ た 瞬間 、 それ と 同じ 動作 を 数 年 前 に し た 時 に 祖母 が ブーツ を 脱が せ て くれ 、 悲嘆 と 孤独 に 打ち ひしが れ て い た 自分 を 助け て くれ た こと が 不意 に ありあり と 蘇り （ 無 意志 的 記憶 ） 、 涙 を 流し ながら 祖母 の 死 を 実感 する という 挿話 が ある 。 語り手 は これ を 「 心 の 間歇 」 と 名付け 、 長い こと 眠り込ん で い た 感情 が ある きっかけ で 、 呼び覚まさ れる 現象 を 描い て いる 。  語り手 は 、 自身 が 祖母 の 心労 や 悲しみ の 原因 と なっ た と 考え 、 自責 の 念 を 持ち 、 誤診 を し た 医師 を 呼ん で 来 た の も 自分 だっ た こと など も 気 に かかっ て い た 。 作中 の 祖母 の 存在 に は 、 プルースト 自身 の 母親 へ の 感情 が 重ね られ て いる こと が 看取 さ れる 。  この 作品 で は 3 つの 大きな 恋愛 が 描か れ て いる 。 すなわち 、 オデット に対する スワン の 恋 、 ジルベルト に対する 語り手 の 恋 、 アルベルチーヌ に対する 語り手 の 恋 で 、 最初 の 1 つ は 結婚 によって 、 2 つ 目 は 別離 によって 、 3 つ 目 は 相手 の 死 によって 終わっ て いる が 、 いずれ も 最後 に は 情熱 が 冷まさ れ 無 関心 に 至る という 点 は 共通 し て いる 。  作品 の 始め の ほう に おか れ た スワン の 恋 は 、 後 に 語り手 が 経験 する 恋愛 の 一種 の 予告編 で あり 、 細部 に 渡っ て 語り手 の 恋愛 と の 共通 点 を 持つ 。 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 で 描か れる 恋愛 は 重苦しく 、 独占 的 で あり 、 しばしば 嫉妬 が 重要 な テーマ と なっ て いる 。 この よう な 恋愛 の 裏 で もう 1 つの 大きな テーマ として 同性愛 が 展開 する 。  『 失わ れ た 時 を 求め て 』 に は 多数 の 同性愛 者 、 あるいは その 可能 性 を 持つ もの が 登場 し て おり 、 女性 で は ヴァントゥイユ 嬢 、 オデット 、 アルベルチーヌ 、 アンドレ 、 エステル 、 レア など 、 男性 で は シャルリュス 男爵 、 その 恋愛 相手 の ジュピヤン 、 モレル の ほか 、 サン ＝ ルー 侯爵 、 ゲル マント 大公 、 ヴォグベール 侯爵 など が いる 。 女性 の 同性愛 は 語り手 の 恋愛 における 嫉妬 の 原因 として 機能 し 、 また 語り手 にとって 女性 を 謎 めい た 存在 に し て おく 口実 を 引き受ける 役割 を 担う が 、 それ 以上 深く 追究 さ れ て いく こと は ない 。  一方 、 シャルリュス 男爵 を 中心 と する 男性 の 同性愛 の 動向 は 語り手 を 引き付け 、 観察 ・ 考察 の 対象 と なる 。 この 作品 の 中 で プルースト は 彼ら の 同性愛 を 巡る 事件 を おぞましく 、 グロテスク な もの として 描い て いる が 、 その 中 に 潜む ある 種 の 感動 や 真摯 さ を 見出し て いる 。 なお 、 シャルリュス 男爵 は 、 ロベール・ド・モンテスキュー 伯爵 が モデル と なっ て いる 。  また 、 迫害 の 歴史 を 持つ マイノリティー として ユダヤ 人 と 同性愛 者 と を 比較 し 、 その 共通 点 を 探っ て も いる 。 同性愛 者 と ユダヤ 人 と の 共通 点 として 、 彼ら が 同類 へ の 憐憫 と 嫌悪 の 混在 し た アンビバレント な 感情 を 持ち合わせ て いる こと を プルースト は 強調 し 、 それ は プルースト 自身 の 存在 に対する 矛盾 し た 感情 や 、 同族 だ という 理由 だけ で 徒党 を 組む こと へ の 批判 意識 で も あっ た 。  また 、 語り手 の 恋人 アルベルチーヌ に は 、 プルースト が 惹か れ て い た 青年 が 主要 な モデル で ある が 、 1902 年 頃 に 交友 し て い た 青年 貴族 で 外交 官 の も 、 アルベルチーヌ の 前身 で ある マリア （ 大幅 改稿 前 の 名前 ） の モデル と なっ て いる 。 プルースト は 、 この フェヌロン や （ 母 エレーヌ は アンナ・ド・ノアイユ の 従姉妹 に 当たる ） と 一緒 に 1902 年 に ベルギー 、 オランダ 旅行 を し て いる 。  この 作品 で は また 数 人 の ユダヤ 人 が 重要 な 役割 を 果たす 。 特に 重要 な の は 第 1 巻 第 1 部 で その 恋 が 語ら れる ユダヤ 人 シャルル・スワン で ある 。 彼 は ブルジョワ 階級 の 出 で 、 それ も フランス 社会 で 不利 な 立場 に おか れ て い た ユダヤ 人 で あり ながら 、 パリ の 最 上流 の 貴族 社会 に 出入り し て 華やか な 社交 生活 を 送っ て いる 。  他方 、 語り手 の 年長 の 悪友 で ある 下層 ユダヤ 人 の 作家 志望 ブロック は 、 出世 主義 的 で うぬぼれ が 強い ユダヤ 人 の 戯画 として スワン と は 対照 的 に 描か れ て いる 。 スワン は おそらく プルースト が そう あり たい と 思う よう な ユダヤ 人 像 で あり 、 反対 に プルースト は ブロック の 反 ユダヤ 的 な 言動 を 批判 的 に 見 て いる 。  しかし 物語 が 進む と 、 スワン は 高級 娼婦 オデット と 結婚 し て から 社交 界 で の 立場 が 悪く なり 、 さらに 妻 の 社会 的 地位 の 向上 を 気 に かける 俗物 的 な 面 を 見せる よう に なり 、 反対 に ブロック は 社交 界 で の 地位 を 登りつめ 、 作家 として も 認め られ 貴族 社会 に 入り込む こと に 成功 し て 、 育ち の 悪 さ も 無くなっ て くる 。 この ほか に サン ＝ ルー 侯爵 の 愛人 で 元 娼婦 の ユダヤ 人 ラシェル が いる が 、 物語 で は いずれ の ユダヤ 人 も 社会 的 な 地位 の 浮沈 と セット で 描か れ て いる こと に なる 。  また 作中 の サロン の 場面 で は 、 実在 の フランス の ユダヤ 人 大尉 アルフレド・ドレフュス の 冤罪 を めぐる 「 ドレフュス 事件 」 が 主要 な 話題 の 1 つ として 登場 する 。 この 事件 をめぐって 当時 フランス 社会 が 真 二つ に 分かれ た 状況 を 反映 し 、 作品 の 人物 も ドレフュス 派 と 反 ドレフュス 派 に 分かれ て 様々 な 態度 を 取っ て いる 。  例えば ゲル マント 公爵 夫妻 は 反 ドレフュス 派 で あり 、 親 ドレフュス の 態度 を 取る サン ＝ ルー 侯爵 に 非難 を 浴びせる 。 ゲル マント 大公 夫妻 は 当初 は 激しい 反 ユダヤ 主義 者 で あっ た が 、 裁判 が 進む につれ ドレフュス の 無罪 を 確信 せ ざる を 得 なく なる 。 ユダヤ 人 の スワン は 熱心 に ドレフュス の 擁護 を する が 、 しかし 一方 で フランス 軍隊 に対する 愛着 を 示し 、 反軍 的 な キャンペーン に は 関わり たく ない と 考え て 、 ピカール 中佐 （ ドレフュス の 無罪 を 立証 しよ う として 逆 に 収監 さ れ た 人物 ） の 嘆願 署名 を 拒否 する 。  スワン は また この 事件 に対する 貴族 の 反応 から 、 長年 貴族 たち と 付き合っ て き た こと を 後悔 する よう に なる 。 ドレフュス の 無罪 を 主張 し て い た サン ＝ ルー について は 、 その後 、 前述 の ユダヤ 人 ラシェル を 愛人 に し て い た こと が その 原因 だっ た と わかり 、 彼 は ラシェル と 別れ た 後 は 自分 の かつて の 言動 を 否認 する よう に なる 。  ユダヤ 人 で あっ た プルースト は ドレフュス 事件 に 早く から 関心 を 持ち 、 親 ドレフュス 派 として 署名 運動 に 関わっ たり 、 これ に関する ゾラ の 名誉 毀損 裁判 を 熱心 に 傍聴 し たり し て い た 。 しかし 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 で は 、 プルースト は むしろ 社交 界 における 様々 な 反応 を 描く こと に 専念 し て いる 。  1912 年 に 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 第 1 篇 の 原稿 を 完成 さ せ た プルースト は 、 出版 先 を 探し はじめ た 。 プルースト は 、 自身 が 無名 の 作家 で ある こと 、 また 作品 内 に 同性愛 の 記述 が ある こと から 出版 に 困難 が 伴う こと を 覚悟 し 、 自費 出版 を 申し出 て い た 。 しかし 、 それでも 交渉 は 難航 し 、 ファスケル 社 、 オランドルフ 社 に 断ら れ た 後 、 新進 作家 の 牙城 で あっ た 『 新 フランス 評論 』 （ NRF ） を 出版 する ガリマール 社 に 原稿 を 持っ て いっ た 。  ところが ここ で も 断ら れ 、 最終 的 に 友人 の 伝手 の あっ た グラッセ 社 から の 出版 が 決まっ た 。 値段 は 3 フラン 50 サンチーム と 非常 に 安価 で 、 これ は 当初 10 フラン を 提案 し た グラッセ 社 に対して 、 作品 を より 広く 流布 さ せ たい という プルースト の 意向 により 付け られ た 値段 で あっ た 。  1913 年 11 月 14 日 に 第 1 篇 『 スワン 家 の ほう へ 』 が 刊行 さ れる と 、 プルースト の 知り合い の 編集 者 に 運動 を かけ た こと も あっ て 、 新聞 各紙 に 書評 が 掲載 さ れ た 。 内容 は 賛否 さまざま で あっ た が 、 中 に は この 作品 を 「 マネ 風 の 新鮮 で 自由 闊達 な タッチ に 満ち た 巨大 な 細密 画 」 と 表現 し た ジャン ・ コクトー （ 『 エクセルシオール 』 紙 ） や 、 その 文体 を 「 見え ざる 複雑 さ の おかげ で 単純 に なっ た 」 と 評し た 『 フィガロ 』 紙 の （ アルフォンス・ドーデ の 次男 ） など の 評 が 含ま れる 。  しかし 、 最も 反響 が あっ た の は 、 先 に 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 の 出版 拒否 を 行なっ て い た 『 新 フランス 評論 』 の 内部 で あっ た 。 そこ で は 、 この 作品 の 先進 性 が 見抜け なかっ た こと に対して 、 メンバー 内 で 深刻 な 内部 批判 が 起こり 、 その 結果 、 メンバー の 1 人 で あっ た ジッド から プルースト に対して 丁寧 な 謝罪 の 手紙 が 書か れ た 上 に 、 第 1 巻 の 版権 を グラッセ 社 から 買い取る こと 、 第 2 篇 以降 を 自社 から 出版 する 方針 を 固め た 。 グラッセ 社 へ の 義理立て も あっ て 、 プルースト は 、 この 件 に 当初 難色 を 示し た ものの 、 最終 的 に は 提案 通り 、 以降 の 『 失わ れ た 時 を 求め て 』 は ガリマール 社 から 出版 さ れる こと が 決まっ た 。  大戦 終結 後 の 1918 年 に 第 2 篇 『 花 咲く 乙女 たち の かげ に 』 が ガリマール 社 から 刊行 さ れる と 、 プルースト は 、 ゴンクール 賞 の 選考 委員 で ある   レオン・ドーデ （ リュシアン・ドーデ の 兄 ） の 支持 が 得 られる こと が 分かっ た ため 、 同 賞 に 立候補 し た 。 そして 、 新進 作家 ロラン・ドルジュレス の 『 木 の 十字架 』 を 破っ て 、 同年 の ゴンクール 賞 を 受賞 し た 。  この 受賞 に対して は 、 若い ドルジュレス に 上げる べき だっ た という 意見 や 、 プルースト が 選考 委員 と 関係 が ある という 非難 が ジャーナリズム に 持ち上がっ た 。 しかし 、 『 ル・タン 』 紙 の ポール ・ スーデー や レオン・ドーデ 、 『 新 フランス 評論 』 の ジャック・リヴィエール ら は 、 プルースト 擁護 の 筆 を 取っ て いる 。  1921 年 5 月 に 『 ゲル マント の ほう   II 』 『 ソドム と ゴモラ 』 が 出版 さ れ 、 その 同性愛 の 主題 が はっきり し て くる と 、 ジッド は 、 そこで 同性愛 が あまりに 陰惨 に 書か れ て いる こと に対して 、 難色 を 示し た 。 また 、 ドーデ 兄弟 の 義弟 で あっ た アンドレ ・ ジェルマン は 、 怒り を 爆発 さ せ て 『 エクリ・ヌーヴォー 』 誌上 で プルースト を 「 従僕 の 情婦 に 成り下がっ た オールドミス 」 呼ばわり し 、 あやうく 決闘 に まで 発展 する ところ で あっ た 。  その 一方 で 、 『 ソドム と ゴモラ   II 』 （ 1922 年 5 月 ） 、 死後 の 『 囚われ の 女 』 （ 1923 年 11 月 ） は 賛辞 で 迎え られ 、 プルースト は その 評価 を 確固たる もの と し て いっ た 。 しかし 、 『 消え去っ た アルベルチーヌ 』 （ 1925 年 ） 、 『 見出さ れ た 時 』 （ 1927 年 ） で は 、 草稿 段階 で あっ た こと も 含め て 、 再び 批判 が 現れ て くる 。 しかし 、 『 見出さ れ た 時 』 に関し エドモン・ジャルー （ 『 ヌーヴェル・リテレール 』 紙 ） は 、 作品 の 円 環 的 な 構造 を 指摘 し 、 「 その 内在 的 な 美 が 完全 に 啓示 さ れる まで は まだ 多く の 年月 が かかる だろ う 」 と 記し て いる 。  ここ で は 執筆 の 際 に 参照 し た 文献 のみ を 挙げ て いる 。 マルセル・プルースト # 参考 文献 も 参照 。パイロット 版 （ パイロット ばん ） は 、 ある 公表 予定 の もの に 先んじ て 製作 さ れる もの の 事 。 主 に 映画 や テレビ ドラマ 等 の 映像 作品 に対して 、 先行 し て 製作 さ れ た 映像 媒体 を 指す が 、 それ 以外 において も この 用語 が 使用 さ れ て いる 場合 が ある 。 英語 の pilot に は 試写 、 試験 等 の 意味 が 含ま れ て いる 。 ビデオ 撮影 が 主流 に なる 以前 は フィルム で 撮影 さ れ て い た ため 、 パイロット ・ フィルム とも 呼称 さ れ て い た 。  その ため 、 ビデオ 全盛 の 現在 でも 当時 の 名残 で パイロット ・ フィルム と 表現 する 場合 も ある 。  パイロット 版 のみ に 終わり 、 本編 や シリーズ が 製作 さ れ ない こと も あり 、 製作 さ れ た として も パイロット 版 と は 異なる 第 1 話 が 作ら れる こと も ある 。  比較的 分かり 易い アメリカ の テレビ ドラマ を 例 に とる と 、 今日 で は いろいろ な 放送 形態 が 存在 する が 、 かつて は アメリカ における テレビ ドラマ は 三 大 ネットワーク （ NBC 、 CBS 、 ABC ） により 放送 さ れる の が 主流 だっ た 。 その 場合 、 ドラマ は ネットワーク 放送 局 で 百 パーセント 制作 さ れる こと は ほとんど なく 、 映画 会社 や 制作 プロダクション と 共同 制作 さ れる の が 普通 で ある 。 従って 、 コマーシャル の 放送 料 として スポンサー から 入る 資金 は 、 放送 局 を通じて 映画 会社 や プロダクション に 分配 さ れ て ドラマ が 作ら れる こと に なる 。 連続 ドラマ の 制作 にあたって は 、 放送 局 、 スポンサー および 制作 側 の 代表 （ エグゼクティブプロデューサー 、 プロデューサー 、 ディレクター 、 脚本 家 など ） による 会議 の 後 に まず 第 1 話 分 が 作ら れる 。 通常 これ を パイロット 版 と 呼ぶ 。 パイロット 版 が 完成 する と 再び 代表 者 が 集まっ て 試写 を 行い 、 必要 が あれ ば 手直し を さ れ た 後 、 2 話 以降 の 制作 が 開始 さ れ て 連続 放送 と なる 。  1960 年代 まで は 、 60 分 枠 の 連続 ドラマ の 場合 、 同じ 時間 の パイロット 版 が 作ら れる の が 普通 だっ た 。 しかし 、 それ 以降 に なる と 90 分 や 120 分 枠 の もの が 作ら れる よう に なっ た 。 これら の パイロット 版 は テレビ 映画 として 放送 さ れ 、 視聴 者 の 反応 を 見 た 上 で 、 さらに 手直し を さ れ て 連続 ドラマ の 制作 と なる か 、 視聴 率 が 低く 評判 も 悪かっ た 場合 に は 制作 が 中止 さ れる 。  日本 の 近年 の テレビ ドラマ で は 、 パイロット 版 は あまり 製作 さ れ ない が 、 かつて は 製作 さ れ て おり 、 特撮 作品 において は 割 と 良く 知ら れ て いる 。 特殊 な 例 として は 『 世にも 奇妙 な 物語 』 で 製作 さ れ た 単発 の 話 が 後に 数 作 単独 の ドラマ や 映画 に なっ て いる が これ は 後述 の 単発 テレビ 映画 の シリーズ 化 の 例 と みなせる だろ う 。  パイロット 版 が 連続 テレビ シリーズ の 第 1 話 と なっ て いる 場合 、 細部 に 違い が 出る 事 も 多く 、 日本 で も 放映 さ れ た 海外 ドラマ で は 『 スタート レック 』 『 刑事 コロンボ 』 など は 、 パッ と 見 でも 第 1 話 だけ かなり 違い の 目立つ 作品 として 知ら れ て いる 。 また 日本 の テレビ アニメ や 特撮 番組 で も 、 第 1 話 や 当初 の 数 話 分 を 作っ た 後 に 細部 を 直す 為 、 違い が 目 に つく 事 が ある 。  これ と は 別に 、 単発 の テレビ 映画 として 作ら れ た もの が 好評 だっ た ため 、 連続 ドラマ 化 さ れる こと も ある 。 この 場合 、 最初 に 作ら れ た テレビ 映画 を パイロット 版 と 呼ぶ こと が 多い 。 しかし 劇場 用 映画 が ヒット し た ため 、 それ を 連続 ドラマ 化 し て 放送 し た 場合 は 、 たとえ スタッフ や キャスト が 共通 し て い て も 、 元 の 映画 を パイロット 版 と は 呼ば ない の が 普通 で ある 。  パイロット 番組 （ ぱいろっとばんぐみ ） は 、 映画 や テレビ ドラマ など で いう パイロット 版 と 似 た もの で 、 テレビ 番組 が レギュラー 化 さ れる 前 に 制作 さ れる もの 。 放送 局 内部 で 検討 材料 と する ため だけ に 制作 さ れる もの と 、 視聴 者 の 評判 を リサーチ する ため に 特別 番組 として 単発 で 放送 さ れる もの が ある 。  バラエティ で は NHK が 定期 的 に 制作 し て おり 、 午後 8 時 台 など 民放 で いう ゴールデンタイム で 単発 放映 さ れ 、 その うち の 一部 は レギュラー 放送 化 さ れる 。 近年 は 特定 の 季節 ・ 時期 を 選ん で 「 NHK 番組 たま ご 」 として シリーズ で パイロット 版 を 放送 し 、 その後 視聴 者 の 意見 を 反映 し て レギュラー 化 する 試み が さ れ て いる 。 また 、 E テレ （ 教育 テレビ ） で は 、 複数 の ミニ 番組 の パイロット 版 を プレゼンテーション 形式 で 披露 する 番組 『 青山 ワンセグ 開発 』 → 『 E テレ ・ ジャッジ 』 が ある 。  民放 で は パイロット 番組 は 土 ・ 日曜 の 午後 、 あるいは 深夜 帯 に 放送 さ れる こと が 多い 。  テレビ アニメ において は 、 上記 の 「 パイロット 番組 」 として 放映 さ れる もの の ほか 、 スポンサー や 広告 代理 店 、 放送 局 へ の セールス を 目的 と し た 原則 非公開 の パイロット 版 の 両方 が 存在 する 。 アニメ 番組 の 場合 、 単発 の 放送 だけ で は 制作 費 の 回収 は 困難 で ある ため 、 「 パイロット 番組 」 として 放送 さ れる もの は 少ない の が 特徴 で ある （ 放映 さ れ た 例 として は 『 アニメ 三 銃 士 』 など ） 。 集英社 は 1980   -   1990 年代 にかけて 、 ファン イベント 向け に 自社 発行 雑誌 に 掲載 さ れ て いる 未 アニメ 化 漫画 の アニメ 作品 を 製作 ・ 公開 し 、 結果 的 に パイロット 版 と なっ た もの が ある （ 『 きまぐれ オレンジ ☆ ロード 』 『 こちら 葛飾 区 亀有 公園前 派出所 』 『 こども の おもちゃ 』 など ） 。 集英社 の 看板 作品 の 『 ONE   PIECE 』 で も 、 『 ONE   PIECE   倒せ ! 海賊 ギャンザック 』 が 初めて アニメ 化 さ れ た もの で あり 、 元々 『 ジャンプ ・ スーパー ・ アニメ ツアー ' 98 』 の 上映 作品 として 製作 さ れ た もの で は ある ものの 、 制作 会社 や 声 の 出演 は テレビ アニメ 版 と は 異なっ て い た が 、 結果 的 に 本 作 が パイロット 版 と みなさ れる こと に なっ た 。  本 放送 に際し 、 放送 局 決定 後 に 局 の プロデューサー の 意向 および 放送 さ れる 枠 の 都合 上 も 含め キャスト や 制作 会社 が 変更 さ れる 例 が 多く 見 られる が 、 テレビ朝日 版 『 ドラえもん 』 の パイロット 版 の よう に 、 全く キャスト の 変更 が ない 例 も 存在 する 。 一方 で 『 ちび まる 子 ちゃん 』 の パイロット 版 の よう に 、 声 や 劇 伴 が 省略 さ れ た 映像 のみ の もの 、 キャラクター デザイン や 美術 が 本 放送 の それ と は 全く 異なる 形態 で 制作 さ れ て いる 例 も ある 。  近年 で は 、 日本 や 韓国 など の 製作 会社 （ 東映 アニメーション 、 マッドハウス 等 ） が 原作 者 や 版権 元 に 許可 を 取っ た 上 で の 製作 、 テレビ局 の 関係 者 に 試写 公開 や 業界 団体 の レイティング 公開 が さ れる 事 が 多い 。  日本 の マンガ 雑誌 において は 、 連載 マンガ が 安定 し た 人気 を 得 られる か どう か は 出版 社 にとって の 死活 問題 で ある 。 この ため 、 特に 新人 作家 や 連載 経験 が 少ない 作家 、 人気 の 凋落 から 回復 し て き た 作家 など の 読み切り マンガ を 雑誌 本誌 や 増刊 号 など に （ 時には 複数 回 ） 掲載 し 、 読者 アンケート の 結果 等 によって 人気 を 得 られる 見込み が 立っ た 場合 は 、 その マンガ の 世界 観 を 洗練 し て 連載 を 開始 する こと が ある 。  読み切り 作品 を ほとんど そのまま 連載 作品 に 昇格 さ せる 場合 も あれ ば 、 大胆 な 設定 変更 の 上 で 連載 作品 に 作り直す 場合 も ある 。 いずれ の 場合 でも 作品 タイトル は 改題 さ れる こと も さ れ ない こと も ある 。 有名 な もの で 『 BASTARD !!   - 暗黒 の 破壊 神 -』、『 高校 鉄拳 伝 タフ 』 は 読み切り 作品 から そのまま 連載 作品 に 昇格 し た もの で ある が 、 読み切り 時 は それぞれ 『 WIZARD !!』、『 男 純情 恋歌 』 という タイトル で あっ た 。 逆 に 『 北斗 の 拳 』 は 読み切り 作品 と は 「 北斗 神 拳 の 存在 」 と 「 主人公 の 名前 」 くらい しか 共通 点 が ない が 、 そのまま の タイトル で 連載 と なっ た 。  あるいは 、 読み切り 作品 を ベース に メディアミックス を 仕掛け 、 他 の 媒体 の 製作 者 と 漫画 家 ・ 担当 編集 者 が 共同 で 作り上げ た 作品 世界 観 を 元 に 他 媒体 の 事実 上 の コミカライズ 版 を 連載 する ケース も ある （ 例 ： 『 コードネーム は セーラー V 』 → 『 美少女 戦士 セーラー ムーン 』 、 『 ビビデ・バビデ・ ぶ ー りん !!』→『 と ん でぶ ー りん 』 など ） 。  これら の よう な 読み切り マンガ の 事 も パイロット 版 と 考える こと が できる 。  連載 作品 が ヒット し て 単行 本 に なっ た 場合 、 こうした パイロット 版 が そのまま 連載 の 1 （ 〜 数 ） 話 目 として 組み込ま れ たり 、 あるいは オマケ として 収録 さ れる 場合 が ある が 、 全く なかっ た 事 に さ れ て 収録 さ れ ない 場合 も ある 。 その 場合 、 パイロット 版 が 掲載 さ れ て い た 本誌 や 増刊 号 の 古本 が 高値 で 取引 さ れる 場合 が ある 。赤瀬川   原 平 （ あか せ が わ   げん ぺい 、 1937 年 3 月 27 日   -   2014 年 10 月 26 日 ） は 、 日本 の 前衛 美術家 、 随筆 家 、 作家 。 本名 、 赤 瀬川 克彦 。 純文学 作家 として は 尾辻   克彦 （ お つ じ   かつ ひこ ） という ペンネーム が ある 。 神奈川 県 横浜 市 中 区 本牧 町 生まれ 。 愛知 県立 旭丘 高等 学校 美術 科 卒業 。 武蔵野 美術 学校 （ 現 武蔵野美術大学 ） 油絵 学科 中退 。  兄 は 直木賞 作家 の 赤瀬川 隼 。 姉 の 赤 瀬川 晴子 は 帽子 作家 。 また 、 外交 官 の 西 春彦 は 父 の いとこ に あたる 。 姪 （ 隼 の 長女 ） は 『 人 麻 呂 の 暗号 』 の 著者 で ある 藤村 由加 の 一 人 。  2006 年 4 月 より 、 武蔵野美術大学 日本 画 学科 の 客員 教授 を 務め て い た 。  父親 は 鹿児島 県 出身 で 倉庫 会社 勤務 の サラリーマン 。 「 赤瀬川 骨 茶 」 という 俳号 で 俳句 も 詠ん だ 。 母親 は 東京 府 出身 。 原 平 は 6 人 兄弟 姉妹 の 下 から 2 番目 。 兄弟 は みな 芸術 的 な こと が 好き で 、 原 平 は とくに 絵 が 好き だっ た 。 一家 は 父親 の 転勤 で あちこち に 移り 、 原 平 は 幼稚園 時代 から 大分 県 大分 市 で 育つ 。 幼少 は 内気 な 引っ込み思案 で 寝小便 の 癖 が なかなか 治ら ず 、 完全 に 治っ た の は 中学 3 年 だっ た 。 「 おねしょ は 中学 2 年生 まで 毎晩 の よう に し て い て 、 自分 の 運命 を 憎み 、 死ん で しまい たい と 思っ て い た 」 という コンプレックス が 自意識 を 目覚め させ た と 書い て いる 。  1945 年 、 大分 市立 金池 小学校 3 年生 の 時 に 敗戦 。 父親 は 職 を 失い 、 母親 の 内職 を 一家 で 手伝う 。  小学生 時代 、 絵 が 好き な 雪野 恭弘 （ のち 画家 ） と 親友 に なる 。 雪野 と は 、 大分 市立 上野 ヶ 丘 中学校 時代 、 そして 、 武蔵野 美術 学校 で も 同窓 として 交際 が 続く 。 中学 時代 の 転校生 に は 、 のち に ソ連 問題 の 専門 家 に なっ た 木村 汎 （ 山村 美紗 の 弟 ） が いる 。  5 歳 上 の 兄 ・ 赤瀬川 隼 と 磯崎 新 が 旧制 中学 の 同級生 で 、 磯崎 が 赤瀬川 家 に よく 遊び に 来 て い た 。 原 平が 中学生 の 時 、 磯崎 が 創立 し て い た 絵 の 同好 会 「 新 世紀 群 」 に 雪野 とともに 参加 。 ここ で 4 歳 年上 の 吉村 益 信 と 知り合う 。  大分 県立 大分 舞鶴 高等 学校 に 進学 し て 2 ヶ月 後 、 一家 は 名古屋 に 引越し し 、 愛知 県立 旭丘 高等 学校 美術 科 に 転校 。 油絵 を 習う 。 同級生 に 荒川 修作 、 岩田 信市 （ のち 画家 、 演出 家 ） が い た 。  吉村 益 信 の 勧め で 、 吉村 が 進学 し た 武蔵野 美術 学校 油絵 科 に 進む 。 だが 、 仕送り は 2 ヶ月 で とまり 、 サンドイッチマン の アルバイト で 食いつなぐ 。 アルバイト 仲間 から は 、 本 や 映画 について 学ん だ 。  1956 年 に は 、 上京 し て い た 姉 ・ 晴子 と 一緒 に 住み 、 姉 の さそい で 、 砂川 基地 反対 闘争 に 参加 する 。  「 心 は いつも アヴァンギャルド 」 と いい 、 1958 年 、 第 10 回 読売 アンデパンダン 展 に 初 出品 。 以後 、 1964 年 に 同展 が 終了 する まで 出品 を 続ける （ 詳細 は 『 反 芸術 アンパン 』 （ ちく ま 文庫 ） を 参照 ） 。  1959 年 に は 、 数 年来 の 持病 の 十二指腸 潰瘍 の 手術 の ため 名古屋 に 戻る 。 そこで 伊勢湾 台風 に 遭遇 し 、 九死 に 一生 を 得る 。  1960 年 、 吉村 の 誘い で 「 ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ 」 に 参加 。 赤瀬川 は 荒川 修作 を グループ に 紹介 し 、 参加 さ せ た 。 篠原 有司 男 の 母親 に 姓名 判断 を し て もらっ た ところ 、 「 下 の 名前 の 画数 が 足り ない 」 と いわ れ 、 「 克彦 」 より さらに 画数 が 少ない 「 原 平 」 を ペンネーム として 採用 。 赤瀬川 は 「 ヴァギナ の シーツ 」 など 、 ゴム ・ チューブ を 素材 と し た オブジェ を 製作 し た 。 1962 年 に は 、 ポスターカラー で 描い た 絵画 「 破壊 の 曲 率 」 で シェル 美術 賞 に 入選 。  1963 年 、 高 松次郎 ・ 中西 夏 之 とともに ハイ レッド ・ センター （ 3 名 の 頭文字 により 命名 ） を 結成 。 「 首都 圏 清掃 整理 促進 運動 」 など の パフォーマンス を 行う （ 詳細 は 『 東京 ミキサー 計画 ― ハイ レッド ・ センター 直接 行動 の 記録 』   ( ちく ま 文庫 ) を 参照 ） 。 赤瀬川 は 個人 として も 、 扇風機 など の 身の回り の 品物 を 包装 紙 で 包む 「 梱包 作品 」 を 制作 。 この コンセプト は 最終 的 に 、 缶詰 の ラベル を 缶 の 内側 に 貼っ て 宇宙 全体 を 梱包 し た と 称する 「 宇宙 の 缶詰 」 に 至る 。  この 頃 、 ナムジュン・パイク 、 オノ ・ ヨーコ 、 横尾 忠則 ら と も 知り合っ て いる 。 「 とくに パイク は 、 ハイ レッド ・ センター の よき 理解 者 だっ た 」 と 赤瀬川 は 「 東京 ミキサー 計画 」 で 書い て いる 。  千 円 札 を 詳細 に 観察 し 、 肉筆 で 200 倍 に 拡大 模写 し た 作品 「 復讐 の 形態 学 」 （ 殺す 前 に 相手 を よく 見る ） を 発表 。 赤瀬川 は さらに 「 千 円 札 の 表 だけ を 一色 で 印刷 」 し た もの に 手 を 加え た もの を 作品 と し 発表 する 。 1965 年 、 これ が 通貨 及証券 模造 取締 法 違反 に 問わ れ 、 起訴 さ れる 。 弁護 人 に は 瀧口 修造 といった 美術 界 の 重鎮 たち が 名 を 連ね 、 話題 と なっ た 。 1967 年 6 月 の 東京 地方裁判所 の 一 審 で 「 懲役 3 年 、 執行 猶予 1 年 、 原 銅版 没収 」 の 判決 。 上告 の のち 1970 年 に 執行 猶予 つき の 有罪 確定 。 その後 、 前衛 芸術 から は 身 を 引く よう に し て いく 。  『 ガロ 』 1970 年 6 月 号 に 掲載 さ れ た 「 お座敷 」 で 漫画 家 デビュー 。 1970 年代 から 『 朝日 ジャーナル 』 （ 朝日新聞社 ） や 『 月刊 漫画 ガロ 』 （ 青 林堂 ） など で 漫画 家 として 活動 し た 。 つげ 義春 の 「 ねじ 式 」 の パロディ で ある 予告 漫画 「 お ざ 式 」 （ 『 ガロ 』 1973 年 7 月 号 掲載 ） など を 発表 し た 。  『 朝日 ジャーナル 』 に 連載 し た 『 櫻 画 報 』 で は 「 櫻 画 報 こそ 新聞 で あり 、 この 周り に ある 『 雑誌 状 の 物 』 は 櫻 画 報 の 包み 紙 で ある 」 と 主張 。 最終 回 （ 1971 年 3 月 19 日 号 ） で は 、 「 アカイ ／ アカイ ／ アサヒ ／ アサヒ 」 という 国民 学校 時代 の 国語 の 教科書 の 例文 を パロディ 化 し 、 挿絵 の 水平 線 から 昇る 太陽 を 『 朝日新聞 』 の ロゴ に 描き 換え た イラスト を 描い た 。 ヌード の 表紙 と 赤瀬川 の 「 櫻 画 報 」 が 読者 に 誤解 を 与え かね ない こと を 理由 として 、 当該 号 は 自主 回収 さ れ た 。 この 事件 で 編集 長 が 更迭 さ れ た 他 、 朝日新聞 出版 局 で は 61 名 の 人事 異動 が なさ れ 、 『 朝日 ジャーナル 』 自体 も 2 週間 にわたって 休刊 し た 。  その後 、 『 櫻 画 報 』 の 連載 は 『 ガロ 』 等 で 復活 し 、 他 に も 様々 な 雑誌 を 「 雑誌 ジャック 」 し た 。 また 、 松田 哲夫 、 南 伸 坊 とともに 結成 し た 「 櫻 画 報 社 」 で 、 「 論壇 の 人間 関係 図 」 等 を 発表 し た 。  また 、 1976 年 から 、 『 週刊 読売 』 誌上 で 「 全日本 満足 問題 研究 会 」 （ 赤塚 不二夫 、 赤瀬 川原平 、 奥 成 達 、 高 信太郎 、 長谷 邦夫 ） と 名乗り 、 「 バカ な こと を 真面目 に やる 」 連載 を 行っ た 。 1978 年 に は 、 赤塚 不二夫 と 全日本 満足 問題 研究 会 と 名称 を 変え 、 レコード 『 ライヴ・イン・ハトヤ 』 を 発表 。  篠原 勝之 の 紹介 で 、 中央公論社 の 文芸 雑誌 『 海 』 の 編集 者 だっ た 村松 友 視 と 知り合い 、 篠原 、 南 伸 坊 、 糸井 重 里 ら とともに 毎月 村松 宅 に 押しかけ 「 ムラ マツ 宴会 」 と 称する 飲み 会 を 行っ た 。 そうした 縁 で 、 村松 から 「 純文学 を 書い て ほしい 」 と 依頼 さ れ 、 『 海 』 に 赤瀬 川原平 名義 で 「 レンズ の 下 の 聖徳太子 」 を 発表 。 しかし 理屈っぽ すぎ た せい か 、 あまり 反響 は なかっ た 。  つづい て 、 『 婦人 公論 』 で 赤瀬川 に カット の 仕事 を 依頼 し て い た 編集 者 田中 耕平 に 「 もっと 気楽 に 書い たら 」 と 助言 さ れ 、 テーマ の ない 身辺 小説 「 肌 ざわり 」 を 執筆 。 名義 は ペンネーム の 「 尾辻 克彦 」 と する 。 1979 年 9 月 に 中央公論 新人 賞 を 受賞 し 、 雑誌 『 中央公論 』 に 掲載 さ れ た 。  『 文學界 』 1980 年 12 月 号 に 発表 さ れ た 短編 「 父 が 消え た 」 で 、 1981 年 、 第 84 回 芥川賞 を 受賞 。 「 前科 持ち ・ 元 犯罪 者 」 が 一転 し て 「 芥川賞 作家 」 と なり 、 周囲 の 扱い が 激変 し た と いう 。 1983 年 、 「 雪野 」 で 野間 文芸 新人 賞 を 受賞 。  裁判 の 途中 に 結婚 し 、 裁判 の 後 に 赤瀬川 は 41 歳 で 離婚 し て 幼少 の 娘 と 父子 家庭 を 営ん で い た （ のち に 美学 校 の 生徒 だっ た 女性 と 再婚 し て いる ） 。 「 娘 ・ 胡桃 子 と 父親 の 私 」 の 2 人 のみ が 登場 する 作品 が 多かっ た ため 、 中公 新人 賞 の 選考 委員 会 で は 「 この 作家 は ホモ で は ない か 」 という 意見 が で た と いう 。  この 頃 嵐山 光三郎 の 紹介 で 深沢 七郎 と も 交際 が あり 、 深沢 の ラブミー 農場 で 「 芥川賞 受賞 の お祝い パーティー 」 を し て もらっ た 。  その後 、 純文学 系 の 文筆 活動 を 尾辻 克彦 名義 で 行い 、 尾辻 ・ 赤瀬川 の 「 共著 」 など を 出し たり し た が 、 1994 年 に 発表 さ れ た 小説 集 『 ライカ 同盟 』 を 最後 に 尾辻 名 を 使用 する こと は なくなっ た 。 近年 、 「 尾辻 克彦 」 名義 で 刊行 さ れ た 書籍 が 、 文庫 化 や 再刊 時 に 「 赤瀬 川原平 」 名義 に 変わる こと が ほとんど で ある 。 ただし 、 2005 年 の 河出 文庫 『 父 が 消え た 』 『 肌 ざわり 』 、 2012 年 の 文春 文庫 で の 『 父 が 消え た 』 の 電子 書籍 化 など 、 いまだに 尾辻 名義 が 使わ れる 場合 も ある 。  1972 年 、 南 伸 坊 、 松田 哲夫 とともに 四谷 を 歩行 中 、 ただ 昇っ て 降りる だけ の 意味 不明 な 階段 を 発見 。 これ は 、 階段 として きわめて 純粋 で あっ た （ ある 意味 で 純粋 芸術 に 似 て おり 、 まるで 「 もの 派 の よう だ と 言っ て 赤瀬川 ら は 興奮 し た ） 。 「 四谷 の 純粋 階段 」 、 また 「 四谷 怪談 」 の しゃれ で 「 四谷 階段 」 と 称し た 。 その後 、 いくつ か の 類例 が 見つかり 、 また 「 美 学校 ・ 絵文字 工房 」 で 紹介 する と 、 生徒 から も 同様 の 発見 が 多く 集まっ た 。 当時 、 読売 ジャイアンツ に 高額 の 契約 金 で 雇わ れ た ゲーリー・トマソン 選手 が 役に立た なかっ た こと に ちなみ 、 「 超 芸術 トマソン 」 と 命名 さ れ た 。 詳細 は トマソン を 参照 。 末 井 昭 編集 長 の 『 写真 時代 』 の 連載 を通じて 普及 活動 を 行っ た 。  また 、 トマソン や マンホール の 蓋 、 看板 など を 発見 し 考察 する 、 「 路上 観察 学会 」 を 創設 。 1987 年 、 『 東京 路上 探険 記 』 は 講談社 エッセイ 賞 を 受賞 。 後年 「 路上 観察 学会 」 会員 の 藤森 照 信 （ 建築 史家 ・ 建築 家 、 東京大学 教授 ） に みずから の 住まい の 設計 を 任せ 、 屋根 に 韮 を 生やし た 「 ニラ ハウス 」 を 建て た 。  1967 年 、 漫画 評論 家 石子 順 造 の 紹介 で 、 当時 東京都立大 生 だっ た 松田 哲夫 （ のち に 筑摩書房 に 入社 し て 編集 者 と なる ） と 出会っ て 意気投合 。 松田 と は 、 マッチ 箱 の ラベル 絵 の 収集 、 宮武 外骨 の 雑誌 の 収集 、 今 和次郎 の 考現学 の 本 の 収集 など を 熱中 し て 行う 。 松田 は のち に 筑摩書房 で ちく ま 文庫 を 創刊 。 赤瀬川 の 著作 も 多数 収録 さ れ て いる 。  松田 と は 1985 年 に 『 学術 小説   外骨 という 人 が い た 』 を 白水 社 から 刊行 し て 宮武 外骨 リバイバル を 仕掛け て いる 。 1986 年 に は 、 赤瀬川 と 吉野 孝雄 が 編集 し た 『 滑稽 新聞 』 の 再 編集 復刻 版 を 筑摩書房 より 刊行 し た 。  「 千 円 札 裁判 」 の 事務 局長 を 務め た 川 仁 宏 （ 現代 思潮 社 ） が 創設 し た 「 美 学校 」 で は 、 1970 年 から 1986 年 まで （ 1971 年 は 中断 ） 、 「 絵 ・ 文字 工房 」 の 講師 を つとめ た （ 初期 は 松田 哲夫 が 助手 。 のち 、 元 生徒 の 南 伸 坊 に かわる ） 。 講義 内容 は 赤瀬川 が その 時点 で 熱中 し て い た もの －「 マッチ の ラベル 絵 」 「 宮武 外骨 」 「 考現学 」 「 新聞 の 尋ね人 案内 」 「 トマソン 」 「 1 円 で 何 が 買える か 」 など － で あっ た 。 その 教室 から は 、 平口 広美 、 南 伸 坊 、 渡辺 和博 、 泉 晴 紀 、 久住 昌之 、 森 伸之 、 上原 ゼンジ など の クリエイター が 輩出 し て いる 。 なお 、 南 の 「 伸 坊 」 という ペンネーム 及び 渡辺 和博 の あだな 「 ナベゾ 」 は 、 宮武 外骨 の 『 滑稽 新聞 』 の 絵師 に 由来 する もの で ある 。  また 1978 年 に は 「 全日本 満足 問題 研究 会 」 （ 赤塚 不二夫 、 赤瀬川 、 奥 成 達 、 高 信太郎 、 長谷 邦夫 ） の 一員 として LP 「 ライブ・イン・ハトヤ 」 に 参加 。  1989 年 に は 、 勅使河原 宏 と 共同 脚本 を 担当 し た 映画 『 利休 』 で 、 日本 アカデミー 賞 脚本 賞 を 受賞 。 1993 年 に は 『 仙人 の 桜 、 俗人 の 桜 』 で 、 JTB 旅行 文学 大賞 を 受賞 。  この 頃 、 雑誌 ビッグコミックスピリッツ の 「 馬鹿 王 」 （ 正確 に は 馬 の 点 が 5 つ ） 連載 で 、 馬鹿 王様 の イラスト を 担当 「 ホイチョイプロダクションズ   いたずら の 天才 の 息子 」 、 「 いとう せいこう の 盗 魂 」 に 次ぐ 投稿 コーナー と なる （ 芸術 原論 展 図録 に 記載 無し ） 。  1996 年 『 新 解 さん の 謎 』 で は 、 三省堂 の 『 新 明解 国語 辞典 』 を 一 人 の 個性 的 な 人物 が 著し た “ 読みもの ” に 見立て 、 話題 を 集め た 。 企画 を 提案 し た 夏 石 鈴子 は SM 嬢 として 登場 し て いる 。  1998 年 『 老 人力 』 で は 、 高齢 化 社会 が 進む 中 で 、 老人 へ の 新しい 視点 （ 「 老 人力 」 と は 「 忘れる 力 」 で あり 、 「 耄碌 し た 」 「 ボケ た 」 と 言わ ない で 「 老 人力 が つい て き た 」 と いい 、 古い もの を 「 中古 美 品 」 として 大切 に し た ） を 提供 し た （ 「 老 人力 」 という 言葉 は 、 もともと 藤森 照 信 が 還暦 を 過ぎ た 赤瀬川 に対して 使っ た 言葉 で あっ た ） 。 著作 『 老 人力 』 は 筑摩書房 はじまっ て 以来 最高 の ベストセラー と なり 、 「 老 人力 」 は 同年 の 流行 語 大賞 を 受賞 。  弱点 を 味わい と 考え 、 「 貧乏性 」 研究 から 『 超 貧乏 ものがたり 』 を 書き 、 優柔不断 も 『 優柔不断 術 』 を 書い て いる 。  その他 に も 『 月刊 天文 ガイド 』 で 10 年 以上 に 渡る 連載 を 行っ たり 、 カメラ （ 特に 中古 カメラ や ステレオ カメラ ） に関する 著作 を 多数 著し 、 ライカ 同盟 や 脳 内 リゾート 開発 事業 団 を 結成 する など 、 その 活動 は 幅広い 。 「 ステレオ 茶会 」 も 開い て い た 。  また 、 猫 好き で も あり 、 猫 について の エッセイ 集 、 写真 集 など も 刊行 し て いる 。  2011 年 に 胃癌 による 全 摘手術 が 行わ れ て 以降 、 脳出血 や 肺炎 など で 体調 を 崩し て おり 、 療養 中 で あっ た が 、 2014 年 10 月 25 日 夜 に 容体 が 悪化 。 翌 10 月 26 日 、 敗血症 の ため 東京 都 町田 市 の 病院 で 死去 。 。 戒名 は 慈眼 院 原 心 和平 居士 。 墓地 は 北 鎌倉 の 東慶寺 に ある 。 2014 年 末 に は 追悼 号 と なる 『 アックス 』 102 号 が 青 林 工 藝 舎 より 刊行 さ れ た 。  「 なるほど そう だっ た の か と 思える の が 死 の 瞬間 」 と 生前 語っ て い た 。  多く の 「 ナンセンス 」 で 「 ユーモラス 」 な 組織 の 結成 に 関わっ て いる 。青写真 （ あお じゃ しん 、 ） は 、 サイアノタイプ 、 日光 写真 とも いい 、 鉄 塩 の 化学 反応 を 利用 し た 写真 ・ 複写 技法 で 、 光 の 明暗 が 青色 の 濃淡 として 写る ため こう 呼ば れる 。 非 銀 塩 写真 の 一 種 で ある 。  工学 史上 、 機械 図面 や 建築 図面 の 複写 （ 青 図 、 ） に 多用 さ れ た ため 、 「 設計 図面 」 の 意味 で 使用 さ れる よう に なり 、 また 、 これから 転じ て 、 将来 の 計画 など を 指し て 「 人生 の 青写真 」 あるいは 「 組織 改革 の 青写真 」 など と 言う こと も ある 。  ジアゾ 式 複写 機 の 普及 によって 、 実務 に は 使わ れ なく なっ て いっ た が 、 印刷 ・ 複写 業 の 法人 名 に その 名残 は 多い 。  鉄 イオン の 価 数 による 、 ヘキサシアノ 鉄 酸 塩 生成 反応 の 差 を 利用 する 。  原稿 ・ 原版 と 感光 紙 を 重ね て 露光 し 、 光 を 透さ ない 黒い 文字 や 線 が 感光 剤 の 変化 を 抑える こと を 利用 し 、 潜 像 を 形成 さ せる 。 次いで 現像 液 と の 化学 反応 により 、 青く 発色 する ・ し ない の 差 を 生じ させ て 画像 を 複写 する 。 文字 や 線 が 複写 先 の 感光 紙上 に 白く 残り 、 原稿 上 の 光 を 透す 白い 部分 が 感光 紙上 で は 青く 発色 する という もの （ 青地 白線 法 、 陰画 ・ ネガ ） と 、 その 逆 の 発色 を する もの （ 白地 青 線 法 、 陽画 ・ ポジ ） と が ある 。  鉄 イオン は 、 光 （ 主 に 近 紫外線 ） によって 3 価 から 2 価 へ 還元 さ れる 性質 を 持つ 。 この こと を 利用 し 、 鉄 ( III ) 塩 を 塗っ た 感光 紙 を 露光 し 、 原稿 の 濃淡 を 鉄 ( III ) イオン の 濃淡 に 変換 し て 潜 像 を 形成 さ せる （ 原稿 の 濃い 部分 に 3 価 が 多く 残る ） 。  その後 、 鉄 ( III ) イオン と は 反応 し ない が 、 鉄 ( II ) イオン と は 紺青 （ 安定 し た 濃 青色 の 顔料 ） を 生成 する ヘキサシアノ 鉄 ( III ) 酸 カリウム （ 赤 血 塩 ） で 現像 する と 、 光 の 当たっ た 部分 に 生成 し た 2 価 の 鉄 イオン と 反応 する ので 、 青地 に 白 の 複写 （ 陰画 ） が 得 られる 。 通常 は 青写真 と いえ ば これ を 指す 。  一方 、 ヘキサシアノ 鉄 ( II ) 酸 カリウム （ 黄 血 塩 ） で 現像 する と 、 逆 に 白地 に 青 の 複写 （ 陽画 ） と なる 。 ただし 、 ヘキサシアノ 鉄 ( II ) 酸 カリウム は 鉄 ( II ) イオン とも 反応 し て 青 白色 の 物質 を 生成 する ため 、 コントラスト が 低く なる 。 この ため 、 陽画 を 得る ため に は 陰画 を 原稿 として もう一度 陰画 を 作成 する こと が 行わ れ た が 、 精度 が 低下 する ため 実用 図面 で は もっぱら 陰画 が 利用 さ れ た 。  感光 紙 の 鉄 ( III ) 塩 として は 、 シュウ 酸 鉄 ( III ) アンモニウム や クエン 酸 鉄 ( III ) アンモニウム が 用い られ 、 また 、 あらかじめ 現像 液 と 混合 し て 感光 紙 を 作成 する と 、 現像 は 水洗い だけ で 済む （ 下記 ） 。  クエン 酸 鉄 ( III ) アンモニウム 150 g を 水 600 mL に 溶解 し た 溶液 と 、 ヘキサシアノ 鉄 ( III ) 酸 カリウム 80 g を 水 400 mL に 溶解 し た 溶液 を 調製 し た 後 、 全量 を 混合 し て 半日 静 置 する 。 ろ紙 5 A で 沈殿 物 を 除い た 後 、 上質 紙 に なるべく 均一 に 塗りつけ て 暗 所 で 乾燥 さ せる と 、 感光 紙 と なる （ 遮光 保存 が 必要 な ので 、 黒い 紙 や アルミ 箔 で 挟ん で 保管 する ） 。  原稿 の 厚 さ に も よる が 、 直射 光 なら 3 分 程度 で 露光 が 完了 する 。 感光 後 は 水洗い し て 乾燥 し 、 1 % の 塩酸 または 酢酸 に 浸し て 再度 乾燥 さ せる と 、 青地 が 鮮やか に なっ て 耐久 性 が 増す 。  あらかじめ 調製 液 に 二 クロム 酸 カリウム 5 g を 添加 し て おく と 感度 が 向上 し 、 白線 が 鮮明 に なる 。 クエン 酸 塩 は 褐色 の もの より 緑色 の もの が 感度 が 高く 、 シュウ 酸 塩 を 3 g ほど 添加 し て も 、 感度 向上 と 耐久 性 増加 が なさ れる 。  乳鉢 に アラビアゴム 4 g を 採り 、 水 20 mL を 加え て 溶い た もの に 、 クエン 酸 鉄 ( III ) アンモニウム 3 g を 水 6 mL で 溶い た もの を 加え て 混合 する 。 次いで 、 塩化 鉄 ( III ) 2 g を 水 8 ml で 溶い た もの を 加え 、 さらに 混合 し た のち 、 上質 紙 に 塗布 し て すばやく 乾燥 さ せる と 、 感光 紙 と なる 。  感光 後 に ヘキサシアノ 鉄 ( II ) 酸 カリウム 20 % 溶液 を 塗布 または 液 中 に 浸し て 現像 し 、 よく 水洗い する 。 1 % の 塩酸 で 洗浄 定着 さ せ 、 水洗 乾燥 さ せる 。  ジアゾ 式 複写 機 が 普及 する 以前 に は 、 銀 塩 写真 より 感光 紙 が 低 価格 で ある ため 、 青写真 が 主要 な 複写 技術 の 一つ として 使用 さ れ た 。『 たけし の 誰 で も ピカソ 』 （ たけし の だれ で も ピカソ ） は 、 テレビ東京 系列 局 ほか で 放送 さ れ て い た 芸術 を テーマ に し た バラエティ 番組 で 、 ビートたけし の 冠 番組 で ある 。 通称 「 誰 で も ピカソ 」 、 略称 「 誰 ピカ 」 。 テレビ東京 と 電通 と イースト の 共同 製作 。 テレビ 東京 系列 局 で は 1997 年 4 月 18 日 から 2009 年 3 月 20 日 まで 放送 。  「 芸術 を フツー の 目線 で 楽しむ 」 という コンセプト の 下 に 行わ れ て い た 番組 で 、 ありとあらゆる アート と それら を 手掛ける 芸術 家 たち を 紹介 。 また 、 サックス 奏者 ・ 歌手 ・ バレエ ダンサー ・ 役者 ・ お笑い 芸人 など も 紹介 し て い た 。 年間 の 3 割 近く が 音楽 関係 の 特集 で 、 2 割 近く が お笑い 関連 の 特集 で 占め られ て い た 。  番組 の 最高 視聴 率 は 2001 年 8 月 24 日 放送 分 の 19 . 3 % で 、 この 回 の 放送 内容 は Mr . マリック の マジック 披露 だっ た 。 テレビ 東京 で 15 % 以上 の 数字 が 出る の は 珍しく 、 この 年 の テレビ東京 の 年間 視聴 率 で 1 位 と なっ た 。  2003 年 春 の 改編 まで は 金曜 21 時 台 に 放送 さ れ て い た が 、 同 時間 帯 で 『 最高 ! ブギウギ ナイト 』 が スタート する の を 受け て 金曜 22 時 台 へ 移動 。 以来 、 2009 年 春 に 番組 が 終了 する まで この 時間 帯 で 放送 さ れ 続け た 。  視聴 率 は 安定 し て い た ものの 、 不況 による 制作 費 削減 など の 影響 で 番組 は 終了 。 「 今後 は 3 か月 に 1 度 の 特番 を 放送 する 予定 」 と し て い た が 、 特番 の 放送 は レギュラー 放送 の 終了 以来 行わ れ て い ない 。 たけし は 後継 番組 の 『 たけし の ニッポン の ミカタ !』 に も 引き続き 出演 し て いる 。  人気 急上昇 中 の 若手 お笑い 芸人 が 数 組 登場 し て ネタ を 披露 し た 後 、 居酒屋 の セット で トーク を する 企画 。 2006 年 7 月 7 日 放送 の 第 17 回 まで 繰り返し 行わ れ て い た 。  この 企画 は 、 2003 年 7 月 18 日 放送 分 で 行わ れ た 「 たけし の 漫才 居酒屋 」 が 元 に なっ て いる が 、 この 時 は 若手 芸人 が 登場 する 企画 で は なく 、 馴染み の お笑い 芸人 と の トーク 企画 色 が 強かっ た 。 それ が 2004 年 2 月 13 日 放送 分 から たけし と 若手 お笑い 芸人 を 結び付か せる 企画 として 「 お笑い 居酒屋 」 へ と リニューアル し 、 ヒット 企画 に なっ た 。 最初 に 若手 芸人 による ノーカット の お笑い 舞台 が あり 、 舞台 終了 後 に そのまま 居酒屋 で 久本 雅美 扮 する 女将 と 今田 扮 する 居酒屋 の 板前 が その 若手 芸人 を 中心 に トーク を 進め 、 常連 客 の たけし が 批評 する という 流れ に 変わる 。 出演 する 若手 芸人 が たけし に 直接 観 られる こと によって 緊張 し ない よう に する ため 、 あえて ステージ と 居酒屋 セット を 離し て 設置 し て い た 。 この 第 2 回 以降 が 好評 と なり 、 定番 企画 と なっ た 。  また 、 第 3 回 まで 居酒屋 の 女将 として 出演 し て い た 久本 は 多忙 の ため 、 第 4 回 は 悪い 魔法使い に 茄子 に さ れる という 設定 で 欠席 。 以降 、 第 5 回 は 茄子 の まま 小人 化 、 第 6 回 は 失恋 の 傷心 旅行 、 第 7 回 で 傷心 旅行 の まま 失踪 という 流れ を 経 て 久本 は 降板 し 、 板前 役 の 今田 が 司会 進行 を 務める よう に なっ た 。 その後 、 第 8 回 から 柴田 理恵 が 隣 の 店 の おばさん と 称し て 出演 。 第 9 回 で 柴田 は たけし の 話 に 号泣 し て いる 。 この 2004 年 1 月 7 日 放送 の 第 9 回 を 最後 に 「 お笑い 居酒屋 ・ 第 1 期 」 が 終了 。  2005 年 5 月 13 日 放送 の 第 10 回 で 「 お笑い 居酒屋 ・ 第 2 期 」 へ と 新装 開店 さ れ た 。 たけし が 毎回 変装 し て 登場 する の が 恒例 と なる が 、 途中 で 企画 変更 と なる 。 この 第 2 期 へ の 路線 変更 から 幾度 も 企画 の マイナー チェンジ を 繰り返し 、 若手 中心 の 企画 から 大きく 変更 さ れ た 。  番組 の コーナー 「 アート バトル 」 で は 審査 員 5 人 が 各 10 点 満点 で 採点 し 、 その 週 で 最高 得点 を 獲得 し た 人 が チャンピオン と なっ た 。 5 週 連続 で チャンピオン に なる と グランド チャンピオン と なり 、 ニューヨーク で 個展 を 開く こと が でき た 。 その後 、 7 回 勝ち抜き 制 に 変更 さ れ て 一時 休止 し た ものの 、 復活 の 要望 が 寄せ られ て 2003 年 に 再開 。 年 に 1 回 の 開催 に なっ た 。 挑戦 者 と 審査 員 の 数 が 変更 さ れ 、 優勝 者 の 賞品 が ニューヨーク アート の 旅 に なっ た 。  他 に 3 人 が 週 替わり で 審査 員 を 務め た 。サーモグラフィー （ ） は 、 物体 から 放射 さ れる 赤外線 を 分析 し 、 熱 分布 を 図 として 表し た 画像 、 また それ を 行なう 装置 。  赤外線 は 絶対 零 度 （ マイナス 273 . 15 ℃） 以上 の すべて の 物質 から 放射 さ れ て いる 。 絶対温度 の 4 乗 に 比例 し て 赤外線 放射 量 が 増える ため 、 対象 の 温度 変化 を 赤外線 量 の 変化 として 可視 化 する 。  医療 で は 体 表面 の 皮膚 温度 分布 を 測定 し 、 それ を 色 分布 など で 画像 化 し て 乳癌 、 手足 など の 血 流 の 低下 など の 診断 に 用いる 。  サーモグラフィー 装置 の 中 に は 、 医療 用 サーモグラフィ という 医療 専用 に 作ら れ た 装置 も あり 、 それ を 使っ て サーモグラフィー 検査 を する と 、 診療 報酬 （ 保険 ） の 対象 と なる 。 ただし 、 医療 用 サーモグラフィー は 通常 の サーモグラフィ より 更に 高額 と なる ため に これ まで は なかなか 使用 でき なかっ た が 、 最近 で は この 医療 用 サーモグラフィー を レンタル する 所 も あり 気軽 に 使える よう に なっ て き て いる 。 国際 空港 や 公共 施設 など で 、 新型 インフルエンザ など の 伝染 性 疾患 の 簡易 検査 に も 用い られ て いる 。  外壁 タイル の 浮き など の 調査 用 として 撮影 さ れる 。  タイル と モルタル の 接着 強度 の 低下 により 空気 層 が できる 。 この 空気 層 が 太陽光 や 外 気温 により 温度 が 上昇 する こと を 利用 し 、 タイル の 浮き を 判断 する 。 その ほか 、 同様 に 温度 差 を 利用 し て 、 外壁 の 中 の 雨漏り の 経路 の 調査 、 断熱 不良 部分 の 調査 、 さらに 木造 建築 物 の 壁 の 内部 に 設け られ た 筋 かい の 有無 の 調査 に も 応用 範囲 が 広がっ て いる 。  電気 設備 の 劣化 調査 として 撮影 さ れる 。  接触 不良 による 不具合 箇所 は 温度 が 上昇 する 。  近年 で は 、 軍事 分野 で の サーモグラフィー 技術 の 応用 も 広がっ て おり 、 その 装置 は 熱線 暗視装置 （ ） と 通称 さ れる 。 ただし 、 他 分野 で は 対象 物 の 精査 に 用い られる こと が 多い の に対して 、 軍事 分野 で は 、 対象 物 を 精査 する 以前 に 、 これ を 捜索 ・ 探知 する 段階 でも 用い られる 。 これ は 、 サーモグラフィー 技術 で 用い られる 遠 赤外線 （ 波長   4 〜 1000 μ m ） 帯域 に は 、 下記 の よう な 特性 が ある ため で ある 。  受光 素子 の 技術 進歩 を 受け て 、 1990 年代 以降 は 普及 が 徐々に 進ん で おり 、 航空機 に IRST や FLIR として 搭載 さ れ て いる ほか 、 軍用 車両 や 、 さらに は 個人 用 暗視装置 へ の 応用 も 行わ れ て いる 。芸術 学部 （ げ いじ ゅつかくぶ ） と は 、 芸術 家 の 養成 、 または 、 芸術 学 の 研究 を 主 な 目的 と する 大学 の 学部 で ある 。  芸術 系 の 学部 に は 、 芸術 学部 以外 に 音楽学部 、 美術 学部 、 造形 学部 、 デザイン 学部 、 芸術 工学部 、 芸術 情報 学部 、 芸術 文化 学部 、 芸術 文化 学 群 、 芸術 専門 学 群 、 芸術 地域 デザイン 学部 、 教育 学部 （ 美術 教育 課程 ） など が ある 。  " 音楽学部 "   を 参照  " 美術 学部 "   を 参照  " 造形 学部 "   を 参照  " デザイン 学部 "   を 参照  " 芸術 工学部 "   を 参照アイキャッチ と は 、 主 に アニメ や 特撮 番組 など の 中盤 で の CM 放送 前後 に 映さ れる 番組 タイトル クレジット の こと 。  作品 により 、 毎回 固定 の 映像 を 流す 場合 や 、 各 話 ごと に 異なる 演出 の 物 が 存在 する 。 中 に は シーン の 一部 を 編集 し て 専用 の アイキャッチ が 製作 さ れる こと も ある 。 ドラマ や バラエティ 番組 など で は 、 画面 端 に テロップ を 入れる 程度 の 控えめ な 演出 で 済ませ られる こと が ある 。  NHK や 一部 の 有料 放送 局 （ WOWOW や スカ パー ! など ） など の よう な 、 CM が 入ら ない テレビ局 の 放送 で も アイキャッチ が 挿入 さ れ て いる こと が ある （ NHK が 初めて 用い た の が 「 未来 少年 コナン 」 ） 。 また 、 OVA や 映画 など で も アイキャッチ が 挿入 さ れ て いる 作品 が ある 。  番組 終了 時 の 提供 クレジット 背景 または その後 に 流さ れる もの は 「 エンド カード 」 と 呼ぶ こと が 多い 。 エンド カード で は 、 アニメ 原作 者 、 出版 社 関連 作家 、 ゲスト イラストレーター 、 漫画 家 など による 書き下ろし イラスト を 使用 する こと が ある 。感度 （ かん ど ） と は 統計 的 な 概念 の 一つ 。 分野 によって 定義 が 異なっ て いる が 、 概ね 「 ある 対象 に 与え た 刺激 と それ に対する 応答 の 関係 」 に 関わる 指標 で ある 。  計測 機器 の 分野 、 および それ を 用いる 分野 で は 、 「 感度 」 という 言葉 は 主 に 以下 の 2 つ の 意味 の どちら か で ある 。  計測 機器 が 測定 し 得る 最少 量 を 意味 する 。 分解能 と いわ れる こと も ある 。 言い換えれ ば この 値 を 下回る 測定 値 の 差 は 、 意味 を なさ ない と さ れる 量 の こと で ある 。 何 を 以 って 感度 限界 と する か は 、 非常 に 難しい 問題 で 、 工業 製品 について は 何らかの 標準 が 国際 標準 化 機構 など によって 定め られ て いる こと が ある も 、 計測 機器 や 測定 対象 など によって さまざま な 学説 が 存在 する など 、 それ 自身 が 学問 の 一大 問題 と なる 場合 が ある 。 通常 は 、 既製 品 の 計測 機器 に は 、 その 値 が 記載 さ れ て いる 。  卑近 な 例 を 挙げる と 、 1 点 刻み 100 点 満点 の 試験 で 50 点 の 人 と 51 点 の 人 が どちら が 優秀 か という 問題 について は 、 （ その間 に 合格 、 不 合格 の 境目 が ある 場合 も ある が そういった 場合 を のぞき ） ナンセンス と 考える 人 が 多い で あろ う 。 俗 に は 「 どんぐり の 背 比べ 」 と いわ れる 類 の 話 で ある 。 両者 の 差 が 無意味 と 考える 理由 は （ 両者 とも その間 何らかの 勉強 等差 の つく よう な 行為 を し なかっ た として ） 次 に 似 た よう な 試験 を 行っ た と た 場合 に 、 序列 が 維持 さ れる か どう か に 疑問 が ある から で ある 。 計測 機器 示す 値 の 差 も 、 同様 な 意味 で ナンセンス な 差 で ある こと が ある 。 例えば ある 物体 （ ここ で は 棒 と しよ う ） の 長 さ を 、 何らかの 原理 で 長 さ を 測定 する モノサシ で 測定 し た 場合 、 その 測定 値 が 1 回 目 が 31 . 52 [ cm ] で あり 、 2 回 目 が 31 . 51 [ cm ] で あっ た と する 。 この 場合 、 少なくとも 小数点 2 桁 以下 の 値 という の は 「 1 回 の 測定 値 」 のみ から で は 意味 を 成さ ない と 考える の が 妥当 で あろ う 。 同様 の 理屈 で 、 この モノサシ で の 測定 値 が 71 . 3 [ cm ] の 物体 A と 71 . 5 [ cm ] の 物体 は 、 どちら が 長い の か を この モノサシ の 1 回 の 測定 値 から 議論 する こと は 意味 が ない 。 素朴 に は 、 同一 の 測定 物 を 充分 な 回数 測定 し 、 その 標準 偏差 を 以 って 「 感度 限界 」 と する 。 但し 、 標準 偏差 ( σ ) あるいは それ の 何 倍 （ 2 σ 、 3 σ 場合 によって は 6 σ ） か を 以 って 感度 限界 と する 方式 で は 、 暗に 「 偶然 誤差 以外 の 誤差 は 存在 し ない 」 こと を 仮定 し て いる 。  「 1 回 の 測定 」 から で は 意味 の ない 差 で あっ て も 、 「 100 回 測定 し た 場合 」 に は 意味 を 成す こと が ある 。 一般 に N 回 測定 し 、 その 平均 を 以 って 測定 値 と する N 回 積算 という 方法 が ある 。 その 場合 、 どの 程度 まで の 差 が 有意 な の か は 、 通常 標準 誤差 を 用いる こと が ある 。 この 場合 、 その 測定 値 の 平均 値 が 32 . 5172 …   cm という よう に 無限 小数 と なる 場合 が ある が 、 標準 誤差 が 0 . 01 [ cm ] なら ば 、 有効 数字 を 小数点 2 桁 と し 、 それ 以下 を 四捨五入 し て 31 . 52 ± 0 . 01   cm の よう に 書く 。  また 、 周波数 特性 等 を 勘案 し て 考える 場合 も ある 。 例えば 500   Hz 以上 の 雑音 が 常に 200   mVpp 程度 載っ て いる が 、 直流 成分 の 1 回 の 測定 値 として は 50 mVpp 程度 の 差 まで は 信頼 できる という よう な こと は 充分 ありえる 。  計測 機器 の 測定 量 の 大き さ と 計測 機器 の 出力 値 の 比 の こと 。 オシロスコープ の レンジ が これ に あたる 。 通常 は 、 可変 で ある 。  測定 値 が 互いに 相関 が なく 正規 分布 を する こと を 前提 として 、 ブランク の 測定 値 の 標準 偏差 の 3 倍 （ Ｋaiser の 限界 ） 、 または 3 . 29 倍  （ Ｃurrie の 限界 ） を 限界 と する こと が 行わ れ て いる 。  測定 値 の 変動 の 原因 は 実験 条件 の わずか な 変動 とともに 測定 機器 の 雑音 が ある 。 連続 測定 で は ライン の 変動 と なっ て 表れる 。 信号 を 増幅 し て も 雑音 も 増幅 さ れる から 信号 が 雑音 より 十分 大きく ない と わかり にくく なる ので 雑音 は 感度 を 制約 する 要因 に なる 。  機器 の 雑音 の 定義 として は   ( 1 )   rms   noise 　 平均 値 から の 変動 の 2 乗 の 和 を n － 1 で 割っ た ものの 平方根 　( 2 )   peak   to   peak   noise 　 一定 時間 内 の 最大 値 と 最  小 値 と の 差 、 または 複数 の 区間 の 最大 値 と 最小 値 の 差 の 平均 が あり 、 理論 的 に は   ( 1 )   を 用いる が 通常 は   ( 2 )   で 表示 さ れ て いる 。 ( 1 )   は 標準 偏差 と 同じ 数式 で ある が 、 観測 点 間 の 時間 が 極めて 短い rms   noise で は 測定 値 の 間 に 自己 相関 が ある ため 標準 偏差 と 同じ に 扱っ て 数学 的 に 厳密 な 検出 限界 を 与える こと は でき ない 。 しかし 自己 相関 が なけれ ば ( 2 )   は   ( 1 )   の 約 5 倍 と いわ れる ので （ 2 ） は ほぼ 雑音 の 範囲 を 示す と み られ 、 その 2 ～ 3 倍 離れ て いれ ば 有意 差 あり として 大体 誤り は ない と 考え られる 。  （ 「 雑音 」 の 項目 の 「 測定機 器 の 雑音 」 を 参照 ）  医学 における 感度 と は 、 臨床 検査 の 性格 を 決める 指標 の 1 つ で 、 ある 検査 について 「 陽性 と 判定 さ れる べき もの を 正しく 陽性 と 判定 する 確率 」 として 定義 さ れる 値 で ある 。  感度 が 高い （ 高 感度 で ある ） 、 と は 、 「 陽性 と 判定 さ れる べき もの を 正しく 陽性 と 判定 する 可能 性 が 高い 」 、 あるいは 「 陽性 と 判定 さ れる べき もの を 間違っ て 陰性 と 判定 する 可能 性 が 低い 」 という 意味 で ある 。  感度 と 対 と なる 表現 に 特異 度 が あり 、 特異 度 は 感度 と 関連 性 を もっ て いる 。 以下 に 具体 的 な 例 で 説明 する 。  ある 病気 A で 血清 中 の 値 が 上昇 する 酵素 を 考える と する 。 この 検査 で は 正常 人 で は 平均 100 程度 の 数字 で ある が 、 病気 A を 持っ て いる 者 で は 平均 1000 程度 の 数字 まで 大幅 に 上昇 する 、 と 、 統計 的 に 分かっ て いる と しよ う 。 この 場合 、 カットオフ 値 、 つまり 正常 と 異常 の 境目 を どこ に する の が 妥当 で あろ う か 。  たとえば 、 150 以上 は 異常 、 150 未満 で は 正常 、 として 、 この 検査 を 運用 する と する 。 する と 、 本当は 病気 A で は ない のに 「 異常 」 と 判定 さ れる 被験者 の 数 は 必然 的 に 増加 する （ 偽 陽性 が 増加 する ） 。 この よう な 検査 は 、 病気 A を 持っ て いる 人 を 見逃す 可能 性 は 低い が 、 病気 A を 持っ て い ない 人 を 正しく 判定 できる 可能 性 は 低い 。 つまり 、 高 感度 、 低 特異 度 の 検査 と なる 。  全く 同じ 検査 で も 、 800 以上 は 異常 、 800 未満 で は 正常 、 として 、 この 検査 を 運用 する と 、 今度 は 病気 A で ある のに 「 正常 」 と 判定 さ れる 被験者 の 数 が 増える （ 偽 陰性 が 増加 する ） 。 この よう な 検査 は 、 病気 A を 持っ て い ない 人 を 不 必要 に 心配 さ せる 可能 性 は 低い が 、 病気 A を 持っ て いる 人 を 正しく 判定 でき ない 、 低 感度 、 高 特異 度 の 検査 で ある 。  理想 の 検査 と は 感度 も 特異 度 も 完全 に 100 % で ある 検査 で ある が 、 実際 に は その よう な 完璧 な 検査 は 存在 し ない 。 カットオフ 値 は 、 感度 と 特異 度 、 両方 の 値 を 出来る だけ 高く する よう 適切 な 値 に 取る の が 原則 で ある 。 が 、 検査 の 目的 によって 調整 さ れる の が 実情 で ある 。 たとえば 日本 の 狂牛病 の 全数 検査 で は 、 まず 最初 に 、 ELISA 法 で スクリーニング 検査 を 行う が 、 これ は 安価 な 検査 ながら 感度 を 非常 に 高め 、 陽性 の 見逃し の 可能 性 を 極力 減らし 、 特異 度 を 犠牲 に し た 検査 で ある （ すなわち 偽 陽性 が 出 やすい ） 。  感度 ， 特異 度 ， 陽性 適中 率 ， 陰性 適中 率 について は ， 以下 の 表 を 参考 に さ れ たい ．  ISO 感度 （ アイエスオー かん ど 、 イソ かん ど 、 ISO   speed ） と は フィルム の 国際 規格 の 一つ 。 ISO 100 、 ISO 400 、 ISO 800 など の 数字 で 表さ れ 、 数字 が 大きい ほど 暗い 場所 で も 撮影 が できる が 、 画質 は 荒く なる 。 デジタル カメラ で は 「 ISO 100 相当 」 など として 、 同様 に 用い られる こと が ある 。  アンテナ の 性能 （ 利得 ） を 指し て 言う こと が ある が 、 正しい 言い方 で は ない 。  外来 ノイズ レベル の 十分 に 低い 環境 で は 、 感度 が 良い ほど 弱い 電波 が 受信 可能 で ある 。 標準 信号 発生 器 を 使っ て 測定 する 。  無線 システム に 必要 と さ れる 受信 信号 の 品質 を 確保 する ため の 最小 入力 信号 として 定義 さ れ 、 具体 的 に は SINAD 、 BER 等 の 品質 評価 指標 と 入力 信号 強度 の 対 として 測定 さ れる 。  無線 交信 の 開始 時 、 相手 局 に 受信 状態 を 大雑把 に 報告 する 際 に 使わ れる 。  感度 と は 、 火薬 の 外部 から の 刺激 に対する 爆発 感度 性 の 尺度 で ある 。  ある 火薬 が 外部 から の 刺激 に対して 容易 に 爆発 する 場合 に は 、 その 火薬 は その 刺激 に対して 感度 が 高い と 表現 する 。  逆 に 容易 に 爆発 し ない 場合 は 感度 が 悪い 、 鈍感 で ある と 表現 する 。  刺激 に は 衝撃 、 摩擦 、 熱 、 火炎 、 火花 など が ある 。  感度 は 温度 、 湿度 、 雰囲気 の 圧力 など 外的 要因 によって も 変化 する 。  また 、 火薬 内部 の 気泡 や 不純物 など によって も 変化 する 。  火薬 類 の 感度 は 保安 上 、 重要 で ある ため 各種 の 感度 試験 を 行い 厳密 に 測定 さ れる 。X 線 撮影 （ エックス せ ん さ つえ い ） は 、 エックス線 を 目的 の 物質 に 照射 し 、 透過 し た エックス線 を 写真 乾板 ・ 写真 フィルム・イメージングプレート・フラットパネルディテクター など の 検出 器 で 可視 化 する こと で 、 内部 の 様子 を 知る 画像 検査 法 の 一 種 で ある 。  医療 の ほか 、 空港 の 手荷物 検査 など の 非破壊 検査 に 利用 さ れ て いる 。 X 線 の 発見 者 で ある ヴィルヘルム・レントゲン に 因み 、 レントゲン 撮影 または 単に レントゲン と も 呼ぶ 。 医療 従事 者 は   '   を 略し て   X - P   と も いう 。  最も 一般 的 に 知ら れ て いる X 線 撮影 で は 、 X 線 照射 装置 と フィルム の 間 に 体 を 置き 、 焼き付け て 画像 化 する 。 X 線 は 感光 板 を 黒く 変色 さ せる ため 、 体 が X 線 を 通過 さ せ た 部分 で は 黒く 写り 、 体 が X 線 を 阻止 し た 場合 に は 、 その 部分 が 白く 写る 。 通常 の 診療 で は 、 前者 の 黒く 写っ た 部分 を 「 明るい 」 、 後者 の 白い 部分 を 「 暗い 」 と 表現 する が 、 これ は すなわち 、 肺炎 や 腫瘍 など で は 、 X 線 透過 度 が 低く なっ て フィルム に 白い 影 を 落とす ところ から き た 表現 で ある 。 X 線 の 透過 度 が 高い 組織 として は 皮膚 や 空気 （ 肺 ） 、 筋肉 、 軟骨 など が ある 。 逆 に X 線 の 透過 度 が 低い もの として は 骨 や 、 組織 を より 明瞭 に 描き出す ため に 入れる 造影 剤 が ある 。  感光 剤 を 塗りつけ た フィルム の 代わり に IP （ イメージングプレート ） や FPD ( フラットパネルディテクター ) を 使う 、 CR ( コンピューテッドラジオグラフィー ） が 今 は 主流 で ある 。 また フィルム レス の X 線 写真 も 、 大 病院 を はじめ 普及 し つつ ある 。 コンピュータ X 線 撮影 の 項 も 参照 。  世界 で 最初 の X 線 撮影 装置 は ドイツ の シーメンス 社 が 開発 に 成功 し 1898 年 、 日本 に 輸入 さ れ て いる 。 日本 で も 1909 年 に 初 の 国産 機 を 第 三 高等 学校 教授 で 理学 博士 の 村岡 範 為 馳 （ はん いち ） が 島津製作所 の 全面 協力 で 開発 に 成功 し て いる 。 『 ダイアナ 』 と 『 ニュー オーロラ 』 の 2 機種 は 現在 で も 島津 創業 記念 資料 館 に 保存 さ れ て おり 、 実用 的 な 安定 性 を 誇っ て い た 。  レントゲン が X 線 を 発見 し て 以来 、 医療 分野 で は 、 主 に 骨 や 肺 の 病変 を 描き出す 画像 診断 として 積極 的 に 利用 さ れ て き た 。 主 な 利用 法 として 以下 の よう な もの が ある 。  X 線 撮影 に 比べ MRI 、 CT の ほう が 画像 の 有用 性 が 高い 場合 も ある が 、 X 線 撮影 は 簡便 性 や 経済 性 に 優れ て おり 、 現在 でも 検診 など 大 部分 の 診療 施設 で 用い られ て いる 。 救急 で は 、 CT は 従来 は 撮影 時間 が 長かっ た が 、 ヘリカルスキャン 、 MDCT の 登場 で 撮影 時間 が 減り 、 単純 X 線 写真 の 割合 は 減っ て き て いる 。 また 、 放射光 X 線 を 用い た CT で は 非常 に 細かい 部分 まで 分かる ので 顕微鏡 的 な 画像 が 期待 さ れ て いる 。 また 、 X 線 撮影 装置 は 小型 化 する 事 も 可能 で あり 、 可 搬型 の X 線 撮影 装置 により 患者 を X 線 撮影 室 に 連れ て 行か ず に 居室 で X 線 撮影 し たり 、 また 往診 時 に 装置 を 携帯 し て 在宅 の 患者 を X 線 撮影 する 事 も 可能 で ある 。  胸部 X 線 写真 で は 、 心臓 、 肺 、 肋骨 、 縦 隔 、 気管 、 気管支 、 等 が 見える 。  心 陰影 （ しんい ん えい ） は 、 心臓 の X 線 写真 像 の 事 で ある 。 通常 は PA 像 （ 後前 像 ） で 評価 する 。 経過 を 見る だけ なら ば 、 臥床 しか でき ない 患者 で は AP 像 （ 前後 像 ） を 用いる 場合 も ある 。  心 陰影 の 上側 （ 頭 側 ） は 縦 隔 と 連続 し て い て 、 境界 は はっきり し ない 。 下 側 （ 尾 側 ） は 横隔膜 と 連続 し て い て はっきり し ない 。 右側 は 2 つ の 膨らみ から なり 、 上 から 順に 右 第 1 弓 （ みぎ だ いいっ きゅう ） 、 右 第 2 弓 （ みぎ だい に きゅう ） と いう 。 左側 は 4 つ の 膨らみ から なり 、 上 から 順に 左 第 1 弓 （ ひだり だ いいっ きゅう ） 、 左 第 2 弓 （ ひだり だい に きゅう ） 、 左 第 3 弓 （ ひだり だい さん きゅう ） 、 左 第 4 弓 （ ひだり だ いよ ん きゅう ） と いう 。  配列 、 骨 の 状態 （ 骨折 、 骨粗鬆症 、 骨 萎縮 、 骨 破壊 、 骨 硬化 、 骨 透 亮 、 溶骨変 化 など ） 、 脊柱 管 の 狭窄 、 椎間板 の 狭小 化 、 靭帯 付着 の 変化 、 軟部組 織 の 腫脹 に 注意 する 。 正面 像 で は 脊柱 配列 と ルシュカ 関節 の 形状 に 注意 する 。 脊柱 配列 で は 側 湾 変形 や 頚椎 の 傾き に関して 評価 する 。 正常 で は 椎 体外 側 に 斜 方向 の 関節 裂隙 が みえる 。 変形 する と ルシュカ 関節 辺 縁 から 横 方向 へ 伸びる 骨 棘 が 出現 する 。 側面 像 で は 脊柱 配列 、 椎 体 終 板 の 骨 硬化 、 椎 体 前 縁 または 後 縁 の 骨 棘 、 脊柱 管 の 前後 径 、 椎間板 腔 の 高 さ 、 前 縦 靭帯 や 後 縦 靱帯 の 骨 化 、 後 咽頭 腔幅 や 気管 後 腔幅 の 変化 の 有無 を 確認 する 。 脊柱 配列 として は 頚椎 は 生理 的 に 前 に 湾曲 し て いる ため 、 生理 的 前 湾 の 消失 が ない か S 字 型 変形 が ない き あ 、 すべり が ない か を 確認 する 。 脊柱 管 前後 径 は 脊柱 管 の 広 さ の 指標 で あり 正常 は 14 mm 以上 で ある 。 後 咽頭 腔幅 や 気管 後 腔幅 の 変化 は 頚椎 前方 の 膿瘍 形成 や 外傷 による 血腫 、 浮腫 によって 拡大 する 。 前後 屈側面 像 で は 主 に 頚椎 の 安定 を 評価 する 。 環 軸 歯 突起 間 距離 は 関節 リウマチ や 外傷 で 環 軸 椎 亜 脱臼 を 生じ た 場合 に 前 屈位 で 開 大 する 。 正常 は 3 mm 以下 で ある 。 また 不安定 性 が ある 場合 は 前後 屈時 の 上位 椎 体 後 下 縁 と 下位 椎 弓 前上 縁 を 測定 する 。 測定 値 が 12 mm 以下 なら ば 動的 狭窄 と なる 。 両 斜 位 像 で は 椎 間 孔 の 狭小 化 を 確認 する 。 開口 位 正面 像 で は 歯 突起 骨折 や 環 軸 椎 回旋 位 固定 の 時 に 撮影 する 。  配列 、 骨 の 状態 （ 骨折 、 骨粗鬆症 、 骨 萎縮 、 骨 破壊 、 骨 硬化 、 骨 透 亮 、 溶骨変 化 など ） 、 脊柱 管 の 狭窄 、 椎間板 の 狭小 化 、 靭帯 付着 の 変化 、 軟部組 織 の 腫脹 に 注意 する 。 正面 像 で は 側 湾 の 有無 、 椎 弓 根 の 消失 、 椎 弓 根 の 骨 硬化 、 横 突起 骨折 、 仙 腸 関節 硬化 像 、 腸 腰 筋 の 陰影 増大 など が ある 。 椎 弓 根 の 消失 は 転移 性 腫瘍 で 認め られ 、 椎 弓 根 の 骨 硬化 は 転移 性 腫瘍 、 分離 症 、 類 骨 腫 など で み られる 。 横 突起 骨折 は 外傷 時 で 仙 腸 関節 硬化 像 は 仙 腸 関節 炎 で み られる 。 腸 腰 筋 の 陰影 増大 は 腸 腰 筋 膿瘍 、 血腫 など で 認め られる 。 側面 像 で は 脊柱 配列 、 椎 体 圧迫 骨折 、 骨 梁 像 、 椎間板 腔 の 狭小 化 、 椎 体 骨 棘 を 評価 する 、 脊柱 配列 で は 前 弯増大 、 直線 化 、 後 弯変形 、 椎 体す べり を 評価 する 、 椎 体 圧迫 骨折 や 骨 梁 像 は 骨粗鬆症 を 示唆 する 。 椎間板 腔狭小 化 や 椎 体 骨 棘 は 椎間板 変性 所見 で ある 。 前後 屈側面 像 で は 椎 間 すべり 、 前 屈時後 方 開 大 など 腰椎 不安定 性 の 評価 が できる 。 両 斜 位 像 で は 脊椎 分離 や 椎 間 関節 の 変形 が 評価 できる 。 その他 重要 な 腰椎 X 線 の 所見 として は bamboo   spine という 強直 性 脊椎 炎 に 特徴 的 な 所見 が ある 。 これ は 靭帯 の 骨 棘 形成 から 二 次 的 に 隣接 椎 体 が 癒合 し 竹筒 の よう に みえる こと で ある 。  胸椎 から 腰椎 にかけて 椎 体 は 尾 側 に いく ほど 椎 体 の 高 さ が すこし ずつ 大きく なる 。 一つ 上位 の 椎 体 に 比べ て 小さい 場合 は 圧迫 骨折 を 疑う 。 例外 として は 第 5 腰椎 だけ は しばしば 第 4 腰椎 より も 小さい こと が ある 。  DXA または DEXA と よば れる 骨 密度 測定 法 は 2 種類 の 異なる X 線 を 骨 に あて て 、 骨 と ほか の 組織 における X 線 の 吸収 率 の 差 から 骨 密度 を 測定 する 方法 で ある 。 骨 密度 の 測定 方法 に は 他 に も MD 法 、 pQCT 法 、 QUS 法 など いくつ か 知ら れ て いる が 、 DXA は 正確 に 骨 密度 を 測定 できる 方法 として WHO の 基準 に 組み込ま れ て おり 、 2017 年 現在 、 骨粗鬆症 の 標準 的 な 診断 方法 と なっ て いる 。 骨 塩 定量 と も いう 。  関節 、 特に 手 の X 線 写真 が 関節 炎 を 診療 する 膠 原 病 領域 で よく 撮影 さ れる 。 関節 の X 線 写真 で は ASBCD の 順 に 読影 を 行う 。 A は alignment （ 軸 ） 、 S は soft   tissue （ 軟部組 織 ） 、 B は bone （ 骨 ） 、 C は cartilage （ 軟骨 ） 、 D は distribution （ 分布 ） で ある 。  手 で は 中手 骨 と 指 節 骨 の 軸 が 一直線 上 に ある か 、 DIP 関節 、 PIP 関節 、 IP 関節 に 変形 が ない か 、 手 関節 の 変位 や 脱臼 、 圧縮 は ない か を 確認 する 。  軟部組 織 の 腫脹 が ない か を 確認 する 。 関節 リウマチ など の 滑 膜 炎 で は 関節 周囲 に 対称 性 の 軟部組 織 腫脹 が み られる 。 リウマトイド 結節 や 痛風 結節 の 場合 は 腫脹 は 非対称 性 に なる 。 また 石灰 化 の 有無 を 確認 する 。 偽 痛風 で は 三角 靭帯 部 に ピロ リン酸カルシウム 結晶 が 沈着 する こと が ある 。 全 身性 強 皮 症 や 皮膚 筋炎 で も 石灰 化 が 認め られる こと が ある 。  関節 周囲 の 骨 密度 を 確認 する 。 過度 に X 線 透過 性 の 高い もの は 炎症 性 関節 炎 を 、 透過 性 が 低く 骨 硬化 が 目立つ もの は 変形 性 関節 症 を 示唆 する 。  軟骨 の 障害 として 関節 裂隙 の 狭小 化 を 確認 する 。 炎症 が 進む と 軟骨 が 破壊 さ れ 関節 裂隙 の 狭小 化 が 進行 する 。 定量 的 な 評価 基準 が 存在 し ない ため 健 側 や 以前 の 所見 と 比べ て 評価 する 。 また 骨 の 障害 として 骨 びらん や 変形 、 骨 棘 も 評価 する 。  左右 対称 性 の 評価 を する 。 関節 リウマチ や 乾癬 性 関節 炎 は 対称 性 が 多い が 、 外傷 や 感染 で は 非対称 性 の 分布 を とる 。 また DIP 関節 の 所見 を 確認 する 。 DIP 関節 は 関節 リウマチ で は 正常 だ が 変形 性 関節 症 や 乾癬 性 関節 炎 で は 障害 さ れる こと が 多く 、 鑑別 の 有用 で ある 。  主要 疾患 ごと の 手 の X 線 写真 の 所見 を まとめる 。 これら の 所見 が なく とも 疾患 自体 を 否定 する こと は でき ない 。  MCP 関節 で は 尺 骨偏 位 や 脱臼 が 認め られる 。 手 指 で は スワン ネック 変形 、 ボタン 穴 変形 、 Z 字 変形 が 知ら れる 。 手 根 骨 で は 関節 裂隙 の 狭小 化 が 認め られる 、 足 趾 で は 外反母趾 や 内 反 小 趾 が 認め られる 。  滑 膜 炎 による 対称 性 の 腫脹 が 認め られる 。  関節 周囲 の 骨 密度 低下 が 認め られる 。  関節 裂隙 の 狭小 化 が 起こり carpal   height   ratio の 減少 が 認め られる 。 また marginal   erosion が 認め られる 。  関節 病変 は PIP 関節 、 MCP 関節 、 手 関節 に 認め られる 。 DIP 関節 は 通常 は 正常 で ある 。  DIP 関節 や PIP 関節 、 第 1 CMC 関節 で 変形 が 認め られる 。 DIP 関節 の 変形 を ヘバーデン 結節 、 PIP 関節 の 変形 を プシャール 結節 と いう 。  非対称 性 の 骨 棘 周囲 の 腫脹 が 認め られる 。  骨 硬化 像 が 認め られる 。  関節 裂隙狭 小 化 、 骨 棘 形成 、 軟骨 下 骨 の 骨 硬化 が 認め られる 。  DIP 関節 、 PIP 関節 、 第 1 CMC 関節 を 障害 する 。 手 関節 は 通常 障害 さ れ ない 。  手 指 の 変形 が 認め られる 。  対称 性 の 腫脹 が 認め られる 。  関節 周囲 の 骨 密度 低下 が 認め られる 。  Pencil - in - cup や seagull   sign や 関節 面 全体 の びらん 、 毛羽立っ た 新生 骨 が 認め られる 。  DIP 関節 の 病変 が 特徴 的 で ある 。 PIP 関節 、 MCP 関節 、 手 関節 も 障害 さ れる 。  若干 の 手 指 変形 が 認め られる こと が ある 。  対称 性 の 腫脹 が 認め られる 。 痛風 結節 が ある 場合 は 非対称 性 の 腫脹 する 。  骨 密度 は 正常 で ある 。  overhanging   edge と よば れる 非 関節 部 の 骨 びらん が 認め られる 。  決まっ た 分布 は ない 。  alignment は 正常 で ある 。  対称 性 の 腫脹  骨 密度 は 正常  石灰 化 を 伴う こと が 多い 。  両側 手 関節 に は 三角 靭帯 の 石灰 化 が み られる こと が ある 。 骨盤 正面 に は 股関節 の 軟骨 石灰 化 と 恥骨 結合 の 線維 軟骨 の 石灰 化 が み られる こと が ある 。 両 膝 関節 正面 に は 関節 軟骨 の 石灰 化 み られる こと が ある 。  怪我 を し て 病院 ないしは 診療 所 に 行く と 外傷 評価 の ため の X 線 撮影 を さ れる こと が ある 。 原則 として 骨折 を 疑っ た 場合 は 2 方向 の 撮影 を する 。 多発 外傷 で ルーチン で 撮る べき 頸部 3 方向 （ 正面 、 側面 、 開口 位 ） 、 胸部 正面 （ 立 位 ） 、 骨盤 正面 （ 臥 位 ） で ある 。 頸椎損 傷 を 疑っ た 場合 は 仰臥 位 の まま 側面 を とる 。 この とき 両手 を 引っ張り 肩 を 下げ 、 下位 頚椎 が 撮影 さ れる よう に 工夫 する 。 頭部 を 撮る 場合 （ 最近 は CTscan で 即時 に 脳 と 頭部 の 骨 の 骨折 が 診断 できる ので 、 頭部 の X 線 写真 は 診療 放射線 技師 の 労力 と 時間 の 無駄 で ある と 思わ れる ） は 正面 、 側面 、 タウン の 3 方向 の 撮影 を する 。 タウン を 取ら ない と 後頭部 骨折 を 見落とす 恐れ が ある 。 頭部 側面 は 通常 は 腹 臥 位 で 首 を 横 に 捻じっ て 撮影 する もの だ が 、 頸椎損 傷 を 疑っ た 場合 は 仰臥 位 で 横 から 撮ら ない と 致命 的 と なる 。  気管支 と 肺 動脈 は 原則 として 隣接 し 平行 に 走行 する 。 肺 区域 、 亜 区域 、 小 葉 の 中心 を 走行 する 。 これ に対して 肺 静脈 は これら の 境界 を 走行 する 。 CT で は 気管支 に 隣接 する 血管 が 肺 動脈 で あり 、 肺 動脈 と 肺 動脈 の 間 に ある 血管 が 肺 静脈 で ある 。 正常 な ヒト で は 気管支 は 亜 区域 まで しか 追う こと は でき ない ので そこ まで は 有効 な 方法 で ある 。 肺 の 機能 動脈 は 肺 動脈 だ が 、 それ 以外 に 栄養 血管 として 気管支 動脈 が 存在 する 。 気管支 動脈 は 下 行 大動脈 から 直接 分 枝 する が 正常 で は 細い ため 造影 CT で その 近 位 部 が 確認 さ れる に すぎ ない 。 肺 は リンパ が 豊富 な 組織 で ある 。 気管支 周囲 、 肺 血管 周囲 、 小 葉 間 隔壁 、 胸膜 の 間 質 に 分布 し て いる 。 特に よく 発達 し て いる の が 、 気管支 周囲 と 肺 動脈 周囲 で ある 。 基本 的 に は 肺 末梢 から 肺門 部 に 向かっ て 流れ て いる 。 リンパ 管 そのもの は CT で は 確認 でき ない が 、 癌 性 リンパ 管 炎 や うっ血 性 心不全 の よう に リンパ 浮腫 を 起こす と 、 気管支 壁 が 肥厚 し 、 血管 陰影 が 拡大 し 小 葉 間 隔壁 が 確認 できる よう に なる 。  肺 の 構造 を 理解 する 上 で 欠か せ ない 概念 が 二 次 小 葉 と いわ れる もの で ある 。 最も 有名 な もの は Miller による 定義 で ある 。 二 次 小 葉 の 中央 を 気管支 と 肺 動脈 が 小 葉 間 隔壁 の 中 を 肺 静脈 が 走っ て いる 。 肉眼 的 に も 確認 が できる 小 葉 間 隔壁 に 囲ま れ た 多面体 で ある 。 この 概念 は 間 質 性 病変 を 理解 する の に 役に立つ 。 二 次 小 葉 は 30 個 ほど の 細 葉 が 集まっ て でき て いる と さ れ て いる 細 葉 は CT で は 確認 が でき ない 。  肺 の 亜 区域 を 同定 する に は 気管支 を 辿っ て いく の が 分かり やすい 。 原則 として 区域 気管支 の 番号 と 肺 区域 の 番号 は 一致 し 、 大体 気管支 が 肺 区域 の 中央 を 通過 する こと を 念頭 に おく と 手術 後 や 偏 位 の ある 肺 でも 亜 区域 を 同定 できる 。  腫 瘤 性 病変 は 癌 か 良性 疾患 か の 区別 が 非常 に 重要 と なる 。 前回 の 画像 と 比較 し て 増大 傾向 が ある の か ？ ある の なら どの くらい の 増大 速度 か といった ところ が 非常 に 重要 と なる 。 所見 を 指摘 する 上 、 発生 部位 は どこ で 大き さ は どれ くらい 、 増大 速度 を 前回 比較 で 導き 、 結節 の 輪郭 、 内部 の 性状 、 周辺 の 状態 を から 複合 的 に 診断 を 行う 。  腫 瘤 性 病変 の CT 所見 として は 、 2 年 以上 にわたって 増大 が 認め られ なかっ たり 、 腫 瘤 の ほぼ 全体 が 濃く 石灰 化 し て い たり 、 腫 瘤 内 に 脂肪 を 認め た 場合 は 良性 で ある 。 肺癌 に 多い が 決め手 と なら ない 所見 として は 、 表面 の 陥 凹 、 分 葉 化 、 棘 形成 、 不 均一 な 内部 濃度 、 胸膜 陥 入 像 、 低い CT 値 、 リンパ 節 腫 大 が 挙げ られる 。 良性 腫瘍 に 多い が 決め手 に なら ない 所見 として 、 辺 縁 が 明瞭 で 円滑 で ある こと 、 均一 な 内部 濃度 を もつ こと が 挙げ られる 。 辺 縁 が 不明瞭 、 腫 瘤 内 に 空洞 、 泡沫 状 空気 、 air   bromchogram が ある といった 所見 は 肺がん で も 炎症 でも 認め られる 。 娘 結節 、 気管支 肥厚 像 、 小さい 石灰 化 は 炎症 に 多い が 肺癌 に も 認め られる 。 CT のみ で 診断 を 行う の は 難しく 、 気管支 鏡 や 生 検 、 細胞 診 を 組み合わせる こと が 診断 で は 重要 で ある 。  胸部 CT に は 必ず 、 肺 野条 件 と 縦 隔条件 の 2 種類 が ある 。 実際 の CT 値 で 画像 を 構成 する と 人間 の 目 で は 認知 でき なく なる ため CT 画像 は 画像 の 加工 を 行っ て いる 。 具体 的 に は CT 値 に従って 十 数 段階 の グレイ スケール の 濃淡 を 表す 。 グレイ スケール で 表す 範囲 を ウインドウ 幅 （ WW ） と いい 、 その 中心 の CT 値 を ウインドウ レベル （ WL ） と いう 。 例えば WW / WL = 300 HU / 10 HU と する と 、 10 HU を 中心 に 300 HU が グレイ に なる 。 すなわち 、 160 HU 以上 なら 真白 で あり 、 - 140 HU 以下 なら 真黒 な 画像 が 出来上がる 。 WW / WL の 設定 で 肺 野 の 病変 を 抽出 し やすく し た の が 肺 野条 件 で あり 、 縦 隔 の 病変 を 抽出 し やすく し た の が 縦 隔条件 で ある 。 縦 隔条件 は 腹部 の 条件 に 比較的 近い こと が 多い 。  縦 隔 は 成 書 によって 様々 な 区分 が さ れ て いる 。 区分 に はっきり と し た 解剖 学 上 の 構造 物 が ない ため 、 これら の 区分 は あくまで 便宜上 の もの で ある 。  縦 隔 の 嚢胞 は 単 胞性 、 多 胞性 で 分類 する こと が 多い 。 単 胞性 で は 前 腸 嚢胞 （ 気管支 嚢胞 、 食道 重複 嚢胞 、 神経 腸 嚢胞 ） 、 心 膜 嚢胞 、 心 膜 憩 室 、 胸腺 嚢胞 、 膵偽嚢 胞 が あり 、 多 胞性 で は リンパ 管 腫 や 奇形 腫 が 挙げ られる 。  ヒト の 身体 において 独立 し た 腔 は 腹膜 腔 、 胸膜 腔 、 心 膜 腔 の 3 つ だけ で ある 。 この 3 つ は 正常 で は 他 から の 交通 は 存在 し ない 。 例外 として は 女性 の 腹膜 腔 は 卵 管 を通じて 外界 に 交通 し て いる 。 これ 以外 の 後 腹膜 腔 、 縦 隔 、 胸膜 外 腔 、 腹膜 外 腔 、 皮下 組織 は 互いに 連続 し て いる 。 気 腔 や 腸管 内圧 が 亢進 状態 や ステロイド を 使用 し た 場合 は エアー リーク が 生じ やすい こと が 知ら れ て いる 。 具体 的 に は 、 間 質 性 肺気腫 、 気胸 、 縦 隔気腫 、 心 嚢気腫 、 腹膜 気 腫 、 後腹 膜 気 腫 、 腸管 壁 気 腫 、 皮下 気 腫 、 全身 空気 塞栓 は 互いに 移行 し やすい こと が 知ら れ て いる 。  リンパ 節 の 評価 は 肺癌 、 結核 の 鑑別 の ため に 非常 に 重要 で ある 。 胸部 X 線 CT で は 頚部 リンパ 節 、 縦 隔 リンパ 節 、 肺門 リンパ 節 の 評価 を 行う こと が できる 。 造影 剤 を 使用 し ない 場合 は リンパ 節 と 血管 が 同 濃度 と なっ て しまう ため 区別 でき ない こと が ある こと に 注意 が 必要 で ある 。 原則 として 最 小径 が 10 mm 以上 で ある 場合 は リンパ 節 の 病的 な 腫 大 と なり 、 転移 性 リンパ 節 で ある 可能 性 が 高く なる 。 リンパ 節 の 病的 腫 大 を 見つけ 、 それ が 肺がん による もの だ と し たら 、 肺癌 取り扱い 規約 に 基づい て 病 期 分類 を する 必要 が ある 。 TNM 分類 の N を 決定 する こと に なる の だ が 、 N 0 は リンパ 節 転移 なし 、 N 1 は 肺癌 と 同 側 の 気管支 周囲 および 肺門 リンパ 節 の 転移 陽性 、 N 2 は 同 側 の 縦 隔 リンパ 節 転移 陽性 、 N 3 は 対 側 の 縦 隔 リンパ 節 または 鎖骨 上 リンパ 節 または 斜 角 筋 リンパ 節 転移 陽性 で ある 。 重要 な こと として 、 同 側 、 対 側 は 気管 正中 線 、 食道 正中 線 にて 決定 さ れる 。 そして 、 鎖骨 上 リンパ 節 転移 、 斜 角 筋 リンパ 節 転移 は 同 側 、 対 側 関係 なく N 3 と なり 、 反対 側 肺門 リンパ 節 転移 は M 1 と なる 。  次に 腫 大 リンパ 節 の 部位 を 同定 する 。 縦 隔 において 左腕 頭 動脈 が 正中 を 横切る レベル を 含ん で これ より 頭 側 に ある リンパ 節 は 上 縦 隔上部 リンパ 節 で ある 。 それ より 下位 において は 上大 静脈 と 上 行 大動脈 の 前 縁 より 前方 は すべて 前 縦 隔 リンパ 節 で ある 。  リンパ 節 転移 を 見つけ たら 、 それ が 郭 清 可能 か どう か を 判定 する 。 大きな 血管 や 気管支 に 浸潤 し て いる 場合 、 多数 の リンパ 節 が 癒合 し て いる 場合 、 不 整形 の 場合 は 郭 清 困難 な 場合 が 多い 。  頚部 、 胸部 で の 重要 な 動脈 、 静脈 に関して 述べる 。 まず 左 心室 から 上 行 大動脈 、 大動脈 弓 といった 大動脈 が ある 。 大動脈 は 腕 頭 動脈 （ やがて 右 総 頸動脈 と 右 鎖骨 下 動脈 に 分 枝 する ） 、 左 総 頸動脈 、 左 鎖骨 下 動脈 の 順 に 分 枝 し て いる 。 その 腹 側 を 左右 の 腕 頭 静脈 が 合流 し 上大 静脈 と なり 右 心房 に 繋がる 。 右 心房 と 繋がる 前 に 背 側 から 奇 静脈 弓 が 上大 静脈 に 繋がる 。 これら の 位置 関係 から 頚部 リンパ 節 を 同定 し て いく 。 大動脈 の 石灰 化 や 僧 帽 弁 の 石灰 化 は 高血圧 など 動脈 硬化 性 疾患 が ある 場合 は よく 見 られる 所見 で ある 。 動脈 の 石灰 化 を 見 たら 大動脈 瘤 、 大動脈 解離 の 有無 を 確認 する 。 大動脈 の 石灰 化 は 内 膜 に 生じる ため 、 外壁 に 石灰 化 が ある 方 が 真 腔 で ある 。  肝臓 の 部位 診断 において は 区域 解剖 が 非常 に 重要 と なる 。 これ は 部位 によって 手術 法 が 異なる から で ある 。 肝臓 外科 の 手術 として は 亜 区域 切除 、 区域 切除 、 葉 切除 、 拡大 右 葉 切除 が 知ら れ て いる 。 肝臓 の 区域 診断 を する に当たって は 肝臓 の 構造 物 を 手掛かり と する こと が 多い 。 肝 門 と は 左 葉 内側 区 （ S 4 ） と 尾 状 葉 （ S 1 ） の 間隙 で あり 、 門 脈 、 肝 動脈 、 胆 管 の 出入り口 で ある 。 肝 円 索 裂 は 肝 円 索 （ 胎生 期 の 臍 静脈 ） の 付く 場 で あり 外側 区 （ S 2 , S 3 ） と 内側 区 （ S 4 ） を 境界 する 。 静脈 索 裂 は 胎生 期 の 静脈 管 の 走っ て い た 間隙 で 尾 状 葉 （ S 1 ） と 外側 区 （ S 2 , S 3 ） を 境界 する 。 下大 静脈 溝 と 胆嚢 窩 を 結ぶ 線 を カントリー 線 と いい 、 外科 的 左 葉 と 右 葉 を 境界 する 。 これら は CT にて 常に 確認 できる わけ で は ない が 後述 する 脈 管 系 が 確認 し にくい 時 は 非常 に 役に立つ 。 肝 区域 、 肝 亜 区域 を 診断 する に は 脈 管 系 が 一番 分かり やすい 。 肝臓 の 血管 の 基本 構造 は 各 亜 区域 の 中央 を 門 脈 が 各 亜 区域 の 境界 を 肝 静脈 が 走行 する こと で ある 。 門 脈 に は 肝 動脈 と 胆 管 が 並 走 し 、 この 構造 は 肝 小 葉 レベル まで 存続 する 。 肝 静脈 は 大きく 左 、 中 、 右 の 3 本 を 基本 と する 。 左 肝 静脈 本 幹 は 左 葉 外側 区 （ S 2 , S 3 ） の 中央 を 走り 、 外側 後 亜 区 （ S 2 ） と 外側 前 亜 区 （ S 3 ） を 境界 する 。 中 肝 静脈 本 幹 は 内側 区 （ S 4 ） と 右 葉 前 区 （ S 5 , S 8 ） を 境界 する 。 これ は カントリー 線 に ほぼ 一致 する 境界 と なる 。 右 肝 静脈 本 幹 は 右 葉 の 中央 を 貫き 右 葉 前 区 （ S 5 , S 8 ） と 後 区 （ S 6 , S 7 ） を 境界 する 。 不思議 な こと に 右 葉 の 上下 亜 区 を 境界 する 構造 は 存在 し ない 。 門 脈 本 幹 は 左 葉 主 枝 と 右 葉 主 枝 に 分かれる 。 左 葉 枝 は 肝 円 索 裂 に 入り 、 まず 外側 後 亜 区域 枝 を 分 枝 し 、 さらに 腹 側 に 延び て 左右 に 外側 前 亜 区域 枝 と 内側 区域 枝 に 分かれる 。 この 部分 は かつて 臍 静脈 が 交通 し て い た ため U 点 と いう 。 右 葉 枝 は 前 区域 枝 と 後 区域 枝 に 分かれる 。 前 区域 枝 は 前上 亜 区域 枝 、 前 下 亜 区域 枝 に 分かれる 。 後 区域 枝 分 枝 部 は P 点 と いわ れる 。 後 区域 枝 は 後 上 亜 区域 枝 と 後 下 亜 区域 枝 に 分かれる 。 門 脈 は 支配 する 区域 に 合わせ て Px と 表現 する こと も ある 。 たとえば 、 前上 亜 区域 （ S 7 ） の 中央 を 走る 門 脈 は P 7 で ある 。  クイノー 分類 は 肝 亜 区域 の 表現 で よく 用い られる 、 これ は 肝臓 の 内臓 面 から み て 反 時計 回り に 番号 を 振っ た もの で ある 。 内臓 面 から 確認 でき ない 右 葉 前上 亜 区 を S 8 と し て いる 。  上 腸 間 動脈 （ SMA ） は L 1 の レベル の 腹 大動脈 から 前方 に 分 枝 し 、 左 腎 静脈 や 十二指腸 水平 部 の 前 を 下降 する 。 中 結腸 動脈 、 回腸 動脈 、 右 結腸 動脈 が 分 枝 する 。 上 腸 間 膜 静脈 （ SMV ） は SMA の 右 方 を 上 行 し 、 膵体部 背 側 を 通っ て 脾静脈 に 合流 する 。 下 腸 間 膜 動脈 （ IMA ） は L 3 レベル で 腹 大動脈 から 前方 に 分 枝 し 左 下方 に 向かう 。 左 結腸 動脈 、 S 状 結腸 動脈 が 分 枝 する 。 下 腸 間 膜 静脈 は IMA の 左側 を 上 行 し 、 L 3 レベル で 脾静脈 に 合流 する 。 左 卵 （ 精 ） 巣 静脈 は 左 腎 静脈 に 合流 する ため 頭 側 に 追跡 が でき ない こと から 区別 する 。  ジョンズ・ホプキンス 大学 医学部 の 研究 によって 、 レントゲン 検査 で 医療 被曝 を 経験 し た 女性 は 、 レントゲン 未 経験 者 の 同 年齢 の 女性 に 比べる と 、 ダウン症 児 が 生まれる 確率 が 7 倍 も 高い こと が 明らか に なっ て いる 。 この 報告 の 正確 さ は 、 他 の 研究 によって も 裏付け られ て いる と いう 。  高齢 出産 で 障害 児 など が 生まれ た 場合 、 その 原因 の 一つ は 、 出産 する まで に 母親 が 何 度 も 不用意 に 浴び て き た （ 医師 や 医療 従事 者 ら によって 浴びせ られ て き た ） 必要 も ない X 線 に あっ た の だ 、 と ロバート ・ メンデルソン によって 指摘 さ れ て いる 。   （ → 医 原 病 も 参照 可 ）  空港 など で の 手荷物 検査 （ 飛行機 に 乗る 前 に バッグ や ノート パソコン など の 手荷物 を 機械 に くぐら せる ） や 、 建築 物 や 配管 など 構造 物 内部 の 非破壊 検査 の 一環 として 放射線 透過 検査 に 利用 さ れ て いる 。 また 、 ボディ チェック を 行う 際 に 、 後方 散乱 X 線 検査 装置 など が 利用 さ れる こと も ある 。ヌード   は 、 人間 の 裸 を 意味 する 英単語 。 ヌード （ 芸術 ） と は 、 「 ヌード 写真 」 「 ヌード シーン 」 の よう に 、 絵画 ・ 彫刻 ・ 写真 ・ 映画 といった 創作 物 において 題材 に さ れる 裸体 を 意味 する 。  分類 は 複数 あり 、 オール ヌード 、 フル ヌード 、   ヘアヌード （ 和製 英語 ） 、 セミ ヌード   など は 日本 的 分類 で ある 。   芸術 分野 で は 、 ヌード （ 観賞 用 ） 、 ネイキッド （ むき出し の 裸体 ） 、 フレッシュ （ 肉 の 塊 として の 裸体 ） など の 分類 が ある 。 トルソー は 美術 用語 で 、 顔 や 手足 を 除い た 胴体 のみ を 意味 する 。  学術 の 伝統 と 印象派 の 両方 が 20 世紀 の 初め に 、 その 文化 的 優位 性 を 失っ た 。 一方 で ヌード は モダニズム の 考え によって 変化 し て いっ た 。   理想 化 さ れ た 裸体 は 、 エゴン・シーレ の 作品 の よう に 、 個人 的 な 観点 で 描か れ た 女性 に 置き換え られ た 。 Jean   Metzinger の 単純 化 さ れ た 現代 形 の 裸体 、 モディリアニ 、 Gaston   Lachaise 、 Aristide   Maillol は 、 ギリシャ の 女神 より も 、 生殖 の 女神 を 思いおこさ せる  シルヴィア・スレイ は 、 70 年代 に 女性 だけ で なく 、 男性 も ヌード ・ モデル として 起用 し た 。 76 年 の 「 田園 の 合奏 」 で は 、 裸体 男性 と 裸体 女性 の 両方 を 描い た 。  ルシアン ・ フロイド は 、 「 スクール ・ オブ ・ ロンドン 」 として 知ら れる よう に なっ た フランシス ・ ベーコン を 含む 少数 の 画家 の 一 人 で あっ た 。 1970 年代 に 比喩 的 な 美術 の 仕事 を し た が 、 それ は 非 現実 的 かつ 抽象 的 だっ た 。 しかし 、 彼 の 画家 人生 の 後半 に は 、 作品 において 肥満 モデル を 扱い 、 ポスト モダン 時代 の 象徴 と なり 、 理想 化 の 痕跡 の ない 人体 を 描い た 。文化庁 メディア 芸術 祭 （ ぶん か ちょう メディア げ いじ ゅつさい 、 ） は 、 文化庁 メディア 芸術 祭 実行 委員 会 （ 文化庁 、 国立 新 美術館 ） が 主催 し て いる アート と エンターテインメント の 祭典 。 芸術 性 と 創造 性 を もつ 優れ た メディア 芸術 作品 を 表彰 する こと を 目的 に 、 1997 年度 から 毎年 実施 さ れ て いる 。 また 、 受賞 作 を 対象 に 展示 会 や 関連 イベント など が 行わ れる 。  アート 部門 、 エンターテインメント 部門 、 アニメーション 部門 、 マンガ 部門   の 4 部門 について 、 大賞 ・ 優秀 賞 ・ 新人 賞 を 選定 。 また 、 第 5 回 （ 2001 年 ） と 第 6 回 （ 2002 年 ） に は 特別 賞 、 第 7 回 （ 2003 年 ） 以降 は 功労賞 が 授与 さ れ て いる 。 受賞 者 に は それぞれ トロフィー 、 賞金 、 そして 文部 科学 大臣 賞 が 贈呈 さ れる 。  実施 当初 は 、 デジタル アート （ インタラクティブ ） 、 デジタル アート （ ノン インタラクティブ ） 、 アニメーション 、 マンガ の 4 部門 だっ た が 、 2003 年度 （ 第 7 回 ） から 現在 の 4 部門 に 変更 さ れ た 。  以上 の ほか 、 功労賞 が 個人 に対して 授与 さ れる 。  各 年度 の 大賞 作品 を 示す 。 ここ で は 便宜上 、 デジタル アート （ ノン インタラクティブ ） 部門 （ 第 1 〜 6 回 ） とともに 扱う 。  各 年度 の 大賞 作品 を 示す 。 ここ で は 便宜上 、 デジタル アート （ インタラクティブ ） 部門 （ 第 1 〜 6 回 ） とともに 扱う 。  各 年度 の 大賞 作品 を 示す 。  各 年度 の 大賞 作品 を 示す 。パロディ （ 、 ） は 、 現代 の 慣用 において は 他 の 芸術 作品 を 揶揄 や 風刺 、 批判 する 目的 を 持っ て 模倣 し た 作品 、 あるいは その 手法 の こと を 指す 。  パロディ は 文学 や 音楽 、 映画 を 含め た すべて の 芸術 媒体 に 存在 する 。 替え歌 や 本歌 取り も パロディ の 一 形態 で ある 。 文化 活動 も また パロディ の 素材 と なる 。 軽い 冗談 半分 の パロディ は 、 しばしば 口語 で スプーフ （ ） と 呼ば れる 。  文芸 批評 家 の リンダ・ハッチオン は 、 「 パロディ と は 模倣 で あり 、 必ずしも その 先行 作品 を 批判 し て の もの で は ない 」 と 述べ て いる 。 別 の 批評 家 サイモン・デンティス は 、 パロディ を 「 他 の 文化 的 生産 物 や 活動 に対する 、 相対 的 な 反論 の 引喩 と なる 模倣 作品 を 生産 する 、 あらゆる 文化 的 活動 」 として 定義 し て いる 。  古代 ギリシア 文学 で は 、 パロディア と は 他 の 詩歌 の 形式 を 模倣 し た 詩 の 一 形態 で あっ た 。 " parodia " という 単語 は 、 ギリシア 語 の 「 前置詞   " para "（ 傍ら に ・ 脇 に ） ＋ 名詞   " oide "（ 頌歌 ） ＋ 接尾 辞   " ia "」 から 造ら れ て いる 。 これ は 、 「 元 の 歌 」 が あり 、 それに 「 添え られ た もの （ の 形式 ） 」 という 意味 で 必ずしも 「 模倣 歌 」 で は ない が 、 日本 の 和歌 など における 「 本歌 取り 」 の よう な 使わ れ 方 で 、 「 模倣 作品 」 の 意味 で 使用 さ れ た もの で ある 。  古代 ローマ の 作家 たち は 、 ユーモラス な 効果 を 狙っ た 他 の 詩 による 模倣 作 として パロディ を 解釈 し た 。 フランス の 新 古典 主義 文学 で も 、 「 パロディ 」 は ユーモラス な 効果 を 狙っ て 他 の 作品 形式 を 模倣 し た 詩 の 一 形態 で あっ た 。  現在 で は あらゆる 分野 において 、 読者 や 観客 など に対して メタ フィクション 的 に 用いる こと で より ユーモラス な 効果 を 出す 手法 が 一般 的 に なっ て いる 。  オックスフォード 英語 辞典 で は 、 パロディ という 言葉 の 最初 の 用例 として 、 ベン ・ ジョンソン の 喜劇 『 十人十色 』 （ 1598 年 ） の 「 パロディ だ 、 パロディ だ !   元 詩 を より 不条理 に する こと だ 」 という 一節 が 引用 さ れ て いる 。 次 の 注目 す べき 用例 は 、 1693 年 の ジョン・ドライデン の 著作 から 引用 さ れる 。 ドライデン が 説明 を 加え て いる こと から 、 パロディ という 言葉 が 一般 に 使わ れ て い なかっ た こと が 分かる 。 " Preface   to   the   Satires " の 中 で 、 ドライデン は 「 パロディ 、 すなわち 偉大 な 詩 から 継ぎ 合わさ れ 、 元 詩 の 著者 の 意図 と は 別 の 意味 に 変え られ た 韻文 を 用い た 風刺 詩 の 存在 を 、 我々 は 見出せる かも しれ ない 」 と 述べ て いる 。  その 結果 として 、 ドライデン の 定義 は 彼 が 風刺 を 意味 し た 先 の 用例 から 発展 し 、 さらに 、 まだ 名前 を 持っ て い なかっ た 擬似 英雄 詩 （ mock - heroic ） という 近代 文学 の サブ ジャンル に 、 他 言語 の 用語 「 パロディ 」 を 適用 し た 。  18 世紀 に 先立つ パロディ は 、 音楽 における 「 引用 」 （ 例えば モーツァルト が 鳥 の 声 を 模 し て いる 一方 で 、 メンデルスゾーン は モーツァルト を 模 し て い た ） と 概ね 同じ よう な 、 表現 上 の 効果 、 あるいは 装飾 と さ れ て い た が 、 『 マクフレクノー 』 で ドライデン は 完全 に パロディ による 嘲笑 を 意図 し た 詩 を 創作 し た 。 『 マクフレクノー 』 は ウェルギリウス の 叙事詩 『 アエネイス 』 を 模 し た パロディ 詩 で ある が 、 二流 の 戯曲 家 トマス・シャドウェル について の 詩 で も ある 。 ウェルギリウス の 英雄 詩 の 形式 と 、 英雄 と は 程遠い シャドウェル の 暗黙 の 対照 が 、 シャドウェル を より 悪し 様 に 見せ て いる 。 アイネイアス の 着物 を 身 に 纏う 場面 で は 、 シャドウェル は 全く 馬鹿 の よう に 見える 。  王政 復古 期 から 18 世紀 前半 の その他 の パロディ は 、 低級 あるいは 愚劣 な 人物 や 慣習 を 笑い の めす ため に 、 真摯 かつ 崇高 な 作品 の 模倣 を 使用 し て い た 点 で 、 ドライデン の パロディ と 似通っ て い た 。 この 概ね サミュエル ・ バトラー と 彼 の 詩 『 ヒューディブラス 』 に 代表 さ れる ジャンル は 、 一般 に 擬似 英雄 詩 と 呼ば れ て い た 。 意識 し て 組み合わせ た 場合 は 、 非常 に 真摯 あるいは 高尚 な 形式 と 、 非常 に 軽薄 あるいは 無益 な 主題 の 対照 が パロディ と なる 。 この 組み合わせ が 意識 さ れ ない 場合 は 、 ベイソス （ bathos ） （ 偽 ロンギヌス の アレクサンダー・ポープ による パロディ 、 『 ペリ・ベイサス 』 に 由来 ） と なる 。  ジョナサン ・ スウィフト は 物語 体 の 散文 に パロディ という 言葉 を 用い た 最初 の イギリス 人 作家 で ある 。 パロディ という 用語 が あらゆる 軽侮 の 意図 による 文体 模写 を 示す ため の 用語 で ある と 見なさ れる よう に なっ た の は 、 おそらくは スウィフト による パロディ の 定義 へ の 誤解 に よる 。 『 桶 物語 』 の 1705 年 の 版 に 追加 さ れ た 序文 「 その他 の 弁解 」 において 、 パロディ と は ある 著者 の 本質 を 暴露 する ため の 模倣 行為 で ある と 、 スウィフト は 述べ た 。 この 発言 の 本質 は 、 パロディ を 茶番 （ バーレスク ） や 嘲弄 と ほとんど 差異 の ない もの で ある と 見なす こと に あっ た 。 そして スウィフト の 言語 に対する 注意 力 に 鑑みる に 、 スウィフト が この 意味 を 承知 し て い た 可能 性 は 充分 に ある 。 実際 は 、 スウィフト による パロディ の 定義 は 、 説明 や 言葉 の 借用 という 、 ドライデン により 想定 さ れ た パロディ の 定義 と 同一 の もの かも しれ ない 。  ジョナサン ・ スウィフト 以降 、 パロディ という 用語 は 専ら 嘲笑 的 な 言及 、 特に 物語 による 言及 に 使用 さ れ た 。  より 古い 語義 で は 、 ある 作品 の 要素 を その 作品 の 文脈 から 取り出し 、 別 の 作品 に 再 使用 する 場合 も 、 パロディ と 見 做 す こと が できる 。 その よう な 意味 で は パスティーシュ は 、 ある 作品 に 属する キャラクター や 設定 を ユーモラス な 手法 で 他 の 作品 に 使用 する 、 パロディ の 一 形式 で ある 。  例えば フラン・オブライエン の 小説 『 スウィム・トゥ・バーズ にて 』 で は 、 狂 王 スウィーニー と フィン・マックール 、 妖精 プーカ に カウボーイ 達 といった 面々 が 、 ダブリン の 宿屋 で 一堂 に 会 する 。 日常 的 な 設定 と 、 神話 の 登場 人物 や ジャンル 小説 の キャラクター の 混交 から 得 られ た ユーモア は 、 いかなる 元 作品 の キャラクター や 原作 者 から 演出 さ れ た もの で は ない 。 この 確立 かつ 確認 さ れ た キャラクター 達 を 新しい 設定 で 組み合わせる という パスティーシュ の 手法 は 、 ポスト モダン における 、 架空 の 歴史 的 キャラクター を その 文脈 から 取り出し 、 隠喩 的 要素 の 提供 の ため に 用いる 慣習 と 同じ もの で は ない 。 しかしながら ブランク ・ パロディ （ 無表情 な パロディ ） は 、 作家 が 他 の 芸術 作品 から 骨格 形式 を 採用 し 、 新た な 内容 を 備え た 新た な 文脈 の 中 に 配置 する という 手法 において 、 ポスト ・ モダン と 共通 する もの を 持っ て いる 。  幾 人 か の ジャンル 映画 理論 家 達 は 、 任意 の （ 特に 映画 作品 の ） 作品 ジャンル における 発展 過程 の 産物 として パロディ を 認識 し て いる 。 例えば 、 古典 演劇 で は 慣習 的 な ジャンル と 定義 さ れ て いる 西部 劇 の 舞台 設定 は 、 同じく 慣習 的 に 風刺 文学 と 定義 さ れ て いる パロディ 作品 の 舞台 に も 応用 さ れ た 。 古典 的 な 西部 劇 を 経験 し て き た 多く の 観客 は 、 西部 劇 ジャンル に対する 固定 観念 を 抱い て おり 、 パロディ 西部 劇 は それら の 固定 観念 を 裏切る こと によって 、 観客 の 笑い を 誘っ た の で ある 。  パロディ の 評判 が 元 作品 の それ より 長く 続く 場合 が ある 。 小説 における 有名 な 例 に ヘンリー ・ フィールディング の 小説 『 ジョセフ ・ アンドリュース 』 （ 1742 年 ） が ある 。 これ は サミュエル ・ リチャードソン の 陰鬱 な 書簡 体 小説 『 パミラ 』 （ 1740 年 ） の パロディ で ある 。 また 、 『 いい 年 な のに 、 ウィル 親父 』 など に 代表 さ れる ルイス ・ キャロル の 多数 の パロディ は 、 いずれ も 元 作品 より 広く 知ら れ て いる 。  きわめて 稀 な 例 として 、 作家 が 自作 の パロディ を 書く こと が ある 。 これら は セルフ パロディ と 呼ば れる 。 シャーロック ・ ホームズ シリーズ において 作者 の アーサー ・ コナン ・ ドイル は 、 シリーズ 中断 期 に ワトスン 博士 を 揶揄 し た 作品 を 執筆 し て いる 。  音楽 の パロディ の 幾つ か は 、 " Mondegreen "( en ) として 知ら れ て いる 聞き 間違い による もの で ある 。  日本 の 和歌 で は 、 過去 の 有名 な 本歌 の 存在 を 踏まえ た 上 で 新た な 歌 を 詠み 上げる 本歌 取り の 技法 が ある 。 有名 な 例 を 挙げれ ば 、 新 古今 和歌集 の 藤原 定家 の 歌 「 駒 とめ て 袖 うち は ら ふか げ も なし 佐野 の わたり の 雪 の 夕ぐれ 」 は 、 万葉集 に ある 「 苦しく も 降り くる 雨 か 神 の 崎 狭 野 の 渡り に 家 も あら なく に 」 を 本歌 として 取り込ん で いる 。 この 本歌 取り で は 、 本歌 の 雨 が 雪 に 置き換え られる の と 同時に 、 突然 の 雨 に 困惑 し て いる 旅人 の 心境 が 、 一 面 の 雪景色 という 幻想 的 な 情景 に 置換 さ れ て いる 。  誹諧 歌 で は 古典 や 時事 風俗 に対する 諧謔 を 詠み込ん だ 狂歌 が あり 、 江戸 時代 天明 期 に 大きく 流行 し た 。 宿屋 飯盛 の 「 歌 よみ は 下手 こそ よけれ あめ つ ちの 動き出し て たまる もの か は 」 は 、 古今 和歌集 の 仮名 序 「 ちか ら を もい れ ず し て 、 あめ つ ち を うごかし 」 の くだり を 茶化し た 狂歌 で ある 。 天明 期 を 代表 する 狂歌 師 として 、 他 に 大田 南畝 （ 蜀山人 ） が 知ら れ て いる 。  日本 の 漫画 における パロディ は 、 1969 年 に フジオ・プロ の 長谷 邦夫 が 『 COM 』 （ 虫 プロ 商事 ） に 連載 し た 『 バカ 式 』 （ 曙 出版 ） が 先駆 的 作品 と 考え られる 。 長谷 は つげ 義春 の 『 ねじ 式 』 を はじめ と する 有名 無名 の 同 時代 の 漫画 、 文学 ・ 芸術 作品 の 徹底的 な 引用 （ 長谷 は 引用 を 敢えて 「 盗作 」 「 盗用 」 と 表現 ） により 類例 の ない パロディ 漫画 を 発表 し た 。 長谷 により 発表 さ れ た パロディ 漫画 の 原稿 量 は 1000 頁 を 越し て いる 。 長谷 による 一連 の パロディ 漫画 は 、 当時 流行っ て い た 漫画 評論 における ギャグ 漫画 軽視 や 過剰 解釈 に対する 強烈 な メッセージ で あっ た 。  ほぼ 同 時期 の 1970 年 から は 雑誌 『 朝日 ジャーナル 』 （ 朝日新聞社 ） に 赤瀬 川原平 による 『 櫻 画 報 』 が 連載 さ れ た 。 本 作 が 描か れ た 時代 背景 に 当時 の 学生 闘争 で これ といった 思想 も なく 暴動 へ 参加 する 野次馬 学生 へ 向け て い た もの で 、 人気 を 博し た 。 この 作品 に は 多く の パロディー や 言葉 遊び が 含ま れ て い て 、 現代 の パロディー の 原点 も 見受け られる 。  だが 『 朝日 ジャーナル 』 1971 年 3 月 19 日 号 掲載 さ れ た 当該 漫画 に 「 アカイ   アカイ   アサヒ 」 という 戦前 の 国定 教科書 を 摸し た フレーズ と 『 朝日新聞 』 の 題字 と 重ね合わ せ 、 さらに 「 朝日 は 赤く なけれ ば 朝日 で は ない の だ 」 と キャプション を そえ た 描写 が 、 当時 「 新 左翼 の 機関 誌 」 と も 言わ れ た 『 朝日 ジャーナル 』 の 左 偏重 を 朝日新聞 上層 部 が 危惧し て い た 状況 下 で 発表 さ れ た こと から 朝日新聞社 上層 部 の 逆鱗 に 触れ 、 常務 会 は 全員 一致 で 、 同誌 の 自主 回収 を 決定 し た 。 回収 さ れ た 打ち切り 最終 話 に は 「 " サテ 今度 は … … ドコ を 乗っ取る か ナ ?"」 と 新聞 雑誌 名 が 300 種 以上 手書き で 記載 さ れ た の も 版元 上層 部 の 神経 を 逆撫で し た と さ れ て いる 。 この 事件 で 編集 長 が 更迭 さ れ た 他 、 連載 の 打ち切り 、 朝日新聞 出版 局 で は 61 名 の 人事 異動 が なさ れ 、 『 朝日 ジャーナル 』 自体 も 2 週間 にわたって 休刊 し た 。 この 事件 は 後々 「 朝日 ジャーナル 回収 事件 」 として 語り継が れる こと に なる 。  パロディ 漫画 家 の 地位 を 確立 し た 田中 圭一 は 手塚 治虫 の 絵柄 で 下 ネタ ギャグ を 展開 する 作風 を 確立 （ 手塚 プロダクション の 公認 済 ） 。 更に 藤子 不二雄 、 宮崎 駿 、 つげ 義春 、 本宮 ひろ 志 、 永井 豪 、 松本 零 士 など の 絵柄 を 織り 交ぜ 、 現在 も 下 ネタ 漫画 で 活躍 中 。 近年 は サラリーマン 経験 を 活かし た 作品 も 多い 。  かつて は パロディ 漫画 を 専門 に 扱う 漫画 雑誌 として 『 アニパロコミックス 』 （ みのり 書房 ） が 1982 年 から 1993 年 まで 刊行 さ れ て い た 。 本誌 の パロディ 漫画 は 、 その “ 元 ネタ ” と なっ て いる 作品 と は 完全 に 独立 し て いる と し 、 ライセンス 許諾 を 得 ない スタイル を 取っ て い た 。 現在 で は パロディ と いう より は 二 次 創作 物 として 取り扱わ れる 様 な 内容 の もの が 多く を 占め て い た 。 本誌 は 1993 年 3 月 号 をもって 休刊 し た 。 最終 号 に 掲載 さ れ た 作品 すべて が 最終 回 の 体裁 を 取っ て おら ず 、 当該 号 で の 休刊 が 急遽 決定 し た 状況 が 窺わ れる もの で あっ た 。 本 雑誌 が 急遽 休刊 し た 背景 に は 、 パロディ を 元 ネタ と し た 作品 の 氾濫 を きっかけ に 大手 の アニメ 制作 プロダクション が 著作 権 の 管理 を 強化 し た こと から 制作 継続 が 困難 に なっ た という 説 が 存在 する が 、 仮説 の 域 を 出 ない 。  パロディ が 原著 作物 の 二 次 的 著作 物 に なる と 判断 さ れ ず 、 日本 で は 裁判 沙汰 に なる ケース も 存在 する 。  パロディ が 原著 作物 の 二 次 的 著作 物 に なる と 判断 さ れる 場合 、 原著 作物 の 著作 権 者 の 許諾 なし に 創作 する こと が 法的 に 許容 さ れる か について は 法域 により 異なる 。  アメリカ合衆国 における パロディ の 創作 行為 は 、 米国 著作 権 法 を 収録 し た 合衆国 法典 第 17 編 の 第 107 条 において 、 フェア ユース の 抗弁 に 基づき 許容 さ れる 場合 が ある と 解さ れ て いる 。 2001 年 に 、 第 11 巡回 区 連邦 控訴 裁判所 は 、 サントラ スト 銀行 対 ホートン・ミフリン 社 の 裁判 において 、 『 風 と 共に 去り ぬ 』 と 同じ 物語 を 、 スカーレット ・ オハラ から 解放 さ れ た 奴隷 女 の 視点 から 描い た パロディ 、 “ The   Wind   Done   Gone ” ( en ) を 出版 し た アリス ・ ランドール の 権利 を 支持 し た 。 『 オー・プリティ・ウーマン 』 の 替え歌 に関する キャンベル 対 アカフ・ローズ・ミュージック 裁判 で は 、 合衆国 最高 裁判所 は 、 元 の 作品 を 違う 視点 で 捉え 直し て いる もの として 、 替え歌 が 適法 で ある もの と 判断 し た 。  フランス で は 、 著作 権 法 第 122 条 の 5 （ 4 ） 項 にて 、 パロディ は 著作 権 侵害 で ない と 明文 規定 さ れ て いる （ パロディ 条項 ） 。  2011 年 に 漫画 タン タン の 冒険 シリーズ の 原作 者 が 、 『 タン タン チベット を ゆく 』 の パロディ 小説 『 サン ・ タン 絞首 台 に 行く 』 を 海賊版 として パロディ 作家 を 訴え た 事件 で は 、 パリ 控訴 院 は 「 主観 的 要因 （ ユーモア の 意図 ） 」 「 客観 的 要因 （ 混同 の お それ の 有無 ） 」 の 要件 を 満たし て おり 、 「 当該 分野 の 決まり 」 を 守ら なかっ た という 証拠 が 確立 し て い ない こと から 『 サン ・ タン 絞首 台 に 行く 』 は パロディ 小説 で ある と 認め 、 少 部数 で 商業 的 な 影響 も 少ない こと から 著作 者 ・ 出版 社 の 権利 を 不当 に 侵害 し て い ない と 決定 し た 。  日本 で の パロディ に対する 著作 権 侵害 が 問わ れ た 判例 として は 、 パロディ 事件 が ある 。 1971 年 、 写真 家 の 白川 義 員 は 、 自作 の 雪山 写真 を 素材 として 自動車 公害 を 揶揄 する パロディ 作品 を 作り上げ た マッド・アマノ の フォト モンタージュ を 、 自作 に対する 著作 権 侵害 として 提訴 し た 。 日本 の 著作 権 法 は 上記 フランス と 違い 「 著作 権 の 制限 」 の 中 に パロディ を 挙げ て い ない ので 代わり に 、 マッド・アマノ 側 は 引用 として 許容 さ れる と 主張 し た が 、 これ を 受け た 最高 裁判所 は 、 引用 の 条件 を 示し た （ 昭和 55 年 3 月 28 日 ） 。 この 裁判 は 2 度 にわたって 最高裁 から 差し戻さ れ 、 1987 年 に 白川 義 員 の 主張 を 一部 認める 形 で 和解 が 成立 し た 。  いわゆる パロディ 事件 最高裁 判決 に関して 当時 研究 者 など が 当該 判決 に 賛同 する なか 痛烈 な 批判 が なさ れ て いる 。アルス・エレクトロニカ （ Ars   Electronica ） は 、 オーストリア の リンツ で 開催 さ れる 芸術 ・ 先端 技術 ・ 文化 の 祭典 で 、 メディア アート に関する 世界 的 な イベント 。 「 インターナショナル ・ ブルックナー・フェスティバル 」 の 一環 として 1979 年 に 始まり 、 1986 年 に は 独立 し た イベント として 例年 開催 さ れる よう に なっ た 。 1995 年 まで の ディレクター は ペーター・ヴァイベル 。  毎年 の フェスティバル （ 展覧 会 、 パフォーマンス 公演 、 作品 上映 、 シンポジウム ） の ほか に アルス・エレクトロニカ は 、 メディア センター や 美術館 ・ 博物館 として の 機能 を 持つ 、 「 アルス・エレクトロニカ・センター 」 （ Ars   Electronica   Center ） を 1996 年 から 運営 し て いる 。 また 制作 の ため の アトリエ や 、 芸術 や 技術 の 未来 を 研究 する 機能 の ある 「 フューチャーラブ 」 （ Ars   Electronica   Futurelab ） も 設け て いる 。  1987 年 から は 「 アルス・エレクトロニカ 賞 」 （ Prix   Ars   Electronica ） を 主催 し 、 メディア アート に 革新 を もたらし た 者 を 表彰 し て いる 。 ゴールデン ・ ニカ 賞 は 「 コンピューター 界 の オスカー 」 と も 呼ば れ 、 広く 知ら れ て いる 。 日本 から も 審査 員 や アドバイザー が 参加 し て いる 。  アルス・エレクトロニカ   サイバーアーツ・フェスティバル は 世界 の デジタル アート 界 で 最も 権威 ある 行事 と なっ て おり 、 1987 年 から は 例年 、 テーマ を 掲げ て 開催 し て いる 。  アルス・エレクトロニカ   サイバーアーツ・フェスティバル で は 毎年 7 部門 で アルス・エレクトロニカ 賞 を 授与 する 。 受賞 者 は 6 月 に 発表 さ れ 、 ニューヨーク と リンツ で 授賞 式 が 行わ れる 。  部門 として は 2008 年 現在 、  の 6 部門 の ほか 、 メディアアートリサーチ 賞 （ Media . Art . Research   Award 、 メディア アート の 研究 や 評論 に関する 賞 ） が 存在 する 。 2006 年 4 月 現在 で は ネット ビジョン 、 インタラクティブ アート 、 コンピュータ アニメーション 、 ビジュアルエフェクト 、 デジタル ミュージック 、 デジタルコミュニティーズ 、 u 19 、 ネクストアイデア （ その他 の どの 部門 に も 入ら ない 新しい 作品 の ため の 部門 ） の 8 部門 が あっ た が 、 これら の 部門 は 頻繁 に 見直さ れ て いる 。  2019 年 、 新た に 人工 知能 ＆ ライフ アート   ( Artificial   Intelligence ＆ Life   Art )　 が 部門 に 追加 さ れ た 。  これら の 部門 で は 、 グランプリ と なる 「 ゴールデン ・ ニカ 賞 」 （ Golden   Nicas ） が 1 作品 に 、 準 グランプリ と なる 「 優秀 賞 」 （ Awards   of   Distinction ） が 2 作品 に 、 佳作 と なる 「 栄誉 賞 」 （ Honorary   Mentions ） が 12 作品 に それぞれ 贈ら れる 。  2010 年 2 月 に アルス・エレクトロニカ 30 年 を 記念 し て 「 サイバーアーツジャパン ― アルスエレクトロニカ の 30 年 」 と 題する 特集 展 が 東京 都 現代 美術館 で 開催 さ れ た 。藤森   照 信 （ ふじ も り   てる のぶ 、 1946 年 11 月 21 日   -   ） は 、 日本 の 建築 史家 、 建築 家 （ 工学 博士 ） 。 東京 大学 名誉 教授 、 東北芸術工科大学 客員 教授 。 東京 都 江戸 東京 博物館 館長 。 専門 は 、 日本 近 現代 建築 史 、 自然 建築 デザイン 。 日本 建築 学会 の 建築 歴史 ・ 意匠 委員 会 委員 を 歴任 。ロケーション ・ ハンティング （ location   scouting ） は 、 映画 や テレビ の 制作 において 、 主 に 屋外 の ロケ 地 （= スタジオ 外 の 撮影 場所 ） を 探す こと を 指す 和製 英語 で ある 。 略称 は ロケハン 。  ヘンリー ・ 小谷 が アメリカ から 持ち込ん だ 片仮名 映画 用語 の 一つ で 、 それ まで は 「 ロケ 探し 」 と いわ れ て い た 。  原作 が ある 場合 でも 、 映像 の 作り 手 の 意向 ・ 予算 の 都合 など により 、 原作 と は 異なる 地域 で ロケーション ・ ハンティング が 行わ れる こと が ある 。 映画 、 テレビ ドラマ など で は 複数 回 に 分け て ロケーション ・ ハンティング を 行う 。  候補 地 の 選定 は 、 ライン プロデューサー 、 制作 担当 を 頂点 と する パート で ある 制作 部 が まず 「 下見 ロケハン 」 、 「 ロケ 交渉 」 を 行う 。 制作 部 が スチル 写真 や ビデオ で 現場 を 撮り 、 諸 条件 含め て メイン スタッフ （ 監督 、 撮影 技師 、 照明 技師 、 美術 デザイナー 、 録音 技師 、 チーフ 助監督 ） に プレゼン を 行い 、 メイン スタッフ による ロケハン （ メイン ロケハン ） を 行う 。  通常 、 ロケーション ・ ハンティング を 行う 際 に は 、 テレビ 番組 制作 会社 または 映画 会社 の 他 に 、 フィルム ・ コミッション や 地元 自治体 の 担当 者 を 交え て 行う 。 これ は 、 制作 時 において 機材 の 運搬 、 施設 の 確保 など 多く の 事前 手配 を 容易 と する ため で も ある 。 テレビ ドラマ で は シナリオ ロケハン と 映像 ロケハン を 同時に 行う こと も ある 。撮影 （ さ つ えい ） と は カメラ （ 撮影 機 ） によって 静止 画 （ スチル 写真 ） や 動画 （ 映画 、 テレビ 、 ビデオ 等 ） を 記録 する 行為 の こと 。 メディア は 元々 感光 材料 （ 感 材 ） で 、 スチル で は 湿 板 → 乾板 → フィルム 、 ムービー で は フィルム から 磁気 テープ へ と 進化 し て き た が 、 最近 は デジタル技術 の 進歩 に 伴い 、 光ディスク 、 メモリー カード / メモリー スティック など の 媒体 が 使わ れる 。  撮像 とも いい 、 特に 天体 の 像 を 記録 する 場合 に 使う （ 「 撮像 観測 」 など と 使わ れる ） 。  撮影 上 必要 と なる 技術 は 、 構図 や 露出 （ ISO 感度 、 シャッター 速度 、 絞り によって 決まる ） 、 光線 状態 / 照明 が 中心 に なる 。 普通 は いわゆる 適正 露出 を 目指す が 、 表現 意図 により オーバー 気味 （ ハイ キー ） 、 アンダー 気味 （ ロー キー ） の 露出 を 敢えて 選ぶ こと も ある 。  また レンズ の 選択 も 重要 な 役割 を 果たす 。 レンズ は 焦点 距離 の 長い 順 から 大まか に 望遠 レンズ 、 標準 レンズ 、 広角 レンズ に 分け られ 、 また 接写 に 適し た マクロ レンズ 、 焦点 距離 を 変え られる ズームレンズ 、 歪ん だ 像 の 得 られる 魚眼レンズ など の 特殊 な レンズ が 存在 し 、 撮影 者 は 撮影 意図 に 最も 適し た レンズ を 選択 し て 撮影 する 必要 が ある 。 また 、 表現 意図 によって カラー に する か 、 モノクロ で 撮影 する か 判断 し なけれ ば なら ない 。  焦点 距離 は 被 写 界 深度 とも 相関 関係 が あり 、 望遠 レンズ で は 浅く 、 広角 レンズ で は 深く なる 。 被 写 界 深度 は 絞り 値 によって も コントロール でき 、 絞り込む （ F 値 を 大きく する ） と 深く なる 、 つまり 近く から 遠く まで ピント が あっ た 写真 （ パン フォーカス ） に なる 。 また 、 その 逆 を すれ ば 浅く なり 、 主たる 被写体 の 背景 や 前景 が ぼける こと に なる （ ボケ 表現 ） 。  シャッター 速度 が 遅く なる と ブレ が 生じる ので 、 普通 は 三脚 や 照明 を 用いる こと により 、 できるだけ これ を 避ける の が 普通 だ が 、 特殊 な 表現 意図 が ある とき に は あえて ブレ （ モーションブラー ） を 生じ させる こと も ある 。  また 、 カラー 撮影 の 場合 は 感 材 の 乳剤 番号 （ 製造 ロット ） や 相 反則 不軌 、 光源 の 色 温度 によって カラー バランス が 崩れる こと が ある ので 、 フィルター や 光源 別 の フィルム を 使用 し 、 露 光量 も 調節 する など の 「 補正 」 が 必要 と なる 。 デジタル カメラ の 場合 は ホワイト バランス の 設定 など により 色調 を 調節 する 。  映画 や テレビ ドラマ の 撮影 において 、 撮影 開始 を 「 クランクイン 」 、 撮影 終了 を 「 クランク アップ 」 と 呼ぶ 。 これ は 、 カメラ が 手回し 式 だっ た 頃 の 、 手回し ハンドル （ クランク ） に 由来 する と さ れる 。 < br >  スタジオ 内 の 撮影 を 「 スタジオ 撮影 」 「 セット 撮影 」 など と 呼び 、 撮影 所 の 外 の 屋外 で の 撮影 は 「 ロケーション 撮影 」 または 「 オープン 撮影 」 と 呼ぶ 。 また 、 VFX を 用いる 映画 で は ブルー バック 撮影 （ 緑色 を 使う 場合 は グリーン バック と 呼ば れる ） など が ある 。  映画 や ビデオカメラ の 撮影 において は スチル 写真 に は ない 動き を 伴う カメラ ワーク （ パン 、 トラッキング 、 ドリー ､ クレーン 、 ズーミング 、 ピント 送り など ） による 表現 が 可能 に なり 、 また 、 多く の 場合 、 音声 の 録音 も 必要 と さ れ て くる 。 また 、 撮影 が 終わっ た 後 で 映像 や 音声 の 編集 が 必要 で ある 。 編集 にあたって は モンタージュ の 技法 や 、 ナレーション の 付加 により 、 映像 に 一定 の 意味 が 与え られる 。  シネマトグラフィ （ ） 及び 、 ビデオグラフィ （ ） と は 、 映像 学 、 映像 技術 、 映像 撮影 、 動画 学 、 動画 技術 、 動画 撮影 、 映画 学 、 映画 技術 、 映画 撮影 など を 意味 する 言葉 で 、 この 頁 で は 映像 撮影 技術 または 、 動画 撮影 技術 、 映画 撮影 技術 を 指す 。 フォトグラフィ （ ） と は 、 写真 学 、 写真 技術 、 写真 撮影 など を 意味 する 言葉 で 、 この 頁 で は 写真 撮影 技術 を 指す 。  デジタル 式 映画 撮影 （ で じ たる しき えい が さ つえ い 、 デジタルシネマトグラフィ 、 ） と は 、 映画 の 撮影 の 段階 で 従来 の 銀 塩 式 フィルム を 使用 せ ず に 、 光 を 電気 信号 に 変換 する 撮像 素子 を 使用 し て 磁気 テープ や ハードディスク 等 の 記録 媒体 に 記録 する 撮影 で ある 。Digital   Negative （ デジタル   ネガティブ 、 DNG ） は 米 アドビシステムズ によって 開発 さ れ た 画像 ファイル 形式 。 TIFF / EP を ベース に し て いる 。  拡張 子 は . dng 。 2004 年 9 月 に 発表 さ れ た 。  メーカー 間 で 非 統一 の RAW 画像 を DNG 形式 に 変換 する こと で 互換 性 など の 問題 が 解決 する と いう が 、 実際 に は ほとんど の カメラ メーカー が 依然として 独自 形式 を 採用 し て いる 。ロー アングル （ 英語 ： low - angle   shot ） は 、 低い 視点 から 仰角 気味 に 撮影 する カメラ の 撮影 技法 。 高所 から の 視点 に 比べ 撮影 対象 の 人物 が 良く 浮き上がる 手法 で も ある 。 煽り 構図 と も いわ れる 。  ロー アングル の 映画 と 言え ば 小津 安 二 郎 の 監督 作品 が 有名 だ が 、 小津 ほど の 徹底 性 は ない に せよ 、 加藤 泰 も また ロー アングル を 作風 の 特徴 と し て いる 。  特に 、 小津 ら の 手法 は 地面 すれすれ に カメラ を 設置 し て 撮影 を 行い 、 日本 国内 に とどまら ず 世界 の 映画 監督 に 影響 を 与え た と も 言わ れ て いる 。  主 に 女性 モデル を 被写体 と し た 撮影 で は 、 一部 の カメラ 小僧 による ロー アングル を 用い た パンチラ の 盗 撮 が 問題 視 さ れ て いる 。 モデル が ミニスカート や ショート パンツ など 脚 部 の 丈 が 短い 衣服 を 着用 し て いる 場合 に 発生 し やすい ため 、 撮影 会 や イベント で は ロー アングル で の 撮影 を 禁止 する ケース が ある 。 パンチラ を 狙っ て ローアングル で の 撮影 を 好む 悪質 な カメラ 小僧 に対して は ローアングラー という 蔑称 が ある 。ヘアヌード （ ） は 、 陰毛 が 修正 さ れ ず に 写っ て いる ヌード 写真 ・ 映像 。 日本 で は かつて 修正 が 義務付け られる など の 規制 が あっ た が 、 1990 年代 初め に 事実 上 の 解禁 状態 と なり 、 一大 ブーム を 巻き起こし た 。  諸 外国 で は 陰毛 の 露出 の 有無 が 猥褻 の 判断 基準 で は なかっ た ため 、 日本 で のみ 意味 を 持つ 概念 で ある 。  講談社 の 元木 昌彦 が 仕掛け 人となり 『 週刊 現代 』 上 で 、 「 ヌード 」 に 陰毛 を 意味 する 和製 英語 「 アンダー ヘア 」 （ 鳥 の 羽毛 など の 意 ） を 組み合わせ 「 ヘア ・ ヌード 」 と 表記 し た こと に 始まる （ 本来 英語 で 陰毛 は 「 ""」）。 元木 は この 功績 から 「 ヘアヌード の 父 」 と 呼ば れる こと も ある 。  わいせつ 物 の 定義 や 関連 法規 が 異なる 欧米 等 の 諸 外国 で は 、 そもそも 陰毛 の 有無 が ことさら 着目 ・ 問題 視 さ れる こと が あまり ない ため 同義語 は 存在 し ない が 、 英語 の 俗語 として は 「 " full   frontal "」 など が 近い 。  猥褻 罪 が 制定 さ れ た 明治 時代 から 、 大正 、 昭和 の 戦前 、 戦後 に いたる まで 、 保守 的 な 日本 の 警察 当局 は 、 写真 表現 に関して は 局部 が 写っ て いる か どう か を 基準 に わいせつ 物 頒布 等 の 罪 に 該当 する か どう か を 判断 し て き た 。 そして 取締り の 際 に は 、 陰毛 について も 局部 の 一部 と 解釈 し て 規制 の 対象 と し て き た 。 その ため 、 表現 の 自由 を 求める 写真 家 は 、 麻田 奈美 の ヌード を 撮影 し た 青柳 陽一 の よう に 、 りんご など の 小道具 を 使っ て 巧み に 陰毛 を 隠し たり 、 雑誌 編集 者 が 出稿 前 の 段階 で 修正 を 行う など し て 陰毛 を 隠し て い た が 、 すでに 明治 時代 から 芸術 と 表現 の 自由 の 大義名分 から 、 その 様 な 規制 は 批判 の 的 と なっ て い た 。  戦後 に なっ て 、 ストリップ は 解禁 さ れ た が 、 1940 年代 、 50 年代 まで は 、 雑誌 、 映画 媒体 において も ヌード 表現 自体 が 極めて 少なかっ た 。 ところが 、 1960 年代 に なる と 、 写真 雑誌 や ピンク 映画 など を 中心 に 、 ヌード 表現 が 徐々に 増え て き た 。 特に 60 年代 後半 に は 、 日本テレビ の 11 PM や 若松 孝二 の ピンク 映画 、 寺山 修司 の アングラ 演劇 など が 、 積極 的 に ヌード を 扱う よう に なっ た 。 1970 年代 、 警察 による 厳しい 規制 の 中 で 表現 者 は 格闘 を 始める 。 1973 年 、 東映 ポルノ 『 恐怖 女子 校 ・ アニマル 同級生 』 主演 の 織部 ゆう子 の 白 の 下着 で 陰毛 を 透かし た スチル 写真 が 雑誌 に 掲載 。 また 、 同年 は 漫画 表現 において も 女性 の 性 毛 を 刈り取る 主人公 が 出 て くる 劇画 『 下 苅り 半次郎 』 （ 小池 一夫 作 、 神 江里 見 画 ） が 登場 し た 、 この 時期 、 規制 の 無い 洋 物 の 映画 を 日本 で 上映 する 際 は 映倫 の 指導 監督 により ボカシ が 入れ られ て い た が 、 中 に は 青い 体験 の 最終 場面 で 消し 忘れ が ある など 陰毛 の 露出 も あっ た 。 この 規制 の ない 洋画 を 日本 で そのまま 上映 でき ない こと が 後 の ヘア 表現 解除 へ の 大きな 理由 と なる 。  その よう な 環境 下 で も 、 山本 晋 也 など 、 敢えて 際どく 、 カツラ を 陰毛 と 錯覚 さ せる よう な 表現 で 挑戦 的 表現 を する もの は い た 。 若松 孝二 プロデュース 、 大島 渚 監督 の 「 愛 の コリーダ 」 （ 松田 英子 主演 、 1976 年 ） で は 実際 の 性行為 を 描き 、 権力 に対して 正面 から 戦い を 挑ん だ 。  成人 向け 雑誌 （ いわゆる ビニ 本 、 エロ 本 等 ） で は 、 生地 の 薄い パンティ を 湿ら す など し た 透け パン が ブーム と なり 、 ポルノ 雑誌 自動 販売 機 が 各地 に 設置 さ れ た こと も あっ て 、 1978 年 から 数 年 の 間 最盛 期 を 迎える が 、 発行 元 の 出版 社 が 摘発 さ れ たり 、 行政 から 注意 を 受ける など し て 陰毛 が 透ける 写真 表現 は 一旦 流通 から 姿 を 消す 。 逆 に 、 一般 流通 を 通さ ない 、 いわゆる 「 裏 本 」 など で の 掲載 は 続き 、 その 市場 を 賑わわ せ た 。  1980 年代 に 入る と 状況 は 転じ 始め 、 表現 者 の 側 の ヘア 表現 が 優勢 に なっ て いく 。  1981 年 3 月 19 日 、 『 週刊 新潮   3 月 26 日 号 』 において 、 ストリーキング 女性 の 無 修正 ヘアヌード 写真 が 掲載 さ れ た 。 それ まで の ビニ 本 など 小規模 流通 の 雑誌 と 異なる 大手 週刊 誌 による 掲載 は 初 で 、 ワイドショー でも 取り上げ られ た この 号 は 即 完売 と なる も 、 警察 の 対応 は 厳重 注意 に とどまっ た 。  しかし 、 同年 は 一方 で たこ 八 郎 が 出演 し て い た 、 陰毛 丸出し の 『 写 GIRL 』 『 歌 磨 呂 』 が 通信 販売 で 出回る もの の 摘発 、 1983 年 2 月 に は 国会 で 少女 雑誌 で の 露骨 な 性交 記事 が 問題 視 さ れ た あおり で 、 『 ギャルズライフ 』 が 廃刊 に なる など 厳しい 規制 は 続い た 。 その 様 な 中 で 、 末 井 昭 編集 の 雑誌 『 写真 時代 』 （ 白夜書房 、 1981 年 - 1988 年 ） で は 荒木 経 惟 ら による ヌード を 掲載 し て い た が 、 これ に は 時々 陰毛 が 写っ て いる 事 が あり 、 また ロバート ・ メイプルソープ の 写真 集 「 Lady   リサ ・ ライオン 」 （ 宝島社 、 1984 年 ） や 「 ブルータス 」 誌 （ マガジンハウス ） の 特集 「 裸 の 絶対温度 」 （ 1985 年   -   ） に も 陰毛 の 写っ た 写真 が 掲載 さ れ 、 写真 家 や 出版 社 は 芸術 として の 写真 表現 を 主張 し 、 何 を 持っ て 「 わいせつ 」 と 判断 する か は 論争 と なっ て い た 。  そうした 芸術 表現 として の ヘア 容認 を 求める 声 が 高まる 中 、 1985 年 、 東京 国際 映画 祭 において 、 芸術 表現 として の 特例 で 『 1984 』 など で 無 修正 の ヘア 映像 が 上映 さ れる 。 この 年 、 堰 を 切っ た よう に 『 福 娘 』 『 ニュー ヌード 』 『 ペントハウス 』 『 ブルータス 』 『 エンマ 』 など で 相次い で ヘアヌード が 掲載 さ れる も 、 その 内 ペントハウス は 摘発 さ れ 、 全面 解禁 と は 至ら なかっ た 。 同年 6 月 、 篠山 紀 信 は その 状況 に 抗議 する か の よう に 『 四谷 シモン 写真 集 』 で 人形 に 陰毛 を 生やし た 表現 を 行う など 挑戦 的 姿勢 を 取っ て いる 。 また 、 少年 漫画 において も 『 少年 チャンピオン 』 連載 の 『 ぼく は ウィリー ！ 』 （ 立原 あゆみ 作 ） で 陰毛 が 描写 さ れる など 、 ヘア 表現 は なし崩し 的 に その 陣地 を 拡大 し て いっ た 。  1990 年代 は 、 ついに ヘア 解禁 の 時代 と なる 。  1990 年 5 月 、 NHK 教育 テレビ が 篠山 紀 信 撮影 の 『 TOKYO   NUDE 』 の ヘアー 写真 を 放映 。 同年 に は 温泉 紹介 ビデオ 『 美女 紀 ・ 女 の 秘 湯 』 で ヘアー が 出る など 、 本格 的 な ヘア 解禁 時代 の 幕開け と なる 。  1991 年 1 月 、 篠山 紀 信 撮影 の 樋口 可南子 写真 集 『 water   fruit   不測 の 事態 』 で は 数 枚 の 写真 に 明白 に 陰毛 が 写っ て い た が 、 警察 は 摘発 を 行わ ず 、 口頭 で の 警告 に とどめ た 。 これ が 事実 上 の 日本 の 出版 ・ 映像 業界 における 「 ヘア 解禁 」 と なり 、 以後 続々 と 出版 さ れる ヘアヌード ブーム の 先鞭 を つける こと と なる 。  4 月 に 『 ANAN 』 で 男性 モデル として ヘア 露出 し て い た 本木 雅弘 が 7 月 に ヘアヌード 写真 集 『 ホワイト ・ ルーム 』 を 発売 、 さらに 11 月 、 当時 トップ アイドル で あっ た 宮沢 りえ の 『 Santa   Fe 』 が 発表 さ れ 社会 的 関心事 と なる 。 宮沢 の ヘア ・ ヌード は 決定的 で 、 これ 以前 と これ 以後 で ヌード 表現 が 別れる ほど の 衝撃 を 与え 、 社会 の ヌード に対する 見方 も 大きく 変わっ た 。 宮沢 の 影響 で 、 フェミニズム （ 女性 解放 ・ 女性 主体 ） の 姿勢 から の ヌード が 増え 、 人気 の ある 芸能人 が ヘアヌード （ 全裸 ） まで 見せる 敷居 も 低く なり 、 角松 か のり ・ 三浦 綺音 ・ 麻生 ひろみ ・ EN   DOLL 等 、 アイドル 性 を 保持 し た まま ヌード まで 見せる ヌード アイドル （ ヌードル ） と 呼ば れる アイドル も 活動 し た 。 一方 、 その 様 な ブーム の 中 で 、 高須 基 仁 ・ 二見 暁 等 、 「 脱がし 屋 」 と 呼ば れる ヘアヌード の 仕掛け 人 が 暗躍 する よう に も なる 。  7 月 10 日 に は 、 東京 国際 映画 祭 で 『 美しき 諍い 女 』 が 無 修正 の まま 、 芸術 性 を 競う 目的 の もと で 上映 さ れる 。 これ は 各国 映画 祭 で は 無 修正 で 上映 さ れる もの が 日本 だけ で は でき ない の は おかしい という 税関 と 映倫 の 判断 による もの で 、 芸術 性 の 高い もの に関して は ヘア 表現 が 許さ れる 流れ を 生ん だ 。  そして 1992 年 4 月 27 日 、 映倫 は 猥褻 基準 の 見直し を 公表 、 10 月 から 「 原則 として 日常 生活 を 描写 し た ところ で の 陰毛 表現 は 問題 なし 」 と の 見解 を 出し 、 これ により 流れ は 決定的 に 変わる 。 同年 6 月 に は 東郷 健 が 輸入 ポルノ 税関 料 収 事件 に 勝訴 、 個人 が 楽しむ 分 に は お 咎め 無し 、 という こと に も なっ た 。  一方 で 警察 も 何 も し て い なかっ た 訳 で は なく 、 陰毛 より さらに 過激 化 し た 性器 の 露出 表現 に対して 取り締まり を 行い 、 1991 年 5 月 、 『 週刊 テーミス 』 の AV 現場 撮影 で 男優 の 陰毛 のみ なら ず 性器 が 未 修正 で 掲載 さ れ た 件 で 編集 長 は 始末 書 を 提出 し 、 同誌 は 廃刊 、 同 7 月 に 狙っ て 性器 を 掲載 し た 『 スパイ 』 誌 も ほどなく 摘発 さ れ 廃刊 と なっ て いる 。 1994 年 に は 、 加納 典明 の 『 ザ・テンメイ 』 へ の 警告 に 続き 、 翌 1995 年 2 月 、 『 きく ぜ 2 ！ 』 を 摘発 、 加納 と 竹 書房 社長 を 逮捕 し 、 『 ザ・テンメイ 』 を 休刊 に 追い込ん で いる 。  また 、 依然として 陰毛 表現 に対して も 、 1992 年 4 月 に ヘアヌード を 載せ た 荒木 経 惟 の 『 写 狂人 日記 』 を 摘発 、 『 週刊 ポスト 』 へ 警告 を 発する など し て おり 、 1993 年 1 月 の 『 週刊 新潮   1 / 14 両 号 』 の ヘアヌード で は 「 発行 部数 の 多 さ 」 、 「 芸術 性 は 認め られる ものの 、 一部 で ヘアー 解禁 を 受けとめ られる お それ が ある 」 （ 警視庁 ） と の 理由 で 事情 聴取 を 行っ て いる 。 だが 、 宮沢 りえ 以降 の 勢い は とどまる こと なく 、 ヘア を 理由 と し た 規制 は 行わ れ なく なり 、 大量 の ヘアヌード 写真 集 が 1990 年代 を通じて 出版 さ れ た 。  そうして 雑誌 の グラビア や 写真 集 、 アダルトビデオ 、 イメージ ビデオ 等 様々 な 媒体 で ヘア が 写っ て いる こと は 特別 な こと で は 無く 一般 的 な もの と なり 、 特に 1995 年 以降 インターネット が 一般 化 し て いく と 、 直接 無 修正 の 海外 表現 を 閲覧 できる よう に なっ て 、 陰毛 が 写っ て いる か どう か を 猥褻 の 基準 と する こと は 、 まったく 無意味 な もの と なっ た 。 しかし 、 話題 性 として の ヘアヌード は 残り 、 大物 芸能人 による ヘアヌード 写真 集 が 断続 的 に 出版 さ れ 続ける 。  1990 年代 も 後半 に 入っ て 行く と 、 過熱 化 し た ヘアヌード の 流行 も 沈静 化 の 方向 に 向かっ て いく が 、 1997 年 に は 宮沢 同様 に 当時 トップ アイドル で あっ た 菅野 美穂 の 『 NUDITY 』 が 話題 を さらう 。 さらに 2000 年代 に 入る と インターネット の 利用 も 国民 化 し 、 出版 不況 と 言わ れる 状況 に なっ て き て い た が 、 その よう 中でも 2002 年 に 松坂 慶子 の 『 さくら 伝説 』 が 大きな 売上 を 上げる など し た 。  こうして ヘアヌード 全体 へ の 弾圧 は なくなっ た が 、 官憲 の 規制 は 、 青少年 保護 を 理由 に 行わ れる よう に なっ て いく 。  2004 年 （ 平成 16 年 ） 2 月 に 日本 フランチャイズ チェーン 協会 （ JFA ） が 出版 倫理 協議 会 に対し 、 「 すべて の 不健全 図書 に対し 、 未成年 が 閲覧 でき ない よう に 包装 、 帯封 など を 完全 実施 する 」 など の 自主 規制 強化 方針 を 提示 し 、 それ を 受け て 大手 週刊 誌 『 週刊 ポスト 』 『 週刊 現代 』 が ヘアヌード グラビア の 掲載 を 取りやめ 、 後 に 袋 とじ など で の 掲載 に 切り替え た 。 そうして ヘアヌード は 主 に 写真 週刊 誌 「 フライデー 」 「 フォーカス 」 、 そして 「 実話 誌 」 と 呼ば れる 雑誌 に 掲載 さ れる よう に なっ て い た が 、 東京 都庁 の 青少年 ・ 治安 対策 本部 が 07 年 12 月 下旬 、 週刊 誌 3 誌 の 編集 長 を 呼び 、 「 青少年 健全 育成 条例 に 反する グラビア の 掲載 を 取りやめ ない 場合 は 有害 図書 指定 を 行う 」 と ほのめかし て 規制 を 図っ た 。  また 、 ヘア こそ 猥褻 基準 から 外れ た ものの 、 性器 表現 は 江戸 時代 の 春画 で あっ て も 「 わいせつ 」 と 判定 さ れる こと が あり 、 2015 年 に は 春画 と ヌード を 同時 掲載 し た 雑誌 が 警視庁 に 口頭 で 指導 を 受け て いる 。  宮沢 りえ の 『 Santa   Fe 』 は 、 それ まで 男性 の 性欲 を 解消 する ため の " 性 の 商品 化 " と 見 られ て い た ヌード に対する 見方 を 変え 、 女性 自身 の 意志 による 自己 表現 として 、 田嶋 陽子 の 様 な フェミニスト から も 賞賛 さ れ た 。 「 子ども たち にとって 不健全 な ヌード を 隠れ て 見る より も 、 健全 な ヌード を もっと 目 に 触れ させる 機会 を どんどん 増やす べき だ 。 性 に対して 正しい 目 が 持てる （ 木元 教子 ） 」 という 理由 から 、 学校 の 図書館 に 『 Santa   Fe 』 を 入れよ う という 運動 すら 起き て いる 。  ヌード アイドル として 扱わ れ た 三浦 綺音 は 、 「 いかにも 男 の 目線 を 意識 し て いる 」 中途半端 な ポーズ を 嫌い 、 「 そんな こと する くらい なら 全部 脱い だ 方 が 気持ちいい 」 と フェミニズム の 意識 で 脱い で い た こと を 発言 し て おり 、 1999 年 の 江角 マキコ 『 ESUMI 』 は まったく 男性 の 性的 視線 を 無視 し た 作品 で 女性 から 高く 評価 さ れ た 。  2009 年 、 hitomi の 『 LOVE   LIFE 2 』 は 、 妊娠 中 に 撮影 さ れ た 「 マタニティーヌード 」 で 、 同 世代 女性 から の 反響 が 大きく 、 妊婦 の あいだ で ヌード 撮影 ブーム が 起き 、 少子化 対策 担当 相 （ 当時 ） の 小渕 優子 から も 肯定 的 な 発言 が 出 て いる 。  日本 における 映画 興行 で は 、 『 映倫 管理 委員 会 』 という 、 自主 規制 組織 による 審査 を 通る 必要 が あり 、 かつて は 陰毛 について は ぼかし 処理 を かける という 規則 が あっ た 。  『 愛 の コリーダ 』 は 諸 外国 で は 無 修正 で 放映 さ れ た が 、 日本 で は 大幅 な 修正 が 施さ れ て 上映 さ れ て いる 。 また 、 同 題名 の 書籍 が 発行 さ れ た が 、 その 一部 が わいせつ 文書 図画 に 当たる として 、 わいせつ 物 頒布 罪 で 監督 と 出版 社 社長 が 検挙 起訴 さ れ た 。  『 情熱 の 画家 ゴヤ 』 （ 1971 年 、 ソ連 / 東ドイツ 映画 ） が 公開 さ れ た とき ゴヤ が 「 裸 の マハ 」 を 描く 場面 で モデル の ヘア が スクリーン 上 に 映し出さ れ た が 、 芸術 性 の 高い 作品 ゆえ 当局 も 黙認 し た 。  その後 、 1985 年 6 月 、 第 1 回 東京国際映画祭 において マイケル ・ ラドフォード 監督 の イギリス 映画 『 1984 年 』 （ 1984 年 製作 ） が ぼかし 無し の 状態 で 上映 さ れ た 。 この 作品 で は 女優 の スザンナ・ハミルトン ら が 陰毛 を 露出 する シーン が ある が 、 東京 における 初めて の 大 規模 映画 祭 開催 と あっ て 製作 者 側 へ の 配慮 から 例外 措置 が 取ら れ 、 その後 も 同 映画 祭 内 に 限っ て 陰毛 描写 を 認める 流れ が できあがっ た 。  1992 年 5 月 、 フランス 映画 『 美しき 諍い 女 』 が 一般 公開 で は 初めて 、 ぼかし の ない ヘアヌード シーン を 含ん だ 状態 で 上映 さ れ た 。 映倫 が この 上映 を 認め た 背景 として は 、 ヌード モデル を テーマ に し た 作品 で あり ヘアヌード シーン が 映画 の 大半 に 及ぶ ため 修正 を 入れる と 内容 へ の 影響 が 大きい こと 、 写真 において 前年 に 「 ヘア 解禁 」 が 行わ れ て い た こと 、 さらに は この 作品 は 、 前年 の 第 4 回 東京国際映画祭 において 、 既に ぼかし 無し の 状態 で 上映 さ れ て い た こと など 、 複合 的 な 環境 が あげ られる 。 映倫 は この 作品 の 審査 から 陰毛 修正 を 「 原則 」 レベル に 緩め 、 性行為 と 直接 関わり の ない ヘアヌード シーン について は 実質 的 に 無 修正 が 恒常 化 する こと に なっ た 。  日本 映画 史上 初 の ヘアヌード と さ れる の が 、 1994 年 の 『 愛 の 新 世界 』 における 鈴木 砂羽 ・ 片岡 礼子 の ヌード シーン で ある 。  その後 徐々に 製作 サイド に も 浸透 し 、 ヘア 解禁 以前 に 公開 さ れ た 作品 について も 2000 年代 、 「 ヘア 無 修正 版 」 など と 称し て DVD 等 の メディア で 再 リリース さ れる 例 が 増加 し て いる 。 近年 で は ヘアヌード を 披露 する こと を 「 役者 魂 を 見せる 」 「 体 当たり 」 と メディア で 報じ られる 傾向 に ある 。 これ に 反対 する 見方 も 日本 に は ある が 、 海外 で は 有名 女優 や 大 女優 が 映画 で 裸体 を 披露 し て いる 。  しかし 近年 の 日本 で は 、 CM 契約 において 、 イメージ を 重視 する 企業 側 が 女優 に対して ヌード に なら ない よう 要請 する ケース も 多く 、 著名 な 若手 女優 が 裸 に なる こと は 、 それほど 多く ない 。  映画 で ヘアヌード に なっ た 代表 的 な 女優 の 一覧 。 ビデオ 映画 も 含める 。  （ 18 歳 未満 閲覧 禁止 の サイト を 含み ます ）清岡   純子   （ きよ お か   すみこ 、 1921 年 （ 大正 10 年 ） 6 月 22 日   -   1991 年 （ 平成 3 年 ） 10 月 17 日 ） は 、 日本 の 写真 家 。 少女 ヌード 作品 で 知ら れる 。  1921 年 に 子爵 で ある 清岡 長 言 の 三 女 （ 五 人 兄妹 の 末っ子 ） として 京都 府 京都 市 に 生まれる 。 京都 の 名門 華族 ・ 清岡 家 は 菅原 道真 の 子孫 で 、 長 言 は 貴族 院 議員 で 大正天皇 侍従 職 。 また 、 母親 の 峯子 も 子爵 家 で ある 唐橋 家 の 出 で 、 こちら も 遡る と 菅原 家 を 祖 と する 同族 で ある 。 清岡 家 は いわゆる 五条 庶流 、 五条 為 康 の 次男 ・ 長 時 を 祖 に する 。 家格 は 半家 ・ 新家 、 家業 は 儒学 で あっ た 。 唐橋 家 は 高辻 同 祖 、 菅原 定義 の 子 ・ 在 良 を 祖 と し 、 家格 は 半家 ・ 旧家 、 家業 は 紀伝 道 で あっ た 。  写真 家 として 新 日本 新聞 社 、 キネマ 画 報 社 、 新 歌舞伎座 を 渡り歩い た 後 、 1965 年 東京 に 移り フリー と なる 。  報道 写真 の ほか 、 日本 における レズビアン 活動 の 先駆 者 として 『 女 と 女   レスビアン の 世界 』 （ 浪速 書房 、 1968 年 ） 、 『 レスビアン ラブ 入門   心 に 愛 を 唇 に 乳房 を 』 （ 池田 書店 、 1971 年 ） を 出版 。 「 ビーナス ' 74 展 」 ( ポーランド 国際 芸術 写真 協会 、 1974 年 )、「 世界 写真 展 」 （ ドイツ ・ シュテルン 社 主宰 1972 年 ） で 写真 賞 を 受賞 。  1977 年 の 『 聖 少女 』 を 皮切り に 『 白 薔薇 園 』 、 『 プチ・トマト 』 シリーズ など 少女 ヌード を 次々 と 発表 し 有名 に なっ た 。 とくに 、 伝説 の ロリータ アイドル 花咲 まゆ （ 当時 13 歳 ） を 発掘 し た 功績 は 大きい 。 『 プチ・トマト 』 は 第 42 号 の 時点 で 警告 を 受け た ため 、 第 43 号 の 発売 は 見送ら れ （ 製本 は さ れ て い た ので 、 一般 に 流通 は し なかっ た が 、 存在 は 確認 さ れ て いる ） 、 そのまま 廃刊 と なっ た 。  作家 として は 「 日蓮 女優 」 で は 日本 の 作家 クラブ 賞 を 受賞 し て いる 。  没後 、 功績 を まとめ た 遺作 集 が 数 社 から 刊行 さ れ た が 、 1999 年 に 「 児童 買春 、 児童 ポルノ に 係る 行為 等 の 処罰 及び 児童 の 保護 等 に関する 法律 」 が 施行 さ れ 、 18 歳 未満 の 裸像 が 芸術 性 の 有無 の 如何 を 問わ ず 発禁 処分 に なっ た ため 、 やむなく 出版 元 は これら の 書籍 を 絶版 に し た 。  2005 年 春 、 国立 国会図書館 蔵書 の 「 清岡 純子 写真 集   Best   Selection !」 が 児童 ポルノ 認定 を 受け 、 閲覧 不可 と なる 。ファン サブ   ( fansub 、 fan - subtitled の 省略 、 ファン 字幕 、 非公式 字幕 とも 。 中華 圏 （ 中国 語 ） ： 字幕 組 、 漢 化 組 )   は 、 映像 作品 （ 主 に 他 の 言語 による 音声 ） に 、 ファン （ 愛好 家 ） が 字幕 を 付け た もの 。 または 、 その 活動 の こと 。   fansub   は   " fan - subtitled "   （ ＝ ファン が つけ た 字幕 ） で 、 ファン ジン （ fanzine 、 " fan   magazine "、 同人 雑誌 ） 、 ファンフィク （ fanfic 、 " fan   fiction "、 ファン による フィクション ） など と 同様 の 造語 で ある 。 対義語 は 「 オフィシャルサブ 」 （ official   sub 、 公式 字幕 、 公式 に つけ られ た 字幕 ） や 、 「 プロ サブ 」 （ pro   sub 、 プロ = 専門 家 が つけ た 字幕 ） 。 ファン サブ 製作 者 の こと は ファンサバー （ fansubber ） と いう 。 字幕 を 付ける 前 の 状態 で 流通 し て いる もの は unsubbed 、 または raw （ 生 ） と 呼ば れる 。  ファン サブ の 典型 例 は 、 日本 製 （ 日本語 音声 ） の アニメ に 英語 等 の 字幕 を 付け た もの （ アニメファンサブ という こと が ある ） で あり 、 本 項 で も 日本 製 アニメ の ファン サブ について 扱う 。  かつて は ビデオデッキ と 専用 の 機械 を 用い て 字幕 を 入れ 、 ダビング と 郵送 （ SASE ＝ 切手 を 貼っ た 返信 用 封筒 を 送る 方法 ） で 流通 し て い た が 、 近年 で は 、 個人 で も パソコン を 利用 し た デジタル 動画 編集 や 、 大 容量 データ の 取り扱い が 比較的 容易 に なっ た ため 、 インターネット 上 で の やりとり が 主流 と なっ て いる 。 また 、 それ を 第三者 が DVD に 焼い て 、 ネット 上 の オークション 等 で 販売 する こと も ある 。 オンライン 上 で の 一般 的 配信 方法 は 、 当初 XDCC や fserve と 呼ば れる IRC 経由 、 また ニュース グループ で あっ た が 、 2004 年 ごろ から 通信 ソフト BitTorrent も 用い られ 、 特に 初心者 に は 人気 が 高い 。 また データ が YouTube など の 動画 共有 サイト に 転載 さ れる ケース も 非常 に 多い 。 伝統 的 に 、 翻訳 など を 行う ファンサバー と 、 実際 に それ を 流通 さ せる ディス トロ （ distro = distributor ） が 分業 化 し て いる こと が 多い 。 これ は ファン サブ が 元 は 零細 的 な 活動 で あっ た ため 、 製作 活動 と は 別に 流通 拠点 を 必要 と し た から で ある 。  日本 で 保護 さ れ て いる 著作 物 について は 、 現地 国 が ベルヌ 条約 または 万国 著作 権 条約 に 加盟 し て いる 限り 、 現地 国 で も 保護 さ れ て いる 。 その ため 、 ファン サブ 活動 を 日本 国外 で 外国 人 が 行い 、 公開 する 場合 、 日本 の 著作 権 法 に こそ 触れ ない が 、 通常 の 場合 、 現地 の 著作 権 法 に 違反 する こと に なる 。 したがって 、 条約 の 第 八 条 は 言う ：  その ため 、 現地 で ライセンス さ れ て いる か い ない か に かかわら ず 、 日本 の 権利 者 が 現地 で 提訴 すれ ば 、 現地 の 法 によって 違法 と 判断 さ れる 可能 性 が 高い 。 また 現地 で 独占 的 に ライセンス さ れ て いる もの について は 、 現地 の ライセンシー も 提訴 できる 。 北米 の 場合 、 ファンサバー と ライセンシー 企業 の 間 に は ある程度 の 暗黙 の 了解 は ある と さ れ 、 警告 さ れ たり 、 ライセンス さ れ た 時点 で ファン サブ を 止める の が 一応 の " 不文 律 " と さ れ て いる （ ただし 過去 の 例 を 見る 限り 、 必ずしも 守ら れ て いる 訳 で は ない ） 。 その ため 、 現地 で 既に ライセンス さ れ た もの に ファン サブ を 行い 流通 さ せれ ば 、 書面 等 で 警告 さ れる こと も ある （ 上記 の 暗黙 の 了解 等 により 、 ファンサバー は 関係 者 間 で は 自分 の 本名 や 住所 を 明かし て いる 場合 が あり 、 その 場合 は 実際 に 書面 で 届く ） 。  1972 年 に アメリカ で 家庭 用 ビデオテープレコーダ 「 VO 1810 」( U - matic   VTR ) が 発売 さ れる と 、 ハワイ や ニューヨーク など の 、 英語 字幕 付き の 日本語 放送 で 放映 さ れ た 日本 の アニメ も 録画 さ れる よう に なり 、 初期 の 数少ない アニメ ファン は こうして 映像 の 交換 を し て い た 。 アメリカ の 日系 人 を 対象 と し た 日本語 放送 で は あっ た が 、 日本語 が でき ない 二 世 や 三 世 の 日系 人 も 積極 的 な 視聴 者 で あっ た ため 、 日本語 番組 も 英語 字幕 で 放送 さ れ て い た 。 これ を 発見 し て アニメ ファン に なっ た アメリカ 人 に は 、 はじめ から アニメ を 字幕 で 見る という 精神 的 土壌 が でき て い た 。  1985 年 に コモドール 社 の Amiga が 発売 さ れ 、 パソコン を 使っ た 字幕 製作 が 可能 と なっ た 。 これ により 、 いわゆる ファン サブ の 時代 が はじまっ た 。 元々 、 日本 に 文通 友達 が い て 、 アニメ など の ビデオ を 交換 し て い た アメリカ 人 は 、 ファン の 間 で は 尊敬 を 集め た が 、 それ に 加え て 翻訳 能力 の ある 仲間 と Amiga オーナー が いれ ば 、 ファン サブ 製作 集団 として ファン 仲間 で の 名声 を 縦 に できる よう に なっ た 。  1989 年 3 月 1 日 付 で アメリカ が ベルヌ 条約 に 加入 し た ため 、 これ 以降 アメリカ の ファン サブ 活動 は 違法 と なっ た 。 これ より 合法 的 に アニメ が 入っ て くる 1993 年 頃 まで の 間 は 、 流通 する 物 の 殆ど が 違法 な 物 しか ない という とても 不安定 な 時期 を 通る 事 と なる 。  初期 は 大学 サークル が 学内 の ホール を 借り て 、 ささやか に 上映 会 を 行う といった 形式 の 活動 が 主 で あっ た （ 現在 でも 、 アメリカ の 大学 の アニメ クラブ で は ファン サブ を サークル 図書 室 に 持っ て いる こと が 多く 、 公式 の 活動 として 上映 会 を 行う こと は ある ） が 、 21 世紀 に なる と それら 字幕 付き アニメ を 、 データ の 形 で インターネット を通して 流通 さ せる という 形式 が 主流 と なっ た 。  以前 より 、 アメリカ で 放映 さ れる 日本 の アニメ が 大幅 に 改編 さ れ て いる こと は 、 日本 版 を 知る ファン の 間 で は 周知 の 事実 で あっ た 。 正式 な 商業 発売 より も ファン サブ を 好む 一部 心理 は 、 過去 に 現地 の ライセンス 保有 会社 が 行っ て き た 作為 的 な 改変 に対する 不信 感 に も よる と さ れ て いる （ 端的 な 例 は 4 kids で ある 。 4 kids は 物語 自体 が 変わっ て しまう よう な 大幅 な 編集 を 行う ため 、 一部 に は 「 4 kids に ライセンス さ れ た もの は ライセンス さ れ て い ない と みなす 」 という 風潮 さえ ある ） 。  しかし 今日 で は 、 地上波 放送 の 作品 について は 、 諸 外国 の 放送 コード に 準拠 する ため の 改編 が ある ものの 、 以前 に 比べれ ば ファン の 希望 を 尊重 しよ う と する 動き が 高まっ て いる （ ただし 子供 、 ティーン 向け アニメ の 規制 で は 、 血 の 出る シーン を 汗 の 描写 に 書き換え たり 、 酒 を 飲む シーン は 、 その キャラクター が 成人 で も カット さ れる ） 。 また CATV ・ 衛星 放送 や DVD 直販 を 前提 と する 作品 で は 、 大幅 な 編集 は ほとんど 行わ れ て い ない （ アニメ ファン が 期待 する 対象 年齢 層 の 高い 作品 は むしろ こちら で ある ） 。 に も かかわら ず 、 ファン サブ 活動 は 絶え ない 。  。 彼ら は ファン サブ だけ で なく 北米 版 DVD の リッピング を ファイル 共有 ソフト 等 で 入手 する （ 正規 品 の DVD より 吸い出し た データ を 、 そのまま ネット 上 で 流通 さ せる よう な リッピンググループ も 多数 存在 する ） 。 結果 として 、 既に ライセンス が 取得 さ れ て いる 作品 は 勿論 の こと 、 北米 版 DVD が 発売 さ れ て いる 作品 で さえ も 、 ファン サブ が 流通 する こと に なる 。 また ファンサブグループ は やっ て いる こと が 違法 行為 で ある に も かかわら ず 、 自分 達 に対する 寄付 を 呼びかけ て いる こと が ある 。  アニメ の ライセンス 権 を 持つ 日本 の 企業 は ファン サブ 活動 へ の 対応 に 苦慮 し て いる 。 ファン サブ という 活動 は 企業 に 代わっ て アニメ の 知名度 を 上げる 側面 を 持つ 。 それ が 利益 に 結びつく と 考える なら ば 黙認 する こと も 経営 判断 として あり うる が 、 直接的 、 間接 的 を 問わ ず 不利益 に 結びつく か 何らかの 意味 で 長期 的 に マイナス と 判断 すれ ば 止め させる の が 当然 で ある 。  ファンサバー たち は 、 告発 例 など が 少ない こと を 根拠 に 、 自分 たち の 活動 は 黙認 さ れ て いる と 主張 し て いる 。 北米 において は 黙認 どころか 、 公式 ・ 非公式 に ファン サブ と プロ サブ は しばしば 密接 な 関係 に ある と さ れ 、 ファン サブ 出身 の プロサバー も いる 。 それ だけ で は なく 、 北米 の ライセンシー 企業 と ファンサバー は 癒着 し 馴れ合い の 状態 に あり 、 ライセンシー 企業 が 翻訳 コスト を 低く 抑える 目的 で 、 ライセンス 権 を 持つ 日本 の 企業 に は 無断 で 、 ファンサバー に 協力 を 求める こと さえ ある 。  ライセンシー 企業 は 、 自社 が ライセンス を 持っ て いる 作品 以外 の ファン サブ について は 口出し し ない （ 北米 で は 、 良く も 悪く も 権利 関係 の 線引き が 明確 で ある ため ） 。 つまり 大量 の ファン サブ を 不正 に 流通 さ せ て いる P 2 P サイト が 問題 で あっ て も 、 P 2 P サイト そのもの を 閉鎖 さ せよ う と する の で は なく 、 そこで やりとり さ れ て いる 自社 が ライセンス を 持っ て いる 作品 だけ を 削除 さ せ 、 後 は 放置 する 。  2000 年 以降 に なっ て ファン サブ 活動 が 急速 に 活発 と なっ た 背景 に は 、 前述 の 通り インターネット の 世界 的 な 普及 と 技術 革新 による もの が 大きい 。 特に 大 容量 ファイル の 移送 ・ 共有 を 容易 に 可能 と する ファイル 共有 ソフト の 登場 により 、 raw の 入手 から ファン サブ 視聴 者 へ の 配布 まで の 時間 と 労力 が 大幅 に 軽減 さ れる こと と なっ た 。 その 結果 、 現在 で は 日本 で テレビ 放映 さ れ た もの が 、 6 時間 程度 で 字幕 が 付い た 状態 で 流通 する 事 が 多く 、 中 に は 放送 終了 30 分 後 に 字幕 付き で アップ ロード さ れ て いる の も ある 。 一方 その 弊害 として 、 ファン サブ 製作 者 間 で リリース の 早 さ を 競う よう な 現象 も 起こり 、 非常 に 翻訳 の 質 の 低い ファン サブ が 流布 する ケース が 増え て いる 。  ファイル 共有 ソフト や YouTube の よう な 動画 観覧 サイト の 存在 は 、 IRC と は 異なり 、 ファン サブ 活動 と 直接的 に は 無関係 で ある が 、 二 次 的 な 配布 ・ 公開 を も 容易 と し 、 更 なる 著作 権 の 侵害 に 拍車 を かける 原因 とも なっ て いる 。 その ため 、 ファイル 共有 ソフト や 動画 観覧 サイト の 存在 は ファン サブ 問題 を 語る 際 に は 無視 でき ない トピック で あり 、 それら を 利用 し た 不法 流通 ・ 海賊版 の 撲滅 の ため 、 世界 的 な 法 整備 の 他 、 各国 間 で の 迅速 な 連携 ・ 対応 が 急務 と さ れ て いる 。  2004 年 12 月 7 日 、 日本 の アニメ 製作 会社 メディアファクトリー の 代理人 で ある 東京 法律 事務所 が 、 ファンサブグループ " Lunar   Anime "、" Wannabe   Fansubs "、 ファンサブポータルサイト " AnimeSuki " 等 の 複数 の ファン サブ 流通 サイト に対し 、 同社 が 権利 を 保持 する 全て の 作品 を 、 現在 及び 将来 の 流通 リスト から 削除 する よう 警告 を 出し た 。 これ に対し " AnimeSuki "、" Lunar   Anime " は 警告 に従い 流通 リスト から 同社 作品 を 削除 し 、 また " Solar "、" Shining   Fansubs "、" Scarywater " といった 他 の ファンサブグループ や ファンサブポータルサイト も これ に 同調 し た 。 その 一方 で ファンサブグループ " Wannabe   Fansubs "、" Anime - Keep " は 流通 を 続ける と し 、 結局 削除 する こと は なかっ た 。  2006 年 8 月 22 日 、 米国 で 『 攻 殻 機動 隊   STAND   ALONE   COMPLEX   Solid   State   Society 』 の DVD 発売 を 予定 し て いる バンダイ ・ エンタテイメント は 、 同 作品 の ファン サブ を 予定 し て いる ファンサブグループ に対し 、 違法 配信 を し ない よう 、 法的 手段 も 辞さ ない と の 態度 で 臨む と 警告 する プレス リリース を 発表 し た 。 同 作品 は 、 日本 で は 同年 9 月 1 日 より CS 放送 スカイパーフェク TV ! にて ペイ・パー・ビュー ( PPV ) 方式 で 放送 さ れ た 後 、 11 月 に DVD の 発売 が 予定 さ れ 、 バンダイ ・ エンタテイメント は 同年 7 月 の 段階 で 既に ライセンス 獲得 を 発表 し て おり 、 翌 2007 年 に は 米国 で の DVD の 発売 を 予定 し て い た 。 なお 、 この プレス リリース は 話題 に こそ なり は し た ものの 結果 的 に は 完全 に 無視 さ れ 、 米国 で の DVD 発売 は おろか 日本 で の DVD 発売 以前 の 時点 で ファン サブ が 流通 し た 。  「 Crunchyroll 」 など 、 日本 の 企業 と 提携 し て 公式 に 字幕 付き 動画 を 配信 する サイト が 登場 し て おり 、 日本 国外 で も あまり 日本 と の 時間 差 なく 視聴 する こと が 可能 と なっ て いる 。 それ により 、 違法 配信 の 抑制 、 新た な 販路 の 開拓 を 期待 し て いる と いう 。  日本 政府 は 、 2007 年 10 月 18 日 に アメリカ 政府 へ 提出 し た 「 米国 の 規制 改革 及び 競争 政策 に関する 日本国 政府 の 要望 事項 」 の 中 で 、 インターネット 上 の 違法 に 複製 さ れ た アニメ など について 、 日 米 間 で 情報 交換 を 行っ て いく よう 要望 し た 。  2016 年 9 月 28 日 、 京都 府警 は 著作 権 法 違反 の 疑い で 中国人 の ファンサブメンバー 2 人 を 逮捕 し た 。 2016 年 10 月 27 日 に 2 人 新た に 逮捕 さ れ た 。  ファン サブ 問題 における 議論 で は 、 日本 国外 で の ファン サブ 活動 （ 主 に 東アジア 、 米国 、 西欧 など ） に 焦点 が 当て られる 機会 が 多い 。 しかし 実際 に は 、 日本 において も 国内 公開 前 の 日本 国外 映画 や ドラマ 、 カートゥーン など の 日本語 字幕 つき の 違法 動画 の 存在 が 確認 さ れ て いる 。 ファン サブ 活動 が 盛ん な 前述 の 地域 の よう に 組織だっ た 活動 は 活発 で は なく 、 さらに 翻訳 者 が 逮捕 さ れ て いる 点 も 大きな 違い で ある 。アトリエ （ 仏 ：" atelier "）、 工房 （ こう ぼう ）   と は 、 画家 ・ 美術家 ・ 工芸 家 ・ 建築 家 など の 芸術 家 が 仕事 を 行う ため の 専用 の 作業場 の こと 。 また 、 その 工房 を 拠点 と する 芸術 家集 団 を さして アトリエ と 呼ぶ こと も ある 。 英語 で は スタジオ （" studio "） と 呼ば れる 。  15 世紀 以降 、 多数 の 注文 を 受け て 社会 的 に 成功 し た 画家 や 彫刻 家 は 、 弟子 たち とともに 作業 を する 大きな 工房 を 構え た 。 大 人数 が 大きな 作品 の 制作 の ため に 働く に は 、 作業 スペース 、 材料 ・ 道具 置場 、 制作 中 や 制作 後 の 作品 置場 など が 必要 で あり 、 作品 を よく 見 て 作る ため に 光 の さしこむ 大きな 窓 も 必要 で あっ た 。  今日 でも 美術家 の アトリエ は 、 必要 な 機材 や 材料 を 置く ため 、 また 大きな 作品 を 制作 する ため に 、 広く て 天井 の 大きな 明るい 空間 で ある こと が 重要 で ある 。 もっとも 資金 力 の ない 若い 画家 など は 大都市 の 中心 で 大きな 部屋 は 借り られ ない ため 、 廃 工場 や 廃 倉庫 の ロフト を 格安 で 手 に 入れ 再 利用 し たり 、 農村 部 の 納屋 など を 使う こと も ある 。 都市 郊外 の 家賃 が 安い 地区 や 、 都心 に 近い が 衰退 し た 地区 など 、 アトリエ の 手 に 入れ やすい 地区 は 歴史 的 に 芸術 家 街 と なり やすい （ 例 ： 19 世紀 から 20 世紀 初頭 の パリ の モンマルトル や モンパルナス 、 第 二 次 大戦 後 の ニューヨーク の ソーホー や チェルシー 、 近年 の 旧東 ベルリン の ミッテ 区 、 北京 郊外 の 大 山子 地区 など ） 。  建築 分野 で は 建築 設計 事務所 を 、 ゼネコン 設計 部 （ 公共 建築 の 設計 は 出来 ない ） 、 ハウス メーカー 、 組織 系 建築 設計 事務所 （ 例 、 日建 設計 ） 、 アトリエ 系 建築 設計 事務所 （ 建築 家 個人 の 事務所 ） と 分類 する こと が ある 。 この うち アトリエ 系 建築 設計 事務所 と は 、 ひとり の 建築 家 を 中心 と し た 建築 設計 事務所 を 指し 、 組織 系 建築 設計 事務所 と 比較 し て 述べ られ 、 建築 家 の 個性 と 理念 を 強く 反映 し た 設計 が 行わ れる 。  通常 、 アトリエ 事務所 の 主宰 （ と 組織 事務所 の 設計 チーフ ） が 建築 家 と 呼ば れ 、 建築 家 は もちろん 、 スタッフ も 建築 設計 関連 の 資格 は 保有 し て いる こと が 一般 的 で ある 。 アトリエ 事務所 は 作家 性 、 作品 件 を 追求 し 、 妥協 なく より 良い 作品 を 創る の が 一般 的 な 方針 で 、 意匠 設計 能力 が 重視 さ れる 。  この ほか デザイン 分野 の 小規模 な 事業 者 、 事務所 で 、 創作 活動 の 場 、 という 意味 で 「 アトリエ 」 という 名称 を 使用 し て いる 場合 も ある 。 また 造園 や ランドスケープデザイン 分野 や アーバンデザイン 業務 を 中心 と し た 都市 計画 コンサルタント で 小規模 な 場合 も 、 アトリエ 事務所 を 指す こと が ある 。リメイク （ ） は 、 過去 に 制作 さ れ た 映画 など を 、 新た に 作り直す こと 、 または 作り直さ れ た 作品 。  リメイク は 、 元来 は 映画 を 対象 と し た 語 で ある が 、 現在 は テレビ ドラマ 、 テレビ アニメ 、 コンピュータ ゲーム 、 音楽 、 ファッション など の 分野 で も 広く 使わ れ て いる 。  リメイク と は 元 と なる 作品 の 設定 を 一 から 作り直す 。 その他 に は 作品 によって も 異なる が 、 基本 的 な リメイク 作品 は 元 と なっ た 作品 と 似 た よう に 作ら れる 。 元 と なる 作品 の 設定 を 一 から 作り直す という 点 は リブート・リ・イマジネーション と も 似 て いる 。  リメイク が 行わ れる 理由 は 様々 で ある 。  物語 や タイトル など は 先行 作品 を 踏襲 する こと が 多い が 、 そう で は ない ケース も ある 。 たとえば 原作 が あり それ を 映画 化 し た 作品 を 改めて 制作 する ケース で は 、 「 先行 する 映画 の リメイク 」 を 目指さ ず に 「 原作 の 再 映画 化 」 として 作ら れる 場合 が あり 、 そういった ケース で は 「 先行 する 作品 」 と 「 後発 作品 」 は 大幅 に 異なる こと が ある （ こう いっ た ケース で は 、 しばしば 後発 作品 は 「 リメイク 」 と 表現 さ れる こと を いやがる ） 。  舞台 作品 について は 、 同じ もの を 別 の メンバー が 再演 し た として も 、 それ を 「 リメイク 」 と 呼ぶ こと は ない 。  映画 の 場合 「 リメイク 」 と は 、 以前 に 作ら れ た 映画 を 元 に 作ら れ た 作品 で あり 、 原作 が 同じ で ある 、 あるいは 多少 参照 し た といった 作品 は 指さ ない 。 全 作品 の リメイク 権 を 取っ て いる もの や 、 原案 として リメイク 元 の 作品 が 挙げ られ て いる もの は リメイク 映画 と 言える 。  例えば 、 2001 年 の 『 オーシャンズ 11 』 は 1960 年 の 『 オーシャン と 十 一 人 の 仲間 』 の リメイク 作品 で ある が 、 1989 年 の 『 バットマン 』 は 1966 年 の 『 バットマン 』 を 参考 に し て いる の で は なく 、 同じ 原作 コミック の 映画 化 な ので 、 リメイク で は ない 。  いくつ か の 作品 を 別 に する と 、 リメイク 版 制作 の 際 に キャラクター 、 筋 、 テーマ が 変わる こと が ある 。 例えば 、 1968 年 の 『 華麗 なる 賭け 』 は 銀行 強盗 が メイン で あっ た が 、 1999 年 の 『 トーマス ・ クラウン・アフェアー 』 で は 美術 品 泥棒 と なっ て いる 。 1932 年 の 『 暗黒 街 の 顔役 』 は アル・パチーノ 主演 で 1983 年 に 『 スカーフェイス 』 として リ メイク さ れ た が 、 1932 年版 で は 密造 酒 だっ た の が 1983 年版 で は コカイン と なっ て いる 。 リメイク 版 は 元 の 作品 と 同じ 監督 により 制作 さ れる こと も ある 。 例えば 、 小津 安 二 郎 は 1934 年 に 白黒 映画 『 浮草 物語 』 を 監督 し た が 、 1959 年 に カラー 映画 として 『 浮草 』 も 監督 し た 。 アルフレッド ・ ヒッチコック は 1934 年 に 白黒 映画 として 『 暗殺 者 の 家 』 を 監督 し た が 、 1956 年 に 自身 で カラー 版 リメイク 作品 『 知り すぎ て い た 男 』 を 監督 し て いる 。  『 じゃじゃ馬 億 万 長者 』 、 『 奥様 は 魔女 』 、 『 ブラ ボー 火星 人 』 といった 人気 テレビ ドラマ シリーズ が 映画 として リ メイク さ れる こと も ある が 、 興行 的 に 成功 し た 作品 は 少ない 。 その 中 で も 『 アダムス ・ ファミリー 』 や 『 』 など は 成功 し た 作品 と 言える 。  音楽 における リメイク と は 、 過去 に 発表 および 発売 さ れ た 曲 を 、 本人 や 同じ グループ （ もしくは 以前 の グループ の メンバー ） が 再び 録音 し 直し 発表 する こと で ある 。 ただし 、 発売 前 の 宣伝 および 記事 そして 商品 の 見出し で は 「 セルフ カバー 」 と 呼ぶ または 明記 する こと が 多い 。  発売 から ある程度 年月 の 経っ た ゲーム ソフト や 、 ソフト ・ ハード の 製造 ・ 販売 が 中止 さ れ 、 入手 する こと が 困難 に なっ た ゲーム ソフト が 、 最新 機種 を プラットフォーム として リ メイク さ れる こと が ある 。  例 を 挙げる と 、 1993 年 に 、 かつて ファミリー コンピュータ 用 として 発売 さ れ た 『 ドラゴン クエスト 』 シリーズ の 第 1 作 と 第 2 作 が 、 当時 の 最新 機種 で あっ た スーパーファミコン を プラットフォーム として 『 ドラゴン クエスト I ・ II 』 として リ メイク さ れ た 。 同じく 1993 年 、 同様 に ファミリー コンピュータ の 『 スーパーマリオブラザーズ 』 シリーズ の 4 作品 （ 1 ～ 3 と 『 スーパー マリオ USA 』 ） が スーパーファミコン 用 ソフト 『 スーパーマリオコレクション 』 として 1 本 の ソフト として リ メイク さ れ た 。  その後 も 、 『 ドラゴン クエスト 』 シリーズ や 『 ファイナル ファンタジー 』 シリーズ 、 『 ポケット モンスター   赤 ・ 緑 』 、 『 ポケット モンスター   金 ・ 銀 』 など の 過去 の 名作 が PlayStation 、 ゲームボーイアドバンス 、 ニンテンドー DS 、 携帯 電話 アプリケーション など で リメイク さ れ て いる 。  一口 に 「 リメイク 」 と いっ て も 、 比較的 基本 に 忠実 な リメイク 作品 も あれ ば （ 『 ドラゴン クエスト 』 シリーズ の リメイク など ） 、 オリジナル を 大きく 逸脱 し た リメイク 作品 も ある （ ロマンシング   サガ   - ミンストレルソング - や ファイナル ファンタジー III など ） 。  リ メイク さ れる 際 、 オリジナル 版 発売 当時 の グラフィック ・ 難易 度 で 再現 さ れる と は 限ら ず 、 グラフィック の ブラッシュ アップ や ムービー の 追加 、 現在 の ゲーム ユーザー （ 特に ライト ユーザー ） に アピール する ため に 難易 度 を 引き下げる など の 措置 を 施さ れる こと も ある 。  また 、 一つ の シリーズ 作品 における 初期 の 作品 が リ メイク さ れる 場合 に は 、 現行 の 作品 の システム を 組み込ん で プレイ の 効率 化 を 図っ て い たり 、 『 ポケット モンスター 』 シリーズ の よう に ハード の 違い から 通信 が 不可能 だっ た 作品 を リメイク により 可能 に する 目的 も ある 。  洋服 や 小物 など おしゃれ アイテム の リフォーム を 。 単なる サイズ 直し だけ で は なく 、 「 古着 を 今 流行 の デザイン に 」 「 ドレス を ワンピース に 」 など といった 古い もの を まったく 新しい もの に リメイク する 。 エコロジー の 時代 の ニーズ に 答え た 新しい ファッション デザイン の ジャンル 。 リメイドファッション （ ） 。ロココ （ Rococo ） と は 、 美術 史 で 使わ れ た 用語 で 、 バロック に 続く 時代 の 美術 様式 を 指す 。 18 世紀 、 ルイ 15 世 の フランス 宮廷 から 始まり 、 ヨーロッパ の 他国 に も 伝え られ 、 流行 し た 。  ロココ は ロカイユ （ rocaille ） に 由来 する 言葉 で ある 。 ロカイユ は 岩 の 意味 で 、 バロック 時代 の グロット （ 庭園 洞窟 ） に 特徴 的 な 貝殻 で 装飾 さ れ た 岩組 を 指し た が 、 そこ から 転じ て 、 1730 年代 に 流行 し た 、 貝殻 の 曲線 を 多用 し た インテリア 装飾 を ロカイユ 装飾 （ ロカイユ 模様 ） と 呼ん だ 。 ロカイユ 装飾 は 、 イタリア の 貝殻 装飾 に 由来 する と 考え られ て いる が 、 植物 の 葉 の よう な 複雑 な 曲線 を 用い た 特有 の もの で ある （ 画像 参照 ） 。  新 古典 主義 の 時代 （ 18 世紀 末 ～） に なる と 、 前 時代 の 装飾 様式 が 退廃 的 で ある として 蔑称 的 に 使わ れ た が 、 その後 、 時代 一般 の 美術 ・ 文化 の 傾向 を 指す 用語 として 、 広く 使わ れる よう に なっ た 。 ロココ 様式 （ スタイル ） 、 ロココ 建築 、 ロココ 趣味 など と 使う 。 豪壮 ・ 華麗 な バロック に対して 、 優美 ・ 繊細 な ロココ と も いわ れる が 、 両者 の 境界 は 必ずしも 明確 で は なく 、 ロココ は バロック の 一 種 と 考える 人 も いる 。  ポンパドゥール 夫人 （ 1721 年   -   1764 年 ） を 中心 と する サロン 文化 の 最盛 期 に ロココ 様式 は 流行 し 、 デュ・バリー 夫人 の 時代 まで 続い た が 、 ルイ 16 世 （ 在位 1774 年   -   1792 年 ） が 即位 し た 頃 から 、 装飾 を 抑え 直線 と 均衡 を 重んじる ルイ 16 世 様式 （ 広義 の 新 古典 主義 様式 ） に 次第に 取っ て 代わら れ た 。 しかし 、 ロココ 的 な 美意識 や 雰囲気 は 、 宮廷 が 実権 を 失う 1789 年 の フランス 革命 まで 継続 し た 。  スウェーデン で は 、 1771 年 に 即位 し た グスタフ 3 世 の 治世 を 「 ロココ の 時代 」 と 称し て いる 。 スウェーデン の ロココ 様式 の 流行 は 1792 年 に グスタフ 3 世 が 暗殺 さ れる まで 続い た 。  " 詳細 は ロココ 建築 を 参照 の こと "  ロココ 様式 は インテリア の デザイン や 装飾 として 出発 し 、 建築 など に 波及 し て いっ た めずらしい 例 で ある 。  1715 年 に 幼い ルイ 15 世 が 即位 し オルレアン 公 フィリップ が 摂政 と なっ た 。 バロック と ロココ の 過渡 期 で ある この 時期 の 様式 を フランス ・ オルレアン 公 様式 、 または レジャンス （ 摂政 ） 様式 と いう 。 やがて 、 婦人 を 中心 と し た 社交 生活 が 華やか に なる とともに 、 女性 的 ・ 感覚 的 で 、 直線 を 排し た 軽快 で 華麗 な フランス ・ ロココ （ ルイ 15 世 様式 ） は 完成 さ れ て いっ た 。  フランス ・ ロココ の 家具 は 、 装飾 彫刻 は バロック 様式 に 比べ て 浅く 掘ら れ 、 ライト グレー や クリーム 色 など の 淡い 色 に 金箔 を 押し た もの が 多く 、 カブリオール （ 猫足 ） と 呼ば れる 曲線 の 脚 を 持ち 、 陶磁器 や 金メッキ 金物 と の 組み合わせ といった 特徴 が ある 。 オーナメント の 主 な モチーフ は アカンサス・ 貝殻 ・ 渦巻き ・ 婦人 像 など が あり 、 アシンメトリー の デザイン 手法 が 用い られ た 。  アン 女王 の 治世 に ブルジョア 家庭 に 流行 し た 家具 は クイーン ・ アン 様 式 と 呼ば れる 。 クイーン ・ アン 様 式 は 、 フランス ・ バロック の スタイル を 残し つつ 、 貝殻 の 曲線 や 角 の 丸み 、 猫足 など の ロココ の 要素 が 取り入れ られ て いる 。 大ぶり な 安楽椅子 で ある ウイング チェア は この 時代 に 誕生 し た 。  イギリス 家具 史上 で ジョージ アン 時代 と 呼ば れる 時期 に 、 家具 デザイナートーマス・チッペンデール が 贅 を 尽くし た 宮廷 用 家具 を 、 美し さ と 合理 性 を もっ た 庶民 用 へ と 変化 さ せ て 工場 で 量産 し た 。 チッペンデール の 庶民 向け 家具 は チッペンデール 様式 と 呼ば れ て いる 。 チッペンデール 様式 は クイーン ・ アン 様 式 を フランス ・ ロココ 風 に 変形 さ せ た もの で 、 スワン ネック や 、 カブリオール の 先端 に 施さ れる ボールクロー と 呼ば れる 玉 を 掴ん だ 爪 の 飾り に 特徴 が ある 。 また 、 ゴシック や シノワズリ の 要素 を 取り入れ た 家具 も 多い 。  家具 に関して は 、 後期 バロック と イタリア ・ ロココ の 区別 は あまり ない 。 花 づな ・ 花束 を モチーフ と し た 豊か な 曲線 が 好ま れ た 。 明るい 色調 の 木材 が 好ま れ 、 シタン や オリーブ ・ トネリコ を 素材 と し た 寄せ木 細工 が 作ら れ た 。 フランス ・ ロココ と 比べ て 金 めっき の 使用 は 控えめ で ある 。  ドイツ ・ ロココ は バロック が 発展 し た もの で 、 優美 さ と 流 線 の 美し さ が 強調 さ れ て いる 。 ドイツ ・ ロココ の 宮廷 家具 は フランス ・ オルレアン 公 様式 の 貝殻 模様 など の 装飾 モチーフ を 借用 する など 、 フランス ・ ロココ の 影響 を 受け て 発展 し た 。 また 、 ブルジョア 階級 の 家具 は イギリス や オランダ 家具 の 影響 を 受け て いる 。  フランス で F . クープ ラン 、 ラモー ら 、 イタリア （ スペイン ） の D . スカルラッティ 、 オーストリア の モーツァルト ら に 見 られる 装飾 音符 を 多用 し た 軽快 ・ 優美 ・ 繊細 な 音楽 様式 を 音楽 における ロココ 様式 と 呼ぶ 。 バロック 時代 後期 から 古典 派 まで 様々 な 形 で 現れ 、 別名 ギャラント 様式 と も いう 。  （ 参考 ） フランス に 「 フルール・ド・ロカイユ 」 という 香水 が ある 。打ち切り （ うちきり ） と は 、 継続 的 に 行っ て いる 物事 を 「 取り止める 」 する こと を 指す 。  恒久 的 に 公開 さ れ ない 封印 作品 と なる ケース も ある 。 また 、 打ち切ら れ た 番組 が 放送 さ れ て い た 時間 帯 を 「 改編 期 まで の 間 の 繋ぎ 」 として 放送 する 番組 を つなぎ 番組 と 呼ぶ 。  最も 多い パターン 。 読者 アンケート 、 聴取 率 または 視聴 率 、 番組 スポンサー の 商品 売上 など の 低迷 により 判断 さ れる 場合 が 多い 。  原作 者 ・ 出演 者 ・ 要 と なる 制作 スタッフ が 退社 ない し 脱退 、 引退 、 逝去 により 、 継続 が 不可能 と 判断 さ れ た 場合 に 行わ れる 。  制作 費 や 出演 料 の 高騰 、 出版 ・ 製作 会社 や 広告 代理 店 など の 経営 悪化 （ 廃刊 、 廃業 など も 含む ） により 、 陥る 場合 も ある 。  犯罪 行為 ・ やら せ ・ 捏造 など の 反 社会 的 行為 を 、 原作 者 に 出演 者 ないし 制作 スタッフ が 犯し た 場合 、 倫理 ・ 社会 通念 上 から 重大 な 問題 と なり 、 存続 が 不可能 と 判断 さ れる 場合 が 多い 。 違法 行為 で なく とも 、 不適切 な 発言 や 表現 など が 問題 と 見 做 さ れ た 場合 でも 同様 の ケース に 至る 場合 も ある 。 も 参照 。  被害 者 ないし 被災 者 など へ の 配慮 や 、 報道 特別 番組 により 番組 編成 が 大きく 変動 し て 通常 編成 中 で の 完結 が 困難 に なっ た 場合 、 一部 番組 の 放送 を 打ち切る ケース も 稀 に 見 られる 。  編成 の 関係 など から 、 製作 局 で は 継続 だ が 一部 ネット 局 で は 遅れ ネット を 含め て 移行 さ れ ず に 終了 する こと も ある 。 この パターン は ネットワーク セールス から ローカル セールス の 時間 帯 に 移動 し た 時 に 多く み られる 。  こちら は 、 一 社 提供 番組 や 、 子供 向け の アニメ ・ 特撮 番組 の 冠 スポンサー に 多く み られる 。 複数 社 提供 の 番組 スポンサー の 一部 に 過ぎ ない もの は 該当 し ない の が ほとんど で ある 。京都 賞 思想 ・ 芸術 部門 （ きょう と しょうし そう ・ げ いじ ゅつぶもん ） は 、 京都 賞 の 一 部門 で あり 、 優れ た 業績 を 上げ た 芸術 家 や 思想家 を 讃える 賞 で ある 。 受賞 対象 分野 は 、 「 音楽 」 、 「 美術 」 、 「 映画 ・ 演劇 」 、 「 思想 ・ 倫理 」 の 四 分野 。 受賞 者 に は 賞状 と メダル 、 そして 賞金 1 億 円 が 贈ら れる 。 受賞 の 対象 と なる 分野 は 毎年 変わり 、 四 年 で 全 分野 を 一周 する 。四方田   犬 彦 （ よも た   いぬ ひこ 、 1953 年 2 月 20 日   -   ） は 、 日本 の 比較 文学 者 、 映画 史家 。  専攻 は 比較 文学 、 映画 史 、 漫画 論 、 記号 学 。 本人 は 「 映画 評論 家 で は ない 」 と 言っ て いる が 、 その 肩書 が 用い られる こと が ある 。  大阪 府 生まれ 。 東京大学 人文 系 大学院 比較 文学 比較 文化 科 博士 課程 中退 。 大学 入学 当初 は 、 由良 君 美 の 一般 教養 ゼミ に 所属 、 宗教 学科 時代 は 柳川 啓一 に 師事 、 大学院 で は 佐伯 彰一 に 師事 。  本名 は 、 四方田   剛 己 （-   ご うき ） 。 旧姓 名 、 小林 剛 己 。 妻 は 台湾 日本 文学 研究 者 の 垂水 千恵 。 母方 の 遠縁 に 岡田 節 人 が いる 。  本来 は 「 四方田   丈 彦 」 と の 筆名 を 用いる つもり だっ た が 、 出版 社 に 「 四方田   " 犬 " 彦 」 と 誤植 さ れ 、 そのまま 筆名 に し た という 説 が ある が 、 『 待つ こと の 悦び 』 （ 青 玄 社 、 1992 年 ） 所収 「 ぼく の 本当 の 名前 」 で は この 説 は 間違い で ある と 述べ 、 カール ・ パーキンス の 「 」 の 一節 " I ' ll   be   a   little   dog   till   your   big   dog   comes " に 由来 する と 説明 し て いる 。 しかし 、 やはり 本人 の 著書 「 ハイスクール 1968 」 で は 、 1968 年 の 夏休み 、 テアトル 東京 で 映画 「 2001 年 　 宇宙 の 旅 」 を 観 た 感想 を 800 字 に まとめ て 、 ファン 雑誌 に 投稿 し て 掲載 さ れ た 際 、 気取っ て 筆名 を 「 丈 彦 」 に し た が 、 誤植 で 「 犬 彦 」 に さ れ た と 明記 し て ある 。  　  大阪 市 天王寺 区 の 聖 バルナバ 病院 に 生まれる 。 父 は ダイハツ の 輸出 部門 に 勤務 する 商社 員 。 1953 年 から 1956 年 まで 西宮 市 今津 浜田 町 で 育つ 。 両親 共 に 本籍 は 島根 県 。 母方 の 祖父 は 弁護士 会 会長 ・ 四方田 保 で あり 、 大阪 府 箕面 市 の 中心 部 （ 箕面 町 平尾 ） に 敷地 3000 坪 の 豪邸 を 構え て い た と いう 。  1956 年 、 母方 の 祖父 が 持っ て い た 箕面 市 半町 の 家作 に 転居 。 箕面 市立 南 小学校 に 入学 し た が 、 1963 年 3 月 、 東京 都 世田谷 区 下馬 町 の 社宅 に 転居 。 目黒 区立 五本木 小学校 に 越境 入学 する 。 この ころ 貸本 漫画 『 墓場 鬼太郎 』 『 忍者 武芸 帳 』 に 熱中 。 1964 年 、 小学校 で 2 年 上級 の 原 将人 から 、 その 弟 を 介し て 、 創刊 ま も ない 『 ガロ 』 を 借り受け て 夢中 に なる 。 日本 進学 教室 で は 国立 二 組 （ 国立 中学 受験 組 ） に 属し 、 1 位 や 優秀 賞 を たびたび 受賞 。 1965 年 4 月 、 東京教育大学 農学部 附属 駒場 中学校 に 入学 。 1967 年 の 春休み に 高校 課程 の 数学 を 独学 で 全て 修了 し た と 自称 。 同年 7 月 、 東京 都 杉並 区 下高井戸 （ 現在 の 杉並 区 浜田山 ） に 転居 。  父 は 母方 の 教養 に 自分 が 及ば ない 屈折 から 妻子 に 暴力 を ふるい 、 離婚 。 裁判 に なる が 母 が 勝訴 し 、 剛 己 は 四方田 姓 と なる 。  1969 年 に 、 教 駒 全共闘 の バリケード 封鎖 に 参加 する も 、 首謀 者 が 半日 で 解除 し た こと に 失望 し 、 高校 を 中退 する つもり で 銀座 二幸 の ケーキ 工場 で 働い た が 、 のち 復学 。 この 当時 の 体験 は 『 ハイスクール 1968 』 に 詳述 さ れ て いる が 、 同窓生 の 鈴木 晶 、 金子 勝 、 矢作 俊彦 、 大谷 行雄 ら から 嘘 を 書く な と 抗議 を 受け た 。  1971 年 3 月 に 高校 を 卒業 、 駿台 予備校 で 浪人 生活 を 送る 。 ここ で は 奥井 潔 の 講義 に 印象づけ られ た 。 1972 年 3 月 、 両親 の 離婚 に 伴っ て 小林 姓 から 四方田 姓 と なり 、 武蔵野 市 吉祥寺南 町 に 転居 する と共に 東京大学 文科 III 類 に 入学 。 東大 宗教 学科 の 同級 に 島田 裕巳 、 渡辺 直樹 （ 後 の 『 週刊 SPA !』 編集 長 。 1991 年 に は 四方田 と 組み 、 同誌 で 「 カッコ いい 在日 韓国 人 」 の 特集 を 編集 ） 、 上級 に は 植 島 啓司 、 中沢 新一 、 中原 俊 が い た 。  大学 在学 中 に 平野 共 余子 、 沼野 充 義 ら と 映画 同人 誌 「 シネマグラ 」 （ 1977 年 -） の 同人 として 映画 批評 を 始める 。 1979 年 から 1 年間 、 建国 大 学校 師範 大学 の 日本語 教師 として ソウル に 滞在 。 1980 年 秋 、 東京大学 大学院 博士 課程 を 休学 し て ロンドン に 滞在 、 この とき ロレンス・ダレル と ジャン ＝ リュック ・ ゴダール に 偶然 出会う 。 同年 、 江藤 淳 の 秘書 （ 助手 ） に なる 話 を 断る 。  1983 年 6 月 、 垂水 千恵 と の 結婚 に 伴っ て 横浜 市 港北 区 仲手原 に 転居 。   1984 年 、 自著 『 映像 の 招喚 』 を 澁澤 龍彦 に 送り 激励 の 手紙 を 受け取る 。 1984 年 - 1985 年 、 雑誌 『 GS － たのしい 知識 』 （ 冬樹 社 ） の 編集 委員 （ 3 号 まで ） として 、 浅田 彰 、 伊藤 俊治 ら と 同誌 の 編集 に 関わる 。 また 、 赤瀬 川原平 の 『 路上 観察 学会 』 の 創設 に も 参加 。  1987 年 3 月 から 1 年間 、 コロンビア大学 特別 研究 員 就任 に 伴っ て ニューヨーク 市 マンハッタン に 滞在 。 1988 年 4 月 に 横浜 市 の 旧居 へ 戻っ た が 、 垂水 の 台湾 留学 に 伴っ て 、 東京 都 中央 区 月島 の 築 50 年 の 三 軒 長屋 に 単身 移住 （ 以後 、 垂水 と は 別居 生活 に 入る ） 。 1994 年 3 月 、 明治学院大学 を 休職 し て ボローニャ に 移住 、 ボローニャ 大学 に 客員 研究 員 として 勤務 。 1995 年 に 日本 へ 戻り 、 東京 都 港 区 高輪 の 伊 皿 子 アパートメント に 転居 。 2004 年 春 、 文化庁 の 文化 交流 使節 として テルアヴィヴ に 移住 し て テルアヴィヴ 大学 で 客員 教授 を 半年 間 務め た 後 、 ベオグラード に 移り 、 民族 学 博物館 に 籍 を 置き つつ 、 コソヴォ の プリシュティナ 大学 分校 で 客員 教授 を 務める 。 帰国 後 、 2005 年 に 東京 都 新宿 区 矢来 町 へ 移住 。 同年 から 黒澤 明 記念 ショート フィルム ・ コンテスト 審査 委員 を 務める 。  2007 年 、 日本 財団 の 援助 を 受け 、 API フェロー として 夏 に 2 ヶ月 間 ジャカルタ の シネマテク・インドネシア に 滞在 し 、 インドネシア の 怪奇 映画 を 研究 。 2008 年 2 月 から 4 月 まで API フェロー として バンコク の チュラロンコン 大学 に 滞在 し 、 タイ の 怪奇 映画 について 研究 。 ジョグジャカルタ の ガジャ・マダ 大学 で API フェロー として 東南アジア の 怪奇 映画 について 発表 。  漫画 研究 で は 、 最も 愛する 漫画 家 で ある 水木 しげる と 白土 三平 の 2 人 に 特に 力 を 注ぐ 。 1994 年 に 発表 し た 大著 『 漫画 原論 』 で は 、 20 世紀 の 初頭 から 世紀 末 に 至る まで の ほぼ 全 方位 の 日本 漫画 を 、 吹き出し ・ コマ 割り ・ ベタ 塗り など 画面 の 構成 や 描写 の 技法 など の 観点 から 、 徹底 し て 分析 し た 。 漫画 を 形成 する 重要 な 要素 で あり ながら それ まで ほとんど 注目 さ れ て 来 なかっ た 、 漫画 特有 の 文法 や 法則 や 表現 方法 を 実に 緻密 に 読み解き 、 高い 評価 を 獲得 し た 。  映画 研究 で は 、 北野 武 、 押井 守 、 黒沢 清 、 原 節子 、 李 香蘭 等 、 日本 映画 を 重点的 に 研究 。 日本 映画 と アジア 各国 と の 重要 な 関係 性 に も 注目 し て いる 。  明治学院大学 で は 、 映画 史 、 映画 理論 を 講じ 、 門下 に は 平沢 剛 、 山本 直樹 、 大嶺 沙 和 、 崔 盛 旭 など が いる 。  また 、 初期 の 作家 研究 で 中上 健次 を 論評 の 対象 と し た 、 生前 の 中上 とも 親交 が あっ た 。  その他 に も 、 国内外 の 小説 、 詩歌 、 叙事詩 、 演劇 、 アート 、 音楽 、 マイノリティ 文化 、 食 、 旅行 など を 評論 対象 として 、 幅広い 分野 で の 著作 活動 を 行っ て いる 。 鹿島 茂 から は 、 『 星 とともに 走る 』 の 書評 において 「 永遠 の 高校生 」 と 評さ れ た 。  建国 大 学校 に 勤務 し た 経験 が あり 、 韓国 文化 、 韓国 文学 、 韓国 映画 に も 大変 に 造詣 が 深い 。 1979 年 、 朴 正煕 独裁 下 の 韓国 に 留学 し 、 対 日 協力 詩人 と さ れる 金 素雲 に 会っ て おり 、 長らく どちら か と 言え ば 保守 的 と 見 られ て い た が 、 1990 年代 から 左派 的 な 言動 が 増え て き た 。 ただし 、 1991 年 に 柄 谷行 人 ・ 田中 康夫 ら が 行っ た 、 知識 人 たち の 「 湾岸 戦争 関与 」 に 反対 し て の 『 湾岸 戦争 に 反対 する 文学 者 声明 』 に は 勧誘 さ れ た が 参加 せ ず 、 逆 に 参加 者 たち を 批判 し た 。  2009 年 1 月 、 共著 等 も 含む 「 著作 100 冊 到達 」 を 記念 し て 、 それ まで の 99 冊 から の 自選 ベスト 集 『 濃縮 四方田 』 を 彩 流 社 から 刊行 。 同種 の 著書 に 2000 年刊 の 『 マルコ ・ ポー ロ と 書物 』 （ 枻出版 社 ） が ある 。 （ 執筆 予定 の 18 冊 の 予告 も 入れ て いる ）  須賀 敦子 翻訳 賞 選考 委員 。廃墟 （ は いき ょ 、 廃虚 とも 、 英語 ： Ruins 、 ドイツ 語 ： Ruine ） と は 、 建物 や 施設 、 鉄道 、 集落 など が 使わ れ ない まま 放置 さ れ 、 荒れ果て た 状態 に なっ て いる もの を 指す 。  廃墟 と は 建物 、 施設 、 街 など が 使用 さ れ ず に 荒れ果て 、 そのまま 放置 さ れ て いる もの を 言い 、 建物 など が 使わ れ なく なっ た として も 、 他 用途 に 転用 さ れ 、 適切 な 維持 管理 が 続け られ て い たり 、 あるいは 更地 に なっ て いれ ば 、 廃墟 と は いえ ない 。 跡地 利用 も 難しく 、 管理 を 続ける の も 困難 な 場合 に は 、 建物 、 施設 など が 放置 に 任さ れ 、 歳月 とともに 朽ち て 崩壊 し 、 あるいは 草木 に 覆わ れ て 廃墟 化 の 過程 が 進行 する 。  建設 を 発注 し た 企業 が 倒産 し た 、 あるいは 公共 事業 の 一環 として 建設 さ れ た が その 公共 事業 が 中止 に なっ た など の 理由 で 、 建設 中 の 状態 の まま 放棄 さ れ 、 全く 使わ れ て い ない 建築 物 も ある 。 これら も 廃墟 に 含ま れる 。  ナチス の 強制 収容 所 跡 や 広島 の 原爆 ドーム 、 ハワイ の 真珠湾 の アリゾナ など ある 時代 の 悲惨 な 状況 を 後世 に 伝える ため 、 破壊 あるいは 放棄 さ れ 廃墟 同然 と なっ た 状態 で 意図 的 に 当時 の まま 保存 し て いる 例 も ある 。  ルネサンス によって ヨーロッパ で は 古代 ギリシア 、 ローマ の 再 評価 が 行わ れ ､ それ まで うち捨て られ て い た それら の 廃墟 は 古代 文明 の 偉大 さ を 示す 遺物 として 関心 を 引く よう に なっ た ｡ 18 世紀 の イタリア で は 考古学 が 盛ん に なり ､ 多く の ローマ 遺跡 が 人目 を 引く よう に なっ た ｡ そんな 中 ､ 版画 家 ピラネージ は 多く の ローマ 遺跡 の スケッチ を 版画 として 出版 し た ｡ ピラネージ の 描く 遺跡 は 見る 者 に 劇的 な 印象 を 与え ､ 廃墟 の 持つ 美的 対象 として の 魅力 を 世 に 知ら しめ た ｡  19 世紀 後半 、 イギリス や ドイツ の ロマン 主義 で も 、 こうした 廃墟 、 特に 古代 ギリシア 、 ローマ の それ に 関心 が 集まり 、 競っ て その 方面 に 出かける 文人 や そうした 古代 遺跡 を 版画 や 絵画 に 描い たり 、 あるいは 君主 の 中 に は 領地 の 中 に 故意 に 人工 の 古代 の 廃墟 （ いわゆる フォリー ） を 配し た 庭園 を 作ら せ た もの も い た （ 特に 古代 ローマ 時代 の 様式 が 好ま れ た ） 。  こうした 廃墟 を 好ん で 作品 の モチーフ と し た 画家 に 、 ドイツ の カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ ら が いる 。 また 、 アドルフ ・ ヒトラー も 廃墟 絵画 を 好み 、 自ら 計画 し た 建築 物 や 都市 も 前提 として 古代 ギリシア や 古代 ローマ の よう に 偉大 で 立派 な 廃墟 と なる こと が 条件 で あっ た という （ 「 廃墟 価値 の 理論 」 ） 。 彼 の 計画 し た 都市 は 皮肉 に も 敗戦 とともに 廃墟 に なっ た こと に なる 。  日本 において は 、 2000 年 前後 、 写真 の 世界 で 廃墟 を 被写体 に し た 作品 が 若者 を 中心 に 好ま れる 傾向 が 生まれ た 。 イギリス や ドイツ の ロマン 主義 的 流れ を 受け継ぐ 写真 家 に 、 80 年代 の ロンドン に 滞在 し 、 風景 と ポートレート を 中心 に 発表 を 重ねる 池尻 清 など が いる 。  鉄道 ファン の 一部 に 廃 線 跡 を たどる 廃 線 マニア と 呼ば れる 者 が おり 、 廃 線 巡り を 熱心 に 行う マニア は 、 昨今 の 鉄道 ブーム により 廃 鉄 と も 呼ば れる 。 また 中 に は 、 1980 年代 ごろ の レトロブーム で 懐かしい 物 へ の 郷愁 が 見 られる と 同 時期 に 、 廃墟 へ も 関心 も 高まっ た 。 1990 年代 以降 、 廃墟 と なっ た 施設 、 学校 、 病院 、 工場 、 鉱山 、 など の 跡 を 訪ね て 回る 廃墟 マニア が 増え て き て おり 、 『 廃墟 の 歩き 方 』 （ 2002 年 ） といった マニュアル 本 や Web サイト 、 DVD など も 、 人気 を 得 て いる 。 彼ら は 、  など に 大まか に 分類 さ れる 。  廃 線 関連 の 本 として は 、 堀 淳一 『 消え た 鉄道   レール 跡 の 詩 』 （ 1983 年 ） あたり が はしり で あろ う 。 その後 ネコ・パブリッシング 刊 の 月刊 鉄道 誌 『 RailMagazine 』 の 連載 『 トワイライトゾ ～ ン 』 （ 1992 年 〜 ） によって 、 廃 線 後 のみ なら ず 廃 車体 等 に も 目 が 向け られ 、 鉄道 廃墟 へ の 関心 が 一気に 高まっ て いる 。 廃墟 ブーム の はしり として は 、 宮本 隆司 『 建築 の 黙示録 』 （ 1988 年 ） 、 久住 昌之 、 滝本 淳 助 『 東京 トワイライトゾーン 　 タモリ 倶楽部 』 （ 1989 年 ） 、 丸田 祥三 『 棄景 　 廃墟 へ の 旅 』 （ 1993 年 ） など が 考え られる 。 廃墟 ブーム を 生む 下地 として 、 赤瀬 川原 平ら による 超 芸術 トマソン から 路上 観察 学 へ の 活動 も 存在 し た （ 久住 、 滝本 は 赤瀬川 の 流れ を 汲む ） 。  日本 の 場合 、 特に 都市 部 で は 新陳代謝 が 激しく 、 廃墟 が 長期間 そのまま 残さ れる こと は 少ない 。 バブル 時期 に 何らかの 計画 が 立ち上がっ た が 、 バブル 崩壊 とともに 消滅 し た もの など 、 都市 計画 が 頓挫 し た 場所 など に 建物 など が 廃墟 状態 に なる こと も ある 。 また 、 北海道 など 地価 が 安価 で 土地 に 余裕 の ある 地域 など で は 、 撤去 費用 が かさむ こと を 回避 し 、 古い 建屋 を 解体 せ ず 近く に 新た に 建てる など する こと が 多く 、 廃屋 、 廃墟 など が 多く 見 られる 。  近年 、 廃墟 ブーム は さらに 広がり を 見せ 、 軍艦 島 を はじめ と し た 人気 の 廃墟 は 観光 スポット と なり 、 観光 ツアー が 企画 さ れ て 多く の 人々 が 廃墟 を 訪れる 現象 が 起き て いる 。 また 、 廃墟 の 休日 という テレビ 番組 も 放映 さ れ た 。  廃墟 へ の 侵入 や 破壊 行為 は 厳密 に は 刑法 に 抵触 する 行為 で ある ものの 、 事実 上 、 （ 現役 の 建造 物 に対する それ と 比べ て ） 比較的 低い リスク で 破壊 行為 （ ヴァンダリズム ） が 実行 可能 で ある こと から 、 実際 に 多く の 廃墟 が 快楽 的 ・ 愉快 犯 的 な 破壊 行為 や 悪戯 に 晒さ れ て いる 。 特に 廃業 し た ホテル や テーマパーク は 、 廃墟 として 目立ち やすく 、 廃墟 か 否 か を 侵入 者 が 比較的 容易 に 判断 でき （ 廃墟 へ の 侵入 者 は 、 廃墟 と 勘違い し て 現役 の 建物 に 侵入 し て しまう こと (＝ 建造 物 侵入 罪 による 摘発 の 危険 性 が 非常 に 高い ) を 恐れる ため ） 、 破壊 の 対象 と なり 得る 備品 が 多く 取り残さ れ て いる 、 など の 理由 から 、 侵入 ・ 破壊 の ターゲット と なり やすい 傾向 が ある 。  これら の 行為 は 明確 に 犯罪 （ 器物 損壊 罪 ） で ある ほか 、 一般 の 廃墟 マニア （ 写真 を 撮る こと だけ を 目的 として 廃墟 に 侵入 する 人 など ） から も 非難 さ れる こと が ある 。造形 （ ぞう けい ） と は 様々 な 物質 を 媒介 として 、 形 ある もの を 作りだす こと 。 また ある 概念 によって 生みださ れ た 形 ・ もの 。  使用 例 として 「 造形 美 」 「 造形 芸術 」 。 東京造形大学 の 略称 。  本来 、 造形 と は 、 形 を 造る こと 、 すなわち 英語 で いう modeling （ 模型 製作 ） や molding （ 型 で 作る こと 。 鋳造 ） を 意味 する 。  特に 芸術 の 分野 において は 、 「 造形 芸術 」 と 言っ た 場合 、 「 物体 」 を 作り出す 芸術 、 つまり 絵画 や 彫刻 、 デザイン （ 工芸 、 建築 ） など を 指し た 。  しかし 、 現代 美術 において 、 オブジェ 【 objet ( 仏 )】 等 の 「 他 の ジャンル に 収まら ない 芸術 作品 」 を 、 ひっくるめ て 「 造形 作品 」 という 言葉 で 呼び あらわし たり 、 さらに 現在 で は メディア アート について も 造形 芸術 に 含ま れる よう に なる など 、 意味 の 変化 が 見 られる 。中 判 カメラ （ ち ゅうばん カメラ ） は 、 120 フィルム 、 220 フィルム （ ブローニー フィルム ） を 使用 する 写真 機 の 総称 で ある 。 日本 において のみ 、 ブローニー カメラ 、 ブローニー 判 カメラ （ ブローニー ばん カメラ ） と も 呼ぶ が 、 コダック の 写真 機 ブローニー の すべて が 中 判 カメラ の 範疇 に 入る わけ で は ない 。  中 判 ディジタル カメラ について も 、 本 項 の 節 「# 中 判 ディジタル カメラ 」 で 扱う 。  一般 的 に 多く 使わ れ て いる 35 mm 幅 の 135 フィルム を 使用 する カメラ に 比べる と 大きく 重く なる が 、 画質 の 良 さ から プロ や ハイ アマチュア に 使わ れ て いる 。 また 過去 に は 116 フィルム や 620 フィルム を 使用 する カメラ など も 中 判 カメラ として 扱わ れ て い た 。 135 フィルム を 使用 する カメラ と 、 大判 カメラ の 中間 の フィルム サイズ の カメラ という 意味 で は 、 127 フィルム （ ベスト フィルム ） の カメラ も その 範囲 に 入る 。 ホルガ など 120 フィルム を 使用 する トイカメラ も 、 一応 は 中 判 カメラ として 分類 する こと が できる 。  集合 写真 や スタジオ で の 人物 ・ 商品 撮影 、 風景 写真 、 接写 による 資料 複製 など 大判 カメラ を 使用 する 程 で は ない 場合 や 、 大判 カメラ を 持ち出せ ない 場所 （ 特に 山岳 写真 ） で の 撮影 で 高画質 を 求める 用途 で は 幅広く 使わ れ て おり 、 各種 用途 に 適し た カメラ が 市場 に 存在 する 。 重く て 使い づらい イメージ で 一般 の アマチュア 写真 家 から 敬遠 さ れ て き た が 、 最近 で は オート フォーカス や 自動 露出 機能 を 搭載 し 自動 化 が 進ん だ 簡便 に 撮影 できる もの や 、 軽量 な 製品 も 出 て き て いる 。  フィルム カメラ 全体 の 動向 と 同じく ディジタル カメラ の 普及 など により 、 中 判 カメラ （ 中 判 写真 ） も 縮小 の 傾向 に ある 。 しかし 、 ライカ 判 を 代表 と する 小判 と 比較 する と 引き延ばし の 倍率 が 低く て 済む こと による 高画質 が あり 、 一方 、 大判 カメラ と 比較 する と シート フィルム で は なく ロールフィルム を 使える こと による 気軽 さ や 、 携行 性 ・ 取り回し の 良 さ が ある 。 この ため 、 ライカ 判 が ディジタル カメラ に 一掃 さ れ た こと と 比較 する と ある程度 の 競争 力 が あり 、 根強い 支持 を 受け 続け て いる 。  120 フィルム または 220 フィルム による 、 6 × 4 . 5 cm 判 、 6 × 6 cm 判 、 6 × 7 cm 判 、 6 × 8 cm 判 、 6 × 9 cm 判 、 6 × 12 cm 判 、 6 × 17 cm 判 等 各種 の フォーマット が ある 。 また マスク や マガジン 等 により 複数 の フォーマット が 使用 でき たり 、 ごく 一部 に は 35 mm 判 と 兼用 できる カメラ も ある 。 135 フィルム の パーフォレーション 等 を 無視 し て 、 中 判 カメラ で オーバー サイズ で 撮影 する という 提案 も ある 。 後述 する ディジタル 中 判 カメラ で は 、 2016 年 現在 、 約 44 mm× 約 33 mm 前後 の 判 型 が 多い 。  多種 多様 な 形態 が ある が 、 おも な もの を 挙げる 。  フィルム を 縦 送り する バックエンドモジュール が 付く よう な 構造 の タイプ と 、 135 フィルム 用 一 眼 レフ を そのまま 大型 化 し た よう な タイプ が ある 。  二 眼 レフ カメラ は その 多く が 中 判 で ある 。 1950 年代 まで は 普及 カメラ と いえ ば 二 眼 レフ だっ た 。  大判 （ 4 インチ ✕ 5 インチ ） から 中 判 にかけて 存在 する カメラ の 形態 で 、 判 型 に 応じ た 大き さ で は ある ものの 、 「 プレス 」 の 名 の 通り 新聞 を 主 と する 報道 写真 用 として 機動 性 を 重要 視 し た カメラ で 、 35 mm カメラ に 代わら れる まで は その 分野 で は 主役 で あっ た 。 日本 メーカ の 製品 で は 、 マミヤプレス や マーシャルプレス など 。  レンジファインダーカメラ も ある 。 スプリング カメラ が 多い が 、 レンズ シャッター や 距離 計 の 連動 は 機械 式 の 時代 に は 設計 者 を 悩ま せ て き た 。  過去 に は 35 mm カメラ ほど の 精度 が 必要 ない 点 や 、 密着 焼き で も 手頃 な サイズ の プリント が 得 られる こと も あっ て 広まっ た タイプ だ が 、 DPE サービス の 普及 など で 過去 の もの と なっ た 。 現代 の トイカメラ の ホルガ など は この 系譜 と 言えよ う か 。  おも な 中 判 カメラ （ ブローニー 判 カメラ ） の 一覧 で ある 。  中 判 デジタル カメラ として は 、 中 判 フィルム カメラ の システム を そのまま デジタル バック （ 中 判 デジタル バック ） 等 で 継承 する もの 、 システム の うち 、 レンズ 交換 式 中 判 フィルム カメラ など の マウント 等 の インタフェース を 継承 し て いくつ か の 部分 は 新 設計 と し た もの 、 全く 新しく 設計 さ れ た もの 、 など が ある 。  中 判 デジタル カメラ の イメージ センサー の サイズ は 、 2016 年 現在 、 フィルム カメラ における 120 （ 及び 220 ） フィルム の 撮影 幅 を ベース と し た 60 mm 系列 より も 小さい もの が ほとんど で あり 、 約 44 mm× 約 33 mm の もの が 多く 、 その 意味 で は 「 中 判 」 の 語 は 、 イメージ センサー の サイズ が ライカ 判 （ デジタル 時代 の 俗語 で は いわゆる 「 フルサイズ 」 ） より 大きい 、 といった よう な 意味 に なっ て いる 。 これ が 一時 的 な もの で 、 今後 フィルム の それと 同 程度 の サイズ まで 拡大 さ れ た もの （ 両者 の 中間 程度 の もの も 含め 、 2016 年 現在 、 いくつ か 存在 し て いる ） が メジャー と なる の か 、 約 44 mm× 約 33 mm が （ APS - C サイズ など の よう に ） 新しい デファクトスタンダード として 定着 する の か 、 は 未来 の こと で 不明瞭 で ある 。 ともあれ 、 いわゆる 「 フルサイズ 」 より 大きく かつ 画素 数 も 多く （ あるいは 同 一 画素 数 で あれ ば 感度 や 対 ノイズ 特性 に 優れる はず で ） 、 それ ゆえ 価格 も 相応 に 高価 だ が 、 高画質 ・ 高 詳細 ・ 大きな イメージ センサー による ボケ 効果 など を 求め た 需要 に対し 供給 さ れ て いる もの と み られる 。W 3 事件 （ ワンダースリー じ けん ） は 、 手塚 治虫 が 漫画 『 W 3 』 の 掲載 誌 を 『 週刊 少年 マガジン 』 から 『 週刊 少年 サンデー 』 に 切り替え た 出来事 の こと で ある 。 本 項 で は それ に 至っ た 経緯 について も 解説 する 。  虫 プロダクション は 1965 年 当時 に アニメ 用 の 作品 を 企画 し て い た が 、 それ と そっくり 同じ もの が 他 の プロダクション で 企画 さ れ て いる こと が わかり 、 虫 プロダクション の 中 で 産業 スパイ が いる の で は ない か という 疑惑 が 起こっ た 。 そして 、 虫 プロダクション の 社員 たち の 中 でも その 疑惑 が 話題 に なり 、 何 人 か が 虫 プロダクション を 辞める こと に なっ た 。 手塚 は その アニメ の 企画 を 『 W 3 』 という 名前 で 並行 し て 漫画 版 を 『 週刊 少年 マガジン 』 で 連載 する こと に なる が 、 連載 6 回 目 で 『 週刊 少年 サンデー 』 に 掲載 誌 を 変更 し た 。 この 突然 の 掲載 誌 変更 が 「 W 3 事件 」 と 呼ば れる 。  連載 誌 を 変え た 理由 について 手塚 は 、 「 虫 プロダクション の 事情 」 と 「 W 3 の スポンサー は ロッテ で 宇宙 少年 ソラン の スポンサー は 森永 という 広告 業界 の 関係 」 と 語っ て いる 。 また 、 手塚 は この 件 に関して は 誰 も 責め て おら ず 、 講談社 から 刊行 さ れ た 「 手塚 治虫 漫画 全集 」 版 の あとがき において は 、 講談社 に 迷惑 を かけ た こと について 謝罪 し て いる 。  手塚 はじめ 虫 プロダクション は 、 『 ジャングル 大帝 』 に 続く アニメ 作品 として 、 雑誌 『 日の丸 』 に 連載 さ れ て い た 『 ナンバー 7 』 の アニメ 化 を 企画 する 。 しかし 、 よく 似 た 設定 の 『 レインボー 戦隊 ロビン 』 が 東映動画 で 企画 さ れ た ため 、 作品 が 類似 する こと を 嫌っ た 虫 プロ は 、 タイトル は そのまま に 設定 の 大幅 な 変更 を 行っ た 。 この 時 の 設定 は 、 当時 の 『 007 』 を 中心 と する スパイ 映画 の 流行 を 受け 、 星 光一 という 諜報 部員 の 活躍 を 描い た もの と なっ た 。 さらに マスコット として 宇宙 リス の 「 ボッコ 」 が 主人公 の 相棒 に つけ られ 、 この ボッコ に は 主人公 と テレパシー で 会話 する 、 空 を 飛ぶ 、 発光 する 、 透明 に なる 、 といった 特殊 能力 が 備わっ て い た 。  ところが 、 TBS など の 制作 する アニメ 『 宇宙 少年 ソラン 』 に 、 ボッコ と よく 似 た リス の 「 チャッピー 」 が 登場 する こと が 判明 し た ため 、 虫 プロ は 企画 を 抜本 的 に 見直す こと を 余儀なく さ れ 、 タイトル も 新た に 『 W 3 』 と し た 。 また 、 虫 プロダクション の 中 に 企画 を 口外 し た 産業 スパイ が いる の で は ない か という 疑惑 が 起こり 、 豊田 有恒 ら が 虫 プロダクション を 退社 し た 。 『 W 3 』 は 『 ナンバー 7 』 と は 打っ て 変わっ て SF 色 の 強い 作品 と なっ た が 、 星 光一 が 主人公 星 真一 の 兄 と なり （ コードネーム は 「 F 7 号 」 ） 、 ボッコ が W 3 の 隊長 の 名前 に 流用 さ れ た こと で （ 容姿 は ウサギ ） 、 かろうじて 『 ナンバー 7 』 時代 の 名残 を とどめ て いる 。  手塚 は 『 週刊 少年 マガジン 』 から の 依頼 を 受け 、 アニメ に 先行 し て 1965 年 13 号 （ 3 月 21 日 ） から 同誌 に 漫画 版 を 連載 する こと に なり 、 手塚 の 連載 漫画 獲得 という 『 週刊 少年 マガジン 』 にとって 創刊 以来 の 悲願 が 叶え られ た か に 見え た 。 しかし 、 森永 が 『 少年 マガジン 』 と 『 ソラン 』 双方 の スポンサー で あっ た 絡み で 、 手塚 にとって 因縁 の 『 ソラン 』 も マガジン に 掲載 さ れる こと に なっ て しまっ た 。 それ を 知っ た 手塚 は 、 『 ソラン 』 の 連載 中止 を 『 少年 マガジン 』 編集 部 に 申し入れ た が 受け入れ られ なかっ た ため 、 『 少年 マガジン 』 へ の 連載 を 6 回 で 打ち切り 、 設定 を 一部 変え て ライバル 誌 の 『 週刊 少年 サンデー 』 で 『 W 3 』 の 連載 を 始め て しまう 。 これ について 、 手塚 は 講談社 側 から 打ち切り を 言い渡さ れ た と し て いる が 、 当時 『 少年 マガジン 』 編集 者 で あっ た 宮原 照夫 は 、 『 少年 マガジン 』 側 が 和解 の 道 を 探っ て いる 最中 に 手塚 が 一方 的 に 『 少年 サンデー 』 に 話 を つけ て しまっ た と 語っ て いる 。  ちなみに 、 漫画 版 『 ソラン 』 を 担当 し た の は 手塚 の 弟子 で あっ た 宮腰 義勝 で あり 、 宮腰 は 本件 について みな も と 太郎 から 訊ね られ た 際 に 「 … … いや もう 、 何 が なにやら サッパリ わから ん の です わ 」 と 答え て いる 。  W 3 事件 、 看板 連載 『 8 マン 』 の 連載 中止 、 ち ば てつ や の 『 ハリス の 旋風 』 の 長期 休載 といった 事態 が 重なり 、 『 少年 マガジン 』 は 『 少年 サンデー 』 の 50 万 部 に対し 、 30 万 部 と 大差 を つけ られ た 。 その 責任 を 取る 形 で 、 井岡 秀次 編集 長 は 辞任 し て いる 。 打ち切り 事件 で 手塚 と 『 少年 マガジン 』 の 関係 は 一気に 悪化 し 、 『 別冊 少年 マガジン 』 に は 1969 年 と 1970 年 に 短編 を 執筆 し た ものの 、 手塚 と 『 少年 マガジン 』 本誌 と は 絶縁 し 、 1974 年 に （ 講談社 手塚 治虫 全集 の 発刊 計画 を 機会 として ） 両者 が 関係 修復 を 行っ て 読切 『 おけ さ の ひょう 六 』 や 『 三つ 目 が とおる 』 を 載せる まで の 9 年間 にわたり 、 手塚 漫画 は 『 週刊 少年 マガジン 』 本誌 に 登場 する こと は なかっ た 。 また 、 当時 において も 最大手 出版 社 で あっ た 講談社 と の 確執 は 、 その後 長く 手塚 および 虫 プロ にとって 禍根 を 残し た 。  井岡 が 編集 長 を 退い た 後 、 『 少年 マガジン 』 編集 長 に 内田 勝 が 就任 する 。 内田 が さ いとう ・ たか を 、 水木 しげる といった 貸本 劇画 で 活動 し て い た 作家 を 積極 的 に 起用 し 、 劇画 路線 を 推進 し た 裏 に は 、 W 3 事件 における 手塚 へ の 反 発心 が あっ た と 述べ て いる 。 1966 年 開始 の 『 巨人 の 星 』 で 梶原 一 騎 を 看板 作家 に 掲げ て 以後 の 『 週刊 少年 マガジン 』 は 、 青年 向け 路線 で 劇画 ブーム を 巻き起こし 、 一方 で 手塚 は 低迷 期 に 突入 し て いく 。  産業 スパイ と 周り から 疑わ れ 、 虫 プロダクション を 辞め た 人物 の 一 人 に 、 後 に SF 作家 として 活躍 する 豊田 有恒 が いる 。 豊田 は 当時 、 虫 プロ 社員 として 脚本 を 執筆 し 、 『 宇宙 少年 ソラン 』 を 放映 し た TBS に も 出入り し て い た 。 この 件 について 豊田 は 、 自分 は 犯人 で は なく 、 悪気 の ない 他 の 作家 の ファン 気質 による 行為 が 結果 的 に 情報 漏洩 に 繋がっ た 、 と 自ら の 見解 を 述べ て いる 。 豊田 に よれ ば 、 情報 漏洩 自体 は 存在 し た こと に なる 。  また 豊田 は 、 『 宇宙 少年 ソラン 』 の 脚本 家 として も 活動 し て い た 。 『 ソラン 』 の 脚本 が 『 鉄腕 アトム 』 の エピソード に 似 て い た 時 に 、 豊田 は 手塚 から 「 あの ソラン の シナリオ は なん です か !   アトム の イルカ 文明 と まったく 同じ です !」 と 電話 で 怒鳴ら れ た 。 豊田 は それ に対し 、 「 でも 、 あの とき は イルカ で 今度 は 人魚 です から … 」 と 弁解 し た と いう 。フォトイメージングエキスポ （ Photo   Imaging   EXPO ,   PIE ） は 、 2005 年 から 2009 年 まで 毎年 3 月 中旬 に 東京 ビッグ サイト にて 開催 さ れ て い た 、 アジア 最大 級 の 写真 関連 商品 総合 展示 会 。 主催 は カメラ 映像 機器 工業 会 、 写真 感光 材料 工業 会 、 日本 カラー ラボ 協会 、 日本 写真 映像 用品 工業 会 。  これ まで 「 フォト エキスポ （ 日本 カメラ ショー ： カメラ 映像 機器 工業 会 主催 、 写真 映像 用品 ショー ： 日本 写真 映像 用品 工業 会 主催 ） 」 「 ラボシステムショー （ 日本 カラー ラボ 協会 主催 ） 」 「 国際 プロ ・ フォト ・ フェア （ IPPF 、 日本工業新聞社 主催 ） 」 の 3 つ の 写真 関連 商品 の 展示 会 が 開催 さ れ て き た が 、 これら の 展示 会 を 統合 発展 さ せ て 強化 し た イベント として 開催 する こと と なっ た 。  基本 コンセプト や 狙い として 「 写真 文化 の 発展 と 映像 ライフ の 楽し さ を アピール 」 「 日本 から 最先端 の 写真 映像 技術 を 世界 市場 に 発信 する 」 「 アメリカ の PMA 、 ドイツ の フォト キナ に 並ぶ 国際 イベント に する 」 と し て い た 。  しかし イベント の 運営 幹事 を 各 団体 が 持ち回り で 受け持っ て い た こと も あり 、 一貫 し た コンセプト を 確保 でき ない こと を 理由 に カメラ 映像 機器 工業 会 が 2009 年 の 開催 をもって 離脱 し た ため 、 この 年 限り で フォトイメージングエキスポ は 終了 し て しまっ た 。 2010 年 から は 、 カメラ 映像 機器 工業 会 が 単独 イベント 「 CP +」（ カメラ & フォトイメージングショー ） を 開催 し 、 残り の 3 団体 は これ まで プロ メディア が 開催 し て い た 「 スタジオ 写真 フェア 」 に 合流 、 新規 イベント として 「 PHOTO   NEXT 」 （ プロフェッショナル & フォト ビジネス フェア ） を 開催 する こと と なる 。ホワイト バランス （ ） と は 、 カメラ において 、 さまざま な 色あい の 光源 の もと で 、 望ん だ 色調 の 写真 を 得る ため の 補正 の こと で ある 。 パランス について 純白 の 被写体 を どう 写す か 、 という 点 に 代表 さ せ て ホワイト バランス と 言う 。 一般 に 赤みがかっ たり 青みがかっ たり といった 光源 が 多い ため 、 赤 - シアン を 主軸 と する 「 色 温度 」 の 調整 が 主 と なる が 、 他 色 の 方向 で の 調整 も 含む 。  まず 、 理想 的 な カラー 写真 を 撮影 できる カメラ を 想定 する 。 その カメラ で は 、 実際 の 光景 の 光 の パワー スペクトル が そのまま 再現 さ れる 。 しかし たとえば 、 白熱 電球 の よう な 赤みがかっ た （ 色 温度 が 低い ） 光源 下 や 、 逆 に 蛍光 灯 の よう な 青みがかっ た （ 色 温度 が 高い ） 光源 下 において 、 人間 の 視覚 は 、 光源 の ため に 赤く あるいは 青く 見え て いる こと を 補正 し て 、 自然 な 色合い で 対象 を 「 見 て 」 いる 。  その ため 、 仮に 光学 的 に 理想 的 な カラー 写真 を 撮影 でき た として も 、 その 写真 は 光源 の 影響 で 、 「 自然 な 」 写真 に は なら ない 。 これ の 調整 が ホワイト バランス で ある 。 「 白   -   グレー   -   黒 」 の 無 彩色 を 無 彩色 に 、 また 人間 の 肌色 など といった 人間 の 感覚 が 敏感 な 対象 を 自然 に 再現 する こと が 第一義 だ が 、 たとえば 「 真っ赤 な 夕焼け 」 を 完全 に 補正 し て 、 白い 物 が 白く 写っ て いる 写真 に し て も 普通 は 意味 が 無い わけ で 、 そこ は 撮影 者 の 意図 による もの と なる 。  銀 塩 写真 の 場合 の 具体 例 として は 、 普通 の カラー フィルム は 標準 の 処方 で 現像 し て 、 日 中 の 太陽光 （ デイライト ） の もと で 撮影 し た もの が 自然 な 写り に なる よう 調整 さ れ て いる 。 この フィルム を 使い 、 蛍光 灯 に 照らさ れ た 被写体 を 撮る と 緑色 がかっ た 不自然 な 色 に 写る 。 また 白熱 電球 に 照らさ れ た 被写体 を 撮る と 、 だいだい 色 がかっ た 不自然 な 色 に 写る 。 リバーサルフィルム の よう に 敏感 な 写真 材料 の 場合 は 太陽光 で も 、 曇天 時 や 早朝 に は フィルター で 調整 する こと が ある 。  ホワイト バランス に 敏感 で ある 点 は 、 デジタル カメラ も 同様 で ある 。 その ため 全て の デジタル カメラ は 、 オート ないし マニュアル の ホワイト バランス 調整 機能 を 持っ て いる 。  以上 の 点 は 、 動画 （ ビデオカメラ ） でも 同様 だ が 、 動画 の 場合 は 連続 し て 調整 する 必要 が ある 、 という 点 が 加わる 。 コマ 撮り 等 の 場合 に 顕著 だ が 、 1 カット の 短い シーン 中 に 露出 等 と 同じく フラフラ 変動 する と 大変 見 辛い ので 、 オート 設定 に せ ず 色 調整 を 固定 す べき で ある 。  2 台 以上 の テレビ カメラ で 収録 ま は 生放送 を する 場合 は 、 カメラ 間 の ホワイト バランス を 統一 し ない と 、 切り替え の 際 に 色 温度 が 変わっ た 映像 が 流れ て しまい 、 見苦しい 映像 と なる ので 、 必ず ホワイト バランス を 統一 する 。 また 、 テレビ 番組 の 取材 など の 映像 を 注意 し て 見 て いる と 、 外 から 屋内 に 入っ たり 、 白熱 電球 から 蛍光 灯 に 光源 が 変わっ た 時 に バランス を 切り替え た の が わかる こと が ある 。  フィルム カメラ で 厳密 に 撮影 する 場合 は 、 カラー メーター によって 色 温度 を 測定 し 、 その 色 温度 に 適し た 色 補正 用 フィルター を 装着 し たり 、 特殊 な フィルム （ タングステン タイプ など ） を もちい て 撮影 し て いる 。 アーカイブ 目的 の 場合 は カラー チャート を 一緒 に 写し 込む 場合 も ある 。 デジタル カメラ で は カメラ に 内蔵 さ れ て いる 機能 で 補正 が 可能 な ため 、 色 補正 の 機材 の 準備 や 手間 が かから ない 。 これ は 、 フィルム カメラ による 撮影 と 比べ て 大きな メリット で ある 。  ホワイト バランス 機能 に は 、 だいたい 以下 の よう な 種類 が ある 。 上位 機 に なる ほど 、 手動 操作 が 可能 に なり 機能 が 多い 傾向 が ある 。  以上 は 撮影 時 の 設定 だ が 、 いわゆる RAW 画像 データ が 取得 可能 な 場合 、 いわゆる RAW データ 現像 時 に も 、 ホワイト バランス 調整 が 可能 で ある （ ないし 、 調整 が 必要 で ある ） 。FSA プロジェクト （ え ふえ すえ い プロジェクト ） と は 、 アメリカ合衆国 の FSA （ Farm   Security   Administration ;   農業 安定 局 または 農業 保障 局 ） が 、 1929 年 の 世界 恐慌 勃発 後 の アメリカ の （ 主として 南部 ） 農村 の 惨状 および その 復興 を 記録 する ため （ 一方 で 、 農民 救済 の 必要 性 を 訴え 、 一方 で 、 ニューディール 政策 の 効果 を アピール する ため ） に 行っ た プロジェクト （ 1935 年 から 1944 年 ） で ある 。  手法 として は 、 写真 が 用い られ た 。 この プロジェクト により 生み出さ れ た 10 万 枚 以上 の 写真 が 、 アメリカ の 国会図書館   ( Library   of   Congress )   に コレクション として 現在 も 保存 さ れ て いる 。 なお 、 本 プロジェクト の ディレクター は 、 経済 学者 で 写真 家 で も あっ た ロイ・ストライカー （;   1893 年 -   1975 年 ） で ある 。  参加 し た 主要 な 写真 家 は 、 ジャック・デラーノ （;   1914 年 - 1997 年 ） 、 ウォーカー・エヴァンズ （ Walker   Evans ;   1903 年 - 1975 年 ） 、 セオドア・ヤング （;   1906 年 生まれ ） 、 ドロシア・ラング （ Dorothea   Lange ;   1895 年 - 1965 年 ） 、 ラッセル ・ リー （;   1903 年 - 1986 年 ） 、 カール ・ マイ ダンス （;   1907 年 - 2004 年 ） 、 ゴードン ・ パークス （ Gordon   Parks ;   1912 年 - 2006 年 ） 、 アーサー ・ ロススタイン （;   1915 年 - 1986 年 ） 、 ベン ・ シャーン （ Ben   Shahn ;   1898 年 - 1969 年 ） 、 ジョン ・ ヴェイション （;   1914 年 - 1975 年 ） 、 マリオン・ポスト・ウォルコット （;   1910 年 - 1990 年 ） 、 アルフレッド ・ T ・ パーマー （ Alfred   T .   Palmer ;   1906 年 - 1993 年 ） など で ある 。  ストライカー は 撮影 者 と は 異なっ た 観点 から 、 写真 作品 の 取捨選択 、 トリミング 、 利用 方法 の 決定 （ 新聞 、 雑誌 、 書籍 等 の 発表 メディア の 選択 など ） を 行っ た 場合 も 多く 、 個々 の 写真 家 と 対立 する こと も あっ た と いう 。 没 に し た 写真 を 穴あけ パンチ で 損壊 し た こと すら あり 、 ストライカー によって 穴 を 空け られ た 写真 が 多数 残っ て いる 。  その よう な 問題 を はらん で は い た ものの 、 この プロジェクト の 写真 作品 は 、 ドキュメンタリー 写真 （ 報道 写真 の 一部 ） の 、 また 、 ストレートフォトグラフィ の 重要 な 実例 として 、 それぞれ における 金字塔 と なっ て いる 。  なお 、 この プロジェクト 期間 中 の 1935 年 から 1944 年 まで の 間 に 政府 の 組織 改編 が おこなわ れ た ため 、 正確 に は 、 1935 年 から 1937 年 まで は 、 RA （ Resettlement   Administration ;   再 入植 庁 または 再 定住 局 ） が 、 1937 年 から 1942 年 まで は FSA が 、 1942 年 から 1944 年 まで は OWI （ Office   of   War   Information ;   戦時 情報 局 ） が 、 それぞれ 所管 し て い た が 、 通常 は 、 この すべて の 期間 について 「 FSA プロジェクト 」 と 呼ば れる こと が 多い 。 単に 「 FSA 」 と 呼ば れる こと 、 例えば 、 「 FSA の 写真 家 」 という よう な 例 、 も ある 。 また 、 1942 年 まで に 限定 し て 、 FSA プロジェクト と 呼ぶ 考え方 も ある 。二 次元 コンプレックス （ にじ げん コンプレックス ） と は 、 アニメ ・ 漫画 ・ パソコン ゲーム ・ 小説 挿絵 を 含む 絵画 等 の 美少女 二 次元 キャラクター に対して のみ 、 性的 感情 ・ 恋愛 感情 を 抱く 状態 を 指す 。 二 次 コン （ にじ コン ） と 略さ れ 、 英語 で は この 略称 の 「 Nijikon 」 で 呼ば れる 。  「 二 次元 コンプレックス 」 という 術語 は 、 1970 年代 後半 の アニメ ブーム の 後 に 来 た 1980 年代 初頭 の ロリコン ブーム の 際 に 、 アニメ・マンガファンダム 内部 で アニメ の 少女 キャラクター に対して 偏愛 する 行為 に対して 、 一種 の ジャーゴン として 使わ れ 始め た 。  当初 は 「 二 次元 ロリコン 」 「 アニメ ・ ロリコン 」 と も 呼ば れ た 。 但し 、 「 二 次元 コンプレックス 」 という ジャーゴン の 形成 以前 に も こうした 二 次 コン を 扱っ た フィクション は 近世 以前 から 存在 し 、 「 絵 に 描か れ た 架空 の 存在 に対する 恋愛 感情 」 という 概念 そのもの は 、 江戸 時代 に は 既に 存在 し て い た こと が わかる 。 高取 英 に よれ ば 、 （ 1989 年 当時 の ） ロリコン 青年 は 大きく 観念 派 ・ 過激 派 ・ 実践 派 に 分かれ 、 その 大半 は 雑誌 ・ 写真 など の イメージ の 趣味 に 限ら れる 観念 派 だ と し て いる 。 実態 として の 行為 の 対象 を 持た ない 二 次 コン は 実践 派 に 入る こと は なく 、 また 多く の 場合 観念 派 に とどまる 。 1981 年 10 月 に 発表 さ れ た Y ・ エンドウ の 「 ビョーキ・ウォーズ 」 に よれ ば 、 「 二 次元 コンプレックス 」 は 「 アニメ 狂 」 （ 原文 ママ ） 及び 「 少女 フェチ 」 と 関連 性 が ある もの と さ れ て おり 、 この 時点 で は 二 次元 コンプレックス が ロリータ ・ コンプレックス や 少女 フェティシズム の 変種 として とらえ られ て いる 。  1986 年 に 秀和 システム トレーディング の 技術 者 が 雑談 し た 内容 を 収録 し た 書籍 『 パソコン マニア は 海 へ 行こ う 』 p .   120   の 注 に は 「 2 次元 コンプレックス :   2 次元 平面 に 投影 さ れ た 、 つまり 絵 に 描か れ た 女性 に対して しか 、 性的 興味 を 示さ ない 心理 状態 。 原理 的 に アニメ ファン と の 区別 が つき にくい うえ 、 ロリコン と の 境界 も はっきり し ない 。 」 と 説明 さ れ て いる 一方 で 、 本 文中 で は 「 2 次 コン は 漫画 の 中 の 世界 に 閉じこもっ て ます から 、 あれ が 普通 だ と 思っ て ます から ね 。 たとえば こう 、 殴る と 相手 が ぱ ー ん 、 と いっ て ふっとん で いく と か 。 」 という 発言 が 収録 さ れ て おり 、 だいぶ カジュアル な 概念 として 扱わ れ て いる の が 伺える （ なお 、 この 部分 に も 注 が あり 「 殴る と 相手 が … :   たとえば 高橋 留美子 の 『 うる 星 やつ ら 』 を 見よ 。 」 と ある ） 。 教育 学者 の 飯島 敏文 は 二 次元 コンプレックス を 持つ こと の 原因 について 、 幼児 期 において キャラクター 商品 に 囲ま れ て 生活 する こと が 子供 の 現実 感覚 を 失わ せる 遠因 に なる お それ が ある の で は ない か と 推察 し て いる 。  一見 すれ ば 、 二 次 コン は 社会 に対し 影響 を 加え たり 、 深刻 な 対立 を 生みだす こと は な さ そう に 考え られる が 、 脚本 家 の 首藤 剛志 は 、 WEB アニメ スタイル の コラム 『 シナリオ えー だ ば 創作 術   誰 でも できる 脚本 家 』 第 55 回 「 『 ミンキーモモ 』 は 「 ロリコン 」 を 受け て 立つ ？ 」 にて 、 「 フェミニスト による 『 生身 で なく 二 次元 の キャラクター に 愛 を 注ぐ の は 、 現実 の 女性 に対する 蔑視 で ある 』 という 意見 が 通り 、 表現 規制 問題 に 発展 する 恐れ が ある 」 という 旨 を 「 これ は 自分 の 妄想 に 過ぎ ない が 」 と 断っ た 上 で 述べ て いる 。 また 、 二 次元 コンプレックス を 自認 する 者 の 中 に は 二 次元 キャラクター と の 結婚 を 望む 場合 が あり 、 法律 的 に 認め られ た 例 は ない が 、 インターネット 上 に 二 次元 キャラクター と の 結婚 認定 証 を 発行 する 組織 が 存在 する 。セミ ヌード （ Semi   nude ） は ヌード 写真 ・ 映像 の うち 、 肌 の 露出 が 比較的 小さい もの の こと で 、 女性 の 場合 乳首 を 隠し て いる ヌード を 主 に 指す 。 「 セミ 」 は 半分 といった 意味 を 表す 英語 の 接頭 語 で あり 、 全裸 （ オール ヌード ） に対して の 半裸 と で も 訳さ れよ う 。 男性 の 場合 、 セミ ヌード という 表現 は あまり し ない 。  セミ ヌード という 言葉 は 話者 の 主観 に 頼る 部分 も あり 、 厳密 な 定義 が 難しい 場合 も ある 。  理屈 から いえ ば 水着 姿 や 下着 姿 も 裸 に 近い こと に なる が 、 通常 は セミ ヌード と は 言わ ない 。 セミ ヌード という 言葉 が 示す 意味 は 、 ほとんど の 場合 「 乳首 を 見せ ない ヌード 」 という こと で ある 。 また 、 薄い 布 や 濡れ た シャツ を まとい 乳首 が 透け て いる 場合 や 、 尻 部 を 丸出し に し た 場合 も セミ ヌード と 言わ れる こと が ある 。  通常 、 女性 の ヌード で 、 陰毛 を 見せ て いる 場合 は ヘアヌード 、 乳首 を 見せ て いる 場合 は オール （ フル ） ヌード 、 乳首 を 隠し て いる 場合 を セミ ヌード という 使い分け を する こと が 多い 。  ただし 、 現代 の 着 エロ 物 など の 場合 、 乳首 は 見せ て い ない が 、 陰毛 や 場合 によって は アナル を 見せ て いる 物 など も あり 、 一般 的 な 定義 で は 分類 でき ない 。  また 、 逆 に 、 写真 ・ 映像 等 の 話題 性 を 高める こと が 求め られる 広告 ・ 報道 など において は 、 しばしば 誇張 さ れ た 表現 が 使わ れ 、 混乱 を 招く 例 も 見 られる （ 例 ： 2004 年 の 岩崎 恭子 の セミ ヌード ） 。 井上 和香 の 肩 を 出し た 広告 写真 が セミ ヌード と さ れ た こと も ある （ 2003 年 ） 。  モデル が 女性 の 場合 、 セミ ヌード の パターン として 次 の よう な もの が ある 。 上半身 裸 （ トップレス ） も 背後 から 撮影 し たり 、 手 ブラ ・ 腕 ブラ や 髪 ブラ を し たり 、 体育 座り や しゃがん で 脚 を 使っ て 脚 ブラ を し たり 、 脱い だ 衣装 や 小道具 など を 使っ たり し て 乳首 を 見せ ない よう に する 。  この ほか 、 乳首 が 写っ て いる 状態 や 、 単に 水着 姿 や 下着 姿 で ある 状態 も セミ ヌード と 呼ば れる こと が ある が 、 一般 的 で は ない 。  なお 、 陰毛 が 写っ て いる 場合 は 全体 の 露出 度 が 小さく て も ヘアヌード と さ れる の が 一般 的 で ある 。  セミ ヌード は 身体 の 一部 が 隠れる ため モデル 側 の 抵抗 感 が 比較的 少なく 、 また 、 ヘアヌード ・ オール ヌード と は 区別 さ れ 、 芸術 的 な イメージ も ある ため か 、 人気 の ある 有名 タレント が 公開 する こと も ある 。 さらに 、 テレビ CM や CD ジャケット など で は 通常 の ヌード が はばから れる ため 、 セミ ヌード と する 場合 が 多い 。  大正 時代 の 赤 玉 ポートワイン （ 寿屋   ( 現 : サントリー )） の ポスター は 有名 （ 1922 年 ） 。 今日 の 基準 で は ソフト な もの で 、 セミ ヌード と いえ ない かも しれ ない が 、 当時 は 物議 を かもし た 。  男性 グラビア 誌 を 中心 に 、 全裸 に は なっ て も 、 乳首 だけ は 見せ ない 、 という 強い 主張 を もっ た グラビア モデル の 系譜 が あっ た 。 1980 年 頃 、 浅野 裕子 （ 浅野 ゆう子 ） が 月刊 『 プレイボーイ 』 誌 で 披露 し た セミ ヌード は 、 乳首 こそ 見せ ない ものの 、 ほとんど 全裸 で あっ た 。 武田 久美子 の 一連 の 写真 集 は 笹 ふん どし や 貝殻 水着 など 大胆 な ポーズ に も 関わら ず 中 々 乳首 を 見せ なかっ た （ 後 に ヘアヌード を 発表 ） 。 渡辺 美奈代 も 全裸 に なっ て も 乳首 は 見せ なかっ た 。  また 、 一般 的 な セミ ヌード と は 違う ものの 意外 な 露出 として 話題 に なっ た もの として は 田村 英里子 の 半 ケツヌード 、 宮沢 りえ の ふん どし 写真 など が ある 。  セミ ヌード 写真 を 多く 載せる 雑誌 は ほとんど が 男性 誌 で ある 。 ただし 『 an ・ an 』 や 『 FRaU 』 など の 一部 の 女性 誌 は 女性 に 人気 の ある 人物 について は 男女 問わ ず セミ ヌード を 掲載 し て いる 。 男性 誌 で は なく こちら に 登場 する 芸能人 も 多い 。  モデル が 男性 の 場合 、 主 な 用法 に は 以下 の よう な もの が ある 。 全裸 の 場合 、 背後 から 撮影 し たり 、 脱い だ 衣装 や 小道具 、 手 など を 使っ て 陰毛 ・ 男性 器 を 見せ ない よう に する 。  この よう に 、 男性 における 「 セミ ヌード 」 という 語 の 用途 は 女性 の それ と 大きく 異なる 。 とくに 、 乳首 の 露出 の 有無 が 重要 視 さ れ ず 、 また 上半身 裸 が 通常 の ヌード に 分類 さ れる こと が ほとんど ない こと は 両者 の 最も 重要 な 違い で ある と いえる 。  また 、 モデル の 陰毛 が 写っ て いる 状態 で あっ て も 、 陰茎 が 写っ て い なけれ ば セミ ヌード に 含める 場合 も 多い 。 これ は セミ ヌード の 定義 を 前述 の 「 完全 な ヌード で は ない 状態 」 に 設定 し て いる こと に なる が 、 女性 と は 違い この 定義 が 使わ れる こと は 男性 で は それほど 珍しい こと で は ない 。 男性 は 陰部 から 陰茎 が 突出 し 、 陰 嚢 が 垂れ下がっ て おり 、 全裸 で 前面 から 撮影 すれ ば これ が そのまま 映像 に 写り こむ の が 自然 な 状態 で ある 。 この ため 、 男性 器 の 写っ て い ない 男性 ヌード は 不自然 で あり 、 完全 な ヌード と は みなさ れ にくい の で ある 。 この 状況 は 、 性器 が 突出 し て おら ず 陰毛 に 隠れる こと が 多い 女性 と は 対照 的 で ある と いえる 。  ただし 日本 の 場合 、 「 男性 ヌード 」 と 称さ れる ものの ほとんど は 陰毛 が 写っ て い ない 。 前述 の よう に 、 全裸 の 男性 を 正面 から 撮影 する と 男性 器 が 写っ て しまう こと が 多い が 、 男性 器 は 日本 国内 において は 通常 修正 が 必要 で ある 。 しかし これ を 写さ ず に 陰毛 だけ を 画面 内 に 収めよ う と する と 不自然 な ポーズ ・ アングル を とら ざる を え なく なる こと が 多い ため 、 日本 の 男性 ヌード 写真 は 必然 的 に セミ ヌード が 多く なる の で ある 。iPhoto （ アイフォト ） は 、 アップル が 開発 ・ 販売 する 写真 管理 ソフトウェア で ある 。 同社 の 統合 ソフトウェア 製品 「 iLife 」 の 構成 ソフトウェア の 一つ 。  主 に デジタル カメラ で 撮影 し た デジタル 写真 を 管理 、 閲覧 し たり 、 インターネット 上 に 公開 し たり 、 壁紙 に し たり 、 補正 、 ネット 経由 で フォト アルバム の 作成 を 頼ん だり する こと が 出来る 。 動作 環境 は OS   X 、 iOS のみ で 、 Windows 版 は 開発 さ れ て い ない 。  基本 的 な 機能 は 、 デジタル カメラ から 取り込ん だ 写真 等 の 画像 を 全て 「 ライブラリ 」 （ もしくは 任意 に 指定 し た フォルダ ） に 集約 し 、 そこ から 各 「 アルバム 」 へ 振り分け て 整理 する もの で ある 。 各 画像 に は タグ や マイレート 、 コメント を 付ける こと が でき 、 その 写真 に 関わる あらゆる 情報 を 元 に 「 スマート アルバム 」 を 作成 し て 整理 する こと も できる 。 Mac   OS   X   v 10 . 4 以降 で あれ ば 、 iPhoto で 付け た タグ や マイレート 、 コメント は Spotlight で の 検索 対象 と なる 。 これ により iPhoto を 起動 せ ず とも 高速 に 画像 を 検索 する こと が 可能 に なっ て いる 。  また 、 旧 バージョン の iPhoto   2 は アップル から 無償 で 配布 さ れ て おり 誰 でも 利用 する こと が できる 。 以降 の バージョン は 製品 版 の iLife に 含ま れる か 、 もしくは 一部 の Mac ハードウェア に プリインストール さ れ 販売 さ れ て いる 。  iPhoto は 主 に コンシューマ 向け に 開発 さ れ た ソフトウェア で ある が 、 プロシューマ 向け の デジタル 写真 管理 ソフトウェア として 、 同社 から Aperture が 販売 さ れ て いる 。  なお 、 iPhoto の ユーザ インタフェース は 、 同社 の iTunes に 似 て いる 。 iPhoto の 「 アルバム 」 を iTunes の 「 プレイリスト 」 、 同じく iPhoto の 「 スマート アルバム 」 を iTunes の 「 スマートプレイリスト 」 と 置き 替えれ ば 、 その 大まか な 使い方 は iTunes と 類似 し て いる 。  ちなみに iPhoto と 同様 の 機能 を 持つ ソフトウェア として は 、 アドビシステムズ の Photoshop   Album （ 現在 は Photoshop   Elements に 統合 さ れ 、 同 ソフト の 画像 管理 機能 Elements   Organizer と なる ） 、 Google の Picasa 、 マイクロソフト の Windows   Live   フォト   ギャラリー 等 が 挙げ られる 。  iPhoto は 基本 的 に 「 写真 を 整理 する 」 ため の ソフトウェア だ が 、 簡単 な レタッチ 機能 や その他 の パブリッシング 機能 も 備え て いる 。  iPhoto は 全体 的 に 動作 が 重く 、 特に 多く の 写真 を 管理 し て いる 場合 に 起動 が 遅かっ た が 、 バージョン が 上がる 度 に 改善 さ れ 、 バージョン 6 で は 25 万 枚 も の 写真 を 管理 する こと が できる 。  2015 年 の OS   X   10 . 10 . 3 以降 は 、 後継 と なる 「 Photos 」 （ 日本語 で は 「 写真 」 ） が 同 梱 さ れ て いる 。 写真 アプリ は iCloud 写真 に 対応 し て いる が 、 iPhoto の データ は 移行 が 必要 に なる 。写真 評論 家 （ し ゃしんひょうろんか ） と は 、 写真 を 専門 として 評論 を 行う 評論 家 。 美術 評論 家 の 1 ジャンル として 、 まとめ て 考え られ たり 、 美術 評論 家 が 写真 について 併せ て 評論 する こと も 多い 。 「 写真 批評 家 」 、 「 写真 研究 家 （ 写真 史 研究 家 ） 」 、 「 写真 史家 」 など と 呼ば れる こと も ある 。  写真 評論 家 として 独立 し て いる こと も ある が 、 美術館 の 学芸 員 、 キュレーター 、 大学 教授 、 雑誌 編集 者 、 ギャラリー の オーナー など を 兼ねる こと も 多い 。 なお 、 写真 家 が 、 写真 評論 家 ばり の 写真 評論 を 行う こと も 、 しばしば ある 。  写真 評論 家 の 仕事 として は 、 写真 評論 の 執筆 および 著作 の 出版 に とどまら ず 、 講演 、 TV 番組 へ の 出演 、 写真 展 の 企画 、 写真 公募 （ コンテスト ） の 審査 員 など 、 広い 範囲 に 及ぶ 、  日本 における 著名 な 写真 評論 家 として は 、 中島 謙吉 、 伊奈 信男 、 渡辺 勉 、 田中 雅夫 、 亀井 武 、 重 森 弘 淹 、 多 木 浩二 、 福島 辰夫 、 山岸 章二 、 松本 徳彦 、 金子 隆一 、 平木 収 、 谷口 雅 、 横江 文 憲 、 伊藤 俊治 、 飯沢 耕 太郎 、 岡部 昌幸 、 大日方 欣一 、 竹 葉 丈 、 光田 由里 、 増田 玲 、 竹内 万里子 など が いる （ 生年 順 ） 。南   伸 坊 （ みなみ   しんぼう 、 本名 :   南   伸宏 、 1947 年 6 月 30 日   -   ） は 、 日本 の 編集 者 、 イラストレーター 、 エッセイスト 、 漫画 家 。 本 の 装幀 も 多数 手掛ける 。  ペンネーム は 、 宮武 外骨 の 『 滑稽 新聞 』 に 登場 する 絵師 、 「 墨 池亭 黒 坊 」 に 因ん で 、 本名 の 伸宏 を もじっ た もの 。 エッセイ に 自ら イラスト を つける 手法 により 、 「 イラスト ライター 」 と 自称 する 。 あたたか み の ある 描線 の 似顔絵 や 、 シンプル ながら 洗練 さ れ た 装幀 で 知ら れる 。 第 29 回 講談社 出版 文化 賞 ブック デザイン 賞 受賞 。  『 ハリガミ 考現学 』 で の 貼紙 の 研究 により 、 赤瀬 川原平 が 提唱 し た 路上 観察 学会 に も 参加 。 丸刈り で おむすび 型 の 頭 を トレードマーク に し て おり 、 これ を 強調 し た 自画像 イラスト で も 知ら れる 。 また 、 日 清 チキン ラーメン の CM など に も 出演 し た 。  作品 に は 、 『 みなみ しんぼう の そっくり アルバム 』 、 『 歴史 上 の 本人 』 、 『 本人 の 人々 』 など 、 有名人 たち に 扮装 し て 顔 マネ を し た 「 そっくり 写真 」 が ある 。 これら の 作品 で 衣装 、 小道具 、 写真 等 を 担当 し て いる の は 妻 ・ 南 文子 で ある が 、 文子 も 伸 坊 と 同じく 、 美 学校 の 赤瀬川 教室 の 出身 者 で ある 。  伸 坊 の 漫画 作品 に は 中国 の 奇異 小説 を 漫画 化 し た もの が 多く 、 また 、 中国 歴史 物 小説 の カバー 挿画 も 多く 担当 し て いる 。 さらに 、 各 分野 の 専門 家 と の 対談 形式 によって 、 専門 的 な 事項 を 素人 に も わかり やすく 説明 する 著作 が ある ほか 、 ゲーム ソフト 『 MOTHER 』 （ 任天堂 ） の キャラクター デザイン も 手がけ た 。  東京 都 世田谷 区 生まれ 。 東京 都立 工芸 高等 学校 デザイン 科 卒業 。  高校 卒業 後 、 東京 芸術 大学 デザイン 科 の 試験 を うける が 不合格 と なり 、 美 学校 の 木村 恒久 工房 に 入学 し た 。 さらに 、 「 絵 ・ 文字 工房 」 で 赤瀬 川原平 に 学び 、 1970 年 （ 昭和 45 年 ） に 卒業 し た 。 同年 、 赤瀬川 、 松田 哲夫 とともに 「 櫻 画 報 社 」 を つくり 、 各 雑誌 を 「 雑誌 ジャック 」 し た 。 1972 年 （ 昭和 47 年 ） に は 、 赤瀬川 、 松田 哲夫 と 、 初 の 「 トマソン 」 で ある 純粋 階段 「 四谷 階段 」 を 発見 し た 。  デザイナー として 日本 能率 協会 に 入社 する が 、 1 年 で 会社 が 倒産 。 1972 年 （ 昭和 47 年 ） 、 出版 社 ・ 青 林堂 入社 。 のち 、 雑誌 『 ガロ 』 の 編集 長 を 務め 、 イラストレーター の 渡辺 和博 とともに 「 面白 主義 」 を 打ち出し て 同誌 の 傾向 を 変え た 。 一 例 として 、 1976 年 （ 昭和 51 年 ） から 掲載 が はじまっ た 、 糸井 重 里 と 湯村 輝彦 による 「 ペンギン ごはん 」 シリーズ は 、 南 が 湯村 単独 で 、 以前 に 別 の 雑誌 に 発表 し て い た 漫画 を み て 、 執筆 を 依頼 し た 。 糸井 と は この のち 、 交友 関係 が 続く こと に なる 。  1979 年 （ 昭和 54 年 ） に 青 林堂 を 退社 し て フリーランス と なり 、 エッセイ など の 独特 の 文体 で 嵐山 光三郎 など の 「 昭和 軽薄 体 」 の 一員 と さ れ 、 人気 を 博す 。  1980 年 （ 昭和 55 年 ） 、 俳優 ・ 三浦 友和 と 歌手 ・ 山口 百恵 の 結婚式 が 行わ れ た 同じ 日 に 、 渡辺 和博 と の 「 合同 結婚式 」 を 、 日比谷公園 内 の レストラン 『 松本 楼 』 で 挙げ た 。  翌 1981 年 （ 昭和 56 年 ） に は 、 パフォーマンス 集団 「 HAND - JOE 」 （ 糸井 が 命名 ） を 、 上杉 清文 、 末 井 昭 とも に 結成 。 後 に 鈴木 祐 弘 、 巻 上 公一 、 山崎 邦彦 も 参加 。 兵庫 県立 近代 美術館 で 、 水戸黄門 の 扮装 を し て 楽器 演奏 を する など の 活動 を 行っ た 。 また 、 写真 家 ・ 滝本 淳 助 も 加え て 「 ハンジョウ・オール・スターズ ( H . A . S .)」 という バンド も 結成 し 、 渋谷 の ライブハウス   『 LA   MAMA 』 で ライブ を 行っ た 。 この 際 南 は 、 ライブ の 前日 に アルト ・ サックス を 買っ て 、 ライブ に のぞん だ と いう 。ウィリアム ・ ボー モル （ William   J .   Baumol 、 1922 年 2 月 26 日   -   2017 年 5 月 4 日 ） は 、 アメリカ の 経済 学者 。 ニューヨーク 市 出身 。 ミクロ 経済 学 から マクロ 経済 学 まで 、 活躍 の 範囲 は 広かっ た 。大判 カメラ （ おお ばん カメラ ） と は 4 × 5 インチ （ 102 × 127 mm ） 以上 の シート フィルム （ カット フィルム ） を 使用 する カメラ の 総称 で ある 。  用途 として は 雑誌 や ポスター など 完成 時 に 大きく 伸ばす 必要 が ある 分野 、 集合 写真 など 高 解像度 を 要求 さ れる 用途 に 需要 が あっ た が 、 近年 需要 は 減り つつ ある 。  需要 が 減っ た 理由 として は 、 大きく 伸ばす 必要 の ある プリント で も デジタル カメラ で 対応 可能 に なっ た こと 、 撮影 の 依頼 主 が 利便 性 から デジタル データ で の 納入 を 求める ケース が 増え た こと 、 アオリ など 大判 カメラ で なけれ ば でき なかっ た こと が デジタル カメラ で も 編集 ソフト を 使用 する こと により 可能 と なっ た こと 、 デジタル より も コスト が 嵩む こと など が 挙げ られる 。  ただし 、 多彩 な レンズ が 使用 できる こと 、 アクセサリー 類 の 規格 が メーカー を 問わ ず ある程度 統一 さ れ て いる こと 、 原始 的 な 構造 故に 基本 動作 から 応用 まで すべて 手作業 を 必要 と する ため 自身 の 写真 技術 の 向上 が 期待 できる こと 、 高級 木材 を 使用 し たり し て 嗜好 性 を 高め た メーカー の 存在 など から 一 定数 の 愛好 家 が 存在 する 。  「 シノゴ 」 と も 言わ れる 。 大判 の 中 で 最も 多く 使用 さ れる フォーマット 。 カメラ や レンズ 、 フィルム など 、 機材 も 豊富 に 生産 さ れ て いる 。 大都市 圏 の 大型 カメラ 店 や プロ ラボ で あれ ば フィルム の 入手 も 容易 で ある 。  「 ゴシチ 」 「 ゴナナ 」 と も 言わ れる 。 この フォーマット 専用 の カメラ は 少なく 、 4 × 5 in 判 の カメラ の 部品 を 流用 し た もの が 多い 。  「 エイト ・ バイ ・ テン 」 「 バイ テン 」 と も 言わ れる 。 4 × 5 in 判 の 次に 多く 使用 さ れる フォーマット 。 量産 品 として カタログ に 載る カメラ は 事実 上 この サイズ まで で 、 これ を 超え た サイズ で は 、 カメラ 本体 は 特注 生産 や 限定 生産 と なり 、 周辺 機材 や フィルム の 入手 が 困難 と なる 。  「 エイト・バイ・トゥエンティー 」 。  「 イレブン・バイ・フォーティーン 」 。  「 トウェルヴ・バイ・トゥエンティー 」 。  「 フォーティーン・バイ・トゥエンティー 」 。  「 シックスティーン・バイ・トゥエンティー 」 。  「 トゥエンティー・バイ・トゥエンティーフォー 」 。  カメラ に は 、 スタジオ 用 の モノレール カメラ 、 野外 用 の フィールド カメラ （ テクニカルカメラ ） が 存在 する 。 さらに フィールド タイプ に は 金属 製 と 木製 の もの が 存在 する 。 後者 は 機動 性 を 重視 する ため アオリ 操作 は レンズ 側 のみ 可能 で 、 フィルム 側 で は でき ない 機種 が 多い 。  木製 ビューカメラ は 金属 製 と 比べ て 軽く て 携行 し やすい が 、 強度 の 点 で 金属 製 に 劣る 。 カメラ に は 後部 に 冠 布 （ 遮光 布 ） あるいは 遮光 フード が 付い て いる こと が 多く 、 ピント グラス 上 で ピント 合わせ を する 際 に は 冠 布 を かぶっ て 行い 、 絞り や シャッター 速度 を 設定 し て から ホルダー に フィルム ケース を 装着 し 、 ケース の 遮光 カバー を 引い て から シャッター を 切る 。  大判 カメラ で は レンズ ボード に レンズ を 取り付け て から カメラ に 装着 する 。 その ため 、 どの メーカー の いつ の 時代 の レンズ で あっ て も 、 レンズ ボード に 取り付け さえ すれ ば 現在 も 使う こと が できる 。 基本 的 に は レンズ に は フォーカシング 機構 が 存在 せ ず 、 蛇腹 を 伸縮 さ せる など カメラ 側 で ピント を 調節 する 。 これ により 前述 の アオリ が 可能 に なっ て いる 。 また 、 超 広角 レンズ の 一部 に は ヘリコイド が 付い て いる もの が ある 。  レンズ ボード に は いくつ か 規格 が ある が 、 4 × 5 in 判 で は リンホフ の リンホフボード が 事実 上 の 統一 規格 で あり 、 一部 で グラフレックス の グラフィック ボード が 使わ れ て いる 。 それ より 大きい 規格 で は ジナー の ジナーボード が 事実 上 の 準 統一 規格 と なっ て おり 、 一部 で リンホフ の カルダン ボード が 使わ れ て いる 。 他 の 規格 を 使う 機材 で も 、 ほとんど の 場合 アダプター を 介し て これら の レンズ ボード を 使用 する 。  最初 期 は 露光 の コントロール は レンズ キャップ の 着脱 で 行っ た 。  感 材 の 感度 が 上がっ て 来る と 、 ソロントンシャッター が 使わ れる よう に なっ た 。 この 名称 は ソロントン・ピッカード が その 有力 メーカー だっ た こと に 由来 する 。  現在 は 主 に レンズ シャッター が 使わ れ て いる 。 コンパー 、 プロンター 、 セイコー など が あっ た が 現在 で は コパル のみ に なっ て しまっ た 。 シャッター の 大き さ に は 0 番 1 番 3 番 が あり 、 この 大き さ さえ 合え ば どの レンズ に も 使える が 、 絞り 機構 も 一緒 に なっ て いる ため 絞り 目盛り 板 を 修正 する 必要 は ある 。  ジナー や 駒 村 で は 、 シャッター を レンズ の 後 （ カメラ 内部 ） に 置く システム も 提供 し て いる 。 電子 シャッター により 、 静物 撮影 で 精密 な 露光 制御 が 可能 と なる 。超 芸術 トマソン （ ち ょうげいじゅつ トマソン ） と は 、 赤瀬 川原 平ら の 発見 による 芸術 上 の 概念 。 不動産 に 付属 し 、 まるで 展示 する か の よう に 美しく 保存 さ れ て いる 無用 の 長物 。 存在 が まるで 芸術 の よう で あり ながら 、 その 役 に たた な さ ・ 非 実用 において 芸術 より も もっと 芸術 らしい 物 を 「 超 芸術 」 と 呼び 、 その 中 でも 不動産 に 属する もの を トマソン と 呼ぶ 。 その 中 に は 、 かつて は 役に立っ て い た もの も ある し 、 そもそも 作っ た 意図 が 分から ない もの も ある 。  超 芸術 を 超 芸術 だ と 思っ て 作る 者 （ 作家 ） は なく 、 ただ 鑑賞 する 者 だけ が 存在 する 。  トマソン の 語源 は 、 プロ 野球 ・ 読売 ジャイアンツ 元 選手 の ゲーリー・トマソン に 由来 する 。  トマソン は 、 元 大リーガー として 移籍 後 1 年 目 は そこそこ の 活躍 を 見せ た ものの 、 2 年 目 は 全く の 不発 で ある に も かかわら ず 四 番 打者 の 位置 に 据え られ 続け た 。 空振り を 見せる ため に 四 番 に 据え られ 続け て いる か の よう な その 姿 が 、 ちょうど 「 不動産 に 付着 し て （ あたかも 芸術 の よう に ） 美しく 保存 さ れ た 無用 の 長物 」 という 概念 を 指し示す の に ぴったり だっ た ため 、 名称 として 採用 さ れ た 。  固有名詞 が 名称 として 採用 さ れ た 理由 は 、 それ まで の 言葉 で は 説明 し がたい 新しい 概念 を 持つ もの だっ た ため 、 むしろ しがらみ の ない 新しい 呼び名 を 必要 と し た ため と 考え られる 。 新しく 発見 さ れ た 病名 など 学術 的 用語 に 個人 名 を 付ける の に 似 て いる 。 トマソン 選手 の 名前 の 由来 と 「 超 芸術 トマソン 」 の 概念 に 関連 は ない 。  1972 年 、 赤瀬 川原平 、 南 伸 坊 、 松田 哲夫 が 、 東京 ・ 四谷 （ 新宿 区 四谷 本塩 町 ） の 旅館 ・ 祥平 館脇 の 道 を 歩い て いる とき に 、 上り 下り する 形態 と 機能 は あり ながら 、 上っ た 先 に は 出入り口 が 無く 、 降り て くる しか ない 立派 な 階段 を 発見 し た 。 しかも その 手すり に は 補修 の 跡 が あり 、 大事 に 保存 さ れ て いる こと が うかがわ れ た 。  翌年 、 赤瀬 川原 平が 、 西武 池袋 線 江古田 駅 で ベニヤ板 で 塞い で ある 使わ れ なく なっ た 出札 口 （ 切符 売り場 の 窓口 ） に 気付い た 。 その ベニヤ板 は 、 長年 の 銭 の 出し入れ で くぼん だ 石 の 表面 に あわせ て 必要 以上 に 律儀 に 、 微妙 な 曲線 に 切断 さ れ て い た 。  また 、 南 伸 坊 が 、 お茶の水 の 三楽 病院 で 、 きわめて 堂々 と し た 造り で あり ながら 、 出入り口 だけ が きっちり と セメント で ふさが れ た 通用 門 を 発見 し 報告 を し た 。  こうした 物件 は 「 四谷 の 純粋 階段 」 「 江古田 の 無用 窓口 」 「 お茶の水 の 無用 門 」 と 名付け られ 、 共通 する 概念 として 浮上 し た 「 超 芸術 」 ＝ 《 芸術 の よう に 実社会 に まるで 役に立た ない のに 芸術 の よう に 大事 に 保存 さ れ あたかも 美しく 展示 ・ 呈示 さ れ て いる か の よう な たたずまい を 持っ て いる 、 それ で あり ながら 作品 と 思っ て 造っ た 者 すら い ない 点 で 芸術 より も 芸術 らしい 存在 》 の 例 として 認識 さ れ た 。  「 超 芸術 」 の 中 でも 不動産 に 付着 する もの を ひと言 で 言い表す 愛称 、 通称 ､ の よう な もの ､ 固有名詞 として 、 「 トマソン 」 という 名前 が 与え られ た 。 当時 、 赤瀬川 が 講師 を し て い た 美 学校 「 考現学 教室 」 の 生徒 の 議論 の 中 で この 名前 が 決まっ た 。 なお 、 トマソン 選手 の 三振 の 記録 は 132 （ 当時 プロ 野球 歴代 4 位 ） で 、 途中 で 退団 し た 1982 年 に は それ を 上回る ペース だっ た 。  この 概念 が 赤瀬川 の 連載 の あっ た 白夜書房 の 雑誌 『 写真 時代 』 で 1982 年 に 発表 さ れ 、 「 考現学 教室 」 の 生徒 たち の 「 探査 」 活動 や 赤瀬川 自身 の 採集 による 「 物件 」 の 写真 が 赤瀬川 の 筆 で 発表 さ れ 読者 から の 物件 の 報告 を 誌上 で 発表 解説 する という かたち が とら れる と 一つ の ブーム と なり 一挙 に 「 トマソン 」 の 概念 が 広まっ た 。 『 写真 時代 』 の 連載 は 途中 で 白夜書房 刊 の 単行本 『 超 芸術 トマソン 』 に まとめ られ た 。 この 単行 本 は 連載 途中 まで の 掲載 で 、 のち に 筑摩 文庫 から 文庫 版 で 出る 時 に 全て が 収め られ た 。 なお 赤瀬川 の 連載 は 同じく 末 井 昭 編集 長 の 雑誌 「 ウィークエンド スーパー 」 の 連載 「 自宅 で できる ルポルタージュ 」 が 雑誌 名 変更 とともに いつのまにか 「 超 芸術 トマソン 」 に 代わっ た もの で ある 。  1983 年 に トマソン 観測 センター による 「 悶える 町並み 」 という 展覧 会 が 新宿 の ギャラリー 612 で 開か れ 、 赤瀬 川原平 の 絵画 や 物件 の 写真 が 展示 さ れ た 。  その後 出版 社 東京 堂 後援 による 東京 で の 「 トマソンバスツアー 」 や 赤瀬 川原平 による レクチャー が 所々 で 開か れ 、 また NHK や 11 PM など の TV 番組 で 取り上げ られ 、 単行本 「 超 芸術 トマソン 」 が 出版 さ れ ひとつ の ブーム の ピーク を 迎え た 。  しかし 当の 赤瀬川 や その 生徒 による トマソン 観測 センター は 、 ブーム の 盛り上がり によって かえって 疲弊 し て しまい 、 次第に 活動 は 下火 と なっ て いっ た 。  その ころ 藤森 照 信 ら の 建築 探偵 （ 古い 市井 の 建物 の 観察 ・ 分析 ・ コレクション ） 、 林 丈二 の マンホール その他 路上 の もろもろ の 蒐集 、 南 伸 坊 の ハリガミ 採集 分析 、 一木 努 の 建築 破片 収集 など の 路上 にまつわる コレクション の 活動 と ブッキング さ れ て 、 筑摩書房 から 『 路上 観察 学 入門 』 が 出版 さ れ 、 それ に 合わせ て 1986 年 、 学士 会館 で 路上 観察 学会 の 発足 式 と 称し た イベント が 開催 さ れ 、 記者 会見 など を 行なっ た 。 企画 し た の は 筑摩書房 の 編集 者 松田 哲夫 で ある 。  1996 年 12 月 4 日 、 パソコン 用 ソフト 『 超 芸術 トマソン の 冒険 』 が ジャストシステム より 発売 。 これ は 同社 と 筑摩書房 の 提携 による もの で 、 赤瀬 川原平 ・ 南 伸 坊 ・ 松田 哲夫 の 3 人 が 出演 する 約 45 分の 撮り 下ろし 動画 、 架空 の 町 ・ 苫 の 台 （ 旗の台 が モデル ） の トマソン を 探索 する モード など を 収録 。  2012 年 に は トマソン 観測 センター が Facebook を 開設 、 インターネット で 物件 の 報告 を 受け付け たり 、 報告 さ れ た 物件 を シェア する という 形 で 広く 紹介 し たり 、 また 専用 の 報告 用紙 を ネット で ダウンロード 出来る 様 に し たり と 、 インターネット と 融合 し た 新た な 動き を 始め て いる 。 また 物件 報告 会 も 年 に 2 回 程度 開催 さ れ て いる 。  トマソン は 、 映画 など の 分野 に も 影響 を 与え て い て 、 映画 『 機動 警察 パトレイバー   the   Movie 』 において 、 トマソン の 一 種 で ある 「 原爆 タイプ 」 が ある シーン に 登場 し 、 奇妙 な リアリティ を 与え て い た という 例 が ある 。 また ウィリアム ・ ギブス ン の 近 未来 小説 『 ヴァーチャル・ライト 』 に も 超 芸術 トマソン が 出 て き て おり 、 その こと は 合衆国 の 野球 選手 名鑑 の サイト の トマソン 選手 の 項目 で 言及 さ れ て も いる 。  ちく ま 文庫 『 トマソン 大 図鑑 』 による 分類 。マイクロフィルム   ( microfilm )   は 、 一般 に 書籍 や 新聞 および 設計 図面 など の 保存 に 使用 する 写真 フィルム で ある 。  マイクロフィルム は 、 歴史 的 な 文献 など 重要 な 書籍 ・ 図面 、 あるいは 新聞 （ 縮刷 版 も 含む ） の 原版 を 汚れ ・ 破損 など から 予防 する 目的 、 また 、 図書館 ・ 資料 館 の 限ら れ た スペース で 莫大 な 資料 を 効率 的 に 保管 する 目的 で 用い られる 。 図書館 ・ 資料 館 で は 閲覧 コーナー に 投影 機 が 備え られ て いる ケース が 多い 。  「 資料 を 写真 で 撮影 し て サイズ を コンパクト に し て 保存 、 閲覧 する 」 という 考え方 は 写真 の 発明 当初 より 存在 し て おり 、 1839 年 に 資料 の 160 : 1 の 比率 の 写真 を 撮影 し た ダゲレオタイプ 技師 の が マイクロフィルム の 発明 家 と さ れる 。 その後 、 イーストマンコダック 社 が 1928 年 より マイクロフィルム 部門 を 立ち 上げ 、 アメリカ 議会 図書館 や 大 英 図書館 で 採用 さ れる よう に なっ た 1930 年代 頃 から 一般 化 し た 。 イーストマンコダック は 1935 年 より ニューヨーク・タイムズ の 縮刷 版 を 発行 し て いる 。 日本 で は 富士フイルム が 1958 年 より マイクロフィルム を 製造 し て いる 。  マイクロフィルム に は ロール タイプ の フィルム と 、 シート タイプ の フィルム が ある 。  ロール タイプ は 幅 16 mm と 35 mm が 一般 的 で ある 。  マイクロフィッシュ ( microfiche ) は 文書 を 縮写 し て フィルム に 焼き付ける 方法 により 情報 を 記録 する 。 肉眼 で 直接 読み取る こと の でき ない 微細 さ に 縮小 さ れ た 画像 が ハガキ 程度 の 大き さ の 薄膜 シート に 数 十 枚 から 数 百 枚 の 単位 で 並べ て 配置 さ れる 。  その 中 に は 、 別名 「 com   fiche 」 、 「 COM フィッシュ 」 と も 呼ば れる 、 情報 保存 媒体 として 使用 さ れる シート 状 の 薄膜 フィルム も あり 、 これ は コンピュータ 出力 マイクロフィルム （ Computer   Output   Microfilm ） の マイクロフィッシュ 、 計算 機 出力 マイクロフィッシュ 。 コムフィッシュ に 記録 さ れ た 情報 の 読み出し に は 、 専用 の 装置 が 必要 と なる 。 コムフィッシュ は 民生 品 として は 普及 し て い ない が 、 通常 の 文書 を 保存 する より は 遥か に 省 スペース で ある 点 、 長期 保存 に も 適する と さ れ て いる 点 など から 、 図書館 や 金融 機関 の 「 顧客 名寄 （ な よせ ） 元帳 」 、 「 総 勘定 元帳 」 、 「 定期 預金 元帳 」 ， 「 普通 預金 元帳 」 等 で 記録 媒体 として 利用 さ れる 場合 が ある 。  パンチ カード に フィルム 貼り 付け 用 の 窓 （ アパチュア ） が 開い て いる アパチュアカード （ AP カード ） と 呼ば れる タイプ も ある 。 アパチュアカード は 、 カード に 情報 を 書き込ん だり 、 パンチ によって 情報 を 付加 する こと が できる ため 、 製造 業 の 設計 図面 の 保管 管理 に 適し て いる ほか 、 幅広い 分野 で 使用 さ れ て いる 。  マイクロフィルム を 作成 する 際 に は 、 原版 と なる 資料 を 特殊 な 写真 撮影 機材 を 使っ て 原版 の 1 / 5   -   1 / 40 に 縮小 し て 焼き 写す 。  閲覧 する 際 に は マイクロフィルム リーダー と 呼ば れる 専用 の 投影 機 を 用い 、 必要 な 場合 は 原版 と 同じ サイズ で 印刷 を する こと が できる 。  マイクロフィルム は 100 年 を 超える 耐用 年数 が ある と さ れる 。 社団 法人 ビジネス 機械 ・ 情報 システム 産業 協会 DMS （ ドキュメントマネージメントシステム ） 部会 で は 、 方式 に も よる が 、 100 年 から 500 年 を 超える 寿命 が ある と し て いる 。 コダック で は 、 期待 寿命 を 約 500 年 と し て いる 。  ただし 、 かつて の セルロース アセテート を 原料 に し た マイクロフィルム は 、 高温 多湿 環境 で は 30 年 程度 で 劣化 し 、 分解 によって マイクロフィルム 表面 に 酢酸 が 生成 さ れ て 資料 の 閲覧 が 不可能 と なる 「 ビネガーシンドローム 」 が 起こる こと が 判明 し た 。 その ため 、 1993 年 以降 は 劣化 し にくい ポリエステル を 原料 として 製造 さ れ て いる 。 国際 規格 （ ISO   18901 : 2002 ） で は 、 適切 な 保存 条件 の もと で の 期待 さ れる マイクロフィルム の 寿命 は 、 セルロースエステルベース で 100 年 、 ポリエステル ベース で 500 年 と さ れ て いる 。  近年 は 、 マイクロフィルム に 代わっ て パソコン で 閲覧 する こと を 目的 と し た CD - ROM や DVD の 縮刷 版 が 市販 さ れ て いる 例 も ある 。 しかし 磁気 メディア や 光学 メディア の 場合 、 新た な 規格 が 次々 に 登場 する 結果 、 過去 の メディア を 閲覧 する ため の ハードウェア の 入手 や 利用 が 困難 に なる という 問題 が 指摘 さ れ て いる 。 一方 の マイクロフィルム リーダー は 個人 所有 は 一般 的 で は ない が 、 改竄 が 困難 で 耐久 性 が 高く 閲覧 用 機器 の 陳腐 化 の お それ も ない ため 、 重要 な 情報 を 安定 的 に 保存 する 手段 として 一定 の 需要 を 保っ て いる 。メセナ （ ） と は 、 企業 が 主として 資金 を 提供 し て 、 文化 ・ 芸術 活動 を 支援 する こと で ある 。  メセナ は 、 企業 による 資金 以外 の 経営 資源 （ 人材 ・ 施設 等 ） による 支援 も 少なから ず 行わ れ て いる 。 また 、 企業 による 事業 主催 など も 含ま れる 。 代表 的 な もの に 財団 など を 通じ た 資金 的 バックアップ や 、 企業 が 主催 する コンサート や オペラ の 公演 、 スポーツ など 各種 イベント の 開催 など が ある 。  企業 が メセナ に 貢献 す べき という 理由 として は 、 『" 企業 は 経済 活動 の ため に 環境 に 負荷 を 与え 資源 を 浪費 する 。 同時に 文化 を 支える 人材 を 労働 力 として 収奪 し て しまう ため 、 文化 で 次世代 に 還元 する 必要 が ある 。 "』 という こと が 言わ れ て いる 。  公益社 団 法人 企業 メセナ 協議 会 は 、 「 メセナ 」 を 「 芸術 文化 振興 による 社会 創造 」 と 定義 し 、 地域 の 発展 や 次世代 育成 など さまざま な 社会 課題 に 対応 する 活動 の 推進 に 力 を 注い で いる 。   は 、 フランス語 で 「 文化 の 擁護 」 を 意味 する 。 これ は 、 ローマ 帝政 時代 の 初代 皇帝 アウグストゥス の 政治 的 助言 者 で あっ た ガイウス・マエケナス の 名 に 由来 する もの で ある 。 彼 は 経済 的 に 恵まれ ない ウェルギリウス や ホラティウス といった 若い 詩人 たち を 後援 者 し た こと でも 有名 で 、 文化 の 擁護 や 育成 に 尽力 し た 。  欧米 で は メセナ は 比較的 早くから 始まり 、 1967 年 に 設立 さ れ た アメリカ の 企業 芸術 擁護 委員 会 （ BCA ） 、 1976 年 に 設立 さ れ た イギリス の 芸術 助成 協議 会 （ ABSA ） 、 1979 年 に 設立 さ れ た フランス の 商 工業 メセナ 推進 協議 会 （ ADMICAL ） など の 団体 が 活動 し て いる 。  また 世界 展開 を 行っ て いる 企業 で は 、 地域 の イベント に 協賛 する など し て いる 。  日本 で は 1988 年 の 日 仏 文化 サミット を 機 に 広がり を みせ 、 翌 1989 年 に 大塚 ホールディングス が 全国 の 小学校 ・ 中学校 ・ 特別 支援 学校 ・ 図書館 及び 海外 の 日本人 学校 ・ 補習 授業 校 向け に 漫画 を 用い た 健康 本 で ある まんが ヘルシー 文庫 シリーズ が 企業 メセナ 第 1 号 として 登場 し た 。  1990 年代 初頭 の バブル 景気 の 頃 に は 、 金 に 糸目 を 付け ない 派手 な メセナ が 盛ん に 行わ れ た 。 中心 と なっ た の は バブル の 原動力 と なっ た 不動産 関係 の 会社 が 多く 、 隠れ蓑 代わり の 位置づけ （ 美術 品 収蔵 庫 代わり の 美術館 など ） も あっ た 。 バブル 崩壊 後 、 失わ れ た 10 年 を 経 た 日本 で は 、 あえて 企業 名 を 正面 に 出さ ない 地味 な メセナ が 展開 さ れる など 、 規模 は 縮小 し つつ も 裾野 は 広がり 、 多様 化 し つつ ある 。  1990 年 に 社団 法人 （ 現在 は 公益社 団 法人 ） 企業 メセナ 協議 会 が 発足 、 「 メセナ 」 という 言葉 が 次第に 広まっ て いっ た 。 現在 で は 「 企業 の 行う 芸術 文化 支援 」 から 、 教育 や 環境 、 福祉 など も 含め た 「 企業 の 行う 社会 貢献 活動 」 と 、 広義 の 解釈 で も 使用 さ れ て いる 。  企業 メセナ 協議 会 は 、 2011 年 に 社団 法人 から 公益社 団 法人 へ 移行 する にあたり 、 「 メセナ 」 の 定義 を 「 芸術 文化 振興 による 社会 創造 」 と 定め 、 さまざま な 事業 を 展開 し て いる 。 主 な 事業 は 、 「 メセナ アワード 」 、 「 This   is   MECENAT 」 （ 2014 年 より ） 、 「 調査 研究 」 、 「 2021 芸術 ・ 文化 による 社会 創造 ファンド 」 （ 2014 年 より ） 、 「 GBFund 」 、 「 助成 認定 制度 」 など で ある 。  同種 の 活動 として は 、 1990 年 に 社団 法人 日本 経済 団体 連合 会 が ワン パーセント クラブ を 設立 。 会員 の 企業 や 個人 は 、 経常 利益 や 可 処分 所得 の 1 % 相当 額 以上 を 自主 的 に 社会 貢献 活動 に 支出 しよ う と 努め て いる 。  企業 メセナ は 多種 多様 の 形態 で 行わ れ て いる が 、 一 例 として 公益社 団 法人 企業 メセナ 協議 会 が 実施 する 「 メセナ アワード 」 （ 1991 年 から 2002 年 まで は 「 メセナ 大賞 」 ） で の 大賞 受賞 活動 を 挙げる （ 会社 法人 格 は 省略 、 受賞 者 名 は 当時 の もの ） 。本 項目 で は 、 スタジオ の うち 、 もっぱら 映像 の 撮影 用 に 使わ れる もの 、 つまり 映画 ・ テレビ 番組 ・ ビデオ の 撮影 用 スタジオ について 説明 する （ 以下 「 映像 撮影 スタジオ 」 と 記す ） 。  映像 撮影 スタジオ は 、 歴史 的 に は 、 「 同時 録音 が でき ない スタジオ 」 と 「 同時 録音 用 スタジオ 」 、 さらに 同 録 可能 スタジオ の 進化 形 として の 「 ビデオ スタジオ 」 に 大別 さ れる 。 また 、 多少 別 の 分類 の もの として 、 特殊 な 撮影 に 特 化 し た 「 特殊 撮影 用 スタジオ 」 も ある 。  「 同時 録音 が でき ない スタジオ 」 は 古く から 映画 撮影 に 用い られ て き た スタジオ で ある 。 フィルム による 映画 撮影 の 場合 、 初期 に は 映像 と 音 は 別々 に 記録 する の が 普通 で あり 、 映像 の 撮影 の 際 に は 録音 は し ない もの で あっ た （ フィルム を 使っ た ムービー カメラ は 、 撮影 時 に 大きな 音 を たてる もの で あり 、 撮影 現場 で は 作品 に 使える 音 を 録音 する こと が でき なかっ た ため ） 。  音 を 気 に する 必要 が ない ため 、 古い 映像 撮影 スタジオ は 、 映像 撮影 が できれ ば 良い と 考え られ て おり 、 音 について は 全く 配慮 が なさ れ て い なかっ た 。 古い 映像 撮影 スタジオ の 建物 は 、 形態 として は 倉庫 の よう な もの で あり 、 夏 は 灼熱 冬 は 極寒 の 過酷 な しろ もの で あっ た 。 しかし 徐々に 空調 など は 整え られ て き て おり 、 同時 録音 用 スタジオ と 同等 の 設備 を 持つ もの が 増え て き て いる 。  後述 の 「 同時 録音 用 スタジオ 」 や 「 ビデオ スタジオ 」 と 比べ て 設備 投資 額 が 少なく レンタル 料金 が 安い ため 、 現在 （ 2005 年 時点 ） で も 、 音 を 必要 と し ない 商品 撮影 など を メイン と し た 根強い ニーズ が あり 、 映像 撮影 スタジオ の ヴァリエーション の ひとつ として 存在 し て いる 。  この よう な スタジオ で も 、 たいてい は 写真 撮影 スタジオ と 同じ 程度 に は 、 ホリゾント （ 背景 用 の 紙 や 布 ） や 映像 撮影 用 の 照明 機材 （ ライト 類 ） は 保有 し て おり 、 オプション で 借り出す こと が できる 。 ブルー バック 合成 （ ビデオ の 世界 で は クロマキー 合成 と 呼ば れる ） 用 の ブルー ホリゾント など も 用意 さ れ て いる こと が 多い 。 ホリゾント や 照明 機材 が たいてい の スタジオ に 用意 さ れ て いる こと について は 、 以下 の 同時 録音 用 スタジオ や ビデオ スタジオ で も 同じ 。  レンタル 料金 は 、 一般 に 時間 ないし 期間 による （ この 時間 ・ 期間 に は 、 セット など の 立て込み ・ 解体 に 含ま れる 時間 も 含む 。 以下 同じ ） 。 レンタル 内容 は 「 撮影 場所 」 のみ で あり 、 それ 以外 の 資材 類 について は オプション と なる こと が 多い 。  その後 、 撮影 時 の 音 が 小さな ムービー カメラ が 開発 さ れ （ ムービー カメラ の 改善 とともに 、 現場 の 音 を 生かす ため に カメラ を 防音 箱 に 入れる など の 対策 が とら れ た ） 、 映像 と 音 を 同時に 記録 する こと が 主流 と なっ た 。 この 時代 の 映像 撮影 スタジオ は 、 「 映像 の 撮影 」 と 「 録音 」 の 2 面 的 な 機能 を 求め られる よう に なり 、 外部 の 音 を 防音 する こと について も ある程度 の 対策 が 取ら れる よう に なっ た 。  建物 は 、 外部 音 から の 防音 が 必須 で ある ため 、 遮音壁 を 備え た 専用 の もの を 新築 する か 、 あるいは 廃業 し た ボウリング 場 など の 既存 建築 物 を 大 改造 する など し て 、 条件 を 満たし て いる 。 また 、 防音 対策 も あっ て 締め切っ て 使う の が 前提 で ある ため 、 空調 設備 は 完備 し て い て 当然 で あり 、 前 世代 スタジオ と は 労働 環境 が 一変 し て いる 。  レンタル 料金 は 、 一般 に 時間 ないし 期間 に よる 。 レンタル 内容 は 「 撮影 場所 」 のみ で あり 、 それ 以外 の 資材 類 について は オプション と なる こと が 多い 。  さらに その後 、 ビデオ による 撮影 が 主流 と なる に従い 、 ビデオ 機材 を 組み込ん だ 総合 的 な システム として の スタジオ が 主流 と なっ た 。 ビデオ の 撮影 機材 は 高価 な もの が 多く 、 また ビデオ 撮影 機材 の 制御 に は 大 規模 な 映像 管理 システム が 必要 に なっ て き た こと から 、 それら の 設備 を 組み込ん だ 一括 し て レンタル が できる システム の ニーズ が 高まっ て き た ため で ある 。  また 、 テレビ 放送 の 黎明 期 に は 「 ビデオ 編集 」 という 作業 が 存在 せ ず 編集 は フィルム 撮影 を し て の 映画 的 編集 が 前提 で あっ た こと から 、 リアルタイム な 情報 提供 の ため に は 生放送 という 手段 しか なかっ た 。 その ため 、 ビデオ スタジオ の 用途 の 中 に は 、 撮影 し た 映像 を リアルタイム で 番組 として 放送 できる よう な 能力 も 要求 さ れる 場合 が あっ た 。 この 系列 の もの は 、 ビデオ 機材 を 組み込み 、 カメラ から の 映像 の 切換え など を 行っ て 番組 として 仕上げる 機能 を 持つ もの も ある 。  その よう な 事情 から 、 ビデオ スタジオ は 、 撮影 を 行う 部分 と ビデオ 機材 の 制御 を 行う 部分 と に 分かれる 。 撮影 を 行う 部分 は 「 フロア 」 など と 呼ば れる 。 ビデオ 機材 の 制御 を 行う 部分 は 「 副 調整 室 」 「 サブ 」 など と 呼ば れる （ 「 主 調整 室 」 は 、 放送 用 電波 の 送出 管理 を 行う 部屋 の こと で あり 、 撮影 用 施設 で は なく 放送 局 の 施設 と なる ） 。 さらに 別に 、 録画 の ため の ビデオデッキ など を 収める 「 機械 室 」 を 持つ 場合 も ある 。  建物 は 、 専用 の 新築 の 建物 で ある か 、 大 改造 によって 条件 を 満たし た もの で ある 。 また 、 副 調整 室 内 に スポンサー や クライアント の 立会い など に 対応 し た 接待 スペース を 用意 し て いる もの も ある 。  レンタル 料金 は 、 一般 に 時間 ないし 期間 により 、 レンタル 内容 は 「 撮影 場所 ＋ システム の 使用 料金 」 で ある 。 大半 は オペレータ （ 機材 の 運用 技術 者 ） の 人件 費 も 含ま れ て いる 。 システム の 利用 を 伴わ ない レンタル は 、 原則 として でき ない 。  撮影 対象 コンテンツ を 主 に CM ・ VP ・ PV と し て いる スタジオ 。  映画 撮影 スタジオ より 近代 的 だ が 、 ビデオ スタジオ の 様 に 副 調整 室 を 持た ない 。  対象 コンテンツ は 何れ も スタジオ で の 準備 ～ 撮影 ～ 撤収 まで の 期間 が 短く 編集 設備 等 を 必要 と し ない 為 。  撮影 スタジオ 内 の 設備 も 映画 スタジオ ・ ビデオ スタジオ と 異なる 。  広告 制作 プロダクション が 親会社 と なっ て いる ケース も あり 、 横浜 スーパー・ファクトリー （ 電通 ） 、 イメージスタジオイチマルキュウ （ 東急エージェンシー ） 、 メディア ガーデン （ 葵プロモーション ） は 有名 で ある 。  レンタル 料 は 、  スタジオ 使用 料 ＋ 照明 機材 費 ＋ その他 の 機材 費 ＋ 電源 料 ＋ 人件 費 ＋ 消耗 品 費 ＋ 経費  の 総 合計 が 一般 的 で ある 。  ある程度 の 継続 的 な ニーズ の ある 撮影 に 特 化 し た スタジオ も ある 。 代表 的 な 例 として 「 特撮 スタジオ 」 と 「 野外 スタジオ 」 が あげ られる 。  「 モー ション ・ コントロール ・ カメラ 」 「 ヴァーチャルスタジオ （ 場所 で は なく 撮影 機材 の 名称 ） 」 など 、 大 規模 で 特殊 な 撮影 機材 を 装備 し た スタジオ で ある 。  モー ション ・ コントロール ・ カメラ など の 特殊 な 撮影 機材 の 中 に は 、 移動 する こと が 困難 な ほど 大 規模 で 定置 型 の もの も ある 。 そういった 撮影 機材 が 必要 と なる よう な 特殊 な 撮影 の ため に 、 あらかじめ その 機材 を 設置 し て おき 、 その 機材 の ため の 専用 の 映像 撮影 スタジオ として 使わ れる もの が ある 。 当初 は もっぱら 「 SF 映画 」 など の 特撮 の 撮影 に 用い られ た が 、 デジタル 合成 技術 の 進化 に 伴い 、 一般 映画 や 大作 テレビ ドラマ など で の 使用 も 増加 し て き て いる 。  レンタル 料金 は 、 一般 に 時間 ないし 期間 に よる が 、 レンタル 内容 は 「 撮影 場所 ＋ その スタジオ が 備え て いる 特殊 機材 の 使用 料金 ＋ 特殊 機材 の オペレータ 人件 費 」 の セット と なる 。 システム の 利用 を 伴わ ない レンタル は でき ない 。  巨大 な セット を 必要 と する 野外 シーン の 撮影 など に 使わ れる 野原 など も 「 スタジオ 」 と 呼ば れる 場合 が ある 。 たいてい の 場合 、 野外 スタジオ に は 撮影 に 使わ れる 照明 機材 など が 用意 さ れ て おり 、 レンタル で それら の 機材 を 使う こと が できる 。  レンタル 料金 は 、 一般 に 時間 ないし 期間 に よる 。 それ 以外 は すべて オプション と なる こと が 多い 。  英語 における 「 映画 スタジオ 」 にあたる あるいは film   studio ,   ないし はたん に studio という 語 は 、 「 映画 を 撮影 する ため の スタジオ （ 場所 ） 」 という 意味 で は なく 、 「 映画 会社 」 それ も 「 メジャー 映画 会社 」 という 意味 で 用い られる 。 これ は 、 「 映画 を 撮影 する ため の スタジオ 」 が 映画 会社 の 中核 設備 で あっ た 時代 の 名残り で あり 、 その 伝統 が 引き継が れ た 用法 で ある 。 独立 プロダクション が 製作 し た 作品 を 、 「 studio 」 が 意味 する 製作 機能 で は なく 配給 の 機能 を メジャー 映画 会社 に 求め 、 作品 を 売りつける 場合 、 「 studio に 売る 」 と 表現 する 。  日本語 において は 、 映画 スタジオ と いえ ば 映画 の 撮影 所 で あり 、 ステージ が あっ て 、 セット を 建て 、 装飾 する 美術 スタッフ が 常駐 し 、 セット 撮影 を 行う 場所 で ある 。  以下 、 現在 （ 2005 年 時点 ） で は もっとも 一般 的 な ビデオ スタジオ について の 詳細 について 述べる 。  ビデオ スタジオ は 、 前述 の 通り 、 「 撮影 を 行う フロア 」 と 「 撮影 システム を 制御 する 副 調整 室 」 に 分け られ 、 見える 範囲 で 2 室 構成 と なっ て いる の が 一般 的 で ある 。 実際 に は 他 に ビデオデッキ や 制御 機器 類 など を おさめ た 「 機械 室 」 を 別に 持ち 、 3 室 構成 と なっ て いる こと が 多い 。  副 調整 室 の 機能 は 、 その 目的 に 応じ て 決め られる 。  ビデオ スタジオ の 規模 や 用途 は さまざま で ある 。  小規模 な もの に は 、 企業 が 自社 内 の 広報 用 ビデオ 映像 を 制作 する ため に 用いる もの や 、 全国 規模 の 塾 が 名物 講師 の 授業 を 全国 配信 する ため に 用いる もの など が ある 。  大 規模 な もの に は 、 テレビ局 が 自社 番組 の 制作 に 用いる もの が ある 。  ビデオ スタジオ に 求め られる 機能 に も 、 さまざま な もの が ある 。  特に 性格 の 差 が あらわれる の は 、 テレビ局 が 保有 する もの で ある 。 ビデオ スタジオ と ひとくち に 言っ て も 、 生放送 用 の システム に 重点 を 置い た もの や 、 ドラマ や バラエティショー 番組 など 編集 を 前提 と し た 作品 の 撮影 など を 主 目的 として フロア を 広く 取っ た もの 、 放送 そのもの の イベント 化 を 目指し た スケルトン スタジオ など が ある 。  それら の スタジオ の 性格 は 、 必ずしも はっきり と 分け られる もの で は なく 、 クロスオーバー する 部分 が ある 。 しかし ある程度 の 傾向 は み られる ため 、 以下 その 特徴 に 着目 し て 詳述 する 。  生放送 用 の ビデオ スタジオ は 、 報道 番組 や ワイドショー など を 主 目的 と し た もの で ある 。 生放送 用 の ビデオ スタジオ の 副 調整 室 は 、 ビデオ 信号 を 送る こと が 可能 な 容量 を 持つ 専用 回線 によって 、 送出 局 の 主 調整 室 と 直結 さ れ て いる 。  これら の スタジオ は 、 生放送 が 主 目的 で ある ため 、 撮影 そのもの は あまり 凝る こと が でき ない し 、 また 合成 など に も 限界 が ある 。 その ため 、 撮影 を 行う フロア より は 、 撮影 さ れ た ものの 切換え など を 行う 副 調整 室 に 重点 が 置か れ て 設計 さ れ て いる 。  撮影 機材 として は 、 その スタジオ 専用 の スタジオ カメラ が 数 台 設置 さ れ て いる 。 必要 に 応じ て カメラ を 増やし たり クレーン など の 撮影 用 の 特 機 を 入れる こと も 可能 で ある 。  副 調整 室 に は 、 リアルタイム で ビデオ 素材 を 送出 し たり 音響 効果 を つけ たり する という 作業 が 必要 に なる こと が 多い ため 、 生放送 中 に 挿入 する 取材 ビデオ の 映像 を 再生 する ビデオデッキ や 、 効果 音 など の 音素 材 を 再生 する オープン リール テープレコーダー ・ CD プレイヤー ・ MD プレイヤー など 、 充実 し た もの が 用意 さ れ て いる 。  また 、 報道 番組 など に 使わ れる こと を 想定 し て 、 ビデオ スタジオ そのもの が 、 放送 局 の 報道 セクション など の 近隣 に 設置 さ れ て い たり 、 報道 セクション と の 間 が ガラス張り に さ れ て いる など の 演出 的 工夫 が 凝らさ れ て いる 場合 も ある 。  生放送 を 行う 場合 に は 、 副 調整 室 で 仕上げ られ た 映像 信号 は 、 放送 局 の 主 調整 室 に 送ら れ 、 そこ から リアルタイム で 放送 さ れる （ 副 調整 室 で の 仕上げ 作業 に 失敗 し た 場合 に は 、 そのまま 放送 事故 に なる ） 。  また 、 この 設備 を 持つ スタジオ は 、 次に 述べる 「 編集 前提 の 撮影 用 スタジオ 」 として も 、 限定 的 に で は ある が 、 使用 が 可能 で ある 。  編集 前提 の 撮影 用 スタジオ は 、 編集 し た のち に 作品 として 仕上げる こと を 目的 と し た 映像 を 撮影 する スタジオ で ある 。 生放送 ・ スタジオ 撮影 が ない ドキュメンタリー 以外 の 大半 の 番組 が 対象 と なる ため 、 かなり 受け持ち 範囲 が 広い 。 また 、 この タイプ の スタジオ で も 副 調整 室 は ある程度 の 機能 を 持っ て いる ため 、 生放送 用 スタジオ に は 劣る に せよ 、 主 調整 室 と 回線 を 直結 すれ ば 、 生放送 を 行う こと も 可能 で ある 。  この タイプ の スタジオ の 典型 的 な もの は 、 テレビ ドラマ など の 撮影 に 使わ れる スタジオ で ある 。 この よう な ケース で は 、 大 規模 な セット を 組む 必要 が 出 て くる こと が 多い ため 、 副 調整 室 より も フロア の 方 に 重点 が 置か れる 。 フロア の 面積 を 広く 取り 、 高 さ など も 余裕 を 持た せる 必要 が ある 。 また 、 生放送 と 比べる と 撮影 が 長時間 に 及ぶ こと が 多い ため に 、 出演 者 や スタッフ の 休憩 用 スペース など も 必要 と なる 。 セット の 組み立て や 解体 など も 日常 的 に 行わ れる ため 、 大道具 担当 チーム など と も 連携 を 取る 必要 が あり 、 大道具 倉庫 など と も 組みあわせ て 設計 さ れる 。 大 は 小 を 兼ねる で 、 広い スタジオ に 複数 の セット を 組み 、 時 分割 し て 複数 の 番組 が 共用 する といった こと も 行わ れる 。  機材 は 、 その スタジオ 専用 の スタジオ カメラ の ほか 、 収録 用 の ビデオデッキ に 重点 が 置か れ て 整備 さ れ て いる 。 バラエティ 番組 の 収録 の 際 に は 、 出演 者 に 取材 ビデオ を 見せる 必要 が ある こと から 、 ビデオ 再生 機材 や ひと とおり の 音素 材 再生 機材 も 用意 さ れ て いる が 、 それら は 生放送 用 の スタジオ ほど に は 重視 さ れ ない 。  収録 そのもの を イベント 化 する ため に 、 街頭 ないし 建物 内部 の 一般 市民 が 容易 に 見る こと が できる ところ に 、 ガラス張り の スタジオ を 設置 する こと が ある 。 それら の スタジオ は 、 中 の 様子 が 透け て 見える こと から 「 スケルトン （ ＝ 骸骨 、 骨格 ） スタジオ 」 と 呼ば れる 。 基本 的 に は 、 あまり 凝っ た 構成 で は ない 生放送 用 の スタジオ で あり 、 報道 番組 の 一部 あるいは 全部 を スケルトン スタジオ から 放送 する 場合 も ある 。  なお 、 この 形式 の スタジオ の 名称 について は 、 放送 局 社屋 内 について は 「 オープン スタジオ 」 、 放送 局 社屋 外 の 場所 に ある もの は 「 サテライト スタジオ 」 と 呼ば れる ケース も 存在 する 。  テレビ局 の スタジオ に は いろいろ な 特徴 が あり 、 その 一 例 として TBS や フジテレビ ・ テレビ朝日 の 報道 専用 スタジオ は 、 報道局 と 隣接 し た 場所 に 配置 さ れ て おり 、 その 地の利 を 活かし スタジオ の 一部 を 報道 フロア に 開放 もしくは 隣接 部 の 仕切り を 壁 で は なく 遮音 ガラス として 、 報道 フロア と の 一体 感 を 演出 し て いる 。  また 、 日本テレビ の 場合 は 、 本社 内 に “ マイ スタジオ ” と 呼ば れる オープン スタジオ が ある （ 現 本社 の 稼動 開始 に 合わせ て 、 旧 本社 の 同名 スタジオ は 閉鎖 ） 。 こちら は 視聴 者 に 番組 が 作ら れる 過程 の 一部 を 見 て もらお う という 意図 と 、 放送 中 の 外 の 様子 （ 天候 で あり 、 時間 経過 で ある ） を 見せ ながら 番組 を 進行 する こと で 、 視聴 者 に 「 リアルタイム 感 」 を 味わっ て もらい たい という 2 つ の 意図 が ある 。  同じ 汐留 の 日本テレビ に は “ ゼロ スタジオ ” という 同様 の 意図 を 持た せ た オープン スタジオ が ある が 、 こちら は その 意図 を 更に 深め 、 演奏 所 で ある スタジオ 全体 を 外 に 公開 し て いる （ コスト や 運用 上 の 都合 から 、 この スタジオ 専用 の 副 調整 室 は 設け られ ず 、 別 の スタジオ の 副 調整 室 を 使用 し て いる ） 。  他 に は 、 TBS の A スタジオ と B スタジオ で 、 双方 の 「 美術 （ 大道具 ） 搬入 口 」 を 共用 に し 、 その 開口 部 も スタジオ として 使用 できる よう な ケース も ある 。 これ により 、 両 スタジオ を 一体化 し た 運用 も 可能 で ある が 、 これ は 両 スタジオ の 「 美術 （ 大道具 ） 搬入 口 」 を 設計 の 都合 上 一つ に 集約 する 必要 が あり 、 その 際 に 偶然 出 て き た アイデア が 形 に なっ た という こと で ある 。 その ため 当初 から 両 スタジオ の 一体化 運用 は あまり 重要 視 さ れ て おら ず 、 一部 特別 番組 で 共用 部 に セット を 組ん だ こと が ある程度 に 留まる 。  さらに 大阪 の 毎日放送 で は 、 テーマパーク （ この 場合 は ユニバーサルスタジオジャパン ） に スタジオ を 設置 し て い た 時期 が あっ た 。 こちら について は 、 もともと 「 映画 スタジオ 」 の テーマパーク で ある ものの 、 実際 に ここ で 映画 が 撮影 さ れ て いる 訳 で は ない こと から 、 パーク 敷地 内 に 「 実際 の 番組 制作 が 行わ れる 施設 を 設け たい 」 という 運営 者 側 の 希望 が あり 、 それ を 毎日放送 が 受け て 開設 し た という 経緯 が ある 。  収録 専用 スタジオ に は 、 敷地 内 に 「 （ 屋外 ） オープンセット 」 を 常設 もしくは その 都度 設営 する ケース も ある 。 一 例 として は TBS の 緑山 スタジオ 敷地 内 に 「 痛快 なり ゆき 番組   風雲 ! たけ し 城 」 「 SASUKE 」 の セット や 、 ドラマ 撮影 用 に 住宅 地 の オープンセット が 組ま れ た ケース が あり 、 日本テレビ の 生田 スタジオ 敷地 内 に は 江戸 の 町並み を 再現 し た オープンセット が 組ま れ た ケース など も あっ た （ 現在 は 閉鎖 ） 。  日本 の テレビ局 の スタジオ で 一番 面積 が 広い スタジオ は NHK 放送 センター の CT - 101 スタジオ で 350 坪 ある 。 地方 局 を 含め た 場合 スタジオ の 平均 は 80 坪 程度 で あり 、 地方 局 で も 自社 制作 の 多い 老舗 局 は 広 さ より も 同時 使用 を 含め た 狭め の スタジオ と なっ て いる 場合 が 多い 。 また 、 NHK と 民放 で は 坪数 の 定義 が 違い 民放 と 同じ 坪数 で も NHK の スタジオ は 若干 広い こと に なる 。  ひとつ の 建物 内 に 存在 する スタジオ 数 として は 、 民放 キー 局 で は 大小 合わせ て 6 〜 10 程度 と 言わ れ 、 民放 準 キー 局 も 含め た 地方 局 で は 2 〜 4 程度 が 普通 と さ れる 。 その よう な 中 に あっ て 東京 ・ 渋谷 の NHK 放送 センター に は 35 以上 の テレビ スタジオ （ と 専用 サブ ） が ある 。 かつて の ごく 一時期 で は ある が 、 TBS や 日本テレビ など の 一部 民放 局 や 制作 プロダクション に 貸し出さ れ た 事 が あり 、 一部 民放 の 番組 が NHK 放送 センター 内 で 収録 さ れ た こと が 問題 に なっ た こと も ある と いう 。 当時 は 放送 局 以外 の 外部 スタジオ が 少なかっ た という 事情 も あっ た そう で ある が 、 現在 で は 外部 スタジオ の 増加 など も あり 、 NHK 以外 （ 外部 ） へ の 貸し出し は 行わ れ て い ない と いう 。  【 注意 】 放送 局 名 は 登記 社名 に 準じ た 形 、 略称 は 省略 。 一部 「 愛称 」 も 併記 。  地方 局 で は 60 ～ 100 坪 程度 が 一般 的 と さ れ 、 最大 で も 150 坪 クラス 止まり だ と いう 。 200 坪 クラス の スタジオ は 今 の ところ 存在 し て い ない 。  テレビ局 の スタジオ 番号 に は 、 数字 を 使う 所 、 アルファベット を 使う 所 、 数字 と アルファベット を 合わせ て 使う 所 と 様々 で ある 。  在京 局 について 具体 的 に 挙げる と 、 NHK で は 本部 放送 センター で は アルファベット 2 文字 と 数字 3 桁 の 組み合わせ （ 「 CT - 101 」 など ） 、 日本テレビ で は 現 本社 が 「 汐留 」 の 「 S 」 と 数字 の 組み合わせ （ 「 S 1 」 など ） 、 TBS は ラジオ が 数字 の ため 、 それ と の 区別 から アルファベット を 使用 し 、 フジテレビ も 日本テレビ 同様 に アルファベット と 数字 の 組み合わせ （ 「 V 1 」 など ） 。 テレビ朝日 と テレビ東京 、 そして 東京 MX テレビ は 共に 数字 のみ （ 「 第 1 スタジオ 」 など ） だ が 、 テレビ朝日 は 一部 の スタジオ に 所在 階数 を 合わせ た スタジオ 番号 を 付け て いる 。  NHK および 東京 MX テレビ を 除く 在京 局 について 、 スタジオ 名 について 更に 細かく 見 て いく と 、 この よう に なる 。メディア 関係 の スタジオ 一覧 （ メディア かん けい の スタジオ いち らん ） は 、 テレビ 番組 ・ ラジオ 番組 にて 使用 さ れる スタジオ を 指す 。  ★ は 過去 に 存在 し た スタジオ  東京 都  神奈川 県  大阪 府即興 （ そっ きょう 、 ） は 、 型 に とらわれ ず 自由 に 思う まま に 作り上げる 、 作り上げ て いく 動き や 演奏 、 また その 手法 の こと 。 インプロヴァイゼーション 、 アドリブ と も いう 。 ただし インプロヴァイゼーション と アドリブ を 厳密 に 区別 する 者 も いる 。 一般 に は 、 音楽 ・ ダンス ・ 演劇 の 世界 において 使用 さ れる 語 。  形式 による 制約 より も 、 演奏 時 ・ 演舞 時 の 知覚 を 優先 と する 。  音楽 ・ ダンス など における 創造 の 源流 で も あり 、 作品 制作 時 において も 深く 関係 する 。  即興 は 、 多く の 俳優 にとって 、 一般 的 な ツール で ある 。 それ は 劇 と 、 高校 や 大学 の 演劇 の クラス を 繋ぎ とめる もの で ある 。 群 を 抜い て 優れ て いる と 目 さ れる   コンスタンチン ・ スタニスラフスキー の 演劇 理論 に よる と 、 俳優 が ある シーン を 即興 で 演じる に は 、 彼 （ 彼女 ） 自身 の 直感 を 信じ られ なけれ ば なら ない と いう 。 スタニスラフスキー に よれ ば 、 俳優 は 、 演じる キャラクター の 内 なる または 外 なる 刺激 へ の 反応 を 、 彼 （ 彼女 ） 自身 の 直感 によって 決め なけれ ば なら ない と いう 。 即興 を通じて こそ 、 演技 ・ 演じる 動き について 、   や   を 使う かわり に 、 俳優 は 自身 の 直感 を 信じる こと を 学ぶ こと が 出来る （ メソッド 演技 法   参照 ） 。 即興 は また 、 役 へ の 集中 に も 有用 で ある 。 明らか に 、 何 が 起ころ う と も 許さ れる 環境 で は 、 難しく 、 緊張 の 多い 状況 で あっ て も 、 俳優 は 一貫 し て 集中 力 を 保ち やすい 。 集中 は 、 演劇 を 学ぶ 授業 （ クラス ） と 共同 研究 （ ワークショップ ） を 繋ぎ とめる もの で ある 。 集中 は 、 俳優 が シーン や アクション に 集中 し やすく する 核心 で ある 。 即興 を 維持 し 続ける こと に 失敗 し た 俳優 は 、   と いわ れる 。   の 形式 が 作ら れ た の は 30 年 前 に なり 、 いま で は 世界中 で 練習 さ れ て いる 。 Contact   Improvisation   は 、 もともと は 1970 年代 の スティーヴ・パクストン （ ） の から 生まれ た もの で 、   によって 続け られ た 探求 によって 開発 さ れ た 。 重量 、 パートナー 、 演技 を 分かち 合う 、 ことに 基づく もの で 、 予期 し ない 成果 を 生む 。  能 は 元来 は すべて 即興 で 演じ られる もの で あり 、 舞 は 囃子 とともに 創出 さ れ て き た 経緯 が ある 。 世阿弥 の 時代 に は 型 は 重視 さ れ て い なかっ た と いわ れ て いる 。 歌舞伎 において も 、 流派 によって は 日本 舞踊 において も 即興 感覚 は 創造 性 ある 舞台 に 必要 と さ れる 。 近年 で は 前衛 舞踊 家 土方 巽 を 中心 と し た いわゆる 舞踏 において 、 即興 は 重要 な 技法 の ひとつ と さ れ 、 即興 を スタイル と する 代表 的 な 舞踏 家 に 大野 一雄 、 笠井 叡 、 田中 泯 、 岩名 雅 記 ら が いる 。  現代 で は コンテンポラリー を 含む 独自 の 技法 で 踊る 現代 舞踊 手 たち によって 即興 舞踊 の 公演 が 増え て いる 。 その 場合 、 楽曲 を 流し て 背景 音 と する こと の 多い 舞踏 と 違っ て 即興 演奏 家 と 共演 する こと も 多い 。 また 背景 曲 なし の 無音 で 即興 に 踊る 舞踏 家 や ダンサー も いる 。  映画 監督   マイク ・ リー   は 、 映画 の キャラクター や ストーリー ライン を 作る のに 、 何 週間 に も 渡る 長々 と し た 即興 を 使う 。 彼 は 物事 を どの よう に 捉える か の アイデア の スケッチ を いくつ か 用意 し て 映画 を 撮り 始め 、 物語 は 作ら れ て いく が 、 役 へ 託し た 彼 の 意図 は 、 俄 か に は 明らか に さ れ ない 。 キャラクター が 自身 の 宿命 を 知り 、 スクリーン に は 映し出さ れ て い ない 彼ら の 人生 の 別 の 重要 な 側面 も 含め 、 運命 に対して どう 振る舞っ て いく か が 、 次第に 明らか に さ れ て いく 。 最後 に 、 映画 は 、 即興 を 撮っ て い た とき の 対話 や アクション を 描き出し て 終わる 。  即興 は また 、 世界中 の 劇場 で 演じ られ て いる 。 ドラマチック な 意図 で 演じ られる こと も ある が 、 多く の 場合 、 コメディ の 要素 として 演じ られる 。 最も 有名 な もの は 、 シカゴ の セカンド ・ シティ （ ） で ある 。 セカンド ・ シティ に は 、   や   、 、   の よう な 、 即席 に 演じる 演じ 方 の メソッド を 作っ た パイオニア 達 が い た 。 彼ら は しばしば 、 驚く べき キャラクター と 態度 で 、 おかしな シーン を 大胆 に 即興 で 演じ た 。  1990 年代 、 「 」 という テレビ 番組 は 、   ショート フォーム （ ） という コメディ の 即興 形式 を 普及 さ せ た 。 オリジナル は イギリス の もの だ が 、 後 に アメリカ で   を ホスト に 迎え た 番組 で リバイバル し 、 人気 が 出 た 。 最近 で は 、 HBO   の 「 」 （ ジェリー ・ サインフェルド   主演 、 共同 制作   ） や   シリーズ の 「 Significant   Others 」 など が 、 即興 を 使っ て 、 ドラマチック な 味わい を 強め ながら 、 長時間 番組 を 作りだし て いる 。 即興 に 基づく また 別 の 番組 に は   の 「 World   Cup   Comedy 」 が ある 。 カナダ に は 、 オーストラリア の テレビ 番組 シリーズ   を 基 に し た   の メロドラマ 「 」 が 、 即興 の 形式 を 使い 、 プロット に 書か れ た アウトライン を 元 に 、 対話 劇 で 俳優 が 即興 を 演じ て いる 。  いくつ か の   ロールプレイングゲーム （ テーブル トーク RPG 、 コンピュータ RPG ） は 、 しばしば うわべ だけ の 即興 を 含む 。 プレイヤー が 演じる キャラクター は 予め 決め られ て いる が 、 他 の プレイヤー や ゲーム の 中 で 起こる イベント へ の 反応 は 、 即興 を 含む 。 その キャラクター の 演技 の 深み に 興味 を 示す 人 たち も いる 。 純粋 に 戦闘 シーン や   を 楽しむ 人 たち が いる 一方 で 、 それ より も キャラクター の 情熱 的 で 機知 に 富ん だ 当意即妙 の やりとり に 感情 移入 し 、 凝っ た 筋書き を 楽しむ 人 たち が いる 。奇術   （ きじ ゅつ ） は 、 人間 の 錯覚 や 思い込み を 利用 し 、 実際 に は 合理 的 な 原理 を 用い て あたかも 「 実現 不可能 な こと 」 が 起き て いる か の よう に 見せかける 芸能 。 通常 、 観客 に 見せる こと を 前提 として その ため の 発展 を 遂げ て き た もの を いう 。 手品 （ て じ な ） など と も 言い 、 古く は 手妻 （ てづま ） 、 品玉 （ し な だま ） と も 呼ば れ た 。 マジック （ 英 :   magic ） と 言う 場合 も ある 。 また 、 奇術 を 行う 者 を 奇術 師 （ きじ ゅつし ） 、 手品 師 （ て じ なし ） 、 また マジシャン と も 呼ぶ 。  マジック の 語源 は 、 香木 を 火 に 捧げる 祭儀 や 夢占 ・ 占星術 を 司る 古代 ペルシア の 祭司 階級 で ある マゴス から 派生 し た ギリシア 語 「 マゲイア 」 で ある 。 古代 ギリシア ・ ローマ 世界 において 、 マゲイア という 言葉 は 本来 、 マゴス の 業 や 知識 を 指す 語 で ある が 、 呪術 、 まじない 、 奇術 、 さらに は イカ サマ や ペ テン といった 悪い 意味 で も 使わ れる よう に なっ た 。 マジック （ 魔術 ） という 語 が 呪術 と 奇術 という ふたつ の 意味 を 併せ もつ の は 、 彼ら が 行っ た 各種 の 奇跡 や 魔術 が 現代 的 意味 で の 奇術 に 相当 する こと に 由来 する という 説 が ある 。  奇術 の 歴史 は 古く 、 演目 の 1 つ 「 カップ ・ アンド ・ ボール   」 は 古代 エジプト の ベニハッサン 村 の 4000 年 以上 前 の もの と 推測 さ れ て いる 洞窟 壁画 に それら し き もの が 描か れ て いる 。 ただし 、 これ は カップ ・ アンド ・ ボール を 演じ て いる ところ で は なく パン を 焼い て いる ところ だ と 考える 学者 も いる 。 紀元前 1700 年 頃 の もの と 考え られ て いる 書物 （ ウェストカー・パピルス ） に は 当時 の ファ ラオ の 前 で 演じ た 奇術 師 の 様子 が 詳細 に 描か れ て いる 。 ギリシア ・ ローマ 時代 に は 奇術 師 を 「 小石 を 使う もの 」 という 意味 の 言葉 " calcularius " や 「 カップ を 使う もの 」 という 意味 の 言葉 " acetabularii " で 呼び 、 これ は 「 カップ と ボール 」 （ ラテン語 " acetabula   et   calculi "） を 表し て いる 。 この 時代 の 文書 に は 、 奇術 師 に 関連 する 逸話 や 見聞 録 が 数多く 存在 する 。  魔術 と 奇術 は 、 ある 意味 で は 非常 に 近しい 関係 に ある 。 英語 の " magic " が その 両方 を 指す よう に 、 そもそも 奇術 は 魔術 を 実現 する ため に 発展 し て き た と も 考え られる 。  奇術 は 古代 、 国家 形成 以前 の 時代 から 行わ れ て い た と さ れ 、 これ は 古代 の 集団 において それ を 統率 する リーダー 的 役割 の 人間 は 、 不思議 な 力 が ある こと が 大きな 影響 力 を 持っ て い た （ 日本 で は 卑弥呼 など ） こと に 由来 する 。 リーダー は 、 民衆 と は 違っ た こと が できる という こと を アピール する こと で 権力 を 得 た と も いわ れる から で ある 。 この よう な 奇術 を 「 原始 奇術 」 、 「 ビザー・マジック 」 と も 言い 、 古代 社会 で は 大きな 影響 力 を 持つ こと に 成功 し た と 見 られる 。  中世 から 近世 にかけて 西 ヨーロッパ において も 同様 で 、 当時 奇術 は 権力 者 にとって は 自身 の 権力 を 大きく 見せる 為 の 手段 で あり 、 同時に 魔女 狩り によって 不都合 な 人物 を 消す 為 の 方便 でも あっ た 。  こうした 権力 者 の 虚構 を 暴き 、 同時に 魔女 狩り から 無実 の 人々 を 救う 為 、 1584 年 に イギリス の 地方 地主 レジナルド・スコット が 、 『 妖術 の 開示 』 を ロンドン で 出版 。 この 中 に は 奇術 の 解説 も 含ま れ て おり 、 世界 最古 の 奇術 解説 書 と なっ て いる 。 しかし 権力 者 にとって 不都合 な 書物 で あっ た 為 か 、 英国 国王 ジェームス 一世 は 自身 が 王位 に つく と 、 この 本 を 異端 の 書 として 全て 燃やす よう に 指示 し た 。 この 為 この 本 の 原書 は ほとんど 残っ て い ない 。 （ その他 の 有名 な 初期 の 解説 書 と いえ ば 「 ホーカス・ポーカス・ジュニア 」 など ） 。  日本 における 奇術 の 歴史 は 、 奈良 時代 に 唐 より 仏教 とともに 伝来 し た 「 散楽 」 が 始まり と さ れ 、 狂言 や 能 など と 同じ 源流 を 持っ て いる 。  大道芸 として 発展 し 、 「 放下 」 「 呪術 」 「 幻術 」 と 呼ば れ た が 、 戦国 時代 に は 芸 として 完成 し て いる 。 ただし 、 室町 時代 以降 は キリシタン ・ バテレン の 妖術 と 非難 さ れ 、 一時 禁止 さ れ た 。 陰陽 師 （ 安倍晴明 など ） の 術 も 奇術 の 原理 を 使用 し て い た と さ れる 。 戦国 時代 の 果 心 居士 など が 有名 。  江戸 時代 頃 から 手妻 （ てづま ） 、 品玉 と 呼ば れ 、 柳川 一 蝶 斎 や 塩屋 長次郎 ら が 舞台 で 活躍 し た 。 特に 塩屋 長次郎 は 世界 に 先駆け て 「 ブラック ・ アート 」 （ イリュージョン を 参照 ） を 完成 さ せ た 人物 で ある 。 この 時代 に 完成 し た 日本 奇術 （ 和 妻 ） の 中 でも 水芸 や 胡蝶 の 舞 、 ヒョコ といった 演目 は 傑作 と なっ て いる 。 江戸 時代 以降 は 奇術 解説 書 が 多く 出版 さ れる よう に なり 、 日本 最古 の もの は 「 神仙 戯術 」 （ 元禄 10 年 、 1697 年 ） で あり 、 これ は 明 の 文人 画 の 大家 、 陳 眉 公 の 翻訳 で ある 。 江戸 時代 、 奇術 は 知的 な 座敷 芸 として 認知 さ れ て い た 。 趣味 人 や 知識 人 が 著し 、 当時 の プロ が 演じ て い た 大掛かり な もの から 、 座敷 で 演じる もの まで が 解説 さ れ 、 当時 の 日本人 は 既に エンターテイメント として 奇術 を 楽しん で い た こと が わかる 。 「 キリシタン ・ バテレン の 妖術 」 という 評判 も 、 むしろ 宣伝 文句 として 使わ れ た 場合 が あっ た 。 江戸 時代 の 著名 な 奇術 解説 書 として は 、 「 座敷 芸 比翼 品玉 」 「 秘事 百 撰 」 など 。 幕末 から 明治維新 に 掛け て 来日 し た 外国 人 は 、 手妻 （ 特に 胡蝶 の 舞 ） に 驚嘆 し た という 記録 が 残っ て いる 。  この 時代 に は 歌舞伎 や 人形浄瑠璃 、 からくり 人形 の 舞台 も 大変 な 人気 で 、 奇術 的 な 原理 を 使用 する もの も 多く 、 密接 な 関係 を 保っ て い た 。  『 和漢 三 才 図会 』 （ 上   寺島 良 安   東京 美術 ） の 巻 第 十 六 「 芸能 」 の 記述 で は 、 「 幻 戯 」 と 表記 し て 、 「 めくら まし 」 と 読ま せ 、 「 今 云う 魔法 」 と も 記述 さ れ 、 前漢 に まで 起源 を 求め て おり 、 絵図 に は 足 に 火 が つい た 状態 （ 原文 で は 「 火 を 履き 」 ） で 刀 を 口 に 入れる 外国 人 が 描か れ て いる 。  明治 時代 に 、 ヨーロッパ 巡業 し た 松 旭 斎 天 一 や その 一門 など を 始め と し た 数 多く の 奇術 師 が 「 西洋 奇術 」 を 披露 し 、 人気 を 博し た 。 この ため に 、 世界 的 に 見 て も ユニーク な 手妻 は 徐々に 勢い を 無くし 、 現在 で は 限ら れ た 奇術 師 （ 手妻 師 ） しか 演じ なく なっ て いる 。 現在 の 日本 で 見 られる 奇術 の ほとんど は 欧米 で 発達 し た もの で ある ため 、 日本 古来 の 手妻 （ てづま ） 、 品玉 （ し な だま ） を 指す 場合 に 、 特に 西洋 奇術 の 洋 妻 （ よう づま ） に対し 和 妻 （ わ づま ） という 呼び 方 が さ れる こと も ある 。  1900 年代 初期 から 、 日本 奇術 界 は 欧米 の コピー に 傾倒 し 始める 。 海外 の 知識 が 日本 に 流入 する よう に なっ て から 、 奇術 は 手妻 以上 に 演芸 として 確立 する 。  戦前 は 、 松 旭 斎 天 一 の 弟子 「 魔術 の 女王 」 松旭斎天勝 など 松 旭 斎 一門 や 様々 な 流派 、 または 師弟 関係 の 無い 独学 の マジシャン が 興行 を 成功 さ せ た 。 また 、 アマチュア の 研究 家 だっ た 坂本 種 芳 など が 活躍 し 、 同氏 は 1935 年 に 海外 の 著名 な 賞 で ある スフィンクス 賞 を 受ける など し て いる 。 この 時期 に 、 様々 な 同好 会 が 設立 さ れ た 。 奇術 の スタイル として は 、 ステージ マジック が 主流 で あっ た 。 しかし 、 第 二 次 世界 大戦 が 長引く につれ 情報 は 乏しく なっ て 行く 。  戦後 に なる と 、 小野 坂東 や 高木 重 朗 の 尽力 で 欧米 の 奇術 が 再び 日本 へ 紹介 さ れ 、 大きな 影響 を 与え た 。 この 頃 は 、 クロース アップ ・ マジック に 関連 する 情報 が 多く 、 この 分野 が 急激 に 発展 し た 。 また 、 プロマジシャン 以外 に も 、 アマチュア ながら も 優秀 な 愛好 家 が 増加 。 沢 浩 や 厚川 昌男 といった アマチュアマジシャン が 世界 を 驚嘆 さ せる 奇術 を 創案 し 、 その他 多く の 優秀 な 人材 が 生まれ て いる 。  現在 で は 日本 の 奇術 愛好 家 人口 も 増加 し 、 全国 各地 に 同好 会 が 存在 する 。 世界 の 舞台 で 活躍 する マジ シャン も 多く 、 「 マジック 界 の オリンピック 」 と よば れる FISM 世界 大会 に も 入賞 する ケース が 増え て いる 。 世界 で 活躍 し た マジシャン として は 、 石田 天海 や 島田 晴夫 、 峯村 健二 ら 。 1970 年代 に 初代 ・ 引田 天 功 など が ステージ マジック で 成功 し 、 1990 年代 に は 超 魔術 ブーム 、 2000 年代 に は クロース アップ ・ マジック が ブーム を 巻き起こし た 。  大道芸 や 食卓 芸 として 発展 し て き た 欧米 で は 、 魔女 裁判 以降 に 奇術 は 再興 、 各国 の 王家 専属 の 宮廷 奇術 師 ら も 登場 し た 。 ステージ マジック 、 イリュージョン が 人気 を 博し 、 1845 年 の ロベール ・ ウー ダン の 登場 から 奇術 は 近代 芸能 へ と 変化 を 遂げる 。 それ まで の 「 黒 魔術 的 な 怪しい 衣装 で 暗い 照明 の 下 、 不気味 な 演出 で 」 行わ れ て い た 奇術 を 、 ウー ダン は 「 燕尾服 に 明るい 照明 、 スマート な 演出 」 を 行う こと で 完全 な エンターテイメント へ 変え た 最初 の 人物 で ある 。 この こと から 、 ウー ダン は 「 近代 奇術 の 父 」 と 呼ば れる 。 この 時代 の 奇術 師 に は ドコルタ 、 ストダー 大佐 ら が いる 。 また 、 ステージ 奇術 師 と 同様 に 、 サーカス に 同行 する 奇術 師 （ 旅回り ） や 街頭 奇術 師 は 数多く 存在 し て い た 。  19 世紀 後半 から 20 世紀 初頭 まで 、 ボードヴィル や ナイトクラブ で の ショー 、 ステージ ショー が 全盛 を 極め た 。 当時 は こう いっ た 分野 が 最も 隆盛 を 極め た 時代 で あり 、 1950 年代 に 映画 産業 が 発達 する まで の 代表 的 な 演目 だっ た 。 この 時代 まで 、 プロ は 相当 数 い た と さ れる が 趣味 と し て いる の は 一部 の 裕福 な 家庭 の 知識 人 だけ で あっ た 。 この 時代 に 活躍 し た マジシャン として は 、 ハリー ・ フーディーニ や ハワード・サーストン 、 ハリー ・ ケラー ら 。 しかし 、 1800 年代 後半 から 多く の 優れ た 奇術 解説 書 が 出版 さ れ 、 奇術 は 趣味 として 浸透 し 始める 。 多く は アマチュア の 著作 で ある こと から 「 19 世紀 は プロ の 時代 、 20 世紀 は アマチュア の 時代 」 と 言わ れる こと が ある （ 代表 的 な もの は ホフマン 教授 （ プロフェッサー ・ ホフマン ） 著 「 モダン ・ マジック 」 など ） 。 なお 、 近代 - 現在 で は 「 GENII 」 や 「 Magic 」 、 日本 の 「 The   Magic 」 など といった 奇術 専門 雑誌 が 発行 さ れ て いる 。 20 世紀 に 入っ て から 、 映画 人気 の 影響 や 1929 年 の 世界 恐慌 など によって 、 イリュージョン など の 大 舞台 の 興行 は 大 打撃 を 受け 、 次第に 奇術 師 の 活躍 の 場 は ナイトクラブ など に 移行 し た 。 舞台 が 人気 を 失う 中 で 、 ラジオ 番組 や テレビ 番組 など へ の 登場 で 活躍 の 場 を 見つけ出し た 奇術 師 も い た 。  1930 年代 以降 は 、 大 舞台 に 代わっ て 身近 な もの を 使っ て みせる クロース アップ ・ マジック が よく 演じ られる よう に なり 、 クロース アップ 系 の 雑誌 など も 発行 さ れる よう に なっ た 。 ダイ・バーノン を はじめ として クロース アップ の 分野 で 多大 な 功績 を 残す マジシャン が 多く 登場 し て いる 。 日本 で は 、 趣味 人 松田 昇 太郎 が 、 松 旭 斎 天 一 の サム タイ など の クロース アップ ・ マジック を 継承 し て おり 、 戦後 、 多く の 進駐軍 将校 たち に 披露 し 、 また 、 彼ら から 米国 の 先進 的 な ネタ や 資料 を 得 て 改良 、 テンヨー の 商品 開発 に 協力 、 月刊 『 奇術 研究 』 に 寄稿 し 、 アマチュア 手品 の 普及 に 努め た 。  現在 で は 、 奇術 の 演技 形態 だけ で なく 、 タネ に 科学 的 な もの も 加わり 進化 は 続い て いる 。 また 身近 で 見せる 奇術 から 大 規模 な イリュージョン まで さまざま な 演技 形態 で プロ が 存在 し 、 ショー ビジネス 界 で 大 成功 を 収め て いる 奇術 師 も 多く 存在 する （ デビッド・カッパーフィールド 、 ランス・バートン など ） 。 日本 で は 引田 天 功 （ 初代 、 二 代目 ） 、 Mr . マリック など が 成功 を 収め て おり 、 十 数 年 おき に マジック ブーム が 到来 し て いる 。  ギネス 記録 へ 認定 さ れる マジシャン として は 、 デビッド・カッパーフィールド や ジョナサン ・ ペン ドラゴン 、 リッキー・ジェイ 、 山上 兄弟 が 挙げ られる 。  「 マジック 界 の オリンピック 」 と も 形容 さ れる FISM ( Fédération   Internationale   des   Sociétés   Magiques ) や IBM ( International   Brotherhood   of   Magicians )、 SAM ( Society   of   American   Magicians ) といった 世界 的 規模 の 会 が 存在 し て いる 。 コンベンション （ 大会 ） と 呼ば れる 催し物 を 開催 し 、 全 世界 に 奇術 愛好 家 の ネットワーク が 存在 。 プロ から アマチュア まで 垣根 の ない 交流 が 可能 と いえる 。 日本 で は 日本 奇術 協会 、 SJM （ Society   of   Japanese   Magicians ） 、 日本 クロースアップマジシャンズ 協会 ( Japan   Close - Up   Magicians ' s   Association ( JCMA ))、 ICM 、 SAM ジャパン など が 存在 し て いる 。  多く の 研究 家 が 自ら の 分類 を 発表 し て いる 。  およそ 以下 の 3 つ に 分け られる が 、 2 つ 以上 が 組み 合わさっ て 成立 し て いる 奇術 も あり 、 また 同一 の 奇術 が 複数 の 異なる 方法 によって 実現 できる こと も ある 。  タネ明かし は 奇術 の 世界 で は 現在 でも 重大 な タブー と 見なさ れる 。 ただし 実用 新案 の 期限切れ や 守秘 義務 の 無い もの 、 市販 の 手品 グッズ を 使っ た もの 、 一般 の 書店 で 購入 できる タネ 本 に 紹介 さ れ て いる もの 、 誰 でも 簡単 に 見破れる もの など について は 、 タネ明かし を する こと が ある 。 また 、 最初 の 奇術 の 解説 書 「 妖術 の 開示 」 も 、 奇術 が ごく 普通 の 人間 で も 実践 できる こと を 示し 、 魔女 狩り から 奇術 師 を 救う 目的 が あっ た 。 ギャグ として わざと タネ が 簡単 に 見破れる 奇術 を 行う マジシャン も いる （ ナポレオンズ 、 ゼンジー 北京 、 カルロス 西尾 、 マギー 一門 など ） 。 しかし 奇術 の タネ明かし は 基本 的 に は 行っ て は いけ ない 。  タネ明かし という 言葉 が 一般 化 し て いる の は 日本 だけ で あり 、 ある 意味 で 文化 と も 言える 。 最近 で は この タネ明かし 文化 を 問題 視 する 声 も 少なく ない 。 日本 で は タネ は 見破る もの という 文化 が ある ため に 悪気 は なく とも マジック を 妨害 し て しまう 人 も いる が 、 海外 で は 一般人 に は タネ明かし の 概念 が ほとんど ない ため マジシャン が 起こし た 奇跡 に 純粋 に 喜ぶ 人 が 多い 。 日本 の マジシャン が 技 を 誇張 する の に対し 海外 の マジシャン に 魔法使い を 演じる 人 が 多い の は その ため と 言わ れ て いる 。  奇術 を 成立 さ せる ため に 使用 さ れる 手段 の 一つ 。 例えば 奇術 師 が ひそか に 、 カード を 特定 の 場所 に コントロール し たり 、 手 に 隠し持っ たり する 方法 。 シークレット・ムーブ 。  観客 に 気づか れ ない よう に 行わ なけれ ば なら ない シークレット・ムーブ と は 対照 的 に 、 演者 が 技術 を アピール する ため に トランプ など を 曲芸 の よう に 操る 技術 を フラリッシュ と いう 。  日本 に は 奇術 を 演じる とき の 心構え を 示す サーストン の 三 原則 という 格言 が ある 。  の 3 つ を 説明 し て いる が 、 必ずしも これ が 全て という 訳 で は なく 、 何 度 も 同じ 現象 を 繰り返し て 見せる こと により 不思議 さ を 増す 現象 も ある 。  なお 、 サーストン と は アメリカ の マジシャン で ある の こと で ある が 、 この 格言 は ほとんど 日本 で しか 流通 し て おら ず 世界 で は 一般 的 に なっ て い ない 。 故に 種明かし という 言葉 が 一般 化 し て いる の は 日本 だけ で ある 。  今 の 形 で の 三 原則 が 初めて 書か れ た の は TAMC の 会報   vol . 3 ,   no . 2 （ 昭和 12 年 12 月 ） の こと で 坂本 種 芳 が 天城 勝彦 の ペンネーム で 紹介 し た もの で ある 。 ちなみに 『 三 原則 』 に 相当 する 注意 書き が 書か れ た サーストン の 署名 入り チラシ が 1922 年 に 印刷 さ れ た こと が 1997 年 に 判明 し て いる 。 また 、 3 つ の 原則 の うち 1 と 2 に関して は ホフマン の 『 モダン ・ マジック 』 （ 1876 年 ） の イントロダクション で 紹介 さ れ て いる 。  詳しく は マジ シャン の 一覧 参照  奇術 は 、 さまざま な 著名 人 と 関係 が 深い 場合 が ある 。 中 に は プロ さながら の 功績 、 テクニック 、 実力 を 持つ 人物 も あり 、 以下 の よう な 著名 人 が 趣味 と し て いる 。  奇術 を 題材 に し た 小説 や 映画 など は 数多く 製作 さ れ て いる 。 特に 推理 小説 の 分野 で は 泡 坂 妻 夫 や クレイ トン ・ ロースン 、 ジョン ・ ディクスン・カー （ カーター・ディクスン ） の よう に 作家 が 奇術 師 の 場合 も ある 。シャインプルーフ の 原理 （ シャインプルーフ の げん り 、 Scheimpflug   principle ） は オーストリア の テオドル・シャインプルーフ が 発見 し た 原理 で 、 フィルム 平面 と 写真 レンズ の 主面 と が ある 1 つ の 直線 で 交わる とき 、 ピント が あう 物 面 も また 同じ 直線 で 交わる という もの で ある 。  シャインプルーフ の 原理 は シャインプルーフカメラ に 利用 さ れ て いる 原理 で 、 写真 技術 の 一つ として 利用 さ れ て いる 。 フィルム 面 と レンズ 主面 は 通常 の カメラ で は 平行 に 取り付け られ て おり 、 フィルム 面 と レンズ 主面 が 交わる こと は ない 。 この 場合 、 カメラ が ピント を 結ぶ 物 面 は 一定 距離 前方 の 平行 平面 と なる 。  しかし 、 フィルム 面 と レンズ 主面 を 平行 で は ない 配置 に する と 物 面 は 平行 で は なく なる 。 この とき 、 フィルム 面 ・ レンズ 主面 ・ 物 面 が 同 一直線 上 で 交わる という の が シャインプルーフ の 原理 で ある 。 物 面 が レンズ 主面 と 平行 で ない ため 、 シャインプルーフカメラ は 近距離 に ある もの と 遠距離 に ある もの に 同時に 焦点 を 合わせる こと が できる 。  蛇腹 式 の 、 大 ・ 中型 カメラ は 、 基本 的 に この 機能 を 備え て いる 。  ソリッド な 中 判 カメラ で は 、 Schneider   の   PC - TS   5 . 6 / 120 MM 等 が 有る 。 蛇腹 式 ベローズ や マウント アダプタ を 使う 事 で 対応 できる 機体 も 有る 。  35 mm カメラ で は 、 ニコン と キヤノン に も この 機能 を 備え た 交換 レンズ が 用意 さ れ て いる 。  ニコン で は 、 PC - E 　 24 mm 、 45 mm 、 85 mm  キヤノン で は 、 TS - E 　 17 mm 、 24 mm 、 45 mm 、 90 mm  が ある 。  また 、 ロシア の レンズ に も ティルトシフト の レンズ は 多く 、 ティルト・シフト の 機能 を 追加 する マウント アダプタ も 多数 存在 する 。TTL 露出 計 （ TTL ろ しゅつ けい ） と は 、 カメラ に 使わ れる 内蔵 露出 計 の 一種 で 、 撮影 用 の レンズ を 通っ た 光 を 測定 する 形式 の もの で ある 。 TTL 露出 計 を 使用 し た 測光 方式 を TTL 測光 と いう 。  TTL と は   Through   the   Lens   の 頭文字 から 採っ て おり 、 東京 光学 （ 現 トプコン ） が 世界 で 初めて TTL 方式 の 一眼 レフカメラトプコン RE スーパー を 発表 し 外国 向け カタログ を 作成 し た 際 に 翻訳 者 の 速 川 賢一 が 作っ た 造語 で ある 。  TTL 方式 の 利点 は 、 撮影 用 の レンズ を 実際 に 通っ た 光 を 測定 する こと により 、 実際 に 写真 フィルム や CCD 、 CMOS に当たる 光量 そのもの を 測定 できる 点 に ある 。  カメラ の 露出 は 、 一般 的 に は レンズ の 明る さ （ F 値 ） と シャッター 速度 の 組み合わせ によって 決定 さ れる 。 しかし F 値 は レンズ を 通過 する 時 の 光 の 吸収 や 散乱 、 さらに は フィルター による 減 光 等 を 考慮 し て おら ず 、 F 値 から 期待 さ れる 光 の 量 と 比べ て 実際 に レンズ を 通過 する 光量 は 少なく なる 。 また 近接 撮影 時 に は 撮影 倍率 が 高く なる に従い 著しく 光量 が 落ちる 。 ピント 調整 や ズーム の 操作 によって 実際 に フィルム や CCD 等 にあたる 光 の 量 が レンズ の F 値 表記 から 期待 さ れる 値 と ずれる こと が あり 、 その ずれ 方 も レンズ によって 異なる 。 さらに 、 表示 さ れる F 値 は JIS に 規定 さ れ た 範囲 内 で の ばらつき が 許さ れ て いる 。 また レンズ 交換 式 の カメラ で は 画 角 が 変動 する ため に どの 範囲 の 光 を もっ て 露出 を 決定 する か が 問題 に なる 。  実際 に レンズ を 通る 光 を 測定 すれ ば 、 こうした 要因 から 全く 解放 さ れる 。 特に レンズ 交換 式 の 一眼 レフ カメラ や レンジファインダーカメラ 等 で は 、 TTL 方式 の 露出 計 が 持つ 「 レンズ の 差 が 露出 に 影響 し ない 」 という 特徴 は 重要 で ある 。  初期 の TTL 露出 計 に は 「 露光 中 に 測光 でき ない 」 という 欠点 が あっ た が 、 露光 中 に 実際 に フィルム 面 に 当たっ て いる 光 を 計測 する 方式 で ある TTL ダイレクト 測光 の 開発 によって 撮影 中 の 光線 状態 の 変化 に対して 追従 できる よう に なり 、 複雑 な 条件下 で も エレクトロニックフラッシュ の 自動 調 光 が 可能 と なる TTL オート フラッシュ が 実現 し た 。  世界 初 の TTL 測光 内蔵 式 露出 計 は 1960 年 （ 昭和 35 年 ） の フォト キナ に 旭光学工業 （ 現 ペンタックス ） が 持ち込ん だ ペンタックススポットマチック （" Pentax   Spotmatic "   、 後 の アサヒペンタックス SP の プロトタイプ ） で ある 。 ただし 一般 に は 公開 さ れ ず 、 開発 中 の 試作 機 の とりあえず の 完成 品 として 写真 誌 等 の 関係 者 のみ に 発表 さ れ た ため 、 当時 は 大きな 話題 に は なら なかっ た という エピソード が 残っ て いる 。 この 試作 機 は TTL による スポット 測光 で ある が 、 フォーカシングスクリーン の 脇 から 測光 の 際 に アーム が 出 て き て 、 その 先端 に 付く 受光 素子 が 中心 部 の 光量 を 測定 する 。 絞り 込ん で 測光 する 上 に 、 焦点 を 合わせる 上 で 最も 重要 に なる 中心 部 が 見え なく なる という 欠点 を 抱え て おり 、 旭光 学 で は この 状態 で の 商品 化 は し なかっ た 。  世界 で 初めて 市場 に 出 た TTL 測光 の 一眼 レフ カメラ は 1963 年 （ 昭和 38 年 ） に 東京 光学 （ 現 トプコン ） の トプコン RE スーパー で ある 。 ファインダー 交換 式 で あり ながら ミラー メーター 方式 を 採用 する こと によって TTL 測光 を 実現 し 、 交換 レンズ の 絞り 値 連動 機構 を 備える こと によって 開放 測光 機能 を も 実現 さ せ た プロ 仕様 の 先進 的 な 高級 カメラ で あっ た 。 この 時 河瀬 澄 之 介 が 発明 し た 、 レンズ の 絞り 値 を ボディ に 伝達 する 機構 は 「 撮影 レンズ の 透過 光 を 測定 する 方式 の 露出 計 を 組み込ん だ 自動 プリセット 絞 式 一 眼 レフレックス カメラ 」 という 特許 （ 特 公昭 42 - 16573 ） に なり 、 しばらく の 間 各社 で 開放 測光 機 を 開発 する 際 に は 欠か せ ない もの に なっ た 。  続く 1964 年 （ 昭和 39 年 ） に は 旭光学工業 から アサヒペンタックス SP が 発売 さ れる 。 測光 範囲 は スポット 測光 から 、 ファインダー の 脇 に CdS を 置く 平均 測光 に 改め られ た 。 絞 込み 測光 を 採用 し 、 M 42 マウント の すべて の レンズ で TTL 測光 を 使える 。 こちら は 価格 も 手頃 で あっ た ため に ベストセラー 機 と なっ た 。  オリンパス 光学 （ 現 オリンパス ） から 1975 年 （ 昭和 50 年 ） に 発売 さ れ た オリンパス OM - 2 は 、 世界 初 の TTL ダイレクト 測光 を 実現 し た カメラ で ある 。 これ により TTL フラッシュ 調 光 が 可能 と なっ た 。  TTL 測光 を 使っ た カメラ は その 構造 から いくつ か の タイプ に 分け られる 。 ほとんど は 一眼 レフ カメラ に のみ 搭載 できる 方式 で 、 レンジファインダーカメラ は ダイレクト 測光 と リトラクタブルセンサー 方式 のみ 実現 できる 。  一眼 レフ カメラ の ミラー の 裏側 に 測光 素子 を 貼り 付け 、 ミラー の 反射 面 の 一部 を 光 が 透過 できる よう に 隙間 を 作っ て 光 を 導く 方式 。 トプコン RE スーパー において は 、 ファインダー 交換 を 可能 に する など 、 メリット も あっ た が 、 反面 、 ミラー の 質量 の 増加 など 、 欠点 も ある 。 この 方式 を 採用 し た カメラ は 、 トプコン・ミランダ など の 一部 に とどまっ た 。  一眼 レフ カメラ で 最も 一般 的 に 用い られる 方法 。 ファインダー 像 上 の 明る さ を 接眼 部 付近 に 組み込ま れ た 受光 体 を 使っ て 測光 する 。 で 採用 さ れ た 方法 で ある 。 従って 、 ファインダー スクリーン を 交換 可能 な 機種 で は 、 スクリーン の 透過 率 が 変わる と 露出 計 の 指示 する 露出 が 適正 値 から ずれ て しまう 。  また 、 ミノルタ SR - T 101 の よう に 、 ペンタプリズム 内部 に 受光 部 を 置く 方式 も ある 。 ニコン F 、 F 2 など ファインダー 交換 式 の カメラ で は TTL 露出 計 を 内蔵 し た 交換 式 ファインダー が 存在 する 。  一眼 レフ カメラ の ピント グラス の 上 に 位置 する コンデンサー レンズ に 、 中央 を 斜め 45 度 に 切っ て ハーフ ミラー 加工 し 、 再び 貼り 合わせ た もの を 用い 、 コンデンサー レンズ と 同一 平面 状 に 受光 部 を 置い て 、 コンデンサー レンズ 内 を 屈折 し て 入射 し て くる 光 を 測る 方式 で ある 。 キヤノン FT など キヤノン の カメラ で のみ 用い られ た 方法 で ある 。 構造 上 、 部分 測光 以外 の 測光 分布 に は でき ない 。  露光 中 の フィルム 面 （ または シャッター 幕 ） から の 反射 光 を 測定 する 方式 。 主 に AE カメラ に 用い られる 。 オリンパス OM - 2 で 初めて 実現 さ れ た 。 ミラー アップ 時 に 光 路 の 遮断 の 影響 を 受け ず 、 露出 値 の 記憶 回路 を 組み込む 必要 が なく 、 ファインダー から の 逆 入 光 に も 強い 。 また TTL フラッシュ 調 光 の ため に は 露光 中 の 光量 測定 が 必要 で あり 、 ダイレクト 測光 の 実現 によって はじめて それ が 可能 と なっ た 。  非 露光 時 は クイックリターンミラー が 光 路 を 遮断 する ため 、 ファインダー 光 路 測光 方式 や サブ ミラー 方式 など その他 の 測光 方式 と 併用 する 機種 が 多い 。 この ため 、 厳密 に は ファインダー など に 表示 さ れる 測定 結果 と 実際 の 露出 が 異なっ て しまう という 欠点 が ある 。  後 に 金属 幕 縦 方向 フォーカルプレーンシャッター が 主流 に なっ た ため に オートフォーカスカメラ の TTL フラッシュ 用 の 測光 機能 として 利用 さ れる のみ に なっ た が 、 デジタル 化 とともに 感光 媒体 が フィルム から CCD 、 CMOS など の イメージ センサー に 替わっ た ため に 現在 は 徐々に 採用 さ れ なく なっ て き て いる 。  旭光学工業 （ 現 ペンタックス ） の ペンタックス LX で 採用 さ れ た 測光 機構 で ある IDM システム は クイックリターンミラー を ハーフ ミラー に し 、 ミラー を 透過 し て シャッター 幕 を 反射 し た 光 を ミラー 裏面 の サブ ミラー によって 常時 ボディ 側 の TTL 露出 計 に 導 光 する ため 、 露光 時 、 非 露光 時 、 ファインダー スクリーン や ファインダー 部 の 交換 など の 影響 に 関係 なく 、 常に 同じ 光 路 で TTL 測光 を 行う こと が できる 完全 な ダイレクト 測光 方式 で ある 。  この 方式 の 露出 計 は ミラー や 一眼 レフ ファインダー 機構 が 測光 に 必要 ない ので 、 レンジファインダーカメラ に も 搭載 可能 で ある 。  クイックリターンミラー の 一部 を ハーフ ミラー と し 、 その 裏面 に メイン の ミラー と は 逆 向き に 立ち上がる サブ ミラー を 取り付け て ある 。 ハーフ ミラー を 透過 し 、 サブ ミラー に 反射 し て カメラ 底 部 に 置か れ た 受光 部 に 入射 する 光 を 測る もの で ある 。 サブ ミラー は ミラー アップ 時 は クイックリターンミラー と 平行 に 収納 さ れる 。 ファインダー から の 逆 入射 光 の 影響 を 受け にくい 。  同様 の 方法 で 測 距 し て いる オートフォーカスセンサー と ミラー を 共有 できる ため 、 オート フォーカス 一 眼 レフ カメラ に よく 用い られる 。  一眼 レフ カメラ で は キヤノン の ペリックス・ペリックス QL で のみ 用い られ た 方式 で 、 ミラー の 後 に レバー 操作 で 繰り出す 受光 素子 を 置い て 、 レンズ から の 入射 光 を 直接 測る 方式 で ある 。 普段 は 受光 部 は 折りたたま れ て いる 。 この 方式 で は 必ず 部分 測光 方式 に なる 。  一眼 レフ カメラ 用 で は ミラー が 全面 ハーフ ミラー に なっ て いる ペリックス で のみ 実現 可能 な 方式 で あり 、 通常 の 一眼 レフ カメラ に は 使用 でき ない 方式 で ある 。 また 撮影 時 に は 受光 部 を 収納 さ せる 必要 が ある ため 、 測光 と 露光 を 連続 的 に 行う AE カメラ に も 使用 でき ない 。 ミラー の ない レンジファインダーカメラ で は 比較的 よく 用い られる 方式 で 、 代表 例 として は ライカ M 5 、 ライツミノルタ CL が ある 。  レンズ を 通る 光 の 量 は 被写体 の 明る さ と レンズ の 絞り によって 決まる 。 光 の 量 を い つ どの よう な 状態 で 測定 する か によって いくつ か の 方式 が 存在 し た 。  実際 に レンズ の 絞り が 絞り込ま れ た 状態 で 測光 する 方式 。 実 絞り 測光 とも 言い 、 理論 上 最も 正確 な 測光 が 行える 方式 で ある 。  露光 する 段階 と 同じ 状態 で 測光 する ので 複雑 な 回路 が 必要 なく 、 初期 の TTL 露出 計 内蔵 一 眼 レフ カメラ で は 広く 普及 し た 。 しかし 測光 の ため に 絞り込む 手間 が 掛かる ため 、 次第に 開放 測光 に 取っ て 代わら れる こと と なっ た 。  現代 で も マウント アダプター を 使用 する 場合 など 、 マウント の 連動 機構 が 使え ない 場合 は 絞 込み 測光 を 行う ほか ない 。 また レンジファインダーカメラ において は 、 絞り を 開放 状態 に し て おく 必要 が なく 常時 設定 値 に 絞り込ま れ た 状態 に ある ため 、 TTL 露出 計 を 内蔵 する 場合 は 必ず 絞り込み 測光 で ある 。  瞬間 絞 込み 測光 、 ダイレクト 測光 も 絞り込み 測光 の 一 種 で ある 。  レリーズボタン が 押さ れ た 瞬間 に 絞り 込ん で 測光 する 方式 。 一部 の AE カメラ において 採用 さ れる 。 絞り 連動 機構 の ない レンズ で も 絞り 優先 AE が 行える 他 、 ボディ 側 から 絞り 値 を 制御 できる タイプ の レンズ で あれ ば シャッター 速 優先 AE や プログラム AE を 実現 する こと も できる 。 絞り 連動 機構 が ある カメラ で あっ て も 、 絞り の 設定 値 と 実際 の F 値 が 異なる こと も 多い ため 瞬間 絞 込み 測光 によって 補正 を 行う カメラ も 存在 する 。  レリーズタイムラグ が 大きく なり がち な こと と 、 特に セルフタイマー 撮影 において ファインダー から の 逆 入 光 の 影響 を 受け やすい 欠点 が ある 。  上記 実 絞り 測光 の 欠点 を 解消 する ため に 、 開放 状態 で 測光 し て も 正しい 露出 を 得る 方式 。 TTL 露出 計 を 内蔵 する 現代 の 一眼 レフ カメラ の ほとんど は この 機能 を 実現 し て いる 。 レンズ マウント に 絞り 設定 値 の 連動 機構 を 備え 、 カメラ ボディ 側 に 設定 さ れ た 絞り 値 を 伝達 する こと によって 、 開放 状態 で の 測光 値 から 絞り込ん だ 状態 で の 値 を 算出 し 、 適正 露出 を 計算 する 。 オート フォーカス 一 眼 レフ が 登場 し て 以降 、 ボディ 側 で 絞り 値 を 設定 する もの が 増え た が 、 この 場合 は その 設定 値 を 使っ て 計算 する 。  TTL 測光 カメラ も 技術 の 進歩 によって AE 化 が 進み 、 それ とともに 測光 方式 も 徐々に 自動 測光 化 が 進ん だ 。 かつて は ひとつ の カメラ は ひとつ の 測光 範囲 しか 持ち合わせ て い なかっ た が 、 現在 の カメラ の 多く は 複数 の 測光 パターン を 持ち 、 いつ でも 切り替え できる よう に なっ て いる 。  画面 の 中心 の 1 ～ 5 % 程度 の 極小 の 範囲 で 測光 を 行う 方式 。 カメラ 側 の 判断 が 一切 入ら ない ため 、 どの 機種 において も 同じ 測光 結果 が 出る 。 ただし 、 反射 光 式 露出 計 の 特徴 を 理解 し て い ない と 使いこなし が 難しい 方式 で ある 。  AE で の 使用 に は 全く 適さ ず 、 AE 使用 時 において は 測光 時 に AE ロック 機構 と 連動 さ せる 場合 が ほとんど で ある 。  測光 を 1 回 で 終わら せ ず 画面 内 の 複数 の 場所 を 測っ て 平均 する 多 点 スポット という 使い方 を さ れる こと も 多い 。  露出 制御 が 撮影 者 側 で 決定 できる ため 、 フル マニュアル 露出 を 多用 し 、 経験 豊富 な 撮影 者 に 好ま れる 傾向 に ある 。 現在 も 上級 者 向け の カメラ に は 必須 の 機能 として 実装 さ れ て いる 。 亜 種 として 、 やや 測光 範囲 の 広い 「 部分 測光 」 という もの も ある 。  使いこなし の 難し さ や 速写 性 の 欠如 から スポット 測光 方式 を 単独 で 採用 し て いる カメラ は 非常 に 少ない 。 一方 、 部分 測光 方式 のみ を 搭載 し て いる カメラ は キヤノン 製 一 眼 レフ カメラ に 多かっ た 。  「 平均 測光 」 と も 呼ば れ 、 定義 として は ファインダー 視野 角 全面 を 測光 範囲 と し 、 反射 測光 の 標準 反射 率 18 ％ を 基準 として 画面 全面 で 測光 し 平均 値 を 得る 方式 。 画面 内 を 平均 的 に 測光 し て いる ため 、 順 光 で は 被写体 が 画面 内 で 移動 し て も 測光 結果 は ほとんど 変化 し ない 。 スポット 測光 と 同じく 、 カメラ 側 の 判断 が 一切 入ら ない ため 、 どの 機種 において も 同じ 測光 結果 が 出る 。 スポット 測光 機能 の よう な 知識 や 経験 が なく とも 、 ある程度 の 露出 精度 が 得 られる が 、 反射 光 式 露出 計 の 欠点 が 強く 出る 短所 が ある 。 たとえば 白い 背景 の 中 に 黒い 被写体 が ある 状況 で そのまま 測光 する と 、 露出 計 に は 平均 化 さ れ て グレー として 扱わ れる ため 、 どちら に も 露出 が 合わ ない 。 この よう に 背景 の 明る さ を 測光 結果 に 入れ たく ない とき は 被写体 に 接近 し て メイン の 被写体 だけ を 測光 する こと で 対応 する こと が できる 。  中央 部 重点 測光 が 普及 する まで 、 廉価 機 から 高級 機 まで 一眼 レフ カメラ TTL 測光 の スタンダード で あっ た 。  画面 中央 の 一定 部分 を 中心 に 測光 し 、 その 上 で その 周辺 部 の 測光 値 も 加味 する 方式 で 、 画面 内 の 極端 な 明暗 差 の 影響 を 受け にくい 部分 測光 と 、 ある程度 アバウト な 測光 でも 正しい 露出 が 得 られる 全面 測光 の 長所 を 併せ持つ 。 カメラ によって は 、 さらに 画面 上部 の 明る さ を 無視 する こと で 空 の 明る さ の 影響 を 減らそ う と し て いる もの も ある 。 AE カメラ の 登場 によって 、 測光 機能 も 自動 化 の 要求 が 生まれ た こと によって 開発 さ れ た 。 多 分割 測光 機能 が 登場 する まで は 自動 測光 の 主流 で あり 、 多 分割 測光 の カメラ で も その ほとんど が 中央 部 重点 測光 に 切り替え 可能 で ある 。  スポット 測光 や 全面 測光 と 違い 、 被写体 の 画面 内 における 位置 が 変わる と 測光 結果 が 変わる ため 、 撮影 者 は この こと を 理解 し て 使う 必要 が ある 。 しかし 、 中央 重点 という 唯一 の 法則 による ため 、 算出 さ れる 露出 値 の 傾向 は 多 分割 測光 に 比べる と 掴み やすい 。  アバウト な 測光 を し て も 比較的 正しい 露出 を 算出 できる が 、 あまりに 中央 から 離れ た 場所 に メイン の 被写体 が ある 場合 や 、 中央 に 逆光 の 被写体 が ある 場合 など 正確 な 露出 算出 が 期待 でき ない 場合 も ある 。 この よう な 場合 に 対応 する ため 、 徐々に 露出 補正 機能 の 需要 が 高まり 、 実装 さ れる 機種 も 増え て いく こと に なっ た 。  ただし 中央 部 重点 測光 という 同じ 括り の なか において も 各 カメラ メーカー の 測光 に対する 考え方 により 、 測光 における 中央 部 の 重視 度 に ばらつき が あり 、 例えば オリンパス は 全面 測光 寄り 、 ニコン は 部分 測光 寄り という 個性 が ある こと に 注意 する 必要 が ある 。  撮影 エリア の 中 を いくつ か の 部分 に 分け て 独立 に 明る さ を 測定 し 、 コンピュータ 処理 により 最適 な 露出 値 を 求める もの 。 逆光 で 主要 被写体 と 周り と の 輝度 差 が 大きい 場合 など 、 平均 測光 や 中央 重点 測光 で は 適正 な 露出 値 が 得 られ ず 、 露出 補正 を 必要 と し て い た よう な 場面 で も 、 自動的 に 適正 な 露出 値 を 得る こと を 目的 と し て いる 。 写真 撮影 に 熟達 し て い ない 初心者 で も 露出 の 失敗 を 減ら せる ほか 、 即 写 性 が 求め られる 用途 など で も 有効 で ある 。  コンピュータ など なかっ た 時代 の アナログ 算出 方式 ながら 分割 測光 という コンセプト が 初めて 用い られ た の は ミノルタ の SR - T 101 、 コンピュータ 計算 による 多 分割 測光 が 実用 化 さ れ た 初めて の カメラ は ニコン FA で あっ た 。  多 分割 測光 が ほか の 測光 方式 と 決定的 に 異なる の は 、 測光 パターン や 測光 エリア の 形状 など だけ で 露出 を 算出 し て いる わけ で は なく 、 測光 結果 を コンピュータ 処理 で 加工 し て 最終 的 な 露出 を 求め て いる 点 で ある 。 ほか の 測光 方式 で は 、 測光 範囲 内 の ある ひとつ の 部分 の 測光 感度 は 常に 一定 だ が 、 多 分割 測光 で は 同じ 部分 で 測光 し て も 感度 が 状況 によって 変化 する こと が ある 。 たとえば 、 逆光 によって 輝度 が 高く なっ て いる と 判断 さ れ た 箇所 は 一時 的 に 感度 を 下げる という 処理 を する 場合 など で ある 。 この よう な 露出 値 算出 アルゴリズム は 、 カメラ メーカー や カメラ の 機種 によって 異なっ て いる 。 この ため 、 同じ シーン で も カメラ が 異なる と 算出 さ れる 露出 値 に 違い を 生ずる こと が ある 。 また 、 露出 補正 など の 適正 値 を 判断 する こと が やや 難しい 。  現在 で は 初期 の もの に 比べ 精度 が 向上 し 、 デジタル 一 眼 レフ カメラ の CCD よう な ラチチュード の 狭い 撮像 素子 で も ほぼ 即座 に 適正 露出 を 算出 できる ほど に 成熟 さ れ た 技術 で ある が 、 それでも 極端 な 条件 で は 露出 ミス を 起こす こと が ある 。 この よう な 場合 、 多 分割 測光 と オート ブラケット 機構 や AE ロック 機構 と 組み合わせ て 使用 する こと によって 、 作画 意図 どおり の 写真 を 撮影 する こと が 可能 で ある 。 また ほとんど の 多 分割 測光 搭載 カメラ は 中央 重点 測光 や スポット 測光 に 切り替え られる 。  よく 知ら れる 各社 の 多 分割 測光 方式 として 以下 の 方式 が ある 。  多 点 スポット 測光 を する 際 に 、 複数 の 測光 結果 を 自動的 に 記憶 し たり 平均 化 し たり できる 機能 で ある 。 多 点 スポット 測光 の 手間 を 大きく 減少 できる 。  デジタル カメラ において 、 撮影 用 に 使わ れる 撮像 素子 そのもの を 使っ て 露出 を 決定 する 方式 の もの が 存在 する 。 デジタル 一 眼 レフ カメラ など 、 旧来 の カメラ と 同様 な TTL 露出 計 を 用い て いる もの も 存在 する が 、 コンパクトデジタルカメラ で は 撮像 素子 を 用いる 方式 が 主流 で ある 。  コンパクトデジタルカメラ で 使わ れる 撮像 素子 は 、 構図 の 決定 に 使わ れる 液晶 画面 や EVF へ の 出力 に も 用い られ て おり 、 常に 撮影 用 レンズ を 通っ た 光 を 検出 し つづけ て いる 。 そして 、 その データ を 使っ て 露出 決定 も 行っ て いる ため 、 これ も TTL 測光 方式 の 一 種 で あり 、 TTL - CCD 測光 など と 呼ば れる 。 究極 の 多 分割 測光 を 実現 できる ほか 、 スポット 測光 、 平均 測光 、 中央 重点 測光 など の 再現 も 可能 で ある 。 安価 な モデル で は 全 自動 制御 のみ と なる もの が 大半 だ が 、 高級 な 製品 と なる と 、 測光 方式 の 選択 や 、 マニュアル で の 露出 制御 が 可能 な もの も ある 。  また 、 デジタル カメラ は 撮影 直後 に 撮影 さ れ た 画像 を 確認 でき 、 画像 の ヒストグラム を 表示 する 機能 など も 簡単 に 実装 できる ため 、 マニュアル で の 露出 制御 の 失敗 を 比較的 簡単 に 避け られる 。アニパロコミックス （ 略称 APC ） は 、 かつて 1982 年 から 1993 年 にかけて みのり 書房 より 発行 さ れ て い た 隔月 の 漫画 雑誌 。  アニメ 雑誌 「 月刊 OUT 」 の 臨時 増刊 号 として スタート し た 雑誌 で ある 。 掲載 作品 の 主体 は 当時 が 人気 あっ た テレビ アニメ や 漫画 の 版権 キャラクター を 用い た パロディ 物 の ギャグ 漫画 作品 を 主体 と し て い た 。 ただし 、 パロディ 作品 を その “ 元 ネタ ” と なっ て いる 作品 と は 完全 に 独立 し た ジャンル 及び 作品 と 位置づけ 、 アニメ 雑誌 や コミカライズ と は 異なり ライセンス 許諾 を 得 ない スタイル を 取っ て い た 。  作品 の 大半 は 主 に 女性 向け 同人 誌 で 当時 人気 が あっ た アニメ ・ 漫画 を “ 元 ネタ ” に その キャラクター の 名前 ・ 特徴 など を そのまま 用い た もの で 、 現在 で は パロディ と いう より は 2 次 創作 物 として 取り扱わ れる 様 な 内容 の もの が 多く を 占め 、 挙句 に は 藤田 わか 『 世紀 末 翼 伝説 』 の 様 に 、 『 キャプテン 翼 』 『 聖 闘士 星 矢 』 『 鎧 伝 サムライトルーパー 』 など 複数 の テレビ アニメ 作品 の キャラクター を ご ちゃ まぜ に 流用 し た ドタバタ ギャグ 作品 など も 散見 さ れ た 。 ただし 、 その 一方 で 巣 田 祐里子 の 初期 の 代表 作 で ある 『 Go !   WEST 』 や （ ただし 、 この 作品 自体 も 『 西遊 記 』 の パロディ を ベース と し て おり 、 他 に も 作中 に 多少 の パロディ 要素 は 取り込ん で いる ） 、 他 に も 作者 自身 の 周囲 の 出来事 を モチーフ に ギャグ 漫画 に 仕立て た もの など 、 オリジナル 性 の 比較的 高い 作品 も あり 、 長らく 実質 的 な 雑誌 の 看板 作品 の 位置づけ に あっ た の は 『 Go !   WEST 』 で あっ た 。 なお 、 常連 連載 作家 の 中 に は 本誌 で の 活動 と 前後 し て 、 商業 出版 や 同人 誌 で や おい 系 ・ ボーイズラブ 系 の 作品 を 手掛け た 人物 も 少なく ない が 、 本誌 で は LGBT 的 な 要素 は 基本 的 に ギャグ や 伏線 として の 使用 まで に とどめ られ て いる 。  その他 、 異色 な 作品 として は 、 共に 日本 の 古代 史 に 題材 を 取っ た 歴史 パロディ 漫画 の ゆう き まさみ 『 ヤマトタケル の 冒険 』 や 岩崎 摂 『 Lullaby 』 が あり 、 企画 コーナー として 『 あなた も マンガ 家 に なれる か な ？ 』 『 あなた も アニパロ 作家 ・ 脚本 家 に なれる か な ？ 』 『 手紙 の 書き方 教室 』 など が あっ た 。 また 、 読者 から の 投書 コーナー も 設け られ て い た 。  同じ みのり 書房 の 「 月刊 OUT 」 と は 編集 部 が 別個 に 置か れ て い た よう だ が 、 元々 同誌 の 増刊 という 形 で スタート し て おり 、 関係 の 単行本 は OUT コミックスレーベル から 発売 さ れ て い た 。 他 に も 、 1980 年代 に は 岡本 章 など の 「 アニパロコミックス 」 の 常連 作家 陣 が 「 月刊 OUT 」 の 表紙 や カット を 手掛ける こと が 多く 、 「 月刊 OUT 」 の 実質 的 な 姉妹 誌 という 位置づけ に なっ て い た 。  「 月刊 OUT 」 の 1982 年 7 月 号 臨時 増刊 号 「 アニメ・パロディ・コミックス 」 として 発行 さ れ た もの が 本誌 の ルーツ で ある 。 その後 「 OUT 」 の 増刊 号 、 別冊 という 扱い を 経 て 創刊 5 年 目 の 1987 年 7 月 号 にて 独立 し た 「 アニパロコミックス 」 として の 発行 が 開始 さ れ た 。  1988 年 に は 4 月 臨時 増刊 号 として 「 アニパロコミックス Junior 」 が 発行 さ れる 。 その他 、 「 アニパロコミックスアンド・ナウ 」 （-   and   NOW ） 、 「 PALLE 」 （ パレ ） など の スピンオフ 誌 が 発行 さ れ た 。 後者 は オリジナル 作品 のみ を 掲載 し て い た が 、 作家 陣 は ほとんど 本誌 と 共通 し て い た 。 「 アニパロコミックス Junior 」 について は 「 アニパロコミックス 」 1988 年 6 月 増刊 号 として 発行 さ れ た 後 、 1988 年 10 月 号 から 独立 し た 「 アニパロコミックス Junior 」 として 1990 年 10 月 号 まで 隔月 発行 さ れ た 。 その後 、 1991 年 より 再び 「 アニパロコミックス 」 増刊 号 として 発行 さ れる 。  「 アニパロコミックス 」 増刊 号 は 1993 年 2 月 号 をもって 休刊 。 そして 「 アニパロコミックス 」 本体 も 直後 の 1993 年 3 月 号 をもって 休刊 。 いずれ も 最終 と なっ た 号 に 掲載 さ れ た 作品 に は 、 打ち切り 最終 回 の 体裁 を 取っ て いる もの は 全く 見 られ ず 、 掲載 作品 の 締め切り 後 、 あるいは 発売 前後 に 当該 号 で の 休刊 が 急遽 決定 し た 状況 が 窺わ れる もの で あっ た 。  この 背景 に は みのり 書房 の 経営 状態 にまつわる 問題 や 、 出版 社 と 編集 者 の 対立 が あり 、 他 に も 後述 の 様 な パロディ と 元 ネタ と し た 作品 の 氾濫 を きっかけ に 大手 の アニメ 制作 プロダクション が 著作 権 の 管理 を 強化 し た こと から 制作 継続 が 困難 に なっ た など 、 複数 の 説 が 存在 し て いる 。 ただし 、 この 件 について は 当時 読者 に 伝わっ た 情報 が 断片 的 で あっ た 上 に 当事者 たち の 口 が 非常 に 重く 、 また 出版 元 で あっ た みのり 書房 が その後 1995 年 に 倒産 し て いる こと も あり 、 その 真相 は 現在 も 明らか で は ない 部分 が 多い 。 ただし 、 末期 に は 内容 の マンネリ化 が 著しく なり 読者 が 離れ 、 発行 部数 が 低迷 し て 採算 割れ の 状態 が 続き 、 みのり 書房 の 経営 の 足枷 に なっ て い た と も 言わ れる 。  特に 末期 の 掲載 作品 に は 、 本誌 の 休刊 に 至る 経緯 が 平穏 ・ 円満 な もの で なかっ た こと や 、 みのり 書房 の 経営 問題 など も あり 、 単行 本 未 収録 と なっ た もの が 数多い 。  1986 年 から 放映 が 開始 さ れ た 『 聖 闘士 星 矢 』 と 、 その 成功 を 受け て 製作 さ れ た 1988 年 放映 の 『 鎧 伝 サムライトルーパー 』 など に 代表 さ れる 、 いわゆる “ 美少年 アニメ ” の ブーム を 受け て 、 1980 年代 の 末 に は “ 美少年 アニメ ” 作品 など を 題材 に し た 2 次 創作 物 で ある 同人 誌 が 大量 に 制作 さ れ 、 一部 の 作品 について は 最大 の 同人 誌 即売 会 「 コミック マーケット 」 で も 単体 ジャンル として 分類 を 受ける など 、 一定 の スペース を 占有 する 程 の 規模 で 数多 の サークル が 手掛ける もの と なっ た 。 この ブーム に 目 を 付け た の が 青磁 ビブロス や ラポート など の 中小 の サブ カルチャー 系 出版 物 を 手がけ て い た 出版 社 で 、 これら を まとめ た 同人 アンソロジー 本 の 制作 を 手掛け 、 相当 数 が 商業 出版 ベース で 流通 ・ 販売 さ れる 状況 が 見 られ た 。 ここ から さらに 一 歩 進ん で 、 同人 作家 による 美少年 アニメ の 2 次 創作 の 事実 上 の 新作 （ 同人 アンソロジー 集 の 掲載 作品 は 作者 個人 の 同人 誌 に 収録 さ れ て いる こと を 建前 と し て い た が 、 実際 に は 作者 の サークル の 新刊 同人 誌 の 通信 販売 の 宣伝 に 用い られ て い た ） を 商業 ベース の 出版 社 が まとめ た 、 事実 上 の “ 新作 アンソロジー 集 ” まで も が 登場 する という 状況 に なっ て いっ た 。  これら アンソロジー 集 について 、 企画 し た 出版 社 は 「 アニパロコミックス 」 と 同様 、 あくまで パロディ として 独立 し た 作品 で ある という スタンス を 取り 、 ノー ライセンス の 同人 アンソロジー 集 が “ 元 ネタ ” と し た 作品 の 著作 権 者 から の ライセンス 許諾 を 得る こと も ない まま 、 一般 書店 の 漫画 本 売場 の 一角 で 堂々 と 販売 さ れ て い た の で ある 。 しかし 、 その 内実 を 見る と 、 これら 大量 の 作品 群 の 大半 は 、 男性 キャラクター 同士 による 同性愛 の 描写 が 含ま れる 「 や おい 同人 誌 」 で あり 、 本来 は 児童 層 を 対象 と し た テレビ アニメ 作品 の 2 次 創作 で ある 事 を 鑑みれ ば なお さらに 、 各 方面 から 少なから ず 問題 視 さ れる 内容 の もの で あっ た 。  この 事 も 要因 の 1 つと なり 、 1990 年代 初頭 から は 、 サンライズ など 複数 の アニメ 制作 プロダクション や 、 バンダイ など の キャラクター 玩具 ・ テレビゲームソフト など の メーカー が 、 “ パロディ ” の 商業 作品 を 含む 著作 物 の 2 次 創作 に対する 姿勢 を 大きく 改め 、 著作 権 管理 を 厳格 化 する 方向 に 動き 始め た 。 作品 ・ キャラクター など 著作 権 の 2 次 使用 について も 制限 の 明文化 を 進め 、 商業 ベース で の 無 許可 使用 に対して も 、 裁判 など に は 中 々 至ら なかっ た に せよ 出版 社 に対する 警告 書 の 送付 や 資料 ・ 情報 の 提供 の 中止 、 広告 出稿 の 停止 など の 対応 を 逐次 進め て いっ た 。  平成 初頭 の この 様 な 著作 権 者 側 の 著作 権 管理 体制 の 強化 は 、 ほんの 数 年 も 経た ぬ 内 に 、 「 アニパロコミックス 」 の 様 な ノー ライセンス の パロディ 作品 を 利用 し た 商業 出版 活動 や 、 同じく ノー ライセンス で の 同人 アンソロジー 集 の 商業 ベース で の 制作 を 、 極めて 困難 な もの に し て いっ た 。  『 アニパロコミックス 』 が 休刊 という 形 で 事実 上 崩壊 し た 後 、 同誌 や 関連 誌 に 連載 さ れ て い た 作品 の 続き など を 集め た 「 and   NOW 」 （ あんど   なう ） が 、 元 編集 長 による 個人 編集 ・ 個人 出版 の 形態 で 発行 さ れ た 。 誌面 内容 は 基本 要素 について 『 アニパロコミックス 』 の それ を 踏襲 し て おり 、 これ が 実質 的 な 後継 誌 と も 言える 。  元 編集 長 は 商業 出版 ベース で の 復活 を 目論ん で い た の か 「 創刊 準備 号 」 と 銘打た れ 、 1993 年 10 月 に 「 創刊 準備 号 の ・ よう な もの 」 が 、 その後 は 数 ヶ月 おき に 「 創刊 準備 号 ○ 」 と 通算 の 号 数 を 銘打っ て 発行 さ れ た 。 しかし 、 これ も 1997 年 以降 は 刊行 ペース が 落ち 、 2002 年 2 月 の 「 創刊 準備 号 26 」 を 最後 に 事実 上 終了 。 最終 的 に 「 創刊 」 に は 至ら ぬ まま 終わっ た 。撮像 素子 （ さ つ ぞ うそ し ） と は 画像 を 電気 信号 に 変換 する 素子 で ある 。 可視 光 だけ で なく 、 赤外線 や 紫外線 、 X 線 に 感度 の ある 撮像 素子 など も ある 。  光 を 光 電 効果 による 光 電 変換 によって 電気 信号 へ 変換 する 素子 の 開発 は 、 20 世紀 初頭 から エレクトロニクス の 発展 と共に 進み 、 20 世紀 初頭 において 既に 機械 式 テレビジョン は 一定 の 成功 を 収め た 。 テレビジョン に関して は その後 、 電子 的 に 走査 する 撮像 管 により 、 全 電子 式 テレビジョン システム の 送出 側 が 完成 し た 。  戦後 は 半導体 エレクトロニクス の 進歩 により 固体 撮像 素子 が 進歩 し た 。 まず 、 電荷 結合 素子 （ CCD ） による CCD イメージセンサ が 、 続い て CMOS イメージセンサ も 開発 さ れ た 。 現在 で は 、 カラー フィルタ の 不要 な Foveon   X 3 、 有機 薄膜 撮像 素子 、 開口 度 の 大き さ など が 特長 の 背面 照射 型 CCD 、 など が 開発 さ れ て いる 。  フラットパネルディテクター ( FPD ) が レントゲン 写真 の 撮影 に 使用 さ れる 。女 拓 （ に ょたく ） は 魚拓 を 人間 の 女性 で 行う もの で ある 。  魚拓 に は 直接 法 と 間接 法 が ある が 、 女 拓 は もっぱら 直接 法 が 好ま れる 。 全身 に 墨 や ペンキ を 塗り 大きな 和紙 や 布 を 押し 当てる か 、 それら の 上 に 横たわる こと で 、 写し取る 。 手軽 に 部分 だけ で 行う 場合 も ある 。 モノクロ コピー 機 を 使っ た 場合 は 、 出来上がり の 見た目 が 似 て いる ので 、 拓 と 命名 さ れる が 、 本来 別 モノ で ある 。 唇 で やっ た 場合 は 、 キスマーク と 呼ば れ 、 唇 拓 と は 言わ ない 。  芸術 家 イブ・クライン が 行っ た 人体 測定 が 有名 。 日本 で は 雛形 あきこ が プロモーション の 手段 として 、 首 から 下 で の 水着 着用 で 女 拓 を 取り 、 タオルケット として 複製 し 、 販売 さ れ た 。 他 、 小泉 今日子 が 結婚 前 に 、 人体 計測 の 真似事 を やり 、 その 様子 を 撮影 し た 写真 を 写真 集 に 掲載 し た こと も ある 。  アダルトビデオ で は 、 タレント を ペンキ で カラフル に 塗りたくり 、 シーツ を 押し 当て 、 実物 の シーツ を 懸賞 商品 と し た 例 も ある 。 女性 に 墨 や ペンキ を 塗りたくる こと が 目的 の 場合 は 女 拓 と は 呼ば ず 、 ボディペインティング の 一種 と 見なす 。  NHK の 番組 『 にん げん ドキュメント 』 の 2005 年 7 月 8 日 放送 の 「 オリジナル を 突っ走れ 〜 現代 美術家   嶋本 昭三 」 において 、 現代 美術家 ・ 嶋本 昭三 による 女 拓 の 映像 が 流れ た 。 モデル は 成人 女性 一 人 と 、 母親 と 幼い 娘 の 2 人組 。 母子 が 全裸 で 抱き合う 姿 が 写し とら れ 、 一部 ネット コミュニティ で 話題 と なっ た 。歌垣 （ うた が き ） と は 、 特定 の 日時 に 若い 男女 が 集まり 、 相互 に 求愛 の 歌謡 を 掛け合う 呪 的 信仰 に 立つ 習俗 。 現代 で は 主 に 中国 南部 から ベトナム を 経 て 、 インドシナ半島 北部 の 山岳 地帯 に 分布 し て いる ほか 、 フィリピン や インドネシア など で も 類似 の 風習 が 見 られる 。 古代 日本 の 常陸 筑波山 など おい て 、 歌垣 の 風習 が 存在 し た こと が 、 『 万葉集 』 など から 、 うかがい 知る こと が できる 。  歌垣 の 風習 は 、 日本 の 他 に 、 中国 南部 から ベトナム 、 インドシナ半島 、 フィリピン や インドネシア に も 存在 する 。 この こと から 、 古代 日本 の 文化 は 、 東南アジア から 中国 南部 にかけて の 地域 と 、 一体 の 文化 圏 を 築い て い た という 見方 も ある 。  現代 の 中国 南部 および 東南アジア 北部 で 見 られる 歌垣 を 概観 する と 、 祝祭日 （ 多く の 場合 、 播種 前 の 春先 ） の 夜 に 10 代 半ば から 20 代 の 男女 が 集会 し 、 衆人 環視 の もと に 男性 と 女性 が 一対一 で 互いに 求愛 歌 を 掛け合い ながら 恋愛 関係 に なる 、 といった 類型 が 多い 。 この よう に 、 歌垣 は 未婚 男女 の 求婚 の 場 という 性格 が 強く 、 また 、 集団 で の 成年 式 に 起源 する と 考え られ て いる 。  歌垣 で の 歌謡 は 、 多く の 場合 、 固定 的 な 旋律 と 定型 的 な 歌詞 を 持ち 、 三 ・ 五 ・ 七 など の 音数律 に 従う 。 歌い手 は 、 これら の 約束事 を 守り ながら 即興 で うたう 技量 と 教養 を 必要 と し 、 なおかつ 相手 の 気 を 惹か なけれ ば なら ない 。 歌謡 の 内容 は 求愛 歌 だけ に とどまら ず 、 創世 神話 歌 、 収穫 歌 、 豊作 労働 歌 、 葬送 歌 など が ある 。  歌垣 の 習俗 は 、 焼畑 耕作 民 に も 水稲 耕作 民 に も 見 られる が 、 特に 山岳 焼畑 地帯 で 顕著 で あり 、 もと は 山岳 地帯 の 焼畑 耕作 民 の 文化 だっ た と 考え られ て いる 。  古代 日本 における 歌垣 は 、 特定 の 日時 と 場所 に 老若男女 が 集会 し 、 共同 飲食 し ながら 歌 を 掛け合う 呪 的 信仰 に 立つ 行事 で あり 、 互いに 求愛 歌 を 掛け合い ながら 、 対 に なり 恋愛 関係 に なる と さ れる 。 語源 は 「 歌 掛 き （ 懸 き ） 」 で あり 、 東国 方言 の 「 か が い （ 嬥歌 ） 」 も 「 懸け 合い 」 に 由来 する と 考え られ て いる 。 時期 として は 春秋 に 行わ れ 、 生産 の 予祝 ・ 感謝 として の 性格 を 持っ て い た と さ れる 。 場所 は 、 山頂 、 海浜 、 川 、 そして 市 など 、 境界 性 を 帯び た 地 が 多く 、 常陸 筑波 山 、 同 童 子女 松原 、 肥前 杵島岳 、 摂津 歌垣山 、 大和 海 石榴 市 、 同 軽 市 など の 例 が ある 。  古代 の 言霊 信仰 の 観点 から は 、 ことば うた を 掛け合う こと により 、 呪 的 言霊 の 強い 側 が 歌い 勝っ て 相手 を 支配 し 、 歌い 負け た 側 は 相手 に 服従 し た の だ 、 と 説か れる 。 歌垣 における 男女 間 の 求愛 関係 も 、 言霊 の 強弱 を通じて 決定 さ れる こと と なる 。 古代 歌謡 として の 歌垣 は 、 『 古事記 』 『 万葉集 』 『 常陸 国 風土記 』 『 肥前 国 風土記 』 など に 見える 。 万葉集 巻 九 の 「 〈 … … 率 ( あど も ) ひ て 　 未 通 女 壮士 ( おとめ お とこ ) の 　 行き 集 ( つど ) ひ 　 か が ふ 刊 歌 ( か が い ) に 　 人妻 に 　 吾 ( あ ) も 交 はらむ 　 吾が 妻 に 　 人 も 言 問 ( こと と ) へ … … 」 は 、 筑波山 の 歌垣 で 高橋虫麻呂 が 詠ん だ 歌 で あり 、 当時 の 歌垣 の 様子 を 伺い 知る こと が 出来る 。  時代 が 下る につれて 、 呪 的 信仰 ・ 予祝 ・ 感謝 行事 として の 性格 は 薄れ 、 性 の 開放 を 目的 と し た 野遊び や 未婚 者 による 求婚 行事 と なっ て いっ た 。 特に 都市 の 市 で は その 傾向 を 強め 、 『 古事記 』 に は 顕宗 天皇 と 平群 鮪 と が 女 を めぐり 海 石榴 市 で 歌 を たたかわ せ た 逸話 が 残っ て いる 。  奈良 時代 に 入る と 、 歌垣 は 中国 （ 唐 ） から 伝来 し た 踏歌 と 合流 し た 。 踏歌 に は 文字通り 足 を 踏み鳴らす 動作 が あり 、 誰 か の 歌 に 反応 し て 集団 で 足 を 踏み鳴らす こと で 場 を 盛り上げ た 。 天平 6 年 ( 734 年 ) 2 月 に は 平城京 朱雀 門 で 、 宝亀 元年 ( 770 年 ) 3 月 に は 河内 由 義 宮 で 歌垣 が 開催 さ れ 、 それぞれ 貴族 ・ 帰化 氏族 が 二 百 数 十 名 参加 する 大 規模 な ショー で あっ た 。  清和 天皇 の 時代 に 正式 に 宮中 行事 と なっ た 踏歌 は 歌垣 に あっ た 恋愛 要素 が 薄れ 、 朝廷 の 平安 を 寿ぐ 雅 な 芸能 へ と 変化 し て いっ た 。 この 歌垣 の 変質 について 本 居 宣長 は 『 古事記 伝 』 の 中 で 「 続 記 の 頃 の は 、 実 の 歌垣 に 非 ず 」 と 述べ て いる 。  歌垣 は その後 の 歌合 、 連歌 に 影響 を 及ぼし た と さ れ て いる 。 現代 に も 歌垣 の 残存 は 見 られ 、 奄美 群島 の シマ 唄 の 唄 遊び や 八月 踊り 、 沖縄 の 毛 遊び （ もう あしび ） に 歌垣 の 要素 が 強く 認め られる ほか 、 福島 県 会津 地方 の ウタゲイ や 秋田 県 仙北 地方 の 掛 唄 に も 歌垣 の 遺風 が 見 られる 。  現在 も 雲南 省 の ペー 族 、 チン ポー 族 、 イ 族 、 貴 州 省 の ミャオ 族 （ 花山 節   Miao   Flower   Mountain   Festival ） 、 広西 チワン 族 自治 区 の チワン 族 など で 祭事 として 盛ん に 行わ れ て いる 。アニメーション 神戸 （ アニメーション こう べ ） は 、 神戸 市 と アニメーション 神戸 実行 委員 会 が 毎年 開催 し て いる アニメーション など の 振興 事業 。 授賞 式 の 司会 は 、 地元 ラジオ 局 ・ ラジオ 関西 で 長寿 番組 と なっ て いる 『 青春 ラジメニア 』 パーソナリティ の 岩崎 和夫 ・ 南 かおり の 2 人 。  第 20 回 と なっ た 2015 年 をもって 、 授賞 式 等 の 表彰 式典 （ アワード 形態 ） を 終了 し た 。 今後 は ワークショップ 等 の 振興 事業 のみ と なる が 、 主題歌 賞 について ラジオ 関西 が 引き継ぎ 、 『 青春 ラジメニア 』 の 企画 として 「 ラジメニアワード 」 として 継続 する 。  アニメーション や 映像 産業 など の 育成 ・ 振興 や 人材 発掘 ・ 事業 集積 を 目的 と し 、 優秀 な 製作 団体 ・ 個人 に対する アニメーション 神戸 賞 の 授与 や フォーラム など を 開催 し て いる 。 第 1 回 は 1996 年 に 開催 さ れ た 。  主催 は 神戸 市 および アニメーション 神戸 実行 委員 会 （ 実行 委員 長 ： 浜野 保 樹   東京大学 大学院 教授 ） 。 第 11 回 （ 2006 年 ） より 、 実行 委員 長 に 神谷 明 を 迎える 。   ※ 第 1 回 は 「 アニメーション 神戸 96 '」、 第 2 回 は 「 アニメーション 神戸 97 '」 の タイトル で 開催 。  ※ 第 1 ・ 2 回 は 「 部門 賞 ・ 演出 部門 」 の 名称 で 授与 。  ※ 第 1 回 は 「 読売 賞 」 の 名称 で 授与 。  ※ 第 1 ・ 2 回 は 「 劇場 映画 の 部 」 の 名称 で 授与 。 第 2 回 は 他 に 「 会場 特別 賞 」 「 神戸 市民 特別 賞 」 も 授与 。  ※ 第 1 ・ 2 回 は 「 テレビ 番組 の 部 」 の 名称 で 授与 。  ※ 第 1 ・ 2 回 は 「 オリジナル ・ パッケージ ・ ソフト の 部 」 の 名称 で 授与 。  ※ 第 1 回 は 「 インタラクティブ の 部 」 、 第 2 回 は 「 インタラクティブ ・ ソフト の 部 」 の 名称 で 授与 。  ※ 第 1 回 は 「 部門 賞 ・ 主題歌 部門 」 、 第 2 回 は 「 部門 賞 ・ 音楽 部門 」 の 名称 で 授与 。 < br >  ※ 第 4   -   8 回 ： 「 AM 神戸 賞 （ 主題歌 賞 ） 」 、 第 9 回   -：「 ラジオ 関西 賞 （ 主題歌 賞 ） 」  当該 年度 に 放送 さ れ た アニメーション の 主題歌 等 を 投票 形式 で 選出 。 曲名 等 は 期限 付き で ラジオ 関西 の サイト の トップ 、 または アニ たま ドット コム から 期限 付き で 発表 さ れる ほか 青春 ラジメニア で は 対象 曲 の タイトル の 読み上げ を 行なっ て いる 。  投票 総数 ： 8 , 545 票  投票 総数 ： 13 , 988 票 （ うち 、 メール 応募 数 ： 1 , 407 票 ）  投票 総数 ： 10 , 298 票 （ うち 、 メール 応募 数 ： 5 , 405 票 ）  投票 総数 ： 10 , 054 票 （ メール ： 6 , 209 票 、 ハガキ ・ FAX ： 3 , 845 票 ）  投票 期間 ： 2003 年 6 月 8 日 〜 8 月 10 日  投票 総数 ： 11 , 590 票  投票 期間 ： 2004 年 6 月 5 日 〜 8 月 10 日  投票 総数 ： 8 , 254 票  投票 期間 ： 2005 年 6 月 18 日 〜 7 月 15 日  投票 総数 ： 9 , 920 票  投票 期間 ： 2006 年 7 月 1 日 〜 8 月 31 日  投票 総数 ： 7 , 450 票  投票 期間 ： 2007 年 6 月 4 日 〜 7 月 31 日  投票 総数 ： 8 , 105 票ラティチュード 、 ラチチュード 、 ラティテュード   ( latitude )   は 、 一般 的 に 日本 で は 写真 用語 で あり 、 音響 学 ・ 信号 処理 分野 で 言う ところ の 「 ダイナミックレンジ 」 に 相当 する 。 感光 材料 （ 写真 フィルム など ） が 、 画像 （ 階 調 の 集まり ） として 再現 できる 露光 の 範囲 、 寛容 度 を 表す こと に 使わ れる 。 露光 寛容 度 、 露出 寛容 度 と も 言う 。 英語 で は exposure   latitude 。  写真 撮影 （ 露光 ） において 、 感光 材料 に対し 適正 より 少ない 露光 量 （ 露出 アンダー 、 画像 が 暗く 階 調 が つぶれる お それ が ある ） や 、 反対 に 適正 より 多い 露光 量 （ 露出 オーバー 、 画像 が 明るく 階 調 が 飛ぶ お それ が ある ） で あっ て も 階 調 が 無くなら ず 、 画像 として 成立 する よう な 特性 （ 露光 許容 量 が 大きい ） を 「 ラティチュード が 広い 」 と 表現 する 。 この よう な 特性 の 場合 、 暗い 部分 （ シャドウ ） から 明るい 部分 （ ハイライト ） まで なだらか な 階 調 が 再現 できる 反面 、 画像 が フラット （ 眠たい 調子 ） に なり やすい 。  反対 に 、 再現 できる 露光 の 範囲 が 狭い 特性 を 「 ラティチュード が 狭い 」 と 表現 する 。 この 場合 、 露出 オーバー や アンダー に対して 白 とび や 黒 つぶれ を 起こし やすい が 、 メリハリ の ある コントラスト が 高い 画像 を 得る こと が 出来る 。  一般 的 に ネガ フィルム は ラティチュード が 広く 、 リバー サル （ ポジ ） フイルム や 固体 撮像 素子 を 用いる デジタル カメラ の ラティチュード は 狭い 。 撮影 において は 、 ラティチュード が 広い 方 が 扱い やすい 。  特に 、 ラティチュード が 狭い フィルム を 用いる 時 や 階 調 再現 を 重視 する 際 は 、 被写体 各部 の 必要 露光 量 を 確認 し カメラ の 露出 補正 機能 （ または 手動 設定 ） を 使っ て 最も 適切 な 露光 を 与える と共に 、 光源 と 被写体 と カメラ の 相互 位置 を 変え て みる 、 デーライトシンクロ など 補助 光 を 使用 する 、 強い 光 を ディフューズ する 、 レフ 板 で シャドー 部 を 起こす 、 など の 明暗 比 を 小さく する 処置 が 有効 と なる 。  また その よう な 場合 、 適正 露光 で 撮影 でき て いる か どう か が 不安 な 場合 は 、 露 光量 を 変化 さ せ て 複数 枚 を 撮影 する こと で ある 程度 の 露光 ミス の 予防 が 可能 で ある 。 一部 の 機種 に は 、 これ を 自動 で 行う オート ブラケット 機構 を 有する もの も ある 。 また 、 デジタル カメラ は 撮影 直後 、 即時 に 撮影 し た 画像 の 確認 が 可能 な うえ 、 デジタル 一 眼 レフ カメラ や ミラーレスカメラ など 高級 機 を 中心 に 撮影 し た 画像 の ヒストグラム 表示 が 可能 な 機種 が 多い （ さらに 近年 で は 、 撮影 時 に ハイダイナミックレンジ 合成 を カメラ 内部 で 行える 機種 も ある ） 。た こる くん は テレビ大阪 （ TVO ） の マスコットキャラクター で ある 。  キャラクター デザイン は 、 キャラクター デザイナー ・ イラストレーター の サカモトタカフミ 。  本名 は 、 なにわ 流 た こる 。 性格 は 、 のんびり や で マイペース 。  大阪 ミナミ の 、 とある たこ焼き 屋台 で 、 オヤジ が たこ を 入れ忘れ た たこ焼き から 誕生 し た 。 その後 、 明石 を 訪れ て 「 タコベエ 」 （ 真っ赤 で 小さい タコ の 姿 ） と 出逢う 。  1 人前 の たこ焼き に なる ため 、 せっかち だ けど しっかり もの の タコベエ と共に 旅 を し て いる 。  CM の 際 に は 「 つっ つっ つ ー 、 テレビ大阪 つっ つっ つ ー ♪」 と の ジングル に 乗っ て 登場 し て くる 。  時には いたずら を する こと も ある 。  2002 年 に 誕生 し 、 番組 宣伝 で の 初 登場 で は 1000 件 を 超える 問い合わせ が 殺到 し た 。  その後 、 17 : 55 ～ 17 : 57 （ 月 ～ 金 ） に 帯 番組 『 たこ る TV 』 を 持つ こと により 、 直近 の 18 時 から の アニメ 番組 を 視聴 する 未 就学 児 ・ 小学生 は もとより 、 幅広い 世代 層 に 受け入れ られる こと に なる 。 現在 の 『 たこ る TV 』 の 放送 時間 は 以下 を 参照 。  なお 、 上記 帯 番組 の 他 に も 特番 も 不定期 ながら も 放送 さ れ 、 同じく 局 マスコットキャラクター で ある ハチエ モン （ 関西テレビ ） ・ ら いよ ん チャン （ 毎日放送 ） ・ おっ ! サン （ サンテレビ ） ら と共に 、 着実 に 近畿 地方 で の 人気 キャラクター 地位 を 得る こと と なる 。  この 他 に も 2003 年 11 月 23 日 に 放送 さ れ た 同局 制作 の アニメ 『 デ・ジ・キャラット に ょ 』 第 68 話 において 数 カット のみ 特別 出演 し て いる 。  グッズ 等 も 多数 販売 さ れ 、 特に 2004 年 発売 の 「 たこ る くん と タコベエ の え ほん   あたたかい こおり 」 、 2005 年 発売 の 「 たこ る くん と タコベエ の え ほん 2   そら いろ の ロボット 」 （ 共に 講談社 刊 ） の 絵本 は 、 近畿 地方 以外 でも 発売 さ れ て いる 。  2005 年 7 月 に は 「 たこ る カフェ 」 を 期間 限定 で 出店 。 1 階 で は 、 たこ る くん の 顔 を 描い た 「 たこ る モカ 」 など を 販売 。 2 階 で は 、 たこ る くん ギャラリー を 展開 。 たこ る くん の テレビ アニメーション 、 ポスター 、 非売品 グッズ 、 原画 ラフ など を 展示 し た 。  2005 年 8 月 25 日 に は 東京 へ 出張 し た （ キデイランド・ 原宿 店 ） 。  また 、 テレビ大阪 の 情報 番組 『 み み ヨリ ぃ !?』（ 2007 年 9 月 30 日 放送 終了 ） に は 、 たこ る くん の 着 ぐるみ が 毎回 “ 出演 ” し て い た 。  2007 年 3 月 21 日 から 4 月 22 日 にかけて 、 KPO キリン プラザ 大阪 （ 2007 年 10 月 31 日 に 閉館 ） で   " No   Takoyaki ,   No   Osaka !"（＝ たこ焼き の ない 大阪 なんて !） を テーマ に 「 たこ る くん 展   Takoru   Shock !!!!（ た こる ショック !!!!）」 が 開催 さ れ 、 10000 人 を 越す ファン が 詰めかけ た 。  2011 年 7 月 24 日 正午 に TVO の アナログ 放送 の 終了 。 これ に 伴い 、 通常 『 和風 総 本家 』 を 再 放送 する ところ を アナログ 放送 で は 『 たこ る TV 』 に 差し替え た 。 そこ から 「 なにわ 流 た こる の うた 」 へ 展開 し 、 シームレス に 特別 クロージング へ と 移っ た 。 特別 クロージング で は まず 、 緞帳 が 下がっ た 舞台 の 上 に 「 たこ る くん 」 が 立ち 、 たこ る くん が 「 19 ch 」 と 書か れ た プラカード を 裏返し て 「 7 ch 」 を アピール し た 。 BGM は 「 つっ つっ つ ー 、 テレビ大阪 、 テレビ大阪 ♪」 の オルゴール による インストゥルメンタルバージョン が 使わ れ た 。 舞台 に は 「 たこ る くん ファミリー 」 が 勢ぞろい し て 、 長年 の アナログ 放送 視聴 に 感謝 の メッセージ を 述べ た 後 、 最後 に 「 JOBH - TV   テレビ大阪 」 と 書か れ た 縦長 の 看板 が 下り 、 たこ る くん ファミリー が 一礼 し て 終わっ た 。 正午 以降 は ブルー バック の お知らせ 画面 に 切り替わり 、 最後 に 「 たこ る の うた 」 から を リピート し て 地上波 デジタル 放送 へ と 完全 移行 し た 。  2011 年 8 月 現在 、 以下 の 時間 に 放送 さ れ て いる 。 内容 はた こる くん の アニメ 、 テレビ大阪 製作 の 番組 の 宣伝 など が あり 、 テレビ大阪 の アナウンサー が たこ る くん と 同じ 2 頭 身 の キャラクター と なっ て 番組 を 進行 する 。 土曜日 09 : 45   -   10 : 00 の 時間 帯 で の 放送 は 毎回 「 視聴 者 プレゼント 」 が 実施 さ れる 。  2007 年 10 月 26 日 、 東宝 より 『 た こる ・ ザ・ムービー   Takoru   Shock !!!!』 が 発売 さ れ た 。 前述 の 「 たこ る くん 展   Takoru   Shock !!!!」 会場 内 で 限定 上映 さ れ た 約 20 分の アニメ 映像 本編 を はじめ 、 会場 案内 映像 、 未 公開 アニメ など 約 13 分の 特典 映像 を 収録 し て いる 。指定 管理 者 制度 （ し て いか ん り し ゃせいど ） は 、 それ まで 地方 公共 団体 や その 外郭 団体 に 限定 し て い た 公 の 施設 の 管理 ・ 運営 を 、 株式会社 を はじめ と し た 営利 企業 ・ 財団 法人 ・ NPO 法人 ・ 市民 グループ など 法人 その他 の 団体 に 包括 的 に 代行 さ せる こと が できる （ 行政 処分 で あり 委託 で は ない ） 制度 で ある 。  地方 自治 法 の 一部 改正 で 2003 年 6 月 13 日 公布 、 同年 9 月 2 日 に 施行 さ れ た 。 小泉 内閣 発足 後 の 日本 において 急速 に 進行 し た 「 公営 組織 の 法人 化 ・ 民営 化 」 （ いわゆる 「 公設 民営 」 ） の 一環 と みなす こと が できる 。  地方 自治 法 （ 昭和 22 年 ４月 17 日 法律 第 67 号 ） 第 244 条 の ２ 第 ３ 項 から 第 11 項 まで に 挿入 さ れ た 。  「 公 の 施設 」 に は 、 いわゆる ハコ モノ の 施設 だけ で なく 、 道路 、 水道 や 公園 等 も 含ま れる と さ れ て いる 。 ただし 、 道路 ・ 河川 ・ 公園 ・ 港湾 ・ 空港 ・ 下水道 など で は 、 個別 の 法律 によって 、 管理 者 は 原則 として 国 や 地方 公共 団体 と さ れ て いる 。 例えば 、 道路 法 で は 、 「 国道 の 新設 又は 改築 は 、 国土 交通 大臣 が 行う 」 （ 12 条 ） 、 「 都道府県 道 の 管理 は 、 その 路線 の 存する 都道府県 が 行う 」 （ 15 条 ） 、 「 市町村 道 の 管理 は 、 その 路線 の 存する 市町村 が 行う 」 （ 16 条 1 項 ） 。 したがって 、 法律 によって 管理 者 が 国 ・ 地方 公共 団体 と さ れ て いる もの について は 、 管理 運営 を 一括 し て 民間 事業 者 に 行わ せる こと は でき ない 。 もちろん 、 道路 建設 など の 公共 工事 は 、 従来 から 請負 契約 によって 民間 の 建設 会社 に 委託 さ れ て き て おり 、 管理 者 が 特定 さ れ て いる 場合 でも 、 設置 や 管理 運営 の うち の 一部 を 民間 に 行わ せる こと は 可能 で ある 。  指定 管理 者 制度 による 道路 の 管理 の 範囲 について は 、 国土 交通省 が 、 以下 の よう な 解釈 を 示し て いる 。  「 指定 管理 者 が 行う こと が できる 道路 の 管理 の 範囲 は 、 行政 判断 を 伴う 事務 （ 災害 対応 、 計画 策定 及び 工事 発注 等 ） 及び 行政 権 の 行使 を 伴う 事務 （ 占 用 許可 、 監督 処分 等 ） 以外 の 事務 （ 清掃 、 除草 、 単なる 料金 の 徴収 業務 で 定型 的 な 行為 に 該当 する もの 等 ） で あっ て 、 地方 自治 法 第 244 条 の 2 第 3 項 及び 第 4 項 の 規定 に 基づき 各 自治体 の 条例 において 明確 に 範囲 を 定め られ た もの で ある こと 。 なお 、 これら を 指定 管理 者 に 包括 的 に 委託 する こと は 可能 です 。 」  各 地方 公共 団体 が 定める 条例 に従って プロポーザル 方式 や 総合 評価 方式 など で 指定 管理 者 （ 以下 、 管理 者 ） 候補 の 団体 を 選定 し 、 施設 を 所有 する 地方 公共 団体 の 議会 の 決議 を 経る こと で 、 最終 的 に 選ば れ た 管理 者 に対し 、 管理 運営 の 委任 を する こと が できる 。  管理 者 は 民間 の 手法 を 用い て 、 弾力 性 や 柔軟 性 の ある 施設 の 運営 を 行なう こと が 可能 と なり 、 その 施設 の 利用 に際して 料金 を 徴収 し て いる 場合 は 、 得 られ た 収入 を 地方 公共 団体 と の 協定 の 範囲 内 で 管理 者 の 収入 と する こと が できる （ 地方 自治 法   8 項 ） 。  一般 的 に は 以下 の 意義 が ある と さ れる 。  一般 に 指摘 さ れ て いる 問題 点 に は 以下 の もの が ある 。  指定 管理 者 制度 は 施設 の 管理 運営 全般 を 管理 者 に 委ねる ため 、 「 公 の 施設 が 民営 化 さ れる 」 という 見方 を さ れる こと が 多い 。 しかし 、 税金 で 設置 さ れ た 施設 が 一 管理 者 によって 私物 化 さ れる の を 防ぐ という 観点 から も 、 下記 の 項目 など を 地方 公共 団体 の 条例 や 協定 書 および 仕様 書 など に 盛り込ん で いく こと が 必要 と なる 。  また 移行 の 際 に 自治体 や 旧 管理 者 の 正規 職員 が 採用 さ れ ず 契約 職員 だけ が 残り 、 雇用 だけ で なく 施設 運営 そのもの に 悪影響 を 及ぼす 事例 も 多数 存在 する 。 移行 期 に は 、 公務員 として 制度 導入 以前 から 勤務 し て い た 職員 と 制度 導入 以降 に 管理 者 が 独自 に 採用 し た 職員 と が 混在 する こと に なる 。 さらに 制度 導入 と 同時に 委託 元 の 地方 公共 団体 と の 人事 交流 が 事実 上 なくなる ため 、 当該 職員 ら に対する 給与 ・ 勤務 体系 だけ で なく 人事 異動 も 含め た 身分 の 扱い など が 問題 と なる 。  現在 、 地方 公共 団体 の 所有 する 施設 の うち 、 下記 の 施設 を 中心 に 制度 の 導入 が 図ら れ て いる 。 指定 管理 者 の 指定 は 地域 の 公益 法人 や NPO など が 多い が 、 民間 の ビルメンテナンス 会社 など の 指定 も ある 。  ただし 、 施設 の 運営 に関して 設置 者 が 地方 公共 団体 で ある こと など を 求める 法律 （ 「 個別 法 」 という ） が ある 施設 や 特定 の 者 のみ が サービス を 享受 する 学校 給食 センター など は この 制度 から 除外 さ れ たり 、 複数 ある 同種 施設 の 業務 の 一部 のみ を 「 管理 者 が 行う 業務 」 として 委任 する こと が ある 。  指定 管理 者 制度 が 適用 さ れる 施設 に は 次 の よう な もの が ある 。  施設 を 管理 する 上 で 、 資格 者 の 配置 が 求め られる 場合 が ある 。「 ブロマイド 」 は 、 写真 用 印画 紙 、 又は これ を 用い た 写真 の こと 。 または マルベル 堂 など が 発行 し て いる 、 タレント など の コレクション 用 肖像 写真 、 「 プロマイド   ( Puromaido )」 の こと 。  ブロマイド   (" Bromide ")   は 本来 の 英語 で 臭化物 を 指す 語 だ が 、 臭 化 銀 （ シルバー ・ ブロマイド ） を 感光 剤 として 用い た 印画 紙   (" Bromide   paper ")   を 指す 和製 英語 と なっ た 。  江戸 時代 に は 、 「 役者 絵 」 「 相撲 絵 」 など の 浮世絵 が あり 、 人気 歌舞伎 俳優 、 力士 の 肖像 として 賞翫 さ れ た 。 明治 以後 、 写真 術 が 輸入 さ れる と 、 これ が 写真 にとって かわ られ 、 手札 型 の 力士 ・ 歌舞伎 俳優 の 写真 が 販売 さ れ た 。 当時 は 「 ブロマイド 」 と は 呼ば れ なかっ た が 、 事後 的 に これら も 「 ブロマイド 」 と 呼ば れ て いる 。  「 プロマイド   ( Puromaido )   第 一 号 」 は 日活 の 尾上 松之助 の もの で 、 大正 9 年 （ 1920 年 ） に 発売 さ れ た 。  大正 10 年 （ 1921 年 ） 、 松竹 キネマ が 蒲田 撮影 所 を 設立 し た とき に 、 当時 の 人気 女優 ・ 栗島 すみ子 、 川田 芳子 ら の 写真 を 、 街 の 写真 屋 が 大量 生産 。 栗島 すみ子 の プロマイド は 「 一 日 に 4 千 枚 売れ た 」 と の 記録 が 残っ て いる 。  これ を コレクション 商品 として 世 に 広め た の が 浅草 の 「 マル ベル 堂 」 で ある 。 同社 の 発行 し た プロマイド の 「 時代 劇 スタア 」 で 最も 売れ た の は 林 長二 郎 （ 長谷川 一夫 ） で 、 『 雪 之 丞 変化 』 扮装 の それ は 、 二 年 以上 も 売れ 続け た 。  戦前 の ファン たち の 気質 は 「 その 人 オンリー 主義 」 だっ た そう で 、 マルベル 堂 の 店頭 に 飾ら れ た 林 長二 郎 の プロマイド 写真 が 少し でも 汚れ て いる と そっと ハンカチ で 拭い て 行く 、 傷 が 入っ て いれ ば 「 取り替え て おい て ください ね 」 と 頬 を 染め て 行く 、 といった 女性 ファン の 姿 が あっ た と いう 。 マルベル 堂 で は 「 プロマイド は ファン の ため の 写真 」 と の 意味 から 、 すべて 目線 を 正面 に 向け て もらい 、 若々しい 顔 に 修正 し た もの を 使っ た 。 こうした 要求 を 「 スッ と 撮ら せ て くれ た 」 の も 長谷川 一夫 だっ た と いう 。  また 、 メンコ サイズ の 小型 の プロマイド は 「 豆 プロ   ( Mamepuro )」 と 呼ば れ 、 一 枚 一 銭 で 駄菓子 屋 で 売ら れ た 。 図柄 の 題材 は 封切り 前後 の 時代 劇 活動 写真 で 、 男女 スタア の 肖像 、 劇 中 の 名 場面 など が あしらわ れ て い た 。 これら は 一 枚 一 枚 紙袋 に 入っ て おり 、 買っ て 開け て みる まで 中身 が 分から なかっ た 。  マルベル 堂 で は 原紙 を 「 ブロマイド   ( Buromaido )」、 写真 に し た 製品 を 「 プロマイド   ( Puromaido )」 と 呼称 し て いる 。  マルベル 堂 の 斉藤 午 之 助 は 、 「 たしかに 、 印画 紙 の あの サイズ を ブロマイド 版 と は いう が 、 ブロマイド は あくまで “ 加工 品 ” 。 ブロマイド 印画 紙 から 生まれ た “ プロマイド ” ( Puromado )   と 呼ん で ほしい もの だ 」 と 語っ て いる 。  広辞苑 や NHK の 放送 用語 など に は 、 俳優 等 の 肖像 写真 を 指す 語 について 、 ブロマイド と 修正 さ れ て 収録 さ れ て いる 。 この ため 、 映画 や テレビ タレント の スター 写真 を 指す 語 として 「 プロマイド 」 と 「 ブロマイド 」 の 双方 が 用い られる よう に なっ た 。  戦後 から 昭和 の 末期 まで は 、 毎月 集計 し た 「 男性 俳優 」 、 「 女性 俳優 」 、 「 男性 歌手 」 、 「 女性 歌手 」 の 各 部門 別 ・ 売上 実績 （ 順位 ） を 公表 し て い た 。 なお 売上 第 1 位 獲得 の 月数 の 最多 記録 は 、 男性 で は 西城 秀樹 の 46 回 で 、 女性 で は 岡崎 友紀 の 46 回 と なっ て いる 。カメラファイルシステム 規格   ( カメラファイルシステム き かく 、 )   は 、 デジタル カメラ や プリンター 、 携帯 型 ゲーム など の 機器 間 で 、 （ SD カード など の ） 電子 媒体 を 介し た 画像 の 相互 利用 を 実現 する ため の ファイル システム 規格 を 定義 し た もの で ある 。 対し て Exif は 、 デジタル カメラ で 使わ れる 画像 ファイル の フォーマット 形式 で ある 。  1998 年 12 月 に 日本 電子 工業 振興 協会 （ JEIDA ） により 制定 さ れ 、 2001 年 に は   ISO   12234 - 3   として 規格 化 さ れ た 。 2005 年 現在 、 カメラ 付き 携帯 電話 など を 含め た 大半 の デジタル カメラ が 対応 し て いる 。  すでに 存在 し て い た Exif   Version   2 . 1 、 ExifR 98   Version   1 . 0 、 CIFF   Version   1 . 0 という 3 つ の 規格 を ベース に し て おり 、 画像 ファイル 本体 の 構造 の ほか 、 ディレクトリ 構造 ・ ファイル 命名 規則 、 サムネイル・ 付随 ファイル 利用 、 規格 に ない ファイル の 記録 など について 規定 し て いる 。菊池 寛 賞 （ きく ちかん しょ う ） は 、 日本 文学 振興 会 が 主催 する 、 文芸 ・ 映画 など 様々 な 文化 分野 において 業績 を あげ た 個人 や 団体 を 表彰 する 賞 。  もと は 菊池 寛 の 提唱 で 、 年配 の 作家 の 業績 を たたえる ため に 1938 年 に 制定 さ れ た もの で 、 文学 賞 で あっ た 。 46 歳 以上 の 作家 が 表彰 対象 と なり 、 数え 45 歳 未満 の 作家 が 選考 委員 を 務め た 。 これ は 戦争 の ため 6 回 で 中止 と なっ た が 、 戦後 、 菊池 の 没後 1952 年 に 復活 。 その とき 受賞 対象 が 文芸 以外 の 分野 に 広げ られ た 。  正賞 として 時計 、 副賞 として 100 万 円 が 授与 さ れる 。  菊池 の 出身 地 で ある 高松 市 で は 、 1965 年 に 菊池 の 顕彰 と 郷土 文化 ・ 文学 の 向上 を 図る 目的 で 「 香川 菊池 寛 賞 」 を 制定 し 、 今日 まで 続い て いる 。 こちら は 文芸 作品 を 対象 と し た 純粋 な 文学 賞 で ある 。口伝 （ く でん ） と は 、スピンオフ （ ） の 語義 として は 、 派生 的 に 生じる こと や 派生 により 生じ た 物 、 副産物 など を さす 。 転じ て 各 分野 における 特定 の 派生 現象 や 派生 物 を さす 。 異なる 概念 が 同じ 用語 を 使用 し て いる ため 詳細 は それぞれ の 節 に しるす 。  また 、 分野 によって は 同義 語 や 類義語 として 使用 さ れる 言葉 に スピンアウト （ ） が ある 。 これ は 本来 は 自動車 が スピン し て コース から 飛び出す こと を さし 、 「 飛び出す 」 の 意味 から 転じ て 、 特定 の 派生 現象 を さす 場合 が ある 。  科学 技術 分野 における スピンオフ と は 特定 の 分野 で 開発 さ れ た 技術 を 民生 転用 （ 民間 の 需要 に 転用 ） する こと 。 または 転用 さ れ た 技術 を 利用 し て 生産 さ れ た 民需 製品 （ スピンオフ 製品 と も 呼ば れる ） の こと 。 特に 、 国家 的 研究 開発 機関 の 開発 技術 （ 軍事 技術 開発 、 宇宙 開発 、 自然 科学 研究 など ） の 民間 へ の 転用 を さす 場合 が 多い 。 たとえば GPS 、 インターネット 、 HUD など が ある 。  対義語 として は スピンオン （ ） が ある が 、 これ は 民間 の 技術 （ 民生 技術 ） を 軍事 技術 に 転用 する 場合 を さす 。  経営 ・ 経済 （ ビジネス ） 分野 における スピンオフ および スピンアウト と は 、 既存 の 企業 や 組織 （ 以下 、 便宜上 「 親会社 」 と 呼ぶ ） の 一部 を 分離 し 、 独立 し た 別 の 企業 や 組織 と する こと を さす 。 親会社 と の 資本 関係 が ある など 関係 が 深い 別 会社 と する こと を スピンオフ 、 親会社 と の 関係 が 薄い か 全く ない 別 会社 を 興す こと を スピン アウト として 区別 する 。  作品 制作 の 分野 における スピンオフ と は 、 既存 の 作品 （ 本編 ） から 派生 し た 作品 全般 を 指す 。 または 、 そうして 制作 さ れ た 派生 作品 （ スピンオフ 作品 と も 呼ば れる ） の こと 。 日本 で は テレビ ドラマ や 映画 、 漫画 など の 派生 作品 に よく 使わ れる 。  元々 は ラジオドラマ や テレビ ドラマ など から 別 番組 が 派生 する こと を さす 英語 。 外伝 作品 、 または 続編 、 番外 編 など と も 訳さ れる こと が ある が 、 単純 に 外伝 と スピンオフ を 同義 に とらえる の は 誤り で ある 。  本編 と 同じ 媒体 で 制作 さ れる こと が 多い が 、 異なる 媒体 で 制作 さ れる 場合 も ある （ テレビ ドラマ から 映画 へ の スピンオフ など ） 。 この 場合 、 物語 の 焦点 が 本編 と は 異なる 点 で 、 一般 的 な 映画 化 や ドラマ 化 、 漫画 化 など と は 区別 さ れる 。  日本 映画 に 於け る スピンオフ 作品 の 先駆け は 、 1963 年 の 東映 映画 『 人生 劇場   飛車 角 』 （ 鶴田 浩二 主演 ・ 沢 島忠 監督 ） と いわ れる 。 尾崎 士郎 の 自伝 的 小説 『 人生 劇場 』 は 、 この 作品 以前 に 7 度 映画 化 さ れ 、 いずれ も 尾崎 本人 を モデル に し た 青 成 瓢 吉 を 主人公 と し て い た が 、 東映 の 岡田 茂 プロデューサー （ のち 、 同社 社長 ） が 、 「 今 まで と 同じ で は 当たる まい 」 と 考え 、 尾崎 を 説得 し て 、 「 残 侠篇 」 の 脇役 の 一 人 に すぎ なかっ た 侠客 ・ 小山 角太郎 こと 飛車 角 を 主人公 に 据え た 。 本 作 は 大 ヒット し 、 岡田 は 興行 不振 の 続く 時代 劇 から 、 東映 の 主力 を 「 任侠 映画 路線 」 に 切り換え 、 以降 約 10 年 の 間 、 「 東映 任侠 路線 」 は 、 戦後 日本 映画 史上 、 最大 の 潮流 と まで 言わ れる 程 の 大 成功 を 収め た 。  音楽 関連 の 用語 に シングル カット が ある が 、 これ は 、 アルバム の オリジナル 曲 が 数 年 経っ た 後 に 逆 の パターン で シングル 盤 の 表題 曲 として 収録 さ れる もの で あり 、 形式 的 に は スピンオフ に 近い もの と なっ て いる 。 代表 的 な もの として 中島 みゆき の 糸 （ 元々 は 『 EAST   ASIA 』 の 収録 曲 ） や 、 SMAP の 世界 に 一つ だけ の 花 （ 元々 は 『 SMAP   015 / Drink !   Smap !』 の 収録 曲 ） など が ある 。カメラ 小僧 （ カメラ こぞう ） は 、 本来 は 写真 撮影 を 行う 年少 者 を 指す 言葉 。 カメ 小 （ カメ こ ） 、 カメコ など と 略さ れる 場合 も ある 。  カメラ が 安価 で 入手 できる よう に なる につれ 、 カメラ を 購入 できる 所得 層 が 拡大 し た こと に 起因 する 。 カメラ の 購入 できる 所得 層 が 拡大 、 業務 用途 が 大半 だっ た カメラ が 徐々に 個人 の 趣味 の 領域 に 拡大 し て いき 、 写真 撮影 を 行う 年少 者 に対して 「 カメラ 小僧 」 の 名 が つい た 。 また 、 ビデオカメラ を 使っ て 同様 の 行為 に 及ぶ 者 を 指し て ビデオ 小僧 、 ビデ 小 （ ビデ こ ） と 呼ぶ こと も ある 。  「 カメラ 小僧 」 という 言葉 自体 は 1970 年代 後半 から 青年 誌 で 活躍 し た 若き 日 の 篠山 紀 信 が 女性 ポートレート を 発表 する 己 を ジャーナリズム と 一線 を 画する 存在 〈 スケベ 小僧 〉 という 意味 で つけ た もの で あり 、 現在 の カメラ 小僧 も 今や 巨匠 と なっ た 「 ご 先祖 様 」 の 延長線 に ある と 見 て も 良い 。 漫画 家 ・ 赤塚 不二夫 によって 、 当時 の 篠山 を モデル と し た 「 カメラ 小僧 」 という 漫画 の キャラクター が 生み出さ れ て いる 。  1969 年 頃 に 少年 誌 を 賑わせ た 蒸気 機関 車 ( SL )   ブーム に 遡る こと が できる 。 当時 は 父親 の カメラ を 借り て 少し ずつ に 減少 し て ゆく 蒸気 機関 車 を 撮影 する ため に 日曜日 と も なる と 国有 鉄道 （ 国鉄 、 現在 の JR ） の 線路 脇 ・ 鉄橋 の 下 に 小中学生 が カメラ 片手 に 殺到 し て い た 時代 で あり 、 これ が 「 カメラ 小僧 」 の 原点 で ある 。 その後 、 キヤノン の 「 AE - 1 」 、 それ まで 非常 に 高価 な 代物 で あっ た 一眼 レフ カメラ が 、 （ もちろん アルバイト など で 一生懸命 小遣い を 貯めれ ば 、 だ が ） 学生 に も 手 の 届く もの に なっ た 。 また 、 それ まで 一部 の 学校 に しか なかっ た 写真 部 が 、 多く の 学校 で 開設 さ れ た 。  この ため 、 カメラ に 非常 に 詳しい 若年 者 が 増える こと に なり 、 彼ら を 総称 する 言葉 として 「 カメラ 小僧 」 という 呼称 が 生まれ た 。 当時 は オタク という 言葉 が 無い 時代 で あり 、 小僧 は 蔑称 と 言う より も 野球 小僧 の よう に 「 坊主 」 「 小坊主 」 に 類する 子供 に対する 愛称 の よう な 言葉 でも あっ た 。 したがって 本来 の 「 カメラ 小僧 」 と は 、 後述 の それ と は まったく 異なり 、 1940 年代 前半 から 1950 年代 後半 に 出生 し た カメラ 愛好 家 の 世代 を 指す もの で ある 。  この こと を 裏付ける よう に 、 北野 大 は NHK の 番組 「 趣味 悠々 ・ デジタル カメラ 入門 （ 2005 年 4 月   -   5 月 、 NHK 教育 テレビジョン ）   にて 、 自身 を 「 昔 は カメラ 小僧 で あっ た 」 と 語っ て いる 。 ここ で の 意味 は 前述 の 意味 で 有り 、 少年 期 に カメラ が 大好き だっ た こと を 言及 し た もの で ある 。  写真 部 を 題材 と し た ドラマ や 漫画 など も 制作 さ れ 、 大衆 化 し て いく とともに 、 個人 で も 現像 できる 機材 が 市販 さ れる など 、 写真 業界 側 も アマチュア 層 の 個人 を ターゲット と する 商品 を 展開 し て いっ た 。  この よう に 、 1969 年代 から 1980 年代 初頭 にかけて の 「 カメラ 小僧 」 は 「 カメラ に 詳しい 若者 」 という 程度 の 意味 で あっ た ため 、 写真 撮影 の ウェイト が 大きい 鉄道 ファン や 航空機 ファン など も カメラ 小僧 と 呼ば れる こと が あっ た 。  「 カメラ 小僧 」 という 言葉 の 対象 は 、 下記 の よう に 変化 し て いる 。  展示 会 や レース など の 催事 において 、 イベント を 盛り上げ 「 魅せる 」 ため に 配置 さ れる レース クイーン や イベント コンパニオン など の 露出 度 の 高い コスチューム を 身 に 着け た 女性 を 撮影 する こと を 主 な 目的 に 、 年齢 層 を 問わ ず 高額 な カメラ 機材 を 抱え て 集う 男性 カメラ ユーザー の こと を 、 被写体 に なる 人々 や 広告 代理 店 社員 ら 関係 者 が 蔑称 として 「 カメラ 小僧 」 と （ オタク と 同義 の 類型 として ） 呼ぶ よう に なる 。 催事 は モーター ショー や 自動車 レース に かぎら ず 、 アマチュア ・ プロ を 問わ ず 、 ゴルフ ・ テニス ・ 新体操 ・ ビーチバレー など の スポーツ 試合 、 ライブ アイドル など の ストリート ライブ など も 含める 。  イベント 会場 は 暗い 場合 が 多い ので 撮影 の 難易 度 は 比較的 高く 、 露出 や 感度 など に 拘る カメラ 小僧 は 一眼 レフ カメラ を 使用 し 、 フラッシュ も 外 付け の 高級 な もの を 使用 する こと が ある 。 焦点 距離 が 50 mm を 中心 と し た 広角 から 望遠 まで の 標準 ズームレンズ 以外 に も 、 100 mm を 超える 望遠 レンズ を 使用 し て いる 者 も 多い 。 コンパクトデジタルカメラ を 使用 する 人 も いる が 、 一眼 レフ の よう な 高級 カメラ を 複数 首 から 下げ 、 望遠 レンズ を 装着 し 、 イベント 会場 の 女性 に 群がる という 光景 に 異様 な 印象 を 持た れる もの だっ た 。 また 、 そういった マニア が 見た目 を 気 に し ない いわゆる お たく の 風貌 と 重なっ た ケース が 多かっ た ため 、 蔑称 として 広く 使用 さ れる よう に なっ た 。  コンパニオン にとって 、 イベント の 来客 で あり 自身 の プロモーション と なる カメラ 小僧 は ビジネス の 上 で 有益 な 存在 で ある 。  撮影 会 や ショー など で 普段 から 互いに 面識 が あり 、 会話 を 交わす 場面 も 見 られ 、 コンパニオン の 中 に は そういった カメラ 小僧 を 積極 的 に 利用 し て 知名度 を 上げ て いこ う と する 者 や 、 自身 の ウェブサイト や ブログ を 無償 で 制作 ・ 運営 さ せる 代わり に 「 公式 ファン 」 や 「 公式 追っかけ 」 と 認める など 共存 関係 を 持つ 者 も 増え て いる 。  ただし 、 デジタル カメラ や インターネット の 普及 によって 、 撮影 し た コンパニオン の 写真 を ネット など で 公開 する 人 も いる が 、 撮影 し た コンパニオン の 写真 の 肖像 権 は コンパニオン 本人 と 所属 事務所 に 帰属 する ため 、 インターネット 等 による 公開 に は 事務所 の 許可 が 必要 で ある と さ れる 。 イベント 内容 や コンパニオン によって は 自由 な 公開 を 許可 し て いる 場合 も ある 。  一方 で 、 下記 の よう な 撮影 における マナー を 守ら ない カメラ ユーザー が 契機 と なり 、 カメラ 小僧 全般 に対して 嫌悪 感 を 持つ に 至る コンパニオン も 存在 する よう に なっ た 。  主催 者 は こうした カメラ 小僧 を 快く 思わ ない 場合 が 多々 ある 。 イベント 内容 によって は コンパニオン の 撮影 を 禁止 する 企業 も ある 。  女性 アイドル 、 特に 新人 ライブ アイドル や グラビア アイドル など を 専門 に し た カメラ 小僧 も 存在 し て おり 、 主 に サイン 会 や 握手 会 、 各種 ミニ ライブ など で 活動 する 場合 が 多い 。 2000 年代 以降 で は 大手 芸能 プロダクション 所属 の 人気 アイドル に なる と 肖像 権 や パンチラ 写真 の 投稿 を 防ぐ など の 理由 で 出演 する イベント に は 撮影 規制 が かけ られる 場合 が ほとんど だ が 、 知名度 が 無い アイドル や グラビア を 中心 に 活動 し て いる アイドル の 場合 は 、 プロモーション の 名目 で 規制 が 緩い という こと も ある 。 現在 で は 特に 秋葉原 の CD ショップ で 頻繁 に イベント が 開催 さ れる こと から 、 秋葉原 は こうした イベント および カメラ 小僧 の 聖地 と 化し て いる 。 また 、 グラビア アイドル の 中 に は 積極 的 に 撮影 会 という カメラ 小僧 の ため の イベント を 開催 し て いる 人 も いる （ 小倉 優子 や 浜田 翔子 も 昔 は 積極 的 に 撮影 会 を 行っ て い た ） 。  コス プレ を 専門 に 扱っ た イベント を 中心 に 、 コス プレイヤー を 専門 に し た カメラ 小僧 も 存在 し 、 コミック マーケット や 東京 ゲーム ショウ など に 参加 する 場合 が 多い 。 コス プレ 関係 で は イベントコンパニオン・レースクイーン の 場合 と 同様 に 、 コス プレイヤー と の 間 で ギブアンドテイク の 関係 を 持つ 場合 も あり 、 カメラ 小僧 の サイト で コス プレイヤー の 写真 を 掲載 し たり 、 コス プレイヤー の 写真 集 （ 同人 誌 ・ 同人 ソフト として 自主 製作 する ） の 製作 に 参加 する 場合 も ある 。 また 男性 の 場合 で も コス プレイヤー を 兼ね て いる 場合 も あり 、 逆 に 女性 コス プレイヤー が 他 の コス プレイヤー を 撮影 する 、 すなわち カメラ 小僧 化 する こと も ある （ この 場合 は カメラ 娘 、 略し て カメ 娘 （ カメ こ ） と 呼ぶ 場合 が ある ） 。  また 、 カメラ 小僧 の 中 に は 、 単独 の カテゴリー だけ で は なく 、 複数 の カテゴリー を 守備 範囲 に する 者 も 多い 。 例えば 東京 ゲーム ショウ で イベント コンパニオン ・ コス プレイヤー 両方 を 撮影 する 、 アイドル の 参加 する イベント に も 各種 レース に も 撮影 に 出かける 、 など の 事例 が ある 。封印 作品 （ ふう いん さく ひん ） は 、 何らかの 事情 により 公開 でき なく なっ た （ と さ れ て いる ） 作品 を 指す 一種 の 俗語 で ある 。  文学 、 漫画 、 アニメ 、 映画 、 テレビ 番組 、 歌謡 曲 その他 の 作品 の 中 に は 、 製作 あるいは 公開 さ れ た 後 、 市場 原理 による 淘汰 を 除く 、 「 特別 な 支障 」 （ 後述 ） が 生じ た ため 公開 ・ 流通 が なさ れ なく なっ た 、 あるいは 「 封印 」 （ 欠番 ） の 理由 を 述べ ない まま 公開 を ストップ する こと が まま あり 、 背景 に は 「 特別 な 支障 」 が 存在 し て いる の で は ない か と 噂 さ れ て いる 作品 が 存在 する 。  需要 の 有無 や 、 作品 の 人気 と 無関係 に 公開 ・ 流通 が 止め られる ため 、 かえって 読者 ・ 視聴 者 の 興味 を 惹き 、 かつて 正規 ルート で 出回っ て い た 単行本 ・ 映像 ソフト が 中古 市場 で 高値 を つけ たり 、 海賊版 の ビデオ ・ DVD が 出回る など の 闇 市場 が 形成 さ れ て いる 事例 も ある 。 また 、 YouTube 等 の 動画 投稿 サイト にて 無断 配信 さ れ て いる 場合 も ある 。  過去 に は インターネット オークション で この よう な 海賊版 も 大量 に 出品 さ れ て い た が 、 監視 と 規制 が 強化 さ れ た ため 、 見かける こと は 少なく なっ た （ たとえ 非公開 の 作品 で あれ 、 著作 権 を 有する こと に 変わり は ない ため ） 。  ルポ ライター の 安藤 健二 も その 範疇 に 含ま れる いくつ か の 作品 について 「 封印 作品 （ ふう いん さく ひん 。 お 蔵 入り とも ） 」 と 称し て 取材 を 行い 、 『 封印 作品 の 謎 』 ・ 『 封印 作品 の 謎 2 』 として 単行 本 に まとめ た 。  それ 以降 、 トラブル を 抱え た が ため に 公開 ・ 流通 に 何らかの 影響 が 出 た 著作 物 と 関連づけ て 「 封印 作品 」 という 語 は 、 頻繁 に 用い られる よう に なっ て き て いる 。  上記 の よう に 便宜 的 に 用い られ て いる 語 で あり 、 何 を もっ て 「 封印 作品 」 と みなす の か 、 なぜ 「 封印 作品 」 「 欠番 」 と し た の か 、 原作 者 や 制作 スタッフ も （ 公式 の 場 で ） その 理由 を 語ら ない ため 、 必ずしも 共通 の 理解 が さ れ て いる わけ で は ない 。  『 封印 作品 の 謎 2 』 で とりあげ られ た 『 キャンディ ・ キャンディ 』 について 、 安藤 の 取材 を 受け た 原作 者 の 水木 杏子 （ 名 木田 恵子 ） は 、 「 『 封印 』 という 呼び 方 は 適当 で は ない 」 という 旨 の 発言 を し て いる 。 これ は 、 「 封印 」 という 言葉 を 使う と 、 誰か が 意図 的 に 作品 の 公開 を 妨げ て いる と の 印象 が ある が 、 『 キャンディ ・ キャンディ 』 に関して は 「 問題 が 解決 さ れ 、 再び 公開 さ れる こと を 望ん で いる から 」 と 述べ て いる 。  原板 メディア の 不良 が 発生 し 再生 が 困難 、 または 原板 自体 が 紛失 し た 場合 について は 1970 年代 後半 頃 まで は 記録 用 の VTR や フィルム の 質 が 低く 、 また 使い 回し が 多かっ た 為 、 含める べき で は ない 。  以下 の 作品 は 、 安藤 が 「 封印 作品 」 として 著書 で 取り上げ て いる 作品 。 「 ※ 」 が つい て いる の は 「 封印 作品 」 や 「 欠番 」 と さ れ た 理由 と 経緯 が 公式 で 説明 さ れ 、 また 何らかの 措置 （ 作品 の 打ち切り 、 絶版 、 制作 スタッフ による 謝罪 、 掲載 誌 の 回収 など ） が 執ら れ た 作品 を 示す 。テレビ 絵本 （ テレビ え ほん ） は 、 アニメ や 特撮 作品 を 題材 と する 幼児 向け 絵本 の 総称 。  1958 年 に 鈴木 出版 が アメリカ 製 アニメ 『 ポ パイ 』 の 絵本 を 出版 し た の が 最初 と さ れる 。 同社 は 以後 も 1960 年代 前半 に NHK の 人形 劇 『 ひょっこり ひょうたん 島 』 や 手塚 治虫 の 漫画 を 原作 と する フジテレビ の アニメ 『 鉄腕 アトム 』 の テレビ 絵本 を 出版 し て ヒット を 飛ばし 、 カラー 放送 が 本格 化 する と 各社 が 競っ て 「 テレビ カラー 絵本 」 を 出版 する よう に なっ た 。  1970 年代 に は 少年画報社 や ひかりのくに など の 主 に 漫画 や 児童 書 を 発行 し て いる 出版 社 も 大きな シェア を 占め て い た が 、 2012 年 現在 は 発売 元 が 幼児 向け テレビ 情報 誌 『 てれ びく ん 』 を 擁する 小学館 と 『 テレビ マガジン 』 を 擁する 講談社 、 そして 1997 年 に 休刊 し た 『 テレビ ランド 』 を 擁し て い た 徳間書店 の 3 社 に ほぼ 集約 さ れ た 状態 と なっ て いる 。  「 テレビ 絵本 」 の 名称 は 1997 年 に 講談社 が 商標 登録 し て いる が 、 商標 権 は 行使 さ れ て おら ず 小学 館 を 始め と する 競合 事業 者 も 使用 し て いる 。  判 型 は 多く が B 5 判 （ 17 . 6 cm× 25 cm ） ・ A 20 取 判 （ 14 . 8 cm× 16 . 8 cm ） ・ 15 cm× 15 cm の いずれ か を 採用 し て おり 、 書店 で は 専用 の ラック に 入っ た 状態 で 売ら れ て いる こと が 多い 。 B 5 判 ・ A 20 取 判 の もの は 耐久 性 を 重視 し て 厚手 の 紙 を 使用 し 、 16 〜 24 ページ と する 仕様 が 基本 と なっ て いる 。 B 5 判 ・ A 20 取 判 の テレビ 絵本 を 発行 し て いる の は 講談社 ・ 小学館 ・ 徳間書店 が ほとんど で ある 。 15 cm× 15 cm の テレビ 絵本 は B 5 判 ・ A 20 取 判 に 比べ て 薄手 の 紙 が 使用 さ れ て いる もの も 有り 、 主 に 永岡書店 など が 発行 し て いる 。  特撮 作品 の 場合 は テレビ で 放送 さ れ た シーン を そのまま 使用 し て いる こと も 多い が 、 アニメ の 場合 は スタッフ が テレビ 絵本 用 の カット を 新規 に 描き 起こし て いる 場合 が ほとんど で ある 。 ページ は 見開き が 多い が 、 稀 に 1 ページ ずつ や ページ 内 で の コマ 割り も 使用 さ れる 。 漫画 の よう な ふき だし は 原則 として 使用 さ れ ず 、 登場 人物 の 会話 文 も 鈎 括弧 を 用い て ナレーション の 文 と 併記 さ れる 。 原則 として 文章 に 漢字 は 使用 さ れ ず 全文 が 平仮名 と 片仮名 と なっ て おり （ 稀 に アルファベット も 使用 さ れる ） 、 片仮名 や アルファベット に は 平仮名 の ルビ が 振ら れる の が 通例 で ある 。  内容 は テレビ の 放送 内容 を 幼児 向け に ダイジェスト で 再 構成 し た もの が ほとんど で 、 テレビ 絵本 用 の オリジナル エピソード が 描か れる こと は 稀 で ある 。 また 、 巻末 に は 登場 キャラクター の 紹介 や 間違い 探し 、 パズル など が 掲載 さ れ て いる こと も 多い 。横浜 華僑 青年 会 龍 獅團 （ よ こ は まか き ょうせいねんかいりゆうしだん ） は 、 20 世紀 の 初頭 に 神奈川 県 横浜 市 の 横浜 中華 街 に 在住 する 華僑 一 世 によって 伝え られ た 龍舞 と 獅子舞 の 発揚 と 後継 者 育成 を 目的 と する 集団 。  2013 年 現在 は 華僑 三 世 を 中心 に 日本人 を 含め 様々 な 国籍 の 男女 50 名 が 在籍 し 、 日本 唐山 龍 獅總會 （ に ほんとう ざんりゅうしそうかい ） と 団体 名 を 改名 し て いる 。 また 、 メディア 進出 を 果たす など 、 活躍 の 場 を 広げ て いる 。視覚 芸術   （ しかく げ いじ ゅつ 、 ） は 芸術 の 一 形態 で 、 視覚 によって 認識 できる よう な 作品 を 制作 する 表現 形式 を 指す 。 絵画 ・ 彫刻 ・ 版画 ・ 写真 など が 視覚 芸術 に 含ま れ て いる 。  視覚 芸術 は 視覚 以外 に 訴える 他 の 形態 の 芸術 と は 区別 さ れ て いる 。 特に 視覚 と 聴覚 は 直接 物体 に 触れ ず に 感知 する こと が できる 感覚 で ある ため 、 他 の 感覚 より も 高度 な もの と みなさ れ て き た 。  ただし この 区別 は 厳格 な もの で は ない 。 これら の 区別 が ない 時代 や 文化 における 芸術 は 、 視覚 以外 の 要素 を 不可分 に 含ん で いる 。 たとえば 、 東洋 美術 において 「 書画 」 と 言う 言葉 が 使わ れる よう に 、 絵画 は 詩文 と 不可分 の もの で ある 。 また 日本 の 近代 以前 の 絵画 は 、 扇 ・ 屏風 ・ 表具 ・ 家具 ・ 刺青 など 工芸 の 分野 と 無縁 で は ない 。  歌劇 ・ 映画 など これら の 要素 を 複数 含ん で いる 総合 芸術 など も ある 。 これら は 体 の 動き を 見せる 演技 と 、 台詞 や ストーリー など 文学 に 属する もの が 主 な 要素 で ある が 、 その他 に 音楽 や せりふ の 発声 など 音響 に 属する もの や 、 セット や 服飾 など の 美術 、 カメラ ワーク や 演出 の 技法 など さまざま な 視覚 芸術 の 要素 も 含ん で いる 。  20 世紀 後半 を通して 、 現代 美術 の 一部 は 視覚 芸術 の 範囲 から 聴覚 、 触覚 、 味覚 、 嗅覚 など 他 分野 に 越境 し 、 他 分野 の 芸術 など を 積極 的 に 取り入れ て いる 。  視覚 芸術 を めぐる 議論 の 歴史 において 、 絵画 や 彫刻 など の より 視覚 的 な 芸術 から 、 舞台 など 視覚 以外 の 要素 が 混然 と し た 芸術 が 区別 さ れ た こと が あっ た 。 ゴットホールト・エフライム・レッシング は 、 その 著書 『 ラオコオン 』 （ 1766 年 ） で 、 1506 年 に ローマ で 発掘 さ れ た 彫刻 ・ ラオ コーン 像 （ 古代 ギリシア の 彫刻 家 ウェルギリウス に よる と さ れ て い た が 、 今日 で は ローマ 時代 の もの で ある 可能 性 が 濃厚 と なっ た ） を 論じ 、 ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマン の 『 ギリシャ 芸術 模倣 論 』 （ 1755 年 ） の ラオ コーン 像 賛美 に 挑ん で 論争 を 起こし た 。 （ → ラオコオン 論争 ）  ヴィンケルマン は 怪物 に 食わ れよ う と する ラオ コーン 親子 の 像 が 強い 印象 を 与える の は 、 その 断末魔 や 苦痛 の 表情 で は なく 抑制 さ れ た 表現 に ある として 、 古代 ギリシア 芸術 の 「 気品 ある 単純 と 静穏 なる 威厳 」 を 賛美 し た 。 一方 、 レッシング は 、 ラオ コーン 像 の 彫刻 家 は 美 を 達成 する ため に 見苦しい 断末魔 の シーン を 避け て その 寸前 を 描い た から 抑制 さ れ た 印象 が 現れ た の だ と し た 。 ここ から 、 レッシング は 空間 を 使っ て 絵具 や ノミ で 表現 する 絵画 や 彫刻 は 、 人物 や 風景 など の 物体 を 対象 と し 、 唯一 の 決定的 瞬間 ・ 最も 含蓄 の ある 瞬間 を 描く もの で あり 、 対象 の 行為 を 描き 時間 の 中 の 継続 的 な 行為 を 描く 文学 や 舞台 など と は 別 の もの として 分け た 。 彼 の 論 によって 、 それ まで 「 詩 は 絵 の よう に 」 と 、 詩 と 絵画 を 姉妹 として み て き た 西洋 において 、 視覚 芸術 （ 空間 芸術 ） と 言語 芸術 （ 時間 芸術 ） は 厳然 と 分け られ た 。  ただし 、 絵画 の 中 に 複数 の 時間 を 並列 し て 描く こと は 、 古代 エジプト の 壁画 ・ 西洋 の 中世 の 宗教 画 ・ 日本 の 絵巻物 など 古く から 例 が 見 られる 。 コマ の 連続 し た 漫画 （ カートゥーン ） も その 伝統 を 汲む もの で あろ う 。 また 近代 以降 は 、 連続 写真 や 映画 が 目 で は 捉え られ なかっ た 運動 を 再現 し て 人間 の 視覚 や 認識 に 多大 な 影響 を 与え た ため 、 未来 派 に 代表 さ れる 20 世紀 以降 の 絵画 や 彫刻 の 中 に は 「 時間 」 の 要素 を 取り戻そ う という 動き が 見 られる よう に なっ た 。  ヨーロッパ など で は 近年 まで 、 視覚 芸術 と は 一般 的 に 美術家 が 手がける 純粋 芸術 （ ファインアート 、 絵画 ・ 彫刻 ・ 版画 など ） を 指し 、 大衆 的 で 無名 の 職人 が 手がける デザイン ・ 工芸 ・ 染織 （ テキスタイル ） ・ 服飾 ・ 彫金 ・ 宝飾 など 、 応用 芸術 と みなさ れる 分野 と は 明確 に 区別 さ れ て い た 。 こうした 応用 芸術 分野 は 、 19 世紀 末 の イギリス において ウィリアム ・ モリス が 主導 し た 「 アーツ・アンド・クラフツ 」 運動 によって 独自 の 主張 を 開始 し た 。 彼ら の 政治 的 な 目的 は 社会 改良 と 大衆 に対する 良質 な デザイン の 供給 で あり 、 純粋 芸術 と 応用 芸術 の 境界 を 取り払う もの で は なかっ た が 、 イギリス の 地方 的 な 応用 芸術 も ヨーロッパ の 純粋 芸術 同様 に 価値 が ある と 主張 し て い た 。 彼ら の 運動 は アール・ヌーヴォー や バウハウス など 応用 芸術 を 舞台 に し た 芸術 運動 に 影響 を 与える が 、 一方 で 、 大衆 向け の 芸術 を キッチュ と 断 じ 芸術 について 追求 する こと を 芸術 の 前衛 の 目的 と し た モダニズム と 対立 し た 。  これら の グループ の 対立 は 、 今 は 視覚 芸術 の 作品 と みなさ れ て いる 工芸 家 たち の 作品 に対する 、 政治 的 な 論争 を 起こす こと に なっ た 。 また 美術 教育 において 工芸 専攻 の コース が 設け られる こと に なっ た が 、 （ より 「 高等 」 な ） 純粋 芸術 専攻 の コース と の 区別 は 多く の 国 で 行わ れ て いる 。 しかし 純粋 芸術 と 応用 芸術 の 差 は 、 純粋 芸術 の 教育 を 受け た 者 が 製品 デザイン や 広告 美術 など を 手がける よう に なっ たり 、 工芸 家 が 純粋 芸術 の デザイン 的 な 影響 を 取り入れ たり する こと で 20 世紀 の 間 に 次第に 薄れ て き た 。 また 純粋 芸術 と 応用 芸術 の 政治 的 な 区別 を 、 不要 として 打破 する よう な 運動 が 純粋 芸術 の 側 から も 起こり 、 ネオ ダダ や ポップアート など 、 大衆 文化 や その 廃棄 物 、 その他 従来 美術 の 素材 と さ れ て い なかっ た 媒体 ・ 材料 を とりいれ た 作品 が 作ら れる よう に なっ た 。  現在 で は 視覚 芸術 という 用語 を 使う 場合 、 純粋 芸術 と さ れ て き た もの も 応用 芸術 と さ れ て き た もの も 等しく 含ま れ て いる こと が 多い 。 ただし 、 両者 の 差 が 薄れ た と は いえ 、 その 差 は 常に 再 生産 さ れる 。 純粋 芸術 の 側 は 哲学 思想 や 芸術 概念 について 考える こと を 主眼 と し 、 大衆 的 な 素材 を 使用 し て も なお 大衆 から は 難解 な もの が 多い 。 応用 芸術 の 側 は 純粋 芸術 の 「 芸術 について の 芸術 」 など 内輪 に こもる 動向 を 批判 し て 、 「 芸術 」 と よば れる こと を 拒否 する 者 も いる 。MAD ムービー （ マッドムービー ） と は 、 既存 の 音声 ・ ゲーム ・ 画像 ・ 動画 ・ アニメーション など を 個人 が 編集 ・ 合成 し 、 再 構成 し た もの 。 単に 「 MAD 」 と 呼ば れる こと も 多く 、 ネット コミュニティ において は もっぱら この 呼称 が 主流 と なっ て いる 。 ただし パソコン や CG ソフト が 普及 し た 21 世紀 初頭 に は 「 手書き （ 描き ） MAD 」 （ 後述 ） という 用語 が 出現 する など 意味 の 拡散 が み られる 。 主 に ファン 活動 の 一環 として 行わ れる 。 「 MAD 」 と は 「 狂っ て いる 、 ばかげ て いる 」 の 意 の 英 で ある 「 madness 」 の 略 。  MAD ムービー の 前身 は 、 1970 年代 末 ごろ から 大学 の サークル など で 制作 さ れ て い た MAD テープ （ 初期 は キチガイテープ と も 呼ば れ て い た ） で ある 。 これら は 音声 MAD を カセットテープ に 収録 し 、 同人 誌 と 同様 の 経路 で 流布 し て い た 。  優良 な 作品 の 登場 など により MAD テープ は 人気 を 呼び 急速 に 全国 に 広まっ た が 、 流通 経路 の 問題 から 漫研 ・ アニ 研 ・ 自主 上映 会 など 、 特定 コミュニティ と の 関わり が ない 層 に は それほど 認知 さ れ て い なかっ た 。 そんな 折 『 タモリ の オールナイト ニッポン 』 において 、 1980 年 11 月 から NHK ニュース の アナウンサー の 声 を 合成 し た もの を 流す 「 つぎ はぎ ニュース 」 の コーナー が 放送 さ れ 、 ニュース 特有 の 抑揚 が 少ない （ 加工 し やすい ） 無機質 な 口調 で 脈絡 の ない こと を 話し 続ける という ギャップ が 生む 面白 さ で 話題 に なっ た 。 ニュース 番組 を 使っ た MAD は 後 に マッドニュース と 呼ば れる よう に なっ た 。 これら の 作品 の 一部 は 、 現在 動画 投稿 サイト で 視聴 する こと が でき 、 新作 も 製作 さ れ て いる 。 その後 NHK から クレーム が つい た ため 2 か月 ほど で この コーナー は 終了 し た が 、 この 番組 により コラージュ 作品 そのもの の 認知 度 が 上がり 、 制作 者 層 や 流通 の 幅 が 広がっ た 。  やがて ビデオテープ を 用い た MAD ビデオ が 作ら れる よう に なる 。 初期 の 頃 は 特撮 や ロボット アニメ の セリフ を 強引 に 改変 する 、 曲 を 差し替える など といった 作品 が 主流 で あっ た 。 現在 でも 、 アニメ の キャラクター の セリフ を 差し替える など といった MAD ムービー は メジャー な 改変 として 作ら れ 続け て いる 。  21 世紀 初頭 に は インターネット 環境 の 整備 や 、 各種 編集 ツール が フリー ウェア で 普及 し た こと 、 パソコン の 性能 向上 により 、 インターネット を通じて 爆発 的 に 流通 、 作成 さ れる よう に なっ た 。 これ に は 「 あめ ぞう 」 など の いわゆる アンダーグラウンドサイト の 登場 や 、 Winny や WinMX といった P 2 P 技術 の 発展 が 大きく 貢献 し て いる 。 特に P 2 P は MAD ムービー の 製作 に 欠か せ ない 「 素材 」 の 流通 を 加速 さ せ た 。 それ そのもの が 「 裏 」 で あっ た と も 言える 、 黎明 期 の インターネット と 本来 秘匿 さ れる べき で ある MAD ムービー の 性質 、 そして 担い手 たち で あっ た 当時 の 「 オタク 」 が 持っ て い た 気質 が 噛み あっ た 結果 で ある 。 そして この 時期 に は 、 動画 を 簡単 に 制作 が 出来る Flash を 利用 し た ムービー や ゲーム 形式 の MAD 作品 が 多数 普及 し 始め 、 Flash 職人 と 呼ば れる 制作 者 が 増加 し 、 一 時代 を 築い た 。  しかし 、 当然 ながら 著作 権 の 侵害 で ある 事 に は 変わり が なく 、 JASRAC から 削除 要請 による 削除 が 相次い だ こと や 、 の ま ネコ 問題 など 商業 化 による 批判 、 そして 、 後述 する YouTube など の 登場 により 、 徐々に FLASH ブーム は 衰退 し て 行く 事 と なる 。  そして 、 2005 年 に 登場 し た YouTube 、 2007 年 に 登場 し た ニコニコ 動画 に 代表 さ れる 動画 共有 サイト の 登場 により 状況 は 一変 する 。 先述 の よう に 「 裏 」 として の 側面 が 強かっ た MAD ムービー は 、 YouTube など メジャー な サイト に アップ ロード さ れる こと で 、 さらなる 盛り上がり を 呼ぶ と 同時に 、 メディア でも 取り上げ られ て いく うち に その 違法 性 が 大きく クローズアップ さ れる こと と なっ た 。  素材 と なる 作品 と の 関係 上 、 著作 権 者 に 無断 で 制作 ・ 配布 さ れる こと が ほとんど で 、 無断 改編 による 著作 者 人格 権 の 一 種 で ある 同一 性 保持 権 の 侵害 と も いえる MAD ムービー の 違法 性 が 取り沙汰 さ れる 中 、 著作 権 侵害 に対する 権利 者 の 対応 は 様々 で あっ た 。 商業 コンテンツ を 題材 と し た 多く の MAD ムービー は 、 権利 者 の 申し立て を 受け て 削除 さ れ た が 、 一部 の 権利 者 は 半ば 黙認 し た 。  これ は MAD ムービー の 流通 量 が 無視 でき ない 規模 まで 拡大 し た こと の 他 に 、 ヒット し た 場合 に 大きな 広告 宣伝 効果 が 見込ま れる こと が 関係 し て いる （ バンダイナムコエンターテインメント が 原作 の 『 アイドル マスター 』 を 素材 と し た MAD ムービー の 例 など ） 。  中 に は MAD ムービー の 制作 における ガイドライン を 規定 し た 権利 者 も 現れ た 。  いくつ か の 権利 者 の 中 で は MAD ムービー を 参考 に し たり 強く 意識 し た 作品 を 制作 する など 、 MAD ムービー 制作 者 と 権利 者 間 で の ビジネス が 行わ れる ケース も 見 られる よう に なっ た 。 また 、 公式 による MAD ムービー も 存在 し て おり 、 例えば コナミ の ビデオ ゲーム 「 メタルギアソリッド 3 」 で は 開発 者 が ゲーム 内 の シーン を 改変 し た ショート フィルム の 公開 など を 行っ た （ ただし これ は 本来 の 意味 の 「 MAD ムービー 」 と は 多少 異なる ） 。  さらに 、 関連 事象 として エコ カー 補助 金 終了 直後 に 放映 さ れ た ダイハツ工業 の キャンペーン CM に関して 、 ダイハツ 公式 サイト 内 に ｢ 権利 者 自ら が 製作 し た MAD ムービー ｣ で ある よう な 事 を 匂わ せる コメント が 掲載 さ れ て いる 。  素材 と なる 音声 や 画像 ・ 動画 を キャプチャ や リッピング 、 ソフトウェア から の 場合 は susie など の ツール を 用い て 準備 し 、 各種 編集 機材 や アプリケーション ソフト で 編集 する 。 静止 画 MAD や アニメ MAD で は Adobe   Premiere や After   Effects 、 近年 は Windows   ムービー メーカー 、 NiVE 、 VirtualDub 、 AviUtl など が 作成 に 利用 さ れる こと が 多い 。  先述 の よう に 、 黎明 期 は テープ を 使う など の アナログ な 方法 が 主 で あっ た が 、 パーソナル コンピューター の 発達 により 表現 方法 も 多様 化 し た 。 音声 を 差し替える だけ の 手軽 な もの から 、 3 DCG を 用い た もの 、 アニメーション を 自ら 描き 起こし た もの 、 音楽 を 作曲 し 差し替え た もの など 、 ほとんど 創作 に 近い MAD ムービー を 製作 する もの も 現れ て いる 。  したがって MAD ムービー の 中 に は 既成 の 映像 作品 を 「 素材 」 として 使う の で は なく 、 例えば アニメ の ワン シーン を 、 自ら 描い た 別 の キャラクター に 置き換え た もの （ 通称 『 手描き MAD 』 ） も 黎明 期 から 存在 する が 、 たとえ キャラクター を 自分 で 描き 変え た として も 、 既存 の キャラクター を 使用 する 限り 二 次 創作 で あり 、 著作 権 法 に 違反 する という MAD ムービー で ある こと に 変わり は ない （ これ は 一般 の コミック 系 同人 誌 に も 当て嵌 まる 事 で ある が 、 現行 著作 権 法 は 親告罪 で ある 為 、 MAD に し て も 同人 誌 に し て も 訴訟 費用 や イメージ 戦略 等 で 事実 上 黙認 さ れ て いる という の が 現状 で ある ） 。  2015 年 に は TPP の 政府 間 大筋 合意 によって 著作 権 の 非 親告罪 化 が 懸念 さ れ 、 その 乱用 を 防ぐ ため 同人 誌 等 の 二 次 創作 作品 に関して は 対象 外 と する 方針 で 法 改正 の 議論 が 行わ れ て いる 。 しかし MAD が 「 二 次 創作 」 に 含ま れる か は 不明 な まま で ある 。  しばしば 日本 の MAD ムービー 文化 は 欧米 発祥 の AMV   ( Anime   Music   Video )   と 比較 さ れる が 、 発端 は 完全 に 別 で ある 。アメリカ 標準 規格 ( American   Standards   Association ,   ASA ) は 、 1928 年 に American   Engineering   Standards   Committee （ AESC ） より 改名 さ れ た アメリカ合衆国 の 工業 における 標準 化 組織 で 、 1966 年 に 発展 解消 し た 。 現在 で は 、 ANSI ( アメリカ 規格 協会 ) が 取り纏め て いる 。  日本 において は 、 写真 フィルム の 感度 を 示す 単位 として 使わ れ て い た 。 現在 は ISO ( 国際 標準 化 機構 ) 規格 に 統合 さ れ て いる が 、 値 は 同じ 。  ISO ( ASA ) 値 の 高い フィルム ＝ 高 感度 フィルム （ ISO 値 ・ ASA 値 の 高い フィルム ） は 粒子 が 粗い 。本 項目 で は 、 スタジオ の うち 、 もっぱら スチル 写真 （ 静止 写真 ） の 撮影 用 に 使わ れる もの について 説明 する 。  スタジオ に は 大別 し て 2 種類 ある 。 ひとつ は 写真 館 が 保有 し 、 主として 人物 写真 を 撮影 する スタイル の もの で ある 。 もう ひとつ は 、 レンタル スタジオ 会社 が 保有 し 、 レンタル スタジオ として 貸し出す もの で ある 。  他 に 企業 が 取扱 商品 の 記録 、 宣伝 の ため 所有 し て いる 自社 スタジオ 、 広告 や 雑誌 の 写真 撮影 を 生業 と する フォトグラファー が 自身 の 仕事 の ため に 所有 する スタジオ 、 数 人 程度 の フォトグラファー （ 撮影 者 ） を 擁し 広告 や 雑誌 の 写真 撮影 を 請け負う 企業 が 所有 する スタジオ （ この 場合 会社 そのもの を スタジオ と 呼ぶ こと が 多い ） 。 あまり 商業 的 で ない 物 として 、 芸術 家 として の フォトグラファー が 個人 的 に 所有 する もの 、 フォトグラファー で ない と 自認 する 個人 が 趣味 の ため に 所有 し て いる もの など が ある 。  町 の 写真 館 が 保有 する スタジオ で あり 、 たいてい は 写真 館 の 経営 者 で も ある フォトグラファー （ 過去 に は 写真 師 と 呼ば れ た ） が 客 の 記念 写真 ・ 証明 書 写真 など を 撮影 する スタイル の もの で ある （ 写真 館 が 、 専属 の フォトグラファー を 雇っ て いる 場合 や フリーランス の フォトグラファー を 一時 的 に 使う こと も 多い ） 。 歴史 は 古く 全国 に 存在 する 。 業種 として は 営業 写真 館 と 称する こと が 多い 。 「 写場 」 ＝ し ゃじょう （ フォト ・ スタジオ の 意 ） と 呼ば れる こと が ある 。  一般 に 、 客 （ 被写体 自身 あるいは その 家族 ・ 関係 者 ） が 写真 館 に 来場 し 、 写真 撮影 を 依頼 し 、 撮影 が 行わ れる 。 撮影 に 必要 な カメラ や 照明 用 の 機材 は もとより 衣装 、 小道具 、 背景 （ 模様 や 風景 など が 描か れ た 布 バック や ホリゾント など ） が 整え られ て いる 。 それら の 機材 は 、 写真 館 の フォトグラファー あるいは 写真 館 の 経営 スタッフ によって 選ば れ て いる 。 また 、 撮影 機材 や 店舗 の 内装 まで が （ 機材 メーカー や 問屋 あるいは 専業 の ） 企業 によって コーディネート さ れ た 業態 も ある 。  料金 は 、 写真 撮影 料 や 焼き増し 代 として 支払わ れる 。 写真 の 著作 権 は 、 写真 館 に 属する （ 依頼 者 が ネガ など を 買い取る こと は 可能 だ が 、 その 場合 に は それなり に 高額 の 支払い が 必要 に なる ） 。 これ は 写真 館 という 業態 が 伝統 的 に 撮影 後 の 加工 「 修整 」 「 スポッティング 」 まで 含め た 写真 の 作品 性 を 商品 と し 、 その 「 焼き増し 」 で も 利益 を 得 て い た こと から き て いる （ 例えば 集合 写真 なら 写っ て いる 人数 分 注文 が ある 場合 が 多かっ た ） 。  写真 館 は 専業 の 現像 所 より 古く から 存在 し た ため 、 現像 の 施設 を 含ん で い て その 技術 を 持っ て いる こと が 写真 師 （ フォトグラファー ） の 条件 で あっ た 。 近年 は フィルム が 大量 生産 さ れ 写真 館 向け 現像 所 など の 存在 により ほとんど の 写真 館 が 現像 の 工程 を 自家 で し なく なっ て い た 。 しかし 現在 は デジタル 化 により 全て の 工程 を 自家 で する という 元 の 姿 に 戻っ て いる 所 も 増え て いる 。  規模 は さまざま で ある 。 小規模 の もの は 、 小さな 商品 撮影 など を 行う ため に 用い られる もの で 、 数 坪 程度 から ある 。 大 規模 な もの は 、 自動車 など 大きな もの の 撮影 を 行う ため に 用い られる もの で 、 数 百 坪 程度 の サイズ まで ある 。 人物 撮影 など に も 使わ れる 。  かつて の 営業 形態 は 「 単に 場所 を 貸す だけ 」 が 基本 で あっ た が 、 1980 年代 以降 エレクトロニックフラッシュ （ いわゆる ストロボ ） や ライト など の 照明 機材 も レンタル 品目 に ある 。 その 際 に は オプション 料金 が 発生 する 。 また 、 フォトグラファー や カメラ アシスタント （ 撮影 助手 ） の 人選 ・ 派遣 を 依頼 する こと が できる 場合 も ある （ その 場合 は 別途 人件 費 が 発生 する ） 。 スタジオ の 破損 防止 ・ 安全 管理 など の 為 に スタジオ 側 の スタジオ アシスタント （ スタジオ スタッフ 等 と 呼ば れる ） を サービス で 付け られ て いる ケース も ある が 、 その アシスタント の 人件 費 は スタジオ の レンタル 料金 に 含ま れ て いる こと が 多い 。 もちろん 各社 の 規定 によって 異なる ので 事前 の 確認 が 必要 と なる 。  レンタル スタジオ は 大別 し て 白 ホリゾント スタジオ と ハウス スタジオ が ある 。 白 ホリゾント スタジオ は 一般 的 に は 完全 に 遮光 さ れ 、 正面 の 壁 と 床 が 白く 塗装 さ れ て おり その 接合 面 は 直角 で は なく 緩やか な アール で 繋がっ て おり 、 床 と 壁 の 境目 が 分から ない よう に なっ て いる 。  また ハウス スタジオ は 特定 の 条件 に 特 化 し て おり 、 たとえば 「 洋館 」 「 高級 な 住宅 」 「 外 光 （ 自然 光 ） が 使える 」 「 （ 料理 撮影 の ため に ） キッチン が 充実 し て いる 」 など 。 その よう な シチュエーション を 求める 撮影 は それなり に 定量 的 に ある ため 、 「 お金 が かかる セット 組み を し なく て も 要求 する 条件 の 写真 が 撮影 できる 」 「 求める 条件 を 満たす ため の 特殊 で 高価 な 機材 を 用意 し なく て も 撮影 できる 」 「 資材 の 手配 が 省略 できる 」 という 利点 が ある 。 この よう な 特定 の ロケーション に 特 化 し た スタジオ の 場合 は 、 汎用 性 は 求め られ ない 。 これら は ハウス スタジオ 、 キッチン スタジオ など と 呼ば れる 。  最近 で は アマチュア 参加 の 撮影 会 が 増え た こと により 、 室内 に 簡易 的 な セット を 設け て 多く の シチュエーション を 演出 する スタジオ も 多い 。  レンタル スタジオ は 、 一般 に 「 時間 単価 」 あるいは 「 1 日 単価 」 で 貸し出さ れる 。 撮影 さ れ た 写真 の 著作 者 人格 権 は 、 実際 に 撮影 を し た フォトグラファー に 属す 。 一般 に 著作 権 は スタジオ を 借り た 側 （ 発注 者 ＝ クライアント ） に 属する か 、 実際 に 撮影 を し た フォトグラファー に 属する か 、 あるいは アート ディレクター に 属する か は 、 契約 に よる 。 実際 に は 契約 書 が 交わさ れる こと は 稀 で 、 発注 時 の 目的 以外 に 使用 する 場合 問題 が ある 問題 と なっ て おり 出来上がり の 写真 に関する 著作 権 訴訟 が おき て いる 。 一部 の ハウス スタジオ 除く と スタジオ に 著作 隣接 権 が 発生 する 事 は ない 。  スタジオ に は 、 写真 撮影 に 使用 さ れる 機材 ・ 資材 類 が 用意 さ れ て いる 。 写真 館 スタジオ の 場合 は 、 撮影 料 に その 使用 料 が 含ま れ て いる 。 レンタル スタジオ の 場合 は 、 機材 ・ 資材 を 有料 で レンタル する こと が できる 。  スタジオ に 備え られ て いる 設備 は 、 以下 の もの で ある 。  スタジオ に は 照明 機材 など に 使う 電力 を 供給 する ため の 給電 設備 が 備え られ て いる 。 ハウス スタジオ など の 場合 、 通常 の 住宅 同様 の 給電 設備 と し て いる 事 が 多い 。 その 為 、 使用 に際して は 事前 に 電源 容量 の 確認 が 必要 で ある 。 近年 で は 使う 機会 が 減っ た が 、 タングステン ライト を 備え て いる スタジオ で は 変圧 器 を 設備 し て いる こと が 一般 的 で ある 。 変圧 器 を 使用 する こと により 色 温度 を 調整 し たり 、 撮影 の 合間 に は 電圧 を 下げ て ライト の 電球 を 保護 し たり する 。 在庫 が エレクトロニックフラッシュ のみ の スタジオ で あっ て も 、 個々 の スタジオ へ は 単 相 3 線 式 配電 で 200 V の 電圧 を 供給 する こと が できる よう に なっ て いる こと が ある 。 200 V で 給電 する こと により エレクトロニックフラッシュ の チャージ タイム （ 再 発光 まで の 間隔 ） を 短く する こと が できる 。 近年 で は メタルハライドランプ など の 大 容量 の 電力 が 必要 な 照明 機材 も 存在 し て おり 、 外部 から 照明 機材 を 持ち込む 際 など は スタジオ の 電気 容量 に 注意 する 必要 が ある 。  照明 機材 に は 、 写真 撮影 専用 の 瞬間 発光 機材 エレクトロニックフラッシュ と 、 動画 撮影 など に も 使える 白熱 電球 を 使っ た 常 点灯 機材 に 分かれる 。  常 点灯 機材 の 中 に は 、 いわゆる タングステン 電球 を 利用 し 色 温度 が 3400 K 程度 の タングステン ライト （ 現在 で は 殆ど の もの が ハロゲン 電球 に なっ て いる ） 、 蛍光 灯 を 利用 し 色 温度 5500 K 程度 の キノフロ 、 電球 を 使用 する が 色 温度 が 5500 K ～ 6000 K 程度 の メタルハライドランプ （ HMI ） 、 着色 ガラス で 色 温度 を 5500 K 程度 の デイライト と し た タングステン ・ ランプ 等 が ある 。 タングステン ・ ライト は 古く から 存在 し 、 常 点灯 機材 の 中 で は 最も 知ら れ て いる が 、 近年 で は あまり 使用 する こと が なく 、 タングステン ・ ライト を 使う 為 に 必要 な 変圧 器 を 設備 し て い ない スタジオ も 多い 。 キノフロ や メタルハライドランプ は もともと 動画 撮影 用 の 機材 で あり 日本 へ は ハリウッド から 入っ て き た もの で ある 。 映像 ・ 映画 撮影 の 分野 で は よく 使わ れる 機材 で ある が 、 写真 の 撮影 の 場合 、 光量 が 少ない 上 に 、 灯 具 が 大きく 大 重量 で 取り回し が し にくい こと から エレクトロニックフラッシュ ほど に は 使わ れる こと は ない 。  広い スタジオ で 被写体 に 十分 に 光 を まわす ため に は かなり の 大 光量 の 機材 が 多数 必要 で ある 。 それら の 機材 は 重量 が かさみ 移動 する の が 大変 な うえ に 高価 な もの で も あり 、 一般 に 撮影 に 必要 な 機材 の レンタル 料 は スタジオ 使用 料 と 一緒 に 必要 経費 として クライアント に 請求 できる 事 が 多い ので フォトグラファー が 個人 で 持っ て い ない 事 も 多い 。 その ため 、 写真 スタジオ は スタジオ の 広 さ に 従っ た 必要 十分 な 設備 を 保有 し 、 スタジオ 内 で の 使用 の 為 に 貸し出し て いる こと が 多い 。 また これら の 機材 の レンタル を 請け負う 外部 の 業者 も 存在 し 、 直接 または スタジオ を通して 利用 する こと が できる こと が 多い 。 照明 機材 を 持ち込む 際 に は スタジオ の 電気 容量 に 注意 する 必要 が ある 。 メタルハライドランプ （ HMI ） など は 消費 電力 が 大きく 、 12 Kw など の もの で は スタジオ が 対応 でき ない 場合 が ある 。 特に ハウス スタジオ など は ベース が 一般 住宅 で ある こと が あり 注意 が 必要 で ある 。  照明 器具 を 吊 下げ たり 、 立て たり する ため の スタンド や 照明 光 を 拡散 する ため の ディフューザー （ トレーシングペーパー 等 ） など が 在庫 さ れ て いる 。 これら は 天井 に 吊 下げ られ て い て 、 電動 または 手動 で 昇降 ・ 移動 できる よう に なっ て いる 場合 も ある 。 スタンド は 照明 器具 の 保持 以外 に も 余分 な 光 を カット する ハレ 切り や 撮影 の 対象 物 など を 保持 する こと に 使わ れる こと も 多い 。  写真 館 で は 多く の 場合 照明 器具 は 天井 から 吊 下げ られ 足元 に ケーブル や スタンド が ない よう 工夫 さ れ て いる 。 ハレ 切り は レンズ フード を 使う こと が 多く 特に 蛇腹 フード が 好ま れる 。  単純 に ホリゾント といった 場合 、 白く 塗ら れ て いる 床 の こと を 指す こと が 多い 。 この 場合 、 ホリゾント を バック に 撮影 し た 際 に 、 角 に 影 が ささ ない よう に 壁 と 床 と の 境界 が 、 断面 が 半径 1 ～ 2 m 程度 の 四 分 円 状 と なっ て いる 。 1 面 が この よう に なっ て いる ホリゾント を 1 面 R ホリゾント と 呼び 、 3 面 R ホリゾント など も 存在 する 。 ホリゾント の 部分 は 非常 に 汚れ や 傷 が 付き やすく 、 モデル 以外 の 人間 が 土足 で 立ち入る 事 は 作業 に 支障 を 来たす 。  また モデル で あっ て も 足許 が 写ら ない ケース で あれ ば 、 下 に シート や トレーシングペーパー など を 敷い て 保護 し た 上 で 使用 する 。 この よう に 使用 し た として も 汚れ や 傷 が つく こと は 防げ ず 、 定期 的 に 塗料 を 塗る 「 ホリ 塗り 」 や 、 パテ で 穴 を 塞い だ 上 で ヤスリ や グラインダー 等 で 研磨 、 塗料 の 塗布 を 行う ホリ 削り など の 作業 が 必要 に なる 。 その よう な 定期 的 な メンテナンス 以外 の 場合 、 前 の 撮影 で 使用 し た まま の 状態 で 貸し出す こと が 一般 的 で あり 、 真っ白 な ホリゾント が 必要 な 場合 は 「 ホリ 塗り 」 を 依頼 する こと に なる 。 その 場合 、 塗装 に かかる 費用 は 依頼 者 側 が 負担 する 。  ホリゾント の 塗装 に 使わ れる 塗料 は 単に 白い もの で は なく 特注 の もの で ある こと が 多い 。 これ は 蛍光 塗料 を 含ま ず 、 写真 撮影 を 行う 際 に 青白く 写る こと を 防ぐ ため で ある 。 ちょうど ブラック ライト の 下 で 白い Tシャツ が 青白く 光る の と 同じ こと を 防い で いる 。 それほど 多く は ない が 黒 や クロマキー 合成 の ため に グリーン や ブルー の 塗装 を 請け負う スタジオ も 存在 する 。 その 場合 の 費用 は 白 塗装 と 比べ 非常 に 高額 と なる ので 事前 に スタジオ 会社 と 協議 する 必要 が ある 。  写真 館 で ホリゾント を 使用 する こと は 少なかっ た が 最近 は 増え て いる 。  レンタル スタジオ で は 、 色 や 質感 が 異なる もの が 多数 用意 さ れ て いる 場合 が ある 。 これら は 、 被写体 の バック （ 背景 ） に 使わ れる もの で ある ため 、 スタジオ の 広 さ に 従っ た か なり 大きな サイズ の もの が 必要 に なる 場合 が あり 、 ある程度 は スタジオ に 備え付け られ て いる の が 通例 で ある 。 バック 紙 の 幅 は 2 . 72 m と 3 . 56 m の 物 が 多い 。 また バック 紙 は よく 使わ れる 銘柄 の 名前 を とっ て 「 サベージ 」 「 セット ペーパー 」 や 「 スーペ （ スーペリア ） 」 と 呼ば れる こと も ある 。 もちろん 、 撮影 する 側 が 持ち込む こと も できる が 、 プレーン で 一般 的 な 背景 で いい 場合 は スタジオ で 在庫 し て いる もの を 使用 する 事 が 多い 。 特殊 な 柄 の 布 を 使う 場合 は 専門 の レンタル 業者 が 存在 し 、 レンタル する こと が できる 。  傷 を つけ ない こと を 条件 として 使う ケース と 、 傷 が つく の を 前提 に 買い取り 前提 で 使う 場合 と が ある 。 背景 から 床 にかけて たらし て 滑らか な 背景 と する 場合 に は 、 ホリゾント の 上 に もの を 置い たり 人 が 歩い たり する ため 、 床 に 敷く 部分 について は 買い きり で 使う こと に なる 。  写真 館 で は 、 布 に 特殊 な 塗装 を 施し 模様 を 描い た 「 布 バック 」 が 一般 的 。 被写体 の 晴れ着 など を 引き立てる よう 地味 な グレー 、 ブラウン 、 モスグリーン の 地 に アーチ 、 森 の 木立 、 螺旋 階段 など を エア ブラシ 等 で ソフト に 描い た 物 、 または 雲 の 様 な 模様 を 描い た 「 むら バック 」 と 呼ば れる 物 など が 多い 。 この 種 の 布 バック は 重く 巻 心 が たわむ と 塗装 に ひび が 入っ て しまう ため 直径 １ ５ センチ 位 の 金属 の パイプ に 巻き付け 、 吊るし て ある 。 丈夫 で 塗 直し も できる ので 耐用 年数 は 長く 親子 二 世代 に 渡っ て 使用 し て いる こと も 珍しく ない 。 最近 は 明るい 色合い の 「 むら バック 」 や 単色 の バック 紙 も 用い られ 、 あらかじめ 背景 用 に 施工 さ れ た 壁面 を そのまま バック と する ケース も 増え て いる 。  商品 撮影 など に 使う 台 （ デコラ や アクリル の 板 や 背景 と 床 を なめらか に つない だ アール 台 など ） 、 掃除 用 の ほうき や エア スプレー 類 など も 備え られ て いる こと が 多い 。  レンタル スタジオ で の 撮影 時 、 基本 的 に 撮影 を 行う フォトグラファー が 所有 ・ 管理 する 撮影 機材 （ カメラ ） を 使う が 、 スタジオ 会社 で も 機材 トラブル など の 対応 の 為 に ある程度 基本 的 な 撮影 機材 を レンタル 用 に 確保 し て ある 事 も ある 。 また 、 特殊 な 撮影 機材 を 保有 し て おり 、 スタジオ 内 で 使う こと を 前提 として 貸し出す という サービス を 行っ て いる 場合 も ある 。 近年 で は カメラ バック タイプ の デジタル カメラ や 、 その データー 取り込み 用 の コンピューター （ 主 に マッキントッシュ ） も スタジオ で レンタル 品 を 用意 し て いる 場合 が 多い 。  写真 館 で は 基本 的 に 撮影 を 行う フォトグラファー と オーナー が 同じ 場合 が 多い ため 写真 館 の 備品 で ある 場合 が 多い 。 が 、 雇わ れ た フォトグラファー が 所有 の カメラ を 使う こと も 珍しく ない 。 特徴 として 、 二 台 の カメラ を 並べ て セット し て おき 、 同じ カット を 両方 で 撮影 し 一方 のみ を 現像 する 事 で 撮影 の 際 と 現像 の 際 に 発生 する リスク を 低減 する 撮影 法 が 行わ れる 。 むろん デジタル 特有 （ データ の 消失 、 破損 や システム 障害 など ） の リスク を 低減 する ため に も 有効 で ある 。  写真 スタジオ は 、 小規模 な ビデオ 撮影 など に 使う こと も 可能 で ある 。 その 場合 は 、 ビデオ 機材 の 制御 システム や モニタ など も 含め て 持ち込む 必要 が ある 。 専用 の ビデオ スタジオ より は 安価 に 使える ため 、 低 予算 の ビデオ で は 写真 スタジオ で 撮影 する 場合 も 珍しく は ない 。 この 場合 、 隣接 する スタジオ から の 騒音 や スタジオ 特有 の 反響 を 防ぐ ため の 防音 設備 が 整っ て い ない ため 、 サウンド の 面 で は 専用 の ビデオ スタジオ に 劣る 場合 が ある 。本 項目 で は 、 スタジオ の うち 、 もっぱら 動画 映像 の 編集 に 使わ れる もの について 説明 する （ 以下 「 映像 編集 スタジオ 」 と 記す ） 。  フィルム で 撮影 さ れ た 動画 映像 の 編集 は 、 世代 によって 大きく 異なる 2 種類 の もの が ある 。  フィルム そのもの を 使っ た 編集 で は 、 編集 室 が 「 スタジオ 」 と 呼ば れる こと は あまり なく 、 単に 「 編集 室 」 など と 呼ば れる こと が 多い 。 しかし 歴史 的 な 経緯 も ある ため 、 簡略 に 説明 し て おく 。 フィルム 編集 の プロセス は 、 その後 の ビデオ 編集 の プロセス に も 影響 を 与え て いる 。  撮影 さ れ た ネガ フィルム から ポジ フィルム を 作成 し 、 その ポジ フィルム を ムビオラ と 呼ば れる 簡易 な 映写機 で 映像 を 見 ながら 、 スプライサー と 呼ば れる フィルム を 切断 ・ 接着 する 道具 を 使っ て 編集 し て いく 。 オーバーラップ など の 加工 作業 が 必要 な 部分 に は 、 フィルム 上 に ダーマトグラフ （ 柔らかい 特殊 な 色鉛筆 ） で しるし を つけ 、 光学 合成 に 出す 。 この 作業 を 「 オプティカル 出し 」 と 呼ぶ 。  フィルム の 編集 室 が あまり 「 スタジオ 」 と 呼ば れ ない の は 、 歴史 的 な 経緯 による もの と 考え られる 。 フィルム 用 の 編集 室 の 設備 は 、 ムビオラ・スプライサー 程度 で あり 、 比較的 簡易 な もの で ある 。 逆 に 言え ば 、 ムビオラ や スプライサー が あれ ば どこ でも 編集 は 可能 で あり 、 「 フィルム 編集 用 の スタジオ 」 として の 特殊 な 装備 は 持た ない 。  この 「 ポジ 編集 」 は 、 のち の ビデオ 編集 における 「 プリ 編 （ プリ 編集 ） 」 に 対応 する 。  ネガ フォルム の 仕上げ は ネガ 編集 者 と 呼ば れる 職人 が 行う 。 編集 済み ポジ フィルム から 編集 データ を 読み取り 、 ネガ フィルム の 使用 部分 のみ を 接続 し 、 原版 を 組み上げる 。 合成 済み ネガ フィルム も この 際 に 組み込ま れる 。  この 「 ネガ 編集 」 は 、 のち の ビデオ 編集 における 「 本 編集 」 に 対応 する 。  組み立て が 終わっ た ネガ フィルム を ポジ フィルム に 焼き付け た もの は 0 号 プリント と 呼ば れ 、 関係 者 へ の 最初 の 試写 が 行わ れる 。  デジタル 合成 技術 の 発展 に 伴い 、 フィルム 作品 の 編集 に も デジタル の 編集 スタジオ が 使わ れる こと が 増え て き て いる 。 その 場合 、 フィルム を いったん ハイビジョン ( 縦 解像度 が 約 1000 ドット ) ・ 2 K （ 縦 解像度 が 約 2000 ドット ） ・ 4 K （ 縦 解像度 が 約 4000 ドット ） など の ビデオ 信号 に 変換 し 、 その ビデオ 信号 を ビデオ の 編集 スタジオ で 編集 し 、 仕上がっ た もの を フィルム に 戻す という 手順 を 踏む 。 実際 の 編集 は 、 それぞれ の 解像度 に 対応 し た ビデオ の 映像 編集 スタジオ で 行う 。  画質 向上 と 作業 工程 は デジタル技術 の 推移 とともに 大きく 変化 し て いる が 、 映像 自体 を 編集 する 技術 ・ センス は 大きく 変わら ない 。  ビデオ 編集 は 、 多く の 場合 、 「 プリ 編集 」 （ オフライン 編集 ） と 「 本 編集 」 （ オンライン 編集 ） の 2 段階 に 分け て 行わ れる 。 それぞれ に 使わ れる 映像 編集 スタジオ は 性格 の 異なる もの で ある 。  ビデオ 編集 は 、 まず 簡略 な 編集 機材 によって プリ 編集 が 行わ れる 。 その後 、 プリ 編集 の 結果 を データ として 起こし 、 その データ に従って 本 編集 が 行わ れる 。  この 手順 は 、 フィルム 編集 時代 の プロセス を 引き継い だ もの で ある 。  編集 は 、 撮影 素材 から 実際 に 使う 部分 を 抜き出し 、 つなぎ かえ て 仕上げる 作業 で ある 。 テレビ 番組 など の 場合 に は しばしば 撮影 素材 は 大量 な もの と なり 、 その 中 から 必要 な カット を 抜き出し 構成 を 行う という 作業 は 、 たいへん 時間 が かかる 作業 と なる 。 しばしば プリ 編 は 、 数 日 ないし 一 週間 を 越える ほど と なる 。  この 作業 を すべて 、 高価 な 本 編集 スタジオ で 行う と 制作 費 の 増大 に つながる 。 本 編集 スタジオ の 使用 時間 を 節約 する ため 、 おおまか な 編集 まで は 、 比較的 安価 な プリ 編 スタジオ で 行う こと が 多い 。  プリ 編 スタジオ は 、 本 編集 の ため の データ が 作成 できれ ば 良く 、 高い 精度 の 編集 は 必要 と さ れ ない 。 古く は U マチック や VHS など の 編集 機材 が 使わ れる こと が 多かっ た 。 これら の 機材 は 、 画質 が 明らか に 劣る もの で ある ため 、 プリ 編集 で 作成 さ れ た 画像 は 本 編集 に 使う こと は でき ず 、 もっぱら 「 本 編集 の ため の データ 作成 」 が 目的 で あっ た 。  その後 、 ベータ カム や パソコン を 使っ た ノン リニア 編集 など の 機材 も 使わ れる よう に なっ た 。 これら の 機材 の 画質 は 業務 用 レベル の もの で あり 、 「 本 編集 の ため の データ 作成 」 だけ で は なく 、 ある程度 は プリ 編 で 作成 さ れ た 映像 を 本 編集 に 使う という こと も 可能 と なっ た 。 1990 年代 後半 以降 、 低 価格 帯 の ビデオ 機材 の 画質 が 向上 し 、 現在 は 高画質 の プリ 編集 機材 を 使え ば 放送 用 画質 の 簡易 編集 を 行う こと が 可能 に なっ て き て いる 。  また 、 ニュース 番組 用 素材 など は プリ 編集 室 クラス の 機材 を 使っ て 仕上げ て しまう こと も 少なく ない 。  プリ 編 スタジオ の レンタル 費用 は 、 一般 に 時間 貸し ないし 日割り 貸し で ある 。 プリ 編 スタジオ 程度 の 機材 なら ば 比較的 安価 で ある ため 、 私有 や 中小 プロダクション が 保有 し て いる こと も 多い 。 また 、 エディター （ 編集 技術 者 ） が つか ず 、 監督 （ ディレクター ） など が 自分 で 操作 する 場合 も ある 。  本 編集 は 、 放送 や 業務 的 使用 に 耐える 画質 で の 編集 を 行う もの で あり 、 高価 な ビデオデッキ や 高性能 な 編集 機材 が 使用 さ れる 。  本 編集 スタジオ で は 以下 の よう な こと が できる 。  本 編集 スタジオ の 機材 や 機能 は 千差万別 で あり 、 レンタル 価格 も また 幅広い 。 もっとも 安価 な もの は OL など の 基本 的 な 加工 が 可能 な 程度 の もの で ある 。 もっとも 高価 な もの だ と 、 数 十 の 動画 を 組み合わせ て 合成 する こと など も 可能 で ある 。 編集 目的 と 予算 に あわせ て 適切 な 機材 を 持つ 本 編集 スタジオ を 選択 する 。  本 編集 スタジオ は 、 一般 に 編集 技術 者 （ 編集 エンジニア ） の 人件 費 込み の 時間 貸し で ある 。 スタジオ 機材 に 習熟 し た 編集 技術 者 で なけれ ば すばやく 的確 に 扱え ない ため で ある 。 編集 スタッフ は 最小 で 編集 技術 者 1 名 で 行う が 、 多く の 場合 、 編集 技術 者 と その 助手 の 2 名 構成 で ある 。 大 規模 な 本 編集 の 場合 、 機械 室 担当 要員 など が 加わっ たり 、 数 部屋 で 同時 並行 的 に 編集 する など 多数 の 編集 スタッフ が つく こと も ある 。 また 、 編集 内容 によって は 、 事前 打ち合わせ や 撮影 立会い 、 仕込み 作業 が 必要 に なる 場合 も あり 、 それら の 作業 分 は 料金 に 上乗せ さ れる 。  本 編集 スタジオ で は 、 原則 として 音 の 加工 は 行わ ない 。 ある程度 の 調整 は 可能 だ が 、 次 の 工程 で ある 音 編集 作業 （ MA ） の ため の 準備 を 行う 程度 に とどまる こと が 通例 で ある 。 映像 に関して は 本 編集 が 完成 に 至る 最終 段階 と なる ので 画質 や 映像 信号 の チェック も 行う 。ファンクラブ   (" Fan   Club ")   は 、 芸能人 や スポーツ チーム など の ファン で 構成 さ れる 団体 。  後援 会 の より 砕け た 表現 と も 言える 。 応援 さ れる 本人 （ あるいは 団体 ） の 公認 で 設置 さ れる 公設 ファンクラブ （" Official   Fan   Club "：" OFC "） が 多い が 、 熱狂 的 な ファン が 自ら 運営 する 私設 ファンクラブ という 形式 も あり 、 それ を タレント 本人 が 公認 し て いる 場合 も ある 。  通常 は 、 ファンクラブ へ 入会 金 と 年会 費 を 支払う システム に なっ て おり 、 それ を 主 な 運営 資金 と し て いる 。 メーカー と ブランド 主催 の ファンクラブ の 場合 は 、 宣伝 の 意味合い も あり 、 入会 金 と 年会 費 を 無料 と する 場合 も ある 。  他  他念 写 （ ねん しゃ 、 ） は 、 心 の 中 に 思い浮かべ て いる 観念 を 印画 紙 など に 画像 として 焼き付ける という 超 常 現象 。 いわゆる 超 能力 の 一 種 で あり 、 超 心理 学 として 研究 ・ 実験 が 行わ れ た 。  1910 年 12 月 に 、 日本 の 福来 友吉 博士 が 御船 千鶴子 ・ 長尾 郁子 の 透視 の 実験 ・ 研究 中 に 発見 し た 現象 と いわ れ て いる 。  X 線 を 通さ ない 鉄 の 箱 の 中 に 密閉 し た 写真 用 乾板 を 入れ 、 超 能力 者 ・ 三田 光一 が 念 写 画像 を 焼き付ける 実験 を 行い 成功 し た と さ れる が 、 これら の 研究 内容 を 発表 し た ものの 当時 の 学者 達 から 実験 の 不備 を 非難 さ れ 認め られる こと は なかっ た 。  それ 以降 、 超 能力 者 と さ れる 人物 による 念 写 実験 は 度々 行わ れ て いる が 、 今日 まで 科学 的 に 解明 さ れる に は 至っ て い ない 。  東京 帝国 大学 の 藤 教 篤 による 検分 で 、 長尾 郁子 の 念 写 は 文字 を 切り抜い た 紙 を 感光 さ せ て いる 疑義 が 掛け られ た ため 、 それ に 対抗 し た 長尾 は 、 1911 年 に 「 東京 」 という 文字 を 念 写し た が 、 この 「 東京 」 だけ は それ まで の 念 写 と は 異なっ て 白 抜き の 文字 に なっ て おり 、 加え て 白い 格子 が 文字 に 重なっ て 写っ て い た 。 福来 の 説明 で は 、 切り抜き で ない 事 を 示す 為 に 敢えて 格子 目 を 念 写し た と さ れる が 、 正体 は 、 切り出し た 「 東京 」 という 文字 を 格子 の 上 に 貼り 付け て 感光 し た もの と 疑わ れ て いる 。  福来 の 発案 で 、 1931 年 6 月 24 日 に 行わ れ た 実験 。 地球 から 見る 事 の でき ない 「 月 の 裏側 」 を 三田 光一 が 透視 し て 念 写し た と さ れる が 、 当時 は それ が 実際 の 月 と 一致 し て いる か 確認 する 術 が 無かっ た 。 岐阜新聞社 の 主催 で 行わ れ た 1933 年 11 月 12 日 の 実験 で も 同じ 画像 が 写さ れ て いる 。  その後 、 宇宙 開発 の 発展 によって 探査 機 など から 月 の 裏側 が 撮影 さ れ 、 三田 の 念 写 と は 大きく 異なる 事 が 判明 する が 、 1983 年 に 電子 工学 者 の 後藤 以紀 は 、 NASA が 公開 し た 月 の 地形 が 、 向き を 変え た 三田 の 念 写 と ほぼ 合致 し て いる と 主張 し （ NASA の 画像 を 引用 し て の 説明 は 行っ て い ない ） 、 飛騨 福来 心理 学 研究所 （ 岐阜 ） で は 、 これ を 以 って 念 写 の 正し さ が 証明 さ れ た と し て いる 。 一方 で 福来 心理 学 研究所 （ 宮城 ） で は 、 三田 の 念 写 を 裏返し た 状態 で あれ ば 、 画像 の 濃淡 の 8 割 が 一致 し た として 、 やはり 三田 の 透視 は 正確 で ある と し て いる が 、 この 状態 を 正しい 月 の 念 写 と し た 場合 、 後藤 ら は 全く 見当 違い の 画像 を 元 に 一致 を 主張 し て いた事 に なる 。  心霊 研究 家 の 近藤 千 雄 は 1994 年 の 著書 で 、 三田 が 念 写し た 月 の 上 に NASA 発表 の クレーター の 位置 を 記し た と さ れる 画像 を 「 NASA が 撮影 し た もの 」 で ある として 三田 の 念 写 と 並べ 、 主要 な 地理 が 完全 に 一致 し て いる と 紹介 し た 。 1992 年 に 日本テレビ で 放送 さ れ た 『 ワンダーゾーン 』 で も 、 三田 の 念 写 を 基 に 作ら れ た 画像 を 「 最近 の 宇宙 探査 によって 作ら れ た 月 球 儀 」 と 偽っ て 三田 の 念 写 と 比較 し て おり 、 三田 が 念 写し た 月 と NASA が 公開 し た 月 の 画像 が そっくり だっ た という 誤解 が 発生 し て いる 。  清田 益 章 は 、 未 開封 の インスタント カメラ （ ポラロイド ） 用 の フィルム パック を 使い 実験 を 行っ た 。  念 写し た 後 に 開封 し 、 インスタント フィルム の 束の間 に 挟ま れ た 特定 の 一 枚 に のみ 東京 タワー の 画像 を 念 写し た 事 が ある 。  しかし 、 1984 年 2 月 3 日 の フジテレビ 『 金曜 ファミリー ワイド 』 で 、 ポラロイド フィルム は 事前 に トイレ で 感光 さ せ て おい て 、 フィルム を すり替える という 手口 の トリック を 使っ て い た こと が 放映 さ れ て いる 。 1991 年 の 雑誌 『 デジャ = ヴュ 』 第 6 号 の 記事 で は 、 清田 が 密か に すり替え られ て い た ポラロイド フィルム のみ 念 写 に 成功 し て い た こと が 発覚 し て いる 。  なお ポラロイド の フィルム パック を 封 を 切る 前 に 感光 さ せる トリック として は 事前 に 電子 レンジ に かけ て おく の が 一般 的 だ が 、 この 場合 は 当然 意味 の ある 画像 は 得 られ ない 。オマージュ （ ） は 、 芸術 や 文学 において 、 尊敬 する 作家 や 作品 に 影響 を 受け て 、 似 た よう な 作品 を 創作 する 事 を 指す 用語 で ある 。 しばしば 「 リスペクト 」 （ 尊敬 、 敬意 ） と 同義 に 用い られる 。  なお フランス語 の 場合 は 古形 の homage 同様 、 単独 で は 「 尊敬 、 敬意 」 の 意味 が 一般 的 （/）。 英語 に 入っ た hommage は 、 単独 で も 「 尊敬 を 込め た 作品 」 の 意味 で 使わ れる （ ） 。  厳密 に 言え ば 「 映画 で 単純 に 似 た シーン が ある こと 」 を さして オマージュ と は いえ ない 。  “ オマージュ ” に は 必ずしも 似 た 表現 や 表象 が ある 必要 は なく 、 作品 の モチーフ を 過去 作品 に 求める こと を 指す 。 騎士 道 から 生まれ た 言葉 で ある ため 、 モチーフ に対する 敬意 ある 親和 性 が オマージュ で ある か どう か の 判断 基準 と なる 。  創作 作品 において オマージュ の 語 を 比喩 的 に 尊敬 の 意 に 用いる 例 は 、 既に 20 世紀 初め の ジョージ ・ オーウェル 『" Homage   to   Catalonia "』（ 直訳 ： カタルーニャ へ の オマージュ 、 邦題 ： カタロニア 讃歌 ） に 見 られる 。 ロック や ポピュラー 音楽 において 、 盛ん に オマージュ の 語 が 用い られる よう に なり 、 普及 し た 。  映画 など において は 、 好き な 監督 や 作品 など へ の 敬意 や 愛情 を 示す ため に 、 その 作品 を イメージ さ せる 映像 （ 演出 ） を 挿入 する こと が ある が 、 しばしば パロディ や 引用 とも 混同 し て 恣意 的 に オマージュ と 呼ば れる こと が 多く なっ て き た 。エピゴーネン （ ） は 、 文学 や 芸術 の 分野 など で 、 優れ て いる と さ れる 先人 の スタイル 等 を そのまま 流用 ・ 模倣 し て 、 オリジナル 性 に 欠け た 作品 を 制作 する 者 を 指す 。 「 模倣 者 」 、 「 亜流 」 、 「 身代わり 」 。  現代 において 「 パ クリ 」 と 言わ れる もの も 、 用法 的 な 意味合い として は これ に 極めて 近い 。  「 エピゴーネン 」 という 言葉 は ドイツ 語 から 日本語 に 入っ た 概念 で ある が 、 大元 を たどれ ば 古典 ギリシア 語 の 「 エピゴノイ （ epigonoi ,   επιγονοι ） 」 から の 派生 で ある 。 エピゴノイ は 「 エピゴノス 」 の 複数 形 で 、 エピゴノス （ epigonos ） は 、 「 後 に 生まれ た 者 」 を 意味 する 。  ギリシア 神話 において は 、 アドラストス を 指揮 者 と する テーバイ 攻め の 七 将 が 敗 死 し た 後 、 10 年 後 に 、 七 将 の 子供 たち が 復讐 を 誓い 、 再び テーバイ を 攻め た 故事 において 、 この 七 将 の 子供 たち を 、 「 エピゴノイ 」 と 呼ん だ 。 これ に ちなん で 「 先人 の 行為 の 模倣 者 」 という よう な 意味 の エピゴーネン が 生まれ た 。  エピゴーネン の 例 は 非常 に 多数 存在 し て いる 。 オリジナル の 芸術 等 に 高い 価値 が あり 、 エピゴーネン は 芸術 性 において 劣っ て いる と 見なさ れる の が 通常 で ある （ 模倣 し た 者 の 方 が 同等 か それ 以上 に 優れ て い た 場合 は 、 エピゴーネン と は 呼ば ず 、 「 影響 を 受け た 者 」 「 発展 形 」 という こと に なる ） 。  歴史 的 に 顕著 な もの として は 、 古典 ギリシア における 様々 な 芸術 と 、 その 文化 継承 者 で ある ローマ の 関係 が 、 大 なり 小 なり 創造 者 と エピゴーネン の 関係 に なる 。 特に ギリシア の 彫像 技術 は 、 高度 な 芸術 品 で 、 ペイディアス の 作品 など は 古代 において 広く 名声 を 博し て い た 。  古代 ローマ は 軍事 や 土木 建築 の 技術 に は 卓越 し て い た が 、 芸術 的 感性 で は 凡庸 な ところ が あり 、 ローマ 時代 に 、 古代 ギリシア の 彫刻 像 を 模倣 し て 造ら れ た 多数 の 彫像 は 、 芸術 的 に オリジナル と 比較 し よう も ない 水準 の もの で あっ た 。 ローマ の 彫刻 家 たち は 、 こういう 意味 で 、 ギリシア の 彫刻 家 の エピゴーネン という こと に なる 。  エピゴーネン は 文学 や 芸術 だけ で は なく 、 例えば 、 政治 体制 や 政治 思想 、 または 一般 的 な 哲学 ・ 思想 、 工業 技術 など において も 存在 する 。写真 判定 （ し ゃしんはんてい 、 英語 : photo   finish ） と は 、 競技 において 肉眼 で は 判別 し にくい 僅差 の 着 順 など を 写真 を 活用 し て 判定 する 方法 で ある 。  競馬 、 競輪 、 競艇 、 オートレース といった 公営 競技 や 陸上 競技 など で 用い られ て いる 。 なお 、 競艇 で は スタート の タイミング の 判定 に も 用い られる （ 新聞 に 写真 が 載る の は こちら で ある ） 。  決勝 線 で の 撮影 で は 、 日本 の 公営 競技 全般 で は いわゆる スリット カメラ （ 競馬 で は 「 フォトチャートカメラ 」 と 呼ん で いる ） を 使用 する の が 一般 的 で ある 。 中央 競馬 の 一部 の 競馬 場 と 多く の 日本 国外 の 競馬 場 、 また 自転車 競技 の グランツール で は デジタルビュアー が 利用 さ れ て いる 。 また 、 競馬 ・ 競輪 ・ オートレース で は 、 決勝 線 付近 に ミラー ボックス と 呼ば れる 銀色 の 反射 板 が 用い られる 。  日本 の 競馬 で の 写真 判定 は 決勝 審判 委員 が 担当 し て いる 。獅子舞 （ し しまい 、 、 、 ） と は 、 東アジア および 東南アジア で み られる 伝統 芸能 の 一つ で 、 祭 囃子 に あわせ て 獅子 が 舞い 踊る もの で ある 。 1 世紀 ごろ の 中国 （ 後 漢 ） が 発祥 と さ れる 。 日本 に は 奈良 時代 ごろ の 唐 王朝 の 時代 に 中国 から 伝わっ た と み られ て いる 。 16 世紀 初頭 、 伊勢 国 ( 三重 県 ) で 飢饉 や 疫病 除け に 獅子頭 を 作り 、 正月 に 獅子舞 を 舞っ た の が 発祥 と 言わ れ て いる 。 その後 、 17 世紀 に 伊勢 より 江戸 へ 上り 、 悪魔 を 祓い 、 世 を 祝う 縁起もの として 江戸 に 定着 。 祝い事 や 祭礼 で 獅子舞 が 行わ れる よう に なっ た 。  獅子舞 が 日本 の 各地 に 急速 に 広まっ た の は 、 室町 時代 から 江戸 時代 初期 に 伊勢大 神楽 の 伊勢 派 ( 現代 の 伊勢大 神楽 講社 ) や 熱田 派 ( 現代 の 江戸 大 神楽 、 水戸 大 神楽 ) が 獅子舞 を 舞い ながら 全国 を 業 脚 し 、 悪魔 祓い を し た の が きっかけ で ある と 言わ れ て いる 。  また 本 項 で は 、 中国 の 獅子舞 （ 舞 獅 ） 、 いわゆる ライオン ダンス について も あわせ て 解説 する 。  「 シシ 」 と は 古語 で は 食用 の 肉 の ほか イノシシ 、 カノ シシ など 獣 一般 を 指し 、 地域 ごと に 神 や 信仰 と 結びつけ て 考え られ て い た 。 『 日本書紀 』 に は 弘 計 王 が 鹿 の 角 を 奉じ て 舞っ た 記述 が あり 、 日本 に は 後述 する 「 一 人 立 の 獅子舞 」 が 「 二 人 立 の 獅子舞 」 の 到来 以前 から 存在 し た 。 推古天皇 20 年 （ 612 年 ） に 中国 から 日本 に 伎楽 が 伝え られ た が 、 その 演目 の 中 に 唐獅子 の 舞 が あり 、 当時 は 帥 子 と 表記 し て い た 。 帥 子 舞 は 舞 場 の 邪気 を 祓う 舞 として 伎楽 の 最初 に 演じ られ 、 天平 19 年 （ 747 年 ） に 提出 さ れ た 『 法隆寺 伽藍 縁起 并流記 資材 帳 』 で は 伎楽 の 道具 の 中 に は 、 五色 の 毛 を 植え た 帥 子 頭 と 胴 幕 を 持つ 二 人 立 の 獅子 が 記さ れ て いる 。  日本 の 獅子舞 は 、 全土 で 行わ れ て おり バリエーション は 多岐 に わたる 。 日本 で 最も 数 が 多い 民俗 芸能 と いわ れ て いる 。 2000 年代 の 調査 で は 全国 に 約 8000 確認 さ れ て いる が 、 地方 の 過疎 化 や 東日本 大震災 など で 減少 し て いる と 考え られる 。  獅子頭 など は 「 獅子 博物館 」 （ 埼玉 県 白岡 市 ） や 「 ひみ 獅子舞 ミュージアム 」 （ 富山 県 氷見 市 ） 、 「 東京 獅子 博物館 」 （ 東京 都 檜原 村 ） といった 専門 施設 の ほか 、 各地 の 博物館 など で 所蔵 さ れ て いる 。  獅子舞 で 踊る 獅子 は 、 1 人 で 1 匹 の 獅子 を 演じる 「 一 人 立 の 獅子舞 」 、 2 人 以上 の 演者 で 1 匹 の 獅子 を 演じる 「 二 人 立 の 獅子舞 」 と 、 数 人 から 10 人 ほど で 1 匹 の 獅子 を 演じる 「 むかで 獅子 」 に 分類 さ れる 。  「 二 人 立 」 は 古代 に 成立 し た 外来 の 舞楽 ・ 伎楽 （ ぎがく ） 系統 や 散楽 から 派生 し 曲芸 や 軽業 と 融合 し 御 師 と 結びつい た 、 伊勢大 神楽 に 代表 さ れる 大 神楽 系統 が 存在 する 。 「 一 人 立 」 は 土着 の 芸能 を もと に 中世 末 から 近世 初期 にかけて 成立 し た 風流 （ ふり ゅう ） 系統 といった 芸能 史 的 に 異なる 系統 に 分かれる 。  富山 県 は 全国 で も 獅子舞 伝承 数 が 屈指 で あり 、 2005 年 （ 平成 17 年 ） で は 約 1 , 170 ケ所 で 受け継が れ 現在 も 行わ れ て おり 、 日本一 多い と さ れ 、 富山 県 教育 委員 会 は 、 数多く の 獅子舞 から 2005 年 （ 平成 17 年 ） に 100 選 （ 実数   111 ケ所 ） を 発表 し て いる 。  獅子 の 頭部 （ 獅子頭 ＝ しし が しら ） は 木製 が 多い が 、 和紙 による 張子 の もの や 最近 で は 発泡スチロール による もの も ある 。 獅子頭 職人 の 早川 高 師 に よる と 、 江戸 時代 中期 まで の 獅子頭 は 武家 の 災い 除け の 置物 で 、 幕末 以降 、 庶民 の 祭 に 獅子舞 が 広まっ た と いう 。 幅 一 尺 程度 の 標準 的 な 獅子頭 を 丸 彫り で つくる と 重い ( 約 10 kg ) ため 、 薄い 部材 を 組み合わせる 寄せ木 づくり が 編み出さ れ た 。 1 . 5 kg 程度 に 軽量 化 でき 、 修理 も し やすい 。 井波 彫刻 で 知ら れる 富山 県 南 砺 市 井波 町 で は 、 上記 の よう に 富山 県内 で 獅子舞 が 盛ん に 行わ れ て いる こと も あり 、 獅子頭 の 生産 が 古く から 盛ん で 全国 有数 の 産地 で ある 。  胴 幕 に は 獣 毛 の 表現 を 保っ た もの と 、 様式 化 し て 獣 毛 を 失っ た ものの 二 系統 が あり 、 前者 は 「 毛 獅子 」 など と 通称 さ れる 。  舞 方 は 諸 流派 が あり 風流 系 （ ふり ゅうけい ） 、 神楽 系 （ かぐら けい ） など が 知ら れる が 、 他 に も 多く の 舞 が あり 同じ 物 は 二つ と ない と も 言える 。  伎楽 系 （ 神楽 系 ） の 獅子舞 は 西日本 を 中心 として 全国 的 に 分布 し 、 胴体 部分 に 入る 人数 で 大 獅子 、 中 獅子 、 小 獅子 と 区分 さ れる 。 大 獅子 で は 獅子 を 操作 する 人 以外 に 囃子方 も 胴体 に 入っ て 演奏 する 。 小 獅子 で は 、 獅子頭 を 操作 する 1 人 だけ が 胴体 も 兼ねる 。 正月 に 見る 獅子舞 や 神楽 で の 獅子舞 を はじめ 、 一般 に 獅子舞 と いう と この 系統 の 獅子舞 を 指す こと が 多い 。  三重 県 桑名 市 の 伊勢大 神楽 講社 に 代表 さ れる 太神楽 の 系統 で ある 。 民俗 芸能 として 各地 に 伝播 し た 他 の 系統 と 異なり 、 専従 の 芸能 者 並びに 宗教 者 の 系統 で ある 。 ルーツ に 散楽 の 流れ を 汲ん で おり 、 演目 に は 獅子舞 の 他 に も 放下 芸 ( 曲芸 ) や 萬歳 ( 漫才 )、 軽業 が 取り入れ られ て いる 。 発祥 地 で ある 桑名 市 の 伊勢大 神楽 講社 は 、 江戸 期 に 伊勢 御 師 と 結び付き 御祓 大麻 ( 内宮 ) を 配っ て いた事 が 分かっ て いる 。 その他 に 熱田 派 の 系統 も 存在 し 、 それぞれ が 社中 を 組み 全国 各地 を 回っ た が 、 現在 は 多く の 社中 が 江戸 太神楽 ・ 水戸 大 神楽 へ と 発展 し 寄席 の 舞台 芸 として 現在 に 至っ て いる 。  沖縄 の 獅子舞 は 沖縄 県 に 主 に 分布 し て いる 。 中国 風 で あり 、 2 人 が 1 匹 を 担当 する 伎楽 系 で ある 。  風流 系 の 獅子舞 は 関東 ・ 東北 地方 に 主 に 分布 し て いる 。 1 人 が 1 匹 を 担当 し 、 それぞれ が 腹 に くくり つけ られ た 太鼓 を 打ち ながら 舞っ たり 、 刀 を 持っ て 舞う 。  獅子頭 は 通常 木製 （ 桐 製 ） で 角 が あり 、 獅子 以外 に 竜頭 の もの や 鹿頭 の もの も ある 。  起源 は 古く から ある 鹿 踊 で あり 、 獅子頭 （ しし が しら ） も 本来 は 鹿 や 猪 を 模 し た もの で あっ た という 説 や 、 太鼓 踊り あるいは 陣 役 踊り の 中心 に いる 数 人 が 頭上 の かぶり 物 を 獅子頭 に 変え た もの だ という 説 など が ある 。  東京 ・ 埼玉 など の かつて 武蔵 国 と 呼ば れ た 地域 で 最も 多い の は 3 匹 1 組 の 三 匹 獅子舞 で あり 、 農山 村 で は 一般 的 な 郷土 芸能 ・ 民俗 芸能 と なっ て いる 。 3 匹 の うち の 1 匹 は 女 獅子 （ 雌 獅子 ） と 呼ば れ 、 雄 獅子 が 雌 獅子 を 奪い合う 女 獅子 隠し という 演目 を 持つ ところ が 多い 。 伴奏 は 、 篠笛 と 竹 で でき た さ さら という 楽器 で ある 。 「 さ さら 」 を する 人 は 舞 庭 の 四方 に 配置 さ れ 、 この 楽器 を 奏する 。  「 さ さら 」 を 欠く 三 匹 獅子舞 も ある 。  詳細 は 三 匹 獅子舞 を 参照 。  東北 の 一部 に は 7 ～ 8 頭 以上 で 踊る 鹿 踊 （ しし おどり 、 しか おどり ） 、 鹿 舞 （ し しまい ） という 伝統 芸能 が ある 。  三 匹 獅子舞 と 類似 点 が 多い 。  詳細 は 鹿 踊 を 参照 。  風流 系 獅子舞 の 甘楽 町 秋畑 の 伝承 で は 、 「 獅子 は インド で 人 を 食べ て 生き て い た が 、 インド に 人間 が 少なく なっ て き た ので 大和 の 国 に 行こ う と し た ところ 、 それ を 察知 し た 日本 の 神 が 狐 を 天竺 の 権田 河原 に 遣わし 、 獅子 に 『 大和 で は 人 を 食べる 代わり に 悪魔 を 退治 すれ ば 食べ物 を 与え られ 、 悪魔 祓い の 神 として あがめ られる だろ う 』 と 諭し 、 狐 が 先導 役 に なっ て 日本 に やってき た 」 と さ れる 。 演じ られる 際 に 、 狐 役 が 獅子舞 を 先導 する こと から 、 この 系統 の 獅子舞 は 稲荷 流 と 呼ば れる よう に なっ た 。  中国 において 獅子舞 の こと を 「 舞 獅 （ 、 、 ） 」 と 呼ぶ 。 また 、 英語 圏 に チャイナ タウン が 多い こと も あり 、 「 ライオン ・ ダンス （ lion   dance ） 」 と 呼ぶ 際 は 、 多く の 場合 こうした 中国 式 の もの を 指し て いる 。  『 漢書 』 に と あり 、 これ が 最古 の 記録 で は ない か と も いう 。  現在 演じ られる 形 は 清 の 時代 に 確立 さ れ た 形 で 、 北方 の 北 獅 と 南方 の 南 獅 の 系統 （ 洪 家 拳 の 武術 家 で 伝承 さ れ 、 五 形 拳 から 成り立つ ） が あり 、 競技 も ある 。 獅子頭 と 前足 に 1 人 、 後ろ足 と 背中 に 1 人 の 2 人 と 楽団 で 構成 さ れ て いる 。 旧 正月 や 商店 の 開店 祝い など の 祝い で 「 招福駆 邪 」 として 演じ られる 。  中国 式 の 獅子舞 は 日本 において は 中華 街 や 中国 ・ 台湾 と 関係 の 深い 自治体 ・ 施設 に 獅子舞 団 が 設置 さ れ （ 例 　 横浜 ） あり イベント ごと に 演じ られる 。 ジャッキー・チェン の 映画 『 ヤング マスター   師弟 出馬 』 で は 南方 の もの が 描写 さ れ て いる 。  南方 獅 に は 、 東南アジア で も 華僑 ら によって 行わ れ て い た 勇猛 で 力強い 仏山 スタイル （ 仏山 獅 または 瑞 獅 、 劉 備獅 ） と 軽快 で 聡明 な 鶴山 スタイル （ 鶴山 獅 または 醒獅 、 関 羽 獅 ） が ある 。 他 に 猛 獅 （ 張 飛 獅 ） が ある 。デカダンス （ ） は 退廃 的 な こと で ある 。  特に 文化 史上 で 、 19 世紀 末 に 既成 の キリスト教 的 価値 観 に 懐疑 的 で 、 芸術 至上 主義 的 な 立場 の 一派 に対して 使わ れる 。 フランス の ボード レール 、 ランボー 、 ヴェルレーヌ 、 イギリス の ワイルド ら を 指す （ デカダン 派 を 参照 ） 。ロバート ・ メイプルソープ （ Robert   Mapplethorpe 、 1946 年 11 月 4 日   -   1989 年 3 月 9 日 ） は アメリカ ・ ニューヨーク 州 ロングアイランド 生まれ の 写真 家 。 ブルックリン の プラット・インスティテュート で グラフィック アート 、 絵画 、 彫刻 を 学ぶ 。 在学 中 「 パンク の 女王 」 こと パティ・スミス と 暮らす 。 美術 コレクター の サム・ワグスタフ に 見出さ れる 。  花 や ヌード 、 セルフポートレイト など の モノクロ 写真 が 有名 。 1986 年 に エイズ と わかり 、 3 年 後 に 死去 。 42 歳 没 。 率直 で 官能 的 な 中期 の 作品 が 公費 で 購入 さ れる 芸術 作品 として ふさわしい もの か どう か の 論議 を 呼ん だ 。  1992 年 8 月 、 ソフト 開発 会社 社長 の 男性 が ニューヨーク 所在 の ホイットニー 美術館 が 1988 年 7 月 から 10 月 に 開い た 回顧 展 の カタログ の 写真 集 で ある 「 Robert   Mapplethorpe 」 を 輸入 しよ う と し た ところ 、 東京 税関 長 から 輸入 禁制 品 に 該当 する 旨 の 通知 を 受け た 。 社長 は 1993 年 6 月 1 日 、 東京 地方裁判所 に 処分 取消 等 を 求め 提訴 。 1 審 の 1994 年 10 月 27 日 東京 地裁 判決 、 2 審 の 1995 年 10 月 31 日 東京 高等 裁判所 判決 とも に 原告 の 請求 を 棄却 し た 。 1999 年 2 月 23 日 最高裁判所 第 三 小 法廷 判決 も 原告 の 請求 を 棄却 し た が 、 尾崎 行信 裁判官 と 元 原 利文 裁判官 が 反対 意見 を 述べ た 。  1999 年 9 月 、 出版 社 社長 の 男性 が 国内 で 販売 さ れ て い た 写真 集 『 Maplethorpe 』 を いったん 国外 に 持ち出し た ところ 、 帰国 時 に 成田空港 の 税関 で 「 わいせつ 」 と 判断 さ れ 、 持ち込み を 禁じ られる 事件 が 起こる 。 2002 年 1 月 、 一 審 東京 地裁 は 「 すでに 国内 で 芸術 的 な 書籍 として 流通 し て い た 」 として 禁制 品 に 当たら ない と し 、 輸入 禁止 処分 取り消す 。 2003 年 3 月 、 二 審 東京 高裁 は 「 男性 の 性器 を 露骨 に 写し た わいせつ な 図画 だ 」 と 認定 し 、 一 審 判決 を 取り消し て 請求 を 棄却 。 被告 が 上告 し た ため 、 2008 年 1 月 、 日本 の 最高 裁判所 は 口頭 弁論 を 実施 。 2 月 19 日 、 最高裁 は 二 審 を 破棄 し た 上 で 日本 国内 へ の 持ち込み を 禁じ た 税関 の 処分 取り消し を 命じ 、 国 側 敗訴 が 確定 し た 。『 ヴェニス に 死す 』 （ ヴェニス に しす 、 " Der   Tod   in   Venedig "） は 、 ドイツ の 作家 トーマス ・ マン の 中編 小説 。 1912 年 発表 。  本 作 を 原作 と し た ルキノ・ヴィスコンティ の 映画 について は 『 ベニス に 死す   ( 映画 )』 を 参照 。  20 世紀 初頭 の ミュンヘン 。 著名 な 作家 グスタフ・フォン・アッシェンバッハ は 、 執筆 に 疲れ て 英国 式 庭園 を 散策 し た 帰り 、 異国 風 の 男 の 姿 を 見 て 旅 へ の 憧憬 を かきたて られる 。  いったん アドリア海 沿岸 の 保養 地 に 出かけ た が 、 嫌気 が さして ヴェネツィア に 足 を 向ける 。  ホテル に は 長期 滞在 し て いる 上流 階級 の ポーランド 人 家族 が おり 、 その 10 代 初め と 思わ れる 息子 タージオ の 美し さ に アッシェンバッハ は 魅せ られ て しまう 。  やがて 海辺 で 遊ぶ 少年 の 姿 を 見る だけ で は 満足 でき なく なり 、 後 を つけ たり 家族 の 部屋 を のぞきこん だり する よう に なる 。  様々 な 栄誉 に 包ま れ た 「 威厳 ある 」 作家 で ある 彼 は 、 こうして 美少年 へ の 恋 によって 放埒 な 心情 に のめりこん で いく 。 だが 、 ヴェネツィア に は コレラ が 迫っ て い た 。  滞在 客 たち が 逃げ出し 閑散 と する 中 、 しかし アッシェンバッハ は 美少年 から 離れ たく ない ため に この 地 を 去る こと が でき ない 。 そして 、 少年 と その 家族 が ついに ヴェネツィア を 旅立つ 日 、 アッシェンバッハ は コレラ に 感染 し て 死 を 迎える の で あっ た 。  トーマス ・ マン は 1911 年 に 実際 に ヴェネツィア を 旅行 し て おり 、 そこ で 出会っ た 上流 ポーランド 人 の 美少年 に 夢中 に なり 、 帰国 後 すぐ に この 小説 を 書い た 。  ただし 小説 で は 主人公 アッシェンバッハ は 50 代 で 、 妻 に 先立た れ 一人娘 は 嫁い で おり 、 ヴェネツィア に は 一 人 旅 を する という 設定 だ が 、 マン が ヴェネツィア に 旅 し た の は 30 代 半ば で 、 妻 や 子供 、 兄 の ハインリヒ ・ マン など と 一緒 だっ た 。  また 、 主人公 の アッシェンバッハ が グスタフ という ファースト ネーム を 持つ の は 、 執筆 直前 に 作曲 家 の グスタフ ・ マーラー が 死去 し 、 彼 と 交際 の あっ た トーマス ・ マン が その 名前 を 借り た ため で ある 。 同時に アッシェンバッハ の 容貌 も マーラー を 模 し て いる 。  トーマス ・ マン は この 小説 を 書い た 直後 は 、 作品 の 出来 に 確信 が 持て ない で い た 。 しかし 、 ほどなく 出 た フランス語 訳 が たいへん な 評判 を 呼ん だ の を 初め 、 内外 で 高い 評価 を 受け 、 やがて マン 自身 も この 小説 を   『 トーニオ・クレーガー 』   と 並ん で 自分 の 書い た 中編 小説 の 代表 作 と 見なす よう に なっ た 。  マン に 見初め られ た 美少年 は 自分 の 方 を じろじろ 眺める ドイツ 作家 の 存在 を 意識 し て おり 、 後年 この 小説 の ポーランド 語 訳 が 出 た 際 に は 、 自分 が モデル と なっ た 作品 で ある こと に 気づい た が 、 その こと を 公言 し なかっ た ため 、 モデル の 身元 が 判明 し た の は マン が 死去 し て しばらく たって から で あっ た 。 一説 に は 1971 年 公開 の 映画 を 観 た とき だ と いう 。  この 少年 は シュラフタ （ ポーランド 貴族 ） の ヴワディスワフ・モエス （ Władysław   Moes ） 男爵 で 、 ヴェネツィア で マン と 遭遇 し た の は 11 歳 の とき だっ た （ 男爵 は 1900 年 生まれ ） 。 彼 は 当時 ヴワージオ （ Władzio ） 、 アージオ （ Adzio ） など の 愛称 で 呼ば れ て い た 。  モエス 男爵 は 第 二 次 世界 大戦 後 も ポーランド に 住み 、 1986 年 に 亡くなっ た 。 墓 は ワルシャワ 市内 の 高級 墓地 ・ ポヴォンズキ 墓地 （ Cementarz   Powązkowski ） に あり 、 小説 や 映画 の 影響 を 受け た 参拝 者 たち が よく 訪れる 。  1973 年 に ベンジャミン・ブリテン が 、 オペラ 《 ヴェニス に 死す 》 （""   ） を 作曲 し て いる 。美術 商 （ びじゅつしょう ） 、 または アート ディーラー （ Art   Dealer ） と は 、 美術家 から 美術 品 を 仕入れ 、 それ を コレクター など の 顧客 に 販売 する 業者 で ある 。 また 、 他 の 業者 や コレクター 、 オーク ション など から 美術 品 を 買い取っ て 、 さらに 他 業者 へ の 転売 も 行う 者 も ある 。 規模 は 百貨店 の 美術 部 や 商社 系 ギャラリー など 大きな もの から 、 先祖 代々 続く 古 美術 商 、 美術 愛好 家 や ビル オーナー など 個人 が 営業 する ギャラリー まで 、 大小 さまざま で ある 。  絵画 を 扱う 美術 商 は 画商 と も いう 。 また 、 美術 商 が 自前 の 作品 展示 ・ 販売 スペース （ ギャラリー ） を 持っ て いる 場合 は 画廊 や ギャラリー 、 あるいは ギャラ リスト （ Gallerist ） など と 呼ば れる こと も ある （ かつて 日本 で は 、 自前 の 店 を 持つ 美術 商 の こと を 、 画廊 を 持た ない 美術 商 で ある 「 旗 師 」 に対し 、 「 箱師 」 という 俗称 で 呼ん だ ） 。 ギャラ リスト （ 画廊 主 ） は 、 自前 の スペース を 持ち 、 自ら 見出し た 契約 作家 を 育成 し ギャラリー で 最高 の 状態 で 展示 する という リスク を 抱え ながら 、 美術家 を プロモート し 美術家 と共に 歩ん で 美術 を 育成 する 存在 で あり 、 単に 作品 を 安く 買い 高く 転売 する こと を 目的 と する ブローカー や ディーラー と は 区別 す べき 存在 で ある 。 ギャラ リスト は 、 いい 美術 品 を 求める 顧客 と 美術 品 を 売り たい 作家 を 仲立ち し 、 結果 、 社会 と 美術 界 を ともに 発展 さ せる 仕事 と いえる 。  それぞれ の 美術 商 に は 分野 や 時代 、 地域 など の 専門 分野 が あり 、 たとえば 古 美術 を 扱う 美術 商 や 、 現存 作家 や 物故 作家 など 比較的 最近 の 作品 を 扱う 美術 商 など が いる 。 茶道具 と 現代 美術 といった 異なる 分野 を 同時に 扱う 美術 商 は めったに い ない 。 質 や 専門 性 、 信頼 性 を 保つ ため に は 、 画廊 として の 専門 分野 や 取り扱い 作家 や 見識 を 決め 、 それ に 沿っ た 企画 展示 を する こと で 顧客 に 訴える こと も 重要 で ある 。  美術 商 は 、 価値 を 見抜く ため に 、 すぐれ た 美術 を 数多く 見 て 「 見る 眼 」 を 鍛え て おく こと 、 また 、 見る 眼 と 資金 を 持つ 顧客 といった 良質 の 販売 ルート を 抑える こと が 望ましい 。  古 美術 商 の 場合 、 古 美術 品 を 手 に 入れる 機会 は 販売 依頼 、 発掘 、 鑑定 、 転売 など で ある 。 これ は 数 千 年 前 の 発掘 品 から 、 数 年 前 など 比較的 最近 に 亡くなっ た 物故 作家 の 作品 の 場合 も 同じ で ある 。 美術 品 を 手 に 入れる 場合 は コレクター や 名家 など から 伝来 の 品 の 売却 を 依頼 さ れ 真贋 や 価値 を 鑑定 し 値 を つけ 、 売却 でき た 場合 代金 から 手数料 を 受け取る こと と なる 。 （ また 、 鑑定 自体 に も 手数料 が あり 、 美術 商 の 重要 な 収入 源 で ある 。 ） しかし 古 美術 品 を 手放す 人 は そう 多く は ない ため 、 極端 な 場合 は 旧家 の 解体 現場 に 居合わせ て 蔵 から 出 て き た 物 を より分け たり 、 没落 し た 家 から 二束三文 で 買い取っ たり する 場合 すら ある 。 逆 に 解体 さ れる 旧家 と 結託 し 蔵 から 出 て き た よう に 装い 古 美術 商 の 手持ち の 商品 を 売る 埋め込み と 呼ば れる 販売 手法 、 偽造 や 贋作 作成 、 盗掘 や 盗難 は 古 美術 入手 の 手段 として は 論外 で ある が 、 こう いっ た 話 は 後 を 絶た ない 。  古 美術 品 を 手 に 入れる 場合 、 美術 品 が 本物 か どう か 、 どの 程度 で 売れる の か を 鑑定 する こと は 死活 的 に 重要 で ある 。 この ため 、 美術 商 に は 作品 の 細部 や 良し 悪し を 判断 する 「 眼 」 、 美術 品 や 美術 史 の 知識 、 茶道 ほか 当該 分野 の 美意識 、 美術 市場 の 価格 動向 、 美術 品 の 過去 の 所有 者 の 来歴 や 美術 品 を 持ち込ん だ 者 の 人物 に対する 調査 や 判断 （ 盗品 や 担保 品 を 売りさばく 人物 も いる ） が 必要 で ある 。 特に 、 本物 を 見抜く 眼 や 良い 作品 を 選ぶ 感覚 を 養う ため 、 良い 作品 や 本物 を いかに 多く 見る か が 重要 だ 、 と いっ た こと が 美術 関係 者 の 間 で は 言わ れる 。 ある 人物 が 作品 を 一見 し た だけ で ほれ込む よう な 場合 でも 、 その 背後 に は それ まで 彼 が 体験 し た 多く の 作品 鑑賞 や そこ から 培っ た 彼 なり の 美意識 が ある 。 その ため 美術 商 は 、 多く の 実物 の 作品 に 触れる 経験 を 持つ ため に 他 の 美術 商 の もと で 働い て から 独立 する こと が 多い 。  また 、 数 百 年 前 の 古 美術 と いえ ども 21 世紀 の 今 も 評価 は 定まっ て おら ず 、 たとえば 19 世紀 に なっ て 再 発見 さ れ た ヨハネス・フェルメール 、 20 世紀 に なっ て 再 発見 さ れ た ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 、 1970 年 に 辻 惟雄 の 『 奇想 の 系譜 』 が 出版 さ れ て 俄然 再 評価 さ れ た 伊藤 若冲 や 長沢 芦 雪 、 曾我 蕭白 など の 例 も ある ため 、 未知 の 作家 の 発掘 など も 、 目利き として の 美術 商 の 重要 な 役割 で ある 。  現存 の 作家 を 扱う 美術 商 の 場合 、 美術家 と 美術 商 と の 関係 は 専属 契約 が 多い 。 美術 商 は 数 ある 美術家 の 中 から 作品 を 販売 し たい 作家 や 画廊 の 傾向 ・ 方針 と 合う 作家 を 選び 、 その 作家 と 契約 や 、 口約束 を 交わす 。 美術家 は 制作 し た 作品 を 、 契約 し た 美術 商 （ 複数 いる 場合 も ある ） に 独占 的 に 販売 （ または 委託 ） する 。  美術 商 （ ギャラ リスト ） は 、 美術家 の マネジャー の よう な 存在 で ある 。 ギャラ リスト は 美術家 を 育成 ・ 指導 し 、 彼ら 彼女ら が より 大きな 発表 機会 に 恵まれる よう 美術館 や キュレーター に 紹介 し て 回り 、 また 作品 を 購入 し て くれ そう な 顧客 を 回り 、 売上げ や 制作 に 必要 な 資金 を 美術家 に 支払う 。  ギャラ リスト と の 契約 の きっかけ は 、  など が ある 。 ここ でも 、 美術 史 や 制作 方法 の 知識 や 美術 界 の 動向 の ほか 、 未知数 の 作家 や 作品 から 人 や 素質 を 見抜く 力 や 直感 が 必要 で あり 、 その ため に は 多く の 良質 の 作品 に 触れる 体験 が 必要 と さ れる 。  ギャラ リスト に は 美術家 の 制作 し た 作品 の 良し 悪し を 判断 し たり 制作 の 方向 付け や 指導 を する など 、 作家 育成 の 役割 も ある 。 この 原動力 に なる の は 作家 が 大きく 育つ 喜び で も ある し 、 大きく 育っ た 作家 の 作品 が 高く 売れる こと へ の 期待 で も ある 。 一方 、 売れる 作品 作り や 流行 し て いる 思想 ・ 傾向 に あわせる よう な 指導 が 行わ れる こと も ある ため 、 作り たい もの を 作ろ う と する 作家 と 売れる もの を 作ら せ たい ギャラ リスト が 対立 する こと も ある 。  また 、 ギャラ リスト は 何 人 か 抱え た 美術家 を 一斉 に 売り出し 、 結果 的 に 美術 運動 を 仕掛け たり 、 一 国 の 美術 を 世界 に アピール する こと も ある 。 先駆 的 な 例 で は 、 印象派 など の 作家 の 紹介 に 力 を 入れ た 19 世紀 後半 の パリ の 画商 ポール ・ デュラン ＝ リュエル や 19 世紀 末 の アンブロワーズ・ヴォラール は 、 売れ て い ない が 芸術 的 に 重要 な 傾向 の 絵画 を 買い取り 、 売れる よう に 尽力 し た 画商 で ある 。 20 世紀 前半 に パリ に 居 た ドイツ 人 画商 、 ヘンリー・カーンワイラー は モンパルナス に 集まっ た 世界 各国 から の 画家 達 を 扱い 、 キュビスム や エコール ・ ド ・ パリ の 画家 達 を 有名 に し た 。 1950 年代 後半 に ニューヨーク に 画廊 を 開い た レオ ・ キャステリ は 当時 流行 し て い た 抽象 表現 主義 と は 違う 具象 的 な イメージ を 流用 し た 画家 に 注目 し て 契約 し 、 後 に ポップアート と 呼ば れる 運動 を 後押し し て 美術 界 で の 大きな 影響 力 を 得 た 。  ギャラ リスト は 自分 と 契約 し て いる 美術家 の 資料 を 作成 し 、 美術館 や キュレーター に 紹介 し て 美術家 が 大 規模 な 国際 的 展覧 会 など 大きな 発表 の 機会 を 得 られる よう 奔走 する ほか 、 自ら の 画廊 で 展覧 会 も 開催 する 。 まず 買い取っ たり 委託 を 受け たり し た 作品 を 運送 ・ 輸出入 ・ 通関 する 手配 を 行い 、 展覧 会 や 作家 の プレス リリース を 作成 し て 美術 関連 誌 や マスコミ に 広報 を 行い 、 ギャラリー に 作品 の 展示 や インスタレーション を し て 販売 価格 を 決定 し た 上 で 展覧 会 を 開く 。 そして 美術 評論 家 や 観客 から 批評 を 受け 、 作品 を 観客 、 あるいは 美術館 や コレクター など の 得意 先 に 販売 し て 、 一連 の 展覧 会 は 完了 する 。 この 販売 価格 から ギャラ リスト は 5 割 の 手数料 を 取る が （ ギャラ リスト の 努力 なし に 売れる 有名 作家 の 場合 この 手数料 は 下がる ） 、 こうして 新作 を 売る こと を 一 次 流通 （ プライマリー・マーケット ） と いう 。 手数料 の 多い 少ない は トラブル の 元 と なる こと も ある が 、 ギャラ リスト は その 眼 に対する 顧客 から の 信頼 や ブランド 、 宣伝 の 方法 や 独自 の 顧客 の ルート を 持っ て いる ため 、 優秀 な ギャラ リスト なし で は 美術家 も 十分 に 作品 を 売る こと は でき ない 。 しかしながら 美術家 自身 も ブランド と なっ て き た 場合 や 、 美術家 の 成長 と ギャラリー や ギャラ リスト の 成長 が 見 合わ ない 場合 、 それ まで の ギャラ リスト 美術家 を 切る こと は ある 。  美術 商 は 作品 を 契約 する 美術家 から 買い上げ たり 、 他 の 美術 商 から 購入 し たり する 過程 で 、 それ 自体 が 美術 品 コレクター に なる 場合 が ある 。 欧米 で は こうした 美術 商 が 年老い て その 営業 を 終える とき 、 その コレクション を まとめ て 美術館 など に 寄付 する こと が 美風 と さ れる 。 たとえば 、 20 世紀 前半 の フランス で 印象派 から エコール ・ ド ・ パリ に 至る 名作 を 蒐集 し た 画商 ・ コレクター の ポール ・ ギヨーム は その 一 人 で 、 オランジュリー 美術館 は 彼 の コレクション が 大きな 位置 を 占め て いる 。  美術 の 振興 や 新しい 作家 育成 といった 目的 に は あまり 縁 が なく 、 むしろ コレクター や オークション へ の 転売 によって 利益 を 手 に する こと のみ を 目的 と する 美術 商 を ブローカー と 呼ぶ 。 現に 1980 年代 後半 の 日本 の バブル 経済 時 に 暗躍 し た の も 多く は この ブローカー タイプ の 美術 商 で ある 。 悪質 な ブローカー の 中 に は 、 美術 品 の 価格 形成 の 不 明確 さ を 悪用 し 、 美術 品 を 買っ た 時 の 数 十 倍 の 額 で 売買 し て 企業 や 政治 家 の 美術 品 取得 や 処分 を 手伝い 、 利殖 ・ 裏金 作り ・ 脱税 に 手 を 貸し た 者 すら い た 。 バブル 期 に 彼ら は 美術 品 を 担保 に 更に 融資 を 受け て 取引 を 増やし て いっ た が 、 バブル 崩壊 に 伴う 美術 市場 の 急激 な 収縮 に 伴い 、 所有 する 美術 品 の 時価 が 担保 価格 を 下回っ た ため 、 いくら か の ブローカー や 銀行 の 多く が 不良 債権 や 売る に 売れ ない 美術 品 （ 塩漬け 美術 品 ） を 抱える こと に なっ た 。  1 ヶ月 前 に 制作 し た ばかり の 現存 作家 の 作品 で あれ 、 物故 作家 や 古 美術 で あれ 、 一度 作家 から 人 の 手 に 渡っ た 物 を もう一度 流通 さ せる こと を 二 次 流通 （ セカンダリー・マーケット ） と いう 。  美術 商 が 個別 の 顧客 から 買い取っ て 他 へ 販売 する こと も ある が 、 大きな 役割 を 果たす の が 公開 の 場 で 値段 が 決まる 透明 性 の 高い 売買 で ある オーク ション で ある 。 オーク ション 会社 は 美術 品 を 売り たい 人 から 持込み を 受け 、 専門 家 による 鑑定 委員 会 など で 真贋 や 価格 の 鑑定 を 行っ た 後 、 落札 予想 価格 を 決め 、 定期 的 に 開く オークション に 出品 する 。 オーク ション 前 に は 専門 家 による 詳しい 解説 つき の カタログ が 作成 さ れ 、 参加 者 は これ を 見 て 落札 に 参加 する か を 決める 。 オーク ション により 落札 さ れ た 場合 、 オーク ション 会社 は 出品 者 と 落札 者 の 双方 から 手数料 を 受け取る 仕組み で ある 。  有名 な オーク ション 会社 に は クリスティーズ や サザビーズ といった もの が あり 、 これら の 会社 は 落札 率 の 高 さ や 全 世界 の 富裕 層 の 顧客 を 抱え て いる の が 強み で ある 。 また これら の 会社 の 制作 する カタログ は 美術 市場 や 美術 研究 の 一級 の 資料 で も ある 。 オーク ション 会社 は 美術 品 に 限ら ず あらゆる 古道具 や 記念 物 を 扱い 、 また 大小 の 会社 が ある ため 普通 の 庶民 で も 参加 できる 規模 の オーク ション も ある 。  2000 年代 後半 に 入り 、 ジャン ・ フィリップ ・ レイ ノー や ダミアン・ハースト ら が 美術 商 を 通さ ず オークション で 作品 を 直売 し た こと など の 影響 で 、 一 次 流通 の 段階 から オーク ション に 出品 する 作家 も 増え て いる 。  美術 商 が 各地 から 一つ の 会場 に 集まっ て 自分 たち の 扱う 作品 を ブース に 展示 し 、 観客 が 一 度 に 多く の 作品 を 見 て 直接 購入 できる 機会 が 美術 の 見本市 、 アート フェア で ある 。 これ は 美術 作家 の 最新 作 発表 の 場 で ある ほか 、 顧客 同士 や 美術 商 同士 による 美術 界 動向 の 情報 交換 の 場 、 美術 商 同士 の 売買 の 場 に も なっ て いる 。 こうした もの で は 、 1970 年 に 始まっ た スイス の バーゼル の アート フェア （ 「 アート ・ バーゼル 」 ） は 規模 や 来場 客 が 巨大 で 世界 的 に も 名高く 、 展覧 会 や シンポジウム 、 優良 顧客 パーティ など の 関連 企画 を 開催 する ほか 、 バーゼル の 街 中 で 同 時期 に アート イベント が 行わ れる 。 各国 の 美術館 や 富裕 な コレクター が プライベート ジェット で 乗り付け て ここ で 作品 を 購入 する ほか 、 裕福 で ない 老若男女 も 気軽 に 来場 し 美術 品 を 購買 する 。 アート バーゼル は マイアミ や 香港 で も 開催 さ れる よう に なっ た ほか 、 ロンドン 、 パリ 、 ケルン 、 ボローニャ 、 ソウル や 北京 など 欧州 や アジア の 都市 が 独自 の アート フェア 開催 を通じて 自国 美術 市場 の 育成 と 自国 美術 の アピール を する の に 熱心 で ある 。 日本 で は 、 2005 年 より 毎年 4 月 に アート フェア 東京 が 開催 さ れ て いる 。 近年 で は アートフェ の 数 が あまりに も 増え すぎ た ため 、 展示 の 質 が 下がっ たり 開催 中止 など に 追い込ま れる アート フェア も 増える につれて 影響 力 に 陰り が 見 られ 、 ギャラリー と 美術館 へ の 価値 判断 の 回帰 が 叫ば れ て いる 。  美術 商 同士 が 集まり 美術 品 を 持ち寄り 、 競り にかけて 売買 する 「 交換 会 」 が ある 。 これ は 魚市場 や 青果 市場 など 同 業者 同士 の 市場 に 相当 する 。 美術 商 は 協同 組合 （ 日本 洋画 商 協同 組合 ほか 、 各地 に 扱う 美術 品 の 分野 ごと の 組合 が ある ） を 組み 、 その メンバー に 承認 さ れ た 者 は 出資 金 を 出し 、 さらに 交換 会 で の 売買 の 連帯 保証 人 と なら なけれ ば なら ない 。  しかし 、 交換 会 の 意義 は 美術 商 に対する 金融 機能 が ある こと に ある 。 売買 が 成立 し た 場合 、 売れ た 美術 商 に は 即座 に 代金 が 支払わ れる が 、 買っ た 美術 商 は 数 ヶ月 先 まで 支払 を 延ばす こと が できる 。 この間 の 建 替え は 会員 の 出資 金 で 行わ れ て いる 。 これ は おそらく 日本 独自 の 形態 で あり 、 オーク ション と は 異なり 公開 の 場 で 値段 が 決まる わけ で は ない ため 時に 閉鎖 性 が 指摘 さ れる が 、 経営 体質 が 不安定 で 銀行 の 融資 が 受け られ ない 美術 商 が かつて 相互 に 助け合う こと を 目的 に 成立 さ せ た もの で ある 。  美術 商 の ほとんど は 、 オーナー の 美術 品 に対する 判断 や 嗜好 、 また 顧客 （ ほとんど が 個人 で ある ） に対する オーナー の 個性 という 要素 が 大きく なる ため 、 個人 営業 で ある こと が ほとんど で ある 。 規模 を 大きく し て 株式会社 など に 発展 し て も 、 基本 は オーナー の 個性 の 色彩 が 濃い 。 もっとも 日本 の 場合 、 版画 を 大量 に 販売 する 会社 （ 絵画 商法 など 悪徳 商法 と 関連 する 会社 も あり 、 ネット で は 「 エウリアン 」 など と 俗称 さ れる ） や 、 百貨店 の 美術 部 、 商社 系 の ギャラリー など 、 例外 も 存在 する 。  規模 は 、 資本 金 ・ 従業 員 ・ 売上 高 ともに 小規模 な 業者 が 多く 、 オーナー 一 人 の 場合 も 多い 。 この 少ない 人数 で 、 作家 と の 交渉 、 営業 販売 、 展示 作業 、 運送 、 経理 、 美術 の 調査 など の 業務 を 行っ て いる 。 また 自社 不動産 を 持つ 業者 は 少なく 、 大半 が 店舗 や ビル の 一室 を 賃貸 し て いる 。 美術 に かかわる 仕事 を し たい という 若い 人 は 多数 いる が 、 これら 小規模 な 業界 は 求人 が 少なく 、 働く 機会 を 得る もの は 少ない 。 ただし 運 良く ギャラリー に アルバイト や 社員 として 入っ た こと を きっかけ に 自分 の ギャラリー を 持つ に 至っ た 若い ギャラ リスト も いる 。  一 次 流通 に関して は 何 の 免許 や 許可 も 要ら ない が 、 一旦 人手 に 渡っ た 物 を 再度 販売 する 二 次 流通 を 手がける 場合 に は 、 日本 で は 都道府県 の 公安 委員 会 から 古物商 の 許可 を 受け なけれ ば なら ない 。 （ この 許可 は 、 美術 品 だけ で なく 古本 ・ 中古 CD ・ 中古 車 ・ 古道具 など も 取り扱える 物 で ある 。 ）  日本 で の 美術 商 の 起源 は 江戸 時代 に 遡る 。 茶道具 や 書画 骨董 の 知識 に 秀で た もの が 大名 など に 誘わ れ 専属 の 美術 商 と なっ た ほか 、 書画 を 扱う 書画 屋 、 浮世絵 を 扱う 浮世絵 屋 、 その他 武具 や 古道具 を 扱う 道具 屋 など と 呼ば れる 者 が 江戸 や 上方 その他 大都市 など で 営業 し て い た 。  こうした 道具 屋 に は 明治 に 入り 、 廃仏毀釈 や 廃藩置県 で 疲弊 し た 寺院 や 大 名家 から 流出 し た 美術 品 を 買い 集め ジャポニスム に 沸く 欧米 へ 輸出 し 、 にわかに 巨万 の 富 を 得 た 者 も い た 。 こうした 美術 品 輸出 を 見 て 、 美術 品 の 制作 と 輸出 を 外貨 獲得 や 一等 文明 国家 の イメージ 作り に 生かそ う と する グループ が あっ た 。 画家 ・ 彫刻 家 を はじめ 、 佐野 常民 や 大蔵省 ・ 内務省 など の 官僚 、 輸出 美術 商 が 集まり 1878 年 に 結成 さ れ た 美術 団体 「 龍池 会 」 で ある 。  佐野 は 機関 誌 で 、 美術 の 奨励 者 （ 役人 ） ・ 制作 者 （ 美術家 ） ・ 販売 者 （ 美術 商 ） ・ 嗜好 者 （ コレクター や 観客 ） の 4 つ が 美術 振興 に 肝要 と 説き 、 龍池 会 に 美術 商 を 入れ た 。 後 に 宮 内省 や 皇族 の 力 も 得 て 「 日本 美術 協会 」 と 改称 さ れる 頃 に は 多く の 美術 商 ・ 道具 屋 が メンバー に 加わり 同 時代 美術 や 古 美術 の 販売 を 行っ た 。 ここ から 日本 最古 の 美術 商 組織 、 「 東京 美術 倶楽部 」 が 1907 年 に 誕生 し た と 考え られる が 、 その 詳しい 経緯 は 不明 で ある 。 震災 ・ 戦災 による 資料 の 喪失 や 、 戦後 に なっ て 日本 美術 協会 が 皇族 の 力 の 喪失 とともに 弱体 化 し た こと 、 龍池 会 に 対抗 し て アーネスト ・ フェノロサ や 文部省 官僚 ら が 主導 し て 革新 派 の 美術家 を 集め 発足 し た 美術 団体 「 鑑 画会 」 が 後に 日本 美術 の 主流 に なっ た こと から 龍池 会 側 の 関係 者 が 忘却 さ れ た ため と 見 られる 。  日本 の 美術 商 は 数 も 増え 勢力 を 増し 、 大正 、 昭和 初期 という 激変 の 時代 、 時代 に ついていけ ず 没落 し た 旧 公家 や 旧 大名 家 が 放出 する 美術 品 ・ 工芸 品 の 大 入札 で 札元 を 務め 巨額 の 手数料 を 手 に 入れ た ほか 、 新興 財閥 や 華族 から 商人 まで さまざま な 人々 に 出入り し 美術 品 を 売っ て いっ た 。 この 時期 、 風呂敷 に 美術 品 を 入れ て 金持ち の 間 を 行商 し て 回っ た 「 風呂敷 画商 」 という 人々 が い た 。 風呂敷 画商 は 、 作家 の 作品 を 直接 買い上げ て から 行商 する ため 、 当時 増え つつ あっ た 自前 の 店 （ 画廊 ） を 持つ 美術 商 に 比べ リスク が 大きく 、 より 優れ た 目利き と 財力 と を 要する ため に 、 当時 の 美術 界 で より 強い 立場 に あっ た 。  また 百貨店 も 、 呉服 の 意匠 製作 など を通じて 関係 の あっ た 美術家 たち や その 団体 に 発表 の 場 を 提供 し て 、 美術館 の なかっ た 時代 に 作品 発表 の 場 として 機能 し た 。 百貨店 や その 顧客 にとって 、 こうした 団体 や 美術家 の 作品 は 、 贋作 の 恐れ の ある 古 美術 と は 違い 存命 作家 の 作品 で ある ため 、 安心 し て 取引 ・ 購入 できる こと も 大きな 利点 で あっ た 。 百貨店 の 美術 部 は 現在 に 至る まで 美術家 と の つながり を 維持 し 、 また 自社 に 多く の コレクション を 抱え て いる 。  今日 、 日本 画 や 洋画 など 画壇 の 確立 し た 分野 で は 先輩 作家 の 紹介 など により こうした 美術 商 を 通じ た 販売 が 比較的 ある 反面 、 現代 美術 の 場合 は 美術 商 が 未 発達 な ため 、 美術家 は 貸し 画廊 で 発表 し 自分 の つて で 売っ たり 、 作品 販売 で なく 他 の 職業 で 生活 する こと が 多い 。 もっとも 1990 年代 以降 、 現代 美術 で も ギャラ リスト 的 な 「 企画 画廊 」 が 増え 、 若手 作家 を 積極 的 に 海外 の アート フェア に 出展 し て いる 。 また バブル 後 の 不況 を 経 て 、 古 美術 ・ 日本 画 ・ 洋画 ・ 現代 美術 と 立場 を 超え て 協力 し 美術 品 の ファン 、 購入 者 を 増やそ う という 動き も あり 、 日本 で も 「 アート フェア 東京 」 など 、 本格 的 な アート フェア を 志向 する フェア が いくつ か 立ち上がっ て いる 。  日本 で は 高度 成長 期 末期 から 石油 ショック にかけて の 1970 年代 前半 と 、 バブル 経済 期 の 1980 年代 末 の 二 度 にわたり 熱狂 的 な 絵画 ブーム が 起こっ た 。 その 結果 の スキャンダル と 市場 崩壊 は 、 日本 の 美術 業界 に 深い 傷 を 残し て いる 。 現在 日本 の 美術 品 輸入 は バブル 期 から は 激減 し た ものの 額 は 大きく 、 特に フランス の 美術 品 の 割合 が 異様 に 高い 。 逆 に 日本 から の 美術 品 ・ 工芸 品 輸出 は 輸入 に 比較 し て 少なく 、 佐野 常民 ら 明治 人 の 夢 に 反し 日本 の 美術 収支 は 大幅 な 赤字 ・ 発信 力不足 に なっ て いる 。  もともと フランス や イタリア など で は 画家 と その 工房 は 、 貴族 ・ 教会 ・ 大 商人 ・ 同業 組合 など 一 握り の パトロン に 抱え られ 、 その 注文 により 制作 を 行っ て い た 。 また 、 宮廷 や 貴族 など 大 コレクター と 関係 の 深い 画家 が 、 売り に 出 て いる 名作 や 今 買う べき 作品 の 情報 を 教え 、 その 売買 を 仲介 し たり する こと も 行わ れ て い た 。 18 世紀 頃 から 都市 の 資本 家 や 商人 など が 顧客 として 浮上 する につれ 、 骨董 商 や 画材 商 など の 中 から 顧客 と 画家 を 取り次ぐ 画商 が 登場 し て いる 。 フランス で の 専業 画商 の 登場 は 1820 年代 半ば と さ れる 。 また 早くから 小規模 な 商人 階級 が 発達 し た オランダ で は 17 世紀 半ば に は すでに 一般 大衆 向け に 絵 を 販売 する 専業 の 画商 が 現れ て い た 。 オランダ で は 絵画 が ステイタスシンボル で あり 、 貧しい 家 も 絵 の 数 枚 は 持っ て い た と いわ れる 。 こう いっ た 画商 は 洋服 商 、 織物 商 、 画材 商 、 古道具 商 など 隣接 する 分野 の 兼業 や 、 あるいは 画家 だっ た 者 が 転業 し た こと から 始まり 、 次第に 規模 と 勢力 を 拡大 し た 。  画商 たち と 顧客 たち は オークション を 行い 作品 を 売買 する こと も 始め 、 18 世紀 頃 から は 美術 品 を 分類 し た 充実 し た オーク ション カタログ を 発行 する よう に なっ た 。 これ は 王立 芸術 アカデミー の 官 展 カタログ と 並び 、 現在 の 美術 カタログ の 起源 の 一つ で ある 。 また パリ の 画商 エドメ・フランソワ・ジェルサン は 18 世紀 半ば レンブラント・ファン・レイン の 作品 目録 を 出版 し て いる が 、 これ が 画家 の 全 作品 を 分類 し た 目録 で ある 「 カタログ・レゾネ 」 の 最初 の もの で ある 。 この よう に 初期 の 画商 が 制作 し た 売買 用 の 目録 類 は 、 現在 で は 当時 の 美術 研究 の 貴重 な 資料 で ある 。  フランス 国家 が 芸術 を 振興 し 、 美術家 や コレクター が 集まっ た 都市 ・ パリ の 画商 は 、 長らく 欧州 の 絵画 ・ 彫刻 の 価値 や 価格 を 決める 重要 な 役割 を 担い 君臨 し て き た が 、 第 二 次 世界 大戦 後 は ニューヨーク に 美術 取引 と 価値 判断 の 中心 が 移っ て いる 。モーションブラー   ( motion   blur )   は 、 動い て いる 対象 を カメラ で 撮影 し た 時 に 生じる ぶれ 、 つまり 被写体 ぶれ ( 英語 で " blur ") の こと で ある 。  移動 する 被写体 に カメラ の 動き を 追随 さ せ て 撮影 する 手法 に関して は 、 『 流し 撮り 』 の 項目 を 参照 。  写真 の 世界 で は 長年 、 この モーションブラー を 抑え て いかに クリア な 画像 （ ＝ 静止 し た か の よう な 画像 ） を 得る か が 、 技術 上 の 大きな 課題 だっ た 。 それ に は 露光 時間 （ シャッター 速度 ） を 極力 短く する 必要 が あり 、 シャッター 機構 の 改良 と フィルム の 高 感度 化 、 ストロボ 装置 の 開発 が 進め られる 事 に なっ た 。 また 、 近年 で は デジタル カメラ において 手 ぶれ 補正 機構 が 開発 さ れ 、 比較的 遅い シャッター 速度 で も 手 ブレ が 生じ にくい カメラ が 現れ て いる 。 もっとも この 技術 は あくまでも 「 手 ぶれ 」 を 防止 する もの で あっ て 、 被写体 ぶれ まで は 防げ ない こと は 注意 を 要する 。  その 一方 で 、 動き を 表現 する ため に 、 人為 的 に モーションブラー の 画像 効果 を 加える 事 も ある 。 また 写真 の 作例 の よう に 、 意図 的 に 長時間 露光 を 行なう こと で 、 あえて モーションブラー 効果 （ この 場合 は ネオン 管 の 照明 を 強調 し て いる ） を 発生 さ せる 撮影 方法 も 確立 し て いる 。  古く から ある 特撮 手法 で ある 、 1 コマ ごと に 撮影 し た 静止 画 を 繋げ て 動き を 表現 する ストップ モー ション ・ アニメーション （ コマ 撮り ） において は 、 撮影 さ れ た フィルム （ ビデオ ） を 普通 に 再生 する と 、 一般 的 な 動画 と 比較 し た 場合 に どこ か カク カク と し た 『 ぎこちな さ 』 を 感じる 。 なぜなら 、 実際 に 動い て いる 物体 を 撮影 し た 場合 に 必ず 生じる はず の 「 ブレ 」 が ない ため に 、 見 て いる 人間 が （ 意識 する 、 し ない に かかわら ず ） ブレ の 無い こと を 見極め て しまう ため に 、 違和感 を 持っ て しまう の で ある 。 したがって 、 撮影 し た 画像 に対して この モーションブラー を なんらかの 方法 で 加え 、 再生 し た 際 に 自然 な 動き の よう に 見せる 方法 が 模索 さ れ て い た 。  特撮 制作 会社 の インダストリアル ・ ライト & マジック は 、 1980 年 公開 の 「 スター・ウォーズ   エピソード 5 / 帝国 の 逆襲 」 で 雪 の 惑星 ホス に 棲息 する 哺乳 型 生物 トーン トーン や 四足 歩行 兵器 AT - AT の 特撮 で 、 低 速度 撮影 （ シャッター 速度 を 落とし て 故意 に 被写体 の ブレ を 生じ させる ） と 、 動き を コンピュータ 制御 し た カメラ （ モー ション ・ コントロール ・ カメラ ） と の 併用 によって 、 カメラ の 前 を 通過 する 宇宙船 の スピード 感 を 表現 する こと に 成功 し 、 特殊 合成 撮影 の 新 次元 を 開拓 し た 。  これ を 応用 ・ 発展 さ せ た 手法 が 、 1980 年 の 映画 「 ドラゴンスレイヤー 」 で 初めて 試み られ た “ ゴー ・ モー ション ” で ある 。 従来 の ストップ モーション において は 、 支柱 に 乗っ た 操り 人形 を 操 演担当 者 が 手 で 動かし て 一 コマ ずつ 撮影 し て い た の だ が 、 本 作 で は コンピュータ 制御 の 可動 支柱 を 使用 し 、 人形 を 動かし ながら 低 速度 撮影 し て ブレ を 生じ させる こと により 、 画期的 な リアリティ を 表現 する こと に 成功 し て いる 。 ただし 、 支柱 を マット 合成 で 消去 する など の 手間 が かかる の が 難点 で 、 普及 に は 至ら なかっ た 。  映画 『 ジュラシックパーク 』 で は 、 当初 フィル・ティペット による ストップモーションアニメ に 、 CG の モーフィング 技術 を 応用 し て モーションブラー を 追加 する 方法 で 動く 恐竜 の 映像 を 製作 する 予定 で あっ た が 、 CG 技術 の 進歩 によって 劇 中 に 登場 する 恐竜 は フル CG の もの に 取っ て 代わら れる 事 と なっ た 。  今日 の CG アニメーション において も モーションブラー の 再現 は 重要 で あり 、 多く の CG アニメーション 制作 ソフトウェア に は 効率 よく ブラー を 生成 する 機能 が 搭載 さ れ て いる 。  意図 せ ず に モーションブラー が 発生 する と 、 カメラ の 前 を 飛ぶ ハエ など の 昆虫 の 残像 が 高速 で 飛び回る 棒状 の 生物 で ある か の よう に 映る ため 、 スカイフィッシュ の よう な 未 確認 生物 と 誤認 さ れる こと も ある 。証明 写真 （ し ょうめいしゃしん ） は 、 その 人物 を 判断 し 、 他人 の なりすまし を 見分ける こと など を 目的 に 身分 証明 書 や 書類 など に 貼付 さ れる 人物 写真 。 パスポート や 運転 免許 証 等 の 公文書 、 履歴 書 等 の 私文書 、 入学 試験 や 資格 試験 等 の 願書 など に 用い られる 。 基本 的 に 無地 の 背景 で 、 肩 から 上 の 顔 写真 と し 、 帽子 や マスク 、 サングラス 等 は 着用 せ ず に 撮影 する 。  写真 店 の 他 、 無人 の 証明 写真 撮影 機 により 撮影 できる 。 自動 証明 写真 撮影 機 は 、 自動 販売 機 型 で 現金 投入 し 撮影 後 、 かつて 機種 で は 、 ポラロイドカメラ から 現像 する 方式 が 撮影 から 数 分 ほど 掛かっ た が 、 2015 年 （ 平成 27 年 ） 現在 で は デジタル カメラ と 昇華 型 プリンター を 使用 し て おり 、 最短 数 十 秒 で 写真 が 出 て くる こと から 、 スピード 写真 と も 呼ば れる 。 映画 監督 、 発明 家 で も ある 円谷 英二 が 発明 し た と 言わ れ て いる 。  必要 と なる 写真 の サイズ は 用途 により 異なる 。 下記 に 、 日本 国内 における 主 な もの を 、 縦 × 横 の cm 単位 で 示す 。 なお 、 写真 サイズ は 変更 さ れ たり 、 国家 により インチ 表記 だっ たり と 異なる 場合 が ある 。  通称 「 ライカ 判 」 。  店舗 により 対応 は 様々 で ある 。  デジタル カメラ か 、 フィルム を 使う カメラ で 撮影 する か の 差 が ある 。 カメラ も 、 記念 写真 撮影 用 の 超 高 画素 対応 の もの から 、 市販 の 一眼 レフ カメラ を 使う など 様々 で ある 。 フィルム も ブローニー フィルム 、 シート フィルム 、 35 mm フィルム など 様々 で 、 白黒 フィルム か カラー フィルム か の 違い も ある 。  これ も 様々 で 、 「 ミニ ラボ 」 と 呼ば れる 、 店頭 に ある 小型 汎用 写真 現像 焼付 機 で 出力 する 、 写真 用 プリンタ （ 昇華 式 など ） を 使用 する 場合 など 様々 で ある 。 特に 特殊 な フィルム を 使う 場合 、 現像 に 専門 の 施設 や 技術 が 必要 に なる ため 、 仕上がり に 時間 が かかる 。  料金 を 確認 、 必要 な サイズ と 枚数 を 申し出 て 、 撮影 し て もらう 。 撮影 の 際 、 より 綺麗 な 仕上がり に なる よう に 、 フォトグラファー が 顔 の 傾き や 表情 など を 細かく アドバイス し て くれる の が 一般 的 で 、 これ が 写真 館 で 撮影 し て もらう 場合 の 最大 メリット で ある 。 履歴 書 など 、 後々 焼き増し が 必要 に なる 可能 性 が ある 場合 は 、 その 旨 を 申し出る と フィルム を 一定 期間 保管 し て くれる 、 CD - R など の 記録 媒体 を 貰える 場合 も ある が 、 別途 費用 が 発生 する こと も ある 。  撮影 の 機種 は 、 撮影 結果 を すぐ に 表示 でき 、 取り直し が 出来る デジタル カメラ で ある 。 デジタル カメラ の 技術 向上 により 、 強い 光 （ フラッシュ ） を 光らせ ず に 撮影 できる 機種 も ある 。 これ は 、 フラッシュ の 強い 光 で 、 被写体 が 目 を 閉じ て しまう という 、 写真 撮影 における 典型 的 な 失敗 を 防ぐ の に も 効果 が ある 。  最近 の 機種 は 、 写真 用 プリンタ を 使用 し て いる もの が ほとんど で ある 。  撮影 室 に 入り 、 カーテン を 必ず 閉める （ カーテン を 閉め ない と 、 露光 不足 や 過 露光 と なり 、 失敗 する ） 。 指定 さ れ た 料金 分 の 紙幣 ・ 硬貨 を 投入 する と 、 多く の 機種 で は 自動 音声 による ガイダンス が スタート する ので 、 ガイダンス の 指示 に従って 撮影 サイズ など を 指定 する 。  基本 的 に 、 カメラ 高 さ は 固定 さ れ て いる ので 自分 が 座る いす の 高 さ を 自分 自身 で 調整 する 必要 が ある 。 その後 、 撮影 準備 が 出来 た ところ で 撮影 ボタン を 押す と 、 撮影 が 開始 さ れる 。 撮影 し た 映像 を モニター で 映し出し 、 好み の もの を 選べ たり 、 肌 の 色 を 微 修正 する 機種 が 主流 で ある 。  撮影 完了 後 、 撮影 機器 の 外側 に ある 写真 取り出し 口 より 写真 が 出 て くる 。  なお 、 多数 枚 必要 な 場合 は 、 この 操作 を 繰り返す の が 一般 的 で 、 学校 卒業 見込み に 伴う 就職 活動 の 履歴 書 用 写真 など 、 写真 枚数 を 必要 と する 証明 写真 は 、 写真 館 で 撮る ほう が 安上がり に なる 場合 も ある 。 しかし 、 料金 の 追加 により 一 回 の 撮影 で 複数 回分 の プリントアウト が 可能 な 機種 が 登場 し て いる 。  かつて の スピード 写真 は 、 画質 が 悪い こと や セルフ 撮影 の ため 、 ポーズ の とり方 によって は 証明 写真 として 使用 し づらい もの も あっ た 。 現在 は デジタル 化 により 、 スピード 写真 の 品質 は 改善 さ れ て いる 。  また 、 スピード 写真 は 不可 と 明記 し て あっ て も 、 どこ まで を スピード 写真 と みなす か という 明示 は なさ れ て い ない こと が 多い 。 スピード だけ を 条件 に する なら 、 写真 館 で 撮影 し て も ポラロイド など の インスタント 写真 で あっ たり 、 スピード 写真 で 使用 さ れ て いる もの と 同じ 原理 の 写真 プリンター を 使用 し て いる 店舗 も ある 。 銀 塩 写真 同様 の 品質 で スピード 写真 並み の 速 さ で 仕上げ て もらえる 場合 も ある 。 また 、 デジタル 写真 を 不可 と する なら ば 、 現在 写真 フィルム の 一部 が 廃盤 さ れ て いる 今日 において 、 現実 的 と は いえ ない 。 素人 が 自分 自身 で 撮影 し た 写真 が 不可 と する なら ば 、 デジタル カメラ で 撮影 し た 写真 を 証明 写真 サイズ で プリント する 、 セブン - イレブン など 一部 コンビニエンスストア で 行っ て いる 証明 写真 サイズ の 写真 プリント サービス で 出力 し た 写真 も 不可 、 という 解釈 も できる 。  なお 、 パスポート の 申請 は スピード 写真 で 可能 で ある が 、 サイズ 以外 に も 定め られ た 条件 を 満たす 必要 が ある 。 証明 写真 自動 撮影 機 の 筐 体 に 説明 の シール を 貼り 付け て あっ たり 、 画面 など で 案内 さ れる 場合 も ある 。  履歴 書 の 書き方 を 説明 し た 書籍 や 文章 の 中 で 「 スピード 写真 は 好ましく ない 」 と する 記述 が ある もの が ある が 、 多く は 履歴 書 の 第 一 印象 を 左右 する もの で ある から 、 プロ の アドバイス の 下 撮影 し た 写真 の ほう が 第 一 印象 が 良く なる 、 という 根拠 に 基づい て いる 。 一般 的 に 写真 撮影 者 （ カメラマン ） は 技術 職 で あり 、 前述 し た 機材 以上 に 、 カメラマン の 技術 も 証明 写真 の 仕上がり に 影響 を 与える 。カルチュラル・スタディーズ   ( Cultural   studies )   は 、 20 世紀 後半 に 主 に イギリス の 研究 者 グループ の 間 で 始まり 、 後 に 各 地域 へ と 広まっ て 行っ た 、 文化 一般 に関する 学問 研究 の 潮流 を 指し て いる 。 政治 経済 学 ・ 社会 学 ・ 社会 理論 ・ 文学 理論 ・ メディア 論 ・ 映画 理論 ・ 文化 人類 学 ・ 哲学 ・ 芸術 史 ・ 芸術 理論 など の 知見 を 領域 横断 的 に 応用 し ながら 、 文化 に 関わる 状況 を 分析 しよ う と する もの 。 日本語 に 直訳 すれ ば 「 文化 研究 」 あるいは 「 文化 学 」 だ が 、 日本 国内 で は もっぱら 「 カルチュラル・スタディーズ 」 と 表記 さ れる 。  カルチュラル・スタディーズ が 成立 する 背景 として 、 レイモンド・ウィリアムス など の マルキスト による 総合 的 記号 論 や 、 新た な 方法 論 による 文化 ・ 文学 研究 が イギリス で 展開 し 、 さらに 非 白人 研究 者 が イギリス の 大学 で 次第に 発言 力 を 強め て いっ た 点 が 挙げ られる 。 彼ら によって 、 それ まで 研究 さ れ て こ なかっ た イギリス 社会 の 様々 な 側面 が 着目 さ れる よう に なっ た 。  スチュアート ・ ホール と ディック ・ ヘブディジ によって 1964 年 に バーミンガム 大学 に 設立 さ れ た 現代 文化 研究 センター （ CCCS   -   Centre   for   Contemporary   Cultural   Studies ） が この 造語 の 起源 で あり 、 また 主要 な 震源 地 と なっ た 。 いわゆる 高級 文化 だけ で なく 、 サブ カルチャー （ 大衆 文化 ） を も 手がかり と し うる 点 で 、 それ まで の 研究 と 異なっ て い た 。  1970 年代 後半 に イギリス で は 保守 ・ 反動 的 な 動き が 起こる と 、 それ に対する 学問 的 批判 として 、 それ まで の 反 体制 的 ・ 批判 的 試み の 代表 格 で あっ た マルキシズム に 新た な 視点 が 加え られ 、 その 応用 として 新た な 文化 研究 や 文学 研究 が 先述 の バーミンガム 大学 を 中心 に 発展 し て いっ た 。 さらに アメリカ で も これ に 対応 する 学問 研究 が なさ れる よう に なっ た 。  多く の 場合 カルチュラル・スタディーズ において は 、 ある 特定 の 現象 が イデオロギー 、 人種 、 社会 階級 、 ジェンダー といった 問題 と どの よう に 関連 し て いる か に 焦点 が 当て られる 。  カルチュラル・スタディーズ の 研究 対象 は 日常 生活 における 意味 と 行動 で ある 。 文化 的 行動 に は 、 所定 の 文化 において 人々 が 特定 の 行動 （ テレビ を 観る とか 外食 を する とか ） を する 仕方 も 含ま れる 。 どんな 行動 を する に せよ 、 様々 な 道具 を 用いる （ iPod 、 拳銃 、 … … ） 。 カルチュラル・スタディーズ は 、 人々 が 様々 な 道具 や 行動 に どんな 意味 と 用法 を 与え て いる か を 研究 する 。 資本 主義 が 世界 を 覆い つつ ある （ いわゆる グローバリゼーション ） 今日 で は カルチュラル・スタディーズ は 、 西洋 世界 の ヘゲモニー に対して ローカル ない し グローバル な 様々 な 形式 で 行わ れ て いる 抵抗 について 批評 を おこなっ て いる 。  ひどく おお ざっぱに 言え ば 、 カルチュラル・スタディーズ という 言葉 が 地域 研究 と ほぼ 同義 に 用い られる こと も ある し 、 イスラーム 研究 、 アジア 研究 、 アフリカ 系 アメリカ 研究 、 アフリカ 研究 、 ドイツ 研究 、 等々 の 個別 文化 の 学術 的 研究 を 指す 一般 的 用語 として 用い られる こと も ある 。 研究 者 によって は 、 大学 機関 における カルチュラル・スタディーズ の 起源 を 、 1920 年代 に デンマーク の Folk   Schools で 行わ れ た 初期 の 人類 学 的 研究 や 、 1930 年代 に 北 アメリカ の アパラチア に ある Highlander   School で 行わ れ た 研究 や 、 1970 年代 に ケニア で 行わ れ た Kamiriithu   project に 求める 人 も いる 。 しかし 厳密 に 言え ば 、 カルチュラル・スタディーズ 課程 は （ ジョージ ・ メイソン 大学 の Ph . D . 課程 の よう に ） 特定 地域 の 研究 を 意味 する もの で は ない し 、 特定 の 文化 的 行動 に かかわる もの で も ない 。  ジャウディン・サルダー は その 著書 『 カルチュラル・スタディーズ へ の 招待 』 で 以下 の よう に カルチュラル・スタディーズ の 主要 な 特徴 を 5 つ 挙げ て いる 。  この 分野 の 研究 が 始まっ て 以降 、 イギリス および アメリカ合衆国 の 研究 者 たち は 1970 年代 後半 に カルチュラル・スタディーズ に 類する 様々 な 研究 を おこなっ て き た 。 もともと イギリス の カルチュラル・スタディーズ は 1960 年代 に 、 リチャード ・ ホガート と スチュアート ・ ホール の 影響 下 で バーミンガム 大学 の 現代 文化 研究 センター で 発展 し た 。 この ため イギリス で は カルチュラル・スタディーズ は 明白 に 政治 的 で 、 左翼 的 立場 に 立っ て 、 民衆 文化 （ ポピュラー ・ カルチャー ） に対して 資本 主義 的 大衆 文化 （ マス カルチャー ） で ある という 批判 を 行っ た 。 この 意味 で イギリス の カルチュラル・スタディーズ は 、 フランクフルト 学派 の 『 文化 産業 』 批判 の 一部 を 受け継い だ 。 この こと は イギリス の 初期 の カルチュラル・スタディーズ 系 研究 者 の 著作 や その 影響 を 見れ ば 明らか で ある （ 例えば レイモンド・ウィリアムズ 、 スチュアート ・ ホール 、 ポール ・ ウィリス 、 ポール ・ ギルロイ 等 ） 。  反対 に 、 当初 から アメリカ の カルチュラル・スタディーズ の 関心 は 主観性 の 理解 に 傾い て おり 、 大衆 文化 の 受容 ない し 使用 の 仕方 という 領有 の 有り様 に 的 を 絞っ て い た 。 アメリカ の カルチュラル・スタディーズ 研究 者 たち は 、 なに か の ファン で ある こと に は 解放 的 な 側面 が ある と 書い て いる （ ジョン ・ ギロリー 、 コンスタンス・ペンリー など の 批評 家 の 著作 を 参照 ） 。 ただし 、 この よう な 英 米 の カルチュラル・スタディーズ の 相違 は 次第に 薄れ て いっ た 。  とりわけ 初期 の イギリス の カルチュラル・スタディーズ に 言える こと だ が 、 分析 にあたって マルクス主義 の モデル を 適用 する 研究 者 も いる 。 この 系統 の 研究 は 主 に フランクフルト 学派 に 想 を 得 て いる 。 正統 的 な マルクス主義 的 研究 の 場合 、 意味 の 「 生産 」 の 問題 に 焦点 を 当てる 。 つまり 文化 の 大量 生産 を 所与 として 、 文化 的 産物 の 生産 過程 に 随伴 する 権力 に 注目 する 。 マルクス主義 的 見解 に よれ ば 、 意味 の 生産 を コントロール する もの （ 経済 的 「 基礎 」 ） が 基本 的 に 文化 も コントロール し て いる 。  ただし カルチュラル・スタディーズ の 中 に は 、 フェミニズム 的 カルチュラル・スタディーズ や 、 後年 アメリカ で 発展 し た 形態 の よう に 、 こうした マルクス主義 的 見解 から 距離 を 置く もの も 多い 。 その 場合 、 どの よう な 文化 的 産物 に も 単一 の 支配 的 意味 が あり 、 万 人 に 分け 持た れ て いる という マルクス主義 的 研究 の 前提 が 批判 さ れる 。 非 マルクス主義 的 手法 を 取る 場合 、 文化 的 産物 の 消費 方法 は 様々 で あり 、 この 多様 性 が 意味 の 生産 に 影響 する と さ れる 。 好例 は ポール ・ ドゥ・ゲイ 他 『 実践 カルチュラル・スタディーズ — ソニー・ウォークマン の 戦略 』 で あり 、 人々 が ある 商品 に 与え て いる 意味 は 商品 の 生産 者 によって コントロール さ れ て いる という 考え に 異議 が 申し立て られ て いる 。  要するに この 場合 、 消費 者 は 受動 的 で ある という 従来 の 見解 が 批判 さ れる 。 文化 的 テクスト を 人々 が 「 読み 」 、 受容 し 、 解釈 する 様々 な 仕方 を 強調 する こと によって 、 従来 の 見解 に 意義 が 申し立て られ て いる 。 むしろ 消費 者 は 、 生産 物 の 意味 を 領有 も できる が 、 みずから 拒否 し たり 異議 を 唱える こと も できる の で ある 。 こうした 研究 手法 の おかげ で 、 カルチュラル・スタディーズ の 焦点 は 商品 の 「 生産 」 の 問題 から 次第に ずれ て いっ た 。 代わり に 重視 さ れる の が 商品 の 「 消費 」 の 問題 で ある 。 消費 者 が 生産 物 を 消費 する 仕方 が 商品 の 意味 を 作りあげる から で ある 。 論者 の 中 に は 、 消費 行動 と 文化 的 アイデンティティ が 密接 な かかわり を もつ と する 者 も いる 。 代表 的 な 論者 は スチュアート ・ ホール で ある 。 この よう に 意味 の 問題 へ 視点 が 変わっ て いっ た こと を 「 カルチュラル・ターン 」 と 呼ぶ 人 も いる 。  カルチュラル・スタディーズ で は テクスト という 概念 は 文字 言語 だけ を 意味 する わけ で は なく 、 映画 、 写真 、 ファッション 、 髪型 など に も 適用 さ れる 。 つまり 全て の 有意 味 な 文化 的 産物 が テクスト と 呼ば れる の で ある 。 同様 に 文化 という 概念 も 広い 意味 で 解釈 さ れる 。 カルチュラル・スタディーズ にとって 文化 と は 従来 の ハイ カルチャー と ポピュラー カルチャー （ 大衆 文化 ） だけ を 含む もの で は なく 、 日常 的 な 意味 と 行動 も 含ん で いる 。 実際 、 カルチュラル・スタディーズ の 主要 な 研究 対象 は 後者 な の で ある 。 さらに 最近 の 研究 手法 として は 、 比較 文学 の 手法 を 応用 し た 比較 文化 研究 （ 比較 カルチュラル・スタディーズ ） という もの が ある 。  カルチュラル・スタディーズ は 統一 的 な 理論 で は なく 、 様々 な 異なる 手法 、 方法 論 、 学問 的 観点 を 包含 する 研究 領域 で ある 。 どの 学問 分野 に も ある こと だ が 、 カルチュラル・スタディーズ の 研究 者 内部 で も しばしば 論争 が 起き て いる 。 しかし 、 他 の 領域 の 研究 者 から カルチュラル・スタディーズ が 一括 し て 批判 の 対象 に なる こと も 多い 。 カルチュラル・スタディーズ を 一過 性 の 流行 扱い し て 済ます こと も 珍しく ない 。 イェール 大学 人文学部 教授 ハロルド・ブルーム は 、 カルチュラル・スタディーズ 系 の 文学 研究 を 明白 に 敵視 し て いる 。  ブルーム は 書評 サイト C - SPAN の 2000 年 9 月 3 日 号 に 掲載 さ れ た インタビュー で 次 の よう に 述べ て いる 。  文芸 評論 家 の テリー・イーグルトン は ブルーム と 違っ て カルチュラル・スタディーズ 全体 を 敵視 し て いる わけ で は ない が 、 いくつ か の 側面 について 批判 を おこなっ た 。 『 アフター ・ セオリー 』 （ 2003 年 ） 等 の 著書 で イーグル トン は カルチュラル・スタディーズ の 長所 と 短所 について 大略 次 の よう に 述べ て いる 。 文学 研究 と 文化 研究 （ カルチュラル・スタディーズ ） は 共に 人生 の 「 基本 的 問題 」 について 重要 な こと を 述べる 潜在 能力 を 秘め て いる 。 しかし 理論 家 たち は この 潜在 能力 に なかなか 気 が つか ない 、 と 。  カルチュラル・スタディーズ に対する 最も 強烈 な 非難 は 物理 学者 の アラン・ソーカル が 行っ た もの で 、 この いわゆる ソーカル 事件 は カルチュラル・スタディーズ の 雑誌 『 ソーシャル・テクスト 』 を 舞台 に 起こっ た 。 ソーカル は この 雑誌 に 一 本 の 論文 を 投稿 し た の だ が 、 これ は ソーカル 曰く 、 カルチュラル・スタディーズ 系 の 人文 学 研究 者 の 論証 方法 を パロディ 化 し た もの だっ た 。 この 論文 が 受理 さ れ 出版 さ れ た 後 に ソーカル は 虚偽 の 内容 だっ た こと を 暴露 し た 。 この 行動 を ソーカル は 以下 の よう に 説明 し て いる 。  一方 、 カルチュラル・スタディーズ の 立場 に たつ 学者 たち の 側 で も 文芸 批評 、 科学 、 経済 学 、 社会 学 、 人類 学 、 芸術 史 等 旧来 の 学問 分野 に対して 批判 を 加え て き た 。  日本 で は 、 1990 年代 に 影響 力 の あっ た 批評 家 の 柄 谷行 人 が カルスタ と 揶揄 し た こと が 一般 に 広まり 、 この 略称 が 用い られる 時 に は 厳密 な 方法 論 的 検討 を 経 ず に 多様 な 学問 領域 を 「 お 手軽 に 」 横断 し て しまう 研究 という 、 揶揄 する よう な ニュアンス が 伴っ て いる こと が ある 。  カルチュラル・スタディーズ は 学際 的 領域 で あり 、 理論 的 に も 実際 的 に も 多様 な 立場 の 論者 を 含ん で いる 。 以下 の 理論 家 が この 領域 で 影響 力 が ある 。 ただし 網羅 的 な リスト で は ない 。  日本 において は 、 「 比較 文明 学 」 という 別 の アプローチ から なる 学問 が 存在 する 。朝日 賞 （ あさひ しょ う ） と は 、 朝日新聞社 、 並びに （ 公益 ） 財団 法人 朝日新聞 文化 財団 が 創設 し た 賞 で ある 。 「 人文 や 自然 科学 など 、 日本 の さまざま な 分野 において 傑出 し た 業績 を あげ 、 文化 、 社会 の 発展 、 向上 に 多大 な 貢献 」 を し た 個人 または 団体 を 顕彰 する 。 1929 年 （ 昭和 4 年 ） に 、 朝日新聞 創刊 50 周年 を 記念 し て 創設 さ れ た 。 当初 は 朝日 文化 賞 と いっ た が 、 1976 年 改名 さ れ た 。 なお 年度 受賞 者 を 翌年 の 元日 に 発表 する ため 、 受賞 年度 について 混乱 が 生じる こと が ある 。  毎年 1 回 、 各界 から の 推薦 を もと に 、 （ 公 財 ） 朝日新聞 文化 財団 と 、 親会社 ・ 朝日新聞社 の 選考 委員 会 が 審査 ・ 選定 し 、 元日 に 発表 さ れる 。 受賞 者 は 例年 5 人 前後 。 贈呈 式 は 1 月 下旬 、 大佛 次 郎 賞 ・ 大佛 次郎 論壇 賞 の 贈呈 式 と 合同 し て 行わ れる 。 受賞 者 に は 、 正賞 として ブロンズ 像 が 、 副賞 として 500 万 円 が 贈ら れる 。クリオ 賞 （ クリオ しょ う 、 ） は 、 カンヌ ライオンズ 、 One   Show と 並ぶ 、 の 広告 コンクール 。 1959 年 に 設立 。  その 名前 は 、 芸術 の 女神 ムーサイ の うち 、 歴史 を 司る クリオ に 由来 する 。 1999 年 から は インターネット 広告 部門 も 新設 。  デビアス の 北原 遥子 を 起用 し た 1985 年 の ＣＭ が 1986 年度 の クレオ 賞 に 選ば れ た 。 北原 が 1985 年 8 月 の 日本航空 123 便 墜落 事故 に 遭い 亡くなっ て い た ので 、 授賞 式 に は 北原 の 父 が 出席 し た 。A 113 は アメリカ の アニメーション 作品 に 見 られる 仲間 内 ジョーク で ある 。 作品 中 の 画面 に 「 A 113 」 という 文字 が たいした 意味 も なく 出 て くる という 物 。 カリフォルニア 芸術 大学 （ カルアーツ ） を 卒業 し た アニメーター の 仲間 内 で 用い られる 。 由来 は 同 大学 の 教室 番号 。  この ジョーク を 最初 に 使っ た の は ブラッド ・ バード で ある 。 『 世にも 不思議 な アメージング・ストーリー 』 の 「 " いじわる 家族 と いたずら ドッグ "   "( The   Family   Dog )"   」 の 回 に 登場 する 車 の ナンバー プレート の 番号 として 用い て いる 。 バード 曰く 「 （ A 113 の 事 を 指し ） これ は 私 の 映画 作品 、 どれ でも ことごとく 使っ て いる よ 。 ザ・シンプソンズ も 含め て ね 。 いうなれば これ は アル・ハーシュフェルド 作品 における Nina の 署名 の 私版 といった ところ か な 」 と の 事 。  また 、 やはり カルアーツ 出身 の ジョン・ラセター 率いる ピクサー の 長編 映画 作品 全て で 見る こと が できる 。  2011 年 、 ブラッド ・ バード は 自身 初 の 実写 映画 『 』 で も これ を 使用 し た 。Aperture （ アパーチャー 、 アパチャー ） は 、 アップル が 開発 ・ 販売 し て い た macOS 専用 の デジタル 写真 （ RAW 画像 ） の 管理 ・ 編集 を 行う ソフトウェア で ある 。 2005 年 10 月 19 日 に ニューヨークメディアイベント で アップル により 発表 さ れ た 。  同社 の デジタル 写真 管理 ソフトウェア で ある iPhoto が 主 に 入門 者 や コンシューマ 向け で ある の に対し 、 Aperture は その 上級 に 位置 し 、 より 上級 者 ・ プロ 向け の デジタル 写真 処理 ・ 管理 ソフトウェア と いえる 。  2014 年 6 月末 に アップル が Aperture の 開発 中止 を 発表 し た と 報道 さ れ た 。暗室 （ あん し つ ） は 、 光 を 完全 に 遮断 する こと が できる よう に する 設備 を 有する 部屋 を いう 。 写真 現像 ・ 焼付 用 の 暗室 の ほか 研究 用 暗室 や 診療 用 暗室 （ 眼科 用 ） が ある 。  電波 の 進入 ・ 流出 を 防ぐ 電波 暗室 と は 別物 で ある 。  写真 フィルム や 印画 紙 の 現像 ・ 引き伸ばし など の ため の 暗室 。 現像 室 と も 言う 。  写真 現像 用 の 暗室 に は 通常 、 現像 器具 や 引き伸ばし 機 や 流し が 設置 さ れ て いる 。 感光 を 防ぐ ため 、 窓 や ドア 部分 の 遮光 に は 遮光 カーテン など を 用いる 。 また 、 化学 薬品 を 取り扱う ため 換気扇 を 必要 と する が 、 一般 家庭 用 の 換気扇 で は 遮光 が 不十分 で ある ため 、 排気 部 に 遮光 装置 の 付い た 特殊 な 暗室 用 換気扇 を 用いる 。  現像 作業 を する 際 に は 印画 紙 を 感光 さ せ ない セーフ ライト （ 暗室 用 電球 など ） を 灯し て 作業 を する 。  全 暗 もしくは セーフ ライト が 必要 な の は ネガ から 印画 紙 へ の 焼き付け の 際 で あり 、 フィルム の 現像 だけ に 限っ て いえ ば それほど 大 規模 な 設備 は 必要 ない 。 フィルム を 扱う ため 全 暗 が 必要 な 現像 タンク へ の 装填 ・ 100 ft フィルム の パトローネ へ の 装填 など の 際 に は 、 ダーク バッグ という 全 暗 を 作れる 持ち運び 可能 な 袋 が 使わ れる こと も ある 。  写真 による 作品 制作 を 生業 と する 写真 家 にとって 暗室 は 作品 を 生み出す ため の アトリエ で ある 。  著名 な 写真 家 の なか に は 、 土門 拳 や 奈良原 一 高 など 押入れ 暗室 （ 後述 ） から 始め た 者 も 多い 。  暗室 専用 として 設計 さ れ た 部屋 に は 以下 の よう な 設備 が 整え られ て いる 。  住宅 内 に 暗室 として 利用 し やすい 場所 として は 、 地下 室 や 屋根裏 部屋 など が 挙げ られる 。 しかし 、 プロ や 業者 など を 除い た 個人 が 本格 的 な 暗室 を 準備 する こと は 難しい 。 住宅 事情 の 厳しい 日本 で は 以下 の よう な 「 押入れ 暗室 」 や 「 お座敷 暗室 」 を 使用 する こと が 多い 。 なお 、 以下 の 用語 は 俗語 で あり 明確 な 定義 が ある わけ で は ない 。  一部 メーカー から 、 畳 1 畳 から 2 畳 分 程度 の 広 さ の 組み立て 式 の 暗室 が 発売 さ れ て いる 。 これ は パイプ など で 骨組み を 組ん だ 上 で 暗幕 など を 張っ た もの で ある 。盗作 （ とう さく ） は 、 他人 の 著作 物 に ある 表現 、 その他 独自 性 ・ 独創 性 の ある アイディア ・ 企画 等 を 盗用 し 、 それ を 独自 に 考え出し た もの として 公衆 に 提示 する 反 倫理 的 な 行為 全般 を 指す 。 剽窃 （ ひょうせつ ） と も 呼ば れる 。 オマージュ 、 パロディ と は 区別 さ れる 。  盗作 は 学業 不正 及び 報道 倫理 の 侵犯 と 見 做 さ れ 、 それ に対して は 罰金 、 停職 、 追放 など の 処分 が 行わ れる 。 盗作 は 必ずしも 犯罪 と は なら ない が 、 学業 や 産業 の 分野 において は 深刻 な 倫理 、 道義 違反 と さ れる 。  学業 の 分野 において は 、 学生 、 研究 者 、 調査 者 によって 行わ れ た 剽窃 は 学業 不正 及び 学問 に対する 欺瞞 と 見 做 さ れ 、 譴責 の 対象 と なり 、 その後 追放 を 含め た 処分 が 行わ れる 。  盗作 の 類義語 として 用い られる 用語 に 「 パ クリ 」 が ある 。 「 パ クリ 」 と は 、 盗ん だ もの 、 盗ん だ こと を 意味 する 名詞 で ある 。 また 、 盗作 より も 広義 で ある ため 、 著作 権 侵害 と は 関係 の ない 場面 において も 使わ れる 。  学術 界 や 高等 教育 界 で 発表 ・ 提出 さ れ た 文書 （ 学術 出版 、 論文 、 書籍 、 レポート 、 申請 書 など ） で の 盗作 について は 、 「 盗用 」 を 参照 の こと 。惑星 協会 （ わく せい きょう かい 、 ） は 、 天文学 、 惑星 科学 、 宇宙 探査 など に関して 、 研究 ・ 広報 ・ 政治 的 提唱 など を 行う 、 国際 的 な NPO 。  米国 カリフォルニア 州 の パサデナ （ NASA の ジェット 推進 研究所 の ある 都市 ） を 本拠 と し 、 1980 年 に カール ・ セーガン 、 、 により 設立 さ れ た 。 この 協会 の ミッション （ 使命 、 役割 ） は 「 Empowering   the   world ’ s   citizens   to   advance   space   science   and   exploration ".（ 世界 の 市民 が 、 宇宙 の 科学 と 探査 を 前進 さ せる こと を 後押し する こと 」 と 表明 さ れ て おり 、 協会 は 火星 や その他 の 太陽系 の 探査 、 地球 近傍 天体 の 発見 、 地球 外 生命 の 探査   ( SETI )   を 目的 と し て いる 。 そして 、 宇宙 空間 の 商業 的 利用 や 軍事 的 利用 に は 否定 的 な 立場 を 取る 。  2006 年 現在 、 世界 140 ヶ国 に 10 万 人 以上 の 会員 を 擁する 組織 で ある 。  会員 の 構成 は 幅広く 、 アメリカ 航空 宇宙 局   ( NASA )   所属 の 研究 者 や 著名 な 天文学 者 、 更に 一般 の 天文学 愛好 家 まで 幅広い 。 賛助 会員 として 、 法人 など も 運営 に 協力 し て おり 、 世界 有数 の 宇宙 研究 支援 組織 として 活動 が 行わ れ て いる 。 SETI @ home など も 、 元々 は 、 惑星 協会 の プロジェクト として 始まり 、 現在 は 全米 科学 財団 の 支援 を 受け て いる 。 また 、 他 の プロジェクト として は 、 マイクロソフト の 創業 者 の 一 人 で ある 、 ポール ・ アレン 氏 の 支援 を 受け た SETI プログラム の 運営 など に も あたる 。  各国 に 設け られ て いる の は 支部 で ある が 、 各国 ごと の 運営 が なさ れ て いる 。 2011 年 まで 存在 し た 日本 惑星 協会 の 場合 に は 全面 連携 関係 に あり 、 日本 惑星 協会 の 会員 は 、 そのまま アメリカ 惑星 協会 の 会員 として 登録 さ れ 、 各種 活動 に 参加 できる こと に なっ て い た 。  特に 、 NASA と の 連携 に 強い ため 、 NASA 関連 の 人物 や 講師 など による 公開 講座 が 多く 開か れる 。 また 、 宇宙 航空 研究 開発 機構   ( JAXA )   の 職員 も 、 参加 もしくは 賛同 し て いる ため 、 協力 関係 に ある 。  1999 年 に 日本 惑星 協会 が 設立 さ れ た 。 太陽系 を 中心 と する 宇宙 開発 の 啓蒙 活動 に 取り組ん で き た が 、 関係 者 の 高齢 化 が 進み 、 2011 年 7 月 20 日 に 最後 の メール マガジン を 配信 し て 解散 し た 。 会員 は 約 350 人 で 、 解散 時 の メール マガジン の 読者 は 約 1 万 人 に 達し て い た 。  日本 の 小惑星 探査 機 「 はや ぶさ 」 ミッション で は 、 はや ぶさ の ターゲット マーカー に 名前 を 乗せる 「 星 の 王子 さま に 会い に 行き ませ ん か 」 キャンペーン を 行い 、 約 88 万 人 の 応募 を 集め た 。  2015 年 7 月 、 4 年 ぶり に 活動 を 再開 する こと が 発表 さ れ た 。  プラネタリーレポート   ( The   Planetary   Report )   は 惑星 協会 の 隔月 の 会報 で あり 、 最新 の 宇宙 探査 等 に関する 情報 を 提供 し て いる 。 その他 に は 、 宇宙 関連 の 書籍 の 紹介 や 協会 の 活動 の 紹介 など 。 また 、 協会 の 運営 費 に 役立てる ため に 、 グッズ の 販売 など も 行わ れ て いる 。  日本 惑星 協会 において は 日本語 訳 とともに 配布 さ れ て い た 。  惑星 協会 は 複数 の ソーラーセイル 実験 機 の 開発 を 行っ て いる 。 「 コスモス 1 号 」 は 、 NASA 及び その 支援 を 受け た 惑星 協会 が 開発 し た ソーラーセイル の 実験 機 で 、 15 m ほど の 三角形 の 帆 8 枚 から 構成 さ れ て いる 。 2001 年 7 月 に ロシア の ヴォルナロケット により 本 機 の テスト 機 が 打ち上げ られ 、 展開 試験 を 行う 計画 で あっ た が 、 これ は ロケット の 不具合 により 失敗 に 終わっ た 。 2005 年 6 月 に は 同 ロケット により 実際 に 打ち上げ られ た が 、 同じく ロケット の 不具合 により 失敗 し た 。   2015 年 に 今度 は アトラス V ロケット の ピギーバック 衛星 として 実験 機 「 ライトセイル 1 号 」 を 打ち上げ 、 ようやく 初 試験 に 成功 し た 。 2019 年 に は より 本格 的 な 実証 機 「 ライトセイル 2 号 」 の 打ち上げ が 予定 さ れ て いる 。  ソーラーセイル 型 の 宇宙船 の 開発 計画 の 目的 は 、 将 来月 ・ 火星 や 金星 など の 太陽系 内 天体 へ 探査 機 を 送る 上 で 、 省エネルギー で ある こと が メリット で あり 開発 が 進め られ て いる 。 探査 機 の 推力 は 、 一般 の ロケット エンジン に は 及ば ない が 、 設計 や 運用 によって は イオンエンジン （ 電気 推進 ） と 同等 に なる 可能 性 を 秘め て いる 。 その ため 、 小さな カメラ や 測定機 器 を 積ん で 、 月 ・ 火星 ・ 金星 ・ 水星 ・ 小惑星 など へ の 探査 計画 へ の 応用 が 期待 さ れ て いる 。  惑星 協会 の ホームページ で は 、 WEB ラジオ 技術 を 用い た 宇宙 探査 や SETI に関する 解説 など も 実施 し て いる 。ヌード モデル と は 、 写真 や 、 絵画 ・ 彫刻 の 作成 など の ため に 使用 さ れる 裸体 像 、 もしくは 裸体 像 を 提供 する 人物 。  絵画 や 彫刻 、 パフォーマンス アート など の 分野 で は 、 しばしば モデル に ヌード が 要求 さ れる 。 この 分野 で は 直接的 に 「 ヌード モデル 」 と 呼ば ず 、 間接 的 に 「 美術 モデル 」 や 「 アート モデル 」 と 表現 する こと も ある と いう 。  ヌード デッサン は 美術 学生 の 鍛錬 において 重要 な プロセス の ひとつ に なる こと が 多い 。 しかし 、 各 地域 の 宗教 的 価値 観 によって は 、 環境 の 確保 が 極めて 困難 と なる こと も ある 。  東京 美術 学校 が 黒田 清輝 が 帰国 し た の を 機 に 西 洋画 科 を 開講 する も 、 ヌード モデル が 見つから なかっ た 。 校長 の 岡倉 天心 が 学校 の 喫茶店 の 従業 員 に ぼやい た 際 、 彼女 が 志願 し た の が 、 日本 で 初めて の ヌード モデル 。 彼女 は 後 に 日本 で 最初 の 公認 の モデル 斡旋 所 を 谷中 に 開業 し た 。 浅尾 丁 策 に よれ ば 、 この 頃 の モデル 斡旋 業 は 風俗 営業 として 監督 さ れ て い た と いう 。  日本 の グラビア 業界 で は 単に ヌード モデル と 言っ た 場合 、 写真 集 や 雑誌 の グラビア など で 、 主として ヌード （ 特に ヘアヌード ） 写真 を 提供 する モデル を 指す 。 大 部分 は 女性 で ある 。  ただし 日本 において は 、 グラビア で ヌード に なる 人物 は  といった 例 が 多い 。 ヌード モデル 専門 の プロ として 活動 する 者 は 数少ない 。 ヌード モデル から プロダクション の 強い 誘い により 、 AV 女優 に 転向 する ケース も 少なから ず ある 。 ヌード モデル の 肩書き のみ で 長期間 活躍 する 例 は 少ない 。  鍼灸 など の 解説 書 に は 、 かつて 実写 の 女性 モデル が 多く 使わ れ て い た 。広報 文化 交流 部 （ こう ほう ぶん か こうりゅう ぶ ） （ 英語 名 ： Public   Diplomacy   Department ） は 、 日本 の 外務省 に あっ た 内部 部局 の 一つ 。 大臣 官房 に 置か れ て い た 。 海外 広報 政策 （ 一般 広報 、 政策 広報 ） 、 国際 文化 交流 政策 （ 日本 文化 紹介 、 国際 文化 交流 、 文化 の 分野 における 国際 貢献 等 ） を 所管 し て い た 。  1964 年 外務省 情報 文化 局 文化 事業 部 が 設置 さ れる 。 1979 年 文化 事業 部 が 廃止 さ れる  1984 年 に 外務省 情報 文化 局 が 廃止 さ れ 、 外務省 大臣 官房 に 外務 報道 官 及び 文化 交流 部 が 新設 さ れる 。 情報 文化 局 に 設置 さ れ て い た 報道 課 、 国内 広報 課 、 文化 第 1 課 、 文化 第 2 課 が 大臣 官房 に 移さ れる 。  2001 年 の 中央 省庁 再編 に 伴い 、 文化 交流 部 文化 第 1 課 が 政策 課 に 、 文化 第 2 課 が 人物 交流 課 に 、 それぞれ 変更 さ れる 。  2004 年 に 大臣 官房 の （ 旧 ） 文化 交流 部 と 外務 報道 官 組織 の 海外 広報 課 を 統合 し て 設置 さ れ た が 、 2012 年 8 月 に アフリカ 部 を 設置 する ため 、 外務省 組織 令 等 の 一部 を 改正 する 政令 （ 政令 21 号 ） により 廃止 さ れ 、 代わり に アフリカ 審議 官 を 廃止 し 、 外務 報道 官 組織 の 下 に 、 国際 文化 交流 審議 官 が 設置 さ れ た 。芸術 選奨 （ げ いじ ゅつせんしょう ） は 、 文化庁 主催 の 芸術 家 の 顕彰 制度 。 1950 年 （ 昭和 25 年 ） 度 発足 。  各 年度 毎 に 芸術 各 分野 において 優れ た 業績 を あげ た 人物 に対し 「 芸術 選奨 文部 科学 大臣 賞 」 が 、 また その 業績 により 新生面 を 開い た 人物 に対し 「 芸術 選奨 文部 科学 大臣 新人 賞 」 （ 1968 年 〈 昭和 43 年 〉 から ） が 贈ら れる 。 （ 芸術 選奨 新人 賞 ）  1950 年 （ 昭和 25 年 ） に 文化庁 芸術 祭 から 分離 さ れる 形 で 「 芸能 選奨 」 （ げ い のう せんしょう ） として 設立 さ れ 、 1956 年 に 現在 の 名称 に 改め られ た 。  芸術 分野 を いくつ か の 部門 に 分け て 、 それら の 分野 において 顕著 な 活躍 を 見せ た 人物 に 「 芸術 選奨 文部 科学 大臣 賞 」 が 贈呈 さ れる 。  対象 部門 は 時代 とともに 変遷 し 、 2009 年 現在 、 演劇 、 映画 、 音楽 、 舞踊 、 文学 、 美術 、 放送 、 大衆 芸能 、 芸術 振興 （ 2004 年 から ） 、 評論 等 、 メディア 芸術 （ 2008 年 から 。 メディア アート 、 漫画 、 アニメ など ） の 11 部門 が 対象 と なる 。  毎年 3 月 中旬 に 受賞 者 が 発表 さ れ 、 下旬 に 贈呈 式 が 行わ れる 。 受賞 者 に は 賞状 と 賞金 30 万 円 が 贈ら れる 。Adobe   Photoshop   Lightroom （ アドビ   フォト ショップ   ライト ルーム ） は 、 デジタル 写真 の 画像 処理 および 管理 を 行う ため の ソフトウェア で ある 。 アドビシステムズ が 開発 ・ 販売 し て いる 。 主 な 機能 として 、 写真 （ 特に RAW 画像 ） の 現像 や 修整 、 写真 の 管理 、 本 や スライド ショー の 作成 など が ある 。  2006 年 1 月 9 日 より β 版 として Mac   OS   X 専用 の バージョン が 公開 さ れ て い た 。 その後 同年 7 月 18 日 に Windows   XP 版 が 公開 さ れ た 。 当初 の 名称 は Adobe   Lightroom だっ た が 、 同年 9 月 25 日 に 公開 さ れ た β 4 で Photoshop ファミリー に 組み入れ られ 、 現在 の 名称 へ と 変更 さ れ た 。 製品 版 （ 日本語 版 ） の 発売 は 2007 年 3 月 23 日 。  メイン ターゲット は 、 デジタル カメラ 、 特に デジタル 一 眼 レフ カメラ を 使う プロフェッショナル ・ ハイ アマチュア の 写真 家 で あり 、 デジタル カメラ で 撮影 し た 画像 の パソコン へ の 取り込み 、 整理 、 取捨選択 、 RAW 画像 の 現像 や 補正 、 JPEG など の ファイル へ の 出力 や 印刷 、 facebook や Flickr など Web 上 へ の 公開 を 一連 の 流れ として 行える 。  「 カタログ 」 と 呼ば れる 管理 方式 が 特徴 で あり 、 「 写真 の レーティング・フラグ・カラーラベル 」 ＋ 「 カメラ 名 ・ レンズ 名 ・ 焦点 距離 ・ ISO 感度 など の メタデータ 」 など を 自由 に 組み合わせ て 写真 の 取捨選択 を 行える ため 、 必要 な 写真 のみ を まとめ たり 編集 し たり という こと が 容易 に できる 。  ユーザーインターフェイス は アップル の Aperture を 意識 し た つくり に なっ て いる 。 また アドビ の コンシューマ 製品 として は パブリック ベータ を 公開 し た 初めて の 製品 で あり 、 パブリック ベータ の 段階 で 多数 の ユーザー の 参加 を 得 て おり 、 そうした ユーザー から の 意見 や 要望 を 取り入れ 、 機能 の 向上 や 改善 を 行っ て いる 。  RAW 画像 処理 エンジン や 画像 補正 機能 は 、 Photoshop の Camera   Raw を ベース に し て おり 、 さらに 写真 画像 に 特 化 する かたち に 改良 さ れ て いる 。 また Photoshop と の 連携 も 可能 と なっ て おり 、 高度 な 画像 処理 を Photoshop で 行い 、 その 結果 の 管理 を Lightroom で 引き続き 行える 。サブタイトル   ()   は 、  英語 ( 英語 圏 ) で は 一般 的 に 「 字幕 」 の こと 。  日本語 で 広く 使わ れる 「 副題 」 という 意味 も ある が 、 使用 頻度 、 認知 度 と も 非常 に 低い ため 、  英語 ( 英語 圏 ) で は 「 subtitle   =   字幕 」 という 意味 で 使用 、 認知 する の が 一般 的 ある 。  英語 ( 英語 圏 ) で 副題 は 、 日本 で 言う 「 主題   +   副題 」 全て を 含め て 「 title 」 と 表現 する 。  しかし 日本 ( 日本語 ) で は 「 サブタイトル   =   副題 」 という 意味 として 誤用 さ れ 、  広く 認知 さ れ て しまっ て いる ため 、 本来 の 意味 、 使用 方法 と は 違う が 、  日本 ( 日本語 ) で の 意味合い の 説明 を 記述 する 。  日本 ( 日本語 ) において は 「 サブタイトル 」 と は  本 、 映像 作品 、 音楽 作品 など に つけ られる 、 説明 的 な 、 もしくは 代替 的 な タイトル （ 題 ） で ある 。 副題 （ ふく だい ） に 同じ 。  目的 に は 、 テーマ を 匂わ せる 、 購買 意欲 を 沸か せる 、 シリーズ 内 で の 位置づけ を 明確 に する 、 既存 の タイトル と 同名 に なる こと を 防ぐ など が ある 。  エピソード タイトル 、 つまり テレビ シリーズ で 、 番組 の タイトル と は 別に 各 エピソード に つけ られる タイトル も 、 広義 の サブタイトル で ある 。 ただし 英語 で は 、 エピソード タイトル   ()   と 言う こと が 多い 。  サブタイトル の 表示法 に は 以下 の よう な もの が ある 。 ただし 、 ワード マーク と 文章 中 で の 表記 が 異なる 場合 も 存在 する 。エロティカ （ erotica 、 エロ チカ 、 エロス 作品 、 官能 作品 、 性愛 作品 、 ギリシャ 語 で 性愛 を 意味 する 「 エロス 」 より ） は 、 エロティシズム （ 色情 ） を 刺激 し たり 性的 興奮 を 起こし たり する 官能 的 な 描写 を 扱う 文学 （ 性愛 文学 ・ 官能 小説 ・ 好色 文学 ） ・ 写真 ・ 映画 ・ 絵画 （ 春画 など ） ・ 彫刻 など の 芸術 作品 を 指す 。  元々 エロティカ は 、 人間 の 肉体 や 性 を 、 芸術 的 な 意図 や ハイ アート を 制作 する という 抱負 とともに 描く 作品 を 指す 近代 の 用語 で 、 商業 的 ・ 金銭 的 な 意図 から 制作 さ れる ポルノグラフィ と は 別 と さ れる 。  一般 的 に は 、 「 エロティカ 」 は 、 性的 興奮 を 起こす 素材 を 扱う 作品 の うち 、 芸術 的 ・ 科学 的 な 価値 を 意図 し たり 残し たり し て いる もの を 指し 、 「 ポルノグラフィ 」 は 、 性 を 好色 に 描写 し 芸術 的 価値 が 少ない か 全く ない もの を 指す 。  ケネス・クラーク は 『 ザ・ヌード 』 において 西洋 絵画 史 における 裸体 表現 の ある 作品 を 、 性愛 的 含意 を 除外 し た 「 ヌード 」 、 性愛 的 含意 を 含む 「 ネイキッド 」 と に 分け た 。 クラーク は ネイキッド の 指標 は 脱衣 を 連想 さ せる 意匠 が ある こと と し 、 たとえば 裸身 に 帽子 や 靴 、 宝飾 品 など の 装身具 を つけ た 女性 像 は 、 脱衣 を 連想 さ せる エロティック な 身体 と 見なし た 。  エロティカ と ポルノグラフィ （ あるいは 性的 娯楽 作品 ） と の 違い を 区別 する こと は 、 不可能 と は いわ ない まで も 非常 に 難しい 。 エロティック・アート という もの の 存在 を 支持 する 立場 から は 、 エロティカ は 性的 な 面白 さ より 芸術 的 な 面白 さ を 追求 する もの で あり 、 それ ゆえ ポルノ と は 違う と さ れる 。 しかし 、 エロティカ も 実際 は 性的 興奮 を 起こす こと を 目的 と し て いる として 、 この よう な 主張 を 退ける 意見 も ある 。 一方 で は 、 金儲け を 目的 と し た ポルノ が 、 裸体 芸術 や 性 科学 など の 名目 で 公開 さ れ て き た 歴史 が ある （ 例えば 性 科学 映画 など ） 。 他方 で は 、 商業 的 目的 で 製作 さ れ 、 性 を 商業 化 する もの として 糾弾 さ れる こと の ある ピンク 映画 など の ポルノ 映画 や ヌード 写真 の 中 に は 、 制作 者 の 作家 性 を 見出さ れ 芸術 作品 として 評価 さ れる もの も ある 。  エロティカ と ポルノ と の 間 を 区別 する こと が 可能 か どう か という 問題 は 、 多く の 複雑 な 疑問 を 生む 。 こうした 疑問 の 中 に は 、 作品 から 起こさ れる 美学 的 な 感情 と 官能 的 な 感情 は 互いに 独立 し た もの で 切り離せる もの か どう か 、 あるいは 作品 内 の 芸術 性 や 商業 性 の 度合い を 客観 的 に 計る こと が できる か どう か 、 どの 時点 で 作品 は ポルノ と 呼ば れる の か どう か 、 など が 含ま れる 。  こうした こと から 、 性 を 描い た 小説 や 写真 ・ 映画 など が 、 税関 で 没収 さ れ たり 上映 ・ 出版 ・ 展覧 に 反対 運動 が 起き たり 禁止 の 措置 が 下さ れ たり する よう な 時 、 その 作品 を 享受 さ れる べき 芸術 作品 と する か 享受 さ れる べき で ない わいせつ 物 と みる か で 様々 な 裁判 や 事件 が 発生 し て き た 。  裸婦 像 は 、 ルネサンス 以後 の ヨーロッパ で は ギリシア 神話 など に 仮託 し て 描か れ て き た が 、 しばしば 弾圧 や 破棄 の 対象 と なっ て き た 。 17 世紀 の スペイン で は 裸婦 像 は 禁じ られ 、 異端 審問 所 による 没収 や 画家 の 処罰 が 行わ れ た 。 裸婦 を 描く こと が 比較的 自由 で あっ た フランス で も 、 ヌード を 描い た レオナルド・ダ・ヴィンチ の 『 レダ と 白鳥 』 が 破棄 さ れる など の 事件 が おき て いる 。 しかし 貴族 階級 で は 、 芸術 と 道徳 の 問題 を 切り離し て 考える 者 も おり 、 王侯 貴族 は 個人 的 に 多数 の 裸婦 像 を 所持 し たり 描か せ たり し て ひそか に 愉し ん だ 。  また 、 近代 以前 の 女性 の 服飾 は 下半身 を スカート で 秘匿 する こと で 一貫 し て い た ため 、 本来 隠さ れる べき 足 先 や 靴 を 露 わに し た 作品 が 窃視症 的 な 欲望 を 満たす モチーフ として 好ま れ た 。 絵画 中 の 足 先 や 靴 は 下半身 や 女性 器 の 暗喩 として 、 直接 裸婦 を 描く こと なく 鑑賞 者 の エロティシズム を 喚起 し た 。  19 世紀 の ヨーロッパ で は 、 ヌード 絵画 や 彫刻 が 宮廷 から 市民 社会 へ と 進出 し た が 、 その 過程 で 様々 な 抵抗 を 受け た 。 イギリス で は 、 ギリシャ ・ ローマ といった 古典 古代 へ の 関心 の 高まり や 、 都市 化 や 産業 化 による 健康 悪化 へ の 懸念 、 理性 至上 主義 や 懐疑 主義 による 精神 の 虚無 へ の 反省 、 国民 の 身体 を 剛健 な もの に する という 軍事 的 必要 から ヌード へ の 関心 が 高まっ た が 、 一方 で は 宗教 や 道徳 あるいは 社会 改良 の 立場 から ヌード や わいせつ 物 が 攻撃 さ れ た 。 また しばしば 美術館 や 写真 店 が ヌード 作品 の 展示 により 非難 を 浴び た 。 特に 1857 年 の 猥褻 出版 物 取締 法 制定 後 に は 、 どこ から が 芸術 で どこ から が わいせつ か という 区別 が 論争 の 種 に なっ た 。 1885 年 に は ロイヤル アカデミー など へ の ヌード 絵画 の 出品 が 目 に 余る と する 匿名 の 婦人 が 「 タイムズ 」 に 投書 を 寄せ 、 ヌード 作品 により 観客 は 気分 を 害さ れ 、 しかも 若い 女性 が ヌード モデル と なる こと で 観客 の 好色 の 目 に さらさ れ 堕落 する 危険 が ある として 展覧 会 の ボイコット を 訴え た 。 これ に対し 、 多く の 新聞 を 舞台 に 芸術 家 と 運動 家 と の 間 で ヌード 作品 の 存在 意義 を めぐる 論戦 が 起き た 。 ヴィクトリア 朝 時代 に は 画家 ら は 神話 や 古代 の 舞台 を 借り て 官能 的 な ヌード を 描い た ものの 、 20 世紀 の 前半 に は こうした 作品 は 慣習 的 な アカデミズム や 上品 ぶっ た 中 の 淫ら さ へ の 関心 など が やり玉 に あげ られ 、 長い 間 冷遇 さ れ た 。  日本 で は 明治 以降 、 ヨーロッパ から ヌード デッサン が 芸術 教育 に 採り入れ られ た が 社会 の 抵抗 は 大きく 、 初期 の 裸体 画 （ 例えば 黒田 清輝 の 『 朝 妝 』 ） は 未成年 閲覧 禁止 措置 が 取ら れ た 。 また 第 二 次 世界 大戦 後 に は 『 チャタレイ 夫人 の 恋人 』 の 翻訳 出版 を めぐる チャタレー 事件 、 『 四畳半 襖 の 下 張 』 の 雑誌 掲載 を めぐる 四畳半 襖 の 下 張 事件 など が 起き て いる 。  エロティカ の 中 に は 様々 な サブ ジャンル が ある 。 たとえば エロチック な フィクション の なか でも 、 サイエンス ・ フィクション 、 ファンタジー 、 ホラー 、 ロマンス など 特定 の サブ ジャンル に 属する もの が ある 。 他 の 作品 の 中 の キャラクター を 使っ て ファン が 二 次 制作 する ファン ・ フィクション の うち 、 男性 キャラクター 同士 を 結び付ける もの は スラッシュ ・ フィクション （ あるいは や おい 作品 ） と 呼ば れる 。  さらに 、 エロティカ の 中 に は 特別 な 性的 嗜好 ・ フェティシズム に 焦点 を あて た もの （ 例えば ボンデージ・ディシプリン・サディズム・マゾヒズム の よう な 嗜虐 的 性向 の 総称 で ある BDSM 、 制服 フェティシズム 、 異性 装 、 思春 期 以下 の 少年 少女 や 老人 に対する 性愛 など ） も ある 。  1960 年代 の ウーマン・リブ 、 フェミニズム は 左翼 の イメージ が 強く 、 一部 は 性 の 解放 、 性 革命 に 賛成 的 な 立場 を 取っ て い た 。 しかし 70 年代 半ば 以降 、 世界 が 保守 化 する とともに 、 一部 の フェミニスト も 保守 化 し て しまっ た 。 アンドレア・ドウォーキン ら の ポルノ に 反対 する 右派 ラジカル・フェミニスト は 、 ポルノ そのもの の 排除 と 表現 弾圧 を 主張 し た 。 これ は 、 ロナルド ・ レーガン の チャイルド・アビューズ 法 など 、 右派 の 政治 家 が 望む 表現 の 自由 へ の 弾圧 と 完全 に 一致 する 。 右派 フェミニスト の 主張 は 、 合衆国 憲法 など 、 先進 国 の 憲法 に 違反 し て い た 。  グロリア ・ スタイネム は 、 性 描写 を 含む 表現 物 の 中 でも 女性 差別 的 な 価値 観 に 基づく ポルノグラフィ と 男女 平等 で 友好 的 な 性愛 を 追求 する エロティカ を 区別 し 、 前者 を 批判 し ながら も エロティカ という 形 で 「 女性 が 性 差別 的 な 価値 観 を 押し付け られる こと なく （ 広い 意味 で の ） ポルノグラフィ を 楽しむ こと が できる 可能 性 」 を 提示 し た 。 また フェミニスト の 中 に も 既存 の 性 秩序 へ の 破壊 力 を ポルノ に 認め 、 ポルノ 一般 に 寛容 な 立場 も ある 。遺作 （ い さく ） と は 、 死亡 し た 者 が 残し た （ 遺し た ） 文学 や 音楽 、 絵画 、 漫画 、 映画 など の 作品 。  作者 が 生前 に 世 に 出す 作品 として 制作 し 、 結果 的 に 死後 に 遺さ れ た もの が 遺作 で ある 。 完成 し た 作品 と は 限ら ず 、 未 発表 の 作品 や 、 完成 する 事 なく 制作 途中 の 状態 で 作者 の 死後 に 発表 さ れる 未 完成 作品 ・ 絶筆 の こと も ある 。 未 発表 の 作品 や 制作 途中 の 作品 が 複数 存在 する 場合 は 、 すべて 遺作 と 呼ば れる こと が 多い 。 作品 が 完成 し 世間 に 発表 さ れ た 後 に 作者 が 死亡 し て 遺作 と なる 場合 や 、 完成 し た ものの 発表 前 に 作者 が 死亡 する ケース 、 又は 、 制作 途中 に 作者 が 死亡 し 未 完成 の まま 発表 さ れる ケース が ある 。 また 、 発表 済み の 作品 で も 最後 の もの だけ が 遺作 と 呼ば れる と は 限ら ず 、 「 遺作 」 で ある こと は 広告 戦略 上 の ウリ に なる ため 、 かなり 拡大 解釈 さ れる こと も ある 。 多く は 著作 活動 について 言う が 、 役者 の 最後 の 出演 映画 や 歌手 の 最後 の 録音 など について 言う こと も ある 。 なお 、 一般 的 に 、 個人 的 な 書き置き 、 私的 な メモ や 録音 、 遺筆 や 遺書 、 遺言 など 、 作品 で ない もの は 遺作 に 含ま れ ない 。  クラシック 音楽 で は 、 作曲 家 が 生前 に 作曲 は し た ものの 出版 し なかっ た 作品 が 死後 に 出版 さ れる 場合 、 それら を 全て 遺作 と 呼ぶ 習慣 が ある 。 例えば モーツァルト の 『 レクイエム 』 は 作曲 家 最後 の 作品 だ が 、 ショパン の 『 幻想 即興 曲 』 は 彼 の 死 の 15 年 も 前 の 作品 で ある 。  制作 途中 の 作品 の 発表 は 、 作者 本人 が 不在 の ところ で 遺族 や 編集 者 によって 編集 や 推敲 が 行わ れる 事 と なる が 、 それら 行為 が 作者 の 意向 に 背く の で は ない か という 指摘 が なさ れ たり 、 関係 者 間 の 意見 の 相違 から 議論 に 発展 する 事 が 珍しく ない 。 著作 権 が 絡む 場合 は より 事態 の 収拾 を 一層 困難 と する ケース も ある 。アニメ ・ ミュージック ・ ビデオ   ( Anime   Music   Video )   と は 、 日本 の アニメ 映像 に 曲 を 合成 、 編集 し た ミュージック ・ ビデオ の こと で ある 。 大抵 の 場合 、 AMV と 略さ れる （ 以下 、 AMV と 表記 する ） 。  AMV は メーカー や 代理 店 によって 公式 に リリース さ れる もの で は なく 、 アニメ ファン が ファン 活動 の 一環 として 制作 し て アニメ コンベンション や アニメ クラブ で 上映 し て いる もの で ある 。 近年 は 、 インターネット による 配布 も ある 。 AMV を 製作 、 鑑賞 し て いる の は 主 に 海外 の アニメ ファン で ある 。 日本 で は むしろ 、 同様 の アングラ 活動 は 昔 から の MAD ムービー の 名 で 知ら れ て いる 。 少数 で は ある が 日本人 AMV 製作 者 も AnimeMusicVideos . org にて 活動 を 行っ て いる 。  インターネット 時代 の 前 から 、 AMV は アニメ エキスポ や Anime   Weekend   Atlanta など の アニメ コンベンション で 上映 会 や コンテスト で 披露 さ れ て き た 。 海外 において は コス プレ など と 同様 に アニメ ファン の 文化 として の 地位 を 確立 し て いる 。 また 、 アニメ エキスポ は 公式 上映 に 限っ て は ASCAP に 音楽 の 使用 料 を 払っ て いる ので 、 より 法的 措置 に 強気 に 動く ASCAP や RIAA へ の 対応 は とっ て おり 、 日本 の メーカー が いかに 軽く 見 られ て いる か が わかる 。  AMV の 世界 最大 の コミュニティ サイト で ある AnimeMusicVideos . org と は 登録 ユーザ 数 が 888328 人 、 登録 ビデオ 数 は 約 15 万 本 に 及び 作品 評価 を 含む データベース が あり 、 活発 な 情報 交換 が 行わ れ て いる 。 ( 2013 年 5 月 時点 )  YouTube の 普及 により AnimeMusicVideos . org に 参加 せ ず に 活動 する もの も 増え て いる 。  発祥 について は 色々 な 論説 が 有る が ビデオデッキ の 普及 に あわせ て 1970 年 - 1980 年 頃 に アメリカ の アニメ 鑑賞 サークル 等 で 発祥 し て いる よう で ある 。  Dana   Springall が 2004 年 12 月 13 日 に 発表 し た " A   History   on   the   Evolution   of   Anime   Music   Videos " という 論文 で は 1982 年 に Jim   Kaposztas によって 制作 さ れ た もの が 最初 と し て いる 。  しかしながら 初期 の 物 は 小さい コミュニティ で の 事柄 の ため 曖昧 な 点 が 多く もっと 古い 物 が 有る 事 も 考え られる 。  実際 に 普及 し た の は 1989 年 - 1993 年 頃 の アニメ エキスポ 等 の アニメ 関連 の イベント で AMV が 上映 さ れる こと で 普及 し た よう で ある 。  また この 頃 に 「 日本 の アニメ 」 を 素材 に する という 基本 ルール が 決まっ た よう で ある 。  AMV は 元々 の 定義 で は アニメ の 映像 を 使用 し た もの に 限ら れ て い た が 、 ファイナル ファンタジー シリーズ や キング ダム   ハーツ   シリーズ など テレビ ゲーム の アニメーション 映像 を 使用 し た もの も 多く 見 られる 。 また 、 AMV に 使用 さ れる 楽曲 は アメリカ や イギリス の 音楽 だけ で なく 、 J - POP も 頻繁 に 用い られる 。  Anime   Music   Videos . Org 調べ ( 2013 年 5 月 時点 )  Anime   Music   Videos . Org 調べ ( 2013 年 5 月 時点 )ローマ 賞 （ フランス語 ： Prix   de   Rome ） は 、 芸術 を 専攻 する 学生 に対して フランス 国家 が 授与 し た 奨学 金 付 留学 制度 で ある 。 1663 年 、 ルイ 14 世 によって 創設 さ れ 、 1968 年 廃止 さ れる まで 継続 し た 。  1663 年 創設 当初 の ローマ 賞 で は 建築 、 絵画 、 彫刻 、 版画 の 各 賞 が 設け られ 、 王立 アカデミー の 審査 により 優秀 者 が 選出 さ れ た 。 この うち 第 一等 、 第 二 等 受賞 者 が 、 コル ベール により ローマ・ボルゲーゼ 庭園   ( Villa   Borghese )   内 の メディチ 荘   ( Villa   Medici )   に 設立 さ れ た 在 ローマ ・ フランス ・ アカデミー   ( Académie   de   France   à   Rome )   に 送ら れ 、 彼ら は そこ で 一定 期間 イタリア 芸術 勉学 の 便 を 得 た 。 1803 年 の 制度 改革 により 芸術 アカデミー 会員 の 審査 という 形式 が 確立 し 、 また 音楽 賞 が 追加 さ れ た 。  制度 が 確立 し た 19 世紀 に あっ て ローマ 賞 は 各 部門 若手 芸術 家 の 登竜門 として 機能 し た 。 しかし 、 終身 会員 で ある アカデミー 会員 が その 出身 分野 を 問わ ず 全 部門 賞 審査 の 投票 権 を 持つ こと から 、 「 旧い 世代 」 に 属する 彼ら の 審査 基準 が 保守 的 で あり 、 新奇 な 芸術 傾向 に対して 過度 に 敵対 的 で ある こと へ の 批判 、 建築 、 絵画 、 音楽 など 他 の 芸術 分野 の 審査 を 行える の だろ う か と の 疑問 、 あるいは 審査 員 は 愛弟子 を 優遇 し て いる の で は ない か と の 疑惑 が たびたび 提起 さ れ た 。  受賞 者 中 に は もちろん 後世 名 を 成し た 芸術 家 も 多い が 、 必ずしも 大成 し た 者 ばかり で ない こと 、 一方 で 絵画 部門 で の ドラクロワ 、 マネ 、 ドガ 、 作曲 部門 で ラヴェル など 、 ローマ 賞 に たびたび 挑戦 する も 認め られ なかっ た が 、 後 に 名声 を 得 た 芸術 家 も 多い こと が 、 こうした 権威 批判 を 裏付け て いる 。  フランス における 反 権威 主義 運動 の 頂点 と なっ た 1968 年 の いわゆる 五月 革命 後 、 ローマ 賞 は アンドレ・マルロー 文化 大臣 により 廃止 さ れ た が 、 1971 年 から は 「 奨学 金 給付 生 ( pensionnaires ) の 選定 」 という 形 で なかば 復活 し て おり 、 この 奨学 金 給付 生 も 「 ローマ 賞 受賞 者 」 と 呼ば れる こと が 多い 。 現在 、 給付 生 は 18 か月 ないし 2 年間 メディチ 荘 へ の 滞在 が 認め られる 。 ただし 現在 の 運営 主体 は 芸術 アカデミー で なく 、 フランス 文化 省 管轄 下 の 法人 組織 として 財政 上 の 独立 性 を 担保 さ れ た 在 ローマ ・ フランス ・ アカデミー で ある 。  音楽 賞 は 1803 年 に 追加 さ れ 、 第 一 次 および 第 二 次 世界 大戦 による 2 度 の 中断 （ 1915 年 - 1918 年 、 1940 年 - 1941 年 ） を 除け ば 毎年 開催 さ れ た 。  音楽 賞 応募 者 は 30 歳 以下 で なけれ ば なら ない と さ れ た 。 予選 段階 ( Concours   d ' Essai ) は 応募 者 が 楽 理 を 理解 し て いる か どう か を 審査 する 場 と さ れ 、 対位法 、 和声 法 および フーガ の 課題 が 設け られ た 。 本選 ( Concours   Définitif ) は 応募 者 が 芸術 として の 音楽 を 体得 し て いる か を 審査 する と さ れ た 。 予選 通過 者 に は 4 ないし 5 週間 が 与え られ 、 パリ 音楽 院 の 教授 陣 によって あらかじめ 指定 さ れ た テクスト に 一声 あるいは 多 声 の 歌唱 、 および オーケストラ による 曲 を 付ける こと が 課題 と さ れ た 。 本選 参加 者 の 作品 は まず パリ 音楽 院 教授 陣 による 予備 審査 を 経 た 後 、 芸術 アカデミー 会員 の 総員 による 投票 で 順位 が 決定 さ れ た 。  第 一等 ( Premier   Grand   Prix ) 受賞 者 は 2 年間 、 第 二 等 ( Second   Grand   Prix ) 受賞 者 は それ より 短期間 を ローマ・メディチ 荘 で 過ごし 、 毎年 1 作 以上 の 大作 の 作曲 を 行う こと が 要請 さ れ た 。 政府 による 経済 支援 は この ローマ 留学 期間 より 長期 （ 典型 的 に は 5 年間 ） に わたっ た ため 、 その後 、 受賞 者 は フランス に 帰国 あるいは ドイツ に 遊学 する こと が 可能 で あっ た 。 受賞 者 の 他 の 特典 として は 、 作品 発表 機会 の 保障 、 各地 へ の 旅行 費用 補助 、 兵役 免除 、 および パリ 市内 各 文化 施設 の 無料 で の 利用 権 など が あっ た 。  エクトル・ベルリオーズ は 数 回 の 落選 の 後 、 1830 年 に 第 一等 を 受賞 し て いる が 、 かれ は この 賞 の 審査 システム ―― とりわけ 最終 審査 が 非 専門 家 で ある 芸術 アカデミー 会員 により 行わ れる という 点 ―― を 問題 に し た 最初 の 一 人 で あっ た 。 最終 投票 を 行う 40 名 中 、 音楽 関係 者 は わずか 5 名 だっ た の で ある 。  モーリス ・ ラヴェル は 1900 年 から 1905 年 にかけて 計 5 回 ローマ 賞 に 応募 し た が 、 最後 まで 第 一等 を 受賞 する こと は でき なかっ た 。 もっとも 俗説 に いう 「 彼 は ローマ 賞 から 完全 に 締め出し を くらっ た 」 は 正確 で は なく 、 1901 年 に 「 第 二 等 次席 ( deuxième   Second   Grand   Prix )」 を 受賞 （ この 年 の 第 3 位 に 相当 ） し て いる の が 最高 位 で ある 。 それでも 、 30 歳 という 年齢 制限 の ため 最後 の 応募 と なっ た 1905 年 に ラヴェル が 第 一等 を 逸し た とき 、 それ は 大きな 波紋 を よび 、 最終 的 に は パリ 音楽 院 院長 テオドール・デュボワ の 辞職 、 ガブリエル・フォーレ の 後任 就任 と 音楽 院 大改革 へ と つながっ た の で ある 。  受賞 者 の 自筆 による 提出 楽譜 は かつて は パリ 音楽 院 に 、 現在 で は フランス 国立 図書館 に 収蔵 さ れ て いる 。  音楽 に関する ローマ 賞 は 1968 年 の 廃止 後 、 「 若手 作曲 家 の ため の メディチ 荘 滞在 制度 」 に 変更 さ れ 毎年 幾 人 か の 若手 作曲 家 を 滞在 さ せ て いる 。 この 制度 を 利用 し た ジェラール・グリゼー と トリスタン・ミュライユ が ジャチント・シェルシ の 自宅 へ 押し寄せ た のち に 、 スペクトル 楽 派 の 発端 に なっ た と いう 。  フランス の 建築 において ローマ 大賞 の 制度 は 、 旧 制度 下 の 王立 建築 アカデミー の 時代 に すでに ある程度 は 確立 さ れ 、 1720 年 から 建築 部門 の 学生 を 毎年 1 名 ずつ ローマ に 派遣 する 原則 を 出来上がら せ た 。 ただし 当初 は アカデミー が 審査 する 大賞 の 順位 より 、 国王 の 下 に 置か れ た 王室 建設 総監 の ほう が 決定 力 を 持ち 、 その ため とき に 実際 の 大賞 受賞 者 以外 の 人物 が ローマ に 留学 し て い た こと も あっ た 。  その後 、 建築 アカデミー の 権威 が 確立 し 、 それ とともに 、 ローマ 大賞 は 一種 の 絶対 的 価値 を 持つ もの と 一般 に 理解 さ れ て くる 。  こうした 建築 学徒 の ローマ へ の 留学 制度 は フランス の ほか に 、 イギリス の ソーン 賞 など 同様 の 制度 は 各国 で 設置 さ れ て いる 。  エコール・デ・ボザール が 設立 さ れ て から の 、 1819 年 から 1968 年 まで 続い た 旧 ボザール の 時代 で も 、 毎年 1 回 催さ れる ローマ 大賞 の 設計 競技 は 、 最大 の 年間 行事 と も いえる 規模 と 化し て い た 。 ポ ザール 自体 は 当然 美術 アカデミー から は 独立 し た 教育 機関 の 形態 を 保っ て い た が 、 ローマ 大賞 の 審査 だけ は 、 アカデミー が 行っ て い た 。 他 に 開催 さ れる 設計 競技 は 、 ポ ザール の 建築 論 教授 が 課題 を 決め 審査 の 決定 権 を 持っ て いる が 、 ローマ 大賞 だけ は 全て アカデミー の プログラム に 沿っ て なさ れ て い た 。  大賞 の ため の 設計 競技 は 基本 的 に 3 段階 に 分かれ て いる 。 　 毎年 3 月 に 応募 者 全て に 開か れ て いる 最初 の 競技 は 12 時間 以内 に 仕上げる エスキス で 、 まず 応募 者 達 は ポ ザール 校舎 内 の アトリエ 製図 棟 に 入り とり かかる 。 中 で 応募 者 同士 が 相談 する の は 許さ れ て い た が 、 中途 で の 外出 は 認め られ なかっ た と いう 。 製図 棟 を 去る 時 は 、 仕上げ た エスキス を 守衛 に 手渡し 、 その後 審査 に 回さ れる 。 　 第 一 次 競技 の 主旨 は 、 ファサードデザイン を 中心 と し た 表現 能力 を みる こと で 、 全 応募 者 の 中 から まず 30 人 が 選り分け られる 。  第 二 次 設計 競技 は この 30 人 を 対象 に 、 第 一 次 競技 から 1 週間 以内 に 行わ れ 、 ここ で 建物 全体 の 構成 技法 と 表現 を 試さ れ 、 製図 棟 の 中 で 24 時間 以内 に エスキス を 仕上げる 。 この 第 二 次 審査 によって さらに 8 人 の 最終 候補 者 を 選び （ 1864 年 から は 10 人 ） 、 その後 本格 的 な 大賞 設計 競技 が 始まる の で ある 。 第 二 次 審査 の 結果 が 発表 さ れ た 瞬間 から 、 最終 競技 が 開始 さ れる こと に なり 、 提出 期限 7 月 まで の 約 4 か月 最終 選考 に この っ た 先鋭 たち は 最終 目標 に 向かっ て ひたすら 走り 続ける の で ある が ここ でも エスキス の 段階 が あり 、 候補 者 は まず 、 通常 の 設計 競技 と 同様 、 製図 棟 で 作業 を 行わ ね ば なら ない 。 課題 は その 時点 で 渡さ れる ので 、 この 12 時間 が 全体 の 構想 を 決定 する が 、 これ は 最終 提出 図面 は この エスキス で 示し た 構想 に 合致 し て い なけれ ば なら ない ため で 、 エスキス を 作成 し た 候補 者 達 は その後 の 4 か月 、 各自 所属 する アトリエ で 必死 の 作業 を 行う こと に なる 。 ローマ 大賞 受賞 者 を 輩出 する の は アトリエ にとって も 名誉 でも あり 、 また その アトリエ の 格 を 決定 する 最大 の 基準 でも あっ た ので 、 ある アトリエ で 誰 か が 最終 候補 まで 残る こと が あれ ば 大変 な 騒ぎ で あっ た と いう 。 締切り 間際 は アトリエ の メンバー 総 がかり で 手伝う こと と なり 、 大 図面 が 次 から 次に 描か れ て いっ た と いう 。 現に 幅 7 m の 立 面 図 も 残っ て い て 、 コピー など 全く ない 時代 この 作業 は 桁 外れ た 労力 を 必要 と し た 。  一度 ローマ 大賞 を 得れ ば 、 基本 的 に は 将来 公共 部門 の 大 建築 を 委託 さ れ 、 また ボザール の アトリエ ・ パトロン の 道 が 開け 、 当然 アカデミー 会員 に 選ば れる 可能 性 も ある 。 その ため 、 学生 達 は この 大賞 獲得 の ため に 執念 を 燃やし た 。 1826 年 に 受賞 する レオン・ヴォードワイエ は 5 年間 、 この 設計 競技 を 続け 、 トニー ・ ガルニエ は 6 年 、 ジャン ＝ ルイ ・ パスカル は 7 年 。 エドモン ＝ ジャン ・ ポー ラン は じつに 8 年間 も 、 設計 競技 に 挑ん だ と いわ れる 。 大賞 受賞 者 の 年齢 も したがって かなり 高く 、 ほぼ 30 歳 に 近かっ た 。 規定 により 大賞 応募 資格 は 15 歳 から 30 歳 まで と なっ て おり 、 この 年齢 を 25 歳 に まで 引き下げ た 1863 年 の 大改革 は 、 学生 の 反対 を 呼ん だ 。 なお 逆 に 初期 の アンリ・ラブルースト 、 ルイ ・ デュグ 達 は 23 歳 で 大賞 に 輝き 、 ネオ ・ グレコ の 運動 を 起こし 、 また シャルル・ガルニエ も 23 歳 で 大賞 受賞 で 、 周囲 の 人々 の 期待 を 一身 に 受け た と いう 。  ローマ 大賞 を 獲得 する と 、 ローマ の フランス ・ アカデミー （ Académie   de   France   à   Rome 、 通称 ： ヴィラ・メディチ ）   に 派遣 さ れる 。 王立 アカデミー 時代 は 3 年 の 留学 期間 だっ た が 、 エコール・デ・ポザール 設立 とともに 5 年 に 引き上げ られ た 。 1863 年 の 改革 で は 、 いったん 4 年間 と なっ た が 、 のち に 5 年間 と なる 。 フランス ・ アカデミー は 、 第 一 次 、 第 二 次 大戦 の 時期 を 除い て 毎年 留学生 を 受け入れ 、 ローマ 大賞 の なくなっ た 今日 でも 存続 し て いる 。 近代 的 な 交通 機関 の 整備 さ れ て い なかっ た 19 世紀 半ば まで は 、 ローマ に 行ける という こと 自体 、 きわめて 価値 ある こと で あっ た 。 むろん 、 19 世紀 末 に なっ て 、 イタリア 旅行 が いとも たやすく できる よう に なっ て き て も 、 5 年間 の 日々 を 国 の 費用 で 古典 建築 研究 に 費す こと の できる 留学生 の 立場 は 代々 人々 を 圧倒的 に 凌い で い た 。  1846 年 、 ギリシア の アテネ に も アカデミー の 出先 として エコール・フランセーズ・ダテヌ （ École   française   d ' Athènes ） が 創立 さ れ 、 それ 以降 、 ローマ から アテネ まで 足 を のばす 留学生 も 増え て 、 特に ギリシア 本土 の 建築 、 中東 の 建築 を 見 て 回る に は この エコール・フランセーズ・ダテヌ は 良き 中継 点 だっ た よう で ある 。  ローマ 留学生 は 、 美術 アカデミー から 年間 の 課題 を 課せ られ 、 毎年 1 回 パリ に それ を 送ら ね ば なら ない こと に なっ て いる 。 内容 として は 古典 建築 の 実測 復原 研究 と さ れ て い た が 、 テーマ 自体 は みずから 選ぶ 。 留学生 から ローマ から 送ら れ た 図面 類 は 毎年 、 ボザール の メルポメーヌ の 間 で 展示 、 これ も 学校 の 一大 行事 で あっ た が 、 1829 年 の アンリ・ラブルースト の よう に パエストゥム の ギリシア 神殿 の 実測 研究 を 送っ たり 、 あるいは 、 1909 年 の トニー・ガルニエ が 古典 建築 と 関係 の ない 「 工業 都市 」 の 図面 を 送り つけ たり し た 時 など 、 展覧 会 は 大騒ぎ と なっ た と 伝え られ て いる 。卒業 アルバム （ そつ ぎょ う アルバム ） は 、 学校 の 卒業生 に対し 、 卒業 後 に 在学 時 の 思い出 を 振り返っ て もらう こと を 目的 に 編集 さ れ 、 卒業 時 に 各 卒業生 に 配布 さ れる アルバム 。 小学校 から 大学 、 また 専修 学校 に 共通 し て 作ら れ て いる 。 特異 な 所 で は 学童 保育 の 「 卒 所 アルバム 」 、 警察官 の 学ぶ 警察 学校 や 消防 官 の 学ぶ 消防 学校 、 自衛 官 の 学ぶ 教育 隊 、 術 科 学校 など といった 職業 関係 の 卒業 アルバム も 広く 存在 する 。 幼稚園 ・ 保育園 で は 、 『 卒 園 アルバム （ そつ えん アルバム ） 』 と 呼ば れる 。  学校 において も 、 児童 ・ 生徒 の 在籍 の 事実 を 証明 する ため の 資料 として 学籍 簿 とともに 保管 さ れる が 、 アルバム の 性格 上 、 個人 の 顔 写真 や 情報 等 プライバシー に関する 事項 も 多く 載せ られる こと から 、 保管 は 特定 （ 校長 及び 教頭 ） の 職員 しか 立入り でき ない 部屋 に 金庫 や 耐火 ロッカー を 設け 、 その 中 で 保管 さ れ て いる 場合 が 多い 。  共通 し て み られる 特徴 を 示す遺影 （ いえ い ） と は 、 物故 者 を 偲ぶ ため に 、 作ら れる 写真 もしくは 、 肖像 画 。  通常 は 葬儀 の 時 に 飾ら れる 、 自宅 で は 床の間 に 代々 飾ら れる 事 が 多い 。 通常 は 胸 から 上 の 肖像 で あり 、 特に 写真 の 場合 、 スナップ 写真 から 本人 だけ を 抜き取る 事 が 出来る 。 通常 は 四つ 切 という サイズ で 引き伸ばさ れ 、 社葬 や 団体 葬 など 大きな 葬儀 の 時 は もっと 大きな サイズ に 引き伸ばさ れる 。 葬儀 の 後 は 、 代々 の ご 先祖 様 とともに 仏間 に 飾ら れる 。  従来 は フレーム は 漆 塗り の 黒 、 写真 は 着物 を 着 た モノクロ の もの を 用いる 事 が 多かっ た が 、 「 葬儀 会場 に 冷たい 印象 を 与える 」 、 「 白黒 で は 子供 が 怖がっ て しまう 」 といった 理由 から フレーム は 自由 に なり 、 カラー 写真 が 用い られる 事 が 多く なっ た 。  遺影 の 発祥 、 考案 者 など は まったく の 謎 で ある 。  本来 は 自分 の 気に入っ た 写真 を 用意 す べき だ が 大半 が 旅行 や 結婚式 など に 参加 し た 時 の 集合 写真 など から の 拡大 ・ 修正 が 多い 。 今後 は 、 デジタル カメラ など の データ で 残さ れ た 場合 、 家族 が 見つける こと も 困難 で ある 事 から 、 後世 に 残す 重要 な 写真 として 確実 に 保存 する 必要 性 が ある 。  米国 など で は 遺体 保存 の 方法 ( エンバーミング ) が 発達 し て いる 為 に 、 葬儀 の 場面 で は 棺 を オープン する 事 から 特別 に 遺影 写真 を かざる 習慣 は 無い 。  近年 で は 、 一部 の 葬儀 社 が サービス の 一環 として 、 パソコン を 用い て 、 遺影 の 顔 の 輪郭 など に 調整 を 施し たり 、 衣服 を 変え たり する こと も ある 。 さらに 、 画像 加工 会社 の 中 に は 、 葬儀 で 使う 写真 を 事前 に 預かっ て 保管 する サービス を 始め た 企業 も ある 。  写真 の 遺影 の 他 、 電 飾 写真 、 液晶 遺影 等 の 新規 な 遺影 も 見受け られる よう に なっ た 。  さらなる 技術 の 発展 によって 今後 の 遺影 の 形態 も 変化 を 遂げる と 予想 さ れる 。  例えば 、 モー ション ポートレート や ライブ ポートレート の よう な 動画 の ポートレート を 遺影 を 使う 動き も 予想 できる 。  2011 年 1 月 より 、 生前 に 自分 の 気に入っ た 遺影 写真 を WEB から 預け 、 それ を 葬儀 で 使用 さ れる 仕組み が スタート し た 。  2011 年 2 月 　 あかるい 遺影 写真 展 と 題し て 東京 ・ 大阪 ・ 福岡 で 写真 500 展 あまり が 展示 さ れ 、 従来 の 証明 写真 的 遺影 から 脱却 し 自然 で 本人 らしい 写真 の 推奨 が 行わ れ た 。文化 芸術 基本 法 （ ぶん かげ い じ ゅつきほんほう 、 平成 13 年 12 月 7 日 法律 第 148 号 ） は 、 文化 芸術 に関する 基本 法 として 、 2001 年 （ 平成 13 年 ） に 制定 さ れ た 日本 の 法律 で ある 。 2017 年 （ 平成 29 年 ） 6 月 23 日 の 法 改正 まで は 、 文化 芸術 振興 基本 法 という 題名 で あっ た 。  2001 年 （ 平成 13 年 ） に 、 文化 芸術 の 振興 に関する 基本 法 として 文化 芸術 振興 基本 法 という 題名 で 制定 さ れ た 。  2017 年 （ 平成 29 年 ） 6 月 23 日 に 、 法 改正 により 現在 の 題名 に 改め られ た 。  議員 立法 による 法 制定 から 16 年 が 経過 し 、 第 4 次 に 渡り 策定 さ れ た 「 文化 芸術 の 振興 に関する 基本 的 な 方針 」 に 基づき 文化 芸術 に関する 様々 な 施策 を 取り組ん で き た 。 一方 で グローバル 化 、 少子 高齢 化 など 社会 的 な 状況 が 変化 する 中 で 観光 や まち づくり 、 国際 交流 等 幅広い 分野 で の 文化 芸術 の 振興 が 求め られる よう に なっ た こと 、 また 2020 年 東京 オリンピック ・ パラリンピック 競技 大会 は スポーツ の 祭典 だけ で なく 文化 の 祭典 で ある こと から 文化 芸術 の 新た な 価値 の 創出 を 広く 示す 機会 で ある 。 この よう な 状況 の 中 、 文化 芸術 振興 議員 連盟 における 1 年 以上 にわたる 検討 等 を 経 て 、 議員 立法 により 、 第 193 回 国会 にて 「 文化 芸術 振興 基本 法 」 の 改正 が 行わ れ た 。  この 改正 で は 、 以下 の 改正 が 行わ れ た 。フォト キナ ( Photokina ) と は 、 ドイツ の ケルン で 2 年 に 1 度 、 西暦 が 偶数 の 年 の 9 月 に 開催 さ れる 、 カメラ ・ 写真 機材 を はじめ と し た 映像 関連 総合 見本市 で ある 。 世界 各国 の メーカー （ 2004 年 は 50 ヶ国 以上 ） が 参加 する フォト キナ は 、 各社 の 技術 を アピール する 格好 の 舞台 で あり 、 毎回 多く の 新 製品 や コンセプト モデル が 発表 さ れる 。 向こう 2 年間 の 機材 開発 の 方向 性 を 占う という 意味 で 、 一般 の バイヤー の ほか 開発 担当 者 から も 注目 を 浴びる 。 日本 から も 多数 の 出展 者 、 訪問 者 が いる 。  日本 の CP + や アメリカ の フォト ・ マーケティング ・ アソシエーション ・ トレード ショー と 並ぶ 世界 最大 規模 の 写真 用品 の 展示 会 で ある 。 戦後 の 東西 冷戦 時代 において も 、 当時 の 東ドイツ や ソ連 など 、 自国 の カメラ や レンズ の アピール の 場 として 共産 圏 諸国 から も 多く 出展 さ れ た 。  写真 器材 について は 、 デジタル 化 の 普及 により 、 2000 年 頃 より 展示 内容 の 幅 が 広がる 傾向 に ある 。  1950 年 に 最初 の フォト キナ が 開催 さ れ た 。 1956 年 の フォト キナ に は ドワイト・ D ・ アイゼンハワー 大統領 が 祝電 を 送っ た 。家業 （ かぎょう ）  一般 的 に は 、 家族 によって 継承 さ れる 一定 の 生業 の こと を いう 。 この 意味 の 家業 は 世界 の あらゆる 時代 、 あらゆる 地域 に み られる 概念 で ある 。  家業 型 経営 の 特徴 は 家業 と なっ て いる 会社 の 存続 と その ビジネス の 安定 が 特に 重視 さ れる こと で あり 、 企業 規模 が 拡大 し て も 、 創業 家 の 目 が 行き届き にくく なる こと で 一定 の 規模 で 成長 を 止める 傾向 が ある 。  家業 型 経営 で は 一般 に は オーナー 経営 者 が 経営 を 行う 。 比較的 狭い 既存 事業 の 分野 で 専門 的 な 特 化 により 高い 競争 力 、 収益 力 を 誇る 企業 を グローバル ・ ニッチ トップ 企業 （ GNT 企業 ） と 呼ぶ が 、 日本 の 家業 型 経営 の 企業 に は 中小 の モノ づくり を 行う GNT 企業 が 多い 。 ドイツ の よう に ファミリー 企業 で も オーナー の 一族 は 株式 を 所有 する だけ で 経営 は プロ の 経営 者 が 行う 形態 の 企業 が 多い 場合 も ある 。  日本 史 （ 社会 構成 史 ） の 研究 において は 、 特に 中世 以降 の 日本 社会 に み られる 、 特定 の 氏族 や 家系 によって 特定 の 学問 ・ 知識 ・ 技芸 ・ 業種 など が 世襲 的 に 継承 さ れる 仕組み を いう 概念 で ある 。  家業 という 考え方 は 、 特殊 な 分野 における 学問 や 技術 が 特定 の 氏族 や 家系 に 帰属 し て そこ の 専業 と 認識 さ れる 状況 下 によって 発生 し た 。 律令制 の 全盛期 で あっ た 8 世紀 から 9 世紀 にかけて 既に その 萌芽 が 見 られ 、 礼 家 （ れ いけ 、 礼 制 ・ 家族 法 ） 、 薬 家 （ やく け 、 医薬 ） 、 法家 （ ほっ け 、 刑事 法 ） など と 呼ば れる 家柄 が 出現 し て いる 。  11 世紀 から 12 世紀 の 日本 で は 律令制 下 の 官制 が 事実 上 形骸 化 に 向かい つつ あり 、 残さ れ た 官 司 間 の 統 属 （ 上下 ） 関係 も 事実 上 崩壊 し て いく 。 その よう な 中 で 機会 の 平等 と も 呼べる もの は 失わ れ ) 本来 公的 な もの で あっ た はず の 官職 が 私物 化 さ れ 、 特定 の 氏族 に 委ね られる よう に なっ て いき （ 家職 ） 、 また 特定 の 氏族 に 委ね られ た 官 司 による 独立 し た 業務 運営 が 可能 な 態勢 が 構築 さ れ て いっ た 。 この よう な 、 王朝 国家 における 特定 の 氏族 による 官職 の 家職 化 及び 権能 の 排他 的 継承 を 「 官 司 請負 制 」 と 呼ば れ て いる 。 その 特定 の 氏族 にとって は 、 先祖 代々 授け られる 官職 ・ 任務 は 「 家業 」 として 認識 さ れる よう に なっ た わけ で ある 。  例 として は 、 弁 官 局 の 小 槻 氏 、 外局 における 清原 氏 、 検非違使 庁 における 坂上 氏 や 中原 氏 が 挙げ られる 。  商工 関係 を 司る 官職 を 継承 する 家系 で は 、 自ら 商業 や 工房 を 経営 する こと を やめ 、 担当 する 業種 の 営業 許可 権 を 利用 し 、 座 を はじめ と する その 業種 の 関係 者 の 活動 を 支配 する こと で 、 関係 者 から 金品 を 得る こと を 以 って 業 と する よう に なっ た 。  現代 で は 官民 の 有力 な 家系 同士 が 複雑 に 結びつい て 閨 閥 を 形成 し 、 営業 許可 権 に 限ら ない 利権 を 持つ 。  ある 学問 ・ 技術 など が 、 特定 の 氏族 のみ に 帰属 し 、 他 の 氏族 が 持た ない 場合 が あっ た が 、 その よう な 場合 、 その 学問 ・ 技術 など は 、 一代 で 終わら せ て しまう の で は なく 、 子孫 が 継承 する こと で 存続 さ せる べ でき ある という 観念 が 自然 に 発生 し た 。 学問 ・ 技術 が 、 二 代 、 三 代 、 四 代 、 、 、 と 無事 に 継承 さ れ た 場合 、 特定 の 一族 で 継承 さ れる 「 家業 」 として 定着 する よう に なっ た 。  文化 の 分野 で は 、 華道 や 茶道 など の 「 道 」 と 呼ば れる ある 種 の 技能 体系 が 、 やはり 世代 を 越え て 継承 さ れる よう に なり 、 「 家 道 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。 これら の 「 道 」 の 分野 の 世代 間 継承 で は 、 知識 ・ 技能 ( 知的 財産 ) それ 自体 だけ で なく 、 権威 性 ( ネームバリュー 、 ブランド 、 商標 権 ) や 、 一門 ( 弟子 ら の 組織 ) と 彼ら を 監督 する 権限 ( ある 種 の 経営 権 ) など が 、 ワンセット で 子孫 に 継承 さ れる こと に なり 、 後 の 「 宗家 」 や 「 家元 」 制度 ( ある 種 の 永続 的 事業 システム や 法人 システム ) に つながっ て いく こと に なっ た 。フィルム コミック は 、 漫画 の 一 形態 で ある 。 または 、 アニメ の フィルム コミック は 、 アニメ コミック と も 言わ れ て いる 。  アニメ を 中心 に 映像 作品 の フィルム から 撮影 し た 大量 の 写真 や デジタル 化 さ れ た 後 の 作品 で は 静止 画 を ページ 上 に 漫画 の コマ 割り の よう に 配置 し 、 台詞 を フキ ダシ の よう に 、 効果 音 を 擬音 の よう に 作画 、 結果 として 映像 作品 が 漫画 形式 で 読める 、 書籍 メディア の 一 種 で ある 。  漫画 的 作画 へ の 加工 は 基本 的 に は 下請け の 編集 スタジオ が 行う もの で 、 高名 な アニメ スタッフ や 漫画 家 が 行う もの で は ない 。  映像 作品 の ストーリー を 書籍 化 する 場合 、 短所 も ある が テレビ 絵本 、 漫画 、 小説 の 長所 を うまく 利用 し やすく 、 小学校 高学年 から マニア 層 まで の ニーズ に 合っ た メディア として 、 現在 でも 一定 の 人気 と シェア を 誇っ て いる 。  サイズ は B 6 版 、 ページ 数 は 百 数 十 ページ 程度 が 業界 の 標準 で ある 。 ページ 数 の 関係 から 細かい 台詞 や 演出 は カット さ れ て しまう 所 も ある 。  近年 で は パソコン や スマート フォン 、 タブレット 端末 向け の 電子 書籍 として 、 アダルト アニメ の フィルム コミック 化 作品 の 配信 も 行わ れ て いる 。創作 （ そう さく ）Adobe   Photoshop   Elements （ アドビ   フォトショップエレメンツ ） は 、 プロ ・ ハイエンド 向け の Adobe   Photoshop （ アドビ・フォトショップ ） を 一般 ユーザ 向け として 作り直し た 廉価 な 製品 で ある 。  本 製品 の 源流 は 、 スキャナ や ペン タブレット に 同 梱 さ れ て い た ソフトウェア で ある Photoshop   LE   ( Limited   Edition ) に さかのぼる 。 1999 年 11 月 に Photoshop   5 . 0 を ベース と し た LE が パッケージ 版 として は 初めて 登場 し た 。  そして 2001 年 、 Photoshop   LE シリーズ を リニューアル する 形 で 、 Photoshop   Elements   ( 1 . 0 ) が 登場 し た 。  単なる 機能 限定 版 で は ない という 位置づけ から LE に 代わり 、 新た な シリーズ 名 を 与え られ た と さ れる 。  バージョン 2 . 0 時代 に は 、 Windows 版 限定 で 撮影 し た 写真 を 整理 する ため の ソフトウェア で ある Adobe   Photoshop   Album （ アドビ・フォトショップ・アルバム ） が 登場 し 、 Elements と の 連携 を 意識 し た 設計 が さ れ て い た 。  バージョン 3 . 0 以降 は 、 Photoshop   Album の 機能 が 「 写真 整理 モード 」 として 統合 さ れ た 。 ただし 、 アプリケーション 上 は Album 時代 から の 流れ で 別 の もの と なっ て いる 。  また 、 Elements シリーズ の ラインナップ が 拡充 さ れ 、 動画 編集 ソフト Adobe   Premire   Elements ( アドビ・プレミア・エレメンツ ) が シリーズ に 加わり 、 同 梱 パッケージ が 提供 さ れる よう に なっ た ( Windows 版 のみ )。  現在 で は 、 Premire   Elements と共に 、 1 年 おき に バージョンアップ を 重ね て おり 、 Photoshop   CS シリーズ の 新 機能 を 随時 取り入れ られる よう に なっ て いる 。  Photoshop と 比較 する と 、 主 に 「 トーン カーブ 」 「 マスク 」 「 パス 」 など の 機能 が 制限 さ れ て いる が 、 安価 で Photoshop エンジン を 積ん だ 自動 補正 が 出来る 点 など が 好評 で ある 。 イラスト 等 を 作成 する 場合 Web 上 で の 発表 や 紙 に 印刷 する ため の 用途 に 使用 する 場合 は 問題 ない が 、 カラー データ 入 稿 に 必須 で ある CMYK カラー に 対応 し て い ない ため 、 データ 入 稿 の 際 に は 上位 バージョン の Photoshop   CS シリーズ あるいは 他 の 画像 描画 用 ソフト を 別途 用意 する 必要 が ある 。 また 、 1 世代 前 の バージョン が 各種 の デジタル カメラ や スキャナ 、 ペン タブレット など の 付属 ソフトウェア として 同 梱 さ れ て いる 場合 が ある 。  写真 整理 モード は 「 Elements   Organizer 」 （ エレメンツ・オーガナイザー ） という 機能 として 搭載 さ れ て いる 。 Elements   8 まで は この 機能 が Windows 版 のみ に 搭載 さ れ て おり 、 Mac 版 に は 搭載 さ れ て おら ず 、 代わり に 同社 の メディア データ 管理 ソフト 「 Bridge   CS 4 」 （ ブリッジ   CS 4 ） が 同 梱 さ れ て い た 。 Elements   9   から は Mac 版 に も 搭載 さ れ て いる 。  ◎ ： 公式 対応 　 ○ ： 対応 　 △ ： 使用 に 支障 の ない 程度 の 不具合 あり 　 ▲ ： 一部 機能 に 制限 あり 　 ※ ： 起動 可能 だ が 動作 保証 なしブリコラージュ （ Bricolage ） は 、 「 寄せ 集め て 自分 で 作る 」 「 もの を 自分 で 修繕 する 」 こと 。 「 器用 仕事 」 と も 訳さ れる 。 元来 は フランス語 で 、 「 繕う 」 「 ごまかす 」 を 意味 する フランス語 の 動詞   " bricoler "   に 由来 する 。  ブリコラージュ は 、 理論 や 設計 図 に 基づい て 物 を 作る 「 設計 」 と は 対照 的 な もの で 、 その 場 で 手 に 入る もの を 寄せ 集め 、 それら を 部品 として 何 が 作れる か 試行 錯誤 し ながら 、 最終 的 に 新しい 物 を 作る こと で ある 。  ブリコラージュ する 職人 など の 人物 を 「 ブリコルール 」 （ bricoleur ） と いう 。 ブリコルール は 既に ある 物 を 寄せ 集め て 物 を 作る 人 で あり 、 創造 性 と 機智 が 必要 と さ れる 。 また 雑多 な 物 や 情報 など を 集め て 組み合わせ 、 その 本来 の 用途 と は 違う 用途 の ため に 使う 物 や 情報 を 生み出す 人 で ある 。 端切れ から 日 用品 を 作り出す 世界 各国 の 普通 の 人々 から 、 情報 システム を 組み立てる 技術 者 、 その 場 に ある もの を うまく 使っ て ピンチ を 脱する フィクション や 神話 の 登場 人物 まで 、 ブリコルール と さ れる 人々 の 幅 は 広い 。  フランス の 文化 人類 学者 ・ クロード・レヴィ ＝ スト ロース は 、 著書   『 野生 の 思考 』 （ 1962 年 ） など で 、 世界 各地 に 見 られる 、 端切れ や 余り物 を 使っ て 、 その 本来 の 用途 と は 関係 なく 、 当面 の 必要 性 に 役立つ 道具 を 作る こと を 紹介 し 、 「 ブリコラージュ 」 と 呼ん だ 。 彼 は 人類 が 古く から 持っ て い た 知 の あり方 、 「 野生 の 思考 」 を ブリコラージュ による もの づくり に 例え 、 これ を 近代 以降 の エンジニアリング の 思考 、 「 栽培 さ れ た 思考 」 と 対比 さ せ 、 ブリコラージュ を 近代 社会 に も 適用 さ れ て いる 普遍 的 な 知 の あり方 と 考え た 。  また 彼 は 世界 各地 の 呪術 や 神話 における 思考 の 特徴 的 な パターン も 「 ブリコラージュ 」 と 呼ん だ 。 たとえば 神話 体系 は 様々 な 神 々 や 英雄 が 織り成し て いる もの で ある が 、 全体 として は 個々 の エピソード の 集まり で あり 、 きれい に 一 続き に は なっ て おら ず 神 々 の 系図 も 複雑 に なっ て いる 。 これ は 、 先行 する 民族 や 隣接 する 民族 の 神話 を 引用 し たり 、 各 地方 の 神話 を 一 まとめ に し たり し ながら 神話 が 形成 さ れ て き た ため に 、 神話 体系 が 寄せ 集め の 状態 （ ブリコラージュ さ れ た 状態 ） と なっ て いる から で ある 。  ジャック・デリダ は これ を 人間 の あらゆる 言説 （ ディスクール ） へ と 敷衍 し た 。 「 もし ブリコラージュ が 、 程度 の 差 は あれ 首尾 一貫 し て い たり 破綻 し て い たり する よう な 先行 の テクスト から 、 概念 を 借り て くる こと の 必要 性 の こと を いう なら 、 あらゆる 言説 は ブリコルール で ある と 言わ ね ば なら ない 。 」 そして 全く ブリコラージュ を 行わ ず 無から もの を 作る 「 エンジニア 」 を 「 神学 的 な 発想 」 と 批判 し た 。   また 彼 は 「 野生 の 思考 」 と 「 栽培 さ れ た 思考 」 の 対立 を めぐり 、 レヴィ ＝ スト ロース を 批判 し て いる 。  カルチュラル・スタディーズ で は 、 人々 が 新しい 文化 的 アイデンティティー （ 共同 体 へ の 帰属 意識 ） を 作り出す ため に 、 社会 的 な 区分 を 超え て 必要 な 対象 物 を 手 に 入れる こと を ブリコラージュ と いう 。 特に サブ カルチャー など で 特徴 的 に み られる 。 例えば パンク ・ ロック や パンク ・ ファッション など の パンク・ムーブメント で は 、 主流 文化 で は 単一 の 意味 しか 持た ない （ あるいは 意味 を 持た ない ） 対象 物 が 、 新しい 意味 、 あるいは 通常 の 意味 を 転倒 さ せる 意味 を 獲得 し て いる 。 安全ピン や チェーン は 、 パンク 文化 で は アクセサリー で あり 反逆 的 な 意味 を 付与 さ れ て いる 。  美術 や 工芸 など で は 、 ブリコラージュ は 、 その 場 に ある 様々 な もの を 素材 として 作品 を 構成 し て ゆく 手法 で ある 。 ジャンク ・ アート 、 コラージュ 、 アッサンブラージュ など が その 一 例 で ある 。 20 世紀 前半 の クルト・シュヴィッタース の 「 メルツ 芸術 」 も ブリコラージュ の 例 で ある 。  また 音楽 で は 、 古代 から 現代 に 至る まで 、 アジア や アフリカ ・ ヨーロッパ ・ オーストラリア など の 民族 音楽 から ポピュラー 音楽 に 至る まで 、 スプーン 、 空き缶 、 葉っぱ 、 紙 、 工具 、 厨房 用具 など を 楽器 として 用い たり 楽器 の 材料 に 再 利用 し たり する こと は 広く 行わ れ て いる 。 先行 する 音楽 から サンプリング する こと も ブリコラージュ の 一 種 と いえる 。  生物 学 で は 、 フランソワ ・ ジャコブ が 、 生物 の 構造 の 多様 さ を 表現 する のに 「 ブリコラージュ 」 という 言葉 を 用い て いる 。 進化 は あらかじめ 作ら れ た 設計 図 に 基づき ゼロ から 行わ れる エンジニアリング で は なく 、 既に ある 系統 に対して 用途 の 変更 や 追加 を 行う ブリコラージュ で ある と 述べ 、 構造 の 多様 さ も 問題 解決 を 求め て 多様 な ブリコラージュ が 起こっ た 結果 で ある と 考え て いる 。  教育 学 における 構築 主義 （ constructionism ） の 議論 の 中 で 、 シーモア・パパート は 問題 解決 の 二つ の 方法 について 述べ て いる 。 分析 的 な 解決 手法 と は 正反対 の 方法 として 、 彼 は 挑戦 、 試行 、 遊び を 通し た 問題 解決 と 学習 の 方法 について 説明 し 、 これ を ブリコラージュ と 表現 し て いる 。  情報 システム 学 において は 、 クラウディオ・チボラ （ Claudio   Ciborra ） が 1992 年 に 、 戦略 的 情報 システム （ SIS 、 strategic   information   system 、 戦略 情報 システム ） が 他 の 通常 の 戦略 的 情報 システム より 長い 期間 にわたり 競争 的 優位 を 維持 する ため の 方法 として 、 ブリコラージュ について 述べ て いる 。 システム の ティンカリング （ tinkering 、 取り繕い する こと ） を 正当 に 評価 し 、 SIS が トップダウン で 実装 さ れる より ボトムアップ で 改善 さ れ て ゆく こと を 認める こと で 、 会社 の 組織 文化 に 深く 根付き その 会社 に 特 化 し た 、 他社 に は 簡単 に 真似 でき ない SIS を 作り出す こと が できる という もの で ある 。  シェリー ・ タークル （ Sherry   Turkle ） は 1995 年 の 著書 『 接続 さ れ た 心 ― インターネット 時代 の アイデンティティ 』 （ Life   on   the   Screen :   Identity   in   the   Age   of   the   Internet ） において 、 ブリコラージュ の 概念 を プログラム の 開発 プロジェクト や 職場 の 生産 性 低下 における 問題 解決 に 適用 できる もの として 議論 し て いる 。  彼女 は プログラミング における 「 ブリコルール・スタイル 」 を 、 伝統 的 に 構築 さ れ て き た （ 彼女 の 言う ところ の ） 「 プランナー ・ アプローチ 」 に対して 妥当 な もの として 擁護 し て いる 。 ブリコラージュ による コーディング （ ソース コード の 開発 ） において は 、 プログラマ は 準備 用 の 仕様 書 作成 で 燃え尽きる こと は なく 、 ステップ ・ バイ ・ ステップ の 成長 と 、 再 評価 を 繰り返す プロセス を 選べ ば いい 。 彼女 の エッセイ 、 『 Epistemological   Pluralism （ 認識 論 的 多元 論 ） 』 で は 、 こう 述べ て いる 。 「 ブリコルール は 画家 に 似 て いる 。 彼 は 一 回 筆 を 入れる ごと に 一 歩 下がっ て キャンバス を 見渡し 、 熟考 し た あと で はじめて 、 次に どう 筆 を 入れる を 決める 。 」飾り 毛布 （ かざり も うふ ） または 花 毛布 （ はな も うふ ） と は 、 日本 の 客船 において 提供 さ れる サービス の ひとつ 。 船室 に 備え付け の 毛布 を 花 や 季節 の 風物 など の 形 に 折っ て 立体 的 な 造形 を つくり 、 飾っ た もの で ある 。 一定 の 形 の もの を 折る こと で さまざま な 造形 を 生みだす 点 は 折り紙 に 似 て いる が 、 毛布 を 用いる 。  飾り 毛布 の 正確 な 起源 は 不明 で ある が 、 1900 年 頃 に 始まっ た サービス と さ れる 。 1901 年 （ 明治 34 年 ） に 日本郵船 が 発行 し た 『 郵船 図会 』 の 中 で 、 春日 丸 の 客室 で は 毛布 を 花 型 に 飾っ て いる こと が 絵入り で 紹介 さ れ て い て 、 これ が 確認 でき て いる 中 で 最古 の 飾り 毛布 の 記録 で ある 。 1908 年 （ 明治 41 年 ） より 運航 が 始まっ た 青函 連絡 船 で も 飾り 毛布 は 提供 さ れ 、 日本 郵船 から （ 青函 連絡 船 の 運航 事業 者 で ある ） 国有 鉄道 に 移っ た 船員 により 飾り 毛布 の 技法 が 伝え られ た もの と 推測 さ れ て いる 。  日本 の 客船 が 全盛期 を 迎え た 1920 年 から 1930 年代 にかけて は 外洋 ・ 国内 航路 問わ ず 多く の 船内 で 飾り 毛布 が 行わ れ 、 日本 の 客船 独自 の サービス として 発展 し て き た 。 飾り 毛布 が 盛り上がり を 見せ た 理由 について 、 飾り 毛布 を 研究 する 明海大学 の 上杉 恵美 は 、 欧米 の 客船 に 比べ て 規模 や 機能 面 で 劣っ て い た 日本 の 客船 が 、 サービス の 質 の 高 さ で これ を 補お う と し た ため で は ない か と 分析 する 。 ところが 太平洋戦争 を 境 に 飾り 毛布 文化 は 衰退 。 その 理由 として は 、 戦争 による 日本 船 の 被害 、 新幹線 や 航空機 といった 交通 手段 の 発達 による 長距離 航路 の 廃止 、 船内 業務 の 近代 化 ・ 効率 化 が 挙げ られる 。 青函 連絡 船 で は 1964 年 （ 昭和 39 年 ） 、 津軽 丸 導入 に 伴う 連絡 船 の 高速 化 により 、 折る 時間 が 確保 でき ない など の 理由 で サービス が 中止 さ れ て いる （ ） 。 一方 1980 年代 まで は 瀬戸内 航路 の フェリー 内 で 飾り 毛布 の サービス を 多く 見る こと が でき た 。  効率 化 が 進展 し た 現代 において 、 飾り 毛布 の サービス を 行う 船舶 は ごく 一部 に 限ら れる 。 その 一方 で 、 飾り 毛布 の 文化 を 継承 しよ う と する 動き が 洋上 に 限ら ず 見 られ て いる 。  飾り 毛布 の 作例 は 名前 が 付け られ て いる もの だけ で 70 種類 ほど ある 。 名前 の 付け られ て い ない もの や 、 複数 の 意匠 を 組み合わせ た もの を 含める と その 種類 は さらに 増え 、 100 種類 以上 ある と も 言わ れる 。  モチーフ として は 、 花 （ 梅 ・ 桜 ・ 薔薇 ・ 菊 ・ 牡丹 など ） ・ 日本 の 伝統 的 な 形 （ 菊水 ・ 松竹梅 ・ 富士山 ・ 双子 岩 など ） ・ 季節 の 風物 （ 門松 ・ 筍 ・ 兜 ・ 水芭蕉 など ） が 多く 、 動物 （ マンタ・ 金魚 ・ 蛇 など ） や 観音 菩薩 を モチーフ に し た もの も ある 。 季節 の 風物 は 単調 に なり がち な 長期 の 船旅 に 季節 感 を 与え 、 日本 の 伝統 的 な 形 は 縁起 の 良い 意匠 で ある こと から 正月 など に 飾ら れ た 。  飾り 毛布 は 1 枚 の 毛布 を 折る こと で 作ら れる 。 基本 的 な 折り 方 は 扇 型 ・ 花 型 ・ 重ね 型 ・ 巻き 型 ・ 山 型 ・ 角 型 の 6 つ 。 毛布 に 入れ られ て いる 模様 や ライン 、 ロゴ マーク など を 活用 し ながら 、 手先 だけ で なく ひじ など 腕 全体 を 使っ て 折り 上げる 。 完成 し た 飾り 毛布 は 、 ベッド の 中央 に 配置 し たり ベッド の 窓際 に 立てかけ たり し て 飾ら れ 、 就寝 前 に は 解体 さ れる 。  飾り 毛布 を 折る の は 船室 係 や 司 厨 部員 。 客室 サービス の 一環 として 、 乗客 の い ない 間 に 短時間 で 折り 上げる もの で あり 、 熟達 し た 者 の 手 に かかれ ば 1 、 2 分 で 1 つ の 飾り 毛布 を 完成 さ せる こと が でき た と いう 。 折る 者 の 工夫 により 同じ モチーフ でも 様々 な バリエーション が 生まれ 、 1 人 で 数 十 種類 の 作品 の レパートリー を 持つ 船員 も い た 。  毛布 の 折り 方 は 見 て 覚える 、 盗ん で 覚える という 職人 的 な 手法 で 伝承 さ れ 、 先輩 船員 の 折り 方 を 習得 し た 後輩 船員 が それ を 発展 さ せ 、 新しい 折り 方 が 生み出さ れ て き た 。 折り 方 は 記録 さ れる よう な もの で は なく 、 例えば 青函 連絡 船 で は 、 上等 の 船室 を 担当 する 一部 の 船員 のみ が 飾り 毛布 の 作成 に 携わり 、 折り 方 を 習得 する に は 人脈 も 必要 で あっ た と いう 。  船 の 業務 の 効率 化 が 進み 飾り 毛布 が 廃れ つつ ある 中 、 伝統 ある サービス として 飾り 毛布 の 文化 を 残す 動き も ある 。 例えば 日本 海洋 事業 で は 作成 の 手順 を ビデオ で 撮影 ・ 記録 、 2010 年 （ 平成 22 年 ） から は 司 厨 部員 の 研修 に 飾り 毛布 の 実習 が 組み込ま れる よう に なっ た 。 また 船 外 で は 、 神奈川 県立 海洋 科学 高等 学校 や 明海大学 ホスピタリティ・ツーリズム 学部 で 飾り 毛布 の 体験 学習 を 実施 、 日本 の 船 独自 の 文化 を 学ぶ 取り組み が 行わ れ て いる 。  2016 年 の 時点 で 、 飾り 毛布 （ 花 毛布 ） の サービス が 提供 さ れ て いる 船 として は 以下 の 船 が ある 。 「 飾り 毛布 」 と 「 花 毛布 」 の どちら の 呼称 を 用いる か は 、 船 によって 異なる 。  客船 以外 に は 、 日本 海洋 事業 の 調査 船 や 海 技 教育 機構 の 練習 船 で も 飾り 毛布 （ 花 毛布 ） の 習慣 が あり 、 船長 や 士官 の 居室 に 飾ら れ たり 船 の 一般 公開 時 に 展示 ・ 紹介 さ れ たり する 。  また 、 以下 の 展示 施設 （ 博物館 船 ） で も 飾り 毛布 （ 花 毛布 ） を 見る こと が できる 。  この ほか に も 、 船 や 交通 に関する 展示 施設 で 飾り 毛布 の 実演 や 体験 教室 が 開催 さ れる こと が ある 。  日本 国外 の クルーズ 客船 や ホテル で は 、 タオル を 使っ て 動物 を 形作る タオルアニマル という サービス が 行わ れる こと が ある 。 折る 工程 が 中心 の 飾り 毛布 と 違っ て 、 巻い たり ひねっ たり する 工程 が 多い の が 特徴 。 また 、 客 の 持ち物 や 備品 を 用い て 飾り 付け が なさ れる こと も ある 。  ほか に も ベッド カバー を 折っ て 動物 や 花 の 形 を つくる サービス も ある が 、 毛布 を 折る サービス は 日本 以外 に は 見 られ ない 。レコーディング ・ エンジニア （ ） は レコード 、 CD など の 音楽 録音 物 の 制作 に 従事 し 、 音響 の 調整 と 録音 など を 行う 技術 者 の 呼称   で 、 音響 技術 者 の 一 形態 で ある 。 レコーディング ・ エンジニア と ミキシング ・ エンジニア に 分類 する 事 も 可能 で 、 録音 だけ の 担当 で ミキシング は 行わ ない 場合 に は 「 レコーディング ・ エンジニア 」 と 呼称 または クレジット 記載 さ れ 、 録音 は 担当 せ ず に ミキシング のみ 行う 場合 に は 「 ミキシング ・ エンジニア 」 と 呼称 または クレジット 記載 さ れる 。 一般 的 に は 録音 と ミキシング の 双方 を 行う 事 が 多い ため 「 レコーディング   &   ミキシング ・ エンジニア 」 という 表記 が 多い 。  レコーディング ・ エンジニア の 第 一 の 責務 は 、 レコーディング において 歌 や 演奏 を 的確 により よい 音 で 録音 する こと に ある 。 エンジニア という 専門 職 が 必要 と さ れる の は スタジオ と コントロール ・ ルーム 内 に ミキシング ・ コンソール や 各種 エフェクター 等 の 電気 または 電子 的 音響 機器 が 数多く 介在 し 、 それら ハードウェア を エンジニアリング する から で あり 、 音楽 の 知識 ・ 素養 、 機材 の 使い方 だけ で は なく 、 最低限 の 電気 工学 や 音響 工学 など の 専門 知識 も 必要 と さ れる 。  そして 、 エンジニア は 録音 音源 と なる シンガー や 楽器 と 最も 近い 立場 に いる こと から 、 アーティスト や 音楽 プロデューサー 、 ディレクター ら が 求める 音質 及び 音楽 性 を 把握 し 、 信頼 関係 を 構築 し 円滑 な コミュニケーション を とる 能力 も 必要 と さ れる 。 特に ミキシング は エンジニア の 個性 や 感性 が 最も 顕著 に 表れる 作業 で あり 、 この 善し悪し で エンジニア が 選定 さ れる こと が 多い 。  音楽 へ の 関わり 方 は 人 に よりけり で ある が 、 あくまでも ミキシング など の エンジニアリング に 特 化 し た 活動 を する 人 も いれ ば 、 歌手 や ミュージシャン に ディレクション 的 アドバイス を 送っ たり 、 より 積極 的 に プロデュース を 兼ね た 参加 方法 で 音楽 に 関わろ う と する 人 も いる   。 また 、 オリジナル 版 を 完成 さ せ た ミキシング ・ エンジニア と は 別 の 自由 な 立場 で 音源 を 作り替え たり する リミックス を 手がける 事 も あり 、 その 分野 で 活躍 し て いる エンジニア の 事 は 「 リミキサー 」 または 「 リミキシング・エンジニア 」 と 呼称 さ れ て いる 。  稀 な 例 だ が 、 アラン ・ パーソンズ や リー ・ ペリー など の よう に スタジオ の エンジニア 出身 で あり ながら 、 作曲 、 プロデュース 、 アレンジ 、 演奏 など も こなし 、 アーティスト として 活動 し て いる 人 たち も 存在 する 。 また それ と は 逆 に 、 元々 は プロデューサー 、 ミュージシャン 、 シンガー など で あっ て も エンジニアリング を 学び 、 レコーディング や ミキシング の エンジニアリング を こなす 人 たち も 存在 し 、 大滝 詠一 や トム・ショルツ など は アーティスト で あり ながら エンジニア の 役割 を 担っ て いる 。   レコーディング 作業 において レコーディング ・ エンジニア の 補佐 的 作業 や マルチ トラック ・ レコーダー の 操作 など を 受け持つ フリーランス または スタジオ など に 所属 する 「 アシスタント ・ エンジニア 」 または 「 セカンド ・ エンジニア 」 も 音楽 制作 業務 に 関わる 分類 分け として は 、 レコーディング ・ エンジニア として 分類 さ れる 。  レコーディング 時 の 主 な 作業 内容 は 、 まず 楽器 や 歌唱 など に 合わせ た マイクロ フォン や H / A など の 選定 と 組み合わせ 及び 接続 順序 を 踏まえ た 設置 を 行う 。 そして ミキシング ・ コンソール 等 へ 入力 さ れ た 音声 信号 の 音質 や 音量 レベル の 確認 ・ 調整 など を 経 て 、 音声 信号 の オペレーション ・ レベル を 決める 。 スタジオ 側 で 演奏 及び 歌唱 し て いる ミュージシャン の ヘッド フォン ・ モニター 用 の モニター ・ バランス 作成 と コントロール ・ ルーム における モニター ・ スピーカー から 聞く ため の ミキシング ・ バランス と 再生 音量 の 調整 を 行う 。 ミュージシャン 側 の 録音 開始 準備 が 整う の と 平行 し て 、 磁気 テープ や ハードディスク ・ レコーダー など の マルチ トラック ・ レコーダー へ の 録音 する 為 の 最終 確認 を 行い 、 録音 を 開始 さ せ 、 その後 は 録音 状態 や テイク の 確認 など を 行い ながら セッション を 進行 さ せ 、 録音 制作 物 の 素材 と なる 音源 を 完成 さ せる 。   ミキシング 時 の 主 な 作業 内容 は 、 マルチ トラック ・ レコーダー など へ 既に 収録 さ れ て いる 歌 や 演奏 の 楽器 バランス に関して の 音量 調整 など が メイン と なる が 、 その 際 に レコーディング 作業 中 に 未 完成 と なっ て いる 歌 や 演奏 の テイク 選択 や 切り替え 、 OK テイク 完成 の ため に 素材 と なる テイク から の 切り貼り 、 収録 さ れ て いる 音源 上 の ノイズ 除去 など の 編集 作業 が 行わ れる 事 も ある 。 そして 音質 調整 の ため に イコライザー や ハイパスフィルタ 、 ローパスフィルタ など の 音色 等価 回路 による 音質 補正 や 、 コンプレッサー や リミッター など の エフェクター を 使用 し て 音質 の 調整 と 色づけ など を 行う 。 フェーダー など で 各々 の トラック に対する ミキシング 作業 として の レベル 調整 による バランス 作成 と 、 パン ・ ポット など を 使用 し て 音像 定位 を 定める 音 場 操作 を 行い 、 楽曲 の 完成 度 を 高める 作業 を 行う 。 この 際 、 音楽 的 な バランス 以外 に も 意図 的 な 表現 方法 として 様々 な 音響 的 処理 を 加え 、 再生 機器 など の 事 を 考慮 し た 細部 に も 注意 し て 音楽 素材 と なる 音源 を 完成 さ せる 。 ミキシング 作業 が 完了 し た 時点 で 、 各種 2 トラック ・ レコーダー など へ 完成 し た 音源 を 固定 化 する ため の 録音 作業 を 行う ため の レコーダー として 、 アナログ ・ テープ ・ レコーダー 、 DAT 、 DAW 、 ハードディスク ・ レコーダー など を 用意 し て 記録 する 。 DAW システム を 使用 する 際 に は バウンス 工程 を 経 て オーディオ ・ ファイル 化 し た 素材 を CD - R など の メディア に 記録 する 方法 も ある 。 複数 の 音声 トラック から ステレオ 2 チャンネル 、 または マルチ ・ チャンネル に まとめる こと から 、 この 作業 を 「 ミックス ・ ダウン 」 「 トラック ・ ダウン 」 と 呼称 する 場合 が ある 。   ミキシング の 素材 に対する プリ・マスタリング は レコーディング ・ エンジニア や ミキシング ・ エンジニア が 行わ ない 状況 も ある が 、 レコーディング から マスタ リング まで 一貫 し て 同じ エンジニア が 執り行う 場合 も ある 。 この 作業 の 主 な 作業 内容 は 、 収録 さ れる 媒体 が シングル 及び アルバム など の 場合 、 曲 数 に 応じ た 曲 毎 の 音質 や 聴感 レベル など の 調整 を 行う 事 に なる が 、 シングル の 場合 に は アルバム の 時 と は 多少 異なり 、 メイン と なる 曲 を 中心 に すえ た 作業 に なる 事 も 多い 。 アルバム の 場合 に は 音質 や 聴感 レベル 設定 作業 と 平行 し て 曲 順 や 曲 間 の 設定 確認 を 行い 、 全体 の 整合 性 や 制作 者 側 の 意図 など を 盛り込ん だ 完成 形 として 作業 を 完了 さ せる 。 マスタ リング 終了 後 の 音源 は 原盤 マスター として 3 / 4 インチ の U マチック・デジタル・テープ など へ 録音 し て 固定 化 する 場合 と 、 音源 を 一端 オーディオ ・ ファイル 化 し て 、 DDP フォーマット の CD - R に 記録 し たり 、 曲 間 を 決め た 形 で オーディオ ・ CD - R として 書き出し て 固定 化 し 、 CD または レコード 盤 等 の プレス 工場 へ 納品 する 事 により プリ・マスタリング 作業 は 完了 する 。  プレス 工場 へ 納品 さ れ た 各種 マスター 素材 は 、 製造 工程 に 入る ため の 作業 を 経 て ソフトウェア で ある 音楽 メディア として 生産 さ れる が 、 大量 生産 用 の スタンパー （ プレス する ため の 金 型 ） を 起こす 為 の マスター・スタンパー 作成 時 に 納品 さ れ た 音源 の 状態 に 応じ た 微 調整 と 記録 に 向け た 作業 が 行なわ れ 、 これ が 工場 における マスタ リング として 行わ れる 。  レコード 盤 生産 の 場合 に は スタンパー 作成 の 最初 期 工程 として ラッカー 盤 に 溝 を 刻む 役割 の 「 カッティング ・ エンジニア 」 が 、 レコード 盤 の グルーヴ （ 溝 ） の 幅 と 再生 音質 を 左右 する レコード ・ カッティング の 為 に 様々 な 調整 作業 を 行ない 、 その 作業 は 電気 信号 で 固定 化 さ れ て ある 音声 信号 を 物理 的 な レコード 溝 に 変換 し て 刻み こみ 、 後 の 製品 に なっ た とき に は その 逆 工程 で 音源 を 再生 する 事 に なる ため 、 様々 な 物理 的 制約 など が 存在 する ため 、 デジタル 録音 の よう に 最大 レベル だけ を 注意 すれ ば よい わけ で は ない ので 、 CD における マスタリング・スタジオ で の プリ・マスタリング や 工場 における マスタ リング と は 異なっ た 経験 や 技術 が 要求 さ れる 部分 で も ある 。  プリ・マスタリング 及び マスタ リング は レコーディング 及び ミキシング ・ エンジニア と は 分業 制 が とら れる ケース が 多く 、 多く の 場合 マスタ リング ・ エンジニア が 担当 する 部分 と なる 。   日本 における レコーディング ・ エンジニア の 雇用 形態 は いくつ か の パターン に 分類 できる 。 一般 的 な 例 として 、 録音 スタジオ や 音楽 制作 会社 など が 社員 として 直接 雇用 契約 を むすぶ 形態 で あり 、 古く から この 形 を 取る ケース が 多い 。 他 に は 、 エンジニア 集団 が 作っ た 組織 や エンジニア 派遣 会社 など に 所属 し て 契約 関係 に ある スタジオ など から 派遣 要請 さ れ たり 、 原盤 制作 者 側 や アーティスト 側 から の 依頼 を 受け て 雇用 さ れる 形態 が ある 。 日本 国内 で は 1970 年代 後半 から その よう な 雇用 形態 が 増え て き た が 、 スタジオ や エンジニア 集団 に 所属 せ ず 、 フリーランス・エンジニア として 独立 し た 屋号 を 持ち 、 個人 で 活動 する エンジニア として 存在 する 形態 も あり 、 原盤 制作 者 側 や アーティスト 側 と 組織 対 個人 間 で 契約 を 結び 雇用 関係 を とる 形態 も ある 。  職 に 就く まで の 一般 的 な 流れ に は 、 音響 系 専門 学校 あるいは 大学 など を 卒業 し た 後 に レコーディング ・ スタジオ や レコード ・ メーカー または 音楽 制作 会社 など に 就職 し て 、 アシスタント 業務 として の 見習い から 始める 例 が 多い が 、 時代 と共に パーソナル コンピューター を 運用 システム の 中心 と し た DAW や プライベート ・ スタジオ など で の ワンマン・オペレート が 主流 に なっ て き た ため 、 スタジオ や 音楽 制作 会社 等 へ 就職 し て の アシスタント 業務 など を 経験 せ ず に 最初 から レコーディング ・ エンジニア として 職 に 就く 形態 も 出 て くる よう に なっ た 。 または 、 ミュージシャン が 作曲 及び 編曲 の 段階 から DAW 上 で 全て の 作業 が 完結 する こと も あり 、 否応なしに 自身 で DAW の 操作 を し なけれ ば なら ない ケース も 多く なり 、 この 分野 から レコーディング ・ エンジニア に 転身 する ケース も ある 。   ProTools など を DAW システム として 使用 する レコーディング ・ セッション が 多く なっ て き た 事 により 、 それ まで と 比べ て アシスタント ・ エンジニア の 作業 量 が 減っ て き たり 、 要求 さ れる 作業 内容 が テープ ・ レコーダー など の オペレーション から 推移 し 、 コンピューター ・ オペレーション 上 で の リー ジョン ・ ファイル 編集 操作 など が 増加 する など 多岐 にわたって き た 。  レコーディング ・ エンジニア から マスタ リング ・ エンジニア に 転身 ・ または 兼業 する 人 は 相応 の 割合 で 存在 する が 、 逆 の ケース は レコーディング 経験 や スタジオ で の コミュニケーション の 取り 方 が 異なる など 、 様々 な 理由 から 困難 が 伴う 事 も あり 、 兼業 も 含め て あまり 存在 し て い ない 。 そして 、 レコーディング ・ エンジニア として の 女性 の 就業 比率 は 長時間 労働 など の 面 から 、 以前 は あまり 多く 存在 し なかっ た が 、 1990 年代 以降 は 比率 的 に も どんどん 増え て き て い て 、 長時間 や 重労働 を 伴う イメージ など も 払拭 さ れ て き た せい か 、 レコーディング や ミキシング を クリエイティブ な 面 として 捉え られ た 状況 に なり つつ も ある 。 また 、 アーティスト や ミュージシャン 側 が 女性 で ある 場合 など において 、 女性 エンジニア と の 作業 を 希望 する ケース も ある ため 、 そう 言っ た 面 から も 女性 の レコーディング ・ エンジニア として の 進出 は 増え て き て いる 。路上 観察 学会 （ ろ じ ょうかんさつがっかい ） と は 、 路上 に 隠れる 建物 （ もしくは その 一部 ） ・ 看板 ・ 張り紙 など 、 通常 は 景観 と は 見 做 さ れ ない もの を 観察 ・ 鑑賞 する 団体 。  1986 年 （ 昭和 61 年 ） 設立 。 学会 を 名乗っ て いる が 学会 的 運営 を さ れ て い た わけ で は なく 、 実質 的 に は 筑摩書房 の 編集 者 松田 哲夫 の 企画 により 赤瀬 川原平 を 中心 に 据え た 、 文筆 家 ・ 美術家 ・ 漫画 家 ・ 特異 な 収集 家 を 本 の 出版 に 合せ て まとめ た 集団 で ある 。  「 路上 観察 学会 」 は 1986 年 に 筑摩書房 の 本 「 路上 観察 学 入門 」 の 発売 に 合わせ て 東京 一ツ橋 の 学士 会館 で 結成 発表 会 を 行い マスコミ 関係 者 を 集め て 質疑 応答 など を し た 。 この 時 の 様子 は 、 参加 し た とり ・ みき が 著書 「 愛 の さ か あがり 」 に 、 エッセイ 漫画 の 形 で 書き残し て いる 。  「 路上 観察 学 入門 」 の 著者 は 以下 の グループ に 大別 できる 。  結成 発表 終了 後 学士 会館 前 で モーニング を 着用 し た メンバー が 整列 を し て 写真 撮影 を 行なっ た 。 なお この メンバー 全員 が 集まっ た の は この 時 だけ で ある 。 以降 の マスコミ 、 出版 物 、 地方 イベント 出演 の さい は 松田 、 赤瀬川 、 藤森 という メンバー を 軸 として 他 に その 時々 で 文化 人 など を ゲスト に 入れる という 構成 で ある 。造形 作家 （ ぞう けい さっか ） と は 、 広く 「 造形 を 行う 人 」 という 意味 で  を 指し 、 プロフェッショナル ・ アマチュア を 問わ ない 。ボディペインティング   ( body   painting )   と は 、 体 に 塗料 など で 絵 や 模様 を 描く ボディ アート の こと で ある 。 ヌーディズム の キャンプ 場 など で は しばしば イベント の 1 つ として も 行わ れ 、 コンテスト の 様 を 成し て いる こと も ある 。  この ほか 、 日本 で は 性 表現 の 一つ として ボディペインティング が 扱わ れる こと が ある 。 たとえば 全裸 の 上 から 、 まるで 水着 や 衣服 を 纏っ て いる か の よう な ペインティング を 施し た もの が 性 を 扱っ た 雑誌 や ビデオ など で 表現 さ れ たり し て いる 。 一見 し て 、 もの を 身 に 纏っ て いる よう で あり ながら 、 その 実 、 全裸 で ある という 要素 が 、 一種 の フェティシズム を 起こさ せる と も 考え られる 。 最近 で は こうした 衣服 の ほか 、 その 身体 を 紙 に 相当 する 媒体 として 捉え 、 漫画 を 描く という ジャンル も あり 、 それ を 専門 と する モデル も 存在 する 。  ボディペインティング の 中 でも 人 の 顔 に 絵 や 模様 を 描く こと を フェイスペインティング と いう 。 古代 から 、 宗教 的 理由 など で 装飾 さ れ て い た 。 最近 で は テーマパーク や パーティー 、 フェスティバル の など で 多く 見かけ られる よう に なっ て いる 。 サッカー の 応援 や 体育 祭 など の スポーツ 関連 の イベント で は 国旗 を 描い た もの が 代表 的 で ある 。 2012 年 ごろ から ハロウィン など で も 人気 が で て き て いる 。  イベント など で フェイス ペイント （ 首 から 上 の 部位 ） を サービス あるいは 職業 として 行う 場合 は 、 美容 師 法 が 適用 さ れ 、 美容 師 免許 の 取得 と 美容 所 として 保健所 に 申請 する 必要 が ある 。 もしくは 美容 部員 と 同様 に メーカー の 商品 の 販促 を 目的 と し た 場合 は 適用 外 と なる こと が 厚生 労働省 生活 安全 課 で 確認 さ れ て いる 。 違反 が 認め られ 場合 は 美容 師 法 違反 で 罰金 30 万 円 を 課せ られる 。  これ まで は 市販 の 水性 絵具 や アルコール 製 の 絵具 を 使っ た ボディ ペイント が 主流 で あっ た が 、 長時間 使用 による 肌 へ の 悪影響 や 、 洗い流す 際 の 煩わし さ を 払拭 し た 、 天然 ラテックス 素材 を 使っ た ゴム 製 の 専用 絵具 も 登場 し て いる 。 エア ブラシ による ボディ ペイント も 盛ん に おこなわ れ て おり 、 繊細 な 描写 が できる こと から フェイクタトゥー や ブライダル シーン で 活用 さ れ て いる 。 肌 用 の 特殊 な 接着 剤 を 使用 し 、 ラメ の パウダー （ グリッター ） 等 で 肩 や 腕 、 デコルテ 、 背中 、 腰 など に 施す ボディペインティング を 「 ボディー ジュエリー 」 と 称し て 提供 する 業者 も ある 。  胸 から 腹 にかけて 顔 を 模 し た ペイント を 施し 、 踊り 動かし て 表情 を 変え て みせる 座興 の 芸 。3 D 回転 と は 、 広義 に は 3 次元 空間 上 の 回転 、 狭義 に は 写真 など の 3 次元 データ で ない もの を 3 次元 的 に 回転 し て いる よう に 見せる 画像 処理 ・ 表現 手法 の こと で ある 。  この 項 で は 狭義 の 3 D 回転 を 解説 する 。 広義 で ある 3 次元 空間 上 の 回転 は 、 回転 の 項 を 参照 の こと 。  現実 世界 に 実在 する 物体 を 3 次元 的 に 回転 し て 見せる 場合 に は 、 異なる 角度 から 撮影 さ れ た 写真 を 複数 枚 連続 的 に 切り替える 手法 が しばしば 用い られる 。 この よう な 手法 を 用い た 例 に は 、 アップル の 「 QuickTime   VR オブジェクト 」 など が ある 。 この 手法 は 制作 に 比較的 コスト が かから ない 長所 が ある 一方 で 、 撮影 さ れ て い ない 角度 から は 観賞 でき ない 短所 が ある 。 また 、 この 手法 は 計算 量 の 節約 の ため に 、 リアルタイム に 3 DCG 処理 を 行わ ず に 、 あらかじめ 複数 の 角度 から レンダリング さ れ た 画像 を 用い て 3 次元 形状 を 回転 し て 見せる 場合 に も 用い られる 。  物体 の 表面 座標 を 3 次元 レーザー スキャナ で 計測 し 、 3 次元 データ 化 する 手法 も ある 。 この 手法 は 高 精度 な 3 次元 データ を 得 られる 長所 が ある が 、 比較的 高価 な 専用 の 機材 を 用いる 必要 が ある 。 また 、 X 線 CT や MRI など で 撮影 し た 断層 画像 を ボクセル （ 3 次元 格子 状 の 離散 データ ） 化 し 、 立体 的 に 可視 化 する 技術 も 存在 する 。 ボクセル による 手法 で は 、 回転 や 拡大 の ほか に 、 任意 の 断面 を 切っ て 見せる 事 も 可能 で ある 。 この よう な ボクセル を 用い た 例 に は Antoine   Rosset による 『 OsiriX 』 や オッティモ の 『 Emon 』 など が ある 。 また 、 異なる 角度 から 撮影 さ れ た 写真 を 解析 し て 、 3 次元 形状 を 生成 する 技術 も 存在 する 。 この よう な 写真 解析 を 用い た 例 に は ストラタ の 『 FOTO   3 D 』 など が ある 。  また 、 映像 を 解析 し て カメラ の 3 次元 的 な 動き を 解析 する 「 マッチムーブ 」 と 呼ば れる 技術 が 存在 する 。 この 手法 は 実写 映像 と 3 DCG の 合成 に しばしば 用い られる 。 また 、 人物 や 物体 の 動き を 光学 マーカー や 磁気 マーカー 、 機械 式 の センサー により 計測 し 、 3 次元 空間 上 で の 動き を 再現 する 「 モーションキャプチャ 」 と 呼ば れる 手法 が ある 。 モーションキャプチャ は 3 DCG で の キャラクタ など を 実際 の 人物 の よう に 動作 さ せる 際 に しばしば 用い られる 。  一般 的 に 2 次元 画像 を 回転 さ せる 場合 は 視線 方向 を 軸 に し た 平面 的 な 回転 が 行わ れる が 、 回転 軸 を 視線 方向 に 限定 せ ず 、 2 次元 画像 を 立体 的 に （ 斜め から 見 た よう に ） に 遠近 感 を 付け て 回転 し て 見せる 手法 が ある 。 この 手法 は 単純 に 立体 感 を 演出 できる ほか 、 画像 が 縦長 や 横長 に なっ た 分 、 表示 面積 を 節約 できる 特徴 が ある 。 当初 は 画像 処理 ソフトウェア の 変形 機能 の 一部 として の 利用 が ほとんど で あっ た が 、 高速 な 3 次元 グラフィック 処理 が 可能 な GPU の 普及 とともに 、 一般 において も リアルタイム 処理 が 可能 に なり 、 グラフィカルユーザインタフェース （ GUI ） で の 採用 が 進ん で いる 。 この 手法 は 歴史 的 に 2 次元 画像 を 多く 取り扱っ て き た GUI システム において は 、 容易 に 立体 的 な 演出 を 取り入れ られる 手法 と 言える 。三 部 作 （ さん ぶさ く ） は 、 三つ に それぞれ 分かれ て い ながら 、 同じ 一つ の 主題 を 持つ 作品 群 の こと 。 トリロジー （ ） 。  古代 ギリシア 演劇 で 3 編 の 悲劇 を 中心 として 上演 さ れ て い た こと を 嚆矢 と し 、 小説 や 絵画 、 音楽 など に も 使用 さ れる 。  三 部 作 の 伝統 は 古代 ギリシア 演劇 の 時代 から 存在 し 、 悲劇 三 部 作 ＋ サテュロス 劇 の 形式 を 取っ た 。 その後 、 作者 が 当初 から 三 部 作 を 意識 し て 作っ た もの 、 本来 一つ の 作品 を 三つ に 分割 し た もの 、 結果 的 に 続編 あわせ て 3 部 に なっ た もの 、 他人 （ 評論 家 、 出版 社 等 ） が 独自 に そう 呼ん で いる もの など 、 商業 的 な 思惑 も あり 、 様々 に 使用 さ れ て いる 。  三 部 作 は 続編 ・ 前編 関係 に なっ て いる もの も あれ ば 、 作品 ごと に 世界 観 が 異なっ たり も する 。  現在 で は 、 映画 、 漫画 、 クラシック 音楽 、 ポピュラー 音楽 、 その他 メイン カルチャー と サブ カルチャー 双方 の 分野 において 広く 実施 例 が 見 られ て いる 。 特に 、 世界 観 など の 設定 の 説明 が 必要 な SF 、 ファンタジー の 分野 に 意図 し た 三 部 作 が 多い 。  近年 の 作品 で は 、 長年 にわたり 意図 さ れ た 三 部 作 と 思わ れ て い た が 、 特に 商業 作品 で は 人気 を 博し た こと など で 4 作 目 以降 が 作ら れる 例 も ある 。 たとえば 、 アーシュラ・ K ・ ル ＝ グウィン の 『 ゲド 戦記 』 は 、 3 巻 が 書か れ て から 4 巻 目 が 刊行 さ れる まで の 18 年間 は 三 部 作 と 考え られ て い た 。 日本 で も 、 金子 修介 監督 による 「 ガメラシリーズ 」 が 平成 ガメラ 三 部 作 と 呼ば れ て い た が 、 6 年 後 に 4 作 目 の 平成 ガメラ 映画 が 作ら れ た 。 『 銀河 ヒッチハイク ・ ガイド 』 で は 「 三 部 作 の 4 番目 」 が 作ら れ て いる 。  作品 中 に 登場 する 、 実在 し ない 三 部 作 作品 について 記す 。  想定 さ れ て い なかっ た 結果 として 、 三 部 作 に なっ た もの や 四 部 作 に なっ た もの が 存在 する 。  下記 の 実例 は 、 代表 例 や 製作 者 自身 が 明かし て いる もの など 。  人気 作品 など に 多く 見 られる 。  人気 が あっ た ため に 三 部 作 に なっ た 場合 は 、 下記 の 4 作 目 や 5 作 目 が 作ら れ た もの へ 続く 場合 が ある 。  不人気 だけ で なく 、 原作 者 の 死亡 や スタッフ の 移動 ・ 完結 前 の ネタ バレ など 多く の 理由 が 存在 する 。  一 度 は 三 部 作 で 完結 し た 作品 。 人気 作品 など に よく み られる 。  ドラマ や アニメ など 、 テレビ 放送 さ れ て い た もの が 、 映画 化 さ れ た 際 に 3 部 作 として 分割 さ れ た もの 。贋作 （ がんさく ） と は 、 オリジナル と は 別 の 作者 によって 模写 ・ 模作 さ れ 、 作者 の 名 を 騙っ て 流通 する 絵画 、 彫刻 、 書 など の 芸術 品 や 工芸 品 。 または その 作成 行為 の こと 。 偽作 （ ぎさ く ） と も 言う 。 これ に対して 本物 の 作品 の こと を 「 真 作 」 （ しん さく ） と 称する 。  一般 的 に 美術 品 や 工芸 品 に 使用 さ れ 、 書物 の 場合 は 偽書 と も 言う 。 また 、 偽造 紙幣 や 偽造 貨幣 など は 、 贋作 と は 呼ば れ ない 。  贋作 の 歴史 は 古く 、 ストックホルム 博物館 に は エジプト 時代 の パピルス に ガラス から 宝石 を 作り出す 方法 が 書か れ た もの が ある 。 また 古代 ローマ の 詩人 ホラティウス など も 『 風刺 詩 』 で 贋作 について 言及 し た こと が ある 。  贋作 の 作成 の 目的 に は 金銭 的 目的 ・ 宗教 的 目的 ・ 権威 付け 目的 ・ 名誉 目的 ・ 愉快 犯 など が 挙げ られる 。 また 広義 で は 、 名声 を 貶める ため の もの も 贋作 に 含め られる 。 ただし 、 模造 品 を 作る こと 自体 は 違法 で は ない 。 例えば 絵画 で は 、 先人 の 画風 を 見 て 、 それ を 真似 て 描く こと は 、 学校 の 美術 の 授業 など で 、 ごく 普通 に 行わ れ て いる 行為 で ある 。 また 、 偽る 意図 の ない 模写 ・ 複製 ・ レプリカ など も 、 一般 に は 問題 視 さ れ ない 。 模造 品 を 真 作 と 偽る と 違法 と なる 。  贋作 を 作成 する 人物 は 贋作 家 と 呼ば れる が 、 これら の 人物 は 裁判 など で は 「 模写 を し た だけ 」 など の 主張 を する 事 が 多く 、 単純 な 模写 と 専門 技術 を 使っ た 贋作 と の 差 が 裁判 の 際 に は 問題 と なる こと も ある 。  贋作 師 が 贋作 を 作ら れる という ケース も ある 。 幕末 から 明治 にかけて の 日本 刀 の 天才 的 贋作 師 、 三重 県 桑名 市 の 三品 広 房 は 、 末 備前 を 中心 に 「 桑名 打ち 」 という 古刀 の 贋作 の 数 打物 を 作っ て い た 時期 も あっ た が 、 数 打物 に も 関わら ず 、 斬れ 味 は むしろ オリジナル の 名刀 を 超え て い た こと も ある という 達人 だっ た 。  贋作 で は なく 、 広 房 と 本名 を 名乗り 模写 として 村 正 写し を 製作 し た 場合 に は 、 真 の 村 正 に も 決して 劣ら ぬ 出色 の 出来 だっ た と いう 。  広 房 は 贋作 や 写し で は なく 自分 の 銘 で も 秀作 を 多く 打っ た が 、 幕末 の 一般 的 な 刀工 の レベル を 逸脱 し た 優れ た 鍛冶 師 だっ た ので 、 自身 が 贋作 の 対象 と さ れ 、 現代 刀 に 広 房 の 偽 銘 を 切っ た 贋作 も 出回っ て いる 。  広 房 は 明治 初期 に 贋作 の 製作 を やめ 、 その後 の 広 房 派 は 桑名 を 代表 する 名工 の 一派 に 数え られ て い て 、 子孫 も また 優秀 な 刃物 を 作り 、 2017 年 現在 も 六 代 広 房 が 桑名 市 で 包丁 など の 製作 を 続け て いる 。  鑑定 方法 も 多岐 に 及ぶ 。 基本 的 な もの として  など が 上げ られる ほか 、 物品 によって は 味見 ・ 嗅覚 による 鑑定 など も ある 。 ただし 、 科学 鑑定 は 時間 と 予算 が かかる ため 、 収集 家 に は 好ま れ て い ない 。 アメリカ で 行わ れ た 複数 の 科学 鑑定 の 結果 、 鑑定 だけ に かかっ た 金額 が 7 , 500 ドル に 達し た 例 が ある 。  また 、 メトロポリタン 美術館 の 絵画 修復 主任 を 務め た ヒューバート・ヴォン・ゾンネンバーグ は 、 科学 的 検査 は かなり 欠陥 の ある 鑑定 方法 だ と し て いる 。アングル （ angle ） と は 写真 術 （ スチル 写真 、 映画 、 テレビ 、 ビデオ を 含む ） において 、 被写体 に対する カメラ の 角度 や 位置 の こと 。 カメラ アングル と も いう 。 ハイ ・ アングル は 被写体 の 上 から 、 ロー ・ アングル と は 被写体 の 下 から 撮ら れ た もの 。  アングル （ 角度 ） と 言う 用語 で ある が 、 カメラ 自体 の 位置 も 含め て アングル で ある 。  ほとんど の 「 標準 」 ショット は 、 アイレヴェル・ショット (" eye - level   shot ") と も 呼び 、 床 面 から およそ 150 センチ か 180 センチ ほど の 高 さ の カメラ の 位置 で 撮ら れ た ショット を 指す 。 おおよそ 人間 の 目 の 高 さ に 一致 し て いる 。  この 「 標準 」 ショット より 低けれ ば ロー ・ アングル 、 高けれ ば ハイ ・ アングル 、 また さらに 極端 な もの を 超 ロー アングル 、 超 ハイ アングル と 呼ぶ こと が できる だろ う 。 ブーム や クレーン 、 ヘリコプター など の 機械 設備 を 用いる こと は 、 こう いっ た 可能 性 を 間違い なく 広げる こと に なる 。撮影 会 は 、  など の 用例 が ある が 、 これ 以外 に も 広く 使わ れ て いる 。 写真 撮影 に 付随 する 集い で あれ ば 撮影 会 と 使わ れる こと が 多い 。  撮影 会 （ さ つえ い かい ） と は 、 主 に アマチュアカメラマン が 写真 撮影 を 目的 として 集う こと 。 被写体 は 主催 者 や 対象 により さまざま で ある 。  ここ で は 主 に アイドル ・ モデル ・ レース クイーン ・ 素人 モデル など が 出演 する ポートレート 撮影 会 について 取り上げる 。  各種 オーディション 参加 者 が 集まり 、 その 選考 資料 用 に プロ カメラマン に 一括 し て 撮影 さ れる 「 撮影 会 」 や 、 子供 用 ブランド ショップ で 購入 者 に対して 行わ れる 「 撮影 会 」 は 本 項 で は 解説 し ない 。  もともと は 同好 の 士 が モデル 撮影 会 を 開催 する ため に 参加 者 で 費用 分担 し 会 の 形式 で 開催 し た もの が 発祥 と 思わ れる 。 正確 な 資料 が ない ため に 、 撮影 会 なる 言葉 の 発生 の 起源 も 不明 で ある 。  運営 スタイル は 個々 に 異なる が 、 新聞 社 など マスコミ 、 自治体 および 観光 協会 など の 公益 団体 、 イベント 企業 、 カメラ 企業 が 開催 する ケース 、 撮影 会 団体 による 運営 、 芸能 事務所 が 自ら の タレント を 起用 し 開催 する ケース 、 また モデル 自ら が 開催 する ケース も ある 。 元々 は 、 レース クイーン や コンパニオン など に 集まる 、 いわゆる カメコ （ カメラ 小僧 ） など が 開催 し 、 レース クイーン の アルバイト の よう な 位置づけ で あっ た が 、 近年 で は 営利 活動 として 主催 する 業者 が 登場 し 、 或いは 自社 の タレント の 売り出し の ため に 中堅 芸能 事務所 が 直接 関わっ て 開催 する もの も ある 。スチル 写真 （ スチル しゃし ん 、 ） 、 もしくは 、 単に スチル （ ） と は 、 動き の ない 静止 画 の こと 。  スチル は 、 動き の ある いわゆる 映画 など を 指す シネ   ()、 シネマ   ()、 ムービー   ()   に対する 語 で 、 動き の ない 写真 の こと で ある 。 通常 、 ある 一瞬 を 1 枚 の 画像 に 撮影 し た もの で ある が 、 長時間 露出 や 、 連続 写真 （ ストロボ スコープ による もの の よう な ） も スチル で ある 。 一般 に 単に 「 写真 」 と 言え ば スチル の こと を 指し て いる の が もっぱら で は ある が 、 後述 の 映画 制作 上 の 用語 で ある とか 、 「 電子 スチル ビデオカメラ 」 といった 用例 は ある 。  機材 の 話題 で 、 シネ 用 と スチル 用 という 分類 が ある もの が ある 。 代表 的 な もの は 三脚 で あろ う か 。 シネ 用 で あれ ば スムーズ に パン 操作 が できる こと は ほぼ 必須 で ある が 、 スチル 用 で あれ ば それ は 求め られ ない 。 あるいは 、 シネ 用 雲 台 は 縦 画面 に 切り換え られる 必要 が ない （ いわゆる 2 way ） の に対し 、 スチル 用 雲 台 なら 縦 画面 ・ 横 画面 を 切り換え られる （ 3 way ） 機能 を 持つ 。  なお 、 英語 で の 発音 は   （ スティル ） で あり 、 自然 な 音訳 は スティル または スチル と なる 。 しかし 、 スチール と 音訳 する こと も あり 、 以下 の 国語 辞典 は スチール を 項目 と し て いる 。  また 以下 の 英和 辞典 は   の 訳語 に スチール を 使っ て いる 。  映画 制作 の 用語 で の スチル 写真 （ スチール 、 スティル 等 とも ） と は 映画 の 宣伝 や 広報 の 素材 として 用い られる 写真 で ある 。 通常 は 映画 の 撮影 フィルム の フレーム （ 一 コマ ） を 引き伸ばし た もの で は なく 、 上映 用 の コマ と は 別に シーン の 撮影 終了 時 または 同時 並行 で 専門 の スタッフ が 撮影 を 行う 。 この 場合 、 映画 の スタッフ クレジット は 「 スチル 」 「 スチール 」 と 表記 さ れ 、 スタッフ の 呼称 は スチル カメラマン で ある 。  映画 製作 において 、 この 写真 が 作品 の 製作 に 直接 関与 する こと は ない 。 もっぱら 宣伝 用 として 、 ポスター 、 雑誌 、 新聞 等 の メディア で 使用 する もの で ある 。 また 、 初期 の スチル 写真 は 撮影 所 で 組織 化 さ れ た 専属 スタッフ や カメラマン 、 もしくは 撮影 所 近辺 の 写真 館 の 撮影 技師 ら が 撮影 し て い た 。 これら の 写真 は 配給 会社 を通して 映画 館 や 出版 社 に 配ら れ 、 宣伝 材料 として 用い られ た 。  防音 ケース に 入れ た カメラ を 用いる か 、 望遠 レンズ を 用いる こと で 同時 録音 の 妨げ に なら ない よう に 撮影 する 技術 が 求め られる 。 騒音 に シビア な 場合 ､ リハーサル 中 に 撮影 し たり 、 （ 前述 の よう に ） 映画 自身 の 撮影 フィルム から 抜き出す こと で 、 本番 中 の 撮影 を 避ける こと が ある 。 また スチル 写真 用 に 撮影 風景 を 再現 し て 撮影 する こと も ある 。  映画 館 に これら の スチル 写真 を 配る という こと は 減っ て き て いる が 、 雑誌 など で の タイアップ など 宣伝 材料 として の 活躍 の 場 は 多い 。 劇場 で 配布 ・ 販売 さ れる パンフレット 類 は もちろん で ある が 、 公開 に 合わせ て 写真 集 など の 関連 書籍 を 作る こと が 多く なっ て き て おり 、 写真 家 に 依頼 する こと も 増え て き て いる 。オイル プリント   ( Oil   Pigment   Process )   は 、 1904 年 に イギリス の ローリンス により 考案 さ れ た 写真 技法 で ある 。  紙 に ゼラチン を 塗布 し 、 重 クロム 酸 カリ または 重 クロム 酸 アンモニウム 溶液 によって 感光 性 を もたせ 、 ネガ と 密着 し て 太陽光 、 紫外線 ライト にて 焼きつける 。 その後 流水 で 水洗 する と 、 シャドー 部 は ゼラチン が 硬化 し て 水分 を 吸収 し にくく なり 、 ハイライト 部 は 水分 を 吸収 し て 膨張 し 、 レリーフ 状 に なり 、 そこ に 油性 絵具 を ブラシ で 叩きつけ て いく と 、 水分 の 少ない シャドー 部 に は 絵具 が 付き 、 水分 を 多く 含む ハイライト 部 は 油性 絵具 を 反発 し て 受けつけ ず 、 これ により 階 調 が 表現 さ れる 。  その後 、 市販 の 印画 紙 を 使用 し 、 引き伸ばし 可能 な ブロムオイル に 取っ て 代わら れ 廃れ て いっ た が 、 日本 で は 人形 作家 ・ 写真 家 の 石塚 公昭 が 1990 年代 に 技法 を 復活 さ せ 、 個展 を 中心 に 発表 し て いる 。立木 写真 館 （ たつき し ゃしんかん ） は 、 徳島 県 徳島 市 に ある 写真 館 。 立木 義浩 の 実家 で も ある 。  徳島 市 で 最初 の 写真 館 で あっ た 。  戦前 は 地域 の 文化 サロン 的 な 側面 も 持っ て おり 、 板東 俘虜 収容 所 の ドイツ 人 捕虜 が 音楽 の 演奏 会 や 楽器 の 演奏 指導 を 行っ た こと も ある 。  近年 は 義浩 の 兄 ・ 利治 が 経営 に あたっ て い た が 、 還暦 を 前 に 死亡 し た ため その 妻 ・ 恵美子 が 引き継い で 今に 至る 。  1980 年 に 放送 さ れ た NHK 朝 の 連続 テレビ 小説 『 なっちゃん の 写真 館 』 は 、 立木 香 都子 （ 利治 ・ 義浩 ら 兄弟 の 母 ） の 半生 を モデル に 描か れ た 。 ドラマ の 中 で は 「 西城 写真 館 」 や 「 西城 夏子 」 など 、 架空 の 名前 が 用い られ た 。 なお 星野 知子 や 萬田 久子 、 役所広司 は 、 この 作品 で デビュー を 果たし た 。  婚礼 写真 を 前もって 撮影 する という 方法 を 日本 で 初めて 行っ た の は 、 利治 ・ 恵美子 夫妻 で ある と いう 。パピプペンギンズ と は アート ディレクター の 戸田 正 寿 と イラストレーター の ひこ ね のり お によって 描か れ た ペンギン の キャラクター の 名称 。 1980 年代 に ビール の イメージ キャラクター に 起用 さ れ 人気 を 博し 、 のち に 映画 化 も さ れ た 。 2005 年 9 月 より 芸能 事務所 の ホリプロ が 版権 を 管理 し て いる 。小林   真理 （ こ ばやし   まり 、 1963 年   -   ） は 文化 経営 学者 、 東京大学 教授 。 博士 （ 人間 科学 ） （ 早稲田大学 ） （ 2001 年 ） 。 東京 都 出身 。アニメーション 映画 （ アニメーション え いが ） は 、 映画 館 で 公開 する 映画 として 製作 さ れる アニメーション （ アニメ ） 映像 作品 。 略称 として アニメ 映画 、 その ほか 映画 館 を 劇場 と 呼ぶ 慣習 から 劇場 用 アニメーション ・ 劇場 版 アニメーション ・ 劇場 版 アニメ 等 も 表記 や 名称 として 使用 さ れる 。  テレビ アニメ が 登場 する まで は 、 アニメーション の 放映 媒体 は 映画 しか 存在 せ ず 、 アニメーション と いえ ば もっぱら 映画 館 で 上映 さ れる アニメーション 映画 で あっ た 。  日本 で は 学校 教育 において 上映 さ れる 映画 は 教育 映画 と さ れ 、 1960 年代 から 1970 年代 、 文部省 選定 、 文部 大臣 賞 など を 受賞 する アニメーション 映画 も 多数 存在 し た 。 その他 、 海外 の 万国博覧会 や 大使館 など で 日本 の 文化 を 紹介 する ため に も アニメーション 映画 が 製作 さ れ た 。 1970 年代 まで は アニメーション という 呼称 は まだ 一般 的 で は なく 、 漫画 映画 （ テレビ アニメ は テレビ 漫画 ） と 呼称 さ れ て い た 。  テレビ アニメ 作品 の 映画 化 の 場合 は 、 テレビ シリーズ と 区別 する ため に 作品 の タイトル に 「 劇場 版 」 または 「 映画 」 と 付く こと が 多く 、 1 本 で 完成 さ れ た 作品 に する 必要 から 映画 用 の オリジナル ストーリー で 完結 する 作品 が 多い 。 「 アニメ 映画 」 が 実写 映画 や 特撮 映画 など と 対比 さ せ た 言葉 な の に対し 、 「 劇場 用 アニメ 」 は テレビ アニメ や ビデオ 販売 用 の アニメ   ( OVA )   など と 対比 さ せ た 言葉 で ある 。  映画 館 で の 公開 終了 後 、 地方自治体 や 公共 団体 に 無償 で 貸し出さ れ 、 星空 映画 会 など と 呼ば れる イベント で 無料 公開 さ れる こと も ある 。  世界 最初 の 純粋 な アニメーション 映画 は 、 フランス の 画家 エミール・コール の 製作 し た 、 『 』 （ 1908 年 、 原題 ： Fantasmagorie ） だ と 考え られ て いる 。 コール は アメリカ の ブラック トン （ 後述 ） の 用い て い た コマ 撮り 実写 映画 の 技法 に 着目 し 、 そこ から 実写 部分 を 排し た 完全 な アニメーション 作品 を 創作 し た 。 『 ファンタスマゴリー 』 の 動画 は 白い 紙 に 黒 インク で 描か れ 、 ネガ フィルム の まま 黒地 に 白い 線 の アニメーション 映画 として 上映 さ れ た 。 世界 初 の 長編 アニメーション 映画 は 、 アルゼンチン の キリーノ・クリスティアーニ によって 制作 さ れ た 『 使徒 』 （ 1917 年 ） だ と さ れる 。  テレビ 普及 以前 は 、 ニュース 映画 とともに 短編 アニメ が 一般 映画 （ 本編 ） の 前座 として 上映 さ れ た 。 多く の 短編 劇場 アニメ は この 時代 に 製作 さ れ た もの で ある 。 1937 年 に ディズニー が 初 の カラー 長編 アニメ 『 白雪姫 』 を 製作 する まで 、 ストーリー を 楽しむ と いう より 絵 が 動く こと を 楽しむ アトラクション 的 な 短編 アニメ が 普通 で あっ た 。  1940 年 、 世界 初 の ステレオ 音声 を 取り入れ た アニメーション 映画 『 ファンタジア 』 が 公開 さ れる 。 ただし 日本 で の 公開 は 1955 年 で ある 。  アジア で は 、 1941 年 に 中国 において 万 籟鳴 と 万古 蟾 の 監督 で 公開 さ れ た 『 西遊 記   鉄扇 公主 の 巻 』 が アジア 初 の 長編 アニメーション 映画 と さ れる 。 1942 年 に 戦時 下 の 日本 に 輸出 さ れ 、 当時 16 歳 の 手塚 治虫 に 影響 を 与える と共に 、 海軍 省 に 長編 アニメーション 映画 『 桃太郎   海 の 神 兵 』 （ 1945 年 ） を 制作 さ せる 動機 と なっ た 。  アメリカ で は 、 テレビ 時代 に なっ て から も 劇場 短編 アニメ が テレビ で 繰り返し 放送 さ れ て いる 。 日本 で も 、 1960 年代 から テレビ アニメ が 量産 さ れる まで 、 『 トム と ジェリー 』 『 ポ パイ 』 『 スーパーマン 』 『 ベティ・ブープ 』 など の 劇場 短編 アニメ が テレビ で 何 度 も 再 放送 さ れ て い た 。  20 世紀 初頭 の アメリカ合衆国 で は 、 ジェームズ ・ スチュアート ・ ブラックトン が 、 アニメーション 映画 の 先駆 的 作品 と も 言える 、 黒板 に 描か れ た チョーク の 絵 を 用い た 『 愉快 な 百面相 』 （ 1906 年 、 原題 ： Humorous   Phases   of   Funny   Faces ） や 、 幽霊 屋敷 の 怪奇 現象 を トリック により 再現 し た 『 幽霊 ホテル 』 （ 1907 年 、 原題 ： The   Haunted   Hotel ） など の コマ 撮り 実写 映画 を 撮影 し て い た 。  アニメーション の 父 ウィンザー・マッケイ は ブラックトン に 触発 さ れ 、 寄席 で の ヴォードヴィル 公演 に 使用 する 目的 で 、 『 リトル・ニモ 』 （ 1911 年 、 原題 ： Little   Nemo ） など の 短編 アニメーション 映画 を 製作 し た 。 これら の 作品 は 映画 館 で も 上映 さ れ 、 アニメーション の 商業 的 利用 に対する 先鞭 を 付け た （ しかしながら 、 マッケイ 自身 は 商業 アニメーション に対して は 否定 的 で あっ た ） 。 また 、 マッケイ の 『 恐竜 ガーティ 』 （ 1914 年 、 原題 ： Gertie   the   Dinosaur ） に 登場 する ガーティ は 、 世界 最初 の 個性 を 備え た アニメーション キャラクター として 評価 さ れ て いる 。  前述 の よう に 、 テレビ が 大衆 化 する 以前 に は ニュース 映画 の 前座 として 短篇 アニメ が 大量 に 作ら れ た 。 これら の 短編 から 、 世界中 で 広く 知れ渡っ て いる ディズニー の ミッキーマウス や ドナルドダック 、 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー の トム と ジェリー 、 フライシャー・スタジオ の ベティ・ブープ 、 ワーナー・ブラザース の バッグス・バニー など の 人気 キャラクター が 生まれ た 。  映画 史上 に 残る 偉業 を 数多く 成し遂げ た 『 白雪姫 』 （ 1937 年 ） は 世界 初 の カラー 長編 アニメーション 映画 と なっ た （ カラー で は なく 白黒 の アニメーション だ が アルゼンチン で は 1931 年 に キリーノ・クリスティアーニ により 長編 アニメーション 『 ペルードポリス 』 が 公開 さ れ て いる ） 。  ウォルト・ディズニー 以外 に アメリカ における アニメーション に 大きな 影響 を 与え た 人物 に テックス・アヴェリー （ 本名 フレデリック ・ ビーン・アヴェリー ） が いる 。 テックス・アヴェリー 派 という トレンド を 作り上げ 、 エキセントリック な キャラクター 、 動き を 得意 と し た 。 創作 し た 代表 的 な キャラクター に ド ルーピー など が あり 、 ジム ・ キャリー 主演 の 映画 『 マスク 』 など 後 の アメリカ 映画 、 アメリカン・コミックス に 大きな 影響 を 与え た 。  1980 年代 から は コンピュータグラフィックス による アニメ 製作 が 模索 さ れ 始め た 。 コンピュータグラフィックス による アニメーション は トロン ( 1982 ) や ジュラシック・パーク ( 1993 ) など 実写 映画 で は すでに 使用 さ れ 始め て い た 。 ピクサー 社 の トイ ・ ストーリー （ 1995 年 ） を 皮切り に 、 3 次元 コンピュータグラフィックス による 劇場 用 アニメーション が 数多く 制作 さ れ 始め 、 現在 で は むしろ 主流 に なり つつ ある 。  ディズニー は 21 世紀 以降 も 名作 の 長編 アニメーション を 作り 続け て おり 、 特に 『 アナ と 雪 の 女王 』 （ 2013 年 ） は 、 世界 の 興行 収入 が 12 億 ドル を 記録 する など 、 世界 歴代 興行 収入 で 第 5 位 を 記録 し た 。 同 作品 は 日本 の 興行 収入 で も 200 億 円 を 越え て おり 、 日本 で 公開 さ れ た アニメーション 映画 として は 『 千 と 千尋 の 神隠し 』 （ 2001 年 ） に 次ぐ 第 2 位 の 興行 収入 を 記録 し て いる 。  江戸 時代 に 既に 「 写し絵 」 と 呼ば れ 、 布 や 紙 による スクリーン 膜 に 影絵 、 薄紙 や ガラス 板 に 書か れ た 絵 を 幻灯 機 を 用い て 投 映し て 動かし 、 語り や 音曲 を 加え て 上映 する 見世物 興行 が あっ た 。 もちろん これ は フィルム による 動画 で は なく て 、 人 が 操作 し て 絵 を 差し替え たり 動かす もの で ある 。  現存 する 日本 最古 の アニメーション 作品 は 幸内 純一 の 『 なまくら 刀 』 （ 1917 年 〈 大正 6 年 〉 公開 ） で 日本 の 最初 期 の 短篇 アニメーション 映画 で ある 。 これ は 1910 年代 に 輸入 さ れ た 短編 アニメーション を 受け 、 日本 の 映画 各社 の 依頼 によって 制作 さ れ た 10 分 ほど の 作品 で あり 、 長らく 現存 し て い ない と さ れ て い た が 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） に 玩具 版 が 発見 さ れ た 。 1916 年 （ 大正 期 ） から 下川 凹天 、 北山 清太郎 、 幸内 純一 の 3 人 の 漫画 家 、 画家 が それぞれ 別々 に ペーパー アニメーション と 切り 絵 アニメーション で アニメ 作品 の 制作 を 手がけ 1917 年 （ 大正 6 年 ） に いずれ も 公開 さ れ た が 、 現存 する の は この 作品 のみ で ある 。  下川 、 北山 、 幸内 の 3 人 は 国産 アニメ の 創始 者 として 歴史 に 名 を 残し た が 、 いずれ も 数 年 足らず で アニメ 制作 から 撤退 し て いる 。 その後 、 1920 年代 に 入る と 、 この 3 人 に 次い で 木村 白山 、 山本 早苗 、 大藤 信郎 ら が 頭角 を 現す よう に なる 。 また セル アニメーション の 導入 が 遅れ た 日本 で は 切り 絵 アニメーション が 発達 し 、 この 分野 で は 大藤 信郎 賞 に 名 を 残す 大藤 信郎 が 『 鯨 』 （ 1927 年 〈 昭和 2 年 〉 ） で 国際 的 な 評価 を 得 て いる 。  1932 年 （ 昭和 7 年 ） 、 日本 初 の トーキー アニメ 映画 『 力 と 女 の 世の中 』 を 、 後 に 「 日本 の アニメーション の 父 」 と さ れる 政 岡 憲三 が 松竹 で 制作 し て いる 。 続い て 1933 年 （ 昭和 8 年 ） に 大石 郁雄 により 『 動 絵 狐狸 達引 』 が 制作 さ れる 。  1935 年 （ 昭和 10 年 ） 、 日本 初 の 立体 アニメーション 撮影 を 用い た 実写 映画 『 かぐ や 姫 』 が 、 映画 会社 JO で 制作 さ れる 。 演出 を 田中 喜次 、 撮影 を 円谷 英二 、 人形 を 浅野 孟 府 、 アニメーション を 政 岡 憲三 が 担当 し て いる 。  1943 年 （ 昭和 18 年 ） 、 日本 初 の フルセルアニメーション 『 くも とち ゅうりっぷ 』 が 政 岡 憲三 により 制作 さ れる 。  第 二 次 世界 大戦 を 迎える と 、 それ まで 個人 工房 により 乏しい 予算 で 小規模 に 行わ れ て 来 た 日本 の アニメーション 制作 に対して 、 軍部 より 予算 が 投下 さ れ 、 戦時 色 の 強い 国威 発揚 的 な 内容 ながら 、 瀬尾 光世 の 『 桃太郎 の 海 鷲 』 （ 1942 年 〈 昭和 17 年 〉 ） 、 『 桃太郎   海 の 神 兵 』 （ 1945 年 〈 昭和 20 年 〉 ） といった 作品 が 制作 さ れ た 。 カラー 短編 アニメーション として 、 『 お 猿 三 吉 大 爆撃 二 萬 キロ 』 が 1943 年 （ 昭和 18 年 ） 以降 に 試作 予定 だっ た が 、 戦局 の 悪化 により 中止 と なっ て いる 。  1953 年 （ 昭和 28 年 ） 、 日本 で 初めて の カラー （ 総 天然 色 ） ・ 立体 アニメーション 映画 『 セロ 弾き の ゴーシュ 』 （ 三井 芸術 プロ・プーク 制作 ・ 監督 川尻 泰司 ・ 森永 健次郎 ） が 製作 さ れ た 。 撮影 に は ミッチェル の 35 ミリ カメラ 、 日本 初 の コニカラー の ネガ が 使用 さ れ た 。  1958 年 （ 昭和 33 年 ） 、 『 かみ なり ん こ 物語 』 『 笛 吹き 王子 』 を 東京 中央 人形 劇場 が 製作 し た 。 東京 中央 人形 劇場 は 後 の （株） 東京 中央 プロダクション で あり 、 電通 映画 社 と共に 多数 の アニメーション 映画 を 製作 し た 。  1959 年 （ 昭和 34 年 ） 、 日本 教育 テレビ （ テレビ朝日 の 前身 ） 『 道徳 の 時間 』 で 人形 劇 を フィルム 撮影 し て アニメーション 加工 し た 人形 劇映画 『 ベニス の 商人 』 の 放送 が 決定 し 、 製作 が 開始 さ れ た 。  東映動画 は 『 白蛇 伝 』 （ 1958 年 ） に 始まり 『 安 寿 と 厨子 王丸 』 （ 1961 年 ） 、 『 わんわん 忠臣蔵 』 （ 1963 年 ） 、 「 ガリバー の 宇宙 旅行 」 （ 1965 年 ） 、 『 太陽 の 王子   ホルス の 大 冒険 』 （ 1968 年 ） 、 『 空 飛ぶ ゆう れい 船 』 （ 1969 年 ） 、 『 長靴 を はい た 猫 』 （ 1969 年 ） など の 長編 漫画 映画 を 世に 送り出し た 。 これら の シリーズ は 「 東映 まんが まつり 」 など の お正月 の 定番 映画 として 低 年齢 層 向け 映画 として 普及 する 。 これら の 映画 の 多く は 映画 館 だけ で は なく 、 16 ミリ フィルム として 小学校 の 上映 会 など に も 貸し出さ れ て 、 多く の 子供 たち が 観賞 する 機会 を 得る こと に なり 、 長編 アニメ 映画 の 小学校 など で の 無料 公開 は 、 後 の 星空 映画 会 など へ と 引き継が れ て いく こと と なる 。  虫 プロダクション は 1963 年 に 日本 初 の 本格 的 テレビ アニメ 『 鉄腕 アトム 』 の 制作 を 開始 。 これ により テレビ アニメ 時代 の 幕開け と なっ た 。 翌年 に は 日本 初 の テレビ アニメ から の 映画 化 作品 『 鉄腕 アトム   宇宙 の 勇者 』 （ 1964 年 ） が 制作 さ れる 。 これ 以降 、 テレビ アニメ の 映画 化 作品 は 大量 に 生み出さ れ 、 日本 における アニメーション 映画 の 重要 な 位置 を 占める よう に なる 。  これ まで 長編 アニメ で は フル アニメーション を 基本 として 来 た 東映動画 で あっ た 。 しかし テレビ アニメ の 影響 を 受け 1966 年 の 『 サイボーグ 009 』 から は リミテッド・アニメーション を 応用 し た 3 コマ 撮り による テレビ アニメ と の 中間 的 位置付け の 「 B 作 」 と 呼ぶ 路線 が 開始 と なる 。 従来 の フル アニメ は 「 A 作 」 と 呼び として 区別 さ れる よう に なっ た 。  虫 プロ は 1969 年 公開 の 劇場 用 作品 『 千 夜 一夜 物語 』 を 第 一 作 と する アニメ ラマ 二部作 を 制作 し た 。 これら の 作品 は 従来 の 子供 向け の アニメーション 映画 と は 逆 の 方向 性 を 狙い 、 大人 向け に 作ら れ た 作品 で ある 。 アニメ ラマ は 予想 外 に ヒット し 、 ここ から 大人 向け アニメ が 制作 さ れる こと と なる 。 1970 年 に は 第 二 作 『 クレオパトラ 』 、 1973 年 に アニメ ロマネスク 『 哀しみ の ベラドンナ 』 が 公開 さ れ て いる 。  1960 年 、 日本 教育 テレビ （ テレビ朝日 の 前身 ） の 文部省 監修 『 道徳 の 時間 』 で 日本 で 初めて の 人形 劇映画 『 ベニス の 商人 』 （ 東京 中央 人形 劇場 製作 ） が 放送 さ れ た 。 当時 は まだ スタジオ ・ ライブ で の 人形 劇 しか 放送 さ れ て い なかっ た ため フィルム 映画 の 放送 に は 文部省 の 許可 が 必要 で あり 、 番組 プロデューサー の 笠原 明 氏 が 尽力 し て これ を 実現 さ せ た 。 脚本 ・ 演出 を 高橋 克雄 、 撮影 は 森 隆 司郎 氏 ・ 村瀬 栄一 氏 の 名コンビ により フランス 製 ボリュー の 16 ミリ カメラ を 使用 し て 行わ れ た 。 ライブ の 人形 劇 を フィルム 撮影 し て アニメーション 撮影 の 場面 を 追加 、 人形 を 動かす 糸 や ワイヤー を アニメーション によって 消す など の 加工 が 施さ れ 、 日本 で 初めて の 人形 劇映画 として 放送 さ れ た 。 スタジオ ライブ で の 人形 劇 と 違っ て フィルム が 作品 として 残る 利点 が あり 、 放送 終了 後 、 映画 配給 会社 が これ を 映画 として 全国 に 配給 し た 。  1960 年代 （株） 教育 映画 配給 社 によって 配給 さ れ た 文部省 選定 による 教育 アニメーション 映画 は （株） 東京 中央 プロダクション や 電通 映画 社 の 製作 し た 作品 だけ でも 以下 の 通り 数多く 存在 する 。  東京 オリンピック の 開催 に 合わせ て 製作 さ れ た 「 動物 オリンピック 」 において は （株） 東京 中央 プロダクション と 電通 映画 社 、 （株） 教育 映画 配給 社 の 三 者 が 製作 者 と なる 大作 で 文部 大臣 賞 を 受賞 し た 。  1962 年 、 大映 テレビ 室 制作 による 宇宙 犬 を 主人公 し た 立体 アニメーション ・ テレビ ドラマ 『 ワン ウェイ 物語 』 が （ 全 13 話 ） 完成 。  『 ワン ウェイ 物語 』 は 脚本 ・ 演出 を 高橋 克雄 、 カメラ は 森 隆 司郎 氏 、 照明 は 村瀬 栄一 氏 、 日本 初 の テレビ 動画 と なる は す で あっ た が 、 大映 が 倒産 し た ため 放映 に 至ら ず 、 フィルム も 見つから ない まま と なっ て いる 。  1967 年 、 モントリオール 万博 において 日本 の 立体 アニメーション 映画 『 一寸法師 』 （ カラー 14 分 ・ 監督 高橋 克雄 ） は カナダ 国営 映画 局 で 日本 の 文化 を 紹介 する 映画 として 上映 さ れ た 後 、 （株） 教育 映画 配給 社 の 配給 により 全国 の にっかつ 系 映画 館 で も 上映 さ れ た 。 当時 の 『 一寸法師 』 の プレス に は （ カラー   14 分   1 . 5 巻   154 メートル ） と 記載 さ れ 、 カラー 映画 が まだ 珍しい 時代 で あっ た ため カラー の 部分 のみ 太字 で 強調 さ れ て いる 。  ついに 東映動画 も 劇場 “ フル ” アニメーション の 制作 を 中止 する 。 「 東映 まんが まつり 」 は 『 マジンガー Z 』 など テレビ で 人気 を 得 た アニメ の 劇場 用 新作 という 路線 に 転換 し た 。 また 、 この 時期 の 「 東映 まんが まつり 」 は 東宝 の 「 東宝 チャンピオン まつり 」 とともに 、 新作 で は ない 既に 放送 済み の テレビ アニメ を 35 ミリ 化 し て そのまま 劇場 アニメ として 上映 し て い た 。 一方 で 、 虫 プロダクション が 倒産 し て 、 劇場 向け 長編 アニメ と いえ ば 東映動画 の 独擅場 だっ た 日本 アニメ 界 において 、 変化 が 起きる の は 1970 年代 後半 で ある 。  1970 年代 後半 に なる と 、 主 に テレビ アニメ を オリジナル アニメ 化 し た 作品 が 登場 する 様 に なる 。 1974 年 に は テレビ アニメ 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 が 放送 さ れる 。 テレビ で の 本 放送 時 に は あまり 人気 が 無かっ た が 、 再 放送 により ヒット する と 、 1977 年 に テレビ 放送 を 編集 し た 劇場 版 が 公開 さ れ 、 初日 から 徹夜 する 客 が 出る など の 大 ヒット を 記録 する 。 翌 1978 年 に は 『 さらば 宇宙 戦艦 ヤマト   愛 の 戦士 たち 』 が 公開 さ れ 空前 の 大 ヒット を 記録 し 、 この 2 作品 によって 子供 を ターゲット と し て い た アニメ 映画 という もの が 、 年齢 層 を 超え て 楽しめる もの で ある と 認識 さ れる 様 に なっ た 。 この 後 、 劇場 用 アニメ 映画 が 数多く 作ら れる こと と なる 。  『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 シリーズ は 2 作 目 以降 、 オリジナル 作品 が 制作 さ れる こと と なる が 、 これら の 続編 で は 後で テレビ 放映 を する こと を 意識 し て か 、 シネマスコープ サイズ で は ない 比率 の 映画 が 作成 さ れ て いる 。  1978 年 に は 実写 に アニメ を 部分 的 に 合成 し た 映画 作品 『 火 の 鳥 』 （ 監督 ： 市川 崑 ） が 公開 さ れ た が 、 この 当時 は SF ブーム 期 だっ た ため 、 大 ヒット に は なら なかっ た 。 同年 に は 世界 初 の アニメ ビジョン の 作品 『 ルパン 三 世   ルパン VS 複製 人間 』 が 公開 さ れる など 、 1970 年代 後半 に は 数多く の 作品 が 公開 さ れ た 。 1979 年 に は 宮崎 駿 が 初めて 監督 に デビュー し た 作品 『 ルパン 三 世   カリオストロ の 城 』 が 公開 さ れる 。 本 作 は ヒット に は なら なかっ た ものの アニメ ファン や 業界 関係 者 の 評価 は 当時 から 高く 、 後 の アニメーター たち に 深い 影響 を 与え た 。  『 科学 忍者 隊 ガッチャマン 』 『 海 の トリトン 』 『 未来 少年 コナン 』 『 アルプス の 少女 ハイジ 』 など テレビ の アニメ ブーム に 乗っ て 、 テレビ アニメ を 再 編集 し た 長編 アニメ が 劇場 で 公開 さ れ た の も この 時期 の 特徴 で ある 。 これ は アニメ ブーム を 当て込ん だ もの で ある 一方 で 、 東映動画 以外 の 制作 会社 は それ まで もっぱら テレビ アニメ の 制作 を 専門 として い て 劇場 向け の 長編 アニメ を 制作 する ノウハウ を 持た ず 、 急 な 需要 に 応える だけ の 余力 に 欠け て い た こと が 原因 で あろ う 。 観客 の 側 にとって も 、 ビデオデッキ と レンタルビデオ 店 の 普及 が 1980 年代 の 半ば だっ た こと も あり 、 再 放送 以外 で は 人気 テレビ アニメ を 再 鑑賞 できる 唯一 の 機会 という 側面 が あっ た 。  また 、 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 の 舛田 利雄 を 始め として 、 1980 年代 初め まで の アニメ ブーム は 実写 畑 の 映画 監督 を アニメ に 起用 し た 例 が 多い 。 恩地 日出夫 『 地球 へ … 』 （ 1980 年 ） 、 浦山 桐 郎 『 龍 の 子 太郎 』 （ 1979 年 ） 。 これ は 一説 に は 、 当時 アニメ 映画 に 馴染み の 無かっ た 地方 の 映画 館主 を 納得 さ せる ため だっ た と 言わ れる 。  1980 年代 に 入る と 、 『 風 の 谷 の ナウ シカ 』 （ 1984 年 ） が 劇場 公開 さ れ 、 この 後 スタジオジブリ を 立ち 上げ た 高畑 勲 や 、 宮崎 駿 ら が 2 年 に 1 本 程度 の 間隔 で 『 天空 の 城 ラピュタ 』 （ 1986 年 ） 、 『 となり の トトロ 』 （ 1988 年 ） など の オリジナル 劇場 用 アニメ 映画 を 公開 し た 。 宮崎 ら の 始め た ジブリ は 新しい レーベル で あり 、 彼ら の 才能 は まだ 一部 の アニメ ファン に しか 気づか れ て おら ず 、 興行 面 で は ドラえもん や 東映 まんが まつり など の 後塵 を 拝 し 続け た 。 ジブリ が 商業 的 に 大 成功 を 収め 一般 大衆 の 誰 も が 知る よう な 知名度 に なる の は 1990 年代 以降 で ある 。  1980 年 から 毎年 春休み に ドラえもん の 映画 作品 が 公開 さ れ て いる （ 2005 年 を 除く ） 。 この シリーズ は 例年 20   -   40 億 円 規模 の 興行 収入 を 果し て いる 長寿 人気 シリーズ と なり 、 2017 年 現在 も 新作 が 上映 さ れ 続け て いる 。  『 機動 戦士 ガン ダム （ ファーストガンダム ） 』 の 劇場 版 三 部 作 が 1981 年 から 1982 年 にかけて 公開 さ れ た の が 話題 を 呼ん だ 。 当初 、 機動 戦士 ガン ダム は 1979 年 に テレビ シリーズ として 放映 さ れ た が 、 不人気 と なり 打ち切ら れ た 。 しかし 、 再 放送 など で 人気 を さらに 集め 、 劇場 版 の 公開 、 さらに は ガン ダム の テレビ シリーズ の 続編 で ある 『 機動 戦士 Ζ ガン ダム （ 1985 年 ） 』 の 放映 に まで 至っ た 。 1988 年 に は さらに 続編 と なる アニメ 映画 『 逆襲 の シャア 』 も 上映 さ れ 、 観客 動員 数 100 万 人 を 達成 し て いる 。  ガン ダム の 大 ヒット の 影響 を 受け て 「 ポスト ・ ガン ダム 」 として 公開 さ れ た 『 伝説 巨神 イデオン   接触 編 ・ 発動 編 』 、 『 宇宙 戦士 バルディオス   劇場 版 』 、 『 ドキュメント   太陽 の 牙 ダグラム 』 、 『 ザブングルグラフィティ 』 が 公開 さ れ た が 、 こちら の 方 は ガン ダム 程 の 大 ヒット に は 至ら なかっ た 。  1984 年 に 『 超 時空 要塞 マクロス   愛 ・ おぼえ て い ます か 』 が 公開 さ れ 、 『 ヤマト 』 『 ガン ダム 』 に 次ぐ 大 ヒット 作品 と なっ た 。  サンリオ は 1979 年 の 『 星 の オルフェウス 』 に 引き続き 、 『 シリウス の 伝説 』 （ 1981 年 ） など で 、 大 予算 を かけ て 、 1970 年代 に 入っ て 途絶え て い た フルアニメーション による アニメ 映画 を 制作 、 国外 市場 に 打って出よ う と し て い た 。 他 に も 1985 年 に は 西崎 義 展 が ヤマト 復活 3 ヵ年 計画 という 巨大 プロジェクト を 立ち 上げ た 第 1 作 『 オーディーン   光子 帆船 スター ライト 』 、 1989 年 に は 日本 アニメ の 世界 進出 を 見据え た 日 米 合作 作品 、 『 リトル・ニモ 』 等 が 公開 さ れる 。 両 作 とも 巨費 を 投じ た 意欲 作 で あっ た が 、 興行 的 に は 全く の 失敗 で あっ た 。  1982 年 に は 米国 と ソ連 の 冷戦 を 題材 に し た 近 未来 戦争 の 恐ろし さ を 描い た 『 FUTURE   WAR   198 X 年 』 が 公開 さ れ た ものの 、 公開 前 の 上映 反対 運動 や 労働 組合 が 「 内容 が 好戦 的 で ある 」 という こと が 話題 に なり 、 公開 前 に 上映 中止 に 追い込ま れ て しまう 事態 も あっ た 。  1983 年 、 東京 中央 プロダクション 代表 の 高橋 克雄 が ビデオ で ダイレクト に アニメーション を 撮影 する ビデオ ・ アニメーション システム を 開発 し た 。  NHK で の 1 年間 の 試験 放送 を 経 て 『 NHK 番組 の おしらせ ・ メルヘン シリーズ 』 において 世界 で 初めて の 放送 規格 として の ビデオ ・ アニメーション システム で 製作 さ れ た 同 シリーズ 『 うり こ ひめ 』 が ビデオ アニメ の 第 1 号 、 『 サル カニ 合戦 』 『 ねずみ の 嫁入り 』 等 が 定時 番組 放送 さ れ た 。  家庭 用 ビデオ 映画 として 『 メルヘン お はなし 絵本 シリーズ 』 （ 小学館 ） の 他 、 『 ケン ちゃん ミカ ちゃん の 不思議 な 旅 』 （ 電通 ・ NTT ） 『 モンタ くん パトカー に 乗る 』 （ 教育 映画 配給 社 ・ 警視庁 ） など ビデオ アニメ による 映画 が 製作 ・ 配給 さ れ た 。  1980 年代 半ば の ビデオデッキ と レンタルビデオ 店 の 普及 は 、 アニメ 映画 の 製作 に も 変化 を もたらし た 。 オリジナルビデオアニメーション （ OVA ） の 興隆 は 、 OVA を 劇場 アニメ として 単 館 系 で 公開 し たり 、 逆 に マニア 向け の 企画 を 一旦 劇場 アニメ として 公開 し て 、 後 の ビデオ 販売 で も 製作 費 の 回収 を 計る という ビジネス モデル が 成立 さ せ た 。 その 受け皿 として 短命 に 終わっ た ものの 、 1989 年 に 東京 で は アニメ を 専門 に 上映 する 映画 館 「 テアトル 池袋 」 と 「 新宿 ・ ANIMECCA 」 の 2 館 が 誕生 。 これ まで 劇場 アニメ として 通用 し なかっ た 企画 が 、 ビデオ 販売 を 前提 として 通る よう に なる 。 また 、 OVA の 存在 は 、 これ まで テレビ アニメ で 下請け 的 立場 に 甘んじ て い た 中小 の アニメ 制作 会社 が OVA の 制作 に 乗り出す こと で 、 徐々に 製作 能力 を 高める こと を 可能 と し た 。 Production   I . G も その スタジオ の 一つ で 、 1980 年代 に 出発 し て OVA の 制作 と テレビ の 下請け を こなし ながら 、 1990 年代 以降 は 劇場 映画 の 制作 で 飛躍 し た の で ある 。  1989 年 から それ いけ ! アンパン マン の 映画 作品 第 1 作 の 『 それ いけ ! アンパン マン   キラキラ 星 の 涙 』 が 公開 さ れ 、 25 年 以上 たった 現在 も 新作 が 上映 さ れ て いる 。  1980 年代 、 ロードショー や ミニ シアター で の 上映 （ 興行 映画 作品 ） で は なく 、 各地 の 上映 会 団体 が 自主 的 に 上映 する 親子 映画 用途 で 、 戦争 体験 ・ いじめ や 差別 （ 人権 擁護 ） ・ 伝記 など を テーマ と し た 児童 書 など を 原作 と し た 長編 作品 が 製作 さ れる よう に なっ た 。 これら の 作品 は 娯楽 より も 道徳 教育 の 要素 が 強く 、 各 地域 の 上映 会 実施 団体 が 上映 作品 の 選定 （ 基本 的 に は 新作 ） と 上映 会 の 開催 を 行っ て いる 。  1990 年代 に は 劇場 用 アニメ 映画 は 大きく 飛躍 し 、 数多く の 作品 が 作ら れ て いる 。 1993 年 に は 映画 『 クレヨンしんちゃん 』 シリーズ の 第 1 作 『 クレヨンしんちゃん   アクション 仮面 VS ハイ グレ 魔王 』 が 、 1997 年 に 映画 『 名 探偵 コナン 』 シリーズ の 第 1 作 『 名 探偵 コナン   時計 じ かけ の 摩天楼 』 が 、 1998 年 に 映画 『 ポケット モンスター 』 シリーズ の 第 1 作 『 劇場 版 ポケット モンスター   ミュウツー の 逆襲 』 が 公開 さ れ た 。 3 作 とも 『 ドラえもん 』 シリーズ と 並び 、 現在 まで 毎年 制作 さ れ 続け て いる 人気 シリーズ と なっ た 。  また 、 ほぼ 毎年 の よう に アニメ 映画 が 日本 映画 の 興行 成績 の トップ に 輝い て いる 。 1989 年 の 『 魔女 の 宅急便 』 を 始め として 、 1991 年 は 『 おも ひで ぽろぽろ 』 、 1992 年 は 『 紅 の 豚 』 、 1994 年 は 『 平成 狸 合戦 ぽん ぽ こ 』 、 1995 年 は 『 耳 を すませ ば 』 、 1997 年 は 『 もの のけ 姫 』 、 1999 年 は 『 劇場 版 ポケット モンスター   幻 の ポケモン   ルギア 爆誕 』 と 、 その 年 の 日本 映画 の 興行 成績 の トップ を 記録 し て いる 。 1997 年 に は 他 に も 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 劇場 版   Air / ま ごころ を 、 君 に 』 が 25 億 円 近い 興行 成績 を 上げ た 。  1998 年 以降 から 2000 年代 初期 の 頃 は 、 2000 年 は 『 劇場 版 ポケット モンスター   結晶 塔 の 帝王   ENTEI 』 、 2001 年 は 『 千 と 千尋 の 神隠し 』 など 、 劇場 用 アニメ 映画 が 日本 映画 の 興行 成績 の 上位 を ほぼ 独占 し て いる 。 これら の 作品 から は 『 ポケット モンスター 』 等 数 多く の ヒット 作品 が 誕生 し 、 日本 国外 でも 大きく 公開 さ れる よう に なる 。 1999 年 に アメリカ で 公開 さ れ た 『 劇場 版 ポケット モンスター   ミュウツー の 逆襲 』 （ 米 題 は "" Pokemon :   The   First   Movie ""） は 、 日本 映画 として は 初めて 「 全米 ナンバー 1 ヒット 」 と なり 全米 年間 映画 興行 成績 トップ 20 に ランキング 入り を 果し た 。 同 シリーズ は 2 作 目 の 『 劇場 版 ポケット モンスター   幻 の ポケモン   ルギア 爆誕 』 （ 2000 年 ） も 、 興行 収入 4376 万 ドル を 記録 し て いる 。 他 に も 『 ドラえもん 』 『 名 探偵 コナン 』 『 ポケット モンスター 』 の ファミリー 向け 長寿 シリーズ は 安定 期 に 入っ て おり 例年 2 、 30 億 円 規模 の 興行 収入 、 週刊 少年 ジャンプ の 連載 作品 を 原作 と し た アニメ 『 ONE   PIECE 』 シリーズ など も 、 平均 20 億 円 規模 の 興行 収入 を 挙げ て いる 。  また 宮崎 駿 監督 の 『 もの のけ 姫 』 （ 1997 年 ） 、 『 千 と 千尋 の 神隠し 』 （ 2001 年 ） は 2 作 続け て 日本 映画 の 興行 成績 の 記録 を 更新 し 、 また アカデミー 賞 で オスカー を 受賞 し たり 、 ベルリン 国際 映画 祭 で 金 熊 賞 を 受賞 する など 世界 的 に も 認め られ 、 アニメーション 映画 は 現在 の 日本 映画 を 代表 する 存在 と なっ て いる 。  日本 の アニメーション 映画 は ヨーロッパ や アジア 各国 で は 次々 に ヒット を 飛ばし て いる が 、 アメリカ で は 現在 の ところ 、 日本 の 劇場 用 アニメ 映画 が 興行 的 に 成功 し た 例 は 少ない 。 日本 映画 の 全米 興行 で 空前 の ヒット 作 と いわ れ た 先述 の 『 劇場 版 ポケット モンスター   ミュウツー の 逆襲 』 で も アメリカ で の 興行 収入 は 8574 万 ドル で あり 、 アメリカ において 大 ヒット の 基準 と さ れる 興行 収入 1 億 ドル に は 及ば ず 、 日本 国内 で 最高 の 成績 を 記録 し て いる 『 千 と 千尋 の 神隠し 』 で も 、 アメリカ で の 興行 収入 は 1006 万 ドル で ある 。 また アメリカ で の 日本 アニメ 映画 は 公開 さ れる 数 が まだまだ 圧倒的 に 少ない 上 、 1 作 あたり の 公開 さ れる 劇場 数 も 、 『 ポケット モンスター 』 『 遊 ☆ 戯 ☆ 王 』 など の 例外 を 除き 、 一般 的 に 少ない 。 一方 で 日本 映画 の 全米 展開 として 見 た 場合 、 アニメ は 実写 や 特撮 と 比較 し て 規模 が 大きく 、 期待 さ れる コンテンツ 需要 として の 見方 も ある 。 実例 として 、 実写 作品 で は 『 ゴジラ 2000   ミレニアム 』 （ 1999 年 ） が 唯一 アメリカ で 1000 万 ドル の 興行 収入 を 果たし た 最高 記録 で ある の に対して 、 アニメ 映画 は 5 作品 が アメリカ で 1000 万 ドル を 突破 し て いる 。  2002 年 に 『 Pia ♥ キャロット へ ようこそ !!   - さやか の 恋 物語 -』 が 公開 さ れ た 。 これ は 史上 初 の アダルト ゲーム を 原作 と する 劇場 用 アニメ で ある 。 2004 年 に は 、 押井 守 （ 『 イノセンス 』 ） 、 大友 克洋 （ 『 スチーム ボーイ 』 ） 、 宮崎 駿 （ 『 ハウル の 動く 城 』 ） と 巨匠 たち の 作品 が 続い た 。 また 、 『 APPLESEED 』 が 公開 前 から 続篇 製作 が 決定 する など 全体 的 に 話題 の 多い 年 で あっ た 。 ただ 、 この いずれ の 作品 も 国内 の アニメ 賞 を 獲得 する こと は 出来 ず 、 その 年 の 文化庁 メディア 芸術 祭 大賞 作 は 『 マインド ・ ゲーム 』 で あっ た 。 さらに 『 ドラえもん 』 、 『 名 探偵 コナン 』 、 『 クレヨンしんちゃん 』 、 『 アンパン マン 』 の 作品 が こぞって セル 画 制作 を 終了 。 翌 2003 年 から 一斉 に デジタル 制作 に 移行 し た （ なお 『 ポケット モンスター 』 は 2002 年 から デジタル 制作 に 移行 済み ） 。  2005 年 に 『 ドラえもん 』 の レギュラー 声優 陣 が 交代 し 、 2006 年 に 『 大 長編 ドラえもん 』 の 映画 史上 初 の リメイク 映画 『 のび太 の 恐竜 2006 』 が 公開 さ れ た 。 2008 年 に 『 ドラえもん 映画 』 の リメイク で ない 初 の オリジナル 作品 『 のび太 と 緑 の 巨人 伝 』 も 公開 さ れ た 。 近年 の 『 ドラえもん 映画 』 は 、 新作 と 過去 作 の リメイク 作品 が 交互 に 公開 さ れ て いる 。  2007 年 に 、 1995 年 に TV アニメ で 放送 さ れ た 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 の 再 構築 作品 で ある 、 『 』 が 上映 さ れ た 。 製作 方式 や 宣伝 活動 が 自主 制作 映画 の それ に 近く 、 興行 形態 は 単 館 系 中心 の もの で あっ た が 、 初日 上映 84 館 から の スタート で 週間 興行 ランキング で 1 位 を 獲得 し て いる （ スクリーン 数 100 以下 の 映画 で は 史上 初 ） 。 2008 年 に は 蛙 男 商会 初 の 劇場 最新 作 『 秘密 結社 鷹 の 爪   THE   MOVIE   総統 は 二 度 死ぬ 』 が NY 国際 インデペンデント 映画 祭 で 、 アニメーション 部門   最優秀 賞 作品 と 国際 アニメーション   最優秀 監督 賞 の 2 部門 を 受賞 し た 。  2007 年 、 アニメーション 制作 会社   ufotable   により 、 当時 として は 珍しい 全 7 章 という 形式 で 『 空 の 境界 』 が 制作 さ れ た 。 当初 、 東京 都 に ある テアトル新宿 にて レイトショー のみ の 公開 だっ た が 、 連日 立ち見 が 出る ほど の 集客 と なっ た ため 、 モーニングショー 枠 など を 設定 し て 上映 回数 を 増やし 、 テアトル ダイヤ 等 全国 8 か所 の 映画 館 で も 上映 さ れる こと と なっ た 。 最終 的 に 、 全 7 章 の 観客 動員 数 は 約 26 万 2000 人 、 累計 興行 収入 は 約 3 . 6 億 円 、 累計 DVD 出荷 枚数 は 75 万 枚 以上 を 記録 。 BD   BOX は   BD   ランキング で 総合 2 位 、 アニメ 部門 で は 首位 に ランク イン 。 2013 年 9 月 まで に 、 BD ・ DVD など の 関連 商品 の 売り上げ 100 万 枚 以上 を 記録 し た 。 最終 的 に は 、 2013 年 まで に 全 10 章 が 制作 さ れ た 。  2009 年 に 公開 さ れ た 『 ONE   PIECE   FILM   STRONG   WORLD 』 は 、 漫画 原作 の 劇場 用 アニメ 映画 として 最高 の 興行 収入 を 記録 。 シリーズ で は 初めて 原作 者 が 監修 ・ 製作 総 指揮 を 務め た こと から 、 原作 ファン の 関心 を 集め た 。 さらに 入場 者 特典 に 作者 書き下ろし の 限定 コミック が 配布 さ れ た こと も 大きな 話題 と なっ た 。  テレビ アニメ で 人気 を 博し た 作品 が 映画 化 さ れる の は 現在 も 主流 だ が 、 『 ラーゼフォン   多元 変奏曲 』 （ 2003 年 ） 、 『 劇場 版   灼眼 の シャナ 』 （ 2007 年 ） の よう に メディアミックス の 一環 として 映画 化 さ れる 作品 も 現れ て いる 。  2010 年 以降 、 漫画 原作 の 劇場 用 アニメ 映画 において 、 漫画 の 原作 者 が 製作 に 参加 する 作品 が 増加 。 また 、 入場 者 特典 に 限定 コミック や DVD を 配布 する 作品 も 増え て いる 。 主 な 作品 に 『 劇場 版 BLEACH   地獄 篇 』 （ 2010 年 ） 、 『 鋼 の 錬金術 師   嘆き の 丘 の 聖なる 星 』 （ 2011 年 ） 、 『 劇場 版   FAIRY   TAIL   鳳凰 の 巫女 』 （ 2012 年 ） 、 『 ROAD   TO   NINJA   - NARUTO   THE   MOVIE -』（ 2012 年 ） 、 『 劇場 版   HUNTER×HUNTER   緋色 の 幻影 』 （ 2013 年 ） など が ある 。  2000 年代 後半 から 、 深夜 アニメ や いわゆる UHF アニメ の 劇場 版 が 増加 し て いる 。 主 に アニメ の 放送 終了 から 一定 の 期間 を 経 て から 公開 さ れる こと が 多く 、 内容 は 総集編 や 新規 エピソード など それぞれ 異なる 。 また 、 非常 に 小規模 で 公開 さ れる 事例 が 多い の が 特徴 で ある 。  ソ連 時代 に 長編 アニメ 映画 で 「 せむし の 仔馬 」 など が 製作 さ れ て いる 。 ソ連 で は スターリン の 指示 により ディズニー の よう な アニメ を 作る こと が 求め られ て い た 。 スターリン の 死後 、 ロマン・カチャーノフ が 児童 向け 物語 で ある チェブラーシカ を アニメーション 化 する など 、 ロシア アニメ 界 に 貢献 し 高い 評価 を 得 て いる 。  チェコ は 、 伝統 的 に 人形 劇 が 盛ん で あり 、 経済 的 理由 から セル を 使う こと が 困難 で あっ た 。 従って 人形 アニメーション が 盛ん で ある 。 代表 的 な 作家 に イジー・トルンカ （ 1912 年 - 1969 年 ） など が いる 。 トルンカ の 代表 作 は 『 真夏 の 夜 の 夢 』 （ 1959 年 ） 、 『 手 』 （ 1965 年 ） など が あり 、 とくに 『 手 』 は 1968 年 の ソ連 介入 を 予見 さ せる もの だ として 高い 評価 を 受け て いる 。  中華民国 で は 1941 年 に 、 アジア 初 の 長編 アニメーション 映画 『 鐡扇公 主 』 が 、 万 籟鳴 と 万古 蟾兄弟 により 制作 さ れ た 。  アメリカ合衆国 の メジャー 映画 会社 が 配給 する 作品 が 世界 市場 で も 大きな 地位 を 占め て おり 、 下記 の 表 に 掲載 する 興行 収入 世界 上位 作品 は 全て 米国 メジャー による もの で ある 。 また アニメーション 制作 スタジオ の 体制 について も 、 2006 年 の ディズニー による ピクサー 買収 、 2007 年 に 20 世紀 フォックス の アニメ プロデューサー が イルミネーション を 設立 し て ユニバーサル へ 移籍 、 2016 年 の ユニバーサル による ドリーム ワークス ・ アニメーション 買収 といった 変遷 を たどっ た 結果 、 2016 年 時点 で の 興行 収入 上位 作品 の 制作 スタジオ は ディズニー と ユニバーサル の 2 系列 による 寡占 状態 に 収れん さ れ た 。  下記 の 表 で も 、 ディズニー 傘下 （ Walt   Disney   Animation   Studios と Pixar   Animation   Studios の 2 スタジオ ） と ユニバーサル 傘下 （ Illumination   Entertainment と DreamWorks   Animation の 2 スタジオ ） の 制作 スタジオ に 、 フォックス 傘下 の 制作 スタジオ （ Blue   Sky   Studios と 20 th   Century   Fox   Animation の 2 スタジオ ） を 加え た 3 系列 の 作品 で ほぼ 占め られ て いる こと が 分かる 。  日本 の アニメーション 映画 市場 は 世界 の 興行 実態 と は 様相 が 異なり 、 日本 の 制作 会社 による 作品 の 存在 感 が 顕著 に 大きい こと が 特徴 で ある 。 ディズニー および ピクサー 作品 の 興行 成績 は 世界 的 な 状況 と 大きな 隔たり は ない が 、 世界 市場 で は 上位 に 現れ ない スタジオジブリ の 作品 が ディズニー 系 と 二分 する 規模 の 存在 と なっ て いる 。 特に 1997 年 の 『 もの のけ 姫 』 は アニメーション 映画 で 初めて 日本 映画 市場 の 興行 収入 歴代 1 位 を 記録 し 、 その後 に 同年 の 『 タイタニック 』 に 抜か れ た ものの 、 2001 年 の 『 千 と 千尋 の 神隠し 』 で 再び 首位 に 立っ て から は 2016 年 現在 記録 を 保持 し 続け て いる 。  一方 で ディズニー 系 以外 の 海外 作品 が 上位 に 食い込む こと は 難しく 、 20 世紀 フォックス は ブルー スカイ 作品 の 一部 について 日本 で の 劇場 公開 を 見送っ て いる 。 また 日本 の テレビ アニメーション の 劇場 化 作品 も 多く 、 『 ポケット モンスター 』 、 『 名 探偵 コナン 』 、 『 ドラえもん 』 といった 作品 は 、 毎年 定期 的 に 新作 が 公開 さ れ 一定 の 売り上げ を 保っ て いる 。製作 委員 会 方式 （ せい さくい いんか い ほう しき ） と は 、 アニメ ・ 映画 ・ テレビ 番組 など の 映像 作品 や 、 演劇 ・ ミュージカル など の 舞台 作品 を 作る ため の 資金 調達 の 際 に 、 ひとつ の 企業 による 単独 出資 で は なく 、 複数 の 企業 に 出資 し て もらう 方式 の こと を さす 。  また 、 その よう に 複数 企業 に 出資 し て もらっ た 場合 の 出資 企業 の 集合 体 を 「 製作 委員 会 」 と 呼ぶ 。  建設 業 等 における 共同 企業 体 （ JV ） と 同様 の 形態 （ パートナーシップ ） に 相当 する 。  まず 、 2000 年 以降 の アニメ 業界 で は 「 制作 」 と 「 製作 」 を 、 それぞれ 違う 意味 として 区別 する 用法 が ある 。  「 製作 委員 」 という 場合 の 「 製作 」 と は 、 出資 者 の 集合 体 の こと を さすが 、 放送 局 や スポンサー 企業 など によって 「 製作 」 「 制作 」 の 使い分け の 方針 が 違っ て おり 、 あまり 厳密 に 区別 さ れ て い ない 。  2010 年 以降 の 現代 の アニメ で も 、 テレビ朝日 系列 で は 「 テレビ朝日 」 を 「 制作 」 に 含める こと が ある 。 例えば アニメ 版 『 クレヨンしんちゃん 』 など の オープニング 動画 で は 、 アニメーション 制作 会社 の シンエイ 動画 とともに 、 テレビ朝日 を クレジット 記載 し て いる こと を 確認 できる 。  日本テレビ ・ 読売 テレビ 系列 で は 、 テレビ局 を 「 制作 」 に 含める こと が あり 、 例えば アニメ 版 『 名 探偵 コナン 』 の オープニング で 「 制作 」 に 読売 テレビ を 、 アニメーション 制作 会社 の トムス・エンタテインメント とともに クレジット 記載 し て いる こと を 確認 できる 。  一般 に 、 アニメ や 映画 など の エンターテインメント 作品 の 製作 にあたって は 、 数 千 万 円 ～ 数 億 円 単位 の 費用 を 必要 と する 。 作品 が ヒット し 、 映像 ソフト や グッズ が 売れれ ば 多額 の 利益 が もたらさ れる 一方 、 興行 や テレビ の 視聴 率 が それぞれ 不振 に 終わっ た 場合 に は 大きな 負債 を 抱える リスク が 存在 する 。 現実 に 、 製作 し た 映画 や テレビ 作品 が 振るわ なかっ た ため に 経営 危機 に 立たさ れる 他 、 倒産 ・ 吸収 合併 へ と 追い込ま れ たり する 企業 は 少なく ない 。  また 、 経営 危機 と 逆 の 場合 も ある 。 1980 年代 以降 、 衛星 放送 ・ レンタルビデオ ・ ケーブル テレビ ・ インターネット など の 、 配信 手段 の 多様 化 に 伴い 、 各 メディア で 配信 する ソフト が 足り ない 事態 が 起き て いる 。 作品 が ヒット し た 場合 、 テレビ 放映 権 、 ビデオ 化 権 や ネット 配信 権 の 値段 が 高騰 する 上 に 、 権利 をめぐって 同業 他社 と の 競合 が 発生 する こと も あり 、 テレビ局 、 ネット 配信 会社 や ビデオ ソフト 会社 は 作品 の 買い付け の 際 に 難航 する こと に なる 。  これら の よう な リスク を 分散 ・ 回避 する ため に 製作 委員 会 方式 が 考案 さ れ た 。  「 〇 〇 製作 委員 会 」 の よう な 団体 は 、 1995 年 に 新 世紀 エヴァンゲリオン が ヒット し た 後 、 その後 、 製作 さ れ た アニメ 作品 の スポンサー 団体 で 使わ れ 始め 、 その アニメ 番組 の オープニング 動画 など で も 制作 会社 など とともに 紹介 さ れる よう に なっ た 。 この よう な 経緯 の ため 、 アニメ 業界 で 「 製作 委員 会 」 という 用語 が 使わ れる こと が 多い 。  しかし 、 1995 年 以前 に も 「 製作 委員 」 と の 名前 こそ ついて ない ものの 、 同様 の 内容 の スポンサー 団体 は 、 エヴァンゲリオン 以前 から 存在 し て い た 。  1992 年 放送 の 『 無責任 艦長 タイラー 』 で は 、 「 企画 」 団体 を 「 タイラー プロジェクト 」 として 紹介 し て おり 、 これ が テレビ アニメ 初 の 製作 委員 会 方式 で ある という 説 が ある 。  後 の 1995 年 以降 で は 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 （ テレビ アニメ 版 ） が ヒット し て 社会 現象 など として 報道 さ れ た こと で 、 日本 の 経済 界 で は アニメ 産業 へ の 投資 熱 ・ 出資 熱 が 高まっ た 。  そして 、 1990 年代 後半 に 作ら れ た アニメ で 、 オープニング 動画 の クレジット で 「 〇 〇 製作 委員 会 」 など と 称し て 、 出資 企業 が 紹介 さ れる 事 が 現れ 始め た 。 既に 1997 年 の 時点 で 、 映画 公開 さ れ た 劇場 版 『 新 世紀 エヴァンゲリオン 』 の クレジット 紹介 において 「 EVA 製作 委員 会 」 の 表記 が 見 られる 。  1997 年 以前 は 、 実際 に は 明らか に 5 社 や 場合 によって は 10 社 以上 といった 多数 の 企業 が アニメ に 出資 し て いる アニメ 作品 で あっ て も 、 放映 さ れ た アニメ 番組 で は 、 出資 企業 の うち の 幹事 的 な 1 ～ 3 社 だけ を 、 オープニング 動画 など の クレジット で 「 製作 」 会社 として 紹介 する 場合 が 多かっ た 。 （ 放映 当時 の アニメ グッズ の 販売 企業 の 数 や 、 キー 局 で の 放送 時 の スポンサー など の 数 から 、 明らか に 、 公表 さ れ た 「 製作 」 会社 より も 多く の 企業 が 作品 に 出資 し て いる ） 。  なお 、 1995 年 の エヴァンゲリオン の 企画 団体 「 Project   EVA 」 は 、 ネット 上 の 評論 など で 製作 委員 会 と 間違わ れ やすい が 、 そもそも 「 Project   EVA 」 は 製作 会社 で は なく 「 企画 」 団体 で あり 、 テレビ 版 エヴァンゲリオン の 製作 会社 は 、 名義 的 に は 、 テレビ東京 と NAS の 2 社 で ある 。  「 Project   EVA 」 の 実態 は キング レコード だ が 、 この 理由 は 、 当時 キング レコード の プロデューサー で あっ た 大月 俊 倫 が エヴァンゲリオン の 企画 に 初期 段階 から 携わっ て た こと を 一般 メディア に は 非 公表 だっ た ため 、 匿名 的 に 名前 を 隠し た だけ で ある 。  やがて 2000 年 以降 、 アニメ グッズ や アニメ 広告 など で も 、 権利 表示 を 行う 際 、 出資 企業 が 多数 に 渡る 場合 に 、 主要 企業 の ほか は 「 〇 〇 製作 委員 会 」 など と 省略 さ れる こと も 起き た 。  やがて 、 「 製作 委員 会 」 という 用語 が 定着 する につれ 、 エヴァンゲリオン や タイラー 以前 の 従来 から 行わ れ て い た 、 複数 の スポンサー 企業 による アニメ 産業 へ の 出資 形態 の こと を 「 製作 委員 会 方式 」 など と 呼ぶ よう に なっ た 。  しかし 、 慣習 的 な 理由 により 、 エヴァンゲリオン・タイラー 以前 の 作品 について は 、 たとえ 出資 形態 が 複数 企業 による 出資 で あっ て も 、 「 製作 委員 会 方式 」 と 呼ぶ こと は 少ない 。  この ため 、 1995 年 ごろ の タイラー・エヴァンゲリオン 以降 の アニメ という 条件 で 、 かつ 出資 形態 が 複数 企業 の 場合 という 条件 の もと に 、 その 出資 形態 を 「 製作 委員 会 方式 」 と 呼ぶ よう に なっ た 。  しかし 、 そもそも アニメ 業界 で は 大半 の アニメ 作品 の 出資 企業 は 複数 で あり 、 単一 企業 の 出資 で 製作 さ れる アニメ は ごく 小数 な ので 、 事実 上 大半 の アニメ において 「 製作 委員 会 」 と は その アニメ の 出資 者 の こと と なっ た 。  近年 で は 、 アニメ 以外 の 番組 で も 「 製作 委員 会 」 という 用語 が 使用 さ れ はじめ 、 深夜 特撮 番組 『 牙 狼 < GARO >』 や 、 バラエティ 番組 で は 『 週刊 AKB 』 ・ 『 内村 さ まぁ 〜 ず 』 ・ 『 バナナ 炎 』 、 民放 キー 局 で ある テレビ東京 で は 金曜 深夜 の 『 ドラマ 24 』 ・ 『 テレビ東京 月曜 10 時 枠 の 連続 ドラマ 』 で は 製作 委員 会 方式 を 採用 し た 。  一般 に 、 映像 コンテンツ の 出資 の 募集 で は 、 主導 権 を 持つ 幹事 会社 が 複数 の 会社 に対し 出資 を 募り 資金 リスク を 分散 する 。  製作 委員 会 方式 で は 、 もし 利益 が 出 た 場合 は 、 これ を 出資 比率 に 準じ て 分配 する 。 スポンサー 企業 にとって は 1 作品 へ の 投資 を 減らす こと が できる ため 、 1 社 が より 多く の 作品 に 関与 する こと が 可能 と なり 、 制作 プロダクション として は 映画 製作 費 の 調達 を 容易 に も できる 。  出資 スポンサー として は 、 キー 局 を はじめ と する 放送 局 ・ 映画 会社 ・ 制作 プロダクション ・ 広告 代理 店 ・ 商社 ・ 出版 社 ・ 新聞 社 ・ レコード 会社 ・ ビデオ ソフト 制作 会社 ・ 芸能 事務所 ・ 通信 会社 ・ 玩具 メーカー ・ インターネット 各種 関連 会社 など が 挙げ られる 。  これら の 会社 が 参加 する 最大 の 目的 は 一つ の 作品 における 各種 権利 ビジネス を 行う ため だ 。 テレビ 放映 ・ 劇場 上映 ・ 海外 展開 ・ ネット 配信 ・ ビデオ ソフト ・ 関連 書籍 の 出版 ・ キャラクター 版権 など 、 一つ の 作品 について 場合 によって は 数 百 万 円 単位 の 権利 が 発生 する 。 出資 する こと によって 企業 は 作品 の 各種 権利 の 独占 使用 権 を 得 て 、 取得 し た 権利 を フル 活用 し ビジネス を 行い 、 同時に 作品 の 売上 向上 を も 図る こと と なる 。  製作 委員 会 方式 を 採用 し て いる テレビ アニメ 番組 で は 、 放送 局 が 製作 に 関与 し て い ない 例 も 少なく ない 。 また 、 最近 の NHK で 放送 さ れる アニメ に も 製作 委員 会 方式 で 制作 さ れる 作品 が 登場 し て いる 。 また TBS や 読売 テレビ の よう に 自 局 で は 放送 せ ず 、 自 局 放送 対象 エリア 内 の 独立 局 を 中心 に 放送 を 展開 する 例 も 一部 ある 。  製作 委員 会 は 、 法律 的 に は 民法 上 の 任意 組合 で あり 「 組合 員 」 で ある 出資 スポンサー は 無限 責任 を 負う 。 その ため 、 機関 投資 家 や 金融 関係 者 など が 参加 し にくく 、 出資 先 を 広げ にくい という 欠点 が ある 。 また 、 作品 の 著作 権 が 各 出資 スポンサー に 分散 さ れ 、 各種 メディア で の 事業 展開 の 際 に 権利 処理 が 煩雑 に なる という 欠点 が ある （ アンチコモンズ の 悲劇 も 参照 ） 。  さらに 、 出資 スポンサー が 倒産 ・ 解散 する など し た 場合 、 「 強制 執行 など の 任意 で ない 持分 の 移転 により 、 予期 せ ぬ 著作 権 の 流出 が 発生 する 」 「 権利 の 所在 が 不明 と なり 、 作品 の 二 次 利用 が でき なく なる 」 といった 事態 も 起こり うる 。  そこで 最近 で は 「 特別 目的 会社 」 （ SPC ） や 「 有限 責任 事業 組合 」 （ LLP ） を 利用 し て 、 作品 を 製作 する ため の 会社 を 設立 する こと も 行わ れ て いる 。 出資 スポンサー は 有限 責任 が 保障 さ れ て おり 、 資金 の 流れ が 透明 化 さ れる ため 、 機関 投資 家 や 金融 関係 者 など が 出資 し やすく なり 、 出資 スポンサー の 多様 化 や 製作 予算 の 拡大 が 容易 に なる 。 また 、 作品 の 著作 権 の 帰属 が SPC や LLP に 一 本 化 さ れる ため 、 将来 誕生 する 新しい メディア 媒体 で 事業 展開 する 際 に スピーディ に 対応 できる という 利点 が ある 。 代表 例 として 『 かい けつ ゾロリ 』 の 「 ゾロリエンターテイメント 」 が 挙げ られる 。 また 、 株式会社 方式 で は 松竹 主導 で 設立 し た 同名 映画 作品 の アナザヘヴン 社 も ある 。  製作 委員 会 の 名称 は 「 ○ ○ 製作 委員 会 」 が 基本 で ある が 、 「 ○ ○ プロジェクト 」 ・ 「 ○ ○ パートナーズ 」 ・ 「 ○ ○ フィルムパートナーズ 」 ・ 「 ○ ○ フィルム・コミッティ 」 ・ 「 Team ○ ○ 」 など の 名称 が ある 。  また 、 アニメ 作品 において は 『 銀河 鉄道 物語 』 の 「 銀河 鉄道 管理 局 」 （ 第 1 作 のみ ） 、 『 けい おん !』 シリーズ における 「 桜 高 軽 音部 」 、 『 たま こま ー けっ と 』 における 「 うさぎ 山 商店 街 」 （ この ほか 京都 アニメーション 製作 の もの に は 特に 多い ） や 『 ハヤテ の ごとく !』 シリーズ における 「 三 千 院 家 執事 部 」 「 白 皇 学院 生徒 会 」 、 『 イナズマイレブン 』 で の 「 FC イナズマイレブン 」 、 『 トミカハイパーレスキュー   ドライブ ヘッド   機動 救急 警察 』 で の 「 ドライブ ヘッド 」 、 『 ご 注文 は うさぎ です か ?』 で の 「 ご 注文 は 製作 委員 会 です か ？ 」 など の よう に 作品 の イメージ ・ 世界 観 や 劇 中 で 登場 する 組織 に ちなん だ 名称 も 見 られる 。  著作 権 表示 における 著作 権 者 名 は 製作 委員 会 へ の 出資 額 の 順 に 並べ られる こと が 多い （ 原作 者 ・ 原作 の 著作 権 / 出版 社 （ 漫画 ・ 小説 が 原作 の 場合 ）/ 制作 局 /○○ 製作 委員 会 など ） 。  日本 国外 で の 製作 委員 会 表記 は 「 ○ ○ 製作 委員 会 」 （ production   committee ） 、 「 ○ ○ フィルムパートナーズ 」 （ Film   Partners ） と 表記 さ れる こと が ある 。  一般 に アニメ 業界 で は 、 経営 資金 に 余裕 の ある 会社 が 少ない こと から 、 アニメ 制作 会社 が 製作 委員 会 の 一員 として 出資 する 事例 は 少ない 。 その ため 、 製作 出資 し て 「 製作 者 」 として の 権利 を 確保 する こと が でき ず 、 実際 に 作っ た 作品 の 権利 を 自ら コントロール でき ない だけ で は なく 、 二 次 利用 における 売上 配当 が 入ら ない 。 これ が 、 制作 会社 の 経営 や アニメーター の 待遇 を 悪化 さ せる 一因 と なっ て いる 。   2017 年 の 「 け も の フレンズ 」 における トラブル で は 、 当事者 同士 の 意見 が 噛み合わ なかっ た こと も あり 、 監督 を 支持 する ファン 層 ・ 評論 家 など を 中心 として 、 製作 委員 会 方式 が 批判 さ れ た 。  この トラブル 以降 、 アニメ 業界 で は 製作 委員 会 方式 を 否定 する 声 が 増え 始め た 。  け も の フレンズ で の トラブル に 伴い 、 同 作品 の 製作 委員 会 を 降板 し た アニメ 制作 会社 ヤオヨロズ の プロデューサー 福原 慶 匡 は 、 権利 を 事前 に 販売 し 資金 調達 し て から 製作 開始 する 、 新た な 「 パートナーシップ 方式 」 を 提案 し た 。  数々 の アニメ 作品 の 製作 委員 会 に 出資 し 、 け も の フレンズ に も 出資 し て いる ブシ ロード の 創立 者 木谷 高明 は 、 アニメ や ブシ ロード が 展開 し て いる アプリゲーム の 制作 費 は 格段 に 上がっ て いる と し 、 プロジェクト によって は 、 この 2 種 を 合わせ て 企画 する と 15 億 円 ～ 20 億 円 の 費用 が 必要 で 、 これ は 子ども 向け アニメ 1 作品 が 1 年 分 製作 できる 額 で ある と する 。 一方 で 製作 委員 会 方式 の 場合 、 これ だけ の 予算 に対し 、 仮に 5 % ・ 1 , 000 万 円 出資 し て いる 企業 が あっ た と し たら 、 その 5 % の 企業 に も “ お 伺い ” を 立て ね ば なら ず 、 時間 を ロス し て おり 、 デメリット で ある と 指摘 。 そして 、 今後 、 アニメ の 製作 委員 会 方式 は 少なく なり 、 大手 同士 の 「 パートナーシップ 」 や 、 単一 企業 による 100 % 出資 作品 が 増える と 予測 し て いる 。  クリエイター で ある と 同時に 大阪 成蹊大学 造形 芸術 学科 長 で 教授 の 糸 曽 賢志 は 、 自身 で 100 % 出資 し た 作品 の 資料 を 教育 現場 に 提供 、 その ライセンス 料 を 持っ て 、 完成 し た 作品 の 公開 前 から 製作 費 を 回収 し て しまう と いう 。 これ は 自ら で 権利 を 有し て いる から できる の で あっ て 、 製作 委員 会 方式 で は クリエイター が 自由 に ビジネス を 展開 でき ない と 指摘 する 。  エヴァンゲリオン の ヒット し た 1995 年 以降 の 1996 年 の 時点 で も 、 まだ 「 製作 委員 会 」 という 用語 自体 が 一般 に 普及 し て おら ず 、 幹事 的 な 出資 企業 以外 に は 別 の 用語 が 使わ れ て い た 。  1996 年 放映 の 『 セイバーマリオネット J 』 および 『 天空 の エスカフローネ 』 で は 、 幹事 的 な 製作 会社 以外 の 出資 者 を 「 製作 協力 」 と 呼び 、 「 製作 協力 」 として バンダイビジュアル が 紹介 さ れ て い た 。 （ なお 「 制作 協力 」 と 「 製作 協力 」 は アニメ 業界 で は 意味 が 違う 。 「 制作 協力 」 について 詳しく は グロス 請け を 参照 。 ）  1997 年 に は 、 『 ネクスト 戦記 EHRGEIZ 』 の オープニング 動画 で は 、 「 製作 」   が   PROJECT   EHRGEIZ   として クレジット 紹介 さ れ た 。  1997 年 に エヴァンゲリオン の 映画 で 「 EVA 製作 委員 会 」 の 名前 が つかわ れ た 。 これ が 最初 の 製作 委員 会 の 表記 で ある と さ れる 。 翌 1998 年 に 映画 公開 の 機動 戦艦 ナデシコ 映画 版 で も 「 NADESICO 製作 委員 会 」 という クレジット 表記 が さ れ た 。  しかし 、 『 エヴァンゲリオン 』 や 『 ナデシコ 』 の 共通 の スポンサー 企業 で ある キング レコード や 角川書店 が 主要 スポンサー として 提供 する テレビ アニメ で は 、 これら の 映画 公開 と 同 時期 の テレビ アニメ 作品 で は 「 製作 委員 会 」 という 表記 を 用い られ ず 、 テレビ アニメ の 製作 クレジット で は 従来 通り に 個別 の 会社 名 の 表示 による 記法 を 活用 し た 。  1999 年 に なる と 、 アニメーション 制作 会社 AIC に 関係 する 深夜 アニメ の 作品 の クレジット 表記 で 、 「 製作 委員 会 」 という 表記 が 出 て くる 。  1999 年 に AIC が アニメーション 制作 を 担当 し て 放映 さ れ た アニメ 『 トラブル チョコレート 』 で は 、 テレビ朝日 や アニメイトフィルム や エイベックス など が 、 「 トラブル チョコレート 製作 委員 会 」 の 一員 として クレジット 表記 さ れ た 。  また 、 AIC 原作 の 1999 年 の アニメ 『 A . D . POLICE 』 （ テレビ アニメ 版 ） で は 、 「 製作 」 が 「 A . D . POLICE   製作 委員 会 」 と 表記 さ れ た 。 なお 、 この 1999 年 の 『 A . D . POLICE 』 の アニメーション 制作 は 、 AIC で は なく 「 プラム 」 という 別 会社 が 請け負っ て いる 。文化 経済 学 （ 英語 ： cultural   economics 、 フランス語 ： Économie   de   la   culture ） と は 、 芸術 ・ 文化 を 対象 と する 経済 学 で ある 。 芸術 政策 ・ 文化 政策 の 提言 を 行う 。  文化 経済 学 は 経済 学 の 一 分野 で あり 、 芸術 作品 の 生産 （ 創造 ） 、 流通 、 消費 （ 享受 ） を 扱う 。 長い 間 、 文化 経済 学 の 対象 は 、 視覚 芸術 及び 舞台 芸術 に 限定 さ れ て い た 。 しかし 、 1980 年代 に 入り 、 その 対象 は 、 映画 ・ 書籍 ・ 音楽 ・ 出版 など の 文化 産業 に 広がっ た 。 また 、 美術館 や 図書館 、 歴史 的 建造 物 の よう な 文化 施設 に も 研究 対象 は 広がり を 見せ て いる 。 『 ジャーナル・オブ・エコノミック・リテラチャー 』 （ JEL ） の 分類 体系 で は 、 文化 経済 学 は Z 1 に 相当 する 。  文化 経済 学 は 広い 意味 で の 芸術 を 対象 と し て いる 。 対象 と なる 財 は 、 創造 的 内容 を 含む もの で ある 。 ただし 、 創造 的 内容 を 持つ という こと だけ で は 、 文化 的 財 として 確定 でき ない 。 文化 的 財 の 価値 は 、 象徴 的 内容 によって 規定 さ れ て おり 、 物理 的 性質 によって は 規定 でき ない 。  経済 学 の 考え方 は 、 汚染 や 汚職 、 教育 の よう な 問題 に も 適用 さ れ て き た 。 芸術 作品 や 文化 に は 特別 な 性質 が ある 。 古典 派 経済 学者 アダム ・ スミス は 、 等価 物 が ない ので 、 芸術 作品 や 文化 を 価値 付ける こと は でき ない と 考え た 。 アルフレッド ・ マーシャル は 、 ある 種 の 文化 的 財 の 需要 は 消費 に 依存 し て いる こと を 指摘 し た 。 例えば 、 ある 音楽 を 聴け ば 聴く ほど 、 その 音楽 を より 多く 聴く よう に なる 。 マーシャル の 経済 学 の 枠組み の 中 で 、 こうした 財 に は 、 限界 効用 の 逓減 は 当てはまら ない 。 その よう な 対象 を 扱う 文化 経済 学 の 主要 な 著作 として は 、 ボー モル と ボーエン の 著作 （ 『 舞台 芸術 ： 芸術 と 経済 の ジレンマ 』 ） や 、 中毒 財 に関する ゲーリー・ベッカー の 著作 、 公共 選択 に関する アラン ・ ピーコック の 著作 が ある 。  ウィリアム ・ ボー モル と ウィリアム ・ ボーエン の 画期的 な 著作 によって 、 ライブ ・ パフォーマンス の 相対 的 な 費用 上昇 に関して 、 「 コスト 病 」 という 概念 が 導入 さ れ た 。 コスト 病 概念 によって 、 舞台 芸術 が 政府 の 補助 金 へ の 依存 を 深め て いく こと が 理解 できる 。 コスト 病 は 、 消費 財 が 労働 自体 で ある 場合 に 生じる 。 モリエール の 劇 『 タルチュフ 』 を 演じる に は 、 1664 年 において 、 2 時間 と 12 人 の 俳優 を 要し た 。 2007 年 において も その 事情 は 変わっ て おら ず 、 やはり 2 時間 と 12 人 の 俳優 を 要する 。 現代 において 、 芸術 業 は 、 多く の 人的 資本 投資 を 必要 と し て おり 、 それ に 応じ て より 多く 賃金 を 支払わ れる 必要 が ある 。 芸術 家 の 賃金 は 、 一般 の 人々 の 賃金 と 同様 に 上昇 し て いく 必要 が ある 。 賃金 は 経済 の 一般 的 な 生産 性 に従って 上昇 し て いき 、 演劇 の 上演 費用 も 一般 的 な 生産 性 に あわせ て 上昇 し て いく 。 しかし 、 俳優 の 生産 性 は 上昇 する 性質 の もの で は ない 。  この コスト 病 の 問題 に関して 、 舞台 芸術 の 経済 学 の その後 の 研究 は 、 次 の 2 つ の 方向 に 進ん だ 。  第 1 に 、 生産 の ある 種 の 領域 で は 生産 性 の 上昇 が 見 られる こと に 注意 が 向け られ た 。 これ は 、 コスト 病 の 妥当 性 に 疑義 を 示す もの で ある 。 『 タルチュフ 』 の 例 で 説明 すれ ば 、 一つ の 『 タルチュフ 』 の 上演 を 、 技術 の 進歩 によって 以前 に 比べ て 多く の 観客 が 見る こと が できる よう に なっ た 。 例えば 、 劇場 の 建築 の 改善 や 、 マイク や テレビ 、 録音 の 出現 によって 、 その よう な こと が 可能 に なっ た の で ある 。  第 2 に 、 文化 部門 へ の 補助 金 の 配分 に 注意 が 向け られ た 。 補助 金 は 一般 の 人々 の 利益 に 合  っ た もの で ない と いけ ない が 、 文化 部門 へ の 補助 金 は 所得 分配 効果 を 持っ て いる 。 例えば 、 文化 部門 へ の 補助 金 で 社会 の 中 でも 相対 的 に 富裕 な 層 は 得 を する 。 補助 金 が 与え られる 劇 の 観客 が 富裕 層 に 偏っ て いる 場合 や 、 補助 金 が 少数 の エリート 芸術 家集 団 に 与え られる とき 、 この 所得 分配 効果 が 働く 。  視覚 芸術 の 市場 は 2 つ に 区分 できる 。 1 つ は 、 歴史 が あり 、 親しま れ て いる 、 よく 知ら れ た 美術 品 の 市場 で ある 。 もう 1 つ は 、 流行 や 新しい 発見 によって 影響 さ れ やすい 現代 美術 作品 の 市場 で ある 。 両方 の 市場 が 寡占 的 で ある 。 つまり 、 視覚 芸術 の 市場 に は 、 限ら れ た 数 の 売り手 と 限ら れ た 数 の 買い手 しか い ない 。 視覚 芸術 の 市場 に関して は 、 2 つ の 主要 な 疑問 が ある 。 第 1 の 疑問 は 、 「 いかに 価格 が 決定 さ れる か 」 で ある 。 第 2 の 疑問 は 、 「 金融 資産 に 比べ て 美術 品 の 収益 率 は どう なっ て いる か 」 で ある 。  一般 的 に 、 美術 品 の 材料 と なる 石材 や 絵の具 自体 は 、 完成 し た 作品 に 比較 し て ずっと 安価 で ある 。 また 、 美術 品 の 価格 が 大きく 異なる こと を 労働 投入 量 から 説明 する こと は でき ない 。 美術 品 の 価値 は 、 潜在 的 な 買い手 や 専門 家 の 評価 に 依存 し て いる 。 この 価値 評価 は 、 3 つ の 要素 から 成る 。  また 、 3 種類 の 経済 主体 が 価値 決定 に 関わる 。  主要 な 金融 機関 、 銀行 、 保険 会社 の 中 に は 、 1990 年代 に 美術 品 の 投資 で 大きな 収益 を 得 た ところ が あっ た 。 1990 年代 初め に 株式 の 収益 率 が 下落 し た 時 に 、 美術 品 の 収益 率 は 下落 し なかっ た 。 その ため 、 分散 投資 の 機会 が ある と いえる 。  また 、 データ が 豊富 な ため に 、 美術 市場 の 研究 は 盛ん で ある 。 多く の 美術 品 が オークション で 売ら れ て いる 。 オークション で の 取引 は 透明 性 が 大変 高く 、 価格 データ を 作成 する こと が できる 。 中 に は 、 1652 年 に まで 遡っ て 価格 データ を 作成 できる 作品 も ある 。  実証 研究 に よれ ば 、 美術 品 の 収益 率 は 株式 より も 低く 、 価格 変動 率 は 少なくとも 株式 と 同じ ぐらい 高い 。 美術 品 を 所有 する こと で 得 られる 無形 の 利得 が 、 部分 的 に は 収益 率 の 低 さ を 説明 できる だろ う 。 しかし 、 美術 品 の 収益 率 の 低 さ を 理解 する 上 で は 、 美術 品 の 購入 や 寄付 に は 多く の 種類 の 減免 税 が ある 事実 が 重要 で ある 。  1986 年 に 行わ れ た ウィリアム ・ ボー モル の 推定 に よれ ば 、 20 年間 で 金融 資産 の 年収 益 率 が 2 . 5 % で ある の に対して 、 美術 品 の 年収 益 率 は 0 . 55 % で ある 。  書籍 や 、 録音 物 、 映画 は 、 オリジナル の 複製 物 の 存在 から 、 その 価値 が 定まる 。 こうした 文化 的 財 は 、 文化 産業 の 生産 物 で ある 。 文化 産業 の 市場 は 、 次 の よう に 特徴付け られる 。  主 な 文化 産業 は 、 寡占 的 市場 構造 で ある 。 市場 は 、 2 、 3 の 主要 な 会社 に 支配 さ れ て おり 、 残り の 市場 に 多く の 小さな 会社 が 存在 する 。 小さな 会社 は 、 芸術 供給 の 濾過 装置 の 役割 を 果たし うる 。 つまり 、 成功 を 収め た 芸術 家 を 用い た 小さな 会社 は 、 主要 な 会社 の 一角 に 登りつめる こと が できる 。 テレビ や 映画 の 生産 を 一括 し た 巨大 な 複合 企業 が 、 1920 年代 から 存在 し て いる 。 1990 年代 に は 、 産業 の 枠 を 超え た 合併 が いくつ か 行わ れ た 。 合併 による シナジー 効果 や 市場 支配 力 は 、 期待 さ れ て い た 利益 を もたらさ なかっ た 。 2000 年代 の 始め に は 、 分野 ごと の 組織 化 が 進ん で き た 。  文化 遺産 は 、 財 や 不動産 に 反映 さ れ て いる 。 ミュージアム の 運営 と 規制 は 、 この 領域 で 研究 さ れ て き た 課題 で ある 。  ミュージアム に は 、 収蔵 品 の 保存 の 役割 と 一般 市民 へ の 展示 の 役割 と が ある 。 ミュージアム は 商業 的 に 経営 する こと も 、 非 営利 基盤 で 経営 する こと も 可能 で ある 。 非 営利 で 行う 場合 、 ミュージアム は 公共 財 にまつわる 問題 に 直面 する 。 つまり 、 自己 資金 のみ で 維持 する か 、 あるいは 補助 金 の 交付 を 受ける か という 問題 が ある 。  ミュージアム 特有 の 問題 の 1 つ として 、 収蔵 品 の 莫大 な 価値 と 予算 と の 不 均衡 が 挙げ られる 。 また 、 ミュージアム は 地代 の 高い 都市 の 中心 部 に 位置 し て いる こと が 多い ので 、 展示 場所 を 拡張 する こと に は 限界 が ある 。 米国 の ミュージアム で は 、 収蔵 品 の 約 半数 しか 展示 さ れ て い ない 。 欧州 の ミュージアム の 中 に は 、 フランス の ポンピドゥー・センター の よう に 、 収蔵 品 の 5 % しか 展示 さ れ て い ない ところ も ある 。  展示 以外 に も 、 ミュージアム は 、 カタログ や 複製 品 の よう な 関連 生産 物 から 収入 を 得 て いる 。 収蔵 品 を 作り出し て いく という 無形 の 生産 も ミュージアム は 行っ て いる 。 ミュージアム は 、 世の中 に ある 多く の 作品 の 中 から 専門 知識 に 基づい て 選択 し 、 収蔵 品 を 作り出し て いる 。 それ によって 、 単なる 作品 の 存在 に それ 以上 の 価値 を 加え て いる 。  保存 と 展示 という 2 つ の 目的 の 間 で 、 ミュージアム は 選択 し ない と いけ ない 。 一方 で は 、 ミュージアム は 、 保存 上 の 理由 から 、 できる 限り 少数 の 作品 だけ を 展示 する こと に し 、 あまり よく 知ら れ て い ない 作品 を 集め 、 専門 的 な 客 のみ を 入館 さ せ 、 知識 と 研究 を 促進 し たい 。 他方 で は 、   展示 という 目的 から は 、 市民 から の 需要 を 満たし 、 多く の 客 を 魅了 する に は 、 様々 な 種類 の 主要 な 作品 を 展示 する 必要 が ある 。 政府 が 、 保存 と 展示 という 2 つ の 目的 の 間 で 選択 を 行う とき 、 経済 学 の 契約 理論 を 用いる こと が 役立つ 。 契約 理論 によって 、 求め られる 結果 を 出す ため に 様々 な ミュージアム 運営 者 に どの よう に インセンティブ を 与える か が 分かる 。  多く の 国々 に 、 文化 的 価値 の ある 建物 や 建造 物 の 保護 の ため の 仕組み が ある 。 所有 者 は 修復 の ため に 減税 や 補助 金 を 受ける 。 その 代わり に 、 所有 者 は 、 建物 の 改変 に関して 制限 を 受け たり 、 一般 市民 が 建物 へ 入る こと を 認め たり し ない と いけ ない 。 こうした 仕組み も また 、 ミュージアム と 同じく 、 保存 と 展示 の 選択 の 問題 を 抱え て いる 。 これ に関して は まだ ほとんど 研究 が なさ れ て い ない 。  特に 次 の 4 点 によって 、 芸術 家 の 労働 市場 を 特徴付ける こと が できる 。  シャルウィン・ローゼン に 由来 する スター 現象 と は 、 市場 で 一 握り の 芸術 家 が その 分野 の 収益 の ほとんど を 稼ぐ という 現象 で ある 。 文化 産業 で は 、 生産 物 の 質 に関する 不 確実 性 が 、 スター 現象 に 大きな 役割 を 果たし て いる 。 消費 者 は 、 生産 物 が どれほど よい もの な の か 消費 し て み ない と 分から ない （ 例えば 、 映画 の 場合 ） 。 また 、 文化 産業 において 生産 者 も 、 典型 的 な 不 確実 性 に 直面 し て いる 。 消費 者 は 、 価格 の 他 に 、 評判 や 、 カバー や ポスター に 載っ て いる 名前 を 参考 に し て いる 。 生産 者 も その こと を 理解 し て いる ので 、 高い 質 の 印 と なる よう な 著名 人 （ スター ） に は 大金 を 払う 。 アドラー や ギンスバーハ （ V .   Ginsburgh ） の 研究 に よれ ば 、 スター の 地位 は 偶然 によって 決まる 。 例えば 、 音楽 コンテスト の 結果 は 、 演奏 の 順番 に 強く 依存 し て いる 。  この スター 現象 の 偶然 性 は 、 芸術 分野 で 労働 の 過剰 供給 が 存在 する 1 つ の 原因 と さ れ て き た 。 スター の 莫大 な 収入 や 非合理 的 な 行動 、 リスク 愛好 的 な 選好 の ため に 、 収入 の 多く を 他 の 仕事 から 得 ながら でも 、 成功 し ない 芸術 家 は 挑戦 を やめ ない の で ある 。 芸術 分野 で 労働 の 過剰 供給 が 存在 する もう 1 つ の 原因 は 、 芸術 家 が 労働 から 社会 的 地位 という 意味 で の 無形 の 代償 を 受け取る 可能 性 が ある こと で ある 。  文化 的 財 の 生産 に は 、 通常 の 財 と は 異なる 構造 が ある と さ れ て き た 。 職人 は 、 収入 で ある という 観点 で のみ 、 自分 の 生産 物 に 関心 を 払っ て いる 。 それ に対して 、 芸術 家 は 、 生産 物 を 自己 表現 で ある と 見なす こと が 多い 。 その ため 、 芸術 家 は 、 自分 の 生産 物 に対して 制限 を 課し たい と 願う の だろ う 。文化 政策 （ ぶん か せい さく 、 ） と は 、 芸術 ・ 文化 を 対象 と する 公共 政策 で ある 。 狭義 に は 芸術 政策 、 広義 に は 文化 人類 学 的 意味 で の 文化 を 対象 と し た 政策 の こと を 指す 。 広義 の 文化 政策 に は 、 芸術 政策 の ほか に 、 言語 政策 ・ 宗教 政策 が 含ま れる 。 学術 研究 において は 、 芸術 学 や 音楽 学 、 美学 、 哲学 といった 人文 科学 領域 の ほか 、 経済 学 （ 特に 文化 経済 学 ） や 、 社会 学 （ 特に 文化 社会 学 ） 、 法学 、 政治 学 、 行政 学 など の 社会 科学 領域 を 横断 する 学際 的 研究 によって 支え られ て いる 。 また 、 現場 における 実践 的 な 知 の 蓄積 と の 関わり も 深い 。  日本 の 文化 政策 を 担っ て いる 省庁 と 主 な 管轄 事項 は 以下 の 通り で ある 。  特に 文化 政策 を 中心 的 に 担っ て いる 文化庁 の 政策 は 大きく 下記 の 6 つ に 区分 できる 。 右 は 、 主要 な 根拠 法 で ある 。  なお 文化庁 や 地方自治体 文化 政策 担当 部局 の 行っ て いる 文化 政策 は 、 「 文化 行政 」 と 呼ば れる 。  文化庁 外郭  外務省 外郭  総務 省 外郭  地方自治体 で は 、 以下 の よう な 部署 が 文化 政策 を 担当 し て いる 。  近年 、 各地 の 自治体 で は 、 次 の よう な こと が 文化 政策 上 の 課題 として 浮上 し て いる 。  文化 政策 の 研究 は 、 歴史 学 ・ 美学 など の 人文 科学 、 社会 学 ・ 法学 ・ 経済 学 ・ 経営 学 ・ 政治 学 など の 社会 科学 を 用い て 行わ れ て いる 。  文化 政策 研究 に 特に 関連 する 学問 分野 として は 、 次 の よう な もの が 挙げ られる 。  関連 学会 として は 、 次 の よう な もの が ある 。  文化 経済 学者 は 、 現実 の 文化 政策 の 諸 課題 に 関連 する 研究 を 進め て き た 。 主 に 扱っ て き た の は 以下 の 課題 で ある 。  ＜ 国立 大学 ＞  ＜ 公立大 学 ＞  ＜ 私立 大学 ＞ソフト ・ パワー （ Soft   Power ） と は 、 国家 が 軍事 力 や 経済 力 など の 対外 的 な 強制 力 に よら ず 、 その 国 の 有する 文化 や 政治 的 価値 観 、 政策 の 魅力 など に対する 支持 や 理解 、 共感 を 得る こと により 、 国際 社会 から の 信頼 や 、 発言 力 を 獲得 し 得る 力 の こと で ある 。 対義語 は ハード ・ パワー 。  ソフト ・ パワー と は 、 軍事 力 や 経済 力 など の 他国 を 強制 し 得る ハード ・ パワー と 対置 する 概念 で あり 、 アメリカ の 対外 政策 の あり方 ・ 手法 として 生まれ た 概念 で ある 。 アメリカ 国内 において ソフト ・ パワー という 考え方 が 唱え られ た 背景 に は 、 ブッシュ 政権 以降 の アメリカ の 中東 政策 による 、 国際 的 な 批判 の 高まり による ところ が 大きい 。 2001 年 、 オサマ・ビン・ラディン 率いる アルカーイダ による アメリカ 同時 多発 テロ 事件 を 契機 として 、 アメリカ が イラク に対する 核兵器 保有 疑惑 や テロリスト 支援 国 の 疑い が ある こと を 理由 に はじめ た イラク 戦争 、 また 、 その後 の イラク の 戦後 統治 など において 行っ た 一連 の 政策 が 、 圧倒的 な 軍事 力 を 背景 に し た 強硬 な もの で ある という 国際 社会 から の 批判 や 、 中東 や イスラム 圏 を 中心 と し た 反米 感情 の 広がり 、 また それ を 背景 に し た テロリズム の 頻発 や その 被害 に 悩む 中 で 、 その 事態 の 打開 の ため の 手法 として 提唱 さ れる よう に なっ た 。  ソフト ・ パワー という 概念 を 提唱 し た の は 、 クリントン 政権 下 において 国家 安全 保障 会議 議長 、 国防 次官補 を 歴任 し た アメリカ ・ ハー バード 大学 大学院 ケネディ スクール 教授 の ジョセフ ・ ナイ で ある 。 1980 年代 の アメリカ 衰退 論 に 異議 を 唱え た 著書   " Bound   to   Lead "   （ 邦題 『 不滅 の 大国 アメリカ 』 ） で 最初 に 提示 さ れ 、 " Soft   Power :   The   Means   to   Success   in   Wold   Politics "（ 邦題 『 ソフト ・ パワー 』 ） において 精緻 化 さ れ た もの で ある 。  ジョセフ ・ ナイ は この ソフト ・ パワー による 対外 政策 の 重要 性 を 説く 上 で ブッシュ 政権 や 政権 の 中枢 を 占め た 、 いわゆる ネオコン という 勢力 に対し 、 客観 的 に 評価 または 批判 を し 、 軍事 力 や 経済 力 など 強制 力 の 伴う ハード ・ パワー に のみ 依存 する の で は なく 、 アメリカ の 有する ソフト ・ パワー を 活かす こと の 重要 性 を 唱え た 。 さらに 、 ジョセフ ・ ナイ は この ソフト ・ パワー を ハード ・ パワー と 相互 に 駆使 する こと によって 、 国際 社会 の 支持 を 獲得 し 、 グローバル 化 や 情報 革命 の 進む 国際 社会 において 真 の 国力 を 発揮 し 得る こと を 説い て いる 。  ジョセフ ･ ナイ は ソフト ・ パワー を 提唱 し 、 ソフト ・ パワー を 構成 する もの として 三つ の 要素 を 掲げ て いる 。 ひとつ は 、 その 国 の 有する 文化 で ある 。 その 具体 的 な 例 として 文学 や 美術 、 高等 教育 など の エリート を 対象 と する 高級 文化 や 大衆 の 娯楽 など の 大衆 文化 が 挙げ られる 。 ナイ は その 国 が 有する 文化 の 価値 観 に 世界 共通 の 普遍 性 が あり 、 その 国 が 他国 と 共通 する 利益 や 価値 を 追求 する 政策 を とれ ば 、 自国 が 望む 結果 を 獲得 する こと が 容易 と なる と し 、 一方 で 偏狭 な 価値 観 に 基づく 文化 で は 、 ソフト ・ パワー が 生まれ にくい と し て いる 。  また 、 ジョセフ ・ ナイ は 国家 の 国内外 における 政策 も 、 ソフト ・ パワー の 源泉 足り 得る と し て いる 。 その 例 として アメリカ 国内 の 黒人 など へ の 人種 差別 により アメリカ の アフリカ 諸国 に対する ソフト ・ パワー が 損なわ れ 、 銃 の 野放し や 死刑 制度 により 、 ヨーロッパ における アメリカ の ソフト ・ パワー が 損なわ れ た こと を 指摘 し て いる 。  一方 で 、 アメリカ の 人権 政策 は 、 かつて 軍事 政権 を 敷き 人権 抑圧 を 行っ て い た アルゼンチン から は 反発 さ れ た が 、 その後 、 投獄 さ れ た ペロン 派 が 政権 を 握っ た こと で 、 アルゼンチン 国内 における アメリカ の ソフト ・ パワー が 高まっ た と し て いる 。  さらに ジョセフ ・ ナイ は 同じ ソフト ・ パワー で あっ て も 、 文化 による ソフト ・ パワー と 政府 の 政策 による ソフト ・ パワー は 必ずしも 一致 し ない こと も 指摘 し て いる 。 2003 年 に 世界 各国 の 世論 調査 において 、 アメリカ の イラク 政策 へ の 失望 から 、 アメリカ を 魅力 的 で ある という 回答 が 低下 し た が 、 これ は あくまで ブッシュ 政権 に対する 失望 で あり 、 アメリカ の 技術 力 、 音楽 、 映画 、 テレビ 番組 について は 依然 と アメリカ を 魅力 的 で ある という 意見 が 強い という の が その 例 で ある 。  こうした ソフト ・ パワー の 作用 として 、 ジョセフ ・ ナイ が 指摘 する の は 、 ソフト ・ パワー は 国家 により 管理 でき ない という 点 で ある 。 軍事 力 や 経済 力 など の ハード ・ パワー と 異なり 、 ソフト ・ パワー は 部分 的 に 政府 の 目標 に 影響 し て いる に 過ぎ ない し 、 そもそも 自由 な 社会 において 国家 が ソフト ・ パワー を 管理 する こと が あっ て は なら ない と も 述べ て いる 。  一方 で 、 ジョセフ ・ ナイ は ソフト ・ パワー の 限界 について も 言及 し て いる 。 それ は 、 ソフト ・ パワー における 魅力 により 、 国家 の 望む 結果 が 得 られる 可能 性 が 高い 場合 も あれ ば 低い 場合 も ある という ところ に よる 。 概して ソフト ・ パワー と なり 得る その 国 の 魅力 と は 関係 する 国々 と ある程度 似 て いる 状況 で あり 、 かつ その 魅力 の 効果 は 分散 型 で 漠然と し て いる こと に も よる 。 好意 で 行動 し て も 相手 から 好意 的 な 対応 が 得 られる と は 限ら ず 、 効果 が 分散 する 親善 関係 の もと で は その 具体 性 に 乏しい 。 まして 、 自国 の 映画 や 大学 、 教会 など 非 政府 組織 か 独自 の ソフト ・ パワー を 持っ た とき 、 政府 の 政策 を 強化 する 場合 も あれ ば 対立 する 場合 も ある し 、 ソフト ・ パワー を 測る 世論 調査 など の 調査 手法 が どの 程度 信用 できる の か という 点 で ソフト ・ パワー に対する 懐疑 的 な 見方 も 存在 し て いる の も 事実 で ある 。  また 、 ジョセフ ・ ナイ は ソフト ・ パワー と は 時に ハード ・ パワー と 補完 し 合う こと も あれ ば 対立 する こと も ある という こと を 指摘 する 。 自国 の 人気 を 上げ たい 国家 は ハード ・ パワー を 行使 す べき とき に それ を 行使 する こと を 嫌い 、 ソフト ・ パワー に 与える 影響 を 無視 し て ハード ・ パワー を 行使 すれ ば 他国 の 妨害 に 遭う 場合 も ある こと に よる から で ある 。  特に 2003 年 以降 の イラク 戦争 は ソフト ・ ハード 両方 の パワー の 相互 関係 を みる 上 で 好例 で ある 。 ブッシュ 政権 や ネオコン が イラク 戦争 開戦 に 踏み切っ た 一部 の 動機 として 、 ハード ・ パワー から 見 た 場合 、 かつて アメリカ が イラク と 交戦 し た 湾岸 戦争 が その後 の 中東 和平 に 繋がっ た こと も あり 、 再び 核保有 疑惑 や テロリズム の 温床 と なっ て いる 中東 地域 に 同様 の 結果 を 生み出そ う という 考え や 、 イラン 、 シリア 等 の 中東 において 見 られる テロリスト へ の 支援 を 抑制 さ せよ う という こと が 挙げ られる 。 ソフト ・ パワー の 側面 から 見 た 場合 、 イラク に 民主 主義 を 輸出 し 、 政治 体制 の 変革 を もたらそ う という 動機 が あっ た と し 、 ネオコン の 政策 が 成功 すれ ば イラク 戦争 が その 結果 により 正当 化 さ れ て い た はず で ある と し て いる 。 しかし 、 結果 として アメリカ の イラク 戦争 は 、 ヨルダン や インドネシア など の 友好国 の 国民 から も 反発 を 買い 、 同時 多発 テロ 事件 に 集め られ た アメリカ へ の 同情 と 共感 が 消え た と 指摘 し 、 ハード ・ パワー と ソフト ・ パワー が 分かち がたく 結びつい て いる と 述べ て いる 。  また 、 21 世紀 の 世界 は グローバル 化 と 情報 革命 が 高まっ て いる 中 、 ジョセフ ・ ナイ は これから の ソフト ・ パワー の 重要 性 が 高まる こと を 指摘 する 。 特に インターネット の 普及 など を 情報 革命 通じ 仮想 共同 体 の 形成 や 多 国籍 企業 、 非 政府 組織 が テロリスト を 含め て 、 さらに 役割 を になう こと と なり 、 独自 の ソフト ・ パワー を 養い 、 国境 を 越え て 人々 を ひきつける 。 そうした とき に 国家 は 魅力 と 正当 性 、 信頼 性 を めぐる 競争 に なる だろ う と 述べ て いる 。 そして 、 情報 を 提供 し 、 かつ その 情報 が 信頼 できる もの として 受け入れ られる 能力 こそ 、 ソフト ・ パワー における 魅力 と 力 の 需要 な 源泉 と なる だろ う と し て いる 。JATET 規格 ( じ ゃてっときかく ) と は 、 劇場 演出 空間 技術 協会 ( JATET ) によって 定め られ た 、 劇場 、 演出 空間 の 技術 に関する 規格 で ある 。  一部 の 規格 は 、 劇場 等 演出 空間 電気 設備 指針 、 演出 空間 仮設 電気 設備 指針 に 引用 さ れ 、 その 一部 を なし て いる 。カメラ・オブスクラ （ 、 「 暗い 部屋 」 の 意味 。 カメラ・オブスキュラ 、 カメラ・オブスクーラ とも ） は 、 写真 の 原理 による 投影 像 を 得る 装置 で 、 実用 的 な 用途 として は もっぱら 素描 など の ため に 使わ れ た 。 写真 術 の 歴史 において も 重要 で 、 写真 機 を 「 カメラ 」 と 呼ぶ の は カメラ・オブスクラ に 由来 する 。 最初 に 「 カメラ・オブスクラ 」 という 言葉 を 用い た の は ヨハネス・ケプラー と さ れる 。  原理 は ピンホールカメラ と 同じ で ある 。 すなわち 、 被写体 の 各 点 で 乱反射 し た 光線 の うち 、 空間 に ある ピン ホール の 一 点 を 通る 光線 のみ を 選び出し 、 平面 に 投射 する こと で 射影 さ れ た 像 を 得る 、 という もの で ある 。  原始 的 な タイプ の カメラ・オブスクラ は 、 部屋 と 同じ くらい の サイズ の 大きな 箱 を 用意 し 、 片方 に 小さな 針 穴 （ ピン ホール ） を 開ける と 外 の 光景 の 一部分 から の 光 が 穴 を 通り 、 穴 と 反対 側 の 黒い 内壁 に 像 を 結ぶ という もの で あっ た 。 画家 が この 箱 の 中 に 入り 、 壁 に 紙 を 貼り 、 映っ て いる 像 を 描き 移す こと で 、 実際 の 光景 と そっくり の 下絵 を つくる という 使い方 が さ れ た 。  この 装置 を 使う こと の 利点 は 、 結ば れ た 像 の 遠近 感 （ パースペクティブ ） が 正しい ため 、 リアリズム に 富ん だ 絵 が 描ける こと に あっ た 。 遠近 の 正しい 透視 画 を 描く に は 、 ほか に も 糸 を 格子 状 に 編ん だ 網 を通して 風景 を 見 て 、 格子 を 書い た 紙 の 上 に 各 格子 の 中 の 光景 を 転写 する という 方法 も あっ た 。 カメラ・オブスクラ や そういった 手法 は 、 美術 における 遠近 法 ・ 透視画法 の 確立 に 大きな 役割 を 果たし た 。  原理 上 、 カメラ・オブスクラ で 得 られる 像 は 上下 左右 が 反転 する （ 磨り ガラス の 像 を 裏側 から 観察 し た 場合 は 鏡 映 変換 も 加わる ） 。 像 の 反転 に は 鏡 を 使う 。 左 図 に ある よう な 18 世紀 の 高架 式 カメラ・オブスクラ なら 、 上下 の 正しい 像 を 得る こと が できる 上 に 持ち運び する こと も 可能 に なっ た 。 箱 の 中 に 鏡 を 入れ 、 箱 の 上方 の ガラス に 像 を 結ぶ 持参 式 カメラ・オブスクラ で は 穴 の 後方 から 見 て 上下 正しい 像 を 見る こと が できる 上 、 ガラス の 上 に トレーシングペーパー を 置い て 像 を なぞる こと が でき た 。  幾何 光学 的 に は 、 ピン ホール を 小さく すれ ば より 鮮明 な 像 を 得る こと が できる が 像 は 暗く なる （ ただし 、 ある程度 を 越え て さらに 穴 を 小さく する と 、 暗く なり 過ぎる こと で 回折 の 影響 が 大きく なり かえって 像 は ぼけ て しまう ） 。 レンズ により 、 実用 的 な 、 より 明るく 鮮明 な 像 を 得る こと が できる よう に なっ た 。 ただし レンズ の 利用 は 同時に 、 像 が 鮮明 と なる 距離 の 範囲 （ 被 写 界 深度 および 焦点 深度 ） を 限定 する こと に も なる 。  カメラ・オブスクラ に 、 物理 化学 的 に 光 に 反応 し て 化学 変化 する よう な 物質 を 組み合わせる こと で 、 写真 機 （ カメラ ） が 誕生 し た 。  カメラ・オブスクラ の 原理 と なる 、 ピン ホール を 通る 光 の 現象 について は 古代 中国 や 古代 ギリシャ の 時代 から 知ら れ て い た 。 春秋 時代 の 墨 子 は 、 「 景 の 到 する は 午 （ 交点 ） に 在り 、 端 有れ ば 景 と 與 に 長し 」 と 論じ て 、 穴 を 通っ た 光 が 倒立 し た 像 を 結ぶ こと について 述べ た と み られる 。 弟子 の 解説 に カメラ・オブスクラ の 記述 だ と 明確 に なる 。 一方 、 紀元前 4 世紀 の ギリシャ の 哲学 者 アリストテレス （ または その 関係 者 ） に よる と み られる 『 問題 集 』 の 中 に は 、 さまざま に 異なる 形 の 隙間 や 穴 を 通っ た 光 が 、 どれ も 太陽 の 丸い 形 （ あるいは 日食 時 の 欠け た 形 ） を 地面 に 投影 する の は なぜ か という 問い が ある 。 アリストテレス の この 問い に対し 、 16 世紀 に ヨハネス・ケプラー や フランチェスコ・マウロリコ ら が ようやく 回答 を 与え て いる 。  10 世紀 から 11 世紀 にかけて エジプト など で 活躍 し た 物理 学者 ・ 数学 者 ・ 哲学 者 で 光学 の 発展 に 大きな 足跡 を 残し た イブン・ハイサム は 、 紀元前 1000 年 頃 部屋 の 外 に 面し た 壁面 に 小 孔 を 開け て 反対 側 の 壁 に 写っ た 画像 で 太陽 の 日食 を 観測 し 部屋 の 壁 に 開ける 小 孔 の 直径 を 小さく する と 部分 食 の 太陽 の 三日月 型 が キレイ に 見える こと を 記録 し 、 また 『 光学 の 書 』 の 中 で さまざま な 光源 から の 光 が 暗い 部屋 の 中 に 像 を 結ぶ 原理 について 詳しく 研究 し て いる 。 彼 は さまざま な 大き さ の 穴 を 開け 、 小さい 穴 を 通っ た 光 だけ が 壁面 に 像 を 結ぶ こと を 見出し た 。 また 日食 観察 の ため に カメラ・オブスクラ を 組み立て て いる 。 西洋 で は 13 世紀 に ロジャー ・ ベーコン が 日食 観察 に カメラ・オブスクラ を 用い た 。  カメラ・オブスクラ が 絵 を 描く ため の 装置 として 芸術 家 の 間 で 活用 さ れる よう に なっ た の は 15 世紀 頃 で ある 。 レオナルド・ダ・ヴィンチ は 写生 に 利用 し 、 科学 研究 など を 書き残し た アトランティコ 手 稿 の 中 で カメラ・オブスクラ を 描い て いる が 、 これ は 1797 年 まで 公開 さ れ ず 、 図解 第 一 号 の 栄誉 を ゲンマ・フリシウス に 譲る 結果 と なっ た 。 ゲンマ・フリシウス は 1545 年 に アントウェルペン で 『 宇宙 の 電波 と 幾何 学 的 作用 』 を 出版 し 、 この 中 で イブン・ハイサム の 記述 を もと に 図解 し た 。  イタリア の カルダーノ は 小 孔 に 両 凸レンズ を 当てる と より 鮮明 な 画像 が 得 られる こと に 気づき 、 1550 年 頃 の 書物 に 記述 し て いる 。  カメラ・オブスクラ を 広く 知ら しめ た の は イタリア の 物理 学者 ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタ で ある 。 1558 年 に 著書 『 自然 魔術 』 を 出版 し その 中 で 絵 を 描く 時 の 補助 に 役立つ 器具 として 推奨 し 、 この 本 が よく 売れ て 重版 し ヨーロッパ 各国 語 に 翻訳 さ れ た ため 、 当時 の 人 の 中 に は 「 ポルタ が カメラ・オブスクラ を 発明 し た 」 と 思っ て い た 人 も 多く 、 フランソワ ・ アラゴ は 1839 年 1 月 7 日 ダゲレオタイプ 発表 の 演説 で 「 カメラ・オブスクラ は イタリア の ポルタ の 発明 」 と 述べ て いる 程 で ある 。  小型 化 も 進み 、 例えば ローマ 大学 教授 アタナシウス・キルヒャー は 1646 年 の 著書 『 光 と 影 の 大いなる 術 』 中 に 移動 式 の カメラ・オブスクラ の 図解 を し て いる 。 ドイツ ・ ヴュルツブルク の イエズス 会 士 ヨハン・ツァーン （" Johann   Zahn "   ） は 1685 年 に 著書 『 Oculus   Artificialis   Teledioptricus   Sive   Telescopium 』 を 出版 し 、 カメラ・オブスクラ と マジック ・ ランタン （ 幻灯 機 ） の 記述 や 図解 や スケッチ を 残し た 。  ヨハネス・フェルメール ら 17 世紀 オランダ の 巨匠 たち は 、 細部 へ の 優れ た 観察 力 で 知ら れ て いる 。 彼ら は こうした カメラ を 使用 し た と 推測 さ れ て いる が 、 この 時期 の 画家 たち が どの 程度 カメラ を 利用 し た か について は さまざま な 議論 が ある （ カメラ の 使用 に 否定 的 な 意見 も ある ） 。  初期 の カメラ・オブスクラ は 巨大 で あり 、 中 を 暗く し た 大きな 部屋 や 大きな テント で でき て い た 。 これら は 太陽 黒点 や 日食 など 太陽 の 観測 に も 使わ れ 、 16 世紀 から 17 世紀 前半 の 天体 物理 学者 ヨハネス・ケプラー が 天体 観測 に 用い た もの も こうした テント 型 の カメラ で ある 。 18 世紀 頃 まで に 、 ロバート ・ ボイル や ロバート ・ フック ら の 研究 開発 により 持参 できる 小型 の カメラ が 生産 さ れ た 。 こうした 小型 カメラ・オブスクラ は 、 旅行 先 の スケッチ を しよ う と する アマチュア の 絵画 愛好 家 ら によって 利用 さ れ た が 、 ポール ・ サンドビー 、 カナ レット 、 ジョシュア ・ レノルズ といった プロ の 画家 たち も 利用 し 、 ロンドン の サイエンス ・ ミュージアム に こうした 画家 が 使っ た と さ れる カメラ が 展示 さ れ て いる 。  この 小型 カメラ・オブスクラ は 、 1830 年代 に 入り ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール や ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット ら が 最初 の 写真 機 を 作る 際 に 利用 さ れ て いる 。  かつて は 観光 地 に 大きな カメラ・オブスクラ を 作っ て 観光 客 用 の アトラクション と し た 場所 も あっ た 。 高い 建物 の 中 に 暗い 部屋 と レンズ を 設け 、 外 の 世界 の 動く パノラマ が 手もと の 水平 な 画面 に 映し出さ れる よう に なっ て おり 、 直接 外 の 世界 を 見る より も より 鮮やか に 生き生き と 動い て 見える こと から 人々 に 人気 が あっ た 。 現存 する 数少ない 例 で は 、 イギリス の ブリストル や エディンバラ など 各地 、 南アフリカ 共和 国 の グラハムズタウン 、 ポルトガル の リスボン 、 キューバ の ハバナ 、 サンフランシスコ など 北米 の 各地 、 ほか 世界 各地 に 大型 カメラ・オブスクラ が ある 。  日本 で は 、 東京 ディズニーシー の フォートレス・エクスプロレーション 内 に 「 カメラ・オブスキュラ 」 の 名前 で 設置 さ れ て いる 。池上   惇 （ いけ が み   じゅん 、 1933 年 8 月 20 日   -   ） は 、 日本 の 経済 学者 。 京都大 学 名誉 教授 、 福井県立大学 名誉 教授 。 専門 は 、 財政 学 、 文化 経済 学 。 博士 （ 経済 学 ） （ 京都大学 、 1997 年 ） 。 大阪 府 大阪 市 出身 。  池上 四郎 元 大阪 市長 ・ 文 仁 親王 妃 紀子 の 親戚 。後藤   和子 （ ご とう   かずこ 、 1954 年   -   ） は 、 日本 の 経済 学者 。 摂南大学 経済学部 教授 。 文化 経済 学 ・ 文化 政策 ・ 財政 学 が 専門 。 博士 （ 経済 学 ） （ 京都大学 、 1998 年 ） ぐでたまが 大好き 。中谷   武雄 （ なか た に   たけお 、 1945 年   -   ） は 日本 の 経済 学者 。 京都 府 出身 。 高知短期大学 、 徳島 大学 総合科学部 教授 、 京都 橘 大学 文化 政策 学部 文化 政策 学科 教授 を 歴任 。 文化 経済 学 ・ 文化 政策 の 研究 者 。カメラ・ルシダ （ 英語 ： camera   lucida 、 カメラ・ルシーダ 、 カメラ・ルキダ とも ） は 、 かつて 画家 が 素描 や スケッチ を 描く 際 の 補助 に 使っ た 光学 装置 。 1806 年 、 ウィリアム ・ ハイド・ウォラストン が 発明 し 特許 を 取得 し た 。 もっとも 、 実際 に は カメラ・ルシダ は ヨハネス・ケプラー が 著書 『 屈折 光学 』 （ Dioptrice ,   1611 年 ） で 詳述 し た 装置 の 再 発明 に ほかなら ない と いえる が 、 19 世紀 まで に ケプラー の 記述 は 忘れ られ 、 誰 も ウォラストン の 発明 に 異議 を 唱え なかっ た 。 「 カメラ・ルシダ 」 （ ラテン語 で 「 照らさ れ た 部屋 」 ） という 名前 は ウォラストン が つけ た もの で ある 。 （ Edmund   Hoppe ,   " Geschichte   der   Optik ",   Leipzig   1926   を 参照 ）  カメラ・ルシダ を 覗く と 、 覗い た 先 に ある 物体 の 姿 と 、 覗く 人物 の 手もと に ある 紙 など 描画 する 対象 の 表面 の 画像 と が 重ね あわ さ れる 。 画家 は 目 の 前 に 、 描き たい 物体 や 光景 と 描く ため の 紙 と を 同時に 二 重 写し の よう に 見る こと が できる 。 これ によって 画家 は 、 目 の 前 の 光景 から 手もと の 紙 へ 、 遠近 法 の 要 と なる 部分 の 点 や 物体 の 輪郭 線 を 転写 できる ので 、 遠近 感 の 正しい 透視 画 や 本物 そっくり の 絵 を 描く こと が できる 。  カメラ・ルシダ （ camera   lucida 「 明るい 部屋 」 ） という 名 は 、 素描 の 補助 器具 として より 古く から 使わ れ て き た カメラ・オブスクラ （ camera   obscura 、 ラテン語 で 「 暗い 部屋 」 ） と 対比 さ せる ため に つけ られ た もの で ある こと は 明らか で ある 。 両者 の 光学 的 仕組み の 間 に 共通 する 部分 は ない 。 まず 、 カメラ・ルシダ に は カメラ・オブスクラ と 違い 「 カメラ 」 （ 部屋 、 箱 ） と 呼べる 部分 は 存在 し ない 。 カメラ・ルシダ は カメラ・オブスクラ の よう に 箱 の 中 を 暗く する よう な 特別 な 光 の 調整 が いら ず 、 明るい ところ で 使え て 持ち運び も より 簡単 な 描画 補助 器具 で ある 。 また 、 カメラ・オブスクラ と 違い カメラ・ルシダ は 映像 を 投射 する 機能 は ない 。  最も 簡単 な カメラ・ルシダ で は 、 半 透明 の 鏡 （ マジック ミラー ） が 45 度 傾け られ て いる 。 画家 が その 鏡 を通して 紙 の 表面 を 見下ろす と 、 反射 し た 正面 の 風景 と 真下 の 紙 と が 目 の 前 で 重ね 合わさっ て 見える 。 また 弱い 負 レンズ （ 凹レンズ ） が 組み合わさ れ て 、 風景 が まるで 紙 と 同じ 距離 に ある か の よう な 像 を 作り出し 、 両方 とも 焦点 が あっ た 状態 で 見る こと が できる よう に する 場合 も ある 。  最初 の ウォラストン の カメラ・ルシダ で は 、 倒立 し た 像 の 上下 左右 を 正しい 像 に 戻す 正 立 プリズム が 使用 さ れ て い た 。 使う 人物 の 目   " E "   は プリズム を 覗き 込む が 、 瞳孔 の 半分 は 、 描画 を する 紙 の 表面   " P "   を 直接 見 て 、 残る 半分 は プリズム   " ABCD "   を通して 二つ の 面 で 反射 し て 正 立 し た 風景 の 像 を 見る 。 この 二つ の 風景 が 目   " E "   によって 重ね あわ さ れる 。 レンズ   " L "   と   " L "'   は 、 紙 と 風景 の 見かけ の 距離 を 同じ に 調整 する 役割 を 果たす 。  カメラ・ルシダ を 使う 際 に 白い 紙 を 用いる と 、 白い 紙 の 画像 が 映し出さ れる 風景 の 光 を 消し 去っ て しまう ので 風景 を 見る こと が 難しく なっ て しまう 。 その ため 、 風景 と 紙 を 両方 とも よく 見る ため に 、 黒い 紙 に 白い 鉛筆 で スケッチ する こと も ある 。  19 世紀 初頭 、 カメラ・ルシダ は 旅行 者 や 画家 ら によって 明るい 場所 で の スケッチ など に 広く 使わ れ て い た 。 写真 技術 の 先駆 者 の 一 人 で ある イギリス の 貴族 ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット は 、 1833 年 に イタリア へ 新婚 旅行 に 行っ た 際 、 カメラ・ルシダ を 使っ て 旅先 の 風景 を スケッチ し た 。 しかし カメラ・ルシダ で 一生懸命 描い た スケッチ の 出来 が がっかり する もの だっ た ため 、 自然 の 風景 を 紙 に 刻み付ける ため の 手段 を 求め て 写真 （ カロタイプ ） を 発明 する に 至っ た と 、 彼 は 後 に 述べ て いる 。  カメラ・ルシダ は 今日 でも 画材 店 など で 手 に 入る こと は ある が 、 知名度 が 高かっ たり よく 使わ れ て い たり する 道具 で は ない 。 しかし 20 世紀 半ば まで は 、 科学 者 は カメラ・ルシダ を 使用 し て 微生物 や 細胞 など 微細 な もの の スケッチ を 描い て い た 。 かつて 顕微鏡 写真 は 複製 する の が 高価 で あり 、 また 出版 物 に 載せる 論文 など に 微細 な 構造 の 鮮明 な 図像 を 使お う と する 場合 、 顕微鏡 写真 より も カメラ・ルシダ で 描い た イラスト の ほう が 簡単 に 作図 でき て しかも わかり やすい という 事情 も あっ た 。 この ため 、 教科書 や 論文 で 長年 にわたり 使わ れ て いる 組織 学 や 微小 解剖 （ microanatomy ） に関する イラスト や 図像 は 、 顕微鏡 写真 より カメラ・ルシダ を 使っ て 描か れ た もの が 多い 。山田   浩之 （ やまだ   ひろ ゆき 、 1932 年 3 月 14 日   -   ） は 、 日本 の 経済 学者 。 大阪 市 出身 。 京都大 学 名誉 教授 、 大阪商業大学 名誉 教授 、 羽衣 国際 大学 名誉 教授 。 専門 は 文化 経済 学 、 都市 経済 学 、 地域 経済 学 、 交通 経済 学 。 経済 学 博士 （ 京都大 学 ） （ 1979 年 ） 。 博士 論文 は 「 都市 の 経済 分析 」 。佐々木   雅 幸 （ ささき   まさゆき 、 1949 年   -   ） は 、 日本 の 経済 学者 。 同志社大学 教授 。 大阪市立大学 名誉 教授 。 名古屋 市 生まれ 。  文化 経済 学 、 都市 経済 学 の 研究 者 。 近年 で は 、 文化 産業 を 核 と する 都市 に 着目 し た 論 を 展開 し て おり 、 文化庁 地域 文化 創 生 本部 総括 ・ 政策 研究 グループ 主任 研究 官 や 創造 都市 ネットワーク 日本 の 顧問 を 務める など 、 全国 の 創造 都市 を 推進 する 政策 支援 活動 も 行っ て いる 。ブルー ノ ・ フライ （ Bruno   S .   Frey   、 1941 年 5 月 4 日   -   ） は 、 スイス ・ バーゼル 出身 の 経済 学者 。 専門 の 政治 経済 学 に とどまら ず 、 環境 ・ 美術 ・ 心理 ・ テロ 等 の 経済 分析 も 行っ て いる 。 1977 年 より チューリッヒ 大学 実証 経済 研究所 の 教授 を 務める 。  フライ は 経済 人 の 概念 の 批判 で 最も よく 知ら れ て いる 。 フライ は 「 経済 人 という 概念 が 内因 的 動機 より も 外因 的 動機 を 極端 に 強調 し て いる 」 と 批判 し て いる 。  1969 年 から は 学術 誌 " Kyklos " の 編集 長 で あり 、 その他 の 多く の 経済 学 の 学術 誌 の 編集 委員 を 務め て いる 。  2004 年 に フライ は 世界 の 発展 を 目指す うえ で の 優先 事項 を 決定 する ため に 『 エコノミスト 』 が 後援 し て デンマーク 政府 が 資金 援助 し た 「 コペンハーゲン ・ コンセンサス 」 の 10 人 の 専門 家 の 内 の 1 人 として 招か れ た 。 フライ は スイス に 経済 学 ・ 経営 ・ 芸術 研究所 ( CREMA ) を 共同 設立 し 、 研究 責任 者 として 活動 し て いる 。  フライ の 著書 、 共著 、 編著 は 12 冊 以上 に のぼり 、 学術 論文 は 450 以上 に なる 。 学術 論文 は 大半 が 経済 学 の 学術 誌 に 掲載 さ れ て いる が 、 政治 学 や 社会 学 、 心理 学 の 学術 誌 に も 掲載 さ れ て いる 。デヴィッド・スロスビー （ David   Throsby 、 1939 年   -） は 、 オーストラリア の 経済 学者 で あり 、 特に 文化 経済 学者 として よく 知ら れ て いる 。  現在 シドニー の マコーリー 大学 経済学部 教授 を 務め て いる 。 博士 号 は 、 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス で 取得 し た 。 国際 文化 経済 学会 （ ACEI ） 元 会長 で も ある 。 Journal   of   Cultural   Economics や International   Journal   of   Cultural   Policy の 編集 委員 を 務め て いる 。 著書 " Economics   and   Culture " は 、 日本語 や フランス語 を 含む 複数 の 言語 に 翻訳 さ れ て いる 。 JEL に 掲載 さ れ た 文化 経済 学 の 展望 論文 は 、 1994 年 の 発表 以来 、 盛ん に 引用 さ れ て いる 。ボー モル の コスト 病   ( Baumol ' s   cost   disease )   は 、 経済 学 用語 の 一つ 。 単に ボー モル 病 、 コスト 病 と も 呼ば れ て いる 。 ボー モル 効果 と 呼ば れる こと も ある 。  経済 学者 ウィリアム ・ ボー モル と ウィリアム ・ G ・ ボーエン によって 1960 年代 に 見出さ れ た 現象 で ある 。 ボー モル と ボーエン の 研究 は 、 もともと 実演 芸術 に関して なさ れ た 。 ボー モル と ボーエン は 、 ベートーベン の 弦楽 四 重奏 を 演奏 する の に 必要 な 音楽家 の 数 は 、 1800 年 と 現在 と で 変わっ て い ない という こと を 指摘 し た 。 つまり 、 クラシック 音楽 の 演奏 の 生産 性 は 上昇 し て い ない 。 他方 、 自動車 製造 部門 や 小売 部門 の よう な 商業 部門 で は 、 機械 や 器具 の 技術 革新 によって 絶えず 生産 性 は 上昇 し て いる 。 それ に対して 、 実演 芸術 や 看護 、 教育 の よう な 労働 集約 的 な 部門 で は 、 人的 活動 に 大きく 依存 し て いる ため 、 生産 性 は ほとんど あるいは まったく 上昇 し ない 。 弦楽 四 重奏 の 例 と 同じく 、 看護 師 が 包帯 を 交換 する 時間 や 、 大学 教授 が 学生 の 文章 を 添削 する 時間 は 、 1966 年 と 2006 年 の 間 で 、 短縮 さ れ て い ない 。  ボー モル の コスト 病 は 、 公立 病院 や 公立大 学 の よう な 公共 サービス の 生産 性 が 上昇 し ない こと を 説明 する ため に 、 用い られ て き た 。 行政 活動 の 多く は 、 かなり 労働 集約 的 で あり 、 国民 一 人 当たり の 人員 を 削減 する こと は 難しい 。 生産 性 の 上昇 は ほとんど 可能 で は ない 。 結果 として 、 官僚 制 の 費用 は 、 国内 総 生産   ( GDP )   より も 大きく 増大 し て いく 。赤外線 カメラ は 、 物体 から 放射 さ れる 赤外線 を 可視 化 する ため の カメラ 。  赤外線 は 絶対 零 度 （ マイナス 273 . 15 ℃） 以上 の すべて の 物質 から 放射 さ れ て い て 絶対温度 の 4 乗 に 比例 し て 赤外線 放射 量 が 増える ため 、 対象 の 温度 変化 を 赤外線 量 の 変化 として 可視 化 する 。 赤外線 カメラ で 撮影 さ れ た 画像 が サーモグラフィ で ある 。  医療 で は 体 表面 の 皮膚 温度 分布 を 測定 し 、 それ を 色 分布 など で 画像 化 し て 乳癌 、 手足 など の 血 流 の 低下 など の 診断 に 用いる 。  国際 空港 や 公共 施設 など で 、 新型 インフルエンザ など の 伝染 性 疾患 の 簡易 検査 に も 用い られ て いる 。  外壁 タイル の 浮き など の 調査 用 として 撮影 さ れる 。  タイル と モルタル の 接着 強度 の 低下 により 空気 層 が できる 。 この 空気 層 が 太陽光 や 外 気温 により 温度 が 上昇 する こと を 利用 し 、 タイル の 浮き を 判断 する 。 その ほか 、 同様 に 温度 差 を 利用 し て 、 外壁 の 中 の 雨漏り の 経路 の 調査 、 断熱 不良 部分 の 調査 、 さらに 木造 建築 物 の 壁 の 内部 に 設け られ た 筋 かい の 有無 の 調査 に も 応用 範囲 が 広がっ て いる 。 その他 に も 接触 不良 による 不具合 箇所 は 温度 が 上昇 する ので 電気 設備 の 劣化 調査 として 撮影 さ れる 。  暗 視 カメラ として 警備 や 軍用 に 使用 さ れる 。 それら は 受動 的 に 撮像 できる ので 探知 さ れ にくい 。  航空機 に IRST や FLIR として 搭載 さ れ て いる ほか 、 軍用 車両 や 、 さらに は 個人 用 暗視装置 へ の 応用 も 行わ れ て いる 。ショック 賞   ( Schockprisen )   は 、 哲学 者 で あり 芸術 家 で も あっ た ロルフ・ショック （ 1933 年   -   1986 年 ） の 遺志 により 創設 さ れ た 賞 。 1993 年 に スウェーデン の ストックホルム で 授賞 式 が 行わ れ て 以来 、 当初 は 2 年 毎 、 現在 は 3 年 毎 に 顕彰 さ れ て いる 。  「 論理 学 ・ 哲学 」 「 数学 」 「 視覚 芸術 」 「 音楽 芸術 」 の 4 部門 が あり 、 受賞 者 は スウェーデン 王立 科学 アカデミー が 各 部門 ごと に 組織 する 選考 委員 会 によって 決定 さ れる 。 受賞 者 に は 40 万 スウェーデン ・ クローナ が 贈ら れる 。劇場 等 演出 空間 （ げき じ ょうとうえんしゅつくうかん ） と は 、 屋内 において 、 観客 を 集め て 演劇 、 催物 等 を 行う 場所 と する 特定 さ れ た 意図 によって 建設 さ れ た 集客 施設 、 あるいは 、 テレビ 番組 制作 の ため の スタジオ 等 の こと を いう 。 演出 空間 （ えん し ゅつくうかん ） と は 、 劇場 等 演出 空間 のみ で なく 演劇 、 コンサート 等 の 公演 が 公演 さ れる すべて の 空間 を 総称 し た もの を いう （ 劇場 等 演出 空間 電気 設備 指針 、 演出 空間 仮設 電気 設備 指針 による 定義 ） 。  つまり 、 実演 さ れる 空間 が 、 すべて 演出 空間 で あり 、 その 目的 の ため に 作ら れ た 施設 が 劇場 等 演出 空間 と 考え て よい 。 極端 な 例 で は 、 ストリートパフォーマンス を し て いれ ば 、 そこ は 演出 空間 で ある 。  演出 空間 の 技術 に関する 団体 として 、 劇場 演出 空間 技術 協会 が ある 。  運営 形態 による 呼称  前述 の 劇場 等 演出 空間 の 他 、 以下 の よう な 例 が ある 。  その他 多岐 に わたる ため 、 本 文中 の 例 より 参照 さ れ たい 。照明 技術 者 （ し ょうめいぎじゅつしゃ 、 ） と は 、 公益社 団 法人 日本 照明 家 協会 の ､ 舞台 ・ テレビジョン 照明 技術 者 技能 認定 制度 により 認定 さ れる 資格 で ある 。  JIS   C   8105 - 2 - 17 : 2000   照明 器具 － 第 2 - 17 部 ： 舞台 照明 、 テレビ 、 映画 及び 写真 スタジオ 用 の 照明 器具 に関する 安全 性 要求 事項 （ IEC   60598 - 2 - 17 ( 1984 )、 Amd 1 ( 1987 ), Amd 2 ( 1990 ) の 翻訳 JIS ） 17 . 6 . 1 に ある 専門 家 に 当たる と さ れる 。  2 級 と 1 級 と が 有り 、 概ね 2 級 は 実務 経験 1 年 以上 、 1 級 は 実務 経験 5 年 以上 が 対象 と さ れる 。 2 級 は 筆記 試験 と 実技 試験 が ある が 、 試験 直前 に 行わ れる 公開 講座 を 受講 し た 場合 、 実技 試験 は 免除 さ れる 。 協定 校 制度 が あり 、 協定 校 で 所定 の 単位 を 取得 し た 場合 、 筆記 試験 、 実技 試験 の 双方 が 免除 さ れる 。 1 級 は 筆記 試験 のみ で ある 。  1 級 の カリキュラム について は 、 2004 年度 に 電気 技術 について の 内容 が 増やさ れ 、 JIS 等 と の 整合 化 が 図ら れ た 。 それ より 前 の 認定 者 について は 、 補講 が 検討 さ れ て いる 。  指定 管理 者 制度 の 施行 により 、 公立 文化 施設 等 の 照明 業務 委託 にあたり 、 派遣 技術 者 の 条件 に 認定 資格 を 取得 し て いる 技術 者 を 派遣 さ せる など 、 技術 レベル の 指標 と し て いる 場合 が 多い 。  照明 技術 者 の 職域 は 、 から まで 多岐 に わたる 。  概ね 以下 の 通り  映画 や テレビ 映画 等 の 製作 における 照明 技術 者 を 、 日本 で は 照明 技師 と 呼ぶ 。 ハリウッド 等 の 映画 製作 における 照明 技術 者 は ガッファー と 呼ば れる 。 日本 の 照明 技師 は 撮影 技師 と 対等 で ある が 、 ガッファー は 撮影 監督 の 指揮 命令 系統 下 に ある スタッフ で ある 。  特記 無き は 公益社 団 法人 日本 照明 家 協会 編 / 刊行  2 級 教材 、 問題 集  2 級 実技 参考 書  1 級 教材  共通 副 教材  いずれ も 公益社 団 法人 日本 照明 家 協会 で 入手 可能 。ユネスコ や GATT など の 国際 機関 に よれ ば 、 文化 産業 （ ぶん かさん ぎょ う ） は 、 本質 的 に 文化 的 で 多く の 場合 、 知的 財産 権 によって 保護 さ れ て いる 財 ・ サービス の 生産 （ 創造 ） と 流通 を 担っ て いる 。 なお 、 文化 産業 は 、 しばしば 「 創造 産業 」 と も 呼ば れる 。 日本 で は 、 「 コンテンツ 産業 」 という 名称 も 用い られ て いる 。  文化 産業 概念 は 、 一般 に 、 織物 、 音楽 、 テレビ 、 映画 、 出版 、 工芸 、 デザイン 、 ビデオ ゲーム を 含ん で いる 。 建築 や 視覚 芸術 、 舞台 芸術 、 スポーツ 、 広告 、 文化 観光 が 含ま れる 場合 も ある 。 これら は 、 知識 に 基づき 、 また 労働 集約 的 で あり 、 雇用 と 富 を 創出 する 。 創造 性 を 養い 、 革新 を 促進 する こと によって 、 社会 は 、 文化 多様 性 を 維持 し ながら 、 経済 的 成果 を 高める こと が できる 。  文化 産業 は 、 世界 規模 で 、 新しい デジタル技術 を 採用 し つつ 、 同時に 国家 ・ 地域 ・ 国際 レベル で の 規制 （ 緩和 ） に 直面 し て いる 。 こうした 要因 は 、 文化 的 財 ・ サービス ・ 投資 の 流れ を 根本 的 に 変え た 。 その 結果 、 文化 産業 で は 、 国際 化 と 累積 的 な 集積 が 進ん だ 。 そして 、 2 , 3 の 巨大 な 複合 企業 （ コングロマリット ） ― 新しい 地球 規模 の 寡占 体制 ― が 形成 さ れ つつ ある 。  日本 における 文化 産業 概念 に は 、 二つ の 流れ が ある 。 一つ は ドイツ 語 から 翻訳 さ れ た もの で 、 国際 的 に 文化 産業 と いう と 、 こちら を 意味 する こと に なる 。 今一つ は 、 高度 成長 期 に 、 将来 の 成熟 社会 を 睨み 、 当時 の 物的 価値 偏重 を 是正 する という 目的 で 、 国民 一般 の 精神 的 価値 へ の 関心 を 高める ため に は 、 それ まで の 骨董 品 的 文化 行政 で は 不充分 で あり 、 産業 レベル で の 意識 改革 が 必要 だ という こと で 提唱 さ れ た もの で ある 。 現代 の 日本 における 文化 産業 概念 に は 、 この 両者 が 渾然一体 と なっ て いる こと に 注意 を 要する 。 なお 、 後者 は 、 通商産業省 商務 課 課長 補佐 で あっ た 小野 五郎 （ 現 、 埼玉大学 名誉 教授 ） が 1970 年代 初め に 新 政策 として 提唱 し た の が 始まり で ある 。創造 産業 （ そう ぞう さん ぎょ う ） または クリエイティブ 産業 （ 英語 ： creative   industries ） と は 、 芸術 、 映画 、 コンピュータ ゲーム 、 服飾 デザイン 、 広告 など 知的 財産 権 を 有し た 生産 物 の 生産 に 関わる 産業 で ある 。  創造 産業 に対する 政策 的 補助 は 1990 年代 後半 から 各国 で 盛ん に なっ た 。 1997 年 の イギリス 労働党 の トニー ・ ブレア 首相 政権 誕生 後 の 「 クール・ブリタニア 」 政策 における 創造 産業 活性 化 や 、 韓国 の 金 大中 大統領 政権 下 で 進め られ た 映画 ・ コンピュータ ゲーム など の コンテンツ 産業 育成 、 法 整備 や コンテンツ 振興 院 の 設置 、 日本 大衆 文化 開放 政策 と 同時に 進ん だ 韓国 製 コンテンツ の 輸出 など が その 一 例 で ある 。 同様 な 政策 は 、 製造 業 の 地位 低下 へ の 対処 や 、 自国 製品 へ の 付加 価値 追加 など を 目的 に 、 欧州 、 アメリカ 、 日本 、 台湾 （ 中華民国 ） など 各地 で 施行 さ れ て いる 。  英国 の 文化 ・ メディア ・ スポーツ 省 （ DCMS ） は 、 創造 産業 を 次 の よう に 定義 し て いる 。  文化 ・ メディア ・ スポーツ 省 は 、 創造 産業 に 以下 の 部門 を 含め て いる 。  文化 ・ メディア ・ スポーツ 省 による 定義 は 影響 力 が 大きく 、 他国 政府 で も これ を 公式 に 採用 し て いる ところ も ある 。 しかしながら 未熟 な 定義 で ある という 批評 も 受け て いる 。  第 一 に 、 これら の 部門 分け は ライフスタイル 産業 、 非 営利 事業 、 大 企業 による ビッグ ビジネス など 、 創造 活動 の 規模 や 形態 の 差 を 考慮 に 入れ て い ない こと 、 また 政府 による 補助 金 を 受け て いる 部門 （ 例 ・ 映画 産業 ） と 、 補助 の ない 部門 （ 例 ・ ビデオ ゲーム 産業 ） など の 差 も 考慮 外 で ある こと が 批判 さ れ て いる 。  また 骨董 品 市場 を 含める こと に は しばしば 疑問 が 呈さ れる 。 これ は 単に 取引 で あり 、 新た な 価値 の 生産 に は 寄与 し て い ない という もの で ある 。 また コンピュータ 関係 の 産業 を 含める こと も 疑問 視 さ れ て いる 。  中華人民共和国 特別 行政 区 の 香港 など 複数 の 政府 で は 、 文化 政策 にあたり 、 物品 や コンテンツ の 生産 から 販売 まで の バリュー ・ チェーン の 中 で 著作 権 を 有する 部門 に 焦点 を 当て て いる ところ も ある 。 これら の 政府 は 世界 知的 所有 権 機関 （ WIPO ） による 分類 （ 創造 産業 を 、 コンテンツ 生産 から 販売 まで に かかわる 企業 の 中 で 、 著作 権 を 所有 する 者 に 限定 する ） を 適用 し て いる 。  また 、 これら の 産業 を 2 つ に 分類 する よう 主張 する 者 も いる 。 これ に よれ ば 大量 消費 と 大量 供給 により 大衆 に 開か れる 文化 産業 （ 映画 、 テレビ ドラマ など 映像 作品 、 コンピュータ ゲーム 、 放送 、 出版 ） 、 および 手 作業 により 生産 さ れ 特定 の 場所 ・ 特定 の 時間 で のみ 消費 が 可能 な 文化 産業 （ 視覚 芸術 、 舞台 芸術 、 文化 遺産 など ） の 区別 が なさ れる 。  創造 産業 は 、 よく 類似 し た 用語 で ある 「 文化 産業 」 と の 違い や 境界 線 が 問わ れる こと が ある 。 これ に対する 適切 な 説明 は 、 文化 産業 は 創造 産業 の 付加 的 部門 で ある 、 という 表現 で ある 。 文化 産業 は 、 文化 遺産 の 維持 、 文化 遺産 や ミュージアム を 回る 文化 観光 （ カルチュラル・ツーリズム ） 、 美術館 や 博物館 や 図書館 、 スポーツ や 野外 活動 、 その他 ローカル な ペット ショー から 趣味 関係 の コンベンション の 誘致 まで 、 人生 を 豊か に する さまざま な 活動 が 含ま れる 。 それ ゆえ 文化 産業 は 、 金銭 的 価値 で ない 別 の 種類 の 価値 （ 文化 的 豊か さ や 社会 的 豊か さ ） を 社会 に 提供 できる か 、 に 関係 する と いえる 。 創造 産業 が 文化 の 生産 に 関わる 部門 で ある なら 、 文化 産業 は 生産 のみ なら ず その 供給 や 消費 に 関わる 部門 まで 含む 。  リチャード ・ フロリダ （ Richard   Florida ） ら 数 人 の 研究 者 は 、 創造 産業 を 知的 労働 者 の 生産 に まで 焦点 を 広げ 、 創造 的 生産 者 （ クリエイティブ ・ クラス ） を プロフェッショナル 的 知識 を もと と し た サービス の 提供 者 すべて 含める よう 論じ て いる 。 これ により 、 創造 産業 という 語 は 知識 経済 という 語 や 、 知的 所有 権 の 所有 権 の 問題 一般 を 侵食 し て ゆく 。  世界 的 に 見 て 、 ソフトウェア 産業 や 一般 的 な 科学 研究 開発 を 除い た 創造 産業 は 、 1999 年 （ 現在 信頼 できる データ が 入手 できる 最新 年度 ） における 、 世界 の 経済 生産 高 の 4 %   ほど に なる と いわ れる 。 科学 研究 開発 の 生産 高 を 含める と 、 さらに 4 % から 9 % が 加わる と 見 られる 。 ただし この 数字 は 国 によって 異なる 。  イギリス を 例 に とる と 、 創造 産業 は 生産 高 に対して 福祉 部門 を はるか に 越える 寄与 を し 、 農林 水産 業 の 4 倍 の 生産 を 行っ て いる と さ れる 。 政府 の 定義 による 創造 産業 部門 の 雇用 は 、 イギリス の 労働 人口 の 4 % から 6 % を 占め て いる が 、 これ は 伝統 的 な 産業 、 たとえば 小売 や 工業 に 比べ はるか に 少ない 。  創造 産業 部門 の 中 で は 、 再び 英国 を 例 に とれ ば 、 その 中 の 三 大 部門 は デザイン 、 出版 、 放送 と なる 。 これら を あわせ て 収入 の 75 %、 雇用 の 50 % を 占める 。  創造 産業 内 の 複雑 な サプライ ・ チェーン は 、 それぞれ の 部門 ごと の 価値 付与 額 の 正確 な 算出 を 困難 に する 。 特に サービス 業 に当たる 部門 、 たとえば 広告 部門 は 付与 し た 価値 の 算出 が 困難 で ある 。 一方 生産 を 行う 手芸 など の 部門 は 比較的 容易 に なっ て いる 。 しかし 、 生産 的 部門 における 競争 は 、 生産 競争 を 猛烈 に する 傾向 を 生み 、 その 生産 物 を 高級 品 から ただ の 日 用品 に し て しまう 結果 と なる （ コモディティ 化 ） 。  公的 資金 を 投入 さ れる 創造 産業 は 、 これ によって サービス を 増加 さ せる こと により 、 創造 産業 の 数 の 見積もり を 困難 に する 傾向 を 持つ 。 また 税制 上 の 区分 は 人 の 職業 を 決定 できる が 、 創造 産業 従事 者 は 複数 の 業種 に 就い て いる ため （ バイト や 副業 を 持つ など ） 、 ここ から の 創造 産業 従事 者 の 算定 も 困難 で ある 。 この ため 、 公的 な 創造 産業 に関する 統計 の 取り扱い に は 注意 が 必要 で ある 。お 蔵 入り （ おくら いり ） と は 、 計画 さ れ て い た 事柄 が 何らかの 理由 により 中止 ・ 取り止め と なり 、 世間 の 目 に 触れ ない まま 棚上げ に なる 状況 を さす 。  語源 について は 諸説 ある が 、  など が 挙げ られる 。  映画 ・ テレビ 番組 ・ 書籍 ・ 楽曲 など で は 、 一旦 製作 さ れ た に も かかわら ず 出版 ・ 放送 さ れ ない まま と なる 作品 の こと を 「 お 蔵 入り 」 と 呼ぶ こと が ある （ 封印 作品 も 参照 の こと ） 。 一度 公 に 出 た 作品 について は 、 基本 的 に 「 お 蔵 入り 」 と は 呼ば ない 。  これら の 理由 について は 、 以下 の 理由 が 挙げ られる 。 ただし 、 後 に 問題 が 解消 さ れ て 公開 に 至る ケース も ある 。  実現 する こと なく 終わっ た プロジェクト や 、 製作 は さ れ た が 販売 さ れ なかっ た 物品 について も 、 「 お 蔵 入り 」 と 呼ぶ こと が ある 。  例えば プロ 野球 において 、 優勝 が 決まっ て い ない が する 可能 性 が 高い チーム の シリーズ チケット や 優勝 関連 グッズ を 作成 し た ものの 、 別 の チーム に 優勝 を さらわ れ た とき 、 その 物品 は 「 お 蔵 入り 」 と なる 。 セ・リーグ の 場合 、 1973 年 、 2008 年 の 阪神 や 1994 年 の 中日 など で 実例 が ある （ いずれ の 年 も 巨人 が 優勝 ） 。 パ・リーグ の 場合 、 2014 年 の オリックス 、 2016 年 の ソフトバンク など で 実例 が ある （ 2014 年 は ソフトバンク 、 2016 年 は 日本ハム が 優勝 ） 。  この 様 な 形 で 流通 せ ず に 終わっ た 物品 の 処分 について は 、 外部 へ と 流出 し ない よう に 関係 者 の 立会い の もと 全量 を 廃棄 処分 する こと が 多い 。 ただし 、 サンプル ・ 資料 として の 必要 から 関係 者 が ごく 僅か な 量 を 保管 する 場合 も ある 。飛び出し 坊や （ と びだしぼうや ） と は 、 児童 が 道路 に 飛び出し て 自動車 など と 接触 する 事故 を 防止 する 目的 で 、 ドライバー へ の 注意 喚起 の ため に 、 通学 路 など に 設置 さ れ て いる 看板 の こと で ある 。 横断 旗 の 入れ物 を 兼ねる もの も ある 。 正式 な 名称 は 存在 せ ず 、 飛び出し 人形 ・ 飛び出 し 小僧 ・ 飛び出し 君 ・ 飛び出し 注意 君 ・ とび 太 くん など と も 呼ば れる 。 「 飛び出 し 坊や 」 の 名 を 一躍 世間 に 広め た の は イラストレーター の みうら じゅん で ある が 、 最近 で は 実は 飛び出さ ない 坊や の 方 が 正しい の で は ない か 、 と も 言っ て いる 。 元祖 で ある 0 系 に は 「 飛出 とび 太 」 という 正式 名称 が 付い て いる 。  交通 戦争 と 呼ば れ た 昭和 30 年代 頃 から 、 ドライバー に 飛び出し 注意 を 促す 看板 が 日本 各地 で 製作 さ れる よう に なり 、 児童 が 道路 に 飛び出す 姿 を モチーフ と する もの も 現れ た 。 始め は 板 に 児童 の 絵 を 描い た だけ の もの が 多かっ た が 、 のち に 児童 の 形 に 板 を くり抜く タイプ が 生まれ 、 そちら が 主流 と なっ た 。 現在 で は 東北 地方 から 九州 まで 日本 各地 に ある が 、 特に 近畿 地方 に 多く 滋賀 県内 の 設置 数 は 日本一 と いわ れる 。  飛び出 し 坊や は 、 滋賀 県 八日市 市 社会 福祉 協議 会 （ 現 ・ 東 近江 市 社会 福祉 協議 会 ） の 発案 によって 、 1973 年 6 月 に 地元 の 看板 製作 会社 「 久田 工芸 」 で 男の子 型 と 女の子 型 の 11 体 の 飛び出し 人形 が 製作 さ れ 、 八日市 市 （ 現 ・ 東 近江 市 ） 内 に 設置 さ れ た の が 始まり と さ れる 。 みうら じゅん は 、 ここ で 製作 さ れ た もの が 現在 主流 と なっ て いる 飛び出し 坊や の 元祖 で ある として 、 「 0 系 」 と 命名 し て いる 。 飛び出 し 坊や へ の 関心 の 高まり とともに 、 滋賀 県内 で は 「 0 系 」 を 基 に し た ゆる キャラ や グッズ や 文房具 など も 作ら れ て いる 。  製作 ・ 設置 は 主 に 地元 の PTA や 町内 会 が 行なっ て いる 。 飛び出 し 坊や は 立て 看板 や 幟 など と 同じ 道路 占 用 物 で あり 、 民有 地 以外 に 設置 する 場合 は 道路 管理 者 の 道路 占 用 許可 が 必要 で ある が 、 交通 安全 啓発 を 目的 と する もの で ある ため 、 無 許可 で 設置 し て あっ て も 黙認 さ れ て いる ケース が ある 。 しかし 、 設置 場所 や 設置 方法 によって は 飛び出 し 坊や が 通行 の 妨げ に なる 場合 が あり 、 都市 部 で 見かける こと は 少なく なっ て いる 。 例えば 、 2003 年 9 月 に 兵庫 県 神戸 市 西 区 で 乗用車 と 飛び出し 坊や の 接触 事故 が 発生 し 、 飛び出し 坊や を 設置 し た 地元 の 小学校 PTA が 車 の 修理 費用 を 負担 し た 事例 が ある 。  目 に 入り やすい デザイン ・ 色 遣い が 多い 。 手作り の もの と ホームセンター で 売ら れ て いる 既製 品 が ある 。 地域 や 年代 ごと に 様々 な デザイン が あり 、 特に 手作り の もの は 、 細か な デザイン の 違い が 多い 。 児童 に 人気 の ある 漫画 や アニメ の キャラクター が 描か れる こと も 多く 、 なかには 著作 権 上 問題 と なり そう な もの も ある 。 その 地域 の 特色 に ちなん だ ご 当地 もの の デザイン も 存在 し 、 交通 事故 防止 だけ で なく 、 まち おこし に 活用 する 動き も ある 。 「 坊や 」 や 「 小僧 」 など の 名称 から わかる よう に 、 多く は 男の子 の デザイン で ある が 、 女の子 や 高齢 者 の デザイン も ある 。 一部 の 飛び出し 坊や に は 、 顔 の 部分 に 写真 を はめ込ん だ もの も ある 。 その バリエーション の 多 さ と ユニーク さ から 、 みうら じゅん など 飛び出し 坊や 撮影 を 趣味 と する 者 が おり 、 『 VOW 』 や ABC テレビ 『 探偵 ! ナイト スクープ 』 や tvk 『 Saku   saku 』 など メディア で 取り上げ られる こと も ある 。桂 スタジオ （ かつら スタジオ ） は 、 株式会社 桂 企画 が 運営 する 屋内 スタジオ で ある 。 現在 は （ 遅くとも 2010 年 まで に ） 閉鎖 さ れ 、 建物 も 既に 解体 。銀 塩 写真 （ ぎん えん しゃし ん ） は 、 乾板 や 写真 フィルム 、 さらに は 印画 紙 に 、 銀 塩 （ ハロゲン 化 銀 ） を 感光 材料 として 使用 する 写真 術 による 写真 で ある 。 銀 塩 写真 の うち 、 写真 フィルム を 使う もの を フィルム 写真 と いう 。 銀 塩 写真 用 の カメラ を 銀 塩 カメラ 、 また その うち で 写真 フィルム を 使う もの を フィルム カメラ と 称する 。 銀 塩 写真 において は 、 フィルム 等 の 感光 媒体 の 表面 に ある 、 ハロゲン 化 銀 を 含ん だ に 光 を 当て 、 潜 像 として 記録 する 。 その のち など の 処理 方法 に 沿っ て 現像 し 、 さらに 引き伸ばし によって 写真 （ プリント ） を 得る 。 これら は 伝統 的 に は 全て 光学 的 および 化学 的 な 過程 のみ で おこなわ れ て い た 。 近年 で は 撮像 素子 による スキャン や プリンタ による 印刷 など といった 機材 が 途中 に 入る こと も ある 。  乾板 が すたれ た 後 は 、 もっぱら 写真 フィルム が 使わ れ て いる 。 その 構造 は 、 カラー の 135 フィルム を 例 に とる と 図 1 の よう で ある 。  カメラ に 装着 し て 使わ れる 感光 材料 の 代表 的 な もの は 写真 フィルム と 乾板 で ある 。 また プリント に 使用 さ れる の は 印画 紙 で ある 。 原理 上 、 通常 の 現像 プロセス で は 、 陰陽 が 逆転 し た ネガ 画像 が 得 られる 。 ポジ 画像 は 、 プロセス を 2 回 重ねる こと で 「 ネガ の ネガ 」 と し て 得る か 、 「 リバー サル 現像 」 によって 得る 。 特に カラー フィルム で は リバー サル 用 に 設計 さ れ た フィルム （ リバーサルフィルム ） が ある 。  由来 として は 、 暗箱 の 意 で ある 「 カメラ・オブスキュラ 」 を 略し た もの だ が 、 今 で は もっぱら 写真 を 撮影 する 機材 を 指し て カメラ と 呼ん で いる 。  通常 、 露光 によって 得 られる 潜 像 は 、 そのまま で は 可視 で は なく 、 光化学 反応 が 続け て 起き て しまう ので そもそも 見る ため に 光 を 当てる こと も でき ない 。 潜 像 から 可視 な 像 を 得 て それ を 固定 する プロセス を 現像 と いう 。  元素 の 銀 が 原材料 として 高価 で ある といった 理由 から 、 銀 塩 以外 （ ハロゲン 化 銀 以外 ） を 利用 する 写真 術 が 研究 さ れ て いる 。 一般 写真 用 として は 広く 一般 に 普及 は し て い ない が 、 原理 的 に は その 一種 で ある 青写真 は 複写 用 として かつて は 多用 さ れ て い た し 、 「 電子 写真 」 という 語 も かつて は もっぱら 普通 紙 コピー （ Plain   Paper   Copier ） 、 いわゆる ゼログラフィ 方式 を 指し て い た 。  化学 反応 を 利用 し て 劣化 し た 銀 塩 写真 を 修復 する 方法 が あり 、 日本 の 村林 孝夫 が 特許 を 持っ て いる （ なお 、 登録 3446174 号 について は （ 他 に は 不明 ） 1999 年 7 月 出願 の ため 、 2019 年 7 月 が 期限 で ある ） 。スライド （ ） は 、 ポジティヴフィルム （ 陽画 フィルム 、 つまり 現像 済み の リバーサルフィルム ） を 映写機 に 充填 し 、 スクリーン に 向け て 拡大 像 を 投影 する こと 、 または ポジティヴフィルム （,   ポジ フィルム ） そのもの を 指す 語 で ある 。 ポジ フィルム を 指す 場合 、 プラスティック または 紙 製 、 金属 製 の 枠 （ マウント ） に 収まっ た 透過 原稿 を 指す 。  スライド 用 の 映写機 を スライド 映写機 （ スライドプロジェクタ ） 、 幻灯 機 と も 呼ぶ 。  スライド は 20 世紀 末 頃 に 他 の プロジェクタ に 取っ て 代わら れ 、 映像 原稿 として の 役割 を ほぼ 終え た が 、 パーソナルコンピュータ など で は 静止 画 を 順送り に 表示 し て 行く こと や 専用 の ユーティリティ ソフトウェア の こと を スライド ショー と 呼ぶ 。  ネガ の ネガ により スライド 用 の ポジ フィルム を 作る こと も ある が 、 一般 的 な 方法 として は 、 リバーサルフィルム で 撮影 し て リバー サル 現像 （ E - 6 現像 等 ） を 行い 、 スライド 用 の ポジ フィルム を 作る 。スペンサー・チュニック （ Spencer   Tunick ,   1967 年 1 月 1 日   -   ） は 、 アメリカ の 写真 家 。 彼 は 、 大 人数 の 裸 の 人々 が 芸術 的 な 編成 で 姿勢 を 整える 姿 が 特徴 の 写真 で 有名 で ある 。 それら の 写真 で は 、 あまりに も 多く の 人間 が 身 を 寄せ 合っ て 写真 に 収まる ため 、 個々 の 裸体 は 抽象 的 な もの と なる 。 インスタレーション という 技法 を 用い て 、 世界中 の 都市 で 撮影 が 行わ れる こと も 少なく ない 。 また 郊外 の 森林 や 海岸 で の インスタレーション も 行わ れ て おり 、 さらに は 個人 撮影 や 少 人数 の 撮影 も たびたび 行わ れ て いる 。  チュニック は 、 ニューヨーク 州 の ミドル タウン で 生まれ た 。 1988 年 、 エマーソン 大学 で 芸術 学士 を 取得 し た 。 1986 年 、 イギリス の ロンドン を 訪れ 、 バス停 で の 撮影 を 敢行 し た 。 ロンドン 南部 サザーク の ダリッジ に ある アレンズ 校 の 下級 学校 の 講堂 で 多数 の 写真 を 撮影 し た 。 1992 年 から 、 チュニック は 、 ニューヨーク の 公共 の 場 における 実況 方式 の ヌード 撮影 を 開始 し た 。 そこ で は 写真 の 他 に ビデオ 撮影 が 行わ れ た 。 彼 の 初期 の 作品 と 言える この 年代 の 写真 は 、 現在 知ら れ て いる よう な 大 集団 の インスタレーション で は なく 、 少 人数 の 集団 の 中 に ある 個別 の 裸体 に 焦点 を 当て て いる 、 より 親密 な 映像 で あっ た 。  この 後 、 彼 の 写真 は 一気に 人気 を 集め 、 アメリカ の 他 の 州 に 出かけ て いく 。 1994 年 まで に は 、 アメリカ を 含め 様々 な 国 の 65 ヶ所 を 超える 場所 に 関連付け た インスタレーション を 企画 し 、 撮影 を 行っ た 。 チュニック は 、 世界中 から 賞賛 を 集め 、 次に 挙げる 場所 で の 撮影 を 行っ た 。 ブルッヘ 、 ブエノスアイレス 、 バッファ ロー 、 ロンドン 、 リヨン 、 メルボルン 、 モントリオール 、 サン・セバスティアン 、 サンパウロ 、 カラカス 、 ニューカッスル 、 ゲーツヘッド 、 ウィーン 、 デュッセルドルフ 、 サンティアゴ   ( チリ ) など で ある 。  1992 年 から 、 スペンサー・チュニック は 、 ニューヨーク における 野外 撮影 の 罪 で 5 回 逮捕 さ れ て いる 。 毎回 、 逮捕 後 すぐ に 罪 は 軽減 さ れ て いる 。 アメリカ の ホーム ・ ボックス ・ オフィス ・ チャンネル の ドキュメント 番組 「 裸 の 州 」 「 裸 の 世界 」 「 積極 的 な 裸 」 に 3 回 にわたり 取り上げ られ て いる 。 2003 年   6 月 、 バルセロナ において 、 7000 人 の 裸 の スペイン 人 を 写真 に 収め 、 自ら の 最大 規模 の 撮影 を 達成 し た 。 2004 年   6 月 24 日 、 オハイオ 州 クリーブランド で は 、 アメリカ における 最大 規模 の 2754 人 の 姿 を 撮影 し た 。 2004 年   8 月 の 撮影 で は 、 町 の 中心 の 駅 で 1800 人 の 裸体 を 被写体 と し た 。 2005 年 の 7 月 17 日 、 ニューカッスル の 波止場 地帯 に 集結 し た 約 1700 人 の 裸 の 人々 を タイン 川 の 対岸 に ある ゲーツヘッド から 撮影 し た 。 2006 年   3 月 19 日 、 チュニック は カラカス で 1500 人 の 裸体 撮影 を 行っ た 。  彼 の 写真 の 被写体 は ボランティア で あり 、 見返り に サイン が 記さ れ た 写真 を 受け取る 。スライド ショー （ ） は 、 選択 し た 一連 の 画像 を 順次 表示 する もの で 、 芸術 的 目的 や 実用 的 目的 に 利用 さ れる 。 スライド と ショー を 結合 し た 造語 で あり 、 スライド を 使っ た こと から この よう に 呼ば れ た 。 " Slideshow "   という 言葉 は 1973 年 の 辞書 に は ない が 、 Office   2000   や   Office   XP   の   Microsoft   Word   では スペル チェック に パス する 単語 として 認知 さ れ て いる 。  スライド ショー は スライド 映写機 や オーバーヘッドプロジェクタ といった 装置 を 使っ て 実施 さ れる か 、 最近 で は プレゼンテーション ソフトウェア を 実行 する コンピュータ を 使っ て 行わ れる 。 スライド は 映画 館 の スクリーン に 投影 する 幻灯 機 が 起源 で あり 、 初期 の 出し物 の 1 つ で あっ た 。 現在 でも 旧式 な 映画 館 で は 本編 や 予告編 映画 の 上映 の 前 に 、 非常口 や 禁煙 など 観客 へ の 案内 や 広告 が 上映 さ れる こと は ある 。 また 結婚 披露宴 の 出し物 として マルチ スライド と 呼ば れる 複数 （ 大抵 は 2 台 ） の 映写機 によって カップル の 経歴 紹介 が 行わ れる こと が あっ た 。 専門 の 制作 プロダクション も あり 、 コダック 社 から は マルチ スライド 専用 映写機 が 販売 さ れ て い た こと も ある 。 透過 フイルム による スライド ショー は ビジネス プレゼンテーション の ほか 、 教育 訓練 、 学会 発表 （ 背景 が 青 で 文字 が 白 抜き の 、 通称 ブルー スライド ） でも 盛ん に 用い られ 、 その後 の プレゼンテーション ソフト の 需要 に つながっ た 。  うまく 構成 さ れ た スライド ショー は 発表 者 の 口頭 で の 弁舌 に 画像 の 説得 力 を 加える こと が できる 。 「 百聞 は 一見 に しか ず 」 の 格言 通り 、 1 つ の 画像 が 口 で 詳細 に 説明 する より も 聴衆 を 納得 さ せる こと が できる 。 スライド ショー による プレゼンテーション を 成功 さ せる に は 、 弁舌 の 才能 だけ で なく 、 事前 の 準備 や 練習 が 重要 と なる 。  実用 的 な 目的 で は 、 プレゼンテーション ソフトウェア を 使う こと が 多く 、 その 利点 を 生かし て 音響 効果 や アニメーション 効果 を 加える こと が できる 。 通常 プレゼンテーション の ポイント は スライド 上 に 全て 記さ れ 、 発表 者 の 話す 内容 に 同期 し て 進行 し て いく 。  スライド ショー に は 芸術 的 利用 法 も ある 。 スクリーンセーバー として の 利用 、 博物館 で の 動的 展示 で の 利用 、 インスタレーション など が ある 。 デイヴィッド・バーン   ら は   " PowerPoint "   を 使っ た 芸術 作品 を 制作 し て いる 。  美術 史 の 授業 など で は 、 スライド ショー を 使っ て 学生 に 美術 作品 の 映像 を 見せ て 解説 する という 形式 は 古く から 存在 し た が 、 美術家 たち も スライド ショー を 使っ て 静止 映像 を 投射 し 、 空間 を 変容 さ せる 試み を する よう に なっ た 。  1960 年代 後半 ごろ から 、 美術館 や 画廊 で スライド ショー 形式 で 何らかの 情報 を 提供 し たり 、 現象 学 的 形式 として スライド ショー が 使わ れ て いる 。 ボルチモア 美術館 で 開催 さ れ た スライド ショー の 展覧 会 の 紹介 文 に は 次 の よう に あっ た 。 「 スライド 映写機 と   35   mm   カラーリバーサルフィルム は 単純 な 技術 だ が 、 芸術 家 にとって は 投影 する 画像 / テキスト / 絵画 によって 空間 を 変換 する 新た な ツール と なっ た 。 」  必ずしも   35   mm   や カラー の スライド を 使わ なけれ ば なら ない わけ で は ない が 、 通常 カラー の スライド が 使わ れ 、 テキスト の 表示 は 画像 と 画像 の 間 に 挿入 さ れる こと が 多い 。 アーティスト によって は それ に 音声 を 加え て いる 。 絵画 や 彫刻 など の 自身 の 作品 を 広く 紹介 する 目的 で スライド ショー に する 芸術 家 も いる 。 近年 、 主 に 若い アーティスト が スライド ショー の コンセプト を 多用 する よう に なっ て き た 。  スライド ショー 形式 を 使っ た こと の ある 著名 な 芸術 家 :大阪 ・ アート ・ カレイド スコープ （ おおさか -） は 、 大阪 府 で 毎年 行わ れ て いる 芸術 祭 。  大阪 府立 現代 美術 センター 主催 で 、 現代 美術 を テーマ に 複数 の 会場 で 行わ れ て いる 。フィランソロピー 、 フィランソロフィー （ ） と は 、 基本 的 な 意味 で は 、 人類 へ の 愛 に もとづい て 、 人々 の 「 well   being 」 （ 幸福 、 健康 、 QOL 等 ） を 改善 する こと を 目的 と し た 、 利他 的 活動 や 奉仕 的 活動 、 等々 を 指す 。 あるいは 慈善 的 な 目的 を 援助 する ため に 、 時間 、 労力 、 金銭 、 物品 など を ささげる 行為 の こと で ある 。 従来 日本語 で は 「 慈善 活動 」 「 博愛 」 「 人類 愛 」 など と も 呼ん で き た 。 この 意味 で は 「 チャリティー 」 に 近い 。 または 、 特定 の 活動 や 事業 の ため に 、 長い 年月 を かけ て 労力 や 資金 を 支援 する よう な こと 。  philanthropy という の は 、   philos フィロス （ ピロス ）（= 愛 、 愛する こと ） と 、   ánthrōpos アントロポス （= 人類 ） という 言葉 から 成っ て いる 表現 で あり 、 基本 的 に 「 人類 を 愛する こと 」 という 意味 が ある 。  フィランソロピー を 実践 し て いる 人 は フィランソロピスト と 呼ば れる 。 日本語 で 「 篤志 家 （ とく しか ） 」 と 呼ん で き た もの で も ある 。  なお 原 綴 の th と r の 間 に は o は 入っ て おら ず 、 英語 の 発音 に 近い 表記 は フィランスロピー で ある が 、 日本 で は 一般 的 に フィランソロピー と の 表記 が 普及 し て いる 。 大杉 由香 は 「 2010 年 9 月 現在 ， CiNii で も フィランスロピー を タイトル に し た 論文 等 は 38 本 で ある が ， フィランソロピー について は 183 本 ある 」 と 指摘 し て いる 。  フィランソロピー と は 、 基本 的 に 、 人々 の well   being （ 心 や 体 が 健やか な 状態 で 人生 を 送れる こと 。 幸福 、 健康 、 QOL 等々 ） を 改善 し たり 高める こと を 目的 と し た 、 利他 的 活動 や 奉仕 的 活動 、 等々 を 指し て おり 、 また そうした こと を 目的 と し た 組織 も 指し て いる 。  フィランソロピー を 行う 人 の 経済 状況 は 様々 で ある 。 たしかに フィランソロピスト として 、 アメリカ の ロックフェラー 家 、 カーネギー 家 、 ビル ・ ゲイツ など の よう な 富豪 に 注目 が 集まる こと も 多く は ある が 、 フィランソロピー の 実践 に 富 の 大小 は 関係 ない 。 日本 で は 個人 による 支援 の 側面 より 、 企業 の 社会 的 貢献 （ 企業 自体 の 貢献 、 企業 社員 による 貢献 、 および 企業 が 一般 市民 の 貢献 の 媒介 と なる 活動 ） を さして 使わ れる こと で この 言葉 が 広まっ た 。  つまり 、 フィランソロピー に は 個人 的 な 活動 だけ で なく 、 法人 が 組織 として 、 人類 の ため に 行う 慈善 的 な 活動 、 たとえば 日本 で 「 企業 メセナ 」 と 呼ば れる よう な 活動 も 含ま れる 。  欧米 諸国 で は 、 フィランソロピー は 、 美術 ・ 音楽 ・ 宗教 ・ 人道 主義 活動 や 、 教育 活動 （ 地域 の 学校 から 大学 まで ） に 財源 を 供給 し （ しかも 主たる 財源 で ある ） 、 人々 の QOL の 改善 に 貢献 し て いる 。  フィランソロピー は 、 福祉 政策 など に 代表 さ れる 政府 の 機能 に 頼る こと なく 、 社会 的 改革 に 影響 を 及ぼそ う と する 民間 セクター による 活動 で ある 。  政府 は フィランソロピー の 活動 を 制度 的 に 支援 する こと が ある 。 多く の 国 で は 、 チャリティー 活動 に 寄付 し た 場合 税金 が 控除 さ れる 。  フィランソロピー を 貧困 な 者 に対する 徳行 や 慈悲 と 同一 視 する 者 も いる 。  フィランソロピー は 現在 の 需要 と 将来 の 需要 の 両方 に 応える もの と いえる 。 たとえば 差し迫っ た 災害 に対する 慈善 的 反応 は 、 フィランソロピー の 基本 的 な 機能 で ある 。 これ は 遠い 将来 を 予測 する 必要 が なく 、 直後 に フィランソロピスト に 栄誉 を 与える 。  一方 、 「 将来 の 需要 に対する フィランソロピー 」 の ほう は 、 寄付 者 の 高度 な 予測 能力 と 優れ た 知恵 を 必要 と する 。 に も かかわら ず 、 世間 一般 で は 、 その 行為 が 非常 に 高度 で 優れ た もの で ある こと に 気づい て いる 人 は 少ない 。 実際 は 、 将来 の 必要 を 予測 し 現在 の うち に 手 を 打っ て おく こと は 、 困難 な 事態 が 起こっ て しまっ て から 寄付 する より も 、 はるか に 被害 を 少なく する こと が 出来る の で あり 、 優れ た フィランソロピー な の で ある 。  フィランソロピー に は 慈愛 から の もの と 憐れみ から の もの と が あり 、 いずれ も 結果 的 に は 有効 で ある ものの 、 後者 は ともすれば 上 から 下 を 見下ろす よう な 視線 が あり 、 前者 における 「 他人 に対する 自分 の 想い 」 が 自分 の ため に なる という 貢献 心 の 力 が 発揮 さ れ ない と する 見方 も 存在 する 。  出生 順 、 国名 は 出身 国 。導入 部 （ どう に ゅうぶ ） または イントロダクション () と は 、  イントロダクション の 省略 形 は イン トロ ( intro ) で ある 。 日本語 で は イン トロ の ほう が 一般 的 に 使わ れる 。 英語   introduction の 語源 は 、 ラテン語 の " intro -"（ 内部 へ ）+" duct "（ 導く ） に 由来 する   introduce の 名詞 形 で ある 。  文章 において 、 冒頭 で 内容 の 概略 や 背景 について 述べ 、 読者 が 内容 に なじみ やすく する ため に 書か れ た 部分 。 本 記事 で いえ ば 、 本節 の 前 に 置か れ た 部分 で ある 。 導入 部 は 、 紹介 文 ・ 序文 ・ 序説 ・ プロローグ （ ） として 記載 さ れる こと も ある 。  序奏 。 一つ の 曲 の 前奏 部 を 指す 。 日本語 や 英語 で は イン トロ と 呼ぶ こと も 多い 。 曲 の イン トロ のみ を 聞い て 曲名 を 当てる 「 イン トロ 当て クイズ 」 または 「 イントロクイズ 」 は 、 日本 の TV ・ ラジオ 番組 で 定着 し て いる クイズ の 一 種 で ある （ 例 ： クイズ ・ ドレミファ ドン !）。  また 、 曲名 として   " Introduction " または   " Intro " と 名付け られ た もの も 多数 存在 する （ 参照 ） 。国際 経済 学 で の 貿易 における 重力 モデル は 、 社会 科学 における 他 の 重力 モデル と 同様 で ある 。 貿易 の 重力 モデル は 、 経済 規模 （ 通常 は GDP を 用いる ） と 輸出 国 と 輸入 国 の 間 の 距離 に 基づい て 、 相互 の 貿易 量 を 予測 する 。 この モデル は 、 1962 年 に 、 ヤン ・ ティンバーゲン が 最初 に 用い た 。 2 国   (,   )   間 の 貿易 の ため の 基本 的 な 理論 モデル は 次 の 形 を とる 。  ここ で 、   は 貿易 量 、   は それぞれ の 国 の 経済 規模 、   は 距離 、   は 定数 で ある 。 対数 を 用いる と 、 この 等式 は 線形 に 変換 できる 。 基本 モデル は 、 次 の 等式 で 表せる （ ここ で   で ある ） 。  重力 モデル に は 、 しばしば 、 所得 水準 や 一 人 当たり GDP 、 物価 水準 、 言語 関係 、 関税 、 国境 を 接する か 否 か 、 植民 地 の 経緯 （ 一方 が 他方 を 植民 地 に し た こと が ある か 否 か ） と いっ た もの を 反映 する 変数 ε を 含める 。 重力 モデル は また 、 貿易 に関する 条約 や 同盟 関係 の 影響 を 評価 する ため に 、 国際 関係 論 でも 用い られ て き た 。 そして 、 貿易 協定 や NAFTA 、 WTO の よう な 組織 の 有効 性 が 検定 さ れ て き た 。  重力 モデル は 実証 的 に は 成功 を 収め て いる が 、 理論 的 な 正当 化 は 論議 が なさ れ て いる 。 重力 モデル は 明らか に 貿易 を 地理 的 観点 から 捉える 見解 と 関係 が ある が 、 別 の 理論 的 正当 化 も 提案 さ れ て き た 。  重力 モデル は 、 国際 貿易 の パターン を 推定 する 。 重力 モデル の 基本形 は 地理 や 空間 と 大いに 関係 の ある 要因 から 成っ て いる が 、 同時に 重力 モデル は 貿易 の 純粋 な 経済 理論 に 基づく 仮説 の 検定 に も 使わ れ て き た 。 そうした 理論 の 1 つ で は 、 貿易 は 相対 的 生産 要素 の 豊富 さ に よる と 考え られ て いる 。 よく 知ら れ た 相対 的 生産 要素 の 豊富 さ に 基づく モデル は 、 ヘクシャー ＝ オーリン ＝ ヴァネク・モデル   ()   で ある 。 この 理論 で は 、 貿易 パターン は 、 相対 的 生産 要素 の 優位 に 基づく と 考え られ て いる 。 ある 生産 要素 が 相対 的 に 豊富 な 国 は 、 その 生産 要素 を 多く 生産 に 要する 財 の 生産 を 行う と 予想 さ れる 。 一般 的 に 受容 さ れ て いる 貿易 理論 で は ある が 、 比較 優位 は 、 実証 的 問題 を 抱え て いる 。 実際 の 貿易 パターン を 検討 する と 、 比較 優位 理論   ()   に 合致 し ない 数 多く の 結果 に 出会う 。 承知 の よう に 、 レオンチェフ   ( Wassily   Leontief )   は 、 最も 資本 豊富 な 国 で ある 米国 が 実際 に は 労働 集約 的 産業 の 財 を より 多く 輸出 し て いる こと を 発見 し た 。 生産 要素 賦 存 に関する 比較 優位 に 基づけ ば 、 別 の 事態 が 起こっ て いる はず な の で ある 。 レオンチェフ の 発見 と 経済 理論 と の 不一致 を 埋める ため に 、 別 の 貿易 理論 も 提案 さ れ て き た 。 この 問題 は 、 レオンチェフ の 逆説   ()   として 知ら れ て き た 。  リンダー   ( Staffan   Linder )   によって 初めて 提案 さ れ た 代替 的 な 理論 は 、 貿易 パターン は 、 国 の 間 の 財 へ の 集計 さ れ た 選好 によって 決定 さ れる と 予測 し て いる 。 同じ よう な 選好 を 持っ た 国々 は 、 同じ よう な 産業 を 発展 さ せる 。 同じ よう な 需要 を 持っ て いる ので 、 これら の 国々 は 差別 化 さ れ て いる が 同じ よう な 財 を 互いに 貿易 で 交換 する だろ う 。 例えば 、 ドイツ と 米国 は 共に 自動車 へ の 高い 選好 を 持っ た 工業 諸国 で ある 。 両 国共 に 自動車 産業 を 持ち 、 両 国共 に 自動車 の 貿易 を 行う 。 リンダー 仮説   ()   の 実証 的 正当 性 は 幾分 はっきり し ない 。 複数 の 研究 が リンダー 効果   ()   の 有意 な 影響 を 見出し て いる 一方 で 、 より 弱い 結果 を 見出し て いる 研究 も ある 。 また 、 リンダー は 自分 の 理論 の フォーマル な モデル を 提示 し た 訳 で は 決して なく 、 様々 な 研究 が 様々 な 方法 で リンダー 仮説 を 検定 し て いる の で ある 。  ヘルプ マン   ( Elhanan   Helpman )   と クルーグマン   ( Paul   Krugman )   は 、 比較 優位 の 理論 の 背後 に ある 理論 は 重力 モデル の 関係 を 予測 し ない と 主張 し た 。 重力 モデル を 用い て 、 所得 が 似 た 水準 の 国 の 間 で は より 多く 貿易 が なさ れる こと が 示さ れ て き た 。 ヘルプ マン と クルーグマン は 、 この こと を 、 それら の 国々 の 類似 性 から 差別 化 さ れ た 財 が 貿易 さ れ て いる という 証拠 だ と 見なし た 。 これ は 、 ヘクシャー ＝ オーリン・モデル の 現実 世界 へ の 有効 性 に 疑義 を 差し挟む もの で ある 。 この 点 において 、 フランクル   ( Frankel )   は 、 ヘルプ マン ＝ クルーグマン が リンダー の 提案 と は 異なっ た もの を 提示 し て いる と 見 て いる 。 しかし 、 フランクル は 、 ヘルプ マン ＝ クルーグマン が リンダー の 通常 の 解釈 と 異なっ て いる といった の で あっ て 、 リンダー は 明確 な モデル を 作っ て い ない ので 、 ヘルプ マン ＝ クルーグマン と リンダー の 関連 は 完全 に 無視 す べき もの で は ない 。 デアドルフ   ( Alan   Deardorff )   は 、 見かけ と は 違っ て 、 基本 的 な 重力 モデル が 、 リンダー 仮説 や ヘルプ マン ＝ クルーグマン 仮説 と 同様 に ヘクシャー ＝ オーリン・モデル から 導き だせる 可能 性 を 指摘 し て いる 。 デアドルフ は 、 重力 モデル 方程式   ()   を いくつ も の 理論 と 結びつける こと が できる 点 を 考慮 する と 、 理論 の 実証 的 妥当 性 を 評価 する ため に 重力 モデル を 用いる こと は でき ない と 結論 付け て いる 。  経済 理論 と 実証 結果 を 橋渡し する 問題 に 加え て 、 差別 化 さ れ た 財 の 結果 として で は なく 「 相互 ダンピング 」 ()   によって 産業 内 貿易 を 説明 しよ う と する 経済 学者 も いる 。 これら の モデル で は 、 国々 は 、 同質 財 に関して 不完全 競争 、 分断 さ れ た 市場   ()   に 直面 し て いる と さ れる 。 同質 財 に関して 不完全 競争 、 分断 さ れ た 市場 は 、 産業 内 貿易 を もたらす 。 不完全 競争 下 で は 、 企業 は 自分 の 市場 を 外国 に 広げ 、 特 化 も 起こっ て い ない ので 十分 に 差別 化 さ れ て おら ず 比較 優位 も ない 財 を 貿易 しよ う と する 。 この 貿易 モデル は 、 貿易 が 国 の 規模 に 依存 する こと を 予測 する ので 、 重力 モデル と 整合 的 で ある 。  相互 ダンピング モデル   ()   は 、 実証 的 テスト も さ れ て き た 。 そして 、 特 化 や 差別 化 さ れ た 財 の モデル は 重力 方程式 を 完全 に 説明 する もの で は ない という こと を 示唆 し て いる 。 フェーンストラ ＝ マーク セン ＝ ローズ   ( Feenstra ,   Markusen ,   and   Rose   2001 )   は 、 差別 化 さ れ た 財 と 同質 財 に関して の 別々 の 重力 方程式 において 「 国内 市場 効果 」 ()   の 存在 を 主張 する こと で 相互 ダンピング の 証拠 を 提示 し た 。 国内 市場 効果 は 、 差別 化 さ れ た 財 に関して は 重力 推定 式 で 関係 が 見 られ た が 、 同質 財 に関して は 逆 の 関係 が 見 られ た 。 フェーンストラ ＝ マーク セン ＝ ローズ は 、 この 結果 は 、 同質 財 に関して 役割 を 果たし て いる 相互 ダンピング の 理論 的 予測 と 合致 する と 見 て いる 。  重力 モデル を 用い た 過去 の 研究 は 、 基本 的 な 重力 方程式 に 加え て 様々 な 変数 の 影響 を 評価 しよ う と し て き た 。 その 中 でも 、 物価 水準 と 為替 レート は 重力 モデル において 有意 な 結果 を 示し て いる 。 物価 水準 に関する 実証 結果 に よれ ば 、 物価 水準 の 効果 は 、 被 説明 変数 が 何 で ある か に 応じ て 変わる 。 例えば 、 もし 輸出 が 被 説明 変数 で あれ ば 、 輸入 国 側 の 相対 的 に 高い 物価 水準 は 、 その 国 と の 貿易 を 増やす と 考え られる   ( Bergstrand   1985 ;   Summary   1989 )。deviantART （ デヴィアントアート ） と は 、 deviantART 社 が 運営 する 芸術 家 の ため の インターネット コミュニティ で ある 。 開設 日 は 2000 年 8 月 7 日 で ある 。  deviantART の 目的 は 、 あらゆる ジャンル の 芸術 家 による 同好 の 士 の ため の コミュニティ で あり 、 彼ら が その 作品 を 示し 、 議論 を 行う ため の 場所 を 提供 する こと で ある 。 2010 年 8 月 の 時点 で 、 deviantART は 1450 万 人 以上 の 利用 者 と 1 億 本 以上 の 投稿 作品 から 成り立っ て おり 、 一 日 あたり 約 14 万 本 の 新規 投稿 が 行わ れ て いる 。 重複 なし で の アクセス 数 は 月 ごと に 3500 万 以上 。   作品 の 閲覧 は 誰 でも 出来る が 、 作品 や コメント を 投稿 できる の は ログイン メンバー のみ で ある 。 首 記 の 通り 、 絵 に 限ら ず 、 あらゆる ジャンル の 作品 が 投稿 できる こと が 大きな 特徴 で ある 。 また チュートリアル や 資料 写真 など の 、 創作 活動 に 使用 する ため の 大量 の ダウンロード 可能 な リソース も 所蔵 さ れ て いる 。  成人 向け 作品 の 投稿 も 可能 （ 閲覧 は ログイン メンバー で 、 かつ 成人 向け の 閲覧 登録 を し た 者 のみ 可能 ） 。 ただし 許容 さ れる の は 表現 として の ヌード や グロ どまり で あり 、 性的 （ ポルノグラフィ ） と みなさ れ た もの は 削除 さ れる 。 モザイク 処理 など が 行わ れ て い て も 同様 で ある 。 また 特に 児童 ポルノ と みなさ れる お それ の ある もの に関して は 、 芸術 表現 として 描か れ た もの で あっ て も 削除 さ れる 。  deviantART の 全て の 作品 は カテゴリ で 分類 さ れ て いる 。 おおまか な カテゴリ と さらに 細かい カテゴリ が ある 。 作品 投稿 の 際 に は 必ず カテゴリ を 選択 する 必要 が ある 。 カテゴリ の 一部 を 以下 に 示す 。  など  deviantART は 、 Winamp など の アプリケーション 用 スキン 配布 サイト に 影響 を 受け つつ も 独自 に 構築 さ れ た サイト で ある 。 deviantART の 設立 者 は 、 スコット ・ ジャーカフ 、 マット・スティーブンズ 、 アンジェロ・ソティラ で ある 。 3 人 の 共同 設立 者 全員 が 前述 の スキン 配布 コミュニティ の 背景 に 関わっ て い た が 、 deviantART を スキン 配布 だけ で ない 総合 的 な 「 アート ・ コミュニティ 」 に する という 方向 性 を 提示 し た の は 、 アーティスト の マット・スティーブンズ で あっ た 。 ソティラ は 初期 の プログラム の 設計 と 開始 に 専念 し 、 プロジェクト の 公共 的 な 面 は スコット に 委ね られ た 。  サイト を 印象 付ける トレードマーク として 、 小さな 悪魔 か ロボット 風 の キャラクター 「 フェラ （ Fella ） 」 が 、 マスコット として 選ば れ た 。 また 様式 化 さ れ た 「 dA 」 の 文字 が ロゴ マーク として 使わ れ た 。  ソティラ が deviantART   Inc . の 最高 経営 責任 者 で ある が 、 deviantART の 設立 を通じて は 、 その他 に も 多数 の 個人 が 公的 ・ 私的 に 関わっ て いる 。 現在 も 多数 の 管理 者 （ アドミニストレータ ） や ギャラリー 、 メッセージ ネットワーク の 管理 など を 行う ボランティア スタッフ を 擁し て おり 、 deviantART の 運営 は 非常 に 大 規模 な もの と なっ て いる 。  deviantART で は その 「 逸脱 性 （ deviancy ） 」 を 強調 する 手段 として 、 正式 で は ない 小文字 表記 が サイト 名 （ deviantART ） に 用い られ て おり 、 サイト の 他 の 面 において も 以下 の よう な 独自 用語 が 用い られる など この 姿勢 が 反映 さ れ て いる 。流し 写真 法 （ ながし し ゃしんほう ） と は 火薬 の 爆速 を 測定 する 方法 の 一 種 で ある 。  一 秒間 に 600 枚 以上 を 高速度 撮影 できる カメラ を 使用 し て 爆発 の 挙動 を 連続 撮影 し た 写真 を 解析 する こと で 爆速 を 求める 方法 で ある 。  爆速以 外 の 要素 も 同時に 測定 出来る メリット も ある が 、 カメラ 自体 が 衝撃波 に さらさ れる ため 、 壊れ ない 特別 な 機材 を 必要 と する 。 その ため 他 の 方法 に 比べ て コスト が 高い 。  核 爆発 は あまりに 大き すぎ て 、 他 の 方法 で は 爆速 を 測定 する こと が 困難 で ある ため 、 流し 写真 法 が 用い られ て いる 。A - POP （ エーポップ ） は 、 アキバ （ 秋葉原 ） の A 、 アニメ の A を とっ て 提唱 さ れ た 音楽 カテゴリー 。 いわゆる アニメ ソング の こと 。  J - POP と 同様 に ジャンル として の 定義 は 曖昧 で ある 。  アニメ ソング 、 ゲーム ソング 、 萌え ソング 、 アニメ ソング 歌手 や 声優 の ボーカル 曲 など を 含め 、 タイアップ の 有無 に 関わら ず カテゴリー は 広範囲 に 及び 、 ジャンル と いう より マーケット の 旗印 的 な 意味合い の 方 が 濃い 。   「 A - POP 」 という 言葉 自体 は 、 2005 年 から の アキバブーム に 乗っ て 自然 発生 し て おり 、 2000 年 の 時点 で ボイスアニメージュ 「 椎名 へ きる と A - POP の ヒロイン たち 」 という タイトル で 既に 使用 さ れ 始め て いる 。  A - POP の 「 A 」 は アニメ 系 の 意味合い で 用い られる こと が 多かっ た が 、 秋葉原 で よく 聞か れ て いる 音楽 として アニソン に 限ら ず アイドル や ボーカロイド の 曲 など も 含ま れる よう に なっ て き て いる 。  テレビ アニメ 『 すもも も もも も 』 の オープニング テーマ を 歌う MOSAIC . WAV の 「 最強 ○ × 計画 」 、 エンディング テーマ を 歌う Honey   Bee の 「 NO   ROCK   NO   LIFE 」 、 織姫 よ ぞ ら （ 現 ： オリヒメヨゾラ ） の 「 妄想 ブレイク 」 など で も A - POP を 前面 に 打ち出し て いる 。 アニメロサマーライブ 2007 in 武道館 の 記者 発表 で も A - POP が 前面 に 打ち出さ れ て いる 。写真 編集 （ し ゃしんへんしゅう 、 英 :   Photo   editing   ） と は 、 アナログ / デジタル を 問わ ず 写真 画像 を する 技法 を 意味 する 。 フォトレタッチ （ 英 :   Photo   retouch   ） と も 。 これ を 職業 と する 人 を レタッチャー と いう 。 誰か を 騙そ う と する 意図 を もっ て 写真 編集 する こと で 、 それ が 改竄 と みなさ れ 政治 的 ・ 倫理 的 に 問題 視 さ れ た 例 が ある （ 後述 ） 。  「 フォトレタッチ 」 と 「 レタッチャー 」 の 呼称 は 主 に 和製 英語 で あり 、 世界 的 に は 主 に フォトリタッチ （ ） と リタッチャー () と 呼ば れる 　 。  デジタル 編集 で は 、 デジタル カメラ など で 撮影 し た 写真 を 直接 コンピュータ に 取り込む 。 デジタル 写真 が ない 場合 、 リバーサルフィルム 、 ネガ フィルム 、 印画 紙 に 焼き付け られ た 写真 を イメージ スキャナ で デジタイズ する 。 ストック 写真 データベース を 利用 する こと も できる 。 コンピュータ 、 グラフィックス タブレット 、 デジタル カメラ の 出現 により 、 写真 編集 という 用語 は 暗室 で の 作業 と コンピュータ 上 の 作業 の 両方 を 指す よう に なっ た 。 写真 編集 は 一般 に 非常 に 微妙 な もの （ 色調 や コントラスト の 修正 など ） だ が 、 大胆 な 編集 （ 頭 と 体 を 挿 げ 替え たり 、 サイン を 書き換え たり ） も ある 。 画像 編集 ソフトウェア は 各種 効果 を 適用 し たり 様々 な 技法 で 画像 を 改変 し たり できる 。 場合 によって は 、 写真 編集 後 の 結果 は 編集 前 と 比較 する と 似 て も 似つか ない 画像 と なっ て いる こと が ある 。  コンピュータ 以前 の 写真 編集 は 、 インク や 塗料 を 加筆   ( retouch )   し たり 、 二 重 露光 し たり 、 写真 や ネガ を 暗室 で 繋ぎ 合わせ たり 、 ポラロイド 写真 を 引っかい たり し て 行わ れ た 。 エア ブラシ も 使わ れ て い た 。 欧米 で は エア ブラシ による 写真 編集 を   " airbrushing "   と 呼ん だ 。  記録 に ある 最初 の 写真 編集 の 例 は 1860 年代 初頭 の こと で 、 ジョン ・ カルフーン の 肖像 の 身体 と エイブラハム・リンカーン の 座っ て いる 写真 （ マシュー・ブラディ 撮影 ） の 顔 部分 を 繋ぎ 合わせ 、 立っ て いる リンカーン 像 に し た もの で ある 。  1980 年代 に は 、 の コンピュータ と その 上 で 動作 する や という 専用 ワークステーション が 登場 し 、 デジタル 写真 編集 が 可能 と なっ た 。 1980 年代 後半 に は シリコン グラフィックス の ワークステーション 上 で 動作 する   が 登場 し 、 その後 各社 が 画像 編集 ソフトウェア を 発売 し た 。 今 で は 事実 上   Adobe   Photoshop   が 市場 を ほぼ 独占 し て いる 。  デジタル 写真 編集 は 誰 でも できる が 、 暗室 で の 編集 は 単なる 技能 と いう より も 芸術 的 才能 が 要求 さ れ た 。 その 技法 は デジタル の 場合 と ほぼ 同様 だ が 、 同じ よう な 効果 を もたらす に は 遥か に 難しい スキル を 要求 さ れる 。  写真 編集 は 写真 が 誕生 し た ころ から 行わ れ て き た 。 写真 は 社会 的 に 見れ ば 、 本質 的 に 写実 性 を 備え て いる 。 写真 編集 は 見る 者 を だまし て 納得 さ せる ため に 行わ れ たり 、 物語 性 や 判り 易 さ を 強調 する ため に 行わ れ た 。 アメリカ 南北戦争 の ころ に は 、 写真 は 複数 の ネガ から 彫 版 として 出版 さ れ て い た 。  ヨシフ・スターリン は プロパガンダ 目的 で 写真 を 改竄 さ せ て い た と 言わ れ て いる 。 1920 年 5 月 5 日 、 前任 者 ウラジーミル ・ レーニン が ソビエト 軍 へ の 演説 を 行っ た 際 、 レフ・トロツキー も 出席 し て い た 。 スターリン は その とき の 写真 を 改竄 さ せ 、 トロツキー が 出席 し て い なかっ た よう に 見せ た 。 NKVD の リーダー で あっ た ニコライ・エジョフ は スターリン と共に 写真 に 撮影 さ れ た こと が ある が 、 1940 年 に 処刑 さ れる と 、 その 写真 が 改竄 さ れ た 。 これら は 一種 の ダムナティオ・メモリアエ で ある 。  1930 年代 、 ジョン ・ ハート フィールド は ナチ の プロパガンダ へ の 批判 として フォト モンタージュ と 呼ば れる 写真 編集 技法 を 使用 し た 。 写真 の ニュース 価値 を 高める ため に 写真 編集 を 行っ た 最初 の ジャーナリスト として 、 1920 年代 の ベルナール・マクファデン と 彼 の 合成 写真 が 有名 で ある 。  現代 の デジタル ・ フォト モンタージュ の スタイル と 技法 は 、 特に イギリス の デザイン ・ グループ で ある ヒプノシス による シュールレアリスム 的 な アルバム カバー 写真 により 、 1960 年代 末 に は 予期 さ れ て い た 。  画像 の 改竄 について は 、 いくつ か の 倫理 的 理論 が 提案 さ れ て いる 。 画像 改竄 の 倫理 を 主題 と し た 討論 で 、 Aude   Oliva   は 写真 編集 が 改竄 と みなさ れる に は 明確 な シフト が 必要 だ と 想定 し た 。 " Image   Act   Theory "   において 、 Carson   Reynolds   は 言語 行為 論 を 写真 編集 と 改竄 に 拡大 適用 し た 。 " How   to   Do   Things   with   Pictures "   において 、 William   Mitchell   は 写真 の 改竄 の 長い 歴史 を 詳説 し 、 批判 的 に それ を 議論 し て いる 。  1982 年 、 " ナショナルジオグラフィック " 誌 の 表紙 写真 の 編集 が 論争 と なっ た 。 編集 者 は 表紙 に 収まる よう に 2 つ の エジプト の ピラミッド の 距離 を 縮め て しまっ た の で ある 。 この 件 で 報道 における 写真 編集 の 妥当 性 が 議論 さ れる よう に なっ た 。 反対 派 は 、 その 雑誌 が 現実 に は 存在 し ない もの を あたかも 存在 し て いる か の よう に 描写 し て いる と 主張 し た 。 その後 も 同様 の 問題 は いくつ か 発生 し て いる 。 例えば 、   " Redbook "   （ アメリカ の 女性 誌 ） の 表紙 に シェール の 写真 が 使わ れ た とき 、 彼女 の 笑顔 と ドレス が 修正 さ れ て いる 。 2005 年 、 マーサ ・ スチュワート が 釈放 さ れ た とき 、 " ニューズウィーク " 誌 の 表紙 を 飾っ た が 、 それ に は 彼女 の 顔 を スリム な 女性 の 体 に 繋ぎ 合わせ た 写真 を 使っ て 、 刑務所 で 減量 し た こと を 示そ う と し た 。  写真 編集 に関する 他 の 論争 として 、 人種 問題 も 絡ん だ 件 が 1994 年 夏 に 発生 し た 。 O ・ J ・ シンプソン が 申し立て により 彼 の 妻 と 彼女 の 友人 を 殺し た 容疑 （ O ・ J ・ シンプソン 事件 ） で 逮捕 さ れる と 、 複数 の 出版 物 が 彼 の 顔 写真 を 掲載 し た 。 この とき 、 " タイム " 誌 が 写真 に 修正 を 加え て 顔色 が より 黒く 見える よう に し て 、 囚人 ID 番号 を 小さく し た 。 この 雑誌 は 修正 さ れ て い ない 同じ 写真 を 使っ た " ニューズウィーク " 誌 と 並ん で 売ら れ た ため 、 その 違い が 際立つ 結果 と なっ た 。  2006 年 の レバノン 侵攻 の 際 に アド ナン ・ ハジ という 記者 が 行っ た 写真 改竄 の 例 が ある 。 彼 は 、 写真 を 改竄 し て 爆煙 を 本物 より 大きく し たり 、 閃光 を 複写 し て ミサイル の 数 を 増やし たり し た 。  報道 写真 の デジタル 編集 使用 について は 、 倫理 規定 の 文書 化 が 進ん で いる 。 例えば アメリカ合衆国 の 全米 報道 写真 家 協会   ( NPPA )   が 写真 家 に対して 「 見る 者 に 誤解 さ せ たり 、 主題 を 誤り 伝える 可能 性 の ある 画像 処理 を し ない 」 よう 、 出版 さ れる 画像 の 正確 さ を 徹底 する ため の 倫理 規定 を 定め た 。 規定 違反 、 特に 出版 さ れ た 写真 が デジタル 編集 によって 改竄 さ れ て い た 場合 は 深刻 に 受け取ら れる 。 例えば 、 ピューリッツァー 賞 候補 に も なっ た 写真 家   は 、 彼 が これ まで 発表 し て き た 写真 の 多く が 改竄 さ れ た もの だっ た こと が 発覚 し て 職 を 追わ れ た 。  画像 の 改竄 は 日常 茶飯事 と なり つつ あり 、 その ため に 一般 大衆 は 常に 提示 さ れ た 写真 が 本物 か どう か を 疑う よう に なっ て き た 。 スーザン・ソンタグ は   ""（ 1977 年 、 邦題 は 『 写真 論 』 ） の 中 で 、 写真 における 客観 性 および 客観 性 の 欠如 を 論じ て いる 。 雑誌 において は Photoshop を 使っ た 写真 編集 は 普通 に 行わ れ て おり 、 日々 リアリティ の 構築 が なさ れ て い て 、 現実 と 虚構 を 区別 する こと は 難しく なり つつ ある 。  フォト ショッピング と は 、 写真 の デジタル 編集 を 指す 俗語 で ある 。 Adobe   Photoshop に 由来 する 用語 で ある が 、 同様 の 画像 編集 ソフト として は   Paint   Shop   Pro 、 Corel   PHOTO - PAINT 、 GIMP   など も ある 。 Photoshop   の 発売 元 で ある アドビシステムズ は この よう な 用法 を 好ましく 思っ て い ない 。 商標 の 普通 名称 化 を 懸念 し て いる と 思わ れる 。  アドビ の 思惑 に 反し て   " photoshop "   は 動詞 として も 普通 に 使わ れる よう に なり 、 写真 を 編集 ・ 合成 し たり 、 色調 を 調整 する こと を 指す よう に なっ て いる 。  ポップ カルチャー で は 、 " photoshopping "   は フォト モンタージュ を ジョーク に 使う こと と 関係付け ら る こと が ある 。 それ は 例えば   に 見 られる よう な 画像 や   MAD 誌 に 見 られる 画像 で ある 。 フォト ショッピング さ れ た 画像 は ミーム 的 に 電子 メール など を 媒体 として 広まっ て いく 。 有名 な 画像 として は 、 ""   が ある 。 これ は ナショナルジオグラフィック 協会 の   ' Photo   of   the   Year '   で ある として かなり 広く 流布 し た が 、 デマ で ある こと が 明らか と さ れ た 。画 角 （ が かく 、 ） は 、 カメラ で 撮影 さ れる 写真 に 写さ れる 光景 の 範囲 を 角度 で 表し た もの で ある 。 一般 的 な 視覚 の 用語 で ある 視野 （ field   of   view ） と 区別 なく 使わ れる こと も ある 。  なお 、 Viewing   angle も 日本語 で は 視野 角 と 訳さ れる が 、 こちら を 画 角 と 表現 する こと は ない 。 これ は 液晶 ディスプレイ など 視点 位置 によって 画面 の 発色 や 視認 性 が 変化 する 特性 を 持つ 表示 装置 において 、 表示 を 正しく 見る こと が できる ( 基準 値 以上 の コントラスト 比 を 維持 できる ) 視点 位置 の 範囲 を 、 真正面 を 0 ° として 表現 し た もの で ある 。  カメラ の 画 角 は 、 以下 の 3 つ の パラメータ の 関数 で ある 。  歪み が ない レンズ で あれ ば 、 フィルム や 光学 センサ の 寸法 と レンズ の 焦点 距離 で 画 角 が 決定 さ れる 。  画 角 は 以下 の 3 つ の 方法 で 測定 さ れる 。  歪み の ない レンズ で は 、 画 角 （" α "） は 、 上記 の 3 つ いずれ か の 寸法 （" d "） と 実効 焦点 距離 （ ƒ ） から 次 の よう に 求め られる 。  実効 焦点 距離 は 通常 、 標準 の 焦点 距離 (" F "） と 同じ で ある が 、 マクロ 撮影 で は 拡大 率 （" m "） を 考慮 し なけれ ば なら ず 、 以下 の よう な 関係 が ある 。  対角線 は 、 水平 と 垂直 の 寸法 に ピタゴラス の 定理 を 適用 し て 、 次 の よう に 求め られる 。  ここ で 、   h   は 水平 の 寸法 、 v   は 垂直 の 寸法 で ある 。 例えば 、 35 mm   の フルフレーム で は 対角線 は 次 の よう に なる 。  レンズ の 種類 は その 画 角 を 表し て いる 。  ズームレンズ は レンズ を 交換 する こと なく 焦点 距離 や 画 角 を 機械 的 に 変化 さ せる こと が できる 。  望遠 レンズ は 対象 を 拡大 し 、 遠く の もの を 写す が 、 被 写 界 深度 が 浅い ため 、 ピント の 合う 範囲 が 狭い 。 逆 に 、 広角 レンズ は 被写体 と の 距離 を 拡大 し て 写す 傾向 が あり 、 被 写 界 深度 が 深い ため ピント の 合う 範囲 が 広い （ パン フォーカス 撮影 に 適する 。 ） 。  また 、 広角 レンズ で は 、 被写体 と 正 対し て い ない 場合 に 遠近 法的 な 歪み が 生じ 易い 。 たとえば 、 建物 を 広角 レンズ で 見上げる よう に し て 撮影 する と 、 建物 が 上 に いく ほど 先細り に なっ て 写る 。 一方 、 標準 レンズ を 使っ て 同 条件 で 撮影 し た 場合 、 画 角 が 狭い ため に 画面 に 入る 範囲 が 狭く 、 遠近 法的 な 歪み が 広角 レンズ ほど 生じ ない 。  レンズ が 違え ば 、 被写体 を 同じ 大き さ で 撮影 する に は 、 被写体 と の 距離 を 変え なけれ ば なら ない ため 、 画 角 を 変更 する こと が 間接 的 に 遠近 法的 歪み も 変化 さ せ 、 被写体 と その 前景 に ある もの と の 大き さ の 比 も 変化 さ せる 。  画 角 （" angle   of   view "   ） を   angle   of   coverage   と 混同 し て いる 場合 が 多く 見受け られる が 、 後者 の 用語 は レンズ から 焦点 面 に 投影 する 際 の 角度 を 意味 する 。 これ は ビューカメラ で の 写真 技術 的 に しか 意味 の ない 用語 で ある 。 ビューカメラ で は レンズ の 映像 が 円形 で ある ため 、 フィルム の 寸法 より も 大きな 円 として 投影 さ れ なけれ ば なら ない 。 レンズ と フィルム の 距離 が 固定 さ れ て いる カメラ で は 、 レンズ から 投影 さ れる 像 が 撮像 面 と ずれる こと は なく 、 常に 全面 に 像 が 投影 さ れる 。 従って 、 angle   of   coverage   を 気 に する 必要 は ない 。  円形 の 像 を 撮影 する 魚眼レンズ は 、 angle   of   coverage   が 通常 より も 狭く なっ て いる 例 で ある 。 円形 フレーム の 魚眼レンズ の 画 角 は フル フレーム 撮影 の 魚眼レンズ と ほとんど 同じ 程度 だ が 、 フィルム に 投影 さ れる 像 の 角度 が 狭い ため 、 円形 の 像 と なり 、 フィルム 全体 は 使用 し ない 。  以下 の 表 は 、 36 mm× 24 mm フォーマット の 35 mm 判 フィルム 一 眼 レフ （ SLR ） や 、 35 mm 判 フィルム と 同 サイズ の イメージ センサー を 用いる 35 mm フルサイズ デジタル 一 眼 レフ （ DSLR ） 用 レンズ の 焦点 距離 と 各 画 角 を 表 に し た もの で ある 。  なお 、 35 mm フルサイズ デジタル 一 眼 レフ の イメージ センサー の サイズ は 、 35 mm 判 フィルム より 若干 小さい 場合 も ある が 、 無視 できる 範囲 で ある 。  APS - H サイズ ・ APS - C サイズ・フォーサーズシステム （ マイクロフォーサーズシステム ） の DSLR は 、 35 mm フルサイズ DSLR に 比べ て 、 イメージ センサー の サイズ が 小さく 、 焦点 距離 に対する 画 角 は 狭く なる 。 よって 、 35 mm 判 換算 の 焦点 距離 イメージ （ 有効 撮影 画 角 ） は 望遠 より と なる 。  35 mm 判 の 焦点 距離 と の 換算 は 、 撮像 素子 の 有効 サイズ から 算出 さ れる 係数 を 掛けれ ば 得 られる （ カメラ の モデル 毎 に 有効 サイズ が 微妙 に 異なる として 「 近似 値 」 など と 表現 する 者 も いる ） 。  3 次元 コンピュータグラフィックス を 表示 する に は 、 3 次元 の モデル を 2 次元 の 画面 に 3 次元 投影 する 必要 が あり 、 その ため に 一連 の 数学 的 な 計算 が 行わ れる 。 3 次元 グラフィックス の 画 角 は 従っ て 設定 しだい で 容易 に 変更 さ れ 、 ソフトウェア によって は 画 角 を 架空 の レンズ の 焦点 距離 で 表し たり し て いる 。 90 ° 以上 の 画 角 も 可能 で あり 、 魚眼レンズ 的 な 効果 も 容易 に 実現 さ れる 。  映画 や テレビ など 動画 の 撮影 技法 の ひとつ として ズーム によって 画 角 を 意図 的 に 変化 さ せる という 手法 が ある 。 画 角 を 狭く し て いく カメラ ワーク を ズーム イン または ズームアップ 、 画 角 を 広く し て いく カメラ ワーク を ズーム バック あるいは ズームアウト と いう 。  主観 視点 の ゲーム （ 特に レース ゲーム ） で は 、 画 角 を   90 ° 以上 に 広げ 、 映し出さ れる 世界 を 意図 的 に 広く 見せ 、 体感 速度 を 上げよ う と する 。 これ は 例えば 速度 を 上げる の と 合わせ て 徐々に 行っ たり 、 何らかの 「 ターボブースト 」 の よう な 設定 で その よう な 状態 に なる よう に する 。 これ 自体 は 興味深い 視覚 効果 だ が 、 同時に これ によって ゲーム エンジン や ハードウェア の 性能 以上 に スピード を 表現 する こと が 可能 と なっ て いる 。 例えば 、 で その よう な 技法 が 使わ れ て いる 。  ファーストパーソン・シューティングゲーム の プレイヤー は 画 角 を 広げ （ 通常 より   20 ° から   30 ° 広い ） 、 周囲 を より 広範囲 に 渡っ て 見よ う と する 場合 が ある 。ゼツェシオン （ Sezession ） は 、 「 分離 」 を 意味 する ドイツ 語 で 、 19 世紀 末 、 ドイツ ・ オーストリア 各 都市 に 興っ た 絵画 ・ 建築 ・ 工芸 の 革新 運動 。 過去 の 芸術 様式 から 分離 し て 、 生活 や 機能 と 結びつい た 新しい 造形 芸術 の 創造 を めざし た 。 分離 派 。 ゼツェッション 。 セセッション 。  ウィーン で は 1897 年 に 「 オーストリア 造形 芸術 家 連盟 ゼツェッション 」 が 設立 さ れ 、 初代 会長 は グスタフ・クリムト 、 建築 から は ヨゼフ・マリア・オルブリッヒ や オットー・ワーグナー が 加わっ た 。 1920 年代 へ と 続く モダニズム の 布石 と なっ た 。ニャンニャン 写真 （ ニャンニャン しゃし ん ） は 、 性行為 中 または その 前後 を 容易 に 想像 さ れる 場面 が 写さ れ た プライベート な 写真 で ある 。  当事者 の 同意 の もと で 、 カップル の 記念 写真 として 撮影 さ れる こと が 多い 。 女性 の 顔 が 容易 に 確認 できる こと が 基本 で ある 。 二 人 （ または 男性 ） は 写真 を 見 ながら 、 当時 の こと を 思い出し ながら 余韻 に 浸る 。 通常 の 記念 写真 と 違っ て 、 当事者 しか 閲覧 し ない という 意味 で 秘匿 性 が 高い 。 中 に は 相手 男性 が ごく 親しい 友人 に対して 、 ある 女性 と 性行為 し た こと を 自慢 する ため に 、 見せびらかす こと も ある 。  当事者 の 同意 なく 撮影 さ れ た 場合 は のぞき 趣味 の 単なる 盗 撮 で あり 、 ニャンニャン 写真 と は 呼ば ない 。 また 、 金銭 を 対価 として 同様 の 場面 を 撮影 さ れ た 写真 は ポルノ 写真 で あり 、 芸術 的 な 目的 で 撮影 さ れ た 場合 は 芸術 写真 で あっ て 、 ニャンニャン 写真 と は 言い にくい 。  しかし 、 ニャンニャン 写真 が 話題 に なる の は 、 盗難 や 漏洩 や 当事者 間 の トラブル など によって 、 写真 が 外部 に 流出 し た とき で ある 。 その 場合 、 覗き 趣味 の 餌食 に なっ たり 社会 的 糾弾 の 的 に なる こと さえ ある 。  ニャンニャン 写真 という 言葉 が 広まっ た の は 、 高部 知子 の プライベート 写真 が 写真 週刊 誌 に 掲載 さ れ た 事件 （ ニャンニャン 事件 ） が きっかけ で ある 。 一時 は 専門 の 投稿 写真 雑誌 、 『 投稿 ニャンニャン 写真 』 （ サン 出版 ） など が 発売 さ れる など 流行 語 と なっ た 。 『 ブブカ 』 の 投稿 写真 は 度々 話題 を 呼ん だ 。 デジタル カメラ の 普及 と共に 、 画像 ファイル の 流出 による 事件 も 頻発 し て いる 。 コンピュータ ウイルス に 感染 し た パソコン から P 2 P 技術 を 使っ た ソフトウェア （ Winny など ） を 介し て 画像 が 流出 し たり 、 交際 相手 の 男性 が 雑誌 編集 部 に 持ち込む など し て 、 外部 に 知ら れる こと が ある 。  清純 な こと を 売り出し て いる 女性 タレント の ニャンニャン 写真 が 外部 流出 し た 場合 、 女性 タレント の その後 の 芸能 活動 に 支障 を 来たす こと も ある 。 実際 に 路線 転換 や 引退 を 余儀なく さ れ た 者 も いる 他 、 名誉 毀損 を 訴え て 法的 手段 に 出 た ケース も ある 。ヴィクター・アレクサンドル・ギンスバーフ （ 、 1939 年   -   ） は 、 オーストリア 出身 の ベルギー の 経済 学者 で ある 。 ルワンダ で 生まれ て いる 。  ギンスバーフ は 、 ソル ベイ ・ ビジネス ・ スクール と ブリュッセル 自由 大学 で 学び 、 計量 経済 学 を 専攻 し た 。 1972 年 に 経済 学 博士 を 取得 し て いる 。 1975 年 から は 、 ブリュッセル 自由 大学 教授 で ある 。 また 、 米国 （ イェール 大学 ・ ヴァージニア 大学 ・ シカゴ 大学 ） や フランス （ パリ 大学 ・ マルセイユ 大学 ） 、 ベルギー （ ルーヴァン・カトリック 大学 ・ リュージュ 大学 ） の 複数 の 大学 で 客員 教授 を 務め て き た 。  活発 な 研究 活動 を 行っ て おり 、 ギンスバーフ は 、 何 冊 か の 本 に 加え て 130 を 越える 学術 論文 を 公表 し て いる 。 論文 は 『 エコノメトリカ 』 や 『 アメリカン・エコノミック・レビュー 』 に 掲載 さ れ て いる 。 教授 の 研究 領域 は 、 一般 均衡 理論 、 ミクロ 経済 理論 、 文化 経済 学 で ある 。 文化 経済 学 において は 、 世界 的 権威 と 見なさ れ て いる 。Japan   Animation   Contents   Meeting ( ジャパン   アニメーション   コンテンツ   ミーティング ) は 、 JAPAN 国際 コンテンツ フェスティバル ( COFESTA ) の 一環 として 2007 年 に 新設 さ れる こと と なっ た アニメーション の 展示 会 。 通称 JAM ( ジャム ) と 呼ば れ て いる 。  アニメーション の キャラクター や ストーリー を 使用 し た 商品 化 等 、 ライセンス ビジネス の 活性 化 を 目的 と し 開催 。 キャラクター 等 を 使用 し た 商品 アイディア 、 展覧 会 、 地域 活性 化 プロジェクト 、 IT 関連 、 キャラ 弁 ( キャラクター 弁当 ) や クリエイター による キャラクター の 新 表現 など 幅広い ジャンル の 企画 が 公募 さ れ 、 展示 さ れる 。 アニメ ・ チャレンジ オーディション と 、 アニメ ・ ビジネス ショーケース が 展示 会 の 柱 と なっ て いる 。  アニメ の キャラクター や ストーリー 等 を 使用 し た 未 発表 ・ オリジナル の アイディア ・ 商品 等 が 広く ジャンル を 問わ ず 公募 さ れる 。 一 次 審査 で 実現 性 が 高い と の 評価 を 受け 、 著作 権 者 の 許諾 が おり た もの に関して は 、 実際 に アニメ の コンテンツ を 使用 し た サンプル や 企画 書 を 制作 する こと が できる 。 二 次 審査 で は サンプル の 品質 チェック が 行わ れ 、 審査 を 通過 し た もの のみ が JAM 2007 に 出品 する こと が できる 。  既に アニメ の ライセンス 許諾 が おり て いる “ 新 感覚 ” の 商品 や ビジネス モデル を 展開 し て いる 企業 、 団体 が 出展 する 。 また 、 アニメ コンテンツ と コラボレーション が 可能 な 技術 を もつ 企業 の 出展 も 募集 する 。マーク・ブローグ （ Mark   Blaug 、 1927 年 4 月 3 日   -   2011 年 11 月 18 日 ） は 、 イギリス の 経済 学者 。  オランダ ・ ハーグ 生まれ 。 1955 年 に ニューヨーク の コロンビア大学 で 博士 号 を 取得 し た 。  公的 機関 や 国際 機関 で の 仕事 に 従事 する 一方 、 イェール 大学 や ロンドン 大学 、 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス ( LSE )、 バッキンガム 大学 で 学者 として 活動 し た 。  その後 、 オランダ の アムステルダム 大学 と ロッテルダム の エラスムス・ロッテルダム 大学 で 客員 教授 を 務め て い た 。  マーク・ブローグ は 、 経済 思想 の 分野 で 最も 大きな 貢献 を し た 。 芸術 経済 学 や 教育 経済 学 で の 価値 ある 貢献 の ほか に 、 ブローグ は 経済 思想 史 と 経済 学 方法 論 の 分野 で の 仕事 によって 最も よく 知ら れ て いる 。 方法 論 的 な 問題 や 教育 や 人的 資本 に いたる 幅広い 分野 へ の 経済 理論 の 応用 に 関わり つつ 、 科学 哲学 や 知的 進歩 の 展望 が ブローグ の 関心 の 広 さ に 見合っ た 研究 課題 で あっ た 。ヴァルナ 国際 バレエ コンクール   （ 勃 :   Международен   балетен   конкурс   -   Варна ,   英 :   Varna   International   Ballet   Competition ） は 、 ブルガリア の 観光 都市 ヴァルナ で 開催 さ れる バレエ コンクール 。 1964 年 に ブルガリア 文化 省 によって 創設 さ れ 、 ほぼ 隔年 で 開催 さ れ て いる 。   国際 的 な バレエ コンクール の 中 で は 最も 歴史 が 古く 、 モスクワ 国際 バレエ コンクール 、 と共に 主要 な バレエ コンクール の 一つ に 数え られ て いる 。 気候 の 温かい 7 月 に 屋外 ステージ で 行わ れる の が 特徴 。  ソ連 崩壊 後 の 1992 年 から は 国内外 の 募金 で 設立 さ れ た 財団   （""）   によって 運営 さ れ て いる 。  20 ～ 25 歳 まで の シニア 部門 と 15 ～ 19 歳 まで の ジュニア 部門 に 分かれ て おり 、 出場 は ペア で も ソロ でも 可能 。 最終 的 な 評価 は 個人 として なさ れる 。  選考 は パ・ド・ドゥ 1 曲 または ヴァリアシオン 2 曲 によって 行わ れる 。 第 2 ・ 第 3 ラウンド で は 古典 の ほか 、 過去 5 ～ 10 年 以内 に 振付け られ た コンテンポラリー 作品 も 踊ら なく て は なら ない 。 しかも 各 ラウンド ごと に 異なる 曲 を 踊る こと が 義務付け られ て いる 。 両 部門 とも 上位 三 位 まで 金銀 銅 の メダル が 贈ら れ 、 この ほか に 最高 賞 グランプリ が 用意 さ れ て いる   （ 該当 者 なし の 年 も ある ） 。  過去 の 著名 な 受賞 者 は 、 ミハイル ・ バリシニコフ   （ 1966 年 ） 、 ニーナ ・ アナニアシヴィリ   （ 1980 年 ） 、 シルヴィ・ギエム   （ 1983 年 ） 、 ヴラジーミル・マラーホフ   （ 1986 年 )、 アニエス・ルテステュ   （ 1990 年 ） 、 オーレリー・デュポン   （ 1992 年 ) など 。 歴代 の 受賞 者 は ソ連 出身 者 が 最も 多い 。  日本人 で は 森下 洋子   （ 1974 年 ） や 小嶋 直也   （ 1988 年 ） が 金メダル を 受賞 し て いる 。インスティトゥト・セルバンテス （ ） は 、 1991 年 に スペイン 政府 によって 設立 さ れ た 、 スペイン 語 教育 及び スペイン 語 圏 の 文化 普及 を 目的 と し た 施設 。  スペイン 語 の 教育 と 文化 の 普及 を 目的 と し た 国営 施設 で 、 世界 40 カ国 、 72 箇所 に 展開 さ れ て おり 、 本拠地 は マドリード と 作家 ミゲル・デ・セルバンテス の 生誕 地 で ある アルカラ・デ・エナーレス に 置か れ て いる 。  日本 で は 、 東京 都 千代田 区 に 2007 年 9 月 に インスティトゥト・セルバンテス 東京 （ 旧称 ： セルバンテス 文化 センター 東京 ） が オープン し て おり 、 その 規模 は 各国 の センター の 中 で 最大 級 で ある 。  スペイン 語 講座 の ほか 、 スペイン 語 圏 諸国 の 文化 を 紹介 する イベント など を 行っ て いる 。  各界 の 著名 人 など も 呼ん で 講演 会 を 行う こと も ある 。  スペイン 語 検定 試験 DELE も 実施 し て いる 。潜 像 （ せん ぞう ） と は 、 何等 か の 手法 を 用い て 肉眼 で 見え ない （ または 見え にくい ） よう に 形成 し た 画像 を 指す 。  潜 像 と は 逆 に 肉眼 で 見える 画像 を 顕 像 （ けん ぞう ） と いう 。 原則 として 潜 像 は 顕 像 化 さ れる 手段 を 持ち 、 最近 は むしろ それ が 存在 理由 と なっ て いる 。  潜 像 の 利用 について は 、 工程 の 中途 で 潜 像 が 現れる もの と 、 潜 像 で ある 事 自体 を 利用 する もの と が ある 。 現代 で は 特に 、 後者 として セキュリティ に 利用 する 事例 ・ 研究 が 多い 。ワグネリズム もしくは ワーグナー 主義 （ Wagnerism ） は 、 美学 用語 もしくは 政治 用語 。 前者 の 意味 で は 、 フランス語 の 発音 に 倣っ て 「 ワグネリスム （ または ヴァグネリスム ） 」 と 綴る こと も ある 。  1 . と 2 . の 意味 の ワグネリズム は 、 第 三 帝国 期 の ドイツ において 、 ナチス によって 歪ん だ かたち で 推奨 さ れ た 。プリント 倶楽部 （ プリント くらぶ ） は 、 自分 の 顔 や 姿 を カメラ で 撮影 し て 、 シール に 印刷 さ れ た 写真 を 得る 機械 の 商品 名 で ある 。 厳密 に 『 プリント 倶楽部 』 と は アトラス の ブランド で 1995 年 7 月 に 発売 し た もの を 指す 。 同様 の 機能 を 持つ 他社 製品 も 含め て 俗 に 「 プリクラ 」 と 呼ば れる 。  現在 、 「 プリント 倶楽部 」 （ 第 3367498 号 ほか ） および 「 プリクラ 」 （ 第 4128271 号 ほか ） は アトラス の 親会社 （ セガゲームス ） の 親会社 で ある セガ ホールディングス の 登録 商標 と なっ て いる ため 、 「 プリント シール 機 」 「 写真 シール 機 」 など の 呼称 が 適切 で ある 。 本 項目 で は 類似 製品 も 含め て 解説 する 。  『 プリント 倶楽部 』 は 1995 年 7 月 に 発売 さ れ 、 当初 は アミューズメント パーク を 中心 に 設置 さ れ た 。 その後 各社 から 同様 の 機械 が 発売 さ れ 、 機械 内部 に 記録 さ れ て いる 有名人 など と 一緒 に なっ た 撮影 が でき たり 、 ペン タブレット を 搭載 し 自由 に 落書き を し たり 、 フレーム 、 スタンプ など の 模様 を 入れ たり など 遊び の 要素 を 加え られ 、 女子 中高生 や 若い 女性 を 中心 に 2000 年 頃 に 大きな ブーム と なっ た 。  プリント 倶楽部 と 名前 が 付く シリーズ に は 、 『 プリント 倶楽部 』 、 『 プリント 倶楽部 2 』 、 『 スーパープリクラ 21 』 の 3 種 が ある 。 初代 『 プリクラ 』 は システム C 2 、 2 代目 は ST - V （ 以上 セガ ） と 、 アーケード ゲーム 用 の システム 基板 が 使用 さ れ て い た 。 また SNK の 『 ネオ プリント 』 で は 、 カスタマイズ さ れ た MVS 基板 が 使用 さ れ て い た 。  『 スーパープリクラ 21 』 以降 、 他社 製 の プリント シール 機 は 、 PC / AT 互換 機 が 筐 体 に 内蔵 さ れ 、 OS は Windows など で 動作 し て いる こと が 多い 。 撮影 デバイス に は 、 監視 カメラ など に 使用 さ れる CCD カメラ が 多く 使わ れ て い た が 、 2010 年 以降 に 登場 し た もの に は 、 ほぼ 全て の 機種 で 市販 の デジタル 一 眼 レフ カメラ が 使用 さ れ て いる 。 写真 を 印刷 する プリンタ は 、 業務 用 の 昇華 型 カラー プリンタ が 使用 さ れる （ 三菱電機 製 と シンフォニアテクノロジー 製 が 大半 を 占める ） 。 この よう に 、 現在 で は 撮影 と 印刷 に 使わ れる 機器 は プリント シール 機 メーカー 各社 間 で ほぼ 差 は 無い ため 、 撮影 ブース の 設計 や 撮影 後 の 画像 処理 、 ユーザー インタフェース 、 印画 紙 の 質感 や 色 味 など を 製品 コンセプト に 合わせ て 開発 する こと で 、 製品 ごと の 独自 性 を 出し て いる 。 製品 の 外観 や 画像 サンプル など の プロモーション に は 、 かつて は 外国 人 モデル （ 特に 著名 で は ない ） が 使わ れ て いる こと が 多かっ た が 、 近年 は 主 な ユーザー 層 で ある 女子 中高生 に 人気 の ある ファッションモデル が 選ば れる こと が 多い 。 他 に は お笑い 芸人 など の タレント や 、 人気 の ある 男性 声優 が 案内 音声 で 起用 さ れる 例 も ある 。  また 、 近年 の 筐 体 に は 3 G による 通信 機能 が 搭載 さ れ て おり 、 ソフトウェア の アップデート （ 大 規模 な もの は DVD で 提供 さ れる ） や 各種 プロモーション の 更新 の ほか 、 撮影 し た 画像 を プリント シール 機 メーカー が 管理 する サーバ に 送り 、 会員 制 サービス を通じて ユーザー に 提供 し て いる 。 以前 は 、 印刷 トラブル に 備え て 撮影 データ を 過去 数 回分 蓄積 し て テスト モード から 再 プリント する こと が できる 機種 も あっ た が 、 この 機能 を 悪用 さ れる 例 が あっ た こと や 、 個人 情報 保護 の 意識 の 高まり が あり 、 2015 年 現在 の 主力 機種 で は 印刷 が 完了 し た 撮影 データ の 閲覧 や 再 プリント は でき ない よう に なっ て いる （ 印刷 完了 前 の データ は 保持 し て いる ため 、 マシン トラブル の 場合 は 電源 断 から 復帰 する こと で 処理 を 続行 できる ） 。  1995 年 に 『 プリント 倶楽部 』 が 発売 さ れ 、 テレビ東京 『 愛 ラブ SMAP !』 にて SMAP が メンバー の プリクラ を プレゼント し た こと から 認知 度 が 上がり 、 1999 年 頃 に 第 一 次 ブーム の ピーク を 迎える 。 過熱 し た ブーム は 2 年 ほど で 収縮 し 、 街 中 至る 所 に 設置 さ れ た プリクラ 機 も その 数 を 急激 に 減らし て いっ た 。  その後 トーワジャパン 製 の 『 ストリートスナップ 』 により 全身 を 写せる ほど の 広範囲 化 が 実現 さ れ た 。 トーワジャパン は 1999 年 に 破産 し た ものの 、 『 ストリートスナップ 』 の 部品 ・ 消耗 品 供給 は 日立ソフトウェアエンジニアリング が 行い 、 また ノウハウ を 吸収 し た 。 日立ソフトウェアエンジニアリング は その 実質 的 後継 機 と 言える 『 劇的 美 写 』 を 発売 。 その 登場 を きっかけ に 、 免許 証 用 証明 写真 に も 使える ほど の 高画質 化 、 プリクラ 機 で 撮影 し た 写真 を 直接 雑誌 に 投稿 でき たり オーディション に 応募 でき たり といった ネットワーク の 活用 、 など の 多 機能 ・ 高性能 化 が 進ん だ 。  アトラス （ 旧 社 ） は 『 スーパープリクラ 21 』 の 在庫 を 大量 に 抱え て い た ため 出遅れ 、 他社 に 先 を 越さ れる 結果 と なっ て しまっ た 。 「 プリクラ 」 は アトラス 以外 の メーカー が 大きな シェア を 占め 、 2009 年 2 月 に アトラス （ 旧 社 ） は 、 プリクラ を 含む 業務 用 ゲーム 事業 （ 開発 事業 の 一部 や 子供 向け トレーディングカードアーケードゲーム 事業 は 除く ） から 撤退 する こと を 発表 。 開発 コスト の 上昇 など から 採算 性 が 悪化 し て いる 上 、 アミューズメント 業界 の 苦戦 と 消費 低迷 の 影響 から 機器 の 受注 が 大幅 に 減っ て い た 。 2008 年 7 月 期 の 同 事業 売上 高 は 53 億 8400 万 円 、 営業 利益 は 5900 万 円 。 売上 高 は ピーク の 約 6 分の 1 に 落ち込み 、 ここ 数 年 は 利益 が ほとんど 出 て い なかっ た 。 2009 年 7 月 期 の 同 事業 は 営業 赤字 は 避け られ ない 見通し で 、 再建 と 成長 可能 性 を 検討 し た 結果 、 「 同 事業 が 今後 黒字 転換 し 、 収益 を 確保 できる 可能 性 は 乏しい と の 判断 に 至っ た 」 として 撤退 を 決定 し た 。 残っ た アミューズメント マシン 事業 自体 も 、 アトラス （ 新 社 ） が アトラス ブランド を 譲受 し て 1 か月 後 の 2013 年 12 月 に 、 アトラス （ 新 社 ） の 親会社 で ある セガ （ 後 の セガ ・ インタラクティブ ） へ 吸収 さ れ た 。 修理 サポート も 部品 調達 難 により 2017 年 3 月 31 日 を 以 って 終了 し た 。  他社 の 機種 で は 、 赤外線 通信 で 携帯 電話 に 撮影 し た 画像 を 送れる ほか 、 肌 と 髪 の 色 を バランス よく 調整 し 、 目 だけ を 大きく 写す など 機能 が 開発 さ れ て いる 。 商品 サイクル は 大人 を ターゲット に し て いる 商品 より も はるか に 短い 。 新 機種 開発 に は 6 カ月 かかる こと も ある 中 で 、 3 カ月 サイクル で 新 機種 を 発売 する ケース も ある 。 こうした 状況 の 中 で 流行 として 廃れ ず に 10 年 以上 にわたり ロングセラー を 続け て いる 背景 に は 、 消費 者 ニーズ の 把握 、 高性能 化 の 追求 や 新 機能 の 追加 といった メーカー 側 の 不断 の 努力 が ある 。  業界 シェア 4 割 を 持つ フリュー で は 、 小型 機 『 arinco 』 を テレビ局 ・ 映画 館 ・ 観光 地 向け に も 販売 し て いる 。 小 中高生 や 、 かつて プリクラ に はまっ た 30 代 を 次 の ターゲット として 取り込も う と する 動き や 、 スマート フォン と の 連携 を 図る 動き も ある 。  日本 アミューズメント 産業 協会 調べ に よれ ば 、 設置 台数 は 1997 年 時点 で 5 万 台 を 超え て い た が 、 2016 年 に は 約 1 万 1000 台 まで に 減少 し て いる 他 、 筐 体 の 大型 化 に 伴い 、 導入 台数 を 削減 し て いる オペレーター も ある と いう 。 帝国データバンク 調べ に よれ ば 、 オムロン を 源流 と する フリュー 以外 の メーカー の 経営 は 厳しい 状況 と さ れ 、 バンダイナムコアミューズメント は すでに 市場 から 撤退 、 辰巳 電子 工業 が 2016 年 に 規模 を 縮小 し 、 アイ・エム・エス も 定期 的 な 販売 を 取りやめ た 他 、 2018 年 に は メイク ソフトウェア が 経営 破綻 する に 至っ た 。 メイク ソフトウェア の 経営 破綻 以降 、 業界 で は フリュー 1 社 の 独占 状態 と なっ た 向き も ある 。 メイク ソフトウェア が 手がけ て い た プリント シール 機 事業 は 、 2018 年 12 月 に 加賀 デバイス へ 譲渡 さ れ た 。  アトラス （ 旧 社 ） は プリクラ を 2003 年 中国 へ 進出 さ せる こと を 発表 。 米国 を はじめ と する 日本 国外 の 市場 へ 展開 し 、 今回 その ノウハウ を 生かし て 中国 の プリクラ 市場 を 開拓 に 本格 的 に 取り組ん で いく こと を 目指し て い た 。 パイロット 店舗 「 PIKAPIKA 」 を 上海 の 徐 家 匯 に オープン 。 5 月 下旬 に は 天津 にて 、 アトラス 電子 有限 公司 の 稼動 を 開始 。 同社 は 、 今後 の 黒字 化 の 目途 が 立た ず 、 経営 改善 の 見込み が ない こと から 、 事業 の 継続 を 断念 し 2006 年 に 解散 し た 。  シンガポール に も 、 東南アジア で の 業務 用 ゲーム 機器 販売 と シンガポール で の プリクラ 店舗 運営 を 手がける 子会社 アトラス ・ エンターテイメント を 設立 し た が 、 2008 年 5 月 に 解散 。 シンガポール の プリクラ 店舗 の 収益 が 悪化 、 ゲーム 機器 販売 も 伸び悩み アトラス ・ エンターテイメント の 2007 年 6 月 期 決算 は 売上 高 1 億 4800 万 円 、 最終 赤字 700 万 円 だっ た 。  1990 年代 半ば まで に 成立 し て い た 、 レンズ 付き フィルム （ 使い切り カメラ ） による 写真 を 介し て 楽しむ 相互 行為 が 確立 し て い た （ アイコ ニック ・ コミュニケーション ） 。 そこ に プリクラ が 登場 し た こと により 、 わずか 数 百 円 で 複数 枚 を 写真 シール として 作成 、 交換 、 共有 が 可能 に なり 、 具体 的 に は 友達 と 一緒 に 撮っ た プリクラ を 手帳 に 貼る 、 その 利便 性 が 高まっ た 。  その 繋がり は 、 直接 の 仲間 以外 の 仲間 の 仲間 まで 及び 、 友人 ネットワーク の 誇示 を 、 写真 シール という 仲間 内 に 流通 し やすい アイコ ン として 、 インスタント かつ ポータブル に 視覚 化 し た 。  アルバム で も ある これら の 手帳 は 、 「 プリクラ 手帳 」 略し て プリ 帳 と 呼ば れ 、 多数 の プリクラ 写真 で 埋め 尽くさ れる もの も 少なく ない 。 印刷 さ れる シール 以外 に 、 画像 を 携帯 電話 で も 取得 できる もの が 主流 。 取得 方法 として は プリント シール 機 本体 に メールアドレス に 入力 し て 携帯 電話 で 画像 を ダウンロード する か 、 赤外線 通信 により 送る 方法 が ある 。 撮影 し た 1 枚 のみ 無料 で 取得 、 あと は 有料 コンテンツ で ダウンロード できる 機種 も あれ ば 、 全 画像 を 赤外線 通信 で 取得 できる 機種 も ある が 、 2015 年 （ 平成 27 年 ） 現在 で は 直接 画像 を 取得 できる 機種 は 製造 さ れ て い ない ため 、 各社 と の 会員 契約 （ 月額 300 円 程 ） を し ない と 全て の 画像 を 取得 する こと は でき ない 。 近年 で は スマート フォン の 普及 に 伴い 、 会員 サービス と 連動 し て 撮影 し た 画像 の 管理 を 行う 専用 アプリ を 各社 が 提供 し て いる 。 ユーザー の 中 に は 「 シール は 不要 で 画像 だけ 欲しい 」 という 者 も おり 、 実際 に 「 シール が 出 ない 分割 安 で 画像 だけ 撮れる 」 機種 （ バンダイナムコゲームス 『 プラチナ バランス 』 シリーズ ） も 存在 し た 。  大半 の プリクラ は 、 画像 受信 用 の メールアドレス が 日本 の 大手 キャリア メール に しか 対応 し て い ない 。 その 為 、 キャリア と 契約 し て い ない MVNO ユーザー や 外国 人 旅行 者 は 、 撮っ た プリクラ を 携帯 に 送信 でき ない 問題 が ある 。 画像 取得 の 会員 契約 を 結ぶ 際 に も 、 支払い は 各 キャリア を通じて 通話 料 と まとめ て 徴収 さ れる 方法 以外 を 選択 でき ない こと が 多い 。  2018 年 11 月 現在アニメ 最 萌 トーナメント （ アニメ さい も え トーナメント ） と は 、 2 ちゃん ねる の アニメ サロン ex 板 （ 過去 に は アニメ サロン 板 ） を 中心 として 行わ れる 、 アニメ の 女性 キャラクター を 扱っ た 最 萌 トーナメント で ある 。  発祥 は 、 2002 年 開催 の 「 アニメ 板 最 萌 トーナメント 」 で ある 。 その後 「 2002 アニメ ベスト 10 」 「 秋期 & 春期 アニメ 新 番組 最 萌 トーナメント （ 最 萌 2003 年版 ） 」 を 経 て 「 アニメ 最 萌 トーナメント 2004 」 に 至る 。 2005 年 以降 は 事実 上 の 分裂 開催 と なっ た 2006 年 を 除き 毎年 １ 回 の 恒例 行事 として 行わ れ て い た が 2014 年 を 最後 に 新た な トーナメント は 開催 さ れ て おら ず 2017 年 現在 、 2014 年版 が 最新 で ある 。  、 その 影響 から 海外 でも 独自 に アニメ 最 萌 が 行わ れ て いる 。 他 に も 東方 最 萌 （ Touhou   Seimoe ） など 、 他 の 最 萌 が 海外 で 開催 さ れる 事 も 全く ない わけ で は ない が 、 。  海外 の アニメ 最 萌 は いくつ も 分立 し て おり 、 ルール も 様々 で ある 。 中 に は 通常 の 1 敗 即 退場 の トーナメント で は なく 、 ダブルイリミネーション 方式 を 採用 する もの も 存在 する 。 日本 の アニメ 最 萌 ほど 支援 合戦 に 重き が 置か れ ない こと も ある が 、 それなり に 支援 が 行わ れる 場合 も ある 。  多重 投票 に対する 規制 の 方法 が 異なり 、 投票 し やすい 場合 も ある 。 場合 によって は 日本 の 最 萌 と 比べ て 票数 が 多く なる こと も ある   。ダンテ・アリギエーリ 協会 （ ダンテ・アリギエーリ きょう かい 、 伊 語 : Società   Dante   Alighieri ） は 、 イタリア 語 と イタリア 文化 の 普及 を 目的 と し た 、 イタリア で も 最も 歴史 と 由緒 ある 組織 。 現在 世界 150 カ国 に 拠点 を 置く 。  1889 年 7 月 に イタリア で 創設 さ れ た 。 名称 は ルネッサンス 期 の フィレンツェ の 文豪 ダンテ・アリギエーリ に 由来 。  第 二 次 世界 大戦 語 の 1948 年 10 月 に 、 ダンテ・アリギエーリ 協会 は 全 支部 に 完全 自治 を 与える べく ヴェネツィア で 開か れ た 大会 によって 再建 さ れ 、 それ 以後 は 各 支部 に 選出 さ れ た 幹部 たち の 指揮 下 において 、 協会 の 根本 理念 に 則り つつ 、 それぞれ の 地域 の 需要 や 嗜好 や 収容 力 に 最適 な 形 で 独立 し た 活動 を おこなう よう に なっ た 。  協会 の 唯一 の 目的 は 、 イタリア 語 と イタリア 文化 の 学習 を 世界中 で 促進 する こと に ある 。 日本 や アメリカ合衆国 、 オーストラリア など 世界 各地 に 支部 を 持ち 、 その 多く が 文化 講座 に 加え て イタリア 語 講座 を 開き 、 旅行 者 や 初心者 や 専門 的 な イタリア 文学 徒 など 多様 な 学習 者 に 対応 し て いる 。  ダンテ・アリギエーリ 協会 は 、 日本 国内 の イタリア 語 を 学ぶ 人 や 指導 する 教師 の ほか 、 日本 と イタリア の 文化 交流 を 促進 する ため の プロジェクト に 参画 を 希望 する 人々 の ため に 活動 し て いる 。 ダンテ・アリギエーリ 協会 本部 の ボッタイ 会長 ならびに マージ 事務 局長 は 、 日本 における イタリア 語 と イタリア 文化 の 普及 を 特に 重要 視 し て おり 、 日本 で の 各 支部 の 設立 に 力 を 尽くし て き た 。 現在 日本 で は ファブリツィオ・グラッセリ を 会長 と する 東京 支部 と 名古屋 支部 の 2 つと ドメニコ・カンタトーレ を 会長 と する 大阪 支部 が 活動 し て いる 。 ファブリツィオ・グラッセリ は 、 協会 の 日本 における 活動 の 促進 を その 目的 の ひとつ と し て いる 、 イル・チェントロ・イタリア 語 文化 センター （ 東京 ） の 校長 も 務める 。  ダンテ ･ アリギエーリ 協会 は ダンテ・アリギエーリ 協会 イタリア 語 検定 （ PLIDA ） を 実施 し て いる 。 試験 は 明治大学 （ 東京 、 駿河台 キャンパス ） と 名古屋大学 （ 名古屋 、 東山 キャンパス ） で 行わ れる 。二部作 （ にぶ さ く ） は 、 二つ に それぞれ 分かれ て い ながら 、 同じ 一つ の 主題 を 持つ 作品 群 の こと 。 デュオロジー （ 英 ： duology ） 。  数多く の 作品 で 見 られる 形態 で ある 。写真 ディレクター （ フォト ・ ディレクター ） は 、 主 に 写真 展 開催 、 写真 集 出版 、 写真 賞 選考 など 写真 作品 が 公開 さ れる 場面 において 、 写真 の 専門 家 として 業務 に 携わる 。 例えば 、 写真 展 の 場合 、 展示 企画 内容 を 決める ため 、 写真 家 の 選定 や 展示 作品 を 選定 し たり 、 展示 構成 、 タイトル 、 図録 や DM 、 チラシ など の 制作 物 や パブリシティ 、 著作 権 管理 など 運営 全般 にわたる 幅広い 業務 を コーディネート する こと が 多い 。 クリエイティブ ・ ディレクター 、 キューレーター 、 コーディネーター 、 オーガナイザー など の 役割 と 共通 する 部分 も ある 。 写真 ディレクター として 、 エドワード ・ スタイケン 、 ジョン ・ シャーカフスキー 、 山岸 亨子 、 妹尾 三郎 、 倉持 悟 郎 ら 。富士 出版 （ ふじ しゅっぱん ） は 、 通信 販売 専門 の 日本 の 出版 社 で ある 。 社長 は 若月 利治 （ わか つき   と し じ ） 。  設立 以来 長らく 東京 ・ 豊島 区 高田 を 拠点 と し て い た が 近年 埼玉 県 川越 市 笠幡 201 - 3 に 移転 し た 。  正確 な 社名 は 株式会社 イチフジ で あり 、 「 富士 出版 」 は 言わば 書籍 の 販売 に当たって の レーベル 名 で ある 。 冒頭 記述 の 通り 、 販路 は 通販 のみ で 書店 売り は 行っ て い ない 。 特に 浮世絵 春画 や 熟 女 ヌード 写真 集 の 通販 会社 として は 草分け と 言える 出版 社 で ある 。  1990 年代 以降 、 函 入り 、 価格 一 万 円 以上 の 熟 女 ヘアヌード 写真 集 を 次々 と 刊行 し て いる 。  熟 女 ヌード は 主として 赤石 恭生 が 撮影 。  撮影 者 として 同 名義 が クレジット さ れ て いる 場合 が 多い が 、 他社 で この 名 を 見る 事 が 無い 点 から 判断 する と 架空 の 名義 で ある と 推察 さ れ 、 未だ ホームページ を 持た ない 同社 の イメージ と 相 まり その 正体 は 謎 に 包ま れ て いる 。全国 総合 アニメ 文化 知識 検定 試験 （ ぜん こくそう ご う アニメ ぶん かち し きけん て い しけ ん ） と は 、 日本 動画 協会 及び アニメ 関連 会社 各社 の 監修 より アニメ 検定 実行 委員 会 が アニメ に関する 様々 な 知識 を 学び 、 より アニメ を 楽しむ こと を 目的 として 行なっ て い た 検定 試験 。 通称 は 「 アニメ 検定 」 、 「 アニ 検 」 。  2009 年 10 月 9 日 、 実行 委員 会 は 諸 事情 により 検定 試験 を 当面 の 間 休止 する と 発表 し た 。  子供 から お 年寄り まで 幅広い 層 を 対象 に 「 日本 と 世界 の アニメ 文化 ・ 産業 について の 知識 を 検定 する 」 事 を 目的 と し 、 アニメ ファン の 底辺 拡大 と クリエイター の 育成 。 将来 的 に は アニメ 産業 の 就職 に 利用 できる 、 業界 に対して 有力 な 資格 と する こと を 目標 に 始まっ た 。 1 級 から 5 級 の 筆記 試験 が あり 、 3 級 の 合格 者 は 2 級 の 受験 資格 を 取得 できる 。 また 無料 で 携帯 電話 受験 できる 「 モバイル 級 1 等級 」 が ある 。  ※ 3 、 4 、 5 級 の 併願 も 可能  4 肢 択一 の マークシート 方式 。 50 問 （ 60 分 ） で 実施 さ れる 。 3 ・ 4 級 は 正解 率 70 % 以上 、 5 級 は 正解 率 60 % 以上 で 合格 と なる 。  問題 集 が 2007 年度 版 、 2008 年度 版 共に 発売 さ れ た 。 定価 1200 円 。 2008 年度 版 から ペーパーバック に 形態 が 変更 さ れ た 。  第 1 回 アニメ 検定 の 受験 申込 者 数 は 、 1311 名 。 内訳 は 、 3 級 ： ４ ９ １ 名 ・ 4 級 ： ４ １ ４ 名 ・ 5 級 ４ ０ ６ 名 （ 主催 者 発表 )  ※ 上記 受験 資格 が ある ため 2 級 は 第 2 回 以降 、 1 級 は 第 3 回 以降 に 実施 さ れる  2007 年度 アニメ 検定 の CM に 声優 の 加藤 英美 里 が 出演 。  2008 年度 アニメ 検定 の CM に 、 人気 声優 の 阿 澄 佳奈 が 顔出し で 出演 （ 詳細 は 『 ひだ まり ラジオ x 365 』 第 9 回 配信 分 参照 ） 。 アニメ 検定 の 公式 ホームページ で も 公開 さ れ て い た が 、 上記 の 休止 に 伴い 2009 年 10 月 現在 見る こと は でき なく なっ て いる 。FIPRESCI （ ふ ぃぷれし 、 仏語 Fédération   Internationale   de   la   Presse   Cinématographique の 略 、 英語 International   Federation   of   Film   Critics ） は 、 世界 の 職業 的 映画 批評 家 および 映画 ジャーナリスト の 各国 組織 で 構成 さ れ 、 「 映画 文化 の 推進 と 発展 、 および 職業 的 利益 の 保護 の ため に 」 存在 する 組織 。 通常 「 国際 映画 批評 家 連盟 」 と 訳さ れる 。  1930 年 6 月 、 フランス 、 イタリア 、 ベルギー の 批評 家 が 中心 と なっ て 、 パリ で 結成 さ れ た 。 現在 、 50 か国 を 超える 会員 を もつ 。 日本 から の 加盟 団体 は 日本 映画 ペンクラブ で ある 。  FIPRESCI （ 国際 映画 批評 家 連盟 ） は 、 カンヌ国際映画祭 、 ヴェネツィア 国際 映画 祭 といった 映画 祭 の 会期 中 に 、 同 連盟 が 進取 的 な 映画 づくり で ある と みなし た もの を 報奨 する ため に 、 賞 を 授与 する 。 また 、 1999 年 より 、 年 に 1 作 グランプリ 作品 を 選び 、 授賞 し て いる 。  2005 年 現在 、 オンライン 映画 ジャーナル 『" Undercurrents "』（「 底流 」 の 意 ） を 発行 し て いる 。 編集 長 は 映画 批評 家 クリス ・ フジワラ で ある 。ボックス ・ セット は 、 映画 や テレビ 番組 など の 映像 作品 や 音楽 作品 を 、 ひとつ の 特別 な ボックス に 梱包 し た もの 。 稀 に 複数 の 媒体 に 分け られ た ひとつ の 作品 に対して は 呼ば ない 場合 も ある 。 媒体 に は レコード や コンパクトディスク 、 DVD ・ Blu - ray   Disc など の ディスク 、 その他 磁気 テープ 、 本 など 様々 な 形態 が ある 。 日本語 で は 「 箱入り 」 と も いう 。  ボックス ・ セット は 文字通り セット 販売 の ため 、 ソフト 1 枚 ごと の 単価 が 安く なり 、 好き な 作品 、 楽曲 が まとめ て 手 に 入る だけ で なく 、 ブックレット や ミニ 写真 集 が 特別 に 封入 さ れる こと が 多く 、 また 初回 版 に は 特典 が 付く こと も ある  映画 や テレビ 番組 など で 連続 作品 と なっ て いる もの は 、 作品 を シリーズ として ひとつ に まとめる か 、 あるいは クール （ シーズン ） ごと に まとめ て 発売 する 傾向 に ある 。 特に 監督 など 著名 な 人物 ごと の ボックス として 発売 さ れる 場合 や 、 その他 に も 独自 の コンピレーション による ボックス ・ セット も ある 。  2014 年 現在 、 BOX 形態 で 販売 さ れ て いる 作品 は 1990 年代 後半 以前 の 作品 が 中心 だ が 、 近年 で は 1990 年代 後半 以降 の 作品 で も DVD - BOX に なる 場合 も ある 。 また 、 テレビ 放送 で 最終 回収 録 分 が DVD 化 さ れ た 後 、 今 まで 発売 さ れ た DVD を DVD - BOX として 発売 （ 「 BOX 化 」 呼ば れる こと が 多い ） し た 作品 も 存在 する 。  収録 、 販売 形態 は テレビ ドラマ で は 全 話 を 数 枚 の ディスク に 収録 し 、 それら を 纏め て 保管 する 箱 （ BOX ） に 収容 さ れ て 販売 さ れる 形態 が 主流 で あり 、 アニメーション （ 劇場 版 は 除く ） で は ソフト を 定期 的 に 販売 する 形態 が 主流 と なっ て いる 。 BOX そのもの は 、 テレビ ドラマ や アニメーション の 全 話 を 収録 し て いる 商品 が 多い が 、 音楽 ライブ や 特集 関係 の DVD ボックス も 存在 する 。 音楽 関係 で は ザ・ビートルズ の よう に アーティスト ごと に 収録 する の が 慣例 と なっ て いる ほか 、 バラエティ 番組 で は 『 8 時 だ ョ ! 全員 集合 』 の よう に 、 BOX のみ で 販売 さ れ て いる もの も 存在 する 。 劇場 用 映画 作品 において も 、 洋画 『 スター・ウォーズ 』 など の よう に シリーズ 化 し た 人気 作品 は 、 各 作品 を 全て 収録 し た BOX 版 が 後に 発売 さ れる こと が ある 。  一般 的 に DVD - BOX に は 映像 特典 など が 「 おまけ 」 として 付随 する こと が 多い 。 他 に 、 作品 によって は 初期 生産 品 限定 で キャラクター の フィギュア や CD など を 付属 さ せ た 「 初回 限定 盤 」 が 存在 する こと も ある 。 アニメーション ソフト で は この 「 おまけ 」 に 、 収納 ケース を 付属 さ せ て 、 擬似 的 に DVD - BOX の よう に し て いる もの も ある が 、 これ は 本 項 で 扱っ て いる もの と は 異なる 。  なお 、 テレビ ドラマ や アニメーション の DVD - BOX に は 、 全 話 を 1 つ の DVD - BOX に まとめ た 作品 と 、 DVD - BOX 自体 を 上下 巻 （ あるいは 複数 巻 ） 扱い に し て 複数 の DVD - BOX で 販売 し て いる 作品 が ある 。 何 分割 さ れる か は 作品 によって ばらつき が あり 、 全 50 〜 60 話 程度 で 2 〜 3 分割 さ れる こと も あれ ば 、 全 100 話 以上 でも 1 つ に まとめ られる こと も ある （ アニメーション の 例 ） 。  DVD の 普及 以前 は 、 レーザー ディスク を 用い た 「 LD - BOX 」 が 発売 さ れ て い た 。 1987 年 5 月 に キティ ・ フィルム から 発売 さ れ た テレビ アニメ 『 うる 星 やつ ら 』 の LD - BOX が ボックス 商品 の 第 1 号 と いわ れる 。  『 うる 星 やつ ら 』 の LD - BOX は 全 50 枚 で 33 万 円 の 価格 に も かかわら ず 、 予約 限定 の 初回 分 が 完売 する 成功 を 見せ 、 以後 の テレビ アニメ や 特撮 テレビ 番組 の ボックス 化 の 道 を 開い た 。 LD - BOX で 発売 さ れ た 作品 の 中 に は 、 DVD - BOX で 再 発売 さ れ た もの も ある が 、 LD の サイズ に 合わせ て 大きな 紙面 を 使用 し た 解説 ブックレット は 、 DVD サイズ に 合わせ た DVD - BOX の それ と 比べ て 内容 、 写真 等 の 資料 掲載 量 など において 充実 し た もの が 多く 、 資料 的 に も 優れ た もの が 多かっ た よう に 思う 。  特撮 ・ アニメ 両 ジャンル の 場合 、 幼少 時 に これら の 作品 に 影響 を 受け た 若手 アニメーター 達 が インナー ジャケット 用 の イラスト を 提供 する 、 という 企画 が 一部 の メーカー で 立ち 上げ られ 、 他社 も 追従 する かたち で セールスポイント の 1 つ として 採用 し て い た が 、 雑誌 『 宇宙船 』 など 一部 の メディア で は 、 直接 その 作品 に 携わっ て い ない クリエイター が 手掛ける システム を 疑問 視 する 向き も 見受け られ た 。  LD 衰退 後 も 、 1990 年代 後半 まで は 新作 が 供給 さ れ て い た 。 作品 の 一部 で は LD - BOX に 見せかけ て 記録 メディア そのもの は VHS ビデオカセット 2 本 組 といった もの も 存在 し て い た 。  ハイビジョン 画質 で の 映像 記録 が 可能 な Blu - ray   Disc を 用い た ボックス 商品 。  現在 は 『 パイレーツ・オブ・カリビアン 』 シリーズ や 『 スパイダーマン 』 シリーズ など といった 洋画 の シリーズ を 1 ボックス に 収め た もの が 大半 を 占める が 、 これから 普及 が 伸び て いく に 連れ て 現行 の DVD - BOX の よう に 多様 な ジャンル の BD - BOX が リリース さ れる こと が 期待 さ れる 。  中国 市場 向 、 VCD - BOX 形態 で 販売 さ れ て いる 作品 。  長い 音楽 経歴 を 持つ アーティスト は 、 それ まで の 作品 を 一挙 に 集め た ボックス ・ セット を 発売 する 傾向 に ある 。 また クラシック 音楽 、 ジャズ 、 オールディーズ 、 イージー ・ リスニング など ジャンル に対する 需要 が ある 場合 、 複数 アーティスト を 集め た コンピレーション・ボックス も 多い 。 ライノ・レコード （ ワーナー ） や レガシー・レコーディングス （ ソニー BMG ） は 旧 譜 の 再発 を 主軸 に し て おり 、 多数 の ボックス ・ セット を 販売 し て いる 。  DVD が 新作 ・ 旧作 問わ ず ボックス 販売 さ れる 機会 が 多い の に対し 、 CD で は 一度 発売 さ れ た もの が 再 編集 さ れ て ボックス 化 さ れる こと が 多い 。  音楽 CD - BOX の 場合 、 例えば 単独 アーティスト の 音源 コレクション 、 ある レコード 会社 が 原盤 権 を 保有 する 楽曲 のみ を 集め た 作品 集 、 レコード 会社 枠 を 超え て 往年 の 流行 歌 を 集め た 作品 集 など が ある 。 その 中 でも 単独 アーティスト の 場合 、 主 に シングル 曲 を まとめ た シングル ・ コレクション ・ ボックス 、 アルバム を まとめ て 復刻 し た アルバム ・ ボックス 、 シングル ・ アルバム の 縛り なく 代表 曲 を 集め た ベスト ・ コレクション ・ ボックス 、 ライヴ 音源 のみ を 集め た ライヴ ・ コレクション ・ ボックス 、 全 音源 を 収録 し た コンプリート・ボックス など に 分け られる 。 また 、 多く は 歌手 活動 節目 の 年 （ 20 周年 、 30 周年 など ） や グループ の 解散 前後 、 該当 アーティスト の 死亡 後 に 発売 さ れる こと が 多い 。  オムニバス CD - BOX の 場合 、 例えば 演歌 や ムード 歌謡 、 戦前 ・ 戦中 ・ 戦後 の 歌謡 曲 、 軍歌 、 フォークソング 、 アイドル 歌謡 曲 、 ニュー ミュージック 、 J - POP 、 唱歌 ・ 童謡 、 オールディーズ など ジャンル ごと に 分類 し た もの や 、 廃盤 音源 を 集め た もの など が ある 。  その ほか 、 流行 歌 を ヴォーカル なし の 演奏 のみ で 収録 し た もの （ 二 胡 ・ ギター ・   ピアノ など ） や 、 リラクゼーション・コンピレーション 、 音楽 のみ なら ず 漫才 ・ 落語 全集 や 名作 本 の 朗読 集 も 制作 さ れ て いる 。 アニメ ・ 実写 作品 の CD - BOX で は 、 テレビ アニメ や オリジナルビデオアニメ 、 アニメーション 映画 など 同 一 タイトル ・ シリーズ の サウンドトラック を 集め た もの や 、 オムニバス の アニメ 主題 歌集 、 テレビ ゲーム ・ ミュージック 集 など も ある 。最終 回 （ さいし ゅうかい ） は 、 複数 の 回 に 分け て テレビ 番組 や ラジオ 番組 で 放送 さ れ たり 、 雑誌 や 新聞 で 連載 さ れる 作品 において 、 その 作品 の 放送 や 連載 が 行わ れる 最後 の 回 で ある 。  一般 に 、 放送 時間 や 誌面 の 量的 な 制約 や 、 視聴 者 の 関心 の 維持 など の 理由 から 、 放送 や 雑誌 ・ 新聞 において は 、 作品 を 複数 回 に 分け て 放送 ・ 掲載 する こと が 行わ れ て いる 。 この 場合 に 、 その 最後 の 回 の こと を 最終 回 と いう 。 最終 話 など と 呼ば れる こと も ある 。  連載 や 放送 期間 を通じて 単一 の 主題 を 巡っ て 物語 が 展開 さ れる 連載 小説 、 ストーリー 漫画 、 テレビ アニメ 、 テレビ ドラマ など において は 、 一般 に 、 最終 回 に 向け て その 展開 が 収束 し 、 伏線 が 消化 さ れ て 、 最終 回 において 何らかの 結末 に 至る 。  日本 の テレビ ドラマ 等 の 場合 に は 、 予め 放送 期間 が 決め られ て いる こと が 多く （ 例えば 、 ゴールデンタイム の テレビ ドラマ の 放送 期間 は 3 か月 〈 1 クール 〉 が 主流 で ある ） 、 必然 的 に 最終 回 の 放送 時期 や 概要 も 予め 決まっ て いる こと が 多い 。 最終 回 に 時間 枠 を 拡大 し て 放送 する こと も 多く 行わ れる 。  また 、 最終 回 が 掲載 、 放送 さ れ た 後 に 、 続編 が 連載 、 放送 さ れる こと も ある 。 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 、 『 機動 戦士 ガン ダム 』 、 『 ポケット モンスター 』 や 『 水戸黄門 』 や 『 渡る 世間 は 鬼 ばかり 』 の よう に シリーズ 化 さ れる もの も ある 。 この 場合 に は 各 シリーズ ごと に 最終 回 が 放送 さ れる が 、 その 中 で 次 シリーズ へ の 伏線 が 提示 さ れる こと も ある 。 米国 で は 特に この 傾向 が 強い （ 後述 ） 。 また 続編 が 制作 さ れる 可能 性 を 考慮 し て 、 あえて 最終 回 という 表記 を せ ず 通常 どおり 「 ○ ○ 話 」 と 表記 する 作品 も ある 。  一方 、 各 話 （ または 数 話 ） で 完結 する 物語 の 集合 体 で 、 基本 的 な シチュエーション に 大きな 変化 が ない よう な 漫画 、 アニメ 、 シチュエーション ・ コメディ など で は 、 最終 回 に も 大きな 転機 は 訪れ ず 、 放送 や 連載 が 終わっ て も その 物語 の 世界 が 継続 する こと を 示唆 する 形 で 終了 する こと が 多い （ 例 ： 漫画 『 サザエさん 』 ） 。 ただし 、 中 に は 、 最終 回 間際 で 大きな 転機 を 迎え て 、 最終 回 で 物語 が 収束 する 場合 も ある （ 例 ： 『 ハク ション 大 魔王 』 ） 。  前者 の よう に 明確 な 結末 が 示さ れ ない 場合 や 、 連載 が 終了 し ない 場合 に は 、 架空 の 最終 回 が 都市 伝説 の よう に 広まっ たり 、 非公式 に 創作 さ れる こと も ある 。 有名 な 例 として は 、 サザエさん （ 磯野 家 一家 が 乗っ た 飛行機 が 事故 に 遭い 、 一家 が それぞれ の 名 の 元 に なっ た 魚 など に なっ て 海 に 戻る ） や 、 ドラえもん （ 動か なく なっ た ドラえもん を 直す ため に のび太 が 科学 者 を 志し 、 成長 し た のび太 が ドラえもん を 造る ） が ある 。 後者 は 同人 誌 に も なり 、 著作 権 上 の 問題 も 起き た 。  一貫 し た 物語 が 作品 の 核 と なっ て い ない 作品 で は 、 ひとつ の 作品 について 複数 の 異なる 最終 回 が 描か れる こと も ある 。 例えば 、 ドラえもん は 、 複数 の 雑誌 で 連載 さ れ た 上 、 アニメ 化 も さ れ て おり 、 それぞれ で 異なる 最終 回 が 描か れ て いる （ 詳細 は 、 ドラえもん の 最終 回 参照 ） 。  なお 、 ドラえもん 同様 、 サザエさん に も 明確 な 最終 回 が 存在 し て おり 、 夕刊 フクニチ で の 連載 において マスオ と サザエ の 結婚 で 一度 終了 し て いる 。 後 に 連載 を 再開 する が 、 こちら は 作者 都合 による 打ち切り で 終了 し て いる 。  ドキュメンタリー など の 物語 性 の ない 作品 の 場合 に も 、 放送 や 掲載 が 複数 回 にわたる 場合 に は 、 その 最後 の 回 が 最終 回 と 呼ば れる こと が ある 。  番組 表 で は ［ 終 ］ と 表記 さ れる 。 基本 的 に ドラマ 、 アニメ 等 の フィクション 作品 以外 の 番組 は 、 打ち切り による もの で ある が 、 中 に は 番組 の 内容 上 は 同一 だ が 、 放送 時間 の 移動 と 同時に 改題 さ れる もの も 最終 回 として 扱わ れる 。  特に 漫画 の 最終 回 は 終わり 方 が 様々 で 、 裏 事情 と共に 解説 し た 書籍 が いくつ か 出 て いる 。  米国 等 において は 、 テレビ ドラマ や シチュエーション ・ コメディ 等 は 、 通常 、 いつ まで 放送 さ れる か は 予め 決まっ て おら ず 、 6 ～ 9 か月 を 単位 として 放送 さ れ 、 残り の 期間 の 休止 を 挟ん で 、 また その 続き が 制作 ・ 放送 さ れる こと が 多い 。 ひと 続き の 放送 期間 は シーズン と 呼ば れ 、 シーズン の 最終 回 は シーズン ・ フィナーレ （ ） と 呼ば れる 。 視聴 者 の 関心 を 次 シーズン まで つなぎ止める ため に 、 シーズン ・ フィナーレ と 次 シーズン の 初回 放送 と が ひと 続き の エピソード の 前後 編 と さ れる こと も 多く 、 この よう な 最終 回 は 特に クリフハンガー と 呼ば れる 。 シーズン ・ フィナーレ に対して 、 その テレビ 番組 自体 の 最終 回 は 、 シリーズ ・ フィナーレ （ ） と 呼ば れる 。説明 写真 （ せつ め いしゃ しん ） と は 、 物事 を 視覚 的 に わかり やすく 説明 する ため に 文章 と 組み合わせ て 用いる 写真 の こと 。  芸術 性 より も 、 何らかの 一般 性 を もっ た 写真 を 用いる 。 説明 に 必要 な 部分 が 鮮明 に 写っ て いる こと が 重視 さ れる 。 書籍 、 雑誌 、 マニュアル など に 利用 さ れる 写真 で あり 、 本文 と 併用 する こと で 、 内容 を 視覚 的 に 分かり やすく 説明 し 、 理解 を 高める こと を 目的 と し た 写真 で ある 。  不 必要 な 部分 を 省略 し たい 場合 の ほか 、 一般 性 を 持た せ にくい 、 構図 が とり にくい 、 色彩 や 形状 を 強調 し たい 場合 に は 、 図版 （ イラスト ） を 用い た 方 が より 適切 な 場合 が ある 。  撮影 者 の 主観 を 反映 さ せる 芸術 写真 や 、 個人 的 な 記録 で ある スナップ 写真 と は 用途 が 異なる が 、 同じ 写真 を 、 用途 、 見方 によって 「 説明 写真 」 と 「 芸術 ・ スナップ 写真 」 の いずれ に も 解釈 する こと は 可能 で ある 。『 ヴァルキューレ 』 （ ） は 、 リヒャルト・ワーグナー が 1856 年 に 作曲 し 、 1870 年 に 初演 し た 楽劇 。 台本 も 作曲 者 に よる 。 『 ワルキューレ 』 の 表記 も ある 。 ワーグナー の 代表 作 で ある 舞台 祝祭 劇 『 ニーベルング の 指 環 』 四 部 作 の 2 作 目 に 当たる 。  『 ニーベルング の 指 環 』 四 部 作 は 、 ひとつ の プロローグ と 3 日 を 要する 舞台 上演 と 見なす こと が でき 、 その 「 第 1 日 」 に 当たる 本 作 『 ヴァルキューレ 』 は 、 「 序 夜 」 （ 『 ライン の 黄金 』 ） を 除く 「 三 部 作 」 の 実質 的 な 幕開け に 位置づけ られる 作品 で ある 。  四 部 作 は それぞれ 独立 し た 性格 を 持ち 、 単独 上演 が 可能 で ある 。 その なか で 『 ヴァルキューレ 』 は 、 もっとも 人気 が 高く 、 上演 機会 も 多い 。 感動 的 な 愛情 表現 の 場面 や 、 ライトモティーフ の 使い方 が 自然 かつ 巧緻 で ある など 作曲 技法 の 円熟 を 理由 に 、 『 指 環 』 四 部 作 に とどまら ず 、 ワーグナー の 全 作品 中 で も もっとも 優れ た ものの ひとつ と も 見なさ れ て いる 。  とくに 、 第 1 幕 で の ジークムント による 「 春 と 愛 の 歌 」 （ 「 冬 の 嵐 は 過ぎ去り 」 ） 、 「 ヴァルキューレ の 騎行 」 として 知ら れる 第 3 幕 の 序奏 、 終盤 で 「 ヴォータン の 告別 」 から つづい て 「 魔 の 炎 の 音楽 」 で 幕切れ と なる 部分 は しばしば 独立 し て 演奏 さ れる 。 全 3 幕 から なり 、 上演 時間 は 約 3 時間 40 分 （ 第 1 幕 60 分 、 第 2 幕 90 分 、 第 3 幕 70 分 ） 。  物語 は 、 『 エッダ 』 、 『 ヴォルスンガ・サガ 』 など 北欧 神話 の 物語 を 軸 に し つつ ドイツ の 叙事詩 『 ニーベルンゲン の 歌 』 を 始め と する ドイツ 英雄 伝説 や 、 ワーグナー 独自 の 重層 的 ・ 多義 的 な 世界 が 構築 さ れ て いる 。 直接 引用 さ れ て は い ない が ギリシア 神話 の 影響 も 多分 に 見 られる 。 なお 、 ヴァルキューレ と は 、 作品 中 に 登場 する 、 神 々 の 長 ヴォータン と エルダ の 9 人 の 娘 たち で ある が 、 題名 は 定冠詞 付き の 単数 形 で ある こと から 、 ブリュンヒルデ ひとり を 指し て いる 。  『 ヴァルキューレ 』 の 台本 は 1852 年 6 月 、 音楽 は 1856 年 に それぞれ 完成 さ れ た 。 1870 年 6 月 26 日 、 バイエルン 宮廷 歌劇 場 にて 初演 。 『 ニーベルング の 指 環 』 四 部 作 全曲 の 初演 は 、 1876 年 8 月 13 日 から 17 日 まで 開催 さ れ た 第 1 回 バイロイト 音楽 祭 において で ある 。  バイロイト 音楽 祭 で は 四 部 作 が 連続 上演 さ れる 。 内訳 は 以下 の とおり 。  『 ライン の 黄金 』 同様 、 従来 の オペラ 作品 に 必ず 用い られ た 合唱 が 本 作 で は 採用 さ れ ない 。  『 ライン の 黄金 』 と ほぼ 同じ 4 管 編成 。 主 な 違い は 舞台 上 の 楽器 の 有無 で ある 。 弦楽 は 人数 が 指定 さ れ て いる 。  全 3 幕 、 11 場 から なる 。  『 ライン の 黄金 』 から 『 ヴァルキューレ 』 に 至る 間 に は 、 次 の よう な 経緯 が あり 、 第 2 幕 第 2 場 で ヴォータン の 長い 語り によって 明らか に さ れる 。  世界 を 支配 する 力 を 持つ 「 ニーベルング の 指 環 」 が アルベリヒ の もと に 戻る こと を 恐れ た ヴォータン は 、 神 々 の 意志 から 自由 な 人間 に ファーフナー から 指 環 を 奪わ せる という 構想 を 思いつく 。 この 構想 は 、 『 ライン の 黄金 』 の 終わり 、 神 々 の ヴァルハル へ の 入場 において 「 剣 の 動機 」 が 現れる こと で 象徴 さ れる 。  ヴォータン は まず 、 地下 に 降り て エルダ の もと を 訪ねる 。 ヴォータン と エルダ の 契り から ブリュンヒルデ が 誕生 する 。 ヴォータン は 、 ブリュンヒルデ を 含め た 9 人 の ヴァルキューレ を 育て 、 戦い に 倒れ た 人間 の 勇士 を ヴァルハル に 集め させ 、 指 環 が アルベリヒ に 戻っ た 場合 に 予想 さ れる 闇 の 軍勢 の 襲来 に 備え た 。  他方 、 地上 で は 人間 の 女 と の 間 に 双生児 の 兄妹 を もうけ た 。 ヴォータン は 兄妹 に対して は ヴェルゼ と 名乗っ た こと から 、 兄妹 は ヴェルズング と 呼ば れる （ ヴェルゼ は 身内 へ の 名乗り で 、 世間 に対して は ヴォータン は ヴォルフェ と 名乗っ て おり 、 第 1 幕 で ジークムント が フンディング に 名乗る 場面 で は 一族 を ヴォルフィング と 呼ん で いる ） 。 ヴォータン の 構想 で は 、 兄 の ジークムント こそ は 、 神 々 の 束縛 ・ 掟 から 自由 な 英雄 と なる べき 存在 で あっ た 。 ヴォータン は 、 英雄 の 条件 として の 剣 （ ノートゥング ） を ジークムント に 授ける 手はず も 整え て い た 。  しかし 、 第 2 幕 で フリッカ の 登場 によって 「 遠大 な 計画 」 は 否定 さ れる 。 ヴォータン が 必要 と し て い た の は 「 自由 な 意志 を 持ち 、 自発 的 に 行動 する 英雄 」 で あっ た が 、 フリッカ は その 英雄 に 意志 を 吹き込み 、 けしかけ て いる の は ヴォータン 自身 だ と 見抜く 。 ここ に 決定的 な 自己 矛盾 が あっ た こと を 知っ た ヴォータン は 、 フリッカ の 要求 を 呑ん で ジークムント を 殺す こと を 誓約 せ ざる を 得 なかっ た 。 ヴォータン は 「 私 が 作り出す もの は 奴隷 ばかり 」 と 自己 嫌悪 に 陥る 。 こうして ヴォータン の 構想 は 挫折 し 、 物語 は 暗転 する 。 この 挫折 によって 、 ヴォータン は 楽劇 全体 の 実質 的 な 主人公 で あり つつ も 、 第一線 から 退く 形 と なり 、 代わっ て 新た に 主役 に ふさわしい 存在 と なっ て いく の が ブリュンヒルデ で ある 。  この 「 遠大 な 構想 」 と その 挫折 が 語ら れる 第 2 幕 第 2 場 は 、 四 部 作 の 叙事 的 分水嶺 と も いう べき 箇所 で 、 1855 年 10 月 3 日 付け で ワーグナー が リスト に 宛て た 手紙 に は 、 「 （ 第 2 幕 第 2 場 は ） 四 部 作 の ドラマ の 運び にとって もっとも 重要 な 場景 」 と 記さ れ て いる 。  『 ヴァルキューレ 』 において 、 双子 の 兄妹 ジークムント と ジークリンデ の 近親 相姦 が 物語 の ひとつ の 焦点 と なっ て いる 。 この モチーフ は 、 後述 する よう に 、 後 の 文学 作品 に 影響 を 与え た 。  近親 相姦 は 獣性 へ の 逆戻り を 示唆 し 、 近代 社会 は もとより 、 未開 社会 で も タブー と さ れ て き た 。 しかし 神話 において は 、 例えば エジプト 神話 の オシ リス と イシス は 母親 の 胎内 で 交わっ た と さ れ 、 神 々 のみ は これ を 許さ れ て いる 。 ギリシア 神話 の 最高 神 ゼウス と 妃 ヘーラー も また 姉 弟 に し て 夫婦 で ある 。 ヴォータン は 「 遠大 な 構想 」 に 基づき 、 この いわば 「 神話 的 特権 」 を ジークムント と ジークリンデ の 二 人 に 認める こと で 、 「 選ば れ た 英雄 」 の 貴種 的 性格 を 高め 、 さらに ジークムント に フンディング を 返り討ち さ せる こと で 、 英雄 として の 最初 の 試練 を 乗り越え させる 意図 が あっ た と 見 られる 。 ブリュンヒルデ は 、 その ため の 介添え役 でも あっ た 。  近親 相姦 の モチーフ は 、 『 ヴァルキューレ 』 に つづく 『 ジーク フリート 』 において も 、 ジーク フリート と ブリュンヒルデ （ 甥 と 伯母 ） の 関係 として 明確 に 現れる 。 また 、 直接的 で は ない が 、 心理 的 な 側面 で は 、 孫 の ジーク フリート を 介し た 形 で ヴォータン と ブリュンヒルデ と の 関係 に も 色濃く 認め られる 。 『 ヴァルキューレ 』 第 2 幕 の ト書き に は 、 父 娘 の ほとんど 性的 な 親密 さ が 暗示 さ れ て いる 。  『 ヴァルキューレ 』 の 物語 や 人物 設定 は 主として 『 エッダ 』 や 『 ニーベルンゲン の 歌 』 など の 北欧 神話 や ドイツ 英雄 伝説 に 依っ て いる が 、 ドラマ の 手法 や 展開 的 に は 、 ギリシア 神話 とりわけ ギリシア 悲劇 の 影響 が 色濃く 見 られる 。  第 1 幕 において ジークムント と ジークリンデ が 互いに 兄妹 で ある こと を 知る 場面 は 、 ギリシア 悲劇 に 見 られる アナグノーリシス （ Anagnorisis 、 認知 または 再認 ） の 手法 で ある 。 ここ で は とくに 、 父 アガメムノーン を 殺さ れ た 復讐 に際して 再会 する エーレクトラー と オレステース の 姉 弟 の 物語 と 関連 が 深い 。 この 題材 に 基づく ギリシア 悲劇 に は 、 アイスキュロス 『 供養 する 女 たち 』 、 ソフォクレス 『 エレクトラ 』 、 エウリピデス 『 エレクトラ 』 が ある 。  第 2 幕 以降 で ブリュンヒルデ が ヴォータン の 命 に 逆らい 罰せ られる 物語 は 、 ギリシア 神話 において 、 ゼウス の 命 に 逆らっ て 人間 に 火 を もたらし た ため に 罰せ られ 、 カウカソス の 岩山 に 縛り付け られ た プロメーテウス （ アイスキュロス 『 縛ら れ た プロメテウス 』 ） 、 あるいは テーバイ 王 の 命 に 逆らっ て ポリュネイケース を 埋葬 し た アンティゴネー （ ソフォクレス 『 アンティゴネ 』 ） を 彷彿 と さ せる 。  第 3 幕 で 登場 する ブリュンヒルデ を 除く 8 人 の ヴァルキューレ たち は 、 ギリシア 悲劇 の コロス の 役割 を 与え られ て いる 。 また 、 幕切れ で ブリュンヒルデ が ヴォータン によって 眠り に つく 場面 は 、 直接的 に は グリム 童話 の 『 いばら 姫 』 の モチーフ と 重なる が 、 ここ で ヴォータン は ローゲ を 呼び出し 、 岩山 に 炎 を 縛り付け て おり 、 上述 の 『 縛ら れ た プロメテウス 』 と の 関連 性 に 「 火 」 の モチーフ も 重なる 。  ワーグナー は 『 ニーベルング の 指 環 』 四 部 作 で 、 物語 の 登場 人物 、 あるいは 道具 や 概念 など を 短い 動機 によって 示す ライトモティーフ （ 示導動 機 ） の 手法 を 駆使 し て いる 。 フランス の 音楽 学者 アルベール・ラヴィニャック ( 1846   -   1916 ) に よれ ば 、 『 指 環 』 四 部 作中 に 計 82 の ライトモティーフ が 数え られ 、 そのうち 22 が 『 ヴァルキューレ 』 に 現れる と さ れる 。  『 ヴァルキューレ 』 で 示さ れる ライトモティーフ として 、 とくに 重要 な もの を 以下 に 挙げる 。 基本 的 に 、 新た に 示さ れ た 動機 は 繰り返さ れ 、 あるいは 変容 さ れ て 主題 的 な 性質 を 示す 。 一方 、 『 ライン の 黄金 』 で すでに 現れ た もの は 、 主として 「 想起 動機 」 として 扱わ れる 。  『 ヴァルキューレ 』 の 音楽 は 、 ライトモティーフ の 駆使 によって 、 詩 ＝ 筋書き の 内容 を しばしば 予告 あるいは 先取り する もの と なっ て いる の が 特徴 で ある 。 この こと は 同時に 、 ワーグナー が 自身 の 中 に 認め て い た 男性 的 要素 （ 詩人 ） と 女性 的 要素 （ 音楽 ） の 関係 として も 働い て いる 。  「 先取り 」 の 例 として 挙げ られる の が 、 第 1 幕 の ジークムント と ジークリンデ の 関係 で ある 。 二 人 は 会っ た ばかり の 時点 で 、 ジークムント が 水 を 飲む 場面 で 早く も 「 ジークムント の 動機 」 と 「 ジークリンデ の 動機 」 が 絡み合っ て 高揚 し 、 「 愛 の 逃亡 の 動機 」 と 「 ヴェルズング の 愛 の 動機 」 へ と 発展 し て いる 。 この 場面 で は 、 音楽 が 詩 を 先取り する とともに 、 恋愛 について も ジークリンデ が 主導 的 な 立場 に あり 、 ワーグナー が 著書 で 主張 し て い た 恋愛 における 女性 主導 と の 呼応 が 強く 見 られる 。  第 3 幕 で は 、 ブリュンヒルデ が ヴォータン に 「 火 を 燃やし て 」 と 嘆願 する 場面 で 、 舞台 上 に は 炎 は 上がっ て い ない に も かかわら ず 、 音楽 は 「 ローゲ の 動機 」 を 示し 、 幕切れ に 至っ て 舞台 を 埋め 尽くす 炎 が 視覚 化 さ れる こと に なる 。 筋書き の 先取り という 点 で もっとも 時間 が 大きく 隔たる 例 は 、 同じく 第 3 幕 で 示さ れる 「 愛 の 救済 の 動機 」 で 、 次次 作 『 神 々 の 黄昏 』 の 幕切れ において 初めて 回帰 し 、 劇的 な 効果 を 挙げる 。  この 「 愛 の 救済 の 動機 」 は 、 やわらか な 順次 進行 を 示し 、 確固 と し た 長三 和音 の 分散 型 と 符 点 リズム から なる 「 剣 の 動機 」 と 対比 さ れる 。 「 剣 の 動機 」 は 『 ライン の 黄金 』 の 幕切れ に 現れる よう に 、 ヴォータン の 「 遠大 な 構想 」 を 象徴 し て おり 、 いわば 「 男性 原理 」 （ 剣 および 遠大 な 構想 ） によって 崩壊 し た 世界 を 「 女性 原理 」 （ 愛 ） が 救済 する 、 という 構図 が 見て取れる の で ある 。  『 ヴァルキューレ 』 において 、 とくに 重要 な キャラクター は 、 ジークムント と ジークリンデ 、 ヴォータン と ブリュンヒルデ の 二 組 の 男女 で ある 。 彼ら に 次いで 重要 な の は フンディング 、 フリッカ で ある 。  ヴァルキューレ は 北欧 神話 に 由来 し 、 「 戦 乙女 」 と 訳さ れる こと も ある が 、 もともと は ヴァル （ 戦場 ） と キュー レ （ 選ぶ ） という 言葉 から 成り立っ て いる 。 その 名 の とおり 、 戦い で 死ん だ 男 たち の なか から 最強 の 勇士 を 選び 、 ヴァルハル に 連れ て 行く の が 彼女 たち の 使命 で ある 。 言い換えれ ば これ は 「 死体 運搬 」 という こと に なる 。 本 作 は 後世 さまざま に 演出 さ れ て いる が 、 有名 な 「 ヴァルキューレ の 騎行 」 の 場面 は その 多く に 死 の イメージ が 共通 し て 認め られる 。  『 ヴァルキューレ 』 から 主題 など 直接 影響 を 受け て いる 作品 、 あるいは 設定 など 間接 的 に 影響 が 認め られる もの を 以下 に 示す 。  『 ヴァルキューレ 』 第 1 幕 は 、 独立 し た 一幕 もの として も しばしば 上演 機会 が ある 。 登場 人物 が 3 人 と 極端 に 少ない こと や 、 ト書き の 詳細 な 舞台 指示 など 、 写実 的 な 散文 劇 の 性格 も 備え て いる こと から 、 ストリンドベリ ら の モダン な 室内 劇 の 先駆 と 考える こと も できる 。ISO 感度 （ アイエスオー かん ど 、 イソ かん ど 、 " ISO   speed "   ） は 、 国際 標準 化 機構 （ ISO ） で 策定 さ れ た 写真 フィルム の 規格 で あり 、 ある フィルム が どの 程度 弱い 光 まで 記録 できる か を 示す 。 従来 の ASA 感度 と DIN 感度 を まとめ て 記し た もの で ある 。  ISO 感度 は 、 ISO 100 / 21 °、 ISO 200 / 24 °、 ISO 400 / 27 °、 ISO 800 / 30 °… など が ある 。 一段 高い 感度 を 使用 する と 、 シャッター 速度 を 1 段 速く する か 絞り を 1 段 絞っ て も 適正 露出 を 得る こと が 出来る 。 例 を 挙げ て 言う と 、 ISO 200 / 24 ° は 光 を 受け取る 能力 が ISO 100 / 21 ° の 2 倍 ある ため ISO 100 / 21 ° の 半分 の 強 さ の 光 まで 記録 する こと が 可能 で ある 。  高 感度 に なる ほど 数値 が 大きく なり 、 感光 度 が 増す ため 、 暗い 場面 や 高速 の 被写体 を より 速い シャッター 速度 で 撮影 する こと が できる 。 ただし 、 一般 に は フィルム の 粒子 が より 粗く なる ため 、 画質 を 求める 場合 に は 低 感度 の フィルム が 使用 さ れる こと が 多い 。  ISO 感度 の 現行 の 規格 として は 、 カラー ネガ フィルム の ため の   ISO   5800 : 1987   が ある 。 また 、 関連 する 規格 として モノクロネガフィルム の ため の   ISO   6 : 1993   および カラーリバーサルフィルム の ため の   ISO   2240 : 2003   が ある 。 これら の 規格 で は 算術 表記 （ 従来 の ASA 感度 ） と 対数 表記 （ 従来 の DIN 感度 ） の 両方 を 表示 する よう 定め られ て いる  フィルム 感度 が 2 倍 に なる ごと に 算術 表記 の 数値 は 2 倍 と なり 、 対数 表記 の 数値 は   3 °   増える 。 例えば 、 感度 が   ISO   200 / 24 °   の フィルム は 光 に対して   ISO   100 / 21 °   の フィルム の 2 倍 敏感 で ある 。  多く の 場合 は 対数 表記 は 省略 さ れ 、 例えば   " ISO   100 ”   の よう に 算術 表記 のみ が 記さ れる 。  対数 表記   " S "°   を 算術 表記   " S "   に 変換 する に は  という 式 を 使い 、 次節 の 表 を 用い て 最も 近い 値 の 標準 的 感度 に 丸める 。  同様 に 、 算術 表記 を 対数 表記 に 変換 する に は  という 式 を 使い 、 四捨五入 し て 整数 に する 。  種々 の フィルム 感度 の 表記 を 下記 の 表 に 示し た 。 ただし それぞれ の 測定 方法 が 異なる ので 目安 に なる に 過ぎ ない 。  デジタル カメラ の ISO 感度 は ISO   12232 によって 規格 さ れ て いる 。 国内 で は カメラ 映像 機器 工業 会 ( CIPA ) による 標準 化 も 行わ れ て いる 。  デジタル カメラ において は 、 CCD イメージセンサ など の 固体 撮像 素子 の 感度 を ISO 100 「 相当 」 など と 表現 する こと が 多い 。 デジタル カメラ の ISO 感度 は 、 イメージセンサ で の シグナル を 増幅 する 目安 の 値 で ある 。 シグナル を 増幅 する 際 に 、 ショット ノイズ や 暗 電流 ノイズ 、 熱 ノイズ も 増幅 さ れる ため 、 ISO 感度 が 大きい 場合 、 画像 に 輝度 ノイズ や カラー ノイズ が 発生 する 。 フィルム と 同様 に 、 高 感度 に する ほど 暗い 場所 で も 速い シャッター 速度 で 撮影 できる よう に なる 。 センサ を 冷却 する こと で ノイズ を 低減 できる 場合 が ある 。  基本 的 に は 感度 を 低く 設定 する ほど 画質 は 向上 する と 考え て よい が 、 撮像 素子 の 特性 により 、 低 感度 過ぎ て も 逆 に 画質 が 悪化 する こと が ある （ ノイズ は 低減 さ れる 反面 、 ハイライト 部 や シャドー 部 の 白 飛び や 黒 つぶれ が 出 やすく なっ たり 、 発色 や コントラスト が きつく なっ たり する ） 。 その ため ニコン の デジタル 一 眼 レフ など で は 常用 最低 感度 を 100 〜 200 と し 、 それ 以下 は 、 どうしても 低 感度 撮影 を 必要 と する 場合 の 減 感 扱い と し て いる 。 したがって デジタル 写真 で は 推奨 感度 で の 撮影 （ 概ね 100 ～ 200 の 中庸 感度 ） が 最も 画質 が 良い と さ れ 、 どうしても 低 感度 撮影 という の は 意図 的 に 開放 絞り や 低速 シャッター が 表現 意図 上 必要 な 場合 、 あるいは 意図 的 に 硬調 な 表現 を 求め られる 場合 など に 限ら れる こと が 多く なっ て いる 。写真 における ボケ （ ぼけ 、 英 :   ） と は 、 レンズ の 焦点 （ 被 写 界 深度 ） の 範囲 外 に 生みださ れる ボヤけ た 領域 の 美し さ 、 および それ を 意図 的 に 利用 する 表現 手法 で ある 。 基本 的 に 主たる 被写体 に は ピント が 合っ て いる こと が 前提 で あり 、 ソフトフォーカス レンズ の 効果 と は まったく 異なる 概念 で ある 。 この 概念 や 手法 は 日本 国外 で も bokeh と 呼ば れ て いる 。  これ と は 対照 に 、 画面 の すべて に ピント の 合わせる こと を パン フォーカス や ディープフォーカス と いう 。  技術 的 に は 、 意図 的 に 被 写 界 深度 が 浅く なる よう に 設定 する こと で その よう な 映像 を 撮る こと が でき 、 映画 撮影 で の 同様 な 表現 は 「 シャロー・フォーカス 」 ()   と 呼ば れる 。  ボケ の 作り方 に は 大きく 分け て 三つ の 方法 が ある 。  （ 上記 の 通り 望遠 レンズ を 用いる と 被 写 界 深度 は 浅く なる が 、 被写体 から 離れる と 被 写 界 深度 は 深く なる 。 結果 として 、 同じ 被写体 を 同じ 大き さ で 撮影 する 限り 、 どの よう な 焦点 距離 の レンズ を 使っ て も ボケ 方 は ほとんど 変わら ない 。 ボケ を 生かし た 撮影 で 焦点 距離 の 長い レンズ を よく 用いる の は 、 ボケ を 作る ため と いう より も 、 画 角 を 狭く し て 背景 を 整理 する ため で ある 。 ）  ボケ による 表現 手法 は 、 いくつ か の 種類 に 分類 できる （ ただし 、 下記 の 名称 は 本編 執筆 時 に 便宜 的 に 名付け た もの で あり 、 本来 は 画一 さ れ た 名称 は 存在 し ない ） 。  背景 を ぼかす こと で 主 と なる 被写体 （ 主役 ） を 引き立た せる 手法 で ある 。 ポートレート を 始め 、 最も 使わ れ て いる 手法 と いえる 。 冒頭 の 少女 の 写真 はじめ 上 の 3 枚 の 写真 は 典型 的 な 後ろ ボケ 表現 で ある 。  被写体 の 手前 に ある 物体 を ぼかす 表現 方法 。 遠近 感 の 強調 や 花畑 や 人ごみ の 群生 ・ 密集 感 を 表現 し たり 、 ソフトフォーカス の 様 な 柔らかい 雰囲気 を 演出 する 表現 に 用い られる 。  被写体 の 前後 の 物体 を ぼかす 手法 。 マクロ 写真 など に よく 見 られ 、 被写体 を 強調 し たり ソフトフォーカス の よう な 幻想 的 雰囲気 を 作る 表現 に 用い られる 。  主として 表現 し たい 被写体 そのもの を ぼかし 、 その 周囲 に ある もの に ピント を 合わせる 表現 方法 。 写真 全体 に 古めかしい 雰囲気 を 与える 効果 が ある 。  英語 で " Bokeh " という 単語 が 用い られる よう に なっ た の は 「 遅くとも 2000 年 から 」 と Wikipedia 英語 版 （ ） に 書か れ て いる ので 、 新しい 表現 手法 として 受け止め られ て いる と 考え られる 。  また 、 アニメ において も 、 （ たとえば ドラえもん の よう な コミカル な 作品 において も ） ピント を 順次 、 複数 の 対象 に 合わせ て 変え て ゆく よう な 、 ボケ を 積極 的 に 利用 し た 表現 が 見 られる 。  ボケ 表現 を 用い た 場合 の 背景   （ および 前景 ）   の ボケ の 風合い は 、 撮影 時 の 設定 が 同じ で あっ て も 、 使用 さ れる レンズ によって 異なっ て くる 。  ぼけ た 像 が 具体 的 に どの よう に なる か は 、 （ 背景 に ある ） 被写体 の 、 ピント から 外れ た 場所 における ある 点 像 が 、 フィルム または 撮像 素子 上 に どの よう な 広がり を もっ て 写し出さ れる か に よる 。 平面 から 平面 に 移る ピント の 合っ た 像 と は 異なり 、 ボケ の 像 は レンズ の 設計 によって 千差万別 で あり 、 レンズ の 個性 と も とらえ られる 。 個々 の レンズ の ボケ の 風合い の こと を ボケ 味 と 称する （ ボケ 足 と 言わ れる こと も ある が 、 これ は 「 味 」 を 「 足 」 と 聞き 間違え た こと による 誤用 と 思わ れる 。 ただし 、 ボケ の 深 さ を 足 の 長 さ と 言う 意味合い から 捉え 、 積極 的 に ボケ 足 と 言う 言葉 を 用いる こと も ある ） 。  点 像 が 、 なだらか な 広がり を もっ た 像 に 移ら ない と 、 棒状 の 物体 が 2 本 に 分かれ たり （ 二 線 ボケ ） 、 甚だしく は 具合 の 違う 複数 の ボケ が ゴースト 状 に 重なっ て 写り こむ 。 この よう な 現象 は 、 ある程度 高 解像度 の 映像 を 、 拡大 表示 し なけれ ば 意識 的 に 捉え られる こと は ない 。 しかし 、 なんとなく 「 ガチャガチャ と し た 感じ 」 に なる こと から 、 特に 芸術 写真 の 場合 に は 、 かなり 低 解像度 な 状態 で プリント し た 場合 でも 確実 に 閲覧 者 に 心理 的 影響 を 与える 。 この よう な レンズ は ボケ 味 が 悪い と 表現 さ れる 。  一般 に ズームレンズ など で は 良い ボケ 味 を 得る の が 難しく 、 前述 の よう な 現象 を 嫌っ て 単 焦点 レンズ に こだわる 人 も いる 。 また 、 二 線 ボケ など の 現象 が 発生 し て い ない 状態 を ボケ 味 が なめらか で ある と 称する 。  レンズ によって は 、 背景 に 同心円 状 の 歪み が 生じる こと が ある 。 主 に レンズ 焦点 距離 位置 を 最短 距離 側 あるいは F 値 開放 で 撮影 する と この 現象 は 起き 易く なる 。 この 現象 は 、 渦巻き 収差 （ 非 点 収差 ） と 呼ば れる 。  特異 な ボケ が 得 られる 例 に 、 反射 光学 系 が ある 。 点 像 が 反射 鏡 の 形状 を 反映 し 明確 な リング 状 に なる ため 、 リング 状 の ボケ が 得 られる 。  光学 的 理由 から 、 撮影 フォーマット （ 判 型 ） と ボケ の 大き さ に は 相関 が ある 。 同じ 画 角 ・ 同じ 明る さ で 撮影 しよ う と し た とき 、 判 型 が 小さい ほど 被 写 界 深度 が 深い ため 、 ボケ は 小さく なる 。 デジタル カメラ は 、 撮像 素子 の 製造 上 の 都合 など も あり 、 一般 に ライカ 判 より も 小さな サイズ が 多く 、 得 られる ボケ が 小さく なっ て いる 。 この こと から 、 ボケ 表現 に デジタル カメラ は 不向き という 評 が あり 、 中 判 デジタル カメラ など 大きな 撮像 素子 を 持つ デジタル カメラ が 求め られる 一因 とも なっ て いる 。  その 一方 で 、 デジタル カメラ で は ライブビューモニタ により その 場 で ボケ の 効果 を 比較的 容易 に 確認 できる こと から 、 撮影 の 要領 は フィルム 時代 より かなり 習得 が 容易 に なっ て いる （ 一般 に 光学 的 理由 により 、 レフレックス ファインダー で は ボケ 具合 は うまく 確認 し にくい ） 。  ライカ 判 を 基準 に する と 、 撮像 素子 の サイズ が 小さい APS - C 、 フォーサーズ は この 順 に ボケ が 小さく なり 、 ニコン の レンズ 交換 式 アドバンストカメラ Nikon   1 の CX フォーマット で は それ より 小さい 。 カメラ 付き 携帯 電話 など で は さらに 小さく なる 。 逆 に 大判 カメラ は ボケ が 大きく なる 。  滑らか な ボケ 像 の ため に 特殊 な 設計 が さ れ た スムース・トランスファー・フォーカスレンズ が ある 。 また ボケ 像 の ため に ミノルタ TC - 1 等 、 完全 に 円形 の 絞り が 採用 さ れ た レンズ や カメラ が ある 。  白川 義 員 は 『 山岳 写真 の 技法 』 において （ 2 章   2 - 22 頁   頁 末 など ） 、 とくに 山岳 写真 で は フレーム 内 に ある いかなる 被写体 に も ピント が 合っ て いる （ パン フォーカス ） べき で あり 、 意味 の ない もの は フレーム から 外す べき で ある 、 と 述べ て いる 。グラマー （,   ） は 、 現在 で は 主 に 女性 の 容姿 に関する 魅力 を 表す 言葉 で ある 。 女性 は 初経 の 前後 1 年間 で 体型 が 急激 に 変化 し 、 初経 の 1 年 後 以降 と なる と バスト （ 乳房 ） が 丸み が あり （ バスト の 底面 も 円 に 近い ） 、 ウェスト が くびれ て 、 ヒップ から 殿 溝 にかけて ボリューム が でる よう に なる が 、 スリー サイズ や 身長 など から 計算 し た 体格 指数 （ 「 プロポーション 指数 」 や 「 プロポーション インデックス （ PI ） 値 」 など ） の 数値 が 良い ほど グラマー と さ れ て 、 容姿 の 性的 な 魅力 ・ 美 と さ れ て いる 。 初経 の 1 年 後 以降 から 10 代 の スパイラル ポイント （ 16   -   18 歳 頃 ） は 大人 の 女性 に 近い 体型 として 、 10 代 の スパイラル ポイント から 20 代 の スパイラル ポイント （ 24   -   26 歳 頃 ） は 大人 の 女性 の 体型 として グラマー な 体型 が 維持 さ れ て い て も 、 20 代 の スパイラル ポイント を 過ぎる と 老化 により 体型 の 変化 が 始まり 、 グラマー な 体型 が 徐々に 崩れ て いく よう に なり 、 30 代 の スパイラル ポイント （ 37   -   39 歳 頃 ） を 過ぎる と 急激 な 体重 増加 で グラマー な 体型 が 維持 困難 と なる 。  グラマラス （ ） は 「 魅力 的 な 」 を 意味 する 形容詞 。 は 本来 は 「 魅力 」 を 意味 する 名詞 だ が 、 日本語 で は グラマー・グラマラス とも 「 グラマー な 女性 」 など 、 形容動詞 として 使う 。  元来 は 、 文字 を 書ける 人 が 少なかっ た 時代 に 文章 を 書ける こと が 魔法 の 呪文 を 意味 し 、 日本語 で は 同じ グラマー と なる （ 文法 ） と 同じ 由来 。 そこ から 、 魔術 的 な 魅力 を 意味 する よう に なっ た 。 19 世紀 末 に は 魔術 に 関係 なく 、 装身具 を 意味 する よう に なっ た 。ピアプロ   (" PIAPRO ")   は 、 クリプトン・フューチャー・メディア が 運営 する コンテンツ 投稿 サイト 。  ピアプロ は クリプトン・フューチャー・メディア （ 以下 クリプトン ） が 2007 年 8 月 に 発売 し た 音声 合成 ソフト 初音 ミク を 利用 し た 創作 活動 の 盛り上がり を 受け 、 そうした 消費 者 生成 メディア （ CGM ） を 推進 する 、 クリエイター の 創作 の 場 として < ref   name =" itmedia 0803 / 27 / news 128 "></ ref > 2007 年 12 月 3 日 に 開設 さ れ た 。 ピアプロ という 名前 は 「 ピアプロダクション （ ） 」 を 略し た もの で ある < ref   name =" itmedia 0802 / 25 / news 017 "></ ref >。 初音 ミク 発売 当時 、 ソフト の 歌声 を 用い た 楽曲 や キャラクター の イラスト など 様々 な 創作 活動 が 行わ れる 中 、 他者 の 作品 を 第三者 が 無断 で 自分 の 作品 内 に 使用 し 、 トラブル に なる ケース も しばしば 見 られ た と 言う 。 一方 で 、 こうした トラブル は 、 ほとんど の 場合 コミュニケーション 不足 を 解消 する こと で 未然 に 防げる と も 考え られ た 。 ピアプロ は 投稿 さ れ た イラスト 、 楽曲 など の 作品 を 、 非 営利 など の 条件下 で 会員 同士 で 融通 し 合う こと が 出来る こと を 特徴 と し て おり 、 これ により ネット 上 に 投稿 さ れ た 他 の クリエイター の 作品 の 無断 で の 二 次 利用 といった よう な 権利 上 の グレー ゾーン を 排し 、 健全 な CGM 文化 の 活性 化 を 目指し て いる 。 ピアプロ に 投稿 さ れ た 初音 ミク の イラスト と 、 自作 の 楽曲 を 組み合わせ 、 動画 投稿 サイト ニコニコ 動画 で 作品 を 発表 する 、 といった よう な 活用 が 可能 で 、 複数 の 会員 同士 の コラボレーション による 創作 活動 も 行わ れる 。 ただし 、 サイト の 意図 と は 異なり 単なる 素材 置き場 、 あるいは コミュニケーション サイト と 見 て いる 会員 も いる と いう 。  投稿 できる 作品 は 会員 自身 の 作成 し た 音楽 、 イラスト 、 テキスト 、 3 D モデル で 、 これら は 会員 の オリジナル 作品 か 適法 に 権利 処理 さ れ て いる こと が 保障 さ れ た もの で なけれ ば なら ない 。 これ は 、 ピアプロ の 投稿 作品 が 会員 間 で 二 次 利用 さ れる もの で ある ため と さ れ 、 作品 を 投稿 する 際 に は 繰り返し 注意 喚起 が さ れる 。 なお 、 初音 ミク を はじめ と する VOCALOID 製品 の キャラクター の 二 次 創作 物 について は 、 クリプトン が 権利 を 持つ 「 MEIKO 」 、 「 KAITO 」 、 「 初音 ミク 」 、 「 鏡 音 リン ・ レン 」 、 「 巡 音 ルカ 」 の 他 、 クリプトン が 許諾 を 受ける 形 で インターネット や AH - Software など 他 の 企業 から 発売 さ れ て いる 製品 の キャラクター を 元 に し た 作品 の 投稿 も 可能 と なっ て いる （ 詳細 は 投稿 可能 な 他社 キャラクター について を 参照 ） 。 また 、 ピアプロ に 投稿 さ れ て いる 作品 の 元 に し て 創ら れ た 作品 について は 、 「 創作 ツリー 」 という 機能 を 使い 、 元 の 作品 と の 紐 付け を 行う こと で 投稿 可能 と なっ て いる 。  投稿 する 際 に 作品 に 付け られる 、 作品 を 利用 する 会員 に対する ライセンス 条件 について は 、 作品 の 改変 を 許す か を 選択 する よう に なっ て いる など クリエイティブ・コモンズ （ CC ） を 意識 し た もの で ある が 、 クリエイティブ・コモンズ で は 公序良俗 に 反し ない といった 条件 が 付け られ なかっ た こと から 独自 の もの と なっ た 。 各 投稿 作品 の ページ に は 作品 を 利用 し た 際 の お礼 が 言える よう 「 使わ せ て もらい まし た 」 と 報告 する 欄 が 設置 さ れ て いる 。 また 、 クリエイティブ・コモンズ と の 違い として は 、 クリエイティブ・コモンズ で の 「 NC 」 に 当たる 営利 利用 の 不可 が デフォルト と なっ て いる こと や 、 クリエイティブ・コモンズ で は 2 . 0 以降 必須 と なっ て いる 「 BY 」 に当たる 著作 権 者 の 氏名 表示 が 選択 可能 と なっ て いる という 特徴 も ある 。 クリエイティブ・コモンズ で 「 BY 」 が 必須 と なっ た の は 、 アメリカ で 誕生 し た 当初 利用 者 の 95 ％ が 「 BY 」 を 選択 し て い た ため と 言わ れる が 、 ピアプロ で は 逆 に 氏名 表示 を 必須 と し ない 作品 が 2011 年 時点 で 全体 の 3 / 4 を 占め て いる と さ れ 、 西洋 文化 圏 に 根ざし た クリエイティブ・コモンズ と の 違い が 現れ て いる と いう 。  ピアプロ で は 会員 同士 の 投稿 作品 の 利用 だけ で なく 、 テレビ局 、 出版 社 、 フィギュア メーカー 、 菓子 メーカー といった 様々 な 企業 、 団体 と の 公式 コラボレーション による ユーザー 作品 の 発信 、 商品 化 も 行わ れ て いる 。 2008 年 7 月 に 行わ れ た シンポジウム において クリプトン 側 は ピアプロ で こうした 企業 と の コラボレーション を 行う こと について 「 ユーザー が 制作 し た もの を 具体 的 な 商品 として 落とし込ん で いく 実験 」 と し 、 自分 あるいは 自分 の 仲間 の 創作 物 が 商品 化 さ れる こと を 体験 し 慣れ て もらう こと や 、 ユーザー 同士 で の 作品 の 制作 や 発表 の 様々 な 可能 性 を ピアプロ を通して 体験 し て もらう といった 狙い を 明らか に し て いる 。 2009 年 7 月 に セガ から 発売 さ れ た 初音 ミク を 主役 と する PlayStation   Portable 用 ゲーム ソフト 「 初音 ミク   - Project   DIVA -」 で は ピアプロ で 募集 し た 曲 、 イラスト が 多数 く 使用 さ れ た 。 また 、 経済 産業 省 や クリエイティブ・コモンズ・ジャパン の 事業 と の 公式 コラボレーション も 行わ れ て いる 。  なお 、 外部 企業 と の コラボレーション 以外 に 、 クリプトン 自体 も 2008 年 9 月 に 開始 し た 携帯 電話 用 サイト 「 初音 ミク モバイル 」 で の コンテンツ の 配信 や 、 同年 12 月 に 開始 し た 音楽 レーベル 「 KarenT （ カレント ） 」 を 通じ た 楽曲 配信 など 、 VOCALOID 関連 の 作品 の 商品 化 に 取り組ん で いる 。  クリプトン で は ユーザー の 創作 活動 を 後押し する ため 、 イラスト や アニメーション の 作成 といった よう な VOCALOID の キャラクター の 改変 、 二 次 創作 を 原則 的 に 認め て おり 、 「 ピアプロ・キャラクター・ライセンス （ PCL ） 」 と それ に 基い た 「 キャラクター 利用 の ガイドライン 」 を ピアプロ 内 で 公開 し 、 ライセンス の 内容 に 沿っ た もの で あれ ば キャラクター の 非 営利 で の 利用 を 許諾 さ れる こと を 明示 し て いる 。 なお 、 ピアプロ・キャラクター・ライセンス という 名前 で は ある が 、 この ライセンス について は ピアプロ 会員 以外 でも 適用 を 受け られる 。 また 、 PCL や ガイドライン で は 対価 を 徴収 する よう な 形 で の キャラクター の 利用 は 認め られ て い ない が 、 同人 誌 即売 会 など で の 個人 や 同人 サークル による 非 営利 、 有償 の 二 次 創作 物 の 頒布 の 実情 や ニーズ に 対応 する ため 、 ピアプロ で は 非 営利 、 有償 の 利用 について 複雑 な 手続き や 内部 審査 無し で 利用 申請 を 行える 「 ピアプロリンク 」 という 仕組み が 提供 さ れ て いる 。  なお 、 非 営利 利用 について は 、 公式 キャラクター イラスト の クリエイティブ・コモンズ・ライセンス （ CCL ） の CC   BY - NC   3 . 0 （ 表示   -   非 営利   3 . 0 ） で の ライセンス も 行わ れ て おり 、 PCL だけ で なく 、 CCL に 基づい た 利用 も 可能 で ある 。 これ は 、 PCL が 日本 の 国内 法 に 準拠 し 日本語 で 記述 さ れ た もの で ある こと から 、 日本 国外 で の 需要 に 対応 する ため で ある 。絶筆 （ ぜ っ ぴつ ） は 、『 E . L . O 』 （ イーエルオー 、 : Eva   License   Organization ） は アニメイト が 展開 する キャラクター 企画 。  『 E . L . O 』 は ムービック が 制作 し 、 アニメイト で 販売 さ れ た 、 オリジナル 美少女 企画 、 および これ を 原作 と し た 一連 の グッズ 作品 シリーズ で ある 。 2000 年 11 月 23 日 発売 の 第 1 期 から テレカ 、 ポスター と 販売 さ れ 、 数多く の イラストレーター が 参加 し た 。 現在 は 公式 サイト も 閉鎖 さ れ て いる 。 『 E . L . O 』 は その後 『 E . L . O   Resonance 』 シリーズ へ と 引き継が れ 2004 年 ごろ まで 展開 さ れ た 。 同社 の 同 時期 に スタート し た 企画 として 、 アニメ 店長 が あげ られる 。音楽 美学 （ おん がく びがく 、 ） と は 音楽 に関する 美学 で あり 、 音楽 的 な 美 を 研究 する もの で ある 。 哲学 的 な 領域 だけ を 指す 場合 は 音楽 哲学 と も 呼ば れる 。 「 音楽 と は 何 か 」 に 始まり 、 音楽 の 特徴 、 感情 と の かかわり 、 音楽 の 形式 、 作曲 ・ 演奏 、 音楽 の 理解 など について 、 その 美的 な 面 を 中心 に 幅広い 考察 が なさ れ て いる 。  音楽 批評 を 含め 、 あらゆる 音楽 学 の 研究 分野 の 根底 に 音楽 美学 が あり 、 重要 な 役割 を 果たし て いる 。 批評 の 立場 に も 立ち うる 音楽 学者 に対して も 、 音楽 美学 に 根ざし た 視点 と 問題 意識 へ の 要求 が ある 。  音楽 に 内在 する 美 の 追求 は 古く から 行わ れ て おり 、 古代 ギリシア の 学者 で あっ た ピタゴラス は 音楽 を 数理 的 に 分析 し て その 美 を 調和 （ ハルモニア ） に 求め て い た 。 また プラトン も 『 国家 論 』 において 教育 学 的 な 見地 から 音楽 に は 善悪 の 性格 が あり 、 その 性格 が 聴者 に 影響 する もの と 考え て おり 、 同 時代 を 生き た アリストテレス も 音楽 の 本質 を その 感性 的 な 特性 を 認め て 教育 と 遊戯 の 中間 点 に 見出し て いる 。 中世 において は 音楽 は スコラ哲学 の 思想 を 背景 として 音楽 を 神 の 啓示 へ と 人々 の 直感 を 導く と 論じ 、 アウグスティヌス は ユビルス 論 にて 音楽 の 表現 力 が 一部 の 言語 的 な 表現 力 を 超え て いる こと を 認め て いる 。  やがて この よう な 音楽 美学 は 教養 人 にとって 必須 の 教養 として 音楽 を 確立 し 、 18 世紀 の バロック 後期 において 音楽 の 目的 を 情緒 の 表現 または 喚起 だ と する 情緒 説 に 繋がっ て いく こと と なる 。 ロマン 派 の 時代 に は 音楽 は 大きく 発達 し 、 さまざま な 芸術 が 音楽 の よう に なろ う と 志向 すら し て い た 。 そして エドゥアルト・ハンスリック は 、 音楽 美 は 純粋 な 音 の 結合 の 中 で 存在 する もの で あり 、 音楽 にとって 外部 で ある さまざま な 概念 は 無関係 で ある として 、 音楽 の 持つ 独自 的 な 性格 を 論じ 、 現代 の 自律 的 音楽 美学 に 貢献 し て いる 。  20 世紀 以降 に は それ まで の 形式 主義 が 退け られ 、 ハインリッヒ・シェンカー や アウグスト・ハルム 、 メルスマン が 音楽 の 本質 を 力 性 や エネルギー に 還元 しよ う と 試み て 新しい 音楽 美学 の 方向 を 打ち出し た 。 また 、 アルノルト・シェーリング の 私的 象徴 的 解釈 が 注目 さ れ て いる ほか 、 ゲーザ・レーヴェース も 音楽 心理 学 的 立場 から 音楽 美 について 考察 し て いる 。四 部 作 （ よん ぶさ く ） は 、 四つ に それぞれ 分かれ て い ながら 、 同じ 一つ の 主題 を 持つ 作品 群 の こと 。 テトラロジー （ ） 。吉田 秀和 賞 （ よし だ ひ でか ず しょ う ） と は 、 音楽 ・ 演劇 ・ 美術 など の 各 分野 で 、 優れ た 芸術 評論 を 発表 し た 人 に対して 贈ら れる 吉田 秀和 芸術 振興 基金 主催 の 賞 の こと 。 副賞 200 万 円 。  1990 年 （ 平成 2 年 ） に 、 水戸 芸術 館 開設 を 記念 し て 設立 さ れ 現在 に 至る 。 審査 委員 は はじめ 吉田 、 加藤 周一 、 武満 徹 の 三 人 体制 。 武満 の 死去 後 林 光 が 加わる 。 加藤 の 死去 後 は 審査 委員 長 の 吉田 と 審査 委員 の 林 の 二 人 体制 と なる 。 2012 年 、 林 と 吉田 が 死去 。 審査 委員 長 が 杉本 秀太郎 、 審査 委員 が 片山 杜 秀 の 二 人 体制 と なる 。 2015 年 、 杉本 が 死去 し 、 新しい 審査 委員 として 磯崎 新 が 迎え られ 、 片山 と の 二 人 体制 と なる 。STUDIO   Dee （ スタジオディー ） は 、 東京 都 新宿 区 西新宿 に ある 東 放 学園 映画 専門 学校 地下 2 階 に ある 撮影 ・ ライブ スタジオ 。  元 は 2004 年 の 専門 学校 東 放 ミュージック カレッジ 開校 に 伴い 、 同校 地下 2 階 に ライブハウス として Live   Hall   CROSSROAD （ ライブ ホール   クロス ロード ） が 設置 さ れ た が 、 2010 年 の 東 放 ミュージック カレッジ 閉校 ・ 東 放 学園 映画 専門 学校 の 本地 移転 により 、 撮影 も 可能 な スタジオ として リニューアル さ れ 改称 し た 。 収容 キャパ は 250 名 。短 編集 （ たん ぺん しゅう ） と は 、 小説 や 漫画 の 短編 作品 を 集め 、 1 冊 の 本 と し た 書籍 。 複数 の 人物 の 作品 を 集め た もの は アンソロジー と も 言う 。 また 収録 作品 が 連作 短編 の 場合 は 連作 短編 集 と 呼ぶ こと も ある 。 また 、 短 編集 に 収録 さ れ て いる 作品 の うち 、 その 題名 が 短 編集 の 題名 に も 使わ れ て いる もの は 特に 表題 作 と 呼ば れる 。ロシア 文化 省 （ ロシア ぶん かしょう 、 ,   略称 ：   ） は 、 ロシア の 中央 官庁 の ひとつ 。 芸術 、 映像 、 メディア 、 マスコミュニケーション 、 公文書 、 国際 文化 関係 など の 文化 政策 を 管轄 し て いる 。  組織 として は ソ連 時代 の 1953 年 より ソ連 文化 省   が 存在 し て おり   、 ソ連 崩壊 に ともない 1992 年 に ロシア 連邦 政府 の 官庁 と なっ た 。 たびたび 名称 は 変遷 し て おり 、 1992 年 3 月 から 9 月 まで ロシア 文化 ・ 観光 省 。 その後 は ロシア 文化 省 を 名乗っ て い た が 、 2004 年 3 月 の 組織 改編 により と なっ た 。 しかし 2008 年 5 月 12 日 の 大統領 令 によって 再び 現在 の 名称 で ある ロシア 文化 省 と なっ た 。  ウラジーミル ・ プーチン が 大統領 に 返り咲き 、 2012 年 5 月 に 成立 し た ドミートリー・メドヴェージェフ 内閣 で は 、 ウラジーミル ・ メジンスキー が 文化 相 に 就任 し た 。Corel   Photo - Paint （ コーレル   フォト ペイント ） は 、 コーレル 株式会社 が 開発 、 販売 する ビット マップ 画像 編集 ソフトウェア で ある 。  Corel   Photo - Paint   は 、 写真 の 加工 、 イラスト など の ペインティング 機能 を 兼ね備え た 写真 編集 ソフト で ある 。 印刷 業 に 求め られる 「 カラー マネージメント 」 機能 や 「 CMYK 」 に も 対応 し 、 同 ジャンル の ソフト で プロフェッショナル な 観点 から Photoshop   CS   クラス に 対抗 できる 数少ない ソフト の 一つ で ある 。  CorelDRAW と 同じ 、 ドッキング パレット UI を 採用 し 、 画面 左 に ツール の オプション パレット が 集約 さ れ て いる 。 また 、 Micrografx   Picture   Publisher や Painter   形式 に も 対応 し て い たり と 、 拡張 子 対応 数 も 多い 。  2018 年 現在 、 Corel   PHOTO - PAINT は 単体 で の 販売 は さ れ て おら ず 「 CorelDRAW   Graphics   Suite 」 という パッケージ の 一部 として 販売 さ れ て いる 。  その ため 、 日本 で は CorelDRAW   の おまけ ソフト として み られる 傾向 が 強い が 、 海外 で は Adobe   Creative   Suite   の 様 な 「 Microsoft   Windows   向け の デザイン 用 アプリケーション ソフトウェア の 統合 パッケージ 」 として 知ら れ て いる 。 また 各 バージョン によって 異なる が 、 クリップ アート や フォント が 大量 に 同 梱 さ れ て い たり 、 bitstream   font   navigator   等 が 付属 し て くる の も 一つ の 魅力 で ある 。『 ルークリース 凌辱 』 （ ルークリース りょうじょく 、 The   Rape   of   Lucrece ） と は 、 伝説 的 な 人物 ルクレーティア にまつわる ウィリアム ・ シェイクスピア の 物語 詩 。 1594 年 に 書か れ た 。  シェイクスピア は 前年 （ 1593 年 ） に 出版 し た 物語 詩 『 ヴィーナス と アドーニス 』 に パトロン で ある 第 3 代 サウサンプトン 伯 ヘンリー・リズリー へ の 書簡 を 含め 、 その 中 で 「 厳粛 な 作品 」 を 書く 約束 を し た が 、 それ が この 『 ルークリース 凌辱 』 の こと で 、 前作 に あっ た ユーモラス な トーン は なくなっ て いる 。  『 ルークリース 凌辱 』 は 書籍 商 ジョン ・ ハリソン によって 1594 年 5 月 9 日 に 書籍 出版 業 組合 の 記録 に 登録 さ れ 、 その 年のうち に 「 四 折 版 」 が 出版 さ れ た 。 印刷 は リチャード ・ フィールド （ ） 。 ハリソン は を セント ・ ポール 大 聖堂 の 境内 に あっ た 自分 の 店 で この 本 を 販売 し た 。 表紙 の タイトル は 『 ルークリース （ Lucrece ） 』 だっ た が 、 収録 さ れ て いる 詩 の 冒頭 や 欄外 見出し に は 『 ルークリース 凌辱 』 と 書か れ て あっ た 。 前作 『 ヴィーナス と アドーニス 』 ほど の 大 ベストセラー に は なら なかっ た が 、 それでも 人気 は あっ た 。 ハリソン は 続け て 『 ルークリース 』 を 再版 する が 、 フォーマット は 四 折 版 より は 「 八 折 版 」 に 近かっ た 。 1598 年 に 第 2 版 （ O 1 ） 、 1600 年 に 第 3 版 （ O 2 ） 、 第 4 版 （ O 3 ） 、 1607 年 に 第 5 版 （ O 4 ） が 出版 さ れ た 。 1614 年 、 版権 が ロジャー ・ ジャクソン に 移り 、 ジャクソン は 1616 年 に 第 6 版 （ O 5 ） を 出版 し た 。 さらに 、 1624 年 、 1632 年 、 1655 年 に も 再版 さ れ た 。  『 ルークリース 凌辱 』 は 、 オウィディウス の 『 祭 暦 （ ） 』 と ティトゥス・リウィウス の 『 ローマ 建国 史 』 を 基 に し て いる 。 紀元前 509 年 、 ローマ 王 タルクィニウス・スペルブス の 子 セクストゥス・タルクィニウス （ タークィン ） は 、 王 の 家臣 で 貴族 の ルキウス・タルクィニウス・コッラティヌス （ コラタイン ） の 妻 ルクレーティア （ ルークリース ） を 強姦 し た 。 ルクレーティア は 自殺 し 、 王 の 甥 ルキウス・ユニウス・ブルートゥス は その 遺体 を 公共 広場 フォロ・ロマーノ に 運ん だ 。 この こと で タルクィニウス に対する 反乱 が 起き 、 王族 は 追放 さ れ 、 共和 政 ローマ が 確立 し た 。  シェイクスピア は ルクレーティア の 話 の 要点 を おさえ た うえ で 、 タークィン の ルークリース へ の 欲望 は その 夫 コラタイン の 妻 に対する 賛美 に 刺激 さ れ て の こと だっ た という 要素 を 付け加え た 。 後 に シェイクスピア は この アイディア を 『 シンベリン 』 でも 使っ て いる 。 ポステュマス が 妻 イモージェン の 貞節 を 称える の を 聞い て 、 ヤーキモー は 自分 が 口説い て やる と 賭け を 申し出る 。 『 マクベス 』 第 2 幕 第 1 場 で は マクベス が タークィン について 言及 する 。 「 荒 淫無慚 （ くわ うい ん むざん ） な タークヰン の 足 附 で 、 其目的 の 方 へ 、 幽霊 の やう に 近づく 」 。 マクベス の 犯し た 弑逆 と タークィン の 犯し た 強姦 は ともに 許さ れ ない 犯罪 で ある 。 『 じゃじゃ馬 なら し 』 第 2 幕 第 1 場 で は 、 ペトルーキオ が じゃじゃ馬 カタリーナ の こと を その 父親 バプティスタ に 向かっ て 「 忍耐 強い こと に 於 て は 、 グリッセル （ グリゼルダ ） 第 二 世 と いっ て も い ゝ くら ゐ だし 、 貞操 にかけて は ローマ の ルークリーズ そこのけ です 」 と 誉め 称える 。  ルークリース は あたかも 芸術 作品 の よう に 描写 さ れ 、 物質 的 富 の よう に オブジェ 化 さ れ て いる 。 タークィン による ルークリース 凌辱 も 、 まるで 要塞 を 攻略 し て いる か の よう に 描か れる 。 タークィン は ルークリース の さまざま な 肉体 的 特質 を 征服 し て ゆく 。 ルークリース は 強姦 さ れる が 、 この 詩 は ルークリース の 無罪 を 弁明 する （ 1240 - 46 行 ） 。 シェイクスピア 作品 の 他 の 凌辱 さ れ た 女性 同様 、 ルークリース は 象徴 的 な 価値 を 得 て いる 。 ルークリース は 自殺 する が 、 その 肉体 は 政治 的 象徴 へ と 転生 する 。  ジョエル ・ ファインマン は 前 構造 主義 的 立場 から 、 『 ルークリース 凌辱 』 は 『 ソネット 集 』 同様 、 伝統 的 な 賞賛 の 詩論 を 根本 から 脱 構築 し た もの だ と 主張 し て いる 。 ファインマン は この 詩 の 悲劇 的 な 事件 の 動機 と なっ た の は 夫 コラタイン の 誇張 さ れ た ルークリース へ の 賞賛 で あっ た こと に 着目 する 。 それ は コラタイン の 「 ルークリース を 支配 する 自慢 」 に 他 なら ず 、 それ が タークィン の 野卑 な 欲望 に 火 を 点け た 。 ルークリース が 実際 に 貞節 で ある と いう より は 、 コラタイン の 賛美 が ルークリース に 「 貞節 の 名 」 を 与え 、 犯罪 を 誘発 し た 。 ファインマン の 解釈 で は 、 コラタイン の 賛美 は 逆説 的 に 賛美 し た 妻 を のみ なら ず 、 修辞 的 な 賞賛 自体 の 全一 性 を も 滅ぼす 状況 を 作っ た わけ で ある 。 さらに 、 詩 自体 が コラタイン の 運命 的 な 賛美 の レトリック と 共犯 関係 に ある 。 「 この 詩 自体 が それ を 語っ た の と 同じ 賛美 の 言葉 で 物語 を 語っ て いく 」 。 しかし 、 凌辱 の 場面 に なる と 、 「 詩 自体 の レトリック が … … 語っ て いる 凌辱 に パーフォーマティヴ （ 遂行 的 ） に 巻き込ま れ て いる 」 よう に 、 詩 が 自己 引用 し て いる 。 『 ルークリース 凌辱 』 の 言語 的 過度 さ は 、 純粋 な 理想 化 に 向かう レトリック の 伝統 を 崩壊 さ せる 言語 の 具体 性 を その 中 に 持つ 新しい 詩 の 兆し で ある 。  一方 、 ジェーン ・ ニューマン は フェミニズム の 立場 から 他 の 文学 作品 、 具体 的 に オウィディウス の 『 変身 物語 』 第 6 巻 に ある ピロメーラー と プロクネー の 神話 と の 関係 性 に 注目 し た 。 ニューマン の 解釈 は 、 ピロメーラー の 話 で 描か れ た 女性 に対する 暴力 的 な 強姦 の 伝統 的 な 描写 は 、 シェイクスピア の 『 ルークリース 凌辱 』 で は 描か れ ない か 、 あるいは 押さえ られ て いる と いう 。 オウィディウス の 話 は うっすら と テキスト 相互 関連 性 の 中 から 見え て くる だけ で 、 ルークリース に は 反映 さ れ て い ない よう に 見える 。 ざっと 読ん だ だけ だ と 、 ルークリース は 強姦 後 も 言葉 は 喋れる ので 、 舌 を 切ら れ た ピロメーラー ほど 酷い 目 に 遭っ た よう に は 見え ない かも 知れ ない が 、 政治 的 行為 として の 自己 犠牲 を 決め た こと によって ルークリース の 行動 の 能力 は 制限 を 受け て いる 。 「 喋れ ない ピロメーラー と の 見かけ 上 の 対比 は 、 女性 にとって 唯一 政治 へ の 干渉 に 利用 できる 自殺 を 選ん だ ルークリース と 違っ て 、 ピロメーラー に は 自分 の 属する 政治 的 モーメント に 衝撃 を 与える よう な 能力 も 奪わ れ て い た こと で ある 」 。 皮肉 に も 、 ルークリース の レトリック の 能弁 さ は 、 ルークリース 自身 が 強姦 者 タークィン と タークィン に 象徴 さ れる 王政 に対する より 現実 的 で 暴力 的 な 報復 を 見いだす 可能 性 を 捨て させ て しまう 。 その 代わり 、 ルークリース の 復讐 は 代理 の 男 たち 、 とくに 共和 政 ローマ の 創設 者 で ある ルキウス・ユニウス・ブルートゥス によって 果たさ れる 。 ブルートゥス は ローマ 王 タルクィニウス・スペルブス に対する 反乱 を 率いる 時 、 ルークリース の 死 に 添え て レトリック を 模倣 する 。フォト CD   ( ふ ぉとし ー で ぃ ー   ,   Photo   CD )   は 1992 年 に 米 イーストマン・コダック 社 が 蘭 フィリップス 社 と 共同 で 策定 し た 、 写真 を デジタル 化 し て CD に 収める システム 、 および その システム で 作ら れ た CD 。  1 枚 の CD に 約 100 枚 の 画像 を 保管 する こと が でき 、 画像 は コダック 独自 の 符号 化 方式 で デジタル 化 さ れ て いる 。 フォト CD は CD フォーマット 仕様 書 の うち 「 ベージュ ・ ブック 」 で 定義 さ れ て おり 、 CD - ROM   XA   および CD - i ブリッジ 仕様 に 準拠 し て いる 。 OS に 依存 する こと なく 、 ソフトウェア さえ 対応 し て いれ ば 、 CD - i プレーヤー 、 フォト CD 再生 機 、 ゲーム 機 、 パソコン など 様々 な プラットフォーム で 再生 する こと が 可能 で ある 。 ただし 、 追記 する タイプ の CD で ある ため 、 CD - ROM ドライブ が マルチ セッション に 対応 し て いる 必要 が ある 。 フォト CD に 写真 を 記録 する に は ネガ フィルム を DPE ショップ に 持ち込む 必要 が あり 、 現像 済み の 写真 （ 印画 紙 ） から 書き込む こと は 出来 ない 。 CD 内 の 写真 は コダック 準拠 の 印刷 機器 で 写真 として 出力 可能 で ある 。  運用 開始 当時 、 CD - ROM の 普及 率 が 低かっ た こと 、 スキャナ の 価格 が 急速 に 下がっ た こと 、 符号 化 方式 が コダック の 特許 に 依存 する もの で あっ た こと など から 一般 に は 普及 し なかっ た 。 しかし 、 フォト CD 以前 に フィルム を デジタル 化 する に は ネガ を リール スキャン する 非常 な 高価 な システム しか なかっ た ため 、 安価 に 写真 を デジタル 化 できる この システム は 、 プロ の 写真 家 から 一定 の 評価 を 得 た 。 また 、 日本 で は 1990 年代 後半 に デジタル 写真 集 （ 特に グラビア アイドル を モデル に し た もの ） の メディア として フォト CD が 使わ れ た こと が あっ た 。  フォト CD に は 今 でも ニッチ な 需要 が 存在 する が 、 コダック は 現在 「 Picture   CD 」 を その 代替 システム として 提示 し て いる 。 フォト CD 用 ディスク は コダック の フォト CD サイト に リンク さ れ て いる ベンダー から 今 でも 入手 可能 で ある 。 ベンダー によって は フォト CD 標準 に 合致 し ない ディスク を 「 フォト CD 用 」 として 扱っ て いる ところ も あり 、 注意 が 必要 で ある 。  フォト CD に は 1 枚 の 写真 に つき 、 同時に 5 種類   ( Base / 16 〜 16   Base )   の 解像度 で 記録 さ れる 。 当初 、 印刷 時 の 最大 解像度 は 2048 × 3072 だっ た が 、 プロ 用 の 規格 として 、 4096 × 6144 ピクセル で の 保存 方式 が 追加 さ れ た （ プロ フォト CD ） 。WAO 大学院 大学 （ ワオ だい が くいん だい がく ） は 、 2006 年 に 開設 を 目指し た 大学院 大学 。  全国 規模 で 学習 塾 、 予備校 、 高等 学院 、 専門 学校 、 さらに は 生涯 学習 といった 幅広い 年齢 層 を 対象 と し た 学校 を 展開 し て いる ワオ・コーポレーション が アニメ 業界 で 活躍 できる 人材 育成 を 目的 として 東京 都 杉並 区 に 開 学 を 目指し た 。 しかし 、 文部 科学 省 の 認可 が 下り ず 開 学 さ れ なかっ た 。カラー 版 芸術 史 シリーズ （ カラー ばん   げ いじ ゅつし   シリーズ ） と は 、 美術 出版 社 が 発行 し て いる 芸術 史 、 美術 史 が テーマ の 芸術 書 （ 美術 書 ） の 叢書 。 不定期 刊 。 カラー 図説 が 大量 に 盛り込ま れ て いる の が 特徴 で ある 。 判 型 は A 5 判 、 並製 で 、 文字 は 横 組み で ある 。 装丁 は 、 中垣 デザイン 事務所 が 担当 し て いる 。  大体 の 形式 として は 書き下ろし で 、 一 人 の 監修 者 の 元 、 多く の 執筆 者 が 一 冊 の 本 を 担当 する 。芸術 工学 研究 科 （ げ いじ ゅつこうがくけんきゅうか 、 英 称 ：" The   Graduate   School   of   Design "） は 、 日本 の 大学院 研究 科 の うち 、 芸術 工学 に関する 高度 な 教育 ・ 研究 を 行う 機構 の 1 つ で ある 。 1968 年 に 、 九州芸術工科大学 において 設立 さ れ た 芸術 工学 研究 科 が 日本 で 最初 に 設置 さ れ た 研究 科 で ある （ 現在 の 、 九州大学 大学院 芸術 工 学府 ・ 研究 院 に あたる ） 。  主 に 、 芸術 工学部 の 上位 に 連続 し た 形 で 設置 さ れ 、 博士 前期 課程 （ 修士 課程 ） および 博士 後期 課程 （ 博士 課程 ） あるいは それ に 相当 する 課程 で 構成 さ れる 。 学位 は 、 修士 課程 は 修士 （ 芸術 工学 ） を 、 博士 課程 は 博士 （ 芸術 工学 ） を 修める こと が でき 、 他 は 、 それ に 相当 する 専攻 名称 等 に 応じ た 学位 を 修める 。 実 用品 （ 例えば 工業 製品 ） に対して 、 デザイン 性 （ 日本語 で は 、 " 意匠 "（ いしょ う ） と 現す 。 ） を 加える こと で 付加 価値 を つけ た 品物 に する こと が 挙げ られる 。abcd 協会 （ abcd   きょう かい 、 fr : art   brut   connaissance   &   diffusion ） は 、 フランス 人 映像 作家 の ブルノ・デシャルム と 映像 プロデューサー の バーバラ・サファロヴァ （ バルバラ・サファロヴァ ） を 中心 と する 、 1999 年 に 設立 さ れ た アール・ブリュット の 、 非 営利 の 研究 機関 。 会長 は サファロヴァ が 務める 。 フランス の パリ と 2002 年 から は チェコ の プラハ に も 拠点 を 持つ 。 また 、 2005 年 3 月 から は 、 フランス の モントルイユ で アール・ブリュット が 専門 の abcd ギャラリー を 運営 を する など 、 普及 活動 に 努め て いる こと で も 知ら れる 。 その ほか 出版 や 記録 映画 の 制作 も 行っ て いる 。  デシャルム は アール・ブリュット 作品 の 蒐集 家 として 知ら れ 、 1985 年 に アロイーズ・コルバス の 作品 を 購入 し て 以来 、 2005 年 現在 で 二 千 点 に も 達し て いる 。 この コレクション に は 、 フランス の 作品 だけ に 留まら ず 、 日本 を 含む 古今 東西 の 作品 が 集っ て いる が 、 新しい 、 まだ 知ら れ て い ない 作家 の 発掘 も し て 作品 数 は 増え 続け て いる 。 これら コレクション は 、 abcd ギャラリー で 展示 さ れる が 、 販売 は 行っ て い ない 。 将来 、 美術館 を つくる 計画 が ある 。剪紙 （ せ ん し 、   ） は 、 中国 の 伝統 的 な 民間 芸術 の 切り 絵 細工 で ある 。 黄河 流域 を 代表 例 として 、 中国 各地 で 作ら れ て おり 、 地方 により 作風 や 題材 、 作り方 、 使わ れ 方 が 異なる が 、 一般 的 に は 、 花 や 動物 、 日常 風景 や 生活 習慣 、 物語 など の 図案 を 紙 に ハサミ で 切っ た もの が 剪紙 と 呼ば れる 。 これ に対し 、 小刀 で 切り出さ れる 切り 紙細工 を 、 特に 「 刻 紙  （ ） と 呼ぶ が 、 こちら は 職人 が 商品 として 発展 さ せ て き た もの で ある 。  窓 や 天井 、 門 、 梁 など の 居住 空間 や 、 提灯 、 器 など の 生活 用具 に 貼り 、 日常 の 装飾 品 として や 、 春節 （ 旧 正月 ） に 窓 の 障子 紙 や ガラス に 貼る 「 窓 花 （ そう か ） 」 、 婚礼 の 品々 を 飾る 「 喜 花 」 、 元宵 節 （ 旧暦 の 1 月 15 日 ） の 時 に 提灯 に 貼る 「 灯 花 」 、 まんじゅう ・ 卵 など の 贈り物 に 貼る 「 礼 花 」 として 使わ れる 。 かつて は 、 刺繍 の 図案 として も 使わ れ て い た 。 剪紙 の 図案 の 中 に は 、 様々 な 寓意 が 込め られ て おり 、 中国 の 伝統 的 な 考え方 や 民族 、 文化 を 垣間見る こと が でき 、 中国 の 人々 の 生活 に 深く 根付い て いる 。 かつて は 、 女性 とりわけ 農村 の 女性 にとって 花嫁 修業 の 一つ だっ た と の 伝承 も ある 。  その 起源 は 古く 、 南北 朝 時代 に は 絹 や 金箔 に 四季 折々 の 模様 を 刻ん で 髪 に 飾る 「 花 勝 」 の 習慣 が あっ た こと が 南朝 梁 の 『 荊楚歳 時 記 』 に 見る こと が できる 。 一方 、 紙 の 普及 とともに 紙 を 素材 と する 剪紙 も 各地 に 広がっ て いっ た 。 新疆ウイグル 自治 区 の 阿 斯塘奈 （ アスターナ ） 墓 群 から は 「 章 和 11 年 」 （ 541 年 ） という 高 昌 国 時代 の 年号 が 記さ れ た 剪紙 が 発見 さ れ て いる 。 明 ・ 清 代 に なり ようやく 庶民 の 生活 の 中 に 根 を 下ろし 、 「 民間 剪紙 」 として 農村 の 女性 によって 作ら れ 発展 し て き た 。 その 理由 として 、 剪紙 が 刺繍 の 型紙 の 役割 を 持っ て い た という こと が ある 。 刺繍 の 模様 の こと を 花 様 （ ホァヤン ） と いう 。 この 花 様 は さらに 分かれ 、 帽 花 （ マオホァ ） は 帽子 の 刺繍 の 型紙 に 、 兜 肚花 （ ドゥドゥホァ ） は 子供 の 腹掛け の 刺繍 の 型紙 に 、 枕頭 花 （ ジェントンホァ ） は 枕 の 両端 に 刺繍 する 型紙 に なる 。  剪紙 が 作ら れる 代表 的 な 土地 は 、 中国 の 民間 芸術 の 宝庫 と も 呼ば れる 陝西 省 ・ 甘粛 省 ・ 山西 省 ・ 山東 省 ・ 河北 省 など の 黄河 流域 、 安徽 省 ・ 江蘇 省 ・ 浙江 省 など の 長江 流域 、 遼寧 省 、 吉林 省 、 黒 龍江 省 の 東北 地方 、 福建 省 、 広東 省 など の 華南 地方 、 貴 州 省 ・ 雲南 省 の 少数 民族 地域 で ある 。 土地 により 作風 に 特徴 が あり 、 大きく 分ける と 北方 は 素朴 な 味わい を もつ の に対し 、 南方 は 繊細 さ が ある と さ れる 。  剪紙 の 意匠 に は 花 ・ 果物 ・ 野菜 ・ 鳥 ・ 動物 を モチーフ に する もの は 、 それぞれ 意味 が あり 、 様々 な 寓意 に 満ち て いる 。クリエイティブ ・ ディレクター （ ） と は 、 コンセプト を 開発 し 、 アイデア を 具現 化 する ため の 指針 を 決定 する 責務 を 担い 、 各 分野 の 専門 スタッフ を 指揮 する 中心 的 な 立場 の 人物 で ある 。 略称 は 「 CD 」 。 職 層 は 、 エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター 、 シニア ・ クリエイティブ ・ ディレクター 、 アソシエイト・クリエイティブ・ディレクター が ある 。  広告 業界 の クリエイティブ ・ ディレクター は 、 クライアント （ 企業 ・ 団体 ） の 課題 解決 に 向け て 、 広告 宣伝 、 販売 促進 、 広報 、 マーケティング における 戦略 シナリオ に 則り 、 アイデア を 用い て 、 映像 、 グラフィック 、 デジタル 、 イベント 、 プロモーション を 企画 制作 し て ターゲット と なる 生活 者 の 認識 、 好意 、 態度 、 行動 、 習慣 に 影響 を 与える 責任 者 で ある 。 商品 開発 、 サービス 開発 など ビジネス における イノベーション を 推進 する コンサルティング 業務 や 、 社会 の 課題 解決 の ため に アイデア を 活用 する 場面 も ある 。  クリエイティブ ディレクター は 、 アート ディレクター 、 デザイナー 、 コピーライター 、 プランナー 、 テクニカルディレクター で 構成 する チーム の 牽引 役 の と なる 。 プロジェクト により 構成 メンバー は 変わる こと が ある 。  クリエイティブ ディレクター は 、 クリエイティブ エージェンシー 、 クリエイティブ スタジオ 、 広告 代理 店 、 制作 会社 に 所属 する ほか 、 企業 に 所属 する 場合 も ある 。 フリーランス で 個人 活動 する 人 も いる 。 広告 会社 における クリエイティブ ディレクター は 部長 職 相当 と 言わ れる が 、 キャリア の 始まり は コピーライター から で ある こと が 多い 。 また 、 デザイナー から キャリア を 始め 、 クリエイティブ ディレクター に なる 場合 も ある 。  ファッション 業界 における クリエイティブ ・ ディレクター は 、 従来 の ファッションデザイナー と 異なり 服 の デザイン だけ で なく 、 広告 や イメージ 戦略 、 ショップ 展開 など 、 ブランド ビジネス 全体 に 責任 を 負い ビジネス の トータル な ディレクション を 行う 立場 の 役割 で ある 。  ブランド ビジネス の 拡大 とともに ファッションデザイナー は 、 従来 の 服 の デザイン だけ に とどまら ない 新しい 役割 を 求め られる よう に なっ た 。 1990 年代 以降 、 ラグジュアリーブランド を 代表 する ビッグ ブランド が 世界 的 に ビジネス を 拡大 し ファッションデザイナー が ビジネス の インフラ 整備 や 、 イメージ コントロール の 役割 を も コントロール する よう に なっ た 。 ビジネス の 拡大 は 、 企画 チーム の なか で デザイン 作業 の 分業 化 を 促進 し た 。 ファッションデザイナー は チーム の 作業 の ディレクション を する 役割 を 強め 、 同時に ブランド 全体 の 営業 や 販売 戦略 といった ビジネス の 側面 まで を コントロール する よう に なっ た 。 国際 的 な 情報 化 の 波 が こうした 動き を 後押し し 、 世界 的 な イメージ コントロール と 統一 さ れ た パッケージ で 、 ブランド の トータル な 世界 観 を 表現 し て いく こと に なっ た 。 アドバダイジング （ 広告 ） や ショップ の 内 外装 デザイン など 、 それぞれ を 担当 する チーム の かじ を とる の が クリエイティブ ・ ディレクター の 役割 で ある 。  GUCCI グループ で は クリエイティブ ディレクター 、 LVMH   モエ   ヘネシー・ルイ   ヴィトン S . A .   ( LVMH   Moët   Hennessy   ‐   Louis   Vuitton   S . A .)   では アーティスティック・ディレクター と 呼ば れ て いる 。 クリエイティブ ・ ディレクター という 役割 を 一躍 、 世界 に 知ら しめ た の は 、 1994 年 に グッチ の クリエイティブ ・ ディレクター に 就任 し た トム ・ フォード で ある 。徳島 県 文化 賞 （ とく しま けんぶん かしょう ） は 、 徳島 県 が 毎年 行っ て いる 芸術 文化 に関する 表彰 で ある 。 同 県 の 文芸 、 美術 工芸 、 書 、 舞台 芸術 など 、 芸術 文化 の 向上 発展 に 顕著 な 功績 の あっ た 者 に 贈呈 さ れ 、 その 功績 を 顕彰 し て いる 。 2005 年 以降 は 、 今後 の 活躍 が 期待 さ れる 若手 が 対象 の 「 阿波 文化 創造 賞 」 が 制定 さ れ 、 同時 発表 さ れる 。『 禁色 』 （ きんじ き ） は 、 三島 由紀夫 の 6 作 目 の 長編 小説 。 『 仮面 の 告白 』 と 並ぶ 代表 的 な 男色 小説 で 、 三島 が 20 代 の 総 決算 として 書い た 作品 で ある 。 女 に 裏切ら れ 続け た 老 作家 が 、 女 を 愛せ ない 同性愛 者 の 美 青年 と 共謀 し て 、 女 へ の 復讐 を 企てる 物語 。 老 作家 の 指示 どおり 動い て い た 青年 が 次第に 女 なる もの と 向き合い 、 自分 の 意志 で 生き はじめる 過程 を 通じ 、 精神 と 肉体 、 芸術 家 と 芸術 作品 の 関係 性 が 描か れ て いる 。  社会 的 禁忌 を 正面 から 取り上げ 、 『 仮面 の 告白 』 同様 、 文壇 に 大きな 反響 を 呼ぶ と 同時に 、 種々 様々 な 観念 ・ 芸術 論 から 社会 批判 に 至る まで 、 多く の 文学 的 要素 が 盛り込ま れ た 質的 に も 量的 に も 厚み を 持っ た 長編 で 、 戦後 の 三島 の 作家 的 地位 を 堅固 な もの に し た 作品 で ある 。  第 一部 『 禁色 』 は 1951 年 （ 昭和 26 年 ） 、 雑誌 『 群像 』 1 月 号 から 10 月 号 まで 連載 さ れ た （ 11 月 号 に 第 一部 の 結末 を 変更 する 「 改訂 広告 」 を 掲載 ） 。 単行本 『 禁色   第 一部 』 は 同年 11 月 10 日 に 新潮社 より 刊行 さ れ た （ 連載 時 と 異なる 結末 ） 。  第 二 部 は 『 秘 楽 』 （ ひ ぎょ う ） と 題さ れ て 1952 年 （ 昭和 27 年 ） 、 雑誌 『 文學界 』 8 月 号 から 翌年 1953 年 （ 昭和 28 年 ） の 8 月 号 まで 連載 さ れ た 。 単行本 『 秘 楽   禁色   第 二 部 』 は 同年 9 月 30 日 に 新潮社 より 刊行 さ れ た 。 第 一部 と 第 二 部 の 間 に 、 10 か月 の 休止 期間 が ある の は 、 作者 が 世界 旅行 中 の ため で ある （ 詳細 は アポロ の 杯 を 参照 ） 。  なお 、 雑誌 連載 時 の 第 一部 （ 第 18 章 まで ） の 結末 は 、 鏑木 夫人 が 失踪 の 後 、 自殺 する 終わり 方 と なっ て い た が 改訂 さ れ て 、 生きかえら せ て いる 。 三島 は その 理由 について 、 〈 夫人 を 自殺 さ せる こと は 、 当初 の プラン で も あつ た が 、 （ 中略 ） 計画 ど ほり に 夫人 を 殺し て から 、 私 は 早 まつ た と 思 つ た 。 この 人物 に は 書く につれて 愛着 が 増し て 来 て を り 、 殺す に は 惜しい 女 だ つた から で ある 〉 と 述べ て いる 。  翻訳 版 は 、 Alfred   H .   Marks 訳 （ 英 題 ： Forbidden   Colors ） を はじめ 、 イタリア （ 伊 題 ： Colori   proibiti ） 、 フランス （ 仏 題 ： Les   Amours   interdites ） 、 中国 （ 中 題 ： 禁色 ） など で 行わ れ て いる 。  時代 は 1950 年 （ 昭和 25 年 ） 夏 から 1951 年 （ 昭和 26 年 ） 秋 頃 まで 。  檜 俊輔 は 還暦 を 5 つ 越え た 老 作家 。 すでに 全集 を 3 度 刊行 し 揺ぎ ない 地位 を 確立 し て い た が 、 今 まで 3 人 の 妻 を はじめ 、 心 を 寄せ た 女 たち から ことごとく 裏切ら れ 続け て き た 。 それで い ながら 懲りる こと も なく 、 今 も 美少女 の 康子 を 追いかけ 伊豆半島 の 南端 の 海岸 へ 来 て い た 。  その 海 で 俊輔 は 偶然 、 ギリシア 彫刻 の よう な 美 青年 ・ 南 悠一 に 出会う 。 悠一 は 康子 の 許婚 で あっ た 。 だが 同性愛 者 の 彼 は 結婚 を ためらい 、 それ を 老 作家 ・ 俊輔 に 相談 し に 来 た 。 俊輔 は 、 悠一 が 決して 女 を 愛さ ない 美 青年 という こと を 利用 し 、 今 まで 自分 を 傷つけ た 女 たち へ の 復讐 を 思いつく 。 俊輔 は 、 悠一 の 母 の 療養 費 を 出す 見返り に 自分 の 指示 通り に 動く こと を 彼 に 契約 さ せ 、 康子 と の 結婚 も 強く 勧める 。 康子 も 俊輔 の 復讐 の 対象 で あっ た 。  俊輔 は 、 かつて 自分 を 美人局 で 嵌め た 鏑木 元 伯爵 夫人 や 、 振ら れ た 穂高 恭子 に 悠一 を 引き合わ せ 、 その 魅力 で 彼女 たち を 翻弄 さ せよ う と 悪知恵 を 働かせ た 。 悠一 は 、 俊輔 の 活き 人形 と なっ て 女 たち を 手玉 に とる 一方 、 ゲイ バー 「 ルドン 」 で 知り合っ た 同性愛 者 の 少年 や 男 たち と の 刹那 的 な 関係 を 謳歌 する 。  クリスマス の ゲイ ・ パーティー に 参加 し て い た 悠一 は 、 そこ に 現われ た 鏑木 信孝 元 伯爵 と 出くわし 、 お互い 驚き 合う 。 鏑木 信孝 も 同性愛 者 で 、 仲間 内 で は 「 ポープ 」 と 呼ば れ て い た 。 悠一 は ポープ の 誘惑 に 負け 一 夜 を 共に し 、 彼 の 愛人 と なっ た 。 鏑木 信孝 の 秘書 として 邸宅 に 出入り する よう に なっ た 悠一 は 、 ある 日 、 鏑木 夫人 に 鏑木 信孝 と の 同性愛 の 情交 現場 を 見 られ て しまう 。 鏑木 夫人 は 激しい 衝撃 を 受け 失踪 し た 。  失踪 先 から 鏑木 夫人 の 長い 手紙 が 悠一 宛 に 届い た 。 それ は 自身 の 娼婦 まがい の 半生 と 、 悠一 へ の 真摯 な 恋 と の 告白 で あっ た 。 感動 し た 悠一 は 、 その 手紙 を 俊輔 に 見せ 、 自分 が 鏑木 夫人 を 愛し て いる こと が 分かっ た と 言う 。 俊輔 は その 言葉 を 笑い飛ばし ながら 、 自分 が 悠一 に 恋し 始め て いる こと に 気づく 。  鏑木 信孝 と の 縁 を 切っ た 悠一 は 、 以前 「 ルドン 」 に 偶然 入 店 し て き た 、 俊輔 の 旧友 ・ 河田 弥一郎 と 愛人 関係 を 結び よう に なり 、 河田 の 会社 を 手伝う うち に 事業 人 と なる 野心 が 芽生え て い た 。 その 一方 、 俊輔 の 指示 で 穂高 恭子 を 騙し 、 傷つける こと に 成功 する 。  やがて 妻 ・ 康子 が 出産 し 、 それ に 立ち会っ た 悠一 は 女 なる もの と 、 自分 の 赤ん坊 と に 向かい合い 、 徐々に 刹那 的 な 男色 の 世界 の 戯れ に 退屈 を 覚える 。 そんな 折 、 動物 園 で 知り合い 関係 を 持っ た 少年 ・ 稔 と 親しく なる が 、 稔 の 養父 ・ 本多 福次郎 の 嫉妬 により 、 悠一 は 同性愛 者 で ある こと を 母 や 妻 ・ 康子 に 密告 さ れ た 。  窮地 に 陥っ た 悠一 は 、 京都 に いる 鏑木 夫人 に 助け を 求め た 。 悠一 に 母性 的 な 無私 の 愛 を 抱く よう に 変化 し て い た 鏑木 夫人 は 彼 の ため 尽力 し て 、 危機 を 救っ た 。 2 人 の 間 に は 友愛 の よう な 新た な 愛 の 関係 が 生まれる 。  稔 や 河田 とも 縁 を 切っ た 悠一 は 、 俊輔 から も 独立 しよ う と 、 河田 から 受け取っ た 手切れ金 の 小切手 を 持っ て 俊輔 宅 を 訪問 する 。 すでに 老 作家 ・ 俊輔 は 、 徐々に そういう 成り行き を 予感 し て い た 。 そして 自分 が いつの間にか 悠一 を 愛し て いる こと も はっきり と 自覚 し て い た 。 俊輔 は 、 全 財産 を 彼 に 譲る と 言い 遺し 、 悠一 の 傍ら で 、 眠る よう に 自殺 する 。  （ 年齢 は 数え 歳 ）  三島 は 『 禁色 』 を 執筆 する にあたり 、 〈 廿代 の 総 決算 〉 だ という 意気込み を 見せ 、 〈 自分 の 中 の 矛盾 や 対立 物 なり の 二 人 の 「 私 」 に 対話 さ せよ う と し た 〉 と 述べ て いる 。 また 第 二 部 が 完結 し た 後 に は 、 次に よう に 語っ て いる 。  なお 、 『 禁色 』 の 創作 ノート に は 、 〈 螺旋 状 の 長 さ 、 永劫 回帰 、 輪廻 の 長 さ 、 小説 の 反 歴史 性 、 転生 譚 〉 と いっ た もの が 書き記さ れ て おり 、 のち の 最後 の 長編 『 豊饒 の 海 』 を 予告 する よう な 言葉 も 見受け られる 。  作中 に 登場 する ゲイ バー 「 ルドン 」 は 、 銀座 5 丁目 に あっ た 実在 の 店 「 ブランスウィック 」 を モデル に し て おり 、 三島 は その 店 の 常連 で 、 実際 に 見聞 し た もの を 取り入れ て 執筆 し て いる 。 店 に は 、 主人公 ・ 南 悠一 の モデル と なっ た 実在 の 人気 ボーイ が い て 、 作家 で 三島 の 元 書生 の 福島 次郎 は 、 体格 も 髪 の 形 も 普通 の 感じ で 、 顔立ち は 整っ て いる が いかにも さっぱり と し た スポーツマン 風 の 爽やか な 風貌 で 、 この 世界 に あり がち な 中性 的 な 湿度 が まったく ない 、 やんちゃ な 男の子 という 感じ だっ た と 回想 し て いる 。 当時 、 その 美 青年 に 三島 は 憧れ て い た と いう 。 また 、 その 店 で 野坂 昭 如 も アルバイト し て い た こと が あり 、 当時 の 三島 を 見かけ て い た 。  1950 年 （ 昭和 25 年 ） 、 新潮社 編集 者 の 菅原 国 隆 は 執筆 の ため に 伊豆 大島 の ホテル に 向かう 三島 の 見送り に 行く と 、 桟橋 に 花束 を 抱え た 青年 が 現れ た の を 目撃 し て いる 。 三島 は この 青年 を 「 ユウ イチ 」 、 「 ユウ ちゃん 」 と 呼ん で 異様 に 思わ れる ほど 可愛がり 、 仕事 の 時 以外 に は 絶えず 連れ て 歩い て い た と 回想 し て いる 。  ドナルド ・ リチー に よる と 、 三島 は 1952 年 （ 昭和 27 年 ） 1 月 に ニューヨーク を 訪れ た 際 、 当地 でし たい こと として 、 聖 セバスチャン の 絵 を ある 限り 見る こと 、 シュトラウス の 『 サロメ 』 を メトロポリタン 歌劇 場 で 観る こと とともに 、 執筆 中 の 『 禁色 』 の ため に 実際 の ゲイ バー へ 行っ て み たい と 案内 役 の ドナルド・リチー に 頼み 、 2 人 で グリニッジ・ヴィレッジ の ゲイ バー を 訪ね た と いう 。  『 禁色 』 は 、 同性愛 者 の 美 青年 を 堂々 と 主人公 に し 、 その 美貌 の 描写 を ギリシャ 彫刻 に 喩え て 美 の 化身 の よう に 表現 し て いる が 、 そういった もの は 明治 以降 の 近代 日本 文学 に は 見 られ ず 、 従来 的 な 私小説 的 な もの の 枠 を 大きく 越え て い た もの だっ た 。 その ため 様々 な 反響 が あっ た が 、 それ も 含め て 三島 の 作家 的 地位 が 強まっ た 作品 で ある 。  三島 にとって 『 禁色 』 は 野心作 で 、 〈 廿代 （ 20 代 ） の 総 決算 〉 として 力 を 入れ て 書い た ため 、 力 を 入れ すぎ て い て 読み にくい など の 中村 光夫 の 批評 も ある が 、 ホモセクシャル の 「 アンダー グラウンド 」 や 風俗 を 単に 描い て いる だけ で なく 、 「 セクシャリティ や 美 の 観念 、 芸術 論 、 社会 風俗 、 社会 批判 など が ぎっしり 詰まっ て いる 」 と 佐藤 秀明 が 解説 する よう に 、 作品 の 構成 も 本格 的 で あっ た 。  本多 秋 五 は 、 作品 の 言葉 が 「 芝居 が かっ て い すぎる 」 と し ながら も 、 「 濃厚 強烈 な 言葉 を お め ず 臆 せ ず 縦横 に 駆使 する こと によって 、 われわれ の 文学 は 絶え て 久しい 金 屏風 に 描ける 画 人 を え た 」 と し 、 当時 の 反響 を 以下 の よう に 解説 し て いる 。  臼井 吉見 は 中村 光夫 と の 対談 の 中 で 、 「 とにかく 、 ふて え 小説 だ ね 。 あんな の 、 今 まで ない ん じゃ ない か な 。 あれ だけ 挑戦 的 な 、 あれ だけ 本格 の 構想 を もっ て 挑み かかっ た 小説 は 」 という 感想 を 述べ て いる 。 石原 慎太郎 は 、 既成 の 価値 へ の 「 挑戦 と 復讐 」 を 、 「 面白く て 、 ぞくぞく し て 読ん だ 」 と 回顧 し て いる 。  『 仮面 の 告白 』 （ 1949 年 ） を 高く 評価 し た 花田 清輝 は 、 『 禁色 』 に も 好意 的 な 評価 を し 、 「 男色 という もの が 一つ の プロテスト として 出さ れ て いる 」 と 解説 し て 、 男色 社会 から 見 た 異性 愛 社会 の 図柄 が 浮き彫り に さ れ 、 世間 一般 の 市民 社会 の 秩序 の 基盤 の あやう さ が 露呈 し て いく 様 が 表現 さ れ て いる こと を 指摘 し て いる 。  野口 武彦 は 、 『 禁色 』 執筆 の 頃 の 三島 が 、 自身 の 〈 感受性 〉 〈 気質 〉 を 整理 し 、 それ が 〈 ルネッサンス 的 な ヘレニズム 的 感性 〉 として 作品 に 表 われ て いる ものの 、 後年 に は 再び 、 その 顕在 化 し て い た 〈 感受性 〉 が 、 「 現存 する もの 一般 の 形而上 的 否定 という ロマン 主義 美学 の かたち 」 に なっ て いく と 前置き し 、 この 『 禁色 』 の 時期 の 三島 の 中 に も 、 三島 の 本来 的 な 〈 感性 的 〉 な もの で ある 「 戦時 中 に 〈 日本 浪 曼派 〉 に 育ま れ た 作家 気質 」 は 、 「 早く も 俗悪 な 現実 へ の 復讐 と 〈 美 〉 の 征 覇 による その 成就 という 二つ の 契機 （ モメント ） を 抱懐 し て いる 」 と 解説 し て いる 。 そして 『 仮面 の 告白 』 の 〈 私 〉 の 後身 と も 言える 同性愛 者 の 南 悠一 は 、 老 作家 ・ 檜 俊輔 という 「 現実 へ の 復讐 者 」 「 〈 作品 〉 の 創作 者 」 「 劇 の 演出 者 」 によって 、 「 独自 の 〈 生 〉 」 を 与え られ た 存在 で ある と し て いる 。  筒井 康隆 は 、 作家 を 目指し て い た 頃 に 読ん だ 『 禁色 』 に 衝撃 を 受け 、 「 こんな 凄い 文章 が 書け なけれ ば 作家 に は なれ ない の か と 思い 、 絶望 し た 」 と し 、 軽い 気持ち で 作家 に なろ う と 考え て い た 自分 の 気持 を 根本 から 変え させ 、 「 それなり の 修業 」 の 必要 性 を 痛感 さ せ て くれ た として 、 「 その お蔭 で ぼく は 、 マスコミ によって 便利 に 消費 さ れ て しまう よう な 作家 に は 、 なら ず に すん だ かも しれ ない 」 と 語り 、 それ 以後 、 三島 の 新作 が 発表 さ れる たび に 読む よう に なっ た と 述懐 し て いる 。  瀧田 夏樹 は 、 老 作家 ・ 檜 俊輔 の 「 耽美 的 執念 」 が 、 川端 康成 の 『 眠れる 美女 』 の 江口 由夫 の 「 枯れ はて た 老人 に 化け て 、 禁断 の 場所 に 潜入 し 、 性 の 冒険 を 試みる 」 嗜好 と 共通 し 、 江口 の 「 “ 由夫 ” という 名 も なにか 気 に かかる 」 として 、 『 禁色 』 の 発表 当時 に 「 禁色 は 驚く べき 作品 です 」 「 しかし 西洋 へ 行か れれ ば また 新しい 世界 が ひらける と 思ひ ます 」 と 三島 に 勧め て いる 川端 の 手紙 に 触れ つつ 、 「 この 〈 西洋 〉 で 、 川端 は 何 を 云お う と し た の だろ う か 」 と 述べ て いる 。  『 禁色 』 の 映画 化 について 、 某 プロデューサー と 三島 の 間 で 話題 に 上っ て い た こと が あっ た 。 監督 は 三島 本人 で 、 俊輔 を 山村 聡 、 鏑木 婦人 を 三浦 光子 、 康子 を 岸 惠子 の 配役 、 悠一 は 一般 募集 という 話 を 酒席 で 語り合っ た こと を 、 〈 こんな 冗談 が いつか 実現 し たら 日本 も 大した 国 です が 〉 と 三島 は 知人 へ の 手紙 で 伝え て いる 。  また 三島 は 、 俳優 の 大木 実に 悠一 の 役 を し て ほしい と 思っ て い た 。  坂本 龍一 が 作曲 し た 映画 『 戦場 の メリークリスマス 』 の テーマ 曲 に 、 デヴィッド・シルヴィアン が 詞 を つけ た 「 禁じ られ た 色彩 」 (“”) という 楽曲 は 『 禁色 』 から 着想 さ れ た 。 デヴィッド・シルヴィアン は 三島 の 大 ファン で 、 『 禁色 』 は 愛読 書 だ と いう 。 また 、 三島 の 禁色 発表 当時 の 担当 編集 者 は 、 坂本 の 父 の 坂本 亀一 で あっ た こと から 、 坂本 にとって も 三島 の 存在 を 意識 し た もの だっ た 。東京 アニメ センター （ とう きょう アニメ センター ） は 、 日本 の アニメ について の 情報 発信 と 人材 育成 を 目的 と し た 施設 。  2006 年 3 月 15 日 に 東京 都 千代田 区 外神田 （ 秋葉原 ） の 秋葉原 UDX 内 に 開設 さ れ た 。 運営 は 日本 動画 協会 の 元 、 2011 年 1 月 10 日 まで は 小学 館 集英社 プロダクション を 幹事 会社 と する 企業 コンソーシアム が が 行っ て い た 。  センター 内 に は アニメ 関連 の 展示 を 行う 「 イベント ギャラリー 」 や ラジオ 収録 および アフレコ 体験 ( 2011 年 春 より 休止 ) を 行う こと が 出来る 「 東京 アニメ センター ・ スタジオ 」 、 オフィシャル ショップ の ほか 、 アニメ 関連 事業 者 向け の 情報 収集 ・ 発信 を 目的 と し た 「 アニメプレスデスク 」 が 設け られ て いる 。 開設 当初 は 映画 館 「 アキバ 3 D シアター 」 が 設け られ 、 「 トップ を ねらえ !& トップ を ねらえ 2 !   合体 劇場 版 !!」 など の アニメ 映画 の ロードショー や アニメ 映画 祭 が 行わ れ て い た 。 なお 、 この 施設 は 2017 年 の 移転 後 に 「 UDX シアター 」 と 名称 を 変更 し 、 運営 は UDX カンファレンス オフィス によって 行わ れ て いる 。  2011 年 1 月 10 日 で 一時 休館 。 日本 動画 協会 の 単独 運営 により 同年 2 月 26 日 に 仮 オープン 、 4 月 12 日 に リニューアル オープン 。  2012 年 2 月 に 再度 休館 し 、 同年 8 月 25 日 に アパマンショップネットワーク と の 共同 運営 により リニューアル オープン 。 同社 が 福岡 県 北九州 市 で 運営 する 施設 名 を 冠し た 「 東京 アニメ センター   in   ある ある City 」 に 改名 し た 。  2017 年 7 月 29 日 をもって 、 テナント 契約 満了 の ため 秋葉原 UDX 内 で の 運営 を 終了 。 その後 提携 先 を 大日本印刷 に 変更 、 同年 10 月 28 日 に 新宿 区 市谷田 町 に ある DNP プラザ 内 に 移転 オープン し 、 施設 名称 も 「 東京 アニメ センター   in   DNP プラザ 」 と なっ た 。  秋葉原 時代 に あっ た 東京 アニメ センター ・ スタジオ で は ラジオ 番組 の 公開 録音 が 行わ れ て い た 。  アニメ 検定 は 、 東京 アニメ センター を 中心 と し た 委員 会 で 実施 さ れ て い た 。JibJab （ ジブジャブ ） は 、 パロディ ムービー など に 自分 の 顔 写真 を 切り取っ て 張り 、 e カード と 呼ば れる 、 ネット 配信 できる グリーディングカード として 送る こと が できる サイト で ある 。  2008 年 の クリスマス から 年末年始 の 休暇 期間 に JibJab は 6000 万 の ビジター を 記録 し 、 コラージュ さ れ た e カード は 3500 万 枚 作ら れ た と いう 。 支援 する 主 な 投資 家 に Overbrook   Entertainment （ ウィル・スミス ら が 作っ た プロダクション ） と Sony   Pictures   Entertainment 、 さらに 既存 の 投資 家 Polaris   Venture   Partners など が いる 。 この サイト は 毎年 膨大 な トラフィック を 生み 、 2008 年 合衆国 の 人気 トップ 100 サイト の 一つ で ある 。  2000 年 に ブッシュ 候補 と アル ・ ゴア 候補 が 大統領 選 に 向け て ラップ 対決 を する 、 Flash   communicationServer と ActionScript を 使っ た 政治 パロディ アニメ が FOX 、 ABC 、 CNN など で 取り上げ られ た こと で この サイト は 話題 と なり 、 2007 年 から は 「 starring   you 」 という ムービー に 自分 の 写真 の 顔 の 部分 を コラージュ する こと が 出来る サービス を 開始 する 。  閲覧 は だれ でも 出来る が 、 ユーザー 登録 は アメリカ または カナダ の ロケーション で ない と 登録 出来 ない 。  e カード を 無 制限 で 利用 する に は 月 4 . 99 ドル もしくは 年 13 . 99 ドル の 定期 会員 に 申し込ま なく て は なら ない 。 この 有料 サービス が JibJab の 大きな 収入 源 として 見込ま れ て いる と いう 。  JibJab は 、 1999 年 9 月 、 ニューヨーク 州 ブルックリン に 住ん で い た エヴァン と グレッグ・スピリデルリス 兄弟 が ガレッジ で フラッシュ アニメーション を 作り 始め 、 2000 年 に 政治 を 題材 に し た 風刺 アニメ を 作っ た こと で 広く アメリカ 国民 に 知ら れる よう に なる 。  2001 年 以降 は ブッシュ 政権 を 時事 ネタ で パロディ に し た アニメ を 幾つ か 制作 し て いる 。  2003 年 に は アーノルド・シュワルツェネガー の 出馬 し た カリフォルニア 州 知事 選挙 を ネタ に し た アニメ で さらなる 注目 を 集め た 。  2004 年 、 ジョージ ・ W ・ ブッシュ と ジョン ・ ケリー の 大統領 選挙 を パロディ に し た フラッシュ アニメ 『 This   Land   is   Your   Land 』 が 世界 的 に 脚光 を 浴び た 。  2007 年 、 「 世界一 面白い e カード サイト 」 を 目指し 「 JibJab   Sendables 」 を 立ち 上げ た 。 これ に は JibJab のみ なら ず 170 以上 の コメディアン 、 ミュージシャン 、 パフォーマー が 参入 し 、 1200 タイトル 以上 の e カード が 登録 さ れ て いる  2008 年 の 7 月 に は 、 バラク・オバマ と ジョン ・ マケイン の 大統領 選 の 政治 パロディ が 今回 は ボブ・ディラン （ Bob   Dylan ） の 「 時代 は 変る 」 （ The   Times   They   Are   a - Changin '） の 替え歌 で つくら れ た 。歴史 写真 （ れきし しゃし ん ） と は 歴史 情報 を 含む 写真 の こと を 指す 。 古 写真 と も 呼ば れる 。  主 に 、 幕末 以降 で 人物 や 民俗 風習 、 文化財 を 撮影 し た もの 、 生麦 事件 や 満州 事変 など の 事件 現場 や 、 日 露 戦争 や 市街地 空襲 の 跡 など の 戦争 の 現場 を 撮影 し た もの 、 関東大震災 や 伊勢湾 台風 など の 災害 の 被害 状況 を 撮影 し た もの が ある 。 民俗 で は 、 庶民 の 生活 や 市街 、 郊外 の 情景 を フェリックス・ベアト や スティルフリード など が 撮影 し た もの が 残さ れ て いる 。 土産物 用 に 風俗 や 名所 の 風景 を 撮影 し た 「 横浜 写真 」 という もの も ある 。  日本 で は 、 嘉 永 元年 （ 1848 年 ） に 初めて 写真 機 が 伝わっ た 。 薩摩 藩 藩主 の 島津 斉彬 が 主導 し 、 安政 4 年 （ 1857 年 ） に 撮影 実験 に 成功 し て いる 。  はじめ に 、 日本 の 情景 を 撮影 し た の は 、 アメリカ合衆国 の ペリー の 艦隊 に 従軍 し て い た 写真 家 の エリファレット・ブラウン Jr .（ 1816 年   -   1886 年 ） で ある と さ れる 。 ブラウン の 撮影 し た 写真 や 一緒 に 従軍 し て い た 画家 の ウイリアム・ハイネ の 絵 など を 元 に し た 挿絵 が 『 ペリー 遠征 記 』 に 掲載 さ れ た 。 ブラウン の 撮影 し た ダゲレオタイプ は 、 アメリカ 政府 が 「 ペリー 遠征 記 」 を 出版 する ため に 数 社 へ 預け られ て い た が 、 1856 年 に その 内 の 一つ で 印刷所 の デュバル 社 の 火災 により 焼失 、 ほか の 印刷 会社 に 預け られ た もの も 紛失 し た と さ れ て いる 。 現在 、 確認 さ れ て いる もの は 松前 藩 や 浦賀 奉行 所 の 役人 を 撮影 し た 画像 の 6 点 のみ で ある 。空 撮 （ 英語 : Aerial   Shoot ） と は 、 航空機 （ 飛行機 ・ ヘリコプター ） 等 から 撮影 する こと 。 写真 の 場合 は 空中 写真 と も いう 。  報道 以外 でも 、 映画 撮影 など に も 利用 さ れ て いる 。 また ヒートアイランド の 調査 など に は 赤外線 カメラ など も 使わ れ て いる 。  以前 は 航空機 の 機内 で カメラ を 肩 に 担ぎ 、 身 を 乗り出し て 撮影 する の が 主流 で あっ た が 、 機体 から の 振動 が 撮影 映像 に 出 やすい こと も あり 、 簡易 防 振 装置 として 簡易 防 振 装置 が 出現 する 。 しかし 、 簡易 防 振 装置 で も 振動 が 映像 に 振動 が 出る こと も あり 、 ジャイロ を 搭載 し た スタビライザーカメラ が 登場 し た 。  空 撮 に 使用 する 機体 の 運行 は 朝日 航 洋 の よう な 航空 事業 会社 が 請け負う の が 一般 的 だ が 、 朝日新聞社 で は 自社 で 報道 機 を 運行 し て いる 。  最近 で は 、 マルチコプター など を 利用 し た 低 高度 で の 空 撮も 行わ れる よう に なっ た 。フォト ・ マーケティング ・ アソシエーション ・ トレード ショー （ Photo   Marketing   Association   Annual   Convention   and   Trade   Show ,   PMA ） と は 、 アメリカ で 毎年 開催 さ れる 、 カメラ ・ 写真 機材 を はじめ と し た 映像 関連 総合 見本市 で ある 。  フォト ・ マーケティング ・ アソシエーション （ Photo   Marketing   Association ,   PMA ） は 、 映像 関連 総合 見本市 を 開催 する 団体 で ある 。アニメ 文化 大使 （ アニメ ぶん かたい し 、 " Anime   Ambassador "） は 、 外務省 が 「 ポップ カルチャー 文化 外交 」 の 一環 として 2008 年 から スタート し た 事業 。 各国 の 大使館 など で 日本 の アニメーション 映画 作品 を 上映 し 、 海外 の 日本 アニメ に対する 理解 を 深める と 同時に 、 日本 の 生活 や 文化 を 紹介 し 、 日本 そのもの へ の 関心 に 繋げる こと が 目的 。  2008 年 3 月 、 初代 の アニメ 文化 大使 に ドラえもん が 就任 。 数 多く の アニメ キャラクター の 中 から ドラえもん が 選ば れ た 理由 は 「 ドラえもん 作品 の 中 に は 、 現代 日本 の 生活 や 習慣 が 描か れ て おり 、 『 大使 』 に ふさわしい 」 と の 見解 が 、 外務省 アニメ 文化 大使 諮問 委員 会 から 示さ れ た こと に よる 。 劇場 版 『 ドラえもん   のび太 の 恐竜 2006 』 の 4 ヶ国 語 （ 英 仏 中 露 ） 版 が 製作 さ れ 、 各国 の 大使館 など で 上映 さ れ て いる 。ブツ 撮り （ ブツ どり 、 英 :   Still   life   photography ） と は 、 小規模 な 静物 撮影 の 商業 写真 ・ 映像 業界 における 俗称 。  以前 は 主 に アオリ 撮影 が 可能 な ビューカメラ を 用い て 、 照明 の 構成 によって 被写体 の 形状 や 質感 、 ラベル や 刻印 の 文字 ・ 記号 を 的確 に 描写 し 、 同時に 高級 感 を 演出 する といった 、 技術 を 駆使 し た スタジオ 撮影 を 指し た が 、 現在 で は 広義 に 商業 目的 の 静物 撮影 全般 を 表す 。  昨今 は フィギュア を 愛好 する 者 が 自ら 撮影 し た 写真 を ウェブ に 掲載 し 「 ブツ 撮り ブログ 」 と 称し たり 、 ネット オークション に 用いる 簡易 撮影 装置 に 「 ブツ 撮り キット 」 など の 名称 が 使わ れる など 、 写真 用語 として 一般 に も 認知 さ れる 兆し が ある 。パリ ・ フォト （ Paris   Photo ） と は 、 毎年 パリ で 開催 さ れる 写真 について の 国際 的 な フェア 。 展覧 会 で は なく 、 写真 作品 ・ 写真 集 等 の 販売 を 目的 と する 展示 会 （ アート フェア ） で あり 、 ギャラリー 、 美術 商 、 写真 関係 の 出版 社 等 が 参加 する 。  2008 年 の パリ ・ フォト で は 、 世界 19 カ国 から 86 の ギャラリー と 21 の 出版 社 が 出展 。 特筆 す べき は 「 日本 」 が 特集 さ れ た こと で あり 、 ゲスト・キュレーター として 写真 評論 家 ・ 東京 国立 近代 美術館 客員 学芸 員 の 竹内 万里子 が 招待 さ れ た 。 雑誌 ・ 美術 手帖 （ 下記 参考 文献 参照 ） に よれ ば 、 明治 期 以降 の 130 余 名 が 紹介 さ れ 、 出品 作家 全体 の 約 4 分の 1 が 日本人 だっ た 、 という こと で ある 。  （ 注 ） 日本人 作家 を 取り扱っ て いる の は 、 日本 から の 出品 者 に 限ら れ ない 。  カタログ の 「 ARTISTES   EXPOSÉS   /   ARTISTS   EXHIBITED 」 より  （ 「 ARTISTES   REPRÉSENTÉS   /   ARTISTS   REPRESENTED 」 は 含め て い ない ）渋谷 ステュディオ （ しぶ や ステュディオ 、 Shibuya   Studio   - Jörg   Demus   Memorial -） は 東京 都 渋谷 区 渋谷 3 - 1 - 10 に ある リハーサル スタジオ 。 設立 は 1998 年 。 運営 は 有限 会社 ミュージックスケイプ 。  ピアノ と 室内楽 の リハーサル 用 専用 に 作ら れ た スタジオ で ある 。 設立 当初 は 野平 一 郎 が 選定 し た スタインウェイピアノ B モデル が 2 台 あっ た が 、 現在 は 1 台 と なっ て いる 。 イェルク・デームス が 自分 の 練習 と マスター クラス 用 に 愛用 し て い た 時期 が 長く 、 その 喜寿 を 記念 し て 「 イェルク・デームス・メモリアル 」 と の 名称 も 加え られ た 。 主 に 練習 場所 が 必要 な 外来 演奏 家 の リハーサル 用 として 使わ れ て いる が 、 テレビ 収録 用 として 使わ れる こと も 多い 。 一般 へ の 貸出 も 行っ て いる 。漫画 （ まんが 、 （ コミック ） 、 cartoon 、 manga ） と は 、 狭い 定義 で は 笑い を 企図 し た 絵 を いい 、 「 戯画 （ カリカチュア ） 」 の 概念 と 近い 。 広い 定義 で は 、 必ずしも 笑い を 目的 と し ない 「 劇画 」 「 ストーリー 漫画 」 「 落書き 」 「 アニメ 」 など も 含み 、 幅広い 意味 を 持つ 。  日本 で は 明治 時代 に 輸入 さ れ た " comic "、" cartoon " の 日本語 訳 として 「 漫画 」 という 言葉 を 北澤 楽天 や 今泉 一瓢 が 使用 し た こと に 始まっ て 以後 、 漫画 は comic と 同義 として 扱わ れる 様 に なり 、 その 意味 で の 「 漫画 」 が 昭和 初期 に 普及 し 、 現代 における 漫画 という 語 へ 定着 する よう に なっ た 。 本 項 で は 、 日本 の 漫画 のみ で は なく 、 漫画 全般 について 説明 する 。  漫画 は 、 現時 性 と 線上 性 と が 複合 し た 一連 の 絵 で ある 。 現時 性 と は 「 その 全て を 一望 し て 把握 できる こと 」 、 線上 性 と は 「 流れ の 中 で 部分 を 辿り 、 把握 し て いく こと 」 で ある 。 法隆寺 の 落書き の よう な 卑俗 な 笑い から 、 フランス 革命 前夜 の ビラ の よう な 体制 へ の 嘲笑 で あっ たり 、 また 時に 、 ゴヤ の よう な 人間 存在 を 揺るがす 鋭い ブラックユーモア で あっ たり する 。 その 歴史 は 長く 、 時代 ・ 地域 ・ 社会 層 により さまざま な 形 で 存在 し て き た 。 その 形式 は 極めて 多様 で あり 、 厳格 な 定義 は ほとんど 意味 を なさ ない 。  漫画 は 、 簡略 化 と 事象 の 抽象 化 が 特徴 と さ れる 。 現代 漫画 は 、 映画 など の 影響 を 受け て 20 世紀 に 世界 的 に 発展 し た 、 ストーリー の ある 「 コマ 割り 漫画 」 の   comics   （ コミック ） と 、 「 一 コマ 漫画 」 の   cartoon   （ カートゥーン ） に 分類 する こと が できる 。  漫画 で は 情景 や 人物 の 動作 など は 情報 伝達 の 際 に 、 その 絵 を 提示 する 事 で 表現 さ れる こと が ある 。 視覚 芸術 の 一 分野 に 位置付け られる が 、 1 つ の 画面 で 完結 し ない 「 時間 の 継起 性 」 において 、 時間 の 一瞬 を 切り取っ た （ 近代 以降 の ） 絵画 と は 区別 さ れ 、 1 つ の 画面 （ フレーム ） が コマ を 指す の か 紙面 を 指す の か 不 確定 な ところ に 、 フレーム が 1 つ しか ない 映画 と の 区別 が なさ れる 。  本 記事 において は 漫画 と 表記 さ れ て いる が 、 「 マンガ 」 や 「 まんが 」 と 表記 さ れる 場合 、 これら の 表記 は 意図 的 に 用い られ て いる 場合 も ある 。 ただし 個々 の 評論 家 や 研究 者 によって 定義 は 異なる 。  「 漫画 」 という 言葉 は 、 字義 的 に は 「 気 の 向く まま に 漫然と 描い た 画 」 という 意味 で ある 。 語源 は 、 よく わかっ て い ない が 、 随筆 を 意味 する 漢語 「 漫筆 」 が 「 漫筆 画 」 を 経 て 「 漫画 」 に なっ た と する 説 と 、 「 漫画 （ ま ん かく ） 」 という 名 の ヘラサギ に 由来 する と の 説 が ある 。 江戸 時代 に は 、 山東 京伝 （ 『 四 時 交加 』 、 1798 年 ） や 浮世絵 師 の 葛飾 北斎 （ 北斎 漫画 初版 、 文化 11 年 （ 1814 年 ） ） の 作品 の 序文 や 題名 で 、 用語 「 漫画 」 が 「 絵 による 随筆 」 「 戯画 風 の スケッチ 」 という 意味 で 使用 さ れ て いる 。  明治 時代 に なる と 、 今泉 一瓢 が " caricature " や " cartoon " の 訳語 として 「 漫画 」 を 用い た 。 北澤 楽天 は " comic " の 訳語 として 「 漫画 」 を 使用 し 、 以降 は この 意味 が 「 漫画 」 の 最も 一般 的 な 用法 として 定着 し た 。  英語 で コマ 割り 漫画 を 意味 する   comics   （ コミック ） は 、 ギリシャ 語 で 「 喜劇 」 を 意味 する （ コーミコス ） から 派生 し た 、 「 滑稽 な 」 を 意味 する 形容詞   comic   に 由来 する 言葉 で ある （ 現代 の ギリシャ 語 で も 、 同じ 語源 を 持ち 、 おそらくは 英語 の 影響 を も 受け た 用語 （ コーミクス ） が 、 漫画 の 意味 で 使わ れ て いる ） 。 初期 の 漫画 の 多く は ほぼ 同じ サイズ の コマ を 一 列 に 並べ た 物 で あり 、 また 、 ほとんど は 滑稽 な 内容 を 扱っ て い た ため に 、 これら の ジャンル に は   comic   strip   （ コミック ・ ストリップ 、 滑稽 な 端切れ ） という 呼び名 が 与え られ た 。 それら を 一 冊 の 冊子 に まとめ た 物 は 、   comic   book   （ コミック ・ ブック 、 滑稽 な 本 ） と 呼ば れ 、 それ が 短縮 さ れ て   comic   と なっ た 。 しかしながら 、 漫画 が 深刻 な テーマ を 取り扱う よう に なる と 、 それら に 冠さ れ た   comic   という 名 は 混乱 を もたらし 、   これ を 嫌っ た アメリカ合衆国 の 漫画 家 ウィル・アイズナー は   sequential   art   （ シーケンシャル ・ アート 、 「 連続 さ れ た 絵画 」 の 意味 ） という 呼び名 を 導入 し た 。 なお 、 英語 の   comic   は アイズナー が 代替 語 として   sequential   art   という 用語 を 提案 し た 事 から も 分かる 通り 、 原則 的 に は 複数 の コマ で 構成 さ れる 漫画 のみ を 指す 用語 で ある 。 英語 で は 一 コマ 漫画 は   cartoon   （ カートゥーン ） あるいは   panel   （ パネル ） と 呼ば れる 。 現代 の 英語 の   cartoon   という 用語 が 、 専ら   animated   cartoon   （ アニメーション 作品 ） を 指す 言葉 として 使わ れる よう に なっ た ため 、 印刷 媒体 の 上 で の 一 コマ 漫画 で ある 事 を 強調 し たい 時 は 、 printed   cartoon   と 表記 さ れる 。  英語 の   comic   という 言葉 は ヨーロッパ 諸国 へ も 輸出 さ れ 、 ドイツ 語 の   Comic （ コミーク ） や ロシア 語 の   等 の 呼び名 は 、 英語 の   comic   に 由来 する 。 そして オランダ 語 で は 主 に   strip   が 漫画 の 呼び名 として 使わ れ て いる 。 ただし 、 ドイツ 語 で も 漫画 に対して 自国 語 由来 の   Bildergeschichte   （ ビルダーゲシヒテ 、 絵 の 物語 ） という 言葉 が 使わ れる 事 が ある 。  一方 、 漫画 に対して 英語 の   comic   と は 異なる 呼び名 を 持つ 言語 圏 も 多数 あり 、 フランス や ベルギー といった フランス語 圏 で は   （ バンド・デシネ ） が 使わ れ て いる 。 これ は 「 絵 の 描か れ た 帯 」 という 意味 で 、 英語 の   comic   strip   と 同様 に 、 漫画 の コマ の 配列 について 言及 し た 言葉 で ある 。  フィンランド 語 の   sarjakuva   （ サルヤクヴァ 、 「 連結 し た （ sarja ） 」+「 画像 （ kuva ） 」 ） も 、 やはり 同様 の 意味 の 言葉 で ある 。  スペイン 語 で は 、 アメリカン コミック の よう な ストーリー 性 の ある もの は そのまま   comic （ コミック ）   、 もっと 軽い 、 どちら か と 言え ば 子供 向け の もの は   tebeo （ テベオ 、 単語 の 由来 は 後述 **）   、 風刺 画 、 戯画 の よう な もの は   historieta   （ イストリエタ ） 、 viñeta   （ ビニェータ ） 、 caricatura   （ カリカトゥーラ ） 等 と 呼ば れる 。 近年 スペイン で は 絵 や ストーリー の スタイル が 日本 の 漫画 から 大きな 影響 を 受け て いる 作品 群 は そのまま   manga （ マンガ ）   と 呼ば れ 、 2012 年 に は 王立 スペイン 語 アカデミー 編纂 の スペイン 語 辞書 第 23 版 に も 外来 語 として 記載 さ れる よう に なっ た 。 　  イタリア 語 で は 漫画 は   fumetto   （ フメット ） と 呼ば れる 。 これ は イタリア 語 で 「 煙 」 を 表す   fumo   （ フーモ ） に 由来 する 言葉 で 、 漫画 の フキ ダシ の 形 から この 呼び名 が 生まれ た 。 fumetto   の 複数 形 は   fumetti   （ フメッティ ） で ある が 、 この 言葉 は アメリカ で は イタリア の 漫画 より も 、 むしろ 写真 を 用い た 漫画 を 表す 言葉 として 使わ れ て いる 。  中国語 圏 や 韓国 語 圏 で は 、 日本 から 輸出 さ れ た 「 漫画 」 の 表記 の それぞれ の 現地 発音 による 「 '」（ 台湾 と 香港 で は 「 '」）（ マンホア ） や   （ マン ファ ） という 呼び名 を 使う 。  エスペラント 語 で は 漫画 一般 を 指す 言葉 として 、 bildo （ 画像 ） と literaturo （ 文学 ） を 組み合わせ た 言葉   bildliteraturo （ ビルドリテラツロ ） が 作ら れ た が 、 日本 風 の 漫画 に関して は mangao （ マンガーオ ） と 表記 する こと も ある 。   日本 で は 、 一般 に 「 漫画 」 「 マンガ 」 「 まんが 」 「 コミック 」 など と 呼称 さ れ て いる 。 出版 業 など ビジネス 界 で は 、 漫画 絵 の こと を 「 ポンチ絵 」 （ 日本 初 の 漫画 雑誌 ジャパン パンチ に 由来 する ） と も 呼称 し て いる （ 製造 業 で は ポンチ絵 は ラフ （ 簡単 な 絵 の 概略 構想 図 ） の   類似 表現 で ある ） 。 詳細 は 「 日本 の 漫画 」 項 を 参照 。  漫画 発祥 の 時期 と 場所 について は 、 主 に 漫画 の 定義 に 依存 する 多数 の 異なっ た 説 が 存在 する 。  戯画 的 漫画 ・ 落書き は 、 その 大衆 的 性格 から （ また 時に 体制 批判 的 な 内容 から ） 、 美術 が 権力 者 や 宗教 に 従事 し て い た 古代 や 中世 に は 、 積極 的 に 残さ れる 努力 は さ れ なかっ た 。 それ 故に 、 作例 が かなり 限ら れ て くる 。 日本 の 現存 する 最古 の 漫画 の 作例 で は 、 法隆寺 に 残さ れ た 漫画 が 挙げ られる 。 古代 エジプト の 漫画 として は 、 権力 者 を 動物 化 し て 表現 し た 漫画 が 存在 し て いる 。 これ は 壁画 や 壷 絵 等 、 複数 残さ れ て いる 。 古代 ギリシア で も 、 壷 絵 に は 、 割 と 多く の 戯画 的 表現 を 見出す こと が 出来る が 、 古代 世界 で 多く の 漫画 が 残さ れ て いる の は ポンペイ で ある 。 この 古代 ローマ 時代 の 地方 都市 は 、 ある 日 突然 に 火山 の 噴火 によって 町 が 灰 に 埋もれ た こと から 、 普通 で は 残る こと の ない よう な ごくごく 日常 的 な 絵画 や 漫画 の 類 まで 残さ れ て いる 。 これら は 偶然 に 残さ れ た こと 、 庶民 的 性格 、 おおらか な 性 の 表現 といった 点 で 似 て いる 。  また 、 宗教 において 写本 画 の ごくごく 目立た ない 部分 に 落書き が あっ たり 、 後期 中世 を通じて 大量 に 流布 し て い た 木版 画 に は 、 民衆 的 ユーモア を 確認 する こと が できる 。 日本 の 仏典 の 端 に は 、 写 学生 の 気晴らし と 思わ れる 漫画 など が 見 られる 。 ゴシック 末期 の 、 例えば ショーンガウアー や ボッス の 作品 に は 、 様々 な 戯画 的 世界 が 見 られる 。  宗教 関連 で は 、 仏教 で は 釈迦 一代記 曼荼羅 が 描か れ た 。 これ は 、 釈迦 の 両親 から 、 象 の 夢 による 妊娠 に 始まっ て 、 出家 、 涅槃 まで を 、 中央 の 釈迦 を 中心 に 、 左下 から 反 時計 回り に 展開 し た もの で ある 。 一方 、 キリスト 教 で は 、 イエス の 物語 を 語り継ぐ こと が 信仰 の 中心 と なっ た こと も あり 、 十字架 の 道   ( Via   Crucis )   が 多く の 教会 の 内部 （ 巡礼 に 倣う ため に 、 各 柱 の 下 ） に 描か れ た 。 これ は 、 イエス の 死刑 宣告 から 復活 まで 、 14 コマ + 1 コマ で 描く もの で あり 、 イエス や ピラト 、 マリア 、 シモン 、 ベロニカ など の キャラクター が 定型 的 に 描か れる 。 これら を 原点 として 、 仏教 で も 、 キリスト 教 で も 、 さまざま な 時間 的 な 物語 が 、 絵 や 彫刻 、 ステンドグラス の コマ 、 ないし 連続 的 展開 によって 説明 さ れる 形式 が 確立 さ れ て い た 。 ただし 、 当時 の 民衆 は 文字 が 読め ない 場合 が 多かっ た ため に 、 説明 は 、 宗教 家 の 活弁 によって 補わ れる 必要 が あっ た 。  ルネサンス 美術 は 、 極めて 多様 な 作例 を 残し て いる 。 特に 、 16 世紀 以降 は 、 美術 に 従事 する もの は 個性 的 で ある こと が 優れ て いる と 考え られ 、 その ため に 、 表現 の 幅 が 広げ られ た 。 レオナルド・ダ・ヴィンチ は 、 奇妙 ・ 奇怪 な もの に 非常 に 関心 を 示し 、 彼 の 手 稿 に は 、 多く の 戯画 が 残さ れ て いる 。 レオナルド の 興味 は 、 マニエリスム を 予感 さ せる 。 そして また 、 民衆 的 な 笑い の センス が 、 芸術 的 な 形 に 現れ た 時代 でも あっ た 。 後期 ルネサンス や マニエリスム に は 、 下卑 た 笑い 、 エロティック な もの 、 世相 批判 的 な もの 、 そういった まるで フランソワ ・ ラブレー の 世界 が 、 美術 に 展開 し 、 枚挙 に 暇 が ない 。 それ は 漫画 と 密 に 通じ て いる 。 代表 的 な 美術家 として は 、 ピーテル・ブリューゲル （ 父 ） 、 ジャック・カロ 、 ジュリオ・ロマーノ 、 ルーカス・クラーナハ （ 父 ） など が いる 。 カロ や 、 クラーナハ の 場合 、 当時 飛躍 的 に 発展 し つつ あっ た 印刷 技術 と の 関連 において も 重要 で ある 。  「 コミック ・ アート の 歴史 」 を 著し た R .   セービン は 、 漫画 は 本質 的 に 印刷 媒体 と 関連付け られ て いる という 主張 の 下 に 、 印刷 術 の 発明 により 漫画 の 形式 が 具体 化 さ れ た と の 見解 に 立っ て いる 。 したがって 、 印刷 術 に 先立つ すべて の 漫画 の バリエーション は 、 あくまで 漫画 の 先行 形式 で あり 、 漫画 の 系譜 に 属する もの と は 見なせ ない と する の が 、 セービン の 見解 で あっ た 。  漫画 の 形式 を 備え て いる と 見なせる 、 現在 残さ れ て いる 初期 の 作品 は フランシス・バーロー による 『 A   True   Narrative   of   the   Horrid   Hellish   Popish   Plot （ 恐るべき 地獄 の よう な カトリック 陰謀 事件 について の 真実 の 物語 ） 』 （ 1682 年 ） で ある 。 これ は 、 コマ 絵 の 連続 で 経緯 が 描か れ 、 セリフ は フキ ダシ によって 表現 さ れ て いる 。 その後 、 同様 の 形式 を 持つ もの は いくつ も 発表 さ れ て いる が 、 エディ・キャンベル は 「 それら の 作品 は 漫画 と 言う より も 、 風刺 画 の 連作 で は ない か 」 と 反論 し て いる 。 この 時期 の 特筆 す べき 制作 者 として は 、 トマス・ローランドソン 、 ジャン ・ ヴァンデルフフト 、 ジェームズ ・ ギルレイ 、 ジョージ ・ クルックシャンク が いる 。 ローランドソン と ギルレイ の 作品 の 中 に は 、 フキ ダシ を 導入 し て いる もの も 見 られる 。  それら の 中 でも 、 当時 の 政治 を 風刺 し た ローランドソン の 1784 年 の 作品 『 The   loves   of   the   fox   and   the   badger ,   or   the   coalition   wedding 』 は 、 キャプション 、 フキ ダシ 、 きちんと 展開 する コマ 形式 を 備え た 上 に 、 思考 表現 の フキ ダシ も 持ち 、 コマ 漫画 の プロトタイプ で ある と 見なさ れ 、 この ローランドソン の 作品 は 、 絵 物語 の 連続 表現 として の コマ 漫画 形式 の 普及 を 促進 し た と いえる 。  スイス の ロドルフ・テプフェール は 、 19 世紀 前半 の 漫画 史 における 重要 人物 で ある 。 コマ 絵 と その 下 に 添え られ た 文 から 成る テプフェール による 一連 の 作品 は 、 ヨーロッパ と アメリカ の 様々 な 地域 で 出版 さ れ た （ ただし 、 この 作品 に は フキ ダシ は 用い られ て い ない ） 。 当時 の 著作 権 法 の 不在 により 海賊 出版 さ れ た これら の 翻訳 版 は 、 両 大陸 で 漫画 という 形式 を 持つ 作品 の ため の 市場 を 整え た 。  1845 年 に 、 テプフェール は 著書 『 Essai   de   Physiognomonie （ 人相 学 エッセイ ） 』 の 中 で 、 彼 の 考え を 形式 付け て いる 。 「 絵 物語 を 構築 し 、 しばしば 澱 と なっ て 沈ん で いる 素材 から 可能 性 を 余さ ず 引き出し て やる のに 、 名匠 の 業 を 身 に 付ける 必要 は ない 。 絵 物語 の 構築 は 、 単に 鉛筆 画 で 軽佻 浮薄 な カリカチュア を 描き出す こと で は ない 。 また 、 単に 世間 の 噂 話 を 物語 に する こと で も 、 駄洒落 を 絵画 化 する こと で も ない 。 あなた は 実際 に ある 種 の 演劇 を 発明 し 、 企画 に 沿っ た 形 で 部品 を 配置 し 、 全体 を 満足 な 形 に 整え ね ば なら ない 。 ただ ジョーク を 書き 綴っ たり 、 対句 を 繰り返し たり する だけ で は 駄目 な の だ 。 それ が 優れ た もの で ある に せよ 、 劣っ た もの で ある に せよ 、 真面目 な もの で ある に せよ 、 馬鹿げ た もの で ある に せよ 、 狂っ た もの で ある に せよ 、 正常 な もの で ある に せよ 、 あなた は 『 本 』 を 作る の で ある 」  美術 史家 エルンスト・ゴンブリッチ は 、 テプフェール を 新た な 絵画 言語 の 発明 者 として 認識 し て いる 。 これ は 読者 自身 の 想像 力 によって 補わ れる 、 省略 さ れ た 表現 形式 で あっ た 。  デイヴィド・カンズル （ アメリカ ） や ティエリ・グルンステン （ フランス ） など の 漫画 史 の 研究 者 に よれ ば 、 テプフェール は 現代 的 な 意味 で の コマ 漫画 （ コミック ・ ストリップ 、 バンド・デシネ ） という 表現 形式 を 事実 上 発明 し た 人 として 評価 さ れ 、 「 コマ 漫画 の 父 」 と も 呼ば れ て いる 。  19 世紀 に は 、 新聞 紙上 で の 風刺 漫画 が 人気 を 博し た 。 1841 年 、 イギリス で 風刺 漫画 雑誌 『 パンチ 』 が 創刊 さ れ た 。 1843 年 に 、 『 パンチ 』 は 当時 フレスコ 画 の 下絵 （ カートゥーン ） 展示 会 を 行っ て い た イギリス の 国会 議事堂 を 揶揄 し て 、 誌上 に 掲載 さ れ た 風刺 漫画 を 「 カートゥーン   ( cartoon )」 と 名付け た 。 この 用語 は 漫画 を 表す 一般 的 な 英語 と なり 、 現代 でも 使わ れ て いる 。 同種 の 風刺 漫画 雑誌 として 、 ヨーロッパ 大陸 で は ドイツ の 『 フリーゲンデ・ブレッター 』 や フランス の 『 シャリバリ 』 が あり 、 アメリカ合衆国 で は 『 ジャッジ 』 と 『 パック 』 が 人気 を 博し て い た 。  1865 年 に 、 ドイツ で ヴィルヘルム・ブッシュ による 『 マックス と モーリッツ 』 が 新聞 紙上 で 発表 さ れ た 。 この 絵 物語 は 漫画 の 重要 な 先駆 作品 で ある と 考え られ て いる 。 この 頃 から 中国 で は 漫画 の 形式 が 整い 始め 、 1927 年 に は 完成 し た 。  1884 年 に イギリス で 雑誌 形式 により 出版 さ れ た 『 アリー・スローパー の 半休 日 』 は 、 特定 の 主人公 （ アリー・スローパー ） による 最初 の 連載 漫画 として 評価 さ れ て いる 。 1890 年 に は 、 イギリス で 更に 2 冊 の 漫画 雑誌 『 コミック・カッツ 』 と 『 イラストレーテッド・チップス 』 が 登場 し た 。 これら の 漫画 は アメリカ で も 新聞 連載 さ れ た 。 これら の 作品 により 、 定期 刊行 雑誌 として の ブリ ティッシュ ・ コミック の 伝統 が 確立 さ れ た 。  一般 的 な 基準 による 、 特定 の 登場 人物 が 登場 する 最初 の 成功 し た 連載 漫画 は 、 アメリカ の リチャード ・ F ・ アウトコールト による 連載 一 コマ 漫画 『 ホーガンズ・アレイ 』 （ 1895 年 ） か 、 ドイツ 系 アメリカ 移民 の ルドルフ・ダークス による 連載 コマ 漫画 『 カッツェンジャマー・キッズ 』 （ 1897 年 ） で あっ た 。 『 ホーガンズ・アレイ 』 の 主人公 で ある イエロー ・ キッド の 人気 は 連載 さ れ た 新聞 の 売り上げ 拡大 に 貢献 し 、 その他 の 連載 漫画 の 誕生 を 促し た 。 この 漫画 ブーム は 、 大衆 芸術 として の 漫画 の 始まり を 示す もの で あっ た 。  アメリカ合衆国 において 漫画 を 示す 用語 で ある 「 コミックス   ( comics )」 は 、 ユーモラス な 物語 を 特徴 と し た 初期 の コミック ・ ストリップ （ 新聞 漫画 ） に 用い られ た 形容詞 「 滑稽 な   ( comic )」 に 由来 する 。  1929 年 に 、 アクション 漫画 で ある 『 バック・ロジャーズ 』 と 『 ターザン 』 の 連載 開始 により 、 コミック は その 分野 を 拡大 し 始め た 。 更に 多く の 漫画 が 誕生 する 内 に 、 「 コミックス 」 という 用語 は 、 やがて 作品 の 内容 より も 形式 を 指す 用語 と なっ て いっ た 。 また 、 同年 に は ベルギー の 新聞 『 ル・ヴァンティエーム・シェクル （ 20 世紀 新聞 ） 』 付録 の 白黒 漫画 で 、 タン タン の 冒険 が 初 登場 し た 。 タン タン の 物語 は 1930 年 に 『 タン タン ソビエト へ 』 の 一 冊 に まとめ られ 、 ユーロピアン・コミックス の コミック ・ アルバム の 形式 で 出版 さ れ た 。  その他 に も 、 1929 年 に は 新聞 漫画 を 再版 し た 『 ザ・ファニーズ 』 が 出版 さ れ て いる 。 この 漫画 は アメリカ合衆国 において ニュース スタンド で 発売 さ れ た 、 最初 の 4 色 印刷 の 漫画 として 評価 さ れ て おり 、 タブロイド判 の サイズ で 印刷 さ れ て い た 。 この 判 型 は 当時 の 新聞 の 日曜 版 と 混同 さ れ やすく 、 売り上げ を 伸ばせ なかっ た ため 、 36 号 で 廃刊 と なっ た 。  現在 の アメリカン・コミックス 形式 で 出版 さ れ た 最初 の 漫画 は 、 日曜 版 の タブロイド判 サイズ を 二 つ折り に し た 形式 による 、 『 ファニーズ・オン・パレード 』 で あっ た 。 ニューヨーク の イースタン ・ カラー ・ プリンティング 社 で 働い て い た ハリー ・ L ・ ウィルデンバーグ と マックス ・ C ・ ゲインズ により 、 広告 用 の 景品 として 1933 年 に 出版 さ れ た この 雑誌 の 成功 は 、 同種 の 景品 雑誌 出版 の 呼び水 と なっ た 。 やがて ゲインズ は 余っ た 雑誌 に 10 セント の 価格 を 表示 し た カバー を 掛け て 、 ニュース スタンド で 販売 する こと を 思い付き 、 それら を すべて 売り 切っ た 。 これ により 、 イースタン 社 は ニュース スタンド で 販売 さ れる 漫画 雑誌 『 フェイマス・ファニーズ 』 を 1934 年 5 月 に 創刊 し た 。  1935 年 まで の 漫画 は 、 主 に 当時 の パルプ 雑誌 に 影響 さ れ た 独自 の 素材 を 利用 し て い た が 、 この 頃 から 漫画 外 の 素材 が 漫画 に 用い られる よう に なっ た 。 ウィル・アイズナー は 漫画 外 の 素材 を 漫画 に 持ち込ん だ 漫画 家 で あり 、 漫画 外 の 素材 を 漫画 に 適用 す べく 改良 し 、 漫画 の 文法 を 発明 し た 事 により 高く 評価 さ れ て いる 。 アイズナー により 案出 さ れ た 漫画 の 手法 として は 、 場面 を 突然 に 切り替える 「 ジャンプ ・ カット 」 など が ある 。  アメリカ で は 1938 年 に 、 『 アクション・コミックス 』 第 1 号 で スーパーマン が 初 登場 し 、 アメリカン・コミックス の 黄金 時代 と 呼ば れる 期間 が 到来 し た 。 また 同年 に ベルギー で は 、 バンド・デシネ の 特徴 で ある 週刊 形式 の 漫画 雑誌 『 スピルー 』 が 創刊 さ れ た 。  日本 で は 、 戦後 の 漫画 の 表現 技法 が 後 の 漫画 家 たち に 大きな 影響 を 与え 、 現在 まで 日本 の 漫画 の 表現 技法 として 定着 し て いる 。 日本 の 漫画 の 歴史 について は 、 「 日本 の 漫画 」 「 日本 の 漫画 の 歴史 」 項 を 参照 。シャッター 速度 （ シャッター そく ど 、   ） は 、 カメラ による 写真 撮影 の 際 、 シャッター が 開放 さ れ 、 フィルム または 撮像 素子 が レンズ を 通し た 光 に さらさ れる （ 露出 する ） 時間 （ 露光 時間 、 シャッター スピード 、 「 SS 」 と も 略さ れる ） を いう 。 この 時間 が 短い ほど シャッター 速度 が 速い 、 長い ほど シャッター 速度 が 遅い と いう 。 ( 正確 に は スピード という 表現 は ふさわしく ない 。 注釈 参照 )  シャッター 速度 は ISO 感度 、 絞り と 並ん で 露出 を 決定 する 三 大 要素 の 一つ で ある 。 また シャッター 速度 が 遅い と 手 ぶれ や 被写体 ぶれ を 引き起こす 。 シャッター 速度 は 、 また 、 それ を 適切 に 調節 する こと により 多様 な 写真 表現 を 可能 に できる 。  シャッター 速度 の 系列 に は 倍数 系列 と 大陸 系列 が 存在 する 。 現在 は 倍数 系列 に 中間 シャッター 速度 を 入れ て 0 . 5 EV 刻み や 0 . 3 EV 刻み の 露出 補正 に 対応 する もの も 多い 。  ある 被写体 の 適正 露出 は 感度 、 絞り 、 シャッター 速度 の 適切 な 組み合わせ により 実現 さ れる 。 シャッター 速度 が 適正 露出 に 相当 する もの より 速い （ 露出 時間 が 短い ） と 露出 アンダー と なり 、 遅い （ 露出 時間 が 長い ） と 露出 オーバー に なる 。  適正 露出 と シャッター 速度 の 関係 は 以下 の 通り で ある 。  AE （ 自動 露出 ） カメラ に は シャッター 速度 優先 AE 、 絞り 優先 AE 、 プログラム AE など の モード が ある 。 シャッター 速度 を コントロール し て 撮影 する 場合 、 シャッター 速度 優先 AE を 用いる と 便利 で ある 。 希望 する シャッター 速度 に 合わせ て 絞り が 自動的 に 決定 さ れ 、 適正 露出 で 撮影 できる 。 また 絞り 優先 AE で 撮影 する 場合 、 光量 が 一定 で ある と する と 、 絞り を 開く （ F 値 が 小さい ） ほど シャッター 速度 は 速く 、 絞り込む （ F 値 が 大きい ） ほど 遅く なる 。 特に 深い 被 写 界 深度 （ パン フォーカス ） を 狙っ て 大きく 絞り込む とき は 、 シャッター 速度 が 遅く なる ので 、 ブレ が 生じる 可能 性 が ある 。  シャッター 速度 が 遅い （ 露光 時間 が 長い ） ほど 写真 に ブレ が 生じ やすく なる 。 また 、 レンズ の 焦点 距離 が 長い （ 望遠 より な ） ほど 、 ブレ は 目立ち やすい 。 ブレ に は 手 ぶれ 、 カメラ ぶれ と 被写体 ぶれ が ある 。  手 ぶれ は 手持ち で 撮影 する とき に カメラ を 持つ 手 の 震え によって 生じる ブレ で あり 、 カメラ ぶれ の 一 種 と 考える こと も できる 。  ただ 、 三脚 など を 立て て 手 ぶれ が 起き ない よう な 状態 で も シャッター の 衝撃 や 、 三脚 の 動き など により が 生じる こと が あり 、 これ を 特に カメラ ぶれ と いう 。  被写体 ぶれ （ モーションブラー ） は シャッター が 開放 さ れ て いる 時間 に 被写体 が 動く こと によって 生じる ブレ で ある 。  手 ぶれ 、 カメラ ぶれ は 画面 全体 が ぶれる の に対し 、 被写体 ぶれ は 動い た 被写体 のみ が ぶれる の が 特徴 で ある 。 （ 写真 参照 ） 目安 として は 、 歩い て いる 人 が ぶれ なく なる の が およそ 1 / 125 秒 以下 、 運動会 など の スポーツ 撮影 で ぶれ なく なる の が およそ 1 / 500 以下 と いわ れ て いる 。  手 ぶれ は 一般 に 35 ミリ フィルム 換算 で 焦点 距離 分 の 1 秒 以下 の シャッター を 切る こと によって 防ぐ こと が できる と いわ れる （ 例えば 50 ミリ 相当 の 画 角 を 持つ レンズ なら 1 / 50 秒 、 100 ミリ 相当 の レンズ なら 1 / 100 秒 以上 の シャッター 速度 なら ぶれ ない と さ れる ） 。 それ 以下 の シャッター 速度 で は 三脚 や 一 脚 など を 利用 する こと により ある程度 解消 でき 、 また 最近 の デジタル カメラ や 交換 レンズ の 中 に は 手 ぶれ 補正 機構 が 導入 さ れ 、 かなり の 低速 シャッター で も 手持ち で 撮影 できる よう に なっ て いる もの も ある 。 しかし 、 これら の 方法 で も カメラ ぶれ 、 被写体 ぶれ は 防ぐ こと は でき ない 。 カメラ ぶれ を 防ぐ ため に は リモートレリーズ を 使用 する 、 頑丈 な 三脚 を 利用 する 、 ミラー アップ により シャッター 開閉 の ショック を 少なく する など の 方法 が ある 。  被写体 ぶれ を 防止 する に は 、 さらに ISO 感度 を 上げ たり 、 絞り を 開く 、 あるいは ストロボ など 照明 を 利用 する など の 方法 により 露光 時間 を 短縮 する しか ない 。 特に 風景 写真 で は 画質 の 良い 低 感度 の もと で パン フォーカス を 狙っ て 大きく 絞り込む 結果 、 シャッター 速度 が 遅く なる こと が 多く 、 風 の 止む の を 待っ て シャッター を 切る など 、 風 など による 被写体 ぶれ に 留意 する 必要 が ある 。  一定 の シャッター 速度 を 確保 し つつ 撮影 する に は シャッター 優先 AE を 選択 する 場合 が 多い が 、 暗い 被写体 の 場合 、 絞り が 開い て しまい 、 被 写 界 深度 が 浅く なり すぎる 場合 が ある 。 その ため 、 ISO 感度 を 上げる こと により 、 被 写 界 深度 と シャッター 速度 を 両立 する という 手段 も 存在 する 。 しかし 、 感度 を 上げる と ノイズ が 発生 する こと は 念頭 に 置く 必要 が ある 。 （ 後述 ）  最近 の デジタル カメラ の なか に は 、 ブレ を 防ぐ ため に 一定 の シャッター 速度 を 決定 し 、 同時に 被 写 界 深度 を 確保 する ため 一定 の F 値 を 決定 する と 、 自動的 に 適切 な ISO 感度 を カメラ が 選択 する という モード （ TAv モード など ） を 持つ 機種 が 現れ て いる 。  シャッター 速度 の 違い により 写り 方 が どの よう に 変化 する か 、 高速 シャッター と 低速 シャッター で 同じ 被写体 を 撮っ た もの で 比較 し て み たい 。  これら は 同じ 水 の 流れ を 撮っ た もの で ある 。 左側 の 写真 で は 水 の ある 一瞬 が 凍っ た よう な 形 で 捉え られ て いる の に対し 、 右側 で は 軽い 被写体 ぶれ により 、 水 が 白い 糸 の 束 の よう に 表現 さ れ 、 流れ として 捉え られ て いる 。  この よう に 、 被写体 を 静止 さ せ たい とき に は 高速 シャッター を 、 ぶれ （ モーションブラー ） の 要素 を 取り入れよ う と する とき は シャッター 速度 を 遅 め に 調節 し て やる と 効果 的 で ある 。 なお 、 被写体 ぶれ の 要素 を 表現 に 取り入れ て 低速 シャッター を 用いる 場合 、 手 ぶれ 、 カメラ ぶれ を 防止 する ため 、 三脚 と レリーズ の 使用 は 必須 で ある 。  素早く 動く もの （ レーシングカー や 飛行機 など ） を 静止 （ 被写体 ぶれ を 止める ） し て 撮影 する ため に は 速い シャッター 速度 が 要求 さ れる 。 作例 1 で は 1 / 125 秒 で ミルク の 跳ね返り を 、 作例 2 で は 1 / 2000 秒 という 高速 シャッター で 高速 で 走る レーシングカー の 姿 が 写し 止め られ て いる 。  作例 3 は 同じく レーシングカー を 撮っ た もの で 、 作例 2 と 違っ て 背景 が 流れ て いる 。 これ は 低速 シャッター を 利用 し て レーシングカー の 動き に 合わせ て カメラ の 向き を 動かし ながら 撮っ た もの で ある 。 「 流し 撮り 」 と いわ れる やや 高度 な テクニック を 要する 撮影 方法 で あり 、 スピード 感 が 強く 表現 さ れ て いる 。  作例 4 は 、 低速 シャッター により 露光 時間 中 に ズームレンズ の ズーム リング を 動かし て 撮影 し た もの 。 露光 間 ズーム と いわ れる 手法 で ある 。  夜景 や 、 花火 、 天体 写真 の 撮影 で は 、 三脚 を 立て 、 や タイム など の 撮影 モード で シャッター を 開放 する など により 長時間 露光 （ 一般 的 に 1 秒間 以上 の シャッター 速度 の こと を 指す ） を 行う こと により 、 さまざま な 表現 が 行わ れ て いる 。  天体 撮影 において は 赤道 儀 と 呼ば れる 特殊 な 架台 を 利用 し て 、 カメラ を 天体 の 動き に 追尾 さ せ 、 非常 に 長い 長時間 露出 する こと により 、 肉眼 で は 見え ない 非常 に 暗い 星 や 、 星雲 、 星団 など を 写す こと も 行わ れ て いる 。 作例 5 は 35 分の 長時間 露光 による 天体 写真 で ある 。 淡い 銀河 が はっきり と 写し出さ れ て いる 。  作例 6 は 奈良 ・ 東大寺 二月 堂 の 「 お たいまつ 」 。 8 秒間 、 バルブ で シャッター を 開放 し 、 振り回さ れる 松明 の 火 の 光 跡 が 堂 全体 を 包む よう に ダイナミック に 表現 さ れ て いる 。  作例 7 は 高速 道路 を 往来 する 自動車 の ヘッド ランプ と テール ランプ の 光 跡 を 13 秒間 の シャッター 開放 で 表現 し た もの で ある 。  この よう に 、 シャッター 速度 の 調整 によって 、 さまざま な 写真 表現 が 可能 で ある 。  但し 、 デジタルスチルカメラ 特有 の 現象 として 、 撮像 素子 の ノイズ が 発生 する 弊害 も ある こと を 念頭 に 置く 必要 が ある 。 これ は ISO 感度 を 過度 に 上げ た 場合 や 、 露光 時間 を 長く とっ た 場合 、 または 周囲 の 露光 が 得 られ ない 状況 など 要因 は 様々 で ある 。 場合 によって は 特定 の カメラ そのもの の 弱点 として 出 て しまう 場合 が ある 。  作例 8 は 非常 に 低 露光 の 環境 にて 微弱 な 光源 の 撮影 を 試み た もの で ある が 、 低 露光 による デジタル ノイズ が 目立つ 。 これ は この カメラ 特有 の 特性 による もの で 、 この 場合 防ぐ の は 非常 に 困難 で ある 。芸術 の ため の 芸術 （ げ いじ ゅつのためのげいじゅつ 、 ） は 、 19 世紀 初頭 の フランス で 用い られ 始め た 標語 。 芸術 それ 自身 の 価値 は 、 「 真 の 」 芸術 で ある 限り において 、 いかなる 教訓 的 ・ 道徳 的 ・ 実用 的 な 機能 と も 切り離さ れ た もの で ある こと を 表明 し て いる 。 その よう な 作品 は 時として 「 自己 目的 的 」 （ autotélique   < ギリシア 語   ' autoteles '）、 すなわち 人間 存在 の 「 内向 性 」 や 「 自発 性 」 を 取り入れる ため に 拡張 さ れ た 概念 で ある と 評さ れる 。 日本 で は これ を 主義 として 捉え 芸術 至上 主義 と 呼ぶ こと も ある 。  「 芸術 の ため の 芸術 」 は テオフィル・ゴーティエ ( 1811 - 1872 ) の 言葉 と さ れる 。 ゴーティエ が 初めて この 言葉 を 書い た わけ で は ない と 異論 を 唱える 者 も いる 。 ヴィクトル・クーザン や バンジャマン・コンスタン や エドガー・アラン・ポー の 作品 に も この 言葉 は 現れる 。 ポー は 評論 『 詩 の 原理 』 において こう 論じ て いる ：  しかしながら 、 ゴーティエ は この 言葉 を 最初 に 標語 として 掲げ た 人物 で ある 。 「 芸術 の ため の 芸術 」 は 19 世紀 の ボヘミアニズム の 信条 で あり 、 ジョン ・ ラス キン から 始まり 、 ずっと 後 の 社会 主義 リアリズム を 唱道 する 共産 主義 者 たち に 至る まで の 、 芸術 の 価値 は 何らかの 道徳 や 教訓 的 な 目的 に 奉仕 する こと で ある と 考える 人々 を 物 と も せ ず に 掲げ られ た 標語 で あっ た 。 「 芸術 の ため の 芸術 」 は 、 芸術 は 芸術 " として " 価値 が ある の で あり 、 芸術 の 探求 は それ 自身 で 正当 化 さ れる もの で あり 、 芸術 は 道徳 的 な 正当 化 を 必要 と し ない もの で ある と 主張 し た 。 そして 実際 に 、 彼ら は 道徳 の 破壊 者 を 自認 し て い た 。  さらに 、 ジェームズ ・ マクニール・ホイッスラー は 16 世紀 の 対抗 改革 以降 ずっと 付き纏っ て き た 国家 や 国教 の ため に 奉仕 する という 芸術 の 因習 的 な 役割 を 否定 し て こう 書い た ：  この よう な 素っ気 ない 棄却 は また 芸術 家 が 感傷 主義 から 距離 を 置く こと も 表明 し て い た 。 この 声明 に 見える ロマン 主義 の 残滓 は 、 芸術 家 が 決定 者 として 自身 の 目 と 感覚 に 信頼 を 寄せる という こと に 現れ て いる 。  レオポール・セダール・サンゴール や チヌア・アチェベ といった 芸術 家 たち は この 標語 を 限界 の ある もの で ヨーロッパ 中心 主義 的 な 芸術 ・ 創造 観 で ある と 批判 し て いる 。  『 ブラック アフリカ の 美学 』 において サンゴール は 「 芸術 は 機能 的 」 で あり 「 ブラック アフリカ に は 『 芸術 の ため の 芸術 』 は 存在 し ない 」 と 論じ て いる 。  アチェベ は さらに 辛辣 で 、 評論 集 『 Morning   Yet   on   Creation   Day 』 の 中 で 「 芸術 の ため の 芸術 は 脱臭 さ れ た 犬 の 糞 の さら なる 1 欠片 に 過ぎ ない 」 と し て いる 。  ドイツ の マルクス主義 の 評論 家 ・ 批評 家 で ある ヴァルター・ベンヤミン は さらに 進ん で 、 この 標語 は ファシズム において 「 完遂 さ れ た 」 と 、 後世 に 大きな 影響 を 与え た 評論 『 複製 技術 時代 の 芸術 』 の 結び で 明言 し た 。美学 美術 史 学科 （ びがくびじゅつしがっか ） は 、 日本 に ある 大学 の 学科 。 美術 の 学問 分野 の いち 美学 や 美術 論 、 哲学 と 美術 史 、 思想 史 など を 中心 に 学問 を とりあつかう 。 卒業 制作 は 、 他 の 美術 芸術 系 学科 と ことなり 、 作品 より も 論文 の 形式 。CG アニメ コンテスト は 、 コンピューター を 使用 し た 自主 制作 映像 作品 を 募る コンペ で ある 。 運営 は プロジェクト チーム DoGA 。 1989 年 から 毎年 開催 さ れ て おり 、 国内 の 類似 する コンテスト の 中 でも 歴史 は 最も 古い 。  過去 に ロマ の フ 比嘉 や 新海 誠 、 吉浦 康裕 ら を 輩出 し て いる 。 新海 誠 の 入賞 以来 は グランプリ が 出 にくく なっ て おり 、 10 年 以上 にわたって 2 作品 しか グランプリ が 選ば れ て い ない 。 各 年 の 入賞 作品 は DVD など に まとめ られ 、 販売 さ れ て いる 。 また 、 選外 に なっ た 作品 の 中 から 一部 を ピックアップ し た 「 選外 作品 集 」 も 販売 さ れ て い た が 、 「 CG アニカップ 」 と 共催 に なっ た 第 21 回 は 取り止め られ 、 第 22 回 から は 入選 作品 集 と 同じ DVD に 収録 さ れ て いる 。  受賞 作品 を 発表 する 上映 会 など で は 「 会場 審査 特別 賞 」 も 用意 さ れ て おり 、 会場 の 拍手 の 音量 で 順位 を 決める ユニーク な 方式 が とら れ て いる 。  「 グランプリ 」 を 筆頭 と し た 上 から 二 番目 まで の 賞 を 一覧 する （ 第 10 回 は 「 準 グランプリ 」 、 第 11 回 から は 「 入選 （ 作品 賞 、 映像 賞 … … ） 」 まで を 「 入賞 」 と し た ） 。聖 ルカ 組合 （ 、 ） と は 、 近代 初期 の ヨーロッパ 、 特に ネーデルラント で 画家 など 芸術 家 の ギルド の ほとんど に 共通 し て つけ られ た 名称 で ある 。 聖 ルカ の 名称 は ダマスコ の ヨハネ によって 聖母 の 肖像 を 描い た と さ れ た 芸術 家 の 守護 聖人 ルカ に ちなむ 。  最も 有名 な 聖 ルカ 組合 は アントワープ で 設立 さ れ 、 1795 年 まで 存続 し た が 末期 に は ギルド として の 独占 的 地位 を 失っ て い た 。 アントワープ を 含む 多く 都市 の 自治 政府 は 都市 内 の 同 業者 の 活動 を 規制 する 権利 を ギルド に 与え た 。 その ため 芸術 家 は 芸術 家 の ギルド の 親方 資格 を 取得 し なけれ ば 、 弟子 を とっ たり 作品 を 売っ たり し て 生計 を 立てる こと が でき なかっ た 。ニューヨーク ・ アニメ ・ フェスティバル （ New   York   Anime   Festival ） は 、 2007 年 から ニューヨーク 市 マンハッタン 西 地区 の ジェイ コブ ・ K ・ ジャヴィッツ・コンベンション・センター にて 行わ れ て いる 、 アニメ と 漫画 の コンベンション 。 この イベント の プロデュース は ニューヨーク・コミコン の スタッフ チーム で ある リード・エクスハイビターズ と 、 バラエティ など といった エンタテインメント 関連 の 出版 社 など で ある 。  第 1 回 は 2007 年 12 月 7 日 から 9 日 まで 行わ れ た 。福岡 アジア 文化 賞 （ 英語 ： Fukuoka   Prize ） は 、 アジア の 文化 の 保存 と 創造 に関する 功績 を 顕彰 する ため 、 福岡 市 によって 1990 年 に 始め られ た 賞 で ある 。  アジア の 固有 かつ 多様 な 文化 の 保存 と 創造 に 顕著 な 業績 を あげ た 個人 又は 団体 を 顕彰 する こと により 、 アジア 文化 の 価値 を 認識 し 、 その 文化 を 守り 育てる とともに 、 アジア の 人々 が 相互 に 学び 合い ながら 、 幅広く 交流 する 基盤 を つくる こと に 貢献 する こと を 目的 と し て いる 。  また 、 福岡 市 が アジア の 学術 、 文化 を 世界 に 発信 する 都市 として アピール する こと で 、 今後 、 アジア の 学術 、 文化 の 交流 拠点 として の 機能 を 果たし たい と の 趣旨 が ある 。  この 賞 は 、 国 で は なく 都市 が 、 アジア の 学術 文化 を 対象 として 顕彰 する 初 の 国際 賞 と なる 。  大賞 、 学術 研究 賞 、 芸術 ・ 文化 賞 が 設け られ て おり 、 毎年 9 月 に 福岡 市 で 授賞 式 、 市民 フォーラム など の 公式 行事 を 開催 。  これ まで の 主 な 受賞 者 に ムハマド・ユヌス （ 2006 年 ノーベル 平和 賞 ） 、 莫言 （ 2012 年 ノーベル 文学 賞 ） や ドナルド ・ キーン など が いる 。  2018 年 （ 第 29 回 ）  2017 年 （ 第 28 回 ）  2016 年 （ 第 27 回 ）  2015 年 （ 第 26 回 ）  2014 年 （ 第 25 回 ）  2013 年 （ 第 24 回 ）  2012 年 （ 第 23 回 ）  2011 年 （ 第 22 回 ）  2010 年 （ 第 21 回 ）  2009 年 （ 第 20 回 ）  2008 年 （ 第 19 回 ）  2007 年 （ 第 18 回 ）  2006 年 （ 第 17 回 ）  2005 年 （ 第 16 回 ）  2004 年 （ 第 15 回 ）  2003 年 （ 第 14 回 ）  2002 年 （ 第 13 回 ）  2001 年 （ 第 12 回 ）  2000 年 （ 第 11 回 ）  1999 年 （ 第 10 回 ）  1998 年 （ 第 9 回 ）  1997 年 （ 第 8 回 ）  1996 年 （ 第 7 回 ）  1995 年 （ 第 6 回 ）  1994 年 （ 第 5 回 ）  1993 年 （ 第 4 回 ）  1992 年 （ 第 3 回 ）  1991 年 （ 第 2 回 ）  1990 年 （ 第 1 回 ）  世界 各国 約 7 , 000 人 の 推薦 委員 から の 推薦 を もと に 、 学術 研究 賞 選考 委員 会 と 芸術 ・ 文化 賞 選考 委員 会 が 各 賞 の 受賞 候補 者 を 選出 し 、 福岡 アジア 文化 賞 審査 委員 会 が 決定 する 。  福岡 アジア 文化 賞 審査 委員 会  学術 研究 賞 選考 委員  芸術 ・ 文化 賞 選考 委員 会旅芸人 （ た びげいにん 、 ） と は 、 旅 を し ながら 芸 を する 芸人 、 または それ を 行う 事 で 金銭 を 得 、 生計 を 立て て いる 人 。  動物 の 芸 、 人間 の 曲芸 を 見世物 と する サーカス の 原型 は 古代 エジプト 時代 に あり 、 円形 の 劇場 において 実施 する よう に なっ た の は 古代 ローマ 時代 から と さ れ て いる 。  中世 、 近世 と 継承 さ れ た 大小 様々 な 見世物 興行 は 1772 年 に イギリス で 近代 サーカス と なり 、 全国 を 地方 巡業 する 現在 の 形 と なっ た 。  奇術 （ 奇術 師 ） の 歴史 は 古く 、 演目 の 1 つ 「 カップ ・ アンド ・ ボール   ()」 は 古代 エジプト の ベニハッサン 村 の 4 , 000 年 以上 前 の もの と 推測 さ れ て いる 洞窟 壁画 に それら し き もの が 描か れ て いる 。 紀元前 1700 年 頃 の もの と 考え られ て いる 書物 （ ウェストカー・パピルス ） に は 当時 の ファ ラオ の 前 で 演じ た 奇術 師 の 様子 が 詳細 に 描か れ て いる 。  11 世紀 に トルバドゥール が 登場 。 騎士 や 宮廷 風 の 愛 など を テーマ に し た 曲 を 歌っ た 。 北 フランス に 伝播 し 、 12 世紀 後半 に トルヴェール （ Trouvère ） へ と 変化 し 盛ん に なり 、 ドイツ で は ミンネザング を 歌う ミンネゼンガー に 変化 し た 。  『 万葉集 』 に は 「 遊行 女 婦 」 として 記載 が あり 、 古く は 巫女 舞 など による 宗教 の 伝播 に際して 行脚 中 の 巫女 が 舞う 宗教 芸能 として 扱わ れ た 。  奈良 時代 から 平安 時代 にかけて は 遊女 として 芸能 一般 に 従事 する 女性 を 指し た 呼称 で あっ た こと が 更級 日記 にて 語ら れ て いる 。  平安 時代 末期 から 鎌倉 時代 にかけて は 白拍子 など が 有名 で ある 。 『 平家 物語 』 巻 ノ 一 「 祗王 」 で は 「 鳥羽 院 の 時代 に 島 の 千歳 （ せん さい ） 、 和歌 の 前 という 2 人 が 舞い だし た の が 白拍子 の 起こり で ある 。 初め は 水干 を 身 に つけ 、 立 烏帽子 を かぶり 、 白 鞘巻 を さして 舞っ た ので 、 男 舞 と 呼ん だ 。 途中 で 烏帽子 、 刀 を 除け て 、 水干 だけ を 用いる よう に なっ て 白拍子 と 名付け られ た 」 と 解説 し て いる 。  身分 制度 の 厳しかっ た 江戸 時代 において 、 芸人 は 蔑ま さ れる 存在 で は あっ た が 、 旅 の 制約 の あっ た 一般 庶民 と 違い 、 旅芸人 は 関所 手形 を 持っ て い なく て も 、 芸 を 見せ て 芸人 で ある こと を 証明 できれ ば 、 関所 を 通過 する こと が でき た 。 定住 を 基本 と する 共同 体 において は 、 旅芸人 の よう な 漂泊 する 者 は 異端 で あり 、 そうした マレビト の 来訪 は 、 神 で あり 乞食 の 来訪 として 、 畏敬 と 侮蔑 が ない 交ぜ と なっ た 感情 を 生じ させ た 。 明治 以降 も 旅芸人 は 季節 の 折節 に 村 々 に 現れ て は 芸能 を 見せ 、 日本人 の 暮らし の 季節 感 を 彩る 存在 だっ た 。  1965 年 。 JP 番号 : 65008234マグヌム・オプス （ magnum   opus   〔 単数 〕   /   magna   opera   〔 複数 〕 、 または   opus   magnum   〔 単数 〕   /   opera   magna   〔 複数 〕 ） は 、 「 大作 、 傑作 」 を 意味 する ラテン語 に 由来 し 、 ある 芸術 家 の 作品 の うち で 最大 の 、 そして ことに よる と 最高 の 、 最も 優れ た 、 最も 人気 を 博し た 、 あるいは 最も 名高い 業績 を 指す 。  マグヌム・オプス という 言葉 は 特定 の 個人 の 「 大作 」 と いう だけ で なく 、 たんに ある 一つ の 「 大作 」 を 指す 言葉 として 使わ れる こと も ある 。  マグヌム・オプス という 言葉 は 、 大 規模 な 作品 で なけれ ば なら ない という 要件 を もっ て 、 「 マスター ピース 」 （ 名作 、 代表 作 ） と は 用い られ 方 が 異なる 。US   Manga   または   US   Manga   Corps   do   Brasil   は 、 1997 年 、 ブラジル で Manchete   TV によって 放映 さ れ た テレビ 番組 で ある 。 この 番組 は 、 ブラジル 系 アメリカ の 配給 会社 「 US   Manga   Corps 」 によって 、 日本 の OVA を 放映 する こと を 主 と し た 。カラコロ 工房 （ カラコロ こう ぼう 、 " KARAKORO   Art   Studio "） は 、 島根 県 松江 市 殿 町 43 に ある 、 旧 日本銀行 松江 支店 の 建物 を 利用 し た 工芸 館 で ある 。 2000 年 （ 平成 12 年 ） 4 月 に 開館 し た 。  「 カラコロ 」 と は 、 松江 に 在住 し て い た 小泉 八雲 が 、 1890 年 （ 明治 23 年 ） 当時 木 橋 で あっ た 松江 大橋 を 、 人々 が 下駄 を 履い て 渡る 際 に 響く 音 に 深く 心 ひかれ た こと を 語っ た 文章 から 名付け られ た 。  旧 日本銀行 松江 支店 の 建物 を リニューアル し 、 日本銀行 時代 の 趣 を 多く 残し た 形 で 利用 さ れ て いる 工芸 館 で ある 。 施設 内 に は 製造 ・ 販売 一 体型 の 工房 や 、 レストラン 、 喫茶店 など の 店舗 が 多数 入居 し て いる 。  ガーデン テラス や 地下 大 金庫 、 教室 内 で は 、 コンサート や 絵画 展示 会 、 体験 教室 など 各種 イベント が 開か れ て いる 。福井 市 文化 奨励 賞 （ ふく いし ぶん かしょう れいしょ う ） は 、 福井 市 が 1960 年 （ 昭和 35 年 ） に 創設 し た 賞 。 福井 市内 に 在住 し 、 文化 ・ 芸術 等 の 分野 において 優れ た 活動 と 業績 を あげ た 個人 ・ 団体 の 栄誉 を 称賛 し 、 併せ て 文化 創造 を 志す 者 の 努力 目標 と せ ん と する 賞 。小 絞り ボケ （ こ しぼり ボケ ） と は 、 写真 撮影 において カメラ の 絞り を 絞れ ば 絞る ほど 、 光 の 回折 により 、 画質 の 鮮明 さ が 失わ れ 、 全体 に ぼけ た 画像 に なる 現象 。 単に 回折 現象 と 呼ぶ こと も 多い 。 フィルム カメラ で も デジタル カメラ で も 起こる 現象 で ある が 、 撮像 素子 の 小さい デジタル カメラ （ 特に コンパクトデジタルカメラ ） で は 問題 が 顕著 と なる 。  レンズ の 焦点 距離 と 、 カメラ と 被写体 の 距離 が 同じ で ある と する と 、 レンズ の 絞り 値 （ F 値 ） が 大きい （ 絞り込む ） ほど 、 被 写 界 深度 が 深く なり 、 全体 に ピント が 合う （ パン フォーカス ） わけ で ある が 、 それ と 同時に 光 の 回折 現象 の 影響 も 顕著 に 現れ て くる 。 回折 は 、 光 が 波 の 性質 を 持つ こと に 由来 し 、 障害 物 の 背後 に 回り こむ （ この 場合 、 絞り 羽根 の 裏側 に 回り こむ ） 物理 現象 で ある 。 絞り込む ほど 、 フィルム 面 に 届く 全体 の 光量 が 低下 し 、 像 は 回折 し た 光 による 影響 を 大きく 受ける 。 この ため 全体 が ぼけ 、 解像力 が 低下 する 。 大きく 引き伸ばす と 肉眼 で も わかる ほど と なる 。 この よう に 被 写 界 深度 の 深 さ と 小 絞り ボケ と は 二律背反 の 関係 に あり 、 撮影 にあたって 悩ましい 問題 と なる 。  小 絞り ボケ の 実態 を 示す ため に 、 同じ 木彫り の 人形 を 同じ カメラ 、 同じ レンズ （ 焦点 距離 90 ミリ の 固定 焦点 レンズ ） で 、 三脚 を 用い て 被写体 と の 距離 、 アングル を 固定 し 、 露出 が 変化 し ない よう に 絞り を 変化 さ せ て 撮影 し た （ 露出 値 が 変化 し ない よう 、 シャッター 速度 は 変化 さ せ て いる ） 。  写真 1 は 絞り F 2 . 8 で 撮影 し た 写真 の 全体 像 で ある 。 なお 、 肩 の 部分 など が ぼけ て いる の は 、 「 小 絞り ボケ 」 で は なく 被 写 界 深度 が 浅い こと が 原因 で ある 。 カメラ は APS - C サイズ の デジタル 一 眼 レフ で ある 。   小さい 画像 で は ボケ の 実態 が 表現 でき ない ので 、 写真 1 を 等 倍 に まで 拡大 し て 、 口 の 周辺 を トリミング し た の が 写真 2 で ある 。 被 写 界 深度 は 浅い が 、 ピント の あっ て いる 部分 は 非常 に 鮮明 かつ シャープ に 写っ て いる 。  写真 3 は F 11 における 同じ 部分 の トリミング で ある 。 F 2 . 8 に 比べる と 若干 不鮮明 で ある 。  写真 4 は F 32 における 同じ 部分 の トリミング で ある 。 F 11 に 比べ さらに 不 鮮明 に なっ て いる 。 この よう に 実際 の 写真 を 拡大 し て 比較 し て みる と 、 小 絞り ボケ の 存在 が 明らか に 現れ て くる 。  センサー サイズ や フィルム 面積 が 小さい ほど 、 同じ プリント サイズ に する に は 拡大 率 が 大きく なり 原版 に は 高 解像力 が 求め られる 。  一方 デジタル カメラ の 場合 、 センサー サイズ が 小さい ほど 、 また 画素 数 が 多い ほど 、 一 画素 あたり の サイズ が 小さく なる 。  理想 的 な レンズ の 解像力 は 、 回折 現象 が 問題 に なっ て 、 レンズ の F 値 に 制約 さ れる 。 （ 具体 的 に は エアリーディスク # カメラ を 参照 。 ）  現実 の レンズ で は ウルトラマイクロニッコール 等 の 一部 レンズ を のぞき 、 収差 の 影響 で これ 以下 に 解像力 が 落ち 、 また フィルム カメラ の 時代 に は 許容 錯乱 円 が 比較的 大きかっ た ので 、 小 絞り ボケ は それほど 問題 に なら なかっ た 。 しかし 上記 の よう に 小 センサー サイズ で 画素 数 が 多い 場合 一 画素 あたり の サイズ が 小さく なる こと で 、 回折 現象 が 問題 に なる ケース が 多く なっ て き た 。  レーリー 限界 で の 解像力 限界 （ e 線 ）  郡川 正次 は 適当 な ところ で 折り合い を つける と し ながら も 、 必要 な とき は F 22 まで 絞っ て も よい と し て いる 。  また 、 桃井 一 至 は 実用 上 問題 が なけれ ば 気 に し ない と し て おり 、 プロ カメラマン の 間 で も 意見 が 分かれ て いる 。  大きく 写真 を 引き伸ばす 必要 の ない とき は 、 絞り込む こと による パン フォーカス の 効果 の 方 が はるか に 大きい 。  また 、 デジタル カメラ の 場合 、 画像 処理 （ シャープ ネス 処理 ） により 、 ある程度 、 小 絞り ボケ を 緩和 する こと が できる という 指摘 も なさ れ て いる 。  レンズ など の よう な 集 光 光学 系 を 持つ カメラ で は なく 、 ピンホールカメラ で は 、 フォーカス が 無く 、 ピン ホール を 大きく する と 原理 的 に 絶対 的 に 像 が ぼやけ 、 小さく すれ ば 小 絞り ボケ によって 像 が ぼやける 、 という 関係 に ある ため 、 理論 上 最適 な ピン ホール の サイズ は 唯一 で ある （ 実際 的 に は 、 被写体 の 明る さ と 写真 材料 の 感度 と 撮影 に 許さ れる 露光 時間 から 、 必要 な 光量 を 得 られる サイズ と する の が 普通 で ある ） 。  フォーサーズセンサー の カメラ は ほぼ フルサイズ や 35 mm フィルム と 比べ 同じ 画 角 で あれ ば （ 例えば フルサイズ が 24 mm の 画 角 で あれ ば フォーサーズ は 12 mm で 済む ） 2 段 程度 被 写 界 深度 が 深く 、 F 8 で F 16 相当 の 被 写 界 深度 と なる 。 APS - C センサー の カメラ で は 同じ 画 角 だ と 一段 程度 あり F 11 で フルサイズ 換算 F 16 相当 と なる 。  小さい センサー の カメラ で も 回折 補正 を する 画像 エンジン も かなり 進化 し て いる 。 例えば OLYMPUS は フォーサーズセンサー の カメラ を 出す 企業 で ある が 2013 年 に 今 まで と 比べ て 画像 エンジン で 一段 分 の 改善 を し た と 答え て いる 。  同じ 画 角 と 換算 値 の 被 写 界 深度 と する と 小さい センサー でも 大きい センサー の カメラ と 比べ て F 値 を 大きく し なく て も 速い シャッター 速度 と 低い ISO 感度 で 手持ち で も ブレ ず に 深い 被 写 界 深度 の 写真 を 撮れる という メリット も ある 。数学 的 な 美 （ すう が く て き な び 、 ） と は 、 数学 に関する 審美 的 ・ 美学 的 な 意識 ・ 意義 ・ 側面 を 様々 な 観点 から 取り上げる 概念 で ある 。 数学 的 な 美   ()   と 数学 の 美   ()   は しばしば 同義 に 扱わ れる かも しれ ない が 、 後者 が 数学 そのもの の 審美 性 の 概念 で ある の に対して 前者 は 数学 を 含む 全て の 事象 の 数学 的 側面 に 注目 し 、 かつ 後者 を 包含 し うる こと が それら の 違い で ある 。 従って 本文 で は 前者 の 意味 に 基づい て 論じる 。  多く の 数学 者 は 彼ら の 仕事 、 一般 的 に は 数学 そのもの から 美学 的 な 喜び を 覚え て いる 。 彼ら は 数学 （ あるいは 少なくとも 数学 の ある 種 の 側面 ） を 美 として 記述 する こと により 、 この 喜び を 表現 し て いる 。 数学 者 は 芸術 の 一 形態 あるいは 少なくとも 創造 的 な 行動 として 数学 を 表現 し て いる 。 この こと は しばしば 音楽 や 詩 を 対照 として 比較 さ れる 。 数学 者 バートランド・ラッセル は 数学 的 な 美 に関する 彼 の 印象 を 次 の よう に 表現 し た 。  ハンガリー の 数学 者 ポール ・ エルデシュ は 数学 の に関する 彼 の 見解 を 次 の よう な 言葉 で 表現 し た 。  数学 者 は 数学 の 証明 方法 において 特に 華麗 さ を 評価 する 。   これ は 次 の よう な 文脈 に 依存 する 意味 を 持つ だろ う 。  華麗 な 証明 を 模索 する 中 で 、 数学 者 は しばしば ある 結論 を 証明 する ため の 複数 の 独立 な 方法 に 出会う が 、 最初 に 発見 さ れ た 証明 方法 が 常に 最良 と は 限ら ない 。 おそらく 最も 多数 の 証明 方法 が 知ら れ て いる 問題 の 典型 例 は 三 平方 の 定理 で あり 、 これ まで に 数 百 も の 証明 が 公表 さ れ て いる 。  解法 の 美 は 、 この 定理 の 証明 に も いくつ か 見 られる 。 右 の 図 に よれ ば 、 もはや 文章 や 数式 など を 付与 する 必要 は 全く なく 、 図 のみ から その 定理 の 成立 が わかる 。 簡潔 で ある とともに 説明 の 必要 無し に 直感 的 な 理解 を 形成 する 典型 例 で あり 、 上 で 列挙 し た 五つ の 華麗 さ の うち 少なくとも 最初 の 四つ を 具備 する 。 非常 に 多く の 証明 方法 が 見つかっ て いる 他 の 例 として 平方 剰余 の 相互 法則 を 挙げる こと が でき 、 カール ・ フリードリヒ・ガウス により この 定理 に対して 8 個 の 異なる 証明 が 公表 さ れ た 。  逆 に 、 論理 的 に 正しい が 膨大 な 計算 量 を 要する よう な 結果 、 念入り すぎる 方法 、 大変 に 平凡 な アプローチ 、 あるいは 非常 に 強力 な 定理 や 既知 の 結果 を 多数 使用 する 証明 方法 は 通常 は 華麗 と は 看做さ れ ない し 、 醜悪 とか 不器用 と 評価 さ れる かも 知れ ない 。  数学 を 道具 として 利用 し た 中 で の 手法 の 美 の ひとつ として ヨハネス・ケプラー の 多面体 太陽系 モデル 仮説 が あげ られよ う 。 ケプラー の 時代 に は 太陽系 の 惑星 として 水星 ・ 金星 ・ 地球 ・ 火星 ・ 木星 ・ 土星 の 6 個 しか 知ら れ て い なかっ た 。 ケプラー は 正 多面体 が 5 種類 しか ない こと と 、 6 個 の 惑星 の 軌道 による 5 個 の 隙間 に は 、 正 多面体 と 球 と の 外接 ・ 内接 による 関連 性 が ある と の 仮説 を 立て た 。 結果 的 に は この 仮説 は 彼 の 期待 を 裏切る こと と なっ た が 、 後 の 古典 力学 の 発展 に 繋がっ た 。 (# 美 と 哲学 も 参照 )  一見 無関係 な 印象 を 受ける 二つ の 異なる 数学 分野 を 繋ぐ 数学 的 な 結論 において 美 を 見出す 数学 者 も いる 。  その よう な 結果 は しばしば 深遠 な 洞察 による もの と 表現 さ れる 。  ある 結果 が 深遠 な 洞察 による もの か どう か という こと について 一般 的 な 同意 を 得る こと は 難しい が 、 いくつ か の 例 が しばしば 引用 さ れる 。 その ひとつ は オイラー の 等式 、  で あり 、 一見 無関係 で ある と 思わ れ て い た ネイピア 数   ( 自然 対数 の 底 )   e ,   虚数 単位   i ,   円周 率   π   の 間 に 乗法 単位 元 の   1   と 乗法 零 元   ( 加法 単位 元 )   の   0   のみ を 用い た 単純 な 関係 を 与え た 。 アメリカ の 物理 学者 リチャード・ファインマン は この 等式 を 「 数学 において 最も 特筆 す べき 式 」 (" The   most   remarkable   formula   in   mathematics ")   と 称し た 。  現代 的 な 例 で は 、 楕円 曲線 と モジュラー 形式 の 間 の 重要 な 関連 性 を 見出し た 谷山 ・ 志村 予想 が ある 。 アンドリュー ・ ワイルズ と その 弟子 ブライアン ・ コンラッド 等 は この 予想 を 肯定 的 に 証明 し 、 モジュラー 性 定理 を 確立 し た 。 モジュラー 性 定理 は その 帰結 の 一つ として フェルマー の 最終 定理 を 肯定 的 に 解決 し 、 ワイルズ は ロバート ・ ラングランズ と共に ウルフ 賞 数学 部門 を 受賞 し た 。 また 、 モンスター 群   ()   を モジュラー 関数 に 弦 理論 を通して 結びつける モンストラス・ムーンシャイン は リチャード・ボーチャーズ に フィールズ 賞 を もたらし た 。  ここ で の 深遠 という 言葉 の 対義語 として 自明 を 使用 する 。 自明 な 方法 は 、 他 の 既知 の 結果 から 明白 あるいは 簡単 な 方法 で 演繹 できる よう な 結果 で ある かも 知れ ない し 、 空 集合 の よう に 特定 の 対象 の 特定 の 集合 に だけ 適用 できる もの かも 知れ ない 。 しかしながら しばしば 、 定理 の 記述 の 文章 は 、 その 証明 が かなり 明白 で あっ て も 深い 洞察 を する の に 十分 に 独自 的 で ある かも 知れ ない 。  イギリス の 数学 者 ゴッドフレイ・ハロルド・ハーディ は 彼 の 随筆 で ある ある 数学 者 の 生涯 と 弁明 で 、 数学 的 な 美 は 驚愕 の 一 要素 から 生じる と 示唆 し て いる 。 それ に対して アメリカ の 数学 者 ・ 哲学 者 で ある ジャン ＝ カルロ・ロタ   ()   は 同意 せ ず 、 次 の よう な 反例 を 提示 し て いる 。  それ に対して は おそらく 皮肉 に も 、 Michael   Monastyrsky は 次 の よう に 記し て いる 。  この 反対 意見 は 数学 的 な 美し さ の 主観 的 な 要素 と その 数学 的 な 結論 の 関連 性 の 両方 、 すなわち この 場合 は エキゾチック 球面 の 存在 性 のみ で は なく それら の 具体 的 な 実現 手段 を も 表現 し て いる 。  数 と 記号 の 操作 から 生じる ある 種 の 歓喜 は 、 あらゆる 数学 の 研究 の ため に 必要 な もの で ある 。 科学 哲学 で そう で あっ た よう に 、 科学 や 工学 に 数学 が 道具 として 与え られる と 、 他 に 例 が なく とも 技術 化 社会 は 美学 を 積極 的 に 培う だろ う 。  大半 の 数学 者 で の 数学 的 な 美 の 顕著 な 経験 は 、 能動 的 な 数学 の 研究 活動 から もたらさ れる 。 受動 的 な 方法 で 数学 の 喜び を 楽しむ こと は 大変 に 難しく 、 特に 数学 で は 、 見物人 、 視聴 者 、 傍観 者 の 立場 で は その よう な 経験 を する こと は ない だろ う と さ れ て いる 。 バートランド・ラッセル は この こと を 数学 の 厳しい 美 と 称し て いる 。  数学 的 な 美 は 、 その 美 という 結果 のみ で 評する こと は でき ない 。 数学 的 な 美 を 追求 する こと は 新た なる 事実 の 発見 の 切っ掛け と なる こと は 珍しい こと で は ない 。 物理 学者 ポール ・ ディラック は 科学 者 の とる べき 行動 について こう 述べ て いる 。  つまり 、 この よう な 二者択一 を 迫ら れ た とき に は 数学 的 な 美 を 持つ 理論 を 選択 せよ 、 さ すれ ば それ は 神 が 創造 し た 真理 に 近づき 、 新た な 真理 の 発見 に 繋がる 、 という 訓示 で ある 。  数学 者 の 何 割 か は 数学 という 学問 で なさ れる こと は 「 発明 」 より 「 発見 」 に 近い という 意見 を 持っ て いる 。 その よう な 数学 者 は 詳細 で 正確 な 数学 の 結論 は 現世 に は 依存 する こと の ない 、 普遍 の 真理 として 扱わ れる もの と 考え て いる 。 例えば 、 自然 数 の 理論 は 特定 の 前提 を 必要 と する こと なく 、 普遍 的 に として 有効 で ある こと に 意義 は 唱え ない 。 ある ケース が 神秘 主義 に なっ て も 、 数学 者 は 数学 的 な 美 は 真理 で ある という 観点 を 延長 する 。  ピタゴラス そして ピタゴラス 派 の 哲学 学校 は 文字通り の 数 に関する 真実 性 を 信じ て い た 。 二つ の 自然 数 の 比 として 表現 でき ない 数 の 存在 は 自然 に 背く こと だ と 考え て い た 彼ら にとって 無理 数 の 存在 の 発見 は 大きな ショック で あっ た 。 現代 の 見方 で は ピタゴラス の 数 に関する 神秘 的 な 扱い は 数学 者 による もの と いう より は 数 秘術 者 による 扱い で ある と 考え られ て いる 。 ピタゴラス の 不十分 に 洗練 さ れ た 世界 で 欠如 し て い た もの は 自然 数 の 比 の 無限 数列 の 極限 、 すなわち 現代 の 実数 に関する 概念 で ある 。  プラトン の 哲学 で は 二つ の 世界 、 すなわち 我々 が 住む 物理 的 世界 、 そして 数学 を 含む 普遍 の 真理 を 持つ 概念的 世界 、 が ある 。 彼 は 物理 的 世界 は さらに 完全 な 概念 世界 の 単なる 投影 像 で ある と 信じ て い た 。  ガリ レオ ・ ガリ レイ は 全て の 現代 物理 学 の 数学 的 基盤 と 整合 する 一文 として 「 数学 は 神 が 創造 し た 世界 を 設計 する ため に 用い た 言語 で ある 」 と 主張 し た 。  ハンガリー の 数学 者 、 ポール ・ エルデシュ は 無神 論 者 で は ある が 、 「 神 が 最も 美しい 数学 的 証明 を 書き下し た 想像 の 書籍 が ある 」 と 考え て いる 。 エルデシュ が 個別 の 証明 の 評価 を 要求 さ れ た とき 、 「 その 神 の 書籍 が 根拠 だ !   (!)」 と 絶叫 し た 。 この世 を 神 が 創造 し た とき の 法則 に関する 根源 的 な 真実 の 発見 として 、 数学 は 神 という 異なる 宗教 において 擬人 化 さ れ た ものの 自然 な 候補 で ある 。  20 世紀 の フランス の 哲学 者 アラン ・ バディウ は オントロジー は 数学 で ある と 主張 する 。 バティウ は 数学 、 詩 、 そして 哲学 の 間 の 深い つながり を 信じ て いる 。  いくら か の ケース で は 自然 哲学 者 と 数学 を 繁用 する 他 の 科学 者 は 、 美 と 物理 的 真実 の 間 の 飛躍 的 な 予想 を 作っ た が 、 真実 で ない こと が 明らか に なっ た もの も ある 。 例えば 、 ヨハネス・ケプラー は 彼 の 生涯 において 、 当時 知ら れ て い た 太陽系 の 惑星 の 軌道 の 均衡 性 は 、 5 個 の プラトン 立体 の 配列 から 神 が 構成 し 、 それぞれ の 軌道 は ひとつ の 多面体 に 外接 かつ 別 の 多面体 に 内接 する 球 上 に ある 、 と 信じ て い た 。 プラトン 立体 は 確か に 5 個 あり 、 ケプラー の 仮説 は 6 個 の 惑星 軌道 のみ に 適合 する もの で あり 、 後 の 天王星 の 発見 によって 否定 さ れる 。  数学 の 哲学 も 参照 。  1970 年代 、 アブラハム・モレス と フリーダー・ネイク は 美 と 情報処理 、 情報 理論 の 間 の 関係 を 調査 し た 。  1990 年代 で は 、 ユージン・シュミットフーベル は アルゴリズム 的 情報 理論 に 基づく 観察 者 依存 の 主観 的 な 美 に関する 数学 的 理論 を 定式 化 し 、 主観 的 に 拮抗 し た 対象 間 で の 最も 美しい もの は その 観測 者 が 持つ 事前 知識 に 関連 する 短い アルゴリズム 表現 を 持つ と し た 。  シュミッドフーベル は 美 と 興味 を 明示 的 に 区別 し て いる 。  後者 の 興味 は 主観 的 に 知覚 し た 美 の 一 階 微分 に 対応 し 、 観測 者 は 反復 、 対称 性 、 フラクタル 自己 相似 性 の よう な 秩序 の 発見 による 観測 結果 の 推測 性 と 圧縮 性 を 改良 し 続け て いる 。 継続 観測 事象 が かつて 無かっ た よう な 小量 の 情報 量 で 記述 できる よう に 、 観測 者 の 学習 過程   ( 人工 神経 回路 網 の 予測 の よう な )   が 改良 データ 圧縮 を もたらす 度 に 、 圧縮 過程 に 対応 する データ へ の 一時 的 な 興味 を もたらし 、 観測 者 に 内在 する 好奇 的 な 報酬 に 比例 する 。  例えば 、 複素 数列 の 極限 の 存在 ・ 発散 性 の 問題 は 古く から 議論 さ れ て い た が 、 膨大 な 計算 量 を 必要 と する その 全容 解明 に は コンピュータ の 計算 速度 の 発達 を 待つ 必要 が 有っ た 。 特に ブノワ・マンデルブロ は ある 種 の 複素 数列 で の この 問題 の 挙動 について 研究 し 、 フラクタル 性 ・ 自己 相似 性 と いわ れる 非常 に 奇妙 な 振る舞い を 持つ マンデルブロ 集合 を 発見 し た 。 フラクタル 幾何 学 や カオス 理論 を 題材 と し た この よう な 視覚 化 映像 は 、 数学 と 計算 機 科学 ・ 数理 情報 理論 の 競演 による 、 数学 が 持つ 潜在 的 な 美 の 可視 化 で ある と いえる 。 これ は 次節 で 述べる デジタル アート の 発展 の 引き金 の ひとつ と なる とともに 、 直接的 で は ない に し て も 数理 情報 理論 、 特に 情報 圧縮 の 進展 へ の 刺激 と なっ た こと は 特筆 できる 。  日本 において は 、 専門 誌 『 数学 セミナー 』 の 「 エレガント な 解答 を もとむ 」 という コーナー が 長期 にわたって 「 エレガント な 解 」 （ 「 美 」 と 似 た 概念 と 言える で あろ う ） を 扱っ て いる 。  数学 における 美学 の 心理 は 、 統合 心理 学   ()   における ピエロ・フェルッチ   ()   の 業績 で ある 精神 解析 学 以後 の 手法 、 認知 心理 学   (   シェパード トーン   ( 無限 音階 ,   )   における 自己 相似 を 用い た 錯覚 の 研究 )   、 美学 的 評価 の 神経 心理 学 、 など として 研究 さ れ て いる 。 これら は 単に 数学 の 芸術 へ の 応用 として のみ で は なく 、 数学 の 持つ 美 を 見える ・ 聞こえる ・ 感じる 、 といった 方法 による 表現 、 すなわち 表現 の 美 を もたらす 。 なお 、 これら は 単に 数学 を 利用 し た 芸術 として 扱う べき もの で は なく 、 数学 の 深層 美 が そこ に 存在 する こと が 重要 で あろ う 。 いくつ か の 芸術 分野 で の 数学 的 な 美 の 例 を 以下 に 示す 。  ヤニス・クセナキス   の 確率 的 音楽 、 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ の 対位法 、   イーゴリ ・ ストラヴィンスキー の 春 の 祭典 の よう な ポリ リズム 的 構造 、 エリオット・カーター の 、 アルノルト・シェーンベルク の 十 二 音 技法 で の 順列 、 そして カールハインツ・シュトックハウゼン の   で の シェパード トーン の 応用 など 。  美術 の なか で の 顕著 な 一 例 は 黄金 比 で ある 。 美術 作品 で の 対象 物 の 形 、 構図 、 など において 安定 性 の ひとつ の 根拠 として 用い られ て いる 。 これ が 数学 的 な 定義 による 黄金 比 の 輸入 による もの で ある に しろ 、 結果 として 美術 作品 から 黄金 比 が 見いださ れ た もの で ある に しろ 、 数学 と 美術 の 関連 性 を 示す 有意 な 例 で ある 。 この よう な 安定 性 を 与える 他 の 例 として 白銀 比 、 フィボナッチ 数 が ある 。  カオス 理論 と フラクタル 幾何 学 の デジタル アート へ の 応用 、 レオナルド ・ ダ・ビンチ の 対称 性 の 研究 、 ルネサンス 美術 の 遠近 法 の 開発 における 射影 幾何 学 、 オプ・アート で の 格子 模様 、 ジャンバッティスタ・デッラ・ポルタ の カメラオブスキュラ で の 光 幾何 学 、 解析 的 な 立体 派 と 未来 派 など 。アストゥリアス 皇太子 賞 （ ） は 、 アストゥリアス 皇太子 （ スペイン 皇太子 ） が 主宰 する スペイン の 賞 。 スペイン 皇太子 賞 、 皇太子 賞 と も 呼ば れる 。  1980 年 、 アストゥリアス 皇太子 財団 （ Fundación   Príncipe   de   Asturias ） により 創設 。 授賞 式 は アストゥリアス の オビエド で 開催 さ れ 、 受賞 者 に は 、 ジョアン・ミロ による 彫像 と 、 賞金 5 万 ユーロ が 寄与 さ れる 。 現在 ある の は 、 以下 の 各 部門 。ファン ディスク （ Fun   Disk または Fan   Disc ） は 、 コンピュータ ゲーム や アニメ 業界 で 用い られる 和製 英語 。 記述 時 の 略称 は 「 Fun / Fan   Disk 」 の 頭文字 を とっ た FD 。 特定 の 作品 の ファン   ( Fan )   へ 向け た お 楽しみ   ( Fun )   要素 に 重点 を 置く ディスク 製品 、 ファン ユーザー 向け ソフト の 意味 で 使わ れる 。 似 た 言葉 として 「 ファン ブック 」 や 「 ファン アイテム 」 が ある 。  乙女 ゲーム や BL ゲーム の ファン ディスク は 、 元 と なる 本編 の 後日 談 的 な 役割 を 担う 内容 が 基本 で ある 。  本編 で は 描か れ なかっ た エンディング 後 の キャラクター と の やりとり （ 親 密度 の 高い もの で ある こと が 多い ） を 主 と し 、 ミニゲーム や 新規 キャラクター の 攻略 が 可能 に なる 場合 も ある 。 『 遙 か なる 時空 の 中 で 3 』 や 『 華 ヤカ 哉 、 我 ガ 一族 』 など 、 本編 の 途中 から 分岐 し た ストーリー や パラレル により 、 同 一 作品 の “ IF ” を 描い た ファン ディスク が 2 本 以上 発売 さ れる こと も 珍しく ない 。 その 多く は 、 元 と なる 作品 同様 フル プライス で ある 。  美少女 ゲーム における ファン ディスク は 他 業界 より 特別 な 意味 を 持っ て おり 、 元 作品 の 補助 ・ 外伝 として 発売 さ れる ゲーム の 総称 として も 用い られる 。  元々 は 元 作品 を ベース と し た ミニゲーム や デスク トップ 壁紙 集 など を こう 呼称 し て い た が 、 次第に 解釈 が 拡大 さ れ 、 元 作品 と 同 規模 の 売上 が 見込める よう な スピンオフタイトル で も ファン ディスク を 称する こと が ある 。 その 場合 、 元 製品 に 比べ て 値段 が 安い こと が 一般 的 で ある 。  ゲーム の ファン ディスク が 同 媒体 の ゲーム で ある の に対し 、 アニメーション 作品 の ファン ディスク で は 必ずしも アニメーション が 制作 さ れる わけ で は ない 。  主 な 内容 は アニメ を 基 に し た イベント の 映像 や 本編 の ダイジェスト 、 声優 による オーディオコメンタリー など で ある 。 映像 作品 で すら なく 、 派生 の ドラマ CD や キャラクター ソング CD を ファン ディスク と 呼称 する こと も ある 。 また 、 本編 を 踏まえ て 新た に 制作 さ れ た アニメーション 作品 で あっ て も 、 その ほとんど は OVA と 呼ば れ 、 ファン ディスク という 呼称 が 用い られる こと は ない 。アシスタント ・ エンジニア （ Assistant   Engineer ） は レコード 、 CD 、 DVD など の 音楽 録音 物 の 制作 に 従事 し 、 音響 の 調整 と 録音 など を 行う レコーディング ・ エンジニア の 補佐 として 、 マイクロ フォン や 録音 機材 など を スタジオ 内 へ の セットアップ を 行っ たり 、 レコーディング ・ セッション 中 の MTR や DAW の オペレーション など を 行う エンジニア で ある 。  アシスタント ・ エンジニア の 業務 は スタジオ 毎 に 多少 の 違い は あっ て も 、 基本 的 に は ほぼ 共通 する 内容 で レコーディング ・ スタジオ で の 録音 作業 に 従事 する 事 に なる 。 作業 内容 として は 、 メイン と なる レコーディング ・ エンジニア の 補佐 的 作業 が あり 、 スタジオ 側 に 設置 さ れる 楽器 など に対して 指定 さ れ た マイクロ フォン や H / A または 周辺 機器 など を 設置 する 事 が あり 、 録音 作業 が 開始 さ れ て から は MTR または DAW など の オペレーション を 行い 、 作業 の 円滑 な 進行 を 行う 役割 を 持っ て いる 。  概ね 雇用 先 または 所属 先 が レコーディング ・ スタジオ と なる ため 、 所属 し て いる スタジオ の 音響 特性 や オーディオ または 電源 まわり の 回線 特性 、 機材 一式 の 特性 など 様々 な 面 を 熟知 し て いる 事 から 、 外部 から セッション の 時 だけ 作業 に 来 た エンジニア や プロデューサー に対して 、 音 作り や 作業 効率 を 踏まえ た 様々 な 補助 および 提案 が 出来 て 、 それら の 事 を 求め られる エンジニア で も ある ため 、 アシスタント ・ エンジニア は スタジオ と レコーディング ・ セッション にとって は 必要 不可欠 な 存在 で ある と も 言える 。   レコーディング ・ セッション 開始 前 の 作業 として は 、 開始 予定 時刻 の 1 〜 2 時間 前 （ 編成 によって は 前日 の 夜 ） から スタジオ 内 の セットアップ を する 。 セッティング する 機材 に は マイクロ フォン 、 マイク ・ スタンド 、 マイク ・ ケーブル 、 遮蔽 板   、 キュー ・ ボックス   等 の 設置 と 結線 を 行う 事 が セッション に 向け た 最初 の 作業 と なる 。 マイク 回線 など は ミキシング ・ コンソール へ 立ち 上げ 、 セットアップ 完了 後 に は 全て の 回線 チェック など を 行い 、 セッティング が 予定 通り に なっ て いる か の 確認 や 、 マイク ・ ケーブル の 断線 や 機材 の トラブル など の 有無 を 確認 し て セッション が 問題 なく 行わ れる よう に 完了 さ せる 。  レコーディング 時 の 主 な 作業 に は 、 レコーディング ・ エンジニア の 作業 に関して の 全般 的 な サポート 業務 が あり 、 コンソール 上 の セットアップ と その 変更 作業 など が ある 。 そして MTR または DAW など の オペレーション 業務 は セッション において 重要 な 部分 と なっ て いる 。 その 作業 内容 は DAW 登場 以降 は 多岐 に わたっ て き て い て 、 音響 関連 の 機材 以外 に も DAW システム の コア として 使用 さ れる コンピューター の 熟知 など が 求め られ て い て 、 通常 の 録音 作業 や パンチイン など の リアルタイム 録音 編集 作業 は 従来 通り の 流れ に なっ て い て も 、 DAW 内 で オーディオ ・ リー ジョン の 編集 作業 や 音質 修正 作業 など を 駆使 する 場面 も 出 て くる ため 、 そう 言っ た 状況 下 において は コンピューター ・ プログラマー に 近い スキル を 求め られる 場合 も ある 。 そして メンタル 面 として は 、 録音 作業 に 携わっ て いる ミュージシャン や スタッフ から の 要望 へ 機械 操作 的 作業 内容 以外 に も コミュニケーション 部分 で 対応 する など 、 セッション を 円滑 に 進める ため に は アシスタント ・ エンジニア が 重要 な ファクター と なっ て くる ため 、 全体 として は セッション 中 において 一番 仕事 量 の 多い スタッフ の １ 人 に なっ て いる 場合 も ある 。  レコーディング が 終了 し た 時点 、 または それ まで の 間 に 、 各種 テープ ・ メディア または ハードディスク ・ ドライブ など へ 記録 さ れ た 音源 を 整理 し たり 確認 検 聴 する 作業 など も 必要 に なっ て くる 。 DAW ベース で の 作業 の 場合 に は 持ち込ま れ た デバイス に対して データ 移行 作業 を 行っ たり 、 セッション ・ ファイル の 統合 作業 など 、 コンピューター の モニター 画面 上 で の オペレーション 業務 が セッション 終了 の 後 に 数 時間 続く 場合 も あり 、 アナログ または デジタル の テープ ・ メディア を 用い て い た MTR に 比べ 業務 内容 は 増え て いる 面 も ある 。  ミキシング 作業 時 に は レコーディング 時 の よう な 作業 量 は 無い が 、 ミキシング ・ セッション が 始まる 前 に 機材 と コンソール の セットアップ を する 点 で は 、 レコーディング 開始 前 と 似 た 部分 も ある 。 ミキシング 中 は MTR または DAW の オペレーション が 必要 に なる 場合 も ある が 、 ミキシング ・ コンソール で コンピューター ・ オートメーション を 使っ て いる 場合 など に は コンピューター 側 の 操作 で オペレーション を 補助 する 場合 も ある 。  ミキシング 終了 時 に は ミキシング さ れ た 音源 を 何らかの 記録 メディア に 固定 化 する 必要 性 が ある ため 、 その 為 の レコーダー と なる 機材 の セットアップ および OSC 信号 （ オシレーター ） を 用い た 音響 調整 など 、 マスター 素材 と なる 重要 な コンテンツ を 事故 無く 固定 化 さ せ 納品 用 に 作成 する 準備 を する 。  各 セッション 内容 によって 撤収 作業 に は 若干 の 違い が ある が 、 レコーディング および オーバー・ダブ・セッション の 場合 に は 使用 さ れ た マイクロ フォン を 含む 全て の 機材 を 片付け 、 スタジオ 内 と コントロール ・ ルーム 内 を スタジオ 毎 に デフォルト 指定 さ れ て いる セットアップ 前 の 状態 へ 初期 化 する 作業 が ある 。 この 際 、 スタジオ 常設 機材 と 個人 または レンタル 会社 など から 持ち込ま れる 機材 と の 混入 を 防ぐ 確認 作業 も スタジオ 側 の 管理 として 行う 。 ミキシング ・ セッション 終了 時 に は 、 ミキシング 音源 が 固定 化 さ れ た マスター 素材 の 必要 数 確認 と 納品 先 確認 など を 行っ て 、 作業 に 携わっ て いる プロデューサー または エンジニア など へ 記録 さ れ た メディア を 渡し 、 全て の 作業 は 終了 と なり 、 残る 片付け 作業 は レコーディング ・ セッション の 時 と 同様 の 流れ に なる 。  日本 国内 における アシスタント ・ エンジニア の 雇用 形態 は レコーディング ・ エンジニア 同様 に いくつ か の パターン に 分類 できる 。 一般 的 な 例 として 、 録音 スタジオ や 音楽 制作 会社 など が 社員 として 直接 雇用 契約 を むすぶ 形態 で あり 、 古く から この 形 を 取る ケース が 多い 。 他 に は 、 エンジニア 集団 が 作っ た 組織 や エンジニア 派遣 会社 など に 所属 し て 契約 関係 に ある スタジオ など へ 派遣 要請 さ れる 場合 も あり 、 日本 国内 で は 1970 年代 後半 から その よう な 雇用 形態 が 増え て き た 。 職 に 就く まで の 一般 的 な 流れ に は 、 音響 系 専門 学校 あるいは 大学 など を 卒業 し た 後 に レコーディング ・ スタジオ や レコード ・ メーカー または 音楽 制作 会社 など に 就職 し て 、 アシスタント 業務 候補 生 として の 見習い から 始める 例 が 多い 。一般 社団 法人   日本 写真 著作 権 協会 （ に ほん し ゃしんちょさくけんきょうかい 、 " Japan   Photographic   Copyright   Association "） は 、 写真 に関する 著作 権 管理 団体 。 略称 「 JPCA 」 。 2009 年度 の 会長 は 写真 家 の 田沼 武能 。  日本 写真 家 協会 、 日本 広告 写真 家 協会 、 日本 写真 文化 協会 、 日本 婚礼 写真 協会 、 日本 肖像 写真 家 協会 、 日本 写真 作家 協会 、 全日本 写真 連盟 、 日本 スポーツ プレス 協会 、 日本 自然 科学 写真 協会 、 日本 風景 写真 協会 の 10 団体 ・ 会員 と 信託 者 から 構成 さ れ て いる 。 社団 法人 著作 権 情報 センター 、 社団 法人 日本 複写 権 センター 、 日本 美術 著作 権 機構 、 著作 権 問題 を 考える 創作 者 団体 協議 会 に 加盟 し て いる 。  任意 団体 として の 創立 は 、 1971 年 5 月 31 日 。 1970 年 の 著作 権 法 改正 によって 1971 年 から 写真 著作 権 の 保護 期間 が 「 公表 後 50 年 」 に 延長 さ れ た こと を 受け て 、 写真 著作 権 の 管理 機構 として ､ 日本 写真 家 協会 ､ 日本 広告 写真 家 協会 ､ 日本 写真 文化 協会 ､ 日本 肖像 写真 家 協会 ､ 全日本 写真 連盟 ､ 日本 報道 写真 連盟 を 結集 し て 発足 し た 。 発足 時 の 会長 は 、 渡辺 義雄 。  これ に 先駆け て 、 写真 の 著作 権 擁護 ・ 保護 期間 の 延長 の ため の 法 整備 を 推進 する 組織 として 、 1965 年 に は 、 全日本 写真 連盟 、 日本 広告 写真 家 協会 、 日本 肖像 写真 家 協会 、 日本 写真 家 協会 、 日本 写真 文化 協会 、 東京 写真 事業 協同 組合 の 6 団体 が 加盟 する 全日本 写真 著作 者 同盟 （ 委員 長 ＝ 渡辺 義雄 ） が 結成 さ れ て い た 。  日本 写真 著作 権 協会 と 全日本 写真 著作 者 同盟 の ふたつ の 団体 は 、 法 整備 に 向け た 運動 と 実際 の 著作 権 管理 の ふたつ の 仕事 を 分担 し ながら 、 協力 し 、 2000 年 10 月 に 合併 し 、 新た な 日本 写真 著作 権 協会 として スタート し た 。  さらに 、 2003 年 6 月 5 日 、 有限 責任 中間 法人 と なっ た 。 2004 年 4 月 、 日本 スポーツ プレス 協会 が 正式 加入 。  写真 著作 権 に関する 管理 業務 の 他 に 、 写真 著作 権 の 保護 、 写真 著作 権 者 の 相互 の 親睦 、 権利 の 擁護 など の ため に 活動 し て いる 。 具体 的 な 業務 として は 、 写真 の 複写 権 使用 料 の 徴収 と 写真 著作 権 者 へ の 分配 、 著作 権 者 ID データベース の 運営 、 総合 画像 ポータルサイト & データベース 「 JPCA － グラフィカ 」 の 運営 など が 挙げ られる 。  「 JPCA － グラフィカ 」 は 、 一般 で も アクセス できる 。 「 JPCA － グラフィカ 」 は 、 ジャンル 別 に 写真 を 閲覧 でき 、 デザイナー や 印刷 ・ 出版 ・ ウェブ など の 関係 者 が 写真 を 探す 時 、 一定 程度 役 に たつ よう に なっ て いる 。 著作 権 者 ID が 分っ て いれ ば 、 欲しい 写真 著作 権 者 の 作品 だけ を 一覧 する こと も できる 。  他 に 、 フォトコンテスト の 応募 要項 における 写真 著作 権 帰属 など の 規定 について 、 範 例 を 作成 する など し て 、 写真 著作 権 の 確立 の ため の 活動 を 行っ て いる 。女人 芸術 （ に ょにんげいじゅつ ） は 、 長谷川時雨 が 主宰 し て 、 1928 年 （ 昭和 3 年 ） 7   月 から 1932 年 （ 昭和 7 年 ） 6 月 まで 48 冊 を 出し た 女性 の 文芸 雑誌 で 、 次第に 女性 解放 の 理論 誌 的 色彩 を 濃く し た 。 ほか に 、 ともに 短命 に 終わっ た 同名 の 雑誌 2 例 が 記録 さ れ て いる 。  1928 年 7 月 、 女流 文壇 の 姐 御 、 49 歳 の 長谷川時雨 は 、 おのれ が 人気 大衆 作家 に 引き上げ た 年下 の 夫 三上 於菟吉 の 資金 を 得 て 、 後進 に 発表 の 場 を 開き 、 婦人 の 解放 を 進める ため 、 女性 が 書い て 編集 し て デザイン し て 出版 する 商業 雑誌 、 『 女人 芸術 』 を 発刊 し た 。  創刊 時 は 、 発行 が 長谷川時雨 、 編集 が 素川 絹子 、 印刷 が 生田 花世 、 発行 所 が 牛込 区 左内 町 （ 現 新宿 区 市谷左内 町 ） の 時雨 宅内 『 女人 芸術 社 』 だっ た が 、 のち 編集 も 時雨 が 兼ね 、 発行 所 は 赤坂 檜 町 （ 現 赤坂 9 丁目 ） へ 引っ越し た 。 熱田 優子 、 城 しづか （ 夏子 ） 、 堀江 か ど 江 、 望月 百合子 、 八木 あき 、 小池 みどり 、 川瀬 美子 ら も 、 参画 し た 。  毎号 の 赤字 は 、 三上 於菟吉 が 補填 し た 。  菊判 、 150 ページ 前後 、 定価 は 文藝春秋 と 同じ 40 銭 。 読者 の 投稿 も 、 選考 の 上 掲載 し た 。 連載 物 として 、 時雨 の 回想 記 『 日本橋 』 と 林 芙美子 の 『 放浪 記 』 など が 記憶 さ れる 。  全 48 冊 の 総 目次 に は 、 年齢 順 に 、 岡田 八千代 、 野上 弥生子 、 神近 市子 、 山川 菊栄 、 三宅 やす子 、 島本 久恵 、 富本 一枝 、 高群 逸枝 、 長谷川 春子 、 湯浅 芳子 、 尾崎 翠 、 野溝 七 生子 、 中条 百合子 （ 宮本 百合子 ） 、 望月 百合子 、 真杉 静枝 、 大谷 藤子 、 戸田 豊子 、 平林 英子 、 林 芙美子 、 中本 たか子 、 村山 籌子 、 窪川 いね子 （ 佐多 稲子 ） 、 竹内 てるよ 、 平林 たい子 、 上田 文子 （ 円地 文子 ） 、 松田 解 子 、 矢田 津世子 、 大田 洋子 、 若林 つや 、 など の 執筆 陣 の 名 が 載っ て いる 。 そして 後期 に は 、 河上 肇 、 大塚 金之助 、 木村 毅 、 三木 清 、 野呂 栄太郎 、 小林 多喜二 など 男性 の 名 も 見える 。  初期 は 小説 ・ 詩歌 ・ 随筆 ・ 評論 など の 文芸 雑誌 で 、 各界 の 人気 者 番付 ・ 恋愛 座談 会 など の 娯楽 記事 まで 載っ て いる が 、 次第に 文芸 欄 は 縮まり 、 左傾 化 し て 、 ソヴィエト の 紹介 、 労働 運動 ・ 農民 運動 ・ 国際 問題 の 記事 、 読者 の 手記 や ルポルタージュ が 増え た 。 1930 年 5 月 号 、 同 6 月 号 は 、 発売 禁止 処分 に さ れ た 。  昭和 恐慌 の さなか だっ た 。 農村 は 疲弊 し て い た 。 安値 ・ 低 品質 の メイド ・ イン ・ ジャパン を 造る 工場 で は 、 女子 工員 が 低 賃金 に あえい で い た 。 ソヴィエト を 労働 者 の 楽園 と する よう な 言論 は 、 貧困 層 の 耳 に 入り やすかっ た 。 『 「 女人 芸術 」 は アカ だ 』 、 『 買う と 警察 に マーク さ れる 』 など 言わ れ た 。 講演 会 で は 監視 する 警官 が しばしば 、 『 弁士 中止 』 を 叫ん だ 。  日本橋 の ブルジョワ の 家 に 生まれ た 時雨 は 、 政治 的 に 無色 だっ た が 、 弱き を 助ける 江戸 っ子 で 、 雑誌 の 左傾 を 放任 し た 。 彼女 の 発案 で 募集 し て 採用 さ れ た 松田 解 子 の 『 全 女性 進出 行進曲 』 は 、 『 起て ！   燃え つ ゝ 行け   / 闘 ひ の この 日 ぞ   / 新た なる 世 を はらむ   / 世界 の 母 われ ら 』 など と 、 勇ましかっ た 。  1931 年 （ 昭和 6 年 ） 、 10 月 号 が 発禁 に なっ た 。 関東軍 が 満州 事変 を 始め て い た 。 そして また 発行 を 続け た が 、 翌 1932 年 6 月 号 を 出し て 突然 廃刊 し た 。 印刷 会社 へ の 支払い の 滞り と 時雨 の 腎盂炎 の 悪化 と が 原因 だっ た 。  7 月 号 は 刷り上がっ て い た が 、 処分 さ れ 、 残っ て い ない 。  その後 、 長谷川 は 雑誌 『 輝 ク 』 を 主宰 し 、 輝 ク 会 を つくっ て 、 女性 文化 人 の 結集 を はかっ た 。『 芸術 の 原理 』 （ げ いじ ゅつのげんり 、 ） と は 1938 年 に 発表 さ れ た イギリス の 哲学 者 ロビン ・ ジョージ ・ コリングウッド ( R . G . Collingwood ) による 芸術 の 研究 で ある 。  1889 年 に イギリス で 生まれ た コリングウッド は オックスフォード大学 で 学び 、 1930 年代 における 実証 主義 の 考え が 支配 的 な 時代 で あっ た に も かかわら ず 、 形而上学 の 教育 に 取り組ん だ 哲学 者 で あっ た 。 本書 『 芸術 の 原理 』 は それ まで の 芸術 の あり方 を 批判 的 に 検討 し ながら 、 美 を 明らか に する こと を 狙っ た コリングウッド の 美学 的 な 研究 で ある 。 章 立て は 序論 、 芸術 と 技術 、 芸術 と 再現 、 魔術 として の 芸術 、 娯楽 として の 芸術 、 本来 の 芸術 1 、 本来 の 芸術 2 、 考える こと と 感じる こと 、 感覚 と 想像 力 、 想像 力 と 意識 、 言語 、 言語 として の 芸術 、 芸術 と 真理 、 芸術 家 と 共同 体 、 そして むすび 、 以上 の 15 章 から 成り立っ て いる  コリングウッド の 立論 の 起点 は 本来 の あり方 を 外れ た 擬似 芸術 に 覆わ れ 、 また 擬似 芸術 を 支持 する よう な 芸術 観 が 知ら れ て いる 当時 の 芸術 状況 に あっ た 。 コリングウッド は そもそも 美学 の 理論 と は 美 の 概念 それ 自体 で は なく むしろ 芸術 を 対象 と し た 理論 の 体系 で ある と 位置づけ て いる 。 なぜ なら ば 、 美学 者 の 関心 は 形而上学 的 な 対象 で は なく 、 自身 を とりまく 場所 や 時間 に ある ため で ある 。 だからこそ コリングウッド は 自身 が 置か れ て いる 芸術 の 状況 の 何 が 問題 で ある の か を 明確 化 し た 上 で 、 その 解決 策 を 本 著 で 模索 し て いる 。  コリングウッド が 指摘 する 擬似 芸術 に は 二つ の 類型 化 が 可能 で あり 、 それ は 人生 の ため の 芸術 で ある 魔術 芸術 と 芸術 の ため の 芸術 で ある 娯楽 芸術 という 類型 で ある 。 魔術 芸術 と は 芸術 が もたらす さまざま な 感情 の 刺激 によって 人々 を 実際 の 政治 や 商業 など の 実際 的 な 狙い を 持つ 活動 へ と 仕向ける 種類 の 芸術 と 定義 さ れる 。 魔術 芸術 は 例えば 教会 の ため の 芸術 や 軍楽 など を 含む 概念 で ある 。 また 娯楽 芸術 と は 逆 に 実際 的 な 狙い が ない 活動 へ と 仕向ける 単に 感情 を 高揚 さ せる だけ の 芸術 で ある 。 娯楽 芸術 の 概念 は その 定義 に 基づけ ば さまざま な 大衆 芸術 を 含ん で いる 。  ヨーロッパ の 美術 史 で は この 魔術 芸術 と 娯楽 芸術 が 拮抗 し て き た と コリングウッド は 概括 し 、 真 の 芸術 が その 両方 から 脅威 に 晒さ れ て き た と 考え た 。 本来 の 芸術 と は 魔術 や 娯楽 から 分離 さ れ た 上 で 表現 的 で 想像 上 の もの 、 ある 種 の 言語 で ある こと を 主張 する 。構成 （ こうせい ） と は 、 目的 に従って 統一 的 に する こと で ある 。 なお 、 ある 目的 に従って 構成 さ れ た 組織 の メンバー を 構成 員 と いう 。 本 項 に は 哲学 と 美学 における 構成 の 概念 を 解説 する が この 他 に も 音楽 の 作曲 を さして 構成 という 場合 も ある 。 ( コン ポーズ )  哲学 において 構成 と は 主 に 概念 操作 により 認識 対象 を 組み立てる 事 で ある 。 また 、 そう し て でき た 対象 も 構成 と 言う こと が ある 。 絶対 的 観念論 で は 絶対 者 から の 自然 および 歴史 の 構成 が 、 相対 的 観念論 で は 、 感覚 要素 から 知識 対象 へ の 構成 が 説か れ て いる 。  美学 において 構成 と は 作者 が イメージ に 基づい て 平面 、 立体 、 空間 など の 美的 表現 要素 を 組み立 て 一つ の 作品 を 作る 事 を さす 。 構成 主義 において とくに 重視 さ れる 。ロングウッドステーション （ 英文 名称 : LONGWOOD   STATION ） は 、 千葉 県 長生 郡 長柄 町 に 存在 する 施設 で ある 。 名目 上 は ショッピング センター で ある が 、 通年 で 営業 し て いる 店舗 は 開業 当初 から ほとんど なく 、 事実 上 イベント 会場 や ロケーション 撮影 用 の スタジオ として 利用 さ れ て いる 。  千葉 県 長柄 町 の 長柄 ダム に 隣接 し た ショッピング センター で 、 2009 年 9 月 1 日 に 総合 企業 アール・エフ ( 東京 都 墨田 区 ) により 「 ロングウッドステーション 」 として 開業 し た 。 看板 など で は 「 LONGWOOD   STATION 」 と 表記 さ れ て いる 。  同地 で は 、 2004 年 に アウトレットモール 「 アウトレットコンサート 長柄 」 が 開業 し た が 、 親会社 で ある エスグランドコーポレーション の 倒産 により 、 施設 維持 が でき ず 2009 年 3 月 31 日 に 閉鎖 。 その 跡地 に ロングウッドステーション が 建設 さ れ た 。 一部 の 建物 が 取り壊さ れ 、 1 , 000 坪 の 芝生 が ある 広場 に なっ た 。  2010 年 6 月 より 、 毎月 第 一 土曜日 （ のち 第 一 日曜日 ） に フリー マーケット 「 なん でん かん でん マーケット 」 を 開催 し て いる 。 2010 年 9 月 から 2013 年 12 月 まで は 、 なん でん かん でん マーケット と 同時に 、 千葉 テレビ 放送 で 放送 さ れ て いる 子供 番組 『 チュバチュバワンダーランド 』 の ご 当地 ヒーロー 「 Captain ☆ C 」 及び チュバ が 登場 する ステージ イベント （ 天候 不順 時 に は 屋内 ホール ） を 定期 的 に 開催 し て い た 。  2013 年 7 月 現在 、 フード コート のみ が イベント 時 に 営業 さ れ て いる 。 ただし 、 施設 の 都合 により 、 必ず 営業 さ れる 訳 で は ない 。 テナント は 1 店舗 のみ 。 駐車 場 は 無料 で ある 。  過去 に は 、 屋外 多目的 ステージ 、 人工芝 滑り （ 横 35 m ・ 縦 20 m 、 ソリ 貸し出し ） 、 館内 1 周 の ロード トレイン 、 メリーゴーラウンド 、 おもしろ 自転車 、 ゲームセンター や バッテリー カー など の 室内 アミューズメント を 直接 運営 し て い た 。  電動 ホビーラジコンカー の 新品 販売 、 中古 買い取り ・ 中古 品 販売 、 屋内 ＲＣ サーキット の 時間 貸し を 行っ て い た 。 移転 の 為 、 2019 年 1 月 20 日 営業 終了 と 発表 さ れ た 。 詳細 は 、 ら じ こん ひろば の 公式 ブログ を 参照 。  ドラマ ・ 映画  2010 年 から 、 千葉 テレビ 放送 で 、 テナント 募集 を 含め た CM を 放送 する よう に なっ た 。 前述 し た 『 チュバチュバワンダーランド 』 の ステージ ショー の 模様 が 番組 内 で 放送 さ れる こと が ある 。 ただし 、 15 分 版 は モラージュ 柏 の 一 社 提供 で ある ため 、 モラージュ 柏 の ショー が 放送 さ れる こと が 多い 。 ステージ ショー は 、 2013 年 12 月 で 毎月 の 開催 を 終了 し た 。  イベント 開催 の 告知 は 公式 ホームページ に 掲載 さ れる 。 なお 、 ブログ は 2013 年 5 月 中旬 以降 更新 さ れ て い ない 。CP +（ シーピープラス 、 英 ： Camera   &   Photo   Imaging   Show ） は 、 カメラ および 関連 機器 の コンシューマー 向け 展示 会 で ある 。 主催 は カメラ 映像 機器 工業 会 で 、 2010 年 から 年 1 回 の ペース で 開催 さ れ て いる 。  カメラ 映像 機器 工業 会 ・ 写真 感光 材料 工業 会 ・ 日本 カラー ラボ 協会 ・ 日本 写真 映像 用品 工業 会 の 4 団体 の 主催 で 、 2005 年 から 2009 年 まで 東京 国際 展示 場 で 開催 さ れ て い た 「 フォトイメージングエキスポ 」 ( PIE ) の 後継 イベント にあたり 、 PIE から 離脱 し た カメラ 映像 機器 工業 会 が 、 2010 年 以降 、 単独 で 開催 し て いる 。  CP + は 、 ビジネス ユーザー と コンシューマー を 対象 に 、 最新 の 製品 や 技術 を 紹介 し 、 産業 と 写真 映像 文化 の さら なる 発展 に 貢献 する 国際 的 な 「 総合 的 カメラ 映像 ショー 」 で ある 。 写真 の 街 ヨコハマ から 、 「 撮る 」 「 見る 」 「 つながる 」 写真 の 楽し さ を あらゆる かたち で 提供 し 、 カメラ ・ 写真 映像 産業 の 拠点 で ある 日本 から 世界 へ 、 写真 映像 文化 を 包括 的 に 発信 し て いる 。  単独 開催 と なっ た に も かかわら ず 、 2010 年 の 登録 来場 者 数 は 41 , 033 名 で 、 PIE 2009 の 41 , 952 名 から わずか な 減少 に 留まっ た 。 なお 、 入場 者 の カウント 方法 は 登録 を 行なっ た 人数 で あり 、 出入口 で の カウント 数 で は なく 、 再 来場 は 含ま れ ない 。  出展 メーカー ごと に 分かれ た ブース において 機器 等 の 展示 を 行う 。 また 、 メーカー 技術 者 や 写真 家 による セミナー 、 アマチュアカメラマン の 作品 展示 、 関連 企業 が 集まり 商談 に 適し た B   to   B 向け の コーナー “ コンポーネンツ & デバイス   プラザ ” など が 展開 さ れる 。  2014 年 の 「 CP + 2014 」 は 、 大雪 の 影響 で 会期 中 の 2 月 15 日 （ 土曜日 ） の 開催 を 中止 。株式会社   ミッククリエーション （ 英 称 ： Mic   Creation   Co ., Ltd .、 略称 ： スタジオミック ） は 、  主 に テレビ 番組 、 映画 、 CM に 関わる ポスト プロダクション で ある 。  東京 都 の 新橋 ・ 新宿 に MA スタジオ 、 映像 編集 室 （ リニア 編集 、 ノン リニア 編集 対応 ） を 持ち 、 MA 、 VTR 編集 、 エン コード 、 デジタイズ の 業務 、 テレビ 、 映画 における ポスト プロダクション 業務 、 音楽 制作 、 選曲 、 音響 効果 、 映像 制作 を 行っ て いる 。 リニア 編集 、 ノン リニア 編集 共 に HD / SD 対応 。  関連 会社 に テレビ 番組 制作 会社 の 株式会社 メディアタウンミック が ある 。ロリータ ・ コンプレックス   ()   と は 幼女 ・ 少女 へ の 性的 嗜好 や 恋愛 を 持つ 成人 男性 を 指す 場合 が 多い 。 略し て ロリコン と も いう 。  元 は 「 Lolita 」 （ ロリータ ） と 「 complex 」 （ コンプレックス ） から 成る 和製 英語 で ある 。 「 Lolita 」 は 、 中年 の 男性 が 年 の 離れ た 少女 を 愛する ウラジーミル ・ ナボコフ の 小説 『 ロリータ   ( Lolita )』、 または 、 同 小説 の 登場 人物 で ある 少女 の 愛称 ・ ロリータ に 由来 する 。  「 ロリータ ・ コンプレックス 」 は 俗語 で あり 、 エフェボフィリア や 性的 倒錯 といった 医学 用語 で は ない 。  また ロリータ ・ ファッション とも 無関係 で ある 。  日本 で ロリータ ・ コンプレックス という 言葉 が い つ どの よう な きっかけ で 使わ れる よう に なっ た か 、 明確 に は 判明 し て い ない 。 言葉 自体 は 1969 年 に 出版 さ れ た 『 ロリータ ・ コンプレックス 』 （ ラッセル ・ トレーナー ） の 邦訳 が 日本 で の 初出 と さ れ て いる が 、 それ は 「 少女 が 中年 男性 に 関心 を 抱く 」 という 意味 で 用い られ て いる もの で あり 、 現在 の 概念 と は 正反対 の もの で ある 。 1974 年 に 和田 慎二 が 『 キャベツ 畑 で つまずい て 』 の なか で ロリータ ・ コンプレックス という 言葉 を すでに 用い て おり 、 これ が 初出 と は 判明 し て い ない が 、 ここ で 説明 し て いる 概念 を 表す もの として は 初期 の 用例 と さ れ て いる 。 また 1972 年 に 澁澤 龍彦 は 『 少女 コレクション 序説 』 で ロリコン 現象 を 少女 視点 で は なく 男性 視点 で 捉える べき で は という 意見 を 述べ て い て 、 これ を 現在 の 用法 の 発祥 と する 見解 も ある 。  「 ロリコン 」 という 略称 の 発祥 も はっきり し て おら ず 、 おそらくは マザー コンプレックス 同様 の 過程 で 作ら れ た 略称 で ある こと と 、 1970 年代 後半 頃 から 用い られ 始め 、 1980 年 頃 から 急速 に 広まっ た という こと が 判明 し て いる のみ で ある 。 一説 に は 、 アンダー グラウンド な ロリコン 雑誌 で 用い られ た こと を 発祥 元 と する 見解 も ある が 、 定か で ない 。 欧米 で 言う ロリータ ・ シンドローム と は 別 の 概念 で あり 、 以前 は 主 に 日本 で 使わ れ 、 英語 圏 で は あまり 使わ れ て い なかっ た が 、 近年 は 日本語 で の 「 ロリコン 」 を 英語 化 し た 「 lolicon 」 の 語 で 海外 でも 使わ れる よう に なっ て き て いる 。  ロリコン は 俗称 で あり 明確 な 定義 は なさ れ て い ない が 、 歪ん だ 性的 嗜好 と の 印象 が 社会 的 に 強く 、 一般 に 侮蔑 語 、 差別 語 として 使用 さ れ て いる 傾向 が ある 。  日本 で は 「 ロリコン 」 向け の ポルノ 商品 で ある 少女 の ヌード 写真 集 や 、 少女 の 性交 を 描い た 漫画 が 1980 年代 に 大 流行 し 、 「 ロリコン ・ ブーム 」 と 呼ば れる 時代 に なっ た 。  度重なる 「 ロリコン 」 による 性 犯罪 を 受け 、 日本 で は 1980 年代 頃 から 次第に 規制 へ と 世論 が 傾き はじめ た 。 1984 年 、 国会 で 少女 誌 『 ギャルズライフ 』 を 取り上げ 、 少女 向け 性 情報 へ 警戒 を 強め た 。 1985 年 から 初期 の PC ゲーム の 性 表現 が 批判 さ れ 、 ロリコン 漫画 も 折 に 触れ て 批判 を 向け られ た 。  直接 の 規制 を 被っ た の は 、 まず 一般 紙 の グラビア に 載る ほど メジャー に なっ て い た 写真 分野 （ 少女 ヌード ） で あり 、 1985 年 に は 警視庁 によって 『 ロリコン ランド 8 』 （ 白夜書房 ） が 猥褻 図画 頒布 の 容疑 で 摘発 さ れ 、 同誌 の 発禁 を 契機 と する 無 修正 写真 の 禁止 、 1987 年 の 『 プチトマト 42 』 発禁 事件 、 児童 福祉 法 の 強化 による 摘発 で 弱体 化 し て いっ た 。  1985 年 頃 から 『 週刊 女性 』 など 女性 週刊 誌 、 また 一般 誌 で は ロリコン 表現 に対して 「 少女 が ロリコン の 欲望 の 餌食 に 」 といった バッシング 記事 が 載る よう に なっ て いる 。 1980 年代 に は 「 新人 類 」 という 言葉 に 象徴 さ れる 世代 間 文化 の 断絶 、 自ら の 嗜好 や ファンタジー を 突き詰め て 「 内 閉的 」 と みえる 文化 を 作り上げ た 特定 の 若者 層 へ の 、 一般 社会 から の 漠然たる 不安 が あっ た 。  1989 年 以降 、 漫画 ・ ゲーム とも 沙織 事件 の よう な 実際 の 摘発 事件 も 含め て 、 規制 圧力 と 自主 規制 に 公然 と 晒さ れる よう に なっ た 。 批判 に 対抗 する ため 漫画 表現 を 守る ため の 団体 も 作ら れ 、 長く 論議 が 続く こと に なる 。 写真 分野 は 決定的 な 打撃 を 受け 、 1989 年 以降 日本 国内 で の 生産 が 困難 に なり 東南アジア や ロシア に 撮影 の 場所 を 移し た が 、 結局 1999 年 の 児童 買春 ・ 児童 ポルノ 禁止 法 で 壊滅 、 以降 は 性的 な 表現 の ない ジュニア アイドル 産業 に 場 を 譲っ た 。 しかし 、 小学生 に 小さな T バック の 水着 を 着せ て ロー アングル から 撮影 し た 「 水着 写真 集 」 と 名乗る DVD が 販売 さ れ たり レンタル さ れ て い た が 、 児童 ポルノ と 認定 さ れ 摘発 さ れ た 事件 も あり 、 一部 店舗 から は 撤去 さ れ た が 、 インターネット で 流通 が 続い て いる 。  また 、 2001 年 に 附属 池田 小 事件 の 犯人 が ロリコン で ある と 報道 さ れ 、 一層 の 規制 強化 を 求める 世論 が 高まっ た 。  それ が 機 と も なり 、 法的 整備 を 要求 する 圧力 が 起こり 、 ロリコン 表現 に対する 法的 規制 が 整備 さ れ つつ ある 。  また 、 自由民主党 が 表現 規制 推進 に関して 積極 的 な 活動 を 展開 し て おり 、 表現 規制 が 更に 強化 さ れる 方向 に なる 可能 性 が ある 。  一方 、 そういった 社会 的 認識 と 動き に対して 、 メディア による 否定 的 な 放送 は 偏見 で ある という 指摘 が 各所 より なさ れ た 。 また 統計 的 観点 から 、 ロリコン 表現 が 出現 する 以前 の 方 が 性 犯罪 被害 児童 の 数 は ずっと 多かっ た 事 を 理由 に 、 表現 へ の 過度 の 規制 が 批判 さ れ て いる 。芸術 監督 （ げ いじ ゅつかんとく ） は 、 劇場 、 歌劇 場 、 音楽 祭 など の 芸術 面 における 総 責任 者 。 特に 欧州 の 劇場 の 場合 に 劇場 支配人 や 総裁 と 訳さ れる こと が 多い 。 日本語 で 言う 芸術 監督 は 英語 の 職名 による もの 。  演目 、 演者 の 招聘 、 決定 。 また 、 劇場 の 通年 の 興行 スケジュール の 調整 によって 劇場 ごと の 芸術 的 な 特徴 を 演出 する 。 特に 歌劇 場 で は 音楽 監督 や 指揮 者 、 演出 家 の 選考 に も 関わる 。 また 、 芸術 監督 が 演出 家 や 指揮 者 を 兼任 する 例 も ある 。『 いつ でも プリクラ ☆ キラデコプレミアム 』 は 、 2009 年 4 月 22 日 に 任天堂 より 発売 さ れ た ニンテンドー DSi ウェア で ある 。 続編 に ニンテンドー 3 DS 用 ソフト 『 とびだす プリクラ ☆ キラデコレボリューション 』 が ある 。  ニンテンドー DSi 本体 に 内蔵 さ れ て いる カメラ で 、 プリクラ を 楽しむ こと が できる 。 SD カード に 作成 し た 写真 を 保存 し 、 パソコン や 携帯 電話 など に 送っ たり 、 プリンター で 印刷 する こと も できる 。 ニンテンドー 3 DS に は 引越し でき ない が 、 3 DS 内 の ニンテンドー e ショップ で は 購入 可能 。  音声 ガイド は 後藤 麻衣 。  『 キラデコプレミアム 』 の 3 DS 版 で 、 ニンテンドー e ショップ の ダウンロード ソフト 。 落書き や フレーム が 立体 視 表示 さ れる 。  2012 年 2 月 13 日 の 更新 で 「 キラデコ ☆ パーツ ショップ 」 が 追加 。 有料 または 無料 で 追加 コンテンツ が 入手 可能 と なっ た 。赤外線 撮像 素子 と は 赤外線 センサ を 用い た 撮像 素子 で ある 。  赤外線 撮像 素子 に は 一 次元 的 に 配置 さ れ た 直 線型 と 二 次元 的 に 配置 さ れ た 面 型 が ある 。 一次元 の 撮像 素子 は 鏡 等 で 走査 し たり 、 気象 衛星 や 地球 観測 衛星 など の 人工 衛星 に 搭載 する 場合 は 人工 衛星 自体 が 回転 し たり 移動 する こと によって 走査 する 。 一般 的 に 二 次元 の 撮像 素子 より も 一 次元 の 撮像 素子 の 方 が 高 分解能 を 得 られる 。  遠 赤外線 領域 を 検知 する 映像 装置 を 使う と 、 熱源 と なる 物体 や 生物 が 発する 遠 赤外線 を 検出 し て 撮影 する こと が できる 。 被写体 自身 が 発光 体 として 認識 さ れる ため 、 外部 の 光源 が 一切 無い 状態 で も 認識 する こと が できる 。 遠 赤外線 は 近赤外線 より も 更に 波長 が 長い ため 透過 性 など も 大きく 、 反射 面 の 表面 が 多少 荒れ て い て も 反射 する が 、 映像 装置 として は 極めて 分解能 が 低く なり 、 動画 を 撮影 する 場合 、 可視 光 の カメラ と 比較 し て 残像 が 長く 残る 。 遠 赤外線 の 強度 を 解析 する こと で 温度 分布 を 割り出し 表示 する 映像 装置 が 、 サーモグラフィー （ 熱 映像 ） で ある 。 通例 、 高温 の 部分 を 赤い 色 で 、 低温 の 部分 を 青い 色 で 表示 する もの が 多い 。  赤外線 撮像 素子 を 用いる こと で 、 肉眼 で 見える 像 と は 異なる 映像 を 撮影 する こと が できる 。 例えば 、 波長 が 長い ため 可視 光 に 比べ て 散乱 し にくい 性質 を 利用 し て 、 煙 や 薄い 布 など を 透過 し て 向こう 側 の 物体 を 撮影 する ため に 用いる こと が できる 。  また 、 赤外線 は 目 に 見え ない ため 、 夜間 に 被写体 を 近赤外線 光源 で 照らし て も 被写体 に 気付か れる こと なく 撮影 する こと が できる 。 夜行 性 の 野生 動物 を 撮影 する 用途 に 用い られる ほか 、 防犯 用途 として 相手 を 刺激 せ ず に 撮影 する こと が できる 。 近年 の 世界 的 な 治安 悪化 で 、 近赤外線 まで 感度 分布 を 持つ CCD と 赤外線 LED 照明 を 使用 し た 監視 カメラ が 、 街 中 の 監視 カメラ や 各種 料金 所 ゲート の カメラ 、 家庭 用 の ドア ホン まで 幅広く 利用 さ れ て き て いる 。 100 m 先 の 物体 を 照らす こと の できる 光源 も 存在 する 。 軍事 用 の 暗 視 スコープ で も 、 ライト や 星 から 放た れる わずか な 可視 光線 の ほか に 、 近赤外線 を 増幅 し て 明瞭 な 画像 を 得 て いる 。ツェーザル・フライシュレン （ ） は ドイツ の 詩人 で 、 1864 年 5 月 12 日 に シュトゥットガルト に 生まれ 、 1920 年 10 月 16 日 に グンデルスハイム で 亡くなっ た 。  日本 で は 人 の 心 を 励ます 詩 「 心 に 太陽 を 持て 」 （ 山本 有三 訳 ） の 作者 として 知ら れ て いる 。   < poem >  " Hab '   Sonne   im   Herzen "  Hab '   Sonne   im   Herzen ,   obs   stürmt   oder   schneit  Ob   der   Himmel   voll   Wolken ,   die   Erd   voller   Streit .  Hab '   Sonne   im   Herzen ,   dann   komme   was   mag ,  das   leuchtet   voll   Licht   dir   den   dunkelsten   Tag .  Hab '   ein   Lied   auf   den   Lippen   mit   fröhlichem   Klang  und   macht   auch   des   Alltags   Gedränge   dich   bang !  Hab '   ein   Lied   auf   den   Lippen ,   dann   komme   was   mag ,  das   hilft   dir   verwinden   den   einsamsten   Tag !  Hab '   ein   Wort   auch   für   andre   in   Sorg '   und   in   Pein ,  und   sag ,   was   dich   selber   so   frohgemut   lässt   sein :  Hab '   ein   Lied   auf   den   Lippen ,   verlier   nie   den   Mut ,  hab '   Sonne   im   Herzen ,   und   alles   wird   gut .  </ poem >大地 の 芸術 祭   越後 妻有 アート トリエンナーレ （ だい ちの げ いじ ゅつさい   え ちご つまり アート トリエンナーレ 、 英 称 ：" The   Echigo - Tsumari   Art   Triennial "） は 、 新潟 県 越後 妻有 地域 （ 十日町 市 、 津南 町 ） で 開催 さ れる 世界 最大 規模 の 国際 芸術 祭 。  「 人間 は 自然 に 内包 さ れる 」 を 理念 に 、 新潟 県 越後 妻有 地域 の 約 762 平方キロメートル の 広大 な 土地 を 美術館 に 見立て 、 アーティスト と 地域 住民 と が 協 働 し 地域 に 根ざし た 作品 を 制作 、 継続 的 な 地域 展望 を 拓く 活動 を 目的 と する 芸術 祭 で ある 。 大地 の 芸術 祭 は 「 交流 人口 の 増加 」 「 地域 の 情報 発信 」 「 地域 の 活性 化 」 を 主要 目的 と し た アート プロジェクト で ある 。  越後 妻有 という 地名 は 地図 上 に 存在 する 名称 で は なく 、 古く から この 地域 が 「 妻有 郷 」 と 呼ば れ た こと に 由来 する 。  2005 年 4 月 に 合併 で 新 「 十日町 市 」 が 誕生 し た ため 、 新 「 十日町 市 」 を 川西 エリア 、 松代 エリア 、 松之山 エリア 、 中里 エリア 、 十日町 エリア に 改称 し 、 津南 町 と 合わせ 越後 妻有 地域 と 呼ん で いる 。  越後 妻有 の 1 市 4 町 1 村 （ 十日町 市 、 津南 町 、 川西 町 、 松代 町 、 松之山 町 、 中里 村 ） の 広域 連携 と 地域 の 活性 化 を 目指し 「 ニュー に い がた 里 創 プラン 」 が 制定 さ れる 。 1994 年 に 十日町 地域 が 地域 指定 を 受け 、 1996 年 に 「 越後 妻有 アート ネックレス 整備 構想 」 が 樹立 。 1997 年 に 「 大地 の 芸術 祭 実行 委員 会 」 が 設立 さ れ 、 当時 の 新潟 県知事 平山 征夫 の 依頼 で 新潟 県 高田 市 （ 現 上越 市 ） 出身 で ある アート ディレクター の 北川 フラム が 総合 ディレクター に 就任 。 2000 年 に 第 1 回 大地 の 芸術 祭   越後 妻有 アート トリエンナーレ 2000 が 開催 さ れ 、 以後 、 3 年 に 1 回 開催 さ れる トリエンナーレ 形式 を 採用 し て いる 。  第 4 回 より ベネッセコーポレーション 会長 の 福武 總一郎 が 協賛 する と共に 運営 に 参画 し て いる 。  なお 、 3 年 に 1 回 開催 さ れる トリエンナーレ と は 異なる 芸術 祭 として 様々 な 催し が 開催 さ れ て いる 。 2007 年 と 2009 年 に は 「 大地 の 祭 」 、 2010 年 2 月 に は 「 越後 妻有   雪 アート プロジェクト 」 が 開催 さ れ て いる 。  ジェームズ ・ タレル 「 光 の 館 」 や マリーナ・アブラモヴィッチ 「 夢 の 家 」 が 建設 さ れ た 。  十日町 市 の 「 越後 妻有 里山 現代 美術館 キナーレ 」 、 松代 町 の 「 農 舞台 」 や 松之山 町 の 「 森 の 学校 」 キョロロ など が この 回 に 合わせ て 建設 さ れ た 。  空家 ・ 廃校 プロジェクト が 開始 さ れ 、 宿泊 施設 「 三省 ハウス 」 （ 旧 松之山 町立 三省 小学校   1989 年 廃校 ） が 開館 。  2006 年 第 3 回 より 始まっ た 空家 ・ 廃校 プロジェクト の 一環 として 「 鉢 & 田島 征 三 ・ 絵本 と 木の実 の 美術館 」 （ 十日町 市立 真田 小学校   2005 年 廃校 ） が 開館 。  2011 年 3 月 11 日 の 東日本 大震災 に 続く 翌 12 日 の 長野 県 北部 地震 と 豪雪 の 影響 で 作品 の 約 1 / 4 が 全壊 ・ 半壊 ・ 損傷 を 被る 。 特に 「 オーストラリア ・ ハウス 」 は 倒壊 の 憂き目 に 会い 、 第 5 回 会期 まで に 再建 さ れ た 。  会期 中 の 9 月 12 日 、 YEN   TOWN   BAND が まつ だい 「 農 舞台 」 にて 12 年 ぶり と なる 復活 ライブ を 開催  企画 展 』  2018 年 9 月 現在 、 公開 終了 、 公開 休止 中 の 作品 も 合わせ て 全 1130 作品 に も 及ぶ 。 そのうち 通年 公開 さ れ て いる 作品 は 越後 妻有 里山 現代 美術館 キナーレ や まつ だい 「 農 舞台 」 の 内部 に 展示 さ れ て いる 作品 を 中心 に 数 十 箇所 に 限ら れる 。 特に 冬期 は 、 降雪 の ため 屋外 作品 を 中心 に ほとんど が 公開 休止 と なる ため 、 巡る に は 注意 が 必要 で ある 。リブート (')   または 再 起動 と は 、 フィクション 作品 において 、 シリーズ における 連続 性 を 捨て 、 新た に 一 から 仕切り 直す こと を 意味 する 用語 。  リブート は 、 シリーズ にとって 核 と なる 要素 と コンセプト を 整理 する こと で 、 あらゆる 「 不可欠 で ない 要素 」 を 取り除く こと を 可能 に し 、 シリーズ を やり直す 手法 で ある 。 リブート 作品 は 、 シリーズ の 初期 タイトル を あまり 知ら ない 消費 者 に も 簡単 に 触れる こと が できる 。  映画 の シリーズ 作品 において は 、 ほとんど の 作品 は スタッフ や キャスト を 大幅 に 変更 し て おり 、 時 系列 は 最も 初期 の 段階 から 始まる こと が 定番 で ある 。 過去 作品 で は 再現 でき なかっ た 表現 を 現代 の 技術 で 演出 ・ 解釈 し 再 構築 する 。 また 、 同名 キャラクター や 同名 作品 で あっ て も 、 異なる コンセプト で 再 スタート さ せる こと が ある 。 その 場合 、 過去 作品 を 知る 世代 と 、 リブート 作品 で 初めて 体験 する 世代 と の 間 に 、 作品 に対する 認識 の 隔たり が 生じる こと が ある 。  一方 、 新しい ファン を 獲得 し 、 興行 収入 を 向上 さ せる こと を 狙っ て リブート さ せる こと が ある 。 したがって 、 リブート は 「 停滞 する 」 よう に なっ た シリーズ を 救済 する 試み で ある と 言える 。 ファン 層 が 確立 さ れ た 作品 の リブート は 商業 的 な リスク が 少なく 、 スタジオ 側 にとって 「 安全 な 」 プロジェクト と さ れる 。 しかし 、 何らかの 理由 で 新た な コンセプト が 観客 に 受け入れ られ ず 、 評論 家 から の 評価 は 得 られ て も 、 興行 収入 で 成功 し た と は 言え ない 場合 も ある 。  また 、 ピンク ・ パンサー シリーズ の よう に 、 主演 俳優 の 死去 により シリーズ 続行 が 困難 と なっ た 場合 の シリーズ 再開 、 ゴジラ シリーズ の よう に 前回 シリーズ の 最終 作 によって 映画 の 世界 に 一旦 の 区切り が 付い た ため の 新た な 物語 の スタート 、 という よう に リブート の 理由 も 様々 で ある 。  リブート は コンピュータ ゲーム 業界 で 一般 的 で あり 、   特に シリーズ に 多数 の 作品 が ある フランチャイズ で 用い られる 。 コンピュータ ゲーム における リブート は 物語 の 流れ や ゲーム 要素 を 一新 する の に 用い られる 。  語源 は コンピュータ 用語 における リブート （ 再 起動 ） から 来 て いる 。  既存 の 作品 を 作り直す という 意味 で は リブート と 似 て いる が 、 概ね 元 と なる 作品 を なぞっ た ストーリー に なる 点 、 単発 の 作品 を 指し て 使用 さ れる こと が 多い 点 が 、 既存 の シリーズ の 制約 を 受け ず に 独自 の シリーズ を 展開 する リブート と は 異なる 。  プリークェル （ プリクエル   ） と は 前編 ・ 前日 譚 、 シークェル （ シーク エル   ） と は 続編 ・ 後日 譚 という 意味 で あり 、 これら で は 既存 の シリーズ と の 連続 性 が 保持 さ れる ため 、 リブート と は 異なる 。  終了 、 停止 し て い た シリーズ の 前編 や 続編 の 企画 を 新た に 立ち 上げ 、 シリーズ を 再始動 する こと を 指し て リブート と 呼ぶ こと が ある が 、 ストーリー ライン を リセット し た 上 で 、 それ まで の シリーズ と の 連続 性 を 持た ない シリーズ として 作り直す こと を 意味 する リブート と 、 単に 終了 し た シリーズ を 再開 する こと を 意味 する リスタート と を 混同 し た 誤用 で ある 。  リ ・ イマジネーション （ ） は 作品 用語 の 一つ 。 リイマジネーション 、 再 創造 と も 呼ば れる 。  リ ・ イマジネーション と は 基本 設定 だけ を 残し た 新た な 作品 の こと で ある 。 ただし 、 類似 する 概念 の リブート と の 関係 について は 境目 が 明確 で は ない と さ れる 事 も ある 。 オリジナル から 離れ た 作品 が リ ・ イマジネーション と 言わ れる 場合 も ある 。  展示 する 物 、 ロゴ に 使用 する 場合 も ある 。  リ・イマジネーション という 言葉 は 監督 を やっ て いる ティム ・ バートン の 資質 から 生まれ た もの と 言わ れ て いる 。  作品 展開 における スピン・オフ と は 、 既存 の 作品 （ 本編 ） から 派生 し た 作品 を 指し 、 作り直し で は ない 点 が リブート と は 異なる 。Ruki （ ルキ ） は スペイン 出身 の アニソン 歌手 、 アイドル 。 日本 の アニメ や アイドル に 精通 し て いる 。  子供 の 頃 に アニメ の 美少女 戦士 セーラー ムーン を 見 た 事 が きっかけ に 日本 に 憧れる よう に なっ た 。  秋葉 アイドル を 目指し 、 2010 年 、 AKIHABA   LOVE   RECORDS 主催 「 魂 の 歌声 オーディション 」 にて 唯一 の 外国 人 に し て 、 グランプリ を 獲得 。 ニコニコ 動画 を 活用 し 日本 の オーディション に エントリー し た 。  以後 も 、 HANEDA   INTERNATIONAL   ANIME   MUSIC   FESTIVAL へ の 出演 など で 度々 スペイン と 日本 を 往復 し 、 また スペイン で の 日本 関連 、 アニメ 関連 の 催し に も 出演 が 多い 。 スペイン で は 日本 大使館 に 招待 さ れ た こと も ある 。  尚 、 YouTube 上 で 彼女 が 名乗っ て いる " Ruki   Momoi " は 、 彼女 が 最も 尊敬 する 、 声優 で あり 歌手 で ある 桃井 はるこ に対する 敬意 から で ある 。  趣味 は 、 フィギュア 集め 、 日本 の 80 年代 アイドル 、 日本 文化 （ 着物 、 芸術 、 建物 、 伝統 文化 、 等 ） 　 アニメ ・ 漫画 、 コス プレ など   。 また スペイン 語 （ バレンシア 語 ） 、 カタラン 語 、 英語 、 日本語 など スペイン 国内 の 主要 言語 を 中心 に 日本語 も 良く する 。セル ビデオ と は 、 販売 を 目的 として 作ら れ た 映画 ・ アニメ ・ テレビ 番組 など の 作品 が 録画 さ れ て いる DVD ・ Blu - ray   Disc 等 の 映像 ソフト 。 または サービス 。 これ を 専門 に 販売 する 店舗 は 、 「 セル ショップ 」 と 呼ば れる 事 が ある 。  レンタルビデオ と 区別 する ため に 販売 の 意 の セル ( sell ) と ビデオ ( video ) を 組み合わせ て 作ら れ た 和製 英語 （ セル ‐ ビデオ 《( 和 ) sell ＋ video 》 ） で ある 。 2000 年 頃 から 、 メディア が ビデオテープ から DVD へ 移行 し た 事 に 伴い 、 「 セル DVD 」 や 単に 「 セル 」 と だけ 呼ば れる 事 も ある 。  元々 、 販売 という 方法 で のみ 消費 者 に 届け られ て い た ビデオ が 、 レンタルビデオ の 出現 に 伴い レンタルビデオ と セル ビデオ という 二つ の 名称 に 分け られ て いっ た 。  レンタルビデオ が 非常 に 普及 し て い た 時代 において は 、 ビデオ 店 と 言え ば レンタルビデオ 店 を 指し て 言わ れ て い た が 、 レンタルビデオ に 陰り が 見え 始め た 2000 年代 から 、 セル ビデオ 価格 の 下落 や 気 に 入っ た 作品 を 購入 し て 手元 に 置い て おき たい という 消費 者 心理 も 強く なり 、 セル ビデオ を 専門 に 扱う 店 が 増え て 行っ た 。  また 、 そういった 傾向 は 成人 向け ビデオ （ アダルトビデオ ） において 顕著 で ある 。  アダルトビデオ において は 、 通常 10000 円 以上 の 定価 を 設定 し た 商品 が 数多く 流通 し て い た 中 、 日本 ビデオ 販売 が ビデオ 安 売 王 を 全国 展開 し た 。 同社 会長 は 詐欺 罪 で 逮捕 さ れ た が 、 その後 ソフトオンデマンド が 定価 を 改訂 、 一気に 定価 を 下げ た 事 により 他 メーカー が これ に 追随 し た 。 この 為 、 次第に 業界 内 の 定価 設定 が 下がっ て 行き 3980 円 や 2980 円 という 商品 が 増え た 。記念 写真 （ き ねん しゃし ん ） と は 、 人 が 何 が しか の 事柄 を 記念 し 、 撮影 する 写真 。 被写体 は 人物 で ある の が 一般 的 。  英語 圏 で は 記念 に 写真 を 撮る の は 当然 と し て 、 特別 に 「 記念 写真 」 を 意味 する 言葉 が 一般 的 に 用意 さ れ て はおら ず 、 写真 を 意味 する photo や picture を 用いる 。 ただし 、 殊更 「 記念 写真 」 を 強調 する 公式 の 場合 は 、 commemorative   photo / picture でも 通じる （ memorial   photo / picture は 葬式 の 写真 等 と なっ て しまう ので 不可 ） 。  人 が 出産 、 生誕 周年 、 七五三 、 入園 、 入学 式 、 卒業 式 、 結婚式 、 成人 式 、 賀 寿 など 、 人生 の 節目 において ハレ の 場 で ある 式典 の 様子 や 家族 など とともに いる 様子 を 、 カメラ で 撮影 し 写真 として 記録 する こと は 、 カメラ の 存在 が 社会 で 一般 的 に なっ た 近代 に 至り 世界中 で 一般 的 に 行わ れ て いる 習慣 で ある 。 こうした 機会 に 撮ら れ た 写真 を いう 。 あるいは 、 旅先 や 観光 地 など 日常 以外 の 機会 に その 行為 や 撮影 場所 を 訪れ た 記念 を 記録 する ため に 撮ら れ た 写真 も 、 一般 に は 記念 写真 と 呼ば れる 。  その他 、 家族 、 夫婦 、 恋人 など が 彼ら に しか 意味 の ない 何らかの 意味 を 込め て 撮る 写真 も そう 呼ば れる こと が ある 。 これら は 他人 から 見れ ば 何 の 変哲 も ない 写真 と 受け取ら れる こと も 多い 。 中 に は 、 夫婦 、 恋人 など が 彼ら だけ の 秘密 の 写真 として 公開 を 前提 と し ない ヌード 写真 など を 撮る こと が デジタル カメラ の 普及 により 、 別段 珍しい こと で は なくなっ た 。  写真 の 黎明 期 に は 、 その 撮影 の ほとんど が 写真 館 や 職業 カメラマン によって 行わ れ た が 、 カメラ の 普及 により 近年 は 個人 により 撮影 さ れる こと が 多く なっ た 。  国際 会議 終了 後 の 記念 写真 における 各国 首脳 の 立ち 位置 は 、 議長 国 の 首脳 が 中央 を 占める こと 、 首相 より も 大統領 が 内側 に 位置 する こと 、 在任 期間 の 長い 首脳 が 内側 に 位置 する こと といった ルール に 基づき 決まる 。 もっとも 議長 国 が 大まか の 順番 を 決め たり 、 各国 首脳 間 で 譲り合う こと も ある ため 厳密 さ は ない 。美学 会 （ びがくかい 、 英名   " The   Japanese   Society   for   Aesthetics "） は 、 美学 ・ 芸術 学 ・ 芸術 史 の 研究 促進 を 目的 として 1949 年 に 設立 さ れ た 団体 。  本部 は 東京 ・ 関西 で 交互 に 置か れ 、 現在 は 京都 府 京都 市 左京 区 吉田二本松 町 京都 大学 大学院 人間 ・ 環境 学 研究 科 篠原 研究 室 内 に ある 。シラパートーン 賞 （ 、 英語 ： Silpathorn   Award ） は タイ 王国 の 現代 芸術 賞 。 タイ 王国 文化 省 現代 芸術 文化 事務 局 が 2004 年 に 創設 し た 。  この 賞 は 視覚 芸術 、 文学 、 音楽 、   映画 、   舞台 芸術 、   デザイン 、 建築 の 7 部門 で 構成 さ れ 、 タイ 美術 界 で 活躍 し 、 重要 な 貢献 を し て いる 30 歳 代 から 50 歳 代 の タイ の 芸術 家 に対して 毎年 授与 さ れる 。  この 賞 は 保守 的 と なら ず 、 革新 的 で 、 話題 性 の ある 作品 を 生み 続け て いる 50 歳 以上 の 芸術 家 に 授与 さ れる 功労賞 。 2008 年 に 作ら れ た 。芸術 選奨 新人 賞 （ げ いじ ゅつせんしょうしんじんしょう ） 、 芸術 選奨 文部 科学 大臣 新人 賞 （ げ いじ ゅつせんしょうもんぶかがくだいじんしょう ） は 、 文化庁 主催 の 芸術 家 顕彰 制度 ・ 芸術 選奨 により 贈ら れる 芸術 賞 。 各 年度 毎 に 、 芸術 各 分野 において その 業績 により 新生面 を 開い た 芸術 家 に対し 贈ら れる 。  第 18 回 芸術 選奨 （ 1968 年 ） から 設定 さ れ た 賞 。 正式 に は 、 「 芸術 選奨 文部 大臣 新人 賞 」 （ 1999 年 まで ） 、 「 芸術 選奨 文部 科学 大臣 新人 賞 」 （ 2000 年 から ） と いう 。  「 芸術 選奨 文部 科学 大臣 賞 」 と 同様 に 、 演劇 、 映画 、 音楽 、 舞踊 、 文学 、 美術 、 放送 、 大衆 芸能 、 芸術 振興 （ 2004 年 から ） 、 評論 等 、 メディア 芸術 （ 2008 年 から 。 メディア アート 、 漫画 、 アニメ など ） の 11 分野 が 対象 と なる 。  毎年 3 月 中旬 に 発表 さ れ 、 下旬 に 贈呈 式 が 行わ れる 。 受賞 者 に は 賞状 と 賞金 20 万 円 が 贈ら れる 。  新人 賞 と 銘打っ て いる が 、 かなり 高齢 の 者 で も 受賞 する 傾向 が ある 。 また 、 異なる 部門 で 複数 受賞 する こと が ある （ 演劇 ・ 映画 各 部門 で 受賞 し た 蒼 井 優 など ） 。ちん かめ と は 、 宝島社 の 男性 向け ファッション 雑誌 「 smart 」 内 で 1997 年 より 連載 さ れ て いる 、 フォトグラファー 内藤 啓介 による グラビア 企画 。  シリーズ の 写真 集 も 多数 刊行 さ れ て いる 。  『 おしゃれ な ヌード 』 として 始まり 、 2011 年 以降 は 水着 着用 の グラビア と なっ た 。  ちん かめ は 、 1997 年 から 宝島社 の 男性 ファッション 誌 『 smart 』 で 連載 さ れ て いる グラビア 企画 。  女の子 に も 受ける おしゃれ な ヌード を テーマ に カメラマン の 内藤 啓介 によって 撮影 さ れ て いる 。 内藤 の 仲間 内 で の あだ名 が 『 ちん さん 』 だっ た こと から 、 『 ちん さん の カメラ 』 という 意味 で 『 ちん かめ 』 と 名づけ られ た 。 『 ちん さん 』 という あだ名 は 、 コメディアン の 内藤 陳 に 由来 し て いる 。 毎回 一 人 の 女性 に フィーチャー し 、 ただ 脱 ぐだけではないおしゃれで 芸術 性 の ある グラビア を 撮影 する 。  2007 年 9 月 号 に は 、 特別 付録 として 明かり を 照らす と 女の子 の ヌード が 映し出さ れる 『 ちん かめ ライト 』 という キーホルダー 型 の ミニ ライト が 付属 。  2011 年 春 から ヌード 掲載 を 封印 し 、 7 月 号 より 水着 グラビア 連載 へ と 変わっ た 。 リニューアル 第 1 回 の モデル は 吉木 りさ 。  2012 年 12 月 24 日 発売 の 『 smart 』 2 月 号 で は 『 ヱヴァンゲリヲン 新 劇場 版 』 と の コラボレーション で 登場 人物 の 1 人 で ある 、 式 波 ・ アスカ・ラングレー の セミ ヌード が 掲載 さ れ た 。 描き 下ろし は 『 』 の 総 作画 監督 で ある 本田 雄 、 スタイリング は 伊賀 大介 が 担当 し た 。  2015 年 3 月 号 で 「 ちん かめ 」 の ヌード グラビア が 復活 。 第 1 弾 モデル は 紗倉 ま な 。焼き増し （ やき まし ） と は 、 オリジナル の フィルム （ ネガ など ） から 、 複数 の 写真 を 印画 紙 に 追加 で プリント する こと 。 ただし 印刷 による 大量 生産 と は 異なる 。  写真 家 が 色調 など を 指示 し て 焼き増し た プリント は 、 第三者 が ネガ など から 勝手 に 焼き 増し た プリント に 比べ 、 価値 が 高い と さ れる 。  写真 館 など で 撮影 し た 証明 写真 や 記念 写真 は 、 ネガ や オリジナル の データ を 写真 館 が 依頼 者 に 引き渡さ ない こと が ある 。 これ は 、 焼き増し による 収益 を 見込ん だ ビジネス モデル で ある 。 この よう な 写真 の 著作 権 は 、 写真 館 に ある 。Flaani （ フラニー ） は 韓国 発 の 子ども 発 の 向け オリジナル アニメーション 作成 サービス 。  世界 の 名作 童話 に 子ども の 写真 を 組み込み 、 子ども が 物語 の 主人公 に なる こと が できる オリジナル アニメーション サービス 。 子ども の 語学 学習 、 教育 教材 として 認知 さ れ て いる 。ファルネジーナ・コレクション・エクスペリメント ( イタリア 語 ： ） は 、 イタリア の 現代 アート の コレクション で 、 ローマ の ファルネジーナ 館 に 収蔵 さ れ て いる 。 イタリア 外務省 の 管轄 。リーゾ 館 （ リーゾ かん 、 、 パラッツォ・リーゾ ） は 、 イタリア の パレルモ に ある シチリア 州立 現代 アート 美術館 で ある 。 シチリア で 最も 重要 な 美術館 の ひとつ として 知ら れ て いる 。  リーソ 館 は 、 後期 シチリアンバロック 様式 から 、 ネオ クラシック 様式 へ の 移行 期 で ある 、 1784 年 に 建築 家 ジュゼッペ・ヴァナンツィオ・マルヴーリア （ ） によって 建築 。  2004 年 に 現代 アート 美術館 に 改築 。ローマ・クアドレンナーレ （ イタリア 語 ： ） は 、 イタリア の コンテポラリーアート 振興 の ため 創設 さ れ た 財団 法人 。  4 年 毎 に 優れ た イタリア 人 作家 による 現代 アート イベント を 開催 。 クアドレンナーレ は 、 イタリア 語 における 「 4 年 毎 」 の 意味 で ある 。  ローマ・クアドレンナーレ は 、 優れ た イタリア の アート 作品 を ローマ で 紹介 する こと を 目的 に 、 1927 年 に 開始 。 各国 の アーティスト を 紹介 する ベネチア の ビエンナーレ と は 別 の もの で ある 。  創設 時 より 、 クアドレンナーレ で は 、 20 世紀 から 現在 にかけて の 現代 アート の 展示 、 および 研究 ・ 文献 調査 ・ 資料 収集 を 展開 する 。  クアドレンナーレ の 現代 アート の 展示 は 、 ローマ の 「 パラッツォ・デッレ・エスポジツィオーネ 」 にて 開催 さ れる 。『 たけし アート ☆ ビート 』 は 、 NHKBS プレミアム にて 2011 年 4 月 6 日 から 2012 年 3 月 14 日 まで 毎週 水曜日 21 : 00   -   21 : 57 （ JST ） に 放送 さ れ た 、 音楽 ・ 芸術 系 エンターテイメント テレビ 番組 で ある 。 通称 は 「 アート ☆ ビート 」 。 ビートたけし の 冠 番組 で NHK で は 初 の レギュラー 番組 と なる 。 ステレオ 放送 、 文字 多重 放送 が 実施 さ れ た 。  ビートたけし が 当 番組 パーソナリティ （ メイン 司会 ） を 務め 、 たけし が 今 一 番 会い たい 旬 の アーティスト を 世界 各地 に 訪ね 、 その アーティスト の 作品 の 魅力 を 体感 し つつ 作品 制作 の 苦労 や アーティスト の 素顔 に 迫る 番組 で ある 。  2011 年 1 月 16 日 に 番組 の パイロット 版 『 たけし アート ☆ ビート 「 スタッフ・ベンダ・ビリリ 編 」 』 を 放送 し た 。 来日 中 の コンゴ 出身 の バンド 「 スタッフ・ベンダ・ビリリ 」 と 対談 し た 。 その他 、 ゾマホン 、 HIDEBO 、 ハイポセッションズ 、 山口 晃 、 宮田 亮 平ら が ゲスト 出演 し た 。  また 、 東京 芸術 大学 ・ 宮田 亮平 学長 ら を コメンテーター として 迎え 、 「 アート の 新しい 発想 」 について たけし と ざっくばらん に 語る コーナー 『 たけし アート ☆ トーク 』 の コーナー も あっ た （ 第 18 回 から 第 21 回 は 放送 さ れ ず 、 第 27 回 は イタリア ・ パリ に ある 画材 屋 「 セヌリエ 」 を たけし が 訪問 する 企画 が 放送 さ れ た ） 。  2011 年 5 月 28 日 （ 土曜日 ） に 特別 番組 が 総合テレビ で 、 21 : 00   -   22 : 00 （ JST ） に 放送 さ れ た 。ゲティ 財団 （ J .   Paul   Getty   Trust ） は 、 アメリカ合衆国 の 石油 王 ジャン ・ ポール ・ ゲティ により 設立 さ れ た 私的 財団 。 芸術 機関 として は 世界一 の 資産 を 保有 し 、 その 額 は 2009 年 4 月 現在 、 42 億 ドル 程 で ある と 推定 さ れる 。  アメリカ合衆国 カリフォルニア 州 ロサンゼルス に ある ゲティ・センター と ロサンゼルス の マリブ 海岸 沿い に ある ゲティ・ヴィラ の 2 箇所 に ある ゲティ 美術館 を 運営 し て いる 。 その他 、 ゲティ 基金 、 ゲティ 研究所 、 ゲティ 保存 修復 研究所 が ある 。  ゲティ 美術館 財団 は 、 1953 年 、 石油 王 で あっ た ジャン ・ ポール ・ ゲティ により 設立 さ れ た 。 ゲティ は 1976 年 に 死去 し 、 6 億 6000 万 ドル 相当 の 石油 を 含む 遺産 を ゲティ 財団 に 残し た 。 相続 問題 で 対立 が あっ た ものの 、 1982 年 に 財団 は ゲティ の 全て の 遺産 を 受け取っ た 。 1982 年 、 財団 は 新た な プログラム を 発足 さ せ 、 1983 年 に は 法人 名 を ゲティ 財団 と し た 。   2006 年 12 月 4 日 、 財団 は 、 前年 に 辞任 を 余儀なく さ れ た バリー ・ マリッズ に 代わり 、 前 ・ シカゴ 美術館 館長 で 美術 史家 の ジェームス ・ ウッド が 財団 理事 長 兼 、 最高 経営 責任 者 に 就任 する と 発表 し た 。   2009 年 、 ウッド は 財団 の 資産 の 大幅 な 減少 により 、 ゲティ 美術館 を 主 に 、 従業 員 100 人 を 削減 し た 。   ゲティ 美術館 と ゲティ・ヴィラ の 駐車 料金 は 50 % 増 の 15 ドル と なっ た 。 .   ウッド は 2010 年 6 月 12 日 に 死去 し た 。  財団 は 世界 的 に 著名 な 芸術 家 の 作品 を 数多く 保有 し て いる が 、 2009 年 、 アジア の 写真 に 焦点 を 当てる こと を 打ち出し 、 山本 悍右 、 濱谷 浩 など の 作品 を 購入 する こと を 決定 し た 。 （ The   J .   Paul   Getty   Trust   2009   Report 、 Los   Angeles   Times より ）デフォト （ Dephot ,   Deutscher   Photodienst ,   ドイッチャー・フォトディーンスト 、 現代 風 に 訳せ ば 「 ドイツ ・ フォト ・ サービス 」 ） と は 、 1928 年 から 1934 年 まで ドイツ に 存在 し た 、 写真 エージェンシー 。 活動 は 短期間 で あっ た が 、 ヴェルトルントシャウ （ Weltrundschau ） と 並ん で 、 ドイツ の 戦 間 期 を 代表 する 写真 エージェンシー で ある 。 「 デ・フォト 」 と 表記 さ れる こと も ある 。  1928 年 に ジモン・グートマン （ Simon   Guttmann ,   1890 年 -?） と アルフレッド ・ マルクス （ Alfred   Marx ,   ?-?） により 設立 さ れ た 。  デフォト に 所属 し た 写真 家 として は 、 ウンボ 、 フェ リックス ・ H ・ マン （ Felix   H .   Man ,   Hans   Sigismund   Baumann ,   1893 年 - 1985 年 ） 、 クルト ・ ヒュブシュマン （ Kurt   Hübschmann ,   Kurt   Hutton ,   クルト ・ フッ トン ,   1893 年 - 1960 年 )、 ヴァルター・ボスハルト （ Walter   Bosshard ,   1892 年 - 1975 年 ） 、 ハラルド・レッヒェンペルグ （ Harald   Lechenperg ,   1904 年 - 1994 年 ） 、 ロバート ・ キャパ など を 挙げる こと が できる 。  主として 、 ベルリン や ミュンヘン の 新聞 社 に対して ニュース 写真 等 を 提供 し た （ 例えば 、 ベルリナー・イルストリルテ・ツァイトゥング Berliner   Illustrirte   Zeitung   や ミュンヒナー・イルストリルテ・プレッセ Münchener   Illustrierte   Presse など ） 。  1932 年 に は 一旦 倒産 する も 、 その後 、 デゲフォト （ Degephot ,   Deutsche   Photogemeinschaft ,   ドイッチェ・フォトゲマインシャフト ） として 活動 を 再開 し 、 1934 年 まで 継続 し た 。  デフォト は 写真 エージェンシー という もの の 基礎 を 作り 、 アメリカ や 戦後 ヨーロッパ に も 大きな 影響 を 与え た 。 一時 的 で あれ その 成功 は 、 写真 エージェンシー という もの が ビジネス として 成功 する こと を 示し 、 写真 エージェンシー の 典型 例 として 、 その後 の 数 多く の 写真 エージェンシー の 設立 を うながす こと と なっ た 。 その こと は 、 フォト ジャーナリズム の 隆盛 に 寄与 する こと と なる 。  日本語 の 文献 で デフォト の 詳細 を 解説 し た よう な 文献 は ない 。 また 、 日本 で 開催 さ れ た 展覧 会 で デフォト を 取り上げ た よう な 展覧 会 は 存在 し ない 。ヴェルトルントシャウ （ Weltrundschau 。 英語 に 直訳 すれ ば 、 「 World   Observations 」 または 「 World   Review 」 、 日本語 に あえて 訳せ ば 「 世界 展望 」 （社） または 「 世界 評論 」 （社） ） と は 、 1920 年代 に ユダヤ 系 ドイツ 人 で ある ルドルフ・ビルンバッハ （ Rudolf   Birnbach ） により 設立 さ れ た 写真 エージェンシー 。 デフォト と ならん で 、 第 二 次 世界 大 戦前 の ドイツ を 代表 する 写真 エージェンシー の 1 つ で ある 。 ヴェルトルンドシャウ 、 ヴェルトルントシャオ 、 ヴェルトルンドシャオ など と 記載 さ れる こと も ある 。  ヴェルトルントシャウ は 、 フォト ジャーナリズム 勃興 期 の ドイツ に あっ て 、 新 聞社等 の メディア に ニュース 写真 を 提供 する こと により 、 その 発展 を さらに 促す こと に 貢献 し た 。 しかし 、 ヴェルトルントシャウ について は 、 まとまっ た 情報 が ほとんど なく 、 正確 に い つ 設立 さ れ た の か 、 また 所属 し た 代表 的 な 写真 家 は 誰 か 、 といった 基本 的 な 情報 も よく わから ない の が 現状 で ある 。  専門 家 による 研究 および その 研究 の 公表 が 望ま れる 。  なお 、 現在 「 Weltrundschau   Verlag 」 という 出版 社 が スイス に 存在 する が （ 下記 「 外部 リンク 」 参照 ） 、 この 出版 社 は 本 項目 で の 説明 の 対象 で ある 「 Weltrundschau 」 と 関係 が ある と 推測 さ れる が 、 その 関係 の 具体 的 内容 や 歴史 的 経緯 の 詳細 （ 例えば 、 もともと 出版 社 で あっ た Weltrundschau が 、 別 会社 を 興し て 写真 エージェンシー の 事業 に も 進出 し た 、 など ） について は 不明 で ある 。  なお 、 この 出版 社 から は 「 WELTRUNDSCHAU :   Chronik   der   Zeitgeschichte   -   Rückschau   unseres   Lebens 」 （ 英訳 する と 「 WORLD   REVIEW :   chronicle   of   contemporary   history   -   review   of   our   life 」 ） という 年鑑 が 出版 さ れ て いる （ 、 1956 年 以降 を 対象 と し た もの しか 刊行 さ れ て い ない ） が 、 次 の ページ に よる と （ ） 「 Bilder   im   Spiegel   der   Zeit 」 という 本 が これ と は 別途 刊行 さ れ て おり 、 それ が 1900 年 から 1955 年 を 対象 と し て いる 。  日本語 の 文献 で ヴェルトルントシャウ の 詳細 を 解説 し た よう な 文献 は ない 。 また 、 日本 で 開催 さ れ た 展覧 会 で ヴェルトルントシャウ を 取り上げ た よう な 展覧 会 は 存在 し ない 。若手 アニメーター 育成 プロジェクト （ わかて アニメーター いく せい プロジェクト ） は 、 文化庁 より 委託 を 受け た 団体 （ 後述 ） が 実施 する 、 日本 における アニメーター 等 の 人材 育成 事業 で ある 。 委託 事業 者 は 初年度 から 2013 年度 まで は 一般 社団 法人 日本 アニメーター・ 演出 協会 （ JAniCA ） が 、 2014 年度 より 一般 社団 法人 日本 動画 協会 が 行っ て いる 。  プロジェクト に は 愛称 が 付け られ て おり 、 開始 し て から 現在 に 至る まで 何 回 か 変更 さ れ て いる 。  文化 芸術 振興 基本 法 第 7 条 に 基づき 閣議 決定 さ れ た 「 文化 芸術 の 振興 に関する 基本 的 な 方針 （ 第 2 次 基本 方針 ） 」 （ 2007 年   -   2010 年 ） により 実施 さ れ た 「 若手 クリエイター 創作 支援 事業 」 へ の 申請 数 が 少なかっ た ため 、 文化庁 は 、 2010 年度 以降 は 、 広く メディア 芸術 人材 の 育成 支援 を する 方向 に 転換 する こと と し た 。 若手 アニメーター 育成 プロジェクト は 、 その 際 に 新規 制定 さ れ た 人材 育成 事業 の 1 つ で ある 。  背景 として 、 有能 な アニメーター 、 特に 有能 な 原画 マン が 育ち にくく なっ て いる 日本 アニメーション 業界 の 厳しい 現状 が ある 。 すなわち 、 制作 本数 の 増加 、 デジタル 化 に 伴う スケジュール の 悪化 、 過度 の 海外 委託 といった 要因 により 、 先輩 から 後輩 へ の 指導 という OJT （ オン・ザ・ジョブトレーニング ） を 行う 余裕 や 機会 が 制作 現場 から 失わ れ 、 アニメ 人気 により アニメーター を 志望 する 若者 は 多い に も かかわら ず 、 彼ら を 有能 な 人材 に 育てる こと が でき ず 、 いわば 若手 アニメーター の 使い捨て の よう な 常 況 に 陥っ て いる の で ある 。  また 、 若手 アニメーター の 低 収入 ・ 長時間 労働 も 、 磨け ば 有能 な アニメーター に なっ た で あろ う 人材 の 喪失 に 拍車 を かけ て いる 。  その ため 、 アニメーター 人材 の 枯渇 ・ 高齢 化 は 深刻 な 問題 と なっ て おり 、 それ が さらに 制作 現場 を 苦しい 状況 に 追い詰め て おり 、 この まま で は アニメーション 制作 自体 が ままならなく なる 危機 が ある 。  その 対策 として 、 商業 用 オリジナル アニメーション を 十分 な 予算 と 余裕 を 持っ た スケジュール で 実際 に 制作 し 、 将来 を 嘱望 さ れる 若手 アニメーター に対して 作画 監督 など による 適切 な OJT および JAniCA による Off - JT が 行わ れる こと により 次世代 を 担う アニメーター の 育成 を 行う ほか 、 事業 遂行 によって 得 られる 知見 により 育成 方法 論 の 確立 を 計ろ う と 立案 さ れ た 事業 で ある 。  また 、 アニメ 制作 会社 の いわゆる 「 脱 下請 化 」 、 一線 級 監督 による オリジナル 作品 制作 機会 の 創設 、 コンプライアンス による 制作 工程 の 正常 化 ・ 円滑 化 、 アニメ 制作 に 関わる モデル 契約 書 策定 や その 運用 プロセス の 確立 、 スケジュール 悪化 問題 へ の 対処 の ため の 意識 改革 といった 目的 も 有し て いる 。  こうして 有能 な アニメーター を 少し でも 多く 育てあげる こと により 、 世界 に 誇る 日本 の アニメーション 文化 の 向上 と 発展 に 資する こと が 本 事業 の 最終 目的 で ある 。  制作 会社 の 応募 資格 は 「 原則 として 日本 国内 に 本拠 が あり 、 商業 アニメーション に関する 十分 な 制作 実績 および アニメーター 育成 に対する 意欲 を 有する 法人 等 」 と さ れ た 。  育成 の 対象 と なる アニメーター は 、 事業 の 趣旨 に 則り 、 以下 の 者 に 限定 さ れ た 。  これ 以外 に も 若手 アニメーター の 定義 として 以下 の 2 つ が 提示 さ れ て おり 、 実質 的 な 限定 条件 と なっ て いる 。  これ 以外 に 主 だっ た もの で 、 下記 の よう な 契約 条件 ・ 契約 基準 が 提示 さ れ た 。  制作 会社 に は 、 1 社 当たり 総額 3 , 800 万 円 の 制作 予算 が 支給 さ れる 。 もし 制作 実費 が 3 , 800 万 円 を 超え た 場合 は 、 制作 会社 の 持ち出し と なる 。  制作 予算 は 、 一般 的 な テレビ アニメ 1 話 あたり で 1 , 000 万 ～ 1 , 200 万 円 、 テレビ スペシャル で 2 , 000 万 ～ 3 , 000 万 円 と さ れ て いる ので 、 それら と 比する と 潤沢 な 予算 と も いえる が 、 この 制作 予算 に は アニメ 作画 制作 に かかる 予算 だけ で は なく 、 企画 ・ 音響 制作 ・ 声優 の ギャラ ・ 広告 宣伝 など の 費用 を 含ん で いる こと に 留意 し なけれ ば なら ない 。 また 、 予算 の 一部 は その 用途 が 定め られ て いる 。  作画 監督 など に は 、 若手 アニメーター 指導 料 が 別 立て で 報酬 計上 さ れ て いる の が 、 一般 の アニメ 制作 予算 に は ない 特徴 で ある 。 これ は 、 本来 作画 監督 と 育成 指導 は 別 の 業務 で ある こと と 、 指導 料 を 別 立て に する こと により 指導 も ちゃんと し た 「 業務 」 で ある という 意識 を 明確 に 持っ て もらう ため で ある 。  国 の 公共 事業 で ある ので 、 事業 年度 は 基本 的 に 1 年 単位 で ある 。 事業 の 性格 上 、 数 年 にわたって 継続 する 必要 性 が ある 事業 と 文化庁 は 位置づけ て いる 。  2010 年度 の 文化庁 の 予算 に は 、 2 億 1 , 450 万 円 が 計上 さ れ 、 文化庁 より 事業 の 委託 を 受け た JAniCA が 制作 会社 の 公募 を 行い 、 16 社 の 応募 の 中 から 以下 の 4 社 の 各 作品 が 選定 さ れ た 。 作品 の 概要 は 個々 の 記事 を 参照 さ れ たい 。  2011 年度 の 文化庁 の 予算 に は 、 前年度 と 同額 の 2 億 1 , 450 万 円 が 計上 さ れ た 。 公募 ・ 選定 経緯 は 前年度 と ほぼ 同様 。 前年度 同様 に 新宿 バルト 9 で 公開 さ れ た ほか 、 ニコニコ 動画 にて 専用 チャンネル を 開設 し て 本 プロジェクト に関する 情報 ・ 番組 配信 、 および 前年 に 続い て アニマックス や 毎日放送 や 読売 テレビ にて テレビ 放送 が それぞれ 行なわ れ た 。  一連 の 計画 を PR する うえ で 、 大 の アニメ ファン として も 知ら れる 歌手 の 西川 貴 教 を 広報 大使 として 起用 し た 。  2012 年度 で は マチ ★ アソビ で 行わ れ た 公開 オーディション で 選ば れ た 公式 リポーター が 、 最新 情報 や アニメ が 完成 する まで を 密着 リポート する 。 また 、 昨年 に 引き続き 西川 貴 教 が 広報 大使 を 務める 。  2013 年 3 月 2 日 に 、 新宿 バルト 9 ほか にて 全国 ロードショー 。  上記 作品 の うち 2 つ は 、 その後 に 作品 を 発展 さ せる 形 で 別途 に アニメ が 作ら れ て いる （ 詳細 は 、 それぞれ の 項 を 参照 ） 。  2013 年度 で は 、 主 に 3 つ の 変更 が 行わ れ た 。  2014 年 3 月 1 日 より 、 TOHO シネマズ 六本木 ヒルズ ・ 角川 シネマ 新宿 ほか にて 全国 ロードショー 。  2014 年度 より 、 委託 事業 者 が 日本 動画 協会 に 代わっ た が 、 事業 目的 は 従来 の それ を 継承 し て いる 。 同年 7 月 に は 下記 4 社 による 制作 作品 が 発表 さ れ た 。  2015 年 3 月 22 日 に 、 TOHO シネマズ 日本橋 で 行わ れる 東京 アニメ アワード フェスティバル にて 特別 上映 会 を 実施 後 、 2015 年 4 月 17 日 より 、 TOHO シネマズ 新宿 ほか で 劇場 公開 さ れ た 。  この 年度 より 、 「 あに め たま ご 」 という 新しい 愛称 を 用いる 。  2016 年 3 月 19 日 に 、 TOHO シネマズ 日本橋 で 行わ れ た 東京 アニメ アワード フェスティバル にて 特別 上映 会 を 実施 。  2016 年 11 月 5 日 に 、 『 カラフル 忍者 いろ まき 』 の ディレクターズカット 版 が 劇場 公開 さ れる 。  『 風 の 又 三郎 』 が 、 「 キネコ 国際 映画 祭 2017 」 の 短編 部門 グランプリ を 受賞 し た 。  『 カラフル 忍者 いろ まき 』 は 2017 年 に NHK   E テレ で 単独 の 放送 を 何 度 か 実施 。  2017 年 3 月 11 日 に 、 池袋 HUMAX シネマズ にて 完成 披露 上映 会 が 開催 さ れ た 。 その後 、 3 月 25 日 ・ 3 月 26 日 の 「 AnimeJapan   2017 」 にて 「 あに め たま ご 2017 展 」 の 開催 、 テアトル新宿 にて 同年 4 月 22 日 から 4 月 28 日 まで レイトショー 上映 、 JAL にて 機内 上映 が それぞれ 予定 さ れ て いる 。  なお 、 「 あに め たま ご 2016 」 まで 「 協力 」 として 参画 し て い た 読売 テレビ は 本 年度 より 外れ た ため 、 ytv で は 放送 を 行なわ なかっ た 。  2018 年 3 月 10 日 に 、 池袋 HUMAX シネマズ で 行わ れる 「 東京 アニメ アワード フェスティバル 2018 」 にて 完成 披露 上映 会 を 開催 。  なお 、 今回 から 毎日放送 も 参画 から 外れ て いる が 、 テレビ 放送 は 行っ た 予定 （ 後述 ） 。  2019 年 3 月 9 日 に 、 池袋 HUMAX シネマズ で 完成 披露 上映 会 を 開催 予定 。写真 工学 （ し ゃしんこうがく ） と は 、 写真 を レンズ を通して 光学 器械 に 拠り 撮影 し 、 画像 を 可視 化 する ため の 応用 光学 と 精密 機械 工学 の 技術 分野 を 経 て 画像 処理 により 印 写 変換 に 係る 操作 を 研究 する 工学 の 学的 領域 を いう 。  この 学 門 領域 は 「 画像 工学 」 ( Image   science ) の 分野 に 属し 、 光学 レンズ ・ 光学 器械 ・ 光 電 変換 ・ 伝送 ・ 画像 形成 ・ 画像 処理 ・ 現像 処理 ・ 可視 化 の 分野 を 取り扱う 。 伝統 的 に は ， 光 を 結 像 ・ 画像 ( 潜 像 ) を 形成 する まで の 応用 物理 系 の 分野 と 、 その 結 像 さ れ た 潜 像 面 の 光 ( h ν ) の エネルギー を 化学 反応 を 経 て 可視 化 さ せる 電気 化学 （ 励起 エネルギー の 光化学 反応 ） と 現像 処理 ・ 色彩 画像 形成 処理 の 分野 の 写真 化学 の 物理 化学 系 の 分野 が 主流 で ある が 、 デジタル 画像 処理 に 拠る 、 等価 回路 を 経 て 結 像 し た 光 電 画像 を 液晶 画像 として 論理 回路 により 可視 化 変換 する 電子 工学 系 の 分野 が 加わっ た 。  現在 で は 、 伝統 的 銀 塩 系 と デジタル 画像 系 の 二 系統 が 並存 し 、 最終 成果 物 も 画像 処理 を 経 た 印画 と 、 電子 媒体 の ( 01 ... マトリックス ・ BGR 色 分解 ) の 論理 構成 画像 による デジタル 画像 の 二 種 が あり 、 前者 が 応用 化学 に 属し 、 後者 は 電子 工学 に 属する 。 現在 同名 の 講義 を 有する 高等 機関 は 東京工芸大学 工学部 の メディア 画像 学科 中 「 写真 工学 」 （ 犬井 正男   担当 ） の 講義 課目 等 が 残る のみ で ある 。 かつて 、 学校 設立 時 から 2005 年 まで に は 、 東京工芸大学 工学部 および 千葉大学 工学部 に 「 工学部 写真 工学科 」 が 存在 し て 印刷 工学科 と 比肩 し 、 上記 の 講義 ・ 実験 ・ 卒業 研究 を 行っ て い た 。ハンガリー アニメ 協会 ( 通称 MAT 、 マット ) は 2003 年 7 月 6 日 に 設立 さ れ た 全国 的 な 公益 事業 の 組織 で ある 。 その 目的 は 以下 の 通り で ある 。  設立 当初 より MAT は 他 の 組織 や 個人 、 町 の サークル と 協力 し て 、 アニメ コンベンション と 呼ば れる アニメ ・ マンガ ・ 日本 について の 知識 を 深める プログラム を 実施 し て いる 。 独自 の イベント 以外 に も 、 コミックス や 日本 に関する イベント に も 参加 する 。 さらに MAT は ハンガリー で 発表 さ れる アニメ や マンガ について の 記事 に 着目 し 、 必要 で あれ ば 訂正 も 行う 。4 月 の 春 親善 芸術 祭 （ し が つ の はる しんぜん げ いじ ゅつさい 、 ） は 、 朝鮮民主主義人民共和国 （ 北朝鮮 ） で 金 日成 の 誕生 を 記念 し て 4 月 15 日 の 前後 に 開催 さ れる 芸術 フェスティバル 。 　  金 日成 の 誕生 日 （ 太陽 節 ） を 祝し て 、 4 月 15 日 を 前後 し た 時期 に 催さ れる 。 第 1 回 は 1982 年 、 第 2 回 （ 1984 年 ） から 第 25 回 （ 2007 年 ） は 毎年 の 開催 。 第 26 回 （ 2009 年 ） 、 第 27 回 （ 2011 年 ） の のち 、 第 28 回 （ 2012 年 ） 以降 は 偶数 年 に 行わ れ 、 「 4 月 の 春 人民 芸術 祝典 」 （ 第 1 回 は 2008 年 ） と の 交互 開催 と なっ た 。  自主 、 平和 、 親善 の 理念 の 下 、 北朝鮮 国内 の 芸術 家 や 、 日本 など から の 在外 朝鮮 人 を はじめ ロシア 、 中国 など の 友好国 など 数 十 カ国 から 100 余 の 芸術 団 、 数 千 人 の 芸術 家 が 参加 し 、 多彩 な 演目 を 披露 する 大 規模 な 国際 芸術 フェスティバル 。 平壌 市内 の 各 劇場 で 各 部門 、 団体 別 など の 公演 が 行わ れる 。 中でも 金 日成 が 観覧 する 公演 は 特別 公演 として 北朝鮮 内 の メディア で も 何 度 も 紹介 さ れ た 。ダッチアングル （" Dutch   angle "） と は カメラ の 撮影 技法 。 カメラ を 傾け て 、 あえて 水平 に せ ず 撮影 する 方法 で ある 。 恐怖 や 不安 を 表現 する 際 に 用い られる こと が 多い 。PhotoDirector ( フォト ディレクター ) は 、 サイバーリンク 社 が 販売 し て いる 、 RAW 現像 ・ フォトレタッチソフトウェア 。  デジタル カメラ で 撮影 し た 写真 に 特 化 し た 非破壊 処理 方式 の フォトレタッチ （ 写真 修正 ） ソフトウェア 。 各社 デジタル カメラ の RAW ファイル に ネイティブ 対応 、 RAW ファイル 現像 が できる 。  Windows / mac   両 対応 （ Suite 版 ／ Ultra 版 のみ 。 Suite 版 付属 の ColorDirector は Windows のみ 対応 ） 。 Ultra 版 を 基本 と し 、 Ultra 版 に 動画 の 色 調整 を 可能 に する ソフト ColorDirector を 追加 し た Suite 版 、 Ultra 版 から 一部 の 機能 を 差し引い た 廉価 版 と も 言える Deluxe 版 の 3 つ の エディション が 存在 する 。ペーター・フェンディ （ Peter   Fendi 、 1796 年 9 月 4 日   -   1842 年 8 月 28 日 ） は 、 オーストリア の 宮廷 画家 、 風俗 画家 、 リトグラフ 作家 。 ビーダーマイヤー 時代 の 作家 の 一 人 として 知ら れ て いる 。  1796 年 9 月 4 日 に 、 父 ジョセフ・フェンディ と 母 エリザベス と の 間 に 生まれ た 。 父 は 学校 の 教員 で あっ た   。 ペーター は 幼い 頃 に 事故 によって 脊椎 を 損傷 し た ものの 、 早い 時期 から 絵 の 才能 を 示し た 。 1810 年 に は 、 帝国 美術 アカデミー （ 現 ： ウィーン 美術 アカデミー ） に 13 歳 で 入学 を 許さ れ 、 3 年間 そこ で 学ん だ 。 その 3 年間 で   Johann   Martin   Fischer 、 Hubert   Maurer 、 Johann   Baptist   von   Lampi   the   Elder   ら に 師事 し た 。  フェンディ は 、 美術 収集 家 で あり ヨーゼフ 2 世 の 個人 眼科 医 で ある と 知り合い 、 バース の 知り合い で あっ た 他 の 影響 ある 美術家 とも 関係 を 持つ よう に なっ た こと で 、 1818 年 から   Imperial   Gallery   of   Coins   and   Antiquities   （ のち の 美術 史 美術館 ） で 職 を 得 た 。 そこで フェンディ は 設計 図 職人 や エングレービング の 作家 として の 仕事 を こなし た 。 1821 年 に は 油彩 作品 「 ヴィレニカ 」 で ゴールド メダル を 受賞 、 そして 1836 年 に は ウィーン 美術 アカデミー の 一員 に 選出 さ れ た 。  フェンディ は 貴族 や 一般 市民 から 絵 の 講師 を 依頼 さ れる こと も 時々 あり 、 後年 は より 多く の 時間 を 後進 の 指導 に 充て た 。 フェンディ の 教え子 に は   Carl   Schindler   や   Johann   Friedrich   Treml   など が いる 。 1842 年 8 月 28 日 に 死去 。  フェンディ の 作品 に は 油絵 や 水彩 画 、 エッチング 、 リトグラフ 、 木彫 など といった さまざま な 種類 の もの が ある とくに リトグラフ の 多色 刷り で は パイオニア 的 な 業績 を 残し た と 考え られ て いる 。 フェンディ は 多く の 画家 から 影響 を 受け て おり 、 オランダ の 画家 で は アドリアーン・ブラウエル 、 アドリアーン・ファン・オスターデ 、 レンブラント ・ ファン・レイン など から 多く の 影響 を 受け て いる 。 また 1821 年 に ヴェニス へ 旅行 し た 際 に 、 イタリア の 画家 で ある ジョヴァンニ・ベリーニ 、 ティントレット 、 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 、 パオロ・ヴェロネーゼ ら の 作品 を 見 て 影響 を うけ て いる 。  フェンディ の 作品 の 中 でも 、 貴族 の ポートレート 作品 と 、 グループ セックス など を モチーフ と し た エロティカ の 作品 が よく 知ら れ て いる 。 2 人 または それ 以上 で の 性交 を 題材 に し た 水彩 画 は 、 ほとんど が 実行 可能 な 体位 で 描か れ て いる  フェンディ の 作品 は アルベルティーナ 美術館 や オーストリア ・ ギャラリー 、 美術 史 美術館 など に 収蔵 さ れ て いる 。 また の コレクション の 中 に フェンディ の 作品 が ある 。アニメ クラブ （ 英語 ： anime   club ） と は 、 日本 国外 における 日本 アニメ の 討論 ・ 上映 ・ 宣伝 の ため に 会合 を 持つ 他 に 、 日本 文化 へ の 理解 を 広げる こと を 目的 と する 地域 共同 体 に 設置 さ れ た 同好 会 組織 で ある 。 アニメ 同好 会 と も 。  米国 で は 、 高校 や 大学 といった 単位 で 学生 によって 運営 さ れ て いる もの が ある ほか 、 アジア 各国 に も 広まっ て いる 。  大学 や 高校 で の アニメ クラブ の 設立 は 増加 傾向 に あり 、 主催 者 は 図書館 や 公共 センター の よう な 公営 の 集会 所 を 利用 する など し て いる 。 アニメ クラブ へ の 参加 者 の 多く は 自身 が お たく で ある こと を 公言 し て おり 、 その 出席 者 の 中心 は 20 代 で は ある が 一般 に アニメ クラブ に 年齢 制限 は まったく なく 50 代 から 60 代 や ティーンエイジャー の 姿 も 見 られる 。  マサチューセッツ工科大学 は 、 米国 内 で 早い 時期 に アニメ クラブ が 生まれ た こと で も 知ら れ て いる 。  この クラブ の ミーティング は 週 1 回 または 月 1 回 を 基準 に 行わ れ て いる 。 この クラブ は アニメ 鑑賞 に 加え て 、 アニメ ・ ミュージック ・ ビデオ を 観 たり 漫画 を 読ん だり カラオケ を し たり コス プレ を 楽しむ など 他 の 活動 に も 携わっ て いる 。 多く の クラブ が コミュニティ で の 相互 作用 を さらに 高め られる よう に オンライン ・ フォーラム ( インターネット コミュニティ ) を 主催 し て おり 、 メンバー に 書籍 や 漫画 を 貸与 する ライブラリ を 呼び物 と し て いる 。 また この よう な クラブ の 関係 者 は しばしば 地方 で の アニメ コンベンション の 参加 や 管理 者 を 無償 で 引き受け て いる 。  クラブ の 行動 範囲 次第 で は 、 その 活動 は 将棋 ・ 囲碁 ・ 麻雀 の よう な テーブル トップ ・ ゲーム を 含む 、 広域 に 及ぶ 場合 も ある 。 屋外 活動 として は 日本 酒 の 試飲 会 や ワシントン D . C . の 全米 桜 祭り 、 剣道 大会 など の 文化 催事 見学 が 行わ れ て いる 。  イエール 大学 の アニメ クラブ の サイト に は 、 日本語 を 知ら ない アニメ ファン に 向け た アニメ 用語 集 が あり 、 「 やばい 」 「 チクショー 」 「 大丈夫 」 「 駄目 」 「 なるほど 」 など 、 100 の 単語 や 敬語 の 使い方 を 解説 し て いる 。  概して この よう な クラブ は オリジナル の 日本語 に 英語 字幕 を 伴っ た 作品 の 鑑賞 会 を 行う が 、 クラブ の 方針 により ファン サブ と 呼ば れる よう な 字幕 式 の 他 に 、 現地 語 式   ()   が 採用 さ れる こと も ある 。  複数 の 受像 機 室 の 利用 が 可能 な 規模 の より 大きい クラブ で は 、 通常 は ひと 部屋 を 吹き替え 版 用 に 、 他 を ファン サブ 版 用 として 機能 さ せ て いる 。 ファン サブ 室 は 人気 の 高い ビデオコーデック   ()   に 因ん で ' DivX ' ルーム の 名 で も 知ら れる 。  作品 によって は その 長期 的 かつ 挿話   ()   的 性質 の ため 、 上映 会 に は 途中 休止 を 含ん だ 一定 期間 が 予定 さ れる 。 全 26 話 の シリーズ で は 、 多く の 場合 上映 期間 に 数カ月 を 要する 。  また 作品 の 全編 鑑賞 の 考え方 について は 、 中 に は 厳格 で ない 方針 を 持つ クラブ ・ サークル も ある 。 例えば 『 BLEACH 』 や 『 犬 夜叉 』 など は いずれ も 200 近い 話 数 を 有し て いる が 、 クラブ が その よう な 大 長編 を 延々と 続け て い て は 他 作品 を 披露 する 機会 が 事実 上 奪わ れ て しまう 。 加え て 新規 参加 者 に は 既に 進行 し て しまっ た 物語 へ の 追随 や 関心 の 維持 が 困難 な 場合 が ある 。  公共 の 場所 で 観衆 を 集め ライセンス の ある メディア を 使用 し て 上映 会 を する 際 に は 、 国内 の 権利 所有 者 から の 許可 書 が 必要 に なる 。 これ は パブリック・パフォーマンス・ライツ   ( Public   Performance   Rights )   または エクシビション・ライツ   ( Exhibition   Rights )   として 周知 さ れ て いる 。 2006 年 に イリノイ 州立 大学 () の シネマ・ソサエティ は 、 映画 の 上映 許可 を 取得 し て い なかっ た ため ニュー・ヨーカー・フィルムズ () から $ 8 , 000 ( 1 作品 あたり $ 400 ) の 料金 を 賦課 さ れ た 。  北米 の アニメ 会社 で ある ファニメーション や バンダイ・エンターティンメント など の () は 、 自ら が ライセンス を 有する コンテンツ を アニメ クラブ が 容易 に 公開 観賞 出来る よう に 助成 プログラム を 制定 し て い た が 、 ファニメーション は 2011 年 末 で 受付 を 終了 し た 。  中国 で は 北京 の 大学 だけ で 40 近い アニメ 同好 会 が あり 、 その 半数 が コス プレ 関係 で 、 演じる の は 8 割 程度 が 日本 アニメ の 登場 人物 で ある と いう 。 2011 年 、 北京 で 開か れ た 第 12 回 世界 漫画 大会 で は 、 高校生 や 大学生 、 サラリーマン ら から なる 全国 各地 の アニメ 同好 会 が コス プレ を 行っ た 。  マレーシア で は 2010 年 10 月 、 映像 検閲 局 （ 日本 の 映倫 に 相当 ） の 局長 フサイン・シャフィー が 、 日本 の アニメ は 子供 を 堕落 さ せる という 発言 を 行っ た ところ 、 テイラーズ 大学 や マラッカ 州 の アニメ クラブ メンバー が 賛否 を 示し た 。  インド で は 日本 の アニメ の 放映 が 増え つつ あり 、 アニメ クラブ を 結成 する 動き が 広がっ て いる 。 2010 年 に 約 10 人 で 発足 し た ムンバイ の ムンバイ ・ アニメ クラブ は 、 約 2 年間 で 1 , 000 人 を 超える まで に 成長 し た 。 月 1 回 の 会合 で は 、 アニメ ソング の カラオケ や コス プレ など を 楽しん で いる 。 同 会 は 、 2012 年 3 月 、 日本 の 経済 産業 省 が ムンバイ で 主導 ・ 開催 し た 「 クール ・ ジャパン ・ フェスティバル 」 で 、 コス プレ ショー や 墨絵 、 折り紙 など の ワークショップ を 開い た 。  アラブ 首長 国 連邦 で は 、 コス プレ が 人気 に なっ て おり 、 ドバイ に は ドバイ ・ アニメ クラブ が ある 。  日 独 協会 理事 織田 正雄 に よる と 、 ドイツ で は 若者 の 日本 の アニメ へ の 関心 が 高まっ て おり 、 ベルリン に は 会員 数 13 万 人 を 抱える アニメ クラブ が ある と いう 。日活 ロマン ポルノ 事件 （ にっかつ ロマン ポルノ じ けん ） と は 、 1972 年 （ 昭和 47 年 ） に 日本 映画 界 の 自主 統制 機関 で ある 映画 倫理 委員 会 が 審査 し た 成人 映画 が 、 刑法 の 猥褻 図画 公然 陳列 罪 容疑 で 起訴 さ れ 、 日活 ロマン ポルノ が 『 芸術 か 猥褻 か 』 が 裁判 で 問わ れ 、 刑事 訴訟 に 発展 し た 事件 で ある 。 起訴 さ れ た 被告 は 、 全員 無罪 が 確定 し た 。 「 日活 ・ ロマン ポルノ 事件 」 「 日活 ロマン ポルノ 裁判 」 と も 言わ れる 。  この 事件 は 、 1971 年 （ 昭和 46 年 ） から 1972 年 （ 昭和 47 年 ） にかけて 公開 上映 さ れ た 、 日活 ロマン ポルノ の 成人 映画 4 作品 （ 『 愛 の ぬくもり 』 、 『 恋 の 狩人 ・ ラブ ハンター 』 、 『 OL 日記 ・ 牝 猫 の 匂い 』 、 『 女 高 生 芸者 』 ） が 、 警視庁 に 「 猥褻 な もの だ 」 として 1972 年 （ 昭和 47 年 ） 9 月 に 、 日活 の 映画 本部 長 、 製作 ・ 配給 責任 者 ら 6 人 が 猥褻 図画 公然 陳列 罪 で 、 この 映画 を 上映 する に当たって 、 映画 を 審査 し た 映画 倫理 委員 会 の 審査 員 3 人 が 、 同 幇助 罪 で 起訴 さ れ た 事件 で ある 。  日本 映画 界 の 表現 自主 統制 機関 で ある 『 映画 倫理 委員 会 』 が 、 初めて 刑事 責任 を 問わ れる という 事態 に なり 、 日活 ロマン ポルノ に 多く の 固定 観客 が い た こと も 併せ て 、 当時 注目 さ れ た 。  1978 年 （ 昭和 53 年 ） 6 月 、 一 審 の 東京 地方裁判所 は 無罪 判決 を 下し た 。 判決 で は 「 性 描写 を どこ まで 許す か は 、 時代 と 共に 変わる 社会 的 通念 に よる 。 」 と し た 上 で 「 映倫 の 審査 は すでに 一定 の 社会 的 評価 、 信頼 が 確立 さ れ て おり 、 映倫 の 審査 を 尊重 する べき 」 と し た 。 東京 地方 検察庁 は この 判決 を 不服 として 控訴 し た 。  1980 年 （ 昭和 55 年 ） 7 月 、 二 審 の 東京 高等 裁判所 も 一 審 と ほぼ 同様 の 理由 で 判決 を 支持 、 検察 側 の 主張 を 棄却 し 、 無罪 判決 を 言い渡し た 。 東京 高等 検察庁 は この 判決 に対して 、 最高 裁判所 へ の 上告 を 断念 。 無罪 判決 が 確定 判決 と なっ た 。ブルネレスキ 国際 彫刻 コンクール は 、 ルネサンス 初期 の 彫刻 家 、 建築 家 で ある フィリッポ・ブルネレスキ （ 1377 年   -   1446 年 ） の 業績 を 称え て フィレンツェ で 1976 年 から 開催 さ れ た 芸術 賞 展 。  緒方 良信 、 宮崎 県 出身 の 彫刻 家 ・ 芸術 家 ・ アーティスト 。ルボーク （ ） と は 、 ロシア の 民衆 版画 。 17 世紀 半ば に 誕生 し 、 18 世紀 初頭 の ピョートル 大帝 時代 （ ロシア の 近代 化 ・ 西欧 化 の 時代 ） に 社会 の 各 階層 の 支持 を 受け 流行 し た 。 主 に 市場 や 街頭 で 行商 人 によって 安く 売ら れ 、 農民 家屋 の 室内 装飾 として イコン の 脇 など に 飾ら れ た 。 昔話 や 宗教 的 物語 、 風刺 、 戦い の 場面 、 日常 生活 の 一 場面 など 世俗 的 ながら 多岐 にわたる 題材 が とりあげ られ 、 庶民 の 娯楽 や 啓蒙 といった 役割 を 果たし て い た 。  素朴 な 構成 と 粗雑 な つくり を 特徴 と する 木版 画 （ 後 に 銅 版画 、 リトグラフ ） で 、 作者 不詳 の もの が 多く 「 非 芸術 的 」 「 三流 絵画 」 と も 評価 さ れ た が 、 20 世紀 初頭 の ロシア・アヴァンギャルド 芸術 運動 や ロシア 革命 の ポスター ・ 看板 の プロパガンダ デザイン として 一時 復権 し た 。 現代 において も 新聞 広告 や 民芸 品 、 飲食料品 の ラベル デザイン など に ルボーク 的 な 図柄 を みる こと が できる 。  ルボーク （ ） という 語 は 、 もともと ロシア 語 で 「 植物 の 内皮 （ ） 」 を 意味 する の 指 小形 で ある 。 ロシア で は こうした 樹皮 を 使っ て ラープチ （ ） と よば れる 草鞋 の よう な 農民 靴 を 編ん だり 、 籠 や 収納箱 が つくら れ て き た 。 また 15 世紀 ごろ 白樺 の 樹皮 に 手紙 の よう に 文字 や 絵 を 書い た 「 」 と よば れる もの も 発見 さ れ て おり 、 樹皮 は 当時 紙 の 代 用品 として 或いは もの づくり の 素材 として 一般 的 な もの で あっ た 。 ルボーク という 語 が 民衆 版画 の 意味 を もつ よう に なる の は 19 世紀 に なっ て から で 、 それ まで は 「 プロストヴィク （ 単純 な 人々 向け ） 」 や 、 制作 地名 から 「 モスクワ もの 」 「 トヴェリ も の 」 など 様々 な 名前 で 呼ば れ て い た 。  大き さ は A 3 サイズ の もの が 標準 的 だ が 、 大きな もの で は 1 メートル 四方 の もの も ある 。 一 枚 絵 の もの から 四 枚 絵 、 さらに は 冊子 状 の ルボーク 本 と 呼ば れる もの も あっ た 。 初期 の 木版 画 で は 色 の 種類 も 3 ～ 4 色 と 多く は 無く 、 安価 な 大量 生産 品 の 為 、 塗り 方 も 雑 な もの が 多い が 、 19 世紀 半ば に は 多色 刷り の もの も 現れ た 。  題材 に は 、 昔話 、 寓話 や 聖書 など の 宗教 的 物語 、 ツァーリ と その 家族 、 小説 、 戦い や 災害 の 場面 、 珍しい 動物 、 国内外 の 事件 ・ 出来事 、 日常 生活 の 一 場面 など 生活 環境 に み られる もの ほとんど すべて が 取り上げ られ た が 、 時代 によって 好ま れ た 題材 に 違い が あり 、 19 世紀 前半 から は ルボーク が 検閲 の 対象 と なる など 、 題材 の 変遷 が み られる 。 なお 、 同じく ロシア で 中世 以降 み られる 宗教 的 表現 として イコン が ある が 、 娯楽 的 ・ 教育 的 要素 を 主 と する ルボーク は 、 宗教 的 機能 のみ を もつ イコン と は 別 の 役割 を 担い 、 区分 さ れ た 。  ルボーク の 起源 について は 不明 な 点 が 多い が 、 ヨーロッパ で は 15 世紀 前半 に は 既に 木版 画 など 印刷 さ れ た 絵 が 流通 し て おり 、 ドイツ や オランダ の 行商 人 ら が 16 世紀 に は ロシア 北部 の 町 ノヴゴロド に こうした 絵 を 持ち込ん で い た こと が 知ら れ て いる 。  最も 初期 の ルボーク として は 、 ウクライナ の キエフ 洞窟 修道院 で 無名 の 版画 家 が 1619 年 から 1624 年 に 作成 し た イコン 「 聖母 昇天 祭 」 が あげ られる 。 これ は 1928 年 に 線画 研究 家 S . A . クレピコフ （ ） が 国立 歴史 博物館 で 発見 し た もの で あり 、 この 他 に も キエフ・リヴォフ 印刷 学校 で パムヴォ・ベリンダ （ 、 ?- 1632 年 ） が 印刷 し た 「 神意 に 適う 牢獄 （ 1629 年 ） 」 や 、 オランダ ・ ドイツ など の 絵入り 聖書 を 原本 と する 印刷物 が つくら れ た 。  これ より 遅れ て モスクワ で も 1637 年 に ヴァシーリー・ブルツォーフ という 者 が 版画 入り の 初等 読本 を 出版 し た 。 17 世紀 半ば の アレクセイ 時代 に は 、 紙 に 印刷 さ れ た イコン が モスクワ の 市場 など で 販売 さ れ 、 「 ドイツ の 異端 の イコン を 街 で 売買 し て は なら ない 」 という 御 布令 が モスクワ 総 主教 から 出さ れる ほど 広く 受け入れ られ た 。 こうした 中 、 17 世紀 の 終わり に つくら れ た ヴァシーリー・コーレニ による 絵入り の 聖書 （ 1696 年 作 ） と 黙示録 （ 1692 年 - 1696 年 ） は 、 木版 画 特有 の 明確 な 線 で 描か れ た 人物 等 の 描写 や 絵 の 構成 といった 点 で 18 世紀 の 有名 な ルボーク 「 猫 を 埋葬 する ネズミ たち 」 や 「 ヤガー 婆さん と ワニ の 争い 」 など と 共通 する 特徴 を もつ ため 、 コーレニ を これら 初期 ルボーク の 作者 あるいは ロシア・ルボーク の 父 と みなす 意見 も ある 。  こうした 初期 の ルボーク は 、 いずれ も 宗教 的 な 題材 を 扱い つつ も イコン の 様式 から の 逸脱 が み られ 、 イコン が ヨーロッパ の 木版 画 技術 と 融合 し 「 ルボーク 」 という 新た な 表現 が 生まれ つつ ある こと を 示唆 する もの で あっ た 。  ピョートル 大帝 の 登場 し た 18 世紀 初頭 は 、 ロシア の 近代 化 ・ 西洋 化 の 時代 で あっ た 。 体制 側 と ルボーク と の 直接 の 関わり を 示す 資料 は 多く は ない が 、 ピョートル 大帝 は オランダ から 銅版 画家 アドリアン・シホネベック （ ） を 招い て アトリエ を 作り 、 シホネベック は イコン 画家 たち に 銅板 画 技術 を 伝え た 。 また この 頃 暦 や 文字 習い の ルボーク や 『 床屋 の ヒゲ 切り 』 など 、 国民 の 啓蒙 を 目的 と し た 作品 も 生まれ た 。 また アレクサンドロス 3 世 （ 大王 ） や ブィリーナ に 登場 する イリヤー・ムーロメツ など の 史実 ・ 架空 の 英雄 （ これら は ピョートル 大帝 を 模 し た もの と も さ れる ） を 描い た ルボーク も 現れ た 。 視覚 メディア という 、 新 時代 における 新た な メディア の 役割 も 担っ た 木版 ルボーク は 、 18 世紀 初頭 から 半ば にかけて 質 ・ 量 共 に 黄金 期 を 迎え 、 この 頃 ルボーク を 代表 する 作品 が 数多く 作ら れ た 。 だ が 当時 は まだ 値段 も 高く 、 また 多く の 農民 が 文盲 で 説明 文 を 読め ない など 問題 も あり 、 ルボーク が 普及 し て い た の は 主 に 都市 市民 の 間 で あっ た 。  18 世紀 半ば に なる と 銅版 画 の ルボーク も 登場 し た 。 木版 画 で は 版木 1 枚 から 数 十 枚 しか 刷れ なかっ た ルボーク が 、 銅版 画 で は 1000 枚 以上 刷る こと が できる よう に なり 、 価格 も 低下 し た 。 また 木版 画 に 比べ て 細い 線 で 描く こと が できる よう に なり 、 絵 の 精密 さ のみ なら ず 文字 の 情報 量 が 大幅 に 増え た 。 ルボーク は より 説明 的 な もの と なり 、 時事 や 事件 報道 の ルボーク が つくら れる など 題材 に も 影響 を 及ぼし た 。  銅 版画 発展 の 少し 後 、 手描き の ルボーク が 出現 し た 。 これ は 、 正教 古 儀式 派 （ 旧 教徒 、 「 分離 派 」 は 国家 教会 側 から の 蔑称 ） ら が 近代 化 に 抗う よう に 制作 し た もの で 、 イコン と ミニアチュール の 伝統 に 忠実 で 、 題材 は 宗教 的 な もの に 限ら れ た 。 同じ ころ モスクワ 、 サンクトペテルブルク 、 キエフ など の 都市 部 だけ で なく 、 その 辺境 で も ルボーク が 制作 さ れる よう に なり 、 とくに モスクワ 近郊 に 多く 制作 地 が 生まれ た 。 これ は ルボーク が 産業 と なり 、 市場 が 形成 さ れ た こと を 意味 する 。 また ルボーク の 収集 を 始める 者 も で て き た 。 シュテリン （ 1709 年 - 1785 年 、 ドイツ 生まれ ） が 最初 の 収集 家 として 知ら れ 、 1770 年代 に は A . オルスフィエフ が 2500 点 以上 の ルボーク を 収集 し た が 、 1812 年 の モスクワ 大火 で その 大半 を 喪失 し 、 残っ た ルボーク は 19 世紀 後半 の ルボーク 研究 家 ・ 収集 家 ロヴィンスキー に 継承 さ れ た 。  19 世紀 に なる と アロイス・ゼネフェルダー の 発明 し た リトグラフ の 技法 が ヨーロッパ に 広まり 、 印刷 技術 が 大きな 進歩 を 遂げる が 、 ロシア に も 1803 年 に リトグラフ の 技法 が もたらさ れ 瞬く 間 に 普及 し た 。 こうした 印刷 ・ 出版 文化 の 発展 を 背景 に 、 ロシア で は 18 世紀 後半 から 19 世紀 にかけて 大衆 文学 が 生まれ 、 ルボーク を 挿絵 と し た 「 大衆 本 」 が 、 特に 都市 住民 の 間 で 人気 を 集め た 。  また 同じ 頃 アレクセイ・ヴェネツィアーノフ （ ） ら の 描い た 「 風俗 画 」 という ジャンル も 誕生 し た 。 風俗 画 と ルボーク は 技法 や 芸術 性 など 多く の 相違 点 が ある ものの 、 同 時代 の 風俗 へ の 関心 の 高 さ を 表し た もの という 共通 点 が あり 、 これ まで ルボーク のみ が 描い て き た 日常 の 描写 に 、 大衆 本 や 風俗 画 という ライバル が 現れ た の で あっ た 。  一方 、 当時 誕生 し た ロシア・インテリゲンツィヤ （ 知識 階級 ・ 教養 人 ） は 、 ルボーク を 「 低俗 で 価値 の 低い 、 見る 価値 が 無い もの 」 と とらえ て い た こと が 、 アレクサンドル ・ プーシキン 作 『 大尉 の 娘 』 （ 1836 年 ） や 『 駅 停 （ 断片 ） 』 （ 1830 年 ） における ルボーク の 描写 から 窺える 。 1822 年 に イヴァン・スネギリョフ （ ） が 発表 し た ルボーク 研究 の 先駆 的 論文 『 ロシア の 民衆 画廊 、 あるいは ルボーク 』 で は 、 「 ロシア 民族 の 特性 を 考える 上 で 役に立つ 」 として ルボーク 研究 へ の 参加 を 呼びかけ た 。  ルボーク は 印刷 技術 の 発達 と共に 大量 印刷 と 大量 消費 の 時代 を 迎え 、 行商 人 達 によって ロシア 全土 で 広く 販売 さ れる が 、 ルボーク の 検閲 、 特に 皇室 の 肖像 画 に対して の 検閲 が ニコライ 1 世 の 時代 で ある 1851 年 以降 厳しく なり 、 ルボーク は 伝統 的 な 表現 力 を 失っ て いっ た 。  1861 年 の 農奴 解放 令 以降 インテリゲンツィア にとって 農民 問題 が 大きな 関心事 と なり 、 同時に ルボーク に対する 知的 関心 も 高まっ て いっ た 。 ニコライ・ネクラーソフ は 「 ナロード （ 民衆 ） の ため に 」 安価 な ルボーク 本 を 多く 出版 し た 。  ドミートリー・ロヴィンスキー （ ） は 、 1881 年 に ルボーク 研究 の 集大成 と も いえる 『 ロシア 民衆 絵画 』 を 出版 し た 。 これ は ルボーク を 偏見 から 解放 し 、 美術 史 で なく 文化 史 の 観点 から 研究 する こと で ルボーク 学 と も 呼べる もの を 確立 し た 点 で 意義 深い 。  20 世紀 に 入る と クロモリトグラフ （ ） という 技法 が ルボーク に も 用い られる よう に なる が 、 これ は 帰っ て ルボーク の 安っぽ さ ・ 陳腐 さ を 際立た せる 結果 と なっ た 。  この ころ 興っ た ロシア・アヴァンギャルド 芸術 運動 で は 、 抽象 絵画 運動 の 先駆 者 ワシリー・カンディンスキー が 137 点 の ルボークコレクション を 保有 する など 、 「 絵 」 という 概念 を 問い 直す 中 で ルボーク の もつ 原始 的 美術 形式 が 注目 さ れる よう に なっ た 。  1910 年代 ～ 1920 年代 の ロシア 革命 期 に は 、 革命 の プロパガンダ ・ ポスター など に ルボーク の 影響 が 見 られる 。 だ が 1930 年代 の ソビエト 化 と共に ルボーク は 社会 的 関心 を 喪失 し て 衰退 し 、 1960 年代 まで 伝統 的 な ルボーク は 販売 さ れ なかっ た 。  現代 の ルボーク は 、 伝統 的 な 民族 パターン として 家具 や 道具 の 飾り 、 土産物 や 飲料 の ラベル 、 看板 、 広告 など の デザイン に 見 られる ほか 、 新た な ルボーク も 生みださ れ て いる 。  ドミートリー・ロヴィンスキー （ 1824 年 - 1895 年 ） は 代々 貴族 ・ 軍人 の 家 に 生まれ た 法律 家 で ある が 、 ルボーク 研究 を 確立 し 、 研究 の 集大成 として 『 ロシア 民族 絵画 』 （ 1881 年 ） を 著し た 。 また 、 ロヴィンスキー は ルボーク を 以下 12 の カテゴリー に 分類 し た 。  1 .   昔話 も の   2 . 歴史 も の   3 . ロシア 人 ・ 外国 人 肖像 画   4 . 地図 と 風景 画   5 . 異国 の 町 と 住人   6 . カレンダー と 予言   7 . 文字 いろは と 表   8 .   福音 書 の 教訓   9 .「 大 鏡 」 その他 の 書物 から の 教訓   10 .   聖書 の 挿絵   11 . 祭日   12 . 救世主 ・ 聖母 ・ 聖人 の 図像  また 、 ロシア 国立 図書館 （ ロシア ・ ナショナル ・ ライブラリー ） 刊 『 ロシア 絵画 における 伝統 と 革命 』 で は 以下 の 順 で 10 種類 に 分類 さ れ て いる 。  1 .   宗教 的 場面   2 . 政治 的 ・ 社会 的 風刺   3 . 動物 世界   4 . ヒーロー   5 . 愛 ・ 求愛 ・ 結婚   6 . ユーモア   7 . 世俗 的 モラル   8 . 時代 の 不思議   9 . フェア と 社会 的 集まり   10 . 今日 的 作品  代表 的 な ルボーク に 以下 の もの が ある 。  18 世紀 前半 の 作 と さ れる ルボーク 。 大き さ は 35 . 3 × 29 . 6 cm で 、 左上 と 右 上 に 次 の 様 な 短い 文章 が 書か れ て いる 。  " 右 「 床屋 は 分離 派 教徒 の ヒゲ を 切ろ う と する 」 "< br >" 左 「 分離 派 教徒 曰く ---   なあ 、 床屋 よ 、 おれ は ヒゲ を 切ら れ たく ない 。 待て 、 待て 、 見張り を 呼ぶ ぞ 」 "  1698 年 に 西欧 遊学 から 帰国 し た ピョートル 1 世 は 、 ロシア の 近代 化 改革 の 一環 として 1699 年 に ヒゲ 切り を 法令 化 、 1705 年 に 服装 の 規範 を 定め 口髭 ・ 顎 鬚 を 剃る こと を 義務 化 する など し た が 、 髭 を 生やす こと は ロシア で は 古来 から の 伝統 で ある 上 、 16 世紀 半ば の 百 章 令 （ 、 百 箇条 集 ） 第 40 章 に は 「 正 教徒 たる もの は ヒゲ を 剃ら ず 」 と も 記さ れ て いる こと から 宗教 問題 の 側面 も 持ち合わせ て おり 、 一般 民衆 のみ なら ず 特に 保守 的 な 正教 古 儀式 派 （ 旧 教徒 、 「 分離 派 」 は 国家 教会 側 から の 蔑称 ） から の 反発 を 招い て い た 。 ヒゲ を 切ら れ そう に なっ て いる 左 の 男 の 方 が むしろ 大きく 堂々 と し た 様子 で 描か れ て いる こと から も 、 当時 の 世相 が 窺える 。  1760 年代 に 摺ら れ た ルボーク 。 大き さ は 36 . 5 × 29 cm 。 赤鼻 の ファルノス は ロシア の 伝統 的 人形 芝居 の 主人公 ペトルーシカ と 同一 視 さ れ 、 右 『 ファルノス と 妻 ピガシャ が 酒場 に やって来 た 』 など ファルノス を 題材 と し た ルボーク は 複数 ある 。 当時 の 民衆 文化 に 浸透 し て い た 放浪 芸人 スコモローフ や 、 道化師 好き の アンナ 女帝 （ 在位 1730 年   -   1740 年 ） お気に入り の 宮廷 道化師 ペドリーロ が ファルノス の モデル に なっ た と する 説 も ある 。  ファルノス に 代表 さ れる 道化師 の ルボーク は 18 世紀 前半 に 人気 が あっ た が 、 エカチェリーナ 2 世 （ 在位 1762 年 - 1796 年 ） の 時代 、 宮廷 に 道化師 など を 置く こと が 流行 する と 道化 を 描い た ルボーク は 販売 さ れ なく なっ た 。  1760 年代 の ルボーク 。 大き さ は 29 . 5 × 36 . 5 cm 。 ヤガー 婆さん （ バーバ・ヤーガ ） が 豚 に 跨り ワニ に 対峙 する 構図 で 、 上部 に は 次 の 文 が 書か れ て いる 。  " 豚 に 跨る ヤガー 婆さん   ／   杵 を 手 に し て ワニ と 一 戦 交える か   ／   両 名 の 足下 　 茂み の かたわら に は   ／   酒 の はいっ た ガラス ビン "  ロヴィンスキー は 、 ピョートル 大帝 と 妻 エカテリーナ に対する 風刺 が この ルボーク の テーマ で ある と し た 。 ロシア に は ワニ は い ない が 当時 猛獣 一般 を ワニ と 呼び 、 また 分離 派 教徒 は ピョートル 1 世 を ワニ と 呼ん で い た 。 ワニ の 下 に 小さな 船 が 描か れ て いる が 、 これ も 自ら 船大工 として 働く 程 船 が 好き で あっ た ピョートル を 風刺 し た もの で ある 。 ヤガー 婆さん の 着る 服 は エストニア の 民族 衣装 風 で あり 、 この ルボーク は 近代 化 ・ 西欧 化 に 反対 する 人々 に 人気 が あっ た 。  日本語 文献写真 協会 （ し ゃしんきょうかい ） は 、 内閣 情報 部 （ のち の 情報 局 ） が 1938 年 7 月 に 設立 し た 対 内外 宣伝 ・ 写真 配信 ・ 出版 物 制作 など を 目的 と し た 日本 の 国策 による 工作 機関 で ある 。  1939 年 4 月 に は 、 各省 （ 陸軍 省 、 海軍 省 、 外務省 、 商工 省 、 鉄道 省 ） から の 出資 により 財団 法人 と なっ た 。 同年 8 月 または 12 月 に は 、 国庫 から の 補助 金 により 、 ベルリン に 支局 を 開設 し た 。  先行 し て 創刊 （ 1938 年 2 月 16 日 創刊 ） さ れ て い た 写真 週報 の 編集 も 行っ て い た （ 表紙 写真 の 撮影 者 として 、 「 写真 協会 」 と クレジット さ れ て いる ケース も ある ） 。 「 内閣 情報 部 調 乙 二 十 四 号 」 に は 、 この 写真 協会 設立 に は 各 官庁 間 の 調整 が 必要 で ある こと から 、 設立 案 具体 化 の 第 一 手段 として 創刊 さ れ た の が 「 写真 週報 」 で ある と 記さ れ て いる 。  内閣 情報 部 の 嘱託 により 、 東京日日新聞 （ 現在 の 毎日新聞 ） の 元 社会 部 記者 （ カメラマン ） で あっ た 林 謙一 （ 作家 、 1906 年   -   1980 年 ） が 中心 と なっ て 設立 さ れ た 。 他 の メンバー は 、 松本 昇 （ 総務 部長 ） 、 浜田 健次 （ 国際 部長 ） など 。 当初 は 、 写真 部員 は おら ず 、 すべて 外部 （ 同盟 通信 社 、 加藤 恭平   ( 写真 家 ) など ） へ の 嘱託 で あり 、 暗室 も 同盟 通信 社 の 暗室 を 借り て い た と いう 。 事務所 は 、 当初 数寄屋橋 交差点 の マツダ ビル の 2 階 に あっ た （ 住所 は 、 東京 市 京橋 区 銀座 四 ― 二 　 マツダ ビル 二 階 二 〇 四 号 ） 。  1940 年 の 時点 で は 、 林 謙一 は 内閣 情報 部 へ 移り （ 内閣 情報 部 情報 官 のち 情報 局 第 五 部 第 一 課 情報 官 ） 、 松本 昇 と 稲葉 熊野 （ 業務 部長 。 元 読売新聞 ） が 中心 と なっ て い た 。 写真 部 に は 、 同盟 通信 社 の 内山 林之助 、 村山 尚 寛 、 内閣 嘱託 の 波多野 健一 、 高橋 正雄 、 営業 写真 から 転じ た 久米 茂 など が い た 。 笹本 恒子 が 在籍 し た こと でも 有名 。 また 、 暗室 係 として 、 小杉 清一 、 草野 某 （ 名字 のみ しか 不明 ） が 在籍 し た 。 総勢 30 余 名 だっ た と いう 。 また 、 この 時点 で は 、 オフィス も 、 数寄屋 橋 から 有楽町 駅前 の 東 日 会館 の 2 階 へ と 移っ て いる 。  1941 年 1 月 に は 、 雑誌 『 フォト タイムス 』 と 雑誌 『 カメラ アート 』 を 戦時 統合 し た 雑誌 『 報道 写真 』 （ B 5 判 、 編集 人 ・ 松本 昇 ） を 創刊 し 、 1944 年 3 月 号 まで 刊行 し た （ その 後継 誌 で ある 1944 年 5 月 創刊 の 『 日本 写真 』 は 、 日本 写真 公社 から 刊行 ） 。 その他 に も 、 各種 の 出版 物 に 関与 し た （ 下記 「 写真 協会 が かかわっ た 出版 物 」 参照 ） 。  1944 年 末 頃 または 1945 年 まで 存在 し た と 推測 さ れる が 、 正確 に 何 年 何 月 まで 存在 し た か は 明確 で は ない 。株式会社 クロ スワン （ 英 社名 ： Cross   ONE   Co ., Ltd .） は 、 日本 の 写真 現像 デジタル カメラ の 製造 を 主 と する 企業 で ある 。  1988 年 1 月 31 日 、 福岡 県 北九州 市 小倉南 区 にて 屋台 の 飲食 業 （ ハンバーガー ・ ホットドッグ ） 移動 販売 を 目的 として 創業 。 後 に 「 ラッキーステップ 」 店舗 を 展開 し コカコーラ グループ の 自動 販売 機 の 設置 ・ 商品 入替 業務 を 展開 。 当初 は 福岡 県 で 業務 展開 を し て い た が 、 東京 に 本社 移転 を 機 に ソフト 開発 を 開始 。 画像 処理 ソフト と ネット プリント 受注 システム を パッケージ 化 し 販売 し た 。 2005 年 前後 に 豊島 区 に ラボ 工場 を 置き 、 全国 の ネット ユーザー に 直接 写真 プリント サービス を 展開 。 銀 塩 写真 に 於け る 新た な 写真 商 材 の 開発 等 により 、 余 々 に 規模 を 拡大 し て いっ た 。 ネット プリント WEB 数 は FC を 含め 15 WEB を 構え 、 フォト ブック や ポスト カード の 独自 技術 による 写真 商 材 販売 を 拡大 し て いる 。 自社 ラボ 工場 は ノーリツ鋼機 の ミニ ラボ 6 台 （ QSS 3704 HD ） と 、 特殊 な 写真 専用 プレス 機 および ブロマイド 用 包装 機 等 を 備え た 近代 ラボ を 所有 。  2011 年 11 月 より デジタル カメラ の 新た な 市場 拡大 に 向け て 独自 ブランド による キッズカメラトイカメラ や 光学 レンズ の 販売 に 進出 。  2012 年 に キッズカメラ に 自社 ブランド 753 シリーズ に 、 5 歳児 用 カメラ X 3000 に フォト ゲーム 機能 （ 撮影 し た 写真 を ゲーム の 主人公 に し て 遊べる ） と IQ ゲーム 機能 を 搭載 。 また 、 7 歳児 用 カメラ RYO に 変 顔 変換 機能 や 万華鏡 など 特殊 レンズ 画像 処理 による 機能 を 搭載 し 話題 に なる 。ソウル 国際 マンガ ・ アニメーション 映画 祭 （ ソウル こ くさい マンガ アニメーション えい が さい / Seoul   International   Cartoon   and   Animation   Festival / 서울   국제   만화   애니메이션   페스티벌   略称 は シカフ / 시카프 / SICAF ） は 1995 年 より 韓国 ソウル で 毎年 開催 さ れる 映画 祭 で 、 アニメ や マンガ 、 そして 関連 ジャンル の 展覧 会 や 映画 上映 など が 行わ れる 。 国際 アニメーション フィルム 協会 公認 の 映画 祭 で ある 。  韓国 国内 の マンガ に対する 一般 の 認識 を 転換 さ せ 、 韓国 の マンガ · アニメ 産業 の 育成 の きっかけ と する ため に 、 1995 年 に 初めて 開催 さ れ た 。 当時 の 名称 は 、 「 ソウル 国際 漫画 フェスティバル （ SiCAF ） 」 で あり 、 2001 年 から 現在 の 名前 に 変更 さ れ た 。   1997 年 から 2001 年 まで は 隔年 で 開催 さ れ て い た が 、 その後 は 毎年 の 開催 と なっ て いる 。  大韓民国 文化 体育 観光 部 など が 主催 に 名 を 連ね て いる 。  メインマスコットキャラ として " BUMMY "   ( 버미 / ボミ )（ 韓国 語 で 虎 を 意味 する 범 （ ボム ） より と " TANGKO "（ 땡고추 / テンコチュ ）   ( 辛口 唐辛子 を 意味 する ) を 使用 し て いる 。  映画 祭 の 開催 期間 は 、 展示 会 と 同じ 。グラビア 雑誌 （ グラビア ざっし ） は 、 絵画 や 写真 が 印刷 さ れ た ページ を 中心 と する 雑誌 で ある 。 グラビア 誌 と も 呼ば れる 。  グラビア ページ と は 、 書籍 ・ 雑誌 の うち 絵画 や 写真 が 主体 と なっ て いる ページ の こと を 指す 。 巻頭 ・ 巻末 に 付加 さ れる こと が 多い 。 単に グラビア と も 呼ば れる 。  いずれ も 、 かつて は 雑誌 の 絵画 ・ 写真 ページ の 印刷 が グラビア 印刷 により 行わ れ て い た 時期 が あっ た ため 、 これら の 呼称 が 定着 し て いる 。  「 グラビア 雑誌 」 の 範疇 に は 、 グラビア アイドル の 写真 を 中心 と する アイドル 雑誌 、 ヌード モデル （ アダルト モデル ） の 写真 を 中心 と する アダルト 雑誌 等 も 含ま れる が 、 そもそも グラビア 印刷 は 、 芸術 の 範囲 に 属する 絵画 や 写真 の 印刷 技術 で ある こと から 、 必ずしも そう 言っ た 女性 モデル の 写真 を 中心 と する 雑誌 のみ を 指す わけ で は ない 。 「 グラビア ページ 」 「 グラビア 」 と 言う 呼称 について も 同様 で ある 。  もともと グラビア （ gravure :   グラヴュア ） と は   凹版 印刷 の 一つ で 、 写真 の 印刷 に 適し た 印刷 法 （ グラビア 印刷 ） の 名前 で あり 、 書籍 や 雑誌 で は 本文 の モノクロ （ 単色 刷り ） ページ を 活版 印刷 、 絵 や 写真 ページ を グラビア 印刷 で 行っ て い た ため に 、 グラビア ページ （ あるいは グラビア ） が 写真 ページ と 同じ 意味 を 持つ よう に なっ た 。 その ため 今 で は 、 オフセット 印刷 など グラビア 印刷 以外 で 印刷 さ れ た もの で も 、 写真 ページ を 「 巻頭 グラビア 」 「 見開き グラビア 」 「 フォト グラビア 」 など と 呼び 、 逆 に 、 文章 の 多い ページ など が グラビア 印刷 で 刷ら れ て い て も 、 一般 に グラビア と 呼ば れる こと は 少ない 。 印刷 方法 と は 無関係 に グラビア 雑誌 という 呼称 が 定着 し て いる 。  グラビア ページ に 掲載 さ れ て いる 写真 を 指す が 、 こちら も グラビア （ あるいは グラビア フォト ） と 呼ば れる 。 英語 で は 、 a   rotogravure 　 picture または 、 a   photogravure （ フォト グラビア ） で 、 フォト グラビア と は グラビア 印刷 という 意味 で も ある 。  「 グラビア 写真 」 について は 、 すでに 言葉 として グラビア 印刷 と の 直接 の 関係 は なく 、 男性 週刊 誌 など の 雑誌 の 影響 から 、 女性 アイドル や タレント の ピン ナップ など の 写真 を 指す こと が 多い 。  写真 評論 家 の 山内 宏泰 に よる と 、 「 すでに 一大 産業 と なっ て いる 『 グラビア 写真 』 という ジャンル を 生み出し 広め た の は 、 篠山 紀 信 という たった ひとり の 写真 家 で ある 。 」 （ 山内 宏泰 ・ 「 写真 の プロフェッショナル 」 （ 132 ページ ） ・ パイ 　 インターナショナル ・ 2011 年 ）急 な 坂 スタジオ （ きゅう な さ か スタジオ ） は 、 横浜 市 西 区 老松 町 に ある 演劇 スタジオ 。 横浜 市営 の 結婚式 場 として 使わ れ た 老松 会館 を 改装 し て 2006 年 に 開館 し 、 舞台 芸術 の 拠点 として 活用 さ れ て いる 。  SRC 造 地下 1 階 地上 3 階 建 。 この うち 地上 1 ・ 2 階 に 、 最長 2 ヶ月 間 の 長期 利用 が 可能 な ホール と 3 つ の スタジオ を 有し 、 演劇 の 稽古 など に 使わ れ て いる 。 老松 会館 当時 より 、 老人 福祉 センター 「 横浜 市 野毛 山荘 」 と の 合 築 で ある 。 総 延 床 面積 は 3487 . 43 m で 、 この うち 急 な 坂 スタジオ 部分 は 1 , 498 m 。 その 名 が 示す 通り 、 野毛 町 から 野毛 山 動物 園 へ 登る 急坂 に 面し て いる 。NPO 法人   東京 タイプディレクターズクラブ （ とう きょう タイプディレクターズクラブ 、 略称   東京 TDC または TDC 、 英 称   Tokyo   Type   Directors   Club ） は 、 東京 都 新宿 区 に 事務 局 を 置く 日本 の 美術 団体 。 1987 年 に 発足 し 2006 年 に NPO 法人 （ 特定 非 営利 活動 法人 ） と なっ た 。  1987 年 の 発足 以来 、 国際 デザイン コンペティション 『 東京 TDC 賞 』 の 主催 や デザイン 年鑑 の 出版 を 毎年 行う とともに 、 デザイン に関する 研究 、 デザイン フォーラム や イベント ・ 展覧 会 の 開催 、 教育 事業 など の 実施 を 行っ て いる 。 これら 一連 の 活動 を 通じ 、 デザイン が より 人々 に 理解 さ れ 豊か な 人生 の ため に 有効 活用 さ れる こと 、 また 社会 に 望ましい 活力 が 生み出さ れる こと に 寄与 する こと を 目的 と し て いる 。  会員 に は 浅葉 克己 理事 長 を はじめ 、 仲條 正義 、 葛西 薫 、 井上 嗣也 、 佐藤 卓 、 青木 克憲 、 佐藤 可 士 和 　 等々 、 日本 を 代表 する クリエイター が 所属 ・ 運営 し て いる 。  東京 TDC 賞 は タイポグラフィ を 中心 と し た 国際 的 な デザイン コンペティション で 、 東京 TDC 発足 以来   毎年 同 団体 が 主催 し て いる 。 10 月 に 行わ れる 応募 受付 に は 国内外 から 数 多く の 作品 が 寄せ られる など 国際 的 な コンペティション として 世界 的 な 注目 を 集め て いる 。  扱う カテゴリー は ポスター を はじめ 、 新聞 ・ 雑誌 など の 広告 、 マーク や ロゴ 、 タイプ フェイス デザイン 、 サイン 、 パッケージ 、 文具 、 映像 、 WEB 、 広告 キャンペーン だ が 、 タイプディレクション （ Type   Direction ） という 独自 の 視点 で デザイン を 見 て いく の が 賞 の 特徴 と なっ て いる 。  東京 TDC 賞 を はじめ と し た 受賞 作品 は 東京 TDC 年鑑 として まとめ られ 毎年 発刊 さ れ て いる 。綾瀬   凛 （ あやせ   りん ） 1980 年 7 月 16 日   -   ） は 、 イケメン 男性 を 専門 と し た 写真 家 、 タレント 。  本名 は 臼井   恵美   (   旧姓 ： 芝田   )   2011 年 より 配偶 者 に 、 絵師 の 羽水   (   うすい   )   こと 臼井   和哉   世 の 女性 の 為 に 男性 を より イケメン に 撮影 する という 意味合い も ある 。  ホスト や ヴィジュアル 系 バンド 、 俳優 、 DJ 、 コス プレイヤー など 、 女性 を 魅了 する 職業 の 男性 を 中心 に 撮影 し て いる 。 ホスト は 3000 人 以上 を 撮影 。 イベント へ 出演 する こと も 多く フォトグラファーズサミット など へ も 出演 。 イベント の 企画 や DJ 、 女優 や タレント として も 活躍 。 グラフィックデザイナー として も 活動 。 また 、 幻想 写真 作家 七 色 アリス として 、 ゴスロリ や ヴィジュアル 系 バンド を 主 と し た 幻想 写真 作家 、 詩人 として も 活動 。  趣味 は 、 SM 、 悪魔 系 コス プレ 、 オカルト 。  性格 は 、 ツンデレ 。 ド S 。 好み の 男性 の タイプ は 、 「 関 ジャニ 8 の あり え へん 世界 」 にて 、 『 M 男 君 』 と 答え て いる 。  写真 家 に なる ため に 、 2004 年 から キャバ 嬢 を 務め て い た が 、 現在 は 水商売 を やめ て いる 。  ヘアスタイル が 個性 的 な の は 、 誕生 日 の 7 月 16 日 （ ナナイロ ） から 常に 7 色 に し て いる 。 また 七 色 アリス の 名前 の 由来 も そこ から 名付け て いる 。  友人 に は 、 浜田 ブリトニー など 。  女子 美術 短期大学 を 経 て 、 東京 デザイナー 学院 に 入学 。  2002 年 に 製作 し た 写真 絵本 作品 の クオリティ の 高 さ から 優秀 賞 受賞 及び 、 第 53 回 毎日 DNS 学生 コンペ 写真 部門 入選 を 果たす 。   2004 年 より 幻想 写真 作家 Alice （ 現 ： 七色 アリス ） として アート 、 ゴスロリ や ヴィジュアル 系 バンド を 中心 と し た 幻想 写真 作家 、 及び 詩人 として 活動 を 開始 する 。  2006 年 より 現役 キャバクラ 嬢 で あり ながら ホスト 写真 家 ・ 綾瀬 凛 として の 活動 を 始める 。  2008 年   ホスト 系 雑誌 等 で 連載 を 次々 と 持ち 始め 、 雑誌 取材 、 TV 出演 など も する よう に なる 。  2009 年   ホスト TV にて レギュラー 番組 開始 する 。  2010 年 より 新宿 歌舞伎町 の 「 Studio   Violet 」 を 写真 スタジオ として 持ち 、 ホスト 写真 家 として の 活動 を 強化 。  撮影 し た ホスト 被写体 の 数 は 多く 、 3000 人 を 超える 。  ホスキャバ 動画 にて 「 りん りん マリア の 魔界 村 」 を レギュラー 番組 開始 。  2011 年 「 フォトグラファーズサミット 」 にて ホスト 写真 家 として 出演 。  さらに ホスト 業界 から 更に 幅広く イケメン 写真 家 として 活動 の 場 を 広げ 、 ホスト フリー ペーパー 編集 長 、 タレント として も 活躍 の 場 を 広げ 出し て いる 。  2014 年   日本 コスプレ 写真 協会 「 コス プレ 写真 コンテスト 」 にて グランプリ 受賞  2016 年   ホスト クラブ ACQUA を 貸切り 写真 展 「 ホスト 100 人 展 」 を 開催ゼンヒラノ 演技 スタジオ （ ゼンヒラノ えん ぎ スタジオ ） は 、 40 年 の 歴史 を 持つ 日本 の 俳優 訓練 機関 。 NY の ザ・アクターズ・スタジオ 正会員 ゼン・ヒラノ が 創立 し 、 現在 ミユキ ・ ヒラノ が 芸術 監督 を 務める 。 日本 に 初めて 「 メソード 演技 」 を 伝え 、 現在 も アクターズ・スタジオ 等 米国 の 俳優 養成 機関 と 関係 を 持っ て いる 。  創立 者 ゼンヒラノ は 、 ザ・アクターズ・スタジオ 並びに リー・ストラスバーグ 個人 の 演技 クラス で 俳優 訓練 を 積ん だ 後 、 リー・ストラスバーグ 直筆 の 日本 の 文化庁 宛 の 推薦 状 を 携え て 帰国 、 ゼンヒラノ・ゼミナール （ 現 ： ゼンヒラノ 演技 スタジオ ） を 開講 する （ 1973 年 ） 。  2012 年 11 月 　 NY アクターズスタジオ にて 、 「 Mr .   Lee   Strasberg   30 th   anniversary 」 を 主催 し た 他 、 ニューヨーク 市 イーストビレッジ で 開催 さ れ た “ Japan   Art   Matsuri " に スペシャル ゲスト として 招か れる など 、 米国 で も 活動 し て いる 。  アメリカ 現代 演劇 の 父 ・ リー・ストラスバーグ と ポール ・ ニューマン が ゼンヒラノ 演技 スタジオ 生 に 宛て た 手紙 が 存在 し て いる 。  　 　 故に 、 君たち が 冒険 に 満ち た 人生 を 送る こと を 私 は 望み 、 その 幸運 を 願っ て いる 。 」 　 　 　 　 　 　 　 　 －   リー・ストラスバーグ （ 1975 年 ）香川 県 文化 芸術 新人 賞 （ か が わ けんぶん かげ いじ ゅつしんじんしょう ） は 、 2008 年度 から 行わ れ て いる 香川 県 ゆかり の 新人 芸術 家 を 顕彰 する 賞 。  2007 年 に 施行 さ れ た 「 文化 芸術 の 振興 による 心 豊か で 活力 あふれる 香川 づくり 条例 」 第 19 条 に 基づき 、 2008 年度 から 開始 。 県内 で 文学 、 音楽 、 美術 、 演劇 など の 芸術 活動 や 文化 活動 を 行なっ て い て 、 香川 県 における 文化 芸術 の 振興 に 貢献 する こと が 期待 さ れる 芸術 家 （ 原則 40 歳 未満 の 香川 県 在住 者 又は 出身 者 ） が 対象 。  受賞 者 は 成果 発表 として 展覧 会 や コンサート など が 開催 さ れる 他 、 賞状 と 奨励 金 が 贈ら れる 。映像 フォト アルバム （ えい ぞう フォト アルバム ） と は 、 2011 年 に Digital   Media   Creation が 開始 し た 、 映像 で の フォト アルバム を 制作 する サービス 。 映像 フォト ブック 、 ムービーフォトアルバム など と 呼ば れる こと も ある 。  現在 まで は 、 写真 や 画像 を 集め て プリント し た フォト ブック 形式 で あっ た が 、 写真 や 画像 、 ビデオ 素材 を 映像 に 加工 し 、 デジタルフォトフレーム に 入れ 、 映像 で の アルバム を 制作 する 新しい サービス 。  類似 し た サービス で 写真 や 動画 を デジタルフォトフレーム で 見る こと が できる NTT ドコモ の 「 お便り フォト サービス 」 や SoftBank の 「 PhotoVision 」 という サービス など も ある 。須﨑   祐次 （ す さき   ゆうじ 、 1963 年 6 月 17 日   -   ） は 、 東京 都 出身 の 日本 の 写真 家 。 芸術 家 。  日本 大学 藝 術 学部 写真 学科 卒業 後 、 ニューヨーク に 渡る 。  主 に 人物 を 被写体 と し 、 静か な 光 と 陰 を 摸索 する 写真 を 得意 と する 。  「 familiar 」 Z - gallery   ( New   York )  「 symmetry 」 Mariposa - gallery   ( Tokyo )  「 SPIRIT 」 Gadian   Garden   gallery   ( Tokyo )  「 silence   of   organs 」 Mariposa - gallery   ( Tokyo )  「 BooBs   East - gallery 」 ( Tokyo )  「 flowers 」 tokyo - gas   gallery   ( Tokyo )  「 space 」 saito - gallery   ( hokkaido )  「 Cosplay   made   in   Japan 」 （ Emon   photo   Gallery   Tokyo )  「 Hole   of   Human 」 （ Emon   photo   Gallery   Tokyo )  ( PX 3 （ フランス ・ パリ 写真 賞 ： Prix   de   la   Photographie ） を "   creation " という 作品 で 受賞 )『 芸術 に 恋し て !』（ げ いじ ゅつにこいして ） は 、 2001 年 10 月 19 日 から 2003 年 3 月 28 日 まで テレビ 東京 系列 局 で 放送 さ れ て い た 教養 番組 で ある 。 テレビ東京 と ネクサス の 共同 製作 。 みずほ フィナンシャルグループ の 単独 提供 。 放送 時間 は 毎週 金曜   22 : 00   -   22 : 54   （ 日本 標準時 ） 。  ヴァイオリニスト の 高嶋 ちさ子 が 司会 を 務め て い た 番組 で 、 毎回 多彩 な ゲスト を スタジオ に 招い て は 彼ら と 芸術 の 魅力 など について 語り合っ て い た 。Arts   and   Law （ アーツ・アンド・ロー ） は 、 東京 都 文京 区 に 事務所 を 置く 任意 団体 で 、 アーティスト・クリエイター 、 文化 機関 および その 従事 者 を 対象 と し た 無料 相談 や 、 芸術 法 、 契約 、 会計 、 税務 、 経理 など の セミナー を 実施 し て いる 。 主 な 活動 スタッフ は 、 弁護士 を 中心 と し た 法律 ・ 知 財 ・ 会計 実務 の 国家 資格 を 有する 専門 家 で ある 。  上記 の 目的 を 達成 する ため 下記 の 事業 を 行う 。虎 舞 （ とら まい ） は 虎 舞い （ とら まい ） 、 虎 踊り （ とら おどり ） 、 タイガー ダンス など と も いい 、 世界 各地 で 虎 に 扮装 し た 者 が 主役 または 脇役 の 踊り で ある 。『 プレバト !!』 は 、 2012 年 10 月 11 日 から 、 毎週 木曜日 の 19 : 00   -   20 : 00 （ JST ） に 放送 さ れ て いる 毎日 放送 （ MBS テレビ ） 制作 の バラエティ 番組 。 TBS 系列 の 全 28 局 で 原則 として 同時 ネット を 実施 し て いる ほか 、 系列 局 の ない 地域 で も 、 フジテレビ 系列 局 へ の 番組 販売 によって 遅れ ネット 形式 で 放送 し て いる 。  2014 年 8 月 まで は 『 使える 芸能人 は 誰 だ !? プレッシャー バトル !!』（ つかえる げ い のう じん は だれ だ !? プレッシャー バトル !!） という 番組 名 で 、 テレビ 番組 表 で は 、 番組 タイトル を プレバト と 略する こと が あっ た 。  当 項目 で は 、 2012 年 8 月 9 日 の 『 スパモク !!』 内 で 放送 し た 毎日放送 と TBS の 共同 制作 による パイロット 版 の 特別 番組 『 王様 の チョイス !   〜 使える 芸能人 は 誰 だ !?〜』（ おう さま の チョイス   〜 つかえる げ い のう じん は だれ だ !?〜） に関して も 記す 。  番組 タイトル を 『 プレバト !!』 に 統一 する まで の 放送 内容 について は 、 後述 する 「 沿革 」 を 参照 。 2013 年 11 月 から は 、 「 才能 査定 ランキング 」 （ 当初 の 企画 名 は 「 才能 アリ ? ナシ ? ランキング 」 ） と 称し て 、 芸能人 ・ 著名 人 が さまざま な 分野 で の 才能 を 競う 企画 を 放送 し て いる 。  司会   は 浜田 雅功 （ ダウンタウン ） で 、 パイロット 版 から レギュラー 版 （ 毎日放送 の 単独 制作 ） 移行 後 の 2015 年 3 月 まで は 、 TBS の 女性 アナウンサー （ 青木 裕子 → 枡田 絵理奈 ・ 江藤 愛 ） が アシスタント を 務め て い た 。 2015 年 4 月 から は 、 制作 局 ・ 毎日放送 の 女性 アナウンサー （ 豊崎 由 里絵 → 玉巻 映美 ） が アシスタント を 引き継い で いる 。  レギュラー 版 の 開始 当初 は 55 分間 の 放送 だっ た が 、 2013 年 11 月 7 日 から は 放送 枠 を 56 分 に 拡大 。 2017 年 10 月 改編 から は 、 TBS 系列 20 時 台 ・ 22 時 台 の レギュラー 番組 を フライング スタート から 正時 （ 0 分 ） スタート へ 戻す   ことに 伴っ て 、 レギュラー 版 の 放送 枠 を 60 分 （ 19 : 00   -   20 : 00 ） に 設定 し て いる 。  番組 開始 当初 から 2015 年 9 月 まで は 、 当時 レギュラー 版 を 1 時間 枠 で 放送 し て い た 『 ニンゲン 観察 バラエティ   モニタリング 』 と 交互 に 、 隔週 に 1 回 の ペース で 2 時間 （ または 3 時間 ） の スペシャル 版 を 編成 し て い た 。 同年 10 月 改編 で 『 ニンゲン 観察 バラエティ   モニタリング 』 の レギュラー 放送 枠 を 2 時間 に 拡大 し て から は 、 当 番組 を ほぼ 毎週 編成 する 一方 で 、 番組 改編 期 や 年末年始 に スペシャル 版 を 放送 。 2017 年 8 月 31 日 放送 分 の 3 時間 スペシャル から は 、 TBS ・ 毎日放送 が 制作 する 番組 の 代表 者 が 出演 する 「 TBS 系 人気 番組 対抗 戦 」   を 定期 的 に 実施 し て いる 。  なお 、 TBS の フルネット 局 が ない 地域 で も 、 当該 地域 の 他 系列 局 が 遅れ ネット で 当 番組 を 放送 し て いる 。 フジテレビ 系列 局 で は 、 2016 年 4 月 3 日 から 福井 テレビ 、 2018 年 4 月 1 日 から 秋田テレビ で も 遅れ ネット を 実施 中 。  レギュラー 版 の 企画 を 「 才能 査定 ランキング 」 に 統一 し て から は 、 「 俳句 の 才能 査定 ランキング 」 へ の 人気 が 特に 高く 、 関連 本 の 出版 や 派生 企画 ・ イベント の 実施 など に 発展 （ 詳細 後述 ） 。 基本 として 「 俳句 の 才能 査定 ランキング 」 を 前半 、 他 の ジャンル の 才能 査定 ランキング を 後半 に 放送 する レギュラー 版 で は 、 2018 年 頃 から 「 俳句   -   」 の 放送 時間 を 全体 （ 60 分 ） の 4 分の 3 （ 40   -   45 分 ） 程度 に まで 拡大 。 2017 年 から は 、 才能 査定 結果 の 発表 を 中心 に 、 俳句 関連 企画 だけ の 「 特別 編 」 を 放送 する 場合 も ある （ 詳細 後述 ） 。  俳句 を 査定 する 夏井 いつき （ 俳人 ） は 、 「 当 番組 へ の レギュラー 出演 によって 全国 的 な 俳句 ブーム を 牽引 し た 」 と の 理由 で 、 第 44 回 （ 2017 年度 ） の 放送 文化 基金 賞 を 個人 ・ グループ 部門 で 受賞 し た 。  さらに 毎日 放送 で は 、 2018 年 7 月 1 日 から 公式 サイト で 展開 し て いる 『 MBS コラム 』 の 中 で 、 「 もう一度 楽しむ 『 プレバト 』 俳句 」 という ページ を 開設 。 同年 6 月 14 日 以降 の 放送 分 を 対象 に 、 「 俳句 の 才能 査定 ランキング 」 の 概要 を 改めて 紹介 する コラム を 、 毎回 の 放送 後 に 更新 し て いる 。  放送 回 ・ 放送 エリア によって は 、 15 % 以上 の 視聴 率 （ ビデオリサーチ 調べ 、 世帯 ・ リアルタイム ） を 記録 する こと や 、 同じ 時間 帯 に 放送 さ れ た 番組 の 視聴 率 で （ NHK 総合 テレビ を 含む ） 全局 の トップ に 立つ こと も ある 。 レギュラー 版 の 番組 史上 最高 視聴 率 は 、 毎日放送 の 放送 対象 地域 で ある 関西 地区 で 19 . 5 %（ 2019 年 2 月 14 日 放送 分 。 ビデオリサーチ 調べ 、 関西 地区 ・ 世帯 ・ リアルタイム ） 、 TBS の 放送 対象 地域 で ある 関東 地区 で 14 . 5 %（ 2017 年 9 月 14 日 放送 分 。 ビデオリサーチ 調べ 、 関東 地区 ・ 世帯 ・ リアルタイム ） 。 2017 年 の 初回 放送 （ 1 月 5 日 放送 分 の 「 新春 3 時間 スペシャル 」 ） で は 、 関東 地区 で も 17 . 0 %（ ビデオリサーチ 調べ 、 世帯 ・ リアルタイム ） を 記録 し た 。 関西 地区 で は 、 2016 年 11 月 13 日 放送 分 から 、 レギュラー 版 ・ スペシャル 版 を 問わ ず 、 当 番組 を 放送 する 週 に 同 時間 帯 の 番組 平均 視聴 率 で おおむね 首位 を キープ 。 2019 年 から は 、 地上波 全局 の 全 放送 番組 を 対象 に ビデオリサーチ が 集計 し た 週間 視聴 率 ランキング で 、 朝 の 連続 テレビ 小説 シリーズ （ NHK 総合テレビ ） に 次いで 2 位 に 入る こと が 相次い で いる 。  「 才能 査定 ランキング 」 （ 開始 当初 は 「 才能 アリ ? ナシ ? ランキング 」 ） として 、 複数 の 芸能人 ・ 著名 人 が 、 特定 の テーマ に 沿っ て 作品 の 制作 （ 俳句 ・ 生け花 ・ 水彩 画 など ） や 作業 （ 料理 の 盛り 付け など ） に 挑戦 。 その 作品 ・ 料理 を 査定 員 （ 専門 家 ） が 判定 し た うえ で 、 才能 や センス の 程度 を 査定 する 。 後述 する 「 特待 生 昇格 試験 」 登場 後 は 区別 の ため 「 ランキング 戦 」 と 称する こと も ある 。  1 つ の ジャンル に つき 、 事前 に 4   -   10 人 の 芸能人 ・ 著名 人 が 挑戦 。 出来上がっ た 作品 ・ 料理 を 専門 家 が 判定 し た うえ で 、 その 内容 によって 、 作者 （ 挑戦 者 ） を 「 才能 アリ （ 青 ） 」 、 「 凡人 （ 黄 ） 」 、 「 才能 ナシ （ 赤 ） 」 という ランク に 分ける 。 また 、 査定 の 結果 として 「 特待 生 」 へ の 昇格 が 決まっ た 場合 に は 、 「 特待 生 昇格 （ 銅 ） 」 と 表示 さ れる 。 ただし 、 場合 によって は 査定 員 が それ 以外 の 評価 を つける 場合 も あり 、 その 場合 は ランキング から 除外 さ れる 。  どの ジャンル で も 、 査定 の 公正 を 期す ため 、 査定 員 は 挑戦 者 の 氏名 を 伏せら れ た 状態 で 査定 。 査定 の 終了 後 に 氏名 が 伝え られる 。  スタジオ で は 順位 と 査定 を 発表 し た 後 に 、 査定 対象 の 作品 について 、 査定 員 が 査定 ・ 評価 の ポイント を 解説 する 。 順位 の 発表 順 について は 、 放送 上 浜田 へ 一任 。 査定 員 について は 、 俳句 査定 の 夏井 が スタジオ 横 に 設け られ た 別室 から の 中継 、 生け花 査定 の 假屋崎 が スタジオ に 登場 。 その他 の 査定 員 は VTR で 登場 する 。  「 才能 ナシ ・ 最下位 」 と みなさ れ た 挑戦 者 に は 、 罰 として 、 コーナー 最後 に 「 ○ ○ の センス が 無く 、 番組 を 壊し て しまう 恐れ が ある 」 という 趣旨 の プロフィール 文 を 読ま せる 。 当初 は 毎回 放送 さ れ て い た が 、 現在 は 後述 する 2 択査定 ・ TBS 系 人気 番組 対抗 戦 「 いけ ば な 」 部門 の 敗者 （ 最下位 ） や 、 レギュラー ゲスト で ある 梅沢 富美男 が 「 才能 ナシ ・ 最下位 」 と 査定 さ れ た 場合 など に 限っ て 放送 さ れ て いる 。  特別 編 として 季節 ごと に 開催 。 俳句 ・ 水彩 画 の よう に 科目 ごと に 直近 の レギュラー 放送 時点 の 「 名人 」 「 特待 生 」 から 挑戦 を 希望 する 者 が 出場 し 、 難易 度 の 高い お 題 で 競い合う 。 優勝 者 に は 優勝 の 証 として トロフィー に 加え 、 「 歴代 優勝 者 」 として セット に 様々 な 形 で 組み込ま れ 称え られる 。 なお 、 「 名人 」 「 特待 生 」 として の ランク は 変動 し ない 。  パイロット 版 として 放送 さ れ た 『 王様 の チョイス !   〜 使える 芸能人 は 誰 だ !?〜』 を 基 に 、 MBS の 単独 制作 による 全国ネット の レギュラー 番組 として 、 2012 年 10 月 より 木曜 19 時 台 に 放送 。 当 番組 の 開始 を 機 に 、 TBS 系列 で は 、 2010 年 3 月 から 2 年 半 振り に 木曜日 の 19 時 台 を 全国ネット 枠 に 充てる よう に なっ た 。 ただし 実際 に は 、 『 スパモク !!』 と 同じ 2 時間 枠 で スペシャル 版 を 編成 する こと が 一般 的 で あっ た 。 また パイロット 版 が TBS と の 共同 制作 だっ た こと の 名残り から 、 TBS 女性 アナウンサー が パイロット 版 に 続い て アシスタント を 務め て い た 。  TBS の 木曜 19 時 台 が 1 時間 体制 （ 1992 年 10 月 より ） に なっ て 以降 、 毎日放送 が 全国 放送 の 制作 に 関わる の は 初 。 また TBS 木曜 19 時 枠 は 開局 以来 、 その 大半 が TBS 制作 番組 で ある ため 、 在 阪 キー 局 （ ABC → MBS ） が 制作 に 関わっ た 番組 は 、 1992 年 4 月   -   同年 9 月 に 19 時 30 分   -   19 時 58 分 で 放送 さ れ た 『 近藤 正臣 の 味覚 人 情報 』 （ MBS 制作 ） 以来 、 20 年 ぶり で ある 。 ただし 、 木曜日 の ゴールデンタイム 枠 で は 、 1999 年 2 月 まで 20 時 台 に 放送 さ れ た 『 全国 制覇 バラエティ   ジパング 大 決戦 !』 以来 と なる 。 また 、 TBS 系列 における 全国ネット で の ゴールデンタイム 枠 で の バラエティ 番組 で は 、 1999 年 3 月 まで 19 時 台 に 放送 さ れ 、 4 月 から 火曜 20 時 枠 に 移動 し た 『 学校 へ 行こ う !』 以来 と なる 。  大御所 芸能人 や 有名 スポーツ 選手 2 人 を 「 王様 」 に 見立て 、 自ら の 代わり に 戦う 芸能人 （ 番組 内 で は 「 戦士 」 と 呼称 ） を 指名 。 、 団体 戦 形式 で 「 王様 」 の 代理 対決 を 行う 。  2012 年 11 月 22 日 放送 分 から 2013 年 9 月 まで は 、 上記 の 団体 戦 に 加え て 、 芸能人 が 個人 単位 で 対決 する 種目 （ 個人 戦 ） として 「 漢字 書き 順 トーナメント 」 を 開始 し た 。 2013 年 最初 の 放送 （ 1 月 17 日 の 2 時間 スペシャル ） から は 、 団体 戦 を 廃止 する 一方 で 、 「 漢字 書き 順 トーナメント 」 を 中心 に 個人 戦 を 放送 。 同年 4 月 以降 も 、 個人 戦 のみ で レギュラー 放送 を 続け て い た 。  2013 年 11 月 から は 番組 内容 が 「 才能 査定 ランキング 」 に 変更 さ れ 、 大幅 に リニューアル さ れ た 。  ※ 執事 風 の 衣装 で 王様 の 補佐 を 務める 。  いずれ も 、 「 俳句 の 才能 査定 ランキング 」 の 放送 内容 を 基 に 夏井 が 執筆 。 初版 刊行 後 の 「 俳句 の 才能 査定 ランキング 」 で は 、 夏井 や 浜田 に対して 、 挑戦 者 が 作 句 の 際 に 以下 の 書籍 を 読ん だ こと を 語る こと も ある 。五 部 作 （ ご ぶ さく ） と は 、 それぞれ 五つ に 分かれ て い ながら 、 同じ 一つ の 主題 を 持つ 作品 群 の こと 。 ペンタロジー （ 英 ： pentalogy ） 。六 部 作 （ ろ く ぶ さく ） は 、 それぞれ 六つ に 分かれ て い ながら 、 同じ 一つ の 主題 を 持つ 作品 群 の こと 。 ヘキサロジー （ 英 : hexalogy ） 。アナルブリーチング と は 、 肛門 まわり の 皮膚 の くすみ を とる 一種 の 美容 法 で ある 。 肛門 周辺 の 色 の ムラ を なくす ため の 美容 上 の 目的 から 行わ れる 。  治療 によって は 美容 の 技術 者 によって 専門 機関 や サロン にて 施術 が なさ れ 、 また 治療 用 の クリーム も 売ら れ て いる ため 、 プライバシー の 守ら れ た 自宅 の 部屋 にて 治療 する こと が できる 。  誰 が アナルブリーチング を 始め た か は 定か で は ない が 、 この トレンド を 誰 が 作り出し た の か は 明白 だ 。 それ は AV 出演 者 や ストリップ ダンサー たち で ある 。 彼ら は アナルブリーチング によって 、 肛門 周辺 部 に も ムラ の ない 肌 を もつ こと が でき た 。 これ を 受け て 世間 で は 着実 に ブリーチング が 広まっ て いっ た 。 特に ヌード が 広く 認め られ て いる ハリウッド の 、 メイン ストリーム と なっ た 映画 により 、 瞬く 間 に 特定 の 地域 圏 で 流行 と なっ た 。  ウォーターシェッド （ 夜 の 9 時 。 これ 以降 の 時間 に は 子ども に ふさわしく ない 番組 が 放送 さ れる こと が ある ） の 時間 帯 に アナルブリーチング の 人気 が 取り上げ られ て も 、 メイン ストリーム の 規模 で は 誰 に も 注目 さ れ なかっ た が 、 一連 の 出来事 が ブーム を 牽引 する こと と なる 。 2000 年代 初頭 に は 、 比較的 小さな 水着 や ランジェリー 、 ヌード 写真 によって 、 ブラジリアンワックス が 大変 な 人気 を 博し た （ 今日 で は 全て の モデル の 陰毛 が ない ） 。 その こと から ブラジリアンワックス を する 前 に は 見え なかっ た 、 肛門 と その他 の 皮膚 の 間 に ある 色 の ムラ を 多く の 人 が 恥ずかしい と 思う よう に なり 、 解決 策 を 求める よう に なっ た 。  近年 で は 、 肛門 の 脱毛 と共に アナルブリーチング の 施術 を 受ける 男性 、 ウィル・ドレイク が アメリカ の ホラー ドラマ 、 アメリカン ・ ホラー ・ ストーリー - ホテル に 登場 し た 。  アナルブリーチング に は いくつ か の 方法 が ある が 、 最も 一般 的 な 方法 は アナルブリーチングクリーム （ ジェル ） を 使う こと で ある 。 アナルブリーチングクリーム は 肛門 に だけ で なく 、 女性 器 や 男性 器 に も 併用 可能 な もの も 多い （ ジェニタルブリーチング 、 ヴァージナルブリーチング 、 ペニス ブリーチング ） 。 なお 、 タイ で は 男性 器 の ホワイトニング が 人気 で ある  。 肛門 や 性器 の 色素 沈着 を 徐々に なくし て いく の に 安全 で 信頼 の 出来る 方法 で ある 。  他 に よく 行わ れる 方法 として は レーザー による 治療 も ある 。「 ハッ セル ブラッド ・ マスターズ ・ アワード 」 は 、 カメラ メーカ で ある ハッセルブラッド が 主催 する フォトコンテスト で あり 、 世界 で 最も 権威 の ある フォトコンテスト の 一つ と さ れる 。  コンテスト が 開催 さ れる よう に なっ た の は 2001 年 から で ある 。 当時 は マスターズ 受賞 者 を 毎月 選出 し て い た 。 2008 年 から スタイル を 変え 、 2 年 に 一度 開催 さ れる よう に なっ た 。  ドイツ ・ ケルン で 行わ れる 世界 最大 の カメラ ショー で ある フォト キナ に 時期 を 合わせ て 隔年 開催 さ れ て いる 。 ハッセルブラッド・マスターズ の 作品 は この フェア に 集まる 多く の 来場 者 に 向け て 展示 さ れる 。  また カテゴリー 別 で アワード 受賞 者 を 選出 し て いる 。 2012 年 は 11 の カテゴリー から 成り 、 11 人 の 受賞 者 が 選ば れ た 。 （ 建築 物 、 Fine   Art 、 一般 、 風景 / 自然 、 ウェディング 、 ポートレート 、 エディトアル 、 動物 、 アップアンドカミング 、 ファッション / ビューティー ） 2014 年 は 12 の カテゴリー に なる 予定 だ 。  受賞 者 の 作品 を まとめ た ハッセルブラッド・マスターズ・ブック と 名付け られ た 写真 集 が TeNeues から 出版 さ れ 、 世界 各国 で 販売 さ れる 。 また 受賞 作品 を 世界中 の 都市 で 展示 。 2012 年 から は 日本 も 展示 都市 として 選ば れ た 。 東京 、 ニューヨーク 、 ロサンジェルス 、 ベルリン 、 ロンドン 、 上海 の 六 都市 で ある 。  2001 :   Anton   Corbijn ,   Per   Nagel ,   Howard   Schatz ,   Hans   van   Ommeren ,   Bernhard   Edmaier ,   Isabel   Muñoz ,   Mario   Cravo   Neto ,   Michael   Grecco ,   Matilda   Lindeblad ,   Ian   Patrick ,   Phyllis   Galembo ,   Xie   Mo  2002 :   Jim   Brandenburg ,   Michael   Halsband ,   Rodney   Smith ,   Stefan   Schipper ,   Per   Zennström ,   Charlie   Waite ,   Morten   Krogvold ,   Tomas   Yeh ,   Sally   Gall ,   Juan   Zi ,   Ferit   Kuyas ,   Marcos   Prado  2003 :   Patrick   Demarchelier ,   Sarah   Silver ,   Joyce   Tenneson ,   Kay   Chin   Tay ,   Nicholas   Sinclair ,   Ralf   Tooten ,   Wang   Jianjun ,   Carlos   Casariego ,   Beat   Presser ,   Brigitte   Carnochan ,   Duda   Carvalho ,   Tore   Hagman  2004 :   Albert   Watson   ( photographer ),   Mary   Ellen   Mark ,   Nigel   Parry ,   Daniel   Klajmic ,   Kevin   Bubriski ,   Herdis   Maria   Siegert ,   Christopher   Burkett ,   Jian   Junyu ,   Lennart   Olson ,   Francisco   Gomes ,   Helena   You ,   Luciano   Monti  2005 :   Suza   Scalora ,   Greg   Hocking ,   Lois   Greenfield ,   Kay   Berg ,   Walter   Schels ,   Tarun   Khiwal ,   Hans   Gedda ,   Frederick   Bertin ,   Jian   Cheng   Dong ,   Heidi   Niemala ,   Mark   Buscail ,   Chris   Simpson  2006 :   Warwick   Saint ,   Carlos   Serrao ,   Jack   Guy ,   Hans   Neleman ,   Christian   Kettiger ,   Elisabeth   Carmel ,   David   Trood ,   Andreas   Teichmann ,   Uli   Weber ,   Oscar   Mattsson ,   Roth   and   Ramberg ,   Michael   Graf  2007 :   Russell   James ,   Marco   Grob ,   Peter   Mathis ,   Raya ,   Dominique   Amphonesinh ,   Stuart   Weston ,   Tang   Hui ,   Laurence   Laborie ,   Barry   Ryan ,   Paolo   Esposito ,   Carl   Lyttle ,   Chase   Jarvis  2008 :   August   Bradley   ( Upcoming   Talent ),   Julia   Fullerton - Batten   ( Fine   Art ),   Louie   Palu   ( Editorial ),   Benjamin   A .   Monn   ( Architectural ),   Bronek   Kozka   ( General ),   Hans   Strand   ( Landscapes / Nature ),   Andrej   Kopac   ( Fashion / Beauty ),   Morfi   Jiménez   Mercado   ( Portrait ),   Gregor   Halenda   ( Products ),   Kevin   Then   ( Wedding / Social )  2009 :   Lyle   Owerko   ( Upcoming   Talent ),   Mark   Holthusen   ( Products ),   Nina   Berman   ( Editorial ),   Stephan   Zirwes   ( Architectural ),   Dirk   Rees   ( Fashion / Beauty ),   Mark   Zibert   ( General ),   Bang   Peng   ( Landscapes / Nature ),   Claudio   Napolitano   ( Portrait ),   Joao   Carlos   ( Wedding / Social ),   Alexandfelix   ( Fine   Art )  2012 :   Vicente   Ansola   ( Upcoming   Talent ),   Joe   Felzman   ( Products ),   Jon   Lowenstein   ( Editorial ),   Frank   Meyl   ( Architectural ),   Wai   Kuen   Eric   Wong   ( Fashion / Beauty ),   Ken   Hermann   ( General ),   Tom   D .   Jones   ( Landscapes / Nature ),   Denis   Rouvre   ( Portrait ),   Milosz   Wozaczynski   ( Wedding / Social ),   Christian   Tagliavini   ( Fine   Art ),   Lucas   Pupo   ( Wildlife )Grow !（ ぐろう ） は 、 プロジェクト で は なく 個人 に対する 資金 調達 を 支援 する 、 寄付 型 の 側面 を 有する 購入 型 クラウドファンディングサービス 。 クリエイター の 会費 制 ファンクラブ や 後援 会 を ホスティング する ウェブサービス で あり 、 「 ソーシャル・パトロン・プラットフォーム 」 を 標榜 する 。 クリエイター の 申請 に従って コミュニティ が 開設 さ れ 、 作品 の 鑑賞 側 は その コミュニティ に対して 500 円 から 1 万 円 まで の いずれ か に 設定 さ れ た 月 会費 を 支払う こと で 、 各 クリエイター の ファン や タニマチ あるいは パトロン にあたる 「 サポーター 」 に なる こと が できる 。 サポーター に なる こと で 会員 特典 ページ へ の アクセス 権 を 購入 し た こと に なり （ 購入 型 の 所以 ） 、 会員 限定 の コンテンツ など を 享受 する こと が できる （ クリエイター によって 内容 は 異なる ） 。 クリエイター の 収益 基盤 として の 役割 のみ なら ず 、 ファン や パトロン と の コミュニケーション の 場 として の 側面 も 重要 視 さ れ つつ ある 。  2011 年 4 月 の β 運用 開始 当初 は facebook 等 の 「 いい ね ！ 」 ボタン を 想起 さ せる 「 Grow !」 ボタン による 投げ銭 システム で あっ た が 、 2012 年 8 月 22 日 に クローズド な 会費 制 コミュニティ サイト に サービス を 一新 し た 。 Grow ! ボタン で は 押し た 側 と 押さ れ た 側 の 継続 的 な 関係 性 を 作り きれ なかっ た ため 、 コミュニティ や 収益 の 継続 性 を 確保 する ため の 転進 で あっ た 。  クリエイター に 利益 を 還元 する 新しい 潮流 として マスメディア から も 注目 を 集め 、 ラジオ で は FM ヨコハマ の 「 E - ne !   〜 good   for   you 〜 」 （ 2012 年 8 月 1 日 ） や interFM の 「 Waku   Waku 」 （ 2012 年 10 月 13 日 ） 、 テレビ で も テレビ東京 の 「 ワールドビジネスサテライト 」 （ 2012 年 3 月 15 日 ） に 取り上げ られ た 。 2012 年 10 月 に は クリエイティブ・コモンズ・ジャパン が Grow ! 上 に コミュニティ を 開設 し た こと を 受け 、 フリーコンテンツ・クリエイター の 参画 ・ 利用 が 期待 さ れ て いる 。  2013 年 末 頃 、 サービス 終了 。王立 絵画 彫刻 アカデミー （ お うり つかい が ちょう こく アカデミー 、 Académie   Royale   de   Peinture   et   de   Sculpture ） は 絵画 ・ 彫刻 の 振興 を 目的 として 、 1648 年 に フランス で 設立 さ れ た 組織 。 以後 150 年間 にわたって 存続 し 、 芸術 家 の 教育 方法 の 開発 や 展覧 会 の 開催 など 、 美術 史上 、 大きな 役割 を 果たし た 。 また 歴史 画 を 頂点 と する 古く から の 絵画 観 を 強化 し 、 西洋 絵画 の 制度 化 を 推し進め た 。  17 世紀 の フランス で 芸術 家 が 活動 する に は 二つ の 道 が あっ た 。 一つ は 同 業者 団体 （ ギルド ） で ある 画家 ・ 彫刻 家 組合 へ 所属 する こと 、 もう 一つ は 王室 や 有力 者 と 関係 を 結ん で 勅許 状 を 得る こと だっ た 。  画家 ・ 彫刻 家 組合 の 結成 は 14 世紀 に さかのぼり 、 仕事 の 配分 や 徒弟 修行 の 管理 で 大きな 権限 を 振るう よう に なっ て い た 。 16 世紀 半ば に は 、 規則 を 厳格 化 し て 新参 者 へ 門戸 を 閉ざす 傾向 が 強まっ た ため 、 画家 や 彫刻 家 を めざす 若者 は 、 新天地 を 求め て イタリア へ 赴く よう に なっ た 。 その 頃 イタリア で は 、 徒弟 修行 の 枠外 で 比較的 自由 に 研鑽 を 積む こと の できる アカデミア・デル・ディセーニョ （   1563 年 設立 ） や 聖 ルカ ・ アカデミー （ 1577 年 設立 ） といった 組織 が 志願 者 を 受け入れ て い た ため で ある 。  17 世紀 に 至る と 勅許 状 を 受け て 活動 する 芸術 家 が 増大 し 始める が 、 画家 ・ 彫刻 家 組合 は 自ら の 権益 を 守る ため 、 再々 にわたって 勅許 状 の 発行 に 抗議 し たり 、 裁判 に 訴える など 、 勅許 状 を 受け た 画家 へ の 締め 付け を 強化 し て いっ た 。 これ に対して 勅許 状 の 画家 たち の 反発 と 、 自分 たち の 利害 を 守る 団体 の 設立 欲求 が 高まっ て ゆく 。  こうした 芸術 家 間 の 対立 を 背景 として 、 王立 絵画 彫刻 アカデミー の 設立 が 動き 始める 。 この 動き を 主導 し た の は 、 ニコラ・プッサン とともに ローマ へ 赴い て い た 画家 シャルル・ル・ブラン で ある 。 ル・ブラン は 美術 愛好 家 だっ た 国務 評定 官 マルタン ・ ド・シャルモア   ( Martin   de   Charmois )   の 助力 を 得 て 、 ローマ の 聖 ルカ ・ アカデミー に 肩 を 並べる 団体 を フランス に 設立 し たい 旨 を 表明 する 。  シャルモア が 作成 し た 嘆願 書 は 1648 年 2 月 に 勅許 状 を 受け て 、 アカデミー が 発足 し た 。 これ に 先だって 、 フランス語 の 研究 や 辞書 の 制作 ・ 文法 規則 の 立案 を 行う 「 アカデミー・フランセーズ 」 が 設立 さ れ て いる ほか （ 1635 年 ） 、 ルイ 14 世 の 親政 が 始まっ た のち 「 舞踏 アカデミー 」 （ 1661 年 ） 、 「 碑文 ・ 文芸 アカデミー 」 「 科学 アカデミー 」 （ 1663 年 ） 、 「 王立 音楽 アカデミー 」 （ 1669 年 ） 、 「 王立 建築 アカデミー 」 （ 1671 年 ） と 設立 が 続い た 。  新しく 発足 し た 絵画 彫刻 アカデミー は 、 会長 に 大 法官 セギエ を 、 院長 に シャルモア を 戴き 、 主要 幹部 として ル・ブラン を 含め 12 名 の 芸術 家 が 参加 し た 。 幹部 の 内訳 は 、 彫刻 家 が 3 人 、 肖像 画家 が ２ 人 、 残る ７ 人 が 歴史 画家 だっ た 。 発足 当初 の 会員 は 26 名 、 発足 翌月 の 3 月 に は ル・ナン 兄弟 など 6 名 が 会員 に 加わっ て いる 。  発足 当初 、 アカデミー で の 芸術 教育 は 、 併設 さ れ た 「 王立 絵画 彫刻 学校 」 で 行わ れ 、 12 人 の 幹部 が 毎月 交代 で 指導 に あたっ た 。 絵の具 の 溶き 方 や 画布 の 張り 方 といった 基礎 技術 、 初歩 の 素描 について は 、 アカデミー 会員 の 工房 に 弟子 入り し て 手ほどき を 受け て おく こと が 前提 に なっ て い た 。 授業 は 古典 古代 ・ ルネサンス 期 の 建築 や 人体 の 石膏 像 を 研究 する こと から 始まり 、 人体 を 描い た 素描 や 版画 の 模写 、 古代 彫刻 の 石膏 像 の 模写 、 男性 裸体 モデル の 素描 と 進め られ た 。  また 理論 教育 も 重視 さ れ 、 幾何 学 ・ 解剖 学 ・ 遠近 法 ・ 文学 といった 授業 が 行わ れ て い た 。 運営 は シャルモア など 支持 者 による 財政 支援 と 、 会員 による 会費 ・ 授業 料 で まかなわ れ 、 王室 から の 財政 的 な 支援 は 受け て い なかっ た 。  会員 に は 、 同 業者 組合 の 親方 と の 違い を 際立た せる ため 、 公私 にわたる 品 方向 性 さ が 要求 さ れ た 。 宴会 で 騒ぐ こと や 店 を 出す こと も 禁じ られ 、 オネットム （ 、 紳士 ） として 振る舞う よう 求め られ た 。  アカデミー は サン ＝ ユスタッシュ 教会 近隣 の 私邸 に 本拠 が あり 、 多く の 生徒 が 集まる よう に なる と ドゥー ＝ ブル 街 の クリソン 館 、 パレ・ロワイヤル （ リシュリュー 街 ブリヨン 館 ） と 移転 する 。  発足 後 も 、 旧来 の 同 業者 組合 が 独自 の 学校 を 設立 し て 対抗 する など 、 両 陣営 の 緊張 関係 は 続い て い た が 、 ルイ 14 世 の 親政 が 開始 さ れる と ル・ブラン を 中心 と する 運動 によって 、 王室 付き の 画家 は すべて 王立 絵画 彫刻 アカデミー に 所属 する 通達 が 国王 から 出さ れ た （ 1663 年 ） 。 この 通達 を 機 に アカデミー の 組織 も 再編 さ れ 、 教授 補 ・ 教授 から 院長 へ と 至る 役職 の 序列 が 整え られ た 。  また ル・ブラン が 実質 的 な 権限 を 握り 、 彼 が 王立 ゴブラン 製作所 監督 、 国王 首席 画家 の 要職 について 王室 の 仕事 を 配分 する よう に なる とともに 、 アカデミー の 地位 も 向上 し て いっ た 。 アカデミー 強化 の 動き を 後押し し た の は 国務大臣 コル ベール で 、 彼 は アカデミー の 画家 たち に 王室 から の 注文 の 独占 、 展覧 会 へ の 出品 といった 特権 を 与える 見返り に 、 国王 の 栄光 を 称え て 絶対 王政 の 確立 を 推し進める ため の 武器 として 芸術 を 利用 しよ う と し た 。  まず コル ベール は アカデミー に対する 年金 を 4 倍 に 増額 し 、 また 若手 画家 を 対象 と し た コンクール や 講演 会 ・ アカデミー 会員 による 展覧 会 の 開催 ・ ローマ で の アカデミー ・ ド ・ フランス ( Académie   de   France ) 設立 など 、 次々 に 改革 策 を 進め て いっ た 。 とりわけ アカデミー ・ ド ・ フランス は 、 若手 画家 を 選抜 し て 給費 生 として ローマ に 滞在 さ せる 「 ローマ 賞 」 の 創設 （ 1674 年 ） で 注目 を 集め た 。 この 「 ローマ 賞 」 は アカデミー 解体 後 も 1968 年 まで 存続 し 、 長く フランス の 芸術 家 志願 者 にとって 最高 の 栄誉 で あり つづけ た 。  コル ベール が 開始 し た 毎月 の アカデミー 講演 会 で は 、 国王 の コレクション から 選ば れ た 1 点 の 絵画 作品 を 対象 に し て 公開 の 講義 と 討論 を 行っ た 。 アカデミー・フランセーズ が 言語 の 領域 で 公的 な 規範 整備 を すすめ て い た の に ならっ て 、 視角 芸術 において 公的 な 基準 を 生み出す こと が 目的 だっ た 。 「 色彩 論争 」 の よう な 絵画 理論 を めぐる 重要 な 討議 が ここ で 行わ れ た ほか 、 歴史 画 を 頂点 として 肖像 画 ・ 静物 画 ・ 風俗 画 を 下位 に 置く 絵画 の 序列 化 も 、 ここ で 進め られ た 。  アカデミー は 会員 による 講演 会 の 開催 と 、 その 講演 録 の 刊行 と を通じて 独自 の 絵画 理論 を 浸透 さ せ て いっ た が 、 アカデミー の 絵画 観 の 核心 が 、 歴史 画 を 頂点 と する 「 画題 の 序列 」 という 思想 で ある 。  フェリビアン   (） は 講演 録 に 付し た 有名 な 序文 で 、 静物 画 より も 風景 画 の 価値 が 高く 、 肖像 画 や 風俗 画 は それ より も さらに 上位 に ある が 、 最も 価値 が 高い の は 「 歴史 と 物語 」 を 題材 として 群像 を 描く 作品 、 つまり 歴史 画 で ある 、 と 述べ て いる 。 フェリビアン は さらに 歴史 画 の 中 で も 「 寓意 的 な 構成 によって 、 物語 の 下 に 偉人 の 美徳 や 気高い 意味 を まぎらせる 手段 を 知る 」 画家 は 、 高貴 さ ・ 偉大 さ を 獲得 し て おり 大 画家 と 呼ぶ に 値する 、 と 述べ て いる 。  アカデミー で は 発足 当初 から 会員 の 多く を 歴史 画家 が 占め て い た の に 加え て 、 フェリビアン が 宣言 し た こうした 絵画 観 は 、 歴史 画 へ の 画 料 の 増額 や 、 王室 から の 歴史 画 発注 の 優遇 といった かたち で 制度 化 さ れ 、 フランス 美術 の 潮流 そのもの に 大きな 影響 を 与え て ゆく 。  色彩 論争   ()   は 同じく アカデミー が 行っ た 講演 会 を 舞台 に 会員 同士 が たたかわ せ た 論争 を さす 。 絵画 の 成り立ち に 「 画家 の 創意 ・ 素描 ・ 色彩 」 という 三 要素 が 重要 だ と する 伝統 的 な 理論 を 踏まえ て い て 、 この うち 絵画 にとって 最も 重要 な もの は 素描 （ 描線 ） か 色彩 か 、 を 争っ た もの で ある 。  きっかけ は 1671 年 7 月 に フィリップ ・ ド ・ シャンパーニュ   () が 行っ た ティツィアーノ に関する 講演 で 、 彼 は ここ で 、 素描 （ 描線 ） は 魂 を 描く こと が できる 重要 な 技術 だ が 色彩 の 操作 は より 表面 的 な 技術 だ と 述べ た 。 これ に対して 他 の 会員 が 同年 11 月 に 「 色彩 の 美点 について 」 と 題し て 反論 を 行い 、 以後 、 シャルル・ル・ブラン も 参入 し て アカデミー 全体 を 巻き込む 論争 に 発展 する 。  論争 の 過程 で 素描 派 が ルーベンス 、 色彩 派 が プッサン を 例 にとって 議論 を 行う よう に なっ た ため 、 素描 派 側 を 「 ルーベンス 派   Rubénisme 」 、 色彩 派 側 を 「 プッサン 派   Poussinisme 」 など と 呼ん だ が 、 ルーベンス も プッサン も 当人 は 論争 に は 関わっ て い ない 。  「 素描 か 色彩 か   ( Disegno   e   colore )」 と する 論争 は すでに イタリア で 行わ れ て い た もの だ が 、 一般 に フランス で の 論争 の 背景 に ある と 考え られ て いる の は 、 社会 における 絵画 の 役割 に対する 思想 の 変化 で ある 。  アカデミー 創立 メンバー で ある ル・ブラン は 、 素描 が 現実 を 再現 する 役目 を 担う の に対して 、 色彩 は 光 の 加減 によって 変化 する 偶発 的 な もの に すぎ ない として 、 精神 と 眼 、 精神 性 と 物質 性 、 頭脳 と 手 、 規則 と そう で ない もの 、 といった 二分 法 で 素描 ／ 色彩 を 対立 さ せ て いる 。 つまり ル・ブラン にとって は 、 絵画 制作 は 知的 な 作業 に なる べき で あり 、 できれ ば 社会 を 道徳 的 に 導く 存在 と なる 必要 が あっ た 。  その 背景 に は 、 画家 ・ 彫刻 家 が フランス で は 自由 学芸 の 担い手 で は なく 「 職人 」 として 低く 扱わ れ て いる こと が あっ た 。 フェリビアン が アカデミー 講演 録 の 序文 で 「 単に 線 を なぞっ たり 色 を 置く だけ の 物体 表現 は 手仕事 に 過ぎ ない 」 と 述べ て い た よう に 、 知的 操作 を 行う 存在 として 画家 ・ 彫刻 家 を 再 定義 し 、 それ まで の 「 職人 」 の 地位 から 知的 に も 社会 的 に も エリート と みなさ れる 「 芸術 家 」 の 地位 に まで 引き上げる こと は 、 発足 時 の アカデミー の 悲願 でも あっ た の で ある ;;   。  これ に対して 、 すでに 絵画 が しかる べき 地位 を 獲得 し た 時代 に あっ て 、 より 若い 世代 の 会員 たち の 間 で は 、 絵画 が 精神 に 訴え かける もの で ある べき だ と する 主張 は 、 すでに 切迫 性 を 失っ て い た ;。   素描 派 ・ 色彩 派 の 論争 は 、 両 陣営 が 自ら の 主張 を 踏まえ て 講演 と 講演 録 の 刊行 を 繰り返し 、 また 両派 の 主張 を 補強 する 絵画 論 も フランス語 に 翻訳 さ れ た こと から 、 結果 として 当時 の 絵画 理論 を 発展 さ せ た 。 最終 的 に 、 自ら も ルーベンス の ディーラー でも あっ た 色彩 派 の ロジェ・ド・ピール   ()   が 1699 年 、 アカデミー の 要職 について 決着 する が 、 その後 も この 時期 の 論争 は 、 フランス 美術 の あり かた を 議論 する さい に しばしば 引用 さ れる こと に なる 。  コル ベール 没 後 、 18 世紀 に 入っ て から は 国家 財政 の 逼迫 により アカデミー へ の 補助 が 急減 し 、 展覧 会 の 開催 を 除け ば 活動 は 低調 に なっ て い た 。 1745 年 に 王室 建造 物 長官 の 要職 に つい た ルノルマン・ド・トゥルネム   (） は アカデミー 復興 に 着手 し 、 空席 に なっ て い た 国王 首席 画家 に コワペル   ()   を 任命 し た ほか 、 王室 から アカデミー 画家 へ の 注文 を 増やし 、 さらに アカデミー 図書館 や 若い 画家 の 研修 機関 を 拡充 し た 。  1774 年 に 王室 建造 物 長官 と なっ た ダンジヴィレ 伯爵   ()   は 、 とくに 当時 パリ 公衆 の 人気 を 集め 始め て い た 風俗 画 や 静物 画 に 対抗 し て 、 あくまで 荘重 な 歴史 画 の 復興 を 推し進め た 。 王室 から の 歴史 画 の 買い上げ を 増やし 、 さらに は アカデミー 外 で の 作品 の 発表 を 禁止 する など 、 アカデミー の 王権 へ の 従属 を 強め た 。  発足 当初 の アカデミー は 女性 会員 を 受け入れ て おり 、 17 世紀 中 に は 六 人 の 女性 会員 が 誕生 し た が 、 1706 年 から 女性 の 入会 は 禁じ られる 。 アカデミー で の 教育 が 男性 裸体 モデル を 用い た 素描 の 授業 を 中心 と し て い た ため 、 女性 の 授業 参加 が 不適切 と 考え られ た と も 言わ れる 。  しかし 1770 年 、 上限 を 4 名 と する 条件 つき ながら 、 女性 会員 を 再び 迎え入れる 決定 が 出さ れる 。 男性 モデル を 描く 授業 へ の 参加 が 禁止 さ れ た ため 、 古代 ローマ や 聖書 の エピソード を 題材 と する 歴史 画 から も 女性 は 遠ざけ られ た 。 その ため この 時期 の 女性 会員 が 描い た の は 、 ほぼ 全て が 、 アカデミー の ヒエラルキー の 中 で は 下位 に 位置づけ られる 静物 画 や 肖像 画 で ある 。 しかし 18 世紀 に は アカデミー 外 の 絵画 市場 も 成熟 し はじめ 、 経済 的 に 成功 し た 画家 も 現れる 。  1783 年 に 会員 と なっ た ヴィジェ ＝ ルブラン は 、 18 世紀 で は 最も 成功 し た 女性 画家 の 一 人 で ある 。 マリー ＝ アントワネット の 寵愛 を 受け て 肖像 画家 として 重用 さ れ 、 彼女 が 描い た マリー ＝ アントワネット の 肖像 は 、 衣装 や 髪型 の 最先端 の 流行 を 示す もの として 大きな 評判 を 呼ん だ 。 作品 に 加え て 、 彼女 自身 の 美貌 と 才気 あふれる 会話 は 各国 の 王室 や 貴族 で 評価 が 高く 、 マリー ＝ アントワネット 亡き あと は ロシア や イタリア など 各国 で 作品 を 残し て いる 。  王立 絵画 彫刻 アカデミー は 、 フランス 革命 後 の 1793 年 、 ほか の 諸 アカデミー とともに いったん 廃止 さ れ た が 、 1816 年 、 アカデミー・デ・ボザール   ( Académie   des   Beaux - Arts )   として 復興 する 。 しかし ロマン 主義 を 主流 と する 当時 の 芸術 観 に あっ て は 、 もはや 伝統 的 な 規範 の 遵守 より も 芸術 家 の 個性 が 重視 さ れ 、 アカデミー に対する 反抗 機運 も 強かっ た 。  王立 絵画 彫刻 アカデミー は 2 年 おき に 展覧 会 を 開催 し た ほか 、 年 に 1 日 だけ ローマ 賞 受賞 者 の 出品 作 を 展示 し て い た 。 最初 の 公式 な 展覧 会 は パレ・ロワイヤル 中庭 で 1667 年 に 開催 さ れ て いる が 、 以後 、 画家 の 負担 が 大きい こと など から 度々 中断 する 。  一方 で 、 1692 年 に は アカデミー が 持っ て い た 美術 品 の コレクション （ 会員 の 作品 、 授業 用 の 彫刻 、 ローマ 賞 の 応募 作品 など ） が ルーヴル 宮 に 移さ れ 、 1712 年 から は 愛好 家 に 開放 さ れ た 。  1737 年 の 展覧 会 は 、 ルーヴル 宮 の 「 サロン・カレ   salon   carré 」 で 開催 さ れ た こと から 「 サロン 」 と 呼ば れ 、 以後 は 隔年 ない し 毎年 開か れる よう に なっ た 。 サロン に 出品 でき た の は アカデミー の 会員 か 準 会員 、 または 教員 に 限ら れ 、 1748 年 から は アカデミー 会員 による 出品 審査 が 行わ れる よう に なっ た 。  展示 室 内 で は 出品 目録 を 載せ た 公式 の 小 冊子 （ リヴレ ） が 販売 さ れ 、 革命 直前 の 1787 年 に は 2 万 部 が 売れ て いる 。 この 年 の サロン は 6 万 人 を 超す 来場 者 （ 当時 の 人口 の 1 割 ） が あっ た と 言わ れ 、 サロン は 美術 ジャーナリズム や 美術 批評 の 誕生 も 促し て ゆく こと に なる 。 また 王権 の 庇護 が 縮小 する の に ともなっ て 、 新しい 顧客 獲得 の 場 と なっ て いく 。JATET - L - 6090   COMOS フロッピディスク   調 光 データ フォーマット 規格 ( ジャテット   L   6090   コモスフロッピディスク   ちょう こう データ フォーマット き かく )、 通称 COMOS 規格 は 、 演出 空間 用 調 光 操作 卓 の データ 交換 、 および パソコン による オフライン 編集 の ため 、 3 . 5 インチ フロッピーディスク の フォーマット 、 データ 形式 を 規定 し た もの で ある 。 劇場 演出 空間 技術 協会 ( JATET ) により 、 平成 8 年 3 月 12 日 付け で 制定 さ れ た 。  後継 規格 は 、 JATET - L - 1150   照明 演出 用 調 光 装置 の 共通 データ 規格 ( JASCII )  3 . 5 inFD   2 HD  256 bytes / sector  26 sectors / track  77 tracks / disk  1 , 025 , 024 bytes / disk  skew   0  track 0   side 0   reserve  track 0   side 1   sector 1   規格 コード 、 ユーザ テキスト  track 0   side 1   sector 2   チャンネル 数 、 キュー 数 、 規格 コード  track 0   side 1   sector 3 ～ 5   使用 セクタ  track 1   side 0 ～ track 4   side 1   キュー コントロール ブロック ( QCB )  track 5   side 0 ～ track 76   side 1   レベル データブロック  CGS   ジャカード フォーマット など と 同様 な 問題 を 抱え て いる が 、 公共 施設 に 納入 さ れ て いる 例 が 多く 、 システム として は 高額 な 製品 で ある ため リプレース が 進ん で い ない 。 メーカー は ストック 品 で 保守 対応 を し て いる が 、 自治体 や 国 など 設置 者 の 対応 の 遅れ に は 批判 も ある 。  COMOS データ ・ レベル 入力 システム ( NEC   PC - 98 x 1 ,   JATET )  CmsEditor ( PC / AT   WinXP + USB   3 modeFDD ,   電装 工芸 )  Comox ( PC / AT   Win , Mac   OS   X + USB   3 modeFDD ,   クワ テック )  完全 な 互換 性 を 求め て 制定 さ れ た 規格 で ある が 、 当初 から 互換 性 の 問題 を 抱え て い た 。 多く は 物理 フォーマット に 起因 する もの で 、 読み込ま せよ う と する 調 光 操作 卓 で フォーマット し た ディスケット に 書き込む と 、 正常 に 読み 出せる こと が 多い 。  また 、 規格 上 は 調 光 操作 卓 の チャンネル 数 と 、 ディスケット に 記録 さ れ て いる チャンネル 数 が 異なっ て い て も 、 問題 なく 読み込ま れる はず で ある が 、 実際 に は 調 光 操作 卓 の チャンネル 数 に 合わせ て おか ない と 、 読み込ま れ ない 場合 が ある 。 卓 より ディスケット の チャンネル 数 が 少ない 場合 に 多い ( 実装 の 誤り )。 この ため 、 チャンネル 数 を 合わせ た 上 で 、 256 チャンネル 毎 に ダミー の 1 % 以上 の レベル を 入れ て 、 全 チャンネル の データ が レベル データブロック に 書き込ま れ て いる よう に する という 回避 策 が とら れ て いる 。Picnik と は かつて 存在 し て い た オンライン 写真 編集 サービス で ある 。 2010 年 に Google に 買収 さ れ た 。 本社 は アメリカ合衆国 ワシントン 州 シアトル の に 置い て い た 。  この サイト で は ユーザー が 写真 を 編集 し たり 、 取り込ん だ 写真 に スタイル を 追加 し たり 、 写真 の クロッピング や リサイズ といった 基本 編集 ツール を 使用 する こと が でき た 。 また Facebook 、 MySpace 、 Picasa   Web   Albums 、 Flickr 、 Yahoo   Image   search 、 Google + に ある 写真 を 取り込む こと も でき 、 コンピュータ や ウェブサイト から の アップ ロード する ため の オプション も 提供 さ れ て い た 。 Picnik の 多く の 機能 は 無料 で 使用 でき 、 Picnik   Premium という さらに 写真 編集 機能 が 追加 さ れ た 有料 バージョン も あり 1 ヶ月 、 6 ヶ月 、 1 年 単位 の 使用 期間 を 選ぶ こと が でき た 。  また かつて Flickr と の 提携 で 、 Picnik の 機能 限定 バージョン が Flickr の デフォルト 写真 編集 ソフト に なっ て おり その 際 に は 無料 ウェブサイトクリエイター の Webs を 使っ て サイン アップ さ れ て い た 。 2010 年 3 月 1 日 に Google は Picnik を 買収 し た 。  2012 年 1 月 、 Picnik は 同年 4 月 19 日 に サービス を 終了 し ツール を Google + に 移行 する こと を 発表 し た 。 プレミアム メンバー 全員 に は 全額 返金 を 行い 、 有料 サービス は 終了 日 まで 無料 で 提供 し た 。 加え て 、 アップ ロード し た 5 枚 と 保存 し た 20 枚 の 写真 （ プレミアム メンバー の 場合 は アップ ロード 100 枚 、 全て 保存 可能 だっ た ） を ZIP ファイル として ダウンロード できる 「 Picnik   Takeout 」 を 提供 し た 。 一部 の ユーザー から は サービス 終了 の 撤回 を 求める 請願 を 行っ た が 終了 の 阻止 に は 至ら なかっ た 。 Picnik は 同年 3 月 21 日 に 全て の ユーザー に 質問 と 回答 を 書い た E メール を 送信 し た 。  そして 同年 4 月 19 日 に 予定 通り Picnik は 保存 し た 写真 の ダウンロード を 停止 し 完全 に 終了 し た 。  Picnik の エンジニア だっ た ブライアン ・ テリー と ジャスティン・ハフ は 2012 年 1 月 に Google を 退職 し PicMonkey . com という 新た な 写真 編集 ウェブサイト を 立ち 上げ た 。PicMonkey . com は 、 オンライン 写真 編集 サービス で ある 。  2012 年 に かつて Picnik の エンジニア だっ た 2 名 が 立ち 上げ た 。 本社 は アメリカ合衆国 ワシントン 州 シアトル に 構え て いる 。  Google が Picnik を 買収 し た 2 年 後 に その Picnik の サービス 終了 を 決断 し た 時 、 エンジニア だっ た ブライアン ・ テリー と ジャスティン・ハフ は PicMonkey を 後継 として 立ち 上げる ため に 退社 する こと を 決め た 。  この サービス は 無料 かつ 広告 付き で クロッピング や リサイズ といった 基本 機能 は Picnik と 同様 で ある が 、 カーブ や 他 の 画像 フィルタ といった 特別 な 機能 も 用意 さ れ て いる 。東ドイツ 視覚 芸術 連盟 （ ） は 、 東ドイツ に あっ た 視覚 芸術 の 業界 団体 。 自主 的 な 芸術 家 団体 として 、 1952 年 ～ 1990 年 まで 存在 し 、 本拠地 は ベルリン に あっ た 。  東ドイツ 視覚 芸術 連盟 は 、 1950 年 の 7 月 17 日 と 18 日 に 開催 さ れ た 第 1 回 会議 で 、 （ ドイツ の 民主 主義 再興 の ため の 文化 同盟 ） の 下部 組織 として 設立 さ れ た 。 当時 、 連盟 は の 後継 者 と 見 られ た 。 第 二 次 世界 大戦 終結 後 に は 、 ドレスデン で は " der   ruf "、" Das   Ufer "、 ハレ で は " Die   Fähre "、 ライプツィヒ で は " Künstleraktiv   48 " など の よう な ローカル な 芸術 グループ が 作ら れ た が 、 戦争 の 復興 が しだいに 進み 、 1949 年 10 月 17 日 に 東ドイツ が 建国 し た あと 、 1950 年 に これら の 芸術 グループ が 「 ドイツ 造形 芸術 家 連盟 」 の 名 の もと で 合併 し た 。 186 人 の 代表 者 が 、 ベルリン で 開催 さ れ た 第 1 回 会議 で 、 を 議長 に 選ん だ 。 理事 会 に は と も 選ば れ た 。  1950 年 7 月 14 日 に 中央 事務 局 が ベルリン に 開設 さ れ 、 その後 、 徐々に 各 都市 に 支部 も 設置 さ れ た 。 中央 事務 局 に は 、 「 制作 ・ 展示 委員 会 」 や 「 鑑定 委員 会 」 、 「 編集 委員 会 」 の よう に それぞれ の 仕事 に 応じ た 部門 が 作ら れ た 。 1951 年 に 連盟 の メンバー は 2 , 500 人 で あっ た 。  1952 年 の 第 2 回 会議 で 、 と 分離 し 、 東ドイツ の 芸術 家 協会 として の 独自 性 を 保っ た 。 また 条例 と 活動 方針 も 決まっ た 。 1970 年 4 月 28 日 の 第 6 回 会議 で は 、 「 東ドイツ 視覚 芸術 連盟 」 に 改称 。 1982 年 6 月 7 日 に 連盟 は 30 周年 記念 式典 を 開催 。 ハンス・グルンディッヒ （ Hans   Grundig ） 賞 が 連盟 の 最高 表彰 として 授与 さ れる こと と なっ た 。  1990 年 4 月 10 日 と 11 日 に 連盟 の 臨時 会議 が 開か れ 、 連盟 の 中央 集中 的 な 構造 から 、 それぞれ の 地方 組織 に 有利 に なる よう な 構造 へ と 変更 さ れ た 。 が 理事 長 兼 広報 担当 者 に なっ た 。 ドイツ 再 統一 の あと に 、 連盟 は 1990 年 12 月 12 日 の 株主 総会 で 解散 と なっ た 。 在庫 の 大 部分 は 、 ベルリン 芸術 アカデミー に 移っ た 。  東ドイツ 視覚 芸術 連盟 へ の 参加 資格 は 、 や で 芸術 学科 を 卒業 し て いる こと か 、 担当 局 の 試験 に 合格 する こと で あっ た 。 合格 後 に 、 連盟 参加 メンバー の 登録 が 行わ れ た 。 会員 証 は 、 作品 を 売る ため の 入り口 と なり 、 仕事 の 公的 な 依頼 は 会員 だけ に 限定 さ れ て い た から 、 極めて 重要 だっ た 。 連盟 の 最大 部門 が 、 1980 年代 の 終わり に 旅行 代理 部門 で ある 「 国際 関係 」 部門 を 設立 し 、 芸術 家 に 旅行 活動 （ 学生 旅行 、 外国 の 美術館 訪問 ） を さ せ 、 その ため に 財政 援助 を 行っ た 。 1990 年 の 連盟 解散 時 に は 、 約 6 , 000 人 の メンバー が い た 。  第 1 回 会議 で 1950 年 に 中央 理事 会 、 6 つ の 地方 下部 連盟 、 6 つ の 専門 グループ の 設置 が 決まっ た 。  1954 年 に 6 つ の 専門 グループ は 、 中央 および 地方 の 専門 部門 へ と 改編 さ れ た 。 同年 、 芸術 作品 部門 が 設置 、 1959 年 に 芸術 学 部門 が 加わり 、 1961 年 に これら の 部門 は デザイン 部門 に 置き換わっ た 。 1975 年 以降 に は 、 「 視覚 国民 芸術 」 、 「 国民 教育 」 の 作業 部会 も 存在 し た 。 1952 年 に 各 地方 が 県 （ ） に 振り分け られる と 、 連盟 の 組織 構成 は それ に 対応 し 、 6 つ の 地方 連盟 と 15 の 県 連盟 を 立ち 上げ た 。 連盟 の さまざま な ビジネス は 、 1964 年 から いわゆる 「 第 一 部門 」 と 呼ば れ た 「 営業 部門 」 が 行っ た 。  雑誌 「 」 は 、 1947 年 に と が 発刊 、 1949 年 まで 刊行 さ れ た 。 1953 年 1 月 から は 、 連盟 の 機関 誌 として が 刊行 、 1965 年 から は が 観光 し た 。 編集 長 は 、 ( 1955 – 1957 )、   Jutta   Schmidt   ( 1964 –?)、 Ulrich   Kuhirt 、 Peter   Michel   ( 1974 – 1987 ),   Bernd   Rosner   ( 1988 –?) で ある 。  連盟 は 、 1965 年 に ベルリン で トリエンナーレ 「 INTERGRAFIK 」 という 国際 視覚 芸術 展 を 開催 し た 。 後年 、 社会 主義 で は ない 外国 の 芸術 家 も この 展示 会 に 参加 する よう に なっ た 。オクシデンタリズム （ Occidentalism ） または 逆 オリエンタリズム （ reverse   Orientalism ） と は 、 西洋 精神 ・ 西洋 文化 、 西洋 風 、 西洋 趣味 、 西洋 気質 、 西洋 かたぎ 、 西洋 崇拝 を 指す 語 。 または 、 西洋 の 文化 ・ 言語 ・ 人々 に関する 学究 的 な 知識 を 指す 語 。 オリエンタリズム の 片割れ に 当たる 。 「 オクシデンタリスト 」 （ Occidentalist ） は 西洋 通 、 欧化 主義 者 、 西洋 文化 愛好 者 （ 研究 者 ） の 意味 。  オクシデンタリズム は 「 反 西洋 思想 」 と も 訳さ れる 。  著作 家 兼 バード 大学 教授 イアン・ブルマ 、 および ヘブライ 大学 名誉 教授 アヴィシャイ・マルガリート の 研究 書 『 反 西洋 思想 』 （" Occidentalism "） に よれ ば 、 「 オクシデンタリズム 」 （ 反 西洋 思想 ） は 、 西洋 の 「 敵 」 によって 描か れる 「 非 人間 的 な 西洋 像 」 を 指す 。 これ は 「 殺人 的 な 憎悪 」 で あり 、 特定 の 政策 や 国家 に で は なく 、 特定 の 生き方 ・ 社会 ・ 政治 の 在り方 （ 大 都会 ・ 貿易 ・ 商業 ・ 懐疑 主義 ・ 個人 の 自由 等 ） に 向け られる 。 ただし オクシデンタリズム は 、 「 凶暴 な 憎悪 と 強い 憧れ が いかに 密接 に 繋がっ て いる か 」 を 示し て も いる 。  単なる 西洋 文化 へ の 嫌悪 感 や 、 西側 諸国 の 政策 に対する 批判 は オクシデンタリズム で は ない 。 「 オクシデンタリズム 」 は オリエンタリズム の 双子 の 片割れ に 当たる もの で 、 正当 な 西洋 批判 と は 異なる 。 何故 なら オリエンタリズム に 見 られる 、 人間 から 人間らし さ を 取り除こ う と する 傾向 が 、 オクシデンタリズム の 中 に も ある ため で ある 。 オリエンタリズム 的 偏見 の 中 に は 、 非 西洋 人 は 完全 な 人間 で は なく 未 成熟 的 で 、 自分 たち より も 劣っ た 人種 として 扱える という 前提 が あっ た 。 オクシデンタリズム も オリエンタリズム と 同様 、 相手 を 人間 未満 に 過小 評価 する 傾向 が あり 、 オリエンタリズム を そのまま 鏡 で 逆 写し し た もの と 言える 。  オクシデンタリズム は 、 資本 主義 （ capitalism ） 、 マルクス主義 （ Marxism ） 、 その他 の 諸々 の 主義 （ ism ） と 同じく 、 ヨーロッパ で 生まれ 、 その後 に 非 西洋 世界 へ と 移動 し て いっ た 。 西洋 は 啓蒙 主義 の 源 で あり 、 世俗 的 ・ リベラル な 思想 を 生み出し て いっ た が 、 同時に 反動 的 で 有害 な 思想 を も 生み出し て き た 。 思想 史 的 ・ 歴史 的 に は 、 オクシデンタリズム は ヨーロッパ の 反 宗教 改革 や 反 啓蒙 主義 から 始まっ て おり 、 以降 は 東西 の ファシズム （ 結束 主義 ） や ナチズム （ 国家 社会 主義 ） 、 反 資本 主義 や 反 グローバル 化 運動 と なり 、 今日 の 様々 な 場所 で の 宗教 的 過激 主義 に 至っ て いる 。  西洋 に対する 国家 主義 的 ・ 土着 主義 的 反抗 は 、 近代 化 の 社会 経済 的 諸 力 に対する 東洋 世界 の 反応 を 繰り返し て いる 。 しかし 、 その 起源 は 西洋 文化 に ある 。 つまり 資本 主義 ・ 自由 主義 ・ 世俗 主義 を 、 社会 や 文化 に 破滅 を もたらす 力 と 見なす 理想 主義 的 過激 派 や 保守 的 国家 主義 者 から 起こっ て いる 。 近代 西洋 に対する 反応 は 、 初期 は 純然 たる 異 文化 と の 出会い だっ た 。 しかし 後 に 現れ た 「 オクシデンタリズム 」 の 多く は 、 近代 西洋 思想 を 反転 さ せ 、 民族 国家 の 覇権 ・ 合理 性 に対する ロマン 主義 的 な 拒絶 ・ 自由 民主 主義 の 一般 市民 の 精神 （ 心霊 ） 的 困窮 、 等 といった 思想 へ と 変え た 。  ブルマ と マルガリート が 突き止め た ところ で は 、 そうした 反抗 の 由来 は ドイツ ロマン 主義 に ある 。 また 、 19 世紀 ロシア で の 西洋 化 主義 者 と スラヴ 主義 者 と の 論争 や 、 シオン 主義 （ シオニズム ） ・ 毛沢東 主義 ・ イスラム 主義 （ イスラム教 ） ・ 帝国 的 日本 国家 主義 の イデオロギー に 現れ て いる 論 も 同根 で ある 。  ブルマ と マルガリート の 『 反 西洋 思想 』 について 、 『 エコノミスト 』 や 『 ニューヨーク・タイムズ 』 は 絶賛 し た 。 また 『 ニューヨーク・タイムズ 』 は 、 オクシデンタリズム について 「 この 道 は イスラム へ 戻っ て いる の で は なく 、 実際 は 、 西洋 自身 へ 戻っ て いる （ " The   path   does   not   lead   back   to   Islam   but ,   in   fact ,   back   to   the   West   itself ."）」 と 要約 し た 。  オクシデンタリズム の 敵意 が 向け られる 矛先 は 、 次 の よう に なっ て いる 。  かつて 非 西洋 世界 で は 、 ドイツ ロマン 主義 は 魅力 的 と 認識 さ れ て い た だけ で なく 、 崇敬 の 対象 だっ た 。 ロマン 的 な ドイツ 思想家 （ たとえば フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シェリング ） の 胸像 が 運び込ま れ 、 拝ま れる こと さえ あっ た 。 『 反 西洋 思想 』 は 次 の 通り 論じ て いる 。  こうした ドイツ ロマン 主義 に 触発 さ れ 、 西洋 社会 （ イギリス ・ フランス 共和 国 ・ オランダ 等 ） に対して 「 正反対 の 社会 」 を 見る 思想 が 生まれ た 。  ドイツ の 社会 主義 は 、 非 西洋 世界 で 礼賛 さ れ た 。 ドイツ の 方法 は 、 単なる 西洋 の クローン に なら ず 、 西洋 の 「 毒 」 （ 鄧小平 いわく キリスト教 や 資本 主義 的 自由 民主 主義 といった 「 精神 的 汚染 」 ） に 毒 さ れ ず 、 近代 国家 を 建設 する 方法 だ と 見 られ て い た 。 たとえば マルクス主義 が あり 、 これ は 西洋 の 近代 思想 だっ た が 、 キリスト 教 の 代替 物 として 平等 主義 ・ 人類 解放 ・ 普遍 性 を 主張 し て も い た 。 マルクス主義 は 「 科学 的 」 （ 科学 的 社会 主義 ） で あり 、 キリスト 的 な 宗教 ・ 文化 の 出る 余地 は 無かっ た 。 また ドイツ 国家 社会 主義 （ ナチズム ） は 、 西洋 （ 資本 主義 的 帝国 主義 ） を 模倣 し て いる よう 見せ ず に 、 産業 的 近代 社会 の 一員 に 加わる 方法 を 示し た 。  これら は 実際 に は 、 かなり 無理 な 試み だっ た 。 一つ の 知識 ・ 技術 を 、 別 の 知識 や 素 に なっ て いる 「 危険 な 思想 」 から 隔離 し て く こと は 不可能 だっ た 。 こうした 近代 化 へ の 代替 ルート は 、 中国 ・ 北朝鮮 ・ イラク ・ エジプト ・ ベトナム ・ エチオピア ・ キューバ を 含め 多数 の 場 で 試み られ た が 、 ことごとく 失敗 し た 。 この 失敗 から 、 暴力 的 な オクシデンタリズム （ 土着 主義 的 な 純粋 さ へ の 憧れ と 破壊 的 な 西欧 嫌悪 ） が 生まれ た 。  オクシデンタリズム で 言う 「 西洋 」 と 「 近代 」 は 等しい 概念 で あり 、 同様 に 定義 し がたい 。  一 例 として 1942 年 7 月 、 著名 な 学者 や 知識 人 が 京都 で 開い た 座談 会 、 「 近代 の 超克 」 が ある 。 当時 は 日本 軍 が 真珠湾 攻撃 で アメリカ の 戦艦 を 爆撃 し た 7 ヶ月 後 で あり 、 愛国 的 熱狂 が 頂点 に 達し て い た 。 出席 者 は いずれ も 、 「 西洋 」 へ の 攻撃 に 喜び を 表明 し た ナショナリスト で あり 、 彼ら は 日本 ロマン 派 の 作家 、 仏教 や ドイツ 哲学 （ ヘーゲル ） の 影響 の 濃い 京都 学派 の 哲学 者 、 ドイツ 社会 主義 （ マルクス主義 ） から の 転向 者 （ 林 房雄 ） 、 ドイツ 社会 主義 批評 家 （ 小林 秀雄 ・ 亀井 勝一郎 ） 等 だっ た 。 そこ で は 「 日本 の 指導 の もと で の アジア 新 秩序 」 という プロパガンダ に 与し 、  等 と 主張 さ れ た 。 そして  といった 類 の すべて が 「 超克 」 さ れ ね ば なら ない 、 と さ れ た 。 座談 会 の 出席 者 の 一 人 、 映画 評論 家 の 津村 秀夫 は 、 ハリウッド 映画 を 激しく 非難 し 、 レニ・リーフェンシュタール の 撮っ た ナチス 政治 集会 の ドキュメンタリー 映画 を 絶賛 し た 。 強力 な 国家 コミュニティ を どう 建設 する か において 、 後者 の 方 が 彼 の 考え に 近かっ た から で ある 。 津 村 に よれ ば 、 西洋 に対する 戦い と は 、 「 ユダヤ 人 の 金融 資本 」 によって 作ら れ た 「 有毒 な 物質 文明 」 と の 戦い だっ た 。 そして 文化 ― 伝統 的 な 日本 文化 ― は 精神 的 かつ 深遠 で ある の に対し 、 現代 西洋 文明 は 軽薄 で 根無し で 創造 性 を 破壊 する もの だ という 見解 は 、 座談 会 の 出席 者 たち の 間 で 一致 し て い た 。 彼ら の 考え で は 、 西洋 （ 特に アメリカ ） は 冷淡 で 機械 的 で ある 。 そこで 日本 の 皇 道 支配 の 下 に 、 長い 伝統 を 持つ 東洋 が 統一 さ れれ ば 、 慈愛 に 満ち た 有機 的 かつ 健全 な コミュニティ を 取り戻せる 、 と さ れ た 。  アジア 人 にとって 当時 ― そして 今日 でも ある程度 ― は 、 「 西洋 」 が 「 植民 地 主義 」 を も 意味 し た 。 日本 は 西洋 列強 の 権力 の 源 に なっ て いる 考え方 や 技術 ― ヨーロッパ の 衣服 、 プロシア 憲法 、 イギリス 海軍 の 戦略 、 ドイツ 哲学 、 アメリカ 映画 、 フランス 建築 など 様々 な もの ― を 、 「 文明開化 」 を通して 模倣 し 適応 し て いっ た 。 この よう な 大 規模 な 変革 で 日本 は 植民 地 化 を 免れ た 上 に 、 列強 の 仲間入り を 果たし 、 1905 年 に は 近代 戦 を 戦っ て 日 露 戦争 に 勝利 し た 。 トルストイ は  と 評し て いる 。 だが 日本 より 少し 前 に 近代 化 し て い た ドイツ と 同様 、 急激 な 近代 化 を 行っ た こと で 、 日本 社会 に は 混乱 が もたらさ れ た 。 ついに は 歴史 を くつがえし 、 西洋 に 打ち 克ち 、 近代 的 な まま 理想 化 さ れ た 精神 的 過去 に 帰る 方法 が 議論 さ れる よう に も なっ た 。  ここ に 見 られる 理想 や 意見 は 、 イスラム 急進 派 、 中国 を はじめ と する 非 西洋 世界 の 過激 な ナショナリスト たち 、 西洋 内部 の 急進 的 な 反 資本 主義 者 など に も 共有 さ れ て いる 。 そこ に 右翼 左翼 の 二分 法 は 当てはまら ない 。 実際 に 1930 年代 、 「 近代 の 超克 」 という 願望 は 、 ドイツ 社会 主義 （ マルクス主義 ） に 傾倒 し た インテリ の 間 で も 、 右翼 の 排外 主義 者 の 間 で も 根強く 、 今日 でも 同じ 傾向 が 見える 。 嫌悪 の 理由 は それぞれ 異なる が 、 アメリカ 帝国 主義 （ アメリカ の 文化 ・ 企業 ） や 近代 の 商業 都市 へ の 嫌悪 は 、 左翼 ・ 急進 的 イスラム 主義 者 ・ ロマンチスト に も 共通 し て いる 。  こうした オクシデンタリズム の 核心 に は 、 「 一体化 」 が ある 。 例えば 西洋 の 政教 分離 に 反し て 、 敬虔 な ムスリム にとって は 政治 ・ 経済 ・ 科学 ・ 宗教 は 別 の カテゴリー に 分離 でき ない 。 哲学 者 の 西谷 啓 治 は ムスリム で は ない が 、 自然 科学 ・ ルネッサンス ・ 宗教 改革 によって ヨーロッパ 精神 文化 が 崩壊 し た と 批判 し て いる 。 彼 の 理想 は 、 政治 と 宗教 が 継ぎ目 無く 一つ の 全体 を 形成 する こと 、 言わば 教会 と 国家 が 合体 する こと に あっ た 。 戦時 日本 の 神話 ・ 宗教 は 国家 神道 だ が 、 それ は 古代 日本 の 伝統 と いう より 、 前 近代 の ヨーロッパ の キリスト教 を 曲解 し た こと による 、 近代 の 「 発明 」 だっ た 。  この 種 の 国家 宗教 または 「 思考 の 政治 」 は 、 1930 年代 日本 の 京都 から 1970 年代 イラン の テヘラン に いたる まで 、 あらゆる オクシデンタリズム に 見 られる 。 この 要素 は 全体 主義 において 欠か せ ない 。 ヒトラー の 第 三 帝国 、 スターリン 体制 下 の ソ連 、 毛沢東 の 中国 で は 、 宗教 施設 から 大学 の 自然 科学 系 学部 まで 、 あらゆる 機関 が 全体 主義 思想 に 従う よう に 作り替え られ ね ば なら なかっ た 。  座談 会 「 近代 の 超克 」 で は 、 19 世紀 の 産業 化 ・ 資本 主義 ・ 自由 主義 経済 の 発展 が 「 現代 社会 の 諸悪 の 根源 」 で ある という 指摘 も あっ た 。 「 機械 文明 」 や 「 アメリカニズム 」 に対して 、 古い 文化 を 持つ 日本 と ヨーロッパ は 立ち向かう べき という 主張 も あっ た 。 ヒトラー は と 語っ て いる 。 日本 の 同盟 者 と なっ た ヒトラー は と も 述べ て い た 。  ただし 、 アメリカ 政府 の 行っ た こと 、 行わ なかっ た こと は 肝心 で は ない 。 例えば 「 近代 の 超克 」 の 知識 人 たち が 論じ て い た の は 、 アメリカ の 具体 的 な 政策 で は なく 、 アメリカ について の 概念 ― 根無し草 ・ コスモポリタン （ 世界 主義 的 ） ・ 皮相 ・ 些末 ・ 物質 主義 ・ 混血 ・ 流行 中毒 な 文明 について の 概念 ― だっ た 。 ここ でも 日本 の 知識 人 たち は 、 主 に 当時 の ドイツ 言論 に 倣っ て い た 。 その 一 例 で ある ハイデッガー は 、 「 アメリカ 主義 （ Amerikanismus ） 」 と は ヨーロッパ 魂 を 蝕む もの だ と 批判 し た 。 「 第 三 帝国 」 という フレーズ を 創っ た アルトゥール・メラー・ファン・デン・ブルック は 、 と し た 。 つまり オクシデンタリズム で 問わ れる 「 アメリカ 」 と は 、 アメリカ の 政策 で は なく 「 アメリカ について の 考え方 」 で あり 、 「 魂 の ない 機械 化 さ れ た 社会 」 について の 幻影 に 他 なら ない 。  アルカイダ の 司令 官 （ アミール ） オサマ・ビン・ラディン に よれ ば 、 2001 年 の 9 . 11 テロ によって 近代 西洋 文明 は 崩壊 し た 。  9 . 11 の 後 まもなく 、 ある ビデオテープ が 中国 で 売り に 出さ れ て おり 、 これ は 9 . 11 の 実写 と ハリウッド 製 の 災害 映画 と が 合成 さ れ た 映像 だっ た 。 現実 を フィクション と 思い込む こと は 、 現実 の 恐怖 から 離れる に は 容易 な 方法 で ある 。 中国人 や 多く の 人々 にとって 、 9 . 11 は 映画 か 劇 中 の 出来事 の よう な 印象 を 残し た 。 その 点 で 、 オサマ・ビン・ラディン の 作戦 は 大 成功 だっ た 。 ツイン タワー と その 中 の 人々 を 殲滅 し た 行為 は 、 現実 的 に も 抽象 的 に も 、 「 西洋 と の 戦い 」 の 一部 だ から で ある 。 大量 殺戮 は 、 「 罪深き 都市 」 の 崩壊 について の 古代 神話 とも 呼応 し た 。  しかし 西洋 や アメリカ に 妬み や 憎しみ を 感じる の は 、 それら が 何 な の か 想像 も でき ない 人々 で は ない 。 普段 から 西洋 の イメージ や 商品 を 身近 に 感じ て いる 人々 で ある 。 9 . 11 の 合成 編集 ビデオ を 買い求め た の は   ――   貧しい 農民 で は なく   ――   ニューヨーク の 摩天楼 の よう な 高層 ビル が そびえ立つ 、 上海 や 北京 を はじめ と する 大 都会 の 若者 たち だっ た 。  ツイン タワー を 破壊 し た テロリスト たち も 、 西洋 で 相当 の 期間 を 過ごし 、 専門 教育 を 受け た 教養 ある 若者 たち だっ た 。 確か に 、 テロリスト たち の 重要 目的 は 罪 の 浄化 で あり 、 リーダー の 一 人 で ある モハメド・アッタ も 女性 と セックス を 憎悪 し て い た 。 遺言 で は 、  と 述べ た 。 しかし アッタ は 、 カイロ の 大学 で 建築 学 の 学位 を 取得 し 、 ドイツ の 大学 （ ハンブルク 工科 大学 ） で 、 都市 計画 における モダニズム と 伝統 について 論文 を 書い て い た 。 ビン・ラディン 自身 も 、 かつて は 土木 技師 だっ た 。 現代 技術 者 たち の 慢心 の 例 と さ れ た ツイン タワー は 、 皮肉 に も その 技術 者 によって 破壊 さ れ た の だっ た 。  大都市 が 建設 さ れる 度 に 、 人々 は 復讐 を 恐れ た 。 神 の 怒り 、 街 門 を 突き破っ て 襲っ て くる 野蛮 人 、 あるいは キングコング や ゴジラ の よう な 「 怪物 」 が 姿 を 現す の で は ない か という 不安 に 苛ま れ て き た 。 火 を 盗む こと （ プロメテウス ） 、 知恵 を つけ すぎる こと （ 知恵 の 樹 ） 、 金 を 蓄え すぎる こと （ マモン ） 、 空 に 届く よう な 塔 を 建てる こと （ バベルの塔 ） 、 あるいは 神 に 挑戦 する こと （ 冒涜 ） で 、 神 の 逆鱗 に 触れる の で は ない か といった 不安 が あっ た 。 信心 深い 者 にとって 、 問題 は 都市 そのもの で は なく 、 都市 の 住人 が 、 神 を 崇拝 する 代わり に 商売 や 娯楽 に 熱中 する こと で ある 。  大 都会 は しばしば 売春 婦 に なぞらえ られる 。 その イメージ に は 、 モハメド・アッタ の よう な 潔癖 者 が 恐れ 嫌悪 する 、 女性 の セクシュアリティ 以上 の もの が ある 。 売春 婦 の 比喩 は 、 商売 によって 成り立つ 都市 社会 を 表し て いる 。 都市 は それ 自体 が 巨大 な 市場 で あり 、 すべて 物 も 人間 も 商品 に する 。 都市 に 並ぶ 売春 宿 ・ ホテル ・ デパート 等 は 、 より 良い 生活 の 幻想 を 売り 、 金 さえ あれ ば 出生 に 関係 なく 好き に 振る舞う こと を 可能 に する 。  へ つらい ・ 幻想 ・ 不道徳 ・ 現金 等 によって 商品 化 さ れ た 人間 関係 を 象徴 する の が 「 売春 婦 」 と さ れ た 。 オクシデンタリスト が 喧伝 する 「 罪深い 人間 の 都市 」 の イメージ に は 、 「 売春 婦 」 が つきもの で ある 。 売買春 ビジネス の 決まり 文句 の 一つ に 「 女 の 体 を 買う こと は でき て も 魂 を 買う こと は でき ない 」 という もの が あり 、 これ は （ 娼婦 や 娼夫 が ） プロ の 仕事 を する 際 、 感情 を シャットアウト し 魂 を 失う   ――   人間 で なく なる   ――   という 考え方 に 繋がっ て いる 。 産業 革命 の 黎明 期 1860 年代 に 名 を 馳せ た パリ の 高級 娼婦 パイヴァ について 、 フランス の 作家 ゴンクール 兄弟 は 日記 に こう 記し て いる 。  オクシデンタリズム から 見れ ば 、 都市 ・ 資本 主義 ・ 西洋 機械 文明 の イメージ は この よう に 、 貪欲 な ぜんまい 仕掛け の 人形 の よう な 娼婦 という こと に なる 。  い つ 頃 から 貪欲 ・ 不信心 ・ 根無し の コスモポリタニズム といった 「 邪悪 」 が 、 都市 や 西洋 と 結びつけ られ た の か は 一考 に 値する 。 そもそも 多様 な 人種 の 暮らす 都市 は 、 欧米 特有 で は なかっ た 。 ムスリム は 伝統 的 に 大 都会 を 敵 と 見なさ ず 、 それどころか 初期 の イスラム で は 、 都市 生活 は 遊牧 生活 の 無知 から 人々 を 救う もの として 推奨 さ れ て いる 。 何 世紀 も の 間 、 バグダッド や コンスタンティノープル は 貿易 ・ 学問 ・ 娯楽 の 中心 地 だっ た 。 もっと 東 で は 、 北京 の 富 と 絢爛 が 13 世紀 ヴェニス から やって来 た 商人 の 目 を 眩ま せ た 。 当時 の 洗練 さ れ た 中国 文明 に 比べれ ば 、 17 世紀 アムステルダム の 豊か さ も 地方 都市 レベル に 過ぎ ず 、 そして 19 世紀 後半 まで 、 江戸 は どの ヨーロッパ 都市 より も 大きく 、 高い 人口 密度 を 有し て い た 。 それでも 、 現代 の バビロン 的 大 都会 の イメージ は 、 西洋 と 強く 結び付い て いる 。 それ は 、 最初 の オクシデンタリスト たち が ヨーロッパ 人 だ から で ある 。  リヒャルト・ワーグナー （ ドイツ ロマン 派 の 代表 例 ） は 、 自分 の ゲル マン 的 英雄 タンホイザー が 旅 の 途中 、 官能 と 美 の 女神 ヴィーナス に 誘惑 さ れる 場面 について 、 こう 記し て いる 。  ワーグナー の 語り は 、 フランス の 軽薄 さ に対する 単なる 反感 を 越え て いる 。 人 が 都市 を 嫌う 理由 は 様々 だ が 、 オクシデンタリスト の 都市 に対する 偏見 は 、 たいてい の 理由 付け を 遥か に 超越 し て いる 。 彼ら の 考え で は 都市 は 、 非 人間 的 で 欲望 に 身 を 任せ た 邪悪 な 動物 の ひしめく 「 動物 園 」 で あり 、 都市 生活 者 は 「 人間 の 魂 を 失っ た 動物 」 な の で ある 。  帝国 主義 下 で ヨーロッパ は 科学 ・ 産業 ・ 商業 など の 発展 により 、 世界 の メトロポリス （ 巨大 都市 ・ 中心 地 ） と なっ た 。 それ は 、 特定 の ヨーロッパ の 地域 が 世界 の 中心 と なり 、 それ 以外 ほとんど の 場所 は 周辺 部分 に 追いやら れる こと を 意味 し た 。  ワーグナー の フランス に対する 反感 、 および 周辺 地方 国 として の ドイツ という 考え は 、 ナポレオン の ヨーロッパ 遠征 の 遺物 で は あっ た 。 しかし 、 当時 19 世紀 後半 に 力 の 頂点 に 達し た フランス 帝国 は 、 ナポレオン 下 の フランス と 異なり 商業 帝国 で あっ て 、 神 的 な 使命 感 より も 富 の 追及 によって 動かさ れ て い た 。 19 世紀 商業 帝国 主義 の 最大 の 都 は ロンドン で あり 、 世界 最大 の 工業 都市   ――   「 黒い 悪魔 の 工場 」 の 首都   ――   は マンチェスター だっ た 。 パリ は 粋 な コスモポリタン 的 首都 の 座 を ロンドン と 競い 、 ベルリン は いつも それら に 追いつこ う と 必死 に なっ て い た 。  不純 な 都市 文明 を 殲滅 し 、 精神 ・ 人種 の 浄化 を 理想 に 掲げる オクシデンタリスト にとって 、 こうした 都会 は 羨望 と 恐れ を 同時に 呼び起こす 「 憎悪 の 的 」 と なっ た 。 その 二 世紀 後 に は 、 ニューヨーク が それ に 該当 し た 。  啓蒙 主義 者 ・ 合理 主義 者 ヴォルテール が 見 た よう に 、 金銭 は 信条 ・ 人種 の 違い を 解消 し 、 市場 で は 生まれ は あまり 重要 で ない 。 しかし 世俗 性 や 通商 法 は 、 宗教 的 ・ 封建 的 な 人々 にとって は 、 冷淡 ・ 機械 的 ・ 非 人間 的 に さえ 見える 。 1826 年 に ドイツ から 来 た 旅行 者 は 、  と 感想 を 残し て いる 。 その 20 年 後 、 ドイツ （ プロシア ） の 作家 テオドール・フォンターネ は 、  と 形容 し 、 この よう な 社会 は やがて 崩壊 する と 確信 し て い た 。 フリードリッヒ・エンゲルス は 、 都市 で すべて の 階級 ・ 地位 の 人々 が 、 無 差別 かつ 無 関心 に 通り過ぎ て いく さま を 団結 の 欠如 と 見 て 、 「 人間 性 が 反発 する 何 か 」 と 評し た 。 しかし これ は 利点 に なり 得る もの で 、 都会 の 群衆 や 無 関心 は 、 人 を 開放 する こと も ある 。 19 世紀 イギリス を ふくめ 産業 化 過程 に ある 国 で は 、 女性 や 田舎 者 が 仕事 ・ 金 ・ 自由 を 求め て 都会 へ 殺到 し た 。 産業 化 による 荒廃 ・ 犯罪 ギャング ・ 売春 宿 等 が 待ち受け て い て も 、 人々 は 都会 に 流れ 続け た 。 しかし 一度 去れ ば 、 田舎 で の 確実 な 生活 、 固まっ た 親戚 関係 、 封建 的 ・ 宗教 的 伝統 へ の 服従 は 失わ れ 、 それ は 時に 猛烈 な 恨み を 生む 。  大 都会 を 舞台 に し た 訓話 的 な 物語 に は 、 冷酷 ・ 狡猾 ・ 金持ち ・ 性的 堕落 ・ 貪欲 ・ 不誠実 等 を 象徴 する 悪漢 が 定番 で あり 、 多く は 西洋 的 な 振る舞い を し て いる 。  たとえば 1950 年代 の 日本 映画 で は 、 主人公 は 着物 を 着 て 日本 刀 で 奮闘 する の に対し 、 悪役 は スーツ を 着 て ウィスキー を 飲み 、 銃 で 相手 を する 。 ヨーロッパ の ギャング 映画 で は 、 悪役 の 服装 や 振る舞い は アメリカ 風 で ある 。 そして どの 国 で も 、 近代 社会 が 典型 的 に 敵 と さ れ て いる 。 アメリカ の ウェスタン 映画 で は たいてい 悪役 は 、 荒野 に 町 を 建てる ため 都会 から 新しく 敷か れ た 鉄道 に 乗っ て やっ て 来る 、 スーツ 姿 の ペテン師 で ある 。 田舎 に あっ た 「 誠実 」 と 「 信頼 」 の 絆 は 、 スーツ を 来 た 人間 が 書く 「 怪しげ な 契約 書 」 に 取っ て 代わら れる 。  「 地方 」 を 飲み込む 「 怪物 」 として の 大 都会 は 、 ヨーロッパ で しばしば ユダヤ 人 や 根無し草 の 守銭奴 と 同一 視 さ れ た 。 こうした 偏見 の 表現 例 として は 、 T ・ S ・ エリオット の 詩 が ある 。  ラビ （ ユダヤ 教 の 聖職 者 ） の 孫 だっ た カール ・ マルクス は 、 ユダヤ 人 資本 家 を シラミ に 例え 、 貧困 層 を 食い 尽くす 不潔 な 都会 の 寄生虫 と 評し た 。 他 の 19 世紀 の 社会 主義 思想家 として は ピエール・ジョセフ・プルードン が おり 、 彼 は ユダヤ 人 を  と 評し た 。 ナチス は この よう な 偏見 を 受け継い で 、 大都市 （ ニューヨーク 、 ロンドン 、 パリ 、 ベルリン 等 ） と 、 「 寄生 」 する ユダヤ 人 と を 結び付け た 。 1933 年 以前 の ベルリン は 、 ナチス や 多く の ロマン 派 土着 主義 者 にとって 、 退廃 の 象徴 だっ た 。 1890 年代 の ドイツ で は 、 自然 主義 者 ・ 民俗 愛好 家 ・ ヌーディスト （ 裸体 主義 者 ） ・ 愛国 主義 者 等 が 、 「 ベルリン から 離れよ う 」 という スローガン を 掲げ た 。 また 、 工場 ・ スラム 街 ・ ナイトクラブ ・ 左翼 ・ 民主 主義 ・ ユダヤ 人 ・ 外国 人 等 の あふれる 「 ベルリン の 煉瓦 から 離れよ う 」 という 提唱 も 起こり 、 ベルリン の 現代 性 は 「 ドイツ らしく ない 」 と 攻撃 さ れ た 。  ナチス の プロパガンダ で は 、 ベルリン の デパート は 「 ユダヤ 人 の 唯物 主義 」 の 象徴 で あり 、 ドイツ 女性 の 女らし さ を 化粧 品等 の 「 コスモポリタン 」 （ 世界 主義 的 ） な 商品 で 堕落 さ せる もの だっ た 。 ナチス の 出版 物 で は 、 ベルリン の デパート は 中小 企業 や 正直 な 職人 を 締め付ける 、 ぬるぬる し た 不気味 な タコ として 描か れ て いる 。 自然 科学 や モダニズム 芸術 は 「 ユダヤ 人 の ペ テン 」 と 見なさ れ 、 ジャズ という 「 ニグロ 音楽 」 は 、 邪悪 な アメリカ 精神 を 表現 し て いる として 非難 さ れ た 。  ヨーロッパ 以外 でも 、 西洋 または アメリカニズム が 、 大 都会 の 悪徳 や 田舎 の 牧歌 的 風景 消失 の 責任 を 負わさ れ た 。 たとえば 東南アジア で は 中国人 が 、 アフリカ で は インド 人 が 責任 を 負わさ れ 、 彼ら は 金 で 動く 「 西洋 化 さ れ た 」 現地 の エリート と 結託 し 、 本物 の 精神 性 に 溢れる 人種 的 に 純粋 な コミュニティー を 毒する 集団 として 攻撃 さ れる 。 しかし 彼ら の 位置づけ は 、 アメリカニズム と 大都市 に 寄生 する 「 ユダヤ 人 」 の 変形 版 で ある 。 そもそも 、 アメリカニズム や ウェストクシフィケーション （ Westoxification 　 西洋 毒 化 ） にまつわる こうした 考え方 は 、 元 を たどれ ば 西洋 内 で 生まれ た 偏見 に 起源 が ある 。  「 近代 の 超克 」 も 、 日本 の 大都市 の 様子 （ ハリウッド 映画 ・ 映画 スター ・ カフェ ・ ダンスホール ・ 風刺 ・ ラジオ ・ 新聞 ・ 短い スカート ・ 自動車 等 ） を 非難 し て い た 。 この よう な 都市 文明 を 日本 の 知識 人 たち は 、 軽薄 ・ 物質 主義 的 ・ 凡庸 ・ 根無し ・ 非 日本 的 で ある として 憎み 、 深遠 な 精神 文化 と は 正反対 の もの と し た 。 しかし 、 ここ に は ある 種 の 歴史 的 記憶 喪失 が ある   ――   ハリウッド スター が 日本 の 映画 館 に 登場 する 以前 から 、 日本 の 都市 は 商業 の 中心 として 栄え て い た 。 歌舞伎 、 市場 、 売春 宿 、 娯楽 施設 の 栄え た 江戸 時代 の 社会 が 、 1930 年代 の 東京 の 歓楽街 より も 「 精神 的 」 だっ た 証拠 は ない 。  表面 的 な 形 は 異なれ ど 、 当時 の 日本 の 思想家 たち の 意見 は 、 1930 年代 の ヨーロッパ の 思想家 たち と 同じ だっ た 。 アラブ 知識 人 の 提唱 し た 汎 アラブ 主義 が 汎 ゲル マン 主義 に 基づい て いる よう に 、 日本 の インテリ も 1930 年代 ごろ の ドイツ ナショナリズム から 多大 に 影響 さ れ 、 その 反 西洋 観 ・ 反 都市 観 を も 模倣 し て い た の だっ た 。  20 世紀 で 最も 影響 力 の あっ た イスラム 思想家 の 一 人 、 サイード・クトゥーブ は 、 1948 年 に 生まれ故郷 の エジプト から ニューヨーク に やって来 た 。 そこ で やり きれ ない 思い を 味わっ て い た クトゥーブ に よれ ば 、  だっ た 。 大 都会 の 中 で は 「 鳩 で さえ 不幸 」 に 見え 、 そして アメリカ に は 「 金銭 、 映画 スター 、 新車 」 以外 について の 会話 は 存在 し ない の か と 嘆い た 。 クトゥーブ が 故郷 へ 宛て た 手紙 に は 、 「 誘惑 的 な 空気 」 の 中 で 、 日常 生活 に 溢れる 衝撃 的 な 官能 性 や 、 アメリカ 女性 の 慎み の ない 行動 に 悩まさ れ て いる 、 と 書か れ て いる 。 大 都会 で は ない コロラド 州 の 町 グリーリー で も 、 教会 の 主催 し た ダンス パーティー が あまりに 「 淫ら 」 だっ た と 衝撃 を 受け て いる 。  クトゥーブ は 「 純粋 な イスラム教 コミュニティー 」 という 理想 の 守護 者 で 、 それ は 西洋 の 「 偶像 崇拝 」 ・ 「 物質 主義 」 に 抗 し て でも 守ら ね ば なら ない と し た 。 しかし あらゆる 純粋 さ の 理想 と 同様 、 彼 の 言う 「 精神 的 コミュニティー 」 の 理想 も 一つ の ファンタジー に 過ぎ ず 、 暴力 や 破壊 の 因子 を 含ん で い た 。  「 商業 」 は 西洋 の 発明 で は ない が 、 「 近代 資本 主義 」 は 西洋 生まれ で は ある 。 西洋 の 大都市 が 生ん だ 普遍 的 システム として の グローバル 資本 主義 は 、 新旧 の 帝国 を 席巻 し た 。 これ は 伝統 ・ 文化 ・ 信仰 等 を 守り たい 人々 にとって は 、 深遠 的 ・ 真正 的 ・ 精神 的 な もの を 破壊 する 「 陰謀 」 に 等しかっ た 。 実際 に は グローバル 資本 主義 の 影響 は 複雑 で 、 「 陰謀 」 と 呼べる ほど 簡潔 明瞭 な もの で は ない が 、 歴史 的 に この 「 陰謀 」 は ローマ帝国 主義 、 英 米 資本 主義 、 アメリカニズム 、 アメリカ 帝国 主義 、 十字軍 シオニズム 、 または 単に 「 西洋 」 と 呼ば れ て き た 。  そして ユダヤ 人 は 、 商業 ・ 金融 のみ なら ず 、 西洋 の 普遍 的 主張   ――   共和 主義 ・ 共産 主義 ・ 世俗 的 な 法律 等   ――   に も 関与 し て いる と 考え られ て き た 。 1920 年代 に ナチス が ドイツ の 「 社会 悪 」 として 糾弾 し た の は 、 ユダヤ の 資本 家 、 詐欺 師 、 「 卑劣 な 反逆 者 」 だけ で は なかっ た 。 ワイマール 憲法 を 起案 し た ユダヤ 人 弁護士 たち も 、 ドイツ 民族 を 骨抜き に しよ う と し た という 理由 で 責め られ た 。  こうした ユダヤ 陰謀 説 の 起源 は 、 フランス 革命 に あっ た 。 すなわち 、 近代 ヨーロッパ における ユダヤ 排斥 主義   ――   ユダヤ 人 が 世界 支配 を 企ん で いる という 陰謀 説   ――   は 、 フランス 革命 が 象徴 し た 左翼 思想 （ 啓蒙 主義 ・ 合理 主義 ・ 普遍 性 ） へ の 反発 から 始まっ た 。 フランス の 反 共和 主義 勢力 に よれ ば 、 ユダヤ 人 や フリーメーソン は 、 様々 な 伝統 的 機関 （ たとえば カトリック 教会 ） を 侵食 しよ う と する 、 陰謀 者 の 手先 だっ た 。  これ に対して ナポレオン は ユダヤ 人 を 解放 し 、 征服 し た ヨーロッパ の 先々 で 普遍 的 基準 ・ 法律 を 課そ う と し た 。 しかし その よう な 試み は 、 ナポレオン は ユダヤ 人 の 操り 人形 だ という 意見 や 、 実は 彼 自身 も 隠れ ユダヤ 人 で は ない か という 憶測 を 生ん だ 。 この フランス 産 の 憶測 は 他 の ヨーロッパ 人 へ 、 特に ドイツ 人 へ 広まっ た 。  ヒトラー は 著書 『 わが 闘争 』 の 中 で 、 フランス は ユダヤ 系 証券 取引 所 の 奴隷 と なっ て おり 、 ユダヤ 人 によって 巧妙 に 指示 さ れ 、 ドイツ に 復讐 しよ う と し て いる 、 と 主張 し た 。 アメリカ は 徹底的 に 「 ユダヤ 化 」 さ れ て い て 、  と も ヒトラー は 主張 し た 。 ヒトラー および 彼 が 考え を 借り た 作家 たち 全般 に 共通 し て い た の は 、 生活 共同 体 に関する 独特 の 見解 だっ た 。 それ は 、 「 民族 （ フォルク ） 」 の コミュニティー は 「 有機 的 」 な もの で あり 、 必然 的 に その メンバー 資格 は 「 排他 的 基準 」 により 定め られる という 見解 だっ た 。 ヒトラー が 好ん だ 思想家 ヒューストン・スチュアート・チェンバレン は 、 イギリス 市民 権 など 僅か な 金 で 「 どんな 黒ん坊 で も 手 に 入れる こと が できる 」 と 言っ て い た 。 対照 的 に フランス 共和 国 ・ アメリカ合衆国 ・ 大 英 帝国 等 は 、 市民 権 によって （ 大都市 の よう に ） 理論 上 すべて の 人 を 迎え入れ た 。  オクシデンタリスト にとって 、 ユダヤ ・ アメリカ ・ フランス ・ イギリス は 同類 の 標的 で ある 。 そして ナチス ドイツ は 、 イスラム 原理 主義 者 と 同様 、 それら すべて を 敵 に し た 。 「 ヨーロッパ の 真ん中 の 国 」 と 称する ドイツ に は 、 自分 の 国 が 「 敵 に 全 包囲 さ れ て いる 」 という 感覚 も あっ た 。 ドイツ にとって 東 の 境界 線 に は ボルシェビキ が 、 西 に は 「 ユダヤ 化 さ れ た 」 ヨーロッパ や アメリカ の 民主 主義 国家 が あっ た 。 その よう な 不安 を 持つ ドイツ の ナショナリスト にとって 、 ワイマール 共和 国 は 「 西洋 の 雇わ れ 対抗 勢力 」 だっ た 。  ナチス ドイツ は スターリン の 「 アジア 的 勢力 」 と 戦う 前 に 、 まず 西洋 と の 戦い に 挑ん だ 。 ナチス は 自由 民主 主義 国家 を 人工 的 ・ 合理 的 ・ 物質 主義 的 で あり 、 混血 が 進ん で ユダヤ 人 で 溢れ かえっ て いる と 見なし て い た 。 この ヨーロッパ 内 （ 大陸 の 中心 ） で 芽生え た 、 民主 主義 国家 へ の 殺人 的 衝動 による 攻撃 は 、 オクシデンタリズム の 最たる 例 で ある 。  近代 都市 へ の 攻撃 は 、 都市 生活 者 の 創作 物 として 都市 内部 から 生まれる こと が 多い 。 典型 例 は で ある 。 彼 は サラエボ の シェークスピア 学者 で 、 ロンドン や アメリカ に 住ん だ 経験 も あり 、 流暢 な 英語 を 話し た 。 サラエボ は バルカン半島 で 最も コスモポリタン な 都市   ――   多 人種 が 集う 世俗 的 都市 に し て 、 図書館 ・ 大学 ・ カフェ で 有名 な 、 教育 と 貿易 の 都市   ――   だっ た が 、 1990 年 中頃 に 彼 は 「 民族 浄化 」 と 民族 国家 の 復活 の 名 の 下 に 、 サラエボ 砲撃 を 命じ て 炎上 さ せ た 。 コルジェヴィッチ は 1997 年 1 月 16 日 に 自殺 を 試み 、 ベオグラード 病院 で 一 週間 後 に 死亡 し た 。  大都市 へ の 致命 的 攻撃 方法 として は 、 単なる 破壊 で は なく 改造 も ある 。 ヒトラー は ベルリン を 、 「 神 の 国 」 に 匹敵 する よう な 「 ゲル マニア 」 として 改造 する 計画 を 発表 し た 。 計画 が 実施 さ れれ ば ゲル マニア は 「 純血 人種 」 に 占拠 さ れ 、 リベラル （ 西洋 ） 的 な 市民 の 自由 ・ 市場 主義 経済 ・ 民主 主義 ・ 芸術 表現 の 自由 ・ 個人 主義 等 が 「 超克 」 さ れる はず だっ た 。 ヒトラー は  と 誇っ た 。  ヒトラー も 自殺 し 、 ゲル マニア の 建設 は 未完 に 終わり 、 その 形跡 は ほとんど 残ら なかっ た 。 しかし 西洋 の 首都 と 競う 統制 都市 建設 の 野望 は 終わら ず 、 北朝鮮 、 中国 、 東南アジア など が 後 に 続い た 。 北朝鮮 の 首都 平壌 は 、 全体 主義 権力 へ 捧げ られ て いる 。 そこ に は 105 階 立て の 柳 京 ホテル が ピラミッド の よう に 建っ て いる が 無人 で あり 、 予算 が 尽き た 上 に 建設 が 危険 すぎる という 理由 で 中途 放棄 さ れ て いる 。 これら の 都市 は 、 方法 は 異なる が 、 西洋 文明 の 粗暴 な コピー を 作っ て 西洋 を 「 超克 」 しよ う と し た 例 と なっ て いる 。  ヨーロッパ の 社会 主義 者 達 の 間 の 反 西洋 的 偏見 は 、 たとえば イスラム 主義 （ イスラム教 ） 的 テロ 攻撃 の 罪 を 西洋 に 負わ せ たり 、   西洋 や その 同盟 による 行動 に 反対 し たり する 反面 、 名 の 知れ た 西洋 の 敵 達 が 同じ よう な 行動 を する と 支持 または 容認 し て おり 、 オクシデンタリズム と 呼ば れ て き た 。 マーコ・アタィラ・ホォア は 、 ひたすら 西洋 的 仲介 に 反対 し て いる 初心 な 社会 主義 的 「 反 帝国 主義 」 は 、 オクシデンタリズム に 等しい と し て いる 。ベルリン 芸術 アカデミー （ ） は 、 ドイツ 連邦 の の ひとつ で 、 視覚 芸術 、 建築 、 音楽 、 文学 、 舞台 芸術 、 映画 、 メディア アート の 育成 を 行なっ て いる 。 また 、 時代 を 代表 する 芸術 に 寄与 し た 人 たち の 国際 的 な グループ で も ある 。  2006 年 4 月 29 日 に 、 で 、 グラフィックデザイナー で 法律 家 の が 理事 長 に 選出 さ れ 、 2009 年 と 2012 年 に も 再選 さ れ た 。  ベルリン 芸術 アカデミー の 起源 は 、 1696 年 7 月 11 日 に ブランデンブルク 辺境 領 選 帝 侯 の フリードリヒ 3 世 が 設立 し た 「 絵画 ・ 彫刻 ・ 建築 芸術 アカデミー 」 に まで 遡る こと が できる 。 正確 に は 、 1704 年 から 1790 年 まで の 「 王立 プロイセン 芸術 ・ 機械 学 アカデミー 」 と 、 1790 年 から 1809 年 まで の 「 王立 ベルリン 芸術 ・ 機械 学 アカデミー 」 と 呼ば れ た 学会 に も その 起源 を もつ 。  1809 年 から 1882 年 まで は 「 王立 プロイセン 芸術 アカデミー 」 と 呼ば れ 、 その後 「 王立 芸術 アカデミー 」 （ 1882 年 ） 、 （ 1926 年   –   1945 年 ） と 名称 が 変更 さ れ た 。  今日 の 芸術 アカデミー は 、 以下 の 二つ の 制度 を もと に 1993 年 10 月 1 日 に 作ら れ た 。  アカデミー の 本拠地 は 、 ベルリン・ミッテ の 4 で 、 2005 年 に 建築 家 の が 設計 し た 建物 の なか に あり 、 と 隣接 し て いる 。 ホテル・アドロン は 、 1907 年 に 王立 プロイセン 芸術 アカデミー の ため に 改築 さ れ た が あっ た 場所 に 作ら れ て いる 。  かつて の 西 ベルリン の 本拠地 だっ た 場所 は 、 （ ミッテ ） に あり 、 今日 でも イベント や 展覧 会 に 利用 さ れ て いる 。  東ドイツ の 芸術 アカデミー が かつて あっ た 場所 は 、 に あっ た 。  芸術 アカデミー は 、 規則 に よる と 以下 の 目的 を もつ 。  芸術 アカデミー は 、 もっぱら 公益 性 の ある 目的 のみ を 有する 。  アカデミー は 以下 の 部門 に 分かれ て いる 。  文学 部門 の 責任 者 は 、 2006 年 から 2010 年 まで 作家 フォルカー・ブラウン が 務め て い た 。 2010 年 5 月 に は 、 彼 の 同僚 で ある が 後任 と なる 。  大 規模 な は 、 今日 で は ドイツ語 圏 における 1900 年 以降 で 最も 重要 な 芸術 と 文化 の 横断 的 アーカイヴ で ある と 見なさ れ て いる 。 アカデミー の 会員 規則 に 準じ て 、 全て の 芸術 家 が 登録 さ れ て いる 。 アーカイブ の 目的 は 、 芸術 的 ・ 文化 史 的 に 重要 な アーカイヴ を 作っ て 、 整理 し 、 学術 や 公共 に それ を 提供 する こと で ある 。 2012 年 10 月 に は 、 24 メートル に も 及ぶ 本棚 に 収まる の 記録 が 公開 さ れ た 。 2012 年 11 月 3 日 に は 、 前衛 映画 監督 クリストフ・シュリンゲンズィーフ の アーカイヴ が 公開 さ れ た 。 存命 中 の 芸術 家 の 、 40 メートル に 及ぶ 本棚 が 作ら れ 、 彼 の ジャンル を 越え た 芸術 パフォーマンス （ 音声 メディア 、 ポスター 、 通信 文 、 パンフレット 、 写真 、 映画 や 演出 の 制作 資料 ） が 保存 さ れ た 。中国 障害 者 芸術 団 （ ち ゅうごくしょうがいしゃげいじゅつだん 、 、 ） は 、 中国 の 芸術 団体 。  1987 年 に 設立 さ れ た 。 団長 および 団員 104 名 （ 2013 年 現在 ） と スタッフ の 全員 が 、 体 に 何らかの 障害 を 持つ と いう 。  世界 各国 で 公演 を 行っ て おり 、 2007 年 に は 「 ユネスコ 平和 芸術 家 」 に 指定 さ れ た 。  2004 年 の アテネ パラリンピック 閉会 式 で は 、 ろう者 の 団員 による 舞踊 「 千手観音 」 が 披露 さ れ た 。  ダンサー が 縦 に 重なる よう に 並び 、 腕 を 華麗 に 動かす もの 。 息 を 吹きかけ て 合図 を とる と いう 。東ドイツ 文化 連盟 （ ） は 、 ソ連 占領 地域 （ SBZ ） と 東ドイツ （ DDR ） に あっ た 文化 系 。 1945 年 8 月 8 日 に 「 ドイツ を 民主 的 に 刷新 する ため の 文化 連盟 （ ） 」 として ヨハネス・ R ・ ベッヒャー など の 知識 人 たち が 在 独 ソ連 軍 政府 （ SMAD ） の 許可 を 得 て 設立 し た 。 当初 は 、 東西ドイツ の 国境 を 超え 、 多様 で 超党派 的 で 、 反 ファシズム 的 ・ ヒューマニズム 的 な 関心 に 基づい て 、 様々 な 作品 を 収集 する 活動 を 行なっ て おり 、 「 世界 の 注目 と 信頼 を 再 獲得 する こと 」 と 「 国民 の 再生 」 と を 目的 と し た 。 1949 年 の ドイツ 民主 共和 国 建国 以降 は 、 の 命令 で 、 いくつ か の 小さな 文化 協会 が ひとつ に まとまり 、 のち に 文化 連盟 は 、 ドイツ 社会 主義 統一 党 （ SED ） の ため に 社会 主義 文化 を 広く 定着 さ せる ため に 活動 する よう に なっ た 。 非常 に 多く の 作家 たち が 文化 連盟 に 所属 し て い た 。 例えば 、 、 、 、 、 アンナ・ゼーガース 、 、 、 クリスタ・ヴォルフ 、 アルノルト・ツヴァイク など も 所属 し て い た 。  1939 年 3 月 に ドイツ の 亡命 者 が 、 イギリス や スウェーデン で を 結成 し て おり 、 これら は 東ドイツ 文化 連盟 の 前身 と 見なさ れ て い た 。  ドイツ 共産党 （ KPD ） が 、 モスクワ で 「 文化 政策 と 国民 教育 」 という 節 を 含ん だ 行動 計画 を 作成 し た 1944 年 の 秋 に 、 文化 連盟 という 構想 が 具体 化 し た 。 表現 主義 の 詩人 で 共産 主義 者 で ある ヨハネス・ R ・ ベッヒャー は 、 当時 、 亡命 先 で KPD の 中央 委員 として 、 文化 委員 会 を 主催 し 、 1944 年 の 時点 で 戦後 の ドイツ に 文化 系 の 労働 者 の ため の 連盟 を 設立 しよ う と 計画 し て い た 。 この 組織 は 、 KPD 周辺 の 人 で は なく 、 あらゆる 人 に 開か れ 、 知識 人 や 芸術 家 たち を 社会 主義 的 人間像 という 意味 で 再 教育 する こと に なっ て い た 。 手本 と なっ た の は 、 イギリス や スウェーデン へ の 亡命 者 たち が 作っ た 同様 の 組織 で あっ た 。  ベッヒャー は 、 戦争 で 荒廃 し た ベルリン の 町 に モスクワ から 戻っ た あと 、 SMAD の もと で 「 ドイツ を 民主 的 に 刷新 する ため の 文化 連盟 」 設立 の 許可 を 申請 し た 。 1945 年 7 月 25 日 に ベルリン で の 許可 を 受取り 、 同年 7 月 31 日 に は 後 に 東ドイツ の 領土 と なっ た ソ連 占領 地域 全体 で の 許可 を 受け取っ た 。  1945 年 7 月 4 日 に 、 提案 者 たち 、 とくに ベッヒャー は 、 の 大広間 で 、 宣言 を 行なっ て 、 公 の 議論 を 呼び 、 大きな 関心 を 得 た 。 およそ 1 , 500 人 が 、 の に 集まっ た 。 ヨハネス・ R ・ ベッヒャー 、 、 エドゥアルト・シュプランガー など が 演説 し 、 文化 連盟 に は 「 私 たち の 国 の 精神 的 ・ 文化 的 な 議会 」 という 役割 が ある と し た 。 文化 連盟 は 、 「 ドイツ の 知的 労働 者 の 人民 統一 戦線 」 で あり 、 「 全て の 生活 領域 ・ 知的 領域 で ナチ の イデオロギー を 根絶 」 と 、 ドイツ 人 の 「 道徳 的 な 回復 」 の ため に 戦う と し た 。  2 ヶ月 後 の 1945 年 8 月 8 日 に 、 ナチス 時代 に が あっ た 場所 に 、 大 会議 を 開催 し た 。 ベッヒャー は 、 満場一致 で 文化 連盟 議長 と なり 、 副 議長 に は 作家 の ケラー マン と 画家 の 、 文献 学者 の が 選ば れ た 。  ベッヒャー が モスクワ 時代 に すでに 計画 し て い た よう に 、 幹部 クラス の 共産党 支持 者 は 、 1945 年 夏 の 政策 議題 に は 参加 し て い なかっ た 。 連合 の 基礎 綱領 は 、 積極 的 に 不偏不党 的 で あっ た 。 「 文化 連盟 … … は 、 独立 し た 超党派 の 運動 で ある 。 文化 連盟 は そういう もの として 設立 さ れ た の だ し 、 そういう もの として のみ 、 存在 し 、 その 課題 を こなす こと が できる 。 文化 連盟 に は 未来 が ある 。 もし 、 党 が 重要 な もの へ の どんな 介入 を も 阻止 する の なら 、 それ は 自己 主張 の 行為 で あり 、 自己 解決 と なる だろ う 」 と 、 ベッヒャー は 「 ゾンターク 」 新聞 に 書い て いる 。 彼 は 間接 的 に 、 文化 連盟 の メンバー は ドイツ 共産党 の 戦士 で ある こと を カモフラージュ し た 「 『 いわゆる 』 文化 制作 者 」 で ある と 中傷 する 右翼 の 文化 連盟 に対する 敵意 に 触れ て いる の で ある 。 ベッヒャー は 「 これら の 集団 は 、 無責任 に 反 ボルシェヴィズム の 扇動 を 行い 、 新た に 戦争 を 起こし たい という 考える 人びと で ある という こと は 明らか で ある 」 と 反論 し て いる 。  基本 綱領 の 最初 の 文章 は 以下 の とおり で ある 。  ナチス という 過去 と の 対決 は 、 最も 重要 な 目的 で あっ た 。 その ため 文化 連盟 の 人事 委員 会 は 、 を 歓迎 し た 。 しかし 委員 会 は それでは 充分 に 満足 し なかっ た 。 「 犯罪 集団 の 権力 掌握 に対して 大きな 責任 を もつ 被告 人 たち の なか で 無罪 に なっ た 人 が いる という こと に 我々 は 納得 でき ない 。 … … 外国 に は 、 ナチス の 上層 部 だけ を 排除 すれ ば よい と いう だけ の ひと が いる こと を 危惧し て いる 」 。 最低限 の 措置 として 、 文化 連盟 は 、 犯罪 人 の 財産 没収 を 要求 し た 。  文化 連盟 設立 の 第 二 の 目的 は 、 「 我々 国民 と 若者 たち の 教育 」 で あっ た 。 その ため 、 ハインリヒ ・ ディータース （ Heinrich   Dieters ） と ハインリヒ・シャハト （ Heinrich   Schacht ） は 、 「 教育 マニフェスト 」 を 作っ た 。 彼ら に よる と 連合 メンバー の うち で 教師 の 数 は 極めて 少ない 。 マルク ・ ブランデンブルク で は 少なくとも 20 . 8 % いる が 、 メクレンブルク・フォーアポンメルン で は 7 . 8 % しか い ない 。  1947 年 5 月 20 日 ～ 5 月 21 日 まで 、 ベルリン で は 、 第 1 回 全国 会議 が 開催 さ れ た 。 文化 連盟 の グループ は 、 「 住まい の 原則 」 に したがっ て 組織 さ れ 、 「 自由 な 交際 が 、 あらゆる 場所 で 求め られ て いる 。 その ため に 重要 な の は 、 ベルリン や 他 の 街 にる クラブハウス で ある 」 。 文化 連盟 の 傘下 に ある 40 の グループ が ベルリン だけ で 結成 さ れ た 。 「 文化 制作 者 の クラブ 」 で たくさん の 人 が 集っ た 。 2 月 に は SMAD の 司令 官 で ある ソコロフスキー も ゲスト として 招か れ た 。 ベートーヴェン 四重奏 曲 と ロシア 民謡 の メンバー に 付き添わ れ て 、 ソコロフスキー は 文化 連盟 の 理念 に 連帯 感 を 感じる と 強調 し た 。  文化 連盟 の 書記 長 は 、 文化 連盟 結成 2 周年 に 宛て た 手紙 の 中 で 、 東側 のみ に 活動 が 集中 し て いる こと に 残念 に 思っ た 。 会合 は 「 とくに ソビエト 地域 」 で 開催 さ れ 、 「 それ に対して 、 他 の 地域 で は 、 それ らしい 活動 は 起こり そう に は 見え ない 」 。 それぞれ の グループ に は 理事 会 、 地方 理事 長 、 全国 理事 長 を 選ぶ 選挙 制度 が あっ た 。 文化 連盟 に は 独自 の 「 イデオロギー 部門 」 が あり 、 メキシコ に 亡命 し て い た アレクサンダー ・ アブッシュ の 指導 の もと で 1946 年 に 設立 し た 。 アブッシュ は 、 ベルリン の 放送 局 で 文化 連盟 の 定期 的 な 討論 番組 も 管理 し て い て 、 例えば 憲法 問題 や 「 青年 学生 」 など が 扱わ れ た 。  文化 連盟 は 、 1945 年 9 月 に 冊子 『 』 を 発刊 し 、 1958 年 7 月 まで に 、 急激 な 発行 部数 の 増加 を 見せ た 。 1945 年 に は 2 万 部 だっ た の が 、 1946 年 に は 15 万 部 と なっ た 。 最初 の 編集 長 は 、 後 に 文化 省 大臣 と なる で あり 、 1949 年 から は 。 第 1 号 に 寄稿 し た 著者 は 、 、 ルカーチ・ジェルジ 、 ヴァルター・シュリマー （ Walter   Schirmer ） 、 など で ある 。 雑誌 は で 出版 さ れ 、 1946 年 に 新聞 「 ゾンターク 」 と 、 情報 誌 『 討論 （ Die   Aussprache ） 』 が 発刊 し た 。 文化 連盟 の 委員 会 の なか に は 、 独自 に 著作 を 出版 する こと も あっ た 。  西側 の 主要 国 が 、 翻訳 権 を 与え ない こと で 、 ドイツ 語 版 を 出版 さ せ ない こと を 非難 し て いる 。 ソ連 だけ が 、 臨機応変 に 融通 を 聞か せ て くれ た ので 、 アウフバウ 出版 社 の 最初 の 刊行 物 は 、 ゴーリキー 、 ツルゲーネフ 、 プーシキン 、 トルストイ の 翻訳 で あっ た 。 1947 年 10 月 8 日 に アメリカ 軍 政府 が 、 1947 年 11 月 12 日 に は イギリス 軍 政府 が 、 占領 地域 内 で の 文化 連盟 の 活動 を 禁止 し た 。  ソ連 軍 占領 地域 内 で は 、 文化 連盟 の 地方 連盟 が 結成 さ れ た 。  郡 レベル で は 1949 年 初め に 26 の 郡 事務 局 が あり 、 1949 年 8 月 に は 99 の 事務 局 、 さらに 28 の 「 芸術 ハウス 」 、 38 の 「 芸術 制作 者 の クラブ 」 、 214 の オフィス に 447 人 の 従業 員 が い た 。  西側 勢力 は 、 文化 連盟 を KPD や SED の 党 機関 で ある と 考え て い た 。 それ ゆえ 、 西側 で の 地方 連盟 は 違う 名前 を 使っ た 。 例えば フランクフルト で は 「 自由 ドイツ 文化 協会 （ Freie   deutsche   Kulturgesellschaft ） 」 、 ミュンヘン で は 「 文化 リーグ （ Kulturliga ） 」 で あっ た 。 東ドイツ 文化 連盟 に は 左右 さ れ ない かたち で 、 1951 年 4 月 に は 、 ノルトライン ＝ ヴェストファーレン 州 の 共産 主義 者 、 が 、 西ドイツ 全土 で 行う 「 ドイツ 民主 文化 連盟 （ Demokratischen   Kulturbund   Deutschlands ;   DKBD ） 」 を 結成 し た が 、 すぐ に 東ドイツ が スパイ 活動 を する ため に 作っ た 偽装 団体 で は ない か という 疑い を 掛け られる 。 バイエルン で は 1953 年 に 憲法 違反 の 疑い で 禁止 と なっ た が 、 1955 年 に は 活動 が 再び 許可 さ れ た 。  地方 連盟 の 結成 と 同時に 、 文化 連盟 の 議長 団 は 、 ジャンル ごと に 「 委員 会 」 と 「 作業 部会 」 を 設置 し た 。  1946 年 から 1948 年 の あいだ 、 文化 連盟 は 、 SED の 方針 に 妥協 し た 。 1946 年 に 教育 委員 会 は 、 「 教育 マニフェスト 」 を 作成 し た が 、 保守 的 な 傾向 が ある と さ れ て 、 共産 主義 者 から 激しい 批判 を 受け た 。 それ に対して 1948 年 に 文化 連盟 は 、 SED から 完全 な 支援 を 保証 さ れ 、 から は 密接 な 協力 を 確約 さ れ た 。 この 従属 は 、 文化 連盟 に 金銭 的 な 土台 と なり 、 会員 たち の 生活 を 保証 する こと に なっ た 。  以下 は 1949 年 まで の 文化 連盟 の 会員 数 の 推移 。 < br >  あらゆる 水準 で 、 SED の ノーメンクラトゥーラ が い て 、 幹部 の 選出 に は 、 その 都度 党 委員 会 の 同意 が 必要 で あっ た 。 東ドイツ の 他 の 大衆 組織 と 比べる と 、 文化 連盟 の 会員 は 比較 的 に SED と の 結び つき は 弱かっ た 。 文化 連盟 で の 役職 は 、 キャリア に は なら ず 、 「 窓際 族 で 閑職 」 で あっ た 。 会員 数 が 圧倒的 に 多かっ た （ 1985 年 に は 26 万 人 以上 だっ た ） の は 、 文化 連盟 に は 全国 規模 で 組織 さ れ うる 唯一 の 可能 性 が ある と 思っ た 地元 好き や 収集 家 が 多かっ た から で 、 文字通り 芸術 家 だっ た の は 、 およそ 3 分の 1 で あっ た 。 文化 連盟 の 管理 員 会 が 、 党 の 政策 の プロパガンダ を 行なっ て い た の に対して 、 制作 ・ 作業 グループ 自体 は 、 非 政治 的 で ニッチ で あっ た 。  多く の 作家 は 文化 連盟 に は 入会 せ ず 、 その 代わり に 、 例えば 1950 年 に 「 作家 保護 団体 」 （ のち に ） 、 1949 年 に ベルリン 作家 連盟 など を 結成 し た 。 ベルリン 作家 連盟 設立 時 の 中心 人物 で あっ た は 、 文化 連盟 議長 ベッヒャー に対して 次 の よう に 記し て いる 。 「 法律 の アドバイス や 利益 代表 を し て いる だけ で 、 事 が 足りる と は 思い ませ ん 」 。 この 批判 を ベッヒャー は まじめ に 受取り 、 SED の 事務 局 に 「 ドイツ 人 作家 の 保護 団体 を 改善 し 、 そこ から 良い 作家 連盟 を 作る こと が 今 すぐ に でも 必要 だ と 思い ます 」 と 書い て いる 。  1954 年 、 ベルリン で 「 ドイツ の 民主 的 刷新 の ため の 文化 連盟 」 の 市民 運動 の ため に が 設立 さ れ 、 1966 年 に は 「 URANIA   –   学術 知識 普及 学会 」 に 改称 し た 。 文化 連盟 も 名称 変更 を 行い 、 1958 年 から は 「 ドイツ 文化 連盟 」 、 1974 年 から ドイツ 再 統一 後 に 解散 する 1990 年 まで は 「 東ドイツ 文化 連盟 」 と なっ た 。 文化 連盟 は 、 の 下部 組織 で あり 、 人民 議会 に 議席 を 持っ て い た 。  1980 年代 初頭 に は 、 たくさん の 「 中央 労働 サークル 」 から 次 の 組織 が 結成 さ れ た 。  さらに 文化 連盟 内 に は 以下 の グループ も あっ た 。  文化 連盟 の アーカイブ は 、 今日 で は その 大 部分 が 連邦 公文書 館 に ある 。  文化 連盟 の 活動 は 1990 年 以降 、 「 社団 法人 文化 連盟 」 と 改称 し て 続け られ て いる 。芸術 学 研究 科 （ げ いじ ゅつがくけんきゅうか 、 英 称 ：" The   Graduate   School   of   Arts "） は 、 日本 の 大学院 研究 科 の うち 、 芸術 学 に関する 高度 な 教育 ・ 研究 を 行う 機構 の 1 つ で ある 。  国立 大学 で は 、 1975 年 に 筑波大学 に （ 現在 の 、 筑波大学 大学院   人間 総合 科学 研究 科   芸術 専攻 に あたる ） 、 公立大 学 で は 、 1993 年 に 広島市立大学 に 、 私立 大学 で は 、 1951 年 に 日本 大学 に 設立 さ れ た の が 最初 で ある 。  主 に 、 芸術 学部 や 美術 学部 など 芸術 関連 学部 の 上位 に 連続 し た 形 で 設置 さ れ 、 博士 前期 課程 （ 修士 課程 ） および 博士 後期 課程 （ 博士 課程 ） あるいは それ に 相当 する 課程 で 構成 さ れる 。 学位 は 、 修士 課程 は 修士 （ 芸術 学 ） を 、 博士 課程 は 博士 （ 芸術 学 ） を 修める こと が でき 、 他 は 、 それ に 相当 する 専攻 名称 等 に 応じ た 学位 を 修める 。デーライトシンクロ （ 「 日 中 シンクロ 」 と も 呼ぶ ） 撮影 と は 、 昼間 など ・ あるいは 手前 に 明度 が 暗い 被写体 が 存在 する 場合 に 、 フラッシュ を 焚い たり する こと で 背景 と 被写体 の 明度 差 を 緩和 さ せる こと を 目的 として 行なう 、 カメラ 撮影 技法 の うち の ひとつ で ある 。  たとえば 、 ISO 感度 が 100 の 状況 で EV 値 が 14 の 一般 的 な 快晴 時 で の 風景 撮影 を 想定 する と 、 シャッター 速度 を 1 / 125 秒 と すれ ば 適正 な 絞り は F 11 と なる （ 他 の シャッター 速度 ・ F 値 の 組み合わせ で も 可 ） 。 しかし 風景 の 手前 に 居る 人物 が 逆光 の 構図 や 、 室内 に 居 て 窓 の 外 を 写し たい よう な 場合 は 、 この 設定 だ と 「 背景 は 適正 露出 で も 、 人物 は 真っ暗 」 に 写っ て しまう 。 一方 で 、 人物 を 適正 露出 で 写そ う と すれ ば 、 今度 は 背景 が 露出 オーバー と なり 「 白 飛び 」 写真 に なっ て しまう 。  そもそも 写真 フィルム や 、 CCD ・ CMOS など 固体 撮像 素子 の ラティチュード は 、 人間 の 肉眼 に 比べる と 一般 的 に かなり 狭い ため 、 同じ 視野 内 に ある 被写体 ごと の 露出 差 が 大きい 状況 で は 「 見 た まま の 光景 」 の 記録 が でき ない 。 ゆえに 何らかの 方法 で 、 人物 と 背景 と の 明度 差 を 緩和 する 必要 が ある 。 その 解決 手段 の ひとつ が 、 デーライトシンクロ で ある 。  露出 に対して の 考え方 として は 、 「 露出 設定 は まず 背景 に 合わせ て おき 、 暗く なっ て いる 手前 の 人物 に フラッシュ 光 を 当て て やる こと で 、 背景 と 人物 と の 露出 を 合わせる ( 緩和 さ せる )」 こと に なる 。 この 場合 、 使用 する フラッシュ の ガイド ナンバー に関する 知識 が 必要 と なっ て くる 。  先 ほど の 例 を 想定 する と 、 使用 する フラッシュ の ガイド ナンバー が 28 （ 撮影 ISO 感度 が 100 の 時 ） ・ 人物 まで の 距離 が 3 . 5 m の 場合 、 フル 発光 で あれ ば 適正 な 絞り 値   a   は  formula _ 1  つまり 、 8 と なる 。  ISO 感度 が 100 の 状況 で EV 値 が 14 の 場合 、 F 8 に 対応 する シャッター 速度 は 1 / 250 秒 で ある から 、 カメラ 側 の 設定 数値 は F 8 ・ 1 / 250 秒 と なる 。 （ ただし 一般 的 な フォーカルプレーンシャッター で は 、 あまりに 速い シャッター 速度 を 設定 する と 、 フラッシュ 光 と 「 同調 し ない 」 ・ いわゆる “ 幕切れ ” 現象 が 発生 する こと が ある 。 この 場合 、 出来上がっ た 写真 は 手前 に 位置 する 被写体 の 一部 が 照らさ れ て おら ず 、 暗い まま と なる ）  また 、 これら の 面倒 な 計算 ・ 操作 を 省き 、 完全 自動 で カメラ と フラッシュ が 連動 する 形 で 「 ハイスピード シンクロ 撮影 」 が 可能 な 機種 が 、 ニコン や キヤノン を 筆頭 に 近年 は 多数 存在 し て いる （ ただし 、 一般 的 に 高価 。 また 機構 の 関係 で 、 ハイスピード シンクロ 連 写 を 続ける と 発光 部 が オーバーヒート を 起こす ） 。玉 響 現象 （ たまゆら げん しょ う ） と は 、 主 に 写真 など に 映り 込む 、 小さな 水滴 の 様 な 光 球 で ある 。 肉眼 で は 見え ず 写真 で のみ 確認 さ れる 。 科学 的 に は フラッシュ 光 の 空気 中 の 雨粒 や 微粒子 による 後方 散乱 が 写り 込ん だ もの と 解釈 さ れる が 、 心霊 的 観点 から 解釈 が なさ れる こと も ある 。  オーブ は 夜間 に 霜 が 降り て き た 時 や 、 洞窟 内 や 滝 や 渓谷 など 、 晴天 下 の 屋外 より やや 暗い 場所 で 、 湿り気 の ある 場所 で 映り 込む 事 が 多い 。 従って 空気 中 の 水蒸気 や 埃 など の 浮遊 物 が 、 カメラ の フラッシュ など の 強い 光源 の 反射 により 映り 込ん だ もの で ある 、 という 一般 的 に 解釈 さ れる 。  通常 の 全 自動 カメラ で は 、 本来 の 被写体 に ピント が 合い 、 かつ 被写体 が 適度 な 明る さ に なる よう 、 ピント 位置 と フラッシュ の 光量 が カメラ 側 で 調整 さ れる 。 この よう な カメラ で は 、 暗い 場所 や フラッシュ を 使用 する 場合 に 絞り 開放 と なる こと が 多く 、 明るい 場所 より 被 写 界 深度 が 浅く なる ため 被写体 以外 が ボケ やすく 、 かつ ボケ の 形状 が 正 円 と なる 。 そうして 写り 込ん だ 、 ピンぼけ し た 微粒子 が 、 一般 に オーブ として 認識 さ れる もの で ある 。 近年 一般 的 な 、 レンズ と フラッシュ の 位置 が 接近 し た コンパクトカメラ で は 、 光 の 反射 角 が 小さい ため 、 通常 は 目 に 見え ない 粒子 の 反射 が 写り 込み やすい 傾向 が あり 、 かつ 被写体 より カメラ に 近い 位置 に ある 微粒子 に は 、 カメラ に 近い 分 、 より 強い 光 が 当たる ため はっきり と 写り 込む 傾向 が ある 。 デジタル カメラ が 普及 し た 事 も オーブ 写真 が 増え た こと と 関連 し て いる 。  元 フジテレビ の プロデューサー で あり 、 日本 神霊 科学 協会 ・ サイ 科 学会 の 理事 で ある 小林 信正 は 、 オーブ 自然 現象 説 の 説明 を 受け入れ た 上 で 「 その 内部 に 意識 体 が 入っ て いる 」 と 述べ て いる 。 日本 神霊 科学 協会 における 研究 で は 、 電磁波 測定 器 や 低 周波 測定 器 を 用い て オーブ を 撮影 する こと を 試み て おり 「 ガス 状 の 電離 し た プラズマ の 気体 で 、 内部 に は 核 の 構造 を 持つ もの も ある 」 と し て いる 。 結論 として は 「 その 正体 は いまだ 不明 で ある 」 と し ながら も 「 電磁気 的 エネルギー を 持っ た 意識 体 の 可能 性 が ある 」 と 記述 し て いる 。  スタンフォード 大学 の クラウス・ハイネマン と ミホール・レドウィズ ら の 研究 に よる と 、 殆ど の オーブ は カメラ レンズ に 水滴 を スプレー する など で 簡単 に 再現 できる が 、 一部 再現 不可能 な 現象 が ある と いう 。 彼ら に よれ ば 「 偽物 」 と 「 本物 」 の オーブ 現象 が あり 、 それら は レンズ と オーブ の 距離 や 写真 の 色 補正 など で 判別 できる と し て いる が 、 明確 な 基準 は 示さ れ て い ない 。アニメ 音楽 （ あに め おん がく ） は 、 以下 に 列記 さ れる もの の 総称 で ある 。  作品 によって 様々 だ が 、 既存 の 曲 を リメイク・ 編曲 し た もの を 用いる 場合 と 、 新た に 曲 を 製作 する 場合 と が ある 。 歌い手 も 、 本編 中 に 出演 し て いる 声優 が 歌う 場合 、 歌手 が 歌う 場合 、 また 最近 で は 、 動画 サイト など で 人気 を 集め て いる 歌手 が 務める 場合 も 増え て き て いる 。 最近 で は 、 ドラマ の 主題歌 など と は 違っ た 、 アニメ 作品 の 主題歌 の 独特 の 曲調 も 、 人気 を 高める 一つ の 要因 と なっ て いる 。 近年 の 多く の 作品 は 、 1 クール ごと に 、 長く て も 4 クール で 主題歌 は 変更 さ れ て いる 。  近年 に なっ て 、 現代 音楽 の 中 で 劇 伴 として 注視 さ れる よう に なっ た 。 アニメ を 専門 的 に 活動 する 作曲 家 も 増加 し て き て いる 。 アニメ の BGM として 用い られる の は 、 新た に 作曲 家 ら によって 製作 さ れ た 曲 の 他 に も 、 既存 の クラシック 音楽 （ 現代 音楽 を 含め て ) が 使わ れ て いる 場合 も あり 、 用い られ た こと によって 知名度 を 上げ た 曲 も 数多く ある 。写真 ニュース （ しゃし ん ニュース ） は 、 主 に 新聞 社 や その 関連 企業 が 発行 する 、 報道 写真 ・ スポーツ 写真 を メイン に し た 新聞 （ ニュース ） の 一 形態 。  鉄道 駅 、 市役所 、 図書館 など の 公共 施設 や 学校 など の 壁面 に 設置 さ れ た 専用 掲示板 （ 緑色 が 一般 的 ） に 、 3   -   4 枚 の 最新 の 時事 ニュース （ 写真 を 中心 に 短い 説明 文 が 添え られ て いる ） が 掲示 さ れ 、 週 1 回 など の スパン で 貼り 代え られる 。 協賛 企業 名 や 啓蒙 標語 を 掲示板 の 枠 に 記載 し て いる 場合 も ある 。  月 2 回 など 、 自治体 が 発行 し て いる もの も ある 。『 アニメ ビジョン 』 （ Anime   Vision ） は 、 日本ビクター 株式会社 から 発売 さ れ て い た ビデオ マガジン 。 当時 ビクター が 普及 に 力 を 入れ て い た VHD を 媒体 として 供給 さ れ た 。  1986 年 より 刊行 開始 。 VHD のみ で の リリース 。  姉妹 誌 として 、 本誌 を 30 分 程度 に 抜粋 し た VHS ソフト 「 アニメビジョンスペシャル 」 が 大陸 書房 から 発売 さ れ た 。  複数 号 に 渡っ て 「 連載 」 さ れ た オリジナル アニメーション 。  『 コスモス ・ ピンク ショック 』 と 『 戦国 奇 譚 妖刀伝 』 （ 「 破獄 の 章 」 、 「 鬼哭 の 章 」 、 「 炎 情 の 章 」 の 全 3 章 から なる ） の 2 作 が ある 。  作品 は 後 に 纏め られ 、 「 アニメビジョン・コミックス 」 として VHD と VHS で ソフト 化 さ れ た 。  三ツ矢 雄二 と ゲスト の 声優 による 対談 を 収録 。  声優 の インタビュー 映像 。  毎回 一 人 の アニメーター を 取り上げ 、 原画 を 撮影 し た 映像 や 本人 へ の インタビュー など を 収録 し た 。  話題 の アニメーター が 手掛け た 短編 フィルム を 紹介 する コーナー 。 摩 砂 雪 が 手掛け た 『 サンダーキャッツ 』 の オープニング 、 ゲーム ソフト 『 夢幻 戦士 ヴァリス 』 の プロモーション 用 に 庵 野 秀明 が 監督 し て 製作 さ れ た アニメ （ 庵 野 の 初 監督 作品 ） 、 出崎 統 が 手掛け た 『 バイオニックシックス 』 パイロット フィルム など 、 当時 において も ソフト 化 の 可能 性 が 低い マニアック な もの が 取り上げ られ た 。  アニメ 黎明 時代 で ある 戦前 期 の 短編 フィルム を 収録 。  自主 制作 アニメ を 募集 し て 紹介 。 エントリー 作品 に は アニメ 博士 「 ドクトル ・ ポチ 」 による コメント が 付い た 。  声優 や アニメーター の プロフィール 、 ビデオ ソフト の 発売 日 、 価格 など の 情報 データ を 収録 。 本編 中 に 表示 さ れる チャプター 番号 を 入力 する こと により 即座 に データ を 表示 する こと が でき た 。  品番 ： VAP 49220 、 定価 4900 円 。  品番 ： VHP 49356 、 定価 4900 円 。  品番 ： VHP 47001 、 定価 4841 円 。  品番 ： VHP 47013 、 定価 4841 円 。Hanazono   Room ( は なぞ の ルーム ) は 、 東京 都 新宿 区 新宿 で 株式会社 ピースタジオ が 管理 ・ 運営 する 撮影 スタジオ 。 施設 内 の プール は 「 例 の プール 」 という 俗称 で 知ら れる 。  本 項目 の うち 、 特に 注記 の ない 部分 は 公式 サイト の 記載 に 拠っ た 。  賃貸 マンション 「 サンモールクレスト 」 の 9 階 、 10 階 部分 を 使用 し た 高級 マンション 風 スタジオ で 、 総 床 面積 は 614 m 。 9 階 部分 に は 玄関 、 プール エリア 、 リビング 、 バー カウンター 付 の ラウンジ など が あり 、 10 階 部分 に は カジノ を 模 し た プレイルーム や バルコニー など が ある 。 地下 1 階 に は シアターサンモール が ある 。  この プール 付き 物件 は かつて 石坂 浩二 の 自宅 で あっ た という 噂 が 流れ て い た が 、 石坂 に よる と 実際 は 市川 崑 が 居住 し た 物件 で あり 石坂 は 下 の 階 に 住ん で い た と いう 。  本 スタジオ の プール エリア に は 6 . 6 m× 3 . 2 m の 温水 プール 、 プール の 北側 に は 4 m 四方 の プール サイド が それぞれ 設置 さ れ て いる 。 また プール の 東側 は 開閉 式 の 窓 と なっ て いる 。  プール 部分 は 東京 都内 に 位置 し て 撮影 に 便利 で ある ため 、 2004 年 ごろ から 頻繁 に アダルトビデオ の 撮影 に 使わ れ た 。  この プール は 開閉 式 の 窓 など 識別 に 容易 な 外見 を 持つ こと から 、 アダルトビデオ 愛好 者 に は 知ら れ た 存在 で 、 「 あの プール 」 「 例 の プール 」 など と 呼ば れ て い た 。 その後 、 2 ちゃん ねる や ニコニコ 動画 など ネット 上 でも この プール が 話題 と なる につれ 、 次第に 「 例 の プール 」 という 呼称 が 定着 し た 。  2000 年代 後半 以降 は 平成 仮面ライダー シリーズ （ 『 仮面ライダー W 』 、 『 仮面 ライダーフォーゼ 』 ） の 撮影 に も 用い られ た ほか 、 カプセル トイ 「 水際 の ジャミラ 」 の PV の 撮影 に も 用い られ た 。パンダ スタジオ 浜松 は 、 クロマキー に 特 化 し た 動画 撮影 専門 の スタジオ 。 運営 は 株式会社 NOKIOO 。  静岡 県 浜松 市 の 浜松 アリーナ すぐ そば に あり 、 クロマキー 合成 に 特 化 、 撮影 終了 と 同時に 動画 が 完成 し 即日 納品 が 可能 という 特徴 が ある 。 その ため 、 動画 や 映像 制作 の 経験 が 無い 企業 でも 簡単 に 動画 撮影 を 行える 。 スタジオ の 用途 は 、 企業 の 会社 紹介 や リクルート 情報 の 撮影 、 商品 紹介 の 動画 撮影 、 e ラーニングコンテンツ の 制作 、 USTREAM 配信 など が 多い 。中山   義夫 （ なか や ま   よし お 、 1905 年 （ 明治 38 年 ） 3 月 26 日   -   1986 年 （ 昭和 61 年 ） 11 月 17 日 ） は 、 日本 の 民俗 舞踊 家 。 民俗 舞踊 の 第一人者 。  1905 年 （ 明治 38 年 ） 3 月 26 日 、 北海道 にて 生まれる 。 法政大学 専門 部 政治 経済 科 に 入学 し 、 在学 中 に 、 ソ連 の 舞踊 家 エリアナ・パブロバ に 師事 し 、 バレエ ダンサー の 草分け として 活動 する 。 1929 年 （ 昭和 4 年 ） に 法政大学 を 卒業 し 、 卒業 後 、 海外 を 回る うち に 民俗 舞踊 に ひかれる よう に なる 。 また 、 新 京 で 満州 舞踊 学校 長 など を 務める 。  戦後 、 中山 民俗 舞踊 研究所 を 設立 し 、 毎年 の よう に 海外 公演 を 行う 。 1978 年 （ 昭和 53 年 ） に 勲 五 等 双 光 旭日 章 、 1979 年 （ 昭和 54 年 ） に ギリシャ 政府 文化 功労 章 を 受章 する 。フード ポルノ （ food   porn ） と は 、 料理 店 で 料理 や 食事 風景 を 撮影 し て インターネット 上 で 公開 する こと 。 近年 一般 化 し て おり 、 宣伝 に なる と 歓迎 する 店 も あれ ば 、 撮影 マナー の 悪 さ や 知的 財産 の 侵害 を 非難 する 店 も ある 。  欧米 で は 、 広告 、 インフォマーシャル 、 調理 実演 、 その他 の 視覚 メディア で の 、 調理 や 食事 における 魅惑 的 で 豪勢 な 視覚 表現 の こと を 指す 。 この 意味 で は 日本語 で 「 飯 テロ 」 （ めし テロ ） という 俗語 が ある 。 料理 は 豊か な 栄養 と カロリー が ある よう 強調 さ れ 、 その 皿 も 食欲 を 掻き立て たり セックス の 代用 として 食べ物 を 賛美 する よう な 異国 風 の もの が 使わ れる 。 フード ポルノ は しばしば フードフォトグラフィー という 形 を とり 、 それ は お 色気 写真   ( glamour   photography )   や ポルノ 写真 と 同じ よう な やり方 で 食べ物 を 刺激 的 に 提示 する 。  この 用語 は フェミニスト の 批評 家 ロザリンド・カワード   ( Rosalind   Coward )   の 著書 『 女 の 欲望 』 （ 1984 年 ） で の 造語 の よう で あり 、 そこ に は こう ある 。  アメリカ で は 「 食品 業者 が 、 高 脂肪 かつ 動脈 硬化 の リスク が 高い こと を 謳っ た ご馳走 を 売り込む こと で 低 カロリー ダイエット 食 へ の 反発 を 強調 する 」 場合 に フード ポルノ という 言葉 は 使わ れる 。 この 使い方 を 始め た の は 公益 科学 センター で あり 、 そこ は 1998 年 から その 「 栄養 活動 健康 通信 」 において 「 正しい 材料   vs   フード ポルノ 」 という 連載 コラム を 掲載 し て いる 。  イギリス で は 、 この 用語 は 料理 番組 「 Two   Fat   Ladies 」 によって 1990 年代 に 普及 し た 。 これ は 、 出演 者 の ペア が 大量 の バター と クリーム を 使っ て 「 ポルノ 的 愉し み 」 を 飲食 し て いる と 番組 プロデューサー が 評し て から の こと で ある 。上野 彦馬 賞 （ うえの ひこ ましょ う ） は 、 日本 の 写真 コンテスト 。 九州産業大学 が 建 学 40 周年 を 迎え た 2000 年 に 創設 さ れ た 。 正式 名称 は 、 「 第 ○ 回 上野 彦馬 賞   九州産業大学 フォトコンテスト 」 （ きゅう し ゅうさんぎょうだいがく フォトコンテスト ） 。 「 若手 写真 家 の 登竜門 」 と 呼ば れる 。  2016 年 「 第 17 回 」 で は 、 それ まで の 最高 賞金 を 「 30 万 円 」 から 「 50 万 円 」 に 、 「 一般 部門 」 の 対象 年齢 を 「 35 歳 以下 」 から 「 39 歳 以下 」 に 、 それぞれ 引き上げ た 。  「 第 17 回 」 の 応募 総数 は 、 6 , 283 点 （ 同 賞 史上 最多 ） 。 2017 年 6 月 29 日 時点 で 「 第 17 回 」 を 継続 中 （ 2017 年 9 月 10 日 ～ 9 月 21 日 開催 の 「 北海道 東川 町 文化 ギャラリー 展 」 をもって 終了 ） 。 。 九州産業大学 と 毎日新聞社 が 主催 する 。 「 一般 部門 」 の ほか に 「 高校生 ・ 中学生 部門 」 が ある 。 2013 年 に 「 ファミリー 部門 』 が 新設 さ れ た 。プレシオジテ （ Préciosité ） は 、 17 世紀 フランス 王国 の 上流 社交 界 に 現れ た 、 言語 や 作法 に 洗練 を 求める 風潮 の こと 。 1620 年 頃 から 1680 年 頃 にかけて 出現 し 、 特に サロン にて 発展 し て いっ た 。 モリエール の 戯曲 『 才女 気取り 』 において 攻撃 さ れ た よう に 、 滑稽 な 面 も あっ た が 、 フランス 文学 や 社会 に 果たし た 貢献 は 大きい 。  17 世紀 当時 、 サロン に 出入り する 才媛 を プレ シューズ （ Précieuses ） 、 男性 なら プレシュー （ Précieux ） と 呼ん だ 。 「 Précieux 」 は ラテン語 「 Pretiosus 」 に 由来 する 言葉 で 、 形容詞 の 「 Précieuse 」 、 その 名詞 形 「 Préciosité 」 は この 言葉 から 派生 し た もの で ある 。 これら の 言葉 は 文学 的 に は 「 気取っ た 」 「 凝っ た 」 とか 「 才女 たち の 」 くらい の 意味 で あっ た が 、 1650 年 頃 に なっ て 才女 を 気取る 女 たち を 揶揄 する 言葉 へ と 転じ て いっ た 。 これ は 彼女 たち の 唱える 風潮 、 つまり プレシオジテ が あまりに 先鋭 化 し すぎ た ため で 、 モリエール の 戯曲 『 才女 気取り 』 において 攻撃 の 対象 と なり 、 その 戯曲 が 大 成功 を 収め た こと で 一気に 広がっ て いっ た 。  17 世紀 の 辞書 で は 「 Précieuses 」 を 以下 の よう に 定義 し て いる :  プレシオジテ は 夫人 を 中心 と する 社交 界 、 サロン を 母胎 と する 。 プレシオジテ は 出現 から 消滅 まで 50 年間 の 歴史 を 、 言葉 の 意味 や 中心 と なっ た サロン の 存在 で 考える と 、 大別 し て 2 期 に 分ける こと が できる 。 すなわち 、 ランブイエ 侯爵 夫人 カトリーヌ・ド・ヴィヴォンヌ の サロン を 中心 として 発展 し た 時期 （ 1620 年   -   1648 年 ） と 、 マドレーヌ・ド・スキュデリー の サロン を 中心 と し た 円熟 期 （ 1650 年   -   1680 年 ） で ある 。  前期 における プレシオジテ の 主たる 目的 は 「 粗野 で 殺伐 な 風潮 を 一掃 する こと 」 に あっ た 。 長年 に 亘る 内乱 や 宗教 戦争 が アンリ 4 世 によって 終わり を 迎え 、 ブルボン 朝 が 開か れ た ばかり の 17 世紀 前半 に は 「 垢 じみ た レース の 襟 を つけ 、 ニンニク と 安 酒 の 匂い の する 男 たち が 入り口 に たむろ し 、 小刀 で 歯 を ほじくり 、 階段 下 で 立ち 小便 を する 」 といった 具合 に 、 宮廷 内 に さえ 粗野 な 雰囲気 が みなぎっ て い た 。 こうした 蛮風 に 失望 し た ランブイエ 侯爵 夫人 は 、 宮廷 生活 を 辞し 、 自邸 に サロン を 開く こと に し た 。  彼女 の サロン は 世間 に 広く 受け入れ られ 、 それ を 真似 し て 多く の サロン が 開か れ た 。 この サロン に は 多く の 人 が 集まる こと と なり 、 これ まで の 社会 に 通用 し て い た 道徳 と は また 違っ た 社交 界 の しきたり が 生まれ た 。 他人 に 不快 を 与え ない よう 、 態度 、 服装 など に 注意 し 、 一切 の 過激 さ を 排除 する 。 こうして オネットオム （ honnête   homme ） と 呼ば れる 社交 人 の 典型 が 生まれ た 。 貴族 たち は この 社交 人 の 典型 を 理想 と し 、 到達 しよ う と 夢中 に なっ た 。 貴族 の 優越 は 生き方 、 話し方 、 振舞い など によって 決定 さ れる よう に なり 、 交際 や 会話 、 文通 の 官能 化 、 快楽 の 追及 など が 行わ れ 、 かくして 「 ギャラントリー （ Galanterie ） 」 を 体現 する に 至っ た の で ある 。  1650 年 を 過ぎ て 、 マドレーヌ・ド・スキュデリー の サロン 「 土曜会 」 が 開か れる よう に なる と 、 「 プレ シューズ 」 は 侮蔑 的 な 意味 へ と 転じ て いっ た 。 洗練 を 追い求める あまり に 追い求め た ので 、 滑稽 に なっ て しまっ た の で ある 。 言葉 の 意味 だけ で なく 、 そう 呼ば れ て い た 人 たち も 変化 し て いっ た 。 それ まで は フランス語 や 文学 を 中心 に 論じ 合っ て い た が 、 それ だけ で は 飽き 足らず 、 科学 アカデミー 創設 の 影響 など を 受け て 、 天文学 や 数学 など の 科学 に 熱中 する よう に なっ て いっ た の で ある 。 モリエール は 彼女 たち を も 題材 にとって 、 戯曲 『 女 学者 』 を 制作 し た 。  1661 年 に ルイ 14 世 が 親政 を 始め た 。 すると 宮廷 が 次第に 社交 界 の 中心 と なり 、 それ に 伴っ て プレシオジテ は 消滅 こそ し なかっ た が 、 急速 に 趣味 や 流行 の 指導 権 を 失っ て いっ た 。  プレシオジテ は 言葉 や 文学 だけ で なく 、 礼儀 、 流行 、 恋愛 、 結婚 など 上流 社交 界 の 女性 に 関係 知る すべて の 面 において 現れ 、 影響 を 及ぼし た 。 その 根底 に ある 精神 は 、 自ら を 一般 の 卑俗 下 賤 な もの から 遠ざけ 区別 しよ う と する 、 エリート 精神 で ある 。 従って 「 卑俗 」 や 「 月並み 」 の 反対 概念 とも 定義 する こと が 出来 、 プレシオジテ の 反対 概念 、 つまり 写実 主義 や 卑俗 を 追い求める 風潮 を 「 ビュルレスク 」 と いう 。  プレシオジテ の 特質 は 、 以下 の 4 点 に まとめる こと が できる :  1 、 自分 を 際立た せよ う と する こと から 生じる 気取り  2 、 阿諛 （ あゆ / 相手 の 顔色 を 窺っ て 、 おもねる こと ） 的 精神 と 排他 的 精神  3 、 芸術 至上 主義  4 、 衒学 的 な 姿勢 。 専門 的 知識 の 排斥  初め に 挙げ た 点 が 代表 的 な 特質 と いえる 。 プレッシューズ たち は 通俗 的 で なく ひねり の ある 言い方 、 迂 言 法 を 好ん で 使用 し た 。 結婚 （ mariage ） を 「 ヒュメナイオス （ hyménée ） 」 と 言っ たり 、 鏡 を 「 美 の 忠告 者 」 という 類 の もの で ある 。 これら は 行き過ぎ で ある が 、 彼女 たち は 美し さ を 日常 的 な 会話 に も 求め た ため 、 フランス語 の 新しい 用法 が 産み 出さ れ 、 優雅 さ を 追い求め て 発音 も 特殊 化 さ れ た 。 こうした 努力 によって 、 フランス語 は 著しく 上品 に なっ た 。  プレシオジテ に は それ を 誇る 人 と 、 その 周辺 に い て 誉めそやす 人 を 必要 と し て い た 。 プレ シューズ たち は 社交 界 において 、 互いに 褒め たり 、 褒め られ たり を 繰り返し て い た の で ある 。 彼ら は 上流 階級 に 所属 する 有閑 貴族 たち で ある ので 、 実生活 に 役立つ よう な もの は 「 庶民 くさい 」 として 軽蔑 し 、 退け た 。  彼ら は 文学 に も 取り組ん だ が 、 文学 に 道徳 的 な 目的 を 持た せる よう な こと は せ ず 、 あくまで 人 に 「 気に入ら れる 」 こと を 作品 制作 の 原則 と し た 。 気に入ら れる と いっ て も 、 その 対象 は サロン に 出入り する 人々 に 限定 さ れ て い た ため 、 専ら 才知 を 示す の に 都合 の 良い マドリガル や 謎 歌 など の 小 作品 ばかり が 制作 さ れ た 。 また 、 彼女 たち は 会話 を通じて 社交 人 として 必要 な 知識 や 教養 は 得 られる と 考え た ため 、 専門 的 な 知識 を 衒学 的 で ある として 排斥 に 努め た ため 、 教養 は 深まら ず 、 勉学 を 必要 と する 古代 ギリシア 語 など に 通じ て いる もの は 稀 で あっ た 。 その ため 「 新旧 論争 （ 古代 ローマ や ギリシャ の 作品 と 、 現代 （ 17 世紀 当時 ） の 作品 と どちら が 優れ て いる か ） 」 において も 、 必然 的 に 現代 派 を 擁護 する 立場 を 取る ほか なかっ た 。 教養 が ない ため に 、 古代 ローマ や ギリシャ の 作品 を 知ら なかっ た ため で ある 。  1650 年 ～ 80 年 の プレシオジテ 後期 に なっ て 、 文学 と ならん で 恋愛 と 結婚 の 問題 を 熱心 に 議論 し た 。 彼女 たち は 特に 結婚 を 忌避 する もの として 論じ 、 女性 の 地位 の 向上 、 男女 の 平等 を 主張 し た 。 この 当時 の 上流 階級 の 結婚 と は 、 当人 たち の 自由 な 意思 による もの で は なく 両親 から 押し付け られる もの で あっ た ため 、 自分 たち の 権利 が 蹂躙 さ れ て いる と 考え た の で ある 。 しかし 彼女 たち が 経済 的 に 男性 に 完全 に 依存 し て いる 実状 の もと で は 、 この よう な 主張 は 実現 可能 な もの で は なく 、 結婚 を 拒否 する 精神 的 な 恋愛 論 や 家庭 論 を 唱え て 、 モリエール の 戯曲 『 女 学者 』 において 攻撃 さ れ た 。神奈川 文化 賞 ・ スポーツ 賞 （ かな が わ ぶん かしょう ・ スポーツ しょ う ） は 、 毎年 神奈川 県 と 神奈川新聞社 の 共催 で 開催 さ れる 文化 ・ スポーツ の 賞 。 1952 年 に 創設 。  文化 賞 は 同 県 の 文芸 、 美術 工芸 、 書 、 舞台 芸術 など 、 芸術 文化 の 向上 発展 に 顕著 な 功績 の あっ た 者 に 贈呈 さ れ 、 スポーツ 賞 は 同 県 の 全国 ・ 国際 規模 スポーツ 大会 で 優秀 な 選手 ・ 団体 に その 功績 を 顕彰 し て いる 。 また 、 第 50 回 から は 、 今後 の 活躍 が 期待 さ れる 若い 世代 を 対象 と し た 「 神奈川 文化 賞 未来 賞 」 を 贈呈 し て いる 。  贈呈 式 は 、 毎年 文化 の 日 （ 11 月 3 日 ） に 神奈川 県立 県民 ホール で 挙行 さ れる が 2017 年 の 第 66 回 は 県民 ホール が 改修 工事 の ため 神奈川 県立 音楽 堂 で 実施 。ケネディ ・ センター 名誉 賞 （ The   Kennedy   Center   Honors ） は 1978 年 から 毎年 アメリカ で 優れ た 芸術 家 に 贈ら れる 賞 。 受賞 者 の 発表 は 9 月 の レイバー・デー 期間 、 祝賀 公演 は 例年 12 月 に ジョン ・ F ・ ケネディ ・ センター 歌劇 場 で 開催 さ れ 、 その 模様 は CBS で 中継 録画 さ れる 。 授賞 式 は 12 月 第 1 日曜日 に ホワイトハウス にて 大統領 夫妻 から 贈呈 さ れる 。 しかし 2017 年 以降 は トランプ 大統領 が 批判 を 浴び 欠席 する 異例 の 事態 と なっ た 。藝 術 映画 社 （ げ いじ ゅつえいがしゃ ） は 、 かつて 存在 し た 日本 の 映画 製作 会社 。 「 GES 」 （ ゲス ） と も 呼ば れ た 。 石本 統 吉 、 厚木 た か 、 水木 荘 也 、 井上 莞 ら 記録 映画 史 に 名 を 残す 映画 作家 や 持永 只 仁 ら アニメーション の 担い手 を 輩出 し た 。『 硝子 の 葦 』 （ がら す の あし ） は 、 桜木 紫乃 による   小説 。 ラブホテル を 経営 する 40 歳 近く 歳 の 離れ た 母 の 愛人 だっ た 男 と 結婚 し た 女 の 平穏 だ が 色彩 に 乏しい 日常 生活 が 、 夫 の 交通 事故 を きっかけ に 大きく 崩れ 始める 。  釧路 湿原 を 臨む ラブホテル 「 ホテル ローヤル 」 を 経営 する 幸田 喜一郎 は 40 歳 近く 歳 の 離れ た 節子 と 三 度目 の 結婚 。 その 節子 は 、 喜一郎 の 庇護 の もと 、 一見 、 淡々 と 暮らし て き た 。 しかし 、 実は 喜一郎 は 母 ・ 律子 の 元 愛人 。 節子 は ホテル の 顧問 税理士 ・ 澤木 と 不倫 関係 を 続け て いる など 、 節子 の 周囲 の 人間 関係 は 複雑 だ 。  ある 日 、 節子 が 澤木 と 情事 に ふけっ て い た 時間 、 喜一郎 が 海岸 沿い の 道路 で 事故 を 起こし 意識 不明 の 重体 と なっ た 。 なぜ 、 喜一郎 が その 方向 へ 車 を 走ら せ た の か 。 節子 の 頭 の 中 に ある 考え が ひらめく 。 まさか 、 律子 の ところ へ 行っ た の で は ない か 。 やがて 病院 に やってき た 律子 に 罵倒 さ れ た 節子 は 、 送っ て いっ た 律子 の 家 の 中 で 、 過去 虐待 を 受け て き た こと へ の 憎しみ や 色々 と 押し込め て き た 思い を 爆発 さ せ 、 ついに 律子 を 手 に かけ て しまう 。  節子 の 属する 短歌 会 で 、 いつも は 節子 の 歌 に 批判 的 な グループ に 属する 佐野 倫子 が 、 なぜ か 、 その 日 の 披講 会 で 節子 の 味方 を する 。 倫子 と まゆみ は 佐野 渉 という 裕福 な 実業 家 の 家族 で 、 幸せ な 家庭 生活 を 送っ て いる よう だ が 、 実は 、 渉 は 借金 に 悩み 、 家族 へ の DV を 繰り返し て い た 。 倫子 は 節子 に 助け を 求め て い た の だ 。 最初 は 無視 しよ う と し て い た 節子 。 しかし 、 強引 に まゆみ を 預から さ れ 、 まゆみ の 体 の 傷 を 見 た 時 に 考え を 変え た 。 そして 、 喜一郎 の 前妻 の 娘 で 、 節子 の 義理 の 娘 で も ある 梢 の もと に まゆみ を 連れ て いく 。 梢 は 大麻 を 吸う よう な 乱れ た 生活 を 送っ て おり 、 節子 に 反発 し て き て い た が 、 心根 は 優しく 、 やがて まゆみ を かわいがり 始め た 。 けれども まゆみ は い なく なっ て しまう 。  節子 は 、 倫子 と まゆみ を 渉 から 解放 しよ う と 、 佐野 家 に 乗り込む 。 そして 、 倫子 に メッセージ を 添え て 睡眠薬 を 渡し た 。 あと は その 意味 に 気づい て 倫子 が 渉 の 飲む コーヒー に それ を 入れる か どう か 。 緊張 し ながら 時 を すごし て い た 節子 の 前 で 渉 は 倒れ た 。 節子 と 倫子 は 渉 を 浴槽 に 沈め 自殺 を 偽装 する 。  完全 犯罪 を 成し遂げ た つもり の 節子 だっ た が 、 刑事 ・ 都築 だけ は その 行動 を 不審 に 感じ て い た 。 都築 は 澤木 の 元 を 訪れ 探り を 入れ 始める 。 澤木 は 節子 を 問いただす が 、 節子 は 何 も 答え ず 澤木 に 別れ を 告げ た 。 今更 ながら 節子 と 喜一郎 の 結婚 を 受け入れ た こと を 後悔 する 澤木 。 しかし 、 節子 は 母 の 経営 し て い た スナック で 爆発 とともに 姿 を 消し て しまっ た 。 そして 数 か月 後 、 澤木 の もと に 一 通 の 手紙 が 届く 。  2015 年 2 月 21 日 ( 土 ) から 3 月 14 日 まで WOWOW 「 ドラマ W 土曜 オリジナル ドラマ 」 枠 で 放送 さ れ た 。 全 4 話 。青 丘 会 （ せい きゅう かい 、 ） は 、 在日 コリアン 中小 企業 経営 者 の 有志 で 運営 する 組織 。 1972 年 設立 。 在日 同胞 の 研究 ・ 文化 活動 を 「 青 丘 文化 賞 」 、 「 青 丘 文化 奨励 賞 」 により 表彰 、 支援 、 激励 する 。 青 丘 会 の 「 青 丘 」 は 朝鮮半島 の 雅称 。  「 青 丘 文化 賞 」 は 作家 梁 石 日 ら が 受賞 し て い た 。 梁 石 日 は 選考 委員 も 務め た 。 政治 学者 姜 尚中 は 1995 年 （ 1994 年度 ） に 「 青 丘 文化 奨励 賞 」 を 受賞 する こと により 在日 社会 から 送り出さ れ た 。  評論 家 安 宇植 は 青 丘 文化 賞 に こだわり を 持っ て い た 。 安 宇植 に よる と 日本 の 大学 で 教壇 に 立つ に は 青 丘 文化 賞 が 必要 な の で ある という こと で あっ た 。  1975 年 （ 1974 年度 ） に 開始 し た 賞 は 1997 年 （ 1996 年度 ） まで 高 淳 日 が 主宰 。 賞 は 「 青 丘 賞 」 と 略さ れる 。 賞 は 「 会員 の 自己 満足 に 過ぎ ない 」 という 批判 も ある 。 賞 の 認知 度 は 低く 、 高 淳 日 は 映画 監督 金 佑 宣 から 「 へーえ 、 そんな 賞 が あっ た の 」 と 言わ れ て しまっ た 。  青 丘 文化 賞 、 青 丘 文化 奨励 賞 は 高 淳 日 が 発刊 し た 『 青 丘 通信 』 によって 報告 さ れ た 。 2014 年 、 『 青 丘 通信 』 の 復刻 版 『 始 作 折半 』 （ 高 淳 日   編著 ） が 出版 さ れ た 。 『 始 作 折半 』 は 、 『 青 丘 通信 』 と 安部 桂 司 発刊 『 くじゃく 亭 通信 』 の 合冊 で ある 。  日本 において 在日 外国 人 を 対象 と し た 賞 が なく 、 在日 コリアン にとって 本国 と なる 北朝鮮 ・ 韓国 において も 在日 コリアン の ため の 賞 を 設け て い なかっ た の で ある 。  もう 一つ に は 、 在日 作家 の 金 達 寿 と 金石 範 が それぞれ 芥川賞 、 直木賞 候補 で あっ た が 理由 が よく わから ない まま 受賞 に なら なかっ た 件 が ある 。  主 な 受賞 者 。  主 な 受賞 者 。野田   邦弘 （ の だ   くに ひろ 、 1951 年   -   ） は 、 文化 政策 学者 、 鳥取大学 教授 。  福岡 市 生まれ 。 早稲田大学 政治 経済学部 卒業 。 横浜 市 職員 と なり 、 コンテンポラリーダンスフェスティバル 「 ヨコハマアートウェーブ ’ 99 」 の 企画 制作 や 「 横浜 みなとみらい ホール 」 の 開設 準備 など 文化 行政 に 携わる 。 2004 年 鳥取大学 地域 学部 地域 文化 学科 教授 （ 文化 政策 、 創造 都市 論 ） 。 文化 経済 学会 理事 長 、 日本 文化 政策 学会 理事 、 NPO 法人 都市 文化 創造 機構 理事 、 鳥取 県 文化 芸術 振興 審議 会長 、 鳥取 県 地方 自治 研究 センター 理事 長 、 あ いち トリエンナーレ 実行 委員 など を 兼任 。Houzz と は 建築 、 インテリア デザイン 、 装飾 、 ランドスケープデザイン 、 に関する ウェブサイト および オンライン コミュニティ で ある 。 Houzz の プラットフォーム と モバイル アプリケーション に は 、 家 の 内装 や 外装 の 写真 、 建築 家 や インテリア デザイナー 、 家屋 設計 専門 家 が 執筆 し た 記事 、 お 勧め の 商品 が 掲載 さ れ て いる だけ で なく 、 ユーザー フォーラム 機能 も ある 。 運営 企業 として の Houzz は 2009 年 に アメリカ合衆国 カリフォルニア 州 パロアルト に 設立 し た 。  共同 創設 者 の アディ・タタルコ と アロン・コヘン が 自身 の 改装 プロジェクト の 結果 として 2009 年 2 月 に サイト を 立ち 上げ た 。 雑誌 の 目 に つい た ページ を 切り抜い て ファイル に する こと に 疲れる ため 、 建設 、 改装 、 装飾 の 過程 に ある 人々 の ため の オンライン 写真 データベース を 立ち 上げる こと に なっ た 。 2010 年 に iPad 版 アプリケーション を 、 Android 版 アプリケーション を 2012 年 12 月 に 公開 し た 。 2013 年 8 月 、 iPhone / iPad 版 の ダウンロード 数 と 、 ウェブサイト の 写真 数 が それぞれ 100 万 を 突破 し た 。  2010 年 9 月 、 タタルコ と コヘン は ファーストラウンドファンディング で 200 万 ドル を 確保 し 、 パロアルト に ある オフィス の スタッフ 募集 を 開始 し た 。 この ラウンド を 仕切っ た の は オーレンズキャピタル の オーレン・ジーブ で Houzz の 取締役 に 就任 し た 。  2011 年 、 セコイア キャピタル など の 投資 家 による シリーズ B ラウンド で 1 , 160 万 ドル を 確保 し た 。 また 、 セコイア の ベンチャー 投資 家 で ザッポス の シニアエグゼクティブ だっ た 上級 経営 幹部 だっ た が Houzz の 取締役 に 就任 し た 。  2013 年 、 ニューエンタープライズアソシエイツ ( NEA ) と GGV キャピタル による 3 , 500 万 ドル の シリーズ C ラウンド に セコイア キャピタル と コムキャストベンチャーズ 、 クレイナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイアーズ   ( KPCB )、 デビッド ・ サックス が 参加 し た 。  2014 年 、 セコイア による 1 億 6 , 500 万 ドル の 投資 ラウンド に 既存 投資 者 の オーレン・ジーブ 、 NEA 、 GGV キャピタル 、 KPCB だけ で なく 新た な 投資 者 として DST グローバル と T ・ ロウェ・プライス が 参加 し た 。  2017 年 6 月 、 Onebox   News が 同社 が シリーズ E 、 時価 総額 43 億 ドル で 4 億 ドル を 調達 し た こと を 確認 し た 。 同 ステージ で は マーク・ザッカーバーグ など の 資産 運用 を 手がける アイコ ニック ・ キャピタル が リード し た 。  2014 年 12 月 時点 で 、 Houzz に は 100 万 枚 以上 の 家 の インテリア と エクステリア の 写真 が 掲載 さ れ て いる 。  パロアルト の 編集 スタッフ と 寄稿 者 が 毎日 の よう に Houzz の ホームページ と ニュースレター に デザイン 関連 記事 を 書い て いる 。  Houzz に は 家主 と サイト を 繋ぐ 為 に しよ う さ れる リフォーム の プロフェッショナル 目録 が ある 。  CNN は Houzz を 「 今週 の アプリケーション 」 に 選出 し た 時 に 「 インテリア と エクステリア の サイト の ウィキペディア 」 と 、 誌 は 「 雑誌 の 写真 を クリップ する の と 同等 の を オンライン で 実現 し た 」 と  、 ブルームバーグ ・ ビジネス ウィーク は 「 住宅 不況 へ の オンラインアンチドート 」 と 、 は 「 この アプリケーション は あなた の 想像 力 を 掻き立てる 」 と 、 TechCrunch は 「 成功 に 繋げ られる まとも な アイデア を 生み出す ため に 登場 し た 」 と 、 は 「 ファイル を スワイプ する だけ で アイデア を 見つける こと が でき 、 コメント 機能 を通して あなた と 建築 家 と 繋げる こと が できる 」 と 評し た 。  村田 マリ が 作っ た 日本 の 住まい 特 化 型 キュレーションサイト 「 iemo 」 は 「 Houzz 」 を 参考 に し て いる『 黒柳 徹子 の コドモノクニ 〜 夢 を 描い た 芸術 家 たち 〜 』 （ くろ や な ぎてつこのこどものくに   ゆめ を えがい たげ い じ ゅつかたち ） は 、 BS 朝日 開局 15 周年 記念 特別 企画 として 、 2015 年 4 月 15 日 より 毎週 水曜 22 時 から 22 時 55 分 に 放送 さ れ て いる 紀行 ドキュメンタリー 番組 で ある 。 2016 年 3 月 30 日 放送 終了 。  20 世紀 初頭 の 大正   -   昭和 初期 にかけて 発行 さ れ た 児童 向け の 絵本 雑誌 「 コドモノクニ 」 に 絵 や 詩 など を 寄稿 し た 文豪 ・ 芸術 家 たち の 足跡 を レポーター が 取材 する とともに 、 この 当時 の 子供 たち に 伝え た メッセージ を 、 今 の 時代 に 受け継ご う という こと で 企画 さ れ た 。スリット アニメーション （ 英 :   slitanimation ） と は 、 １ 枚 の 静止 画像 の 上 に スリット シート を スライド さ せる こと で 、 アニメーション を つくる 事 が できる 手法 で あり 、 錯視 を 取り入れ た 娯楽 作品 の 一つ で ある 。   スキャニメーション とも 。 関連 技法 として パラパラ マンガ 、 ゾエトロープ など が ある 。  複数 の 画像 を 一 枚 に 合成 し 、 しま 模様 の スリット （ 隙間 ） シート を スライド さ せる こと で 合成 画像 が 見え隠れ し 、 あたかも 画像 が 動い て いる よう に 見える 。 動画 と 同様 の 原理 で 複数 の 静止 画 によって 動き を 作る 技術 で ある が 、 その 性質 上 、 アナログ 環境 において デジタル 処理 を 必要 と せ ず に アニメーション を 表現 する こと が できる 。  スリット アニメーション は 、 人間 の 錯視 を 利用 し た 視覚 認知 現象 で ある 。 連続 し た 一 枚 の 画像 が スリット （ 隙間 ） から 見える 不完全 な 視覚 情報 に対し 、 人 の 脳 は 情報 補完 を 行う （ ※   アモダール 補完   （ 英 :   Amodal   perception ） ） 為 、 「 動い て 見える 」 の で ある 。音楽 における " 集合 " と は 音楽 の 一 要素 を ひとまとめ に し た もの で ある 。  音楽 業界 内 で 「 集合 」 という もの が 真剣 に 提唱 さ れ た の は ヨーロッパ で は ダルムシュタット 講習 会 から 、 アメリカ で は ミルトン・バビット の 博士 論文 以降 に なる 。 実は 「 音 の 集合 」 を 世界 で 最も 初め に 開発 し た の は ヨーゼフ・マチアス・ハウアー で あり 、 その 概念 は 「 トロープス 」 に 纏め られ た 。 12 音 列 は 数 十 の パターン に まとめ られる こと を 世界 で 初めて 発見 し （ 出典 ・ 柴田 南 雄 ＿ 音楽 の 骸骨 の 話 ） 、 その 音 列 を 易 経 を 用い て 自由 に 連結 し た 彼 の 態度 は 戦後 まもなく 忘却 さ れ た が 、 現在 で は 集合 の 開祖 として の 評価 が 確立 し て いる 。 集合 の 萌芽 は 、 まず ピッチ から 始め られ た 。  第 二 次 大戦 終了 後 、 ほどなく し て ヴォルフガング・フォルトナー 、 ルネ・レイボヴィッツ が 十 二 音 技法 の 講座 を 持っ た ものの 、 本格 的 な セリー の 受容 は オリヴィエ・メシアン の 「 音 価 と 強度 の モード 」 から に なる 。 その 全面 セリー の 運用 から 「 群 作法 」 を シュトックハウゼン が ピアノ 曲 I で 提唱 し 、 数学 の 厳密 な 集合 論 を 適用 する の が クセナキス の 「 ヘルマ 」 で ある 。 1960 年代 に は 「 リズム 集合 」 や 「 音 集合 」 など 集合 に関する 音楽 理論 が 花開い た 。 松下 眞一 も ピアノ の ため の スペクトラ 第 二 番 で 群論 を 用い て いる 。  この ころ に は 集合 は ピッチ だけ に は とどまら ず 、 リズム や 形式 に まで 適用 さ れる こと が 多く なっ て いっ た 。 リズム 集合 は オリヴィエ・メシアン の クロノクロミー 、 ルイジ・ノーノ の カノン 風 変奏曲 で 一部 導入 さ れ て いる 。  三つ の 音 名 を 12 数列 に 対応 さ せ た もの が 「 セット 」 の 規程 構造 で ある 。 詳しく は 英語 版 を 参照 。 C から 順番 に 1 , 2 , 3 と 番号 を 振る ため 、 B   B ♭   D   E ♭   G   F ♯   G ♯   E   F   C   C ♯   A は 0   11   3   4   8   7   9   5   6   1   2   10 へ 置換 さ れる 。 12 音 列 内 の 音程 の 関係 性 が 極端 に シンメトリカル で ある 音 列 の 使用 は 、 すでに アントン・フォン・ウェーベルン の 世代 から 検討 さ れ て いる 。  1970 年代 に 入る と 前衛 の 終焉 から 音楽 言語 の 難解 さ に 疑問 が 附さ れ た ため 、 全体 的 に は 「 集合 」 で 音楽 を 考え られる こと は なくなっ た 。 しかし 、 ジェイムズ・テニー は meta - hodos ,   meta - meta - hodos で 数学 を 援用 し た 過去 の 音楽 理論 の 読み 替え を 行っ て おり 、 チャールズ ・ ウォリネン は ピッチ クラス セット 理論 から さらに 飛躍 し た マンデルブロ 集合 を 含む フラクタル 幾何 学 の 公式 を 音楽 に 援用 する など 、 数学 の 諸 理論 を 音楽 に 適用 さ せよ う と する 音楽家 は 後 を 絶た ない 。『 愛 おしく て 』 （ いとおしく て ） は 、 2016 年 1 月 12 日 から 3 月 1 日 まで 毎週 火曜日 22 : 00   -   22 : 48 に NHK 総合 ・ ドラマ 10 枠 で 放送 さ れ た 日本 の テレビ ドラマ で ある 。 主演 は 田中 麗奈 。 全 8 話 。編成 （ へんせい ） で は 、 音楽 における 編成 について 紹介 する 。七 部 作 （ し ち ぶさ く ） は 、 それぞれ 七つ に 分かれ て い ながら 、 同じ 一つ の 主題 を 持つ 作品 群 の こと 。 ヘプタロジー （ heptalogy ） 。大泉 アニメ ゲート （ おお いずみ アニメ ゲート ） は 、 大泉学園 駅前 に ある 広場 。 大泉学園 駅 北口 の ペデストリアンデッキ 上 に ある 。  「 ねり ま アニメ 年表 」 に 画像 が 掲載 さ れ て いる 作品 を 挙げる 。バーレスク ・ フェスティバル の 一覧 は 、 世界 各地 で 開催 さ れ て いる バーレスク に 特 化 し た 舞台 芸術 祭 を 地域 毎 に 一覧 に し た もの で ある 。『 芸術 の 言語 ： 記号 理論 へ の アプローチ 』 は 、 アメリカ の 哲学 者 ネルソン ・ グッドマン による 著書 で ある 。 同書 は 、 20 世紀 の 分析 的 伝統 における 美学 の なか で 最も 重要 な 仕事 の ひとつ だ と さ れ て いる 。 初版 は 1968 年 で 、 1976 年 に 改訂 さ れ た 。 グッドマン は その後 の 研究 生活 において も これら の 理論 を 洗練 さ せ 、 更新 し つづけ 、 エッセイ の 形式 で 発表 し た 。    『 芸術 の 言語 』 は 、 一見 する とたん に 芸術 の 哲学 について の 本 に 見える 。 だが 同書 の 序論 において 、 グッドマン は 、 タイトル で 用い られ て いる 「 言語 」 という ことば で 意味 さ れ て いる の は 一般 的 な 「 記号 システム 」 の こと だ と 書い て いる 。 同書 の 主題 の 中心 に ある の は 、 表示 （ reference ） という 概念 で ある 。    同書 の 最初 の セクション において 、 グッドマン は 、 何 か が 別 の 何 か を 再現 する （ represent ） に は それ に 類似 し て い なけれ ば なら ない という よく ある 想定 の ばかばかし さ について 論証 し て いる 。 彼 は 常識 と 数学 的 関係 の 理論 の 両方 に 訴える こと で それ を おこなっ て いる 。 そして 代わり に 、 再現 は 恣意 的 な 指示 の 特殊 な 種類 として 考える べき だ と 主張 する 。  指示 （ denotation ） と 例示 （ exemplification ） は 、 いずれ も 表示 の 一 種 で ある 。 グッドマン は 指示 を 「 再現 の 核 」 と 呼ぶ （ p .   5 ） 。 何 か が 指示 さ れる と は 、 それ が ラベル によって 表示 さ れる こと で あり 、 その ラベル を 「 所有 する 」 （ possess ） こと で は ない 。    例示 と は 、 所有 に 表示 を 足し た もの で ある 。 「 あらゆる もの は 指示 さ れ うる が 、 例示 さ れ うる の は ラベル だけ で ある 」 （ p .   57 ） 。  同書 の この セクション において 、 グッドマン は 芸術 の 哲学 における 独特 の 問題 に 注意 を うながす 。 すなわち 、 絵画 作品 の 贋作 は 作る こと が できる のに 、 音楽 作品 の 贋作 は 作る こと が でき ない の は なぜ か という 問題 で ある 。 たしかに 、 オリジナル と 贋作 の 間 に は 、 重要 な 美的 差異 が ある 。 グッドマン は この こと を 確かめ 、 その 差異 の あり方 を 明確 に し た うえ で 、 この 問題 に対する ひとつ の 回答 を 提案 する 。 彼 に よれ ば 、 ある 芸術 形式 に 属する 作品 は 、 どれ が 真正 （ authentic ） な 作品 で あり どれ が そう で ない か を 特定 する ため の 記 譜 法 （ notation ） が あり え ない とき 、 かつ その とき に かぎり 、 贋作 を 作る こと が できる 。  いいかえれ ば 、 音楽 作品 は 楽譜 として 書き留める こと が 可能 で あり 、 それ ゆえ その 楽譜 に 適切 に 一致 する 演奏 は なん で あれ 真正 な もの と みなさ れる 。 それ に対して 、 何 が ある 絵画 作品 の 真正 な 事例 で あり 何 が そう で ない か を 定義 する よう な 記 譜 法 は ない 。 それ ゆえ 、 絵画 作品 の 贋作 を 作る こと が できる 。  同書 の 重要 な セクション で ある 同 章 において 、 グッドマン は 前章 で 導入 し た 記 譜 的 な システム について の 考え を 拡張 する 。 グッドマン にとって 、 記号 システム と は 統語 論 的 規則 と 意味 論 的 規則 から なる 文法 を 持つ 形式 言語 で ある 。 ある 記号 システム は 、 特定 の 諸 要件 、 とくに それ に 属する 諸 記号 が 離散 的 で ある という 要件 に 合致 する とき 、 かつ その とき に かぎり 、 記 譜 的 と 呼ば れる 。    グッドマン は 、 音楽 と 演劇 、 ドローイング と 絵画 、 ダンス と 建築 といった 芸術 形式 に よく 見 られる 記 譜 の 手法 を 検討 し て いる 。 こうした 芸術 形式 の いずれ も 、 彼 の 理想 的 な 記 譜 法 に ぴったり 当てはまる もの で は ない が 、 それでも なお 、 それら は 当の 芸術 形式 の 目的 にとって 十分 な もの で ある 。 グッドマン は 、 芸術 の 議論 において よく 使わ れる 言葉づかい を 批判 し て は いる ものの 、 「 専門 的 な 言説 にとって きわめて 重要 な 問題 が われわれ の 日常 的 な 言葉づかい を 左右 す べき 」 （ p .   187 ） だ と 考え て いる わけ で は ない 。オープン マイク () と は 「 店 の マイク を 、 飛び入り の 客 に 開放 する 」 あるいは 「 客 が 店 の マイク を 使っ て 、 音楽 の 演奏 や 歌唱 、 詩 の 朗読 、 寸劇 、 お笑い の ネタ 披露 、 手品 、 紙芝居 など の パフォーマンス を 行える という 営業 形態 ( の 店 )」 の こと で ある 。  素人 の 客 や 一見 の 客 も 飛び入り で 上演 側 に 参加 できる という 営業 形態 は 、 参加 型 民謡 ライブ を 行っ て いる 沖縄 の 民謡 酒場 や 、 オープン セッション 形式 の パブ ・ セッション を 行っ て いる アイリッシュ・パブ の よう に 、 昔 から 世界 各地 に 存在 し た ( ただし 、 これら は 通常 オープン マイク と は 呼ば ない )。  現代 的 な オープン マイク の 起源 は 、 一説 に よる と 、 1930 年代 の パリ で ( 英語 版 ) と ( 英語 版 ) の 姉妹 を 中心 と する 黒人 系 の 知識 人 ・ 学生 が カフェ に 集まり 、 自作 の 詩 や メッセージ 性 に 富む エッセイ を 朗読 し て 発表 し た の が 始まり で ある と いう 。  オープン マイク は 、 欧米 で は ポピュラー な イベント で ある 。 コメディアン の ルイ ・ C ・ K や 、 ミュージシャン の リオン・ブリッジズ の よう に 、 オープン マイク で 技量 を 磨い て プロ に なっ た パフォーマー も 欧米 で は 珍しく ない 。  一方 、 日本 で は 、 オープン マイク は まだ 数少ない イベント で ある 。 と は いえ 、 近年 は 首都 圏 を 中心 に 、 オープン マイク を 採り入れる 店 が 増え つつ ある 。  店 によって 様々 で ある 。 気晴らし の ため 来る アマチュア の 客 も いれ ば 、 プロ を 目指す 若手 が ライブ 度胸 を つける ため オープン マイク で 人前 で 持ち 芸 を 披露 し たり 、 セミプロ や プロ の 音楽家 が 友人 たち と 飲食 を 楽しみ ながら 生 演奏 を 披露 する ため オープン マイク を 利用 する こと も ある 。 自分 は 発表 し ない が 他 の 客 の 生 の パフォーマンス を 楽しむ ため に 来店 する 客 や 、 バンド 活動 の 仲間 を 発掘 する ため に 来店 する 客 も いる 。  オープン マイク の 進め かたは 店 ごと に さまざま で ある 。  客 が 自分 の 楽器 を 持ち込む 場合 も あれ ば 、 店 が 貸し出す 楽器 ( ピアノ や ギター 、 カホン 等 ) を 使う 場合 も ある 。女性 の アーティスト ( 芸術 家 ) は 有史 以来 芸術 の 創造 に 携わっ て き た が 、 男性 に くらべ て その 作品 は しばしば 正当 な 評価 を 受け て こ なかっ た 。 女性 の アーティスト は よく テキスタイル など 特定 の メディア に のみ 結びつけ られ て き た が 、 文化 や 共同 体 の 特質 に 応じ て 、 芸術 における 女性 の 役割 は 多様 な もの で ある こと を 理解 する 必要 が ある 。 主 に 女性 によって 担わ れ て き た 多く の 芸術 は 工芸 で あっ て ファインアート で は ない と さ れ 、 芸術 史 における 正 典 、 名作 と は 見なさ れ て こ なかっ た 。  女性 アーティスト は 主流 の 芸術 界 において ジェンダーバイアス による 偏見 に 直面 し て き た 。 訓練 、 旅行 、 作品 の 取引 、 評価 など の 場面 において しばしば 困難 な 状況 に 陥っ て き た の で ある 。  1960 年代 末 から 1970 年代 にかけて 、 フェミニスト で ある アーティスト や 美術 史家 が フェミニズム アート 運動 を はじめ た が 、 この 運動 は 芸術 界 における 女性 の 役割 を 考える こと に 取り組み 、 美術 史 における 女性 を 探求 する こと を めざし て いる 。  先史 時代 において 芸術 家 が どの よう な 人々 で あっ た か わかる よう な 記録 は 残っ て い ない が 、 民族 誌 学者 や 文化 人類 学者 は 新 石器 時代 文化 における 主要 な 職人 たち は しばしば 女性 で あっ た と 記述 し て いる 。 女性 は 陶器 、 テキスタイル 、 かご 、 宝石 など の 制作 ・ 加工 を 行っ て い た 。 大きな プロジェクト において は 協 働 が ふつう で あっ た 。 旧石器時代 における 芸術 作品 と 制作 技術 について の 考古学 的 探求 により 、 この 時代 の 文化 について も 同じ よう な こと が わかっ て き て いる 。 この 時期 の 洞窟 壁画 に は 大人 の 女性 と 男性 、 子ども の 手形 が 見受け られる 。  ミティラー に 伝わる ミティラー 画 は ヒンドゥー 教 の 文化 に 根ざし た 芸術 文化 で あり 、 3000 年 ほど 前 から 女性 によって 担わ れ て き た と 考え られ て いる 。  あらゆる 芸術 において 女性 が 描か れ 、 女性 が 芸術 家 として 働く 様子 も 見受け られる が 、 西洋 文化 において は 特定 の 個人 について の 古い 記録 は めった に 残っ て い ない 。 ホメロス 、 キケロー 、 ウェルギリウス は 、 古代 世界 における テキスタイル 、 詩 、 音楽 その他 の 文化 活動 分野 における 傑出 し た 女性 の 役割 について 言及 し て いる が 、 芸術 家 個人 について 議論 する こと は なかっ た 。  芸術 家 個人 に関する ヨーロッパ 最古 の 現存 する 記録 は ガイウス・プリニウス・セクンドゥス による もの で あり 、 ティモン の 娘 で ある エジプト の ヘレナ など 多数 の 古代 ギリシア の 女性 画家 について 書き残し て いる 。 ポンペイ に ある アレクサンドロス 大王 の モザイク 画 は キティラ 島 の フィロクセヌス による もの で は なく 、 エジプト の ヘレナ による もの で は ない か と 考える 者 も いる 。 古代 ギリシア で 活躍 し て い た 可能 性 が ある 少数 の 名前 が わかっ て いる 女性 画家 の うち の ひとり として 、 ウェスパシアヌス の フォルム に かかっ て い た イッソス の 戦い の 絵 を 描い た と 言わ れ て いる 。 他 の 女性 画家 として は ティマレテ 、 エイレネ 、 カリプソ 、 アリスタレテ 、 キュジコス の イアイア 、 オリンピアス など の 名 が 残っ て いる 。 ほんの わずか しか 作例 が 残っ て い ない 赤絵 式 の 古代 ギリシア の 陶芸 作品 の うち 、 ミラノ の トルノコレクション に 水 つ ぼ ( caputi   hydria ) が 入っ て いる 。 この つ ぼ は 紀元前 460 - 450 年 頃 の 「 レニングラード の 絵師 」 による もの だ と さ れ て おり 、 工房 で 男女 が 一緒 に 働き 、 ともに 花瓶 に 絵 付け を し て いる ところ が 描か れ て いる 。  中世 初期 の ヨーロッパ で は 女性 は しばしば 男性 とともに 働い て い た 。 この 時期 の 装飾 写本 の 絵 、 刺繍 、 柱頭 の 彫刻 など は 、 女性 が この 種 の 芸術 に かかわる 例 が あっ た こと を はっきり 示し て いる 。 女性 が 醸造 家 、 肉屋 、 羊毛 商 、 金物 屋 など として 働い て い た こと を 示す 文書 も ある 。 女性 も 含め た この 時期 の 芸術 家 は 、 重労働 を し なけれ ば なら ない よう な 仕事 に 比べる と より 社会 的 に 自由 が あり 、 少数 の 人々 から なる 集団 に 属し て い た 。 女性 アーティスト は 教育 の ある 2 つ の 階級 、 つまり 富裕 な 貴族 階級 の 女性 か 修道 女 で ある こと が 多かっ た 。 富裕 な 女性 は 刺繍 や テキスタイル に 、 修道 女 は 装飾 写本 作成 に 携わる こと が 多かっ た 。  当時 の イングランド 、 とくに カンタベリー と ウィンチェスター に は 多数 の 刺繍 工房 が あっ た 。 「 イングランド の 名品 」 (" Opus   Anglicanum ") と 呼ば れる イングランド の 刺繍 作品 は 既に ヨーロッパ 中 で 有名 で あっ た 。 13 世紀 の ローマ 教皇 の 財産 目録 に は 200 以上 も の イングランド の 刺繍 が 入っ て いる 。 刺繍 制作 に 関わっ て い た の は ほぼ 全て 女性 で ある と 考え られ て いる 。  中世 ヨーロッパ の 最も 有名 な 刺繍 作品 は バイユー の タペストリー で あり 、 もともと は 70 メートル ほど の 長 さ だっ た ウール に 刺繍 さ れ て い た 。 ヘイスティングズ の 戦い や ノルマン・コンクェスト を 物語る 図像 から なっ て いる 。 バイユー の タペストリー は 商業 的 に 運営 さ れ て いる プロ の 工房 か 、 王室 ・ 貴族 の 貴婦人 と その 召使い たち か 、 女子 修道院 の どれ か で 作成 さ れ た と 考え られ て いる 。 14 世紀 に 入る と 、 ロンドン 塔 に 王室 の 工房 が あっ た という 記録 が ある ので 、 もっと 早くから 王室 関係 の 工房 が 存在 し た かも しれ ない 。  中世 の 装飾 写本 について は 、 制作 に 携わっ た 芸術 家 の 名前 が 相当 に 判明 し て き て いる 。 10 世紀 の スペイン の 修道 女 エン デ 、 12 世紀 の ドイツ の 修道 女 グダ 、 12 世紀 に バヴァリア の 写字 室 で 活動 し て い た 平信 徒 女性 の クラリシア など で ある 。 こうした 女性 たち と 、 さらに 多く の 名前 の わかっ て い ない 装飾 写本 の 絵描き たち は 、 この 時期 の 女性 にとって 主要 な 学問 の 場 、 学識 ある 女性 にとって 最も 安定 的 に 学問 を 続け られる 選択肢 で ある という 女子 修道院 の 性質 から 恩恵 を 受け て い た 。  ヨーロッパ の 大 く の 地域 で は 、 11 世紀 の グレゴリウス 改革 と 封建 制 の 勃興 により 、 女性 は 初期 中世 に は なかっ た よう な 多く の 拘束 に 直面 する よう に なっ た 。 こうした 社会 の 変化 に ともない 、 女子 修道院 の 地位 も 変わっ て しまっ た 。 ブリ テン 諸島 で は ノルマン・コンクェスト により 、 学識 の 場 で ある 女性 が 力 を 得 られる 場所 として の 女子 修道院 が 徐々に 衰退 し はじめ た 。 女子 修道院 は かつて の よう に 女子 修道 院長 に 率い られる の で は なく 、 男子 修道 院長 に 従属 する もの に なっ て しまっ た 。  キリスト 教化 さ れ て い なかっ た スカンディナヴィア ( 現在 の スウェーデン など ) で は 、 歴史 的 に 記録 が 確実 に 残っ て いる 唯一 の 女性 ルーン 石碑 職人 ( ルーンマスター )、 フロガルド・イ・オスビー ( Frögärd   i   Ösby ) が 1000 - 1017 頃 に 活躍 し て い た 。  しかしながら ドイツ で は オットー 朝 の 支配 下 で 女子 修道院 が 学問 の 機関 として の 地位 を 維持 し て い た 。 これ は 女子 修道院 は 王家 や 貴族 出身 の 未婚 女性 によって 率い られ 、 そうした 女性 が 多数 在籍 し て い た せい で も ある 。 ゆえに 中世 後期 に 女性 が 作成 し た 最も 偉大 な 芸術 作品 は ドイツ で 作ら れ た もの で ある 。 ランツベルク の ヘラデ や ヒルデガルト・フォン・ビンゲン は その 代表 例 で ある 。  ヒルデガルト・フォン・ビンゲン ( 1098 – 1179 ) は とりわけ 中世 ドイツ の 知識 人 ・ 芸術 家 の 好例 で ある 。 ヒルデガルト は 『 神 の 業 の 書 』 (" Liber   Divinorum   Operum ")、『 生命 の 功徳 の 書 』 (" Liber   Vitae   Meritorum ")、 65 曲 の 讃 美歌 、 奇跡 劇 、 さまざま な 樹木 ・ 植物 ・ 動物 ・ 鳥類 ・ 魚類 ・ 鉱物 ・ 金属 に関する 長い 論考 から なる 9 冊 の 著書 を 書い て いる 。 ヒルデガルト は 若年 より 幻視 を 体験 し た と 述べ て い た 。 ローマ 教皇 庁 は 女子 修道 院長 ヒルデガルド による こうした 主張 を 認め 、 ヒルデガルト の 重要 な 知識 人 として の 地位 は いっそう 高まっ た 。 こうした 幻視 は ヒルデガルド の 重要 な 著作 で ある 1142 年 の 『 道 を 知れ 』 " Scivias " の 一部 と なっ た 。 この 著作 は 救済 史 を 語り 彩る 35 の 幻視 の 絵 物語 から なっ て いる 。 『 道 を 知れ 』 の 写本 画 は 、 最初 の 絵 に よく 表れ て いる よう に 、 ヒルデガルト が ビンゲン・アム・ライン の 修道院 で 幻視 を 体験 し て いる ところ を 描い て いる 。 ヒルデガルト の 写本 画 は 明るい 色 、 線 の 強調 、 単純 な 形態 など の 特徴 が 同 時期 の ドイツ の 他 の 作品 と 大きく 異なっ て いる 。 ヒルデガルト 自身 が こうした 絵 を 描い た と は 考え にくい が 、 こうした 絵 の 特性 から し て ヒルデガルト の 密接 な 監督 の もと で 写本 が 作成 さ れ た と 考え られる 。  12 世紀 に は ヨーロッパ において 、 商業 ・ 旅行 ・ 大学 の 勃興 とともに 都市 が 栄える よう に なっ た 。 こうした 社会 の 変化 により 、 女性 の 生活 に も 変化 が 起こっ た 。 女性 は 寡婦 に なる と 夫 の ビジネス を 取り仕切る こと が できる よう に なっ た 。 ジェフリー・チョーサー の 『 カンタベリー 物語 』 に 出 て くる バース の 女房 は そうした 例 で ある 。 この 時期 、 女性 は 職人 ギルド へ の 参加 を 許さ れる こと も あっ た 。 ギルド の 記録 に よる と 、 女性 は とくに フランダース と 北 フランス の テキスタイル 産業 で 活躍 し て い た 。 中世 写本 は 糸 つむぎ を する 女性 の 絵 を マージナリア ( 欄外 の 絵 ) に 多く 描い て いる 。 イングランド の 女性 は 、 引き続き 聖俗 両方 の 用途 に 使わ れる 布 や 多様 な 掛け 布 類 に 豪奢 な 刺繍 を ほどこす 「 イングランド の 名品 」 を 作り 続け て い た 。 写本 彩色 において も 女性 は さらに 活躍 する よう に なっ た 。 メートル・オノレ の 娘 や ジャン・ル・ノワール の 娘 の よう に 、 多く の 女性 は 夫 や 父 と 一緒 に 仕事 を し た と 考え られ て いる 。 13 世紀 に は ほとんど の 装飾 写本 が 商業 的 な 工房 によって 制作 さ れる よう に なり 、 中世 の 終わり まで に は 写本 作成 が いくつ か の 地域 で 重要 な 産業 と なっ た 。 とくに パリ など で は 、 この 頃 に は 女性 は 雇わ れる 芸術 家 ・ 初期 の 過半数 を しめ て い た と 考え られる 。 印刷 の 導入 と 、 それ に ともなっ て 本 を 装飾 する 技術 が 手書き の 絵 から 木版 画 や エングレービング など の 製版 技術 に 移行 し た こと により 、 女性 は ほとんど 本 の 装飾 に 関わら なく なっ て いっ た 。 これ は 女性 芸術 家 の 活躍 という 点 で は 後退 で あっ た 。  ルネサンス は 西洋 史 において 多数 の 世俗 的 な 女性 芸術 家 が 初めて 国際 的 評価 を 得 た 時期 で ある 。 大きな 文化 変動 の 発生 により 、 この 時期 に 女性 芸術 家 が 活躍 し はじめ た 。 人文 主義 の 動き は こうした 変化 の ひとつ で あり 、 全て の 人間 の 尊厳 を 訴える 哲学 として ルネサンス の 思想 の 中心 と なり 、 女性 の 地位 向上 に も いくぶん か は 助け と なっ た 。 さらに 、 一般 的 に 芸術 家 の 個人 として の アイデンティティ が 以前 より 重要 で ある と 見なさ れる よう に なっ た 。 この 時期 に は 、 重要 な 芸術 家 で ある のに 名前 や 身元 が 後世 に 残ら ない という こと は 事実 上 ほとんど なくなっ た 。  『 名 婦 列伝 』 (" De   Mulieribus   Claris ") や 『 女の都 』(" Le   Livre   de   la   Cité   des   Dames ") は こうした 文化 的 変化 を 彩る 重要 な テクスト で ある 。 14 世紀 の 人文 主義 者 ジョヴァンニ・ボッカチオ は 女性 の 伝記 集 で ある 『 名 婦 列伝 』 を 書い た 。 104 の 伝記 の 中 に は 古代 ギリシア の 花瓶 絵 付け 師 で ある タマール が 登場 する 。 不思議 な こと に 、 15 世紀 の 『 名 婦 列伝 』 の 装飾 写本 に は 、 タマール は 自画像 か 、 あるいは 聖母子 の 小さな 画像 を 描い て いる 人物 として 描か れ て いる 。  クリスティーヌ・ド・ピザン は 中世 後期 の 傑出 し た フランス の 作家 ・ 弁論 家 ・ 批評 家 で あり 、 『 女の都 』 を 1405 年 に 書い た 。 『 女の都 』 は 男性 の 中傷 を 逃れ て 自立 し た 女性 が 暮らす 都市 に関する 寓意 的 な 作品 で ある 。 作品 は 現存 し て い ない が 、 当時 パリ で 最も 優れ た 装飾 写本 絵師 と 考え られ て い た アナスタシア など 実在 の 女性 芸術 家 も 登場 する 。  他 に も 人文 主義 者 の 著作 で イタリア 女性 の 教育 促進 に 貢献 し た もの は ある 。 最も 有名 な の は 16 世紀 イタリア の 人文 主義 者 バルダッサーレ・カスティリオーネ の 『 宮廷 人 』 (" Il   Cortegiano ") で ある 。 この 大 好評 を 博し た 著作 は 、 男女 は 社交 にまつわる さまざま な 技芸 について 教育 を 受ける べき だ と 述べ て い た 。 この 著作 の 影響 により 、 女性 が 視覚 芸術 、 音楽 、 文芸 に 携わる こと が 受け入れ られる よう に なっ て いっ た 。 カスティリオーネ の 影響 力 の おかげ も あっ て 、 ルネサンス の 時代 において この 時期 に はじめて 貴族 の 女性 が 絵画 を 本格 的 に 学ぶ こと が できる よう に なっ て いっ た 。  ソフォニスバ・アングイッソラ は 人文 主義 的 教育 から 恩恵 を 受け た 最初 の 世代 で 画家 として 名声 を 博する よう に なっ た 小 貴族 の うち 、 最も 芸術 家 として 成功 し た 女性 で ある 。  貴族 出身 で ない 芸術 家 も 人文 主義 の 興隆 の おかげ で 良い 影響 を 受け た 。 伝統 的 な 主題 の 他 に 、 ラヴィニア・フォンターナ や カタリナ・ファン・ヘメッセン の よう な 芸術 家 が 単に 画家 として だけ で は なく 音楽家 や 学者 として も 自画像 を 描く よう に なり 、 それ によって 自ら の 博学 を 強調 し た 。  人文 主義 の 興隆 とともに 、 職人 から 芸術 家 へ という 変化 が 起こっ た 。 芸術 家 は 以前 の 職人 と 異なり 、 今や 透視 図法 、 数学 、 古典 古代 の 芸術 、 人体 に関する 研究 について の 知識 を 持つ よう 期待 さ れ て い た 。 ルネサンス 後期 に は 芸術 家 の 訓練 は 親方 の 工房 から アカデミー へ と 移行 し た 。 この ため 、 女性 は 19 世紀 末 まで 、 長き にわたって こうした 訓練 を 正規 に 受ける ため の 戦い を する こと と なっ た 。  人体 について の 習作 作成 に は 男性 の ヌード や 死体 の 観察 が 必要 と さ れ た 。 多数 の 人々 が 出 て くる 場面 を リアル に 描く に は これ が 必須 の 背景 知識 と 考え られ て い た 。 男性 ヌード を 描く 訓練 は 女性 に は ほぼ 禁止 さ れ て おり 、 ゆえに そうした 場面 を 描く 絵 から は 閉め出さ れ て い た 。 最も 権威 が ある と さ れ て いる 大 規模 な 宗教 画 の 注文 を 受ける ため に は 、 こうした 裸体 描写 の 力 が 必要 と さ れ て い た 。 多く の 貴族 の 女性 は なんらかの 芸術 の 訓練 を 受ける こと が でき た が 、 男性 ヌード の モデル を 描い て 力 を つける こと は でき なかっ た ので 、 ほとんど は 芸術 の キャリア より 結婚 を 選ん だ 。 たとえば 、 ソフォニスバ・アングイッソラ の 2 人 の 姉妹 は そう し た 。  この 時期 に 芸術 家 として 認め られ た 女性 は 修道 女 か 芸術 家 の 娘 で あっ た 。 15 世紀 に イタリア で 芸術 家 として 頭角 を 現し た 数 名 の 女性 の うち 、 現在 で も 知ら れ て いる 人々 は 女子 修道院 と 結び つき が ある こと が 多い 。 こうした 修道 女 で ある 芸術 家 として は 、 やがて 列聖 さ れる ボローニャ の カタリナ 、 パオロ・ウッチェロ の 娘 アントニア・ウッチェロ 、 バルバラ・ラニョーニ など が いる 。 15 - 16 世紀 にかけて 、 若干 なり と も 成功 し た 女性 芸術 家 の 大 多数 は 画家 の 娘 で あっ た 。 これ は 父 の 工房 で 訓練 を 受ける こと が でき た ため で ある 。 父 から 訓練 を 受け た 女性 芸術 家 の 例 として は 、 画家 の ラヴィニア・フォンターナ 、 細密 画家 レヴィーナ・テールリンク 、 肖像 画家 カタリナ・ファン・ヘメッセン など が いる 。 貴族 出身 で ない こうした 芸術 家 も 人文 主義 の 興隆 の おかげ で 良い 影響 を 受け 、 ラヴィニア・フォンターナ や カタリナ・ファン・ヘメッセン の よう な 画家 は 伝統 的 な 主題 に とどまら ず 、 単に 画家 として だけ で は なく 音楽家 や 学者 として も 自画像 を 描く よう に なり 、 それ によって 自ら の 博学 を 強調 し た 。  この 時期 の イタリア の 女性 芸術 家 は 、 家族 によって 訓練 を 受ける こと が でき た として も 特例 と いえる よう な 存在 で あっ て 、 女性 が 家族 の 仕事 を 引き継ぐ よう な 教育 を 受ける こと は 珍しい こと で あっ た 。 しかしながら 、 ヨーロッパ の 特定 の 地域 、 とくに 北 フランス や フランダース で は 、 男女 問わ ず 子ども に 父親 の 職業 を 継が せる の が もっと ふつう に 行わ れ て い た 。 実際 、 ネーデルラント 地域 で は 女性 に は もっと 自由 が あり 、 ルネサンス の 時期 に 多数 女性 芸術 家 が 存在 し た 。 たとえば 、 ブルッヘ の 聖 ルカ 組合 の 記録 に よる と 、 女性 が 訓練 中 の 弟子 として 認め られ て おり 、 それ ばかり か 1480 年代 まで に は メンバー の 25 ％ 程度 が 女性 で あっ た 。 多く は おそらく 装飾 写本 の 画家 と 考え られる 。  ルネサンス 同様 、 バロック 期 の 女性 芸術 家 も 多く は 芸術 家 の 家族 の 出身 で あっ た 。 アルテミジア・ジェンティレスキ は この 良い 例 で ある 。 父 で ある オラツィオ・ジェンティレスキ から 訓練 を 受け 、 父 が 受け た 注文 の 多く を 一緒 に 制作 し た 。 スペイン の 彫刻 家 ルイーザ・ロルダン は 父 で ある ペドロ・ロルダン の 彫刻 工房 で 修行 し た 。 ドイツ の 画家 ・ 科学 者 で 昆虫 や 植物 の 絵 で 有名 な マリア・ジビーラ・メーリアン の 実父 は 版画 工 マテウス・メーリアン 、 継父 も 画家 の ヤコブ・マーレル で ある 。  この 時期 の 女性 芸術 家 は 、 芸術 において 女性 が 描か れる 方式 に 変化 を もたらし はじめ た 。 バロック 期 に 活動 し た 多く の 女性 芸術 家 は 男性 ヌード モデル を 描く 訓練 は 受け られ なかっ た が 、 女性 の 身体 について は 非常 に 詳しかっ た 。 エリザベッタ・シラーニ の よう な 女性 画家 は 、 超然 と し た ミューズ で は なく 自意識 の ある 存在 として の 女性 像 を 描い た 。 こうした 新しい 表現 の 最良 の 例 は アルテミジア・ジェンティレスキ の 「 ホロフェルネス の 首 を 斬る ユーディット 」 で あり 、 ユーディット は 自ら の 運命 を 自ら 決める 力強い 女性 として 描か れ て いる 。 サンドロ・ボッティチェッリ の よう な 男性 画家 や もっと 伝統 的 な 女性 画家 で ある フェーデ・ガリツィア は 同じ 画題 で ユーディット を 受動 的 に 描い て いる が 、 ジェンティレスキ は 新しい 手法 を 用い て ユーディット を 間近 に ある 困難 に 立ち向かう 有能 な 行為 者 として 表現 し た 。 アクション が この 絵 の 精髄 で あり 、 その 場 を 去る ユーディット を 描い た ジェンティレスキ の もう 一 枚 の 絵 に も 類似 点 が 見 られる 。  1600 年 頃 から 、 とくに ネーデルラント で 静物 画 が 重要 な ジャンル として 画壇 に 登場 し て き た 。 女性 は この 絵画 トレンド の 最先端 に 参加 し た 。 女性 は 静物 画 の 画題 と なる 素材 を すぐ 入手 できる ため 、 この ジャンル は とくに 女性 向き で あっ た 。 北部 で こうした 静物 画 を 描い た 画家 として は クララ・ペーテルス が おり 、 " banketje " と 呼ば れる 朝食 や 、 豪奢 な 品物 を 並べ た 絵 を 描い た 。 マリア・ファン・オーステルウィック は 国際 的 に 知ら れ た 花 の 画家 で あっ た 。 ラッヘル・ライス は 視覚 的 緊張 感 の ある 花 の 絵 を 描く 画家 で あっ た 。 他 の 地域 で は 静物 画 は そこ まで 人気 で は なかっ た が 、 羊皮紙 に 写実 的 な 野菜 の 絵 を 描く ジョヴァンナ・ガルツォーニ や 、 明るく 光沢 の ある 色 が 特徴 の 果物 の 静物 画 を 描く ルイーズ・モワヨン など が いる 。  ヨーロッパ の 多く の 国 で は アカデミー が スタイル を 決定 し た 。 アカデミー は 芸術 家 を 訓練 し 、 作品 を 展示 し 、 意図 の 有無 に かかわら ず 芸術 作品 の 販売 を 促進 する こと に 責任 が あっ た 。 ほとんど の アカデミー は 女性 に 門戸 を 開か なかっ た 。 たとえば フランス で は 強力 な パリ の 芸術 アカデミー が 17 世紀 から フランス 革命 の 間 に 450 人 の 会員 を 擁し て い た が 、 この うち 女性 は たった 15 名 で あっ た 。 この うち の ほとんど は 会員 の 娘 か 妻 で あっ た 。 18 世紀 後半 に は 、 フランス の アカデミー は 女性 を 一切 受け入れ ない と 決め た 。  この 時期 に 最も 格式 の 高い 絵画 は 歴史 画 で あり 、 とくに 歴史 や 神話 を 題材 と し た 状況 の 中 で 多く の 人 を 配置 し た 大 規模 な 絵 が 重要 視 さ れ た 。 こうした 絵 を 準備 する に は 、 芸術 家 は 古代 の 彫刻 を 学ん で 習作 を 作っ たり 、 前 時代 同様 男性 ヌード を 描く 必要 が あっ た 。 女性 は アカデミー の 訓練 に 全く 入れ ない か 、 入れ た として も きわめて 極 られ た 訓練 しか 受け られ なかっ た 。 この ため 、 この 時期 に 描か れ た 女性 による 大 規模 な 歴史 画 は 存在 し て い ない 。  肖像 画 など 他 の ジャンル で 名 を 上げ た 女性 は い た 。 エリザベート ＝ ルイーズ・ヴィジェ ＝ ルブラン は 肖像 画 の 経験 を 生かし て 寓意 的 な 絵画 「 繁栄 を 連れ戻す 平和 」 を 描き 、 これ を 歴史 画 と 分類 し て アカデミー へ の 入会 根拠 に 使用 し た 。 宮廷 で は 気に入ら れ て 著名 人となり 、 40 枚 以上 の 自画像 を 描い て 売っ て いる 。  イングランド で は アンゲリカ・カウフマン と メアリー・モーザー が 1768 年 に ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ の 創立 メンバー と なっ た 。 カウフマン は マリア・コズウェイ が アカデミー に 入れる よう 手助け し た 。 コズウェイ は 神話 画 の 画家 として 成功 し た が 、 ふたり とも アカデミー で は いくぶん 曖昧 な 立場 に 追いやら れ て おり 、 それ は ヨハン・ゾファニー の 集団 肖像 画 で 現在 ロイヤル ・ コレクション に ある 「 ロイヤル ・ アカデミー の 会員 たち 」 に 見て取る こと が できる 。 この 絵 で は アカデミー の 男性 のみ が 大きな スタジオ に ヌード の 男性 モデル と 集まっ て いる 。 男性 モデル が いる ため 社会 通念 上 差し障り が ある という こと で 、 ふたり の 女性 会員 は その 場 に いる 人間 として は 描か れ て 折ら ず 、 かわり に 壁 の 肖像 画 として 描か れ て いる 。 アカデミー の 芸術 が 訓練 中 の ヌード の 習作 づくり を 強調 し た こと は 、 実際 に クラス に 出席 でき ない という 点 で も 、 家族 や 社会 が 画家 に なろ う と する ミドル クラス の 女性 に対して とる 態度 が 硬化 する という 点 で も 、 20 世紀 まで 芸術 を 学ぶ 女性 にとって 相当 な 障壁 と なっ た 。 カウフマン 、 モーザー 、 コズウェイ の 3 人 の 後 は 1936 年 の ローラ ・ ナイト まで アカデミー の 正規 会員 が おら ず 、 女性 は 1861 年 まで アカデミー の 学校 に 入る こと も 許さ れ なかっ た 。  18 世紀 の 後半 まで に 、 女性 芸術 家 にとって 大きな 前進 が あっ た 。 パリ において 、 アカデミー が 設立 し た 作品 展示 会 で ある サロン が 1791 年 に アカデミー に 所属 し ない 画家 に も 開か れ た の で ある 。 これ により 女性 も 重要 な 年次 展示 会 に 作品 を 出展 できる よう に なっ た 。 さらに 女性 は ジャック ＝ ルイ ・ ダヴィッド や ジャン ＝ バティスト・グルーズ の よう な 著名 画家 の 弟子 として 頻繁 に 受け入れ られる よう に なっ た 。  マリー・エーレンリーダー や マリー ＝ ドニーズ・ヴィリエ は 19 世紀 の 初め に 肖像 画 の 分野 で 活躍 し 、 ローザ・ボヌール は 写実 的 な 絵画 ・ 彫刻 を 制作 し た 。  アメリカ の アカデミー に 所属 し て い た エリザベス ・ ジェーン ・ ガードナー は 、 パリ の サロン で 最初 に 作品 を 展示 し た アメリカ 人 女性 画家 で ある 。 1872 年 に ガードナー は サロン で 金メダル を 獲得 し た 最初 の 女性 に なっ た 。  オルガ・ボズナンスカ は ポーランド の 女性 芸術 家 の 中 で 最も よく 知ら れ て おり 、 スタイル として は フランス 印象派 に 近い 。  ラファエル 前 派 の 女性 画家 として は 、 バーバラ ・ ボディ ション 、 エリナー・フォーテスキュー ＝ ブリックデイル 、 ケイト ・ バンス 、 イーヴリン・ド・モーガン 、 エマ ・ サンディーズ 、 エリザベス ・ シダル 、 マリー・スパルタリ・スティルマン 、 マリア・ザンバコ など が いる 。  19 世紀 の 間 、 ヨーロッパ や 北 アメリカ において アカデミー や 公的 な 芸術 教育 が より 女性 に対して 門戸 を 開く よう に なっ た 。 のち に ロイヤル ・ カレッジ ・ オブ ・ アート と なる 英国 政府 デザイン 学校 は 1837 年 の 創立 から 女性 を 受け入れ て い た が 、 いくぶん 扱い の 異なる 「 女子 部 」 のみ の 受け入れ で 、 「 実物 を 描く 」 クラス で は 鎧 を 着 た 男性 を 数 年 描い て い た と いう 。 ロイヤル ・ アカデミー ・ スクール は 1861 年 に ようやく 女性 を 受け入れ た が 、 最初 は 女学生 に ドレープ を 着 た モデル だけ を 描か せ て い た 。 しかしながら スレイド・スクール の よう な ロンドン の 他 の 学校 は 、 1870 年代 頃 から もっと リベラル に なっ て いっ た 。 19 世紀 末 に は 、 西 ヨーロッパ や 北 アメリカ の 都市 部 で 、 女性 は ヌード や ほぼ ヌード に 近い 人物 を 描ける よう に なっ た 。  女性 芸術 家 協会 が 1855 年 に ロンドン で 設立 さ れ 、 1857 年 から 毎年 展示 会 を 実施 し た 。 初回 は 149 名 の 女性 による 358 作品 が 展示 さ れ 、 偽名 で 出展 する 者 も い た 。  ジュリア ・ マーガレット ・ カメロン や ガートルード・ケーゼビア は 新しい メディア で ある 写真 の 分野 で よく 知ら れる よう に なっ た 。 写真 の 世界 に は 伝統 的 な 制約 が なく 、 訓練 手法 も 確立 さ れ て い なかっ た ので 、 女性 の 参加 を 押し とどめる 障壁 が なかっ た の で ある 。  エリザベス ・ トンプソン ( レディ ・ バトラー ) は おそらく 政府 デザイン 学校 の 鎧 を 着 た 人物 を 描く 実物 クラス に 触発 さ れ 、 大きな 歴史 画 で 名 を 上げ た 最初 の 女性 画家 と なっ た 。 トンプソン は 多数 の 馬 が いる よう な 軍事 行動 の 場面 を 専門 と し た 。 最も 有名 な の は ワーテルロー の 戦い で の 騎兵隊 突撃 を 描い た 「 スコットランド よ 永遠 に ！ 」 で ある 。  ベルト・モリゾ と アメリカ合衆国 出身 の メアリー・カサット や ルーシー ・ ベーコン は 1860 年代 から 70 年代 にかけて フランス 印象派 の 運動 に 関わっ た 。 アメリカ の 印象派 画家 リリア・キャボット・ペリー は 19 世紀 末 に モネ と の 交流 や 日本 美術 から 影響 を 受け た 。 セシリア・ボー は アメリカ の 肖像 画家 で 、 やはり フランス で 学ん だ 。  19 世紀 後半 、 アフリカ 系 アメリカ 人 、 オジブワ 、 ハイチ 系 アメリカ 人 の 血 を ひく ニューヨーク の 芸術 家 で ある エドモニア・ルイス が オーバリン 大学 で 芸術 教育 を 受け 始め た 。 ルイス の 彫刻 家 として の キャリア は 1863 年 に 始まっ た 。 イタリア の ローマ に スタジオ を 設置 し 、 大理石 の 彫刻 を ヨーロッパ と アメリカ合衆国 で 展示 し た 。  1894 年 に シュザンヌ・ヴァラドン は フランス で 国民 美術 協会 に 入っ た 最初 の 女性 と なっ た 。 ポスト 印象派 に 属する カナダ の 画家 ローラ・ムンツ・ライアル は 1893 年 に シカゴ 万国博覧会 に 絵 を 出品 し 、 1894 年 に パリ の フランス 芸術 家 協会 に 出展 し た 。  マーガレット ・ マクドナルド ・ マッキントッシュ ( 1865 – 1933 ) は スコットランド の 芸術 家 で 、 1890 年代 から 20 世紀 はじめ の 「 グラスゴー ・ スタイル 」 を 決定 する の に 活躍 し た 。 夫 で ある 建築 家 で デザイナー の チャールズ ・ レニー・マッキントッシュ と しばしば 協 働 し て おり 、 その 作品 は ヨーロッパ 美術 に 影響 を 及ぼし た 。 1900 年 に ウィーン 分離 派 展 に 出展 し 、 グスタフ・クリムト の よう な 分離 派 の 画家 に 影響 を 与え た と 考え られ て いる 。  ウィルヘルミナ・ウェーバー・ファーロング ( 1878 – 1962 ) は ニューヨーク で 活動 し た アメリカ の 初期 モダニスト で あり 、 アート・スチューデント・リーグ や ホイットニー 美術館 に 作品 が 所蔵 さ れ 、 現代 アメリカ の 芸術 に 非常 に 貢献 し た 。  アレクサンドラ・エクステルリュボーフィ・ポポーワ は ロシア 構成 主義 、 立体 未来 主義 、 シュプレマティスム の 芸術 家 で あり 、 20 世紀 初頭 の キエフ 、 モスクワ 、 パリ で 非常 に よく 知ら れ 、 尊敬 を 受け て い た 。 他 に ロシア・アヴァンギャルド の 女性 芸術 家 で 著名 な 人物 として は ナターリヤ・ゴンチャローワ 、 ワルワーラ・ステパノワ など が いる 。  ソニア・ドローネー は 夫 ロベール・ドローネー とともに オルフィスム を 創始 し た 。  アール・デコ の 時代 に は ヒルドレス・メイエール ( Hildreth   Meiere ) が 大 規模 な モザイク を 作成 し 、 アメリカ 建築 家 協会 の ファインアーツメダル を 獲得 し た 最初 の 女性 と なっ た 。 タマラ・ド・レンピッカ も この 時代 の ポーランド 出身 の アール・デコ 画家 で ある 。 修道 女 で ある シスター・マリア・スタニシア は 主 に 聖職 者 の 肖像 画 で 有名 な 肖像 画家 と なっ た 。  ジョージア ・ オキーフ は 19 世紀 後半 に 生まれ 、 花 、 骨 、 ニューメキシコ 州 の 風景 を 描い た 絵 で 有名 に なっ た 。 1927 年 に は ドッド ・ プロクター の 絵 「 朝 」 が ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ の 夏 の 展示 で 「 今年 の 絵画 」 に 選ば れ 、 デイリー ・ メイル が 購入 し て テイト・ギャラリ － に 入っ た 。 好評 を 博し 、 ニューヨーク で 展示 さ れ 、 英国 内 で も 2 年間 ツアー を し た 。  シュルレアリスム は 1920 年代 から 30 年代 にかけて 重要 な 芸術 様式 で あり 、 多数 の 傑出 し た 女性 アーティスト を 生ん だ 。 ドロテア・タニング 、 レオノーラ・キャリントン 、 ケイ ・ セージ 、 レメディオス・バロ 、 レオノール・フィニ など が あげ られる 。 メキシコ を 代表 する 画家 で ある フリーダ・カーロ も シュルレアリスム の 流れ に 位置づけ られる 女性 芸術 家 で ある 。  ダダイスム において も 女性 芸術 家 の 活躍 が 見 られる 。 「 毛皮 の 朝食 」 を 制作 し た メレット・オッペンハイム や 、 フォト モンタージュ 技法 の パイオニア の ひとり で ある ハンナ・ヘッヒ など は ダダ の 流れ に 位置づける こと が できる 芸術 家 で ある 。  リー ・ ミラー は ソラリゼーション を 再 発見 し 、 ハイ ・ ファッション の 写真 家 と なっ た 。 ドロシア・ラング は 大 恐慌 を 写真 で とらえ た 。 マーガレット ・ バーク ＝ ホワイト の 写真 が 『 ライフ 』 創刊 号 の 表紙 を 飾っ た 。 ダイアン・アーバス は 主流 社会 の 外 に いる アウトサイダー たち を 撮影 し た 。 グラシエラ・イトゥルビデ の 作品 は メキシコ の 生活 と フェミニズム を 題材 と し 、 ティナ・モドッティ は 1920 年代 メキシコ の 「 革命 の アイコン たち 」 を 撮影 し た 。 アニー・リーボヴィッツ の 写真 は ロック スター や 有名人 を 題材 と し て いる 。  版画 ・ 彫刻 の 分野 で 活躍 し た アーティスト として は ケーテ・コルヴィッツ が あげ られる 。 ベルリン 分離 派 や フランス 印象派 など さまざま な 作風 から 影響 を 受け つつ 、 労働 者 や 女性 について の 作品 を 制作 し た 。 ドイツ を 代表 する 芸術 家 として 高い 評価 を 受け て い た が 、 ナチス の 台頭 後 は 不遇 で あっ た 。  メアリー ・ キャロル ・ ネルソン は マルチメディアレイヤリズム 協会 ( Society   of   Layerists   in   Multi - Media ,   SLMM ) を 設立 し 、 メンバー は エミール・ビストラム と 超越 絵画 グループ の 伝統 や 、 太平洋 北西 ヴィジョナリー・アート・スクール の モーリス・グレイヴズ など の 伝統 に 倣っ た 。 1970 年代 に は ジュディ・シカゴ が 「 ディナー ・ パーティ 」 を 制作 し 、 フェミニズム アート の 最も 重要 な 作品 に なっ た 。  ヘレン ・ フランケンサーラー は 抽象 表現 主義 の 画家 で あり 、 ジャクソン ・ ポ ロック など に 影響 を 受け た 。 リー・クラズナー も 抽象 表現 主義 の 芸術 家 で あり 、 ポ ロック と 結婚 し て ハンス ・ ホフマン に 師事 し た 。 エレイン・デ・クーニング は ウィレム・デ・クーニング の 弟子 で 、 のち に 妻 と なっ た が 、 本人 も 表現 主義 の 画家 で あっ た 。 この 他 に 抽象 表現 主義 の 画家 として は アン ・ ライアン など も いる 。 ジェーン ・ フランク は やはり ハンス ・ ホフマン の 弟子 で あり 、 カンバス に ミクストメディア を 用い て 制作 し た 。 カナダ で は マルセル・フェロン が オートマティスム の 代表 者 と なっ た 。  フランス の ニキ・ド・サンファル は 60 年代 に 射撃 絵画 で 名 を あげ た 後 、 明るい 色彩 で 女性 を 表現 し た 立体 作品 「 ナナ 」 を 作成 し た 。 「 ナナ 」 など の 作品 は 世界 各地 に 屋外 彫刻 など の 形 で 設置 さ れ て いる 。 晩年 に は イタリア の トスカーナ に タロット・ガーデン を 建設 し た  日本 の アーティスト 、 草間 彌生 の 絵画 、 コラージュ 、 ソフト・スカルプチュア 、 パフォーマンス アート 、 環境 インスタレーション は どれ も 反復 、 型 、 蓄積 へ の 執着 という 共通 点 を 有し て いる 。 草間 の 作品 は フェミニズム 、 ミニマリズム 、 シュルレアリスム 、 アール・ブリュット 、 ポップアート 、 抽象 表現 主義 など の 特徴 が あり 、 自伝 的 ・ 心理 的 ・ 性的 な 意味合い に 満ち て いる 。 2008 年 11 月 、 ニューヨーク の クリスティーズ の オーク ション ハウス で 、 草間 の 1959 年 の 絵画 " No .   2 " が 510 万 ドル で 売れ 、 これ は 存命 の 女性 アーティスト の 作品 として は 最 高値 で あっ た 。  日本 の アーティスト として は オノ ・ ヨーコ も 世界 的 に 著名 で ある 。 フルクサス など と 協 働 し た のち 、 1960 年代 に コンセプチュアル・アート 的 な 作品 を 多数 発表 し た 。 ジョン ・ レノン の 妻 で ある 。  1960 年代 以降 、 フェミニズム は 女性 の 芸術 家 と その 研究 に対する 関心 の 高まり に 大きく 貢献 し た 。 美術 史 や フェミニスト 批評 の 主要 な 研究 者 として 、 ジャーメイン・グリア 、 グリゼルダ・ポロック 、 リンダ ・ ノックリン など を あげる こと が できる 。 アルテミジア・ジェンティレスキ や フリーダ・カーロ の よう な 芸術 家 は 比較的 知ら れ て い なかっ た が 、 フェミニズム の 文化 的 アイコン に なっ た 。  ゲリラガールズ は 1985 年 に 結成 さ れ た 匿名 の 女性 グループ で あり 、 「 芸術 界 の 良心 」 を 名乗っ て いる 。 ジェンダー と 人種 に対する 芸術 界 の 無 関心 と 不平等 に 対抗 する 活動 を 行っ た 。 ゲリラガールズ は 啓発 と 変化 の ため 、 しばしば ユーモラス な ポスター を 作成 し た 。  1996 年 に カトリン・デ・ツェハー ( Catherine   de   Zegher ) は 20 世紀 の 37 人 の 偉大 な 女性 芸術 家 の 作品 を 展示 する 展覧 会 を キュレーション し た 。 この 展覧 会 は " Inside   the   Visible " という 名称 で 、 ボストン の コンテンポラリーアート 美術館 から ワシントン D . C . の 国立 女性 芸術 美術館 、 ロンドン の ホワイト チャペル ・ ギャラリー 、 パース の 西 オーストラリアアートギャラリー に 巡回 し た 。 1930 年代 から 90 年代 まで 、 さまざま の アーティスト の 作品 を 集め て いる 。  1993 年 に レイチェル・ホワイトリード が 初めて テート・ギャラリー の ターナー 賞 を 受賞 し た 女性 と なっ た 。 ジリアン・ウェアリング も 1997 年 に ターナー 賞 を 受賞 し た が 、 この 年 は 最終 候補 が 全員 女性 で 、 クリスティン ・ ボー ランド 、 アンジェラ・ブロック 、 コーネリア・パーカー など が 候補 者 で あっ た 。 1999 年 に トレイシー・エミン が 「 わたし の ベッド 」 (" My   Bed ") で 候補 に なっ て メディア から 広く 注目 さ れ た が 、 受賞 は なら なかっ た 。 2006 年 に は 抽象 画家 の トマ・アブツ が ターナー 賞 を 受賞 し て いる 。  2001 年 に 「 女性 アーティスト と 千年紀 」 (" Women   Artists   at   the   Millennium ") という 学会 が プリンストン大学 で 実施 さ れ た 。 2006 年 に は 同名 の 書籍 も 刊行 さ れ 、 リンタ・ノックリン など の 主要 な 美術 史家 が ルイーズ・ブルジョワ 、 サリー ・ マン 、 エヴァ・ヘス 、 レイチェル・ホワイトリード など の 著名 な 女性 アーティスト を 分析 する 論考 が 収録 さ れ た 。  2010 - 2011 年 にかけて パリ の ポンピドゥー・センター は 3 回 にわたる " elles @ Centrepompidou " という 展示 を 実施 し 、 キュレーター が 女性 の 現代 アーティスト を 選ん で 作品 を 見せる という こと を 行っ た 。 ポンピドゥー・センター は 自 館 の コレクション から 主要 な 女性 アーティスト の 作品 を 選ん で 展示 し た 。  2010 年 、 アイリーン ・ クーパー が 女性 として 初めて 「 ロイヤル ・ アカデミー の 主 」( Keeper   of   the   Royal   Academy ) に 選ば れ た 。 1995 年 、 デイム・エリザベス・ブラックアダー が 、 制度 が 始まっ て 300 年間 の 歴史 で 初めて 「 スコットランド 王室 御用達 画家 」 ( Her   Majesty ' s   painter   and   limber   in   Scotland ) に 選ば れ た 。 ブラックアダー は 既に 1982 年 に OBE を 得 て いる 。  女性 による 芸術 として 興味深い の が 環境 アート で ある 。 2013 年 12 月 の 時点 で 、 女性 環境 アーティスト ディレクトリ ( Women   Environmental   Artists   Directory ) に は 307 名 の 女性 環境 アーティスト が 登録 さ れ 、 マリーナ・デブリ ( Marina   DeBris )、 ヴァニタ・ネメク ( Vernita   Nemec )、 ベティ・ボーモント ( Betty   Beaumont ) など が 入っ て いる 。 デブリ は ビーチ の ゴミ ( デ ブリ ) を 用い て 海岸 や 海洋 の 汚染 について の 意識 啓発 を 行い 、 子ども たち に対して ビーチ の ゴミ に関する 教育 活動 も 行っ て いる 。 ネメク は 現代 生活 の 複雑 性 を 著す ため ジャンク メール を 用い て いる 。 ボーモント は 環境 アート の パイオニア として 知ら れ て おり 、 人 の 信念 や 行動 を 問い 直す アート を 目指し て いる 。  女性 の 芸術 家 について は 、 意図 の 有無 に かかわら ず 、 しばしば 歴史 的 に 誤っ た 記載 が まかりとおっ て き た 。 こうした 不当 な 扱い は 記録 が 作ら れ た 時代 の 社会 政治 的 な 道徳 習慣 による もの で ある 。 この 原因 として は たくさん の 問題 が ある が 、 以下 に 例 を あげる 。『 レコラヴ 』 は 、 角川 ゲームス より 2016 年 10 月 20 日 に 発売 さ れ た PlayStation   Vita 用 ゲーム ソフト 。  「 Blue   Ocean 」 「 Gold   Beach 」 から なる 2 つ の 異なる バージョン が 発売 さ れ た 。  本 作 は 1996 年 の PlayStation 用 ソフト 『 トゥルーラブストーリー 』 の 発売 から 20 年 を 迎え た こと を 記念 し て 、 「 恋 を 描い て   20 th   Anniversary 」 と 銘打た れ た 恋愛 アドベンチャー ゲーム で あり 、 『 トゥルーラブストーリー 』 シリーズ や 『 フォト カノ 』 、 『 キミ キス 』 の プロデュース 等 を 務め た 杉山 イチロウ が プロデューサー 兼 シナリオライター として 参加 し て いる 。  本 作 は 動画 を テーマ に し て おり 、 ヒロイン たち を 撮影 し て 動画 投稿 サイト や SNS に アップ ロード できる 「 レコセッション 」 という 機能 が 搭載 さ れ て おり 、 録画 可能 な 時間 は 最大 30 秒 で ある 。  また 、 『 フォト カノ 』 に 搭載 さ れ て い た 写真 撮影 機能 も 、 本 作 に 搭載 さ れ て いる 。  「 Blue   Ocean 」 は 青い 海 を モチーフ と し た 純愛 路線 の ストーリー と なっ て おり 、 主人公 の 同級生 の 相良   美宇 を メイン ヒロイン と し た 物語 が 展開 さ れる 。  「 Gold   Beach 」 は 夕暮れ の 海 を モチーフ と し た コミカル 路線 の ストーリー と なっ て おり 、 フィンランド から の 留学生 マリアーナ を メイン ヒロイン と し た 物語 が 展開 さ れる 。  本 作 は 決め られ た 期間 内 で ヒロイン と 親しく なっ て 告白 し て 恋人 同士 に なる こと を 目的 と し て おり 、 ストーリー を 進める 中 で 必要 な イベント は ヒロイン たち に 設定 さ れ た 恋愛 レベル と 場所 が 定め られ て いる ため 、 いかに し て 期間 内 に 効率 よく ヒロイン と 親しく なる こと が できる か が ゲーム クリア の カギ と なる 。  本 作 独自 の システム として 、 「 バウンドアップ 会話 」 という もの が ある 。 これ は 、 浴場 の 広間 に ある エア ホッケー を モチーフ と し て おり 、 画面 を タッチ し て 黄色い パック を 引っ張っ て 興味 の ある 内容 の 「 ? パック 」 に ぶつけ て ヒロイン と 会話 する もの で ある 。 多く の 「 ? パック 」 に ぶつける ほど 、 話せる 話題 も 増える 。 集め た 「? パック 」 は 、 プレイヤー は ヒロイン と の 会話 の 話題 を 6 種類 の 中 から 選択 する こと が でき 、 最大 3 つま で スタック する こと が できる 。  各 ヒロイン に は テンション ゲージ が 3 段階 に 割り当て られ て おり 、 スタック 3 の 話題 は テンション を 上げ やすい 反面 ヒロイン の テンション ゲージ が 低い 時 に 用い て も 高い 効果 は 得 られ ない 。  ヒロイン の テンション ゲージ が 満 タン に なる と 、 REC ボタン を 押す こと が できる よう に なり 、 レコセッション に 移行 する こと が できる 。  レコセッション に は PlayStation   Vita の モー ション センサー が 使わ れ て おり 、 “ ジャイロ モード ” に 切り替える と PlayStation   Vita 本体 の 動き や 傾き に 応じ て 画面 が 動く よう に なる ため 手 ぶれ が 生じ やすく なる が 、 手 ぶれ 補正 機構 を 用い て 手 ぶれ の ない 動画 を 撮影 する こと も 可能 で ある 。  初心者 救済 措置 として 、 目当て の ヒロイン に 会い やすく なる “ ラヴハック ” という システム も 搭載 さ れ て いる 。  「 光 海 学園 」 を 舞台 に 、 以下 の キャラクター 達 が 登場 する 。   プロローグ で 「 Blue   Ocean 」 で は キュートムービー 部 、 「 Gold   Beach 」 で は   E 動画 部 それぞれ 入部 する か によって 、 各 ヒロイン ごと の メイン ストーリー は 2 つ に 分岐 。   エンディング は ルート により 内容 が 若干 異なる 。  ★ マーク は DLC を あてる こと で 攻略 可能 。  ただ の 、 名前 は 違う 。 前作 から ゲスト 出演 で ある 。  『 ラジオレコラヴ ！ 〜 ドキドキアップロード ♪〜』 の タイトル で 、 2016 年 10 月 20 日 から 2017 年 3 月 23 日 まで 音 泉 にて 配信 さ れ た 。 隔週 木曜日 更新 。 パーソナリティ は 井口 裕香 （ 真奈   役 ） 、 加 隈 亜 衣 （ 結 菜   役 ） 、 石川 由依 （ 妃 月 凜世   役 ） 。  ファミ 通 は 「 様々 な 世代 の 男性 の 心 の 琴線 に 触れる よう な 演出 は 、 さすが 20 年間 恋愛 シミュレーション ゲーム を つくっ て き た 杉山 イチロウ だ という 出来 だっ た 」 と 述べ て おり 、 「 ヒロイン の ふとした 動き や プレイヤー の 感性 によって 多彩 な 動画 が 撮影 できる の は 今 まで に なかっ た もの で ある 」 と も 評し て いる 。アニメーション 産業 と は アニメーション に 関連 する 産業 。  単に 作品 の 制作 に 留まら ず 、 ライセンス ビジネス 、 音楽 、 出版 、 他 業種 と の タイアップ 等 、 多岐 に 及ぶ 。  典型 的 な 労働 集約 型 産業 で 制作 費 に 占める 人件 費 の 割合 が 高く 、 動画 は 早くから 制作 の 国際 分業 化 が 進み 、 人件 費 の 安い 国 に 下請け が 進ん で い た 。  1990 年代 以降 、 デジタル 化 が 進み 、 地方 都市 や 海外 等 、 地理 的 な 距離 の 離れ た 場所 に スタジオ を 構え て 分業 化 が 進み つつ ある 。 近年 で は 各国 で 振興 策 が とら れる 。  419 社 ある と さ れる アニメ 制作 会社 の うち 、 80 ％ 以上 の 365 社 が 東京 に 立地 し て おり 、 特に 79 社 が 所在 する 練馬 区 と 70 社 が 所在 する 杉並 区 の 2 区 に 集中 し て 所在 する 。 およそ 6000 人 が 従事 し て おり 、 近年 で は 若手 の アニメーター を 育成 する ため の 施策 が とら れる 。  ウォルト・ディズニー ・ アニメーション ・ スタジオ が 50 作 以上 の 作品 を 送り出し 、 近年 で は CG による アニメーション の 製作 が 主流 と なり 、 ピクサー・アニメーション・スタジオ と ドリーム ワークス ・ アニメーション が 双璧 を なす 。  テレビ アニメ の 制作 分数 が 2003 年 当時 1 万 2000 分 だっ た が 、 2008 年 に は 日本 を 追い越し 、 2011 年 に は 26 万 231 分 と わずか 9 年 で 21 倍 に なっ た 。 海賊版 が 横行 し て おり 、 アニメ 製作 会社 の 収益 に 悪影響 を 与える 。  東映 アニメーション フィリピン 等 が 進出 し て おり 、 近年 、 ゲーム や アニメ の 受託 制作 拠点 として の 地位 を 築き つつ ある 。ACG （ えー し ー じ ー ） と は 、 中国 語 圏 において 主 に 用い られる 日本 の アニメ ( Anime )、 漫画 ( Comic )、 コンピューター ゲーム ( Game ) の 文化 を 反映 し た 「 2 次元 」 コンテンツ の 総称 。 1995 年 に 台湾 で 呼称 として 使わ れ 始め 、 後 に 香港 に も 広がっ た 。  1995 年 に 台湾 の アニプス と コミック の ファン 、 「 AIplus 」 という 名前 を 使っ て 国立 中山 大学 の 掲示板 を 設置 し た 。 アニメーション 、 漫画 、 ゲーム など を 指す 「 ACG _ Review   Board 」 と 命名 さ れ た 。   それ は 、 用語 「 ACG 」 の 最初 の 出現 で ある と 考え られ て いる 。  ACG の 人気 と 影響 力 は 急 成長 を 遂げ て おり 、 現在 、 中国 の 市場 において ACG 文化 は 2 億 人 の ファン を 抱え 、 その 内 の 6000 万 人 が ハード コア な ファン と 見 られ て いる 。 また 、 ポテンシャル を 含め た ユーザー の 規模 で いう と 3 億 人 とも 推計 さ れ て いる 。 背景 に は 、 正規 版 へ の 需要 の 高まり と 、 中国 国内 で の 国産 ACG に対する 投資 と 開発 の 推進 が ある 。 その よう な 中 で 、 中国 産 の 青少年 向け の アニメ が 登場 し 、 萌 娘 百科 や 巴 哈姆特 電 玩資訊 站 など の ACG ポータルサイト も 充実 し た 。フォトロゲイニング （ ） は 、 地図 上 に あらかじめ 設定 さ れ た チェックポイント を 制限 時間 内 で 多く 巡り 獲得 し た 合計 得点 を 競う スポーツ 。 チェックポイント 通過 の 証明 に 目印 を 撮影 し た 写真 を 用いる 。 略称 は フォトロゲ 。 オーストラリア 発祥 の アウトドア スポーツ で ある ロゲイニング を アレンジ し た もの で 2005 年 に 日本 で 始まっ た 。 なお 、 日本 において フォトロゲイニング 、 フォトロゲ という 名称 は 命名 者 で ある 伊藤 奈緒 （ TREKNAO 代表 ） が 保有 する 登録 商標 で ある 。  地図 に 示さ れ た チェックポイント を 巡り それぞれ 設定 さ れ た 数字 が 得点 と なる 。 チェックポイント の すべて に 到達 する 必要 は ない 。 一般 的 に 遠く に あっ たり 行き にくい チェックポイント ほど 高 得点 が 設定 さ れ て いる 。 観光 名所 など に チェックポイント を 設定 する こと で 地域おこし など に 活用 さ れ て いる 。  チェックポイント へ の 到達 の 証拠 として 主催 者 が 指示 し た 石碑 など の 目印 を 写真 撮影 する 。 この チェックポイント の 写真 を SNS に 投稿 する こと で 友人 や 知人 に 楽し さ を 伝え られ 、 その 拡散 効果 が 人気 を 後押し し て いる と さ れる 。東アジア 文化 都市 （ ひがし アジア ぶん か と し 、 、 ） と は 、 東アジア に ある 日本 ・ 中国 ・ 韓国 の 各国 が 毎年 選ぶ 、 文化 芸術 イベント を 集中 的 に 実施 する 都市 及び その 事業 。 欧州 文化 首都 に 範 を 取り 、 多様 な 文化 の 相互 理解 と 国際 発信 の 強化 を 目指し て 2014 年 に 始まっ た 。 選定 さ れ た 都市 において 、 現代 の 芸術 文化 や 伝統 文化 、 多彩 な 生活 文化 に 関連 する 様々 な 文化 芸術 イベント 等 を 実施 し 、 東アジア 域内 の 相互 理解 ・ 連帯 感 の 形成 を 促進 する と共に 、 東アジア の 多様 な 文化 の 国際 発信 力 の 強化 を 図る こと を 目指し て いる 。 特に 1 年 の 中 に 設け られ た 中核 期間 に 公演 や フェスティバル が 開か れる 。 類する 事業 で は 東南アジア 諸国 連合 で ASEAN 文化 都市 が 行わ れ て いる 。  日 中 韓 文化 大臣 会合 が 日 中 韓 の 順 に 実施 都市 で 開か れ 、 翌年 の 3 都市 が 正式 決定 さ れる 。『 冒険 船長 』 （ ぼう けんせん ちょう ） は 遠藤 政治 による 日本 の 漫画 作品 。  『 週刊 少年 マガジン 』 （ 株式会社 講談社 ） の 創刊 号 （ 1959 年 3 月 26 日 ） から 1959 年 6 月 11 日 号 まで 10 話 連載 さ れ た 。OsakaPrix   全国 クラシック バレエ ・ コンペティション （ OsakaPrix ＝ オオサカプリ ） は 、 優れ た バレエ の 踊り 手 を 決める 大会 で ある 。 産経新聞 社 主催 、 大阪 府 教育 委員 会 など 後援 。  大会 は 毎年 2 月 と 3 月 、 小学 3 年生 以上 の バレエ ダンサー が 出場 。 年齢 別 に 分かれ 、 ジュニア 3 部 （ 小学 3 年 ～ 小学 5 年 ） 、 ジュニア 2 部 （ 小学 6 年 ～ 中学 1 年 ） 、 ジュニア 1 部 （ 中学 2 年 ～ 高校 3 年 ） 、 シニア の 部 （ 高校 卒業 相当 以上 ） の 各 部門 で 入選 ・ 入賞 を 競う 。 予選 、 準 決選 、 決選 の 順 に 行わ れ 、 日本 バレエ 協会 会長 も 審査 に あたる 。  最高 得点 者 の 「 最優秀 賞 」 とともに 、 指導 者 に も 「 最優秀 指導 者 賞 」 が 贈ら れる ほか 、 小学生 に 「 ベスト ダンサー 賞 」 や 、 スカラシップ も 贈呈 さ れる 。  共催 は 産経新聞 開発 。 後援 は 大阪 府 、 大阪 府 教育 委員 会 、 大阪 市 、 大阪 市 教育 委員 会 、 関西 ・ 大阪 21 世紀 協会 、 日本 バレエ 協会 、 日本 バレエ 協会 関西 支部 、 関西テレビ 放送 、 ラジオ 大阪 、 サンケイ スポーツ 、 夕刊 フジ 、 フジ サンケイ   ビジネスアイ 。 特別 協賛 は チャコット 、 協賛 は 美 々 卯 、 ハマ ナ 。 協力 は 、 日本 バレエ 協会 関西 支部 。産経 民謡 大賞 （ さんけい みん よう たいしょ う ） は 、 優れ た 民謡 の 歌い手 を 決める 音楽 に関する 賞 で ある 。 古い 伝統 と 歴史 を 持つ コンクール 。 産経新聞 社 主催 。  1966 年 から 開催 、 2017 年 で 第 52 回 を 迎える 。 毎 春 、 近畿 各地 で 予選 が 、 夏 に テープ 審査 が 行わ れ 、 通過 し た 約 500 人 が サンケイホールブリーゼ で 開催 の 大会 に 進む 。  大会 は 「 大賞 」 「 壮年 」 「 健 声 」 「 少年 少女 」 の 4 部門 ごと に 審査 さ れ 、 それぞれ 優勝 者 が 選ば れる 。 最優秀 賞 として 「 民謡 大賞 」 （ 内閣 総理 大臣 賞 ） が 贈ら れる 。 その ほか 、 内閣 官房 長官 賞 、 文部 科学 大臣 賞 など も 贈ら れる 。  「 大賞 」 「 壮年 」 の 2 部門 で は 「 優秀 賞 」 「 敢闘 賞 」 「 努力 賞 」 が 、 「 健 声 」 「 少年 少女 」 の ２ 部門 で は 「 優秀 賞 」 も 選ば れる 。 また 、 民謡 の 発展 に 貢献 し た 人 に 「 民謡 功労 章 」 も 贈呈 さ れる 。  共催 は 産経新聞 開発 。 後援 は 大阪 府 、 大阪 市 、 関西テレビ 放送 、 大阪 放送 ( ラジオ 大阪 )、 各地 の 民謡 の 団体 。  なお 、 サンケイ ホール の 建て替え に 伴い 、 2006 年 の 第 41 回 大会 は 、 大阪 厚生 年金 会館 で 開か れ た 。中華民国 鉄道 文化 協会 （ 、 / 英 略称 : RCS ） は 台湾 の 内政 部 に 正式 登録 さ れ た 鉄道 愛好 者 による 鉄道 研究 を 目的 と し た NGO かつ NPO 団体 。 1995 年 に 台北 市 で 設立 さ れ た 。  現在 は 高雄 市 鼓山 区 （ 元 高雄 港 駅 、 現在 の 旧 打 狗 駅 故事 館 ） に 本部 が ある 。  観光 保存 鉄道 の 国際 組織 「 WATTRAIN   ( World   Association   of   Tourst   Trams   and   Trains ） 」 正式 会員 で ある とともに 、 アジア 太平洋 地区 の 保存 鉄道 協力 組織 「 APHTRO （ Asia   Pacific   Heritage   and   Tourist   Rail   Organization ） 」 の 正式 な 台湾 代表 で も ある 。  1988 年 6 月 9 日 （ 鐵 路 節 ： 台湾 の 鉄道 の 日 ） 国立 交通 大学 の 鉄道 ファン グループ が 校内 で 鉄道 研究 による 台湾 史 の 考察 を 目的 に  を 設立 。 ならびに 交通 大学 以外 の ファン に も 参加 を 促し た 。 数 年 後 、 単純 に 鉄道 愛好 家 の 集まり に 過ぎ なかっ た 研究 会 は 次第に 鉄道 文化 の 保存 と 進化 を 目指し 、 1995 年 に 内政 部 に 中華民国 人民 団体 法 （ ） に 則っ た 正式 な 非 政府 組織 として 登録 申請 、 1996 年 10 月 22 日 に 正式 設立 と なっ た （ 内政 部 登録 番号 第 8435746 号 ） 。  2004 年 から 2010 年 末 まで は 台北 県 淡水 鎮 （ 現 新北 市 淡水 区 ） に 本部 を 設け て おり 、 2011 年 以降 高雄 市 の 鉄道 故事 館内 に 拠点 を 移し 現在 に 至っ て いる 。  協会 設立 後 は 鉄道 文化 遺産 の 保存 活動 を 継続 的 に 行っ て いる ほか 、 様々 な イベント を 開催 ・ 共催 し て いる 。  台北 機 廠 （ ） は 台北 市 信義 区 で 1935 年 から 稼働 し て い た 台湾 鉄路 管理 局 の 車両 工場 で 、 2013 年 に その 機能 を 桃園 市 に 新設 さ れ た 富岡 車両 基地 に 段階 的 に 移転 し 、 機 廠 も 車両 工場 など 複数 の 建造 物 が 台北 市 指定 古蹟 に 登録 さ れ た 。 台 鉄 は 跡地 を 総 面積 17 ha の 60 % にあたる 約 10 ha を 住宅 商業 エリア に する 高層 ビル 再 開発 事業 を 予定 し て い た 。 背景 に は 1 , 000 億 台湾 ドル の 累積 債務 を 抱える 台 鉄 が これ を 開発 利益 計上 の 好機 と 捉え て い た こと 、 信義 区 が 台北 市 で も 屈指 の 高 地価 エリア という 事情 も あっ た 。  この 事業 に 危機 感 を 抱い た 周辺 住民 は   台北 機 廠 文 史 守護 聯盟   を 結成 する など 、 再 開発 の 反対 と 機 廠 保存 運動 を 展開 し た 。  これ に 賛同 し た 協会 は 中華民国 文化 部 だけ で なく 立法院 、 台北 市 政府 など に 全域 の 国定 史蹟 登録 を 申請 する など 全面 的 に 支援 を 行っ た 。  2014 年 9 月 25 日 に 台北 市 都市 計画 委員 会 で 一旦 は 都市 計画 変更 案 が 通過 し た ものの 、 2015 年 3 月 15 日 に 文化 部 は 台北 機 廠 全域 の 国定 古蹟 指定 を 決定 し た 。  鉄道 文化 協会 は 「 国家 レベル の 鉄道 博物館 が なく 、 ここ を 活用 する べく 続け て き た 長年 の 努力 が 実っ た 。 」 と コメント し て いる 。 その後 文化 部 と 交通 部 は 台北 機 廠 を 鉄道 博物館 化 する プロジェクト で 協力 する 覚書 を 締結 する 運び と なっ た 。  協会 設立 前 に 前身 の 交大鉄 道 研究 会 が 1989 年 3 月 より 「 鐵 道 情報 」 という タイトル で 会報 誌 を 発行 し て い た 。  当初 は B 4 大 用紙 1 枚 で 会員 向け に 配布 し て い た 。  インターネット が 発達 ・ 普及 する 前 の 当時 の 鉄道 ファン に は 新着 情報 と 知識 を 得る 貴重 な 情報 源 だっ た 。 協会 設立 後 は 雑誌 形態 として 隔月 刊 で 編集 ・ 出版 を 続け て いる 。  （ ISSN ： 2073 - 2163 ） 、 原則 偶数 月 の 下旬 に 発売 。茨城 県 北 芸術 祭 （ いばらき けんぽ く げ いじ ゅつさい 、 英 題 :" KENPOKU   ART "、 ケンポクアート   ） は 茨城 県 の 県 北 地域 に 属する 日立 市 、 高萩 市 、 北茨城 市 、 常陸太田 市 、 常陸 大宮 市 、 久慈 郡 大子 町 の 6 市町 に 存在 する 施設 、 公園 等 を 展示 場所 に 国内外 の 現代 美術 アーティスト の 作品 を 展示 する 展覧 会 で ある 。 2016 年 に 初めて 開催 さ れ た 。  県 北 芸術 祭 の 開催 意義 として 、 山間 地 と 沿岸 地 、 それぞれ の 表情 を 見せる 茨城 県 北 地域 の 魅力 を アート を通して 、 地域 の 人 や 国内外 の 人 に 発見 し て 貰う こと 等 が 謳わ れ て いる 。 その 意図 に 沿っ て 、 作品 展示 は 県 北 地域 の 非常 に 広い 範囲 に 展開 さ れ 、 また 作品 が 置か れ て いる 場所 も 美術館 の 他 、 閉校 と なっ た 校舎 、 神社 、 商店 街 、 道 の 駅 、 滝 、 海岸 等 多様 な もの と なっ て おり 、 鑑賞 者 が 県 北 地域 の 様々 な 自然 、 文化 、 歴史 、 産業 を 作品 と 供 に 体感 できる よう に なっ て いる 。  主催 は 茨城 県知事 を 会長 、 開催 6 市町 の 首長 を 副 会長 と する 茨城 県 北 芸術 祭 実行 委員 会 で あり 、 茨城 県 企画 部 県 北 振興 課 が 委員 会 事務 局 を 担う 。 総合 ディレクター は 森 美術館 館長 の 南條 史生 で ある 。  南條 は 守谷 市 を 拠点 と する アーカスプロジェクト の アドバイザー に 依然 から なっ て おり 、 県 北 芸術 祭 に は アーカスプロジェクト に 参加 し て い た アーティスト が 何 人 か 参加 し て いる 。 この 、 アーカスプロジェクト の 成果 が 県 北 芸術 祭 に 引き継が れ て いる 、 という 点 が 評価 さ れ 、 2016 年度 （ 平成 28 年度 ） の いばらき イメージアップ 大賞 において 、 「 アーカスプロジェクト から 県 北 芸術 祭 」 が 大賞 として 表彰 さ れ た 。  第 2 回 を 2019 年 秋 に 開催 する こと が 発表 さ れ た 。 しかし 、 2017 年 茨城 県知事 選挙 で 新しい 知事 と なっ た 大井川 和彦 は 2019 年 の 開催 の 延期 を 発表 し た 。 発表 で は 一過 性 の イベント で は 無く 地域 が 積極 的 に 関わる 形 に 見直す など と し た が 、 具体 的 な 見直し 案 や 次回 開催 時期 は 示さ れ なかっ た 。  会期 は 2016 年 9 月 17 日 から 11 月 20 日 の 65 日間 。KENPOKU   ART   2016   茨城 県 北 芸術 祭 （ ケンポク   アート   2016   いばらき けんぽ く げ いじ ゅつさい ） は 茨城 県 北 芸術 祭 の 第 1 回 目 。  茨城 県 北 芸術 祭 の 第 1 回 目 と なる 「 KENPOKU   ART   2016   茨城 県 北 芸術 祭 」 の 来場 者 数 は 当初 目的 の 30 万 人 を 大きく 上回り 776 , 481 人 と なり 、 その 経済 波及 効果 は 35 . 33 億 円 と 試算 さ れ た 。 併せ て 、 茨城 県 の イメージアップ に も 繋がる 社会 効果 が あっ た と 報告 さ れ て いる 。 一方 で 、 開催 会場 から 離れ た 地域 に は 集客 効果 が 及ば なかっ た 事 や 、 広報 の 仕方 や 交通 手段 の 確保 等 に 課題 を 残し た 、 ともさ れ て いる 。  参加 アーティスト は 国際 的 に 活躍 し て いる アーティスト を 招聘 し た 他 、 一般 公募 による 選出 、 芸術 祭 参加 アーティスト を 選出 する ため に 実施 し た ハッカソン 「 KENPOKU   Art   Hack   Day   2015 」 から の 選出 、 及び 他 の ハッカソン や アワード で ある 「 3331 α   Art   Hack   Day   2015 」 、 「 CREATIVE   HACK   AWARD   2015 」 、   「 Bio   Art   Hackathon   2015 」 から も 選出 し て いる 。  以下 、 作品 名 ・ 作品 番号 ・ アーティスト 名 ・ 展示 場所 の 順 に 記述 。インプレサリオ （ ） は 、 コンサート 、 演劇 、 オペラ など を 行う 団体 を 組織 し 、 また 多く の 場合 その 資金 調達 を 行う 者 を 指す 言葉 で ある 。 イタリア 語 で 企業 や 事業 を 意味 する 「 impresa 」 という 言葉 に 由来 する 。 類似 の 役割 を 行う 者 として 、   アーティスト ・ マネージャー や 、 映画 や テレビ 番組 の プロデューサー が ある 。  元来 は 、 社会 的 、 経済 的 な 意味合い における の 世界 で 用い られ て い た もの で ある 。 18 世紀 中期 から 1830 年代 にかけて 、 インプレサリオ は 歌劇 の 公演 を 行う 組織 にとって 鍵 と なる 存在 だっ た 。 劇場 の オーナー たち は たいてい の 場合 貴族 階級 の アマチュア で あり 、 財政 的 な リスク を 負い つつ 、 作曲 家 （ 1850 年代 まで オペラ は 新作 の 上演 を 行う こと が 期待 さ れ て い た ） 、 オーケストラ 、 歌手 ら と の 契約 や 、 衣装 や 美術 製作 を 行う 責任 者 として インプレサリオ を 任命 し た 。 1786 年 、 モーツァルト は 全 1 幕 の 喜劇 『 劇場 支配人 』 で 、 その ストレス や 感情 的 な どたばた 騒ぎ について 風刺 し て いる 。 アントニオ・ヴィヴァルディ は 、 インプレサリオ と 作曲 家 の 両方 を 兼ね て い た 稀有 な 存在 で ある 。 1714 年 、 彼 は ヴェネツィア の において 、 自作 の 『 狂気 を 装う オルランド 』 を 初め と する 数 多く の 公演 を 行っ た 。  アレッサンドロ・ラナーリ （ 1787 年   -   1852 年 ） は 衣装 製作 を 手がける 店 の オーナー で あっ た が 、 仲介 者 を 排し て フィレンツェ ので オペラ の シーズン を 成功 に 導き 、 ヴェルディ の 『 マクベス 』 初演 版 の ほか 、 ベッリーニ の オペラ 2 作 、 『 ランメル モール の ルチア 』 を 含む ドニゼッティ の オペラ 5 作 の 上演 を 手がけ た 。 （ 1778 年   -   1841 年 ） は 当初 カフェ の 給仕 で あっ た が 、 そこ から 身 を 興し て ミラノ の スカラ座 の 経営 者 と なり 、 賭博 所 の 運営 や ルーレット の 導入 など も 行っ た 。  は ハープシコード 奏者 で あっ た が 、 インプレサリオ として 、 17 世 紀北 ドイツ の 宮廷 音楽 界 を 取り仕切っ た 。  エンターテインメント 業界 で は 、 コンサート や ツアー など の 音楽 上 の イベント 、 オペラ 、 劇場 、 あるいは ロデオ で の 催し を 行う プロデューサー を 指す もの として 、 伝統 的 な 意味 で の インプレサリオ という 用語 が いまだに 使用 さ れ て いる 。 近世 における 重要 な インプレサリオ として は 、 トーマス ・ ビーチャム 、 ルドルフ・ビング 、 セルゲイ ・ ディアギレフ 、 リチャード ・ ドイリー・カート 、 、 、 アーロン ・ リッチモンド 、 そして ジャズ ・ フェスティバル の プロデューサー で ある ジョージ ・ ウェイン など が いる 。  女性 を 指す もの として は あまり 使わ れ ない 用語 で ある が 、 モダン な パンク と ニューウェーヴ・ファッション を メイン ストリーム に 押し上げる 役割 を 広く 果たし た ヴィヴィアン・ウエストウッド は 、 現代 の 女性 の インプレサリオ の 例 で ある 。 議論 の 余地 は ある が 、 シャロン ・ オズボーン も インプレサリオ の 別 の 一 例 と いえる 。  インプレサリオ は 、 自主 運営 の 美術館 における キュレーター や 、 組織 的 な イベント で 主導 的 な 役割 を 担う 会議 の 主催 者 といった もの を 指す 用語 として も 使わ れる こと が ある 。  ジャック ＝ イヴ・クストー は 、 科学 者 ら とともに 水中 探検 を 行う 探検 家 ・ 映画 製作 者 で ある 自身 を 形容 する 表現 として 「 科学 の インプレサリオ 」 という 表現 を 用い た 。 また 、 ジェームズ ・ ワトソン と E .   O .   ウィルソン は チャールズ ・ ダーウィン の 業績 の インプレサリオ で ある 、 と の 形容 を 、 は 『 ニューヨーク・タイムズ 』 紙 で 用い て いる 。東京 都 アニメーション ビジネス 海外 展開 支援 事業 は 、 東京 都内 の 、 世界 で 活躍 し たい アニメーター や 、 アニメ 製作 会社 を 、 東京 都 が 支援 する ため 行っ て いる 公共 支援 事業 で ある 。  主 に 、 以下 の 3 つ の 内容 で 構成 さ れる片山   泰 輔 （ かたや ま   たいす け 、 1964 年   -   ） は 、 日本 の 経済 学者 。 静岡 文化 芸術 大学 教授 。  東京 都 町田 市 出身 。 慶應義塾 大学 経済学部 卒業 。 東京大学 大学院 経済 学 研究 科 修士 課程 修了 、 同 博士 課程 単位 取得 退学 。  三和 総合 研究所 （ 現 ・ 三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング ） を 経 て 、 2002 年 跡見学園女子大学 マネジメント 学部 助教授 。  2006 年 静岡 文化 芸術 大学 助教授 、 2007 年 准 教授 、 2011 年 教授 。  1999 年 から 2011 年 の 間 、 関西学院大学 大学院 総合 政策 研究 科 客員 准 教授 を 兼務 。倫 雅 美術 奨励 賞 （ りん が びじゅつしょうれいしょう ） は 、 美術 評論 家 の 河北 倫明 が 設立 し た 公益 信託 倫 雅 美術 奨励 基金 が 主催 し 、 優れ た 新鋭 の 美術 評論 家 、 美術 史 研究 家 を 顕彰 する 賞 。 選考 対象 は 、 おおむね 2 年間 に 国内 で 発表 さ れ た 優れ た 美術 評論 、 美術 史 研究 、 展覧 会 の 企画 （ カタログ 等 含む ） と し 、 対象 年齢 は その 年 の 12 月 1 日 現在 で おおむね ね 50 歳 未満 の 者 。 受賞 者 に は 奨励 金 として 100 万 円 が 贈ら れる 。  現在 の 審査 員 は 、 市川 政憲 、 田中 淳 、 五 十 殿 利治 、 菊屋 吉生 、 有川 幾夫 の 5 名 。  __ 目次 強制 __SPACE   CADET は 、 日本 の ウェブ・ギャラリー 、 プラットフォーム 。  日本 の 若手 写真 家 の 発表 、 交流 の 場 と なり 、 支援 する こと を 目的 に 、 2011 年 に 発足 。  ディレクター を 鈴木 正義 、 グラフィック ・ デザイン を 岸田 紘 之 が 務め 、 ポートフォリオ や インタビュー を 掲載 し て いる 他 、 グループ 展 や 出版 も 行う 。 参加 者 は 広く 募集 さ れ 、 掲載 に は 審査 を 設け て いる 。 作家 、 コマーシャル を 中心 に 活動 する 者 、 在学 中 の 写真 家 など 、   活動 の 幅 や キャリア は 様々 で ある 。 木村 伊兵衛 賞 ノミネート 作家 を 含め 、 国内外 で 評価 さ れ て いる 写真 家 も 多数 参加 し て いる 。  鈴木 は 音楽 ライター の 二木 信 と 、 日本 の ヒップ ホップ ／ ラップ ・ ミュージック の 批評 サイト 、 Words   &   Sounds の 運営 も 行っ て いる 。  中島   大輔 、 横田   大輔 、 伊丹   豪 、   古賀   勇人 、   牧口   英樹 、 森下   光   、 滝沢   広 、 新居   大 弥   、 奥田   一平 、 呉   進一 、 小浪   次郎 、 佐藤   華 連 、 吉田   和生 、 石川 和人 、 平澤   賢治 、   菅野   恒 平 、 北川   浩司 、 石田   浩 亮 、 鄭   弘 敬 、 成田   舞 、 中山   正 羅 、 赤 鹿   麻耶 、 細 倉   真弓 、 梶屋   実花 、   喜多村   みか 、 蓮井   元彦 、 中野   美 登 樹 、 題 府   基之 、 宇田川   直 寛 、 残 間   奈津子 、 パトリック ・ ツァイ 、 田中   れい 、 水木   塁 、 菊池   良助 、 加納   俊輔 、 前田   隆 元 、 飯沼   珠実 、 八重樫   智 輝 、 藤井   智也 、 北岡   稔 章 、 長谷川   億 名 、 矢島   陽介 、 水谷   吉 法 、 鵜飼   悠 、 伊藤   佑 一郎 、 清水   裕貴 、 渡邊   有紀 、 うつ   ゆみこ多重 露光 （ た じ ゅうろこう ） と は 、 写真 撮影 における 技術 の 一つ で 、 1 コマ の 中 に 複数 の 画像 を 重ね 写し 込む こと 。 多重 露出 、 二 重 写し と も いう 。 フィルム カメラ で は 、 何らかの 事情 で コマ 送り が でき ず に 意図 せ ず し て そう なる 場合 が ある 。 プリント の 段階 で 同じ 印画 紙上 に 2 つ 以上 の ネガ から 焼付け する 方法 も ある 。 また 、 フォト ショップ など 画像 処理 ソフトウェア など で も 同様 の 効果 を 得る こと が できる 。  フィルム カメラ の 場合 は コマ 送り を せ ず に 複数 回 露光 する こと で 実現 できる 。 初期 の フィルム カメラ の 一部 を 除き 、 通常 は シャッター を 1 度 押す と コマ 送り を 行わ ない 限り シャッター が ロック さ れる ため 、 多重 露光 を 行う ため に は 独自 の 方法 や カメラ に 「 多重 露光 機能 」 が 付属 し て いる 必要 が あっ た 。 デジタル カメラ の 場合 は 、 多 機能 型 の 高級 機種 で は 多重 露出 機能 が 付属 する 場合 が 多く 、 多く は 2 - 10 露光 程度 の 多重 露光 が 可能 で ある 。 個別 に 撮影 し た RAW 形式 の 画像 を 複数 枚 再生 時 に 合成 し 、 別 の 画像 として 保存 する 機能 が 付加 さ れ た 機種 も ある 。  多重 露光 を 行う 場合 は 、 重ねる 画像 の 枚数 に 応じ 、 1 枚 当たり の 画像 の 露出 の マイナス 補正 を 行わ ね ば なら ない 。 目安 として は 「 2 枚 :－ 1 EV 」 「 3 枚 :－ 1 . 5 EV 」 「 4 枚 :－ 2 EV 」 、 すなわち 「 1 ÷ 露光 回数 」 を マイナス 補正 する 。 これ を カメラ が 自動的 に 最適 な 露出 に なる よう に 露光 回数 に 合わせ て 自動的 に ゲイン （ 出力 ） を 補正 する 機能 が 付加 さ れ た 機種 も あり 、 「 加重 平均 」 という 名称 で 呼ば れる 。自殺 攻撃 （ ） と は 、 特攻 や 自爆 テロ の よう な 攻撃 。 自殺 的 攻撃 、 自己 犠牲 攻撃 と も いう 。  各種 の 研究 論文 において は 「 特攻隊 や 自爆 テロ など 」 や 「 玉砕 、 特攻 」 といった 例 が 自殺 攻撃 と さ れ て いる 。 「 自殺 戦略 」 （ suicide   mission ） という 語句 も あり 、 辞典 で は 「 あなた 自身 を 滅ぼし て いる 間 、 他 の 人 を 死傷 さ せる こと 」 と さ れ て いる 。 自殺 攻撃 の 思想 は 、 「 死 の 崇拝 」 （ death   cult ） や 「 死 万 歳 」 と 呼ば れる 。  行政 学者 村上 弘 に よる と 、 自殺 攻撃 の 発生 し た 背景 に 伝統 的 ・ 集団 主義 的 ・ 権威 主義 的 ・ 感性 的 な 文化 が ある こと が 、 複数 の 先行 研究 で 指摘 さ れ て いる 。 こうした 文化 は 、 「 「 市民 」 の 理念 を 構成 する 自律 性 、 合理 性 と は 逆 の 特性 」 で あり 、 過度 な 忠誠 や 「 過労 死 」 に も 関連 し て いる と 考え られ て いる 。  社会 学者 加藤 秀一 は 、 「 自殺 攻撃 」 を 「 究極 の テロリズム 」 と し て いる 。 また 、 哲学 者 ・ 神学 者 久保 文彦 は 、 「 自然 界 の 一員 」 で ある 人間 が 地球 を 汚染 する こと （ 水俣病 の よう な 公害 事件 等 ） を 、 「 自殺 的 攻撃 」 と 形容 し て いる 。  英 文学 者 川島 伸博 に よれ ば 、 命 を 捨て て 敵 を 倒し た サムソン の 逸話 が 旧 約 聖書 に ある が 、 9 . 11 以降 、 サムソン の 行為 は 「 自爆 テロ を 肯定 する もの 」 として 批判 さ れ て き た 。 サムソン の 結末 を 「 勝利 の 死 」 として 称賛 する 解釈 は 、 戦争 プロパガンダ と 化し て 「 若者 を 自殺 的 戦場 へ と 駆り立て た 」 と いう 。  バード 大学 教授 イアン・ブルマ および ヘブライ 大学 名誉 教授 アヴィシャイ・マルガリート の 研究 書 『 反 西洋 思想 』 に よれ ば 、 「 ドイツ ナショナリズム 」 の よう な 反動 主義 的 ヨーロッパ 思想 と 、 新た に 解釈 さ れ た 土着 の 伝統 と の 組み合わせ は 、 時に 致命 的 で 、 様々 な 「 死 の 崇拝 」 を 生み出し た 。  哲学 者 ・ 記号 学者 ・ オックスフォード 大学 名誉 研究 員 の ウンベルト・エーコ に よる と 、 結束 主義 （ ファシズム ） は 様々 な 矛盾 や 形態 を 持っ て いる が 、 その 中 でも 典型 的 特徴 を 備え た もの は 「 原 ファシズム （ Ur - Fascism ,   Ur - Fascismo ） 」 または 「 永遠 の ファシズム （ Eternal   Fascism ,   fascismo   eterno ） 」 と いう 。 原 ファシズム における 、 英雄 主義 と 「 死 の 崇拝 」 （ 死 万 歳 ） と の 関連 について 、 エーコ は 次 の 通り 論じ て いる 。  原 ファシズム に は 「 伝統 崇拝 」 （ cult   of   tradition ） という 特徴 も あり 、 これ は フランス 革命 後 の 反 革命 思想 に 典型 的 だ と さ れる 。  ドイツ と 日本 は 第 二 次 世界 大戦 で 同盟 を 結び 、 共に 敗戦 国 と なっ た こと も あり 、 比較 さ れ て き た 。 両国 とも 、 特攻隊 が 存在 し て い た 。  西洋 と の 戦い や 「 死 の 崇拝 」 は 、 ヨーロッパ 史 の 一部 でも あっ た 。 例えば 、 ヨーロッパ 諸国 が 植民 地 を 巡っ て 戦っ た 七 年 戦争 （ 1756 年 ～ 1763 年 ） により ドイツ の 大 部分 が 荒地 に なっ た 後 、 『 祖国 の ため に 死ぬ こと 』 という 有名 な エッセイ が 記さ れ た 。 エッセイ の 作者 は 数学 者 ・ 啓蒙 主義 者 ・ 自由 （ リベラル ） 思想家 で ある トーマス ・ アプト で あり 、 モーゼス・メンデルスゾーン の よう な ユダヤ 人 作家 とも 親しい 人物 だっ た 。 アプト は エッセイ で 、 「 同志 」 へ 次 の よう に 語る 。  しかし アプト は 謹厳 な 軍人 から は 程遠く 、 「 自己 犠牲 」 と 「 美し い死 」 へ の 呼びかけ は 、 あくまで ロマン 主義 的 な 詩的 表現 だっ た 。  第 一 次 世界 大戦 で は 、 1914 年 11 月 の 「 ランゲマルク の 戦い 」 で 、 ドイツ 軍 が フランドル 地方 で イギリス 軍 に対し 不毛 な 連続 攻撃 を 試み 、 14 万 5 千 人 以上 の 兵士 が 死亡 し た 。 多く は 「 愛国 青年 団体 」 に 属する 若い 志願 兵 で あり 、 エリート 大学 の 優等生 も 居 た 。 この 戦い は 集団 虐殺 に 等しい と 見 られる が 、 ドイツ の ナショナリスト （ 国家 主義 者 ） たち の 喧伝 し た 伝説 に よる と 「 志願 兵 たち は 、 ほぼ 確実 に 訪れる 死 に 向かっ て 、 ドイツ 国歌 を 口ずさみ ながら 行進 し て いっ た 」 と いう 。 また 、 ナポレオン 戦争 の 時代 （ 第 一 次 世界 大戦 の 約 100 年 前 ） に 書か れ た カール ・ テオドール・ケルナー の 詩 の 一節 「 幸福 は 犠牲 的 な 死 の 中 に のみ 横たわる 」 が 、 度々 引用 さ れ た 。  第 一 次 世界 大戦 の 2 年 目 に は 、 社会 学者 ヴェルナー・ゾンバルト が 『 商人 と 英雄 』 という 本 を 書い て いる 。 ゾンバルト は この 本 の 最初 で 、 戦争 と は 「 実存 的 な 戦い 」 で あり 、 異なる 国家 の 間 だけ で なく 、 異なる 文化 や 世界 観 （ Weltanschauungen ） の 間 で も 行わ れる 、 と 記し た 。 そして 「 店主 と 商人 の 国 」 イギリス や 、 共和 主義 国 フランス は  ‎ を 体現 し て いる と し た 。 ゾンバルト は そういった ブルジョア 意識 （ 資本 主義 ） を 「 快適 主義 （ Komfortismus ） 」 と 呼び 、 批判 し た 。  また 、 「 ランゲマルク の 戦い 」 に 参加 し 、 戦場 で の 「 英雄 的 行為 」 を 讃える 作品 を 書い た エルンスト・ユンガー は 、  と 述べ た 。 死 は 、 劇的 かつ 精神 的 な 刃 と なっ て 、 「 喜び 」 を 「 快適 主義 」 から 切り離す と さ れ た 。  オズワルト・シュペングラー 等 の ドイツ 思想家 たち も 、 ブルジョア 階級 ・ 商人 ・ ビジネスマン を 「 生命 に しがみつき 、 高い 理想 の ため に 死ぬ こと を 躊躇 し 、 暴力 的 闘争 から 逃れよ う と 躍起 に なり 、 人生 の 悲劇 的 要素 を 否定 しよ う と する 」 、 という 理由 で 軽蔑 し て い た 。  ドイツ が 第 一 次 世界 大戦 で 敗北 する と 、 敗北 は 「 西洋 化 」 が 社会 を 腐食 し た 結果 だ と する 意見 が 、 ドイツ 知識 人 の 中 から 出 て き た 。 例えば 、 エルンスト・ユンガー の 弟 で ある フリードリッヒ・ゲオルク・ユンガー は その 一 人 で ある 。 ユンガー は 『 戦争 と 戦士 』 という エッセイ の 中 で 、 ドイツ が 大戦 に 負け た の は 「 文明 、 自由 、 平和 」 など の 西洋 的 価値 観 を 受け入れ 、 あまりに も 「 西洋 の 一部 」 に なっ て しまっ た から だ と 主張 し た 。  この 論旨 から する と 「 文明 、 自由 、 平和 」 は 、 民族 ・ 国家 ・ 宗教 の 「 潜在 的 な 偉大 さ 」 を 蝕み 、 快適 主義 を 招く 。 その 結果 、 「 有機 体 として の 社会 」 は 衰弱 し 腐敗 する 。 より 若く 純粋 で 活発 な 共同 体 を 再生 する に は 、 「 破壊 と 人間 の 犠牲 」 が 必要 に なる 。 アプト が 書い た よう に 、 若者 は 「 血管 から 、 苦しむ 父 なる 祖国 へ 血液 を 注ぎ 、 祖国 の 大地 が それ を 吸い取り 、 再び 生き て いける よう に 」 し なけれ ば なら ない と さ れ た 。  1920 年代 ～ 1930 年代 の ドイツ ナショナリズム は 、 西洋 を 古めかしく て 軟弱 、 利己 的 で 浅はか な 守銭奴 と する 見方 が 顕著 で ある 。 そして 若者 は 「 鋼鉄 の 嵐 」 の 中 、 自己 犠牲 によって のみ 、 西洋 の 凡庸 さ から 救わ れる と さ れ た 。  第 二 次 世界 大戦 末期 の 1945 年 4 月 7 日 に 、 ドイツ 空軍 は 「 エルベ 特別 攻撃 隊 」 によって 、 連合 国 爆撃 機 へ の 体 当たり による 特攻 作戦 を 実施 し た 。 敗色 濃厚 の ナチス ドイツ が 、 エルベ 川 周辺 （ ドイツ 北部 ） に 展開 し た 部隊 で ある ため 、 その よう な 通称 と なっ て いる 。 特別 攻撃 は 「 自己 犠牲 攻撃 」 と も 呼ば れ て おり 、 約 180 機 の 戦闘 機 が 体 当たり 攻撃 を 試み 、 約 80 人 が 戦死 ・ 行方 不明 に なっ た と さ れる 。  エルベ 特攻隊 の 指揮 官 は ハヨ・ヘルマン で 、 元 ドイツ 空軍 の エース パイロット だっ た （ 後 に は 弁護士 として 、 ホロコースト を 否定 する ネオナチ など の 弁護 に 関わっ て いる ） 。  ドイツ と 日本 は 歴史 的 に 因縁 が 深く 、 共に 19 世紀 末 に 近代 国家 として 国力 拡充 に 務め た 。 日本 は 様々 に 政治 ・ 軍事 ・ 産業 ・ 文化 等 を ドイツ から 学ん だ 。 例えば 文豪 の 森 鴎外 を はじめ 、 多く の 若者 が ドイツ 留学 し 、 技術 や 知識 を 持ち帰っ た 。 かつて 日本 にとって の ドイツ は 「 近代 化 へ の 師 」 で あり 、 「 ロマン を かき立てる 憧憬 の 対象 」 だっ た と さ れ て いる 。 特攻 も 、 日本 特有 の もの で は なかっ た 。  1944 年 11 月 4 日 、 ナチス の 機関 紙 『 民族 の 監視 者 （ フェルキッシャー・ベオバハター ） 』 は 、 東京 発 で 記事 を 一 面 に 掲載 し た 。  この 記事 は 「 シキ シマ 隊 の 隊長 」 について も 述べ て おり 、 それ は 神風 特攻隊 の 敷島 隊 を 率い た 、 関 行男 大尉 の こと だっ た 。 関大 尉 は 出撃 直前 に 、 「 僕 の よう な 優秀 な パイロット を 殺す なんて 、 日本 は お 終 い だ よ 」 と 述べ て い た が 、 この 言葉 は 戦後 まで 明らか に さ れ ない まま 、 軍部 も メディア も 特攻隊 を 「 英雄 」 として 美化 し た 。  当時 、 紙面 は ナチス ・ ドイツ の 国策 に従い 作ら れ た 。 戦争 遂行 にあたって は 国民 の 戦意 高揚 が 課題 で あり 、 負け戦 が 続く と 紙面 づくり は 難しかっ た 。 スターリング ラード で の ドイツ 軍 敗北 を 伝え た 1943 年 2 月 4 日 の 『 民族 の 監視 者 』 は 、 敗北 を 美化 し  と し て いる 。 同盟 国 で ある 日本 の 報道 も 同様 で 、 大本営 発表 が 日本 の 戦果 を 水増し し て 勝利 を 装い 、 ドイツ は 日本 の 「 奮闘 」 を 絶賛 し た 。 「 カミカゼ 」 について も 当然 の ごとく 、 ドイツ は 肯定 的 に 報じ た 。  しかし 日 独 の 国家 レベル で の 接近 は 、 個人 の 親交 だけ で は 成し 得 ない ため 、 国民 へ の プロパガンダ も 進め られ て い た 。 大衆 を 扇動 し 、 大衆 の 支持 によって 権力 を 得 た ヒトラー にとって 、 「 大衆 の ムード 」 は 最大 の 政権 基盤 だっ た 。 政府 が 先行 し て も 、 国民 の 意識 が 付随 し なけれ ば 危うい 。 そこで 手腕 を 発揮 し た の は 国民 啓蒙 ・ 宣伝 相 の ヨーゼフ・ゲッベルス で あり 、 ゲッベルス は 日本 の イメージアップ として 「 サムライ 」 イメージ に 注目 し た 。 ゲッベルス の プロパガンダ の 一つ は 映画 で あり 、 1937 年 に 日 独 合作 映画 『 サムライ の 娘 』 （ 邦題 ： 新しき 土 ） が 公開 さ れ た 。 この 映画 の 撮影 チーム に は 、 日本 軍 に 航空機 など を 売り込ん だ 武器 商人 フリードリヒ・ハック も 加わっ て おり 、 様々 な 面 で 映画 は ドイツ と 「 サムライ の 国 」 日本 を 接近 さ せ た  映画 と 並行 し 、 人 の 交流 も 行わ れ た 。 日本 から の 「 大 日本 青少年 ドイツ 派遣 団 」 は 、 ニュルンベルク の 党 大会 で ヒトラー と 握手 し 、 ドイツ の 新聞 に は 「 日本 の サムライ 来る 」 と 見出し が 打た れ た 。 また 、 ドイツ が 制作 し た 日 独 伊 三 国 同盟 の ポスター に は 、 鎧兜 姿 の 巨大 な サムライ が 、 海上 の 敵 戦艦 に 刀 を 振り 下ろし て いる 。 1944 年 に 日本 の 特攻 作戦 について ドイツ が 肯定 的 反応 を 示し た の も 、 ドイツ 国民 に 浸透 し た 「 サムライ 」 イメージ が 影響 し て い た 。 この 「 サムライ の 国 」 の 特攻 作戦 を 、 空軍 大佐 の ハヨ・ヘルマン は 、 現実 の 戦略 として 練り上げ た 。  1944 年 11 月 に ヒトラー や 幹部 たち は 、 ソ連 軍 の 反撃 を 受け 、 「 ワシ の 巣 （ アドラー・ホルスト ） 」 へ 撤収 し て い た 。 そうした 勇ましい コードネーム に 反し て 、 戦況 は 不安定 だっ た 。 この 状況 下 で ヘル マン は 、 ドイツ 空軍 総 司令 官 ヘルマン・ゲーリング 国家 元帥 に対し 、 「 日本 は カミカゼ を 実行 し て 米 軍 を 震え上がら せ て いる 」 等 と 説明 し 、 体 当たり 作戦 を 提案 し た 。 ヘル マン は 、 日本人 に 張り合える よう な 「 愛国心 」 を 重視 し て い た 。 ヘル マン は 「 究極 の 覚悟 なく ば 、 この 戦い は 敗れる で あろ う 」 という 一文 を 記し た 作戦 計画 書 を ゲーリング へ 提出 し 、 それ を 承認 し た ゲーリング は 、 総統 官邸 を 訪問 し た 。 ヒトラー は  と 述べ た 。 しかし ヒトラー は 命令 を 下す こと は 避け 、 あくまでも 隊員 の 「 自由 意思 」 だ と 強調 し た 。  ほど なく 、 特攻 の 命令 文 は 成文 に さ れ た 。 しかし 成文 に は 、 原文 に あっ た 「 この 重大 な 作戦 の 遂行 にあたり 、 私 （ ゲーリング ） は 諸君 ら と 相 まみえ 、 言葉 を 交わす つもり で ある 」 という 一文 が 欠け て い た 。 ナチス ・ ドイツ の ナンバーツー で あり 、 空軍 の 最高 責任 者 で ある ゲーリング が 自ら 部隊 を 訪ね て 激励 する はず だっ た が 、 その 一文 は 命令 が 成文 化 さ れる 前 に 、 ゲーリング が 削除 し て い た 。 隊員 を 避ける ゲーリング に ヘル マン は 、 体 軀 に 似合わ ない ゲーリング の 「 小さ さ 」 を 感じ た と いう 。  若い 特攻隊 員 たち は 、 ナチス が 量産 し た 様々 な プロパガンダ 映画 （ ファイト・ハルラン 監督 の 『 コル ベルク 』 等 ） を 見せ られ た 。 戦局 が 厳しく なれ ば なる ほど 、 ナチス は 国民 へ の プロパガンダ に 注力 し た 。 それ により 「 ドイツ 人 として の 意識 」 は 高揚 さ せ られ た が 、 実際 の 攻撃 に は 何 の ヒント も 与え られ なかっ た 。 熟練 の パイロット は 多く が 戦死 し 、 残っ た 者 も ジェット 戦闘 機 の 訓練 に 回さ れ 、 有益 な 経験 を 交換 し 合う こと も でき ず 、 特攻隊 員 たち は 飛行 士 として 未熟 だっ た 。  エルベ 特攻隊 は 、 「 十 に 一 」 程度 の 生還 可能 性 は あっ た が 、 周囲 は 特攻隊 員 が 戦死 する こと を 前提 に 用意 を 整え て い た 。 例えば 隊員 の 一 人 エーリッヒ・クロイル が 、 指揮 官 に 「 最初 の 攻撃 で 失敗 し たら 、 もう一度 出撃 し ましょ う か 」 と 尋ねる と 、 指揮 官 は と 声 を 荒らげ た 。  出撃 時 に は 、 無線 から 絶えず ナチス の 「 勇壮 な マーチ 」 が 聞こえ て おり 、 「 ドイツ 、 ドイツ 、 世界 に 冠たる … … 」 と ドイツ 国歌 も 流れ て い た 。 その 合間 に は 女性 の 声 が 「 空襲 で 焼か れ た 母 を 、 子 を 思え ！ 」 等 と 、 連合 国軍 へ の 報復 を 訴え て い た 。 一方 で 隊員 側 は 、 機体 軽量 化 として 送信 機 も 外さ れ て おり 、 声 を 届ける こと は 出来 なかっ た 。 無線 を 傍受 し て い た アメリカ 軍 は 、 普段 流れ ない ナチス の 国家 や 愛唱 歌 、 さらに は 興奮 し た 女性 が 「 ぞっと する よう な 金切り声 」 で 、 「 祖国 を 救え ！ 」 「 最後 まで ドイツ は 戦う の だ ！ 」 「 やつ ら に 復讐 を ！ 」 と 叫ぶ 音声 を 聞き取っ て い た 。  エルベ 特攻隊 に 動員 さ れ た の は 約 180 機 だ が 、 故障 や 燃料 不足 等 の ため 、 実際 に 離陸 でき た の は 150 機 あまり だっ た 。 だが 、 ヨアヒム・ヴォルフガング・ベーム の よう に 不時着 し たり 、 主 脚 の 故障 等 で 帰投 する 機 が 相次い だ ため 、 実際 に 敵 に 接触 でき た 機 は 約 100 機 と 見 られる 。 ドイツ 側 の 戦闘 報告 は 次 の よう に なっ て いる 。  特攻隊 の 中 の 未 帰還 者 数 （ 犠牲 者 数 ） について は 、 77 人 と 記録 さ れ て いる 。  これ に対し 米 軍 側 の 報告 で は 、 撃墜 さ れ た 爆撃 機 は 17 機 で あり 、 この うち 体 当たり 攻撃 で 墜落 し た と 明記 さ れ て いる の は 8 機 で ある 。 損傷 し て 帰還 し た 機 は 147 機 で 、 この うち 修理 困難 と 分類 さ れ た の は 109 機 だっ た が 、 体 当たり による 損傷 か 否 か は 分かっ て い ない 。 犠牲 者 数 も 、 米 軍 側 の 報告 で は 約 40 人 で あり 、 ドイツ 側 の 報告 より 低め に 推計 し て いる 。  ドイツ 側 は 戦果 を 誇張 し て いる と 見 られる が 、 ドイツ 指導 部 は 失望 し て い た 。 例えば ゲッペルス は 、 7 日 の 日記 に こう 記し て いる 。  米 軍 側 の 損害 は 、 爆撃 機 ・ 戦闘 機 合わせ て 2000 機 から すれ ば 、 僅か だっ た 。 全体 として は 隊列 が 多少 乱れ た だけ で 、 爆撃 機 の 編隊 は 進み 、 空襲 は 予定 通り に 進ん だ 。 その間 、 迎撃 する ドイツ 機 は 無かっ た 。 エルベ 特攻隊 によって 、 ドイツ 側 は 「 組織 的 な 迎撃 」 が できる 戦力 を 出し 尽くし て い た 。  エルベ 特攻隊 の 指揮 官 ハヨ・ヘルマン は 、 特攻隊 が 解散 し た 後 も 、 連合 国軍 へ の 反撃 を 止め なかっ た 。 ヒトラー の 自殺 を 知っ た 際 に は 、  と 述べ た 。 1945 年 5 月 8 日 に は ドイツ が 降伏 し 、 4 日 後 に ヘル マン は 投降 し た 。  ナチス は 戦後 の ドイツ で 、 「 狂気 」 と 位置づけ られ た 。 ヘル マン は 現在 の ドイツ で は 、 「 極右 主義 者 」 と 見なさ れ て いる 。 2008 年 に ヘル マン は 三浦 耕 喜 から 取材 さ れ 、 神風 特攻隊 や ヒトラー と の 関連 、 「 自己 犠牲 攻撃 」 によって 多く の 若者 を 死な せ た こと について の 考え を 尋ね られ た 。 ヘル マン は 顔色 を 変え ず 、 「 淡々 と 答え た 」 と いう 。  ヘル マン は 特攻 作戦 を 正しい もの として 譲ら ず 、 ドイツ の メディア は 彼 を 「 ネオナチ 支持 者 」 と 見なし て いる 。  戦後 ドイツ で は 、 ヒトラー と ナチス は 「 狂信 」 の 塊 と さ れ て おり 、 特攻隊 の 生還 者 ヨアヒム・ヴォルフガング・ベーム は 「 当時 の 私 たち は ヒトラー に 心酔 し て い た 」 と 述べ て いる 。 また 、 ナチス の 影響 は 「 愛国心 」 を 語る こと を 難しく さ せ て も いる 。  三浦 耕 喜 に よる と 、 エルベ 特攻隊 について 日本 の 読者 から は 多く の 反響 が あり 、 その 中 に は 「 あの ヒトラー で すら 特攻 に は 反対 し て い た の か 」 「 ヒトラー で すら ためらい 、 たった 一 回 で 終わっ た 特攻 攻撃 を 日本 は ひたすら 繰り返し て い た の か 」 という よう な 驚き も あっ た 。 しかし 三浦 に よる と 、 ヒトラー が エルベ 特攻隊 に 難色 を 示し た 理由 は 、 人命 尊重 の ため と いう より も 「 無責任 」 だっ た 。 例えば ヒトラー は 、 第 二 次 世界 大戦 の 開戦 を 主導 し て おり 、 全 世界 で 何 千 万 人 という 犠牲 者 を 出し 、 自分 の 兵士 に も 犠牲 を 強い た 。  スターリング ラード 攻防 戦 で も 、 ヒトラー は 「 最後 の 一 兵 まで 戦え ！ 」 と 述べ て 撤退 を 許さ ず 、 十 万 人 を 死な せ た 。 ドイツ が 敗色 濃厚 に なる と 、 ヒトラー は ドイツ 全土 に 焦土 作戦 を 命令 し 、 敵 へ の 屈服 より も 「 民族 の 滅亡 」 を 求め た 。 一方 で ヒトラー は 、 大量 殺戮 を 目前 に 見る こと は 避ける 等 、 「 小心 者 」 な 面 も 見 られ た 。 この 態度 は ナチス 幹部 に も 共通 し て いる 。 ゲーリング は 、 特攻隊 へ の 命令 文 から 文章 を 一部 削除 する こと で 、 隊員 たち と 直接 会う 機会 を 避け た 。 死ぬ まで 戦う こと を 扇動 し て い た 宣伝 相 ゲッベルス は 、 隊員 たち へ の 訪問 予定 が あっ た が 、 直前 で キャンセル し た 。  日本 の 敗色 が 濃厚 と なっ て も 、 海軍 の 戦略 家 は 「 すぐれ た 日本 精神 の 発露 」 によって アメリカ を なぎ倒す こと が できる と 考え て い た 。 「 すぐれ た 日本 精神 の 発露 」 と は 、 死 を 「 神聖 な 犠牲 」 として 受け入れる よう 命じ られ た 若者 たち による 、 神風 特攻 だっ た 。  神風 特攻隊 は しばしば 本来 の 目標 を 外し 、 爆発 し たり 海面 に 墜落 し たり し て い た （ 『 国史 大 辞典 』 で は 「 全 期間 を通じて の 特攻 戦死 者 数 は 約 四 千 四 百 人 、 命中 率 は 十 六 ・ 五 ％ で あっ た 」 と さ れ て いる ） 。 隊員 は 地上 で の 最後 の 想い を 、 例えば 次 の よう に 説明 し た 。  この 種 の 感情 表現 に は 、 定型 句 （ 例えば 「 桜 の 花 の ごとく 散る 」 や 「 武士 道 に 従う 」 など ） が 多く 、 実態 を 見極め 難い 。 これ に対して 、 特攻隊 員 たち が 家族 や 友人 に 宛て た 手紙 に は 、 より 一層 の 思慮 や 苦悩 が 記さ れ て いる 。  第 二 次 大戦 末期 に 、 日本 が 自殺 戦術 を 正当 化 する 目的 で 用い た 「 死 の 崇拝 」 は 、 古代 由来 で は ない 。 それ は 軍国 主義 的 な 近代 政治 イデオロギー の 一部 で あり 、 ヨーロッパ 思想 と 日本 の 伝統 の 両方 に 起因 し て い た 。  様々 な 圧力 下 で の 「 志願 」 を 行なっ た 特攻隊 志願 兵 たち は 、 大 多数 が エリート 大学 の 人文 学 系 の 学生 だっ た （ 理科 系 の 学生 は 「 そう 安易 に は 犠牲 に でき ない 」 と 見 られ て い た ） 。 志願 兵 たち の 手紙 を 見る と 、 彼ら は 読書 家 で 、 最低 で も 三 ヶ国 語 以上 の 原文 を 読みこなし て いる 。 特に 好ま れ て い た 例 は 、  だっ た 。 多く の 者 は マルクス主義 的 な 政治 ・ 経済 観 を 有し て おり 、 ソクラテス の 自殺 や キルケゴール の 絶望 （ 死 に 至る 病 ） について 考察 し て いる 。 また 、 少数 の 者 は キリスト教徒 でも あっ た 。  確か に 日本 で は 、 武士 の 自己 犠牲 が 「 切腹 」 という 儀式 的形 で 存在 し て い た が 、 それ は 武士 階級 のみ に 許さ れ た 特権 で あっ た し 、 戦争 行為 の 形式 で は なかっ た 。 特攻隊 員 たち の 自己 犠牲 は 、 武士 道 や 天皇 崇拝 の 結果 と いう より 、 ロマン 主義 的 な ナショナリズム の 表れ と なっ て い た 。  隊員 たち は 、 自分 たち の 犠牲 が 日本 を 勝利 に 導く と は 滅多 に 信じ て い なかっ た が 、 死 の 「 純粋 さ 」 や 「 無私 」 が 、 より 良く 、 より 「 公正 」 「 本物 」 で 、 より 「 平等 」 な 日本 へ の 道 を 示す こと を 願っ て い た 。 例えば 、 22 歳 で 死亡 し た 隊員 ・ 佐々木 八郎 は こう 述べ て いる 。  特攻 戦術 の 発案 者 と いわ れる 海軍 中将 ・ 大西 瀧 治郎 は 、 パイロット が 飛び立つ 前 に  と 告げ た 。 日本 降伏 の 翌日 、 大西 は 侍 の よう な 割腹 自殺 を し た 。  文化 人類 学者 の 大貫 ・ ティアニー・ 恵美子 に よる と 、 「 破壊 の 灰 の 中 から 立ち上がる フェニックス 」 という 隠喩 は 、 佐々木 など 当時 の 若い 知識 人 が 、 しばしば 用い て い た 。 フェニックス の 表現 は 「 人類 愛 に 溢れ 、 個人 主義 を 利己 主義 へ と 変え て しまっ た 資本 主義 から 解き放た れ た 、 新しい 日本 」 を 指す の に 用い られ て い た 。 佐々木 は  と も 述べ て いる 。  神話 ・ 哲学 ・ 文学 など における 「 破壊 の 後 の 復活 」 は 、 「 第 三 帝国 」 の 興隆 に 向い た イメージ だっ た 。 ナチズム （ 国家 社会 主義 ） の 中 で ヒトラー や ゲッベルス は 、 権力 掌握 の ため に この イメージ を 多用 し て いる 。 それ は ドイツ の 破壊 と 再生 、 すなわち 第 三 帝国 （ ナチス ・ ドイツ ） の 誕生 だっ た 。 戦禍 が ナチス ドイツ に 押し寄せ て くる と 、 ゲッベルス は 国民 に 「 最終 的 な 勝利 」 を 信じ させる ため 、 演説 で 「 破壊 の 後 の 奇跡 的 な 復活 」 を 修辞 として 使っ て いる 。 最期 の 日々 に ゲッペルス は 、 自国 の 再生 および 階級 差 の ない 新 ヨーロッパ の 誕生 の ため の 「 衛生 的 な 破壊 」 として 、 ベルリン 爆撃 を 歓迎 し た 。  日本 の 宗教 に は 「 鯰 絵 」 の よう な 、 天災 （ 地震 ） から の 世直し という 民間 伝承 は あっ た が 、 ドイツ ロマン 主義 や ナチズム の よう な 「 復活 の 前提 として の 暴力 的 な 死 」 という 概念 と は 、 馴染み が ない 。 しかし 日本 ロマン 派 （ 日本 浪漫 派 ） は 、 この 伝承 と 無関係 な 「 テーゼ 」 を 重視 し た 。 特攻隊 員 の 日記 に は この テーゼ や 、 「 フェニックス 」 の 象徴 が 繰り返し 出 て き て おり 、 佐々木 は その 一 例 と なっ て いる 。 また 、 特攻隊 員 で は ない 林 尹 夫 の よう な 学徒 兵 に も 、 同様 の 傾向 が 見 られる 。 「 熱心 な マルクス主義 者 」 を 自称 し て い た 林 尹 夫 は 、 詩 で 「 フィナーレ 、 タブー 、 崩壊 」 を 切望 し て おり 、 「 カオス 」 「 破壊 」 「 再生 」 という 表現 も 多用 し て い た 。 林 は 、 日本 に 「 新た な 生命 」 を 吹き込む 「 破壊 」 を 望ん で おり 、 例えば 『 日本 帝国 終末 』 という 詩 を 記し た 。  彼 は また 、 「 絶望 」 について の 論考 の 中 で 自ら を 「 唯心 論 者 」 と 記し 、 ドイツ 語 混じり で 次 の よう に 記し た 。  読書 は こうした 学徒 兵 たち の 生活 の 最 重要 部分 に あっ た 。 主 だっ た 四 人 で ある 佐々木 、 林 尹 夫 、 中尾 、 和田 の 読ん だ 文献 は 、 確認 できる もの だけ から リスト 化 し て も 1355 冊 ある （ なお 、 キリスト 教徒 の 特攻隊 員 だっ た 林 市 造 の 読書 は リスト に 無い が 、 彼 は 日記 や 家族 へ の 手紙 で 、 聖書 や キルケゴール の 『 死 に 至る 病 』 について 頻繁 に 言及 し て いる ） 。 リスト に は 洋楽 や 映画 も ある 。 洋楽 が 大きな 影響 を 与え て いる 反面 、 隊員 たち は 日本 の 「 伝統 音楽 」 に は 言及 し て い ない 。 一方 、 隊員 たち が 言及 し た 映画 、 特に ドイツ の 戦争 宣伝 映画 は 、 日本 に 浸透 し て い た 。  特攻隊 員 は 、 明治 以降 の 日本人 の 歴史 的 体験 で ある 「 近代 」 （ 西洋 ） から 影響 さ れる と 同時に 、 それ を 超越 しよ う という 動き を 体現 し て い た 。 彼ら の 体験 は 、 19 世紀 ～ 20 世紀 ヨーロッパ の 知識 人 の それ に 酷似 し て い た 。 そうした 体験 の 大 部分 は 、 ドイツ ・ フランス ・ ロシア で 一世 を 風靡 し 、 日本 に も 到達 し た ロマン 主義 だっ た 。 世界 各地 で ロマン 主義 は 、 マルクス主義 と 同様 に 、 「 資本 主義 や 物質 主義 に 対抗 する 運動 」 という 意味 を 持っ て い た 。 この ため 、 「 マルクス や レーニン は ロマン 主義 の 中 の 少なくとも いくつ か の 要素 を 重視 し て い た 」 と さ れる 。 様々 な 形態 の ロマン 主義 は 各 社会 で 、 「 近代 の 超克 」 の 一部 を 担う と 同時に 、 国民 国家 間 の 武力 衝突 の 脅威 に 立ち向かっ て いっ た 。  戦争 プロパガンダ を 行なっ て い た 徳富 蘇峰 は サムソン を 愛読 し て おり 、 これ について 英 文学 者 川島 伸博 は 「 深刻 な 意味 を 持ち うる 」 と 評し て いる 。 徳富 は 、 清沢 測 の 表現 で 言え ば 、 「 戦争 を 勃発 さ せる に 最も 力 の あっ た 」 プロパガンディスト と なっ て い た 。  徳富 は アングロ・サクソン 嫌い を 表明 し 、 日本 の 若者 を 戦地 へ と 駆り立て た が 、 敗戦 後 は 旧約 聖書 に 基づく ジョン・ミルトン の 悲劇 『 サムソン・アゴニスティーズ 』 （" Samson   Agonistes "） を 読ん で 、 「 救い 」 を 見出し た と 述懐 し て いる 。 ジョン ・ ミルトン は 「 アングロ・サクソン の 自由 主義 の 象徴 」 と 見 られ て いる が 、 徳富 は ミルトン の サムソン を ナショナリズム 的 に 解釈 し て  と し 、 「 勝利 の 死 」 を 主張 し た 。 最近 の 研究 で は 、 ナショナリズム と は 一種 の 「 疑似 宗教 」 と さ れ て おり 、 天皇 を 神 と する 日本 ナショナリズム と の 親和 性 が 推測 さ れる 。  『 反 西洋 思想 』 に よる と 、 イスラム 自体 は 「 死 の 崇拝 」 で は ない が 、 に も 関わら ず オサーマ・ビン ＝ ラーディン の 言葉 に 歴史 的 由来 は 見出さ れる 。 11 世紀 ～ 12 世紀 間 、 至福 千 年 説 を 信奉 する シーア 派 の 異端 的 宗派 「 暗殺 教団 」 が 、 「 不正 な 統治 者 と 従者 」 を 殺害 する 使命 を 自任 し て い た 。 彼ら は 少数 の 選ば れ た 者 のみ 「 救済 」 が 間近 だ と し 、 それ は 神聖 なる リーダー （ イマーム ） の 秘密 知識 によって もたらさ れる と し た 。 「 暗殺 教団 」 は シリア や ペルシャ の 要塞 に 潜み 、 リーダー へ の 絶対 的 服従 を 儀式 的 自殺 によって 表現 し た 。 命令 なら 、 崖 から 身 を 投じ た 。 殺人 行為 は 「 神聖 な 義務 」 で あり 、 殺人 後 は 自ら 「 名誉 ある 死 」 を 遂げる こと に なっ て い た 。  理由 が 何 で あれ 、 彼ら の 特殊 戦法 は 失敗 し 、 暗殺 教団 の 活動 は モンゴル 軍 に 打破 さ れ 、 13 世紀 中頃 まで に 終わっ た 。 しかし これ で 、 宗教 的 反逆 者 が 被 抑圧 層 ・ 貧困 層 ・ 不満 を 抱く 層 に 向け て 「 この世 に 神 の 王国 を 復興 する ため 死ぬ まで 戦い 続けよ う 」 と 呼びかける パターン が 確立 さ れ た 。 その よう な 「 死 の 崇拝 」 に 訴え た イスラム の リーダー たち は 、 自分 たち が 倒そ う と し た 当の 支配 者 の 牢屋 で 死ぬ こと が ほとんど だっ た 。  19 世紀 以降 、 エジプト を はじめ イスラム 世界 の エリート たち が ヨーロッパ 思想 （ 世俗 法 や 立憲 主義 など ） を 採用 し て いく 中 で 、 「 西洋 」 は 金銭 崇拝 と 同一 視 さ れる よう に なっ た 。 イスラム 急進 派 は エジプト や インド 等 いたる ところ で 、 「 西洋 」 と その 「 手先 」 の ユダヤ 人 や 、 西洋 化 によって 「 堕落 し た 」 イスラム 圏 の リーダー たち に対する 戦い を 呼びかけ た 。 1928 年 に は 「 ムスリム 同胞 団 」 が 、 イスラム 急進 派 によって エジプト で 結成 さ れ 、 モットー を まとめ た 。  「 英雄 的 行為 」 を 讃える エルンスト・ユンガー は 、 他 の 20 世紀 初頭 の ドイツ の 知識 人 同様 、 イスラム 世界 に 深い 影響 を 与え た 。 彼 の 作品 『 線 を 越え て 』 は 、 1960 年代 に イラン の 著名 な 知識 人 アレ・アフマッド によって 翻訳 さ れ た 。 アレ・アフマッド は ユンガー を 崇拝 し て おり 、 「 西洋 思想 の 有害 な 影響 」 を 、 「 ウェストキシフィケーション 」 （ Westoxification   西洋 毒 化 ） という 造語 で 表現 し た 。 翻訳 を 手伝っ た 友人 マフマト・フマン も 、 翻訳 後 に 「 二つ の 目 で 見 た が 問題 は 一つ 。 二つ の 言語 で 語っ た が 主張 は 一つ 」 と し 、 ユンガー の メッセージ の 普遍 性 を 強調 し た 。  1930 年代 ～ 1940 年代 に は 、 結束 主義 （ ファシズム ） と 「 有機 的 な アラブ コミュニティー 」 へ の ロマン 主義 的 ノスタルジア （ 郷愁 ・ 懐古 ） が 合成 さ れ た 。 これ は アラブ 社会 主義 復興 運動 （ バース 主義 ） と 呼ば れ 、 シリア や イラク の 政権 が 掲げる に 至っ た 。 アラブ 社会 主義 復興 運動 の 発展 は 、 第 一 次 世界 大戦 後 の 1923 年 に イスラム 帝国 （ オスマン 帝国 ） が 崩壊 し た 後 に 起こっ た もの で 、 推進 者 は ザティ・ヒュスリ や 、 シリア バース党 結成 者 の ミシェル・アフラク の よう な 思想家 たち だっ た 。  彼ら 汎 アラブ 主義 者 たち にとって 、 最大 の 敵 は ヨーロッパ の 植民 地 主義 だっ た 。 しかし 例 に 漏れ ず 、 ここ でも 西洋 は ヨーロッパ 原産 の 思想 に 挑戦 さ れ て い た （ その 思想 は 、 日本 の 超 国家 主義 者 たち を 鼓舞 し た もの と 同種 だっ た ） 。 ザティ・ヒュスリ も 、 ドイツ ロマン 主義 の 思想家 （ フィヒテ や ヘルダー 等 ） から 多大 に 影響 さ れ て い た 。 ドイツ ロマン 主義 は 、 フランス 啓蒙 主義 に 対抗 し て 「 血 と 地 」 （ 血 と 土 ） に 根付く 有機 的 ・ 民族 的 国家 という 概念 を 提唱 し て い た 。 ヒュスリ の 理想 も 、 アラブ 世界 を 巨大 な 有機 的 コミュニティー として 統一 する こと だっ た 。 この 考え方 は 、 1920 年代 に ウィーン や ベルリン の 結束 主義 者 （ ファシスト ） の 間 で 盛ん だっ た 「 汎 ゲル マン 主義 」 から 直接的 に 影響 さ れ て いる 。 ヒュスリ の 理想 は 、 軍事 鍛錬 や 「 英雄 的 な 個々人 の 犠牲 」 によって 結びつい た 、 アラブ 人 の 「 フォルクス ゲマインシャフト 」 （ 自然 発生 的 民族 共同 体 ） だっ た 。  アラブ 社会 主義 復興 党 （ バース党 ） は 、 宗教 的 反乱 を 弾圧 する ため 、 何 十 万 人 も の ムスリム （ ほとんど は シーア 派 ） を 虐殺 し た 。 しかし アラブ 社会 主義 復興 党 は 、 己 に 有益 と 見 た 場合 、 西洋 の 「 十字軍 」 や 「 シオニスト 」 に対する 宗教 テロ も 助長 し た 。 例えば 党員 の サッダーム・フセイン は 、 異教徒 退治 の ため 白馬 に 乗っ て 現れ た アラブ の 「 救済 者 」 サラディン に 、 好ん で 自ら を 模 し て い た 。  イラン 革命 （ 1978 年 ～ 1979 年 ） を 支え た 学者 アリ・シャリアティ は 、 ポル・ポト と 同様 に 数 年間 パリ 留学 を し 、 そこで マルクス主義 的 な 作品 （ チェ・ゲバラ ） や フランツ・ファノン を 翻訳 し た 。 シャリアティ の 「 実践 的 社会 主義 として の イスラム 」 という 見解 は 、 世俗 と 宗教 と を 「 意識 的 に 融合 し た もの 」 だっ た 。 彼 の 信仰 は 武力 闘争 の 手段 に 変わり 、 殉教 「 赤 い死 」 を 、 「 最高 の 存在 形式 」 かつ 目標 として 促進 し た 。 シャリアティ は イスラム 純正 主義 に 転向 し た が 、 マルクス主義 言語 は 使い 続け て い た 。  「 カミカゼ 」 戦術 は 「 神 の 党 」 （ ヒズボラ ） によって 、 1982 年 の イスラエル 侵攻 後 の レバノン で も 採用 さ れ た 。 1983 年 10 月 に は 、 爆弾 を 積ん だ トラック の 自爆 テロ によって 、 241 人 の アメリカ 兵 が 殺害 さ れ た 。 その 10 年 後 に は 、 パレスチナ 人 も 自爆 戦術 を 行なっ た 。  自爆 攻撃 者 は 「 しばしば 報復 の 念 に とらわれ て いる 」 と さ れる 。 しかし 彼ら を 送り出す 側 の 思想 で は 、 自爆 攻撃 と は 「 戦争 」 で あり 、 「 死ぬ 覚悟 の でき た 聖戦 戦士 」 が 、 快適 主義 （ ブルジョア 的 物質 主義 ） に 陥っ た 軽蔑 す べき 者 たち に 挑む 戦い で ある 。 例えば 「 神 の 党 」 の 精神 的 指導 者 ハサン・ナスララ は 、 2000 年 5 月 に イスラエル 軍 が レバノン から 撤退 し た 後 、 こう 述べ て いる 。  アメリカ の アフガニスタン 侵攻 が 開始 さ れ た 直後 で は 、 イギリス の 新聞 が タリバン に インタビュー を し た 時 、 タリバン の 若い ジハーディ （ 努力 家 ・ 聖戦 戦士 ） は アメリカ の 敗北 を 信じ て い た 。 彼 に よる と  が 、 その 理由 だっ た （ この よう に 「 西洋 」 を 軟弱 ・ 病的 ・ 快楽 中毒 の 退廃 的 文明 と する 見方 は 、 「 西洋 」 に対する 世界 各地 で の 「 聖戦 」 に 共通 し て いる 。 大日本帝国 も 、 ジャズ 等 の 「 西洋 」 を 敵性 文化 と 見なし た ） 。 オサーマ・ビン ＝ ラーディン が 若い 信奉 者 たち を 扇動 する 際 に 用いる 、 「 死 の 崇拝 」 的 レトリック に は 、 「 カミカゼ 精神 」 と の 類似 点 が 多い と さ れる 。  ビン・ラディン に よれ ば 、 イスラム の 若い 戦士 たち は アメリカ 兵士 と は 異なっ て おり 、 その 理由 は 次 の もの だっ た 。  また ビン・ラディン は 、 彼 の 若い 「 騎士 」 たち について 、  と 述べ て いる 。 ビン・ラディン の 言葉 は イスラム の 主流 で は なく 、 彼 が 好む 「 狂気 的 （ insane ） 」 という 形容詞 は 、 むしろ ナチス が 多用 し た 「 狂信 的 （ fanatisch ） 」 という 表現 に 近い 。 確か に 聖戦 は 、 イスラム 国家 の 防衛 という 大義 の 名 で 正当 化 さ れ て き て おり 、 戦死 し た 信者 に は 天国 で の 悦楽 が 約束 さ れ て き た が 、 自殺 の 肯定 や 「 死 そのもの の 賛美 」 は 、 （ 伝統 的 スンニ 派 で は 特に ） 存在 し なかっ た 。 フリーランス の テロリスト が 非 武装 の 民間 人 を 殺害 し 、 殉教者 として 天国 に 迎え られる という 考え も 、 近代 以降 の 「 発明 」 と 考え られる 。  アメリカ は アレクシ・ド・トクヴィル によって 、 競争心 溢れる が 体制 迎合 的 で 「 崇高 な 理想 」 を 持た ない 国 だ と 賞賛 さ れ た が 、 現在 の アメリカ （ 特に 新 保守 主義 の 間 ） で は 、 ドイツ ナショナリズム 的 な 「 犠牲 による 再生 」 の レトリック が 多用 さ れ て いる 。  ソ連 軍 は 体 当たり 攻撃 を 多用 し て い た 。 ただし 、 生死 を かけ た 作戦 で は ある ものの 、 パラシュート で 脱出 し 生還 する 可能 性 は あっ た 。  1920 年代 の ヒンドゥー・ナショナリズム の 過激 派 は 「 民族 義勇 団 」 （ RSS ） を 結成 し 、 ヨーロッパ の 結束 主義 （ ファシズム ） 思想 を 取り入れ た 。 そして 自分 たち の 宗教 や 慣習 を 現代 的 に 解釈 し 、 ファシズム を 移植 し た 。  「 民族 義勇 団 」 は 共産 主義 者 の よう に 、 鍛錬 と 従順 による 「 新しい 人間 」 の 製造 を 目指し た 。 また 、 ドイツ の ナチ （ 国家 社会 主義 者 ） と 同じく 、 近代 的 な 軍国 主義 国家 の 構成 要素 として 「 人種 」 を 強調 し て い た 。 「 民族 義勇 団 」 の 主 目標 は 、 個人 の 「 欲望 」 や 「 独立 性 」 を 否定 し 、 「 国体 と 同一 化 する こと 」 で あり 、 その イデオローグ で ある M ・ S ・ ゴールワルカール は こう 述べ て いる 。  同様 の 主張 は 、 日本 ロマン 主義 や 「 近代 の 超克 」 で も 展開 さ れ た 。 しかし 民族 義勇 団 や 神風 戦術 は 「 伝統 」 それ 自体 で は なく 、 伝統 から の 一部 借用 を 行なっ た 、 ヨーロッパ 思想 の 派生 物 だっ た 。  『 反 西洋 思想 』 に よる と 、 すべて の 近代 ヨーロッパ 思想 の 中 で 、 非 西洋 の 知識 層 に 最も 受容 さ れ た の は ドイツ ナショナリズム だ と 考え られる （ 例えば ナチ 党 （ 国家 社会 主義 ドイツ 労働 者 党 ） の 汎 ゲル マン 主義 は 、 バース党 （ アラブ 社会 主義 復興 党 ） の 汎 アラブ 主義 へ 多大 な 影響 を 与え て いる ） 。 その 理由 として は ドイツ の ナショナリズム が 、 近代 西洋 の 普遍 性 の 主張 に 反発 する もの だっ た こと が 挙げ られ て いる 。  「 西洋 」 または 民主 主義 の 「 凡庸 さ 」 に対する 嫌悪 は 、 右翼 ・ 左翼 の 両方 とも が 持っ て おり 、 それ は 多く の 知識 人 が スターリン 、 毛沢東 、 ヒトラー 、 ムッソリーニ といった 指導 者 を 支持 し た 動機 の 一つ だっ た 。 民主 主義 の 西洋 （ オクシデント ） に 足り ない の は 「 犠牲 」 や 「 英雄 的 行為 」 で あり 、 毛沢東 や スターリン と 違っ て 民主 国家 の 政治 家 たち は 「 偉大 さ へ の 意志 」 に 欠ける 、 という 考え が 存在 し て い た 。 自由 民主 主義 は 、 商業 国 に 最適 な 政治 制度 で あり 、 競争 し 合い 、 利益 の 相違 は 交渉 ・ 妥協 を通じて 解決 する こと が 前提 と さ れ た システム で ある 。 当然 、 その よう な 制度 は 英雄 的 で は なく 、 反 民主 主義 から は 「 卑劣 」 「 軟弱 」 「 凡庸 」 「 腐敗 」 等 と 見なさ れ て き た 。  実際 に は 民主 主義 と 戦争 の 相性 は 悪く なく 、 近代 史 で は 、 民主 主義 国家 が 独裁 政権 に ことごとく 勝利 し て いる 。 しかし アレクシ・ド・トクヴィル の 見解 に よる と 、 民主 主義 下 の 市民 （ ゾンバルト の 言う 「 ブルジョア 」 や 「 商人 」 ） は 、 生命 を かけ て 戦闘 する こと を 簡単 に は 受容 し ない 。 この 見解 は 、 20 世紀 初期 の ドイツ の 排外 主義 者 の よう な 、 反 民主 主義 者 ・ 反 西洋 主義 者 も 同様 と 言える 。 それでいて 彼ら は トクヴィル と 違い 、 民主 主義 国家 の 「 無 関心 や 善意 」 を 、 平和 の 源 で は なく 退廃 の 表れ と 見なす 。  自由 民主 主義 や 資本 主義 は 、 「 英雄 的 」 信条 と は 異なり 、 自由 思想 に 近い 。 観点 によって は 、 リベラル 社会 は 「 凡庸 さ 」 を 奨励 さえ し て いる 。 ナチス ・ ドイツ の 国家 主義 者 アルトゥール・メラー・ファン・デン・ブルック は 、 リベラル 社会 で は 自由 が 与え られ 、 「 際立っ た 人生 より も ありふれ た 日常 」 に 重き が 置か れる と 見 て おり 、 その 点 で は トクヴィル も 類似 し て いる 。 すなわち リベラル な 資本 主義 国家 で は 、 大 多数 の 人々 は 「 普通 の 生活 」 を 送る 。 ピューリタン の 伝統 に 則り 、 リベラル は 普通 に 生きる こと を 受け入れ た 。 そして 17 世紀 の オランダ 絵画 や イギリス 文学 （ ジェーン ・ オースティン の 小説 ） が 描い た よう に 、 凡庸 な 日常 生活 に も 威厳 が あり 、 それ は 嘲笑 する の で は なく 大切 に 育む べき だ という 考え も 確立 さ れ て いっ た 。  しかし これ は 、 「 英雄 の 勇気 」 や 「 栄光 」 を 集合 体 の ため の 代表 行為 と 見なす 人々 にとって 、 納得 でき ない 発想 だっ た 。 結束 主義 （ ファシズム ） は その 理由 から 、 凡人 に 魅力 的 だっ た 。 その 理由 は 、 優秀 な 美徳 や 精神 性 を 誇る 「 スーパー 国家 」 や 「 スーパー 人種 」 、 「 スーパー 宗教 」 に 属し て いる と いう だけ で 、 「 凡人 で も つかの間 の 栄光 を 垣間見る こと が でき た から 」 と さ れる 。 人間 の 貪欲 さ ・ 不正 から 「 浄化 」 さ れ た 理想 世界 実現 の ため の 自己 犠牲 は 、 凡人 が 英雄 的 気分 を 味わう 方法 と なっ て いる 。 彼ら は 快適 主義 下 で 暮らす より も 、 「 崇高 な 理想 」 の ため に 、 「 荘厳 さ 」 の 中 で 死ぬ こと を 選ぶ 。 そういった 壮絶 な 死 は 、 英雄 的 行為 と 見なさ れる 。 また 、 全体 主義 政権 下 で 暮らす 人間 にとって は 、 「 英雄 的 な 死 」 こそ が 、 個人 として 選べ た 唯一 自由 な 行動 で も あっ た 。  英 文学 者 の 後藤 廣 文 に よれ ば 、 詩人 ジョン ・ ダン は 、 神 は 死後 の 世界 （ 「 死 の 王国 」 ） に 住ん で いる と 捉え て おり 、 その ため 「 神 の 崇拝 は 必然 的 に 死 の 崇拝 を 伴う こと に なる 」 と いう 。  日本 文学 者 ・ 現代 美術 批評 家 ・ 文化 交渉 学者 の 中谷 伸生 に よれ ば 、 岡倉 天心 の 『 東洋 の 理想 』 の 序文 は 、 マーガレット ・ E ・ ノー ブル が 寄稿 し た 文章 で ある 。 この 序文 で ノー ブル は 、 次 の よう に 述べ て いる 。  ドイツ 文学 者 ・ ヨーロッパ 文学 者 の 河原 俊雄 に よれ ば 、 2005 年 8 月 の ザルツブルク 音楽 祭 で は 、 古代 エジプト を 舞台 に し た モーツァルト の オペラ 『 魔 笛 』 が 、 グラハム ・ ヴィック によって 新 演出 さ れ た 。 ヴィック の 演出 で は 、 『 魔 笛 』 における ザラストロ の 国 は 、 高齢 化 で 衰退 し た 社会 として 描か れ て いる 。 この 版 の 『 魔 笛 』 の ドラマトゥルギー を 担当 し た デレック・ヴェーバー は 、 当日 の プログラム に こう 記し た 。  現代 から 見れ ば 、 ザラストロ の 国 は 高齢 化 社会 で あり 、 そこ に は 未来 へ の 夢 も 希望 も 無い と 河原 は 評する 。 過去 の 面影 の 追求 や 延命 以外 に は 関心 が なく 、 死 の 恐怖 から の 救い を 求め て 宗教 に 縋り 付く 。 よって こうした 国 は 、 「 一つ の 宗教 集団 」 の よう な 様相 を 呈する 。タオルアニマル は 小さな タオル を 折りたたん で 作っ た 、 動物 を 描写 し た もの 。 概念 として は 折り紙 に 似 て いる が 、 紙 で は なく タオル を 使う 。 一般 的 な タオルアニマル として は 、 ゾウ 、 ヘビ 、 ウサギ 、 ハクチョウ が ある 。  タオルアニマル の 起源 は はっきり と は 分かっ て い ない が 、 その 人気 は カーニバルクルーズライン による もの と 言わ れる こと が 多い 。 タオルアニマル の 前身 は おそらく 、 ハンカチ の 動物 や ナプキン 折り で ある と 思わ れる 。  カーニバルクルーズライン 、 ノルウェー ジャン ・ クルーズ ライン 、 ディズニー ・ クルーズ ・ ライン 、 ロイヤル・カリビアン 、 ディズニー ・ ホテル 、 ホーランド・アメリカラインクルーズ で は 、 タオルアニマル を 客 の ベッド に 置い て おく こと が 、 夜 の ターンダウンサービス の 1 つ として よく 行わ れる 。 ヌエボ・バジャルタ や リビエラ ・ マヤ に ある Grupo   Vidanta ' s   Grand   Luxxe   Residence   Clubs など の 最 高級 ホテル リゾート で も タオルアニマル が 現れる こと が ある 。  カーニバル は フォーマリティーズ・ショップ で クルーズ または 乗船 前 に 事前 予約 し た 客 に 本 を 提供 し て いる 。 ホーランド・アメリカ も 同じ よう な 提供 を 行っ て いる 。 他 に も タオルアニマル について の 本 で 入手 できる もの は いくつ か あり 、 これら の 本 は 、 タオルアニマル に 切り抜い た 目 と ボタン の 鼻 を 単純 に 追加 する こと で 、 動物 らし さ を どの よう に 高め られる か を 示し て いる 。 ギャラリー の 作品 の 中 に は 、 複数 の タオル や 時 に ハンド タオル や 手ぬぐい を 使う 必要 が ある もの も ある 。 Grand   Luxxe は 花 や 花弁 、 ヤシ の 枝 の 先端 を 使い 、 クジャク を 描写 し た イメージ の よう な 創造 物 を 高め て いる 。グランド ・ ショー 『 バロック 千 一 夜 』 （ バロック せんい ちや ） は 宝塚歌劇団 の 舞台 作品 。 24 場 。  雪 組 公演 。 併演 作品 は 『 JFK 』 。  ヨーロッパ の バロック 文化 と 千 一夜 的 世界 が 融合 し た とき の 世界 を 表現 し た ショー 作品 。  ※ 氏名 の 後ろ に 「 宝塚 」 、 「 東京 」 の 文字 が なけれ ば 両 公演 共通 。エロティック・アニメーション （ 英 :   ） は 、 エロティック または 性的 な 状況 に ある 架空 の 漫画 の キャラクター を 扱っ た イラスト や アニメーション 。 エロティック・アニメーション は 、 全て が 性的 な もの という わけ で は ない アダルト アニメ を 構成 する 一 ジャンル で ある 。  エロティック・アニメーション の 最も 初期 の 例 の 一つ は 、 独立 し た 陰茎 と 睾丸 が 裸 の 女性 を 追尾 し 、 彼女 と セックス を し て 、 別 の 場面 で 鼠 と 猫 が 交尾 を し て いる 内容 を アニメーション で 描い た の 『 』 で ある 。 もう 一つ の 初期 の 例 は 、 『 エヴァレディ・ハートン の 埋もれ た 財宝 』 で 、 1928 年 に アメリカ合衆国 の 3 つ の アニメーション スタジオ が 内輪 の 集まり で 制作 し た 6 . 5 分間 の サイレント の 白黒 アニメーション 映画 だっ た 。 それ は 、 大きく て 常に 勃起 し 、 取り外し 可能 な 陰茎 を 持っ た 男 が 他 の 登場 人物 や 動物 と 様々 な 性行為 を 持つ 場面 を 描い て いる 。  に 、 完全 に 計画 さ れ た プロット や ストーリーテリング が 施さ れ た ポルノ の 制作 を 試み て い た 映画 監督 や 映画 館 は 、 エロティック・アニメーション に も 同様 の 関心 を 持ち 始め た 。   例 として は 、 と による 『 』 （ 1968 年 ） 、 と による 『 』   ( 1975 年 )   、 ジョルジ・アモロ による 『 Historias   de   amor   y   masacre 』 ( 1979 年 ) が ある 。 アニメーター の ラルフ・バクシ は 、 米国 で 「 」 の 評価 を 受け た 最初 の アニメーション 映画 で ある 『 』 （ 1972 年 、 ロバート ・ クラム の 漫画 に 基づい て いる ） を 制作 し た 。 イタリア の 映画 『 』 （ 1973 年 、 キング ・ ディック として 英語 で 公開 ） は 、 完全 に 手描き の アニメーション として 描写 さ れ た 中世 の ファンタジー ストーリー だっ た 。 （ 1976 ） は 、 著名 な おとぎ話 を ポルノ 風 に パロディ し た 作品 だっ た 。 手塚 治虫 は エロティック な アニメ 映画 シリーズ 「 アニメ ラマ 」 で 、 『 千 夜 一夜 物語 』 ( 1969 年 )、『 クレオパトラ 』 ( 1970 年 )、『 哀しみ の ベラドンナ 』 ( 1973 年 ) を 発表 し た 。  1980 年代 以降 、 エロティカ は 日本 で 人気 の ある アニメーション の ジャンル で ある 。 エロティック な 日本 の アニメ ― エロティック 漫画 を 原作 と し た もの 、 OVA として の もの ― は 、 性的 に 示唆 的 で 明示 的 な セックス シーン を 特徴 と する ( ヘン タイ と も 呼ば れる )。  21 世紀 初頭 、 プロデューサー は デジタル アニメーション 技術 を エロティック な 素材 に 適用 し 始め た 。 2000 年 に 、   プレイボーイチャンネル は 、 3 D アニメーション を 使用 し た エロティック な ディストピア SF シリーズ 『 』 を 開始 し 、 20 の エピソード を 放送 し た 。 2001 年 、 イラストレーター の は 、 2 D デジタル ・ アニメーション を 使用 し て 作ら れ た ゲイ と バイセクシュアル な 顧客 の ため の コメディー・エロティック 長編 映画 『 』 を 発表 し た 。  2006 年 の 短編 『 』 は 、 伝統 的 な ストップ モー ション ・ アニメーション 技術 を 用い て 、 生き て いる ロボット の 想像 上 の 性行為 を 描写 し た 。  アニメーション の コンテンツ は 、 ポルノ 動画 サービス で 人気 を 博し 、 「 アニメ 」 、 「 ヘン タイ 」 、 「 カートゥーン 」 （ これら は 全て アニメーション と 関連付け られる ） など の 用語 が トップ の 検索 用語 として 名 を 連ねる こと が ある 。Comic   Con   Experience （ 別名   CCXP ） は 、 漫画 、 テレビ シリーズ 、 映画 、 ビデオ ゲーム 、 文学 を 扱う ブラジル の エンターテイメント 祭 。   第 1 回 は サンパウロ で 2014 年 12 月 に 開催 さ れ 、 Omelete の サイト 、 コレクティブショップ Piziitoys と アーティスト Chiaroscuro の 代理 店 によって 企画 さ れ た 。   推定 10 万 人 が 訪れ 、 80 社 が 参加 し た 。   ゲスト 出演 者 に は Game   of   Thrones の Jason   Momoa と The   Goonies の Sean   Astin と Lord   of   the   Rings が 含ま れ て い た 。藤 舎   貴生 （ とう しゃ   きしょう 、 1970 年 -   ） は 歌舞伎 音楽 、 日本 舞踊 、 長唄 等 の 横笛 （ 能管 、 篠笛 ） の 演奏 家 、 作曲 家 、 プロデューサー 。 藤 舎 と は 囃子 の 流儀 で ある 。 京都 市 生まれ 。  東京 芸術 大学 卒業 。   活動 は 古典 演奏 のみ で なく 林 英 哲 、 DJ   KENTARO 、 村 治 佳織 ら と の 共演 や 作詞 家 松本 隆 と の 作品 作り 市川 猿之助 ら を 招い て の 「 未来 創 伝 」 など 公演 の プロデュース も し て いる CM 音楽 や 東京 コレクション で の デザイナー 斉藤 上 太郎 の 音楽 も 担当   2012 年 公益 財団 法人 日本 伝統 文化 振興 財団 より 作曲 、 プロデュース による CD 「 幸 魂 奇 魂 」 古事記 より 作詞 松本 隆 、 朗読 七 世 市川 染五郎 、 若村 麻由美 にて 第 54 回 日本 レコード 大賞 企画 賞 を 受賞  1970 年   二 世 中村 寿 鶴 を 祖父 、 藤 舎 呂 悦 を 父 に 京都 市 に 出生 。 1974 年 囃子 を 5 世 藤 舎 呂 船 （ 藤 舎 流 宗家 藤 舎 せい子 ） に 手ほどき を 受け 5 歳 にて 締 太鼓 「 五郎 」 にて 初 舞台 。 1978 年 マリンバ を 山本 毅 に 師事 。 1983 年 笛 を 藤 舎 名 生 に 師事   長唄 を 人間 国宝 今藤 政太郎 に 師事 。   後 に 笛 を 藤 舎 貴生   囃子 を 藤 舎 清 祐   長唄 今藤 政芳 の 名 を 許さ れる 。 1985 年 ごろ より 学業 の 傍ら 横笛 の 演奏 活動 、 修行 を 始める 。 1988 年   東京 芸術 大学 邦楽 科 （ 囃子 打物 専攻 ） 入学   大学 在学 中 は ３ 代目 市川 猿之助 スーパー 歌舞伎 「 オグリ 」 「 八犬伝 」 の レコーディング に 参加 。 横笛 、 五 世 中村 勘九郎 （ 十 八 世 中村 勘三郎 ） の 鏡 獅子 、 船 弁慶 を 締 太鼓 で 出演 。 1994 年   池坊 文化 学院 講師 と なり 後 、 同院 特 任 教授 と なる 。 その 頃 より 主 に 日本 舞踊 の 作曲 を はじめ 作詞 家 松本 隆 と の 「 静 」 を 東京 国立 劇場 にて 発表 し 作曲 活動 を 本格 的 に 行う 。 NHK 大河ドラマ 「 花 の 乱 」 の 演奏 出演 。 同じく 2007 年 「 風林火山 」 の ヒロイン 柴本 幸 の 横笛 指導 、 笛 作曲 演奏 。 2012 年 口語体 による 三味線 音楽 「 幸 魂 奇 魂 」 古事記 より 第 54 回 日本 レコード 大賞 企画 賞 受賞  1982 年 NHK テレビ 「 邦楽 百 選 」   NHK - FM ラジオ 「 邦楽 ジョッキー 」 パーソナリティ 市川 染五郎 ・ 中村 壱太郎 トーク 出演   NHK テレビ 「 芸能 花 舞台 」  TBS ラジオ 「 大沢 裕理 の ゆうゆう ワイド 」   大阪 国立 文楽 劇場 「 明日 を になう 新進 の 舞踊 ・ 邦楽 鑑賞 会 」  NHK 大河ドラマ 「 花 の 乱 」   NHK 大河ドラマ 「 風林火山 」 横笛 指導   愛知 万博   愛 ・ 地球 博 「 日本 館 イベント 」  花 方 「 星 逢い の 宴 」 第 一 章   スパイラル ホール   八嶋 智 人   岩下 尚史 他   市川 猿之助 スーパー 歌舞伎 「 オグリ 」 「 八犬伝 」 レコーディング  宮本 文昭 プロデュース   JT アート ホール 室内楽 シリーズ   ゲスト 出演  京都 顔見世   六 世 中村 歌右衛門 「 隅田川 」 南座   五 世 中村 富十郎 「 勧進 帳 」 歌舞伎座  市川 染五郎 ラスベガス 歌舞伎 公演 レコーディング  シアターコクーン 「 写楽 考 」 主演 堤 真一  口語体 による 三味線 音楽   CD 「 幸 魂 奇 魂 」 古事記 より   作詞 松本 隆   朗読 市川 染五郎 （ 現 松本 幸四郎 ）   若村 麻由美  大阪城 天守閣 「 豊国 おどり 」 作曲   ～ 産経新聞 ～  「 静 」 作詞 松本 隆  「 青春 」 日本 舞踊 協会  「 未来 創 伝 」 公演   出演 市川 猿之助   若村 麻由美   桂 米治   尾上 菊之丞   茂山 逸平  邦楽 オラトリオ 「 幸 魂 奇 魂 」   紀尾井 大 ホール  松本 隆 の 世界 「 風 の コトダマ 」 ビルボードライヴ 東京  東日本 復興 支援 公演 「 日本 の 祈り 」 京都 南座  「 若村 麻由美 の 劇 世界 」 能登 演劇 堂  KYOTO   NIPPON   FESTIVAL国際 アニメーション 映画 協会 （ こ くさい アニメーション えい が きょう かい 、 英 :   International   Animated   Film   Association 、 仏 :   Association   Internationale   du   Film   d ' Animation 、 ASIFA ） は 、 1960 年 に フランス の アヌシー で 設立 さ れ た 国際 的 な 非 営利 団体 で 、 カナダ の アニメーター 、 ノーマン ・ マクラレン など の 著名 な アニメーション 作家 によって 設立 さ れ た 。 現在 、 世界 各国 に 30 以上 の 支部 が ある 。  支部 の 一つ で は 、 毎年 アニー 賞 を 選考 し て いる 。  ASIFA の 理事 会 は 世界 各国 の アニメーション 専門 家 で 構成 さ れ て おり 、 ASIFA が 後援 する アニメーション 映画 祭 で 定期 的 に 会合 する 。 最も 有名 な 映画 祭 は 、 フランス の アヌシー 国際 アニメーション 映画 祭 、 カナダ の オタワ 国際 アニメーション フェスティバル 、 カリブ海 地域 の アニマエ・カリベ 、 日本 の 広島 国際 アニメーション フェスティバル 、 クロアチア の ザグレブ 国際 アニメーション 映画 祭 で ある 。印 金 （ いん き ん ） という もの は 、 型紙 を 使っ て 生地 に 接着 剤 を 置き 、 その 上 に 金 を はる 、 という 織物 の 装飾 技法 で ある 。 その 技術 は 中国 から 伝来 し た と いわ れ て おり 、 日本 で は 「 印 金 」 と 呼ば れ 、 格別 に 評価 さ れ て き た 。 『 平凡社 大 百科 事典 』 に よる と 、 印 金 は 「 布帛 に 型 を 用い て に か わ 、 漆 、 のり など の 接着 剤 を 置き ， その 上 に 金箔 を 施す か 、 もしくは 、 に かわ など を 混ぜ た 金泥 を 直接 型 で 押す かし て 文様 を 表し た もの を いう 。 」   中国 において は 、 生地 に 金銀 を 使っ て 加 飾 する 技術 は 長い 歴史 が あり 、 漢 時代 に 遡る と 考え られる 。 これら の 技法 は 大きく 3 つ に 分類 できる 。 描金 、 または 泥 金 という 技法 は 、 金粉 を 接着 剤 に 混ぜ 、 生地 に 筆 で 直接 、 描く 。 印 金 という 技法 は 、 型紙 を通して 接着 剤 を 置き 、 その 上 に 金箔 を 押す 。 銹金 という 技法 は 、 型紙 を通して 、 金 を 直接 、 押す 。 その他 の 古い 技法 として 、 金属 製 型 板 で 金泥 を 印刷 する 技術 も あっ た よう で ある 。 馬 王堆漢 墓 （ 紀元前 186 年 、 湖南 省 長 沙 市 ） で は 、 顔料 と 金銀 で 印刷 さ れ た 模様 で 装飾 さ れ た 紗 の 裂 が 発掘 さ れ た 。 衣服 において の 金 を 用い た 加 飾 技法 は 12 世紀 から 13 世紀 にかけて 発展 し た よう で 、 これら の 遺物 は 晋 、 南 宋 、 そして 元 時代 の 墓 から 多く 発掘 さ れ て いる 。 その 中 に は 、 描か れ た 金 も 、 印刷 さ れ た 金 も ある 。 生地 は 、 主 に 「 紗 」 、 あるいは 「 羅 」 という 捩り 織 で ある 。 印 金 の 製作 は 明 時代 初頭 にかけ 行なわ れ 、 それから 絶滅 し た と 思わ れ て いる 。  中国 製 の 印 金 は 主 に 室町 時代 に 日本 に 伝来 し た と いわ れ て いる 。 『 和漢 錦繍 一覧 』 に よれ ば 、 上代 印 金 の 輸入 は 漢文 （ つまり 17 世紀 の 末 ） に 止ん で しまっ た 。 または 、 輸入 さ れ た 中国 元 ･ 明代 の 印 金 を 模倣 し て 作ら れ た 日本 製 の 印 金 も ある 。  日本 で は 、 印 金 の 主要 な 使い方 は 、 掛け軸 の 表装 で ある 。 桃山 時代 の 茶会 記 は 、 印 金 を 使っ た 表具 に よく 言及 し て いる が 、 この 風習 は 室町 時代 に も 遡る と 思わ れる 。 または 、 茶の湯 において は 、 印 金 は 名物 裂 の 一種 として 珍重 さ れ て いる 。 紫色 の 羅 地 印 金 は 一番 評価 さ れ て いる 。  日本 に 保存 さ れ て いる 有名 な 作品 の 例 として 、 京都 国立 博物館 所有 の 国宝 と 指定 さ れ て いる 2 枚 の 袈裟 を 挙げ られる 。 1 枚 は 、 「 応夢衣 」 と 呼ば れ て おり 、   高麗 時代 （ 9 世紀 ～ 14 世紀 ） の 朝鮮 の 作品 と 考え られ て いる 。 もう 1 枚 は 、 中国 の 元 時代 （ 14 世紀 頃 ） の 作品 と 思わ れ て いる 。佐久間   一生 （ さ くま かずき 、 12 月 15 日   -   ） は 、 東京 都 文京 区 出身 の 日本 の 俳優 。 元 大正大学 非常勤 講師 。 インプロシアター TILT 主宰 。  TBS 緑山 塾 二 期生 卒業 後 、 テレビ 、 映画 、 舞台 で 活動 。 1992 年 より 奈良橋 陽子 に 師事 し 、 1993 年 イン プロ に 出会う 。 日本 で の イン プロ 第 一 世代 の ひとり 。   現在 、 インプロシアター TILT の 主宰 として 、 奇数 月 に 西荻 窪 「 奇聞 屋 」 で ライブ 活動 を 行う 他 、 企業 研修 、 学校 教育 に も アウト リーチ を し て いる 。MyAnimeList （ マイアニメリスト 、 MAL ） は 、 日本 の アニメ や 漫画 を 専門 と し た ソーシャル・ネットワーキング・サービス の ウェブサイト 。 この サイト は 、 アニメ や 漫画 を リスト 形式 で 整理 する システム を 備え て いる 。 これ により 、 巨大 な アニメ や 漫画 の データベース の 中 から 、 好み に 近い 作品 を ユーザー 間 で 共有 できる よう に し て いる 。 MyAnimeList は 、 440 万 の アニメ 作品 と 、 77 万 5000 の 漫画 作品 が 登録 さ れ て いる 。 この サイト は 、 2015 年 に 一 か月 間 で 1 億 2000 万 人 の 訪問 者 数 を 記録 し た 。darktable （ ダーク テーブル ） は 、 フリー かつ オープン ソース の 写真 管理 ・ RAW 画像 編集 ソフトウェア で ある 。 Adobe   Photoshop や GIMP など の ビット マップ 画像 編集 ソフトウェア と は 異なり 、 RAW 画像 の 編集 に 特 化 し て いる 。 Linux ・ FreeBSD ・ Solaris ・ macOS ・ Windows など に 対応 し て おり 、 GNU   GPL   v 3 + の 下 で 配布 さ れ て いる 。  darktable に は 他 の RAW 画像 編集 ソフトウェア と 同様 に 、 非破壊 編集 という 概念 が 存在 する 。 編集 を 行っ た 結果 を 直ちに は 反映 せ ず 、 最終 的 な レンダリング を 行う まで 元 の 画像 の データ を 保持 する 。 darktable は 、 組み込み の ICC プロファイル 、 GPU アクセラレーション （ OpenGL ベース ） 、 一般 的 な 画像 ファイル フォーマット に 対応 し て いる 。  darktable   バージョン 1 . 4 の 主 な 新 機能 は 、 描画 さ れ た マスク の サポート で 、 画像 の 指定 さ れ た 領域 に エフェクト を 適用 する こと が できる 。 利用 可能 な マスク は 、 ブラシ ・ 円 ・ 楕円 ・ ベジェ 曲線 ・ グラデーション で ある 。 これら は サイズ の 変更 が 可能 と なっ て おり 、 スムーズ な ブレンド の ため に フェードアウト 半径 が 利用 可能 で 、 不透明 度 の 調整 が できる 。 任意 の 個数 の マスク を 作成 する こと が 可能 で 、 ダーク ルーム UI の 左側 に ある 「 マスク マネージャ 」 に 集める こと が できる 。  darktable に は 、 sRGB ・ Adobe   RGB ・ XYZ ・ リニア RGB の ICC プロファイル が 組み込ま れ て いる 。  RAW 画像 ・ JPEG ・ HDR 画像 ・ PFM など の 画像 ファイル を 、 ストレージ や カメラ から 読み込む こと が できる 。 書き出し について は 、 ストレージ ・ Google   フォト ・ Facebook ・ Flickr ・ 電子 メール ・ シンプル な HTML ベース の ウェブギャラリー に 対応 し て いる 。 書き出す こと の できる ファイル フォーマット は 、 JPEG ・ PNG ・ TIFF ・ PPM ・ PFM ・ OpenEXR で ある 。  darktable は Lua   バージョン 5 . 2 で 書か れ た スクリプト が 利用 できる 。 指定 さ れ た イベント に 反応 し て 、 darktable が 実行 する 処理 を 定義 する こと が できる 。 スクリプティング の 例 として は 、 ダーク ルーム の 外 で 追加 の 処理 を 行う ため に 、 ファイル の 書き出し 中 に 外部 の アプリケーション を 起動 する など が ある 。  RGB の 各 チャンネル の 線形 ・ 対数 ・ 波形 カラー ヒストグラム を 利用 する こと が できる 。  darktable に は 「 ライト テーブル 」 と 「 ダーク ルーム 」 の 2 つ の 主要 な モード が 存在 する 。 これら の 名称 は 写真 編集 技術 の 発展 の 歴史 を 示し て いる 。 その他 の モード として は 「 テザリング 」 ・ 「 マップビュー 」 など が ある 。 darktable を 起動 し た とき に は 、 デフォルト で ライトテーブルモード が 開き 、 画像 コレクション の 一覧 が 表示 さ れる 。 画面 を 有効 活用 する ため に 、 全て の モード の 全て の パネル は 最小 化 が 可能 と なっ て いる 。  2018 年 7 月 現在 、 61 の プラグ イン が 5 つ の グループ に 分かれ て 存在 し て いる 。  2011 年 、 darktable の 開発 チーム は Google   Summer   of   Code に 参加 し た 。 主 な 目標 は libglade に 依存 し て いる 状況 の 解消 を 行い 、 モジュール 化 を 進める こと で あっ た 。 キーボード ショートカット を 扱う ため の 入力 システム も 改良 さ れ 、 その 成果 が darktable   バージョン 0 . 9 に 組み込ま れ た 。  darktable は GNU   GPL   v 3 + の 下 で 配布 さ れ て いる フリー ソフトウェア で ある 。 現在 の バージョン は 、 Linux ・ FreeBSD ・ Solaris ・ macOS ・ Windows で 動作 する 。 Arch   Linux ・ Debian ・ Fedora ・ Gentoo   Linux ・ openSUSE ・ Ubuntu など の 主要 な Linux ディストリビューション で は 、 デフォルト の リポジトリ に 含ま れ て おり 、 インストール を 行う こと が できる 。  darktable の ソース コード は GitHub で ホスト さ れ て いる 。インスティトゥト・セルバンテス 東京 （ ） は 、 スペイン 語 教育 や スペイン 語 圏 の 文化 普及 を 目的 と する スペイン の 国営 組織 インスティトゥト・セルバンテス （ 旧 ・セルバンテス 文化 センター ） の 東京 支部 で 、 2007 年 9 月 より 千代田 区 六番 町 の 4300 m ² の 敷地 に ある 地上 7 階 、 地下 3 階 の 建物 セルバンテスビル （ ） を 拠点 に 活動 し て いる 。 旧称 および 俗称 は 、 セルバンテス 文化 センター 東京 。  館長 は ビクトル・ウガルテ・ファレロンス   。  公認 かつ スペイン 以外 の スペイン 語 圏 で も 公式 に 通用 する スペイン 語 検定 試験 「 」 （ 外国 語 として の スペイン 語 検定 、 ） を 定期 的 に 実施 し て いる 。 この 試験 は 、 日本国 文部 科学 省 後援 の スペイン 語 技能 検定 と は 異なる 。  学習 目的 や 学習 者 の レベル に 合わせ て 様々 な スペイン 語 コース が 設け られ て いる 。 具体 的 に 、 スペイン 語 講師 養成 コース 、 レベル 別 スペイン 語 コース 、 スペイン 語 オンライン コース 「 AVE   Global 」 、 子供 の ため の スペイン 語 コース 、 企業 向け スペイン 語 コース など が 挙げ られる 。  スペイン 映画 や スペイン 国外 で 制作 さ れ た スペイン 語 映画 が 日本 で 上映 さ れる 際 の 後援 や 、 スペイン の 大学 教授 が 来日 講演 する に当たって の 主催 や 場所 提供 など を 行っ て いる 。 また 、 スペイン 語 以外 の スペイン の 公用 語 で ある カタルーニャ 語 と バスク 語 の 学習 コース も 不定期 開催 さ れ て いる 。  セルバンテスビル 内 に は 、 スペイン ・ グラナダ 県 出身 の 作家 フェデリコ・ガルシア・ロルカ の 名 を 冠し た フェデリコ・ガルシア・ロルカ 図書館 （ ） が ある 。 スペイン 文学 や ラテンアメリカ 文学 、 スペイン 語 で 書か れ た 日本 文学 の ほか 、 スペイン 語 学習 に関する 書籍 や 各 分野 の 雑誌 など も 収蔵 さ れ て いる 。  上記 書籍 の 館内 閲覧 や 貸し出し に 加え て 、 インテルカンビオ・スペイン 語 交流 クラブ （ ） や 文学 ワークショップ 、 子供 の ため の 読み 聞か せ など の イベント も 開催 さ れ て いる 。栗原 暁 は 日本 の 作曲 家 、 作詞 家 、 編曲 家 、 音楽 プロデューサー 、 DJ 、 Jazzin ' park の メンバー 。  03 年 DJ   として 活動 を 開始 。 06 年 久保田 真 悟 と共に Jazzin ' park を 結成 。  同年 12   月 1 st   アルバム 「 Jazzin ' park 」 を リリース 、 都内 CD 店 で ジャパニーズクラブチャ -   ト 1 位 、 iTunes ダンス チャート １ 位 を 獲得  作家 として は 数多く の アーティスト へ の 楽曲 提供 を 行う 。  家 入 レオ 　   「 もし 君 を 許せ たら 」 　 （ フジテレビ 系 月 9 ドラマ 「 絶対 零 度 ～ 未然 犯罪 潜入 捜査 ～」 主題歌 ） 作曲 　  北 乃 きい   「 師 大路 夜市 」   作曲 ・ 編曲 　   「 Doooooda （ 北 乃 きい × 大友 康平 ） 」   作曲 ・ 編曲 　  宇野 実 彩子 （ AAA ） 　  「＃ one _ love _ pop 」 　 作曲 ・ 編曲   「 Lock   on 」 　 　 　 　 　 作曲 ・ 編曲  ケツメイシ   「 はじまり の 予感 」 　 （ DHC ［ F 1 ］ ミネラルベースメークシリーズ CM ソング ） 作曲 ・ 編曲 　  柴 咲 コウ   「 intoxicated   -   Jazzin ' park   Remix 」   （ 柴 咲 コウ ＆ JUNO   REACTOR 　 Single 　 収録 ）   清水 翔太   「 君 が 暮らす 街   -   Jazzin ' park   Winter   Remix   -   」 　 　 　   （ Single 『 冬 が 終わる 前 に 』 収録 ）   「 マダオワラナイ - Jazzin ' park   Sweet   Summer   Remix -」   （ Single 『 WOMAN   DON ' T   CRY 』 収録   ）   「 Dream   - Jazzin ’ park   A   Long   Autumn   Night   Remix -」（ Single 『 SNOW   SMILE 』 収録 ）   「 SNOW   SMILE   - Jazzin ’ park   Spring   Snow   Remix   -」   （ Single 『 I   miss   you - refrain -』 収録 ）  ジャ ニーズ WEST   「 マ・ル・モ・ウ・ケ 」 　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 I   got   the   FLOW 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 パーリパーリパリ   - カタカナ を 叫べ -」   作曲 ・ 編曲  鈴木 愛理   「 Moment 」   （ Album 『 Do   me   a   favor 』 収録 ） 　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　  山崎 育 三郎   「 Congratulations 」 （ 金曜 ナイト ドラマ 「 あい の 結婚 相談 所 」 テーマ ソング ） 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲  Da - iCE   「 Blackjack 」   　 （ Album 「 BET 」 収録 曲 ）   作詞 ・ 作曲  Kis - My - Ft 2   「 アイノビー ト 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 My   Resistance   -   タシカナモノ 」 （ テレビ朝日 系 連続 ドラマ 「 信長 の シェフ 」 の 主題歌 ） 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 SNOW   DOME の 約束 」 　 　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 Luv   Sick 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 2 ndOvertune 」   作曲 ・ 編曲   「 Strawberry   Dance 」   作詞   「 3 rd   Overture 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 ダイスキデス 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 Another   Future 」   作詞   「 君 に あえる から 」   　 編曲   「 Christmas   Kiss 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 Shake   Body !!」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 タナゴコロ   –   Remix   by   Jazzin ’ park 」   （ Album 『 KIS - MY - WORLD 』 収録 ）   「& say 」 　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 Kis - My - Ft 2   NON - STOP   MIX   –   Vol . 1 - Mixed   by   Jazzin ’ park 」   （ Album 『 I   SCREAM 』 収録 ）   「 WANNA   BEEEE !!!   - Jazzin ' park   Beginners   Remix -」   「 HOT ! × 2 」 　 　 　 （ コーワ 「 ホッ カイロ 新 ぬくぬく 当番 」 CM ソング ）   作詞   「 Future   Train 」   （ JR 九州 「 GO ! GO !! キスマイクマモトオオイタ 」 キャンペーン ソング ） 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲  Hilcrhyme   「 Lost   Love   Song 」   編曲   「 Lost   love   song 【 Ⅱ 】 」   編曲  「 YUKIDOKE 」   編曲   　   「 New   Era 」 　 　 　   編曲   　   「 The   Woman   In   The   Elevator 」   編曲   　   「 続 ・ 押韻 見聞 録 - 未踏 -」   作曲 ・ 編曲   「 Spirit   Of   Love 」   編曲   　   「 I ’ m   Ready 」 　 　 　   編曲  GACKT  「 キミ に 逢い たく て （ Jazzin ’ park   D & B   ReMIX ） 」 （ Album 『 GACKTRACKS   - ULTRA   DJ   ReMIX 』 収録 ）  NEWS   「 インビジブル   ダン ジョン 」 作詞 ・ 作曲   「 Digital   Love 」   作詞 ・ 作曲  Nissy （ AAA 西島 隆弘 ）   「 ハプニング 」   編曲   「 恋す 肌 」 　   編曲  RIP   SLYME   「 POPCORN   NANCY 」   作曲 ・ 編曲  Predia  「 美しき 孤独 たち 」   　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 夜光 蝶 」 　 　 　 　 　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　 　   「 満たし て アモーレ 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 東京 スキャンダル 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 BOROBORO ～ この 愛 は ボロボロ に なる 運命 な の か ～」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 ファビュラス 」 　 　 　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 Hotel   Sunset 」 　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 Ms . Frontier   」 　 　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 ヌーベルキュイジーヌ 」 　   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 Addicted   To   Your   Secret 」 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　   「 WAKEARI 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲 　  V 6  「 KEEP   GOING 」   作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   「 TL 」   作曲 ・ 編曲  ソード アート ・ オンライン   オルタナティブ 　 「 ガンゲイル・オンライン 」   ED 主題歌   「 To   see   the   future   /   レン （ 楠木 と もり ） 」 　   　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   DVD 第 1 巻 収録   " Lucky   Girl "   LLENN   starring   TOMORI   KUSUNOKI 　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   DVD 第 2 巻 収録 「 DNA 」 ピトフーイ ( 日笠 陽子 )　　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   DVD 第 3 巻 収録   「 FIGHT 」 SHINC （ 朝井 彩 加 ／ 内山 夕 実 ／ 種 﨑敦美 ／ 白石 晴香 ／ M ・ A ・ O ／ 森永 千 才 ） 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲   DVD 第 4 巻 収録   「 Crazy   Cat 」 フカ 次郎 （ 赤 﨑千夏 ） 　 　 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲  DVD 第 ５ 巻 収録   「 Special   Amore 」 キャラクター ソング   ピトフーイ （ 日笠 陽子 ） ＆ エム （ 興津 和幸 ） 作詞 ・ 作曲 ・ 編曲  __ インデックス __アニメ ・ 漫画 ファン ダム （ アニメ まんが ファン ダム 、 英 :） は 、 日本 の アニメ や 漫画 ファン の 世界 的 な コミュニティ 。 「 アニメ 」 に は アニメーション ・ シリーズ 、 映画 、 ビデオ が 含ま れ 、 「 漫画 」 に は 、 漫画 、 グラフィック ノベル 、 イラスト 、 関連 アート が 含ま れる 。 それら は 日本 の 娯楽 を 発祥 と し て いる が 、 1990 年代 に 西洋 に 紹介 さ れ て 以来 、 その スタイル と 文化 は 世界中 に 拡大 し て いる 。  アニメ や 漫画 は 、 多く の 若者 に 日本 の 文化 を 学ば せ て おり 、 アニメファンコミュニティ は 、 実際 に それ を 行う こと を 推奨 し て いる 。 ファン 達 は アニメ や 漫画 から しばしば 日本 の 敬語 を 学ぶ 。 デル ・ レイ ・ マンガ や など は 、 上手く 翻訳 でき ない 敬語 や 言葉 や 概念 を 説明 する ため の 注釈 を 設け て いる 。日本 の アニメ の 影響 を 受け た 日本 国外 の アニメーション （ に ほんの アニメ の え いき ょうをうけたにほんこくがいの アニメーション 、 Anime - influenced   animation 、 American   anime ） は 、 日本 の アニメ に 似 て いる か 、 日本 の アニメ から インスピレーション を 受け て いる 、 日本 国外 の アニメーション 作品 を 指す 。  日本 国外 において は 、 「 アニメ 」 という 言葉 は 日本 で 制作 さ れ た アニメーション か 、 色彩 豊か な 図 、 活力 の ある キャラクター 、 幻想 的 な 主題 を 特徴 と する 日本 において 普及 し て いる アニメーション 様式 を 指す 言葉 として 使わ れ て いる が 、 その 言葉 の 意味 は 日本 以外 の 国 で 制作 さ れ た アニメ の こと も 指す こと が できる か どう か 議論 さ れ て いる 。 西洋 人 の 中 に は 、 「 アニメ 」 を 日本 で 制作 さ れ た アニメーション 作品 だけ に しか 使え ない 言葉 と 捉える 者 も いる が 、 一部 の 学者 は 、 「 アニメ 」 を 日本 に 関連 する 新た な 具体 的 または 典型 的 な オリエンタリズム 様式 と 定義 する こと を 提起 し て いる 。  通常 、 日本 国外 において アニメ という 用語 は 、 日本 に 由来 する アニメーション 様式 を 指す 。 日本 の アニメ の 人気 が 高まる に従い 、 欧米 の アニメーション スタジオ は 、 誇大 な 表情 や キャラクター の 「 ちび キャラ 」 など 、 日本 の アニメ で 典型 的 に 用い られる 視覚 様式 を 採用 し 始め た 。 特に 、 『 バットマン・ザ・フューチャー 』 は 日本 の アニメ の 特徴 が いくつ か 見 られ た 。 また 、 『 バットマン・ザ・フューチャー は 、 その 制作 過程 の 仕事 の 一部 が 日本 に 委託 さ れ て い た 。ま めき ゅん ( Mamekyunn ) は 、 韓国 で 作ら れ た 教育 アニメ 。  国語 、 算数 など の 知育 系 コンテンツ や マナー や 生活 習慣 など の アニメ を 主 に し て いる 。 2016 年 より Youtube で 公開 さ れ て いる 。鳩 カメラ は 、 ドイツ 人 の が 1907 年 に 発明 し た 写真 の 空中 撮影 技術 で ある 。 彼 は 薬剤師 で 、 医薬品 の 配達 に も 鳩 を 使っ て い た 。 伝書鳩 に アルミ の 前部 ハーネス を 着せ て 、 タイマー 機能 付き の 軽い ミニチュア カメラ を 取り付ける 、 という の が 彼 の アイデア だっ た 。 ドイツ で は はじめ 特許 が 認め られ なかっ た が 、 ノイブロンナー が 鳩 を 使っ て 撮っ た 写真 が 本物 と 確認 さ れ た ため 1908 年 12 月 に あらためて 特許 として 認め られ た 。 ノイブロンナー は 自分 の やり方 を 本 に し て 1909 年 の ドレスデン 国際 写真 連盟 で 発表 し た ほか 、 1910 年 に フランフルト 国際 航空 展 や パリ 航空 ショー で は 写真 を ポスト カード に し て 販売 し た 。  かつて は 空中 査察 に 鳩 カメラ を 利用 する など 軍事 利用 の 可能 性 が ある と 考え られ て い た 。 第 一 次 世界 大戦 の 戦場 で テスト を 行う と 、 見込 の あり そう な 結果 が 出 た が 、 伝書鳩 の ため の 移動 式 の 鳩 小屋 を どう する か という 難問 に ぶつかっ た 。 大戦 中 に 航空 技術 の 完成 度 が 急速 に 上がっ た ため 、 鳩 カメラ に対する 軍事 方面 から の 関心 は ほぼ 消え て しまい 、 ノイブロンナー も 実験 を 放り出し て しまっ た 。 しかし 彼 の アイデア は 1930 年代 に スイス の 時計 職人 の 手 によって 短い 間 復活 し た 。 この とき は ドイツ と フランス の 軍部 も 関心 を 持っ た と 伝え られ て いる 。 第 二 次 世界 大戦 で は 大量 の 軍 鳩 が 展開 さ れ た が 、 鳥 による 空中 査察 が どれ だけ 行わ れ た か は 不明 で ある 。 アメリカ 中央 情報 局 ( CIA ) は 、 偵察 の ため バッテリー 内蔵 の 鳩 カメラ を 開発 し た が 、 その 詳細 について は まだ 機密 指定 が 解除 さ れ て い ない 。  鳩 カメラ に は 一定 以上 に 小型 で 軽量 の タイマー 式 カメラ の 製造 と 鳥類 の 訓練 、 操縦 が 必要 で あり 、 また 同時に それ こそ が 難問 で も ある 。 写真 が 撮影 さ れる タイミング を 狙っ て 鳩 の 位置 や 方向 、 スピード を コントロール する 手段 は 限ら れる から で ある 。 2004 年 に イギリス BBC は ごく 小型 の テレビ カメラ を ハヤブサ と オオタカ に 取りつけ て 実況 中継 を 行っ た 。 今日 で は 、 研究 者 や 、 アーティスト 、 物好き な 人 たち が 鳩 カメラ の よう に 様々 な 動物 に カメラ を 取り付ける を 利用 し て いる 。  1858 年 に 初めて 空中 から 写真 を 撮影 し た の は 、 気球 乗り として も 知ら れ て い た ナダール で ある 。 1860 年 に は 、 ジェームス ・ ウォレンス・ブラック が やはり 気球 から 現存 する 最古 の 空中 写真 を 撮影 し た 。 写真 撮影 の 技術 の 進歩 も あっ て 、 19 世紀 の 終わり に は 無人 の 飛行 体 に カメラ を 搭載 する 人間 が 現れる 。 1880 年代 に は が 試験 的 に 凧 による 空中 撮影 を 行っ て いる 。 彼 に 追随 する 人間 は 多く 、 が 同じ よう に 凧 を 使っ て ボストン を 撮影 し た 高 品質 な 写真 は 非常 に 有名 に なっ た 。 は 1888 年 に ロケット に カメラ と パラシュート を 組み合わせ て 写真 を 撮っ た し 、 アルフレッド ・ ノーベル も 〔 彼 の 意志 を つい だ 人間 が 〕 1897 年 に ロケット 写真 を 撮影 し て いる 。  伝書鳩 は 、 19 世紀 から 20 世紀 初頭 まで 、 民間 の 郵便 に も 軍 鳩 として も 大量 に 使わ れ た 。 1870 年 の 普 仏 戦争 で は 鳩 が 通信 手段 として 大いに 利用 さ れ た こと で 有名 で ある 。 この とき は トゥール から プロイセン 軍 に 包囲 さ れ た パリ に は 、 5 万 通 も の マイクロフィルム 化 し た 電報 が 鳩 を通じて 空 から 届け られ た 。 同時に 15 万 も の 私的 な 電報 や 国 の 公式 文書 が 配送 さ れ た と いう 。 1889 年 の 帝政 ロシア 技術 協会 が サンクトペテルブルク で 行っ た 実験 で は 、 ロシア 軍 の 気球 部隊 が 空 から 写真 を 撮影 し 、 当時 開発 さ れ た コロジオン を 使っ た ネガ フィルム を 鳩 に 運ば せ て 地上 に 送っ た 。  1903 年 に 、 ドイツ の クローンベルク で 薬剤師 を し て い た ユリウス ・ ノイブロンナー は 、 半 世紀 前 に 父親 が はじめ た 伝書鳩 から 処方箋 を 受け取る 仕組み を 復活 さ せ た 。 これ は ファルケンシュタイン に ある サナトリウム から 鳩 を 飛ばし て 処方箋 を 運ば せる もの だっ た （ 3 年 後 に この サナトリウム は 閉鎖 さ れ た ため 、 この 仕組み も なくっ て しまっ た ） 。 彼 は 75 グラム を 上限 として 、 急 を 要する 薬 の 配達 に は この 方法 を 使っ た 。 また 迅速 さ を 旨 として 、 フランクフルト に ある 薬 問屋 に も 自分 の 鳩 を 何 羽 か 常駐 さ せ て い た 。 ある 時 、 彼 の 鳩 が 一 羽 だけ 帰路 で 霧 に 迷っ て しまっ た のに 、 4 週間 後 に 帰っ て き た とき に は 不思議 な こと に ずいぶん 栄養 状態 も よかっ た こと が あっ た 。 ノイブロンナー は この こと を きっかけ に し て 、 鳩 に 自動 で 撮影 する カメラ を 持た せ 、 その 行先 を たどる という アイデア を 思いつい た 。 つまり 、 伝書鳩 と アマチュア 写真 という 自分 の 二つ の 趣味 を 合体 さ せる 「 ダブル ・ スポーツ 」 で あっ た （ 後 に 判明 し た ところ で は 、 この とき の 鳩 は ヴィースバーデン の レストラン で 保護 さ れ て い た ） 。  鉄道 や そり から 「 ティッカ 」 〔 イギリス の ホートン 社 が 製造 し た 懐中時計 型 の 小型 カメラ 〕 で 写真 を 撮影 する 実験 に 成功 し た ノイブロンナー は 、 ハーネス と アルミ の 胸当て を 使っ て 鳩 の 胸 に 取り付け られる 小型 で 軽い カメラ の 開発 に とり かかっ た 。 木 を 使っ た 30 から 75 グラム の カメラ を 使い 、 鳩 は この 積荷 を 運べる よう 細心 の 注意 を 払っ て 訓練 が 進め られ た 。 空中 写真 を 撮る ため に 、 彼 は 1 羽 の 鳩 を 家 から 100 キロメートル 離れ た 場所 まで 連れ て 行き 、 カメラ を 取り付け て から 放っ た 。 鳥 は 積荷 を 下ろし て ほしい ので 、 ふつう 50 から 100 メートル の 高度 で 家 まで まっすぐ に 飛ん で いく 。 カメラ に は 空気圧 を 利用 し て 写真 が 撮影 さ れる まで の 時間 差 を つくる 仕組み が そなわっ て い た 。 カメラ という 重荷 を 背負っ た 鳩 の ため に 、 鳩 小屋 は 内部 も 入り口 も 広く つくら れ 、 床板 は 弾力 の ある 素材 が 使わ れ た 。  ノイブロンナー に よれ ば 、 彼 が 考え た カメラ の モデル は １ ダース も あっ た 。 1907 年 に は 、 特許 の 申請 に こぎつけ た 。 彼 の 考案 し た 「 上空 から 景観 を 撮影 する ため の 方法 と 手段 」 は 、 はじめ は 不可能 で ある という 理由 で ドイツ 特許庁 から 拒絶 さ れ た が 、 彼 が 提出 し た 写真 が 本物 と 認め られ た こと で 、 1908 年 12 月 に 特許 が 認定 さ れ た （ 拒絶 さ れ た の は 伝書鳩 の 運搬 能力 について 誤解 が あっ た ため だっ た ） 。 1909 年 に ドレスデン で 行わ れ た 国際 写真 展 と 1909 年 の フランクフルト で 行わ れ た 国際 航空 展 に ノイブロンナー が 出展 し た こと で 、 彼 の 写真 技術 は 非常 に 有名 に なっ た 。 ドレスデン に 集まっ た 観衆 は 、 鳩 が 戻っ て くる ところ を その 目 で 見る こと が でき た ほか 、 この 時 に 鳩 が 持ち帰っ た 写真 は ポスト カード に さ れ た 。 ノイブロンナー の 写真 は この 時 だけ で なく 1910 年 と 1911 年 の パリ 航空 ショー など で も 賞 を 受賞 し た 。  シュロスホテル・クロンベルク （ 所有 者 で ある フリードリヒ 皇后 の 名 に ちなん で シュロス・フリードリスホーフ と 呼ば れ た ） の 写真 は 、 偶然 に も 撮影 者 の 翼 の 先 が 入り込ん で い た ため に 有名 に なっ た 。 1929 年 に 毎週 製作 さ れ た ドイツ の ニュース 映画 の 一部 に は 、 この 写真 が 著作 権 を 無視 し て 使わ れ て い た 。  1909 年 に ノイブロンナー が 出版 し た 短い 本 に は 、 彼 が 考案 し た 5 種類 の カメラ の モデル が 解説 さ れ て いる 。  1920 年 の パンフレット で 、 ノイブロンナー は 自分 の パノラマ カメラ が わずか に 40 グラム 程度 しか なく 、 12 コマ の 撮影 が 可能 だ と 説明 し て いる 。 2007 年 に は 、 ある 研究 者 が この 撮影 媒体 の レンズ 、 シャッター 、 スピード について は ほとんど 情報 が ない と 発言 し た こと が ある が 、 ノイブロンナー は 自分 の パノラマ カメラ の フィルム は アドックス の もの を 使っ て い た と さ れ て いる 。 この カメラ は 、 彼 の 推計 に よる と フィルム 感度 は ISO   25 / 15 ゜ から   ISO   40 / 17 ゜ 、 シャッター スピード は 1 / 60 秒 から 1 / 100 秒 で あっ た 。 フィルム は 30 ミリメートル × 60 ミリメートル の 定型 に カット さ れ 、 レンズ が 半 円形 に 動作 する の に 逆らい 余計 な 歪み が でき ない よう に 、 この フィルム を 凹形 に 曲げ て カメラ に 入れ られ た 。  1920 年 に 、 ノイブロンナー は これ まで の 自分 の 10 年 を 振り返り 、 それなり に 苦労 し 、 また 出費 も かさん だ 鳩 カメラ という 仕事 に対する 報い が 、 百科 事典 に 載っ た こと と 移動 式 の 鳩 小屋 （ 後述 ） が 戦争 において 有効 だ という 副次的 な 技術 革新 へ の 自己 満足 しか ない こと を 自嘲 し た 。  ノイブロンナー の パノラマ カメラ は ベルリン の ドイツ 技術 博物館 と ミュンヘン の ドイツ 博物館 に 展示 さ れ て いる 。  ノイブロンナー の 発明 は 、 軍事 転用 さ れる 公算 が あっ た こと が 彼 の 動機 の 一部 で あっ た こと は 否定 でき ない 。 当時 から 写真 による 空中 査察 は 可能 で は あっ た が 、 気球 、 凧 、 ロケット を 使う など いずれ に せよ 大がかり な もの で あっ た 。 1903 年 に は ライト 兄弟 が 有人 飛行 を 成功 さ せ 、 第 一 次 世界 大戦 中 に は いわゆる 観測 機 が 導入 さ れ 、 技術 的 に も 洗練 さ れ て いっ た 。 それでも 鳩 を 主 に 利用 し た 写真 撮影 は 、 運用 に 難しい 面 は あっ た ものの 、 他 の 撮影 方法 を 補完 できる 、 低空 から 撮影 さ れ た 鮮明 な 写真 を 持っ て くる もの と 期待 さ れ た 。  プロイセン の 陸軍 省 が 関心 を 示し た が 、 省内 に は 懐疑 論 も あり 、 反対 派 を 説得 する に は デモンストレーション を 成功 し て みせる しか なかっ た 。 鳩 は 比較的 爆発 に も 反応 が 薄い こと が わかっ た が 、 戦闘 中 に 鳩 小屋 を 移動 さ せる 必要 が 生じる こと に も 懸念 が あ あっ た 。 しかし 鳩 は いくらか 時間 を かけれ ば 新しい 小屋 の 場所 を 把握 する こと が でき た 。 鳩 小屋 の 移動 先 を 最小限 の 再 訓練 で 伝書鳩 に 認識 さ せる という 課題 に 取り組み 、 一定 の 成功 を み た の が 1880 年 前後 の イタリア 軍 で あっ た 。 フランス 軍 の 砲兵 隊長 レ ノー は 、 鳩 を 巡回 式 の 小屋 で 育てる こと で この 問題 を 解決 し た 。 ノイブロンナー が この 事 に 気づい て い た か は 定か で は ない が 、 あちこち を 旅 し ながら 各地 の イベント で スタッフ として 仕事 する 男 を 知っ て い て 、 彼 が 自分 と 同じく 鳩 の 愛好 家 で あり トレイラーハウス に 鳩 小屋 を 積ん で い た という 話 を 聞い た こと が あっ た の だ から 、 きっと 何 か 解決 方法 が ある に 違い ない と 考え た だろ う 。 ドレスデン と フランクフルト の 1909 年 の 展示 会 で 、 ノイブロンナー は 派手 に カラー リング し た 、 暗室 と 鳩 小屋 を 組み合わせ た 小さな 車 を 出展 し た 。 数 か月 にわたる 入念 な 訓練 の 末 、 彼 は 若い 鳩 が 鳩 小屋 を 移動 さ せ た 後 に も 帰っ て くる こ が できる よう に しつける 事 に 成功 し た 。  1912 年 に 、 ベルリン の テーゲル に ある 水道 設備 〔 給水 場 〕 を 移動 式 の 鳩 小屋 だけ を 使っ て 撮影 する 仕事 （ 1909 年 に 始め た ） を 完了 し た 。 ほぼ 10 年 近く にわたる 交渉 の 末 に 、 ストラスブルグ の 演習 で の 実地 試験 が 1914 年 8 月 に 予定 さ れ 、 その後 に この 発明 を 国 が 買い取る こと に なっ て い た 。 しかし 、 この 計画 は 戦争 の 勃発 によって 頓挫 し て しまっ た 。 結局 ノイブロンナー は 自分 が 飼育 し て いる 鳩 と 設備 を すべて 軍 に 提供 し て しまっ た 。 軍 による 戦場 で の 試験 の 結果 は 良好 で あっ た ものの 、 この 技術 が 広く 利用 さ れる こと は なかっ た 。  その 代わり に 、 いわゆる 消耗 戦 について の 考え方 が 刷新 さ れ た 結果 、 かつて の 軍 鳩 が 伝書鳩 として その 役割 が 見直さ れる こと と なっ た 。 ノイブロンナー の 移動 式 鳩 小屋 は ヴェルダン の 戦い で その 真価 を 発揮 し た 。 ソンム の 戦い で は 同じ よう な 目的 の 設備 が はるか に 大 規模 に 運用 さ れ て い た こと と 比べれ ば 、 その 有利 さ は 明らか で あっ た 。 しかし 戦後 に なっ て 、 空中 写真 に 鳩 を 利用 する ノイブロンナー の 研究 について 、 陸軍 省 は 軍事 的 な 利用 価値 は ない もの と 判断 し 、 これ 以上 の 実験 は 正当 化 でき ない と 結論づけ た 。  ワシントン D . C . の 国際 スパイ 博物館 に は 、 第 一 次 世界 大戦 で 使わ れ た 鳩 カメラ と 写真 について 小室 を 設け て いる 。  陸軍 省 の 立場 は 第 一 次 世界 大戦 の 直後 から 明らか で あっ た はず だ が 、 1932 年 に ドイツ 軍 が 写真 撮影 の ため に 鳩 の 訓練 を 行っ て い た こと が 伝え られ て いる 。 ドイツ の 鳩 カメラ は 、 一 度 の 飛行 で 200 コマ 分 も の 撮影 が 可能 だっ た と いわ れ て いる 。 同じ 年 に 、 フランス 軍 も また 鳩 による フィルム カメラ 撮影 や 、 前線 の 敵 の 背後 で 訓練 し た 犬 に 鳥 を 放た せる 手法 を 洗練 さ せ た と うたっ て いる 。  軍 鳩 や 移動 式 の 鳩 小屋 は 第 二 次 世界 大戦 中 に 大いに 利用 さ れ た に も 関わら ず 、 そのうち 空中 写真 を 目的 と し て い た もの が どれ だけ の 割合 で あっ た か について は わかっ て い ない 。 1942 年 の ある 報告 書 に よれ ば 、 ソビエト 軍 は 、 放置 さ れ た ドイツ 軍 の トラック や 軍用 犬 を 発見 し て いる が 、 この トラック に は 5 分 おき に 写真 を 撮る こと の できる 鳩 カメラ が 積ま れ て おり 、 また 犬 も バスケット に 入れ られ た 鳩 を 運ぶ よう 訓練 さ れ て い た 。 連合 国 の 側 で いう と 、 1943 年 ごろ に は アメリカ 軍 の 通信 部隊 が 、 鳩 カメラ を 使用 さ れ て いる 可能 性 に 気づい て い た と さ れ て いる 。  と は いえ 一つ 確か な こと は 、 第 二 次 世界 大戦 の 間 に 、 鳩 カメラ は おもちゃ の 形 で ドイツ の 保育園 に 浸透 し た という こと で ある 。 1935 年 ごろ から 「 エラストラン 」 の 商品 名 で この トイ ・ フィギュア の 製造 が おこなわ れ て おり 、 その 中 に は 、 鳩 を 運ぶ 役目 の 犬 を 連れ た 通信 部隊 の 兵士 を モチーフ に し た もの も ある 。 この フィギュア は 、 わかり やすく 誇張 し た 大き さ の 鳩 カメラ を 持っ た 鳩 を 放つ 姿 を 表現 し て いる 。  ヴヴェイ の スイス カメラ 博物館 が 実施 し た 調査 により 、 同 時期 に スイス の 時計 職人 で ある クリスチアン・エイドリアン・ミハエル ( 1912 年 - 1980 年 ） が 行っ て い た 鳩 カメラ の 開発 研究 について 多く の こと が わかる よう に なっ た 。 彼 は 1931 年 に スイス 軍 の 伝書鳩 部門 に 配属 さ れ 、 1933 年 に は ノイブロンナー の パノラマ カメラ で 16 mm フィルム を 使う ため の 改造 の 仕事 に とりかかり はじめ た 。 さらに 彼 は 最初 の 露出 まで の 時間 を 制御 する 仕組み や 次 の 露出 まで に フィルム を 動かす 仕組み を 改良 し た 。 1937 年 に 特許 を 取得 し た ミハエル の カメラ は 重 さ わずか 70 グラム で 、 ゼンマイ 仕掛け による タイマー を そなえ た 最初 の カメラ の 1 つ で あっ た 。  ミハエル は 自分 の カメラ を スイス 軍 に 卸す 予定 だっ た が 、 実現 は し なかっ た 。 彼 の カメラ を まとまっ た 数 で 製造 する メーカー が 見つから なかっ た の で ある 。 結局 彼 の カメラ は 100 台 が 製造 さ れ た だけ だっ た 。 第 二 次 世界 大戦 が 起こっ て から 、 ミハエル は 伝書鳩 が フィルムロール など を 運ぶ ため の 容器 や ハーネス について も 特許 を 取得 し た 。 2002 年 から 2007 年 に 、 彼 が つくっ た カメラ の うち 3 台 が ロンドン の クリスティーズ で オーク ション に かけ られ た 。  ヴヴェイ の スイス カメラ 博物館 に は 、 ミハエル が 鳩 カメラ を 開発 する 過程 で 試験 的 に 撮影 し た およそ 1 , 000 枚 の 写真 を 保管 し て いる 。 ほとんど の 写真 は アグフア・ゲバルト 社 が 販売 し て い た 16 mm の オルソパンクロマチック・フィルム を 使い ISO   8 / 10 ° の スピード で 撮影 さ れ て いる 。 どの 写真 も 10 倍 に 拡大 し て も よい ほど の 品質 で あっ た 。 2007 年 の 『 鳩 写真 と は 何 か ？ 』 展 の カタログ で は 、 これら の 写真 を 、 地上 あるいは 窓 から 試験 的 に 撮影 し た もの 、 地上 あるいは 建物 上 階 から 人間 の 視点 に 立っ て 撮影 さ れ た もの 、 主 に 飛行機 を 利用 し た 航空 写真 、 おそらく 飛行機 から 鳩 を 放っ て 撮影 し た 比較的 高 高度 で の 航空 写真 など に 分類 し て おり 、 典型 的 な 鳩 による 写真 は ごく 一部 で ある と 記し て いる 。  アメリカ 中央 情報 局 ( CIA ) は 、 バッテリー を 内蔵 し た 鳩 カメラ を 開発 し た 。 この カメラ は の ヴァーチャル・ツアー で 鑑賞 する こと が できる が 、 ウェブサイト に よれ ば 、 この カメラ の 運用 に関する 詳細 は いま も 軍事 機密 で ある 。 報道 に よれ ば この カメラ は 1970 年代 に 使用 さ れ て おり 、 鳩 は 飛行機 から 放た れ た の だ が 、 結局 は 失敗 で あっ た の だ と いわ れる 。 1978 年 に は スイス の 雑誌 が 、 油圧 機構 を もっ た カメラ を つけ た 鳩 が 撮影 し た バーゼル の 街 並み の 航空 写真 を 掲載 し た 。 2002 年 から 2002 年 に は 、 パフォーマンス ・ アーティスト で あり 鳩 愛好 家 の アモス・ラティエル が アドバンストフォトシステム ( APS ) と デジタル カメラ を 使用 し た 鳩 による 写真 撮影 を 行い 、 その 結果 を オレゴン 州 ポートランド で 開催 し た 「 パワー ・ ポイント 使い 」 の 講義 で 活用 し た 。 2008 年 に は ドイツ 人 監督 アレンド・アクテ が 『 眠れる 森 の 美女 』 の リメイク 作品 を 発表 し た が 、 この 作品 で は 、 主人公 が 鳩 による 写真 撮影 を 思いつき 、 鳩 が とっ た 写真 を もと に 眠れる 森 の 美女 を 見つけ出す という 演出 が あっ た 。  現代 の テクノロジー により 、 この ジャンル は 写真 だけ で なく 動画 の 領域 に も 広がっ た 。 2004 年 の BBC の 番組 「 アニマル・カメラ 」 で は 、 ワシ 、 ハヤブサ 、 タカ に 取り付け た 小型 の テレビ カメラ から 、 マイクロ 波 で 近く の 受信 機 まで 送信 さ れ た 素晴らしい 映像 を スティーヴ ・ レオナルド が 案内 し た 。 この カメラ は 28 グラム の 重 さ しか なかっ た 。川端   嘉人 （ かわ ば た   よし ひと 、 1954 年 （ 昭和 29 年 ）   -   ） は 、 日本 の 現代 美術 アーティスト で 経営 者 。 缶詰 バー 「 mr . kanso 」 を 展開 する 「 クリーン ･ ブラザーズ 」 の 創業 者 で 、 サバ 缶 など 缶詰 ブーム の 先駆け に も なっ た 。  1954 年 （ 昭和 29 年 ） 大阪 市 の 船場 の 繊維 問屋 に 生まれる 。 大阪 府立 清水谷 高等 学校 卒業 、 京都市立芸術大学 美術 学部 陶器 科 卒業 。  1983 年 （ 昭和 58 年 ） 関西 の 老舗 現代 美術 系 画廊 「 信濃 橋 画廊 」 （ 大阪 市 西 区 ） で 個展 を 開く 。 素材 を 大胆 に 構成 し た 立体 造形 、 例えば 、 氷 を 約 20 トン 敷き詰め 、 その 上 に 鉄 の 塊 3 トン を 置い たり 、 ギャラリー の 床 を はがし 、 敷地 の 地面 に 穴 を 掘る 、 といった 作品 で 「 常に 見る 人 を 驚か せ て 」 国内 ・ 外国 で 活躍 し て いる 。 1996 年 （ 平成 8 年 ） 大阪 府 の 国際 交流 アーティスト として ドイツ 連邦 に 派遣 、 デュッセルドルフ 市 の 運営 「 アトリエ・アム・エック 」 （ ART - EX   Atelier   am   Eck ） にて 招待 展 も 開い た 。  1998 年 （ 平成 10 年 ） 「 クリーン・ブラザーズ 清掃 プロジェクト 」 を 開始 。 当時 、 オフィス ビル 管理 の 仕事 を し て い た 船場 ・ 堺 筋 本町 界隈 の ビル で 、 ビル 共用 部 を 清掃 すれ ば 、 空 室 を アトリエ や ギャラリー として 使える 仕組み を 考案 。 「 アート 活動 の 自給自足 を 行う 団体 」 として 芸術 家集 団 「 クリーン・ブラザーズ 」 を 旗揚げ 、 「 仕事 として 清掃 を 始め た 」 （ 2000 年 に 法人 化 ） 。  これ を 発展 さ せ 、 以後 、 川端 は 若い 芸術 家 の 支援 を 行う 。 都心 の ビル に アトリエ を 開き たい 若い 芸術 家 と 、 バブル 景気 崩壊 で 空 室 が 増え て 清掃 など 経費 を 減らし たい 都心 の ビル の 需要 を つなぎ 、 「 清掃 委託料 と アトリエ の 家賃 の 差額 が 、 若い アーティスト の 展覧 会 経費 と なる 」 。  背景 として 、 日本 の 若い 芸術 家 の 苦しい 環境 が ある 。 作品 を 発表 の 際 、 「 レンタル ギャラリー を 借り なけれ ば なら 」 ぬ 上 、 美術 大学 など 卒業 後 に 「 制作 の ため の （ 広い ） 場所 を 確保 する の は 困難 」 な 現状 。 そこで 、 「 若い アーティスト が うまく スペース を 確保 する 方法 」 を 考え た 結果 、 川端 は 1999 年 、 倉庫 業 大手 の 住友倉庫 グループ と 共同 事業 として 、 創作 実験 スペース 兼 ギャラリー 「 SUMISO 」 （ 大阪 市 西 区 南堀江 ） を 開設 。 倉庫 1 階 の 資材 置き場 や 築港 赤 レンガ 倉庫 （ 大阪 市 港 区 海岸 通 ） 、 ユニバーサル ・ スタジオ ・ ジャパン （ USJ ） スタッフ 宿舎 など で 労務 を 提供 し た 美術 系 学生 ら が 、 SUMISO 倉庫 2 階 で 作品 を 制作 ・ 展示 できる 仕組み 。 写真 家 で 成安 造形 大学 客員 教授 の 澤田 知子 も 、 この 「 SUMISO 」 を 拠点 し て 活動 し た 。  2000 年 （ 平成 12 年 ） に は 、 住友倉庫 の 倉庫 を 改修 し 「 海岸 通 ギャラリー ・ CASO （ Contemporary   Art   Space   Osaka 、 かそ ） 」 （ 港 区 海岸 通 ） 開設 、 その 運営 を 手がける 。 築 30 年 の 鉄骨 造 の 倉庫 を 改修 。 民間 で 最大 規模 の 現代 美術 の ため の レンタル スペース と なっ た 。  2002 年 7 月 、 クリーン・ブラザーズ 社 として 缶詰 バー 「 mr . kanso （ ミスター・カンソ ） 」 第 １ 号 店 を 南堀江 に 開店 し た 。 きっかけ は 前年 2001 年 、 道頓堀 川 沿い の 橋 の 袂 に ある 空き地 について 住友倉庫 から の 依頼 で 、 再 開発 予定 だ が 防犯 面 も あり 、 店舗 として 営業 、 活用 を 求め て い た 。 当初 、 川端 は 生家 で ある 繊維 問屋 の 延長 で ファッション 関係 や 飲食 業 など の 出店 を 考える うち 、 幼少 期 「 ごちそう だっ た コンビーフ の 缶詰 」 を 思い出し 、 これ まで 倉庫 を 賑わい の 場 に 変え て き た 手腕 を 生かし 、 酒 の アテ は 缶詰 だけ という 「 缶詰 バー 」 を 発案 。 缶詰 なら 食品 ロス が 少ない 上 、 ドラム缶 を テーブル 代わり に 置く という 、 店名 の 名 の 元 と なっ た " 缶 " 詰 " 倉 " 庫 の " 簡素 " な 雰囲気 が 「 新し 物好き の 大阪 の 若者 に 、 すごく 受け た 」 ため 、 缶詰 バー の 全国 展開 も 始め た 。  2011 年 クリーン・ブラザーズ 代表 取締役 社長 職 を 、 長男 の 川端 啓 嗣 に 譲り 、 同社 会長 に 就任 し た 。オダギリ 効果   ( Odagiri   effect )   と は 、 テレビ 番組 において 魅力 的 な 俳優 を キャスティング する と 、 本来 の ターゲット 層 で は ない 女性 視聴 者 を 獲得 し て しまう 予想 外 の 現象 を 指す 言葉 で ある 。 名称 は 、 2000 年 に 放映 さ れ た 特撮 テレビ ドラマ 『 仮面 ライダークウガ 』 で 主演 し た 日本 の 俳優 で ある オダギリジョー に ちなむ 。  もともと 想定 外 の 現象 を 指し ていう 言葉 で あっ た が 、 意図 的 に それ を 狙っ た 番組 も 製作 さ れ て おり 、 英語 圏 で は スポーツ や アイドル を テーマ に し た アニメ 番組 で この 効果 が 指摘 さ れる こと が 非常 に 多い 。  「 オダギリ 効果 」 の 名 は 、 『 仮面 ライダークウガ 』 で 起こっ た 現象 に 由来 し て いる 。 プロデューサー たち が 番組 の 視聴 者 層 を 分析 する と 、 大きく 2 つ の グループ に 分かれる こと が わかっ た 。 1 つ は 4 歳 から 12 歳 まで の 子供 で あり 、 こちら は もともと 想定 さ れ て い た 層 だ が 、 もう 1 つ の グループ は 30 歳 前後 の 女性 だっ た 。 つまり 子供 たち の 母親 が 、 主演 俳優 で ある オダギリジョー に 魅力 を 感じ て 番組 を 視聴 し て い た の で ある 。 オダギリジョー は 番組 を 卒業 し て 人気 俳優 として キャリア を 積ん で いく が 、 後続 の 『 仮面 ライダーアギト 』 で も 「 オダギリ 効果 」 の 再現 を 目指し 、 容姿 に 優れ た 俳優 3 人 が 主演 に 起用 さ れ た 。 そして 、 やはり 大量 の 女性 視聴 者 を 獲得 し た が 、 仮面ライダー シリーズ を 昔 から 視聴 し て いる 層 （ ほとんど が 男性 ） に は 不評 だっ た 。  オダギリ 効果 は スポーツ や アイドル を テーマ に し た アニメ で 利用 さ れる こと が 多い 。 この 効果 が 指摘 さ れ て いる 番組 は 、 例えば 『 黒子 の バスケ 』 、 『 Free !』、『 弱虫 ペダル 』 、 『 DAYS 』 、 『 テニス の 王子 様 』 、 『 プリンス・オブ・ストライド 』 、 『 ALL   OUT !!』、『 チア 男子 !!』、『 ユーリ !!!   on   ICE 』 、 『 美男 高校 地球 防衛 部 LOVE !』 など で ある 。 これら の 番組 は 腐 女子 （ BL ファン ） から の 人気 が 高い うえ 、 数 は それほど 多く ない もの の ゲイ 男性 から も 人気 で ある 。  Anime   UK   news の イアン・ウルフ は 、 オダギリ 効果 は 欧米 メディア でも 顕著 な 現象 だ と 述べ て いる 。 例えば 、 2015 年 に BBC が 製作 し た ドラマ 『 ポルダーク 』 で は 主演 の エイ ダン ・ ターナー が 上半身 裸 に なる シーン が あり 、 それ を 目当て に し た 視聴 者 が 大量 に い た と いわ れ て いる 。 また 、 2016 年 の 英 米 合作 ドラマ 『 ナイト ・ マネジャー 』 で は トム・ヒドルストン が 上半身 だけ で なく 、 臀部 まで 露 わに し た 。 官能 小説 『 フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 』 に も オダギリ 効果 が 指摘 さ れ て いる 。 イアン・ウルフ に よれ ば 、 『 SHERLOCK （ シャーロック ） 』 シリーズ に 主演 し た ベネディクト・カンバーバッチ は 、 この 番組 だけ で なく コメディ ・ ラジオドラマ 『 Cabin   Pressure （ キャビン   プレッシャー ） 』 など に 出演 し て は オダギリ 効果 を 発生 さ せ て いる 。  本来 の 「 想定 外 」 という 意味 で あれ ば 、 イギリス の 子供 向け チャンネル CBeebies の 教育 番組 『 Mr   Bloom ' s   Nursery （ ミスター・ブルーム の 幼稚園 ） 』 で ベン・フォークス が 演じ た ミスター・ブルーム は 、 成人 女性 から の 人気 が 高かっ た 。  オダギリ 効果 に は 功罪 の 両面 が ある と 言わ れ て いる 。 オダギリ 効果 を 発揮 し た 番組 は 多数 の 視聴 者 を 獲得 する が 、 ある 種 の 「 安全 策 」 に なっ て いる と 評価 さ れる こと も ある 。 「 けが を し たり 、 スポーツマンシップ に 欠ける よう な 負 の ストーリー ・ アーク は 迅速 かつ 丁寧 に 回収 さ れ 、 友情 が 盛りだくさん で ある 一方 で 、 恋愛 要素 の ある サブ プロット は どこ に も 見当たら ない 。 ターゲット と なる 視聴 者 の 気持ち が 離れ て も リスク を とろ う という 気 など 起こら ない し 、 だからこそ 番組 内 で 重層 的 な テーマ に 取り組む こと から 遠ざかっ て しまう 」 と 言わ れる 。 一方 、 アニメ の 製作 側 にとって の 利点 として は 、 番組 の 女性 ファン が 増え て 影響 力 を 持つ と 、 その 番組 の 関連 グッズ の 売り上げ が 伸びる 傾向 に ある 。  オダギリ 効果 が 取りざた さ れる の は 、 番組 制作 における セクシズム の 現れ で ある と も 言わ れる 。 テレビ 番組 において 男性 視聴 者 が 女優 や その 役柄 に 惹か れる 現象 は 、 まったく 異なっ た 論じ 方 が さ れる という の が その 理由 の 1 つ で ある 。 また 、 この 効果 は 女性 を ターゲット に 製作 さ れる 番組 が まだまだ 少ない という こと を 意味 し て も いる 。経営 学 （ けい えい がく 、 、 ） と は 、 広義 に は 組織 の 運営 について 研究 する 学問 で ある 。 対象 は 企業 や 組織 と する 場合 が 多い が 、 その 二つ を 限定 せ ず 、 あらゆる 組織 体 （ 自治体 ・ NPO など ） が 経営 学 の 対象 と なり うる 。  狭義 に は 、 組織 体 の 効率 的 ・ 効果 的 な 運営 の ため の 長期 的 視野 に 立っ た 理論 の 構築 を 目的 と する 学問 と 捉え られる ため 、 その 際 は 会計 学 や マーケティング など の 分野 は 除外 さ れる 。  経営 学 の 問題 意識 を 明白 に する ため に は 、 次 の 2 つ の こと が 必要 と なる 。  日本 で は 、 経営 経済 学 、 経営 管理 学 の 2 つ を まとめ て 経営 学 と 呼ぶ 学問 体系 が 確立 し て いる 。 経営 学 の 概念 を 提唱 し た の は 、 商工 経営 学 と 名付け た 上田 貞次郎 東京 高等 商業 学校 （ 現 一橋大学 ） 教授 と さ れる 。  商学部 や 経済学部 の なか に 経営 学科 を 有する 大学 と 、 独立 的 に 経営 学部 を 持つ 大学 と が ある 。  経営 学 の 概念 を 提唱 し た 上田 貞次郎 東京 高等 商業 学校 （ 現 一橋大学 ） 教授 の 後継 の 増 地 庸治 郎 同校 教授 は 、 ドイツ 流 の 経営 経済 学 という 用語 を 用い 、 経営 学 という 呼称 を 使用 せ ず 、 国立 大学 で は 一橋大 や 、 増 地 が 教授 を 兼務 し た 東大 を はじめ として 各 学部 内 に 経営 学科 を 設置 する ところ が 多い 。  一方 、 上田 門下 の 平井 泰太郎 神戸大学 名誉 教授 は 、 神戸 で 経営 学 の 語 を 用い 、 同僚 の 福田 敬 太郎 教授 と の 論争 を 経 て 、 神戸大学 に 日本 初 の 経営 学部 を 設置 。 他 に 横浜国大 など で 独立 し て 経営 学部 が 設置 さ れ て いる 。  経営 学 と は 「 社会 システム を 中心 と する 環境 の なか で 企業 が いかに 運営 さ れ て いる か 」 を 解明 する 学問 で ある 。 その 対象 は 、 今日 において 企業 は われわれ にとって きわめて 重要 な 存在 で あり 、 また 、 こうした 企業 について の 経営 学 は 基本 的 な もの として 、 その他 の 諸 組織 に 容易 に 応用 出来る ので 、 経営 学 の 対象 は 企業 に 限定 さ れる 。 広く は 、 企業 だけ で なく 、 官庁 組織 、 学校 その他 一般 に 組織 と いわ れる もの すべて を 含む と 考え られる 。  経営 学 と は 、 「 企業 」 という 特定 の 領域 を 対象 と する 領域 学 の こと で ある 。 「 領域 学 」 と は 、 経済 学 ・ 社会 学 ・ 心理 学 など の よう に 、 特定 の 限ら れ た 変数 群 と 一定 の 理論 的 枠組み と を 用い て 、 対象 世界 に 接近 する 「 ディシプリン 」 の 学問 で は なく 、 教育 学 や 宗教 学 と 同じ よう に 、 変数 群 や 理論 的 枠組み を 特定 化 する の で は なく 、 むしろ 対象 世界 を 特定 化 し て 、 それ に対して 多面 的 に 接近 する 学問 で ある こと を いう 。 その 領域 学 として の 経営 学 の 対象 は 、 企業 で ある 。 企業 は 形式 的 に は 生産 の 担い手 で ある と いわ れる が 、 生産 という 言葉 の なか に は 、 財 ・ サービス を つくる という 意味 は もとより 、 新しい 知識 を 生み出す 、 イノベーション や 革新 といった 意味合い も また 含ま れ て いる 。  経済 学 で は 、 各 主体 （ 個人 ・ 企業 、 および その ほか の 組織 体 ） の 行動 が 市場 原理 に ゆだね られ た 場合 の 帰結 （ 均衡 ） と 、 そこ で の 資源 配分 の 効率 性 や 社会 的 総 余剰 の 適切 さ について 分析 し たり 、 社会 システム の 構造 を 物象 化 の 機 序 を 明らか に し つつ そこ に 生起 する 論理 と 動態 を 明らか に する こと に 重点 が 置か る 。  それ に対し 、 経営 学 は 、 いかに すれ ば 企業 （ および その ほか の 組織 体 ） が その 業績 や 効率 性 を 向上 さ せる こと が 出来る か を 明らか に しよ う と する 。 つまり 、 社会 全体 を 見る か ・ 一 組織 を 見る か の 違い で あり 経済 学 的 アプローチ で は ミクロ 経済 学 の 範疇 で ある と 、 かつて は 考え られ て い た 。  また 、 同じ 「 企業 」 を 観察 する 場合 でも 、 経済 学 で は 各 企業 が 合理 的 な 行動 を とっ た 場合 に どの よう な 状態 が 現出 する か を 考察 する こと が 多く 、 経営 学 で は 企業 が どの よう な 行動 を とる こと が 合理 的 か を 考察 する 、 など の 違い が ある 。  以上 の よう な 学問 的 出発 点 の 違い から 、 経営 学 で は 個々 の 企業 間 の 差異 が 注目 さ れる の に対し 、 （ 特に 新 古典 派 の ） 経済 学 で は その 差異 に は あまり 注意 が 払わ れ ない 場合 が 多い 。  ただし 、 1980 年代 以降 、 経営 学 分野 で 経済 学理 論 を 基礎 と し た 領域 が 発達 し たり （ マイケル ・ ポーター 、 伊丹 敬之 等 ） 、 経済 学 で も 企業 ・ 組織 の メカニズム や 効率 性 を 分析 する 領域 （ 企業 経済 学 ・ 組織 の 経済 学 など ） が 発達 し て いる こと から 、 両者 の 違い は 以前 ほど 明確 で は なくなっ て き て いる （ 事実 、 アメリカ の ビジネス スクール に は 経営 学者 と 経済 学者 が 混在 し て いる ） 。  と は 言え 、 経営 学 は 「 領域 」 の 学問 と 言わ れる よう に 、 社会 学 的 手法 を 用い た 分野 （ マーケティング など ） や 、 社会 心理 学 的 手法 を 用い た 分野 （ 労務 管理 論 など ） など 手法 横断 的 ・ 学際 的 な 発展 を し て おり 、 数学 を 用い た 社会 分析 に 特 化 し 続け て いる （ 「 ディシプリン 」 として の 学問 ） 経済 学 と は 一線 を 画し て いる 。 最近 の 経営 学者 ・ 経済 学者 に は 、 この 点 を 両者 の 相違 と し て いる 者 も 多い 。この 記事 で は 経済 学 （ けいざい がく 、 ） について 解説 する 。 経済 学 の 原語 で ある economics という 語彙 は 、 新 古典 派 経済 学者 アルフレッド ・ マーシャル の 主著 『 経済 学 原理 』 （,   1890 年 ） によって 誕生 ・ 普及 し た と さ れる 。  日本語 で 「 経済 学 」 と 言っ た 場合 、 economics だけ で なく 政治 経済 学 （ ） を 指す 場合 も ある ため 、 本 記事 で は この 「 政治 経済 学 」 も 併せ て 解説 する 。  広辞苑 に は 、 「 経済 現象 を 研究 する 学問 」 と ある 。 （ 総じて 経済 活動 が 研究 の 対象 と なっ て いる 。 ）  経済 学 の 最も 古い 定義 は 、 アダム ・ スミス の 『 国富 論 』 による もの で ある 。  また 、 1878 年 頃 、 フリードリヒ・エンゲルス は 、 経済 学 について 次 の よう に 述べ た 。  さらに 、 エンゲルス の 盟友 で あり 、 マルクス 経済 学 を 確立 し た カール ・ マルクス は 、 『 資本 論 』 序言 で 次 の よう に 述べ た 。  その後 、 経済 学 の 定義 について 、 ライオネル ・ ロビンズ が 1932 年 に 『 経済 学 の 本質 と 意義 』 で 最初 に 問題 提起 し た 。  しかし 、 こうした 定義 に は ジョン・メイナード・ケインズ や ロナルド ・ コース ら から の 批判 も ある 。 経済 問題 は 性質 上 、 価値 判断 や 道徳 ・ 心理 といった 概念 と 分離 する 事 は 不可能 で あり 、 経済 学 は 本質 的 に 価値 判断 を 伴う 倫理 学 で あっ て 、 科学 で は ない という もの で ある  一方 で 、 とりわけ ゲーム 理論 の 経済 学 へ の 浸透 を 受け て 、 経済 学 の 定義 は 変化 し つつ ある 。 たとえば 、 ノーベル 賞 受賞 者 ロジャー・マイヤーソン は 、 今日 の 経済 学者 は 自ら の 研究 分野 を 以前 より 広く 、 全て の 社会 的 な 制度 における 個人 の インセンティブ の 分析 と 定義 できる 、 と 述べ た （ 1999 年 ） 。 　 この よう に 現在 で は 、 資本 主義 ・ 貨幣 経済 における 人 や 組織 の 行動 を 研究 する もの が 中心 と なっ て いる 。 広義 において は 、 交換 、 取引 、 贈与 や 負債 など 必ずしも 貨幣 を 媒介 と し ない 、 価値 を めぐる 人間 関係 や 社会 の 諸 側面 を 研究 する 。 この よう な 分野 は 、 人類 学 （ 経済 人類 学 ） 、 社会 学 （ 交換 理論 ） 、 政治 学 （ 公共 選択 論 ・ 合理 的 選択 理論 ） 、 心理 学 （ 行動 経済 学 ） と 隣接 する 学際 領域 で ある 。  また 、 「 この よう に ゲーム 理論 を 軸 として 経済 主体 の 行動 を 研究 する 分野 は 、 クリア ストリーム と ユーロ クリア に 夥しい 匿名 口座 が 存在 する という 、 行動 として 非合理 的 な 、 しかし 実体 経済 にとり クリティカル な 問題 に 答える こと が でき ない 。 」 という 意見 も ある 。 < br > しか し 、 これ は 既に 証明 さ れ て いる 『 ゼロ 和 2 人 ゲーム から ゼロ 和 n 人 ゲーム へ の 拡張 の 中 で 、 質 的 に 新た なる こと として 、 結託 が 可能 に なる 。   ( 第 2 の 拡張 )   』 『 ゼロ 和 n 人 ゲーム から 変動 和 n 人 ゲーム へ の 拡張 の 中 で 、 n + 1 番目 の プレイヤー は 、 n 人 の 実質 的 な プレイヤー の 総体 によって 勝ち取ら れる 利得 総量 を 失う 者 と 仮定 さ れ た 架空 の プレイヤー と 考え られ た 。 ( 第 3 の 拡張 )』 を 具体 的 な 事象 として 記述 し た だけ で 有り 、 解決 済み の 問題 で ある  また 、 労働 、 貨幣 、 贈与 など は しばしば 哲学 ・ 思想 的 考察 の 対象 と なっ て いる 。 ただし 、 経済 システム の 働き に 深く 関わる 部分 について は 経済 思想 と 呼ば れ 、 経済 学 の 一 分野 として 考え られる こと も 多い  自然 科学 と 比べる と 、 不 確定 要素 の 大きい 人間 が 深く 関わる でき ごと が 研究 対象 で ある 性質 上 、 数理 的 理論 ・ 実験 が 困難 な 分野 が 多い 人文 科学 ・ 社会 科学 の 中 において 、 特に 、 積極 的 な 数理 化 を 希求 し 、 一部 で は その 検証 を 試み て いる 研究 も ある こと が 挙げ られる 。 そうした 性質 に 着目 し 、 経済 学 は 「 社会 科学 の 女王 」 と 呼ば れる こと が ある 。  しかし なお 、 心理 が 関与 する 人間 の 行動 、 そして そうした 人間 が 集団 を 構成 し た 社会 という 複雑 な システム （ 複雑 性 、 複雑 系 )、 さらに 実際 に は 不 確定 要素 が 多い 複雑 系 の 数学 的 モデル 化 は 容易 で は ない 。  現実 の 経済 現象 の 観察 、 モデル 構築 、 検証 という 一連 の 循環 的 プロセス による 研究 方法 は 一部 で 存在 する ものの 、 いまだ 十分 で ある と は 言え ない し 、 本当に そうした 手法 が 経済 学 の 全て の 対象 に対して 実現 可能 で ある の か どう か も 定か で は ない 、 と さ れる こと も ある 。 また 、 客観 的 に 分析 し て いる よう で あっ て も 、 実際 に は 多かれ 少なかれ 価値 判断 が 前提 として 織り込ま れ て いる という こと や そう で なけれ ば なら ない こと は 、 上述 の ごとく ケインズ や コース が 指摘 し て いる 。 また 、 経済 学 に は 多かれ 少なかれ 経済 思想 が および イデオロギー が 含ま れる 。  理論 経済 学 で は 、 数学 を 用い た モデル 化 が なさ れる 。 関連 の 深い 数学 の 分野 として 、 位相 空間 論 、 関数 解析 、 凸 解析 、 微積分 、 確率 論 、 数理 最適 化 など が 挙げ られる 。 確率 微分 方程式 や 不動点 定理 など 数学 における ブレイクスルー が 経済 学 に 大きく 影響 を 与える こと も ある 。 ジョン ・ フォン ・ ノイ マン や ジョン ・ ナッシュ 、 デイヴィッド・ゲール など の 数学 者 や 理論 物理 学者 が 経済 学 に 貢献 する こと も 珍しく なく 、 チャリング・クープマンス 、 マイロン・ショールズ 、 宇沢 弘文 、 二階堂 副 包 など 数学 、 物理 学 、 工学 出身 の 経済 学者 も 少なく ない 。  「 現代 に なる まで は 統計 データ が 扱い 難く 実証 が 困難 で あり 、 この ため 経済 学 で は 数学 を 多用 し た 論理 的 積み上げ が 大きく 発展 し た 。 」 と の 意見 も ある が 、 経済 理論 と 統計 データ および 統計 学 は 並行 し て 進化 し て き た と 捉える の が 妥当 で ある 。 日本 国内 で 考え て も 太閤 検地 ( 1591 年 ) により 国内 の 課税 対象 と なる 田畑 の 測量 及び 収穫 量 調査 を 行っ て いる こと から も 明らか で ある 。  統計 学 において 経済 関連 の 統計 が 主流 分野 として 立脚 し て いる こと 、 統計 学者 や 経済 学者 と 統計 学者 を 兼ねる 者 が 両 分野 の 発展 に 大きく 貢献 し て き た こと から も わかる よう に 、 古く から 社会 全体 を 実験 室 に 見立て て 統計 学 を 使い 裏付ける 方法 が 経済 学 において 多用 さ れ 影響 を 与え て き た 。 実証 の 現代 の 新 潮流 に は ダニエル ・ カーネマン 、 エイモス・トベルスキー 、 バーノン・スミス など 心理 学 、 認知 科学 （ 認知 心理 学 ） の 流れ を くみ 『 行動 実験 』 を 用い て 消費 者 行動 を 裏付ける 方法 が 強力 な 道具 として 提供 さ れ 急 成長 し て いる 。 この 流れ か 行動 経済 学 、 神経 経済 学 という 分野 も 心理 学者 と 心理 学 的 素養 を 持つ 経済 学者 によって 生み出さ れ て いる 。  経済 学 は 、 その 誕生 ・ 分析 対象 が 社会 ・ 政治 ・ 経済 問題 と 不可分 で あっ た こと から 政策 へ の 提言 として 社会 へ 関わる 機会 が 非常 に 多い 。 19 世紀 以降 は 、 社会 的 な 判断 において 経済 学 が 不可欠 と なっ た 。 社会 問題 を 対象 と し て いる 性質 から か 、 社会 的 不幸 を 予測 する 理論 も 多々 生まれ トーマス ・ カーライル によって 「 陰鬱 な 学問 」 と も 呼ば れ た 。 先駆 的 政策 （ 事実 上 の 実験 ） の 過程 と 結果 から 新た な 学問 的 問題 を 提起 し た ソビエト 連邦 による 社会 主義 建設 は 失敗 し 「 壮大 な 社会 実験 」 として 総括 さ れ て いる が 、 この 社会 主義 的 政策 が 、 第 二 次 世界 大戦 後 日本 で 採ら れ た 傾斜 生産 方式 の よう に 社会 に 有益 な 影響 を 与え た の も 事実 で ある 。 ちなみに 、 近代 経済 学 で は 傾斜 生産 方式 の 有用 性 について 疑問符 を 投げかけ て いる 。  古典 派 経済 学 は イギリス 帝国 や 20 世紀 初頭 の アメリカ の 繁栄 など で 実証 さ れ た か に みえ た が 、 世界 恐慌 や 植民 地 帝国 の 解体 によって 軌道 修正 を 余儀なく さ れる 場面 も あっ た 。 19 世紀 後半 に 古典 派 経済 学 の 批判 的 研究 から マルクス主義 経済 学 が 生まれ 、 その後 の 政治 に 大きな 影響 を 与え た 。 他方 、 理論 と 結果 へ の 当てはめ という 試行錯誤 が 長く 繰り返さ れる 中 で 経済 学 は 発展 し 、 近代 経済 学 が 成立 し た 。 しかし 近代 経済 学 も いまだ 多く の 問題 を 抱え て いる 。  1980 年代 から ゲーム 理論 が 積極 的 に 取り入ら れる よう に なり 、 特に メカニズム デザイン と 呼ば れる 分野 における 成果 は めざましい 。 具体 的 に は 、 周波数 オークション の 設計 、 電力 市場 の 制度 設計 、 教育 バウチャー 制度 の 設計 、 臓器 移植 の 配分 問題 の 解決 といった もの が 挙げ られる 。 これら は いずれ も 経済 学 なくし て 解決 でき なかっ た 問題 で あり 、 さらに 経済 学 が 現実 の 制度 設計 において 非常 に 重要 な 役割 を 果たし て いる こと の 好例 で ある 。  有限 な 事物 の 分配 ・ 生産 が 対象 で あり 、 人間 が 知覚 できる 有限 性 が なけれ ば 対象 と は なら ない 。 例えば 宇宙 空間 は 未だに 対象 で は ない が 、 東京 に 供給 さ れる ビル 空間 の 量 は 対象 で ある 。 その他 に も 、 人間 行動 の 心理 的 要素 や 制度 的 側面 も 重要 な 研究 対象 で ある 。 また 、 事実 解明 的 分析 と 規範 的 分析 に 分け られる 。 前者 は 理論 的 に 説明 ・ 判断 できる 分析 で あり 、 後者 は 価値 判断 や 政策 決定 に 使わ れる 分析 で ある 。 例えば 「 財政 支出 を 増やす と 失業 が 減少 する 」 は 真偽 が 判明 する 分析 で ある が 、 「 財政 支出 を 増やし て （ 財政 赤字 を 増やし て でも ） 失業 が 減少 し た ほう が 良い 」 は 価値 判断 が 絡む 分析 で ある 。  経済 学 は 、 法学 、 数学 、 哲学 など と 比べ て 、 比較的 新しい 学問 で ある 。 経済 学 は 、 近世 欧州 列強 の 著しい 経済 発展 とともに 誕生 し 、 その後 資本 主義 経済 が もたらし た さまざま な 経済 現象 や 経済 システム について の 研究 を 積み重ね 、 現代 に 至る 。 しかし 、 経済 学 の 最初 を 遡る と する と 、 古代 ギリシャプラトン の 国家 論 に まで 遡る 。 これら の 思想 は 、 共産 主義 思想 に も 影響 を 与え た 。  経済 について の 研究 の 始まり は トーマス ・ マン （ 1571 年   -   1641 年 ） によって 書か れ た 『 外国 貿易 による イングランド の 財宝 』 や 、 ウィリアム ・ ペティ （ 1623 年   -   1687 年 ） の 『 租税 貢 納 論 』 、 バーナード・デ・マンデヴィル （ 1670 年   -   1733 年 ） の 『 蜂 の 寓話 』 、 ダニエル ・ デフォー （ 1660 年   -   1731 年 ） の 『 イギリス 経済 の 構図 』 、 デイヴィッド・ヒューム （ 1711 年   -   1776 年 ） の 『 政治 論集 』 など に 見 られる よう な 重 商 主義 の 学説 で ある 。 この 時代 に は 欧州 列強 が 海外 植民 地 を 獲得 し 、 貿易 を 進め て 急速 に 経済 システム を 発展 さ せ て い た 。  1758 年 に フランス の 重 農 主義 の 学派 フランソワ・ケネー （ 1694 年   -   1774 年 ） が 『 経済 表 』 を 書き 、 国民 経済 の 再 生産 システム を 解明 し て 、 経済 学 の 体系 化 の 発端 と なっ た 。  1776 年 、 アダム ・ スミス （ 1723 年   -   1790 年 ） が 資本 主義 工場 生産 について 論じ た 『 国富 論 』   (" The   Wealth   of   Nations ") を 執筆 し た 。 これ が 、 現在 の 理論 化 さ れ た 経済 学 の 直系 で 最古 の 理論 に あたる 。 その ため 、 スミス は 、 経済 学 の 父 と 呼ば れ て いる 。 経済 学 で は 、 一般 的 に 『 国富 論 』 を 持っ て 始まり と さ れる 。 また 、 デイヴィッド・リカード （ 1772 年   -   1823 年 ） の 『 経済 学 および 課税 の 原理 』 、 トマス・ロバート・マルサス （ 1766 年   -   1834 年 ） の 『 人口 論 』 や 『 経済 学 原理 』 、 ジョン ・ スチュアート ・ ミル （ 1806 年   -   1873 年 ） の 『 政治 経済 学 原理 』 など が 、 スミス に 続い て 英国 古典 派 経済 学 の 基礎 を 築い て いっ た 。  カール ・ マルクス （ 1818 年   -   1883 年 ） は イギリス 古典 派 経済 学 を 中心 に 当時 の 経済 学 を 徹底 し て 研究 し 、 労働 価値 説 を 継承 し つつ 新た に 価値 論 や 剰余 価値 論 を 体系 化 し 、 資本 の 諸 形態 を 再 定義 し て 資本 主義 経済 の 構造 と 運動 法則 の 解明 を おこなっ た 。 マルクス の 長年 にわたる 経済 学 研究 は 主著 『 資本 論 』 に 結実 し た 。  19 世紀 末 に 『 資本 論 』 が 出版 さ れ た 後 、 経済 学 は 大きく 二 系統 に 分かれ て いっ た 。 すなわち 、 近代 経済 学 と マルクス 経済 学 で ある 。 近代 経済 学 は 、 当時 イギリス や オーストリア など で 登場 し た 「 限界 効用 」 学派 を 受け継ぎ 、 資本 主義 経済 の 現象 を 数値 化 し て 分析 する 手法 を 発展 さ せ た 。 他方 、 マルクス 経済 学 は 、 資本 主義 経済 の 諸 法則 も 諸 概念 も 不変 の もの で は なく 、 生成 ・ 発展 ・ 消滅 する 過程 に ある もの として とらえ 、 資本 家 は 労働 力 に 支払っ た 以上 の 価値 を 労働 力 から 取り出す という 剰余 価値 説 に もとづい て 資本 主義 経済 を 分析 し た 。 この 二 派 の 系統 は 、 思想 的 立場 ・ 分析 手法 ・ 理論 形態 の 違い により 、 対立 的 な 関係 の まま 発展 を 続ける こと と なる 。  その後 、 近代 経済 学 は 、 ウィリアム ・ スタンレー・ジェヴォンズ （ 1798 年   -   1855 年 ） の 『 経済 学 の 数学 的 一般 理論 の 考察 』 や 『 経済 学 の 理論 』 、 レオン ・ ワル ラス （ 1834 年   -   1910 年 ） の 『 純粋 経済 学 要 論 』 や 『 応用 経済 学 研究 』 、 カール ・ メンガー （ 1840 年   -   1910 年 ） の 『 国民 経済 原理 』 や 『 社会 科学 特に 経済 学 の 方法 に関する 研究 』 、 アルフレッド ・ マーシャル （ 1843 年   -   1924 年 ） の 『 外国 貿易 と 国内 価値 と の 純粋 理論 』 や 『 経済 学 原理 』 、 ジョン ・ メイナード・ケインズ （ 1883 年   -   1946 年 ） の 『 雇用 ・ 利子 および 貨幣 の 一般 理論 』 、 ヨーゼフ・シュンペーター （ 1883 年   -   1950 年 ） の 『 理論 経済 学 の 本質 と 主要 内容 』 や 『 経済 発展 の 理論 』 など の 研究 を通じて 発展 し て いく こと と なる 。  マルクス の 後 、 マルクス 経済 学 と よば れる 流れ は 、 カール ・ カウツキー （ 1854 年   -   1938 年 ） の 『 カール ・ マルクス の 経済 学説 』 や 『 エルフルト 要領 解説 』 、 ルドルフ・ヒルファーディング （ 1877 年   -   1941 年 ） の 『 金融 資本 論 』 、 ローザ・ルクセンブルク （ 1870 年   -   1919 年 ） の 『 資本 蓄積 論 』 、 ウラジーミル ・ レーニン （ 1870 年   -   1924 年 ） の 『 ロシア における 資本 主義 の 発達 』 や 『 帝国 主義 論 』 など の 研究 を通じて 継承 ・ 展開 さ れ た 。  しかしながら 、 マルクス の 経済 理論 を モデル 化 し て 検証 を 行う と 、 理論 の 膨大 さ ゆえ に マルクス の 理論 体系 は 不 整合 に 陥っ て おり 、 以下 の 3 つ の 矛盾 を 説明 でき ない 。 ( 1 ) 剰余 価値 率 が 諸 部門 間 で 均等 化 する 。 ( 2 ) 技術 進歩 の 結果 利潤 率 は 下落 する 。 ( 3 ) 技術 進歩 の 結果 利潤 率 は 下落 する と 仮に 言え た として も 、 実質 賃金 も また 下落 する 。  近代 経済 学 と マルクス 経済 学 は 、 米 ソ 冷戦 という 現実 政治 の 影響 も あり 、 長期間 にわたって 対立 し た 。 ソ連 崩壊 ・ 冷戦 終了 時 に は 、 古典 的 マルクス 経済 学 に対する 否定 的 研究 が 数多く 行わ れ 、 非 数理 的 ・ 訓 古 主義 的 な 性質 が 批判 さ れ た 。 ソ連 型 社会 主義 で 実施 さ れ た 統制 経済 の 誤り が ソ連 ・ 東欧 の 崩壊 で 明白 に なり 、 今日 で は 、 市場 という 需給 調整 の メカニズム を 数理 的 に 扱い 発展 し た 近代 経済 学 が 経済 研究 の 中心 と なり 、 市場 を通じて 社会 主義 社会 を 目指す と し て いる 中華人民共和国 や ベトナム など で も マルクス 経済 学 のみ なら ず 近代 経済 学 の 研究 も 行わ れる よう に なっ た 。 その 一方 で 、 近代 経済 学 で は 、 賃 労働 における 搾取 など の 生産 面 で の 矛盾 や 貧富 の 格差 の 拡大 、 経済 活動 による 自然 破壊 など を 説明 でき ない と の マルクス 経済 学者 から の 批判 も 続い て いる 。  他方 、 近代 経済 学 において 、 マルクス 経済 学 が 全 否定 さ れ た わけ で は なく 、 一部 は 自ら の 経済 学 に 取り入れ られ ながら 今日 に 至っ て いる 。 また 、 アメリカ合衆国 を 中心 と し た 西側 資本 主義 国 で 発展 さ せ られ て き た 近代 経済 学 は 、 非 歴史 的 ・ 非 文化 的 で 数理 モデル 一辺倒 な 性質 を マルクス 経済 学者 や ポストケインジアン など に 指摘 さ れ 、 現在 において は 両者 を 学ぶ こと が 求め られ て いる という 声 も 存在 する 。 近代 経済 学 ( 新 古典 派 経済 学 ＋ ケインジアン ) で も 、 マルクス 経済 学 で も ない 経済 学 として 、 近年 新しい 体系 が さまざま に 模索 さ れ て いる 。 とくに 1980 年代 以降 、 進化 経済 学 が 世界 的 に 興隆 し て き て おり 、 新しい 主流 派 を 形成 し つつ ある という 評価 も ある 。 進化 経済 学 以外 に も 、 ポストケインジアン の 経済 学 、 オーストリア 学派 の 経済 学 、 複雑 系 経済 学 など が ある 。  経済 学 は 、 存在 自体 が 社会 ・ 政治 ・ 経済 ・ 政策 と 不可分 で ある ため 、 学術 的 な 論争 や 政策 的 な 論争 など 数多 の 論争 を 生み出し 消化 し て き た 。 それ によって 、 経済 学徒 は 、 他 学徒 に 「 傲慢 で ある 」 と 印象 を 与え て しまう ほど 非常 に 攻撃 的 な 知的 スタイル を 形成 し て いる 。 しかし 、 論争 は 、 経済 学 にとって 理論 を 洗練 さ せ ブレイクスルー を 起こす 役割 を 担っ て き た 。 この よう に 、 経済 学 と 論争 は 、 切っ て も 切れ ない 関係 に ある と いえる 。 ここ で は 、 経済 学 において 歴史 的 に 重要 な 意味 を 持っ た 論争 を 取り上げる 。労働 （ ろう どう 、 ） と は 、  人間 と 自然 と の 関係 に かかわる 、 ある 種 の 過程 を 「 労働 」 と 呼び 、 人間 が 自身 の 行為 によって 、 自然 と の 関係 を 統制 し 、 価値 ある 対象 を 形成 する 過程 を 「 労働 」 と 呼ぶ 。  人間 は 古今 東西 、 太古 から 現代 に いたる まで 、 どの 地域 で も 、 何らかの 生産 活動 により 生き て き た 。 そうした 生産 活動 を 「 労働 」 と 解釈 する よう に なっ た の は 、 近代 以降 で ある 。  生産 活動 は 、 いつ の 時代 で も 、 何らかの 表象 体系 （ 意味 づけ の 体系 ） と 関わり が ある 。 人間 が 行っ て いる 現実 の 生産 行為 と それ を 包括 する 表象 と は バラバラ で は なく 、 一体 として 存在 する 。 言い換える と 、 何らかの 生産 活動 が あれ ば 、 それ を 解釈 し 表現 する 言葉 が 伴う こと に なり 、 こうした 言葉 に は 特定 の 歴史 や 世界 像 （ 世界 観 ） が 織り込ま れ て いる と 考え られ て いる 。 “ 労働 について 語る ” という こと は 、 言葉 で 織り成さ れ た 労働 表象 を 語る こと で も ある 。 人間 が 自然 と の 間 に 、 生産 活動 を 通し つつ 関係 を 持つ という こと は 、 こうした 表象 に 端的 に 現れ て いる よう な 、 ある 時代 特有 の 世界 解釈 を 身 を もっ て 生きる こと で も ある 。 （→# 歴史 ）  資本 主義 社会 で は 、 労働 は 倫理 的 性格 の 活動 で は なく 、 労働 者 の 生存 を 維持 する ため に 止む を 得 ず 行わ れる 苦痛 に 満ち た もの 、 と 考え られる よう に なっ た 。 マルクス主義 において は 「 資本 主義 社会 で は 、 生産 手段 を 持た ない 多く の 人々 （ ＝ 労働 者 階級 ） は 自ら の 労働 力 を 商品 として 売ら ざる を 得 ず 、 生産 過程 に 投入 さ れ て 剰余 価値 を 生み出す ため 生産 手段 の 所有 者 （ ＝ 資本 家 階級 ） に 搾取 さ れる こと に なる 」 と 説明 さ れる よう に なっ た 。 （→# 歴史 ）  現在 、 国際 労働 機関 で は 、 望ましい 労働 の 形 として ディーセント・ワーク （ 働きがい の ある 人間らしい 仕事 ） の 実現 を 目標 に 挙げ て いる 。  未開 社会 （ 現代 文明 の 感化 を 受け て い ない 社会 ） の 人々 も 、 昔 も 今 も 、 文明 化 さ れ た 現代 人 と 同様 に 生産 活動 を 行っ て いる 。 生産 形態 が 狩猟 採集 で あれ 、 農耕 で あれ 、 人々 は 生活 手段 を 獲得 し て 、 それ を 共同 体 の メンバー に 分配 する 。 未開 人 の 生産 活動 と 、 現代 人 の 「 労働 」 と は 、 見かけ は 同一 の よう で は ある が 、 その 生産 活動 を 実際 に 生き て 解釈 する しかた という の は 、 現代 人 の それ と は 異なっ て いる 。 未開 社会 の 生産 当事者 にとって は 、 生産 活動 は 宗教 ・ 芸術 ・ 倫理 を 生き て いる の で あっ て 、 決して 文明 人 が 言う ところ の 「 労働 」 を し て いる の で は ない 。  ヘシオドス の 文献 に 書か れ て いる よう に 、 農業 活動 は 同時に 宗教 的 行為 で あり 、 また 共同 体 の 規範 が 重層 し た 倫理 で あっ た 。 近代 的 な 意味 で の 「 労働 」 で は なかっ た 。  また 、 古代 ギリシア の ポリス で 活動 し て い た 職人 ら の 生産 活動 は 、 テクネー や ポイエーシス と 呼ば れ て い た の だ が 、 それ は 事物 の 本性 が 現れる 事態 に 立ち会う 行為 、 で あっ て 、 持続 的 有用 物 を 製作 し 、 それ を 通じ 閉じ た 宇宙 の 中 で 自己 の 位置 を 確認 し 、 また それ を 他人 から 承認 さ れる こと で あっ た 。 つまり 現代 人 が 言う よう な 「 道具 によって 自然 を 征服 する 労働 」 で は なかっ た の で ある 。  旧約 聖書 の 一 書 、 創世 記 第 3 章 19 節 で は 労働 は 神 が アダム に 科し た 罰 で ある 、 と さ れ た 、 と 説明 さ れる こと も ある 。  プロテスタント は 労働 そのもの に 価値 を 認める 天職 の 概念 を 見出し た 。 この 立場 で は 、 節 欲 し て 消費 を 抑え て 投資 する こと が 推奨 さ れる 。 この よう な プロテスタンティズム の 倫理 こそ が 史的 システム として の 資本 主義 を 可能 に し た と 考え た 者 に マックス・ウェーバー が いる 。 ただ 、 スイス の 宗教 改革 者 達 の 意見 に よれ ば 、 キリスト 教 宗教 改革 （ 16 世紀 （ 中世 末期 ） ） 時 、 ローマ 教会 の 「 むやみ やたら に 施し を 与える という 見せかけ の 慈善 を 認め て い た 」 こと に 対抗 する ため に 「 真 の キリスト教徒 は 勤勉 と 倹約 の 徳 を 」 と 強く 主張 し なけれ ば なら なかっ た 背景 が あっ た と いう 。 ヨーロッパ の 国家 は その 影響 により 、 「 労働 は 神聖 な もの 」 「 働く こと は 神 の ご 意志 」 と さ れ て い て 、 労働 し ない 者 は 神 や 国家 に 反逆 する もの （ 国家 反逆 ） と さ れ て い た 。 たとえば フランス で は 1656 年 に 「 一般 施療 院 令 」 と その 強化 令 が 発せ られ 、 労働 を し ない 者 を 癩 （ らい ） 施療 院 だっ た 建物 を 転用 し て 収容 し た 。  労働 価値 説 に 基づく マルクス 経済 学 で は 、 労働 そのもの ・ 労働 手段 ・ 労働 対象 の 各々 は 労働 過程 を 構成 する 。 この 労働 過程 は 、 人間 と 自然 と の 間 の 物質 代謝 の 一般 的 な 条件 （ マルクス ） で あり 、 自然 を 変化 さ せ て 生活 手段 を 作り出す ばかり で なく 、 自分 自身 の 潜在 的 な 力 を も 発展 さ せる 。 いわば 道具 を 作る 動物 a   tool - making   animal （ フランクリン ） として 人間 を 捉える この 立場 から は 、 労働 手段 の 使用 こそ が 人間 の 労働 の 本質 で あっ て 、 人間 を 動物 から 区別 する もの は 労働 で ある （ しかし 、 現実 に は 理論 的 に 動物 と 人間 は 区別 でき ない 。 人間 は 動物 の 部分 集合 な の で ある 。 ） 。 労働 行為 は 超 歴史 的 な もの と さ れ 、 これ が いかに 社会 的 制約 を 受ける か という 視点 から 歴史 哲学 に も 連結 する 。 また 私的 な 労働 は 、 その 成果 で ある 生産物 が 商品 として 交換 さ れ て 社会 的 労働 と なる こと によって はじめて 、 社会 的 分業 の 一部 と なる 。 また ラテン語 の alienato （ 他人 の もの に する ） に 由来 する 疎外 さ れ た 労働 が 語ら れる 。  近代 経済 学 で は 、 労働 は 家計 （ 労働 供給 側 ） における 非 効用 として 捉え られる 。 この 立場 で は 、 労働 は 節約 さ れる べき 費用 で ある に すぎ ない 。 反対 に 余暇 は 効用 として 捉え られ て いる が 、 これ は 主として 個人 的 な 私生活 における 娯楽 を 想定 し た もの で 、 古代 ギリシア における 公共 生活 に 携わる ため の 閑暇 と は 異なる もの で ある 。  日本国 憲法 において は 、 労働 基本 権 、 労働 運動 、 「 勤労 の 義務 、 権利 」 など の 概念 や 規定 が 記さ れ て いる 。  法律 により 労働 者 の 定義 は 異なっ て いる 。 例えば 、 労働 基準 法 で は 失業 者 や 求職 者 は 労働 者 に 含ま れ ない が 、 労働 組合 法 および 職業 能力 開発 促進 法 で は 失業 者 も 含ま れる 。 その 理由 は 、 それぞれ の 法 が 対象 と する 者 の 範囲 が 異なる ため で ある 。  国際 労働 基準 は 、 国際 労働 機関 （ ILO ） が 制定 し た 条約 ・ 勧告 の 総称 で ある 。 ILO で は 人類 の 平和 と 継続 的 な 発展 の ため に 人道的 な 労働 基準 の 決定 と その 基準 を 国際 的 に 守る こと （ すなわち 国際 労働 基準 ） が 必要 で ある と し て いる 。 その 根拠 として 二つ 挙げ られ て いる 。  まず 、 労働 基準 を 定める 理由 として は 、 不正 ・ 劣悪 な 労働 条件 が 社会 不安 や 貧困 を 引き起こす 原因 と なり 、 多く の 人民 に 困難 や 苦しみ を 与える ばかり で なく 、 結果 として 紛争 や 戦争 の 原因 と なり 世界 の 平和 を 脅かす こと と なる から で ある 。  また 、 国家 単位 で なく 国際 的 に 決定 する 理由 として 「 いずれ か の 国 が 人道的 な 労働 条件 を 採用 し ない こと は 、 自国 における 労働 条件 の 改善 を 希望 する 他 の 国 の 障害 と なる から 」 （ ILO 憲章 より 引用 ） で ある 。 障害 と なる 根拠 として は 労働 条件 を 守ら ない こと で 不当 に 製品 の 金額 が 安く なる （ ソーシャルダンピング ） など が 挙げ られる 。  しかし 、 日本 は 常任 理事 国 で あり ながら 下記 条約 の ほとんど を 批准 し て おら ず 、 現在 有効 な 条約 183 の うち 48 条約 しか 批准 し て い ない 。 下記 条約 の うち 批准 し て いる もの は 最低 賃金 決定 制度 （ 第 26 号 ・ 第 131 号 ） のみ で あり 、 労働 時間 ・ 休暇 に関して は ひとつ も 批准 し て い ない 。  具体 的 な 労働 条件 として は 以下 の よう に なっ て いる 。  国際 労働 機関 で は 、 労働 者 の 基本 的 権利 に関する 原則 として 次 の もの を 挙げ 、 加盟 国 に ( 個々 の 条約 の 批准 ・ 未 批准 に 関わり なく ) 推進 かつ 実現 する 義務 を 課し て いる 。  以下 の よう な もの が ある 。  金銭 的 な 報酬 が 発生 し ない 労働 は 無償 労働 （ アンペイド・ワーク ） と 呼ば れる 。 生活 に 必要 な 家庭 内 労働 や 、 報酬 の 発生 し ない ボランティア など の 社会 活動 は 無償 労働 の ひとつ で ある   。  情報 通信 ネットワーク の 発展 につれ 、 IT 機器 等 を 活用 し て 働く テレワーク という ワーク スタイル など が 出現 し 、 労働 の 形態 は 多様 化 し つつ ある 。倒産 （ とうさん ） と は 、 明確 な 定義 は ない が 、 概ね 、 個人 や 法人 など の 経済 主体 が 経済 的 に 破綻 し て 弁済 期 に ある 債務 を 一般 的 に 弁済 でき なく なり 、 経済 活動 を そのまま 続ける こと が 不可能 に なる こと （ あるいは その よう な 恐れ が 生じる こと ） を いう 。  法人 の 場合 は 、 経営 破綻 （ けい えい はたん ） と も いう 。 なお 、 一 社 の 企業 が 倒産 する こと により 、 関連 会社 や 取引 企業 が 連鎖 的 に 倒産 する こと を 連鎖 倒産 （ れん さとう さん ） と いう 。  倒産 状態 に なっ た 経済 主体 による 、 債権 者 へ の 弁済 の ため の 処理 ない し 手続 を 、 倒産 処理 ない し 倒産 （ 処理 ） 手続 と いい 、 私的 ・ 法的 の 区別 と 清算 型 ・ 再建 型 の 区別 と が ある 。  法的 倒産 手続 に は 、 日本 の 場合 、 破産 、 会社 更生 、 民事 再生 など が ある 。 倒産 手続 は 、 債権 者 から 申し立て られる 場合 と 債務 者 （ 倒産 者 ） 自身 が 申し立てる 場合 の ほか 、 特殊 な ケース として 監督 当局 の 申 立て によって 開始 する こと も ある 。  旧約 聖書 と ユダヤ 教 聖典 において は 、 モー セ の 律 法 が 、 聖 年 （ ヨベル の 年 ） が 50 年 ごと に 訪れ 、 天 の 命令 により 、 ユダヤ 人 の 間 で すべて の 債務 が 除か れ 、 すべて の 債務 奴隷 は 自由 の 身 に なる と 定め て いる 。 さらに 、 聖書 の 申 命 記 15 : 1 - 2 で は 、 債務 免除 の ヘブライ （ ユダヤ ） 法 を 見る こと が でき 、 そこ で は 7 年 ごと に 債務 を 免除 する こと を 命じ て いる 。  古代 ギリシア で は 、 倒産 （ 破産 ） という もの は 存在 し なかっ た 。 もし 父 が 債務 を 負い （ 都市 で 生まれ た 成年 男子 のみ が 市民 と なる こと が でき た ので 、 法的 に 財産 の 所有 者 と なる の は 「 父 」 で あっ た 。 ） 、 それ を 支払う こと が でき なく なれ ば 、 彼 の 全 家族 （ 妻 、 子ども 、 使用人 ） は 、 債権 者 が 彼ら の 労働 によって 損失 を 取り戻す まで の 間 、 債務 奴隷 と さ れ た 。 古代 ギリシア の 多く の 都市 国家 で は 、 債務 奴隷 と なる 期間 を 5 年間 に 限っ て おり 、 また 債務 奴隷 は 生命 と 手足 について は 保護 さ れ て い た 。 これ は 通常 の 奴隷 に は 与え られ て い ない 保護 で あっ た 。 ただし 、 債務 者 の 使用人 について は 債権 者 が その 一線 を 超える こと も あり 、 新しい 主人 に 死ぬ まで 仕え させ られる こと も 多かっ た 。 その よう な 場合 、 労働 条件 は 以前 より ずっと 過酷 で ある の が 普通 で あっ た 。  英語 の   bankruptcy   という 単語 は 、 古代 ラテン語 の " bancus "（ 台 、 テーブル ） と " ruptus "（ 壊れ た ） から 生成 さ れ た 。 bank （ 銀行 ） は もともと は 台 の こと を 指し て いる 。 昔 の 銀行 家 たち は 、 公 の 場所 、 市場 や 定期 市 など で 、 台 を 持ち 、 そこで お金 を 徴収 し たり 為替 手形 を 書い たり し て い た 。 その ため 、 銀行 家 が 破綻 する と 、 彼 は その 台 を 壊し 、 公衆 に 、 台 の 所有 者 は もはや 事業 を 続ける 状況 に は なくなっ た という こと を 知らせ た 。 この 慣行 は イタリア で よく 行わ れ て おり 、 bankrupt という 単語 は イタリア 語 の " banco   rotto "   ( broken   bank )   に 由来 する と 言わ れ て いる 。 しかし 、 フランス語 の " banque "（ テーブル ） と " route "（ 痕跡 、 足跡 ） から 来 て いる と する 人 も いる 。 これ は 、 以前 は 地面 に 固定 さ れ て い た が 今 は なくなっ て しまっ た テーブル の 、 地面 に 残っ た 跡 の 隠喩 で ある 。 この よう に 考える 人 は 、 破産 者 の 起源 は 、 古代 ローマ の   " mensarii "   や   " argentarii "   に 遡る と する 。 彼ら は 公 の 場所 に   " tabernae "   や   " mensae "   という 持ち場 を 持っ て おり 、 夜逃げ を する とき や 委託 さ れ た お金 を 持っ て 逃げる とき に は 、 自分 の 持ち場 の 痕跡 だけ を 跡 に 残し て 行っ た 。  英 米 法 上 、 債務 の 免除 を 伴う 破産 制度 が 導入 さ れ た の は 、 1705 年 の アン 女王 時代 の 制定 法 において で あり 、 そこ で は 、 支払 不能 と なっ た 債務 について は 、 可能 な 限り の 支払 を する ため の 資産 を 集める の に 協力 し た 破産 者 に対する 報奨 として 、 免除 が 与え られ た 。  東アジア で も 、 破産 について の 記録 が 残っ て いる 。 チンギス・ハーン 法典 に は 、 3 回 破産 を し た 者 に 死刑 を 科す と の 規定 が あっ た 。  現代 の 倒産 法制 や 事業 の 債務 整理 は 、 清算 及び 支払 不能 に なっ た 者 の 排除 より も 、 経済 的 困窮 に 陥っ た 債務 者 を 財政 的 ・ 組織 的 に 再建 し 、 事業 の 更生 と 継続 を 許す こと に 重点 が 置か れ て き て いる 。  法学 上 の 文面 で も 破産 や 民事 再生 など の いわゆる 法的 倒産 手続 を 総称 する 概念 として 「 倒産 」 の 文言 を 用いる こと が ある が 、 法令 上 に 定義 ある 語 で は ない 。 明治 時代 に 、 フランス語 の   faillite   の 訳語 として 「 破産 」 あるいは 「 倒産 」 の 語 が 用い られ た が 、 法令 上 「 破産 」 の 語 が 用い られる よう に なっ た と さ れ て いる 。  日常 用語 として は 経営 が 行き詰まり 会社 が なくなる 、 といった 限定 的 な ニュアンス で 使わ れる 場合 も ある が 、 倒産 の 対象 と なる 経済 主体 は 会社 だけ で は なく 個人 （ 自然人 ） も 含ま れる 。 また 、 会社 を 含む 法人 が 経済 主体 の 場合 で あっ て も 、 再生 型 の 倒産 手続 が ある こと から 、 必ずしも 法人 が なくなる と は 限ら ない 。  1990 年代 後半 以降 、 会社 の 倒産 について の 新聞 など の 報道 で は 、 「 経営 破綻 」 （ または 単に 「 破綻 」 ） という 言葉 が 使わ れる こと が 多い 。 日常 用語 で 「 （ 会社 が ） つぶれる 」 という の も 倒産 と ほぼ 同じ 意味 で 使わ れる 。  どの 時点 で 倒産 と 評価 する か について 、 明確 な 基準 は ない が 、 東京商工リサーチ で は 、 次 の よう な 状況 に なっ た 場合 に 企業 の 「 倒産 」 と 表現 し て いる 。 帝国データバンク で も 同様 の 基準 を 用い て いる 。  また 、 雇用 保険 の 特定 受給 資格 者 の 「 倒産 」 等 により 離職 し た 者 の 定義 は  と ある 。 上記   1 .   と   3 .   （ 任意 整理 ） が 東京商工リサーチ や 帝国データバンク で の 倒産 の 定義 に 相当 する 。  毎月 中頃 、 マスメディア を通じて 前月 倒産 件数 （ 4 月 は 前年度 倒産 件数 も ） が 発表 さ れる が 、 これ は 東京商工リサーチ と 帝国データバンク が マスコミ 各社 に 行っ た プレス リリース を 基 に し て いる 。 帝国データバンク は 、 手形 を 使用 し ない 商 習慣 の 拡大 や 、 個人 情報 保護 法 の 施行 など の 理由 により 情報 収集 が 困難 に なっ た として 、 2005 年 に 倒産 集計 の 基準 から 「 銀行 取引 停止 処分 」 を 削除 し た 。 東京商工リサーチ は 独自 の 情報 網 を通じて の 取材 活動 に よれ ば 、 「 銀行 取引 停止 処分 」 の 集計 も 可能 として 、 これ を 維持 し た 。 この ため 、 従来 の 統計 と の 整合 性 を 持つ 倒産 件数 は 、 東京商工リサーチ 発表 による もの のみ で ある 。  なお 、 日本 国内 の 地方 公共 団体 において 財政 が 行き詰まっ た 場合 、 地方 財政 再建 促進 特別 措置 法 （ 再建 法 ） に 基づき 、 自治体 が 財政 再建 団体 の 指定 を 申請 し 許可 を 受ける こと が ある 。 これ を 指し て 「 自治体 の 倒産 」 と 表現 する こと が ある 。  経済 主体 が 企業 で ある 場合 、   手形 や 小切手 の 1 回 目 の 不渡り から 6 か月 以内 に 2 回 目 の 不渡り を 出し た 場合 、 銀行 取引 停止 処分 と なる 。 こう なる と 、 すべて の 銀行 において 当座 取引 および 貸付 を 受ける こと が 不可能 に なる ため 、 企業 の 資金繰り は 断た れる 。 この よう な 状態 を し て 事実 上 の 倒産 と 呼ぶ 。  この よう な 場合 でも 、 法人 の 解散 事由 （ 破産 手続 の 開始 等 ） が 生じ た わけ で は ない から 、 法人 として の 存続 は 否定 さ れ た もの で は ない が 、 多く の 場合 、 法的 倒産 処理 手続 または 任意 的 倒産 処理 （ 私的 整理 ） に 移行 する こと から 、 当該 時点 において 「 事実 上 」 という 言い方 を 用いる 。 また 、 帝国データバンク など の 信用 調査 会社 で は 、 企業 が 事業 停止 し かつ 事後 処理 を 弁護士 に 一任 し た 時点 で 事実 上 の 倒産 （ この 時点 で 倒産 集計 に は 入ら ない が 破産 手続 に 入る こと が ほぼ 確実 な ため ） として 倒産 情報 を 出し て いる 。  なお 、 かつて 新聞 など で は 、 再建 型 の 法的 倒産 処理 手続 （ 下 節 参照 ） に 着手 し た 場合 でも 「 事実 上 の 倒産 」 という 言葉 を 使用 し て い た が 、 近年 で は 「 事実 上 の 倒産 」 で は なく 、 「 経営 破綻 」 という 言葉 を 使用 する 場合 が 多く なっ て いる （ 前述 ） 。  裁判所 の 監督 の 下 で 行わ れる 倒産 処理 手続 で あり 、 この 文脈 で は 、 「 倒産 」 は 経済 主体 が 経済 的 に 完全 に 破綻 し た 場合 のみ なら ず 、 破綻 する お それ が ある 場合 を も 含め て 理解 する の が 一般 的 で ある 。 大まか に 分類 する と 、 清算 型 と 再建 型 に 分かれる 。  清算 型 は 、 倒産 状態 に なっ た 債務 者 の 財産 を 換価 し て 債権 者 に 可能 な 限り 弁済 する こと を 目的 と する 制度 で あり 、 債務 者 が 法人 で ある 場合 に は その 存続 ・ 再建 を 予定 し ない の に対し 、 再建 型 は 、 倒産 状態 に なっ た 債務 者 の 財産 を 直ちに 換価 ・ 分配 する こと は 必ずしも 予定 さ れ ず 、 債権 者 ら の 権利 を 変更 （ 債務 の 減免 、 期限 の 猶予 ＝ 分割 弁済 など ） し た うえ で 、 現有 財産 を 基礎 に し て 収益 を 上げ 、 権利 変更 後 の 債務 について 弁済 する こと 等 により 、 債務 者 の 事業 又は 経済 生活 の 経済 的 再生 を 目的 と する 制度 で ある と さ れ て いる 。  もっとも 、 両者 の 差異 は 相対 的 な もの で ある こと に 注意 が 必要 で ある 。 清算 型 に 位置づけ られる 破産 手続 は 、 これ に 付随 する 免責 手続 の 存在 により 、 いわゆる 個人 破産 （ 消費 者 破産 ） の 場面 で は 再建 型 として 事実 上 機能 し て いる こと が ほとんど で あり 、 再建 型 に 位置づけ られる 民事 再生 手続 又は 会社 更生 手続 において 、 清算 を 目的 と し た 再生 計画 案 又は 更生 計画 案 が 作成 さ れる こと も ある 。  また 、 金融 機関 等 の 特殊 な 業態 について は 、 法的 倒産 処理 手続 以外 に 、 特別 法 （ 金融 機関 等 の 更生 手続 の 特例 等 に関する 法律 ） に 基づく 破綻 処理 が 予定 さ れ て いる もの が ある 。  カナダ における 倒産 は 、 破産 ・ 支払 不能 法 （ ） という 連邦 法 により 定め られ て おり 、 企業 と 個人 の 双方 に 適用 さ れる 。 連邦 政府 の 破産 監督 局 （ ） が 、 倒産 手続 が 公正 かつ 秩序 立っ て 執行 さ れる よう に する 責任 を 負っ て いる 。 破産 管財 人 が 破産 財団 を 管理 する 。  管財 人 は 、 次 の よう な 職務 を 負っ て いる 。  債権 者 は 、 債権 者 集会 に 出席 する こと により 手続 に 参加 する 。 管財 人 が 招集 する 第 1 回 債権 者 集会 は 、 次 の よう な 目的 を 持っ て いる 。  カナダ で は 、 個人 は 、 破産 の 代わり に 、 消費 者 提案 （ consumer   proposal ） を 申し立てる こと が できる 。 消費 者 提案 は 、 債務 者 と 債権 者 ら と の 間 で の 交渉 による 解決 で ある 。  典型 的 な 消費 者 提案 は 、 債務 者 が 最長 で 5 年間 、 毎月 支払 を 行い 、 資金 を 債権 者 ら に 配分 する という もの で ある 。 ほとんど の 提案 は 債務 の 総額 より も 支払 額 を 少なく する こと を 求める もの だ が 、 ほとんど の ケース で 、 債権 者 ら は 取引 に 応じる 。 なぜなら 、 そう し なけれ ば 、 次 の 選択肢 は 個人 破産 で あり 、 その 場合 債権 者 ら の 受け取る 金額 は 更に 少なく なる から で ある 。 債権 者 ら は 、 消費 者 提案 を 受け入れる か 拒否 する か の 選択 に 45 日間 の 猶予 期間 が ある 。 一度 提案 が 受け入れ られる と 、 債務 者 は 提案 執行 者 に 毎月 支払 を 行い 、 債権 者 ら は それ 以上 の 訴訟 や 執行 を 行う こと が でき なく なる 。 提案 が 拒否 さ れ た 場合 は 、 債務 者 は 個人 破産 の 宣言 を する ほか 選択肢 が ない こと も ある 。  消費 者 提案 を 行える の は 、 債務 額 が 5000 ドル を 超え 、 7 万 5000 ドル まで （ 主たる 居住 地 の 抵当 権 を 含ま ない ） の 場合 に 限ら れる 。 債務 額 が 7 万 5000 ドル を 超える 場合 、 破産 ・ 支払 不能 法 第 3 編 第 1 部 の 下 に 提案 を 申し立て なけれ ば なら ない 。 提案 執行 者 の 補助 が 必要 で ある 。 提案 執行 者 は 、 破産 管財 人 の 資格 を 持っ た 者 が なる の が 一般 的 で ある が 、 破産 監督 局 が 他 の 人 を 執行 者 に 任命 する こと も できる 。  2006 年 において 、 カナダ で は 9 万 8450 件 の 個人 から の 支払 不能 の 申 立て が あっ た 。 うち 7 万 9218 件 が 破産 、 1 万 9232 件 が 消費 者 提案 で ある 。  2004 年 に は 、 ヨーロッパ 各国 で 倒産 の 増加 率 が 今 まで に ない 高い 数字 に 上っ た 。 フランス で は 、 会社 の 倒産 率 が 4 ％ 以上 増加 し 、 オーストリア で は 10 ％ 以上 、 ギリシア で は 20 ％ 以上 も 増加 し た 。 しかし 、 公的 な 倒産 件数 の 統計 は 実態 を 十分 に 説明 する もの で は ない 。 公的 統計 は 倒産 件数 を 示し て いる だけ で 、 各 倒産 案件 の 重要 度 を 示す もの で は ない 。 したがって 、 倒産 件数 の 増加 は 、 必ずしも 経済 全体 にとって の 不良 債権 化 率 が 増加 し た こと を 意味 し ない 。  返済 に 問題 が 生じ たり 回収 不能 に なっ たり する の と 、 企業 が 実際 に 破産 を 宣言 する の に は 時間 的 な ずれ が ある 。 多く の 場合 、 信用 で 商品 を 納品 し て から 、 それ に対する 破産 手続 が 始まる まで の 間 に 数 か月 ないし 数 年 かかる こと も ある 。  法的 側面 や 、 税金 の 関係 、 あるいは 文化 的 側面 によって も 、 上記 の 説明 は 更に 歪め られ て いる 。 国際 的 な 比較 において は 特に そう で ある 。 例えば 、 オーストリア で は 、 2004 年 における 全 倒産 手続 の 半分 以上 は 、 未 払額 の 一部 を 清算 する ため の 資金 不足 の ため 、 手続 が 開始 さ れ ない 。 スペイン で は 、 一定 の 種類 の 事業 に対して 倒産 手続 を 開始 する こと は 経済 的 に 割 に 合わ ない ため 、 倒産 件数 は 非常 に 少ない 。 比較 する と 、 フランス で は 、 2004 年 に 4 万 件 以上 の 倒産 手続 が 開始 さ れ た が 、 スペイン で は 600 件 未満 で ある 。 その 一方 で 、 フランス の 不良 債権 化 率 は 1 . 3 ％ な の に対し スペイン で は 2 . 6 ％ で ある 。  個人 の 倒産 件数 も 、 全体 像 を 示す もの で は ない 。 倒産 手続 の 申 立て を 決意 する の は 、 負債 額 の 膨らん だ ごく 一部 の 世帯 に 限ら れる 。 これ は 、 破産 宣告 の 不名誉 と 、 職業 上 不利益 を 被る お それ が ある ため で ある 。  オランダ の 倒産 法制 は 、 オランダ 倒産 法   ( Faillissementswet )   によって 規律 さ れ て いる 。 同 法 は 、 三つ の 異なる 法的 手続 を 定め て いる 。 第 一 は 破産   ( Faillissement )   で あり 、 その 目的 は 債務 者 の 資産 を 清算 する こと で ある 。 破産 手続 は 個人 と 会社 の 双方 に 適用 さ れる 。 倒産 法 における 第 二 の 法的 手続 は 、 Surseance という もの で ある 。 これ は 会社 に のみ 適用 さ れ 、 その 目的 は 会社 の 債権 者 ら と の 間 の 合意 を 実現 する こと で ある 。 第 三 は Schuldsanering という もの で 、 これ は 個人 のみ を 対象 と し て いる 。  イギリス で は 、 狭義 の 法的 意味 における 破産   ( bankruptcy )   は 、 個人 と パートナーシップ のみ に 関係 する 。 会社 や その他 の 企業 は 、 違う 名称 の 法的 倒産 手続 が 用い られる 。 清算   ()   と 財産 管理 （ ―― 財産 管理 命令   ()   及び 管財 人 財産 管理   ()） で ある 。 しかし 、 「 破産   ( bankruptcy )」 という 言葉 が メディア や 日常 会話 の 中 で 会社 について 用い られる こと は 多い 。 スコットランド における 破産 手続 は Sequestration と 呼ば れる 。  破産 管財 人 は 、 公務員 で ある 公的 破産 管財 人   ()   か 、 資格 を 持っ た 倒産 弁護士 で なけれ ば なら ない 。  2002 年 企業 法   ()   が 制定 さ れ て から は 、 イギリス の 破産 手続 は 通常 12 か月 も かから ない 。 公的 破産 管財 人 が 裁判所 に 、 調査 が 完全 に 行わ れ た こと を 保証 し た 場合 は 、 それ より 短い こと も ある 。  イギリス 政府 による 破産 の 枠組み の 自由 化 により 、 破産 件数 が 増加 する こと が 見込ま れ て いる 。 これ は 政府 の 当初 の 統計 により 裏付け られ て いる と 見 られる 。  イングランド と ウェールズ で は 、 2005 年 第 4 四半期 に 2 万 0461 件 の 個人 倒産 が あっ た （ 季節 調整 さ れ た 値 ） 。 これ は 、 前 の 四半期 より も 15 . 0 ％ の 増加 、 前年 同 時期 より も 36 . 8 ％ の 増加 で ある 。 この うち 、 1 万 3501 件 が 破産 で あり 、 前 の 四半期 より も 15 . 9 ％ の 増加 、 前年 同 時期 より も 37 . 6 ％ の 増加 で ある 。 6960 件 は 個人 任意 的 債務 整理 手続   ()   で あり 、 前 四半期 より も 23 . 9 ％ 増 、 前年 同 時期 より も 117 . 1 ％ 増 で ある 。  アメリカ合衆国 において は 、 アメリカ合衆国 憲法 1 条 8 節 4 項 により 、 倒産 （ bankruptcy ） は 連邦 法 の 管轄 と さ れ て おり 、 同 条項 に よれ ば 、 連邦 議会 は 「 合衆国 全域 における 倒産 に関する 統一 法 」 を 制定 する こと が 認め られ て いる 。 bankruptcy と の 用語 で ある が 、 ここ で は 再建 型 手続 を 含む もの と 解さ れ て いる 。 連邦 議会 は 、 倒産 に関する 制定 法 として 、 倒産 法 （ Bankruptcy   Code ,   合衆国 法典 第 11 編 ） を 定め て いる 。 連邦 法 が 規定 し て い ない 点 や 、 明示 的 に 州法 に 譲っ て いる 点 について は 、 州法 の 定め により 連邦 法 が 一部 修正 さ れ て いる 。  倒産 事件 は 、 必ず 連邦 倒産 裁判所 （ 連邦 地方裁判所 に 付設 さ れる ） に 申し立て られる が 、 倒産 事件 は 、 特に 債権 の 有効 性 や 自由 財産 に関して は 、 州法 による こと が 多い 。 したがって 、 多く の 倒産 事件 において は 州法 が 大きな 役割 を 果たし て おり 、 州 境 を 超え て 倒産 法 を 一般 化 する こと は でき ない こと が 多い 。  合衆国 法典 第 11 編 に 置か れ た 倒産 法 の 下 で は 、 次 の 6 種類 の 手続 が ある 。  個人 の 倒産 に際して 最も よく 用い られる の が 、 清算 型 の 第 7 章 及び 再建 型 の 第 13 章 で ある 。 アメリカ の 個人 による 全 倒産 申 立て 件数 の うち 実に 65 ％ が 、 第 7 章 による もの で ある 。 会社 その他 の 企業 は 第 7 章 又は 再建 型 で は 第 11 章 に 基づい て 申 立て を する こと が 多い 。  第 7 章 で は 、 債務 者 は 、 自由 財産 と なる も の 以外 の 財産 を 破産 管財 人 に 引き渡し 、 破産 管財 人 が それ を 換価 し て 、 その 売上 金 を 無 担保 債権 者 に 配当 する 。 その 代わり に 、 債務 者 は 債務 の 一部 の 免責 を 得る 。 ただし 、 債務 者 が 一定 の 類型 の 不適切 な 行動 （ 財産 状況 に関する 資料 を 隠す など ） を とっ た 場合 に は 、 免責 は 与え られ ない 。 また 、 一定 の 債務 （ 配偶 者 及び 子 の 扶養 料 、 学生 ローン 、 一定 の 税金 など ） について は 、 債務 者 が 一般 的 な 免責 を 得 た 場合 で あっ て も 免責 さ れ ない 。 経済 的 に 破綻 し た 個人 は 、 多く の 場合 、 自由 財産 （ 衣服 、 生活 必需 品 、 中古 車 など ） しか 所有 し て おら ず 、 その 場合 は 破産 管財 人 に 財産 を 引き渡す 必要 は ない 。 自由 財産 と する こと が できる 財産 の 額 は 、 州 によって 異なる 。 第 7 章 による 救済 は 、 8 年間 に 1 回 だけ しか 使う こと が でき ない 。 一般 的 に 、 担保 権 者 の 担保 物件 に対する 権利 は 、 債務 の 免責 が 行わ れ て も 存続 する 。 例えば 、 債務 者 が 自動車 を 引き渡す という 合意 や 債務 の 「 再 確認 」 が 行わ れ なく て も 、 債務 者 の 自動車 に対する 担保 物権 を 有する 債権 者 は 、 債務 者 の 債務 が 免責 に なっ た として も その 自動車 を 引き揚げる こと が できる 。  第 13 章 の 手続 で は 、 債務 者 は すべて の 財産 の 所有 権 や 占有 権 を 失わ ない が 、 通常 3 年間 から 5 年間 にわたり 、 将来 の 収入 の 一部 を 債権 者 へ の 返済 に 当て なけれ ば なら ない 。 返済 額 や 返済 計画 の 期間 は 、 債務 者 の 財産 の 価値 や 債務 者 の 収入 ・ 支出 など の 要素 によって 変わる 。 担保 権 者 は 、 無 担保 債権 者 より も 多く 返済 を 受ける こと が できる 。  第 11 章 の 手続 で は 、 債務 者 は 財産 の 所有 権 と 占有 権 を 失わ ず 、 債務 者 占有 型   ( DIP )   手続 と も 呼ば れる 。 占有 を 継続 する 債務 者 が 、 日々 の 事業 の 運営 を 行う 一方 、 債権 者 ら と 債務 者 は 、 連邦 倒産 裁判所 とともに 、 交渉 を 重ね 、 再建 計画 を 完成 さ せる べく 共同 作業 を 行う 。 一定 の 条件 （ 債権 者 間 の 公正 、 一定 の 債権 者 の 優先 など ） を 満たす と 、 提案 さ れ た 再建 計画 に対する 債権 者 ら の 投票 を 行う こと が できる 。 再建 計画 が 承認 さ れる と 、 債務 者 は 経営 と 、 承認 さ れ た 再建 計画 に 従っ た 債務 の 弁済 を 続ける 。 もし 一定 以上 の 多数 の 債権 者 が 承認 の 投票 を 行わ なかっ た 場合 は 、 裁判所 から 、 計画 を 承認 する ため の 追加 的 な 条件 が 課さ れる こと が ある 。  2005 年 の 破産 濫用 防止 ・ 消費 者 保護 法   () は 、 連邦 倒産 法 を 大きく 修正 する もの で あっ た 。 BAPCPA の 多く の 規定 は 、 消費 者 金融 業者 から 強く 支持 さ れ 、 同時に 多く の 消費 者 保護 論 者 、 倒産 法学 者 、 倒産 事件 を 担当 する 裁判官 ・ 弁護士 から 強い 反対 を 受け た 。 BAPCPA は 、 連邦 議会 における 8 年間 にわたる 議論 の 末 に 制定 さ れ た もの で ある 。 同 法 の 多く の 規定 は 、 2005 年 10 月 17 日 に 施行 さ れ た 。 法律 へ の 署名 に 当たり 、 ジョージ ・ W ・ ブッシュ 大統領 は 次 の よう に 述べ た 。  個人 破産 法 に 加え られ た 多く の 変更 の 中 で 、 BAPCPA は 、 「 資力 基準 」 を 導入 し た 。 これ は 、 債務 の ほとんど が 消費 者 負債 で ある 、 多く の 経済 的 に 破綻 し た 個人 債務 者 にとって 、 連邦 倒産 法 第 7 章 の 救済 資格 を 得る こと を より 難しく しよ う と する もの で あっ た 。 しかし 、 その 意図 と は 反対 に 、 資力 基準 は しばしば 債務 者 が 免責 を 得る こと を 簡単 に する 結果 を 生ん で いる 。 資力 基準 の ため 、 又は 連邦 倒産 法 第 7 章 で は 担保 付き 債権 （ 抵当 権 や 自動車 ローン ） の 延滞 に対する 完全 な 解決 が でき ない ため に 、 債務 者 が 連邦 倒産 法 第 7 章 の 救済 資格 を 得 られ ない 場合 で あっ て も 、 債務 者 は 依然として 連邦 倒産 法 第 13 章 による 救済 を 求める こと が できる の で ある 。 第 13 章 による 再建 計画 は 一般 の 無 担保 債権 （ クレジットカード 利用 代金 や 医療 費 ） に対する 返済 を 要求 し ない こと が 多い 。  また 、 BAPCPA は 、 破産 の 救済 を 求める 個人 に 、 破産 の 申 立て を する 前 に 、 認可 を 受け た 相談 機関 に 債務 内容 の 相談 を する こと 、 第 7 章 又は 第 13 章 による 免責 を 受ける 前 に 、 認可 を 受け た 機関 で 家計 の やり繰り について の 教育 を 受ける こと を 要求 し て いる 。 この 債務 相談 要件 の 実施 状況 について の 研究 に よれ ば 、 債務 相談 要件 は 、 相談 を 受ける 債務 者 にとって は ほとんど 実益 が ない こと が 示さ れ て いる 。 多く の 債務 者 にとって 、 唯一 の 現実 的 な 選択肢 は 、 倒産 法 による 救済 を 求める こと しか ない から で ある 。販売 （ はん ばい ） は 、 商品 を 顧客 に 売る （ 所有 権 を 移転 する ） 行為 を 指す 。  販売 を 主たる 事業 として 行っ て いる 業態 を 販売 業 と 呼び 、 販売 を 行う 業者 を 販売 業者 と 呼ぶ 。  発売 （ はつ ばい ） は 、 新しい 商品 の 販売 活動 を 開始 する 際 に よく 使わ れる 。 類 義 で ある が 、 「 発売 」 と 「 販売 」 が 別記 さ れる 場合 は 、 発売 に は 製造 など も 含ん だ 意味 に なっ て いる こと が ある 。 しかし 「 製造 」 と 「 発売 」 の 場合 は 発売 の ほう に 流通 販売 の 意味 が あっ たり 、 その ほか に も 「 発売 」 と 「 製造 販売 」 など 、 様々 な ケース が あり 一概 に は 言え ない 。生産 （ せいさん ） は 、 人間 の 経済 活動 の 主要 な 活動 で あり 、 土地 や 原材料 など から 人間 の 何らかの ニーズ を 満たす 物 財 （ 商品 ） を 作る 行為 、 または その プロセス を 指す 。 消費 の 対義語 で ある 。  人間 が 生きる ため 、 また 社会 が 存続 する ため に は 常に さまざま な 食料 、 衣服 など の 生活 手段 や 商品 ・ サービス が 必要 に なる 。 原材料 や 資本 、 土地 、 労働 力 など を 用い て これ を 作り出す こと 、 または 作り出す 過程 が 生産 と 呼ば れる 。 経済 学 において は 、 生産 に 伴い 商品 に は 付加 価値 が 付与 さ れる と 考え られ て いる 。  生産 活動 として は 、 以下 の もの が 挙げ られる 。  第 二 次 産業 の 生産 は 製造 と も いう 。  第 三 次 産業 は サービス の 特性 上 （ 在庫 が でき ない ） 、 生産 ＝ 出荷 （ 提供 ） ＝ 費消 （ 使用 ） と なる 。  生産 と は 工場 において 材料 から 部品 、 製品 など の 商 材 を 作る 行為 で ある 。林業 （ りん ぎょ う 、 英 ： forestry ） と は 、 森林 に 入り 、 主として 樹木 を 伐採 する こと により 木材 を 生産 する 産業 。 第 一 次 産業 の 一つ 。  世界 農林 業 センサス の 定義 に よる と 、 林業 事業 体 の うち 、 1 ha 以上 を 所有 する 世帯 を 林家 （ りん か ） と 呼ぶ 。 日本 の 場合 、 林家 以外 の 林業 事業 体 として 、 会社 、 社寺 、 共同 、 各種 団体 ・ 組合 、 財産 区 、 慣行 共有 、 市区 町村 、 地方 公共 団体 の 組合 、 都道府県 、 国 及び 特殊 法人 が ある 。 林業 事業 体 が 必ずしも 施業 を 行っ て いる と は 限ら ない （ 森林 組合 に 作業 を 委託 する など ） 。  森林 による 生産 物 は 木材 の ほか 、 薪 、 木炭 、 漆 、 竹 、 椎茸 など の 特用 林産物 など も 含む 。 また 、 その 産業 活動 に 付随 し て 、 森林 資源 を 育成 し たり 、 森林 の 持つ 公益 的 機能 を 保持 する 役割 も 担っ て いる 。  古く から 人間 は 林産 資源 や 動物 資源 を 求め て 森林 を 利用 し て き た が 、 継続 的 に 管理 し 利用 する よう に なっ た の は 12 世紀 頃 から で ある と 考え られ て いる 。  日本 で は 古代 から 木造 建築 を はじめ 日 用品 の 隅々 に 到る まで 木製品 が 使わ れ て おり 、 必要 な 用材 を 確保 する ため 林業 は 古く から 行わ れ て い た と 考え られ て いる が 、 中世 に は 寺社 造営 など に際して 木材 伐採 を 命じ た 文書 が 存在 し 、 当該 期 に は 確実 に 山林 資源 の 管理 が 行わ れ て い た と 考え られ て いる 。  戦国 期 に は 戦国 大名 の 大名 領国 の 成立 に 伴い 材木 伐採 や 林産 資源 の 採取 、 炭焼き や 漆 の 採取 、 鉱山 経営 、 狩猟 など 山 における 諸 職人 が 領主 権力 に 掌握 さ れ 組織 化 し 、 戦国 大名 の 本拠 で は 居館 を 中心 に 城下町 が 形成 さ れ 、 城郭 の 普請 や 寺社 の 造営 など この 時期 に は 木材 需要 が 増加 し 、 山 の 民 は 領主 権力 から 用益 権 を 保証 さ れ 、 領主 の 必要 と する 資源 や 技術 を 提供 し た 。 なお 、 材木 伐採 や 製材 に 関わる 職人 の 呼称 は 「 山 造 」 など 地域 によって 様々 な もの が ある 。  現在 の 鳥取 県 八頭 郡 智頭 町 に は 慶長 年間 （ 1596 年 〜 1615 年 ） に 造林 さ れ た という スギ の 人工 林 が 存在 する 。  江戸 時代 に 入る と 、 江戸 幕府 や 藩 によって 御 林 が 設定 さ れ た 。 御 林 は 明治維新 後 に 新 政府 に 引き継が れ 、 現在 の 国有 林 の 原型 と なっ た 。  戦時 中 に は 乱伐 により 山林 が 荒廃 し 、 戦後 は 復旧 造林 が 行わ れ た 。 昭和 30 年代 に は 高度 経済 成長 に 伴い 林業 が 振興 さ れ 、 燃料 消費 構造 の 変革 により 利用 価値 の 小さく なっ た 薪炭 林 や 老齢 過 熟 の 天然 林 が 生産 性 の 高い スギ ・ ヒノキ など の 人工 林 に 転換 さ れる 拡大 造林 や 、 奥地 林 の 開発 が 行わ れ た 。 1956 年 （ 昭和 31 年 ） に は 森林 開発 公団 が 発足 し 、 1964 年 （ 昭和 39 年 ） に は 林業 生産 の 増大 を 定め た 森林 ・ 林業 基本 法 が 制定 さ れ て いる 。  また 、 チェーンソー や 集 運 材 機 など 高性能 な 林業 機械 、 林地 除草 剤 の 普及 による 技術 革新 で 伐採 や 集 材 、 地 ご しら え や 下草 刈り など の 省力 化 が 図ら れ 素材 生産 量 は 飛躍 的 に 増大 し 、 優良 樹 を 選別 し て 育成 する 品種 改良 も 行わ れ た 。 1950 年代 に は 燃料 消費 の 変化 で 木炭 消費 量 が 減少 し 、 原木 から 製 炭 を 行う 山村 の 過疎 化 を 招い た が 、 一方 で 同じ 原木 から 生産 する きのこ 栽培 が 普及 し た 。  外材 の 輸入 は それ まで 国産 材 の 不足 分 を 補う ため の 位置づけ で あっ た が 、 昭和 40 年代 に は 石油 に 次ぐ 輸入 量 と なり 、 安い 外材 の 増加 による 木材 価格 の 低迷 に 加え 、 山村 の 過疎 ・ 高齢 化 、 労賃 の 高騰 など の 影響 を 受け 、 日本 の 林業 は 打撃 を 受け 衰退 の 一途 を たどっ た 。 一方 で 昭和 40 年代 に は 都市 環境 の 過密 化 や 公害 問題 の 発生 から 森林 の 公益 的 機能 へ の 関心 が 高まり 、 環境 保全 運動 が 高まっ た 。 昭和 40 年代 後半 に は 土地 ブーム で ゴルフ 場 開発 など も 多発 し 、 自然 保護 団体 の 反対 運動 など も 行わ れ た 。  日本 の 林業 は 1980 年代 から 1990 年代 にかけて 非常 に 衰退 し 、 建築 基準 法 の 改定 など に 対応 し た 品質 の 製材 品 を 供給 でき ない こと から 国産 材 は 住宅 メーカー に 敬遠 さ れる よう に なり 、 日本 の 住宅 の 多く が 北欧 など の 輸入 材 で 建て られる よう に なっ た 。 山 に は 拡大 造林 政策 により 植え られ た 大量 の スギ ・ ヒノキ が 取り残さ れ 、 スギ 花粉 症 の 原因 として 林業 が 槍玉 に 上がっ た 。  林業 で 行わ れる 森林 の 育成 や 管理 は 施業 （ せぎょう ） と よば れ 、 経営 と 森林 に対する 行為 と が 一体 の もの として 扱わ れる 。 これ は 、 森林 に対する 伐採 や 植 栽 など の 行為 を 、 い つ 、 どれ だけ 、 どの よう に 行う か により 、 将来 収穫 さ れる 木材 の 量 や 質 （ ＝ 収入 ） が 決定 さ れる こと に 由来 する 。  日本 は 一 人 当たり の 森林 蓄積 量 が 世界 平均 の 約 9 分の 1 で ある 。 日本 の 林業 は 国際 競争 の 激化 による 木材 価格 の 低下 、 そして 時代 に 対応 し た 製材 品 を 供給 する ため の 投資 を 怠っ た こと から 競争 力 を 失い 、 森林 の 手入れ も 充分 で は なくなっ て いる ため に 、 森林 の 保全 が 叫ば れ て いる 。 日本 森林 の 荒廃 は 、 水源 涵養 機能 や 表面 侵食 防止 機能 など の 公益 的 機能 を 低下 さ せ 、 その 損害 は 周辺 の 住民 全体 が 被る こと に なる 。  日本 の 木材 自給 率 は 33 . 2 %（ 2015 年 ） と 、 他国 比 で は 低い 。 主因 は 、 日本 の 木材 生産 の 多く が 急峻 な 斜面 で 行わ れ て いる こと による コスト の 高 さ 、 過疎 化 や 3 K といった 理由 による 後継 者 不足 により 、 日本 の 林業 が 不振 で ある こと に よる 。 ただし 、 環境 規制 の 強化 や 需給 逼迫 により 国際 的 な 木材 価格 は 高騰 し て おり 、 日本 の 林業 生産 性 は 相対 的 に は 上昇 し つつ ある と いえる 。 既に 国産 材 の 価格 は 高 品質 な 北欧 材 ・ 北米 材 の 価格 を 大きく 下回っ て おり 、 合板 用材 に 占める 国産 材 の 割合 が 急増 し て いる （ 製材 品 は 高 品質 が 求め られる ため 、 北欧 材 など に 比べ 低 品質 な 国産 材 の 需要 は なかなか 回復 し て い ない ） 。  平成 28 年度 の 森林 ・ 林業 白書 に よれ ば 、 1980 年 に 146 , 321 人 い た 林業 従事 者 は 、 2015 年 に は 47 , 600 人 まで 減少 し 続け て いる 。 ただ 、 2003 年 から 始まっ た 緑 の 雇用 事業 により 、 新規 就業 者 数 が 増加 し 、 現在 は 3 千 人 前後 で 推移 し て いる 。  林野庁 中部 森林 管理 局長 の 新島 俊哉 は 以下 の 主張 を し て いる 。  2017 年 7 月 時点 で は 、 樹齢 の 分布 が 10 齢 級 を 頂点 と する 釣り鐘 形 で ある 。 この まま で は 林業 技術 が 伝承 でき ない ばかり か 、 進歩 も 止まる 。 100 年 は かかる で あろ う 、 植え付け から 伐採 まで 毎年 一 定量 の 事業 が ある 姿 に し て いく の が 望ましい 。 その 際 、 3 つ の 点 が 重要 で ある 。 まず 森林 所有 者 の 意識 を 変える 必要 が ある 。 所有 者 の 特定 が 困難 な 森林 が 多数 存在 する とともに 、 森林 から もうけ が 出 ない ため 、 森林 を 資産 と 考え ない 所有 者 も 多い 。 例えば 国有 林 が 、 木 が 高く 売れ 再 造林 する 価値 が ある という 成功 例 を 示す こと など により 、 森林 所有 者 の 意識 を 変え て いく 必要 が ある 。 第 二 に 森林 は 木材 という 経済 財 で ある とともに 環境 財 で も ある という 認識 を 持た なけれ ば なら ない 。 1945 年 の 枕崎 台風 や 1959 年 の 伊勢湾 台風 など 水害 で 数 千 人 の 死者 ・ 行方 不明 者 が 出 た の は 、 森林 が 育っ て い ない 時期 に 当たる 。 主 伐 を し て 再 造林 さ れ なけれ ば 裸 地 が 増加 し 、 同様 な 惨事 を 繰り返す こと に なる 。 それ に は 都市 住民 に 上流 域 の 木 を しっかり 使う という 意識 を 持っ て もらう こと が 重要 で ある 。 第 三 に 林業 が 「 業 」 として 成り立つ に は 徹底 し た コスト 縮減 が 必要 という こと だ 。 従来 は 伐採 から 植林 まで 3 年 かけ て い た が 、 最近 は 1 年 で 完了 する 伐採 ・ 造林 一貫 作業 が 広がっ て き た 。 さらに 木材 産業 と 連携 し 消費 者 まで の サプライ チェーン を 築く べき で ある 。 国産 材 は 安い 外国 材 に 苦戦 し て いる と いわ れる が 、 2017 年 7 月 時点 で は 国産 スギ より も 競合 する 外国 の ホワイト ウッド の 方 が 高い 。 主 伐 が 増え サプライ チェーン が 構築 できれ ば 、 国産 材 の 需要 も 高まり 評価 も 上がる 。 要するに 、 山 に お金 が 戻る 仕組み を 確立 し 伐採 から 再 造林 へ の 循環 を 作る こと が 求め られる 。  一般 社団 法人 日本 森林 学会 が 日本 林業 史 の 顕彰 目的 で 、 2013 年 に 森林 遺産 を 創設 し た 。経済 学者 （ けい ざいがくしゃ 、 ） と は 、 経済 の 研究 を し たり 、 その 結果 得 られ た 理論 や その 体系 （ 経済 学 ） を 社会 に 提言 ・ 実践 し たり する 経済 の 専門 家 の こと 。 エコノミスト と も いう 。  どの 学問 で も 経済 学 に 有効 で あれ ば 尊重 する ところ が あり 、 現に 有力 な 経済 学者 の なか に も 、 数学 ・ 心理 学 ・ 物理 学 など の 分野 の 出身 者 が 存在 する 。  など に 大別 でき 、 多く の 場合 その うち でも 3 と 4 を 指す が 、 「 経済 学者 」 として は （ マルクス 経済 学 等 ） より 広い 学問 領域 を 研究 する 者 も 含ま れる 。  通俗 的 に 「 エコノミスト 」 として 紹介 さ れる 人 は 大半 が 上記 4 番目 の 分類 に 当てはまる 。 彼ら は 金融 ・ 投資 の 専門 家 で あっ て 、 経済 学 における 基礎 的 な 知識 は 習得 し て い ない こと も あり 、 その ため 政策 や 社会 批判 に関して は 、 初歩 的 な 間違い を 含む 発言 を する こと が ある 。 これ は アメリカ で も 良く 見 られる 現象 で 、 経済 学者 ポール ・ クルーグマン の エッセイ 『 良い 経済 学 ・ 悪い 経済 学 』 ( 原題 ： Pop   internationalism ) の なか で 経済 政策 の 知識 について とてつもなく 無知 な エコノミスト が 間違っ た 政策 で 大 失敗 し た 数々 の 例 が 指摘 さ れ て いる 。 アメリカ や イギリス の 経済 学者 に は 実践 主義 が 多く 見 られ 、 政府 に 意見 し て 政策 に 反映 さ せ て いる 。  一般 的 に 有名 な 経済 学者 として アダム ・ スミス （ 経済 学 の 父 ） 、 カール ・ マルクス （ 資本 主義 経済 の 発展 ・ 動態 を 分析 し 、 さらに 共産 主義 経済 学 を 唱道 ） 、 ジョン ・ メイナード・ケインズ （ ケインズ 経済 学 の 創始 者 ） の 3 名 が 挙げ られる が 、 彼ら は 経済 学 の 創成 期 の 人物 で ある 。 彼ら は 経済 学者 と いう より も 「 哲学 者 」 として 捉える ほう が 正確 と も 言い うる が 、 経済 学 が その 根本 に は 社会 哲学 を 持た ざる を 得 ない と すれ ば 、 1960 年代 以降 、 統計 手法 や 数学 的 な モデル 構築 が 大きく 発展 し た 今日 において も 、 彼ら 3 人 の 学説 に 立ち戻る 価値 は 失わ れ て い ない 。  日本 以外 の 経済 学者 について は 経済 学者 の 一覧 を 、 日本 の 経済 学者 について は 日本 の 経済 学者 の 一覧 を 参照 。エネルギー （ 、 ） と は 、  現在 用い られ て いる よう な エネルギー という 概念 が 確立 し た の は 19 世紀 後半 の こと で ある が 、 概念 の 確固たる 成立 は ともかく として 、 「 エネルギー 」 という 用語 は 、 19 世紀 の はじめ 、 トマス・ヤング が 1807 年 に 著書 『 自然 哲学 講義 』()   の 中 で 、 従来 使わ れ て い た 「 力 」 を 意味 する ラテン語   の 代わり として 提案 さ れ た 。  「 エネルギー 」 の 語源 と なっ た ギリシア 語 の   ()   は 、 ()   に 由来 する 。 これ は 、 （ エン ） と   （ エルゴン ） を 組み合わせ た 語 で 、   は 前置詞 、   ()   は 「 仕事 」 を 意味 する 語 で ある 。 つまり 、 「 物体 内部 に 蓄え られ た 、 仕事 を する 能力 」 という 意味 の 語 で ある 。 エネルギー という 概念 は 「 仕事 」 という 概念 と 深い 関わり が ある の で ある 。  この よう に エネルギー という 語 ・ 概念 は 「 物体 が 仕事 を なし 得る 能力 」 を 意味 し た が 、 その後 、 自然 科学 の 説明 体系 が 変化 し 、 熱 ・ 光 ・ 電磁気 も エネルギー を 持つ こと が 知ら れる よう に なり 、 さらに 、 質量 まで が エネルギー の 一 形態 で ある 、 と 理解 さ れる よう に なっ た 。  英語 読みで は 「 エナジー 」 で ある が 、 同じ 意味 で ある 。  現代 において 「 エネルギー 」 という 語 で 呼ば れ て いる 概念 に は 、 ひな 形 （ あるいは 萌芽 と 呼ん で も よい もの ） が あり 、 その 概念 は 、 ヨーロッパ 近世 において は 「 エネルギー 」 と は 呼ば れ て おら ず 、 ラテン語   で   （ ウィス 、 力 の 意 ） と 呼ば れ て い た 。 この 概念 が 様々 な 経緯 を 経 て 、 現在 の 「 エネルギー 」 という 概念 に 似 た もの に 変化 し て ゆく こと に なっ た 。  1600 年 頃 の こと 、 ガリ レオ ・ ガリ レイ は 、 釘 の 頭 に （ 金づち より も はるか に ） 重い 物 （ 石 など ） を のせ て も 、 釘 は 木 の 中 に めりこん で ゆか ない のに 、 それ より も 軽い 金づち でも 振っ て 打つ だけ で 、 釘 が 木材 に 入っ て ゆく 、 という こと を 、 ひとつ の 問題 として 取り上げ 、 運動 する 物体 に は 何らかの 固有 の 「 ちか ら 」 が ある 、 と の 考え方 を 示し た 。  デカルト は 、 1644 年 に 出版 さ れ た 著書 において 、 衝突 という 現象 において は 、 物体 の 重 さ と 速 さ の 積 （ 現在 の 式 で 言え ば 、 おおよそ   に 相当 する よう な 量 ） が 保存 さ れる と し 、 この 量 こそ が 物体 の 持つ 「 ちか ら 」 で ある 、 と 述べ 、 この 量 は 保存 さ れ て いる 、 と 主張 し た 。  ライプニッツ は 、 重 さ と 速 さ の 二 乗 の 積 （ 現在 の 式 で 言え ば 、 おおよそ   に 相当 する 量 ） こそ が 「 ちか ら 」 で ある 、 と し 、 この 量 が 保存 さ れ て いる 、 と 主張 し た 。 なお 当時 、 静 力学 の 分野 で は 、 （ 死ん だ 力 ） という 概念 が あっ た が 、 その 概念 と 対比 し し つつ 、 ライプニッツ は その 力   を   （ 生き て いる 力 、 活力 ） と 呼ん だ 。  デカルト の 考え方 と ライプニッツ の 考え方 で は 、 数式 上 異なっ た 結論 が 導き出さ れる 。 デカルト 派 の 人々 と ライプニッツ 派 の 人々 の 間 で 「 ちか ら 」 の 解釈 に関する 論争 が 起き 、 この 論争 は 実に 50 年 ほど も 続い た 。 この 論争 を 活力 論争 と 言う 。  この 問題 について レオンハルト・オイラー は 、 1745 - 50 年 頃 執筆 さ れ た 手 稿 「 自然 哲学 序説 」 の 中 で   ( 1 )   両 主張 の 差異 は 運動 と 力 の 関係 を 同 一 時間 で 比較 する の か ( formula _ 1 ) または 同 一 距離 で 比較 する の か ( formula _ 2 ) の 違い で ある こと 、 ( 2 )   慣性 を 物体 に 内在 する 「 力 」 に 置き換える こと が 誤り で ある こと 、 を 示し て いる 。  その後 、 ガス パール ＝ ギュスターヴ・コリオリ が 、 活力 が   formula _ 3   で ある こと を 示し た 。 これ は 、 今日 で 言う ところ の 「 運動 エネルギー 」 に 相当 する こと に なる 。  熱 力学 において 、 ある 条件 の 元 で 仕事 として 取り出す こと の できる エネルギー として 自由 エネルギー が 定義 さ れる 。 自由 エネルギー に は 、 ヘルムホルツ の 自由 エネルギー と ギブズ の 自由 エネルギー の   2   つ が ある 。 ヘルムホルツ の 自由 エネルギー は 等温 操作 によって 熱 力学 系 から 得 られる 仕事 の 最大 値 として 定義 さ れる 。 ギブズ の 自由 エネルギー は 等温 等 圧操作 によって 得 られる 仕事 の 最大 値 を 与える 。  自由 エネルギー は 、 適切 な 変数 の 下 で は 平衡 状態 の 熱 力学 系 の すべて の 情報 を 持っ た 関数 、 すなわち 熱 力学 ポテンシャル と なる 。 また 、 平衡 状態 は 自由 エネルギー が 極小 で ある 状態 として 実現 する 。 この よう に 、 自由 エネルギー は 理論 的 な 道具 として 良い 性質 を 持っ た 量 で ある 。  一方 、 工学 など の 応用 領域 において は 、 熱 力学 系 で 仕事 に 寄与 する 有効 エネルギー のみ に 意味 が あり 、 それ を 評価 する 量 として エクセルギー が 考案 さ れ て いる 。 反対 に 、 熱 力学 系 の 仕事 に 寄与 せ ず 捨て られる 無効 エネルギー を アネルギー と 呼ぶ 。 カルノー 効率 に よれ ば 、 エクセルギー と アネルギー の 発生 割合 は 、 高温 側 の 熱源 と 低温 側 の 熱源 の 温度 比 のみ で 規定 さ れ て いる 。  力学 において は 、 粒子 の 持つ エネルギー は 運動 エネルギー と 位置 エネルギー に 分類 さ れる 。 運動 エネルギー は 粒子 の 運動 量 に 依存 する エネルギー で 、 ニュートン 力学 で は  と 定義 さ れる 。 ここ で   は 運動 エネルギー 、   は 運動 量 、   は 質量 、   は 速度 で ある 。 また 、   は 絶対 値 を 表し 、 太字 の 量 は ベクトル 量 を 表す 。  位置 エネルギー は 質点 の 位置 に 依存 する エネルギー で 、 特に 質点 が 持つ 位置 エネルギー は 、 その 質点 の 位置 を 変数 と する 関数 として 定義 さ れる 。  位置 エネルギー を 表す 文字 として は 、 しばしば   や   、   や   が 用い られる 。  粒子 の 持つ エネルギー を 一般 化 し て 、 1   つ の 力学 系 に対して エネルギー を 定義 できる 。  運動 エネルギー に関して は 、 各 粒子 が 持つ 運動 エネルギー の 和 が 系 の 運動 エネルギー に 対応 する 。  「 エネルギー 」 は エネルギー 資源 を 指し て いる こと も ある 。  産業 ・ 運輸 ・ 消費 生活 など に 必要 な 動力 の 源 の こと を エネルギー 資源 と 呼ん で いる 。  18 世紀 まで は 主要 な エネルギー 源 は 薪 、 炭 、 鯨油 など で あっ た が 、 19 世紀 の 産業 革命 の ころ から それら に かわっ て 石炭 、 水力 、 石油 が 主 に 用い られる よう に なり 、 20 世紀 に は 核 燃料 が 登場 し た 。  最近 で は 、 一 次 資源 が 枯渇 性 エネルギー と 再生 可能 エネルギー に 分け て 考え られる よう に なっ て おり 、 再生 可能 エネルギー の 開発 と それ へ の 移行 が 進行 中 で ある 。  エネルギー 消費 の 構成 が 急激 に 大きく 変化 する こと 、 特に 第 二 次 世界 大戦 後 の 石炭 から 石油 へ の 急激 な エネルギー 源 の 転換 など を 指し て 、 エネルギー 革命 と 言う 。温泉 （ おん せ ん ） は 、 地中 から 湯 （ 熱 水 泉 ） が 湧き 出し て いる 現象 や 場所 、 湯 そのもの を 示す 用語 で ある 。 その 熱 水 泉 を 用い た 入浴 施設 や それら が 集まっ た 地域 （ 温泉 街 、 温泉郷 ） も 一般 に 温泉 と 呼ば れる 。 人工 温泉 と 対比 し て 「 天然 温泉 」 と 称する 場合 も ある 。  熱源 で 分類 する と 、 火山 の 地下 の マグマ を 熱源 と する 火山 性 温泉 と 、 火山 と は 無関係 に 地熱 など により 地下 水 が 加 温 さ れる 非 火山 性 温泉 に 分け られる 。 含ま れる 成分 により 、 様々 な 色 、 におい 、 効能 の 温泉 が ある 。  広義 の 温泉 （ 法的 に 定義 さ れる 温泉 ） ： 日本 の 温泉 法 の 定義 で は 、 必ずしも 水 の 温度 が 高く なく て も 、 普通 の 水 と は 異なる 天然 の 特殊 な 水 （ 鉱水 ） や ガス が 湧出 する 場合 に 温泉 と さ れる （ 後 節 の 「 温泉 の 定義 」 を 参照 ） 。 温泉 が 本物 か 否 か と いわ れる の は 、 温泉 法 の 定義 に あてはまる 「 法的 な 温泉 」 で ある の か どう か を 議論 する 場合 が 一般 的 で ある （ イメージ に 合う 合わ ない の 議論 で も 用い られる 場合 が ある ） 。 アメリカ合衆国 で は 21 . 1 度 （ 華氏 70 度 ） 、 ドイツ で は 20 度 以上 と 定め られ て いる 。  地熱 で 温め られ た 地下 水 が 自然 に 湧出 する もの と 、 ボーリング によって 人工 的 に 湧出 あるいは 揚 湯 さ れる もの （ たとえ 造成 温泉 でも ） どちら も 、 温泉 法 に 合致 すれ ば 温泉 で ある 。 温泉 を 熱源 で 分類 する と 、 火山 の 地下 の マグマ を 熱源 と する 火山 性 温泉 と 、 火山 と は 無関係 の 非 火山 性 温泉 に 分け られる 。 非 火山 性 温泉 は さらに 、 地下 深く ほど 温度 が 高く なる 地温 勾配 に従って 高温 と なっ た いわゆる 深層 熱 水 と 、 熱源 不明 の もの に 分け られる 。 また 特殊 な 例 として 、 古代 に 堆積 し た 植物 が 亜炭 に 変化 する 際 の 熱 によって 温泉 と なっ た モール 泉 が 北海道 の 十勝川温泉 など に 存在 する 。  火山 性 温泉 は 当然 ながら 火山 の 近く に あり 、 火山 ガス 起源 の 成分 を 含ん で いる 。 深層 熱 水 は 平野 や 盆地 の 地下 深部 に あっ て ボーリング によって 取り出さ れる こと が 多く 、 海水 由来 の 塩分 や 有機物 を 含む こと が ある 。  非 火山 性 温泉 の 中 に は 通常 の 地温 勾配 で は 説明 でき ない 高温 の もの が あり （ 有馬 温泉 、 湯 の 峰 温泉 、 松之山 温泉 など ） 、 その 熱 や 成分 の 起源 について いくつ か の 説 が 提案 さ れ て いる が 、 いずれ も 仮説 の 段階 で ある 。  環境省 に よる と 、 日本 に は 2016 年度 時点 で 3038 の 温泉 地 （ 源泉 数 は 2 万 7422 ） が ある 。 温泉 は ヨーロッパ で は 医療 行為 の 一環 として 位置付け られる 側面 が 強い が 、 日本 で は 観光 を 兼ね た 娯楽 で ある 場合 が 多い 。 学校 の 合宿 、 修学旅行 に 取り入れる 例 も 多い 。 もちろん 、 湯治 に 訪れる 客 も 依然として 存在 する 。  日本 は 火山 が 多い ため に 火山 性 の 温泉 が 多く 、 温泉 地 にまつわる 神話 や 開 湯 伝説 の 類 も 非常 に 多い 。 神話 の 多く は 、 温泉 の 神 と さ れる 大国 主命 と 少 彦名 命 にまつわる もの で ある 。 例えば 日本 三 古湯 の 一つ 道後 温泉 について 、 『 伊予 国 風土記 』 逸文 に は 、 大国 主命 が 鶴見岳 （ 現在 の 大分 県 別府 市 ） の 山麓 から 湧く 「 速見 の 湯 」 （ 現在 の 別府 温泉 ） を 海底 に 管 を通して 道後 温泉 へ と 導き 、 少 彦名 命 の 病 を 癒し た という 神話 が 記載 さ れ て いる 。  また 、 発見 の 古い 温泉 で は その 利用 の 歴史 も かなり 古く から 文献 に 残さ れ て いる 。 文献 として は 『 日本書紀 』 『 続 日 本紀 』 『 万葉集 』 『 拾遺 集 』 など に 禊 の 神事 や 天皇 の 温泉 行幸 など で 使用 さ れ た として 玉造温泉 、 有馬 温泉 、 道後 温泉 、 白浜 温泉 、 秋保 温泉 など の 名 が 残さ れ て いる 。 平安 時代 の 『 延喜 式 神 名 帳 』 に は 、 温泉 の 神 を 祀る 温泉 神社 等 の 社名 が 数 社 記載 さ れ て いる 。 日本 の 温泉 旅館 の うち 、 「 慶 雲 館 」 ( 西山 温泉 )、「 千 年 の 湯   古 ま ん 」 （ 城崎 温泉 ） 、 「 法師 」 （ 粟津温泉 ） は いずれ も 飛鳥 時代 創業 と さ れ て おり 、 宿泊 施設 として 世界 で も 現存 最古 級 で ある 。  考古学 の 観点 から は 、 塩 を 含む 温泉 に 、 塩分 を 求め て 草食 動物 が 集まり 、 その 動物 たち を 狩る 人間 が 温泉 の 周り に 集まり 、 人 の 営み が 生まれ 、 温泉 に 親しむ 日本 の 文化 が 生まれ た の で は という 推察 が ある 。  六 国史 に 見える 温泉 の 記述  鎌倉 時代 以降 に なる と 、 それ まで 漠然 として 信仰 の 存在 と なっ て い た 温泉 に対し 、 医学 的 な 活用 が 増え 、 実用 的 、 実益 的 な もの に なっ た 。 一遍 ら の 僧侶 の 行う 施浴 など によって 入浴 が 一般 化 し た 。 鎌倉 中期 の 別府 温泉 に は 大友 頼 泰 によって 温泉 奉行 が 置か れ 、 元 寇 の 戦傷 者 が 保養 に 来 た 記録 が 残っ て いる 。 さらに 戦国 時代 の 武田 信玄 や 上杉 謙信 は 特に 温泉 の 効能 に 目 を 付け て い た と いわ れる 。  江戸 時代 頃 に なる と 、 農閑期 に 湯治 客 が 訪れる よう に なり 、 それら の 湯治 客 を 泊める 宿泊 施設 が 温泉 宿 と なっ た 。 湯治 の 形態 も 長期 滞在 型 から 一 泊 二 日 の 短期 型 へ 変化 し 、 現在 の 入浴 形態 に 近い 形 が 出来上がっ た 。  貝原 益軒 、 後藤 艮 山 、 宇田川 榕庵 ら により 温泉 療法 に関する 著書 や 温泉 図鑑 といった 案内 図 が 刊行 さ れる など し て 、 温泉 は 一般 庶民 に も 親しま れる よう に なっ た 。 この 時代 は 一般 庶民 が 入浴 する 雑 湯 と 幕吏 、 代官 、 藩主 が 入浴 する 殿様 湯 、 かぎ 湯 が 区別 さ れ 、 それぞれ 「 町人 湯 」 「 さむ らい 湯 」 など と 呼ば れ て い た 。 各 藩 で は 湯 役所 を 作り 、 湯 奉行 、 湯 別当 など を 置き 、 湯 税 を 司っ た 。  一般 庶民 の 風習 として は 正月 の 湯 、 寒 湯治 、 花 湯治 、 秋 湯治 など 季節 湯治 を 主 と し 、 比較的 決まっ た 温泉 地 に 毎年 赴き 、 疲労 回復 と 健康 促進 を 図っ た 。 また 、 現代 も 残る 「 湯治 風俗 」 が 生まれ た の も 江戸 時代 で 、 砂湯 、 打た せ 湯 、 蒸し 湯 、 合せ 湯 など 、 いずれ も それぞれ の 温泉 の 特性 を 生かし た 湯治 風俗 が 生まれ た 。  そして 上総 掘り という ボーリング 技術 が 19 世紀 末 にかけて 爆発 的 に 普及 し た 事 で 、 明治 以降 に は 温泉 資源 を 潤沢 に 利用 出来る よう に なっ た 。 日本 の 温泉 源泉 総数 の うち およそ 1 / 10 を 抱える 大分 県 別府 市 で は 、 1879 年 （ 明治 12 年 ） 頃 に この 技術 が 導入 さ れ て 温泉 掘削 が 盛ん と なり 、 発展 し た 。  湯 を 使う 風呂 が 一般 的 で なく 、 衛生 に関する 知識 や 医療 が 不十分 で あっ た 時代 に は 、 温泉 は 怪我 や 病気 に 驚く べき 効能 が ある 、 ありがたい 聖地 で あっ た 。 各 温泉 の 起源 伝説 に は 、 鹿 や 鶴 や 鷺 （ サギ ） など の 動物 が 傷 を 癒し た 伝説 や 、 施浴 など を通して 入浴 を 奨励 する 仏教 の 影響 で 弘法大師 等 高名 な 僧侶 が 発見 し た 伝説 が 多い 。 この よう な 場所 は 寺 や 神社 が 所有 し て い たり 、 近隣 共同 体 の 共有 財産 で あっ たり し た 。  明治 時代 に なる と 温泉 の 科学 的 研究 も 次第に 盛ん に なっ た 。 昭和 以降 は 温泉 医学 及び 分析 化学 の 進歩 によって 温泉 の 持つ 医療 効果 が 実証 さ れ 、 温泉 の 利用 者 も 広範囲 に 渡っ た 。  1931 年 （ 昭和 6 年 ） 、 九州大学 が 豊富 な 温泉 資源 に 恵まれ た 別府 温泉 に 温泉 治療 学 研究所 を 設置 し た の を はじめ 、 温泉 療法 の 研究 が 国立 6 大学 に 広がり 盛ん に なっ た 。 1935 年 （ 昭和 10 年 ） に は 日本 温泉 気候 学会 が 設立 さ れ 、 温泉 気候 および その 医学 的 応用 に関する 学術 的 研究 が 進む 。 日本 温泉 気候 学会 から 改称 さ れ た 日本 温泉 気候 物理 医 学会 は 、 温泉 療法 医 ・ 温泉 療法 専門医 の 認定 を 行っ て いる 。 三朝 温泉 で は ラジウム の 効能 に 目 を 付け て 1939 年 （ 昭和 14 年 ） に 温泉 療養 所 が 設け られる など 、 温泉 と 近代 医学 を 結びつける 温泉 療法 の 研究 が 行わ れ て き た 。 また 太平洋戦争 後 は 原子 爆弾 被爆 者 別府 温泉 療養 研究所 が 開設 さ れ 、 被爆 者 援護 において も 温泉 療法 の 研究 が 行わ れ た 。  いわき 湯本 温泉 近く に ある 競走 馬 リハビリテーション センター の 馬 の 温泉 の よう に 、 競走 馬 の 湯治 として 活用 さ れ て いる 温泉 施設 も ある 。  日本 の 環境省 は 、 温泉 法 第 18 条 など で 、 温泉 の 効用 に当たる 「 適応症 」 と 、 逆 に 温泉 に 入る こと で 病状 が 悪化 する 可能 性 の ある 「 禁忌 症 」 を 定め て いる 。 かつて 妊娠 中 の 女性 が 温泉 に 入る と 、 流産 や 早産 を 招く という 意見 が あっ た が 、 科学 的 根拠 は 無く 、 妊婦 が 温泉 に 入っ て も 健康 上 の 問題 は ない と さ れる 。  現在 で は 、 予防 医学 など の 観点 から 全国 の 温泉 地 で 色々 な 取り組み が なさ れ て いる 。 温泉 と 健康 について 研究 さ れ て いる 地域 は 、 湯原 温泉 （ 岡山 県 真庭 市 ） で 病院 と 温泉 宿泊 施設 と 連携 し た 「 人間ドック 付 宿泊 プラン 」 （ 湯煙 ドッグ ） など の 町 ぐるみ で 温泉 を 健康 増進 や 療養 に 積極 的 に 利用 し て いる 。 また 温泉 の 泉 質 により 異なる 入浴 方法 を 入浴 者 に わかり やすく 指南 できる 、 市民 を 育成 「 温泉 指南 役 」 という 制度 で 正しい 入浴 の 仕方 を 啓蒙 し て いる 。  1929 年 （ 昭和 4 年 ） から 翌年 にかけて 国民 新聞 主催 で 「 全国 温泉 十 六 佳 選 」 という 読者 投票 イベント が 実施 さ れ 、 各地 の 温泉 に 関心 が 注が れ た 。  熱海 温泉 （ 静岡 県 熱海 市 ） の よう に 交通 が 便利 な 地域 に 形成 さ れ た 大 規模 な 温泉 街 も あれ ば 、 交通 の 便 が 悪い 山奥 など に ある もの の 泉 質 や 閑静 な 雰囲気 など を 求める 秘 湯 めぐり という ジャンル も ある 。  バブル 期 の リゾート マンション に は 、 天然 温泉 付き という もの も あっ た （ そういった 名称 で は ない ものの 1960 年 前後 に 既に 存在 し た という 説 も ある ） 。  1997 年 の 多摩 テック 「 クア・ガーデン 」 （ 既に 閉園 ） を 先駆け と し 、 テーマパーク （ 遊園 地 ） に 天然 温泉 施設 を 併設 する 動き が 2000 年代 初頭 に 相次い だ 。  火山 性 温泉 の 周辺 に は 、 火山 活動 に 伴う 地形 や 現象 など が 観光 資源 に なっ て いる 例 も ある （ 大 涌谷 や 各地 の 地獄谷 など ） 。 成分 や 湯 温 など が 入浴 に 適さ ない など の 理由 で 、 観光 客 が 見 て 楽しむ 熱 水 泉 も あり 、 別府 地獄 めぐり や 世界 各地 に ある 間欠泉 が 有名 で ある 。  地獄谷 温泉   ( 長野 県 ) は 人間 が 泊まる 温泉 宿 以外 に 、 ニホンザル が 露天風呂 に つかる 地獄谷 野猿 公 苑 が ある こと で 日本 国外 に も 知ら れ て いる 。  温泉 に 含ま れる 成分 が 析出 ・ 沈殿 し た もの を 「 湯の花 」 と 呼ぶ 。 採取 し て 入浴 剤 など として 販売 し て いる 温泉 地 も ある 。 明礬 温泉 （ 別府 市 ） の 「 湯の花 小屋 」 における 湯の花 から の 明礬 製造 技術 は 国 の 重要 無形 民俗 文化財 に 指定 さ れ て いる 。  大塩 裏 磐梯 温泉 （ 福島 県 ） で は 、 濃い 食塩 泉 を 煮詰め て 製塩 （ 山 塩 ） が 行わ れ て いる 。  土湯温泉 （ 福島 県 ） で は 温泉 熱 を テナガエビ 養殖 や 地熱 発電 に 、 草津 温泉 （ 群馬 県 ） で は 水道 水 の 加 温 や 暖房 、 道路 の 融雪 に 利用 し て いる 。  2014 年 、 北海道 足寄 町 の 温泉 施設 で 、 入浴 中 の 男性 が 温泉 由来 の 硫化 水素 により 意識 不明 の 重体 と なっ た 。 事故 を 受け て 行わ れ た 環境省 の 全国 調査 で は 、 4 , 438 施設 の うち 33 施設 で 国 の 基準 を 超える 量 の 硫化 水素 を 検出 し て いる 。  一旦 浴槽 に 注い だ 湯 を 再 注入 する か 否 か で 循環 式 と 掛け 流し に 分類 さ れる 。 循環 式 において は 、 一度 利用 し た 湯 を 濾過 ・ 加熱 処理 を し た 上 で 再 注入 し て いる 。 近年 掛け 流し を 好む 利用 者 の 嗜好 により 、 「 源泉 かけ 流し 」 等 の キャッチ コピー で 宣伝 し て いる ところ も ある 。  参考 　 源泉 温度 105 ℃： 小浜 温泉 日本一 かつ 世界一  一般 的 な 大 浴場 や 一 人 ～ 少 人数 向け 湯船 ・ 浴槽 、 露天風呂 以外 に 多様 な 入浴 や それ に 近い 温泉 の 利用 法 が ある 。  家庭 など で も 温泉 水 を 楽しめる よう に と 、 温泉 水 を 濃縮 し た もの が 各社 より 販売 さ れ て おり 、 浴槽 の 湯 に 濃縮 温泉 水 を 適量 混ぜ て 入浴 する 。 濃縮 温泉 水 の 製造 に は 、 蒸発 ・ 超 音波 霧 化 分離 を 利用 し た 装置 が ある 。  日本 で は 温泉 は 温泉 法 と 環境省 の 鉱泉 分析 法 指針 で 定義 さ れ て いる 。  温泉 に は 以下 の 要素 が ある 。  日本 で は 、 1948 年 （ 昭和 23 年 ） 7 月 10 日 に 温泉 法 が 制定 さ れ た 。 この 温泉 法 第 2 条 （ 定義 ） に よる と 、 温泉 と は 、 以下 の うち 一つ 以上 が 満たさ れる 「 地中 から ゆう出 する 温水 、 鉱水 及び 水蒸気 その他 の ガス （ 炭化 水素 を 主成分 と する 天然 ガス を 除く 。 ） 」 と 定義 さ れ て いる （ 法的 な 定義 による 広義 の 温泉 ） 。  環境省 の 定める 鉱泉 分析 法 指針 で は 「 常 水 」 と 「 鉱水 」 を 区別 する 。 湧出 時 の 温度 が 摂氏 25 度 以上 で ある か 、 または 指定 成分 が 一定 の 値 以上 で ある 場合 、 これ を 「 鉱水 」 と 分類 する （ 「 鉱泉 」 および 「 泉 質 」 も 参照 ） 。  鉱泉 分析 法 指針 で は 、 治療 の 目的 に 供 し うる 鉱泉 を 特に 療養 泉 と 定義 し 、 特定 さ れ た 八つ の 物質 について 更に 規定 し て いる 。  泉源 の 温度 が 摂氏 25 度 以上 で ある か 、 温泉 1 kg 中 に 以下 の いずれ か の 成分 が 規定 以上 含ま れ て いる か する と 、 鉱泉 分析 法 指針 における 療養 泉 を 名乗る こと が できる 。  さらに 療養 泉 は 溶存 物質 の 成分 と 量 により 以下 の よう に 分類 さ れる 。  療養 泉 は その 含有 成分 によって 分類 が なさ れる 。 また その 名称 も 掲示 用 泉 質 名 、 旧 泉 質 名 、 新泉 質 名 など 3 種類 存在 する 。 以下 は 掲示 用 泉 質 名 の 分類 で ある 。 温泉 の 種類 は 「 泉 質 」 も 参照 の こと 。 なお 、 各 泉 質 に 記載 の 効能 は あくまで 目安 で 、 効果 を 万 人 に 保証 する もの で は ない こと に 注意 する 必要 が ある 。  鉱物 分 ・ ガス 分 の 含有 量 が 少ない 温泉 （ 温泉 1 kg 中 に 1 g 未満 ） 。 刺激 が 少なく 肌 に やさしい 。 無色 透明 で 無味 無臭 。  溶存 物質 量 （ ガス 性 物質 を 除く ） を 1 g / kg 以上 含有 し て いる もの 。 温度 不問 。  温泉 水 1 kg 中 に 遊離 炭酸 1 g 以上 を 含む 温泉 。  アルカリ性 の 湯 。 重曹 泉 、 重 炭酸 土 類 泉 に 分類 さ れる 。  温泉 水 1 kg 中 の 含有 成分 が 1 g 以上 あり 、 陰 イオン の 主成分 が 塩素 イオン の 温泉 。  硫酸 塩 が 含ま れる 。 苦味 の ある 味 。 芒 硝泉 、 石膏 泉 、 正 苦味 泉 に 分かれる 。 温泉 入浴 を 禁じ られ て いる 人 以外 に は これ といった 弊害 の ない 無難 な 泉 質 で ある 。  特殊 成分 を 一定 の 値 以上 に 含む もの 。 温度 は 不問 。  温泉 水 1 kg 中 に 総 鉄 イオン を 20 mg 以上 含む 温泉 。 水中 の 鉄分 が 空気 に 触れ て 酸化 さ れる ため 、 茶褐色 を 呈する 。  アルミニウム を 主成分 と する 温泉 。 旧 泉 質 名 は 、 明礬 泉 、 緑 礬泉 など 。  銅 及び 鉄 を 含む 温泉 。 水中 の 金属 分 が 空気 に 触れる 事 によって 酸化 さ れる ため 、 湯 の 色 は 黄色 で ある 。 含鉄泉 同様 、 炭酸 水素 塩 系 の もの と 硫酸 塩 系 の もの が ある 。  温泉 水 1 kg 中 に 総 硫黄 を 2 mg 以上 含む 温泉 。 白濁 し て 卵 の 腐っ た よう な 臭い が ある 。  多量 の 水素 イオン を 含有 する 温泉 。 多く の 場合 、 遊離 し た 硫酸 ・ 塩酸 など の 形 で 含ま れる 。 刺激 が 強く 、 殺菌 効果 が 高い 。  温泉 水 1 kg 中 に ラドン を 3 ナノ キュリー （ 111 ベクレル ） 以上 含む 温泉 。  温泉 法 で 定め られ た 温泉 の 定義 に は 当てはまる が 、 上記 11 種 の 分類 に 収まら ない 温泉 （ 鉱泉 ） も 有る 。 具体 的 に は 、 湧出 温度 25 ℃ 未満 で あり 、 含有 成分 が 1000 mg / kg 以上 含ん で いる 、 または メタ ケイ 酸 ・ メタ ほう酸 など は 規定 量 以上 含ん で いる が 、 療養 泉 の 指定 成分 を 規定 量 以上 含ま ない 温泉 で ある 。 これら は 泉 質 分類 が でき ず 便宜上 の 通称 として “ 温泉 法 上 の 温泉 ” 、 “ 含 フッ素 泉 ” 、 “ メタ ほう酸 泉 ” 、 “ メタ ケイ 酸 泉 ” 、 “ 単純 泉 ” 、 “ 冷 鉱泉 ” など と その 特性 に 応じ て 名づけ られる 。 正式 な 適応症 の 掲示 は でき ない が 、 加 温し て 温浴 する 場合 は 一般 的 適応症 と 同様 の 効能 が 期待 できる 。  世界 的 に 温泉 の 利用 形態 は 大きく 分け て 、 入浴 し て 体 を 休める （ 日本 で は これ が 主流 ） 、 入浴 し て 療養 する 、 入浴 し て 楽しむ （ 泳ぐ など ） 、 そして 飲む （ 飲 泉 ） 、 蒸気 を 利用 する （ サウナ や 蒸し風呂 ） に 大別 さ れる 。 入浴 し て 体 を 休める の は 湿潤 な 気候 に 反映 し た 日本 独自 の 文化 （ 例外 的 に アジア の 一部 で 日本 的 な 入浴 が 広まっ て いる ） で あり 、 世界 的 に は 楽しむ 、 療養 する 、 あるいは 飲む もの 、 蒸す もの として 認識 さ れ て いる 。 だが 、 今日 の 日本 文化 の ブーム や onsen 文化 の 浸透 （ 後述 ） によって 、 日本 式 の 入浴 が 世界中 で 拡がっ て いる 部分 も 見 られる 。  歴史 的 に みる と 、 温泉 は 紀元前 3000 〜 4000 年代 に は エジプト で 利用 さ れ て おり 、 エトルリア 人 は 源泉 周辺 に 温泉 施設 を 建設 し 、 鉱泉 を 調査 ・ 管理 する 制度 も 持っ て い た 。 古代 ギリシャ 時代 に は すでに 病気 治療 の ため の 温泉 利用 が 確立 し 、 温泉 の 効能 の 神秘 的 な 力 から 信仰 と 結びつい て 、 巡礼 と 治療 の 場 として 発達 し た 。 古代 ローマ 時代 に は 、 ホテル と 温泉 を 結びつけ た 保養 施設 の 建設 が さらに 進め られ 、 富裕 層 向け の 豪華 な リゾート 的 施設 から 庶民 的 な もの まで 幅広く 造ら れ た 。 温泉 町 に は 遊興 施設 が 出現 し 、 娯楽 と 享楽 の 場 として 栄え た が 、 ローマ帝国 の 衰退 とともに 寂れ て いっ た 。 キリスト 教 は 初期 において ローマ 的 な 温泉 信仰 を 根絶 する ため に 温泉 施設 を 取り壊し 、 代わり に 教会 など の キリスト教 施設 を 建設 し て いっ た 。 13 世 頃 ろ に なる と 十字軍 により 伝え られ た 東方 の 浴場 情報 から 温泉 の 医学 的 利用 が 再び 始まり 、 15 世紀 に は 共同 体 が 温泉 管理 に 力 を 入れ た こと で 温泉 地 は 活況 を 取り戻し た 。 19 世紀 後半 に は 温泉 療養 リゾート 熱 が 再燃 し 、 温泉 町 に カジノ や 別荘 が 盛ん に 建設 さ れる よう に なり 、 現在 に 至っ て いる 。  ヨーロッパ の 温泉 地 として は 、 チェコ の カルロヴィ・ヴァリ 、 イギリス の バース 、 ベルギー の スパ 、 ハンガリー の ブダペスト 、 ドイツ の バーデン ＝ バーデン など が 有名 で ある 。 詳細 は 後述 の 項目 を 参照 。  日光浴 や 空気 浴 を 加え た 保養 地 として 発達 し て き た 。 現在 でも 、 鉱 泉水 を 飲ん だり 、 決め られ た 時間 だけ 湯 に つかり 、 シャワー を 浴び ながら マッサージ を 受け たり する こと は 医療 行為 として 認め られ て いる 。  日本 の 温泉 が 入浴 本位 で 発展 し た の に対し 、 現在 の ヨーロッパ で は 特に 「 温泉 を 飲む 」 、 すなわち 飲 泉 が 温泉 文化 として 深く 根付い て いる 。 カルルス 温泉 の 由来 に も なっ た 有名 な カルルスバード など は 飲 泉 の ため の 温泉 地 で ある 。  15 世紀 まで は 入浴 が 主 で あっ た が 、 火山 帯 が 少ない ため 湯量 が 少なく 、 また 泉 温 が 低かっ た ため 、 温泉 地 は 発展 し なかっ た 。 また 、 風紀 の 乱れ や 梅毒 や ペスト など の 伝染 病 蔓延 や 宗教 的 理由 による 社会 背景 など により 入浴 が 身体 を 害する もの と みなさ れ 、 入浴 という 習慣 が 敬遠 さ れ て いっ た （ 詳しく は 「 入浴 」 の 項 を 参照 ） 。 一方 、 ヨーロッパ で は 飲用 水 の 質 が 悪く 、 その ため 一部 の 入浴 客 は 温泉 水 を 飲用 し て い た 。 これ に 目 を 付け た 温泉 地 は 瓶詰め に し て 売り出し た ところ 、 大変 な 評判 を 呼び 、 以後 は “ 温泉 は 飲む もの ” 、 すなわち 飲 泉 が 文化 として 根付い た 。 有名 な エビアン や ヴィシー など も 温泉 水 で ある 。 なお 、 日本 において も 「 ウィルキンソン 」 「 ジンジャー エール 」 など 一部 の 炭酸 飲料 は 初期 に 炭酸 泉水 を 原料 と し て い た 。  また これ により 、 温泉 水 を 直に 飲用 し た こと で 医療 効果 が 鮮明 で あっ た こと から 、 飲 泉 と 医学 が すぐ に 結びつい た 。 これ は 日本 の 温泉 が 、 流入 し た 西洋 医学 の 崇拝 が 妨げ と なっ て 、 しばらく 温泉 療法 が 民間 療法 と 見 做 さ れ て 研究 が 遅れ た の と は 対称 的 で ある （ 尤も 、 陸海 軍 の 大 規模 な 傷病 者 施設 の あっ た 別府 や 、 三 朝 など 一部 の 温泉 で は 温泉 病院 が 設け られ たり 近隣 の 大学 と 結びつき 、 営々 と 研究 も 行わ れ て い た ） 。  今日 温泉 町 として 知ら れる バース や カルルスバード など は 保養 地 として も 発展 し 、 温泉 病院 や 老後 施設 など も 完備 する 。 温泉 による 保養 という 点 で は 日本 と 同じ で ある 。 また 、 ホテル や レストラン も 建て られ て いる が 、 中 に 入浴 用 の 温泉 は 存在 せ ず （ ヨーロッパ 、 特に 西欧 や 東欧 は 日本 ほど 湿潤 で ない こと も 入浴 文化 が 発展 し なかっ た 大きな 理由 で ある ） 、 代わり に 飲 泉 場 や 飲 泉 バー が 設け られ て いる 。  対し て バーデンバーデン や スパ など の よう に 入浴 用 として 形成 さ れ た 温泉 地 も 少数 ながら 存在 する 。 しかし 、 いずれ も 日本 の 温泉 の よう に 「 浸かる 」 という 概念 が 存在 し ない 。 ドイツ の バーデンバーデン は 温泉 として より 、 むしろ 付随 する カジノ や ブティック 、 宝石 店 や 高級 ホテル など による リゾート 地 として 発展 し た 。 温泉 は サウナ や シャワー など に も 利用 さ れる ほか 、 共同 浴場 が 設け られ て おり 、 温泉 水 の 大 浴槽 で プール 感覚 と 同様 に 泳ぐ 者 も 多い （ 日本 で は マナー 違反 と さ れる ） 。 また 、 日本 の よう に 裸 で 入浴 する という 習慣 は なく 、 水着 を 着用 する 。 その ため に 、 男 湯 や 女 湯 と 隔てる こと も ない 場合 が 多く 、 日本 の 温水 プール の よう な 具合 で 湯 に 親しむ 場所 と なっ て いる 。 この よう な 例 は 後述 する ニュージーランド の 例 が ある 。  また 、 国際 的 な 温泉 地 の 固定 名称 に も なっ た ベルギー の スパ は 療養 向け に 発展 し た 温泉 地 で ある 。 温泉 街 の 規模 が 小さく 、 ホテル の 個室 内 に 療養 用 の バス タブ が 設け られ て おり 、 日本 の 湯治 向け 温泉 に 雰囲気 が 似 て いる 。 だが 、 湯船 に 入る の は 専ら 療養 目的 で ある ので 、 日本 の よう に “ ゆったり 浸っ て 疲れ を 癒す ” という 概念 は 存在 し ない 。  ハンガリー で は 古代 ローマ 時代 から 公衆 浴場 が 建設 さ れ 、 2000 年 近く に 渡る 温泉 文化 を 持っ て いる 。 ブダペスト は チェス が できる 混浴 （ 水着 着用 ） の セーチェーニ 温泉 など の 温泉 が 100 箇所 以上 ある 。 また 、 温水 湖 で ある ヘーヴィーズ 湖 も 存在 する 。  歴史 的 に は 、 ヨーロッパ の 温泉 は ローマ帝国 滅亡 後 いったん 廃れる が 、 15 世紀 ころ に 活況 を 取り戻す 。 当時 は ドイツ と イタリア の 温泉 が 好ま れ た が 、 ヨーロッパ の 貴族 や 王族 の 社交 場 だっ た スイス の バーデン が もっとも 人気 の 温泉 地 だっ た 。 16 世紀 に は 上流 階級 の 温泉 町 逗留 が 始まり 、 ヨーロッパ 各地 に 点在 する 温泉 巡り も 盛ん に なっ て いっ た 。  ローマ帝国 の 支配 により 各地 に 温泉 施設 が 造ら れ た 。 地名 に レ ・ バン と 付く 所 は 古く から 発達 し た 温泉 地 で ある 。 アンリ 4 世 時代 の 1605 年 に は 温泉 鉱泉 監督 官 制度 が 始まっ て おり 、 これ が フランス における 国家 による 最初 の 温泉 政策 と なっ た 。 総 監督 に は 王 の 主治医 が 就き 、 弟子 たち に 各地 の 温泉 を 管理 さ せ た 。 貴族 や 王族 による 湯治 が 盛ん に なる 一方 、 各 温泉 地 に は 貧窮 者 用 の 無料 の 温泉 療養 設備 も 造ら れ た 。 温泉 地 は 1650 年 に は 60 か所 、 1785 年 に は 100 か所 あり 、 源泉 の 数 は 1 , 000 以上 に のぼっ た 。 この うち いくつ か の 温泉 地 で は 君主 や 王族 、 あるいは 有名人 が 訪れる こと で 名声 が 高まり 、 それ に ともなっ て 温泉 地 の 整備 も 進ん で いっ た 。 次第に 療養 者 の 数 は 増え て いき 、 18 世紀 後半 に なる と ホテル など 宿泊 施設 や 病院 が 温泉 地 に 建設 さ れる よう に なっ た 。 1772 年 に は 王立 医学 委員 会 （ のち の 王立 医学 アカデミー ） が 設立 さ れ 、 温泉 の 総合 的 な 調査 と 管理 統制 が 行なわ れ た 。  フランス 革命 後 は 、 王政 時代 の 監督 官 制度 に 代わっ て 、 温泉 監督 医 制度 が 始まり 、 19 世紀 に は 保養 と 社交 を 兼ね た 温泉 地 滞在 が 盛ん に なり 、 温泉 地 の リゾート 化 が 進ん だ 。 1806 年 に は 温泉 地 の ギャンブル が 正式 に 許可 さ れ て カジノ が 登場 し た 。 産業 革命 により 、 交通 や 温泉 町 の 整備 が 進み 、 富裕 層 も 増加 し た こと から 、 19 世紀 後半 に は 、 大 規模 ホテル の 建設 、 温泉 ガイド の 出版 、 温泉 医 の 乱立 、 温泉 開発 投資 ブーム 、 温泉 地 と 組ん だ 広告 宣伝 の 活発 化 など 、 温泉 の 観光 化 が 急激 に 進ん だ 。 また 皇族 の 温泉 地 滞在 も 非常 に 盛ん に なり 、 温泉 外交 も 頻繁 に 行なわ れ た 。 20 世紀 初頭 に は 、 公認 源泉 は 約 1400 、 温泉 リゾート 地 は 130 を 数え 、 カジノ や ミネラル ・ ウォーター の 販売 は 温泉 地 の 大きな 収入 源 と なっ た 。 第 二 次 大戦 以降 は 、 温泉 療養 が 社会 保障 に 組み込ま れ た こと で 、 一気に 大衆 化 し た 。  2000 年代 の 資料 で は 、 公認 源泉 は 約 1200 、 温泉 地 は 約 100 か所 ある 。 源泉 は 山岳 地帯 に ある ため 、 主 に ピレネー 、 オーヴェルニュ 、 アルプス 、 ヴォージュ など に 集中 する 。 温泉 地 として は 、 エクス ＝ レ ＝ バン 、 エヴィアン ＝ レ ＝ バン 、 ダクス 、 ヴィシー 、 ヴィッテル といった 有名 地 を はじめ 、 バニェール・ド・ビゴール 、 コートゥレ 、 リュション 、 アクス・レ・テルム 、 ル・モン・ドール 、 ラ・ブルブール 、 ロ ワイヤ 、 シャテル ＝ ギヨン 、 ネリス 、 プーグ・レ・バン 、 ディヴォーヌ 、 ユリナージュ 、 ブルボーヌ・レ・バン 、 プロンビエール・レ・バン 、 リュクスイユ 、 コントレクセヴィル 、 サラン・デュ・ジュラ 、 バニョール・ド・ロルヌ 、 フォルジュ・レゾー 、 サンタマン・レゾー 、 バラ リュック 、 ラマル 、 エクサン・プロヴァンス 、 グレウー など 多数 ある 。  アメリカ大陸 に は 日本 ほど で は ない が 、 アラスカ 山脈 や ロッキー 山脈 など 、 一部 の 火山 帯 を 中心 に 自然 の 温泉 が 点在 する 。 その 中 で も 特に 著名 な の は ワイオミング 州 北西 部 （ 一部 モンタナ 州 ・ アイダホ 州 に も またがる ） の イエロー ストーン 国立 公園 で 、 園内 に は 多数 の 温泉 （ 源泉 ） や 間欠泉 が 点在 し て いる 。 しかし 、 カリフォルニア 州 カリストガ の よう に 観光 地 化 さ れ て いる 温泉 地 や 、 コロラド 州 グレンウッドスプリングス の よう に 温泉 水 を プール として 利用 し て いる といった 、 ごく 一部 の 例外 を 除け ば 、 ほとんど が 大 自然 の 露天風呂 で あり 、 開発 は さほど 進ん で い ない 。  アメリカ合衆国 において 、 温泉 地 として 開発 さ れ た 最も 有名 な 例 として は アーカンソー 州 ホットスプリングス 市 が 挙げ られる 。 同地 の 温泉 は 、 1541 年 に スペイン 人 探検 家 エルナンド・デ・ソト が 、 原住民 が 古く から 使用 し て い た 温泉 を 発見 し た の が 始まり と さ れ て いる 。 ここ は 湯量 が 豊富 で あり 、 合衆国 の 中 で は 比較的 湿度 が 高い 地域 で は ある が 、 西 ヨーロッパ と 同様 、 基本 的 に 「 湯 に つかる 」 という 習慣 が 無かっ た ため 、 あくまで 医療 ・ 療養 目的 として 使用 さ れる に とどまっ て おり 、 市内 に 点在 し て い た カジノ や ブティック など の リゾート 施設 が リゾート 地 として の 発展 を 後押し する こと に なっ た 。 また 、 療養 温泉 地 として の 性質 から 、 第 二 次 世界 大 戦時 中 に は 傷病 者 の 治療 ・ 保健 施設 も 設け られ た 。 今日 で は 年間 300 万 人 が 訪れる 全米 随一 の 温泉 リゾート と なっ て いる 。  東部 において は 、 アパラチア 山脈 沿い に 温泉 地 が 点在 し て いる 。 東部 は 合衆国 の 中 で も 最も 早く から ヨーロッパ 人 の 入植 が 進ん だ 土地 で ある だけ に 、 ジョージ ・ ワシントン ゆかり の 温泉 地 で ある ウェストバージニア 州 の バークレースプリングス や 、 トーマス ・ ジェファーソン が 訪れ 、 通っ た と さ れる バージニア 州 の ジェファーソン・プールズ 、 その 近隣 に 立地 し 、 多数 の 著名 人 が 訪れ た 高級 リゾート の ホームステッド など 、 長い 歴史 を 持つ 温泉 地 も ある 。  韓国 および 北朝鮮 で は 日本 に 似 た “ 浸かる ” 温泉 文化 が 根付い て おり 、 日 韓 併合 に 伴い 、 日本人 が 朝鮮半島 で 温泉 開発 を 行っ た こと に 因る もの で ある 。 いずれ も 火山 が 少ない が 、 高温 が 噴出 する 温泉 が 多く 存在 する 。 しかし 、 日本 と は 文化 的 な 相違 が あり 、 初めて 訪れる 日本人 は カルチャー ショック を 受ける こと が ある （ たとえば 、 入浴 の 際 に 何 も 持た ない ） 。 また 、 汗 蒸 と 呼ば れる 伝統 的 な 蒸し風呂 が ある 。  台湾 における 温泉 の 歴史 の 始まり は 、 北 投 で 1894 年 に ドイツ 人 の ウォーリー （ Quely ） が 温泉 を 発見 し た こと だ と さ れる 。 1896 年 に は 、 その 北 投 温泉 に 大阪 出身 の 平田 源 吾が 「 天狗 庵 」 と 言う 旅館 を 建設 し 、 周辺 に も 陸軍 の 保養 所 など が 建設 さ れる 。 これら は 記録 に 残っ た もの で ある が 、 温泉 の 効能 が 書か れ た 説明 など に は 、 知 本 温泉 の よう に 台湾 の 先住民 が 利用 し た と 言う 記述 や 伝聞 も 残さ れ て いる 。 屏 東 県 車 城 郷 の 四 重 渓 温泉 に は 、 高松宮 が 夫婦 で 利用 し た 浴槽 が 現在 でも 残さ れ て いる 。 日本 の 統治 時代 に 警察 の 保養 所 として 建設 さ れ た 温泉 旅館 が 、 蒋介石 の 統治 時代 は 「 警光山 荘 」 として 台湾 の 警察 に 利用 さ れ 、 現在 で は 一般人 も 利用 できる よう に なっ て いる 。 台湾 の 温泉 は 水着 着用 で 利用 する の が 一般 的 だ が 、 日本 式 の 温泉 を 表す 「 日 式 」 と 書か れ た 温泉 で は 、 日本 の 温泉 の よう に 何 も 身 に 付け ず に 利用 する こと を 表す 。 一部 の 温泉 で は 温泉 卵 を 茹でる 場所 も 用意 さ れ て いる 。  オセアニア で 有名 な 温泉 大国 は ニュージーランド で 、 国内 に は 火山 が 多い ため に 、 温泉 地 も 数多く 存在 する 。 原住民 の マオリ の 人々 も 温泉 の 効能 を 知っ て おり 、 温泉 を 療養 に 用い て い た と いう 。 しかし 、 20 世紀 前半 に 国 を 挙げ て 豊富 な 温泉 水 に 目 を 向け 、 滞在 型 の 温泉 リゾート を 開発 しよ う と し た が 、 日本 ほど 湿潤 な 気候 で ない こと と 、 入植 し た 白人 に は 入浴 という 習慣 が 根付い て い なかっ た ため 、 さほど 進展 し なかっ た 。 今日 、 ニュージーランド の 温泉 は スポーツ や エクササイズ といった 健康 面 で 結びつき 、 あくまで スポーツ や アウトドア 後 に 汗 を 流す ため の 保養 施設 として 発展 し て いる 。 また 、 温泉 水 を 利用 し た 温泉 プール は 非常 に 人気 が あり 、 温泉 地 の 主力 施設 と なっ て いる 。  地図 記号 として の 「 温泉 記号 」 について は 、 「 温泉 マーク 」 の 項目 を 参照 の こと 。  文字 として の 温泉 マーク は 、 「♨」。 温泉 マーク の 文字 参照 による 表記 方法 は 、 &# x 2668 ;（&# 9832 ;） で ある 。ミクロ 経済 学 （ ミクロ けいざい がく 、 ） は 、 マクロ 経済 学 に 並ぶ 近代 経済 学 の 主要 な 一 分野 で ある 。  経済 主体 の 最小 単位 と 定義 する 家計 （ 消費 者 ） 、 企業 （ 生産 者 ） 、 それら が 経済 的 な 取引 を 行う 市場 を その 分析 対象 と し 、 世の中 に 存在 する 希少 な 資源 の 配分 について 研究 する 経済 学 の 研究 領域 で あり 、 最小 単位 の 経済 主体 の 行動 を 扱う ため ミクロ 経済 学 と 呼ば れる 。  これ と は 別に 個別 の 経済 活動 を 集計 し た マクロ 経済 学 という 領域 も あり 、 ミクロ 経済 学 と 併せ て 経済 学 の 二 大 理論 として 扱わ れ て いる 。 ただし 、 現代 で は マクロ 経済 学 も ミクロ 経済 学 の 応用 分野 の 一つ という 面 が 強い 。 ミクロ 経済 学 は 、 その 応用 分野 で ある マクロ 経済 学 、 財政 学 、 金融 論 、 公共 経済 学 、 国際 経済 学 、 産業 組織 論 など に対して 、 分析 の 基礎 理論 を 提供 する 役割 を も 果たし て いる 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は ミクロ 経済 学 の 誕生 が アダム ・ スミス の 著書 『 国富 論 』 （ 1776 年 ） に 始まる と し て いる 。  一般 に 、 価格 理論 、 ゲーム 理論 、 契約 理論 の 三 分野 が ミクロ 経済 学 の 主要 分野 と さ れる 。  需給 理論 は 特定 の 市場 における 需要 と 供給 の 原理 について 説明 し た 理論 で あり 、 需要 理論 と 供給 理論 に 分け て 考える こと が できる 。  需要 と は 支払い 能力 を 伴う 特定 の 財 （ もの 、 および サービス ） を 消費 しよ う と する 欲望 で あり 、 これ は その 財 の 価格 など によって 変動 する 。 経済 学 において は あらゆる 価格 帯 で の 需要 を 需要 表 として まとめ て 観察 し 、 その 価格 の 変動 に 伴う 需要 量 の 変動 を 曲線 として 示し た もの を 需要 曲線 と 言う 。 需要 曲線 は 一般 的 に 価格 が 高けれ ば 需要 量 は 減少 し 、 低 価格 なら 需要 量 は 増大 する 相関 関係 が あり 、 これ を 需要 の 法則 と 言う 。 （ もの が 安い ほど よく 売れる ） つまり 、 一般 に 需要 曲線 は 右 下がり と なる 。  一方 で 供給 と は 物 財 ・ サービス を 市場 に 提供 する 活動 で あり 、 これ も また 価格 など によって 変動 する 。 あらゆる 価格 帯 における 供給 量 の 変動 を 曲線 として 示す と 同じ よう に 供給 曲線 が 見 られる 。 一部 の 例外 を 除い て 、 供給 曲線 は 価格 が 低けれ ば 供給 量 は 減少 し 、 価格 が 高く なれ ば 増大 する という 需要 曲線 と は 正反対 の 関係 が あり 、 これ を 供給 の 法則 と 呼ぶ 。 つまり 、 一般 に 供給 曲線 は 右 上がり と なる 。  市場 という メカニズム は 価格 を通じて 需給 を 均衡 さ せる 。 価格 と は 財 に対して 貨幣 により 示さ れる 相対 的 な 価値 で あり 、 これ は 需要 と 供給 の 均衡 によって 左右 さ れる 。 価格 は 中立 的 で ある 上 に 柔軟 に 市場 で 管理 さ れ て いる ため 、 優れ た 資源 の 配分 に 貢献 し て いる 。  価格 調整 の 過程 において は 需要 と 供給 の 法則 が 大きく 影響 を 与える 。 市場 において は 購買 は 低 価格 を 望み 、 販売 は 高 価格 を 望む という 正反対 の 行動 の 原理 が 一般 的 に 作用 する ため 、 両者 の 考え が 一致 する 価格 が 調整 さ れ て いく 。 その 過程 において は 余剰 と 不足 という 二つ の 不 均衡 を 想定 する こと が 可能 で あり 、 余剰 と は 所与 の 価格 で は 供給 量 が 需要 量 を 超え て いる 状態 を 指し 、 商品 価値 の 下落 を 招く 。 不足 は 所与 の 価格 で は 需要 量 が 供給 量 を 超え て いる 状態 を 指し 、 商品 価値 の 高騰 を 招く 。 こうして 均衡 さ れ た 商品 価値 が 市場 の 中 で 規定 さ れ 、 生産 物 の 供給 量 と 需要 量 が 等しい 状態 に 向かう 。 つまり 、 一般 に 財 の 価格 と 数量 は 需要 曲線 と 供給 曲線 の 交点 で 均衡 する 。 その 一方 で 、 財 の 価格 と 数量 は 、 市場 における 貨幣 価値 の 自己 表現 という 性格 を 併せ持つ 。  経済 学 的 な 意味 で の 市場 が 持つ 構造 で あり 、 競争 の 性質 と 度合い によって 分類 できる 。 効率 性 や 有効 需要 、 厚生 など いくつ か の 観点 から 、 市場 構造 を 見極める こと が 一般 的 に なっ て いる 。  完全 競争 は 消費 者 と 生産 者 が それぞれ 不 特定 多数 で かつ 財 について 完全 な 情報 を 持つ 場合 の 、 カルテル や 不買 運動 など を 起こさ ない 完全 な 競争 の 元 で の 市場 構造 で あり 、 消費 者 は 自己 の 効用 （ 財 から 得 られる メリット ） を 、 生産 者 は 自己 の 利益 を 、 それぞれ 最大限 に する よう 行動 する 条件 の 下 で は 、 個々 の 企業 が 価格 を 統制 でき ず 、 需給 理論 に 基づい た 均衡 的 な 価格 が 自然 と 導き出さ れる 。 その ため 企業 は その 均衡 価格 に従って 生産 の 規模 など を 決定 する こと と なる 。 ただし これ は 非常 に 理論 的 な 状況 で 、 多く の 場合 は 不完全 競争 と なる 。  不完全 競争 として は 独占 的 競争 、 寡占 、 独占 が あり 、 独占 的 競争 は 商品 の 差別 化 により 市場 の 一部 を 独占 し 、 寡占 は 少数 の 販売 者 が 特定 の 産業 全体 を 支配 し 、 独占 で は 単一 の 販売 者 が 特定 の 商品 や 産業 を 完全 に 支配 し て いる 市場 構造 で ある 。 不完全 競争 で は 商品 差別 化 や 非 価格 競争 、 共謀 や 価格 協定 （ カルテル ） が 起き やすく なり 、 消費 者 は 不当 に 高い 価格 で 財 を 購入 する こと が 多い 。 近年 で は 、 不完全 競争 の 分析 を ゲーム 理論 の 応用 として 体系 的 に 考える こと が 多い 。  価格 理論 で は 経済 主体 は 価格 受容 者 として 行動 し 、 技術 的 外部 性 も 仮定 さ れ て い なかっ た 。 それ に対して 、 ゲーム 理論 で は 各 経済 主体 間 で の 金銭 的 外部 性 や 技術 的 外部 性 が 仮定 さ れる 。ライン 生産 方式 （ ライン せいさん ほうし き ） と は 、 ある 期間 において 、 単一 の 製品 を 大量 に 製造 する ため の 方法 。 大量 生産 を 行う 工場 で 製品 の 組み立て 工程 、 作業 員 の 配置 を 一連 化 （ ライン 化 ） さ せ 、 ベルト コンベア など により 流れ て くる 機械 に 部品 の 取り付け や 小 加工 を 行う 作業 で ある 。 いわゆる 流れ 作業 。 また ライン 作業 と も 呼ば れる 。 別名 で 、 量産 方式 と も いう 。 セル 生産 方式 、 ライン レス 生産 方式 の 対立 概念 で ある 。  ライン 生産 方式 による 製造 現場 において 作業 に 従事 する ブルーカラー 作業 員 を ライン 工 （ ライン こう ） と 呼ぶ 。  ライン 生産 方式 で は 、 作業 員 一 人 一 人 の 仕事 は 多く とも 数 点 の 部品 の 組み 付け だけ で あり 、 職人 的 な 技量 は 求め られ ず 、 全く の 素人 で も 数 時間 の OJT を 行え ば 事足りる 。 均一 の 工業 製品 を 安価 に 大量 生産 する の に 適し た 製造 工程 で あり 、 作業 員 の 熟 度 に 合わせ て ベルト コンベア の スピード を 上げ て ゆけ ば 生産 性 は 高まる 。  ライン 生産 方式 を とる ため の 条件 が 、 いくつ か ある 。  ライン 生産 方式 を 、 生産 する 製品 の 種類 によって 分類 する こと が できる 。  3 S ( 整理 ・ 整頓 ・ 清掃 ) または 4 S ( 整理 、 整頓 、 清潔 、 清掃 )、 5 S ( 整理 ・ 整頓 ・ 清掃 ・ 清潔 ・ 躾 ) を 製品 、 工程 、 技術 、 管理 方式 の 4 つ について 典型 的 に 進める こと で 、 生産 効率 を 高める と さ れ て いる 。  それぞれ が 工夫 を 重ねる こと で 、 生産 性 は 次第に ライン 生産 を 上回り 更に それ 以上 に 上昇 し て いく こと が ある 。 もちろん 、 流れ 作業 を やめ て 一 人 が 全て 組み立てる 方式 に し た 直後 は 、 一時 的 に 生産 効率 が 低下 する 。 これ は 作業 者 が 全て の 工程 を 覚える ため に 一時 的 に 生産 性 が 低下 し た 結果 で ある 。 しかし 、 ある程度 作業 を 覚え て くる と 、 作業 者 の 独創 性 によって 生産 性 が あがる と いう 。  工場 生産 に 応用 し た の は 英国 で マーク・イザムバード・ブルネル () が 英国 海軍 用 に 滑車 装置 () を 作る ため に アセンブリー・ライン () を 用い た の が 最初 と いわ れ て いる 。 1801 年 の こと で あっ た 。  米国 で は アルバート・ポープ が 1890 年代 に アセンブリーライン による 流れ 作業 で の 生産 を 開始 し て いる 。 ポープ は 英国 で 自転車 製造 を 見学 、 米国 初 の 自転車 製造 会社 を 創業 し 、 かつ 、 米国 自転車 産業 界 を 特許 闘争 で 独占 し 、 米国 自転車 の 帝王 と よば れ た 人物 で ある 。  米国 で の 自動車 生産 における アセンブリーライン による 流れ 作業 の 第 一 号 は 1901 年 、 ラン サム ・ E ・ オールズ が オールズモビル・カーブドダッシュ 生産 で おこない 、 特許 も 取得 し て いる 。 第 二 号 は 、 トマス・ B ・ ジェフリー が 1902 年 に ランブラー C 型 で おこない 、 フォード 社 が 1903 年 に 初期 の A 型 フォード で その後 に 続く 。 フォード 社 の 技術 者 は 1906 年 に コンセプト を 形作っ て おり 、 フォード 社 は 工場 全体 にわたって この コンセプト を 適用 し た 初 の 会社 だっ た 。 さらに フォード 社 は 、 1914 年 に 建造 し た フォード ・ モデル T の 新 生産 工場 で ベルト コンベア を 導入 し 、 流れ 作業 を さらに 効率 化 し た 。  流れ 作業 を 始め た 当初 から 、 単純 労働 による 労働 者 の 労働 意欲 の 低下 や 離職 率 の 高 さ は すさまじく 、 賃上げ や 作業 工程 の 見直し など が 相次い だ 。 1936 年 に は 、 チャップリン の 映画 、 『 モダン ・ タイムス 』 で 題材 に 取り上げ られ て いる 。 労働 者 に対して 人間 性 より も 、 ひたすら 機械 の 一部 として の 忍耐 を 求める この システム は 批判 は 受け つつ も 、 第 二 次 世界 大戦 中 の 武器 、 軍需 物資 の 生産 に 応用 さ れ たり 、 戦後 は 工業 以外 の 食品 製造 など 広範 な 分野 に 広まり 、 世界中 で 普及 し た 。この 国 の 人口 順 リスト は 、 『 CIA ワールドファクトブック 2003 年度 版 』 の データ による もの 。  ここ で は 国際 連合 加盟 国 と 北朝鮮 ・ 中華民国 （ 台湾 ） ・ パレスチナ ・ バチカン を 国 と し た 。マーケティング 論 は 、 市場 ・ 消費 者 について の 学問 で 、 主 に 商品 や サービス を 販売 ・ 提供 する 者 に 参考 と なる よう な 知見 を 追求 する こと を 特徴 と する 。  企業 が 戦略 的 行動 を 改善 する 際 に 役に立つ 学問 で ある 点 で は 、 広義 の 経営 学 に 含ま れ 、 また その よう に 扱わ れる こと も しばしば ある 。  代表 的 な トピック に 次 の よう な もの が ある 。  用い られる 研究 ・ 調査 手法 は 多様 で 、 モニター 調査 、 インタビュー 調査 、 大 規模 な 質問 紙 調査 と 統計 分析 の 組み合わせ など 比較的 方法 論 の 確立 さ れ た もの も ある が 、 様々 な 流行 の 観察 ・ 分析 、 世代 論 など 方法 論 化 さ れ て い ない 研究 者 の 知見 や 直観 など による もの も 多く 用い られる 。  大学 の 他 、 広告 代理 店 や シンクタンク など によって 多く の 研究 ・ 調査 が 行わ れる 。  この 分野 全般 において は 、 特に フィリップ・コトラー の 著書 が 有名 で ある 。国際 通貨 基金 （ こ くさい つう か きき ん 、 ） は 、 国際 金融 、 並びに 、 為替 相場 の 安定 化 を 目的 として 設立 さ れ た 国際 連合 の 専門 機関 で ある 。 国際 通貨 基金 （ IMF ） の 本部 は 、 アメリカ合衆国 の 首都 ワシントン D . C . に 位置 する 。 2018 年 現在 、 国際 通貨 基金 （ IMF ） の 加盟 国 は 、 189 か国 で ある 。  加盟 国 の 経常 収支 が 著しく 悪化 し た 場合 など に 融資 など を 実施 する こと で 、 国際 貿易 の 促進 、 加盟 国 の 高水準 の 雇用 と 国民 所得 の 増大 、 為替 の 安定 、 など に 寄与 する 事 を 目的 と し て いる 。  また 、 為替 相場 の 安定 の ため に 、 経常 収支 が 悪化 し た 国 へ の 融資 や 、 為替 相場 と 各国 の 為替 政策 の 監視 など を 行っ て いる 。 各国 の 中央 銀行 の 取りまとめ 役 の よう な 役割 を 負う 。 世界銀行 と共に 、 国際 金融 秩序 の 根幹 を 成す 。  1929 年 の 世界 恐慌 は 世界 の 経済 システム に 大 打撃 を 与え 、 金本位 制 は ほとんど の 国 で 放棄 さ れ た 。 国際 金融 や 為替 を 管轄 する 国際 機関 は 存在 せ ず 、 これ が 経済 混乱 を 助長 する 一因 と なっ た 。 各国 間 で は 通貨 の 切り下げ 競争 が 起こり 、 一部 の 国 は 経済 混乱 を 乗り切る ため に 軍拡 と 侵略 へ と 走り 、 第 二 次 世界 大戦 が 引き起こさ れ た 。 こうした こと から 、 連合 国 の 戦後 構想 の 一環 として 、 国際 金融 や 為替 について 各国 間 の 協力 と 調整 を 行う 国際 機関 の 設立 が 構想 さ れ た 。 この 組織 をめぐって は イギリス の ジョン・メイナード・ケインズ の 案 と アメリカ の ハリー ・ ホワイト の 案 の 二つ が 提出 さ れ た が 、 最終 的 な 組織 は ホワイト の 案 に 近い もの と なっ た 。  1944 年 7 月 、 アメリカ合衆国 ニューハンプシャー 州 ブレトンウッズ において 、 国際 金融 並びに 為替 相場 の 安定 を 目的 として 、 国際 連合 の 「 金融 ・ 財政 会議 」 が 開催 さ れ た 。 この 会議 において 調印 さ れ た ブレトン・ウッズ 協定 によって 、 第 二 次 世界 大戦 後 復興 策 の 一環 として 、 安定 し た 通貨 制度 を 確保 する ため の 国際 通貨 基金 の 設立 が 国際 復興 開発 銀行 と共に 決定 さ れ 、 1945 年 12 月 27 日 に 29 か国 で 創設 さ れ た 。 1947 年 3 月 に IMF 協定 が 発効 し 実際 の 業務 を 開始 し 、 国際 連合 と 協定 を 結び 、 国際 連合 の 専門 機関 と なっ た 。 一方 、 ソビエト 連邦 は ブレトン・ウッズ 会議 に は 参加 し た ものの 結局 批准 せ ず 、 ソ連 および 社会 主義 諸国 は 1949 年 に 経済 相互 援助 会議 （ COMECON ） を 設立 し て ブレトン・ウッズ 体制 の 枠外 に 立つ こと に なっ た 。 こうした こと から IMF の 本部 は アメリカ の 首都 で ある ワシントン D . C . に 置か れる こと に なり 、 他 と 懸絶 し た 経済 力 を 持つ アメリカ の 発言 権 が 強い 組織 と なっ た 。  発足 当初 は 外為 市場 で 交換 さ れる 通貨 を 物理 的 に 輸送 し て い た 。 これ を 見かね た 欧州 経済 協力 機構 が 1950 年 に ヨーロッパ 支払 同盟 を つくっ た 。 これ は 各月 末 で 決済 する 外為 取引 用 の 手形 交換 制度 で ある 。 1958 年 、 十分 な キャッシュ フロー を 備える かたち で に 改組 さ れ た 。 業務 の 遂行 に 欧州 各国 の 承諾 が いら なく なり 、 かわり に 経済 協力 開発 機構 が 指揮 を 担っ た 。 協定 は 1972 年 に 終了 し 、 IMF が その 業務 を 継承 し た 。  国際 通貨 基金 は 戦後 の 経済 秩序 の 根幹 を なし 、 IMF 体制 （ ブレトン・ウッズ 体制 ） と 呼ば れる この 経済 体制 下 で 西側 諸国 は 徐々に 繁栄 し て いく よう に なっ た 。 この 体制 の 根幹 は アメリカ が 金 1 オンス を 35 US ドル と 定め 、 その ドル に 各国 が ペッグ し て 固定 相場 制 を 取る という 変則 的 な 金本位 制 によって なりたっ て い た 。 金本位 制 を 取る アメリカ ・ ドル に 各国 通貨 が ペッグ し て いる こと から 、 この 時期 の 通貨 体制 を 金 ・ ドル 本位 制 と も 呼ぶ 。 この 時期 の IMF は 参加 各国 の 為替 自由 化 を 主要 な 目標 と し 、 国際 収支 の 赤字 を 理由 に 為替 制限 が できる IMF 14 条 国 から 、 それ が でき ない IMF 8 条 国 へ の 参加 各国 の 移行 を 目指し て い た 。 この 目標 は 西 ヨーロッパ 諸国 において は 1961 年 に 、 日本 において は 1964 年 に 達成 さ れ た 。 しかし この ころ に は 、 西 ヨーロッパ 諸国 や 日本 の 急速 な 経済 成長 と それ に 伴う アメリカ の 相対 的 な 経済 優位 の 喪失 によって 、 アメリカ から の 金 の 流出 が 続き 、 この 体制 の 維持 が 困難 に なり 始め た 。 こうした 状況 を 改善 する ため 、 IMF は 1969 年 の 第 一 次 協定 改正 によって 、 金 や ドル 等 の 既存 の 準備 資産 を 補完 する ため の 公的 準備 資産 で ある 特別 引出権 （ SDR ） を 創設 し た 。 これ により 、 加盟 国 は それ まで の IMF に対する 直接 借入れ に 加え 、 他 の 加盟 国 から IMF が 定める 自由 利用 可能 通貨 （ 2018 年 現在 は ドル ・ ポンド ・ ユーロ ・ 円 ・ 人民元 ） という 通貨 バスケット に ある 通貨 を 融通 し て もらう こと が 可能 に なっ た が 、 アメリカ の 貿易 赤字 と 信認 の 低下 は 続い た 。 そして 1971 年 8 月 15 日 に アメリカ の リチャード ・ ニクソン 大統領 が 電撃 的 に アメリカ ・ ドル と 金 と の 兌換 停止 を 発表 し た こと で 金 ・ ドル 本位 制 は 崩壊 し た 。 これ は 同時に ブレトン・ウッズ 体制 の 崩壊 を も 意味 し て い た 。 これ を 受け て 新た な 国際 通貨 体制 が 模索 さ れ 、 1971 年 12 月 18 日 に は ドル と 各国 通貨 と の 交換 レート 改定 を 柱 と する スミソニアン 協定 が 締結 さ れ て 固定 相場 制 の 維持 が 図ら れ た が 、 ドル の 暴落 は 止まら ず に 固定 相場 制 は 維持 不可能 と なっ た ため 各国 は 相次い で 変動 相場 制 に 移行 し 、 1973 年 に は スミソニアン 体制 は 完全 に 崩壊 し た 。 この 固定 相場 制 の 崩壊 は 、 ブレトンウッズ 体制 の 崩壊 を 決定づけ た 。 この 状況 に対し 、 IMF は 1976 年 に 変動 相場 制 の 承認 や 金 の 公定 価格 の 廃止 を 含ん だ キングストン 合意 を 採択 し 、 1978 年 に は 発効 し た 。 これ により 、 変動 相場 制 を 基礎 と する キングストン 体制 が 成立 する こと と なっ た 。  1970 年代 中盤 以降 に なる と 、 発展 途上 国 の 経済 ・ 債務 問題 へ の 対処 が IMF の 大きな 目的 の 一つ と なっ た 。 先進 国 へ の 融資 は 1978 年 を 最後 として ほぼ なくなり 、 発展 途上 国 へ の 融資 が IMF の 主要 な 目的 の 一つ と なっ た が 、 これ は 戦後 の 復興 が 一段落 つい た ため に 開発 資金 援助 へ と 特 化 し て い た 国際 復興 開発 銀行 および 世界銀行 グループ と の 業務 の 重複 を 生む こと と なっ た 。  折 から 、 第 二 次 石油 ショック 後 の 資源 価格 の 下落 や 1970 年代 の 無理 な 産業 開発 戦略 の 影響 で 、 1980 年代 に 入る と 中南米 諸国 や アフリカ 諸国 において 債務 危機 が 多発 する よう に なっ た 。 これ を 受け 、 IMF は 発展 途上 国 に 救済 融資 を 行っ た 。 それ まで の IMF の 融資 条件 は さして 厳しい もの で は なかっ た が 、 この 融資 を 行う に 当たり 、 IMF は 問題 の 根源 は 支払い 能力 で は なく 資金 の 流動 性 に ある 、 すなわち 債務 支払い 能力 が ない わけ で は なく 、 一時 的 に 資金繰り が ショート し て いる だけ で ある と 考え 、 当該 国 の 政府 に 緊縮 政策 を 取ら せ て 経常 収支 を 改善 する こと を 目的 と し た 付帯 条件 を つけ た 。 こうして IMF の 勧告 の 元 、 増税 や 政府 支出 削減 、 民営 化 、 経済 自由 化 、 通貨 切り下げ など が 行わ れ た 。 こうした 政策 を 総称 し て 、 構造 調整 と 呼ぶ 。 この 構造 調整 政策 は ラテンアメリカ や アジア ・ アフリカ の 発展 途上 国 を 対象 として 広く 行わ れ た が 、 特に アフリカ において は 経済 成長 を もたらす こと は なく 、 逆 に 経済 の 停滞 を 招い た 。 また この プログラム により 、 アフリカ や 南米 、 アジア など の 発展 途上 国 で は 、 雇用 や 教育 、 医療 など において 後退 や 停滞 が 発生 し 、 1987 年 に は 国際 連合 児童 基金 （ UNICEF ） が これ を 厳しく 批判 し て いる 。 同 時期 、 ラテンアメリカ において も 債務 危機 が 発生 し 構造 調整 が 行わ れ た が 、 これ も 経済 成長 を もたらす こと に 失敗 し 経済 状況 は さらに 悪化 し た 。  アフリカ における 構造 調整 策 は 、 ただ 単純 に 成功 し なかっ た と いう だけ で は なく 、 政府 開発 援助 を 行う 先進 諸国 が 被 援助 国 に 構造 調整 政策 の 実施 を 前提 条件 として 求め た こと から 、 IMF と 世界銀行 の 介入 が 非常 に 大きな 意味 を 持つ よう に なっ て しまい 、 内政 不干渉 の 原則 に はずれる と の 批判 の 声 も 上がっ た 。 一方 、 こうした 構造 調整 に 伴う 痛み の 大き さ や それ に 見合わ ない 成果 、 既得 権益 と の 兼ね合い 、 そして 当該 国 の 行政 能力 そのもの の 低 さ など から 構造 調整 が 遅々 として 進ま ない 、 あるいは 政府 が できる 限り 形式 的 な 改革 で 済ませよ う と する 事例 も 、 特に 1980 年代 に は 頻発 し た 。 しかし こうした 抵抗 に対し 、 1991 年 の ケニア の よう に 、 IMF は 構造 調整 の 遅れ た 国 に 新規 融資 を 差し止める など の 措置 を 行い 、 構造 調整 の 実施 を 強制 し た 。  1980 年代 後半 に 入る と ソビエト 連邦 の 衰退 が 明らか に なり 、 ペレストロイカ の 流れ の 中 で IMF と 東側 諸国 と の 関係 は 改善 に 向かっ た 。 そして 1989 年 に 東欧 革命 が 勃発 し 社会 主義 体制 が 崩壊 する と 、 これら 諸国 の 市場 主義 経済 化 を 支援 し 、 経済 的 に 立ち直ら せる こと も IMF の 重要 な 職務 の 一つ と なっ た 。 1990 年 以降 は ソビエト 連邦 から の 支援 要請 も 相次ぐ 様 に なり 、 1991 年 末 に ソ連 崩壊 が 起きる と 、 ロシア 連邦 を はじめ と する 独立 国家 共同 体 （ CIS ） 諸国 へ の 支援 が これ に 加わっ た 。 IMF は こうした 旧 ソ連 ・ 東欧 諸国 に対し 急進 的 な 市場 経済 化 、 いわゆる ショック 療法 を 提案 し た が 、 インフレ と 緊縮 財政 によって 国民 生活 は 大きな 打撃 を 受け た 。 この 政策 は 全体 的 に 成功 し た と は 言え ず 、 とくに ロシア において は 1998 年 に ロシア 財政 危機 を 起こす 原因 の 一つ と なっ た 。  1994 年 12 月 に は メキシコ で 資本 収支 危機 が 発生 し た ものの 、 この とき は IMF から 180 億 ドル の 融資 が 行わ れる など 各国 が 大 規模 支援 を 行っ た ため 、 速やか に 経済 は 回復 し た 。  1997 年 7 月 に タイ で の 通貨 危機 を 皮切り に 発生 し た アジア 通貨 危機 において 、 IMF は タイ ・ インドネシア ・ 韓国 の 3 か国 に対して 支援 を 実施 し た 。 しかし これら の 諸国 の 経済 の 基礎 的 条件 は それほど 悪い もの で は なく 、 急速 な 資本 流出 こそ が 問題 で あっ た のに それ と 関係 の ない 緊縮 財政 や 構造 改革 など の 政策 を 取っ て しまっ た ため 信用 収縮 は さらに 拡大 し 、 この 3 か国 は 深刻 な 不況 に 見舞わ れ た 。 これら の 国々 に対する 厳しい 貸し出し 条件 （ コンディショナリティ ） は 、 画一 的 な 財政 緊縮 策 や 、 対外 収支 の 改善 に 直接 関係 し ない ガバナンス 改革 等 が 多く 含ま れ て い た こと も あっ て 後 に 多く の 批判 を 招く こと と なり 、 後 の コンディショナリティ 見直し へ と つながる こと と なっ た 。  2008 年 に は 、 前年 の アメリカ の サブ プライム 住宅 ローン 危機 に 端 を 発し 、 9 月 の リーマン・ブラザーズ の 倒産 （ リーマン ・ ショック ） に 代表 さ れる 世界 金融 危機 が 勃発 し 、 IMF は 金融 危機 に 瀕 し た 加盟 国 の 支援 を 行っ た 。 こうした 中 で 支援 の 原資 と なる IMF の 資金 基盤 強化 が 急務 と なっ た 。 IMF の 融資 財源 は 原則 的 に 加盟 国 が 出資 する クォータ から 賄う こと と さ れ て いる が 、 IMF の 議決 権 は クォータ 比例 で ある ため に 増資 交渉 に は 時間 が かかる 。 その ため 、 当面 は 加盟 国 から の 借り入れ によって 資金 基盤 を 拡大 し つつ 、 同時 並行 で 大 規模 な 増資 交渉 が 行わ れる こと と なっ た 。 2008 年 11 月 に 開催 さ れ た 第 1 回 G 20 サミット で は 日本 が IMF に対する 1000 億 ドル の 貸付 を 表明 （ 2009 年 2 月 締結 ） 。 その後 加盟 国 から IMF へ の 貸付 による 資金 基盤 拡大 が 国際 的 な 議論 の 流れ と なり 、 2009 年 9 月 の 第 3 回 G 20 サミット で は IMF の 資金 基盤 が 最大 7500 億 ドル まで 拡大 さ れ た こと が 確認 さ れ た 。   2010 年 12 月 15 日 に は 、 IMF の クォータ （ 出資 額 ） 総額 を 倍増 する 第 14 次 クォータ 一般 見直し 、 及び 全 理事 選任 制 へ の 移行 など の ガバナンス 改革 の ため の 第 七 次 協定 改正 が 総務 会 にて 決議 さ れ た （ IMF 2010 年 改革 ） 。   しかし 、 2010 年 改革 は 、 その 発効 の ため に 投票 権 シェア 85 % 以上 を 持つ 113 ヶ国 以上 の 受諾 が 必要 と さ れ て い た が 、 投票 権 シェア 15 ％ 以上 で 実質 的 に 拒否 権 を 有する 米国 で の 国内 承認 の 遅れ から 発効 が 大幅 に 遅れ 、 2016 年 1 月 26 日 に ようやく 発効 し た 。  毎年 秋 に 年次 総会 と 呼ば れる 世界銀行 と 合同 の 総務 会 を 開催 。 また 年 2 度 の 国際 通貨 金融 委員 会 の 開催 も 行っ て いる 。  総会 （ ） は 、 毎年 秋 に 1 回 、 世界銀行 と 合同 で 開催 さ れる 。  国際 通貨 金融 委員 会 （ 、 IMFC ） は 、 年 に 2 回 開催 さ れる 。  意思 決定 機関 として 総務 会 と 理事 会 が ある 。  「 （ 一般 的 に 総務 会 と 訳さ れる ） 」 は 、 各国 につき 1 人 の 総務 （ 財務 大臣 や 中央 銀行 総裁 など ） と 1 人 の 総務 代理 で 構成 さ れる 最高 意思 決定 機関 で 、 年 1 回 開催 さ れる 。 投票 権 は 出資 金 の 支払い 比率 に 応じ て 与え られる 。 この 出資 金 が IMF の 財源 で あり 、 経済 規模 に 応じ て 定め られ て いる 。  「 （ 一般 的 に 理事 会 と 訳さ れる ） 」 は 、 24 名 の 理事 による IMF の 通常 業務 に関する 執行 機関 。 投票 権 の 少ない 国 は 複数 国 で 一つ の 理事 室 を 形成 し て いる 。  理事 は 2016 年 現在 24 名 で 構成 さ れ て いる 。 理事 は すべて 加盟 国 によって 選出 さ れる 。  かつて は IMF の 上位 出資 国 五 か国 （ アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 ドイツ 、 日本 ） が 任命 理事 を 各国 一 人 ずつ 選任 し 、 残り の 加盟 国 が 選出 理事 を 投票 で 19 名 選出 し て い た が 、 IMF の 機構 改革 の 一環 として 任命 理事 を 廃止 し 、 24 名 すべて の 理事 を 加盟 国 によって 選出 する こと と する 第 七 次 協定 改正 が 行わ れ た （ 2010 年 12 月 総務 会 決議 、 2016 年 1 月 26 日 発効 ） 。  「 （ 一般 に 専務 理事 と 訳さ れる ） 」 は 、 理事 会 の 議長 と 国際 通貨 基金 の 代表 を 務める 。 専務 理事 は 理事 会 によって 選出 さ れる こと と なっ て いる 。 世界銀行 の 総裁 に 米国 出身 者 が 選出 さ れ て いる の と 同様 、 国際 通貨 基金 の 専務 理事 に は 欧州 出身 者 の 就任 が 慣例 と なっ て いる 。 （ また 、 理事 が 任命 する 副 専務 理事 の うち 、 筆頭 副 専務 理事 は これ まで 常に 米国 出身 者 が 務め て いる 。 ） なお 、 過去 の 選出 過程 で は 、 カムドシュ の 後任 として 日本 の 榊原 英資 元 財務 官 が 、 また ストロスカーン の 後任 に メキシコ 中央 銀行 の カルステンス 総裁 の 起用 が 検討 さ れ た こと も ある 。  IMF の 融資 財源 の 大半 は 、 主 に 加盟 国 が 払い込む クォータ （ 出資 割当 額 ） を 原資 と し て おり 、 更に 一部 加盟 国 から の 借り入れ によって クォータ 資金 を 補っ て いる 。 低 所得 国 向け の 譲 許 的 融資 及び 債務 救済 は 、 別途 、 拠出 ベース の 信託 基金 により 賄わ れ て いる 。  IMF で の 議決 権 は 一 国 一 票 で は なく 、 下記 の クォータ （ 出資 額 ） に よる 。 各 加盟 国 は 基礎 票 （ 約 750 票 ） に 加え 、 出資 額 100 , 000 SDR ごと に 1 票 が 与え られる 。 2010 年 の クォータ 改革 によって 新興 国 の 占める 比率 が 大幅 に 高まり 、 BRICs 4 国 は 常時 10 か国 入り し た 。 出資 比率 は 2018 年 1 月 現在 下記 の 通り 。 現在 第 15 次 一般 クォータ 見直し の 議論 が 進行 中 で あり 、 2019 年 秋 の 年次 総会 まで に 見直し を 完了 する こと と し て いる 。 　 　  日本 は 1952 年 8 月 に 第 53 番目 の 加盟 国 として IMF に 加盟 。 国内 で は 財政 法 が 改正 さ れ 、 国際 通貨 基金 及び 国際 復興 開発 銀行 へ の 加盟 に 伴う 措置 に関する 法律 が 施行 さ れ た 。 その後 、 日本 の 経済 力 が 上昇 し て いく 中 で 上記 の とおり 為替 自由 化 が 求め られ て いく よう に なり 、 1964 年 （ 昭和 39 年 ） に は 国際 収支 の 赤字 を 理由 に 為替 制限 が できる 14 条 国 から 、 それ が でき ない 8 条 国 へ 移行 し た 。 1965 年 （ 昭和 40 年 ） に は 、 IMF について 2 億 2500 万 ドル （ 邦貨 換算 810 億 円 ） 、 国際 復興 開発 銀行 について 1 億 660 万 ドル （ 邦貨 換算 383 億 7600 万 円 ） の 追加 出資 。 この 負担 金 の 拠出 を 理由 に 戦後 初めて 日本 国債 が 発行 さ れ た （ 当時 は 首相 は 佐藤 栄作 、 日本銀行 頭取 は 宇佐美 洵 ） 。 1970 年 （ 昭和 45 年 ） に は 出資 率 の 上昇 により 、 任命 理事 を 選出 できる よう に なっ た 。 2006 年 （ 平成 18 年 ） に は 、 小寺 清 が 日本人 として 初 の 世銀 ・ IMF 合同 開発 委員 会 の 事務 局長 と なり 、 2010 年 まで 4 年間 にわたり その 職 に あっ た 。  2018 年 1 月 現在 、 日本 は IMF へ の 第 2 位 の 出資 国 で あり 、 単独 で 理事 を 選出 し て いる 。 総務 （ Governer ） は 財務 大臣 、 総務 代理 （ Alternate ） は 日本銀行 総裁 が 担当 。 また 、 2018 年 1 月 現在 4 人 在籍 する 副 専務 理事 の うち 1 人 は 日本 の 元 財務省 財務 官 で ある 古澤 満 宏 が 務め て いる （ 2015 年 3 月 着任 ） なお 、 1997 年 以降 4 代 連続 で 日本人 から 副 専務 理事 が 選出 さ れ て いる 。 ただし 、 2017 年 1 月 現在 日本人 職員 は 59 名 （ 全体 の 2 . 2 ％ ） に とどまる 。 また 、 IMF アジア 太平洋 地域 事務所 が 、 IMF の アジア 太平洋 地域 における 窓口 として 東京 に 設置 さ れ て いる 。   IMF は 、 国際 通貨 制度 を 監視 する とともに 、 189 の 加盟 国 の 経済 及び 金融 部門 政策 の モニタリング を 行う 。 サーベイランス （ 政策 監視 ） と 呼ば れる この 活動 は 、 国際 レベル 及び 国 レベル で 行なわ れる が 、 この 過程 において IMF は 、 安定 性 へ の 考え うる リスク を 明確 に し 、 必要 な 政策 調整 について 助言 を 行なう 。 これ により IMF は 、 各国 間 における 財 、 サービス 、 及び 資本 の 交換 を 促進 し 金融 と 経済 の 安定 に 必要 な 条件 を 確保 する こと で 経済 成長 を 維持 する という 、 国際 通貨 制度 の 主 な 目的 の 達成 に 貢献 する 。  IMF 4 条 協議  IMF は 、 IMF 協定 第 4 条 に 基づき 、 原則 年 一 回 加盟 国 の 経済 状況 、 及び 財政 ・ 金融 ・ 為替 等 の 政策 を 評価 する ため の 調査 を 実施 する （ 「 IMF 4 条 協議 」 ） 。 エコノミスト が 加盟 国 を 訪問 し 、 加盟 国 政府 ・ 中央 銀行 と 為替 レート 、 金融 、 財政 、 金融 部門 に関する 政策 、 及び マクロ ・ クリティカル （ マクロ 経済 に 決定的 な 意味 を 持つ ） な 構造 改革 を 中心 と し た 、 経済 ・ 金融 の 状況 に関する 協議 を 行う （ ミッション ） 。 なお 、 多く の 加盟 国 が 、 IMF ミッション の 終了 の 際 に 、 スタッフ による 声明 を 発表 し て いる 。 当局 と の 議論 を 踏まえ 、 本部 に 戻っ た 後 スタッフ は 、 IMF 理事 会 で の 協議 に 向け 報告 書 を 提出 。 その後 理事 会 の 見解 は 加盟 国 当局 に 報告 さ れ 、 4   条 協議 と 呼ば れる プロセス が 終了 する 。 現在 ほぼ 全て の 加盟 国 が 、 理事 会 の 見解 の 総括 で ある プレス リリース と IMF の スタッフ ・ レポート や 関連 分析 の 公表 に 同意 し て おり 、 IMF の Web サイト 上 で 公表 さ れ て いる 。   　 4 条 協議 報告 書 に は 加盟 国 経済 の 分析 に 加え て 政策 提言 も 記載 さ れ て おり 、 例えば 、 2017 年 の 対 日 4 条 協議 報告 書 において は 、 急速 に 進む 高齢 化 と 労働 力 人口 の 減少 という 課題 を 指摘 し 、 賃金 の 伸び と 生産 性 改善 等 の ため の 構造 改革 へ の 取り組み 、 持続 的 な 金融 緩和 スタンス の 維持 、 消費 税 の 0 . 5 ％ か １ ％ ずつ 15 ％ まで の 引き上げ 等 の 提言 を 行っ た 。  マルチラテラル・サーベイランス  IMF は 、 個別 国 の サーベイランス に 加え 、 世界 及び 地域 レベル で 経済 情勢 を モニタリング する とともに 、 加盟 国 の 諸 政策 の 世界 経済 へ の 波及 効果 を 分析 する 。 マルチラテラル・サーベイランス は 主 に 、 定期 的 に 発表 さ れる 世界 経済 見通し   ( World   Economic   Outlook :   WEO )、 国際 金融 安定 性 報告 書   ( Global   Financial   Stability   Repoort :   GFSR )、 および   財政 モニター （ Fiscal   Monitor :   FM ) を通して 行わ れる 。 WEO は 、 世界 経済 と その 成長 見通し に関する 詳細 な 分析 を 提示 し 、 世界 的 な 金融 の 混乱 の マクロ 経済 へ の 影響 といった 問題 に 取り組む とともに 、 システミック な 国 や 地域 における 経済 政策 ・ 金融 政策 の 国境 を 越える 影響 に 特に 焦点 を 当て ながら 、 主 な 潜在 的 な 世界 的 波及 効果 を 評価 する 。 GFSR は 、 世界 の 資本 市場 の 情勢 、 そして 金融 の 安定 性 に リスク を もたらす 金融 の 不 均衡 や 脆弱 性 を 評価 する 。 FM は 、 最新 の 中期 的 な 財政 見通し を 提示 する とともに 、 公共 財政 の 情勢 を 評価 する 。 この ほか に も 、 金融 システム で 重要 な 位置 を 占める 国 や 地域 の 対外 ポジション を 分析 する 対外 セクター 報告 書 （ External   Sector   Report :   ESR ) や 、 G 20 財務 大臣 ・ 中央 銀行 総裁 会議 / G 20 サミット へ の 経済 状況 の 報告 等 、 様々 な 形 で 分析 を 公表 し て いる 。  IMF の 融資 は 、 対象 国 に対し 財政 緊縮 策 や 構造 改革 など の 厳しい 貸出 条件 （ コンディショナリティ ） を 付ける ものの 、 その 条件 は 経済 の 成長 を 目的 として おら ず 、 むしろ 経常 収支 を 均衡 さ せる ため に 国内 の 景気 を 冷却 化 さ せる こと を 目的 と し て いる 。 また 対象 国 の 経済 条件 を 無視 し て 画一 的 な 政策 を 押し付ける ため により 経済 状況 が 悪化 する こと すら あり 、 しばしば 批判 の 的 と なっ て いる 。 IMF の コンディショナリティ について は 経済 学者 の ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ など も 批判 を 行っ て いる 。  2011 年 に は 、 現役 の 専務 理事 で あっ た ドミニク ・ スト ロス ＝ カーン 氏 が 女性 強姦 未遂 容疑 で 米 当局 に 逮捕 さ れ 、 この 事 は 米国 メディア で 連日 大きく 取り上げ られ た 。 トップ の スト ロス カーン 氏 の 逮捕 と あっ て 、 IMF の 政策 運営 に 空白 が 生じれ ば 、 財政 危機 が 深刻 化 し 国債 利回り が 急上昇 し て いる ギリシャ 問題 、 原油 高騰 を 招い て いる 中東 ・ 北 アフリカ 情勢 へ の 対応 など 、 重要 課題 へ の 対応 が 遅れる こと など へ 大きな 懸念 が 高まっ た 。 事件 を 受け て ドミニク ・ スト ロス ＝ カーン 氏 は 専務 理事 を 辞任 、 クリスティーヌ・ラガルド 氏 が 後任 に 選出 さ れ た 。 しかし 、 後 に 被害 を 訴え た 女性 の 証言 の 信ぴょう 性 が 低く 性 犯罪 の 証明 が 困難 と の 判断 から 、 検察 側 の 訴追 取り下げ 申請 が 行わ れ 、 公訴 は 棄却 さ れ て いる 。プラザ 合意 （ プラザ ご うい 、 ） と は 、 1985 年 9 月 22 日 、 先進 5 か国   ( G 5 )   蔵相 ・ 中央 銀行 総裁 会議 により 発表 さ れ た 、 為替 レート 安定 化 に関する 合意 の 通称 。 その 名 は 会議 の 会場 と なっ た アメリカ合衆国 ニューヨーク 州 ニューヨーク 市 の プラザ ホテル に ちなむ 。  会議 に 出席 し た の は 、 西ドイツ 財務 相 の ゲルハルト・シュトルテンベルク 、 フランス 経済 財政 相 の ピエール・ベレゴヴォワ 、 アメリカ 財務 長官 の ジェイムズ・ベイカー 、 イギリス 蔵相 の ナイジェル・ローソン 、 そして 日本 の 竹下 登 蔵相 で ある 。 以後 の 世界 経済 に 少なから ず 影響 を 及ぼし た 歴史 的 な 合意 だっ た が 、 その 内容 は 事前 に 各国 の 実務 者 間 協議 において 決め られ て おり 、 この 会議 自体 は わずか 20 分 程 で 合意 に 至る 形式 的 な もの だっ た 。  1980 年代 前半 、 レーガン 政権 下 の アメリカ合衆国 で は 、 前 政権 から 引き継い だ 高 インフレ 抑制 政策 として 、 厳しい 金融 引締め を 実施 し て い た 。 米ドル 金利 は 20 % に まで 達し 、 世界中 の 投機 マネー が アメリカ に 集中 し た 。 ドル 相場 が 高め に 推移 し た こと で 、 アメリカ に は 輸出 減少 と 輸入 拡大 による 大幅 な 貿易 赤字 が もたらさ れ た 。 一方 で 、 高金利 により 民間 投資 は 抑制 さ れ 、 需給 バランス は 改善 さ れ た 。 結果 として 、 インフレ から の 脱出 に は 成功 し た 反面 、 国際 収支 が 大幅 な 赤字 と なり 、 財政 赤字 も 累積 し て いっ た （ → 「 双子 の 赤字 」 項 を 参照 ） 。  インフレ が 沈静 し た 後 は 金融 緩和 が 進行 し 、 アメリカ は 復活 し た と 言わ れる ほど の 景気 回復 で 貿易 赤字 増大 に 拍車 が かかっ た 。 金利 低下 により 、 貿易 赤字 国 の 通貨 で ある ドル の 魅力 が 薄れ 、 ドル 相場 は 次第に 不安定 に なっ た 。  こうした 状況 の 下 、 1970 年代 末期 の よう な ドル 危機 の 再発 を 恐れ た 先進 国 は 、 自由 貿易 を 守る ため 、 協調 的 な ドル 安 路線 を 図る こと で 合意 し た 。 とりわけ 、 アメリカ の 対 日 貿易 赤字 が 顕著 だっ た ため 、 実質 的 に 円 高 ドル 安 に 誘導 する 内容 だっ た 。 これ が プラザ 合意 で ある 。  発表 翌日 の 9 月 23 日 の 1 日 24 時間 だけ で 、 ドル 円 レート は 1 ドル 235 円 から 約 20 円 下落 し た 。 1 年 後 に は ドル の 価値 は ほぼ 半減 し 、 150 円 台 で 取引 さ れる よう に なっ た 。  日本 において は 急速 な 円 高 によって 円 高 不況 が 起きる と 懸念 さ れ た が 日本銀行 は 公定歩合 を 引き下げ ず に 5 % の まま 据え置き 、 逆 に 無 担保 コール レート を 6 % 弱 から 一挙 に 8 % 台 へ と 上昇 さ せる という 短期 市場 金利 の 「 高 目 放置 」 に 踏み切っ た 。 その後 、 公定歩合 の 引き下げ に 動い た の は 翌 1986 年 に なっ て から だっ た 。 この ため 、 1985 年 に は 非常 に 金融 引き締め 的 な 経済 環境 に なっ て い た と 推測 さ れ 、 その 結果 その後 数 年間 の インフレ 率 は 低迷 し た 。 この インフレ 率 の 低迷 と 公定歩合 の 引き下げ 長期 化 予想 を 反映 し て 名目 金利 が 低下 し た こと が 、 貨幣 錯覚 を 伴っ て 不動産 や 株式 に対する 投機 を 促し 、 バブル 景気 を もたらし た と 考え られる 。  また 円 高 により 、 「 半額 セール 」 と まで いわ れ た 米国 資産 の 買い漁り や 海外 旅行 の ブーム が 起き 、 賃金 の 安い 国 に 工場 を 移転 する 企業 が 増え た 。 とりわけ 東南アジア に 直接 投資 する 日本 企業 が 急増 し た ため 、 「 奇跡 」 と も いわ れる 東南アジア の 経済 発展 を うながす こと に なっ た 。  その後 、 進み すぎ た ドル 安 に 歯止め を かける べく 、 為替 レート を 安定 さ せる ため に 1987 年 、 再び 各国 が 協調 介入 する こと を うたっ た ルーブル 合意 が 結ば れ た 。 プラザ 合意 による ドル 高 是正 が ゆきすぎ た の は 、 ユーロ 円 債 の 大量 発行 という 強力 な 手段 が 採ら れ て い た から で あっ た 。  プラザ 合意 について は バブル 崩壊 後 に さまざま な 議論 が なさ れ た が 、 バブル 景気 と その後 の 失わ れ た 20 年 と 呼ば れる 長期 経済 低迷 の 起点 で は ない か と の 見解 が ある 。  輸出 が 需要 創出 の 大きな 柱 で ある 日本 が 為替 レート を 意図 的 に 調節 する こと は 大きな リスク を 伴う 。 協調 介入 によって 人為 的 に 円 高 に 導い た 結果 、 輸出 産業 は 競争 力 を 相対 的 に 失い 、 自然 な 経済 成長 リズム の 破綻 に 繋がっ た 。 日本 にとって 不利 に なる この 合意 が なさ れ た 背景 に は 、 以前 から 加熱 し て い た 黄禍 論 や 貿易 摩擦 が あっ た 。  1980 年代 前半 に は アメリカ の 莫大 な 経常 赤字 により 日本 で は 輸出 が 急 伸し 、 経常 黒字 は 著しく 増大 、 これ により 輸出 産業 を 中心 に 好 業績 の 企業 が 相次い だ （ ハイテク 景気 ） 。 当時 アメリカ は 、 財政 赤字 と 貿易 赤字 という 、 いわゆる 双子 の 赤字 を 抱え て おり 、 日 欧 諸国 は アメリカ により もたらさ れる 経常 黒字 が 物価 上昇 圧力 に なっ て いる という 指摘 が あっ た 。 これら の 世界 経済 不 均衡 を 是正 する ため の 効果 的 な 手段 として ドル 安 へ の 誘導 が なさ れ た という 指摘 が ある 。 ドル 安 に すれ ば 米国 の 貿易 赤字 、 とりわけ 対 日 貿易 赤字 が 目減り する こと が 期待 さ れ た 。  当時 の 中曽根 康弘 首相 ・ 竹下 蔵相 ・ 澄田 智 日銀 総裁 ら によって 決断 さ れ た この 政策 は 、 日本 が アメリカ の 赤字 解消 の ため の 為替 操作 を 容認 し た 対 米 妥協 策 と の 解釈 が 一般 的 で ある 。  本来 、 為替 レート など を 誘導 する 場合 は ソフトランディング へ 誘導 する の が 一般 的 で ある 。 すなわち 、 実体 経済 へ の 急激 な インパクト を 避け 、 投機 的 な 資金 の 流出 、 流入 を 防止 する こと で 市場 の 安定 性 を 確保 し 、 同時に 市場 需給 に 基づく 自由 かつ 柔軟 な 取引 によって 自律 的 に 国際 収支 調整 さ れる こと が 期待 さ れる 。  しかし ある 特別 な 場合 において 、 複数 の 国 間 で 為替 レート を 一定 の 水準 まで 誘導 する よう 、 市場 介入 を 協力 し て 行う 場合 が ある 。 協調 介入 と いわ れる この 手法 は 、 自国 の 通貨 の 安定 性 を 保つ ため に 行わ れる 自国 通貨 へ の 介入 、 すなわち 単独 介入 と は その 目的 において 大きく 異なる 。 単独 介入 と は 、 急激 な 為替 レート の 変動 が あっ た とき 、 これ によって 実体 経済 へ の 悪影響 が 懸念 さ れる ため 、 これ を 安定 さ せる 目的 で 行わ れる もの で あり 、 為替 レート を 一定 の 方向 へ 誘導 する 目的 で 行わ れる もの で は ない 。 これ に対し 、 協調 介入 は ある 種 の 経済 的 な ゆがみ ・ 不 均衡 が あり 、 それ によって 複数 の 国 の 利害 が 総合 的 に 悪い と 判断 さ れる とき に 当 該国間 で 協議 し 行う もの で あり 、 為替 レート を 人為 的 に 一方向 へ 操作 する ほど の 強い 影響 力 が ある 。 ただし 協調 介入 を 行っ て も マーケット が これ を 予測 し て すでに 織り込ん で いる 場合 が あり 、 サプライズ 感 が とぼしく 大きな 影響 を 与え ない 場合 も ありえる 。  協調 介入 が 特殊 な もの だ と みなさ れる 理由 として 、 為替 レート の 誘導 目標 を あらかじめ 公開 する 点 が あげ られる 。 これ は 一般 に 単独 介入 が 誘導 目標 を 公開 し ない の と 対照 的 で あり 、 この ため 市場 参加 者 の 思惑 売買 を 誘導 する こと が 可能 と なる 。 プラザ 合意 後 、 竹下 が 「 円 - ドル レート は 1 ドル = 190 円 でも かまわ ない 」 と 声明 し た こと を 受け て 一気に 円 高 が 進ん だ こと など から も 、 市場 参加 者 の 思惑 を 誘う 協調 介入 は 大きな 影響 力 が ある こと が わかる 。 また 協調 介入 が 実施 さ れる ケース は ごく まれ で あり 、 プラザ 合意 が 行わ れ た 当時 は 大きな 経済 的 ゆがみ が 認識 さ れ て い た こと が 窺える 。  こうした 性格 上 、 協調 介入 に関して は ソフトランディング が 非常 に 難しい という 意見 と 、 一方 で 経済 の ねじれ を 一気に 解消 する 手法 として 積極 的 に 活用 する べき と の 意見 が 拮抗 する 。 ただし 変動 相場 制 における 国際 収支 調整 機能 は 、 金融 政策 が 経済 調整 を 担う 現代 において は ほとんど 失わ れ て いる 。 これ は 金融 政策 で 物価 変動 を 抑制 する 限り マクロ バランス の 対外 不 均衡 が 調整 さ れ ない ため で ある 。賃貸借 （ ちん たい しゃく ） と は 、 当事者 の 一方 （ 貸主 、 賃貸 人 ） が ある 物 の 使用 及び 収益 を 相手方 （ 借主 、 賃借 人 ） に さ せる こと を 約し 、 相手方 が これ に対して その 賃料 を 支払う こと を 約する こと を 内容 と する 契約 。 日本 の 民法 で は 典型 契約 の 一種 と さ れる （ ） 。  賃貸借 は 当事者 間 で 有償 で 物 を 貸し借り する 契約 類型 で ある 。 典型 例 として は 、 賃貸 マンション 、 レンタカー 、 レンタルビデオ など が ある 。 農地 の 賃貸借 について は 小作農 も 参照 の こと 。  賃借 人 が 賃貸借 契約 に 基づい て 目的 物 を 使用 収益 する 権利 を 賃借 権 と いい 、 賃貸 人 が ある 物 を 賃貸借 契約 の 目的 物 と する こと を 「 賃借 権 を 設定 する 」 と いう 。  賃貸借 は 消費 貸借 や 使用 貸借 と 同じく 貸借 型 契約 （ 使用 許 与 契約 ） に 分類 さ れる 。 また 、 不動産 賃借 権 は 地上 権 や 永 小作 権 と 同様 の 経済 的 機能 を 果たす もの として も 扱わ れる が 、 本来 的 に 債権 で ある 点 で 地上 権 や 永 小作 権 と は 異なる （ ただし 、 賃借 権 の 物権 化 により 地上 権 に 近い 効力 が 認め られる よう に なっ て いる ） 。  所有 と 利用 の 分離 が 進む 現代 社会 において 、 賃貸借 の 中 で も 特に 土地 （ 宅地 や 農地 ） や 建物 の 賃借 権 について は 国民 の 生活 基盤 と なる もの で ある が 、 民法 の 借主 の 権利 保護 は 十分 と は いえ ず 、 借主 は 土地 や 建物 に 投下 し た 資本 や 労力 を 回収 でき ない まま に 追い出さ れる 立場 に 置か れる という 問題 を 生じ た 。 その ため 、 日本 は ヨーロッパ と 同じく 借主 保護 立法 が 重ね られ た が 、 アメリカ合衆国 や オーストラリア で は むしろ 貸主 保護 に 傾い て いる と いわ れ て いる 。 そして 、 日本 で 宅地 ・ 建物 について は 建物 保護 に関する 法律 、 借地 法 、 借家 法 及び それら を 一 本 化 し た 借地 借家 法 が 制定 さ れ 、 また 、 農地 について は 農地 法 など 特別 法 による 強化 が 図ら れ 、 その 結果 、 賃貸借 に は 物権 に 類似 し た 効力 が 与え られる よう に なっ た 。 これ を 賃借 権 の 物権 化 あるいは 債権 の 物権 化 と いう 。  具体 的 に は 、 借地 権 の 存続 期間 、 借地 契約 の 更新 、 借地 権 や 借家 権 の 対抗 力 など を 中心 と する 。  従来 、 賃借 人 が 借地 上 の 不法 占拠 者 など を 排除 しよ う と する 場合 、 債権 者 代位 権 （ ） を 流用 し て 、 賃貸 人 の 所有 権 に 基づく 物権 的 妨害 排除 請求 権 を 、 賃借 人 が 代位 行使 する という 法律 構成 が とら れ て き た 。 しかし 、 判例 は 、 対抗 力 の ある 不動産 賃借 権 について は 、 賃借 権 の 物権 化 を 理由 として 、 賃借 権 に 基づく 妨害 排除 請求 権 を 認める 方向 に ある （ 最 判 昭和 30 年 4 月 5 日 民 集 9 巻 4 号 431 頁 ） 。  日本 の 民法 は 、 賃貸借 を 意思 表示 の 合致 により 成立 する 諾 成 契約 として 規定 し て いる 。 外国 で は 一定 の 賃貸借 契約 について は 書面 を 要求 する 要式 契約 として 規定 し て いる 立法 例 も 多い 。  日本 の 民法 で は 賃貸借 の 存続 期間 の 最短 期間 について 規定 を 置い て い ない 。  日本 の 民法 で は 賃貸借 の 存続 期間 の 最長 期間 を 20 年 と し て いる （ 1 項 前段 ） 。 この 規定 は 民法 の 起草 者 において 20 年 を 超える とき は 地上 権 や 永 小作 権 が 設定 さ れる もの と み て おり 、 また 、 所有 権 が 長期間 にわたって 賃貸借 により 拘束 さ れる こと に なれ ば 改良 が 進ま ず 社会 経済 上 の 不利益 と なる 点 が 理由 と さ れる 。  中華民国 民法 、 中国 契約 法 で は 20 年 で ある 。 韓国 で は 堅固 建築 物 など の 例外 を のぞき 20 年 で ある 。  一方 、 フランス 民法 典 に は 規定 が ない 。 ケベック 州民 法典 で は 100 年 で ある   。  イングランド で は 存続 期間 の 定め が ない 場合 契約 が 無効 で ある と さ れる が 、 存続 期間 に 規制 が ない 。  先述 の よう に 日本 の 民法 は 、 賃貸借 を 意思 表示 の 合致 により 成立 する 諾 成 契約 として 規定 し て いる が 、 現実 に は 日本 で も 特に 不動産 賃貸借 について は 書面 が 作成 さ れる こと が 多い 。 なお 、 借地 借家 法 上 の 定期 借地 権 （ 借地 借家 法 22 条 ） や 定期 建物 賃貸借 （ 借地 借家 法 38 条 1 項 ） の 設定 について は 公正 証書 など 一定 の 方式 を 要する 。  農地 及び 採草 放牧 地 へ の 賃借 権 設定 について は 原則 として 農業 委員 会 あるいは 都道府県 知事 の 許可 を 要し （ 農地 法 3 条 1 項 ） 、 また 、 農地 及び 採草 放牧 地 の 賃貸借 契約 について 当事者 は 書面 により その 存続 期間 、 借 賃 等 の 額 及び 支払 条件 その他 その 契約 並びに これ に 付随 する 契約 の 内容 を 明らか に し なけれ ば なら ない （ 農地 法 21 条 ） 。  処分 につき 行為 能力 の 制限 を 受け た 者 （ 被 保 佐 人 、 被 補助 人 など ） 、 又は 、 処分 の 権限 を 有 し ない 者 （ 不在 者 財産 管理 人 、 権限 の 定め の ない 代理人 など ） が 賃貸借 契約 を 締結 する 場合 に は 、 以下 の 期間 を 超え ない 範囲 で のみ 契約 を する こと が できる （ ） 。 この よう な 短期 の 賃貸借 契約 を 短期 賃貸借 と いう 。  短期 賃貸借 も 更新 する こと が できる が 、 その 期間 満了 前 、 土地 について は 1 年 以内 、 建物 について は 3 ヶ月 以内 、 動産 について は 1 ヶ月 以内 に 、 その 更新 を し なけれ ば なら ない （ ） 。   なお 、 以前 は 、 短期 賃貸借 は 、 その 期間 の 範囲 で 先 に 登記 さ れ た 抵当 権 に も 対抗 （ 優先 ） する こと が でき た （ 旧 395 条 ） 。 しかし 、 執行 妨害 で 悪用 さ れる など 弊害 が 目立っ た ため 、 現在 は 、 対抗 できる と し た の を 改め 、 6 ヶ月 の 明け渡し の 猶予 期間 を 認め て いる （ ）  ただし 、 民法 上 の 賃貸借 の 存続 期間 の 規定 は 借地 借家 法 や 農地 法 など 特別 法 による 修正 を 受け て いる 。  旧 借地 法 ・ 旧 借家 法 は 借地 借家 法 の 施行 により 廃止 さ れ た が （ 借地 借家 法 附則 第 2 条 ） 、 その 廃止 前 に 両 法 によって 生じ た 借地 権 ・ 借家 権 の 存続 期間 について は 原則 として 借地 借家 法 で は なく 旧 借地 法 ・ 旧 借家 法 の 適用 を 受ける （ 借地 借家 法 附則 第 4 条 ） 。  旧 借地 法 で は 、 借地 権 の 存続 期間 について 堅固 な 建物 の 所有 を 目的 と する もの について は 原則 として 60 年 、 その他 の 建物 の 所有 を 目的 と する もの について は 原則 として 30 年 と さ れ て い た （ 旧 借地 法 2 条 1 項 ） 。  旧 借家 法 で は 、 1 年 未満 の 期間 を 定め た 賃貸借 は 原則 として 期間 の 定め の ない もの と みなさ れ た （ 旧 借家 法 3 条 の 2 ） 。 また 、 建物 の 賃貸 人 は 自ら 使用 する 必要 が ある 場合 その他 正当 の 事由 が ある 場合 で なけれ ば 、 賃貸借 の 更新 の 拒絶 や 解約 の 申入れ は 許さ れ ない と し て い た （ 旧 借家 法 1 条 の 2 ） 。  借地 借家 法 上 の 借地 権 に は 通常 更新 さ れる 普通 借地 権 と 更新 の ない 定期 借地 権 と が ある 。  借地 借家 法 上 の 借家 権 に は 更新 の 拒絶 や 解約 について 制限 の ある 普通 借家 権 と 更新 の ない 定期 借家 権 と が ある 。  農地 又は 採草 放牧 地 の 賃貸借 について の 民法 第 604 条   （ 賃貸借 の 存続 期間 ） の 規定 の 適用 について は 、 同 条 中 「 二 十 年 」 と ある の は 、 「 五 十 年 」 と さ れる （ 農地 法 19 条 ） 。  農地 又は 採草 放牧 地 の 賃貸借 について 期間 の 定め が ある 場合 において 、 その 当事者 が 契約 期間 満了 前 の 一定 期間 内 において 、 相手方 に対して 更新 を し ない 旨 の 通知 を し ない とき は 、 原則 として 従前 の 賃貸借 と 同一 の 条件 で 更に 賃貸借 を し た もの と みなさ れる （ 農地 法 17 条 ） 。 また 、 農地 又は 採草 放牧 地 の 賃貸借 の 当事者 は 、 政令 で 定める ところ により 都道府県 知事 の 許可 を 受け なけれ ば 、 賃貸借 の 解除 を し 、 解約 の 申入れ を し 、 合意 による 解約 を し 、 又は 賃貸借 の 更新 を し ない 旨 の 通知 を し て は なら ない と さ れ て いる （ 農地 法 18 条 ） 。  日本 で は 、 不動産 を 賃貸 する 際 に 、 賃貸 物 （ 特に 建物 ） の 引渡し に 先立っ て 賃借 人 の 債務 、 具体 的 に は 賃料 の 支払 や 後述 する 原状 回復 の ため の 費用 を 担保 する 目的 で 、 一定 額 の 金銭 を 賃貸 人 に 寄託 （ 消費 寄託 ） さ せる の が 通例 で ある 。 この 金銭 を 、 敷金 （ しき きん ） とか 保証 金 （ ほしょ う きん ） と いう 。  なお 、 賃借 権 を 新 所有 者 に も 対抗 できる 場合 、 敷金 返還 債務 も 新 所有 者 が 引き継ぐ と し た 裁判 例 が ある 。 この ため 、 この こと を 逆手 にとって 、 強制 執行 を 妨害 する こと が 企て られる 場合 も ある 。 つまり 、 所有 し て いる 不動産 について 差押え を 受け そう に なっ た 者 が 、 第三者 と 通謀 し て 、 賃貸 人 にとって 非常 に 不利 な 賃貸借 契約 を 結ん で しまう 。 具体 的 に は 、 極めて 高額 の 敷金 を 差し入れ 、 極めて 低額 の 賃料 を 設定 し 、 長期間 の 賃貸借 契約 を 締結 し た よう に 仮装 する の で ある 。 する と 、 たとえ 差押え が さ れ て その 不動産 が 競売 に 付さ れ て 落札 さ れ た として も 、 もれなく その 非常 に 不利 な 賃貸借 契約 が 付随 し て くる こと に なる ため 、 その 不動産 の 買 受申出 を 躊躇 さ せる こと が 期待 できる の で ある 。 もっとも 、 この よう な 濫用 的 賃貸借 は 、 民事 執行 法 の 改正 や 判例 の 努力 等 により 、 現在 で は 少なく なっ た 。  賃借 人 に 賃貸借 契約 締結 そのもの の 対価 （ 謝礼 ） を 支払わ せる こと も 多く 、 この 対価 を 礼金 （ れい きん ） と いう 。 契約 が 成立 し た 際 、 敷金 以外 に 支払わ れる 金銭 の こと を 総称 し て 、 権利 金 という こと も ある 。  契約 を 更新 する 際 に 金銭 の 支払 を する こと が 合意 さ れ て いる こと も あり 、 更新 料 と 呼ば れる 。  賃貸 人 が 賃貸借 の 目的 物 を 譲渡 し た 場合 、 賃借 人 は （ 後述 の 対抗 要件 を 有 し ない 限り ） 新 所有 者 に対して 賃借 権 を 対抗 でき ない 。 したがって 、 新 所有 者 が 賃借 権 を 承認 し ない とき は 、 賃貸借 契約 は 終了 する 。 これ が ローマ 法 以来 「 売買 は 賃貸借 を 破る 」 の 法 格言 によって 表さ れ て き た 原則 で ある 。  目的 物 が 不動産 で ある 場合 に は 、 賃借 権 設定 登記 する こと で 新 所有 者 に対して も 賃借 権 の 存在 を 対抗 でき 、 継続 し て 賃借 する こと が できる （ ） 。  ただし 、 民法 上 は 特約 の ない 限り 、 賃借 人 は 賃貸 人 に対して 登記 請求 権 を 有 し ない （ 通説 ・ 判例 。 判例 として 大判 大 10 ・ 7 ・ 11 民 録 27 輯 1378 頁 ） 。 そこで 、 建物 保護 に関する 法律 や 借地 法 、 借家 法 が 制定 さ れ 、 もっと 容易 に 賃借 権 を 新 所有 者 に 対抗 できる よう な 制度 が 整備 さ れ た 。 その後 、 これら の 規定 は 、 に 吸収 さ れ て いる 。  罹災 建物 が 滅失 し 、 又は 疎開 建物 が 除 却 さ れ た 当時 から 、 引き続き 、 その 建物 の 敷地 又は その 換地 に 借地 権 を 有する 者 は 、 その 借地 権 の 登記 及び その 土地 に ある 建物 の 登記 が なく て も 、 これ を以て 、 昭和 21 年 7 月 1 日 から 5 年 以内 において 対抗 力 を 有する （ 罹災 都市 借地 借家 臨時 処理 法 10 条 ） 。  本来 、 罹災 都市 借地 借家 臨時 処理 法 は 戦争 により 空襲 等 を 受け た 罹災 都市 の 借地 借家 関係 を 定め た 法律 で ある が （ 罹災 都市 借地 借家 臨時 処理 法 1 条 参照 ） 、 その後 、 この 法律 は 政令 で 定める 火災 、 震災 、 風水害 その他 の 災害 の ため 滅失 し た 建物 について も 準用 さ れ て いる （ 罹災 都市 借地 借家 臨時 処理 法 25 条 の 2 ） 。 この 場合 において 対抗 力 の 起算 時 は 「 昭和 二 十 一 年 七月 一 日 」 から 「 第 二 十 五 条 の 二 の 政令 施行 の 日 」 と 読み替える もの と さ れ て いる 。  したがって 、 火災 や 震災 、 風水害 など の 災害 の ため 罹災 都市 借地 借家 臨時 処理 法 の 準用 を 受ける 場合 、 その 建物 の 敷地 又は その 換地 に 借地 権 を 有する 者 は 、 、 その 借地 権 の 登記 及び その 土地 に ある 建物 の 登記 が なく て も 、 同 法 25 条 の 2 に 基づく 政令 施行 の 日 から 5 年 以内 において 対抗 力 を 有する こと に なる （ 罹災 都市 借地 借家 臨時 処理 法 10 条 ・ 25 条 の 2 ） 。  農地 又は 採草 放牧 地 の 賃貸借 は 、 その 登記 が なく て も 、 農地 又は 採草 放牧 地 の 引渡し により 対抗 力 を 認める （ 農地 法 16 条 。 旧 農地 法 18 条 ） 。  動産 を 目的 物 と する 賃借 権 は 、 どの よう な 場合 に 新 所有 者 に対して も 主張 できる の か 、 民法 上 は 明文 を 欠い て いる 。 その 動産 の 引渡し を 受け て いれ ば 、 換言 すれ ば その 動産 を 占有 し て いれ ば 、 目的 物 の 所有 者 が 代わっ た として も 、 新た な 所有 者 に対して 主張 する こと が できる 。 すなわち 、 引渡し （ 占有 ） を 解釈 上 対抗 要件 と する の が 多数 説 で ある 。  賃貸 人 A から 賃借 人 B が 賃借 し て いる 目的 物 に関する 権利 義務 を 第三者 C に すべて 移転 さ せ て B が 賃貸借 関係 から 離脱 する こと を 賃借 権 の 譲渡 と いい 、 また 、 賃貸 人 A から 賃借 人 B が 賃借 し て いる 目的 物 を 第三者 C に さらに 賃貸 し て 元 の 賃貸借 関係 （ AB 間 の 賃貸借 契約 ） は 存続 する 場合 を 転貸 （ 又貸し ） と いう 。  日本 の 民法 において は 、 賃貸 人 の 承諾 を 得 ない で さ れ た 転貸 や 賃借 権 の 譲渡 は 、 賃貸 人 に 対抗 でき ない 上 、 賃貸借 契約 の 解除 原因 と なっ て いる （ ） 。 この 点 は 物権 で ある 地上 権 や 永 小作 権 など と 異なる 点 で ある 。  もっとも 、 賃借 権 の 譲渡 を 認める イギリス の よう な 国 も ある し 、 日本 で も ギュスターヴ・エミール・ボアソナード が 起草 し た 旧 民法 で は 認め られ て い た （ 旧 民法 は 法典 論争 の 結果 、 施行 さ れ なかっ た ） 。  日本 の 民法 が 無断 の 譲渡 ・ 転貸 を 認め ない 理由 として は 、 勤勉 で ない 小作 人 へ の 譲渡 や 資力 の ない 借家 人 へ 譲渡 さ れ た 場合 など に は 賃料 の 支払い に 不安 を 生じ 、 また 、 使用 方法 の 悪い 借家 人 など へ の 譲渡 など により 賃貸 人 が 思わ ぬ 不利益 を こうむる こと が 懸念 さ れ た ため で ある と さ れる 。  なお 、 賃借 権 の 譲渡 や 転貸 に 必要 と さ れる 賃貸 人 の 承諾 は 、 賃借 人 の ほか 譲受人 や 転借 人 に対して なさ れ て も よい 。  賃借 権 が 賃借 人 B から 譲受人 C へ 譲渡 さ れ た 場合 、 それ まで の 賃借 人 B が 契約 関係 から 離脱 し て 、 従来 から の 賃貸 人 A と 新た な 賃借 人 C の 間 に 契約 関係 が 移転 する 。 ただし 、 敷金 について の 法律 関係 は 新た な 賃借 人 （ 賃借 権 の 譲受人 ） に は 移転 し ない （ 最 判 昭 53 ・ 12 ・ 22 民 集 32 巻 9 号 1768 頁 ） 。 A が 一旦 賃借 権 の 譲渡 を 承諾 し た とき は 、 B から 第三者 たる C と の 間 で 賃借 権 の 譲渡 契約 を 締結 する 前 で あっ て も 、 これ を 撤回 する こと が でき ない （ 最 判 昭 30 ・ 5 ・ 13 民 集 9 巻 6 号 698 頁 ） 。  賃借 人 B が 賃貸 人 A の 承諾 を 得 て 行っ た 転借 人 C へ の 転貸 は 当然 有効 で あり 解除 原因 と なら ない （ 1 項 参照 ） 。 適法 な 転貸借 が ある 場合 、 B の 有する 賃借 権 が 対抗 要件 を 具備 する 限り 、 C が 自己 の 転借 権 について 対抗 要件 を 備え て い なく て も 、 C は 第三者 に対して B の 賃借 権 を 援用 し て 自己 の 転借 権 を 主張 する こと が できる （ 最 判 昭 39 ・ 11 ・ 20 民 集 18 巻 9 号 1914 頁 ） 。  借地 借家 法 が 適用 さ れる 場合 、 転貸 や 賃借 権 の 譲渡 が 比較的 容易 に 認め られる 場合 も ある 。 すなわち 、 借地 契約 について は 、 一定 の 場合 、 賃貸 人 の 承諾 が なく て も 、 裁判所 の 許可 を 得れ ば 、 転貸 や 譲渡 を する こと が できる （ 、 ） 。  この 規定 （ 特に 20 条 ） で は 、 借地 上 の 建物 に 抵当 権 が 設定 さ れ て いる 場合 など が 想定 さ れ て いる 。 つまり 、 抵当 権 が 実行 さ れ て 借地 上 の 建物 が 競売 に かけ られ 、 買い受け られ た 場合 、 建物 の 所有 権 とともに 土地 の 賃借 権 も 「 従 たる 権利 」 （ 従物 の 項目 を 参照 ） として 買 受人 に 移転 する （ 最 判 昭 40 ・ 5 ・ 4 民 集 19 巻 4 号 811 頁 ） 。 しかし 、 それ は 賃借 権 （ 借地 権 ） の 無断 譲渡 に ほかなら ず 、 借地 契約 の 解除 原因 に なっ て しまう の が 原則 で ある 。 これ で は 抵当 権 を 設定 する こと が 事実 上 不可能 と なる ため 、 この よう な 規定 が 必要 に なる 。  借地 契約 ・ 借家 契約 が 期間 満了 又は 解約 申入れ によって 終了 する とき は 、 賃貸 人 は 転借 人 に対し その こと を 通知 し ない と 契約 の 終了 を 転借 人 に 対抗 でき ない （ ） 。 賃貸 人 が 終了 の 通知 を し た とき は 、 転貸借 は その 通知 後 6 ヶ月 を 経過 する と 終了 する 。  期間 の 定め の ある 賃貸借 において は 契約 期間 が 満了 すれ ば 終了 する （ ・ ） 。 この 場合 に 当事者 は その 期間 内 に 解約 を する 権利 を 留保 する こと も 可能 で ある （ ） 。 ただし 、 特別 法 （ 借地 借家 法 及び 農地 法 ） により 修正 を 受け て いる 。   期間 の 定め の ない 賃貸借 または により 黙示 の 更新 が なさ れ た 賃貸借 において は 解約 の 申入れ により 、 申入れ の 日 から 所定 の 期間 を 経過 する こと により 終了 する （ ） 。 解約 の 申入れ 後 直ちに 賃借 人 が 目的 物 を 返還 し た として も 、 特約 が ない 限り 賃借 人 は 所定 の 期間 分 の 賃料 支払い 義務 を 引き続き 負う 。  ただし 、 特別 法 （ 借地 借家 法 及び 農地 法 ） により この 規定 は 修正 を 受け て いる 。   賃貸借 も 契約 で ある 以上 、 賃借 人 に 賃料 不 払 や 契約 上 の 用法 義務 違反 が あれ ば 債務 不履行 と なり 賃貸 人 から の 解除 が 認め られる が 、 これ を 安易 に 認める と 特に 不動産 賃貸借 において は 賃借 人 は 居住 や 営業 といった 生活 の 基盤 を 失う こと に なる ため 、 判例 は 当事者 間 の 信頼 関係 が 破壊 さ れ た と 認め られる か 否 か を 基準 と する 信頼 関係 破壊 の 法理 に よっ て いる （ 最 判 昭 39 ・ 7 ・ 28 民 集 18 巻 6 号 1220 頁 ） 。 なお 、 債務 不履行 が 悪質 な もの で ある 場合 について 無 催告 解除 も 認め て いる （ 最 判 昭 27 ・ 4 ・ 25 民 集 6 巻 4 号 451 頁 ） 。 ただし 、 解約 告知 について は 農地 法 により 修正 を 受け て いる 。   また 、 民法 は 以下 の 場合 につき 賃借 人 に 解除 権 を 認める 。  賃貸借 の 目的 物 が 火災 等 で 滅失 し あるいは 老朽 化 により 使用 困難 と なっ た 場合 に は 履行 不能 と なり 賃貸借 は 終了 する 。  この 場合 、 （ 1 ） 双方 に 帰 責 事由 が ない とき は 危険 負担 の 問題 と なり 債務 者 主義 の 原則 （ 1 項 ） によって 賃料 債務 は 滅失 し 、 （ 2 ） 賃貸 人 に 帰 責 事由 が ある とき は 賃貸 人 に 債務 不履行 責任 が 発生 し （ 賃貸借 の 性質 上 、 全部 滅失 し た 場合 に は 賃料 債務 は 発生 し ない と 解さ れ て いる ） 、 （ 3 ） 賃借 人 に 帰 責 事由 が ある とき は 理論 的 に は 賃料 債務 は 残る が 賃貸 人 は 債務 を 免れ た 利益 （ 賃料 相当 額 ） の 償還 義務 （ 2 項 後段 ） を 負う ため 実質 的 に 賃料 債務 は 消滅 する （ 端的 に 賃貸借 契約 の 性質 から 使用 収益 が ない 以上 は 賃料 債務 は 発生 し ない と 構成 する 学説 も ある ） 。  なお 、 借地 借家 法 第 38 条 第 1 項 の 規定 による 定期 借家 権 の うち 、 居住 の 用 に 供する 建物 の 賃貸借 （ 床 面積 （ 建物 の 一部分 を 賃貸借 の 目的 と する 場合 に あっ て は 当該 一 部分 の 床 面積 ） が 200 平方メートル 未満 の 建物 に 係る もの に 限る ） において 、 転勤 、 療養 、 親族 の 介護 その他 の やむを得ない 事情 により 、 建物 の 賃借 人 が 建物 を 自己 の 生活 の 本拠 として 使用 する こと が 困難 と なっ た とき は 、 建物 の 賃借 人 は 建物 の 賃貸借 の 解約 の 申入れ を する こと が できる こと と さ れ て いる （ 借地 借家 法 第 38 条 第 5 項 前段 ） 。 この 場合 において は 、 建物 の 賃貸借 は 、 解約 の 申入れ の 日 から 1 月 を 経過 する こと によって 終了 する （ 借地 借家 法 第 38 条 第 5 項 後段 ） 。  農地 又は 採草 放牧 地 の 賃貸借 の 当事者 は 、 農地 法 第 18 条 第 1 項 但書 の 各 号 の いずれ か に 該当 する 場合 を 除い て 、 政令 で 定める ところ により 都道府県 知事 の 許可 を 受け なけれ ば 、 賃貸借 の 解除 を し 、 解約 の 申入れ を し 、 合意 による 解約 を し 、 又は 賃貸借 の 更新 を し ない 旨 の 通知 を し て は なら ない と さ れ て いる （ 農地 法 第 18 条 第 1 項 ） 。  賃貸借 の 解除 を し た 場合 に は 、 その 解除 は 将来 に 向かっ て のみ 効力 を 生ずる （ 前段 ） 。 この 場合 において 、 当事者 の 一方 に 過失 が あっ た とき は 、 その 者 に対する 損害 賠償 の 請求 を 妨げ ない （ 後段 ） 。   この 場合 に 損害 賠償 請求 権 及び 費用 償還 請求 権 について の 期間 の 制限 は 、 貸主 が 返還 を 受け た 時 から 1 年 以内 に 請求 し なけれ ば なら ない （ ・ ） 。資本 （ し ほん 、 ） と は 、 事業 活動 など の 元手 の こと で ある 。 また 、 近代 経済 学 における 生産 三 要素 の ひとつ 、 マルクス 経済 学 において は 自己 増殖 する 価値 の 運 動体 の こと 、 あるいは 会計 学 や 法学 における 用語 で ある 。  一般 的 な 用法 、 基本 的 な 用法 として は 、 事業 活動 を 行う ため の 元手 と なる 金 の こと で ある 。  また 派生 用法 として 、 比喩 的 に 仕事 や 生活 を 維持 し て いく ため の 収入 、 あるいは その 元 と なる もの の こと 。  使用 例 として は 「 商売 を はじめる ため 、 商売 の 資本 を 集める 」 「 サラリーマン は 体 が 資本 だ 」 など 。  近代 経済 学 における 資本 は 、 土地 や 労働 と 並ぶ 生産 三 要素 の ひとつ で ある 。  過去 の 生産 活動 が 生み出し た 生産 手段 の ストック で あり 、 工場 や 機械 など の 固定 資本 、 および 原材料 ・ 仕掛 品 ・ 出荷 前 製品 など の 流動 資本 から なる 。  資本 の 蓄積 によって 、 生産 活動 の 拡大 を 図る こと が できる 。  資本 は 多く の 場合 、 以下 の 3 つ に 分け られる 。  マルクス 経済 学 で は 、 資本 を 剰余 価値 を 生む こと により 自己 増殖 する 価値 の 運 動体 と 定義 し て いる 。 資本 主義 経済 において 資本 が 主体 として 再 生産 を 繰り返す こと で 社会 を 維持 、 成長 さ せる 。  マルクス 経済 学 において 資本 は 大きく 分け て 、 産業 資本 と 商業 資本 など の 現実 資本 （ 機能 資本 ） 、 利子 生み 資本 と 分類 さ れる 。  産業 資本 は 以下 の よう な 資本 に 姿態 変換 （ 変態 ） し 、 生産 過程 で 剰余 価値 を 生み出し 、 価値 増殖 を し て いく 資本 で ある 。 製造 業 など が これ に 当たる 。  この 3 種 の 資本 は 、 まず 貨幣 資本 にて 工場 や 労働 力 といった 生産 資本 を 購入 し 、 その 手 に 入れ た 生産 資本 で 商品 を 生産 し 、 その 商品 を 売却 し て 貨幣 を 得る という よう に 、 貨幣 資本 から 生産 資本 、 生産 資本 から 商品 資本 、 そして 商品 資本 から 貨幣 資本 といった 形 で 循環 し て いく 。 この こと を 指し て 資本 の 循環 と 呼び 、 元 の 資本 から 循環 が 終わり 再び 元 の 資本 形態 に 戻る まで の サイクル を 資本 の 回転 と 呼ぶ 。 この 循環 は 継続 する プロセス で あり 、 この 過程 で 初期 の 投資 が 回収 さ れ 、 資本 は 増殖 し て いく 。  また 生産 過程 において 、 価値 が 変わる か 、 変ら ない か によって 二 種類 に 規定 さ れる 。  商業 資本 と は 商品 を 生産 過程 で 生み出す の で は なく 、 産業 資本 が 生産 し た 商品 資本 の 流通 を 媒介 する こと 自体 を 商品 と する こと により 、 利潤 を 得る 資本 で ある 。 小売 業 など が これ に 当たる 。  貿易 商人 が 空間 的 な 価値 体系 の 差異 から 剰余 価値 を 生む 資本 形態 （ マルクス 、 宇野 弘蔵 、 柄 谷行 人 は 産業 資本 の 前駆 体 として 、 これ に 注目 し た ） 。 たとえば 、 温暖 地域 で は バナナ は 取れ やすく ありふれ て いる ので 安価 だ が 寒冷 地域 で は 貴重 で ある 。 温暖 地 で 安く 買い 寒冷 地 で 高く 売れ ば 、 不 等価 交換 に よら ず 商人 は 儲け られる 。  利子 生み 資本 と は 、 資金 そのもの を 資本 家 に 貸し付ける こと により 、 利子 を 介し て 利潤 を 得る 形態 の 資本 で ある 。 利子 生み 資本 の 例 として は 金融 機関 や 投資 ファンド など が 挙げ られる 。  利子 生み 資本 は 何ら 商品 （ 物 財 ・ サービス ） を 生産 し ない 形態 の 資本 で あり 、 その 存在 は 産業 資本 に 依存 し た もの で ある 。  会計 学 上 の 資本 は 、 以下 の いくつ か 意味 、 もしくは 略称 が あり 、 それぞれ 全く 違う 意味 と なる 。  株式会社 の 営業 の ため に 、 株主 が 出資 し た 基金 の 全部 または 重要 部分 を 示す 金額 の こと で ある 。 資本 の 金額 は 、 登記 又は 貸借 対照 表 により 公示 さ れる 。  近代 資本 主義 （ 、 ） より 前 の 諸 経済 において 、 資本 と なる 前 の 元手 を 前期 的 資本 （ ） と いう 。 直訳 する と 「 ノア の 大 洪水 以前 の 資本 」 という 意味 で あり 、 元手 として の 資本 は かく も 大昔 から 存在 し て い た という 意味 で ある 。 近代 産業 資本 （ 近代 資本 主義 の 資本 ） の 対義語 として 前期 的 資本 と 呼ぶ 。 前期 的 と は 言っ て も 、 これ が 発展 すれ ば 自動的 に 近代 資本 主義 に なる わけ で は なく 、 近代 資本 主義 へ 発展 する ため に は 後述 する 特殊 な 条件 が 必要 で ある 。 前期 的 資本 は 、 商品 流通 と 貨幣 流通 さえ あれ ば 存立 し うる 。 前期 的 資本 の 存在 し ない 経済 は 貨幣 の 存在 し ない 経済 （ 物々交換 経済 、 あるいは 完全 自給自足 で 物々交換 すら 行わ れ ない 経済 ） で ある 。  前期 的 資本 主義 の 経済 で は 、 市場 関係 が 未 成熟 で すべて が 多分 に 非合理 性 と 偶然 性 を 含ん で いる 。 市場 が 非合理 性 を 持つ から こそ 投機 的 イデオロギー （ 商略 ・ 欺瞞 ・ 暴力 ） によって 巨利 を 得る こと の できる 経済 で ある と も いえる 。 そこ に は 近代 資本 主義 に 見 られる 勤労 ・ 勤勉 ・ 誠実 ・ 正直 ・ 信用 ・ 目的 合理 的 経営 ・ 成長 を 伴う 投資 といった 原則 は 全く ない 。  イギリス 古典 派 （ the   classical   school 、 アダム スミス 、 デヴィッド・リカード など ） や カール ・ マルクス は 、 技術 進歩 ・ 資本 蓄積 ・ 商業 発達 の 3 条件 が 満たさ れれ ば 自動的 に 近代 資本 主義 へ 発展 する と いう 。 しかし マックス・ウェーバー は 世界 の 歴史 を くま なく 調査 し て 、 技術 進歩 ・ 資本 蓄積 ・ 商業 発達 が 高度 に 達成 さ れ 巨富 を 築い た 貨幣 経済 において も 、 ついに 近代 資本 主義 が 発生 を 見 なかっ た 例 を 大量 に 発見 し 、 近代 資本 主義 へ 発展 する ため に は さらなる 4 つ の 条件 （ 資本 主義 の 精神 、 der   Geist   des   Kapitalismus , the   spirit   of   capitalism ） が 必要 で ある と 発表 し た 。  マックス・ウェーバー は 、 宗教 と は エトス で ある と 定義 し た 上 で （ この 定義 で は 、 例えば 個人 の 悪徳 は 公共 の 美徳 で あり 自由 競争 市場 が ベスト で ある という 古典 派 の 学説 や マルクス の 学説 など も 一種 の 宗教 と みる ） 、 この よう な 精神 改革 を 促し た もの こそ 、 隣人 愛 を 説く 一神教 、 すなわち キリスト教 （ 特に 宗教 儀式 を 廃 し て 合理 化 を すすめ た プロテスタント ） で ある と いう 。 日本 において は 山本 七 平が 、 日本人 の 労働 モラル の 高 さ を 支え た 宗教 として 仏教 の 宗派 で ある 禅宗 の 「 労働 即 仏 行 」 を 指摘 し て いる 。  小室 直樹 は 、 古事記 や 日本書紀 に 登場 する 天照大御神 など の 皇祖 神 が すでに 自ら 養蚕 を 行う など 労働 を 尊ん で おり 、 日本人 の 労働 モラル の 高 さ は 日本 神話 の 影響 で あり 、 労働 が 原罪 に対する ペナルティー で ある 欧米 の 一神教 諸国 と は 事情 が 異なる と 分析 し て いる 。 さらに 、 近代 資本 主義 という 経済 は どの 国家 で も なり たけれ ば なれる もの で は ない と し た 上 で 、 日本 の 近代 資本 主義 発生 の 過程 について 、 浅見 絅斎 の 靖 献遺言 や 山崎 闇斎 の 崎 門 の 学 や 山鹿 素行 の 中 朝 事実 に 見 られる 勤王 思想 が 一神教 的 教義 を 醸成 し 、 幕末 の 下級 武士 たち に 自己 を 捨て て 目標 へ 邁進 する 禁欲 的 行動 精神 を もたらし 、 吉田 松陰 や 橋本 左 内 など の 勤王 の 志士 が うまれ て 明治維新 が 発生 し 、 その後 は 彼ら 自身 が 資本 家 と なり 四民 平等 の リーダー と なる こと で 日本 の 資本 主義 と 民主 主義 が 発進 し た の だ と 分析 し て いる 。競争 市場 で は 、 需要 と 供給 （ じ ゅようときょうきゅう 、 ） が 一致 する こと により 市場 価格 と 取引 数量 が 決定 さ れる 。 以下 で 示す 需要 ・ 供給 分析 は 、 ある 財 （ 物品 ） ・ サービス の 市場 に 注目 し た 分析 と なる ため 、 部分 均衡 分析 と 呼ば れる 。 （ すべて の 市場 を 同時に 分析 する もの を 一般 均衡 分析 と 呼び 、 対照 的 に 扱わ れる 。 ） また 需要 と 供給 を 合わせ て 需給 （ じ ゅきゅう ） と 呼ば れる 。  需要 曲線 と 供給 曲線 を 用い た 分析 で は 、 マーシャル 以来 の 伝統 により 価格 を 縦 軸 に 取る 。  価格 ( P ) と 数量 ( Q ) の 関係 は 曲線 によって 図示 さ れる 。  数量 の 変化 率 と 価格 の 変化 率 の 比 は 、 価格 弾力 性 と いわ れる 。 この 弾力 性 が 大きい ほど 、 価格 の 変化 に対する 数量 の 変化 は 大きく なる 。  なお 、 2 本 の 需要 曲線 が 交わっ て いる よう な 場合 、 その 交点 で は 、 より 傾き の 緩やか な 曲線 の ほう が 、 価格 弾力 性 は 大きい 。  また 、 同じ 価格 に 対応 する 数量 が 変化 し た とき 、 曲線 そのもの が 移動 する 。 より 多く の 数量 が 対応 する よう に 変化 し た 場合 、 曲線 は 右 方 に 移動 する 。  需要 （ じ ゅよう ） と は 、 財 に対する 購買 力 の 裏づけ の ある 欲望 。  消費 者 側 の 「 買い たい 」 という 意欲 。 価格 と 需要 量 の 関係 を 図示 し た の が 需要 曲線 で 、 一般 に 右 下がり の 曲線 で ある 。 これ は 価格 が 上がる ほど 需要 量 が 減少 する こと に よる 。  これ に対し 、 同じ 価格 に 対応 する 需要 量 が 増大 し て 需要 曲線 そのもの が 右 方 に 移動 する （ シフト ） こと は 、 需要 （ 需要 量   では ない ） の 増大 と いわ れる 。  「 人々 が 物 の 価格 が 下がれ ば 、 その 物 の 需要 を 増やす 」 という 命題 の こと を 需要 法則 と いう 。  なお 、 国内 における 需要 を 内需 （ ない じ ゅ ） 、 その 国 以外 から の 需要 を 外需 （ がい じ ゅ ） と 呼ぶ こと が ある 。  供給 （ きょう きゅう ） と は 、 財 （ 物品 ） や サービス を 提供 しよ う と する 経済 活動 。  生産 者 側 の 「 売り たい 」 という 意欲 。 価格 と 供給 量 の 関係 を 図示 し た の が 供給 曲線 で 、 一般 に 右 上がり の 曲線 で ある 。 これ は 価格 が 上がる ほど 供給 量 が 増大 する こと に よる 。  これ に対し 、 同じ 価格 に 対応 する 供給 量 が 増大 し て 供給 曲線 そのもの が 右 方 に 移動 する こと は 、 供給 （ 供給 量  では ない ） の 増大 と いわ れる 。  需要 曲線 と 供給 曲線 の 交点 で 決まる 状態 を 競争 均衡 と 呼ぶ 。 この とき 需要 量 と 供給 量 は 一致 し 、 一義的 に 価格 が 定まる 。 この 時 の 価格 を 均衡 価格 （ または 市場 価格 ） 、 取引 量 （ 数量 ） を 均衡 取引 量 と 呼ぶ 。  需要 曲線 と 供給 曲線 の 交点 で 決まる 価格 が 「 安定 的 」 で ある という こと は 、 価格 や 数量 が 偶発 的 に 均衡 点 を 逸脱 し て も 市場 メカニズム の 力学 により 均衡 点 に 自動的 に 引き戻さ れる という こと で ある 。 この よう な 均衡 を 「 安定 的 均衡 」 と いう 。  逆 に 「 不安定 」 で ある という 場合 は 、 均衡 点 を 逸脱 し た とき 、 価格 と 数量 が 均衡 点 から 離れ て いっ て しまう メカニズム が 働く こと で あり 、 この よう な 均衡 を 「 不安定 的 均衡 」 と いう 。  政府 など が 上限 価格 や 下限 価格 を 設定 する こと を 価格 統制 price   control と いう 。 たとえば 家賃 統制 など で 上限 価格 が 設定 さ れ て いる 場合 、 価格 の 上昇 による 供給 量 の 増加 と 需要 量 の 減少 を 通じ た 超過 需要 の 解消 が 妨げ られる 。 その 結果 、 売り手 による 買い手 に対する 割り当て が 発生 する こと に なる 。 これ に対し 最低 賃金 など で 下限 価格 が 設定 さ れ て いる 場合 に は 、 価格 の 下落 による 供給 量 の 減少 と 需要 量 の 増加 を 通じ た 超過 供給 の 解消 が 妨げ られる 。 その 結果 、 売れ残り が 発生 する こと に なる 。  また 、 最低 賃金 を 設定 する こと は 労働 市場 で 労働 が 供給 過剰 に なっ た とき 賃金 を 下げる こと が でき ず 失業 を 生む 原因 と なる 。  経済 学者 の スティーヴン・ランズバーグ は 「 原油 価格 が 法律 によって 管理 さ れれ ば 、 末端 の ガソリン 価格 は 下がる どころか 上がる 。 小売 価格 が 間接 的 に 管理 さ れれ ば 、 精製 業者 が 供給 する ガソリン の 量 （ 供給 ） は 減る ため 、 消費 者 が 買う ガソリン 価格 は 上がる の は 当然 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  需給 の 調整 にあたって 価格 が 変化 し ない こと を 価格 の 硬直 性 price   rigidity と いう 。 たとえば 実際 の 価格 が 均衡 価格 を 上回っ て いる もの と する 。 この とき に 価格 の 硬直 性 が あり 、 価格 が 下落 し ない 場合 、 超過 供給 の 解消 は 、 需要 曲線 そのもの の 右 方 シフト による こと に なる 。  経済 学者 の クヌート・ヴィクセル は 、 名目 価格 （ 一般 物価 ） の 変動 が 、 相対 価格 の 変動 と は 根本 的 に 異質 な 現象 で ある こと を 発見 し た 。  ミクロ 経済 学 における P （ 価格 ） と マクロ 経済 学 における P （ 物価 ） は 、 根本 的 に 別 の 概念 で ある 。 前者 は 個々 の 財 の 相対 価格 を 表す もの で ある の に対し 、 後者 は 個々 の 財 の 価格 を 全体 として 平均 し た 集計 量 として の 物価 水準 を 表す もの で ある 。  近代 以前 において 「 供給 」 という 言葉 は 、 漢語 で は 「 く ご う / ぐきゅう 」 、 和訓 で は 「 たてまつり もの 」 （ 『 類聚 名義 抄 』 ） と 呼ば れ て い た 。  「 供給 」 という 言葉 は 元々 は 隋 ・ 唐 の 律令 用語 で 律令 とともに 日本 に もたらさ れ た 。 現代 経済 学 において は 、 特定 の 物資 を 不 特定 多数 に 提供 する こと を 「 供給 」 と 呼ぶ が 、 この 場合 に は 「 食料 及び それ に 準じる 物 」 を 特定 の 相手 に 提供 する こと を 指し て 「 供給 」 と 称し た 。 すなわち 、 公的 な 目的 を もっ た 使者 や それ に 準じる 使者 ・ 客人 （ 荘園 領主 が 現地 に 派遣 する 使者 など ） に対して 通過 する 地域 において 食料 を 提供 し 、 付随 し て 使者 が 必要 と する 物資 など （ 休憩 ・ 宿泊 する 宿駅 や 交代 の 馬匹 など ） も 合わせ て 供給 し た 。 また 、 こうした 使者 や 客人 が 目的 地 に 到着 （ 落付 ） し た 際 に 現地 の 人 たち が 3 夜 連続 で 飲食 や 贈物 など を もっ て 接待 し て 無事 な 到着 を 祝う 三 日 厨 という 行事 も 行わ れ た が 、 その 際 に 提供 さ れ た 飲食 や 贈物 及び 接待 そのもの を 「 供給 」 と 呼ん だ 。  なお 、 中世 の 荘園 ・ 公 領 において は 、 供給 に 必要 な 食料 や 人夫 は 雑 公事 及び 夫役 として 現地 の 在地 領主 及び 名主 百姓 の 負担 と さ れ て い た 。ビルト・イン・スタビライザー と は 、 財政 自体 に 備わっ て いる 、 景気 を 自動的 に 安定 さ せる プロセス （ 装置 ） の こと 。  補整 的 公共 投資 政策 など の 投資 的 財政 政策 に 比べ 、 タイム・ラグ が ない 。 税制 における 累進 率 が 高い ほど その 効果 は 大きい 。  また 、 歳出 を 一定 額 に 固定 する 、 あるいは 増加 率 を 固定 する など によって も 安定 化 機能 は 果たせる 。  一般 に 、 ある 国民 経済 において は  と なる 。  仮に 民間 投資 が 減少 し た と する と 、 財政 収支 と 経常 収支 が そのまま の 場合 、 総 貯蓄 が 減少 する こと に なる 。 ( 3 )( 4 ) より 総 貯蓄 の 減少 は 、 消費 性向 を通して 総 消費 の 減少 を 意味 し 、 民間 投資 の 減少 と 併せ て 国民 所得 の 減少 （ 不況 ） を 起こす 。  しかし 、 国民 所得 の 減少 は 通常 、 税収 の 減少 に も つながる ため 、 財政 収支 も 悪化 する 。 すると 総 貯蓄 の 減少 は 、 財政 収支 が そのまま の 場合 に 比べ て 、 軽微 で 済み 、 国民 所得 の 減少 も 緩やか に なる 。 また 、 輸入 も 国民 所得 に 比例 する 傾向 が ある ため 、 経常 収支 を 通す こと で 貿易 に も スタビライザー 効果 が 見 られる 。  経済 A （ 国民 所得 に 応じ た 税制 ）  以上 の モデル を 解く  経済 B （ 国民 所得 と 無関係 な 税制 ）  以上 の モデル を 解く  この まま で あれ ば 、 経済 A も B も 変わら ない 。  ここ で 、 民間 投資 が 10 減少 し 5 に なっ た と しよ う 。  経済 A ----------------------  経済 B ----------------------  以上 の よう に 、 同額 の 総 投資 減少 に対して 、 国民 所得 に 比例 し た 税制 を 持っ た 国 の ほう が 景気 の 落ち込み 方 は 緩やか に なる 。 これ は 、 歳出 を 固定 し て いる だけ でも 、 税収 減 により 財政 赤字 に なり 、 財政 政策 を 自動的 に 発動 し て いる こと に なる ため で ある 。 バブル 崩壊 後 の 日本 において も 、 急速 な 税収 減少 が 景気 の 落ち込み を 限定 的 な もの に し た 。  一方 、 財政 均衡 を 守ろ う と する と スタビライザー 効果 は 失わ れ 景気 の 落ち込み は 激しく なる 。  インフレーション が 進行 する 中 で は 、 歳出 を 固定 し たり 増加 額 を 一定 率 に し たり する こと で インフレーション を 押さえ込む という スタビライザー 効果 が 期待 さ れる 。  これ は 、 不景気 時 の 逆 で 、 インフレーション が 財政 収支 改善 を もたらし 自動的 に 緊縮 財政 効果 を もたらす から で ある 。  ただ 、 インフレ 率 より も 低い 歳出 増加 率 を 余儀なく さ れる ため 、 財政 上 投入 可能 な 資源 が 減少 する ( 実質 歳出 の 低下 )。TCO   ( Total   Cost   of   Ownership )   と は 「 総 保有 コスト 」 の こと で 、 ある 設備 など の 資産 に関する 、 購入 から 廃棄 まで に 必要 な 時間 と 支出 の 総計 。  予算 を 作成 し 要求 する 際 、 ランニング コスト （ 保守 ・ 運用 ・ 維持 等 の ため の 費用 、 例 として 設備 ・ システム など の メンテナンス 、 有償 の 更新 、 管理 の ため の 人件 費 、 光熱 費 など ） として 必要 に なる 経費 を 考慮 に 入れ ず 、 初期 投資 額 （ イニシャル コスト ） だけ に 注目 し がち で ある 。  TCO は それら を トータル に 含め た 経費 で 、 実際 に 支出 す べき 金銭 の 全額 に あたる 。  また 顧客 に対して 、 一部 の 製品 ・ サービス の コスト アップ が あっ た として も 、 全体 の 生産 活動 で は コストダウン に なる という 事 を 指す 。産業 （ さん ぎょ う 、 ） と は 、 人々 が 生活 する うえ で 必要 と さ れる もの を 生み出し たり 、 提供 し たり する 経済 活動 の こと 。 また 、 経済 活動 の 分類 の 単位 という 意味 で も 使わ れる 。  産業 は 、 社会 的 な 分業 として 行わ れる 製品 ・ サービス の 生産 ・ 分配 に かかわる すべて の 活動 を 意味 し 、 公営 ・ 民営 の かかわり なく 、 また 営利 ・ 非 営利 の かかわり なく 、 教育 、 宗教 、 公務 など の 活動 を も 含む 概念 で ある 。 なお 、 日本語 の 「 産業 」 という 語 は 西 周 による もの と さ れ て いる 。  産業 分類 は 、 分析 の 枠組み や 目的 に 応じ て それぞれ に 適し た 方法 が 用い られる 。 基礎 的 ・ 標準 的 な 分類 として は 、 公的 な 統計 において 標準 産業 分類 が 設定 さ れ て いる 。  産業 分類 は 、 経済 学 が 学問 として 確立 し はじめ た 当初 から 経済 学者 によって 論じ られ て き た 。 重 農学 派 の フランソワ・ケネー は 『 経済 表 』 （ 1758 ） において 地主 階級 、 生産 階級 （ 農業 ） 、 不 生産 階級 （ 商業 ） の 3 分類 を 示し 、 農業 だけ が 生産 的 で ある と 考え た 。 カール ・ マルクス は 『 資本 論 』 第 2 巻 （ 1885 ） で 第 一 部門 （ 生産 財 生産 部門 ） と 第 二 部門 （ 消費 財 生産 部門 ） という 産業 間 分析 を 行っ て いる 。 1930 年代 に 入る と 、 経済 発展 を 産業 構造 の 変化 という 視点 で とらえる よう に なり 、 本格 的 に 産業 分類 が 研究 さ れる よう に なっ た 。  ワルター・ホフマン （ ） は 、 経済 発展 を 、 消費 財 を 直接 に 生産 する 段階 から 、 製造 設備 など の 資本 財 を 作り これ を 利用 し て 生産 性 を 高める 段階 へ の 変化 として とらえ た 。 従って 、 産業 を 消費 財 産業 と 資本 財 産業 と に 分類 し 、 「 消費 財 産業 の 純 生産 額 」 ÷ 「 資本 財 産業 の 純 生産 額 」 （ ホフマン 比率 ） を 見る こと で 経済 発展 の 程度 が わかる と 考え た 。 ホフマン に よれ ば 、 比率 は 第 1 段階 で は 5 . 0 、 第 2 段階 で は 2 . 5 、 第 3 段階 で は 1 . 0 、 第 4 段階 で は それ 以下 と なる 。 ただし ホフマン の 方法 は 、 産業 連関 分析 が 発達 し た 今日 から 見れ ば 難点 が 多い と さ れ て いる 。  コーリン・クラーク は 、 『 経済 的 進歩 の 諸 条件 』 （ 1941 ） において 、 産業 を 第 一 次 産業 、 第 二 次 産業 、 第 三 次 産業 に 3 分類 し 、 経済 発展 につれて 第 一 次 産業 から 第 二 次 産業 、 第 三 次 産業 へ と 産業 が シフト し て いく こと を 示し た 。 これ は 17 世紀 に ウィリアム・ペティ が 『 政治 算術 』 （ 1690 ） で 述べ た 考え方 を 定式 化 し た もの で 、 両者 に ちなん で 「 ペティ ＝ クラーク の 法則 」 と 呼ば れる 。  クラーク の 産業 分類 に関して は 、 第 三 次 産業 に 単純 労働 が 含ま れ 、 後進 的 な 産業 が 先進 的 な 産業 と 同じ 扱い に なっ て いる という 批判 が ある 。 さらに 、 経済 発展 につれて 産業 内部 で 生じ て いる 構造 変化 を とらえ きれ ない という 弱点 が ある 。 また 、 第 三 次 産業 は 、 公益 事業 の よう な 資本 集約 的 な 産業 も 、 飲食 業 の よう な 労働 集約 的 な 産業 も 、 教育 の よう な 知識 集約 的 な 産業 も 含む という 雑多 な 産業 の 集合 体 で あり 、 雑多 な 産業 を 単一 の くくり で 単純 化 する こと について も 批判 が ある 。  アーサー ・ ルイス は 、 開発 途上 国 の 経済 を 伝統 的 部門 （ 主 に 伝統 的 な 農業 ） と 近代 的 部門 （ 資本 集約 的 産業 ） と に 分ける 2 部門 モデル を 提案 し 、 ルイス に よれ ば 、 経済 が 一定 の 発展 段階 に 達する まで は 伝統 的 部門 から の 固定 賃金 で の 無 制限 労働 供給 が 続く ため 、 経済 援助 の 効果 が なかなか 現れ ない 。  ルイス の モデル は 、 ラニス と フェイ によって 精緻 化 さ れ 、 ラニス ＝ フェイモデル で は 、 農業 部門 から の 労働 力 流出 によって 、 経済 発展 の 「 第 1 局面 」 「 第 2 局面 」 「 第 3 局面 」 が 訪れ 、 1 人 あたり 農業 所得 が 上昇 し て ゆく と 説明 さ れる 。  製造 業 は 、 古典 的 な 分類 で は 食品 、 繊維 など の 軽工業 と 、 鉄鋼 、 機械 、 化学 など の 重化学 工業 と に 2 分 さ れ 、 工業 化 の 進展 に 連れ て 重化学 工業 の 比率 が 高まっ て ゆく と 説明 さ れ て き た 。 しかし 1960 年代 の 日本 で は 、 重化学 工業 化 率 が アメリカ や イギリス の 同 水準 に 達し て い ながら 、 製造 業 の 生産 性 において 大きな 隔たり が ある こと が 観察 さ れ て い た 。  篠原 三 代 平 は 、 製造 業 を 素材 産業 と 組立て 産業 と に 分類 し て 分析 する 必要 性 を 指摘 し た （ 1967 ） 。 篠原 に よれ ば 、 当時 の 日本 で は 素材 産業 の 大き さ に 比べ て 、 素材 を 加工 し 組み立てる 産業 が 未熟 で あり 、 それ が 工業 の 生産 性 の 低 さ に 現れ て い た 。 こうして 、 経済 発展 の 指標 として 高 加工 度 化 という 分析 視点 が 不可欠 と さ れる よう に なっ た 。  1970 年代 に なる と 、 産業 構造 の 知識 集約 化 という 視点 が 注目 さ れる よう に なっ た 。 これ は 繊維 産業 は 単純 製品 から ファッション 性 の 高い ブランド 製品 へ 、 サービス 業 も 単純 ・ 反復 労働 から 金融 工学 や コンサルティング へ という よう に 、 経済 発展 につれて 同じ 産業 で あっ て も より 知識 ・ 技術 の 集約 度 の 高い 方向 へ と 変化 し 、 「 物 」 の 生産 そのもの より も 「 情報 」 の 生産 が より 大きな 付加 価値 を 生ん で いる という 見方 で ある 。  マーク・ポラト は 、 『 情報 経済 入門 』 （ 1977 ） において 、 情報 交換 の 場 として 市場 と 組織 内 （ 企業 や 政府 の 内部 ） を 考え 、 市場 における 情報 の 供給 主体 （ 通常 の 意味 で の 情報 産業 ） を 第 1 次 情報 部門 、 組織 内 情報 の 生産 活動 を 第 2 次 情報 部門 と 呼ん だ 。 ポラト は この 枠組み に 基づい た 産業 連関 表 を 作成 し 、 1967 年 の アメリカ 経済 で は 第 1 次 情報 部門 の 付加 価値 が GNP の 25 . 1 パーセント 、 第 2 次 情報 部門 が 21 . 1 パーセント を 占める と し た 。  産業 は 、 その 製品 ・ サービス が 国際 的 に 取引 さ れ 国際 競争 に さらさ れ て いる か 、 あるいは 主 に 国内 で 取引 さ れ て いる か によって 、 輸出 産業 と 国内 産業 と に 区分 さ れる 。 こうした 輸出 産業 と 国内 産業 という 分析 視点 は 日本 経済 の 二 重 構造 を 論じる 際 に 用い られる 。 一般 に 、 日本 の 代表 的 な 輸出 産業 で ある 自動車 産業 や エレクトロニクス 産業 （ ハイテク 産業 、 IT 産業 ） は 国際 競争 力 が 高い が 、 建設 、 農業 、 医療 、 金融 など の 国内 産業 は 生産 性 が 低い と 言わ れる 。  輸出 産業 と 国内 産業 と の 区分 は 政策 や 社会 環境 によって も 変わっ て くる 。 農産物 は 国際 的 に 取引 さ れ て いる 商品 で ある が 、 日本 で は 農業 保護 政策 によって 各種 の 農産物 が 国際 競争 から 隔離 さ れ て いる 。 電力 は 日本 で は 国内 産業 で ある が ヨーロッパ で は 国際 取引 さ れ て いる 。 情報 通信 業 は 従来 は 国内 産業 と 考え られ て き た が 、 情報 通信 技術 の 発達 を 背景 に 、 インド や 中国 を 拠点 として 遠隔 地 から サービス を 行う 動き も 出 て き て いる （ オフショアリング ） 。  標準 産業 分類 は 、 各種 の 統計 間 の 比較 可能 性 を 確保 する ため に 、 統計 調査 の 対象 と なる 各種 産業 の 標準 的 な 分類 体系 を 定め た 統計 基準 で ある 。 国際 的 に は 、 1948 年 に 国際 連合 の 統計 委員 会 により 国際 標準 産業 分類 （ International   Standard   Industrial   Classification   of   All   Economic   Activities ,   ISIC ） が 設定 さ れ て いる 。 各国 において も 、 統計 の 国際 比較 を 可能 に する ため 、 産業 分類 を できるだけ ISIC に 準拠 し て 作成 する よう 配慮 が さ れ て いる 。  日本 で も 、 日本 標準 産業 分類 が ISIC に 準拠 する 形 で 作成 さ れ て いる 。 最初 の 日本標準 産業 分類 は 1949 年 に 完成 さ れ た 。 その後 改定 が 重ね られ た が 、 2002 年 に 大 改定 が 行わ れ 、 情報 通信 業 が 新た な 産業 分類 として 設定 さ れ た 。  日本 の 証券 取引 所 に 上場 さ れ て いる 企業 は 、 証券 コード 協議 会 が 定め た 統一 的 な 基準 により 33 の 業種 に 分類 さ れ て いる 。 証券 コード 協議 会 は 全国 の 証券 取引 所 により 組織 さ れ 、 東京 証券 取引 所 が 事務 局 を 務め て いる 。  証券 コード による 業種 分類 は 基本 的 に は 日本標準 産業 分類 に 準拠 し て いる 。 毎年 の 決算 書 を 元 に 、 上場 企業 の 各 事業 の うち 最も 売上 が 大きい 事業 の 業種 が その 企業 の 業種 と さ れる 。 事業 内容 が 大きく 変化 する 場合 は 、 年 に 2 回 、 所属 業種 の 見直し 審査 が 行わ れる 。南北 問題 （ なんぼ くもん だい 、 ） と は 、 1960 年代 に 入っ て 指摘 さ れ た 、 先進 資本 国 と 発展 途上 国 の 経済 格差 と その 是正 を めぐる 問題 。 豊か な 国 が 世界 地図 上 の 北側 に 、 貧しい 国 が 南側 に 偏っ て いる こと から 南北 問題 と 呼ば れる 。  『 南北 問題 』 という 用語 の 概念 は 、 イギリス の ロイズ 銀行 会長 職 に あっ た オリヴァー・フランクス が 、 1959 年 に アメリカ合衆国 で 行なっ た 講演 「 新しい 国際 均衡 ― 西欧 世界 へ の 挑戦 」 に 端 を 発する もの で ある 。 フラン クス は 、 イデオロギー と 軍事 の 対立 で ある 東西 問題 に 比肩 する 重要 課題 として 、 地球 上 の 北側 に 位置 する 先進 工業 国 （ Industrial   Countries ） と 南側 に 位置 する 開発 途上 国 （ Developing   Countries 、 発展 途上 国 と も いう ） における 問題 提起 を 行う とともに 、 世界 の バランス の 中心 が 西 ヨーロッパ から 新た に 発展 し つつ ある 国々 に 移る で あろ う と 述べ た 。  19 世紀 末 に 、 世界 経済 が 成立 し 国際 分業 が 広まる と 、 農業 国 や 工業 国 へ の 分化 が 起き た 。 植民 地 は 、 宗主 国 により モノ カルチャー 経済 へ と 転換 さ れる ケース が 多く 、 著しい 特 化 が 進展 し た 。 特に アフリカ 大陸 において は 、 列強 による 領土 分割 によって 、 ほぼ 強制 的 に 資源 の 供給 国 として の 役割 を 担わさ れ た 。  第 二 次 世界 大戦 終結 から 間 も ない 頃 は 、 農業 によって 経済 を 成り立た せ て いる 国 も 多く 、 そういった 国 の 所得 水準 は 工業 国 に 比べ 際立っ て 低い わけ で は なかっ た 。 むしろ 、 商品 作物 の 輸出 など により 高い 所得 水準 を 実現 し て いる 国 も あっ た 。  技術 革新 の 進展 など により 安価 な 代替 商品 が 生まれ た こと から 、 いくつ か の 農産 品 は 需要 の 減退 に 見舞わ れ た （ 例 ： バングラデシュ の ジュート など ） 。 また 、 緑 の 革命 や 競争 力 の ある 工業 国 の 農産 業 による 輸出 攻勢 （ アメリカ や フランス ） により 、 農産 品 の 相対 価格 は 著しく 低迷 。 工業 品 輸出 により 発展 を 遂げる 日本 や 西ドイツ と の 格差 は 次第に 広がっ た 。 一旦 、 特 化 し た 経済 は 社会 構造 も 特 化 し て いる ため 容易 に 転換 でき ず 、 長期間 にわたって 格差 が 固定 化 さ れる こと と なっ た 。  開発 途上 国 の 経済 開発 促進 と 南北 問題 の 経済 格差 是正 の ため に 、 1962 年 に は 初 の 第 三 世界 出身 の 国連 事務 総長 と なっ た ウ・タント の 主導 で 国際 連合 貿易 開発 会議   ( UNCTAD ) 設立 が 決定 さ れ 、 1964 年 に 第 1 回 の UNCTAD 総会 が ジュネーブ で 開催 さ れ 、 非 同盟 諸国 を 中心 に 開発 途上 国 を 集め た 77 ヶ国 グループ （ G 77 ） が 結成 さ れ た 。 なお 、 開発 途上 国 という 用語 が 「 後進 国 」 「 低 開発 国 」 に 代わっ て 一般に 使用 さ れる よう に なっ た の は UNCTAD 設立 以降 の こと で ある 。  また 、 UNCTAD を 含め 、 この 時期 に 国際 援助 に 関連 する 組織 や 法案 が 各国 で 設立 さ れ て いる 。  発展 途上 国 の 多く は 資本 輸入 により 工業 化 を 試み た 。 しかし 、 国内 市場 の 狭 さ 、 国際 競争 力 を 欠い た こと など から 失敗 する 国 が 多く 、 貿易 赤字 と 対外 債務 を 増加 さ せる 結果 と なる 。 その 中 でも 東アジア の 韓国 ・ 台湾 ・ マレーシア や 、 中南米 の メキシコ ・ ブラジル など は 一定 の 工業 化 を 成功 さ せ た 。  1970 年 9 月 に 開催 さ れ た 国連 総会 で は 、 1960 年代 の 「 国連 開発 の 十 年 」 を 総括 する と共に 、 「 第 2 次 国連 開発 の 十 年 」 の 決議 が 採択 さ れ た 。 この 決議 で は 、 先進 国 の ODA が GNP の 0 . 7 % と なる よう に 定め られ た 。 ODA に対し 、 具体 的 な 国際 目標 が 導入 さ れ た の は 初めて で あり 、 また 決議 の 特徴 で ある 。  1973 年 に 始まっ た 第 四 次 中東 戦争 から 第 1 次 石油 ショック が 発生 する 。 原油 価格 の 高騰 は 不況 を 招き かね なかっ た が 、 産油 国 を はじめ 、 天然 資源 を 保有 する 発展 途上 国 にとって は 、 自国 が 保有 する 天然 資源 が 国際 社会 における 交渉 力 と なる という 認識 が 強まり 、 自国 の 天然 資源 を 先進 諸国 の 資本 の 支配 から 取り戻し 、 自国 主権 の 下 で の 開発 を 目指す 資源 ナショナリズム が 盛ん に なっ た 。 この 一方 で 、 工業 化 の 途上 に あっ た 他 の 途上 国 の 中 に は 、 この 石油 ショック により 重い 対外 債務 負担 を 負う 国 も 現れ た 。  1974 年 4 月 に は 国連 資源 特別 総会 において 強まる 資源 ナショナリズム を 背景 に 、 「 新 国際 経済 秩序 樹立 に関する 宣言 ( Declaration   for   the   Establishment   of   a   New   International   Economic   Order )」（ 新 国際 経済 秩序   ( NIEO )） が 採択 さ れ 、 同年 秋 の 国連 第 29 回 総会 で 、 この 宣言 の 内容 を 具体 化 し た 「 諸 国家 の 経済 権利 義務 憲章 （ 国際 連合 総会 決議 3281 ） 」 が 採択 さ れる 。  1980 年 に 第 35 回 国連 総会 において ｢ 第 3 次 国連 開発 の 十 年 」 が 採択 さ れ 、 1981 年 に は メキシコ の カン クン で アメリカ合衆国 ・ 日本 ・ 西ドイツ など 先進 国 と インド ・ 中華人民共和国 ・ ブラジル など 発展 途上 国 の 首脳 が 集まっ て 初 の が 開催 さ れ た 。  1980 年代 は 、 1970 年代 の 主 に 国際 機関 と 外国 の 政府 に対する 重 債務 によって アフリカ や 中南米 の 国々 は 、 元利 返済 に 苦しみ 、 ハイパーインフレーション など が 発生 し 国民 経済 は 混乱 し た 。  その後 、 石油 産出 国 や 新興 工業 国 （ NIES や BRICs など ） は 所得 が 向上 し て いっ た 一方 、 最貧 国 は 停滞 あるいは 衰退 し た こと から 、 中 進 国 と の 格差 が 増大 する 南 南 問題 が 起こっ た 。  環境 問題 が 国際 的 な 課題 として 捉え られる よう に なっ て から は 、 環境 対策 を 求める 先進 国 と 、 開発 優先 志向 が 強い 途上 国 と の 間 で 利害 が 対立 し て いる 。  1990 年 に 第 46 回 国連 総会 において ｢ 第 4 次 国連 開発 の 十 年 」 が 採択 さ れる 。  東西 冷戦 時代 に は 、 発展 途上 国 へ の 援助 は 自 陣営 に つなぎとめ て おく 手段 の 一つ でも あっ た が 、 冷戦 終結 に 伴い 、 この よう な 援助 の 構造 は 過去 の もの と なり 、 これ まで と は 違っ た 非 軍事 的 な 面 を 含む さまざま な 考え方 や 開発 、 援助 の 形態 が 提唱 さ れ 、 各種 の 国際 会議 が 世界 各地 で 開催 さ れる よう に なっ た 。  しかしながら 、 1990 年代 の ODA は 急減 し 、 2002 年 メキシコ の モンテレイ で 開か れ た 国連 開発 資金 国際 会議 で は 、 ODA を 増加 する こと が 合意 さ れる こと に なる 。  地球 規模 で の 南北 問題 と 同様 の 意味合い で 、 比較的 狭い 地域 における 経済 格差 も 南北 問題 と 呼ば れる こと が ある 。  イタリア において は 早期 に 王国 領 へ と 併合 さ れ た ミラノ・ジェノヴァ・トリノ を 中心 と する 北部 が 重工業 地域 （ 北イタリア ） として 発展 し て いる の に対し 、 南部 （ 南 イタリア ） は 一 次 産業 を 中心 と し て いる が 故に 生じ て いる 経済 格差 が 問題 と なっ て いる 。 1960 年代 の バノーニ 計画 によって ターラント 製鉄 所 や アウトストラーダ が 建設 さ れる など 、 南部 で の 重工業 発展 と 社会 基盤 の 整備 が 図ら れ ある程度 の 改善 は 見 られ た が 、 根本 的 な 解決 に 至っ て はおら ず 、 南部 の 失業 率 は 北部 の 4 倍 と も 言わ れ て いる 。 その 為 、 古く から 農民 層 を 中心 に ドイツ など 他国 へ 出稼ぎ や 移民 に 向かう 者 が 多く 、 一種 の コロニー を 形成 し て いる （ イタリア 語 の 章 を 参照 ） 。 一方 、 本来 南部 が 収める べき 分 の 税金 を 負担 する 格好 に なっ て いる 北部 で は 、 不況 に 伴い 南部 に 税金 を 吸い上げ られ て いる と の 批判 が 強まり 、 北部 同盟 の よう な 南北 の 分離 を 唱える 勢力 （ こうした 民族 的 問題 で なく 、 経済 的 問題 から 分離 を 主張 する 政党 は 過去 に あまり 例 は 無い ） を 生み出し て いる 。 ただし 、 北部 同盟 を 支持 する 人々 が 必ずしも 国家 の 分離 を 望ん で いる 訳 で は なく 、 南部 へ の 批判 票 として の 意味合い が 強い こと に 留意 する 必要 が ある 。  しかし 近年 で は マフィア の 衰退 や 電子 ・ 情報 産業 など の 先進 工業 の 成長 （ 半導体 メーカー の STMicroelectronics 社 や 鉄道 関連 企業 の メリディオリ・メッカニカ 社 など ） により 南部 経済 は 好転 に 向かっ て いる と の 声 も ある 。 事実 、 南部 の 失業 率 も 改善 傾向 に あり 、 北部 と の 失業 率 も 3 倍 程度 （ 中部 と 比べ た 場合 は 2 倍 程度 ） に 低下 し 、 批判 の 多かっ た 大 規模 投資 による 南部 開発 計画 も プロディ 政権 下 で 改め られ 、 現在 は 「 第 三 の イタリア 」 を 参考 に し た 新た な 経済 作り が 進め られ て いる 。 前述 の 北部 同盟 も 攻撃 対象 を 南部 から 不法 移民 へ と 切り替え 、 先 の 総 選挙 で は イタリア 南部 で 党勢 を 伸ばす という 逆転 現象 が 起きる など 、 イタリア の 南北 格差 は 新た な 局面 に 入り つつ ある 。  伝統 的 に 南仏 と 北 仏 の 対立 構図 が 存在 する 。  第 二 次 世界 大戦 の 終結 に 伴い 日本 の 統治 下 から 外れ た 朝鮮半島 で は 、 北側 に 朝鮮民主主義人民共和国 （ 北朝鮮 ） 、 南側 に 大韓民国 （ 韓国 ） と 2 つ の 政権 が 樹立 し 、 分断 国家 と なっ た 。 両 陣営 が 争っ た 朝鮮 戦争 は 東西 冷戦 の 代理 戦争 と 化し 、 休戦 こそ し た ものの 、 正式 に は 終戦 が なさ れ ない まま 21 世紀 に 至っ て いる 。 政治 的 ・ 経済 的 に も 、 漢江 の 奇跡 と 呼ば れる 経済 成長 を 果たし 、 民主 化 も なさ れ た 韓国 に対し 、 金 一族 による 世襲 が 続き 、 経済 的 に も 疲弊 し て いる 北朝鮮 と 大きな 差異 が ある 。  台湾 の 人口 は 西海岸 側 に 集中 し て いる が 、 それでも 政治 ・ 経済 ・ 報道 の 要衝 で ある 台北 市 および 周辺 部 の 台北 都市 圏 を 擁する 北部 と 、 高雄 市 や 台 南市 といった 大都市 を 抱える 南部 で は 産業 構造 の 違い による 求人 格差 、 所得 格差 は 他 の 国 ほど で は ない が 国内 で 深刻 化 し て いる 。 北部 を 地盤 と する 中国 国民党 と 南部 を 地盤 と する 民主進歩党 の 覇権 争い を 起因 と し た 政治 的 要素 が これ を 増幅 し て いる 見方 も ある 。 当初 は 階級 間 格差 を 指す インターネット スラング で ある 「 天龍 人 / 天龍 国 」 も 台北 人 / 台北 市 を 揶揄 する もの と 拡大 ・ 変容 し 、 地域 格差 を も 内包 する 意味 が 色濃く なっ て いる 。  関東 地方 で も 特に 茨城 県 における 南北 問題 が 近年 、 注目 を 集め て いる 。 東京 通勤 圏内 に あり 、 つくば エクスプレス 開業 で 人口 増 が 続く つくば 市 ・ 守谷 市 など の 県南 地域 と 高齢 ・ 過疎 化 が 進む 県 北部 の 間 の 格差 は 年々 拡大 し て おり 、 速やか な 対応 策 が 求め られ て いる 。  三重 県 は 南北 に 長く 、 南北 において 、 人口 ・ 高齢 化 率 や 産業 の 集積 状況 が 大きく 異なる 。 三重 県 の 北部 において は 、 中京 圏 や 近畿 圏 と 比較的 近距離 で ある こと から 、 産業 や 人口 が 集積 し て いる 一方 で 、 南部 において は 、 豊か な 自然 ・ 歴史 ・ 文化 資源 は ある ものの 、 道路 網 や 鉄道 網 等 の 基盤 が 弱い こと から 、 それら を 地域 活力 に 十分 結びつけ られ ず に 、 地域 経済 ・ 社会 の 存立 基盤 が 脆弱 化 し て いる 。 地域 経済 で の ウェイト が 高い 農林 水産 業 、 中部 ・ 近畿 圏 から の 集客 が 重き を なす 観光 を 取り巻く 環境 も 厳しい 現状 が ある 。 この よう な 問題 は 同じ 東海 地方 において は 南部 （ 美濃 地方 ） に 多く の 人口 を 抱え 、 北部 （ 飛騨 地方 ） に 過疎 地域 を 抱える 岐阜 県 で も 同じ よう な こと が いえる 。  府庁 所在地 で ある 京都 市 へ の 人口 集中 率 が 約 55 % と 、 東京 都 （ 旧 東京 府 ） 以外 の 道府県 で は 第 一 位 で ある 。  京都 府 は 南北 に 細長く 、 南部 （ 旧 山城 国 ） と 北 ・ 中部 （ 旧 丹波 国 、 旧 丹後 国 ） と の 格差 が 大きく 、 南部 と 北部 で は 異なる 地域 を 形成 し て いる 。  戦後 の 経済 成長 において 、 南部 は いち早く 発展 し た の に対して 、 北部 は 取り残さ れる 傾向 に あっ た 。 近年 で は 、 高速 道路 （ 京都 縦貫 自動車 道 など ） 建設 や 山陰本線 複線 電化 工事 が 施工 さ れる など 、 南北 格差 の 是正 が 図ら れ て いる 。 また 、 旧 丹波 国 域 の うち 1965 年 頃 から 亀岡 市 及び 旧 園部 町 、 旧 八木 町 など 南 丹 地区 は 京都 市 や 大阪 府 と の 結び つき が 強く なり 、 行政 で は 京都 府 を 南北 のみ で 区分 する 場合 は 、 船井 郡 以南 を 南部 と する （ ただし 、 行政 で は 亀岡 市 及び 南 丹 市 、 船井 郡 京 丹波 町 を 中部 と 区分 する 場合 が 多い ） 。  同様 の こと は 、 同じ 近畿 地方 において は 、 人口 の 大 部分 が 北部 に 集中 する 奈良 県 ・ 和歌山 県 、 南部 に 人口 の 集中 する 兵庫 県 ・ 滋賀 県 において も いえる 。電力 （ でん り ょく 、 ） と は 、 単位 時間 に 電流 が する 仕事 （ 量 ） の こと で ある 。 なお 、 「 電力 系統 における 電力 」 と は 、 単位 時間 に 電気 器具 によって 消費 さ れる 電気 エネルギー を 言う 。 国際 単位 系 ( SI ) において は ワット [ W ]   が 単位 として 用い られる 。   なお 、 電力 を 時間 ごと に 積算 し た もの は 電力 量 ( electric   energy ) と 呼び 、 電力 と は 区別 さ れる 。 つまり 、 電力 を 時間 積分 し た もの が 電力 量 で ある 。  専門 用語 で は 、 「 電力 」 と は 単位 時間 に 電流 が する 仕事 （ 量 ） の こと で ある 。 単位 は W （ ワット ） で あり 、 電圧 V の 電源 から 電流 I が 流れ て いる とき 、 電力 は V ・ I という 式 で 表せる 。 つまり 電力 は 、 電圧 と 電流 の 積 で ある （ 物理 学 概念 の 分類 体系 で 言う と 、 仕事 率   ( power )   に 分類 さ れる わけ で ある ） 。 なお 、 一般 用語 （ 非 専門 用語 ） で は 、 「 電力 」 が 、 電気 の 形 で 伝え られる エネルギー を 指し て いる こと も 多い 。 なお 専門 用語 で は この エネルギー に関して は 「 電力 量 」 と 呼び 分け て 区別 し て いる 。  一般 的 に 言う と 、 電力 は 電池 や 発電 機 で 作ら れ て いる 。 電力 は 個人 が 小規模 に 作る こと も 可能 で ある 。 たとえば ソーラー パネル や 小さな 風力 発電 機 や 小さな 水力 発電 機 など を 用い て 、 家庭 で 消費 する 電力 を まかなっ たり 、 家庭 で 消費 する 以上 に つくり 余剰 分 を 販売 する こと も できる 。  電力 を 商品 として （ 供給 ） 販売 する こと で 収益 （ 売上 ） や 利益 を 得 て いる 会社 を 電力 会社 と 言う （ 世界 的 に 見る と 電力 会社 に は 様々 な 規模 の もの が あり 、 大手 も あれ ば 小規模 の もの も ある 。 日本 で は 小規模 の もの として PPS （ 特定 規模 電気 事業 者 ） という 位置づけ の もの が 登場 し た 。 ） 。 最初 の 電力 会社 、 トーマス ・ エジソン の 会社 が 設立 し た は 直流 方式 で 送電 し 一時期 は それ が 標準 と なっ て い た が 、 ニコラ・テスラ や ジョージ ・ ウェスティングハウス は 交流 送電 を 推し 、 両 陣営 間 で 激しい 対立 が 起き 、 結果 として 交流 送電 方式 が 普及 し （ その いきさつ や 理由 について は 「 電流 戦争 」 の 記事 で 詳説 )、 現代 の 電力 会社 は 一般 的 に は 電力 を 三 相 交流 で 供給 し て おり 、 電圧 として は 高圧 電力 ・ 低圧 電力 の 両方 を 販売 し て いる 。 電力 会社 の 業界 を 電力 業界 と いう 。  1990   年代 から 、 欧米 を 中心 として 、 世界中 の 多く の 国 や 地域 において 、 電力 の 自由 化 が 積極 的 に 進め られ て いる 。  欧州 の 各国 の 電力 事業 は 、 各国 それぞれ の 歴史 を 持っ て いる 。 かつて は ひとつ の 国 に ひとつ の 電力 事業 業者 、 という 形 が 一般 的 で あっ た が 、 1999 年 に 欧州 電力 市場 で は 《 市場 の 自由 化 》 が 導入 さ れ 、 各国 で いくつ も の 電力 事業 業者 が 活動 する よう に なっ た 。 欧州 の なか でも 、 いちはやく 自由 化 さ れ た 電力 市場 を 整備 し た の は 英国 で あっ た 。  英国 で は かつて 英国 電力 公社 が 英国 全体 に 電力 を 供給 し て おり 、 発電 も 送電 も 全て 行っ て い た 。 1990 年 に その 英国 電力 公社 が 民営 化 さ れ 、 その 時 に 、 同時に 発電 事業 と 送電 事業 の 分離 が 行わ れ 、 消費 者 に 電力 を 供給 する 配電 事業 に は いくつ も の 電力 供給 事業 者 が 参加 できる よう に なっ た 。 消費 者 は 、 （ ちょうど 、 携帯 電話 の 通信 サービス を 比較 し て 決め られる よう に ） 電力 の 価格 など を 比較 し て 、 自分 が 利用 する 電力 供給 事業 者 を 選択 できる よう に なっ た （ なお 送電 に関して は 、 英国 で は もともと ひとつ の 電気 事業 者 が 全国 の 電力 供給 を 管理 し て い た ため 、 結果 として 、 高圧 送電 系統 は ナショナル グリッド 1 社 が 送電 系統 管理 事業 者 として 運用 する 方式 を 採用 し た 。 ） 。 この よう に し て 英国 で は 、 発電 ・ 送電 ・ 配電 が 完全 に 分離 さ れ た 。  現在 、 欧州 各国 で 行わ れ て いる 電力 事業 の 形態 という の は 、 上記 の 英国 の 形態 と 似 た もの に なっ て いる 。 つまり 、 発電 と 送電 の 分離 さ れ て おり 、 送電 に関して は 送電 系統 管理 事業 者 が 行っ て いる 。 そして 欧州 の 各国 は それぞれ 隣接 する 国々 と 高圧 電線 で 結ば れ 、 日々 、 電力 の 輸出 ・ 輸入 が 行わ れ て いる 。  グリーン 電力 と は 、 風力 発電 や 太陽光 発電 、 バイオ マス 発電 、 小規模 水力 発電   等々 、 温室 効果 ガス の 排出 が 少なく て 環境 へ の 負荷 が 小さい 自然 エネルギー や 再生 可能 エネルギー によって 発電 さ れ た 電力 の こと で ある 。  2000 年代 に 入り 、 欧州 で 風力 発電 の 導入 が かなり 進み はじめ て から 、 発電 出力 の 変動 に 伴う 供給 の 不安定 化 の 問題 へ の 対応 策 が 打た れる よう に なっ て おり 、 EU レベル で スマート グリッド 化 が 検討 さ れる よう に なっ た 。  日本 で は 第 二 次 世界 大 戦前 に 、 電力 の 供給 を 独占 する 体制 （ 電力 独占 体制 ） が 形成 さ れ た 。 日本 において も 、 1995 年 の 電気 事業 法 の 改正 により 、 電力 自由 化 に 向け て の 様々 な 動き が 始まっ た 。 1995 年 に 制度 化 さ れ た の は IPP （ Independent   Power   Producer   卸 供給 事業 者 ） で 、 IPP が 発電 し た 電力 を 既存 の 10 電力 会社 が 買い取る という 仕組み で 、 IPP が 需要 家 に 直接 販売 する わけ で は ない 。 だから 、 電力 料金 に 直接 影響 を 与える もの で は なかっ た 。  2012 年 時点 で の 全 世界 の 電力 消費 量 は 20 兆 9 千 億 kWh で ある 。  電力 の 消費 量 が 多い 順 に 国 を 挙げる と 中国 、 アメリカ合衆国 、 日本 、 ロシア 、 インド と なる  ただし 、 国民 一 人 当たり の 電力 消費 量 の 多い 順 に 挙げる と 、 カナダ 、 アメリカ 、 韓国 、 日本 の 順 に なる 。 カナダ は 、 湖 や 河川 など 豊富 な 水 資源 に 恵まれ て い て 電気 料金 が 安い ので 一 人 あたり の 消費 量 が 特に 多い の で ある 。 一方 、 中国 は 一 人 当たり の 電力 消費 量 は 世界 平均 ほど だ が 、 国民 の 人数 が 大きい ので 国 全体 の 電力 消費 量 が 大きく なっ て いる （ なお 中国 は 急速 に 経済 成長 し て いる ので 電力 不足 が 深刻 化 し て いる ） 。  家庭 で の 電力 の 消費 の 量 や その 内訳 という の は 、 国 、 地域 、 季節 、 日々 の 気温 ごと に かなり 異なっ て いる 。  参考 まで に 、 日本 の 家庭 の 一 世帯 あたり の 電気 消費 量 は 、 平成 21 年度 （ 2009 年 4 月 〜 2010 年 3 月 、 冷夏 ・ 暖冬 で あっ た 期間 ） の 通年 で は 4 , 618   kWh / 世帯 で あっ た 。 内訳 として は 、 大きい もの から 電気 冷蔵庫 14 . 2 %、 照明 器具 13 . 4 %、 テレビ 8 . 9 %、 エアコン 7 . 4 % と 試算 さ れ た 。  なお 、 同じ 日本 の 家庭 の 消費 電力 の 内訳 で も 、 夏 で 最大 需要 が 発生 する 日 の 日 中 （ 14 時 ころ ） の 消費 電力 の 内訳 は 、 資源エネルギー庁 推計 に よる と 、 エアコン 53 %、 冷蔵庫 23 %、 テレビ 5 %、 照明 5 % だ と の こと で ある 。  国 ごと の 大まか な 統計 資料 は 「 消費 電力 」 の 記事 に 掲載 し て いる 。  電力 を 節約 する こと 、 電力 消費 量 を 減らす こと を 節電 と いう 。  電気 回路 において 電力 を 供給 する 装置 を 電源 （ electric   source ） 、 電力 を 消費 する 装置 を 負荷 （ electrical   load ） と 呼ぶ 。  直流 回路 の 中 で も 特に 電圧 や 電流 が 時間 的 に 変化 し ない 定常 電流 の 回路 において は 、 電力 は 時間 に 関わら ず  と なる 。  交流 と は 、 時間 ともに 大き さ と 向き が 周期 的 に 変化 する 電圧 または 電流 を 言う 。 その ため 、 三角波 や のこぎり 波 も 交流 と なる が 、 大き さ が 時間 と共に 正弦 波 ( sine   wave ) 状 に 変化 する 交流 を 特に 正弦 波 交流 と 呼ぶ 。 交流 回路 に 代表 さ れる 電圧 や 電流 が 時間 的 に 変化 する 回路 において は 、 電力 も 時間 に 依存 し て 変動 を する こと から 、 定常 な 場合 と 違っ て 様々 な 量 が 定義 さ れる 。  ここ で 、 電圧 の 波 高値 ( peak   value ) を   V 、 電流 の 波 高値 を   I   そして 周期 ( period ) を   T と する 。 さらに 、 瞬時 電力 ( instantaneous   electric   power ) を   p ( t )   で 表す 。 なお 、 瞬時 電流 （ instantaneous   current ） を   i ( t )、 瞬時 電圧 ( instantaneous   voltage ) を   v ( t )   と すれ ば 、  が 成り立つ 。  瞬時 電力 を 1 周期   T   に 渡っ て 平均 し た 値 を 有効 電力 ( effective   power ) と 呼ぶ 。 電力 料金 請求 の 対象 と なる の は この 有効 電力 で ある 。  有効 電力   P   は 、  で 定義 さ れる 。  ここ で 、 電力 回路 に 代表 さ れる 正弦 波 交流 回路 に 限っ た 上 で 、 具体 的 に 有効 電力 を 算出 する こと と する 。  正弦 波 交流 で ある こと から 、 瞬時 電流   i ( t )   と 瞬時 電圧   v ( t )   を  と 表す と する 。 ただし 、 角 周波数   ω   について   formula _ 5   と する 。 ところで 、 瞬時 電圧 の 実効 値 を   V 、 瞬時 電流 の 実効 値 を   I   と すれ ば 、 それぞれ   formula _ 6   が 成り立つ 。  この とき 、 有効 電力   P   は  と なる 。 ここ で 位相 差   φ   の 余弦   cos ( φ )   を 力 率 、 位相 差   φ   自体 を 力 率 角 と 呼ぶ 。  電力 回路 において 、 有効 電力 は 電力 機器 を 動かす ため に 必要 で ある が 、 電圧 の 調整 に 使わ れる もの として 電圧 と 電流 の 実効 値 の 積 に 力 率 角   φ   の 正弦   sin ( φ )   を かけ た もの を 無効 電力 （ reactive   power ） と 呼ぶ 。 なお 、 無効 電力 は 、 『 電力 』 と 銘打っ て いる ものの 、 負荷 と 電源 を 往復 する だけ で 消費 さ れ ない 電力 で ある 。  記号   Q   で 表さ れ 、 単位 は バール （ 記号 :   var ） が 用い られる 。  無効 電力 は 、 自己 インダクタンス に 由来 する 誘導 負荷 と 、 静 電 容量 に 由来 する 容量 負荷 から 生じる 。 誘導 負荷 による 無効 電力 を 「 遅れ 無効 電力 」 、 容量 負荷 による 無効 電力 を 「 進み 無効 電力 」 と 呼ん で いる 。 電力 関係 で は 電圧 を 基準 として 、 電流 が 遅れ て いる 場合 の 無効 電力 を 正 と する こと が 多い 。  誘導 性 負荷 は 無効 電力 を 増やし 、 容量 性 負荷 は 無効 電力 を 減らす 。 遅れ 無効 電力 と 進み 無効 電力 は 互いに 打ち消し あう 関係 で あり 、 これら 両者 の 無効 電力 が 互いに 等しい 状態 （ すなわち 、 無効 電力 が ゼロ ） が 、 最も 理想 的 な 状態 と いえる 。  インピーダンス を 用いれ ば  と なる 。 X   >   0   で あれ ば   Q   >   0   で あり 、 これ は 誘導 性 負荷 で 電圧 に対して 電流 が 遅れる 。  アドミタンス を 用いれ ば  と なる 。 B   >   0   で あれ ば   Q   <   0   で あり 、 これ は 容量 性 負荷 で 電圧 に対して 電流 が 進む 。  正弦 波 交流 回路 において 、 電圧 の 実効 値   V   と 電流 の 実効 値   I   の 積 を 皮相 電力 ( apparent   power ) と 呼ぶ 。  単位 は ボルト アンペア （ 記号 :   VA ） が 用い られる 。 記号 として は   S   で 表さ れる こと が 多い 。  この 皮相 電力   S   と 有効 電力   P 、 無効 電力   Q   そして 力 率   cos ( φ )   と の 間 に は 以下 の 関係  が 成り立つ 。  なお 、 インピーダンス を 用いれ ば  と なり 、 アドミタンス を 用いれ ば  と なる 。  上記 は 電圧 ・ 電流 とも に 正弦 波 の 場合 で ある が 、 ダイオード など の 非 直線 性 素子 が 入っ た 回路 において は 電流 が 正弦 波 と は なら ず 、 説明 が 複雑 と なる 。 基本 は 瞬時 電圧 と 瞬時 電流 から 瞬時 電力 を 求め 、 それ を 平均 する こと により まず 有効 電力 P を 求める 。  また 、 電圧 V の 実効 値 と 電流 I の 実効 値 の 積 から 、 皮相 電力 S が 求め られる 。  さらに 、 皮相 電力 と 有効 電力 、 無効 電力 Q の 関係 式  を 変形 する と 、 皮相 電力 と 有効 電力 から 無効 電力 が 求め られる 。  非 直線 性 回路 で は 、 電圧 が 正弦 波 で あっ て も 電流 に 高調 波 成分 を 含む こと に なり 、 従来 力 率 改善 に 用い られ た 同期 調 相 機 や 電力 用 コンデンサ で は 十分 な 改善 効果 が 得 られ ない だけ で なく 、 電力 用 コンデンサ など に 障害 を 与える 場合 が ある 。 特に 、 コンピュータ など に 内蔵 さ れる AC - DC コンバータ や 、 省エネルギー の ため の インバータ 制御 機器 が 問題 に なる 。 この ため 、 高調 波 成分 を 減少 さ せ 、 力 率 を 改善 する ため の 規制 が 行わ れる こと も 多い 。  起電 力 E と その 内部 抵抗 r と 外部 抵抗 R において の 電源 より 供給 できる 最大 電力 。 または 消費 電力 が 最大 に なる とき の 最大 電力 。  電気 工学 で は 最大 電力 供給 条件 と いう 。 分野 によって は マッチング とも 。 記号 は P または Pmax 、 単位 は ワット   ( W )。  r は 内部 抵抗 、 R は 外部 抵抗 として 説明 する 。  直流 電力 の 公式  これ を 1 と する 。  起電 力  ゆえに  と なる 。 これ を 2 と する 。  1 へ 2 を 代入  formula _ 23  相加平均 と 相乗 平均 の 関係 を 分母 に 用いる と formula _ 24 という 公式 が 導き出さ れる 。カール ・ ハインリヒ ・ マルクス （,   1818 年 5 月 5 日   -   1883 年 3 月 14 日 ） は 、 ドイツ ・ プロイセン 王国 出身 の 哲学 者 、 思想家 、 経済 学者 、 革命 家 。 1845 年 に プロイセン 国籍 を 離脱 し て おり 、 以降 は 無 国籍 者 で あっ た 。 1849 年 （ 31 歳 ） の 渡 英 以降 は イギリス を 拠点 として 活動 し た 。 ソ連 崩壊 の 前後 で 、 大きく 評価 が 変化 し た と 言わ れ て いる 。  フリードリヒ・エンゲルス の 協力 を 得 ながら 、 包括 的 な 世界 観 および 革命 思想 として 科学 的 社会 主義 （ マルクス主義 ） を 打ち た て 、 資本 主義 の 高度 な 発展 により 共産 主義 社会 が 到来 する 必然 性 を 説い た 。 ライフワーク と し て い た 資本 主義 社会 の 研究 は 『 資本 論 』 に 結実 し 、 その 理論 に 依拠 し た 経済 学 体系 は マルクス 経済 学 と 呼ば れ 、 20 世紀 以降 の 国際 政治 や 思想 に 多大 な 影響 を 与え た 。  マルクス は 、 その 生涯 の 大 部分 を 亡命 者 として 過ごし た 。 出生 地 は プロイセン 領 だっ た が 、 1849 年 に パリ に 追放 さ れ 、 のち に ロンドン に 居住 し て 、 そこ で 死ん だ 。 彼 は 、 生涯 を ひどい 貧困 の 中 で 過ごし た と 言わ れ て いる が 、 家政 婦 を 雇い 家政 婦 を 孕ま す ほど の 経済 力 は あっ た 。 また 、 生前 は あまり 有名 で は なかっ た 。 しかし 、 ロンドン で の 彼 の 運動 と 著作 は 、 その後 の 世界 の 社会 主義 運動 に 多大 な 影響 を 与え た 。  マルクス の 死後 、 19 世紀 終わり から 20 世紀 初め にかけて 、 世界中 に でき た 社会 主義 政党 は 、 皆 何らかの 形 で マルクス主義 を 採用 し た 。 マルクス主義 の 核心 は 、 階級 闘争 と 社会 主義 社会 建設 の ため の 理論 で あり 、 経済 的 搾取 と 社会 的 不平等 を 根絶 する こと を 目指し て い た 。 マルクス主義 の 一派 で ある 共産 主義 は 、 ウラジーミル ・ レーニン によって 、 1917 年 の ロシア で 最初 の 革命 を 成功 さ せ 、 コミンテルン が 各国 で 創設 し た 共産党 は 、 世界中 の 注目 と 議論 を 惹き 起こし た 。  マルクス の 理論 の 中心 は 、 ヘーゲル 哲学 を 基礎 と し た 弁証法 哲学 と 政治 経済 論 で ある 。 マルクス は 、 当初 ヘーゲル の 観念論 から 出発 し 、 のち に 自分 の 革命 的 政治 観 に 行き着い た 。 マルクス は 、 多数 の 論文 、 パンフレット 、 レポート を 書き 、 幾つ か の 著作 を 出版 し た 。 詳細 は 後述 する 。  マルクス の 世界 観 の 核心 は 、 彼 の 経済 システム 論 で は ない 。 そもそも マルクス は 、 経済 学 を 批判 的 に 扱っ て いる 。 また 、 彼 の 経済 理論 は 、 アダム ・ スミス や リカード に 多く を 拠っ て いる 。 「 資本 論 」 は 、 経済 の 専門 的 分析 と いう より も 、 社会 経済 問題 に対する 制度 と 価値 の 考察 を 通じ た 規範 的 分析 で ある 。 マルクス が 「 資本 論 」 で 訴え て いる の は 、 人類 の 救済 で あり 、 彼 の 理論 で 最も 卓越 し て い た 点 は 、 経済 学 と いう より 歴史 理論 と 政治 学 で ある 。  マルクス の 思想 の 中心 は 、 史的 唯物 論 で ある 。 史的 唯物 論 は 、 経済 システム が 観念 を 規定 する という 考え と 、 歴史 の 発展 は 経済 構造 によって 基礎 づけ られ て いる という 考え から なる 。 前者 の 考え は 、 ヘーゲル 哲学 を 唯物 論 的 に 解釈 し 直し た もの で 、 後者 の 考え は 、 弁証法 哲学 を 歴史 理論 に 応用 し た もの で ある 。  1818 年 5 月 5 日 午前 2 時 頃 、 プロイセン 王国 に 属する モーゼル 川 河畔 の 町 トリーア の ブリュッカーガッセ （ Brückergasse ） 664 番地 に 生まれる 。  父 は ユダヤ 教 ラビ だっ た 弁護士 。 母 は オランダ 出身 の ユダヤ 教徒 ヘンリエッテ ( Henriette )（ 旧姓 プレスボルク ( Presburg )）。 マルクス は 夫妻 の 第 3 子 （ 次男 ） で あり 、 兄 に モーリッツ・ダーフィット ( Mauritz   David )、 姉 に ゾフィー ( Sophia ) が い た が 、 兄 は 夭折 し た ため 、 マルクス が 実質 的 な 長男 だっ た 。 また 後 に 妹 が 4 人 、 弟 が 2 人 生まれ て いる が 、 弟 2 人 は 夭折 ・ 若死に し て いる 。  マルクス が 生まれ た トリーア は 古代 から 続く 歴史 ある 都市 で あり 、 長き にわたって トリーア 大司教 領 の 首都 だっ た が 、 フランス 革命 戦争 ・ ナポレオン 戦争 中 に は 他 の ライン 地方 ともども フランス に 支配 さ れ 、 自由 主義 思想 の 影響 下 に 置か れ た 。 ナポレオン 敗退 後 、 同地 は ウィーン 会議 の 決議 に 基づき 封建 主義 的 な プロイセン 王国 の 領土 と なっ た が 、 プロイセン 政府 は 統治 が 根付く まで は ライン 地方 に対して 慎重 に 統治 に 臨み 、 ナポレオン 法典 の 存続 も 認め た 。 その ため 自由 主義 ・ 資本 主義 ・ カトリック の 気風 は 残さ れ た 。  マルクス 家 は 代々 ユダヤ 教 の ラビ で あり 、 1723 年 以降 に は トリーア の ラビ 職 を 世襲 し て い た 。 マルクス の 祖父 マイヤー・ハレヴィ・マルクス や 伯父 も その 地位 に あっ た 。 父 ハインリヒ も 元 は ユダヤ 教徒 で ユダヤ 名 を ヒル シェル と いっ た が 、 彼 は ヴォルテール や ディドロ の 影響 を 受け た 自由 主義 者 で あり 、 1812 年 から は フリーメーソン の 会員 に も なっ て いる 。 その ため 宗教 に こだわり を 持た ず 、 トリーア が プロイセン 領 に なっ た こと で ユダヤ 教徒 が 公職 から 排除 さ れる よう に なっ た こと を 懸念 し 、 1816 年 秋 （ 1817 年 春 とも ） に プロイセン 国教 で ある プロテスタント に 改宗 し て 「 ハインリヒ 」 の 洗礼 名 を 受け た 。  母方 の プレスボルク 家 は 数 世紀 前 に 中 欧 から オランダ へ 移民 し た ユダヤ 人家 系 で あり 、 やはり 代々 ラビ を 務め て い た 。 母 自身 も オランダ に 生まれ 育っ た ので 、 ドイツ 語 の 発音 や 書く こと に 不慣れ だっ た と いう 。 彼女 は 夫 が 改宗 し た 際 に は 改宗 せ ず 、 マルクス ら 生まれ て き た 子供 たち も ユダヤ 教会 に 籍 を 入れ させ た 。 叔父 は 欧州 最大 の 電機 メーカー で ある フィリップス の 創業 者 で あっ た 。  一家 は 1820 年 に ブリュッカーガッセ 664 番地 の 家 を 離れ て 同じ トリーア 市内 の ジメオンシュトラーセ （ Simeonstraße ） 1070 番地 へ 引っ越し た 。  マルクス が 6 歳 の 時 の 1824 年 8 月 、 第 8 子 の カロリーネ が 生まれ た の を 機 に マルクス 家 兄弟 は そろっ て 父 と 同じ プロテスタント に 改宗 し て いる 。 母 も その 翌年 の 1825 年 に 改宗 し た 。 この 時 に 改宗 し た 理由 は 資料 が ない ため 不明 だ が 、 封建 主義 的 な プロイセン の 統治 や 1820 年代 の 農業 恐慌 で ユダヤ 人 の 土地 投機 が 増え た こと で 反 ユダヤ 主義 が 強まり つつ ある 時期 だっ た から かも しれ ない 。  マルクス が 小学校 教育 を 受け た という 記録 は 今 の ところ 発見 さ れ て い ない 。 父 や 父 の 法律 事務所 で 働く 修司 生 による 家庭 教育 が 初等 教育 の 中心 で あっ た と 見 られる 。   マルクス の 幼年 時代 について も あまり よく 分かっ て い ない 。  1830 年 、 12 歳 の 時 に トリーア の に 入学 し た 。 この ギムナジウム は 父 ハインリヒ も 所属 し て い た トリーア の 進歩 派 の 会合 『 カジノ クラブ 』 の メンバー で ある フーゴ・ヴィッテンバッハ が 校長 を 務め て い た ため 、 自由 主義 の 空気 が あっ た 。  1830 年 に フランス で 7 月 革命 が あり 、 ドイツ で も 自由 主義 が 活気づい た 。 トリーア に 近い でも 1832 年 に 自由 と ドイツ 統一 を 求める 反 政府 派 集会 が 開催 さ れ た 。 これ を 警戒 し た プロイセン 政府 は 反 政府 勢力 へ の 監視 を 強化 し 、 ヴィッテンバッハ 校長 や その ギムナジウム も 監視 対象 と なっ た 。 1833 年 に は ギムナジウム に 警察 の 強制 捜査 が 入り 、 ハン バッハ 集会 の 文書 を 持っ て い た 学生 が 一 人 逮捕 さ れ た 。 ついで 1834 年 1 月 に は 父 ハインリヒ も 県議会 議員 の 集まり の 席上 で の スピーチ が 原因 で 警察 の 監視 対象 と なり 、 地元 の 新聞 は 彼 の スピーチ を 掲載 する こと を 禁止 さ れ 、 「 カジノ クラブ 」 も 警察 監視 下 に 置か れ た 。 さらに ギムナジウム の 数学 と ヘブライ 語 の 教師 が 革命 的 として 処分 さ れ 、 ヴィッテンバッハ 監視 の ため 保守 的 な 古典 教師 ロエルス が 副 校長 として 赴任 し て き た 。  マルクス は 15 歳 から 17 歳 という 多感 な 時期 に こうした 封建 主義 の 弾圧 の 猛威 を 間近 で 目撃 し た の だっ た 。 しかし ギムナジウム 在学 中 の マルクス が 政治 活動 を 行っ て い た 形跡 は ない 。 唯一 それ らしき 行動 は 卒業 の 際 の 先生 へ の 挨拶 回り で 保守 的 な ロエルス 先生 の ところ に は 挨拶 に いか なかっ た こと ぐらい で ある （ 父 の 手紙 に よる と ロエルス 先生 の ところ へ 挨拶 に 来 なかっ た 学生 は マルクス 含め て 二 人 だけ で 先生 は 大変 怒っ て い た という ） 。  この ギムナジウム で の マルクス の 卒業 免状 や 卒業 試験 が 残っ て いる 。 それ に よれ ば 卒業 試験 の 結果 は 、 宗教 、 ギリシャ 語 、 ラテン語 、 古典 作家 の 解釈 で 優秀 な 成績 を 収め 、 数学 、 フランス語 、 自然 科学 は 普通 ぐらい の 成績 だっ た と いう 。 卒業 免状 の 中 の 「 才能 及び 熱意 」 の 項目 で は 「 彼 は 良好 な 才能 を 有し 、 古代 語 、 ドイツ 語 及び 歴史 において は 非常 に 満足 す べき 、 数学 において は 満足 す べき 、 フランス語 において は 単に 適度 の 熱意 を 示し た 」 と 書い て ある 。 この 成績 を 見 て も 分かる 通り 、 この 頃 の マルクス は 文学 へ の 関心 が 強かっ た 。 当時 の ドイツ の 若者 は ユダヤ 人 詩人 ハインリヒ・ハイネ の 影響 で みな 詩 を 作る の に 熱中 し て おり 、 ユダヤ 人 家庭 の 出身 者 なら なおさら で あっ た 。 マルクス も 例外 で は なく 、 ギムナジウム 卒業 前後 の 将来 の 夢 は 詩人 だっ た と いう 。  卒業 論文 は 『 職業 選択 に際して の 一 青年 の 考察 』 。 「 人間 の 職業 は 自由 に 決め られる 物 で は なく 、 境遇 が 人間 の 思想 を 作り 、 そこ から 職業 が 決まっ て くる 」 という 記述 が あり 、 ここ に すでに 唯物 論 の 影響 が 見 られる という 指摘 も ある 。 「 われわれ が 人類 の ため に 最も よく 働き うる よう な 生活 上 の 地位 を 選ん だ 時 に は 、 重荷 は 我々 を 押しつぶす こと は でき ない 。 何故 なら 、 それ は 万 人 の ため の 犠牲 だ から で ある 」 という 箇所 について は 、 E . H . カー は 「 マルクス の 信念 の 中 の と は 言え ない が 、 少なくとも 彼 の 性格 の 中 の 多く の もの が 、 彼 の 育っ た ところ の 、 規律 、 自己 否定 、 および 公共 奉仕 という 厳しい 伝統 を 反映 し て いる 」 と し て いる 。 他方 ヴィッテンバッハ 校長 は 「 思想 の 豊富 さ と 材料 の 配置 の 巧み さ は 認める が 、 作者 （ マルクス ） は また 異常 な 隠喩 的 表現 を 誇張 し て 無理 に 使用 する という 、 いつも の 誤り に 陥っ て いる 。 その ため 、 全体 の 作品 は 必要 な 明瞭 さ 、 時として 正確 さ に 欠け て いる 。 これ は 個々 の 表現 について も 全体 の 構成 について も 言える 」 という 評価 を 下し 、 マルクス の 悪筆 について 「 なんと いや な 文字 だろ う 」 と 書い て いる 。  1835 年 10 月 に ボン 大学 に 入学 し た 。 大学 で は 法学 を 中心 と し つつ 、 詩 や 文学 、 歴史 の 講義 も とっ た 。 大学 入学 から 三 カ月 に し て 文学 同人 誌 へ の デビュー を 計画 し た が 、 父 ハインリヒ が 「 お前 が 凡庸 な 詩人 として デビュー する こと は 嘆かわしい 」 と 説得 し て 止め た 。 実際 、 マルクス の 作っ た 詩 は それほど 出来 の いい 物 で は なかっ た と いう 。  また 1835 年 に 18 歳 に なっ た マルクス は に 徴兵 さ れる 予定 だっ た が 、 「 胸 の 疾患 」 で 兵役 不 適格 と なっ た 。 マルクス の 父 は マルクス に 書簡 を 出し て 、 医師 に 証明 書 を 書い て 兵役 を 免除 し て もらう こと は 良心 の 痛む よう な こと で は ない 、 と 諭し て いる 。  当時 の 大学 で は 平民 の 学生 は 出身 地 ごと に 同郷 会 を 作っ て い た （ 貴族 の 学生 は 独自 に 学生 会 を 作る ） 。 マルクス も 30 人 ほど の トリーア 出身 者 から 成る 同郷 会 に 所属 し た が 、 マルクス が 入学 し た ころ 、 政府 による 大学 監視 の 目 は 厳しく 、 学生 団体 も 政治 的 な 話 は 避ける の が 一般 的 で 決闘 ぐらい しか する こと は なかっ た と いう 。 マルクス も 貴族 の 学生 と 一度 決闘 し て 左目 の 上 に 傷 を 受け た こと が ある と いう 。 しかも 学生 に 一般 的 だっ た サーベル を 使っ て の 決闘 で は なく 、 ピストル で もっ て 決闘 し た よう で ある 。  全体 的 に 素行 不良 な 学生 だっ た らしく 、 酔っぱらっ て 狼藉 を 働い た と さ れ て 一 日 禁足 処分 を 受け たり 、 上記 の 決闘 の 際 に ピストル 不法 所持 で 警察 に 一時 勾留 さ れ たり も し て いる （ 警察 から は ピストル の 出所 について 背後 関係 を 調べ られ た が 、 特に 政治 的 な 背後 関係 は ない と の 調査 結果 が 出 て いる ） 。 こうした 生活 で 浪費 も 激しく 、 父 ハインリヒ は 「 まとまり も 締めくくり も ない カール 流 勘定 」 を 嘆い た と いう 。  1836 年 夏 に トリーア に 帰郷 し た 際 に イェニー・フォン・ヴェストファーレン と 婚約 し た 。 彼女 の 父 は 貴族 で あり 、 参事官 として トリーア に 居住 し て い た 。 イェニー は マルクス より 4 歳 年上 で 姉 ゾフィー の 友人 だっ た が 、 マルクス とも 幼馴染 の 関係 にあたり 、 幼い 頃 から 「 ひどい 暴君 」 （ イェニー ） だっ た 彼 に 惹か れ て い た と いう 。  貴族 の 娘 と ユダヤ 人 弁護士 の 息子 で は 身分 違い で あり 、 イェニー も 家族 から 反対 さ れる こと を 心配 し て マルクス と の 婚約 を 1 年 ほど 隠し て い た 。 しかし 彼女 の 父 ルートヴィヒ は 自由 主義 的 保守 派 の 貴族 で あり （ 「 カジノ クラブ 」 に も 加入 し て い た ） 、 貴族 的 偏見 を 持た ない 人 だっ た ため 、 婚約 を 許し て くれ た 。  1836 年 10 月 に ベルリン 大学 に 転校 し た 。 ベルリン 大学 は 厳格 を もっ て 知ら れ て おり 、 ボン 大学 で 遊び歩く マルクス に もっと しっかり 法学 を 勉強 し て ほしい と 願う 父 の 希望 で の 転校 だっ た 。 しかし 、 マルクス 自身 は 、 イェニー と 疎遠 に なる と 考え て 、 この 転校 に 乗り気 で なかっ た と いう 。  同 大学 で 受講 し た 講義 は 、 法学 が ほとんど で 、 詩 に関する 講義 は とっ て い ない 。 だが 、 詩 や 美術 史 へ の 関心 は 持ち 続け 、 それに ローマ 法 へ の 関心 が 加わっ て 、 哲学 に 最も 強い 関心 を 持つ よう に なっ た 。 1837 年 と 1838 年 の 冬 に 病気 を し た が 、 その 時 に 療養 地 シュトラロー で 、 ヘーゲル 哲学 の 最初 の 影響 を 受け た 。  以降 ヘーゲル 中央 派 に 分類 さ れ つつ も ヘーゲル 左派 寄り の エドゥアルト・ガンス の 授業 を 熱心 に 聴く よう に なっ た 。 また 、 ブルーノ・バウアー や 、 ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ 、 アーノルト・ルーゲ 、 ら ヘーゲル 左派 哲学 者 の 酒場 の 集まり 「 ドクトル ・ クラブ （ Doktorclub ） 」 に 頻繁 に 参加 する よう に なり 、 その 影響 で 一層 ヘーゲル 左派 の 思想 に 近づい た 。 とりわけ バウアー と ケッペン から 強い 影響 を 受け た 。 ちょうど この 時期 は 「 ドクトル ・ クラブ 」 が キリスト 教 批判 ・ 無神 論 に 傾き 始め た 時期 だっ た が 、 マルクス は その 中 でも 最 左翼 で あっ た らしい 。  ベルリン 大学 時代 に も 放 埓 な 生活 を 送り 、 多額 の 借金 を 抱える こと と なっ た 。 これ について 、 父 ハインリヒ は 、 手紙 の 中 で 「 裕福 な 家庭 の 子弟 で も 年 500 ターレル 以下 で やっ て いる と いう のに 、 我が 息子 殿 と き たら 700 ターレル も 使い 、 おまけ に 借金 まで つくり おっ て 」 と 不満 の 小言 を 述べ て いる 。 また 、 ハインリヒ は 、 自分 が 病弱 だっ た こと も あり 、 息子 に は 早く 法学 学位 を 取得 し て 法律 職 で 金 を 稼げる よう に なっ て ほしかっ た の だ が 、 哲学 など という 非 実務 的 な 分野 に かぶれ て 法学 を 疎か に し て いる こと が 心配 で なら なかっ た 。  1838 年 5 月 10 日 に 父 ハインリヒ が 病死 し た 。 父 の 死 によって 、 法学 で 身 を 立てる 意思 は ますます 薄く なり 、 大学 に 残っ て 哲学 研究 に 没頭 し たい という 気持ち が 強まっ た 。 博士 号 を 得 て 哲学 者 に なる こと を 望む よう に なり 、 古代 ギリシャ の 哲学 者 エピクロス と デモクリトス の 論文 の 執筆 を 開始 し た 。 だが 、 母 ヘンリエッテ は 、 一 人 で 7 人 の 子供 を 養う 身の上 に なっ て しまっ た ため 、 長兄 マルクス に は 早く 卒業 し て 働い て ほし がっ て い た 。 しかし 、 マルクス は 、 新た な 仕送り を 要求 する ばかり だっ た ので 、 母 や 姉 ゾフィー と 金銭 をめぐって 争う よう に なり 、 家族 仲 は 険悪 に なっ て いっ た 。  1840 年 に キリスト教 と 正統 主義 思想 の 強い 影響 を 受ける ロマン 主義 者 フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 が プロイセン 王 に 即位 し 、 保守 的 な が に 任命 さ れ た こと で 言論 統制 が 強化 さ れ た 。 ベルリン 大学 に も 1841 年 に 反 ヘーゲル 派 の フリードリヒ・シェリング 教授 が 「 不健全 な 空気 を 一掃 せよ 」 という 国王 直々 の 命 を 受け て 赴任 し て き た 。  ベルリン 大学 で 学士 号 、 修士 号 を 取得 後 、 博士 号 を 取得 する べく 博士 論文 の 執筆 を 始める 。  その よう な こと も あっ て 、 マルクス は 、 ベルリン 大学 に 論文 を 提出 する こと を 避け 、 1841 年 4 月 6 日 に 審査 が 迅速 で 知ら れる イェーナ 大学 に 『 （ Differenz   der   Demokritischen   und   Epikureischen   Naturphilosophie ） 』 と 題し た 論文 を 提出 し 、 9 日 後 の 4 月 15 日 に 同 大学 から 哲学 博士 号 を 授与 さ れ た 。 この 論文 は 文体 と 構造 において ヘーゲル 哲学 に 大きく 影響 さ れ て いる 一方 、 エピクロス の 「 アトム の 偏差 」 論 に 「 自己 意識 」 の 立場 を 認める ヘーゲル 左派 の 思想 を 踏襲 し て いる 。  1841 年 4 月 に 学位 を 取得 し た 後 、 トリーア へ 帰郷 し た 。 大学 教授 に なる 夢 を 実現 す べく 、 同年 7 月 に ボン へ 移り 、 ボン 大学 で 教授 を し て い た バウアー の もと を 訪れる 。 バウアー の 紹介 で 知り合っ た ボン 大学 教授 連 と 煩わし がり ながら も 付き合う よう に なっ た 。 しかし プロイセン 政府 による 言論 統制 は 強まっ て おり 、 バウアー は すでに 解任 寸前 の 首 の 皮 一 枚 だっ た ため 、 マルクス として は バウアー の 伝手 は 大して 期待 し て おら ず 、 いざ という 時 に は 岳父 ヴェスファーレン の 伝手 で 大学 教授 に なろ う と 思っ て い た よう で ある （ マルクス の 学位 論文 の 印刷 用 原稿 に ヴェストファーレン へ の 献辞 が ある ） 。  ボン で の マルクス と バウアー は 『 無神 論 文庫 』 という 雑誌 の 発行 を 計画 し た が 、 この 計画 は うまく いか なかっ た 。 二 人 は 夏 の 間 、 ボン で 無頼漢 の よう な 生活 を 送っ た 。 飲ん だ くれ 、 教会 で 大声 を だし て 笑い 、 ロバ で ボン の 街 中 を 走り まわっ た 。 そうした 無頼漢 生活 の 極めつけ が 匿名 の パロディー 本 『 ヘーゲル   この 無神 論 者 に し て 反 キリスト 者 に対する 最後の審判 の ラッパ （ Die   Posaune   des   jüngsten   Gerichts   über   Hegel ,   den   Atheisten   und   Antichristen ） 』 を ザクセン 王国 ライプツィヒ で 出版 し た こと だっ た 。 その 内容 は 、 敬虔 な キリスト教徒 が 批判 する という かたち で ヘーゲル の 無神 論 と 革命 性 を 明らか に する という もの で 、 これ は 基本 的 に バウアー が 書い た 物 で ある が 、 マルクス も 関係 し て いる と いわ れる 。  やがて この 本 を 書い た の は 敬虔 な キリスト教 信徒 で は なく 無神 論 者 バウアー と 判明 し 、 したがって その 意図 も 明らか と なっ た 。 バウアー は すでに 『 共 観 福音 書 の 歴史 的 批判 』 という 反 キリスト教 著作 の ため に プロイセン 政府 から マーク さ れ て い た が 、 そこ へ この よう な パロディー 本 を 出版 し た こと で いよいよ 政府 から 危険 視 さ れる よう に なっ た 。 1842 年 3 月 に バウアー が 大学 で 講義 する こと は 禁止 さ れ た 。 これ によって マルクス も 厳しい 立場 に 追い込ま れ た 。  マルクス の もう 一つ の 伝手 で あっ た 岳父 ヴェストファーレン も 同じ ころ に 死去 し 、 マルクス の 進路 は 大学 も 官職 も 絶望 的 と なっ た 。  1841 年 夏 に アーノルト・ルーゲ は 検閲 が 比較的 緩やか な ザクセン 王国 の 王 都 ドレスデン へ 移住 し 、 そこで 『 ドイツ 年 誌 （ Deutsch   Jahrbücher ） 』 を 出版 し た 。 マルクス は ケッペン を通じて ルーゲ に 接近 し 、 この 雑誌 に プロイセン の 検閲 制度 を 批判 する 論文 を 寄稿 し た が 、 ザクセン 政府 の 検閲 で 掲載 さ れ なかっ た 。  ザクセン で も 検閲 が 強化 さ れ はじめ た こと に 絶望 し た マルクス は 、 『 ドイツ 年 誌 』 へ の 寄稿 を 断念 し 、 彼 の 友人 が 何 人 か 参加 し て い た ライン 地方 の 『 』 に 目 を 転じ た 。 この 新聞 は 1841 年 12 月 に フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 が 新 検閲 令 を 発し 、 検閲 を 多少 緩め た の を 好機 として 1842 年 1 月 に やら ライン 地方 の 急進 派 ブルジョワジー と バウアー や ケッペン や ルー テン ベルク ら ヘーゲル 左派 が 協力 し て 創刊 し た 新聞 だっ た 。  同紙 を 実質 的 に 運営 し て い た の は 社会 主義 者 の モーゼス・ヘス だっ た が 、 彼 は ヘーゲル 左派 の 新人 マルクス に 注目 し て い た 。 当時 の マルクス は 社会 主義 者 で は なかっ た から 「 私 は 社会 主義 哲学 に は 何 の 関心 も なく 、 あなた の 著作 も 読ん で は い ませ ん 」 と ヘス に 伝え て い た ものの 、 それでも ヘス は マルクス を 高く 評価 し 、 「 マルクス 博士 は 、 まだ 24 歳 な のに 最も 深い 哲学 の 知恵 を 刺す よう な 機知 で 包ん で いる 。 ルソー と ヴォルテール と ホルバッハ と レッシング と ハイネ と ヘーゲル を 溶かし 合わせ た よう な 人材 で ある 」 と 絶賛 し て い た 。  マルクス は 1842 年 5 月 に も ボン （ 後 に ケルン ） へ 移住 し 、 ヘス や バウアー の 推薦 で 『 ライン 新聞 』 に 参加 し 、 論文 を 寄稿 する よう に なっ た 。 6 月 に プロイセン 王 を 支持 する 形式 を とっ て 無神 論 の 記事 を 書い た が 、 検閲 官 の 目 は 誤魔化せ ず 、 この 記事 は 検閲 で 却下 さ れ た 。 また 8 月 に も 結婚 の 教会 儀式 に 反対 する 記事 を 書い た の が 検閲 官 に 却下 さ れ た 。 当時 の 新聞 記事 は 無 署名 で ある から マルクス が 直接 目 を 付け られる 事 は なかっ た ものの 、 新聞 に対する 目 は 厳しく なっ た 。 最初 の 1 年 は 試用 期間 だっ た が 、 それ も 終わり に 近づい て き た 10 月 に 当局 は 『 ライン 新聞 』 に対して 反 政府 ・ 無神 論 的 傾向 を 大幅 に 減少 さ せ なけれ ば 翌年 以降 の 認可 は 出せ ない 旨 を 通達 し た 。 また ルー テン ベルク を 編集 長 から 解任 する こと も 併せ て 求め て き た 。 マルクス は 新聞 を 守る ため に 当局 の 命令 に 従う べき と 主張 し 、 その 意見 に 賛同 し た 出資 者 たち から ルー テン ベルク に 代わる 新しい 編集 長 に 任じ られ た 。  この よう な 経緯 で あっ た から 新 編集 長 マルクス として は 新聞 を 存続 さ せる ため に 穏健 路線 を とる しか なかっ た 。 まず 検閲 当局 に対して 「 これ まで の 我々 の 言葉 は 、 全て フリードリヒ 大王 の 御 言葉 を 引用 する こと で 正当 化 できる もの です が 、 今後 は 必要 に 迫ら れ た 場合 以外 は 宗教 問題 を 取り扱わ ない と お 約束 いたし ます 」 という 誓約 書 を 提出 し た 。 実際 に マルクス は その 誓約 を 守り 、 バウアー 派 の 急進 的 ・ 無神 論 的 な 主張 を 抑え 続け た （ これ により バウアー 派 と の 関係 が 悪く なっ た ） 。 プロイセン 検閲 当局 も 「 マルクス が 編集 長 に なっ た こと で 『 ライン 新聞 』 は 著しく 穏健 化 し た 」 と 満足 の 意 を 示し て いる 。  また 7 月 革命 後 の 1830 年代 の フランス で 台頭 し た 社会 主義 ・ 共産 主義 思想 が 1840 年代 以降 に ドイツ に 輸出 さ れ て き て い た が 、 当時 の マルクス は 共産 主義 者 で は なく 、 あくまで 自由 主義 者 ・ 民主 主義 者 だっ た ため 、 編集 長 就任 の 際 に 書い た 論説 の 中 で 「 『 ライン 新聞 』 は 既存 の 共産 主義 に は 実現 性 を 認め ず 、 批判 を 加え て いく 」 という 方針 を 示し た 。 また 「 持た ざる 者 と 中産 階級 の 衝突 は 平和 的 に 解決 し 得る こと を 確信 し て いる 」 と も 表明 し た 。  一方 で 法律 や 節度 の 範囲 内 で の 反 封建 主義 闘争 は 止め なかっ た 。 ライン 県議会 で 制定 さ れ た 木材 窃盗 取締 法 を 批判 し たり 、 知事 の 方針 に 公然 と 反対 する など し た 。  だが この 態度 が 災い と なっ た 。 検閲 を 緩め た ばかり に 自由 主義 新聞 が 増え すぎ た と 後悔 し て い た プロイセン 政府 は 、 1842 年 末 から 検閲 を 再 強化 し た の で ある 。 これ により プロイセン 国内 の 自由 主義 新聞 は ほとんど が 取り 潰し に あっ た 。 国内 のみ なら ず 隣国 の ザクセン 王国 に も 圧力 を かけ て ルーゲ の 『 ドイツ 年 誌 』 も 廃刊 さ せる 徹底 ぶり だっ た 。 マルクス の 『 ライン 新聞 』 も プロイセン と 神聖 同盟 を 結ぶ ロシア 帝国 を 「 反動 の 支柱 」 と 批判 する 記事 を 掲載 し た こと で ロシア 政府 から 圧力 が かかり 、 1843 年 3 月 をもって 廃刊 さ せ られる こと と なっ た 。  マルクス 当人 は 政府 に おもねっ て 筆 を 抑える こと に 辟易 し て い た ので 、 潰さ れ て むしろ すっきり し た よう で ある 。 ルーゲ へ の 手紙 の 中 で 「 結局 の ところ 政府 が 私 に 自由 を 返し て くれ た の だ 」 と 政府 に 感謝 さえ し て いる 。 また 『 ライン 新聞 』 編集 長 として 様々 な 時事 問題 に 携わっ た こと で 自分 の 知識 （ 特に 経済 ） の 欠如 を 痛感 し 、 再 勉強 に 集中 する 必要 性 を 感じ て い た 。  年俸 600 ターレル の 『 ライン 新聞 』 編集 長 職 を 失っ た マルクス だっ た が 、 この 後 ルーゲ から 『 独 仏 年 誌 』 を フランス か ベルギー で 創刊 する 計画 を 打ち明け られ 、 年俸 850 ターレル で その 共同 編集 長 に なら ない か という 誘い を 受け た 。 次 の 職 を 探さ ね ば なら なかっ た マルクス は これ を 承諾 し た 。  ルーゲ 達 が 『 独 仏 年 誌 』 創刊 の 準備 を し て いる 間 の 1843 年 6 月 12 日 、 クロイツナハ において 25 歳 の マルクス は 29 歳 の 婚約 者 イェニー と 結婚 し た 。  前 ヴェストファーレン 家 当主 ルートヴィヒ は 自由 主義 的 な 人物 で 二 人 の 婚約 に 反対 し なかっ た が 、 今 の 当主 フェルディナント （ イェニー の 兄 ） は 保守 的 な 貴族 主義 者 だっ た ので マルクス の こと を 「 ユダヤ の ヘボ 文士 」 「 過激 派 の 無神 論 者 」 と 疎み 、 「 そんな ロク デ ナシ と 結婚 し て 家名 を 汚す な 」 と 結婚 に 反対 し た 。 他 の 親族 も 反対 する 者 が 多かっ た 。 だが イェニー の 意思 は 変わら なかっ た 。  これ について マルクス は 「 私 の 婚約 者 は 、 私 の ため に 最も 苦しい 闘い   ― 天上 の 主 と ベルリン の 主 を 崇拝 する 信心 深い 貴族 的 な 親類 ども に対する 闘い ―   を 戦っ て くれ た 。 その ため に ほとんど 健康 も 害し た ほど で ある 」 と 述べ て いる 。  マルクス の 再 勉強 は ヘーゲル 批判 から 始まっ た 。 その 勉強 の 中 で 『 』 （ 1841 年 ） を 著し た フォイエルバッハ の 人間 主義 的 唯物 論 から 強い 影響 を 受ける よう に なっ た 。 フォイエルバッハ 以前 の 無神 論 者 たち は まだ 聖書 解釈 学 の 範疇 から 出 て い なかっ た が 、 フォイエルバッハ は それ を 更に 進め て 神学 を 人間 学 に しよ う と し た 。 彼 は 「 人間 は 個人 として は 有限 で 無力 だ が 、 類 （ 彼 は 共同 性 を 類 的 本質 と 考え て い た ） として は 無限 で 万能 で ある 。 神 という 概念 は 類 として の 人間 を 人間 自ら が 人間 の 外 へ 置い た 物 に 過ぎ ない 」 「 つまり 神 と は 人間 で ある 」 「 ヘーゲル 哲学 の 言う 精神 あるいは 絶対 的 な 物 という 概念 も キリスト教 の 言う ところ の 神 を 難しく 言い換え た に 過ぎ ない 」 といった 主張 を 行う こと によって 「 絶対 者 」 を 「 人間 」 に 置き換えよ う と し 、 さらに 「 歴史 の 推進 力 は 精神 的 な もの で は なく 、 物質 的 条件 の 総和 で あり 、 これ が その 中 で 生き て いる 人間 に 思考 し 行動 さ せる 」 として 「 人間 」 を 「 物質 」 と 解釈 し た 。  マルクス は この 人間 主義 的 唯物 論 に 深く 共鳴 し 、 後 に 『 聖家族 』 の 中 で 「 フォイエルバッハ は 、 ヘーゲル 哲学 の 秘密 を 暴露 し 、 精神 の 弁証法 を 絶滅 さ せ た 。 つまら ん 『 無限 の 自己 意識 』 に 代わり 、 『 人間 』 を 据え置い た の だ 」 と 評価 し た 。 マルクス は この 1843 年 に 弁証法 と 市民 社会 階級 の 対立 など の 社会 科学 的 概念 のみ 引き継い で ヘーゲル 哲学 の 観念 的 立場 から 離れ 、 フォイエルバッハ の 人間 主義 の 立場 に 立つ よう に なっ た と いえる 。  マルクス は 1843 年 3 月 から 8 月 にかけて 書斎 に 引き こもっ て 『 ヘーゲル 国法 論 批判 （ Kritik   des   Hegelschen   Staatsrechts ） 』 の 執筆 に あたっ た 。 これ は フォイエルバッハ の 人間 主義 の 立場 から ヘーゲル の 国家 観 を 批判 し た もの で ある 。 ヘーゲル は 「 近代 において は 政治 的 国家 と 市民 社会 が 分離 し て いる が 、 市民 社会 は 自分 のみ の 欲求 を 満たそ う と する 欲望 の 体系 で ある ため 、 そのまま で は 様々 な 矛盾 が 生じる 。 これ を 調整 する の が 国家 で あり 、 それ を 支える の が 優れ た 国家 意識 を もつ 中間 身分 の 官僚 制度 で ある 。 また 市民 社会 は 身分 ( シュタント ) という 特殊 体系 を もっ て おり 、 これ により 利己 的 な 個人 は 他人 と 結び付き 、 国会 ( シュテンデ ) を通じて 国家 の 普遍 的 意志 と 結合 する 」 と 説く が 、 これ に対して マルクス は 国家 と 市民 社会 が 分離 し て いる という 議論 に は 賛同 し つつ 、 官僚 政治 や 身分 や 国会 が 両者 の 媒介 役 を 務める という 説 に は 反対 し た 。 国家 を 主体 化 する ヘーゲル に 反対 し 、 人間 こそ が 具体 物 で あり 、 国 は 抽象 物 に 過ぎ ない として 「 人間 を 体制 の 原理 」 と する 「 民主 制 」 が 帰結 と 論じ 、 「 民主 制 の もと で は 類 （ 共同 性 ） が 実在 として あらわれる 」 と 主張 する 。 この 段階 で は 「 民主 制 」 という 概念 で 語っ た が 、 後に マルクス は これ を 共産 主義 に 置き換え て 理解 し て いく こと に なる 。  『 独 仏 年 誌 』 の 発刊 場所 について マルクス は フランス 王国 領 ストラスブール を 希望 し て い た が 、 ルーゲ や ヘス たち は 検閲 が フランス より も 緩め な ベルギー 王 国王 都 ブリュッセル を 希望 し た 。 しかし 最終 的 に は 印刷 環境 が よく 、 かつ ドイツ 人 亡命 者 が 多い フランス 王 都 パリ に 定め られ た 。  こうして マルクス は 1843 年 10 月 から 新妻 とともに パリ へ 移住 し 、 ルーゲ が 用意 し た の 共同 住宅 で ルーゲ とともに 暮らす よう に なっ た 。  1844 年 2 月 に 『 独 仏 年 誌 』 1 号 2 号 の 合併 号 が 出版 さ れ た 。 マルクス と ルーゲ の ほか 、 ヘス や ハイ ネ 、 エンゲルス が 寄稿 し た 。 この うち 著名 人 と いえる 者 は ハイネ のみ だっ た 。 ハイネ は パリ 在住 時代 に マルクス が 親しく 付き合っ て い た ユダヤ 人 の 亡命 詩人 で あり 、 その 縁 で 一 篇 の 詩 を 寄せ て もらっ た の だっ た 。 エンゲルス は 父 が 共同 所有 する イギリス の 会社 で 働い て い た ブルジョワ の 息子 だっ た 。 マルクス が 『 ライン 新聞 』 編集 長 を し て い た 1842 年 11 月 に 二 人 は 初めて 知り合い 、 以降 エンゲルス は イギリス の 社会 状況 について の 論文 を 『 ライン 新聞 』 に 寄稿 する よう に なっ て い た 。 エンゲルス は 当時 全く の 無名 の 人物 だっ た が 、 誌面 を 埋める ため に 論文 を 寄せ て もらっ た 。 マルクス は 尊敬 する フォイエルバッハ に も 執筆 を 依頼 し て い た が 、 断ら れ て いる 。  マルクス 自身 は この 創刊 号 に ルーゲ へ の 手紙 3 通 と 『 ユダヤ 人 問題 に よせ て 』 と 『 』 という 2 つ の 論文 を 載せ て いる 。 この 中 で マルクス は 「 ユダヤ 人 は もはや 宗教 的 人種 的 存在 で は なく 、 隣人 から 被っ た 扱い によって 貸金 業 その他 職業 を 余儀なく さ れ て いる 純然 たる 経済 的 階級 で ある 。 だから 彼ら は 他 の 階級 が 解放 さ れ て 初めて 解放 さ れる 。 大事 な こと は 政治 的 解放 （ 国家 が 政治 的 権利 や 自由 を 与える ） で は なく 、 市民 社会 から の 人間 的 解放 だ 。 」 、 「 哲学 が 批判 す べき は 宗教 で は なく 、 人々 が 宗教 という 阿片 に 頼ら ざる を 得 ない 人間 疎外 の 状況 を 作っ て いる 国家 、 市民 社会 、 そして それ を 是認 する ヘーゲル 哲学 で ある 」 、 「 今や 先進 国 で は 近代 （ 市民 社会 ） から の 人間 解放 が 問題 と なっ て いる が 、 ドイツ は いまだ 前 近代 の 封建 主義 で ある 。 ドイツ を 近代 の 水準 に 引き上げ た うえ 、 人間 解放 を 行う ため に は どう すれ ば いい の か 。 それ は 市民 社会 の 階級 で あり ながら 市民 から 疎外 さ れ て いる プロレタリアート 階級 が 鍵 と なる 。 この 階級 は 市民 社会 の 他 の 階級 から 自己 を 解放 し 、 さらに 他 の 階級 も 解放 し なけれ ば 人間 解放 さ れる こと が ない という 徹底的 な 非 人間 状態 に 置か れ て いる から だ 。 この 階級 は ドイツ で も 出現 し 始め て いる 。 この 階級 を 心臓 と し た 人間 解放 を 行え 」 といった 趣旨 の こと を 訴え た 。 こうして いよいよ プロレタリアート に 注目 する よう に なっ た マルクス だ が 、 一方 で 既存 の 共産 主義 に は いまだ 否定 的 な 見解 を 示し て おり 、 この 段階 で は 人間 解放 を 共産 革命 と 想定 し て い た わけ で は ない よう で ある 。 もっとも ローレンツ・フォン・シュタイン が 紹介 し た 共産 主義 者 の 特徴 「 プロレタリアート を 担い手 と する 社会 革命 」 と 今や ほとんど 類似 し て い た 。  しかし 結局 『 独 仏 年 誌 』 は ハイネ の 詩 が 載っ て いる という こと 以外 、 人々 の 関心 を ひか なかっ た 。 当時 パリ に は 10 万 人 の ドイツ 人 が い た が 、 そのうち 隅 から 隅 まで 読ん で くれ た の は 一 人 だけ だっ た 。 まずい こと に それ は 駐 フランス ・ プロイセン 大使 だっ た 。 大使 は 直ちに この 危険 分子 たち の こと を ベルリン 本国 に 報告 し た 。 この 報告 を 受け て プロイセン 政府 は 国境 で 待ち伏せ て 、 プロイセン に 送ら れ て き た 『 独 仏 年 誌 』 を 全て 没収 し た （ したがって これら の 分 は 丸 赤字 ） 。 さらに 「 マルクス 、 ルーゲ 、 ハイネ の 三 名 は プロイセン に 入国 次第 、 逮捕 する 」 という 声明 まで 出さ れ た 。  スイス に あっ た 出版 社 は 赤字 で 倒産 し 、 『 独 仏 年 誌 』 は 創刊 号 だけ で 廃刊 せ ざる を え なく なっ た 。 マルクス は ルーゲ が 金 の 出し 惜しみ を し た せい で 廃刊 に なっ た と 考え 、 ルーゲ を 批判 し た 。 その ため 二 人 の 関係 は 急速 に 悪化 し 、 ルーゲ は マルクス を 「 恥知らず の ユダヤ 人 」 、 マルクス は ルーゲ を 「 山師 」 と 侮辱 し あう よう に なっ た 。 二 人 は これ をもって 絶縁 し た 。 後 に マルクス も ルーゲ も ロンドン で 30 年 暮らす こと に なる が 、 その間 も 完全 に 没交渉 だっ た 。  マルクス は 『 独 仏 年 誌 』 に 寄稿 さ れ た 論文 の うち 、 エンゲルス の 『 国民 経済 学 批判 大綱 （ Umrisse   zu   einer   Kritik   der   Nationalökonomie ） 』 に 強い 感銘 を 受け た 。 エンゲルス は この 中 で イギリス 産業 に 触れ た 経験 から 私有 財産 制 や それ を 正当 化 する アダム ・ スミス 、 リカード 、 セイ など の 国民 経済 学 （ 古典 派 経済 学 ） を 批判 し た 。  これ に 感化 さ れ た マルクス は 経済 学 や 社会 主義 、 フランス 革命 について の 研究 を 本格 的 に 行う よう に なっ た 。 アダム ・ スミス 、 リカード 、 セイ 、 ジェームズ ・ ミル 等 の 国民 経済 学者 の 本 、 また サン ＝ シモン 、 フーリエ 、 プルードン 等 の 社会 主義 者 の 本 を 読み 漁っ た 。 この 時 の 勉強 の ノート や 草稿 の 一部 を ソ連 の マルクス・エンゲルス・レーニン 研究所 が 1932 年 に 編纂 し て 出版 し た の が 『 』 で ある 。 その 中 で マルクス は 「 国民 経済 学者 は 私有 財産 制 の 運動 法則 を 説明 する の に 労働 を 生産 の 中枢 と 捉え て も 、 労働 者 を 人間 として は 認め ず 、 労働 する 機能 と しか 見 て い ない 」 点 を 指摘 する 。 また これ まで マルクス は 「 類 として の 人間 」 の 本質 を フォイエルバッハ の 用法 そのまま に 「 共同 性 ・ 普遍 性 」 という 意味 で 使っ て き た が 、 経済 学 的 見地 から 「 労働 する 人間 」 と 明確 に 規定 する よう に なっ た 。 「 生産 的 労働 を 行っ て 、 人間 の 類 的 本質 を 達成 する こと が 人間 の 本来 的 あり方 」 「 しかし 市民 社会 で は 生産 物 は 労働 者 の 物 に は なら ず 、 労働 を し ない 資本 家 によって 私有 ・ 独占 さ れる ため 、 労働 者 は 自己 実現 でき ず 、 疎外 さ れ て いる 」 と 述べ て いる 。 また この 中 で マルクス は いよいよ 自分 の 立場 を 共産 主義 と 定義 する よう に なっ た 。  1844 年 8 月 から 9 月 にかけて の 10 日間 エンゲルス が マルクス 宅 に 滞在 し 、 2 人 で 最初 の 共著 『 聖家族 』 を 執筆 を 約束 する 。 これ 以降 2 人 は 親しい 関係 と なっ た 。 この 著作 は バウアー 派 を 批判 し た もの で 、 「 完全 なる 非 人間 の プロレタリアート に こそ 人間 解放 という 世界 史 的 使命 が 与え られ て いる 」 「 しかし バウアー 派 は プロレタリアート を 侮蔑 し て 自分 たち の 哲学 的 批判 だけ が 進歩 の 道 だ と 思っ て いる 。 まことに おめでたい 聖家族 ども で ある 」 「 ヘーゲル の 弁証法 は 素晴らしい が 、 一切 の 本質 を 人間 で は なく 精神 に 持っ て き た の は 誤り で ある 。 神 と 人間 が 逆さま に なっ て い た よう に 精神 と 人間 が 逆さま に なっ て いる 。 だから これ を ひっくり返し た 新しい 弁証法 を 確立 せ ね ば なら ない 」 と 訴え た 。  また 1844 年 7 月 に ルーゲ が 『 』 誌 に シュレージエン で 発生 し た 織り 工 の 一揆 について 「 政治 意識 が 欠如 し て いる 」 と 批判 する 匿名 論文 を 掲載 し た が 、 これ に 憤慨 し た マルクス は ただちに 同誌 に 反 論文 を 送り 、 「 革命 の 肥やし は 政治 意識 で は なく 階級 意識 」 として ルーゲ を 批判 し 、 シュレージエン の 一揆 を 支持 し た 。 マルクス は これ 以外 に も 23 も の 論文 を 同誌 に 寄稿 し た 。  しかし この 『 フォールヴェルツ 』 誌 は 常 日頃 プロイセン 王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 を 批判 し て い た ため 、 プロイセン 政府 から 目 を 付け られ て い た 。 プロイセン 政府 は フランス 政府 に対して 同誌 を 取り締まる よう 何 度 も 圧力 を かけ て おり 、 ついに 1845 年 1 月 、 フランス 外務 大臣 フランソワ・ギゾー は 、 内務省 を通じて マルクス はじめ 『 フォールヴェルツ 』 に 寄稿 し て いる 外国 人 を 国外 追放 処分 と し た 。  こうして マルクス は パリ を 去ら ね ば なら なく なっ た 。 パリ 滞在 は 14 か月 程度 で あっ た が 、 マルクス にとって この 時期 は 共産 主義 思想 を 確立 する 重大 な 変化 の 時期 と なっ た 。  マルクス 一家 は 1845 年 2 月 に パリ を 離れ 、 ベルギー 王 都 ブリュッセル に 移住 し た 。 ベルギー 王 レオポルド 1 世 は 政治 的 亡命 者 に 割 と 寛大 だっ た が 、 それでも プロイセン 政府 に 目 を 付け られ て いる マルクス が やって来る こと に は 警戒 し た 。 マルクス は ベルギー 警察 の 求め に 応じ て 「 ベルギー に 在住 する 許可 を 得る ため 、 私 は 現代 の 政治 に関する いかなる 著作 も ベルギー において は 出版 し ない こと を 誓い ます 。 」 という 念書 を 提出 し た 。 しかし 、 マルクス は この 確約 は 政治 に 参加 し ない こと を 意味 する もの で は ない と 解釈 し 、 以後 も 政治 的 な 活動 を 続け た 。 また プロイセン 政府 は ベルギー 政府 に も 強い 圧力 を かけ て き た ため 、 マルクス は 「 北 アメリカ 移住 の ため 」 という 名目 で プロイセン 国籍 を 正式 に 離脱 し た 。 以降 マルクス は 死ぬ まで 無 国籍 者 で あっ た 。  ブリュッセル に は マルクス 以外 に も ドイツ から の 亡命 社会 主義 者 が 多く 滞在 し て おり 、 ヘス 、 詩人 フェルディナント・フライリヒラート 、 元 プロイセン 軍 将校 の ジャーナリスト で ある 、 学校 教師 の 、 マルクス の 義弟 など が ブリュッセル を 往来 し た 。 1845 年 4 月 に は エンゲルス も ブリュッセル へ 移住 し て き た 。 この 頃 から エンゲルス に 金銭 援助 し て もらう よう に なる 。  1845 年 夏 から エンゲルス とともに 『 ドイツ ・ イデオロギー 』 を 共著 し た が 、 出版 社 を 見つけ られ ず 、 この 作品 は 二 人 の 存命 中 に は 出版 さ れる こと は なかっ た 。 この 著作 の 中 で マルクス と エンゲルス は 「 西欧 の 革新 的 な 哲学 も 封建 主義 的 な ドイツ に 入る と 頭 の 中 だけ の 哲学 的 空論 に なっ て しまう 。 大事 な の は 実践 で あり 革命 」 と 訴え 、 バウアー や フォイエルバッハ ら ヘーゲル 後 の 哲学 者 、 また ヘス や カール ・ グリューン ら 「 真正 社会 主義 者 」 に 批判 を 加え て いる 。 マルクス は 同じ ころ に 書い た メモ 『 フォイエルバッハ に関する テーゼ 』 の 中 でも フォイエルバッハ 批判 を 行っ て おり 、 その 中 で 「 生産 と 関連 する 人間 関係 が 歴史 の 基礎 で あり 、 宗教 も 哲学 も 道徳 も 全て その 基礎 から 生まれ た 」 と 主張 し 、 マルクス の 最大 の 特徴 と も いう べき 唯物 史観 を 萌芽 さ せ た 。  さらに 1847 年 に は 『 哲学 の 貧困 』 を 著し た 。 これ は プルードン の 著作 『 貧困 の 哲学 （ 仏 ： Système   des   contradictions   économiques   ou   Philosophie   de   la   misère ） 』 を 階級 闘争 の 革命 を 目指さ ず 、 漸進 主義 で すませよ う と し て いる 物 として 批判 し た もの で ある 。 この 中 で マルクス は 「 プルードン は 労働 者 の 賃金 と その 賃金 による 労働 で 生産 さ れ た 生産 物 の 価値 が 同じ だ と 思っ て いる よう だ が 、 実際 に は 賃金 の 方 が 価値 が 低い 。 低い から 労働 者 は 生産 物 と 同じ 価値 の 物 を 手 に 入れ られ ない 。 したがって 労働 者 は 働い て 賃金 を 得れ ば 得る ほど 貧乏 に なっ て いく 。 つまり 賃金 こそ が 労働 者 を 奴隷 に し て いる 」 と 主張 し 、 剰余 価値 理論 を 萌芽 さ せ た 。 また 「 生産 力 が 増大 する と 人間 の 生産 様式 は 変わる 。 生産 様式 が 変わる と 社会 生活 の 様式 も 変わる 。 思想 や 社会 関係 も それ に 合わせ て 変化 し て いく 。 古い 経済 学 は ブルジョワ 市民 社会 の ため に 生まれ た 思想 だっ た 。 そして 今 、 共産 主義 が 労働 者 階級 の 思想 と なり 、 市民 社会 を 打ち倒す こと に なる 」 と 唯物 史観 を 展開 し て 階級 闘争 の 必然 性 を 力説 する 。 そして 「 プルードン は 、 古い 経済 学 と 共産 主義 を 両方 批判 し 、 貧困 な 弁証法 哲学 で 統合 しよ う と する 小 ブルジョア に 過ぎ ない 」 と 結論 し て いる 。  1847 年 末 に は ドイツ 労働 者 協会 の 席上 で 労働 者 向け の 講演 を 行っ た が 、 これ が 1849 年 に 『 新 ライン 新聞 』 上 で 『 』 として まとめ られる もの で ある 。 その 中 で 剰余 価値 理論 （ この 段階 で は まだ 剰余 価値 という 言葉 を 使用 し て い ない が ） を より 後 の 『 資本 論 』 に 近い 状態 に 発展 さ せ た 。 「 賃金 と は 労働 力 という 商品 の 価格 で ある 。 本来 労働 は 、 人間 自身 の 生命 の 活動 で あり 、 自己 実現 な の だ が 、 労働 者 は 他 に 売る もの が ない ので 生きる ため に その 力 を 売っ て しまっ た 。 したがって 彼 の 生命 力 の 発現 の 労働 も 、 その 成果 で ある 生産物 も 彼 の 物 で は なくなっ て いる （ 労働 ・ 生産 物 から の 疎外 ） 。 」 、 「 商品 の 価格 は 、 その 生産 費 、 つまり 労働 時間 によって きまる 。 労働 力 という 商品 の 価格 （ 賃金 ） も 同様 で ある 。 労働 力 の 生産 費 、 つまり 生活 費 で 決まる 」 、 「 資本 家 は 労働 力 を 購入 し て 、 そして その 購入 費 以上 に 労働 を さ せ て 労働 力 を 搾取 する こと で 資本 を 増やす 。 資本 が 増大 すれ ば ブルジョワ の 労働 者 へ の 支配 力 も 増す 。 賃金 労働 者 は 永久 に 資本 に 隷従 する こと に なる 。 」 といった 主旨 の こと を 述べ て いる 。  パリ 時代 の マルクス は 革命 活動 へ の 参加 に 慎重 姿勢 を 崩さ なかっ た が 、 唯物 史観 から 「 プロレタリア 革命 の 必然 性 」 を 確信 する よう に なっ た 今 、 マルクス に 革命 を 恐れる 理由 は なかっ た 。 「 現在 の 問題 は 実践 、 つまり 革命 で ある 」 と 語る よう に なっ た 。  1846 年 2 月 に は エンゲルス 、 ヘス 、 義弟 、 フェルディナント・フライリヒラート 、 、 ヴィルヘルム・ヴァイトリング 、 、 ら とともに ロンドン の ドイツ 人 共産 主義 者 の 秘密 結社 「 正義 者 同盟 」 と の 連絡 組織 として 「 共産 主義 通信 委員 会 」 を ブリュッセル に 創設 し て いる 。 しかし マルクス の 組織 運営 は 独裁 的 と 批判 さ れる 。 創設 し て すぐ に ヴァイトリング と クリーゲ を 批判 し て 除名 する 。 その あと すぐ モーゼス・ヘス が 除名 さ れる 前 に 辞任 し た 。 マルクス は 瞬く 間 に 「 民主 的 な 独裁 者 」 の 悪名 を とる よう に なる 。 その 一方 、 マルクス は フランス の プルードン に 参加 を 要請 し た が 、 「 運動 の 最前線 に いる から と いっ て 、 新た な 不 寛容 の 指導 者 に なる の は やめ ましょ う 」 と 断ら れ て いる 。 この 数カ月 後 に マルクス は 上記 の 『 哲学 の 貧困 』 で プルードン 批判 を 開始 する 。  新た な 参加 者 が 現れ ず 、 停滞 気味 の 中 の 1847 年 1 月 、 ロンドン 正義 者 同盟 の が マルクス の もと を 訪れ 、 マルクス の 定め た 綱領 の 下 で 両 組織 を 合同 さ せる こと を 提案 し た 。 マルクス は これ を 許可 し 、 6 月 の ロンドン で の 大会 で 共産 主義 通信 委員 会 は 正義 者 同盟 と 合同 し 、 国際 秘密 結社 「 共産 主義 者 同盟   ( 1847 年 )」 を 結成 する こと を 正式 に 決議 し た 。 また マルクス の 希望 で プルードン 、 ヴァイトリング 、 クリーゲ の 三 名 を 「 共産 主義 の 敵 」 と する 決議 も 出さ れ た 。  合同 により マルクス は 共産 主義 者 同盟 ブリュッセル 支部 長 という 立場 に なっ た 。 11 月 に ロンドン で 開催 さ れ た 第 二 回 大会 に 出席 し 、 同 大会 から 綱領 作成 を 一任 さ れ た マルクス は 1848 年 の 2 月 革命 直前 まで に 小 冊子 『 共産党 宣言 』 を 完成 さ せ た 。 一応 エンゲルス と の 共著 と なっ て いる が 、 ほとんど マルクス が 一 人 で 書い た もの だっ た 。  この 『 共産党 宣言 』 は 「 一 匹 の 妖怪 が ヨーロッパ を 徘徊 し て いる 。 共産 主義 という 名 の 妖怪 が 」 という 有名 な 序文 で 始まる 。 ついで 第 一 章 冒頭 で 「 これ まで に 存在 し た すべて の 社会 の 歴史 は 階級 闘争 の 歴史 で ある 」 と 定義 し 、 第 一 章 と 第 二 章 で プロレタリア が 共産 主義 革命 で ブルジョワ を 打倒 する こと は 歴史 的 必然 で ある と 説く 。 さらに 第 三 章 で は 「 似非 社会 主義 ・ 共産 主義 」 を 批判 する 。 そして 最 終章 の 第 四 章 で 具体 的 な 革命 の 行動 指針 を 定め て いる が 、 その 中 で マルクス は 、 封建 主義 的 な ドイツ において は 、 ブルジョワ が 封建 主義 を 打倒 する ブルジョワ 革命 を 目指す 限り は ブルジョワ に 協力 する が 、 その 場合 も ブルジョワ へ の 対立 意識 を 失わ ず 、 封建 主義 体制 を 転覆 さ せる こと に 成功 し たら 、 ただちに ブルジョワ を 打倒 する プロレタリア 革命 を 開始 する と し て いる 。 そして 最後 は 以下 の 有名 な 言葉 で 締めくくっ た 。  1847 年 の 恐慌 による 失業 者 の 増大 で かねてから 不穏 な 空気 が 漂っ て い た フランス 王 都 パリ で 1848 年 2 月 22 日 に 暴動 が 発生 し 、 24 日 に フランス 王 ルイ ・ フィリップ が 王位 を 追わ れ て 共和 政 政府 が 樹立 さ れる 事件 が 発生 し た （ 2 月 革命 ） 。 この 2 月 革命 の 影響 は 他 の ヨーロッパ 諸国 に も 急速 に 波及 し た 。 全 ヨーロッパ で 自由 主義 ・ 民主 主義 ・ 社会 主義 ・ 共産 主義 ・ ナショナリズム ・ 民族 統一 運動 など 「 進歩 思想 」 が 燃え上がっ た 。 これ を 1848 年 革命 と 呼ぶ 。  議長 国 で ある オーストリア 帝国 の 帝都 ウィーン で は 3 月 13 日 に 学生 や 市民 ら の 運動 により 宰相 クレメンス・フォン・メッテルニヒ が 辞職 し て イギリス に 亡命 する こと を 余儀なく さ れ 、 皇帝 フェルディナント 1 世 も 一時 ウィーン を 離れる 事態 と なっ た 。 オーストリア 支配 下 の ハンガリー や ボヘミア 、 北イタリア で は 民族 運動 が 激化 。 イタリア 諸国 の イタリア 統一 運動 も 刺激 さ れ た 。 プロイセン 王 都 ベルリン で も 3 月 18 日 に 市民 が 蜂起 し 、 翌 19 日 に は 国王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 が 国王 軍 を ベルリン 市内 から 退去 さ せ 、 自ら 市民 軍 の 管理 下 に 入り 、 自由 主義 内閣 の 組閣 、 憲法 の 制定 、 の 創設 、 ドイツ 統一 運動 に 承諾 を 与え た 。 他 の ドイツ 諸 邦 でも 次々 と 同じ よう な 蜂起 が 発生 し た 。 そして 自由 都市 フランクフルト・アム・マイン に ドイツ 統一 憲法 を 制定 する ため の ドイツ 国民 議会 （ フランクフルト 国民 議会 ） が 設置 さ れる に 至っ た 。 こうした ドイツ における 1848 年 革命 は 「 3 月 革命 」 と 呼ば れる 。  マルクス は 、 2 月 革命 後 に フランス 臨時 政府 の メンバー と なっ て い た から 「 ギゾー の 命令 は 無効 に なっ た から パリ に 戻っ て こい 」 という 誘い を 受け た 。 マルクス は これ 幸い と 早速 パリ に 向かう 準備 を 開始 し た 。  その 準備 中 の 3 月 3 日 、 革命 の 波及 を 恐れ て い た ベルギー 王 レオポルド 1 世 から の 「 24 時間 以内 に ベルギー 国内 から 退去 し 、 二度と ベルギー に 戻る な 」 という 勅命 が マルクス の もと に 届け られ た 。 いわ れる まで も なく ベルギー を 退去 する 予定 の マルクス だっ た が 、 3 月 4 日 に 入っ た 午前 1 時 、 ベルギー 警察 が 寝所 に やってき て 逮捕 さ れ た 。 町 役場 の 留置 場 に 入れ られ た が 、 「 訳 の 分から ない こと を 口走る 狂人 」 と 同じ 監房 に 入れ られ 、 一 晩 中 その 「 狂人 」 の 暴力 に 怯え ながら 過ごす 羽目 に なっ た と いう 。 同日 早朝 、 マルクス と の 面会 に 訪れ た 妻 イェニー も 身分 証 を 所持 し て い ない と の 理由 で 「 放浪 罪 」 容疑 で 逮捕 さ れ た 。  マルクス 夫妻 の 逮捕 について ベルギー 警察 を 批判 する 意見 も ある が 、 妻 イェニー は 「 ブリュッセル の ドイツ 人 労働 者 は 武装 する こと を 決め て い まし た 。 その ため 短剣 や ピストル を かき集め て い まし た 。 カール は ちょうど 遺産 を 受け取っ た 頃 だっ た ので 、 喜ん で その 金 を 武器 購入 費 として 提供 し まし た 。 （ ベルギー ） 政府 は それ を 謀議 ・ 犯罪 計画 と 見 た の でしょ う 。 マルクス は 逮捕 さ れ なけれ ば なら なかっ た の です 。 」 と 証言 し て いる 。  3 月 4 日 午後 3 時 に マルクス と イェニー は 釈放 さ れ 、 警察官 の 監視 の もと で 慌ただしく フランス へ 向け て 出国 する こと に なっ た 。 その 道中 の 列車 内 は 革命 伝染 阻止 の ため に 出動 し た ベルギー 軍人 で 溢れ かえっ て い た と いう 。 列車 は フランス 北部 の 町 ヴァランシエンヌ で 停 まり 、 マルクス 一家 は そこ から 乗合 馬車 で パリ に 向かっ た 。  3 月 5 日 に パリ に 到着 し た マルクス は 翌 6 日 に も 共産 主義 者 同盟 の 中央 委員 会 を パリ に 創設 し た 。 議長 に は マルクス が 就任 し 、 エンゲルス 、 カール ・ シャッパー 、 モル 、 ヴォルフ 、 ドロンケ ら が 書記 ・ 委員 を 務め た 。 議長 マルクス は メンバー に 赤い リボン を 付ける こと を 決議 し て 組織 の 団結 力 を 高め た が 、 共産 主義 者 同盟 は 秘密 結社 で ある から 、 この 名前 で 活動 する わけ に も いか ず 、 表向き の 組織 として 「 ドイツ 労働 者 クラブ 」 も 結成 し た 。  3 月 21 日 に は エンゲルス とともに 17 カ条 から 成る 『 ドイツ における 共産党 の 要求 』 を 発表 し た 。 ブルジョワ と の 連携 を 意識 し て 『 共産党 宣言 』 より も 若干 マイルド な 内容 に なっ て いる 。  マルクス は 革命 の ため に 必要 な の は 詩人 や 教授 の 部隊 で は なく 、 プロパガンダ と 扇動 だ と 考え て い た 。 しかし 在 パリ ・ ドイツ 人 労働 者 に は 即時 行動 し た がる 者 が 多く 、 ゲオルク・ヘルヴェーク と の 「 パリ で ドイツ 人 労働 者 軍団 を 組織 し て ドイツ へ 進軍 する 」 という 夢想 的 計画 が 人気 を 集め て い た 。 フランス 臨時 政府 も 物騒 な 外国 人 労働 者 たち を まとめ て 追い出す チャンス と 見 て この 計画 を 積極 的 に 支援 し た 。 一方 マルクス は 「 馬鹿げ た 計画 は かえって ドイツ 革命 を 阻害 する 。 在 パリ ・ ドイツ 人 労働 者 を みすみす 反動 政府 に 引き渡し に 行く よう な もの だ 」 として この 計画 に 強く 反対 し た 。 ヘルヴェーク と ボルンシュテット が 「 黒 赤金 同盟 」 を 結成 する と 、 マルクス は これ を 自分 の 共産 主義 者 同盟 に 対抗 する もの と 看做し 、 ボルンシュテット を 共産 主義 者 同盟 から 除名 し た （ ヘルヴェーク は もともと 共産 主義 者 同盟 の メンバー で は なかっ た ） 。 結局 この 二 人 は 4 月 1 日 から 数 百 人 の ドイツ 人 労働 者 軍団 を 率い て ドイツ 国境 を 越え て 進軍 する も 、 バーデン 軍 の 反撃 を 受け て あっ という ま に 武装 解除 さ れ て しまう 。  マルクス は こういう 国外 で 労働 者 軍団 を 編成 し て ドイツ へ 攻め込む という よう な 冒険 的 計画 に は 反対 だっ た が 、 革命 扇動 工作 員 を 個別 に ドイツ 各地 に 送り込み 、 その 地 の 革命 を 煽動 さ せる こと に は 熱心 だっ た 。 マルクス の 指示 の もと 、 3 月 下旬 から 4 月 上旬 にかけて 共産 主義 者 同盟 の メンバー が 次々 と ドイツ 各地 に 工作 員 として 送りこま れ た 。 フロコン の 協力 も 得 て 最終 的 に は 300 人 から 400 人 を 送りこむ こと に 成功 し た 。 エンゲルス は 父 や 父 の 友人 の 資本 家 から 革命 資金 を 募ろ う と ヴッパータール に 向かっ た 。  マルクス と その 家族 は 4 月 上旬 に プロイセン 領 ライン 地方 ケルン に 入っ た 。  革命 扇動 を 行う ため の 新た な 新聞 の 発行 準備 を 開始 し た が 、 苦労 し た の は 出資 者 を 募る こと だっ た 。 ヴッパータール へ 資金 集め に いっ た エンゲルス は ほとんど 成果 を 上げ られ ず に 戻っ て き た 。 結局 マルクス 自ら が 駆け回っ て 4 月 中旬 まで に は 自由 主義 ブルジョワ の 出資 者 を 複数 見つける こと が でき た 。  新た な 新聞 の 名前 は 『 新 ライン 新聞 』 と 決まっ た 。 創刊 予定 日 は 当初 7 月 1 日 に 定め られ て い た が 、 封建 勢力 の 反転 攻勢 を 阻止 する ため に は 一刻 の 猶予 も 許さ れ ない と 焦っ て い た マルクス は 、 創刊 日 を 6 月 1 日 に 早め させ た 。  同紙 は マルクス を 編集 長 として 、 エンゲルス や シャッパー 、 ドロンケ 、 フライリヒラート 、 ヴォルフ など が 編集 員 として 参加 し た 。 しかし マルクス は 同紙 の 運営 も 独裁 的 に 行い 、 から は 「 どんなに 暴君 に 忠実 に 仕える 臣下 で あっ て も マルクス の 無秩序 な 専制 に は つい て いか れ ない だろ う 」 と 評さ れ た 。 マルクス の 独裁 ぶり は 親友 の エンゲルス から さえ も 指摘 さ れ た 。  同紙 は 「 共産 主義 の 機関 紙 」 で は なく 「 民主 主義 の 機関 紙 」 と 銘打っ て い た が 、 これ は 出資 者 へ の 配慮 、 また 封建 主義 打倒 まで は ブルジョワ 自由 主義 と 連携 し なけれ ば いけ ない という 『 共産党 宣言 』 で 示し た 方針 に 基づく 戦術 だっ た 。  プロレタリア 革命 の 「 前 段階 」 たる ブルジョワ 革命 を 叱咤 激励 し ながら 、 「 大 問題 ・ 大 事件 が 発生 し て 全 住民 を 闘争 に 駆り立て られる 状況 に なっ た 時 のみ 蜂起 は 成功 する 」 として 時 を 得 ない で 即時 蜂起 を 訴える 意見 は 退け た 。 また ドイツ 統一 運動 も 支援 し 、 フランクフルト 国民 議会 に も 参加 し て いく 方針 を 示し た 。 マルクス は 国境 ・ 民族 を 越える 人 で あり 、 民族 主義 者 で は ない が 、 ドイツ の 「 政治 的 後進 性 」 は 小 国家 分裂 状態 によって もたらさ れ て いる と 見 て い た の で ある 。 外交 面 で は ポーランド 人 や イタリア 人 、 ハンガリー 人 の 民族 運動 を 支持 し た 。 また 「 革命 と 民族 主義 を 蹂躙 する 反動 の 本拠地 ロシア と 戦争 する こと が （ 革命 や 民族 主義 を 蹂躙 し て き た ） ドイツ の 贖罪 で あり 、 ドイツ の 専制 君主 ども を 倒す 道 で も ある 」 として ロシア と の 戦争 を 盛ん に 煽っ た 。  しかし 革命 の 機運 は 衰え て いく 一方 だっ た 。 「 反動 の 本拠地 」 ロシア に は ついに 革命 が 波及 し なかっ た し 、 4 月 10 日 に は イギリス で チャーティスト 運動 が 抑え込ま れ た 。 6 月 23 日 に は フランス ・ パリ で 労働 者 の 蜂起 が 発生 する も （ 6 月 蜂起 ） 、 ルイ ＝ ウジェーヌ・カヴェニャック 将軍 率いる フランス 軍 によって 徹底的 に 鎮圧 さ れ た 。 この 事件 は ヨーロッパ 各国 の 保守 派 を 勇気づけ 、 保守 派 の 本格 的 な 反転 攻勢 の 狼煙 と なっ た 。 ヨーゼフ・フォン・ラデツキー 元帥 率いる オーストリア 軍 が ロンバルディア （ 北イタリア ） に 出動 し て イタリア 民族 運動 を 鎮圧 する こと に 成功 し 、 オーストリア は ヨーロッパ 保守 大国 の 地位 を 取り戻し た 。 プロイセン で は 革命 以来 や の 自由 主義 内閣 が 発足 し て い た が 、 彼ら も どんどん 封建 主義 勢力 と 妥協 的 に なっ て い た 。 5 月 から 開催 さ れ て い た フランクフルト 国民 議会 も 夏 の 間 、 不和 と 空回り し た 議論 を 続け 、 ドイツ 統一 の ため の 有効 な 手 を 打て なかっ た 。  革命 の 破局 の 時 が 迫っ て いる こと に 危機 感 を 抱い た マルクス は 、 『 新 ライン 新聞 』 で 「 ハンゼマン の 内閣 は 曖昧 な 矛盾 し た 任務 を 果たし て いく 中 で 、 今 ようやく 打ち立て られよ う と し て いる ブルジョワ 支配 と 内閣 が 反動 封建 分子 に 出し抜か れ つつ ある こと に 気づい て いる はず だ 。 この まま で は 遠から ず 内閣 は 反動 によって 潰さ れる だろ う 。 ブルジョワ は もっと 民主 主義 的 に 行動 し 、 全 人民 を 同盟 者 に する の で なけれ ば 自分 たち の 支配 を 勝ち取る こと など でき ない という こと を 自覚 せよ 」 「 ベルリン 国民 議会 は 泣き言 を 並べ 、 利口 ぶっ てる だけ で 、 なん の 決断 力 も ない 」 「 ブルジョワ は 、 最も 自然 な 同盟 者 で ある 農民 を 平気 で 裏切っ て いる 。 農民 の 協力 が なけれ ば ブルジョワ など 貴族 の 前 で は 無力 だ という こと を 知れ 」 と ブルジョワ の 革命 不 徹底 を 批判 し た 。  マルクス の 『 新 ライン 新聞 』 に対する 風当たり は 強まっ て いき 、 7 月 7 日 に は 検察官 侮辱 の 容疑 で マルクス の 事務所 に 強制 捜査 が 入り 、 起訴 さ れ た 。 だが マルクス は 立場 を 変えよ う と し なかっ た ので 、 9 月 25 日 に ケルン に 戒厳 令 が 発せ られ た 際 に 軍 司令 官 から 新聞 発行 停止 命令 を 受け た 。 シャッパー や ベッカー が 逮捕 さ れ 、 エンゲルス に も 逮捕 状 が 出 た が 、 彼 は 行方 を くらまし た 。 新聞 の 出資 者 だっ た ブルジョワ 自由 主義 者 も この 頃 まで に ほとんど が 逃げ出し て い た 。  10 月 12 日 に 戒厳 令 が 解除 さ れる と マルクス は ただちに 『 新 ライン 新聞 』 を 再 発行 し た 。 ブルジョワ が 逃げ て しまっ た ので 、 マルクス は 将来 の 遺産 相続 分 まで 含め た 自分 の 全 財産 を 投げ 打っ て 同紙 を 個人 所有 し 、 何とか 維持 さ せ た 。  しかし 革命 派 の 戦況 は まず ます 絶望 的 に なり つつ あっ た 。 10 月 16 日 に オーストリア 帝都 ウィーン で 発生 し た 市民 暴動 は 同月 末 まで に ヴィンディシュ ＝ グレーツ 伯爵 率いる オーストリア 軍 によって 蹴 散らさ れ た 。 また この 際 ウィーン に 滞在 中 だっ た フランクフルト 国民 議会 の 民主 派 議員 が 見せしめ の 即決 裁判 で 処刑 さ れ た 。 プロイセン で も 11 月 1 日 に 保守 派 の フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ブランデンブルク 伯爵 が 宰相 に 就任 し 、 11 月 10 日 に は フリードリヒ・フォン・ヴランゲル 元帥 率いる プロイセン 軍 が ベルリン を 占領 し て 市民 軍 を 解散 さ せ 、 プロイセン 国民 議会 も 停会 さ せ た 。  プロイセン 国民 議会 は 停会 する 直前 に 納税 拒否 を 決議 し た 。 マルクス は この 納税 拒否 の 決議 を あくまで 推進 しよ う と 、 11 月 18 日 に 「 民主 主義 派 ライン 委員 会 」 の 決議 として 「 強制 的 徴税 は いかなる 手段 を 用い て でも 阻止 せ ね ば なら ず 、 （ 徴税 に 来る ） 敵 を 撃退 する ため に 武装 組織 を 編成 せよ 」 という 宣言 を 出し た 。  フェルディナント・ラッサール が デュッセルドルフ で これ に 呼応 する も 、 彼 は 11 月 22 日 に 反逆 容疑 で 逮捕 さ れ た 。 マルクス も 反逆 を 煽動 し た 容疑 で 起訴 さ れ 、 1849 年 2 月 8 日 に 陪審 制 の 裁判 に かけ られ た 。 マルクス は 「 暴動 を 示唆 」 し た こと を 認め て い た が 、 陪審 員 に は 反 政府 派 が 多かっ た ため 、 「 国民 議会 の 決議 を 守る ため に 武装 組織 の 編成 を 呼び掛け た だけ で あり 、 合憲 で ある 」 として 全員 一致 で マルクス を 無罪 と し た 。  この 無罪 判決 の おかげ で 『 新 ライン 新聞 』 は その後 も しばらく 活動 でき た が 、 軍 から の 警戒 は 強まっ た 。 3 月 2 日 に は 軍人 が マルクス の 事務所 に やってき て サーベル を 抜い て 脅迫 し て き た が 、 マルクス は 拳銃 を 見せ て 追い払っ た 。 エンゲルス は 後年 に 「 8000 人 の プロイセン 軍 が 駐屯 する ケルン で 『 新 ライン 新聞 』 を 発行 でき た こと を よく 驚か れ た もの だ が 、 これ は 『 新 ライン 新聞 』 の 事務所 に 8 丁 の 銃剣 と 250 発 の 弾丸 、 ジャコバン 派 の 赤い 帽子 が あっ た ため だ 。 強襲 する の が 困難 な 要塞 と 思わ れ て い た の だ 」 と 語っ て いる 。  5 月 に フランクフルト 国民 議会 の 決議 し た ドイツ 帝国 憲法 と ドイツ 帝 冠 を プロイセン 王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 が 拒否 し た こと で 、 ドイツ 中 の 革命 派 が 再び 蜂起 し た 。 とりわけ バーデン 大公 国 と バイエルン 王国 領 プファルツ 地方 で 発生 し た 武装 蜂起 は 拡大 し た 。 亡命 を 余儀なく さ れ た バーデン 大公 は プロイセン 軍 に 鎮圧 を 要請 し 、 これ を 受け て プロイセン 皇 太 弟 ヴィルヘルム （ 後 の プロイセン 王 ・ ドイツ 皇帝 ヴィルヘルム 1 世 ） 率いる プロイセン 軍 が 出動 し た 。  革命 の 機運 が 戻っ て き た と 見 た マルクス は 『 新 ライン 新聞 』 で 各地 の 武装 蜂起 を 嬉々 として 報じ た 。 これ が きっかけ で 5 月 16 日 に プロイセン 当局 より 『 新 ライン 新聞 』 の メンバー に対して 国外 追放 処分 が 下さ れ 、 同紙 は 廃刊 を 余儀なく さ れ た 。 マルクス は 5 月 18 日 の 『 新 ライン 新聞 』 最終 号 を 赤 刷り で 出版 し 、 「 我々 の 最後 の 言葉 は どこ でも 常に 労働 者 階級 の 解放 で ある ！ 」 と 締めくくっ た 。 マルクス は 全て の 印刷 機 や 家具 を 売り払っ て 『 新 ライン 新聞 』 の 負債 の 清算 を 行っ た が 、 それ によって 一 文無し と なっ た 。  パリ 亡命 を 決意 し た マルクス は 、 エンゲルス とともに バーデン・プファルツ 蜂起 の 中心 地 で ある カイザースラウテルン に 向かい 、 そこ に 作ら れ て い た 臨時 政府 から パリ で 「 ドイツ 革命 党 」 代表 を 名乗る 委任 状 を もらっ た 。 そこ から の 帰途 、 二 人 は ヘッセン 大公 国軍 に 逮捕 さ れる も 、 まもなく フランクフルト・アム・マイン で 釈放 さ れ た 。 マルクス は そのまま パリ へ 亡命 し た が 、 エンゲルス は 逃亡 を 嫌がり 、 バーデン の 革命 軍 に 入隊 し 、 武装 闘争 に 身 を 投じ た 。  6 月 初旬 に 「 プファルツ 革命 政府 の 外交 官 」 と 称し て 偽造 パスポート で フランス に 入国 。 パリ の に 居住 し 、 「 ラン ボス 」 という 偽名 で 文無し の 潜伏 生活 を 開始 し た 。 ラッサール や フライリヒラート から 金 の 無心 を し て 生計 を 立て た 。   この 頃 の フランス は ナポレオン の 甥 にあたる ルイ ・ ナポレオン・ボナパルト （ 後 の フランス 皇帝 ナポレオン 3 世 ） が 大統領 を 務め て い た 。 ルイ・ボナパルト は カトリック 保守 の の 支持 を 得 て 、 教皇 の ローマ 帰還 を 支援 す べく 、 対 ローマ 共和 国 戦争 を 遂行 し て い た が 、 左翼 勢力 が これ に 反発 し 、 6 月 13 日 に 蜂起 が 発生 し た 。 しかし この 蜂起 は フランス 軍 によって 徹底的 に 鎮圧 さ れ 、 フランス の 左翼 勢力 は 壊滅 的 な 打撃 を 受け た （ 6 月 事件 ） 。  この 事件 の 影響 で フランス 警察 の 外国 人 監視 が 強まり 、 偽名 で 生活 し て い た マルクス も 8 月 16 日 に パリ 行政 長官 から モルビアン 県 へ 退去 する よう 命令 を 受け た 。 マルクス 一家 は 命令 通り に モルビアン へ 移住 し た が 、 ここ は の 影響 で マラリア が 流行 し て い た 。 この まま で は 自分 も 家族 も 病死 する と 確信 し た マルクス は 、 「 フランス 政府 による 陰険 な 暗殺 計画 」 から 逃れる ため 、 フランス から も 出国 する 覚悟 を 固め た 。  ドイツ 諸国 や ベルギー に は 戻れ ない し 、 スイス から も 入国 を 拒否 さ れ て い た マルクス を 受け入れ て くれる 国 は イギリス 以外 に は なかっ た 。  ラッサール ら 友人 から の 資金 援助 で イギリス へ の 路銀 を 手 に 入れる と 、 1849 年 8 月 27 日 に 船 に 乗り 、 イギリス に 入国 し た 。 この 国 が マルクス の 終生 の 地 と なる が 、 入国 し た 時 に は 一時 的 な 避難 場所 の つもり だっ た と いう 。  イギリス に 到着 し た マルクス は 早速 ロンドン で に ある 家具 付き の 立派 な 家 を 借り た が 、 家賃 を 払える あて も なく 、 1850 年 4 月 に も 家 は 差し押さえ られ て しまっ た 。  これ により マルクス 一家 は 貧困 外国 人 居住 区 だっ た ソーホー・ 28 番地 の 二 部屋 を 賃借り し て の 生活 を 余儀なく さ れ た 。  プロイセン 警察 が ロンドン に 放っ て い た スパイ の 報告 書 に よれ ば 「 （ マルクス は ） ロンドン の 最も 安い 、 最も 環境 の 悪い 界隈 で 暮らし て いる 。 部屋 は 二 部屋 しか なく 、 家具 は どれ も 壊れ て い て ボロボロ 。 上品 な 物 は 何 も ない 。 部屋 の 中 は 散らかっ て いる 。 居間 の 真ん中 に 油 布 で 覆わ れ た 大きな 机 が ある が 、 その 上 に は 彼 の 原稿 やら 書物 やら と 一緒 に 子供 の 玩具 や 細君 の 裁縫 道具 、 割れ た コップ 、 汚れ た スプーン 、 ナイフ 、 フォーク 、 ランプ 、 インク 壺 、 パイプ 、 煙草 の 灰 など が 所 狭し と 並ん で いる 。 部屋 の 中 に 初めて 入る と 煙草 の 煙 で 涙 が こぼれ 、 何 も 見え ない 。 目 が 慣れ て くる まで 洞穴 の 中 に 潜っ た か の よう な 印象 で ある 。 全て の 物 が 汚く 、 埃 だらけ な ので 腰 を かける だけ でも 危険 だ 。 椅子 の 一つ は 脚 が 3 つ しか ない し 、 もう 一 個 の 満足 な 脚 の 椅子 は 子供 たち が 遊び場 に し て い た 。 その 椅子 が 客 に 出さ れる 椅子 な の だ が 、 うっかり それ に 座れ ば 確実 に ズボン を 汚し て しまう 」 という 有様 だっ た と いう 。 また 当時 ソーホー 周辺 は 不衛生 で 病が 流行 し て い た ので 、 マルクス 家 の 子供 たち も この 時期 に 三 人 が 落命 し た 。 その 葬儀 費用 さえ マルクス に は 捻出 する こと が でき なかっ た 。  それでも マルクス は 毎日 の よう に 大 英 博物館 図書館 に 行き 、 そこで 朝 9 時 から 夜 7 時 まで ひたすら 勉強 し て い た 。 のみ なら ず 秘書 として ヴィルヘルム・ピーパー という 文献 学者 を 雇い 続け た 。 妻 イェニー は この ピーパー を 嫌っ て おり 、 お金 の 節約 の ため に も 秘書 は 自分 が やる と マルクス に 訴え て い た の だ が 、 マルクス は 聞き入れ なかっ た 。 また 、 レイ・ランケスター といった 博物館 関係 者 とも 親交 を 得 た 。  生計 は フリードリヒ・エンゲルス から の 定期 的 な 仕送り 、 また 他 の 友人 （ ラッサール や フライリヒラート 、 リープクネヒト など ） へ の 不定期 な 金 の 無心 、 金融 業者 から 借金 、 質屋 通い 、 後述 する アメリカ合衆国 の 新聞 へ の 寄稿 で なんとか 保っ た 。 没交渉 の 母親 に さえ 金 を 無心 し て いる （ 母 と は ずっと 疎遠 に し て い た ので 励まし の 手紙 以外 に は 何 も 送っ て もらえ なかっ た よう だ が ） 。  しかし 1850 年代 の 大半 を通じて マルクス 一家 は まとも な 食事 が でき なかっ た 。 着る 物 も ほとんど 質 に 入れ て しまっ た マルクス は よく ベッド に 潜り込ん で 寒 さ を 紛らわせ て い た と いう 。 借金取り や 家主 が 集金 に 来る と マルクス の 娘 たち が 近所 の 子供 の ふり を し て 「 マルクス さん は 不在 です 」 と 答え て 追い返す の が 習慣 に なっ て い た と いう 。  エンゲルス が 参加 し て い た バーデン・プファルツ の 武装 闘争 は プロイセン 軍 によって 完全 に 鎮圧 さ れ た 。 エンゲルス は スイス に 亡命 し 、 女 と 酒 に 溺れる 日々 を 送る よう に なっ た 。 マルクス は 彼 に 手紙 を 送り 、 「 スイス など に い て は いけ ない 。 ロンドン で やる べき こと を やろ う で は ない か 」 と ロンドン 移住 を 薦め た 。 これ に 応じ て エンゲルス も 11 月 12 日 に は ロンドン へ やってき た 。  エンゲルス や の 協力 を 得 て 新しい 雑誌 の 創刊 準備 を 進め 、 1850 年 1 月 から ドイツ 連邦 自由 都市 ハンブルク で 月刊 誌 『 』 を 出版 し た 。 同誌 の 執筆 者 は マルクス と エンゲルス だけ だっ た 。 マルクス は 『 1848 年 6 月 の 敗北 』 と 題し た 論文 を 数 回 にわたって 掲載 し た が 、 これ が 後に 『 フランス における 階級 闘争 （ Die   Klassenkämpfe   in   Frankreich   1848   bis   1850 ） 』 として 発刊 さ れる もの で ある 。 この 中 で マルクス は フランス 2 月 革命 の 経緯 を 唯物 史観 に 基づい て 解説 し 、 1848 年 革命 の そもそも の 背景 は 1847 年 の 不況 に あっ た こと 、 そして 1848 年 中頃 から 恐慌 が 収まり 始め た こと で 反動 勢力 の 反転 攻勢 が はじまっ た こと を 指摘 し た 。 結局 この 『 新 ライン 新聞   政治 経済 評論 』 は ほとんど 売れ なかっ た ため 、 資金 難 に 陥っ て 、 最初 の 四 カ月 間 に 順次 出し た 4 号 と 11 月 の 5 号 6 号 合併 号 のみ で 廃刊 し た 。  ついで 1851 年 秋 から アメリカ合衆国 ニューヨーク で 発行 さ れ て い た 当時 20 万 部 の 発行 部数 を 持っ て い た 急進 派 新聞 『 ニューヨーク ・ トリビューン 』 の ロンドン 通信員 と なっ た 。 マルクス は この 新聞 社 の 編集 者 チャールズ ・ オーガスタス・デーナ と 1849 年 に ケルン で 知り合っ て おり 、 その 伝手 で 手 に 入れ た 仕事 だっ た 。 原稿 料 は はじめ 1 記事 1 ポンド だっ た 。 1854 年 以降 に 減らさ れる ものの 、 借金 に 追わ れる マルクス にとって は 重要 な 収入 源 だっ た 。 マルクス は 英語 が 不自由 だっ た ので 記事 の 執筆 にあたって も エンゲルス の 力 を 随分 と 借り た よう で ある 。  マルクス が 寄稿 し た 記事 は アメリカ へ の 愛 が こもっ て おり 、 アメリカ 人 から の 評判 も 良かっ た と いう 。 アメリカ の 黒人 奴隷 制 を 批判 し た に対して 「 サザーランド 公爵 家 も スコットランド の 領地 で 住民 から 土地 を 奪い取っ て 窮乏 状態 に 追いやっ て いる 癖 に 何 を 抜かし て いる か 」 と 批判 を 加え た こと も ある 。 マルクス と 『 ニューヨーク ・ トリビューン 』 の 関係 は 10 年 続い た が 、 1861 年 に アメリカ で 南北戦争 が 勃発 し た こと で 解雇 さ れ た （ マルクス に 限ら ず 同紙 の ヨーロッパ 通信員 全員 が この 時 に 解雇 さ れ て いる 。 内乱 中 に ヨーロッパ の こと など 論じ て いる 場合 で は ない から で ある ） 。  1849 年 秋 以来 、 共産 主義 者 同盟 の メンバー が 次々 と ロンドン に 亡命 し て き て い た 。 モル は 革命 で 戦死 し た が 、 シャッパー や ヴォルフ は 無事 ロンドン に 到着 し た 。 また 大学 を 出 た ばかり の ヴィルヘルム・リープクネヒト 、 バーデン・プファルツ 革命 軍 で エンゲルス の 上官 だっ た など も ロンドン へ やってき て マルクス の 新た な 同志 と なっ た 。 彼ら を 糾合 し て 1850 年 3 月 に 共産 主義 同盟 を 再 結成 し た 。  再 結成 当初 は 、 近い うち に また 革命 が 起こる という 希望 的 観測 に 基づく 革命 方針 を 立て た 。 ドイツ で は 小 ブルジョワ 民主 主義 組織 が 増える 一方 、 労働 者 組織 は ほとんど なく 、 あっ て も 小 ブルジョワ 組織 の 指揮 下 に おさめ られ て しまっ て いる の が 一般 的 だっ た ので 、 まず 独立 し た 労働 者 組織 を 作る こと が 急務 と し た 。 また これ まで 通り 、 封建 主義 打倒 まで は 急進 的 ブルジョワ とも 連携 する が 、 彼ら が 自身 の 利益 固め に 走っ た 時 は ただちに これ と 敵対 する と し 、 ブルジョワ が 抑制 し た がる 官公庁 占拠 など 暴力 革命 も 積極 的 に 仕掛け て いく こと を 宣言 し た 。 ハインリヒ・バウアー （ Heinrich   Bauer ） が この 宣言 を ドイツ へ 持っ て いき 、 共産 主義 者 同盟 を ドイツ 内部 に 秘密 裏 に 再建 する 工作 を 開始 し た （ バウアー は その後 オーストリア で 行方 不明 と なる ） 。  しかし 1850 年 夏 に は 革命 の 火 は ほとんど 消え て しまっ た 。 フランス で は 左翼 勢力 は すっかり 蚊帳 の 外 で 、 ルイ ・ ボナパルト の 帝政 復古 か 、 秩序 党 の 王政 復古 か という 情勢 に なっ て い た 。 ドイツ 各国 で も ブルジョワ が 革命 を 放棄 し て 封建 主義 勢力 に すり寄っ て い た 。 革命 精神 が 幾らか でも 残っ た の は プロイセン が ドイツ 中小 邦国 と 組ん で 起こそ う と し た 小 ドイツ 主義 統一 の 動き だっ た が 、 それ も オーストリア と ロシア によって 叩き 潰さ れ た （ オルミュッツ の 屈辱 ） 。  こうした 状況 の 中 、 マルクス は 今 の 好景気 が 続く 限り 、 革命 は 起こり 得 ない と 結論 する よう に なり 、 共産 主義 者 同盟 の メンバー に対し 、 即時 行動 は 諦める よう 訴え た 。 だ が 共産 主義 者 同盟 の メンバー に は 即時 行動 を 求める 者 が 多かっ た 。 マルクス の 独裁 的 な 組織 運営 へ の 反発 も あっ て 、 とりわけ ヴィリヒ が 反 マルクス 派 の 中心 人物 と なっ て いっ た 。 シャッパー も ヴィリヒ を 支持 し 、 共産 主義 者 同盟 内 に 大きな 亀裂 が 生じ た 。  1850 年 9 月 15 日 の 執行 部 採決 で は マルクス 派 が 辛くも 勝利 を 収め た ものの 、 一般 会員 に は ヴィリヒ 支持 者 が 多く 、 両派 の 溝 は 深まっ て いく 一方 だっ た 。 そこで マルクス は 共産 主義 者 同盟 の 本部 を プロイセン 王国 領 ケルン に 移す 事 を 決定 し た 。 そこ に は 潜伏 中 の 秘密 会員 しか い ない が 、 それ 故に ヴィリヒ 派 を 抑え られる と 踏ん だ の で ある 。 だが この 決定 に 反発 し た ヴィリヒ 達 は 共産 主義 者 同盟 から 脱退 し 、 ルイ ・ ブラ ン とともに 「 国際 委員 会 」 という 新 組織 を 結成 し た 。 マルクス は これ に 激怒 し 、 この 頃 彼 が エンゲルス に 宛て て 送っ た 手紙 も この 組織 へ の 批判 ・ 罵倒 で 一色 に なっ て いる 。  共産 主義 者 同盟 の 本部 を ケルン に 移し た こと は 完全 に 失敗 だっ た 。 1851 年 5 月 から 6 月 にかけて 共産 主義 者 同盟 の 著名 な メンバー 11 人 が 大逆 罪 の 容疑 で プロイセン 警察 によって 摘発 さ れ て しまっ た の で ある 。 しかも この 摘発 を 命じ た の は マルクス の 義兄 （ イェニー の 兄 ） にあたる フェルディナント・フォン・ヴェストファーレン （ 当時 プロイセン 内務 大臣 ） だっ た 。 フェルディナント は 今回 の 陰謀 事件 が どれほど 悪質 で あっ た か 、 その 陰謀 の 背後 に いる マルクス が いかに 恐ろしい こと を 企ん で いる か を とうとう と 宣伝 し た 。 これ に 対抗 し て マルクス は 11 人 が 無罪 に なる よう 駆け回っ た ものの 、 ロンドン で 証拠 収集 し て プロイセン の 法廷 に 送る という の は 難しかっ た 。 そもそも 暴動 を 教唆 する 文書 を 出し た の は 事実 だっ た から 、 それ を 無害 な もの と 立証 する の は 不可能 に 近かっ た 。 結局 1852 年 10 月 に 開か れ た 法廷 で 被告 人 11 人 の うち 7 人 が 有罪 と なり 、 共産 主義 者 同盟 は 壊滅 的 打撃 を 受ける に 至っ た （ ケルン 共産党 事件 ） 。  これ を 受け て さすが の マルクス も 共産 主義 者 同盟 の 存続 を 諦め 、 1852 年 11 月 17 日 に 正式 に 解散 を 決議 し た 。 以降 マルクス は 10 年 以上 も の 間 、 組織 活動 から 遠ざかる こと に なる 。  一方 フランス で は 1851 年 12 月 に 大統領 ルイ・ボナパルト が 議会 に対する クーデタ を 起こし 、 1852 年 1 月 に 大統領 に 権力 を 集中 さ せる 新 憲法 を 制定 し て 独裁 体制 を 樹立 し た 。 さらに 同年 12 月 に は 皇帝 に 即位 し 、 ナポレオン 3 世 と 称する よう に なっ た 。  マルクス は 彼 の クーデタ を 考察 し た 『 ルイ ・ ボナパルト の ブリュメール 18 日 』 を 執筆 し 、 これ を アメリカ の 週刊 新聞 『 レヴォルツィオーン 』 に 寄稿 し た 。 この 論文 は 「 ヘーゲル は どこ か で 言っ た 。 歴史 上 の あらゆる 偉大 な 事実 と 人物 は 二 度 現れる と 。 彼 は こう 付け加える の を 忘れ た 。 最初 は 悲劇 として 、 二 度目 は 茶番 として 」 という 有名 な 冒頭 で 始まり 、 ナポレオン 3 世 に 激しい 弾劾 を 加え つつ 、 この クーデタ の 原因 を 個人 の 冒険 的 行動 や 抽象 的 な 歴史 的 発展 に 求める 考え を 退け て 、 フランス の 階級 闘争 が 何故 こうした 凡庸 な 人物 を 権力 の 座 に 就ける に 至っ た か を 分析 する 。  ナポレオン 3 世 は 東方 問題 をめぐって ロシア 帝国 と 対立 を 深め 、 イギリス 首相 パーマストン 子爵 と 連携 し て 1854 年 から クリミア 戦争 を 開始 し た 。 マルクス は ロシア の ツァー リズム に対する この 戦争 を 歓迎 し た 。 ところが 、 自分 が 特派 員 に なっ て いる 『 ニューヨーク ・ トリビューン 』 は 反 英 ・ 親 露 的 立場 を とり 、 マルクス を 困惑 さ せ た 。 マルクス として は 家計 的 に ここ と 手 を 切る わけ に は いか ない の だ が 、 エンゲルス へ の 手紙 の 中 で は 「 同紙 が 汎 スラブ 主義 反対 の 声明 を 出す こと が 是非 とも 必要 だ 。 でなければ 僕ら は この 新聞 と 決別 する しか なくなる かも しれ ない 」 と まで 書い て いる 。  一方 で マルクス は 英 仏 に も 疑惑 の 目 を 向け て い た 。 「 偽 ボナパルト と パーマストン 卿 が やっ て いる 以上 この 戦争 は 偽善 で あり 、 ロシア を 本気 で 倒す つもり など ない こと は 明らか 」 という の が マルクス の 考え だっ た 。 マルクス は ナポレオン 3 世 も パーマストン 子爵 も ツァーリ （ ロシア 皇帝 ） と 秘密 協定 を 結ん で いる と 思いこん で い た それ は 極端 な 意見 だっ た が 、 実際 クリミア 戦争 は クリミア半島 セヴァストポリ 要塞 を 陥落 さ せ た ところ で 中途半端 に 終わっ た 。  ナポレオン 3 世 は 1859 年 に サルデーニャ 王国 宰相 カミッロ・カヴール と 連携 し て 北イタリア を 支配 する オーストリア 帝国 に対する 戦争 を 開始 し た （ イタリア 統一 戦争 ） 。 この 戦争 は 思想 の 左右 を 問わ ず ドイツ 人 を 困惑 さ せ た 。 言っ て みれ ば 「 フランス 国内 で 自由 を 圧殺 する 専制 君主 ナポレオン 3 世 が イタリア 国民 の 自由 を 圧殺 する 専制 君主 国 オーストリア に 闘い を 挑ん だ 」 状態 だ から で ある 。 結局 大 ドイツ 主義 者 （ オーストリア 中心 の ドイツ 統一 志向 ） が オーストリア と 連携 し て ポー川 （ 北イタリア ） を 守る べし と 主張 し 、 小 ドイツ 主義 者 （ オーストリア を ドイツ から 排除 し て プロイセン 中心 の ドイツ 統一 志向 ） は オーストリア の 敗北 を 望む よう に なっ た 。  この 戦争 をめぐって エンゲルス は 小 冊子 『 ポー川 と ライン 川 』 を 執筆 し 、 ラッサール の 斡旋 で プロイセン の ドゥンカー 書店 から 出版 し た 。 この 著作 の 中 で エンゲルス は 「 確か に イタリア 統一 は 正しい し 、 オーストリア が ポー川 （ 北イタリア ） を 支配 し て いる の は 不当 だ が 、 今度 の 戦争 は ナポレオン 3 世 が 自己 の 利益 、 あるいは 反 独 的 利益 の ため に 介入 し て き てる の が 問題 で ある 。 ナポレオン 3 世 の 最終 目標 は ライン 川 （ 西ドイツ ） で あり 、 したがって ドイツ 人 は ライン 川 を 守る ため に 軍事 上 重要 な ポー川 も 守ら ね ば なら ない 」 といった 趣旨 の 主張 を 行い 、 オーストリア の 戦争 遂行 を 支持 し た 。 マルクス も この 見解 を 支持 し た 。  マルクス が 警戒 し た の は ナポレオン 3 世 の 帝政 が この 戦争 を 利用 し て 延命 する こと と フランス と ロシア の 連携 が ドイツ 統一 に 脅威 を 及ぼし て くる こと だっ た 。 その ため マルクス は プロイセン が オーストリア 側 で 参戦 しよ う と し ない こと に 憤り 、 「 中立 を 主張 する プロイセン の 政治 家 ども は 、 ライン 川 左岸 の フランス へ の 割譲 を 許し た バーゼル の 和 約 に 歓声 を 送り 、 また ウルム の 戦い や アウステルリッツ の 戦い で オーストリア が 敗れ た 時 に 両手 を こすり 合わせ て い た 連中 で ある 」 と 批判 し た 。 また 「 オーストリア は 全 ドイツ の 敵 で あり 、 プロイセン は 中立 の 立場 を 取る べき 」 と 主張 する を 「 ナポレオン 3 世 から 金 を もらっ て いる 」 と 批判 し た 。  しかし ナポレオン 3 世 を 批判 する あまり 、 イタリア 統一 運動 を 妨害 し 、 ハプスブルク 家 による 民族 主義 蹂躙 を 支持 し て いる か の よう に 見える マルクス たち の 態度 に は ラッサール も 疑問 を 感じ た 。 彼 は 独自 に 『 イタリア 戦争 と プロイセン の 義務 （ Der   italienische   Krieg   und   die   Aufgabe   Preussens ） 』 という 小 冊子 を 執筆 し 、 プロイセン は 今度 の 戦争 に 参戦 す べき で は なく 、 ナポレオン 3 世 が 民族 自決 に 基づい て 南方 の 地図 を 塗り替える なら プロイセン は 北方 の シュレースヴィヒ と ホルシュタイン に対して 同じ こと を すれ ば よい と 訴え た 。 マルクス は これ に 激怒 し 、 ラッサール に 不信 感 を 抱く よう に なっ た 。 この 論争 について フランツ ・ メーリング は 「 ラッサール は ロシア の 危険 性 を 軽視 し 過ぎ だっ た し 、 一方 マルクス と エンゲルス は ロシア の 侵略 性 を 過大 評価 し すぎ た 」 と し て いる 。  1855 年 春 と 1856 年 夏 に 、 妻 イェニー の 伯父 と 母 が 相次い で 死去 し た 。 とくに 母 の 死 は イェニー を 悲しま せ た が 、 イェニー が その 遺産 の 一部 を 相続 し た ため 、 マルクス 家 の 家計 は 楽 に なっ た 。  マルクス 家 は 悲惨 な ディーン 街 を 脱出 し 、 ロンドン 北部 グラフトン ・ テラス （ Grafton   Terrace ） 9 番地 へ 移住 し た 。 当時 この 周辺 は 開発 さ れ て い なかっ た ため 、 不動産 業界 の 評価 が 低く 、 安い 賃料 で 借りる こと が でき た 。 イェニー は この 家 について 「 これ まで の 穴 倉 と 比べれ ば 、 私 たち の 素敵 な 小さな 家 は まるで 王侯 の お 城 の よう でし た が 、 足 の 便 の 悪い 所 でし た 。 ちゃんと し た 道路 が なく 、 辺り に は 次々 と 家 が 建設 さ れ て ガラクタ の 山 を 越え て いか ない と いけ ない の です 。 です から 雨 が 降っ た 日 に は ブーツ が 泥 だらけ に なり まし た 」 と 語っ て いる 。  引っ越し て も マルクス 家 の 金銭 的 危機 は 続い た 。 最大 の 原因 は 1857 年 に はじまっ た 恐慌 だっ た 。 これ によって 最大 の 援助 者 で ある エンゲルス の 給料 が 下がっ た うえ 、 『 ニューヨーク ・ トリビューン 』 に 採用 し て もらえる 原稿 数 も 減り 、 収入 が 半減 し た の で ある 。 結局 金融 業者 と 質屋 を 回る 生活 が 続い た 。 マルクス は 1857 年 1 月 の エンゲルス 宛 の 手紙 の 中 で 「 何 の 希望 も なく 借金 だけ が 増え て いく 。 なけなし の 金 を 注ぎ込ん だ 家 の 中 で 二 進 も 三 進 も いか なく なっ て しまっ た 。 ディーン 通り に い た 頃 と 同様 、 日々 暮らし て いく こと さえ 難しく なっ て いる 。 どうして いい の か 皆目 分から ず 、 5 年 前 より 絶望 的 な 状況 だ 。 私 は 既に 自分 が 世の中 の 辛酸 を 舐め つくし た と 思っ て い た が 、 そう で は なかっ た 。 」 と 窮状 を 訴え て いる 。 エンゲルス は 驚き 、 毎月 5 ポンド の 仕送り と 、 必要 な とき に は いつ でも 余分 に 送る こと を 約束 する 。 「 （ エンゲルス は その とき 猟 馬 を 買っ た ばかり だっ た が 、 ） きみ と きみ の 家族 が ロンドン で 困っ て いる と いう のに 、 馬 なんか 飼っ て いる 自分 が 腹立たしい 」 。  終わる 気配 の ない 困窮 状態 に マルクス と イェニー の 夫婦 喧嘩 も 増え た よう で ある 。 この 頃 の エンゲルス へ の 手紙 の 中 で マルクス は 「 妻 は 一 晩 中 泣い て いる が 、 それ が 私 に は 腹立たしく て なら ぬ 。 妻 は 確か に 可哀そう だ 。 この 上 も ない 重荷 が 彼女 に 圧し 掛かっ て いる し 、 それ に 根本 的 に 彼女 が 正しい の だ から 。 だ が 君 も 知っ て の 通り 、 私 は 気 が 短い し 、 おまけ に 多少 無情 な ところ も ある 」 と 告白 し て いる 。  特に 1861 年 に 『 ニューヨーク ・ トリビューン 』 から 解雇 さ れる と 困窮 が 深刻 化 し た 。 マルクス が 鉄道 の 出札 係 に 応募 し た ほど で ある （ 悪筆 の ため 断ら れ て いる 。 ） 。  マルクス の 最初 の 本格 的 な 経済 学 書 で ある 『 経済 学 批判 』 は 、 1850 年 9 月頃 から 大 英 博物館 で 勉強 し ながら 少し ずつ 執筆 を 進め 、 1857 年 から 1858 年 にかけて 一気に 書きあげ た もの で ある 。 1859 年 1 月 に この 原稿 を 完成 さ せ た マルクス は ラッサール の 仲介 で ドゥンカー 書店 から これ を 出版 し た 。 『 経済 学 批判 』 は 本格 的 な 経済 学 研究 書 の 最初 の 1 巻 として 書か れ た 物 で あり 、 その 本格 的 な 研究 書 という の が 1866 年 11 月 に ハンブルク の オットー・マイスネル 書店 から 出版 し た 『 資本 論 』 第 1 巻 だっ た 。 その ため 経済 学 批判 の 主要 な テーゼ は 全て 資本 論 の 第 1 巻 に 内包 さ れ て いる 。 よって この 二つ は まとめ て 解説 する 。 マルクス は 『 資本 論 』 の 中 で 次 の 主旨 の こと を 主張 し た 。  「 人間 が 生き て いく ため に は 生産 する 必要 が あり 、 それ は 昔 から 行わ れ て き た 。 ある 場所 で 生産 さ れ た 物 が 別 の 場所 で 生産 さ れ た 物 と 交換 さ れる 。 それ が 成り立つ の は 生産 物 双方 の 使用 価値 （ 用途 ） が 異なり 、 また その 価値 （ 生産 に かかっ て いる 人間 の 労働 量 ） が 同じ だ から だ 。 だが 資本 主義 社会 で は 生産 物 は 商品 に さ れ 、 特に 貨幣 によって 仲介 さ れる こと が 多い 。 たとえ 商品 化 さ れよ う と 貨幣 によって 仲介 さ れよ う と 使用 価値 の 異なる 生産 物 が 交換 さ れ て いる 以上 、 人間 の 労働 の 交換 が 行わ れ て いる という 本質 は 変わら ない が 、 その 意識 は 希薄 に なっ て しまう 。 商品 と 化し た 生産 物 は 物 として 見る 人 が ほとんど で あり 、 商品 の 取引 は 物 と 物 の 取引 と 見 られる から で ある 。 人間 の 創造 物 で ある 神 が 人間 の 外 に 追いやら れ て 人間 を 支配 し た よう に 、 人間 の 創造 物 で ある 商品 や 貨幣 が 人間 の 外 に 追いやら れ て 人間 を 支配 し た の で ある 。 商品 や 貨幣 が 神 と なれ ば 、 それ を 生産 し た 者 で は なく 、 所有 する 者 が 神 の 力 で 支配 する よう に なる 」  「 ブルジョワ 市民 社会 の 発展 は 労働 者 を 生み出し た 。 この 労働 者 という の は 労働 力 （ 自分 の 頭脳 や 肉体 ） の 他 に は 売れる 物 を 何 も 所有 し て い ない 人々 の こと で ある 。 労働 者 は 自ら の 労働 力 を 商品 化 し 、 資本 家 に それ を 売っ て 生活 し て いる 。 資本 家 は 利益 を 上げる ため に 購入 し た 労働 力 という 商品 を 、 価値 以上 に 使用 し て 剰余 価値 を 生み出さ せ 、 それ を 搾取 しよ う と する （ 賃金 額 に 相当 する 生産 物 以上 の 物 を 生産 する こと を 労働 者 に 要求 し 、 それ を 無償 で 手 に 入れよ う と する ） 。 資本 家 が 剰余 価値 を 全部 消費 する なら 単純 再 生産 が 行わ れる し 、 剰余 価値 の 一部 が 資本 に 転換 さ れれ ば 、 拡大 再 生産 が 行わ れる 。 拡大 再 生産 が 進む と 機械 化 ・ オートメーション 化 により 労働 者 人口 が 過剰 に なっ て くる 。 産業 予備 軍 （ 失業 者 ） が 増え 、 産業 予備 軍 は 現役 労働 者 に 取っ て 代わる べく 現役 労働 者 より 悪い 条件 でも 働こ う と し だす ので 、 現役 労働 者 を も 危機 に 陥れる 。 こうして 労働 者 階級 は 働け ば 働く ほど 窮乏 が 進ん で いく 。 」  「 商品 は 、 不変資本 （ 機械 や 原料 など 生産 手段 に 投下 さ れる 資本 ） 、 可変 資本 （ 労働 力 購入 の ため に 投下 さ れる 資本 ） 、 剰余 価値 から なる 。 不変資本 は 新しい 価値 を 生ま ない が 、 可変 資本 は 自ら の 価値 以上 の 剰余 価値 を 生む こと が できる 。 この 剰余 価値 が 資本 家 の 利潤 を 生みだす 。 ところが 拡大 再 生産 が 進ん で 機械 化 ・ オートメーション 化 し て くる と 不変資本 が どんどん 巨大 化 し 、 可変 資本 が どんどん 下がる 状態 に なる から 、 資本 家 にとって も 剰余 価値 が 減っ て 利潤 率 が 下がる という 事態 に 直面 する 。 投下 資本 を 大きく すれ ば 利潤 の 絶対 量 を 上げ 続ける こと は できる 。 だが 利潤 率 の 低下 は 生産 力 の 更 なる 発展 に は 妨げ と なる ため 、 資本 主義 生産 様式 の 歴史 的 限界 が ここ に 生じる 」 。  そして 「 労働 者 の 貧困 と 隷従 と 退廃 が 強まれ ば 強まる ほど 彼ら の 反逆 も 増大 する 。 ブルジョワ は プロレタリア 階級 という 自ら の 墓 掘り 人 を 作り 続け て いる 。 収奪 者 が 収奪 さ れる 運命 の 時 は 近づい て いる 。 共産 主義 へ の 移行 は 歴史 的 必然 で ある 」 と 結論 する 。  1861 年 1 月 、 祖国 プロイセン で 国王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 が 崩御 し 、 皇 太 弟 ヴィルヘルム が ヴィルヘルム 1 世 として 新た な 国王 に 即位 し た 。 即位 にあたって ヴィルヘルム 1 世 は 政治 的 亡命 者 に 大赦 を 発し た 。 これ を 受け て ベルリン 在住 の 友人 ラッサール は マルクス に 手紙 を 送り 、 プロイセン に 帰国 し て 市民 権 を 回復 し 、 『 新 ライン 新聞 』 を 再建 し て は どう か と 勧め た 。 マルクス は 「 ドイツ の 革命 の 波 は 我々 の 船 を 持ち上げる ほど 高まっ て い ない 」 と 思っ て い た ものの 、 プロイセン 市民 権 は 回復 し たい と 思っ て い た し 、 『 ニューヨーク ・ トリビューン 』 の 仕事 を 失っ た ばかり だっ た ので ラッサール と ラッサール の 友人 ハッツフェルト 伯爵 夫人 が 『 新 ライン 新聞 』 再建 の ため 資金 援助 を し て くれる という 話 に は 魅力 を 感じ た 。  マルクス は ラッサール と 伯爵 夫人 の 援助 で 4 月 1 日 に も プロイセン に 帰国 し 、 ベルリン の ラッサール 宅 に 滞在 し た 。 ところが ラッサール と 伯爵 夫人 は 貴族 の 集まる 社交 界 や 国王 臨席 の オペラ に マルクス を 連れ回す 貴族 的 歓待 を し た ため 、 贅沢 や 虚飾 を 嫌う マルクス は 不快 に 感じ た 。 マルクス が こういう 生活 に 耐え て い た の は プロイセン 市民 権 を 回復 する ため だっ た が 、 4 月 10 日 に は マルクス の 市民 権 回復 申請 は 警察 長官 から 正式 に 却下 さ れ 、 マルクス は 単なる 外国 人 に 過ぎ ない こと が 改めて 宣告 さ れ た 。  マルクス が 帰国 の 準備 を 始める と 、 伯爵 夫人 は 「 仕事 の 都合 が 付き 次第 、 ベルリン を 離れる という の が 私 が 貴方 に 示し た 友情 に対する お答え な の でしょ う か 」 と マルクス を たしなめ た 。 だが マルクス の 方 は ラッサール や ベルリン の 人間 の 「 虚栄 的 生活 」 に うんざり し 、 プロイセン に 帰国 する 意思 も 『 新 ライン 新聞 』 を 再建 する 意思 も すっかり なくし た よう だっ た 。 とくに ラッサール と 数 週間 暮らし た こと は マルクス と ラッサール の 関係 に 変化 を 与え た 。 マルクス は これ まで ラッサール の 政治 的 立場 を 支持 し て き た が 、 この プロイセン 帰国 で ドイツ の 同志 たち の 「 ラッサール は 信用 なら ない 」 という 評価 を 受け入れる よう に なっ た 。  1862 年 の 夏 、 ラッサール が ロンドン 万博 で 訪英 する の を マルクス が 歓迎 する こと に なっ た 。 先 の ベルリン で 受け た 饗応 の 返礼 で あっ た が 、 マルクス 家 に は 金銭 的 余裕 は ない から 、 この ため に 色々 と 質 に 入れ なけれ ば なら なかっ た 。 しかし ラッサール は 、 マルクス 家 の 窮状 に 鈍 感 で 浪費 が 激しかっ た 。 また 彼 は 自慢 話 が 多く 、 その 中 に は 誇大妄想 的 な もの も あっ た 。 たとえば イタリア の マッツィーニ や ガリバルディ も プロイセン 政府 と 同じく 自分 の 動かし て いる 「 歩 」 に 過ぎ ない と 言い だし て 、 マルクス や イェニー に 笑わ れ た 。 しかし ラッサール の 方 は 、 マルクス は 抽象 的 に なり すぎ て 政治 の 現実 が 分から なく なっ て いる の だ と なおも 食い下がっ た 。 イェニー は ラッサール の 訪問 を 面白 がっ て い た よう だ が 、 マルクス の 方 は うんざり し 、 エンゲルス へ の 手紙 の 中 で ラッサール について 「 去年 あっ て 以来 、 あの 男 は 完全 に 狂っ て しまっ た 」 「 あの 裏声 で 絶えま ない おしゃべり 、 わざとらしく 芝居 がかっ た 所作 、 あの 教条 的 な 口調 ！ 」 と 評し た 。 帰国 直前 に なっ て ようやく マルクス 家 の 窮状 に 気付い た ラッサール は エンゲルス を 保証 人 に し て 金 を 貸す が 、 数 か月 後 、 返済 期限 をめぐって エンゲルス から 「 署名 入り の 借用 書 」 を 求め て マルクス と もめる 。 マルクス は 謝罪 の 手紙 を だし た が 、 ラッサール は 返事 を ださ ず 、 二 人 の 関係 は 絶え た 。  プロイセン で は 、 1861 年 12 月 と つづく 1862 年 4 月 の 総 選挙 で 保守 派 が 壊滅 的 打撃 を 被り 、 ブルジョワ 自由 主義 政党 ドイツ 進歩 党 が 大 議席 を 獲得 し て い た 。 軍制 改革 問題 をめぐって 国王 ヴィルヘルム 1 世 は 自由 主義 勢力 に 追い詰め られ 、 いよいよ ブルジョワ 革命 か という 情勢 に なっ た 。  ところが ラッサール は 進歩 党 の 「 夜警 国家 」 観 や 「 エセ 立憲 主義 」 に し が み 付く 態度 を 嫌い 、 1863 年 に 進歩 党 と 決別 し て 全 ドイツ 労働 者 同盟 を 結成 し はじめ た 。 そして ヴィルヘルム 1 世 が 対 自由 主義 者 の 最終 兵器 として 宰相 に 登用 し た ユンカー の 保守 主義 者 オットー・フォン・ビスマルク と 親しく する よう に なり はじめ た 。 これ は マルクス が 『 共産党 宣言 』 以来 言い 続け て き た 、 封建 制 打倒 まで は プロレタリア は ブルジョワ 革命 を 支援 し なけれ ば なら ない という 路線 へ の 重大 な 逸脱 だっ た 。  不信 感 を 持っ た マルクス は ラッサール の 労働 運動 監視 の ため ヴィルヘルム・リープクネヒト を ベルリン に 派遣 し た 。 リープクネヒト は 全 ドイツ 労働 者 同盟 に 加入 し 、 ら 同盟 内部 の 反 ラッサール 派 と 連絡 を 取り合い 、 彼ら を 「 マルクス 党 」 に 取り込も う と 図っ た 。 また 、 マルクス は ラッサール とともに ビスマルク から 国営 新聞 の 編集 に 誘わ れ た 時 も その 反 ビスマルク 的 姿勢 から 拒否 し てる 。  ところが ラッサール は 1864 年 8 月末 に 恋愛 問題 に 絡む 決闘 で 命 を 落とし た 。 ラッサール の 死 を 聞い た エンゲルス は 冷淡 な 反応 を 示し た が 、 マルクス の 方 は ラッサール 不信 に も 関わら ず 、 「 古い 仲間 が 次々 と 死に 、 新しい 仲間 は 増え ない 」 と 語っ て 随分 と 意気 消沈 し た 。 そして 伯爵 夫人 や ラッサール の 後継 者 に 彼 の 死 を 惜しむ 弔辞 を 書い た 。  ラッサール の 死 で 最も 有名 な 社会 主義 者 は マルクス に なっ た 。  1863 年 11 月 に 母 ヘンリエッテ が 死去 し た 。 マルクス は 母 の 死 に は 冷淡 で 「 私 自身 棺桶 に 足 を 入れ て いる 。 この 状況 下 で は 私 に は 母 以上 の 物 が 必要 だろ う 」 と 述べ た 。 遺産 は 前 仮 分 が 多額 だっ た ので それほど 多く は 出 なかっ た 。 しかし ともかく も その 遺産 を 使っ て 1864 年 3 月 に メイトランドパーク・モデナ・ヴィラズ 1 番地 （ 1   Modena   Villas ,   Maitland   Park ） の 一戸建て の 住居 を 借り た 。 家賃 と 税金 は これ まで の 住居 の 倍 だっ た が 、 妻 イェニー は この 家 を 「 新しい し 、 日当たり も いい し 、 風通し も 良い 住み 心地 の いい 家 」 と 絶賛 し て いる 。  さらに 1864 年 5 月 9 日 に は 同志 の ヴィルヘルム・ヴォルフ が 死去 し た 。 ヴォルフ は 常に マルクス と エンゲルス に 忠実 に 行動 を 共に し て い た 人物 で あり 、 彼 は 遺産 の ほとんど を マルクス に 捧げる 遺言 書 を 書き残し て い た 。 マルクス は 彼 の 葬儀 で 何 度 も 泣き崩れ た 。 ヴォルフ は 単なる 外国 語 講師 に 過ぎ なかっ た が 、 倹約 家 で かなり の 財産 を 貯め て い た 。 これ によって マルクス は 一気に 820 ポンド も 得る こと が でき た 。 この 額 は マルクス が これ まで 執筆 で 得 た 金 の 総額 より も 多かっ た 。 マルクス が この 数 年 後 に 出し た 資本 論 の 第 一 巻 を エンゲルス に で は なく ヴォルフ に 捧げ て いる の は これ に 感謝 し た から の よう で ある 。  急 に 金回り が 良く なっ た マルクス 一家 は 浪費 生活 を 始め た 。 パーティー を 開い たり 、 旅行 に 出かけ たり 、 子供 たち の ペット を 大量 購入 し たり 、 アメリカ や イギリス の 株 を 購入 し たり する よう に なっ た の で ある 。 しかし この よう な 生活 を 続け た ため 、 すぐ に また 借金 が 膨らん で しまっ た 。 再び エンゲルス に 援助 を 求める よう に なり 、 結局 1869 年 まで に エンゲルス が その 借金 を 肩代わり する こと に なっ た （ この 4 年間 に エンゲルス が 出し た 金額 は 1862 ポンド に 及ぶ という ） 。 この 借金 返済 以降 、 ようやく マルクス 家 の 金銭 事情 は 落ち着い た 。  1875 年 春 に は 近く の メイトランド・パーク・ロード 41 番地 に 最後 の 引っ越し を し て いる 。 以降 マルクス は 死去 する まで ここ を 自宅 と する こと に なる 。  1857 年 から の 不況 、 さらに アメリカ 南北戦争 に 伴う 綿花 危機 で ヨーロッパ の 綿花 関連 の 企業 が 次々 と 倒産 し て 失業 者 が 増大 し た こと で 1860 年代 に は 労働 運動 が 盛ん に なっ た 。 イギリス で は 1860 年 に が ロンドン に 創設 さ れ た 。 フランス で は 1860 年代 以降 ナポレオン 3 世 が 「 」 と 呼ば れる 自由 主義 化 改革 を 行う よう に なり 、 皇帝 を 支持 する サン ・ シモン 主義 者 や 労働 者 の 団体 『 パレ・ロワイヤル・グループ （ groupe   du   Palais - Royal ） 』 の 結成 が 許可 さ れ た 。 プルードン 派 や ブランキ 派 の 活動 も 盛ん に なっ た 。 前述 し た よう に ドイツ で も 1863 年 に ラッサール が 全 ドイツ 労働 者 同盟 を 結成 し た 。  こうした 中 、 労働 者 の 国際 連帯 の 機運 も 高まっ た 。 1862 年 8 月 5 日 に は ロンドン ので イギリス 労働 者 代表 団 と フランス 労働 者 代表 団 による 初めて の 労働 者 国際 集会 が 開催 さ れ た 。 労働 者 の 国際 組織 を 作ろ う という 話 に なり 、 1864 年 9 月 28 日 に ロンドン ので イギリス 、 フランス 、 ドイツ 、 イタリア 、 スイス 、 ポーランド の 労働 者 代表 が 出席 する 集会 が 開催 さ れ 、 の を 議長 と する 第 一 インターナショナル （ 国際 労働 者 協会 ） の 発足 が 決議 さ れる に 至っ た 。  マルクス は この 集会 に 「 ドイツ の 労働 者 代表 」 として 参加 する よう 要請 を 受け 、 共産 主義 者 同盟 の 頃 から 友人 で ある とともに 出席 し た 。 マルクス は 総務 評議 会 （ 執行 部 ） と 起草 委員 会 （ 規約 を 作る ため の 委員 会 ） の 委員 に 選出 さ れ た 。  マルクス は 早速 に 起草 委員 として 規約 作り に とり かかっ た 。 委員 は マルクス の 他 に も い た ものの 、 彼ら の 多く は 経験 の ない 素人 の 労働 者 だっ た ので （ 労働 者 の 中 で は インテリ で あっ た が ） 、 長年 の 策略 家 マルクス にとって は 簡単 な 議事 妨害 と 批評 だけ で 左右 できる 相手 だっ た 。 マルクス も エンゲルス へ の 手紙 の 中 で 「 難しい こと で は なかっ た 。 相手 は 『 労働 者 』 ばかり だっ た から 」 と 語っ て いる 。 イタリア 人 の 委員 が ジュゼッペ・マッツィーニ の 主張 を 入れよ う と し たり 、 イギリス 人 の 委員 が オーエン 主義 を 取り入れよ う と し たり も し た が 、 いずれ も マルクス によって 退け られ て いる 。 唯一 マルクス が 譲歩 を 迫ら れ た の は 、 前文 に 「 権利 ・ 義務 」 、 協会 の 指導原理 に 「 真理 ・ 道義 ・ 正義 」 といった 表現 が 加え た こと だっ た が 、 マルクス は エンゲルス の 手紙 の 中 で これら の 表現 を 「 何ら 害 を 及ぼせ ない 位置 に 配置 し た 」 と 語っ て いる 。  こうして 作成 さ れ た 規約 は 全会 一致 で 採択 さ れ た 。 後述 する イギリス 人 の 労働 組合 主義 、 フランス 人 の プルードン 主義 、 ドイツ 人 の ラッサール 派 など を まとめ て 取り込む こと を 視野 に 入れ て 、 かつて の 『 共産党 宣言 』 より は 包括 的 な 規約 に し て ある （ 結局 ラッサール 派 は 取り込め なかっ た が ） 。 それでも 最後 に は 「 労働 者 は 政治 権力 の 獲得 を 第 一 の 義務 と し 、 もっ て 労働 者 階級 を 解放 し 、 階級 支配 を 絶滅 する という 究極 目標 を 自ら の 手 で 勝ち取ら ね ば なら ない 。 その ため に 万国 の プロレタリア よ 、 団結 せよ ！ 」 という 『 共産党 宣言 』 と 同じ 結び方 を し て いる 。  インターナショナル の 日常 的 な 指導 は マルクス と インターナショナル 内 の 他 の 勢力 と の 権力 闘争 の 上 に 決定 さ れ て い た 。 他 の 勢力 と は 主 に 「 プルードン 主義 」 、 労働 組合 主義 、 バクーニン 派 で あっ た （ バクーニン について は 後述 ） 。  フランス 人 メンバー は フランス 革命 に 強く 影響 さ れ て い た ため 、 マルクス が いう ところ の 「 プルードン 主義 」 「 小 ブルジョワ 社会 主義 」 に 走り やすかっ た 。 その ため マルクス が 主張 する 私有 財産 制 の 廃止 に 賛成 せ ず 、 小 財産 制 を 擁護 する 者 が 多かっ た 。 また 概して フランス 人 は 直接 行動 的 で あり 、 ナポレオン 3 世 暗殺 計画 を 立案 し だす こと も あっ た 。 彼ら は 「 ドイツ 人 」 的 な 小 難しい 科学 分析 も 、 「 イギリス 人 」 的 な 議会 主義 も 嫌う 傾向 が あっ た 。 ただ フランス 人 は インターナショナル の 中 で それほど 数 は 多く なかっ た から 、 マルクス にとって 大きな 脅威 という わけ で も なかっ た 。  むしろ マルクス にとって 厄介 だっ た の は イギリス 人 メンバー の 方 だっ た 。 インターナショナル 創設 の 原動力 は イギリス 労働 者 団体 で あっ た し 、 インターナショナル の 本部 が ロンドン に ある ため 彼ら の 影響 力 は 大きかっ た 。 イギリス 人 メンバー は 労働 組合 主義 や 議会 主義 に 強く 影響 さ れ て いる ので 、 労働 条件 改善 や 選挙 権 拡大 といった 社会 改良 だけ で 満足 する こと が 多く 、 また 何 か に つけ て 「 ブルジョワ 議会 」 を通じて 行動 する 傾向 が あっ た 。 インターナショナル は イギリス の 男子 選挙 権 拡大 を 目指す 改革 連盟 に 書記 を 送っ て い た ものの 、 その 指導 者 で ある 弁護士 が インターナショナル の 総 評議 会 に 入っ て くる こと を マルクス は 歓迎 し なかっ た 。 マルクス は イギリス の 「 ブルジョワ 政治 家 」 たち が 参加 し て くる の を 警戒 し て い た 。 ビールズ が 次 の 総 選挙 に 出馬 を 決意 し た こと を 理由 に 「 インターナショナル が イギリス の 政党 政治 に 巻き込ま れる こと は 許さ れ ない 」 として ビールズ 加入 を 阻止 し た 。  1861 年 に アメリカ 南北戦争 が 勃発 し て 以来 、 イギリス 世論 は アメリカ 北部 （ アメリカ合衆国 ） を 支持 する か アメリカ 南部 （ アメリカ 連合 国 ） を 支持 する か で 二分 さ れ て い た 。 イギリス 貴族 や 資本 家 は 「 連合 国 の 奴隷 制 に 問題 が ある として も 合衆国 が 財産 権 を 侵害 しよ う と し て いる の は 許し がたい 」 と 主張 する 親 連合 国 派 が 多かっ た 。 対し て イギリス 労働 者 ・ 急進 派 は 奴隷 制 廃止 を 掲げる 合衆国 を 支持 し た 。 この 問題 を めぐる 貴族 ・ 資本 家 VS 労働 者 ・ 急進 派 の 対立 は かなり 激しい もの と なっ て いっ た 。  これ は 様々 な 勢力 が いる インターナショナル が 一致 さ せる こと が できる 問題 だっ た 。 ちょうど 1864 年 11 月 に は 合衆国 大統領 選挙 が あり 、 奴隷 制 廃止 を 掲げる エイブラハム・リンカーン が 再選 を 果たし た 。 マルクス は インターナショナル を 代表 し て リンカーン に 再選 祝賀 の 手紙 を 書き 、 アメリカ 大使 アダムズ に 提出 し た 。 マルクス は エンゲルス へ の 手紙 の 中 で 「 奴隷 制 を 資本 主義 に 固有 な 本質 的 諸 害悪 と 位置付け た こと で 、 通俗 的 な 民主 的 な 言葉 遣い と は 明確 に 区別 できる 手紙 に なっ た 」 と 語っ て いる 。  この 手紙 に対して リンカーン から 返事 が あっ た 。 マルクス は 手紙 の 中 で リンカーン に インターナショナル 加入 を 勧誘 し て い た が 、 リンカーン は 返事 の 中 で 「 宣伝 に 引き入れ られ たく ない 」 と 断っ て いる 。 だが マルクス は 「 アメリカ の 自由 の 戦士 」 から 返事 を もらっ た として インターナショナル 宣伝 に リンカーン を 大いに 利用 し た 。 実際 その こと が 『 タイムズ 』 に 報道 さ れ た おかげ で 、 インターナショナル は わずか ながら 宣伝 効果 を 得 られ た の だっ た 。  ラッサール の 死後 、 全 ドイツ 労働 者 同盟 （ ラッサール 派 ） は ラッサール から 後継 者 に 指名 さ れ た ベルンハルト・ベッケル と ハッツフェルト 伯爵 夫人 を 中心 と する ラッサール の 路線 に 忠実 な 勢力 と を 中心 と する 創設 者 ラッサール に 敬意 を 払い つつ も 独自 の 発展 が 認め られる べき と 主張 する 勢力 に 分裂 し た 。  そうした 情勢 の 中 で シュヴァイツァー が マルクス に 接近 を 図る よう に なり 、 同盟 の 新聞 『 ゾチアール・デモクラート （ 社会 民主 主義 ） 』 に 寄稿 する よう 要請 を 受け た 。 マルクス として は この 新聞 に 不満 が ない わけ で も なかっ た が 、 インターナショナル や （ 当時 来年 出る と 思っ て い た ） 『 資本 論 』 の 販売 の ため に ベルリン に 足場 を 持っ て おき たい 時期 だっ た ので 当初 は 協力 し た 。 しかし まもなく 同紙 の ラッサール 路線 の 影響 の 強 さ に マルクス は 反発 する よう に なっ た 。 結局 1865 年 2 月 23 日 に エンゲルス とともに 同紙 と の 絶縁 の 宣言 を 出す に 至っ た 。 その 中 で 「 我々 は 同紙 が 進歩 党 に対して 行っ て いる の と 同様 に 内閣 と 封建 的 ・ 貴族 的 政党 に対して も 大胆 な 方針 を 取る べき こと を 再三 要求 し た が 、 『 社会 民主 主義 』 紙 が 取っ た 戦術 （ マルクス は これ を 「 王 党 的 プロイセン 政府 社会 主義 」 と 呼ん だ ） は 我々 と の 連携 を 不可能 に する もの だっ た 」 と 書い て いる 。  この マルクス と ラッサール 派 の 最終 的 決裂 を 受け て 、 1865 年 秋 に プロイセン から 国外 追放 さ れ た リープクネヒト は 、 ラッサール 派 に 対抗 する ため 、 アウグスト・ベーベル とともに 「 ザクセン 人民 党 」 を 結成 し オーストリア も 加え た 大 ドイツ 主義 的 統一 ・ 反 プロイセン 的 な 主張 を する よう に なっ た 。 ラッサール 派 の 小 ドイツ 主義 統一 （ オーストリア を ドイツ から 追放 し 、 プロイセン 中心 の ドイツ 統一 を 行う ） 路線 に 抵抗 する もの だっ た 。  もっとも ビスマルク にとって は 労働 運動 勢力 が 何 を 主張 し 合お う が 関係 なかっ た 。 彼 は 小 ドイツ 主義 統一 を 推し進め 、 1866 年 に 普 墺 戦争 で オーストリア を 下し 、 ドイツ 連邦 を 解体 し て オーストリア を ドイツ から 追放 する とともに プロイセン を 盟主 と する 北 ドイツ 連邦 を 樹立 する こと に 成功 し た 。 マルクス は ビスマルク が 王朝 的 に 小 ドイツ 主義 的 に 統一 を 推し進め て いく こと に 不満 も あっ た ものの 、 諸 邦 分立 状態 の ドイツ 連邦 が 続く より は プロイセン を 中心 に 強固 に 固まっ て いる 北 ドイツ 連邦 の 方 が プロレタリア 闘争 に 有利 な 展望 が 開け て いる と 一定 の 評価 を し た 。 リープクネヒト と ベーベル も 1867 年 に 北 ドイツ 連邦 の 帝国 議会 選挙 に 出馬 し て 当選 を 果たし た 。  マルクス は リープクネヒト は あまり 当て に し て い なかっ た が 、 ベーベル の 方 は 高く 評価 し て い た 。 ベーベル は 1868 年 初頭 に シュヴァイツァー の 『 社会 民主 主義 』 紙 に 対抗 し て 『 民主 主義 週報 』 紙 を 立ち 上げ 、 これ を 起点 に ラッサール 派 に 参加 し て い ない 労働 組合 を 次々 と 取り込む こと に 成功 し 、 マルクス 派 を ラッサール 派 に 並ぶ 勢力 に 育て上げる こと に 成功 し た の で ある 。 そして その 成功 を 盾 に ベーベル と リープクネヒト は 1869 年 8 月 初め に アイゼナハ において （ アイゼナハ 派 ） を 結成 し た 。  マルクス も この 状況 を 満足 げ に 眺め 、 フランス 労働 運動 より ドイツ 労働 運動 の 方 が 先進 的 に なっ て き た と 評価 する よう に なっ た 。  1870 年 夏 に 勃発 し た 普 仏 戦争 は ビスマルク の 謀略 で 始まっ た もの だ が 、 ナポレオン 3 世 を 宣戦 布告 者 に 仕立て あげる 工作 が 功 を 奏し 、 北 ドイツ 連邦 も 南 ドイツ 諸国 も なく 全 ドイツ 国民 の ナショナリズム が 爆発 し た 国民 戦争 と なっ た 。 亡命 者 と は いえ 、 やはり ドイツ 人 で ある マルクス や エンゲルス も その 熱狂 から は 逃れ られ なかっ た 。  開戦 に際して マルクス は 「 フランス 人 は ぶん殴っ て やる 必要 が ある 。 もしも プロイセン が 勝て ば 国家 権力 の 集中 化 は ドイツ 労働 者 階級 の 集中 化 を 助ける だろ う 。 ドイツ の 優勢 は 西 ヨーロッパ の 労働 運動 の 重心 を フランス から ドイツ へ 移す こと に なる だろ う 。 そして 1866 年 以来 の 両国 の 運動 を 比較 すれ ば 、 ドイツ の 労働 者 階級 が 理論 において も 組織 において も フランス の それ に 勝っ て いる 事 は 容易 に わかる の だ 。 世界 的 舞台 において 彼ら が フランス の 労働 者 階級 より 優位 に 立つ こと は 、 すなわち 我々 の 理論 が プルードン の 理論 より 優位 に 立つ こと を 意味 し て いる 」 と 述べ た 。 エンゲルス に 至っ て は 「 今度 の 戦争 は 明らか に ドイツ の 守護 天使 が ナポレオン 的 フランス の ペ テン を これ 限り に してやろ う と 決心 し て 起こし た もの だ 」 と 嬉々 として 語っ て いる 。  もっとも これ は 私的 な 意見 で あり 、 フランス 人 も 参加 し て いる インターナショナル の 場 で は マルクス も もっと 慎重 に ふるまっ た 。 開戦 から 10 日 後 の 7 月 23 日 、 マルクス は インターナショナル として の 公式 声明 を 発表 し 、 その 中 で 「 ルイ ・ ボナパルト の 戦争 策略 は 1851 年 の クーデタ の 修正 版 で あり 、 第 二 帝政 は 始まっ た 時 と 同じく パロディー で 終わる だろ う 。 しかし ボナパルト が 18 年 もの 間 、 帝政 復古 という 凶悪 な 茶番 を 演じ られ た の は ヨーロッパ の 諸 政府 と 支配 階級 の おかげ だ という こと を 忘れ て は なら ない 」 「 ビスマルク は ケーニヒグレーツ の 戦い 以降 、 ボナパルト と 共謀 し 、 奴隷 化 さ れ た フランス に 自由 な ドイツ を 対置 しよ う と せ ず 、 ドイツ の 古い 体制 の あらゆる 美点 を 注意深く 保存 し ながら 第 二 帝政 の 様々 な 特徴 を 取り入れ た 。 だから 今や ライン 川 の 両 岸 に ボナパルト 体制 が 栄え て いる 状態 な の だ 。 こういう 事態 から 戦争 以外 の 何 が 起こり え た だろ う か 」 、 「 今度 の 戦争 は ドイツ にとって は 防衛 戦争 だ が 、 その 性格 を 失っ て フランス 人民 に対する 征服 戦争 に 墜落 する こと を ドイツ 労働 者 階級 は 許し て は なら ない 。 もし それ を 許し たら 、 ドイツ に 何 倍 も の 不幸 が 跳ね返っ て くる で あろ う 」 と し た 。  戦況 は プロイセン 軍 の 優位 に 進み 、 1870 年 9 月 初旬 の セダン の 戦い で ナポレオン 3 世 が プロイセン 軍 の 捕虜 と なっ た 。 第 二 帝政 の 権威 は 地 に 堕ち 、 パリ で 革命 が 発生 し て 第 三 共和 政 が 樹立 さ れる に 至っ た 。 共和 政 と なっ た フランス と の 戦い に は マルクス は 消極 的 で あり 、 「 あの ドイツ の 俗物 （ ビスマルク ） が 、 神 に へつらう ヴィルヘルム に へつらえ ば へつらう ほど 、 彼 は フランス 人 に対して ますます 弱い 者 いじめ に なる 」 「 もし プロイセン が アルザス ＝ ロレーヌ を 併合 する つもり なら 、 ヨーロッパ 、 特に ドイツ に 最大 の 不幸 が 訪れる だろ う 」 「 戦争 は 不愉快 な 様相 を 呈し つつ ある 。 フランス 人 は まだ 殴ら れ 方 が 十分 で は ない のに 、 プロイセン の 間抜け たち は すでに 数 多く の 勝利 を 得 て しまっ た 」 と 私的 に も 不満 を 述べる よう に なっ た 。  9 月 9 日 に は インターナショナル の 第 二 声明 を 出さ せ た 。 その 中 で ドイツ の 戦争 が フランス 人民 に対する 征服 戦争 に 転化 し つつ ある こと を 指摘 し た 。 ドイツ は 領土 的 野心 で 行動 す べき で は なく 、 フランス 人 が 共和 政 を 勝ち 取れる よう 行動 す べき と し 、 ビスマルク や ドイツ 愛国 者 たち が 主張 する アルザス ＝ ロレーヌ 併合 に 反対 し た 。 アルザス ＝ ロレーヌ 割譲 要求 は ドイツ の 安全 保障 を 理由 に し て い た が 、 これ に対して マルクス は 「 もしも 軍事 的 利害 によって 境界 が 定め られる こと に なれ ば 、 割譲 要求 は きり が なくなる で あろ う 。 どんな 軍事 境界 線 も どう し た って 欠点 の ある もの で あり 、 それ は もっと 外側 の 領土 を 併合 する こと によって 改善 さ れる 余地 が ある から だ 。 境界 線 という もの は 公平 に 決め られる こと は ない 。 それ は 常に 征服 者 が 被 征服 者 に 押し付け 、 結果 的 に その 中 に 新た な 戦争 の 火種 を 抱え込む もの だ から だ 」 と 反駁 し た 。  一方 ビスマルク は パリ 包囲 戦中 の 1871 年 1 月 に も ドイツ 軍 大本営 が 置か れ て いる ヴェルサイユ 宮殿 で 南 ドイツ 諸国 と 交渉 し 、 南 ドイツ 諸国 が 北 ドイツ 連邦 に 参加 する 形 で の ドイツ 統一 を 取り決め 、 ヴィルヘルム 1 世 を ドイツ 皇帝 に 戴冠 さ せ て ドイツ 帝国 を 樹立 し た 。 その 10 日 後 に は フランス 臨時 政府 に アルザス ＝ ロレーヌ の 割譲 を 盛り込ん だ 休戦 協定 を 結ば せる こと に も 成功 し 、 普 仏 戦争 は 終結 し た 。 これ を 聞い た マルクス は 意気 消沈 し た が 、 「 戦争 が どの よう に 終わり を 告げよ う とも 、 それ は フランス の プロレタリアート に 銃火 器 の 使用 方法 を 教え た 。 これ は 将来 に対する 最良 の 保障 で ある 」 と 予言 し た 。  マルクス の 予言 は すぐ に も 実現 し た 。 休戦 協定 に 反発 し た パリ 市民 が 武装 蜂起 し 、 1871 年 3 月 18 日 に は アドルフ・ティエール 政府 を パリ から 追い 、 プロレタリア 独裁 政府 パリ・コミューン を 樹立 し た の で ある 。 3 月 28 日 に は コミューン 92 名 が 普通 選挙 で 選出 さ れ た が 、 その うち 17 人 は インターナショナル の フランス 人 メンバー だっ た 。 マルクス は パリ は 無謀 な 蜂起 する べき で は ない という 立場 を とっ て い た が 、 いざ パリ・コミューン 誕生 の 報 に 接する と 、 「 なんと いう 回復 力 、 なんと いう 歴史 的 前衛 性 、 なんと いう 犠牲 の 許容 性 を パリジャン は 持っ て いる こと か ！ 」 「 歴史 上 これ に 類する 偉大 な 実例 は かつて 存在 し た こと は ない ！ 」 と クーゲルマン へ の 手紙 で 支持 を 表明 し た 。 しかし 結局 この パリ・コミューン は 2 カ月 強 しか 持た なかっ た 。 ヴェルサイユ に 移っ た ティエール 政府 による 激しい 攻撃 を 受け て 5 月 終わり 頃 に は 滅亡 し た の で ある 。  マルクス は 5 月 30 日 に も インターナショナル から パリ・コミューン に関する 声明 を 出し た 。 この 声明 を 後に 公刊 し た の が 『 フランス における 内乱 （ Der   Bürgerkrieg   in   Frankreich ） 』 で ある 。 その 中 で マルクス は 「 パリ・コミューン こそ が 真 の プロレタリア 政府 で ある 。 収奪 者 に対する 創造 階級 の 闘争 の 成果 で あり 、 ついに 発見 さ れ た 政治 形態 で ある 」 と 絶賛 し た 。 そして ティエール 政府 の 高官 を 悪罵 し て その 軍隊 による コミューン 戦士 2 万 人 の 殺害 を 「 蛮行 」 と 批判 し 、 コミューン が 報復 として 行っ た 聖職 者 人質 60 数 名 の 殺害 を 弁護 し た 。 また ビスマルク が フランス 兵 捕虜 を 釈放 し て ティエール 政府 の 軍隊 に 参加 さ せ た こと に対して は 、 自分 が 以前 主張 し て き た よう に 、 「 各国 の 政府 は プロレタリア に対する 場合 に は 一つ 穴 の 狢 」 だ と 弾劾 し た 。 。  その後 も マルクス は 「 コミューン の 名誉 の 救い主 」 （ これ は 後 に 批判 者 たち から の 嘲笑 的 な 渾名 に なっ た が ） を 自称 し て 積極 的 な コミューン 擁護 活動 を 行っ た 。 イギリス へ 亡命 し た コミューン 残党 の 生活 を 支援 する ため の 委員 会 も 設置 さ せ て いる 。 娘 婿 ポール ・ ラファルグ や ジュール・ゲード など 、 コミューン 派 だっ た ため に 弾圧 さ れ た 人々 は こうした ネットワーク を 拠点 に マルクス と 緊密 に 連携 する よう に なり 、 のち の フランス 社会党 の 一翼 を 形成 する こと に なる 。  しかし パリ・コミューン の 反乱 は 全 ヨーロッパ の 保守 的 な マスコミ や 世論 を 震え上がら せ て おり 、 さまざま な 媒体 から 、 マルクス たち が 黒幕 と する インターナショナル 陰謀 論 、 マルクス 陰謀 論 、 ユダヤ 陰謀 論 が 出回る よう に なっ た 。 この 悪評 で インターナショナル は 沈没 寸前 の 状態 に 陥っ て しまっ た 。  こうした 中 、 オッジャー ら イギリス 人 メンバー は インターナショナル と の 関係 を ブルジョワ 新聞 から も 自分 たち の 穏健 な 同志 たち から も 糾弾 さ れ 、 ついに オッジャー は 1871 年 6 月 を もっ て インターナショナル から 脱退 し た 。 これ により マルクス の イギリス 人 メンバー に対する 求心力 は 大きく 低下 し た 。 マルクス の 独裁 に うんざり し た イギリス 人 メンバー は 自分 たち の 事柄 を 処理 できる イギリス 人 専用 の 組織 の 設置 を 要求 する よう に なっ た 。 自分 の 指導 下 から 離脱 しよ う という 意図 だ と 察知 し た マルクス は 、 当初 これ に 反対 し た ものの 、 もはや 阻止 できる だけ の 影響 力 は なく 、 最終 的 に は 彼ら の 主張 を 認め ざる を 得 なかっ た 。 マルクス は 少し でも 自ら の 敗北 を 隠す べく 、 自分 が 提起 者 と なっ て 「 イギリス 連合 評議 会 」 を インナー ナショナル 内部 に 創設 さ せ た 。  マルクス の 権威 が 低下 し て いく 中 、 追い打ち を かける よう に バクーニン と の 闘争 が 勃発 し 、 いよいよ インターナショナル は 崩壊 へ と 向かっ て いく 。  ミハイル ・ バクーニン は ロシア 貴族 の 家 に 生まれ がら 共産 主義 的 無政府 主義 の 革命 家 と なっ た 異色 の 人物 だっ た 。 1844 年 に マルクス と 初めて 知り合い 、 1848 年 革命 で 逮捕 さ れ 、 シベリア 流刑 と なる も 脱走 し て 、 1864 年 に 亡命 先 の ロンドン で マルクス と 再会 し 、 インターナショナル に 協力 する こと を 約束 し た 。 そして 1867 年 以来 スイス ・ ジュネーブ で インターナショナル と 連携 し ながら 労働 運動 を 行っ て い た が 、 1869 年 夏 に は インターナショナル 内部 で 指導 的 地位 に 就く こと を 望ん で インターナショナル に 参加 し た 人物 だっ た 。  バクーニン は 、 これ まで マルクス を 称賛 し て き た ものの 、 マルクス の 権威 主義 的 組織 運営 に対する 反感 を 隠そ う と は し なかっ た 。 彼 は マルクス の 中央 権力 を 抑え込む べく 、 インターナショナル を 中央 集権 組織 で は なく 、 半 独立 的 な 地方 団体 の 集合 体 に す べき と 主張 する よう に なっ た 。 この 主張 は 、 スイス や イタリア 、 スペイン の 支部 を 中心 に マルクス の 独裁 的 な 組織 運営 に 反発 する メンバー の 間 で 着実 に 支持 を 広げ て いっ た 。 しかし マルクス の 考える ところ で は インターナショナル は 単なる 急進 派 の 連絡 会 で あっ て は なら ず 、 各地 に 本部 を 持ち 統一 さ れ た 目的 で 行動 する 組織 で ある べき だっ た 。 だから バクーニン の 動き は 看過 でき ない もの だっ た 。  しかも バクーニン は 強烈 な 反 ユダヤ 主義 者 で あり 、 インターナショナル 加盟 後 も 「 ユダヤ 人 は あらゆる 国 で 嫌悪 さ れ て いる 。 だから どの 国 の 民衆 革命 でも ユダヤ 人 大量 虐殺 を 伴う の で あり 、 これ は 歴史 的 必然 だ 」 など と 述べ て ユダヤ 人 虐殺 を 公然 と 容認 ・ 推奨 し て い た 。 だから マルクス と の 対立 が 深まる につれて バクーニン の マルクス 批判 の 調子 も だんだん 反 ユダヤ 主義 ・ ユダヤ 陰謀 論 の 色彩 を 帯び て いっ た 。 たとえば 「 マルクス の 共産 主義 は 中央 集権 的 権力 を 欲する 。 国家 の 中央 集権 に は 中央 銀行 が 欠か せ ない 。 この よう な 銀行 が 存在 する ところ に 人民 の 労働 の 上 に 相場 を 張っ て いる 寄生虫 民族 ユダヤ 人 は 、 その 存在 手段 を 見出す の で ある 」 「 この 世界 の 大 部分 は 、 片や マルクス 、 片や ロス チャイルド 家 の 意 の まま に なっ て いる 。 私 は 知っ て いる 。 反動 主義 者 で ある ロス チャイルド が 共産 主義 者 で ある マルクス の 恩恵 に 大いに 浴 し て いる こと を 。 」 「 ユダヤ の 結束 、 歴史 を通じて 維持 さ れ て き た その 強固 な 結束 が 、 彼ら を 一つ に し て いる の だ 」 「 独裁 者 に し て メシア で ある マルクス に 献身 的 な ロシア と ドイツ の ユダヤ 人 たち が 私 に 卑劣 な 陰謀 を 仕掛け て き て いる 。 私 は その 犠牲 と なる だろ う 。 ラテン 系 の 人 たち だけ が ユダヤ の 世界 制覇 の 陰謀 を 叩き 潰す こと が できる 」 といった 具合 で ある 。  ヨーロッパ 中 で インターナショナル の 批判 が 高まっ て いる 時 で あっ た から バクーニン の こうした 粗暴 な 反 ユダヤ 主義 は インターナショナル 総 評議 会 にとって も 看過 する わけ に は いか ない もの だっ た 。 総 評議 会 は 1872 年 6 月 に マルクス の 書い た 『 インターナショナル における 偽装 的 分裂 』 を 採択 し 、 その 中 で バクーニン について 人種 戦争 を 示唆 し 、 労働 運動 を 挫折 さ せる 無 政府 主義 者 の 頭目 で あり 、 インターナショナル 内部 に 秘密 組織 を 作っ た として 批判 し た 。 同じ ころ 、 バクーニン の 友人 セルゲイ ・ ネチャーエフ が バクーニン の ため に 送っ た 強請 の 手紙 を 入手 し た マルクス は 、 1872 年 9 月 に オランダ ・ ハーグ で 開催 さ れ た 大会 において これ を 暴露 し た 。 劇的 な タイミング で の 提出 だっ た ので プルードン 派 も バクーニン 追放 に 回り 、 大会 は 僅差 ながら バクーニン を インターナショナル から 追放 する 決議 案 を 可決 さ せ た 。  バクーニン を 追放 する こと に は 成功 し た マルクス だっ た が 、 ハーグ 大会 の 段階 で インターナショナル における マルクス の 権威 は 失わ れ て い た 。 イギリス 人 メンバー が マルクス の 反対 派 に 転じ て い た し 、 親しかっ た エカリウス とも 喧嘩 別れ し て しまっ て い た 。  ハーグ 大会 の 際 、 エンゲルス が 自分 と マルクス の 意志 として 総 評議 会 を アメリカ ・ ニューヨーク に 移す こと を 提起 し た 。 エンゲルス は その 理由 として 「 アメリカ の 労働 者 組織 に は 熱意 と 能力 が ある 」 と 説明 し た が 、 そうした 説明 に 納得 する 者 は 少なかっ た 。 インターナショナル ・ アメリカ 支部 は あまりに 小規模 だっ た 。 エンゲルス の 提案 は 僅差 で 可決 さ れ た ものの 、 「 ニューヨーク に 移す ぐらい なら 月 に 移し た 方 が まだ 望み が ある 」 など という 意見 まで 出る 始末 だっ た 。 『 』 紙 も 「 もはや コミューン の 運気 も その 絶頂 が 過ぎ た よう だ 。 絶頂 期 自体 さほど 高い 物 で も なかっ た が 。 そこ が ロシア で も ない 限り 、 再び 運動 が 盛り上がる 事 は ない だろ う 」 と 嘲笑 的 に 報じ た 。  なぜ エンゲルス と マルクス が この よう な 提案 を し た の か 、 という 問題 について は 議論 が ある 。 マルクス は 大会 前 に 引退 を ほのめかす 個人 的 心境 を クーゲルマン に 打ち明け て おり 、 彼 が 『 資本 論 』 の 執筆 の ため に 総評 議員 を やめ た がっ て い た こと は 周知 の 事実 だっ た 。 この こと から 、 マルクス は インターナショナル を 終わら せる ため に この よう な 提案 を し た の だ という 見解 が で て くる 。 しかし この 説 に は 疑問 が 残る 。 というのも 、 ハーグ 大会 で マルクス たち は むしろ 総 評議 会 の 権限 を 強化 し て いる し 、 大会 後 の マルクス と エンゲルス の 往復 書簡 の 内容 は どの よう に 読ん で も 彼ら が インターナショナル を 見限っ た と 解釈 できる もの で は ない から だ 。 したがって もう 一つ の 説 として 、 マルクス は 本部 を アメリカ に 移す こと によって インターナショナル を 危機 から 遠ざけ 、 ハーグ 大会 で の 「 政治 権力 獲得 の ため の 政党 の 組織 」 （ 規約 第 7 条 付則 ） の 決議 に 沿う よう に アメリカ で 社会 主義 政党 結成 を 支援 し て い た インターナショナル の 幹部 ら アメリカ の マルクス主義 者 を通じて その 勢力 を 保と う と し た の で は ない か 、 という 解釈 も 生まれる 。  しかし 結局 の ところ 、 アメリカ で の インターナショナル の 歴史 は 長く なかっ た 。 最終 的 に は 1876 年 の フィラデルフィア 大会 において 解散 決議 が 出さ れ 、 その 短い 歴史 を 終える こと と なっ た 。  インターナショナル の 再建 に は その後 13 年 待た なけれ ば なら ない （ マルクス は すでに 死去 ） 。 再建 さ れ た 第 二 インターナショナル は 、 イギリス 労働党 、 フランス 社会党 、 ドイツ 社会民主党 、 ロシア 社会民主党 といった 有力 政党 を 抱える ヨーロッパ の 一大 政治 組織 に なっ た 。 第 二 インターナショナル は ドイツ の ベルンシュタイン から ロシア の レーニン まで 多様 な 政治 的 色彩 を もつ 党派 の 連合体 だっ た 。  ドイツ で は ラッサール 派 の 信望 が 高まっ て いる 時期 だっ た 。 インターナショナル も 衰退 し た 今 、 アイゼナハ 派 の リープクネヒト として は 早急 に ラッサール 派 と 和解 し 、 ドイツ 労働 運動 を 一つ に 統合 したがっ て い た 。 ドイツ の 内側 に いる リープクネヒト から 見れ ば マルクス や エンゲルス は 外国 に あっ て ドイツ の 政治 状況 も 知ら ず に 妥協 案 を 拒否 する 者 たち で あり 、 政治 的 戦術 にかけて は 自分 の 方 が 把握 でき て いる という 自負 心 が あっ た 。  すでに アイゼナハ 派 は オーストリア も 加え た ドイツ 統一 の 計画 を 断念 し て い た し 、 ラッサール 派 も 1871 年 に シュヴァイツァー が 党首 を 辞任 し て 以来 ビスマルク 寄り の 態度 を 弱め て い た から 両者 が 歩み寄る の は それほど 難しく も なかっ た 。 ただ 対立 期間 が 長かっ た ので 冷却 期間 が しばらく 必要 な だけ だっ た 。 だから その 冷却 期間 も 過ぎ た 1875 年 2 月 に は ゴータ で 両 党 代表 の 会合 が 持た れ 、 5 月 に も 同地 で 大会 を 開催 の うえ 両 党 を 合同 さ せる こと が 決まっ た の で ある 。  この 合同 に際して 両 党 の 統一 綱領 として 作ら れ た の が だっ た 。 ラッサール 派 は 数 の 上 で 優位 で あっ た に も 関わら ず 、 綱領 作成 に際して 主導 権 を 握る こと は なかっ た 。 彼ら は すでに ラッサール の 民族 主義 的 な 立場 や 労働 組合 へ の 不信 感 を 放棄 し て い た ため で ある 。 その ため ほぼ アイゼナハ 派 の 綱領 と 同じ 綱領 と なっ た 。 リープクネヒト は マルクス に も この 綱領 を 送っ て 承認 を 得よ う と し た が 、 マルクス は これ を 激しく 批判 する 返事 を リープクネヒト に 送り 、 エンゲルス に も 同じ よう な 手紙 を 送ら せ た 。  この 時 の マルクス の 手紙 を 後に 編纂 し て 出版 し た もの が 『 ゴータ 綱領 批判 』 で ある 。 マルクス から 見れ ば 、 この 綱領 は 最悪 の 敵 で ある 国家 の 正当 性 を 受け入れ て 「 労働 に対する 正当 な 報酬 」 や 「 相続 法 の 廃止 」 と いっ た 小さな 要求 を 平和 的 に 宣伝 し て いれ ば 社会 主義 に 到達 できる という 迷信 に 立脚 し た もの で あり 、 結局 は 国家 を 支え 、 資本 主義 社会 を 支える 結果 に なる と し た 。  マルクス は 、 綱領 に 無意味 な 語句 や 曖昧 な 自由 主義 的 語句 が 散りばめ られ て いる と 批判 し た 。 とりわけ 「 公平 」 という 不明瞭 な 表現 に 強く 反発 し た 。 自分 の 著作 の 引用 部分 について も あら さ が し の 調子 で 批判 を 行っ た 。 ラッサール 派 の 影響 を 受け て いる と 思わ れる 部分 は とりわけ 強い 調子 で 批判 し た 。 綱領 の 中 に ある 「 労働 者 階級 は まず 民族 国家 の 中 で 、 その 解放 の ため に 働く 」 について は 「 さぞかし ビスマルク の 口 に 合う こと だろ う 」 と 批判 し 。 「 賃金 の 鉄則 」 は ラッサール が リカード から 盗ん だ もの で あり 、 その よう な 言葉 を 綱領 に 入れ た の は ラッサール 派 へ の 追従 の 証 で ある と 批判 し た 。  また 綱領 が 「 プロレタリアート 独裁 」 に も 「 未来 の 共産 主義 社会 の 国家 組織 」 に も 触れ ず 、 「 自由 な 国家 」 を 目標 と 宣言 し て いる こと も ブルジョワ 的 理想 と 批判 し た 。  リープクネヒト は マルクス から の 手紙 を いつも 通り 敬意 を こめ て 取り扱っ た ものの 、 これ を つかう こと は なく 、 マルクス や エンゲルス も 党 の 団結 を 優先 し て この 批判 を 公表 し なかっ た 。 ゴータ 綱領 は 、 わずか に 「 民族 国家 の 中 で 」 という 表現 について 「 国際 的 協力 の 理想 へ 向かう 予備 的 段階 」 で ある こと を 確認 する 訂正 が さ れ た だけ だっ た 。 ゴータ 綱領 の もと に ドイツ 社会 主義 労働 者 党 が 結成 さ れる に 至っ た 。 これ について マルクス は 口惜し がっ た し 、 この 政党 を 「 プチブル 集団 」 「 民主 主義 集団 」 と 批判 し 続け た が 、 マルクス の 活動 的 な 生涯 は すでに 終わっ て おり 、 受け た 打撃 も それほど 大きい もの で は なかっ た と いう 。  マルクス の 死後 、 ドイツ 社会 主義 労働 者 党 で は マルクス 派 が 優勢 に なり 、 1891 年 に は ドイツ 社会民主党 と 党名 を 変更 する 。 その とき 、 ドイツ 労働 運動 界 の 長老 だっ た エンゲルス は 、 ラッサール 主義 から の 脱却 の 意図 を 込め て 長らく 非公開 だっ た この 『 ゴータ 綱領 批判 』 を 出版 し た 。  マルクス は 不健康 生活 の せい で 以前 から 病気 がち だっ た が 、 1873 年 に は 肝臓 肥大 という 深刻 な 診断 を 受ける 。 以降 鉱泉 で の 湯治 を 目的 に あちこち を 巡る こと に なっ た 。 1876 年 まで は オーストリア ＝ ハンガリー 帝国 領 カールスバート に しばしば 通っ た 。 1877 年 に は ドイツ ・ ライン 地方 の バート・ノイェンアール ＝ アールヴァイラー ( Bad   Neuenahr - Ahrweiler ) に も 行っ た が 、 それ を 最後 に ドイツ に は 行か なく なっ た 。 マルクス に よれ ば 「 ビスマルク の せい で ドイツ に 近づけ なく なっ た 」 と いう 。 1878 年 から は イギリス 王室 の 私 領 で ある チャンネル 諸島 で 湯治 を 行っ た 。  1880 年 秋 から イギリス 人 社会 主義 者 ヘンリー・ハインドマン と 親しく する よう に なっ た 。 ハインド マン は 1881 年 に イギリス で マルクス主義 を 標榜 する を 結成 する 。 この 組織 に は エリ ノア ・ マルクス や ウィリアム ・ モリス も 参加 し て い た が 、 ハインド マン が 1881 年 秋 に 出版 し た 『 万 人 の ため の イギリス 』 の 中 で 、 『 資本 論 』 の 記述 を 無断 で 引用 し た （ マルクス の 名前 は 匂わす 程度 に しか 触れ て い なかっ た ） こと を きっかけ に 、 日頃 ハインド マン を 快く 思っ て い なかっ た マルクス は 彼 と の 関係 を 絶っ た 。 彼 の 社会 民主 主義 連盟 は その後 も マルクス主義 を 称し た が 、 エリ ノア や ウィリアム ・ モリス も マルクス の 死後 脱退 し 、 社会 主義 同盟 を 結成 する こと に なる 。 マルクス 自身 は 死 の 直前 で ハインド マン と 和解 し た が 、 エンゲルス は その後 も 社会 民主 主義 連合 を 批判 し た 。 結局 、 イギリス 労働 運動 は ケア・ハーディ や トム ・ マン ら の 独立 労働党 （ のち の イギリス 労働党 ） に 収斂 する こと に なる 。 イギリス 労働党 は 第 二 インターナショナル の 議会 派 の 一翼 を 形成 する 。  1881 年 夏 に は 妻 イェニー とともに パリ で 暮らす 既婚 の 長女 と 次女 の ところ へ 訪れ た 。 マルクス は 1849 年 以来 、 フランス を 訪れ て おら ず 、 パリ・コミューン の こと も ある ので 訪仏 し たら 逮捕 さ れる の で は という 不安 も 抱い て い た が 、 長女 の 娘 婿 が ジョルジュ・クレマンソー から マルクス の 身 の 安全 の 保証 を もらっ て き た こと で 訪仏 を 決意 し た の だっ た 。  パリ から ロンドン へ 帰国 し た 後 の 1881 年 12 月 2 日 に 妻 イェニー に 先立た れ た 。 マルクス の 悲しみ は 深かっ た 。 「 私 は 先般 来 の 病気 から 回復 し た が 、 精神 的 に は 妻 の 死 によって 、 肉体 的 に は 肋膜 と 気管支 の 興奮 が 増し た まま で ある ため 、 ますます 弱っ て しまっ た 」 と 語っ た 。 エンゲルス は イェニー の 死 によって マルクス も また 死ん で しまっ た と マルクス の 娘 エリ ノア に 述べ て いる 。  独り身 と なっ た マルクス だっ た が 、 病気 の 治療 の ため に 1882 年 も 活発 に 各地 を 放浪 し た 。 1 月 に は イギリス ・ を 訪れ た か と 思う と 、 翌 2 月 に は フランス を 経由 し て フランス 植民 地 アルジェリア の アルジェ へ 移っ た 。 北 アフリカ の 灼熱 に 耐え かね た マルクス は ここ で トレードマーク の 髪 と 髭 を 切っ た 。 アルジェリア から の 帰国 途中 の 6 月 に は モナコ 公国 モンテカルロ に 立ち寄り 、 さらに 7 月 に は フランス に 行っ て 長女 イェニー の 娘 婿 ロンゲ の ところ に も 立ち寄っ た が 、 この 時 長女 イェニー は 病ん で い た 。 つづい て 次女 ラウラ とともに スイス の ヴェヴェイ を 訪問 し た が 、 その後 イギリス へ 帰国 し て 再び ヴェントナー に 滞在 し た 。  1883 年 1 月 12 日 に 長女 イェニー が 病死 し た 。 その 翌日 に ロンドン に 帰っ た マルクス だっ た が 、 すぐ に も 娘 の 後 を 追う こと に なっ た 。 3 月 14 日 昼 頃 に 椅子 に 座っ た まま 死去 し て いる の が 発見 さ れ た の で ある 。 64 歳 だっ た 。  その 3 日 後 に ハイゲイト 墓地 の 無 宗教 墓 区域 に ある 妻 の 眠る 質素 な 墓 に 葬ら れ た 。 葬儀 に は 家族 の ほか 、 エンゲルス や リープクネヒト など 友人 たち が 出席 し た が 、 大仰 な 儀式 を 避け た マルクス の 意思 も あり 、 出席 者 は 全員 合わせ て も せいぜい 20 人 程度 の 慎ましい もの だっ た 。  葬儀 で エンゲルス は 「 この 人物 の 死 によって 、 欧米 の 戦闘 的 プロレタリアート が 、 また 歴史 科学 が 被っ た 損失 は 計り 知れ ない 物 が ある 」 「 ダーウィン が 有機 界 の 発展 法則 を 発見 し た よう に マルクス は 人間 歴史 の 発展 法則 を 発見 し た 」 「 マルクス は 何 より も まず 革命 家 で あっ た 。 資本 主義 社会 と それ によって 作り出さ れ た 国家 制度 を 転覆 さ せる こと に 何らかの 協力 を する こと 、 近代 プロレタリアート 解放 の ため に 協力 する こと 、 これ が 生涯 を かけ た 彼 の 本当 の 仕事 で あっ た 」 「 彼 は 幾 百 万 の 革命 的 同志 から 尊敬 さ れ 、 愛さ れ 、 悲しま れ ながら 世 を 去っ た 。 同志 は シベリア の 鉱山 から カリフォルニア の 海岸 まで 全 欧米 に 及ん で いる 。 彼 の 名 は 、 そして 彼 の 仕事 も また 数 世紀 を通じて 生き 続ける で あろ う 」 と 弔辞 を 述べ た 。  マルクス の 死後 、 イギリス で は 労働党 が 1922 年 に 労働党 政権 を 誕生 さ せる 。 フランス で は 1936 年 に 社会党 と 共産党 による 人民戦線 内閣 が 誕生 。 ドイツ で は ドイツ 社会民主党 が ワイマール 共和 国 で 長く 政権 を 担当 する 。 そして ロシア で は レーニン の 指導 する ロシア 革命 を 経 て 、 ソヴィエト 連邦 が 誕生 し た 。  マルクス の 遺産 は 250 ポンド 程度 で あり 、 家具 と 書籍 が その 大半 を 占め た 。 それら や マルクス の 膨大 な 遺稿 は すべて エンゲルス に 預け られ た 。 エンゲルス は マルクス の 遺稿 を 整理 し て 、 1885 年 7 月 に 『 資本 論 』 第 2 巻 、 さらに 1894 年 11 月 に 第 3 巻 を 出版 する 。 2013 年 に 『 共産党 宣言 』 とともに 『 資本 論 』 初版 第 1 部 が 国際 連合 教育 科学 文化 機関 （ ユネスコ ） の 世界 の 記憶 に 登録 さ れ た 。  マルクス の 墓 は 1954 年 に 墓地 内 の 目立つ 場所 に 移さ れ 、 1956 年 に は 頭 像 が 取り付け られ て いる 。 その 墓 に は 「 万国 の 労働 者 よ 、 団結 せよ 」 という 彼 の 最も 有名 な 言葉 と 『 フォイエルバッハ に関する テーゼ 』 から 取っ た 「 哲学 者 たち は これ まで 世界 を さまざま に 解釈 し て き た だけ で ある 。 問題 は 世界 を 変革 する こと で ある 」 という 言葉 が 刻ま れ て いる 。  2018 年 4 月 に は 生誕 200 年 を 記念 し 、 トリーア の 観光 局 が マルクス の 肖像 が 描か れ た 0 ユーロ 紙幣 を 3 ユーロ で 発売 し た ところ 購入 者 が 殺到 し 増刷 する 事態 と なっ た 。  小柄 で 肥満 体形 だっ た 。 娘 婿 の ポール ・ ラファルグ は 舅 マルクス の 体格 について 「 背丈 は 普通 以上 で 肩幅 は 広く 、 胸 は よく 張り 、 四肢 は バランス が 良い 。 もっとも 脊柱 は ユダヤ 人種 に よく 見 られる よう に 、 脚 の 割 に 長かっ た 」 と 評し て いる 。 要するに 短 足 で 座高 が 高い の で 座っ て いる と 大きく 見え た よう で ある 。  マルクス は 病弱 者 で は なかっ た が 、 生活 が 不規則 で 栄養 不足 な こと が 多かっ た ので 、 ロンドン で 暮らす よう に なっ た 頃 から しばしば 病気 に なっ た 。 肝臓 病 や 脳病 、 神経 病 など 様々 な 病気 に 苦しん だ 。 『 資本 論 』 第 1 巻 を 執筆 し て い た 頃 に は お 尻 の オデキ に 苦しみ 、 しばしば 座っ て いる こと が でき ず 、 立ち ながら 執筆 し た と いう 。 この 股間 の 痛み が 著作 の 中 の 激しい 憎しみ の 表現 に 影響 を 与え て いる と エンゲルス が 手紙 で からかう と 、 マルクス も 「 滅びる 日 まで ブルジョワジー ども が 私 の お 尻 の オデキ の こと を 覚え て いる こと を 祈り たい 。 あの むかつく 奴ら め ！ 」 と 返信 し て いる 。  また 新陳代謝 機能 に 障害 が あり 、 食欲 不振 ・ 便秘 ・ 痔 ・ 胃腸 カタル など に 苦しん だ 。 この 食欲 不振 を 打ち払う ため に 塩辛い 物 を よく 口 に し た 。 は 著書 『 マルクス 、 生涯 と 事業 』 の 中 で ここ に マルクス の 極端 な 性格 の 原因 を 求め 、 「 マルクス は 食事 に関する 正しい 知識 を 持っ て おら ず 、 ある 時 は 少なく 、 ある 時 は 不規則 に 、 ある 時 は 不愉快 に 食べ 、 その 代わり に 食欲 を 塩 っ 辛い 物 で 刺激 し た 。 」 「 悪しき 飲食 者 は 悪しき 労作 者 で あり 、 悪しき 僚友 で も ある 。 彼 は 飲食 について 何 も 食わ ない か 、 胃袋 を 満杯 に する か の 二 極 だっ た 。 同じく 執筆 について 執筆 を 全く 面倒く さがる か 、 執筆 の ため に 倒れる か の 二 極 だっ た 。 同じく 他者 について 、 人間 を 避ける か 、 誰 も が 利益 せ ぬ 全て の 人 と 友 に なる か の 二 極 だっ た 。 彼 は 常に 極端 に 動く 」 と 述べる 。  酒 好き で あり 、 また ヘビースモーカー だっ た 。 マルクス が ラファルグ に 語っ た ところ に よる と 「 資本 論 は 私 が それ を 書く 時 に 吸っ た 葉巻 代 に すら なら なかっ た 」 と いう 。 家計 の 節約 の ため に 安物 で 質 の 悪い 葉巻 を 吸い 、 体調 を 壊し て 医者 に 止め られ て いる 。  詩 や 劇 文学 を 愛好 し た 。 古代 ギリシャ の 詩人 で は アイスキュロス と ホメーロス を 愛し た 。 とりわけ アイスキュロス は お気に入り で 、 娘 婿 の ラファルグ に よれ ば マルクス は 1 年 に 1 回 は アイスキュロス を ギリシャ 語 原文 で 読ん だ と いう 。 ドイツ 文学 で は ゲーテ と ハイネ を 愛し て い た が 、 ドイツ から 亡命 する こと に なっ た 後 は ドイツ 文学 へ の 関心 は 薄れ て いっ た と いう 。 亡命 後 の ドイツ 文学 へ の 唯一 の 反応 は ワーグナー を 「 ドイツ 神話 を 歪曲 し た 」 と 批判 し た こと だけ だっ た 。 フランス 文学 で は ディドロ の 『 ラモー の 甥 』 の よう な 啓蒙 文学 と バルザック の 『 人間 喜劇 』 の よう な 写実 主義 文学 を 愛し た 。 特に バルザック の 作品 は ブルジョワ 社会 を 良く 分析 し た もの として 高く 評価 し 、 いつか バルザック の 研究 書 を 執筆 し たい という 希望 を 周囲 に 漏らし て い た が 、 それ は 実現 せ ず に 終わっ た 。 逆 に シャトーブリアン ら ロマン 主義 作家 の こと は 嫌っ た 。 ロンドン 亡命 後 に は イギリス 文学 に も 関心 を 持っ た 。 イギリス 文学 で は やはり なんと いっ て も シェイクスピア が 別格 だっ た 。 マルクス 家 は 一家 を あげ て シェイクスピア を 崇拝 し て い た と いっ て も 過言 で は ない 。 フィールディング の 『 トム ・ ジョウンズ 』 も 愛し た 。 また ロマン 主義 を 嫌う マルクス だ が 、 ウォルター・スコット の 作品 は 「 ロマン 類 の 傑作 」 と 評し て い た 。 バイロン と シェリー について は 、 前者 は 長生き し て い たら 恐らく 反動 的 ブルジョワ に なっ て い た ので 36 歳 で 死ん で 良かっ た と 評し 、 後者 は 真 の 革命 家 で ある ので 29 歳 で 死ん だ こと が 惜しま れる と 評し て いる 。 イタリア 文学 で は ダンテ を 愛し た 。  前述 し た よう に 食欲 不振 に 苦しみ 、 それ を 解消 する ため に ハム 、 薫製 の 魚 料理 、 キャビア 、 ピクルス など 塩辛い 物 を 好ん で 食べ た と いう 。  チェス が 好き だっ た が 、 よく その 相手 を し た ヴィルヘルム・リープクネヒト に 勝て た 例 が なかっ た 。 マルクス は 彼 に 負ける の が 悔しく て たまらなかっ た と いう 。 気分 転換 は 高等 数学 を 解く こと で あっ た 。  「 告白 」 という ヴィクトリア 朝 時代 に 流行っ た 遊び で マルクス の 娘 たち の 20 の 質問 に 答え た 際 、 好き な 色 として 赤 、 好き な 花 として 月桂樹 、 好き な ヒーロー として スパルタ クス 、 好き な ヒロイン として グレートヒェン を あげ た 。  他人 に 渾名 を 付ける の が 好き だっ た 。 妻 イェニー は メーメ 、 三 人 の 娘 たち は それぞれ キーキ 、 コーコ 、 トゥシー だっ た 。 エンゲルス の こと は 「 安楽椅子 の 自称 軍人 」 （ 彼 は 軍事 研究 に はまっ て い た ） という 意味 で 「 将軍 」 と 呼ん だ 。 ヴィルヘルム・リープクネヒト は 「 幼稚 」 という 意味 で 「 ヴィルヘルムヒェン （ ヴィルヘルム ちゃん ） 」 。 ラッサール は 色 黒 な ユダヤ 系 な ので 「 イジー 男爵 」 「 ユダヤ の ニガー 」 だっ た 。 マルクス 自身 も その 色 黒 と 意地悪 そう な 顔 から 娘 たち や エンゲルス から 「 ムーア 人 」 や 「 オールド ・ ニック （ 悪魔 ） 」 と 渾名 さ れ た 。 マルクス 当人 は 娘 たち に は 自分 の こと を 「 ムーア 人 」 で は なく 、 「 オールド ・ ニック 」 あるいは 「 チャーリー 」 と 呼ん で ほし がっ て い た よう で ある 。  ロバート ・ L . ハイルブローナー は 「 もし マルクス が 折り目 正しく 金 勘定 の できる 人物 だっ た なら 、 家族 は 体裁 を 保っ て 生活 でき た かも しれ ない 。 けれども マルクス は 決して 会計 の 帳尻 を 合わせる よう な 人物 で は なかっ た 。 たとえば 、 子供 たち が 音楽 の レッスン を 受ける 一方 で 、 家族 は 暖房 無し に 過ごす という こと に なっ た 。 破産 と の 格闘 が 常 と なり 、 金 の 心配 は いつも 目前 の 悩み の 種 だっ た 」 と 語っ て いる 。  マルクス 家 の 出納 帳 は 収入 に対して しばしば 支出 が 上回っ て い た が 、 マルクス 自身 は 贅沢 に も 虚飾 に も 関心 が ない 人間 だっ た 。 マルクス 家 の 主 な 出費 は 、 マルクス の 仕事 の 関係 だっ たり 、 家族 が 中流 階級 の 教育 や 付き合い を する ため の もの が 大半 だっ た 。 マルクス は 極貧 の なか でも 三 人 の 娘 が 中流 階級 として 相応しい 教養 を つける ため の 出費 を 惜しま なかっ た が 、 その ため に いつも 借金取り や 大家 に 追わ れ て い た 。  マルクス は 定職 に 就く こと が なかっ た ため （ 前述 の よう に 一度 鉄道 の 改札 係 に 応募 し て いる が 、 断ら れ て いる ） 、 マルクス 家 の 収入 は ジャーナリスト として の わずか な 収入 と 、 エンゲルス を はじめ と する 友人 知人 の 資金 援助 、 マルクス 家 や ヴェストファーレン 家 の 遺産 相続 など が 主 だっ た 。 友人 たち から の 資金 援助 は しばしば 揉め事 の 種 に なっ た 。 ルーゲ や ラッサール が 主張 し た ところ を 信じれ ば 、 彼ら と マルクス と の 関係 が 断絶 し た 理由 は 金銭 問題 だっ た 。 1850 年 に は ラッサール と フライリヒラート に 資金 援助 を 請う た 際 、 フライリヒラート が その こと を 周囲 に 漏らし た こと が あり 、 マルクス は 苛立っ て 「 おおっぴら に 乞食 を する ぐらい なら 最悪 の 窮境 に 陥っ た 方 が まし だ 。 だから 私 は 彼 に 手紙 を 書い た 。 この 一 件 で 私 は 口 で は 言い表せ ない ほど 腹 を 立て て いる 」 と 書い て いる 。 エンゲルス の 妻 メアリー の 訃報 の 返信 として 、 マルクス が 家計 の 窮状 を 訴え た こと で 彼ら の 友情 に 危機 が 訪れ た こと も ある 。 しかし エンゲルス は 生涯 にわたって 常に マルクス を 物心 両面 で 支え 続け た 。 『 資本 論 』 が 完成 し た 時 、 マルクス は エンゲルス に対して 「 きみ が い なけれ ば 、 私 は これ を 完成 さ せる こと は でき なかっ た だろ う 」 と 感謝 し た 。  マルクス は 亡命 者 だっ た ので 、 ロンドン 、 ブリュッセル 、 パリ など の 亡命 者 コミュニティ の 中 で 生活 し た 。  マルクス を 支え た の は 、 イェニー 、 イェニーヒェン 、 ラウラ 、 エリ ノア など の 家族 の 他 、 エンゲルス の よう な 親友 、 リープクネヒト や ベーベル の よう な 部下 、 ヴォルフ や エカリウス の よう な 同志 たち だっ た 。 マルクス は ロンドン で 学者 コミュニティ と 接触 が あっ た よう で 、 生物 学者 や 化学 者 といった 人 たち と 交流 が あっ た 。 ドイツ の 医師 で ある クーゲルマン と は 頻繁 に 手紙 の やり取り を し て いる 。 マルクス は ダーウィン の 仮説 を 称賛 し て い て 、 自分 の 著し た 『 資本 論 』 を ダーウィン に 送っ て いる 。 ダーウィン は 謝辞 の 返信 を だし て いる が 、 『 資本 論 』 自体 は あまりに 専門 的 すぎ て 最後 まで 読ん で い なかっ た らしい 。  マルクス は 組織 運営 の 問題 や 思想 上 の 対立 で しばしば 論敵 を つくっ た 。 マルクス の 批判 を 免れ た 人 に は 、 ブランキ 、 ハイ ネ 、 オコーナー 、 ガリバルディ など が いる が 、 プルードン 、 フォイエルバッハ 、 バウアー 、 デューリング 、 マッツィーニ 、 バクーニン など は 厳しい 批判 に さらさ れ た 。  批判 者 から は 以下 の よう な 意見 が 見 られる 。  1848 年 8 月 、 当時 ボン 大学 の 学生 だっ た カール ・ シュルツ は ケルン で 開催 さ れ た 民主 主義 派 の 集会 に 出席 し た が 、 その 時 演説 台 に 立っ た マルクス の 印象 を 次 の よう に 語っ て いる 。 「 彼 ほど 挑発 的 で 我慢 の なら ない 態度 の 人間 を 私 は 見 た こと が ない 。 自分 の 意見 と 相いれ ない 意見 に は 謙虚 な 思いやり の 欠片 も 示さ ない 。 彼 と 意見 の 異なる 者 は みな 徹底的 に 侮蔑 さ れる 。 （ 略 ） 自分 と 意見 の 異なる 者 は 全て 『 ブルジョワ 』 と 看做さ れ 、 嫌悪 す べき 精神 的 ・ 道徳 的 退廃 の サンプル と さ れ 、 糾弾 さ れ た 。 」 。  アーノルド・ルーゲ は 「 私 は この 争い を 体裁 の 悪い 物 に し たく ない と 思っ て 極力 努力 し た が 、 マルクス は 手当 たり 次第 、 誰 に 向かっ て も 私 の 悪口 を 言う 。 マルクス は 共産 主義 者 を 自称 する が 、 実際 は 狂信 的 な エゴイスト で ある 。 彼 は 私 を 本屋 だ とか ブルジョワ だ とか 言っ て 迫害 し て くる 。 我々 は 最悪 の 敵同士 に なろ う と し て いる 。 私 の 側 から 見れ ば 、 その 原因 は 彼 の 憎悪 と 狂気 と しか 考え られ ない 」 と 語る 。  ミハイル ・ バクーニン は 「 彼 は 臆病 な ほど 神経質 で 、 たいそう 意地 が 悪く 、 自惚れ 屋 で 喧嘩 好き と き て おり 、 ユダヤ の 父祖 の 神 エホバ の 如く 、 非 寛容 で 独裁 的 で ある 。 しかも その 神 に 似 て 病的 に 執念深い 。 彼 は 嫉妬 や 憎しみ を 抱い た 者 に対して は どんな 嘘 や 中傷 も 平気 で 用いる 。 自分 の 地位 や 影響 力 、 権力 を 増大 さ せる ため に 役立つ と 思っ た 時 は 、 最も 下劣 な 陰謀 を 巡らせる こと も 厭わ ない 。 」 と 語る 。  マルクス の 伝記 を 書い た E ・ H ・ カー は 「 彼 （ マルクス ） は 同等 の 地位 の 人々 と うまく やっ て いけ た 試し が なかっ た 。 政治 的 な 問題 が 討議 さ れる 場合 、 彼 の 信条 の 狂信 的 性格 の ため に 、 他 の 人々 を 同等 の 地位 に ある 者 として 扱う こと が でき なかっ た 。 彼 の 戦術 は いつも 相手 を 抑え つける こと で あっ た 。 というのも 彼 は 他人 を 理解 し なかっ た から で ある 。 彼 と 同じ よう な 地位 と 教育 を もっ て い て 政治 に 没頭 し て い た 人々 の 中 で は 、 エンゲルス の よう に 彼 の 優位 を 認め て 彼 の 権威 に 叩頭 する よう な 、 ごく 少数 の 者 だけ が 彼 の 友人 として やっ て いく こと が でき た 」 と 評し て いる 。  マルクス主義 者 の フランツ・メーリング さえ も 「 （ マルクス が 他人 を 批判 する 時 の 論法 は ） 相手 の 言葉 を 文字通り とっ たり 、 歪曲 し たり する こと で 、 考え 得る 限り の バカバカしい 意味 を 与え て 、 誇張 し た 無軌道 な 表現 に ふける もの 」 と 批判 し て いる 。 メーリング は ラッサール はじめ マルクス が 批判 し た 他 の 社会 主義 者 を 弁護 する こと が 多い が 、 彼 は その 理由 として 「 マルクス は 超人 で は なかっ た し 、 彼 自身 人間 以上 の もの で ある こと を 欲し なかっ た 。 考え も なく 口真似 する こと こそ は 、 まさに 彼 が 一番 閉口 し た こと で あっ た 。 彼 が 他人 に 加え た 不正 を 正す こと は 、 彼 に 加え られ た 不正 を 正す こと に 劣ら ず 、 彼 の 精神 を 呈し て 彼 を 尊敬 する こと な の だ 。 」 と 述べ て いる 。  マルクス と エンゲルス は 1844 年 の 再会 以降 、 無二 の 盟友 として 緊密 な 関係 を 保ち 、 頻繁 に 往復 書簡 を 交わし て 思想 交流 を し て い た ため に 、 その 思想 は つねに 一致 し て い た と しばしば 捉え られる が 、 マルクス と エンゲルス の 思想 の 差異 を 指摘 する 研究 者 も いる 。  たとえば エンゲルス は 『 反 デューリング 論 』 で マルクス主義 が 一貫 し た 体系 という 性格 を もっ て いる こと を 指摘 し た が 、 マルクス 自身 は 自分 の 論 稿 を 常に 一貫 し た 体系 として 提示 し た わけ で は なかっ た 。 また エンゲルス は 『 自然 弁証法 』 で 弁証法 哲学 が 自然 科学 の 領域 に も 応用 できる こと を 示し た が 、 これ について マルクス は 「 ぼく は 時間 を とっ て 、 その 問題 について じっくり 考え 『 権威 たち 』 の 意見 を 聞く まで は 、 あえて 判断 を くださ ない よう に しよ う 」 と 返信 し て いる 。  と は いえ マルクス と エンゲルス は 、 多く の 領域 の 著作 を 執筆 段階 で 密接 に 意見 を 交換 し 合っ て 執筆 し て おり 、 基本 的 な 認識 及び 価値 観 を 共有 し て いる こと は 明らか で ある 。 エンゲルス は マルクス 死 後 、 マルクス の 著作 の 正当 性 を 管理 する 立場 に 立っ た 。  マルクス の 思想 体系 は 「 経済 決定 論 」 だ という 批判 が しばしば ある 。 その 含意 は 、 社会 や 政治 や 心理 の 発展 過程 は すべて 経済 に 規定 さ れ て いる と マルクス は 考え て い た 、 という もの で ある 。 また 、 カール ・ ポ パー や アイザイア・バーリン は マルクス が ヘーゲル 主義 的 な 「 歴史 決定 論 」 に 陥っ て いる と 批判 し て いる 。  マルクス が ヘーゲル の 言う 「 理性 の 狡知 」 の 論理 を しばしば 用い た の は 事実 だ が 、 マルクス 自身 は 人間 の 主体性 や 歴史 の 偶然 性 を 度々 認め て いる 。 たとえば イーグル トン は マルクス が 初期 の 著作 で 人間 の 類 的 存在 と 歴史 に対する 能動 的 な 役割 を 認め て い た こと を 指摘 する 。 また マルクス は 『 フォイエルバッハ・テーゼ 』 で 「 環境 の 変革 と 教育 に関する 唯物 論 の 学説 は 、 環境 が 人間 によって 変革 さ れ 、 教育 者 自身 が 教育 さ れ なけれ ば なら ない こと を 忘れ て いる 」 と 書い て いる し 、 『 ルイ ・ ボナパルト の ブリュメール 18 日 』 で は 、 マルクス 自身 が プルードン が 歴史 的 決定 論 に 陥っ て いる と 批判 し て いる 。  E . H . カー は 、 カール ・ ポ パー や アイザイア・バーリン が マルクス主義 を 歴史 決定 論 で ある と 批判 し た こと に 触れ て 、 マルクス の 立場 は 決定 論 で は なく 、 因果 関係 の 重視 で ある と 反論 し て いる 。 カー は マルクス の 「 もし 世界 史 に チャンス の 余地 が なかっ た と し たら 、 世界 史 は 非常 に 神秘 的 な 性格 の もの に なる で あろ う 。 もちろん 、 この チャンス そのもの は 発展 の 一般 的 傾向 の 一部 に なり 、 他 の 形態 の チャンス によって 埋め合わさ れる 。 しかし 、 発展 の 遅速 は 、 初め 運動 の 先頭 に 立つ 人々 の 性格 の 『 偶然 的 』 性格 を 含む 、 こうした 『 偶然 事 』 に 依存 する 」 という 発言 を 引用 し て 、 マルクス が 単純 な 歴史 決定 論 で は ない より 精緻 な 態度 を とっ て いる こと を 指摘 し て いる 。  マルクス は 自分 が ユダヤ 人 で ある こと を 否定 し た こと も 、 逆 に それ を 積極 的 に アピール し た こと も なかっ た 。 これ は マルクス の 娘 エリ ノア ・ マルクス が 自分 が ユダヤ 人 で ある こと を 誇り を 持っ て アピール し て い た の と 対照 的 で あっ た 。 マルクス は 自由 主義 的 な ライン 地方 に 生まれ 育ち 、 6 歳 の とき に 親 の 方針 で キリスト教 に 改宗 し て い た ので ハイネ や ラッサール の よう に ユダヤ 人 の 出自 で 苦しむ という こと は 少なかっ た 。  しばしば 見 られる 批判 として 、 マルクス は ユダヤ 人 を 蔑視 し て い た 、 という もの が ある 。 マルクス が ラッサール の こと を 「 ユダヤ の ニガー 」 と 渾名 し た こと や 、 マルクス が 若い 頃 に 書い た 『 ユダヤ 人 問題 に よせ て 』 で ユダヤ 人 の こと を 悪徳 な 貸金 業者 として 描写 し た こと が その 根拠 と なっ て いる 。  『 ユダヤ 人 問題 に よせ て 』 で マルクス は 、 ブルーノ・バウアー が ユダヤ 人 を 解放 する に は 彼ら を ユダヤ 教 から キリスト 教 に 改宗 さ せれ ば よい と 主張 し た のに 反論 し て 、 国家 が ユダヤ 人 を 排除 し て いる こと が 職業 へ と 向かわ せ て いる と 指摘 し 、 「 実際 的 ユダヤ 教 」 と 「 賤業 」 と を 比喩 的 に 同一 視 し ながら 、 「 クリスチャン が ユダヤ 人となり 」 、 遂に は 人類 全体 を 「 実際 的 」 ユダヤ 教 から 解放 する 必要 が ある と 言っ て いる 。 また 、 「 他方 、 ユダヤ 人 が 自分 の この 実際 的 な 本質 を つまら ぬ もの と みとめ て その 廃棄 に たずさわる なら ば 、 彼ら は 自分 の これ まで の 発展 から 抜けで て 、 人間 的 解放 そのもの に たずさわり 、 そして 人間 の 自己 疎外 の 最高 の 実際 的 表現 に 背 を むける こと に なる 。 」 と も いい 、 「 ユダヤ 人 が ユダヤ 人的 な やり方 で 自己 を 解放 し た の は 、 ただ たんに 彼ら が 金力 を わが もの と し た こと によって で は なく 、 貨幣 が 、 彼ら の 手 を通じて 、 また 彼ら の 手 を へ ない でも 、 世界 権力 と なり 、 実際 的 な ユダヤ 精神 が キリスト 教 諸 国民 の 実際 的 精神 と なっ た こと によって な の で ある 。 ユダヤ 人 は 、 キリスト 教徒 が ユダヤ 人 に なっ た だけ 、 それだけ 自分 を 解放 し た の で ある 。 （ 中略 ） ユダヤ 人 の 社会 的 解放 は ユダヤ 教 から の 社会 の 解放 で ある 。 」 と も 言っ て いる 。  マルクス や エンゲルス は 労働 者 を 軽蔑 し て い た という 主張 が ある 。  は 「 マルクス と エンゲルス は 公 に は プロレタリアート を 人類 の 救済 者 と 呼び 、 その 独特 の 優れ た 性格 を 賛美 し て やま なかっ た 。 だ が 私的 に は プロレタリアート について の 彼ら の 言葉 は ますます 尊大 に 侮蔑 的 に なっ て き た 。 エンゲルス は マルクス へ の 報告 の 中 で 、 まるで プロイセン 軍 の 軍曹 が 新兵 に 向かっ て 用いる よう な 言葉 で プロレタリア を 語っ て いる 。 『 あいつ ら 』 、 『 あの 駄馬 たち 』 、 『 何 でも 信じる 愚か な 労働 者 』 」 と 主張 する 。 マルクス に 批判 的 な も 「 プロレタリアート が 自ら の ゴール を 設定 し 、 他 から の 援助 なし に それ を 実現 する 能力 に関して マルクス が 懐疑 的 で あっ た こと は 様々 な 資料 から うかがい 知れる 。 この こと は 革命 は 決して 大衆 から 起こる こと は なく 、 エリート 集団 から 発する もの だ という 彼 の 見解 とも 一致 する 」 と 主張 する 。 も 「 マルクス は 人間 を 侮蔑 し て い た 。 とりわけ 彼 が プロレタリアート と 呼ん だ 人種 を 」 と 主張 する 。  一方 は 、 アヴィネリ の 批判 について 「 様々 な 資料 」 と いう が 何 の こと な の か 具体 的 に 指摘 し て い ない と 批判 し 、 そこ に は 「 雑魚 に対する マルクス の 侮辱 は 世界 的 に 知れ て いる ので 実証 する まで も ない 」 という 態度 が ある と 批判 する 。 マルクス が 労働 者 を 侮辱 し た 例 として アヴィネリ が 上げる ヴィルヘルム・ヴァイトリング について は 「 マルクス は ヴァイトリング に対して 実に 寛大 だっ た 。 その 信念 の ため に 罰せ られ た 哀れ な 仕立て 職人 を 邪険 に 扱う べき で は ない と 言っ た の は 他 で も ない マルクス で あり 、 二 人 の 関係 に ひび が 入っ た の は マルクス が 最 下層 の 人間 を 侮蔑 し て い た から で は なく 、 ヴァイトリング の 耐えがたい ほど 自己 中心 的 な 政治 的 および 宗教 的 な 誤謬 の せい で あっ た 。 むしろ ヴァイトリング が 労働 者 階級 で は なく 中産 階級 者 だっ たら もっと 激しい 攻撃 を 加え て い た だろ う 」 と 述べ て いる 。  また ウィーン は 、 同じく アヴィネリ が マルクス から 侮辱 を 受け た 労働 者 の 同志 として 例示 する について も 、 マルクス は 彼 自身 悲惨 な 生活 を 送っ て い た 1850 年代 を通じて エカリウス の 生活 に 気 を かけ て い た こと を 指摘 する 。 ワシントン に いる 同志 の ジャーナリスト に 依頼 し て エカリウス の 論文 が 新聞 に 掲載 さ れる よう 取り計らっ たり 、 また エカリウス が 病気 に なっ た 時 に は 、 エンゲルス に 依頼 し て ワイン を 送っ たり 、 エカリウス の 子供 たち が 死ん だ 時 に も 葬儀 費用 を 稼ぐ ため の 募金 活動 を 行っ た こと を 指摘 し た 。 そして 「 に も かかわら ず 、 マルクス は ただ の 仕立 職人 に は 狭量 な 軽侮 の 念 を 抱い て い た など という 旧態 依然 たる 戯言 を 未だに 繰り返す 研究 者 が なんと 多い こと か 」 と 嘆い て いる 。  マルクス は 戦争 を 資本 主義 社会 や 階級 社会 に 特有 の 付随 現象 と 見 て い た 。 だが 労働 者 階級 が 戦争 に対して 取る べき 態度 について は 、 戦争 の 前提 と 帰結 から 個別 に 決め て いく 必要 が ある と 考え て い た 。 とりわけ その 戦争 が プロレタリア 革命 にとって 何 を 意味 し て いる か を 最も 重視 し た 。  1848 年 革命 中 の 『 新 ライン 新聞 』 時代 に は 、 諸 国民 の 春 に対して ヨーロッパ の 憲兵 として 振舞っ た ロシア と 開戦 す べき こと を 盛ん に 煽っ た し 、 クリミア 戦争 も 反 ロシア の 立場 から 歓迎 し た 。 イタリア 統一 戦争 で は 反 ナポレオン 3 世 の 立場 から オーストリア の 戦争 遂行 を 支持 し 、 参戦 せ ず に 中立 の 立場 を とろ う と する プロイセン を 批判 し た 。 普 墺 戦争 も 連邦 分立 状態 が 続く より は プロイセン の もと に 強固 に まとまる 方 が プロレタリア 闘争 に 有利 と 考え て 一定 の 評価 を し た 。  しかし 弟子 たち の 模範 に なっ た の は 、 普 仏 戦争 に対する 次 の よう な マルクス の 立場 だっ た 。 普 仏 戦争 勃発 時 、 マルクス は 戦争 を 仕掛け た ナポレオン 3 世 に対して ドイツ の 防衛 戦争 を 支持 し た が 、 戦争 が フランス 人民 に対する 侵略 戦争 と 化せ ば 、 その 勝敗 に かかわら ず 両国 に 大きな 不幸 を もたらす だろ う と 警告 し た 。 「 差し迫っ た 忌まわしい 戦争 が どの よう な 展開 を 見せよ う と 、 すべて の 国 の 労働 者 階級 の 団結 が 最後 に は 戦争 の 息の根 を 止める だろ う 。 公 の フランス と 公 の ドイツ が 兄弟 殺し に も 似 た 諍い を し て いる あいだ に も 、 フランス と ドイツ の 労働 者 たち は 互いに 平和 と 友好 の メッセージ を 交換 し 合っ て いる という 事実 。 歴史 上 、 類 を 見 ない この 偉大 な 事実 が 明るい 未来 を 見晴らす 窓 を 開け て くれる 」 。 < br >  マルクス の この 立場 は 、 職業 軍人 による 十 九 世紀 的 な 戦争 から 、 二 十 世紀 的 な 国民 総動員 へ と 戦争 の 性格 が 変わっ て いく につれ 、 彼 の 弟子 たち に ますます 重視 さ れる よう に なっ た 。  プロイセン 政府 に 追わ れ て から の マルクス は 、 基本 的 に コスモポリタン で 、 『 共産党 宣言 』 に は 「 プロレタリア は 祖国 を 持た ない 」 という 有名 な 記述 が ある 。 その ため 、 労働 貴族 が 形成 さ れ つつ あっ た イギリス の 労働 者 階級 や 、 ナポレオン 三 世 の 戴冠 を 許し た フランス の 労働 者 階級 の ナショナリズム に は しばしば 厳しい 批判 を 行っ て いる 。 他方 、 イギリス の チャーチ スト 運動 や フランス の パリコミューン を 遂行 し た 労働 者 の 階級 意識 は 評価 する など 、 マルクス の 各国 観 は 民族 的 偏見 と いう より は むしろ 階級 意識 が 評価 の 基準 だっ た 。 ヨーロッパ 列強 に 支配 さ れ て い た ポーランド や アイルランド の 民族 主義 について は 、 これ を 支援 し て いる 。 また マルクス 自身 は ドイツ 人 だっ た が 、 自分 を ほとんど ドイツ 人 と は 認識 し て い なかっ た よう で ある 。 プロイセン 政府 は 専制 体制 と 評価 し 、 これ を 批判 し て い た 。  十 九 世紀 、 ヨーロッパ の 憲兵 として 反 革命 の 砦 だっ た ロシア に は 非常 に 当初 厳しい 評価 を 下し て いる 。 E . H . カー は これ を スラブ 人 に対する ドイツ 的 偏見 と 解釈 し て い た 。 マルクス 自身 は ロシア の 将来 について 、 「 もし 農民 が 決起 する なら 、 ロシア の 一 七 九 三 年 は 遠く ない で あろ う 。 この 半 アジア 的 な 農奴 の テロル 支配 は 史上 比類 ない もの と なろ う 。 しかし それ は ピョートル 大帝 の にせ の 改革 に つぐ 、 ロシア 史上 第 二 の 転換 点 と なり 、 次 は ほんとう の 普遍 的 な 文明 を 打ち立てる だろ う 」 と 予測 し て いる （ 『 マルクスエンゲルス 全集 』 12 巻 648 頁 ） 。 1861 年 の 農奴 解放 令 によって 近代 化 の 道 を 歩み 始め て 以降 の ロシア に対して は 積極 的 に 評価 し 、 フロレンスキー の 『 ロシア における 労働 者 階級 の 状態 』 を 読み 、 「 きわめて すさまじい 社会 革命 が - もちろん モスクワ の 現在 の 発展 段階 に 対応 し た 劣っ た かたち において では あれ - ロシア で は 避け がたく 、 まぢか に 迫っ て いる こと を 、 痛切 に 確信 する だろ う 。 これ は よい 知らせ だ 。 ロシア と イギリス は 現在 の ヨーロッパ の 体制 の 二 大 支柱 で ある 。 それ 以外 は 二 次 的 な 意義 しか もた ない 。 美しい 国 フランス や 学問 の 国 ドイツ で さえ も 例外 で は ない 」 と 書い て いる （ 『 マルクス ・ コレクション ７ 』 p . 340 - 342 ） 。 更に 死 の 2 、 3 年 前 に は 「 ロシア の 村落 的 共同 体 は もし 適当 に 指導 さ れる なら 、 未来 の 社会 主義 的 秩序 の 萌芽 を 含ん で いる かも しれ ぬ 」 と ロシア の 革命 家 ヴェラ・ザスーリッチ に 通信 し て いる 。  マルクス は 、 『 共産党 宣言 』 で は 、 ポーランド 独立 運動 において 「 農業 革命 こそ 国民 解放 の 条件 と 考える 政党 」 を 支持 し 、 1867 年 の フェニアン による アイルランド 反乱 の 際 に は 、 植民 地 問題 を イギリス の 社会 革命 の 一環 として 捉える よう に なる 。 マルクス に よれ ば 、 当時 イギリス に 隷属 し て い た アイルランド は イギリス の 地主 制度 の 要塞 に なっ て いる 。 イギリス で 社会 革命 を 推し進める ため に は 、 アイルランド で 大きな 打撃 を 与え なけれ ば なら ない 。 「 他 の 民族 を 隷属 さ せる 民族 は 、 自分 自身 の 鉄鎖 を 鍛える の で ある 。 」 「 現在 の 強制 さ れ た 合併 （ すなわち アイルランド の 隷属 ） を 、 できる なら 自由 で 平等 な 連邦 に 、 必要 なら 完全 な 分離 に 変える こと が 、 イギリス 労働 者 階級 の 解放 の 前提 条件 で ある 」 。  他方 、 マルクス の インド ・ 中国 論 に は オリエンタリズム という 批判 が ある （ たとえば サイード の マルクス 論 ） 。 しかし 一方 で マルクス の インド ・ 中国 論 は ヘーゲル 的 な 歴史 観 による もの だ という 解釈 も ある 。 マルクス に よれ ば 、 イギリス の インド 支配 や 中国 侵略 は 低劣 な 欲得 づく で 行わ れ 、 利益 追求 の 手段 も また 愚か だっ た 。 しかし イギリス は 、 無意識 的 に インド や 中国 の 伝統 的 社会 を 解体 する という 歴史 的 役割 を 果たし た 。 マルクス に よれ ば 、 この 事実 を 甘い ヒューマニズム で は なく 冷厳 な リアリズム で 確認 する べき で ある 。 「 ブルジョワジー が ひとつ の 進歩 を もたらす とき に は 、 個人 や 人民 を 血 と 涙 の なか で 、 悲惨 と 堕落 の なか で ひきずりまわさ ず に は こ なかっ た で は ない か 」 。  ヨーロッパ によって 植民 地 、 半 植民 地 状態 に おか れ た インド と 中国 の 将来 について は 、 マルクス は 次 の よう に 予測 し た 。  「 大 ブリ テン そのもの で 産業 プロレタリアート が 現在 の 支配 階級 にとって かわる か 、 あるいは インド 人 自身 が 強く なっ て イギリス の く びき を すっかり なげすてる か 、 この どちら か に なる まで は 、 インド 人 は 、 イギリス の ブルジョワジー が 彼ら の あいだ に 播い て くれ た 新しい 社会 の 諸 要素 の 果実 を 、 取り入れる こと は ない で あろ う 。 それ は どう なる に し て も 、 いくらか 遠い 将来 に 、 この 偉大 で 興味深い 国 が 再生 する の を 見る と 、 期待 し て まちがい ない よう で ある 」 。  「 完全 な 孤立 こそ が 、 古い 中国 を 維持 する ため の 第 一 の 条件 で あっ た 。 こうした 孤立 状態 が イギリス の 介入 によって むりやり に 終わらさ れ た ので 、 ちょうど 封印 さ れ た 棺 に 注意 ぶ かく 保管 さ れ た ミイラ が 外気 に 触れる と 崩壊 する よう に 、 崩壊 が 確実 に やってくる に 違い ない 」 。  マルクス の 伝記 作家 は 「 20 世紀 の 歴史 は マルクス の 遺産 の よう な もの だ 。 スターリン も 毛沢東 も チェ・ゲバラ も カストロ も   ― 現代 の 偶像 も 、 あるいは 怪物 も 、 みな 自ら を マルクス の 後継 者 と 宣言 し て 憚 ら なかっ た 。 マルクス が 生き て い たら 彼ら を その 通り に 認め た か どう か 、 それ は また 別 問題 だ 。 実際 、 彼 の 弟子 を 自称 する 道化 たち は 、 彼 の 存命 中 から しばしば 彼 を 絶望 の 淵 に 追いやる こと が 少なく なかっ た 。 たとえば 、 フランス の 新しい 政党 が 自分 たち は マルキシスト で ある と 宣言 し た 時 、 マルクス は それ を 聞い て 『 少なくとも 私 は マルキシスト で は ない 』 と 答え た と いう 。 それでも 彼 の 死後 、 百 年 の うち に 世界 の 人口 の 半数 が マルキシズム を 教義 と 公言 する 政府 によって 統治 さ れる よう に なっ た 。 さらに 彼 の 理念 は 経済 学 、 歴史 学 、 地理 学 、 社会 学 、 文学 を 大きく 変え た 。 微賎 の 貧者 が これ ほど まで に 世界 的 な 信仰 を 呼び起こし ながら 、 悲惨 な まで に 今 なお 誤解 さ れ 続け て いる の は 、 それ こそ イエス ・ キリスト 以来 で は ない だろ う か 」 と 評する 。  同じく マルクス の 伝記 を 書い た E . H . カー は 「 マルクス は 破壊 の 天才 で は あっ た が 、 建設 の 天才 で は なかっ た 。 彼 は 何 を 取り去る べき か の 認識 において は 、 極めて 見通し が きい た 。 その 代わり に 何 を 据える べき か に関する 彼 の 構想 は 、 漠然と し て い て 不 確実 だっ た 。 」 「 彼 の 全 体系 の 驚く べき 自己 矛盾 が 露呈 せ られる の は まさに この 点 で ある 」 と 述べ つつ 、 「 彼 の 事業 の 最も 良い 弁護 は 結局 バクーニン の 『 破壊 の 情熱 は 建設 の 情熱 で ある 』 という 金言 の 中 に 発見 さ れる かも しれ ない 。 」 「 彼 の 当面 の 目標 は 階級 憎悪 で あり 、 彼 の 究極 の 目的 は 普遍 的 愛情 で あっ た 。 一 階 級 の 独裁 、 ― これ が 彼 の 建設 的 政治 学 へ の 唯一 の 堅固 で 成功 し た 貢献 で ある が ―   は 階級 憎悪 の 実現 で あり 延長 で あっ た 。 それ が マルクス によって その 究極 の 目的 として 指定 さ れ た 普遍 的 愛情 の 体制 へ 到達 する 可能 性 が ある か 否 か は 、 まだ 証明 さ れ て い ない 」 「 しかし マルクス の 重要 性 は 彼 の 政治 思想 の 狭い 枠 を 超え て 広がっ て いる 。 ある 意味 で マルクス は 20 世紀 の 思想 革命 全体 の 主唱 者 で あり 、 先駆 者 で あっ た 」 と 評し て いる 。  同じく マルクス の 伝記 を 書い た アイザイア・バーリン は 「 マルクス は 自分 の 思想 が 他 の 思想家 に 負う て いる こと を 決して 否定 しよ う と は し なかっ た 。 」 「 マルクス の 求める 指標 は 目新し さ で は なく 、 真理 で あっ た 。 彼 は その 思想 が 最終 的 な 形 を 取り 始め た パリ 時代 の 初期 に 他人 の 著作 の 中 に 真理 を 発見 する と 自己 の 新しい 総合 の 中 に それ を 組み入れよ う と 努力 し た 」 「 それ ゆえ マルクス が 発展 さ せ た 何らかの 理論 について 、 その 直接 の 源流 を たどっ て みる こと は 比較 的 に 簡単 な こと で ある 。 だが マルクス の 多く の 批判 者 は この こと に あまりに も 気 を 遣い すぎ て いる よう に 思える 。 彼 の 諸 見解 の 中 で 、 その 萌芽 が 彼 以前 や 同 時代 の 著作 家 たち の 中 に ない よう な もの は 、 恐らく 何一つ ない と いっ て いい 。 」 「 マルクス は これら 膨大 な 素材 を ふるい にかけて 、 その 中 から 独創 的 で 真実 かつ 重要 と 思える もの を 引き出し て き た 。 そして それら を 参照 し つつ 、 新しい 社会 分析 の 方法 を 構築 し た の で ある 。 」 「 この 長所 は 簡明 な 基本 的 諸 原理 を 包括 的 ・ 現実 的 に かつ 細部 にわたって 見事 に 総合 し た こと で ある 」 「 いかなる 現象 で あれ 最も 重要 な 問題 は 、 その 現象 が 経済 構造 に対して 持っ て いる 関係 、 すなわち この 現象 を その 表現 と する 社会 構造 の 中 で の 経済 力 の 諸 関係 に 関わる もの で ある と 主張 する こと によって 、 この 理論 は 新しい 批判 と 研究 の 道具 を 作り出し た の で ある 。 」 「 社会 観察 の 上 に 立っ て 研究 を 行っ て いる 全て の 人 は 必然 的 に その 影響 を 受け て いる 。 あらゆる 国 の 相 争う 階級 、 集団 、 運動 、 その 指導 者 のみ なら ず 、 歴史 家 、 社会 学者 、 心理 学者 、 政治 学者 、 批評 家 、 創造 的 芸術 家 は 、 社会 生活 の 質 的 変化 を 分析 しよ う と 試みる 限り 、 彼ら の 発想 形態 の 大 部分 は カール ・ マルクス の 業績 に 負う こと に なる 」 「 その 主要 原理 の 誇張 と 単純 化 し た 適用 は 、 その 意味 を 大いに 曖昧 化 し 、 理論 と 実践 の 両面 にわたる 多く の 愚劣 な 失策 は 、 マルクス の 理論 の 名 によって 犯さ れ て き た 。 それ に も 関わら ず 、 その 影響 力 は 革命 的 で あっ た し 、 革命 的 で あり 続け て いる 」 と 評する 。  マルクス の 若い ころ の 伝記 を 書い た 城塚 登 は マルクス は 元々 経済 学 の 人 で は なく 、 哲学 の 人 で あり 、 「 人間 解放 」 という 哲学 的 結論 に 達し て から 経済 学 に 入っ た が ゆえに 、 それ まで の 国民 経済 学者 と 異なる 結論 に 達し た と 主張 する 。 そんな マルクス の こと を フェルディナント・ラッサール は 「 経済 学者 に なっ た ヘーゲル で あり 、 社会 主義 者 に なっ た リカード 」 と 表現 し た 。  1836 年 に トリーア 在住 の 貴族 の 娘 で ある イェニー （ ジェニー ） と 婚約 し 、 1843 年 に 結婚 し た 。 マルクス は 反 貴族 主義 者 だ が 、 妻 が 貴族 で ある こと は 非常 に 誇り に し 、 妻 に は 「 マダム・イェニー・マルクス 。 旧姓 バロネッセ （ 男爵 令嬢 ） ・ フォン・ヴェストファーレン 」 という 名刺 を 作ら せ て 、 商人 や 保守 派 相手 に は しばしば それ を 見せびらかし た 。 また 困窮 の 時 でも ドイツ の 男爵 令嬢 に みすぼらしい 恰好 を さ せる わけ に は いか ない と イェニー の 衣服 に は 金 を 使い 、 債権 者 を 怒ら せ た 。  マルクス の 伝記 作家 は 概して ヴェストファーレン 家 の 貴族 として の 家格 を 誇張 し がち で ある が 、 実際 に は ヴェストファーレン 家 は 由緒 ある 貴族 という わけ で は なく 、 ルートヴィヒ の 父 で ある の 代 に 戦功 で 貴族 に 列 し た に 過ぎ ない 。 同家 は スコットランド 王室 に 連なる など という 噂 も ある が 、 ヨーロッパ で は 多く の 家 が どこ か で 王室 と 繋がっ て いる ため 、 それ は 名門 で ある こと を 意味 し ない 。 ルートヴィヒ は トリーア の 統治 を 任せ られ て い た わけ で は なく 、 一介 の 役人 として トリーア に 赴任 し て い た だけ で ある 。 プロイセン 封建 秩序 の 中 に あっ て ヴェストファーレン 家 など 取る に 足ら ない 末席 貴族 で ある こと は 明らか で あり 、 実質 的 な 生活 状態 は 平民 と 大差 なかっ た と 考え られる 。 ただ 末席 貴族 ほど 気位 が 高い という の は 一般 に よく ある 傾向 で あり 、 その 末席 貴族 の 娘 が ユダヤ 人 に 「 降嫁 」 する の は 異例 と 言え なく も ない 。  イェニー の 兄 で ルートヴィヒ の 跡 を 継い で ヴェストファーレン 家 の 当主 と なっ た フェルディナント は 、 マルクス と は 対極 に 位置 する よう な 徹底 し た 保守 主義 者 で あり 、 妹 を 「 国際 的 に 悪名 高い ユダヤ 人 」 から 引き離し た がっ て い た 。 また 彼 は 1850 年代 の 保守 派 の 反転 攻勢 期 に プロイセン 内務 大臣 と なり 、 時 の 宰相 オットー・フォン・マントイフェル の 方針 に 背い て まで ユンカー の ため の 保守 政治 を 推し進め た 人物 で も ある 。 一方 イェニー の 弟 は マルクス 夫妻 の 良き 理解 者 で あっ た 。 初期 の マルクス の 声明 に は よく 彼 も 署名 し て い た が 最後 まで マルクス と 行動 を 共に し た わけ で は なく 、 後 に 渡米 し 、 帰国 後 に は 自堕落 に 過ごし て い た 。  マルクス と イェニー は 二男 四 女 に 恵まれ た 。 マルクス は 政治 的 生活 で は 独裁 的 だっ た が 、 家庭 で は おおらか な 父親 で あり 、 「 子供 が 親 を 育て ね ば なら ない 」 と よく 語っ て い た 。 晩年 に も 孫 たち の 訪問 を なに より も 喜び 、 孫 たち の 方 から も 愛さ れる 祖父 だっ た 。  長女 （ 1844 年 - 1883 年 ） は 、 パリ・コミューン に 参加 し て ロンドン に 亡命 し た フランス 人 社会 主義 者 と 結婚 し た 。 彼女 は 父 マルクス に 先立っ て 1883 年 1 月 に 死去 し て いる 。  次女 （ 1845 年 - 1911 年 ） は 、 インターナショナル 参加 の ため に 訪英 し た フランス 人 社会 主義 者 ポール ・ ラファルグ と 結婚 し た が 、 子供 は でき なかっ た 。 ポール と ラウラ は 、 社会 主義 者 は 老年 に なっ て プロレタリア の ため に 働け なく なっ たら 潔く 去る べき だ 、 という 意見 を もっ て い て 、 1911 年 に ポール とともに 自殺 し た 。 彼ら の 自殺 は 当時 ヨーロッパ の 社会 主義 者 たち の 間 で センセーション を 巻き起こし た 。  長男 エドガー （ 1847 年 - 1855 年 ） は 義弟 エドガー・フォン・ヴェストファーレン に 因ん で 名づけ られ た 。 マルクス は この 長男 エドガー を とりわけ 可愛 がっ て い た 。 娘 に 冷たい わけ で は なかっ た が 、 息子 の 方 により 愛着 を 持っ て い た 。 1855 年 4 月 の エドガー の 死 にあたって マルクス は 絶望 し 、 この 3 カ月 後 に ラッサール に 送っ た 手紙 の 中 で 「 真に 偉大 な 人々 は 、 自然 の 世界 と の 多く の 関係 、 興味 の 対象 を 数多く 持っ て いる ので 、 どんな 損失 も 克服 できる と いう 。 その 伝 で いけ ば 、 私 は その よう な 偉大 な 人間 で は ない よう だ 。 我が 子 の 死 は 私 を 芯 まで 打ち砕い た 」 と 書い て いる 。  次男 ヘンリー・エドワード・ガイ （ 1849 年 - 1850 年 ） は イギリス 議会 爆破 未遂 犯 ガイ・フォークス に 因ん で 名付け た が 、 ディーン 通り に 引っ越す 直前 に 幼く し て 突然 死し た 。  三 女 ジェニー・エヴェリン・フランセス （ 1851 年 - 1852 年 ） も ディーン 通り の 住居 で 気管支炎 により 幼い 命 を 落とし て いる 。  四 女 ジェニー・エリノア （ 1855 年 - 1898 年 ） は 、 三 人 の 娘 たち の 中 で も 一番 の お てん ば で あり 、 マルクス も 可愛 がっ て い た 娘 だっ た 。 とりわけ 晩年 の マルクス は 彼女 が 側 に い ない と 、 いつも 寂し そう に し た と いう 。 彼女 は イギリス 人 社会 主義 者 と 同棲 する が 、 この エイヴリング は 女 ったらし で 、 。 明らか に 殺人 罪 で ある が 、 エイヴリング が 逮捕 さ れる こと は ついに なかっ た 。  ヴェストファーレン 家 で イェニー の メイド を し て い た （ 愛称 レンヒェン ） は 、 イェニー の 母 が イェニー の ため に マルクス 家 に 派遣 し 、 以降 マルクス 一家 と 一生 を 共に する こと に なっ た 。 彼女 は 幼い 頃 から 仕え て き た イェニー を 崇拝 し て おり 、 40 年 も マルクス 家 に 献身 的 に 仕え 、 マルクス 家 の 困窮 の 時 に は しばしば 給料 も もらわ ず 無料 奉仕 し て くれ て い た 。 彼女 は 1851 年 に ディーン 通り の マルクス 家 の 住居 において フレデリック （ フレディ ） ・ デムート を 儲け た 。 フレディ の 出生 証明 の 父親 欄 は 空欄 に なっ て おり 、 里子 に 出さ れ た が 、 1962 年 に 発見 さ れ た アムステルダム の 「 社会 史 国際 研究所 」 の 資料 と 1989 年 に 発見 さ れ た ヘレーネ・デムート の 友人 の エンゲルス 家 の 女中 の 手紙 から フレディ の 父親 は マルクス で ある という 説 が 有力 と なっ た 。  この エンゲルス 家 の 女中 の 手紙 や 娘 の エリ ノア の 手紙 から 、 マルクス の 娘 たち は フレディ を エンゲルス の 私生児 だ と 思っ て い て 、 エリ ノア は エンゲルス が 父親 として フレディ を 認知 し ない こと を 批判 し て いた事 が 分かる 。 エンゲルス 家 の 女中 の 手紙 に よれ ば 、 エンゲルス は 死 の 直前 に 人 を 介し て エリ ノア に フレディ は マルクス の 子 だ と 伝え た が 、 エリ ノア は 嘘 で ある と いっ て 認め なかっ た 。 それ に対して エンゲルス は 「 トゥッシー （ エリ ノア ） は 父親 を 偶像 に し て おき たい の だろ う 」 と 語っ た と いう 。  ちなみに フレディ 当人 は 自分 が マルクス の 子 で ある と は 最後 まで 知ら なかっ た 。 彼 は マルクス の 子供 たち の 悲惨 な 運命 から ただ 一 人 逃れ 、 ロンドン で 旋盤 工 として 働き 、 1929 年 に 77 歳 で 生涯 を 終え て いる 。  マルクス 生誕 200 年 と なる 2018 年 に は 生誕 地 で ある ドイツ の トリーア に 中国 から 高 さ 5 . 5 m 、 重 さ 2 . 3 t の 彫像 が 寄贈 さ れ 、 除幕 式 に は 欧州 委員 会 の ジャン ＝ クロード・ユンケル 委員 長 や ドイツ 社会民主党 の アンドレア・ナーレス 党首 など が 出席 し た が 、 ドイツ で は 共産党 の 独裁 や 戦後 の 東西 分断 に つながっ た マルクス に対して 否定 的 な 見方 が 根強く あっ て 彫像 設置 に は 批判 も 出 て い た 。燃料 （ ねん りょう ） と は 、 化学 反応 ・ 原子核 反応 を 外部 から 起こす こと など によって エネルギー を 発生 さ せる もの の こと で ある 。 古く は 火 を おこす ため に 用い られ 、 次第に その 利用 の 幅 を 広げ 、 現在 で は 火 を おこさ ない 燃料 も ある 。  人間 は 火 を 利用 する こと で 文明 を 発展 さ せ た と 言わ れる ほど 、 火 の 利用 は 人類 の 文明 にとって 重要 で ある 。 したがって 、 それ を 得る 材料 と なる 燃料 は 、 人類 の 進歩 を 支え て き た と 言っ て いい 。 人類 の 最初 の 燃料 は 、 ほぼ 間違い なく 植物 で あっ た 。 主力 は 材木 で ある が 、 枯葉 や 小枝 、 あるいは 綿毛 まで も が 火種 や 点火 の 補助 など に 用い られ た 。 後 に 火力 を 増す ため に 木炭 に 加工 する 方法 が 開発 さ れる 。  燃料 は 火 を 得る ため に 用い られる 。 その もっとも 初期 の 利用 目的 は 熱 と 光 で ある 。  暖房 と 調理 の ため の 熱源 として 火 が 求め られ 、 その ため に 燃料 が 使用 さ れ た 。 おそらく 当初 は たき火 が その 両方 に 用い られ た 。 その後 調理 の ため に は 竈 など が 開発 さ れる が 、 暖房 に も 利用 さ れ た 。 暖房 の ため に は ストーブ など が 発明 さ れ た 。 ストーブ は 調理 に 使用 する こと も ある 。  当初 は たき火 が その 目的 で 使用 さ れ た で あろ う が 、 できれ ば 高い 位置 に ある こと が 望ましい 。 例えば 映画 など の 原始 人 の 描写 に は 、 火 の つい た 木 の 棒 を 片手 に かざす 姿 が よく 描か れる 。 より 効果 的 に する ため に たいまつ など が 工夫 さ れ 、 さらに は ランプ や 行灯 など が 作ら れ 、 次第に 液体 燃料 へ の 依存 が 進む 。  蒸気 機関 の 開発 以降 、 燃料 は 動力 として 利用 さ れる よう に なっ た 。 蒸気 機関 において は 燃料 は 熱源 で あり 、 何 で も 良かっ た が 、 内燃 機関 で は 気化 し た 液体 燃料 など を 利用 し 、 流体 の 燃料 の 利点 が はっきり し て いる 。  もう 一つ は 、 電気 エネルギー へ の 変換 で ある 。 発電 機 を 介する もの は 動力 へ の 利用 に 近い が 、 燃料 電池 で は より 直接 に 電気 エネルギー へ の 変換 が 行わ れる 。  燃焼 前 の 段階 で 、 固体 で ある もの を 固体 燃料 、 液体 で ある もの を 液体 燃料 、 気体 で ある もの を 気体 燃料 と いう 。 この うち 固体 燃料 は 取り扱い が 簡単 で あり 、 最初 に 使わ れ た 。 これ に対して 液体 燃料 や 気体 燃料 は 保管 に し て も 燃焼 装置 に し て も やや 技術 が 必要 と さ れる ので 、 後 の 時代 に 使わ れる よう に なっ た 。 しかし 、 技術 が 向上 すれ ば 、 管 を通じて 流す こと が でき 、 その 量 を 調節 し やすい など 、 応用 の 幅 が 広い 。  燃料 の 由来 によって 現在 の 植物 から 得 られる もの （ 木炭 など ） を 植物 性 燃料 、 動物 から 得 られる もの （ 動物 性 脂肪 など ） を 動物 性 燃料 、 過去 の 生物 に 由来 する もの （ 石炭 ・ 石油 など ） を 鉱物 性 燃料 （ 化石 燃料 ） と いう 。 これ について は はじめ の 2 つ の 利用 が 古く 、 化石 燃料 の 使用 は 後 の 時代 から で ある 。 化石 燃料 は 蓄積 量 が 多く 、 これ を 利用 する こと で 多大 な エネルギー の 利用 が 可能 に なっ た 反面 、 現在 の 地球 の 生態 系 で の エネルギー の 流れ を 上回る 量 を 消費 する こと で 、 地球 環境 に 多大 な 負荷 を かける よう に なっ た 。 その ため 、 前 2 者 へ の 転換 が 検討 さ れ て いる 。  代替 燃料 と は 従来 の 化石 燃料 ( 主 に 石油 ) に 代わる 物 として 生物 資源 や 廃棄 物 から 製造 さ れる 燃料 で ある 。 古く は 第 二 次 世界 大戦 中 に 木炭 から 出来る ガス で 木炭 バス を 走ら せ たり 松根 油 を 内燃 機関 の 燃料 として 使用 が 検討 さ れ た 。 その後 、 石油 等 の 化石 燃料 の 供給 が 安定 する と 顧 られ なく なっ た が 、 オイルショック を 機 に バイオ マス 等 の 非 化石 燃料 の 研究 が 進め られ た が 、 オイルショック が 去る と 再び 顧 られ なく なっ た 。 その後 、 化石 燃料 の 供給 が 不透明 に なり 始め 近年 再び 研究 が 盛ん に 行わ れ つつ ある 。 これ に は 石油 や 石炭 の 価格 が 高騰 し た 事 により 従来 採算 が 取れ なかっ た これら の 非 化石 燃料 の 採算 が とれる よう に なっ た こと も その 背景 に ある 。 石炭 液化 や GTL も 代替 燃料 として 扱わ れる 。  代替 燃料 と は 恒久 的 、 或いは 供給 状況 や 必要 に 応じ て 随時 、 本来 の 燃料 と 可逆 的 に 切り替え て 使用 する 事 が 前提 の 燃料 ( バイオエタノール 等 ) で ある の に対して 、 代用 燃料 と は 本来 の 燃料 の 供給 が 逼迫 し た 事 により 不 本意 ながら 状況 が 打開 さ れる まで の 間 使用 を 続け ざる を 得 ない 燃料 ( 木炭 ガス や 松根 油 等 ) で ある 。ビジネス （ ） は 、 経済 行為 を 表す 用語 で あり 、 狭義 から 広義 まで 様々 な 意味 を 持っ て い て 、 1 つ の 日本語 に 置き換え て 表現 する こと は でき ない 。 以下 に 、 ビジネス の 代表 的 な 意味 を 、 簡単 な 表現 事例 とともに 記す 。  広義 の ビジネス について は 次 の よう に 表現 する こと が 出来る 。 ビジネス と は 営利 や 非 営利 を 問わ ず 、 また 、 組織 形態 を 問わ ず 、 その 事業 目的 を 実現 する ため の 活動 の 総体 を いう 。 したがって 、 ビジネス の 主体 者 として は 株式会社 など の よう な 営利 企業 だけ なく 、 NPO など の 非 営利 活動 法人 や 住民 サービス 提供 など を 行う 行政 組織 等 を 含み 、 個人 または 法人 組織 など の 事業 体 が それぞれ の 事業 目的 実現 の ため に 、 人 ・ 物 ・ 金 ・ 情報 など の 諸 資源 を 活用 し て 行う 活動 全体 を 意味 する 。  仕事 向け に 提供 さ れ て いる 製品 や サービス に も ビジネス ・ ・ と 付く 物 が 有る 。 華美 な 装飾 や 装備 を 廃 し て いる 廉価 で ある 場合 や 耐久 性 が 高い 、 接待 など に 使える 高価 な 物 など が ある 。  古く から 知ら れる ショウ・ビズ （ SHOW   BIZ   -   芸能 ） や 、 新しく は クール・ビズ （ COOL   BIZ ） で 広く 知ら れる よう に なっ た 英語   の 略語   biz   は 、 英語 にて 3 文字 を 取っ て   bus   等 と 略する と 、 道路 を 走る 「 バス 」 の 意味 と なっ て しまう ため 、 発音 に 合わせ て スペリング を 変え て でき た 略語 で ある 。 インターネット の ドメイン 名 に も   . biz や . bz   が ある が 、 . biz は ビジネス 用 の 正規 な ドメイン だ が 、 . bz は 、 国 別 ドメイン で ベリーズ に 割り当て られ て いる ドメイン で ある 。 すでに 、 1800 年代 に は 登場 し て い た 略語 で も ある 。建築 （ けん ちく ） と は 、 人間 が 活動 する ため の 空間 を 内部 に 持っ た 構造 物 を 、 計画 、 設計 、 施工 そして 使用 する に 至る まで の 行為 の 過程 全体 、 あるいは 一部 の こと 。  建築 の 原語 で ある " Architecture " は 、 個々 の 建物 で は なく 、 建物 を 造る 行為 （ 過程 、 技術 ） を 指す 。  個々 の 建物 （ Building ） を 示す 場合 は 「 建築 物 」 と 呼ぶ べき ところ で ある が 、 実際 に は 混同 さ れ て 使わ れる こと も 多い 。 また 、 芸術 的 な 作品 を 建築 と 呼ぶ べき だ と 考える 人 も いる が 、 これ も " Architecture "   -   " Building " の 区別 と は 関係 ない 。  ローマ 時代 の 建築 家 、 ウィトルウィウス が 著し た 、 現存 する 最古 の 建築 理論 書 「 建築 書 （ 建築 論 、 建築 十 書 とも ） 」 に よる と 、 用 ( utilitas ) ・ 強 ( firmitas ) ・ 美 ( venustas ) を 兼ね備える こと が 求め られる もの で あり 、 これ を 実現 する 為 に 、 芸術 的 かつ 科学 的 見地 に 立た ね ば なら ない と さ れる 。  建築 の 対象 を 大きく 捉える と 地域 計画 ・ 都市 計画 ・ 景観 デザイン など の 総合 的 な 環境 デザイン 構築 、 コミュニティ 形成 まで に 関わり 、 外壁 や 開口 部 、 小さく は 室内 の 家具 、 小物 といった 室内 装飾 に 至る 物 作り 全般 まで に 関わる 。 しかし 、 通常 は 一定 の 敷地 を 単位 に し て 捉え られる 。  日本 の 建築 関連 の 法令 の 一つ で ある 建築 基準 法 で は 同 法 第 2 条 十 三 号 により 「 建築 物 を 新築 し 、 増築 し 、 改築 し 、 又は 移転 する こと を いう 」 と 定義 さ れ て いる 。  建築 は 建築 学 # 名称 の 変更 に ある とおり 、 " Architecture " の 訳語 で ある が 明治 初期 に は 「 造 家 」 （ ぞう か ） という 訳語 が 当て られ 、 明治 時代 の 英和 辞典 で 「 建築 の 術 なり 」 と 解説 さ れ て いる の は " construction " で あり 、 「 建設 」 の 意味 で 使用 さ れ て い た よう で ある が ただし 建築 という 言葉 自体 は すでに 存在 し て おり 、 北海道 開拓 使 で は 「 建築 」 を 今日 の " Architecture " の 意味 で 使用 し て い た 。 造 家 学会 （ 現 社団 法人 日本 建築 学会 ） の 機関 誌 は 「 建築 雑誌 」 （ 1887 年 創刊 ） で あっ た 。  伊東 忠太 は 、 1894 年 （ 明治 27 年 ） の 論文 において 、 工学 で は なく 総合 芸術 として の 属性 を 表す 語 として 「 建築 」 という 訳語 が ふさわしい と 主張 し た 。 伊東 の 提案 により 、 造 家 学会 は 建築 学会 と 改称 （ 1897 年 ） 、 東京 帝国 大学 工科 大学 造 家 学科 は 建築 学科 に 改称 し た （ 1898 年 ） 。  住宅 、 事務所 、 店舗 、 公共 施設 など の 建物 の 用途 や 、 利用 者 、 立地 条件 など から 求め られる 機能 を 満たし 、 換気 や 採光 、 音響 、 及び 動 線 や 避難 経路 など を 考慮 し た 上 で 、 法律 や 条例 に 則り 、 建物 の レイアウト や 間取り を 決定 し て ゆく 。  建築 計画 にて 設定 さ れ た アウトライン に従い 、 建築 物 の 形状 ・ 材質 を 決定 し て いく 。 意匠 、 構造 、 設備 、 積算 が 専門 分化 し て いる 。  建築 における 意匠 設計 と は 、 建築 物 の 形状 ・ 材質 を 、 主として 芸術 的 観点 から 決定 し て いく 分野 で あり 、 構造 ・ 設備 など において 求め られる 機能 を 考慮 し た 上 で 、 全体 の 構成 ・ 形状 の 方針 決定 を 主導 し 、 建築 物 が 社会 や 施主 から 求め られ た 美観 と 機能 を 兼ね備える べく 設計 を 行い 、 設計 図書 （ 建築 図面 ） を 作成 する 。  近年 で は 建築 意匠 を 完成 後 に 建築 写真 という 形 で 保存 する 傾向 も ある 。  建築 構造 設計 と は 、 基礎 伏 図 、 構造 計算 書 その他 の 建築 物 の 構造 に関する 設計 図書 で 、 国土 交通 省令 で 定める もの の 設計 を いう 。 建築 物 が 自重 、 積載 荷重 、 地震 、 風 、 積雪 、 その他 の 外力 によって 倒壊 する こと の 無い よう 、 設計 を 行う 分野 。 意匠 担当 者 と 協同 の 上 で 、 設計 物件 が 構造 上 必要 な 耐力 を 備える よう 構造 計画 を 立て たり 、 実際 に 構造 計算 を 行い 検証 する 立場 で ある が 、 超 高層 ビル や 体育館 など 大 規模 な 空間 を 要する 建築 物 や 、 複雑 な 形状 の 建築 物 において は 、 全体 の 設計 に 支配 的 と なる こと も ある 。  設備 設計 と は 、 建築 設備 ( 建築 基準 法 第 2 条 第 三 号 に 規定 する 建築 設備 ) の 各階 平面 図 、 および 構造 詳詳細 その他 の 設計 図書 で 、 設計 を 行う こと を いう 。 建築 法規 と 建築 環境 工学 、 空気 調和 工学 等 に 基づき 電気 、 空調 、 換気 、 衛生 、 通信 、 排 煙 設備 など の 配置 、 バリアフリー を 考慮 し た 昇降 設備 の 仕様 など 、 建築 設備 に関する 事項 の 計画 と 設計 を 実施 し 決定 する 。  建築 物 の 利用 者 の 安全 を 確保 する ため の 防災 計画 、 避難 計画 を 行う 分野 。 特に 建築 基準 法 上 の 避難 規定 や 消防 法 等 と の 関係 が 大きい 。  設計 業務 段階 で 工事 予算 金額 を 把握 する ため , 過去 の データ を 基 に まずは 概算 金額 を 出す が 、 概算 金額 を 基 に , 設計 条件 の 設定 や 収益 計算 など を 行う 。 実施 設計 が 完了 する まで は その 建物 について の 精度 の 高い 工事 金額 が つかめ ない 等 の ため に 概算 で 算出 する 場合 が 多い 。 精度 の 高い 工事 予算 書 を 作成 する ため に は 実施 設計 が 完了 し た 時点 で 積算 を 行う 。 この ため に   工事 を 発注 する 場合 は この 作業 に かかる 時間 ( 日数 ) を 考慮 し て 工事 の 入札 · 発注 日 を 決め て おく 必要 が ある 。  概算 予算 の 出し 方 は , 同種 、 同様 の 過去 の 実績 データ と 実勢 単価 の 変動 を 考慮 し て , 建物 の 坪 単価 を 利用 し て 計算 する こと が 多い 。 ただし , 特殊 な 機器 , 設備 , 家具 等 は 専門 業者 に 見積もり を 依頼 する と より 正確 に なる 。 これ に対して , 実施 設計 を もと に 厳密 に 所要 数量 を 拾い , 現場 経費 ( 現場 運営 費 、 人件 費 , 保険 等 も 含 ) まで 計算 し た 工事 予算 を 積算 設計 し 算出 する こと を 精算 とも いい , 入札 や 見積り 提出 時 の 基準 と なる 。 この 時 拾い 出し た 数量 は 実行 予算 の 作成 や 下請け 業者 と の 契約 の 資料 に も なる 。  また 、 同様 の 工事 の 過去 の データ , 標準 的 工法 , 地下 の 有無 , 地質 条件 等 を 基 に 工期 を 決定 する が 、 設計 段階 や 積算 段階 で は 全体 の 調整 が 行い やすく 短時間 で 作成 可能 な 棒 線 工程 表 を 用いる 場合 が 多い 。  建設 業者 に 見積り を 依頼 し 、 施主 と 業者 の 双方 で 概要 を 確認 し た 上 で 請負 契約 を 交わし 、 その後 、 施工 に かかる こと が 一般 的 で ある 。 設計 図書 を 元 に 複数 の 建設 業者 に 見積 （ 見積もり ） を 依頼 し て 、 業者 選定 を 行う こと が 一般 的 で ある が 、 信頼 できる 建設 業者 1 社 に 直接 依頼 する こと も 行わ れる 。  施主 に なり 代わり 、 施工 が 設計 図書 通り に 行わ れ て いる か どう か を 工事 現場 で 監督 する 業務 を 監理 （ 工事 監理 ） と いい 、 通常 は 設計 者 （ 建築 士 ） が 担当 する 。 設計 図 通り の 施工 が 進ん で いる か チェック 、 図面 だけ で は 伝わら ない 内容 の 伝達 、 建築 主 の 代理 と なっ て 、 工事 現場 と の 打合せ や 指示 、 建築 主 へ の 報告 など 。 （ 建築 士 法 第 2 条 、 建築 基準 法 第 5 条 の 4 第 2 項 参照 ）  建設 現場 の 施工 計画 を 立て 、 適正 な 施工 を チェック する （ 現場 管理 ） 。 施工 会社 の 現場 代理人 （ 現場 監督 ） の こと を 指す 。 通常 は 建築 士 、 建築 施工 管理 技士 の 役割 で ある 。 工程 や 施工 順序 の 検討 、 大工 など の 職人 の 手配 、 材料 管理 、 原価 管理 、 作業 員 と 周辺 住民 等 の 安全 管理 など 。  従来 行わ れ て き た 一括 請負 契約 と 異なり 、 建築 構造 （ 躯 体 ） と 建築 設備 （ 電気 、 空調 、 衛生 設備 ） など を 区分 ごと に 分割 し て 複数 の 業者 に 発注 する こと を 分離 発注 と 呼ぶ 。  一括 発注 に 比べ 建設 費 の 低減 や 質 の 向上 といった 利点 が うたわ れ 、 官公庁 の 発注 する 建築 物 や 比較的 大 規模 な 建物 で は 一般 的 に なっ て いる 。 しかし 中小 規模 の 建物 で は 、 これ まで の 日本 の 建設 現場 の 慣習 と 相容れない 部分 も あり 、 うまく 活用 し なけれ ば 必ずしも 利点 ばかり で は ない ため 、 施工 業者 の 選定 時 に 施工 業者 ・ 設計 者 と 相談 す べき で ある 。  一般 住宅 で は 、 施主 が 施工 業者 に 材料 を 支給 する 「 施主 支給 」 システム も 徐々に 浸透 し て き て いる 。  （ 1 及び 2 が イニシャル ）  ライフサイクル コスト ・ 環境 負荷 を 考え た 際 、 最大 の もの は 期間 の 長い 「 3 」 の 「 運用 管理 ・ 維持 保全 」 で ある 。  省エネ 機器 導入 は 運用 費用 が 「 安く なる 」 ため 、 「 3 」 の 数値 向上 は アピール し やすい 。 しかし 「 4 」 は 施主 にとって 費用 負担 の メリット が 薄く 、 適正 廃棄 の インセンティブ に 欠ける 。  建築 に関する 賞 に は 、 建て られ た 建築 物 に対して 贈ら れる 賞 と 建築 物 を 創作 し た 建築 家 、 団体 に 贈ら れる 賞 が ある 。環境 （ かん きょう ） は 、 広義 において は 人 、 生物 を 取り巻く 家庭 ・ 社会 ・ 自然 など の 外的 な 事 の 総体 で あり 、 狭義 で は その 中 で 人 や 生物 に 何らかの 影響 を 与える もの だけ を 指す 場合 も ある 。 特に 限定 し ない 場合 、 人間 を 中心 と する 生物 ・ 生態 系 を 取り巻く 環境 の こと で ある 場合 が 多い 。  環境 は 我々 を 取り巻き 、 我々 に対して 存在 する だけ で なく 、 我々 や その 生活 と 係わっ て 、 安息 や 仕事 の 条件 として 成り立つ 。 また 狭義 の 環境 について は 、 人間 が 生産 と 消費 の 活動 によって 汚染 し 、 破壊 する という 関係 性 の 中 で 大きな 環境 問題 に なっ て き た 。  環境 の 中 でも 主 に 自然 に関する 諸 問題 を 環境 問題 と いう 。 生物 と それ を 取り巻く 環境 と の 学問 を 生態 学 と いう 。  自然 と は 山 や 川 、 木々 や 草花 、 動物 、 気象 など で あり 、 それ と 区別 し て 人為 的 に 作ら れ た 造形 物 、 例えば 、 建物 、 道路 、 家具 など は 物的 な 環境 として 挙げ られる 。  エコロジー 、 食 文化 と 関係 し た 環境 の 問題 について は 、 各 記事 を 参考 の こと 。  より 厳密 に 考える と 、 環境 と は 、 ある もの を 主体 に とっ た 場合 における 、 それ を 取り巻き 、 直接 間接 に 関係 を 持つ もの すべて を 指す もの で ある 。 したがって 、 主体 を どう 取る か によって その 内容 が 変化 する 。  たとえば 動物 の 種 を 主体 に 考え た 場合 、 その 種 を 取り巻く 他 種 の 生物 と の 関係 （ 食物 連鎖 や 競争 関係 など ） 、 それに その 周囲 の 物理 的 ・ 化学 的 条件 が 環境 として 挙げ られる 。 しかし 、 その 種 の 中 の 一 個体 を 取り上げ た 場合 、 これ に 加え て 種 内 の 個体 間 の 関係 （ 個体 群 密度 や 家族 など ） を 環境 条件 として 考え なけれ ば なら ない 。 たとえば ある 個体 群 の 増加 率 は その 密度 に 依存 する 場合 が あり 、 これ を 密度 効果 と 呼ぶ 。  例えば 、 公害 病 として 有名 な 水俣病 を 例 に 挙げる 。  この 病気 の 原因 は 、 チッソ 水俣 工場 の 廃液 に 含ま れ た 水銀 が 水俣 湾 の 生物 に 取り込ま れ 、 食物 連鎖 を通じて 変化 、 濃縮 さ れ た 上 で 地域 住民 が それ を 摂取 し 、 その 毒性 によって 発病 する もの で ある 。 いわゆる 公害 病 という の は 、 この よう に 人間 が 原因 物質 等 を 作り 、 それ が 直接 に 人間 に 来る の で は なく 、 その 地域 の 生物 群集 に 取り込ま れ 、 生態 系 の 循環 を通じて 再び 人間 に 取り込ま れ た とき に 、 そこで はじめて 結果 が 表れる もの で ある 。 公害 という の は 、 公 の 害 、 つまり 人間 の 働き で 環境 に 働きかけ た しっぺ返し が 人間 に 戻っ て き た 、 という 把握 に 基づく 。 つまり 、 環境 の 主体 を 人間 と とらえ 、 人間 が それ を 取り巻く 環境 を 汚染 し た ため 、 その 悪影響 を 人間 自身 が 受け た 、 と 見る わけ で ある 。  しかし 、 この 病気 の 被害 者 を 主体 に 見れ ば 、 話 は 大きく 食い違う こと に なる 。 その 場合 、 チッソ 水俣 工場 という 一部 の 人間 （ 企業 ） の 活動 が 、 海 を 汚し た 結果 、 その 環境 汚染 の 影響 で 有毒 と なっ た 魚 を 食べ た 食物 連鎖 を通して ネコ や 漁民 が 被害 を 受け た 、 という 風 に なる 。 この 場合 、 明らか に チッソ 水俣 工場 側 が 加害 者 、 漁民 が 被害 者 の 立場 と なる 。 この 結果 の 差 は 、 人間 集団 内 の 差異 を 視野 に 入れる か どう か に 関わっ て いる 。  ただ 、 いずれ の 立場 を 取る に せよ 、 人間 を 取り巻く 環境 を 含め て 考え なけれ ば なら ない 問題 で は ある ので 、 それ を 環境 問題 という の は 間違い で は ない 。 しかし 、 環境 という 言葉 が 内容 を 曖昧 に する の に 役立っ て いる 側面 を 忘れ て は なら ない 。  2006 年 は 水俣病 公式 認定 50 周年 にあたり 、 時 の 環境 大臣 の 小池 百合子 が 政府 として 公式 謝罪 し た 。  人間 集団 を 主体 に とっ た 場合 に は 、 以下 の よう な もの が 環境 として 取り上げ られる で あろ う 。  集団 内 の 個人 を 取り上げ た 場合 、 さらに 次 の よう な もの が 取り上げ られる 。  依然 課題 として 残る 環境 問題 として 以下 の よう な もの が 挙げ られる 。ブランド （ ） と は 、 ある 財 ・ サービス を 、 他 の 同 カテゴリー の 財 や サービス と 区別 する ため の あらゆる 概念 。 当該 財 サービス （ それら に関して の あらゆる 情報 発信 点 を 含む ） と 消費 者 の 接触 点 （ タッチ ポイント または コンタクト ポイント ） で 接する 当該 財 サービス の あらゆる 角度 から の 情報 と 、 それら を 伝達 する メディア 特性 、 消費 者 の 経験 、 意思 思想 など も 加味 さ れ 、 結果 として 消費 者 の 中 で 当該 財 サービス に対して 出来上がる イメージ 総体 。  それ が 現在 の ブランド の 概念 と 言える 。 ブランド を 冠し て 財 や サービス を 提供 する 側 の 意思 を 端的 に 表現 する もの として 、 文字 や 図形 で 具体 的 に 表現 さ れ た 商標 を 使用 する こと が 多い 。 広い 意味 で は 高級 や 低 品質 など 関係 無し に 全て の 商品 や サービス に対して ブランド と 呼ぶ 。  狭義 として は 高級 品 や 一流 品 など を 示す 意味 で 使わ れる 。 ファッション 分野 で は 「 ブランド 物 」 や 「 DC ブランド 」 と 呼ば れ たり 、 電化 製品 や 一般 消費 財 で は 一流 メーカー の 物 を 「 メーカー 品 」 と 呼ん だり する 。  ブランド という 単語 は 従来 は マーケティング （ マーケティング ・ コミュニケーション ） の 世界 の 用語 で あっ た が 、 地域 自体 や その 名称 を ブランド と 考える 「 地域 ブランド 」 も 近年 提唱 さ れ て おり 、 その 概念 は 広がり を 見せ て いる 。  ブランド は 元々 、 牧場 の 所有 者 が 自分 の 家畜 など に 焼印 を 施し 、 他者 の 家畜 と 区別 する ため に 行わ れ た 行為 を 表す 北欧 の 言葉 に 由来 し て いる と 言わ れ て いる 。 商標 法 で 保護 さ れ て いる 「 ブランド 」 も 、 同じ よう な 商品 を 見分ける ため に 製造元 が 取り付け て い た 商標 や マーク 、 タグ 、 デザイン など の 付属 物 に 過ぎ ない 。 しかし 、 その 商品 が 優れ て い た 結果 広く 使わ れる に従い 、 付属 物 が 「 商品 が 良質 だ 」 「 使い勝手 が 良い 」 等 といった 判断 基準 を 消費 者 に 連想 さ せる よう な 働き を する よう に なる 。 また 、 その 製品 や サービス が 品質 や コンプライアンス の 面 で 社会 的 信用 を 失っ た 場合 は その 逆 も ある 。  商品 を 現す イメージ を 確立 し た 後 は 、 付属 物 自体 （ ブランド 自体 ） が 重要 な 意味 を 持つ よう に なっ た 。 それ が 商品 や サービス と は 離れ て 、 地域 を 越え て 独り歩き する 力 を 持つ 場合 も ある 。 例えば THX は ルーカス ・ フィルム の AV 音響 の 1 部門 として 始まっ た が 、 その ブランド 力 の 強 さ から スピンアウト し 、 後 に 外資 企業 含め て 数 回 にわたる 買収 の 対象 と なっ た 。  一方 、 国 の 経済 状況 によって は 、 国家 の 関与 により ブランド 力 が 低下 、 消滅 する こと が ある 。 日本 の 例 で は 、 1939 年 、 第 二 次 世界 大戦 勃発 に 伴う インフレーション 抑制 を 目的 と し た 価格 統制 令 （ 先立つ 物価 停止 令 ） により 公定 価格 が 設定 、 製品 によって ブランド 単位 で 価格 が 固定 化 さ れ た 。 その後 、 石鹸 の 例 で は 1940 年 に 、 ビール の 例 で は 1943 年 に 製品 そのもの の 規格 化 や 製造 会社 の 統合 が 進み 、 戦後 、 生産 体制 が 回復 する まで ブランド が 消滅 する こと と なっ た 。  現代 で は 、 マーケティング 分野 における ブランド の 価値 が 注目 さ れ て おり 、 欧米 における 企業 買収 、 合併 に際して “ ブランド 価値 ” 無形 資産 として 高く 評価 さ れ て いる （ 例 ： たばこ 会社 の フィリップモリス が 食品 会社 クラフト を 買収 し た とき や 、 ネスレ が イギリス の 菓子 メーカー を 買収 し た 際 に は 、 財務 上 の 企業 価値 以上 に ブランド 価値 に対して プレミアム を 加える 形 で 巨額 を 支払っ た ） 。  ブランド と は 「 焼印 を つける こと 」 を 意味 する   brander   という ノルウェー の 古 ノルド 語 から 派生 し た もの で ある と いわ れ て いる 。 古く から 放牧 し て いる 家畜 に 自ら の 所有 物 で ある こと を 示す ため に 自製 の 焼印 を 押し た 。 現在 でも   brand   という 言葉 に は 、 商品 や 家畜 に 押す 「 焼印 」 という 意味 が ある 。 これから 派生 し て 「 識別 する ため の しるし 」 という 意味 を 持つ よう に なっ た 。 「 真新しい 」 という 意味 の 英語   brand - new   も 「 焼印 を 押し た ばかり の 」 という 形容 が 原義 で ある 。 日本 で も 紀文食品 は その 創業 時 、 主力 の 蒲鉾 や ちく わに 焼印 を 付ける こと で 、 商品 の 希少 性 、 信頼 性 を 認知 さ せ て き た （ 現在 も 一部 の 商品 に は 「 紀文 」 という 焼印 が 押さ れ て いる ） 。  この こと から 、 他 の 売り手 ・ 売り手 集団 の 製品 ・ サービス を 識別 し 、 競合 他社 （ 他者 ） の もの と 差別 化 する こと を 目的 と し た 、 名称 、 言葉 、 シンボル 、 デザイン 及び それら の 組み合わせ で ある と さ れる 。 他社 （ 他者 ） の 製品 ・ サービス より 優れ て おり 、 それ を 顧客 に 認識 さ せる こと によって 、 企業 等 にとって は 顧客 の 安心 感 を 獲得 でき 、 自 有 ブランド に 「 価値 」 が 生まれる 。  経済 的 に 、 ブランド の 価値 は 超過 収益 力 として 表現 さ れる 。 他社 と まったく 同一 の 機能 ・ 性能 を 持つ 商品 を 販売 する 場合 、 他社 より も 高い 値段 を 付け て も 売れる なら それ は ブランド の 信用 力 に 由来 する 価値 で ある 。 他社 より も 高く でき た 値段 の 差額 が 超過 収益 力 と なる 。  イギリス で 1980 年代 、 サッチャー 政権 の とき に ブランド 資産 価値 （" Brand   Equity "   ） が 認め られる よう に なっ た 。  会計 上 ブランド の 価値 は 、 合併 の 際 に のれん として 計上 さ れる 。 高い ブランド 価値 を 持つ 企業 は 市場 で 評価 さ れる こと で 純資産 以上 の 時価 総額 を 持つ こと に なる が 、 その 差額 が のれん で ある 。 ただし 自社 で 勝ち取っ た ブランド 力 は 客観 的 な 経済 価値 を 見積もる こと が でき ない ため 、 資産 （ 自己 創設 のれん ） として 計上 する こと は 認め られ ない 。  多く の 企業 が 何らかの 形 で 自社 の ブランド 戦略 を 持っ て いる が 、 これら の 企業 を 利用 する ユーザー の 同意 が あっ て 初めて 「 ブランド 」 として 認知 さ れる ため 、 ブランド の コントロール は 非常 に 困難 な 作業 と なる 。 これら は 価格 や デザイン 、 広告 戦略 、 顧客 対応 など 、 企業 が かかわる 行動 と ステーク ホルダー すべて の 総和 で ある ため 、 純粋 な 費用 の 投下 だけ で は 達成 し 得 ない 。  ブランデッド・エンタテインメント と は 、 映画 ・ ドラマ ・ 音楽 ・ スポーツ など の エンタテインメント・コンテンツ の 中 に 、 違和感 を 覚え させ ない で 商品 や ブランド を 溶け込ま せる という 広告 宣伝 の 手法 。 近年 アメリカ で 盛ん に 行わ れ て いる 。 日本 の 広告 業界 で も 2006 年 ぐらい から 導入 が 具体 的 に 検討 さ れる よう に なっ た 。  企業 名 そのもの を ブランド 名 と する 場合 が 多い が 、 一つ の 企業 が 高級 ブランド と 生活 に 密着 し た 普及 品 ブランド など 、 複数 の ブランド を 展開 する 場合 も ある 。 例えば トヨタ自動車 で は 一般 ブランド の 「 トヨタ 」 と 、 高級 車 ブランド の 「 レクサス 」 を 展開 し て いる 。  また 、 その ブランド に ネガティブ な イメージ が 存在 する 場合 は 、 その 打破 を 図っ て ブランド が 変更 さ れ たり 新規 に 追加 さ れ たり する こと も ある 。 トヨタ自動車 の 場合 、 北 アメリカ で は トヨタ / レクサス に 加え て 若者 向け ( 個性 派 ) の 「 サイオン 」 も 展開 し て いる が 、 これ は 北 アメリカ の 性質 上 、 若年 層 を 取り込む 必要 性 が 高い こと と 「 高 品質 だ けど 退屈 」 という ネガティブイメージ が 、 トヨタ / レクサス で 付い て しまっ た こと が 経緯 として 存在 する 。  また 同じ 製品 で も 、 国家 によって ブランド が 異なる 場合 も ある 。 また 、 ソニー は 「 SONY 」 の アルファベット 4 文字 が ブランド イメージ を 担っ て いる 。  日本 国内 で は メルセデス・ベンツ と いえ ば 高級 車 、 フェラーリ 、 ポルシェ と いえ ば 高級 スポーツカー の 代表 的 ブランド で ある といった 固定 観念 が 他国 から 見 て も 非常 に 強く 、 。  ただ 、 この よう な 大手 ブランド の 安定 性 は 、 ネット 社会 の 影響 により それほど 安定 で ない 情況 に ある 。 一因 として 、 ネット 内 の 評判 を 株価 に 直結 し やすい 状況 が ある ため で ある が 、 ネット 内 情報 は 電子 的 に 架空 の 複数 発言 を 生成 可能 に する など の 誤魔化し も 多い ため 、 社会 市民 の 判断 の 成熟 も 、 真 の ブランド が 育っ て いる か の バロメータ と なる 。  日経 BP コンサルティング は 2000 年代 から 「 大学 ブランド ・ イメージ 調査 」 を 毎年 実施 し て いる 。  シンボルマーク や イメージ カラー を 持つ ところ も ある 。 大学 と 特定 の スポーツ メーカー が 提携 する 例 も 出 て き て いる （ 2011 年 に ミズノ と 関西大学 、 2013 年 に アディダス   ジャパン と 青山学院大学 、 2016 年 に アシックス と 早稲田大学 、 同年 ドーム と 学校 法人 関東 学院 、 ミズノ と 梅村 学園 ） 。  ファッション における ブランド は 、 個性 が より 求め られる ため 、 他 業界 より も 差別 化 の 価値 が 高い と さ れ て おり 、 いわゆる 「 ブランド 戦略 」 が 成り立ち やすい 。 高 価格 ・ 高 品質 で 、 その デザイン や コンセプト が 賞賛 を 浴びる プレステージブランド は その 好例 で ある 。  また ファッション で は 商品 の 品質 と は 別に 、 「 どこ で 買っ た か 」 も 重要 な 要素 と なる 。 その ため 商品 価格 と ブランド 価値 は 必ずしも 一致 する と は 限ら ない 。 例えば 、 質 が 同 程度 の 商品 が A 店 （ 低 価格 が 売り ） と B 店 （ おしゃれ な こと で 定評 が ある ） で 売っ て いれ ば 、 消費 者 は 例え 低 所得 層 で あっ て も B 店 を 選ぶ 傾向 が ある 。 「 家電 製品 と 衣類 は 違う 」 の で ある 。 結果 として 、 品質 が 安物 で あっ て も 宣伝 など に 成功 すれ ば 、 人気 が 出 て 有名ブランド と なる 事例 も ある （ 一 例 として は ターゲット と ウォルマート が ある ） 。  昨今 の アパレル 系 企業 において は 、 商業 的 な 手法 で 次々 と ブランド を 立ち 上げ 、 売り上げ 次第 で いとも 簡単 に コンセプト 変更 ・ 切り捨て が 行わ れる 手法 が 存在 する の は 、 前述 の 事例 とも 無関係 と は いえ ない 。  ファストファッションブランド も 含め 、 小売 企業 にとって 東京 ・ 銀座 に 出店 する こと は 一つ の ステイタス で ある と も いわ れる 。  ブランド の 人気 度 の 指標 として 、 紙袋 も 挙げ られる 。  人気 と は 世間 の 評判 の こと で 、 「 人気 ブランド 」 と は 世間 の 評判 の 高い ブランド の こと 。  その 一方 、 「 人気 の ある 高級 ブランド 」 の 意味 で 使わ れる こと が ある 。 高級 ブランド の 多く は 王族 貴族 など 特権 的 地位 に ある 人々 が 一品 もの を 高値 で 購入 し て い た こと から その 価値 が 高まっ て いっ た 。 しかし 、 現代 的 な 大衆 化 社会 に なる に従って 、 一般 大衆 に 広く 販売 する こと が 求め られる よう に なっ て き た 。 大衆 経済 社会 の 波 の 下 で は 従来 の 特権 階級 の ため だけ の 存在 で ある こと は 、 企業 存続 でき ず に 合併 吸収 さ れる か 、 あるいは ブランド の 死 を 意味 する こと と なっ た 。 その ため 、 現代 社会 に 生きながらえ て いる 「 高級 ブランド 」 という 一群 は 、 単に 高級 で ある だけ で なく 、 「 広く 大衆 から 高級 で ある と 認知 さ れる こと 」 を 自ら が 継続 的 に 訴える 努力 を おこなう よう に なっ た 。 つまり 、 販売 対象 を 実質 的 に は 大衆 に 拡大 し ながら も 、 貴族 的 価値 観 あるいは 高額 で ある こと を 納得 さ せ られる だけ の 理由 など 、 「 なぜ 高級 か 」 を 説得 する ため の 価値 観 を ブランド に 込め 、 継続 的 に 訴求 する よう に なっ た 。 こうして 大衆 的 な 販売 層 に対して 、 高額 商品 で あり ながら も 世間 の 憧れ の 的 と なり え た ブランド も 「 人気 高級 ブランド 」 と 呼ば れる こと が ある 。  人気 ブランド と なっ た ブランド は その 大衆 化 や 日常 化 の ため に 陳腐 化 による ブランド 価値 の 低下 と の バランス を どの よう に 図る か が 課題 と なる 。 特に 希少 性 を 訴える もの で あれ ば ある ほど その バランス が 難しい 。 その ため 企業 経営 の 安定 を 目的 として 、 主要 な ブランド 名 と は 異なる サブ ブランド あるいは 別 ブランド で の 展開 を 含め た 総合 的 な 戦略 が 採ら れる こと も 多い 。 ブランド は 国 を 超え て 売買 さ れ て おり 、 実態 として は ブランド が ある 特定 の 国 に 従属 する もの で は なくなっ て き て いる の も グローバル 経済 と なっ た 現代 的 な 特徴 で ある 。勤労感謝の日 （ きん ろう かんし ゃのひ ） は 、 日本 の 国民 の 祝日 の 一つ で ある 。 日付 は 11 月 23 日 。  勤労感謝の日 は 、 国民 の 祝日 に関する 法律 （ 祝日 法 、 昭和 23 年 7 月 20 日 法律 第 178 号 ） 第 2 条 に よれ ば 、 「 勤労 を たつ とび 、 生産 を 祝い 、 国民 た がい に 感謝 し あう 」 こと を 趣旨 と し て いる 。 1948 年 （ 昭和 23 年 ） に 公布 ・ 施行 さ れ た 同 法 により 制定 さ れ た 。  農業 国家 で ある 日本 は 、 古く から 神 々 に 五穀 の 収穫 を 祝う 風習 が あっ た 。 また 、 その 年 の 収穫 物 は 国家 として も それ から の 一 年 を 養う 大切 な 蓄え と なる こと から 、 収穫 物 に 感謝 する 大事 な 行事 として 飛鳥 時代 の 皇 極 天皇 の 時代 に 始まっ た 新嘗祭 （ に いなめ さ い 、 しんじ ょうさい ） の 日 が 第 二 次 世界 大戦 後 の GHQ の 占領 政策 によって 天皇 行事 ・ 国事 行為 から 切り離さ れる 形 で 改め られ た もの が 「 勤労感謝の日 」 で ある 。  新嘗祭 は 1872 年 （ 明治 4 年 ） まで は 旧暦 11 月 の 2 回 目 の 卯 の 日 に 行わ れ て い た 。 1873 年 に 太陽暦 （ グレゴリオ 暦 ） が 導入 さ れ た が 、 そのまま で は 新嘗祭 が 翌年 1 月 に なっ て 都合 が 悪い という こと で 、 新暦 11 月 の 2 回 目 の 卯 の 日 に 行う こと と し た 。 それ が 1873 年 で は 11 月 23 日 だっ た 。 しかし 、 翌 1874 年 から は 11 月 23 日 に 固定 し て 行わ れる よう に なっ た 。 11 月 23 日 という 日付 自体 に 特に 深い 意味 は なく 、 日本 が 太陽暦 を 導入 し た 年 （ 1873 年 ） の 11 月 の 2 回 目 の 卯 の 日 が 11 月 23 日 だっ た から で ある 。  休日 として の 歴史 は 1873 年 公布 の 年中 祭日 祝日 ノ 休暇 日 ヲ 定 ム （ 明治 6 年 太政官 布告 第 344 号 ） から 続い て いる 。  一時 は 5 月 1 日 の いわゆる メーデー に 勤労感謝の日 を 移動 さ せる 案 が 浮上 し た が 、 現在 は 頓挫 し て いる 。  Thanksgiving   Day は 、 勤労感謝の日 と ほぼ 同 時期 で ある 11 月 第 4 木曜日 に 米国 など で の 祝日 で ある が 、 時期 や 趣旨 が 似 て いる の は 偶然 で ある 。 戦前 日本 の 新嘗祭 とも 特段 の 関係 は ない 。 生産 を 祝う 点 で は 感謝 祭 に 通じる が 、 宗教 の 違い が あり ， 勤労 へ の 感謝 について は アメリカ合衆国 で の レイバー・デー （ Labor   Day ） （ 9 月 第 一 月曜日 ） に 通じる 。 また レイバー・デー は 日本 の メーデー と 趣旨 が 似 て いる 。 勤労感謝の日 が 制定 さ れ た 1948 年 に 日本 は まだ 米 軍 の 占領 下 に あっ た が 、 占領 軍 は 国家 神道 と 結びつい た 新嘗祭 を 危険 視 し た 。 当時 力 を もっ て い た 占領 軍 の 左派 勢力 は 、 米国 の   Labor   Day   と   Thanksgiving   Day   を 併せ た   Labor   Thanksgiving   Day   という 祝日 を 考案 し 、 これ を 和訳 し た の が 「 勤労感謝の日 」 で ある 。 日本 版 感謝 祭 と 言える もの は むしろ 神嘗祭 の 方 で あり 、 新嘗祭 は 新米 を 食する など 一 年 の 慰労 （ 勤労 へ の 感謝 ） の 側面 も 元来 併せ持っ て いる 。測定 （ そく て い 、 、 、 ） は 、 様々 な 対象 の 量 を 、 決め られ た 一定 の 基準 と 比較 し 、 数値 と 符号 で 表す こと を 指す 。 人間 の 五感 で は 環境 や 体調 また 錯視 など 不 正確 さ から 免れ られ ず 、 また 限界 が ある が 、 測定 は 機器 を 使う こと で これら の 問題 を 克服 し 、 科学 の 基本 と なる 現象 の 数値 化 を 可能 と する 。 ただし 、 得 られ た 値 に は 常に 測定 誤差 が つきまとい 、 これ を 斟酌 し た 対応 が 必要 と なる 。  ルドルフ・カルナップ は 1966 年 の 著書 『 物理 学 の 哲学 的 基礎 』 にて 科学 における 主要 な 概念 として 、 分類 概念 ・ 比較 概念 ・ 量的 概念 の 3 つ を 提示 し た 。 この うち 、 量的 概念   ( quantitative   concept )   を 「 対象 が 数値 を 持つ 概念 」 と 規定 し 、 その 把握 に は 規則 と 客観 的 な 手続き に 則っ た 判断 が 求め られる と し た 。 そして この 物理 学 的 測定 は 、 測定 する 対象 の 性質 や 状態 の メカニズム 理論 に 基づい た 尺度 構成 が 重要 に なる 。 測定 に関する 理論 および 実践 について の 科学 は 、 計量 学 （ ） と 呼ば れる 。  測定 の 対象 は 自然 科学 だけ に とどまら ない 。 会計 学 において も 貨幣 的 尺度 を 用い た 評価 や 、 企業 の 財務 会計 と 適切 な モデル を 対応 づける こと など を 「 測定 」 と する 例 が ある 。 より 広範 な 社会 構造 や 地位 など を 統計 学 で は なく 測定 による 理解 を 行う 学問 は 「 計量 社会 学 」 と 呼ば れる 。 心理 学 において も 量的 概念 と その 測定 ・ 解析 に関する 理論 が あり 、 これ は グスタフ・フェヒナー が 創設 し た 精神 物理 学   ( psychophysics )   に 始まっ た と 言わ れる 。  測定 は 、 必ず 何かしら の 基準 と なる 機器 を 用い 、 その 結果 として 数 と 測定 単位 の 組み合わせ で 表示 さ れる 。 したがって 、 例えば 並ん で 立つ 2 人 の 身長 が どちら が 高い か を 見る 事 は 測定 と は 言い 難い 。 試験 も 何らかの 評価 を 下す 行為 だ が 、 これ も 「 合否 」 という 結果 を 導き出す もの で ある 限り 、 測定 と は 言え ない 。 ただし 、 一連 の 試験 を 下す プロセス の 中 に は 、 何かしら の 測定 が 行わ れる 場合 も ある 。  同様 な 意味 で 用い られ 、 日本語 において 明瞭 に 区別 さ れ て い ない 用語 に は 、 計測 （ けい そく 、 ） と 計量 （ けい りょう 、 ） が ある 。 JIS   Z 8103 の 「 計測 用語 」 で は 、 計測 と は より 広い 定義 が なさ れ 、 ある 目的 の ため に 対象 を 量的 に 把握 する 技術 ・ 方法 や 手段 の 立案 ・ 計画 から 実行 、 そして 目的 の 達成 、 結果 を 情報 として 利用 できる よう に する 段階 まで を 含む 。 同 用語 定義 で は 、 計量 と は 測定 標準 における 公的 な 取り決め に 基づい た 、 計る 行為 そのもの と みなす こと 出来る 。  上記 の JIS 定義 は 、 ISO が 定める 国際 計量 基本 用語 集 （ VIM ,   1993 年 ） と の 差異 が ある 。 VIM で は 計量 ・ 計測 に 違い を 設け ず いずれ も 、 と し 、 測定 に関する 理論 および 実践 の すべて を 包括 する と 定める 。 測定 に は が 当たり 、 測定 行為 を 指し示す 用語 と し て いる 。 しかし 、 計量 学 における ぞ れ ぞ れ の 名詞 は 、 奥義 において 重なり合っ て いる 部分 が 多い ため 厳密 に 区分 できる もの で は なく 、 VIM は 逆 に 区分 する こと で 表現 が 枯渇 する よう な 事態 に なら ない よう 推奨 し て いる 。  近い 意味 を 持つ 単語 に 測量 （ そく りょう 、 ） が ある 。 測量 法 第 3 条 の 規定 に よる と 、 測量 と は 地球 表面 （ 地表 、 地中 、 水中 、 空中 ） に 存在 する 自然 物 や 人工 物 の 空間 的 位置 を 対象 と する 測定 および その 技術 を 指す 。  測定 に は 「 直接 測定 」   ( direct   measurement )   と 「 間接 測定 」   ( indirect   measurement )   が ある 。 直接 測定 と は 対象 と 基準 量 と なる もの   ( reference )   を 直接 比較 さ せ て 測定 量 を 得る こと で ある 。 間接 測定 は 対象 の 知ろ う と する 量 と 一定 の 関係 を 持つ 複数 の 測定 量 を 得 て 、 関係 式 から 計算 を通じて 目当て の 物理 量 を 得る 方法 で ある 。 例えば 、 コイン の 直径 は ものさし を 当て て 直接 測定 が 出来る が 、 遠く の 星 まで の 距離 を 直接 測る こと は 不可能 で あり 、 例えば 年 周 視差 で 求め た 角度 と 天文 単位 から パーセク を 単位 に 距離 を 求める 方法 は 間接 測定 と なる 。 間接 測定 の 身近 な 例 で は 、 直接 測定 で 体積 と 質量 を 測り 、 これら から 密度 を 計算 する 手段 も 当たる 。  直接 測定 は 複数 の 手段 に 分類 さ れる 。 基本 量 で 作ら れ た 単位 のみ を 使う 測定 を 絶対 測定   ( absolute   measurement )   と 言い 、 これ に対し 既知 の 量 で 校正 さ れ 振ら れ た 目盛 を 読み取る 測定 や 何かしら の 基準 値 と の 差 を 測定 する 方法 を 比較 測定   ( relative   measurement ) と いう 。  測定 系 構成 で の 分類 で は 、 対象 物 を ものさし の 目盛 など ゼロ から 連続 し て 開い た 基準 と 並べ 、 これ を 順に 辿る 方法 を 「 偏 位 法 」 ( deflection   method )   と 言い 、 取り扱い が 易しい 利点 が ある が 、 電圧 計 の よう に 測定 対象 の エネルギー を 奪っ たり 、 ばね ばかり の よう に 大きな 荷重 で は ばね が 伸び 切っ て しまう など 誤差 が 生じ やすい 。 ある 測定 機器 で 基準 と なる 量 を 測り 、 これ と 対象 を 置き換え て 測り 、 基準 量 に 差分 を 加え て 数値 を 得る 方法 は 「 置換 法 」   ( substitution   method )   と 呼ば れ 、 測定 器 の 狂い による 誤差 を 避ける こと が できる 。 「 差 動 法 」   ( differential   method )   と は 、 測定 する 量 と 反作用 する ある 量 を 合わせ て 相殺 し 、 残っ た 差分 を 計測 し て 数値 を 得る 。 「 補償 法 」   ( compensation   method )   では 、 測定 する 量 を 超え ない ある程度 の 計測 を 置換 法 で 測り 、 残り 部分 は 偏 位 法 を 用い て 測定 する 。 「 零 位 法 」   ( null   method )   は 、 対象 の 量 と 基準 の 量 が 等しく なる よう に 基準 の 量 を 加減 し て 測定 する 上 皿 天秤 や ブリッジ 回路 など が 該当 する 方法 で 、 精度 は 高い が 扱い にくい 。  測定 対象 へ の 働きかけ 方 による 分類 で は 、 レーザー 照射 など 測定 器 側 から 何かしら の 働きかけ を 行う アクティブ 法   ( active   method )   と 、 対象 が 自然 に 発する 信号 など 情報 を 読み取る パッシブ 法   ( passive   method )   が ある 。 また 、 対象 と の 接触 の 有無 で も 区分 さ れ 、 接触 センシング と 非 接触 センシング が ある 。 後者 に は 写真 や カメラ 撮影 を 介し て 画像 を 得 て 測定 する 方法 も あり 、 対象 に 影響 を 与え ない 。  測定 に は 、 様々 な 誤り が つきまとう 。 古代 ギリシア の 哲学 者 アナクサゴラス は 、 同 時刻 に 測定 し た 約 800 km 離れ た 2 地点 から 太陽 を 測定 し た 視差 から 、 その 大き さ と 距離 を 求め た 。 間接 測定 の 結果 彼 は 、 太陽 は 直径 56 km 、 距離 6400 km という 値 を 得 た が 、 これ は 地球 が 平面 という 考え の 基 で 計算 さ れ た もの で 、 前提 条件 の 誤り が 測定 結果 に 直結 し た 例 に 挙げる られる 。  測定 において 、 その 対象 は 必ずしも 不変 で は ない 。 経時 的 に 変化 する もの 、 動物 の よう に 測定 者 の 意図 に 逆らう 行動 を 取る 場合 など 、 様々 な 変化 を する 。 また 、 個別 の 測定 方法 に も それぞれ の 弱点 や 限界 （ 測定 限界 ） が 存在 し 、 これら の 要因 が 影響 し 誤っ た 結果 を 導き出す 場合 が ある 。 測定 者 に は 、 測定 法 の 原理 を 理解 し 、 目的 や 対象 に 沿っ た 方法 を 選択 する 事 が 必要 と なる 。  他 に も 、 測定 しよ う と する 対象 の サンプル 抽出 が 適切 な もの か 、 また 温度 や 湿度 など 測定 を 実施 する 環境 によって も 結果 が 左右 さ れる ため 、 これら の 条件 の 設定 も 重要 と なる 。  ヒューマン エラー が 測定 結果 を 誤らせる 場合 が ある 。 これ に は 、 作業 者 の 単純 ミス から 、 知識 ・ 判断 力 の 不足 、 視力 など 個人 の 能力 差 や 癖 など が 介在 する 。 これら は 管理 を通じて 対策 する 類 の もの で あり 、 品質 マネジメント システム の 国際 規格 で ある ISO   9001 : 2008   6 . 2 で は 、 測定 を 行う 手順 を 定める 事 と 同時に 、 測定 を 実施 する 人間 に対する 教育 研修 を 行い 、 その 力量 （ りき りょう ） を 評価 する こと を 要求 事項 に 定め て いる 。  測定 に は それぞれ の 方法 に 応じ た 機器 が 用い られる が 、 この 機器 そのもの が 狂い を 内包 し て いる 可能 性 が 存在 する 。 偏り や 経時 的 な 変化 、 磨耗 、 また 電気 機器 で は ノイズ など も 影響 する 。 ISO   9001 : 2008   7 . 6 で は 、 監視 機器 及び 測定機 器 について その 正当 性 を 保証 する ため に 校正 もしくは 検証 または その 両方 の 実施 と 記録 保存 を 義務づけ て いる 。  プロセス または 工業 製品 は 、 複数 の 施行 または 量産 さ れる 中 で ぶれ が 発生 し 、 それ に 応じ て 測定 結果 も 一定 し ない 。 ただし これ に は 期待 さ れる 機能 で ある 仕様 が 設定 さ れ 、 それ の 応じ た 測定 値 の 許容 範囲 が 決め られる 。 ISO   9001 : 2008   7 . 1 で は 、 製品 実現 の 計画 段階 にて 品質 目標 と 製品 または プロセス に対する 要求 事項 を 定め 、 妥当 性 確認 と 製品 合否 判定 基準 を 設ける よう 定め て いる 。  測定 さ れ た 値 は 、 不 確定 な あいまい さ が 含ま れる 桁 を 最小 桁 として 表示 し 、 これ は 有効 数字 と 呼ば れる 。 有効 数字 が どの 桁 に 相当 する か は 測定 器 の 表示 方法 に 左右 さ れ 、 デジタル 表示 の 場合 は 最小 の 桁 を 、 アナログ 表示 の 場合 は 最小 目盛り の 1 / 10 まで を 読み取り これ を あいまい さ が 含ま れる 最小 桁 と する 。  この 有効 数字 は 、 解析 において 加算 ・ 積算 する 際 に 、 あいまい さ を 拡大 さ せ て しまう 可能 性 が ある ため 、 桁 数 の 揃え など 取り扱い に 注意 する 必要 が ある 。  例えば 特定 の 天体 について など の 単一 対象 を 、 同じ 測定 器 を 使い 定め られ た 正しい 手順 で 複数 回 測定 を 行っ て 得 られ た 数値 で も 、 往々 に し て 一致 せ ず ある程度 の 分散 状態 が 生じる 。 これ は 、 得 られ た 量 に は 系統 誤差 （ かたより 、 正確 度 ） や 偶然 誤差 （ ばらつき 、 精度 ） が 存在 し 、 それ は どんな 精巧 な 測定 方法 や 測定 器 で も 発生 し （ 方法 や 機器 に 付随 し ない ） 、 いわば 測定 値 に 付随 する 性質 の もの で ある 。  以前 、 これら は まとめ て 測定 誤差 と 呼ば れ て い た が 、 国際 度量衡 委員 会 1993 年 の ガイドライン において 再 定義 が 施さ れ 、 真 の 値 を 含む データ の 「 ばらつき の パラメータ 」 、 すなわち データ の 範囲 を 示す 指標 を 「 不確か さ 」   ( uncertainty )   と 定め た 。 そして 標準 偏差 と 同じく 統計 学 的 な 「 標準 不確か さ 」 が 定め られ 、 この 2 倍 に当たる 「 拡張 不確か さ 」 を 測定 の 信頼 率 95 % の 指標 と 定め た 。  標準 偏差 や 信頼 限界 の 間隔 で 示さ れる この 不確か さ は 、 試験 方法 を 総合 的 に 判断 する 重要 な 尺度 と なり 、 ひいては 品質 の バロメーター と なる 。 その ため 、 測定 を 行う 際 に は その 不確か さ の 概念 理解 と 把握 を 行う 必要 が あり 、 ISO / IEC   17025 で は 、 測定 者 （ 試験 所 や 校正 機関 ） が この 不確か さ を 報告 する こと を 定め て いる 。  ただし 、 実施 時点 で は 要求 を 充分 に 満たす 技術 が 開発 さ れ て い ない 測定 や 、 費用 面 で 実効 的 で は ない 点 など は 考慮 さ れ なけれ ば なら ない 。 これら は 測定 者 で は 対応 でき ず 、 その 専門 分野 で ある 計測 工学 が 取り組む 事項 で ある 。 試験 所 ・ 検査 機関 の 認定 指針 を 定める 国際 試験 所 認定 会議   ( International   Laboratory   Accreditation   Conference ,   ILAC ) は 、 この よう な 測定 方法 開発 の 支援 や 促進 を 行う 母体 で も ある 。  測定 値 が 含む さまざま な 誤差 を 修正 する 最も 単純 かつ 典型 的 な 方法 は 、 複数 の 測定 値 の 平均 を 取る 事 で ある 。 これ によって 真 の 値 を 得る こと が できる わけ で は ない が 、 その 近似 値 または 極限 値 を 知る 事 は 可能 で ある 。  測定 値 の 集団 は 初歩 の 確率 論 で 解析 さ れる 。 分散 や 確率 分布 関数 および 確率 密度 関数 、 標本 を 用い た 解析 など が その 手法 に 該当 する 。 さらに 、 最小 二 乗法 も 解析 の 手段 に 用い られる 。  測定 が い つ どこ で 始め られ た か は はっきり し ない が 、 数 が 発明 さ れ 、 その 「 1 」 を 単位 に 数える という 行為 が 測定 の 始まり と も 言える 。 その後 、 生活 や 産業 に かかわる 単位 が 定め られ た が 、 これら は 小 国家 ・ 地域 など 限定 さ れ た 範囲 で のみ 通用 する もの だっ た 。  古代 中国 の 戦国 時代 で も 、 度量衡 は おろか 三 進 法 や 十進法 など 位取り 記数 法 も ばらばら だっ た 。 これ を 最初 に 統一 し た の が 秦 の 始皇帝 （ 即位 ： 紀元前 246 年 ） だっ た 。 西欧 で の 統一 は 、 五 賢 帝 時代 の ローマ帝国 （ 1 世紀   -   2 世紀 ） など で 行わ れ た 。 11 世紀 イギリス の ヘンリー 1 世 時代 に 現在 でも 用い られる 長 さ の 単位 ヤード が 制定 さ れ た 。  1790 年 に フランス の シャルル ＝ モーリス ・ ド・タレーラン ＝ ペリゴール が 提唱 し た 普遍 的 な 物理 量 基準 の 必要 性 に 応じ 、 メートル と キログラム の 白金 製 基準 器 が 製作 さ れ 、 1799 年 に パリ の 国立 公文書 館 に 収蔵 さ れ た 。 この 仕事 は 何 度 も 見直し や 変更 が 加え られ 、 1954 年 に 採択 さ れ た 国際 単位 系 へ 繋がっ た 。  17 世紀 に 、 自然 科学 は 測定 を 基礎 に 発展 し た 。 ガリ レオ ・ ガリ レイ は 『 偽金 鑑識 官 』 の 中 で 、 宇宙 を 書物 に 喩え 、 その 言語 は 数学 で 書か れ て おり 、 手段 を もっ て しか 知る こと が でき ない と 述べ た 。 この 知 の 手段 こそ 「 測定 」 を 指し た 。 ガリ レオ 自身 は 敬虔 な キリスト教徒 で あり 、 この 言 は 神 の 存在 否定 を 意図 し て は い なかっ た 。 しかし 、 18 世紀 に は 神 を 介さ ず に 人間 が 自然 と 直接 向き合う こと が 意識 さ れ 、 その 手段 として 測定 が 知 の 技法 として 認識 さ れる よう に なっ た 。 オーギュスト・コント は これら 厳密 な 測定 や 実験 など を 重視 する 「 科学 」 を 実証 主義 の 段階 に 達し た もの と みなし 、 それ 以前 の 学問 は 「 非 科学 」 として 区分 し た 。 物理 学者 ウィリアム ・ トムソン （ ケルビン 卿 ） は 「 測定 を する 事 が でき ない 人物 の 知識 は 貧弱 で ある 」 と 述べ 、 測定 は 知 に 到達 する 上 で 必須 な 方法 論 と なっ た 。  さらに 誤差 の 問題 について も 、 カール ・ フリードリヒ・ガウス や ピエール ＝ シモン ・ ラプラス ら が 天文 観測 において 確率 論 を 用い た 対策 に 取り組み 、 アドルフ ・ ケトレー が 近代 統計 学 を 開闢 する こと で 対応 と 測定 結果 の 説明 法 を 立ち 上げ た 。 これら を 含む 測定 方法 の 向上 は 近代 科学 を 進歩 さ せる 原動力 の ひとつ と なっ た 。  ケトレー は 、 天文学 における 測定 結果 から 誤差 を 確率 論 的 に 処理 し 客観 的 な 法則 を 導く 手法 は 、 人間 集団 の 行動 など 社会 科学 に も 適用 できる と 考え た 。 この 思考 の 結実 は 1835 年 に 刊行 さ れ た 『 人間 に 就い て 』 で あり 、 人間 に関する 法則 を 測定 で 導き出す 試み と なり 、 「 社会 物理 学 」 へ 数値 化 の 手法 を 持ち込ん だ 。 チャールズ ・ ブース の 貧困 層 の 研究 も また 同様 の 手法 を 社会 へ 向け た 測定 の 成果 と 言える 。  19 世紀 に 興っ た この よう な 自然 科学 に 続く 社会 科学 の 動き は 、 12 世紀 以来 の ヨーロッパ における 従来 の キリスト教 的 枠組み の 中 で 思索 を 重ね 、 哲学 を 基本 に 神学 ・ 医学 ・ 法学 など を 修める 「 科学 」 と は 大きく 異なる もの で あっ た 。 また 、 従来 の 「 科学 者 」 と は 神 の 召命 によって 選ば れ た 特別 な 人間 という 認識 に も 変革 を 与え た 。  20 世紀 に 入っ て から 構築 さ れ た 量子力学 は 、 それ まで の 測定 の 考え方 に 変更 を 要請 し た 。 古典 物理 学 で は 不可能 な 素粒子 など 微細 な 世界 を 高い 精度 で 説明 する 量子力学 は 、 物理 量 に は 状態 による 確率 振幅 が あり 、 一様 で は なく 常に 変動 する と 定め て いる 。 つまり 、 物理 量 の 実在 値 （ 固有 状態 の 物理 量 ） は どの よう な 観測 を 持っ て し て も 確認 は 不可能 な もの と し て いる 。 この 解釈 は 「 量子力学 の 観測 問題 」 として 、 現代 で も 論争 が 起こる 課題 で ある 。  産業 の あらゆる 分野 に 導入 さ れ て いる 機械 が 問題 なく 稼動 し たり 、 工事 が 図面 通り 正確 に 行わ れ たり する ため に は 制御 が 欠か せ ず 、 この 制御 を 正確 に 実行 する ため に は 測定 が 必要 に なる 。 生産 における 原料 の 計量 を 例 に する と 、 先ず 量 の 「 目標 値 」 が 設定 さ れる 。 取り分ける よう な 場合 で は 、 機械 （ 制御 器 ） が 一度 操作 し て 取り出し た 「 操作 量 」 が 目標 値 と 合致 し て いる か どう か を 測定 し 、 一致 し て い ない 場合 は 再度 操作 する 量 （ 2 度目 の 「 操作 量 」 ） を 決定 し て 加え 、 合計 の 「 制御 量 」 を 再度 測定 する 。 この 制御 によって 目標 値 の 量 を 得る 。 これ は フィードバック 制御 と 言う 。 タンク に 目標 値 の 水 を 自動 で 溜める よう な 場合 に は 、 必要 な 操作 量 （ 例えば 時間 あたり 水量 ） を 計算 し 、 測定 を 行い ながら 制御 量 が 目標 値 と なる まで 制御 器 を 稼動 さ せる 。 これ は フィード フォワード 制御 と いう 。  この よう な 制御 を 行う 際 の 測定 に は 、 正確 性 ・ 迅速 性 ・ 耐久 性 の 3 つ が 求め られ 、 同時に 的確 な 制御 器 へ の 指示 が 必要 と なる 。 この ため 、 それぞれ の 測定 内容 に 適し た 測定 法 や 機器 （ センサー ） の 選択 や 設定 が 検討 さ れる 。  本 脚注 は 、 出典 ・ 脚注 内 で 提示 さ れ て いる 「 出典 」 を 示し て い ます 。鉱業 （ こう ぎょ う 、 英語 ： mining ） と は 、 鉱物 など の 地下 資源 （ 場合 によって は 地表 に ある もの を 含む ） を 鉱脈 や 鉱石 から 資源 として 取り出す 産業 で ある 。 卑金属 、 貴金属 、 鉄 、 ウラン 、 石炭 、 オイルシェール 、 岩塩 、 炭酸 カリウム など が 採取 さ れる 。 農業 で 生産 でき ない 材料 や 、 研究 室 や 工場 で 化学 合成 で 作れ ない 材料 を 一般に 採掘 する 。 広い 意味 で は 任意 の 再生 不可能 な 資源 の 採取 を 含み 、 石油 や 天然 ガス 、 さらに は 化石 水 の 採掘 も 含む 。  日本 は 鉱業 法 で は 「 鉱業 」 は 「 鉱物 の 試掘 、 採掘 及び これ に 附属 する 選鉱 、 製 錬 その他 の 事業 」 と 定義 さ れ て おり （ 鉱業 法 4 条 ） 、 鉱業 法 の 適用 鉱物 について 同 法 3 条 で 定め て いる 。  音 が 同じ 「 工業 」 など と 区別 する ため に 「 山 の 鉱業 」 「 金偏 の 鉱業 」 など と 称する こと も ある 。  石 や 金属 の 採掘 は 先史 時代 から 行わ れ て い た 。 現代 の 鉱業 で は 、 鉱 体 を 試掘 し 、 計画 中 の 鉱山 の 潜在 的 利益 を 分析 し 、 必要 な 素材 を 抽出 し 、 閉山 と なっ た 鉱山 の 土地 を 最終 的 に 何 か に 再 利用 する ところ まで を 含む 。 鉱山 は 操業 中 だけ で なく 、 閉山 に なっ て から 何 年 か 経っ て も 、 周囲 の 環境 の 悪影響 を 及ぼす こと が ある 。 この ため 多く の 国々 で は 、 鉱山 の 悪影響 を 軽減 する よう 規制 を 設け て いる 。 安全 性 も 重要 な 課題 で あり 、 近年 で は 鉱山 における 安全 は 大幅 に 改善 さ れ つつ ある 。  文明 の 始まっ た 当初 から 人々 は 岩石 や 粘土 、 後 に は 金属 など を 地表 や ごく 浅い ところ から 採取 し て 使っ て い た 。 それら は 道具 や 武器 の 製造 に 使わ れ 、 例えば フランス 北部 や イギリス 南部 で 産出 する 高 品質 の 燧石 は 石器 の 製作 に 使わ れ て い た 。 燧石 の 鉱山 は チョーク の 層 の 中 に あり 、 地下 の 鉱脈 を 追って 縦坑 や 坑道 を 掘っ た 。 特に 有名 な 燧石 鉱山 跡 として   が あり 、 他 の 燧石 鉱山 と 同様 、 新 石器 時代 （ 紀元前 4000 年 から 紀元前 3000 年 ごろ ） を 起源 と する 。 イギリス の 湖水 地方 に あっ た   では   と 呼ば れる 石器 に 適し た 岩石 を 産出 し た 。  既知 の 最古 の 鉱山 として は 、 スワジランド の   " Lion   Cave "   が ある 。 放射 性 炭素 年代 測定 による とこ の 鉱山 は 4 万 3 千 年 前 の 旧石器時代 の もの で 、 赤 鉄鉱 を 産出 し 、 赤い 顔料 の 原料 に 使わ れ て い た 。 ほぼ 同年代 に 、 ハンガリー で ネアンデルタール 人 が 燧石 を 採掘 し 、 武器 や 道具 を 作っ て い た と 考え られ て いる 。  古代 エジプト 人 は で 孔雀石 を 採掘 し て い た 。 当初 エジプト 人 は 明 緑色 の 孔雀石 を 装飾 や 陶器 に 使っ て い た 。 紀元前 2613 年 から 紀元前 2494 年 にかけて 、 大 規模 な 建築 計画 の ため に エジプト 国内 で は 産出 し ない 鉱物 や 他 の 資源 を 確保 する ため に   Wadi   Maghara   へ の 海外 遠征 を 必要 と し た 。 トルコ 石 や 銅 の 採掘 場 跡 が   、 、 シナイ半島 の ヌビア 人 居住 地域 、 ティムナ   など で 見つかっ て いる 。 古代 エジプト の 鉱業 は 初期 の 王朝 時代 に 始まり 、 中でも ヌビア の 金鉱 が 最も 大きく 発展 し た 。 これ について は 、 シケ リア の ディオドロス が 著作 に 記し て いる 。 それ に よる と 、 金 を 含む 硬い 岩 を 砕く 方法 として 火力 採掘 が 行わ れ て い た と いう 。  ヨーロッパ における 鉱業 の 歴史 は 古く 、 例えば   の 銀鉱 は ギリシア の 都市 国家 アテ ナイ を 支え て い た 。 しかし 、 鉱業 を 大 規模 化 さ せ た の は 古代 ローマ 人 で 、 特に 多数 の 用水路 を 採掘 現場 に ひき 、 大量 の 水 を 使える よう に し た 。 水 の 用途 は 様々 で 、 採掘 現場 から 土 や 余分 な 岩 を 取り除く の に も 使わ れ た 。 これ を 水力 採掘 と 呼ぶ 。 また 、 採掘 し た 鉱石 を 洗う の に も 使っ た し 、 単純 な 機械 を 水力 で 駆動 し た 。 彼ら は 大 規模 に 水力 採掘 を 行っ て 鉱脈 の 在り 処 を 探る 方式 を とっ て い た 。 と 呼ば れる 現在 で は 行わ れ ない 方法 で ある 。 その ため 、 多数 の 用水路 を 建設 し て 水 を 供給 し 、 採掘 現場 に 大きな ため池 や タンク を 作っ て 水 を 蓄え た 。 満杯 に なっ た 水 を 解放 する と 、 その 流れ の 力 で 土 が 洗い流さ れ 、 金脈 を 含む 岩盤 が あらわ に なる 。 次に 、 その 岩盤 を 火力 採掘 法 で 熱し 、 再び 水流 を 使っ て 急速 に 冷却 する 。 この よう な 熱 衝撃 で 岩盤 が 割れ 、 さらに 水 を 流す こと で 岩 の 破片 を 岩盤 から 除去 できる 。 同様 の 技法 は コーン ウォール の 錫 石 鉱床 や ペ ナイン 山脈 の 鉛 鉱山 でも 使わ れ た 。 この 技法 は 紀元 25 年 、 スペイン の ラス・メドゥラス に あっ た 沖 積層 の 大きな 金鉱 床 から 採掘 する ため に 古代 ローマ 人 が 開発 し た 。 その 地 で は 近く の 川 から 7 本 の 長い 用水路 を 建設 し た 。 スペイン は 最 重要 採掘 地域 だっ た が 、 ローマ帝国 全土 で 試掘 が 行わ れ て いる 。 彼ら は リオ・ティント など の 深い 鉱山 で 排水 する ため に 逆上 射 式 水車 を 使っ た 。 グレートブリテン 島 で も 原住民 が 千 年 に 渡っ て 採掘 を 行っ て い た が 、 ローマ帝国 に 征服 さ れる と 採掘 規模 が 劇的 に 変化 し た 。 グレートブリテン 島 で は ローマ 人 が 必要 と し て い た 金 、 銀 、 スズ 、 鉛 が 産出 し た 。 ローマ の 採掘 技法 は 地表 に 限っ た もの で は なく 、 露天掘り が 適さ ない 場合 は 、 鉱脈 を 追って 地下 に 掘り進ん で いっ た 。 で は 、 まず 露天掘り で 鉱脈 を 明らか に し 、 次に 坑道 を 掘っ て いっ た 。 坑道 の 入り口 は 特に 火力 採掘 法 を 使う とき の 排気 口 として も 使わ れ た 。 同じ 鉱山 の 別 の 場所 で は 、 地下 水面 に ぶつかっ て しまい 、 排水 の ため に 様々 な 機械 を 使っ た 。 特に 逆上 射 式 水車 を よく 使っ た 。 スペイン の リオ・ティント の 銅山 で は 、 16 機 の 逆上 射 式 水車 を 2 つ 1 組 に し て 直列 に 連結 し 、 水 を 約 24 m の 高 さ まで 汲み上げ て い た 。 それら は 、 坑夫 が 頂上 の 羽根 板 の 上 に 立っ て 、 踏車 の よう に 動かす 。 その よう な 装置 は 古代 ローマ の 鉱山 で 多数 発見 さ れ て おり 、 一部 は 大 英 博物館 や ウェールズ 国立 博物館 が 所蔵 し て いる 。  産業 として の 鉱業 は 中世 に 劇的 な 変貌 を 遂げ た 。 中世 前期 の 鉱業 は 、 主 に 銅 、 青銅 、 鉄 の 採掘 を 行っ て い た 。 他 に も 貴金属 を 主 に 装飾 と 造幣 の ため に 採掘 し て い た 。 もともと 金属 は 露天掘り が 中心 で 、 ごく 浅い ところ で 採掘 し 、 坑道 を 地中 深く 掘る という こと は 少なかっ た 。 14 世紀 ごろ 、 武器 、 鎧 、 あぶ み 、 蹄鉄 など の 需要 が 増え 、 鉄 の 需要 が 増え た 。 例えば 、 中世 の 騎士 は 重い 鎧 や 鎖帷子 を 身 に つけ 、 剣 や ランス など の 武器 を 装備 し て い た 。 軍事 目的 で の 鉄 へ の 依存 が 強まる につれ 、 必要 に 迫ら れ て 鉄 の 増産 が 進ん だ 。  新た な 鉄 の 軍事 用途 が 登場 し た ころ 、 ヨーロッパ で は 11 世紀 から 14 世紀 にかけて 人口 が 爆発 的 に 増加 し 、 通貨 不足 と なっ て 貴金属 の 需要 も 増え た 。 1465 年 、 あらゆる 銀鉱 が 既存 技術 で 排水 可能 な 限界 の 深 さ に 到達 し 、 銀 が 採掘 でき ない という 危機 的 状況 が 発生 し た 。 紙幣 の 使用 が 増え 、 販売 信用 という 仕組み も 使わ れ て い た が 、 貴金属 の 価値 と 需要 は 衰え ず 、 硬貨 の 需要 は 相変わらず 中世 の 鉱業 を 推進 する 力 と なっ て い た 。 水車 場 という 形態 で の 水力 利用 は 幅広く 、 鉱石 を 砕い たり 、 坑道 から 鉱石 を 引き上げ たり 、 大きな 鞴 を 動かし て 坑道 を 換気 し たり する の に 使わ れ た 。 1627 年 、 ハンガリー 王国 の シェルメツバーニャ （ 現在 は スロバキア の バンスカー・シュチャヴニツァ ） で 初めて 採掘 に 黒色 火薬 を 使用 し た 。 黒色 火薬 は 岩盤 や 土 を 爆破 し て 鉱脈 を 明らか に する こと を 可能 に し 、 火力 採掘 （ 岩盤 を 火 で 熱し て 水 で 冷却 する こと で 崩す 方式 ） より も ずっと 速かっ た 。 黒色 火薬 は それ まで 不可能 だっ た 場所 で も 金属 や 鉱石 の 採掘 を 可能 に し た 。 1762 年 、 シェルメツバーニャ に 世界 初 の 鉱業 アカデミー が 創設 さ れ た 。  農業 において も プラウ の 鉄 の 刃 の よう に 技術 革新 が 広まり 、 建築 における 鉄 の 利用 の 増大 も この 時代 の 鉄 生産 の 増大 を 推し進める 要因 と なっ た 。 スペイン で は 、 採掘 し た 鉱石 を 粉砕 する の に ひき 臼 など の 発明 を 使う よう に なっ た 。 この 装置 は 家畜 の 力 を 利用 し 、 古代 の 中東 で 穀物 の 脱穀 に 使っ て い た 技術 と 同様 の 原理 で 動作 する 。  中世 の 鉱業 技法 について は 、 の   ""   や 特に ゲオルク・アグリコラ の 『 鉱山 書 』 (" De   re   metallica ",   1556 )   に 詳しい 。 これら の 本 に は ドイツ や ザクセン の 鉱山 で 使っ て い た 各種 鉱業 技法 が 詳述 さ れ て いる 。 アグリコラ の 著書 に よれ ば 、 中世 の 鉱山 事業 者 が 最も 悩まさ れ た の は 、 坑道 の 排水 問題 だっ た と いう 。 坑道 を 深く 掘り進ん で いく と 、 地下 水脈 に ぶつかっ て 坑道 が 水没 する 危険 性 が 高まる 。 その ため 様々 な 機械 や 家畜 を 使っ て ポンプ 機構 を 駆動 する よう に なり 、 鉱業 が 劇的 に 効率 化 さ れ て いっ た 。  北 アメリカ で は 、 スペリオル 湖 沿岸 に 先史 時代 の 銅山 の 遺跡 が ある 。 先住民 は 少なくとも 5 千 年 前 に 銅 の 採掘 を 始め 、 銅 製 の 器具 や 鏃 や 工芸 品 が 見つかっ て いる 。 さらに 、 黒曜石 や 燧石 や 他 の 鉱石 も 採掘 さ れ 、 使わ れ て い た 。 初期 の フランス 人 開拓 者 が その 鉱山 跡 に 遭遇 し た が 、 輸送 手段 が ない ため 金属 の 利用 方法 が なかっ た 。 結局 、 銅 は 主要 な 川 を 使っ て 大陸 中 で 売買 さ れる よう に なっ た 。 カナダ の マニトバ 州 に は 、 古代 の 石英 鉱山 が ある 。  アメリカ大陸 の 開拓 初期 に は 、 主 に 中央 アメリカ や 南 アメリカ の 鉱山 で 採掘 さ れ た 金 や 銀 が スペイン の ガレオン 船団 に 収容 さ れ 、 即座 に ヨーロッパ に 送ら れ て い た 。 紀元 700 年 ごろ に は トルコ 石 の 採掘 が 行わ れ て い た 。 ニューメキシコ 州 の   Cerillos   Mining   District   では 、 石器 を 使っ て 1 万 5 千 トン も の 石 が 採掘 さ れ た と 推定 さ れ て いる 。  19 世紀 に なる と アメリカ合衆国 で 鉱業 が 盛ん に なり 、 1872 年 の 鉱業 法   ()   で 連邦 所有 地 で の 鉱業 開発 に 拍車 が かかっ た 。 19 世紀 中 ごろ の カリフォルニア ・ ゴールド ラッシュ に 代表 さ れる よう に 、 鉱物 や 貴金属 の 採掘 と 牧場 の 拡大 が 西部 開拓 を 太平洋 岸 まで 推し進める 主 な 要因 と なっ た 。 鉄道 が 敷設 さ れる と 、 さらに 多く の 人々 が 鉱山 の 仕事 を 目当て に 西 へ と 移住 し て いっ た 。 デンバー や サクラメント といった 西部 の 都市 は 、 もともと は 鉱山 町 だっ た 。  鉱 体 の 発見 から 鉱物 の 採掘 、 さらに は その 土地 を 自然 な 状態 に 戻す まで の 鉱業 の 過程 は 、 いくつ か の 段階 から なる 。 まず 鉱 体 の 発見 は 、 試掘 や 鉱物 探査 を 行い 、 鉱石 が 見つかっ たら 鉱脈 の 位置 と 範囲 を 確定 する 。 この とき 、 鉱石 の 品質 を 推定 し 、 数学 的 に 資源 量 を 推測 する 。 この 推定 によって 、 鉱山 開発 を 本格 化 する 前 に 採算 に 合う か どう か を 判断 する 。 さらに 技術 的 要素 と 経済 状況 を 勘案 し 、 鉱山 として 開発 する か どう か を 決定 する 。 開発 が 決定 する と 採掘 し た 鉱石 を 処理 する 各種 設備 を 建設 し 、 掘削 を 開始 する 。 掘削 と 鉱石 の 回収 は 、 採算 が 合う 間 は 続行 さ れる 。 採算 に 合わ なく なる と 、 採掘 を やめ て 、 その 土地 を 将来 別 の 用途 に 使える よう に 自然 な 状態 に 戻す 作業 を 開始 する 。  鉱業 技術 は 、 露天掘り と 地下 掘り の 2 種類 の 掘削 技法 に 分類 さ れる 。 地表 掘り の 方 が 産出 量 が 多く 、 アメリカ で は 85 % の 鉱物 （ 石油 や 天然 ガス を 除く ） が 露天掘り で 採掘 さ れ て おり 、 金属 鉱石 で は 98 % に のぼる 。 採掘 対象 は 大きく 2 種類 に 分け られる 。 漂砂鉱 床   ( placer   deposit )   は 、 鉱物 を 含ん だ 砂礫 層 や 他 の 固 結 し て い ない 沖 積層 に 有用 な 鉱物 が 含ま れ て いる もの を 指す 。 鉱脈 鉱床   ( lode   deposit )   は 、 鉱物 が 鉱脈 の 形 で 地層 の 中 に あり 、 鉱物 は 硬い 岩 の 中 に 含有 さ れ て いる 。 漂砂鉱 床 と 鉱脈 鉱床 の どちら も 、 露天掘り の 場合 も ある し 、 地下 掘り の 場合 も ある 。  漂砂鉱 床 の 場合 、 洗 鉱 桶 など の 重力 を 使っ た 選鉱 法 を 使う 。 不要 な 砂粒 など を 取り除く ため 、 洗っ たり 揺すっ たり する 。 鉱脈 鉱床 の 場合 、 鉱石 を 粉砕 し て 粉末 状 に し ない と 選鉱 でき ない 。 粉砕 後 の 選鉱 法 に は 物理 的 手法 と 化学 的 手法 を 組み合わせ て 使う 。  ウラン や 希土類 元素 の 鉱山 で は 、 原 位置 抽出 法 など の あまり 一般 的 で ない 技法 が 使わ れる 。 抽出 対象 と なる 鉱物 は 可溶性 で なけれ ば なら ない 。 すなわち 、 塩化カリウム 、 塩化ナトリウム 、 硫酸 ナトリウム 、 酸化 ウラン など 水溶 性 の もの が 対象 と なる 。  露天掘り で は 、 地表 の 土壌 や 植物 、 場合 によって は 岩盤 を 取り除い て 鉱床 を あらわ に さ せる 。 地表 掘り に 分類 さ れる 採掘 技法 は いくつ か ある 。 open - pit   mining   では 、 地表 から 大きな 穴 を 掘り下げ て いっ て 採掘 する 。 採石 場 も 一般 に 露天掘り で 建材 用 の 石 を 採掘 する 。 strip   mining   では   open - pit   の よう に 掘り下げ ず 、 地表 に 近い ところ に 沿っ て 存在 する 鉱脈 を 追って 採掘 し て いく 。 mountaintop   removal   mining   は 石炭 の 採掘 に よく 見 られ 、 山 の 山頂 や 稜線 に 沿っ て 採掘 を 行う 。 漂砂鉱 床 は 地表 に 近い ところ に ある こと が 多い ため 、 露天掘り さ れる こと が 多い 。   は ゴミ など を 埋め立て た 場所 （ 最終 処分 場 ） を 採掘 し 、 なんらかの 資源 を 取り出す 技法 を 指す 。  地下 掘り は 坑道 や 縦坑 を 掘り 、 地下 の 鉱脈 を 採掘 する 技法 で ある 。 採掘 し た 鉱石 や 不要 な 岩 など は 坑道 や 縦坑 で 地表 まで 運搬 する 。 地下 掘り は 坑道 の 種類 や 掘削 方法 で 分類 さ れる 。 ひ 押し 掘り は 、 水平 方向 に 坑道 を 掘っ て いく 方式 を 指す 。 斜坑 掘り は 斜め に 坑道 を 掘っ て いく 方式 、 立坑 （ 縦坑 ） 掘り は 垂直 な 縦坑 を 掘っ て 行く 方式 で ある 。 他 に も 、   は 地下 の 部屋 から 上方 に 向かっ て 掘り進ん で いく 場合 を 指し 、 長壁 採掘 法 は 鉱脈 に 沿っ て 坑道 を 掘り 、 その 壁面 から 一斉 に 採掘 する 方式 を 指す 。 また 、 鉱床 が 広く 分布 する 場合 は 上 の 重量 を 支える 柱 を 適当 に 残し つつ 、 部屋 を 作る よう に 掘り 進める 柱 房 式 採掘 法 も ある 。 柱 房 式 採掘 の 最終 段階 で は 、 柱 を 取り除い て 人為 的 に 落盤 さ せ 、 上 の 岩盤 に 含ま れ て い た 鉱石 を 採取 し やすく する   という 手法 を 使う こと が 多い 。  鉱業 で は 採掘 や 選鉱 に 大型 の 機械 を 必要 と する 。 また 閉山 時 に 埋め 戻す に は 、 鉱石 以外 の 岩 も 保存 し て おく 必要 が ある 。 ブルドーザー 、 ドリル 、 爆薬 、 トラック など が 採掘 に は 必要 で ある 。 砂 鉱 採掘 の 場合 、 砂利 や 堆積 物 を ホッパー と 振動 スクリーン または 鉱石 篩 から 成る 機械 に 投入 し 、 鉱物 と それ 以外 の 成分 を 分離 さ せる 。 そして 、 洗 鉱 桶 または ジグ を 使っ て 鉱物 を 集める 。 大型 の ドリル は 、 縦坑 を 掘っ たり 、 採掘 場 で 採掘 し たり 、 分析 用 の サンプル を 採取 する の に 使う 。 トロッコ は 坑夫 や 鉱石 の 運搬 に 使わ れる 。 地下 掘り の 鉱山 で は 縦坑 に リフト を 設置 し て 、 坑夫 や 鉱石 、 さらに は 掘削 機械 など の 運搬 に 使う 。 露天掘り で は 大型 トラック 、 油圧 ショベル 、 クレーン など を 使っ て 掘削 し た 岩 や 鉱石 を 運搬 する 。 処理 加工 工場 で は 、 大型 の 破砕 機 、 粉砕 機 、 反応 炉 、 焙 焼 炉 など の 機械 を 使い 、 鉱物 の 成分 を 集め 、 必要 な 化合 物 や 金属 を 鉱石 から 抽出 する 。  金属 精錬 は 冶金 学 の 中 でも 、 鉱石 から 価値 の ある 金属 を 精錬 する 方法 で 適切 な 工業 製品 へ の 道筋 を 立てる 分野 で あり 、 特に 電子 、 化学 的 または 力学 的 手段 を 研究 し て いる が 、 探鉱 学 と 違い 地球 物理 学 から 遠のき 、 むしろ 機械 ・ 電子 ・ エネルギー 産業 分野 で 精密 な 合金 設計 が 展開 さ れ て いる 。 選鉱 は 冶金 学 の 中 でも 、 粉砕 し 洗浄 する こと で 脈 石 と 価値 の ある 金属 や 鉱物 を 分離 し やすく する 手法 を 研究 する 分野 で ある 。 ほとんど の 金属 は 鉱石 内 で 酸化 物 または 硫化 物 の 形態 で 存在 する ため 、 金属 を 取り出す に は 酸化 還元 反応 など が 必要 に なる 。 その ため に 化学 的 な 精錬 法 や 電気 を 使っ た 精錬 法 を 使用 する 。  鉱業 における 環境 問題 として は 、 侵食 、 地面 の 陥没 、 生物 多様 性 の 喪失 、 土壌 や 地下 水 や 地表 水 の 化学 物質 による 汚染 など が ある 。 場合 によって は 、 掘り出し た 土 や 岩 の 置き場 所 を 確保 する ため に 、 周辺 の 森林 を 伐採 する こと も ある 。 環境 へ の 被害 だけ で なく 、 化学 物質 による 汚染 は 周辺 の 人々 の 健康 に も 悪影響 を 与える こと が ある 。 多く の 国 で は 鉱業 に対して 環境 規制 を 課し て いる が 、 規制 が 実施 さ れ て い ない 地域 も 多く 、 鉱業 会社 は 自主 規制 を 行っ て いる 。 1992 年 、 リオ 地球 サミット で 国連 多 国籍 企業 センター ( UNCTC ) が 多 国籍 企業 の 行動 指針案 を 提案 し た が 、 持続 可能 な 開発 の ため の 経済 人 会議   ( BCSD )   と 国際 商業 会議 所   ( ICC )   が 自主 規制 を 主張 し た 。 これ を 受け て   Global   Mining   Initiative   により 業界 団体 で ある 国際 金属 ・ 鉱業 評議 会   ( ICMM )   が 創設 さ れ 、 国際 的 な 自主 規制 を 行う よう に なっ た 。 鉱業 界 は 様々 な 非 営利 団体 に 資金 提供 する よう に なり 、 その後 先住民 の 権利 を 主張 する 戦い は 低調 に なっ て いる 。  鉱業 は 尾 鉱 と 呼ば れる 多量 の 廃棄 物 を 出し 、 それら が 鉱業 における 最大 の 環境 問題 と さ れ て いる 。 例えば 、 銅 を 1 トン 生産 する の に 99 トン の 廃棄 物 を 出す し 、 金鉱 で は その 比率 が さらに 高く なる 。 尾 鉱 は 有害 な 場合 も ある 。 尾 鉱 の 多く は スラリー と 呼ば れる 懸 濁 液 の 形 で 排出 さ れ 、 天然 の 谷 など に 作ら れ た 池 に 捨て られ て いる 。 この よう な 池 は ダム または フィル ダム など の 形態 で せき止め られ て いる 。 これ を 鉱滓 ダム と いう 。 2000 年 現在 、 全 世界 の 鉱滓 ダム は 3 , 500 ある と 見積もら れ 、 毎年 2 件 から 5 件 の 重大 な 事故 が あり 、 35 件 の 小さな 事故 が 起き て いる と 報告 さ れ て いる 。 例えば 、 1996 年 の マーコッパー 鉱山 事故 で は 200 万 トン 以上 の 尾 鉱 が 付近 の 川 に 流出 し た 。 尾 鉱 は 水中 に 投棄 さ れる こと も ある 。 鉱業 界 は 海中 へ の 尾 鉱 投棄 が 理想 的 だ と 主張 し て いる が 、 アメリカ や カナダ で は その 方法 は 禁止 さ れ て おり 、 開発 途上 国 で 主 に 行わ れ て いる 。  国際 標準 化 機構   ( ISO )   は   ISO   9000   や   ISO   14001   を 正しく 運用 さ れ て いる 鉱山 に 「 監査 可能 な 環境 管理 システム 」 として 適用 し て いる 。 認可 にあたって は 短期間 の 検査 しか 行わ れ ず 、 厳密 さ を 欠い て いる という 批判 も ある 。 セリーズ の グローバル・リポーティング・イニシアティブ を通して 認可 し て もらう こと も できる が 、 その 報告 は 自発 的 な もの で 検証 さ れ ない 。 他 に も 主 に 非 営利 団体 による 様々 な プロジェクト が 様々 な 認可 プログラム を 運営 し て いる 。  世界銀行 は 1955 年 から 鉱業 に 資金 提供 し て おり 、 主 に 国際 復興 開発 銀行 の 補助 金 と 多国 間 投資 保証 機関 の カントリー リスク 保証 の 形 で 行っ て いる 。 1990 年 まで に 50 の 鉱業 プロジェクト に 20 億 ドル を 提供 し て おり 、 廃鉱 の 自然 環境 復旧 、 未 開発 地域 の 鉱山 開発 、 鉱物 処理 加工 、 技術 支援 など が ある 。 中 に は 批判 さ れ て いる プロジェクト も あり 、 例えば 1981 年 に 始まっ た ブラジル の   Ferro   Carajás   プロジェクト など が ある 。 世界銀行 は 1988 年 、 45 の 鉱業 会社 に 海外 投資 を 増大 さ せる ため に どういう 環境 が 必要 か を 聞き取り 、 その 方向 に 沿っ て 鉱業 規制 を 策定 し た 。  1992 年 、 世界銀行 は   " The   Strategy   for   African   Mining "   という 報告 書 を 端緒 として 、 新た な 規制 によって 国有 の 鉱業 会社 の 民営 化 を 要求 し はじめ た 。 1997 年 、 中南米 最大 の 鉱業 会社 ヴァーレ   ( CVRD )   が 民営 化 さ れ た 。 フィリピン で も 1995 年 に 鉱業 法 を 制定 する といった 動き が あり 、 世界銀行 は 新た な 報告 書   (" Assistance   for   Minerals   Sector   Development   and   Reform   in   Member   Countries ")   を 公表 し 、 その 中 で 環境 アセスメント と 地元 住民 へ の 注意 喚起 の 義務 化 を 掲げ た 。 この 報告 書 に 基づく 新た な 規制 は 、 開発 途上 国 の 法律 に 影響 を 与え て いる 。 この 新た な 規制 で は 、 関税 を 撤廃 する など の 免税 期間 を 設定 し て 開発 を 奨励 する こと を 意図 し て い た 。 この 規制 の 影響 を ケベック 大学 の 研究 グループ が 調査 し 、 規制 によって 海外 投資 が 促進 さ れ た が 、 持続 可能 な 開発 という 意味 で は 不十分 で ある こと を 指摘 し て いる 。 天然 資源 の 豊富 さ が 経済 発展 に マイナス の 影響 を 及ぼす こと を 資源 の 呪い と 呼ぶ 。  試掘 と 採掘 は 個人 企業 家 や 中小 企業 が 行う こと も ある が 、 多く の 鉱山 は 膨大 な 資金 を 背景 に 大 企業 が 開発 し て いる 。 鉱業 界 は 多 国籍 企業 も 含め た 巨大 企業 が その ほとんど を 占め て いる 。 しかし 鉱業 界 は 実際 に は 、 新た な 資源 の 試掘 を 専門 と する 業界 と 、 その 結果 に 基づい て 鉱山 を 開発 ・ 運営 する 業界 に 分け られる 。 試掘 を 専門 に 行う 企業 は 公共 投資 に 依存 し た 中小 企業 が 多い 。 鉱山 を 運営 する 企業 は 多 国籍 企業 など の 大 企業 が 多く 、 鉱山 の 運営 によって 生ずる 利益 で 企業 として 成り立っ て いる 。 他 に も 、 鉱業 用 機械 の 製造 業者 、 環境 試験 業者 、 冶金 分析 業者 など が 鉱業 界 の 一部 と なっ て いる 。  鉱山 運営 企業 は 、 資源 の 種類 によって 5 種類 に 分類 できる 。 石油 ・ 天然 ガス 採掘 業 、 炭 鉱業 、 金属 鉱業 、 非金属 鉱業 、 採石 業 の 5 つ で ある 。 世界 経済 へ の 影響 という 意味 で は 、 中でも 石油 ・ 天然 ガス 採掘 業 が 重要 で ある 。 資源 探査 は 、 最近 で は 地震 波 を 用い た 探査 や 人工 衛星 から の リモートセンシング など の テクノロジー を 用い て いる 。  鉱業 、 特に 地下 掘り の 鉱山 は 常に 危険 と 隣り合わせ だっ た が 、 現在 は かなり 安全 性 が 向上 し て いる 。 しかし 、 鉱山 事故 が 発生 する と 注目 を 集める 。 坑夫 にとって は 坑道 の 換気 が 重要 で ある 。 地下 掘り の 鉱山 で 換気 が 不十分 だ と 、 有毒 ガス 、 熱 、 塵 など の 危険 に さらさ れる こと に なり 、 人体 に 悪影響 を 及ぼし 、 最悪 の 場合 は 死 に 至る こと も ある 。 メタン など の 坑道 内 の 空気 汚染 物質 は 一般 に 、 換気 によって 希釈 する か 、 坑道 内 の 空気 に 混じる 前 に 捕らえ て 排出 する か 、 遮断 壁 など で 混じら ない よう に する 。 炭鉱 で は 、 メタンガス による 爆発 や 石炭 の 粉塵 による 粉塵 爆発 が 起き やすい 。 坑道 内 の ガス 自体 が 人体 に 有害 な 場合 も ある し 、 酸素 濃度 が 低下 し て 窒息 する 場合 も ある 。 この ため アメリカ で は 坑道 内 で 作業 する 場合 、 ガス 検出 装置 の 携行 を 義務付け て いる 。 ガス 検出 装置 は 一般 に 一酸化 炭素 、 酸素 、 硫化 水素 など の 気体 を 検出 でき 、 爆発 下 限界 を 示す こと が できる 。 ナノ テクノロジー など の 新た な 技術 で ガス 検出 も 進化 し て いる 。 高温 多湿 の 環境 も 熱中 症 など の 原因 と なり 、 死 を 招く 危険 性 が ある 。 粉塵 は 珪肺 、 石綿 肺 、 塵 肺 など 、 肺 の 疾患 の 原因 と なり うる 。 換気 システム は 、 鉱山 の 作業 エリア 全体 の 空気 の 流れ を 強制 的 に 作る 。 坑道 内 の 空気 の 循環 は 、 地上 に 置か れ た 大型 の 鉱山 用 換気扇 で 行う 。 全 作業 鉱区 に 新鮮 な 空気 が 行き渡る よう 、 坑道 内 に 一方向 の 空気 の 流れ を 作る 。  落盤 も 鉱山 の 安全 性 の 大きな 問題 の 1 つ で ある 。 地下 坑道 を 木材 で 補強 する こと で 落盤 事故 の 危険 性 は 低減 さ れる が 、 偶発 的 な 事故 は 発生 し うる 。 狭い 坑道 で 重機 を 使う こと も 危険 を 伴い 、 安全 対策 が 改善 さ れ て き た に も 関わら ず 、 採掘 作業 は 相対 的 に 危険 な 仕事 と 言える 。  アメリカ合衆国 内 だけ でも 、 56 万 箇所 ほど の 廃坑 が 存在 する 。 廃坑 を 軽い 気持ち で トレーニング なし に 探検 しよ う と する こと は 、 非常 に 危険 で ある 。 古い 鉱山 は 危険 な こと が 多く 、 致死 性 の ガス が 溜まっ て いる こと も ある 。 坑道 内 に 溜まっ た 水 は 、 その 下 に 深い 穴 が 隠さ れ て い たり 、 水 の 中 に 危険 な ガス が 溶け込ん で いる 可能 性 が ある 。 また 、 風雨 に 侵食 さ れ て 脆く なっ て いる 可能 性 が ある ため 、 特に 坑道 の 入り口 付近 は 危険 性 が 高い 。 古い 坑道 は 空気 中 の 酸素 が 少なく なっ て いる こと が ある 。  鉱山 # 閉山 も 参照  坑夫 は 地殻 の 硬い 岩盤 を 砕く よう な 強力 な 機器 を 使う 。 この よう な 機器 を 地下 坑道 の よう な 閉鎖 空間 で 使う と 聴覚 障害 を 起こす こと が ある 。 例えば 、 ルーフ ボルト 機 の 発生 する 音 は 、 音 圧 レベル が 115 dB に も 達する 。 地下 坑道 で は 残響 効果 も ある ため 、 耳 を 正しく 保護 し て い ない と ろう者 と なる 危険 性 も ある 。 また 、 この 音 圧 レベル は アメリカ で の 労働 安全 基準 を 超え て いる 。  2008 年 現在 、 最も 深い 鉱山 は 南アフリカ 共和 国 の カールトンヴィル に ある タウトナ 鉱山 で 、 3 . 9 km の 深 さ で ある 。 それ 以前 は 、 同じ 南アフリカ の 北西 州 に ある   Savuka   鉱山 が 3 , 774 m で 最も 深かっ た 。 世界 最深 を 初めて 宣言 し た の も 同じ 南アフリカ の   で 、 その 記録 は 3 , 585 m で あり 、 当時 タウトナ 鉱山 の 深 さ は 3 , 581 m だっ た 。 ヨーロッパ で 最も 深い 鉱山 は フィンランド の   で 1 , 444 m で ある 。 ヨーロッパ で の 第 2 位 は イングランド の   で 1 , 400 m （ 縦坑 の 深 さ は 1 , 100 m ） で ある 。  露天掘り で 世界一 深い 鉱山 は アメリカ合衆国 ユタ 州 の   で 、 1 , 200 m の 深 さ で ある 。  海面 から の 深 さ が 最も 深い 露天掘り 鉱山 は 、 ドイツ の   で 、 海面 下 293 m の 深 さ で ある 。  規模 が 最も 大きな 地下 鉱山 は チリ の   で 、 地下 2 , 400 m まで 坑道 が あり 、 毎年 42 万 トン 程度 の 銅 を 産出 し て いる 。 最も 深い 試錐 坑 は   で 、 12 , 262 m の 深 さ で ある 。 ただし 、 この 試錐 坑 は 鉱業 目的 の もの で は なく 、 純粋 に 科学 的 な もの だっ た 。資本 主義 （ し ほん し ゅぎ 、 ） または 資本 制 は 、 営利 目的 の 個人 的 所有 者 によって 商業 や 産業 が 制御 さ れ て いる 、 経済 的 ・ 政治 的 システム 。 資本 主義 に 基づく 社会 は 「 資本 主義 社会 」 「 市民 社会 」 「 近代 社会 」 「 ブルジョア 社会 」 等 と いう 。  資本 主義 は 封建 主義 の 後 に 現れ た 体制 で ある 。 産業 革命 および 、 アメリカ 独立 革命 や フランス 革命 等 の 資本 主義 革命 （ 市民 革命 ） によって 確立 さ れ た 。 資本 主義 は 一切 全て を 商品 化 し て いく 「 市場 システム 」 で あり 、 諸々 の 近代 国家 に 蓄積 さ せ 競合 さ せる 「 世界 システム 」 だ と さ れる 。 その 主体 は 企業 で あり 、 これ が 物 財 や サービス を 生産 し 流通 さ せ て いる 。 構造 的 に は 、 資本 （ として の 生産 手段 ） を 私有 する 資本 家 が 、 労働 者 から 労働 力 を 買い 、 それ を 上回る 価値 の ある 商品 を 生産 し 、 利潤 を 得 て いる 。  資本 主義 の 弊害 に対し 、 修正 や 反対 を する 概念 や 立場 に は 修正 資本 主義 、 反 資本 主義 、 社会 主義 、 共産 主義 、 国家 社会 主義 （ ナチズム ） 、 結束 主義 （ ファシズム ） 、 第 三 の 道 、 第 三 の 位置 等 が ある 。 また 自由 競争 を 更に 推進 する 概念 や 立場 に は 新 自由 主義 、 リバタリアニズム 等 が ある 。  「 資本 」 () の 語源 は 、 ラテン語 で 「 頭 」 の 意味 を 持つ 「 」 で 、 12 世紀 から 13 世紀 にかけて 動産 を 意味 する よう に なり 、 更に 「 資本 家 」 や 「 資本 主義 」 と の 言葉 が 派生 し た 。 「 資本 家 」 () と の 用語 は 、 17 世紀 に 「 資本 の 所有 者 」 と の 意味 で 使用 さ れる よう に なっ た 。  「 資本 主義 」 () と の 用語 は 、 1850 年 に フランス の 社会 主義 者 ルイ ・ ブラ ン によって 現代 の 意味 で 使用 さ れ 、 「" 私 が 資本 主義 と 呼ぶ もの は 、 ある 者 が 他者 を 締め出す 事 による 、 資本 の 占有 で ある "」 と 記し た 。 また 1861 年 に ピエール・ジョゼフ・プルードン は 「 " 資本 主義 の 経済 社会 体制 で は 、 資本 は 労働 する 者 に は 所属 し ない "」 と 記し た 。 1867 年 より 発行 さ れ た カール ・ マルクス と フリードリヒ・エンゲルス による 著書 『 資本 論 』 で の 用語 「 資本 家 （ 資本 制 ） システム 」 () および 「 資本 家 （ 資本 制 ） 生産 様式 」 (、) も 、 日本語 訳 で は 「 資本 主義 」 と さ れ た 場合 が 多い 。  「 資本 主義 」 の 同義語 または 類義語 に は 、 以下 が ある 。  資本 主義 経済 体制 を 肯定 する 立場 から は 、 通常 は 「 自由 主義 」 や 「 自由 経済 」 など の 用語 が 使用 さ れ て いる 。  一般 的 に は 、 経済 システム または 生産 様式 として の 資本 主義 は 、 以下 の よう に 要約 できる  基本 原理 として は 生産 手段 を 持つ 資本 家 が 、 生産 手段 を 持た ない 賃金 労働 者 を 使用 し て 利潤 を 追求 する 社会 システム で ある 。  資本 主義 と は 、 生産 手段 の 私的 所有 および 経済 的 な 利潤 追求 行為 を 基礎 と し た 経済 体系 で ある 。 歴史 的 に 、 資本 主義 の 初期 は 自由 資本 主義 （ リベラル キャピタリズム   liberal   capitalism ） で あり 、 私的 所有 によって 特徴 づけ られる 。 人権 の 中 で 経済 的 自由 権 に 含ま れ て いる の は 、 財産 私有 の 自由 、 職業 選択 の 自由 、 居住 移転 の 自由 、 営業 の 自由 （ 私的 利潤 追求 ・ 取引 の 自由 ） 等 で ある 。 そして 経済 的 自由 主義 に 基づく 資本 主義 は 、 主 な 阻害 要因 （ 絶対 主義 や 君主 権 ） を 市民 革命 が 取り除く こと で 成立 し て いっ た 。 以下 は 資本 主義 を 確立 し た 革命 ：  資本 主義 を 特徴 づける 中心 的 概念 に は 、 私的 所有 （ 個人 的 所有 ） 、 資本 蓄積 、 賃金 労働 、 自発 的 交換 、 価格 体系 、 競争 市場 など が ある 。 資本 主義 の 市場 経済 で は 、 投資 の 意思 決定 は 金融 市場 や 資本 市場 の 中 で 所有 者 によって 判断 さ れ 、 生産 物 の 価格 や 配分 は 主 に 市場 で の 競争 によって 決定 さ れる 。  現在 で は 資本 主義 の 形態 は 、 経済 学者 ・ 政治 学者 ・ 歴史 学者 など により 、 レッセフェール または 自由 市場 による 資本 主義 、 福祉 資本 主義 、 国家 資本 主義 など の 多数 の 議論 が ある 。 これら の 経済 体制 で は 、 自由 市場 や 自由 競争 と 、 公権力 （ 社会 政策 による 政府 規制 など の 経済 的 干渉 主義 ） と の 間 の バランス が 異なる 。 現在 の 資本 主義 経済 の 大 多数 は 、 自由 市場 と 政府 による 干渉 の 要素 を 結合 し た 混合 経済 で 、 経済 計画 を 持つ 場合 も ある 。  資本 主義 は 、 自由 市場 で の 交換 による 金銭 的 利益 の 個人 的 蓄積 という 欲望 によって 推進 さ れる 「 交換 の ため の 生産 」 （ 利益 の ため の 生産 ） で ある 。 資本 家 による 生産 は 「 使用 の ため の 生産 」 で は 無い が 、 市場 は 消費 者 と 社会 全体 の ニーズ と 要望 によって 推進 さ れる 。 現代 の 主流 の 経済 学 、 特に 経済 的 な 右派 は 、 自由 市場 を 通じ た 「 見え ざる 手 」 が 、 社会 的 生産 を これら の ニーズ と 要望 に 合わせる 事 が できる と 主張 し て いる .。  近代 以前 より 、 多く の 時代 ・ 地域 で 資本 は 小規模 に 存在 し て い た 。 現代 的 な 形 の 資本 主義 は 、 ルネッサンス における 農業 資本 主義 と 商業 主義 の 出現 に まで 遡る こと が できる 。 また 私有 財産 制 は 古代 の アテ ナイ や 古代 ローマ に も 存在 し た 。  18 世紀 半ば   イギリス より 産業 革命 が 発生 し 、 デイヴィッド・ヒューム と アダム ・ スミス ら の 新しい 経済 理論 家 グループ は 、 従来 の 重 商 主義 に 異議 を 唱え 、 市場 経済 で は 自己 利益 の ため の 投資 が 「 見え ざる 手 」 により 全体 の 効率 と 成長 に 導か れる 、 と し た （ 古典 派 経済 学 ） 。 他方 で 手工業 生産 の 衰退 や 囲い込み など により 、 伝統 的 な 共同 体 が 崩壊 し 、 都市 労働 者 が 増大 し て 労働 者 階級 （ プロレタリアート ） が 形成 さ れ 、 劣悪 な 労働 条件 や 低 賃金 が 拡大 し た 。 この ため シャルル・フーリエ ら は 社会 改革 を 提唱 し た （ 空想 的 社会 主義 ） 。  1780 年代 から の フランス 革命 など の 市民 革命 （ ブルジョワ 革命 ） で は 、 私有 財産 制 が 確立 し て 経済 的 自由 主義 が 拡大 し た 一方 、 経済 的 平等 を 重視 する 立場 から 社会 主義 が 登場 し た 。 1867 年 、 カール ・ マルクス と フリードリヒ・エンゲルス ら は 『 資本 論 』 で 、 資本 主義 の 拡大 により 国家 の 役割 は 縮小 する が 、 資本 主義 の 本質 は 資本 家 による 労働 者 から の 搾取 で あり 、 資本 家 は 富 を 蓄積 し 労働 者 は 貧困 を 蓄積 する ため 、 必然 的 に 革命 が 発生 し て 、 資本 主義 社会 （ 生産 手段 の 私的 所有 ） から 社会 主義 社会 （ 生産 手段 の 社会 的 所有 ） に 移行 する 、 と し た （ マルクス 経済 学 ） 。  18 世紀 後半 の アメリカ合衆国 独立 以降 、 ロックフェラー 、 モルガン 、 メロン の 三 大 財閥 が 市場 を 独占 し 、 自由 競争 を 妨げ て いる として 独占 禁止 法 （ 反 トラスト 法 ） が 制定 さ れ 、 法廷 闘争 が 行わ れ た 。 なお 日本 の 明治維新 は 半 封建 的 な 資本 主義 と の 議論 が ある （ 日本 資本 主義 論争 ） 。  1914 年 に 第 一 次 世界 大戦 、 1917 年 に ロシア 革命 が 発生 し て 社会 主義 国 が 誕生 し 、 産業 の 公有 化 や 計画 経済 を 行っ た 。 1917 年   ウラジーミル ・ レーニン は 『 帝国 主義 論 』 で 、 現在 の 資本 主義 は 独占 資本 主義 に 転化 し 、 植民 地 搾取 により 延命 する 帝国 主義 で ある 、 と し た 。 各国 の 社会 主義 運動 は 分裂 し 、 資本 主義 の 枠 内 で の 社会 改良 を 目指す 者 は 「 社会 民主 主義 」 、 レーニン 流 の 革命 を 目指す 者 は 「 共産 主義 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。  1929 年 、 世界 恐慌 により 大量 の 失業 者 が 発生 し て 社会 不安 が 増大 し 、 従来 の 資本 主義 理論 （ レッセフェール 、 景気 循環 理論 ） へ の 懐疑 が 広がっ た 。 アメリカ合衆国 は ケインズ 経済 学 の 有効 需要 理論 を 採用 し ニューディール 政策 を 実施 し た （ 修正 資本 主義 ） 。 イギリス や フランス は ブロック 経済 政策 により 自由 貿易 を 制限 し た 。 広大 な 植民 地 を 持た ない 諸国 で は 、 イタリア の ファシズム （ 結束 主義 ） は 第 三 の 位置 として コーポラティズム による 経済 を 提唱 し 、 ドイツ の ナチズム （ 国家 社会 主義 ） は 大 規模 な 雇用 創出 を 行っ て 生存 圏 を 主張 し 、 日本 で は 統制 派 により 統制 経済 や 大陸 侵出 が 進め られ た （ 集 産 主義 、 軍事 ケインズ 主義 、 国家 総動員 体制 ） 。  冷戦 の 発生 により 、 アメリカ合衆国 や 西 ヨーロッパ は 「 西側 、 自由 主義 （ 資本 主義 ） 陣営 」 、 ソビエト 連邦 や 東 ヨーロッパ など は 「 東側 、 社会 主義 （ 共産 主義 ） 陣営 」 など と 呼ば れ 、 体制 競争 が 行わ れ た 。 特に ヨーロッパ の 資本 主義 諸国 で は 労働 条件 の 改善 や 労働 組合 の 重視 、 社会 保障 など の 富 の 再 分配 、 主要 産業 の 国営 化 など が 進め られ 、 混合 経済 化 が 進ん だ （ 社会 的 市場 経済 、 福祉 国家 論 ） 。 また 第 二 次 世界 大戦 を 引き起こし た 経済 対立 の 原因 に ブロック 経済 が あっ た と の 反省 により 、 GATT や WTO 協定 など の 世界 自由 貿易 が 推進 さ れ た 。 アメリカ で は 大量 生産 ・ 大量 消費 の 経済 が 拡大 し た （ フォーディズム ） 。 社会 主義 国 で は 、 西側 諸国 による 経済 封鎖 や 軍事 費 負担 、 技術 革新 の 遅れ 、 官僚 主義 による 非 効率 など も あり 、 1991 年   ソ連 崩壊 が 発生 し 、 中国 で は 改革 開放 、 ベトナム で は ドイモイ 政策 が 進め られ た （ 社会 主義 市場 経済 ） 。  1970 年 以降 、 ミルトン・フリードマン ら は ケインズ 主義 を 批判 し 、 市場 原理 の 拡大 を 提唱 し た （ 新 古典 派 経済 学 、 マネタリズム 、 新 自由 主義 ） 。 チリ で は チリ の 奇跡 、 イギリス で は サッチャリズム 、 アメリカ で は レーガノミクス 、 日本 で は 小泉 改革 など の 規制 緩和 、 民営 化 など が 進め られ た 。 グローバリゼーション 拡大 により 、 各国 政府 の 権限 や 多 国籍 企業 へ の 規制 の 縮小 による 雇用 や 安全 へ の 脅威 や 、 格差 社会 の 拡大 も 主張 さ れ た （ 反 グローバリズム ） 。 また 1990 年代 の インターネット 普及 後 は 、 IT 革命 による 経済 効率 化 や 情報 格差 も 主張 さ れ た 。  2013 年 、 トマ・ピケティ は 著書 『 21 世紀 の 資本 』 で 、 長期 的 に は 資本 収益 率 は 経済 成長 率 より 大きく 、 富 は 蓄積 さ れ 格差 は 拡大 する ため 、 格差 是正 に は 世界 的 な 政治 的 再 配分 が 必要 と し た 。  資本 主義 の 類型 に は 、 時代 ・ 立場 ・ 観点 など により 、 以下 など が 主張 さ れ て いる 。  「 近代 化 」 と は 「 封建 的 な もの を 排し て 、 物事 を 科学 的 、 合理 的 に 行う よう に する こと 」 で あり 、 「 産業 化 ・ 資本 主義 化 ・ 民主 化 」 等 として 認識 さ れる 。  バード 大学 教授 イアン・ブルマ および ヘブライ 大学 名誉 教授 アヴィシャイ・マルガリート に よれ ば 、 19 世紀 ロンドン の よう な 都市 文明 で は 、 過大 な 富 の 不 均衡 が あっ た と 同時に 、 都市 や 個人 の 自由 が 相当 保証 さ れ て も い た 。 その 種 の 自由 の 起源 は マグナ・カルタ （ 大 憲章 ） まで 遡り 得る が 、 啓蒙 主義 に 負う ところ も 大きい 。  啓蒙 主義 者 ・ 合理 主義 者 ヴォルテール は 、 1726 年 に イギリス へ 亡命 し 、 自由 を 讃え 、 専制 主義 へ の 攻撃 を 開始 し た 。 ヴォルテール は 当代 随一 の 論客 で あり 、 議論 上 いくら か の 誇張 は 否め ない が 、 鋭い 観察 を 残し た こと は 確実視 さ れ て いる 。 ヴォルテール が 賞賛 し た もの の 中 に は 、 科学 探求 の 自由 ・ 思想家 の 高い 地位 に 並ん で 「 王立 証券 取引 所 」 も あっ た 。 それ は だ と ヴォルテール は 述べ た 。 フランス で 商人 階級 （ ブルジョア 階級 ） は 、 貴族 や 文化 人 から 見下さ れ て い た が 、 ヴォルテール は 商業 こそ 人間 が 自由 を 確保 する ため の 重要 条件 と 見なし た 。 王立 証券 取引 所 について ヴォルテール は  と も 記し た 。 ヴォルテール が 見て取っ た よう に 、 金銭 は 信条 ・ 人種 といった 違い を 解消 する 。 市場 で は 誰 も が 、 共通 の 規則 ・ 契約 ・ 法律 で 結び付け られ て いる 。 その よう な 共通 制度 は （ 先祖 代々 から の 神 によって 啓示 さ れ た もの で は なく ） 、 個々 の 所有 物 を 守り 、 他人 に 欺か れる リスク の 削減 の ため に 人間 が 作っ た もの で ある 。 市場 で は 、 生まれ は あまり 重要 で は なく 、 村落 や 氏族 の 間 で は ある程度 有効 だっ た 慣習 に も 、 頼る こと は でき ない 。 合理 性 を 重視 する こと により 、 世俗 的 な 通商 法 は 絶賛 さ れ た 。  世界 的 に 、 近代 化 は 世俗 化 を 伴っ て いる 。 その ため 通念 上 、 産業 革命 を 経験 し た 西洋 は 他 地域 に 比べ て 劇的 に 豊か に なっ た 一方 、 過去 の 伝統 や 農業 と 切り離さ れ た 、 と 言わ れる 。 産業 化 に は 科学 と 技術 の 絶え ざる 応用 が 伴い 、 それ は 必然 的 に 世俗 化 に 繋がっ て いる 。 何故 なら 、 産業 社会 における 合理 的 生産 は 、 物事 が どの よう に 機能 する の か という 問いかけ や 、 原因 と 結果 の 絶え ざる 探求 無く し て は 成立 し ない から で ある 。 それ は 、 因果 関係 を 曖昧 化 する 宗教 の 「 呪縛 」 を 除去 し 、 マックス・ヴェーバー が 呼ぶ ところ の 「 世界 の 覚醒 」 （ 脱 宗教 化 ） を もたらし た 。  脱 伝統 ・ 脱 宗教 化 を 経済 成長 と 結びつける 近代 化 の イメージ は 、 特に 非 西洋 世界 の 改革 推進 勢力 の 間 で 説得 力 を 持っ た 。 その イメージ は 完全 に は 間違っ て い なかっ た が 、 反 改革 派 の 宗教 的 勢力 と 同様 に 、 改革 派 の 結論 も 極端 な 方向 へ 走り がち だっ た 。  自由 民主 主義 は 、 商業 国 に 最適 な 政治 制度 と さ れ て いる 。 この システム で は 競争 し 合い 、 利益 の 相違 は 交渉 ・ 妥協 を通じて 解決 する こと が 前提 と なっ て いる （ 当然 、 その よう な 制度 は 「 英雄 的 」 で は なく 、 反 民主 主義 から は 「 卑劣 」 「 軟弱 」 「 凡庸 」 「 腐敗 」 等 と 見なさ れ て き た ） 。 一 例 は アメリカ の 民主 主義 で あり 、 アレクシ・ド・トクヴィル は 以下 の よう に 論じ て いる 。  19 世紀 中頃 の アメリカ 訪問 中 に は 、 こう 述べ て いる 。  実際 に は 民主 主義 と 戦争 の 相性 は 悪く なく 、 近代 史 で は 、 民主 主義 国家 が 独裁 政権 に ことごとく 勝利 し て いる 。 しかし トクヴィル の 見解 に よる と 、 民主 主義 下 の 市民 （ ゾンバルト の 言う 「 ブルジョア 」 や 「 商人 」 ） は 、 生命 を かけ て 戦闘 する こと を 簡単 に は 受容 し ない 。  自由 民主 主義 や 資本 主義 は 、 「 英雄 的 」 信条 と は 異なり 、 自由 思想 （ リベラル ） に 近い 。 観点 によって は 、 リベラル 社会 は 「 凡庸 さ 」 を 奨励 さえ し て いる 。 ナチス ・ ドイツ の 国家 主義 者 アルトゥール・メラー・ファン・デン・ブルック は 、 リベラル 社会 で は 自由 が 与え られ 、 「 際立っ た 人生 より も ありふれ た 日常 」 に 重き が 置か れる と 見 て おり 、 その 点 で は トクヴィル も 類似 し て いる 。 すなわち リベラル な 資本 主義 社会 で は 、 大 多数 の 人々 は 「 普通 の 生活 」 を 送る 。 ピューリタン の 伝統 に 則り 、 リベラル は 普通 に 生きる こと を 受け入れ た 。 そして 17 世紀 の オランダ 絵画 や イギリス 文学 （ ジェーン ・ オースティン の 小説 ） が 描い た よう に 、 凡庸 な 日常 生活 に も 威厳 が あり 、 それ は 嘲笑 する の で は なく 大切 に 育む べき だ という 考え も 確立 さ れ て いっ た 。 英雄 主義 や 結束 主義 （ ファシズム ） 等 は 、 これ に 対立 する 。  すべて の 近代 ヨーロッパ 思想 の 中 で 、 非 西洋 の 知識 層 に 最も 受容 さ れ た の は ドイツ ナショナリズム だ と 考え られる 。 例えば ナチズム （ 国家 社会 主義 ） は 、 バース党 （ アラブ 社会 主義 復興 党 ） へ 多大 な 影響 を 与え て いる 。 その 理由 として は ドイツ の ナショナリズム が 、 近代 西洋 の 普遍 性 の 主張 に 反発 する もの だっ た こと が 挙げ られ て いる 。  資本 主義 体制 で ある こと は 同時に 自由 民主 主義 体制 で も ある こと を 意味 し ない 。 資本 主義 体制 且つ 独裁 体制 で ある （ あっ た ） 国 も 多数 存在 する 。  資本 主義 に関する 経済 理論 や 学派 に は 以下 が ある 。 ただし 多く の 学派 名 は 他称 で あり 、 その 分類 に も 議論 が ある 。  18 世紀 後半 以降 、 アダム ・ スミス 、 トマス・ロバート・マルサス 、 デヴィッド・リカード など の イギリス の 経済 学者 に 代表 さ れる 。 従来 の 重 商 主義 を 批判 し 、 労働 価値 説 を 提唱 し た 。 また 重 農 主義 による レッセフェール （ 自由 放任 ） の 概念 を 使用 し 、 個人 の 利己 的 な 経済 活動 が 、 自由 市場 の 「 見え ざる 手 」 （ 需要 と 供給 による 価格 決定 メカニズム ） によって 、 全体 として 資源 の 最適 配分 と なる と し た 。 なお ジョン ・ スチュアート ・ ミル は 功利 主義 に 基づく 自由 主義 を 重視 する 一方 、 貧富 の 差 や 植民 地 の 増大 を 懸念 し 、 政府 の 再 分配 機能 も 重視 し て 後 の 社会 民主 主義 など の 改良 主義 に 影響 を 与え た 。  19 世紀 後半 以降 、 カール ・ マルクス と フリードリヒ・エンゲルス ら は 、 古典 派 経済 学 の 労働 価値 説 を 批判 的 に 継承 し て 剰余 価値 説 を 提唱 し 、 資本 主義 の 本質 は 資本 家 による 労働 者 の 搾取 と し た 。 また 資本 主義 は 普遍 的 な もの で は なく 歴史 的 な もの で あり 、 資本 主義 の 矛盾 が 累積 する と 最終 的 に は 革命 が 発生 し 、 社会 主義 社会 （ 生産 手段 の 社会 的 共有 ） に 移行 する と し た 。 ルドルフ・ヒルファーディング は 金融 資本 論 を 提唱 し 、 ウラジーミル ・ レーニン は 帝国 主義 論 を 提唱 し て 帝国 主義 は 資本 主義 の 最終 段階 で あり 植民 地 主義 により 延命 し て いる と し た 。  19 世紀 後半 以降 、 カール ・ メンガー ら は 、 古典 派 経済 学 の 労働 価値 説 や 生産 費 説 に対し 、 功利 主義 による 限界 効用 理論 に 基づい て 消費 財 の 価格 を 説明 し た （ 限界 革命 ） 。 また フリードリヒ・ハイエク は 経験 論 を 重視 し た 自由 主義 を 唱え 、 理性 主義 や 合理 主義 を 批判 し 、 それら に 基づく 計画 経済 （ 社会 主義 、 ファシズム 、 全体 主義 ） を 批判 し た 。  19 世紀 後半 以降 、 新 古典 派 経済 学 （ ネオ クラシカル ） は 、 アルフレッド ・ マーシャル など 古典 派 経済 学 の 伝統 を 重視 する 限界 効用 理論 以降 の 学派 で あり 、 市場 経済 を 重視 する が 、 市場 の 失敗 へ の 対応 など 政府 の 役割 も 認める 。 なお 1970 年代 以降 の 新しい 古典 派 （ ニュー ・ クラシカル ） は 、 ネオ クラシカル の 枠組み に 、 ミクロ 的 基礎 づけ を 重視 する 。  19 世紀 後半 から 20 世紀 前半 の アレクサンダー ・ ハミルトン ら の アメリカ合衆国 の マクロ 経済 学 的 政策 。 製造 業 を 支援 する ため に 保護 貿易 主義 を 提唱 し 、 交通 機関 など インフラ 建設 を 政府 が 投資 し 、 国営 銀行 が 投資 や 投機 より も 商業 や 経済 の 成長 を 促進 し た 。  20 世紀 前半 、 ジョン ・ メイナード・ケインズ ら は 、 古典 派 経済 学 の セイ の 法則 （ 供給 は それ 自ら の 需要 を 生み出す ） や 古典 派 の 公準 （ 賃金 変動 により 雇用 調整 さ れる ） を 中心 と し た 自由 放任 経済 を 批判 し 、 有効 需要 理論 により 政府 が 需要 創出 を 行い 経済 を 拡大 する 事 により 、 実在 し て いる 非 自発 的 失業 を 無く せる と 提唱 し て 、 ニューディール 政策 に 大きな 影響 を 与え た 。  1920 年代 以降 、 シカゴ 学派 は ミクロ 経済 学 的 な 手法 を 多種 多様 な 分野 に 適用 し た 。 オスカル・ランゲ は 世界 恐慌 後 、 市場 経済 を 社会 主義 に 導入 し た 市場 社会 主義 を 提唱 し た 。 ミルトン・フリードマン ら は 実証 主義 を 重視 し 、 ケインズ 主義 の 有効 需要 理論 を 批判 し 、 マネーサプライ を 重視 し て マネタリズム と 呼ば れ 、 更に 新 自由 主義 と も 呼ば れ た 。 また ロナルド ・ コース ら は 新 制度 派 経済 学 や 法 と 経済 学 など の 分野 を 創始 し た 。  シカゴ 学派 で も ある ミルトン・フリードマン が 主唱 。 貨幣 数量 説 の 再 評価 など マネーサプライ を 重視 し 、 ケインズ 主義 的 な 裁量 的 財政 政策 を 批判 し て 、 ルール に 基づい た 政策 の 実行 を 提唱 し た 。  1990 年代 以降 、 グレゴリー・マンキュー ら が 提唱 。 マネタリスト や 新しい 古典 派 （ ニュー ・ クラシカル ） に対して 、 裁量 的 な 財政 ・ 金融 政策 の 有効 性 を 提唱 し た 。  資本 主義 に対する 主 な 思想 的 立場 から の 見解 や 批判 に は 以下 が ある 。  資本 主義 の 支持 者 は 、 資本 主義 は 過去 に 作ら れ た いかなる 経済 システム より 優れ て おり 、 その 利益 は 主 に 一般 の 人々 に 与え られる と 主張 する 。 しかし 資本 主義 の 批判 者 は 、 多様 な 経済 的 な 不安定 さ が あり 、 全て の 人々 に 幸福 を 提供 する 事 は でき ず 、 自然 環境 に 持続 不可能 な 損害 を 与える 、 と 論じる 。  資本 主義 へ の 批判 に は 、 経済 システム として の 社会 的 不平等 、 不 公正 な 富 や 権力 の 配分 、 物質 主義 、 労働 者 や 労働 組合 へ の 抑圧 、 社会 的 疎外 、 失業 、 そして 経済 の 不安定 さ など が 関連 する 。 多く の 社会 主義 者 は 、 資本 主義 は 非合理 的 で 、 生産 や 経済 の 方向 性 は 計画 さ れ ず 、 多数 の 矛盾 や 内的 不 整合 が ある と 考え て いる 。 資本 主義 と 個人 主義 的 な 私有 権 は 、 所有 者 が 賛同 でき ない アンチコモンズ の 悲劇 に 陥っ て いる 。 マルクス 経済 学 の   は 、 資本 主義 経済 で は 共同 体 の 社会 的 必要 性 より も 利益 と 資本 蓄積 が 優先 さ れ 、 資本 主義 企業 で は 企業 の 基本 的 な 方針 に 労働 者 を 含める 事 は 稀 で ある 、 と し た 。  労働 関係 の 一部 の 歴史 家 や 学者 は 、 奴隷 、 奉公 、 強制 さ れ た 囚人 など の 強制 労働 は 、 資本 主義 における 雇用 関係 と 類似 性 が ある と 論じ て いる 。 は 強制 労働 は 資本 主義 に 受容 可能 と 論じ た 。  資本 主義 の 多く の 側面 は 、 主 に 企業 による 資本 主義 に 反対 する 反 グローバリゼーション の 批判 を 受け て いる 。 環境 主義 者 ら は 、 資本 主義 は 継続 的 な 経済 成長 を 必要 として 、 必然 的 に 地球 の 有限 な 天然 資源 を 枯渇 さ せ 、 多数 の 動植物 を 絶滅 さ せ て いる と 論じ て いる   。 また 、 新 自由 主義 または 現代 の 資本 主義 は 、 世界 貿易 を 拡大 する 半面 、 伝統 的 な 文化 様式 を 破壊 し 、 不平等 の 悪化 と 世界 的 な 貧困 の 拡大 を 招い た 結果 、 我々 は 新 自由 主義 以前 より も 貧困 な 時代 に 生き て おり 、 1970 年 以降 の 環境 指数 は 大幅 な 環境 悪化 を 示し て いる 、 と 論じ て いる 。  一部 の 学者 は 2007 年 の 金融 危機 の 責任 が 新 自由 主義 的 な 資本 主義 モデル に ある と 批判 し た 。  多く の 宗教 は 、 資本 主義 の 特定 の 要素 を 批判 または 反対 し て いる 。 伝統 的 な ユダヤ 教 、 キリスト 教 、 イスラム教 など で は 利息 付き の 金貸し 業 を 禁じ て いる が   、 銀行 が 設立 さ れ て いる 。 一部 の キリスト教徒 は 資本 主義 を 、 その 物質 主義 崇拝 で は 全 人類 の 幸福 を 測る 事 は でき ない と 批判 し て いる 。 カトリック の 学者 と 聖職 者 は しばしば 、 貧困 層 を 排除 し た 分配 に関して 免責 さ れ て いる と 、 資本 主義 を 批判 し て き た 。   ローマ 教皇 の フラン シスコ は 、 解き放た れ た 資本 主義 は 「 新た な 専制 」 として 、 世界 の 指導 者 に対して 貧困 と 不平等 に対する 戦い を 呼びかけ た 。貨幣 （ か へ い 、 ） と は 、  物 や サービス と の 交換 に 用い られる 「 お金 」 を 、 経済 用語 で は 貨幣 、 または 通貨 と 呼ぶ 。 貨幣 と は 、 経済 学 上 は 、 価値 の 尺度 、 交換 の 媒介 、 価値 の 蓄蔵 の 機能 を 持っ た もの の 事 で ある 。  広義 に は 、 本位 貨幣 の 他 に も 、 法律 により 強制 通用 力 を 認め られ て いる 信用 貨幣 も 含める 。 つまり 「 貨幣 」 という 語 は 、 鋳 貨 ・ 紙幣 に 加え て 、 当座 預金 など の 信用 貨幣 も 含め て 指す 場合 が 多い 。 なお 、 慣習 的 な 用法 として 、 法令 用語 の 意味 における 貨幣 と 紙幣 ・ 銀行 券 を あわせ て 「 お金 」 と 呼ぶ こと が 多い 。  政府 は 、 租税 の 算定 に 通貨 を 用いる 。 法定 通貨 が 額面 通り の 価値 を 持つ ため に は 、 その 貨幣 を 発行 する 政府 に対して 国民 の 信用 が 存在 する こと が 必要 条件 で ある 。  貨幣 の 重要 な 機能 として 次 の よう な もの が あり 、 いずれ か に 用い られ て いれ ば 貨幣 と 見なせる 。 それぞれ の 機能 は 別個 の 起源 と 目的 を もっ て いる 。  貨幣 は 4 つ の 機能 によって 用途 が 分かれ て おり 、 身分 によって 使える 貨幣 が 決まっ て い たり 、 共同 体 の 内部 と 外部 と で 用い られる 貨幣 が 異なっ て い た 。 すべて の 機能 を 含む 全 目的 な 貨幣 が 現われ た の は 、 文字 を もつ 社会 が 誕生 し て 以降 と なる 。  現在 は 1 国 につき 1 通貨 の 制度 が 主流 と なっ て いる が 、 歴史 において は 、 公権力 に よら ず に 国際 的 な 貿易 で 流通 する 貨幣 や 、 各 地域 が 独自 に 発行 する 貨幣 が 多数 存在 し て い た 。 この ため 、 複数 の 貨幣 が 用い られ て い た 。  経済 学 で は 貨幣 という 用語 は 、 銀行 の 当座 預金 や 普通 預金 など の 預金 通貨 や 、 定期 預金 など の 準 通貨 を 含む より 広い 意味 で 用い られる こと が 多い 。 貨幣 数量 説 、 貨幣 乗数 など の 用語 における 貨幣 は 、 こうした 用例 で ある 。 貨幣 は 、 財 ・ サービス と 交換 できる ため 、 人々 に 求め られる と 考える 。 貨幣 は 、 財 と の 交換 回数 の 節約 という 形 で 、 経済 の 効率 化 に 重要 な 役割 を 果たし て いる 。  デイヴィッド・ヒューム は 、 貨幣 は 商業 の 実体 で は なく 、 財貨 相互 の 交換 を 容易 に する ため に 人々 が 承認 し た 道具 と 定義 し た 。 アダム ・ スミス は 、 富 と は 貨幣 で は なく 貨幣 で 買える 商品 で あり 、 貨幣 は 商品 が 買える から 価値 が ある に すぎ ない と 論じ た 。 デヴィッド・リカード は 、 貨幣 は 交換 の ため の 単なる 媒介 と 定義 し て いる 。 スミス や リカード による 、 貨幣 は 商品 交換 の 媒介 に すぎ ない という 思想 は 、 19 世紀 後半 の 新 古典 派 経済 学 で は 「 貨幣 の 中立 性 」 と 表現 さ れ た 。  「 貨幣 の 価値 」 は 「 貨幣 の モノ として の 価値 」 と は 異なる 。 例えば 、 不換紙幣 の 場合 、 モノ として の 日本 の 千 円 札 は 印刷物 で しか ない 。 「 千 円 札 」 を 文字 や 模様 が 印刷 さ れ た 紙 として 利用 し て 得 られる 効用 は 、 「 千 円 で 売ら れ て いる ランチ 」 から 得 られる 効用 に 及ば ない 。  異 時点 間 における 貨幣 価値 を あらわす 概念 として 割引 現在 価値 が ある 。 これ は 、 将来 の 貨幣 価値 は 現在 の 貨幣 価値 に 利息 分 が 上積み さ れ た もの と 考え て 、 その 利息 を 生む ため に 必要 な 現在 の 貨幣 価値 と 同等 と みなす もの で ある 。 たとえば 利率 が 年 に 10 % で あり 、 日本円 で 9091 円 を 預金 する と 来年 に は 909 円 (= 9091 × 10 / 100 ) の 利子 を 受け取る こと が できる もの と する 。 する と 、 来年 に は あわせ て 10000 円 に なる 。 この 場合 、 来年 の 10000 円 の 割引 現在 価値 は 9091 円 で ある 。  貨幣 は あらゆる 商品 の 価値 を 統一 的 に 表現 できる ため 、 これ を 逆算 すれ ば 一定 の 貨幣 量 で 購買 可能 な 商品 量 を 表現 できる 。 この 貨幣 の 能力 を 「 購買 力 」 と 呼ぶ 。 また 一定 の 商品 量 を 購買 する のに どの くらい の 貨幣 量 が 必要 か を 調べ 、 これ を 国際 比較 する こと で 数値 化 が でき 、 これ を 購買 力 平価 と 呼ぶ 。  商品 の 交換 に は 、 財 ・ サービス の 交換 比率 や 買い手 ・ 売り手 に関する 情報 が 必要 と なる 。 貨幣 は 、 この 情報 を 入手 する ため の 費用 を 節約 する 。 この 情報 が 欠け て いる と 、 互いに 相手 の 所有 する 商品 を 同時に 欲し て いる 場合 に しか 交換 が 成立 し ない 。 この よう な 「 欲求 の 二 重 の 一致 」 なし に 交換 を 成立 さ せる もの として 、 貨幣 は 商品 経済 の 発達 を 進展 さ せ 、 分業 と 交易 の 拡大 を もたらす 。 また 貨幣 は 、 完全 な 情報 を 仮定 する ミクロ 経済 学 で は 登場 せ ず 、 マクロ 経済 学 の 分析 対象 と なる 。  マルクス 経済 学 は 一般 的 な 通貨 の 3 機能 （ 尺度 、 保蔵 、 交換 ） に 加え 、 債権 債務 の 支払 手段 として の 信用 貨幣 、 国際 的 な 決済 や 支払い に 用いる 世界 貨幣 、 労働 価値 説 と の 関係 を 指摘 し て いる 。  国家 が 租税 の 算定 に 用いる 通貨 を 法定 通貨 と 呼び 、 法定 通貨 は 租税 の 他 に も 賃金 など へ の 強制 通用 力 が 法的 に 認め られ て いる 。  かつて 貨幣 は 本位 貨幣 （ 本位 金 、 銀貨 ） を 指す 言葉 で あり 、 政府 紙幣 や 銀行 券 と は 区別 さ れ て い た 。 明治 4 年 （ 1871 年 ） に 造幣局 が 創業 し て 以来 、 日本 の 法律 上 の 「 貨幣 」 と は 、 新 貨条例 および 貨幣 法 に 基づき 発行 さ れ た 本位 貨幣 および 補助 貨幣 を 指し た 。 臨時 通貨 法 施行 後 は 1988 年 3 月 末 まで 臨時 補助 貨幣 のみ の 発行 と なっ た が 、 1988 年 4 月 1 日 に 通貨 の 単位 及び 貨幣 の 発行 等 に関する 法律 （ 昭和 六 十 二 年 六月 一 日 法律 第 四 十 二 号 ） が 施行 さ れる と 、 法的 な 本位 貨幣 と 補助 貨幣 の 区別 は なくなり 、 すべて 「 貨幣 」 と 称する こと に なっ た 。  「 通貨 の 単位 及び 貨幣 の 発行 等 に関する 法律 」 に よれ ば 、 「 通貨 と は 、 貨幣 及び 日本 銀行 法   （ 平成 九 年 法律 第 八 十 九 号 ） 第 四 十 六 条 第 一 項   の 規定 により 日本銀行 が 発行 する 銀行 券 を いう 。 」 （ 同 法 2 条 3 項 ）   と さ れ 、 また 「 貨幣 の 種類 は 、 五 百 円 、 百 円 、 五 十 円 、 十 円 、 五 円 及び 一 円 の 六 種類 と する 。 」 （ 同 法 5 条 1 項 ） と 規定 さ れる 。 また 、 同 法 附則 により 貨幣 と みなす 臨時 補助 貨幣 として 同 法律 施行 以前 に 発行 さ れ た 五 百 円 ～ 一 円 硬貨 および 記念 硬貨 が 規定 さ れ て いる 。 この 法律 の 施行 により 、 明治 時代 から 発行 さ れ て い た 本位 貨幣 の 一 円 、 二 円 、 五 円 、 十 円 、 二 十 円 の 旧 金貨 （ それぞれ 額面 の 2 倍 に 通用 ） と 五 円 、 十 円 、 二 十 円 の 新 金貨 は 1988 年 3 月 31 日 限り で 廃止 に なり 、 名実 とも に 管理 通貨 制度 に 移行 し た 。  したがって 、 現在 の 日本 の 法律 上 の 貨幣 と は 、 1948 年 （ 昭和 23 年 ） 以降 に 発行 さ れ た 五 円 硬貨 、 1951 年 （ 昭和 26 年 ） 以降 の 十 円 硬貨 、 1955 年 （ 昭和 30 年 ） 以降 の 一 円 硬貨 と 五 十 円 硬貨 、 1957 年 （ 昭和 32 年 ） 以降 の 百 円 硬貨 、 1982 年 （ 昭和 57 年 ） 以降 の 五 百 円 硬貨 と 、 1964 年 （ 昭和 39 年 ） 以降 に 記念 の ため に 発行 さ れ た 千 円 硬貨 、 五 千 円 硬貨 、 一 万 円 硬貨 、 五 万 円 硬貨 、 十 万 円 硬貨 を 指す 。  2014 年 現在 の 日本 における 法令 用語 として の 「 貨幣 」 は 、 もっぱら 補助 貨幣 の 性格 を 持つ 硬貨 のみ を 指し 、 「 紙幣 」 及び 「 銀行 券 」 と は 区別 さ れ て いる 。  同 法 第 7 条 により 、 貨幣 は 額面 価格 の 20 倍 まで に 限っ て 、 強制 通用 力 が 認め られ て いる 。 すなわち 、 支払 を 受ける 側 は 、 貨幣 の 種類 ごと に 20 枚 まで は 受け取り を 拒む こと は でき ない 。 例えば 、 12 , 000 円 の 買い物 を し て 、 五 百 円 硬貨 と 百 円 硬貨 各 20 枚 で 支払う こと は 認め られる 。 ただし 、 21 枚 以上 で あっ て も 、 支払 を 受ける 側 が 拒否 せ ず 受け取る の は 自由 で ある 。  なお 、 貨幣 を みだりに 損傷 ・ 鋳潰し する と 、 1 年 以下 の 懲役 又は 20 万 円 以下 の 罰金 に 処せ られる （ 貨幣 損傷 等 取締 法 　 ここ で 言う 貨幣 に 銀行 券 は 含ま ない ） 。  社会 学 で は 、 貨幣 による 市場 における 交換 は 、 貨幣 尺度 で 反対 給付 が 確定 し て いる 経済 的 交換 として 捉え られ 、 たとえば 長期 的 な 利害 を 共有 する コミュニティ の 内部 における よう な 、 相互 善意 を 前提 し た 反対 給付 が 確定 し ない 社会 的 交換 と は 対比 さ れる 。  離島 、 炭鉱 など の 場所 や 、 世界 各地 の ハンセン病 療養 所 や コロニー など の 施設 において 、 それぞれ の 用途 に 合わせ て 貨幣 が 発行 さ れ て い た 。  電子 的 、 暗号 化 および 電気 通信 もしくは 無線 通信 技術 の 一部 または 全部 の 向上 は 、 代用 貨幣 の 一種 として の 「 電子 マネー 」 （ 公共 交通 機関 を 利用 する 際 に 運賃 など として 利用 する 「 乗車 カード 」 を 含む ） や 、 特定 の 国家 による 価値 の 保証 を 持た ない 貨幣 として の 「 仮想 通貨 」 の 出現 を もたらし た 。  " 詳細 は 各 かっこ 内 項目 を 参照 の こと 。 "天然 ガス （ てん ねん ガス ） は 、 一般 に 天然 に 産す る 化石 燃料 で ある 炭化 水素 ガス で 、 一般 に 、 メタン 、 続い て エタン といった 軽い 炭素 化合 物 を 多く 含み 、 その他 の 炭素 化合 物 も 含む 。 現代 において は 、 エネルギー 源 や 化学 品 原料 として 広く 使わ れる 。  広義 に は 、 地下 に 存在 する ガス 、 または 地下 から 地表 に 噴出 する ガス 一般 を 指す 。 この 中 に は マグマ を 原料 と する 火山 ガス や 化石 燃料 ガス （ 可燃 性 ガス ） だけ で なく 、 窒素 や 酸素 、 炭酸 ガス 、 水蒸気 、 硫化 水素 ガス 、 亜硫酸 ガス 、 硫黄 酸化 物 ガス など の 不燃 性 ガス も 含ま れる 。 これら 不燃 性 ガス の 多く は 火山 性 ガス で ある 。  燃焼 さ せ て 調理 や 暖房 、 風呂 沸かし など の 熱源 として 使わ れる 。 日本 で は 都市 ガス 用 として 利用 さ れる 。  石炭 ・ 石油 に 比べ て 燃焼 さ せ た 時 に 、 大気 汚染 物質 （ 窒素 酸化 物 や 硫黄 酸化 物 など ） や 温室 効果 ガス （ 二酸化炭素 ） の 排出 が 少ない ため 、 火力 発電 所 において も 中心 的 な 燃料 と なっ て いる 。  この ほか 天然 ガス 自動車 や 、 天然 ガス 動力 船 が 実用 化 さ れ て いる 。  メタノール 、 アンモニア 、 アセチレン など の 製造 に 使わ れる 。 日本 国内 の 天然 ガス 田 で は 、 ヨウ 素 が 重要 な 副産物 として 採取 さ れ て いる 。  日本 で は 需要 量 に 比べ て 国内産 が 極 わずか で ある ため 、 歴史 的 に 輸入 に 依存 し て き た 。 戦後 から 中東 、 マレーシア 、 ブルネイ など から 仕入れ て いる 。 原油 に 連動 し た 価格 で 、 転売 し ない 条件 による 長期 契約 で 輸入 する こと が 多かっ た 。 こうした 輸出 国 有利 な 条件 を 見直す 動き も 出 て いる 。  東京 商品 取引 所 など が 設立 し た 「 JAPAN   OTC   EXCHANGE 株式会社 」 で は 、 LNG の 店頭 取引 が 行わ れ て いる 。  また 天然 ガス の 輸出 国 から 輸入 先 へ の パイプライン 敷設 ルート の 選定 や 、 供給 量 ・ 価格 の コンロール に は 、 外交 ・ 地政学 的 な 要因 が 絡む こと も 多い 。  地下 から 産出 する 状態 の 「 天然 ガス 」 について 以下 に 述べる 。 液化 し た もの は 後半 部 の 「 液化 天然 ガス 」 を 参照 の こと 。  天然 ガス の 起源 は 炭素 の 同位 体 比 ( C / C )、 ヘリウム の 同位 体 比 ( He / He )、 窒素 ( N ) ・ アルゴン ( Ar ) 比 など 分析 する こと で 判別 する こと が 出来る と さ れ 、 下記 に 大別 さ れる 。 なお 、 「 生物 起源 ガス 」 と 「 非 生物 起源 ガス 」 に 分類 する 考え方 も ある 。 分類 に関して は 諸説 有る 。  天然 ガス に は メタン・エタン・プロパン・ブタン・ペンタン 以上 の 炭素 化合 物 や 窒素 が 含ま れ 、 産出 する 場所 によって その 割合 は 少し ずつ 異なる 。  これら の 他 に 不純物 として 、 水 ・ 炭酸 ガス ・ 硫黄 酸化 物 ・ 硫化 水素 ・ 二酸化炭素 など を 含む 。 例外 的 に 北 アメリカ 産 ・ アルジェリア 産 の 天然 ガス に は   1 〜 7   mol / 100 mol   も の ヘリウム が 含ま れ て おり 、 世界 の 数少ない ヘリウム の 供給 源 と なっ て いる 。  揮発 性 が 高く 、 常温 で は 急速 に 蒸発 する 性質 。 主成分 の メタン や エタン が 空気 より も 軽い ため 、 大気 中 に 拡散 し やすい 。 この 点 で は 、 常温 で 空気 より 重く 低い 場所 に 滞留 し やすい プロパン や ブタン ガス に 比べれ ば 、 人 が 扱う うえ で の 危険 性 は 低い と いえる 。 また プロパン と 同様 、 メタン や エタン も 無臭 だ が 、 人 が ガス 漏れ に 気付き やすく する ため 燃料 用 ガス で は 意図 的 に 匂い 成分 を 混ぜ て いる 場合 が 多い 。  以下 に 天然 ガス に 含ま れる 主 な ガス の 物性 を 示す 。  常 圧下 で の メタン の 沸点 は - 161 . 5 ℃ で あり 、 LNG の 沸点 は - 160 ℃ 程度 に なる 。 この ため 常 圧下 で 液化 する に は 極 低温 が 必要 に なる 。 また 、 加 圧し て 沸点 を 上昇 さ せ た として も 、 臨界 温度 は - 82 . 6 ℃ で あり 、 この 温度 以上 で は いくら 加 圧し て も 液化 は し ない 。  メタン の 液体 で の 比重 は 0 . 43 で あり 、 LNG に なる と 他 の 成分 の 割合 に 応じ て 0 . 43 〜 0 . 48 に なる 。 原油 の 比重 約 0 . 85 と 比べ て も 液体 メタン は かなり 軽い ため 、 運搬 時 に は 重量 に 比べ て 大きな 体積 を 必要 と する 。  気体 の メタン は 空気 と 比べ て 約 55 % の 比重 で あり かなり 軽い が 、 気体 で も 低温 の 状態 で は - 113 ℃ で 空気 と 同じ 重 さ と なり 、 それ 以下 の 温度 で は 空気 より 重く なる 。  事故 など により 極 低温 状態 の メタン が 漏れ て - 161 . 5 ℃ 以上 で 気体 に なる と 空気 の 1 . 4 倍 程度 の 重 さ と なり まず 地上 に 漂う こと に なる 。 この ガス と 周囲 の 空気 と の 境界 で 空中 の 水分 を 凍ら せ 白い 雲 を 作る 。 これ が 蒸気 雲 （ ベイパークラウド ） と 呼ば れ 、 透明 な ガス が 間接 的 に 人 の 目 に 触れる こと に なる 。 この 状態 において は 、 爆発 的 な 燃焼 や 凍傷 、 窒息 の 危険 が ある 。 しばらく は 地上 に 留まっ た 低温 メタンガス も 、 温度 が - 131 ℃ を 超える と 空気 より も 軽く なり 、 空中 へ と 上昇 ・ 拡散 し て いく 。  5 %- 15 % の 燃焼 範囲 は 、 他 の 可燃 性 ガス と 比べれ ば 比較的 狭い ため 、 爆発 の 危険 性 は 低い と 言える 。 気体 の メタン が 液体 に なる と 体積 は 約 に なる ため 、 運搬 に は 適し て いる 。  燃焼 による 発熱 量 は 13 , 300 kcal / kg で 、 炭化 水素 中 で は 最大 で ある 。 これ は 5 , 000 - 7 , 000 の 石炭 や 9 , 250 の 石油 より も 大きい 。 メタン も LNG も 共に 人体 へ の 毒性 は ない 。  天然 ガス に対する 名称 は 産出 場所 および 精製 方法 によって 変わる 。 詳細 を 下 にて 示す 。  燃焼 し た とき の 二酸化炭素 排出 量 は カロリー 当り で 、 石油 より 少ない 。 ただし 、 主成分 で ある メタン の 地球 温暖 化 係数 は 、 「 21 」 と 大きい ため 、 大気 へ の 放出 は 避ける 必要 が ある 。  天然 ガス を 採掘 する ガス 用 の 井戸 を 「 採 ガス 井 」 と 呼び 、 液体 の 原油 を 生産 する 「 油井 」 「 油 生産 井 」 「 採油 井 」 と 区別 さ れる 。 採 ガス 井 は 一般 に 原油 用 の 井戸 に 比べ て など 、 使用 さ れる 機器 類 の 耐圧 が 高く 設計 さ れ て いる ため に 、 大きく なる 傾向 が ある 。 これ は 、 天然 ガス の 存在 する 地層 が 油田 に 比べ て 深く 、 また 、 液体 と 気体 で は 地下 の 高 圧力 環境 から 地上 に まで 持ち上げ られ た 時 の 圧力 が 大きく 異なる ため で も ある 。  2007 年 12 月 の 世界 の 液化 天然 ガス の 生産 設備 は 15 ヶ国 に 79 トレイン が 稼動 し て い て 、 総 生産 設備 能力 は 年間 18 , 930 万 トン で あっ た 。 2006 年 に 世界一 の LNG 輸出 国 と なっ た カタール で は 1 トレイン で 年間 780 万 トン という 巨大 液化 プラント を 複数 建設 中 で ある 。  2006 年 の 世界 の 天然 ガス 生産 量 は 28 , 700 億 m で あっ た 。  2006 年 の 世界 の 天然 ガス 貿易 量 は 7 , 480 億 m で あっ た 。  天然 ガス は 原油 と 異なり 、 地上 で 大量 に 貯蔵 する に は 極 低温 状態 の LNG と する 他 に は あまり 良い 方法 が 無く 、 LNG で は 施設 や 冷却 の 維持 など に コスト が かかる 。 この ため 、 多く の 国 で は 一度 地上 に 取り出し た 天然 ガス を 別 の 地下 ガス 層 へ と 再び 圧入 する 事 で 地下 に 貯蔵 する 方法 を 採用 し て いる 。 欧米 で は 600 ヶ所 以上 存在 し 、 日本 で も 数 ヶ所 が 稼動 し て いる 。 地下 貯蔵 に 使用 さ れる ガス 層 に は その 上部 が キャップ ロック と 呼ば れる 浸透 性 の 無い 緻密 な 地層 で 覆わ れ て い なけれ ば なら ない 。 冬季 の 需要 期 に 備え て 、 夏季 に 貯蔵 し て おい たり 、 パイプライン の 事故 に 備える など が その 目的 で ある 。  2006 年 末 の 世界 の 天然 ガス の 確認 可 採 埋蔵 量 は 約 181 . 46 兆 立方メートル と いわ れ て おり 、 国 別 に は 旧 ソ連 が 一番 多く 、 イラン 、 カタール など が それ に 続く 。 なお 東京ガス は 輸入 する 天然 ガス の 大半 を マレーシア 、 オーストラリア から 輸入 し て いる 。  今後 採鉱 が 盛ん に なる こと で 、 確認 可 採 埋蔵 量 の 増加 が 期待 さ れ て いる 。 BP 統計 2016 年版 で は 確認 可 採 埋蔵 量 は 約 190 兆 立方メートル という 報告 が なさ れ た （ 可 採 年数 は 53 年 ） 。  日本 で は 、 関東 地方 だけ でも 埋蔵 量 は 4 千 億 立方メートル 以上 ある と 推定 さ れ 、 埼玉 ・ 東京 ・ 神奈川 ・ 茨城 ・ 千葉 の 一 都 四 県 に またがる 地域 で 南関東 ガス 田 を 形成 し て いる 。 しかし 、 東京 の 直下 に ある ため 多く の 地域 で 採掘 は 厳しく 規制 さ れ て おり 、 房総半島 で わずか に 採掘 さ れ て いる のみ で ある 。 東京 都 や 千葉 県 で は 南関東 ガス 田 から 自然 放出 さ れる 天然 ガス によって 事故 が たびたび 起き て いる 。  日本 の 東部 南海 トラフ に は メタンハイドレート が 約 40 兆 立方 フィート ある と 推定 さ れ て いる 。 深海 底 に 存在 する メタンハイドレート は 、 採掘 技術 が 確立 さ れ て い ない ため 2008 年 現時点 で は 未 利用 資源 に 留まる 。 この ため 、 今日 の 日本 で は 原油 同様 に 可 採 埋蔵 量 として は ごく 限ら れ て いる の が 実情 で ある 。  各国 で 天然 ガス 資源 の 使用 や 開発 を めぐる 紛争 が ある 。  液化 天然 ガス （ え きか てん ねん ガス 、 LNG （ Liquefied   Natural   Gas ） ） は 、 気体 で ある 天然 ガス を - 162 ℃ 以下 に 冷却 し て 液体 に し た もの 。 体積 は 気体 の 約 と なる 事 から 輸送 ・ 貯蔵 を 目的 として 液化 さ れる 。  天然 ガス は 主成分 で ある メタン の 他 に も エタン 、 プロパン 、 ブタン など の ガス が 含ま れ て いる が 、 LNG へ の 液化 の 過程 で これら の ガス も 同時に 液化 さ れる ため に 、 LNG も 元 と なる 天然 ガス の 産地 によって これら 炭化 水素 の 構成 比 に 違い が ある 。 LNG の 液化 の 初期 段階 過程 で は 、 水 和物 を 作っ て パイプ を 閉塞 さ せる 炭酸 ガス や 、 プラント を 腐蝕 する 硫黄 酸化 物 など の 不純物 が 除去 さ れる ため 、 LNG は 人体 にとって 無害 と なる 。  液化 に は 「 」 「 」 「 」 「 」 の 4 つ の 方式 が 存在 する 。   では 冷媒 に メタン 、 エチレン 、 プロパン の 純 成分 を 個別 に 3 段階 で 使用 し て おり 、 他 の 3 方式 は 窒素 、 メタン 、 エタン 、 プロパン を 混合 し て 使用 し て いる 。 液化 プラント で 使用 さ れ て いる の は   方式 が 多い 。  一般 的 な ガス 田 の 液化 施設 は 、 多く の 生産 地 に 近接 し た 場所 に 設置 さ れる が 、 海上 ガス 田 の 場合 に は 浮体 構造 の 洋上 液化 設備 （ FLNG ） や 積み出し 用 保管 設備 等 が 設置 さ れる 場合 が ある 。 2013 年 に 進水 し た ロイヤル・ダッチ・シェル の 船型 構造 物 （ 自力 航行 装備 を 持た ない ） は 、 排水 トン数 は 60 万 トン 以上 と 世界 最大 級 の 空母 6 隻 分 に 相当 する 巨大 な もの と なっ た 。  LNG の 大量 輸送 方法 は 二つ ある 。 一つ が パイプライン による 気体 つまり CNG で の 輸送 で 、 1930 年代 頃 に アメリカ で 始まっ た 。 現在 で は ロシア 連邦 や 北 アフリカ から ヨーロッパ 諸国 へ の LNG 輸出 の ほか 、 中央アジア 、 中東 、 中華人民共和国 など で 使用 さ れ て いる 。  もう 一つ が LNG タンカー で 、 中東 や オーストラリア 、 東南アジア から 日本 や 韓国 へ の 輸送 に 多用 さ れ て いる 。 日本 の 場合 、 タンカー で 搬入 さ れ た LNG は 、 港湾 部 を 起点 と する パイプライン で 火力 発電 所 や 都市 ガス 事業 者 に 送ら れる 。  世界 初 の LNG 船舶 による 国際 輸送 は 、 1959 年 1 月 25 日 米国 ルイジアナ 州 から 英国 キャンヴェイ・アイランド 向け の " Methane   Pioneer " による もの だっ た 。 この 船 は 元々 海軍 用 の 船舶 を 改造 し た もの で 、 2000 トン の LNG を 輸送 し た 。 LNG 船 の 海難 事故 は 極めて 少なく 、 大 規模 な ガス 爆発 や ガス 漏洩 を 含む 環境 破壊 事故 は 一 度 も 発生 し て い ない 。 また 、 メタンハイドレート に し て 輸送 する 方法 が 開発 中 で ある 。 実現 し た 場合 は LNG に 比べ 温度 が 高く て も 体積 を 減らす こと が でき 、 輸送 効率 の 向上 が 見込める 。 更に 、 原産地 で GTL 法 によって メタノール 等 の 液体 に 変換 し て 輸送 する 方法 も 実用 化 段階 に ある 。  パイプライン や 都市 ガス 配管 が 直結 し て い ない 需要 者 に対して は 、 天然 ガス を タンクローリー や 鉄道 コンテナ に 積み替え て 運ぶ 。 鉄道 による LNG 輸送 は 、 日本 の 石油 資源 開発 株式会社 が 2000 年 に 新潟 県 で 始め た の が 世界 初 と さ れ て おり 、 海外 へ の ノウハウ 販売 を 計画 し て いる 。  LNG を 利用 する ため に は 、 上流 の ガス 井 に 始まり 、 パイプライン 、 液化 プラント 、 LNG タンカー 、 受け入れ 基地 、 再 ガス 化 設備 、 下流 で の 輸送 網 に 至る まで 、 「 LNG ヴァリュー・チェーン 」 と 呼ば れる 一連 の 設備 が 必要 で ある 。  LNG 受入れ 基地 は 、 LNG 船舶 を 受け入れる 桟橋 が 必要 で ある こと と 、 海水 によって LNG を 暖める こと で 、 再 ガス 化 プロセス つまり 気体 に 戻す 作業 を 行う 場合 が 多い こと から 、 その ほとんど が 海 に 面し て いる 。 世界 初 の LNG 受入れ 基地 は 英国 キャンヴィー・アイランド における もの で 、 アメリカ合衆国 や アルジェリア から の LNG を 輸入 する 拠点 だっ た 。 2013 年 に シンガポール の ジュロン 島 で 稼動 し た LNG 受入れ 基地 は 、 受入れ 設備 と 再 輸出 設備 を 兼ね備え た 世界 初 の ターミナル で ある 。  冷熱 利用 は 再 ガス 化 の 際 の 気化 熱 を 冷熱 源 と する 施設 を 設置 し 、 冷熱 エネルギー の 利用 効率 を 高める こと で ある 。 東京ガス 根岸 工場 で は 、 冷熱 発電 、 マグロ の 冷凍 倉庫 、 空気 分離 装置 、 液化 炭酸 ガス の 製造 設備 が 隣接 し て おり 、 熱 交換 の 効率 化 に 活用 し て いる 。 阪神 港 泉北 コンビナート で は 、 キン レイ （ かつて は 大阪ガス 傘下 ） の 冷凍 うどん 製造 工場 や 業務 用 冷凍庫 など の 他 に 、 大阪 府立 臨海 スポーツ センター の スケートリンク など が 存在 する 。  こうした 冷熱 利用 により 、 LNG 事業 者 は 再 ガス 化 に かける コスト 、 関連 事業 者 は 製造 コスト の 削減 を 可能 に し 、 結果 として 電力 使用 を 抑え 省エネ に 繋げ て いる 。  日本 国内 で は 都市 ガス 用 と 火力 発電 用 の 比率 は 約 35 : 65 で ある 。  万一 、 大量 の LNG が 漏洩 する 事故 が 起きれ ば 液化 の 為 の - 162 ℃ 以下 の 超 低温 状態 から - 113 ℃ 以上 に 暖め られる まで は 空気 より も 重く 、 極 低温 の ガス が 地上 に 滞留 する 。 LNG タンク が 作ら れ た 初期 の 1944 年 10 月 20 日 、 アメリカ合衆国 の オハイオ 州 クリーブランド で 起き た LNG 漏洩 事故 で は 防 液 堤 を 備え なかっ た ため に 大量 の LNG が 市中 に 広がり 、 下水 溝 内 で 爆発 ・ 燃焼 する など 死者 128 人 を 出し た 。 この 大 事故 を 教訓 に 、 現在 は LNG タンク の 周り は 防 液 堤 で 囲わ れ て おり 、 万一 漏洩 事故 が 発生 し て も 周辺 被害 は それほど 拡大 し ない と 期待 さ れ て いる 。  日本 国内 の 基地 について 記載 する 。  島々 によって 構成 さ れる 国 や 地域 に は 大 規模 な 発電 基地 を 建設 する こと が 困難 な 場合 も ある 。 その 為 、 ディーゼル 発電 など が 主 に なる が 環境 や 費用 の 高 さ が 問題 と なる 。 これ を 解消 する ため LNG 発電 船 から 電力 を 供給 する 方法 が ある 。  圧縮 天然 ガス （ あっし ゅくてんねん ガス 、 CNG ） は 、 高い 圧力 で 圧縮 さ れ た 天然 ガス の こと 。 燃焼 さ せ た 時 に 発生 する 排気 ガス が 比較的 良い ので 、 自動車 の 燃料 として 注目 を 浴びる よう に なっ た 。 天然 ガス に 仮に オクタン価 を 付けれ ば 135 に なる 。OEM （ オーイーエム 、 ） は 、 他社 ブランド の 製品 を 製造 する こと 、 または その 企業 で ある 。 日本語 で は 「 相手 先 （ 委託 者 ） ブランド 名 製造 」 、 「 納入 先 （ 委託 者 ） 商標 による 受託 製造 」 など と 訳さ れる 。  英語 の 原義 で は 、 元来 、 単に 自社 製品 を 製造 する 事業 者 を 意味 する もの で ある が 、 英語 圏 において も OEM が 他社 ブランド 製品 の 製造 ないしは 他社 製品 の 自社 ブランド で の 販売 を 行う 企業 という 意味 も 持つ 。 また 、 日本語 で は 元来 の 「 OEM 」 の 意味合い に 加え て 「 OEM 契約 」 、 「 OEM 生産 」 や 「 OEM 販売 」 など 「 OEM ○ ○ 」 と 様々 な 言葉 や 用語 として 誤用 さ れ て いる 。 「 」 の 略 で ある と 解し て 「 他社 ブランド の 製品 を 製造 する こと 」 と さ れる こと も 多い が 、 「 OEM 」 という 単語 そのもの の 意味合い と 、 あと に なっ て 派生 し た 「 OEM ○ ○ 」 に は 意味合い の 変化 も 見 られる 。  OEM は 家電 や 食品 、 自動車 メーカー など 様々 な 業種 で 利用 さ れ て いる 。 販売 ブランド が 流通 業 の 場合 は プライベートブランド （ PB ） と 呼ば れる こと が 多い 。  OEM を 行う 理由 は 市場 の 時期 により 大きく 3 つ に 分け られる 。  中小 企業 など 営業 力 の 弱い 企業 において は OEM 先 の 営業 力 を 活用 できる メリット も ある 。  一方 、 生産 委託 者 は 生産 を 外部 に 委託 する こと により 利益 率 が 低下 する ほか 、 技術 流出 の リスク が ある 。 生産 受託 者 にとって は 、 OEM 生産 だけ で は 市場 に 自社 ブランド が 浸透 せ ず 、 生産 量 が 委託 者 に 左右 さ れる という デメリット が ある 。  1950 年代 に IBM 社 で 造ら れ た 造語 と さ れ 、 1960 年代 後半 から DEC 社 の 制御 用 ミニコンピュータ の 販売 対象 の 業界 の 定義 として アメリカ合衆国 で OEM と 言う 言葉 が 次第に 使わ れ 始め た と 考え られる 。  米国 の コンピュータ や 電子 部品 業界 から 使わ れ 始め た が 例 として 汎用 性 の ある コンピュータ を コンピュータ 製造 業者 A （ 以下 「 業者 A 」 ） から 購入 し た 別 の コンピュータ 製造 業者 B （ 以下 「 業者 B 」 ） が そこ で 独自 の 技術 的 （ ハードウェア や ソフトウェア など ） 価値 を 付け加え 、 独特 の 、 または 特定 （ 汎用 の 反対 の 意味 ） の 機能 を 持つ 製品 に 造り上げ 、 業者 B は 付加 価値 再販 業者 （ VAR ） として その 製品 を 市場 に 出し た 製造 者 を 指し た 。 この 様 に 文字通り 、 「 オリジナリティー や 独創 性 の ある 製品 化 （ 装置 化 ） を 行う 製造 者 （ 業者 B ） 」 として 言葉 OEM は 使わ れ た 経緯 が ある 。 この 時代 の 「 OEM 」 は 文字通り 「 製造 者 」 を 意味 し 、 業者 A と 業者 B の 間 に 資本 関係 や 委託 製造 、 販売 提携 など の 契約 など は なく 、 あくまで 両者 の 別個 の 企業 行動 で あっ た 。  OEM が 造語 として 造ら れ た 1960 年代 頃 に は 既に メイン フレーム や 小型 の コンピュータ による 事務 、 会計 や 給与 など いわゆる 事務 に関する 処理 は 広く 行わ れ て い た 。 一方 、 制御 、 計測 、 生産 管理 など いわゆる 第 二 次 産業 の 生産 現場 や 研究 現場 で は 多く の 機器 や 機械 を 用い て 行わ れ て い た が これら を 統合 的 に 結合 し た もの で は なかっ た 。 PDP - 8 に 代表 さ れる ミニコンピュータ の 登場 によって これら を 有機 的 に 結びつけ た 装置 や システム を 業者 B 自身 が 独自 に 学習 し 従来 の 技法 や 技術 を 生かし た 「 」 と 言わ れる 「 独自 性 を 持っ た 装置 ・ システム 」 を 差別 化 戦略 として 行える よう に なっ た 。  歴史 として コンピュータ 製造 業者 A に 限ら ず 、 各種 の 機器 を 製造 する 者 が 差別 化 戦略 や 販売 戦略 として 「 OEM 」 へ の 転換 を 業者 B に 促す 方法 が 次第に 広まっ て いっ た 。 一 例 として 、 ソニー で は 1980 年代 前半 に 3 . 5 インチ フロッピーディスク ドライブ を 搭載 し た ワードプロセッサ を 発売 し た 時 、 フロッピーディスク ドライブ そのもの の 普及 や 販売 戦略 として 製造 業者 B へ OEM と なる よう に 働きかけ て おり 、 この 時 「 OEM 供給 」 や 「 OEM ビジネス 」 という 表現 が 用い られ て いる 。 元来 造語 で ある 用語 「 OEM 」 は 業者 B を 表し て い た が 、 デ・ファクト の 用語 な ので 、 製造 者 、 委託 製造 者 、 販売 者 、 消費 者 の それぞれ の 立場 から 解釈 や 用法 が 変化 し た 。  用語 「 OEM 」 は 、 1980 年代 後半 ごろ から コンピュータ 製造 業者 C （ 以下 「 業者 C 」 ） に 製造 委託 し 販売 業者 D （ 以下 「 業者 D 」 ） が 自社 の ブランド と する 商品 や その 手法 や 両 業者 など も 含め て 「 OEM 化 」 、 「 OEM を する 」 、 「 OEM 製品 」 、 「 OEM 供給 」 、 「 OEM 元 」 や 「 OEM 先 」 など と 多様 化 し て 用い られ て いる 。 また 、 「 OEM 」 の   E   ()   は 、 装置 や 比較的 大きな 機器 や 機械 を 表す が 、   に 当たら ない と 考え られる 機器 、 製品 や 商品 分野 に まで わたっ て 幅広く 用法 や 用語 として 定着 し た 。 例えば 、 自動車 業界 など において 「 OEM 元 」 や 「 OEM 先 」 が 用い られる が 、 完成 し た 自動車 を 装置 や 機器 と 呼べる か どう か は 議論 が 分かれる 。  なお 、 製造元 の 企業 を OEM 元 、 供給 先 の 企業 を OEM 先 と 呼ぶ こと が 多い が 、 逆 に 製造 の 委託 元 の 企業 を OEM 元 、 委託 先 の 企業 を OEM 先 と 呼ぶ 場合 も あり 、 注意 が 必要 で ある 。  一方 、 ODM   ( original   design   manufacturer )   という 用語 が あり 、 「 相手 先 （ 委託 者 ） ブランド で の 製品 設計 ・ 生産 （ 者 ） 」 を 表す 。 業者 C が 設計 から 製造 まで 行い 業者 D に 提供 する こと を 主 な 業態 と する 場合 、 または 業者 D が 設計 段階 から 全面 的 に 業者 C に 依存 し て その 製品 を 購入 ・ 販売 する 場合 に 、 業者 C を ODM と 呼ん で いる 。 例えば 、 台湾 の 多く の 半導体 ファウンダリ や 半導体 受託 製造 会社 は 「 OEM 企業 」 と いう より 「 ODM 企業 」 で ある 。  近年 で は 、 相互 供給 や OEM 元 と OEM 先 の 逆転 など の 他 、 他社 から 供給 を 受け た OEM 製品 を 他社 ブランド で 販売 する ため に さらに OEM 供給 する 「 二 段 OEM 」 と でも いう べき 製品 も 見 られる よう に なっ て いる 。  「 他社 ブランド の 製品 の 製造 」 を 表す こと と なっ た 製造 委託 において 、 以前 は 競争 相手 の ブランド を 製造 する という こと で 製品 供給 側 から は 敬遠 さ れ て い た 。 しかし 1980 年代 に VTR 戦争 が 始まる と 、 VHS 陣営 で ある 日本ビクター （ 現 ・ JVC ケンウッド ） や 松下電器産業 （ 現 ・ パナソニック ） といった メーカー は VHS 陣営 他社 に VTR を 供給 する よう に なる 。 この VTR の 黎明 期 は まさしく 上記 の 1 つ 目 の 市場 が 立ち上がる 時期 に OEM が 行わ れ て い た 。  DVD レコーダー など の デジタル AV 機器 の 普及 に 伴い 、 日本 国内 の 家電 メーカー の 多く は 自社 生産 から 韓国 や 中国 など の 日本 国外 の メーカー に 製造 を 委託 する OEM に 移行 し て いっ た 。  そして 2006 年 頃 に は 、 VTR の 技術 は 完全 に 成熟 し た 段階 に 達し て おり 価格 競争 を通じて 3 つ 目 の 市場 が 衰退 する 時期 を 迎え て いる 。 この 流れ は VTR に 留まら ない 。 ラジカセ 、 ブラウン管 テレビ 、 ポケット ラジオ 、 電気 ストーブ 、 トースター 、 ミキサー といった 最先端 で は ない 電化 製品 の 殆ど は 韓国 や 中国 など の 企業 の OEM 製品 で ある 。  他社 ブランド として ある 製造 者 によって 製造 さ れ 、 販売 者 の ブランド で 市場 に 出す 製品 は 必ずしも その 製品 が OEM 製品 で あり 製造 者 が 別 の 者 で ある こと は 明らか に さ れ て い ない 。 例えば 過去 に GE ブランド の VTR は 松下寿電子工業 （ 現 ・ パナソニック   ヘルスケア ） で 製造 さ れ 、 取扱 説明 書 の 箱詰め まで 行わ れ て GE へ 出荷 ・ 輸出 さ れ 販売 さ れ た 。デファクトスタンダード （ ） と は 、 「 事実 上 の 標準 」 を 指す 用語 で ある 。 は ラテン語 で 「 事実 上 、 実際 に は 」 を 意味 する 。  ISO 、 DIN 、 JIS など の 標準 化 機関 等 が 定め た 規格 で は なく 、 市場 における 競争 や 広く 採用 さ れ た 「 結果 として 事実 上 標準 化 し た 基準 」 を 指す 。 デファクトスタンダード に対して 、 国際 標準 化 機関 等 により 定め られ た 標準 を デジュリ （ デジューレ 、 デジュール 、 デジュア ） スタンダード （ ） と 呼ぶ 。  インターネット の 通信 規格 で ある TCP / IP や 、 接続 規格 の 多い コンピュータ 関連 分野 で 使わ れ 始め た 言葉 だ が 、 現在 で は これら の 分野 に 限ら ず 各種 商品 や サービス に 広く 使わ れる よう に なっ た 。  電気 製品 など 、 商品 開発 サイクル の 短い 分野 で は 、 決定 まで 何 年 も かかる 標準 より も 、 その 時点 で の 市場 で 一般 的 な 規格 で ある 、 デファクトスタンダード の 重み が 大きい 。 また 、 この よう な デファクトスタンダード が 後 の 国際 規格 の 土台 と なる 場合 も ある 。  当然 ながら 、 デファクトスタンダード は 市場 の 状況 により 変化 する ため 、 これ を 獲得 し た 企業 は 大きな 利益 を 手 に する こと が できる 。 その ため デ ファクト スタンダード の 積極 的 な 採用 が かえって 市場 の 独占 を 推し進め 、 結果 として 製品 の 価格 を 引き上げ て しまっ たり 、 競争 の 鈍化 を 招く 恐れ が ある 。 一部 企業 による デファクトスタンダード は 、 ベンダーロックイン に つながる こと も ある 。  また 、 デファクトスタンダード を 目指す 複数 の 規格 の 対立 により 、 消費 者 が 製品 や サービス 同士 の 連携 で 不便 を 強い られる 問題 （ 規格 争い 、 顧客 囲い込み ） も 生じ て いる 。設備 投資 （ せつ びとうし ） と は 、 企業 が 事業 に 用いる 設備 に対して 行う 投資 の こと 。 国内 総 生産 を 構成 する 主要 な 要素 の 一つ で あり 、 景気 に 与える 影響 が 大きい 。  投資 対象 と なる 設備 は 、 有形 固定 資産 （ 長期 にわたって 利用 する 資産 の うち 、 半導体 製造 装置 など の 生産 を 行う ため の 機械 、 事業 所 ・ 店舗 など の 建物 、 搬送 用 の 車輌 、 工具 備品 など ） と 、 無形 固定 資産 （ 長期 にわたって 利用 する 資産 の うち 、 ソフトウェア や 電話 加入 権 、 特許 ・ 商標 権 など ） と に 分かれる 。  設備 投資 を 論ずる 場合 、 有形 固定 資産 を 指す ケース が 多かっ た が 、 IT バブル の 頃 から 無形 固定 資産 （ 主として IT へ の 投資 ） に も 注目 が 集まる よう に なっ て き た 。  設備 投資 は 、 工場 や 船 など の 資本 ストック を 増加 さ せ 、 経済 の 生産 力 を 高める 。 資本 装備 が 増加 する こと で 、 労働 生産 性 が 上昇 し 、 潜在 成長 率 を 高める こと が 出来る 。  設備 投資 は 、 投資 額 が 乗数 効果 によって より 大きな 消費 と なる ため 、 経済 の 需要 を 高める 。 需要 の 増大 は 、 設備 投資 による 生産 増大 を 正当 化 し 、 需給 が 共に 伸びる 黄金 状態 を もたらす 。 設備 投資 が 乗数 効果 を 持つ の は 以下 の 理由 が ある から で ある 。  投資 する 事業 会社 にとって は 投資 キャッシュ ・ フロー が 赤字 に なる だけ で 、 会計 上 は 減価 償却 を 行い 赤字 に なら ない 。 一方 で 設備 や 工場 を 販売 し た 側 にとって は 売り上げ と なり 、 従業 員 の 給与 や 会社 の 利益 と なる 。 この よう に 社会 全体 で 見 て 会計 上 の 利益 が 投資 によって 増大 する 。 その ため に 、 経済 全体 が 活気 付き 消費 が 増大 する の で ある 。  一方 で 、 設備 投資 が 低調 に なる と キャッシュ フロー は 黒字 で も 、 会計 上 の 利益 が 出 ない 場合 が あり 、 経済 全体 が 停滞 する 。  設備 投資 は 、 景気 動向 を 判断 する ため の 指標 と し たり 、 設備 投資 計画 と 企業 収益 など から 投資 意欲 を みる ため に 使わ れ たり する 。 統計 で 設備 投資 を 見る 際 に は 、 統計 によって 調査 対象 範囲 が 違う 、 土地 購入 費 の 取り扱い が 違う など の 差 が ある 。世界 標準 （ せ かいひょう じゅん 、 ） または グローバル スタンダード （ ） と は 、 技術 分野 における 国際 工業 規格 ・ 国際 会計 基準 など 、 準拠 す べき 枠組み として 国際 的 に 一定 の 拘束 力 を 持つ 標準 、 規格 、 規則 を 示す 語 で ある 。  グローバル ・ スタンダード は 、 国際 標準 から 派生 し て 生まれ た 言葉 で あり 、 比喩 的 な 表現 で ある 。 「 グローバル ・ スタンダード 」 という 言葉 が 、 日本 で 多用 さ れる よう に なっ た の は 1997 年 （ 平成 9 年 ） 以降 で あり 、 日本 国外 で は あまり 使用 さ れ ない 和製 英語 と いわ れ て いる 。  みずほ 総合 研究所 は 「 グローバル ・ スタンダード という 言葉 は 、 国際 標準 に 類似 し た 概念 を 、 工業 規格 ・ 会計 基準 など に とどまら ず 、 企業 活動 ・ メネジメント 手法 ・ 経済 システム など に まで 対象 を 拡張 さ せ て 使用 さ れ て いる 。 注意 する 必要 が ある の は 、 経営 手法 ・ 経済 システム に 市場 占有 率 など なく 、 国際 的 な 取り決め による 一定 の 標準 ・ ルール が ある わけ で は ない 」 と 指摘 し て いる 。  交通 信号 機 が 緑 ・ 黄 ・ 赤 の 3 色 と なっ て いる 事例 や 、 船舶 や 航空機 が 右側 通行 に 統一 さ れ て いる こと など 。  世界 で は 職務 給 による 専門 家 が 雇用 の 中心 で あり 、 とき に リストラ や 好 待遇 を 求め て 転職 を 繰り返す の に対し 、 日本 で は 新卒 採用 による 総合 職 （ ジェネラリスト ） を 長期 雇用 （ 終身 雇用 ） する の が 雇用 の 中心 で ある 。レッセフェール （ ） と は 、 フランス語 で 「 なす に 任せよ 」 の 意 。 経済 学 で 頻繁 に 用い られ て おり 、 その 場合 は 「 政府 が 企業 や 個人 の 経済 活動 に 干渉 せ ず 市場 の はたらき に 任せる こと 」 を 指す 。 自由 放任 主義 （ じ ゆう ほう に ん し ゅぎ ） と 一般 に は 訳さ れる 。  レッセフェール （ 自由 放任 主義 ） の 語 を 最初 に 用い た の は フランス の 重 農 主義 者 で ある 。 この 用語 は 重 商 主義 に 反対 する 立場 から の 「 スローガン 」 として 用い られ た 。 これ を 古典 派 経済 学 （ 古典 学派 ） の 祖 で ある イギリス （ スコットランド ） の アダム ・ スミス が 主著 『 諸 国民 の 富 』 （ 1776 年 ） で 体系 化 し た 。 アダム ・ スミス が その 著書 において 「 自由 競争 によって 見え ざる 手 が 働き 、 最大 の 繁栄 が もたらさ れる 」 と 主張 し た の は 有名 で ある 。 もっとも 、 アダム ・ スミス は 『 諸 国民 の 富 』 の 中 で 「 自由 放任 」 について は 直接 言及 し て は い ない 。  その後 、 1870 年代 に アルフレッド ・ マーシャル によって 体系 化 さ れ た 新 古典 派 経済 学 （ いわゆる 新 古典 学派 、 厳密 に は ケンブリッジ 学派 と 言う ） に も 自由 放任 主義 の 考え方 は 引き継が れ た 。  自由 放任 主義 は ジョン・メイナード・ケインズ の 1926 年 の 著作 『 自由 放任 の 終焉 』 によって 初めて 否定 さ れ た と いわ れる こと も ある が 、 これ に は 強い 異論 も ある 。  経済 学者 の 橘 木 俊 詔 は 「 レッセ・フェール は 、 現代 でも 有力 な 思想 の 一つ として 生き 続け て いる 。 市場 原理 主義 ・ 新 自由 主義 と 呼ば れる 思想 が それ で あり 、 政府 の 介入 を 排し 、 規制 緩和 ・ 自由 主義 による 競争 促進 政策 が 、 経済 を 強く する ため 必要 と 考え た 。 イギリス の マーガレット ・ サッチャー 、 アメリカ の ロナルド ・ レーガン 、 日本 の 小泉 純一郎 による 構造 改革 路線 は この 経済 思想 で ある 」 と 指摘 し て いる 。企業 （ きぎ ょう 、 ） と は 、 営利 を 目的 として 一定 の 計画 に従って 経済 活動 を 行う 経済 主体 （ 経済 単位 ） で ある 。 社会 的 企業 を 区別 する ため に 営利 企業 と も 言う 。 家計 ・ 政府 と 並ぶ 経済 主体 の 一つ 。 国 （ 中央 政府 ） や 地方 公共 団体 が 保有 する 企業 を 公 企業 （ こうき ぎょ う ） 、 そう で ない 企業 を 私企業 （ しき ぎょ う ） と いう 。 通常 は 企業 と いえ ば 私企業 を 指す 。 日常 用語 として の 「 企業 」 は 多く の 場合 、 会社 と 同義 だ が 、 個人 商店 も 企業 に 含ま れる ので 、 企業 の ほう が 広い 概念 で ある 。  広義 の 企業 は 、 営利 目的 に 限ら ず 、 一定 の 計画 に従い 継続 的 意図 を 持っ て 経済 活動 を 行う 独立 の 経済 主体 （ 経済 単位 ） を 指す 。  企業 の 組織 形態 として は 、 次 の よう な もの が ある 。懲役 （ ちょ うえ き ） と は 、 自由 刑 に 作業 義務 による 区分 を 設け て いる 法 制度 において 所定 の 作業 義務 を 科す こと を 内容 と する 刑罰 で ある 。 作業 義務 の ない 禁錮 や 拘留 と 区分 する 。  なお 、 アメリカ合衆国 の 自由 刑 で ある Imprisonment や イギリス の 自由 刑 で ある Custodial   Sentence など の 刑 は 公的 な 資料 など で は 「 拘禁 刑 」 と 訳さ れる 。 これら の 自由 刑 に も 刑務 作業 が 定め られ て いる 場合 が あり 便宜 的 に 「 懲役 」 と 訳さ れる こと も ある が 、 日本 など の 懲役 刑 と は 異なり 刑務 作業 は 刑罰 の 内容 として 位置づけ られ て いる わけ で は ない （ 後述 ） 。  懲役 は 日本 など 自由 刑 に 作業 義務 の 区分 が ある 法 制度 において 所定 の 作業 義務 を 科す こと を 内容 と する 刑罰 で ある 。 懲役 刑 は 刑務 作業 を 刑罰 の 内容 と し 、 作業 義務 の 有無 により 禁錮 や 拘留 と 区分 する （ 禁錮 や 拘留 の 場合 でも 申請 により 作業 を 行う こと は できる ） 。  アメリカ合衆国 や イギリス など で は 自由 刑 に 区分 が なく 、 アメリカ合衆国 の Imprisonment や イギリス の Custodial   Sentence など の 自由 刑 は 公的 な 資料 など で は 「 拘禁 刑 」 と 表現 さ れる 。 拘禁 刑 に 一 本 化 し て いる 国 に も 作業 義務 が ある 国 （ アメリカ合衆国 や イギリス など ） と 作業 義務 の ない 国 （ フランス など ） が ある 。 ただし 性質 上 、 日本 における 刑務 作業 は 懲役 刑 の 刑罰 の 内容 で ある の に対し 、 アメリカ合衆国 や イギリス など の 拘禁 刑 で は 刑務 作業 は 刑罰 の 内容 として 実施 さ れる もの で は ない 。 日本語 訳 で は 便宜 的 に 重罪 の 自由 刑 に 「 懲役 」 や 「 禁錮 」 の 訳 、 軽 罪 の 自由 刑 に 「 拘禁 刑 」 の 訳 を 当てる こと も ある が 、 法 制度 上 の 作業 の 強制 等 を 伴っ て い ない 場合 も あり 法 制度 に関する 資料 で は 「 拘禁 刑 」 と 訳さ れる 。  懲役 刑 で は 最長 で 14 万 1078 年 の 懲役 刑 が 科さ れ た 例 が ある （ ） 。 次いで 4 万 年 、 1 万 4400 年 、 1 万 年 など の 超 長期 の 刑 が 科さ れ た 例 も ある 。  日本 の 刑法 で は 、 懲役 は 、 有期 懲役 と 無期 懲役 に 分類 さ れ 、 有期 懲役 は 原則 として 1 ヶ月 以上 20 年 以下 の 期間 が 指定 さ れる （ 1 項 ） 。 ただし 、 併合 罪 など により 刑 を 加重 する 場合 に は 最長 30 年 まで 、 減 軽 する 場合 は 1 ヶ月 未満 の 期間 を 指定 する こと が できる （ 2 項 ） 。  したがって 、 ある 条文 において 「 2 年 以上 の 有期 懲役 に 処する 」 と 刑 の 短期 のみ が 規定 さ れ て いる 場合 に は 、 裁判所 は 、 原則 として 「 2 年 以上 20 年 以下 」 （ 加重 し た 場合 や 死刑 ・ 無期 懲役 を 減 軽し た 場合 に は 30 年 以下 ） の 範囲 内 で 量刑 を 行う こと と なる 。  3 年 以下 の 懲役 刑 を 言い渡す 場合 において は 、 情状 によって 、 その 刑 の 全部 又は 一部 の 執行 を 猶予 する こと が できる （ 執行 猶予 ） 。  そこで 、 しばしば 実刑 判決 を 必ず さ せる ため の 立法 技術 として 、 懲役 刑 の 短期 を 5 年 ないし 7 年 に 設定 する 場合 が ある 。 特に 、 短期 を 7 年 と する と 、 法律 上 の 減 軽 の 適用 が 無い 通常 の 事例 において 、 酌量 減 軽 （ 刑法 66 条 ） を 適用 し て も 短期 が 3 年 6 月 と なる ため 、 執行 猶予 を 法律 上 適用 する こと が でき なく なる 。  短期 を 7 年 と し た 犯罪 として は 、 強盗 ・ 強制 性交 等 罪 が ある （ かつて は 、 強盗 致傷 罪 も そう で あっ た が 、 酷 で ある として 刑法 改正 により 短期 が 6 年 に 引き下げ られ 、 酌量 減 軽 による 執行 猶予 の 余地 を 認め た ） 。  懲役 に は 炊事 ・ 洗濯 など 刑務所 運営 の ため の 作業 で ある 経理 作業 と 、 財団 法人 矯正 協会 が 国 に 材料 を 提供 し 靴 ・ 家具 など を 製作 さ せ たり 、 民間 企業 と 刑務 作業 契約 を し て 民間 企業 の 製品 を 製作 さ せ たり する 生産 作業 の 2 種類 が ある 。  懲役 判決 が 確定 し た 件数 は 次 の とおり で ある 。  生産 作業 の 中 でも 民間 企業 の 製品 を 製作 さ せる 行為 は ILO 条約 が 禁止 する 強制 労働 に 当たる と の 批判 が ある 。 ILO 条約 で ある 「 強制 労働 に関する 条約 」 第 4 条 で は 、 権限 ある 機関 が 私人 、 会社 、 団体 の 利益 の ため に 強制 労働 を 課し たり 、 課す こと を 許可 する こと を 禁止 し たり し て いる こと を 理由 と する 。  諸 外国 で は 、 民間 企業 の 製品 を 製作 さ せる 行為 は 労働 者 の 雇用 を 奪い 、 一般 向け に 製品 を 製作 さ せる 行為 は 民業 圧迫 に なる と も 考え られ て おり 、 刑務 作業 で 製作 さ れ た 製品 は 官庁 向け に 限定 し て いる 国 も ある 。  また 、 作業 報奨 金 は 作業 を 行っ た 受刑 者 に対して 、 釈放 の 際 に その 時 における 報奨 金 計算 額 に 相当 する 金額 の 作業 報奨 金 を 支給 する もの と さ れ て いる 。 労働 の 対価 と は 考え られ て おら ず 、 2008 年度 で は 1 人 当たり 月 平均 約 4200 円 と なっ て いる 。 これ は 刑罰 の 内容 として の 労働 について は 対価 という 概念 を 想定 し 得 ない こと による が 、 作業 報奨 金 は 出所 直後 の 生活 基盤 と なる 資金 で も ある こと から 、 矯正 効果 の 向上 や 再犯 防止 の 観点 から 増額 を 期待 する 意見 も ある 。  刑務 作業 は 景気 の 変動 に 左右 さ れ やすく 、 不況 に なる と 民間 企業 から の 受注 が 減り 、 作業 を 満足 に 実施 でき ない こと が ある 。  短期 の 懲役 刑 （ 6 ヶ月 程度 ） で は 、 受刑 者 に 施設 内 処遇 者 という レッテル を 貼ら れる こと による デメリット が 、 懲役 期間 中 の 教育 効果 を 上回る の で は ない か と も いわ れ て おり 、 出所 後 の 再犯 率 が 高い こと から 教育 刑 として の 効果 が 認め られ ない の で は ない か と の 指摘 も ある 。 また 、 雑居 房 で 収容 さ れる 刑務所 が 多い こと から 、 犯罪 者 同士 の 交流 を 誘発 （ 悪風 感染 ） し て 教育 上 逆 効果 に なる と 言う 指摘 も ある 。  元 刑務 官 の 坂本 敏夫 も 1965 年 ころ 、 受刑 者 が 一般 の 工場 で 働く 構外 作業 が 廃止 さ れ た こと を 例 に 挙げ 、 責任 回避 の ため に 事故 を 起こさ ない こと が 刑務 官 の 目標 と なり 、 受刑 者 は 技術 を 身 に つける こと が でき ず 、 社会 復帰 が でき なく なっ た と 指摘 し て いる 。  仮釈放 が 許可 さ れる ため の 条件 について は 、 刑法 28 条 が 「 改悛 の 状 が ある とき は 、 有期 刑 について は その 刑期 の 3 分の 1 を 、 無期 刑 について は 10 年 を 経過 し た 後 、 行政 官庁 の 処分 によって 仮に 釈放 する こと が できる 。 」 と 規定 し て いる 。 この 「 改悛 の 状 が ある とき 」 と は 、 単に 反省 の 弁 を 述べ て いる といった 状態 のみ を 指す わけ で は なく 、 法務省 令 で ある 「 犯罪 を し た 者 及び 非行 の ある 少年 に対する 社会 内 における 処遇 に関する 規則 」 28 条 の 基準 を 満たす 状態 を 指す もの と さ れ て おり 、 そこ で は 「 仮釈放 を 許す 処分 は 、 悔悟 の 情 及び 改善 更生 の 意欲 が あり 、 再び 犯罪 を する お それ が なく 、 かつ 、 保護 観察 に 付する こと が 改善 更生 の ため に 相当 で ある と 認める とき に する もの と する 。 ただし 、 社会 の 感情 が これ を 是認 する と 認め られ ない とき は 、 この 限り で ない 」 と 規定 さ れ て いる 。  また 、 同 規則 18 条 で は 「 仮釈放 の 審理 にあたって は 、 犯罪 又は 非行 の 内容 、 動機 及び 原因 並びに これら について の 審理 対象 者 の 認識 及び 心情 、 共犯 者 の 状況 、 被害 者 等 の 状況 、 審理 対象 者 の 性格 、 経歴 、 心身 の 状況 、 家庭 環境 及び 交友 関係 、 矯正 施設 における 処遇 の 経過 及び 審理 対象 者 の 生活 態度 、 帰 住 予定 地 の 生活 環境 、 審理 対象 者 に 係る 引受 人 の 状況 、 釈放 後 の 生活 の 計画 、 その他 審理 の ため に 必要 な 事項 」 を それぞれ 調査 す べき 旨 が 規定 さ れ て いる 。  ここ で 審理 における 調査 事項 の ひとつ さ れ て いる 「 被害 者 等 の 状況 」 について は 、 従来 は 必ずしも 十分 な 調査 が 行なわ れ て おら ず 、 被害 者 側 に 意見 表明 の 権利 も ない 状況 に あっ た 。 しかし 、 被害 者 保護 の 社会 的 要請 （ 国民 世論 ） の 高まり を 受け 、 2005 年 の 更生 保護 法 の 成立 を 契機 に 、 被害 者 が 希望 すれ ば 仮釈放 の 審理 の 際 に 被害 者 側 が 口頭 や 書面 で 意見 を 述べる こと が 可能 と なっ た 。  仮釈放 は 法務省 管轄 の 地方 更生 保護 委員 会 の 審理 によって なさ れ 、 そこで 「 許可 相当 」 と 判断 さ れ た 場合 に はじめて 実際 の 受刑 者 の 仮釈放 が 行なわ れる もの で あっ て 、 すべて の 受刑 者 に 仮釈放 の 「 可能 性 」 は あっ て も 、 将来 的 な 仮釈放 が 「 保証 」 さ れ て いる という わけ で は ない 。  2016 年 （ 平成 28 年 ） に 刑務所 から 出所 し た 者 の うち 、 仮釈放 を 許さ れ た 者 は 57 . 9 %、 仮釈放 を 許さ れ ず 満期 まで 服役 し た 者 は 42 . 1 % で ある 。  有期 懲役 で は 、 現実 の 運用 上 は 、 刑法 28 条 が 定める よう な 短期間 （ 刑期 の 3 分の 1 ） で 仮釈放 さ れる こと は ない 。 仮釈放 を 許さ れ た 者 の うち 、 刑期 の 8 割 以上 を 服役 し た 者 の 占める 割合 は 、 1986 年 に は 53 . 4 % で あっ た が 、 2016 年 に は 81 . 1 % と なっ て おり 、 仮釈放 まで の 期間 が 長期 化 し て いる 。  刑務所 において 製作 さ れ た 製品 は 、 「 キャピック 展 」 （ 「 矯正 展 」 と も 呼ば れる ） において 展示 即売 が なさ れる （ キャピック と は 、 「 矯正 協会 刑務 作業 協力 事業 」 ― Correctional   Association   Prison   Industry   Co - operation の 略 で ある ） 。  元来 「 無期 懲役 」 と は 、 刑期 に 「 期 」 限 が 「 無 」 いこ と 、 刑期 の 終わり が 無い 、 つまり 刑期 が 一 生涯 にわたる こと （ 受刑 者 が 死亡 する まで その 刑 を 科す という こと ） を 意味 し 、 有期 懲役 より 重い 刑罰 で あり 、 死刑 に 次ぐ もの と さ れ て おり 、 英語 で 表現 する 場合 も 「 life （ 一 生涯 の ）   imprisonment （ 拘禁 ）   with   work 」 と の 語 が 充て られ て いる 。 これ は 刑期 、 あるいは 刑期 の 上限 を あらかじめ 定め ない 絶対 的 不定期 刑 と は 異なり 、 不定期 刑 で は 刑 が いつか は 終了 する こと が 想定 さ れ て いる の に対し 、 無期 懲役 で は 刑 が 終了 する こと は 想定 さ れ て い ない 。  刑法 28 条 で は 無期 懲役 の 受刑 者 に も 仮釈放 （ 刑期 の 途中 において 一定 の 条件下 で 釈放 する 制度 ） によって 社会 に 復帰 できる 可能 性 を 認め て おり 、 同 法 の 規定 上 10 年 を 経過 すれ ば その 可能 性 が 認め られる 、 つまり 一生 という 刑期 の 途中 で 社会 復帰 が できる 可能 性 が ある 点 で 、 現行 法 制度 に 存在 する 無期 懲役 は 相対 的 無期 刑 で あり 、 絶対 的 無期 刑 （ 重 無期 刑 ） と は 異なる 。 「 仮釈放 による 社会 復帰 の 可能 性 が 全く ない 無期 懲役 」 は 日本 の 法 制度 に は 存在 し ない 。 （ 下記 も 参照 ）  2014 年 末 現在 、 無期 懲役 が 確定 し 刑事 施設 に 拘禁 さ れ て いる 者 の 総数 は 1842 人 で ある 。  日本 で は 、 仮釈放 中 の 者 は 残り の 刑 の 期間 について 保護 観察 に 付さ れる 残 刑 期間 主義 が 採ら れ て おり 、 無期 懲役 の 受刑 者 は 、 終生 受刑 者 として の 身分 を 保持 する ので 、 仮釈放 が 認め られ た 場合 でも 、 恩赦 など の 措置 が ない 限り 、 一 生涯 観察 処分 と なり 、 定め られ た 遵守 事項 を 守ら なかっ たり 、 犯罪 を 犯し たり し た 場合 に は 、 仮釈放 が 取り消さ れ て 刑務所 に 戻さ れる こと と なる 。 ただし 、 少年 の とき に 無期 懲役 の 言渡し を 受け た 者 について は 、 仮釈放 を 許さ れ た 後 、 それ が 取り消さ れる こと なく 無事 に 10 年 を 経過 すれ ば 、 少年 法 59 条 の 規定 により 刑 は 終了 し た もの と さ れる 考試 期間 主義 が 採ら れ て いる 。  無期 刑 仮釈放 者 における 刑事 施設 在所 期間 について 、 従前 において は 、 十 数 年 で 仮釈放 を 許可 さ れ た 例 が 少なから ず （ 特に 1980 年代 まで は 相当 数 ） 存在 し た が 、 1990 年代 に 入っ た ころ から 次第に 運用 状況 に 変化 が 見 られ た 。  2003 年 以降 で は 、 厳罰 化 によって 仮釈放 を 許可 さ れ 出所 し た 者 全員 が 、 20 年 を 超える 期間 刑事 施設 に 在所 し て おり 、 それ に 伴っ て 、 仮釈放 を 許可 さ れ た 者 における 在所 期間 の 平均 も 、 1980 年代 まで は 15 年 - 18 年 で あっ た ものの 、 1990 年代 から 20 年 、 23 年 と 次第に 伸長 し て いき 、 2004 年 以降 で は 、 現在 まで の ところ 一貫 し て 25 年 を 超える もの と なっ て おり 、 2004 年 が 25 年 10 月 、 2005 年 が 27 年 2 月 、 2006 年 が 25 年 1 月 、 2007 年 が 31 年 10 月 、 2008 年 が 28 年 7 月 、 2009 年 が 30 年 2 月 、 2010 年 が 35 年 3 月 、 2011 年 が 35 年 2 月 、 2012 年 が 31 年 8 月 、 2013 年 が 31 年 2 月 、 2014 年 が 31 年 4 月 と なっ て いる 。  また 、 本人 の 諸 状況 から 、 仮釈放 が 認め られ ず 、 30 年 を 超える 期間 刑事 施設 に 在所 し 続け て いる 受刑 者 や 刑務所 内 で 死 を 迎える 受刑 者 も 存在 し て おり 、 2014 年 12 月 31 日 現在 で は 刑事 施設 在所 期間 が 30 年 以上 と なる 者 は 182 人 、 また 2005 年 から 2014 年 まで の 刑事 施設 内 死亡 者 （ いわゆる 獄死 者 ） は 154 人 と なっ て いる 。 1985 年 の 時点 で は 刑事 施設 在所 期間 が 30 年 以上 の 者 は 7 人 で あっ た ため 、 この こと から 、 当時 と 比較 し て 仮釈放 可否 の 判断 が 慎重 な もの と なっ て いる こと が うかがえる 。  前述 の よう に 、 現在 の 制度 上 、 無期 刑 に 処せ られ た 者 も 、 最短 で 10 年 を 経過 すれ ば 仮釈放 を 許可 する こと が できる 規定 に なっ て おり 、 この 規定 と 、 過去 において 10 数 年 で 仮釈放 を 許可 さ れ た ケース が 実際 に 相当 数 存在 し て い た こと 、 また 仮釈放 の 運用 状況 が 、 1990 年代 から 次第に 変化 し た ものの 、 最近 に なる まで あまり 公表 さ れ て こ なかっ た こと から 「 無期 刑 に 処さ れ た 者 で も 、 10 年 や 10 数 年 、 または 20 年 程度 の 服役 の 後 に 仮釈放 さ れる こと が 通常 で ある 」 といった デマ が 、 1990 年代 から 2000 年代 において 広 まり を 見せ て いっ た 。  しかし 、 この とき 既に 仮釈放 の 判断 状況 や 許可 者 の 在所 期間 など の 運用 は 変化 を 示し て おり 、 そうした デマ と 現実 の 運用 状況 と の 乖離 が 高まっ た ため 、 法務省 は 、 2008 年 12 月 以降 、 無期 刑 受刑 者 の 仮釈放 の 運用 状況 等 について 情報 公開 する よう に なっ た 。 また 、 同時に 運用 ・ 審理 の 透明 性 の 観点 から 、 検察官 の 意見 照会 を 義務 化 、 複数 の 委員 による 面接 、 刑 執行 開始 後 30 年 を 経過 し た 時点 において 、 必要 的 に 仮釈放 審理 （ 刑事 施設 の 長 の 申出 に よら ない 国 の 権限 で の 仮釈放 審理 ） の 実施 、 および 被害 者 意見 聴取 の 義務 化 という 4 つ の 方針 が 採ら れる こと と なっ た 。  ただ 、 その 一方 で 、 近年 、 無期 刑 受刑 者 における 仮釈放 について 、 困難 性 を 強調 し すぎる 風説 も 見受け られる 。 たとえば 「 千 数 百 人 の 無期 刑 受刑 者 が 存在 する に も かかわら ず 、 近年 における 仮釈放 は 年間 数 人 で ある から 、 仮釈放 率 は 0 % 台 で あり 、 ほとんど の 受刑 者 にとって 仮釈放 は 絶望 的 で ある 」 「 2005 年 の 刑法 改正 で 、 有期 刑 の 上限 が 20 年 から 30 年 と なっ た ため 、 無期 刑 受刑 者 は 仮釈放 に なる として も 30 年 以上 の 服役 が 必定 で ある 」 と いっ た もの で ある 。  たしかに 、 2014 年 末 時点 において 、 1842 人 の 無期 刑 受刑 者 が 刑事 施設 に 在所 し て おり 、 同年 における 仮釈放 者 は 6 人 で あっ た が 、 近年 無期 刑 の 判決 を 受ける 者 自体 が 増加 し て おり 、 その ため 、 その 約 40 % は 仮釈放 が 可能 と なる 10 年 を 経過 し て い ない 者 で あり 、 これ に 現実 に 仮釈放 の 対象 に なり にくい 20 年 を 経過 し て い ない 者 を 加える と 全体 の 約 75 % に あたる ため 、 これら の 者 （ 特に 10 年 を 経過 し て い ない 者 ） を 対象 に 加える の は 計算 手法 的 に 問題 が あり 、 また 死亡 や 新規 確定 、 年数 経過 による 入れ替わり は ある ものの 、 ある 受刑 者 が その 年 に 仮釈放 と なら なく て も 、 その 受刑 者 が 生存 する 限り において 連続 的 に 、 仮釈放 と なる 可能 性 は 存 し 続ける ため 、 単純 な 計算 手法 によって 算定 できる 性質 の もの で は ない こと を 留意 し なけれ ば なら ない 。  また 、 刑法 改正 によって 有期 刑 の 上限 が 30 年 に 引き上げ られ た と いえ ども 、 仮釈放 は 無期 刑 ・ 有期 刑 の 区別 に かかわら ず 存在 し て いる ため 、 現 制度 における 懲役 30 年 も 絶対 的 な 懲役 30 年 で は なく 、 前述 の 規則 28 条 の 基準 に 適合 すれ ば 、 30 年 の 刑期 満了 以前 に 釈放 する こと が 可能 で あり 、 刑法 の 規定 上 は その 3 分の 1 にあたる 10 年 を 経過 すれ ば 仮釈放 の 可能 性 が ある こと を 留意 し なけれ ば なら ない 。  仮に 、 重い 刑 の 者 は 軽い 刑 の 者 より 早く 仮釈放 に なっ て は なら ない という 論法 を 採れ ば 、 30 年 の 有期 刑 は 、 29 年 の 有期 刑 より 重い 刑 で ある から 、 29 年 未満 で 仮釈放 に なっ て は なら ない という こと に なり 、 その 場合 、 仮釈放 制度 そのもの の 適用 が 否定 さ れ て しまう から で ある 。  無期 懲役 と 懲役 30 年 の 受刑 者 において 、 両者 とも 仮釈放 が 相当 と 認め られる 状況 に 至ら なけれ ば 、 前者 は 本人 が 死亡 する まで 、 後者 は 30 年 刑事 施設 に 収監 さ れる こと に なり 、 片方 が 矯正 教育 の 結果 仮釈放 相当 と 判断 さ れ 、 もう 片方 は その 状況 に 至ら なけれ ば 、 片方 は 相当 と 判断 さ れ た 時点 において 仮釈放 さ れ 、 もう 片方 は 刑期 が 続く 限り 収監 さ れる こと に なる し 、 両者 とも 顕著 な 矯正 教育 の 成果 を 早期 に 示せ ば 、 理論 的 に は ともに 10 年 で 仮釈放 が 許可 さ れる こと も あり うる の で あり 、 矯正 教育 の 成果 や 経緯 において 場合 によって は 刑事 施設 の 在所 期間 が 逆転 し うる こと は 仮釈放 制度 の 本旨 に 照らし て やむをえない 面 も ある 。  もっとも 、 有期 刑 の 受刑 者 について は 、 過去 で は 長期 刑 の 者 を 中心 として 、 刑期 の 6 - 8 割 あるいは それ 未満 で 仮釈放 を 許可 さ れ た 事例 も 相当 数 存在 し て い た が 、 近年 において は 多く が 刑期 の 8 割 以上 の 服役 を 経 て 仮釈放 を 許可 さ れ て おり 、 この こと から も 、 当該 状況 の 継続 を 前提 と すれ ば 、 将来 において 、 無期 刑 受刑 者 に対して 過去 の よう な 仮釈放 運用 は 行い 難い という 間接 的 影響 は 認め られる が 、 それ 以上 の 影響 を 有期 刑 の 引き上げ に 根拠 づける こと は 、 理論 的 に 不十分 と いえる 。  無期 懲役 で 服役 し 、 その 仮釈放 中 に 強盗 殺人 や 殺人 、 強盗 傷害 といった 重大 な 犯罪 に 及ぶ 事例 が ある こと や 、 現行 刑法 制度 で は 、 無期 刑 と いえ ども 仮釈放 による 出所 が 認め られ て いる ため 、 その 運用 の 如何 に かかわら ず 、 再犯 の 可能 性 自体 を 否定 でき ない こと 、 さらに は その 生命 を もっ て 罪 を 購う 死刑 に対して 、 社会 復帰 の 可能 性 の 有無 という 点 で も ギャップ が ある という こと から 、 仮釈放 制度 の ない 無期 懲役 刑 の 導入 の 是非 が 議論 さ れ て いる 。 死刑 に は 社会 復帰 の 可能 性 は ない が 、 現行 刑法 下 における 無期 刑 に は 社会 復帰 の 可能 性 が ある ため 、 社会 復帰 の ない 無期 懲役 を 導入 す べき と の 意見 で ある 。 また 、 死刑 を 廃止 し た 上 で 導入 す べき と の 主張 も ある 。 これ に 関連 し た 動向 として は 、 2003 年 に 「 死刑 廃止 を 推進 する 議員 連盟 」 によって 、 仮釈放 の ない 重 無期 懲役 刑 および 重 無期 禁錮 刑 を 導入 する とともに 、 死刑 の 執行 を 一定 期間 停止 し 、 衆参 両院 に 死刑 制度 調査 会 を 設ける こと を 趣旨 と する 「 重 無期 刑 の 創設 及び 死刑 制度 調査 会 の 設置 等 に関する 法律 案 」 が 発表 さ れ 、 国会 提出 に 向け た 準備 が なさ れ た が 、 提出 が 断念 さ れ た 。 しかし 、 2008 年 4 月 に は 同 議連 によって 、 再度 「 重 無期 刑 の 創設 および 死刑 評決 全員 一致 法案 」 が 発表 さ れ 、 同 5 月 に は 、 同 議連 と 死刑 存続 の 立場 から 重 無期 刑 の 創設 を 目指す 者 と が 共同 し て 超党派 の 議員 連盟 「 量刑 制度 を 考える 会 」 を 立ち 上げ 、 その 創設 に 向け た 準備 を 進め た が 、 国会 議員 の 多数 派 の 賛成 は 得 られ なかっ た 。  日本 で は 新聞 や テレビ の 報道 で 、 仮釈放 の 可能 性 を 認め ず 受刑 者 を 一 生涯 拘禁 する もの を これ まで 終身 刑 と 表現 し 無期 刑 と は 異なる 別 の 刑 と 表現 し て き た が 、 刑法 的 に は 、 無期 刑 と 終身 刑 は 別 表現 の 同義 語 で あり 、 その 中 に は 仮釈放 の 可能 性 の ある もの （ 相対 的 無期 刑 、 相対 的 終身 刑 ） と ない もの （ 絶対 的 無期 刑 、 絶対 的 終身 刑 ） が ある 。 新聞 や テレビ の 報道 が 誤解 し て いる 意味 は 、 刑法 や 刑事 訴訟 法 は 冒頭 で 一般 則 を 定め 、 その後 に 個別 の 条項 を 定め て いる の だ が 、 刑罰 の 種類 と 、 裁判 で 宣告 さ れ た 刑 の 執行 に対する 減免 措置 は 、 別個 の 独立 し た 概念 で あり 、 特定 の 減免 手段 が 特定 の 刑 に 所属 する わけ で は ない 。 つまり 、 仮釈放 という 減免 手段 が 無期 刑 という 固有 の 刑罰 に 所属 し て いる わけ で は ない 。 どの 範囲 の 刑 に どの 減免 措置 を 適用 する か は 個々 の 国 の 刑法 や 刑事 訴訟 法 や 受刑 者 の 処遇 に関する 法律 など が 定め て いる 。  仮釈放 の 可能 性 が ある 無期 刑 （ 終身 刑 ） と 、 仮釈放 の 可能 性 が ない 無期 刑 （ 終身 刑 ） を 比較 する と 、 仮釈放 を 許可 さ れ なかっ た 場合 は 結果 として 死ぬ まで 生涯 にわたって 収監 さ れる こと に なる 。 つまり 、 仮釈放 の 可能 性 が ある 無期 刑 （ 終身 刑 ） は 理論 上 も 実際 の 運用 上 も 、 仮釈放 の 可能 性 が ない 無期 刑 （ 終身 刑 ） の 機能 を 含ん で いる 。 逆 側 から みる と 、 仮釈放 の 可能 性 が ない 無期 刑 （ 終身 刑 ） の 機能 は 仮釈放 の 可能 性 が ある 無期 刑 （ 終身 刑 ） の 部分 集合 な ので 、 他 の 刑 と 比較 し て 機能 的 に 部分 集合 の 刑 を 作る より も 、 その 刑 の 機能 を 包含 する 刑 の 運用 において 、 包含 する 機能 以外 の 機能 を 行使 する か し ない か 判断 すれ ば いい ので 、 機能 的 に 他 の 刑 の 部分 集合 の 刑 を 作り 運用 する 合理 的 な 理由 が ない という こと に も なる 。  仮釈放 の ない 無期 懲役 の メリット として は 、 再犯 防止 を 保証 できる こと 、 刑事 施設 において 生涯 罪 を 償う こと が 保証 さ れ て いる こと が ある 。 デメリット として は 、 受刑 者 が 自暴自棄 に なり 、 人格 が 崩壊 し やすく なる お それ が ある こと 、 受刑 者 が 「 一生 出 られ ない 」 という 理由 で 開き直り 、 刑務 官 に対して 従順 さ を 失っ て 強圧 的 に なる ため 、 刑務所 管理 が 困難 に なる こと が 挙げ られ て いる 。  これ をめぐって は 、 前述 の 効果 を 重視 する 立場 の 者 から 支持 する 意見 が 表明 さ れ て いる 一方 、 死刑 廃止 派 の 一部 から 死刑 と 同様 に 人道 上 問題 が 大きい という 意見 が 表明 さ れ て いる ほか 、 死刑 存置 派 の 一部 から も 、 「 人 を 一生 牢獄 に つなぐ 刑 は 死刑 より も 残虐 な 刑 で ある 」 といった 意見 や 、 刑務所 の 秩序 維持 や 収容 費用 といった 面 から 、 その 現実 性 を 疑問 視 する 意見 が 表明 さ れ て いる 。  受刑 者 が 自暴自棄 に なり 人格 が 破壊 さ れる という 主張 について 、 仮釈放 の 可能 性 が ある 無期 刑 や 30 年 の 有期 刑 において も 起こる 可能 性 が あり 、 仮釈放 の ない 無期 刑 の 場合 のみ この 点 を 殊更 強調 する こと は 必ずしも 適切 で は ない という 見方 も ある 。  日本 の 報道 で は 上記 の よう に 無期 刑 と 終身 刑 は 別 の 刑 と し 表現 さ れ て き た 。 する と 、 報道 用語 の 「 終身 刑 」 を 英語 に すれ ば 「 life   imprisonment   without   parole 」 が 充てがわ れる べき で ある が 、 日本 の 報道 で は 、 これ まで 「 life   imprisonment 」 を 直訳 的 に 「 終身 刑 」 と 翻訳 し て き た ため 、 それ が 伝え 広げ られ 、 海外 （ 特に ヨーロッパ 語 圏 ） で は 、 終身 刑 が 一般 的 に 採用 さ れ て いる と の 風説 が 広まる こと に つながっ た 。 また 、 その よう な 中 で 、 「 life   imprisonment   without   parole 」 を 直訳 的 に 「 仮釈放 の ない 終身 刑 」 と 翻訳 する こと と 、 海外 の 仮釈放 など の 情報 を 容易 に 取得 できる よう に なっ た 情報 網 の 発達 が 相まって 、 海外 に は 「 仮釈放 の ある 終身 刑 」 という 日本 の 無期 刑 と は 「 別 概念 」 の もの が 存在 する といった 言説 も 拡大 し 、 概念的 な 混乱 は 一段と 広がる こと に なっ た 。  しかし 、 現実 に 海外 の 刑 法典 や 仮釈放 法典 を 見れ ば 、 「 仮釈放 の 資格 が 認め られる 、 最低 の 期間 」 は 日本 より 長い 場合 が 多い ものの 、 比較的 多数 の 国 において 、 すべて の 無期 刑 の 受刑 者 において 仮釈放 の 可能 性 が 認め られ て おり 、 たとえば 、 大韓民国 刑法 72 条 1 項 は 10 年 、 ドイツ 刑法 57 条 a 、 オーストリア 刑法 46 条 5 項 は 15 年 、 フランス 刑法 132 - 23 条 は 18 年 、 ルーマニア 刑法 55 条 1 項 は 20 年 、 ポーランド 刑法 78 条 3 項 、 ロシア 刑法 79 条 5 項 、 カナダ 刑法 745 条 1 項 、 台湾 刑法 77 条 は 25 年 、 イタリア 刑法 176 条 は 26 年 の 経過 によって それぞれ 仮釈放 の 可能 性 を 認め て いる 。 一方 で 、 中国 や 米国 、 オランダ など において は 仮釈放 の ない 無期 刑 制度 が 現に 存在 し て いる 。 これら 諸 外国 の 状況 について 、 法務省 は 国会 答弁 や 比較 法 資料 において 、 「 諸 外国 を 見る と 仮釈放 の ない 無期 刑 を 採用 し て いる 国 は 比較的 少数 に とどまっ て いる 」 と かね て から しばし 説明 し て き た が 、 この 事実 は 現在 でも あまり 周知 さ れ て い ない 状況 に ある 。マルクス主義 （ マルクス し ゅぎ 、 ） と は 、 カール ・ マルクス と フリードリヒ ・ エンゲルス によって 展開 さ れ た 思想 を ベース として 確立 さ れ た 社会 主義 思想 体系 の 一つ で ある 。 しばしば 科学 的 社会 主義 （ か がく てきし ゃかいしゅぎ ） と も 言わ れる 。  マルクス主義 は 、 資本 を 社会 の 共有 財産 に 変える こと によって 、 労働 者 が 資本 を 増殖 する ため だけ に 生きる という 賃 労働 の 悲惨 な 性質 を 廃止 し 、 階級 の ない 協同 社会 を めざす と し て いる 。  エンゲルス は 1883 年 に 『 空想 から 科学 へ 』 を 出版 し 、 彼 や マルクス の 思想 を 社会 主義 思想 、 弁証法 的 唯物 論 、 資本 主義 分析 の 三つ の 分野 に 分け て 解説 し た うえ で 、 唯物 史観 と 剰余 価値 の 発見 によって 社会 主義 は 科学 に なっ た と 説明 し た 。 また 、 レーニン は 1913 年 に 『 マルクス主義 の 三つ の 源泉 と 三つ の 構成 部分 』 を 書き 、 マルクス主義 の 三つ の 源泉 を ドイツ 哲学 、 イギリス 経済 学 、 フランス 社会 主義 と し 、 マルクス主義 の 三つ の 構成 部分 を 弁証法 的 唯物 論 、 経済 学 、 社会 主義 思想 と し た 。  マルクス と エンゲルス は 、 1847 年 に 設立 さ れ た 共産 主義 者 同盟 の 綱領 の 起草 を 委託 さ れ 、 1848 年 に 『 共産党 宣言 』 を 書い た 。 そこ で は 、 人類 の 歴史 は 、 自由 民 と 奴隷 、 領主 と 農奴 、 資本 家 と 労働 者 など の 、 隠然 または 公然 の 階級 闘争 の 歴史 で ある と さ れ 、 近代 社会 は ブルジョワジー と プロレタリアート に ますます 分裂 し つつ ある と し た 。 プロレタリアート は 、 自分 の 労働 力 を 売っ て 生活 する しか ない 多く の 人びと で ある 。 プロレタリアート が ブルジョワジー から 政治 権力 を 奪取 し 、 生産 手段 など の 資本 を 社会 全体 の 財産 に 変える こと によって 、 社会 の 発展 が すすむ につれて 、 階級 対立 も 、 諸 階級 の 存在 も 、 階級 支配 の ため の 政治 権力 も 消滅 し 、 一 人 一 人 の 自由 な 発展 が すべて の 人 の 自由 な 発展 の 条件 と なる よう な 協同 社会 が おとずれる と し た 。  マルクス は 1864 年 に 設立 さ れ た 国際 労働 者 協会 の 創立 宣言 を 書い た 。 1871 年 に フランス で パリ・コミューン が 成立 する と 、 国際 労働 者 協会 総 評議 会 の 全 協会 員 へ の 呼びかけ として 『 』 を 書き 、 パリ・コミューン を 「 本質 的 に 労働 者 階級 の 政府 で あり 、 横領 者 階級 に対する 生産 者 階級 の 闘争 の 所産 で あり 、 労働 の 経済 的 解放 を なしとげる ため の 、 ついに 発見 さ れ た 政治 形態 で あっ た 」 と 称賛 し た 。 エンゲルス は 1891 年 に 発行 さ れ た この 著作 の ドイツ 語 第 三 版 の 序文 で 、 パリ・コミューン を プロレタリアート 独裁 の 実例 と し た 。  ドイツ の 労働 者 政党 の 綱領 草案 に対する 批判 として 1875 年 に 書か れ た 『 ゴータ 綱領 批判 』 において 、 マルクス は 共産 主義 社会 を 分配 の 原則 から 低い 段階 と 高い 段階 に 区別 し 、 低い 段階 で は 「 能力 に 応じ て 働き 、 労働 に 応じ て 受け取る 」 、 高い 段階 で は 「 能力 に 応じ て 働き 、 必要 に 応じ て 受け取る 」 という 基準 が 実現 する という 見解 を 述べ た 。 また 、 資本 主義 社会 から 社会 主義 社会 へ の 過渡 期 における 国家 を プロレタリアート 独裁 と し た 。  マルクス は ヘーゲル 左派 として 出発 し 、 1840 年代 に 起こっ た ヘーゲル 左派 の 内部 論争 の 過程 で 、 ヘーゲル の 弁証法 哲学 や フォイエルバッハ の 唯物 論 を 受け継ぎ つつ 、 ヘーゲル の 観念論 や フォイエルバッハ の 不徹底 さ を 批判 し 、 唯物 論 的 歴史 観 （ 唯物 史観 ） を 形成 し た 。 これ は 、 法律 や 国家 、 文化 など の 基礎 に ある の は 経済 （ 生産 と 流通 ） だ と する 見方 で あり 、 以後 彼 は 経済 学 の 研究 に 集中 する こと に なっ た 。 1859 年 発行 の 『 経済 学 批判 』 の 序文 において 、 彼 は 唯物 論 的 歴史 観 を 次 の よう に 説明 し た 。  以上 が 唯物 史観 の 要約 で ある 。  マルクス の 長年 の 経済 学 研究 は 『 資本 論 』 として 結実 し た 。  マルクス は アダム ・ スミス や リカード の 労働 価値 説 を 発展 さ せ て 剰余 価値 説 を うちたて 、 これ によって 資本 家 による 労働 者 の 搾取 を 解明 し た 。 マルクス に よれ ば 、 労働 力 の 価値 （ 労働 者 自身 と 家族 を 維持 する の に 必要 な 生活 必需 品 の 価値 ） と 労働 力 が 生み出す こと が できる 価値 と は まったく 別物 で ある 。 資本 家 は 労働 力 を 価値 どおり に 買っ た として も 、 支払う 賃金 を 超え て 価値 を 生み出す よう に 労働 者 を 働かせる こと によって 、 超 過分 を 無償 で 取得 する 。 この 超過 分 （ 剰余 価値 ） が 資本 の 利潤 の 源泉 で ある 。 土地 所有 者 が 資本 家 に 貸し た 土地 に 対し て 得る 地代 、 銀行 が 資本 家 に 貸し付け た 資金 に 対し て 得る 利子 など は 、 この 剰余 価値 から 支払わ れる 。  剰余 価値 説 に 基づく 資本 主義 経済 の 運動 法則 の 解明 は 、 労働 者 階級 の 解放 、 階級 の 廃止 という 共産 主義 運動 の 目標 に 理論 的 根拠 を 与える こと に なっ た 。  1848 年 に 出版 さ れ た マルクス 、 エンゲルス の 『 共産党 宣言 』 、 および 、 1867 年 に 第 一 巻 初版 が 出版 さ れ た 『 資本 論 』 が 最も 有名 な 著作 で ある 。 エンゲルス の 『 空想 から 科学 へ 』 は 、 マルクス が 「 科学 的 社会 主義 の 入門 書 」 と 評し た 。 マルクス の 『 経済 学 批判 』 は 、 序文 に 唯物 史観 の 公式 と 言わ れる 文章 が 含ま れ て いる 。 マルクス の 『 フランス における 階級 闘争 』 『 ルイ ・ ボナパルト の ブリュメール 18 日 』 『 フランス における 内乱 』 は 、 唯物 史観 に 基づく 現実 の 政治 の 分析 として 、 フランス 三 部 作 と 呼ば れる 。 国家 論 に関して は マルクス の 『 フランス における 内乱 』 の ほか 、 マルクス の 『 ゴータ 綱領 批判 』 と エンゲルス の 『 家族 ・ 私有 財産 ・ 国家 の 起源 』 が 重要 な 著作 と さ れる 。 マルクス の 「 ヘーゲル 法 哲学 批判 序説 」 と 「 ユダヤ 人 問題 に よせ て 」 は 、 彼 が ヘーゲル 左派 の 一員 だっ た 時期 に 書か れ た 。 そこ から 脱却 する 過程 で 書か れ た 草稿 で ある 「 経済 学 ・ 哲学 草稿 」 および 「 ドイツ ・ イデオロギー 」 は 、 死後 に 出版 さ れ 、 前者 が 疎外 論 、 後者 が 物象 化 論 に関する 重要 著作 と なっ た 。 同 時期 の 草稿 「 フォイエルバッハ・テーゼ 」 は エンゲルス が 『 フォイエルバッハ 論 』 に 付録 として 収録 し た こと で 有名 と なり 、 その 言葉 は ロンドン に ある マルクス の 墓 に 刻ま れ て いる 。  その 運動 は 19 世紀 末 から 徐々に 分岐 し 、 大まか に 言っ て ベルンシュタイン 主義 、 カウツキー 主義 、 レーニン 主義 という 三つ の 潮流 を 生み出し た 。  1895 年 に エンゲルス が 死去 し て まもなく 、 ドイツ 社会民主党 （ SPD ） において 正統 派 の マルクス主義 者 と 見なさ れ て い た ベルンシュタイン が 従来 と 異なる 見解 を 党 機関 誌 で 発表 し はじめ た 。 プロレタリアート は 非合法 手段 による 国家 権力 の 奪取 で は なく 議会 制 民主 主義 を 通じ た 社会 改良 を 目指す べき だ 、 という の が 最大 の ポイント で あっ た 。 彼 は 1899 年 の 著書 『 社会 主義 の 諸 前提 と 社会民主党 の 任務 』 で その 見解 を まとめ た 。 その 内容 は 権力 獲得 の 問題 に とどまら ず 、 哲学 や 経済 学 の 領域 に まで わたる マルクス主義 の 修正 と なっ た 。  ベルンシュタイン の 主張 は 激しい 論争 を 巻き起こし 、 「 修正 主義 」 と 呼ば れ て 正統 派 マルクス主義 の 理論 的 指導 者 だっ た カール ・ カウツキー ら によって 批判 さ れ た 。 1903 年 の SPD ドレスデン 大会 は 「 階級 闘争 に 基づく われわれ の 戦術 を 、 敵 に 打ち勝っ て 政治 権力 を 獲得 する かわり に 既存 秩序 に 迎合 する 政策 を 採用 する という 意味 で 変更 しよ う と する 修正 主義 的 企て に は 断固 として 反対 する 」 と 決議 し た 。  と は いえ 、 ベルンシュタイン の 見解 は 理論 的 に 拒否 さ れ た だけ で あり 、 実践 的 に 拒否 さ れ た わけ で は なかっ た 。 ドイツ 社会民主党 は 実際 に は 議会 制 民主 主義 の もと で 勢力 を 伸ばし て おり 、 「 敵 に 打ち勝っ て 政治 権力 を 獲得 する 」 戦略 が 具体 的 に 実行 さ れ た こと は なかっ た 。 カウツキー も その 戦略 を 具体 的 に 提示 する こと は なく 、 好機 の 到来 を 待つ 姿勢 に とどまっ た 。 その ため 、 マルクス主義 を 教条 として のみ 擁護 し 、 実践 的 に 生かさ なかっ た という 意味 で 、 カウツキー の 見解 は 教条 主義 と 呼ば れる こと が 多い 。  ドイツ 社会民主党 は 第 一 次 世界 大戦 まで は マルクス主義 運動 の 国際 的 な 中心 だっ た が 、 戦争 勃発 の 際 に それ まで の 反戦 主義 を 捨て て 社会 愛国 主義 の 立場 を とっ た ため 権威 を 失い （ 「 城内 平和 」 ） 、 ロシア の ボリシェヴィキ に 地位 を 明け渡し た 。  第 二 次 世界 大戦 後 の 1959 年 に 採択 し た ゴーデスベルク 綱領 で は ワイマール 共和 制 崩壊 まで 続い た カウツキー 主義 の 流れ を 公式 に 放棄 し た 。  一方 、 レーニン による ロシア 革命 は 、 資本 主義 の 発達 が 比較的 遅れ た 地域 における 革命 で あっ た 。 レーニン は ロシア における 社会 主義 建設 について 、 「 何 世代 に も わたる 困難 な 仕事 」 と し 、 試行錯誤 の うえ 、 外国 資本 を 導入 し 、 ソビエト 経済 を 全体 として 発展 さ せる という 「 新 経済 政策 」 （ ネップ ） を 実行 し た 。 しかし 、 レーニン は 、 経済 建設 が 端緒 に とり かかっ た ところ で 死去 し て しまっ た 。 レーニン が 、 党 書記 長 に 登用 し ながら 最 晩年 に は そこ から の 解任 を 図っ た （ いわゆる 「 レーニン 最後 の 闘争 」 ） スターリン は 、 レーニン 死 後 の 権力 闘争 の 過程 で 反対 者 を 次々 と 弾圧 する 一方 、 苛烈 な 農業 集団 化 や 計画 経済 体制 へ の 移行 を通じて 、 人類 最初 の 社会 主義 国家 建設 に 成功 し た と 喧伝 し た 。 スターリン は 、 レーニン によって 、 マルクス の 思想 の 唯一 、 真正 な 継承 発展 が なさ れ た と 主張 し 、 マルクス ・ レーニン 主義 と 呼ん だ 。  1930 年代 に 目覚ましい 経済 発展 を 遂げ た と 伝え られ た こと 、 第 二 次 世界 大戦 において 強大 な ナチス ・ ドイツ と の 戦争 に 勝ち抜い た こと など で 、 ソビエト 連邦 及び スターリン の 政治 的 威信 は 増大 し 、 アジア ・ 東欧 ・ アフリカ ・ カリブ 海域 において 、 多く の 「 社会 主義 国 」 が 生まれ た 。 しかし 、 1970 年代 に 入り 経済 発展 の 面 で 西側 先進 国 から の 立ち遅れ が 顕著 に なっ た こと 、 政治 的 な 抑圧 体制 も 広く 知ら れる こと と なり 次第に その 権威 は 失墜 、 1991 年 の ソ連 崩壊 に 前後 し て 、 その ほとんど は 姿 を 消し た 。 国家 自体 は 維持 し た まま 社会 主義 体制 を 放棄 し た ケース も あれ ば 、 社会 主義 体制 放棄 とともに 複数 の 新た な 国家 に 分裂 し た ケース （ ユーゴスラビア 社会 主義 連邦 共和 国 、 チェコ スロバキア 、 エチオピア など ） や 、 近隣 の 資本 主義 国 に 吸収 統合 さ れる 形 で 国家 ごと 消滅 し た ケース （ 旧東 ドイツ 、 南イエメン など ） も あっ た 。  改革 開放 以降 、 市場 経済 が 本格 的 に 定着 し た 中華人民共和国 で は 、 寧ろ 半 儒教 的 だっ た 毛沢東 時代 と は 違っ て マルクス主義 の 経済 発展 段階 の 学説 に 忠実 で あり 、 その 究極 地点 こそ が 共産 主義 だ と 認識 さ れ て いる 。 中国共産党 は 現在 の 状態 を 『 資本 主義 から 離脱 し た 過渡 期 の 状態 』 と 規定 し 、 資本 主義 部門 と 、 社会 主義 部門 と の 競争 による 社会 主義 市場 経済 （ あるいは 混合 経済 ） 体制 を 導入 し て いる 。 ベトナム 社会 主義 共和 国 （ ドイモイ を 参照 ） や ラオス 人民 民主 共和 国 も 経済 開放 政策 を 導入 し た 。 一連 の 政策 は 恐らく レーニン 政権 末期 の ソ連 の NEP が 根拠 に なっ て いる と 思わ れる 。  一方 、 キューバ 共和 国 は 市場 経済 の 導入 は 限定 的 で 、 従来 から の 社会 主義 体制 を 継続 し て いる 。  朝鮮民主主義人民共和国 は 、 1950 年代 頃 から マルクス ・ レーニン 主義 から 独自 発展 し た と 主張 する チュチェ 思想 に 立脚 し て 公式 プロパガンダ の 内容 や 立場 を 長らく 行っ て い た 。 1972 年 の 憲法 改正 で 明文化 する に 至っ た ものの 、 徐々に 金 日成 と その 一族 へ の 献身 と 個人 崇拝 を 強め 煽る よう に なり 、 ソ連 や 東欧 で 社会 主義 政権 が 相次い で 崩壊 する と マルクス ・ レーニン 主義 に対する 言及 は 減少 、 2010 年 党 規約 から 共産 主義 を 削除 し て いる 。  ソ連 型 の マルクス主義 （ マルクス ・ レーニン 主義 、 その 後継 として の スターリン 主義 ） に対して 、 西欧 の マルクス主義 者 は 異論 や 批判 的 立場 を 持つ 者 も 少なく なかっ た が 、 最初 に 西欧 型 の マルクス主義 を 提示 し た の は 哲学 者 の ルカーチ・ジェルジ と カール ・ コルシュ だっ た 。  ルカーチ は ソ連 型 マルクス主義 （ マルクス ＝ レーニン 主義 ） に 転向 し た が 、 ドイツ の フランクフルト 学派 と 呼ば れる マルクス主義 者 たち は 、 テオドール・アドルノ や マックス・ホルクハイマー を 筆頭 に 、 ソ連 型 マルクス主義 の よう な 権威 主義 に対する 徹底 し た 批判 を 展開 し 、 西欧 の モダニズム と 深く 結びつい た 「 批判 理論 」 と 呼ば れる 新しい マルクス主義 を 展開 し 、 1960 年代 の 学生 運動 や ポスト モダニズム など の 現代 思想 に対して も 深い 影響 力 を 見せ て いる 。  また ルイ ・ アルチュセール の よう に 構造 主義 的 に マルクス主義 を とらえ 直す 構造 主義 的 マルクス主義 、 弁証法 的 唯物 論 の よう な 哲学 的 な 概念 を 前提 と せ ず 科学 として の 経済 学 に 依拠 し て 、 資本 主義 を 数理 的 に 分析 する 分析 的 マルクス主義 など も ある 。  また 、 多く の 哲学 者 や 思想家 、 経済 学者 が マルクス主義 について 言及 し 考察 し て いる 。 全般 的 に 旧来 いわ れ て い た マルクス主義 の 教条 に 囚われる こと なく 多様 な 時 に は 対立 も 含む 諸 理論 を 包み込ん で 進行 し て いる 。  上記 の よう な 状況 の 下 で 、 いま まで 諸 潮流 の 対立 も あり 編纂 する 事 が 出来 なかっ た 決定的 な マルクス・エンゲルス の 全集 を 作ろ う という 「 新 MEGA 」 プロジェクト が 進行 中 で ある 。  冷戦 終結 後 、 マルクス主義 を 掲げる 社会 主義 国 や マルクス主義 の 支持 者 は 大幅 に 減少 し た 。 中華人民共和国 、 ベトナム 、 ラオス 、 キューバ など は 、 政治 面 で 一 党 独裁 を 維持 し ながら 、 経済 面 で 改革 開放 や ドイモイ 政策 を 推進 し て いる 。 また 朝鮮民主主義人民共和国 は 憲法 から 「 共産 主義 」 の 語 を 削除 し 、 独自 の 主体 思想 を 強調 し て いる 。 資本 主義 諸国 の 各国 共産党 で は 党 の 指導 性 を 綱領 から 外す など 、 社会 民主 主義 と の 類似 性 が 拡大 し て いる 。  他方 、 いわゆる 新 自由 主義 的 政策 による 格差 社会 の 拡大 や 、 世界 金融 危機 など 資本 主義 経済 の 不 確実 性 も 発生 し 、 マルクス主義 の 見直し と 同時に 、 部分 的 再 評価 の 動き も 発生 し た 。  マルクス主義 に対する 批評 や 批判 は 、 政治 的 な 右派 から だけ で は なく 、 左派 から も 行わ れ て き て いる 。 民主 社会 主義 者 や 社会 民主 主義 者 は 、 社会 主義 が 階級 闘争 と プロレタリア 独裁 によって のみ 成し遂げ られる という 概念 に 反対 し て き て いる 。 多く の アナキスト も 、 プロレタリア 独裁 が 必要 と 言う 主張 に 反対 し て き て いる 。 いくつ か の 思想家 は 、 唯物 史観 や 労働 価値 説 など の マルクス主義 者 の 理論 の 基盤 に 反対 し て き て いる 。  社会 主義 や 拡張 さ れ た マルクス主義 へ の 主要 な 批判 に は 、 経済 計算 論争 や 、 科学 技術 の 発展 の 遅延 、 動機 の 減少 、 資産 の 減少 、 実現 可能 性 、 その 社会 的 および 政治 的 な 影響 、 など が ある 。『 資本 論 』 （ し ほん ろ ん 、   、 ） と は 、 カール ・ マルクス の 著作 。 ドイツ 古典 哲学 の 集大成 と さ れる ヘーゲル の 弁証法 を 批判 的 に 継承 し た うえ で 、 それ まで の 経済 学 の 批判 的 再 構成 を通じて 、 資本 主義 的 生産 様式 、 剰余 価値 の 生成 過程 、 資本 の 運動 諸 法則 を 明らか に し た 。  全 3 巻 （ 全 3 部 ） から 成る 。 副題 は 「 経済 学 批判 」 。 冒頭 に 、 「 忘れ がたき わが 友   勇敢 、 誠実 、 高潔 な プロレタリアート 前衛 戦士   ヴィルヘルム・ヴォルフ に さ さぐ 」 と の 献辞 が 記さ れ て いる 。 2013 年 に 『 共産党 宣言 』 とともに 資本 論 初版 第 1 部 が 国際 連合 教育 科学 文化 機関 の 世界 の 記憶 に 登録 さ れ た 。  1867 年 に 第 1 部 が 初めて 刊行 さ れ 、 1885 年 に 第 2 部 が 、 1894 年 に 第 3 部 が 公刊 さ れ た 。 第 1 部 は 、 マルクス 自身 によって 発行 さ れ た が 、 第 2 部 と 第 3 部 は 、 マルクス の 死後 、 マルクス の 遺稿 を もと に 、 フリードリヒ・エンゲルス の 献身 的 な 尽力 によって 編集 ・ 刊行 さ れ た 。  「 第 4 部 」 と なる 予定 だっ た 古典 派 経済 学 の 学説 批判 に関する 部分 は 、 エンゲルス の 死後 、 カール ・ カウツキー によって 公刊 さ れ た が 、 『 資本 論 』 という 表題 に関する 版権 の 問題 、 カウツキー の 「 独自 の 見解 」 など により 、 『 資本 論 』 第 4 部 として で は なく 『 剰余 価値 学説 史 』 （ 3 巻 4 分冊 ） の 表題 で 刊行 さ れ た 。 その後 、 ソビエト 連邦 の マルクス ・ レーニン 主義 研究所 によって 新た な 編集 による 版 （ アカデミー 版 ） が 刊行 さ れ た 。 これ は さらに 修訂 さ れ て Marx - Engels - Werke の 第 26 巻 Ⅰ ～ Ⅲ （ ヴェルケ 版 または 全集 版 ） として 刊行 さ れ た 。 現在 の 日本語 訳 の 多く は これ に もとづい て いる 。  マルクス は 、 『 新 ライン 新聞 』 の 編集 者 として 、 物質 的 な 利害 関係 を 扱う 過程 で 、 次第に 、 社会 変革 の ため に は 物質 的 利害 関係 の 基礎 を なす 経済 へ の 理解 の 必要 性 を 認識 し 、 経済 学 研究 に 没頭 し て いっ た 。  1843 年 以来 、 マルクス は 経済 学 の 研究 を 開始 する 。 亡命 先 の パリ で の 研究 から 始まり 、 9 冊 の 『 パリ ・ ノート 』 、 6 冊 の 『 ブリュッセル ・ ノート 』 、 5 冊 の 『 マンチェスター ・ ノート 』 など として その 成果 が 残っ て いる 。 なお 、 これら の ノート は 、 いずれ も 『 資本 論 』 草稿 で は ない 。  1849 年 、 マルクス は ロンドン 亡命 後 、 大 英 図書館 に 通っ て 研究 を 続け 、 1850 年   -   1853 年 まで の 成果 として 『 ロンドン ・ ノート 』 24 冊 を 書き上げ た 。 これ は マルクス の ノート 中 、 最大 分量 を 占める 経済 学 ノート で ある が 、 この 時期 の ノート の 内容 に は 国家 学 、 文化 史 、 女性 史 、 インド 史 、 中世 史 、 また 時事 問題 など 、 内容 の 異なる 多く の 論 が 併存 し て おり 、 この 時期 に マルクス の 研究 が 経済 学 批判 に 特 化 し た と は いえ ない 。  マルクス が 経済 学 批判 に関する 執筆 に とり かかっ た の は 1857 年 から で ある 。 これ は 商品 ・ 貨幣 を 論じる ごく 一部 の もの に とどまり 、 『 経済 学 批判 、 第 一 分冊 』 として 1859 年 に 刊行 さ れ た 。 また 、 この 時期 の 原稿 は 『 経済 学 批判 要綱 』 『 剰余 価値 学説 史 』 として 、 マルクス の 死後 に 出版 さ れ た 。  『 資本 論 』 そのもの の 草稿 で 最も 中心 的 と なっ た もの は 、 1863 年 から 1865 年 末 まで に 執筆 さ れ た 草稿 群 で ある 。 ここ で マルクス は おおまか な 全 3 部 の 草稿 の 形 を 書き 終え た 。 ただし 、 これ は 問題 意識 に 基づく メモ が 終わっ た という 意味 に とどまり 、 それ を 再 吟味 ・ 再 構成 し 、 文章 として 叙述 し 直し 、 清書 する という 作業 は 丸々 残さ れ た 。 この 「 1863 年 から 1865 年 まで の 草稿 」 の こと を 新 MEGA 編集 委員 は まとめ て 「 第 3 の 資本 論 草案 」 と 呼ん で いる 。 しかし この 草稿 も 未 完成 の もの で あり 、 マルクス は その こと に 自覚 的 で あっ た 。 この 第 2 部 と 第 3 部 の 草稿 について マルクス は 1866 年 の 段階 で エンゲルス に 宛て て 、 「 でき上がっ た と は いえ 、 原稿 は 、 その 現在 の 形 で は 途方 も ない もの で 、 僕 以外 の だれ にとって も 、 君 にとって さえ も 出版 できる もの で は ない 」 と 手紙 に 書い た ほど で あっ た 。  1867 年 9 月 14 日 に 第 1 部 が 刊行 さ れ た が 、 その後 も マルクス は 叙述 の 改善 を くり返し 、 「 まったく 別個 の 科学 的 価値 を 持つ 」 と 自分 で 称する ほど に 納得 できる 版 と なっ た フランス語 版 が 出版 さ れ た の は ようやく 1872 年   -   1875 年 で あっ た 。 この よう に 、 マルクス は 第 1 部 刊行 後 も 改訂 に 改訂 を 重ね 、 第 2 部 と 第 3 部 の 作業 は 大幅 に 遅れ 、 貧困 と 病苦 の 中 で 膨大 な 未 整理 草稿 を 残し た まま 、 1883 年 に 世 を 去っ た 。 マルクス は 大変 な 悪筆 で あっ た ので 、 遺稿 は エンゲルス しか 読め ず 、 編集 作業 は 彼 に しか 行う こと が でき なかっ た （ 後 に マルクス の 文字 の 読み方 を カウツキー と ベルンシュタイン に 伝授 ） 。 エンゲルス は 、 マルクス が 遺し た 膨大 な 草稿 と 悪筆 の 前 に 、 夜間 の 細かい 作業 を 余儀なく さ れ 、 目 を 悪く し た と さ れる 。 なお 2004 年 に は 、 『 資本 論 』 第 2 部 の 編集 に際して は エンゲルス とともに 、 今 まで 「 エンゲルス 原稿 編集 の 口述 筆記 者 」 として 扱わ れ て い た オスカル・アイゼンガルテン が 相当 程度 この 編集 作業 に 関与 し て い た こと が 明らか に なっ て いる 。  『 経済 学 批判 』 という 題 で マルクス が 最初 に 構想 し て い た の は 全 6 編 で あっ た が 、 それ は 後 に 『 資本 論 』 全 4 部 構成 に 変更 さ れ た 。 マルクス の 『 資本 論 』 構想 は 理論 的 展開 から 成る 第 1 部   -   第 3 部 と 、 学説 史 から 成る 第 4 部 で あっ た 。 しかし マルクス の 生前 に 刊行 さ れ た の は 第 1 部 （ 諸 版 が あり 、 独語 初版 、 改訂 第 2 版 、 マルクス 校閲 仏語 版 、 ロシア 語 版 ） のみ で 、 あと に 残っ た の は 膨大 な 経済 学 批判 に関する ノート 類 で ある 。 現在 それら の 草稿 の 多く は オランダ の アムステルダム に ある 社会 史 国際 研究所 、 あるいは ソ連 崩壊 後 に ロシア 連邦 が 引き継い だ モスクワ の 現代 史 文書 保管 ・ 研究 ロシア センター に 保管 さ れ て いる 。  以下 に 述べる 構成 は エンゲルス 編集 の 1890 年 ・ 現行 流布 版 底本 『 資本 論 』 の 構成 で ある 。 この 編集 は エンゲルス の 手 による もの で あり 、 新 MEGA 編集 委員 による 検討 が 続け られ て おり 、 いくつ か の 異論 が 提出 さ れ て いる こと に 注意 さ れ たい 。  第 1 部   資本 の 生産 過程  第 2 部   資本 の 流通 過程  第 3 部   資本 主義 的 生産 の 総 過程  第 1 部 は 資本 の 生産 過程 の 研究 で ある 。  資本 論 の 冒頭 部分 を 日本 共産党 中央 委員 会 付属 社会 科学 研究所 資本 論 翻訳 委員 会 訳 を 元 に 翻訳 し た 。  資本 主義 的 生産 様式 が 支配 し て いる 社会 の 富 は 、 巨大 な 商品 集合 体 として 、 個々 の 商品 は その 富 の 要素 形態 として 現われる 。 だから 、 私 は 、 商品 の 分析 から 叙述 を 開始 する 。  < 49 >   Der   Reichtum   der   Gesellschaften ,   in   welchen   kapitalistische   Produktionsweise   herrscht ,   erscheint   als   eine   " ungeheure   Warensammlung "（ 1 ）,   die   einzelne   Ware   als   seine   Elementarform .   Unsere   Untersuchung   beginnt   daher   mit   der   Analyse   der   Ware .  マルクス は 、 巨大 な 資本 主義 経済 を 構成 する 、 最も 単純 で ありふれ た 要素 で ある 商品 の 分析 から 出発 する 。  商品 は 、 人間 の 欲望 を みたす 使用 価値 （ 近代 経済 学 で 言う ところ の 効用 の 対象 と なる もの ） と 、 他 の もの と の 交換 比率 で あらわさ れる 交換 価値 （ 発展 し た 貨幣 表現 として は 価格 ） を もつ 。 等価 関係 に おか れ た 二 商品 は 、 なぜ 価値 が 等しい と 言える の か 。 使用 価値 が 等しい から で は ない 。 なぜ なら 使用 価値 が 異なる から こそ 交換 の 意味 が ある から で ある 。 では 商品 から 使用 価値 を 取り去る と 何 が 残る か 。 それ は 、 商品 と は 、 自然 物 に なんらかの 人間 の 労働 が 付け加わっ た 労働 生産 物 で ある 、 という こと だけ で ある 。 二つ の 商品 が 等価 で ある という とき 、 その 商品 の 生産 に 費やさ れ た 労働 の 量 が 等しい 。 しかも この 労働 は 、 シャツ や 綿布 といった 具体 的 な 使用 価値 を 形成 する よう な 、 裁縫 労働 や 織 布 労働 といった 具体 性 の ある 労働 ( 具体 的 有用 労働 ) で は ない 。 労働 の 具体 性 を はぎとら れ た 抽象 的 な 労働 、 単なる 人間 の 能力 の 支出 として の 抽象 的 人間 労働 、 その よう な 労働 の 生産 物 として 二つ の 商品 は 等しい と さ れる 。 抽象 的 人間 労働 の 凝固 物 、 これ が 価値 の 実体 で ある 。 価値 の 量 すなわち 抽象 的 人間 労働 の 量 は 、 基本 的 に は 労働 時間 によって はから れ 、 その 際 に 労働 の 強度 や 労働 の 複雑 さ が 考慮 さ れる 。  さらに 、 価値 量 を 規定 する 労働 時間 は 、 その 商品 を 生産 する の に 必要 な 個別 的 、 偶然 的 な 労働 時間 で は なく 、 社会 的 に 必要 と さ れる 平均 的 労働 時間 で ある 。 たとえば 、 ある 社会 に 、 1 日 8 時間 労働 で 1 着 の シャツ を つくる 商品 生産 者 A と 、 1 日 8 時間 労働 で 7 着 の シャツ を つくる 商品 生産 者 B が いる と すれ ば 、 社会 全体 として は 16 時間 労働 で 8 着 の シャツ が 生産 さ れ 、 平均 すれ ば 、 1 着 あたり に 2 時間 労働 が 費やさ れ て いる こと に なる 。 商品 生産 者 A が 手 に する の は 2 時間 労働 分 の 価値 、 商品 生産 者 B が 手 に する の は 14 時間 労働 分 の 価値 で ある 。 したがって よく 誤解 さ れる よう に 、 怠け者 が 得 を する わけ で は ない 。  商品 の 価値 は 、 その 商品 の 生産 に 費やさ れる 社会 的 に 平均 的 な 労働 量 によって 決まる 。 これ が マルクス が 、 アダム ・ スミス や リカード から 受け継ぎ 発展 さ せ た 労働 価値 説 の あらまし で ある 。  しかし 、 商品 は 自ら の 価値 を 自分 だけ で 表現 する こと は でき ない 。 ある 商品 の 価値 量 は 、 他 の 商品 の 使用 価値 量 によって 表現 さ れる 。 これ が 貨幣 の 起源 で ある 。 商品 社会 で 、 ある 一つ の 商品 の 使用 価値 量 によって 他 の すべて の 商品 の 価値 量 を 表現 する こと が 社会 的 合意 と なっ た 場合 、 その 特殊 な 商品 が 貨幣 と なる の で ある 。 貨幣 商品 の 代表 が 金 ( gold ) で あり 、 その 使用 価値 量 、 すなわち 重量 が 貨幣 の 単位 と なっ た 。  また 、 商品 の 価値 を 貨幣 で 表現 し た もの が 価格 で ある 。 ある 商品 の 価格 は 需要 供給 の 変動 により 、 価値 と 離れ て 変動 する が 、 価値 は この 価格 変動 の 重心 に 存在 し 、 長期 的 平均 的 に は 、 商品 が 含む 労働 量 によって 、 価値 によって 価格 は 規定 さ れる 。  商品 や 貨幣 は 、 資本 を 説明 する ため の 論理 的 前提 で ある 。 一般 の 商品 流通 は 、 自分 の 所有 する 商品 と 相手 の もつ 商品 と の 間 の 、 貨幣 を 媒介 と し た 交換 の 過程 で あり 、 商品 － 貨幣 － 商品 で ある 。 この 流通 は 「 買う ため に 売る 」 、 つまり 欲しい 商品 を 手 に 入れ 、 その 使用 価値 を 消費 する こと によって 終わる 。 これ に対して 、 資本 として の 貨幣 の 流通 は 「 売る ため に 買う 」 、 … 貨幣 － 商品 － 貨幣 …   で ある 。 この 流通 の 目的 は 価値 、 しかも 、 より 多く の 価値 を 得る こと で あり 、 資本 として の 貨幣 の 流通 は 終わる こと の ない 無限 の 過程 で ある 。 資本 と は 「 自己 増殖 する 価値 」 で あり 、 これ が 最初 の 資本 概念 で ある 。 資本 を 理解 する ため に は 、 価値 と は 何 か 、 貨幣 と は なに か 、 商品 と は なにか が 理論 的 に 明らか に さ れ て いる 必要 が あっ た ため に 、 資本 概念 の 前 に 商品 、 貨幣 、 価値 など の 概念 が 説明 さ れ て い た わけ で ある 。  では 、 資本 は どの よう に し て 価値 増殖 し 、 儲け を 得る の か 。 その 答え は 、 自ら 価値 を 生産 する 特殊 な 商品 すなわち 労働 力 商品 を 所有 する 、 賃金 労働 者 から の 搾取 によって で ある 。  機械 など の 生産 手段 や 貨幣 が そのまま 資本 に なる の で は ない 。 ある 歴史 的 条件 の 下 で 「 資本 」 に 転化 する 。 その 決定的 な 条件 と は 、 生産 手段 を 所有 する ブルジョアジー （ 資本 家 階級 ＝ 生産 手段 の 所有 者 ） と 、 封建 的 身分 から も 生産 手段 の 所有 から も 自由 と なっ た 、 労働 力 商品 以外 に 売る べき 商品 を 何 も もた ない 賃金 労働 者 の 存在 で ある 。 マルクス は 産業 革命 当時 の イギリス で よく 見 られ た ラッダイト 運動 を 機械 など の 「 物質 的 な 生産 手段 」 で は なく 、 この 「 社会 的 な 搾取 形態 」 を 攻撃 す べき だ と 批判 し た 。  資本 （ その 人格 化 として の 資本 家 ） は 、 労働 者 から 労働 力 商品 を 購買 する 。 労働 者 は その 対価 として 、 賃金 を 受け取る 。 賃金 は 労働 力 商品 の 価格 で ある 。 労働 力 商品 の 価値 は その 再 生産 の ため に 必要 な 費用 、 すなわち 労働 者 と 家族 の 生活 費 によって 決まる 。 労働 力 商品 の 使用 価値 は 、 労働 し て 価値 を 生み出す こと 、 しかも 資本 家 にとって の 使用 価値 は 、 賃金 を 超える 価値 を 生み出す こと で ある 。 賃金 を 超え て 労働 者 が 生み出し た 価値 が 「 剰余 価値 」 で あり 、 資本 家 が これ を 取得 する 。 —— これ が マルクス が 明らか に し た 搾取 （ 労働 者 が 生み出し た 価値 － 賃金 ＝ 剰余 価値 ） の 秘密 で あり 、 資本 の 儲け の 秘密 で ある 。 たとえば 日当 1 万 円 の 労働 者 が 2 万 円 分 の 価値 を 生み出す なら 、 差し引き 1 万 円 分 の 剰余 価値 が 資本 家 の もの と なる 。 逆 に 言え ば 、 剰余 価値 を うま ない 労働 者 、 自分 の 賃金 以上 の 価値 を 生み出さ ない よう な 労働 者 は 、 資本 にとって は 購入 する 必要 も 動機 も ない 。  資本 は 使用 価値 を 消費 する 目的 の ため に 生産 を 行う の で は なく 、 無限 の 剰余 価値 （ 対象 化 さ れ た 不 払労働 ） の 追求 、 すなわち 「 もうけ 」 の ため に 生産 を 行う 。 したがって 、 例えば いくら 飢餓 が 生じ 、 食糧 の 生産 が 必要 で あっ て も 、 もうけ が 生じ なけれ ば 資本 は 生産 は し ない 。 逆 に 兵器 など 社会 にとって 有害 な もの で も 、 もうけ が 出れ ば 資本 は 生産 する 。 マルクス は この こと を 『 資本 論 』 の 中 で 、 「 まず 第 一 に 資本 主義 的 生産 過程 の 推進 的 な 動機 で あり 規定 的 な 目的 で ある の は 、 資本 の できる だけ 大きな 自己 増殖 、 すなわち できるだけ 大きい 剰余 価値 生産 、 したがって 資本 家 による 労働 力 の できる だけ 大きな 搾取 で ある 」 と 書い た 。  資本 が 取得 する 剰余 価値 を 増加 さ せる に は 二つ の 方法 が ある 。 第 一 に 、 労働 力 の 価値 （ または その 価格 表現 で ある 賃金 ） が 一定 で ある なら 、 労働 時間 を 延長 さ せる こと で ある 。 日当 1 万 円 の 労働 者 が 8 時間 労働 で 2 万 円 分 の 価値 を 生み出す とき 、 12 時間 労働 に 延長 すれ ば 3 万 円 分 の 価値 を 生み出し 、 剰余 価値 は 1 万 円 分 増加 する 。 これ を 絶対 的 剰余 価値 生産 と いう 。 ただし 、 この 方法 に は 限界 が ある 。 まず 1 日 は 24 時間 しか ない 。 さらに 賃金 労働 者 は 労働 時間 の 短縮 を 求め て 労働 組合 を 組織 し て 資本 家 に 抵抗 する 。  そこで 、 とら れる 第 二 の 方法 は 、 労働 時間 が 一定 なら ば 労働 力 の 価値 または 賃金 を 減らす こと で ある 。 先 ほど の 労働 者 の 日 払い 賃金 を 1 万 円 から 5 千 円 に 半減 さ せれ ば 、 剰余 価値 は 2 万 円 から 2 万 5 千 円 に 増大 する 。 これ を 相対 的 剰余 価値 生産 と いう 。 しかし 、 無 前提 に 労働 力 の 価値 を 減らす こと は でき ない 。 労働 力 の 価値 または 賃金 は 、 労働 力 商品 の 再 生産 費 、 つまり 労働 者 と その 家族 の 生活 費 によって 決まっ て いる 。 資本 の 側 から 一方 的 に 賃金 を 減らす こと は 、 労働 者 を 生活 不能 に し 、 労働 力 商品 の 再 生産 を 不可能 に さ せる 。 賃金 労働 者 なくし て 資本 は 剰余 価値 生産 でき ない から 、 短期 的 に は ともかく 長期 的 に は この よう な こと は 不可能 で ある 。 で は どう する か 。 それ は 生産 力 の 上昇 によって 可能 と なる 。 生産 力 を 上昇 さ せ 、 労働 者 の 生活 手段 を 構成 する 商品 の 価値 が 安く なれ ば 、 労働 者 の 生活 費 も 安く なり 、 労働 力 商品 の 価値 が 低下 し 、 賃金 を 引き下げ て も 労働 力 の 再 生産 が 可能 と なる 。 賃金 を 半減 さ せる ため に は 、 生産 力 が 二 倍 と なれ ば よい の で ある 。 個々 の 資本 は より 安価 な 商品 を 目指し て 生産 力 を 上昇 さ せる ため に 、 相互 に 競争 し て いる 。 この 競争 が 諸 資本 を 強制 し 、 個々 の 商品 を 安く さ せ 、 生活 費 を 安く さ せ 、 賃金 を 引き下げる 前提 を 生み出し て いる 。  生産 力 を 上昇 さ せる 手段 に は 、 協業 、 分業 に 基づく 協業 、 児童 労働 機械 制 大 工業 が あり 、 マルクス は それぞれ について 分析 し て いる 。  日本 資本 主義 における 正社員 の 長時間 過密 労働 は 絶対 的 剰余 価値 生産 の 概念 によって 、 非 正社員 の 低 賃金 は 相対 的 剰余 価値 生産 の 概念 によって 、 よく 説明 する こと が できる 。  賃金 労働 者 を 搾取 し て 資本 が 得 た 剰余 価値 は 、 資本 家 の 所有 する ところ と なる 。 資本 家 は これ を 全て 消費 する こと も 可能 だ が 、 「 資本 の 人格 化 」 として の 資本 家 は 個人 的 消費 を 節約 し て 、 剰余 価値 を 再び 資本 に 転化 し 、 資本 蓄積 が おこなわ れる ( 剰余 価値 の 資本 へ の 転化 )。 ここ から 資本 家 の 「 禁欲 」 の 結果 、 富 が 蓄積 さ れる という 社会 的 意識 が 生じ 、 禁欲 を 善 と する プロテスタンティズム が 資本 主義 の 精神 と なる ( マックス・ヴェーバー 『 プロテスタンティズム の 倫理 と 資本 主義 の 精神 』 )。  資本 の 蓄積 の 過程 は 、 ますます 多く の 賃金 労働 者 が 資本 に 包摂 さ れる こと で あり 、 資本 － 賃 労働 関係 の 拡大 再 生産 で ある 。 歴史 的 に ヨーロッパ で は 、 羊毛 生産 の ため に 封建 領主 が 農民 を 土地 から 追い出す 囲い込み によって 、 農村 から 駆逐 さ れ た 農民 が 、 産業 都市 に 移住 し プロレタリアート に 転化 し た 。 資本 主義 の 初期 に 現れる 、 国家 の 暴力 を 利用 し た プロレタリアート の 創出 を 本源 的 蓄積 と いう 。  また 、 相対 的 剰余 価値 生産 に 伴う 生産 力 の 増大 は 、 剰余 価値 から 転化 さ れる 資本 について 、 不変資本 （ 生産 手段 購入 に 投じ られ た 資本 ） に対する 可変 資本 （ 労働 力 購入 に 投じ られ た 資本 ） の 比率 を 相対 的 に 小さく し て いく ( 資本 の 有機 的 構成 の 高度 化 )。 こうして 賃金 労働 者 の ますます 多く の 一定 部分 が 、 相対 的 過剰 人口 ( 失業 者 や 半 失業 者 ) に 転化 する 。 資本 主義 的 生産 の もと で は 、 一方 で 資本 家 の 側 に は 富 が 蓄積 さ れ 、 他方 で 賃金 労働 者 の 側 に は 貧困 が 蓄積 さ れ て いく 。 これ を マルクス は 「 資本 蓄積 の 敵対 」 と 呼び 生産 関係 の 観点 から この 現象 を 分析 し た 自著 の 『 哲学 の 貧困 』 第 2 章 第 1 節 を 引用 し て いる 。  資本 蓄積 の 発展 に 伴っ て 、 生産 は 次第に 集積 し 、 自由 競争 は 独占 へ と 転化 する 。 賃金 労働 者 によって 担わ れる 生産 の 社会 化 が 進む 一方 で 、 依然として 富 の 取得 は 資本 家 に 委ね られ て 私的 な まま で あり 、 資本 と 賃 労働 の 間 の 矛盾 は ますます 大きく なる 。 この 矛盾 が 資本 主義 の 「 弔い の 鐘 」 と なる 、 と マルクス は 第 1 部 を 結ぶ 。  第 1 部 で は 、 剰余 価値 が 生産 過程 において 賃金 労働 者 から の 搾取 によって 生み出さ れ て いる こと を 示し た 。 剰余 価値 は 利潤 、 利子 、 地代 の 本質 、 実体 で あり 、 利潤 、 利子 、 地代 は 剰余 価値 の 現象 形態 で ある 。 これら について は 、 第 3 部 で 分析 さ れる 。  第 2 部 は 資本 の 流通 過程 の 研究 、 すなわち 、 資本 制 的 生産 様式 の 再 生産 に関する 研究 で ある 。 第 1 部 が マルクス 自身 が 構成 や 叙述 の 仕上げ 、 刊行 まで 関わっ た の に対し 、 第 2 部 は 、 マルクス の 死後 、 残さ れ て い た いくつ か の 草稿 （ 第 2 部 の エンゲルス による 序文 を 参照 ） を エンゲルス が 編集 、 刊行 し た もの で ある 。  第 1 篇 と 第 2 篇 は 資本 の 循環 や 回転 など を 扱っ て おり 、 個別 資本 の 流通 過程 で の 運動 を 考察 し た 。 いわば 資本 家 が 経営 の 上 で 資本 の 動き を 見る 時 と 同じ 視点 で ある 。 実際 、 マルクス は 、 工場 経営 者 で あっ た エンゲルス に しばしば 資本 の 回転 率 など について 照会 の 手紙 を 送り 、 経営 の リアル な 現実 における 実務 を 学び 、 この 草稿 に 反映 さ せ て いる 。  第 3 篇 は 社会 全体 における 資本 の 流通 過程 の 研究 で ある 。 「 再 生産 論 」 と 呼ば れる 理論 分野 で 、 社会 的 総 資本 の 観点 から 、 資本 制 的 生産 様式 を 維持 ・ 持続 する ため に 、 資本 の 生産 ・ 流通 ・ 再 投下 が 、 どの よう な 制約 ・ 条件 の 下 で おこなわ れ て いる か を 考察 し た もの で ある 。 マルクス は フランソワ・ケネー の 経済 表 に 刺激 を 受け ながら 「 再 生産 表 式 」 と よば れる モデル を つくりあげ 、 マクロ 的 視点 から 資本 の 流通 ・ 循環 を 論じ た 。  第 3 部 は 、 資本 主義 的 生産 の 総 過程 の 研究 で ある 。 第 3 部 も 第 2 部 と 同様 に 、 マルクス 自身 の 手 で 刊行 さ れ た もの で は なく 、 マルクス の 草稿 を エンゲルス が 編集 （ 第 3 部 の エンゲルス による 序文 を 参照 ） し た もの で ある 。  第 3 部 は 第 1 部 と 第 2 部 の 研究 を ふまえ 、 資本 主義 経済 の 一般 的 ・ 普遍 的 な 諸 現象 で ある 費用 価格 、 利潤 、 平均 利潤 率 、 利潤 率 の 傾向 的 低下 の 法則 、 利子 、 地代 など を 扱い 、 資本 主義 経済 の 全体 像 の 再 構成 を 試み た 。  エンゲルス ら の 編集 方針 は 長らく 最も 権威 ある もの として 扱わ れ 、 現在 でも 『 資本 論 』 という とき に は 、 マルクス が 完全 に 責任 を もっ た 1 部 とともに この エンゲルス 編集 の 2 部 ・ 3 部 を ふくめ た 全 3 部 を 指す こと が 多い 。 しかし 、 その後 マルクス が 書い た 『 資本 論 』 草稿 の 研究 が 進み 、 エンゲルス の 編集 成果 を 踏まえ つつ も 、 現在 残さ れ て いる 草稿 全体 から より マルクス の 正確 な 『 資本 論 』 構想 が 浮かび上がっ て き た 。  『 資本 論 』 の 草稿 と その 準備 労作 と 考え られる もの を 以下 の 7 つ に 大別 し て 記述 する 。  2007 年 現在 も 刊行 中 の 新 MEGA 第 II 部 「 『 資本 論 』 および 準備 労作 」 は 15 巻 24 分冊 が 予定 さ れ て おり 、 その 構成 は 以下 の よう に なっ て いる 。  マルクス が 『 資本 論 』 で 用い た 方法 は 、 資本 主義 社会 全体 の 混沌 と し た 表象 を 念頭 に 置き 、 分析 と 総合 によって 資本 概念 を 確定 し 、 豊か な 表象 を 分析 し ながら 一 歩 一 歩 資本 概念 を 豊か に し て いく こと を通じて 、 資本 主義 社会 の 全体 像 を 概念的 に 再 構成 する という 、 分析 と 総合 を 基礎 と する 弁証法 的 方法 で ある 。  「 表象 さ れ た 具体 的 な もの から 、 ますます より 希薄 な 抽象 的 な もの に すすみ 、 ついに は 、 もっとも 単純 な 諸 規定 に まで 到達 する で あろ う 。 そこ から こんど は 、 ふたたび あと もどり の 旅 が 始まる はず で あっ て 、 最後 に 再び 人口 に まで 到達 する で あろ う 。 だ が こんど 到達 する の は 、 全体 の 混沌 と し た 表象 として の 人口 で は なく 、 多く の 諸 規定 と 諸 関連 を ともなっ た 豊か な 総体 として の 人口 で ある 」 （ マルクス 『 経済 学 批判 序説 』 ） 。  これ が マルクス が 『 資本 論 』 で 用い た 「 上昇 ・ 下降 」 と 言わ れる 方法 、 ヘーゲル 弁証法 の 批判 的 継承 と さ れ て いる ものの 核心 の 一つ で 、 その 方法 の 核心 は 、 唯物 論 を 基礎 と する 分析 と 総合 による 対象 の 概念的 再 構成 で ある 。 『 資本 論 』 の サブタイトル が 「 経済 学 批判 」 で ある の は 、 当時 の 主流 で あっ た 古典 派 経済 学 と それ を 受け継い だ 経済 学 （ マルクス の 謂い に よれ ば 「 俗流 経済 学 」 ） へ の 批判 を通じて 自説 を 打ち立て た から で ある 。  マルクス が 『 資本 論 』 において 、 古典 派 を 批判 し た その 中心 点 は 、 古典 派 が 資本 主義 社会 が 歴史 的 性格 を 持つ こと を 見 ず に 、 「 自然 社会 」 と 呼ん で 、 あたかも それ を 普遍 的 な 社会 体制 で ある か の よう に 見なし た という 点 に ある 。 すなわち 資本 主義 社会 は 歴史 の ある 時点 で 必然 的 に 生成 し 、 発展 し 、 やがて 次 の 社会 制度 へ と 発展 的 に 解消 さ れ て いく 、 という 「 歴史 性 」 を 見 て い ない という の だ 。  マルクス は 『 資本 論 』 第 1 巻 の 「 あとがき 」 において 、 この こと を ヘーゲル 弁証法 に 言及 し ながら 、 こう 述べ た 。 「 その 合理 的 な 姿態 で は 、 弁証法 は 、 ブルジョアジー や その 空論 的 代弁 者 たち にとって は 、 忌わしい もの で あり 、 恐ろしい もの で ある 。 なぜなら 、 この 弁証法 は 、 現存 する もの の 肯定 的 理解 の うち に 、 同時に また 、 その 否定 、 必然 的 没落 の 理解 を 含み 、 どの 生成 し た 形態 を も 運動 の 流れ の なか で 、 したがって また その 経過 的 な 側面 から とらえ 、 なに もの によって も 威圧 さ れる こと なく 、 その 本質 上 批判 的 で あり 革命 的 で ある から で ある 」 。  マルクス 経済 学 や マルクス主義 が ほぼ 壊滅 （ ？ ） し た よう に 見える 現在 、 何故 マルクス 経済 学 を 学べ なけれ ば なら ない か と 問わ れる なら ば 、 もし 資本 主義 に 法則 が ある なら ば 、 そして それ を 認める なら ば （ あるいは 、 ある かも 知れ ない と 思う なら ） 、 価値 論 （ 資本 論 で の 価値 論 に 拘る 必要 は 無い ） から 研究 を 始める 他 は 無く 、 従って 資本 論 の 研究 が スタート に なる だろ う 。  『 資本 論 』 は 、 資本 主義 的 生産 様式 と それ に 照応 する 生産 ・ 交易 諸 関係 を 研究 し た 著作 で あり 、 共産 主義 の 未来 モデル を 描い た 著作 で は ない 。 ただし 、 マルクス は 資本 主義 の 諸 特徴 を 、 資本 主義 以前 の 生産 様式 （ 封建 制 、 奴隷 制 など ） の 場合 や 、 未来 の 協同 社会 （ 共産 主義 社会 ） の 場合 と しばしば 対比 し て いる 。  『 資本 論 』 全 3 部 の 中 で 「 共産 主義 社会 」 と 記載 さ れ て いる 箇所 は 第 一部 の 「 共産 主義 社会 で は ､ 機械 は ､ ブルジョワ 社会 と は まったく 異なっ た 躍動 範囲 を もつ 」 と 第 二 部 の 「 共産 主義 社会 で は 社会 的 再 生産 に 支障 が 出 ない よう あらかじめ きちんと し た 計算 が なさ れる だろ う 」 の わずか 2 箇所 で ある 。 マルクス は 資本 主義 と は 異なる 協同 的 な 生産 様式 を 、 「 結合 的 生産 様式 」 、 「 結合 し た 労働 の 様式 」 、 「 協同 的 生産 」 、 「 社会 化 さ れ た 生産 」 など と 表現 し て いる 。 より 詳細 な 規定 として は 、 「 協同 的 生産 手段 で 労働 し 自分 たち の 多く の 個人 的 労働 力 を 自覚 的 に 一つ の 社会 的 労働 力 として 支出 する 自由 な 人々 の 連合体 」 （ 第 1 部 第 1 編 ） 、 「 労働 者 たち が 自分 自身 の 計算 で 労働 する 社会 」 （ 第 3 部 第 1 編 ） 、 「 社会 が 意識 的 かつ 計画 的 な 結合 体 として 組織 」 （ 第 3 部 第 6 編 ） など が ある 。  また 、 『 資本 論 』 において 国家 は 重要 で は なく 、 「 意識 的 計画 的 管理 」 ( 第 1 部 )「 意識 的 な 社会 的 管理 および 規制 」 ( 第 3 部 ) といった 形 で 市場 の 「 無 政府 性 」 を 理性 によって 規制 する という 一般 論 が 述べ られ て いる だけ で ある 。  マルクス は 『 資本 論 』 第 3 部 で 、 「 自由 の 国 」 （ 自由 の 王国 とも ） と 「 必然 の 国 」 の 問題 に 触れ 、 共産 主義 革命 の 目的 を 述べ て いる 。 すなわち 、 経済 が 資本 主義 ＝ 剰余 価値 （ もうけ ） の 追求 から 解放 さ れ 、 社会 の 合理 的 な 規制 の 下 に 服し て 社会 の 必要 に対する 生産 という 経済 本来 の あり方 を 回復 する が 、 それでも 生産 は 人間 が 生活 し て いく 上 で 必要 な 富 を つくりだす ため の 拘束 的 な 労働 （ 必然 の 国 ） が 要る 。 しかし 、 この 時間 は 時間 短縮 によって 次第に 短く なり 、 余暇 時間 （ 自由 の 国 ） が 拡大 する 。 『 資本 論 』 第 3 部 で は 、 この 時間 の 拡大 によって 人間 の 全面 発達 が おこなわ れ 、 人間 が 解放 さ れる と マルクス は 主張 し た 。  元々 の マルクス の プラン に 基づく 『 資本 論 』 の 復元 について は 様々 な 議論 が 起き て いる 。 現在 、 マルクス と エンゲルス の 全て の 著作 物 を 刊行 する 新 MEGA の 試み が 国際 的 な 共同 作業 で 行わ れ 、 この 中 で 『 資本 論 』 の 構成 について も 吟味 さ れ て いる 。 この 新 MEGA における 第 II 部 「 『 資本 論 』 および 準備 労作 」 全 15 巻 24 分冊 の 編集 は L ・ ミシケーヴィチ 、 L ・ ヴァシーナ 、 E ・ ヴァシチェンコ 、 大谷 禎 之 介 、 C ・ E ・ フォルグラート 、 R ・ ロート 、 E ・ コップフ 、 大村 泉 、 M ・ ミュラー など 各国 の 研究 者 により 、 進め られ て いる 。  初期 の 日本語 訳 は 高畠 素之 ら による もの で 、 これ を 勉強 し た 中国 の 留学生 が 社会 主義 ・ 共産 主義 を 中国 に 持ち帰っ た と 言わ れる （ なお 、 中島 敦 の 伯父 で ある 漢学 者 の 中島 端 （ 端 造 ） が 、 日本語 訳 に 先んじ て 漢文 訳 を 行っ た ものの 、 内容 は 面白い が 文章 が 悪文 で ある と 述べ て 、 そのまま 放棄 し て しまっ た と 言わ れ て いる ） 。 資本 論 の 読み直し は 、 フランス の ルイ・アルチュセール や 日本 の 廣 松 渉 、 今村 仁司 、 柄 谷行 人 ら によって 行わ れ て いる 。  マルクス主義 一般 を 批判 し た 著作 や 学派 は 多数 ある が 、 『 資本 論 』 そのもの を 批判 し た 代表 的 な 論者 の 一 人 に オーストリア の 経済 学者 で ウィーン 学派 の オイゲン・フォン・ベーム ＝ バヴェルク が いる 。 ベーム ＝ バヴェルク は 、 『 マルクス 体系 の 終結 』 の 中 で 、 マルクス が 第 1 部 で は 価値 は 投下 労働 量 によって 決まる と いっ て いる のに 、 第 3 部 で は それ と は 別 の 、 需給 変動 に 基づく 生産 価格 と 平均 利潤 率 の 理論 を 持ち出し て いる として 、 これ を 『 資本 論 』 の 第 1 部 と 第 3 部 の 矛盾 と 批判 し た 。  また 、 この 問題 に 関わっ て 、 価値 が 価格 に 転化 する 際 に 、 総 価値 ＝ 総 生産 価格 が 貫か れる と する マルクス の 立場 を 批判 し た ドミトリ・エフ・ボルトケヴィッチ など が いる 。 これら を 総称 し て 「 転 形 問題 論争 」 と いう 。  表象 さ れ た 具体 的 な もの の 徹底的 な 分析 から 議論 が 進む ため 、 マルクス 生前 の 生活 必需 品 や 様々 な もの の 価格 の 記載 が 多く 、 当時 の 一般 労働 者 の 生活 を 伺う 資料 として も 貴重 で ある 、 という 見方 を する 人 も いる 。  2013 年 6 月 に は その ドイツ語 版 初版 第 1 部 が 、 1848 年 の 『 共産党 宣言 』 の 草稿 と共に ユネスコ の 世界 の 記憶 に 登録 さ れ た 。 第 1 部 の ドイツ 語 初版 は 1000 冊 発行 さ れ た 。 マルクス の サイン 入り は 世界 で 15 冊 確認 さ れ て おり 、 日本 に は 少なくとも 4 冊 ある （ 小樽商科大学 、 東北大学 、 法政大学 、 関西大学 が 各 1 冊 所蔵 ） 。  （ 歴史 的 訳書 は 絶版 等 で も 記載 し て おく 。 ISBN など は 第 一 冊 の もの ）6 次 産業 （ ろ くじ さん ぎょ う ） と は 、 農業 や 水産 業 など の 第 一 次 産業 が 食品 加工 ・ 流通 販売 に も 業務 展開 し て いる 経営 形態 を 表す 、 農業 経済 学者 の 今村 奈良 臣 が 提唱 し た 造語 。 また 、 この よう な 経営 の 多角 化 を 6 次 産業 化 と 呼ぶ 。 ちなみに 、 6 番目 という 意味 で は ない ( 後述 )。  農業 、 水産 業 は 、 産業 分類 で は 第 一 次 産業 に 分類 さ れ 、 農 畜産 物 、 水産物 の 生産 を 行う もの と さ れ て いる 。 だが 、 6 次 産業 は 、 農 畜産 物 、 水産物 の 生産 だけ で なく 、 食品 加工 （ 第 二 次 産業 ） 、 流通 、 販売 （ 第 三 次 産業 ） に も 農業 者 が 主体 的 かつ 総合 的 に 関わる こと によって 、 加工 賃 や 流通 マージン など の 今 まで 第 二 次 ・ 第 三 次 産業 の 事業 者 が 得 て い た 付加 価値 を 、 農業 者 自身 が 得る こと によって 農業 を 活性 化 さ せよ う という もの で ある 。  6 次 産業 という 名称 は 、 農業 本来 の 第 一 次 産業 だけ で なく 、 他 の 第 二 次 ・ 第 三 次 産業 を 取り込む こと から 、 第 一 次 産業 の 1 と 第 二 次 産業 の 2 、 第 三 次 産業 の 3 を 足し算 する と 「 6 」 に なる こと を もじっ た 造語 で あっ た が 、 現在 は 、 第 一 次 産業 で ある 農業 が 衰退 し て は 成り立た ない こと 、 各 産業 の 単なる 寄せ 集め ( 足し算 ) で は なく 、 有機 的 ・ 総合 的 結合 を 図る として 掛け算 で ある と 今村 が 再 提唱 し て いる 。  付加 価値 として 、 農業 の ブランド 化 、 消費 者 へ の 直接 販売 、 レストラン の 経営 など が 挙げ られる 。  第 一 次 産業 に 付加 価値 を つけ て 高度 化 を 目指す という 観点 で は 、 1 . 5 次 産業 化 に 類似 し て いる が 、 6 次 産業 は 加工 、 流通 を 複合 化 さ せる という 視点 が より 、 明確 で ある 。  各次 の 産業 の 連携 による 農村 の 活性 化 や 、 農業 経営 体 の 経営 の 多角 化 の キーワード として 提唱 さ れる 。商業 （ しょ う ぎょ う 、 ） と は 、 財 や サービス など の 商品 を 所有 し て いる 人 または 存在 し て いる 場所 と 、 必要 と し て いる 人 または 必要 と し て いる 場所 を 結びつける こと により 利益 を 得る 産業 または 経済 活動 で ある 。 多く は 貨幣 の 媒介 を 経 て 市場 や 個々 の 店舗 において 取引 （ 商 取引 ） という 形式 を とっ て 行わ れる 。 ただし 、 貨幣 や 市場 など を 媒介 し ない ケース を 含める 場合 に は 「 交換 」 と 呼ぶ こと も ある 。 また 、 「 商業 的 」 という 場合 、 「 営利 を 目的 として 」 という 意味 に なる （ 例 ： 商業 的 生産 ） 。 産業 の 類 に は 含ま れる ものの 、 第 一 次 産業 と 第 二 次 産業 と は 大きく 異なり 、 いわゆる サービス 業 に 近い 一 面 を 持っ て いる 。  商品 の 仕 入 先 と 販売 先 と の すべて が 存在 し ない と 商業 は 成り立た ず 、 社会 の 変化 に 対応 し なけれ ば なら ない もの で ある 。 さらに 商業 で も 同じ 地域 （ もしくは 経済 圏 ・ 文化 圏 ） の 内部 で の 分業 に 基づい て 行わ れる 例 と 異なる 地域 の 間 で 行わ れる 例 （ 遠隔 地 交易 / 遠隔 地 商業 ） に 分ける 場合 が ある 。  同じ 地域 内 で 行わ れる 取引 の 場合 、 相互 に 使わ れる 言語 ・ 交換 手段 （ 貨幣 など ） が 一致 する 場合 が 多く 問題 は 少ない が 、 互い の 言語 ・ 交換 手段 の 違う 相手 間 で は コミュニケーション を 取る こと が 困難 で あっ た 。 その ため 、 最も 古い 形式 で は 沈黙 交易 と 呼ば れる 手段 が 取ら れ て い た と 考え られ て いる 。 やがて 、 同じ 地域 間 で の 取引 と 同じ よう な 対面 交易 が 始まる と 、 両者 間 を 仲介 する ため の 仲買 業者 や 問屋 、 異なる 体系 の 貨幣 を 交換 （ 両替 ） する 両替 商 など が 登場 する よう に なっ た 。  現代 の 日本 において 、 第 三 次 産業 の 一つ に 位置付け られ 、 卸売 業 、 小売 業 など を 含ん で いる 。  紀元前 1600 年 ごろ 中国 に 栄え た 殷 王朝 は 、 自ら は 商 王朝 と 称し 、 最後 の 首都 が 殷 で あっ た こと から 殷 王朝 と も 呼ば れ た 。 この 商 王朝 が 崩壊 し て 、 亡国 の 民 が 行き場 を 求め て 各地 で 貿易 ・ 流通 業 に 手 を 染め 、 糧 を 得 た こと から 、 その 仕事 を 「 商 」 業 と 呼ぶ よう に なっ た 。 その 中国 で 大 規模 な 商業 が 営ま れる よう に なっ た の は 、 唐 王朝 後期 の こと で ある 。 中国人 は 、 9 世紀 初め に は 茶 や 絹 の 遠隔 地 交易 を 簡便 に する 手段 として の 飛 銭 という 送金 手形 を 使い 始め 、 これ が 更 なる 商業 の 発展 を 促進 する とともに 後 に 紙幣 へ と 発展 し た と 言わ れ て いる 。 それ に 伴っ て 牙 行 と 呼ば れる 仲介 業者 の ギルド （ 牙 人 と 呼ば れる 個々 の メンバー を 指す ケース も ある ） が 発達 し て 、 中国 国内 の 遠隔 地 交易 のみ なら ず 対外 貿易 に も 関与 し た 。第 二 次 産業 （ だい に じさ ん ぎょ う 、 ） は 、 コーリン・クラーク による 古典 的 な 産業 分類 の 一つ 。  第 二 次 産業 に は 、 第 一 次 産業 が 採取 ・ 生産 し た 原材料 を 加工 し て 富 を 作り出す 産業 が 分類 さ れる 。 クラーク に よれ ば 製造 業 、 建設 業 、 電気 ・ ガス 業 が これ に 該当 する 。  日本 で は これ に 鉱業 が 入る 。  現代 において は 製造 業 も 多様 化 し て おり 、 古典 的 な 第 二 次 産業 の 枠 内 に 収まり きら ない 業態 も 出現 し て いる 。 例えば 、 アパレル 等 ファッション 関連 で は 、 消費 者 の 嗜好 の 移り変わり が 早い ので 変化 を 迅速 に 生産 に 反映 さ せる ため に 、 製造 から 小売 まで を 一貫 し て 行う 業態 （ 製造 小売 業 ） が 主流 と なっ て いる 。 逆 に 電器 産業 で は OEM や ファウンダリー へ の 発注 など により 、 商社 化 が 進ん で いる 場合 も ある 。 また 、 研究 開発 など の 情報 や 知識 を 生産 する 機能 を 第 四 次 産業 として 位置づける 考え方 も 提唱 さ れ て いる 。  慣例 として 、 日本 標準 産業 分類 における 下記 の 産業 を 第 二 次 産業 に 含める こと が 多い 。  出版 業 は 、 過去 に は 製造 業 の 一部 として 第 二 次 産業 に 分類 さ れ て い た が 、 2002 年 の 分類 改訂 により 、 以降 は 放送 業 や 情報 サービス 業 と 合わせ て 情報 通信 業 として 区分 さ れ て いる 。第 三 次 産業 （ だい さん じさ ん ぎょ う 、 ） は 、 コーリン・クラーク による 古典 的 な 産業 分類 の 一つ 。  第 三 次 産業 に は 、 第 一 次 産業 に も 第 二 次 産業 に も 分類 さ れ ない 産業 が 分類 さ れる 。 クラーク に よれ ば 小売 業 や サービス 業 など の 無形 財 が これ に 該当 する 。 これら の 産業 は 商品 や サービス を 分配 する こと で 富 を 創造 する こと に 特色 が ある 。  クラーク は 、 経済 発展 につれて 第 一 次 産業 から 第 二 次 産業 、 第 三 次 産業 へ と 産業 が シフト し て いく こと を 提示 し た が 、 クラーク の いう 第 三 次 産業 に は 単純 労働 も 含ま れ て おり 、 後進 的 な 産業 が 先進 的 な 産業 と 同じ 扱い に なっ て いる という 批判 が ある 。 また 、 第 三 次 産業 は 、 公益 事業 の よう な 資本 集約 的 な 産業 も 、 飲食 業 の よう な 労働 集約 的 な 産業 も 、 教育 の よう な 知識 集約 的 な 産業 も 含む という 雑多 な 産業 の 集合 体 で あり 、 雑多 な 産業 を 単一 の くくり で 単純 化 する こと について も 批判 が ある 。 この 点 に関して は 、 情報 通信 業 など の 情報 や 知識 を 取り扱う 産業 を 第 四 次 産業 あるいは 第 五 次 産業 として 捉え なおす 考え方 も 提唱 さ れ て いる 。  慣例 として 、 日本 標準 産業 分類 における 下記 の 産業 を 第 三 次 産業 に 含める こと が 多い 。 これ は 電気 ・ ガス 業 を 第 二 次 産業 で は なく 第 三 次 産業 に 分類 し て いる 点 で クラーク による 定義 と は 異なる 。  第 三 次 産業 は 現代 の 日本 で は 経済 の 中核 を なし て いる が 、 その 複雑 さ 多様 さ ゆえ に 経済 統計 の 整備 が 最も 遅れ て いる 産業 で ある 。 工業 統計 調査 の よう な 全 事業 所 を 対象 と する よう な 調査 は 行わ れ て おら ず 、 業界 団体 が 出す 資料 しか ない 産業 も ある 。 その ため 、 複数 の 統計 を 加工 し て 推測 する しか ない 。  第 三 次 産業 の 活動 を 把握 できる 統計 として は  が ある 。省 人 化   ( しょうじん か )   と は 、 単位 経済 活動 あたり の 労働 時間 を 減少 さ せる こと で あり 、 単位 仕事 あたり の 人間 の 労力 を 減少 さ せる 省力 化 と は 違っ た 社会 的 影響 が ある 。  現代 日本 で は 、 低 賃金 国 と の 競争 ・ 社会 の 高齢 化 による 若年 労働 者 の 減少 など の ため 、 単位 経済 活動 あたり の 賃金 ・ 経済 活動 に 投入 できる 総 労働 時間 が 制限 さ れる よう に なっ て き て いる 。  その ため 、 産業 構造 の 転換 ・ 高度 化 など により 、 潜在 経済 成長 力 の 維持 を する こと が 求め られ て いる 。  また 、 サービス 残業 ・ 労働 災害 の 防止 、 単位 時間 当たり 賃金 の 増加 による 優秀 な 人材 の 確保 も 期待 できる 。  省 人 化 の 基本 は 、 最終 的 な 目的 を 果たす ため に 必要 の ない 仕事 を やめる こと で ある 。 まず 仕事 の 目標 ( 仕様 ) を 見直し 、 それ に 必要 な 仕事 を 組み立て て ゆく こと が 必要 で ある 。  自動 化 は 、 人間 が 行っ て い た 動作 を 機械 に 代替 し て 作業 要員 を 減らす こと で ある 。  自 働化 は 、 トヨタ 生産 方式 で 用い られる 用語 で ある 。 「 ニンベン の つい た 自動 化 」 など と も 呼ば れ 、 単なる 自動 化 と は 異なり 以下 の 条件 が 必要 で ある 。  経営 者 ・ 投資 家 は 、 総 労務 費 の 減少 による 利潤 の 増加 を 期待 し て いる 。  消費 者 は 、 物価 の 安定 ・ 低下 が 期待 できる 。  労働 者 は 、 総 労働 時間 の 減少 ・ 総 年収 の 減少 ・ 失業 率 の 上昇 など を 懸念 し て いる 。水産 業 （ すいさん ぎょ う 、 英語 ： fishing   industry ） は 、 一般 に は 水産物 を 取り扱う 業種 の 総称 を いう 。 「 漁業 」 と 混同 さ れ やすい が 、 「 水産 業 」 という 場合 に は 漁業 の ほか に 水産 加工 業 など 水産物 を 利用 する 産業 が 含ま れる 。 また 、 水産 業 は 最も 広い 意味 で は 製塩 業 を も 含む 。  かつて は 漁業 が 業界 の 中心 で あっ た が 、 沿岸 海域 の 漁業 資源 の 枯渇 、 漁場 汚染 、 近隣 各国 と の 漁業 協定 など により 、 日本 の 漁獲 量 は 減少 の 一途 を たどり 、 業種 全体 の 中 で の 比重 は 低く なっ て 来 て いる 。  変わっ て 、 水産物 加工 や 、 冷凍 産業 、 海外 で の 加工 へ シフト し て いる 。会社 分割 （ かいしゃ ぶん かつ ） と は 、 企業 組織 再編 の 手法 の 一つ で 既存 の 会社 （ 分割 会社 ） を 他 の 既存 の 会社 （ 承継 会社 ） または 新設 する 会社 （ 設立 会社 ） に 分割 する もの 。 大陸 法 系 諸国 に は 同様 の 制度 を 有し て いる 国 が 多い 。  会社 分割 は 、 企業 の 不 採算 部門 の 切り離し や 、 異なる 企業 の 同 一 部門 を お互い に 分離 ・ 統合 し スケール メリット を 求める 場合 、 あるいは 持株 会社 化 など に 行わ れ 、 法人 の 事業 部門 の 全部 又は 一部 を 、 既存 法人 や 新設 法人 に 移転 する こと と なる 。 なお 、 債務 弁済 ・ 清算 の 目的 の 新旧 分離 について は 「 新旧 分離 」 を 参照 。  吸収 分割 と は 、 既存 の 会社 が その 事業 に関して 有する 権利 義務 の 全部 又は 一部 を 分割 し て 他 の 既存 の 会社 に 承継 さ せる 会社 分割 を いう 。  新設 分割 と は 、 既存 の 会社 が その 事業 に関して 有する 権利 義務 の 全部 又は 一部 を 分割 により 設立 する 会社 に 承継 さ せる 会社 分割 を いう 。  物的 分割 と は 、 分割 会社 に対して 承継 会社 や 設立 会社 から 対価 が 交付 さ れる 会社 分割 を いう 。  人的 分割 と は 、 分割 会社 の 株主 や 社員 に対して 承継 会社 や 設立 会社 から 対価 が 交付 さ れる 会社 分割 を いう 。  物的 分割 と 人的 分割 の 混合 形態 として 中間 型 分割 が ある 。 なお 、 分割 会社 が 分割 後 に 解散 する 消滅 分割 を 採用 し て いる 国 も ある 。  これら の 会社 分割 の 形態 は すべて の 国 に 存在 する わけ で は ない 。 日本 の 平成 17 年 改正 前 の 商法 で は 物的 分割 も 人的 分割 も 認め られ て い た が 、 2006 年 5 月 1 日 施行 の 会社 法 の 会社 分割 制度 で は 物的 分割 のみ を 規定 し て いる 。 なお 、 日本 の 会社 法 で も 全部 取得 条項 付 種類 株式 の 取得 や 剰余 金 の 配当 を 組み合わせる こと で 人的 分割 と 同様 の 結果 を 生じ させる こと が できる 。  単独 分割 と は 、 分割 会社 が 一 社 のみ で ある 会社 分割 を いう 。 共同 分割 と は 、 分割 会社 が 二 社 以上 によって 共同 で 行わ れる 会社 分割 を いう 。  交付 金 分割 と は 、 承継 会社 から の 分割 対価 として 金銭 のみ が 交付 さ れる もの を いう 。  三角 分割 と は 、 承継 会社 から の 分割 対価 として 親会社 の 株式 が 交付 さ れる もの を いう 。  無 対価 分割 と は 、 吸収 分割 の うち 、 分割 会社 に対して 事業 の 全部 または 一部 に対する 金銭 等 が 交付 さ れ ない もの を いう 。  1982 年 の EU による 「 物的 会社 の 会社 分割 に関する 第 6 指令 」 で は 消滅 分割 と 人的 分割 のみ が 規定 さ れ て おり 物的 分割 は 規定 さ れ て い ない 。 ただし 、 具体 的 な 法律 は 各国 に 委ね られ て いる 。  フランス 法 に は 物的 分割 の 制度 として 会社 の 部分 分離 の 制度 が ある 。 また 、 会社 分割 とともに 従来 の 分割 会社 が 解散 する 消滅 分割 の 制度 も 採用 さ れ て いる 。  ドイツ 法 に は 物的 分割 の 制度 として 会社 の 分離 の 制度 が ある 。  日本 で は 2001 年 4 月 1 日 に 当時 の 商法 で 導入 さ れ た 。 導入 以前 から あっ た 営業 譲渡 （ 会社 法 に 移行 後 は 事業 譲渡 ） と 比較 し て 、 会社 分割 は その 手法 が 明確 に なさ れ て いる ため に 、 用途 自体 は 限定 的 で ある 一方 で 分社 化 に際して の 透明 性 が 高い うえ に 手続き が 簡素 で ある 。 それ ゆえ 、 会社 分割 制度 導入 以後 の 分社 化 で は 、 会社 分割 が 用い られる ケース が 多い 。  商法 で は 物的 分割 も 人的 分割 も 認め て い た が 、 2006 年 5 月 1 日 施行 の 会社 法 で は 人的 分割 を 会社 法 上 の 会社 分割 の 対象 から 外し 物的 分割 のみ を 規定 し て いる 。 人的 分割 と 同様 の 結果 を 生じ させる に は 、 会社 分割 と 同時に 全部 取得 条項 付 種類 株式 の 取得 対価 や 剰余 金 の 配当 として 承継 会社 や 設立 会社 の 株式 を 交付 する こと によって 実現 できる 。 なお 、 日本 の 会社 法 で は 消滅 分割 も 規定 さ れ て い ない 。  吸収 分割 と は 分割 し た 事業 を 既存 の 別 会社 に 承継 さ せる こと を いう （ ） 。  なお 、 吸収 分割 の うち 、 吸収 分割 契約 において 第 八 号 又は 第 七 号 に 掲げる 事項 を 定め た もの で あっ て 、 吸収 分割 会社 が 当該 事項 について の 定め に従い 吸収 型 再編 対価 の 全部 を 当該 吸収 分割 会社 の 株主 に対して 交付 する もの を 分割 型 吸収 分割 という （ ） 。  新設 分割 と は 分割 し た 事業 を 新設 の 会社 として 承継 さ せる こと を いう ( 会社 法 2 条   30 号 )。  税務 上 は 、 人的 分割 を 分割 型 分割 、 物的 分割 を 分社 型 分割 と 呼ぶ 。 両者 の 大きな 相違 点 は 、 前者 において は 分割 の 時点 で 分割 承継 法人 に 移転 する 利益 積立 金額 の 確定 を 要する ため 分割 法人 の 事業 年度 が 分断 さ れる が 、 後者 の 場合 は 分割 法人 の 事業 年度 は 継続 する 。 分割 型 分割 は 合併 と 、 分社 型 分割 は 現物 出資 と 類似 し て いる 。  分割 に は 、 資産 負債 の 移転 が 伴う が 、 法人 税法 は 、 原則 的 に 、 これ を 時価 により 移転 する もの と 考え て 取扱う 。 これ は 、 一般 的 に は 非 適格 分割 と よば れる 。 非 適格 分割 により 含み益 の ある 資産 （ 例えば 、 土地 や 有価 証券 ） が 移転 する 場合 に は 、 まず 、 分割 法人 において 資産 の 譲渡 益 課税 が 生じ 、 また 、 分割 法人 の 株主 について も みなし 配当 課税 や 譲渡 益 課税 が 生じ うる 。  一方 、 移転 前後 で 経済 的 な 実体 が 変わら ない よう な 一定 の 基準 を 満たす 分割 は 、 例外 的 に 適格 分割 と 呼ば れ 、 移転 資産 の 簿 価 による 引継ぎ を 行う こと により 課税 関係 が 生じ ない 仕組み が 採ら れ て いる 。  なお 、 適格 分割 型 分割 の うち 、 分割 承継 法人 に 資産 負債 を 移転 後 直ちに 分割 法人 が 解散 する スキーム は 適格 合併 に 似 て おり 、 これ を 特に 合併 類似 適格 分割 型 分割 と よぶ 。  最高裁 は 、 ゴルフ 場 運営 を 承継 会社 に 会社 分割 さ せ た 事案 で 、 承継 会社 が 存続 会社 の ゴルフ クラブ の 名称 を 引き続き 使用 し て いる 場合 において 、 分割 契約 上 存続 会社 の ゴルフ 会員 権 預託 金 返還 債務 を 承継 し て い ない に も かかわら ず 、 事業 譲渡 の 商号 を 使用 し た 譲受 会社 の 責任 を 規定 し た 1 項 を 類推 適用 し 、 承継 会社 に 優先 利用 権 を 遅滞 なく 拒否 する など 特段 の 事情 の ない 限り 、 承継 会社 に 預託 金 返還 義務 を 認め た （ 最 判 平成 20 年 6 月 10 日 ） 。  存続 会社 の 事業 を ほぼ 承継 会社 に 承継 さ せ 、 存続 会社 に ほとんど 財産 が 残ら ない のに 存続 会社 に 債務 が 引き続き 残る 場合 に は 債権 者 異議 手続 の 対象 に なら ない こと から 、 この 場合 に 、 存続 会社 の 債権 者 に 一定 の 救済 の 余地 を 与え うる もの として 注目 さ れる 。  会社 分割 制度 を 悪用 し 、 架空 会社 を 設立 し た 上 で 分割 し 、 詐欺 集団 や 、 出会い 系 サイト など の 犯罪 組織 を 会社 組織 化 し た 企業 を 設立 さ せる 例 が あり 、 電磁 的 公正 証書 原本 不実 記録 ・ 同 供用 容疑 で 逮捕 者 が 出 て いる 。  米国 に は 大陸 法 系 諸国 に ある よう な 一般 承継 を 行う 会社 分割 の 制度 は 存在 し ない 。 会社 を 分割 する とき は 移転 先 の 会社 に対して 資産 や 負債 を 事業 譲渡 し た 上 で スピンオフ 、 スプリットオフ 、 スプリットアップ など の 手法 が とら れる 。引当 金 （ ひきあて きん 、 ） と は 、 将来 の 特定 の 支出 や 損失 に 備える ため に 、 貸借 対照 表 の 負債 の 部 （ または 資産 の 部 の 評価 勘定 ） に 繰り入れ られる 金額 を いう 。  たとえば 、 売上 債権 の 貸倒れ （ 回収 不能 ） や 賞与 ・ 退職 金 など の 費用 は 、 その 発生 原因 （ 売上 の 発生 、 勤労 の 提供 ） の 時点 と 金額 確定 （ 貸倒れ 、 賞与 ・ 退職 金 の 支給 ） の 時点 に ズレ が 生じる 。 この 時 、 引当 金 を 設定 する こと で 、 収益 と 費用 の 計上 時点 を 対応 （ 費用 収益 対応 の 原則 ） さ せ て 、 適正 な 期間 損益 計算 を 行う 。  会計 上 、 引当 金 として 計上 さ れる べき 引当 金 として は 、 に 以下 の 要件 が あげ られ て いる 。  日本 の 税制 上 、 現在 は 次 の 二つ のみ が 法定 さ れ て いる 。  また 、 かつて 、 認め られ て おり 、 現在 税法 上 で は 廃止 さ れ た 引当 金 に は 、 次 の もの が ある 。  なお 、 法人 税法 により 認め られ て い ない 引当 金 で あっ て も 、 財務 会 計上 は 上記 の 4 要件 を 満たす もの は 計上 が 強制 さ れる 。 なぜなら 、 期間 損益 計算 を 適正 に 行う という 財務 会計 の 目的 を 満たす ため に は 、 法人 税法 に 関係 なく 引当 金 の 計上 が 不可欠 だ から で ある 。 財務 会計 上 の 費用 として 計上 する こと と 、 法人 税法 上 の 損金 （ 経費 ） として 認め られる こと は 別 問題 な の で ある 。 これ に対し 法人 税法 で は 、 引当 金 が 損金 算入 を通じて 課税 所得 を 減額 する こと から 、 項目 によって は 損金 算入 を 否認 し たり 、 限度 額 を 設け て 算入 に 一定 の 歯止め を かけ て いる 。  かつて は 、 旧 商法 施行 規則 43 条 において 「 特定 の 支出 又は 損失 に 備える ため の 引当 金 は 、 その 営業 年度 の 費用 又は 損失 と する こと を 相当 と する 額 に 限り 、 貸借 対照 表 の 負債 の 部 に 計上 する こと が できる 。 」 と 規定 さ れ て おり 、 旧 商法 と 旧 証券 取引 法 で の 引当 金 の 範囲 に 差異 が 生じ て い た 。  しかし 、 2006 年 に 商法 が 全面 的 に 改正 さ れ た 際 に 、 引当 金 に関する 規定 が ほとんど 見 られ なく なっ た （ ・ に 一部 残る ） 。 つまり 、 会社 法 において も 金融 商品 取引 法 と 同様 の 会計 処理 に 準拠 し て 処理 さ れる べき で ある と さ れ た 。プロレタリアート （ ） と は 、 資本 主義 社会 における 賃金 労働 者 階級 の こと 。 無産 階級 とも 。 個々 の 賃金 労働 者 は プロレタリア と 呼ば れる 。 雇用 する 側 の 資本 家 階級 を 指す ブルジョワジー と 対 に なっ た 概念 で 、 カール ・ マルクス と フリードリヒ・エンゲルス が 『 共産党 宣言 』 で 使っ た 例 によって 広く 普及 し た 。  古代 ローマ 時代 の 住民 統計 ケンス （ ： センサス → 国勢調査 ） で 、 自分 の 子供 以外 に 富 を 生み出す 財産 を 持っ て い なかっ た 階層 の 人々 を 指す もの として 用い られ た ラテン語 の Proles （ 英語 ： offspring ） に 由来 する 。  フランス の 二月 革命 など 欧州 各地 で 起き た 1848 年 革命 に 強く 影響 を 与え た 、 ドイツ の 法学 者 ローレンツ・フォン・シュタイン が 1842 年 に 執筆 ・ 刊行 し た 著書 『 今日 の フランス における 社会 主義 と 共産 主義 』 で 、 この 語 を 資本 主義 体制 下 の 生産 手段 を 持た ない 貧困 階級 の 意味 で 使っ た の が 有意 の 初出 と さ れる 。  マルクス と エンゲルス は 、 1848 年 に 刊行 さ れ た 『 共産党 宣言 』 の 中 で 、 「 今日 まで あらゆる 社会 の 歴史 は 、 階級 闘争 の 歴史 で ある 」 という 歴史 観 を 述べ た 。 その 上 で 、 近代 ブルジョワ 社会 において は 全 社会 が ブルジョワジー と プロレタリアート に 分かれ て いく こと （ 両極 分解 論 ） 、 そして 最終 的 に は プロレタリア 革命 によって プロレタリアート が 勝利 し 、 階級 対立 の 歴史 が 終わる こと を 予言 し た 。  エンゲルス が 1895 年 に 死ん だ 後 、 マルクス主義 政党 として 急速 に 勢力 を 拡大 し て い た ドイツ 社会民主党 において 修正 主義 論争 が 起こっ た 。 エドゥアルト・ベルンシュタイン は 株式会社 制度 の ため イギリス や フランス において 有産 層 は むしろ 増え て いる こと を 指摘 し 、 『 共産党 宣言 』 の 両極 分解 論 を 否定 し た 。 事実 、 西欧 先進 国 において は プロレタリア 政党 は 権力 を 獲得 でき なかっ た 。 むしろ プロレタリアート が 多数 を 占め て い ない ロシア や 中国 において 革命 が 起こっ た 。  1989 年 に 起き た 東欧 革命 と 1991 年 の ソ連 崩壊 で ソビエト 連邦 や 東欧 の 主 だっ た 社会 主義 体制 国家 が 崩壊 し 、 資本 主義 体制 下 で 存続 し て い た 共産党 を はじめ と する 数 ある 共産 主義 政党 ・ 社会 主義 政党 も 社会 主義 革命 を 目指し た 政党 綱領 を 放棄 し 、 あるいは 綱領 中 で 党 が もっぱら その 利益 を 代表 する と し た プロレタリアート 概念 を 取り下げ て 、 特定 の 階級 を 代表 し ない 、 いわゆる 国民 政党 へ 転じ た ため 、 政治 的 に 有意 に 用い られる の は 存続 し た 社会 主義 体制 国家 と その 支配 政党 に ほぼ 限定 さ れる もの と なっ た 。  ただし 、 新 自由 主義 的 な 経済 政策 の もと 、 正規 雇用 に あり つけ ず 安定 し た 生活 が 送れ ない 多く の 人々 が 生み出さ れ 、 経済 先進 国 に 出現 し た 新た な 貧困 層 を プロレタリアート に なぞらえ て 不安定 な プロレタリアート ＝ プレカリアート と 呼ぶ よう に なり 、 この 概念 は 姿 を 変え て 存続 し て いる 。経営 管理 論 （ けい え いかん り ろ ん 、 英語 ： business   management 、 management   administration ） は 、 組織 ・ 団体 （ 主 に 企業 ） の 管理 について の 実践 的 な 技法 （ 経営 管理 ） の 確立 を 目指す 学問 で あり 、 経営 学 を 構成 する 分野 の 一つ 。  20 世紀 初頭 、 科学 的 管理 法 を 提唱 し 、 「 経営 学 の 父 」 と 呼ば れ た フレデリック ・ テイラー が その 始まり と さ れ て おり 、 また 「 管理 原則 （ 管理 過程 論 ） の 父 」 と 呼ば れ た アンリ・ファヨール による 研究 により 、 学問 として 成立 。 その後 、 主 に アメリカ で 研究 が 発展 し た 。  現在 で は 、 企業 経営 の 大 規模 化 ･ 複雑 化 に 伴っ て 組織 を 構成 する 要素 及び 経営 に 関わる 要素 は 多岐 に 亘る よう に なっ た 結果 、 経営 管理 の 扱う 範囲 が たいへん 広く なり 、 また 専門 性 が 強く なっ た ため 、 一般 に 、 その 管理 対象 に 応じ て 細分 化 さ れ て いる 。 例えば ヒト の 面 の 管理 は 人事 労務 管理 （ 人事 管理 ） 論 、 カネ の 面 の 管理 は 財務 管理 論 など 。  西村 林 ・ 小林 信雄 ・ 秋山 義継 『 経営 管理 入門 』 p 4 - 5 より  塩 次 喜代 明 ・ 高橋 伸夫 ・ 小林 敏男 『 経営 管理 』 p 8 - 9 より  また 、 「 管理 原則 の 父 」 と 呼ば れる ファヨール は 、 経営 管理 を 計画 、 組織 、 指揮 、 調整 、 統制 の 5 要素 と 定義 し て いる 。  簡単 に まとめる と 、 経営 管理 と は 、 企業 活動 を 円滑 に 行う とともに 、 企業 の 目的 を 達成 する ため に 、 「 ヒト ・ モノ ・ カネ ・ 情報 」 の 4 つ の 経営 資源 を 調達 し 、 効率 的 に 配分 し 、 適切 に 組み合わせる 、 といった 諸 活動 の こと で ある 。 特に 、 主体 的 に 行動 する 「 ヒト 」 （ 人的 資源 ） が 重要 で あり 、 これ に 上手く 働きかけ て 、 組織 化 し 協 働 さ せ たり 、 活性 化 さ せ （ もしくは 能力 を 発揮 さ せ ） たり する よう な システム を 如何 に 構築 する か という こと が 主要 な 課題 と なる 。  19 世紀 後半 から 、 第 二 次 産業 革命 と 呼ば れる 工業 化 の 進行 ・ 資本 主義 の 発展 や 経済 の 拡大 により 、 企業 は 経営 資源 を 効率 的 に 運用 し 、 生産 力 を 増強 する こと を 目指す よう に なっ た 。 その よう な 状況 の 下 、 20 世紀 初め 、 アメリカ の 技術 者 ・ テイラー が 「 科学 的 管理 法 」 を 、 フランス の 経営 者 ・ ファヨール が 「 管理 過程 論 」 の 原型 を それぞれ 発表 、 経営 管理 の 研究 が 始まっ た 。  一方 、 ドイツ の 社会 学者 ・ マックス・ヴェーバー は 、 組織 の 支配 形態 を 分析 し 、 合法 的 ・ 合理 的 な 組織 は 官僚 制 組織 で ある と し た 。 その 上 で 組織 の 合理 的 ・ 機能 的 側面 に 注目 、 組織 構造 という 概念 を 考え出し 、 「 官僚 制 組織 論 」 を 提唱 し た 。 これら の 3 人 の 研究 が 、 経営 管理 論 の 出発 点 と 言える 。  その後 、 人間 的 側面 を 軽視 する 科学 的 管理 法 へ の 批判 から 、 人間 関係 や 人間 の 持つ 欲求 、 特に 自己 実現 欲求 に 注目 する 、 「 人間 関係 論 」 が 生まれ た 。 メイヨー 、 レスリスバーガー による ホーソン 実験 や 、 マズロー の 欲求 段階 説 （ 自己 実現 理論 ） 、 マクレガー の XY 理論 など が 知ら れる 。  さらに その後 、 マックス・ヴェーバー の 組織 の 理論 を 経営 に 応用 し 、 組織 全体 を 分析 する 議論 （ システムズ ・ アプローチ ） が バーナード によって 唱え られ 、 後に サイモン の 意思 決定 論 に 繋がっ た 。  一方 、 1960 年代 以降 、 従来 の 普遍 的 な 法則 を 見出そ う と する 議論 で は 抽象 的 で 現実 の 経営 に 対応 でき ない として 、 経営 環境 に 応じ て それぞれ に 異なる 最適 な 組織 形態 ・ 管理 法 が 存在 する と する 見解 （ コンティンジェンシー 理論 ） が 登場 し た 。  これら の 諸 議論 を 基礎 に 、 リーダーシップ 論 、 モチベーション 論 、 組織 文化 論 、 企業 間 関係 論 など 様々 な 議論 に 広がっ て いる 。  占部 都 美 は 、 最近 の 経営 管理 論 は 、 意思 決定 論 的 アプローチ 、 行動 科学 的 アプローチ 、 システムズ ・ アプローチ を 取っ て いる と し て いる 。  20 世紀 の 終わり に は 、 マネジメント の 項目 は 以下 の 6 つ の サブ カテゴリー から 成る と さ れ て い た 。  21 世紀 の 現在 で は 、 この 6 つ の カテゴリー のみ で とらえる こと が ますます 困難 と なっ て き て いる 。  多く の プロセス が 同時に いくつ か の カテゴリー を 含ん で いる ため で ある 。  現在 で は ６つ の カテゴリー の 代わり に 、 一 人 が 管理 できる 様々 な プロセス 、 タスク および オブジェクト の 単位 で 考える 傾向 に ある 。  ハロルド・クーンツ は 著書 『 経営 の 統一 理論 』 にて 、 経営 管理 の 学説 を 以下 の 6 つ に 分類 し て いる 。  経営 管理 すなわち 「 マネジメント 」 の 由来 は 「 手 」 を 意味 する ラテン語 「 manus 」 で あり 、 もともと 何 か を モノ を 扱う という 意味 で ある 。 その 名残 として 馬 を 扱う 乗馬 学校 の 練習 場 や 調 馬場 を 指す 言葉 として 「 マネージュ 」 が 国際 的 に 使わ れ て いる 。 すなわち マネジメント に は 行き届い た 管理 、 つまり すべて の 資源 、 とくに 資金 を 効率 的 かつ 効果 的 に 使う という 含み が ある 。 また マネジメント の 概念 は 、 はるか 昔 から ある リーダーシップ の 概念 と 違っ て 科学 の 時代 に 生まれ 育ち 、 システム に対する 信頼 、 特に システム を 導入 し て 維持 する 能力 と 、 財政 を 管理 し て 統御 する 能力 が 高く 、 ビジネス に は 不可欠 で ある 。  一方 で 、 人 を 機械 や お金 の よう に 「 マネジ 」 できる もの と 見なす 習慣 に 陥り やすい 。日本経済新聞 （ に ほん けいざい しんぶん 、 題字 ： 日本 經濟新 聞 、 ） は 、 日本経済新聞社 の 発行 する 新聞 （ 経済 紙 ） で あり 、 広義 の 全国 紙 の 一つ 。 略称 は 日経 （ に っけ い ） 、 または 日経新聞 （ に っけ い しんぶん ） 。 日本 ABC 協会 調べ に よる と 販売 部数 は 2017 年 10 月 で 朝刊 約 260 万 部 、 夕刊 約 127 万 部 で ある 。 最大 印刷 ページ 数 は 48 ページ で ある 。  経済 紙 で ある ため 、 株価 欄 を 始め として 、 経済 や 産業 関係 記事 が 多い 。 東京 銀行 と 三菱銀行 の 合併 （ 東京 三菱銀行 → 現 ・ 三菱 UFJ 銀行 ） など 、 経済 関係 の 記事 で 新聞 協会 賞 を 数多く 受賞 し て いる 。 また 、 大学生 や 経済 学 に 関心 の ある 社会 人 向け の 連載 記事 として 、 『 経済 教室 』 の ページ も ある 。  日本経済新聞社 が 算出 する 株価 指数 （ 日経 平均 株価 ） は 「 」 として 世界 的 に 認知 さ れ て いる 。 株式 市況 欄 は 東京 証券 取引 所 （ 全 銘柄 。 2013 年 7 月 13 日 付 まで は 統合 前 の 大阪 証券 取引 所 も 全 銘柄 収録 ） だけ で なく 、 札幌 証券 取引 所 、 名古屋 証券 取引 所 、 福岡 証券 取引 所 の それぞれ 各 市場 だけ で 独自 に 取引 さ れ て いる 銘柄 も 収録 さ れ て いる 。  記事 中 の 数字 表記 について は 、 大手 新聞 社 が 次々 と アラビア 数字 （ 1 ・ 2 ・ 3 … ） 表記 に 変更 さ れ て いく 中 で 、 一般 記事 内 で は 年齢 表記 等 、 一部 を 除い て 依然として 漢 数字 （ 一 ・ 二 ・ 三 … ） 表記 中心 と し て い た 。 また 、 地方紙 も 含む 他紙 で は 、 ほとんど が アラビア 数字 表記 の スポーツ 面 の 記事 中 の 数字 表記 も 、 一部 を 除い て 漢 数字 表記 と し て い た 。 さらに 、 記事 中 の パーセント 表記 中 の 数字 表記 に 至っ て は 、 漢 数字 表記 は 日経 （ グループ 紙 も 含む ） 以外 、 他紙 で は ほぼ 見 られ なく なっ て い た が 、 2009 年 6 月 1 日 付 朝刊 より 、 一般 記事 内 で も アラビア 数字 で の 表記 に 変更 し た 。  日経 特有 の 内容 として 、 企業 の 発表 する 各種 公告 （ 決算 公告 など ） が 掲載 さ れる こと が 多かっ た （ 他 の 全国 紙 で は 決算 公告 の 記載 は 少ない ） 。 3 月 期 決算 の 主要 企業 の 株主 総会 の 集中 する 6 月 下旬 の 紙面 は 、 財務諸表 の 決算 公告 で 数 十 ページ の 別刷り （ 二 部 紙 ） 紙面 が 付録 さ れ 、 本紙 を 含め 全部 で 100 ページ 近く に なる 場合 が あっ た 。 しかし 、 2005 年 2 月 に 電子 公告 制度 （ インターネット を 利用 し た プレス リリース 公告 方式 、 EDINET ） の 導入 が 法律 で 施行 さ れ て から 、 原則 的 に 自社 の ウェブページ （ ウェブサイト ） に のみ 掲載 する 企業 が 急激 に 増加 し た ため 、 その 別刷り 紙面 は 過去 の もの と なっ た 。  この ほか 政治 面 ・ 社会 面 も 充実 し て いる が 、 スポーツ 関係 は 、 後述 する 競馬 （ 中央 競馬 ） を 除い て 弱い 。 例外 的 に サッカー 関連 を スポット 的 な 特集 記事 として 、 一般 紙 より も 大きく 取り上げる 場合 が ある 。 地方 版 は 経済 関連 を 除く と 弱い 。 芸能人 個人 の ニュース 関連 は 殆ど ない 。 社会 面 の 4 コマ 漫画 、 読者 による 投稿 欄 （ 読売新聞 で は 『 気流 』 、 朝日新聞 で は 『 声 』 など ） も ない 。  土曜日 に は 二 部 紙 にあたる 『 日経 プラス 1 』 が 発行 さ れ て いる 。  競馬 について は 、 系列 の ラジオ NIKKEI （ 旧 ラジオたんぱ ） が 日本 中央 競馬 会 主催 の 中央 競馬 レース 公式 実況 を 請け負っ て いる 関係 や 、 複数 の 協賛 レース （ 日経 賞 、 日経 新春 杯 など ） が ある こと から 、 一定 の 強み を 発揮 し て おり 、 競馬 専門 の 記者 が グループ の 放送 メディア に 出演 し 、 解説 を 行っ て いる 。  第 1 テレビ 欄 は 、 他 の 多く の 新聞 が 最終 面 に 掲載 し て いる の に対し 、 日経 で は 中 面 掲載 と なっ て いる （ 最終 面 は 「 文化 」 「 私 の 履歴 書 」 ・ 連載 小説 など ） 。 2009 年 3 月 まで 、 一部 地域 で は 地元 紙 に 倣っ て 、 TXN 系列 局 を NHK の 次に 掲載 し て い た （ 北海道 版 で テレビ北海道 の 番組 欄 が NHK の 次に 掲載 さ れ て い た の が その 例 の 一つ 。 現在 の 状況 は 「 テレビ 面 」 の 項 参照 ） 。 また 、 TXN 九州 （ 現 TVQ 九州 放送 ） が 、 1996 年 に 日本 の 地上波 テレビ局 として 初めて 韓国 連続 ドラマ の 放送 を 開始 し た 際 に は 、 福岡 県 向け の 紙面 で 毎週 その 内容 を 載せる など 、 TXN 系列 局 の ある 地域 版 で は 当該 局 の 番組 内容 紹介 に 力 を 入れ て いる 。  自社 系列 の 販売 店 が 少ない 為 、 読売新聞 や 朝日新聞 ・ 毎日新聞 ・ 中日 新聞 ・ 西日本 新聞 の 各 販売 店 に 委託 を し て いる 地域 が 多い 。 契約 に際して は 、 販売 店 が 独自 の 判断 において 契約 者 に 物品 （ 日 用品 など ） を 提供 する こと を 認める 新聞 社 が 多い が 、 日経 で は この よう な こと を 行なわ ない 。 その 代わり として 、 年度 がわり の 4 月 に は 日経 が 経済 用語 辞典 他 、 冊子 を 編集 し 、 契約 者 に プレゼント する よう な サービス を 実施 し て いる 。  定価 は 、 1 部 売り （ 朝刊 180 円 ・ 夕刊 70 円 （ 2017 年 11 月 1 日 より ） ） ・ 月 ぎめ （ 朝夕 刊 セット の 場合 4 , 383 円 ） とも に 、 他 の 全国 紙 や ブロック 紙 より 値段 が 高く 設定 さ れ て いる 。  一方 、 インターネット 上 で は 『 NIKKEI   NET 』 を 開設 し て 無料 （ 一部 有料 購読 制 あり ） の ニュース 記事 を 提供 し て い た が 、 2010 年 3 月 23 日 以降 『 日本経済新聞 電子 版 』 （ 愛称 ： Web 刊 ） に サイト リニューアル 〔 日経 で は これ を 「 創刊 」 と 見なし て いる 〕 、 これ に 伴っ て 記事 閲覧 を 原則 有料 化 する と共に 〔 全て の 掲載 記事 の 閲覧 に際して 有料 会員 登録 が 必要 と なり 、 同年 3 月 1 日 より 会員 登録 受付 を 開始 し た 〕 、 URL も 「 < nowiki > http :// www . nikkei . com /</ nowiki >」 に 移行 、 旧 ドメイン 「< nowiki > http :// www . nikkei . co . jp </ nowiki >」 下 で 掲載 さ れ て き た 過去 記事 は 、 全て リンク 切れ と なっ た 。  現在 は 有料 会員 登録 に際し 月額 4 , 200 円 を 要する が 、 日経新聞 宅配 定期 購読 者 について は 月極 購読 料 の 1 , 000 円 増し にて 同じく 有料 会員 登録 出来る よう に なっ て いる 《 支払 手段 は サイト リニューアル 当初 から クレジットカード に 限定 》 。 また 無料 会員 登録 の プラン も 用意 さ れ て おり 、 この 場合 、 有料 会員 限定 の 記事 が 数量 限定 ながら 閲覧 可能 《 サイト リニューアル 当初 は 「 月 20 本 まで 」 閲覧 可能 で あっ た が 、 2013 年 3 月 以降 は 「 月 10 本 まで 」 に 変更 さ れ て いる 》 。  サイト リニューアル に 伴い 記事 閲覧 を 原則 有料 化 し た こと について 、 社長 の 喜多 恒雄 は 「 ネット 上 の コンテンツ は 無料 という 観念 が ある が 、 良質 の コンテンツ は タダ で は ない 。 欧米 の メディア は 既に （ 有料 化 に ） 挑戦 し て いる 」 と 語っ て いる が 、 これ について は 、 当時 広告 収入 に 頼っ て い た ニュース サイト の 運営 が 岐路 に 立たさ れ て いる こと を 吐露 し た もの と 受け止め られ て いる 。  なお 、 電子 版 は マルチ デバイス 対応 を 進め て おり 、 PC ブラウザ 向け の Web サイト 、 モバイル 端末 向け Web サイト に 加え 、 モバイル 端末 向け アプリケーション に は 、 モバイル 端末 向け の レイアウト に 再 構築 さ れ た 『 日本経済新聞   電子 版 』 アプリ と 、 紙 紙面 を そのまま 読む こと が できる 『 日本経済新聞   紙面 ビューアー 』 アプリ が ある 。 それぞれ iOS 、 Android 、 Windows   8 に 対応 し て おり 、 同一 の ID で 使用 する こと が できる 。  人工 知能 （ AI ） 技術 を 利用 し た 記事 の 作成 に関する 研究 を 進め て おり 、 既に 東京 大学 松尾 豊 研究 室 や 言語 理解 研究所 と 共同 で 開発 し た 技術 によって 、 上場 企業 の 決算 データ を 基 に 公表 後 数 分 で 決算 サマリー を 完全 自動 で 作成 し 、 公開 し て いる 。  2017 年 1 月 現在 、 日経 電子 版 の 有料 会員 数 は 50 万 人 を 超え 、 新聞 メディア の 有料 電子 版 として は ニューヨーク・タイムズ （ 155 万 人 ） 、 ウォール・ストリート・ジャーナル （ 96 万 人 ） 、 フィナンシャル・タイムズ （ 64 万 人 ） に 次ぐ 規模 で ある と し て いる 。  また 後述 する 通り 、 自社 工場 の 他 、 1980 年代 以後 日本 各地 の 主要 な 地方 新聞 社 と 印刷 面 で の 委託 提携 を 積極 的 に 行っ て いる 。  購読 世帯 の 平均 世帯 年収 は 他 の 全国 紙 より も 高く 、 企業 幹部 と の 親和 性 も 強い と いう 。 また 、 大卒 ・ 院 卒 の 割合 も 主要 全国 紙 の 中 で 最も 高い 。  2009 年 （ 平成 21 年 ） の 新聞 通信 調査 会 の 調査 で は 、 「 最も 保守 的 ＝ 10 点 、 最も 革新 的 ＝ 0 点 」 という 分布 の 中 で 5 . 2 点 だっ た （ 全国 紙 の 中 で 最も 保守 的 で ある と さ れ た 読売新聞 は 5 . 6 点 、 次点 が 産経新聞 の 5 . 3 点 、 毎日新聞 は 5 . 0 点 、 最も 革新 的 な 朝日新聞 は 4 . 4 点 で ある ） 。  日本経済新聞社 は テレビ東京 と 定期 的 に 共同 世論 調査 を し て いる 。  2013 年 から は 「 日本経済新聞 電子 版 （ Web 刊 ） 」 の 有料 ・ 無料 アカウント 登録 者 が 投票 出来る クイック Vote で の アンケート 調査 も 独自 に 行っ て いる 。  2017 年 6 月 初頭 に クイック Vote による 内閣 支持 率 が テレビ東京 と の 共同 調査 結果 より 約 30 % も 低く なっ た 。 それ に対して 、 日本経済新聞 は クイック Vote は 政府 に 不満 を 持つ 多く の 方 が わざわざ 訪れ た こと で 回答 者 に 偏り が あり 、 全国 の 有権者 の 縮図 と いえる データ 標本 調査 と は 異なる 低 支持 率 に なっ た と 批評 し て いる 。  日本経済新聞社 に関する 沿革 は 同 項目 を 参照  夕刊 が 発行 さ れる 「 セット 版 」 の 地区 は 関東 地方 全域 （ 山梨 県 含む ） 、 静岡 県 、 東海 地方 全域 、 近畿 地方 全域 、 山口 県 、 福岡 県 、 佐賀 県 （ それぞれ 山間 部 など の 遠隔 地 ・ 離島 の 一部 は 除く ） 。  他 県 （ 北海道 含む ） は 全日 版 （ 他 新聞 で いう 「 統合 版 」 と 同じ 。 朝刊 のみ ） で ある 。 なお 定期 購読 に際して は セット 版 地域 の 人 は 全日 版 、 逆 に 全 日 版 の 地域 の 人 は セット 版 を それぞれ 購読 する こと は でき ない 。  かつて は 沖縄 県 も 2008 年 の 発行 開始 当初 は セット 版 だっ た が 、 2018 年 1 月 から は 県内 地方 紙 （ 琉球新報 ・ 沖縄 タイムス など ） 同様 、 全日 版 に 変更 さ れ た 。  岡山 県 、 広島 県 は 基本 的 に 全日 版 のみ だ が 、 岡山 駅 と 福山 駅 で は キヨスク の 一部 で 、 大阪 本社 版 の 夕刊 を 販売 し て いる 。 山口 県 は 全日 版 のみ の 地域 も ある が 、 新 山口 駅 など 一部 の 駅 の キヨスク で 、 西部 支社 版 の 夕刊 を 販売 し て いる 。  一 カ月 分 （ 東京 本社 発行 最終 版 ） の 全紙面 を A 4 サイズ に 縮小 し 、 一 冊 の 書籍 に まとめ た 新聞 縮刷 版 が 毎月 下旬 に 発行 さ れ て いる 。  以下 の 番組 は 、 日経 本体 が 制作 に 深く かかわっ て いる もの 。 日経 紙上 で 企画 連携 し て いる もの も ある 。貿易 （ ぼう え き 、 、 ） と は 、 ある 国 （ または それ に 準ずる 地域 ） と 別 の 国 （ 同 ） と の 間 で 行なわ れる 商品 の 売買 の こと を いう 。 商品 を 外国 に対して 送り出す 取引 を 輸出 、 外国 から 導入 する 取引 を 輸入 と いう 。 通常 は 、 形 の ある 商品 （ 財貨 ） の 取引 を 指す が 、 サービス 貿易 や 技術 貿易 の よう に 無形 物 の 取引 を 含める 場合 も ある 。  多く の 国 で 貿易 額 は 国内 総 生産 の かなり の 比率 を 占める 。 貿易 は 有史 以来 長い 間 存在 する ものの （ シルクロード や アンバー ロード を 参照 ） 、 経済 ・ 社会 ・ 政治 の 各 局面 で 貿易 の 重要 性 が 高まっ た の は ここ 数 世紀 の こと で ある 。 工業 化 、 交通 機関 の 発達 、 グローバル 化 、 多 国籍 企業 、 アウトソーシング は みな 貿易 に 大きな 衝撃 を 与える 。 貿易 の 拡大 は グローバル 化 の 基礎 で ある 。 貿易 は 経済 学 の 一 分野 として 扱わ れ 、 国際 金融 とともに 国際 経済 の 一 部門 を 形成 する 。  この よう に 、 国内 取引 と 比べ て コスト 増 要因 と なる 点 が 多い が 、 国内 に 存在 し ない 希少 価値 の ある 商品 を 輸入 すれ ば （ あるいは 、 その 商品 が 希少 価値 を 持つ 市場 に 輸出 すれ ば ） 貿易 に かかる コスト を 上回る 利益 が 得 られる 可能 性 が あり 、 その 場合 に 貿易 が 行わ れる こと に なる 。  ( 政策 論議 を 除く ) 国際 貿易 の 理論 は 、 デヴィッド・リカード が 主著 『 政治 経済 学 と 課税 の 原理 』 第 7 章 に 提示 し た 数値 例 から 始まる 。 リカード は 、 貿易 が 比較 優位 により 起こる もの で 、 絶対 優位 の 差 による もの で ない こと を 明 か に し た 。 これ により 、 国際 貿易 状況 が 国内 理論 と は 異なる 論理 に 基づく もの で ある こと が 明 か に なっ た ( 国際 貿易 理論 の 成立 )。 以後 、 19 世紀 に は 古典 派 貿易 理論 、 20 世紀 に は ヘクシャー・オリーン の 理論 、 21 世紀 に は 新 新 貿易 理論 など 多く の 理論 と 研究 が 生まれ て いる 。  たとえば 小麦 が あまり 取れ ない ので 小麦 の 価格 が 高い 国 A が 、 小麦 が 多く 取れる ので 小麦 の 価格 が 安い 国 B から 小麦 を 輸入 する 場合 を 考える 。  A 国 で は 輸入 により 、 小麦 が 以前 より も 多く 出回る 事 に なる ので 、 小麦 の 価格 は 下がる 。 一方 B 国 で は 輸出 により 小麦 の 量 が 減る ので 、 小麦 の 価格 は 上がる 。 しかし A 国 で の 小麦 の 価格 と B 国 で の 小麦 の 価格 が 逆転 する 事 は ない 。 B 国 の ほう が 小麦 が 安い から こそ 輸出 で 利益 を 得 られる の で ある から 、 価格 が 逆転 する 前 に 輸出 が 止まる 為 で ある 。 なお 自由 貿易 で 、 かつ 関税 や 輸出入 の コスト が 無視 できる ほど 小さけれ ば 、 輸出入 により 両国 で の 小麦 の 価格 が 一致 する 。  貿易 は （ 完全 競争 の 下 で は ） それ に 関わっ た 双方 の 国 に 利益 （ 総 余剰 ） を もたらす 事 が 知ら れ て いる 。 貿易 の 利益 に は 、 さまざま な タイプ が ある 。 以下 は その 一 例 で ある 。  これ を 再び 小麦 を 例 に し て 説明 する 。 簡単 の 為 、 両国 で は 同じ 通貨 を 使っ て いる もの として 話 を すすめる が 、 別 の 通貨 を 使っ て い た として も 結論 は 同じ で ある 。  輸入 により A 国 で は 小麦 の 価格 が 下がる 。 仮に 一 袋 あたり 100 円 価格 が 下がっ た と する 。 すると A 国 の 小麦 農家 の 利益 は 1 袋 あたり 100 円 少なく なっ て しまう が 、 この 減少 分 は 価格 低下 により A 国 の 消費 者 が 小麦 を 100 円 安く 買える 分 の 利益 で 相殺 さ れる 。 しかも 小麦 の 価格 が 下がっ た の で ある から 、 A 国 の 消費 者 は 小麦 を 単に 安く 買える だけ で なく 、 以前 より 多く の 小麦 を 買える という 利益 も 得 られる 。 よって 国 全体 で 見 た 場合 、 A 国 で は 貿易 により 利益 が 生じる 。  B 国 で は 逆 に 小麦 の 値段 が 上がる 。 仮に 一 袋 あたり 50 円 価格 が 上がっ た と する 。 すると B 国 の 消費 者 は 一 袋 小麦 を 買う のに 50 円 多く 払わ ね ば なら ず 、 損 を する 。 しかし その 分 、 B 国 の 小麦 農家 の 儲け は 一 袋 あたり 50 円 多く なる ので 、 消費 者 の 損 は 小麦 農家 の 儲け により 相殺 さ れる 。  また 値段 が 上がっ た せい で B 国内 で 小麦 が 売れる 量 が 減少 し て しまう が 、 余っ た 小麦 は 、 より 売れ行き が よい A 国 で 売る 事 が できる 。 しかも 前述 の よう に 、 A 国 の 方 が 小麦 の 値段 は B 国 の それ を 下回ら ない 。 よって 小麦 農家 の 利益 は 貿易 により 増加 する 。 従って 国 全体 で 見 た 場合 、 B 国 で も 貿易 により 利益 が 生じ て いる 。  以上 の よう に 、 国 全体 で 見 た 場合 、 貿易 に 関わっ た A 国 、 B 国 の 双方 に 利益 が 出る 。 しかし 国内 で の 利益 に は 偏り が 生じる 。 A 国 で は 、 小麦 農家 は 損 し て いる が 、 消費 者 は それ を 上回る 得 を し て いる 。 一方 逆 に B 国 で は 消費 者 は 損 を し て いる が 、 小麦 農家 は それ を 上回る 得 を し て いる 。  自由 貿易 は 利益 を 偏在 化 さ せ 、 比較 劣位 の 産業 など 一部 の 人々 の 損失 と なる 為 、 時として 反発 を 招く 。 この ため 一部 産業 における 輸入 を 規制 し 、 国内 産業 を 保護 しよ う と する 政策 （ 保護 貿易 、 保護 主義 ） が 存在 する 。 保護 貿易 の 手段 として は 、 関税 の 賦課 （ アンチ ・ ダンピング 課税 、 相殺 関税 等 ） や 、 輸入 数量 規制 （ 輸入 割当 、 セーフ ガード 等 ） など が 用い られる 。 世界 の 主要 国 も 自由 貿易 を 標榜 し て いる ものの 、 国内 の 有力 産業 、 衰退 産業 を 保護 する 政治 的 な 目的 で 何らかの 規制 を 行っ て いる 。  貿易 は 、 外貨 の 獲得 を通じて 直接 に 国富 の 増大 に つながる と 同時に 、 安価 な 輸入 品 の 流入 による 物価 の 抑制 、 食料 や エネルギー 等 必需 品 の 安定 的 確保 など の 観点 から 、 各国 政府 が 国 の 政策 として 促進 を 行っ て いる 。 貿易 促進 の あり方 は 国 によって 異なる 。  具体 的 に は 、 以下 の よう な 施策 が 行わ れる 。  輸出 品 に対して 直接 に 補助 金 を 付与 する こと は 、 WTO ルール で 禁止 さ れ て いる 。  近年 の アメリカ 、 イギリス 、 日本 で は 国民 産出 量 の それぞれ 10 %、 26 %、 12 % が 輸出 さ れ て いる 。 この 為 、 貿易 を 完全 に 遮断 し て しまう 事 は 破滅 的 な 結末 を もたらし かね ない 。 例えば 大 恐慌 の 後 、 各国 は 自国 の 産業 を 守る 為 に ブロック 経済 へ と 移行 し た が 、 。 この 経験 から 、 GATT ・ WTO は 自由 貿易 を 活動 の 理念 と し て いる 。  相互 主義 に もとづき 、 互恵 的 な 関係 を 結ん だ 国家 間 において 貿易 を 行う 政策 が ある 。 近代 以前 の 贈与 貿易 や 管理 貿易 に は 、 紛争 を 防止 し 友好 関係 を 結ぶ という 政治 的 な 目的 も 含ま れる 場合 が あっ た 。  各国 の 産業 、 生産 者 、 消費 者 をめぐって さまざま な 論争 が 行わ れ て おり 、 特に 自由 貿易 と 保護 貿易 の 主張 は 対照 的 と なる 。  自由 貿易 側 の 主張 について は 以下 を 参照 。  保護 貿易 側 の 主張 について は 以下 を 参照 。  リカード の 貿易 理論 は 、 教科書 的 に は 、 2 国 2 財 1 生産 要素 の モデル として 普及 し て いる 。 これ は 比較 優位 の 概念 を 教える もの として は 正しい が 、 リカード 自身 および その後 の 発展 を 無視 する もの で ある 。 とくに リカード 理論 が 労働 のみ を 投入 する 1 生産 要素 モデル ( 生産 に 労働 のみ を 投入 する 経済 ) で ある という 理解 は 、 間違い で ある >。 リカード が 考え て い た の は 、 財 の 生産 に 財 が 投入 さ れる 循環 構造 で ある 。 マッケンジー は 、 原材料 や 機械 が 投入 さ れる 経済 で も 、 直接 間接 の 労働 投入 量 を 単位 あたり の 投入 係数 と 考えれ ば リカード 理論 が 拡張 できる こと を 示し た 。  リカード 理論 は 、 1950 年代 から 60 年代 初め に かけ て と により 、 多数 国 多数 財 の 場合 に 拡張 さ れ た 。 この 場合 、 「 多数 」 と は 3 国 あるいは 3 財 以上 を いう 。 2 国 多数 財 あるいは 2 財 多数 国 の 場合 は 、 2 国 2 財 の 分析 が 容易 に 拡張 できる が 、 3 国 3 財 以上 で は 本質 的 に 異なる 分析 方法 が 必要 と さ れる ため で ある 。  マッケンジー ら の 理論 は 、 完成 財 のみ を 貿易 し 、 中間 財 貿易 を 許さ ない 理論 で あっ た 。 中間 財 ( 投入 財 、 資本 財 ) の 貿易 を 含む 理論 は 、 塩沢 由 典 により 2007 年 に 構成 さ れ た 。 塩沢 由 典 ( 2014 )『 リカード 貿易 問題 の 最終 解決 』 岩波書店 は 、 2007 年 の 成果 を 国際 価値 論 の 立場 から 学説 史上 の 意義 を も 含め て 再説 し た もの で ある 。 これ により リカード や マルクス が 目指し て 出来 なかっ た 国際 価値 論 が 古典 派 経済 学 の 伝統 の 上 に 構成 さ れ た 。  古典 派 傾向 の ある リカード・モデル に対する 代替 案 として 生まれ た 。 エリ・ヘクシャー と ベルティル・オリーン の 考え を ポール・サミュエルソン が 現代 的 に 定式 化 し た 。 ヘクシャー・オリーン・サミュエルソン 理論 ( HOS 理論 、 HOS モデル ) と も 言わ れる 。 新 古典 主義 的 価格 形成 の メカニズム を 国際 貿易 の 理論 に 援用 し て エレガント な 解決 案 を 提示 し た こと に 意味 が ある 。  その 基本 の 考え は 次 の 2 点 に ある 。  1 . より 、 ヘクシャー・オリーン の モデル は 、 要素 賦 存 理論 、 要素 比率 理論 など と も 呼ば れる 。 国際 貿易 が 各国 の 生産 要素 の 交換 で ある という 観点 は 、 により ヘクシャー・オリーン・ヴァネク 理論 ( HOV 理論 ) に 拡張 さ れ た 。  この 理論 が 問題 に する の は 、 国際 貿易 の パターン が 要素 賦 存 の 差 により 決定 さ れる という 点 で ある 。 各国 が 自国 で 潤沢 な 要素 を 重点的 に 使っ た 商品 を 輸出 し 、 自国 に 欠乏 する 要素 を 重点的 に 使う 商品 を 輸入 する という 予測 を 立てる 。 この 理論 について は 、 多く の 実証 研究 が ある が 、 その 予測 能力 は きわめて 悪い か 、 時に 間違っ て いる 。 ワシリー・レオンチェフ は 、 産業 連関 表 を 用い て 経験 論 的 検証 を 行い 、 他国 に 比べ て 賦 存 資本 比率 が 高い と 予想 さ れる アメリカ が むしろ 労働 集約 的 商品 を 輸出 する 傾向 を 指摘 し た ()。( E .   Leamer ) は 、 レオンチェフ の 解釈 に 反対 し て 、 多数 の 生産 要素 を 考慮 する HOV モデル に よれ ば 、 要素 賦 存 が 貿易 パターン を 説明 し て いる と 結論 し た 。 しかし 、 ら は 、 その後 の 研究 において 、 ( 1 ) HOV 理論 が 予測 する 貿易 パターン は くじ引き ( 硬貨 投げ ) と 同じ 程度 の 予測 能力 しか 持た ない こと 、 ( 2 ) HOV 理論 は 、 各国 の 間 の 貿易 量 の 大き さ を 正しく 予測 し ない  こと を 示し た 。 トレフラー は 、 これら を 「 ミステリー 」 と 呼ん だ が 、 コンウェイ は 、 「 ミステリー 」 という の は 、 理論 が 棄却 さ れ た という 暗号 名 で ある と 指摘 し て いる 。 トレフラー は 、 HOV 理論 の 考え られる 修正 ・ 拡張 について も 検証 し て いる が 、 どれ も 芳しい 結果 は 得 られ なかっ た 。  この モデル で は 短期間 に 産業 間 で 資本 が 移転 し ない 限り 産業 間 で 労働 力 が 流動 する という 仮説 を 立て て いる 。 特殊 要素 という 名称 は 、 物的 資本 の よう な 特殊 生産 要素 は 短期間 で 容易 に 産業 間 を 移転 でき ない という 意味 で 与え られ た もの で ある 。 この 理論 が 示唆 する の は 、 商品 価格 の 上昇 が この 商品 の 特殊 生産 要素 を 所有 する もの に リアル ターム で 利益 を もたらす という こと で ある 。 さらに 、 労働 者 や 資本 家 など 特殊 生産 要素 を 所有 し ない もの は 、 労働 者 の 産業 間 移動 を 統制 しよ う と する ロビー 活動 に 意義 を 唱える だろ う 。 目 を 転じ て 資本 家 と 労働 者 の 双方 は 資本 賦 存 の 増大 による リアル ターム で 利益 を 手 に する 。 この モデル は 個々 の 産業 分野 （ または 企業 ） に は 適用 し やすい 。 所得 分配 の 理解 に は 好適 だ が 、 貿易 パターン の 議論 に は 向か ない 。  ヤン ・ ティンバーゲン や ポリホーネン により 1960 年代 初め に 提唱 さ れ た 。 これ まで 述べ た 理論 モデル と 比較 する と 、 貿易 の 重力 モデル は 貿易 パターン の 経験 的 分析 に 重き を 置く の が 特徴 で ある 。 この モデル は その 基本 形態 において 国家 と 国家 の 経済 規模 と の 空間 的 相互 作用 に 基づい て 貿易 を 予測 する 。 この モデル は ニュートン の 万有引力 の 法則 （ 重力 の 法則 ） を まね て 二つ の 対象 の 物理 サイズ と 距離 について 考察 する もの で ある 。 計量 経済 学 的 分析 に 力 を 発揮 する こと が 経験 的 に 証明 さ れ て いる 。 この モデル を さらに 拡張 し た モデル に は 、 所得 水準 ・ 国家 間 の 外交 関係 ・ 貿易 政策 といった 要素 が 盛り込ま れ て いる 。  1970 年代 に なる と 、 Grubel   and   Lloyd   ( 1975 ) など により 、 先進 国 間 の 同 一 産業 内 の 国際 貿易 の 比重 が 増え て いる こと が 注目 さ れ た 。 これ に たいし 、 ポール ・ クルーグマン が 生産 における 収穫 逓増 と 独占 競争 理論 を 組み合わせ て 、 産業 内 貿易 が 起こり うる こと を 示し た その後 、 クルーグマン の 基本 モデル に 基づく 研究 が 活発 化 し 、 と 呼ば れる よう に なっ た 。  クルーグマン ら の 理論 は 、 産業 内 の 諸 企業 に 同一 の 生産 費 関数 を 仮定 する もの で あっ た 。 これ に対し 、 2000 年代 に 入る と 、 同 一 産業 内 の 企業 の 違い に 注目 する ら の 実証 研究 ・ 理論 研究 が 現れる よう に なっ た 。 これ は 、 新 貿易 理論 と 対比 し て 新 新 貿易 理論 ( New   new   trade   theory ) と 呼ば れ て いる  クルーグマン ら の 理論 は 、 産業 内 の 諸 企業 に 同一 の 生産 費 関数 を 仮定 する もの で あっ た 。 これ に対し 、 2000 年代 に 入る と 、 同 一 産業 内 の 企業 の 違い に 注目 する ら の 実証 研究 ・ 理論 研究 が 現れる よう に なっ た 。 これ は 、 新 貿易 理論 に 対比 し て 、 「 新 新 貿易 理論 」 あるいは 「 新々 貿易 理論 」 と 呼ば れ て いる 。  企業 の 異質 性 が 企業 の 輸出 に 差異 を もたらす こと に 理論 的 基礎 を 与え た の は   Melitz   [ 2003 ]   で ある 。 Helpman ,   Melitz   and   Yeaple   [ 2004 ]   は 、 輸出 企業 と 非 輸出 企業 に関する 分析 を 発展 さ せ 、 国内 企業 、 輸出 企業 、 FDI   企業 の 国際 化 モード の 差異 が 生産 性 における 企業 の 異質 性 による もの で ある こと 明らか に し た 。 しかし 、 Melitz   [ 2003 ]   や   Helpman ,   Melitz   and   Yeaple   [ 2004 ]   による 理論 モデル は 、 各 企業 は 「 くじ引き 」 を 引く よう に し て ランダム に 格差 の 与え られ た 生産 技術 を 用い て 、 差別 化 さ れ た 財 を 供給 する 独占 的 競争 モデル で ある 。  2007 年 の 世界 の 貿易 額 （ ドル 建て 輸出 ベース ） は 13 兆 7477 億 ドル 。  （ 参考 ： ジェトロ 世界 貿易 マトリクス ）  2007 年 の 日本 の 貿易 額 は 、 輸出 が 7127 億 3496 万 ドル 、 輸入 が 6210 億 8409 万 ドル 。  （ 参考 ： ジェトロ 「 日本 の ドル 建て 貿易 概況 」 ）  日本語 の 「 貿易 」 は 、 外国 と の 取引 について 用い られる 言葉 で あり 、 国内 で 完結 する 取引 に は 用い られ ない 。 この ため 、 「 外国 貿易 」 という 表現 は 、 同義語 反復 で ある が 、 公式 文書 など で も あえて この 表現 が 用い られる 場合 が ある （ 例 ： 外国 為替 及び 外国 貿易 法 ） 。 貿易 と 国内 取引 の 両方 を 含む 日本語 として は 「 取引 」 の ほか 「 交易 」 が ある 。 「 交易 」 は 、 第 二 次 大戦 中 の 占領 地 と 本土 の 間 の 取引 や 、 江戸 時代 の 藩 の 間 の 財 の 動き など 、 「 貿易 」 と も 「 国内 取引 」 と も 言い 難い もの を 表現 する 場合 に も 用い られる 。  英語 で 「 trade 」 という 場合 は 、 国内 取引 と 貿易 の 両方 を 含む ため 、 特に 貿易 の こと を 表現 する 場合 は external   trade ,   international   trade など と する が 、 trade 一 語 でも 貿易 の 意味 で 用い られる こと が 多い （ 例 ： U . S .   Trade   Representative （ アメリカ合衆国 通商 代表 部 ） 、 World   Trade   Organization （ 世界 貿易 機関 ） ） 。  米国 の 場合 は 商法 が 州 別 に ある ため 、 州 際 取引 と 州 内 取引 を 区別 する 実利 が ある （ 州 際 取引 （ interstate   trade ） 、 州 内 取引 ( domestic   trade )）。  中国 語 の 「 貿易 」 は 、 日本語 と 異なり 、 外国 ・ 国内 取引 双方 を 含む ため 、 注意 が 必要 で ある 。  これ まで 貿易 は 二 国 間 条約 により ルール 作り が さ れ て き た 。 重 商 主義 が 信奉 さ れ た 数 世紀 の 間 、 高 関税 と 数 多く の 非 関税 障壁 を 設ける 国 が 多かっ た 。 19 世紀 に は イギリス で 自由 貿易 を 信奉 する もの が 急速 に 増加 し 、 以来 西側 諸国 で は この 考え方 が 支配 的 に なっ た が 、 これ は また 大 英 帝国 の 凋落 を も 招い た 。 第 二 次 大戦 後 、 貿易 構造 に 世界 規模 の ルール を 確立 する 目的 で 、 貿易 と 関税 に関する 一般 協定 （ ガット ） や 世界 貿易 機構 （ WTO ） など の 多国 間 協定 が 形成 さ れ た 。 この 貿易 協定 が もたらす の は 当事者 に 不利益 を 与える 不 公正 貿易 で ある という 不満 も 一部 で 高まり 、 度々 抗議 運動 が 起き た 。  自由 貿易 を 強力 に 支持 する の は もっとも 経済 力 が ある 国家 群 で ある の が 普通 だ が 、 一方 で アメリカ や 欧州 連合 が 農産物 に 保護 的 関税 を 課し た よう に 、 戦略 的 に 重要 な 産業 分野 について 同じ 国 が 選択 的 保護 主義 を 発動 する こと も ある 。 かつて 最盛 期 の オランダ と イギリス は 自由 貿易 の 推進 者 だっ た が 、 この 構成 は 現在 アメリカ ・ イギリス ・ オーストラリア ・ 日本 に 変わっ た 。 また インド ・ 中国 ・ ロシア など も 経済 力 が つく につれて 徐々に 自由 貿易 の 推進 側 に 回っ て き た 。 関税 引き下げ 交渉 が 一段落 する と 、 外国 資本 による 直接 投資 、 政府 調達 の 開放 、 貿易 手続き の 簡素 化 を 巡る 交渉 に 関心 が 移る 。 手続き の 簡素 化 は 貿易 業務 と 通関 手続き に かかる コスト 削減 を 見据え た もの で ある 。  これ まで アメリカ など の 農業 利権 は 一般 に 自由 貿易 派 で 製造 分野 は 保護 主義 を 支持 する こと が 多かっ た 。 だが この 構図 は 近年 変わり つつ ある 。 ことに 主要 な 国際 貿易 協定 に 農業 分野 の 保護 主義 的 規制 が 盛り込ま れ た 背景 に は 、 アメリカ ・ 欧州 連合 ・ 日本 の 農業 利権 による 活発 な ロビー 活動 が あっ た 。  景気 後退 期 に は 、 国内 産業 を 守る ため に 関税 引き上げ の 圧力 が 高まる 。 大 恐慌 時 に は 誰 も が 不況 の 深刻 化 を 疑わ ず 、 各国 が 関税 を 引き上げ た ため 、 国際 貿易 は 脆く も 崩壊 し た 。  国際 貿易 の ルール 策定 は 、 世界 規模 の もの は WTO を 舞台 に し た 協定 による が 、 それ 以外 に 地域 協定 が 機能 し て いる 。 南米 南部 共同 市場 （ メルコルスール ） 、 アメリカ ・ カナダ ・ メキシコ の NAFTA 、 28 の 独立 国 から なる 欧州 連合 、 東南アジア の ASEAN など が ある 。 2005 年 11 月 、 アルゼンチン の マルデルプラタ 市 で 開か れ た 米州 サミット で は 、 FTAA 交渉 再開 も 議題 に 上っ た が 、 推進 派 29 カ国 に対し メルコルスール 4 カ国 と ベネズエラ が 対立 し 、 マルデルプラタ 宣言 に は 両論 が 併記 さ れ た 。 首都 ブエノスアイレス で は 抗議 デモ の 一部 が 暴徒 化 し た 。 また 多国 間 投資 協定 （ MAI ） も 紛糾 し た 。  国際 貿易 に 立ちはだかる リスク は 大きく 2 つ の グループ に 分類 さ れる 。商品 開発 （ し ょうひんかいはつ 、 プロダクトデベロップメント 、 英 ： Product   development ） と は 、 商品 や 製品 を 開発 する 業務 の こと 。  「 商品 開発 」 で は なく 「 製品 開発 」 という 表現 の ほう が むしろ 好ま れる 業界 も ある 。  特に 新規 で ある こと を 強調 する 時 に は 「 新 商品 開発 」 という 言葉 が 使わ れる こと も ある 。  経営 や マーケティング の 教科書 など に 、 商品 開発 の 典型 的 な プロセス が 解説 さ れ て いる こと も ある 。 （→# プロセス ）  商品 開発 の アイディア 作成 段階 から キャッチ コピー を 作り 、 その コピー の 魅力 度 を 調査 し つつ 商品 開発 の 方向 を 必要 に 応じ て 軌道 修正 する 方法 など も 提案 さ れ て いる 。  反 社会 的 な 商品 や 、 市場 に 受け入れ られ ない よう な 商品 を 開発 し て しまわ ない よう に 、 社内 で 商品 開発 に関する 原則 を 設け て いる 企業 も ある 。 例えば 花王 の それ など が 知ら れ て おり 、 同社 で は 社会 的 有用 性 、 創造 性 、 パフォーマンス ・ バイ ・ コスト 、 流通 適合 性 など の 原則 （ チェック 項目 ） を 設定 し て いる と いう 。  商品 開発 は 以下 の 8 つ の 意思 決定 プロセス を たどる と さ れる こと も ある 。  最初 の 6 段階 で 合致 し なけれ ば 、 その アイデア は 捨て られる 、 ともさ れる 。  ある程度 以上 の 規模 の 企業 に なる と 商品 開発 の 専任 者 が 配置 さ れ て いる こと も 多い 。 業界 に も よる が 、 「 商品 開発 」 は ひとつ の 専門 職 ・ 職種 として 成立 し て おり 、 企業 で 経験 者 が 募集 さ れ て いる こと も ある 。高度 経済 成長 （ こう ど けいざい せいちょう ） または 、 高度 成長 （ こう ど せいちょう ） 、 高 成長 （ こう せいちょう ） と は 、 飛躍 的 に 経済 規模 が 継続 し て 拡大 する こと で ある 。 好景気 時 の 実質 経済 成長 率 が 約 10 % 以上 を 表す 。  経済 成長 は 条件 が 整う と 飛躍 的 に 上昇 する 場合 が ある 。 経済 成長 は 付加 価値 生産 力 の 増大 を 意味 する ため 、 経済 成長 の 条件 に は 、  など が ある 。 とりわけ 生産 力 増大 の ため の 投資 が 興隆 し た 場合 、 経済 は 大きく 成長 する 。 投資 は 生産 力 と 雇用 を 増大 さ せる と 同時に 乗数 効果 により 需要 を 生み出す （ 投資 の 二 重 性 ） 。 投資 が 需要 と 供給 の 双方 を 生み出す こと で 付加 価値 生産 は 増大 する 。  一方 で この 需要 と 供給 の 急 増大 が 雇用 と の 関係 も 含め て バランス （ ナイフ ・ エッジ の 均衡 ） を とる の は 難しく 、 様々 な 要因 で 高度 成長 は ストップ する 。  経済 学的 に は 、 戦争 など による 資本 ストック の 大量 の 減少 は 、 貯蓄 率 一定 の 場合 その後 の 国民 所得 （ フロー ） の 高 成長 を もたらす こと が ソロー・モデル によって 予測 さ れる 。  日本 経済 が 飛躍 的 に 成長 を 遂げ た 時期 は 、 1954 年 （ 昭和 29 年 ） 12 月 （ 日本 民主党 の 第 1 次 鳩山 一郎 内閣 ） から 1973 年 （ 昭和 48 年 ） 11 月 （ 自民党 の 第 2 次 田中 角栄 内閣 ） まで の 約 19 年間 で ある 。 この間 に は 「 神武 景気 」 や 「 岩戸 景気 」 、 「 オリンピック 景気 」 、 「 いざなぎ景気 」 、 「 列島 改造 ブーム 」 と 呼ば れる 好景気 が 立て続け に 発生 し た 。  1968 年 に は 国内 の 郵便 番号 制度 と ユーロ クリア が でき て 、 それから 手形 交換 制度 の オンライン 化 が 急速 に 進ん だ 。 また 、 第 一 次 世界 大戦 における 勝利 以降 、 日本 が イギリス や アメリカ など と 並ん で 「 五 大国 」 の 一 国 に 数え られ て い た 昭和 前期 の 日 中 戦争 の 前後 から 、 第 二 次 世界 大戦 後期 において アメリカ 軍 による 日本 本土 へ の 空襲 が 激しく なり 工業 生産 に 影響 が 出 て くる 1944 年 前後 まで の 期間 も 、 軍需 に 支え られ た 統制 経済 下 に ある と は いえ 経済 成長 率 自体 は 高度 成長 期 に 匹敵 する 。  第 二 次 世界 大戦 において 、 アメリカ ・ イギリス ・ 中華民国 の 連合 国 に 敗北 し 、 朝鮮半島 や 満州 など の 植民 地 を 喪失 し た 上 に 、 敗北 による 経済 活動 の 荒廃 や 混乱 を 経 た 上 でも 、 日本 は 焼け野原 の 中 から 復興 し た 。 1940 年代 後半 に 発生 し た 食糧 危機 の 影響 により 経済 状況 が 一時 悪化 する が 、 1950 年 の 朝鮮 戦争 特需 により 1953 年 後半 ごろ に は 戦前 の 最高 水準 を 上回っ た 。 1956 年 に は 経済 白書 が 　 もはや 戦後 で は ない と 宣言 、 1955 年 から 1973 年 の 18 年間 は 、 年 平均 10 % 以上 の 経済 成長 を 達成 し た 。 エネルギー は 石炭 から 石油 に 変わり 、 太平洋 沿岸 に は コンビナート が 立ち並ん だ 。 戦後 解体 さ れ た 財閥 が 、 株式 を 持ち 合い ながら 銀行 を 事実 行 の 核 と する 形態 で 再生 し 、 旧 財閥 系 企業 が 立ち直っ た の も この ころ だ と 言わ れる 。  この 経済 成長 の 要因 は 、 高い 教育 水準 を 背景 に 金 の 卵 と 呼ば れ た 良質 で 安い 労働 力 、 第 二 次 世界 大 戦前 より 軍需 生産 の ため に 官民 一体 と なり 発達 し た 技術 力 、 余剰 農業 労働 力 や 炭鉱 離職 者 の 活用 、 高い 貯蓄 率 （ 投資 の 源泉 ） 、 輸出 に 有利 な 円 安 相場 （ 固定 相場 制 1 ドル = 360 円 ） 、 消費 意欲 の 拡大 、 安価 な 石油 、 安定 し た 投資 資金 を 融通 する 間接 金融 の 護送 船団 方式 、 管理 さ れ た ケインズ 経済 政策 として の 所得 倍増 計画 、 政府 の 設備 投資 促進 策 による 工業 用地 など の 造成 が 挙げ られる 。  昭和 35 年 頃 から 昭和 45 年 まで の 1960 年代 から 1970 年代 の 高度 経済 成長 期 に は 1964 年 （ 昭和 39 年 ） に 開催 さ れ た 東京 オリンピック や 1970 年 （ 昭和 45 年 ） に 開催 さ れ た 大阪 万博 など による 特需 など が あっ た 。 そして 1968 年 に は 国民総生産 （ GNP ） が 、 当時 の 西ドイツ を 抜き 第 2 位 と なっ た 。 東海道新幹線 や 東名高速道路 といった 大都市 間 の 高速 交通 網 も 整備 さ れ て いっ た 。 また 、 戦後 、 焼け野原 で 何 も ない ところ から 世界 第 2 位 の 経済 大国 まで 上り詰め た という の は 世界 的 に 見 て も 例 が 無く 、 第 二 次 大戦 終戦 直後 の 復興 から 続く 一連 の 経済 成長 は 「 東洋 の 奇跡 」 （ 英語 で は 「 Japanese   miracle 」 ） と 言わ れ た 。 この 驚異 的 な 経済 成長 へ の 憧憬 や 敬意 から 、 日本 を 手本 と する 国 が 現れ 始める （ マレーシア における ルック イースト 政策 など ） 。 現在 で は 、 「 戦後 昭和 」 の 代名詞 として 1960 年代 の 映像 資料 が 使わ れる 事 が 多い 。  この 時代 、 テレビ ・ 洗濯 機 ・ 冷蔵庫 の 3 種類 の 家電 製品 は 三種 の 神器 と 呼ば れ 、 急速 に 家庭 に 普及 し て いっ た 。 これら 便利 な 家庭 製品 の 普及 は 生活 時間 の 配分 に も 大きな 影響 を 与え 、 女性 の 社会 進出 を 少し ずつ 促す こと に なっ た 。 この 当時 の 風潮 として は 「 大きい こと は 良い こと だ 」 が 流行 語 と なり 、 「 巨人 ・ 大鵬 ・ 卵焼き 」 に 象徴 さ れる 。 「 東洋 の 奇跡 」 と 言う 言葉 が 使わ れ 始め た 頃 は 日本人 独特 の 「 勤勉 」 「 個 より 集団 を 重んじる （= 和 の 文化 ） 」 等 が 要因 として 挙げ られ た 時期 も あっ た 。  順調 な 経済 成長 は 同時に 証券 市場 の 成長 も 促し 、 投資 信託 の 残高 は 1961 年 に 4 年 前 の 約 10 倍 と なる 1 兆 円 を 突破 し た 。 この 勢い は 、 当時 、 「 銀行 よ さようなら 、 証券 よ こんにちは 」 という フレーズ が 流行る ほど だっ た 。  しかし 、 1964 年 頃 から 経済 は 急速 に 縮小 し 事態 は 一変 し た 。 1964 年 に サンウェーブ と 日本 特殊 鋼 （ 現 大同特殊鋼 ） が 倒産 、 1965 年 に は 山陽特殊製鋼 倒産 事件 が 発生 し た 。 さらに 大手 証券 会社 各社 が 軒並み 赤字 に 陥っ た 。 一方 個人 消費 は 旺盛 で あり 、 主 に 個人 消費 者 を 対象 と する 製造 業 や 流通 業 、 サービス 業 は この 不況 の 影響 を ほとんど 受け なかっ た 。  こうした 事態 を 受け 、 不況 拡大 を 防ぐ ため に 政府 は 、 1965 年 5 月 に 山一證券 へ の 日銀 特 融 、 7 月 に は 戦後 初 で ある 赤字 国債 の 発行 を 決め た 。 結果 、 当時 の 政財界 の 関係 者 が 危惧し て い た 昭和 恐慌 の 再来 を 未然 に 防ぎ 、 高度 経済 成長 を 持続 し て いく こと と なる 。  日本 が 債権 国 と なっ た 1970 年代 直前 に は 、 外国 人 の 日本 株 投資 が 活発 化 し た 。 この ころ 株式 投資 基準 が 配当 利回り から 、 株価 を 1 株 あたり 純 利益 で 割っ た 値 ( PER ) へ 移行 し て いっ た 。 外資 に 乗っ取ら れ ない よう 金融 機関 を はじめ 国内 企業 間 で 積極 的 に 株式 持ち合い を し た 結果 、 1973 年度 末 の 法人 持株 比率 は 66 . 9 ％ に も 達し た 。  1971 年 の ニクソン ・ ショック による 実質 的 な 円 の 切り上げ は 国際 収支 の 過度 な 黒字 を 修正 し て 経済 の 安定 に 寄与 し た 。 1973 年 10 月 の 第 四 次 中東 戦争 を きっかけ に 原油 価格 が 上昇 し 、 日本 は オイルショック （ 第 1 次 オイルショック ） に 陥っ た 。 政府 は インフレ を 抑制 する ため に 公定歩合 を 9 ％ に まで 引き上げ た 。 第 二 次 世界 大戦 後 初めて 実質 マイナス 成長 を 経験 し 高度 経済 成長 時代 は 終焉 を 迎え た 。 この 頃 から 財政 政策 による 景気 回復 が 主張 さ れる よう に なっ た 。  その後 は 安定 成長 期 （ 1973 年 12 月 より バブル 崩壊 の 1991 年 2 月 まで ） へ と 移行 する 。 第 二 次 ベビーブーム が 終わり 、 第 2 次 オイルショック 時 の 1980 年 以後 の 日本 は 少子化 の 道 を 歩む こと と なっ た 。 1980 年代 後半 から 1990 年代 初頭 の バブル 景気 の 崩壊 以後 も 趨勢 として 実質 経済 成長 は 続い た ものの 、 失わ れ た 20 年 で 知ら れる 低 成長 期 に 入る こと と なる 。 。  経済 成長 の 陰 で 急速 な 工業 化 に 伴い 環境 破壊 が 起こり 「 水俣病 」 や 「 イタイイタイ病 」 、 「 四日市 ぜんそく 」 「 第 二 水俣病 」 といった 各地 の 公害 病 の 発生 、 大量 生産 の 裏返し として の ゴミ 問題 など の 公害 の 問題 が 高度 経済 成長 期 後半 に なる と 深刻 化 し た 。  また 、 都市 へ の 人口 集中 による 過密 問題 の 発生 と 地方 から の 人口 流出 による 過疎 問題 が 発生 し た 。 高度 経済 成長 時代 も 後半 は その 政策 の 見直し を 迫ら れ 、 1967 年 の 第 2 次 佐藤 内閣 による 公害 対策 基本 法 の 制定 や 1972 年 の 田中 角栄 による 『 日本 列島 改造 論 』 の 提唱 に つながる こと に なる 。  高度 成長 期 に は 、 近代 的 な インフラ が 集中 的 に 建設 さ れ た ため 、 2020 年代 以降 、 一斉 に 寿命 を 迎え て 利用 に 支障 を 来す など 社会 問題 化 する こと が 予見 さ れ て いる 。 この ため 政府 は 、 2013 年 より 「 インフラ 長 寿命 化 基本 計画 」 を 立案 し て 対策 に 乗り出し て いる 。会計 （ か いけい ,） と は 、 委託 ・ 受託 関係 において 、 受託 者 が その 委託 者 に 、 委託 さ れ た 活動 の 状況 について 説明 ない し 釈明 （ account   for ） する 行為 を 言う 。 受託 者 は 委託 者 に対して 活動 の 記録 と 報告 を 行う こと で 、 受託 責任 が 適切 に 遂行 さ れ た こと を 証明 しよ う と する 。  多く の 場合 、 会計 という 語 は 企業 など の 組織 における 会計 を 指し 、 金銭 や 物品 の 出納 を 、 貨幣 を 単位 として 記録 、 計算 、 管理 等 する こと を 意味 する 。 これ は 情報 の 利用 者 が 事情 に 精通 し た 上 で 判断 や 意思 決定 を 行う こと が できる よう に 、 経済 的 な 情報 を 識別 し 、 測定 し 、 伝達 する プロセス で あり 、 「 経理 」 と も 称さ れる 。  会計 の 歴史 について は 、 会計 史 を 参照 。  “ 会計 ” （ 旧 字体 で ” 會計 ” ） という 単語 が 歴史 上 初めて 表れ た の は 『 史記 』 「 夏 本紀 」 で ある 。 元々 旧 字体 の “ 會 ” は “ 曾 ” が 変化 し た 字 で 「 増大 する 」 といった 意味合い を 持つ 字 で ある 。 “ 計 ” は 元々 「 言 を 正確 に する 」 という 意味 が あり 、 「 計 は 会 なり 」 という 意味合い で 会計 という 単語 が 出来 た と さ れる 。  英語 の " Accountant " は フランス語 が 起源 だ が 当初 の 綴り は " Accomptant " だっ た 。 後 に 発音 と 綴り を 一致 さ せ て 現在 の 綴り に なっ た と さ れる 。  現在 一般 に 会計 は 次 の 3 つ の 基準 により 分類 さ れる 。  これら に 加え 課税 の 公平 を 実現 する ため の 税務 会計 を 考える 場合 も ある 。  企業 会計 と は 企業 が その 活動 内容 および 成果 を 報告 する 手段 として 行う 会計 で ある 。 一般 に 企業 は 投資 家 から 資金 調達 を 行う 。 そして その 調達 し た 資金 の 運用 成果 を 説明 する 責任 を 持つ 。 その 説明 責任 を 果たす ため に 行う 会計 報告 が 企業 会計 の 主 な 目的 で ある 。  現行 の 企業 会計 で は 投資 家 保護 を 目的 と し 適正 な 経営 成績 の 開示 と 財政 状態 の 開示 を 主として いる 。 したがって 誰 から 見 て も 同じ 結果 と なる 客観 性 と 取り消さ れる こと の ない 確実 性 を 充たす 必要 が ある 。 その ため 費用 は 発生 主義 を 採用 し 収益 は 発生 主義 より 厳密 な 実現 主義 で 把握 さ れ て いる 。 そして この 費用 と 収益 の 差 として 求め られる の が 利益 で ある 。 一般 に 収益 と 利益 は 似 た 意味 に 用い られる が 、 会計 上 は 収益 と 利益 は 異なる 概念 で ある 。  資産 、 負債 、 純資産 、 収益 、 費用 により 構成 さ れ て いる 。  これら に 包括 利益 を 加え 、 概念 フレーム ワーク に まとめ られ て いる 。  企業 は その 活動 成果 を 利益 により 把握 さ れる 。 その ため 当期 の 利益 を 把握 する ため に は 、 当期 の 収益 から その 収益 を 獲得 する の に 貢献 し た 費用 を 対応 さ せる こと が 原則 と なる （ 費用 収益 対応 の 原則 ） 。 収益 の 把握 は 諸 外国 と 同様 に 日本 で も 実現 主義 が 採用 さ れ て いる 。 しかし 費用 の 捉 ら え 方 が 日本 で は 取得 原価 主義 で ある の に対し 諸 外国 で は 時価 主義 が 採用 さ れ て いる 。 その ため に この 点 が 日本 の 企業 会計 の 特徴 と なり 、 問題 と なる 。  日本 で は 大 地震 により 建物 など の 固定 資産 が 定期 的 に 崩壊 し て き た 。 この よう な 日本 の 文化 、 考え方 により 一定 期間 で その 取得 原価 の 全額 を 費用 と す べき という 会計 概念 が 採用 さ れ て いる 。 その ため 取得 原価 主義 と 呼ば れ て いる 会計 基準 の 体系 が なりたっ て いる 。  西洋 を 中心 に 設定 さ れ て いる 国際 会計 基準 で は 資産 の 時価 評価 に 基づい た 時価 主義 が 採用 さ れ て いる 。 つまり 費用 に関して 日本 と 西洋 と は 異なっ た 会計 概念 が 採用 さ れ て い た 。  21 世紀 に 入り 企業 の 国際 化 が 進ん だ ため 会計 基準 の 国際 的 な 統合 化 、 すなわち 会計 基準 の コンバージェンス の 必要 性 が 叫ば れる よう に なっ た 。 その ため 日本 で も 会計 基準 の コンバージェンス 化 の 観点 から 「 会計 ビッグバン 」 と 呼ば れる 一連 の 基準 改訂 を 行っ て き て いる 。  企業 会計 の 基礎 的 な 前提 。 演繹 法 と 帰納 法 が ある 。 演繹 法 で は 概念 フレーム ワーク が 検討 さ れ て おり 、 帰納 法 で は ギルマン の 会計 公準 が 有名 で ある 。 以下 、 ギルマン の 会計 公準 を あげる 。  官庁 会計 と も 呼ば れる 。 詳細 は 以下 を 参照 の こと 。  現金 主義 ・ 単式 簿記 が 採用 さ れ て いる こと が 多い 。  財務 会計 （ Financial   accounting ） の 目的 は 企業 外部 の 利害 関係 者 へ の 報告 が あり 、 財務諸表 等 を 用い て 企業 の 財務 状況 を 明らか に する 役割 を 担っ て いる 。  管理 会計 （ Managerial   accounting ） は 企業 経営 者 が 企業 自身 の 財務 状態 を 把握 し 、 経営 の 意思 決定 に 役立てる ため の 資料 提供 を 目的 と し て いる 。  企業 会計 は 財務 会計 と 管理 会計 という 2 つ の 目的 を 達成 する ため に ある 。 上記 の 通り 両者 の 最終 目的 は 異なる が 、 その 基礎 と なる 会計 情報 は 共通 する ため 、 特に 私企業 における 日常 の 経理 業務 の 中 で は 外部 監査 の 一定 期間 を 除け ば 両者 の 区別 は 無く 、 ほぼ 同一 の もの と なっ て いる 。社会 民主 主義 （ し ゃかいみんしゅしゅぎ 、 、 、 ） と は 、 資本 主義 経済 の もたらす 格差 や 貧困 など を 解消 する ため に 唱え られ た 社会 主義 思想 で 、 暴力 革命 と プロレタリア 独裁 を 否定 し   議会 制 民主 主義 の 方法 に 依っ て 議会 を通して 平和 的 ・ 漸進 的 に 社会 主義 を 実現 する こと で 社会 変革 や 労働 者 の 利益 を 図る 改良 主義 的 な 立場 ・ 思想 ・ 運動 で ある 。 革命 ・ 階級 闘争 を 志向 する 共産 主義 と 区別 さ れ 、 政策 として は 議会 制度 の 枠組み に 基づき 富 の 再 分配 による 平等 を 目指す 社会 主義 で ある 、 欧州 の 穏健 な 社会 民主 主義 政党 は 「 中道 左派 」 と 呼ば れる 。  現代 的 な 社会 民主 主義 は 欧州 で 生まれ 、 冷戦 期 の 西欧 ・ 北欧 諸国 を 中心 に 発展 し て き た 政治 思想 で ある 。 社会民主党 は 、 東欧 諸国 における 社会 民主 主義 に 転じ た 旧 共産党 も 含め 、 現在 の 欧州 各国 で 与党 や 有力 な 野党 と なっ て いる 。 アジア 、 アメリカ合衆国 、 カナダ 、 ラテンアメリカ 諸国 に も 社会 民主 主義 政党 は 存在 する が 、 これら の 政党 は 欧州 型 の 政党 と 規模 や 主張 の 点 で 大きく 異なる 部分 が ある 。 各国 の 社会 民主 主義 政党 の 多く は 、 社会 主義 政党 の 国際 組織 で ある 社会 主義 インターナショナル に 加盟 し て いる 。  「 社会 民主 主義 」 （ Sozialdemokratie ） という 単語 は 、 この 語 の 生まれ た 19 世紀 において は 「 マルクス主義 」 や 「 共産 主義 」 と 同意 語 で あっ た 。 但し 、 当時 の 「 社会 民主 主義 」 や 「 共産 主義 」 は 、 現代 的 な 意味 で の 社会 民主 主義 あるいは 共産 主義 と は 大きく 異なる 。  19 世紀 末 に ドイツ 社会民主党 （ SPD ） 右派 の エドゥアルト・ベルンシュタイン が 『 』 （ 1899 年 ） で 、 資本 主義 の 崩壊 と 革命 という マルクス主義 における 革命 主義 的 な 側面 が 不要 に なっ た こと を 主張 し て 修正 主義 を 唱え た が 、 これ は 当時 SPD の 理論 的 指導 者 で あっ た カール ・ カウツキー ら の 正統 派 マルクス主義 や SPD 左派 の ローザ・ルクセンブルク ら オスト・ロイテ 達 の 立場 と 激しく 対立 し 、 1903 年 の ドレスデン 大会 で は 当時 党内 の 過半数 を 占め た 革命 主義 的 マルクス主義 者 に 敗北 し て 日の目 を 見る こと は なかっ た 。  この 他 、 ドイツ と は 別に フェビアン 協会 など 社会 改良 主義 の 流れ を 汲む 英国 社会 主義 の 流れ も あっ た 。 また フランス や イタリア で は 労働 組合 を 基調 と する サンディカリズム が 強かっ た 。  1914 年 の 第 一 次 世界 大戦 勃発 と 各国 の 社会民主党 が 自国 の 戦時 体制 を 支持 し た こと による 第 二 インターナショナル の 崩壊 後 （ 「 城内 平和 」 ） 、 各国 の 社会民主党 から 左派 が 分離 し 、 ロシア 十月 革命 の 影響 によって 生じ た ボルシェヴィキ と の 繋がり から 新た に 共産党 を 名乗る 一方 、 右派 は 引き続き 社会民主党 を 名乗っ た 。 ここ において 修正 主義 、 民主 社会 主義 、 社会 改良 主義 の 流れ を 汲む もの が 「 社会 民主 主義 」 と 呼ば れる よう に なり 、 革命 主義 的 マルクス主義 として の 「 共産 主義 」 と 対比 さ れる よう に なっ た 。  第 一 次 世界 大戦 から 第 二 次 世界 大戦 に 至る まで の 間 、 解散 し た 第 二 インターナショナル の 流れ を 汲む 社会 民主 主義 者 と ソ連 系 の 第 三 インターナショナル （ コミンテルン ） へ の 帰属 意識 を 表明 する 共産 主義 者 は 、 険悪 な 関係 に ある こと が 多かっ た が 、 最終 的 に 、 第 二 次 大戦 後 の 社会 主義 インターナショナル による 1951 年 の 『 フランクフルト 宣言 』 で は 、 『 民主 的 社会 主義 の 目的 と 任務 』 が 採択 さ れ 、 議会 制 民主 主義 に 立脚 し た 修正 主義 的 、 非 ソ連 型 の 民主 的 社会 主義 の 路線 を 採る こと を 明確 に し た 。  戦後 は 、 東西ドイツ に 分割 さ れ た 状況 下 で 、 ドイツ 社会民主党 は 激しい 党内 論争 の 結果 右派 が 勝利 し 、 1959 年 に 『 バート・ゴーデスベルク 綱領 』 を 採択 し 、 プロレタリア 階級 を 基盤 と する 階級 政党 から 西ドイツ 国民 の 国民 政党 に 脱皮 、 社会 民主 主義 が 同 党 の 公的 方針 と なっ た 。 また 、 フランス 社会党 も 1971 年 の 『 エピネ 宣言 』 の 採択 など で 、 同じく 社会 民主 主義 政党 に 脱皮 を 遂げ た 。 現在 の 社会 民主 主義 思想 や 政策 は 、 西欧 で は ドイツ 社会民主党 の 『 バート・ゴーデスベルク 綱領 』 及び 、 フランス 社会党 の 『 エピネ 宣言 』 以降 定着 し た 。  欧州 の 社会 民主 主義 政党 は 、 1962 年 の 『 オスロ 宣言 』 で 共産 主義 と 完全 に 決別 し た が 、 日本 社会党 は 左派 の 反対 で 採択 に 参加 せ ず 、 1966 年 に 綱領 的 文書 『 日本 における 社会 主義 へ の 道 』 で プロレタリア 独裁 を 肯定 する など 共産 主義 政党 と 類似 し た 主張 を 行い 続け た 。 1986 年 に 至っ て 『 新 宣言 』 を 採択 し マルクス ・ レーニン 主義 を 放棄 は し た が 、 その後 も 綱領 に は 「 社会 主義 革命 」 の 文言 は 残っ た 。  1989 年 に ドイツ 社会民主党 は 、 緑の党 の 進出 など エコロジー 意識 の 高まり など に 強く 影響 さ れ た 『 ベルリン 綱領 』 を 採択 。 20 世紀 初頭 の フォルマル 思想 や 社会 地域 中心 主義 など に も 目 が 向け られる よう に なっ た 。  欧州 の 社会 民主 主義 政党 は 、 社会 民主 主義 の 政治 的 な 目的 を 追求 し 実現 する ため に 、 下記 の よう な 政治 的 方法 と 政策 を 追求 ・ 遂行 し て いる 。  政治 制度 は 、 選挙 権 と 被選挙権 を 持っ た 一定 年齢 以上 の 市民 が 選挙 により 議会 と 行政府 の 長 （ 議会 は 市民 による 直接 選挙 だ が 、 行政府 の 長 は 市民 による 直接 選挙 型 と 議会 による 間接 選挙 型 が ある 。 ） を 選出 し 、 複数 政党 制 や 政権 交代 を 容認 し 、 議会 制 民主 主義 や 議会 政治 や 非 暴力 的 手段 により 、 個別 の 問題 や 社会 全体 の 漸進 的 な 変革 を 目ざす 。 政策 の 実現 は 、 広範 な 市民 運動 ・ 社会 運動 とともに 、 普通 選挙 と それ に 基づく 議会 で の 多数 派 の 形成 により 行わ れる 。 君主 制 廃止 論 を 掲げ て い た 政党 も あり 、 党内 に 共和 制 支持 者 を 持つ 政党 も 多い が ､ イギリス 、 スウェーデン 、 ノルウェー 、 デンマーク 、 オランダ 、 ベルギー 、 スペイン など の よう に 、 政権 獲得 後 も 王室 と 立憲 君主 制 の 統治 形態 を 維持 する 場合 が 多い 。 政治 と 宗教 の 関わり において は 、 政教 分離 原則 を 支持 し 世俗 主義 の 立場 を 採る 。  経済 政策 は 、 自由 競争 市場 経済 を 重視 する とともに 、 自由 競争 市場 経済 により 発生 する 弊害 や 社会 全体 として の 非 最適 な 状態 を 予防 または 是正 する ため に 、 政府 が 自由 競争 市場 経済 を 監視 ・ 管理 ・ 規制 ・ 禁止 ・ 介入 も 重視 し 、 市場 経済 と 政府 が 介入 する 経済 を 併用 する 政策 （ 混合 経済 ） を 採用 し 、 所得 再 分配 による 貧富 の 格差 の 予防 や 是正 を 目指し 、 特に 高 所得 層 や 富裕 層 から 貧困 層 や 低 所得 層 の 人々 へ の 所得 の 再 分配 を 重視 する 。 この 過程 で 社会 民主 主義 政党 が 支持 基盤 と する 労働 運動 ・ 労働 組合 の 役割 が 大きい の も 特徴 で ある 。  社会 政策 は 、 保健 ・ 医療 、 保育 ・ 育児 、 障害 者 の 介護 、 失業 時 の 所得 保障 と 失業 者 に対する 職業 訓練 と 再 就職 支援 、 高齢 者 や 病気 や 障害 による 就労 不可能 者 に対する 年金 など の 社会 保障 政策 を 充実 さ せ 、 社会 政策 や 福祉 や 学校 教育 の 費用 に対する 、 政府 による 全額 負担 または 大 部分 負担 により 、 所得 の 高低 や 財産 の 大小 に 影響 さ れ ず に 、 全て の 市民 が 社会 権 を 享受 できる 社会 、 市民 の 人生 に 発生 する 生活 不安 を 解消 する 社会 を 目指す （ 福祉 国家 論 、 大きな 政府 も 参照 ） 。  西欧 で は 、 社会 民主 主義 政党 が 保守 主義 政党 と 並ぶ 二 大 勢力 として 政権 交代 を 繰り返し 、 北欧 で は 、 社会 民主 主義 政党 が 長期間 政権 を 維持 ・ 運営 し た 実績 が 大きく 、 市場 社会 主義 ・ 議会 制 民主 主義 の 中 で 福祉 ・ 環境 ・ 医療 など を 重視 し た 政策 を 実施 し て いる 。 その 最も 顕著 な 例 が スウェーデン の 社会民主労働党 政権 で ある 。 冷戦 終結 後 に 欧州 連合 に 加盟 し た 東欧 諸国 で も 、 社会 民主 主義 政党 は 主要 な 政治 勢力 の 一つ で あり 、 社会 民主 主義 政党 が 政権 を 維持 ・ 運営 し た 実績 が ある 。  上記 の 社会 民主 主義 の 特徴 や 実績 は 、 共産 主義 に 基づい て ソ連 型 社会 主義 を 実施 し た 国 と 比較 し て 、 著しく 大きな 差異 が ある 。  ソ連 型 社会 主義 を 実施 し た 国 は 、 マルクス や マルクス から 派生 し た マルクス ・ レーニン 主義 （ レーニン 主義 、 スターリン 主義 ） に 基づき 、 多く の 場合 暴力 革命 により 政権 を 奪取 し 、 真 の 複数 政党 制 、 政権 交代 、 三権分立 を 容認 し ない 、 民主 集中 制 ・ 一 党 独裁 制 （ 形 だけ の 複数 政党 制 で ある ヘゲモニー 政党 制 を 含む ） による 政権 が 国家 社会 を 統治 し て い た 。 そこ で は 独裁 政権 に 服従 や 協力 し ない 市民 、 独裁 政権 に対して 批判 や 反対 する 市民 、 独裁 政権 から 反 体制 活動 家 と みなさ れ た （ 誤認 も 含む ） 市民 に対して は 、 政治 的 な 処刑 や 強制 収容 所 へ の 収監 ・ 拷問 により 、 大量 の 殺害 や 自由 の 剥奪 、 人権 の 侵害 を 発生 さ せ た 。 また 著しい 環境 破壊 が 発生 し 修復 さ れ ず 、 自由 競争 市場 経済 を 大きく 制限 し て 政府 による 管理 統制 計画 経済 を 遂行 し た 。 資本 主義 経済 を 実施 し た 国 と 比較 し て 、 経済 の 規模 や 発展 において 著しく 大きな 差 を つけ られ 、 社会 主義 ・ 共産 主義 の 目的 を 実現 でき なかっ た 。  その よう な ソ連 型 社会 主義 の 現実 と 比較 し て 、 社会 民主 主義 は 経済 の 発展 と 実質 ・ 実態 として の 政治 的 ・ 経済 的 ・ 社会 的 な 公正 や 機会 平等 、 人権 保護 、 環境 保護 を 実現 または 追求 する とともに 、 国際 協調 と 国際 社会 と の 共生 を 追求 し て き た 。  上記 の 政治 制度 は 社会 民主 主義 に 固有 の 制度 で は なく 、 議会 制 民主 主義 の 政治 制度 を 採用 し て いる 国 は 、 どこ の 国 で も 同じ で ある 。 また 、 上記 の 経済 政策 は 社会 民主 主義 に 固有 の 政策 で は なく 、 20 世紀 以降 、 自由 主義 や 保守 主義 の 政党 も 社会 政策 を 重視 し て 古典 的 自由 主義 で は 否定 さ れ て い た 政府 による 経済 介入 や 公的 福祉 制度 を 取り入れ た 政策 を 採用 する よう に なっ た 。  ただし 社会 政策 を 重視 し た 保守 主義 で ある 社会 保守 主義 や 、 自由 とともに 公正 を 重視 し た 自由 主義 で ある 社会 自由 主義 と は 社会 政策 の 根拠 と する 理念 が 異なり 、 また 社会 民主 主義 は 私有 財産 の 修正 を 視野 に 入れる こと が ある 点 で 自由 主義 や 保守 主義 と は 異なる 。  環境 主義 は 社会 民主 主義 と の 親和 性 が 高く 、 1980 年代 以降 の 社会 民主 主義 政党 の 多く が エコロジー を 理念 に 取り入れ た ほか 、 世界 各国 の 緑の党 の 多く も 社会 民主 主義 または 社会 自由 主義 に 近い 政策 を 掲げる 。 ただし 、 欧州 の 緑の党 の 多く は 反戦 を 理念 に 掲げる 党 が 多く 、 安全 保障 政策 をめぐって 社会 民主 主義 政党 と 対立 する こと が しばしば ある 。  社会 民主 主義 は 社会 的 連帯 を 重視 し て 社会 保障 制度 を 充実 さ せ 、 その 財源 として 市民 の 税金 や 社会 保険 料 の 負担 率 が 高く 、 特に 所得 税 や 社会 保険 料 の 企業 負担 を 重視 する 高 負担 ・ 高 福祉 政策 は 、 社会 民主 主義 の 最大 の 特徴 で ある 。  欧州 の 社会 民主 主義 政党 は 、 国内 において 追求 ・ 実現 し て いる 政策 を 世界 的 に も 追求 ・ 実現 しよ う として 外交 政策 を 遂行 し て いる 。  政治 制度 に対して は 、 独裁 政権 による 自 国民 に対する 政治 的 な 理由 による 人権 侵害 の 予防 や 解消 を 働きかけ 、 非 民主 的 政治 制度 の 国 に対する 政治 の 民主 化 や 参政 権 の 獲得 を 支援 し て いる 。 その 結果 として 、 独裁 政権 ・ 軍事 政権 から 民主 的 政治 制度 に 変革 し た 国 は 増加 傾向 で ある 。  経済 や 産業 に対して は 、 開発 途上 国 や 低 開発 国 に対して 、 貧困 による 自由 権 ・ 平等 権 ・ 社会 権 の 侵害 を 予防 し 自由 権 ・ 平等 権 ・ 社会 権 を 全て の 諮問 に 実現 する ため に 、 インフラストラクチャー の 建設 や 産業 育成 や 非 識字 の 減少 ・ 根絶 や 教育 水準 の 向上 を 支援 し 、 その ため の 技術 ・ 資金 ・ 専門 家 による 支援 を 政府 や 企業 名 NGO の 活動 として 行っ て いる 。 その 結果 として 、 先進 国 も 開発 途上 国 も 低 開発 国 も 、 乳幼児 死亡 率 は 減少 し 、 平均 寿命 と 平均 健康 寿命 は 上昇 し 、 非 識字 率 は 低下 し 中等 ・ 高等 教育 を 受ける 率 は 増加 し 、 人口 一 人 当たり の 所得 は 増加 し 、 経済 や 財政 に対する 社会 保障 支出 の 割合 が 増加 し 、 国際 連合 が 規定 する 人間 開発 指数 は 向上 する 傾向 で ある 。  戦争 や 武力 紛争 、 軍事 に対して は 、 戦争 や 武力 紛争 の 予防 と 現在 進行 中 の 戦争 や 武力 紛争 を 終結 さ せる ため の 和平 の 提案 や 斡旋 、 大量 破壊 兵器 や 被害 度 が 大きい 通常 兵器 の 禁止 や 規制 、 過剰 な 軍事 力 の 縮小 を 提案 し て いる 。 その 結果 として 、 クラ スター 弾 に関する 条約 の 採択 、 パレスチナ 紛争 の 解決 を 目ざす オスロ 合意 、 スリランカ 内戦 の 和平 斡旋 など の 成果 に なっ た 。  イギリス の 労働党 の アトリー 政権 は 朝鮮 戦争 に 参戦 および 核兵器 の 維持 、 ブレア 政権 は コソボ 空爆 ・ イラク 飛行 禁止 区域 へ の 空爆 ・ アフガニスタン 戦争 ・ イラク 戦争 へ の 参戦 および 核兵器 の 維持 、 フランス の 社会党 の ミッテラン 政権 は 湾岸 戦争 に 参戦 および 核兵器 の 維持 、 オランド 政権 は マリ 北部 紛争 に 空爆 で 介入 および 核兵器 の 維持 、 ドイツ の ドイツ 社会民主党 の シュレーダー 政権 は コソボ 空爆 ・ アフガニスタン 戦争 の 国際 治安 支援 部隊 に 参加 、 スウェーデン の スウェーデン 社会民主労働党 の ペーション 政権 は アフガニスタン 戦争 の 国際 治安 支援 部隊 に 参加 する など 、 軍拡 や 自国 の 防衛 以外 の 国外 へ の 戦争 や 武力 行使 に 参加 し た 事例 も 多数 存在 する 。  アジア で は 大韓民国 の 民主 労働党 、 シンガポール の 人民 行動 党 など の 社会 民主 主義 を 掲げる 政党 は 存在 する が 、 これら の 政党 は 様々 な 点 で 欧州 型 の 社民 政党 と 大きく 異なる 。 韓国 の 民主 労働党 （ 社会 主義 インターナショナル に は 非 加盟 ） は 共産 主義 の 流れ を 汲む 北朝鮮 と の 関係 が 深い 点 に 特徴 が ある 。 こうした 民主 労働党 の 対 北朝鮮 政策 に 反発 し た 党内 の グループ は 2008 年 に 進歩 新党 を 結成 し て いる 。 また シンガポール の 人民 行動 党 は あまり の 権威 主義 体制 、 言論 や 表現 の 自由 に対する 抑圧 によって 社会 主義 インターナショナル を 追放 さ れ 、 実質 的 に 保守 政党 と 化し た 。 また 南 アジア に は インド 国民 会議 、 スリランカ 自由党 など 社会 民主 主義 （ 現地 で は 主 に 民主 社会 主義 という ） を 掲げる 有力 政党 が 存在 する が 、 社会 主義 インターナショナル に は 加盟 し て い ない 。 いっぽう パキスタン 人民 党 、 ネパール 会議 派 など 社会 主義 インターナショナル に 加盟 し て いる 政党 も ある 。 日本 で は 、 過去 に 日本 社会党 や 同 党 から 分離 し た 民社党 が 社会 主義 インターナショナル に 加盟 し て 国会 に 一定 の 勢力 を 築い て い た が 、 1990 年代 以後 の 政界 再編 により 、 現在 、 社会 民主 主義 を 標ぼう する 政党 は 社会党 の 後継 の 社会民主党 が 僅か ながら の 議席 を 保持 する に 留まっ て いる 。  アメリカ合衆国 の 社会 民主 主義 勢力 は 群小 政党 の アメリカ 民主 社会党 や アメリカ 社会民主党 など で 有力 で は ない 。 ただし 現在 、 連邦 上院 に 1 名 、 社会 主義 （ 民主 社会 主義 ） を 掲げる 無所属 の バーニー・サンダース 議員 が 存在 する 。 ほか に 連邦 下院 の 民主党 議員 に も 社会 主義 者 が おり 、 民主党 内 左派 の 一部 と なっ て いる 。  カナダ で は 欧州 型 社民 主義 政党 に 近い 政党 として 新 民主党 が あり 、 保守 主義 の カナダ 保守党 に 次ぐ 第 2 勢力 と なっ て いる （ 2011 年 の 総 選挙 で リベラリズム の カナダ 自由党 を 上回る 成績 を 挙げ た ） 。 また ケベック 州 の 地域 政党 ・ ブロック ・ ケベコワ も 社会 民主 主義 を 掲げ て いる 。  ラテンアメリカ （ 中南米 ） 諸国 に は 社会 民主 主義 政党 は 多い ものの 、 長く ポピュリズム の 影響 が 強い など 独自 の 色彩 が 強かっ た が 、 現在 は 多く の 国 で 社会 主義 ・ 共産 主義 勢力 とも 連携 し 左派 ブロック を 形成 し て いる 。 中南米 で の 左翼 政権 の 増加 に 大きく 寄与 し て いる が 、 同時に ナショナリズム 色 も 強い 場合 が 多い 。  アフリカ 諸国 に も 社会 民主 主義 政党 は ある が 、 植民 地 から 独立 する 前後 に 旧 宗主 国 で ある 西欧 の 強い 影響 下 で 結成 さ れ た ものの 、 実際 に は 特定 の 部族 の 利益 を 代表 し て いる 場合 が 多い 。 しかし 南アフリカ 共和 国 で 長い 闘争 によって 白人 支配 の アパルトヘイト 体制 から の 解放 を 勝ち取っ た アフリカ 民族 会議 の よう に 、 部族 の 枠 を 超え た 国民 政党 に 脱皮 し た 例 も み られる 。  1980 年代 以降 の 新 自由 主義 の 台頭 を 受け 、 20 世紀 末 の 西欧 で は 「 新しい 社会 民主 主義 」 と 呼ば れる 、 市場 の 役割 を より 重視 し た 中道 左派 政党 による 政権 や 、 保守 ・ 中道 政党 と の 連立 政権 が 誕生 し た 。  イギリス の イギリス 労働党 の トニー ・ ブレア が 唱え た 「 第 三 の 道 」 路線 は 、 リベラル 左派 勢力 が 主張 する 社会 自由 主義 的 な 思潮 とも 符合 し 、 他 の 西欧 社会 民主 主義 政党 に も 少なから ぬ 影響 を 与え た 。  ドイツ の ドイツ 社会民主党 で も 、 ゲアハルト・シュレーダー が 「 新 中道 」 路線 を 推し進め た が 、 これ に 反対 する 最 左派 の 党員 が 離党 し 新党 、 「 左翼 党 」 を 結成 し た 。  イタリア で は 東欧 革命 に 前後 し て 、 イタリア 共産党 が 衣替え し て 左翼 民主党 （ 左翼 民主 主義 者 に 改称 、 現在 は 民主党 ） に 改め られ た 。  ハンガリー 社会党 など の よう に 冷戦 時代 の 東欧 諸国 の 共産党 が 社会 民主 主義 政党 へ と 転換 し た 例 が ある 。オペレーションズ ・ リサーチ （ 英語 ： operations   research 、 米 ） 、 オペレーショナル・リサーチ （ 英語 ： operational   research 、 英 、 略称 ： OR ） は 、 数学 的 ・ 統計 的 モデル 、 アルゴリズム の 利用 など によって 、 さまざま な 計画 に際して 最も 効率 的 に なる よう 決定 する 科学 的 技法 で ある 。  複雑 な システム の 分析 など における 意思 決定 を 支援 し 、 また 意思 決定 の 根拠 を 他人 に 説明 する ため の ツール で ある 。 また ゲーム 理論 や 金融 工学 など も OR の 応用 として 誕生 し た もの で あり 、 OR は 政府 、 軍隊 、 国際 機関 、 企業 、 非 営利 法人 など 、 さまざま な 組織 に 意思 決定 の ため の 数学 的 技術 として 使用 さ れ て いる 。  OR の 研究 で は 、 線形 計画 法 （ linear   programing ） 、 動的 計画 法 、 順列 組み合わせ 、 確率 、 最適 化 および 待ち 行列 理論 、 微分 方程式 、 線形 代数 学 など の 数学 的 研究 を 踏まえ て 現実 の 問題 を 数理 モデル に 置き換える 。 その こと で 、 合理 化 さ れ た 意思 決定 が 可能 と なる だけ で なく 、 定量 的 な 問題 について も 最適 化 を 行う こと が できる 。 近年 は 計算 機 を 用い て 煩雑 な 計算 を 実行 する 方法 を 研究 する こと が 多い 。  また 、 OR は 特定 の 領域 の 問題 だけ で なく 幅広い 領域 に 応用 する こと が 可能 で あり 、 学際 的 な 研究 分野 で ある と も 言える 。  現代 の OR の 研究 は 軍事 的 関心 と 経済 的 関心 から 行わ れ て いる が 、 歴史 的 に OR の 初期 の 頃 の 研究 者 は 軍事 的 関心 から 研究 を 進め て き た 。 イギリス の フレデリック・ランチェスター は 第 一 次 世界 大戦 中 に 両 軍 の 戦闘 部隊 の 戦力 が 戦闘 の 結果 と どの よう に 関係 し て いる か を 研究 し て ランチェスター 方程式 を 確立 し た 。 同 時期 に ロシア の M . オシポフ も 独自 の 研究 によって オシポフ 方程式 を 研究 し て いる 。 しかしながら 、 これら の 研究 は 先駆 的 な 研究 で は あっ た ものの 、 その 価値 が 見出さ れ て 本格 的 に 研究 さ れる の は 第 二 次 世界 大戦 から で あっ た 。  戦 間 期 において も イギリス で は OR の 発展 が 見 られ 、 ルイス ・ フライ ・ リチャードソン は 線型 方程式 を 第 一 次 世界 大戦 の 軍備 拡張 競争 に 応用 する 研究 成果 を 挙げ て い た が 、 これ も 彼 の 著作 が 1950 年 に 再 出版 さ れる まで 広く 知ら れる こと は なかっ た 。 また ロシア で は レオニード・カントロヴィッチ は 工場 の 生産 性 を 増大 さ せる ため に 多種 多様 な 原材料 の 配分 、 個々 の 機械 的 作業 、 供給 者 へ の 発注 など を 数学 的 に 解く こと が できる という 革新 的 な OR 研究 の 方法 を 示し た が 、 この 研究 も 受け継が れる こと は なかっ た 。  第 二 次 世界 大戦 が 勃発 する と OR は アメリカ と イギリス の 科学 者 たち によって 組織 的 に 研究 さ れる よう に なり 、 イギリス の パトリック ・ ブラケット は ドイツ 海軍 の 潜水 艦 （ U ボート ） が 実施 し た 群 狼 作戦 の 脅威 に 対処 し 、 また イギリス 本土 の 防空 戦術 を 確立 する ため の OR が 研究 さ れ た 。  1941 年 に ブラケット は ロイヤル・エアクラフト・エスタブリッシュメント ( RAE ) から 海軍 に 移籍 し 、 最初 は イギリス 空軍 の 沿岸 司令 部 ( Coastal   Command ) で 研究 し た のち 、 1942 年 に は イギリス 海軍 本部 で 研究 し た 。 沿岸 司令 部 オペレーショナル・リサーチ・セクション ( CC - ORS ) における ブラケット の チーム に は 、 その後 ノーベル 賞 を 受賞 する こと に なる 学者 が 二 人 含ま れ て おり 、 その他 の メンバー も その後 それぞれ の 分野 で 第一人者 に なっ て いく こと に なる 優秀 な 面々 が そろっ て い た 。 彼ら は 戦争 遂行 に かかわる 数 多く の 重要 な 分析 業務 に 携わっ た 。  たとえば 当時 、 イギリス は 輸送 船 の 損害 を 抑える ため に 護送 船団 方式 を 採用 し て い た が 、 これ について 、 商船 に 軍艦 を 随伴 さ せる べき だ という 原則 について は だいたい 意見 が 一致 し て い た が 、 船団 の 規模 の 大小 について は 意見 の 一致 が なかっ た 。 船団 は いちばん 遅い 船 に 合わせ て 移動 する ので 、 小さな 船団 の 方 が 速力 が 速い 。 また 、 小さな 船団 の 方 が ドイツ 海軍 の U ボート に 発見 さ れ にくい はず だ という 意見 も あっ た 。 一方 、 多数 の 船団 を まとめ て 大きな 護送 船団 を 組む よう に すれ ば 、 それだけ 多く の 軍艦 を 護衛 に 付ける こと が 出来る 。 ブラケット の スタッフ は 、 船団 の 被害 は その 全 船舶 数 より も 、 むしろ 護衛 艦 の 数 に 大きく 依存 し て いる 事 を 示し た 。 したがって 、 大きな 護送 船団 を 組ん で 船団 の 数 を 減らし た 方 が 、 小さな 護送 船団 を 何 度 も 出す より も 護衛 し やすい という の が 彼ら の 結論 だっ た 。  また 、 イギリス 空軍 沿岸 司令 部 が 敵 潜水 艦 を 捜索 ・ 撃沈 する 際 に 用い て いる 方法 を 解析 し た 際 に は 、 アナリスト の 一 人 が 航空機 の 色 は 何 色 な の か と 尋ね た 。 対 潜 任務 に あたっ て いる 航空機 の ほとんど は 爆撃 司令 部 の 所属 で 、 夜間 作戦 用 の 黒色 塗装 と なっ て い た 。 CC - ORS の 提言 により 、 昼間 作戦 において 、 黒色 塗装 が 北大西洋 の 灰色 の 空 を 背景 と し た カモフラージュ 効果 の 点 で 最適 か どう か 、 確かめる 実験 が 行わ れ た 。 実験 により 、 白色 塗装 の 航空機 は 平均 で 黒色 塗装 の 航空機 より 20 % 近い 位置 まで 来 なけれ ば 発見 でき ない 事 が 示さ れ た 。 この 変更 を 行え ば 敵 潜水 艦 の 発見 回数 当たり の 攻撃 ・ 撃沈 数 は これ まで の 30 % 増 と なる はず だっ た 。  CC - ORS が 手がけ た 他 の 仕事 として は 、 航空機 投下 型 の 爆雷 の 爆発 深度 を 平均 100 フィート から 25 フィート に 変更 すれ ば 、 撃沈 率 が 向上 する だろ う と 提言 し た もの が ある 。 その 理由 は 、 イギリス 軍機 が U ボート に 到達 する 直前 に なっ て U ボート 側 が 英軍 機 を 発見 し た 場合 、 100 フィート の 爆発 深度 で は U ボート に 損害 を 与え られ ない と 考え られ （ U ボート が 100 フィート まで 潜航 できる ほど の 十分 な 時間 は ない はず だ ） 、 また U ボート 側 が かなり 遠く から 英軍 機 を 発見 し た 場合 は 、 U ボート は 潜航 し て から 針路 を 変更 する 十分 な 時間 が ある ので 、 爆雷 の 有効 半径 20 フィート 内 に その U ボート が いる 可能 性 は 低い と 考え られる から で あっ た 。 したがって 、 標的 の 位置 を 推測 する しか ない 深い 所 で の 撃沈 を 試みる より も 、 標的 の 位置 が よく 分かる 水面 近く の 潜水 艦 を 攻撃 する 方 が 有効 で あっ た 。 爆発 深度 の 設定 を 100 フィート から 25 フィート に 変更 する まで は 、 潜航 し た U ボート の 1 ％ が 撃沈 さ れ 、 14 ％ が 損傷 を 受け た が 、 変更 後 は 7 ％ が 撃沈 さ れ 、 11 ％ が 損傷 を 受け た （ 特に 、 潜水 艦 が 浮上 時 に 発見 さ れ た 場合 は 、 攻撃 前 に 潜航 でき た として も 、 成績 は 11 ％ 撃沈 、 15 ％ 損傷 に 向上 し た ） 。 ブラケット は 感想 として 「 この よう な 些細 で 単純 な 戦術 の 変更 によって 、 これ ほど 作戦 （ オペレーション ） 上 の 利益 が あがっ た 例 は 数える ほど しか ない で あろ う 」 と 述べ て いる 。  イギリス 空軍 爆撃 司令 部 （ Bomber   Command ） の オペレーショナル・リサーチ・セクション ( BC - ORS ) で は 、 爆撃 司令 部 が 行っ た 調査 報告 を 分析 し た 。 この 調査 で は 、 爆撃 司令 部 は ある 期間 中 に ドイツ へ の 爆撃 任務 から 帰還 し た 全て の 爆撃 機 を 調査 し て い た 。 ドイツ 防空 部隊 （ 対空 砲 ） から 受け た 損傷 を すべて 記録 し た 上 で 、 機体 の 最も 損傷 の ひどい 箇所 に 装甲 板 を 追加 す べき と 勧告 し て い た 。 この 勧告 は 採用 さ れ なかっ た 。 なぜなら 、 その 箇所 に 損傷 を 受け て も 生還 し て いる という こと は 、 その 箇所 は たいして 重要 で ない という こと で あり 、 そんな 箇所 に 装甲 板 の 重量 を 加えれ ば 、 航空機 の 運動 性 に 悪影響 を 与える から で ある 。 また 、 航空機 の 乗員 の 一部 を 削減 すれ ば 航空機 一 機 あたり の 人的 被害 を 軽減 できる と する 爆撃 司令 部 から の 提案 も 、 空軍 司令 部 により 却下 さ れ た 。 ブラケット の チーム は 、 帰還 し た 爆撃 機 が 無傷 だっ た 箇所 に こそ 装甲 板 を 追加 す べき だ という 論理 的 な 勧告 を 行っ た 。 その 理由 は 、 爆撃 司令 部 の 調査 で は イギリス に 生還 し た 機体 だけ を 調査 し た ため 、 バイアス が かかっ て いる から で ある 。 生還 し た 機体 において 無傷 な 箇所 は 、 おそらく 機体 の 重要 部分 で ある 。 つまり そこ に 敵 弾 が 当たれ ば 、 撃墜 さ れ て しまっ て 帰還 でき ない の で ある （ したがって 無傷 の 航空機 だけ が 生還 できる こと に なる ） 。  「 費用 対 効果 」 は オペレーションズ ・ リサーチ で 多用 さ れる 指標 で ある 。 連合 軍 側 の 航空機 の 飛行 時間 を 投入 し た 「 費用 」 と し 、 ある 海域 で 発見 でき た U ボート の 数 を 得 られ た 「 効果 」 として 比較 すれ ば 、 より 費用 対 効果 の 高い 地域 に 航空機 を 振り向ける こと が できる 。 「 費用 対 効果 」 の 比較 によって 、 計画 に 有用 な 「 有効 比率 」 を 割り出す こと も でき た 。 例えば 撃沈 一 隻 あたり の 機雷 敷設 数 は 60 個 という 比率 は 、 さまざま な 戦 例 において 共通 で あっ た （ イギリス の 港 に対する ドイツ 軍 の 機雷 、 ドイツ の 海上 ルート における イギリス 軍 の 機雷 、 日本 の 海上 ルート における アメリカ 軍 の 機雷 ） 。  また アメリカ で は 1942 年 に アメリカ 海軍 は オペレーションズ ・ リサーチ ・ グループ ( ORG ) を 設置 し て 、 特定 の 部隊 を どの 地域 に 派遣 する の か 、 部隊 の 訓練 計画 を どの よう に 立案 する の か 、 膨大 な 部隊 に どの よう に 補給 や 整備 を 計画 的 に 行う の か 、 など の 問題 が 数学 的 に 研究 さ れ た 。 これら の 研究 成果 として 対 潜 戦 に 用いる 捜索 理論 、 戦略 爆撃 で の 費用 分析 など が 見 られる 。 沖縄 戦 にて 沖縄 本島 近海 に 展開 し た 連合 軍 艦隊 における 特攻 対策 に も 応用 さ れ て いる 。  アメリカ で は オペレーション ・ リサーチ により 、 マリアナ 諸島 から の B - 29 による 日本 爆撃 における 標的 命中 率 は 2 倍 に なっ た 。 これ は 飛行 時間 の 中 の 訓練 比率 を 4 ％ から 10 ％ に 引き上げ た ため で ある 。 また 、 1 隻 の 潜水 艦 が 担当 哨戒 海域 で 発見 し た 目標 に 、 他 の すべて の 潜水 艦 が 攻撃 できる ため の もっとも 有効 な 編成 は 、 3 隻 チーム で ある こと も 解明 し た 。 また 夜間 戦闘 機 に は 、 それ まで の ツヤ 消し の 迷彩 塗装 より も 、 ツヤ の ある エナメル 塗装 が 最も 有効 な カモフラージュ と なり 、 更に 表面 の 滑らか な 仕上げ により 表面 摩擦 も 下がり 対 気 速度 も 増す 事 を 突き止め た 。  陸上 で は 、 イギリス 軍需 省 の 陸軍 オペレーショナル・リサーチ・グループ ( AORG ) の オペレーショナル・リサーチ 分隊 （ 複数 ） は ノルマンディー 上陸 作戦 とともに 上陸 し 、 ヨーロッパ 大陸 を 進軍 し て いく イギリス 軍 について 歩い た 。 彼ら は 砲撃 、 爆撃 、 対 戦車 射撃 の 有効 性 など について 解析 を 行っ た 。  戦後 出版 さ れ 、 1952 年 頃 日本 に 輸入 さ れ 、 初期 の OR 普及 に 貢献 し た   and   G . E . Kimball :  " Methods   of   Operational   Research "（『 OR の 方法 』 ） に 軍事 関係 の 事例 が 掲載 さ れ て いる の は 、 こうした 背景 を 持っ て いる から で ある 。  日本 において も 、 第 二 次 世界 大 戦時 に 数学 や 統計 学 の 専門 家 を 集め た 同様 の 組織 が 存在 し た 。 後藤 正夫 に よれ ば 、 内閣 に 戦力 計算 室 が 設置 さ れ 、 ニューギニア の 戦い において の 戦力 見積もり 、 部隊 配置 を 研究 し て いる 。 しかし 、 東条 英機 内閣 総理 大臣 が 視察 を 行っ た 際 、 その 日 を 以 って 廃止 さ れ た と 言う 。 この よう に 、 研究 が なさ れ た と いっ て も 、 その 量 や 積極 性 において は 米 英 より 劣る よう な エピソード で あっ た 。 この 時代 の OR は 理論 化 が 十分 で は なく 、 経験 を 定式 化 し た もの で も OR によって 導き出さ れ た 結果 と 大同小異 で あっ た 旨 の 反論 が なさ れ て いる 。 永井 は 上述 の 護送 船団 問題 や 艦艇 の 航空 攻撃 回避 問題 において 日 米 が 最終 的 に 導き出し た 回避 法 に 共通 する 性質 が あっ た こと を 指摘 し て おり 、 日本 の 成功 例 として は 「 航空機 による 攻撃 効果 問題 」 と も 言う べき 空母 の 運用 問題 で ある 、 第 一 航空 艦隊 の 空母 集中 配備 を 例示 し た 。  1947 年 に なっ て アメリカ 空軍 に 最適 計画 の 科学 的 計算 ( SCOOP ) と 呼ば れる 研究 団 が 設置 さ れ 、 この 研究 団 の 中心 的 人物 で あっ た が 1948 年 に 線型 計画 法 を 確立 し た 。 1951 年 に ケンドール によって 待ち 行列 理論 、 1952 年 に ベル マン によって 動的 計画 法 など 、 OR に 欠か せ ない 数学 的 手法 が 数多く 提唱 さ れ 、 OR の 発展 に 大きく 寄与 し た 。  1955 年 、 防衛庁 に OR 専門 の 組織 が 設立 さ れ 、 1957 年 、 イギリス に 遅れる こと 10 年 、 日本 に も 日本 オペレーションズ ・ リサーチ 学会 が 組織 さ れ た 。 同 学会 は 、 CiNii にて 機関 誌 『 オペレーションズ ・ リサーチ 』 の 過去 記事 を 、 見出し に とどまら ず 本文 も 閲覧 可能 （ オープン アクセス 状態 ） と し て いる 学会 の ひとつ で ある 。  1980 年 4 月 に は 中華人民共和国 において も 学会 設立 に 至っ て いる 。 なお 、 フランス で は 1901 年 に は この 種 の 学会 の 設立 に 至っ て いる が 、 本格 的 な 発展 は 1950 年 以降 の よう で ある 。持株 会社 （ もち かぶ が いしゃ ） と は 、 他 の 株式会社 を 支配 する 目的 で 、 その 会社 の 株式 を 保有 する 会社 を 指す 。 ホールディングカンパニー （ Holding ＝ 保持 、 保有 ） と も 呼ぶ 。 他 の 株式会社 の 株式 を 多数 保有 する こと によって 、 その 会社 の 事業 活動 を 支配 する こと を 事業 と し て いる 会社 で ある 。  本業 を 行う 一方 で 、 他 の 会社 を 支配 する もの を 事業 持株 会社 、 他 の 会社 の 支配 を 本業 と する もの を 純粋 持株 会社 と 呼ぶ が 、 一般 に 「 持株 会社 」 といった とき は 後者 を 指す 。 後述 の 抜殻 方式 で 持株 会社 化 し た とき に ほんの 一部 でも 事業 が 残っ て いる （ 残さ ざる を 得 ない ） 場合 は 純粋 持株 会社 と 呼ば ない こと が ある 。  また 、 持株 会社 の 傘下 で 、 似通っ た 事業 を 行う 子会社 を 束ねる 「 中間 持株 会社 」 と 呼ば れる 形態 も ある （ ソフトバンク グループ 株式会社 の 子会社 など が 採用 し て いる ） 。  「 A 株式会社 」 と 「 B 株式会社 」 を 経営 統合 さ せ 、 その 際 の 持株 会社 に 「 AB ホールディングス 株式会社 」 という 形式 で 名付ける ケース も 多く 、 大半 の 持株 会社 が 「 ○ ○ ホールディングス 」 と 名付け られ て いる 。 金融 持株 会社 について は 、 フィナンシャルグループ と する 系統 と ホールディングス と する 系統 、 両者 の 混合 系 や どちら で も ない 系統 が 見 られる 。  「 ホールディングス 」 （ 英 ： Holdings ） は 、 ローマ字 表記 を 用いる 場合 、 日本 で は 通例 的 に " HD " と 略さ れる 場合 が 多い （ 例 ： JFE   HD )。  「 ホールディングス 」 を 名乗る 会社 が 純粋 持株 会社 と は 限ら ない 。 （ 例 ： 両備 ホールディングス 、 ツネイシホールディングス 、 ケーズホールディングス 。 いずれ も 事業 持株 会社 ） 。 逆 に 、 （ 純粋 ） 持株 会社 の 社名 を 「 ○ ○ △ △ ホールディングス 」 と する 義務 も 存在 し ない （ 例 ： イオン 、 キッコーマン 、 寿 スピリッツ 。 いずれ も 自身 は 事業 を 行わ ない 純粋 持株 会社 ） 。  純粋 持株 会社 で も 事業 持株 会社 で も ない ただ の 事業 会社 が 商号 に 「 ホールディングス 」 を 名乗る こと も ある 。 会社 法 上 、 持株 会社 で ない 会社 が 「 ホールディングス 」 と 名乗る こと に 制約 は なく 、 これ は 国際 展開 も 海外 取引 も し ない 会社 の 「 ○ ○ インターナショナル 」 や 、 海外 法人 の 日本 現地 法人 で は ない 会社 の 「 < 外国 語 名 > ジャパン 」 や 「 < 外国 語 名 > ・ アジア ・ リミテッド 」 など と 同様 で ある 。  日本 で は 持株 会社 の 定義 は 会社 法 に は 無く 私的 独占 の 禁止 及び 公正 取引 の 確保 に関する 法律 （ 独占 禁止 法 。 以下 「 独禁法 」 ） に ある 。  独禁法 第 9 条 第 4 項 で は 、 「 子会社 の 株式 の 取得 価額 （ 最終 の 貸借 対照 表 において 別 に 付し た 価額 が ある とき は 、 その 価額 ） の 合計 額 の 、 当該 会社 の 総 資産 の 額 に対する 割合 が 百 分の 五 十 を 超える 会社 」 を 持株 会社 と 定義 し て いる 。  日本 で は 、 戦前 の 財閥 本社 が 純粋 持株 会社 の 形態 を 採っ て い た 。 しかし 、 戦後 に 制定 さ れ た 過度 経済 力 集中 排除 法 によって 財閥 解体 が 行わ れ 、 また 、 独禁法 によって 、 持株 会社 たる 会社 の 設立 及び 既存 の 会社 の 持株 会社 化 が 禁止 さ れ た 。 その後 、 金融 ビッグバン の 一環 で 1997 年 に 同 法 改正 によって 純粋 持株 会社 が 解禁 さ れ た 。 解禁 後 の 第 1 号 は 、 同年 に 株式会社 神戸 セントラル 開発 が 商号 を 変更 し 純粋 持株 会社 と なっ た 株式会社 ダイエーホールディングコーポレーション で ある （ その後 、 同社 は ダイエー グループ の 経営 悪化 による 合理 化 で 2001 年 に 解散 ） 。  上場 会社 において は 、 1999 年 に 大和證券 株式会社 が 商号 を 変更 し 純粋 持株 会社 と なっ た 株式会社 大和証券 グループ 本社 が 第 1 号 で ある 。  近年 は 、 2 社 以上 の 経営 統合 において 、 共同 で 持株 会社 を 設立 し て 両社 が その 子会社 と なっ た のち に 、 合併 など の 再編 を 行う 事例 が 多く なっ て いる 。 また 、 持株 会社 が 子会社 （ 株式 移転 方式 で は 旧 親会社 が 持株 会社 ） を 合併 し て 事業 会社 に 戻す 事例 も 出 て いる 。  持分 会社 を 創設 する 方法 に は 株式 移動 方式 と 抜殻 方式 が ある 。  株式 移動 方式 と は 既存 の 事業 会社 の 事業 を 継続 さ せ た まま 、 その 株主 の 保有 する 株式 を 持株 会社 と なる 上位 会社 の 株式 に 移動 さ せる こと で 各 事業 会社 を 傘下 に 収める 方法 で ある 。 株式 移転 や 株式 交換 が 代表 例 で ある が 、 既存 の 事業 会社 の 株主 による 株式 の 現物 出資 、 株式 公開 買付け による 方法 も これ に 含ま れる 。  持株 会社 と なる 完全 親会社 を 株式 移転 によって 新規 に 設立 する もの で ある 。 複数 の 会社 による 株式 移転 は 合併 代替 方式 と も 呼ば れる 。 主 な 例 は 、 株式会社 バンダイナムコホールディングス 、 セガサミーホールディングス 株式会社 、 株式会社 テレビ 東京 ホールディングス など 。 この 場合 、 子会社 株式 は 旧 親会社 が 保有 し た まま な ので 、 必要 に 応じ て 旧 親会社 の 会社 分割 か 株式 譲渡 の 手続き を 取っ て 子会社 管理 事業 を 承継 する こと が ある 。  既存 の 会社 を 株式 交換 によって 完全 親会社 に 仕立て 上げる もの で ある 。 これ を 採用 し て 持株 会社 体制 に 移行 し た もの は 、 株式会社 みずほ フィナンシャルグループ 、 株式会社 メルコ ホールディングス 、 キョーリン 製薬 ホールディングス 株式会社 など 。  他 、 きわめて 特殊 な 例 で は 、 民事 再生 法 の 適用 を 申請 し た 企業 （ 再生 企業 ） が 100 % 減資 し た うえ で 既存 の 会社 が 新た に 再生 企業 に 全額 出資 し た ケース も あっ た 。 株式会社 そご う および 系列 地域 会社 12 社 は 100 % 減資 を 行い 、 休眠 会社 の 株式会社 十 合 （ 後 の ミレニアムリテイリング → そごう ・ 西武 ） が 新た に これら 13 社 に それぞれ 全額 出資 、 再生 13 社 は 資本 親子 関係 が 切れ 、 十 合 を 完全 親会社 と する 兄弟 会社 と なっ た 。 株式会社 十 合 は 、 その 経緯 から 「 受け皿 会社 」 と 当時 表現 さ れ た が 、 持株 会社 そのもの で ある 。  その他 の 特殊 な ケース として は 、 国有 化 状態 で あっ た 足利銀行 の 受け皿 として 、 野村 グループ など が 出資 し て 足利 ホールディングス を 設立 し 、 国 が 保有 する 足利銀行 の 全 株 を 足利 ホールディングス が 引き受ける 形 で 、 足利 ホールディングス が 足利銀行 の 持株 会社 化 し た という ケース も ある 。 あるいは 、 ケーズホールディングス の よう に 、 地域 事業 会社 を 子会社 化 する 過程 の 中 で 、 事業 会社 の まま 「 ホールディングス 」 と つい た ケース も ある （ 直接的 に は 、 ギガスケーズデンキ という 商号 だっ た 当時 、 デンコードー を 子会社 化 し た こと から 改称 し た こと による ） 。  抜殻 方式 は 既存 の 事業 会社 が 行っ て いる 事業 を 別 会社 に すべて 移管 さ せ た うえ で 持株 会社 と なる 方法 。 事業 会社 から 事業 を 抜き取り 持株 会社 に 移行 する こと から 抜殻 方式 と 呼ば れる 。 会社 分割 の ほか 、 事業 を 現物 出資 する こと による 事業 子会社 の 設立 や 、 金銭 出資 により 設立 し た 子会社 へ の 事業 譲渡 による 方法 が これ に 含ま れる 。  子会社 を 多く 有し 、 事業 会社 で あり ながら グループ 統括 会社 で あっ た 会社 が 、 事業 と グループ 統括 を 切り離す 際 に よく 用い られる 。 日本電信電話 株式会社 、 旭化成 株式会社 、 セイコー 株式会社 、 日本テレビ放送網 株式会社 、 株式会社 東京放送 、 株式会社 フジテレビジョン 、 イオン 株式会社 など が 採用 し て いる 。  純粋 持株 会社 のみ を 挙げ た 。資本 減少 ( し ほん げん しょ う ) と は 、 株式会社 、 有限 会社 において 法定 の 手続き に従い 資本 の 総額 を 減少 さ せる こと 。 略し て 減資 （ げん し ） と も いう 。 2006 年 5 月 施行 の 会社 法 において は 、 「 資本 金 の 額 の 減少 」 （ 資本 金額 の 減少 ） と 規定 さ れ て いる （ ） 。  「 実質 上 の 減資 」 と 「 計算 上 の 減資 」 の 2 種類 が ある 。  企業 が 多額 の 損失 を し たり 、 赤字 が 累積 し た 場合 など に 、 欠損 を 解消 する 目的 で 行わ れる こと が 多い 。  実質 上 の 減資 は 、 株主 に 会社 財産 の 払い戻し を 行う 減資 を いう 。 会社 の 解散 が 予定 さ れ て いる など 、 会社 の 規模 を 小さく する ため に 行う 。 実質 上 の 減資 が 行わ れる と 、 会社 の 財産 が 現実 に 減少 する 。  名義 上 の 減資 は 、 株主 に 会社 財産 の 払い戻し を 行わ ず 、 計算 上 資本 金額 を 減少 さ せる こと を いう 。 経営 不振 など で すでに 会社 財産 が 減少 し 純資産 が 資本 金額 を 満たさ ない 資本 欠損 の 状態 に ある 場合 に 、 これ を 解消 する ため に 資本 金額 を 純資産 額 以下 に する 場合 など に 行わ れる 。 名義 上 の 減資 が 行わ れ て い て も 、 帳簿 上 の 資本 金額 が 変更 さ れる だけ で 、 会社 財産 は 減少 し ない 。  名義 上 の 減資 は 、 100 % の 減資 を する こと で 株主 資格 を 喪失 さ せ 、 責任 の 一端 を 顕在 化 さ せる こと も ある 。 しかし 100 % 減少 さ せる 場合 以外 で は 、 株主 の 会社 に対する 支配 比率 は 変更 ない ので 、 株 の 価値 は 変わら ず （ 株価 下落 以外 に ） 株主 の 責任 を 問う こと に は なら ない 。 会社 法 の もと で は 、 単に 100 % 減資 する だけ で は 、 株主 の 地位 に 変動 が 生じ ない 。 この ため 同時に 既存 の 株式 に 全部 取得 条項 付 株式 に 変更 する 定款 変更 、 種類 株式 を 発行 する 旨 の 規定 を 設ける 定款 変更 及び 全部 取得 条項 付 株式 を 全部 取得 する 旨 の 特別 決議 も 必要 と なる 。  また 、 過去 に は 自社 が 巻き込ま れ た 犯罪 の 容疑 者 ・ 関係 者 を 経営 から 排除 する 為 に 、 会社 更生 の 過程 で 名義 上 の 100 % の 減資 と 100 % の 増資 を 同時に 実施 し た 例 も ある （ 近畿放送 （ 現在 の 京都 放送 ） の ケース が 知ら れる ） 。  株式会社 が 減資 を する 場合 、 原則 として 株主 総会 で の 特別 決議 が 必要 で ある （ 1 項 ・ 2 項 9 号 ） 。 もっとも 、 定時 株主 総会 において 資本 欠損 を 填補 する ため に 行う 場合 は 、 株主 総会 の 普通 決議 で 足りる （ 1 項 ・ 1 項 。 同 2 項 9 号 参照 ） 。 また 、 減資 と 同時に 増資 を 行っ て 従前 の 資本 金 の 額 を 下回ら ない 場合 に は 、 取締役 会 決議 で 足りる （ 3 項 ） 。  株主 総会 決議 の 後 、 債権 者 保護 手続 として 債権 者 の 異議 申し立て が 認め られる （ 1 項 ） 。 異議 を 述べ た 債権 者 に対して は 、 弁済 （ 返済 ） か 、 相当 の 担保 の 提供 か 、 相当 財産 の 信託 し なけれ ば なら ない （ 449 条 5 項 ） 。  旧 有限 会社 法 において 有限 会社 として 設立 さ れ た 株式会社 （ 特例 有限 会社 。 商号 に 有限 会社 と 入る 会社 ） が 減資 を する 場合 も 、 株式会社 と 同様 で ある 。 ただし 、 経過 措置 として 施行 日 前 に 社員 総会 の 招集 の 手続 が 開始 さ れ た 場合 における その 社員 総会 の 決議 を 要する 資本 又は 資本 準備 金 若しくは 利益 準備 金 の 減少 について は 、 旧 有限 会社 法 の 規定 による （ 会社 法 施行 整備 法 29 条 ） と さ れ て いる 。  株式会社 において 資本 金額 の 減少 の 内容 や 手続 に 違法 性 が ある 場合 、 その 資本 金額 の 減少 は 無効 で ある 。 しかし 、 会社 の 安定 性 の ため 、 無効 の 主張 は 訴え に よら なけれ ば なら ない 。バブル 景気 （ バブル け いき 、 ） は 、 景気動向指数 （ CI ） 上 は 、 1986 年 （ 昭和 61 年 ） 12 月 から 1991 年 （ 平成 3 年 ） 2 月 まで の 51 か月 間 に 、 日本 で 起こっ た 資産 価格 の 上昇 と 好景気 、 および それ に 付随 し て 起こっ た 社会 現象 と さ れる 。 情勢 自体 は バブル 経済 と 同一 で あり 、 平成 景気 （ へ いせ いけ いき ） や 平成 バブル （ へ いせ い バブル ） と も 呼ば れる 。 日本国 政府 の 公式 見解 で は 数値 上 、 第 11 循環 という 呼称 で 、 指標 を 示し て いる 。  ただし 、 多く の 人 が 好景気 の 雰囲気 を 感じ 始め た の は 1987 年 10 月 19 日 の ブラックマンデー を すぎ た 1988 年 頃 から で あり 、 政府 見解 で は 、 日経 平均 株価 が 38 , 957 円 の 史上 最 高値 を 記録 し た 1989 年 12 月 29 日 を はさみ 、 1992 年 2 月 まで この 好景気 の 雰囲気 は 維持 さ れ て い た と 考え られ て いる 。  また 、 21 世紀 に 入っ て アメリカ ・ 中国 で 起き た 住宅 と 金融 を 中心 に し た 資産 価格 の 高騰 、 景気 拡大 期 を 米国 バブル 、 中国 バブル など と 呼称 する 。 ここ で は 、 かつて 日本 で 起き た 事象 について 説明 する 。  日本 で は 、 1986 年 12 月 - 1991 年 2 月 まで の 株式 や 不動産 を 中心 に し た 資産 の 過度 な 高騰 、 経済 拡大 期間 を 指す こと が 主 で ある 。 目安 と なる 指標 も 多く 存在 し 、 景気動向指数 （ CI ・ DI 等 ） 、 土地 価格 （ 公示 価格 ・ 調査 価格 の 6 大都市 、 地方 、 平均 値 等 ） 、 株価 、 GDP （ 総 GDP 伸び 率 等 ） 、 消費 者 物価 、 民間 消費 支出 等 どれ を 基準 に する か という こと と 、 政府 見解 により 諸説 は 左右 さ れる 。  1980 年代 後半 に は 、 テレビ 等 の マスメディア の 必要 以上 に 毎日 繰り返さ れ た 不動産 価値 の 宣伝 により 、 地価 は 異常 な 伸び を 見せる 。 当時 の 東京 都 の 山手 線 内側 の 土地 価格 で アメリカ 全土 が 買える という 算出 結果 と なる ほど 日本 の 土地 価格 は 高騰 し 、 日経 平均 株価 は 1989 年 （ 平成 元年 ） 12 月 29 日 の 大納会 に は 、 史上 最 高値 38 , 957 円 44 銭 を 付ける など し 、 資産 価格 の バブル 化 が 起こっ て い た 。 この こと を 指し て 「 バブル 経済 」 と 呼ば れる 。  バブル 経済 と は 、 総じて 結果 論 として 語ら れる こと が 多く 、 その 過剰 な 拡大 期間 の 中 で は 単に 「 好景気 」 と いわ れる 。 バブル 景気 による 過剰 な 経済 拡大 期 が あり 、 その後 に は その 反動 として バブル 崩壊 による 大幅 な 資産 価格 下落 や 金融 収縮 など が 起こり 経済 問題 が 多数 噴出 する こと と なる 。 結果 として 過去 の その 経済 状況 を 否定 的 意味あい で バブル など と 呼称 する 。  日本 の 景気動向指数 で みる 、 景気 循環 における 第 11 循環 の 拡大 期 に 当たる 。 指標 の 取り 方 に も よる が 、 おおむね 、 1986 年 12 月 から 1991 年 2 月 まで の 4 年 3 か月 （ 51 か月 ） 間 を 指す の が 通説 で ある （ 昭和 天皇 が 吐血 し た 1988 年 9 月 19 日 から 翌年 2 月 24 日 の 大喪 の 礼 頃 まで 自粛 ムード あり ） 。 これ は 、 2002 年 2 月 から 2008 年 2 月 まで 73 か月 続い た 長 景気 （ 通称 ： いざ なみ 景気 、 かげろう 景気 など ） や 1965 年 11 月   -   1970 年 7 月 の 4 年 9 か月 の 57 か月 続い た いざなぎ景気 に 次いで 第 二 次 大戦 後 3 番目 に 長い 好況 期間 と なる 。  バブル 以前 の 1985 年 、 プラザ 合意 直後 の 日本 は 円 高 不況 と 称さ れ た 深刻 な 不況 で あり 、 輸出 産業 が 大 打撃 を 受け 、 東京 や 大阪 など の 町 工場 に は 倒産 が 続出 し て い た 。 当時 の 日本 の GDP に 占める 製造 業 比率 は 高く （ 現在 は 18 % 程度 ） 、 円 高 が 輸出 産業 、 ひいては 日本 経済 に 与え た ダメージ は 現在 と 比較 に なら ない ほど 大きく 、 製造 業 の 日本 国外 へ の 流出 も この 時期 に 本格 化 し た 。 内需 拡大 の 掛け声 とともに 、 平成 元年 に 所得 税 の 国税 地方 税 を 合計 し た 最高 税率 が 88 ％ から 75 ％ に 引き下げ られ 、 富裕 層 を 中心 に 手取り 収入 が 最大 2 倍 近く 増え た こと が バブル 景気 を 後押し し て い た 。 円 高 不況 という 文字 が メディア から 消え 、 多く の 一般 の 人 が いわゆる バブル 景気 の 雰囲気 を 感じ て い た の は 1988 年 頃 から 1991 年 2 月 の バブル 崩壊 以降 少し 後 まで の 数 年 で ある 。  日本 の バブル 崩壊 による 深刻 な 経済 問題 が 表面 化 する まで に は 数 年 の 時間 を 要し 、 当初 は 一時 的 な 景気 後退 として 楽観 論 が 大勢 を 占め て い た 。 1992 年 に は 政治 的 に 宮沢 喜一 など が 公的 資金 投入 による 早期 の 不良 債権 処理 を 言及 し て いる が 、 官庁 、 マスコミ 、 経済 団体 、 金融 機関 など から の 強い 反対 に 遭い 実行 に 至ら なかっ た 。 バブル 崩壊 と 同時に 1973 年 より 続い て き た 安定 成長 期 は 終焉 を 迎え 、 その後 20 年 以上 にわたる 長期 不況 （ 失わ れ た 20 年 ） など の 引き金 と なっ た 。  実体 経済 から 乖離 し て 資産 価格 が 一時 的 に 大幅 に 高騰 し 、 その後 急速 に 資産 価格 の 下落 が 起こる 様子 が 中身 の ない 泡 が 膨れ て 弾ける 様子 に 似 て 見える こと から この よう に 呼称 する 。 もともと 「 バブル 」 は 「 泡 」 を 意味 する 語 な ので 、 泡沫 景気 （ ほう ま つけ いき ） と 呼ば れる こと も ある 。 1990 年代 初期 から は 、 「 平成 景気 」 と 呼ば れ た 。  1980 年代 後半 、 「 バブル 」 という 言葉 は 一般 に 認知 さ れ て い なかっ た 。 「 バブル 景気 」 という 語 は 1987 年 に 命名 さ れ た と さ れる 。 基 に なっ た 「 バブル 」 という 語 自体 は 1700 年代 の South   Sea   Bubble （ 南海 泡沫 事件 ） を 語源 と し 、 1990 年 に は すでに 「 バブル 経済 」 という 言葉 が 新語 ・ 流行 語 大賞 の 流行 語 部門 銀賞 を 「 受賞 者 ： 該当 者 なし 」 で 受賞 し て いる 。 しかし 、 この 語 が 広く 一般 に 、 実感 を 伴っ て 認知 さ れ た の は バブル 経済 が 崩壊 し た あと で ある 。 また 、 その 景気 後退 期 または 後退 期 末期 、 景気 が 上昇 に 転じる まで の 期間 を 「 バブル 崩壊 」 （ 平成 不況 ） など と いう 。  野口 悠紀雄 は 1987 年 11 月 に 「 バブル で 膨らん だ 地価 」 という 論文 を 『 週刊 東洋 経済 ・ 近代 経済 学 シリーズ 』 に 掲載 し て おり 、 「 私 の 知る 限り 、 この 時期 の 地価 高騰 を 「 バブル 」 という 言葉 で 規定 し た の は 、 これ が 最初 で ある 」 と 述べ て いる 。  政府 ・ 日本銀行 の 金融 ・ 財政 政策 による 景気 刺激 策 が バブル の 主因 と さ れ て いる 。  安定 成長 と バブル 期 を 分け た の は 1985 年 9 月 の プラザ 合意 で ある 。 その後 の ルーブル 合意 まで 100 円 以上 の 急速 な 円 高 が 進行 する 。 ミルトン・フリードマン は 「 日本 の 『 バブル 経済 』 は 、 1987 年 の ルーブル 合意 が もたらし た もの で ある 」 と 指摘 し て いる 。  バブル 以前 の 1985 年 の プラザ 合意 直後 の 日本 は 円 高 不況 と 称さ れ た 深刻 な 不況 で あり 、 輸出 産業 が 大 打撃 を 受け 、 東京 や 大阪 など の 町 工場 に は 倒産 が 続出 し て い た 。 当時 の 日本 の GDP に 占める 製造 業 比率 は 高く 、 円 高 が 輸出 産業 、 ひいては 日本 経済 に 与え た ダメージ は 現在 と 比較 に なら ない ほど 大きく 、 製造 業 の 日本 国外 へ の 流出 も この 時期 に 本格 化 し た 。 円 高 不況 という 文字 が メディア から 消え 、 多く の 一般 の 人 が いわゆる バブル 景気 の 雰囲気 を 感じ て い た の は 1988 年 頃 から 1991 年 2 月 の バブル 崩壊 以降 少し 後 まで の 数 年 で ある 。  当時 、 ドル 高 による 貿易 赤字 に 悩む アメリカ合衆国 は G 5 諸国 と 協調 介入 する 旨 の 共同 声明 を 発表 し た 。 これ により 急激 な 円 高 が 進行 。 1 ドル 240 円 前後 だっ た 為替 相場 が 1 年 後 に 1 ドル 150 円 台 まで 急伸 し た 。 日本 と 西ドイツ が アメリカ の ドル 安 政策 の 標的 に さ れ た 。  この ショック を 和らげる ため 日本 政府 は 、 内需 主導 型 の 経済 成長 を 促す ため 公共 投資 拡大 など の 積極 財政 を とり 、 また 一方 で 日銀 は 段階 的 に 公定歩合 を 引き下げ （ 最終 的 に は 2 . 5 %）、 長期 的 に 金融 緩和 を 続け た 。 この 結果 、 長期 景気 拡大 を もたらし た 一方 で 、 株式 ・ 土地 など へ の 投機 を 許し バブル 発生 を 引き起こし た と さ れ て いる 。  中曽根 内閣 は 貿易 摩擦 解消 の ため 、 国内 需要 の 拡大 を 国際 公約 し （ 前川 リポート ） 、 これ まで の 緊縮 財政 から 一転 さ せ た 。 5 回 の 利下げ の 実施 後 の 1988 年度 補正 予算 で 当時 の 大蔵 大臣 で あっ た 宮沢 喜一 は 公共 事業 拡大 に 踏み切っ た 。 また 、 急激 な 円 高 による デフレ 圧力 に も かかわら ず 日銀 は 当初 、 公定歩合 を 引き下げ ず に 据え置く とともに 、 むしろ 無 担保 コール レート を 6 % 弱 から 一挙 に 8 % 台 へ と 上昇 さ せる という 「 高 目 放置 」 路線 を 採っ た 。 その ため 、 一時 的 に 非常 な 引き締め 環境 と なり 、 その後 数 年 の インフレ 率 の 低下 を 招い た 。 一方 、 翌年 以降 は 緩和 へ と 転じ 公定歩合 を 2 . 5 % まで 引き下げ 、 その後 も 低 金利 を 続け た が 、 この 金融 緩和 政策 は 当時 国際 公約 と 捉え られ て おり 、 これ が 継続 さ れる と の 期待 が 強固 で あっ た 。 1989 年 に 所得 税 の 国税 地方 税 を 合計 し た 最高 税率 が 88 ％ から 75 ％ に 引き下げ られ 、 富裕 層 を 中心 に 手取り 所得 の 急増 による 資金 供給 が ある とともに 、 インフレ 率 の 低下 と 低 金利 政策 維持 へ の 期待 によって 名目 金利 は 大きく 低下 し 、 この こと が 貨幣 錯覚 を 伴っ て 土地 や 株式 へ の 投資 を 活発 化 さ せ た 。 日銀 の 金融 政策 は 、 卸売 物価 ・ 消費 者 物価 を 基準 に 考える という 伝統 的 な 考え方 が 支配 的 で あっ た ため 、 日銀 は 地価 は 土地 対策 で 対処 す べき という 立場 で あっ た 。  それ 以外 に 1986 年 初め に 原油 価格 が 急落 し 、 交易 条件 が 改善 し た 。 この こと による 交易 利得 は 、 1987 年 5 月 の 緊急 経済 対策 と ほぼ 同 規模 と なる 大きな もの と なり 、 景気 を 刺激 し た と さ れ て いる 。 経済 学者 の 田中 秀臣 は 「 原油 価格 の 下落 など の 要因 を 、 日本 経済 の 潜在 能力 が 向上 し た と 誤っ て 過大 評価 し て しまい 、 日本 は バブル 時代 へ と 突入 し て いっ た 」 と 指摘 し て いる 。  「 日本銀行 調査 月報 」 （ 1992 年 9 月 ） は 、 バブル の 原因 について 「 土地 担保 価値 の 拡大 」 を 挙げ 「 多く の 金融 機関 が 業務 拡大 を 目指し た こと により 、 M 2 + CD の 伸び 率 を 高め た 」 と 述べ て いる 。  1985 年 5 月 に 国土庁 は 「 首都 改造 計画 」 を 公表 し 、 「 東京 の オフィス は 2000 年 まで に 合計 5000 ヘクタール 、 超 高層 ビル で 250 棟 分 必要 と なる 」 と 指摘 し た （ 当時 の オフィス 供給 量 は 年間 130 ヘクタール ） 。 国土庁 の レポート の 意図 は 「 地価 高騰 の 抑止 」 で あっ た が 、 その 意図 と は 逆 に 不動産 会社 ・ ゼネコン は 「 オフィス 供給 は 国策 と なっ た 。 都心 の 用地 を 確保 せよ 」 と 一斉 に 飛びつき 、 やがて 「 地上げ 屋 」 を 生ん だ 。 国土庁 の レポート は バブル 醸成 の 一因 と なっ た 。  ベンジャミン・フルフォード は 、 和佐 隆弘 （ 元 日経新聞 論説 委員 ） の 言葉 を 借り て 、 1963 年 当時 の 自治省 が 地価 の 大幅 な 値上がり に対して 、 固定 資産 税 の 課税 上昇 率 を 抑え た ため に 、 土地 が 「 最も 有利 な 投資 対象 」 と なっ て しまっ た こと を 日本 の 土地 神話 ないし バブル の 遠因 として 挙げ て いる 。  1985 - 1990 年度 の 5 年間 で 日本 の 金融 機関 の 資金 量 は 90 % 拡大 し 、 貸出 先 の 開拓 に 追わ れ て い た 。  1980 年代 後半 、 エクイティファイナンス （ 新株 発行 に ともなう 増資 ） の 隆盛 は 大 企業 の 銀行 離れ を 加速 さ せ 、 銀行 は 行き場 の ない 資金 を だぶつか せ て い た 。 プラザ 合意 以降 、 金利 低下 に 拍車 が 掛かっ た 。 金利 自由 化 の 影響 により 、 銀行 は 従来 の やり方 で は 利ざや が 稼げ なく なっ て い た 。 1987 年 末 に は 都銀 の 収益 を 支え て い た 製造 業 向け の 貸出 が 初めて 2 割 を 割っ た 。  企業 は 設備 投資 を 積極 的 に 行っ て い た が 、 その 資金 は 銀行 の 長期 融資 に 依存 せ ず 、 エクイティファイナンス で まかなっ て い た ため 、 金融 機関 の 融資 は 不動産 に 向かっ た 。 日本 で は 投機 熱 が 加速 、 特に 株 と 土地 へ の 投機 が 盛ん に なっ た 。 なかでも 「 土地 は 必ず 値上がり する 」 「 土地 の 値段 は 決して 下がら ない 」 という いわゆる 土地 神話 に 支え られ 、 転売 目的 の 売買 が 増加 し た 。 地価 は 高騰 し 、 数字 の 上 で は 東京 23 区 の 地価 で アメリカ 全土 を 購入 できる と いわ れる ほど と なり 、 銀行 は その 土地 を 担保 に 貸し付け を 拡大 し た 。 1985 年 3 月末 から 1993 年 3 月末 にかけて 、 全国 銀行 の 貸出 は 251 兆 円 から 482 兆 円 へ と 増加 し て いる 。 資産 価格 高騰 は 資産 保有 者 に 含み益 を もたらし 、 心理 的 に 財布 の ひも を 緩める 資産 効果 によって 消費 が 刺激 さ れ 、 景気 の 過熱 感 を 高める 効果 も あっ た 。 また 、 1986 年 から 日本 企業 の 欧米 企業 に対する M & A が 進め られ た 。 企業 収益 の 向上 と共に 個人 所得 も 増加 し 、 消費 需要 が 上昇 する 乗数 効果 を 生ん だ 。  日本 の １ 人 あたり の 国民 所得 は アメリカ を 追い抜い た 。   1985 年 9 月 30 日 に 横浜 駅 東口 に 世界 最大 級 の 百貨店 を 誕生 さ せ た 。  1986 年 2 月 に NTT が 上場 し 、 株価 は 2 カ月 で 売り出し 価格 の 3 倍 にあたる 318 万 円 の 高値 を つけ 、 企業 ・ 個人 が 財テク に 入り込ん で いく きっかけ と なっ た 。 「 財テク 」 （= 財務 テクノロジー ） に 代表 さ れる 企業 の 余剰 資金 運用 を 日本経済新聞 等 の マスコミ が 喧伝 し 、 「 特金 ファンド 」 （ 特定 金銭信託 ファンド ） で 法人 の 株式 投資 を 活発 化 さ せ 、 個人 投資 家 の 株式 投資 を 誘発 し た 。 主要 全国 紙 は この 頃 、 株式 欄 を 拡大 さ せ 、 金融 雑誌 や 金融 商品 評論 家 、 不動産 取引 評論 家 等 が 出現 し て 個人 の 金融 取引 を 煽っ た 。  三 大都市 圏 における 地価 は 1986 年 から 上昇 し 、 1987 年 に は 東京 都 の 商業 地 で 対 前年 比 で 約 80 % と なっ た 。  1987 年 に 入る と 現象 は 経済 全体 に 波及 し 、 土地 に対する 需要 が 高い 限り 決して この 景気 は 終わら ない という 楽観 論 が 蔓延 し た 。 特に 株式 は 1987 年 10 月 に 起こっ た 米国 ブラックマンデー による 世界 同時 株 安 の 影響 を 世界 で 最初 に 脱出 し 、 高値 を 更新 し た こと から 日本 株 に対する 信任 が 生じ た 。 その後 、 投機 が 投機 を 呼ぶ 連鎖 反応 が 起こり 、 「 岩戸 景気 」 「 神武 景気 」 に 続く 景気 の 呼び名 を 公募 する 記事 が 、 雑誌 を 賑 し て い た 。  1988 年 秋 に 来日 し た アラン ・ グリーンスパン FRB 議長 は 、 日本銀行 にて 「 日本 の 株価 は 高 過ぎる の で は ない か 」 と 述べ て い た 。  1989 年 （ 平成 元年 ） 4 月 1 日 、 消費 税 （ 税率 3 %） が 導入 さ れ た 。 この とき 、 便乗 値上げ が 起き た 。 同時に 景気 対策 と 内需 拡大 の 掛け声 とともに 、 所得 税 の 国税 地方 税 を 合計 し た 最高 税率 が 88 ％ から 75 ％ に 引き下げ られ 、 富裕 層 を 中心 に 手取り 収入 が 最大 2 倍 近く 増え た こと が 金融 市場 に 資金 提供 する こと と なっ た 。  すでに 地価 や 株価 は 収益 還元 法 など で 合理 的 に 説明 できる 価格 を 超え て 高騰 し て おり 、 日本 経済 は い つ 破裂 し て も おかしく ない バブル 経済 に 突入 し て い た 。 そもそも 日本 の 人口 増加 率 が 低下 し 、 2007 年 から 2008 年 に は 人口 が 減少 に 転じる と 予想 さ れ た こと から 、 土地 の 需要 が この まま 持続 ・ 増加 する はず が 無い と の 指摘 も あっ た が 、 政府 の 「 世界 の 中心 都市 として の 東京 は 今後 も 発展 を 続け 、 オフィス 需要 は 拡大 し つつ あり 、 これ に対して 供給 は まだまだ 不足 し て いる 」 と する 見解 を はじめ と する 強硬 な 反論 が 幅 を 利か せ て い た 。  一部 の 経済 学者 は 地価 を 考慮 する と 家賃 は 安 すぎる と 主張 し 、 容積 率 の 規制 緩和 を 主張 し た 。  もともと 、 地価 が 上昇 し た 場合 は その 上 で 操業 し て いる 賃貸 の 工場 や ビル の 収益 率 が 低下 する ため 、 土地 を 売却 し 債券 など を 購入 する こと が 合理 的 に なる 。 この 結果 、 高騰 し た 土地 の 上 で 経営 が 成り立つ 産業 だけ が 立地 する こと に なり 、 やがて 価格 は 均衡 する 。 しかし 、 日本 において は 土地 資産 など の 計上 が 簿 価 で 行わ れ て い た ため 、 名目 的 に 収益 率 は 変わら ず に 土地 を 持ち 続ける こと が 正当 化 さ れ た 。 加え て 、 簿 価 と 時価 の 差額 が 含み益 を もたらし 、 担保 価値 の 上昇 という 形 で 資金 を 導入 し て 経営 を 拡大 する 方向 に 動い た 。 損失 を 出し て も いざ と なれ ば 含み益 を 用い て 解消 できる として 経営 の 多角 化 を 進め たり ハイ リスク な 事業 を 展開 する 、 放漫 な 経営 で 損失 が 出 て も 重大 に 受け止め ない など の 例 も あっ た 。 この よう な 動き の 中 で 、 日本 企業 は 収益 率 を 高める の で は なく 総 資産 を 増加 さ せる こと を 第一義 的 な 目標 と する よう に なっ た 。  1986 年 頃 から 日経 平均 株価 は 急上昇 し 始め 、 1989 年 12 月 29 日 の 大納会 ザラ 場 で 38957 円 の 最 高値 を 記録 、 株価 上昇 は 1985 年 9 月 の 12598 円 と 比較 する と 約 3 倍 と なり 、 上昇 率 で 約 200 % の 上昇 で あっ た 。 バブル 期 の 日本 株 の PER （ 株価 収益 率 ） は 、 80 倍 以上 と なっ て い た 。 バブル が 弾ける 直前 の 日本 株 の PER は 、 100 - 200 倍 で あっ た 。 株価 に 遅れ て 地価 も 1985 年 と 比較 し て 、 1990 年 に は 約 400 % の 上昇 と なっ た 。  1986 - 1990 年 まで の 5 年間 で 、 日本 国内 の 非 金融 法人 企業 は 年 平均 142 兆 円 の ペース 、 家計 は 年 平均 約 25 兆 円 の ペース で 金融 負債 を 増やし た 。 バブル 絶頂 期 の 1990 年 の 非 金融 法人 企業 の 純 負債 は 636 兆 円 で あっ た （ 2008 年 12 月末 に は 非 金融 法人 企業 の 純 負債 は 322 . 9 兆 円 と なっ て いる ） 。  1986 - 1989 年 に 発生 し た キャピタル・ゲイン は 、 資産 価格 の 上昇 により 1452 兆 円 に 及ん だ 。 1989 年 に 家計 が 得 た 土地 ・ 株式 の キャピタル・ゲイン は 260 兆 円 と なっ て いる 。  バブル 景気 で は 、 中小 企業 の 売上 経常 利益 率 は 大 企業 を 上回っ て い た 。  経済 学者 の 松原 聡 は 「 バブル 景気 で 日本 が インフレ に なら なかっ た の は 、 円 高 の 影響 で 安い 輸入 品 が 多く 日本 に 入っ て き た から で ある 」 と 指摘 し て いる 。  内閣 府 の 国民 経済 計算 に よる と 日本 の 土地 資産 は 、 バブル 末期 の 1990 年 末 を ピーク に 、 約 2456 兆 円 と なっ た と 推定 さ れ て いる 。 日本 全体 の 土地 の 価格 総額 は 、 1990 年 末 時点 で 1985 年 末 の 2 . 4 倍 と なっ た 。 バブル ピーク 時 、 日本 全体 の 地価 の 合計 は 、 アメリカ 全体 の 地価 の 合計 の 4 倍 と なっ た 。  東京 圏 で は 1987 年 と 1988 年 の 住宅 地 の 価格 は それぞれ 22 %、 69 % 上昇 し 、 商業 地 の 価格 は それぞれ 48 %、 61 % 上昇 し た 。 大阪 圏 で は 1989 年 と 1990 年 の 住宅 地 の 価格 は それぞれ 33 %、 56 % 上昇 し 、 商業 地 の 価格 は 1988 - 1990 年 で 30 - 40 % 上昇 し た 。  第 二 次 世界 大戦 後 、 1990 年代 初め に バブル が 崩壊 する まで 、 地価 は 永遠 に 上がり 続ける という 「 土地 神話 」 が 信じ られ て い た 。 戦後 一貫 し て オイルショック の 一時期 を 除き 、 バブル 崩壊 まで 地価 は 下がら なかっ た 。 それ に 追随 し た の が 当時 の テレビ を 含む マスコミ で あり 、 土地 神話 による 地価 の 高騰 が 永遠 に 続く もの で ある か の よう な 宣伝 を 繰り返し て い た 。  1970 年代 後半 から 優良 製造 業 向け の 融資 案件 が 伸び悩み 、 銀行 が 不動産 業 や 小売 業 、 住宅 へ の 融資 へ 傾斜 し て い た 。 1980 年代 初め 、 東京 の 国際 都市 へ の 期待 が 高まり 、 外資 系 金融 機関 など も 増加 し 、 オフィス が 大量 に 不足 する と 予想 さ れ た 。 1980 年代 半ば 以降 、 銀行 は 土地 神話 を 信じ 土地 担保 融資 を 拡大 し た 。 1980 年代 の 日本 は 様々 な 規制 等 により 土地 の 供給 が 極端 に 少なく 、 人口 が 増え 続ける という 見方 が 強かっ た ため 土地 バブル が 発生 し た 。  1985 年 、 日本開発銀行 は 「 東京 は 世界 の 金融 センター に なる 」 と レポート で 指摘 し た 。  中曽根 税制 改革 により 法人 税 が 42 % から 30 % へ 、 所得 税 最高 税率 が 70 % から 40 % に 引き下げ られる とともに 物品 税 も 撤廃 さ れ 、 可 処分 所得 は その 分 増大 し て 土地 や 株式 の 購入 に 向かっ た ため 、 土地 価格 や 株価 が 高騰 し た 。  中曽根 内閣 による 大都市 圏内 の 土地 容量 （ 容積 率 ） の 規制 緩和 、 東京湾横断道路 （ 東京湾 アクアライン ） 建設 プロジェクト の 推進 、 当時 の 鈴木 俊一   ( 東京 都知事 ) による 「 第 二 次 東京 都 長期 計画 」 による 東京 臨海 副 都心 構想 の 具体 化 による 東京 発 の 不動産 取引 が 活発 化 し た 。  大蔵省 、 日本銀行 、 東京 証券 取引 所 を 結ぶ 三角 地帯 は 「 ゴールデン ・ トライアングル 」 と 呼ば れ て い た 。  1986 年 の 都心 の 地価 の 上昇 は 7 割 に 達し て おり 、 全国 的 に は 地価 が 落ち着い て いる 中 で 「 異常 値 」 を 示し て い た 。 大都市 等 の 優良 な 土地 の 高騰 に とどまら ず 、 収益 の 見込め ない 北海道 や 沖縄 など の 遠隔 地 の 土地 も リゾート 開発 を 名目 に 相当 の 値段 で 取引 さ れ た 。 こうして 得 た 土地 を 担保 に 、 巨額 の 融資 が 行わ れ た 。 インカム・ゲイン （ 土地 の 有効 活用 による 収益 ） で は なく キャピタル・ゲイン （ 将来 地価 が 上昇 する こと で 得 られる だろ う と 見込ま れる 値上がり 益 ） を 目的 と する こと が 多かっ た 。  1986 年 秋 に 売り出さ れ た 東京 新宿 区 の 再 開発 住宅 「 西 戸山 タワーホームズ 」 は マンション ブーム に 火 を つけ た 。 1987 年 4 月 に 売り出さ れ た 東京 江東 区 の マンション 「 スカイ シティ 南砂 」 は 259 戸 の 分譲 に対し 、 38500 人 が 応募 し た 。 また 、 リクルート 社 の 銀座 日 軽 金 ビル 購入 の 不動産 取引 成功 が 大々的 に 報道 さ れ 、 その後 の 不動産 取引 が 活発 化 し た 。  また 、 地価 の 上昇 局面 で も 、 国鉄 清算 事業 団 の 未 利用 地 販売 に際して は 「 地価 の 高騰 を 煽る 」 として 売却 が 凍結 さ れ て 、 逆 に 土地 の 飢餓 感 が 煽ら れ て 地価 の 上昇 を 招い た 。  土地 を 担保 として 融資 を 行う に際して は 、 通常 は 評価 額 の 70 % を 目安 に 融資 を 行う が 、 将来 の 土地 の 値上がり を 見越し て 過大 に 貸し付ける こと も 珍しく なかっ た 。 破綻 し た 北海道拓殖銀行 で は 120 % を 融資 し た 事例 も ある 。 単一 の 物件 に 複数 の 担保 を つける こと も 行わ れ た 。 背景 に は 、 金融 機関 の 貸出 競争 が 激化 する 中 、 潤沢 な 資金 を とにかく 運用 する 、 貸付 に 回す 、 という 金融 機関 の 姿勢 も あっ た 。 この 融資 の 一部 は 後 の 地価 下落 （ 担保 価値 が 低下 ） によって 不良 債権 と なっ た 。  道路 用地 の 取得 価格 も 高騰 し 、 新 東名高速道路 など の 建設 に 要する 資金 の 増大 を 招い て 、 日本 道路 公団 の 経営 圧迫 の 一因 とも なっ た 。 高価 な 土地 が 障害 と なっ て 、 地方 公共 団体 の 公共 事業 が 進め られ なく なる 事態 も 生じ た 。  地価 の 上昇 によって 住宅 取得 が 困難 と なり 国民 から は 政府 に対する 非難 が 高まっ た こと が 、 不動産 融資 の 総量 規制 に 繋がり 急速 な 地価 の 下落 を 招い た という 批判 が ある 。 こうした 地価 に関する 政策 的 な 失敗 は 、 マスコミ や 国民 の 感情 的 な 批判 に 政府 が 冷静 に 対応 でき なかっ た という 問題 と 見る こと が できる 。  潤沢 な 資金 を 背景 に 大都市 の 再 開発 の 動き が 活発 に なっ た 。 都心 の 優良 地区 に は 、 地権 が 細分 化 さ れ た 上 に 借地 借家 が 多数 混在 し 、 権利 関係 が 複雑 に 絡ん で いる ケース が あっ た 。 日本 において は 、 借地 借家 法 によって 借主 の 権利 が 保護 さ れ て い た ため 、 土地 を まとめ て 大 規模 開発 を する プロジェクト は 必然 的 に 推進 が 困難 と なっ た 。 その ため 、 大都市 周辺 の 土地 取得 の ため 、 大手 不動産 会社 を 代表 し たり 、 依頼 を 受け た 地上げ 屋 （ 主 に 暴力団 員 ） の 強引 な 手口 による 「 地上げ 」 が 行わ れる よう に なり 、 社会 問題 と なっ た 。  銀行 は 「 地上げ 」 に 巻き込ま れる の を 嫌い 、 リスク の 高い 物件 に 自ら 直接 融資 を せ ず 系列 ノンバンク に 融資 さ せよ う と し た 。  しかし 、 計画 を 完遂 でき ない まま に プロジェクト が 中止 さ れる ケース も 多数 生じ 、 バブル 崩壊 後 に は 往々 虫食い 状態 の 利用 し にくい 空き地 が 残さ れる こと と なっ た 。 これら の 空き地 は 「 バブル の 爪 あと 」 など と も 呼ば れる 。  1980 年代 後半 の バブル 期 に 政府 は 「 年収 の 5 倍 で 住宅 を 」 という スローガン を 掲げ て い た 。  地価 上昇 は 、 地価 の 高い 都心 の 戸建て 住宅 や 高級 マンション だけ で なく 、 都市 近郊 に さえ 適当 な 戸 建 住宅 を 取得 する こと を 困難 に し た 。 日本 の よう な 戸 建 主義 的 な 都市 構造 において 、 いずれ は 戸 建 住宅 を 取得 する こと が 人生 の 夢 ・ 目標 の 一つ で ある と さ れ 、 それ を 動機 として 貯金 に 励む こと も 行わ れ て い た 。 しかし 過度 の 地価 上昇 を 見 て 、 これ 以上 値上がり する 前 に 一刻 も 早く 住宅 を 取得 する べき だ と 考える 人 も 増え 、 その 行動 は 、 また 、 地価 上昇 に 拍車 を かけ た 。 東京 圏 の マンション 価格 は 、 サラリーマン の 平均 年収 の 8 . 9 倍 に 達し た 。 あまりに も 住宅 が 高騰 し て 、 平均 的 な 収入 で は 最早 購入 する の が 不可能 な 域 に 達する と 、 二 世代 ローン も 登場 し た 。 本人 の 資力 で 支払 きれ ない ところ を 、 その 子 の 資力 を もっ て 補う もの で ある 。  地価 ・ 住宅 高騰 と共に 相続 税 も 無視 でき ない 額 に 増え た 。 サラリーマン の マイホーム の 夢 が 遠のく 一方 で 、 相続 税 の 負担 が 急激 に 重く なっ て い た 。 特に 、 長年 の ローン を 組ん で 余裕 が 無い 状況 で 相続 が 発生 する と 、 支払う べき 相続 税 を 用意 する こと が でき ず に 困窮 する こと も ある 。 これ に 対応 する ため に 、 親類 縁者 の 若者 を 養子 に し て 一 人 当たり の 相続 額 を 下げ て 相続 税 を 節約 する 手法 が 採ら れ たり 、 変 額 保険 を 利用 する 節税 手法 が 利用 さ れ た 。 しかし 、 バブル 崩壊 後 は 資産 運用 の 計画 が 狂い 、 窮地 に 追い込ま れる 契約 者 も あっ た 。  地価 上昇 を 前提 と し た 住宅 取得 の モデル も 提示 さ れ た 。 若い うち に 小さい ながら も マンション を 取得 し 、 それ を 下取り に 出し て 順次 条件 の 良い マンション に 買い換えれ ば 、 最終 的 に は 望む 戸建て の 住宅 を 手 に 入れ られる と さ れ 、 「 住宅 す ごろ く 」 と も 言わ れ た 。 単に 貯蓄 を し て い て は 住宅 高騰 に 決して 追いつけ ない が 、 マンション を 資産 として 購入 し て おけ ば 価格 上昇 が 見込め て 有利 で ある 、 と 説か れ た 。 しかし 、 バブル 崩壊 後 は 物件 を 見極める 目 も 厳しく なり 、 単に マンション で ある こと で は 資産 価値 を 認め られ なく なっ た 。 事実 上 資産 価値 の 無くなっ た 都市 近郊 の マンション に対する 多額 の 支払い が 残り 、 負債 を 抱え て 身動き が 取れ ない ケース も ある 。  他方 、 あまりに も 高騰 し た 住宅 の 取得 を 早々 に 諦め 、 『 あきらめ リッチ 』 と 呼ば れ 、 収入 を 貯蓄 する こと なく 、 高級 車 など 耐久 消費 財 の 購入 や 海外 旅行 に 充てる 刹那 的 な 動き も あっ た 。 これ は 、 さらなる 消費 の 過熱 と 貯蓄 率 の 低下 に 繋がっ た 。  地価 高騰 を 見 て 賃貸 住宅 の 家賃 も 高騰 し 、 結局 都心 から 離れ た 土地 へ 移転 を 迫ら れ 、 通勤 時間 が 長く なる という 状況 も 生まれ た 。 これら 地価 高騰 と 住宅 問題 は 当時 の 日本 政府 の 懸念 事項 で あり 、 後 の 地価 抑制 政策 に 繋がり 、 信用 構造 を 圧迫 する こと に なっ た 。  バブル 期 に 特に 借金 を 増やし た の は 非 製造 業 で あっ た 。 建設 業 、 不動産 業 、 ノンバンク は バブル 三 業種 と 呼ば れ 、 借金 が その ほか の 業種 と 比べ て 大きく 増え た 業種 で あっ た 。  国鉄 清算 事業 団 は 、 旧 国鉄 から 引き継い だ 未 利用 地 を 販売 し て 負債 削減 を 図っ た 。 その 中 でも 31 ヘクタール の 「 汐留 駅 跡地 」 は 、 東京 都心 に ある 汐留 の 『 まとまっ た 優良 地 』 として 、 都市 再 開発 の 注目 を 集め た 。 しかし バブル 景気 で 地価 が 高騰 し て い た 時代 において は 、 かかる 土地 の 売却 が 地価 高騰 を 一層 あおり かね ない と の 懸念 が 政府 内部 の 他 、 経済 界 や メディア 、 国民 諸 階層 に も 了解 が あり 、 汐留 駅 跡地 の 売却 を 地価 高騰 時 に し なかっ た こと について 、 その 当時 に は 全く 問題 の ない こと と さ れ て い た 。  その 結果 、 地価 が 暴落 し た 後 に 売却 に 掛かり 、 その他 の 土地 も 国鉄 清算 事業 団 の 解散 を 控え て 全て 処分 する 必要 が ある こと から 、 バブル 崩壊 後 の 地価 下落 とも 相 俟 って 投げ売り 同然 で 処分 せ ざる を え なかっ た 。 結局 、 事業 団 全体 で は かえって 負債 を 増やし た 状態 で 解散 し た 。  最終 的 に 、 国鉄 清算 事業 団 は その 役目 を 終え 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） 10 月 に 解散 し た 。  日本 国有 鉄道 （ 現 JR ） の ほか に 日本電信電話 公社 （ 現 NTT ） 、 日本 専売 公社 （ 現 JT ） 、 日本航空 等 の 公共 企業 体 ・ 特殊 法人 が 民営 化 さ れ 、 社会 全体 の 企業 活力 が 増し た 。  バブル 期 に 建設 ・ 不動産 ・ ホテル 業界 は 、 リゾート 地 や ゴルフ 場 を 次々 と 開発 し た 。  1987 年 に 総合 保養 地域 整備 法 、 通称 「 リゾート 法 」 が 制定 さ れ 、 都市 から 離れ た 地域 において も 、 大 企業 を 誘致 し て リゾート 施設 を 開発 する 動き が 活発 と なっ た 。 特に 北海道 で は スキー 場 など の リゾート 事業 が 急激 に 拡大 し た 。 これ により 、 それ まで 見向き もさ れ なかっ た 土地 が 相当 な 価格 で 取引 さ れる など 、 土地 価格 の 上昇 に 拍車 を 掛け た 。  また ゴルフ 場 の 会員 権 の 価格 は 高騰 し 、 それ とともに 次々 に 豪華 な 設備 を 持っ た ゴルフ 場 の 開発 が 全国 で 進め られ た 。 なお 、 当時 の ゴルフ 場 の テレビ CM で は 、 バブル 景気 崩壊 後 なら 「 ○ ○ 自動車 道 ○ ○ インター から 車 で ○ 分 」 など と する ところ を 「 東京 ヘリポート から ○ ○ 分 」 など と 案内 する ほど で あっ た 。  アメリカ の 不況 や 貿易 摩擦 の 解消 の ため に 輸出 規制 が 掛かり 、 企業 は 日本 国内 市場 の 開拓 に 目 を 向け ざる を 得 なかっ た 。 金融 市場 の 国際 化 の 流れ から 海外 金融 機関 の 新規 参入 が 相次ぎ 、 金融 取引 が 活発 化 し た 。  潤沢 な 資金 を 得 た 企業 が 、 日本 国外 の 不動産 や 企業 を 買収 し た 。 著名 な ところ で は 三菱地所 による ロックフェラー ・ センター 買収 （ 2200 億 円 ） 、 ソニー による コロムビア 映画 買収 を はじめ と する 事例 で 、 日本 国外 の 不動産 、 リゾート 、 企業 へ の 投資 ・ 買収 が 行わ れ た 。 また 、 企業 に 留まら ず 、 土地 を 担保 に 大金 を 借り入れ た 中小 企業 オーナー や 個人 、 マイホーム 資金 を 貯蓄 し て い た 個人 の 中 から も 、 日本 国外 の 不動産 に 投資 を 行う 者 が 出 て き た 。  一方 で 象徴 的 ビル や 企業 が 日本 企業 の 手 に 渡っ た こと につき 、 アメリカ の 心 を 金 で 買い取っ た と する 非難 （ いわゆる ジャパン ・ バッシング ） が 浴びせ られ た 。 また 、 日本 国外 の 不動産 へ の 投資 は 現地 の 地価 の 高騰 を 招く とともに 資産 税 を 上昇 さ せ 、 正常 な 取引 を 害し 地元 経済 を 混乱 さ せ た もの と の 非難 が 浴びせ られ た 。  有効 求人 倍率 は 、 1991 年 に 1 . 40 倍 を 記録 。 リクルート の 調査 で は 、 同年 の 大卒 最 高値 は 2 . 86 倍 に なっ た 。 この 時代 に 大量 に 採用 さ れ た 社員 を 指し て バブル 就職 世代 と も 言わ れる 。  1980 年代 に 入っ て から の 世界 的 な （ 物価 の ） ディスインフレーション の 中 で 、 資産 価格 （ 株式 ） は 上昇 し やすい 状況 に なっ て い た 。  1945 年 2 月 の ヤルタ 会談 以降 の 冷戦 体制 下 で 、 日本 を 含む 西側 諸国 と 対立 し て い た ソビエト 連邦 は 、 アフガニスタン 侵攻 による 疲弊 の 影響 で 、 改革 派 の ミハイル ・ ゴルバチョフ が 登場 する 。  一方 で アメリカ合衆国 は 、 この ころ 1980 年代 半ば の ユーフォリア を 経 て 迷走 気味 に なり つつ あっ た 。 住宅 金融 に 破綻 の 兆し が 出 て 、 信用 問題 に 発展 し つつ あっ た 。 経常 収支 が 均衡 に 向かう 中 で 国内 経済 は 低迷 し 、 失業 増大 や 記録 的 財政 赤字 に 繋がり つつ あっ た 。  こうした 世界 情勢 の 中 で 、 政治 的 に 安定 し て いる 上 に 空前 の 好景気 で 、 投資 先 として 非常 に 大きな 魅力 を 持つ こと に なっ た 日本 は 、 「 ジャパン・アズ・ナンバーワン 」 （ エズラ・ヴォーゲル 著 の 同 タイトル の 書籍 より 「 世界 の 頂点 に いる も 同然 の 日本 」 の 意 ） の 呼び声 とともに 、 アメリカ において も 「 日本 社会 に 学べ 」 「 日本 に 負ける な 」 という 声 が 出る ほど 好景気 を 謳歌 し て い た 。 三菱地所 が ニューヨーク の 象徴 的 な 建物 で ある ロックフェラー センター を 買収 し て 日本 脅威 論 が 噴出 し た の も この 頃 で ある 。 また 東南アジア 諸国 から も 「 日本 の 成功 を 見習う べし 」 と の 声 が 上がっ た 。  バブル 景気 の 時期 は 、 ソビエト 連邦 の 「 ペレストロイカ 」 と ほぼ 同じ 時期 で ある 。 バブル 景気 と ペレストロイカ の 真っ 只 中 に あっ た 1989 年 に は 、 ベルリン の 壁 崩壊 に 代表 さ れる 東欧 民主 化 革命 が 起こり 、 44 年間 続い て き た 冷戦 が 終結 し た 。  バブル 期 に バブル に なっ て いる という 問題 が あまり 意識 さ れ なかっ た という こと について 、 翁 邦雄 は 「 土地 神話 による ところ が 大きい 」 と 指摘 し て いる 。  1980 年 半ば に 始まっ た 地価 高騰 は 、 やがて 土地 を 持つ 者 と 持た ざる 者 の 不公平 感 を 生ん だ 。 バブル 景気 による 地価 高騰 ・ 株価 上昇 を 背景 と し た 土地 ・ 住宅 ・ 株式 の 値上り によって 、 資産 ・ 資産 取引 によって 生じる 所得 格差 が 拡大 し た と さ れ て いる 。 1989 年 に 所得 税 の 国税 地方 税 を 合計 し た 最高 税率 が 88 ％ から 75 ％ に 引き下げ られ 、 富裕 層 を 中心 に 手取り 収入 が 最大 2 倍 近く 増え た こと が 、 格差 拡大 に 追い打ち を かけ た 。   現代 において も 問題 で ある 。  資産 を 用い た 経済 活動 によって 生み出さ れる 収益 ( インカムゲイン ) で は なく 、 資産 そのもの の 値上がり により 利益 を 得よ う と する 手法 ( キャピタル・ゲイン ) は 、 資産 価格 が 高騰 する ほど 困難 に なる 。 やがて 資産 価格 が 高い 水準 で 均衡 する と 、 その 時点 で 資産 を 保有 し て い た 者 は もはや 値上がり 益 を 得 られ ない 。  そして 、 高値 均衡 を 維持 でき ず 、 価格 が 下落 に 転じる と 、 それ まで の 歴代 の 所有 者 が それぞれ 利益 を 得 た の に対して 、 最終 的 な 資産 保有 者 は その 分 の 損 を まとめ て 被る こと に なる 。 この よう に 、 資産 価格 の 上昇 を 維持 する こと が 困難 に なる につれ 、 資産 取引 は 次第に 「 ババ 抜き 」 の 様相 を 見せ 、 ますます 資産 価格 の 維持 が 困難 と なる 。  「 不平等 の 拡大 は 、 バブル の ため の 資産 格差 ・ 産業 間 賃金 格差 が 原因 で ある 」 と の 議論 について 、 経済 学者 の 大竹 文雄 は   「 （ 不平等 の 拡大 を ） 資産 格差 に 要因 を 求める の は 無理 が ある 。 バブル 崩壊 で 資産 格差 は 縮小 傾向 に ある から で ある 。 産業 間 賃金 格差 について は 、 バブル 時代 に 金融 業 の 賃金 が 上昇 し た こと で 格差 は 拡大 し た が 、 最近 （ 2000 年 ） は 金融 業 の 賃金 が 逆 に 低 がり 、 格差 は 縮小 し て いる 」 と 指摘 し て いる 。  絶頂 期 の 1989 年 頃 に は 投資 が 活発 と なり 、 「 平成 景気 」 「 ヒミコ 景気 」 「 高原 景気 」 と 呼ば れる これ まで 類 を 見 ない 空前 の 超 好景気 と なっ た が 、 実体 経済 の 成長 で は 到底 説明 でき ない ほど の 資産 価格 上昇 を 伴う バブル 経済 で あっ た ため 、 やがて 縮小 する こと と なる 。  株 や 土地 など の 資産 は 下落 し 、 一転 し て 大きな キャピタル ロス を 抱える 個人 や 企業 が 増え 、 キャピタル・ゲイン を 当て に し て 過大 な 投資 を し て い た 企業 や 投機 家 が 多大 な 損失 を 抱える 事態 と なっ た 。 当時 の 日本 は 資産 価格 上昇 により 、 土地 や 株式 など の 収益 率 （ 値上がり 益 を 除く ） が 著しく 低下 し て い た ため 、 金融 緩和 の 終了 で 持続 可能 性 を 喪失 し た 。  なお 1973 年 12 月 より 17 年 3 か月 間 続い て き た 安定 成長 期 は この バブル 崩壊 で 終焉 を 迎え た 。  バブル 景気 が 膨張 を 続け て しまい 、 また 、 バブル 崩壊 から の 脱却 に 長期間 を 要し た 原因 について は 、 政府 ・ 日本銀行 （ 日銀 ） による 経済 政策 の 一環 として 実行 し た 金融 引き締め 策 の 失敗 が 指摘 さ れ て いる 。  まず 、 バブル の 発生 について は 先 に 述べ た 通り 、 1985 年 の プラザ 合意 による 急速 な 円 高 に 伴う デフレ 圧力 と 金融 緩和 の 長期 化 予想 によって 名目 金利 が 大きく 低下 し 、 それ が 貨幣 錯覚 を通じて 土地 や 株 へ の 投資 を 刺激 し た こと 、 また 貿易 摩擦 解消 の ため 国内 需要 の 拡大 を 国際 公約 し 公共 事業 の 拡大 および 減税 策 が 採ら れ た こと 、 が 原因 と さ れ て いる 。 政府 は 、 数次 にわたり 経済 対策 を 策定 し 、 1987 年 5 月 に は 6 兆 円 を 上回る 財政 措置 を 伴う 「 緊急 経済 対策 」 を し た が 、 景気 は 1986 年 11 月 を 底 に 既に 回復 し て い た ため 、 景気 を 刺激 し 過ぎ た という 批判 が ある 。  第 二 に 、 バブル の 膨張 を 抑止 でき なかっ た 理由 として 、 金融 緩和 を 続け 過ぎ た こと が 指摘 さ れ て いる 。 公定歩合 は 1987 年 2 月 に 2 . 5 % に 引き下げ られ 、 その後 1989 年 5 月 まで この 水準 を 維持 し た 。 実は 1987 年 9 月 に は 日銀 の 理事 たち は 利上げ に 踏み切る 方針 を 確認 し て い た が 、 10 月 19 日 の ブラックマンデー による 世界 的 な 株価 の 下落 が あり 、 利上げ が 見送ら れ た 。 1986 年 11 月 に 日本 の 景気 は 底入れ が 確認 さ れ て い た が 、 ブラックマンデー による ドル 暴落 を 阻止 する ため 、 対 米 協調 から 低 金利 政策 を 1989 年 5 月 まで の 2 年 3 カ月 の 長期 に 渡っ て 継続 し た 。  金融 緩和 が 続け られ た 国内 の 要因 として は 、 第 一 に 、 政府 が 財政 再建 の ため に 赤字 国債 から の 脱却 を 目指し て おり 、 金融 政策 による 景気 刺激 を 求める 政治 的 な 圧力 が あっ た こと が ある 。 第 二 に は 、 大幅 な 経常 収支 の 黒字 を 背景 と し た 円 高 圧力 が あっ た こと から 、 金融 緩和 によって 円 高 を 回避 しよ う という 政府 ・ 与党 など から の 圧力 が あっ た こと が 指摘 できる 。 急激 な 円 高 に 苦しむ 輸出 企業 の 体力 を 強化 する ため に も 金融 政策 は 緩和 的 で ある べき という 認識 も あっ た 。 この 反省 から 、 1997 年 に 日銀 法 は 改正 さ れ て 、 日本銀行 の 独立 性 が 高め られ た 。  元日 銀行 員 で バブル 期 に は 同行 総務 局 調査 役 など を 務め た 経済 学者 の 翁 邦雄 は 「 資産 価格 の 上昇 は 、 金融 政策 運営 において 警戒 信号 として 十分 に 活用 さ れ なかっ た 」 と 指摘 し て いる 。  しかし バブル 膨張 は 金融 政策 のみ による もの で は ない 。 政府 は 、 国際 化 によって 東京 の オフィス 需要 が 急 拡大 し て 、 オフィス が 不足 する という 試算 を 発表 し て バブル 期 の 不動産 投資 を さらに 過熱 さ せ た 。 財政 面 で も 、 国 の 公共 投資 は 抑制 さ れ た が 、 好景気 によって 税収 が 増加 し た 地方自治体 で は 地方 単独 事業 の 増加 が 見 られ 、 これ も 景気 を 刺激 する こと に なっ た 。 地方 単独 事業 の 増加 に は 、 国 の 財政 赤字 を 抑制 する ため に 地方 単独 事業 の 増加 を 歓迎 し て い た という 背景 も ある 。  経済 学者 の 飯田 泰之 は 「 日銀 の 低 金利 だけ で バブル を 生み出し た と は 説明 でき ない 。 バブル は 、 将来 の 東京 の 経済 的 位置づけ を 、 過剰 に 評価 し 過ぎ た こと によって 生み出さ れ た 」 と 指摘 し て いる 。  2000 年 6 月 1 日 、 日銀 理事 の 増渕 稔 は 大阪大学 で 講演 し 「 過去 に 金融 緩和 さ れ た 時期 は いくらでも ある が 、 その 度 に バブル が 発生 し た わけ で は ない 」 と 述べ て おり 「 金融 緩和 が バブル の 主犯 」 という 見方 に 反論 する 一方 で 「 1988 年 から 1989 年 にかけて の 対応 に 問題 が あっ た と 言える かも しれ ない 」 「 利上げ が 遅れ 、 低 金利 が 永続 する といった 期待 を 生み 、 バブル を 膨らま せ た 可能 性 は ある 」 と 述べ て いる 。  元 大蔵 官僚 で バブル 期 に は 大臣 官房 審議 官 （ 銀行局 ） など を 務め た 西村 吉正 は 「 民間 活力 ・ 規制 緩和 ・ 自由 化 が 結果 的 に 金融 活動 を 異常 に 活性 化 さ せ た 原因 かも しれ ない 」 と 指摘 し て いる 。 西村 は 「 護送 船団 方式 が よく なかっ た し 、 市場 原理 が もっと 浸透 する 金融 システム に し て おく べき で あっ た 」 「 バブル 崩壊 の 初期 段階 まで は 、 日本 の 間接 金融 ・ メインバンクシステム は 、 日本 経済 全体 の 保険 として 機能 する という 意識 が あっ た 」 と 指摘 し て いる 。  元 大蔵 ・ 財務 官僚 で バブル 期 に は 大蔵省 証券 局 業務 課 課長 補佐 を 務め た 経済 学者 の 高橋 洋一 は 「 日本 で は 株式 ・ 土地 の 取引 規制 に 抜け穴 が あっ た ため 、 バブル が 発生 し 、 銀行 融資 が 助長 さ れ た 」 と 指摘 し て いる 。バブル 崩壊 （ バブル ほう かい ） は 、 日本 の バブル 景気 後退 期 または 後退 期 末期 から 景気 回復 に 転じる まで の 期間 を 指す 。  内閣 府 景気 基準 日付 で の バブル 崩壊 期間 （ 平成 不況 （ 第 1 次 平成 不況 ） や 複合 不況 と も 呼ば れる ） は 、 1991 年 （ 平成 3 年 ） 3 月 から 1993 年 （ 平成 5 年 ） 10 月 まで の 景気 後退 期 を 指す 。  バブル 崩壊 により 1973 年 （ 昭和 48 年 ） 12 月 から 続い た 安定 成長 期 は 終わり 、 失わ れ た 20 年 と 呼ば れる 低 成長 期 に 突入 し た 。  バブル 崩壊 という 現象 は 単に 景気 循環 における 景気 後退 という 面 だけ で なく 、 急激 な 信用 収縮 、 土地 や 株 の 高値 を 維持 し て き た 投機 意欲 の 急激 な 減退 、 そして 、 政策 の 錯誤 が 絡ん で いる 。  1980 年代 後半 に は 、 テレビ 等 の マスメディア の 必要 以上 の 毎日 繰り返さ れ た 不動産 価値 の 宣伝 により 、 地価 は 異常 な 伸び を 見せる 。  バブル 経済 時代 に 土地 を 担保 に 行わ れ た 融資 は 、 地価 の 下落 によって 、 担保 価値 が 融資 額 を 下回る 担保 割れ の 状態 に 陥っ た 。 また 、 各 事業 会社 の 収益 は 、 未曾有 の 不景気 で 大きく 低下 し た 。 こうして 、 銀行 が 大量 に 抱え込む こと に なっ た 不良 債権 は 、 銀行 経営 を 悪化 さ せ 、 大きな ツケ として 1990 年代 に 残さ れ た 。  また 、 4 大 証券 会社 （ 野村證券 ・ 山一証券 ・ 日興証券 ・ 大和証券 ） は 、 株 取引 で 損失 を 被っ た 一部 の 顧客 に対して 「 損失 補填 」 を 行なっ た ため 、 証券 取引 等 監視 委員 会 設立 の きっかけ と なっ た 。  公示 価格 で は 、 北海道 、 東北 、 四国 、 九州 など 1993 年 頃 まで 地価 が 高騰 し て い た 地方 都市 も ある 。  1990 年 3 月 に 大蔵省 銀行 局長 土田 正 顕 から 通達 さ れ た 「 土地 関連 融資 の 抑制 について 」 （ 総量 規制 ） に 加え て 、 日本銀行 総裁 三重野 康 による 金融 引き締め は 急激 な もの と なり 、 信用 収縮 が 一気に 進ん だ 。 信用 崩壊 の さなか において も 金融 引き締め は 続け られ 、 日本 の 経済 を 極度 に 悪化 さ せ た 。  前年 の 1989 年 に 導入 さ れ た 消費 税 も 、 経済 実態 に 鑑みる と 導入 が 遅 過ぎ た こと も あり 、 結果 的 に この 金融 引き締め 策 は 失敗 に 終わっ た 。 バブル 経済 を 抑制 する 目的 で 実施 し た 日本国 政府 や 日本銀行 による 金融 引き締め 策 が 、 結果 的 に 失敗 に 終わっ た こと で 、 逆 に 景気 に 悪影響 を 及ぼし た 遠因 と なっ た 。  西村 吉正 は 「 資産 価格 の 高騰 で 国民 の 間 に 格差 が でき た 。 だから バブル 潰し ・ 正常 化 が 最大 の 課題 だ という の が 当時 の 多く の 人 たち の 認識 だっ た 」 と 述べ て いる 。  1989 年 5 月 から 1 年 3 カ月 の 間 に 5 回 の 利上げ が 実施 さ れ 、 2 . 5 % だっ た 公定歩合 は 6 % 台 まで 引き上げ られ た 。 マネーサプライ の 増加 率 は 、 1990 年 に は 11 . 7 %、 1991 年 に は 3 . 6 %、 1992 年 に は 0 . 6 % と なっ て いる 。  ただし 、 マネーサプライ 増加 率 の 減少 は マイナス に なる ほど の もの で は なかっ た 。  政府 は 、 日銀 の 公定歩合 の 急激 な 引き上げ に 続き 、 不動産 の 総量 規制 、 地価 税 の 創設 、 固定 資産 税 の 課税 強化 、 土地 取引 き の 届け出 制 、 特別 土地 保有 税 の 見直し 、 譲渡 所得 の 課税 強化 、 土地 取得 金利 分 の 損益 通算 繰り入れ を 認め ない など の 対策 を 打ち出し て いっ た 。  さらに 、 バブル 崩壊 後 の 政治 状況 は 、 1992 年 の 東京 佐川急便 事件 に 端 を 発し た 金丸 信 の 議員 辞職 、 経世会 分裂 、 小沢 一郎 の 新生党 旗揚げ など の 政界 再編 、 細川 政権 誕生 による 55 年 体制 の 崩壊 、 政治 改革 、 細川 首相 の 電撃 辞任 、 羽田 孜 の 短期 政権 、 さらに 、 自社さ 連立 政権 による 村山 富市 へ の 政権 交代 など 、 大 混乱 の 状態 で あり 、 政治 は バブル 崩壊 後 の 経済 状況 に 十分 な 対応 が でき なかっ た 。  日経 平均 株価 について は 、 1989 年 の 大納会 （ 12 月 29 日 ） に 終値 の 最 高値 38 , 915 円 87 銭 を 付け た の を ピーク に 暴落 に 転じ 、 湾岸 危機 と 原油 高 や 公定歩合 の 急激 な 引き上げ が 起こっ た 後 の 1990 年 10 月 1 日 に は 一時 20 , 000 円 割れ と 、 わずか 9 か月 あまり の 間 に 半値 近い 水準 に まで 暴落 し た 。 1993 年 末 に は 、 日本 の 株式 価値 総額 は 1989 年 末 の 株価 の 59 % に まで 減少 し た 。  景気 について は 、 景気動向指数 ( CI ) を みる と 、 1990 年 10 月 を ピーク に 低下 傾向 と なり 、 1993 年 12 月 まで 低下 し た 。 地価 は 、 1991 年 秋 頃 （ 東京 、 大阪 の 大都市 圏 で は 1990 年 秋 頃 から 、 地方 圏 で は 1992 年 、 公示 価格 で は さらに 1 年 遅れ の 1993 年頃 ） に 、 路線 価 も 1992 年 初頭 を ピーク に 下落 し て いっ た 。  1992 年 春 、 エコノミスト の 高尾 義一 は 「 日経 公社債 情報 」 で 「 この まま で は 戦後 最大 の 不況 と なる 」 と 悲観 的 な 経済 見通し を 公表 、 この 見通し が きっかけ で 株価 が 急落 し た （ 高尾 ショック ） 。 1992 年 8 月 、 東証 に 上場 さ れ て い た 株式 の 時価 総額 は 1989 年 末 の 611 兆 円 から 269 兆 円 と 半分 以下 と なっ て い た 。  全国 の 地価 は 1992 年 に 入っ て から 下落 し 始め 、 1993 年 に は 全国 商業 地 平均 で 前年 比 10 % 以上 の 値下がり を 記録 し た 。  1999 年 以降 （ 1990 年代 後半 から 2000 年代 前半 、 2000 年 の IT バブル 崩壊 も 含む ） の 景気 が 急速 に 悪化 し 、 企業 の 倒産 や 人員 削減 による 失業 、 新規 採用 の 抑制 による 苛酷 な 就職 難 が 発生 し 、 本格 的 に 実害 を こうむっ た 。 1999 年 以降 （ 1997 年 の 消費 税 5 % 増税 と アジア 通貨 危機 の 影響 による 更 なる 不況 の 深刻 化 が きっかけ ） は 社会 全体 の 雇用 者 賃金 の 減少 や 、 それ 以前 より も さらに 非 正規 雇用 社員 が 増加 し て いっ た 。 それ まで の 好景気 は 株 や 土地 へ の 異常 な 投機 熱 による もの で 、 実体 を 伴わ ない もの 、 すなわち バブル で あっ た こと が 明らか に なり 、 振り返っ て 「 バブル 景気 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。  1980 年代 末期 の 日本 で の 不動産 バブル は 、 価格 上昇 の 原資 は 主 に 国内 の マネー だけ で あっ た 。 大蔵省 が 行っ た 総量 規制 で 銀行 の 不動産 向け 融資 が 沈静 化 し 、 地価 が 大幅 に 下がり 始め バブル が 崩壊 し た 。 それ まで 土地 神話 の もと 、 決して 下落 する こと が ない 、 と 言わ れ た 地価 が 下落 に 転じ 、 以後 、 2005 年 に 至る まで 、 公示 価格 は 下がり 続け た 。 2005 年 以降 は 、 一部 の 優良 な 場所 の 公示 価格 が 上昇 に 転じ て いる 。  1998 年 末 の 時点 で 日本 の 不動産 の 価値 は 2797 兆 円 に 及び 、 住宅 ・ 宅地 の 価値 は 1714 兆 円 と 不動産 全体 の 約 6 割 を 占め て い た 。 1998 年 末 の 土地 資産 総額 は ピーク 比 で 794 兆 円 、 株式 資産 総額 は 同じく ピーク 比 で 574 兆 円 減少 し て いる 。 1980 年 末 の バブル 崩壊 以降 、 日本 の 不動産 の 時価 は 600 兆 円 以上 暴落 し た 。 日本 全体 の 土地 資産 額 は 、 1990 - 2002 年 で 1000 兆 円 減少 し た 。 バブル 崩壊 で 日本 の 失わ れ た 資産 は 、 土地 ・ 株 だけ で 約 1400 兆 円 と さ れ て いる 。 内閣 府 の 国民 経済 計算 に よる と 日本 の 土地 資産 は 、 バブル 末期 の 1990 年 末 の 約 2456 兆 円 を ピーク に 、 2006 年 末 に は 約 1228 兆 円 と なり およそ 16 年間 で 約 1228 兆 円 の 資産 価値 が 失わ れ た と 推定 さ れ て いる 。  また 、 バブル 崩壊 直前 に 高値 で 住宅 を 購入 し 、 以後 の 価格 下落 で 憂き目 を 見る 例 も 少なく ない 。 資産 価格 が 下落 し た に も かかわら ず 固定 資産 税 が 高 止まり し た まま だっ たり 、 バブル 崩壊 後 の 低 金利 へ ローン を 借り 替えよ う として も 担保 割れ で 果たせ ない など で ある 。 高値 で 買っ た 同じ マンション の 別室 が バブル 崩壊 後 に 破格 値 で 売り出さ れ 、 資産 価値 下落 の 補償 を 求める 訴訟 も 起こさ れ た が 、 大半 は 自己 責任 として 補償 を 得 られ ず に 終わっ て いる 。  経済 学者 の 竹中 平蔵 は 「 バブル 崩壊 によって 日本 の 地価 が 下がっ た が 、 これ も グローバリゼーション の 一環 で ある と 考える こと が できる 。 日本 の 地価 が 下がっ て き た こと は 、 グローバリゼーション によって 起き た 制度 の 競争 、 『 要素 価格 均等 化 の 命題 』 の 流れ に 沿っ て いる という 見方 も できる 」 と 指摘 し て いる 。  景気 が 後退 し 、 地価 ・ 株価 が 下落 する と共に 、 従前 金融 機関 が 多額 の 融資 を し て い た 企業 の 業績 も 悪化 し 、 返済 が 順調 に 行え ない 企業 も 現れ た 。 返済 に 支障 が 予想 さ れる 場合 に は リスケジューリング を 行っ たり 、 実際 に 返済 が 滞っ た 場合 に は 不良 債権 に 区分 し 直し 、 引当 金 を 積み 増す 必要 が ある が 、 これ は 金融 機関 の 会計 を 圧迫 し て 経営 上 の 自由 を 奪う と 同時に 対外 的 に も 信用 を 損ねる もの として 嫌わ れ 、 査定 に 手心 を 加え て 正常 債権 と 見なし たり 、 追い 貸し を し て 形 の 上 だけ で も 本来 の 債務 の 返済 を 正常 に 行わ せる など し て 、 引当 金 の 積み増し を 免れる と共に 自身 の 経営 を 健全 に 見せる 弥 縫 策 が しばしば 採ら れ た 。 すぐ に 景気 は 回復 し て 損失 も 回復 できる と 期待 し 、 直ちに 債権 を 処分 し て 損失 を 処理 ・ 確定 する こと を 躊躇わ せ た が 、 この間 も 混迷 の 度合い は 深まり 、 不良 債権 は その 数 と 額 を 増し て 重 篤 化 し た 。  一方 で 、 外部 、 殊に 日本 国外 から は 金融 機関 が 不良 債権 を 隠し て いる と 映り 、 日本 の 金融 システム に対する 不信 感 が 抱か れ た 。 殊に 、 日本 の 会計 基準 が 簿 価 会計 で ある こと が 、 高値 掴み し た 資産 の 劣化 を 隠す 手段 と なり 、 不良 債権 隠蔽 の 温床 に なっ て いる と 指摘 し 、 直ちに 時価 会計 に 移行 し て 不良 債権 を 詳らか に し 、 金融 機関 の 経営 状況 を 公開 する よう に 迫っ た 。  銀行 へ の 資本 注入 の ため の 公的 資金 枠 は 、 1999 年 12 月 に は 70 兆 円 に まで 積み 増す こと が 決定 さ れ た 。  2002 年度 の 、 全国 銀行 の 不良 債権 の 処分 による 損失 の 累計 額 は 、 81 兆 円 5000 億 円 に 達し た 。 不良 債権 処理 に ともなっ た 銀行 の 損失 累計 額 は 、 1992 - 2002 年度 末 で 94 兆 円 と なっ た 。  全 銀行 の 不良 債権 の 純 損失 の 総額 は 100 兆 円 という 規模 と なっ た 。  日本 の バブル 崩壊 で 発生 し た 不良 債権 は 、 約 200 兆 円 と 言わ れ て いる 。  2001 年 の 日本興業銀行 調査 部 に よる と 、 バブル の 後始末 として の 不良 債権 処理 は 、 1997 年 に は 終了 し て い た と さ れ て いる 。  田中 秀臣 は 「 バブル 期 の 銀行 の 貸し出し の 総額 より も 、 現在 （ 2003 年 ） の 不良 債権 処理 額 の 方 が 上回っ て いる 。 現在 の 不良 債権 は 、 バブル と 無関係 で あり 、 その後 の デフレーション によって 発生 し た 」 と 指摘 し て いる 。  バブル 崩壊 後 、 損失 補填 、 利益 供与 、 巨額 損失 の 隠蔽 など 金融 機関 の 不祥事 が 相次い で 発覚 し た 。  政府 は 当初 、 大手 金融 機関 は 破綻 さ せ ない 、 という 方針 を 取っ て い た が 、 1995 年 頃 より 「 市場 から 退場 す べき 企業 は 退場 さ せる 」 という 方針 に 転じ 、 不良 債権 の 査定 を 厳しく し て 経営 状態 の 悪い 金融 機関 も 破綻 ・ 再生 する 処理 に かかっ た 。 この 流れ で 1995 年 8 月 に 兵庫銀行 が 銀行 として は 戦後 初 の 経営 破綻 と なり 、 以降 、 金融 機関 の 破綻 が 相次い だ 。  とりわけ 、 アジア 通貨 危機 とも 重なっ た 1997 年 から 1998 年 にかけ 、 北海道拓殖銀行 （ 拓 銀 ） 、 日本長期信用銀行 （ 長銀 ） 、 日本債券信用銀行 （ 日債銀 ） 、 山一證券 、 三洋証券 など 大手 金融 機関 が 、 不良 債権 の 増加 や 株価 低迷 の あおり を 受け て 倒産 し 、 事態 は 金融 危機 の 様相 を 呈し た 。  拓 銀 は 地価 上昇 を 見越し て 土地 評価 額 に対して 過大 な 融資 を 行い 、 また 、 バブル 期 の 融資 に 出遅れ て 、 劣後 順位 で の 担保 設定 を 行わ ざる を え なかっ た こと から 回収 が 思う に 任せ ず 、 不良 債権 が 膨らみ 、 1997 年 11 月 、 営業 継続 を 断念 し た 。  長銀 は バブル 期 に 不動産 ・ リース 等 、 新興 企業 に 積極 的 な 融資 を 行っ た が 、 バブル 崩壊 後 は イ・アイ・イ・インターナショナル へ の 多額 の 融資 の 焦げ 付き を 中心 と する 不良 債権 を 抱え 経営 不振 に 陥り 、 1998 年 10 月 に 制定 さ れ た 金融 再生 法 の 下 で 破綻 認定 さ れ 、 国有 化 さ れ た 。  日債銀 は バブル 崩壊 で 膨らん だ 不良 債権 を 飛ばし で 処理 し て い た が 、 1998 年 12 月 の 金融 調査 で 債務 超過 と 認定 さ れ 、 国有 化 さ れ た 。  山一證券 は 1989 年 末 を ピーク に 株価 が 下落 する の に 伴い 一任 勘定 で 発生 し た 損失 を 顧客 に 引き取ら せ ず に 、 簿 外 損失 として 引き受け て 、 いずれ 株価 の 上昇 で 損失 が 解消 する の を 待っ た が 、 銀行 から の 支援 を 失っ て 1997 年 11 月 に 自主 廃業 を 選択 し た （ 実際 に は 破産 宣告 を 受け て 解散 ） 。 証券 会社 に バブル 採用 さ れ た 社員 たち は 、 入社 数 年 で 会社 が 倒産 し 再 就職 も ままならない 状態 に 陥っ た もの が 多かっ た 。  上記 の よう に 銀行 が 破綻 し た 場合 、 当該 銀行 を メイン バンク と し て い た 企業 も 倒産 の 危機 に 瀕する 。 貸出 枠 が 縮小 し て 行く 中 で 、 他 の 銀行 から 改めて 融資 を 受ける の は 困難 で あり 、 景気 全般 も 悪く 好 業績 も 望め ない 中 で は なおさら 新た な 融資 を 引き出す こと は 困難 と なっ た 。 結局 融資 を 得 られ ず 倒産 に 至る 企業 も 多かっ た 。  日本長期信用銀行 を 再生 する 過程 で 、 同 銀行 を 買収 し た 投資 組合 は 、 取引 の あっ た 企業 を 破綻 に 追い込ん で 積極 的 に 瑕疵 担保 条項 を 活用 し て 利益 を 確保 する 行為 に 出 た 。 その 結果 、 ライフ 、 そごう 、 第一ホテル 等 が 破綻 し 、 暴挙 と の 批判 を 浴び た 。  個人 向け 融資 機能 の 弱かっ た 金融 機関 が 住宅 資金 需要 に 応え て 設立 し た 住宅 金融 専門 会社 （ 住専 ） で ある が 、 バブル 期 前後 に は 、 金融 機関 自身 が 住宅 ローン 市場 に 参入 し 、 住専 は 本来 の ターゲット で ある 住宅 ローン 以外 の 不動産 事業 に 傾斜 し た 。 優良 な 債権 を 銀行 等 が 占有 し た ため 、 住専 は リスク の 大きい 物件 に 傾斜 せ ざる を 得 なかっ た と の 指摘 も ある 。  バブル 崩壊 後 は 融資 先 が 破綻 する ケース に 加え 、 担保 と し て い た 土地 も 値下がり し て 融資 の 回収 が 見込め ない 不良 債権 が 増加 し 、 住専 7 社 の うち 6 社 は 破綻 し た 。 破綻 に際して は 、 住専 に 多額 の 資金 を 融資 し て い た 農林 系 金融 機関 や 銀行 を 保護 する ため に 公的 資金 が 注入 さ れ た （ 詳細 は 住宅 金融 専門 会社 を 参照 ） 。  一方 、 案件 として 小粒 で あり 従来 は 銀行 から 重視 さ れ て い なかっ た 個人 相手 の 住宅 ローン が 、 バブル 崩壊 後 の 不況 期 の 中 で は リスク が 低い こと から 注目 を 浴び 、 それ に 注力 する 銀行 も 現れ た 。  バブル 崩壊 に 伴う 事業 の 縮小 、 経営 不振 に 加え て 、 プロジェクト に かかる 代金 支払い の 保証 を し て い た こと から 、 一気に 負債 額 が 増加 し 、 経営 悪化 が 表面 化 し た ゼネコン が 多数 あっ た 。 ゼネコン の 破綻 は 雇用 不安 に つながり 社会 の 不利益 と なる ので 公的 資金 を 投入 し て 救済 す べき と する 意見 が 出る 一方 で 、 従前 の 経営 の 難点 を 指摘 し て 「 市場 から 退場 す べき 企業 は 退場 さ せる べし 」 と する 論調 も 声高 に なさ れ た 。 また 、 下請け の 会社 が 大手 ゼネコン から 仕事 を 受注 する に 際し て 、 従前 は 手形 払い 等 、 信用 を 前提 に し た 決済 を 行っ て い た もの を 、 現金 払い で 決済 する よう 要求 する こと も あっ た 。  1988 年 に 公表 さ れ た BIS 規制 は 日本 で は 移行 措置 の あと 、 平成 4 年度 （ 1992 年 の 末 ） から 本格 適用 さ れる こと に なっ て い た 。 この 規制 の 適用 に際して 、 金融 機関 は それ まで 大きく 広げ て い た 貸し出し 枠 を 自己 資本 比率 を 満たす よう 縮小 する 必要 に 迫ら れ た 。  さらに 、 株価 の 低迷 が 追い打ち を 掛け た 。 安定 株主 の 形成 に も 役立つ こと から 、 日本 の 銀行 が 取引 の ある 会社 の 株 を 持つ こと が 普通 に 行わ れ て い た 。 ところが BIS 規制 で は 、 所有 する 株 も 自己 資本 として 算入 さ れる こと から 、 バブル 崩壊 後 の 株価 低迷 で 所有 する 資産 が 目減り し 、 それだけ 貸出 枠 も 縮小 し た 。  なお 、 国際 業務 を 行う 金融 機関 の 自己 資本 比率 の 基準 として 8 % が 示さ れ た が 、 BIS   そのもの で は 、 国内 業務 に 限っ た 場合 など の 個別 の 規定 を 設け て おら ず 、 日本 で は 国内 の 業務 に 限る 金融 機関 は 4 % で 良い と し た 。 経営 状況 を 勘案 し て 、 海外 から 撤退 し て 業務 を 国内 に 限る 邦銀 も あっ た 。  金融 機関 が 、 経営 に 問題 が ない 企業 に対して も 貸し出し に 慎重 に なり 、 新た な 融資 を 断る こと を 「 貸し 渋り 」 。 既存 の 融資 を 引き揚げ たり する こと を 「 貸し 剥がし 」 と いう 。  総量 規制 に 加え て 、 BIS 規制 、 株価 の 下落 が 、 金融 機関 の 貸出 枠 に 枷 を はめ て 、 金融 機関 は それ まで 大きく 広げ て い た 貸し出し 枠 を 自己 資本 比率 を 満たす よう 縮小 する 必要 に 迫ら れ た 。 これ に 応じ て 、 過剰 に 貸し付け て い た 融資 を 、 半ば 強引 と も 見える 手法 で 引き上げる 貸し 剥がし も 頻発 し 、 景気 の 悪化 に 輪 を かけ た 。  突然 に 全額 一括 返済 を 求める ほか に 、 それ まで 定常 的 に 融資 を 繰り返し て き た もの を 一方 的 に 停止 する の を はじめ として 、 「 今後 も 融資 を 継続 する ため に 」 「 内部 処理 の 都合 で 」 「 新規 ・ 追加 融資 を 纏め て 一つ の 枠 に する ため に 」 など の 説明 をもって 融資 を 一旦 引き上げ た ところ で 前言 を 翻し て 融資 に 応じ ない 、 など で ある 。 貸し 剥がし により 運転 資金 を 絶た れ て 倒産 に 追い込ま れる 企業 も 続出 し た 。  融資 の 約束 を 反故 に さ れ た として 訴訟 に 持ち込ん で も 、 多く の 場合 は 次 の 融資 は 口約束 で なさ れる ため 、 決定的 証拠 に 欠け 、 また 、 銀行 の 融資 の 判断 が 優先 さ れる こと が 大半 で 、 結局 泣き寝入り する ケース が 多い 。 その他 に 、 故 なく 、 あるいは 些細 な 理由 を もっ て 預金 と 融資 を 相殺 し て 引き揚げる 、 など 借り手 側 から 見 て 強引 な 手法 が 採ら れる こと も あっ た 。 また 、 新規 の 融資 に も 消極 的 な 姿勢 を 示し 、 貸し 渋り と の 批判 も あっ た 。  ただし 、 銀行 に 融資 を 申し込ん で 断ら れる と すぐ に 貸し 渋り だ という 企業 経営 者 が 多い が 、 財務 内容 が 悪かっ たり 、 過去 に 会社 が 倒産 し 保証 協会 が 求償 権 を 持っ て い たり する よう な 場合 に 融資 が でき ない こと を もっ て 貸し 渋り だ という の は 早計 で ある 。  貸し 渋り という の は あくまで 、 健全 で 財務 内容 に 問題 の ない 企業 が 、 一方 的 な 金融 機関 の 都合 で 融資 を 受け られ ない 状態 の こと を いう 。  竹中 平蔵 は 「 日本 の 銀行 貸出 残高 の 対 GDP 比 は 、 1980 年代 初頭 まで は 約 70 % で 一定 し て い た 。 その後 、 1980 年代 半ば 以降 から 急上昇 し 、 バブル ピーク 時 に は 107 % まで 上場 し た 。 銀行 が 安易 に 貸し出し を 行い 、 企業 も 安易 に 借り入れ た から で ある 」 と 指摘 し て いる 。 竹中 は 「 もちろん 、 銀行 の 貸し出し 態度 と 借り手 側 の 事情 の 変化 の 両方 に 問題 が ある が 、 金利 を 見る 限り 銀行 が 貸し 渋り を し た と いう より 借りる 側 が 減っ た 、 資金 需要 が 減っ た と 解釈 す べき で ある 」 と 指摘 し て いる 。  日銀短観 に よる と 、 銀行 の 貸し 渋り は 1997 年 半ば から 1998 年 に 観測 さ れ た が 、 1993 - 1996 年 、 1999 - 2000 年 に は 観測 さ れ て い ない 。 経済 学者 の 野口 旭 は 「 1990 年代 で 明らか に 貸し 渋り が あっ た の は 、 1997 年 、 1998 年 だけ で あっ た という の が 経済 の 専門 家 間 の 定説 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  貸し 渋り による 倒産 は 、 1998 年 の 1 年間 で 約 760 件 と なっ た 。  金融 機関 で は 融資 先 の 中 に 不良 債権 と 区分 さ れる もの が 増える に従い 、 引当 金 （ 貸 倒引当 金 ） を 積み 増す 必要 に 迫ら れ た 。 収益 の 中 から 、 引当 金 として 確保 する べき 部分 が 増える に 伴い 、 金融 機関 の 経営 を 圧迫 し た 。  金融 庁 の 発足 と 、 金融 検査 マニュアル による 金融 機関 検査 の 厳格 化 により 、 いっそう 貸 倒引当 金 を 積み ます 必要 性 が 増大 し た 。  尚 、 景気 の 回復 に 伴い 不良 債権 で あっ た もの が 正常 債権 に 区分 さ れる 様 に なる と 、 これら の 引当 金 は 利益 に 組み入れ られ 、 2005 年 以降 の 銀行 の 利益 拡大 の 一因 と なっ て いる 。  バブル 崩壊 後 、 金融 不安 が 拡大 する と 同時に 、 邦銀 、 日本 の 企業 、 そして 、 日本 国債 に対する 、 いわゆる 格付け も 順次 引き下げ られ た 。 その 都度 、 国内 から これら の 評価 が 不適切 で ある と の 抗議 の 声 が 出さ れ た 。  上記 の 格付け 引き下げ も 相 俟 って 、 日本 の 金融 システム に対する 信用 が 落ち 、 邦銀 が 海外 で 資金 を 調達 する 際 に 、 通常 に 較べ て 高い 利率 を 要求 さ れ た 。 相手 が 邦銀 で ある こと を 理由 に 積み 増す 利率 は 、 ジャパン ・ プレミアム と 呼ば れ 、 1997 年 秋 や 1998 年 秋 に 上昇 し 最大 で 約 1 % に 達し た が 、 1999 年 に は 低下 し て いき 、 2000 年 に なる と 、 この 積み増し は ほぼ ゼロ と なっ た 。  かつて 日本 国外 の 不動産 や 資産 、 企業 を 購入 し て 進出 し て い た 企業 が 、 本業 の 業績 悪化 に 伴い 、 撤退 を 余儀なく さ れ た 。 三菱地所 は 、 ロックフェラー ・ センター の 主要 部分 を 、 買収 時価 額 を 大幅 に 下回る 価額 で 手放さ ざる を 得 ず 、 大きな 損失 を 出し て 撤退 し た 。  日本 の 労働 分配 率 は 、 1990 年 頃 は 60 % 程度 の 水準 で あっ た が 、 バブル 崩壊 以降 上昇 し 、 2000 年 時点 で は 約 70 % と なっ て い た 。 竹中 平蔵 は 「 売り上げ が 下がっ て も 賃金 は 下げ られ ない ため 、 企業 収益 に対する 労働 分配 率 が 上がっ て しまっ た 」 「 バブル 崩壊 後 も 日本 の 企業 は 雇用 を できるだけ 守り 、 賃金 を 引き下げ ない よう に 努力 し て き た 。 労働 分配 率 の 上昇 は 、 資本 分配 率 の 低下 を 意味 する 」 と 指摘 し て いる 。  リクルート ワークス 調査 に よれ ば 、 大学 卒業 者 に対する 求人 数 は バブル 景気 崩壊 の 1991 年 （ 約 84 万 人 ） を ピーク に 1997 年 （ 約 39 万 人 ） まで 減少 し た 。 その後 は 増加 し て いる 。 また 、 高校 卒業 者 に対する 求人 倍率 （ 厚生 労働省 調査 ） も 1992 年 の 3 . 34 倍 を ピーク に その後 は 低下 を 続け 、 2003 年 に は 1 . 27 倍 と 過去 最低 を 記録 し た 。  要因 の 一つ は 、 終身 雇用 が 重視 さ れ て い た 当時 の 風潮 の 下 で は 在籍 し て いる 社員 を 解雇 する の が 困難 だっ た ため に 、 過剰 人員 を 削減 する 手段 を 新規 採用 の 抑制 に 求め た こと 。 更に 大きな 要因 は 、 1991 年 大晦日 に ソビエト 連邦 が 消滅 し た こと で ある 。 ソビエト が アメリカ に 敗れ た という こと は 、 アメリカ 型 の 無 規制 型 経済 体制 が 、 ソビエト 型 の 規制 型 経済 体制 より 優れ て いる と 多数 の 日本人 が 思い込み 、 経済 ・ 雇用 ・ 社会 など あらゆる 制度 を アメリカ 型 に 変える こと が 推進 さ れ た こと で ある 。  1991 年 から 1992 年 は 、 人口 が 多い 1970 年代 前半 生まれ が 就職 する 時期 、 1970 年代 後半 生まれ が 小学 6 年生 から 高校生 、 1980 年代 前半 生まれ が 小学生 で あっ た 。 この ため に 、 競争 が 激化 し 、 雇用 の アメリカ 化 が 推進 さ れ た ため に 、 就職 が 極めて 困難 に なっ た 。 俗 に 言う 就職 氷河期 の 到来 で ある 。 就職 でき なかっ た 多く の 若者 は フリーター や ニート と なり 、 就職 氷河期 世代 と 呼ば れ 、 彼ら の 生活 ・ 雇用 の 不安定 さ 、 社会 保障 の 負担 が 充分 でき ず に セーフティー ネット から 外れ 困窮 する 状態 に 陥る など 、 大きな 社会 問題 と なっ て いる 。  この ため 、 小渕 政権 から 小泉 政権 にかけて の 2000 年代 初頭 に は 記録 的 な 就職 氷河期 と なり 、 大手 企業 の 「 若干 名 採用 」 「 採用 ゼロ 」 も 珍しく なかっ た 。 失業 率 は 、 1999 年 頃 から は 経営 の 悪化 から リストラ を 名目 と し た 大 規模 な 解雇 も 頻発 する よう に なり 、 戦後 最悪 を 記録 し 全国 平均 で 5 パーセント を 超える に 至っ た 。 中途 採用 について は 、 抑制 が ピーク に 達し た 1999 年 に は 有効 求人 倍率 が 0 . 5 倍 を 割り込ん だ 。  特に 、 バブル 直前 期 に 民営 化 さ れ た 電電 公社 （ 現 NTT ） や 日本 国有 鉄道 （ 現 JR ） など は 、 法律 によって 新規 採用 が でき ず 、 再開 さ れ た 後 も 余剰 人員 の 削減 の ため に まとまっ た 退職 者 が 出る まで 採用 の 抑制 が 行わ れ た 。 その 結果 、 採用 を 抑え られ た 時期 に 入社 し た 世代 と その 上 の 世代 で は 社員 の 数 に 極端 な 差 が 生じる こと に なり 、 各社 の 社員 の 年齢 構成 は いびつ な 状況 と なっ た 。  また 学歴 神話 の 崩壊 により 、 バブル 崩壊 以前 は 、 一定 の 水準 の 評価 を 受け て いる 大学 を 卒業 し て いれ ば 、 その 大学 に 見合っ た 就職 先 が 事実 上 保障 さ れ て い た と いっ て も 過言 で は なかっ た が 、 極端 な 採用 抑制 の ため に 難関 大学 の 卒業生 で さえ 非常 に 困難 な 就職 活動 を 強い られ た （ 学歴 難民 ） 。 また 、 本来 で あれ ば 採用 し た 新卒 に対し 、 企業 内 で 一定 の 期間 教育 を 施し て 戦力 として 育て上げ 、 それから 現場 で 業務 に 就か せる こと が 普通 で ある が 、 業績 の 悪化 を 受け て 教育 の 余裕 も なくなり 、 新卒 に対して 「 即 戦力 」 たる 能力 を 求める 風潮 が 2015 年 現在 でも 大半 の 企業 で 続い て いる 。 1990 年代 から 2000 年代 に 段階 的 に 進ん だ グローバル 化 と 、 それ に 伴う 国際 競争 の 激化 も 、 こうした 風潮 に 拍車 を かけ て いる 。  この 時期 は 一転 し て 公務員 の 人気 が 非常 に 高く なっ た 。 民間 企業 の 倒産 や リストラ が 相次ぎ 新規 採用 が 絞ら れる なか 、 「 景気 の 動向 に 左右 さ れ にくい 」 という 公務員 の 特徴 が バブル 期 と は 全く 逆 の 捉え られ 方 を さ れ 、 その 堅実 性 から 公務員 を 希望 する 学生 が 増加 し た 。 他方 で 長引く 不況 下 で も 失業 の 心配 が ほとんど 無く 、 地方 公務員 に 限っ て は 収入 減少 の 憂き目 に も 遭わ ず 、 年金 や 社会 保険 など 福利 厚生 も 充実 し た 公務員 が 、 民間 と 比べ て 優遇 さ れ て いる と 批判 する 世論 も 高まっ て いっ た （ 大阪 市 の 不祥事 も 参照 ） 。  堅実 な 公務員 職 を 希望 する 学生 が 増加 する 一方 で 、 不況 に 伴う 税収 減少 を うけ た 財政難 や 、 公務員 改革 に 伴う 人員 削減 の 影響 で 地方 公共 団体 は 新規 採用 を 縮小 し た ため 、 公務員 は 非常 に 狭き 門 と 化し た 。 あまり の 就職 難 の ため に 、 大卒 者 （ 特に 中堅 校 以下 の 大卒 者 ） が その 学歴 を 隠し 、 高卒 （ あるいは 短大 卒 ） の 採用 枠 で 公務員 に 採用 さ れ た 例 も あり 、 2000 年代 半ば 以降 神戸 市 や 大阪 市 、 さらに は 横浜 市 など で 次々 と 同様 の 行為 が 発覚 し て 問題 と なっ て いる 。  2003 年 頃 から ようやく 景気 が 回復 基調 に 転じ た 頃 、 企業 を 長らく 支え て き た 団塊 の 世代 の 一斉 退職 が 目前 に 迫っ て い た 。 本来 で あれ ば 中堅 社員 や 若手 社員 が 団塊 の 世代 の 持つ 経験 や 技術 を 受け継ぐ 立場 に あっ た が 、 長期 に 渡る 採用 抑制 の ため に 多く の 企業 で 20 - 30 代 半ば の 社員 が 極端 に 少なく 、 人員 の 年代 構成 が 歪ん で いる ため 継承 が 円滑 に 行わ れる 状況 に なかっ た 。 この ため 企業 は 急い で 人員 の 確保 に 走り 、 2005 年度 （ 2006 年 春 入社 予定 者 ） に は 新卒 の 求人 総数 は バブル 景気 期 と 同 程度 に まで 回復 し 、 2006 年度 - 2008 年度 （ 2007 年 春 - 2009 年 春 入社 予定 者 ） の 新卒 大学生 の 求人 状況 は 、 「 バブル 景気 時 以上 」 と いわ れる ほど の 水準 に 達し た 。 企業 全般 で は 、 中核 と なる 人材 を 育てる 投資 の 視点 から 新卒 ・ 第 二 新卒 の 獲得 に 走る 一方 で 、 上記 の 「 就職 氷河期 世代 」 の フリーター を 改めて 正社員 として 雇い 入れる に は 投資 の 面 から 非 効率 的 で ある として 消極 的 で あっ た 。 2006 年 に 発足 し た 安倍 晋 三 政権 （ 第 1 次 安倍 内閣 ） は 、 こうした 世代 間 の 格差 拡大 の 是正 の 一環 として 再 チャレンジ 制度 を 打ち出し た が 、 制度 が 定着 する 前 に 退陣 し 、 再 チャレンジ 制度 は 立ち消え に なっ て しまっ た （ 後 に 2012 年 に 安倍 が 再 登板 ( 第 2 次 安倍 内閣 ) し 、 再 チャレンジ 担当 大臣 の 職 を 復活 さ せ て いる ） 。  新卒 採用 の 求人 が 増え た 一方 で 、 新卒 の 大半 は その 殆ど が 不景気 の 日本 しか 知ら ず に 育っ て おり 、 それ が ゆえに 大 企業 志望 で 、 終身 雇用 を 求める 保守 的 かつ 安定 志向 の 傾向 に あっ た 。 また 求人 数 や 就職 率 が 改善 し た の も 事実 だ が 、 企業 は 公表 し た 求人 数 そのまま の 人数 は 採用 し ない （ 採用 人数 より 質 を 重視 する 厳選 採用 ） 傾向 に あっ た ため 、 優秀 な 学生 は 内定 を 次々 に もらう が 、 そう で ない 学生 は 内定 を 一つ もらう のに 苦労 する 「 内定 格差 」 が 生じる こと に なっ た 。  こうした 「 売り手 市場 」 は 数 年 続い た が 、 世界 金融 危機 が 顕在 化 し た 2008 年 秋 以降 は 、 バブル 崩壊 時 より も 急激 な 勢い で 求人 数 が 落ち込み 、 就職 氷河期 へ と 逆戻り する こと と なっ た 。  規制 緩和 の 一環 として 不況 下 の 経費 削減 、 殊に 固定 費 削減 の ため 企業 の 業務 を 担う 人員 や 、 業務 そのもの を 企業 本体 から 切り離し 外部 から 調達 する 方法 も 取ら れる よう に なっ た 。  一方 で 、 これら の 供給 を 行う 業務 請負 会社 、 人材 派遣 会社 等 も 成立 し 、 業績 を 伸ばし て き た 。  失わ れ た 20 年 の 就職 氷河期 に 曲がりなりにも 雇用 が 確保 さ れ た の は 、 これら 非 正規 雇用 による 賃金 切り下げ の 効果 な の は 疑い が ない 。 しかし 、 2007 年 現在 、 その 総数 は 全 就業 者 の 1 / 3 を 占める まで 増加 し 、 バブル 期 以上 と いわ れる まで に 企業 が 利益 を 出し て も 非 正規 雇用 者 の 待遇 は 変わっ て い ない 。 利益 を 上げ て も 「 （ 国際 ） 競争 力 の 確保 」 を 名目 ・ 大義名分 として 、 人材 ・ 設備 へ の 投資 を 極力 行わ ず 、 株主 へ の 配当 も せ ず 、 結果 として 内部 留保 が ひたすら に 積み上げ られ て いく 企業 さえ 見 られる 。  何 歳 に なっ て も 、 また 何 年 勤め て も い つ 解雇 さ れる か 判ら ない ため 、 子供 を 作る どころか 結婚 さえ する わけ に いか ない 非 正規 雇用 の 若者 （ 特に 男性 ） が 増加 し た と 言わ れ て いる 。  日本 で は 企業 間 で 株 を 持ち 合っ たり 、 銀行 が 取引 の ある 会社 の 株 を 持っ て 安定 株主 を 確保 する 傾向 が 強かっ た 。 株価 上昇 時 に は 、 この 株 も 含み益 を もたらし た が 、 株価 下落 に 伴い 、 逆 に 含み損 と なっ て 企業 の 会計 を 圧迫 する 負担 要因 と なっ た 。 とりわけ 銀行 が 株 を 所有 し て い た こと について は 、 安全 と 堅実 を 旨 と す べき 金融 機関 が 不安定 な 資産 、 いわば 博打 に 資金 を 投じ た 、 といった 批判 が 寄せ られ た 。  また 、 各々 の 銀行 について 、 どこ まで 日経 平均 が 下がれ ば 所有 する 株 が 含み益 から 含み損 に 転じる か を 調査 し 、 それ によって 銀行 の 経営 の 優劣 や 健全 性 を 論じる こと も 行わ れ た 。 また 銀行 の 大半 が 含み損 に 転じる 日経 平均 指数 を 算出 し 、 「 そこ まで 下がる こと は ない 」 「 そこ まで 下がら なけれ ば アク 抜け せ ず 株価 は 反転 し ない 」 「 そこ まで 下がっ たら 日本 経済 は 崩壊 する 」 など 、 各種 の 意見 が 出さ れ た 。  同時に 、 株 を 売却 し 、 相互 に 持ち 合う 関係 を 解消 する 動き も 出 て き た 。 これ は 安定 株主 の 喪失 を 招き 、 後 に 株 の 買い占め による 乗っ取り など の 事例 が 増える こと に 繋がっ た 。 株主 が 次第に 存在 感 を 増す よう に なり 、 利害 関係 者 の 対立 を 背景 に 「 会社 は 誰 の もの か 」 という 議論 が なさ れる よう に なっ た 。  会社 の 所有 する 不動産 等 が 、 本当に 経営 に 見合う もの か を 精査 する 傾向 が 出 て き た 。 保養 地 等 を 売却 する 動き が 出 た ほか 、 オフィス を より 賃料 の 安い 場所 に 移し て 固定 費 を 削減 し たり 、 本社 ビル を 売却 し て 獲得 し た 資金 で 経営 の 立て直し を 図る 会社 も 現れ た 。 ビル の 売却 に際して 、 オフィス は 入居 し た まま で 、 新た な 所有 者 に 賃料 を 支払う 形式 に する 例 も ある 。  それ まで は 土地 神話 も あり 、 土地 は 単に 所有 する だけ でも 資産 価値 が あり 、 その 価値 は 毀損 し ない もの と 思わ れ た 。 土地 の 価格 の 算定 にあたって は 、 取引 事例 比較 法 により 、 今 まで の 取引 実績 や 周辺 で の 土地 取引 の 事例 に 基づい て 値段 を 決める 方法 が 主 だっ た 。 バブル 崩壊 後 は 、 その 土地 が 賃料 等 で 上げる 収益 を 勘案 する 収益 還元 法 による 評価 方法 も 考慮 さ れる よう に なっ た 。  バブル 景気 の もと で 地価 が 高騰 する に 伴い 相続 税額 も 膨らみ 、 いざ 不動産 を 含む 相続 が 発生 する と 手持ち 資金 が 無く 、 相続 税 を 払う こと が でき ず に 困窮 する 事態 も あっ た 。 これ に 備える 策 の 一つ として 、 借金 を し て 変 額 保険 に 加入 する 手法 が 、 盛ん に 喧伝 さ れ た 。  保険 を 投資 信託 に 似 た 投資 勘定 で 運用 する こと から 、 株価 が 上がる 状況 下 で は 運用 益 を 借入金 返済 の 一助 と できる し 、 保険 金額 （ 即ち 資産 ） が 増やせ 、 また 、 借金 と 相続 資産 を 相殺 し て 相続 税額 が 抑え られ 、 さらに 払い 渡さ れる 保険 金 に は 別個 の 控除 枠 が あり 相続 税 の 節税 に も なる など 、 「 良い こと づくし の 方法 」 として 、 銀行 から 多額 の 借金 を し て でも 加入 する こと が 勧め られ た 。 最盛 期 に は 、 払い込む 保険 掛け金 を 融資 する 銀行 の 担当 者 と 、 保険 契約 を 結ぶ 保険 会社 の 担当 者 が 、 連れ だって 販売 に 回る こと さえ あっ た 。 当時 の 法律 で は 銀行 ・ 保険 ・ 証券 の 間 で 業務 の 範囲 が 厳密 に 峻別 さ れ 、 銀行 が 顧客 の 保険 契約 に かかわる こと は 戒め られ た 。  バブル 崩壊 後 は 不動産 の 価格 が 大きく 下落 する と 同時に 投資 信託 が 大きな 損失 を 出し て 受け取れる 保険 金額 が 目減り し 続ける 一方 、 借金 は そっくり 残り 、 場合 によって は 保険 金 を 含め た 全 資産 が マイナス に 転じる など 、 契約 者 を 苦 況 に 陥れ た 。 満期 時 の 返戻 金額 が 元本 を 大きく 下回り 、 手数料 も 掛かる こと から 解約 に も 踏み切れ ず 、 株価 が 下がる につれて 見る 見る 保険 金額 が 減っ て いく の を 目の当たり に し て 「 私 が 早く 死ん だ 方 が 良い という こと か 」 と 問う 被 保険 者 に 、 担当 者 が 「 その 通り です 」 と 答え た 事例 も 伝え られる 。 満期 時 の 保険 返戻 金 が 、 最低 額 が 保証 さ れ て いる 死亡 保険 金 を 大きく 下回っ た 場合 に は 、 死亡 保険 金 を 獲得 する ため に 被 保険 者 が 自殺 を 選択 し た 例 も あっ た 。  後 に 、 顧客 側 から リスク の 説明 を 怠っ た として 多く の 訴訟 が 起さ れ 、 だいたい の ケース で は 顧客 と 販売 者 双方 の 過失 を 認める とともに 、 販売 者 側 に 損害 賠償 を 命じ て いる 。  バブル 崩壊 後 の 不況 を 受け て 契約 の 解約 が 相次い で 保険 掛け金 収入 が 減少 し 、 また 株価 低迷 を 受け て 保険 金 運用 実績 も 思わしくなく 、 保険 会社 の 経営 を 圧迫 し た 。 バブル 期 に は 貯蓄 性 の 高い 年金 商品 を 中心 に 高い 予定 利率 を 約束 し た 商品 が 販売 さ れ て い た が 、 資金 運用 の 実績 が 予定 利率 を 下回る 逆ざや 状態 に 陥っ た 。 一部 の 保険 会社 は 最終 的 に 破綻 に 至り 、 その 顧客 の 契約 が 他 会社 に 引き継が れる 際 に は 保険 金額 の 削減 や 予定 利率 の 低減 が 行わ れ た 。 また 、 逆ざや 状態 を アピール し て 、 保険 会社 の 都合 で 一方 的 に 予定 利率 を 削減 できる スキーム を 設ける こと も 検討 さ れ た 。  2005 年 頃 から は 保険 会社 による 保険 金 不払い 事件 や 保険 料 過 徴収 問題 など も 表面 化 する こと に なっ た 。  経済 専門 の クラウドソース・コンテンツ 『 Seeking   Alpha 』 は 、 日本 の 低迷 の 主 要因 は バブル 崩壊 で あり 、 政府 ・ 銀行 の 対応 の 遅 さ が デフレーション に つながっ た と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 野口 旭 、 田中 秀臣 は 「 日本 の 長期 停滞 の 真 の 原因 は 、 バブル 崩壊 後 の 資産 デフレ を 起因 と し た 、 マクロ 的 な 総 供給 に対する 総 需要 の 恒常 的 な 不足 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  景気 対策 として 、 日本銀行 は 公定歩合 を 引き下げ （ 2001 年 9 月 に は 0 . 1 %）、 政府 も 度重なる 財政 出動 （ 総額 100 兆 円 ） を 行っ た が 効果 は 無かっ た 。  1991 年度 版 、 1992 年度 版 の 『 経済 白書 』 は 、 株価 ・ 地価 の 暴落 が 景気 に 及ぼす 効果 は 小さい と 分析 し て い た 。  1992 年 に 来日 し た アラン ・ グリーンスパン FRB 議長 は 「 資産 価格 の 変動 は 、 金融 システム に 大きな 影響 を もたらす 。 対策 は 早い ほう が いい 」 と 述べ て い た 。  ミルトン・フリードマン は 「 日銀 は 急 ブレーキ を かけ すぎ た 。 金利 を 引き上げ 、 通貨 供給 量 の 伸び を 急激 に 抑え 、 深刻 な 景気 後退 を 引き起こし て しまっ た 。 日銀 は 誤り を 正す の が 遅く て 、 リセッション を 長引か せ 深刻 な もの に さ せ て しまっ た 」 と 指摘 し て いる 。   高尾 義一 は 「 資産 価格 の 上下 の 状況 変化 を 読め ず 、 政策 が 後 出 に 回っ た 」 と 指摘 し て いる 。 翁 邦雄 は 「 地価 が 下がり すぎる と 金融 システム に 不安 が 生じる こと が 明確 に 理解 さ れ て いれ ば 、 大胆 な 緩和 を し た ほう が よい と 判断 さ れ た はず で ある 。 緩和 する テンポ が 遅く は なかっ た が 、 金融 危機 を 警戒 し て い なかっ た 分 、 普通 の 緩和 しか でき なかっ た 。 ただ 、 当時 の 社会 的 雰囲気 の 中 で は 、 金融 システム の 問題 が わかっ て い た として も リアルタイム で 大胆 な 緩和 の 判断 を 下す の は 難しかっ た で あろ う 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 竹中 平蔵 は 「 日本 の 1992 - 1994 年 の 現実 の 成長 率 は 0 % 台 で あっ た が 、 バブル 崩壊 後 の 当時 の 政府 見通し は 2 % 半ば から 3 % 半ば という 高い 数字 を 掲げ 続け て い た 。 当時 の 政府 は 明らか に バブル 崩壊 （ 資産 デフレ ） の 負 の 影響 を 過小 評価 し て い た 」 と 指摘 し て いる 。  田中 秀臣 は 「 大蔵省 （ 財務省 ） ・ 日本銀行 の 両 政策 当事者 の 協調 政策 は 、 1990 年代 以降 機能 し て い なかっ た 。 1996 - 1998 年 の 橋本 龍太郎 政権 で は 緊縮 財政 と ゼロ 金利 政策 、 その後 の 森 喜朗 政権 で は 財政 政策 の 拡大 と ゼロ 金利 政策 の 解除 で あっ た 」 と 指摘 し て いる 。 田中 は 「 バブル 崩壊 以降 の 日銀 は 金融 を 引き締め 続け た 」 「 バブル 崩壊 後 の 持続 的 な 金融 引き締め スタンス が 原因 で 、 人々 に デフレ 期待 が 定着 し て しまっ た 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 原田 泰 は 「 現実 に 採用 さ れ た 政策 は 、 株価 の 買い支え や 土地 の 買い上げ 、 地価 税 の 凍結 など で ある 」 と 指摘 し て いる 。  銀行 など 金融 機関 の 不良 債権 問題 が 深刻 と なっ て 以降 は 、 早期 に 財政 資金 を 投入 し て 破綻 し た 金融 機関 の 救済 を 行う べき で あっ た と 考え られ て いる 。 しかし 、 この 問題 で も 、 住専 処理 に 6850 億 円 の 資金 を 投入 する という 日本国 政府 の 1996 年度 予算 案 に対して 、 マスコミ など は 、 金融 機関 に 失敗 の 責任 を 取ら せ ず に 救済 の ため に 税金 を 投入 す べき で は ない など 、 強く 反発 する こと と なり 、 国会 も 混乱 し た 。 後 から 数 十 兆 円 の 資金 が 投入 さ れる こと に なっ た こと を 考えれ ば 、 早期 に 公的 資金 の 注入 が できれ ば 問題 の 拡大 を 抑制 でき 、 結局 は 国民 の 負担 も 少なく て 済ん だ の で は ない か という 見方 も 多い 。  原田 泰 は 、  という 3 つ の 疑問 点 が ある と し て いる 。  バブル 崩壊 後 の 低迷 から の 脱却 局面 で は 、 景気 の 回復 傾向 が 見 られ た 際 に 、 財政 ・ 金融 による 景気 刺激 的 政策 から 、 景気 抑制 的 政策 へ の 転換 を 早く 行い すぎる 、 という 失敗 を 繰り返し た 。  1 度目 の 失敗 は 、 財政 政策 の 失敗 で ある 。 1993 年 10 月 を 底 に 景気 は 回復 する 。 日本国 政府 は 財政 赤字 の 縮小 を 急ぎ 、 1997 年 4 月 から 消費 税率 を 2 % 引上げ 、 2 兆 円 の 特別 減税 を 廃止 、 医療 費 自己 負担 増 など 、 約 9 兆 円 の 負担 増 を 実施 し た 。 ところが 、 同年 に は アジア 通貨 危機 が 発生 し た こと や 、 年末 に は 金融 機関 の 経営 破綻 が 続い た こと など から 、 景気 は 極端 に 悪化 する こと に なっ た 。  2 度目 の 失敗 は 、 金融 政策 の 失敗 で ある 。 アジア 通貨 危機 の 混乱 が 収まる と 、 1999 年 1 月 を 底 に 景気 は 回復 し はじめ 、 日銀 は 政府 の 反対 を 押し切っ て 2000 年 8 月 に ゼロ 金利 政策 を 解除 し た 。 しかし 、 米国 で IT バブル が 崩壊 する と 、 輸出 の 鈍化 から 2000 年 11 月 を ピーク に 、 景気 は 急速 に 悪化 し 、 2001 年 3 月 に は 、 再び 実質 的 に ゼロ 金利 政策 に 戻ら ざる を 得 なく なっ た 。 同時に より 金融 緩和 的 な 量的 金融 緩和 政策 の 導入 を 余儀なく さ れ た 。バブル 経済 （ バブル けいざい 、 ） と は 、 概ね 不動産 や 株式 を はじめ と し た 時価 資産 価格 が 、 投機 によって 経済 成長 以上 の ペース で 高騰 し て 実体 経済 から 大幅 に かけ離れ 、 それ 以上 は 投機 によって も 支え きれ なく なる まで の 経済 状態 を 指す 。 多く の 場合 は 信用 膨張 を 伴っ て おり 、 投機 が 停止 する と 一転 し て 信用 収縮 に 陥る 。  経済 学 の 定義 で は 、 バブル と は 「 ファンダメンタルズ 価格 （ 理論 価格 ） から 離れ た 資産 価格 の 動き 」 と さ れ て いる 。  土地 や 住宅 、 株式 など 、 定価 が 定まっ て い ない 時価 資産 は 、 取引 の たび に 刻々 と 約定 価格 を 変化 さ せる 。 時価 会計 において は 、 時価 資産 の 資産 価値 は 直近 の 約定 価格 に 時価 資産 総量 を かけ 合わ せ た もの で あり 、 市場 における 取引 価格 の 変化 が 会計 上 、 社会 全体 の 時価 資産 総額 を 大きく 変動 さ せる 。  ある 資産 に対する 消費 需要 が 増加 し 、 供給 が 逼迫 する 局面 において は 、 資産 の 買い手 数 が 売り手 数 を 上回り 、 資産 価格 が 上昇 する 。 資産 価格 が 上昇 する 局面 において は 、 資産 転売 による 売買 益 （ キャピタル・ゲイン ） を 求める 投資 家 ・ 金融 機関 による 資産 へ の 投資 が 行わ れる ため 、 さらに 資産 価格 が 上昇 する 。 資産 価格 の 上昇 を 見越し た 消費 者 による 駆け込み 需要 が 消費 需要 を 一段と 増加 さ せ 、 時価 資産 増加 による 帳簿 上 の 資産 増加 を 要因 として 、 消費 に 前向き に なっ た 消費 者 による 消費 需要 の 増加 、 投資 家 による 投資 需要 の 増加 が 発生 し 、 連鎖 的 に 資産 価格 が 上昇 する という 、 資産 の インフレ スパイラル が 生まれる 。 この 時期 が バブル で ある 。  一方 、 資産 価格 が 消費 者 の 購買 力 を 著しく 上回っ た 時 、 もしくは 市場 における 資産 供給 量 が 消費 者 の 実需 を 著しく 上回っ た 時 、 資産 の 買い手 数 が 売り手 数 を 下回り 、 資産 価格 が 下落 を 始める 。 投資 家 ・ 金融 機関 は 売買 損失 （ キャピタル ・ ロス ） を 避ける ため いっせいに 資産 を 売却 し 、 資産 価格 が 暴落 する 。 時価 資産 暴落 による 会計 上 の 国民 資産 急減 と さらなる 資産 価格 下落 を 期待 し た 消費 者 による 買い控え により 、 資産 需要 は 急減 し 、 資産 デフレ 状態 に 陥る 。 これ が バブル 崩壊 で ある 。  バブル の 崩壊 は 、 不良 債権 問題 の 発生 を 伴う 。 これ は 、 バブル 経済 期 に 時価 資産 の 高騰 で 膨張 し た 法人 金融 資産 に対して 査定 が 行わ れ 、 それ を 基 に 返済 不可能 な 融資 が 行わ れる から で ある 。 バブル 崩壊 で 資産 価格 が 下落 する と 、 残さ れ た 負債 の 返済 による 貸借 対照 表 の 調整 は 投資 の 停滞 を もたらす 。 こうして バブル 経済 が 実体 経済 へ 好影響 を 与え て い た の と 同じく 、 バブル 崩壊 は 実体 経済 に 大きな 打撃 を 与える こと に なる 。 米国 発 の 世界 恐慌 や 、 1991 年 （ 平成 3 年 ） 3 月 以降 の 日本 の 失わ れ た 20 年 は その 典型 で ある 。  投資 による 利益 は 、 債券 購入 や 融資 を 行う こと で 得 られる 金利 収入 、 すなわち 配当 益 （ インカム・ゲイン ） と 、 土地 や 株 や 絵画 を 売買 し て 得 られる 売買 益 （ キャピタル・ゲイン ） に 大別 できる 。 資産 バブル は 、 この キャピタルゲイン 投資 によって 引き起こさ れる 。 債券 購入 や 企業 向け 融資 によって 得 られる 金利 収入 は 、 安定 し て 収入 を 得 られる 代わり に 低利 率 （ ローリスク・ローリターン ） で 、 専業 金融 家 は 保有 する 金融 技術 を 生かし きれ ない 。 資本 主義 社会 で は 、 競争 イデオロギー の もと 、 金融 家 は 預金 者 ・ 出資 者 から ハイリスク・ハイリターン を 求め られ 、 バブル を 煽る 行動 に 出る の で ある 。  経済 学者 の 松原 聡 は 「 バブル が 発生 する 社会 は 、 将来 に 期待 が もてる 社会 で あり 、 経済 成長 の 余地 が ある と 見 られる 」 と 指摘 し て いる 。  「 急激 な 資産 価格 の 上昇 = バブル 経済 」 と 表現 さ れる こと も ある が 、 実体 経済 に 合わせ て ソフトランディング し た 資産 価格 上昇 は バブル で は ない 。 投機 による 下支え が 不可能 と なり 、 バブル 崩壊 が 起こっ て 、 初めて それ まで の 経済 が バブル 経済 で あっ た という こと が 分かる 。 その 意味 で 「 バブル は 必ず 崩壊 する 」 という 表現 は 、 論点 先取 に すぎ ない 。  ベン・バーナンキ は 「 バブル と は 、 終わっ て み ない と それ が バブル で あっ た の か 、 それとも 経済 の ファンダメンタルズ を 表し た もの で あっ た の か は 解ら ない 」 と し て おり 、 バブル の 識別 は 事実 上 不可能 で ある と し て いる 。  自由 な 市場 取引 で は ストック の 適正 価格 は つきつめる ところ 市場 参加 者 の 誰 に も わから ない ため 、 過剰 な 期待 や 失望 が 群集 雪崩 を 起こし 、 バブル や 恐慌 を 発生 さ せる 。 厚生 経済 において は 拡張 期 に は 主 に 物価 の 高騰 、 収縮 期 （ 恐慌 期 ） に は 消費 や 投資 の 停滞 、 失業 の 拡大 が 問題 と なる 。 物価 や 賃金 の 統制 、 経済 計画 の 採用 は 恐慌 の 発生 を 未然 に 防ぐ 有望 な 手立て で あっ た が 、 長期 的 な 観点 で は 必ずしも 経済 厚生 を 高める もの で は なかっ た 。  バブル を 引き起こさ ない ため に は 、 株式 や 土地 など の 価格 変動 による 売買 収益 を もくろむ 投資 行動 、 とくに オルタナティブ 投資 を 制限 する 、 市場 の 自由 な 取引 形態 を 制限 し 行政府 や 公的 機関 が 取引 ルール に 関与 する 、 公的 年金 資金 や 中央 銀行 による アナウンスメント や 介入 、 政策 金利 や 税制 による 関与 など が 行わ れる 。 近年 で は 機関 投資 家 の 自己 売買 と 成功 報酬 型 の 報奨 制度 が 過剰 な リスク マネー を もたらし て いる と 批判 さ れ て いる 。 時価 会計 主義 による 財務 指針 を 取得 原価 主義 に 戻す べき だ と の 主張 も ある が 、 これ に は かえって 市場 の 透明 性 を 削ぐ もの だ と の 批判 が ある 。 オルタナティブ 投資 で は 過剰 な レバレッジ が ストップロスオーダー による 異常 な 価格 変動 を もたらし て いる と 批判 さ れ て いる 。  行政府 や 議会 による 公的 関与 について も 政府 の 失敗 の 問題 が あり 、 バブル の 生起 （ 市場 の 失敗 ） を 代替 する もの で は ない 。 政策 金利 や 公定歩合 は マクロ 経済 を 誘導 する 強力 な 政策 手段 で ある が 、 経済 の 自然 成長 率 （ 自然 利子 率 ） も また 、 市場 参加 者 の 誰 に も 分から ない もの で あり 、 議会 の 干渉 や 当局 の 誤判 断 により 誘導 金利 と 自然 利子 率 と が 長期 的 に 乖離 する こと で バブル や 恐慌 の 原因 に なる こと が ある 。 インフレ ターゲット の 議論 は 人為 的 な 政策 金利 へ の 干渉 を なくせ と の 主張 で ある が その 有効 性 が 歴史 的 に 立証 さ れ た 段階 に は ない 。  キャリー トレード の 存在 も 重要 で ある 。 先進 国 は 人口 の 停滞 も あり 低 成長 から 市中金利 が 低迷 し て いる 一方 で 、 新興 国 で は キャッチ アップ による 高 成長 が 長く 続い て おり 、 先進 国 の 低利 な 短期 資金 を 組み替え 長期 資金 と し （ 長短 スワップ ） 新興 国 へ 投資 する キャリー トレード が 活発 に 行わ れ て いる が 、 恐慌 の 発生 など で 先進 国 で の 市中金利 が 急騰 する こと で 新興 国 へ の 投資 資金 が 引き上げ られ （ アンワインディング ） 通貨 が 急落 する など 混乱 の 原因 と なっ て いる 。 アジア 通貨 基金 や 国際 通貨 基金 など による 国際 支援 スキーム が 形成 さ れ て いる が 混乱 を 予防 する もの で は ない 。  日本 で は 1986 年 （ 昭和 61 年 ） 12 月 から の バブル 景気 （ 平成 バブル ） が 代表 的 で ある が 、 世界 的 に は 金融 資産 が 増え た 近代 から 頻繁 に 見 られ て いる 現象 で ある 。 1970 年 から 世界 で は 130 回 の バブル が 起き て いる 。 歴史 上 有名 な バブル は 、 チューリップ ・ バブル や ミシシッピ 計画 、 南海 泡沫 事件 で ある 。  20 世紀 の バブル 崩壊 は 、 主 に 中央 銀行 による 金利 引き上げ が きっかけ と なっ て いる 。  1971 年 8 月 の ニクソン ショック 以後 に 発生 し た ユーロ ダラー と 呼ば れる 過剰 流動 性 （ マネー ） が 世界 各地 を 移動 し て バブル を 引き起こし て おり 、 発生 と 崩壊 の 頻度 が 高まっ て いる 。  日本 で は 、 1973 年 12 月 以降 の 安定 成長 を 経 て 、 1985 年 9 月 、 プラザ 合意 が バブル 景気 の 直接 の 引き金 と なっ た 。 日本 経済 は 空前 の 好景気 を 迎え 、 株式 市場 も 日経 平均 株価 30 , 000 円 の 大台 を 超え た 。 その後 の 失わ れ た 20 年 は 、 日本 経済 へ の 打撃 を そのまま 示す もの で あっ た 。 94 年 の 中南米 における バブル 、 アジア 通貨 危機 と 、 各地 で バブル と 不況 という 語 が セット に なっ た もの が 発生 し た 。 その後 は 、 インターネット ・ バブル （ 1999 年 - 2000 年 ） 、 アメリカ の 住宅 ・ 不動産 バブル （ 2003 年 ） 、 Web   2 . 0 バブル （ 2005 年 ） 、 国際 商品 （ 石油 ・ 穀物 等 ） バブル （ 2005 - 2008 年 ） 等 が 発生 し た 。 バブル 景気 は 、 実体 経済 の 経済 成長 以上 に キャピタルゲイン 資産 市場 が 過熱 し た 場合 に 起きる 。ベンチャー と は 、 企業 として 新規 の 事業 へ 取り組む こと を いう 。 この よう な 事業 を ベンチャー ビジネス （ 英 ： Venture   Business ） と いう 。 事業 は 新規 に 起業 し た ベンチャー 企業 によって 行わ れる もの を 指す こと が 多い が 、 既存 の 企業 が 新た に 事業 に 取り組む 場合 も 含む 。  「 ベンチャー ビジネス 」 という 言葉 は 、 元 法政大学 総長 で 日本 ベンチャー 学会 特別 顧問 の 清 成忠 男 ら によって 概念 が 創り ださ れ た 和製 英語 で ある 。 新聞 など で は VB と 表記 さ れる 事 が 多い 。 英語 で は " startup   company ",   " startup " と 呼ば れ 、 近年 で は 日本 で も 「 スタート アップ 」 という 言葉 が 主 に IT 業界 で 使用 さ れる よう に なっ て いる 。 ベンチャー と スタート アップ を 区別 する 場合 も ある が 、 日本 で は その 差 は 明確 に さ れ ない こと が 多い 。  ベンチャー は 新規 の 起業 が 想起 さ れる こと が 多い が 、 起業 だけ で なく 既存 の 大 企業 が 新た な 取り組み に 挑戦 する こと も 含む 。  企業 による ベンチャー に は 次 の よう な 期待 が ある 。  特に 、 ビジネス モデル （ イノベーション ） の 創出 に関して は 、 森 正弥 は 、 規制 や 業界 の 常識 を 覆す こと が 必要 で あり 、 ベンチャー （ スタート アップ ） の 企画 力 ・ 実行 力 が 重要 に なっ て き て いる と 指摘 し て いる 。  1990 年代 後半 、 アメリカ合衆国 の シリコンバレー で ベンチャー 企業 が 急 成長 し た 。 背景 に は 、 起業 家 と 投資 家 の 役割 分担 が あっ た と さ れる 。 シリコンバレー で の 起業 家 の 多く は 、 大学 で 最先端 の 技術 を 学ん だ 若者 で 、 意欲 と 時間 は 充分 に ある が 、 資金 を 有し て い なかっ た 。 彼ら は 新しい 技術 や アイディア を 元 に ビジネス プラン を 作成 し エンジェル   ( angel   =   天使 ) と 呼ば れる 投資 家 を 探す 。 投資 家 は 、 かつて の 起業 家 で も あり 成長 を 見込める 企業 で 利益 を 望ん で 投資 する 。  出資 の 形態 は 、 起業 家 が 作る 新 会社 の 株式 を 購入 する という 形 を 取る ため 、 成功 すれ ば 企業 価値 が 向上 し て 株式 売却 益 が 得 られる （ 失敗 すれ ば 元手 は 消滅 する ） 。 また 、 起業 家 と 投資 家 は 株式 を 媒体 と し た 有限 責任 の 関係 な ので 、 債務 を 背負う こと も 無く 次 の 起業 に 挑戦 する こと が でき た 。  アメリカ で は 民間 雇用 の 約 1 割 が ベンチャー 企業 による 雇用 創出 で あり 雇用 政策 において も 重要 な 位置 を 占める 。  日本 など で は 、 従来 から 資金 調達 が 主 に 銀行 など の 間接 金融 に 限ら れる ため 、 経験 の 少ない 個人 や 、 失敗 歴 の ある 顧客 と の 取引 が さ れ にくい 。 貸与 さ れ た 資金 は 、 失敗 すれ ば 多額 の 借金 を 背負う こと に なり 、 現在 まで その スタイル は ほとんど 変わら ない 。  近年 は 、 大学 の 研究 の 成果 を 中心 と し た ベンチャー 起業 も 活発 で ある 。 特に 、 国立 大学 の 国立 大学 法人 化 も あり 、 優れ た 研究 を かたち に する ベンチャー が 増え て いる 。  経済 産業 省 によって 「 大学 発 ベンチャー 1000 社 計画 」 も 実施 さ れ た 。  理系 研究 ・ モノ づくり を 得意 と する 旧 帝国 大学 、 筑波 研究 学園 都市 に ある 筑波大学 、 早慶 、 工業 大学 から 多く の ベンチャー 企業 が 輩出 さ れ て いる 。 なお 、 1991 年 （ 平成 3 年 ） に 龍谷大学 が 日本 初 の 大 規模 な レンタル ラボ 施設   ( 通称 :   REC ) を 設立 し た 。消費 （ しょう ひ 、 consumption ） と は 、 欲求 を 満たす ため に 財 ・ サービス （ 商品 ） を 消耗 する こと を 指す 。 資源 を 使用 する こと で も ある 。 生産 の 反意語 。 なお 、 日本語 の 「 消費 」 という 語 は 西 周 による もの と さ れ て いる 。  消費 財 を 使用 する こと で 用益 を 得る こと は 消費 と 呼ば れる 。 これ に対し 、 貨幣 を 支出 する こと で 消費 財 を 購入 する こと は 消費 支出 と 呼ば れ 、 両者 は 区別 さ れる 。 ただし 経済 学 において は 、 両者 は 同一 視 さ れる こと が しばしば で ある 。  なお 、 消費 財 は 主として 家計 によって 購入 さ れる 。 また 消費 財 は 耐久 消費 財 と 非 耐久 消費 財 に 分かれる 。 さらに 、 その 用途 によって 消費 財 と 投資 財 （ 財 を 生み出す ため の 財 ） と が 区別 さ れる 。  マクロ 経済 学 で は 経済 全体 の 消費 を 合算 し て 総 消費 と 呼ぶ 。 総 消費 は 、 将来 の 生産 の ため の 支出 で ある 投資 を 除い た 一般 的 な 支出 を 指す と 考える と 分かり やすい 。  ケインズ モデル において は 消費 は consumption の 頭文字 で ある C で 表さ れる 。  C は 最も 簡易 な モデル として 以下 の よう に 組み込ま れる 。  c は 、 消費 性向 を 意味 し 、 経済 によって 異なる 。 c = 0 . 8 は 所得 の うち 消費 へ 80 % を 使う こと を 意味 し 、 cY は 所得 によって 増減 する 裁量 的 消費 支出 と 呼ば れる 。 C は 最低限 必要 な 消費 支出 で あり 、 所得 の 増減 に は 影響 さ れ ない 。  限界 消費 性向 c = 0 . 8 、 基礎 消費 C = 10 として 、 この 方程式 を 解く と 、 乗数 効果 により 均衡 国民 所得 は 50 と なる 。  上記 の よう に 投資 を 考慮 し た 場合 、 国民 所得 は 50 から 100 に 増加 する 。 増加 し た 国民 所得 50 の うち 消費 40 さ れ なかっ た 総 貯蓄 10 は 総 投資 10 と 同額 に なる 。  消費 （ ないしは 貯蓄 ） に 影響 を 及ぼす 要因 に は 様々 な もの が 存在 する 。 ここ で は ケインズ による もの を 列挙 する 。  ケインズ は 、 消費 性向 が 短期 で は 客観 的 要因 の 変化 に 依存 する と 仮定 し た 。 消費 は 実質 所得 の かなり 安定 し た 関数 で は ある が 、 生活 水準 の 維持 の ため の 消費 は 所得 の 変化 に対して 短期 で は 不完全 に しか 順応 せ ず 、 また 資本 価値 の 予見 さ れ ない 変化 を 主要 な 要因 の 一つ と 見 て い た 。  消費 を 決める 主要 な 要因 に関する 仮説 は 多数 ある 。 たとえば 、 現在 所得 ・ 期待 将来 所得 ・ 利子 率 ・ 資産 だ と 主張 する 仮説 が それぞれ あり 、 これら の 要因 の 相対 的 な 重要 性 について は 議論 が ある 。  消費 を 決める 要因 を 現在 所得 と " 仮定 "   し た もの 。 ケインズ が 提唱 し た 。 この 仮説 に よれ ば 長期 の 平均 消費 性向 は 逓減 する はず で あっ た が 、 現実 に は ほぼ 一定 で ある こと が 後に 判明 する と 、 これ が 他 の 仮説 の 登場 を 促す こと に なっ た 。  流動 資産 の 残高 を 要因 として 加え た もの 。 これ に 類し た もの に 、 物価 下落 による 実質 流動 価値 の 上昇 が 消費 支出 を 増大 さ せる と し た ピグー 効果 が ある 。  過去 の 消費 水準 を 要因 として 考える 仮説 で ある 。 すなわち 、 人々 は 所得 が 減少 し て も 消費 を 維持 しよ う と する 。 これ を " ラチェット 効果 "   と いう 。 また 人々 は 自分 の 所属 し て き た 階層 に ふさわしい 消費 水準 を 維持 しよ う という 心理 を もつ 。 これ を " デモンストレーション 効果 "   と いう 。  定期 的 に 得 られる と 期待 さ れる 恒常 所得 を 要因 として 考える の が 、 ミルトン・フリードマン の " 恒常 所得 仮説 "   で ある 。 人 は 将来 、 所得 が 増える 見通し が あれ ば 消費 を 増やす が 、 逆 に 人 は 将来 、 所得 が 増える 見通し が なけれ ば 消費 を 減らす 。 この よう な 行動 を とる こと を 「 恒常 所得 仮説 」 と いう 。 これ に 類し た フランコ・モディリアーニ の " ライフサイクル 仮説 " で は 、 一 生涯 に 得 られる と 期待 さ れる 生涯 所得 を 寿命 で 除 し た 平均 生涯 所得 を 考える 。 いずれ の 仮説 も 消費 の 平準 化 を 目的 と し た 貯蓄 を 想定 し て おり 、 その ため 、 もしも 仮に 人々 が 合理 的 で あれ ば 、 例えば 「 変動 所得 に 該当 する 一時 的 な 減税 は ほとんど 消費 さ れ ず に 無効 と なる 」 という 結論 が 導か れる 。  人 は 生物 学 的 な 個人 の 満足 度 で は なく 、 自分 の 子孫 の 満足 度 まで 含め て 消費 ・ 貯蓄 する と する 仮説 。  ミクロ 経済 学 で は 、 一般 的 に 消費 から 効用 を 得る と 仮定 し て 分析 を 進める 。 また 消費 者 は 与え られ た 所得 から 最大 の 効用 を 得る よう に 合理 的 に 行動 する もの と 仮定 さ れる 。  個人 は 与え られ た 時間 を 余暇 と 労働 と に 配分 する 。 そして 労働 で 得 た 所得 から 消費 支出 を 行う 。 したがって " 余暇 と 消費 の トレードオフ "   が 成立 する 。 余暇 と 消費 の 最適 な 組合せ は 、 余暇 と 消費 の 組合せ から 得 られる 効用 の 水準 を 示す 無差別 曲線 が 予算 制約 線 と 接する ところ で 決定 さ れる 。  ほか に は 消費 によって 効用 を 得る の で なく 、 守銭奴 の よう に 貨幣 そのもの を 増やす こと から 効用 を 得る モデル （ Money   in   the   utility で ある モデル ） も 存在 する 。  人間 の 消費 活動 （ 経済 活動 ） は 地球 環境 に 様々 な 影響 を 与える こと から 、 これら の 問題 の 解決 を めざす 環境 経済 学 という 分野 も 存在 する 。  家計 の 収入 から 、 税金 や 年金 など の 社会 保険 料 といった 非 消費 支出 を 差し引い た 残額 。 いわゆる 手取り 収入 。 実際 に 財 や サービス の 購入 （ 消費 活動 ） に 使用 できる 額 。  総務 省 統計 局 の 家計調査 で は 2015 年 の 勤労 世帯 の 可 処分 所得 ( 実 収入 から 直接 税 、 社会 保険 料 など の 非 消費 支出 を 差し引い た 額 ) は 勤労 者 世帯 （ 平均 世帯 人数 2 . 71 人 、 世帯 主 の 平均 年齢 46 . 9 歳 ） は 1 世帯 当たり 1 カ月 平均 381 , 193 円 で 、 前年 に 比べ 名目 で 0 . 2 % の 減少 、 実質 で 1 . 2 % の 減少 と なっ た 。 勤労 者 以外 の 世帯 の うち 無職 世帯 （ 平均 世帯 人数 1 . 85 人 、 世帯 主 の 平均 年齢 73 . 0 歳 ） は 1 世帯 当たり 1 カ月 平均 145 , 459 円 と なっ た  可 処分 所得 の うち 、 消費 と 貯蓄 に それぞれ 回さ れる 割合 。 消費 性向 、 貯蓄 性向 の 和 は 1 と なる 。  日本 は 海外 の 先進 国 に 比べ て 、 貯蓄 性向 が 高い と 言わ れ て い た が 、 人口 構造 の 高齢 化 と 、 非 正規 雇用 化 による 貧困 層 の 増大 に ともなっ て 低下 傾向 を たどっ て き た 。  固定 費 は 、 住居 費 や 光熱 費 と 言っ た 生活 に 伴う 活動 によって あまり 変化 し ない 費目 を 差す 。 一方 、 変動 費 は レジャー ・ 娯楽 や 買い物 など 、 活動 によって 変化 する 費目 を 差す 。  ただし 、 報告 書 や レポート など で 固定 費 、 変動 費 という 言葉 が 出 て き た 場合 、 その 時 々 によって それぞれ の 範囲 は 大きく 変わる 可能 性 が ある 。 例えば 固定 費 に 税金 や 保険 年金 まで 含め たり 、 通信 費 を 固定 費 に する か 変動 費 に する か で 分かれ たり する ため 、 利用 時 に は 対象 範囲 に 注意 する 必要 が ある 。資源 （ しげん ） は 、 人間 の 生活 や 産業 等 の 諸 活動 の 為 に 利用 可能 な もの を いう 。 広義 に は 人間 が 利用 可能 な 領域 全て で あり 、 狭義 に は 諸 活動 に 利用 さ れる 原材料 で ある 。  各種 天然 資源 や 観光 資源 の よう な 物的 資源 と 、 人的 資源 と が ある 。 さらに 、 経済 上 投入 可能 な 資源 として 経済 的 資源 という 区分 も ある 。  人間 の 活動 に 利用 可能 な もの が 資源 と さ れる ため 、 何 が 資源 と 認識 さ れる か は その 時代 や 社会 によって 異なり 、 これ まで は 単なる ゴミ など と さ れ て い た もの で も 技術 の 発達 に 伴い 資源 と さ れ たり 、 逆 に これ まで 利用 さ れ 資源 と 認識 さ れ た もの で も 、 社会 の 変化 と共に 資源 で なく なっ たり する 。  自然 を 構成 し 利用 可能 な 資源 を 天然 資源 と いう 。 天然 資源 は 地球 誕生 以来 存在 し 、 膨大 な 量 に なる が 決して 無尽蔵 で は なく 、 更に 、 容易 に 採掘 利用 可能 な もの は 限ら れ て いる 。 産業 革命 以降 、 人類 は あらゆる 資源 を 搾り取っ て 活用 する こと で 産業 を 成り立た せ て き た が 、 その 資源 も 近い 将来 枯渇 する と いわ れ て いる 。 今後 、 海底 資源 や 未 開発 地 の 資源 の 捜索 など 、 多大 な 困難 が 伴い 経済 的 に 非 効率 な 開発 が 必要 と なる こと も 予測 さ れる 。 この ため 、 「 捨てれ ば ごみ 、 分けれ ば 資源 」 といった キャッチフレーズ が 示す よう に 、 資源 の 再生 利用 を 積極 的 に 進めよ う と する 動き が ある 。  また 、 各種 の 資源 は 人間 の 生活 や 産業 など にとって 必要 不可欠 で ある ものの 、 それら は 地球 上 に 均等 に 存在 する の で は なく 、 ある 地域 に 偏在 し て おり 、 水 や 石油 、 希少 金属 など の 限ら れ た 資源 をめぐって 戦争 ・ 紛争 が 起こっ た 例 も 多い 。  以下 、 天然 資源 の 種類 と それ を 取り巻く 問題 など を 紹介 する 。  水 は 人間 の 生活 や 産業 にとって 最も 密接 な 関係 を もつ 資源 で ある 。 水 それ 自体 は 地球 上 に 膨大 な 量 が 存在 する ものの 、 その 97 % は 海水 で あり 、 さらに 残り の 3 % の 淡水 の うち の およそ 70 % は 極地 など の 氷山 、 氷河 で あり 、 実際 に 通常 利用 可能 な 淡水 は 河川 や 湖 、 地下 水 など 、 全体 の 1 % 程 に 過ぎ ない 。 さらに 、 水 は 世界 的 に 見 て も 存在 量 の 地域 間 で の 偏り が 大きい 資源 で あり 、 河川 の 分布 や 流量 が 大きく 異なる 。  世界 の 水 資源 量 の 評価 において 、 水 循環 によって 更新 可能 で ある 淡水 の 資源 量 を 明らか に する こと が 重要 で ある 。  また 、 水 は 野生 の 動植物 にとって も 不可欠 な もの で あり 、 水 の 減少 によって 生態 系 の 破壊 も 起こっ て いる 。 例えば 、 アラル海 で は 流入 河川 で の 大幅 な 取水 によって 面積 が 急激 に 縮小 し 、 塩分 濃度 が 上昇 し て 魚 など 大半 の 動物 が 死滅 し た 。  人 が 一 日 に 必要 と する 水 の 摂取 量 は 2 L から 3 L （ すべて を 飲料 として 摂取 する 必要 は ない ） と 言わ れ て いる が 、 実際 の 生活 で は 洗濯 や 炊事 など の 生活 用水 として 多く の 水 が 必要 で あり 、 最低限 一 日 一 人 20 L 程度 の 清潔 な 水 は 必要 と 言わ れる 。 なお 、 一 例 として 東京 都 の 一 人 当たり の 水 使用 量 は 約 250 L で ある 。 十分 な 水 の 確保 は 都市 の 形成 に 不可欠 で あり 、 古来 より 水 の 得 られる 場所 に 都市 が 形成 さ れ 、 水 の 安定 し た 確保 の ため に 様々 な 努力 が 払わ れ て き た 。 古代 ローマ の 上水道 網 や 、 水道橋 など は その 例 で ある 。 現在 多く の 国 で 水道 網 が 整備 さ れ て おり 、 河川 や 湖 の 水 、 地下 水 など が 、 浄水 場 において 濾過 、 消毒 など の 処理 を さ れ た 上 で 供給 さ れ て いる 。  しかし 、 いまだ 十分 な 水 が 確保 さ れ て い ない 地域 も 多い 。 それら の 地域 は 、 中東 地域 や 北 アフリカ など 、 元々 乾燥 し た 地域 で ある 場合 が 多い が 、 加え て 砂漠 化 の 進行 や 人口 の 増加 によって 一 人 当たり の 水 資源 量 が 減少 し て いる 。 その 場合 に は 、 泥水 など の 清潔 で ない 水 も 利用 せ ざる を 得 ず 、 あるいは 十分 に 食材 、 食器 や 衣服 など の 洗浄 が 行わ れ ない 、 と いっ た こと が 病気 の 原因 とも なっ て いる 。 また 、 水源 まで が 遠く 、 日々 多く の 時間 を 水 の 取得 や 運搬 に 費やさ なけれ ば なら ない こと など も 、 貧困 の 要因 と なっ て いる 。  ある程度 生産 物 による 差 は ある ものの 、 一般 に 農業 に は 多く の 水 が 必要 と なり 、 多く の 地域 で 河川 の 水 や 地下 水 が 利用 さ れ て いる 。 しかし 、 乾燥 地域 で は 旱魃 に なり やすく 、 あるいは 不適切 な 灌漑 によって 土壌 の 塩類 が 地表 近く に 吸い上げ られ 、 塩類 集積 が 発生 し て 耕作 不能 と なっ た 例 も 見 られる 。  また 、 農地 の 開墾 による 河川 上流 で の 大幅 な 取水 は 、 下流 へ と 流れる 水量 を 減少 さ せ て おり 、 例えば 中国 の 黄河 で は 、 乾期 に は 河川 下流 域 で の 断 流 も 見 られる よう に なっ て いる 。 多数 の 国家 を 流れる 河川 で は 、 水 をめぐって 上流 に 位置 する 国 と 下流 に 位置 する 国 の 利害 が 対立 する ため 、 ダム の 建設 や 取水 を 巡っ て 争わ れる 例 も 多い 。 ユーフラテス 川 の 取水 を めぐる シリア と イラク の 対立 や 、 ナイル 川 の 取水 を めぐる エチオピア ・ スーダン ・ エジプト の 対立 など 。  地下 水 の 利用 で は 、 アメリカ 、 グレートプレーンズ の センターピボット 方式 による 灌漑 や 、 イラン の カナート を 用い た 地下 水利 用 など が 著名 で ある が 、 地下 水 の 過剰 な 取水 によって 地下 水位 の 低下 や 枯渇 が 見 られ たり 、 あるいは 農薬 や 化学 肥料 によって 地下 水 が 汚染 さ れる など の 問題 も 発生 し て いる 。  工業 用水 として は 、 酒 や 飲料 、 氷 など を 製造 する 際 の 原材料 として 水 が 利用 さ れる もの も ある が 、 製品 の 生産 過程 において 洗浄 など に 用い られる もの も 多く 、 あらゆる 産業 で 水 が 用い られ て いる 。 染色 業 や 製紙 業 は 、 多く の 水 を 必要 と する 産業 として 知ら れ て いる 。 工場 で は 、 水道 水 を 利用 する と 高価 な もの と なる ため 、 あるいは 水道 水 に 含ま れる 塩素 など を 避ける ため 、 地下 水 を 利用 する 場合 が 多く 、 工場 の 集中 する 地域 で は 過剰 な 地下 水 の くみ上げ によって 、 地盤 沈下 が 発生 し たり 、 排水 や 工業 廃棄 物 による 水質 汚染 、 悪臭 など の 公害 が 広く 見 られ た 。  これら の 公害 を 受け て 、 多く の 先進 国 （ とりわけ 都市 部 ） で は 地下 水 の 取水 制限 や 水質 汚染 に関する 規制 が 強め られ 、 ある程度 問題 の 解決 を 見 た ものの 、 規制 の 少ない 発展 途上 国 に 工場 が 移転 し 、 また 途上 国 が 環境 より も 開発 を 優先 さ せる こと で 規制 が 十分 な さ れ ず に 、 河川 や 湖沼 が 汚染 さ れる 例 も 増加 し て おり 、 途上 国 で の 生活 や 農業 、 あるいは 経済 の 発展 に関して 大きな 不安 要因 と なっ て いる 。  これら の 水 にまつわる 問題 に対して 、 問題 解決 に 向け た 努力 も 行わ れ て いる 。  国際 紛争 の 処理 について は 、 関係 国 が 何らかの 協定 を 結ん で 取水 量 について 取り決め を 行っ たり 、 国際 機関 の 利用 も 行わ れ て いる 。 また 、 技術 開発 によって 、 各種 の 節水 機器 が 開発 さ れ たり 、 農業 において 点滴 灌漑 が 行わ れ たり 、 あるいは 規制 が 強化 さ れ より 高度 な 排水 処理 が 行わ れ たり し て いる 。 また 、 不足 する 水 を 作り出す もの として 海水 の 利用 も 行わ れ て おり 、 サウジアラビア など の 石油 の 豊富 な 国家 で は 、 石油 の 燃焼 により 海水 を 蒸留 し て 水 を 生産 し て いる 。 あるいは 逆 浸透 膜 を 利用 し た 海水 淡水 化 も 実用 化 さ れ て いる 。 また 、 世界 の 各国 で 節水 運動 など も 行わ れ て おり 、 節水 意識 の 高まり も あっ て 、 節水 を 謳う 商品 も 数多い 。  しかし 、 いずれ に せよ コスト の 問題 や 経済 開発 と の 兼ね合い も あっ て 、 十分 な 解決 は 困難 な 状況 で ある 。  水不足 にまつわる 問題 について は 、 水 の 危機 も 参照 。  鉱物 資源 は 鉄 ・ 銅 ・ ボーキサイト ・ ウラン 鉱 ・ 石油 ・ 石炭 など の 有効 利用 が 可能 な 鉱物 で ある 。 世界 各地 に 鉱脈 が あり 、 様々 な 手法 で 採掘 さ れ て いる 。 地下 資源 と も 言う 。 産出 量 が 少ない が 有用 な 鉱物 資源 は 、 レアメタル と 呼ば れ て いる 。 石油 ・ 石炭 ・ 天然 ガス 等 は 化石 燃料 と も 呼ば れ て いる 。  また 、 鉄 や 銅 ・ アルミニウム など の 、 大量 に 生産 ・ 消費 さ れる 、 基礎 と なる 金属 は 、 ベース メタル と 呼ば れ 、 金 や 銀 など は 貴金属 、 ニッケル や クロム など は レアメタル と 呼ば れる 。  鉄 ・ アルミニウム など の 金属 の ほとんど は 、 広く 地殻 に 存在 し て おり 、 ある 意味 で は どこ に でも ある と いえる 。 例えば 金 を 海水 から 抽出 する こと も 不可能 で は ない 。 しかし 現在 の 技術 で は 、 一般 的 な 岩石 や 海水 から 資源 を 回収 する コスト は 大き すぎ 、 経済 的 に 成立 し ない 。 そこで 、 その 資源 が 集まっ て いる 鉱床 を 掘り 、 鉱石 を 製 錬 する こと で 必要 な 金属 を 得 て いる 。 鉱床 の 形成 に は 水 や 大気 ・ 地殻 変動 など が 関係 し て いる 。 例えば 現在 の 主要 な 鉄鉱 床 は 、 雨 など によって 岩石 中 の 鉄分 が 海 へ と 流さ れ 、 光合成 によって 生成 さ れ た 酸素 と 海水 中 の 鉄分 と が 結合 し 、 酸化 鉄 と なっ て 海底 に 沈殿 し た もの が 地上 に 現れ た もの と 考え られ て いる 。 その他 、 熱 水 鉱床 ・ 海底 熱 水 鉱床 など も 参照 。 その ため 、 例えば それら の 無い 月面 で 多様 な 金属 資源 を 得る こと は 困難 で ある （ 但し どこ まで 経済 性 を 考慮 する か に も よる ） 。  化石 燃料 は 、 その 名 の 示す よう に 生物 の 遺骸 で あり 、 石炭 は 植物 の 、 石油 は プランクトン 類 の 遺骸 が 長い 年月 の 中 で 土 圧 や 地熱 の 影響 を うけ 変成 さ れ た もの と 考え られ て いる 。 但し 石油 について は 異論 も 存在 する 。  液体 で ある 石油 の 方 が 石炭 より も 運搬 など で 有利 で あり 、 また 体積 あたり の 発熱 量 も 大きく 、 多く の 先進 国 で は 石油 を エネルギー 源 と する こと が 主流 と なっ た が 、 原油 価格 の 上昇 も あっ て 石炭 の 利用 も 見直さ れ て おり 、 とりわけ 石炭 産出 国 で は 現在 も 重要 な エネルギー 源 で ある 。 また 、 石炭 の 方 が 二酸化炭素 放出 量 は 大きい ものの 、 確認 可 採 埋蔵 量 など を みる と 、 石油 より も 石炭 の ほう が 埋蔵 量 が 多く 、 かつ 世界 各地 に 分布 し て おり 、 その 点 で は より 安定 し た エネルギー 源 で ある と いえる 。  燃料 として の 利用 の ほか 、 合成 樹脂 など の 生産 に も 用い られる 。  ダイヤモンド や コランダム （ サファイア ・ ルビー ） など は 、 宝石 として のみ なら ず 、 その 硬度 から 工業 用途 に 研磨 剤 など として も 利用 さ れる 。 その他 、 エメラルド や アクアマリン 、 水晶 、 トルコ 石 、 翡翠 など 、 希少 で 美しい もの は 高い 価値 を 有する もの として 、 古く から 装飾 品 など に 用い られ て き た 。 アレキサンドライト や タンザナイト など は 、 比較的 最近 発見 さ れ た もの で ある 。 採掘 で は 、 ダイアモンド など 機械 を 用い た 大 規模 な 採掘 も 行わ れる 一方 で 、 人力 による 採掘 が 行わ れ て いる 地域 も 存在 する 。  その他 、 石灰石 や 石英 、 リン 鉱石 など 、 様々 な もの が 、 セメント 、 ガラス 、 半導体 （ シリコン ） 、 肥料 など 様々 な もの の 生産 に 利用 さ れ て いる 。  資源 を 採掘 する に当たって は 、 その 採掘 が 経済 的 に 見 て 成立 する か どう か が 非常 に 重要 な 問題 で ある 。 その 鉱床 が 鉱山 として 成立 する か どう か は 、 得 られる 資源 の 価格 と 、 採掘 に かかる コスト 、 すなわち 鉱脈 の ある 場所 や そこ から 得 られる 鉱石 に どの 程度 資源 が 含ま れ て いる か 、 など の 要因 から なる 。  たとえ 鉱床 が 存在 し て も 、 コスト が 収益 を 上回っ た 場合 に は 、 鉱山 が 閉鎖 さ れる こと も ある 。 逆 に 言え ば 、 一度 閉鎖 さ れ た 鉱山 や 、 これ まで 十分 な 収益 を 上げ られ ない ため 放置 さ れ て い た 鉱床 で も 、 資源 の 価格 が 上昇 すれ ば 収益 が 見込める よう に なり 、 採掘 さ れる こと も ある 。 一般 に 、 資源 が 減少 し て 価格 が 上昇 する と 、 省 資源 技術 の 開発 や 、 新た な 鉱床 の 探索 、 採掘 技術 の 開発 、 低 品位 の 資源 の 利用 など が 促さ れる ため 、 可 採 埋蔵 量 が 増加 し 、 可 採 年数 は 伸びる 。 但し 、 資源 は 有限 で ある の は 間違い なく 、 どこ まで それ で 利用 し 続け られる か の 予想 は 困難 で ある 。  資源 が 浅い 地層 に 存在 する 場合 に は 露天掘り も 可能 で ある が 、 地層 が 深い 場合 や 、 海底 に 存在 する 場合 に は 採掘 の コスト は 高く なっ て いく 。 また 、 資源 として 開発 さ れる に当たり 、 鉱床 に 求め られる 資源 の 含有 量 も 大きく 異なる 。 例えば 鉄 で あれ ば 、 最低 で も 25 % 程度 の 鉄 含有 量 が 求め られ 、 高 品位 の 鉄鉱 石 で は 含有 量 は 65 % に 達する が 、 一方 金 で は 、 金 鉱山 の 平均 的 な 金 含有 量 は 0 . 0005 % 程度 （ 鉱石 1000 kg に対して 金 5 g ） で ある 。  鉱物 資源 は 各地 に 偏在 し て いる が 、 中でも レアメタル は とりわけ 偏り が 大きく 、 現在 の 産業 にとって 不可欠 で ある ものの 、 産出 量 も 少ない ため 供給 に 不安定 な 面 が 強い 。 主要 な レアメタル の 産出 国 として は 、 南アフリカ や 中国 、 ロシア など 。  鉱物 資源 の 採掘 に際して は 、 事故 の 危険 も 大きく 、 例えば 労災 保険 の 保険 料 率 も 高く 設定 さ れ て いる 。 これ まで に も 、 坑道 の 落盤 や 火災 、 爆発 事故 など 、 多く の 事故 が 発生 し て き た 。 また 、 採掘 による 環境 破壊 も 問題 と なる 。 山 など を 掘る こと による 自然 破壊 の ほか 、 鉱山 から 流出 する 有害 物質 も 問題 と なり 、 日本 の 例 で は 、 足尾 銅山 鉱毒 事件 が ある 。  各 資源 について の 詳細 は 、 それぞれ 、 石油 、 石炭 、 天然 ガス 、 鉄 、 銅 、 アルミニウム 、 鉛 、 亜鉛 、 スズ 、 マグネシウム 、 マンガン 、 ウラン ・ ニッケル ・ クロム ・ タングステン ・ モリブデン ・ コバルト ・ マンガン ・ バナジウム ・ 白金 ・ 金 ・ 銀 ・ ダイアモンド など を 参照 。  森林 資源 として 、 檜 や 杉 、 樫 、 桐 、 松 、 チーク など の 木材 が 利用 さ れる 。 木材 は 比 強度 において 優れ て おり 、 各種 の 建築 物 や 家具 、 道具 、 船舶 など の 製造 に 古く から 用い られ て き た 。 また 航空機 に も 用い られ て おり 、 例 として 第 二 次 世界 大戦 の イギリス の 軍用 機 モスキート が 挙げ られる 。  ただし 、 十分 な 木材 の 強度 を 得る に は 、 しっかり と 乾燥 さ せる 必要 が あり 、 利用 に際して も 木 の 方向 や 湿気 など に 注意 が 必要 で ある 。 また 薪炭 材 として 燃料 に 用い られ たり 、 木材 パルプ として 製紙 業 に も 利用 さ れる 。 現在 で は 、 とりわけ 先進 国 において は 木材 を 燃料 として 用いる こと は 稀 な もの と なっ た が 、 石炭 や 石油 が 利用 さ れる まで は 、 森林 は 主要 な 燃料 供給 源 で あり 、 また 食糧 供給 地 で も あっ て 、 多く の 地域 で 木々 の 伐採 や 植林 、 動植物 の 狩猟 ・ 採集 が 行わ れ て き た 。  これ まで 、 人口 増加 に 伴う 宅地 造成 や 道路 建設 、 食糧 増産 の ため の 森林 の 農地 や 牧場 へ の 転用 、 過剰 な 焼畑 農業 や 木材 の 伐採 、 あるいは 大気 汚染 や 酸性 雨 など により 森林 破壊 が 行わ れ て き た 。 森林 の 再生 に は 長い 時間 が 必要 で あり 、 一旦 森林 が 破壊 さ れる と 土壌 が 流出 し て 回復 が 困難 と なり やすい 。 また 商品 価値 の 高い 木 の 乱伐 や 森林 の 減少 に 伴う 生態 系 の 破壊 も 問題 と なっ て おり 、 例えば 高級 木材 として 知ら れる マホガニー は 乱伐 の 結果 大きく 減少 し 、 絶滅 の お それ の ある 野生 動植物 の 種 の 国際 取引 に関する 条約 （ ワシントン 条約 ） によって 取引 を 制限 さ れ て いる 。  近年 は 森林 の 木材 供給 源 など として の 価値 だけ で は なく 、 水源 涵養 機能 （ 緑 の ダム ） や 生態 系 の 保全 機能 、 空気 清浄 機能 、 二酸化炭素 吸収 機能 など も 着目 さ れ て おり 、 森林浴 や ハイキング など の 形 で の 利用 も なさ れ て いる 。  日本 で は 、 林業 の 厳しい 労働 環境 や 林業 従事 者 の 高齢 化 、 国際 競争 の 激化 による 木材 価格 の 低下 で 、 放棄 さ れ た 人工 林 の 荒廃 も 問題 と なっ て いる 。 なお 日本 の 木材 自給 率 は 、 20 % 程度 で 推移 し て いる 。  日本 の 一 人 当たり の 森林 蓄積 量 は 世界 平均 の ６ 分の １ ほど で ある 。  森林 資源 は 、 他 の 天然 資源 と 比較 する と 数少ない 再生 可能 な 資源 で あり 、 森林 の 破壊 や 砂漠 化 の 進行 に対して 植林 活動 など の 森林 保護 活動 も 行わ れ て いる 。  水産 資源 と は 、 海洋 や 河川 、 湖 など から 採取 さ れる 魚介 類 など の 水産物 の こと で ある 。 これら を 採取 し て 食用 と する こと は 古く から 行わ れ て おり 、 日本 で も 多く の 貝塚 が 発見 さ れ て いる 。 かつて は 、 これら 水産物 は 無限 に 存在 する か の よう に 考え られ た こと も あっ た が 、 近年 で は 人口 増加 や 豊か な 食 の 追求 に 伴う 乱獲 や 、 河川 や 海洋 の 埋め立て 、 ダム や 堤防 の 建設 、 水質 汚染 や 栄養分 の 供給 源 と なる 森林 の 破壊 など により 、 様々 な 地域 で 多く の 種類 が 減少 し て いる 。 また 、 水銀 や ダイオキシン 類 など の 有害 物質 の 魚介 類 へ の 生物 濃縮 も 認め られ て おり 、 持続 可能 な 利用 や 環境 の 保全 が 求め られ て いる 。  現在 、 水質 汚染 に対する 規制 や 、 漁法 の 規制 （ 毒物 や 爆発 物 を 用い た 、 目的 と する 魚類 以外 の もの まで 殺傷 し 生態 系 を 破壊 する 漁法 を 原則 的 に 禁止 する ） が 行わ れ て おり 、 また 国際 的 な 取り組み として 、 海洋 法 に関する 国際 連合 条約 、 国連 公海 漁業 協定 、 国際 捕鯨 取締 条約 や 、 西部 及び 中部 太平洋 における 高度 回遊 性 魚類 資源 の 保存 及び 管理 に関する 条約 、 など の 多国 間 条約 の 締結 、 各国 間 による 漁業 協定 の 締結 など も 行わ れ て いる 。  また 、 養殖 や 栽培 漁業 、 肥育 など の 技術 も 各種 の 魚介 類 につき 研究 ・ 開発 さ れ て おり 、 稚魚 の 放流 など も 行わ れ て いる 。  しかし 、 各国 間 で 異なる 利害 の 対立 や 、 水産 資源 の 調査 ・ 保全 の 難し さ 、 違法 な 漁獲 、 増加 する 食糧 需要 、 開発 へ の 欲求 など も あっ て 、 解決 に は 多く の 課題 を 残し て いる 。 責任 ある 漁業 も 参照 。  地球 の 表面積 の 70 . 8 % は 海 で あり 、 その 海底 に は 石油 ・ 天然 ガス・メタンハイドレート・マンガン 団塊 など の 資源 が 眠っ て いる 。 これら を 海底 資源 と いう 。 これ まで は その 水圧 など も あっ て 利用 が 困難 で あっ た が 、 技術 の 発達 により 海底 に 眠る 資源 を 開発 する 動き が で て いる 。 しかし 、 公海 に 眠る 資源 について それ が 誰 の もの か 、 という 問題 や 、 どの 国 の 排他 的 経済 水域 （ EEZ ） で ある か 、 どの 国 が 島 を 領有 する か など の 領土 問題 を 抱える 地域 も 多く 、 しばしば 国際 的 な 対立 と も なる （ 尖閣諸島 や 南沙 諸島 （ スプラトリー 諸島 ） を 巡る 対立 など ） 。  また 、 技術 上 ・ 経済 上 の 問題 も 多く 、 現在 実際 に 行わ れ て いる 海底 資源 の 利用 で は 、 イギリス ・ ノルウェー など の 北海 油田 が 代表 的 で あり 、 イギリス は この 開発 によって 経済 危機 を 乗り越え た 。  なお 、 様々 な 問題 は ある ものの 、 日本 の 領海 ・ 排他 的 経済 水域 （ EEZ ） の 海底 に 豊富 な エネルギー 資源 や 鉱物 資源 の 存在 が 確認 さ れ て いる （ 詳細 は 「 日本 の 海底 資源 」 を 参照 ） 。  海洋 資源 といった 場合 、 海洋 に 生息 する 水産 資源 や 、 海底 資源 も 含む が 、 その他 に も 、 海洋 に 生息 する 生物 の 生態 が 理解 さ れる の に 伴い 、 海洋 生物 の 分泌 する 物質 が 医薬品 など に 応用 できる 場合 が ある と 判明 し 、 研究 も 進め られ て いる 。  遺伝 資源 と は 、 遺伝子 の 有用 性 が 広く 認め られる こと で 、 遺伝 情報 が 一種 の 資源 として 考え られる よう に なっ た もの 。 遺伝子 資源 と も 呼ば れる 。 これ まで に も 有用 な 品種 の 選別 や 品種 を 掛け合わ せ て 品種 改良 を する こと は 行わ れ て き た こと で ある が 、 遺伝子 工学 の 発展 により 人工 的 に 遺伝子 の 組み換え を 行う こと が 出来る よう に なる と 、 遺伝子 情報 の 価値 が より 認識 さ れる よう に なっ た 。 様々 な 生物 の 遺伝子 は それ 独自 の 機能 を 持つ もの も 多く 、 医療 や 、 医薬品 の 生産 、 農作物 の 品種 改良 など に 利用 さ れ て いる 。  どの 生物 も 有用 な 遺伝子 を 持っ て いる 可能 性 が あり 、 また 一度 失わ れる と 完全 に 復元 する こと は 出来 ない 。 しかしながら 、 環境 破壊 など で 絶滅 する 動植物 も 存在 し 、 また 同じ 種 で あっ て も 地域 の 個体 群 によって 特有 の 遺伝子 を 持つ 場合 も あり 、 その 場合 に は ある 地域 の 個体 が 絶滅 すれ ば 遺伝 資源 が 失わ れる こと と なる 。 この よう な 例 として は 、 メダカ など も 参照 。 遺伝子 汚染 を 防止 し 、 遺伝 的 多様 性 を 維持 する こと が 求め られ て いる 。  生物 の 多様 性 に関する 条約 で は 、 遺伝 資源 の 利用 から 生ずる 利益 の 公正 かつ 衡平 な 配分 が 一つ の 目的 と なっ て いる が 、 遺伝 情報 を 解析 し 特許 など として 、 知的 所有 権 を 強化 しよ う という 先進 国 と 、 自国 の 遺伝 資源 に対する 権利 を 主張 する 途上 国 と の 利害 対立 が あり 、 また 実際 の 遺伝 情報 の 利用 に は 倫理 的 な 問題 も 存在 する 。  観光 資源 と は 、 保養 や 遊覧 を 目的 と し た 、 観光 旅行 の 対象 と なり うる 、 歴史 的 ・ 文化 的 遺産 や 自然 、 娯楽 施設 など の こと 。 これら を 持つ 地域 は 観光 地 と 呼ば れる 。 具体 的 に は 、 城 や 砦 、 宮殿 、 神社 、 寺院 、 教会 、 墓 、 庭園 、 山 、 森林 、 川 、 滝 、 海 、 砂漠 、 美術館 、 博物館 、 動物 園 、 テーマパーク 、 温泉 、 ビル 、 あるいは 都市 それ 自体 の 景観 など 非常 に 多岐 にわたり 、 世界 各地 に 存在 し て いる 。 地域 の 伝統 芸能 や 祭り など も 一種 の 観光 資源 と いえる 。  経済 が 発達 し 余暇 活動 が 重視 さ れる に従い 、 観光 業 が 発達 し て 世界 各地 で 観光 地 開発 が なさ れ た が 、 観光 客 の 増加 による 環境 破壊 や 地域 の 住環境 の 悪化 、 文化 の 変容 など 弊害 も 存在 する 。  電波 の 使用 が 増加 し た こと により 、 割り当て が 可能 な 周波数 が 枯渇 し つつ ある ため 、 利用 可能 な 周波数 を 資源 の 一つ として 考える こと が ある 。  労働 力 や 技術 力 、 創造 性 など 、 人間 の もつ 生産 能力 を 資源 に 含め て 、 人的 資源   ( Human   resource )   と 呼ば れる 。 人的 資源 は 、 人口 や 教育 水準 、 専門 技術 者 の 数 など 、 様々 な 要素 に 着目 し て 言及 さ れる 。 高度 な 技術 ・ 能力 を 持つ 者 、 という よう な 意味 で は 、 人材 と も 言わ れる 。 人的 資源 は あらゆる 活動 に 必要 と さ れる もの で ある が 、 他 の 資源 と 同様 有限 で あり 、 資源 の 配分 をめぐって 競合 する こと も 多い 。  経済 や 文化 、 技術 の 発展 に は 人的 資源 が 必要 不可欠 で あり 、 また 基本 的 に は 、 教育 や 学習 、 経験 など によって その 価値 を 高める こと が 出来る 。 その ため 、 多く の 国 で は 義務 教育 を 設定 し 、 国立 ・ 公立 の 大学 の 開設 や 奨学 金 制度 の 設定 、 図書館 の 設置 など 様々 な 学習 支援 が 行わ れ て いる 。  しかし 、 教育 コスト や 、 教育 を 受ける 間 の 生活 費 など の 経済 的 問題 が 完全 に 解決 さ れ て いる わけ で は なく 、 加え て 、 創造 力 や 独創 性 など は 教える こと が 難しい 。 さらに 、 教育 や 学習 の 効果 は それ を 受ける 者 の 意欲 に も 大きく 左右 さ れる もの で ある 。 例えば 、 社会 が 硬直 的 ・ 閉鎖 的 で あっ たり 、 腐敗 し た 独裁 政権 下 で あっ たり する と 、 教育 を 受け た ところ で それ を 生かす こと が 出来 ず 、 学習 意欲 の 低下 や 頭脳 の 国外 へ の 流出 を 招く 。 この よう に 人的 資源 の 育成 は 容易 な もの で は なく 、 各国 において 大きな 課題 と さ れ て いる 。  物的 資源 や 人的 資源 を 含む 、 広義 の 経済 上 における 生産 資源 で ある 。 労働 力 、 土地 、 原材料 、 時間 など が それ に 当たる 。  財 、 価値 、 資本 など の 言葉 も 使わ れる 。 社会 的 資源 、 文化 資本 、 人的 資本 、 社会 関係 資本 など の 用語 も ある 。  各 資源 を どの よう に 配分 し 何 を 生産 する か は 経済 体制 によって 手段 が 変わり 、 国 や 時代 によって その 目的 は 異なっ て いる 。  また 、 天然 資源 の 配分 、 あるいは 天然 資源 による 収益 の 配分 に は 、 その 産出 国 と 消費 国 と の 間 で 利害 が 対立 し やすく 、 一般 に 、 産出 国 で ある 発展 途上 国 諸国 と 消費 国 で ある 先進 国 と の 間 で 資源 の 所有 や 採掘 権 、 価格 など を 巡っ て 対立 する こと も 多い 。  植民 地 支配 以来 の 、 資源 メジャー 、 すなわち 油田 や 鉱山 の 採掘 権 や 生産 設備 等 を 持ち 市場 を 支配 する 多 国籍 企業 に対して 、 1970 年代 に は 資源 ナショナリズム が 高揚 し 、 多く の 国 で 油田 や 鉱山 の 国有 化 が 行わ れ た 。 しかし その後 、 商品 先物 市場 の 設置 や 新興 資源 国 の 増加 、 代替 エネルギー の 開発 、 内部 で の 利害 対立 など で OPEC 、 OAPEC など の 旧来 の 資源 輸出 国 機構 は 価格 へ の 影響 力 を 低下 さ せ た 。  資源 配分 の 手段  資源 配分 の 目的M & A （ エムアンドエー ） と は 、 （ 合併 と 買収 ） の 略 で あり 、 企業 の 合併 や 買収 の 総称 で ある 。  吸収 合併 、 株式 の 取得 ・ 移管 （ TOB 含む ） 、 事業 譲渡 、 会社 分割 、 合併 など が ある 。 広義 に は 、 合弁 会社 設立 を 含め た 資本 提携 や 業務 提携 、 OEM 提携 など を 含む 。  公正 取引 委員 会 の ガイドライン に よる と 、 会社 の 株式 の 保有 、 役員 の 兼任 、 会社 以外 の 者 の 株式 の 保有 又は 会社 の 合併 、 共同 新設 分割 若しくは 吸収 分割 、 共同 株式 移転 若しくは 事業 譲 受け 等 を 「 企業 結合 」 と いう と さ れ 、 審査 の 対象 と なる 。  日本 法 上 の 概念 として は 、 合併 ・ 会社 分割 ・ 株式 交換 ・ 株式 移転 ・ 株式 公開 買 付 など の 法的 要素 が 核 と なる が これら の 各 要素 は 対象 企業 の コントロール を 得る 手段 として 捉え られ 、 M & A という 場合 に は 利用 する 手段 の デザイン を 含め た 企業 戦略 を 把握 する 概念 として 用い られる こと が 多い 。  M & A は 新規 事業 や 市場 へ の 参入 、 企業 グループ の 再編 、 事業 統合 、 経営 が 不振 な 企業 の 救済 、 資金 手当て など を 目的 として 実施 さ れる 。  日本 国内 で は 中小 企業 の 後継 者 問題 など で 特に M & A が 用い られ て いる 。 また スーパーマーケット や コンビニエンスストア といった 小売 大手 、 食品 、 銀行 、 情報 通信 、 アパレル 、 製紙 など で 大型 の 事業 再編 ・ M & A など が 盛ん に 行わ れ て いる 。  なお 最近 で は Web サイト の 売買 を M & A と 称し て サイト M & A という 名称 で 行わ れ て いる よう だ が 、 これ は 会社 の M & A と は まったく 異なり 、 実際 の M & A と は 似 て も 似つか ぬ もの で ある 。  日本 で M & A と いう と 大 企業 の もの という イメージ を 持っ て いる 人 が 多い の だ が 、 実際 は 日本 の M & A の 70 % は 中小 企業 を 対象 に し た もの と いわ れ て いる と も さ れる 。 日本 の M & A の 特徴 として 、 譲渡 及び 譲り受け 企業 から の 両方 から 手数料 を 徴収 する 事 が あげ られる 。 譲渡 企業 オーナー も 事前 に 知らさ れ て い ない 場合 も 多く 、 行政 も 黙認 し て いる 様子 で 司法 の 判断 が 待た れる 。 海外 で は 仲介 と なる アドバイザー は 売り手 ・ 買い手 の いずれ か の 立場 に 立ち 、 成功 報酬 を 受け取る という 手法 が 一般 的 で ある 。  日本 の 大 企業 の M & A の 動機 として 多い の は 、 「 国際 競争 力 を つける ため 」 「 国内 市場 競争 力 強化 の ため 」 「 破綻 企業 再生 の ため 」 の 三つ とも さ れる 。  日本 の 中小 企業 の M & A の 譲渡 側 の 動機 として 多い の は 、 「 後継 者 問題 」 および 「 事業 の 将来 性 の 不安 」 の 二つ とも さ れる 。  日本 で は 昭和 30 年代 、 40 年代 に 創業 し た 多く の 中小 企業 の 創業 経営 者 が 後継 者 難 に 直面 し て おり 、 この 問題 の 解決 策 として 中小 企業 の 友好 的 M & A が 静か な 流行 と なっ て いる と いう 。 非 上場 会社 の 経営 者 が 事業 の 継承 を 考え た 時 、 選択肢 として は 「 親族 または 社員 へ の 継承 」 「 株式 上場 （ IPO ） 」 「 清算 」 「 M & A 」 という 4 つ が あり は する ものの 、 実際 は 最初 の 2 つ は 諸 条件 を クリア し て 実現 できる こと は 稀 で 、 「 清算 ・ 廃業 」 は 従業 員 にとって 最悪 の 選択肢 で 、 結果 として M & A という 選択肢 が 浮上 し て くる と いう 。  企業 が 株式会社 等 で ある 場合 、 取締役 など が 経営 者 として 経営 の 義務 を 負い 、 株主 など が 所有 者 として 規定 （ 法定 又は 定款 で 定める ） さ れ て いる 権利 を 行使 する こと により 、 一定 の 緊張 関係 を 存在 さ せる こと で 企業 の 統治 を 行う 事 で 、 適切 に 会社 の 存在 意義 と 法令 遵守 が 全う さ れる と 考え られ て いる （ 会社 法 の 予定 する 理想 形 ） 。 これ を 所有 と 経営 の 分離 と 言う 。 具体 的 に は 、 株主 が 株主 総会 において 、 取締役 や 監査 人 の 選任 、 定款 記載 事項 の 変更 、 および 株主 提案 （ 米国 に は 制度 が ない ） を 行い 、 会社 の コントロール を 行う 事 等 を 指す 。 経営 者 の 地位 は 、 プロ 野球 選手 と 同じ 委任 契約 で あり 、 雇用 契約 で は ない 。 また 所有 者 の 「 所有 」 と は 、 狭義 で は 法定 又は 定款 で 定め られ た 権利 行使 を 約束 さ れ た 権利 で ある （ 社会 通念 より 弱い 「 所有 」 で ある の は 、 債権 者 保護 と 間接 有限 責任 の 両立 が 目的 で ある と さ れる ） 。  企業 買収 と は 、 一般 的 に は 買収 者 は 現在 の 株主 から 株式 を 買い取っ て 新た に 株主 と なり 、 その 会社 の 「 所有 」 者 として 経営 を コントロール する 。 株主 として 配当 等 の 経済 的 利益 を 受ける メリット を 享受 する の が 第 一 の 目的 と さ れる （ 企業 の コントロール 自体 を 目的 と する 場合 も ある ） 。  いわゆる オーナー 企業 で 経営 者 と 株主 が 同じ 場合 を 除き 、 経営 陣 は 株主 に 選任 さ れ て 会社 運営 を 任さ れ た 立場 に 過ぎ ない 。 買収 提案 時点 で の 経営 陣 は それ まで の 株主 に 経営 を 任さ れ た 者 で ある から 、 買収 によって 株主 が 変動 する こと は 自ら を 選任 し た 者 たち が 株主 で なく なる こと を 意味 する 。 取締役 は 選ば れる 立場 に 過ぎ ず 、 本来 直接 株主 の 異動 に 意見 を 述べる 立場 に ない 反面 、 実際 に は 経営 者 として の 地位 保全 の ため に は 重要 な 利害 関係 を 有する 出来事 と なる （ 私利 的 な 利害 ） 。  経営 陣 が 買収 提案 に 意見 を 述べる の が 正当 化 さ れる の は 、 企業 価値 （ 狭義 で は 配当 と 株価 ） が 維持 さ れる か どう か という 目的 について 、 現在 の 株主 に対し 買収 提案 が 妥当 な もの か どう か について の 意見 を 述べる とき で ある 。 ごく 端的 に 言え ば 自分 の 立場 が 危うく なる から 反対 する の で は なく 、 株主 にとって 買収 提案 に 乗る こと は メリット が ない から やめ た ほう が 良い という 現場 から の アドバイス という 位置づけ に する こと で 取締役 は 買収 提案 に 反対 し て も それ が 私利 私欲 に 基づく もの で は ない という こと が できる こと に なる 。  株式 は 細分 化 さ れ た 上 で 複数 の 株主 に 保有 さ れる こと が 予定 さ れ て おり 、 通常 は 発行 済み 株式 総数 や 各 議案 について 行使 可能 な 議決 権 を 有する 株式 数 と の 関係 で 割合 的 に 会社 の 「 所有 権 」 を 取得 する こと に なる 。 取締役 の 選任 など 通常 の 株式会社 の 議案 について は 発行 済み 株式 総数 の 過半数 の 議決 権 を 有する 株主 の 賛成 で 承認 さ れる こと 、 また 会社 にとって 重要 な 合併 の 承認 ・ 定款 の 変更 など について は 同じく 3 分の 2 以上 の 議決 権 を 有する 株主 の 賛成 で 承認 さ れる こと から 、 会社 の 株式 の 保有 割合 について は 過半数 を 有し て いる か どう か 、 3 分の 2 以上 を 有し て いる か どう か が 会社 の 「 所有 」 に関する 区切り と なり うる 。 また 、 そこ に 至ら なく て も 3 分の 1 以上 の 議決 権 を 有し て いる 場合 に は 意 に 沿わ ぬ 重要 決議 を 阻止 する こと が できる こと と なる 。  買収 者 は 、 株式 を 現在 の 株主 から の 相対 取引 （ 個別 交渉 ） により 取得 する こと が できる ほか 、 公開 会社 の 場合 に は 証券 取引 所 など の マーケット において 対象 企業 の 株式 を 取得 する こと が できる 。 ただし 、 特定 企業 の 株式 を 一定 割合 以上 取得 する とき に は 大量 保有 報告 書 など の 証券 取引 法 （ 金融 商品 取引 法 ） 上 の 規制 を 受ける こと と なる ほか 、 一定 の 場合 に は 公開 買い付け の 方法 による こと が 義務付け られる など の 制約 が 課さ れる こと と なる 。 公開 買い付け は 買収 提案 者 が 条件 を 公表 し つつ 広く 一般 株主 から 買い付け を 行う もの で あり 、 それ に 現在 の 経営 陣 が 同意 する 場合 に は 上場 企業 の 場合 に は 適時 開示 の 一環 として その 旨 を 買収 先 企業 も 公表 する こと が 必要 と さ れる こと から 、 少なくとも この 時点 で 買収 の 取り組み は 公然 の もの と なり その 枠組み が いわゆる 敵対 的 買収 な の か 友好 的 買収 な の か が 明らか に なる 。  米国 で は M & A は 州法 の レベル で 制定 さ れ て いる ため 細かい 点 は 州 によって 異なる 。 なお 、 税法 について は 原則 として 内国 歳入 法 の 適用 を 受ける 。  米国 で の 株式 を 用い た 買収 スキーム に は 、 本体 合併 、 三角 合併 、 公開 買付け または 特定 株主 から の 買い付け 、 資産 買収 の 4 類型 が ある 。  2000 年 以降 に 行わ れ た 大 規模 M & A （ 取引 額 順 ）  基本 合意 書 ( MOU ) を 用い て 、 交渉 に 先立っ て 一定 の 合意 を 行う こと が ある 。 秘密 保持 や 独占 的 交渉 権 、 誠実 交渉 義務 など の 約定 が なさ れる 。 これ より 手前 で 秘密 保持 契約 （ NDA ） が 結ば れる こと も 多い 。  対象 企業 の プライシング 、 契約 書 による 必要 な 手当て 、 リスク の 事前 把握 など を 目的 として 、 デューディリジェンス （ 「 DD 」 ） という 監査 が 行わ れる 。 当事者 や 投資 銀行 による ビジネス DD （ 事業 DD ） 、 弁護士 による 法務 DD 、 公認 会計士 による 財務 DD 、 弁理 士 による 知 財 （ 特許 権 、 商標 権 、 著作 権 等 ） DD など が ある 。  合併 契約 書 、 株式 売買 契約 書 など の 必要 な 契約 書 が 作成 さ れ 、 締結 さ れる 。 その ドラフト は 、 当事者 同士 か 、 法務 DD を 担当 し た 法律 事務所 が 中心 と なっ て 行い 、 DD の 結果 を 反映 する こと と なる 。 契約 締結 に 先立っ て 、 必要 に 応じ て 、 各 当事者 の 社内 手続 （ 取締役 会 や 株主 総会 など で の 決裁 ） を 経る とともに 、 関連 官庁 （ 業 規制 当局 や 競争 法 当局 ） の 許認可 等 を 得る こと が ある 。  契約 によって 定め られ た 日 に 決済 が なさ れ 、 M & A が 実行 さ れる 。  敵対 的 買収 （ hostile   takeover ） と は 対象 会社 の その 時点 の 経営 者 に対して 友好 的 で は ない 買収 を 指す 言葉 で 、 通常 は 買収 対象 会社 の 取締役 会 による 同意 が 得 られ て い ない 買収 を 言う 。 経営 陣 が 買収 提案 に 同意 し ない 場合 に は 買収 防衛 策 の 導入 が 図ら れ たり 、 株主 に対し 会社 経営 陣 として 買収 提案 に 応じ ない よう 働きかけ が 行わ れ たり する こと から 、 買収 の 成否 をめぐって 買収 提案 者 と 被 買収 側 会社 経営 陣 など を 中心 に 激しい 闘争 が なさ れる こと と なる 。  表現 として は あまり 好い イメージ と は 言え ない が 、 敵対 的 買収 という 文脈 で の 「 敵対 的 」 と の 表現 は 現 経営 者 と 買収 提案 者 が 「 敵対 的 」 で ある こと を 意味 する だけ で あり 、 買収 の 提案 内容 と は 中立 的 な もの で 、 あくまで 買収 提案 者 以外 の 株主 や 投資 家 ・ 従業 員 ・ 社会 一般 にとって 敵対 的 ・ 有害 な 買収 で ある こと など を 意味 し て いる もの で は ない 。  ただし 、 敵対 的 な 買収 の 場合 、 対象 と なる 企業 の 経営 陣 のみ なら ず 、 従業 員 ・ 労働 組合 ・ 取引 先 企業 ・ 下請け など にとって も 友好 的 と は およそ 言い 難い 敵対 的 な 内容 で 、 利己 的 な 買収 が 強行 さ れる パターン も 往々 に 発生 する 。 また 、 買収 側 の 企業 や 経営 陣 が ドライ な 労働 環境 ・ 労使 関係 や 商 慣行 で 広く 知ら れ て い たり 、 あるいは 短期 的 な 自己 の 利益 の ため 活動 し て おり 企業 の 長期 展望 など 顧み ない 投資 ファンド など で ある 場合 に は 、 買収 の 対象 と なっ た 側 の 企業 の 内外 において 様々 な 情報 や 関係 者 間 の 不安 が 交錯 し 、 自身 の 先行き に 不安 を 感じ た 従業 員 の 大量 離職 が 短期間 に 発生 し たり 、 関係 の 行き詰まり を 見越し た 取引 先 や 下請け が 取引 を 打ち切る など 、 買収 に 様々 な リスク が 付い て 回る こと も 少なく ない 。 また 、 特に この 様 な 形 で 社内 が 混乱 し て いる 場合 に は 、 これ に 乗じ て 競合 企業 から 従業 員 に ヘッド ハンティング が 仕掛け られる 場合 も ある 。 これら の 結果 として 、 特に 特定 の 業務 独占 資格 の 有 資格 者 が 必要 な 業種 で は 、 買収 が 成立 し て も その 企業 から 有 資格 者 が 流出 し 人数 不足 と なる こと による 業務 の 停滞 や 、 離職 し た 者 が ノウハウ を 基 に 新た に 同 業者 を 立ち 上げ て 競合 関係 に なる 、 など といった リスク を 抱える 場合 も ある 。  これ まで 日本 において 敵対 的 買収 が 仕掛け られ た 事例 として は 以下 の もの が ある （ なお 、 ここ で は 仕掛け た 側 vs . 仕掛け られ た 側 として 表記 し て いる ） 。  もともと 日本 で は 企業 間 で の 「 株式 持ち合い 」 という 慣習 により 、 企業 買収 は 困難 な 状況 で あっ た 。 持ち合い は 取引 先 の 企業 ・ 金融 機関 など と の 間 で 見 られる 。 取引 先 の 企業 ・ 金融 機関 で は 取引 関係 の 安定 ・ 継続 の 目的 と 相互 株主 保有 の 自社 にとって の メリット が 認め られ て き た 。 また 、 保険 会社 、 従業 員 の 持ち株 会 など に も 安定 株主 として の 役割 が 期待 さ れ 、 さらに 、 個人 株主 に も 長期 安定 保有 を 促す ため 株主 優待 など の 仕組み が 発達 し た 。  しかし デフレ 不況 が 続く もと で 企業 の 保有 資産 の 効率 化 の 視点 から 、 保有 資産 として の 株式 の 収益 性 の 悪 さ 、 継続 的 取引 が 企業 間 の 競争 的 な 効率 性 の 改善 に 支障 に なる こと など 持ち合い について マイナス 面 に 限っ た 指摘 が 増え た 。 また 時価 会計 の 導入 によって 株式 保有 の 資産 価値 が 変動 する よう に なり 、 株式 保有 の リスク が 表面 化 する よう に も なっ た 。 系列 取引 について は 長期 継続 取引 を 前提 に し て 設備 投資 を 促し たり 、 品質 の 確保 を 促し やすい など 多く の メリット が ある 。 しかし 外国 資本 や 新興 企業 が 市場 や 取引 に 新規 参入 する にあたって 、 株式 の 持ち合い が 市場 競争 を 促進 する うえ で の 大きな 障壁 で ある と さ れ 、 さらに 調達 企業 側 にとって も デフレ 不況 の 深刻 化 の なか で 従来 の 取引 関係 に とらわれ ず 調達 先 を 広げ たり 値引き 交渉 を 行い 、 大幅 な コストダウン を 図る こと が 重視 さ れる よう に なっ た 。 これら の 様々 な 理由 から 、 株式 持ち合い の 解体 が 主張 さ れる よう に なっ た 。  しかし 近年 企業 買収 の 制度 が 整備 さ れる なか 、 個人 株主 の 長期 保有 を 促す こと と 合わせ て 株式 持ち合い の 強化 が 注目 さ れ て いる 。 それ は 必ずしも 明示 的 な 宣言 の 要素 を 伴わ ず 、 市場 に対して 大きな 影響 を 与え ず に 進め られる 防衛 策 だ から で ある 。 具体 的 に は 、 企業 間 の 取引 関係 の 強化 を 表向き の 理由 として 第三者 割当 増資 を 行う といった やり方 で 実施 さ れ て いる 。  これ に対して 近年 議論 の 俎上 に 上がる 「 買収 防衛 策 」 と いわ れる もの は 、 特定 の 「 買収 防衛 策 」 の 導入 の 発表 といった 宣言 的 要素 を 伴う ため 、 市場 から の 反応 を 招き やすい 。 買収 防衛 策 は 、 本来 は 株主 の ため に 企業 価値 （ 狭義 で は 配当 および 株価 ） の 維持 の ため に 行う もの で あり 、 企業 価値 が 毀損 さ れる よう な 買収 防衛 策 は 、 現在 株主 に対する 背信 行為 に つながり 正当 化 でき ない 。 また 、 一般 に 株式 市場 は 経営 者 の 地位 を 守る だけ の 防衛 策 は 否定 的 反応 を 示す と さ れる 。 そこで 株主 総会 で の 承認 手続き が 重視 さ れる 。 また もう 一つ 重視 さ れる の は 買収 防衛 策 を 発動 する 条件 で ある 。 多く の ケース で は 経営 陣 から 独立 し た 委員 会 が 、 買収 者 の 狙い が 企業 価値 を 損ねる と 判断 する こと を 発動 条件 と し て いる 。 この よう に 買収 者 の 意図 を 確認 し て 、 防衛 策 の 発動 を 決める こと を 事前 警告 型 と 呼ん で いる 。 この 場合 、 買収 者 の 定義 として は 15 % あるいは 20 % を 取得 し た もの と し 、 経営 陣 から 独立 し た 委員 会 の 意味 は 経営 陣 を 含ま ない 社外 メンバー と する もの が 多い 。  具体 的 買収 防衛 策 として は 以下 に みる ポイズンピル 型 が 多い 。 既存 株主 に対して 無償 で 新株 予約 権 を 交付 する もの が 多い 。 ただし 、 新株 予約 権 を 交付 する と 既存 の 株主 権 の 希薄 化 （ 株式 の 希薄 化 ） に つながる こと へ の 批判 も ある 。 そこで 信託 銀行 に あらかじめ 新株 予約 権 を 発行 し て おき 、 発動 条件 が 満たさ れ た とき に 信託 銀行 経由 で 株主 に 新株 予約 権 を 交付 する 仕組み （ ライツプラン ） も 開発 さ れ て いる 。  この よう な 買収 防衛 策 の 議論 に対して 、 そもそも 企業 が 買収 の 脅威 に さらさ れる の は 実現 できる 株価 に 比べ て 高 株価 が 実現 でき て い ない ため で ある として 、 企業 価値 の 向上 を 図る こと が 最良 の 買収 防衛 策 で ある と の 議論 も 繰り返さ れ て いる 。 この よう な 議論 で は 株主 へ の 利益 還元 を 図る こと 、 たとえば 増配 や 自社 株 買い取り を 進める こと など 株価 向上 の ため の 施策 が 企業 買収 防衛 策 として 指摘 さ れる こと も ある 。  以下 で は 有名 な 防衛 策 ・ 予防 策 を 紹介 する 。 それぞれ 導入 費用 、 会社 法 上 の リスク （ 差止め や 役員 の 損害 賠償 責任 など ） 、 税法 上 の リスク 、 実効 性 に関する リスク など は さまざま で あり 、 個々 の 会社 の 特性 に 応じ て 使い分け が なさ れる 。 以下 の 他 に も 株式 の 配当 金 を 非常 に 高額 に 設定 し て 既存 株主 に 株 を 安易 に 売ら ない よう に アピール する やり方 など も ある が 、 基本 的 に は 情報 を 開示 し 常に 株主 の 期待 に 応え 、 高い 株価 を 保っ て いる こと が 重要 と なる 。  「 黄金 の 落下傘 」 の 意 。 買収 後 、 現在 の 取締役 は 解任 さ れる こと が 多い が 、 その 取締役 の 退職 慰労 金 の 額 を 高額 に 設定 し て おく 。 それ により 買収 後 の 出費 が 多い こと から 、 買収 を 思いとどまら せる もの 。 退職 慰労 金 の 額 の 目安 は 取締役 の 年収 の 約 2 - 3 年 分 ぐらい で ある が 、 高額 な 場合 に は 投資 家 から の 批判 に 晒さ れる こと が ある 。 買収 を 思いとどまら せる ほど に 高額 な 退職 慰労 金 は 背任 に なり 現実 的 に は 活用 が 困難 で ある 。 買収 者 側 が 現在 に 取締役 に対して 手切れ金 として 金銭 を 渡す 事 を 容認 し 、 買収 を 円滑 に 行わ せ しめる 手法 を 言う 事 も ある 。  「 ブリキ の 落下傘 」 の 意 。 買収 さ れ た 後 、 人員 整理 など で 従業 員 が 解雇 さ れる こと が 多い こと を 利用 し た 方法 で 従業 員 の 退職 金 の 額 を 非常 に 高く 設定 し て おく 。 それ により 買収 し た として も 後 の 出費 が 多い という こと を 見せつけ て 、 買収 を 思いとどまら せる やり方 。  買収 し た 後 、 取締役 解任 など の 特別 決議 の 可決 資本 割合 を 80 % や 90 % の よう に 上げ て おき 簡単 に 可決 でき ない よう に する やり方 。 しかし 、 日本 で は 定款 変更 により 絶対 的 多数 条項 を 削除 できる こと から 、 定款 の 変更 自体 に 絶対 的 多数 条項 を 設け ない と 意味 が ない 。  いざ という とき の 防衛 策 。 予防 策 で は ない 。 2005 年 3 月 の ライブ ドア と ニッポン 放送 で の 出来事 で 有名 に なっ た やり方 で 新規 に 株 を 発行 する 増資 という 方法 を 用いる 。 それ により 全体 の 発行済 株式 総数 を 上げ 、 買収 する 企業 の 持ち株 割合 を 下げ て 買収 さ れ ない よう に する やり方 。 通常 の 公募 増資 と は 異なり 、 指定 さ れ た 第三者 のみ が 新株 を 購入 する こと が できる 。 しかし 実質 的 な 利益 の 供与 に つながる 低 価 で の 発行 は 、 他 の 株主 が 持つ 株式 の 価値 を 希薄 化 し 損害 を 与える 可能 性 が あり 、 投資 家 保護 を 主眼 と する 証券 取引 法 違反 の 疑い が 強い ため 乱用 す べき で は ない と 言わ れる 。  毒薬 条項 と も 呼ば れる 。 新株 予約 権 を 予め 発行 し て おき 、 一定 の 条件 が 満たさ れる と 廉価 で それ を 行使 可能 に さ せ 、 株式 の 希薄 化 によって 買収 する 側 の 持ち株 比率 を 下げる 仕組み 。 アメリカ で は 、 新株 予約 権 付 株式 を 用い て 行わ れる 。  日本 で は 旧 商法 下 で は 新株 予約 権 付 株式 は 認め られ て い なかっ た ので 、 信託 型 ライツプラン が 最も 幅広く 用い られ て い た 。 2006 年 5 月 1 日 施行 の 新 会社 法 の 下 で は 取得 請求 権 及び 取得 条項 の 取得 対価 として 新株 予約 権 を つける 事 が 法律 上 可能 と なり 、 事実 上 の 新株 予約 権 付 株式 の 発行 が 可能 と なっ た ので 今後 の 日本 における 買収 防衛 策 に 利用 さ れる 可能 性 が ある 。 ポイズンピル と ライツプラン は 同義 で は ない が 、 日本 で は ほぼ 互換 的 に 用い られる 。  ブルドックソース の 2007 年 定時 株主 総会 で 導入 が 承認 さ れ た 買収 防衛 策 は 、 事前 に 用意 し た 制度 で ない 点 で 典型 的 な ポイズンピル と は 異なる が 新株 の 発行 により 買収 者 の 持ち株 比率 の 低下 を 企図 する 点 で 類似 する 。 この 買収 防衛 策 は 基準 日 （ 2007 年 7 月 10 日 ） 時点 の 株主 に対し 、 保有 1 株 あたり 3 株 の 新株 予約 権 を 無償 にて 付与 する もの で ある （ ここ で いう 株主 に は 買収 提案 者 も 含ま れる ） 。 この 新株 予約 権 は 1 円 の 払込み により 1 株 の 普通 株式 の 取得 が 可能 だ が 、 買収 提案 者 で ある スティール・パートナーズ・ 関係 者 ・ 譲受人 など は 非 適格 者 として 指定 さ れ 、 予約 権 の 行使 は でき ない ほか 非 適格 者 の 新株 予約 権 は 396 円 で 買い取る 権利 を 会社 は 有し て いる 。 この 価格 は 公開 買 付 価格 を もと に 買収 者 に 経済 的 損失 を 与え ない 価格 と 会社 は 説明 する 。  この 新株 予約 権 無償 割当て の 差止め を 求める 仮処分 の 申 立て が なさ れ た が 2007 年 6 月 28 日 、 東京 地方裁判所 （ 鹿子木 康 裁判 長 ） は 株主 総会 の 判断 が 明らか な 合理 性 を 欠く と は 認め られ ず 著しく 不 公正 で は ない として 却下 し た 。 スティール・パートナーズ は この 決定 を 不服 として 即時 抗告 を 行っ た が 、 東京 高等 裁判所 （ 藤村 啓 裁判 長 ） は 7 月 9 日 、 過去 に 手がけ た TOB 事例 から スティール・パートナーズ を 濫用 的 買収 者 と 認定 、 ブルドックソース が 導入 し た 買収 防衛 策 を 著しく 不 公正 な 方法 による もの で は ない 、 として 東京 地方裁判所 の 決定 を 支持 する 決定 を 行っ た 。 スティール・パートナーズ は 特別 抗告 ・ 許可 抗告 の 申 立て を 行い 7 月 27 日 、 東京 高等 裁判所 は 最高 裁判所 へ の 抗告 を 許可 し た が 最高 裁判所 は 8 月 7 日 、 抗告 を いずれ も 棄却 し た 。  7 月 11 日 に は 買収 防衛 策 の 発動 として 、 株主 に対し 新株 予約 権 が 実際 に 付与 さ れ た 。 この 新株 予約 権 に 基づき 8 月 9 日 に 新株 が 株主 に 交付 さ れ た 。 株主 の うち 、 スティール・パートナーズ が 有する 新株 予約 権 は ブルドック により 買い取ら れ た 。  期 差 選任 取締役 （ 会 ） の 意 。 取締役 の 任期 を 全員 2 年 ずつ で は なく 半数 ずつ 改選 さ れる よう に し て 時間 を 稼ぐ やり方 。 この やり方 は 投資 家 から の 批判 が 強く 、 使い勝手 が 悪い 。 その 理由 として 投資 家 が 期 差 選任 が 取締役 の モチベーション を 下げる 可能 性 を 危惧し て いる から で ある 。  重要 な 株主 総会 の 決議 事項 について 拒否 権 を 有する 株式 を 信頼 できる 第三者 に対して 発行 する こと で 、 買収 の ため に 必要 な 決議 を 妨害 する もの 。 会社 法 施行 により 導入 が 可能 と なり 、 東京 証券 取引 所 の 上場 企業 など の 公開 企業 で も 株主 総会 の 決議 で 無効 に できる こと など の 一定 の 条件 付き で あれ ば 導入 が 可能 と なっ て いる 。  会社 法 により 少なくとも 条文 上 は 導入 が 可能 と なる もの 。 全部 取得 条項 付 株式 は 取得 条項 付 株式 の 場合 と 異なり 、 取得 の 際 に 株主 総会 及び 法定 種類 株主 総会 で の 取得 決議 を 要する と 言う デメリット を 持つ 代わり に その 決議 の 際 に 取得 対価 を 設定 すれ ば よい ので 、 全部 取得 条項 の 設定 の 際 に 取得 対価 を 設定 する 必要 が ない という メリット が ある 。 会社 法 に なっ て 導入 さ れ た もの で 、 買収 防衛 に どの よう に 用い られる か は 未知数 な 所 が 多い 。 レックス・ホールディングス の MBO において この 手法 が 活用 さ れ た 。  買収 が なさ れよ う と し た とき に は 一定 の 防衛 策 を 採る 旨 を 予め 警告 し て おく という もの 。  MBO と 略さ れる 。 既存 の 経営 陣 が 自社 の 株式 を 取得 し て 閉鎖 会社 と し て しまう もの で 、 買収 防衛 策 として は 端的 で 究極 的 な もの 。 株式 の 上場 と は 、 第三者 の 自由 な 株式 取得 を 認める こと で ある こと から 、 上場 廃止 に する こと は 経営 者 にとって 望ましく ない 者 が 株式 を 取得 する こと に 真正面 から 対抗 する 方策 と なる 。  スコーチド・アース・ディフェンス と も いう 。 会社 の 持っ て いる クラウン ・ ジュエル （ 財産 的 価値 の 高い 物 ） の 関連 会社 へ の 売却 や 、 計画 倒産 など によって 株価 を 暴落 さ せる こと で 買収 する メリット を 無くす 方法 。 但し 企業 価値 が 下がれ ば 、 敵対 買収 者 の 関係 のみ なら ず 会社 債権 者 の 債権 の 引当て と なる 財産 を 毀損 する こと に も なり かね ない ため 、 場合 によって は 企業 の 利益 を 追求 す べき 取締役 が 会社 に対して 意図 的 に 損害 を 与える 背任 罪 （ 5 年 以下 の 懲役 又は 50 万 円 以下 の 罰金 ） や 、 特別 背任 罪 （ 10 年 以下 の 懲役 又は 1000 万 円 以下 の 罰金 ） に 該当 する こと も ある 。  「 白馬 の 騎士 」 の 意 。 敵対 的 買収 を 受ける 側 の 企業 にとって 友好 的 な 第三者 （ 企業 、 人 ） の こと 。 現 経営 陣 が ホワイト ・ ナイト に 買収 さ れ た 後 も 経営 に 残る こと が できる など の 有利 な 条件 を 持ち込む 場合 が 多い 。 自社 株 を 買収 し て もらう こと で キャスティング ・ ボート を 握る こと が できる 。 発行 済み 株式 総数 の 1 / 3 を 確保 できれ ば 拒否 権 を 行使 する こと も できる 。 買収 する 企業 に対して 逆 買収 を かける （ パック マン ・ ディフェンス = 後述 ） 場合 も ある 。 反対 に 敵対 的 買収 を 仕掛ける 企業 を 「 ブラック ・ ナイト 」 と 称する 場合 も ある 。  主 な 事例  逆 買収 と も いう 。 敵対 的 買収 を 受け た 企業 が 買収 提案 者 を 逆 に 買収 する こと で 、 自社 が 買収 提案 者 の 現在 の 経営 者 の コントロール 下 に 入る こと を 妨げよ う と する こと 。 テレビ ゲーム 『 パック マン 』 において 、 追わ れる 立場 の メイン キャラクター が 一定 条件下 において に は 逆 に 追手 を 食べ て 反撃 する こと に 由来 する 。  情報 工作 ・ PR 戦術 を 中心 と する 防衛 策 。 買収 を 仕掛け て き た 企業 の 社会 的 弱点 を マスコミ 等 を 用い 広める こと で 、 イメージダウン を 図り 社会 的 信用 を 貶め 、 買収 工作 資金 を 社会 的 信用度 を 回復 する ため に 回す こと で 買収 を やめ させる 工作 。 アラブ 資本 の 会社 が 歯科 器具 メーカー を 買収 しよ う と し た 際 に 被 買収 企業 側 （ アメリカ の 歯医者 に は ユダヤ 人 が 多い と さ れ て いる ） が 広報 戦略 を 行なっ た こと に 由来 する と 言わ れ て いる 。  労使 関係 が 円満 で いわゆる 「 アットホーム な 雰囲気 」 の 企業 体質 を 持つ 企業 で は 、 被 買収 という 事態 に際して 、 労働 組合 の 買収 へ の 反対 や 買収 者 へ の 強い 不安 視 という 姿勢 が 、 買収 を 難航 さ せる 防波堤 として の 役割 を 果たす 場合 が ある 。 過去 に は 、 買収 者 で ある 企業 ・ 経営 陣 の 労務 環境 に対する 姿勢 へ の 懸念 から 被 買収 側 の 企業 の 労働 組合 が 買収 に 反対 し 、 また 買収 成立 の 場合 に は 状況 次第 で 離職 を 考える という 従業 員 が 多数 を 占め た アンケート の データ が 意思 表明 として 示さ れ 、 その 結果 として 買収 が 頓挫 し た ケース も ある 。  一般 に 買収 対象 会社 の 取締役 など の 経営 陣 が 買収 提案 者 による 提案 に 同意 し なかっ た 場合 に は 、 買収 対抗 策 の 発動 が 検討 さ れる 。 この 場合 、 買収 対抗 策 を 実際 に 発動 する こと が 買収 対象 会社 の 株主 の 利益 と の 関係 上 、 法令 上 認め られる か どう か について は 争い と なる こと が 多い 。 アメリカ において は 多発 する 敵対 的 買収 事案 および 買収 対抗 策 の 発動 により 、 判例 上 ないしは 実務 上 認め られる 買収 対抗 策 の 範囲 が 順次 確立 さ れ て き て いる 。 その 基準 として 代表 的 な もの に レブロン 基準 、 ユノカル 基準 など が ある 。  企業 買収 防衛 策 に対して は 経営 者 を 過剰 に 守る こと と なり 株主 の 利益 を 損なう の で は ない か と の 疑問 が 出さ れる こと が ある 。 その ため 取締役 会 で の 決議 だけ で 防衛 策 導入 を 決定 する こと に は 批判 が あり 、 導入 に は 株主 総会 で の 承認 など の 一定 の 手続 が 必要 と 考える 意見 が ある 。  日本 において は これ まで 敵対 的 買収 が なさ れ た 例 に 乏しく 、 判例 上 の 蓄積 など が 十分 と は いえ ない 。 アメリカ で の 議論 を 参考 に し つつ 、 また 日本 における 会社 法 実務 と の 兼ね合い を 意識 し つつ 議論 が 進め られ て き て いる 。  2005 年 3 月 23 日 に 下さ れ た 決定 の 中 で 東京 高等 裁判所 は 取締役 など の 買収 対象 会社 の 経営 陣 が 買収 対抗 策 を 講じ て も 構わ ない 敵対 的 買収 者 として 具体 的 に 4 つ の 例 を 示し て いる 。  これら の 場合 、 その 敵対 的 買収 者 は 濫用 目的 で 買収 を 提案 し た もの で ある から 株主 として 保護 する 必要 が ない ばかり か 他 の 株主 の 利益 を 害する もの として 取締役 による 買収 対抗 策 の 発動 は 認め られる と し た 。  2005 年 5 月 27 日 に は 経済 産業 省 の 主導 による 企業 価値 研究 会 が 「 企業 価値 報告 書 」 を 作成 ・ 公表 し 、 これ を 踏まえ 同日 、 経済 産業 省 ・ 法務省 による 指針 が 発表 さ れ た 。 この 指針 に は 法的 拘束 力 は ない ものの 、 経済 産業 省 のみ なら ず 法務省 によって 行動 規範 として 用い られる こと が 期待 さ れ て いる など 一定 の 影響 力 を 有する もの として 捉え られ て いる 。  上記 指針 において は 取締役 が 買収 対抗 策 を 導入 する こと について 、 「 意思 決定 機関 として の 株主 総会 は 機動 的 機関 と は 言い 難い から 、 取締役 会 が 株主 共同 の 利益 に 資する 買収 防衛 策 を 導入 する こと を 一律 に 否定 する こと は 妥当 で は ない 」 と 指摘 し た 上 で 買収 対抗 策 の 導入 、 行使 、 廃止 に当たって は 以下 の 原則 を 充足 す べき もの と し た 。  さらに 同 研究 会 は 2006 年 3 月 31 日 に 、 「 企業 価値 報告 書 2006 ～ 企業 社会 における 公正 な ルール の 定着 に 向け て ～」 と 題する 報告 書 を 公表 し 、 買収 防衛 策 の 開示 ルール や 上場 ・ 買収 ルール など の あり方 など に関して の 取りまとめ を 行っ た 。  また 2006 年 5 月 1 日 に は 株式会社 など の 会社 を 規律 する 法律 として 、 従来 の 商法 その他 の 法令 に 代わり 会社 法 が 施行 さ れ た 。 会社 法 の 制定 により 買収 対抗 策 として 用いる こと が できる 手段 に関して 新た に 規定 が 設け られる など 、 M & A 実務 に 影響 を 与え て いる 。  従来 の 証券 取引 法 を 金融 商品 取引 法 と の 名称 に 改め 対象 取引 を 拡大 し 、 一部 規制 を 強化 する 改正 が 2006 年 6 月 に 成立 し た 。 各 改正 の 施行 は 段階 的 に 行わ れ つつ ある が 、 その 中 に は 公開 買付け 制度 の 改正 、 強制 公開 買付け の 適用 拡大 、 大量 保有 報告 制度 の 改正 など M & A 実務 に 影響 する 改正 が 含ま れ て いる 。  M & A の 専門 家 は 、 「 M & A アドバイザー 」 あるいは 「 M & A コンサルタント 」 や 「 ファイナンシャルアドバイザー 」 と 呼ば れる 。 これら の 人々 は 、 M & A について 助言 や 仲介 等 を 行っ て おり 、 財務 会計 ・ 税務 ・ 法律 ・ 経営 学 など 幅広い 知識 が 求め られる 。 投資 銀行 や コンサルティング ・ ファーム に 所属 する 者 が 多い 。 近年 で は 、 M & A の 仲介 を 専門 と する 上場 企業 も 増え て いる 。  また 、 法務 デューデリジェンス は 弁護士 が 、 財務 デューデリジェンス は 公認 会計士 が 主 に 行う 。 M & A を 専門 （ の 1 つ ） と する 弁護士 は 、 M & A ロイヤー など と 呼ば れる 。 法務 DD に は 短い 期間 で 大量 の 資料 を 調査 する 必要 が ある ため 、 弁護士 を 大量 動員 する こと が できる 大手 ロー ファーム が 有利 で あり 、 その ため 、 M & A に 特 化 し た 弁護士 は 大手 ロー ファーム に 多い 。再 生産 労働 （ さい せい さんろう どう ） と は 、 直接 生産 活動 に 結びつか ない 、 従って 直接 に 報酬 を 受け取る こと の ない 労働 （ 間接 的 に 報酬 を 受け取る 労働 ） 。  生産 活動 が 円滑 に 行わ れる ため の 基盤 を 支える 労働 で ある 。 企業 における 総務 ・ 経理 的 な 労働 に なぞらえ られる 。 たとえば 、 専業 主婦 の 家事 、 出産 、 育児 の よう な 仕事 を いう 。 フランス の 社会 学者 、 ピエール・ブルデュー の 言葉  。 現在 で は マルクス主義 フェミニズム の 文脈 で 多用 さ れる 。  米 語 で は 、 " reproductive   labor ” と 表記 さ れる 。 （ reproductive は 「 生殖 の ； 複写 の 、 多産 の 、 」 という 意味 ）  イヴァン・イリイチ は 、 これ を シャドウ・ワーク と 呼び 変え た 。無 政府 共産 主義 （ 英 :   anarchist   communism ） は 、 無 政府 主義 （ アナキズム ） の 潮流 の 一つ 。 人 の 自由 と 自律 を 尊び 、 不当 な 支配 階級 や 経済 格差 の 無い 社会 を 目指し 、 「 能力 に 応じ て 働き 、 必要 に 応じ て 受け取る 」 という 原理 を 唱える 。 個人 各々 が 自主 的 に 組み合っ て 、 資源 分配 や 生産 方針 を 直接 民主 で 決定 する 。 「 能力 に 応じ て 働く 」 という の は 、 他者 から 雇用 さ れる まで も なく 自ら 出来る ところ で 生産 する という こと で 、 生産 手段 が 社会 の 全員 へ 開放 さ れ て いる の を 前提 する 。 「 必要 に 応じ て 受け取る 」 という の は 、 生活 に 必要 な 財 を 貨幣 等 と 交換 せ ず に 獲得 できる という こと で 、 財 が 社会 の 富 として 充分 に 随時 生産 さ れ て いる の を 前提 する 。 雇用 者 や 富豪 など の 少数 が 利益 目的 で 階級 的 ・ 非 民主 的 に 生産 ・ 分配 ・ 所有 を 制御 する ところ の 資本 主義 を 根本 的 に 批判 する 。 ならびに 、 資本 主義 型 支配 に 加担 し て き た として 国家 を 告発 する 。 各地 で 個人 が 直に 参与 できる 直接 民主 制 の 小規模 共同 体 を 基盤 に 、 下意 上達 で 罷免 できる 代理人 を通じて 大 規模 政策 用 に 形成 ・ 改変 する 連邦 群 が 、 従来 の 国家 に 代われる 、 と する 。  元来 「 anarchy 」 は 「 不当 な 支配 者 （ archon ） ・ 支配 階級 （ hier - archy ） の 無い （ an -） 状況 」 を 意味 し 、 これ を 「 無 政府 」 と 訳す と 問題 に なる こと が ある 。   anarchism   は   govern   （ 統治 ） そのもの を 非難 し ない 。   anarchy   における   govern   が 人民 の 直接 民主 制 で 決定 さ れ た 政策 を 遂行 する という こと で あれ ば 、 人民 直属 の 遂行 組織 は   government （ 政府 ） と 呼ば れ て も 不合理 で は ない 。 する と 、 その   anarchy   系 の   government   で 異なる の は 、 人民 直属 で ある という 点 。 一方 の 、 諸国 について 一般 に 呼ぶ   government   という もの は 、 「 民主 主義 」 と さ れ て いる もの で も 、 実際 に は 人民 直属 で は なく 、 当選 し た 政治 家 達 は 人民 から 独立 し 、 独自 の 意思 決定 によって 上意下達 で 人民 を 統治 する 組織 として の   government   を 形成 する 。 それ と は 別 の   government   の 在り方 を   anarchist   communism   は 提唱 する と いえる 。  資本 主義 と 国家 という 上意下達 の 権威 制 の 廃止 、 および 「 能力 に 応じ て 働き 、 必要 に 応じ て 受け取る 」 という 共産 制 、 それ を 目指す の は 、 マルクス主義 と 同じ で ある 。 異なる の は 、 共産 制 達成 まで の 過程 における 国家 の 役割 の 解釈 。 マルクシズム 派 が 革命 中 における 労働 者 層 による 国家 の 「 乗っ取り 」 と 以降 の 緩やか な 消滅 を 求める の に対し 、 アナキズム 派 は 革命 同時 の 国家 解体 を 求める 。  無 政府 共産 主義 の 暴動 無 政府 主義 （ ） など の 潮流 は 、 （ 利己 主義 的 な 無 政府 主義 ） で あり 、 無 政府 共産 主義 を 個人 の 自由 の 実現 の ため の 最良 の 社会 システム だ と する 急進 的 個人 主義 的 無政府 主義 に 強い 影響 を 受け て いる 。 多く の 無 政府 共産 主義 者 は 無 政府 共産 主義 によって 、 個人 と 社会 の 相反 する 両者 の 溝 が 埋まる と 捉え て いる 。  無 政府 共産 主義 は 、 フランス 革命 後 の 急進 的 な 社会 主義 者 の 傾向 から 生み出さ れ た が 、 第 一 インターナショナル の イタリア 支部 で 初めて 思想 として 確立 さ れ た 。 ピョートル・クロポトキン の 論理 的 考察 は 、 後 に 労働 組合 肯定 派 と 暴動 無 政府 主義 者 の 分裂 時 に 重要 な 意味 を 持っ た 。  これ まで の 歴史 上 、 最も 知ら れ て いる 「 無 政府 共産 主義 社会 」 、 現在 無政府 共産 主義 と 呼ば れる 思想 に 基づい て い て 、 世界中 の 注目 を 集め 、 無 政府 共産 主義 の 歴史 的 な 解釈 を つくっ た 社会 の 例 は 、 スペイン 内戦 勃発 で 起き た スペイン 革命 中 の アナキスト が 実権 を 握っ た 地域 と 、 ロシア 革命 中 、 ネストル・マフノ が 指導 し た マフ ノ 運動 の ウクライナ 革命 反乱 軍 の 影響 下 に あっ た 自由 地区 で ある 。 スペイン 革命 中 の スペイン の アナキスト の 指導 と 尽力 で 1936 年 から 、 アラゴン と 、 アンダルシア と レバンテ の 一部 を 支配 し 、 アナキスト・カタルーニャ （ ） を 守っ て き た が 、 フランコ 政権 、 ナチス ・ ドイツ 、 イタリア 王国 、 ソ連 から 支援 さ れ た スペイン 共産党 による 抑圧 といった 複合 的 脅威 と 、 資本 主義 諸国 や スペイン 共和 国 政府 から の 経済 ・ 軍事 的 な 制裁 措置 によって 容赦 なく 滅ぼさ れ た 。 ロシア 革命 中 に は 、 ネストル・マフノ を はじめ と する アナキスト は 、 1919 年 から 1921 年 に 赤軍 よ って 滅ぼさ れる まで 、 ウクライナ 革命 反乱 軍 を 使っ て 、 フリー ・ テリトリー を つくり 、 守ろ う と し た 。  無 政府 共産 主義 の 潮流 が 現れ た の は 、 18 世紀 の イングランド 内戦 と フランス 革命 の 時期 で ある 。 イギリス で 急進 的 な 土地 均分 運動 を 起こし た ディガーズ （ ） を 始め た ゲラード・ウィンスタンリー （ ） は " The   New   Law   of   Righteousness " という 名 の 論文 において 、 " 一切 の 売買 、 市場 という もの は 存在 し て は いけ ない 。 地球 全体 が 何 人 に も 共有 さ れ た 財産 で なけれ ば なら ない " と 述べ 、 また " 他人 を 支配 する 存在 は い て は いけ ない 。 ただ 自分 だけ が 自分 自身 の 支配 者 で なく て は なら ない " と 述べ た 。 フランス 革命 で は 、 シルヴァン・マレシャル （ ） が " Manifesto   of   the   Equals "( 1796 年 ) において 、 " 地球 から の 恵み の 共有 " を 要求 し 、 " 豊か な 者 と 貧しい 者 の 、 貴族 と 賤民 の 、 主人 と 使用人 の 、 統治 者 と 被 統治 者 の 反感 を 催さ せる よう な 区別 " の 消滅 を 望ん だ 。  初めて 自身 を " リバタリアン " と 自称 し た ジョセフ ・ デジャキュ （ ） が 、 初期 の 無 政府 共産 主義 者 で ある 。 プルードン の 性差 別 など を 批判 し 、 さらに プルードン の 理論 に 反対 し て " 彼ら の 労働 の 成果 は 、 それ が いくら 彼ら にとって 当然 で あっ た として も 、 彼ら の 権利 な の で は なく 、 彼ら の 欲求 を 満たす こと で ある 。 " と 主張 し た 。 アナキスト で 歴史 家 の マックス ・ ネット ラウ （ ） に よる と 、 「 リバタリアン 共産 主義 」 という 語 は 、 1880 年 11 月 、 フランス の アナキスト の 大会 が 、 思想 を より 明確 に 定義 し た とき に 初めて 使用 さ れ た 。 後 に 4 巻 から なる " Anarchist   Encyclopedia " を 立ち 上げ 編集 し た 、 フランス 人 アナキスト で あり ジャーナリスト の セバスティアン・フォーレ （ ） は ルイーズ・ミシェル とともに 1895 年 に デジャキュ の 思想 を 受け継ぐ 週刊 誌 " Le   Libertaire "（ 英訳 :" The   Libertarian "） を 始め た 。  The   collectivist   anarchists   advocated   remuneration   for   the   type   and   amount   of   labor   adhering   to   the   principle   " to   each   according   to   deeds ";   but   held   out   the   possibility   of   a   post - revolutionary   transition   to   a   communist   system   of   distribution   according   to   need .   As   Bakunin ' s   associate ,   James   Guillaume ,   put   it   in   his   essay ,   " Ideas   on   Social   Organization "   ( 1876 ),   " When ...   production   comes   to   outstrip   consumption ...   [ e ] veryone   will   draw   what   he   needs   from   the   abundant   social   reserve   of   commodities ,   without   fear   of   depletion ;   and   the   moral   sentiment   which   will   be   more   highly   developed   among   free   and   equal   workers   will   prevent ,   or   greatly   reduce ,   abuse   and   waste ."  Anarchist   communism   as   a   coherent ,   modern   economic - political   philosophy   was   first   formulated   in   the   Italian   section   of   the   First   International   by   Carlo   Cafiero ,   Emilio   Covelli ,   Errico   Malatesta ,   Andrea   Costa   and   other   ex - Mazzinian   Republicans .   Out   of   respect   for   Mikhail   Bakunin ,   they   did   not   make   their   differences   with   collectivist   anarchism   explicit   until   after   Bakunin ' s   death .   The   collectivist   anarchists   sought   to   collectivize   ownership   of   the   means   of   production   while   retaining   payment   proportional   to   the   amount   and   kind   of   labor   of   each   individual ,   but   the   anarcho - communists   sought   to   extend   the   concept   of   collective   ownership   to   the   products   of   labor   as   well .   While   both   groups   argued   against   capitalism ,   the   anarchist   communists   departed   from   Proudhon   and   Bakunin ,   who   maintained   that   individuals   have   a   right   to   the   product   of   their   individual   labor   and   to   be   remunerated   for   their   particular   contribution   to   production .   But ,   Errico   Malatesta   put   it :   "... instead   of   running   the   risk   of   making   a   confusion   in   trying   to   distinguish   what   you   and   I   each   do ,   let   us   all   work   and   put   everything   in   common .   In   this   way   each   will   give   to   society   all   that   his   strength   permits   until   enough   is   produced   for   every   one ;   and   each   will   take   all   that   he   needs ,   limiting   his   needs   only   in   those   things   of   which   there   is   not   yet   plenty   for   every   one ."  Cafiero   explains   in   " Anarchy   and   Communism "   ( 1880 )   that   private   property   in   the   product   of   labor   will   lead   to   unequal   accumulation   of   capital   and ,   therefore ,   the   reappearance   of   social   classes   and   their   antagonisms ,   and   thus   the   resurrection   of   the   state :   " If   we   preserve   the   individual   appropriation   of   the   products   of   labour ,   we   would   be   forced   to   preserve   money ,   leaving   more   or   less   accumulation   of   wealth   according   to   more   or   less   merit   rather   than   need   of   individuals ."   At   the   Florence   Conference   of   the   Italian   Federation   of   the   International   in   1876 ,   held   in   a   forest   outside   Florence   due   to   police   activity ,   they   declared   the   principles   of   anarcho - communism ,   beginning   with :  " The   Italian   Federation   considers   the   collective   property   of   the   products   of   labour   as   the   necessary   complement   to   the   collectivist   programme ,   the   aid   of   all   for   the   satisfaction   of   the   needs   of   each   being   the   only   rule   of   production   and   consumption   which   corresponds   to   the   principle   of   solidarity .   The   federal   congress   at   Florence   has   eloquently   demonstrated   the   opinion   of   the   Italian   International   on   this   point ..."  The   above   report   was   made   in   an   article   by   Malatesta   and   Cafiero   in   the   ( Swiss )   Jura   Federation ' s   bulletin   later   that   year .  Peter   Kropotkin ,   often   seen   as   the   most   important   theorist   of   anarchist   communism ,   outlined   his   economic   ideas   in   " The   Conquest   of   Bread "   and   " Fields ,   Factories   and   Workshops ".   Kropotkin   felt   that   co - operation   is   more   beneficial   than   competition ,   arguing   in   his   major   scientific   work   ""   that   this   was   well - illustrated   in   nature .   He   advocated   the   abolition   of   private   property   through   the   " expropriation   of   the   whole   of   social   wealth "   by   the   people   themselves ,   and   for   the   economy   to   be   co - ordinated   through   a   horizontal   network   of   voluntary   associations   where   goods   are   distributed   according   to   the   physical   needs   of   the   individual ,   rather   than   according   to   labor .   He   further   argued   that   these   " needs ,"   as   society   progressed ,   would   not   merely   be   physical   needs   but   "[ a ] s   soon   as   his   material   wants   are   satisfied ,   other   needs ,   of   an   artistic   character ,   will   thrust   themselves   forward   the   more   ardently .   Aims   of   life   vary   with   each   and   every   individual ;   and   the   more   society   is   civilized ,   the   more   will   individuality   be   developed ,   and   the   more   will   desires   be   varied ."  He   maintained   that ,   in   anarcho - communism :  Individuals   and   groups   would   use   and   control   whatever   resources   they   needed ,   as   the   aim   of   anarchist   communism   was   to   place   " the   product   reaped   or   manufactured   at   the   disposal   of   all ,   leaving   to   each   the   liberty   to   consume   them   as   he   pleases   in   his   own   home ."   He   supported   the   expropriation   of   property   to   ensure   that   everyone   would   have   access   to   what   they   needed   without   being   forced   to   sell   their   labour   to   get   it .  He   said   that   a   " peasant   who   is   in   possession   of   just   the   amount   of   land   he   can   cultivate ,"   and   " a   family   inhabiting   a   house   which   affords   them   just   enough   space ...   considered   necessary   for   that   number   of   people "   and   the   artisan   " working   with   their   own   tools   or   handloom "   would   not   be   interfered   with ,   arguing   that   "[ t ] he   landlord   owes   his   riches   to   the   poverty   of   the   peasants ,   and   the   wealth   of   the   capitalist   comes   from   the   same   source ."  In   summation ,   Kropotkin   described   an   anarchist   communist   economy   as   functioning   like   this :  While   many   anarcho - communists   are   opposed   to   trade ,   some   post - left   and   post - scarcity   anarcho - communists ,   and   ones   with   syndicalist   sympathies ,   are   not   opposed   to   trade .   Some   support   a   non - monetary   form   of   trade   in   the   form   of   non - monetary   commons .   Others   such   as   Tiziana   Terranova   easily   see   anarcho - communism   being   compatible   with   a   non - hierarchical ,   open   access ,   free   association ,   non - monetary   form   of   trade   such   as   P 2 P .  " In   1876 ,   at   the   Berne   conference   of   the   International   Working   Men ' s   Association ,   the   Italian   anarchist   Errico   Malatesta   argued   that   the   revolution   " consists   more   of   deeds   than   words ",   and   that   action   was   the   most   effective   form   of   propaganda .   In   the   bulletin   of   the   Jura   Federation   he   declared   " the   Italian   federation   believes   that   the   insurrectional   fact ,   destined   to   affirm   socialist   principles   by   deed ,   is   the   most   efficacious   means   of   propaganda ".   "  As   anarcho - communism   emerged   in   the   mid   19 th   century   it   had   an   intense   debate   with   bakuninist   collectivism   and   as   such   within   the   anarchist   movement   over   participation   in   syndicalism   and   the   workers   movement   as   well   as   on   other   issues .  So   " In   the   theory   of   the   revolution "   of   anarcho - communism   as   elaborated   by   Peter   Kropotkin   and   others   " it   is   the   risen   people   who   are   the   real   agent   and   not   the   working   class   organised   in   the   enterprise   ( the   cells   of   the   capitalist   mode   of   production )   and   seeking   to   assert   itself   as   labour   power ,   as   a   more   ' rational '   industrial   body   or   social   brain   ( manager )   than   the   employers .".  So   " between   1880   and   1890 "   with   the   " perspective   of   an   immanent   revolution ,"   who   was   " opposed   to   the   official   workers '   movement ,   which   was   then   in   the   process   of   formation   ( general   Social   Democratisation ).   They   were   opposed   not   only   to   political   ( statist )   struggles   but   also   to   strikes   which   put   forward   wage   or   other   claims ,   or   which   were   organised   by   trade   unions ."   But   " While   they   were   not   opposed   to   strikes   as   such ,   they   were   opposed   to   trade   unions   and   the   struggle   for   the   eight - hour   day .   This   anti - reformist   tendency   was   accompanied   by   an   anti - organisational   tendency ,   and   its   partisans   declared   themselves   in   favour   of   agitation   amongst   the   unemployed   for   the   expropriation   of   foodstuffs   and   other   articles ,   for   the   expropriatory   strike   and ,   in   some   cases ,   for   ' individual   recuperation '   or   acts   of   terrorism ."  But   after   Peter   Kropotkin   along   others   decided   to   enter   labor   unions   after   their   initial   reservations ,   there   remained   " the   anti - syndicalist   anarchist - communists ,   who   in   France   were   grouped   around   Sebastien   Faure ' s   " Le   Libertaire ".   From   1905   onwards ,   the   Russian   counterparts   of   these   anti - syndicalist   anarchist - communists   become   partisans   of   economic   terrorism   and   illegal   ' expropriations '."   Illegalism   as   a   practice   emerged   and   within   it   " The   acts   of   the   anarchist   bombers   and   assassins   (" propaganda   by   the   deed ")   and   the   anarchist   burglars   (" individual   reappropriation ")   expressed   their   desperation   and   their   personal ,   violent   rejection   of   an   intolerable   society .   Moreover ,   they   were   clearly   meant   to   be   exemplary   ,   invitations   to   revolt ."  Proponents   and   activists   of   these   tactics   among   others   included   Johann   Most ,   Luigi   Galleani ,   Victor   Serge ,   Giuseppe   Ciancabilla   and   Severino   Di   Giovanni .   The   Italian   Giuseppe   Ciancabilla   ( 1872 – 1904 )   wrote   in   " Against   organization "   that   " we   don ' t   want   tactical   programs ,   and   consequently   we   don ' t   want   organization .   Having   established   the   aim ,   the   goal   to   which   we   hold ,   we   leave   every   anarchist   free   to   choose   from   the   means   that   his   sense ,   his   education ,   his   temperament ,   his   fighting   spirit   suggest   to   him   as   best .   We   don ' t   form   fixed   programs   and   we   don ' t   form   small   or   great   parties .   But   we   come   together   spontaneously ,   and   not   with   permanent   criteria ,   according   to   momentary   affinities   for   a   specific   purpose ,   and   we   constantly   change   these   groups   as   soon   as   the   purpose   for   which   we   had   associated   ceases   to   be ,   and   other   aims   and   needs   arise   and   develop   in   us   and   push   us   to   seek   new   collaborators ,   people   who   think   as   we   do   in   the   specific   circumstance ."  In   Ukraine   the   anarcho - communist   guerrilla   leader   Nestor   Makhno   led   an   independent   anarchist   army   in   Ukraine   during   the   Russian   Civil   War .   A   commander   of   the   peasant   " Revolutionary   Insurrectionary   Army   of   Ukraine ",   also   known   as   the   " Anarchist   Black   Army ",   Makhno   led   a   guerrilla   campaign   during   the   Russian   Civil   War .   The   revolutionary   autonomous   movement   of   which   he   was   a   part   made   various   tactical   military   pacts   while   fighting   various   forces   of   reaction   and   organizing   the   Free   Territory   of   Ukraine ,   an   anarchist   society ,   committed   to   resisting   state   authority ,   whether   capitalist   or   Bolshevik .   After   successfully   repelling   Austro - Hungarian ,   White ,   and   Ukrainian   Nationalist   forces ,   the   Makhnovists   militia   forces   and   anarchist   communist   territories   in   the   Ukraine   were   eventually   crushed   by   Bolshevik   military   forces .  In   Mexico   Ricardo   Flores   Magón   was   one   of   the   major   thinkers   of   the   Mexican   Revolution   and   the   Mexican   revolutionary   movement   in   the   Partido   Liberal   Mexicano .   Kropotkin ' s   " The   Conquest   of   Bread ",   which   Flores   Magón   considered   a   kind   of   anarchist   bible ,   served   as   basis   for   the   short - lived   revolutionary   communes   in   Baja   California   during   the   " Magónista "   Revolt   of   1911 .  A   group   of   exiled   Russian   anarchists   attempted   to   address   and   explain   the   anarchist   movement ' s   failures   during   the   Russian   Revolution .   They   wrote   the   " Organizational   Platform   of   the   General   Union   of   Anarchists "   which   was   written   in   1926   by   " Dielo   Truda "   (" Workers '   Cause ").   The   pamphlet   is   an   analysis   of   the   basic   anarchist   beliefs ,   a   vision   of   an   anarchist   society ,   and   recommendations   as   to   how   an   anarchist   organization   should   be   structured .   The   four   main   principles   by   which   an   anarchist   organization   should   operate ,   according   to   the   " Platform ",   are   ideological   unity ,   tactical   unity ,   collective   action ,   and   federalism .   The   platform   argues   that   " We   have   vital   need   of   an   organization   which ,   having   attracted   most   of   the   participants   in   the   anarchist   movement ,   would   establish   a   common   tactical   and   political   line   for   anarchism   and   thereby   serve   as   a   guide   for   the   whole   movement ".  The   Platform   attracted   strong   criticism   from   many   sectors   on   the   anarchist   movement   of   the   time   including   some   of   the   most   influential   anarchists   such   as   Voline ,   Errico   Malatesta ,   Luigi   Fabbri ,   Camillo   Berneri ,   Max   Nettlau ,   Alexander   Berkman ,   Emma   Goldman   and   Gregori   Maximoff .   Malatesta ,   after   initially   opposing   the   Platform ,   later   came   to   agreement   with   the   Platform   confirming   that   the   original   difference   of   opinion   was   due   to   linguistic   confusion :   "... I   find   myself   more   or   less   in   agreement   with   their   way   of   conceiving   the   anarchist   organisation   ( being   very   far   from   the   authoritarian   spirit   which   the   " Platform "   seemed   to   reveal )   and   I   confirm   my   belief   that   behind   the   linguistic   differences   really   lie   identical   positions ."   Two   texts   were   made   by   the   anarchist   communists   Sebastian   Faure   and   Volin   as   responses   to   the   Platform ,   each   proposing   different   models ,   are   the   basis   for   what   became   known   as   the   organisation   of   synthesis ,   or   simply   " synthesism ".  Voline   published   in   1924   a   paper   calling   for   " the   anarchist   synthesis "   and   was   also   the   author   of   the   article   in   Sebastian   Faure ' s   " Encyclopedie   Anarchiste "   on   the   same   topic .   The   main   purpose   behind   the   synthesis   was   that   the   anarchist   movement   in   most   countries   was   divided   into   three   main   tendencies :   communist   anarchism ,   anarcho - syndicalism ,   and   individualist   anarchism   and   so   such   an   organization   could   contain   anarchists   of   this   3   tendencies   very   well .   Faure   in   his   text   " Anarchist   synthesis "   has   the   view   that   " these   currents   were   not   contradictory   but   complementary ,   each   having   a   role   within   anarchism :   anarcho - syndicalism   as   the   strength   of   the   mass   organisations   and   the   best   way   for   the   practice   of   anarchism ;   libertarian   communism   as   a   proposed   future   society   based   on   the   distribution   of   the   fruits   of   labour   according   to   the   needs   of   each   one ;   anarcho - individualism   as   a   negation   of   oppression   and   affirming   the   individual   right   to   development   of   the   individual ,   seeking   to   please   them   in   every   way .  Anarcho - communism   stresses   egalitarianism   and   the   abolition   of   social   hierarchy   and   class   distinctions   arising   from   unequal   wealth   distribution ,   as   well   as   the   abolition   of   private   property   and   money .   Replacing   these   approaches   would   be   collective   production   and   distribution   of   wealth   by   means   of   voluntary   association .   In   anarchist   communism ,   the   state   and   private   property   would   no   longer   exist .   Each   individual   and   group   would   be   free   to   contribute   to   production   and   to   satisfy   their   needs   based   on   their   own   choice .   Systems   of   production   and   distribution   would   be   managed   by   their   participants .  The   abolition   of   wage   labor   is   central   to   anarchist   communism .   With   distribution   of   wealth   being   based   on   self - determined   needs ,   people   would   be   free   to   engage   in   whatever   activities   they   found   most   fulfilling   and   would   no   longer   have   to   engage   in   work   for   which   they   have   neither   the   temperament   nor   the   aptitude .  Anarchist   communists   argue   that   there   is   no   valid   way   of   measuring   the   value   of   any   one   person ' s   economic   contributions   because   all   wealth   is   a   collective   product   of   current   and   preceding   generations .   For   instance ,   one   could   not   measure   the   value   of   a   factory   worker ' s   daily   production   without   taking   into   account   how   transportation ,   food ,   water ,   shelter ,   relaxation ,   machine   efficiency ,   emotional   mood   etc .   contributed   to   their   production .   To   truly   give   numerical   economic   value   to   anything ,   an   overwhelming   amount   of   externalities   and   contributing   factors   would   need   to   be   taken   into   account   –   especially   current   or   past   labor   contributing   to   the   ability   to   utilize   future   labor .   As   Kropotkin   put   it :   " No   distinction   can   be   drawn   between   the   work   of   each   man .   Measuring   the   work   by   its   results   leads   us   to   absurdity ;   dividing   and   measuring   them   by   hours   spent   on   the   work   also   leads   us   to   absurdity .   One   thing   remains :   put   the   needs   above   the   works ,   and   first   of   all   recognize   the   right   to   live ,   and   later   on ,   to   the   comforts   of   life ,   for   all   those   who   take   their   share   in   production .."  Anarchist   communists   argue   that   any   economic   system   based   on   wage   labor   and   private   property   requires   a   coercive   state   apparatus   to   enforce   property   rights   and   to   maintain   unequal   economic   relationships   that   inevitably   arise   from   differences   in   wages   or   amount   of   property .   They   further   argue   that   markets   and   systems   of   currency   divide   labor   into   classes   and   assign   arbitrary   numerical   values   to   an   individual ' s   work   and   attempt   to   regulate   production ,   consumption   and   distribution .   They   argue   that   money   restricts   an   individual ' s   ability   to   consume   the   products   of   their   labor   by   limiting   their   intake   with   prices   and   wages .   Anarchist   communists   recognize   money   as   fundamentally   quantitative   in   nature ,   rather   than   qualitative .   They   believe   production   should   be   a   qualitative   matter ,   and   that   consumption   and   distribution   should   be   self - determined   by   each   individual   without   arbitrary   value   assigned   to   labor ,   goods   and   services   by   others .   In   place   of   a   market ,   most   anarcho - communists   support   a   currency - less   gift   economy   where   goods   and   services   are   produced   by   workers   and   distributed   in   community   stores   where   everyone   ( including   the   workers   who   produced   them )   is   essentially   entitled   to   consume   whatever   they   want   or   need   as   " payment "   for   their   production   of   goods   and   services .   A   gift   economy   does   not   necessarily   involve   an   immediate   return   ( such   as   with   remuneration );   compensation   comes   in   the   form   of   whatever   the   person   decides   is   of   equal   value   to   their   products   of   labor   ( what   is   commonly   called   bartering ).   Any   limits   on   production   and   distribution   would   be   determined   by   the   individuals   within   the   groups   involved ,   rather   than   by   capitalist   owners ,   investors ,   banks   or   other   artificial   market   pressures .  Communist   anarchism   shares   many   traits   with   collectivist   anarchism   but   has   defining   differences .   Collectivist   anarchism   believes   in   collective   ownership   but   communist   anarchism   negates   the   entire   concept   of   ownership   in   favor   of   the   concept   of   usage .   Thus ,   things   are   seen   as   either   private   possessions   used   by   an   individual ,   or   social   possessions   used   to   produce   for   society .   Anarcho - communists   believe   that   means   of   production   should   not   be   owned   by   any   one   person   or   entity ,   leaving   it   free   to   be   used   by   individuals   for   their   own   self - determined   needs   and   wants .   Land   and   housing   would   no   longer   be   subject   to   rent   or   property   taxes   ( and   therefore ,   its   use   would   be   free   of   eviction   threats ).   It   would   instead   be   subject   simply   to   the   desires   of   occupants   on   an   egalitarian   basis .   For   example ,   in   an   apartment   building   in   which   many   live ,   no   one   person   would   have   a   say   in   the   arrangements .   All   who   live   there   would   be   involved   in   decisionmaking .   It ' s   typically   argued   that   everyone   should   share   certain   responsibilities   on   a   revolving - door   basis   rather   than   relegate   them   to   any   particular   individual .   This   way ,   no   one   would   get   stuck   doing   labor   considered   relatively   degrading .  Crucially ,   the   abstract   relationship   of   " landlord "   and   " tenant "   would   no   longer   exist ,   as   such   titles   are   held   to   occur   under   conditional   legal   coercion   and   are   not   absolutely   necessary   to   occupy   buildings   or   spaces   ( intellectual   property   rights   would   also   cease ).   In   addition   to   believing   rent   and   other   fees   are   exploitative ,   anarcho - communists   feel   these   are   arbitrary   pressures   inducing   people   to   carry   out   unrelated   functions .   For   example ,   they   question   why   one   should   have   to   work   for   ' X   hours '   a   day   to   merely   live   somewhere .   So   instead   of   working   conditionally   for   the   sake   of   the   wage   earned ,   they   believe   in   working   directly   for   the   objective   at   hand .   From   this   it   follows   that ,   rather   than   land   being   for   sale   or   rent ,   vacant   land   and   housing   would   be   freely   taken   regardless   of   one ' s   employment   or   financial   status   ( essentially ,   the   " for   sale "   sign   could   be   replaced   by   a   " vacant "   sign ).  Therefore ,   in   anarcho - communist   theory ,   land   used   by   individuals   for   themselves   or   their   families ,   or   productive   property   used   to   produce   for   an   individual   ( such   as   a   small   farm ),   would   be   considered   private   possessions   rather   than   social   possessions .   The   individual   would   be   perfectly   free   to   create   something   and   keep   it   as   long   as   it   is   not   a   crucial   means   of   production   for   the   community   or   general   public .  So   an   artist ' s   paintbrushes   would   not   need   outside   approval   to   be   utilized ,   and   the   same   basic   principle   would   apply   to   other   personal   items   such   as   one ' s   toothbrush ,   musical   instruments   or   book   collection ,   which   others   needn ' t   tamper   with .   However ,   if   the   matter   at   hand   involves   production   for   society   ( such   as   a   factory   which   makes   toothbrushes ,   musical   instruments   or   books ),   it   would   become   a   social   possession ,   accountable   to   all   who   work   within   it   and   the   consuming   public .  In   that   regard ,   anarcho - communism   could   be   considered   a   compromise   between   collective   and   individual   use .  Anarcho - communists   reject   mutualist   economics   because   they   believe   that   market   competition ,   even   non - capitalist   markets ,   inherently   create   inequalities   in   wealth   and   land   which   would   lead   to   inequalities   of   power   -   thus   the   recreation   of   the   State   and   capitalism   as   some   workers   would   have   more   access   to   capital   and   defence   force   than   others .   They   reject   collectivist   economics   arguing   that   remuneration   would   require   a   type   of   currency ,   which ,   again ,   anarcho - communists   reject   as   an   artificial   measurement   of   the   value   of   labor .   They   further   argue   that   those   who   are   not   part   of   collective   groups   or   unions   in   workers '   councils   and   collectives   could   be   alienated   from   access   to   capital ,   and   thus   promote   free   common   use   over   ownership   by   society .  Anarchist   communists   reject   the   claim   that   wage   labor   is   necessary   because   people   are   by   " nature "   lazy   and   selfish .   They   point   out   that   even   the   so - called   " idle   rich "   sometimes   find   useful   things   to   do   despite   having   all   their   needs   satisfied   by   the   labour   of   others .   Anarcho - communists   generally   do   not   agree   with   the   belief   in   a   pre - set   ' human   nature ',   arguing   that   human   culture   and   behavior   is   very   largely   determined   by   socialization .   Many ,   like   Peter   Kropotkin ,   also   believe   that   human   evolutionary   tendency   is   for   humans   to   cooperate   with   each   other   for   mutual   benefit   and   survival   instead   of   existing   as   lone   competitors .  While   anarchist   communists   Peter   Kropotkin   and   Murray   Bookchin   believed   that   the   members   of   such   a   society   would   spontaneously   perform   all   necessary   labour   because   they   would   recognize   the   benefits   of   communal   enterprise   and   mutual   aid ,   others   such   as   Nestor   Makhno   and   Ricardo   Flores   Magon   had   the   conviction   that   all   those   able   to   work   in   an   anarchist   communist   society   should   be   obligated   to   do   so ,   excepting   groups   like   children ,   the   elderly ,   the   sick ,   or   the   infirm .   Kropotkin   did   not   think   laziness   or   sabotage   would   be   a   major   problem   in   an   authentically   anarchist - communist   society ,   but   he   did   agree   that   a   freely   associated   anarchist   commune   could ,   and   probably   should ,   deliberately   disassociate   from   those   not   fulfilling   their   communal   agreement   to   do   their   share   of   work .  Anarchist   communists   support   communism   as   a   means   for   ensuring   the   greatest   freedom   and   well - being   for   everyone ,   rather   than   only   the   wealthy   and   powerful .   In   this   sense ,   anarchist   communism   is   a   profoundly   egalitarian   philosophy .   Anarchist   communism   as   an   anarchist   philosophy   is   against   hierarchy   in   all   its   forms .   Anarchist   communists   do   not   think   that   anyone   has   the   right   to   be   anyone   else ' s   master ,   or   ' boss '   as   this   is   a   concept   of   capitalism   and   the   state   and   implies   authority   over   the   individual .   Some   contemporary   anarchist   communists   and   advocates   of   post - left   anarchy   such   as   Bob   Black   reject   the   concept   of   work   altogether   in   favor   of   turning   necessary   subsistence   tasks   into   voluntary   free   play .  Peter   Kropotkin   said   that   the   main   authoritarian   mistakes   in   communist   experiments   of   the   past   were   their   being   based   on   " religious   enthusiasm "   and   the   desire   to   live   " as   a   family "   where   the   individual   had   to   " submit   to   the   dictates   of   a   punctilious   morality ".   For   him   anarcho - communism   should   be   based   on   the   right   of   free   association   and   dissasociation   for   individuals   and   groups   and   on   significantly   lowering   the   amount   of   hours   each   individual   dedicates   to   necessary   labor .   He   says   that   " to   recognise   a   variety   of   occupations   as   the   basis   of   all   progress   and   to   organise   in   such   a   way   that   man   may   be   absolutely   free   during   his   leisure   time ,   whilst   he   may   also   vary   his   work ,   a   change   for   which   his   early   education   and   instruction   will   have   prepared   him   —   this   can   easily   be   put   in   practice   in   a   Communist   society   —   this ,   again ,   means   the   emancipation   of   the   individual ,   who   will   find   doors   open   in   every   direction   for   his   complete   development ."  Some   anarcho - communists   ( and   collectivist   anarchists   as   well )   reject   " individualism "   and   " collectivism "   as   illusory   concepts .   They   argue   that   an   individual   sacrificing   themself   for   the   " greater   good "   or   being   ruled   by   the   " community "   or   " society "   is   not   possible   because   society   is   composed   of   individuals   rather   than   being   a   cohesive   unit   separate   from   the   individual ,   and   argue   that   collective   control   over   the   individual   is   tyrannical   and   un - anarchistic .   Others ,   such   as   Lucien   van   der   Walt   and   Michael   Schmidt ,   argue   that :   " The   anarchists   did   not   ...   identify   freedom   with   the   right   of   everybody   to   do   exactly   what   one   pleased   but   with   a   social   order   in   which   collective   effort   and   responsibilities -   that   is   to   say ,   obligations -   would   provide   the   material   basis   and   social   nexus   in   which   individual   freedom   could   exist ."   They   argued   that   " genuine   freedom   and   individuality   could   only   exist   in   a   free   society "   and   that   in   contrast   to   " misanthropic   bourgeois   individualism "   anarchism   was   based   in   " a   deep   love   of   freedom ,   understood   as   a   social   product ,   a   deep   respect   for   human   rights ,   a   profound   celebration   of   humankind   and   its   potential   and   a   commitment   to   a   form   of   society   where   a   ' true   individuality '   was   irrevocably   linked   to   ' the   highest   communist   socieability '"  Egoist   philosophical   positions   are   important   in   anarcho - communist   insurrectionary   anarchism .   In   the   early   20 th   century   the   Italian   individualist   anarchist   Renzo   Novatore   advocated   both   revolution   and   anarcho - communism   when   he   spoke   that   " revolution   is   the   fire   of   our   will   and   a   need   of   our   solitary   minds ;   it   is   an   obligation   of   the   libertarian   aristocracy .   To   create   new   ethical   values .   To   create   new   aesthetic   values .   To   communalize   material   wealth .   To   individualize   spiritual   wealth .".   From   Stirnerist   positions   he   also   disrespected   private   property   when   he   said   that   " Only   ethical   and   spiritual   wealth "   was   " invulnerable .  This   is   the   true   property   of   individuals .   The   rest   no !  The   rest   is   vulnerable !   And   all   that   is   vulnerable   will   be   violated !".   This   can   also   be   seen   in   the   contemporary   writings   of   insurrectionary   anarchism ,   as   can   be   seen   in   the   work   of   Wolfi   Landstreicher ,   Alfredo   Bonanno   and   others .   Post - left   anarcho - communist   Bob   Black   after   analysing   insurrectionary   anarcho - communist   Luigi   Galleani ' s   view   on   anarcho - communism   went   as   far   as   saying   that   " communism   is   the   final   fulfillment   of   individualism ... The   apparent   contradiction   between   individualism   and   communism   rests   on   a   misunderstanding   of   both ... Subjectivity   is   also   objective :   the   individual   really   is   subjective .   It   is   nonsense   to   speak   of   “ emphatically   prioritizing   the   social   over   the   individual ,”... You   may   as   well   speak   of   prioritizing   the   chicken   over   the   egg .   Anarchy   is   a   “ method   of   individualization .”   It   aims   to   combine   the   greatest   individual   development   with   the   greatest   communal   unity .  On   the   article   by   Max   Baginski   called   " Stirner :   The   Ego   and   His   Own "   published   in   the   American   anarchist   magazine   Mother   Earth   there   is   the   following   affirmation   " Modern   Communists   are   more   individualistic   than   Stirner .   To   them ,   not   merely   religion ,   morality ,   family   and   State   are   spooks ,   but   property   also   is   no   more   than   a   spook ,   in   whose   name   the   individual   is   enslaved   -   and   how   enslaved !   The   individuality   is   nowadays   held   in   far   stronger   bondage   by   property ,   than   by   the   combined   power   of   State ,   religion   and   morality ... The   prime   condition   is   that   the   individual   should   not   be   forced   to   humiliate   and   lower   himself   for   the   sake   of   property   and   subsistence .   Communism   thus   creates   a   basis   for   the   liberty   and   Eigenheit   of   the   individual .   I   am   a   Communist   because   I   am   an   Individualist .   Fully   as   heartily   the   Communists   concur   with   Stirner   when   he   puts   the   word   take   in   place   of   demand   -   that   leads   to   the   dissolution   of   property ,   to   expropriation .   Individualism   and   Communism   go   hand   in   hand ."  Anarchist   communists   counter   the   capitalist   conception   that   communal   property   can   only   be   maintained   by   force   and   that   such   a   position   is   neither   fixed   in   nature   nor   unchangeable   in   practice ,   citing   numerous   examples   of   communal   behavior   occurring   naturally   even   within   capitalist   systems .  For   platformist   anarcho - communist   Wayne   Price   " Today ’ s   proposals   for   Parecon ,   in   which   workers   are   rewarded   for   the   intensity   and   duration   of   their   labor   in   a   cooperative   economy ,   would   fit   into   Bakunin ’ s   or   Marx ’ s   concept   of   a   transitory ,   beginning ,   phase ,   of   a   free   society ... Kropotkin   rejected   the   two - phase   approach   of   the   Marxists   and   the   anarchist - collectivists .   Instead   he   proposed   that   a   revolutionary   society   should   “ transform   itself   immediately   into   a   communist   society ,”,   that   is ,   should   go   immediately   into   what   Marx   had   regarded   as   the   “ more   advanced ,”   completed ,   phase   of   communism .   Kropotkin   and   those   who   agreed   with   him   called   themselves   “ anarchist - communists ”   ( or   “ communist   anarchists ” ),   although   they   continued   to   regard   themselves   as   a   part   of   the   broader   socialist   movement ."  Marxist - Leninists   believe   that   without   a   transitionary   period   of   state   control   ( their   interpretation   of   the   dictatorship   of   the   proletariat )   it   would   be   impossible   for   any   revolution   to   maintain   the   momentum   or   cohesion   to   defend   the   new   society   against   external   and   internal   threats .   Friedrich   Engels   noted :   " Without   a   previous   social   revolution   the   abolition   of   the   state   is   nonsense ;   the   abolition   of   capital   is   in   itself   the   social   revolution   and   involves   a   change   in   the   whole   method   of   production ."   Alternatively ,   such   quotations   have   been   interpreted   by   Anarcho - Communists   supportive   of   Marx   and   Engels   to   suggest   the   abolition   of   capitalism   and   the   state   simultaneously ,   not   the   creation   of   a   new   state .   Anarchists   reject   the   Leninist   model   of   the   " dictatorship   of   the   proletariat ,"   arguing   that   any   revolutionary   minority   taking   over   state   power   would   be   just   as   authoritarian   as   the   ruling   class   in   capitalism   to   defend   the   new   state ,   and   would   eventually   constitute   itself   as   a   new   ruling   class .   As   an   extension   of   this ,   Anarcho - communists   counter - argue   that   decentralized ,   stateless   collective   federations   are   sufficient   to   give   both   power   to   workers   and   preserve   personal   freedom   and   point   to   the   fact   that   no   socialist   state   has   ever   showed   signs   of   " withering   away ".   Again ,   the   Spanish   Revolution   is   cited   as   an   example   of   successful   anarchist   military   mobilisation ,   albeit   one   crushed   by   superior   forces .  その 時点 で の 世界 と は まったく 異なる 、 無 政府 共産 主義 の 建設 を 目指し た 試み は 、 成功 し た もの も 失敗 し た もの も 含め て いくつ か 存在 し て き た 。 無 政府 共産 主義 者 と グリーン ・ アナキズム   ( 特に 原始 的 アナキズム ) の 支持 者 は 、 家族 の よう な 狩猟 採集 社会 における ムラ は 、 自然 に 平等 主義 が 実現 さ れ て い た こと から 、 無 政府 共産 主義 の ごく 早い 形態 だ と みなす 。 キリスト 教 アナキスト や 一部 の 歴史 家 に は 、 初期 の キリスト教 共同 体 は 無 政府 共産 主義 的 な 性格 を 持っ て い た と いう 。 清教徒 革命 時 の ディガーズ 運動 （ ） 等 の 運動 は 、 無 政府 共産 主義 運動 で ある 。  The   best   known   examples   of   an   " anarchist   communist "   society ,   established   around   the   ideas   as   they   exist   today ,   that   received   worldwide   attention   and   knowledge   in   the   historical   canon ,   are   the   anarchist   territories   during   the   Spanish   Revolution   and   the   Free   Territory   during   the   Russian   Revolution .   Through   the   efforts   and   influence   of   the   Spanish   Anarchists   during   the   Spanish   Revolution   within   the   Spanish   Civil   War ,   starting   in   1936   anarchist   communism   existed   in   most   of   Aragon ,   parts   of   the   Levante   and   Andalusia ,   as   well   as   in   the   stronghold   of   Anarchist   Catalonia   before   being   brutally   crushed   by   the   combined   forces   of   Francoism ,   Hitler ,   Mussolini ,   Spanish   Communist   Party   repression   ( backed   by   the   USSR )   as   well   as   economic   and   armaments   blockades   from   the   capitalist   countries   and   the   Spanish   Republic   itself .   The   Spanish   example ,   in   which   high   levels   of   mobilisation   and   swift   improvements   to   production   were   implemented   by   anarchists ,   is   often   cited   as   an   example   of   an   anarchist - communist   society   which   saw   rapid   improvements   to   both   industrial   and   scientific   output .   While   some   exponents   of   capitalism   believe   that   such   a   society ' s   productivity   and   technological   progress   would   stagnate   out   of   lack   of   monetary   incentives .  During   the   Russian   Revolution ,   anarchists   such   as   Nestor   Makhno   worked   to   create   and   defend -   through   the   Revolutionary   Insurrectionary   Army   of   Ukraine -   anarchist   communism   in   the   Free   Territory   of   the   Ukraine   from   1919   before   being   conquered   by   the   Bolsheviks   in   1921 .   Later   movements   include   the   free   territories   of   Hungary   during   the   Hungarian   Revolution   of   1956 .  フリー ソフトウェア 運動 や GNU プロジェクト 、 コピー レフト の 概念 は 、 情報 と ソフトウェア に 分野 における 贈与 経済 の 形態 で ある 。 贈与 経済 は 無 政府 共産 主義 者 が 目指す 経済 体制 で ある 。 プログラマー が ソース コード を 書き 、 公開 し て 、 すべて の 人 が それ を コピー 、 修正 、 改善 できる という 仕組み で ある 。 プログラマー は 世間 から 評価 を 得 られ 、 社会 の 構成 員 は より よい プログラム を 得 られる 。 マルクス・ギースラー は 、 論文 " Consumer   Gift   Systems " の 中 で 、 音楽 ダウンロード は 、 贈与 経済 を もと に し た 社会 的 団結 の システム だ と 述べ て いる 。 ウィキメディア・コモンズ や 、 ウィキシステム 、 の よう な オンライン を 中心 と する 団体 、 運動 は 、 無 政府 共産 主義 的 な 機能 を 持つ と も いわ れる 。日本 の 経済 （ に ほんの けいざい 、 英語 ： Economy   of   Japan ） は 2010 年 において 名目 GDP 換算 で アメリカ合衆国 、 中華人民共和国 に 次いで 3 番目 に 大きく 、 PPP 換算 で も アメリカ合衆国 、 中華人民共和国 、 インド に 次いで 4 番目 に 大きい 。 制度 面 で は 経済 に 国家 が 介入 する 修正 資本 主義 を 採用 し て いる 。  第 二 次 世界 大戦 により 国土 は 焼け野原 と なっ た が 、 GHQ の 占領 期間 中 に 、 農地 改革 ・ 財閥 解体 ・ 労働三法 の 成立 ・ 独占 禁止 法 の 制定 といった 経済 の 民主 化 や シャウプ 勧告 、 ドッジ・ライン など を 受け て 経済 改革 を 進め 、 朝鮮 戦争 を 契機 に 経済 復興 を とげ た （ 特需 景気 ） 。 1950 年代 は 三種 の 神器 に 代表 さ れる 民間 消費 が 経済 成長 を 牽引 し 、 民間 消費 の 拡大 に 対応 する 為 に 投資 も 拡大 し た が 、 当時 は 設備 を 海外 から の 輸入 に 依存 し て い た こと から 、 投資 が 拡大 する と 輸入 が 拡大 する こと と なり 、 その 結果 、 国際 収支 の 天井 により 好景気 と 不景気 を 繰り返し て い た （ 神武 景気 → なべ 底 不況 → 岩戸 景気 ） 。  1960 年 夏 、 池田 勇人 が 内閣 総理 大臣 に 就任 し 、 所得 倍増 計画 を 提唱 、 1964 年 の 東京 オリンピック を 開催 する ため の 有形 固定 資産 の 投資 の 拡大 （ 名神 高速 道路 ・ 東名高速道路 の 開通 、 東海道新幹線 の 開通 ） が 景気 を 下支え し た （ オリンピック 景気 ） 。 1964 年 の 東京 オリンピック の 反動 における 証券 不況 （ 構造 不況 、 昭和 40 年 不況 ） を 経 て 、 佐藤 栄作 首相 の 時代 に は 、 「 所得 倍増 計画 」 が 目指し て い た もの を 上回る 、 急速 な 所得 向上 が 続き 消費 者 の 可 処分 所得 は 大幅 に 増え 、 3 C に 代表 さ れる 耐久 消費 財 の 普及 、 旺盛 な 住宅 建設 需要 と 、 それ に 見合っ た 設備 投資 の 拡大 、 原油 安 や 海外 の 好景気 も あり 、 当時 戦後 最長 の 好景気 が 続き （ いざなぎ景気 ） 高度 経済 成長 を とげ た 。 一方 、 公害 による 環境 破壊 が 深刻 化 し 、 1967 年 に は 公害 対策 基本 法 が 制定 さ れ 、 次いで 1970 年 に は 環境庁 が 設置 さ れ た 。 また 、 若年 労働 者 が 都市 に 学業 や 就業 の ため に 移動 する こと が 原因 と なっ て 太平洋 ベルト に 人口 が 集中 し 地方 の 過疎 化 が 進ん だ 。  1970 年代 は 大阪 万博 で 好調 に 始まっ た ものの 、 1970 年 7 月 に は いざなぎ景気 は 終焉 を 迎え た 。 1971 年 8 月 の 変動 相場 制度 （ ニクソン ・ ショック ） へ の 移行 、 1972 年 6 月 に 田中 角栄 が 発表 し た 日本 列島 改造 論 （ 列島 改造 景気 ） による 国土 の 均衡 成長 を 図っ た こと が 、 過剰 流動 性 ・ 開発 の 思惑 など から 土地 の 値段 を 上昇 さ せ た こと 、 ならびに 1973 年 10 月 の 第 4 次 中東 戦争 を 発端 と し た オイルショック （ 第 1 次 石油 危機 ） により 狂乱 物価 が 勃発 し た 。 総 需要 抑制 政策 から 1974 年 に は マイナス の 実質 経済 成長 率   (- 1 . 2 %)   と なり 低 成長 の 時代 を 迎え た 。 また 、 税収 不足 から 1975 年度 から 赤字 国債 が 発行 さ れる よう に なり 、 この 年 から 恒常 的 な 財政 赤字 が 始まっ た 。  1980 年代 に は 自動車 ・ 家電 の ハイテク 産業 を 中心 として 欧米 へ の 輸出 を 伸ばし 、 特に アメリカ と の 間 に 日 米 貿易 摩擦 が 激化 し た が 、 1985 年 の プラザ 合意 より 一転 、 円 高 不況 と なっ た 。 円 高 不況 克服 の ため に 、 低 金利 政策 を 採用 し た こと により 過剰 流動 性 が 発生 し 、 信用 創造 が 膨らん で 不動産 、 株価 が 上昇 し て バブル 景気 と なり 、 世界 第 2 位 の 経済 大国 と なっ た 。 また 、 中曽根 康弘 内閣 は 日本電信電話 公社 、 日本 専売 公社 、 国鉄 の 三 公社 の 民営 化 を 行い 、 次いで 竹下 登 内閣 は 1989 年 4 月 より 消費 税 を 新設 し た 。  バブル 崩壊 以降 の 1990 年代 中盤 に は 、 国内 の 政治 体制 の 混乱 も 相まって 、 多く の 企業 は 冷戦 終了 後 の グローバル 経済 体制 の 流れ に 乗れ ず 、 旧来 の 経営 に 固執 し て い た 。 特に 金融 機関 は BIS 規制 、 金融 ビッグバン 対策 、 新た に 導入 さ れる 時価 会計 制度 から 不良 債権 の 処理 が 急務 と なり 、 融資 の 引上げ が 相次い だ 。 この ため 中小 零細 企業 だけ で なく 大 企業 の 倒産 も 相次ぎ 、 経済 停滞 が 長引い た 。 民間 企業 は 過剰 な 設備 ・ 雇用 ・ 負債 を 抱え込み 、 経済 は 停滞 （ 実質 経済 成長 率 は 1990 年   -   2000 年 の 10 年間 で 平均 1 . 5 %） し 、 1997 年 に は 日産 生命 、 山一證券 、 北海道拓殖銀行 、 翌 1998 年 に は 日本長期信用銀行 、 日本債券信用銀行 といった 金融 機関 の 破綻 が 相次ぎ 、 大手 金融 機関 同士 の 合併 ・ 統合 が 進ん だ 。 この 年代 は 「 失わ れ た 10 年 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。 1990 年代 後半 に は デフレーション が 発生 し 、 その 克服 が 重要 な 経済 課題 と なっ た 。  2000 年代 に 入り 、 公的 資金 を 注入 し た こと によって 金融 機関 の 不良 債権 処理 が 進み 、 民間 企業 の 過剰 な 設備 ・ 雇用 ・ 負債 が 解消 さ れ た 。 中国 の 経済 発展 により 貿易 相手 国 の 第 一 位 は アメリカ から 中国 に 代わっ た 。 中国 を はじめ と する BRICs 諸国 や 、 ASEAN 諸国 の 経済 発展 に 伴っ て 伸び た 外需 に 牽引 さ れ て 、 日本 は デフレ 脱却 、 景気 の 回復 を 果たし 、 大 企業 の 業績 は 大幅 に 伸び た 。 しかし 労働 者 に は この 好景気 の 分配 は なく 、 労働 者 の 給与 は 減少 傾向 を たどっ た 。 旧来 の 労使 関係 は 見直さ れ 、 終身 雇用 制度 は 崩壊 し 、 契約 社員 や 派遣 社員 が 増え て 労働 市場 の 流動 化 が 進ん だ 。 労働 環境 の 悪化 と 雇用 不安 の ため 出生 率 は 落ち込み 、 少子 化 と 高齢 化 により 2005 年 から 日本 は 人口 減少 を 始め た 。 国内 需要 を 見限っ た 企業 は 海外 市場 に 活路 を 求め 、 製造 業 は 外需 偏重 と なり 、 海外 市場 の 動向 に 日本 の 景気 が 顕著 に 左右 さ れる よう に なっ た 。 2007 年 夏 頃 より アメリカ合衆国 の サブプライムローン に 端 を 発し た 世界 金融 危機 により 、 戦後 最長 と いわ れ た 「 いざ なみ 景気 」 （ 第 14 循環 ） は 終焉 を 迎え た 。 日本 経済 は 再び 不景気 の 時代 に 突入 し 、 また それ まで の いざ なみ 景気 も 好景気 の 実感 が 乏しい もの だっ た ため 、 いざ なみ 景気 の 期間 も 含め た バブル 崩壊 以降 の 20 年間 を 「 失わ れ た 20 年 」 と する 見方 も 出 始め た 。 さらに 、 外需 依存 という 日本 経済 の 体質 的 な 問題 、 産業 の 海外 移転 、 少子 高齢 化 など から 内需 縮小 の 傾向 は 今後 も 変わら ず 、 中 進 国 レベル に 賃金 が 下落 する まで 衰退 を 続ける といった 悲観 論 も 続出 し て いる 。 ちなみに 、 2016 年 現在 日本 の 一 人 あたり GDP は 為替 レート で の 順位 に し て 24 位 で あり （ 国際 通貨 基金 調べ ） 、 上位 を 独占 する 欧州 や アメリカ合衆国 と 比較 し て も 、 「 先進 国 」 として は かなり の 凋落 が 見 られ 、 激しい 貧富 の 差 が かね て から の 社会 問題 として 認識 さ れ て いる 中東 の イスラエル より も 数値 上 で は GDP は 低い 。  20 世紀 末 に は 国内 総 生産 額 は 世界 第 2 位 （ 市場 為替 レート   ( MER )   換算 ベース ） と なり 、 経済 大国 と 言わ れる まで に なっ た 日本 経済 だ が 、 近年 の 経済 的 不調 により 「 もはや 日本 は 経済 は 一流 と 言える よう な 状況 で は なくなっ て しまい まし た 」 という 認識 も ある 。 また 、 2009 年 に は 日本 の GNI は 中国 に 抜か れ 世界 第 3 位 に 後退 し た 、 2010 年 に は 日本 の GDP は 中国 に 抜か れ 世界 第 3 位 に 後退 し た 。  日本 は 国土 面積 が 小さい ため 地下 資源 の 賦 存 量 は 総量 で 見れ ば 少ない 。 しかし 、 狭い 面積 に 多種 多様 な 地下 資源 を 産出 し 、 資源 の 博物館 と も 呼ば れ て いる 。 かつて は 金 ・ 銀 ・ 銅 、 石炭 、 硫黄 を 大量 に 産出 し て おり 、 戦国 時代 に は 戦国 大名 ら が 金銀 の 増産 に 励ん だ ため 、 世界 の 金銀 の 流通 量 の かなり の 割合 を 日本 産 が 占め た こと も あっ た 。  現在 は 、 石炭 について は 埋蔵 量 は 多い ものの 、 良質 の 石炭 が 少ない こと も あり 、 大 規模 な 採炭 は 釧路 コールマイン で 行わ れ て いる のみ で ある 。 金 ・ 銀 は 菱刈 鉱山 など で 非常 に 良質 な 鉱石 が 産出 する が 、 採掘 コスト が かさむ ため 採掘 量 は 多く ない 。 日本海 沿岸 で は 石油 ・ 天然 ガス を 産出 する 。 しかし 、 産出 量 は 少なく 国内 需要 を 満たす こと は でき ない 。 東京 周辺 の 地下 に は 莫大 な 天然 ガス が 埋蔵 さ れ て いる （ 南関東 ガス 田 ） ものの 、 市街地 化 が 進ん で いる 地域 で ある こと から 環境 規制 が 厳しく 、 房総半島 で わずか に 採掘 さ れ て いる のみ で ある 。 ここ で は ヨウ 素 が 豊富 に 採掘 さ れ 、 生産 量 は 世界 第 二 位 で ある 。 日本 の 領海 ・ 排他 的 経済 水域   ( EEZ )   に 、 金 ・ 銀 ・ 石油 ・ メタンハイドレート 等 が 大量 に 埋蔵 さ れ て いる こと が 確認 さ れ て いる が 、 コスト や 技術 的 な 問題 で 採掘 でき て い ない もの や 、 調査 中 の もの が ほとんど で ある （ 詳細 は 「 日本 の 海底 資源 」 を 参照 ） 。 ただし 、 セメント 原料 の 石灰石 、 ガラス や 建築 材料 の 原料 と なる 珪石 は 露天掘り が できる ため 採掘 コスト が 安く 、 盛ん に 採掘 さ れ て いる 。  木材 資源 は 、 森林 面積 が 広く 降水 量 も 多い ため 比較的 豊富 で ある 。 かつて は 木材 生産 が 盛ん で あり 、 高度 経済 成長 期 まで に 天然 林 の 多く が 伐採 さ れ 、 その後 植え られ た 人工 林 が 森林 面積 の 大半 を 占める 。 林産物 の 自由 化 が 進む につれて 、 工業 化 の 進展 や 海外 産 木材 と の コスト 競争 の 結果 比較 劣位 と なり 、 日本 の 林業 は 壊滅 的 な 衰退 を 被っ た 。 放棄 さ れ た 人工 林 は 荒廃 し 、 保水 力 の 低下 など 国土 保全 上 の 問題 が 懸念 さ れ て いる 。 近年 は 国産 材 需要 が 回復 し つつ あり 、 衰退 し た 林業 の 再建 が 急が れ て いる 。  水産 資源 の 面 で は 、 基本 的 に 恵まれ て いる 。 近海 は 豊か な 漁場 と なっ て おり 世界 有数 の 漁獲 高 だ が 、 長年 の 乱獲 と 海洋 環境 の 変化 により 漁獲 量 は 減少 傾向 に ある 。 日本 近海 で は 韓国 ・ 中国 ・ 台湾 ・ ロシア など の 漁船 が 操業 し て おり 、 日本 の 漁船 と の 競合 が 起こっ て いる 。  水 資源 は 、 温暖 湿潤 気候 の ため 降雨 が 多い 上 に 、 山林 の 保水 力 が 高い ため 、 良質 な 軟水 が 豊富 に 入手 可能 で ある 。 飲料 水 は もとより 工業 用水 として の 質 も 高い 。  国内 市場 が 大きい ため 第 三 次 産業 が 発達 し て いる 。 製造 業 も 強く 、 加工 貿易 が 盛ん 。 特に 工業 技術 は 世界 最高 水準 で あり 、 多く の 分野 において 、 他 の 先進 諸国 や 発展 途上 国 にとって 規範 と なり 、 また 脅威 とも なっ て いる 。 中でも 自動車 、 エレクトロニクス 、 造船 、 鉄鋼 、 素材 関連 の 産業 は 大戦 後 大きく 成長 し 、 世界 的 企業 を 多数 擁する 。  技術 貿易 で の 技術 依存 度 は 、 輸入 超過 から 輸出 超過 へ と 長期 傾向 的 に 変化 し て いる 。 工業 用 ロボット など の 付加 価値 の 高い 、 独自 の 技術 を ひねり出す ケース も 各所 で 見受け られる 。 例えば 、 日本 は 工業 用 ロボット について 世界 の ロボット 生産 量 の 7 割 を 生産 し て いる 。 また 世界 で 使わ れ て いる 工業 用 ロボット の 6 割 は 日本 で 活動 し て いる 。 日本 の 工業 界 は 非常 に ロボット 化 さ れ 、 効率 が よい 産業 と 言える 。 また 、 家庭 用 ロボット という 概念 も 日本 から 発信 さ れ た もの で ある 。  主 な 貿易 相手 国 は アメリカ合衆国 、 東アジア 、 東南アジア 、 欧州 連合   ( EU )、 サウジアラビア など で ある 。 特に 最近 は 中華人民共和国 など の アジア と の 貿易 額 が 急増 し て いる 。 東日本 大震災 まで は 貿易 収支 は 概ね 黒字 で 、 1990 年 以降 を み て も 毎年 10 兆 円 近く 黒字 と なっ て い た 。 しかし 、 東日本 大震災 以降 は 、 四半期 ベース で の 貿易 収支 の 赤字 が 続い て いる 。  主 な 輸出入 品目 は 、 資源 が 乏しく 加工 貿易 が 盛ん な ため 、 輸入 は 石油 、 鉄鉱 石 、 半 製品 や 食料 品 。  輸出 は 自動車 、 電気 製品 、 電子 機器 、 家庭 用 ロボット 、 工作 機械 や 産業 用 ロボット など 。  また 、 継続 的 な 経常 黒字 により 世界 最大 の 債権 国 と なっ て おり 、 世界 経済 から の 配当 や 利子 の 受け取り が 次第に 増大 し て いる 。 ただし 、 2013 年 10 月 から 2014 年 1 月 まで 4 ヶ月 連続 で 経常 赤字 と なる など 最近 は 変化 の 兆し も み られる 。  日本 の 通貨 で ある 円 は 、 アメリカ合衆国 の ドル 、 欧州 連合 の ユーロ と共に 国際 通貨 の 一角 を 占め て いる 。 経済 規模 の 大き さ に も かかわら ず 円 の 国際 化 は 進ん で おら ず 、 世界 における 準備 通貨 比率 で 円 は 第 四 位 （ 3 . 2 %   2006 年 ） で ある 。 これ は 外貨 準備 の 運用 先 と なる べき 日本 国債 が 国内 に 偏在 し て いる こと や 長期 にわたる 低 金利 の 状況 と 表裏一体 の 現象 で ある 。  日本 の 商 慣行 で は 間接 金融 による 資金 調達 を 広く 用い て おり 、 銀行 の 活動 が 経済 に 与える 影響 は 大きい 。 また 、 銀行 は 融資 の 際 に 不動産 （ 土地 ・ 建物 ） を 担保 に 取る こと が 多い ため 、 地価 変動 が 経済 に 与える 影響 も 大きい 。  だが 、 バブル 景気 崩壊 後 は 直接 金融 へ の 転換 が 進め られ 、 担保 も 多様 化 し て き て いる 。 一方 で 金融 機関 の 審査 能力 について は 、 特に 地方銀行 で 十分 で ない と の 指摘 も ある 。  近年 、 株式 取引 （ 特に 個人 投資 家 による 取引 と 投資 ） 、 直接 金融 が 活発 化 し て いる が 、 規制 撤廃 ・ 金融 開放 の 進ん だ アメリカ や イギリス に 比べる と 、 未だ 金融 資産 に 占める 株式 等 の リスク 商品 の 比率 は 低い 。 その 一因 として バブル 崩壊 後 の 株式 投資 が 確実 に は 収益 を 上げ にくい 投資 で あっ た こと 、 デフレ により 低い 名目 金利 で も 実質 金利 は 高かっ た こと 、 失業 の 危険 や 所得 の 伸び の 鈍化 から 流動 性 の 高い 現 預金 の 需要 が 高まっ た こと 、 財形 貯蓄 など の 強力 な 現 預金 貯蓄 システム の 存在 、 政府 年金 による 強制 貯蓄 や 国民 の 貯蓄 型 保険 へ の 嗜好 、 株式 投資 を 博打 と 同一 視 する 風潮 など が 考え られ て いる 。  製造 業 （ 貿易 財 ） の 強 さ が 目立つ 。 サービス （ 非 貿易 財 ） は 労働 生産 性 の 低 さ が 課題 と 言わ れる が 、 サービス の 生産 性 は 必ずしも 低く ない という 意見 も ある 。  農業 は 戦後 直後 まで は 最も 盛ん な 産業 で あっ た 。 1950 年 の 国勢調査 で は 第 一 次 産業 の 就業 者 が 全 就業 者 の 約 5 割 を 占め て い た 。 高度 経済 成長 期 を通じて 農業 に 従事 する 者 は 減少 の 一途 を たどり 、 現在 で は 全 就業 者 の 5 % 程度 に 過ぎ ない 。 2018 年 現在 、 116 . 4 万 戸 の 販売 農家 が いる が 、 主 業 農家 は 25 . 2 万 戸   ( 21 . 6 %)   に すぎ ず 、 高度 成長 期 以降 、 後継 者 不足 が 問題 と なり 、 現在 農業 は 高齢 者 が 主 な 担い手 と なっ て いる 。  平野 部 が 少ない こと や 主 業 農家 率 が 低い こと など の 理由 から 、 販売 農家 における 農家 1 戸 当たり の 経営 耕地 面積 は 北海道 18 . 78 ヘクタール ・ 都府県 1 . 32 ヘクタール ・ 全国 1 . 79 ヘクタール （ 2006 年 ） と 狭小 で ある 。  江戸 時代 以前 から の 飢饉 、 大正 時代 の 米 騒動 など 米 の 不足 が 社会 不安 に 直結 する こと から 、 第 二 次 世界 大戦 中 に 食糧 管理 制度 が 採用 さ れ 、 1994 年 に 新 食糧 法 が 制定 さ れる まで 、 米価 ・ 生産 は 国家 の 管理 下 に あっ た 。 国策 として 米 の 生産 に 力 が 入れ られ て き た 。 自給 率 も 米 だけ は ほぼ 100 % で ある 。  戦後 の 生産 技術 向上 や 食生活 の 多様 化 により 米 が 余る よう に なり 、 高度 成長 期 以降 は 減反 政策 に 転じ て いる 。 また 、 農産物 輸入 自由 化 の 流れ を 受け 、 1980 年代 後半 に は 、 ウルグアイ・ラウンド の 流れ を 受け 、 牛肉 ・ オレンジ の 輸入 が 自由 化 、 次いで 1990 年代 から 米 も 輸入 さ れる よう に なっ た 。  狭小 の 土地 で 付加 価値 を 上げる ため に 都市 近郊 で は 野菜 や 花卉 （ かき ） 、 鶏卵 といった 近郊 農業 が 行わ れ て いる 。 農業 分野 において も 、 ブランド 化 により 高 付加 価値 の 商品 へ 転化 さ せる 動き が 見 られる 。 この ブランド 化 の 努力 の 結果 、 日本 の 食料 品 は 世界 的 な ブランド として 輸出 さ れる まで に なっ た 。  最近 で は 農業 へ の 株式会社 参入 も 認める 議論 が 進ん で おり 、 将来 的 に は 労働 集約 から 資本 集約 型 農業 へ の 脱皮 が 見込ま れ て いる 。 すでに 建設 業 や 食品 加工 業 が 農業 に 乗り出し て おり 、 一部 で は プラント 化 も 進ん で いる 。  近年 は 産業 界 から の 強い 圧力 で 、 自由 貿易 協定 を 外国 と 結ぶ 動き が 盛ん だ が 、 関税 が 撤廃 さ れ 安い 農作物 が 輸入 さ れる よう に なる として 農業 界 に は 反発 が 起き て いる 。 ちなみに 日本 の カロリー ベース で の 食料 自給 率 は 45 %（ 2007 年 ベース で は 39 %） で あり 、 長期 的 に 低下 する 傾向 に ある 。 地産 地 消 や 安全 保障 を 重視 する 立場 の 人 は 農業 界 の 擁護 に 回っ て いる 。 事態 打開 の ため に 日本 政府 は 、 農業 界 に 助成 金 投入 や 株式会社 参入 という 形 で 競争 力 を 得よ う と 考え て いる 。 一方 、 産地 直送 で 消費 者 と 生産 者 の 直接的 な つながり も 模索 さ れ て いる 。  米 の 2017 年 の 生産 量 は 778 . 2 万 トン で あり 、 新潟 県 、 北海道 、 秋田 県 、 福島 県 、 山形 県 、 宮城 県 と 続く 。 北海道 ・ 東北 地方 の 生産 量 の 合計 は 3 , 034 千 トン と なり 、 日本 における 生産 量 の 34 . 8 % を 占める 。  長年 にわたる 品種 改良 により コシヒカリ 、 あきたこまち 、 ササニシキ 、 きらら 397 、 はえぬき 、 ひとめぼれ といった 品種 が 開発 さ れ 、 食味 の よい ブランド 米 の 多く は 本州 の 内陸 部 や 北海道 など の 寒冷 地 で 生産 さ れる 。  麦 の 2007 年 の 生産 量 は 、 小麦 、 二 条 大麦 、 六条 大麦 、 はだか麦 の 4 麦 合計 で 1 , 105 千 トン で ある 。 小麦 の 生産 は 北海道 が 全体 の 63 . 9 % の 582 千 トン を 生産 し 、 以下 、 福岡 県 、 佐賀 県 と 続く 。 また 、 大麦 の 生産 は 佐賀 県 、 栃木 県 、 福岡 県 と 続く 。 食生活 の 洋風 化 に 伴い 小麦 の 需要 量 は 国内 の 生産 量 を 大幅 に 超過 し て おり 、 小麦 の 自給 率 は 13 % 程度 に 過ぎ ず 、 多く を アメリカ ・ カナダ ・ オーストラリア から の 輸入 に 依存 し て いる 。  大豆 は 古く から 、 味噌 、 豆腐 、 納豆 、 醤油 といった 加工 食品 や 大 豆油 の 原料 として 使用 さ れ て いる が 、 国内 の 生産 量 は 229 . 4 千 トン に すぎ ず 、 国内 の 自給 率 は 5 % に すぎ ない 。 トウモロコシ は 主 に 飼料 用 として 利用 さ れる が 、 飼料 用 トウモロコシ の ほぼ 100 % を 海外 から の 輸入 に 依存 し て いる 。  野菜 は 鮮度 が 重要 な こと も あり 、 79 % の 比較的 高水準 に ある 。 都市 近郊 の 愛知 県 や 茨城 県 、 千葉 県 、 群馬 県 など で は 近郊 農業 が おこなわ れ て いる ほか 、 レタス 、 キャベツ 、 白菜 など は 長野 県 など で 高原 野菜 として 夏 に 収穫 さ れ 、 宮崎 県 や 高知 県 など 温暖 な 地方 は 、 ビニール ハウス を 利用 し 冬 に ピーマン や きゅうり を 生産 し て いる 。  果実 の 自給 率 は 1960 年 の 100 % から 2006 年 の 39 % に まで 大きく 低下 し て いる が 、 みかん の 生産 量 が 減少 し て いる こと と 連動 し て いる   。 果実 は 土地 の 気候 、 土壌 など が 左右 さ れる こと も あり 、 各 地域 により 生産 さ れる もの が 大きく 異なる 。 みかん の 2006 年 の 生産 量 は 841 . 9 千 トン で あり 和歌山 県 、 愛媛 県 、 静岡 県 、 九州 地方 といった 温暖 な 地方 で 生産 さ れ て いる 。 リンゴ の 2006 年 の 生産 量 は 831 . 8 千 トン で あり 、 寒冷 な 土地 で の 栽培 が 向い て いる こと も あり 、 青森 県 や 長野 県 で 全体 の 4 分の 3 を 占める 生産 量 を 誇る 。  畜産 業 で は 、 飼料 と なる 穀物 の 価格 が 2007 年 頃 から 上昇 し て いる 一方 、 製品 の 単価 を 上げ にくい こと が あり 、 畜産 農家 の 経営 を 圧迫 し て いる 。 乳 用 牛 の 飼養 頭数 合計 は 1998 年 の 186 万 頭 から 2013 年 の 132 万 8 , 000 頭 に まで 減少 し 、 飼養 戸数 は 1998 年 の 37 , 400 戸 から 2018 年 の 15 , 700 戸 に まで 減少 し て いる 。 また 、 肉 用 牛 の 飼養 頭数 合計 は 1998 年 の 284 万 8000 頭 から 2018 年 の 251 万 4000 頭 と ほぼ 横ばい で 推移 し て いる ものの 、 飼養 戸数 は 1998 年 の 133 , 400 戸 から 48 , 300 戸 に まで 減少 し て いる 。 豚 の 飼養 頭数 合計 は 1998 年 の 990 万 4000 頭 から 2018 年 の 918 万 9000 頭 に 若干 減少 し 、 飼養 戸数 は 13 , 400 戸 から 4 , 470 戸 に まで 減少 し て いる 。 採卵 鶏 の 飼養 羽 数 は 1998 年 の 1 億 8266 万 4000 羽 から 2018 年 の 1 億 8195 万 千 羽 と 横ばい に対し 、 飼養 戸数 は 1998 年 の 5 , 390 戸 から 2018 年 の 2 , 200 戸 に まで 減少 し て いる 。 飼養 頭数 （ 羽 数 ） が ほぼ 横這い で ある 一方 、 飼養 戸数 が 減少 し て いる こと から 畜産 農家 は 1 戸 当たり の 生産 量 を 増やし 、 コストダウン を 図る こと により 生き残り を かけ て いる 。  牛肉 は 北海道 、 鹿児島 県 、 宮崎 県 など で 生産 さ れ て いる が 、 国内 の 自給 率 は 1990 年代 の 輸入 自由 化 により 食肉 生産 量 は 2000 年 の 約 1 , 000 千 トン を ピーク に 減少 し て いる 。 また 、 BSE 問題 が 発覚 し た こと が あり 、 アメリカ から の 牛肉 輸入 量 は 輸入 禁止 前 の 220 千 トン （ 2002 年 ） から 再開 後 の 34 千 トン に まで 減少 し て いる 。 乳 用 牛 の ほぼ 半分 が 北海道 で 飼養 さ れ て いる 。 生乳 生産 高 は 2000 年 の 849 万 7000 トン から 2017 年 の 729 万 810 トン に まで 減少 し 、 牛乳 ・ 乳製品 の 自給 率 は 66 % で ある 。  豚肉 は 鹿児島 県 、 宮崎 県 といった シラス台地 、 茨城 県 、 群馬 県 、 千葉 県 といった 大 消費 地 の 近郊 など で 生産 さ れ 、 国内 の 自給 率 は 52 % で ある 。  鶏卵 は 製品 の 性質 上 割れ やすい という こと も あり 、 自給 率 は 95 % と 高く 、 千葉 県 や 茨城 県 、 愛知 県 といった 近郊 で 採卵 鶏 は 飼養 さ れ て いる 。 肉 用 若 鶏 は 鹿児島 県 や 宮崎 県 、 次いで 岩手 県 で 主 に 生産 さ れ て いる が 、 国内 の 自給 率 は 69 % で あり 、 不足 分 は 輸入 し て いる 。  日本 は 森林 の 生育 に 適し た 湿潤 な 気候 で あり 、 同時に 人間 の 居住 に 適さ ない 山地 が 多い ため 、 山地 や 丘陵 地帯 は ほぼ 森林 と なっ て いる 。 その ため 国内 の 面積 に 占める 森林 の 割合 は 約 3 分の 2 の 2510 万 ヘクタール （ 25 . 1 万 平方キロメートル ） と 極めて 高い 。 林業 は 主力 産業 の 1 つ で あっ た が 、 第 二 次 世界 大戦 後 の エネルギー 革命 で 薪炭 利用 が 激減 し た 。 戦後 復興 により 需要 が 拡大 し た 住宅 用 建材 向け の 生産 が 活発 に なる が 、 1970 年 以降 の 外材 の 輸入 自由 化 により 競争 力 を 喪失 し て 2000 年代 まで の 長期 に 渡り 低迷 し て い た 。 2000 年 頃 に は 、 木 を 植え て から 伐採 する まで の 利回り 計算 が マイナス と なり 、 林道 沿い など の 条件 が よい 場所 や 秋田 杉 など の ブランド 産地 の 木材 で ない 限り 採算 が 取れる こと は なくなり 、 山村 や 山林 は 荒廃 し つつ ある 。  しかし 2002 年 から 2010 年 にかけ ロシア の 森林 伐採 規制 が 強化 さ れ 、 ロシア から の 木材 輸入 が 激減 。 中国 の 木材 消費 量 増加 に 伴う 需給 の 逼迫 に 、 重油 価格 高騰 による 輸送 コスト の 増大 が 重なり 、 日本 の 木材 輸入 は 急速 に 減少 し つつ ある 。 輸入 材 高騰 により 相対 的 に 競争 力 を 強め た 国産 材 の 需要 が 増加 し 、 日本 の 林業 は 復権 し はじめ た 。 2011 年 現在 、 国産 材 は 国内 需要 に対する 供給 不足 の 状態 に あり 、 将来 的 に は 中国 ・ 台湾 へ の 木材 輸出 も 有望 視 さ れ て いる 。 京都 議定 書 （ 森林 の 循環 利用 は 二酸化炭素 削減 要素 の 1 つ ） に 代表 さ れる 地球 温暖 化 問題 から も 、 木材 供給 力 の 強化 は 喫緊 の 課題 と なり つつ ある 。  日本 近海 は 暖流 と 寒流 が 交わり 、 魚 の 餌 と なる プランクトン が 発生 し やすい 潮目 が 三陸海岸 沖 に あり 、 漁業 資源 に 恵まれ て おり 、 昔 から 漁業 が 盛ん で あっ た 。 しかし 仕事 の 厳し さ や 、 1970 年代 に 各国 が 排他 的 経済 水域 を 導入 し た こと により 漁獲 可能 量 が 制限 さ れ た こと 、 オイルショック による 燃料 代 の 高騰 など により 、 漁業 経営 は 困難 と なり 、 海面 漁業 就業 者 が 1953 年 の 790 千 人 から 、 2007 年 の 204 千 人 と 減少 の 一途 を たどっ た 。 結果 として 、 漁獲 生産 量 は 1984 年 の 12 , 816 千 トン を ピーク に 2006 年 に は 5 , 652 千 トン と 半減 以下 と なっ た 。 漁業 種類 別 で は 漁業 生産 量 の 大半 を 占める 沖合 漁業 が 1984 年 の 6 , 956 千 トン を ピーク に 2006 年 に は 2 , 500 千 トン に まで 減少 し 、 遠洋 漁業 が 1973 年 の 3 , 988 千 トン を ピーク に 2006 年 に は 518 千 トン に まで 減少 、 世界 における 漁獲 量 も 1980 年 は 10 , 048 千 トン で 世界 1 位 で あっ た が 2005 年 に は 4 , 179 千 トン で 世界 6 位 に 後退 し て いる 。 こうした 傾向 を 補う もの として 養殖 技術 の 開発 が 盛ん で あり 、 技術 上 不可能 と さ れ た ウナギ や マグロ を 卵 から 育てる こと に 成功 する など 、 世界 的 に も 注目 さ れ て いる 。 養殖 業 は 1983 年 に 初めて 1 , 000 千 トン 以上 の 生産 量 を 超え た が 、 その後 は 1994 年 の 1 , 344 千 トン を ピーク に おおむね 横ばい の 状態 が 続い て いる 。 2006 年 において 100 千 トン 以上 、 養殖 さ れ て いる もの として 、 海苔 、 ホタテ 、 カキ 、 ブリ 類 が ある 。  1960 年代 から 1970 年代 前半 にかけて 、 日本人 の 貴重 な タンパク 源 獲得 の 手段 として 遠洋 捕鯨 が 大 規模 に 行わ れ 、 1960 年代 から 1970 年代 前半 に は 年間 平均 20 千 頭 以上 の 生産 量 を あげ て い た が 、 オイルショック により 燃料 代 が 高騰 し た こと により 生産 量 は 1987 年 に は 2790 頭 と 激減 し た 。 また 、 1988 年 から 日本 も 加盟 し て いる 国際 捕鯨 委員 会 にて 商業 捕鯨 の 禁止 が 決議 さ れ た ため 、 現在 で は 沿岸 小型 捕鯨 （ イルカ 漁 ） と 調査 捕鯨 以外 は 行っ て おら ず 、 1988 年 から 2004 年 まで の 17 年間 の 生産 量 合計 は 2 , 694 頭 に すぎ ない 。  水産 業 の 衰退 により 、 1984 年 に 100 % だっ た 魚介 類 の 自給 率 は 2006 年 に は 51 . 6 % に まで 減少 し て おり 、 不足 分 を 海外 から 輸入 し て いる が 、 中国 など の 新 興国 が 経済 成長 する に 伴い 消費 が 拡大 し 、 魚介 類 の 価格 が 上昇 し て いる こと から 「 買い 負け 」 が 発生 し て いる 。 日本 が 主 に 輸入 し て いる 水産物 は 、 2006 年 の 魚介 類 （ 生鮮 ・ 冷凍 ） で は エビ 、 マグロ 、 サケ ・ マス が 上位 に 、 魚介 類 （ 調製 品 ） で は ウナギ 、 カニ 、 エビ と 続く 。  製造 業 は 、 教育 や 商社 と 並ん で 日本 の 根幹 を なす 産業 部門 で ある と 言わ れ て いる 。 諸 外国 と 比較 し て 、 政府 の 関与 が 比較的 少ない こと が 特徴 で ある 。 石油 や 石炭 、 鉄鉱 石 など の 原料 を 海外 から の 輸入 に 依存 し 、 加工 し た 製品 を 海外 へ 輸出 する という 加工 貿易 を 行う ため 、 太平洋 ベルト を 中心 に 海岸 部 に 石油 化学 、 鉄鋼 の コンビナート が 集中 する 。  戦前 は 阪神 工業 地帯 が 「 東洋 の マンチェスター 」 と 呼ば れ 繊維 産業 を 牽引 し 、 戦後 に なる と 京浜 工業 地帯 が 長らく 工業 製品 出荷 額 の 首位 の 座 に あっ た が 、 1990 年代 以降 、 中京 工業 地帯 の 自動車 産業 が 海外 へ の 自動車 輸出 を通して 拡大 し 、 中京 工業 地帯 が 2007 年 現在 、 工業 製品 出荷 額 の 首位 で ある 。 かつて 、 4 大 工業 地帯 と 言わ れ た 北九州 工業 地帯 は 1901 年 の 八幡 製鉄 所 操業 開始 以降 、 近隣 の 筑豊 炭田 、 福岡 県 ・ 山口 県 の 石灰石 、 満州 の 鉄鉱 石 を 原料 に 栄え て い た が 、 敗戦 により 、 中国 大陸 から の 原料 供給 が 断た れる と 、 大 消費 地 で ある 東京 や 京阪神 から の 距離 が 遠い こと も あり 衰退 し た 。  一時期 は 、 輸出 部門 で ある が ゆえに 低 賃金 の 傾向 が あり 、 若年 労働 者 の 確保 に 困難 を きたし た 。 また 、 最近 で は 生産 拠点 の 海外 進出 により 、 国内 の 雇用 は 減少 し 空洞 化 の 懸念 が ある 。  元々 日本 は 火山 活動 が 活発 な 地域 で あり 、 埋蔵 さ れ て いる 鉱物 資源 の 種類 は 豊富 で ある 。 この ため 第 二 次 世界 大戦 以前 は 鉱業 は 活発 で あっ た 。 しかし 、 戦後 、 鉱害 など へ の 環境 対策 、 労働 者 の 安全 対策 に 多額 の 生産 コスト を 要する よう に なり 衰退 し た 。 現在 で は 、 コスト の 安い 露天掘り による 石英 、 石灰石 、 品位 が 高く 国際 競争 力 が ある 金 、 銀 など が 産出 さ れる 程度 で ある 。 エネルギー 資源 として は 若干 の 天然 ガス 、 ごく 少量 の 石油 ・ 石炭 の 採集 が 行なわ れ て いる 。  建設 業 は 、 戦後 復興 の 中 で 建設 ブーム や 各種 プラント の 建設 、 大 規模 インフラ の 整備 など を うけ て 成長 。 資本 蓄積 に 大きな 役割 を 果たし た 。 財政 政策 、 地方 へ の 所得 移転 として 公共 事業 が 盛ん に 行なわ れ た ため 、 1970 年代 以降 は 次第に 官業 色 を 強め た 。 バブル 景気 において 、 民間 投資 の 興隆 と 保有 不動産 の 含み益 から 規模 拡大 し た が 、 1990 年代 において は 再び 公共 事業 へ の 依存 を 強める と共に 保有 不動産 の 含み損 に 苦しみ 、 不動産 ・ 小売 とともに 構造 不況 と 呼ば れ た 。 この 時点 において 、 建設 業 が 経済 に 占める 割合 は 諸 外国 と 比較 し て 高く 、 過剰 供給 体制 で あっ た 。 2000 年代 に 入っ て から 継続 的 な 公共 事業 削減 が 続い た ため 業容 は 縮小 し 、 民間 建設 が 盛ん な 大都市 、 特に 東京 へ の 一極 集中 が 進ん で いる 。 一方 で 民間 建設 が 少ない 地方 で は 建設 業者 の 倒産 や 農業 ・ 林業 など 他 の 事業 へ の 参入 が 進ん で いる 。  穀物 価格 高騰 や 少子 高齢 化 による 国内 市場 の 縮小 の 懸念 から 、 2007 年 に は 日清食品 が 明星食品 を 買収 し 、 2009 年 に は 明治製菓 と 明治乳業 が 統合 する など 再編 が 進ん で いる 。 また 世界 的 な M & A も 加速 し て おり 2007 年 に は キリン ホールディングス が オーストラリア の ナショナルフーズ を 、 2009 年 に は アサヒビール が オーストラリア の シュウェップス・オーストラリア を 買収 し て いる 。  製紙 産業 は 典型 的 な 装置 産業 で あり 、 戦後 の 業界 再編 の 結果 、 王子製紙 、 日本製紙 を 軸 に 大王製紙 、 レンゴー 、 三菱製紙 の 5 社 体制 と なっ て いる 。  製紙 産業 は 安い 海外 製品 の 流通 増加 や 原油 高騰 の 影響 で 再編 の 動き が 強まっ て おり 、 2006 年 の 王子製紙 による 北越製紙 買収 の 動き （ ただし 失敗 ） 、 大手 製紙 メーカー の 提携 など の 動き が 起き て いる 。  製品 の 原料 で ある 原油 の ほとんど を 海外 から の 輸入 に 依存 し て いる ため 、 コンビナート は 沿岸 部 （ 鹿島 臨海 工業 地帯 ・ 京葉 工業 地域 ・ 京浜 工業 地帯 ・ 中京 工業 地帯 ・ 阪神 工業 地帯 ・ 瀬戸内 工業 地域 ） に 集中 する 。 また 、 海外 から の 原油 依存 の ため 、 汎用 製品 の 国際 競争 力 で 劣る 。  二酸化炭素 の 削減 の 流れ など の 影響 で 1999 年 を ピーク に 石油 需要 が 減少 し て いる 。 一方 石油 業界 で は 国内 需要 の 2 割 以上 の 石油 精製 能力 を 持っ て おり 過剰 な 設備 が 問題 と なっ て おり 、 大手 メーカー を 中心 に 製油 所 の 生産 能力 縮小 ・ 閉鎖 が 進め られ て いる 。 また 2010 年 に 経済 産業 省 が 石油 メーカー に 付加 価値 の 高い 製品 を 精製 する 重 質 油 分解 装置 の 装備 率 を 改善 を 義務付ける 新 基準 を 導入 し 、 メーカー で は 設備 の 削減 か 設備 投資 が 求め られ て いる 。 この 基準 策定 で アジア ・ 欧米 （ 約 19 %） と 比べ て 低い 日本   ( 10 . 2 %)   の 重 質 分解 装置 の 装備 率 を 13 % に 引き上げる こと で 、 安価 な 重 質 を より 多く 精製 し 国内 の 製油 所 の 競争 力 向上 を 狙っ て いる 。  ガソリンスタンド   ( GS )   は 自動車 の 普及 に 伴う ガソリン 需要 の 増加 によって 増加 が 続い て き た 。 しかし 、 GS 事業 へ の 新規 参入 や セルフ 式 GS の 設置 が 国 の 規制 緩和 によって 行わ れ た こと で 価格 競争 が 激化 し GS の 数 は 1994 年 末 の 6 万 421 店 を ピーク に 2017 年度 末 に は 3 万 1 , 476 店 に 激減 し て いる 。 また 、 エコ カー の 普及 や 車 離れ など の 影響 で ガソリン 需要 も 頭打ち に なっ て おり 競争 激化 に 拍車 を かけ て いる 。 GS の 減少 により 過疎 地域 の 自治体 で は GS が 消滅 、 極端 に 少なく なっ た SS 過疎 地 が 生まれ た 。  武田薬品工業 が 国内 1 位 の 売上 高 、 次いで アステラス 製薬 、 第 一 三共 、 エーザイ と 続く 。 「 100 億 ドル クラブ 」 に 入っ た 国内 首位 の 武田薬品工業 で も 2007 年 で は 世界 17 位 で あり 、 世界 首位 の ファイザー と 大差 を つけ られ て いる 。  新薬 が 不足 する 一方 、 研究 開発 費 が 増大 し て いる こと から 世界 的 な 業界 再編 が 進行 中 で ある 。 中外製薬 が スイス の ロシュ の 傘下 に 入り 、 また 武田薬品工業 や エーザイ は 海外 の バイオ ベンチャー を 買収 する 一方 、 国内 で は 山之内製薬 と 藤沢薬品工業 が 合併 し アステラス 製薬 が 、 第一製薬 と 三共 が 合併 し 第 一 三共 が 設立 さ れ た 。 他 に も 協和醗酵工業 が キリン ホールディングス 傘下 に 入り 、 田辺製薬 と 三菱 ウェルファーマ が 合併 し 田辺 三菱 製薬 が 設立 さ れ た 。  国内 の 製薬 ・ 医療 機器 メーカー は 国保 制度 に 保護 さ れ て いる 側面 が あり 、 後発 薬 ・ 大衆 薬 ・ 医療 器具 や 検査 装置 など を 供給 する 中小 メーカー ・ 卸業者 が 無数 に あり 、 国内 で の 統合 再編 は 進ん で い ない 。 保守 的 な 経営 により 財務 体質 が よい 企業 が 多い 反面 、 国際 的 な 競争 力 を もつ 創 薬 メーカー は 少ない 。  欧米 に 比べ て バイオ 産業 ・ バイオ ガス ・ DNA 型 鑑定 ・ iPS 細胞 ・ 放射線 治療 ・ 臍帯 血 ・ 骨髄 移植 ・ 人工 授精 は 未 発達 の 状態 で ある 。  しかし 、 食料 関係 の バイオ 研究 は 進ん で いる 。 特に 稲 に関して は 世界 で 最も 進ん だ 技術 を 持っ て いる 。  繊維 産業 は 、 昭和 前半 まで は 製造 業 の 中心 で あり 、 その 陰 に は 女工 哀史 など の 状況 も あっ た が 、 輸出 産業 の 主力 として 日本 の 経済 を 支え た 。 戦後 は 、 高度 経済 成長 による 工業 の 重工業 化 や 、 中国 等 新興 国 の 安い 繊維 製品 の 輸入 増加 で 製造 業 で の 地位 は 低下 し て いる 。 こうした 状況 の 中 でも 日本 の 繊維 産業 は 技術 的 に は 世界 トップ に あり 、 工業 用 の 合成 繊維 や 炭素 繊維 に 強み を 持っ て いる 。  粗鋼 生産 量 は 中華人民共和国 、 インド に 次ぐ 第 3 位 の 生産 を 誇る 。 国内 の 粗鋼 生産 量 で は 新 日 鐵 住金 （ 国内 首位 、 世界 第 3 位 、 4730 万 トン ） が 最大手 で ある 。  1990 年代 の 平成 不況 、 日産自動車 の カルロス・ゴーン の 資材 調達 見直し を 契機 に 鉄鋼 業界 の 再編 が 進み 、 新日本製鐵 を 軸 に 住友金属工業 （ 2 社 で 合併 し 新 日 鐵 住金 ） 、 神戸製鋼所 が 株式 持合い 関係 に 入る 一方 、 川崎製鉄 と 日本 鋼管 が 合併 し JFE ホールディングス が 設立 さ れ 、 寡占 が 進ん で いる 。  2006 年 に なり 、 インド の ミッタル・スチール が ルクセンブルク の アルセロール を TOB で 統合 し 、 アルセロール・ミッタル （ 世界 首位 、 116 . 4 百 万 トン ） が 設立 さ れ 、 生産 規模 の 面 で 大きく 水 を あけ られる よう に なっ た 。 さらに 近年 は 中国 メーカー の 国主 導 で の 再編 が 進み 、 国内 メーカー に は 危機 感 が 広がっ て いる 。  ガラス 業界 は 寡占 化 が 進む 板ガラス 業界 と それぞれ の ガラス 製品 の 特性 を 生かし た 多数 の 中小 企業 に 二 極 化 さ れる 。  液晶 テレビ 、 自動車 や 建物 に 使用 さ れる 板ガラス 業界 は 装置 産業 で あり 、 また 、 世界 最高 水準 の 技術 力 を 持つ 。 日本 国内 で は 旭硝子 、 日本板硝子 、 セントラル硝子 の 3 社 が 国内 の 9 割 以上 の シェア を 持つ 寡占 状態 に あり 日本 国内 で も 7 事業 所 しか 存在 し ない 。 日本 の 3 社 に 、 コーニング 社 など 含め た 7 社 が 中国 を 除く 世界 市場 の 7   -   8 割 を 占める 。 規模 の 経済 が 図れる 装置 産業 で ある こと から 全 世界 的 な 業界 再編 が 起き て おり 、 旭硝子 は 2002 年 に ベルギー の グラバーベル を 完全 子会社 化 し 、 一方 、 2006 年 に は 日本板硝子 は イギリス の ピルキントン を 買収 、 子会社 化 し た 。  板ガラス 製造 以外 の 、 板ガラス 加工 業 、 ガラス 製 加工 素材 製造 業 、 ガラス 繊維 ・ 同 製品 製造 業 は それぞれ 447 、 108 、 192 の 事業 所 が あり 、 理学 用 ・ 医学 用 ガラス や ガラス 製 容器 、 台所 ・ 食卓 用品 といった 製品 を 生産 し て いる 。  セメント 業界 も ガラス 業界 と 同様 に 装置 産業 で ある ため 、 太平洋 セメント 、 宇部 三菱 セメント 、 住友大阪セメント の 3 社 による 市場 の 寡占 化 が 進ん で いる 。 1990 年代 から の 公共 事業 削減 の 影響 を 受け 、 セメント の 生産 量 は 1996 年 の 9499 . 2 万 トン を ピーク に 2017 年 で は 6078 . 8 万 トン まで 減少 し た 。  セメント の 原料 で ある 石灰石 は 日本 が 自国 内 で 供給 できる 資源 で あり 、 埼玉 県 の 秩父 地方 や 山口 県 の 秋吉台 など で 生産 さ れ て いる 。  インターネット の 普及 に 伴う 書籍 ・ 雑誌 等 の 販売 不振 や 景気 低迷 による 広告 等 の 商業 印刷 の 低迷 により 市場 規模 は 年々 縮小 傾向 に ある 。 出荷 額 は 1991 年 の 8 兆 9 , 000 億 円 を ピーク に 縮小 し て おり 、 2014 年 に は 5 兆 5 , 364 億 円 に まで 激減 し て いる 。 大日本印刷 ・ 凸版印刷 の 2 強 は 液晶 フィルター など エレクトロニクス 部材 事業 で 収益 を 伸ばし て いる 他 、 大日本印刷 が 丸善 CHI ホールディングス を 子会社 化 、 凸版印刷 が 紀伊国屋 書店 と 業務 提携 し 出版 ・ 書店 事業 に 関与 を 深める など 多角 化 を 進め て いる 。 一方 、 中小 印刷 メーカー は 経営 悪化 に 苦しん で おり 倒産 する メーカー も 出 て き て いる 。  電気 ・ 電子 製品 は 、 自動車 と 並ん で 日本 の 貿易 の 中 で 大きな 割合 を 占め 、 2007 年 で は 主要 輸出 品 の 約 19 . 0 % を 占める 分野 で あり 、 その 優れ た 品質 から 日本 の 代表 的 な 工業 製品 と なっ て いる 。 1985 年 の プラザ 合意 による 円 高 、 人件 費 が アジア より も 割高 で ある こと も 相 俟 って 多く の 電気 ・ 電子 メーカー が 海外 に 進出 し て おり 、 日本 の 全 産業 の 中 で もっとも 国際 化 が 進ん で いる 分野 で ある 。  従来 は デザイン 性 や 基礎 技術 の 開発 に 難点 が あっ た が 、 近年 で は もの づくり における 基盤 技術 や それ を 支える 人材 の 厚み が 日本 企業 の 強み と なっ て おり 、 中国 企業 や 韓国 企業 に対する 人材 流出 や 知的 財産 の 保護 が 課題 に なっ て いる 。  電気 機械 器具 製造 業 （ 規模 10 億 円 以上 ） の 営業 利益 率 は 1960 年代 の 平均 10 % 台 から 1990 年代 に は 平均 3 % 台 に まで 低下 、 2001 年度 に は IT バブル 崩壊 の 煽り を 受け - 0 . 8 % に まで 一旦 マイナス を 記録 し た こと も あり 、 長期 的 に 低下 傾向 に ある 。 また 、 大手 電器 メーカー 10 社 の 合計 営業 利益 率 において も 、 1980 年度 から 2005 年度 まで の 25 年間 で 低下 し て いる 。 1980 年 前半 および 円 高 不況 後 の バブル 景気 時代 における 合計 営業 利益 率 は 6   -   8 % を 計上 し て い た が 、 その後 は ずるずる 低下 し 、 2001 年度 に は マイナス の 営業 利益 率 と なっ た 。 その後 、 V 字 回復 を し た が 、 2005 年度 でも 合計 営業 利益 率 は 3 % 台 に 過ぎ ず 、 ローム 、 キヤノン 、 日本 IBM 、 サムスン 電子 、 ノキア と 大きく 差 を つけ られ た 。  1950 年代 の 神武 景気 ・ 岩戸 景気 において 国民 の 所得 が 拡大 し た こと から 、 冷蔵庫 、 洗濯 機 、 白黒 テレビ に 代表 さ れる 「 三種 の 神器 」 が 日本 国 中 に 普及 し て いっ た （ テレビ は 後述 ） 。 その後 も 、 1960 年代 の いざなぎ景気 の 時 に は 、 「 3 C 」 の 1 つ として エアコン が 新た に 耐久 消費 財 の 対象 として 加わっ た 。 結果 として 1970 年代 前半 に は 冷蔵庫 、 洗濯 機 の 普及 率 は 90 % を 超え て いっ た 。  1950 年代 に は 「 三種 の 神器 」 の 1 つ として 白黒 テレビ が 、 1960 年代 に は 「 3 C 」 として カラー テレビ が 家庭 に 普及 し て いっ た 。 家電 メーカー 各社 は ブラウン管 テレビ の 生産 を 拡大 し 、 1970 年 に は 国内 で 合計 13 , 782 千 台 、 1980 年 に は 16 , 327 千 台 、 1990 年 に は 15 , 132 千 台 生産 し 、 日本 国内 に 販売 する だけ で なく 、 海外 に も 輸出 し て いっ た 。 しかし 、 1985 年 の プラザ 合意 以降 の 円 高 、 冷戦 終結 により 中国 や 東南アジア より も 高い 人件 費 から 価格 競争 力 低下 を 背景 に アジア 諸国 に 工場 を 移転 し た 結果 、 日本 国内 で の 生産 は 減少 し 2000 年 に は 3 , 382 千 台 に まで 生産 量 を 落とし て いき 、 一方 日系 企業 による カラー テレビ の 海外 生産 は 1990 年度 の 19 , 937 千 台 から 2005 年度 の 31 , 012 千 台 まで 拡大 し た 。  ブラウン管 テレビ に 代わり 、 薄型 テレビ として 液晶 テレビ 、 プラズマ ディスプレイ が 出 た こと により 家電 業界 は 再編 の 動き が 始まっ た 。 液晶 テレビ に せよ プラズマ ディスプレイ に せよ 巨額 の 研究 開発 費 とともに 巨額 の 設備 投資 を 必要 と する 一方 、 競争 により 単価 の 下げ が 止まら ない という 状況 に なっ た 結果 、 2007 年 12 月 に は 、 シャープ と 東芝 が テレビ 向け 液晶 パネル と 半導体 の 相互 供給 で 事業 提携 する と 発表 し 、 また 、 松下電器産業 ・ 日立製作所 ・ キヤノン が 液晶 パネル 事業 の 総合 提携 を 行う といった 合従連衡 が 起きる よう に なっ た 。  家庭 用 VTR について も 、 1975 年 に ソニー が ベータ マックス を 開発 ・ 販売 する 一方 、 翌年 、 日本ビクター が VHS を 開発 ・ 販売 を 開始 し た 。 ベータ マックス と VHS の 間 で の 規格 争い が おき た が 、 最終 的 に VHS に 軍配 が 上がっ た 。 1980 年代 に は 家庭 用 VTR も テレビ と 同様 に 1980 年 に は 4 , 441 千 台 、 1990 年 に は 31 , 640 千 台 と 日本 国内 で 生産 し 海外 に 輸出 し て いっ た が 、 1990 年代 に は テレビ と 同様 に 海外 の 生産 が 進み 、 1990 年 に は 7 , 298 千 台 、 1995 年 に は 20 , 096 千 台 、 2000 年 に は 23 , 376 千 台 と 日系 メーカー の 海外 生産 が 進ん だ 。 加え て 、 1990 年代 後半 に DVD レコーダー が 発売 さ れ 世代 交代 が 進ん だ が 、 日系 メーカー は 日本 国内 と いう より も 海外 （ とりわけ 中国 ） で 生産 し て いる 。 2002 年度 に 17 , 212 千 台 、 2005 年度 に は 25 , 468 千 台 を 海外 で 生産 する 一方 、 国内 で は 直近 の 2007 年 でも 1 , 486 千 台 しか 生産 し て い ない 。  2008 年 に は DVD の 後継 争い として 、 東芝 陣営 の HD   DVD と ソニー 、 松下電器産業 （ 現 ： パナソニック ） 、 の Blu - ray   Disc が 対立 し た が 最終 的 に は Blu - ray   Disc に 軍配 が 上がっ た 。  1980 年代 から 1990 年代 前半 まで 日本 の 半導体 メーカー は DRAM など の 分野 で 高い シェア を 誇っ て い た が 、 韓国 など 新 興国 の 半導体 メーカー の 台頭 と 過剰 供給 競争 の 結果 、 国内 の 半導体 メーカー の 経営 は 悪化 し 半導体 事業 の 合併 や 撤退 が 進ん だ 。 インテル や サムスン 電子 の よう な 海外 企業 に 比べ 、 営業 利益 率 、 設備 投資 額 とも 低 水準 の まま で ある 。 リーマン ショック 以後 に は さらに 再編 の 流れ が 強まり 、 沖電気工業 の ローム へ の 半導体 事業 売却 、 エルピーダメモリ が 台湾 の 半導体 メーカー と 提携 や ルネサステクノロジ・ NEC エレクトロニクス の 統合 による ルネサスエレクトロニクス 発足 など 再編 が 進ん で いる 。  スーパーコンピュータ で は 1980 年代 に は NEC 、 日立製作所 、 富士通 の 3 社 が 高い 技術 力 で 販売 を 伸ばし アメリカ と の 貿易 摩擦 が 問題 と なっ た が 、 分散 処理 技術 へ の 技術 移行 に と も ない 採算 が 悪化 し 、 世界 シェア は 低下 し た 。 技術 面 で は 2002 年 に NEC が 当時 世界 最速 と なる 地球 シミュレータ を 開発 する など 依然 高い 技術 力 を 持つ 。 スパコン において は 各国 の 激しい 開発 競争 により 日本 の スパコン の 計算 速度 が 低下 し て おり 、 独立 行政 法人 理化学研究所 と NEC 、 富士通 、 日立製作所 が 共同 で 京 の 開発 が 国家 プロジェクト として 進め られ て い た が 、 巨額 の 開発 費 から NEC と 日立製作所 が 開発 から 撤退 し た 。  パソコン で は 、 1970 年代 に コンピュータ 輸入 自由 化 による 欧米 メーカー 進出 へ の 懸念 から 当時 の 通商産業省 （ 現 ： 経済 産業 省 ） の 指導 の もと 三 大 コンピューター グループ （ 東芝 ・ NEC 、 富士通 ・ 日立製作所 、 三菱電機 ・ 沖電気工業 ） が 形成 さ れ 政府 の 支援 の 下 開発 が 進め られ た 。 1980 年代 に は 国内 で は NEC が PC - 9800 シリーズ が 国内 シェア で 全盛期 に 9 割 を 占め た 。 また 1993 年 から 2000 年 に は 東芝 が ノート パソコン において シェア 1 位 を 占め た 。 しかし 、 パソコン の 普及 など による 価格 競争 の 激化 から 2000 年代 から 国内 メーカー の 再編 が 進み 三菱電機 や 三洋電機 など 多く メーカー が パソコン 事業 から 撤退 し た 。 近年 再び 、 再編 の 流れ が 進ん で おり 、 富士通 による シーメンス と の 欧州 PC 合弁 会社 の 買収 、 日立製作所 ・ シャープ など の PC 事業 縮小 ・ 撤退 、 NEC と レノボ と の 合弁 会社 設立 など が 行わ れ て いる 。  国内 メーカー で は 4 社 が 端末 を 販売 し て いる が 、 国内 市場 における 携帯 電話 端末 の 出荷 台数 は 頭打ち 状況 に あり 、 国内 メーカー で は 三菱電機 が 撤退 し 、 三洋電機 が 事業 を 京セラ に 売却 する など 再編 が 進ん で いる 。 スマート フォン で は 50 % が アップル 社 と なっ て おり 日本 の メーカー は 大きく 差 を つけ られ て いる 。  キヤノン 、 ニコン 、 オリンパス など 世界 的 な メーカー が 存在 し て いる 。 カメラ の 主力 が 電子 機器 的 要素 が ある デジタル カメラ に 変化 し た こと で 、 ソニー や パナソニック など 電機 メーカー の 参入 が 相次ぎ 、 コニカミノルタ など 光学 カメラ に 歴史 を 持ち デジタル カメラ に 参入 し た メーカー の 撤退 が 起き た 。  自動車 産業 は 、 1980 年代 に アメリカ を 生産 量 で 追い抜い た 。 その後 一進一退 が 続い た が 、 近年 ふたたび アメリカ 市場 を 中心 に シェア を 拡大 し て いる 。 2000 年代 に は 、 原油 価格 の 上昇 が 燃費 に 優れる 日本 車 の 追い風 と なっ た 。  米国 市場 で は ミニバン・ピックアップトラック の 流行 など に対して 折々 の マーケティング 政策 で 常に 成功 し た と は 言え ず 、 とりわけ 1990 年代 に 到っ て 過剰 な 有利子 負債 と 採算 性 の 悪化 により 経営 の 危機 に 瀕する メーカー が 続出 し た 。 折り しも 世界 的 な 自動車 産業 の 再編 の 流れ が あり 、 日産自動車 ・ マツダ ・ スズキ ・ 富士重工業 など が 海外 メーカー の 資本 参加 を 受け入れ た 。 2005 年 以降 は 、 海外 メーカー が 日本 の 自動車 会社 へ の 出資 を 取りやめる 動き が 相次ぎ 、 マツダ ・ スズキ ・ いすゞ ・ 富士重工業 の 各社 は トヨタ の 出資 を 受け入れ 、 あるいは 業務 提携 を 結ん だ 。 結果 として 日本 の 自動車 産業 全体 に対する トヨタ自動車 の 影響 力 が 一層 強まっ た 。  国内 の 自動車 販売 は 頭打ち 状態 で ある が 、 世界 市場 で は 各社 とも 販売 台数 ・ シェア とも 拡大 傾向 に あり 、 トヨタ は 創業 以来 最高 の 売り上げ と なっ て いる ほか 、 多く の 日本 の 自動車 メーカー が 海外 生産 を 増加 さ せ て いる 。 日本 車 は 、 優秀 な 燃費 、 故障 率 の 低 さ （ 2002 年 TIME 社 調査 で は トヨタ が 世界一 ） で 定評 が あり 、 さらに 環境 に よい という イメージ と 、 デザイン が 加わっ た 事 で シェア を 伸ばし つつ ある 。  自動車 の 部品 産業 は 、 トヨタ自動車 など 最終 製品 メーカー を 頂点 として 、 部品 メーカー 各社 が Tier 1 、 Tire 2 ・ ・ ・ として 、 裾野 が 広がっ て いる 。 トヨタ自動車 系列 として デンソー 、 アイシン精機 、 豊田自動織機 、 豊田合成 、 トヨタ 紡織 ほか 、 日産自動車 系列 として カルソニックカンセイ 、 鬼怒川ゴム工業 他 、 本田技研工業 系列 として ケーヒン 他 が 存在 する 。  オートバイ は 1960 年代 以降 に 世界 市場 で 大幅 に シェア を 伸ばし 、 新興 国 の メーカー が 台頭 する 現在 でも 世界 トップ シェア を 維持 し て いる 。 オートバイ メーカー の 中 でも 、 本田技研工業 、 ヤマハ発動機 、 スズキ 、 川崎重工業 は 4 大 メーカー として 知ら れ て いる 。  東南アジア など の 発展 途上 国 で は 市場 が 拡大 し て いる が 、 日本 国内 で は 新車 販売 台数 が 減少 し 続け て いる 。 現在 は 各 メーカー によって 生産 拠点 の 海外 移転 が 進め られ て おり 、 日本 向け の 車両 について も 中国 や 台湾 など で 生産 さ れる モデル が 増加 し て いる 。  建設 機械 で は 、 小松製作所 が 国内 トップ で 世界 で も キャタピラー 社 に 次いで 2 位 の シェア を 持つ 。 また 国内 2 位 の 日立建機 が 世界 シェア 3 位 に 位置 し て いる  造船 は 韓国 の 設備 増強 など により シェア を 落とし て いる が 、 依然として 40 % の 世界 シェア を 有し 世界 第 2 位 の 造船 大国 で ある 。 造船 の よう な 労働 集約 的 産業 で ほぼ 100 % の 国内 生産 を 維持 し つつ この よう な 高い シェア を 維持 し て いる こと は 注目 に 値する 。 なお 、 諸 外国 で 実施 さ れ て いる よう な 造船 補助 金 は 存在 し ない 。 逆 に 造船 設備 の 総量 規制 が 実施 さ れ て い た が 、 これ は 最近 撤廃 さ れる こと に 決まっ た 。  戦後 の 日本 経済 復興 に は 、 設備 投資 に 巨額 ・ 長期 にわたる 融資 が 不可欠 で あっ た ため 、 1952 年 に 長期 信用 銀行 法 が 制定 さ れ 、 日本興業銀行 、 日本長期信用銀行 、 日本債券信用銀行 が 資金 需要 に 応え た 。 1960 年代 に なる と 、 都市 銀行 が 、 民間 企業 の 資金 需要 に こたえる ため に 融資 を 拡大 し 、 また 、 民間 企業 へ の モニタリング を 強め て いっ た （ メインバンクシステム の 普及 ） 。  1990 年代 に 入り 、 バブル 崩壊 や 旧 大蔵省 の 不祥事 など も 関係 し 、 官民 両方 の セクター で 整理 統合 と 合併 が 進展 。 業界 に は 合従連衡 と 改革 が 連続 し て 起き 、 競争 力 を 回復 し た メガ バンク が 形成 さ れる 一方 で 、 り そ な ホールディングス の 国有 化 や 地方銀行 大手 の 足利銀行 の 破綻 も 起こっ た 。 2005 年 、 三菱 UFJ ・ みずほ ・ 三井 住友 の 三 大 グループ に 業界 は 再編 さ れ た 。 地方銀行 ・ 第 二 地方銀行 で は 、 第 二 地銀 が 主 に 再編 対象 と さ れ 、 県境 を 越え た 救済 合併 や 提携 が 進み つつ ある （ 北陸銀行 と 北海道銀行 による ほくほく フィナンシャルグループ の 設立 、 ふくおか フィナンシャルグループ による 長崎 県 の 親和銀行 の 救済 、 北都銀行 と 荘内銀行 による フィデアホールディングス の 設立 など ） 。  銀行 の 不良 債権 処理 は 景気 回復 と 処理 積み立て により 大きく 前進 し 、 銀行 の 体質 は 改善 さ れ て いる 。 直接 金融 に 傾き つつ ある 大 企業 の 代わり に 、 中小 企業 や 個人 向け の 融資 （ リテール ） に 力 が 入れ られ 始め て いる 。 この セクション は 日本 の 間接 金融 において 次第に 収益 源 と みなさ れる よう に なっ て おり 、 銀行 は ここ に 活路 を 見出そ う と し て いる 。  証券 業界 は 、 手数料 自由 化 の 競争 の 中 で 著しく 手数料 の 低下 が 進行 し 収益 源 が 信用 取引 から の 利子 収入 が 主軸 に なり つつ ある 。 大手 証券 会社 は 、 仲介 業務 から 脱し 投資 銀行 へ の 転換 を 目指し て いる 。 山一証券 の 廃業 以降 、 銀行 業界 の あおり を 受け 、 証券 業界 も 業界 再編 が 進ん で いる 。 国内 業界 2 位 の 大和証券 は 、 住友銀行 と 接近 し 、 日興証券 は 三菱銀行 を 離れ 、 シティ グループ の 傘下 に 入っ た 。 しかし 、 世界 金融 危機 の 煽り を 受け 、 シティ グループ の 各 日本 法人 が 買収 対象 と なっ た 。 2009 年 に は 三井 住友 フィナンシャルグループ が 日興 コーディアル 証券 を 買収 ・ 完全 子会社 化 し た こと により 、 大和証券 グループ は 三井 住友 フィナンシャルグループ から 離れ た 。 規制 緩和 が 進み 、 銀行 と 同一 支店 に 設置 さ れる 支店 や 、 銀行 業 の 一部 を 代行 する 証券 会社 も 増え て いる 。 SBI 証券 を 筆頭 に ネット 専業 証券 会社 の 存在 感 も 増し つつ ある 。  保険 業界 は 、 1990 年 の 後半 から 2000 年代 の 前半 にかけて 中堅 の 生命 保険 会社 の 破綻 が 相次ぎ 外資 系 保険 会社 による 買収 が 相次ぎ 、 明治 安田 生命 の よう に 財閥 の 垣根 を 越え て 経営 統合 が 起き た 。 また 、 損害 保険 業界 は 業界 再編 第 1 幕 として 、 東京 海上 、 三住 海上 、 損保 ジャパン 、 あい おい 、 ニッセイ 同和 の 大手 6 社 の 寡占 体制 と なっ た 。 保険 金 不払い 事件 を 発端 と する システム 対応 費用 の 増加 、 若者 の 車 離れ による 自動車 保険 料 収入 の 減少 、 国内 市場 において 外資 系 の 保険 会社 の 競争 、 欧米 や アジア の 新 興国 を 中心 に 海外 市場 へ の 進出 を 図り 収益 基盤 を 確保 する ため に 、 業界 再編 第 2 幕 が 発生 し 、 東京 海上 、 MS & AD （ 三井 住友 海上 、 あい おい ニッセイ 同和 ） 、 SOMPO （ 損保 ジャパン 日本 興亜 ） の 3 陣営 に 集約 さ れる こと と なっ た 。  消費 者 金融 業界 の 債権 管理 能力 は 高く 、 リテール に 力 を 入れる 銀行 と の 融合 が 進ん で いる 。 ただ 2006 年 の 貸金 業法 の 改正 により グレー ゾーン 金利 の 見直さ れ 上限 金利 が 引き下げ られ 収益 が 悪化 し た 。 また 消費 者 金融 会社 が 過剰 に 受け取っ た 利息 に対する 過払い 金 返還 請求 が 相次ぎ 、 2010 年 に は 武富士 が 会社 更生 法 を 申請 する など 経営 悪化 に 苦しむ 事業 者 も 出 て き て いる 。 一方 、 銀行 が 消費 者 金融 を 傘下 に 収め たり 、 カード ローン 事業 を 展開 し 消費 者 金融 市場 で の 存在 を 現し て いる 。  高度 経済 成長 による 住宅 需要 の 増大 や 経済 発展 により 不動産 会社 は 盛ん に 住宅 団地 や ビル など を 建設 し 収益 を 伸ばし た 。 バブル 景気 に は 不動産 の 転売 による 含み益 や リゾート 施設 等 の 開発 を もと に 収益 を 伸ばし 、 さらに は 三菱地所 が アメリカ の ロックフェラー センター を 買収 する など 海外 で の 事業 も 拡大 し て いっ た 。 しかし 、 バブル 崩壊 で 地価 の 急落 が おこる と 多額 の 融資 を もと に 含み益 経営 を し て い た 不動産 会社 は 経営 が 悪化 し た 。  2000 年代 前半 に は 、 不動産 証券 化 の 手法 を 用い た ディベロッパー を 中心 に 売上 を 伸ばし 市況 は 活性 化 し た が 、 2007 年 に アメリカ合衆国 の サブプライムローン 問題 を 発端 に 世界 の 金融 資本 の 流れ に 変化 が おこり 、 2008 年 に は 資金繰り の 行き詰まり により 経営 破綻 し 民事 再生 法 を 申請 する 会社 が 出る よう に なり 、 また 、 不動産 投資 信託 の 破綻 も 出 始め た 。  美しい 自然 に 恵まれ 、 独特 の 文化 を もち 、 法隆寺 など の 古い 建物 に も 恵まれ て いる など の 要素 に 加え 、 近年 の 円 安 や 日本 ブーム も 加わっ て 外国 人 の 観光 客 が 増加 し て いる 。 また 、 テーマパーク 等 の 娯楽 施設 も 充実 し て いる ため 、 こう いっ た 施設 を 目的 に やってくる 外国 人 も いる 。 2003 年 より 、 政府 は 外国 人 観光 客 の 増加 を 進める 施策 で ある ビジット・ジャパン・キャンペーン を 実施 し て いる 。 外国 人 が 滞在 し やすい 環境 を つくる べく 、 ビザ の 要件 の 緩和 など を 進め て いる 。 景観 を 観光 資源 として とらえ 直し 、 よく 批判 さ れる 雑然 と し た 景観 を 改善 しよ う という 動き も ある 。  欧米 の 観光 客 は 頭打ち に なっ て いる こと から 、 東アジア 地区 から の 観光 客 に ターゲット が 置か れ て いる 。  欧米 人 が 好む 京都 ・ 奈良 など の 日本 情緒 は 、 同じ よう な 風土 ・ 文化 を もつ 東アジア 人 に はさ ほど 受け ず 、 逆 に 東京 ディズニーランド や ユニバーサルスタジオジャパン など が 、 アメリカ まで 行か ず に 済む ため に 格好 の 遊び場 として 人気 が ある 。 また 温泉 など も 、 旅館 など の 独特 の サービス が 好感 を もたれ て いる 。 北海道 は 、 台湾 、 韓国 、 中国 、 オーストラリア から の 観光 客 が 多い 。 台湾 や 華南 地方 で は 降雪 が 乏しく 、 韓国 は 雪 質 が 悪く 、 また オーストラリア は 季節 が 正 反対 で 自国 が 暑い 時期 に スキー を 楽しめる ため 、 北海道 や 信越 地方 の スキー ツアー も 人気 が ある 。 北海道 独特 の 風景 や 情緒 も 人気 が 高い 。 また 、 九州 は 地理 的 に 近い ため 、 台湾 や 韓国 から の 観光 客 が 増加 し て いる 。  総合 商社 は 日本 特有 の 業態 で あり 、 業界 第 一 位 の 三菱 商事 を はじめ 三井物産 、 住友商事 、 伊藤忠商事 など 商品 取扱い 高 として 世界 トップクラス の 売上 を 誇る 企業 が 複数 存在 する 。 従来 は 仲介 や 輸出入 に 関わる 手数料 ビジネス が 主体 で あっ た が 、 企業 の 垂直 統合 や 「 中 抜き 」 に 見 られる 商 習慣 の 変化 に 直面 し 、 現在 で は 資源 開発 へ の 直接 投資 や 企業 投資 を 経由 し た マーケット の 開拓 など 世界中 で 多く の 事業 を 行っ て いる 。  大手 専門 商社 に は 、 製造 会社 や 総合 商社 の 子会社 ・ 関連 会社 が 多い 。  問屋 は 、 日用 雑貨 や 食料 品 など の 流通 を 製造 業 と 小売 業 の 間 で 支え て いる 。 1970 年 頃 から 小売 量販 店 の 広域 ・ 大 規模 化 が 起こり 、 また 冷凍 ・ チルド 物流 の 広がり とともに 設備 投資 に 耐え られ ない 中小 卸 問屋 の 廃業 や 統合 が 進ん だ 。 1990 年 頃 から は 、 コスト 削減 の ため 大手 小売 店 が 問屋 を 通さ ず に 製造 業者 から 商品 を 直接 大量 に 仕入れる 中 抜き が 一般 化 し た ため 、 一部 の 業界 で は 合併 や 共同 配送 の 動き が 進ん だ 。  百貨店 は 高度 経済 成長 期 や バブル 景気 など に 全国 に 進出 し た 。 しかし 、 バブル 崩壊 による 消費 の 低迷 や 郊外 へ の 大型 SC 進出 で 全国 各地 で 次々 と 閉店 し た 。 しかし 最近 で は 、 大都市 で の 進出 ・ 増 床 等 も 相次い で いる 。 また 郊外 の 大型 SC に 出店 し たり し て 売上 を 伸ばし て いる 百貨店 も ある 。 ただ 少子 高齢 化 で 市場 規模 が 縮小 し て いる と 予測 さ れ て いる ため 、 大手 百貨店 の 統合 が 進ん で いる 。 阪神百貨店 は 村上 ファンド の TOB 提案 が あっ た ため 、 阪急百貨店 と 統合 し 阪急 阪神 ホールディングス 傘下 の エイチ・ツー・オー   リテイリング と なっ た 。 松坂屋 と 大丸 は J . フロント   リテイリング を 設立 し その 傘下 に 入り 、 社長 の 乱脈 経営 から 経営 不振 が 続い た 三越 と 伊勢丹 は 三越 伊勢丹 ホールディングス を 設立 、 経営 統合 を 進め て いる 。 ただ 世界 金融 危機 以降 は 高級 品 路線 を 進め て き た 百貨店 は アウトレットモール や ユニ クロ など の 格安 ファッション 店 など に 苦戦 を 強い られ て おり 、 リストラ や 不 採算 店舗 閉店 に 加え 価格 安価 な 商品 の 開発 ・ 販売 や 百貨店 へ の 格安 ファッション 店 の 誘致 など 新た な 客層 の 開拓 など が 行わ れ て いる 。  大型 スーパー で は 高度 経済 成長 期 から ダイエー が 「 価格 破壊 」 を スローガン に 事業 を 拡大 し 1972 年 に は 三越 を 抜き 小売 業 で 日本一 を 達成 し た 。 しかし 、 バブル 期 の 過剰 投資 で 経営 不振 に 陥り 産業 再生 機構 の 支援 の 後 に イオン 傘下 に 入り 経営 再建 が 進め られ て いる 。 バブル 崩壊 後 に は ダイエー の よう に 過剰 投資 や デフレ 不況 の 影響 も あり 、 マイカル や 西友 など 大型 小売 チェーン が 経営 悪化 に 陥り 、 他社 の 傘下 に 入り 再建 が 進め られ た 。 一方 、 イオン や セブン & アイ・ホールディングス が 郊外 へ の SC や コンビニエンスストア など へ の 進出 で 売上 を 伸ばし た 他 、 銀行 業 等 へ の 参入 や ファッション 店 など 専門 店 等 の 買収 を 進め た 。 しかし 、 2006 年 に まち づくり 3 法 が 改正 さ れ 大型 SC の 建設 が 難しく なっ て おり 、 都市 部 で の 小型 食品 スーパー の 展開 や 中国 ・ 東南アジア など へ の 進出 が 進め られ て いる 。 また 専門 店 と の 競争 激化 や デフレ 不況 の 影響 で 大手 スーパー 主要 店舗 形態 で あっ た 総合 スーパー   ( GMS )   は 経営 に 苦しん で おり 、 不 採算 店舗 の 閉鎖 や スーパー センター ・ ディスカウント ストア ・ 食品 スーパー など へ の 業態 変更 など が 進め られ て いる 。 2011 年 に は 、 イオン の 子会社 で GMS など を 展開 する イオン リテール が マイカル・イオンマルシェ を 吸収 合併 し 、 同時に GMS ブランド 統一 を 行っ た 。  食品 スーパー で は 、 メーカー など による 販売 協力 金 等 を 原資 に し た 商品 の 特売 で 客 を 集める の が 主流 と なっ て いる 。 また 地域 性 や オーナー 経営 者 が 多い こと など から 中小 規模 の スーパー も 多く 存在 し て いる 。 CGC や ニチリウ・ 八 社会 ・ AJS など の 共同 仕入れ 組織 が 設立 さ れ て おり 、 大手 と 引け を とら ない 規模 を 誇る 。 バブル 崩壊 や デフレ 不況 で 景気 が 低迷 する 中 も 食料 品 の 売上 規模 は 堅調 に 推移 し て き た 。 しかし 、 近年 は 店舗 数 の 増加 や 人口 減少 など により 競争 が 激化 し て いる 。 その ため 、 近年 で は ネット スーパー や 都市 部 で の 小型 スーパー など 成長 分野 へ の 進出 が 進ん で いる 。 また 、 イオン による マルナカ ・ 山陽 マルナカ の 買収 や アークス と ユニバース の 経営 統合 など 将来 難しい と さ れ て き た 業界 再編 も 進ん で いる 。  コンビニエンスストア は 、 1980 〜 1990 年代 ごろ から 急速 に 売上 を 伸ばし た が 、 コンビニエンスストア の 客 の 大きな 割合 を 占める 若者 の 数 が 減少 し て いる ため 売上 が 伸び悩ん だり 、 成長 が 鈍化 し て いる 。 その ため 大手 コンビニエンスストア は 、 野菜 など の 販売 を 行っ たり 、 100 円 ショップ を 展開 し たり と 客層 の 拡大 に 努め て いる 。 また 大手 コンビニ チェーン で は 新 興国 を 中心 に 海外 進出 も 進ん で いる 。  ドラッグストア で は 、 政府 による 医薬 分業 の 流れ で 調剤 薬局 が 医療 機関 の 付近 に 立地 する よう に なっ て いる 。 その ため 近年 で は 、 ドラッグストア で 処方箋 を 扱う 店 が 出 て き て いる 。 また 、 2009 年 の 薬事 法 改正 を 受け て 登録 販売 者 が いれ ば 薬剤師 が い なく て も コンビニエンスストア など で 大半 の 医薬品 を 扱える よう に なり 、 ローソン と マツモトキヨシ が 共同 店舗 の 開発 を 進める など コンビニエンスストア と ドラッグストア の 提携 が 進ん で いる 。  家電 量販 店 で は 、 近年 激しい 価格 競争 で 、 家電 メーカー と の 価格 交渉 力 を つける ため 規模 の 拡大 が 不可欠 と なっ て おり 、 業界 の 再編 が 進ん で いる 。 また 、 ヤマダ電機 や ビックカメラ など で は 家電 だけ で なく 日用 雑貨 や ゲーム 機 、 おもちゃ など 多種 の 商品 を 扱う など バリエーション の 拡大 を 進め て いる 。  100 円 ショップ は 、 90 年代 の デフレ 不況 など の 影響 を 受け 急 成長 し た 。 以前 は 品質 が 低く 供給 が 不安定 だっ た が 、 プライベートブランド 商品 の 大量 生産 委託 で 品質 の 向上 や コスト 削減 、 供給 の 安定 を 図っ て いる 。 また 、 海外 へ の 進出 や 200 円 や 300 円 など 100 円 で ない 幅広い 価格 帯 の 商品 を 取り扱い を 始め たり し て いる 。  ホームセンター で は 、 同 業態 間 の 競争 だけ で なく スーパー や 100 円 ショップ など 他 の 業態 と の 競争 が 激化 し て いる 。  近年 、 国民 一 人 当たり の 可 処分 所得 の 減少 に 伴い 、 どの 業態 において も 価格 競争 が 激化 し て いる 。 その ため 、 プライベートブランド   ( PB )   の 開発 や 他 の 業態 へ の 進出 、 東南アジア ・ 中国 など を 中心 と し た 海外 へ の 進出 など の 動き が 進ん で いる 。  航空 業界 は 国土 交通省 （ 旧 ・ 運輸省 ） の 規制 下 に あり 、 その 中 で 自民党 運輸 族 が 主導 し て 採算 度外視 で 地方 空港 を 乱立 さ せ て いっ た 。  航空 運輸 で は 国内線 で は 全日本空輸 、 日本航空 の 寡占 状態 で ある が 、 近年 は スカイ マーク 、 エア・ドゥ など 新規 参入 や 新幹線 ・ 高速 道路 の 整備 により 大都市 間 の 航空 路線 で は 航空 会社 が 次々 と 料金 を 値下げ 、 サービス 向上 など を 行っ た 。 その 一方 で 航空 会社 は 、 石油 高騰 の 影響 や 不況 の 影響 を うけ て おり 各社 は 路線 再編 や 機体 の 軽量 化 ・ 小型 化 を 進め て 影響 を 抑えよ う と し て いる 。  世界 金融 危機 _( 2007 年 -) 以降 の 需要 減 を 受け 、 日本航空 の 経営 難 が 深刻 化 し た 。 2009 年 8 月 に は 金子 一義 ・ 国土 交通 大臣 は 有識者 会議 を 開催 し た ものの 、 2009 年 の 衆議院 選挙 で 麻生 内閣 から 鳩山 由紀夫 内閣 に 政権 交代 が あっ た こと により 白紙 、 前原 誠司 ・ 国土 交通 大臣 の もと で 行わ れ た JAL 再生 タスクフォース による 再生 計画 も 頓挫 し た 。 最終 的 に は 、 2010 年 1 月 19 日 、 日本航空 と 子会社 の 日本航空 インターナショナル 、 ジャルキャピタル の 三 社 は 会社 更生 法 を 申請 、 受理 さ れ た こと により 、 企業 再生 支援 機構 を スポンサー に 経営 再建 の 道 を 図る こと と なり 、 2010 年 11 月 30 日 、 東京 地方裁判所 が 更生 計画 を 認可 、 日本航空 インターナショナル は 減資 ならびに 企業 再生 支援 機構 を 株主 に 増資 を 実施 、 同時に 日本航空 インターナショナル を 存続 会社 に 日本航空 （ 持株 会社 ） と JAL キャピタル を 吸収 合併 、 2011 年 3 月 28 日 に は 更生 手続 の 終結 が 東京 地裁 より 認め られ た 。  鉄道 運輸 で は 国鉄 民営 化 後 に 地方 の 不 採算 路線 が 次々 と 姿 を 消し たり 、 一部 は 第 三 セクター 鉄道 に 転換 し たり し た 。 しかし 第 三 セクター 鉄道 に 転換 し た 路線 も 一部 を 除け ば 赤字 状態 で 廃止 も 相次い で いる 。 大都市 の 私鉄 は 、 外国 人 観光 客 の 増加 により 一時期 の 低迷 を 脱し つつ ある ほか 、 百貨店 など の 商業 施設 を 建設 ・ 改装 し 収益 を 拡大 しよ う と し て いる 。 JR は 本州 の 旅客 会社 3 社 （ JR 東日本 ・ JR 東海 ・ JR 西日本 ） が 民営 化 を 実現 し 、 JR 九州 も 2016 年 に 上場 する 予定 で ある 。 一方 、 三島 会社 の うち JR 北海道 ・ JR 四国 の 2 社 は 人口 減少 による 利用 者 減少 や 民営 化 の 際 に 設け られ た 経営 安定 基金 の 運用 低迷 など で 株式 上場 の 見通し が つい て い ない 。 路面 電車 は 全国 で 運行 さ れ て い た が モータリゼーション の 進行 とともに 廃止 が 相次い だ 。 しかし 過度 の モータリゼーション による スプロール 化 や 交通 弱 者 の 問題 から 見直さ れ 、 新た に 設置 を 検討 し たり 計画 し て いる 地方自治体 が ある 。  バス 運輸 は 全国 各地 に 路線 が あり 、 通勤 ・ 通学 、 身近 な 用事 など で 利用 さ れ て いる 。 特に 自動車 を 持た ない お 年寄り にとって は 重要 な 交通 手段 と なっ て いる ところ も ある 。 しかし 、 地方 を 中心 に 利用 者 が 少なく 赤字 で ある 路線 も 多く 、 そういった 路線 は 地方 公共 団体 の 補助 金 ・ 支援 や 都市 間 を 結ぶ 高速 バス の 黒字 で 路線 バス の 赤字 を 補填 し 運転 を し て いる ところ が 少なく ない 。 しかし 、 近年 の 規制 緩和 による 新規 参入 や 低額 な ツアー バス の 台頭 など で 収益 が 減少 し 路線 の 縮小 ・ 廃止 、 さらに は バス 会社 の 倒産 が 起こっ て いる 。 廃止 さ れ た バス 路線 を 地方自治体 が 継承 し 運行 を 続ける ところ も ある が 近年 の 地方自治体 の 財政難 から 運行 を 続ける こと が 難しく なっ て いる ところ が 多い 。 また 2009 年 から 景気 対策 の 一環 で 始まっ た 高速 道路 の 割引 で は 、 高速 バス 利用 者 の 減少 や 高速 バス の 到着 に 遅れ が 生じる など の 影響 が 生じ て いる 。  フェリー 運輸 は 昔 、 本州 や 北海道 や 四国 、 九州 を 結ぶ 路線 が 多く 存在 し た 。 しかし 青函 トンネル 、 関門 トンネル ・ 関門 橋 、 本州 四国 連絡 橋 が 整備 さ れ た こと で これら の 航路 は 減少 し た が トンネル や 橋 の 通行 料 が 高い ため に 利用 料 の 安い フェリー 運輸 を 利用 する 人 も 多く 今 でも 多く の 航路 が 存在 し て いる 。 しかし 、 2009 年 から の 高速 道路 の 料金 割引 で 本州 四国 連絡 橋 など 高速 道路 と 航路 が 競合 する エリア で は 、 利用 者 が 減少 し 航路 の 撤退 や 縮小 が 起き て いる 。  タクシー は 小泉 内閣 による 規制 緩和 で 新規 参入 や タクシー 車両 の 増加 が 進み 、 初乗り 「 ワン コイン 」 （ 500 円 ） タクシー が 登場 する など 価格 値下げ が 進ん だ 。 しかし その 一方 で 不況 が 続き 利用 客 の 増加 が 難しい 中 で 競争 が 激化 し た こと で 乗務 員 の 収入 が 減少 し 労働 環境 の 悪化 が 深刻 に なっ て いる 。 その ため 、 国土 交通省 で は 車両 数 が 増大 し て 競争 が 激化 し た 地域 を 「 特定 地域 」 に 指定 し 、 タクシー 適正 規模 など を 話し合う 場 を 設ける など 対策 を 進め て いる 。  海運 は 、 加工 貿易 を 行う 日本 にとって 重要 で あり 資源 の 輸入 、 自動車 ・ 鉄鋼 など 輸出 に は ほとんど の 場合 は 海運 が 利用 さ れ 、 貿易 において 重要 な 役割 を 担っ て いる 。 内 航海 運 も 沿岸 に 立地 する 工業 地帯 の 多い 日本 で は 大きな 存在 で ある 。 主 な 会社 として 日本 郵船 、 商船 三井 、 川崎汽船 など が ある 。  航空 運輸 は 、 費用 が 高い ・ 重厚 の もの は 運べ ない という デメリット が あり 貨物 運輸 で 大きな 地位 が ある と は 言え ない が 、 半導体 など 軽量 ・ 小型 で 商品 価値 が 高い 工業 製品 や 魚介 類 など 新鮮 さ が 求め られる 商品 の 輸送 に は 航空 輸送 が 重宝 さ れ て いる 。  トラック 運輸 は 、 高速 道路 の 全国 的 な 整備 とともに 成長 し た 。 日本 の 生産 技術 として よく 知ら れる ジャストインタイム 生産 システム は トラック 輸送 の 強み を 生かし て いる 。 しかし 、 トラック に 偏重 し た 日本 の 運輸 は 、 交通 事故 の 増加 や 幹線 道路 周辺 の 大気 汚染 、 二酸化炭素 の 排出 量 増加 など を 招い た 。 その ため 、 運送 の 一部 を トラック 輸送 から 鉄道 ・ 船舶 による 輸送 に 切り替える 企業 も 現れ て いる 。  鉄道 運輸 は 、 かつて は 大きな 割合 を 占め て い た が 、 トラック 輸送 の 発達 とともに 減少 し て いる 。 しかし 、 鉄道 輸送 が トラック 輸送 と 比べ エネルギー 消費 が 少ない こと 、 環境 に 負担 が かから ない こと から 見直さ れ て おり 、 JR 貨物 で は 、 貨物 輸送 の 高速 化 ・ 効率 化 を 進め て いる 。  電力 業 は 、 第 二 次 世界 大 戦前 に 国家 総動員 の 名 の もと に 政府 が 電力 を 統制 下 に 置く なか 、 日本 発 送電 株式会社 が 設立 さ れ 独占 し て 電気 を 供給 し て い た が 、 戦後 「 電力 の 鬼 」 と 呼ば れ た 松永 安 左 エ 門 主導 の もと 1951 年 に 地域 独占 を 認め た 9 電力 体制 （ 北海道電力 、 東北電力 、 東京電力 、 中部電力 、 北陸電力 、 関西電力 、 中国電力 、 四国電力 、 九州電力 の 9 社 、 沖縄電力 が 入り 10 社 体制 に なる の は 沖縄 返還 後 ） および 半官半民 の 電源 開発 が 確立 さ れ た 。 高度 経済 成長 期 の 電力 需要 の 増大 に 伴い 、 9 電力 会社 は 水力 発電 から 火力 発電 を 主体 と し た 発電 体制 （ 水 従火主 ） を 敷く こと に なっ た 。 また 、 1955 年 に は 原子力 基本 法 が 制定 さ れ 、 原子力 の 平和 利用 を 推進 し 、 1966 年 に は 日本 初 の 原発 で ある 東海 発電 所 （ 茨城 県 東海 村 ） が 営業 運転 を 開始 し た 。 オイルショック 以降 、 原油 価格 の 高騰 に 対抗 す べく 9 電力 会社 も 原発 建設 に 着手 し 各社 とも 発電 における 原発 の 構成 比 を 高め て いっ た 。  1990 年代 に 入る と 、 電力 自由 化 の 流れ により 参入 規制 が 緩和 さ れ た こと で 新規 参入 が 増加 し た が 、 主力 の 火力 発電 が 燃料 費 （ 原油 ） の 高騰 による 撤退 が 相次ぎ 、 コジェネレーションシステム を 利用 し た 一部 の 大 規模 な 工場 や ショッピング センター など へ の 電力 供給 に とどまっ て いる 。  鳩山 由紀夫 （ 首相 当時 ） が 2010 年 3 月 6 日 、 地球 温暖 化 防止 の ため に 原発 推進 を 主張 し 、 原発 へ の 機運 が 高まる 中 、 東北 地方 太平洋 沖 地震 の 津波 と それ による 電源 喪失 など により 福島 第 一 原子力 発電 所 で は 炉心 溶融 を 伴う 放射 性 物質 の 流出 事故 が 発生 （ 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 、 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 の 経緯 、 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 の 経緯   ( 2011 年 4 月 以降 )）、 東京電力 管内 で は 電力 不足 から 輪番 停電 を 3 〜 4 月 に 実施 、 菅 直人 首相 が 中部電力 の 浜岡 原子力 発電 所 の 全 原子 炉 停止 を 要請 し た こと により 運転 が 停止 し た 。 2015 年 川内原 発 が 新 基準 で 運転 を 再開 し た 。  ガス 業 は 、 一部 の 都市 や 地域 で は 都市 ガス 事業 者 によって 都市 ガス が 供給 さ れ て いる が 、 それ 以外 の 地域 で は プロパンガス 事業 者 によって プロパンガス が 供給 さ れ て いる 。 都市 ガス 事業 者 の ほとんど は 私企業 で ある が 、 仙台 市 ガス 局 など 一部 は 地方 公営 企業 の 形態 を とっ て いる 。 また 2017 年 に は 都市 ガス の 小売り 全面 自由 化 と なっ た 。  水道 業 で は 、 水道 の 供給 は ほぼ 地方 公共 団体 や 地方 公営 企業 （ 水道局 ） によって 行わ れ て いる 。 近年 、 全国 の 上下水道 管 の 老朽 化 が 進ん で おり 、 総 延長 の 6 . 2 % に当たる 約 38000 キロ の 水道 管 が 法定 耐用 年数 の 40 年 を 超え て いる 。 しかし 、 近年 の 地方自治体 の 財政難 から 更新 は 難しく 近年 で は 近隣 自治体 と の 水道 事業 の 統合 や 民間 企業 へ の 移管 を 行う 自治体 も 出 て き て いる 。 一方 、 日本 の 水道 は 漏水 率 が 低い など 高い 技術 を 持っ て おり 途上 国 で の 水 需要 が 伸びる 中 、 総合 商社 や 水道 関連 メーカー など と共に 海外 で の 水道 ビジネス に 乗り出す 地方自治体 の 水道 事業 者 も 出 て き て いる 。  2000 年 頃 、 ブロード バンド 接続 環境 の 普及 が IT バブル 崩壊 後 、 一時 的 に 停滞 し た が 、 その後 すぐ に 回復 基調 に 乗っ た 。  2006 年 時点 で は 、 世界 で 最も 安く 性能 の よい 情報 通信 インフラ が 整備 さ れ て いる 。 特に DSL 技術 や FTTH は 日本 が 世界 で 最も 進ん で いる 。 また 携帯 電話 網 と 情報 通信 網 の ネットワーク が 進ん で いる 。  コンピューター 、 とくに パーソナルコンピュータ が 普及 し て いる 。 コンピュータ で は 、 世界 的 に 高速 な スーパーコンピュータ として 知ら れる 地球 シミュレータ が 建造 さ れ 、 近年 で は 一時 世界一 と なっ た スーパーコンピューター 「 京 」 など も 建造 さ れる など 、 技術 的 に 高い 水準 を 持つ 。 また 、 元来 、 日本 企業 が 家電 製品 を 得意 と する ため 、 情報 家電 と 呼ば れる 付加 機能 の 付い た 家電 製品 の 分野 が 開け た 。  ユビキタスコンピューティング は 、 日本 が 世界 で 最も ユビキタス 社会 が 進ん で いる と 言わ れ て いる 。 発達 し た 携帯 電話 を 中心 と する 携帯 機器 と 、 インターネット で つながっ た パソコン の ほか 、 遍在 する 情報 機器 、 RFID （ 電子 タグ ） など の インフラ を 連動 さ せる こと で 、 日常 の 生活 に 浸透 し つつ ある 。  ソーシャル・ネットワーキング・サービス で は 、 mixi の ユーザー 数 が 2010 年 4 月 に 2000 万 人 を 突破 する など 利用 者 数 が 増加 し て おり 、 facebook や twitter など 海外 SNS の 日本 市場 へ の 参入 も 進ん で いる 。 近年 は SNS 上 で プレイ する ソーシャルゲーム 市場 が 拡大 し て おり 、 ソーシャルゲーム 市場 は 2011 年 に は 2000 億 〜 3000 億 円 の 市場 規模 に 成長 する と 言わ れ て いる 。 日本 で は ソーシャルゲーム の 分野 で は GREE を 運営 する グリー   ( 企業 ) と Mobage を 運営 する ディー・エヌ・エー が 激しい 競争 を 繰り広げ て いる 。 国内 SNS で は 利用 者 の 拡大 を 求め て 海外 進出 ・ 海外 SNS など と の 提携 や アプリ 開発 促進 の ため プラットフォーム の オープン 化 を 進め て いる 。  こうした IT は ベンチャー キャピタル の 投資 分野 比率 において 、 2011 年度 に 22 . 8 ％ だっ た の が 2012 年度 に 59 . 5 ％ へ 急増 し た 。 近年 は ブロック チェーン 関連 需要 で 株価 上昇 など の 際立っ た 動き が 見える 。  情報 産業 の 隆盛 の 一方 、 IT 土方 や IT ゼネコン 等 日本 の 情報 産業 の 構造 が 問題 視 さ れる よう に なっ て いる 。  新聞 業界 は 、 一般 紙 において は 戸別 宅配 制度 や 新聞 販売 店 による 営業 によって 新聞 普及 率 ・ 発行 部数 において 世界 3 位 と 世界 的 に も 高い 新聞 購読 率 を 誇っ て いる 。 また 全国 紙 を 発行 する 5 社 （ 読売新聞 グループ 本社 ・ 朝日新聞社 ・ 毎日新聞社 ・ 日本経済新聞 ・ 産業経済新聞社 ） が 大手 民間 の キー 局 など と 資本 関係 を 持っ て おり テレビ 業界 へ も 強い 影響 を 持っ て いる 。 だが 、 近年 は インターネット の 普及 や 活字 離れ など の 影響 で 近年 購読 部数 の 減少 が 続い て おり 、 2017 年 に は 1 世帯 当たり の 新聞 購読 部数 が 1 部 を 割り込み 0 . 75 部数 に なっ て いる 。 地方 紙 など も 含め 新聞 業界 で は 夕刊 紙 の 廃止 ・ 人件 費 削減 など の コスト 削減 や インターネット で の 記事 ネット 配信 など を 進め て いる 。  テレビ 業界 で は 近年 、 これ まで の 地上波 放送 だけ で なく BS 放送 ・ CS 放送 など の 衛星 放送 ・ ケーブル テレビ の 普及 によって テレビ の 多 チャンネル 化 が 進ん で いる 。 地上波 で は NHK と 民放 の キー 局 5 社 （ フジテレビジョン ・ 日本テレビ 放送 網 ・ TBS テレビ ・ テレビ朝日 ・ テレビ東京 ） が 大きな 力 を 持っ て おり 、 地方 の 系列 局 を通して 全国 に テレビ 放送 を 行っ て いる 。 1980 年代 後半 以降 、 テレビ の 視聴 時間 は 増加 に 転じ て おり 長時間 テレビ が 見 られる 傾向 が 続い て いる 。 しかし 、 インターネット の 普及 など によって 若年 層 を 中心 に テレビ 離れ が 加速 し て おり 、 テレビ の 視聴 率 低迷 や 景気 低迷 で テレビ局 の 経営 環境 は 厳しく テレビ局 の 主要 な 収入 で ある テレビ 広告 費 は 年々 減少 傾向 に ある 。 近年 は 、 キー 局 を 中心 に ネット と の 融合 を 進め て おり 、 番組 の ネット の 配信 や ネット を 活用 し た 番組 作り など が 進め られ て いる 。  ラジオ 業界 は 1960 年代 の テレビ の 普及 に 伴い ラジオ 離れ が 加速 し た が 深夜 放送 など 番組 改編 によって 持ち直し 現在 も メディア として 一定 の 存在 感 を 持っ て いる 。 1960 年代 以後 も FM 放送 局 を 中心 に ラジオ 局 の 開局 が 行わ れ た 。 1980 年代 に なる と 規制 緩和 の 影響 を 受け て 放送 範囲 を 市区 町村 など 狭い 範囲 で の 放送 を 行う コミュニティ 放送 局 の 開局 が 増加 し た 。 テレビ など 他 の 既存 メディア と 同様 に ネット の 普及 など で 再び ラジオ 離れ が ささやか れ て いる 。 テレビ 業界 と 同様 に ネット と の 融合 が 進め られ て いる 。  出版 業界 は 1996 年 まで 出版 物 の 販売 が 増加 し 1989 年 に は 2 兆 円 を 突破 する など 成長 が 続い て き た 。 しかし 、 近年 は 活字 離れ や メディア の 多様 化 の 影響 など で 出版 不況 が 続い て おり 、 2017 年 の 出版 物 販売 額 は 1 兆 3 , 701 億 円 と 13 年 連続 低下 し ピーク の 1996 年 から 1 兆 円 減少 し て いる 。 特に 雑誌 は 購読 部数 の 減少 で 広告 収入 の 減少 に も 繋がっ て おり 、 近年 雑誌 の 休刊 ・ 廃刊 が 進ん で いる 。 ネット を 活用 し た デジタル 雑誌 の 発行 や 付録 など 工夫 を 凝らし た 雑誌 の 発行 など の 取り組み が 行わ れ て いる 。  コンテンツ 産業 は 、 メディア 産業 と も 呼ば れる 。 日本 の コンテンツ 産業 の 市場 規模 は 12 兆 5246 億 円 で ある 。  規模 の 大きな 領域 として 、 テレビ 番組 、 新聞 、 雑誌 、 カラオケ など が ある 。 映画 、 ビデオ など の 映像 関連 は 比較的 規模 が 小さく 、 今後 の 産業 育成 が 期待 さ れる 。  日本 映画 （ 邦画 ） は 、 昭和 30 年代 の テレビ 普及 とともに 長期 凋落 傾向 が 続い た が 、 近年 復活 の 傾向 が 見 られる 。 しかし 、 現在 でも 一部 の 監督 作品 および 分野 を 除い て は 世界 的 な 普及 に は 至っ て い ない 。 テレビ 番組 は 、 高度 な 技術 、 豊富 な 資金 および アイデア を 背景 に アジア を 中心 に 受け入れ られ た が 、 近年 は 陳腐 化 が 進ん だ と さ れる 。  アニメ 、 漫画 、 映画 など の 輸出 が 増え 、 コンテンツ 輸出 総額 だけ で   1 兆 円 を 超える 産業 に 育っ て いる 。 アニメ の コンテンツ 輸出 が 活発 で 、 その 流れ で 漫画 の 輸出 額 も 増え て いる 。 アニメ は 、 世界 の アニメーション 産業 の 6 割 の シェア を 占め て いる ほか 、 ストーリー 、 技術 共 に 他国 の それ を 格段 に 凌い で いる こと から 、 世界 から 注目 を 浴び て いる 。 アニメ 産業 は 、 低 賃金 ・ 長時間 労働 ・ 高 リスク という 構造 的 な 問題 から 、 下請け 先 を 海外 に 見いだす など 、 空洞 化 が 懸念 さ れ て いる 。 また 、 ファン サブ 等 の 著作 権 侵害 による 被害 も 問題 と なっ て いる 。  パチンコ 産業 は 、 2017 年 現在 19 兆 5 , 499 億 円 と 余暇 市場 において 27 . 9 % を 占め て いる 。 しかし 、 パチンコ へ の 規制 強化 や 娯楽 の 多様 化 など の 影響 で 近年 低迷 傾向 に ある 。 パチンコ 店 で は 、 1 円 パチンコ など 低 価格 で 遊べる パチンコ 台 を 導入 する など 初心者 客 の 獲得 を 進め て いる 。  テーマパーク ・ 遊園 地 は 、 バブル 景気 期 に 制定 さ れ た 総合 保養 地域 整備 法 の 後押し も あり 全国 各地 で 多く の テーマパーク ・ 遊園 地 が 開業 し た 。 しかし 、 バブル 崩壊 で 入場 者 が 減少 し 東京 ディズニーランド 、 ユニバーサル ・ スタジオ ・ ジャパン など 一部 の 施設 を 除き 多く の 施設 が 経営 不振 に 苦しむ こと に なっ た 。 2003 年 に ハウステンボス が 会社 更生 法 を 申請 する など 全国 各地 で リゾート 施設 の 倒産 ・ 閉鎖 が 相次い だ 。  教育 サービス は 、 小中学生 で は ゆとり 教育 による 学力 低下 の 懸念 から 学習 塾 に 通っ たり 通信 教育 を 受け たり 、 家庭 教師 を 雇う など 学校 以外 で 何 か 勉強 を し て いる 小中学生 が 増え て いる 。 大人 で は 就職 や 転職 に 有利 な こと から 資格 や 検定 等 を 取得 する ため の 通信 教育 を 受講 する 人 も 増え て いる 。 ただ 今後 の 少子化 の 進行 で 学習 塾 や 予備校 など は 競争 が 激化 する こと が 予想 さ れ 、 統合 や 提携 が 相次い で いる 。  郵便 サービス は 、 特定 信書 便 で は 郵便 事業 株式会社 以外 の 企業 が ある程度 参入 し て いる が 一般 信書 便 は 参入 条件 が 厳しく 一般 信書 便 事業 は 郵便 事業 会社 が 独占 状態 で ある 。  宅配 便 サービス で は 1980 年代 から 急速 に 取り扱い 量 を 増やし 、 それ まで あっ た 郵便 小包 や チッキ は 急速 に 衰退 し て いる 。 取扱 量 増加 と共に クール 便 や 配達 日 指定 など さまざま な サービス が 生まれ て いる 。 取扱 量 で は ヤマト運輸 ・ 佐川急便 の 2 社 が 大きく 3 位 以下 を 引き離し て いる 。  外食 サービス は 、 今 で は ファミリーレストラン や ハンバーガー ショップ 、 外国 料理 店 など さまざま タイプ の 店舗 が あり 、 核 家族 化 や 女性 の 社会 進出 など の 影響 も あり およそ 25 兆 円 の 市場 規模 まで 成長 し た 。 しかし 、 景気 悪化 や 独身 世帯 の 増加 等 により 先細り の 傾向 に あり すかいらーく の よう に 大 規模 な 店舗 改革 や ブランド の 廃止 など が 行わ れ て いる 。  福祉 サービス は 、 高齢 化 社会 の 進行 から 老人 向け の 介護 ・ 介助 サービス が 成長 し て いる 。 ただ 重労働 で 時間 シフト の 厳しい 職種 で あり ながら ひじょうに 低 賃金 で 人材 確保 に 苦戦 し て おり 、 施設 を 建て た のに 職員 が 不足 し て いる 福祉 施設 も 多い 。 その ため 、 国 で は 介護 報酬 の 引き上げ を 行っ て いる が 運営 に 苦戦 し て いる 事業 所 も 多く 、 なかなか 人件 費 アップ に は つながっ て い ない 。 また 将来 的 な 福祉 従事 者 の 不足 に 備え 、 外国 人 労働 者 を 介護 福祉 士 として 養成 する 政策 も 行わ れ て いる が 、 漢字 や 専門 用語 を 大量 に 含む 日本語 による 資格 試験 の 壁 や 出題 難 度 の 高 さ 、 実務 経験 の 要求 や 1 回 の 試験 で 合格 し なけれ ば 本国 に 返さ れる など の 制約 条件 の 高 さ から 日本 で の キャリア パス が 期待 でき ない と 敬遠 さ れる 傾向 に あり 、 定着 率 も 低い 。  人材 派遣 ・ 業務 請負 サービス は 、 規制 緩和 の 影響 や 企業 が コスト 削減 の ため に 非 正規 社員 を 積極 的 に 採用 し た ため に 成長 し た 。 しかし 違法 な 偽装 請負 など の 問題 が 発生 し て いる 。 また 、 景況 悪化 と 法律 の 改正 によって 撤退 ・ 廃業 が 相次ぎ 、 業界 自体 の 存在 が 危うく なり つつ ある 。  性 風俗 産業 は 5 兆 円 超 の 規模 で ある 。 アダルトビデオ 業界 は 国内 総 生産 の 1 % を 占め 、 日本 国外 で も 人気 を 博し て いる 。  1980 年代 以降 、 円 高 を 契機 に 、 人件 費 の 抑制 など を 目的 として 生産 拠点 を 国内 から 海外 に 移転 する 「 空洞 化 」 が 深刻 化 し て いる 。 近年 は カントリー リスク 回避 や 新 興国 の 賃金 上昇 など で 日本 に 生産 拠点 を 移す 企業 も ある 。  バブル 期 における 過剰 融資 と バブル 崩壊 による 担保 価値 の 減少 で 、 銀行 は 多額 の 不良 債権 を 抱える に 至っ た 。 2000 年 以降 は 金融 再生 プログラム を 初め として 不良 債権 処理 が 進み 、 銀行 は 多額 の 増資 や 貸 倒引当 金 積み立て を 行い 、 その後 の 景気 回復 により 都市 銀行 について は ほぼ 解消 さ れ つつ ある 。 しかし 現在 でも 20 以上 の 金融 機関 が 預金保険機構 による 資本 増強 （ 公的 資金 注入 ） を 受け て いる 。  日本 は 欧米 に 比べ て 起業 件数 が 少ない 。 原因 として 、 日本 で は 資金 の 調達 先 が 金融 機関 に 限ら れ やすい こと が 挙げ られる 。 起業 経験 の ない 人 が 金融 機関 から 資金 調達 する の は 難しく 、 起業 し て 失敗 する と 多額 の 借金 を 抱え やすい から で ある 。 2004 年 に 政府 は 対策 として 法 改正 を 行い 、 1 円 から 起業 可能 に する とともに 経営 の サポート 体制 も 構築 し た が 、 効果 は 未知数 で ある 。  戦後 高度 経済 成長 期 にかけて 、 太平洋 ベルト を 中心 と し た 都市 部 へ の 人口 集中 が 続い た 。 高度 経済 成長 以降 は 、 首都 ・ 東京 へ の 一極 集中 が 加速 し 、 地方 の 農業 や 地場 産業 の 衰退 に 伴っ て 、 「 過疎 と 過密 」 の 国土 が 形成 さ れ た 。 そして 、 「 平成 不況 」 が 到来 する と 、 より 一層 、 東京 一 極 集中 が 加速 し て いる 。  高度 経済 成長 期 の 地方 に は 、 支店 や 営業 所 が 立ちならぶ 「 支店 経済 都市 」 と 、 特定 企業 の 工場 が 立ち 列ぶ 「 企業 城下町 」 が 増加 し た 。  列島 改造 論 以降 、 道路 整備 を 中心 に 行わ れ た 公共 投資 は 、 モータリゼーション を 深化 さ せ 、 地方 都市 において 中心 市街地 の 衰退 を 招い た が 、 自然 破壊 や 地元 へ の 維持 費 の 負担 など 弊害 が 多く 目立ち 、 景気 対策 として も 思う よう な 効果 を 招か なかっ た という 批判 が 高まり 、 公共 投資 は 圧縮 さ れる よう に なっ た 。 公共 事業 という 主要 産業 を 失っ た 地方 で は 、 建設 業 が 農業 や 福祉 産業 に 転じる など の 動き が 見 られる 。  東京 一 極 集中 は 、 バブル 経済 崩壊 後 の 不景気 を 経 て 加速 し て おり 、 特に 山手 線 内 と その 沿線 で は 、 オフィス ビル や 高層 マンション の 建設 など 、 民間 建設 投資 が 活発 に 行わ れる よう に なっ た （ 都心 回帰 ） 。 これ に 伴っ て 、 東京 都心 から 離れ た 地域 で は 、 住民 の 高齢 化 と 人口 減少 に 悩む 都市 が 現れ て いる （ 小田原 、 春日部 、 土浦 など ） 。  一方 で 小泉 純一郎 首相 ・ 竹中 平蔵 経済 財政 担当 大臣 ・ 奥田 碩 経団連 会長 が 推進 する 市町村 合併 や 地方 交付 税 の 削減 により 、 全国 各地 の 中小 都市 や 村落 は 、 役場 の 雇用 や 自治 権 の 喪失 など によって 、 衰退 に 拍車 が 掛かっ て いる 。  さらに は 、 安土 桃山 時代 まで は 首都 圏 として 、 文化 ・ 経済 の 各面 で 日本 を リード し て 来 た 京阪神 まで も が 、 相次ぐ 本社 の 東京 へ の 移転 により 、 弱体 化 に 悩まさ れ て いる 。  そして 、 東京 以外 でも 、 中央 省庁 の 出先 機関 が 集中 する 都市 （ 札幌 、 仙台 、 名古屋 、 広島 、 福岡 ） は 、 中央 省庁 の 出先 機関 に 引き つられ て 企業 の 支店 が 密集 し 、 「 ミニ 東京 」 と 化し て 一 極 集中 が 加速 し て いる 。  国内 総 生産 から 見る と 、 製造 業 の 影響 が 大きい 。  国内 総 支出 から 見る と 、 米国 に 比べ 輸出 の 割合 が 大きい 。 個人 消費 は 、 1990 年 後半 から 伸び悩ん で いる 。  潜在 成長 率 は 、 団塊 世代 の 大量 退職 や 総 人口 減少 により 、 次第に 低下 し て いく と の 見方 が ある 。 一方 で 生産 性 の 向上 や 、 高齢 者 、 主婦 など の 非 労働 力 人口 を 労働 力 化 する こと によって 、 成長 が 確保 できる という 意見 も ある 。  日本 は 1993 年 に 国民 一 人 当たり 国内 総 生産 （ 名目 GDP ） が 世界 第 2 位 で あっ た が 、 徐々に 下落 を 続け 、 IMF 発表 で 、 2016 年 推計 は 24 位 まで 低下 し た 。 高齢 化 社会 到来 と共に 日本 衰退 の 兆し で ある と する 意見 が ある 。 しかし 近年 ユーロ 高 が 続き 、 それ が GDP 統計 に 反映 さ れ 欧州 各国 の 順位 が 高め に なっ て いる 面 も ある 。 さらに 日本 は 近年 、 輸出 産業 の ため に 円 安 政策 を とっ て いる ため 、 これ が ドル で 計算 さ れる GDP を 低く し て いる と の 指摘 が ある 。  アジア の 中 で は 日本 は 長年 1 位 を 保持 し て き た が 、 IMF の 発表 で は 2007 年度 は シンガポール に 抜か れ 、 アジア 2 位 に 転落 し た 。 また IMF 発表 の 2008 年 確報 値 で は ブルネイ が 上回り 、 その後 円 高 を 受け て 日本 が 逆転 し た ものの 、 2013 年 以降 の 円 安 政策 によって 再び ブルネイ が 逆転 し た 。 更に 、 ブルネイ は 所得 税 が なく 、 教育 費 、 医療 費 も 無料 の ため 、 実際 の 生活 水準 で は 日本 より 上 で 、 世界 最高 水準 に ある と 見 られる 。  また 労働 時間 の 面 から も 、 OECD の 2006 年 統計 で は 日本 の 平均 労働 時間 は 1775 時間 で あり 、 国際 水準 と 比較 し 長く 、 統計 に サービス 残業 は 含ま れ て い ない ため 、 労働 時間 当たり の GDP は さらに 低い 計算 と なる 。  国民 1 人 当たり GDP は 金融 センター や 貿易 センター を 抱える 都市 国家 型 の 経済 と 領域 国家 型 の 経済 を 単純 比較 する の に は 限界 が あり 、 また 近年 の ユーロ 高 や 円 安 政策 など さまざま な 要因 が ある が 、 世界 経済 に 占める 2010 年度 の 名目 GDP 総額 割合 は 8 . 7 % と 前年 比 で 0 . 1 ポイント 低下 、 1994 年   ( 17 . 9 %)   の 約 半分 と 、 1990 年代 と 比較 し 、 国際 社会 で の 日本 経済 の 購買 力 低下 は 鮮明 と なっ て いる 。  日本 の 公的 債務 は 、 とくに 1990 年代 に 入っ て 増加 の 一途 を たどっ て いる 。 これ について は 、 1990 年代 以降 の 不況 による 税収 の 低迷 、 不況 対策 の ため の 財政 政策 （ 公共 事業 など の 財政 出動 と 減税 ） の 発動 、 高齢 化 など による 社会 保障 給付 の 増大 が 主 な 理由 と さ れる 。 累積 債務 が 膨大 で ある ため 、 現在 低 水準 で ある 長期 金利 が 今後 上昇 すれ ば 利払い で 財政 が 窮地 に 陥る 可能 性 が 示唆 さ れ て いる 。 一方 、 国債 の 多く が 銀行 や 郵便 貯金 の 預金 運用 に 充当 さ れ 、 あるいは 証券 会社 の MRF や 中期 国債 ファンド など に 利用 さ れる など 、 国内 で の 需要 が 高く 、 国債 発行 に ともなう 金利 の 急騰 （ クラウディングアウト ） など も 引き起こし て い ない こと など から 、 過剰 に 問題 視 する 必要 は ない という 見方 も ある 。  戦後 の 雇用 環境 は 、 年功序列 を 基本 と し た 「 頑張れ ば 報わ れる 」 制度 と なっ て い た 。  非 正規 雇用 者 について は 、 経済 の グローバル 化 に 伴い 1980 年代 以後 半 から 労働 者 を 非 正規 社員 として 雇用 する 企業 が 増加 し て いる 。 また 、 バブル 崩壊 以降 の 失業 率 の 上昇 により フリーター や ニート が 増加 し て いる という 意見 が 注目 を 浴び 、 社会 問題 として 取り上げ られる よう に なる 。 他 に は 、 派遣 の 拡大 は 、 偽装 請負 の 問題 や 社員 の 契約 ・ 派遣 へ の 転換 （ 非 正規 化 ） も 深刻 化 し て いる 。  正社員 の 雇用 について は 、 バブル 崩壊 以降 は 伸び悩ん で い た が 、 団塊 世代 の 退職 （ 2007 年 問題 ） に 伴い 正社員 を 雇用 する 大 企業 が 増え て いる 。  外国 人 労働 者 について は 、 少子化 が 進む 中 人材 確保 の 期待 から 、 日経連 等 は 移民 の 受け入れ を 提言 し て いる 。 外国 人 は 日本 の 職場 における 独自 の 慣習 に なじむ の が 難しい こと から 高度 技能 者 として 日本 に やってくる 労働 者 は 少ない が 、 新興 国 市場 へ の シフト を 強める 日本 企業 で は アジア 系 外国 人 へ の 期待 が 高まり 、 日本 の 大学 に 留学 し たり 、 母国 の 大学 で 日本語 を 学ん だ 中国人 ・ 韓国 人 を 中心 と する 外国 人 新卒 者 が 多数 日本 企業 に 採用 さ れ て いる 。 外国 人 の 非 熟練 労働 者 は 低 賃金 で 働かせる 事 が できる こと から 2008 年 頃 まで は 増加 し た が 、 人件 費 を 抑える 目的 で 違法 ・ 脱法 的 な 身分 で 働い て いる 者 が 多い など 、 問題 も 発生 し て いる （ 詳細 は 外国 人 労働 者 を 参照 ） 。  高度 経済 成長 期 以降 は 仕事 中心 の ライフスタイル が 広がり 、 我が身 を 犠牲 に し て 会社 に つくす 従業 員 は 企業 戦士 と 呼ば れ た 。 現在 も 企業 規模 の 大小 を 問わ ず 劣悪 な 労働 条件 が ひろく 見 られ 、 不払い 残業 が 当然 視 さ れる など 、 労働 法制 に 違反 する 行為 が 横行 し て おり 、 労働 者 が 相次い で 過労 死 する と 言う 現象 は 先進 国 において 日本 特有 の もの だ と 言わ れる 。  2008 年 以降 、 世界 金融 危機 に 伴う 景気 悪化 によって 失業 率 が 戦後 最高 水準 に まで 上昇 し 、 内定 取り消し や 失業 が 社会 問題 化 し て いる 。  2010 年代 に 入る 前後 から は 、 労働 者 を 容赦 なく 過酷 な 環境 で 働かせ 、 使い 捨てる 、 いわゆる 「 ブラック 企業 」 が 社会 問題 化 し て いる 。  1980 年代 以降 、 非 正規 雇用 が 増加 し て いる 。 1992 年 から 2012 年 の 間 に 、 正規 雇用 が 3705 万 人 （ 労働 者 の 79 . 5 %） から 3340 万 人 （ 同 64 . 8 %） と 減少 し た の に対し 、 非 正規 雇用 は 958 万 人 （ 同 20 . 5 %） から 1813 万 人 （ 同 35 . 2 %） へ と 大幅 に 増加 し た 。 パートタイム 労働 者 の 時給 は フルタイム 労働 者 の 時給 の 40 % 程度 に 押さえ られ て いる が 、 OECD は この 時給 差 は 生産 性 の 違い として は 大き すぎる と 指摘 し て いる 。  企業 にとって は コスト 面 で 一定 の 効果 が ある 。 しかし 、 外部 の 人間 で ある 派遣 社員 や ・ 短期 就労 が 大半 の パート ・ 期間 従業 員 に 品質 意識 まで 要求 する こと は 困難 で あり 、 非 正規 雇用 者 の 増加 が 、 品質 低下 を 招い て いる と の 指摘 が 出さ れ て いる 。  また 、 非 正規 雇用 者 の 増加 に 伴い 、 同 世代 における 所得 格差 の 拡大 、 人材 不足 が 深刻 化 し て いる 。  （ 非 正規 雇用 者 は スキル を 高める 機会 および 意欲 が 少ない 。 他 に 、 団塊 世代 の 大量 退職 と 少子 、 高齢 化 も 影響 し て いる ）  日本 の ジニ 係数 は 1980 年 中盤 より 年々 上昇 し 続け 、 2006 年度 OECD 経済 レポート で は 「 OECD 諸国 の 中 で 最も 経済 的 不平等 の 大きい 国 の 1 つ で ある 」 と 指摘 さ れ た 。 OECD は その 原因 を 非 正規 雇用 者 の 増加 など の 「 労働 市場 の 二 極 化 」 が 主因 で ある と 指摘 し て おり 、 OECD は 「 正規 労働 者 に対する 雇用 保護 を 削減 せよ 」 と 勧告 し て いる 。 さらに OECD は 高齢 化 の 影響 で 50 〜 65 歳 の 労働 者 層 の 割合 が 突出 し て いる こと が 、 賃金 の ゆがみ を 大きく さ せ て いる と 指摘 し て いる （ 世代 間 格差 ） 。  また 、 OECD 諸国 の 中 で 日本 は 韓国 に 次いで 二 番目 に 男女 の 賃金 差 が 大きい 国 で ある 。  貯蓄 を 一切 持た ない 世帯 も 増加 し て おり 、 「 一 億 総 中流 」 の 社会 は 崩壊 し 階層 社会 へ 移行 し つつ ある という 認識 が 広がっ て いる 。 政府 は 、 格差 拡大 に対して 努力 により 上層 へ チャレンジ する こと が できる 社会 を 掲げ て いる が 、 親 の 収入 に 基づく 教育 格差 の 拡大 や 企業 の 新卒 限定 採用 により 、 階層 が 世代 を 超え て 固定 化 さ れる こと が 懸念 さ れ て いる 。  所得 分配 の 格差 問題 は バブル 景気 の 頃 に 一 度 問題 と なり 「 マル 金 」 「 マル 貧 ( ビ )」（ 金 魂 巻 ） など の 流行 語 を 生み出し た 。 バブル 経済 の 崩壊 と 長期 にわたる 経済 の 低迷 により こうした 流行 語 は 消滅 し た が 、 経済 の 自由 化 や 派遣 労働 など 雇用 の 流動 化 を 背景 に 、 所得 格差 ・ 資産 格差 の 階層 化 は 固定 化 の 傾向 に あり 、 近年 で は 高 所得 ・ 資産 の グループ を 「 勝ち 組 」 、 低 所得 ・ 資産 の グループ を 「 負け 組 」 と 呼ぶ 風潮 が 流行 し て いる 。  戦後 の 日本 企業 で は 終身 雇用 制度 が とら れ て いた事 も あり 、 失わ れ た 10 年 まで 失業 が 社会 問題 化 する こと は 稀 だっ た 。 例外 として 、 オイルショック の 後 、 一時 失業 者 が 増加 し た が 、 その後 の 景気 回復 で 一時 的 な 不安 に 終わっ て いる 。  バブル 景気 崩壊 後 の 平成 不況 によって 就職 氷河期 と 呼ば れる 時代 が 訪れ 、 失業 が 社会 問題 化 し た 。 また 、 2008 年 以降 の 世界 金融 危機 によって 完全 失業 率 は 戦後 最悪 水準 の 5 . 0 % に まで 悪化 し た 。 その後 は 緩やか に 下落 し て いる 。  平成 25 年度 の 国民 経済 計算 （ 内閣 府 ） の 家計 貯蓄 率 は - 0 . 9 % と 始めて マイナス に なり 過去 最低 と なっ た 。 マイナス に なっ た 理由 として は 消費 税 増税 に 関わる 駆け込み 、 円 安 に 伴う 家計 負担 の 増加 、 株価 の 上昇 による 資産 効果 で あり 翌年 に は 0 . 4 と 回復 し た 。 平成 29 年度 の 家計 貯蓄 率 は 2 . 3 %。 家計 貯蓄 率 が 急速 に 下落 し た 背景 に は 、 所得 の 減少 、 雇用 の 非 正規 化 、 無職 世帯 の 急増 など が 挙げ られる 。 家計 貯蓄 率 は 1997 年度 の 11 . 4 % から 3 分の 1 以下 に 急 低下 し た 。 総じて 日本 の 家計 は 貯蓄 する 傾向 が ある と 言わ れ た の は 過去 の こと に なり つつ ある 。 とくに 1999 年 に 5 % 近く 急激 に 低下 し た 以降 5 % から 4 % を 下回る 長期 低落 傾向 に あり 、 急速 な 高齢 化 、 賃金 停滞 に ともなう 労働 市場 から の 退出 （ 勤労 世代 の 無業 化 ） 、 ワーキングプア 層 の 急 拡大 など が 背景 に ある もの と 考え られる 。 もっとも 、 勤労 者 世帯 の 黒字 率 は 26 . 8 % で あり 日本人 の 貯蓄 に対する 性向 や ライフスタイル が 極端 に 変化 し た と 見る の は 早計 で 、 世帯 構成 の うち 勤労 者 世帯 比 が 53 . 1 % で ある の に対して 、 全体 の 30 . 1 % を 占める 無職 世帯 （ その 多く が 高齢 者 世帯 で ある ） の 黒字 率 が - 31 . 4 % と 著しい マイナス に なっ て いる こと が 大きい 。  日本 で は 1980 年代 以降 に 大幅 な 規制 緩和 が 進ん だ 。 まず 法人 税 が 大幅 に 切り下げ られ て き た 。 資本 の 自由 化 は 東京 の オフショア 市場 化 に 結実 し た 。 合衆国 で レバレッジド・バイアウト が 横行 する の と 並行 し て 、 日本 の 社債 制度 が LBO を 容易 に する 方向 へ 変わっ て いっ た 。 一方 で ミューチュアル・ファンド 資本 が 多 国籍 企業 に 大量 投下 さ れ 、 その 日本 支社 が しばしば 各 業界 で 大手 企業 で ある 。 2000 年 前後 の 学説 に は 、 外国 法人 から の 直接 投資 だけ に 着目 し 伸び悩ん で いる として 開放 的 な 政策 を 推進 する もの が 見 られる 。 しかし 現実 的 ・ 実質 的 な 資本 関係 に 着目 し た 直接 投資 は 十分 に 増え て き て いる 。 資本 自給 率 の 維持 も 基本 政策 として 重要 な 観点 で ある が 、 直接 投資 は 外国 と 日本 いずれ において も 庶民 へ 還元 できる よう な 国益 を 無視 し て いる 。 この 点 、 経 産 省 が ソブリン・ウエルス・ファンド を 含む データ を 提出 さ せ て いる 。 それ に よる と 日本 株 を アクティブ 運用 する 支配 的 な ところ は 2014 年 3 月末 現在 で 上 から 順に 、 ノルウェー 中央 銀行 の 投資 部門 、 アブダビ 投資 庁 、 そして フィデリティ・インベストメンツ で ある 。  明治 以降 の 経済 政策 について 。民営 化 （ みん え いか 、 ） と は 、 国 や 地方 公共 団体 が 経営 し て い た 企業 および 特殊 法人 など が 、 一般 民間 企業 に 改組 さ れる こと 、 運営 が 民間 委託 さ れる こと 、 さらに は 民間 に 売却 さ れる こと など 、 さまざま な 形態 を 指し て 用い られ て いる 政治 的 な 言葉 で ある 。  多く の 場合 、 根拠 法 の 廃止 又は 改正 により 会社 法 上 の 会社 と なる こと を 指す 。 一般 に は 、 公社 ・ 公団 、 現業 事業 など が 特殊 会社 に 移行 する こと も 「 民営 化 」 と 呼ば れる 。 また 、 PFI による 半官半民 の 公営 事業 の 委託 も 民営 化 という こと が ある 。 民営 化 の 目的 は 効率 化 、 サービス の 向上 、 透明 化 、 税金 の 納入 による 国民 負担 の 軽減 、 債務 の 切り離し 、 労働 組合 の 弱体 化 など で ある 。 総じて 、 政府 による 経済 介入 を 減らす 小さな 政府 政策 に 関連 し て いる 。  逆 に 、 国 又は 国 の 出資 する 特殊 法人 が 民間 会社 の 議決 権 の 過半数 を 取得 する こと を 国有 化 と いう 。  政府 活動 が 肥大 化 し て いく こと は 、 経済 全体 の 資源 配分 を 歪める 結果 と なる こと が ある 。 民営 化 の 動き は 、 公共 部門 が 持っ て いる 非 効率 性 を 競争 原理 によって 是正 する といった 狙い が ある 。 また 公共 部門 の 非 効率 性 は 、 経営 の 赤字 といった 形 で よく あらわれる 。 経営 の 赤字 から 生じる 財政 負担 が 、 民営 化 へ の 原動力 に なっ て いる 。  国営 企業 と 民間 企業 の 違い は 、 根拠 法 に 依っ て 定め られ た 独占 市場 の 有無 で ある 。 新規 参入 の 激しい 自由 市場 で は 自然 選択 説 が 適用 でき 、 企業 は 市場 環境 により 適応 し た 別 の 企業 に 置き換わる 。 根拠 法 の 廃止 又は 改正 により 、 国営 企業 から 独占 市場 を 奪い 市場 環境 を 適切 に 定めれ ば 、 自然 選択 の 力 で 最適 化 さ れ た 企業 を 得る 。  新規 参入 企業 が 国営 の 場合 が ある 。 民営 化 # 諸 外国 で の 民営 化 の ニュージーランド ポスト を 参照 。  民営 化 さ れ た 国営 ・ 公営 企業 は 通常 株式 公開 さ れる 。 段階 的 に 株式 を 放出 し 、 やがて 市場 が すべて を 保持 する よう に なっ た （ 国有 分 の 株式 が 完全 に 放出 さ れ た ） 場合 、 完全 民営 化 と 言わ れる 。 国 によって は 時限 的 に 黄金 株 を つける など の 工夫 により 市場 の 安定 化 を 図る ケース も あっ た 。  市場 によって 保持 さ れる 企業 は 利益 増大 が 必須 命題 と なる 。 この ため 各 企業 は 利益 を あげる よう 企業 努力 を する よう に なる 。 利益 が 増大 でき ない 場合 、 市場 から 経営 者 の 交代 を 求め られる 可能 性 も ある 。  また 、 利益 が 極めて 薄い 場合 、 株価 が 低迷 し 買収 により 効率 化 が 図ら れる こと も 考え られる 。  完全 な 民営 化 の プロセス が 整っ た 場合 、 企業 は 価格 と 利潤 の 関係 を 適正 化 する 。 価格 機構 が 正常 化 すれ ば 、 市場 へ の 供給 に対して 過剰 や 過少 が なくなり 、 経済 全体 が 効率 化 する 。  供給 過剰 だっ た 場合 は 、 使用 し て い た 資源 （ リソース ） を 解放 する よう に なる ため 、 他 の 産業 の 活動 を 支援 する こと に なる 。 供給 過少 だっ た 場合 は 、 必要 と さ れる 量 が 供給 さ れる よう に なる ため 、 利用 者 の 経済 活動 が 活性 化 する 。  2018 年 、 国際 航空 運送 協会 （ IATA ） の アレクサンドル・ド・ジュニアック 事務 総長 が 、 「 われわれ の 調査 で は 、 民営 化 さ れ た 空港 で 、 効率 性 や 投資 水準 が 向上 し て い ない こと が わかっ た 。 民営 化 に 、 すべて の 答え が ある と 仮定 する の は 間違い だ 」 として 、 不十分 な 検討 の まま 空港 が 民営 化 さ れる こと で 、 長期 的 に 空港 の 社会 的 な 便益 が 損なわ れる 可能 性 について 警鐘 を 鳴らし た 。通貨 の 一覧 （ つう か の いち らん ） で は 、 世界 の 通貨 と 対応 する 国 と 地域 を 挙げる 。 ドル や ポンド など 、 単位 が 複数 の 通貨 において 使わ れる 場合 は 、 原則 として 国名 を 先頭 に つけ て ある 。  ※ は 、 2011 年 時点 で 使用 さ れ て い ない もの 。減価 償却 （ げん かしょう きゃく 、 ） と は 、 企業 会計 に関する 購入 費用 の 認識 と 計算 の 方法 の ひとつ で ある 。 長期間 にわたって 使用 さ れる 固定 資産 の 取得 （ 設備 投資 ） に 要し た 支出 を 、 その 資産 が 使用 できる 期間 にわたって 費用 配分 する 手続き で ある 。 英語 で 有形 固定 資産 に かかる もの を depreciation 、 無形 固定 資産 に かかる もの を amortization   と いう 。  収益 を 獲得 する ため に 貢献 し た 資産 について は 費用 収益 対応 の 原則 により 、 取得 原価 を 収益 の 獲得 の ため に 利用 し た 期間 にわたって 費用 配分 する の が 企業 会計 上 望ましい と 考え られる 。 しかし 、 建物 や 機械 設備 など の 多く の 有形 固定 資産 について は 機能 的 ・ 物理 的 な 減価 を 容易 に 把握 する こと が 出来 ない ため に 、 以下 に 示す 計算 方法 によって 、 可能 な 限り 合理 的 と なる よう に 費用 化 し て いる 。  一方 、 特許 権 、 商標 権 や 漁業 権 、 ソフトウェア など 各種 権利 の 無形 固定 資産 について も 、 減価 償却 を 行う こと が ある 。  固定 資産 で あっ て も 減価 償却 し ない もの が ある 。 減価 償却 し ない もの は 非 減価 償却 資産 と 呼ば れ 、 非 減価 償却 資産 は 以下 の 様 な 時間 によって も 価値 が 減少 する と は 限ら ない もの が 該当 する 。  また 、 株式 など の 有価 証券 も 、 減価 償却 資産 と さ れ ない 。  各 期 に 計上 さ れる 費用 を 減価 償却 費 （ ） と いう 。 全体 の 支出 額 （ 取得 原価 ） を 各 年度 の 費用 として 配分 する こと により 、 各 年度 における 損益 と キャッシュ ・ フロー と の 差異 が 生じる こと に なる 。  取得 し た 資産 の 実際 の 使用 可能 な 寿命 を あらかじめ 知る こと は 困難 で 、 たとえば 建物 の よう に 使用 の 限界 時期 が 明確 で ない 物 も ある 。 本来 なら ば 、 減価 償却 における 耐用 年数 （ ） は 、 なんらかの 科学 的 統計 的 な 手法 により 見積ら れる べき で ある が 、 実務 上 は 、 法人 税法 において 資産 の 種類 ごと に 定め られ た 耐用 年数 を 用い られ て おり 、 これ を 法定 耐用 年数 と いう 。  減価 償却 の 会計 処理 にあたって は 、 各 期 の 減価 償却 費 に 相当 する 額 だけ 、 固定 資産 を 減額 する 必要 が ある 。 その ため 、 貸借 対照 表 の 「 固定 資産 の 部 」 において 、 各 資産 は 取得 原価 から 減価 償却 累計 額 （ ） を 控除 する 形 で 表示 さ れる 。  減価 償却 は 、 あらかじめ 定め られ た 償却 法 と 耐用 年数 により 、 各 資産 毎 の 年間 の 償却 額 を 算出 する 。 ただし 、 その 会計 期間 の 期 中 に 取得 （ または 使用 を 中断 ） し た 資産 の 場合 は 、 年間 償却 額 を 月割 計算 し た 額 と なる 。  なお 、 法人 税法 の 規定 に よれ ば 、 耐用 年数 を 超え て 使用 する 場合 でも 償却 可能 限度 額 （ 日本 の 場合 、 有形 固定 資産 で は 取得 額 の 95 %） を 超え て 償却 する こと は でき ない 。 会計 基準 において は 、 この 点 について 特別 な 規定 は ない 。  平成 19 年度 税制 改正 により 、 平成 19 年 4 月 1 日 以降 の 新規 取得 に関して は 備忘 価額 の 1 円 まで 償却 が 可能 と なっ た 。 また 、 平成 19 年 3 月 31 日 以前 取得 の 資産 に関して も 、 平成 19 年 4 月 1 日 以降 に 開始 する 事業 年度 から 1 円 まで 償却 が 可能 と なっ た 。 なお 無形 固定 資産 について は 、 償却 方法 は 定額 法 限定 で 、 残存 価額 が ゼロ と なる まで 償却 する 。  減価 償却 は 、 定額 法 、 定率 法 、 級数 法 （ 年数 総和 法 ） 、 生産 高 比例 法 の 4 つ の 方法 が ある 。  いずれ の 方法 も 対象 資産 の 取得 価額 から 残存 価額 を 引い た 要 償却 額 に対して 、 それぞれ の 方式 ごと に 異なっ た 割合 で の 比率 によって 、 償却 期間 に 配分 さ れる 。 減価 償却 は 対象 資産 の 取得 月 に 起算 さ れ 、 月割り で の 計算 が 行なわ れる 。  取得 原価 （ Cost ） に は その 資産 の 代金 だけ で なく 、 運賃 、 手数料 、 保険 料 、 登録 料 など の 付随 する 全て の 費用 が 含ま れる 。  多く の 資産 は 耐用 年数 の 期間 だけ 使用 し た 後 でも 、 まだ 便益 に 供する こと が 可能 な 状態 で ある ため に 、 そういった 資産 を 耐用 年数 分 の 使用 後 に 売却 処分 し た 場合 に 得 られる と 予想 さ れる 金額 を 残存 価額 （ Salvage   value ） として 設定 し て いる 。 取得 原価 から 残存 価額 を 差し引い た 要 償却 額 に対して だけ 償却 期間 を 通じ た 費用 配分 が 行なわ れる 。  「 企業 会計 原則 注解 」 [ 注 20 ] で は 固定 資産 の 減価 償却 の 方法 として 、  が 例示 さ れ て いる 。 前者 の 3 つ は 時間 に 基づい て 減価 償却 する の に対して 、 生産 高 比例 法 は 活動 量 に 基づい て 減価 償却 する 方法 で ある 。 また 、 定率 法 と 級数 法 は 加速度 的 償却 法 で ある 。 なお 、 日本 で は 、 無形 固定 資産 の 減価 償却 について は 定額 法 だけ が 認め られ て いる 。  以下 で は 、 取得 額 を " A "   、 耐用 年数 を " u "   、 残存 価額 を " A "   、 償却 率 " r "   と する 。  定額 法 （ Straight - Line   method ,   SL ） は 、 毎年 一定 の 額 を 償却 し て ゆく 償却 法 。 毎年 の 減価 償却 費 を 平準 化 できる という 特徴 が ある 一方 、 使用 により 、 維持 修繕 費 が 逓増 する 場合 に は 、 耐用 年数 後半 において 費用 負担 が 増大 する という 欠点 が ある 。 年間 の 減価 償却 費 は 、 取得 原価 と 残存 価額 と の 差額 を 耐用 年数 で 除 し て 求める 。  償却 率 " r "   を 求める 場合 、 原理 的 に は 、 " A "   =   ( 1 -" u   r "   )" A "   より 、  で 求め られる 。 日本 で は 残存 価額 " A "   =   0   として 各 耐用 年数 における 法定 償却 率 が 定め られ て いる 。  定率 法 は 、 毎年 その 期首 の 未 償却 残高 に対して 一定 の 率 を 償却 し て ゆく 償却 法 で あり 、 加速度 的 減価 償却 法 の 一つ で ある 。 投下 資本 の 早期 回収 が 可能 で ある が 、 取得 原価 の 期間 配分 という 点 で は 非合理 的 で ある 。 年間 の 減価 償却 費 は 、 取得 原価 と 減価 償却 累計 額 と の 差額 に 償却 率 を 乗じ て 求める 。  償却 率 " r "   を 求める 場合 、 原理 的 に は 、 " A "   =   ( 1   -   " r "   )   " A "   から 、  で 求め られる 。 残存 価額 " A "   =   0   の とき 、 定率 法 は 適用 でき ない 。  定率 法 に は 、 二 倍 定率 法 （ Double - Declining   Balance   method ,   DDB ） が ある 。 償却 期間 の 早い 時期 に 大きく 償却 する こと で 利益 を 圧縮 できる という 特徴 が ある 。 これ は 上記 算式 に よら ず に 、 定額 法 の 償却 率 として 定額 法 の 償却 率 の 二 倍 を 用いる 方法 で ある 。 日本 で は 上記 算式 により " A "   =   " A " × 10 % として 各 耐用 年数 における 法定 償却 率 が 定め られ て い た が 、 平成 19 年 4 月 1 日 より 250 % 定率 法 が 採用 さ れ た 。  級数 法 （ Sum   of   the   Years '   Digits   method ,   SYD ） は 、 耐用 年数 から 経過 年数 を 差し引い た 残存 耐用 年数 を 分子 と し 、 その 期 まで の 残存 耐用 年数 の 合計 （ 初 項 を 1 、 項 数 と 末 項 を 残存 耐用 年数 と し た 等差 数列 の 総和 の こと ） を 分母 と し た 数値 に 、 取得 原価 （ Cost ） から 残存 価額 （ Salvage   value ） を 引い た 要 償却 額 を 乗じ て 、 その 期 の 減価 償却 費 を 算出 する 償却 法 で あり 、 加速度 的 減価 償却 法 の 一つ で ある 。  償却 期間 の 早い 時期 に 大きく 償却 する こと で 利益 を 圧縮 できる という 特徴 が ある 。  年間 の 減価 償却 費 は 、 取得 原価 と 減価 償却 累計 額 と の 差額 に 償却 率 を 乗じ て 求める 。  経過 年数 を " n "   と すれ ば 、 減価 償却 費 は 以下 の 数式 で 求め られる 。  生産 高 比例 法 （ Productive   output   method ） は 、 資産 を 使用 し て 生産 活動 など を 行なう 場合 に 、 予想 さ れる 総 活動 量 に対する その 期 の 活動 量 の 割合 に 応じ て 減価 償却 費 を 算出 する 方法 で ある 。 予想 さ れる 総 活動 量 を 分母 に 、 当期 の 活動 量 を 分子 と し た 数値 に 、 取得 原価 （ Cost ） から 残存 価額 （ Salvage   value ） を 引い た 要 償却 額 を 乗じ て 、 その 期 の 減価 償却 費 を 算出 する 。 収益 と 費用 の 対応 が 合理 的 で ある が 、 適用 資産 が 鉱業 用 設備 、 航空機 、 自動車 等 に 限ら れ て いる 。  減価 償却 費 は 以下 の 数式 で 求め られる 。  日本 で は 、 平成 19 年 税制 改正 において 制度 改正 が さ れ た ため 、 取得 日 が 平成 19 年 3 月 31 日 以前 、 平成 19 年 4 月 1 日 以後 と で 方法 が 異なる 。 その ため 税法 上 で は 6 種類 の 償却 方法 が 存在 する 。  なお 、 法人 税法 における 建物 の 償却 法 について は 、 平成 10 年 4 月 より 、 新築 ・ 増築 について は 旧 定率 法 並びに 定率 法 を 用いる こと は 認め られ なく なっ て いる 。  1 .   次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 と する 。  ここ で 、 残存 価額 について は  上記 計算 式 で 求め られる 金額 を 用い 、 旧 定額 法 の 償却 率 は 耐用 年数 省令 別表 第 七 で 規定 さ れ た 値 を 用いる 。  2 .   償却 累積 額 が 、 取得 価額 の 95 % 相当 額 に 到達 する 事業 年度 の 償却 限度 額 は 、 取得 価額 の 95 % 相当 額 を 越え た 部分 を 控除 し た 額 と する 。  3 .   2 . の 事業 年度 の 翌 年度 以後 は 、 次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 として 、 残存 簿 価 1 円 まで 償却 する こと が できる 。  1 .   次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 と する 。  ここ で 、 旧 定率 法 の 償却 率 は 耐用 年数 省令 別表 第 七 で 規定 さ れ た 値 を 用いる 。  2 .   償却 累積 額 が 、 取得 価額 の 95 % 相当 額 に 到達 する 事業 年度 の 償却 限度 額 は 、 取得 価額 の 95 % 相当 額 を 越え た 部分 を 控除 し た 額 と する 。  3 .   2 . の 事業 年度 の 翌 年度 以後 は 、 次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 として 、 残存 簿 価 1 円 まで 償却 する こと が できる 。  1 .   次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 と する 。  ここ で 、 残存 価額 について は  上記 計算 式 で 求め られる 金額 を 用いる 。  2 .   償却 累積 額 が 、 取得 価額 の 95 % 相当 額 に 到達 する 事業 年度 の 償却 限度 額 は 、 取得 価額 の 95 % 相当 額 を 越え た 部分 を 控除 し た 額 と する 。  3 .   2 . の 事業 年度 の 翌 年度 以後 は 、 次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 として 、 残存 簿 価 1 円 まで 償却 する こと が できる 。  次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 と し 、 残存 価額 が 1 円 に なる まで 償却 を 行なう 。  ここ で 、 定額 法 の 償却 率 は 耐用 年数 省令 別表 第 十 で 規定 さ れ た 値 を 用いる 。  1 .   まず 、 次 の 2 つ の 式 で 調整 前 償却 額 と 償却 保証 額 の 金額 を 求める 。  ここ で 、 定率 法 の 償却 率 、 耐用 年数 に 応じ た 保証 率 は それぞれ 耐用 年数 省令 別表 第 十 で 規定 さ れ た 値 を 用いる 。  2 .   調整 前 償却 額 と 償却 保証 額 の 金額 を 比較 し 、 当期 の 償却 限度 額 を 求める 。  ここ で 改定 取得 価額 に は 期首 簿 価 を 用い 、 改定 償却 率 に は 耐用 年数 省令 別表 第 十 で 規定 さ れ た 値 を 用いる 。  また 、 残存 簿 価 1 円 まで 償却 できる 。  次 の 計算 式 で 求め られる 金額 を 償却 限度 額 と する 。  「 償却 」 に は 、 資産 の 原価 を 将来 に 渡っ て 費用 配分 する 、 という 意味 が ある 。 会計 用語 で は 、 特に 有形 固定 資産 （ Tangible   assets ） を 償却 する こと を 「 減価 償却 」 （ Depreciation ） と 呼び 、 無形 固定 資産 （ Intangible   assets ） を 償却 する こと を 単に 「 償却 」 （ Amortization ） と 呼ん で 区別 し て いる 。 一方 、 貸 倒損失 を 「 貸 倒償却 」 と 呼ぶ こと が あり 、 減価 償却 や 償却 、 貸 倒償却 を 含め た 広義 の 「 償却 」 （ Amortization ） も ある ので 注意 が 必要 で ある 。  数 年 以上 の 耐用 年数 を 持つ 高額 な 設備 等 の 資産 を 購入 し た 際 の 購入 費 を 単 年度 で 費用 計上 し て しまう と 、 取得 し た 初年度 の 費用 が 増大 し 利益 が 減少 、 翌 年度 以降 その 資産 は 稼働 し て 価値 を 生み出し て いる に も 関わら ず 全く 費用 として 計上 さ れ ず 利益 が 増大 する という 状態 に なる 。 耐用 年数 に 応じ て 少し ずつ 費用 計上 し て いく という 合理 的 な 考え方 に 基づく もの で ある 。  資産 購入 の 翌 年度 以降 も それ 自体 は 資産 として 残っ て おり 、 資産 として 残っ て いる 以上 は 資産 規模 を 金額 換算 し て 評価 する 必要 が ある 。 資産 は 購入 直後 から 徐々に 価値 が 減っ て いき 、 その 資産 に対して 毎年 計上 さ れる 減価 償却 費 分 ずつ 年度 ごと 価値 が 減っ て いき 、 耐用 年数 を 終え た 時点 で 価値 が 無くなる と する もの で ある 。  利益 と は 売上 から 費用 を 引い た 結果 で ある が この 費用 の 中 に は 当然 、 減価 償却 費 も 含ま れる 。 設備 等 を 稼働 さ せ て 生み出し た 価値 を 提供 し 、 対価 として 売上 を 受け取る 以上 、 その 価値 の 提供 に 貢献 し て いる 資産 の 費用 について は 、 売価 を 構成 する 原価 の 一 要素 として その 資産 取得 価額 分 の 費用 を 盛り込み 回収 し て いく 必要 が ある 。 単 年度 で 費用 計上 せ ず 耐用 年数 に 応じ て 徐々に 費用 計上 する 事 で 原価 として 確実 に 計上 し 、 購入 資金 分 の 費用 を 確実 に 回収 する 事 を 目的 と する もの で ある 。  生産 性 向上 設備 投資 促進 税制 に 於い て 民間 企業 の 投資 を 促し 、 経済 活性 化 の 目的 で 一定 の 条件 を 満たす 資産 を 取得 し た 場合 、 その 単 年度 で 取得 価額 全額 を 償却 する 事 を 限定 期間 で 可能 と し た 政策 で ある 。 これ を 適用 し た 場合 、 購入 資金 分 の 費用 は 初年度 に 全額 費用 として 計上 さ れ 、 翌 年度 以降 は 一切 費用 として 計上 さ れ なく なる 。 これ により 初年度 の 利益 を 減らし 、 翌 年度 以降 の 利益 は 逆 に 増大 する こと と なる 。 節税 の 観点 で 見る と 初年度 は 利益 を 減らす こと が できる 為 、 単 年度 について のみ 有効 だ が 翌 年度 以降 は 費用 として 計上 さ れ ない 為 、 " 会 計上 " の 利益 が 増大 し 、 結局 は 翌 年度 以降 に 税金 を 納める 事 と なる 。 企業 側 から 見 た 要注意 項目 として 、 即時 償却 し た 資産 は 翌 年度 以降 も 価値 を 生み出し 続け て いる に も 関わら ず その 資産 分 の 費用 は 翌 年度 以降 計上 さ れ ない 為 、 管理 会 計上 通常 の 減価 償却 費 科目 と は 別に 即時 償却 し なかっ た 場合 に 計上 さ れ て い た で あろ う 減価 償却 費 を 扱う 科目 を 設け て 管理 し て いか なけれ ば 原価 管理 、 費用 回収 の 面 で 不 整合 が 発生 する 事 と なる 。 不 整合 が 発生 し それ を 認識 出来 なかっ た 場合 、 価格 以上 の 価値 を もっ た 製品 や サービス が 市場 に 出回る 事 と なり 、 資材 調達 費 や 製品 価格 が 下落 し 、 購入 し やすく なる 事 で 流通 が 一時 的 に 活性 化 する が 、 その 不 整合 分 の 費用 を 企業 は 回収 でき ず 結果 として 企業 が 丸呑み する 事 と なる 。 また 、 市場 で は 価値 に対する 対価 の 下落 を 誘発 する 可能 性 が ある 為 適用 について は 十分 な 検討 、 また 実施 後 の 管理 が 重要 で ある 。  減価 償却 は 、 一 企業 的 に は 合理 的 な 手法 で ある が 、 マクロ 経済 に は 思わ ぬ 影響 を 及ぼす 。  上述 の よう に 、 10 億 円 の ビル が 建設 さ れ た と する 。 ビル 建設 を 発注 し た 企業 の 収益 は 、 それ まで 1 億 円 だっ た もの が 3 億 円 に なる と する 。 また 、 建設 を 発注 し た 企業 は 、 10 年 定額 法 で 毎年 1 億 円 ずつ 償却 し て いく と する 。  建設 を 発注 し た 企業 は 、 ビル が 建設 さ れ た 年 に 、 10 億 円 の 建設 投資 を し て 収益 が 3 億 円 で ある から 、 この 年 は 差し引き 現金 7 億 円 の 出超 と なる 。 ところが 、 会計 上 は 、 1 億 円 だけ を 費用 として 計上 する ため 、 会計 上 の 利益 は 3 - 1 ＝ 2 億 円 で ある 。 また 、 発注 企業 により 支出 さ れ た 10 億 円 は 、 建設 会社 や 家計 に 入り 、 乗数 効果 を もたらす 。 この 10 億 円 の うち 1 億 円 だけ が 経費 な ので 、 経済 全体 で は 9 億 円 の 会計 上 の 利益 が もたらさ れる 。  しかし 、 翌年 は もう ビル を 建設 し ない と する と 、 建設 を 発注 し た 企業 は 、 収益 3 億 円 に対し 減価 償却 費 1 億 円 を 計上 する 。 減価 償却 は 会計 上 の 費用 で ある ため 、 実際 は 3 億 円 の 入超 で あり ながら 会計 上 の 利益 は 2 億 円 と なる 。 この 企業 の 収益 は 3 億 円 で ある から 、 その他 の 会社 ・ 家計 は 、 その 収益 に 対応 し て 合計 で 3 億 円 の 出費 を 計上 する こと に なる 。 結果 として 、 経済 全体 で は 、 2 - 3 ＝- 1 億 円 の 会計 上 の 損失 が もたらさ れる 。  この よう な 歪み が 生まれる の は 、 投資 を する 側 にとって は 、 単 年度 の 投資 費用 すべて が 経費 に は なら ない の にたいして 、 投資 を 受注 する 側 にとって は 、 単 年度 の 利益 が すべて 収益 と なる ため で ある 。  ケインズ 経済 学 で は 、 これ を 基 に 設備 投資 が 景気 に 与える 影響 を 説明 し て いる 。 設備 投資 が 活発 な 時期 は 、 会計 上 の 利益 が 増大 し 、 社会 全体 が すべて 利益 を 上げ られ て いる よう な 錯覚 が 生まれ 好景気 と なる 。 逆 に 、 設備 投資 が 低調 な 時期 は 会計 上 の 出費 が 増大 し 、 社会 全体 が 損失 を 出し て いる よう な 錯覚 が 生まれ 不景気 と なる 。準備 金 ( じ ゅんびきん ) と は 、 将来 見込ま れる 多額 の 支出 や 損失 の 発生 に 備え て 準備 金 勘定 として 貸借 対照 表 の 純資産 の 部 に 積み立てる 金額 の こと で ある 。  引当 金 に 類似 する が 、 引当 金 は その 引当て の 起因 と なる 費用 が 当期 の 収益 に 対応 する もの で ある の に対して 、 準備 金 は あくまで 将来 の 収益 に 対応 する 損失 等 に 備える もの で ある 点 が 異なる 。 したがって 、 会計 上 は 、 費用 処理 する こと は 適当 で なく 、 利益 処分 の 経理 を 行う こと と なる 。 剰余 金 の 一 種 で ある 。  ただし 、 税務 上 は 、 政策 的 な 見地 から 青色 申告 法人 や 連結 法人 に 限っ て 、 租税 特別 措置 法 に 規定 さ れ た 一定 の 準備 金 の 積み立て 額 に関し 、 その 損金 算入 を 認め て いる 。 会社 法 上 は 、 任意 積立 金 として 取り扱わ れる 。  以下 、 会社 法 は 条 数 のみ 記載 する 。  準備 金 について は 、 主として 次 の よう に 区分 さ れる 。  資本 金 の 額 及び 準備 金 の 額 （ ）租税 競争 （ そ ぜ い きょうそう ） と は 、 世界 の 一部 の 国 や 地域 に 見 られる 租税 政策 の 一つ で 、 自国 へ の 投資 を 促進 する ため 税率 を ダンピング し たり 、 ある 特定 の 所得 など に対する 優遇 措置 を とる こと 。  先進 国 など にとって は 、 自国 産業 の 空洞 化 または 、 減税 競争 による 財政 破綻 を 招く こと から これ を 「 有害 な もの 」 と 見 て 国際 的 協調 により これ を 抑止 しよ う と する 動き が ある 。  OECD において も 、 これ に 対抗 する ため の 措置 が いくつ か 提言 さ れ て いる 。インフレーション （ ） と は 、 経済 学 において モノ や サービス の 全体 の 価格 レベル 、 すなわち 物価 が 、 ある 期間 において 持続 的 に 上昇 する 経済 現象 で ある 。 日本語 の 略称 は インフレ 。 日本語 で は 「 通貨 膨張 」 と も 訳す 。  反対 に 物価 の 持続 的 な 下落 を デフレーション と いう 。  消費 者 物価 指数 （ CPI ： consumer   price   index ） など 各種 物価 指数 の 上昇 率 が インフレーション の 指標 と なる 。 典型 的 な インフレ は 、 好況 で 経済 や サービス に対する 需要 が 増加 し 、 経済 全体 で 見 た 需要 と 供給 の バランス （ 均衡 ） が 崩れ 、 総 需要 が 総 供給 を 上回っ た 場合 に 、 物価 の 上昇 によって 需給 が 調整 さ れる こと で 発生 する 。 物価 の 上昇 は 貨幣 価値 の 低下 を 同時に 意味 する 。 つまり 同じ 貨幣 で 買える 物 が 少なく なる 。  理想 として 成長 下 における 緩やか な インフレ が 望ましく 、 実際 に インフレ 自体 は 好況 下 で の 発生 する 傾向 が ある が 、 まれ に 不況 下 に も 関わら ず 物価 が 上昇 を 続ける こと が あり 、 こちら は 区別 し スタグフレーション （ stagflation ） と 呼ば れる 。  主 に マクロ 経済 学 で 研究 さ れる 現象 で ある 。  本来 は インフレーション は 、 マネーサプライ の 上昇 、 これ は いわば 市中 に 出回っ て いる 通貨 の 量 が 増加 （ 膨張 ） し て いく こと を 意味 し 、 monetary   inflation と も 呼ば れ 、 物価 レベル の 上昇 （ price   inflation ） と は 厳密 に は 区別 さ れる 。 後者 について は 略語 で インフレ と も 呼ば れ 、 インフレ と 言え ば この price   inflation の こと を 指す 場合 が 多い 。  物価 の 安定 は 、 経済 が 安定 的 かつ 持続 的 成長 を 遂げ て いく 上 で 不可欠 な 基盤 で あり 、 中央 銀行 は これ を通じて 「 国民 経済 の 健全 な 発展 」 に 資する という 役割 を 担う 。 中央 銀行 の 金融 政策 の 最も 重要 な 目的 は 、 「 物価 の 安定 」 を 図る こと に ある と する 。  資産 価格 の 金融 政策 運営上 の 位置付け を 考え た 場合 、 資産 価格 の 安定 そのもの は 金融 政策 の 最終 目標 と は なり 得 ない という の が 、 各国 当局 、 学界 の ほぼ 一致 し た 見方 で ある 。 一般 物価 の 安定 と 資産 価格 の 安定 という 二つ の 目標 を 金融 政策 という 一つ の 政策 手段 で 達成 する こと は 出来 ず 、 一般 物価 の 安定 が 重点的 に 割り当て られる 金融 政策 で は 、 資産 価格 安定 の 任 を 成し 得 ない （ → ティンバーゲン の 定理 ） 。  全体 （ 一般 物価 ） は 個 （ 相対 価格 ） の 単なる 足し 合わせ で は なく 、 すべて の 市場 の 相対 価格 が 同時に 上昇 する こと は 算術 的 に ありえ ない 。  戦争 や 産業 構造 破壊 により 、 供給 が 需要 を 大幅 に 下回る こと によって 発生 する インフレ 。 第 二 次 大戦 終戦 直後 の 日本 （ 1946 年 ） で は 300 % 強 の インフレ 率 を 記録 し て いる 。 また 、 ジンバブエ で は 、 政策 により 白人 農家 が 国外 に 追い出さ れ 農業 構造 が 破壊 さ れ た ところ に 旱魃 が 追い 討ち を かけ た こと により 極度 の 物 不足 が 発生 、 最終 的 に 2 億 3000 万 % という 超 ハイパーインフレーション と なっ た 。  需要 側 に 原因 が ある インフレーション で 、 ディマンドプル・インフレーション （ デマンドプルインフレーション / demand - pull   inflation ） と も 呼ば れる 。 需要 の 増大 （ 需要 曲線 の 上方 シフト ） により 、 価格 が 高く て も 購買 意欲 が 衰え ない ので 物価 は 上昇 する 。 この 場合 、 供給 曲線 が 垂直 で ある （ すなわち 生産 し て い ない ） 場合 を 除い て 景気 は よく なる 。  1973 年 から 1975 年 にかけて の 日本 の インフレーション の 原因 は 、 オイルショック に 注目 が 集まる が 、 変動 相場 制 移行 直前 の 短資 流入 による 過剰 流動 性 、 「 列島 改造 ブーム 」 による 過剰 な 建設 需要 も 大きな 要因 で ある 。  供給 曲線 の 上方 シフト に 原因 が ある インフレーション で 、 コストプッシュ ・ インフレーション （ cost - push   inflation ） と も 呼ば れる 。 多く の 場合 、 景気 が 悪化 し スタグフレーション か 、 それ に 近い 状態 に なる 。 通常 為替 レート が 下落 する と 、 輸入 物価 が 上昇 し て インフレ を 引き起こす と 同時に 、 企業 が 抱える 外貨 建て の 債務 の 返済 負担 が 膨らむ 。  コスト ・ プッシュ は 総 供給 が 上 に シフト する ので 、 実質 GDP は 減少 する 。 一方 で 、 デマンド・プル は 総 需要 が 上 に シフト する ので 、 実質 GDP は 増加 する 。 つまり 、 実質 GDP の 動き で コスト ・ プッシュ か デマンド・プル か は 判別 できる 。 景気 の 過熱 によって 物価 が 上昇 し て いる の か どう か を 判断 する に は 、 消費 者 物価 指数 で は なく GDP デフレーター を 見 なけれ ば なら ない 。  貨幣 の 供給 量 が 増える こと によって 発生 する 。 貨幣 の 供給 増加 は 、 他 の あらゆる 財 ・ サービス に対する 貨幣 の 相対 価値 を 低下 さ せる が 、 これ は インフレーション そのもの で ある 。 さらに 、 貨幣 の 供給 増加 は 貨幣 に対する 債券 の 相対 価値 を 高める こと に なり 名目 金利 を 低下 さ せる 。 この ため 通常 は 投資 が 増大 し 、 需要 増大 を もたらす 。 その プロセス が 最終 的 に 、 需要 インフレ に 帰結 する こと で も インフレーション に 結びつく 。 公開 市場 操作 など の 中央 銀行 による 通常 の 貨幣 供給 調節 以外 に 、 貨幣 の 供給 が 増える 特段 の 理由 が ある 場合 に は 、 「 財政 インフレ 」 「 信用 インフレ 」 「 為替 インフレ 」 など と 呼ん で 区 分ける こと も ある 。  インフレ は 名目 所得 が 一定 の 人 にとって 損 で ある が 、 その 人 を 雇う 側 にとって は その 分 得 と なる 。  賃金 も 物価 の 上昇 に 伴っ て 上昇 する が 、 物価 に 比べる と 調整 に 遅れ を とる ため 、 実質 賃金 が 下がり 、 雇用 を 増やし やすく する ので 失業 率 は 下がる （ フィリップス 曲線 ） 。 実質 GDP が 増える ディマンド・プル 型 で は 雇用 は 増加 し 、 実質 GDP が 減少 する コスト ・ プッシュ 型 で は 雇用 は 減る 。  経済 学者 の スティーヴン・ランズバーグ は 、 ロバート ・ ルーカス の 理論 を 挙げ 「 インフレ は 人々 を 騙し て 失業 者 に 職 を 受け入れ させ 、 雇用 者 に は 労働 者 を 雇わ せる 。 政府 は インフレ が 続け ば それ に 伴っ て 高い 雇用 が 続く こと に 気づき 、 インフレ 率 を 自動的 に 操作 しよ う と 決める 。 労働 者 と 雇用 者 は 政府 の 意図 に 気づき 、 騙さ れ なく なる 。 インフレ と 失業 の 相関 関係 が 切れ た の は 、 政府 が それ を 利用 しよ う と し た から で ある 」 と 指摘 し て いる 。 ランズバーグ は 「 『 インフレ 』 が 人々 を 働かせる の で は なく 、 『 予想 し なかっ た 』 インフレ が 人々 を 働かせる 。 完全 に 予想 さ れ た インフレ の 下 で は 、 失業 者 は 就業 し ない 。 完全 に 予想 さ れ た インフレ は 誰 の 行動 に も 影響 を 与え ない 」 と 指摘 し て いる 。  予想 外 の インフレ は 、 値打ち の 下がっ た 通貨 で 借金 を 返済 する 借り手 にとって 得 と なる が 、 返済 を 受け取る 貸し手 にとって は 損 と なる 。 物価 上昇 率 が 預金 金利 を 上回る と 預貯金 の 価値 を 実質 的 に 引き下げる 。 物価 上昇 率 が 貸出 金利 を 上回っ た 場合 、 インフレ により 実質 的 な 負債 の 価値 が 下がり 、 その 結果 実質 的 な 返済 負担 が 減る （ 住宅 ローン など ） 。  インフレ 率 上昇 自体 は 、 個人 消費 を 底上げ する 効果 が ある 。 期待 インフレ 率 が 高まり 実質 金利 が 低下 し た 場合 に は 、 消費 が 増大 する 。 ただし 、 インフレ 率 が 過度 に 高まっ た 場合 に は 将来 の 予測 が 困難 に なり 、 不 確実 性 を 高める こと から 消費 や 投資 は 停滞 する 。  経済 学者 の 原田 泰 、 大和総研 は 「 高 インフレ は 、 人々 の 実質 所得 を 低下 さ せ 、 自国 通貨 建て の 資産 価値 を 低下 さ せる 」 「 ハイパーインフレ は 、 一物 一 価 の 法則 から 為替 レート を 暴落 さ せ 、 資本 の 対外 逃避 など を 引き起こす 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊東 光晴 は 「 人々 の 期待 は 多様 で あり 、 物価 が 上がれ ば 、 生活 を 切り詰める 人 も いる かも しれ ない 。 低 金利 で 設備 投資 が 増える か と いう と 、 過去 に 経済企画庁 の 企業 行動 調査 は 否定 的 な 調査 結果 を 出し て いる 」 と 指摘 し て いる 。  スティーヴン ・ ランズバーグ は 「 インフレ の 真 の 経済 コスト は 、 人々 が インフレ を 回避 する ため に コスト の 高い 行動 に 走り 、 その 行動 が 誰 の 得 に も なら ない こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は 「 インフレ によって 物価 が 上昇 し て も 、 それ 以上 に 賃金 が 上がり 実質 所得 が 増えれ ば 、 生活 は 豊か と なる 」 と 指摘 し て いる 。 岩田 は 「 人々 の 生活 を 安定 さ せる ため に は 、 できるだけ 低い 水準 の インフレ 率 を 維持 し なけれ ば なら ない 」 と 指摘 し て いる 。 岩田 は 「 安定 的 な 経済 成長 ・ 雇用 を 達成 する という 意味 において の 物価 の 安定 と は 、 過去 の 各国 の 経験 から 、 インフレ 率 が 中期 的 に 2 - 3 % 程度 の 推移 の こと を 意味 する 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 高橋 洋一 は 「 3 - 5 % の インフレ 率 は マイルド・インフレーション の 範囲 で あり 、 一 国 経済 にとって 問題 と なら ない という の が コンセンサス と なっ て いる 」 と 指摘 し て いる 。 経済 学者 の 竹中 平蔵 は 「 『 物価 は 毎年 1 - 2 % くらい 上がる の が 自然 で よい 』 という の が 、 世界 の 専門 家 の コンセンサス で ある 。 5 % を 上回る 物価 上昇 は よく ない 」 と 指摘 し て いる 。 竹中 は 「 理想 は 、 物価 上昇 率 を ゼロ から 数 % 程度 の 範囲 で 安定 さ せる こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 若田部 昌 澄 は 「 ハイパーインフレ の 例 を 俟 つま で も なく 、 インフレ 率 が 2 ケタ 以上 に 高く なる の は 経済 に 悪影響 を 及ぼす 。 おそらく 5 % を 超える と 望ましく ない だろ う 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ は 「 インフレ に 過大 な 関心 を 注ぐ あまり 、 一部 の 国 の 中央 銀行 は 、 金融 市場 で 起き て いる 状況 に 無頓着 に なっ て しまっ た 。 資産 バブル が 無 制約 に ふくらん で いく の を 中央 銀行 が 放置 する こと により 経済 が 負担 する コスト に 比べれ ば 、 緩やか な インフレ による コスト など 微々たる もの に すぎ ない 」 と 述べ て いる 。  インフレーション の 阻止 や 解消 の ため 様々 な 対策 が 行わ れ て いる 。  記録 に 残る 世界 最古 の インフレーション は マケドニア 王国 の アレクサンダー 大王 の 死去 直後 、 紀元前 323 年 の 事 で ある と 言わ れ て いる 。 マサチューセッツ工科大学 教授 ピーター・テミン の 研究 に よる と 、 当時 の バビロニア に は 既に 市場 経済 が あり 、 農産物 の 供給 不足 など に対して アケメネス 朝 ペルシア など 征服 地 から 接収 し て もたらさ れ た 過剰 な 財宝 （ 主 に 銀 ） の 在庫 が ある 中 で 、 大王 の 死 によって 人々 の 不安 感 が 増大 し た こと が 引き金 と なっ て 、 インフレーション が 発生 し た 。  軍人 皇帝 時代 の 古代 ローマ で は 兵士 へ の 給与 を 増やす 必要 に 迫ら れ 銀貨 の 改悪 を 繰り返し た 結果 、 インフレーション が 起こり 市民 生活 に 影響 が 出 て て い た 。 ディオクレティアヌス は 通貨 改革 を 敢行 し た が 効果 が 無かっ た ため 、 301 年 に 物品 や サービス の 最高 価格 を 定め た 勅 令 『 最高 価格 令 』 を 出し た 。 これら は 実施 さ れ た 形跡 が 無く 効果 は 薄かっ た と さ れる が 、 日 用品 の 価格 や 各 職業 の 給与 が 詳細 に 定め られ て おり 、 現代 で は 貴重 な 歴史 資料 と なっ て いる 。  ピサ ロ による インカ 帝国 征服 後 、 ポト シ 銀山 など から 大量 の 金銀 が スペイン に 運ば れ た 。 1521 年 から 1660 年 まで の 間 に スペイン に 運ば れ た 金銀 の 量 は 金 200 トン 、 銀 1 . 8 万 トン と 言わ れる 。 これら の 金銀 は 主 に 貨幣 と なっ た ため 、 欧州 全域 で 貨幣 価値 が 3 分の 1 に なっ た 。 つまり 物価 が 3 倍 に なる インフレーション が 起こっ た わけ で 、 これ を 「 価格 革命 」 と 言っ た 。 貨幣 供給 により 商 工業 の 発展 が 起こり 、 地代 の 減少 の ため に 封建 領主 層 が 没落 する など の 社会 的 変化 を もたらし た 。  国 単位 で の インフレーション の 他 に 、 地域 単位 、 都市 単位 で インフレ 現象 が 起きる こと が ある 。 現代 的 に 問題 に なっ て いる の は 、 国際 連合 平和 維持 活動 （ Peace - Keeping   Operations ： PKO ） に 伴う インフレーション で ある 。 紛争 地域 の 停戦 後 、 平和 維持 の ため に 派遣 さ れる 各国 の 部隊 は 、 経済 が 疲弊 し て いる 所 に 急 に 現れる 富裕 層 と 同じ で ある 。 その ため 、 駐屯 地 の 周辺 で は 、 部隊 が 調達 する 生活 物資 ・ 食料 品 を 中心 に 価格 上昇 が 起き て インフレーション と なり 、 紛争 で 困窮 し た 周辺 住民 の 生活 を 圧迫 する 。 対策 として 部隊 員 の 駐屯 地 外 で の 購買 活動 抑制 が 行わ れ て おり 、 PKO 部隊 は   Price   Keeping   Operation   も 同時に 行っ て いる こと に なる 。  日本 で は 、 明治 以降 の 資本 主義 経済 化 の 下 で 局地 的 な インフレーション が 見 られ た 。 農業 地域 や 未 開拓 地域 （ 北海道 ） に 工業 ・ 鉱業 ・ 巨大 物流 施設 （ 港湾 ） が 出来る と 、 急激 な 資本 投下 と 人口 の 急増 （ 都市 化 ） と が 発生 し 、 生活 物資 の 必要 から 局地 的 な インフレーション が 起き た 。 その ため 、 物価 安定 を 目的 に 日本銀行 の 支店 や 出張所 が 置か れ た 。 日銀 の 支店 ・ 出張所 の 開設 場所 や 開設 時期 は 、 その 地域 で の 経済 活動 に 伴う 局地 的 インフレ 懸念 と 密接 に 関係 し て いる 。  ブレークイーブン・インフレ 率 （ break - even   inflation   rate ） と は 、 物価 が 今後 どの 程度 上昇 する と 一般 的 に 予想 さ れ て いる か を 表す インフレ 期待 （ inflationary   expectations ） を 測る 代表 的 な 指標 で ある 。 国債 と インフレ 連動 債 と の 利回り の 差 を 数値 化 し た もの で ある （ 国債 の 利回り - インフレ 連動 国債 の 利回り ） 。 市場 が 推測 する 期待 インフレ 率 を 表す 。 この 値 が プラス なら インフレ 、 マイナス なら デフレ を 市場 が 期待 し て いる こと に なる 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は 「 期待 インフレーション 率 は 、 インフレ 連動 債 と 普通 の 国債 と の 利回り 差 で だいたい わかる 」 と 指摘 し て いる 。  原田 泰 、 大和総研 は 「 期待 インフレ 率 は 、 年限 が 短い ほど 、 直近 の 物価 指数 に 影響 を 与える ため 、 近い 将来 の 物価 を 見通す こと に は 役立つ 」 と 指摘 し て いる 。  インフレ 連動 債 の よう な 特別 に 設計 さ れ た 金融 資産 が 存在 し ない 場合 に は 、 予想 インフレ 率 を 直接的 に 観測 でき ない 。デフレーション （ ） と は 、 物価 が 持続 的 に 下落 し て いく 経済 現象 を 指す 。 略し て デフレ と 呼ぶ （ 日本語 で は 物価 収縮 とも ） 。 対義語 に は 物価 が 持続 的 に 上昇 し て いく 現象 を 指す インフレーション （ ） が ある 。  経済 全体 で 見 た 需要 と 供給 の バランス が 崩れる こと 、 すなわち 総 需要 が 総 供給 を 下回る こと が 主たる 原因 で ある 。 貨幣 的 要因 （ マネーサプライ 減少 ） も 需給 ギャップ を もたらし デフレ へ つながる 。 物価 の 下落 は 同時に 貨幣 価値 の 上昇 も 意味 する 。 なお 、 株式 ・ 債券 ・ 不動産 ・ エネルギー など 、 資産 価格 の 下落 は 通常 デフレーション の 概念 に 含ま ない （ 参考 : 物価 ） 。  19 世紀 の 産業 革命 の 進展 期 において は 、 デフレ は 恒常 的 な 通貨 問題 で あり 、 金本位 の 退蔵 （ グレ シャム の 法則 ） に 見 られる 貨幣 選好 や インフレ 抑止 の ため の 不 胎化政 策 、 技術 革新 による 供給 能力 の 飛躍 的 な 進展 が デフレ を もたらし て い た 。 ケインズ 政策 や 管理 通貨 制度 が 普及 し た 後 は インフレーション に 比し て 圧倒的 に 少ない 。 ジョン ・ メイナード・ケインズ は 、 ハイパーインフレ を 除け ば 、 インフレ より も デフレ の 方 が 害 が 大きい と 述べ て いる 。 その 理由 は 世界 経済 が 低迷 し て いる 中 で 、 富裕 層 に 損 を さ せる より も 経済 的 弱者 の 失業 を 促進 さ せる 方 が 経済 へ の ダメージ が 大きい から で ある 。  経済 学 で 言う デフレ と は 、 経済 全体 の 需要 ・ 供給 の 不 均衡 によって 一般 的 な 物価 水準 、 財 ・ サービス の 平均 価格 が 下落 し て いく 現象 を 指す 。  経済 協力 開発 機構 （ OECD ） に よれ ば デフレ は 「 一般 物価 水準 の 継続 的 下落 」 と 定義 さ れ て いる 。 IMF や 内閣 府 は 「 2 年 以上 の 継続 的 物価 下落 」 を デフレ と 便宜 的 に 定義 し て デフレ 認定 を 行なっ て いる 。 一時 的 な 物価 下落 を デフレ と 呼ぶ 識者 も よく 見 られる が OECD の 定義 や IMF ・ 内閣 府 の 基準 から する と 誤用 で ある 。  日本 で は 旧 経済企画庁 （ 内閣 府 ） が 「 物価 の 下落 を 伴っ た 景気 の 低迷 」 を デフレ の 定義 と し て い た が 、 2001 年 3 月 より 「 持続 的 に 物価 が 下落 し て いる 状態 」 と 定義 を 変更 し た 。  経済 学者 の 竹中 平蔵 は 「 デフレ という 言葉 を 使う 場合 、 単に 物価 が 下がる という 意味 だけ で なく 、 物価 が 下がる こと と 経済 の 悪化 が 一体 と なっ て いる 状態 を 指す 場合 も ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 円 居 総一 は 「 デフレ は 、 貨幣 ・ 経済 の 収縮 現象 と 捉え た ほう が 理解 し やすい 」 と 指摘 し て いる 。  森永 卓郎 は 「 デフレ と は 、 物価 の 下落 と 需要 の 縮小 が 同時に 進行 する 状態 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 高橋 洋一 は 「 デプレッション （ 不況 ） の こと を デフレ と 言う 人 が 多い 」 と 指摘 し て いる 。 経済 学者 の 飯田 泰之 は 「 『 デフレ = 不況 の 別称 』 という 定義 を 持ち出さ れる 事 が 多い が 、 この よう な 定義 を 用いる の は 誤り で ある 。 『 物価 水準 は 下がり 続け て いる が （ 景気 は いい ので ） デフレ で は ない 』 『 インフレ によって 消費 が 減少 し デフレ に なる 』 と 言及 さ れる こと が ある が 、 IMF ・ 内 閣府流 の 公式 用語 法 に 従う 者 から する と これら の 言及 は 誤り で ある 」 と 指摘 し て いる 。  消費 者 物価 と は 、 様々 な 消費 財 ・ サービス の 価格 を それら の 財 ・ サービス に対する 支出 の 割合 で 加重 平均 し た 価格 で ある 。 消費 財 の 一部 の 価格 が 下落 し て も 、 他 の 消費 財 ・ サービス の 価格 が 上昇 すれ ば 、 消費 者 物価 は 上昇 する こと も ある 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は 著書 『 デフレ の 経済 学 』 で 「 相対 価格 の 変化 と 絶対 価格 の 変化 と を 区別 する こと が 重要 で ある 。 平均 的 な 価格 で ある 物価 が 相対 価格 の 変化 によって 影響 を 受ける 理由 は ない 」 と 指摘 し て いる 。 高橋 洋一 は 「 ミクロ （ 個別 価格 / 相対 価格 ） と マクロ （ 一般 物価 ） の 混同 は 経済 学者 の 議論 の 場 で も 時々 見 られる が 、 ミクロ の 個別 価格 の 平均 として マクロ の 物価 が ある と 思い込む の は 短絡 的 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  白川 方 明元 日銀 総裁 は 「 デフレ に は 様々 な 定義 が あり 、 一概 に は 定まら ない 」 と 指摘 し て いる 。  経済 ジャーナリスト の 田村 秀男 は 、 後述 する よう に （ 日本 の デフレーション # 対策 について の 議論 参照 ） 、 デフレ を 物価 下落 に 限定 せ ず 、 賃金 ・ 所得 が 物価 下落 を 上回る 速度 で 継続 的 に 下がる こと と 定義 す べき だ と 主張 し て いる 。 田村 は 「 デフレ は 雇用 にとって 悪 だ 」 と 断 じ た ジョン ・ メイナード・ケインズ の 見解 を 参考 に し て いる 。  メディア で 「 食 の デフレ 」 など と 言っ た 表現 が なさ れる 場合 が ある が 、 デフレ と は 相対 価格 （ 個別 価格 ） で は なく 一般 物価 水準 （ または 総合 物価 ） の 下落 を 指し て いる ので 本来 の 意味 から すれ ば 誤用 で ある 。  デフレ の 弊害 は 現金 の 価値 が 上がり すぎ て 、 モノ や サービス や 、 それ に 関わる 人 の 価値 が 下がり 過ぎ て いる こと に ある 。 経済 学者 の 田中 秀臣 は 「 デフレ と は カネ を 持つ こと へ の 執着 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  個々人 で は 、 デフレ によって 好影響 が 悪影響 を 上回る 者 、 あるいは その 逆 の 者 が 存在 する 。 一方 で 、 社会 全体 で は 一般 に 悪影響 が 大きい 。  デフレ 下 で は 、 所得 が 抑制 さ れる ため 、 選択 の 幅 が 限定 さ れ 一 人 勝ち を 生み やすい 。  物価 の 下落 は 、 実質 的 な 返済 負担 増 と なる （ デットデフレーション （ ） 。 その ため 、 借り手 で ある 債務 者 から 貸し手 で ある 債権 者 へ の 富 の 再 配分 が 発生 する 。 物価 下落 によって 実質 金利 が 上昇 する 。 なお 、 たとえば 1 万 円 で 買える もの の 量 が 増える から 一見 メリット が ある よう に 見える こと は 、 実際 に は その 1 万 円 を 稼ぐ こと 自体 が 困難 に なる ため 、 デフレ で 有利 に なる と は 言え ない 。  デフレ は 名 目的 に は 低い 金利 に 見え て も 、 お金 の 借り手 にとって の 負担 は デフレ の 分 だけ 重く なる （ 負債 の 名目 固定 性 ） 。 この 場合 の 借り手 に は 、 政府 も 含ま れる 。 デフレ の 状況 は 税収 が 上がら ない ので 財政 再建 にとって は 大きな マイナス 要因 で ある 。  経済 学者 の 深尾 光洋 は 「 デフレ を 放置 する こと は 、 政府 の 信用 の 失墜 を 放置 する という こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。 経済 学者 の 猪木 武徳 は 「 デフレ が 悪化 する と 、 政府 へ の 信任 が 失わ れる の は 、 インフレ の 悪化 と 同様 で ある 。 インフレ も デフレ も その 論理 は 異なる ものの 、 統治 へ の 信任 の 喪失 という 点 で は 同じ 影響 力 を 持つ 」 と 指摘 し て いる 。  物価 下落 により 実質 金利 （ 実質 利回り 、 （ 名目 金利 - 期待 インフレ 率 ） が 上昇 する 、 すなわち 同額 の 名目 利子 の 受け取り で あっ て も 実質 価値 が 上昇 する 。 また 、 デフレ の 局面 で は 物価 下落 を 織り込ん だ 金利 が 形成 さ れる ため 、 市中金利 は 低下 する 。 その ため 、 国債 など の 債券 を 保有 し て いる 者 は 、 （ 高利回り ） 債券 の 価格 が 上昇 し て 利益 と なる 。  名目 額 （ 名目 賃金 ） が 固定 さ れ た 収入 が ある 者 も 、 物価 の 下落 （ 実質 賃金 の 上昇 ） により 実質 的 な 生活 水準 が 向上 する 。  経済 学者 の 中澤 正彦 は 「 デフレ は 椅子 取り ゲーム 」 と 表現 し 、 「 正規 雇用 という 安定 し た 『 椅子 』 に 座り 収入 が ある 人 にとって 、 物価 が 安く なっ て 歓迎 す べき 状態 に なっ て いる 」 と 指摘 し て いる 。  物価 下落 は 名目 値 の 硬直 性 と 衝突 し て 企業 収益 を 停滞 さ せ 、 国民 の 雇用 と 所得 を 減退 さ せる 。  住宅 ローン など で 債務 を 抱える 者 は 、 物価 の 下落 によって 実質 的 な 債務 が 増大 する 。  名目 金利 の 低下 により 、 市中 変動 型 の 債権 （ 普通 預金 など ） の 利子 収入 は 減少 する 。  岩田 規久男 は 「 現在 と 将来 の 所得 が 変わら なけれ ば 、 デフレ の ほう が たくさん モノ が 買える ため 良い が 、 所得 は 物価 の 変動 によって 影響 を 受ける 。 さらに 企業 の 倒産 ・ 失業 、 預金 ・ 生命 保険 の 安全 性 、 将来 の 年金 など が デフレ によって 悪影響 を 受ける 」 と 指摘 し て いる 。 岩田 は 「 物価 が 下落 し て も 失業 によって 所得 が 無くなれ ば 実質 所得 は ゼロ と なり 、 生活 が 困窮 する だけ で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 若田部 昌 澄 は 「 デフレ によって 年金 ・ 失業 保険 など の 長期 的 な 制度 は 崩壊 の 危機 に さらさ れる 」 と 指摘 し て いる 。  デヴィッド・リカード は 貨幣 的 要因 が 生産 ・ 雇用 という 実物 要因 に 影響 を 与える と 認識 し て い た 。 貨幣 的 需要 の 拡大 で ある インフレーション において 、 すべて の 産業 の 生産 が 拡大 する の は 、 貨幣 錯覚 が 起きる から で ある 。 一方 で 貨幣 の 量 は 短期 的 に は 生産 ・ 雇用 に 影響 を 与える が 、 長期 的 に 物価 に しか 影響 を 与え ない という 説 も ある （ 貨幣 の 中立 性 ） 。  円 居 総一 は 「 デフレ の 最大 の 問題 は 、 インフレ と 違い 経済 の 成長 循環 を 止め て しまう こと に ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の アーヴィング・フィッシャー は 景気 循環 が 一般 物価 水準 の 騰落 によって 引き起こさ れる と 考え 、 物価 の 騰落 は 所得 分配 に 不 公正 な 影響 を 与える ため 防止 す べき 「 社会 悪 」 だ と 述べ て いる 。 物価 の 下落 は 貨幣 残高 （ 預金 など ） 実質 価値 を 高め 、 消費 を 刺激 する と の 考え （ ピグー 効果 ） に対し 、 フィッシャー は 物価 の 下落 は 負債 の 実質 価値 を 高め 、 倒産 を通して 不況 を 悪化 さ せる と 反論 し た 。  円 居 総一 は 「 ケインズ 経済 学 で は 、 賃金 の 下方 硬直 性 を 前提 に 、 貨幣 数量 の 変化 が 実質 GDP に 影響 を 与える 、 つまり 物価 の 持続 的 下落 と 実質 GDP の 持続 的 下落 という 現象 が 同時に 起きる こと を 提示 し て いる 。 その後 の 実証 研究 の 積み重ね によって 10 年 以上 の 長期 で ない 限り 、 ケインズ 的 見解 が 成立 する こと が コンセンサス と なっ て いる 。 また 、 ニュー・ケインジアン も 長期 で は 貨幣 の 中立 性 を 認め て いる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 田中 秀臣 、 安達 誠司 は 「 デフレ は マクロ 経済 学 の 環境 だけ で なく 、 同時に ミクロ レベル の 企業 ・ 家計 に まで 深刻 な ダメージ を 与える 」 と 指摘 し て いる 。 田中 、 安達 は 「 デフレ は 経済 全体 の 景況 が 悪い という こと で ある 。 少なくとも 企業 業績 が 悪化 する 可能 性 が 、 マイルド な インフレ より も 数 段 も 大きい 」 と 指摘 し て いる 。  物価 の 下落 が 、 家計 の 所得 ・ 資産 の 購買 力 を 高め 、 消費 支出 を 促す という 考え方 が ある が 、 物価 の 下落 は 、 家計 の 消費 支出 に 大きな 悪影響 を 及ぼす 。 物価 の 下落 は 、 家計 の 購買 力 を 高める と 同時に 、 失業 増加 ・ 賃金 削減 を通じて 個人 消費 を 押し下げる 。 また 、 デフレ 期待 が 蔓延 し て いる 場合 、 家計 は 不要 不急 の 支出 を 先 延ばし する 。 さらに 、 デフレ 期待 は 先行き の 債務 返済 負担 が 大きく なる こと を 意味 する ため 、 消費 を 抑制 し 債務 返済 を 早める 動き に つながる 。  物価 の 下落 は 債権 者 に 益する が 、 債権 者 の 消費 性向 に 比べ 債務 者 の 消費 性向 の 方 が 平均 的 に 高い ため 、 名目 値 で 見 て も 物価 の 下落 は 有効 需要 に マイナス の 影響 を 与える 。 債務 デフレ による 不況 を 「 バランス ・ シート 不況 」 と 呼ぶ 。  田中 秀臣 は 「 負債 デフレ は 、 借り手 から 貸し手 へ の 資産 の 再 配分 を 促し 、 投資 を 減少 さ せる 」 と 指摘 し て いる 。  若田部 昌 澄 は 「 ナチス 登場 以前 の ドイツ は 、 家賃 を 含め 名目 賃金 を どんどん 切り下げ た 。 そういった デフレ 政策 によって 国民 は 塗炭 の 苦しみ を 味わい 、 結果 ナチス の 台頭 を 許し て しまっ た 」 と 指摘 し て いる 。  デフレ が 不況 を 伴う こと が 多い 理由 として 、  の 三つ 点 が 挙げ られる 。  田中 秀臣 は 「 年 1 - 2 % の デフレ に 陥る と 、 人件 費 は 事実 上 5 % 前後 増加 する 」 と 指摘 し て いる 。 田中 は 「 デフレ 不況 下 で は 、 経営 者 側 に コスト 削減 の インセンティブ が 強く 働く 」 「 名目 賃金 が 一定 で 労働 時間 が 増えれ ば 、 時間 当たり の 名目 賃金 は 減少 する 」 と 指摘 し て いる 。  田中 は 「 デフレ 不況 によって 起こる 企業 の リストラ 要求 に対して 、 既存 正社員 は 組合 など を通じて 交渉 力 を 発揮 し 、 自分 たち の 待遇 を 悪化 さ せる より も 新卒 採用 を 縮小 さ せる こと を 企業 に 要求 する 。 この こと が 『 名目 賃金 の 下方 硬直 性 』 を 生み出す 。 既存 正社員 の 既得 権 が 強まる と 同時に 、 膨大 な 失業 者 、 非 正規 社員 が 生み出さ れる 」 と 指摘 し て いる 。  デフレ 不況 は 人々 の 気持ち を リスク から 遠ざける ため 、 デフレ 不況 下 で は 人々 は 新しい こと に チャレンジ せ ず に 、 安全 策 を 取る 傾向 に ある 。 デフレ は 企業 も 消費 者 も リスク を 避け がち に なり 、 消費 や 投資 も 伸び ない 悪循環 で 経済 の 活力 が どんどん 落ちる 。  中野 剛志 は デフレ は 「 物価 が 将来 下がる かも しれ ない 」 、 「 貨幣 価値 が 将来 上がる かも しれ ない 」 という 心理 的 影響 を 与え 、 誰 も 投資 や 借金 を し なく なる 。 これ は 資本 主義 の 心肺 停止 状態 で あり 、 資本 主義 を 望む なら ば 、 デフレ だけ は 回避 し なけれ ば なら ない と し て いる 。 経済 構造 の 産業 化 が 進み 高度 化 すれ ば 、 信用 制度 が なく て は 大きな 投資 が でき ない と し て いる 。 資本 という もの は 昔 から あっ た が 、 産業 革命 が 進む ほど 市場 経済 の 資本 主義 の 度合い が 大きく なる 。 つまり 、 実体 経済 と 金融 経済 の うち の 金融 の 部分 が 大きく なる が 、 デフレ は その 動き を 停止 さ せる と し て いる 。 また 中野 は デフレ は 給与 水準 ・ 生活 水準 の 悪化 、 投資 を 含む 需要 不足 という 点 から 怖 ろ しい 経済 現象 で ある と し て いる 。 その 理由 として 、 給与 水準 ・ 生活 水準 の 悪化 は 現在 の 人間 の 心理 や 幸福 感 を 著しく 傷つけ 、 投資 を 含む 需要 不足 は 自分 の 国 や 共同 体 、 家族 の ため に 今 は 抑制 し て 将来 に 向け て 投資 する 、 未来 の こと を 考え て 生きる という 非常 に 人間らしい こと が でき なく なる ため で ある と し て いる 。 また 中野 は 、 「 デフレ は 貨幣 現象 で あり 、 デフレ の 原因 は 貨幣 供給 の 不足 で ある 。 そして 貨幣 供給 の 不足 の 原因 は 資金 需要 の 不足 で ある 。 すなわち デフレ の 原因 は 資金 需要 の 不足 で ある 」 と 述べ て いる 。  岩田 規久男 は 「 デフレ の 最大 の 問題 は （ 物価 下落 の 継続 で ） モノ に 比べ て お金 の 価値 が 上がっ た 結果 、 企業 が お金 を 使わ ず に ため込ん で いる こと で ある 」 「 デフレ で ある 限り 企業 が 巨額 の 余剰 資金 を 抱え た まま に し て いる こと で 設備 投資 ・ 消費 など が 動き出さ ない といった 状況 から 抜け出せ ない 」 と 述べ て いる 。  円 居 総一 は 「 経済 が デフレ の 状態 に なる と 、 成長 産業 ・ 潜在 的 に 成長 が 期待 さ れる 産業 へ の 移行 という 産業 構造 の 調整 が 阻害 さ れる 」 と 指摘 し て いる 。  高橋 洋一 は 「 デフレ 脱却 は 、 ブラック 企業 潰し に 大きな 役割 を 果たす 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 深尾 光洋 は 「 デフレ を 止める こと によって 企業 部門 の 再生 が 可能 に なる 。 売り上げ が 増える ので 、 借金 が 返せる よう に なる という こと で ある 。 そして さらに 、 財政 について も 引き締め が 可能 に なる 。 つまり 金融 政策 で 緩和 ぎみ に すれ ば 財政 は 引き締め られ 、 財政 の 再建 が 可能 に なる 。 デフレ を 止める という こと が 金融 再生 および 財政 再建 の 必要 条件 に なる 」 と 指摘 し て いる 。  白川 方 明 は 「 物価 下落 が 起点 と なっ て 景気 を 押し下げる 可能 性 は 小さい 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 清水 啓 典 は 「 仮に 貨幣 が 長期 的 に 経済 を 活性 化 さ せる の で あれ ば 、 各国 は 貨幣 を 増やす だけ で 経済 を 成長 さ せる こと が できる こと に なる ので 、 貧困 が 解消 できる こと に なる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 飯田 泰之 は 「 インフレ の ほう が 、 デフレ 下 の 景気 回復 より もっと よく なる 」 と 指摘 し て いる 。  名目 金利 の 低下 する 速度 以上 の 物価 の 下落 が 発生 し て いる 局面 で は 、 実質 金利 が 上昇 し 投資 活動 が 低下 する 。 これ が 経済 活動 を 停滞 さ せる 要因 と なり 、 賃金 の 下落 や 失業 （ フィリップス 曲線 を 参照 ） を 生む 。  デフレ は 実質 金利 と 実質 賃金 の 高騰 を 生み 、 企業 収益 を 圧迫 する 。 その 結果 、 企業 活動 は 停滞 し 、 失業 は 増大 する 。 デフレ 下 で も 労働 者 の 名目 賃金 は 急 に 下げ にくい ので 、 企業 は リストラ を 進め 、 非 正規 雇用 や 失業 が 増える 。 マイルド な インフレ 状態 なら 社員 の 昇給 に 経営 者 は さほど 苦労 せ ず に 済む が 、 デフレ に 陥る と 人件 費 は 事実 上 増加 し て しまい 経営 者 にとって 大きな 負担 と なり 、 リストラ を 敢行 し たり 雇用 システム そのもの を 見直し せ ざる を 得 なく なる 。  民間 の 給料 が 上がら ない こと や 雇用 不安 、 若者 の 就職 難 など は デフレ の 弊害 が 大きい 。  デフレ ギャップ （ Deflationary   gap ） は 、 実際 の 需要 が 現実 の 供給 力 を 下回り 、  の 状態 と なっ た その 差 （ 乖離 、 ギャップ ） の こと 。 「 マイナス の 需給 ギャップ 」 や 「 GDP ギャップ 」 と も 言う 。  デフレ ・ ギャップ が 恒常 的 に 存在 する こと で 、 失業 の 増加 、 物価 水準 の 下落 、 成長 率 の 減少 が 続く 。 デフレ ギャップ を 解消 する に は 、 需要 を 増やす か 供給 を 減らす 必要 が ある が 、 市場 において 供給 システム が 出来上がっ て いる ケース で 供給 を 減らす こと は 容易 で は ない 。 一般 に 政府 が 減税 、 金融 緩和 政策 、 政府 支出 を 増大 さ せる など を 行い 需要 を 喚起 する 政策 が 取ら れる 。 国 によって は 兵役 で 雇用 を 創出 する 場合 も ある 。 日本 で は この ギャップ の 数値 は 、 内閣 府 の レポート に 「 需給 ギャップ 」 として 発表 さ れる 。  他 の 事情 が 一定 の 場合 、 総 需要 が 減少 する と 物価 が 下落 し 、 GDP は 減少 する 。 総 需要 が 拡大 する と 物価 が 上昇 し 、 GDP は 拡大 する 。 岩田 規久男 は 「 総 需要 も 総 供給 の 増加 に 追いつく よう に 増加 し なけれ ば 、 需要 不足 から 不況 と なり 、 需要 不足 が 大きく なっ て いく と デフレ 不況 に 陥る 」 と 指摘 し て いる 。 田中 秀臣 は 「 『 デフレ 不況 』 と は 、 総 需要 の 減少 によって デフレ ・ ギャップ が 拡大 する こと で 、 失業 ・ 物価 下落 が 生じ て いる 状態 で ある 」 と 指摘 し て いる 。 田中 は 「 総 需要 の 不足 、 デフレ ・ ギャップ が 解消 さ れ ない 限り 、 どれ だけ 潜在 成長 率 を 高め て も デフレ も 不況 も 解消 でき ない 」 と 指摘 し て いる 。  社会 全体 の 総 需要 は 、 財政 ・ 金融 政策 によって 変化 さ せる こと が できる （ ケインズ ・ モデル ） 。 田中 秀臣 は 「 デフレ ・ ギャップ が 存在 すれ ば 、 需要 を 喚起 する 政策 を 行い 、 失業 の 解消 を 図る 必要 が ある 」 と 指摘 し て いる 。  総 需要 を 完全 雇用 総 供給 に 一致 さ せる = GDP ギャップ を ゼロ に する という こと は 、 失業 率 を 自然 失業 率 に 近づけ インフレ 率 を 適正 な 水準 に 安定 さ せる という こと で あり 、 マクロ 経済 政策 の 目的 で ある 。  物価 の 下落 → 企業 収益 の 圧迫 → 企業 の 経費 節約 → 需要 不足 → 更 なる 物価 の 下落 → 更 なる 企業 収益 の 圧迫 → 設備 投資 の 抑制 → リストラ など による 雇用 の 減少 （ 失業 の 増加 ） → 家計 の 所得 の 減少 （ 購買 力 の 低下 ） → 消費 の 減少  以上 の よう な 一連 の 経済 縮小 により 、 物価 の 下落 と 景気 の 悪化 の 循環 が とどまる こと なく 進む こと を 「 デフレ スパイラル 」 と 呼ぶ 。  大和総研 は 「 GDP デフレーター が 下落 する 一方 で 、 実質 GDP 増加 し て いる 場合 は デフレ で ある が デフレ スパイラル で は ない 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 野口 旭 は 「 デフレ は 本来 その 国 が 持っ て いる 潜在 成長 率 や 適正 な 失業 率 の 水準 から 、 その 国 を 遠ざける 」 と 指摘 し て いる 。  中澤 正彦 は 「 デフレ は 、 好況 と 不況 を 繰り返し ながら 成長 し て いく という 経済 に対し 自動 調整 機能 が 効か ない 状態 で ある 。 その 意味 で は ハイパーインフレ と 遠戚 関係 に ある と も いえる 」 と 指摘 し て いる 。  若田部 昌 澄 は 「 通常 は デフレ と 不況 は セット に なっ て いる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 岡田 靖 は 「 デフレ は 経済 を 著しく ぜい弱 な もの と する こと は 、 過去 10 年 以上 の 日本 の 実験 で 明らか で ある 」 と 述べ て いる 。  岩田 規久男 は 「 実際 に インフレ は GDP の 拡大 、 デフレ は GDP の 縮小 を 伴う こと が 多い 。 インフレ は 好景気 と 結びつき やすく 、 デフレ は 不景気 に 結びつき やすい 。 しかし 必ずしも インフレ と 好景気 、 デフレ と 不景気 が 結びつく わけ で は ない 」 「 デフレ 下 で 景気 循環 が なくなる わけ で は ない 」 と 指摘 し て いる 。 岩田 は 「 長期 的 に は 物価 が 下落 する と 、 人々 ・ 企業 の 購買 力 は 増大 し 、 それ に 伴っ て 消費 など の 総 需要 が 拡大 する こと により 実質 GDP は 拡大 し て いく 」 と 指摘 し て いる 。 岩田 は 「 デフレ と デフレ 予想 と は 区別 する 必要 が ある 。 マクロ 経済 の パフォーマンス に 影響 を 与える の は 、 デフレ 予想 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  大和総研 は 「 物価 の 下落 率 が 同じ で あっ て も 、 需要 の 減少 によって 生じる による 場合 と 、 生産 性 向上 による 供給 サイド の 要因 によって 生じる 場合 と 意味合い が 異なっ て くる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 池尾 和人 は 「 『 デフレ で 経済 の 調子 が 悪い 』 という の は 、 原因 と 症状 を 取り違え た 表現 で ある 」 「 因果 関係 として は 、 経済 の 悪化 、 需要 の 弱 さ を 反映 し て 、 デフレ が 起こる 。 デフレ が 経済 を 悪化 さ せる フィードバック は あっ て 、 経済 が 好転 する きっかけ が つかみ にくい 状況 を つくり出し て は いる が 、 副作用 的 な もの と 見る べき で ある 。 だから 、 マイルド な デフレ の まま 景気 が 回復 する こと も 起きる 。 その 実証 例 が 、 2003 年 （ の 日本 ） だっ た 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 浜田 宏一 は 「 本当に 価格 が 伸縮 的 な 経済 で あれ ば 、 実物 景気 循環 論 が 言う と おり 、 デフレ で も 問題 は ない が 、 現実 は 賃金 ・ 物価 は 硬直 的 で ある ため 、 デフレ 下 で は 実質 賃金 が 上がっ て しまう 。 つまり 企業 の コスト が 上がっ て しまう ため 、 雇用 ・ 生産 を 抑え て しまう 」 と 指摘 し て いる 。  第 二 次 世界 大戦 以降 、 物価 ・ 賃金 は 恒常 的 に 上昇 し た が 、 それ 以前 は 上昇 ・ 下落 を 頻繁 に 繰り返し て い た 。 物価 ・ 賃金 に 下方 硬直 性 は なく 、 デフレ は 珍しい こと で は なかっ た 。 1873 年 から 1896 年 まで イギリス 、 ドイツ 、 フランス 、 アメリカ など の 国 は デフレ 下 で 実質 経済 成長 率 が プラス で あっ た 。 19 世紀 の イギリス に は 、 物価 が 安定 し て い た 「 ヴィクトリア 均衡 」 と 呼ば れる 時期 が ある 。   若田部 昌 澄 は 「 『 ヴィクトリア 均衡 』 の 時代 は 、 それほど いい 状態 で は なかっ た こと も 事実 で ある 。 イギリス は 大 不況 で は なかっ た が かなり 停滞 し 、 資本 の 海外 流出 と 移民 の 大量 発生 が 起き て いる 。 デフレ が 起こら なけれ ば 技術 革新 が 起き て い た 時代 で あっ た ため 、 本来 もっと 成長 が でき た はず で ある 。 その 証拠 は 同 時期 の 日本 で あり 、 この 時期 に デフレ で は なかっ た 日本 が 経験 し た の は 『 企業 勃興 』 と 呼ば れる よう な 爆発 的 好況 で ある 」 と 指摘 し て いる 。 また 若田部 は 「 19 世紀 後半 は デフレ だ から という 理由 で 給料 が 切り下げ られる 時代 だっ た 。 その おかげ で 、 デフレ 下 で も 経済 成長 が 維持 でき た という ひとつ の 考え方 が ある 」 と 指摘 し て いる 。  ヴィクトリア 均衡 は 、 金 産出 量 の 増大 によって 終息 し て いる 。  高橋 洋一 は 「 デフレ の 大きな 弊害 は 、 賃金 など に 下方 硬直 性 が ある ため 実質 賃金 が 割高 に なっ て 、 失業 が 発生 する こと で ある 。 ただ 、 第 二 次 世界 大 戦前 に は 、 組合 運動 も 盛ん で なかっ た ため 、 賃金 の 下方 硬直 性 も あまり なかっ た 。 現在 （ 2014 年 ） ほど 失業 問題 が 重要 視 さ れ て い なかっ た こと も あり 、 デフレ で も 実質 経済 成長 し た 期間 は 多い 」 と 指摘 し て いる 。  経済 アナリスト の 中原 圭介 は 「 世界 経済 を 歴史 的 観点 から 眺め て いく と 、 インフレ で 不況 の とき も あれ ば 、 デフレ で 好況 の とき も あっ た という こと が わかり ます 。 実際 に 、 ある 貴重 な 研究 論文 において 、 デフレ 期 の 9 割 で 経済 は 成長 し て おり 、 不況 期 の 7 割 は デフレ で は なく インフレ で あっ た という 、 れっきとした 事実 が 証明 さ れ て いる 」 と 述べ て いる 。  この 論文 と は ミネアポリス 連邦 準備 銀行 の アンドリュー ･ アトキンソン と パトリック ・ J ・ キホー の 2 人 の エコノミスト が 2004 年 1 月 に 発表 し た 論文 「 デフレ と 不況 は 実証 的 に 関連 する の か ？ 」 で 、 過去 100 年間 以上 の 世界 各国 の データ を 集め 、 デフレ の 時期 、 インフレ の 時期 、 好況 の 時期 、 不況 の 時期 の 4 つ の 事象 に 分け て プロット し 分析 し た もの で 、 大 恐慌 の 時期 の 5 年 を 除く と 、 デフレ の 事例 全体 の 89 ％ で 経済 は プラス 成長 、 インフレ の 事例 全体 の 96 ％ で 経済 は プラス 成長 、 また 全体 で 不況 の 事例 の うち インフレ で あっ た の が 72 ％ 、 デフレ で あっ た の が 28 ％ で あり 、 物価 上昇 率 と 不況 と の 間 に は 明確 な 関連 性 を 云々 できる ほど の つながり は ない という 結論 に 拠る もの です （ 大 恐慌 の 時期 の 5 年 でも 主要 16 カ国 すべて で デフレ を 経験 し た ものの 、 そのうち 8 カ国 が 「 デフレ 」 と 「 不況 」 を 同時に 経験 し 、 残り の 8 カ国 は デフレ だけ を 経験 ） 。  デフレーション 対策 の 例  など  デフレ は 貨幣 的 現象 で ある と 考え られ て いる ので 、 通常 は 金融 政策 によって 対処 さ れる 。 貨幣 供給 量 の 増大 による 総 需要 の 増大 が 総 供給 の 増加 を 上回る 状態 が 継続 する と 、 持続 的 な 物価 上昇 （ インフレ ） が 始まる が 、 逆 に 貨幣 供給 量 の 持続 的 な 減少 による 超過 供給 の 状態 が 継続 する と 、 持続 的 な 物価 下落 （ デフレ ） が 始まる 。  若田部 昌 澄 は 「 需給 ギャップ による 説明 と 貨幣 による 説明 は 、 相反 する もの で は ない 。 貨幣 が 不足 し て いる という こと は 、 モノ が 余っ て 需給 ギャップ が ある こと を 別 の 言い方 で 説明 し て いる だけ で ある 」 と 指摘 し て いる 。  ベン・バーナンキ は 「 デフレ を 事前 に 予測 する こと は 不可能 で あり 、 デフレ ・ リスク が あれ ば インフレ ・ リスク を 恐れ ず 、 従来 の 枠組み を 超え た 政策 で 対応 す べき で ある 」 と 指摘 し て いる 。  田中 秀臣 、 安達 誠司 は 「 デフレ 脱却 は きわめて 短期間 で 実現 可能 で ある 。 1930 年代 の 日 米 の 物価 水準 を 見る と 、 物価 水準 の 底 から 対 前年 比 +- 0 % に 相当 する 水準 に 上昇 する まで に 要し た 期間 は 、 日本 で 11 カ月 、 アメリカ で 7 カ月 と 、 両国 とも 1 年 経っ て い ない 」 と 指摘 し て いる 。  田中 秀臣 は 「 物価 水準 が 2 年間 下落 し 続ける の を 待っ て から 、 デフレ 対策 を やる という の いう で は 本末転倒 な 話 と なる 」 と 指摘 し て いる 。  浜田 宏一 は 「 貨幣 と 財 ・ サービス は 分離 さ れ て いる ので 、 貨幣 政策 によって 財 ・ サービス の 向上 は 図れ ない という 理論 が ある が 、 リーマン ・ ショック 後 の 世界 は 、 貨幣 と 財 ・ サービス と が 切り離せ ない こと を 示し た 」 と 指摘 し て いる 。  池尾 和人 は 「 インフレ を 起こす だけ で よい なら 話 は 簡単 で あり 、 貨幣 を 発行 し て 財政 支出 を 賄う 政策 を 実施 すれ ば 可能 だろ う 。 しかし 経済 政策 の 目標 は 国民 の 経済 的 な 満足 度 を 高める こと で ある 。 そういう 手段 で インフレ を 達成 し て も 本当に 改善 し た こと に は なら ない 」 と 述べ て いる 。  経済 学者 の ハイ マン ・ ミンスキー は デフレ を 抑止 する 機能 として 、  の 2 つ を 挙げ て いる 。  エコノミスト の 村上 尚己 は 「 脱 デフレ を 実現 する ため の ベスト の 経済 政策 運営 は 、 金融 政策 ・ 財政 政策 の 双方 とも に 、 総 需要 を 増やす 方向 で 整合 的 に 組み合わせ 、 運用 さ れる こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。  中野 剛志 は カール ・ ポランニー は 1930 年代 の 世界 恐慌 を 研究 し た 上 で 『 大 転換 』 を 執筆 し 、 環境 ・ 自然 の 破壊 ・ 労働 者 の 破壊 ・ デフレ による 生産 組織 の 破壊 を 防ぐ 保護 対策 を 論じ た が 、 そう 考える と デフレ 対策 も 保護 主義 で あり 、 生産 組織 の 保護 と 言える と し て いる 。  経済 学者 の 宮尾 龍蔵 は 「 インフレ 誘導 による 過剰 債務 企業 へ の 援助 は 、 利潤 を 生ま ない 非 効率 企業 の 整理 ・ 淘汰 を 先送り する 。 デフレ 脱却 に 必要 な の は 、 企業 の 過剰 供給 の 解消 という サプライ サイド 政策 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ポール ・ クルーグマン は 「 国 は 企業 で は ない 」 という 持論 を 根拠 に 「 ビジネス リーダー は 、 しばしば 非常 に 悪い 経済 的 な アドバイス を 送る 」 と 批判 し て おり 、 経済 の 低迷 に 対処 する ため に 国 を 企業 に 見立て て 賃金 など の 支出 を カット すれ ば 、 需要 の 低迷 という デフレ の 問題 を 悪化 さ せる だけ だ と 主張 し て いる 。  インフレ 期待 （ inflation   expectations ） と は 、 人々 の 物価 の 先行き へ の 見込み を 指し 、 人々 の 間 に 一様 に 物価 が 上がる （ 下がる ） と の 見込み が 広がる と 、 それ が 人々 の 行動 に 反映 さ れ 、 経済 活動 に も 影響 する と 考え られ て いる 。 物価 の 安定 を 主 な 責務 と する 中央 銀行 にとって は 、 インフレ 期待 を コントロール する こと が 重要 に なっ て くる ため 、 各国 中央 銀行 は 常に その 動向 を 追っ て いる 。 また 、 インフレ 期待 は 、 金融 政策 へ の 信頼 感 に も 影響 さ れる ため 、 中央 銀行 へ の 信認 の 程度 を 反映 する と も 言わ れ て いる 。  経済 学者 の トーマス・サージェント に よれ ば 、 政府 の 戦略 ・ レジーム に 変更 が あれ ば 民間 経済 主体 は 必ず それ に 対応 し て 、 消費 率 ・ 投資 率 ・ ポートフォリオ など を 選択 する ため の 戦略 ・ ルール を 変更 する と し て いる 。 例えば 政策 当局 が 将来 的 に インフレ を 許容 する 行動 を とる と 予想 さ れる か 、 或いは それ を 許容 し ない と 予想 さ れる か で 、 消費 ・ 貯蓄 ・ 投資 など に関する 企業 ・ 家計 の 意思 決定 は 、 大きく 異なっ て くる 。  予想 インフレ 率 の 推計 が 政策 レジーム の 変化 （ または ゲーム の ルール の 変化 ） を 検出 する ため に 重要 な 役割 を 果たす 。  岩田 規久男 は 「 多く の 人 が 抱く デフレ 予想 を インフレ 予想 に 変え なけれ ば 、 デフレ 脱却 は でき ない 」 「 銀行 貸し出し は 増える 必要 は ない 。 デフレ 予想 が インフレ 予想 に 転換 すれ ば 企業 が ため込ん だ 内部 留保 を 使っ て 生産 の ため の 投資 を 始める 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊藤 隆敏 は 「 期待 が 変わら なけれ ば 賃金 や 物価 の 変化 も 期待 でき ない 。 皆 が デフレ 予測 を 持っ て いれ ば 賃金 も 下がる し 、 価格 も 下落 する 。 デフレ の 自己 実現 的 な 期待 が 生じ て しまう 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 根岸 隆 は 「 デフレ 期待 が 強まれ ば 投機 的 動機 による 貨幣 の 需要 が 増え 、 中央 銀行 が いくら 貨幣 供給 量 を 増やし て も 金利 が 下がら ず 、 いわゆる 流動 性 の 罠 に 陥る 」 と 指摘 し て いる 。  ポール ・ クルーグマン は 「 一定 の 条件 が 満たさ れれ ば インフレ が 起こり 、 望ましい 状況 が もたらさ れる 。 その 条件 と は 『 国家 の 経済 は 将来 的 に 落ち込ま ない 』 『 中央 銀行 が 実際 に 金融 緩和 を 実現 に 移す 』 と 人々 が 信じ 、 期待 する こと で ある 。 将来 インフレ が 到来 する と 確信 すれ ば 、 手元 の 資産 は 目減り が 予測 さ れる ので お カネ を 使う 理由 が 生まれる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 岩井 克人 は 「 インフレ 期待 は 、 人々 を マネー 自体 へ の 投機 から 、 アイデア に対する 投機 、 モノ に対する 投資 に 向かわ せる 」 と 指摘 し て いる 。  エコノミスト の 片岡 剛士 は 「 デフレ が 続く という 予想 （ デフレ 予想 ） が 強固 で ある 限り 、 公共 投資 といった 財政 支出 を 行なっ た として も 、 それ が 呼び水 と なっ て 民間 投資 や 民間 消費 が 力強く 増加 する こと は ない 。 こう いっ た 時 に は 、 単に 量的 緩和 といった 形 で マネー を 供給 する の で は なく 、 将来 、 デフレ で は なく インフレ が 生じ て いく の だ という 予想 （ インフレ 予想 ） を 形成 さ せる こと が 必要 と なる 。 この ため の 手段 として 有効 な の が インフレ ターゲット 政策 で 、 単なる 量的 緩和 で は なく 、 インフレ ターゲット つき の 量的 緩和 が 必要 と なる 」 と 指摘 し て いる 。  田中 秀臣 、 安達 誠司 は 「 デフレ 脱却 に は 、 デフレ ・ ギャップ の 溝 を 埋める より も デフレ 予想 の 転換 が 重要 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  一方 期待 インフレ 政策 に対して は 反論 も 見 られる 。  ノーベル 経済 学賞 を 受賞 し て いる 米国 の 経済 学者 ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ は 「 インフレ ・ ターゲット が 政策 手段 に なる と 主張 する 方 も 一部 に いらっしゃい ます 。 インフレ 期待 を 形成 さ せる こと が できる か どう か 。 私 は 、 インフレ 期待 を 形成 する こと は 不可能 で あり 、 インフレ に だけ 焦点 を 当てる という 政策 は まちがっ て いる と 思い ます 。 」 と 述べ て いる 。 「 私 の 意見 で は 、 金融 政策 は 全て の マクロ 経済 政策 目的 を 達成 する ため に 行わ れる べき です 。 例えば 、 米国 における 政策 目的 は 雇用 ・ 経済 成長 ・ 物価 安定 です 。 」 「 金融 政策 の 目標 は マクロ 経済 の 安定 化 で あり 、 完全 雇用 を 実現 す べき です 。 これ を 実現 する 政策 手段 が 適正 な 政策 手段 で あり ます 。 」 と 述べ 期待 インフレ を 政策 目標 と する こと を 批判 し て いる 。 また 「 銀行 の バランスシート 上 、 マネーサプライ と 信用 量 が 等しい という 事実 が 、 この 分野 における 長年 にわたる 混乱 の 原因 の 一つ です 。 回帰 分析 を 行え ば 、 この ２つ の 数字 は 同じ もの に なっ て しまう ので 、 何 が 原動力 に なっ て いる か を 特定 する こと は 難しく なっ て しまい ます 。 我々 が 主張 し て いる 理論 で は 、 信用 供給 に 焦点 を 当て た （ 政府 紙幣 発行 の こと ） 訳 です 。 例えば ベース マネー が 増加 し た として も 、 信用 供給 に 直接 反映 さ れ ない 訳 です 。 この 点 こそ 日本 が 抱え て いる 問題 の １つ な の かも しれ ませ ん 。 通貨 当局 は ベース マネー を コントロール し て い ます が 、 直接的 に は 信用 供給 を コントロール し て い ませ ん 。 最終 的 に は この ２つ は 同じ かも しれ ませ ん が 、 何 を コントロール し て いる か という 点 が 重要 だ と 思い ます 。 」 と 述べ ベース マネー と 信用 供給 （ こちら が 直接 に 物価 に 影響 する ） を 等しく 見る こと に対して 問題 を 呈し て いる 。 また 「 日本 の 場合 の インフレ ターゲット 論 の 問題 点 は 、 それ が 短期 的 に 間違っ た 変数 に 注目 する こと で あり 、 コミットメント が 信用 できる もの だ と すれ ば 、 金融 当局 は 間違っ た 戦略 を 長期 に 渡っ て 推進 する こと に なる 。 金融 政策 は 、 今 現在 の 実質 金利 より も 信用 供給 の 拡大 に 注目 し た ほう が 正しく 推測 できる 」 と 指摘 し て いる 。 。 つまり 金融 政策 による 期待 インフレ で は なく 、 信用 供給 に 拠る インフレ ターゲット を 主張 し て いる 。  経済 学者 の 星岳 雄 は 「 デフレ は 金融 政策 で 解決 できる 問題 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  岩田 規久男 は 「 物価 上昇 率 と 貨幣 供給 の 増加 率 と の 間 に は 、 高い 相関 関係 が ある 」 と 指摘 し て いる 。 岩田 は 「 デフレ 予想 を インフレ 予想 に 転換 できる の は 金融 政策 だけ で ある 」 と 主張 し て いる 。  田中 秀臣 は 「 名目 金利 が ゼロ で あっ て も 、 中央 銀行 が マネーサプライ を 増加 さ せる 努力 を通じて 、 インフレ 期待 を 醸成 さ せれ ば 、 デフレ 期待 によって 高 止まり し て い た 実質 金利 は 低下 し 、 総 需要 を 刺激 する 」 と 指摘 し て いる 。  高橋 洋一 は 「 マネタリーベース を 増やせ ば インフレ 予想 が 高まる 」 と 述べ て いる 。  片岡 剛士 は 「 デフレ は 財 と 貨幣 の 相対 価格 で ある 物価 の 継続 的 下落 を 意味 する ので 、 貨幣 に 影響 を 与える 金融 政策 なく し て デフレ を 語る こと は 不可能 で ある 」 「 デフレ 予想 が 根深い 状況 の 下 で の 金融 緩和 策 の 効果 は 、 昭和 恐慌 や 世界 恐慌 の 経験 に 照らす と 、 金融 緩和 → デフレ 予想 の 払拭 → 資産 価格 上昇 → 資産 効果 による 消費 増 、 為替 レート の 円 安 による 輸出 増 、 内部 留保 を 用い た 投資 増 → 以上 による 総 需要 の 増加 → 将来 の デフレ 予想 で は なく 物価 の 上昇 （ デフレ 脱却 ） → 借り入れ 増 による 金融 システム の 復活 と なる と 考え られる 。 昭和 恐慌 や 大 恐慌 から の 脱却 過程 といった 成功 例 において も 、 金融 緩和 により 即座 に 貸し出し が 進む という 状況 に は なら ず 、 金融 緩和 の 実行 から 貸し出し が 進む まで に は 、 一定 の 時間 的 な ズレ が 生じる 。 金融 緩和 により 、 デフレ 予想 を 変え 、 インフレ 予想 を 早期 に 形成 する こと が 重要 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  池尾 和人 は 「 インフレ は 貨幣 膨張 による サポート なし に は 起こら ない が 、 金融 緩和 が あれ ば 必ず 可能 という わけ で は ない 。 インフレ を 起こす の は 貨幣 的 要因 だけ な の か と いえ ば 違う 」 と 述べ て いる 。  財政 政策 を 重視 する 論者 に よれ ば 、 デフレ は 需要 の 不足 に 原因 が あり 、 物価 下落 の 期待 が 形成 さ れ て いる 状態 な ので 、 金融 緩和 し て も 増大 し た マネー は 貯蓄 に 回っ て しまい 、 国内 の 投資 や 消費 は 増え ない 。 その ため 、 国債 によって マネー を 吸い上げ て 公共 投資 を 行い 、 需給 ギャップ を 埋める 必要 が ある 。 金融 緩和 政策 は 積極 的 な 財政 政策 と セット で なけれ ば 効果 的 に デフレ を 克服 する こと は でき ない と する 。  デフレ 下 の 財政 出動 について は 岩田 規久男 は 「 時間 稼ぎ に は なる が 、 財政 の 持続 可能 性 に 影響 が 出る ので 、 長期 的 に は 続け られ ない 」 と 指摘 し 、 金融 緩和 の ない 財政 出動 だけ で は 「 金利 上昇 など の 副作用 が ある 」 と 述べ て いる 。 岩田 は 「 デフレ が 続く 限り 、 政府 支出 を 減らさ ず 、 支出 の 中身 を 需要 を 増やす 効果 が ある 分野 に 振り分ける といった 考慮 が 必要 と なる 」 と 指摘 し て いる 。  村上 尚己 は 「 デフレ と 流動 性 の 罠 において は 、 政府 による 公共 投資 拡大 は 総 需要 を 増やす プラス の 効果 が ある 。 それ が 乗数 効果 を ともなっ て 経済 全体 の 押し上げ に 波及 する こと が 、 理論 上 期待 さ れる 。 政府 による 公共 投資 は 、 主 に 建設 セクター に 景気 回復 効果 が 集中 する 問題 が ある 。 公共 投資 が 、 雇用 を 含め 経済 全体 を 刺激 する 効果 は 限ら れ て いる 。 そう 考える と 、 脱 デフレ を 後押し する ため に は 、 減税 や 社会 保険 料 削減 が より 有効 な 対応 かも しれ ない 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊藤 元 重 は 「 持続 的 な 物価 上昇 が 実現 する ため に は 、 賃金 の 上昇 が カギ と なる 。 賃金 が 上昇 し て いく こと で 、 それ が 物価 に も 反映 さ れる 。 そうした 連鎖 が 生まれ て 、 初めて デフレ から の 完全 な 脱却 が 可能 と なる 。 ただし 、 賃金 は あくまでも 民間 企業 ・ 労働 市場 が 決める もの で ある 。 企業 の 行動 だけ に 過度 に 期待 し て は いけ ない 。 賃金 を 引き上げる ため に は 、 雇用 を 拡大 さ せ なけれ ば なら ない 。 雇用 が 拡大 し 、 労働 市場 の 需給 が 締まれ ば 、 賃金 を 引き上げ ざる を え なく なる 。 賃金 上昇 で は 労働 市場 における 需給 ギャップ が 大きな 鍵 を 握る 」 と 指摘 し て いる 。  若田部 昌 澄 は 「 賃金 が 上がら ない と 物価 は 上がら ない という の は 定説 で あり 、 物価 だけ 先 に 上がる という の は 考え にくい 」 と 指摘 し て いる 。 若田部 は 「 デフレ で 実質 賃金 が 上がっ て いる 状態 で 、 さらに 最低 賃金 を 引き上げる と 、 企業 は 雇用 に 慎重 に なる 。 最低 賃金 の 引き上げ が 、 デフレ 不況 を 解消 する ほど の 需要 に なら ず 、 悪い 効果 を 与える 可能 性 が 高い 」 と 指摘 し て いる 。  インフレ の とき に は 物価 以上 に 賃金 が 上がる ケース が 多い 。 インフレ と 賃金 の 上昇 は 同時に は 起き ず 、 賃金 の 上昇 が 少し 遅れる という タイムラグ が 一般 的 で ある 。  名目 賃金 と インフレーション が 同じ 速 さ で 同時に 上昇 する と 、 実質 賃金 が 上昇 し なく なり 、 いったん 増加 し た 労働 供給 量 が 減少 に 転じ 、 統計 的 に 失業 率 が 上昇 する 。  浜田 宏一 は 「 インフレ 期待 が 高まる と 、 雇用 増加 の 機会 を 失う 場合 も ある 。 労働 者 が 将来 の インフレ を 見込ん で 賃上げ を 要求 し た 結果 、 実際 の インフレ 時 に 名目 賃金 も 上昇 する こと で 、 実質 賃金 は 変化 し ない 。 一方 で 、 労働 者 が インフレ を 期待 せ ず に 賃上げ を 要求 し なけれ ば 、 企業 は インフレ による 実質 賃金 の 低下 に 成功 し 、 雇用 を 増やせる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 原田 泰 は 「 失業 率 が 下がっ て いけ ば 、 いずれ 賃金 は 上がる 。 しかし 、 雇用 が 伸びる 前 に 賃金 を 上げ て は 、 かえって 雇用 の 伸び を 妨げる こと に なり かね ない 」 と 指摘 し て いる 。  田中 秀臣 は 「 デフレ から 脱却 する と 、 実質 賃金 は 当初 低下 する こと により 企業 側 の 採用 コスト が 低下 し 、 失業 率 が 低下 し て いく 。 やがて 雇用 状況 が 改善 し て いく と 、 人手 不足 など の 現象 が 起き 、 その後 は 実質 賃金 が 上昇 に 転じ て いく 」 と 指摘 し て いる 。  岩田 規久男 は 「 インフレ 予想 が 高まり 需給 ギャップ が 改善 すれ ば 、 企業 は 需要 の 増加 に 対応 し 、 実質 賃金 を 引き上げ て でも 雇用 と 生産 を 拡大 さ せ て いく 」 と 指摘 し て いる 。  池尾 和人 は 「 賃金 の 名目 収入 を 下げる という こと について 抵抗 感 が ある し 、 それ が 維持 さ れ て いる から 緩やか な デフレ が 続い て いる という こと が ある 。 それ を 考える と 、 緩やか な デフレ の 下 で 名目 賃金 を 止め て おく と する と 、 その 緩やか な デフレ に 見合う だけ の 労働 生産 性 の 上昇 が 全く 発生 し て い ない と 、 それ は 経済 全体 として は 辛く なる 。 そういう 意味 で 、 マイルド な インフレ の 状況 の ほう が 経済 調整 が やり やすい から 、 そういう 状況 が コスト なし に 実現 できる の で あれ ば その 方 が いい 」 と 指摘 し て いる 。  米国 の 経済 学者 ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ は 2003 年 4 月 に 行わ れ た 財務省 で の 「 関税 ・ 外国 為替 等 審議 会 　 外国 為替 等分 科 会 」 に 於い て 日本 を デフレ から インフレ へ の 転換 さ せる 政策 に 政府 紙幣 の 発行 を 提言 し て いる 。 この 方法 は 債務 ファイナンス に 比べ て 多く の 利点 が ある こと を 指摘 、 信用 供給 か 貨幣 か という 点 について は 、 通貨 当局 は ベース マネー を コントロール し て いる が 、 直接的 に は 信用 供給 を コントロール し て い ない 、 何 を コントロール し て いる か という 点 が 重要 だ と 述べ 、 また インフレ 期待 を 形成 する こと は 不可能 で あり 、 インフレ に だけ 焦点 を 当てる という 政策 は まちがっ て いる の で は ない か 、 金融 政策 は 全て の マクロ 経済 政策 目的 を 達成 する ため に 行わ れる べき だ と も 述べ て いる 。 。  古代 中国 の 経済 政策 書 『 漢書 』 に は 、 デフレ が 民 の 生活 を 阻害 し た こと が 記さ れ て いる 。  19 世紀 末 、 金本位 制 の 影響 で アメリカ は 年 平均 1 . 5 % の デフレ で あっ た 。 その後 、 南アフリカ で 金鉱 が 発掘 さ れ 金 の 生産 量 が 増大 し た こと や 金 為替 本位 制 が 導入 さ れ た こと など の 結果 、 1896 年 に アメリカ の デフレ は 止まっ た 。  第 一 次 世界 大戦 後 、 金本位 制 に 復帰 し た 国 の ほとんど が デフレ 不況 に 直面 し た 。  ベン・バーナンキ の 研究 で は 、 金本位 制 に 復帰 し て い なかっ た 、 或いは いち早く 1931 年 まで に 離脱 し た スペイン 、 オーストリア 、 ニュージーランド は 物価 の 下落 は 軽微 で 回復 が 早かっ た 。 1931 年 に 離脱 し た 日本 、 イギリス 、 ドイツ も 比較的 ダメージ は 軽微 で あっ た 。 1932 年 から 1935 年 まで 離脱 が 遅れ た アメリカ 、 イタリア 、 ベルギー 、 ルーマニア は デフレ が 長く 続き 、 特に アメリカ は デフレ が 4 年間 収束 し なかっ た 。 1936 年 まで 離脱 し なかっ た フランス 、 オランダ 、 ポーランド は 不安定 な 社会 状況 で あっ た 。  世界 恐慌 下 の アメリカ合衆国 において は 、 当初 、 財政 均衡 主義 が 主流 だっ た ため 、 ビルト・イン・スタビライザー の 効果 が 低下 し 、 デフレ スパイラル に 陥っ た 。 設備 投資 は ほぼ 壊滅 的 に 減少 し 、 失業 率 が 25 パーセント に のぼっ た 。 GDP デフレーター で 、 1929 年 から 4 年間 で 25 % 下落 し て おり 、 14 年 後 の 1943 年 に 1929 年 当時 の 水準 に 戻っ た 。  1932 年 、 オーストリア の ヴェルグル で 、 デフレ 対策 として 地域 通貨 が 導入 さ れ 画期的 効果 を あげ た （ 後 に 中央 通貨 令 により 禁止 さ れ た ） 。  1936 年 の 夏 以降 、 インフレ を 懸念 し た FRB は 金融 の 引き締め を 決意 し 実行 し た が 、 これ が 失敗 に 終わり 、 再び アメリカ は デフレ 不況 に 戻る 。 大 恐慌 時代 の フランス は 、 イギリス や 日本 を はじめ 各国 が 金本位 制 から 離脱 し て いっ た に も かかわら ず 、 長期 的 に 金本位 制 に 固執 し 、 フラン の 価値 を 維持 しよ う と し た ため 、 アメリカ より も 長く デフレ 不況 が 続き 、 社会 は 深刻 な 分断 状態 に 陥っ た 。  アメリカ の 2001 年 10 - 12 月 期 の GDP デフレーター は 、 約 50 年 ぶり に マイナス と なっ た 。  2007 年 の チャド の 消費 者 物価 上昇 率 は 、 - 8 . 8 % と なっ た 。  2009 年 、 ハイパーインフレーション 国家 だっ た ジンバブエ が デフレーション に 転じ た 。 2009 年 1 月 の 消費 者 物価 指数 は 前月 と 比べ て 2 . 3 % 下落 し 、 翌 2 月 も 前月 比 3 . 1 % の 下落 と なっ た 。  2014 年 1 月 16 日 、 国際 通貨 基金 （ IMF ） の クリスティーヌ・ラガルド 専務 理事 は 、 ワシントン 市内 で 講演 し 、 日 米 欧 など の 先進 国 経済 について 「 多く の 国 で インフレ 率 が 中央 銀行 の 目標 を 下回っ て おり 、 デフレ の リスク が 高まっ て いる 」 と 指摘 し た 。 また 、 先進 国 で デフレ が 現実 と なれ ば 「 回復 に は 壊滅 的 な 打撃 と なる 」 と 強調 し 、 「 デフレ を 断固 として 退治 する 必要 が ある 」 と 警戒 を 呼びかけ た 。  2014 年 11 月 時点 で 、 ギリシャ で は 1 年 8 カ月 にわたり デフレ 状況 が 続い て いる 。  2015 年 1 月 7 日 、 欧州 連合 （ EU ） 統計 局 は 、 ユーロ 圏 の 2014 年 12 月 の 消費 者 物価 指数 （ 速報 値 ） が 前年 同月 比 で 0 . 2 % 下落 し た と 発表 し た 。  物価 上昇 率 （ インフレ 率 ） が 低下 する こと 、 即ち 、 物価 は 上昇 し て いる が 大きく 上昇 し なく なる こと は ディスインフレーション   ( disinflation )   、 略し て ディスインフレ で あっ て 、 デフレ で は ない 。 デフレーション は 物価 上昇 率 （ インフレ 率 ） が マイナス に なる こと で ある 。  リフレーション   ( reflation ・ 略称 リフレ ) は 過剰 設備 の 解消 によって 物価 下落 率 が 縮小 し 物価 上昇 率 が 0 以上 に 向かう こと で ある 。規制 （ きせ い 、 ） と は 、 特定 の 目的 の 実現 の ため に 、 許認可 ・ 介入 ・ 手続き ・ 禁止 など の ルール を 設け 、 物事 を 制限 する こと を いう 。  直接 規制 （ 政 規 規制 ） と 間接 規制 に 区別 さ れ 、 さらに 直接 規制 は 経済 的 規制 と 社会 的 規制 に 区別 さ れるグレ シャム の 法則 （ グレ シャム の ほう そく ） は 、 金本位 制 の 経済 学 の 法則 の ひとつ で 、 貨幣 の 額面 価値 と 実質 価値 に 乖離 が 生じ た 場合 、 より 実質 価値 の 高い 貨幣 が 流通 過程 から 駆逐 さ れ 、 より 実質 価値 の 低い 貨幣 が 流通 する という 法則 で ある 。 一般 に は 内容 の 要約 「 悪貨 は 良貨 を 駆逐 する 」 で 知ら れる 。  「 グレ シャム の 法則 」 という 名称 は 、 16 世紀 の イギリス 国王 財政 顧問 トーマス ・ グレ シャム が 、 1560 年 に エリザベス 1 世 に対し 「 イギリス の 良貨 が 外国 に 流出 する 原因 は 貨幣 改悪 の ため で ある 」 と 進言 し た 故事 に 由来 する 。 これ を 19 世紀 イギリス の 経済 学者 ヘンリー・マクロード が 自著 『 政治 経済 学 の 諸 要素 』 （ 1858 年 ） で 紹介 し 「 グレ シャム の 法則 」 と 命名 、 以後 この 名称 で 呼ば れる よう に なっ た 。  たとえば 、 金 の 含有 量 が 多く て 銀 の 含有 量 が 少ない 金貨 と 、 同じ 直径 だ が 金 の 含有 量 が 少なく て 銀 の 含有 量 が 多い 金貨 の 二 種類 が 、 同じ 額面 で 同時に 流通 し た と する 。 この 二 種類 に は 、 国 や 有力 機関 が 保証 し て いる 点 で 額面 価値 は 同じ で あっ て も 、 貴金属 含有 量 として の 実質 価値 は 違う ため 、 二 重 の 価値 差 が 生じる 。 仮に 、 金 を 多く 含む 方 を 良貨 、 金 を 少なく 含む 方 を 悪貨 と 呼ぶ 。  すると 、 人々 は 良貨 を 手元 に 置い て おき 、 日々 の 支払い に は 悪貨 を 用いる 傾向 が 生じる 。 なぜ なら ば 国 が 保証 し て いる 点 で 両者 の 価値 は 同等 で ある が 、 そう なれ ば 実質 価値 が 高く 、 有事 の 際 に は 物々交換 において も 有利 な 良貨 は 手放し たく なくなり 、 日々 の 支払い に は 実質 価値 が 低く 、 その 差 を 国 が 補償 し て いる 悪貨 で 間に合わ せ て おこ う と 考える から で ある 。  グレ シャム の 法則 は 、 主 に 金本位 制 時代 の 金貨 や 銀貨 など 、 それ 自体 に 価値 の ある 貨幣 に 当てはまる 。 現代 の 管理 通貨 制度 に もとづく 紙幣 など 、 貨幣 額面 より 大きく 安い 価値 の 信用 貨幣 の 場合 は 、 インフレーション による 減価 など 違う 意味 に 使わ れ 、 本来 の 金 含有 量 の 意味 は ほとんど 当てはまら ない 。  また 、 良貨 と 悪貨 の 関係 は 、 鋳造 量 に も 影響 さ れる 。 11 世紀 と 18 世紀 の 中国 で は 王朝 が 銅貨 の 大量 鋳造 を 行い 、 良貨 にあたる 官 銭 が 普及 し 、 悪貨 にあたる 私 鋳 銭 の 流通 が 減少 し た 。 銅貨 の 私 鋳 は 金 銀貨 より も 利益 が 少ない の が 、 その 原因 と さ れる 。  国家 による 鋳造 の 減少 と 私 鋳 銭 による 鐚銭 が 横行 し て 撰 銭 が 行わ れ た 東アジア 地域 に関して も 、 この 法則 に 当てはまる か どう か の 議論 が 行わ れ て いる 。 15 世紀 末 から 16 世紀 後半 にかけて は 、 中国 沿岸 部 と 西日本 は 非公式 な 貿易 を通して 銭 貨 が 流通 し 、 高 品位 の 精 銭 と 低 品位 の 鐚銭 が 混在 し た 。 西日本 で は 地域 の 市場 で 鐚銭 が 用い られ 、 遠隔 地 の 貿易 に は 精 銭 を 用いる という 用途 に 応じ た 役割 分担 が 発生 し た この 場合 は 、 良貨 と 悪貨 は 代替 的 で は なく 、 補完 的 な 関係 に あっ た 。  グレ シャム の 法則 に 見 られる よう な 現象 自体 は 、 グレ シャム 以前 の 古く から 各地 で 知ら れ て い た 。  古代 ギリシア の 劇 作家 アリストパネス は 、 自作 の 登場 人物 に 「 この 国 で は 、 良貨 が 流通 から 姿 を 消し て 悪貨 が でまわる よう に 、 良い 人 より 悪い 人 が 選ば れる 」 という 台詞 を 与え 、 当時 の アテ ナイ で 行わ れ て い た 陶 片 追放 （ オストラシズム ） を 批判 し て いる 。  天文学 者 として 知ら れる ニコラウス・コペルニクス は 、 グレ シャム の 進言 に 先駆け て 『 貨幣 鋳造 の 方法 』 （ 1528 年 ） において 同様 の 説 を 唱え て い た   。  日本 の 江戸 時代 中期 の 思想家 三浦 梅園 も 、 自著 『 価 原 』 （ 1773 年 ） の 中 で 「 悪 幣 盛ん に 世 に 行わ るれ ば 、 精 金 皆 隠る 」 という 説 を 独立 し て 唱え て いる 。 この 時期 すなわち 明和 9 年 （ 1772 年 ） から 発行 さ れ た 、 南鐐 二 朱 判 は 一 両 当り の 含有 銀 量 が 21 . 6 匁 で あり 、 同 時期 に 流通 し て い た 元 文 丁 銀 の 一 両 当り 27 . 6 匁 と 比較 し て 不足 し て いる 悪貨 で あっ た 。 この こと が 南鐐 二 朱 判 を 広く 流通 さ せ 、 この よう な 計数 銀貨 が 次第に 秤量 銀貨 で ある 丁 銀 を 駆逐 し て いっ た 一因 で も ある 。  これ より 前 の 、 元禄 8 年 （ 1695 年 ） に 行わ れ た 品位 低下 を 伴う 元禄 の 改鋳 後 に 、 良質 の 慶長 金銀 は 退蔵 さ れ 、 品位 の 劣る 元禄 金銀 のみ が 流通 し た こと も 典型 的 な 例 で ある 。  「 悪貨 が 良貨 を 駆逐 する 」 という 言葉 は 、 前述 の アリストパネス の 例 の よう に 悪人 が はびこる よう な 治安 の 悪い 状態 や 、 軽佻 浮薄 な 文化 が 流行 する よう な 場合 を 指す とき に よく 引き合い に 出さ れる 。  良貨 悪貨 の 良 悪 は 、 貨幣 の 質 の 良 悪 で あり 人物 の 質 の 良 悪 で は ない ため 、 上述 の よう な 用法 は その 点 を 混同 し て おり 転義 的 で ある 。『 ワールドビジネスサテライト 』 （ 英 称 ：" WORLD   BUSINESS   SATELLITE "） は 、 テレビ東京 系列 を 始め 、 BS テレ 東 （ 旧 ・ BS ジャパン ） ・ 日経 CNBC で 1988 年 4 月 4 日 から 放送 さ れ て いる 経済 情報 番組 で ある 。 略称 は 、 英 称 の 頭文字 を 採っ た 「 WBS 」 （ ダブリュービーエス ） 。 モノ ステレオ 放送 を 実施 し て いる 。  経済 情報 を 中心 に 取り扱う 、 同局 で は 一 日 の 最後 を 締め括る 情報 番組 で ある 。  2018 年 現在 、 民放 各局 の 最終 ニュース 番組 の 中 で は 最 長寿 番組 で ある 。 また 、 東京 キー 局 制作 の 報道 番組 で 、 かつ 番組 名 を 変え ず に 現在 も 放映 さ れ て いる ケース で も 1 番 長い （ 2018 年 4 月 現在 ） 。  平日 のみ の 放映 だ が 、 2002 年 10 月 から 2008 年 3 月 まで は 姉妹 番組 として 土曜日 に 『 ワールドビジネスサテライト 土曜 版 』 が 放映 さ れ て い た 。  現在 の メイン キャスター は 、 2014 年 4 月 から 5 代目 を 務める 大江 麻理子 。 初代 メイン キャスター は 小池 百合子 （ 当時 の 芸名 は 小池 ユリ子 ） だっ た が 、 1992 年 6 月 に 細川 護煕 率いる 日本新党 から 参議院 議員 選挙 へ の 出馬 を 表明 し た 関係 で 降板 し 、 それ から しばらく の 間 は メイン キャスター を 置か なかっ た 。  番組 内 で は 経済 関連 以外 の 話題 を 扱う 時間 帯 も 設け て いる が 、 番組 開始 当初 から 一貫 し て スポーツ に関する 話題 を 扱う の は ごく わずか で 、 当 番組 の 後続 に 編成 さ れ て いる 『 追跡 LIVE !   Sports   ウォッチャー 』 が その 役割 を 担っ て いる 。  現在 は テレビ東京 （ 六本木 新 本社 ） の 第 3 スタジオ から の 放送 だ が 、 開始 当初 は （ 虎ノ門 旧 本社 ） 報道局 に 隣接 する 第 4 スタジオ を 使用 し て い た 。 それ まで 第 4 スタジオ は 報道局 の 一部 として 『 ビジネスマン NEWS 』 の 海外 市況 コーナー や スポット ニュース で 使わ れる 程度 の 簡便 な 設備 だっ た が 、 番組 開始 に 伴い 本格 的 に 整備 さ れ た 。  国政 選挙 投開票 日 の 夜間 に テレビ 東京 系列 で 放送 する 『 TXN 報道 特別 番組 』 は 、 池上 彰 が メイン キャスター を 務める 『 池上 彰 の 選挙 スペシャル 』 に 移行 する まで 、 当 番組 を 基 に 構成 。 当 番組 の キャスター 陣 が 、 進行 ・ 取材 ・ インタビュー を 担当 し て い た 。 ちなみに 池上 は 、 2014 年 から 「 スペシャル コメンテーター 」 扱い で 、 当 番組 へ 随時 出演 し て いる 。  生放送 の 報道 番組 だ が 、 直前 の レギュラー 番組 が 放送 時間 を 拡大 し たり 、 スポーツ 中継 など の 特別 番組 が 組ま れ て も 、 当 番組 が 短縮 または 休止 に なる こと は 滅多 に ない 。 ただし 、 2000 年代 以降 は 世界 卓球 や ワールドカップ の 中継 により 休止 または BS テレ 東 に 振り替え と なる 日 も ある 。  クール 単位 で の 平均 視聴 率 は 3 % 程度 で 推移 し て いる 。 一 例 を あげる と 2011 年 10 月 クール は 3 . 7 %、 2012 年 1 月 クール は 3 . 9 % で ある 。 （ ビデオリサーチ 調べ 、 関東 地区 ・ 世帯 。 以下 略 ）  週刊 ダイヤモンド 2015 年 11 月 14 日 号 に 掲載 さ れ た 特集 「 誰 が テレビ を 殺す の か 」 に よれ ば 、 2015 年 10 月 の 視聴 率 （ ビデオリサーチ 調べ 、 関東 地区 ） は 2 . 2 〜 4 . 3 ％ で あっ た 。 10 月 は 、 マーケット キャスター 豊島 晋作 の 番組 卒業 や 、 ラグビー 日本 代表 の 五郎丸 歩 選手 の 出演 が 含ま れ て いる 。  1988 年 4 月 4 日 に 『 ニュース ・ 日経 朝刊 』 を 発展 解消 する 形 で スタート 。 当初 の 視聴 率 は 1 % だっ た と いう が 、 テレビ東京 として は 「 ウチ で この 数字 なら いける 」 と 思っ た と いう 。 番組 開始 当初 は 一部 に 二 ヶ国 語 放送 （ 海外 中継 の コーナー のみ ） を 取り入れ 、 ニューヨーク （ ウォールストリート・ジャーナル ） や ロンドン （ ロイター ） の 現地 記者 を つない で 海外 の 市況 情報 も 取り上げ た 。 その ため 、 オープニング の クレジット に は 「 東京   日本経済新聞社   ロンドン   VIS ニュース   ニューヨーク   ダウ ・ ジョーンズ   協力   ロイター 」 と あっ た 。 この 時 は 株式 投資 を し て いる 人 が 主 な 視聴 者 層 で 現在 と 比べ て 硬派 だっ た 。 その後 、 ロンドン 中継 は 放送 時間 短縮 と なっ た 1998 年 4 月 で 取りやめ と なっ て いる 。  90 年代 中盤 から 略称 「 WBS 」 が 使わ れる よう に なっ た 。  1997 年 6 月 、 香港 の 中国 返還 を 中継 放送 する ため に 香港 から 生放送 。 『 スポーツ TODAY 』 と 放送 時間 を 入れ替え 、 さらに 放送 時間 を 30 分 拡大 し た 23 : 45 - 25 : 05 の 特別 番組 を 放送 。  1998 年 4 月 、 最新 アイデア 商品 情報 を 伝える 「 トレンド たま ご 」 （ トレ たま ） が 始まる 。 開発 途中 の 製品 を 扱う こと が 多く 、 実用 化 さ れ て ヒット し た 実績 に は 乏しい 。 2001 年 に は 、 取り上げ られ た 製品 を まとめ た 書籍 が 日本経済新聞社 から 刊行 さ れ た 。 また 、 この 頃 から ファッション や 自動車 など 、 消費 流通 分野 の 取材 を 増やす 事 と なる 。  2000 年 から 放送 時間 を 拡大 し た 大型 特集 を 開始 （ 年 数 回 実施 ） 。  2000 年 10 月 に は 、 BS デジタル 放送 や 地上 デジタル 放送 を 見据え た スタジオ の 整備 ・ 再編 が 行わ れ 、 12 月 1 日 より BS ジャパン （ 現 ： BS テレ 東 ） で の 同時 放送 が 開始 。 スタジオ 内 の 映像 を 初め として 、 順次 ハイビジョン 撮影 に 移行 し た 。  2001 年 9 月 11 日 に アメリカ 同時 多発 テロ 事件 （ 9 ・ 11 ） が 発生 し た 折 に は 、 アメリカ 国内 の 全 マーケット （ 市場 ） が 取引 停止 と なり 、 金融 取引 や 景気 動向 等 の 影響 を 積極 的 に 取り上げ た 。 アメリカ 国内 の マーケット 再開 （ 9 月 17 日 ） 以降 も 、 マーケット 情報 を 重点的 に 扱っ た 。 この 頃 から 、 画面 上部 に 株価 指標 （ ダウ 30 と ナスダック 総合 指数 ） と 為替 （ ドル / 円 ） の 表示 を 開始 。 10 月 に 放送 し た 拡大 版 で は 9 ・ 11 後 の 景気 や 市況 について の 討論 が 行わ れ 、 これ を 機 に 2002 年 から は レギュラー コーナー として 「 討論 スペシャル 」 が 始まる 。  2002 年 10 月 6 日 から は 、 毎週 土曜日 に 『 土曜 版 』 が スタート 。 日曜日 を 除き 、 毎日 経済 ニュース を 伝え た （ 2008 年 3 月 29 日 をもって 放送 終了 ） 。  年 数 回 程度 （ 主 に 金曜日 ） 、 地方 経済 の 現状 や 動向 など を 伝える 「 列島 LIVE 」 の コーナー が 開始 。 テレビ 東京 系列 局 の ある 地域 や その 周辺 を 小谷 自ら 取材 し 、 現地 から 生 中継 で 送る 。 この 時 は 地元 局 の スタジオ で は なく ほぼ 屋外 から の 中継 に なる が 、 2006 年 8 月 4 日 分 は 完成 間 も ない テレビせとうち 新社屋 前 広場 （ 山陽新聞社 ・ さん 太 広場 ） から だっ た 。 他 に 週 代わり の コメンテーター も 同行 する 。 この 日 は 、 テレビ東京 の スタジオ で は マーケット 情報 や フラッシュ ニュース が 伝え られる 程度 と なる 。 また 、 2011 年 9 月 30 日 は テレビ北海道 釧路 送信 所 が 同年 8 月 26 日 に 開局 し た こと に 関連 し 、 北海道 釧路 市 から 生 中継 を 行なっ た 。  2004 年 4 月 に は 、 当時 レギュラー コメンテーター を 務め て い た 植草 一秀 が 逮捕 さ れ た が 、 番組 内 で は その こと に 全く 触れ なかっ た 。  2005 年 に 「 ギャラクシー 賞 ・ 特別 賞 」 を 受賞 。 地上波 の 民放 で は 珍しい 「 経済 専門 の 報道 番組 」 に 早くから 取り組み 、 長年 にわたる 放送 により 経済 報道 を 活性 化 さ せ た 功績 に よる 。 授賞 式 の 席上 、 番組 の 代表 として 大浜 平太郎 が 出席 し 「 他 の 番組 が つまらない から 受賞 でき た 」 と 絶妙 の コメント を 残し た 。  2006 年 10 月 26 日 で は 、 前日 （ 25 日 ） の プロ 野球 ・ 日本 シリーズ （ 第 3 戦 ） の 中継 が 延長 し 、 サッカー U - 21 日本 代表 戦 （ 録画 放送 ） も あっ た ため に 、 1 時間 40 分 遅れ の 0 : 52 から 放送 。 大半 は 録画 による 進行 だっ た が 、 株価 コーナー と エンディング 部分 のみ 生放送 で 、 エンディング で は 苦笑 交じり の コメント が あっ た 。  2007 年 6 月 1 日 の 放送 で は 、 クール・ビズ の 一環 として 男性 キャスター ・ コメンテーター ・ ゲスト は ノーネクタイ で 出演 。 ただし 、 同月 4 日 以降 は コメンテーター のみ で 、 キャスター 陣 は ネクタイ 姿 に 戻っ た 。 その後 2011 年 から は 節電 対策 の 一環 で 6 月 から 9 月 まで 実施 （ 曜日 配列 によって は 実施 期間 を 前倒し または 切り上げ する ） 。 なお 当 番組 に 限ら ず すべて の 経済 報道 系 の 番組 や 定時 ニュース で ある 『 TXN ニュース 』 で も 実施 さ れ て いる 。 ただし 、 期間 内 に 選挙 開票 特番 を 実施 する 日 に 限っ て は ネクタイ 姿 に なっ て いる 。  2007 年 11 月 に 番組 制作 チーム が 「 ATP 賞 テレビ グランプリ 2007 ・ 特別 賞 」 を 受賞 。  2008 年 9 月 26 日 、 サブ キャスター として 13 年間 出演 し て き た 大浜 が 夕方 の 『 FINE !』（→『 NEWS アンサー 』 、 2018 年 現在 は 『 ゆう がた サテライト 』 ） メイン キャスター を 担当 する ため に 降板 。  2009 年 4 月 、 大手 スポンサー 企業 が 構成 する 団体 「 優良 放送 番組 推進 会議 」 が 発表 し た 報道 番組 アンケート 調査 で 1 位 に 選ば れ た 。 1 年 後 の 調査 で も 1 位 に 選出 さ れ た 。  2010 年 4 月 、 出演 者 は 変わら ない ものの 、 デザイン など で 大きく リニューアル 。 長年 使用 し て き た タイトル ロゴ が 英文 を 強調 し た もの に 刷新 、 映像 デザイン ・ テーマ 音楽 も リニューアル 。 スタジオ セット も 変更 し 、 新た に タッチセンサー 式 モニター が 登場 する 。 また 、 有料 化 を 前 に 新装 し た 日経新聞 の 電子 版 で 掲載 さ れ た 記事 の 紹介 も 行う 。 これ まで ライバル だっ た NHK - BS 1 で 放送 し て き た 『 経済 最前線 』 が 終了 し 、 総合テレビ で 『 Biz スポ 』 が スタート （ 放送 時間 は 23 : 25   -   23 : 50 。 2012 年 3 月 終了 ） 。 『 Biz スポ 』 が 金曜 のみ 22 : 55 スタート と なる 事 も あっ て 、 WBS は 金曜 のみ 本編 の 前 に 事前 枠 『 WBS プラス 』 を 設定 し て い た 。  2010 年 4 月 30 日 に は 上海 万博 開幕 直前 の 上海 から 生放送 、 30 分 拡大 し て 放送 し た 。  2010 年 5 月 29 日 に は （ 前日 ） 28 日 の 世界 卓球 2010 の 中継 が 2 時間 延長 し 、 1 : 00   -   2 : 04 （ 28 日 深夜 ） に 放送 し た 。 2012 年 現在 、 最も 放送 時間 が 遅い ケース と なっ て いる 。  2010 年 10 月 5 日 から 、 開局 から 同月 2 日 まで テレビ東京 と 同時 ネット を 行っ て き た BS ジャパン で は 、 火曜   -   土曜 0 時   -   0 時 58 分 に 1 時間 の 時差 放送 と なっ た （ 地上波 で 前日 の 4 日 放送 分 から ） 。 2010 年 10 月 9 日 から 2013 年 3 月 31 日 まで 、 BS ジャパン で スピンオフ 番組 『 WBS   Weekend 』 が 放送 さ れ た 。  2013 年 1 月 4 日 は 22 時 54 分 から 23 時 まで 、 単発 の 事前 ミニ 枠 『 WBS プラス 』 として 、 スタジオ から 番 宣 が 生 放送 さ れ た 。  2014 年 2 月 12 日 は ふだん より 早い 22 時 30 分 から 23 時 58 分 まで 、 30 分 前 拡大 で 放送 さ れ た 。 翌日 13 日 は ソチ オリンピック 中継 の ため 放送 が 休止 と なっ た 。  2014 年 3 月 28 日 をもって 小谷 が BS ジャパン の 「 BS ニュース   日経 プラス 10 」 の メイン キャスター を 担当 する ため 16 年間 勤め た 同 番組 を 降板 。 同時に 進藤 も ニューヨーク 支局 に 異動 の ため に 降板 、 森本 も 「 NEWS アンサー 」 の メイン キャスター を 担当 する ため 揃っ て 降板 と なっ た 。  2014 年 3 月 31 日 より 新 メイン キャスター に 大江 麻理子 が 就任 し 大幅 に リニューアル 。 あわせ て 大浜 が サブ キャスター として 復帰 し た 。 この リニューアル 時 の キャッチ コピー は 「 弱小 テレビ東京 の 反転 攻勢 !」 という もの だっ た 。 番組 の タイトル ロゴ も 「 WBS 」 を 全面 に 押し出し た 新 デザイン に 変更 さ れ た 。 新 体制 の テーマ は 「 自分 に つながる 経済 ニュース 」 。 イメージ は 「 しなやか 」 。 リニューアル 後 は 一般 ニュース や グルメ など 消費 者 の 生活 を 意識 し た より 身近 な 話題 を 取り上げる 機会 が 増加 し て いる 。  2015 年 6 月 2 日 は テレビ東京 系列 地上波 にて 『 全 仏 オープン テニス 2015 ・ 男子 シングルス 準々 決勝 ・ 錦織 圭 × ツォンガ 』 （ 2 日 22 時   -   3 日 3 時 24 分 ） 放送 の ため 、 地上波 で は 休止 と なっ た （ この 日 は BS ジャパン で 0 時   -   0 時 58 分 に 前日 に 地上波 放送 し た ものの 遅れ ネット が 通常 通り あっ た ） 。 翌 3 日 は 0 時   -   0 時 58 分 に BS ジャパン へ の 裏 送り による 生放送 を 行い 、 23 時   -   23 時 58 分 に 地上波 で 通常 通り の 放送 を 行っ た （ 後述 も 参照 ） 。  2018 年 4 月 2 日 より 、 2010 年 10 月 1 日 以来 7 年 半 （ 8 年 ） ぶり に BS ジャパン で 再度 同時 放送 を 開始 し 、 「 BS ニュース   日経 プラス 10 」 で 解説 キャスター を 務め て い た 滝田 洋一 （ 日本経済新聞 編集 委員 ） 、 山川 龍雄 （ 日経 ビジネス 編集 委員 ） の 2 名 が 解説 キャスター として 加わっ た 。  2018 年 4 月 20 日 は BS ジャパン で は テレビ東京 系列 地上波 で 放送 さ れ た 『 ドラマ Biz 』 枠 の 遅れ ネット が 21 時 から 22 時 9 分 まで 放送 さ れ 、 その後 ミニ 番組 を 放送 し た のち 、 「 BS ニュース   日経 プラス 10 」 の 放送 は 22 時 15 分 から 23 時 13 分 まで 放送 さ れ た 。 その後 本番 組 は 23 時 15 分 より 放送 さ れ た 。 地上波 で の 番組 開始 から 15 分 遅れ の ディレイ 放送 （ 23 時 15 分   -   翌 0 時 15 分 ） と なっ た 。 この 対応 は 初 で ある 。 その後 7 月 20 日 ・ 10 月 19 日 ・ 2019 年 1 月 25 日 に も 同様 の 編成 と なっ た 。  ※ すべて 日本 時間 （ JST ） で 、 テレビ東京 における 放送 時間 を 記す 。  2010 年 4 月 から 2011 年 3 月 まで は NHK 総合 が 経済 番組 で ある Biz スポワイド を 金曜日 の 22 : 55 から 放送 し て い た 。 WBS は それ に 対抗 する ため 、 金曜日 のみ 22 : 54   -   23 : 00 に 事前 枠 『 WBS プラス 』 を 設定 する こと で 、 事実 上 の フライング スタート を 行っ て い た 。 他 の 曜日 異なり 、 事前 枠 の 設定 が あっ た ため 、 本編 で は 特集 を 3 本 放送 し て い た 。  2010 年 から 2011 年 の 一時期 、 週 1 日 のみ 本編 と は 別枠 で 事前 枠 『 WBS プラス 』 を 設定 し て い た （ 実質 的 に フライング スタート を 行っ て い た ） 。  『 WBS プラス 』 の 当初 の 実施 日 は 金曜日 だっ た が 、 2011 年 4 月 から は 月曜日 に 移っ た 。 ただし 、 月曜日 に なっ て から は テレビ東京 のみ で 行わ れ 、 当日 の 番組 内容 の 紹介 を し て い た 。 他 の ネット 局 へ の 配慮 として 、 オープニング 映像 は 従来 通り 23 時 に 流さ れ た 。 2013 年 1 月 4 日 は 22 時 54 分 から 別 番組 として スタジオ から 番 宣 が 生 放送 さ れ た 。  なお 、 毎年 最後 の 放送 は 30 分 拡大 さ れる 。 （ 2010 年 頃 まで は 23 : 00   -   翌 0 : 28 だっ た が 、 小谷 降板 の 1 ・ 2 年 前 から は 22 : 00   -   23 : 24 と 1 時間 開始 時間 を 繰り上げ て いる 。 ）  2016 年 1 月 6 日 から 毎週 水曜日 のみ 関東 ローカル で 事前 枠 『 WBS プラス 』 が 再度 設定 さ れ た が 、 同年 3 月 30 日 をもって 終了 し た 。  経済 を 中心 に 企業 ・ 金融 に 関係 し た 話題 を 提供 する 。 特集 コーナー の VTR は 10 分 前後 だ が 、 それ 以外 の リポート も 特集 の よう に 時間 を かけ た VTR と なっ て いる 。  2000 年代 後半 から は 、 上記 以外 の ニュース を WBS   NEWS として 短く 伝え て いる （ ただし 、 野中 時代 に も 「 その ほか の 主 な ニュース 」 という コーナー が あっ た 。 この 時代 は 「 経済 フラッシュ 」 という コーナー も あっ た ） 。 ただし 、 2016 年 まで は 社会 部 に関する 話題 （ 殺人 事件 など ） は ほとんど 取り扱っ て い なかっ た 。 災害 関連 の 報道 で は 、 主 に 被災 地 に 所在 する 企業 や 事業 所 の 動向 を 報じる 。 また 、 天気 は 番組 の エンディング で 主要 都市 の 明日 の 天気 を 、 テロップ 表示 する 。  番組 の エンディング 時 、 初代 の 小池 から 先代 の 小谷 まで 「 ごめんください ませ 」 と 挨拶 し て い た が 、 大江 は 「 それでは 、 また 明日 お目にかかり ます 」 （ 通常 の 時間 の 場合 ） または 「 それでは 、 また 今晩 お目にかかり ます 」 （ 0 時 以降 に エンディング の 場合 ） と 挨拶 し て いる 。  1998 年 4 月 に スタート し た コーナー で 、 通称 「 トレ たま 」 。 あらゆる ジャンル の 斬新 な 商品 や 技術 を 、 毎回 1 つ リポート する 。 2007 年 2 月 12 日 放送 分 で 2000 回 に 達する 長寿 コーナー で ある 。  当初 は 大浜 が 担当 し 、 「 平太郎 の トレンド たま ご 」 と 称し て い た 。 1999 年 から は 、 リポーター は テレビ東京 の 新人 ・ 若手 アナウンサー （ 主 に 女性 ） が 担当 する よう に なっ た 。 小谷 が ニューヨーク から 「 真生子 の トレ たま   in   NY 」 として リポート し た こと も ある 。 日 によって は 、 系列 局 の ある 地方 から 、 地元 の 女性 アナウンサー が リポート を 送る こと が ある 。  コーナー の 終盤 で は 、 スタジオ で リポーター と キャスター の トーク が 繰り広げ られ 、 キャスター が 意見 や 疑問 を コメント する 。 商品 によって は 、 スタジオ に 実物 が 用意 さ れる こと も ある 。  番組 の 公式 ホームページ 内 に は 、 これ まで 紹介 さ れ た 商品 ・ 技術 の まとめ 『 トレンド たま ご アーカイブ 』 が 掲載 さ れ て いる （ 2003 年 以降 ） 。 2007 年 4 月 9 日 放送 分 から は 、 取材 し た アナウンサー の レポート も 添え られ て いる 。  2012 年 頃 まで は 時折 「 トレンド たま ご スペシャル 」 が 行わ れ 、 時間 を 拡大 し て 複数個 の 商品 を 複数 の リポーター が 伝える 日 も ある 。 また 、 スペシャル で は 以前 紹介 さ れ た 商品 ・ 技術 の その後 （ 売り上げ の 状況 など ） を 追跡 する こと が ある 。  この コーナー の 成功 を 受け 、 テレビ東京 や 系列 局 で は 同様 の 趣旨 の コーナー が 他 の 番組 で も 行わ れ て いる 。  ハイビジョン 化 は 他 の コーナー より も 遅く 、 2008 年 6 月 から 順次 導入 さ れ た 。  下記 の コーナー は 基本 的 に 記載 の 曜日 に 放送 さ れる が 、 稀 に 他 の 曜日 に 放送 さ れる 事 が ある 。  < br >※ スタジオ トーク 中 や ヘッドラインニュース を 伝え て いる 間 は 現在 の NY 市況 が 右 上 （ かつて は 左上 ） に 表示 さ れ て いる （ NY 市場 が 休み の 場合 は 、 為替 のみ 表示 ） 。  この 番組 の コメンテーター は 1 人 が 1 週間 連続 し て 出演 し 、 次 の 週 は 別 の 人物 が 1 週間 出演 する システム を 取っ て いる （ かつて の 土曜 版 は 週 替わり ） 。 よって 、 同一 の コメンテーター の 出演 は 1 〜 2 か月 に 1 週 程度 と なっ て いる 。 この 様 な 特異 な システム を とっ て いる 原因 として 、 他 の 番組 の 様 に コメンテーター の 出演 を 曜日 で 固定 する と 、 国内 ・ 外 へ の 出張 が 多い コメンテーター の 本業 に 支障 が 出る ため で あろ う と 見 られる 。  ただし 、 2014 年 に 大江 － 大浜 体制 と なっ て 以降 は 、 1 週間 を通して 出演 せ ず 週 の 前半 ・ 後半 で コメンテーター が 交代 する ケース が み られる よう に なっ た 。  なお 、 この 番組 が 番組 編成 の 都合 で 1 時間 以上 放送 開始 が 遅れる こと が 分かっ て いる 場合 、 事前 に コメンテーター の 発言 を 収録 し 、 番組 の 放送 自体 に は 出演 し ない ケース も ある 。 これ も コメンテーター の スケジュール の 影響 だ と 思わ れる 。  ニューヨーク マーケット 情報 で は ニューヨーク 支局 の スタジオ から 中継 さ れる が 、 金曜 は NASDAQ から 中継 さ れる こと も ある 。  「 トレンド たま ご 」 担当 キャスター は 当初 大浜 が 担当 し 、 1999 年 以降 は 同年 - 2013 年 入社 の テレビ東京 の 女性 アナウンサー 全員 が 担当 。  数 回 以上 登場  新井 誠 志 「 未来 へ の 煌めき 」  番組 15 周年 を 機 に 、 エンディング テーマ を 設け て いる 。  2008 年 4 月 2 日 に は 、 『 土曜 版 』 の 主題歌 を 含む 全曲 を 集め た コンピレーション・アルバム 『 WBS ソングス 』 が ユニバーサル ミュージック から 発売 さ れ た 。簿記 （ ぼ き 、 ） と は 、 企業 など の 経済 主体 が 経済 取引 により もたらさ れる 資産 ・ 負債 ・ 純資産 の 増減 を 管理 し 、 併せ て 一定 期間 内 の 収益 及び 費用 を 記録 する こと で ある 。 より 平易 な 言い方 を する と 「 お金 や もの の 出入り を 記録 する ため の 方法 」 で ある 。 記帳 方法 によって 単式 簿記 と 複式 簿記 が ある が 、 今日 で は 、 産業 革命 以降 、 企業 の 大 規模 化 に 伴い 一般 的 な 記帳 方式 で ある 「 複式 の 商業 簿記 」 を 指し て 「 簿記 」 と 称する こと も ある 。 簿記 の 種類 に は 商業 簿記 、 工業 簿記 、 銀行 簿記 、 農業 簿記 など が ある 。 簿記 は 、 会計 学 より も 会計 における 実務 に 近い 部分 を 担当 する 。  関連 動画 ： YouTube  貨幣 経済 の 誕生 ･ 発展 の 中 で 貨幣 の 量 の 勘定 ･ 記録 が 必要 と なり 、 発明 さ れ た 。  ローマ 時代 の 古代 彫刻 の 中 に 商業 帳簿 が 彫ら れ て いる こと が 確認 さ れ て おり 、 その 歴史 は 古代 へ さかのぼる と 推察 さ れ て いる 。 ローマ の 他 、 ギリシャ ･ バビロニア ･ アッ シリア ･ エジプト など で も 古代 の 時点 で 簿記 が 存在 し て い た こと が 推定 さ れ て いる 。 しかし 、 その 頃 の 簿記 は 、 まだ 単式 簿記 で あっ た 。  その後 、 14 世紀 から 15 世紀 にかけて の ルネサンス 期 に ヴェネツィア 商人 によって 複式 簿記 が 発明 さ れ た と 考え られ て いる 。 イタリア 人数 学者 ルカ・パチョーリ   ( Luca   Pacioli )   が 1494 年 に 出版 し た 『 算術 、 幾何 、 比 及び 比例 要覧 』 （ 通称 『 スンマ 』 、 原題 :   Summa   de   arithmetica ,   geometria ,   proportioni   e   proportionalità ） の 中 で 複式 簿記 が 紹介 さ れ て おり 、 この 本 は 組織 的 に 行わ れ た 複式 簿記 の 存在 を 記述 する 最古 の 文献 として 知ら れ て いる 。 なお 、 この 本 で 複式 簿記 が 紹介 さ れ た こと が 、 ヨーロッパ 中 に 複式 簿記 が 広まる きっかけ と なっ た 。 当時 の イタリア で は 、 前期 的 商業 資本 の 台頭 に 伴い 、 商品 生産 ・ 商品 取引 が 発展 し つつ あっ た 。 その よう な 経済 状況 の 中 で 、 それ まで 普及 し て い た 債権 ・ 債務 の 記帳 法 （ 擬人 法 ） は 継承 し ながら 、 商品 勘定 （ 口 別 商品 勘定 ） など の 物的 勘定 、 資本 勘定 及び 名目 勘定 （ 損益 勘定 ） を 導入 し て 、 組織 的 簿記 が 完成 さ れ た 。  現在 で は 、 単に 「 簿記 」 という 場合 、 「 複式 簿記 」 を 指す の が 一般 的 で ある 。 複式 簿記 において は 、 たとえば 財貨 で 物品 を 購入 し た 場合 、 物品 を 得 た という 事実 と 財貨 を 失っ た という 、 取引 における 2 側面 を 遺漏 なく 記録 しよ う と する 。 ドイツ の 文豪 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ は 、 「 簿記 こそ 、 人間 の 精神 が 生ん だ 最も 美しい もの の 1 つ で ある 」 と 述べ て いる 。   日本 で は 、 1873 年 （ 明治 6 年 ） 6 月 に 福 澤 諭吉 が 日本 初 の 簿記 書 で ある 『 帳合 の 法 』 初 編 を 出版 し た の に 続き 、 10 月 に は 加藤 斌 の 『 商家 必用 』 、 12 月 に 大蔵省 の 『 銀行 簿記 精 法 』 と 、 西洋 式 簿記 書 が 相次い で 刊行 さ れ 、 洋式 簿記 の 導入 が 始まっ て いる 。 当時 は まだ 「 簿記 」 の 訳語 は あて られ て い なかっ た が 、 その 経緯 の 詳細 は 別 節 「 和訳 の 由来 」 で 説明 する 。  簿記 の 表記 方法 （ 記帳 法 ） に は 、 単式 簿記 と 複式 簿記 の 2 種類 が ある 。 詳しく は 各 項目 を 参照 さ れ たい 。  正確 かつ 公正 に 記述 できる 方法 が 確立 し て いる 複式 簿記 は 、 企業 会計 や 公益 法人 会計 ・ 独立 行政 法人 会計 など に 広く 用い られ て いる 。 簿記 と いえ ば 、 多く の 場合 は 複式 簿記 を 前提 と する 。 以下 、 特に 注釈 が ない 場合 、 複式 簿記 を 指す もの として 論じる 。  経済 主体 （ 企業 ・ 政府 など ） の 経済 活動 に 応じ た 簿記 の 方法 論 が ある 。 代表 的 な もの に 商業 簿記 と 工業 簿記 が ある 。  完成 し て いる 商品 を 仕入れ て 販売 する 会社 の 財務 状態 を 管理 する ため の 記帳 方式 。 最も 基本 的 な 簿記 で ある 。 ただし 、 どの 会社 に も 共通 する 決算 に関する 会計 処理 や 、 固定 資産 の 償却 処理 など も 「 商業 簿記 」 として 取り扱う こと が ある 。  材料 を 仕入れ 、 製造 し 、 製品 を 販売 する 会社 の 財務 状態 を 記録 ・ 計算 ・ 報告 する ため の 記帳 方式 。 その 製品 を 作る ため に 必要 な 経費 を 材料 費 や 製造 作業 員 の 賃金 、 製造 機器 の ランニング コスト など から 算出 する に は 複雑 な 計算 手続き を 必要 と する ため 原価 計算 の 理論 を 主 に 用いる 。 簡便 法 として の 商 的 工業 簿記 も 存在 する 。  基本 的 な 簿記 で ある 商業 簿記 に対して 、 それ 以外 の 簿記 の こと を 応用 簿記 と 称する 。  日本 における 洋式 簿記 の 導入 は 、 1873 年 （ 明治 6 年 ） の 福 澤 諭吉 ・ 加藤 斌 ・ 大蔵省 による 洋式 簿記 書 の 刊行 を 嚆矢 と する が 、 1874 年 （ 明治 7 年 ） 以前 の 英語 辞書 で は   Bookkeeping   の 訳 は 多く の 場合 「 帳面 算用 を 主 る こと 」 と さ れ 、 「 簿記 」 の 訳語 は まだ 使用 さ れ て い なかっ た 。 西洋 式 簿記 導入 以前 の 日本 固有 の 帳簿 記入 は 「 帳合 （ ちょうあい ） 」 と 称さ れ て おり 、 福澤 諭吉 は これ を 踏まえ て 訳語 に 「 帳合 」 を 充て 、   " Bryant   &   Stratton ' s   Common   School   Book - keeping "   を 翻訳 し 『 帳合 の 法 』 を 著し た が 、 後 に 福澤 全集 緒言 において 「 ブックキーピング を 帳合 と 訳し て 、 簿記 の 字 を 用 ひ ざり し は 、 余り 俗 に 過ぎ たる 故 か 、 今日 世 に 行 は るる を 見 ず 」 と 述べ て いる 。  一方 、 『 商家 必用 』 は 「 記 簿 法 」 という 語 を 簿記 書 として 最初 に 使用 し た もの で ある が 、 記 簿 法 という 語 自体 は 明治 5 年 8 月 の 文部省 学制 において 既に 使用 さ れ て い た 。 また 文部省 は 小・中学校 の 教科書 として 1875 年 （ 明治 8 年 ） に 日本 初 の 学校 用 簿記 教科書 『 馬 耳 蘇 氏 記 簿 法 』 を 、 1876 年 （ 明治 9 年 ） に 『 馬 耳 蘇 氏 複式 記 簿 法 』 を 刊行 する など 、 「 記 簿 法 」 の 語 は 文部省 を 中心 に 広く 用い られ た 。  『 銀行 簿記 精 法 』 は 大蔵省 に 招か れ た スコットランド 人 アラン ・ シャンド   ( Alexander   Allan   Shand )   の 原著 を 大蔵省 が 翻訳 ・ 校正 し た 日本 初 の 複式 簿記 書 で 、 1872 年 （ 明治 5 年 ） 8 月 に 公布 ・ 11 月 に 施行 さ れ た 国立 銀行 条例 に 基い て 設立 さ れ た 国立 第 一 銀行 など 150 行 ほど の 銀行 が 、 統一 的 な 銀行 簿記 を 行わ せる 目的 で 編集 さ れ た もの で ある 。 同 条例 第 24 条 に は 「 銀行 簿記 」 と あり 、 これ が 書名 『 銀行 簿記 精 法 』 に 採り入れ られ た 。 明治 初期 、 諸 官庁 で は 「 帳簿 に 書き しるす 」 という 広い 意味 で 「 簿記 」 の 語 が 既に 常用 語 として 使わ れ て い た 。 これ は 、 1869 年 （ 明治 2 年 ） の 集 議院 建白 取扱 規則 に 「 … 姓名 月日 を 簿記 す べき こと 」 と ある の が 最初 の 用例 と さ れる 。 以降 、 次第に 今日 の 簿記 の 意味 に 限定 さ れ て 大蔵省 の 組織 名 （ 例 :   簿記 課 ） や 通則 など で 使用 さ れる よう に なり 、 前述 の 国立 銀行 条例 でも 用い られる こと と なっ た 。 『 銀行 簿記 精 法 』 は 銀行 簿記 の バイブル 的 存在 として 国立 銀行 のみ なら ず 普通 銀行 に まで 幅広く 適用 さ れ 、 その後 刊行 さ れ た 『 銀行 簿記 例題 』 『 銀行 簿記 用法 』 など と共に 実業 界 に も 広く 普及 し た 。  この よう に   Bookkeeping   の 訳語 として は 、 初め 明治 6 年 に 「 帳合 」 「 記 簿 」 「 簿記 」 など が 充て られ た 簿記 書 が 刊行 さ れ た が 、 「 帳合 」 は 1879 年 （ 明治 12 年 ） ・ 1880 年 （ 明治 13 年 ） ごろ 、 「 記 簿 」 は 1882 年 （ 明治 15 年 ） ・ 1883 年 （ 明治 16 年 ） 以後 標題 に は 見 られ なく なり 、 明治 20 年 に は 簿記 書 の 標題 に 「 簿記 」 の 語 を 使用 する こと が 一般 的 と なっ て いっ た 。  なお 、 Bookkeeping （ ブックキーピング ） を 「 ブッキー 」 や 「 ボッキー 」 と 略し 、 それ が 「 ブキ 」 「 ボキ 」 と なり 、 漢字 を 充て 「 簿記 」 の 語源 と なっ た と する 説 について 、 簿記 史 研究 者 ・ 日大 商学部 教授 の 西川 孝治 郎 は 論文 『 簿記 の 語源 について 』 （ 1964 年 ） の 中 で 「 茶話 に 過ぎ ない こと は 明らか で ある 」 と 述べ 、 退け て いる 。  簿記 に関する 基礎 知識 、 実務 、 計算 の 能力 を 判定 する ため の 検定 試験 として 各種 の 簿記 検定 が あり 、 日本 で は 次 の 4 団体 により 実施 さ れ て いる 。ストック オプション （ ） と は 、 株式会社 の 経営 者 や 従業 員 が 自社 株 を 一定 の 行使 価格 で 購入 できる 権利 。 従業 員 向け の もの は 英語 で は と いう 。  ただし 、 法 制度 によって は 対象 を 経営 者 や 従業 員 に 限定 し ない 制度 に 組み込ま れ て いる 。 日本 で 2000 年代 に 入っ て 創設 さ れ た 「 新株 予約 権 」 も 、 従来 の 転換 社債 の 転換 請求 権 、 ワラント 債 の 新株 引受 権 、 ストック オプション の 権利 を あわせ て 再 構成 さ れ て おり 、 従来 の 制度 と は 異なり 権利 付与 の 対象 者 の 制限 が なくなっ て いる 。 また 、 近年 で は 信託 を 活用 し た ストック オプション 制度 （ 信託 型 ストック オプション ） も 登場 し て いる 。  ここ で は 会社 （ 企業 ） の 役員 や 従業 員 が 、 一定 期間 内 に 、 あらかじめ 決め られ た 価格 で 、 所属 する 会社 から 自社 株式 を 購入 できる 権利 について 述べる 。  ストック オプション は 自社 株 の 時価 が 行使 価格 を 超え て 上昇 する ほど オプション を 付与 さ れ て いる 経営 者 や 従業 員 の 報酬 が 大きく なる 。  通常 の ストック オプション の 発行 条件 に 加え 、 「 ある 一定 の 株価 を 達成 し なけれ ば 、 権利 行使 が でき ない という 条件 」 や 、 「 株価 が 発行 日 の 株価 の 3 倍 に なっ たら 、 行使 価格 が 大幅 に 安く なる など の 条件 」 を 加える こと により 、 ストック オプション の 費用 を 削減 でき たり 、 ストック オプション の インセンティブ 効果 を 増大 さ せる 効果 を 主張 する 専門 家 も いる 。 複雑 な 条項 の つい た ストック オプション の 評価 について は 専門 家 により 意見 が 分かれる 場合 が ある 。  自社 の 株価 が 上昇 傾向 に あれ ば ストック オプション は インセンティブ として 絶大 な 効果 を 発揮 する 。 一方 、 自社 の 株価 が 下落 傾向 に なっ て しまう と 権利 付与 の 対象 者 は キャピタルゲイン を 得る こと が でき ない ばかり で なく 、 本来 は 現金 で 与え られ た はず の 報酬 を 手 に 入れる こと が でき なく なる 。  ストック オプション 制度 に は 、 賞与 を 現金 で 支払う 場合 に 比べ て 、 以下 の よう な 長所 が ある 。  逆 に 、 短所 として 以下 の 点 が 挙げ られる 。  アメリカ合衆国 で は 、 大 企業 の 高級 幹部 のみ なら ず 、 特に ハイテク 新興 企業 など で は 一般 従業 員 を 含め て 優秀 な 人材 を 確保 を し て 高い 士気 を 維持 する ため の 手段 として ストック オプション が 盛ん で ある 。 州 により 多少 の 規制 の 違い は ある が 、 未 上場 企業 で の 従業 員 ストック オプション の あらまし は 以下 の とおり 。  ストック オプション に 似 た 従業 員 向け ストックインセンティブ に 、 RSU （ Restricted   Stock   Units 、 制限 付き 株式 ユニット ） が ある 。 ストック オプション と は 違い 、 約定 価格 で の 「 購入 権 」 で は なく 約定 株数 の 現物 の 株式 を 定期 的 （ 例えば 3 ヶ月 毎 、 半年 毎 ） に 従業 員 に 与える 。 通常 の 給与 所得 として 課税 さ れ 、 所得 税 、 州 税 、 メディケア 税 、 社会 保障 税 、 州 の 障碍 保険 、 失業 保険 など の 源泉 徴収 分 が 引か れ た 株数 の 株式 が 従業 員 に 与え られる （ 最終 的 な 税 の 精算 は その 年 の 確定 申告 で 決定 ） 。 実質 的 に は 予め 定め た 定期 賞与 （ 給与 ） を 現金 で なく 株式 で 支給 する こと に 他 なら ない 。 従業 員 にとって は 株式 が すぐ に 売却 可能 （ 従って この 制度 は 上場 会社 のみ ） だ が 、 通常 所得 税率 は キャピタルゲイン 税 （ 2014 年 現在 1 年 以上 保有 の 有価 証券 は 15 % で 頭打ち ） より 高率 な デメリット が ある 。  1997 年 、 商法 改正 により 日本 企業 へ の 導入 が 全面 解禁 さ れ 、 外資 系 企業 の 子会社 日本 法人 等 を 中心 に 、 親会社 の 株式 を 対象 として の 導入 が 相次い だ 。 1997 年 の 商法 改正 により 導入 さ れ た ストック オプション 制度 は 、 取締役 及び 従業 員 を 付与 対象 者 と する もの で 、 自己 株式 方式 または 新株 引受 権 方式 が とら れ た 。  2001 年 の 法 改正 により ストック オプション 制度 は 新株 予約 権 制度 に 組み込ま れ （ 新株 予約 権 方式 ） 、 会社 の 取引 先 や 関連 会社 役員 など に も 付与 可能 と なり 従来 の 制限 は なくなっ た 。  国内 企業 が 国内 の 従業 員 など に 与え て いる ストック オプション は 、 原則 として 「 給与 所得 と する 」 と 税法 上 定め られ て いる 。  これ に対し 、 外資 系 企業 の 日本 法人 の 従業 員 など に 与え た ストック オプション の 行使 で 得 られ た 利益 に かかる 税金 について は 、 対象 と なる 外資 系 企業 （ 親会社 ） と 直接 の 雇用 関係 が ない こと から 、 1998 年 分 まで は 、 税額 の 低い 「 一時 所得 」 として 処理 する よう に 国税 当局 により 指導 さ れ て い た 。 その後 、 当局 が 給与 所得 として 申告 する よう 統一 指導 を 始め た が 、 地方 各局 に 徹底 さ れる まで に 時間 が かかり 地域 によって 不公平 な 課税 が なさ れ た 。 さらに 1996 年 の 申告 に まで 三 年 遡及 し て 給与 所得 として 追徴 課税 し た ケース も あり 、 課税 区分 を めぐり 約 100 件 の 訴訟 が 係争 中 で あっ た が 、 2005 年 1 月 25 日 、 最高裁 は 「 給与 所得 に 該当 する 」 と の 初めて の 判断 を 下し た 。  昨今 、 話題 と なっ て いる の が ストック オプション の 費用 化 、 という 会計 処理 で ある 。 これ は 従来 、 取締役 、 従業 員 に ストック オプション を 無償 給付 し た 際 に オフバランス さ れ て い た もの を 、 オンバランス しよ う という 変更 で ある 。 この 会計 処理 の 変更 に は 、 原価 即事 実説 、 原価 即 価値 説 という 二つ の 相対 する 考え方 が 根底 に ある 。  ストック ・ オプション 会計 の 難点 は 、 公正 価値 の 測定 に ある 。 ストック ・ オプション は コール ・ オプション で ある ため 、 ブラックショールズ 理論 の 応用 が よく 知ら れ て いる 。 しかし 、 この 理論 は 権利 行使 が 満期 時 のみ に できる 形式 の オプション を 評価 する ため に 開発 さ れ た 。 ストック ・ オプション の 権利 は 、 いつ でも 行使 できる アメリカン 形式 で ある 。 この ため 、 金融 工学 で は 格子 モデル を 使う の が 一般 的 で ある 。 ウエイリー・モデル は 格子 モデル を 正確 かつ 効率 よく 近似 計算 する もの で ある 。 これ に は 専門 の ソフト が あり 、 例えば 、 村中 健一郎 著 「 ストック ・ オプション 公正 価値 測定 の 実務 ～ 現場 で すぐ に 使える ストック ・ オプション 計算 ソフト 付き 」 （ ダイヤモンド社 ・ 2007 年 ） に は エクセル （ Windows ） で 公正 価値 測定 が できる 計算 ソフト が 付い て いる 。 入力 する 基礎 数値 は 、 1 . 株価 、 2 . 権利 行使 価格 、 3 . ボラティリティ 、 4 . 利子 率 、 5 . 配当 率 、 6 . 残存 期間 と なっ て いる 。投機 （ とうき ） と は 、 短期 的 な 価格 変動 の 目論見 から 、 利益 を 得よ う と する 行為 。 もともと は 禅 の 仏教 用語 で あり 、 師弟 の 心機 が 投合 する こと を 言う 。 投機 を 表す に は 、 思索 ・ 推測 の 意味 が 含ま れ て いる 。  マネー ゲーム （ money   game ） の 一 種 と も 言わ れ 、 ギャンブル に 含ま れる 場合 が ある 。  商 取引 可能 な 物 で あれ ば 、 全て 投機 の 対象 と なる 可能 性 が ある が 、 特に 株式 、 商品 、 不動産 、 通貨 、 債券 、 仮想 通貨 など は 、 一定 規模 の 市場 （ マーケット ） が あり 、 広く 投機 の 対象 と なっ て いる 。  貨幣 経済 が 発達 する 前 に は 穀物 や 貴金属 が 投機 の 対象 と なっ て い た 。 日本 で は 長い 間米 が 経済 の 基本 で あっ た こと から 、 流通 量 が 少なく 相場 が 上昇 する 飢饉 の 年 に は 売り惜しみ や 買い占め を 招き 、 主食 たる 米 の 小売 価格 が 高騰 する だけ で は なく 、 農家 は 自ら 口 に する 米 や 種籾 すら 手元 に 残ら ず 餓死 する ケース すら あっ た 。 米 騒動 の 主因 は 売り惜しみ による 米価 の 高騰 だっ た 。 また 江戸 時代 に すでに 、 豊作 の 年 に 空売り による 相場 操縦 で 市況 を 悪化 さ せ 、 これ を 理由 に 所払い に なる 商人 など も 現れ た 。 元禄 10 年 （ 1697 年 ） に 大阪 ・ 堂島 米 会所 が 、 その後 全国 各地 に 取引 所 が 開設 さ れ 、 明治 ・ 大正 期 の 米穀 取引 所 に 引き継が れ て 活発 に 取引 が なさ れ た 。 第 二 次 世界 大戦 中 に 食糧 統制 の 観点 から 食管 法 により 公定 価格 が 定め られる と 、 投機 の 対象 は 他 の 商品 に 移り 、 米 相場 は 消滅 し た 。  変わっ た ところ で は 、 16 世紀 オランダ の チューリップ 、 日本 で は 明治 時代 の 万年青 、 ウサギ （ 本来 は 食用 だ が 投機 の 対象 は 観賞 用 に 品種 改良 さ れ た もの ） 、 大正 ・ 昭和 初期 の 小鳥 といった 生き物 まで 投機 の 対象 に なっ た こと が ある 。 近年 でも クワガタ や 東洋 ラン 、 盆栽 や 奇 石 など が 投機 の 対象 と さ れる こと が ある 。 絵画 や 芸術 品 、 競走 馬 など は 投機 の 対象 として 著名 で あり 、 対象 と さ れる 物 は 枚挙 に いと ま が 無い 。  一般 に は 、 「 投機 」 と 言う 言葉 は 投資 と 対義語 の よう に 扱わ れ 、 否定 的 に 語ら れる （ たとえば 債券 関係 の 格付け で 、 元本 が 返済 さ れ ない リスク が 高い ＝ 金利 の 高い もの を 「 投機 的 」 レベル という ） 。  しかし 投機 は 投資 という 行為 の 一 形態 で あり 、 両者 を 分ける の は 主 に その 言語 を 使う 者 の 主観 による こと が 多い 。 たとえ 「 投機 的 」 な もの で あっ て も 、 市場 （ マーケット ） において は 流動 性 を 高める 働き や 、 広義 の リスクヘッジ の 機会 を 提供 する もの で ある 。 一方 で 銀行 による 資金 の 供給 が 、 ことに 株券 や 土地 を 担保 と し た 場合 、 時に 投機 資金 に 流用 さ れ バブル など の 市場 混乱 を 引き起こす 場合 も ある 。会計 学 （ か いけい がく 、 ） は 、 社会 科学 の 1 つ 。 企業 、 官庁 、 家計 （ 基本 的 に は 企業 を 対象 と し て いる ） など 一定 の 経済 主体 が 行う 会計 行為 、 すなわち 、 富 の 存在 と その 変動 に 伴う 損益 と に関する 計数 的 情報 の 認識 ・ 測定 と 伝達 の 行為 を 対象 と し 、 法則 、 性格 、 構造 など を 、 首尾 一貫 し た 理論 的 体系 を もっ て 解明 しよ う と する 学問 の こと で ある 。  企業 会計 における 主 な 領域 として 、 企業 外部 の 利害 関係 者 （ 株主 、 債権 者 、 税務 当局 など ） に 情報 提供 する こと を 目的 と し た 「 財務 会計 」 と 企業 内部 の 利害 関係 者 で ある 経営 者 など に 情報 提供 する こと を 目的 と し た 「 管理 会計 」 に 大別 さ れる 。  これら は 、 学問 的 に 「 財務 会計 論 」 （ 財務諸表 論 ） 、 「 管理 会計 論 」 と 呼ば れる 。 他 に 、 簿記 論 、 原価 計算 論 、 監査 論 （ 会計 監査 論 ） 、 経営 分析 論 、 税務 会計 論 、 環境 会計 論 、 公 会計 論 など 様々 な 分野 が 展開 さ れ て いる 。  日本 において は 、 会計 学 に関する 科目 を 受験 し なけれ ば なら ない 、 あるいは 受験 可能 な 国家 試験 や 検定 試験 が 数多く 存在 する 。  会計 学 に 関連 する 出題 科目 は 、 短 答 式 の 財務 会計 論 ・ 管理 会計 論 ・ 監査 論 、 そして 論文 式 の 会計 学 ・ 監査 論 で ある 。  会計 学 に 関連 する 出題 科目 は 、 簿記 論 と 財務諸表 論 で ある 。  会計 関連 科目 として 、 第 1 次 レベル で は 財務 分析 が 、 第 2 次 レベル で は コーポレート ・ ファイナンス と 企業 分析 が 、 それぞれ 出題 さ れる 。  多 肢 選択 式 専門 試験 から 会計 学 の 問題 が 6 問 出題 さ れる が 、 科目 選択 式 な ので 必須 で は ない 。 記述 式 専門 試験 に も 会計 学 から の 出題 が ある が 、 同じく 科目 選択 式 で ある ため 必須 で は ない 。  多岐 選択 式 専門 試験 から 会計 学 の 問題 が 8 問 出題 さ れる が 、 こちら の 試験 で は 必須 で ある 。 記述 式 専門 試験 に も 会計 学 から の 出題 が ある が 、 科目 選択 式 で ある ため 必須 で は ない 。  記述 式 専門 試験 に 会計 学 から の 出題 が ある が 、 科目 選択 式 で ある ため 必須 で は ない 。  研究 対象 と なる 領域 は 、 会計 理論 、 会計 基準 、 会計 制度 、 会計 情報 、 会計 実務 、 会計 史 、 財務 分析 手法 、 企業 価値 評価 手法 、 原価 計算 法 、 会計 行動 、 会計 倫理 、 会計 教育 等 が 挙げ られる 。  会計 学者 の 研究 アプローチ は 様々 だ が 、 主 に 規範 的 アプローチ と 記述 的 アプローチ ( 日本 において 特に 多い の は 実証 的 アプローチ ) に 区分 さ れる 。 会計 学 において 当初 重視 さ れ て い た 規範 的 アプローチ は 、 会計 実務 で 採用 さ れ て いる 会計 基準 から 帰納的 に 会計 理論 を 導出 し ( 会計 公準 や 会計 原則 等 )、 そこ から 「 ある べき 」 会計 ルール を 演繹 する という もの で あっ た 。 その他 に も 、 経済 学 を 基礎 として 「 真 の 利益 ( true   income )」 を 演繹 する 規範 的 研究 を 行う 学者 も 多数 存在 し た 。 1966 年 に AAA ( アメリカ 会計 学会 ) が 公表 し た A   statement   of   basic   accounting   theory （ ASOBAT ） が 、 「 意思 決定 有用 性 アプローチ 」 を 提唱 し て 以降 は 、 会計 あるいは 財務 報告 を 、 情報 利用 者 の 意思 決定 に 有用 な 情報 を 提供 する システム として とらえる 見方 が 支配 的 と なり 、 会計 実務 で は なく 、 意思 決定 有用 性 という 概念 規定 から 、 望ましい 会計 基準 を 演繹 する 手法 が 採用 さ れる よう に なっ た 。 一方 で 、 記述 的 アプローチ の 一つ で ある 実証 的 アプローチ が 台頭 し て き た の は 1960 年代 の 中頃 から で ある 。 Ball   and   Brown   [ 1968 ] が 、 会計 利益 数値 が 株式 市場 の 投資 家 に対して 有用 で は ない という 帰 無 仮説 を 棄却 し 、 会計 利益 数値 が 株式 市場 の 投資 家 に 有用 で ある という 対立 仮説 を 採用 し た こと によって 、 会計 情報 に関する 有用 性 評価 の 基本 デザイン が 構築 さ れ 、 アカデミック な 領域 で は 、 規範 的 な 研究 より も 、 市場 を 基礎 と する 会計 研究 が メイン ストリーム と なっ て いっ た の で ある 。 そして 1970 年代 の 会計 研究 は 、 経済 学 や ファイナンス の 理論 と 実証 的 な 成果 を 積極 的 に 導入 し て いっ た 。 ここ まで 記載 し た 中 でも 触れ られ て いる が 、 会計 学 の 世界 で は 、 多く の 経済 学 や ファイナンス の 理論 が その ベース として 用い られ て いる 。 こう いっ た 流れ の 影響 を 受け 、 近年 で は 日本 において も 、 実証 研究 が 多く の 研究 者 によって 行わ れる よう に なっ た 。 しかし 、 日本 で は 依然として 規範 的 アプローチ に 基づく 研究 も 盛ん に 行わ れ て おり 、 IASB や FASB 、 ASBJ 等 が 設定 し た 概念 フレーム ワーク ( ASBJ の 概念 フレーム ワーク は 討議 資料 のみ ) に 基づい た 規範 的 研究 や 、 歴史 的 な 観点 から 会計 が 果たして き た 役割 を 分析 し 、 本来 の ある べき 会計 の 姿 を 考察 する 研究 等 が 行わ れ て いる 。 また 日本 における 会計 学 の 領域 で は 、 上述 し た よう な 研究 だけ で なく 、 自国 や 他国 の 過去 、 現在 、 あるいは 最新 の 会計 基準 ・ 会計 理論 ・ 会計 制度 を 詳細 に 調べ 、 場合 によって は それ を 特定 の 基準 ・ 理論 ・ 制度 と 比較 する 研究 や 、 歴史 的 資料 を もと に 会計 に関する 過去 の 事柄 を 調査 する 研究 、 基準 ・ 理論 ・ 制度 等 の 変遷 を まとめる 研究 、 そして 実務 を 対象 と し た 研究 等 、 様々 な 研究 が 行わ れ て いる ため 、 会計 学者 の 研究 スタイル は 多岐 に 及ぶ ( 中 に は 、 哲学 や 言語 学 、 心理 学 等 の 観点 から 研究 を 行う 学者 も 存在 する )。  会計 研究 の うち 、 記述 的 アプローチ の 方法 論 は 、 主 に アーカイバル 研究 、 実験 的 研究 、 分析 的 研究 に 区分 さ れ て いる 。 その他 に も 、 サーベイ 研究 や フィールドワーク 研究 等 の 方法 論 も 存在 する 。 なお 、 記述 的 アプローチ と は 、 「 ある べき 」 会計 を 考察 する 規範 的 アプローチ と は 対照 的 に 、 現実 の 会計 現象 に 着目 し 、 それ が どの よう に 成り立っ て いる か を 、 科学 的 手法 によって 解明 する アプローチ で ある 。 記述 的 アプローチ は 反証 可能 性 を 有し て おり 、 客観 性 も 高い ため 、 優れ た 研究 アプローチ で ある と 言える が 、 その 反面 、 科学 的 手法 が 適用 できる 状況 に ある もの しか 検討 対象 に でき ない という デメリット も 存在 する （ たとえば 、 新た な 会計 基準 が 未 適用 で ある 段階 において は 、 当然 ながら その 基準 の 適用 後 の データ を 入手 する こと が でき ない ため 、 それ を 実証 的 アプローチ で 現行 基準 と 比較 する こと は 不可能 で ある ） 。  実証 研究 の よう に 大量 の 会計 データ を 集め 、 計量 経済 学 的 手法 を 用い て 仮説 検定 を 行う 定量 的 研究 。 ナラティブ・データ の 内容 分析 等 も 含ま れる 。  実験 経済 学 あるいは 行動 科学 の 手法 を 会計 学 の 領域 に 応用 し て 実験 を 行う 研究 。 因果 関係 を 特定 する ため に 変数 の コントロール が 可能 で ある 。  数式 を 用い て 構築 さ れ た モデル に 基づい て 、 自ら が 示し たい 命題 を 証明 し て いく スタイル を 取る 研究 。 主 に 経済 理論 が 基礎 と なる 。 海外 で は アーカイバル 研究 と 並ぶ 主流 な 研究 手法 で ある が 、 日本 で は アーカイバル 研究 の 方 が 圧倒的 に 多い 。  郵便 ・ 電話 ・ 電子 メール ・ インターネット ・ 対面 インタビュー 等 を 利用 し て 実施 する 研究 。 意見 ・ 好み ・ 信条 といった 他 の 方法 で は 用意 に 収集 でき ない 事実 情報 を 見出す ため に 、 人々 が どの よう な こと を 考え て いる の か を 知り たい 場合 に 適し て いる 。  現場 で インタビュー や アンケート 調査 、 資料 調達 など を 行う こと によって 、 研究 対象 を 直接 観察 する 定性的 研究 。  以上 、 経営 関連 学会 協議 会 「 構成 学会 一覧 」 より 。  上記 の 他 に も 、 日本 会計 教育 学会 、 日本 監査 研究 学会 、 日本 社会 関連 会計 学会 、 日本 組織 会計 学会 、 日本 ディスクロージャー 研究 学会 、 日本 簿記 学会 等 が 存在 する 。  「 」 を 参照 。独占 （ どくせ ん 、 ） と は 、 特定 の 企業 が 、 他 の 競争 者 を 排除 し て 販売 市場 や 原料 資源 地 など を 支配 し 、 利益 を 貪る 経済 構造 で ある 。 規制 対象 として の 独占 は 語義 として 複 占 ・ 寡占 も ふくむ 。 日 米 など 限ら れ た 国 で は 市場 の 失敗 の 原因 として 各国 の 独占 禁止 法 等 により 規制 する が 、 自然 独占 および その他 さまざま な 例外 的 あつかい も なさ れ て いる 。  有沢 広 巳 『 カルテル ・ トラスト ・ コンツェルン 』 （ 1931 年 ） に は 、 JP モルガン を はじめ 、 ロックフェラー 家 、 ソフィナ 、 イーヴァル・クルーガー など の 著名 な 独占 体 が 分析 さ れ て いる 。 社会 主義 思想 を 呈する 部分 は 削除 の 上 再版 さ れ て いる 。 以下 に 別個 説明 する カルテル ・ トラスト ・ コンツェルン は 露骨 すぎ て 、 戦後 の 独占 資本 は 異なる 方法 を とる よう に なっ た 。  そこで 事実 上 の 独占 を 発見 する 二つ の 方法 が 1960 年代 末 に 考え出さ れ た 。 一つ は 閨 閥 に 着目 する 研究 で ある 。 もう 一つ は 投資 信託 に 着目 する 研究 で ある 。 それ は ライト ・ パット マン （ ） 議員 が 1966 ・ 1967 ・ 1968 各 年 に 提出 し た 報告 書 で あり 、 日本語 に 翻訳 さ れ て いる 。 アンドリュー ・ メロン とも 戦っ た 彼 の 問題 意識 が 、 歴史 観 に 基い た 精査 を 可能 に し た 。  以下 、 1968 年 パット マン 報告 書 における サマリー から の 抜粋 で ある 。  初期 投資 の 規模 が 大きく 自然 独占 が 最も 効率 的 な 産業 において は 、 独占 や 寡占 が 認め られる 場合 も ある 。 電気 ・ ガス や 一部 鉄道 会社 （ 特に JR 北海道 ） など インフラ 業界 において 多い 。 アメリカ で は 世界 恐慌 を きっかけ と し た 規制 当局 の 調査 により 投信 ピラミッド を 構成 し て い た こと が 分かっ た 。 日本 史 で は 、 関東大震災 など を 契機 に 流れ込ん だ 外債 、 特に 社債 の 歴史 に 照らす と 、 日本 の インフラ 業界 は 政治 的 に 自然 独占 が 演出 さ れ た こと が 分かる 。 独禁法 の 改正 で 不況 カルテル など が 容認 さ れ た とき も 逆 コース の 途中 で あっ た 。 国際 的 に は 海運 アライアンス が 自然 独占 を 主張 する 典型 で ある が 、 補助 金 が 焼け太り に なっ て いる 感 は 否め ない 。  保険 会社 は 投信 を 大量 に 保有 し 、 現代 的 な 独占 構造 に 加担 し て いる 。 二 重 に 他人 資本 を 利用 する ため 、 この 構造 自体 は 今 の ところ 全く の 合法 で ある 。 ところで 、 独占 禁止 法 （ カルテル 法 ） の 存在 する 国 という の が 実は 少ない 。 半 世紀 前 の 資料 から の 紹介 と なる が 、 独占 禁止 法 の 全く ない 国 と 地域 を 列挙 する と 、 イラク ・ イラン ・ インドネシア ・ 韓国 ・ カンボジア ・ クウェート ・ サウジアラビア ・ タイ ・ 台湾 ・ 香港 ・ マレーシア ・ モロッコ ・ アイスランド ・ ハンガリー ・ ポルトガル ・ エルサルバドル が ある 。 ヨーロッパ に も 独占 禁止 法 が 存在 し ない 国 を 挙げる こと が できる 。 イタリア と ルクセンブルク は 欧州 経済 共同 体 の 規制 に 頼っ て いる 。 オランダ は 独占 禁止 法 が 存在 する が 、 欧州 経済 共同 体 の 規制 より 緩い 。 オーストリア ・ 西ドイツ も 存在 する が 、 伝統 的 な 投資 先 で ある 東ドイツ ・ チェコ スロバキア ・ ハンガリー ・ ブルガリア は そもそも 社会 主義 な ので 存在 し ない 。 ここ から が 本題 と なる が 、 独占 禁止 法 自体 は 存在 し て も 、 保険 分野 に 適用 できる それ が ない という 国 が いくつ も ある 。 筆頭 は オーストリア 。 そして インド ・ キプロス ・ シリア ・ セイ ロン ・ パキスタン ・ ビルマ ・ フィリピン ・ ヨルダン ・ レバノン ・ ニュージーランド ・ チリ ・ アイルランド ・ ギリシア ・ ノルウェー ・ ウルグアイ ・ ペルー ・ ブラジル ・ キューバ ・ パナマ ・ ホンジュラス ・ アルゼンチン ・ ベネズエラ 。 オーストラリア も 属する と 疑わ れる 。 メキシコ の 独禁法 は 解釈 で 保険 料 カルテル に 適用 が ない と 考え られ て いる 。 まとめ に 代え て あとづけ する が 、 保険 大国 の フランス に は 独禁法 が なく 、 保険 は 自国 の 監督 法規 で 規制 さ れ て いる 。  完全 競争 市場 において は 、 市場 参加 者 は すべて プライステイカー で 価格 設定 でき ない 。 この とき 市場 均衡 価格 は 限界 費用 に 一致 する よう 決定 さ れる 。 しかし 独占 企業 は プライスメイカー として 自ら の 利益 を 最大限 に する よう な 価格 設定 を 行う こと が できる 。 完全 競争 下 で の 効率 的 規模 と は 限界 費用 が 価格 と 一致 する とき の 生産 量 で ある が 、 プライスメイカー は 利ざや を 稼ぐ ため に 減産 する 。 独占 市場 において は 、 独占 企業 のみ が 商品 を 販売 し て いる ので 、 完全 競争 と 違い 、 独占 企業 が 自由 に 価格 を 決定 できる 。 従って 独占 企業 は 自身 の 利益 を 最大 化 する 価格 を つける 。 独占 市場 において 、 独占 企業 は 完全 競争 下 に ある とき より も 高い 価格 を つける 傾向 が ある 。 また 独占 企業 は 完全 競争 下 に ある とき より も 少ない 数 しか 市場 に 商品 を 出さ ない 傾向 が ある 。 従って 価格 を 吊り上げ て 商品 一 個 あたり の 利益 を 増やす 為 に 、 完全 競争 の とき より も 商品 を 出し 惜しみ する 。 しかし 売りさばく 商品 数 が 極端 に 少なけれ ば 逆 に 利益 が 減っ て しまう 。 そこで 独占 企業 は 、 一 個 あたり の 利益 と 売れ行き と の バランス を とり 、 利益 を 最大 化 する 価格 を つける 事 と なる 。 これ が 独占 価格 で ある 。 なお 、 独占 価格 は 独占 が もたらす 弊害 の 一つ で しか ない 。  ある 独占 企業 が 、 異なる 市場 において 需要 弾力 性 が 異なる ため 、 同 一 製品 で あっ て も 市場 ごと に 異なる 価格 を 設定 する こと を 、 価格 差別   ( price   discrimination )   と いう 。 その 製品 に対する 需要 の 価格 弾力 性 の 小さい 市場 において は 、 大きい 市場 における より も 、 価格 は 高く 設定 さ れる 。 この よう な 分断 さ れ た 市場 で の 価格 差別 は 一物 一 価 の 法則 に 外れる 。 経済 学 で は 、 需要 側 を 需要 の 価格 弾力 性 の 異なる グループ に 区別 する こと が 可能 で あり 、 供給 側 の 独占 が 可能 で あり 、 裁定 取引 が 不可能 で ある こと を 価格 差別 の 条件 と する 。 諸 条件 は 人為 的 に 創出 できる 。  利益 を 最大 化 する 商品 数 および 価格 は 以下 の よう に 決定 さ れる 。 今 商品 の 価格 を formula _ 1 に し た とき 、 商品 の 需要 が formula _ 2 個 で ある （ ＝ 商品 が formula _ 3 個 売れる ） と する 。 formula _ 3 の 事 を この 商品 の 需要 曲線 と いう 。 さて 売れる 商品 の 数 formula _ 3 は 明らか に formula _ 1 に対して 単調 減少 で ある ので 、 formula _ 1 を formula _ 3 に関して 解い て 、 逆 関数 formula _ 9 を 得る 事 が できる 。  今 関数 formula _ 10 および その 逆 関数 formula _ 11 が 既知 で ある もの と する 。 従って 独占 企業 は formula _ 1 さえ 決め て しまえ ば formula _ 10 に従って 出荷 する 商品 数 を 決める 事 が できる 。 よって formula _ 10 は 出荷 商品 数 に 等しい 。  さて 、 市場 に formula _ 3 個 の 商品 を 出し た とき 、 総 費用 が formula _ 16 円 かかり 、 総 収入 が formula _ 17 円 と なっ た と する 。  すると 、 独占 企業 の 利益 は formula _ 18 円 で ある から 、 これ を 最大 化 する に は 、  微分   formula _ 19   が formula _ 20 に なる 数 formula _ 3 だけ 、 商品 を 出荷 すれ ば よい 。  formula _ 22 、 formula _ 23 の 事 を それぞれ 限界 収入 、 限界 費用 と いい 、 それぞれ 、 formula _ 24 、 formula _ 25 と 書く 。  限界 費用 ・ 限界 収入 は 出荷 商品 数 を 1 個 増やし た とき に 増大 する 費用 ・ 収入 を 表し て いる 。  上 の 議論 より 、 独占 企業 は  と なる 数 Q だけ 商品 を 出荷 し 、 formula _ 11 円 の 価格 を つけれ ば 利益 が 最大 化 さ れる 。  さて 、 今 全て の 商品 に 同じ 値段 formula _ 3 を つけ て いる と する と 、 独占 企業 の 収入 formula _ 29 は 積 formula _ 30 に 等しい 。  従って 限界 収入 formula _ 24 は 積 の 微分 法則 より 、  が 成立 する 。  従って formula _ 26 と する に は 、 formula _ 34 と すれ ば よい 。  なお 一 個 出荷 数 を 増やし た 際 の 収入 formula _ 24 が 価格 formula _ 1 と 等しく ない の は 、 商品 を 一 個 多く 売る 為 、 他 の formula _ 3 個 の 商品 も 全て 価格 を formula _ 38 円 下げ ね ば なら ない 為 で ある 。  従って 独占 市場 で は 限界 収入 MC は 価格 p より も 少ない 。 これ は formula _ 25 が formula _ 1 と 等しく なる 完全 競争 下 （ 後述 ） と は 対照 的 で ある 。  さて 、 独占 企業 は 自身 で 商品 を 作る わけ だ から 、 限界 費用 MC が いくら に なる の か を 知っ て いる 。  また 我々 は 関数 formula _ 11 が 既知 で ある 事 を 仮定 し て い た 。 従って 独占 企業 は 連立 方程式  を 解く 事 で 利益 を 最大 化 する 価格 formula _ 1 と 商品 数 formula _ 3 を 決定 できる 。  今 限界 費用 MC が 出荷 数 Q に よら ず 一定 で ある と する 。  この 状況 下 で 需要 曲線 p = p ( Q ) が 一 次 関数 で ある 場合 と  価格 弾力 性 が 一定 に なる 曲線 の 場合 と を 考察 する 。  需要 曲線 p = p ( Q ) が 一 次 関数 p = b - aQ で ある とき 、 限界 収入 は  すなわち 限界 収入 曲線 MR = MR ( Q ) は 需要 曲線 の 二 倍 の 傾き を 持ち 、 需要 曲線 と 同じ 切片 b を 持つ 。  従って 独占 企業 の 利益 を 最大 化 する 価格 ・ 商品 数 は 連立 方程式  を 解く 事 で  で ある 事 が わかる 。  この とき 独占 企業 の 収入 は  で ある 。  次に 需要 曲線 の 価格 弾力 性 formula _ 48 が Q に よら ず 一定 値 H で ある 場合 を 考察 する 。  微分 方程式 formula _ 49 を 解く 事 で 、 需要 曲線 が  という 形 で ある 事 が わかる 。 ここ で A は 何らかの 定数 。  今 、  で ある 。 よって MC = MR より 、 価格 p を  とすれば 利益 が 最大 化 さ れる 事 が わかる 。  一方 p = AQ な ので 、 その とき の 出荷 量 は  で ある 。 独占 企業 の 収入 は  独占 市場 の 方 が 完全 競争 下 より も 価格 が 高く なり 、 出荷 数 が 減少 する 事 を 、 適切 な 条件下 で 示す 。  完全 競争 下 で は 、 相手 企業 から シェア を 奪う 為 に 値下げ 合戦 が おこる ので 、 損 が で ない ぎりぎり の 価格 まで 商品 の 値段 が 下がり 、 そこで 均衡 する 。 したがって 完全 競争 下 で 各 企業 が 出荷 し た 商品 数 を Q と し 、 その とき の 価格 を p = p ( Q ) と する と 、 総 収入 pQ が 総 費用 C = C ( Q ) と 等しい 。  完全 競争 下 で は いかなる 企業 も 市場 支配 力 を もた ない ので 、 均衡 点 で は 各 企業 が 出荷 し た 商品 数 は 全 商品 数 から みる と 無視 できる ほど 小さく 、 従って 各 企業 が 出荷 し た 商品 数 が 価格 に 与える 影響 も 無視 できる ほど 小さい 。 従って dp / dQ = 0 と みなし て よい 。  以上 の 議論 により 、 完全 競争 化 の 均衡 状態 で の 限界 費用 MC は  で ある 。 すなわち 、 完全 競争 化 で は 価格 p は 限界 費用 MC と 等しい 。  一方 独占 市場 で の 価格 p 、 出荷 数 Q = Q ( p )、 および 限界 費用 MC は  を 満たし て い た 。  今 Q 個 の 商品 を 作る 総 費用 C が 、 初期 費用 C に 一 個 あたり の 費用 c を 加え た 値 C = cQ + C で あっ た 場合 、 限界 費用 は  を 満たす 。  従って 独占 競争 下 で の 価格  formula _ 55 は 完全 競争 下 で の 価格 formula _ 56 より formula _ 57 だけ 高く なる 。  （ 注 ： 総 費用 C は 商品 数 Q に対して 単調 増大 で ある ので 、 dC / dQ は 正 で ある 。 従って p の 方 が p より 大きい 。 )  また 売れる 商品 数 Q = Q ( p ) は 価格 に対して 明らか に 単調 減少 で ある ので 、 独占 市場 で 出荷 する 商品 数 Q = Q ( p ) は 完全 競争 下 で 出荷 する 商品 数 Q = Q ( p ) より も 少ない 。修正 主義 （ し ゅうせいしゅぎ 、 ） は 、 マルクス主義 運動 の 分野 で は 、 マルクス主義 の 原則 と さ れる もの に対して 、 重大 な 「 修正 」 を 加える 意見 や 思想 など に対して 使わ れ て いる 用語 で ある 。 この 用語 は 多く の 場合 は 批判 や 蔑称 として 使わ れ た もの で 、 その 「 修正 」 は マルクス主義 を 放棄 し た もの 、 あるいは 異端 で ある と 見なさ れ た 。 逆 に 修正 や 改良 を 拒否 する 者 へ の 批判 は 「 教条 主義 」 と 言う 。  修正 主義 は 1895 年 、 ドイツ 社会民主党 の シェーン ランク が 初めて 唱え た 。 続い て エドゥアルト・ベルンシュタイン は 1896 年 から 1898 年 まで 『』() に 連載 し た 論文 を 『 社会 主義 の 諸 前提 と 社会 民主 主義 の 諸 課題 』 （ 1899 年 ） に まとめ 、 修正 主義 を 系統 づけ た 。 その 特徴 として 、 階級 闘争 を 否定 し て 中産 階級 の 重視 、 プロレタリア 独裁 と 暴力 革命 に 反対 し て 議会 制 民主 主義 の 枠 内 で 福祉 政策 の 推進 を 説い た 点 が 挙げ られる 。 この 論文 によって ドイツ 社会民主党 は 、 創成 期 から 抱え て き た 日常 レベル で の 体制 適応 と 理想 として の 革命 という 、 現実 と 理想 の 乖離 を 初めて 解決 する こと が でき た 。 しかし 、 これ は 社会 主義 陣営 の 分裂 を 招き 、 党 の 綱領 として 認め られる の は 1959 年 の バート・ゴーデスベルク 綱領 を 待た ね ば なら なかっ た 。 現在 で は 世界 の 多く の 共産党 や 社会 主義 政党 が 議会 主義 に 則っ た 方針 を 綱領 に 取り入れ て ほとんど 主流 を 占め て いる 。 修正 主義 を 支持 し て き た 者 の 一部 は これ を 教条 主義 から 修正 主義 へ と 転じ た もの で ある と 解釈 し て いる 。  イタリア で は フランス の ジョルジュ・ソレル や のに 影響 を 受け た やら によって ベルンシュタイン ら 右派 修正 主義 と 対照 的 に 革命 的 な 暴力 と 階級 闘争 を 重視 する 一方 で プロレタリア 国際 主義 や 唯物 論 を 修正 し た と 呼ば れる 運動 が イタリア 社会党 で 台頭 し 、 これ は 結果 的 に ファシズム を 創始 する ベニート・ムッソリーニ に 影響 を 与え た 。  正統 派 マルクス主義 や マルクス ・ レーニン 主義 、 共産 主義 者 の 間 において は 蔑称 として 、 レッテル 貼り の 言葉 として 用い られ 、 が 掲げ られ た 。 例えば 、 中国 は 1960 年代 前半 、 平和 共存 と 呼ば れる 米 ソ 緊張 緩和 など を 実行 し た ソ連 を 修正 主義 的 で ある として 非難 し た （ 一方 の ソ連 は 中国 の その よう な 姿勢 を 「 教条 主義 」 として 非難 し た ） 。 また 、 計画 経済 の 失敗 から 、 柔軟 な 調整 政策 と 呼ば れる 経済 政策 を 実行 し た 劉少奇 、 鄧小平 ら が 1960 年代 に なっ て 権力 を 奪わ れ た 時 も 、 「 修正 主義 的 で ある こと 」 が 罪状 と さ れ た 。狩猟 採集 社会 （ し ゅりょうさいしゅうしゃかい ） と は 、 主 に 人類 学 上 の 言葉 で 、 野生 の 動植物 の 狩猟 や 採集 を 生活 の 基盤 と する 社会 の こと で ある 。 農耕 が 開始 さ れ た 新 石器 時代 まで 全て の 人類 は 狩猟 採集 社会 だっ た と 考え られ て いる 。  狩猟 採集 社会 は 、 北極圏 から 熱帯 雨林 、 砂漠 に いたる まで 地球 上 全て の 地域 に 存在 し て いる 。 19 世紀 から 20 世紀 にかけて は 、 社会 進化 論 に 基づい て 狩猟 採集 社会 から 農耕 社会 という 「 進化 」 を 世界 的 に 適用 し 、 狩猟 採集 社会 が 農耕 社会 に 劣っ て いる と する 論者 も い た が 、 これ は 本来 自 文化 中心 主義 的 な 理論 で しか ない 。 これ まで の 研究 の 蓄積 によって 、 アジア の 狩猟 採集 社会 の よう に 、 民族 間 の 政治 生態 学 的 な 権力 関係 の 中 で 狩猟 採集 に 分業 し た 場合 や 、 そもそも 歴史 的 に 栽培 植物 や 家畜 と 縁 が なく て 、 農耕 や 牧畜 という 生業 形態 に 移行 し なかっ た 場合 が ある こと が わかっ て いる 。 そして 歴史 的 に も ほぼ 全て の 狩猟 採集 社会 は 周辺 の 農耕 社会 と 交易 など によって 結ば れ た 社会 な の で ある 。  狩猟 採集 社会 の 社会 構造 は 多様 で ある 。 ある 社会 に は 首長 が 存在 し 、 その よう な 存在 が 確認 さ れ ない 社会 も ある 。 一般 的 に 見 て 首長 に 権力 は 存在 し ない 。 首長 が 権力 を 持と う と する の を 妨げる 集団 世論 が 働い て いる の で ある （ ピエール・クラストル 『 国家 に 抗する 社会 』 参照 ） 。 ただし 戦時 下 において は 一 人 の 人間 （ 指導 者 ） に 権力 が 集中 する 場合 が ある 。  以前 は 「 厳しい 食料 事情 によって 余剰 食物 が 出る こと は 稀 」 と さ れ て い た が （ 生存 経済 ） 、 民族 誌 の 蓄積 により 、 彼ら は 生存 に 必要 な 量 の 倍 の 食料 を 生産 できる に も 関わら ず 、 また 原始 農耕 より も 労働 時間 が 少ない 過小 生産 傾向 によって 、 余暇 を 生みだし 生活 し て いる こと が 判明 し て いる 。 専門 的 な 指導 者 や 役人 や 職人 といった 人 たち は 滅多 に い ない が 、 ジェンダー による 作業 の 分離 など は 行なわ れ て いる 。  現在 、 農耕 社会 と 狩猟 採集 社会 の 境界 線 は 明確 で は ない 。 多く の 狩猟 採集 民 は 、 食料 と なる 植物 を 増やす ため に 、 森林 の 植物 を 伐採 し たり 、 焼い たり といった 伝統 的 な 方法 を 持っ て いる （ 半 栽培 ） 。 また 、 現代 において は 定住 化 政策 によって 自給 でき なく なっ た 分 を 配給 によって 獲得 し て い たり 、 農耕 民 の 手伝い を する こと を通して 食料 を 獲得 し て いる 。  アフリカ の 狩猟 採集 民 ブッシュ マン や ピグミー に は 広汎 な 分配 な 習慣 が 認め られ て き た 。 彼ら は 食料 を 獲得 し て から 消費 する まで 何 度 も 何 度 も 分配 が 繰りかえさ れる 。 この 様式 を 支え て いる の は マーシャル・サーリンズ が 指摘 し た 一般 的 互酬性 の 原則 で ある が 、 彼ら の 中 で 生じる 分配 は 権威 を 発生 さ せる もの で は ない 。 ブッシュ マン の サン の 場合 、 優秀 な ハンター は 大量 に 捕獲 し た 後 は 狩り に で ない よう に し 供給 そのもの を 減らし 、 分配 さ れる 側 に まわる 。 さらに ハンター や 獲物 の 所有 者 に対して 節制 が 求め られ 、 分配 による 威信 獲得 の 機会 を 縮小 さ れる 。 また 互いに 矢 を 交換 する こと で 、 獲得 し た 獲物 の 所有 者 を 分散 さ せ て いる 。 つまり 、 サーリンズ が 指摘 し た よう な 、 所有 に対する 欲望 が ない から 平等 な 分配 が 起き て いる の で は なく 、 日常 の 中 から 常に 威信 を 平準 化 する プロセス が 働く こと で 平等 な 関係 が 達成 さ れ て いる 。  中央アフリカ の 狩猟 採集 民 ピグミー は 熱帯 雨林 地帯 の 自然 環境 に 強く 依存 し て いる の と 同時に 、 バントゥー 系 の 隣接 農耕 民 と 歴史 的 に 密接 な 協力 関係 に ある 。 以前 は ピグミー たち は 、 この 地域 の 多数 派 を 占める 農耕 民 が 西アフリカ の サバンナ 地帯 から 森林 に 移入 する 以前 の 先住民 だ と 考え られ て い た が 、 1980 年代 後半 から 、 こうした 「 狩猟 採集 民 ＝ 先住民 説 」 に 疑問 が 呈さ れる よう に なっ た 。 その 根拠 として 以下 の こと が あげ られ て いる 。  「 熱帯 雨林 の 狩猟 採集 生活 という の は 、 焼畑 農耕 民 による 半 定住 的 な 生活 を 基盤 に し なけれ ば 成り立た ず 、 ピグミー は 先住民 で は ない の で は ない の か ？ 」 という の が ワイルドヤム 問題 で ある 。  ただし これら の 疑問 は 野生 ヤム の 分布 など の 間接 証拠 に 依存 し て い た と し 、 食料 が 不足 する と さ れ た 乾期 における 実証 研究 が 行わ れ た ところ 、 熱帯 雨林 において 農耕 に 依存 し ない 狩猟 採集 生活 が 可能 で ある という こと が 示唆 さ れ た 。価値 （ かち ） と は 、 ある もの を 他 の もの より も 上位 に 位置づける 理由 と なる 性質 、 人間 の 肉体 的 、 精神 的 欲求 を 満たす 性質 、 あるいは 真 ・ 善 ・ 美 ・ 愛 あるいは 仁 など 人間 社会 の 存続 にとって プラス の 普遍 性 を もつ と 考え られる 概念 の 総称 。  殆ど の 場合 、 物事 の 持つ 、 目的 の 実現 に 役に立つ 性質 、 もしくは 重要 な 性質 や 程度 を 指す 。 何 に 価値 が あり 、 何 に は 価値 が ない 、 と する ひとりひとり の うち に ある 判断 の 体系 を 価値 観 と 言う 。  倫理 、 哲学 及び 刑法 学 において は 「 価値 」 は 「 良い という 性質 」 の こと 。 逆 に 、 「 悪い という 性質 」 は 「 反 価値 」 （ 刑法 学 の 用語 で は 一般 に 「 無 価値 」 ） と いう 。 広義 に は 、 両者 を 併せ て 「 価値 」 と 呼ぶ 。 最も 重要 な 用法 は 新 カント 学派 （ 西南 ドイツ 学派 など ） による もの で 、 自然 界 と 英知 界 の 二元論 的 世界 観 の うち 後者 に 重き を 置き 、 価値 が 判断 の 際 の 必須 条件 で ある と 考える 。  経済 学 で は 商品 市場 で 取引 さ れる 価値 （ 交換 価値 ） を 二つ の 面 から 研究 する 。 欲求 の 充足 という 消費 面 から の アプローチ が 効用 価値 説 で 、 もう 一つ が 生産 面 から アプローチ し た 労働 価値 説 で ある 。  価値 の 根源 を 人間 の 欲求 に 求める 説 。 欲求 は 主観 的 な もの で あり 、 異なる 個人 間 で の 比較 の ため の 絶対 的 尺度 と は なり 得 ない 。 交換 が 行わ れる の は 、 相互 の 欲求 に 差異 が ある から で あり 、 交換 により 双方 が 利益 を 得 て （ 消費 者 余剰 、 生産 者 余剰 ） 、 パ レート 効率 を 達成 する 。 効用 価値 説 は 価値 を 商品 固有 の 属性 と は 見なさ ない ため 、 価値 という 用語 の 代わり に 効用 を 用いる 。 効用 は 個人 に 特有 で 主観 的 な もの で あり 、 異なる 個人 の 効用 は 比較 でき ない 。 そして 、 取引 成立 の ため の 最終 交換 単位 による 効用 の 増加 分 （ 限界 効用 ） が 価値 （ 価格 ） 決定 に 大きな 役割 を 果たす こと を 明らか に し 、 古典 派 経済 学 で 言う 使用 価値 と 交換 価値 と を 、 効用 と 限界 効用 によって 消費 面 から 統一 的 に 説明 し た 。  人間 の 労働 が 価値 を 生み 、 その 労働 が 商品 の 価値 を 決める という 説 。 アダム ・ スミス や デヴィッド・リカード を 中心 と する 古典 派 経済 学 で 考え られ 、 カール ・ マルクス に 受け継が れ た 。  水 は 有用 だ が 通常 は 安価 で あり 、 宝石 は さほど 有用 と は いえ ない が 、 非常 に 高価 で ある 。 これ は 「 価値 の パラドックス 」 と 呼ば れ 、 これ を 説明 する こと は 、 初期 の 経済 学 の 難問 で あっ た 。 これ を 解決 する ため 、 交換 価値 と 使用 価値 を はっきり 区別 し 、 直接 の 関連 を 否定 し て 考える よう に なっ た 。 すなわち 、 水 は 使用 価値 は 高い が 、 交換 価値 は 低い 。 また 、 宝石 は 使用 価値 は 低い が 、 交換 価値 は 高い 。 古典 派 経済 学 で は 価値 の 大小 の 理由 として 、 希少 性 が 考え られ た 。 近代 経済 学 （ 限界 効用 学派 ） で は 、 全部 効用 と 限界 効用 の 区別 により 二 者 を 消費 面 から 統一 的 に 説明 する こと で この 問題 を 解決 し た 。  水 の 価格 （ 交換 価値 ） は 、 砂漠 など で は 非常 に 高価 と なる 場合 も ある が 、 通常 は 安価 で ある 。 その 理由 は 、 水 が すでに 豊富 で ある （ 希少 性 に 乏しい ） 場合 に は 、 水 の 追加 1 単位 の 価値 （ 限界 価値 すなわち 消費 者 の 追加 欲求 ） が 低い こと に よる 。 （ 消費 面 から の 説明 ）  水 の 価格 （ 交換 価値 ） は 、 砂漠 など で は 非常 に 高価 と なる 場合 も ある が 、 通常 は 安価 で ある 。 その 理由 は 、 水 が すでに 豊富 で ある 場合 に は 、 水 が 消費 さ れる まで に 費やさ れる 労働 力 は 最小 で すむ こと に よる 。 （ 遠く の 井戸 から 汲ん で こ なく て も すむ 。 ） （ 生産 面 から の 説明 ）組合 （ くみあい ） と は 、 一般 的 な 意味 で は 、 何らかの 目的 で 設立 さ れ た 団体 。 民法 上 は 、 複数 の 当事者 が 出資 を し て 共同 事業 を 営む 契約 を いい 、 また 、 その 共同 事業 体 の こと を いう 。 その他 、 「 組合 」 の 語 を 含む 制度 が さまざま な 特別 法 によって 設け られ て いる 。  伝統 的 な 理解 に よれ ば 、 組合 は 団体 の 構成 員 から の 独立 性 が 弱い 点 で 社団 と 峻別 さ れる と みる が 、 組合 で あっ て も 営利 目的 で あれ ば 会社 設立 も 可能 で あり 、 権利 能力 及び 社団 性 の ない 人的 団体 に のみ 民法 の 組合 に関する 規定 は 適用 さ れる という こと に なる 。 一方 、 そもそも 、 現代 の 実社会 における 組合 と 社団 の 両者 を 異質 な もの と 捉える こと に は 無理 が ある と の 見解 も 主張 さ れ て おり 、 この 見解 に よれ ば 、 もはや 民法 上 の 組合 と は 民法 の 組合 に関する 規定 を 適用 す べき 団体 を 指す と いう より ない と さ れる 。  民法 上 の 組合 や 商法 上 の 匿名 組合 、 あるいは 有限 責任 事業 組合 など は 法人 で は ない が 、 農業 協同 組合 や 事業 協同 組合 、 生活協同組合 、 健康 保険 組合 など 、 多く の 場合 は 法人 格 を 有する 。 「 組合 」 ないし 「 会社 」 （ ともに 本来 は 同一 の 単語 で ある 。 羅 :   societas 、 仏 :   société 、 独 :   Gesellschaft ） は 大陸 法 系 の 私法 上 の 概念 で あり 、 その 歴史 は 古代 ローマ に 遡る 。  「 組合 」 に は 次 の もの が ある 。 法人 格 を 有 し ない もの は あくまで 契約 の 一種 として 規定 さ れ て いる が 、 うち 、 匿名 組合 以外 の もの について は 、 講 学 上 は 合同 行為 という 概念 で 契約 と は 区別 し て いる 。  組合 契約 は 、 各 当事者 が 出資 を し て 共同 の 事業 を 営む こと 約する こと によって 成立 する 。 日本 の 民法 で は 典型 契約 の 一種 と さ れる （ 以下 ） 。 実務 上 は 、 「 任意 組合 」 や 「 NK 」 と も 呼ば れる 。  民法 上 の 組合 に関する 規定 の うち 任意 規定 について は 、 契約 の 内容 が 優先 する 。 よって 組合 の 組織 構造 は 組合 によって 異なり 得る 。  実社会 において も 組合 契約 は 広く 活用 さ れ て いる 。 数 人 の 個人 が 集まっ て 商売 を 始める よう な 場合 は もちろん 、 会社 同士 の 共同 企業 体 （ ジョイント ベンチャー 。 JV ） も 組合 で ある 。 マンション など 建物 区分 所有 者 間 における 管理 組合 （ 建物 の 区分 所有 等 に関する 法律 3 条 参照 ） など は 、 法人 格 を 取得 し て い ない 場合 は 権利 能力 なき 社団 で ある こと が 多い が 、 民法 上 の 組合 と さ れる こと も ない と は いえ ない 。 また 、 合名 会社 は 会社 法 の 規定 により 法人 格 を 与え られ て は いる ものの 、 その 内部 関係 は 組合 に 類似 し て おり 、 かつて は 民法 典 の 組合 の 規定 が 準用 さ れ て い た 。  日本 の 民法 は 、 以下 、 この 節 で は 条 数 のみ 記載 する 。  組合 の 法的 性質 について は 諾 成 ・ 有償 ・ 双務 契約 に 分類 できる 。 組合 は 形式 的 に は 双務 契約 で ある が 、 組合 に は 双務 契約 の 性質 と 相容れない 点 も 多く 認め られる 。 この よう な こと から 、 組合 の 法的 性質 について は 双務 契約 説 と 合同 行為 説 と が 対立 する が 、 現在 で は 契約 と いう より も 合同 行為 で ある と 解す る説 が 有力 と なっ て いる 。 両 説 とも 決定的 な 論証 という 点 で は 問題 が ある と さ れる が 、 一般 に は 契約 法 の 規定 の うち 組合 の 団体 法理 と 相容れない 規定 の 適用 は 基本 的 に 排除 さ れる （ 以下 を 参照 ） 。  ただし 、 例外 的 に これら の 規定 の 適用 や 類推 適用 が 認め られる 場合 が あり 得る と さ れる 。  組合 の 成立 要件 は 以下 の とおり で ある （ 1 項 ） 。  組合 の 常務 は 各 組合 員 又は 各 業務 執行 者 が 単独 で 行う こと が できる （ 3 項 本文 ） 。 ただし 、 その 完了 前 に 他 の 組合 員 又は 業務 執行 者 が 異議 を 述べ た とき は 、 この 限り で ない （ 3 項 但書 ） 。  組合 は 法人 で は なく 、 また 、 民事 訴訟 法 第 29 条 の 「 社団 」 と いえる か 一義的 に 明らか で は ない ため 訴訟 上 当事者 能力 を 有する か （ 訴訟 上 請求 定立 の 主体 または その 相手方 と なる こと が できる か ） 争い が ある 。 この 点 について 、 判例 は 一定 の 組合 について 当事者 能力 を 肯定 し た （ 最高裁 昭和 37 年 12 月 18 日 民 集 16 巻 12 号 18 頁 ） 。 したがって 、 組合 を 被告 として 、 または 、 組合 が 原告 と なっ て 訴訟 を 提起 する こと は 可能 で ある 。 もっとも 、 組合 は 法人 で は ない から 権利 能力 の 主体 と なり 得 ず 組合 財産 は 代表 名義 で 登記 する こと が 通常 で ある 。 そこで 、 組合 名義 で なさ れ た 債務 名義 （ 勝訴 判決 ） に 基づい て この よう な 代表 名義 で なさ れ た 不動産 に対して 執行 する こと が できる か 困難 な 問題 が ある （ 通説 は 、 執行 債権 者 は 民事 執行 法 23 条 3 項 および 27 条 2 項 に 基づい て 代表 者 に対する 執行 分 の 付与 を 受け 、 これ によって 、 強制 執行 が 可能 で ある と する ） 。 一定 の 要件 を 満たす 組合 について 訴訟 上 の 原告 と する こと は 可能 で ある （ 民事 訴訟 法 29 条 ） が 、 既判力 と の 関係 で 困難 な 問題 が ある 。 そこで 、 組合 員 全員 を 被告 として 訴え を 提起 する 方法 （ 固有 必要 的 共同 訴訟 と なる ） や 、 業務 執行 組合 員 を 任意 的 訴訟 担当 と する 方法 も 検討 す べき で ある 。 民事 訴訟 法 29 条 は 訴訟 上 の 効果 を 認める に すぎ ない 。 したがって 、 組合 は 私法 上 の 権利 義務 の 主体 と なる こと が でき ない こと に 変わり は ない から 、 訴え は 適法 で ある として も 組合 に対する 登記 請求 は 棄却 と なる （ 最高裁 昭和 47 年 6 月 2 日 民 集 26 巻 5 号 957 頁 ） 。  組合 は その 目的 で ある 事業 の 成功 または その 成功 の 不能 によって 解散 する （ ） 。 また 、 やむを得ない 事由 が ある とき は 、 各 組合 員 は 組合 の 解散 を 請求 する こと が できる （ ） 。 この 他 、 組合 契約 に 定め た 解散 事由 の 発生 、 存続 期間 の 満了 、 全員 の 合意 、 組合 員 が 一 人 に なっ た とき に も 消滅 する 。 組合 の 消滅 に 遡及 効 は ない （ ・ ） 。 組合 が 解散 し た とき は 清算 手続 に 入り 、 総 組合 員 が 共同 し て 、 または その 選任 し た 清算 人 が 清算 手続 を 行う （ 以下 ） 。 払戻し は 、 出資 の 種類 を 問わ ず 、 金銭 で する こと が できる （ ） 。漫画 喫茶 、 まんが 喫茶 、 マンガ 喫茶 （ まんが きっ さ ） と は 、 漫画 を 多数 揃え た 喫茶店 。 また 、 そこ から 発展 し た 漫画 の 閲覧 など の 娯楽 サービス を 有料 で 提供 する 施設 を 言う 。 略称 は 漫喫 （ ま ん き つ ） や マンキ など 。 インターネット カフェ と 同義 で 使わ れる こと が 多い が こちら は 漫画 が 置い て ある こと が 前提 で ある 。  通常 の 喫茶店 が 客 の 飲食 や 喫茶 、 待 合わせ の 場 を 提供 する の が 主 で ある の に対し 、 漫画 喫茶 は 漫画 など の 娯楽 サービス を 提供 する こと を 目的 と し て いる 。 漫画 喫茶 発祥 の 地 は 、 名古屋 市 名東 区 で かつて 営業 し て い た 「 ザ・マガジン 」 が 元祖 と いわ れ て いる 。  一般 に 料金 体系 は 時間 制 で 、 基本 料金 （ 1 時間 数 百 円 ） + 延長 料金 を 退 店 時 に 精算 する システム に なっ て いる 。  一般 的 に は 図書館 や 書店 並み の 規模 の 書棚 を 備え て い て 、 数多く の 漫画 や 雑誌 、 新聞 が 閲覧 できる 。 さらに 店 によって は 、 ドリンク バー や 喫茶 、 テレビ ゲーム 機 、 インターネット アクセス が できる パソコン 、 テレビ 、 DVD など の サービス も 提供 し て いる ところ が 多い 。  大 規模 店 で は 、 軽食 、 個人 用 ブース 、 ペアシートブース 、 ファミリー ブース 、 仮眠 スペース 、 ダーツ 、 ビリヤード 、 卓球 、 シャワー 、 サウナ 、 マッサージ 機 、 日焼け マシーン 等 を 備え て いる ところ も ある 。  大都市 において は 深夜 営業 を 行う 店舗 も 増え て いる 。 そういった 店舗 で は 、 カプセル ホテル より 安価 で ある こと から 、 簡易 宿泊 所 として 終電 に 間に合わ なかっ た 人 が 始発 を 待つ 間 の 仮眠 に 利用 する 場合 も ある 。 また 、 2000 年代 後半 頃 から は 日雇い 派遣 で 生計 を 立てる フリーター （ ワーキングプア ） の 仮住まい （ 一時 避難 所 ） として 利用 さ れ て いる こと も 多い 。 ネット カフェ 難民 を 参照 の こと 。  漫画 は 著作 物 で あり 、 漫画 喫茶 の 経営 について は 漫画 という コンテンツ の 提供 機能 と 喫茶店 として の アメニティ サービス の 提供 機能 の 双方 を 有し て おり 、 近年 、 漫画 喫茶 の 蔵書 数 の 増大 に したがっ て 前者 の 機能 が 極めて 強く なっ て いる 。  その ため 、 一部 の 漫画 著作 者 の 中 に は 、 漫画 喫茶 について 、 中古 漫画 書籍 の 流通 と 同様 に 新刊 漫画 の 売れ行き に 悪影響 を 及ぼし 、 漫画 の 著作 権 が 正しく 保護 さ れ て い ない と 主張 する 団体 も 現れ て いる （ 2001 年 5 月 、 「 21 世紀 の コミック 作家 の 著作 権 を 考える 会 」 ） 。  ちなみに 、 音楽 レコード 等 の 著作 者 に は 著作 権 法 上 、 著作 物 について 1984 年 改正 法 で は 新た に 「 貸与 権 」 （ 著作 権 法 26 条 の 3 ： 著作 物 を 営利 目的 で 不 特定 多数 者 に 貸与 する 権利 ） が 与え られ て おり 、 レンタル ショップ から JASRAC を通じて 著作 権 者 へ の 貸与 権 料 還元 が 実現 し て いる 。 しかし 、 漫画 について は 当時 の 貸本 業界 から の 反発 も あり 「 書籍 等 の 貸与 について の 経過 措置 」 が 同時に 設け られ 、 附則 4 条 の 2 で 「 書籍 又は 雑誌 （ 主として 楽譜 により 構成 さ れ て いる もの を 除く ） の 貸与 による 場合 に は 、 当分 の 間 、 適用 し ない 」 として 漫画 に は 貸与 権 が 与え られ なかっ た が 、 2004 年 の 法 改正 （ 2005 年 1 月 1 日 施行 ） で 、 この 附則 は 廃止 さ れ た 。  漫画 喫茶 の 個室 営業 について 、 警察庁 が 「 風営法 の 許可 が ない 場合 は 違法 」 として 2011 年 4 月 、 全国 の 警察 本部 に 指導 を 強める よう 指示 し て いる 。リストラ と は 、 英語 の 「 」 の 略語 で 、 本来 の 意味 は 「 再 構築 」 で ある 。  日本語 の 文脈 の 中 で 使わ れる 外来 語 として の 「 リストラ 」 は 、 企業 の 経営 に 関わる 行動 として の 意味合い のみ を 持つ の に対し 、 英語 における 用法 に その よう な 限定 は 存在 せ ず 、 たとえば 「 労働 市場 を 再 構築 し て 完全 雇用 を 実現 しよ う 」 といった 使わ れ 方 も さ れる 。  そもそも 、 事業 規模 や 従業 員 数 の 増減 を 問わ ず 、 単に 「 組織 の 再 構築 」 が 行わ れる こと に対して 使わ れる 言葉 で ある が 、 実際 の 「 リストラ 」 は 、 現状 の 事業 規模 や 従業 員数 を 維持 、 もしくは 増強 し た 上 で の 組織 （ 企業 ） 再 構築 で は なく 、 組織 再 構築 の ため に 不 採算 事業 や 部署 の 縮小 （ ダウンサイジング ） を 行い 、 また それ に 伴う 従業 員 解雇 （ 特に 整理 解雇 ） が 行わ れる 事 が 多かっ た 。  この ため 、 日本 を 含め 多く の 国家 で は 、 組織 再 構築 の 実施 による 不 採算 事業 の 撤退 や 、 部署 の 縮小 に 伴う 「 従業 員 削減 」 のみ を 意味 する こと に なり 、 本来 の 意味 から 大きく かけ離れ て しまい 、 単に 『 解雇 （ ） 』 と 解釈 さ れ て いる 。 アメリカ合衆国 で は 「 」 （ 就業 規模 縮小 ） と 表現 さ れる こと が ある 。  また 、 日本 において は   1990 年代 初頭 バブル 崩壊 以降 、 デフレ 経済 の 進行 に 伴っ て 、 整理 解雇 を 行う 事例 が 官民 を 問わ ず 急速 に 増加 し た が 、 。 しかし 、 現在 で は この 様 な 解釈 が 一般 的 に なっ た ため 、 大手 企業 や 外資 系 企業 を 中心 に あえて この 言葉 の 使用 を 避け 、 「 組織 再 構築 」 や 「 組織 の 建て直し 」 など 、 改めて 日本語 で 表現 し て さらなる ダブルス ピーク を する 事 も 多い 。  1970 - 80 年代 前半 にかけて 、 日本 企業 は 世界 各地 、 特に アメリカ で 多額 の 利益 を 生む よう に なっ た 。 これ を 受け 1982 年 、 マレーシア で ルック イースト 政策 が 始まっ た 。 これ は 世界 経済 における 日本 経済 の 成長 に 学ぼ う という もの で 、  という 日本 古来 の 二 点 を 重要 項目 と し て い た 。  1970 - 80 年代 前半 は 、 アメリカ の 視点 から 見れ ば 米 企業 が 多額 の 損失 を 被り 失業 が 増大 し た 時期 で あっ た 。 1985 年 の プラザ 合意 で 円 高 が 進行 する と 、 日本 企業 は 利益 を 円 に 替える こと で 利益 を 薄める の で は なく 、 利益 を ドル の まま 米国 内 で 再 投資 する こと を 選択 、 不動産 買収 など に 走り 、 幹部 （ 候補 ） 社員 に は 、 アメリカ合衆国 で 必要 な 米国 流 経営 手法 の 学習 （ MBA   取得 など ） を 推奨 し た 。  この 結果 、 海外 で は ルック イースト と まで 呼ば れ た 日本 流 経営 手法 は 日本 で は 顧 られ なく なり 始め た 。 まず 、 企業 の 青田買い が 進み 官 の 人材 不足 が 囁か れる よう に なる と 、 官民 の 協力 関係 において は 民 （ 企業 ） が 優位 に たつ 傾向 が 生じる の に 時間 は かから なかっ た 。 次に 、 利益 を 確保 する ため に 終身 雇用 制度 を 放棄 する 企業 が 続出 し た が 、 官 は この 流れ を 阻止 でき なかっ た 。  1990 年代 に バブル 景気 が 崩壊 し 、 事業 の 再 編成 が 必要 に なる と 、 終身 雇用 制度 を 放棄 し て 、 必要 な スキル を 持つ 人材 を 必要 な 期間 だけ 雇用 （ 派遣 労働 ） する 『 米国 流 人事 管理 手法 （ 人員 の 最適 配置 、 リストラクチャリング ） 』 を 導入 する 日本 企業 が 続出 、 「 リストラ 」 は 整理 解雇 を 暗示 する 言葉 として とらえ られ 始め た 。  本来 、 リストラ は 企業 が 事業 規模 （ 収入 ） に あわせ て 組織 を 再 編成 （ 出費 の 抑制 ） する 意味 で ある 。構造 改革 特別 区域 （ こう ぞ うかい かく とくべつ くい き ） 、 略称 ・ 構造 改革 特区 （ こう ぞ うかい かく とっく ） と は 、 「 構造 改革 特別 区域 法 」 第 二 条 に 規定 さ れる 、 従来 法 規制 等 の 関係 で 事業 化 が 不可能 な 事業 を 、 特別 に 行う こと が 可能 に なる 地域 を いう 。  中国 の 経済 特区 が 改革 開放 による 経済 発展 の 呼び水 と なっ た こと に ヒント を 得 て 、 第 1 次 小泉 内閣 時 の 規制 緩和 政策 として 採用 さ れ た もの で 、 2002 年 9 月 に 特区 担当 大臣 （ とっく たんと う だい じん ） を 任命 し 、 2003 年 4 月 1 日 に 法 施行 さ れ た 。 特徴 として 、 これ まで の 経済 政策 と 違っ て 国 から の 財政 支援 が ない 一方 、 計画 に 具体 性 が あり 法令 に 適合 し 、 特区 の 内容 が 目的 の ため に 必要 な もの なら ば 認定 さ れ 、 全国 一律 だっ た 地方 自治 に 風穴 を 開ける もの で ある 。 また 、 特区 で 行わ れ た 政策 が 十分 な 効果 を あげ た 場合 、 全国 に 拡大 さ れる ので 、 規制 緩和 の 呼び水 に も なっ て いる 。 初代 特区 担当 大臣 は 、 防災 担当 大臣 を 兼ね て い た 鴻池 祥 肇 参議院 議員 。  なお 、 特区 で 行わ れ た 規制 の 全国 展開 にあたって は 、 総理 大臣 を 本部 長 と する 構造 改革 特区 本部 に 下 に 設け られ た 評価 委員 会 が 、 各 規制 所管 省庁 と の 議論 を 経 て 、 内閣 総理 大臣 に 意見 を 提出 する 。 初代 評価 委員 長 は 、 八代 尚宏 国際 キリスト教 大学 客員 教授 。 その他 の 委員 に は 、 白石 真澄 東洋大学 助教授 、 市川 眞一 クレディ・スイス 証券 チーフ・ストラテジスト など が い た 。 なお 、 当初 は 、 三木 谷 浩史 楽天 会長 や 、 野中 ともよ 三洋電機 会長 、 北川 正恭 早稲田大学 大学院 教授 も 委員 を 務め て い た 。 例 として は 、 認可 第 1 号 と なっ た 群馬 県 太田 市 （ 清水 聖 義 市長 ） の 外国 語 教育 特区 など が ある 。 これ は 小学校 から 高校 まで 国語 など を 除き 、 すべて 英語 で 授業 を 行う という 構想 で ある 。  2004 年 合計 5 回 の 認定 が あり 、 新規 認定 数 は それぞれ 第 1 回 認定 117 件 、 第 2 回 認定 47 件 、 第 3 回 認定 72 件 、 第 4 回 認定 88 件 、 第 5 回 認定 80 件 で あっ た 。 これら に は 更新 認定 は 含ま れ ない 。  なお 、 法 改正 により 特区 と する 必要 が なくなっ た 場合 や 、 当該 自治体 の 議会 による 採決 、 あるいは 特区 進行 中 の 首長 交代 による 方針 転換 の 影響 で 、 特区 認定 が 実現 でき ない 、 あるいは 特区 が 消滅 する 場合 が ある 。  2004 年 認定 の 大阪 府 箕面 市 の 市費 負担 教職員 任用 特区 の よう に 実施 に 要する 予算 が 議会 で 否決 さ れ た ため 、 実現 でき なかっ た 事例 が ある 。  2003 年 に IT ベンチャー 育成 特区 の 認定 を 受け た 兵庫 県 洲本 市 で は 、 法 改正 の 影響 で 特区 認定 を 取り消さ れ た 。  ギャンブル 合法 化 の 構造 改革 特別 区 を 目指し て いる 都市 も ある 。リバタリアニズム （ ） は 、 個人 的 な 自由 、 経済 的 な 自由 の 双方 を 重視 する 、 自由 主義 上 の 政治 思想 ・ 政治 哲学 の 立場 。 新 自由 主義 と 似る が 、 これ が 経済 的 な 自由 を 重視 する の に対し 、 リバタリアニズム は 個人 的 な 自由 も 重んじる 。 。 他者 の 身体 や 正当 に 所有 さ れ た 物質 的 、 私的 財産 を 侵害 し ない 限り 、 各人 が 望む 全て の 行動 は 基本 的 に 自由 で ある と 主張 する 。  日本語 において も そのまま 「 リバタリアニズム 」 と 表現 さ れる 場合 が 多い が 、 日本語 を 用いる 場合 は 様々 な ニュアンス を 持つ 「 自由 主義 （ リベラリズム ） 」 と 区別 する 意味 において 、 単に 「 自由 主義 」 と 訳さ れる こと は なく 、 完全 自由 主義 、 自由 至上 主義 、 自由 意志 主義 など と 訳さ れる 。 尚 、 同じ 漢字 文化 圏 に 属する 中国語 で は 自由 意志 主義 、 韓国 語 で は 自由 至上 主義 と 訳さ れる 。 また 、 リバタリアニズム を 主張 する 者 を リバタリアン と 呼ぶ 。  なお 、 哲学 、 神学 、 形而上学 において は 決定 論 に対して 、 自由 意志 と 決定 論 が 両立 し ない こと を 認め つつ （ 非 両立 説   ） 、 非 決定 論 から 自由 意志 の 存在 を 唱える 立場 を 指す 。 この 意味 で は 、 日本語 で は 自由 意志 論 等 の 形 に 訳さ れる こと の ほう が 多い 。  リバタリアン は 、 「 権力 は 腐敗 する 」 、 「 絶対 権力 は 絶対 に 腐敗 する 」 （ ジョン ・ アクトン ） という 信念 を 持っ て おり 、 個人 の 完全 な 自治 を 標榜 し 、 究極 的 に は 無 政府 主義 同様 、 国家 や 政府 の 廃止 を 理想 と する 。  また 、 個人 的 な 自由 、 自律 の 倫理 を 重んじ 、 献身 や 軍務 の 強制 は 肉体 ・ 精神 の 搾取 で あり 隷従 と 同義 で ある と 唱え 、 徴兵 制 に 反対 する 。 経済 的 に は 、 レッセフェール （ 仏 :   laissez - faire ） を 唱え 、 国家 が 企業 や 個人 の 経済 活動 に 干渉 する こと に 強く 反対 する 。 また 、 徴税 は 私的 財産 権 の 侵害 と みなし 、 税 によって 福祉 サービス が 賄わ れる 福祉 国家 は 否定 する 。 なお 、 暴力 、 詐欺 、 侵害 など の 他者 の 自由 を 制限 する 行為 が 行わ れる とき 、 自由 を 守る ため の 強制 力 の 行使 に は 反対 し ない 。 自然 権 的 リバタリアン と 帰結 主義 的 リバタリアン など に 分類 さ れる 場合 が ある 。  アメリカ合衆国 で は 、 選挙 年齢 に 達し た 者 の うち の 10 % から 20 % が 、 リバタリアン 的 観点 を 持っ て いる と さ れ て いる 。  リバタリアニズム で は 、 私的 財産 権 もしくは 私有 財産 制 は 、 個人 の 自由 を 確保 する 上 で 必要 不可欠 な 制度 原理 と 考える 。 私的 財産 権 に は 、 自分 の 身体 は 自分 が 所有 する 権利 を 持つ と する 自己 所有 権 原理 を 置く 。 （ → ジョン ・ ロック ） 私的 財産 権 が 政府 や 他者 により 侵害 さ れれ ば 個人 の 自由 に対する 制限 もしくは 破壊 に 結びつく と し 、 政府 による 徴税 行為 を も 基本 的 に 否定 する 。 法的 に は 、 自由 と は 本質 的 に 消極 的 な 概念 で ある と し た 上 で 、 自由 を 確保 する 法 思想 （ 法 の 支配 /) を 追求 する 。 経済 的 に は 、 市場 で 起きる 諸 問題 は 、 政府 の 規制 や 介入 が 引き起こし て いる という 考え から 、 市場 へ の 一切 の 政府 介入 を 否定 する 自由 放任 主義 （ レッセフェール /) を 唱える 。 個人 が 自由 に 自己 の 利益 を 追求 し 、 競争 する こと が 社会 全体 の 利益 の 最大 化 に 繋がる と する 。 この 考え は 、 自由 競争 こそ が 「 見え ざる 手 」 によって 社会 の 繁栄 を もたらす と し た アダム ・ スミス の 『 国富 論 』 を 源流 と する 。  マレー ・ ロス バード に よる と 、 自由 と は 個人 の 身体 と 正当 な 物質 的 財産 の 所有 権 が 侵害 さ れ て い ない 事 という 意味 で ある 。 また ロス バード は 犯罪 と は 暴力 の 使用 により 、 別 の 個人 の 身体 や 物質 的 財産 の 所有 権 を 侵害 する 事 と 定義 し た 。  また ロス バード は 、 古典 的 自由 主義 者 が 使用 し て き た 積極 的 自由 の 概念 は 所有 権 の 観点 から 定義 さ れ て い ない ので 曖昧 で 矛盾 に 満ち て おり 、 知的 な 混乱 と 、 国家 や 政府 が 公共 の 福祉 や 公 の 秩序 を 理由 に 個人 の 権利 を 恣意 的 に 制限 する 事 を 許す 事 に 繋がっ た として 批判 し て いる 。  マレー ・ ロス バード は 万 人 の 為 の 平等 な 自己 所有 権 を 否定 し た 場合 の 二つ の 論理 的 な 選択肢 を 検討 し 、 万 人 の 為 の 100 ％ の 自己 所有 権 だけ が 唯一 正当 化 可能 な 普遍 的 倫理 で ある と 結論 し た 。 また 物質 的 な 財産 について も 同様 に 、 最初 の 占有 者 が その 物質 的 な 資源 の 所有 権 を 獲得 する 事 を 否定 し た 場合 の 二つ の 論理 的 な 選択肢 を 検討 し 、 最初 の 占有 者 が その 物質 的 な 資源 の 所有 権 を 獲得 する 事 だけ が 唯一 客観 的 に 正当 化 可能 で ある と 結論 し た 。  ハンス ・ ヘルマン・ホッペ は 、 人々 の 間 に 恣意 的 で 主観 的 な 分類 的 差別 を 作る 規範 は 客観 的 、 間 主観 的 に 正当 化 さ れる 事 は 出来 ず 、 それ 故に 全て の 人 に 等しい 権利 を 認める 規範 だけ が 正当 化 さ れる と 述べ 、 次に 、 立論 に は 彼 の 身体 の 使用 を 必要 と する ので 、 彼 の 身体 を 彼 の 意思 のみ で 使用 する 事 を 許す 自己 所有 権 原理 と 両立 し ない 全て の 規範 を 主張 する 人 は 、 もし 人 が 本当に 彼 の 身体 を 彼 の 意思 のみ で 使用 する 権利 を 持た ない なら ば 、 彼 は それ を 主張 する 事 さえ 許さ れ ない 筈 で あり 、 この よう な 主張 を 行う 人 は それ を 主張 する や 否 や 彼 自身 の 主張 に 反する 行動 を 取っ て おり 、 実践 的 な 矛盾 に 陥っ て いる と 指摘 し 、 それ 故に 全て の 人 の 平等 な 自己 所有 権 を 認める リバタリアニズム だけ が 先験的 に 正当 化 さ れる と し た 。 また 彼 は 同様 の 推論 から 最初 の 占有 者 が その 物質 的 な 資源 の 所有 権 を 獲得 する と する 財産 原理 も 矛盾 無し に 異議 を 唱える 事 は 出来 ない と 主張 する 。 ()  リベラリズム は 自由 の 前提 と なる もの を 重視 し て 社会 的 公正 を 掲げる ため 、 リバタリアニズム と 相反 する 。 例えば リベラリズム は 、 貧困 者 や 弱者 を 救済 する ため 、 富 の 再 分配 や 法規 制 など 政府 による 一般 社会 へ の 介入 を 肯定 し 、 それ により 実質 的 な 平等 を 確保 しよ う と する 。 しかし この 場合 、 当人 の 責め に 帰さ ない 生まれながら の 社会 的 弱者 のみ なら ず 、 努力 を 怠っ た 結果 として の 貧困 者 に対して も 一律 に 富 が 再 分配 さ れる という 不合理 を 生む 。  他方 、 リバタリアン は 「 徴税 」 によって 富 を 再 分配 する 行為 は 公権力 による 強制 的 な 財産 の 没収 で ある と 説く 。 曰く 、 ビル ・ ゲイツ や マイケル ・ ジョーダン から 税金 を 重く 取り 、 彼ら が 努力 によって 正当 に 得 た 報酬 を 人々 へ （ 勝手 に ） 分配 する こと は 、 たとえ その 使い道 が 道義 的 に 正しい もの で あっ た として も 、 それ は 権利 の 侵害 以外 の 何 物 で も なく 、 そうした 行為 は 彼ら の 意思 によって 行わ れ なけれ ば なら ない 。 すなわち 、 貧困 者 や 弱者 へ の 救済 は 国家 の 強制 で は なく 自発 的 な 仕組み によって 行わ れる べき だ と 主張 する 。  リバタリアニズム は 経済 的 自由 と 社会 的 自由 （ 個人 的 自由 、 政治 的 自由 ） を 共に 尊重 する 思想 で あり 、 思想家 による 右 の ノーラン ・ チャート で は 、 社会 主義 など の 左翼 思想 は 個人 的 自由 は 高い が 経済 的 自由 は 低く 、 保守 主義 など の 右翼 思想 は 経済 的 自由 は 高い が 個人 的 自由 は 低く 、 ポピュリズム （ ここ で は 権威 主義 や 全体 主義 など を 指す ） で は 個人 的 自由 も 経済 的 自由 も 低い 、 という 位置づけ と なる 。  リバタリアン の 多く は 経済 的 自由 と 政治 的 自由 の 両方 を 重視 する ため 、 さまざま な 国営 化 や 計画 経済 も 、 ファシズム （ 結束 主義 ） や 軍国 主義 など による 統制 経済 や 開発 独裁 も 、 いずれ も 経済 的 自由 が 低い 「 集 産 主義 」 で ある として 批判 し 、 同時に また 、 旧 東側 諸国 など の 一 党 独裁 も 、 ファシズム や 軍国 主義 など の 言論 統制 も 、 いずれ も 政治 的 自由 が 低い 「 全体 主義 」 で ある として 批判 する 場合 が 多い 。 左翼 から リバタリアン へ は 弱肉強食 の 強欲 資本 主義 、 右翼 から リバタリアン へ は 伝統 的 価値 や 社会 の 安定 を 軽視 し て いる など と 批判 さ れる こと が ある 。  また 、 社会 的 自由 を も 尊重 する 立場 で ある ため 、 家族 や 性 道徳 など に対する 保守 的 な 価値 観 を 重視 する 新 保守 主義 と も 異なる 。  無 政府 主義 は 多数 の 思想 潮流 を 含む が 、 どれ も 国家 や 政府 を 廃止 する 事 で 自由 や 平等 を 最大 化 する 思想 の ため 、 リバタリアニズム と 密接 に 結び付い て いる 。  自然 権 的 リバタリアン （ ） と 帰結 主義 的 リバタリアン （ ） と の 違い は 大まか に 言え ば 自由 を 正当 化 する 根拠 の 違い で ある 。  自然 権 的 リバタリアン は ロック 的 伝統 に のっとり 、 自由 を 、 不可侵 な 自然 権 として の 自己 自身 へ の 所有 権 として 理解 する 。 他方 で 、 帰結 主義 的 リバタリアン は 、 功利 主義 的 観点 から 自由 を 支持 する 。 相互 の 不可侵 な 自由 が 確立 さ れ て いる 状態 で こそ 、 社会 全体 の 幸福 が 最大 化 さ れる の で あり 、 政府 など による 意図 的 な 規制 ・ 干渉 は 、 自然 な 相互 調整 メカニズム を 混乱 さ せ 、 事態 を 悪化 さ せる と 考える 。マーフィー の 法則 （ マーフィー の ほう そく 、 ） と は 、 「 失敗 する 余地 が ある なら 、 失敗 する 」 「 落とし た トースト が バター を 塗っ た 面 を 下 に し て 着地 する 確率 は 、 カーペット の 値段 に 比例 する 」 を はじめ と する 、 先達 の 経験 から 生じ た 数々 の ユーモラス で しかも 哀愁 に 富む 経験 則 を まとめ た もの で ある （ それ が 事実 か どう か は 別 ） 。 多く は ユーモア の 類 で 笑える もの で ある が 、 認知 バイアス の サンプル として 捉える こと が 可能 な もの も あり 、 中 に は 重要 な 教訓 を 含む もの も ある 。  マーフィー の 法則 と は 、 " If   anything   can   go   wrong ,   it   will ."（「 失敗 する 可能 性 の ある もの は 、 失敗 する 。 」 ） に 代表 さ れる 「 経験 則 」 や 、 「 法則 」 の 形式 で 表明 し た ユーモア で ある 。 社会 学者 の 小池 靖 は 、 ニュー ソート 思想 の ジョセフ ・ マーフィー の 著作 の パロディ で ある と 述べ て いる 。  日本 で も 1970 年代 前半 に 小規模 な 流行 が あり 、 1980 年 頃 に は コンピュータ 関係 者 を 中心 に 知ら れる よう に なり 、 1990 年代 前半 に 広く 流行 し た 。 アメリカ 空軍 から 広まっ た もの と さ れる が 、 後述 の よう に 原形 は よく 知ら れ て いる 形 と は 少々 異なっ て いる 。  一 面 で は 「 高価 な もの 程よく 壊れる 」 に 代表 さ れる よう な 自虐 的 悲観 論 を 具現 化 し た もの と 捉える こと が できる が 、 その 一方 で 「 常に 最悪 の 状況 を 想定 す べし 」 という 観念 は 今日 、 システム 開発 、 労働 災害 予防 、 危機 管理 、 フェイルセーフ など の 分野 で 現実 問題 として 重要 視 さ れる 考え と なっ て いる （ → 「 ハインリッヒ の 法則 」 を 参照 ） 。  高橋 紳 吾 は 、 この ジョーク 集 に は 経験 法則 や 帰納 が 陥り やすい 実例 が ある 、 と 書い た と いう 。 「 洗車 し はじめる と 雨 が 降る 」 という 言葉 に 共感 する 人 は 、 洗車 し はじめ て すぐ に 雨 が 降っ た という 出来事 の 印象 を 引きずっ て いる の が 原因 だ （ 実際 は 洗車 し て も 雨 が 降ら ない 場合 の 方 が 多い ） 、 として 、 もし マーフィー の 法則 が 正しけれ ば 、 「 雨 を 降らせ たい ので 洗車 しよ う 」 という 言葉 が 引き出せる こと に なる 、 と 高橋 は 主張 し た と いう 。  マーフィー の 法則 を まとめ た 書籍 として 、 『 マーフィー の 法則 』 （ 1993 年刊 ） と 『 21 世紀 版 　 マーフィー の 法則 』 （ 2007 年 7 月刊 ） が ある 。 後者 は 前者 から 優れ た 法則 のみ を 残し 、 新 法則 を 膨大 に 追加 し た 原文 （ 英語 ） 併記 の 最新 版 で ある 。  に よる と 、  が 基本 精神 で あっ て 、 その 基本 的 表現 は  で ある 。 歴史 的 に は 後述 の よう に 、  が あり 、 更に パワーアップ し た  に 変化 し た 。 日常 生活 で も  が 知ら れ て いる 。  O ' Toole による 次 の よう な メタ 法則 も ある 。 " Murphy   was   an   optimist !"「 マーフィー は 楽天 家 だっ た !」  「 マーフィー の 法則 」 の 「 マーフィー 」 は エドワード ・ A ・ マーフィー ・ ジュニア に 由来 する 。 彼 は アメリカ 空軍 による 急 減速 に関する 研究 プロジェクト 「 MX - 981 」 に 関わっ た 。  MX - 981 プロジェクト は この 法則 の 名前 の 原点 として の 伝説 の 他 、 プロジェクト リーダー の ジョン・スタップ 自ら の 志願 により 人体 を 使っ た 実験 が 行わ れ た こと で も 知ら れる よう に 、 トラブル が 大きな 危険 に つながる 研究 で あっ た 。  アーサー ・ ブロック に 、 ジョージ ・ E ・ ニコルズ から 寄せ られ た 手紙 の 内容 に 基づく 、 以下 の よう な エピソード が 伝え られ て いる 。  1949 年 、 エンジニア の マーフィー は 、 空軍 研究所 から エドワーズ 空軍 基地 に 来 て 、 strap   transducer （ 加速度 計 ） に 発生 し た 異常 を 調べ 、 ひずみ ゲージ の ブリッジ に あっ た （ 誰 か の ） 配線 間違い が 原因 で ある と つきとめ た 。 その 際 に 、 " If   there   is   any   way   to   do   it   wrong ,   he   will "（「 いくつ か の 方法 が あっ て 、 1 つ が 悲惨 な 結果 に 終わる 方法 で ある とき 、 人 は それ を 選ぶ 」 （ アスキー 出版 『 マーフィー の 法則 』 （ 1993 ） 、 p .   270   の 訳文 ） 、 " he " は 「 間違え た 誰 か 」 を 指し て いる ） と 言っ た 、 と いう 。  数 週間 後 に 、 プロジェクト リーダー の ジョン・スタップ 少佐 （ 当時 ） が 、 プロジェクト 外 の 人物 も 含ま れる 場 で これ について 紹介 し た の が 、 プロジェクト 外 に も 広がっ た きっかけ と さ れる 。 その 結果 、 この 「 法則 」 は 軍部 内 に 広まり 、 各種 技術 雑誌 から 一般 雑誌 ・ 新聞 の 話題 へ と 広がっ て 行っ た 。 そして 1977 年 に は 『 Murphy ' s   Law   and   Other   Reasons   Why   Things   Go   WRONG 』 が 出版 さ れ 、 これ は 全米 の ベストセラー に まで なり 、 いま なお ウェブサイト や 単行本 、 シンクタンク など で 話題 を 賑わし て いる 、 という もの で ある 。  日本 で は 1970 年代 前半 の 石油 ショック の とき に （ 後 の 1990 年代 の 流行 と 比較 し て ） 小規模 な 流行 が あっ た 。 当時 は イギリス 式 に 「 」 （ ショウガ ナイ の 法則 ） と も 呼ば れ た 。 また 、 1981 年 の 時点 で 『 生きる に も 技術 が いる － 人生 工学 の 発想 』 にて 紹介 さ れ て い た 例 が あり 、 1988 年 に は 『 コンピュータ 大辞林 』 で 紹介 さ れ て いる など 、 技術 者 など 一部 で 知ら れ て い た 。  遠藤 諭 は 、 編集 長 に 就任 し た 雑誌 『 月刊 アスキー 』 誌 で 、 ペンネーム の ホー テンス ・ S ・ エンドウ 名 で 執筆 する 連載 記事 「 近代 プログラマ の 夕 」 における 「 マーフィー の 法則 の 起源 をめぐって 」 （ 1990 年 7 月 号 ） など 、 精力 的 に 紹介 し た 。 1993 年 7 月 に は 、 " The   Complete   Murphy ' s   Law "   の 訳本 『 マーフィー の 法則 』 を 出版 する 。 同書 の ベストセラー 化 で 、 一般 に も 広く 知ら れる よう に なり 、 家庭 や 学校 や 職場 や 地域 で も 「 〜 の 法則 」 遊び が 流行 し た 。 なお 、 「 〜 の 法則 」 という タイトル の 本 として は 、 藤井 青銅 による 『 み 〜 ん な が やっ てる 宇宙 の 法則 』 が 1991 年 1 月 、 『 宇宙 の 法則 2   3 D ステレオ コラム 集 』 が 1993 年 6 月 に 出 て おり 、 ブーム の 源 は ひとつ で は ない 。  1994 年 2 月 2 日 に は 嘉門 達夫 が シングル 『 マーフィー の 法則 』 を 発売 。 その後 、 同年 6 月 1 日 に シングル 『 続 ・ マーフィー の 法則 』 、 1995 年 1 月 1 日 発売 の アルバム 「 娯楽 の 殿堂 」 に 『 究極 の マーフィー の 法則 』 が 収録 、 2000 年 8 月 23 日 に マキシ シングル 『 ミレニアム の 法則 』 、 2003 年 4 月 23 日 発売 の アルバム 「 達人 伝説 」 に は 『 マーフィー の 法則 2003 』 が 収録 さ れ て いる 。  1990 年代 の 日本 で の 流行 当時 は 、 各々 未曾有 の 政治 的 ・ 経済 的 転換 点 に 見舞わ れ 、 そこ から の 先行き が 不透明 な 情況 で あっ た 。 しかし 、 昨今 の 『 サラリーマン 川柳 』 の よう に 客観 視 し 笑い飛ばし て いる 面 や 、 畑村 洋太郎 の 提唱 ・ リード する 「 失敗 知識 データベース 」 「 失敗 学会 」 の よう に 逆手 に 取っ て 活用 し て いる 側面 も あっ た 。 同様 な 観点 から の 批判 として 、 桔梗 清 は 著書 で 「 力動 精神 医学 として の 誘導 自己 暗示 （ 療法 ） 」 を 紹介 し て いる 。  また 、 深層 心理 学 の 世界 で は 、 「 法則 11   ＝   挨拶 を トチリ そう だ と 思っ て いる 人 は 本当に トチ る 」 の よう に 、 人 は 自己 暗示 など によって 思わ ぬ 行動 に 出 て しまう こと が ある こと を 多 湖 輝 は 指摘 し て おり 、 青木 智子 も ユング の 「 トリック スター 理論 」 から 分析 を 試み て いる 。  その ほか 、 エリック ・ バーン ら の 交流 分析 や ウェイン・クリッツバーグ 等 の アダルト チルドレン の 役割 類型 で ある 「 クラウン （ 道化師 ） 」 「 マスコット （ なだめ 役 ） 」 「 ファミリー ペット （ 甘え っ子 ） 」 等 の 観点 から 解釈 し て いる 杉田 峰 康 の グループ 、 さらに は 確率 論 や 認知 科学 （ ヒューリスティックス 発見 的 方法 や 共 変 関係 認知 論 など ） から 説明 し て いる 増田 真 也等 も いる 。  ユーモア に 溢れ て い て 、 マーフィー の 法則 の 中 で も 特に 秀逸 な 「 法則 」 として しばしば 引用 さ れる もの で ある 。  （ これ を あまり 真面目 に 分析 する 必要 は 無い と いう のに ） アストン 大学 の は 「 トースト の 転落 　 マーフィー の 法則 と 基本 的 定数 」 という 論文 を 発表 し た 。 彼 は その 論文 の 中 で 通常 の テーブル を 使用 し た 時 ほとんど の 場合 に バター を 塗っ た 面 が 下 に なる こと を 証明 し 、 バター を 塗っ た 面 を 上 に し て 着地 さ せる ため に は 高 さ 3 メートル 以上 の テーブル を 使う べき だ という 結論 を 出し た 。 マシューズ は この 功績 により 1996 年 に イグノーベル 賞 を 受賞 し た 。 （ 無論 、 真面目 に 論ずる 必要 は 全く 無い が 、 あえて 言え ば ） バター 面 が 下 に なる 確率 が 何 に 比例 する の か と いう と 、 「 カーペット の 値段 」 で は なく 、 テーブル の 高 さ （ や 初動 時 バター 面 が 上 を 向い て いる 事 や 滑り落ち 方 ） という こと に 成り は する 。  「 マーフィー の 法則 」 という 名 が 生まれ た の は 以上 の よう な 経緯 に よる と 言わ れる が 、 「 法則 」 の 内容 自体 は 古く から 世界中 で 様々 な 形 で 言わ れ て き た もの で あっ た 。リース （ lease ） と は 、 リース 会社 が 、 企業 など が 選択 し た 機械 設備 等 を 購入 し 、 その 企業 に対して その 物件 を 比較的 長期 にわたり 賃貸 する 取引 を いう 。 リース 対象 物件 は 中古 ・ 新品 を 問わ ない が 、 多く の 場合 新品 物件 を リース 会社 が 借手 企業 の 代わり に 購入 し た 後 、 貸し出す 。 物品 の 所有 権 は リース 会社 に ある が 、 企業 は 自社 で 購入 し た 場合 と ほぼ 同様 に し て 物件 を 使用 できる 為 、 日本 を 含め 世界中 で 設備 投資 の 手段 として 広く 普及 し て いる 。  近代 的 リース は 米国 で 発展 し 、 現在 で は 全 世界 で 広く 利用 さ れ て いる 。 市場 規模 は 米国 が 最も 大きく 2 , 080 億 ドル （ リース 比率 31 . 1 %）、 次いで 日本 688 億 ドル （ 同 8 . 7 %）、 ドイツ 483 億 ドル （ 同 21 . 7 %） と 続く 。 4 番目 以降 は 、 フランス 263 億 ドル （ 15 . 4 %）、 イタリア 240 億 ドル （ 7 . 6 %）、 イギリス 189 億 ドル （ 14 . 2 %）、 カナダ 141 億 ドル （ 22 . 0 %） と なる 。 近年 、 発展 めざましい BRICs 諸国 は 10 億 ドル ～ 60 億 ドル 程度 で あり 、 今後 急速 な リース 利用 の 普及 が 進む と み られる 。  会計 上 の 定義 は 各国 の 会計 基準 によって 定め られ て おり 、 日本 で は 企業 会計 基準 委員 会 による リース 取引 に関する 会計 基準 および 同 注解 、 同 意見 書 によって 、 米国 で は 米国 会計 基準 FAS   No . 13 によって 、 フランス 、 ドイツ 、 スペイン 、 英国 等 で は 英国 ロンドン に 本部 を 置く 国際 会計 基準 審議 会 （ IASB ） が 設定 する 国際 財務 報告 基準 ( 以下 IFRS ） IAS   No . 17 （ 米国 リース 会計 基準 FAS   No . 13 が 元 と なっ て いる ） によって 定義 さ れ て いる 。  特に IFRS は 世界中 で 急速 に 導入 が 広がっ て おり 、 欧州 、 ロシア 、 中国 、 ブラジル 等 広く 世界 で 採用 さ れ て いる 。 IFRS の 導入 方法 は 、 各国 によって 異なり 、 例えば 、 欧州 において は 、 EU の 統一 ルール が 適用 さ れる 規制 市場 に 上場 する 企業 の 連結 決算 について 、 IFRS で 作成 する こと が 求め られ て いる 。 しかしながら 、 単体 決算 は 、 自国 の 会計 基準 が 維持 さ れ て おり 、 フランス ・ ドイツ とも 、 リース は 賃貸借 処理 と なっ て いる 。  米国 において は 、 IFRS 導入 の 具体 的 な 方向 性 ・ スケジュール は 示さ れ て い ない 。  日本 における IFRS の 対応 について は 、 2010 年 3 月 期 から 一定 の 要件 を 満たす 上場 企業 の 連結 決算 に 限っ て IFRS を 任意 適用 する こと が 認め られ て いる が 、 2013 年 6 月 に 当面 の 方針 として 、 ① ピュア な IFRS 、 ② 日本 基準 、 ③ 米国 基準 、 ④ エンドースメント さ れ た IFRS （ IFRS の 個別 基準 を 一つ 一つ 検討 し 、 必要 に 応じ て 削除 又は 修正 し た 上 で IFRS 導入 ） の 4 つ の 基準 を 並存 する という 考え方 が 示さ れ て いる 。  現在 （ 2013 年 8 月 現在 ） 、 IASB （ 国際 会計 基準 審議 会 ） と FASB （ 米国 財務 会計 基準 審議 会 ） は 、 改訂 公開 草案 「 リース 」 を 公表 し て いる 。 その 中 で は 、 すべて の リース を オンバランス 処理 する こと など が 提案 さ れ て いる が 、 最終 的 に 基準 化 さ れる か どう か は 明らか で ない 。  税法 上 の 定義 は 、 各国 税法 上等 により 定め られ て いる 。  リース という 言葉 の 歴史 は 古く 、 古代 ローマ帝国 時代 に まで 遡る 。 当時 は 地中海 貿易 に 従事 する 商人 に対して 船主 が 船 を リース し て い たり 、 農耕 地 に関して 地主 が 他人 に 土地 を 貸し出す こと も リース として 行わ れ て い た 。 その後 長い 時 を 経 て 、 米国 における 都市 で の 不動産 リース へ と 進化 し 、 米国 において 1800 年代 から 1900 年代 初期 にかけて 大いに 発展 する こと に なる 。 その 始まり は 不動産 の 取扱い を 主として い た リース で ある が 、 現代 における 動産 を 主体 と し 、 設備 投資 の 手段 として の リース が 大いに 利用 さ れる きっかけ と なっ た の は 、 米国 南北戦争 当時 の ユナイテッド・シュー・マシナリー 社 による 製靴 機械 の 賃貸 が 始まり と 言わ れ て いる 。 次いで 、 1877 年 に は ベル 電話 会社 により 電話 の 賃貸 が 始まり 、 この 頃 から 本格 的 に 動産 リース が 発展 する こと と なる 。  1900 年代 の 初期 に は 、 企業 の 販売 営業 ツール の 一つ として リース が 利用 さ れ 発展 し た 。 つまり 、 機械 製造 会社 が 顧客 に対して 売 切 で 販売 する の で は なく 、 リース として 販売 する こと により 、 リース 期間 により 顧客 の 機械 入替 時期 の 操作 が 可能 で あり 、 リース 期間 終了 時 に 営業 を 行い 自社 製品 を 再び リース で 販売 する こと で 、 永続 的 に 顧客 と の 関係 を 保と う という 戦略 目的 が あっ た 。 この よう な 手法 は 工業 機械 製造 会社 だけ で なく 、 IBM や ゼロックス 等 の 事務 機器 製造 企業 に も 浸透 する よう に なり 、 リース は 幅広い 企業 が 利用 する もの と なっ て いく の で ある 。  リース は 主 に 米国 で 発展 し た 取引 形態 で ある が 、 現在 総合 リース 会社 と 呼ば れる 、 金融 的 意味合い の 強い リース を 主要 業務 と する 企業 の 誕生 は 第 二 次 世界 大戦 後 の 1952 年 、 U . S .   リーシング 社 の 設立 まで なく 、 それ まで は 主 に 機械 製造 企業 の 有力 な 販売 ツール として の 利用 が 主 で あっ た 。 U . S .   リーシング 社 は 、 それ まで に 広く 社会 に リース という もの が 浸透 し て い た という 点 と 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 軍需 産業 から 平和 産業 へ の 転換 の 為 の 旺盛 な 設備 投資 資金 需要 へ の 対応 という 点 から 設立 さ れ た もの で あり 、 同社 の 設立 が 現在 定義 さ れ て いる リース 業 の 草分け と なる 。 その後 1963 年 に 日本 で 初 の リース 会社 、 日本 リース ・ インターナショナル が 設立 さ れる など 、 その 利用 は 世界 へ と 広がり 、 現在 で は 全 世界 で 広く 設備 投資 の 手段 として 活用 さ れ て いる 。  リース は ファイナンス ・ リース 契約 と オペレーティング ・ リース 契約 に 大別 さ れる 。 各国 の 採用 する 会計 制度 ・ 税制 等 によって 詳細 に 違い は ある ものの 、 概ね 以下 の とおり 説明 できる 。  ファイナンス ・ リース は 文字通り 設備 機器 導入 を 目的 と し た 資金 調達 手段 の ひとつ として 金融 色 が 強い 契約 で あり 、 ノン・キャンセラブル （ 解約 不能 ） と フル・ペイアウト （ 物件 から 得 られる すべて の 利益 を 得る と共に 、 物件 に 係る コスト を すべて 支払う ） の 2 条件 を 満たす もの を いう 。 リース 契約 で は 殆ど の 場合 、 物件 を 借り て いる 企業 が リース 期間 が 終了 する 前 に 解約 する と リース 会社 に 違約 金 を 支払う 契約 に なっ て おり 、 中途 解約 し た 場合 でも リース 終了 まで 借りる ケース より 総 支払 額 が 安く なる こと は ない 。 この 為 、 中途 解約 禁止 条項 が ない 場合 でも 、 事実 上 途中 解約 が 不可能 で ある と 見なさ れ 、 上述 の とおり ファイナンス ・ リース に 分類 さ れる こと と なる 。 金融 色 の 強い 契約 で ある 為 、 リース 資産 の オンバランス 処理 が 求め られ て いる 。  オペレーティング ・ リース は リース 期間 終了 後 の 残存 価格 を 設定 し たり 、 中途 解約 が 可能 で ある 等 、 賃貸借 色 が 強い 契約 で ある 。 賃貸借 色 の 強い 契約 で ある 為 、 ファイナンス ・ リース と 異なり 、 リース 資産 の オフバランス 処理 が 認め られ て いる 。  当初 契約 の リース 期間 に 達し た 場合 に は 、 元 の リース 設定 額 より も 廉価 ( 一月 分 の リース 料 ＋ α 程度 ) で 再 リース 契約 を 締結 を する こと により 、 1 年 毎 の 更新 が 可能 で ある 。   また 、 借手 企業 が 、 借り て い た リース 物件 を 買い取る こと が できる 契約 も ある 。  物件 の 所有 者 は リース 会社 で ある ため 、 物件 所有 によって 生じる 納税 義務 や 減価 償却 費 の 計上 、 リース 物件 に かけ られ た 保険 料 の 支払 は リース 会社 が 行う 。 また 、 リース 取引 も リース 会社 にとって は 銀行 にとって の 融資 と 同じ で ある 為 、 担保 を 取ら ない こと が 多い 分 より 厳しい 審査 が ある 。  リース 料 総額 は 以下 の よう な 構成 と なっ て いる 。 オペレーティング ・ リース の 中 で 、 物件 の 残 価 設定 を 行う もの は ここ から 残 価 金額 分 を マイナス する 。  リース 契約 は 金融 色 が 強い 契約 で ある が 、 銀行 から 融資 を 受ける 場合 と 異なり 、 リース 料 は 単純 に 金利 で 比較 でき ない 。 これ は リース 会社 によって 動産 総合 保険 の コスト が 異なる ため で 、 金利 が 安い として も 必ずしも リース 料 が 安く なる と は 限ら ない 。 そこで 、 リース 料 水準 の 比較 に は リース 料 率 という もの が 利用 さ れ て いる 。 リース 料 率 の 算定 式 は 以下 の とおり 。  100 万 円 の 物件 を 月額 リース 料 18 , 500 円 で リース し た 場合 の リース 料 率 は 1 . 85 % と なる 。  リース 利用 による メリット は 、 各国 が 採用 する 会計 基準 や 税制 の 内容 によって 異なる が 、 概ね 共通 する メリット は 以下 の とおり と なる 。 詳細 は 各国 リース の ページ にて 述べる 。  リース について の 詳細 は 各国 の 採用 する 会計 基準 ・ 税制 等 により 異なる 為 、 それぞれ の 地域 について 別個 記述 し て いく 。  IASB （ 国際 会計 基準 審議 会 ） と FASB （ 米国 財務 会計 基準 審議 会 ） は 、 2007 年 3 月 から リース プロジェクト を 立ち 上げ て 、 リース 会計 の 全面 改訂 に 向け た 審議 を 開始 し た 。 2009 年 3 月 に ディスカッション ペーパー 「 リース ： 予備 的 見解 」 を 公表 し 、 2010 年 8 月 に は 公開 草案 （ Exposure   draft ） 「 リース 」 が 公表 さ れ た ものの 、 その 内容 を 懸念 する 多数 の コメント が 提出 さ れ た 。 リース プロジェクト は 、 2011 年 6 月 に 終了 予定 と さ れ て い た が 、 多数 の コメント を 受け て 、 再 審議 に 相当 の 時間 を 費やし た ため 、 プロジェクト の 終了 が 延期 さ れ 、 公開 草案 から の 重要 な 変更 が 行わ れ た こと から 、 2013 年 5 月 に 改訂 公開 草案 「 リース 」 が 公表 さ れ て いる 。  現行 リース 会計 基準 で は 、 リース を ファイナンス ・ リース と オペレーティング ・ リース に 区分 し て 、 それぞれ の 会計 処理 方法 が 異なる が 、 改訂 公開 草案 「 リース 」 で は 、 使用 権 モデル を 採用 し 、 ファイナンス ・ リース と オペレーティング ・ リース の 区分 を なくし 、 借手 は 使用 権 資産 と リース 負債 を 計上 する こと が 提案 さ れ て いる 。  2010 年 8 月 に 公開 草案 （ Exposure   draft ） が 公表 さ れ て おり 、 日本 で は 公開 草案 ( 日本語 版 ) PDF の 他 、 企業 会計 基準 委員 会 （ ASBJ ） が 公開 草案 の 論点 を まとめ た 「 リース 会計 に関する 論点 の 整理 」 PDF を 公表 、 さらに 社団 法人 リース 事業 協会 が その 論点 の まとめ の 概要 にあたる 「 「 リース 会計 に関する 論点 の 整理 」 の 概要 」 PDF を 公表 し て いる 。  公開 草案 で は リース の 定義 を 以下 の よう に 定め て おり 、 また その 判定 は 契約 の 実質 に 基づい て 判定 する と し て いる 。  以下 の 条件 に 当てはまる もの は IFRS 新 リース 会計 基準 適用 範囲 から 除外 さ れる 。  また 、 非 中核 資産 の 取り扱い について も 議論 さ れ て い た が 、 これ は 適用 範囲 と する もの と さ れ て いる 。 非 中核 資産 と は 日本 の 現行 リース 会計 基準 における 少額 資産 や リース 期間 が 1 年 以内 で ある 等 で 賃貸借 処理 が 認め られ て いる よう な 資産 の こと を 指す 。  IFRS 、 米国 、 日本 の 現行 会計 基準 で は リース を ファイナンス ・ リース （ Capital   Lease ） と オペレーティング ・ リース に 分類 し て いる が 、 この 区別 を 廃止 する こと が 提案 さ れ て いる 。 区別 が 廃止 さ れ 、 上述 の リース の 定義 に 当てはまる 契約 は すべて 使用 権 モデル と いわ れる 新しい 考え方 により 会計 処理 し た 場合 、 借手 は 資産 として リース 資産 を 使用 する 権利 を 表す 使用 権 、 負債 として リース 料 支払い 債務 を 認識 する 。  基本 的 に リース に 出来 ない もの は なく 、 不動産 ・ 動産 と 対象 物件 は 多岐 に 渡る 。OJT （ On - the - Job   Training 、 オン・ザ・ジョブ・トレーニング ） または 現任 訓練 （ げんに ん くん れん ） と は 、 職場 で 実務 を さ せる こと で 行う 従業 員 の 職業 教育 の こと 。 企業 内 で 行わ れる トレーニング 手法 、 企業 内 教育 手法 の 一 種 で ある 。  OJT と は 、 職場 の 上司 や 先輩 が 、 部下 や 後輩 に対し 具体 的 な 仕事 を 与え て 、 その 仕事 を通して 、 仕事 に 必要 な 知識 ・ 技術 ・ 技能 ・ 態度 など を 意図 的 ・ 計画 的 ・ 継続 的 に 指導 し 、 修得 さ せる こと によって 全体 的 な 業務 処理 能力 や 力量 を 育成 する 活動 で ある 。  これ に対し 、 職場 を 離れ て の 訓練 は Off - JT （ Off   the   Job   Training   オフ・ザ・ジョブ・トレーニング ） と 呼ば れる 。  OJT という 言葉 は 1935   -   1940 年 頃 の 辞書 （ 等 ） に 採録 さ れ た が 、 アメリカ で 第 一 次 世界 大戦 中 に でき た 手法 と さ れる 。  第 一 次 世界 大戦 勃発 によって 、 当時 5 , 000 人 の 作業 者 が 勤務 し て い た 米国 の 61 の 造船 所 に その 10 倍 の 造船 所 作業 員 の 補充 が 必要 と なっ た 。 補充 要員 が い なかっ た ため 新人 を 訓練 する こと に なっ た が 、 その 時代 の 米国 内 の 職業 訓練 施設 の 能力 で は 間に合わ なかっ た 。  緊急 要員 訓練 プログラム 作成 の 責任 者 に 任命 さ れ た チャールズ ・ R ・ アレン （ Charles   Ricketson   " Skipper "   Allen ） は 、 造船 所 の 現場 監督 を 指導 者 として 造船 所内 の 現場 で すべて の 訓練 を する こと を 決め た 。 そして 1917 年 、 教育 学者 ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト （ Johann   Friedrich   Herbart ） の 5 段階 教授 法 （ 予備 、 提示 、 比較 、 総括 、 応用 ） を もと に アレン が 開発 し た 具体 的 な 職業 指導 法 が 、 4 段階 職業 指導 法 （ the   " Show ,   Tell ,   Do ,   and   Check "   method   of   job   instruction 、 やっ て 見せる → 説明 する → やら せ て みる → 補修 指導 ） で あっ た 。 アレン の 4 段階 職業 指導 法 と は 、 おおむね 下記 の よう な ステップ で 実施 する 。  これ が 中世 以来 の 徒弟 制度 （ 弟子 は 最初 仕事 と 無関係 の 雑務 から 始め その後 師匠 の 補助 を する よう に なり 、 数 年 から 数 十 年 を かけ て 仕込ん で いく 手法 。 現在 も 多く 存在 する ） で は ない 職場 指導 、 すなわち OJT の 始まり と 考え られる 。  さらに アレン 式 4 段階 法 は 20 数 年 後 、 第 二 次 世界 大戦 中 の 米国 戦時 人事 委員 会 （ War   Manpower   Commission ） によって 企業 内 訓練 （ TWI ： Training   Within   Industry ） の 次 の 4 つ の プログラム に 発展 し た 。  この TWI プログラム が 戦後 の 日本 に 導入 さ れ 、 現在 の 企業 研修 の もと に なっ て いる 。  日本 の 大 企業 における 特に 新入 社員 教育 で は 、 一定 期間 の 集合 研修 を 経 て OJT へ 導入 する 形式 を 採る こと が 多い 。 また 専門 的 な 職務 能力 を 要する 職種 の 場合 は 、 企業 規模 を 問わ ず 一 人 の 新入 社員 に 一 人 の 先輩 が 指導 者 として 割り当て られ 実務 を 進め ながら 指導 する 。 指導 者 の 指名 について は 該当 者 の 業務 実績 以上 に 指導 力 を 考慮 する 必要 が あり 、 特に 指導 力 は 新入 社員 の その後 の 運命 すら 左右 する 可能 性 が ある 。  厚生 労働省 の 「 平成 29 年度 能力 開発 基本 調査 」 で は 、 正社員 に対する 重視 する 教育 訓練 について は 、 OJT を 重視 する 又は それ に 近い と する 企業 は 71 . 2 %（ 前回 の 同 調査 で は 74 . 6 %）、 off - JT を 重視 する 又は それ に 近い と する 企業 は 27 . 5 %（ 同 24 . 1 %） で あり 、 日本 において は 若干 減少 傾向 に ある ものの いまだ OJT が 重視 さ れ て いる こと が 見て取れる 。 また 正社員 に対して 、 平成 28 年度 に 計画 的 な OJT を 実施 し た 事業 所 は 63 . 3 %（ 同 59 . 6 %）、 正社員 以外 に対して 、 平成 28 年度 に 計画 的 な OJT を 実施 し た 事業 所 は 30 . 1 %（ 同 30 . 3 %） で あり 、 正社員 に 比べる と 半分 以下 の 水準 に とどまっ て いる 。  OJT の 成果 は 「 実務 の 中 で 仕事 を 覚える 」 こと により 「 OJT の 成果 が 仕事 の 成果 に なる 」 など 、 研修 の 成果 が 業績 に 反映 さ れる 。 いわば 「 新入 社員 の 成長 」 と 「 企業 の 業績 向上 」 という 、 一石二鳥 が 期待 できる 。 ただし 指導 者 と なっ た 先輩 に 指導 力 が 伴わ ない 場合 、 新入 社員 の 能力 向上 どころか その 可能 性 の 芽 を 摘ん で しまう 。 その ため 指導 者 へ の 課題 として 「 どの 分野 は 誰 が 詳しい 」 といった 情報 を 新入 社員 に 伝える など 、 職場 内 で の コミュニケーション の 指導 に も 配慮 が 求め られる 。 また 企業 によって は いきなり 業務 を 行わ せ 、 いざ という 時 の フォロー だけ 行う こと を OJT と 称する こと が ある 。 指導 する 側 の 指導 や チェック が 確実 に 行わ れ 指導 さ れる 側 が 報告 義務 を 欠かさ なけれ ば 成果 を 出せる が 、 指導 する 側 ・ さ れる 側 の どちら か に 問題 が あれ ば 成果 は 期待 でき ない 。  「 平成 29 年度 能力 開発 基本 調査 」 で は 、 能力 開発 や 人材 育成 に関して 何らかの 「 問題 が ある 」 と する 事業 所 は 75 . 4 %（ 同 72 . 9 %）、 能力 開発 や 人材 育成 に関して 何らかの 「 問題 が ある 」 と する 事業 所 の うち 、 問題 点 の 内訳 は 、 「 指導 する 人材 が 不足 し て いる 」 （ 54 . 2 %） が 最も 高く 、 「 人材 育成 を 行う 時間 が ない 」 （ 49 . 5 %）、「 人材 を 育成 し て も 辞め て しまう 」 （ 47 . 8 %） と 続い て いる 。  結局 、 OJT の 要諦 は 意図 的 ・ 計画 的 ・ 継続 的 の 3 つ で あり 、 これ を 欠く もの は 本来 の OJT で は ない 。資本 金 （ し ほん きん 、 ,   ,   ） は 、 出資 者 が 会社 に 払い込ん だ 金額 （ 払込 資本 ） を 基礎 として 設定 さ れる 一定 の 額 。 会計 および 会社 法 における 用語 。  資本 金 は 、 会社 財産 確保 の ため に 設定 さ れる 計算 上 の 数 額 で あっ て 、 現実 の 会社 財産 と は 異なる 。 会社 財産 が 常に 変動 する の に対し 、 資本 金 の 額 は 、 法律 （ 会社 法 ） の 規定 に 基づい て 算出 さ れる ため 、 現実 の 会社 財産 と 連動 し て 増減 する こと は ない 。  日本 の 会社 で は 、 貸借 対照 表 の 純資産 の 部 の うち 、 株式会社 に あっ て は 株主 資本 、 持分 会社 に あっ て は 社員 資本 を 構成 する もの と さ れ て いる （ 会社 計算 規則 第 76 条 ） 。 資本 金 の 額 は 、 原則 として 、 会社 設立 や 募集 株式 の 発行 の 際 に 株主 と なる 者 が 会社 に 払込み 又は 給付 を し た 財産 の 額 で ある が （ 第 445 条 ） 、 準備 金 や 剰余 金 の 資本 組入れ 等 によって も 増額 する 。 また 、 資本 金 の 額 は 登記 事項 と さ れ て いる （ 会社 法 第 911 条 第 3 項 第 5 号 ） 。  従来 は 、 資本 金 に関して 、 債権 者 保護 の ため に 次 の よう な 原則 が ある と 説明 さ れ て い た 。  資本 金 は 、 会社 債権 者 保護 の ため に 、 出資 さ れ た 財産 の うち の 一定 金額 以上 を 会社 財産 として 保有 さ せる 仕組み で ある 。 したがって 、 剰余 金 の 分配 可能 額 は 、 純資産 額 から 、 資本 金 や 準 備金等 を 控除 し た 額 （ 剰余 金 ） を 基準 に し て 算出 さ れる 。 すなわち 、 貸借 対照 表 上 の 純資産 額 が 資本 金 や 準 備金等 の 総額 を 上回る 場合 で なけれ ば 、 株主 へ の 配当 等 の 財産 分配 を し て は なら ない （ 資本 維持 の 原則 ） 。 この 資本 維持 の 原則 は 、 大陸 法 系 の 会社 法 に は 共通 し て 存在 し （ ドイツ 株式 法   ( Aktiengesetz )   第 57 条 、 ドイツ 有限 会社 法   ( Gesetz   betreffend   die   Gesellschaften   mit   beschränkter   Haftung )   第 30 条 、 フランス 商法   ( Code   de   commerce )   第 232 - 11 条 等 ） 、 また 、 イギリス において も 1985 年 会社 法   ( Companies   Act   1985 )   以来 、 資本 維持 規定 が 存在 する （ 2006 年 会社 法   ( Companies   Act   2006 )   第 830 条 ） が 、 アメリカ 各州 の 会社 法 に は 、 存在 し ない 。  資本 金 の 額 を 自由 に 減少 さ せる こと が できる と 、 資本 維持 の 原則 が 骨抜き と なり 、 会社 債権 者 の 利益 を 損なう お それ が ある ため 、 それ を 防ぐ 特別 の ルール が 存在 する （ 資本 不変 の 原則 ） 。  日本 において は 、 株式会社 が 資本 金 の 額 を 減少 さ せる ため に は 、 原則 として 株主 総会 の 特別 決議 を 要し 、 債権 者 保護 手続 を 経 なけれ ば なら ない （ 第 447 条 ） 。 資本 維持 の 原則 が 存在 する ドイツ や フランス において も 、 同様 の 手続 が 必要 と さ れる （ ドイツ 株式 法 第 222 条 以下 、 ドイツ 有限 会社 法 第 58 条 、 フランス 商法 第 223 - 34 条 、 第 225 - 204 条 、 第 225 - 205 条 ） 。  イギリス で は 、 株主 総会 の 特別 決議 に 加え 、 裁判所 の 認可 が 必要 と さ れる （ イギリス 会社 法 第 641 条 ） 。  他方 、 アメリカ に は 資本 維持 の 原則 が ない ため 、 取締役 会 決議 によって 資本 を 減少 できる 州 が 多く 、 債権 者 保護 手続 も 必要 と さ れ て い ない 。  日本 で は 、 かつて は 、 会社 の 設立 に際して 最低 資本 金 制度 は なかっ た が 、 1990 年 （ 平成 2 年 ） 改正 の 旧 商法 で 最低 資本 金 制度 が 規定 さ れ 、 株式会社 は それ まで の 事実 上 35 万 円 から 引き上げ て 資本 金 1000 万 円 以上 （ 旧 商法 第 168 条 の 4 ） 、 有限 会社 は それ まで の 10 万 円 から 引き上げ て 資本 金 300 万 円 以上 （ 旧 有限 会社 法 第 9 条 ） が 必要 と なっ た 。  2003 年 2 月 に 新 事業 創出 促進 法 が 改正 さ れ 、 特例 措置 として 資本 金 1 円 で の 株式会社 や 有限 会社 の 設立 が 法的 に は 可能 と なり 、 旧 商法 や 旧 有限 会社 法 を 統合 し て 2006 年 5 月 に 施行 さ れ た 会社 法 で は 、 最低 資本 金 制度 は 廃止 さ れ た 。頭取 （ とう どり ） は 、 主 に 銀行 において 使わ れる 肩書 の 一つ で 、 銀行 に関して は 一般 の 会社 の 社長 に 相当 する 役職 で ある 。  銀行 以外 で の 「 頭取 」 について は 後述 する 。  語源 について は 、 雅楽 の 演奏 における 「 音頭取り 」 に 由来 する という 説 と 「 筆頭 取締役 」 の 略称 に 由来 する という 説 が ある 。 幕末 ・ 明治 初期 に 様々 な 機関 の 長 の 名称 に 使用 さ れ た が 、 次第に 使わ れる 場所 が 減り 、 主 に 銀行 で 使わ れる よう に なっ た 。  代表 者 が 頭取 を 名乗る もの は 都市 銀行 、 地方銀行 及び 第 二 地方銀行 の 普通 銀行 で あり 、 それ 以外 の 銀行 や 金融 持株 会社 は 社長 と 名乗る 。 例えば 、 かつて の 相互 銀行 で は 社長 を 名乗っ て い た ものの 、 普通 銀行 に 転換 する にあたって 多く が 頭取 に 変更 し た 。 ただし 、 第 二 地銀 の 中 に は 、 社長 の 名称 に 戻し た ところ も 一部 存在 する 。 日本 における 中央 銀行 で ある 日本銀行 は 財務省 所管 の 認可 法人 で ある ため 、 総裁 が 代表 権 者 に 相当 し 、 頭取 ・ 社長 の よう な 法律 上 の 用語 で ない 職名 は 用い ない 。  例外 として 、 り そ な ホールディングス 傘下 の 3 銀行 や かつて の 三井 銀行 や 、 地方銀行 の スルガ銀行 で は 1998 年 から 現在 に 至る まで 「 社長 」 の 名称 を 用い て いる 。 また 、 信託 銀行 や ネット 銀行 など （ 金融 庁 の 分類 による 「 新た な 形態 の 銀行 」 ） で は 、 全社 が 社長 と 名乗っ て いる 。  これ に 関連 し て 、 信託 銀行 の トップ は 伝統 的 に 社長 と 名乗り 、 旧 長期 信用 銀行 の 新生 銀行 や あ おぞ ら 銀行 も 社長 を 使用 し て いる （ かつて の 長銀 ・ 日債銀 は 「 頭取 」 の 呼称 を 用い て い た ） 。 また 、 かつて の 三井 銀行 は 都市 銀行 の 中 で 唯一 トップ が 頭取 で は なく 社長 を 名乗っ て い た （ さくら銀行 、 三井住友銀行 は 頭取 ） 。 現在 で はり そ な ホールディングス 傘下 の 銀行 の 内 、 設立 時 から 社長 を 使用 し て い たり そ な 信託 銀行 を 除く 4 つ の 銀行 は 、 2003 年 10 月 から 呼称 を 社長 に 変更 し て いる 。  頭取 の 称 は 、 江戸 時代 前期 から 見 られる 。 たとえば 、 田沼 意次 が 勤め た 「 扈従 頭取 」 など の 役 の 称 、 「 防火 頭取 」 、 諸 藩 に も 「 近習 頭取 」 、 「 勘定 頭取 」 など の 役 の 称 として 散見 さ れる 。 また 百姓 一揆 の 代表 者 も 頭取 と 呼ば れ た 例 が 多い 。  1920 年代 まで 存続 し て い た 大坂 相撲 で は 、 現在 の 大相撲 で いう 年寄 の こと を 頭取 と 称し て い た 。  銀行 以外 で の 「 頭取 」 の 例 として は 、 北海道 檜山 郡 江差 町 の 姥神 大神宮 渡御 祭 における 、 各 山車 （ ヤマ ） 所属 の 最高 責任 者 が 「 頭取 」 と 呼ば れ 、 現在 でも 使わ れ て いる 例 が ある 。 祭り が 370 年 以上 の 歴史 を 誇る 、 江戸 時代 から 続い て いる という 歴史 の 中 で 、 頭取 の 歴史 に 基づく 呼称 を 今 も 留め て いる 希有 な 例 と 言える 。大艦 巨砲 主義 （ たい かん き ょほうしゅぎ ） と は 、 砲撃 戦 を 重視 し 、 巨大 な 主砲 を 軍艦 に 搭載 する 思想 。  第 一 次 世界 大戦 の ジュットランド 海戦 で イギリス と ドイツ が 弩 級 戦艦 ・ 超弩級 戦艦 を 含む 艦隊 で 衝突 し 、 砲撃 戦 の 重要 性 が 再 認識 さ れ た こと で 各国 の 大艦 巨砲 主義 は 一層 強まっ た 。 日本 海軍 で も 、 日 露 戦争 時 の 日本海 海戦 で 大艦 巨砲 と 「 艦隊 決戦 」 を 至上 と する 考え方 が 確立 さ れ た （ 海戦 要務 令 ） 。 その後 も 太平洋戦争 後 半期 まで 軍令 ・ 戦術 上 の 主流 と なっ た 。 長駆 侵攻 し て くる 敵 艦隊 を 全力 で 迎撃 ・ 撃退 する の が 基本 方針 で あり 、 その 際 の 主役 は 戦艦 と さ れ 、 航空 母艦 ・ 巡洋艦 ・ 駆逐 艦 等 は 脇役 に 過ぎ ない という 思想 が あっ た 。  大艦 巨砲 主義 の 進展 は 射撃 管制 装置 とも 関連 し て いる という 意見 も ある 。 「 ドレッドノート 」 が 画期的 だっ た の は 、 多数 の 主砲 の 射撃 管制 を 可能 と する 射 法 の 完成 あっ て の こと で ある 。 1940 年 頃 まで 各国 の 戦艦 は 光学 式 測 距儀 と 方位 盤 射撃 を 用い た 射撃 管制 装置 を 主用 し て い た 。 しかし 米 英 で は 1941 年 以降 レーダー の 実用 化 により 、 着弾 観測 について は 光学 式 測 距儀 より も レーダー を 使用 し た 電 測 射撃 に 移行 し て いっ た 。 これ に対し 、 日 独 は 米 英 に 電子 兵 装 で 格段 に 後れ を 取り 、 電 測 測 距 と 併用 し た ものの 、 光学 式 測 距儀 を 最後 まで 実戦 で 主用 し た 。 なお 、 フランス は すぐ に 敗戦 し た ため 、 射撃 用 レーダー を 搭載 し た ものの その 効果 は 不明 で ある 。 イタリア は 終戦 時 まで 対空 見張り 用 レーダー のみ だっ た 。 光学 式 の 測 距 は 特に 遠距離 射撃 で は 誤差 が 大きく 、 近距離 で も 夜間 、 曇天 、 悪天候 など で 視界 の 悪い 時 に レーダー 管制 に 劣っ て い た 。 その ため 、 水上 艦艇 同士 の 戦闘 において 電 測 射撃 が 行える こと は かなり 優位 だっ た 。 ただ 、 初期 の 射撃 用 レーダー は 測 距性能 は 充実 し て い た ものの 方位 探知 角 が 不足 し て おり 、 時には 光学 観測 射撃 に 後れ を 取る こと も あっ た 。  他国 より 大型 の 戦艦 に 巨大 な 主砲 を 搭載 する という 文字どおり の 大艦 巨砲 主義 は 、 ワシントン 海軍 軍縮 条約 明け 後 に は 終焉 し た 。 主砲 口径 の 増大 に は 歯止め が かかり 、 前代 と 同 程度 、 あるいは やや 小型 化 し た 主砲 の 採用 例 が 多く なっ た 。 これ は ユトランド 沖 海戦 の 戦 訓 を 元 に 、 速力 ・ 防御 力 と の バランス の 取れ た 戦艦 の 設計 が 重要 視 さ れ た から で ある 。 これ 以前 の 戦艦 は 速度 を 、 巡 洋 戦艦 は 防御 力 を 妥協 し て 排水 量 を 抑え て い た が 、 その よう な 設計 の 問題 点 が 明らか に なっ た 。 そこで 速力 も 防御 力 も ともに 優れ た ポスト・ジュットランド 艦 （ 高速 戦艦 ） が 建造 さ れ た が 、 必然 的 に 排水 量 も 増え 、 主砲 口径 の 増大 を 諦め ざる を 得 なかっ た 。 例外 的 に 主砲 口径 を 増大 さ せ た 日本 の 大和 型 戦艦 は 、 排水 量 を 抑える ため の 過度 の 集中 防御 と 速力 不足 を 問題 視 する 見解 も ある 。 航空機 の 発達 と 実績 により 第 二 次 世界 大戦 中 に 航空機 の 優位 が 確立 、 航空 主 兵 論 の 台頭 が 戦艦 の 時代 終わり を 遂げる 事 と なり 、 大和 型 （ 72 , 800   t 　 45 口径 46   cm   9 門 ） と 同等 の モンタナ 級 戦艦 （ 71 , 922   t 　 50 口径 16 インチ 砲   12 門 ） 全 5 隻 が 1943 年 に 建造 中止 さ れ た 事 を もっ て 大艦 巨砲 主義 は 終焉 を 迎え 、 以後 戦艦 の 新造 は 行わ れ て い ない 。  大艦 巨砲 主義 に関し 、 太平洋戦争 において 日本 海軍 が 米 海軍 と 異なり 、 大艦 巨砲 主義 に 拘束 さ れ 航空 優位 思想 に 転換 でき なかっ た という 批判 が ある が 、 大艦 巨砲 主義 や 航空 優位 思想 の 意味 は 多義 的 な もの で 検証 に 耐える もの で は なく 、 決戦 に 備え て 戦艦 を 使用 し なかっ た という 語り も 、 事実 は 、 或いは 使用 さ れ 或いは 使用 さ れよ う と し 或いは 戦艦 として は 見捨て られ て 使用 さ れ なかっ た の で あり 、 機動 部隊 の 建 制 化 も 重要 な 意味 を 持た ない 上 に 、 アメリカ 海軍 が 高速 空母 部隊 を 創設 し た 時期 は 日本 海軍 も 聯合 機動 部隊 の 発令 を し た 時期 で あり 、 この 批判 は イデオロギー で ある と する 意見 も ある 。 ただし 、 航空 主 兵 論 者 の 奥宮 正武 海軍 中佐 に よれ ば 、 当時 の 日本 海軍 の 航空 主 兵 論 者 による 大艦 巨砲 主義 へ の 批判 は 、 日本 海軍 において 、 ほぼ 使用 さ れ なかっ た 戦艦 に 予算 ・ 機材 が 使用 さ れ 、 主力 と なっ た 航空 に 十分 に 回ら ず 、 大艦 巨砲 主義 の 下 で 戦艦 は 何 も し ない こと で 航空 部隊 の 行動 の 妨害 に なっ て い た こと に対して で ある 。  戦後 、 日本 海軍 の 砲術 出身 の 大艦 巨砲 主義 者 は 次 の よう に 語っ て いる 。 福留 繁 中将 は 「 多年 戦艦 中心 の 艦隊 訓練 に 没頭 し て き た 私 の 頭 は 転換 でき ず 、 南雲 機動 部隊 が 真珠湾 攻撃 に 偉効 を 奏し た のち も なお 、 機動 部隊 は 補助 作業 に 任 ず べき もの で 、 決戦 兵力 は 依然 、 大艦 巨砲 を 中心 と す べき もの と 考え て い た 」 と 反省 を 語っ て いる 。 黛 治夫 大佐 は 、 大艦 巨砲 が 航空 主 兵 に 敗れ て なお 「 戦前 の 想定 どおり 、 砲撃 主体 の 艦隊 決戦 を 挑む べき で あっ た 」 と 生涯 主張 し 続け た 。  戦後 、 大艦 巨砲 主義 に 反対 し て い た 日本 海軍 の 航空 主 兵 論者 たち は 次 の よう に 語っ て いる 。 源田 実 大佐 は 、 海軍 が 大艦 巨砲 主義 から 航空 へ 切り替え られ なかっ た の は 組織 改革 で の 犠牲 を 嫌う 職業 意識 の 強 さ が 原因 だっ た と 指摘 する 。 「 大砲 が なかっ たら 自分 たち は 失業 する しか ない 。 多分 そういう こと でしょ う 。 兵 術 思想 を 変える という こと は 、 単に 兵器 の 構成 を 変える だけ で なく 、 大艦 巨砲 主義 に 立っ て 築か れ て き た 組織 を 変える と ことに なる わけ です から 。 人情 に 脆く て 波風 が 立つ の を 嫌う 日本人 の 性格 で は 、 なかなか 難しい こと です 」 と 語っ て いる 。 奥宮 正武 中佐 は 、 戦艦 無用 論 も 含む 航空 主 兵 論 は 戦前 極端 と も 見 られ た が 、 太平洋戦争 の 経過 が その 見通し が ほぼ 正しかっ た こと を 証明 し た として 、 特に 航空 関係 者 が 嘆い て い た の は 、 大艦 巨砲 主義 の 下 で 作ら れる 戦艦 の 建造 費 、 維持 費 など 莫大 な 経費 が 浪費 さ れる 割 に ほぼ 戦局 に 寄与 し ない こと で あり 、 それ を 航空 に 回せ ば より 強力 な もの が できる と 考え て い た と 語っ て いる 。  大砲 技術 が 発達 し 艦 砲 で 撃沈 が 可能 に なる と 、 舷側 に 穴 を 空け て 多数 の 艦 砲 を 並べる と 被害 を 受け やすく なっ た 。 そのため 砲 数 を 減らし 、 一門 あたり の 威力 を 高め 、 敵艦 砲 に 耐える 装甲 を 施す 事 と なり 、 装甲 艦 の 時代 と なっ た 。 技術 開発 が 進み 、 砲 の 大き さ （ 口径 ・ 口径 長 ） が 威力 と 比例 する よう に なっ た 。 戦列 艦 から 装甲 艦 へ の 移行 期 に は 小型 化 が 見 られ た ものの 、 大砲 ･ 動力 ･ 造船 技術 の 進歩 に従って 軍艦 は 巨大 化 し て いっ た ｡ そして 木製 艦 体 に 装甲 を 施し た 装甲 艦 から 、 艦 体 自体 を 鉄鋼 製 と し た 艦 へ と 移行 、 大型 の 艦 体 と 搭載 砲 を 持つ 戦艦 と 、 小型 の 偵察 など を 目的 と する 巡洋艦 へ と 分岐 し た 。  近代 戦艦 の 始祖 と さ れる の は ロイヤル・サブリン 級 戦艦 で ある 。 なお 、 1895 年 から 順次 竣工 し た マジェスティック 級 戦艦 が 、 30 . 5   cm 砲 4 門 の 主砲 を 搭載 、 そして その 砲 の 威力 に 対応 する 装甲 を 持つ 、 前 弩 級 戦艦 の 基本形 を 確立 し た 。 しばらく は 各国 とも この 様式 で 戦艦 を 建造 し た が 、 1906 年 に イギリス で 完成 し た 「 ドレッドノート 」 によって 主砲 4 門 の 枠 が 外さ れ た 。 この 艦 は 従来 の 戦艦 に 比べ て 飛躍 的 に 向上 し た 攻撃 力 と 機動 力 を 有し 、 建造 中 の 戦艦 を も 一気に 旧式 に する ほど の 衝撃 を 与え た 。 その ため これ 以後 世界 の 海軍 は 「 ドレッドノート 」 を 基準 と し 、 これら を 弩 級 戦艦 と 称する 。  そして 超弩級 戦艦 の 登場 によって 、 30 . 5   cm という 主砲 口径 の 枠 も 外さ れ 、 戦艦 の 攻撃 力 は 主砲 の 大き さ で 決まる 時代 と なっ た 。 敵艦 より 大きな 主砲 を 備え 、 敵 弾 に 耐え られる 厚い 装甲 を 備え た 戦艦 が 海戦 で は 有利 で ある 。 その 結果 、 戦艦 と それ に 搭載 さ れる 主砲 は 急速 に 巨大 化 し 、 また 数量 で 他国 に 負け ない ため に 大量 建造 が 行わ れ た 。 コストパフォーマンス その他 の 理由 によって 、 前代 より 排水 量 ・ 主砲 が 小型 化 する 場合 も あっ た 巡洋艦 と は 対照 的 に 、 戦艦 は ひたすら 大型 化 の 一途 を たどっ た 。 日 英 独 は 戦艦 と 同じ 巨砲 を 持つ 巡 洋 戦艦 も 建造 し 、 中 に は 大和 型 の 25 年 も 前 に 世界 初 の 18 インチ 砲 搭載 艦 と なっ た 「 フューリアス 」 等 が ある 。  第 一 次 世界 大戦 の ジェット ランド 海戦 で イギリス と ドイツ が 弩 級 戦艦 ・ 超弩級 戦艦 を 含む 艦隊 で 衝突 し 、 砲撃 戦 の 重要 性 が 再 認識 さ れ た こと で 各国 の 大艦 巨砲 主義 は 一層 強まり 、 日本 で は 、 日 露 戦争 後 の 1906 年 から 1920 年代 まで は 戦艦 が 海軍 力 の 主力 として 最 重要 視 さ れ 、 列強 各国 は 巨砲 を 装備 し た 新鋭 戦艦 の 建造 競争 を 展開 。 「 主力 艦 」 たる 戦艦 部隊 同士 の 砲撃 戦 によって 海戦 ひいては 戦争 そのもの の 勝敗 が 決まる と さ れ 、 巡洋艦 や 駆逐 艦 など の 戦艦 以外 の 艦艇 は 主力 艦 の 「 補助 艦 」 と さ れ た 。 戦艦 を 保有 でき ない 中小 国 の 海軍 で も 、 限定 的 な 航続 距離 ・ 速力 の 海防 戦艦 と 呼ば れる 艦 を 建造 し 、 戦艦 に 近い 能力 を 持と う と し た 例 も 多く 見 られ た 。 この 時期 に は 戦艦 は 戦略 兵器 で あり 、 他国 より 強力 な 戦艦 は 国威 を 示す もの だっ た 。  戦艦 の 建造 競争 は 1921 年 の ワシントン 軍縮 会議 における ワシントン 海軍 軍縮 条約 締結 により 一旦 中断 （ 海軍 休日 ） し た が 、 1937 年 の ワシントン 条約 が 失効 する と 、 建 艦 競争 が 再開 さ れ た 。 しかし 、 主砲 を 巨大 に する 大艦 巨砲 主義 は 衰退 し 、 速力 と 防御 力 の バランス が 重視 さ れ 、 主砲 口径 も 従来 か 従来 以下 の サイズ に とどまっ た が 、 日本 だけ 例外 で あり 、 戦艦 史上 最大 の 46 センチ 主砲 の 64 , 000 t 級 大和 型 戦艦 （ 「 大和 」 「 武蔵 」 ） を 建造 し た 。  大和 型 は 6 万 トン を 超す 大艦 で あり 、 45 口径 46 cm 砲 という 巨砲 を 備え た 大艦 巨砲 主義 の 申し子 だっ た 。 戦艦 と の 戦闘 で は 優位 に 立て た はず の 大和 型 も 航空機 に は 勝て ず 、 「 大和 」 「 武蔵 」 ともに アメリカ 海軍 航空 母 艦載 機 の 集中 攻撃 を 受け て 沈没 し た 。 また 大和 型 の 他 に も 連合 国 ・ 枢軸 国 を 問わ ず 多数 の 戦艦 が 航空機 や 潜水 艦 の 攻撃 で 沈没 し た 。 さらに 日本 は 大和 型 より も 大型 の 51 cm 砲 を 積む 超 大和 型 戦艦 の 建造 を 予定 し て い た （ 戦中 に 計画 中止 ） 。 ただ 、 米 英 仏 独 ソ も 35 , 000 トン 級 を 凌駕 する 巨大 戦艦 の 建造 を 計画 は し て いる 。 しかし 、 直後 に 始まっ た 第 二 次 世界 大戦 で は 海軍 の 主役 の 座 は 航空 母艦 に 移っ た 。 かつて 想定 さ れ て い た よう な 戦艦 同士 の 砲撃 戦 は ほとんど 発生 せ ず 、 戦艦 の 役割 は もっぱら 対地 砲撃 、 機動 部隊 や 輸送 船団 の 護衛 、 あるいは 通商 破壊 など と なっ た 。 ワシントン 条約 期間 中 に 建造 さ れ た フランス 戦艦 ダンケルク 級 （ 1937 年 竣工 ） 以後 、 第 二 次 世界 大戦 後 まで の 9 年間 に 建造 さ れ た 戦艦 は 27 隻 だっ た 。 第 二 次 世界 大 戦前 または 戦中 に 建造 が 開始 さ れ 、 大戦 中 に アイオワ 級 戦艦 が 4 隻 就役 し 、 戦後 に 完成 し た イギリス の 「 ヴァンガード 」 と フランス の 「 ジャン ・ バール 」 を 最後 に 新た な 戦艦 は 建造 さ れ て い ない 。  1941 年 12 月 、 太平洋戦争 が 開始 。 真珠湾 攻撃 など 緒戦 の 航空 戦 で 、 主役 で ある 戦艦 を 出す 前 の 「 露払い 」 として の 航空機 が 予想 以上 の 戦果 を 出し 、 第 一 航空 艦隊 （ 長官 は 南雲 忠一 中将 ） は 地球 を 半周 する ほど 縦横無尽 の 活躍 を 見せ た 。 それ によって 航空 戦力 の 評価 が 高まり 、 戦前 から 訴え られ て い た 航空 主 兵 論 が 勢い を 増し た 。 1942 年 （ 昭和 17 年 ） 4 月 28 日 及び 29 日 、 大和 で 行わ れ た 第 一段 作戦 研究 会 で 第 一 航空 艦隊 航空 参謀 源田 実 中佐 は 大艦 巨砲 主義 に 執着 する 軍部 を 「 秦 の 始皇帝 は 阿房宮 を 造り 、 日本 海軍 は 戦艦 「 大和 」 を つくり 、 共に 笑い を 後世 に 残し た 」 と 批判 し て 一切 を 航空 主 兵 に 切り替える よう に 訴え た 。 第 二 艦隊 砲術 参謀 藤田 正 路 は 大和 の 主砲 射撃 を 見 て 1942 年 （ 昭和 17 年 ） 5 月 11 日 の 日誌 に 「 すでに 戦艦 は 有用 なる 兵種 に あら ず 、 今 重んぜ られる は ただ 従来 の 惰性 。 偶像 崇拝 的 信仰 を 得 つつ ある 」 と 残し た 。  海軍 は それでも 大艦 巨砲 主義 を 捨て 切れ なかっ た が 、 ミッドウェー 海戦 で の 第 一 航空 艦隊 の 壊滅 により 、 思想 転換 は 不十分 だ が 航空 戦力 の 価値 が 偉大 と 認め 、 航空 優先 の 戦備 方針 を 決定 する 。 しかし 、 方針 、 戦備 計画 のみ で 施策 、 実施 など まで 徹底 し て い なかっ た 。 国力 ・ 工業 力 共に 不十分 な 日本 で は 航空 と 戦艦 の 両立 は 無理 で あり 、 艦艇 整備 を 抑える 必要 が あっ た が そこ まで 行う こと が でき なかっ た 。 第 三 艦隊 は 航空 主 兵 に 変更 さ れ た が 、 第 一 艦隊 、 第 二 艦隊 は 従来 の まま で 、 第 三 艦隊 で 制空権 を 獲得 し て から 戦艦 主 兵 の 戦闘 を 行う 考え の まま だっ た 。  1943 年 （ 昭和 18 年 ） 第 三 段 作戦 計画 発令 で 連合 艦隊 作戦 要綱 を 制定 発令 し 、 航空 主 兵 を 目的 と し た 兵 術 思想 統一 が 行わ れ た 。 1944 年 2 月 に 第 一 艦隊 が 廃 さ れ 、 翌月 に 第 一 機動 艦隊 が 創設 さ れ た こと により 、 ようやく 大艦 巨砲 主義 が 終焉 を 迎え 、 機動 部隊 が 最 重要 視 さ れる こと と なっ た 。  その 機動 部隊 と （ 陸上 ） 基地 航空 兵力 は 、 ギルバート ・ マーシャル 諸島 の 戦い 、 マリアナ 沖 海戦 、 台湾 沖 航空 戦 など 戦い で 全く 戦果 を 挙げる こと なく 大 打撃 を 受け た 。 レイテ 沖 海戦 に 参加 し た 小沢 機動 部隊 に もはや 攻撃 力 は なく 、 囮 部隊 として 壊滅 し た 。 同 作戦 で レイテ 湾 に 突入 する はず だっ た 戦艦 部隊 は 目的 を 達し ない まま 反転 し 、 その 過程 で 大和 型 戦艦 「 武蔵 」 が 航空 攻撃 によって 撃沈 さ れ た 。 翌年 4 月 に は 、 沖縄 に 向かう 大和 が これ も 航空 攻撃 によって 撃沈 さ れ （ 坊ノ岬 沖 海戦 ） 、 日本 海軍 は 大艦 巨砲 と 航空 主 兵 双方 が アメリカ 海軍 の 航空 主体 の 物量 に 敗れる 形 で 終焉 を 迎え た 。  なお ､ 戦艦 が 最後 に 実戦 で 使わ れ た の は 1991 年 の 湾岸 戦争 。 アイオワ 級 戦艦 ｢ ミズーリ ｣ と ｢ ウィスコンシン ｣ が 出撃 し ､ 一定 の 戦果 を 挙げ て いる ｡  建造 数 について は 第 一 次 世界 大戦 中 の 1916 年 まで が ピーク で 、 1910 年 から の 7 年間 に 全 世界 で 竣工 し た 戦艦 は 100 隻 を 越える 。 7 年間 に 建造 さ れ た 戦艦 + 巡 洋 戦艦 の 数 を 国 別 に 列記 する 。  各国 が 建造 を 構想 し て い た が 、 建造 さ れ なかっ た 最大 の 戦艦 。会議 （ かい ぎ 、 / ミーティング 、 conference / カンファレンス ） は 、 関係 者 が 集まっ て 特定 の 案件 について 相談 を し 、 意思 決定 を する こと 。 または その 集合 の こと で ある 。  会議 は 、 組織 において 、 最も 重要 な 人間 と 人間 と の 間 の 意思 を 伝達 する 手段 で ある 。  特に 民主 主義 を 標榜 する 集団 に 於い て は 、 議決 機関 で ある 国家 や 企業 は 常に 会議 の 形 を 取り 、 多数 で 相談 の 上 で 決定 する 。  ただし 、 国家 や 企業 の トップ が 独裁 的 な 場合 に は 、 単に 形式 だけ の 会議 が 行わ れ て 提出 さ れ た 議案 が 承認 さ れる 、 という 建前 に 使わ れる 場合 も ある 。  会議 形式 を 会議 体 と いう 。 特に 近年 、 会議 の 進行 役 を ファシリテーター と いう 。  会議 を 考案 し 進行 役 を 務める ファシリテーター という 専門 職 が ある 。 そもそも 会議 は 、 時間 や 人件 費 など 、 貴重 な リソース を 投じ て 行わ れる 。  ファシリテーター は 、 会議 の 進行 を通じて それら 「 資源 の 浪費 」 を 防ぐ 役割 を 担う こと が 多い 。  会議 の 進行 方法 は 会議 様式 によって まちまち で ある が 、 以下 の 方法 が 一般 的 と さ れる 。  会議 の 内容 は 保存 さ れる べき もの で あり 、 その 記録 は 議事 録 と いわ れる 。 < br >  議事 録 を 作成 する 係 を 一般に 書記 と 呼ぶ 。 速記 者 など が これ に 当たる こと も ある 。 < br >  参考 資料 が 必要 な 場合 に は 印刷物 を 配布 する こと が ある 。 < br >  近年 は プロジェクター など の モニター に PC 画面 を 映し出し て 会議 を 進める 例 も 多く なっ て いる 。  会議 を 行う ため に 設け られ た 部屋 を 会議 室 と いう 。  会議 に 使用 さ れる ソフトウェア として 、 プレゼン 形式 の 会議 なら ば PowerPoint が 最も よく 使用 さ れる 。  互いに 意見 を 出し あう 会議 で 、 ブレインストーミング 等 を 行う とき は MindManager が 用い られる こと も ある 。  会議 に かける 事項 は 、 実際 に は 事前 に 根回し 済み で ある こと が 多く 、 重要 な 人物 に は 一 人 ずつ 働きかけ 見解 を 一致 さ せ て から 、 形式 的 に 会議 を 開く 場合 が 多い 。  これ は 、 日本 に は 調和 を 重んじる 文化 が ある ため 。 < br >  一般 に 、 管理 職 は 会議 ばかり で 、 実務 にあたる 時間 は 少なく なり 、 会議 で は 意見 を 調整 する だけ という 場合 も しばしば 見受け られる 。  ホワイトカラー ・ サラリーマン を 含む 日本 の 管理 職 の 仕事 の 効率 は 世界 最低 で 、 中国 より も 低い という 分析 も ある 。  中国 で は 会議 が 多 すぎる と いわ れる 。  工場 の 責任 者 の 最大 の 悩み は 常に 多く の 会議 に 追わ れ 、 本来 の 業務 に 時間 を 費やせ ない こと で ある 場合 が 多い 。  一部 の 国有 企業 の 経営 者 は こうした 不満 が ある と いう 。一時 所得 （ いち じしょ とく ） は 、 所得 税 における 課税 所得 の 区分 の 一つ で あっ て 、 利子 所得 、 配当 所得 、 不動産 所得 、 事業 所得 、 給与 所得 、 退職 所得 、 山林 所得 及び 譲渡 所得 以外 の 所得 の うち 、 営利 を 目的 と する 継続 的 行為 から 生じ た 所得 以外 の 一時 の 所得 で 労務 その他 の 役務 又は 資産 の 譲渡 の 対価 として の 性質 を 有 し ない もの を いう （ 所得 税法 第 34 条 一 項 ） 。  臨時 的 、 偶発 的 な 収入 で 対価 性 の ない 次 の よう な もの は 、 一時 所得 と さ れる （ 所得 税法 基本 通達 34 - 1 , 2 ） 。ロジスティクス （ ） と は 、 原材料 調達 から 生産 ・ 販売 に 至る まで の 物流 、 または それ を 管理 する 過程 。  ロジスティクス は 、 たとえば 以下 の よう に 定義 さ れる 。  ロジスティクス は 、 物流 において 生産 地 から 消費 地 まで の 全体 最適 化 を 目指す 。  もともと ロジスティクス は 兵站 を 表す 軍事 用語 で あり 、 経済 活動 における ロジスティクス は ビジネス ・ ロジスティクス と も 言わ れ 、 区別 さ れる こと も ある 。  ロジスティクス の 研究 は マーケティング の 研究 の 一部 として 発展 し て き た 。 2000 年 に ダグラス ・ M ・ ランバート は 米国 における ロジスティクス 研究 の 歴史 を まとめ た 。 以下 は その 引用 で ある 。  ランバート ( 2000 ) は ロジスティクス 活動 として 以下 の 14 点 を 挙げる 。  物流 は 各 ノード ( 工場 や 倉庫 や 小売 店 ) 間 の 輸送 、 保管 、 荷役 、 包装 、 流通 加工 、 物流 情報処理 を 表す 下位 概念 で ある 。  日本 における ロジスティクス 研究 は 米国 に 比べる と 10 年 以上 の 開き が ある と 言わ れ て いる 。 代表 的 な 研究 機関 は 、 流通経済大学 流通 情報 学部 及び 同 大学院 物流 情報 学 研究 科 や 、 東京 海洋 大学 海洋 工学部 流通 情報 工学科 、 日本通運 の 子会社 で シンクタンク の 、 日通 総合 研究所 、 早稲田大学 の ネオ ･ ロジスティクス 共同 研究 会 、 海洋 ロジスティクス 科学 講座 を 持つ 神戸大学 大学院 海事 科学 研究 科 など 。 また 、 普及 振興 等 を 図る 組織 として 日本 ロジスティクスシステム 協会 が ある 。 資格 試験 として は 、 ビジネス ・ キャリア 検定 試験 の ロジスティクス 分野 が ある 。  国際 ロジスティクス 学会 （ The   International   Society   of   Logistics ） （ SOLE ） が 組織 さ れ 、 年 1 回 アメリカ合衆国 で 総会 が あり 、 日本 に も 日本 支部 が ある 。  上記 と は 別に 一般 社団 法人   日本 ロジスティクスシステム 学会 が 存在 する 。株式会社 東洋経済新報社 （ とう よう けい ざいしんぽうしゃ 、 ） は 、 ビジネス 書 や 経済 書 など の 発行 を 専門 と する 、 日本 の 出版 社 で ある 。  『 週刊 東洋 経済 』 は 経済 の 専門 雑誌 。 1895 年 （ 明治 28 年 ） 旬刊 『 東洋経済新報 』 として 創刊 。 歴代 の 主幹 （ 社長 兼 編集 長 ） に 、 町田 忠治 、 天野 為之 、 植松 考 昭 、 三浦 銕太郎 、 石橋 湛山 、 高橋 亀吉 など 。 『 東洋経済新報 』 として 創刊 当初 は 渋沢 栄一 ・ 豊川 良 平ら の 支援 を 受け た 影響 で 自由 経済 ・ 政党 政治 を 支持 し て い た 。  大正 期 に は 民 本 政治 ・ 普通 選挙 を 支持 し 、 その後 、 三浦 と 後継 の 石橋 によって 満州 など の 放棄 による 小 日本 主義 を 始め 、 対 華 21 か条 要求 ・ シベリア 出兵 ・ 金 解禁 ・ 満州 事変 など を 厳しく 批判 し た 。 特に 金 解禁 で は 率先 し て 「 新 平価 解禁 」 、 解禁 後 の 「 金 輸出 再 禁止 と 管理 通貨 制度 導入 」 など の 主張 を リード し た こと は 良く 知ら れ て いる 。 1933 年 （ 昭和 8 年 ） に は 満州 事変 を 容認 する 姿勢 に 転換 し た 。 1919 年 （ 大正 8 年 ） の 10 月 4 日 号 より 週刊 化 。 1921 年 （ 大正 10 年 ） 11 月 、 株式会社 に 改組 し 、 三浦 銕太郎 主幹 が 代表 取締役 に 就任 し た 。  1961 年 （ 昭和 36 年 ） に 現在 の 誌 名 に 改称 する 。  現在 発行 さ れ て いる 週刊 誌 の 中 で は 日本 で 最古 だ が 、 販売 面 で は 1 位 の 『 日経 ビジネス 』 、 2 位 の 『 週刊 ダイヤモンド 』 に 続く 3 位 。  投資 家 の ため の 企業 情報 誌 。 四半期 ごと に 刊行 さ れる ため 『 四季 報 』 と 呼ば れ て いる 。 全 上場 企業 を 網羅 し 、 業績 予想 など の 企業 データ を 掲載 。 創刊 は 1936 年 （ 昭和 11 年 ） 6 月 7 日 。 その後 、 1979 年 に 日本経済新聞社 が 当 誌 と 類似 し た 内容 の 『 日経 会社 情報 』 を 発行 し た 際 に は 「 四季 報 は なく なる の で は 」 など と も 噂 さ れ た が その 牙城 は 揺るが ず 、 2017 年 に は 『 日経 会社 情報 』 を 撤退 に 追い込ん だ 。 証券 会社 や オンライン 証券 の 利用 率 も 極めて 高い 。 なお 、 「 会社 情報 」 の 業績 予想 は 会社 予想 だっ た が 、 『 四季 報 』 の 業績 予想 は 『 四季 報 』 の オリジナル で ある 。 ただ 、 2016 年 10 月 の 安倍 内閣 諮問 機関 で ある 「 未来 投資 会議 」 で 決算 短信 で 四半期 毎 の 会社 予想 が なくなる こと が 議論 さ れ て おり 、 同誌 の 業績 予測 が 無くなっ た 場合 の 売れ行き が 懸念 さ れ て いる 。  学生 の ため の 就職 情報 誌 。 「 四季 報 」 を 名乗っ て いる が 、 年 に 1 度 しか 刊行 さ れ ない 。 女性 版 も 存在 する 。グアノ   ( guano )   と は 、 島 の 珊瑚礁 に 、 海鳥 の 死骸 ・ 糞 ・ エサ の 魚 ・ 卵 の 殻 など が 長期間 （ 数 千 年 から 数 万 年 ） 堆積 し て 化石 化 し た もの で あり 、 肥料 の 資源 として 利用 さ れる 。 主要 な 産地 は 南米 （ チリ 、 ペルー 、 エクアドル ） や オセアニア 諸国 （ ナウル 等 ） で ある 。 グアノ の 語源 は ケチュア 語 の 「 糞 」 で スペイン 語 経由 で 英語 に 入っ た 。  グアノ に は 「 窒素 質 グアノ 」 と 「 燐酸 質 グアノ 」 の 2 種類 が ある 。 前者 は 降雨 量 ・ 湿度 の 低い 乾燥 地帯 に 形成 さ れ た もの で 、 多く の 窒素 鉱物 を 含有 する 。 後者 は 熱帯 ・ 亜熱帯 など 比較的 降雨 量 ・ 湿度 の 高い 地域 に 形成 さ れ 、 長年 の 降雨 によって 窒素 分 が 流出 し て リン 酸 分 が 濃縮 さ れ た もの で ある 。  いずれ も 近代 化学 工業 （ 化学 肥料 ） に は 欠か せ ぬ もの で あり 、 領有 する 島嶼 部 に 多量 の グアノ を 有し た ペルー で は 莫大 な 量 が 採掘 さ れ て ヨーロッパ に 輸出 さ れ た 。 この 利益 は 一時 的 に ペルー に 好景気 と 社会 インフラ の 発展 を もたらし た が 、 資源 の 枯渇 により 経済 の 破綻 を 招い た 。 なお 世界 の 窒素肥料 の 原料 は その後 チリ硝石 、 さらに は 20 世紀 初頭 の ドイツ において 開発 さ れ た 化学 的 窒素 固定 へ と 変遷 する 。  燐酸 質 グアノ は リン 鉱石 が 発見 さ れる まで 、 最も 主要 な リン 資源 で あっ た 。 南洋 の 島々 に 多く 、 資源 として は 大量 に 存在 する もの で は ない ため 、 かつて の 採掘 地 の 多く は すでに 掘り 尽くさ れ 、 枯渇 し て いる 。  かつて は 、 グアノ をめぐって 戦争 が 起き た 。  有名 な もの として グアノ 戦争 、 チリ と ペルー ・ ボリビア が 対峙 し た 太平洋戦争 が ある 。  海鳥 由来 の グアノ と は 別に 、 洞窟 内 に 生息 する コウモリ の 糞 ・ 体毛 、 洞窟 内 の 生物 の 死骸 が 堆積 し て 化石 化 し た もの を バット ・ グアノ と 呼ぶ 。 量 は 大して ない ため 観賞 植物 や 自家 菜園 用 の 肥料 として 販売 さ れ て いる 。産業 革命 （ さん ぎょ う かく めい 、 ） は 、 18 世紀 半ば から 19 世紀 にかけて 起こっ た 一連 の 産業 の 変革 と 、 それ に 伴う 社会 構造 の 変革 の こと で ある 。  産業 革命 において 特に 重要 な 変革 と みなさ れる もの に は 、 綿織物 の 生産 過程 における 様々 な 技術 革新 、 製鉄 業 の 成長 、 そして なに より も 蒸気 機関 の 開発 による 動力 源 の 刷新 が 挙げ られる 。 これ によって 工場 制 機械 工業 が 成立 し 、 また 蒸気 機関 の 交通 機関 へ の 応用 によって 蒸気 船 や 鉄道 が 発明 さ れ た こと により 交通 革命 が 起こっ た こと も 重要 で ある 。  経済 史 において 、 それ まで 安定 し て い た 一 人 あたり の GDP ( 国内 総 生産 ) が 産業 革命 以降 増加 を 始め た こと から 、 経済 成長 は 資本 主義 経済 の 中 で 始まっ た と も 言え 、 産業 革命 は 市民 革命 とともに 近代 の 幕開け を 告げる 出来事 で あっ た と さ れる 。 また 産業 革命 を 「 工業 化 」 という 見方 を する 事 も あり 、 それ を 踏まえ て 工業 革命 と も 訳さ れる 。 ただし イギリス の 事例 について は 、 従来 の 社会 的 変化 に 加え 、 最初 の 工業 化 で ある こと と 世界 史 的 な 意義 が ある 点 を 踏まえ 、 一般 に 産業 革命 という 用語 が 用い られ て いる 。  「 産業 革命 」 という 言葉 が 初めて 使わ れ た の は 1837 年 、 経済 学者 の による もの から で ある 。 その後 、 1844 年 に フリードリヒ・エンゲルス によって 広まり 、 アーノルド・トインビー が 著作 の 中 で 使用 し た こと から 学術 用語 として 定着 し た 。 もともと は 1760 年代 から 1830 年代 にかけて イギリス で 起こっ た 「 最初 の 」 産業 革命 を 指し た 言葉 だ が 、 いわゆる 発展 段階 論 において 市民 革命 と 並ん で 、 近代 と それ 以前 を 分かつ 分水嶺 と さ れ た ため 、 イギリス を 皮切り に ベルギー 、 フランス 、 アメリカ 、 ドイツ 、 ロシア 、 日本 といった 風 に 順次 各国 で も 産業 革命 が 起こっ た と さ れ た 。  イギリス で 産業 革命 が 始まっ た 要因 として 、 原料 供給 地 および 市場 として の 植民 地 の 存在 、 清教徒 革命 ・ 名誉 革命 による 社会 ・ 経済 的 な 環境 整備 、 蓄積 さ れ た 資本 ないし 資金 調達 が 容易 な 環境 、 および 農業 革命 によって もたらさ れ た 労働 力 、 など が 挙げ られる 。 これら の 条件 の 多く は フランス で も それほど 変わる こと は なかっ た が 、 唯一 決定的 に 違っ た の が 、 植民 地 の 有無 で ある 。  イギリス 産業 革命 は 1760 年代 に 始まる と さ れる が 、 七 年 戦争 が 終結 し 、 アメリカ 、 インド における イギリス の フランス に対する 優位 が 決定づけ られ た の は 1763 年 の パリ 条約 の 時 で ある 。 植民 地 自体 は 以前 から 存在 し て い た ので 、 1763 年 の 時点 で イギリス が 市場 ・ 原料 供給 地 を 得 た 、 と いう より も 、 フランス が 産業 革命 の 先陣 を 切る ため に 必要 な 市場 ・ 原料 供給 地 を 失っ た と いう べき で あろ う 。 いずれ に せよ 、 イギリス は ライバル で ある フランス に 先んじ て 産業 革命 を 開始 し 、 フランス に 限ら ず 一体化 し つつ あっ た 地球 上 の 全て の 国々 に対して 有利 な 位置 を 占める こと と なっ た 。 言い換える なら ば 、 七 年 戦争 の 勝利 によって 、 イギリス は 近代 世界 システム における 覇権 国家 の 地位 を 決定づけ た の で ある 。  イギリス の 産業 革命 は 1760 年代 から 1830 年代 まで という 比較的 長い 期間 に 渡っ て 漸進 的 に 進行 し た 。 また イギリス に 限ら ず 西 ヨーロッパ 地域 で は 「 産業 革命 」 に 先行 し て プロト 工業 化 と 呼ば れる 技術 革新 が 存在 し た 。 その ため 、 そもそも 「 産業 革命 」 の よう な 長期 的 かつ 緩慢 で 、 唯一 で も ない 進歩 が 「 革命 」 と 呼ぶ に 値する か 、 という 議論 も ある 。  初期 の 軽工業 中心 の ころ を 「 第 一 次 産業 革命 」 、 電気 ・ 石油 による 重化学 工業 へ の 移行 後 を 「 第 二 次 産業 革命 」 、 原子力 エネルギー を 利用 する 現代 を 「 第 三 次 産業 革命 」 と 呼ぶ 立場 が ある が 、 この よう な 技術 形態 に 重き を 置く 産業 革命 の 理解 から は 、 「 産業 革命 不在 説 」 に対する 有力 な 反論 は 出 にくい 。 その ため 、 現在 で は 産業 の 変化 と それ に 伴う 社会 の 変化 について は 、 「 革命 」 と いう ほど 急激 な 変化 で は ない という 観点 から 、 「 工業 化 」 という 言葉 で 表さ れる こと が 多い 。 ただし 、 イギリス の 事例 について は 依然として 「 産業 革命 」 という 言葉 も 使わ れ て いる 。  イギリス について 目 を 向けれ ば 、 労働 者 階級 の 成立 、 中流 階級 の 成長 、 および 地主 貴族 階級 の 成熟 による 三 階 級 構造 の 確立 や 消費 社会 の 定着 など 、 1760 年代 から 1830 年代 という 「 産業 革命 期 」 を 挟ん で 大きな 社会 的 変化 を 見出す こと が できる 。 また 世界 史 に 目 を 向けれ ば 、 最初 の 工業 化 で ある イギリス 産業 革命 を 期 に 、 奴隷 貿易 を 含む 貿易 の 拡大 や 、 国際 分業 体制 の 確立 といった 地球 規模 で の 大 変化 が 始まっ た と も 言える 。  この 世界 規模 で の 影響 （ 負 の 側面 も 含め て ） は 、 先行 する プロト 工業 化 など で は なかっ た もの で ある 。 その ため 、 産業 革命 は 単なる 技術 上 の 変化 として で は なく 、 また 一 国 単位 の 出来事 と し て でも なく 、 より 広い 見地 から 理解 さ れる 必要 が ある 。 世界 最初 の 産業 革命 に なっ た  産業 革命 に 先行 し て 、 イギリス で は 新 毛織物 と 呼ば れる 薄手 の 羊毛 製品 の 製造 が 盛ん で あっ た 。 もともと イギリス で は 中世 末期 から 毛織物 が 盛ん で 、 フランドル など に 比較的 厚手 の 半 完成 品 を 輸出 し て い た 。 この 種 の 毛織物 は 新 毛織物 に対して 、 旧 毛織物 と 呼ば れる 。  その後 、 毛織物 の 主流 は 新 毛織物 へ と 変わり 、 当初 イギリス は フランス や ネーデルラント など から 新 毛織物 を 輸入 し て い た が 、 宗教 改革 後 の スペイン と の 関係 悪化 により 輸入 が 停止 する と 、 ネーデルラント 独立 戦争 の 混乱 を 避け 大陸 から 逃れ て き た 新 教徒 を 集め て 、 自国 で の 生産 を 開始 する 。  こうした 毛織物 生産 は 都市 で は なく 、 各地 の 農村 において 行わ れる こと が 多かっ た 。 農村 部 に は 余剰 労働 力 が 常に 存在 し て おり 、 また イギリス で は かなり 撤廃 が 進ん で い た ものの 、 都市 部 において は 規制 に 縛ら れる こと が あり 自由 な 生産 に 障害 が 起き やすかっ た ため で ある 。 都市 に いる 問屋 が 機材 を 持つ 農民 に対して 原材料 を 供給 し 、 農民 が 副業 として 織物 を 生産 する こと が 多く 、 こうした 生産 様式 は 問屋 制 家内 工業 と 呼ば れ た 。 一部 において は さらに これ が 大 規模 化 し 、 工場 に 生産 者 を 集中 さ せ て 生産 を 行う 、 いわゆる 工場 制 手工業 （ マニュファクチュア ） に 発展 する もの も 出 て き た 。 こう いっ た 農村 工業 の 進展 は プロト 工業 化 と 呼ば れる 。 毛織物 工業 で 蓄積 さ れ た 資本 は 、 後 に 綿織物 工業 に 利用 さ れ 、 産業 革命 に つながっ た と さ れる が 、 初期 の 綿織物 工業 に は それほど 大きな 設備 投資 が 必要 で は なく 、 毛織物 の 担い手 で あっ た ジェン トリ 以外 に も 雑多 な 職業 の 人間 が 参入 し て い た こと が 分かっ て いる 。 彼ら の 多く は 蓄積 さ れ た 資本 で は なく 、 借金 によって 必要 な 資金 を 賄っ た と いわ れ 、 柔軟 な 資金 供給 が 当時 として は 問題 で あっ た と も 言わ れる 。  18 世紀 から 19 世紀 にかけて 、 西 ヨーロッパ において 一連 の 農業 技術 上 の 改革 （ イギリス で は 特に 農業 革命 と 呼ば れる ） が あっ た 。 休耕 地 を 無くし た 四 輪作 の 導入 、 囲い込み による 集約 的 土地 利用 など によって 、 食料 生産 が 飛躍 的 に 伸び た 一方 で 、 中小 の 農民 は 自営 農 から 賃金 労働 者 に 転落 し た 。 しかし 、 賃金 労働 者 と なっ た ものの 、 従来 言わ れ た よう に 職 を 失い 都市 部 に 流入 し た わけ で は ない 。  農業 革命 による 新 農法 は 広い 土地 を 必要 と し た が 、 依然 耕作 の ため の 人手 も 必要 と し て おり 、 自営 農 で あっ た 者 たち は 同じ 土地 で そのまま 農業 労働 者 と なっ た と 言う の が 正しい 。 むしろ 食料 生産 の 増加 によって もたらさ れ た 人口 の 増加 によって 、 産業 革命 に 必要 な 労働 力 は 賄わ れ た と いえる 。  この 人口 増加 は 、 イギリス に 限ら ず 西 ヨーロッパ 全域 で おこっ て おり 、 人口 革命 と も 呼ば れる 。 また この 他 に も アイルランド から の 人口 流入 も 労働 力 需要 に 応え た が 、 競争 に さらさ れる こと と なっ た プロテスタント 系 イギリス 労働 者 と の 間 に 軋轢 を 引き起こし 、 1780 年 に ロンドン で 発生 し た 反 カトリック 暴動 の 原因 に も なっ た 。  資本 の 蓄積 や 人口 増加 、 いずれ に せよ 、 イギリス 固有 と いう より も ヨーロッパ に 共通 の 事柄 で あり 、 現在 よく 言わ れる 様 に 、 産業 革命 前夜 の イギリス と フランス で は さしたる 差 は 存在 し なかっ た 。 むしろ 手工業 という 点 で は イギリス より も ヨーロッパ 大陸 諸国 の 方 が 若干 発達 し て い た と も さ れる 。  フランス で 起き なかっ た 産業 革命 が イギリス で 起こっ た 原因 は 、 イギリス に あっ て フランス に 無かっ た もの 、 つまり 広大 な 海外 植民 地 で あっ た 。 初期 の 産業 革命 で 生産 さ れ た 雑 工業 製品 の 多く が ヨーロッパ 外 の 地域 に 向け られ た 事 から も 産業 革命 における 海外 植民 地 の 重要 性 を 見て取る 事 が できる 。 こうした 対外 貿易 の 隆盛 によって 、 イギリス 商業 革命 と 呼ば れる 急激 な 商業 の 成長 が 起き 、 イギリス は 産業 革命 に 必要 な 資本 の 蓄積 が 可能 と なっ た 。 また 、 ギルド の 廃止 など 国内 商業 自体 の 改革 も 進ん だ 。  インド 産 キャラコ によって 綿織物 に対する 需要 が 生み出さ れ た が 、 イギリス から 輸出 できる 生産 品 は 毛織物 程度 しか なかっ た うえ 、 毛織物 は インド はじめ 温暖 な 地方 において は ほとんど 需要 が なかっ た ため 、 18 世紀 における イギリス の 貿易 収支 は 常に 大幅 な 貿易 赤字 と なっ て い た 。 これ を 改善 する ため に 綿織物 の 国内 生産 が 進め られる よう に なっ た 。 綿織物 産業 が 主 に 成立 し た の は ランカシャー 地方 で あり 、 ここ は 東部 の 毛織物 工業 地帯 と 西部 の 麻 織物 工業 地帯 に 挟ま れ て 両 工業 の 資本 や ノウハウ 、 技術 が 利用 可能 な 地域 だっ た 。 こうして 生産 さ れ た 綿織物 や 亜麻 と 綿 の 混紡 （ ファスチャン ） は 品質 が 良く なかっ た ため に 輸出 用 として 大西洋 三角 貿易 に 回さ れ 、 市場 を 得 た 綿織物 工業 は 徐々に 成長 し て いっ た 。 さらに 生活 革命 により 、 その他 の 雑 工業 製品 に対する 需要 は 飛躍 的 に 大きく なっ た 。 これ により 工業 化 が もたらす 商品 生産 能力 向上 を 吸収 ・ 消費 する 国内 市場 が 形成 さ れ た 。  産業 革命 の 原動力 と なっ た 蒸気 機関 や 紡績 機 など の 機械 は 、 多く の 部品 を 正確 に 制作 し て 組み合わせ 、 狂い なく 動作 する よう に 仕上げる 技術 が 必要 で あり 、 作成 に は 高度 な 技術 力 が 求め られる 。 こうした 多数 の 部品 を 組み合わせ 正確 に 動作 さ せる 技術 は 、 時計 産業 の 発達 によって もたらさ れ た 。 時計 は 多数 の 部品 を 正確 に 組み合わせ ない と 動作 し ない 高度 な 機械 製品 で ある が 、 18 世紀 後半 に は ジョン ・ ハリソン の クロノメーター の 開発 に 代表 さ れる よう に 時計 制作 技術 が 長足 の 進歩 を 遂げ て おり 、 イギリス を はじめ として フランス や スイス に は 時計 を 分業 によって 制作 できる 高度 な 技術 を 持っ た 職人 集団 が 成立 し て い た 。 この 機械 製作 技術 や システム は そのまま 蒸気 機関 や 紡績 機 といった 黎明 期 の 産業 機械 製作 に 応用 さ れ 、 産業 革命 の 技術 的 基礎 と なっ た 。  イギリス 産業 革命 の 原動力 と なっ た もの の うち 、 もっとも 重要 だっ た の が 綿織物 工業 における 様々 な 技術 革新 で ある 。 こうした 技術 革新 の 端緒 と なっ た の は 、 1733 年 ジョン ・ ケイ が 、 織機 の 一部分 で ある 杼 を 改良 し た 飛び 杼 （ flying   shuttle ） を 発明 し た こと で ある 。 これ により 、 手 で 杼 を 動かす 必要 が なくなり 、 織機 が 高速 化 さ れ た 。 これ は 行程 の 一つ の 改善 で しか なかっ た が 、 これ により 綿布 生産 の 速度 が 向上 し た ため に 、 旧来 の 糸車 を 使っ た 紡績 で は 綿糸 生産 能力 が 需要 に 追いつか なく なっ た 。 その ため 、 旺盛 な 需要 に 応じる ため に 1764 年 ハーグ リーブス が ジェニー 紡績 機 を 発明 し た 。 これ は 、 従来 の 手 挽車 が 1 本 ずつ 糸 を 取る 代わり に 、 8 本 （ のち に 16 本 に 改良 ） の 糸 を 同時に つむぐ こと の できる 多 軸 紡績 機 で あっ た 。 ただし この 段階 で は いまだ 紡績 は 人力 と 熟練 に 依存 し て おり 、 ジェニー 紡績 機 が 小型 で ある こと も あっ て この 紡績 機 は 農村 工業 地帯 に 広く 普及 し た 。  1771 年 リチャード ・ アーク ライト が 水力 紡績 機 を 開発 し た 。 綿 を ローラー で 引き延ばし て から 撚り を かける 機械 で 、 ジェニー 紡績 機 の よう に 小形 の もの で は なく 、 人間 の 力 で は 動か ない 大型 の 機械 だっ た ので 、 水力 を 利用 し た もの 。 個人 の 住宅 で は 使用 でき ない ため 工場 を 設け 、 機械 を 据え付け て 数 百 人 の 労働 者 を 働かせ て 多量 の 綿糸 を 造り出す こと に 成功 し た 。 これ により 、 大量 生産 が 可能 に なり 、 立地 に 制約 が なくなっ た うえ に 紡糸 作業 に 熟練 し た 労働 者 が 必要 と し なく なっ た ため 、 失業 を 恐れる 労働 者 や 同 業者 など から 妨害 を 受け た 。 この 発明 は 、 本格 的 な 工場 制 機械 工業 の はじまり と なっ た 。  そして これら の 特徴 を 併せ持っ た サミュエル ・ クロンプトン の ミュール 紡績 機 が 1779 年 に 誕生 し 、 綿糸 供給 が 改良 さ れる 。 すなわち 、 ジェニー 紡績 機 の 糸 は 細い が 切れ やすく 、 水力 紡績 機 の 糸 は 丈夫 だ が 太かっ た ため 、 細く て 丈夫 な 糸 を つくろ う として うまれ た の が ミュール 紡績 機 で あっ た 。 ミュール と は ラバ の こと で 、 要するに ウマ と ロバ の 長所 を 採っ た という 意味 で ある 。  これら の 発明 によって 紡績 過程 は 大幅 に 改善 さ れ た が 、 織 布 過程 は 飛び 杼 以来 目立っ た 改良 が なく 、 生産 能力 が 不足 し て い た 。 この ため 、 これ を 受け て エドモンド・カートライト が 蒸気 機関 を 動力 と し た 力 織機 を 1785 年 に 発明 し た 。 これ は その 名 の 通り 世界 初 の 動力 式 の 織機 で あり 、 これ によって さらに 生産 速度 は 上がっ た 。 原綿 の 供給 において も 、 1793 年 に アメリカ の イーライ・ホイットニー が 綿繰り 機 を 発明 し た こと で 梳毛 が 大幅 に 改良 さ れ 、 大量 の 原綿 が 供給 さ れる こと と なっ た 。 紡績 過程 において は ミュール 紡績 機 は 長らく 主力 で あり 続け た が 、 多く の 人々 によって 常に 改良 が なさ れ て おり 、 1830 年 に リチャード ・ ロ バーツ によって 完全 に 自動 化 さ れ た 。  これら の よう に 、 問題 点 の 改良 が 各地 で 行わ れ た 結果 として 生産 性 が 加速度 的 に 向上 する こと と なっ た 。 問題 点 の 解決 が 生産 余剰 を 生み出す 又は 前 行程 の 生産 増大 を 促し 生産 効率 を 揚げる という 相乗 効果 の 中 で 、 最終 的 な 生産 物 が 過去 と は 比較 でき ない 比率 で 生産 出来る よう に なっ た 。 こうした 数々 の 改善 の 結果 イギリス の 綿織物 の 生産 は 激増 し 、 品質 も 改良 さ れ て 全 世界 に 輸出 できる もの と なっ て いっ た 。 1802 年 から 1803 年 に は とうとう それ まで イギリス の 主力 産業 で あっ た 毛織物 の 輸出 を 上回る よう に なり 、 綿織物 は 新た な イギリス の 主力 産業 と なっ て いっ た 。  繊維 業 と ならん で イギリス 産業 革命 の 推進 役 と なっ た の が 製鉄 業 で ある 。 イギリス で は 既に 16 世紀 頃 から 鉄 製品 に対する 需要 が 高まっ て い た が 、 当時 は 木炭 を 用い て い た ため 、 急速 に 成長 する 鉄 需要 に 対応 する うち に 木材 が 深刻 に 不足 し 、 17 世紀 に は ロシア や スウェーデン から 鉄 を 輸入 する 事態 と なっ て い た 。 木炭 不足 に 対応 す べく 、 一般 家庭 の 燃料 に は この ころ から 石炭 が 利用 さ れる よう に なっ て い た 。 イギリス に は 石炭 が 豊富 に 存在 し た から で ある 。 しかし 石炭 に 含ま れる 硫黄 分 が 鉄 を もろく し た ため 、 石炭 を 製鉄 に 使用 する 試み は すべて 失敗 に 終わっ て い た 。  18 世紀 に 入り 、 1709 年 に エイブラハム・ダービー 1 世 が 石炭 を 蒸し焼き に し た コークス を 製鉄 に 利用 する コークス 製鉄 法 が 開発 さ れ た こと で 状況 は 変わっ た ものの 、 この 製鉄 法 が 広く 普及 する ため に は さらに 数 十 年 を 要し た 。 1735 年 に は 彼 の 息子 で ある エイブラハム・ダービー 2 世 によって 更に 改良 が 加え られ 、 1750 年 ごろ から コークス 製鉄 法 は イギリス 全土 に 普及 し て いっ た 。 1740 年代 に は ベンジャミン・ハンツマン によって 良質 の 鋼鉄 も 作ら れる よう に なっ た が 、 この 鋼鉄 は 大量 生産 が でき ず 、 鋼鉄 を 一般 的 に 使用 できる よう に は でき なかっ た 。 1760 年代 に は ジョン ・ スミートン によって 高炉 用 の 送風 機 が 改良 さ れ 、 これ に ワット 式 蒸気 機関 を 組み合わせる こと で 送風 過程 は さらに 効率 が 良く なっ た 。 ついで 1784 年 に は ヘンリー ・ コート が 攪拌精 錬 法 を 発明 し 、 これ によって 良質 の 錬鉄 が 大量 に 生産 できる よう に なっ た 。  この 様 な 鉄 の 需要 は 、 はじめ の うち は 生活 革命 によって 使用 さ れる よう に なっ た 軽工業 製品 によって 牽引 さ れ た が 、 やがて 産業 革命 が 進む につれて 、 工業 機械 や 鉄道 の ため に さらなる 鉄 が 必要 と なっ て いっ た 。 イギリス で 作ら れ た 工業 機械 は 1774 年 に 海外 へ の 輸出 が 禁じ られ た ものの 、 1825 年 に この 禁止 が 解除 さ れ 、 以後 イギリス の 優れ た 機械 は 海外 へ 輸出 さ れ 、 ドイツ など の 工業 化 を 進める こと と なっ た 。  様々 な 産業 機械 の 発明 と 発展 は 、 その 産業 機械 を 生み出す 機械 工業 を 誕生 さ せ 、 さらに 機械 を 生産 する ため の 加工 技術 も 発展 を 続け た 。 1774 年 に は 製鉄 業者 で ある ジョン ・ ウィルキンソン が 中 ぐり 盤 を 発明 し 、 これ によって シリンダー など の 内面 の 精度 が 大きく 向上 し た 。 この 精度 の 向上 によって 、 後述 する ワット 蒸気 機関 の 作動 を 保障 できる だけ の 前提 が 整っ た 。 また 、 1800 年 に は ヘンリー・モーズリー が 実用 的 な ねじ切り 旋盤 を 発明 し た こと により 、 ねじ 山 が 統一 し た サイズ で ねじ を 生産 できる よう に なり 、 ボルト と ナット が 互換 性 を 持っ た 形 で 量産 が 可能 に なっ た 。 それ まで は 対 と なる ボルト と ナット は 世界 に 一つ きり の もの で 、 互換 性 など 求める べく も なかっ た の で ある 。 これ によって 、 ヘンリー・モーズリー は 工作 機械 の 父 と も 呼ば れる 。  また 、 これ 以外 の 産業 技術 の 開発 も この 時期 進ん だ 。 1791 年 に は フランス の ニコラ・ルブラン が ソーダ 灰 （ 炭酸 ナトリウム ） の 大量 生産 法 を 発明 し 、 この ルブラン 法 によって アルカリ を 大量 に 使用 する ガラス 産業 など の 原料 供給 の ネック が 解消 さ れ 、 ガラス の 増産 が 進ん だ 。 製紙 業 において は 、 1798 年 に フランス の ルイ ＝ ニコラ ・ ロベール が 連続 型 の 抄紙機 を 発明 し 、 1799 年 に は イギリス の ヘンリー ・ フォード リニア が これ を 実用 化 し た 。 印刷 業 において は 、 1800 年 に イギリス の チャールズ ・ スタンホープ （ スタナップ ） が 鉄製 で 手動 の スタンホープ （ スタナップ ） 印刷 機 を 発明 し 、 それ まで の 木製 の グーテンベルク 印刷 機 にとって かわっ た 。 1811 年 に は ドイツ の フリードリヒ ・ ケーニヒ が 蒸気 式 の 印刷 機 を 開発 し 、 製紙 と 印刷 の 改善 によって 出版 が より 一層 盛ん と なっ た 。 建材 において は 、 ジョン ・ スミートン が 水 硬性 石灰 の 水 硬性 の 条件 を 特定 し た こと から セメント の 研究 が 進み 、 1824 年 に は ジョセフ・アスプディン が ポルトランドセメント を 発明 し 、 以後 セメント は 重要 な 建築 材料 の 地位 を 占める よう に なっ た 。 照明 において も 、 1792 年 に ウィリアム ・ マードック が ガス 灯 を 発明 し 、 19 世紀 初頭 に は ヨーロッパ で 普及 し た 。  石炭 の 採掘 が 盛ん に なる と 、 炭坑 に 溜まる 地下 水 の 処理 が 問題 と なっ た 。 こうした 中 、 1712 年 に ニュー コメ ン によって 蒸気 機関 を 用い た 排水 ポンプ が 実用 化 さ れ た 。 ただし これ は 効率 の 悪い もの で 、 産出 さ れ た 石炭 の 3 分の 1 が 蒸気 機関 の 運用 に 使用 さ れ た と いわ れ て いる が 、 ともかく も これ によって 鉱山 の 排水 は 改善 さ れ 、 石炭 の 生産 は 増大 し た 。  1765 年 、 ジェームズ ・ ワット が 蒸気 機関 から 復 水 器 を 独立 さ せ た こと で 、 蒸気 機関 の 能力 は 著しく 増大 し 、 真に 動力 源 として 革命 的 な もの と なっ た 。 これ により エネルギー 効率 が 大幅 に 改善 さ れ 、 燃料 の 75 % の 節約 が 可能 と なっ た の で ある 。 実用 化 に は しばらく 時間 を 必要 と し た が 、 1775 年 に マシュー・ボールトン の 出資 を 受け 、 ボールトン・アンド・ワット 商会 を 設立 し て から は 設計 は 順調 に 進み 、 1776 年 に は 最初 の 実用 的 な ワット 蒸気 機関 が 完成 し た 。 さらに ワット は 1781 年 に 遊星 歯車 機構 の 特許 を 取り 、 蒸気 機関 の エネルギー を ピストン 運動 から 円運動 へ 転換 さ せる こと に 成功 し た 。 この 蒸気 機関 の 改良 によって 、 蒸気 機関 は 鉱山 排水 のみ なら ず 様々 な 機械 に 応用 さ れる よう に なっ た 。 それ まで 工場 は 水力 を 利用 する ため に 川 沿い に 建設 する ほか なかっ た が 、 ワット が 蒸気 機関 を 改良 し た こと によって 、 川 を 離れ 都市 近郊 に 工場 を 建設 する こと が 可能 と なっ た 。 これ により 新興 商 工業 都市 は 更 なる 成長 を 遂げる が 、 一方 で 過密 による 住環境 の 悪化 を 招く こと と なる 。 ワット は 爆発 事故 を 防ぐ ため に 蒸気 機関 を 高圧 で 使用 する こと を 禁じ て い た が 、 1800 年 に ワット の 特許 が 切れる と リチャード・トレビシック ら によって さっそく 蒸気 機関 の 高圧 化 が はか られ 、 出力 を 急上昇 さ せ た 蒸気 機関 は さらに 多く の 用途 を 持つ よう に なっ た 。  産業 の 発展 に 伴い 、 イギリス 国内 の 輸送 手段 も 徐々に 改善 さ れる よう に なっ た 。 最初 期 の 輸送 手段 改善 は 主 に 運河 の 建設 によって なさ れ た 。 きっかけ は 、 ブリッジ ウォーター 公 フランシス・エジャートン が 1761 年 に 建設 し た ブリッジ ウォーター 運河 で ある 。 この 運河 は ブリッジ ウォーター 公 の 領地 で ある ワースリー 炭鉱 と 工業 都市 マンチェスター を 結ぶ もの で あり 、 大 成功 を おさめ 、 マンチェスター の 石炭 価格 が 半額 に 下落 し た うえ に 経費 も 大幅 に 節約 でき た 。 この 成功 は 各地 に 模倣 を 生み 、 1760 年代 から 1830 年代 にかけて は イギリス において 運河 時代 と 呼ば れる 一 時代 が 現出 し た 。 とくに 1790 年代 前半 に は 「 運河 熱 」 と 呼ば れる 運河 建設 ・ 投資 ブーム が 巻き 起こり 、 急速 に 運河 の 建設 が 進ん だ 。 この 運河 網 の 発達 は 安定 し た 大量 輸送 を 各地 で 確保 し 、 産業 革命 を 推進 する 大きな 力 の 一つ と なっ た 。 また 、 陸路 に 頼ら ざる を 得 ない 鉱山 など において は 、 線路 を 敷設 し その 上 に トロッコ や 貨車 を 走ら せる こと が 行わ れ て い た が 、 これ も 18 世紀 後半 に は レール が 鋳鉄 製 と なり 、 人力 に 代わっ て 車 を 馬 に 曳か せる 馬車 鉄道 など も 導入 さ れ て 、 多く の 鉱山 で 使用 さ れる よう に なっ て い た 。 また 、 19 世紀 初頭 に は ジョン ・ マカダム によって いわゆる マカダム 舗装 が 実用 化 さ れ 、 道路 は 大きく 改良 さ れ た 。  しかし この 時点 において は いまだ 、 交通 機関 そのもの に対する 抜本 的 な 改良 は なさ れ て い なかっ た 。 しかし 蒸気 機関 が 改良 さ れる とともに 、 蒸気 機関 を 輸送 手段 に 使用 する 試み が なさ れる よう に なっ て いっ た 。 こうした 試み の うち 、 最も 早く 実用 化 が なさ れ た の は 蒸気 船 で あり 、 1807 年 に ロバート ・ フルトン によって 河川 航行 が 可能 な 外輪船 が 実用 化 さ れ た 。 外輪船 は 荒波 に 弱かっ た ため に 外洋 航行 に は 使用 でき なかっ た が 、 1830 年代 に は 改良 さ れ た 外輪船 が 外洋 航行 を 行う よう に なる 。 しかし 本格 的 に 蒸気 船 が 使用 さ れ 始める の は 、 1840 年代 により 高速 を 得 られ 安定 性 も 高い スクリュー プロペラ が 開発 さ れる まで かかっ た 。 また 、 産業 革命 期 は 帆船 の 改良 も 進め られ て おり 、 快速 帆船 （ クリッパー ） と 呼ば れる 高速 の 帆船 が 登場 し 帆船 が 全盛期 を 迎える の は 、 イギリス で 産業 革命 が 終わっ た 後 の 1840 年代 以降 の こと に なる 。 この ため 、 蒸気 船 が 帆船 に この 時期 とっ て かわっ た わけ で は ない こと に は 注意 が 必要 で ある 。  また 1804 年 に は トレビシック により 蒸気 機関 車 が 発明 さ れ た 。 この 蒸気 機関 車 は 実用 的 な もの で は なかっ た が 、 その後 蒸気 機関 車 は ジョージ ・ スチーブンソン ら によって 改良 さ れ 、 1825 年 に は 世界 最初 の 商用 鉄道 で ある ストックトン・アンド・ダーリントン 鉄道 が 開通 し た 。 さらに 蒸気 機関 車 の 改良 は 進め られ 、 1829 年 に ロバート・スチーブンソン の 設計 し た ロケット 号 によって 基本 的 な 機構 が 完成 さ れ た 。 翌 1830 年 の リバプール ・ アンド ・ マンチェスター 鉄道 の 開業 によって 、 蒸気 機関 車 と それ の 走る 鉄道 という システム が 完成 し た 。 蒸気 船 の 普及 に 時間 が かかっ た の と は 対照 的 に 、 陸上 に ほか に 特に 対抗 できる 高速 交通 機関 が 存在 し なかっ た 鉄道 の 普及 は 急速 な もの で 、 1830 年代 後半 に なる と すでに 鉄道 網 の 整備 が 進み 始め て おり 、 1850 年 まで に は 6000 マイル の 鉄道 が 開通 し た 。 また 、 鉄道 は 時 を おかず し て 諸国 に も 伝わり 、 1830 年代 に は すでに アメリカ ・ フランス ・ ドイツ 、 さらに は ロシア など において も 鉄道 が 開通 し 、 1850 年 ごろ に は これら の 国 で も かなり の 長 さ の 鉄道 網 が 開通 し て い た 。 これら の 移動 手段 の 発達 は 「 交通 革命 」 と 呼ば れる 。 イギリス において は 鉄道 は 産業 革命 の 原動力 で は なく ひとつ の 結実 で あり 、 イギリス は 鉄道 なし で 産業 革命 を 成し遂げ た 唯一 の 国家 と なっ た 。 後発 諸国 の 産業 革命 ・ 工業 化 において は 、 鉄道 の 敷設 は 前提 条件 と なっ た 。  産業 革命 は 1760 年代 から 1830 年代 まで に 及ぶ 非常 に 長く ゆるやか な 変化 で あっ た が 、 産業 革命 以前 と 以後 において 社会 の 姿 は 激変 し て い た 。 農民 の 比率 は 減少 し 商 工業 従事 者 が 激増 し た が 、 なかでも 鉱工業 に 従事 する 労働 者 の 数 が 大幅 に 増え た 。 工業 の 比率 が 高まる とともに 都市 に は 多く の 労働 者 が 集 住 する よう に なり 、 都市 化 は この ころ から 徐々に 進む よう に なっ た 。 生産 システム も 、 それ まで の 家内 制 手工業 から 工場 制 手工業 （ マニュファクチュア ） に 代わり 、 都市 に 大 規模 な 工場 を 建設 し て 機械 により 生産 を 行う 、 いわゆる 工場 制 機械 工業 の 割合 が 増加 し て いっ た 。 ただし 、 イギリス において も 工場 制 機械 工業 は 1830 年代 を 過ぎる まで は 工業 生産 の 主流 と は 言え ず 、 手工業 が 各地 に 残存 し て い た こと は 特筆 さ れる べき で ある 。 また 、 この 流れ の 中 で 工業 に 従事 する 者 の 中 でも 階層 分化 が 起き 、 工場 を 所持 する 産業 資本 家 層 と 、 その 工場 で 働く 労働 者 層 が 成立 し た 。  産業 革命 の 進展 と 、 それ による 工業 生産 の 増大 は 工場 を 所持 する 産業 資本 家 の 勢力 の 増大 を もたらし 、 参政 権 を 求める 声 も 高まっ て いっ た 。 この 動き は 1832 年 に ホイッグ 党 の グレイ 内閣 が 、 人口 の 極端 に 少ない 、 いわゆる 「 腐敗 選挙 区 」 を 廃止 する とともに ブルジョワ 層 に 選挙 権 を 拡大 する こと に つながっ た 。 こうした 動き の 中 で 産業 資本 家 層 は 旧来 から の 地主 貴族 層 と 結合 を 深め 支配 層 の 仲間 いり を 果たす が 、 一方 で 労働 者 層 の 不満 も 非常 に 高まっ て い た 。 労働 者 の 生活 水準 は 非常 に 低い もの で あり 、 また 鉱山 や 工場 において は 児童 労働 など の 問題 も 深刻 だっ た 。 1811 年 から 1812 年 にかけて の ラッダイト 運動 など の 抗議 を 繰り返す よう に なっ た 。 この 資本 家 と 労働 者 の 対立 は 、 産業 化 が 進む につれて より 一層 深刻 と なり 、 以後 の 世界 政治 の 重要 な 底流 の 一つ と なっ た 。  イギリス の 工業 生産 は 最盛 期 の 1820 年代 に は 一 国 で 世界 の 工業 生産 の 半分 （ 50 %） を 占める よう に なり 、 以後 1870 年代 に いたる まで イギリス は 世界 最大 の 工業 国 で あり つづけ 、 「 世界 の 工場 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。  産業 革命 期 の 生活 水準 について は 、 常に 論争 の 種 と なっ て き た 。 特に 都市 部 において は 都市 開発 技術 の 発展 や 衛生 観念 の 発展 など が 人口 増加 に 追い付か ず 、 賃金 レベル も 低く 、 産業 革命 以前 と 比べ て 生活 レベル が 下がっ た という 見解 が ある 一方 、 輸送 コスト の 低減 や 特に 綿織物 の 価格 の 低落 による 衣料 事情 の 改善 など が それ を かなり の 部分 相殺 し た という 見解 も ある 。  イギリス で 産業 革命 が ほぼ 完了 する 1830 年代 に 入る と 、 イギリス 以外 の 国々 に も 産業 革命 が 伝播 する よう に なっ た 。 まず 最初 に 産業 革命 が 伝播 し た の は ベルギー で 、 1830 年 の 独立 と ほぼ 同時に 産業 革命 が 開始 さ れ て いる 。 ベルギー が 産業 革命 の 先陣 を 切っ た 理由 は 、 南部 の ワロニア 地域 に 豊富 な 鉄鉱 石 と 石炭 の 埋蔵 が あっ た こと や 欧州 の 中央 に 位置 し 交通 の 便 に 恵まれ て い た こと など に よる 。 ついで 、 ほぼ 同 時期 に 、 七月 王政 期 に 入っ た フランス と 、 米 英 戦争 （ 1812 年   - 1814 年 ） 後 に イギリス から の 経済 的 自立 が 深まり 、 さらに 西部 の 開拓 が 急速 に 進み つつ ある アメリカ で も 産業 革命 が 始まっ た 。 イギリス と それ 以外 の 国々 の 産業 革命 における 最大 の 差異 は 、 鉄道 の 有無 で ある 。 1825 年 に 実用 化 さ れ た 蒸気 機関 車 式 の 鉄道 は 、 瞬く 間 に ヨーロッパ や アメリカ 諸国 へ と 伝播 し 、 輸送 システム を 一変 さ せ た 。 また 、 こうした 後発 諸国 は 先行 する イギリス の 技術 や 社会 システム を 取り入れ て 発展 する こと が でき た ので 、 より 急速 な 成長 が 可能 と なっ た 。 ただし これら 諸国 の 産業 革命 の スピード は 各国 によって まちまち で あり 、 たとえば フランス において は 産業 革命 の 進展 は 緩やか な もの で あり 、 急速 に 進展 を 始める の は ナポレオン 3 世 による 第 二 帝政 を 待た ね ば なら なかっ た 。  こうした 先発 諸国 に対し 、 1834 年 の ドイツ 関税 同盟 成立 によって 広大 な 共通 市場 を 得 た ドイツ 諸 邦 が 、 1840 年代 から 産業 革命 を 開始 し た 。 その後 、 19 世紀 後半 に は イタリア や ロシア 、 そして スウェーデン や など の 北欧 諸国 が 、 さらに アジア において は それ まで 世界 最大 の 経済 大国 だっ た 中国 と インド は イギリス と の 戦争 で 敗戦 し て 工業 化 に も 失敗 し 、 唯一 日本 が 産業 革命 を 成功 さ せ 、 工業 化 社会 を 築き上げ て いっ た 。 イギリス 産業 革命 が ほぼ 民間 資本 のみ によって 「 下 から 」 達成 さ れ た の に対し 、 これら 後発 諸国 の 多く において は 政府 が 積極 的 に 工業 の 育成 に 取り組み 、 いわゆる 「 上 から の 」 産業 革命 が 推進 さ れ て いっ た 。 工業 化 を 成功 化 さ せ た 国々 と 、 工業 化 が なさ れ ない 国 や 工業 化 を 成功 さ せ た 国 の 植民 地 と の 国力 差 は 、 産業 革命 以前 と 比べ て 非常 に 大きな もの と なっ た 。所得 （ しょ とく ） は国家 主義 （ こっ か し ゅぎ 、   ステイティズム 、   エタティスム ） と は 、 国家 （≒ 政府 ） を 第一義 的 に 考え 、 その 権威 や 意志 を 第 一 だ と 考える 立場 の こと 。  大辞泉 に よる と 、 国家 主義 と は 、 国家 を 、 「 最高 の 価値 ある もの 」 とか 「 人間 社会 の 最高 の 組織 」 など と 見なし 、 「 個人 より も 国家 に 絶対 的 な 優位 性 が ある の だ 」 など と する 考え方 で ある 。 ブリタニカ 百科 事典 に よる と 、 国家 主義 と は 「 国家 に 至上 の 価値 が ある 」 など と 主張 し て 、 国家 的 な 秩序 や 、 国家 による 命令 、 自分 の 属する 国家 が 軍事 的 に 強い こと など を 他 の 全て の 価値 に 優先 さ せよ う と する 政治 的 な 主張 を 指す 。  国家 主義 的 な 立場 を とる 者 、 その よう な 思想 を 持つ 者 を 「 国家 主義 者 」 と 言う 。  国家 主義 は 保守 的 な イデオロギー の ひとつ で ある 。 特に 近代 化 に 乗り おくれ た 20 世紀 の ドイツ や 戦前 の 日本 で 隆盛 を きわめ た 、 と ブリタニカ に は 記述 さ れ て いる 。  自国 国家 を 至上 に おく という 考え方 で ある が ため 、 国家 内 で の 価値 の 共有 など は 国家 を 形成 する において 重要 で は ある が 、 （ 国家 の 利益 を 個人 の 利益 に 優先 さ せる ので ） 全体 主義 的 な 傾向 が あり 、 偏狭 な 民族 主義 や 国粋 主義 に なり がち で ある 。 。  第 二 次 世界 大戦 中 の 日本 は 戦時 体制 により 、 国家 主義 的 な 傾向 が 強く なっ た こと が 指摘 さ れ て いる 。  経済 的 国家 主義 と は 、 「 国有 企業 や 他 の 形態 による 政治 機構 によって 、 直接的 に 、 または 経済 企画 によって 間接 的 に 、 国 が 経済 に 介入 する 重大 で 合法 的 な 役割 を 持っ て いる 」 と する 見方 を 強調 する もの で ある 。  また 、 国家 的 な 経済 プロック を 経済 的 国家 主義 という こと も ある 。 国家 的 な 経済 ブロック として の 経済 的 国家 主義 の 語 が 用い られる よう に なっ た の は 1930 年代 に なっ て から の こと で ある 。 世界 恐慌 から 資本 主義 国家 が 切り抜ける ため 、 他国 の 経済 的 犠牲 を いとわ ず に 自国 の 経済 ブロック の 安泰 を 図ろ う と し た 国際 経済 関係 を 指し て いう 。 この ブロック 経済 の 方向 は やがて 第 二 次 世界 大戦 へ の 突入 を もたらす こと に なっ た 。  「 国家 主義 」 という 用語 は 時に 国家 資本 主義 を 指す こと が あり 、 また 国家 による 多量 の 政治 介入 によって 市場 を 管理 する 経済 を さす こと も ある 。 また 、 企業 ・ 産業 を 国有 化 し て 、 国家 による 統制 を 強めよ う と する 方式 の 意味 で も 使わ れる 。銀行 簿記 （ ぎん こう ぼ き ） は 、 銀行 業 で 用い られる 複式 簿記 の こと で ある 。市民 社会 （ 英 :   civil   society 　 独 :   bürgerliche   Gesellschaft 　 仏 :   société   civile ,   société   bourgeoise ） または 資本 主義 社会 、 近代 社会 、 ブルジョア 社会 と は 、 市民 階級 が 封建 的 な 身分 制度 や 土地 制度 を 打倒し て 実現 し た 、 民主 的 ・ 資本 主義 的 社会 。 「 市民 階級 」 「 市民 革命 」 「 市民 法 」 「 市民 的 自由 」 等 と共に 、 第 二 次 大戦 後 から 有力 に なっ た 用語 。  この 言葉 は 本来 、 「 市民 革命   ( ブルジョア 革命 )   によって 成立 し た 社会 」 を 意味 する 。 資本 家 や 知識 人 ら の 市民 階級 が 絶対 君主 制 ・ 封建 制 を 打破 し 、 基本 的 人権 を 確保 し た こと で 市民 社会 は 成立 し た 。 政治 的 に は 民主 主義 に 、 経済 的 に は 資本 主義 に 基づく 社会 だ と さ れる 。  古代 ギリシア ・ ローマ における 市民 共同 体 と 、 その 伝統 上 に ある 市民 革命 後 の 近代 市民 社会 を 指す だけ で なく 、 国家 権力 から 統制 を 受け ない 「 公共 空間 」 を 指す 場合 も あり 、 マルクス主義 の 立場 から は 、 階級 対立 を 前提 として 有産 階級 が 支配 する 社会 として この 語 が 用い られる 。  また 、 20 世紀 前半 の 思想家 アントニオ ・ グラム シ に よれ ば 、 既に メディア ・ 学校 ・ 教会 など 日常 の 至る 所 に 国家 権力 は 分散 し て 浸透 し て おり 、 この こと が 市民 社会 を 抑圧 する と さ れる 。 その ため 、 これ に 対抗 し うる 自発 的 な 市民 団体 の 運動 を ネットワーク 化 する こと で 、 「 公共 性 」 ・ 「 公共 空間 」 を 取り戻そ う と する 動き も み られる 。  西洋 古代 における 市民 共同 体 として は 、 古代 アテネ や ローマ が 例 として 挙げ られる 。 この 時代 の 「 市民 」 と は 、 重 装 歩兵 として ポリス の 防衛 にあたり 市政 に 参加 する よう な 市民 権 保有 者 ・ 自由 民 を 指し て おり 、 決して 都市 の 全 構成 員 を 指し て い た わけ で は なかっ た 。 中世 の 身分 制 社会 において は 、 各人 が 権利 において 対等 で ある こと は なく 、 こうした 市民 共同 体 の 伝統 は 失わ れ て い た 。  市民 共同 体 の 復活 は 、 イギリス ・ フランス において は 市民 革命 の 成功 によって 成さ れる 。 イギリス 革命 において は 中世 以来 の 身分 制 議会 が 存続 する など 過去 の 伝統 社会 も 尊重 さ れ た が 、 フランス 革命 で は アンシャン・レジーム を 否定 し 、 旧来 の 身分 制 社会 を 完全 に 解体 し て 人権 宣言 を 掲げ た 。 その ため 、 フランス の ほう が より 理念 が 純化 し た 形 で 市民 社会 を 築き上げ た 。 すなわち 、 自由 かつ 権利 において 対等 な 市民 の 結合 という 形態 により 合致 する 。 この 新た に 形成 さ れ た 市民 共同 体 が 国家 と 結びつい て 国民 共同 体 が 形成 さ れ た 。  近代 市民 社会 において は 、 個人 の 自由 が 保障 さ れる こと が 、 その 成立 の 要件 と なる 。 すなわち 、 各 個人 （ 市民 ） が 自ら の 政治 的 主張 ・ 宗教 的 立場 など を 他 から 強制 さ れ ない こと や 、 各 個人 が 自ら の 財産 を 自由 に 処分 でき （ 私有 財産 制 ） 、 商 活動 の 自由 が 保障 （ ギルド 廃止 など ） さ れ て いる こと など が 求め られる 。 イギリス ・ フランス で は 市民 革命 を通じて 市民 が 政治 の 主導 権 を 握っ た ため 、 これら の こと を 政府 が 保障 する こと に なっ た 。  ファシズム も 、 冷戦 下 における 東欧 の 共産党 政権 も 、 国家 と 党 が 社会 の あらゆる 領域 に まで 干渉 し て 支配 ・ 統制 する という 点 で は 同様 で あっ た 。 （ どちら の 体制 も 国家 が 個人 を 否定 し て 、 政治 ・ 経済 ・ 社会 を 完全 に 統制 下 に おく 全体 主義 へ と 至る 可能 性 が あっ た 。 ） この 点 で 、 上述 の グラムシ の 見解 は 先見 的 で あっ た と いえる 。 こうした 状況 下 で 市民 的 自由 を 確保 する ため に は 、 従来 の 共産党 ・ 労働 組合 を 主体 に し た 一極 型 の 運動 で は なく 、 日常 に まで 官僚 制 や マスメディア を通じて 干渉 を はかる 国家 権力 に対して 、 市民 の 日常 生活 に かかわる 諸 団体 が ネットワーク を 結ん で 多 極 的 な 抵抗 運動 を 展開 す べき だ という 考え が 形成 さ れ て いっ た 。 とりわけ 、 共産党 が 市民 を 抑圧 し た 東欧 において 、 1989 年 に 共産党 独裁 政権 が あいつい で 崩壊 し た （ 東欧 革命 ） こと と 、 その 際 に 市民 諸 団体 が 活躍 し た こと は 、 こうした 議論 を 活性 化 さ せ て いっ た 。コンツェルン （ ドイツ 語 ： Konzern ） と は 、 独占 価格 を 形成 する ため に 生産 から 販売 まで を 統制 する グループ で ある 。 カルテル を 基礎 に し て いる （ 重畳 的 関係 ） 。 交通 経済 上 における 自由 活動 性 を 制限 する トラスト ほど 、 結束 が 強く ない こと も ある 。 統一 機関 を 設け た 例 に は 、 IG ファルベン の よう に 参加 企業 が 持株 会社 を 所有 し た もの 、 シーメンス の よう に 参加 企業 の 財務 担当 が 寄り合っ て 管理 会社 を 運営 し た もの 、 合同 製鋼 （ ） の よう に 参加 企業 が 全 営業 を 首脳 会社 に 譲り渡し て 株式 の 交付 を 受け た もの が ある 。 統一 機関 を 設け ない とき は 、 参加 企業 の 一つ を 選ん で 代わり を さ せ た 。 スチンネス （ ） の よう な 同族 経営 の 場合 は 役員 結合 だけ で コンツェルン の 実体 を 維持 し た 。  日本 の 財閥 は 持株 会社 を 利用 し 同族 性 を 維持 し た 。 戦前 の 三井 、 三菱 、 住友 、 安田 など が 例 で ある 。 三井 と ロンドン ロス チャイルド 家 の コンツェルン は 、 全体 の 資産 を 統合 し 、 本社 を 合名 会社 として 、 傘下 に 株式会社 化 し た 子会社 を 置い た 。 日本 等 で は 財閥 解体 が 徹底 さ れ なかっ た ので 、 事業 会社 を 抜け道 に 株式 の 持ち合い が 行わ れ た 。 資本 の 自由 化 により 1980 年代 から 旧 財閥 グループ が ひたすら 機関 化 し て いっ た 。 2005 年 頃 から 現れ 始め た 「 ホールディングス 」 、 「 グループ 本社 」 、 「 フィナンシャル・グループ 」 は 、 機関 化 さ れ た 持株 会社 で ある が 、 それ 自体 も 機関 投資 家 で ある 。 これ は 金融 コンツェルン で ある 。 金融 コンツェルン は 機関 投資 家 で ある 。 ヴァイ マル 共和 政 下 の ハイパーインフレーション で 数多く 設立 さ れ た 。 金融 コンツェルン も コンツェルン で ある 。 発祥 地 の ドイツ で コンツェルン と 表現 さ れる もの は 単に 「 親子 型 の 企業 グループ 」 を 意味 する に 過ぎ ず 、 経済 学者 の 下谷 政弘 は 日本 で の コンツェルン の 使い方 は 誤用 で ある と 自著 『 新興 コンツェルン と 財閥 ― 理論 と 歴史 』 で 指摘 する 。  金融 コンツェルン （ いわゆる 金融 資本 ） は 、 ドイツ の 銀行 ・ 保険 業 だけ で は ない 。 ロックフェラー 家 や JP モルガン は 金融 コンツェルン の 代表 で ある 。 デュポン と メロン 財閥 も 同様 で ある 。 金融 資本 は 生保 など の 機関 投資 家 を 自身 の 証券 タンク に し て しまい （ 1907 年 恐慌 ） 、 戦後 は 拡大 し た シャドー ・ バンキング ・ システム の レポ 借入れ 先 として 機関 投資 家 を あてがっ た 。 預金 金利 は 独占 価格 で ない か に 見える 。 しかし アメリカ の 金融 資本 は 連合 し て 、 連邦 準備 制度 の 創設 から ずっと 貿易 金融 を 事実 上 独占 し 、 US ドル を 今日 まで 基軸 通貨 に 据え置く こと で 、 市場 金利 が 高 止まり する よう な 構造 を つくっ た の で ある 。  イーヴァル・クルーガー の マッチ 帝国 も 金融 コンツェルン で あっ た 。 もっとも 、 この 場合 は 国際 金融 と 粉飾 決算 が 行わ れ た から 金融 コンツェルン と いっ て いる の で あっ て 、 実態 は マッチ の 独占 価格 を 形成 する 事業 コンツェルン で あっ た 。 マッチ と 関係 ない エリクソン など を 買収 する といった 、 意図 の 分から ない 戦略 も 展開 し た 。 こういう 事例 が 存 し た ので 、 コンツェルン と コングロマリット に 大差 は ない と いわ れる こと が 往々 に ある 。 実際 戦後 において 、 アメリカ 系 の 多 国籍 企業 が ひたすら 拡大 経営 に 走っ た 。  同族 経営 の コンツェルン は 解体 さ れ たり 、 免れ て も 機関 化 さ れ たり する ので 、 現代 社会 に対する 影響 力 は 限定 さ れ て いる 。 かつて スチンネス とか シュティンネス とかいう 同族 コンツェルン は 、 国際 貿易 で 取得 し た 外貨 を 悉く 債権 国 へ の 直接 投資 に 用い て 非難 さ れ た 。 そこで 1923 年 、 連邦 準備 制度 が レポ 市場 を 拡大 し て ヴァイ マル 共和 政 に対する 投資 を 促進 し た の で ある 。 スチンネス は 「 ドイツ 海外 事業 （ ） 」 という 通信 社 の 全権 を 掌握 し 、 AEG の 機関 銀行 ＝ ベルリン 商業 銀行 （ ） 株 を 35000 株 保有 し 同社 監査 役 と なっ て い た 。  スチンネス 家 は 19 世紀 初頭 から の 実業 家 で ある 。 1810 年 、 マチアス・スチンネス （ ） が 1240 ターラー で ルール 河畔 の ミュールハイム に 一 炭坑 と 一 船舶 を 手 に 入れ て 、 ライン 川 の 石炭 輸送 業者 と なっ た 。 1820 年 に は 66 隻 も 動かし て い た と いう 。 1845 年 、 マチアス は 死ん だ 。 ドイツ が 工業 化 しよ う と し て いる とき 、 スチンネス 家 は 鉱山 地方 で 既に 確固たる 名声 を 博し て い た 。 マチアス に は 13 人 の 子供 が あっ た 。 その 第 4 ・ 6 ・ 13 子 は 家業 を 継い だ 。 スチンネス は 世紀 末 の 不況 に 展開 さ れ た 企業 合同 運動 に 参加 し た 。 スチンネス は 、 ルール 地方 で 結合 し た 三 大 企業 の すべて において 創立 者 で あっ た （ 1858 年 創立 の ドルトムント 鉱山 会社 連合 、 1893 年 設立 の 、 1903 年 設置 の ライン 石炭 船舶 会社 ） 。  マチアス の 末っ子 の 第 2 子 として 生まれ た フーゴー （ ） は 、 1893 年 に 独立 し て ミュールハイム に 会社 を つくっ た 。 1898 年 、 RWE の 創設 を 主導 し て 資本 参加 し た 。 自治体 も 参与 し て サービス も ガス ・ 水道 ・ 市街 電車 等 にわたる 広範 な 事業 体 と なっ た 。 1902 年 、 アウグスト・ティッセン （ ） と 提携 し て 、 この 会社 の 多数 株 を 獲得 し 、 互い の 炭坑 業 を 結合 さ せ た 。 ここ に も 自治体 が 参与 し 、 発言 権 を もっ て い た （ エッセン 、 ミュールハイム 、 ルールオルト 、 チューリンゲン 、 ゲルゼンキルヒェン 、 その他 多数 ） 。 スチンネス は 監査 役 会長 として 事実 上 の 支配 者 で あっ た 。 別 の 公私 混合 企業 が 破綻 し た とき は 、 これ を 1901 年 ボーフム の ドイツ ・ ルクセンブルク 鉱業 会社 に 再編 し た （ ） 。 この とき ダルムシュタット 銀行 の ベルンハルト・デルンブルク を 参謀 に かかえ 、 ディフェルディンゲン・ダンネンバウム 会社 （ Aktiengesellschaft   für   Eisen -   und   Kohlenindustrie   Differdingen - Dannenbaum ） を 巧妙 に 再編 し た 。 1911 年 以後 、 スチンネス は ノルトゼーヴェルケ と 結合 し て 海運 業 に も 進出 し た 。 エッセン 北部 や ベルリン で は 土地 投機 を 行っ て 、 他 の 事業 と あわせ て 税収 に 貢献 し た 。  1913 - 4 年 の 冬 に 、 フーゴー は オスマン 帝国 へ 進出 し た 。 ベルギー の エルグリー 採炭 会社 （ ） 優先株 500 万 フラン を 獲得 し た の で ある 。 同社 は トルコ の 大 油田 に 50 年 の 長期 採掘 権 を もっ て い た 。  第 一 次 世界 大戦 は スチンネス の 国際 貿易 に 当初 こそ 甚大 なる 影響 を 与え た が 、 ドイツ ・ ルクセンブルク 鉱業 会社 は 軍需 物資 の 供給 者 と なり 、 同業 他社 を つぎつぎ と 吸収 し た 。 スウェーデン と の 貿易 は 継続 し 拡大 し た 。 フーゴー は 現在 の ハパック・ロイド 社 と 関係 が ある 。 戦中 に ハパック の 監査 役 に なっ た の で ある 。 積荷 の 練炭 は 数 社 を 買収 する こと で 確保 し た 。 フーゴー の 戦略 は 、 インフレ 経済 だ から 借金 を し て 物的 価値 を 貯め こも う という もの で あっ た 。 ヴェルサイユ 条約 により ハパック を ふくむ ドイツ 企業 は 財産 を 接収 さ れ た 。 スチンネス の ドイツ ・ ルクセンブルク 鉱業 会社 は 、 南西 部 の 全 企業 を 喪失 し 、 鉄鋼 と 石炭 の 供給 を 絶た れ た 。 挽回 の 第一歩 として ゲルゼンキルヒェン 鉱業 （ ） と 80 年間 の 協業 契約 が 結ば れ 、 親会社 （ Rhein - Elbe - Union   GmbH ） も 設置 さ れ た 。 1920 年 に ボフーム 鉱山 鋳鉄 会社 （ ） を 買収 し た 。 借り て 買っ て 、 それ を 担保 に 入れ て の 繰返し で 、 スチンネス は 同年 シーメンス まで 傘下 に 収め て しまっ た 。  フーゴー は 同 1920 年 の スパ の 石炭 会議 へ 専門 家 として 派遣 さ れ た が 、 その 席上 で フランス の 要求 を 撥ねつけ た 。 ヴァルター・ラーテナウ の 暗殺 さ れる まで 、 フーゴー は 一切 の 妥協 を 拒ん だ 。 この 後 ヴィースバーデン で フランス と 協定 を 結ん だ 。 フランス 再建 の ため に 賠償 物資 を 引き渡す 契約 で あっ た が 、 当初 は 価格 決定 を ドイツ 鉱業 会社 が 統制 し て い た もの を 、 個々 の ドイツ 企業 家 が 直接 に フランス の 復興 官庁 と 、 賠償 勘定 を 使っ て 自由 な 引渡し 契約 を 結ぶ こと が できる よう に し て しまっ た 。 スチンネス も 参加 し て 非常 に 儲け た ので 、 賠償 問題 に あまり 反対 し なく なっ た 。 ルール 占領 の とき に 契約 は 中絶 し て しまっ た が 、 フーゴー は 石炭 輸入 業者 として 脚光 を 浴び た 。 ライヒスバンク ぬき で 外国 為替 を 獲得 し 、 フーゴー は イギリス から 石炭 を 買っ た 。 マルク は 下落 し た 。 1923 年 10 月 、 フーゴー は デュッセルドルフ で フランス の 強硬 な 要求 を 飲まさ れ た 。 すなわち アルベルト ・ フェーグラー （ ） が ライン・ウェストファリア 石炭 を 代表 し て 工場 鉱山 統制 協同 委員 会 （ ） と 供給 協定 を 結ん だ の で ある 。  1924 年 4 月 10 日 に フーゴー は 死亡 し 、 王族 の よう に 手厚く 葬ら れ た 。  1923 年 の レポ 貸出 拡張 と レンテンマルク によって インフレ は 収束 し て い た 。 翌 1924 年 の ドーズ 案 が マルク を さらに 安定 さ せ た 。 スチンネス 家 は 事業 の 清算 と 返済 に 専心 す べき で あっ た が 、 債権 国 の 非難 し た 国外 事業 まで 拡大 さ せ て い た 。 物的 価値 で 支え られ た スチンネス・コンツェルン は 、 借入金 に対する 資産 価値 を 暴落 さ せ て い た の で ある 。  スチンネス・コンツェルン が ベルリン と ハンブルク に 分裂 し た 。 ベルリン の 社長 は 長兄 が 承継 し （ ） 、 ハンブルク の 社長 に は 次男 が 就任 し た （ ） 。 フェーグラー は ドイツ ・ ルクセンブルク 鉱業 会社 から 離れ て 、 オーストリア の アルピネ 鉱山 会社 （ ） 会長 と なっ た 。 1925 年 3 月 に 長兄 が ノルトステルン 保険 （ ） や アガ 自動車 （ ） 等 を 引取 って 引退 する まで 次男 は コンツェルン を 拡張 し た 。  次男 は 主 に ダルムシュタット 銀行 から 借り て い た 。 1925 年 6 月 5 日 、 彼 は ライヒスバンク で 債権 者 20 行 を 前 に 3000 万 マルク の 支払 不能 を 声明 し た 。 ほどなく 差押 資産 の 価格 が 債務 整理 の 想定 より 低い こと が 分かり 、 さらに 続々 と 新しい 債権 者 が 現れ て 債務 が 増加 し た 。 結局 、 スチンネス・コンツェルン は 全 事業 を 売却 する こと に なっ た 。 ベルリン 商業 銀行 の 株式 は カール ・ フュルステンベルク （ ） の コンソーシアム に およそ 1000 万 マルク で 譲渡 さ れ た 。 本丸 の ドイツ ・ ルクセンブルク 鉱業 会社 は 、 1250 万 マルク という 法外 な 安値 で 、 シュローダー と ディロン・リード （ ） に 売却 さ れ た 。 シーメンス・シュッケルト （ ） 株 の 塊 は 、 3000 万 マルク で シーメンス 家 の 関係 する コンソーシアム に 売却 さ れ た 。 バロペル 鉛 業 会社 （ Baroper   Walzwerk ） 株式 550 万 マルク および 同 優先株 120 万 マルク は 、 たった の 50 万 マルク で ヴォルフ・ネッター・ヤコビ （ ） に 買い戻さ れ た 。 褐炭 ・ 石油 事業 は 現存 する BASF へ 1650 万 マルク で 売却 さ れ た 。 各 自治体 も 競売 に ふるっ て 参加 し た が 、 特に プロイセン 州 は RWE 持分 を 1200 万 マルク で 入手 し た のみ なら ず 、 ポメルン 州 に コンツェルン が 所有 し て い た 森林 を 190 万 マルク で 買い入れ た 。 ホテル 事業 は 長く 売れ残っ た 。 貿易 事業 の 処分 は 最も 困難 で 、 旧友 など を 頼る こと と なっ た 。 ノルトステルン 保険 は 長兄 が 多数 の 株式 を エドアルト・フォン・デア・ハイト （ ） の コンソーシアム に 110 万 マルク で 売却 し た 。  スチンネス の 債務 整理 と 残 債 が 欧州 の システミック・リスク に 発展 し 、 クレディタンシュタルト 破綻 の 遠因 と なっ た 。貸方 （ かし かた ） 、 クレジット （ ） と は 、 複式 簿記 において 勘定 口座 の 右側 を 指す 。 対義語 は 借方 。  貸方 に は 資産 の 減少 、 負債 の 増加 、 純資産 の 増加 、 収益 の 発生 が 含ま れる 。  初期 の 財務諸表 や 複式 簿記 は 債権 ・ 債務 を 記載 する 目的 が 主 で あり 、 主 に 銀行 の 経理 で 使用 さ れ て い た 。 それ を 相手方 から 見 た 視点 で 記録 し て い た ため 、 貸方 に は 相手方 が 貸し た 分 を 記載 し て いる という 意味 が あっ た 。  時代 が 下り 、 簿記 技術 が 発展 し 、 記録 する 内容 が 金銭 の 貸借 関係 から 拡大 し て いく につれ 、 単なる 「 右側 」 という 意味 のみ の 符号 と 化し た 。計画 （ けい かく 、 ） と は 、 何らかの もの ごと を 行う ため に 、 方法 や 手順 を 考え 、 企てる こと 。 また 、 そうして 考え 企て た 内容 の こと 。  計画 と は 、 何 か の もの ごと を 行う ため に 、 あらかじめ 、 その 方法 、 手順 など を 考える こと （ この 場合 「 計画 する 」 など と 述語 、 動詞 的 に 用いる ） 、 および そうして 考え た 方法 や 手順 の こと で ある 。 ブリタニカ 国際 百科 事典 に よる と 、 計画 と は 、 将来   実現 しよ う と する 目標 （ 目的 ） と 、 この 目標 （ 目的 ） に 到達 する ため の 主要 な 手段 や 段階 と を 組み合わせ た もの 、 と の こと で ある 。  英語 で は 、 （ 計画 の 内容 で は なく ） 計画 を 立てる という 行為 は 「 」 と 言う 。 つまり 、 英語 で は plan を 作成 する 行為 は planning 、 と 呼ば れ て い て 、 一応 、 呼び 分け は 行わ れ て いる 。   （ なお 発音 は 「 プラニン （ グ ） 」 が 近い 、 つまり 「 ン 」 と は 全然 言わ ない が 、   カタカナ 表記 で は 「 プランニング 」 が 一般 的 ） 。  計画 に は 、 上述 の 目的 （ 目標 ） や 方法 ・ 手順 に 加え て 具体 的 な 時期 、 日付 など が 含ま れ て いる こと が 一般 的 で ある 。 もの によって は 詳細 な 時刻 まで 含む 。 （ その 点 で 計画 は 、 目的 と 手順 が 含ま れ て いる が 日時 が 指定 さ れ て い ない よう な 「 手順 書 」 や 「 レシピ 」 など と は 異なっ て いる 。 ）  計画 も 無し に 何 か を 行う こと （ 行っ て しまう こと ） を 「 無計画 」 と いう 。  計画 を 立て た ものの 、 実際 に は 実行 に 至ら なかっ た こと や 、 計画 通り の 結果 に 至ら なかっ た こと など を 「 計画 倒れ 」 と 言う 。  計画 が 実行 途中 で 頓挫 し た とき に 発動 さ れる 次善 の 策 、 代替 計画 （ 代替 プラン ） を 「 plan   B   （ プラン・ビー ） 」 と 言う 。 英語 圏 で は 、 現場 で さかん に 用い られる 表現 で ある 。  企業 の 経営 は 、 あらかじめ 計画 を 練っ て 行わ れる こと が 一般 的 で ある 。 これ を 経営 計画 と 言う 。  日本 の 経営 関連 の 書籍 や 経営 コンサルタント （ 企業 診断 士 ） の 書籍 など で は   しばしば 、 「 PDCA サイクル 」 を 回す こと の 重要 性 が 説か れ て いる 。 計画 → 実行 → 評価 → 改善 → 計画 → 実行 … と 繰り返し て ゆく こと が 大切 だ と 説明 さ れ て いる の で ある 。  「 サイクル を 回す 」 、 と さ れ て いる 理由 は 、 計画 という の は あまり 硬直 的 に 扱う べき で は なく 、 計画 を 実行 に 移し つつ も 、 たとえ 実行 の 途中 段階 で あっ て も 、 適宜 に その 進捗 状態 や 効果 など を 評価 し 、 改善 す べき 点 を 洗い出し 、 柔軟 に 計画 を 修正 し たり 変更 し 、 修正 さ れ た 計画 に 基づい て 新た な 方法 ・ 手順 で 実行 し 、 また 評価 、 改善 し て ゆく の が よい 、 と さ れ て いる の で ある 。  一般 に 、 企業 における 計画 で は 、 目標 、 時間 、 リソース など も 含む 。  どの よう な 目標 の ため に 、 い つ （ 年度 、 四半期 、 日付 、 あるいは 時間 軸 上 の 一連 の 指定 など ） 、 企業 活動 の 主要 な リソース （ 資源 ） で ある 「 ヒト ・ モノ ・ カネ （ ・ 時間 ） 」 （ つまり 、 人的 資源 、 設備 的 資源 、 資金 、 時間 ） を   具体 的 に どの よう に 投入 する か 、 という こと も 考慮 する 。  新た に 事業 を 立ち 上げ たり 会社 を 立ち 上げる 場合 は 特に 、 あらかじめ   それ 相応 の 時間 を かけ て 、 「 事業 計画 書 」 という もの を 作る の が 一般 的 で ある 。  上場 企業 で は 、 株主 総会 で 株主 に対して 経営 計画 を 説明 する 時間 を 設け たり 、 株主 向け 文書 において それ を 説明 する 章 を 設ける こと が 一般 的 で ある 。  また 世界 的 に 見 て 、 社債 を 発行 する 場合 （ つまり 出資 し て もらう 場合 、 企業 から 見 て 借金 を する 場合 ） も 、 出資 者 に対して 何らかの 形 で 事業 計画 を 説明 する こと が 一般 的 で ある 。 アメリカ で も 社債 の 出資 者 の 募集 の 文書 （ 米国   証券 取引 委員 会 が 管轄 ） に は 、 当該 企業 の 事業 計画 や 財務 計画 に関する 章 が 含ま れる 。  政治 家 は 、 選挙 の 時 に 選挙 権 者 に対して 公約 や マニフェスト   （ あるいは 個々 の 政治 家 は 「 私 は ～ を 実行 し ます 」 など の 文章 ） 等 の 形 で 、 さまざま な 目標 を 表明 する 。 そして 当選 する と 、 その 目標 や 状態 を 実現 す べく 、 さまざま な 計画 として 練り上げ 、 具体 的 な 行動 に 移し て ゆく こと に なる 。  特に 自治体 や 中央 政府 の 首長 と なっ た 場合 は 、 、 何らかの 目的 ・ 目標 を 設定 し 、 それ を 実現 する ため の 方法 ・ 手順 を 考え 、 結果 を 出す という 重い 責任 を 負う こと に なる 。 国 により 、 また 政治 家 の 資質 により 、 政治 家 主導 で 計画 が 練ら れ て 行く 場合 と 官僚 主導 で 計画 が 練ら れ て 行く 場合 が ある 。  計画 は 公式 / 非公式 の もの 、 また 公表 さ れる 場合 と さ れ ない 場合 が ある 。  国家 の 公式 の 計画 、 たとえば 国家 経済 の 計画 （ 経済 発展 の ため の 計画 ） 、 公衆 衛生 の ため の 計画 、 宇宙 計画 など は 概ね 公表 さ れる こと が 一般 的 で ある 。  各国 の 軍 の 長期 的 な 展望 は 白書 など で 公表 さ れる こと も 多い が 、 軍事 作戦 、 戦闘 に関する 具体 的 な 計画 は 、 敵 に 知ら れ て は なら ない ので 、 組織 外部 に対して は 秘密 に さ れ 、 兵士 に は 箝口令 が 敷か れる こと が 一般 的 で ある 。  諜報 機関 で 練ら れ た 具体 的 な 計画 も 外部 に対して は 秘密 に さ れ 、 しかも 、 しばしば 上層 部 だけ が 把握 し 、 各 メンバー に は 計画 の 全貌 は 知らさ れ ない 、 など という こと も 行わ れる 。  脆弱 な プロジェクト は 組織 の 時間 と 資金 を 浪費 する だけ に 終わる （ Σ プロジェクト など は 国家 規模 で の 失敗 例 で ある ） 。  国家 経済 に関して 、 （ かつて 社会 主義 国家 の 数 が 多かっ た 時代 ） 「 資本 主義 で は 市場 原理 に まかせる 傾向 が ある の に対して 、 社会 主義 で は 計画 経済 を 行う 」 、 と （ 単純 化 さ れ て ） 説明 さ れる こと も 多かっ た 。 ただ 、 実際 に は さまざま な 程度 が あり 、 資本 主義 と 言え ども 政府 主導 で 計画 的 に 経済 を 誘導 し て いる 場合 （ 面 ） も ある 。 日本 の 場合 、 中央 省庁 （ の 官僚 ） と 民間 企業 （ 官 と 民 ） が 協力 し て 数 年 程度 ～ １ ０ 年 程度 の 計画 を 立て 、 多数 の 企業 が それ に 沿っ て 活動 し て ゆく 、 という よう な こと も 行わ れる こと も ある ので 、 日本 という の は 資本 主義 と 社会 主義 を 折衷 し た よう な 性質 を 持っ て いる と （ アメリカ の 学者 など から ） 指摘 さ れる こと も ある 。  かつて 存在 し た ソ連 政府 は 五 カ年 計画 を 立て た 。  に ある とおり 、 都市 計画 と は 、 都市 の 将来 の ある べき 姿 を 描く こと で あり 、 また その 実現 の ため に さまざま な 規制 ・ 誘導 等 を 行う こと で ある 。 したがって 都市 計画 は 、 土地 利用 規制 、 用途 地域 の 指定 、 都市 開発 や 宅地 開発 など における 建築 施設 群 の 空間 構成 も 含む 。 また 交通 計画 や 防災 対策 など も 含む と いわ れ て いる が 、 広辞苑 で は 「 都市 生活 に 必要 な 交通 ・ 区画 ・ 住宅 ・ 衛生 ・ 保安 ・ 経済 ・ 行政 など に関し 、 住民 の 福利 を 増進 し 公共 の 安寧 を 維持 する ため の 計画 」 大辞林 で は   「 都市 における 交通 の 便利 と 住宅 の 整理 と 住民 の 幸福 と を 目的 として 改良 を 施す 計画 」 と さ れ て おり 、 都市 部 で 何かしら 企て を おこなう こと について 全て 都市 計画 の 範疇 に 含ま れる 。  日笠 端 は 1977 年 に 自著 「 都市 計画 」 で 「 わが国 で は 都市 計画 と いう と 、 街路 ・ 公園 ・ 上下水道 など の 都市 施設 の 建設 事業 と 考え られ て き た 。 しかし 、 都市 計画 は 単なる 建設 技術 や 工学 で あっ て は なら ない 」 と 喝破 し て おり 、 単なる 施設 の 建設 計画 や 配置 計画 で は ない こと は 明白 で ある 。  但し 日笠 は 上記 同書 で 都市 計画 を 「 都市 という スケール の 地域 を 対象 と し 、 将来 の 目標 に従って 、 経済 的 、 社会 的 活動 を 安全 に 、 快適 に 、 能率 的 に 遂行 せしめる ため に 、 おのおの 要求 さ れる 空間 を 平面 的 、 立体 的 に 調整 し て 、 土地 の 利用 と 施設 の 配置 と 規模 を 想定 し 、 これら を 独自 の 論理 によって 組成 し 、 その 実現 を はかる 技術 で ある 。 」 と し 、 これ は 都市 計画 において 物的 計画 と 呼ば れる 。  登山 は 一般 に 、 計画 を しっかり 立て て から 行う 。 登山 計画 の 作成 は 、 登山 者 の 生命 （ 生き 死に ） に 大きく 関わり 、 実際 に 肉体 を 動かし て 登る 行為 と 同等 、 もしくは それ 以上 に 重要 な 行為 で あり 、 登山 という の は 、 実は 「 計画 を 立てる 段階 から すでに 始まっ て いる 」 など と 表現 さ れる こと が ある 。  登山 計画 の 立て 方 に は 様々 ある が 、 いずれ に せよ 、 山 選び （ どの 山 に 登る か ） 、 期日 選び （ いつ 登る か ） 、 リーダー 決定 （ 誰 が リーダー 役 を 務める か ） 、 など の 要素 は 含ま れる 。  登山 の 詳しい 解説 書 で は 、 あまり 硬直 し た 計画 、 シナリオ が 単線 で 一筋 しか ない よう な 計画 で は なく 、 歩い て いる 途中 で 疲れ て 遅れ たり 、 予想 外 の 出来事 で 停滞 せ ざる を 得 ない こと など は 誰 でも しばしば 起きる こと な ので 、 事前 に 各 区間 の 所要 時間 を 綿密 に 調べ て おい て 、 山 の ある 場所 に 到着 し た 時 に 実際 に は 何 時 何 分 に なっ て い たら （ あるいは 、 予定 より どれ くらい 遅れ て い たら ） その 時点 で どう する の か （ 来 た 道 を 戻り 下山 する の か 、 最寄り の 山小屋 へ 避難 する か 、 進み つづける の か 　 等々 ） という 、 枝分かれ （ 条件 分岐 ） する 形 で 、 いくつ も の 代替 計画 を 樹木 状 の 線 を 含む 図 など で （ あるいは 多層 的 に 含む よう な 形 で ） 作成 し た ほう が よい 、 と 解説 さ れ て おり 、 実際 、 多く の 大学 の 登山 部 や ワンダーフォーゲル 部 など で は そうした 方式 で 登山 計画 を 作る 訓練 を 受ける 。  実際 に 入山 し たら 、 登山 計画 書 という 書類 を 、 登山 道 入り 口脇 など の 箱 に 入れる 。 これ によって 、 もしも 遭難 し た 時 や 連絡 が とれ なく なっ た 時 は 、 地元 の 救助 隊 が それ を 確認 し 、 登山 者 の 居場所 を 見つけ て くれる 可能 性 、 そして 命 が 助かる 可能 性 が 増える 。  " 詳細 は プランニング を 参照 "  トップダウン ・ プランニング と ボトムアップ ・ プランニング が ある 。  プランニング に関して は 、 心理 学 、 ゲーム 理論 、 コミュニケーション 、 情報 理論 など で 扱わ れる こと が ある 。  「 長期 計画 」 → 「 中期 計画 」 → 「 短期 計画 」 の 順 に 、 前 の もの を 考慮 し つつ 、 計画 を 立て て ゆく 方法 が ある 。  また 組織 で は 「 戦略 」 を 踏まえ つつ 計画 を 立てる 、 という こと も 一般 的 で ある 。  計画 の なか で も 特に 大 規模 な もの （ および その 実行 ） は 「 プロジェクト 」 と 呼ば れ て いる 。予備 費 （ よ びひ ） は 、 会計 用語 の ひとつ 。 予定 外 の 支出 及び 予算 を 超過 し た 支出 へ 対応 する ため に 準備 し て おく 費用 の こと 。  国 及び 地方 公共 団体 の 経費 の 支出 は 、 議会 において 決定 さ れ た 予算 に 基づい て 行わ れる が 、 予算 は あくまでも 一 会計 年度 における 歳入 歳出 の 見積もり で しか ない ため 、 会計 年度 の 途中 において 予定 外 の 支出 や 予算 額 を 超過 し た 支出 が 必要 と なる こと は 避け られ ない ところ で ある 。  その よう な 場合 、 本来 、 国 及び 地方 公共 団体 は 補正 予算 案 を 編成 し 、 議会 の 議決 を 経 て 補正 予算 として 支出 する こと と なる が 、 軽微 な 補正 について まで 議会 を 招集 し 補正 予算 案 を 審議 する こと は 議会 運営上 、 行政 運営上 非 効率 で ある こと から 、 当初 予算 において 使途 を 限定 し ない 予備 費 を 計上 し 、 軽微 な 補正 について は これ をもって 対処 する こと と し て いる 。  内閣 は 、 予見 し 難い 予算 の 不足 に 充てる ため 、 予備 費 として 相当 と 認める 金額 を 歳入 歳出 予算 に 計上 する こと が できる こと と さ れる 。 さらに すべて の 予備 費 の 支出 について 、 事後 に 国会 の 承諾 を 得 なけれ ば なら ない が （ 日本国 憲法 第 87 条 ） 、 国会 の 承諾 が 得 られ ない 場合 でも 取引 の 安全 を 保つ ため 支出 は 有効 で ある 。 ただし 内閣 の 政治 責任 が 問わ れる 。 過去 に は 1989 年 12 月 1 日 と 2008 年 5 月 28 日 に 参議院 が 予備 費 を 承諾 し なかっ た こと が ある 。  予備 費 は 財務 大臣 が 管理 する こと と さ れ て おり 、 各 省庁 の 長 は 予備 費 の 使用 の 必要 が ある 場合 は 財務 大臣 に対して 予備 費 の 使用 に 係る 調書 を 作成 ・ 提出 し 、 財務 大臣 は これ を 取りまとめ 、 予備 費 使用 書 として 閣議 へ 提出 、 閣議 の 決定 により 予備 費 の 執行 が できる こと と なる （ 財政 法 ） 。  地方 公共 団体 の 一般 会計 において は 、 予算 外 の 支出 又は 予算 超過 の 支出 に 充てる ため 、 歳入 歳出 予算 に 予備 費 を 計上 し なけれ ば なら ない こと と さ れ て いる （ 地方 自治 法 1 項 ） 。 特別 会計 において は 予備 費 を 設け ない こと が できる 。  ただし 、 予備 費 は 地方 公共 団体 の 議会 が 当該 年度 予算 において 否決 し た 費途 に 充てる こと は でき ない （ 217 条 2 項 ） 。ファイナンシャル・プランナー （ Financial   Planner ） は 、 顧客 で ある 個人 から 、 収支 ・ 負債 ・ 家族 構成 ・ 資産 状況 など の ソース 提供 を 受け 、 それ を 基 に 住居 ・ 教育 ・ 老後 など 将来 の ライフ プランニング に 即し た 資金 計画 や アドバイス を 行う 職業 ・ 職種 、 および その 職 に 就く 者 。 略し て FP （ エフピー ） と も 呼ば れる 。  日本 において 、 FP として の 能力 を 有し て いる 者 として 認め られ て いる 国家 資格 は 、 1 級   -   3 級 ファイナンシャル・プランニング 技能 士 で ある 。  また 現在 の 試験 制度 が 整う 以前 の 沿革 が 複雑 で あり 、 現在 の 試験 の 前身 と なる 民間 資格 ・ 公的 資格 、 金融 業 ・ 保険 業 の 業界 団体 が 実施 する 類似 の 資格 など が 多数 存在 し て いる ものの 、 現在 「 ファイナンシャル・プランナー 」 と 称する 者 は 下記 の 資格 を 有し て いる 事 が ほとんど で ある 。  協会 は AFP 認定 者 ・ CFP 認定 者 に 、 それぞれ 2 年 ごと の 資格 更新 を 定め て いる 。 2 年間 に AFP 認定 者 は FP 実務 と 倫理 を 含む 最低 3 科目 以上 で 15 単位 以上 、 CFP 認定 者 は FP 実務 と 倫理 を 含む 最低 3 科目 以上 で 30 単位 以上 の 継続 教育 を 義務付け 、 資格 更新 要件 と し て いる 。 この ため AFP 認定 者 ・ CFP 認定 者 は 協会 会員 で ある こと が 前提 で ある ため 、 会員 の 義務 として の 年 会費 及び 、 継続 教育 講習 の 受講 費 を 各 教育 機関 に 納入 する ため 、 資格 維持 の ため 一定 の 費用 負担 が 必要 と なる 。  金 財 も ファイナンシャル・プランニング 技能 士 センター を 設置 し 、 ファイナンシャル・プランニング 技能 士 に対して 継続 教育 の 機会 を 与え て いる 。 正会員 について は 、 2 年間 に 1 級 は 20 ポイント 、 2 級 は 15 ポイント 、 3 級 は 10 ポイント の 継続 教育 を 義務付け て いる 。 但し 、 ファイナンシャル・プランニング 技能 士 センター へ の 入会 は 任意 で ある と共に 、 ファイナンシャル・プランニング 技能 検定 合格 者 が 継続 教育 を 受け ない 場合 において も 、 その 資格 を 剥奪 さ れる 事 は 無く 、 また ファイナンシャル・プランニング 技能 士 を 称する こと を 禁じ られる 事 は 無い 。  また ファイナンシャル・プランニング 業務 を 法律 上 独占 する 専門 資格 は 無い ため 、 CFP 認定 者 ・ AFP 認定 者 及び ファイナンシャル・プランニング 技能 士 の 資格 を 有し て い ない 者 が ファイナンシャル・プランナー という 職種 名 を 称し て 業務 を 行う 場合 、 法律 上 の 問題 は 生じ ない 。  類似 の 資格 として は 、 銀行 業務 検定 協会 が 主催 する FA （ ファイナンシャルアドバイザー ） 、 AFA （ アシスタントファイナンシャルアドバイザー ） や 、 生命 保険 協会 認定 FP の TLC （ トータルライフコンサルタント ） など が 存在 する 。  職業 人 として の FP は 主 に 2 種類 の 系統 に 分かれる 。 金融 機関 （ 銀行 ・ 信託 銀行 ・ 郵便 局 ・ 証券 会社 ・ 生命 保険 会社 ・ 損害 保険 会社 など ） ・ 会計 事務所 ・ 不動産 仲介 ・ 分譲 会社 に 勤務 する 「 企業 系 FP 」 と 、 自ら 事務所 を 持ち 独立 自営 する 「 独立 系 FP 」 の 2 つ の 系統 で ある 。 また 、 最近 で は 企業 に 属し 、 その 企業 の 従業 員 に対する FP 業務 を 主 と する 「 企業 内 FP 」 も 増え て いる 。  FP 業務 に 特 化 し た 「 独立 系 FP 」 の 収入 源 は 、 プランニング 業務 による 時間 当たり の 相談 料 、 会員 契約 の 会費 （ 士 業 で いう 顧問 契約 の 顧問 料 ） 、 マネー 雑誌 等 へ の 原稿 執筆 、 マネー セミナー の 講師 と なっ て いる 場合 が 多い 。  また 、 公認 会計士 ・ 税理士 ・ 社会 保険 労務 士 ・ 行政 書士 など の 士 業者 や 宅地 建物 取引 士 など の 専門 業者 が 各 分野 に 特 化 さ せる 形 で 業務 を 行っ て いる 場合 も 多い （ 例えば 、 公認 会計士 ・ 税理士 は 税金 ・ 事業 継承 、 社会 保険 労務 士 は 年金 ・ 社会 保険 、 行政 書士 は 事件 性 の 無い 遺産 分割 協議 書 など の 事実 証明 書類 の 作成 、 宅地 建物 取引 士 は 不動産 等々 ） 。 加え て 、 DC プランナー ・ DC アドバイザー 資格 を 併せ持ち 投資 教育 を 業務 の 主軸 と する FP や 、 モーゲージ プランナー 資格 を 有し 、 住宅 ローン に 特 化 し た コンサルティング 活動 を 行う FP も 最近 で は 増加 し て いる 。  更に 近年 で は 金融 機関 以外 の 業者 が 証券 仲介 業 の 営業 が 出来る よう に なっ た ため 、 株式 や 投資 信託 の 販売 手数料 （ ただし 日本 証券 業 協会 が 行う 証券 外務 員 試験 合格 および 一定 要件 を 備える 必要 が ある ） 、 保険 仲立 人 資格 を 保有 する FP は 生命 保険 、 損害 保険 の 販売 手数料 など が 得 られる よう に なっ て いる 。 その ため に は 、 各 金融 機関 と IFA （=   Independent   Financial   Adviser   ) 契約 を 結ぶ こと が 前提 と なる 。  「 企業 系 FP 」 の 職務 は 、 FP 資格 を 持っ て いる 営業 社員 が 自社 で 取り扱っ て いる 金融 ・ 保険 商品 、 不動産 を 顧客 に 販売 する こと で ある 。 最近 、 一部 の 金融 機関 で 資産 運用 設計 が 有料 化 さ れ て き て いる が 、 主 に は 金融 商品 の 収益 を 収入 源 に し て いる ので 相談 業務 自体 は 無料 で ある こと が ほとんど で ある 。  FP 資格 を 保有 し て い なく とも メディア において FP と 同等 の コメンテーター 活動 ・ 経済 評論 家 活動 を 行っ て いる 者 も 多く 存在 する 。 また 資格 より も 経験 値 や 提案 力 が 問わ れる 世界 で ある ため 、 1 級 技能 士 ・ CFP など の 上級 資格 を 所持 し て い なく て も FP として 独立 起業 する 者 が 多い 。 さらに は 年会 費 や 更新 料 、 継続 教育 を 必要 と する 民間 資格 （ CFP ・ AFP ） の 登録 を 解除 し 、 国家 資格 で ある 1 ・ 2 級 ファイナンシャル・プランニング 技能 士 のみ を 肩書き に 付し て 活動 を 行う FP も 多い 。  ただし 、 企業 系 FP ・ 企業 内 FP や 金融 会社 ・ 生命 保険 会社 等 において は 自己 啓発 や 社員 教育 、 更に は 人事 評価 の 一環 として 積極 的 に CFP や 1 級 ファイナンシャル・プランニング 技能 士 と 言っ た 上級 資格 の 取得 を 奨励 する 企業 も 数多く 存在 する 。  ビジネス モデル として は 、 職業 として の 歴史 が 浅い ため 確固たる モデル が 確立 さ れ て おら ず 、 「 独立 系 FP 」 の ビジネス において は まだまだ 手探り の 状態 で ある 一方 、 多大 なる 可能 性 を 秘め た 分野 で ある と も 言える 。  FP が 守る べき 職業 倫理 として 次 の よう な もの が ある と さ れ て いる 。  FP として の 相談 業務 は 個人 の 資産 に対する 見直し や ライフ プランニング の 提案 という 観点 から 、 時に 各 士 業 の 職域 ボーダー 線 に 近い 立ち 位置 で 業務 を 行う こと が 多く 、 FP として の 職分 を 弁え た 行動 を 取る こと が 求め られる 。 例えば 、 一般 論 を 踏み越え た 個別 事情 の 法律 相談 は 弁護士 、 税務 相談 は 有償 無償 を 問わ ず 税理士 の 独占 業務 で あり 、 一般 論 以上 の 法律 ・ 税務 相談 は 弁護士 法 ・ 税理士 法 に 抵触 する ので 一 歩 踏み込ん だ 対応 を 行う 事 が でき ない 。  逆説 的 に 、 これら 接近 する 各 業法 の 制約 が FP の 業務 の 制約 で あり 、 より 内容 の 濃い コンサルティング へ と 繋げる ため に は 各 士 業者 と の コネクション を 確立 する など の 業務 遂行 上 の 工夫 が 求め られる 。商工 会議 所 （ し ょうこうかいぎしょ 、 ） は 、 商 工業 の 改善 ・ 発展 を 目的 として 、 市 など 一定 地区 内 の 商 工業 者 によって 組織 さ れる 自由 会員 制 の 公益 経済 団体 。  商工 会議 所 として の 意見 の 公表 ・ 具申 ・ 建議 、 調査 研究 、 証明 ・ 鑑定 ・ 検査 、 技術 や 技能 の 普及 ・ 検定 、 取引 の 仲介 ・ あっせん 、 貿易 振興 など を 行う 。  商工 会議 所 の 起源 は 1599 年 の フランス の マルセイユ に 組織 さ れ た 商業 会議 所 と さ れ て いる 。 以来 、 各国 に 同種 の 経済 団体 が 組織 さ れ て いる ため 、 国内外 における 調整 機関 として 役割 を 持つ こと が 可能 。 その 形態 は 大きく 仏 独 系 （ 強制 加入 ） 、 英 米 系 （ 任意 加入 ） に 分類 さ れる 。  日本 の 商工 会議 所 は 1878 年 （ 明治 11 年 ） 、 東京 、 大阪 、 神戸 の 3 箇所 に 商法 会議 所 として 設立 さ れ た の が はじまり 。 1892 年 （ 明治 25 年 ） 15 の 商業 会議 所 が その 連合体 として 商業 会議 所 連合 会 を 結成 、 今日 で は 商工 会議 所 法 に 基づく 認可 法人 の 位置付け と なっ て いる 。  現在 の 形態 の 商工 会議 所 は 、 1953 年 8 月 に 制定 さ れ た 商工 会議 所 法 に 基づい て 運営 さ れ て いる 。 商工 会議 所 青年 部 （ YEG ） や 商工 会議 所 女性 会 も 商工 会議 所 の 一部 として 立ち上がっ て いる 。  日本 において は 幾たび か の 制度 改正 が 行わ れ 、 仏 独 系 から 現在 の 英 米 系 の 商工 会議 所 として 今日 に 至っ て いる 。 簿記 検定 や ご 当地 検定 の 主催 など 、 様々 な 資格 ・ 検定 試験 を 実施 し て いる 。  日本 の 商工 会議 所 数 は 515 カ所 （ 2016 年 （ 平成 28 年 ) 4 月 現在 ） 。 総 会員 数 は 125 万 （ 2015 年 （ 平成 27 年 ） 3 月 現在 ） 。  商工 会議 所 は 次 の よう な 法律 の もと で 運営 さ れ て いる 。  商工 会議 所 は 、 その 地区 内 における 商 工業 の 総合 的 な 改善 発達 を 図り 、 兼ね て 社会 一般 の 福祉 の 増進 に 資する こと を 目的 と する 。  商工 会議 所 は 、 地域 性 （ 地域 の 基盤 ） ・ 総合 性 （ あらゆる 業種 ・ 業態 の 商工 業者 から 構成 ） ・ 公共 性 （ 組織 や 活動 など の 公共 性 ） は 商工会 と 共通 する 面 が 多い 。  事業 目的 も 、 商工 会議 所 は 地域 の 総合 経済 団体 として 、 中小 企業 支援 のみ なら ず 、 国際 的 な 活動 を 含め た 幅広い 事業 など 国際 的 活動 が 含ま れる の に対し 、 商工会 は 、 経営 改善 普及 事業 など の 小規模 事業 施策 に 重点 を 置く と なっ て いる 。  なお 、 商工会 の 事業 に 含ま れ ない 事業 として は 、 特定 商工 業者 （ 法定 台帳 ） ・ 貿易 証明 （ 原産地 証明 ） ・ 電子 認証 事業 など が ある 。統計 （ とう けい 、 ） は 、 現象 を 調査 する こと によって 数量 で 把握 する こと 、 または 、 調査 によって 得 られ た 数量 データ ( 統計 量 ) の こと で ある 。 統計 の 性質 を 調べる 学問 は 統計 学 で ある 。  国家 を 統治 する ため の 基礎 資料 として 活用 さ れ て き た 歴史 が あり 、 建造 物 建設 の ため の 調査 や 兵役 や 徴税 の ため の 調査 といった よう に 、 人口 や 土地 等 について は 古く から 統計 が 取ら れ て いる 。  また 、 近代 国家 が 成立 し た 頃 から 政策 の 企画 ・ 立案 の ため に 利用 さ れる よう に なり 、 それ に 伴い 調査 範囲 も 広がっ た 。 ナポレオン・ボナパルト は 「 統計 は 事物 の 予算 で ある 。 そして 予算 なく し て は 公共 の 福祉 も 無い 」 と 語り 、 1800 年 に は フランス 、 1828 年 に は オーストリア で 国 の 調査 機関 が 設立 さ れ た 。  さらに 、 パソコン の 普及 、 分析 手法 の 発達 によって 大学 や 企業 など も 統計 を 利用 する よう に なり 、 「 国 の ため の データ 」 から 「 国民 の ため の データ 」 へ と その 性質 は 変わっ て き て いる 。  WTO / TBT 協定 によって 、 非 関税 障壁 と なら ない よう に 、 技術 仕様 は 国際 規格 を 尊重 する こと に なっ て いる 。 日本工業規格 で は 、 ISO   3534 - 1 ,   Statistics − Vocabulary   and   symbols − Part  1   :   Probability   and   general   statistical   terms に 基づい て 、 日本工業規格   JIS   Z   8101 - 1 :   1999   統計   − 用語 と 記号 −   第 1 部 ： 確率 及び 一般 統計 用語 を 決め て いる 。 ISO の 改訂 に 伴う 改訂 が 2015 年 に あっ た 。  この 節 で は 特段 の 断り が 無い 限り 、 日本 における 統計 法 に 基づい た 公的 統計 について 記述 する 。  律令制 における 戸籍 に その 始まり を 見る こと が できる 。 人口 や 土地 面積 等 の 把握 は 国家 統治 の 基本 で あり 、 日本 において も 検地 や 人別 改 など として 歴代 の 国家 主体 ・ 政治 主体 により 実施 さ れ て き た 。 しかし 、 これら は 調査 方法 が 統一 さ れ て い なかっ たり 、 調査 ・ 集計 の 体制 が 一貫 し て い ない など 、 統計 情報 として の 正確 性 に 疑義 が もたれる もの で あっ た 。  調査 方法 を 統一 し 、 集計 体制 を 整え た いわゆる 近代 的 統計 を 日本 で 初めて 実施 し た の は 明治 政府 で ある 。 1871 年 （ 明治 4 年 ） 太政官 正院 に 「 政 表 課 」 が 設置 さ れ 、 近代 的 な 統計 制度 が 開始 さ れ た 。 その後 統計 業務 を 行う 組織 は 変遷 し た が 、 1885 年 （ 明治 18 年 ） の 内閣 制度 成立 とともに 内閣 統計 局 が 発足 し 、 以後 終戦 まで 政府 の 統計 業務 を 行う こと と なる 。  第 二 次 大戦 後 に 統計 委員 会 （ 現 ・ 総務 省 政策 統括 官 〔 統計 基準 担当 〕 ） が 設置 さ れ 、 国家 の 統計 業務 の 中心 で ある 総理 庁 統計 局 （ 現 ・ 総務 省 統計 局 および 独立 行政 法人 統計 センター ） と 、 各 省庁 が 実施 する 諸 統計 と 間 の 調整 を 行う よう に 体系 づける とともに 、 行政 による 統計 の 基本 法 として 「 統計 法 」 が 制定 さ れ た （ 「 旧 統計 法 」 ） 。 これ により 戦後 日本 における 統計 制度 が 確立 し た 。 （ 日本 の 統計 制度 に関して は 、 総務 省 政策 統括 官 （ 統計 基準 担当 ） の サイト 「 統計 制度 」 が 詳しい 。 ）  統計 業務 について は 幾度 か の 制度 ・ 組織 の 改変 を 経 ながら も 、 基本 法 で ある 「 統計 法 」 に 基づい て 実施 さ れ て き た が 、 社会 情勢 の 変化 により 個人 情報 保護 の 重視 と 統計 業務 の 効率 化 徹底 を 目的 として 2007 年 （ 平成 19 年 ） に 「 統計 法 」 の 全部 改正 が 行わ れ た （ 「 新 統計 法 」 ） 。 これ により 、 統計 情報 を “ 国民 全体 の 共有 資産 ” として 位置づけ なおし 、 個人 情報 等 の 保護 に 留意 し つつ 、 行政 目的 のみ なら ず 広く 活用 する べき こと と さ れ た 。  国 が 行う 統計 調査 に は 、 法的 根拠 や 強制 力 など が ある ため 調査 票 の 回収 率 が 高く 、 一般 的 に 調査 結果 へ の 信頼 性 が 高い 。 また 、 調査 項目 の 連続 性 が 考慮 さ れる こと が 多い こと から 分析 に 使い やすく 、 定期 性 、 速報 性 に も 優れ て いる 。  ただし 、 社会 の 変化 へ の 対応 は 鈍い 。 調査 項目 の 改正 など に は 時間 が かかり 、 新規 調査 を 新しく 始める こと は 簡単 に は でき ない 。 特に 新た な 分野 に対して は 調査 の 遅れ や 、 調査 し て も 対象 の 補足 が 満足 に でき ない など 、 不十分 な もの に も なり やすい 。  法的 な 分類 と 、 作成 手段 面 から み た 分類 と に 分け て 解説 する 。  以下 は 、 いわゆる 旧 「 統計 法 」 （ 昭和 22 年 法律 第 18 号 ） に 基づく 分類 で ある 。 なお 、 「 統計 法 」 は 平成 19 年 に 全面 改正 さ れ 、 新しい 統計 法 （ 平成 19 年 法律 第 53 号 ） は 2009 年 ４月 に 全面 施行 さ れ た 。 これ により 、 従前 の 「 指定 統計 」 は 「 基幹 統計 」 と さ れ 、 その他 の 統計 は 「 一般 統計 」 と さ れ た 。 「 基幹 統計 」 と さ れる もの の 範囲 について は 、 法 施行 後 に 見直し が 行わ れ て いる 。  一 次 統計 と 二 次 統計 の 違い は 、 一 次 統計 は 調査 対象 を 直接 調べる 統計 の こと で 、 二 次 統計 は 一 次 統計 を 加工 し た 統計 の こと で ある 。  一般 的 な 調査 の 流れ は 、 次 の 通り で ある 。  国 が 行う 大 規模 な 統計 について は 、 地方 統計 機構 整備 要項 （ 1947 年 7 月 11 日   閣議 決定 ） によって 地方 公共 団体 を 活用 する 、 と なっ て おり 、 都道府県 に対して 統計 主管 課 を 設置 、 統計 専任 職員 を 配置 。 また 統計 専任 職員 の 配置 など によって かかる 経費 は 国 が 統計 調査 事務 地方 公共 団体 委託 費 として 交付 。  業界 団体 や 企業 が 調査 、 推計 し て いる 統計 。 国 と 違い 、 あくまで 団体 に 所属 し て いる 企業 の 自主 回答 や 、 企業 の 取引 対象 へ の 聞き取り 等 が 主要 な もの と なる ため 強制 力 を 伴わ ず 、 統計 によって は 回答 率 が 10 ％ 台 という もの も ある 。 そのため 国 の 調査 に 比べ て 信頼 性 で 劣っ たり 、 毎年 公表 が ほとんど の ため 速報 性 に 欠ける 。 また 、 調査 項目 が 必ずしも 一定 で は なく 、 分析 に 使用 し づらい 場合 が ある が 、 これ は 統計 の 主 目的 が 業界 の 現状 の 把握 の ため 、 時節 に 即し た 調査 項目 が 選択 さ れる から で あり 、 悪い こと で は ない 。  調査 項目 について の 柔軟 性 が 高い ため 、 社会 の 変化 に対する 反応 は 早く 、 国 が 調査 を 行わ ない よう な 業界 、 項目 について も いち早く 数字 で 把握 する こと は 出来る 。 また 業界 公認 の 値 という こと で ある 程度 の 信頼 性 は 担保 さ れる 。  企業 が 行う 調査 について も 、 電通 の 広告 に関する 発表 資料 の よう に 、 公式 の 値 として 広く 利用 さ れる もの も 中 に は ある 。  統計 調査 に 使用 し た 個別 の 調査 票 を みる こと は 通常 不可能 だ が 、 研究 ・ 分析 の ため に 目的 外 利用 申請 を 行い 許可 が 下りれ ば 、 個別 の 調査 票 を 利用 し た 研究 ・ 分析 を 行う こと が できる 。 その 際 に は 、 個別 の 調査 票 から は 事業 所 名 等 の 事業 所 を 特定 する ため の 情報 は 秘匿 さ れ 、 わから ない よう 処理 さ れ た 状態 に 加工 さ れ て 研修 者 に 渡さ れる 。 なお 、 この 制度 に関して は 、 新 統計 法 において 、 秘密 保護 の 強化 と 統計 利用 の 改善 の 観点 から 改正 さ れ て いる 。  以下 は 省庁 別 の 指定 統計 リスト 。 消さ れ た 部分 は 経済 センサス によって 廃止 ・ 中止 さ れ た もの 。ホイラー の 公式 と は 、 アメリカ の 経営 アドバイザー 、 エルマー・ホイラー （ Elmer   Wheeler ） が 1937 年 の 自著 『 ホイラー の 法則 』 で 表し た マーケティング 、 販売 の ノウハウ の こと 。 第 一 条 から 第 五 条 まで ある 。仕訳 （ しわけ 、 ） と は 、 複式 簿記 において 、 発生 し た 取引 を 貸借 の 勘定 科目 に 分類 する こと で ある 。  仕訳 において は 、 資産 ・ 費用 は 借方 、 負債 ・ 純資産 ・ 収益 は 貸方 に 分類 し 、 取引 の 貸借 が 分類 さ れ た とおり で あれ ば その 勘定 科目 を 増加 し 、 逆 で あれ ば その 勘定 科目 を 減少 さ せる という ルール が ある 。 仕訳 は 仕訳 帳 へ 記帳 さ れる 。  簿記 一 巡 の 手続き の 上 で は 、 開始 仕訳 、 （ 期首 ） 再 振替 仕訳 、 期 中 仕訳 、 決算 整理 仕訳 、 決算 振替 仕訳 の 種類 に 分類 さ れる 。  例えば 、 「 現金 」 や 「 土地 」 勘定 は 借方 （ 左側 ） が 貸借 対照 表 の 終局 的 な 位置 で ある こと から 、  と 仕訳 を 行っ た 場合 、 現金 の 減少 と 、 土地 の 増加 を 表す こと と なる 。 つまり 、 これ は 「 キャッシュ 1 , 000 万 円 で 土地 を 買っ た 」 こと を 表す の で ある 。  また 、 「 借入金 」 勘定 など は 貸方 （ 右側 ） が 終局 的 な 位置 で ある こと から 、  と 仕訳 を 行っ た 場合 、 借入金 の 減少 と 、 現金 の 減少 を 表す ので 、 「 借金 500 万 円 を 現金 で 返済 し た 」 こと を 表す 。  費用 で ある 「 水道 光熱 費 」 勘定 など は 借方 が 損益 計算 書 の 終局 的 位置 な ので 、  は 、 水道 光熱 費 の 発生 と 、 現金 の 減少 を 示す ので 、 「 水道 代 ・ 光熱 費 が 6 , 970 円 かかっ た ので 現金 で 支払っ た 」 こと に なる 。  収益 で ある 「 売上 」 勘定 など は 貸方 が 終局 的 位置 な ので  は 、 現金 の 増加 、 売上 の 発生 を 示す ので 、 「 商品 1 万 円 分 が 売れ て 現金 を 受け取っ た 」 こと に なる 。  以上 の よう な ルール を 組み合わせ て 企業 の 取引 を 記述 し て いく 。  借方 と 貸方 に 分ける 、 この 仕訳 という 行為 は 、 原因 と 結果 を 示し て いく 行為 と 受け取れる 。伝票 でん ぴょうとは 、 会社 ・ 商店 など で 、 金銭 の 出入 や 取引 内容 など を 記入 仕訳 する 一定 の 様式 を 備え た 紙片 で ある 。  これ は 、 仕訳 日経 表 など に 使わ れる 。  あらゆる 取引 に関する 責任 を 明らか に し 、 後日 の 金銭 問題 に対する 客観 的 な 物的 証拠 に も なる 紙片 で ある 。 入金 伝票 ・ 出金 伝票 ・ 振替 伝票 ・ 仕 入 伝票 ・ 売上 伝票 など 。 その他 、 会計 伝票 、 受発注 伝票 ・ 契約 伝票 ・ 入 出庫 管理 伝票 ・ 作業 管理 伝票 ・ 保証書 など 様々 な 用途 の 伝票 が ある 。  伝票 の 様式 は 商 習慣 から 自然 発生 的 に 定め られ た もの が 多い 。『 ファイナンシャル・タイムズ 』 （ ） は 、 イギリス で 発行 さ れ て いる 日刊 の 経済 紙 で ある 。 紙 の 色 が サーモン ピンク で ある こと から 、 しばしば ピンク ・ ペーパー と も 呼ば れる 。 出版 社 など を 傘下 に 持つ イギリス の 複合 メディア 企業 ピアソン の 傘下 に あっ た が 、 2015 年 （ 平成 27 年 ） 11 月 30 日 から 日本経済新聞社 傘下 と なっ た 。 世界 の 企業 の 時価 総額 を ランキング する フィナンシャル・タイムズ ・ グローバル 500 を 毎年 発表 し て いる 。  本社 は ロンドン に ある が 発行 部数 は イギリス 国外 の 方 が 多い 。  1888 年 1 月 9 日 、 資本 家 で 政治 家 だっ た によって 『 ロンドン ・ ファイナンシャル・ガイド 』 として 創刊 さ れ た 。 1 か月 余り 経っ た 同年 2 月 13 日 に 名 を 変え 、 現在 の 『 ファイナンシャル・タイムズ 』 と なっ た 。 「 正直 な 資本 家 と 上品 な ブローカー の 友 」 を 謳い文句 に 、 4 ページ の 構成 で 発行 さ れ て い た 。 その 通り 初期 の FT は シティ の 金融 関係 者 が 主 な 読者 層 だっ た 。  同 時期 、 ロンドン で は FT より わずか に 早く 1884 年 、 『 ファイナンシャル・ニューズ 』 という 金融 情報 紙 が 創刊 さ れ て い た 。 『 ファイナンシャル・ニューズ 』 は 斬新 かつ 大胆 な 切り口 の 報道 で 知ら れ 、 これ に 対抗 す べく FT は 正確 で 信頼 性 の ある 「 投資 家 の バイブル 」 を 掲げ 差別 化 を 図っ た 。 現在 は すっかり 定着 し た サーモン ピンク の 紙面 も 、 この 差別 化 の 一環 として 導入 さ れ た もの で ある 。  競合 関係 に あっ た 2 紙 だ が 、 1945 年 に 合併 し 、 名前 に は 購買 者 数 で 先行 し て い た FT が 残っ た 。 一方 で 『 ファイナンシャル・ニューズ 』 の 多彩 な 執筆 陣 も 加わる こと と なり 、 ここ で 構成 は 6 ページ と なっ た 。 年 を 追って 読者 は 増え 、 かつ 多様 に なり 、 それ に 連れ て 扱う ニュース の 幅 も 広がっ て いっ た 。 経済 の グローバリゼーション を 反映 し て 、 世界 各国 の 大都市 へ の 記者 派遣 ・ 駐在 を 進め て いっ た 。  1979 年 、 フランクフルト で 初 の 国外 版 FT が 印刷 さ れる 。 これ 以降 は 単なる イギリス の 新聞 に 留まら ない 国際 的 な 経済 紙 として の 性格 を 強め 、 現在 は 全 世界 22 都市 で 発行 さ れ て いる 。 また 、 イギリス 版 の 他 に 国際 版 として 、 ヨーロッパ 版 ・ アメリカ 版 ・ アジア 版 の 3 つ の 紙面 が 各地 で 発行 さ れ て いる 。  特に ヨーロッパ ・ ユーロ 圏 で は 初期 から の 取材 拠点 整備 の 結果 、 高い 情報 力 と それ に 伴う 信頼 を 得 て おり 、 欧州 連合 以下 各国 の 政府 機関 や 企業 から も 主要 な 情報 源 として 活用 さ れ て いる 。  アメリカ 版 は 1997 年 から 発行 さ れ て いる もの で 、 ニューヨーク ・ シカゴ ・ ロサンゼルス ・ サンフランシスコ ・ ダラス ・ アトランタ ・ オーランド と 首都 ワシントン D . C . で 印刷 さ れ て いる 。 年間 発行 部数 は 125 , 104 部 （ 2005 年 ） 。  2000 年 に は イギリス の 新聞 として は 初めて 、 国内 発行 部数 と 海外 発行 部数 が 逆転 し た 。 同年 から ドイツ語 版 を 発行 し て おり 、 発行 部数 は 9 万 部 （ 2003 年 ） 。 全 世界 で の 総 発行 部数 は 年間 45 万 部 、 140 か国 に 160 万 人 の 読者 を 抱える 。  2015 年 11 月 30 日 、 日本経済新聞社 が 当初 の 親会社 ピアソン から 1600 億 円 で 買収 。  紙面 は 大きく 分け て 2 つ 、 前半 は 国内 ・ 海外 の 社会 や 政治 関係 の ニュース 、 後半 は 経済 関係 の ニュース を 掲載 する 。 やはり 後半 の 経済 ・ 金融 ・ 企業 や 市場 関連 の ニュース は 特に 取り扱い が 厚い 。 一方 で 国際 報道 も 広く 手がけ 、 在籍 する 475 人 の 記者 の うち 110 人 は 海外 駐在 で ある 。  経済 紙 で ある ため 、 政治 的 に は 概ね 中道 で あり 、 社説 など の 論調 について 左派 ・ 右派 と 言っ た 指摘 は 特に はなさ れ ない 。 欧州 連合 の 拡大 について は 肯定 的 な 見方 を 示し て いる 。 ただ 、 同じ 経済 紙 の カテゴリー で は 、 グローバル 資本 主義 や 新 自由 主義 を 積極 的 に 唱える ウォール・ストリート・ジャーナル に 比べ て 、 穏健 派 と 見る 向き も ある 。  マーガレット ・ サッチャー 政権 時代 に は その 主要 な 支持 メディア で あっ た が 、 労働党 政権 が 自由 経済 を 安定 的 に 引き継い で いる 近年 は むしろ 労働党 寄り に なっ て き て いる 。 特に 最近 は ゴードン ・ ブラウン 首相 が 贔屓 で ある と いわ れる 。  FT の 親会社 で ある ピアソン は 週刊 経済 誌 『 エコノミスト 』 の 株式 も 保有 し て い た が 、 FT と 同 時期 に 売却 交渉 を 進め 、 2015 年 （ 平成 27 年 ） 8 月 に 交渉 が まとまっ て 同誌 は 独立 を 果たし た  フランス の 経済 紙 『 』 を 子会社 に 置き 、 ロシア の 『 ヴェドモスチ 』 紙 と 合弁 事業 を 設立 し て いる 。  ロンドン 証券 取引 所 の 株価 指数 は FTSE   100 と 呼ば れ 、 FTSE 社 によって 算出 さ れ て いる が 、 これ は もともと FT と ロンドン 証券 取引 所   ( London   Stock   Exchange )   の 共同 出資 によって 設立 さ れ た もの だっ た 。 1995 年 に 保有 する FTSE 株式 を 手放し 、 現在 FTSE は 独立 企業 と なっ て いる 。医療 費 （ いり ょうひ ,   Health   expenditures ） と は 、 一 年間 に その 国 の 国民 が 保健 および 医療 に 投じ た 費用 の 合計 。 公的 支出 （ 社会 保障 支出 ） と 個人 支出 （ 自己 負担 ） の 両方 が 含ま れる 。 これ は その 国 の 保健 医療 支出 推計   （ National   Health   Accounts ,   NHAs ）   として 勘定 さ れる 。  医療 施設 は 医療 資源 で ある 「 人 ・ 物 ・ 金 」 を 市場 から 調達 する 。 医療 資源 は 医師 ・ 歯科 医師 ・ 薬剤師 ・ 看護 師 ・ 臨床 検査 技師 ・ その他 医療 スタッフ など の 「 ひと 」 、 医療 機器 ・ 検体 検査 ・ 医薬品 ・ 設備 や 施設 など の 「 もの 」 、 運転 資金 など を いう 。 市場 原理 によって より 良い 医療 資源 を 確保 し て より 良い 医療 を 提供 する こと が 可能 に なる という 考え方 に もとづい て いる が 、 医師 や 看護 師 が 条件 が 良い 医療 機関 ・ 診療 科目 や 都市 に 集中 し たり 、 立ち去り も 自由 で ある ため 、 診療 科 や 地方 によって は 不足 ( 枯渇 も ) する など の 現象 が 起こり うる 。  医療 資源 を 集中 さ せ て 医療 の 効率 や 医療 機能 高度 化 を 図る と 同時に 、 受診 の 容易 さ や 医療 内容 の 平等 性 等 の ため に は 医療 資源 の 分散 化 も 必要 で ある 。 医療 資源 の 集中 と 分散 の バランス を 保ち ながら 、 医療 費 増加 を 制御 する 必要 が あり 、 その 舵取り は 難しい 。  医療 費 を 医師 による 疾病 の 診断 と 治療 に 必要 な 費用 ( ドクターフィー 的 な 費用 ) と それ 以外 の 費用 ( ホスピタルフィー 的 な 費用 ) に 分ける 考え方 が ある 。 ホスピタルフィー に は 看護 、 事務 等 さまざま な 医療 スタッフ の 費用 や 臨床 検査 、 薬局 ・ 医薬品 の 費用 が 含ま れ て いる 。 医療 費 抑制 政策 で は ホスピタルフィー 関連 の 引き下げ 幅 が ドクターフィー 引き下げ 幅 より 大きい こと が 多い 。  医師 による 疾病 の 診断 と 治療 に 必要 な 費用 を 、 文字通り の ドクターフィー として 医療 保険 から 医師 に 直接 報酬 を 支払う べき で ある と する 考え方 も ある が 、 この 場合 に は 医療 サービス 内容 が 医療 保険 に 左右 さ れる 可能 性 も ある 。  世界 保健 機関 が 発行 し て いる WHO に よる と 、 先進 国 ( 世界 保健 機関 や 世界銀行 の 分類 で は 、 High   Income   Countries ) の 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 の 平均 値 は 12 . 4 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 の 平均 値 は 61 . 8 ％ で ある 。  WHO に よる と 、 アメリカ合衆国 で は 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 は 17 . 6 ％ 、 公的 な 医療 保険 は 高齢 者 と 障害 者 の ため の （ メディケア ） と 低 所得 者 の ため の （ メディケイド ） 、 中 所得 者 に 養育 さ れ て いる 児童 の ため の 州 の 児童 医療 保険 制度 、 軍人 、 警察官 に 限定 さ れ て いる ので 、 国 全体 として の 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 は 48 . 2 ％ で ある 。 アメリカ合衆国 で 破産 し た 人 の およそ 半数 が 、 医療 費 支払い により 破産 し て いる と の 報告 も ある 。   しかも 自己 破産 に 至っ た 患者 または 、 その 家族 の 多く は 中産 階級 で 医療 保険 加入 者 で あっ た と いう 。 こうした 問題 点 は 、 古く から アメリカ の 政治 的 問題 と 認識 さ れ 議論 が 行わ れ て き た 。 2010 年 に は 医療 保険 改革 法 が 成立 、 ユニバーサル ヘルスケア 制度 を通じて 低 所得 者 の 医療 費 支出 の 軽減 を 目ざし て いる 。  WHO に よる と 、 イギリス で は 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 は 9 . 6 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 は 83 . 2 ％ で ある 。 国民 保健 サービス ( NHS ) を うける 限り で は 診療 は 無料 （ 自己 負担 額 が 無い ） だ が 、 薬 が 必要 な とき は 処方 料 を 支払う （ 約 1800 円 ） 。 処方 料 は 薬 一 種類 につき 必要 な ため 、 複数 の 薬 を 処方 し て もらう と かなり 高額 に なる 。 その 結果 、 日本 における 医療 費 の 3 割 負担 額 より も 、 イギリス で の 処方 料 のみ の 方 が 高額 に なる こと が よく ある 。 また 歯科 は NHS で も 有料 で あり 自己 負担 額 は 日本 より も 高い 。 NHS 以外 の プライベート （ 個人 病院 ） で 医療 を 受ける 場合 は 全額 自己 負担 で あり 、 その 金額 は 日本 における 医療 費 より も かなり 高額 で ある 。  WHO に よる と 、 フランス で は 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 は 11 . 7 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 は 76 . 9 ％ で ある 。 ユニバーサル ヘルスケア 制度 が 存在 し 、 診療 報酬 は 出来高 ・ 償還 払い 制度 で ある 。  WHO に よる と 、 中高 所得 国 ( Upper   Middle   Income   Countries ) で は 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 の 平均 値 は 6 . 0 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 の 平均 値 は 55 . 5 ％ 、 中 低 所得 国 ( Lower   Middle   Income   Countries ) で は 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 の 平均 値 は 4 . 3 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 の 平均 値 は 36 . 1 ％ 、 低 所得 国 ( Low   Income   Countries ) で は 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 の 平均 値 は 5 . 3 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 の 平均 値 は 38 . 5 ％ 、 公費 負担 率 が 100 ％ の 国 は 存在 せ ず 、 90 ％ 台 の 国 も 少数 の 例外 で あり 、 先進 国 で 公費 負担 率 が 最も 高い グループ の 国 で も 80 ％ 台 の 前半 から 半ば で ある 。  日本 で は ユニバーサル ヘルスケア 制度 が 実現 さ れ 、 病気 や 障害 から の 回復 、 病気 や 障害 の 進行 の 遅延 、 心身 の 機能 維持 など の 生命 や 健康 の 維持 に 必要 な 医療 は 、 公的 な 医療 保険 が 適用 さ れる 。 自己 負担 として 3 ～ 69 歳 の 患者 は 医療 費 の 3 割 、 0 ～ 2 歳 の 小児 は 2 割 （ 自治体 で 別途 公費 補助 あり ） 、 70 歳 以上 の 高齢 者 は 1 割 （ 所得 によって は 3 割 ） を 窓口 で 支払う （ 2013 年 10 月 現在 ） 。 それら と は 関係 ない 、 美容 整形 、 歯科 矯正 、 人工 授精 、 体外 受精 、 代理 出産 、 性 転換 手術 など の 医療 は 、 公的 保険 対象 外 の 自由 診療 （ 保険 外 診療 ） で あり 全額 自己 負担 と なる 。  医療 機関 の 経営 改善 を 目的 に 特定 機能 病院 や 一部 の 民間 病院 で は 、 既存 の 出来高 払い 方式 から 診断 群 分類 包括 評価 （ DPC ） 方式 を 採用 し て いる 。  厚生 労働省 の 発表 に よる と 、 2010 年度 医療 費 総額 は 37 兆 4202 億 円 、 また 75 歳 以上 の 高齢 者 の 医療 費 は 12 兆 7213 億 円 。  WHO に よる と 、 日本 の 2010 年度 の GDP に対する 医療 費 の 比率 は 9 . 2 ％ 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 は 80 . 3 ％ で あり 、 先進 国 の 平均 値 と 比較 し て 、 GDP に対する 医療 費 の 比率 は 低い が 、 医療 費 総額 に対する 公費 負担 率 は 、 デンマーク 、 スウェーデン 、 ノルウェー 、 アイスランド 、 イギリス 、 ニュージーランド など とともに 、 最も 高い グループ に 属し て いる 。  2006 年 から は 保険 医療 機関 等 から 受け取る 医療 費 の 内容 の 分かる 領収証 に は 医療 内容 区分 毎 の 点数 が 記載 さ れ 会計 窓口 で 支払う 負担 金 の 計算 根拠 が 表示 さ れ て いる 。  日本経済新聞 が 人口 20 万 人 以上 の 約 130 市区 を 調査 し ところ 、 神奈川 県 茅ヶ崎 市 は 年間 医療 費 が 最少 で 全国 平均 より 14 万 円 も 少なかっ た 。 年間 介護 費 に は 増加 傾向 は なく 年間 医療 費 の よう な 相関 性 は 確認 さ れ なかっ た 。 トップ の 茅ヶ崎 市 の 老衰 死 と の 最下位 の 自治体 間 で の 格差 は 男性 最大 6 . 8 倍 、 女性 で 4 . 3 倍 で あっ た 。 死因 が 最も 健康 な 死 で ある 老衰 が 最多 の 割合 を 占め た 茅ヶ崎 市 は 全国 平均 を 100 と する 死亡 率 で 見る と 、 210 . 2 で 全国 平均 の 2 倍 の 高 さ で あっ た 。 同市 の 75 歳 以上 の 一 人 当たり の 医療 費 は 年間 79 . 2 万 円 で 全国 平均 93 万 2000 円 より 14 万 円 も 低かっ た 。 全国 で 医療 費 が 茅ヶ崎 市 並み に なれ ば 国 全体 で 医療 費 へ の 歳出 が 毎年 2 . 3 兆 円 も 減る こと から 社会 保障 費 に 3 割 以上 も 支出 し て いる 日本 の 財政 の 観点 から 茅ヶ崎 市 が 注目 さ れ て いる 。 茅ヶ崎 市 医師 会 は 「 医療 介護 の 多 職種 が 連携 し 、 在宅 介護 など で 暮らす 高齢 者 を 支える 態勢 が 充実 し て いる 。 自宅 で 最期 を 迎え たい という 人 が 増え て いる 」 と 老衰 という 健康 な 最期 を 迎える 人 の 多 さ を 説明 し て いる 。 逆 に 老衰 死 の 割合 が 下位 は いずれ も 大阪 府 で 30 . 9 の 茨木 市 、 31 . 9 の 寝屋川 市 、 39 . 7 の 枚方 市 と 吹田 市 だっ た 。 次に 40 . 9 の 長崎 市 、 41 . 8 の 鹿児島 市 、 44 . 2 の 札幌 市 、 47 . 4 の 那覇 市 で あっ た 。 茨木 市 の 75 歳 以上 の 一 人 当たり の 年間 医療 費 は 額 で は 最多 自治体 で は ない ものの 106 万 6621 円 で あっ た 。  日本 において は 、 保険 適用 の 医薬品 価格 （ 薬価 ） は 公定 価格 制 で ある （ 健康 保険 法 第 76 - 77 条 ） 。  はり 師 ・ きゅう 師 ・ あん摩 マッサージ 指圧 師 が 行う 施術 、 柔道 整復 師 が 行う 施術 の 費用 は 療養 費 と 呼ば れ 、 施術 費用 の 取り扱い （ 請求 方法 ・ 計算 方法 ・ 負担 方法 ） で 異なる ものの 、 公的 医療 保険 と ほぼ 同様 に 扱わ れる 。  国民 医療 費 と は 、 単 年度内 の 医療 機関 等 における 傷病 の 治療 に 要する 費用 を 推計 し た もの で ある 。 「 公費 負担 医療 給付 分 」 「 公的 医療 保険 等 給付 分 」 「 後期 高齢 者 医療 給付 分 」 の 原則 として 診療 について の 支払 確定 額 を もっ て 、 患者 が 支払う 「 一部 負担 額 」 と 医療 費 の 全額 を 患者 が 支払う 「 全額 自費 」 推計 し 、 以上 を 合算 する こと により 推算 さ れる 。  特定 の 疾病 原因 による 患者 増加 の 結果 として 増加 し た 国民 医療 費 分 を 、 超過 医療 費 と 呼ぶ 。 2003 年 の 日本 総合 研究所   ( 株式会社 ) 志水 武史 研究 員 による 研究 に よる と 、 「 喫煙 」 ・ 「 排気 ガス 」 ・ 「 アルコール 乱用 」 による 超過 医療 費 は 、 1999 年 時点 で 約 3 兆 1 , 898 億 円 、 2025 年 時点 における 超過 医療 費 の 総額 は 約 7 兆 4 , 791 億 円 と 推計 し て いる 。  超過 医療 費 を 抑制 する ため に 、 同 研究 は 以下 の 提案 を 行っ て いる 。  喫煙 と 排気 ガス に対して 課税 ・ 課徴 金 を 用い て 内部 化 し た 場合 の 医療 費 抑制 効果 は 2025 年 時点 で 年間 約 269   億 円 と 推計 し て いる 。 また 、 喫煙 、 排気 ガス 、 アルコール 乱用 に対し 、 内部 化 以外 の 抑制 策 を 実施 し た 場合 の 医療 費 抑制 効果 は 、 2025   年 時点 で 年間 約 1 兆 1 , 511 億 円 と 推計 し て いる 。  概算 医療 費 または 医療 機関 医療 費 は 医療 機関 メディアス ( MEDIAS ) として 厚生 労働省 の ホームページ で 公表 さ れ て いる 。  審査 支払 機関 （ 社会 保険 診療 報酬 支払 基金 および 国民 健康 保険 団体 連合 会 ） で 処理 さ れ た 診療 報酬 の 点数 、 費用 額 、 件数 及び 日数 等 の 集計 が 概算 医療 費 データベース として 公表 さ れ て いる 。 医科 入院 、 医科 入院 外 、 歯科 及び 調剤 の 医療 費 、 入院 時 食事 療養 及び 訪問 看護 療養 の 費用 額 が 含ま れ て いる 。  国民 医療 費 は 2000 年度 から 2010 年度 まで の 10 年間 に 24 . 1 ％ 増大 、 医療 費 の 公費 負担 額 は 1999 年度 の 26 兆 3 , 863 億 円 ( 国民 所得 比 7 , 24 ％) から 2009 年度 に は 30 兆 8 , 447 億 円 ( 国民 所得 比 9 , 09 ％) に 増大 、 日本 の 医療 費 は 国内 総 生産 や 国民 所得 を 上回る ペース で 増大 傾向 で ある 。  医学 や 医療 技術 の 向上 、 平均 寿命 の 上昇 、 高齢 者 人口 の 増大 、 出生 率 の 低下 、 就業 世代 人口 の 減少 など の 複合 的 原因 により 、 国内 総 生産 や 国民 所得 を 上回る ペース で 増大 傾向 で ある 医療 費 を 、 どの よう に 負担 し て いく か が 重大 な 問題 に なっ て いる が 、 有効 な 解決 策 が 見いだせ ず 、 国民 も 国会 も 厚生 労働省 も 政府 も 模索 し て いる 状況 で ある 。  調剤 薬局 は 、 厚生 労働省 の 医薬 分業 を 目的 に 増加 の 一途 を 辿っ て き た 。 効果 の 狙い は 以下 の 通り で ある 。  国民 医療 費 に 含ま れる 薬局 調剤 医療 費 は 、 平成 7 年 の 1 兆 2 , 662 億 円 （ 国民 医療 費 の 4 . 7 ％ ） から 平成 18 年 の 4 兆 7 , 061 億 円 （ 同 14 . 2 ％ ） まで 急増 し て いる 。 その 伸び は 11 年 で 372 ％ 以上 、 国民 医療 費 で の 比率 に し て 3 倍 強 で ある 。  医師 は 医師 法 により 、 一定 の 要件 が 満たさ れ なけれ ば 診療 を 拒む こと は 出来 ない が 、 患者 は 医療 費 の 支払い を 先 延ばし に する こと が あり 。 患者 による 医療 費 の 支払い の 先 延ばし は 、 医療 機関 の 経営 の 圧迫 を もたらす 可能 性 が ある 。コーポレート カラー   ( Corporate   Color )   と は 、 企業 や 団体 等 の 組織 を 象徴 する 色 を いう 。 シンボル カラー   ( Symbol   Color )   と 同義 で 扱う こと が ある 。 組織 が 対外 的 に 意図 する イメージ や コンセプト を 提示 する こと が 多く 、 図案 に コーポレート カラー を 用いる こと が ある 。  色彩 は 文字 や マーク に 比べ て 容易 に 記憶 に 残る ため 企業 の イメージ 戦略 の 柱 と なっ て いる 。 CI （ コーポレート ・ アイデンティティ ） の 一環 として ロゴ マーク や 旗 、 社名 等 の 看板 、 製品 パッケージ 、 広告 、 ウェブサイト の デザイン 、 車両 の 塗装 など を その 色 で 統一 する こと が 多い 。  なお 、 コーポレート カラー は 企業 の 社 章 ・ 団体 の 団体 章 ・ 学校 の 校章 に 使用 さ れ て いる 色 と 一致 し て いる こと が 多い が 、 必ずしも そう で ある と は 限ら ない 。 また 、 まれ に で は ある が 、 カラー （ 色 ） を 比喩 的 に 捉え 、 「 コーポレート カラー 」 の 語 を コーポレーション ( Corporation ) の " カラー " として 、 すなわち 、 企業 や 組織 の 社風 や 企業 の 雰囲気 を 指す 言葉 として 用いる 用法 も ある 。  なお 、 学校 の コーポレート カラー は 「 スクール カラー 」 と 呼ぶ こと が 多い 。 東京大学 の 「 淡 青 」 、 明治大学 ・ 駒澤大学 の 「 紫紺 」 など が よく 知ら れ て いる 。顧問 （ こもん 、 ） は 、 ある 組織 に 関与 し 、 意志 決定 を 行う 権限 を 持た ない が 、 意見 を 述べる 役職 や その 役職 に 就い て いる 者 の こと で ある 。 オブザーバー 、 参与 、 カウンセル など という とき も ある 。 相談役 も 同義 の 役職 名称 だ が 、 やや 栄誉 職 的 な ニュアンス が 強い 。  政党 において 顧問 ・ 最高 顧問 など を 置く 場合 が ある 。 その 政党 の 長老 政治 家 を 任命 する 場合 が 多く 、 外部 の 人間 を 任命 する こと は ほとんど ない （ かつて の 日本 社会党 で は 、 議員 歴 が ない 元 九州大学 教授 の 向坂 逸郎 が 顧問 と なっ て い た が 、 向坂 は 党内 最大 派閥 で ある 社会 主義 協会 の 代表 で も あっ た ） 。  日本 において 古い ところ で は 、 1927 年 に 発足 し た 立憲 民政 党 が 、 若槻 禮次郎 （ 前 首相 ・ 憲政 会 総裁 ） ・ 床次 竹二郎 （ 政友 本 党 総裁 ） ・ 山本 達雄 ・ 武富 時敏 を 顧問 に し て いる 。  自民党 で は まず 顧問 制度 が 置か れ た が 、 国会 議員 として 25 年 在職 の 表彰 を 受け た 議員 が 自動的 に 委嘱 さ れ 、 議員 を 辞め て も 退任 し なかっ た ため 人数 が 膨大 に なり 有名 無実 化 し た 。 ただし 、 すぐ に 廃止 さ れ た わけ で は なく 、 奥野 誠 亮 の 自伝 で は 1988 年 に 25 年 在職 の 表彰 を 受け た 際 に 自民党 顧問 に なっ た と の 記載 が ある 。 一方 、 2018 年 現在 自由民主党 の ホームページ に は 、 組織 表 に も 所属 する 25 年 以上 在職 議員 の 紹介 記事 （ たとえば 保岡 興 治 ） に も 「 党 顧問 」 という 記載 は なく 、 そもそも 「 顧問 」 の 欄 自体 が ない 。  1980 年 に 総裁 ・ 副 総裁 ・ 衆参 両院 議長 の 経験 者 を 有 資格 者 と する 最高 顧問 が 創設 さ れ 、 岸 信介 ・ 三木 武夫 ・ 福田 赳夫 ・ 二階堂 進 ら が 就任 し て 1980 年代 の 政界 に 一定 の 影響 力 を もっ た が 、 1990 年代 中期 に 廃止 さ れ た 。 最高 顧問 は 「 有 資格 者 の 中 から 総裁 が 委嘱 する 」 と さ れ 、 自動的 に 就任 する わけ で は ない 。 岸 信介 の 最高 顧問 就任 は 1982 年 で あっ た 。  最高 顧問 経験 者 が 要職 に 就い た 例 は 稀 だ が 、 土屋 義彦 が 参議院 議長 退任 後 に 埼玉 県知事 に 就任 し た 例 、 海部 俊樹 が 1991 年 の 首相 退任 後 に 最高 顧問 と なっ た 後 、 離党 し 新進党 党首 など の 他 党 幹部 を 歴任 し た 例 が ある 。 中止 と なっ た 最高 顧問 の 総裁 擁立 構想 として は 、 1982 年 の 「 総 総 分離 」 で の 福田 赳夫 総裁 擁立 案 、 1987 年 の 総裁 選 へ の 二階堂 進 の 出馬 構想 、 1989 年 の 福田 赳夫 と 坂田 道 太 の 総裁 擁立 案 が あっ た 。  最高 顧問 廃止 後 の 旧 資格 者 の 要職 就任 例 として は 、 1998 年 の 宮澤 喜一 元 首相 による 蔵相 就任 を 皮切り と する 、 河野 洋平 ・ 橋本 龍太郎 ・ 麻生 太郎 ・ 谷垣 禎一 ら の 元 総裁 （ 元 首相 を 含む ） の 入閣 、 さらに 安倍 晋 三 元 首相 の 総理 ・ 総裁 へ の 復帰 が ある 。 河野 は 後 に 衆議院 議長 を 務め た 。 綿貫 民輔 は 衆議院 議長 退任 後 も しばらく 自民党 議員 で あっ た が 、 後 に 離党 し 国民 新党 代表 と なっ て いる 。 小渕 恵三 は 副 総裁 を 務め た 後 に 間 を おい て 総理 ・ 総裁 と なっ て いる 。  政党 内部 の 派閥 ・ 調査 会 ・ 委員 会 、 議員 連盟 など で も 顧問 を 置く 場合 が ある 。 中 に は 現役 の 会長 など を 抑え て 事実 上 の 最高 実力 者 と なっ て いる 場合 も ある （ 自民党 で は 清和 政策 研究 会 最高 顧問 時代 の 森 喜朗 や 党 税制 調査 会 最高 顧問 時代 の 山中 貞 則 など ） 。  自民党 以外 の 政党 の 場合 は 最高 顧問 が 政府 ・ 党 の 役職 に 就く 例 が ある 。 公明党 に は 常任 顧問 と 名誉 顧問 が 存在 し 、 2013 年 1 月 現在 で は 神崎 武法 ・ 市川 雄一 ら が 常任 顧問 に 就任 し て いる 。 日本 共産党 に も かつて は 名誉 議長 （ 宮本 顕治 ら が 就任 ） 、 顧問 など が あっ た が 近年 名誉 役員 に 一 本 化 さ れ た 。 ただし 共産党 で は 議長 も 事実 上 の 党首 と みなさ れる 委員 長 退任 後 に 就任 する 、 やや 一線 から 引い た ポスト で ある 。 民社党 で は 春日 一幸 ら の 委員 長 経験 者 が 常任 顧問 に 就任 し て い た 。 立憲 民主党 に も 最高 顧問 が 存在 しか つて は 菅 直人 ・ 赤松 広隆 が 務め て い た 。 赤松 の 副 議長 再 登板 に 伴い 2017 年 11 月 1 日 より 菅 と 海江田 万里 が 役職 に つい て いる 。 海江田 は 前身 政党 の 民主党 代表 を 務め た こと が ある 。  かつて は 中国共産党 に 中央 顧問 委員 会 が 存在 し 、 1982 年 の 設立 以降 「 八 老 治国 」 と いわ れ た 長老 支配 を 背景 に 鄧小平 ・ 陳 雲 といった 大物 政治 家 が 主任 （ 委員 長 相当 ） を 務め た が 、 1992 年 に 廃止 さ れ た 。  企業 その他 の 団体 が 行う 業務 について 、 高度 な 意見 を 聞く ため に 又は 団体 の 信用 を 増し 箔 を 付ける ため に おか れる 。 内部 の 常勤 ないし 非常勤 の 顧問 として 、 引退 し た 役員 （ 前 社長 、 前 会長 ） の ほか 、 監督 官庁 で 幹部 を 務め た 高級 官僚 など の 例 も ある （ 天下り ） 。 1911 年 に 済生会 が 創設 さ れ た 際 に は 、 山縣 有朋 ・ 大山 巌 ・ 松方 正義 ・ 大隈 重信 ・ 徳川 家達 ・ 渋沢 栄一 など 元老 ・ 元勲 ・ 旧 幕府 出身 の 有力 者 など が 顧問 に 名 を 連ね た （ 総裁 は 皇族 の 長老 で 陸軍 大将 の 伏見 宮 貞 愛 親王 、 会長 は 首相 の 桂 太郎 。 ） 。 外部 の 顧問 として は 、 コンサルタント 、 会計士 や 弁護士 など の 専門 家 が 顧問 と なる こと も ある 。 また 、 役員 を 前提 に 入社 し た 者 が 、 株主 総会 まで の 間 、 顧問 として の 肩書き で 仕事 に 従事 する こと も ある 。 大 規模 な 法律 事務所 において は 、 引退 し た パートナー 、 裁判官 、 検察官 若しくは 行政 官 又は 法学 者 ， あるいは パートナー と アソシエイト の 中間 的 な 立場 の 弁護士 など が 顧問 という 地位 を 与え られる こと が ある 。 この 場合 は 、 カウンセル や オブ ・ カウンセル など と も 呼ば れる 。  暴力団 における 顧問 ・ 最高 顧問 など の 役職 は 、 当代 の 組長 と 先代 組長 時代 同格 以上 で あっ た 者 が 、 その 格 を 維持 し た まま 、 当代 組長 の 舎弟 ・ 子分 以外 の 立場 で 組 に 残る 際 に 与え られる こと が 多い （ 通常 で あれ ば 引退 する か 当代 組長 の 舎弟 と なる ） 。  M & A など の 案件 において 財務 的 な 側面 （ 例えば プライシング ） について 投資 銀行 等 が 助言 を 行う もの 。 ファイナンシャル・アドバイザー 、 FA など と も 。  日常 の 法律 問題 について 、 あるいは 、 特定 の 案件 に関する 法的 な 側面 について 外部 の 弁護士 が 助言 を 行う もの 。 後者 の 意味 について は 、 法務 アドバイザー ・ 顧問 弁護士 とも 。 　 　  米国 等 の 企業 において 、 法務 を 統括 する 役職 。 日本 の 企業 の 法務 部長 に 近い 。  学校 の 部 活動 など で は 教員 が 務める こと が 多い 。 コーチ や 監督 など の 指導 員 を 兼ねる こと も あり 、 校外 で の 活動 に際し 種々 の 作業 （ 選手 登録 や 引率 、 大会 役員 など ） に 追わ れる 。 休日 練習 や 合宿 、 大会 など で 授業 以外 の 時間 を 拘束 さ れる こと も 多く 、 また 時間 外 手当 も 少ない 。 また 、 経験 や 指導 力 を 持た ない 部 の 顧問 を 任さ れる こと が ある 一方 で 、 「 （ 専門 の ） 部 活動 を 教える ため に 教員 を 目指し た 」 という 教員 も 存在 する 。 野球 における 一部 の チーム の よう に 、 教員 の 顧問 は 「 部長 」 として 裏方 に 専念 し 、 技術 指導 は 専門 家 を 監督 として 招聘 する 例 も ある 。 フィクション で は 「 経験 の ない 部活 の 顧問 を 任さ れ た 主人公 が 部 を 予想 外 の 快 進撃 に 導く 」 という パターン が よく ある （ 川原 泉 「 甲子園 の 空 に 笑え !」 など ）  大日本帝国 憲法 の 第 56 条 に 定め られ た 重要 な 国務 に関して 天皇 に 意見 を 述べる 職 。 「 樞密顧 問 は 樞密院 官制 の 定 むる 所 に 依り 天皇 の 諮詢 に 応え 重要 の 国務 を 審議 す 」 と 規定 さ れ た 。 枢密院 の 構成 員 で あり 、 内閣 や 帝国 議会 を 牽制 し た 。 職名 として は 枢密 顧問 官 。  ヨーロッパ の 君主 国 の ほか 、 日本 で は 大日本帝国 時代 に 存在 し た 。 職名 として は 宮中 顧問 官 で ある 。  日本 で は 1943 年 に 内閣 参議 の 後継 として 創設 さ れ た が 短期間 で 廃止 さ れ た 。 平成 に なっ て 内閣 特別 顧問 が 創設 さ れ た 。 また シンガポール で は 初代 首相 の リー・クアンユー が 上級 相 を 退任 する 際 の 処遇 の ため に 内閣 顧問 が 設け られ た 。  投資 に際して 助言 を する 事業 者 の こと 。  発展 途上 国 が 軍 の 近代 化 や 最新 兵器 の 導入 の ため に アメリカ や イギリス や フランス など の 先進 国 の 軍人 や 技術 者 を 雇う こと が ある 。  これら を 「 軍事 顧問 」 と いい 、 帝国 主義 時代 に は 軍事 顧問 を 派遣 する こと は 被 派遣 国 へ の 影響 力 を 増大 する もの として 派遣 国 の 権益 の 一つ と も み られ て い た 。 冷戦 時代 に は 米 ソ 両国 が 影響 下 の 国 に 軍事 顧問 を 送っ て い た が 、 中 に は 顧問 と 称し て 部隊 そのもの を 派遣 し 直接 戦闘 活動 を 行わ せる ケース も あっ た 。 冷戦 終了 後 は 民間 軍事 会社 が 有償 で 軍事 顧問 業務 を 引き受ける ケース が 増加 する 。  オーケストラ が 指揮 者 に 音楽 顧問 の 称号 を 授与 ・ 任命 する 場合 が ある 。 普通 は 名誉 指揮 者 と 同様 の 存在 で ある が 、 ヘル ベルト ・ フォン ・ カラヤン が パリ 管弦楽 団 の 音楽 顧問 に 就任 し た とき は 、 音楽 監督 不在 という こと も あり 実質 的 な 音楽 監督 で あっ た （ カラヤン 自身 が ベルリン・フィル の 終身 常任 指揮 者 と の 兼務 に なる 関係 で 責任 の 軽い 称号 を 望ん だ と いわ れる 。 歴代 音楽 監督 の 表 に も カラヤン は 掲載 さ れ て いる 。 ） 。 他 に 同様 の 例 として バン ベルク 交響 楽団 の 芸術 顧問 に なっ た オイゲン・ヨッフム の 例 が ある 。  満 洲 事変 以降 、 旧 日本 軍 が 中国 大陸 各地 の 占領 地 で 現地 人 政治 家 に 政府 を 作ら せ た 際 に 、 日本人 の 政治 家 ・ 官僚 を 顧問 ・ 最高 顧問 など の 役職 に つけ て 実質 的 な 指導 権 を 確保 し た （ 内面 指導 ） 。 たとえば 1939 年 に 発足 し た 蒙 古 聯合 自治 政府 で は 、 満 洲 国 で 要職 を 歴任 し 蒙 疆聯合 委員 会 の 最高 顧問 で あっ た 金井 章次 が 初代 最高 顧問 と なり 、 1945 年 まで に 金井 の 他 2 名 が 就任 し た 。貸本 （ かし ほん ） は 、 貸本 屋 （ 貸本 店 ・ レンタル ブック 店 など ） が 貸し出す 書籍 および 雑誌 の 総称 で ある 。 また 、 その よう な 業種 自体 を 指す こと も ある 。 本 項 で は 主 に 業種 として の 意味合い で 「 貸本 」 を 解説 する 。  江戸 時代 において は 紙 や 製本 し た 和本 は 高価 だっ た ため 、 草双紙 、 読本 、 洒落本 など を 貸し出す 生業 が 生まれ 、 貸本 屋 と 呼ば れ た 。 庶民 の 手軽 な 娯楽 として 親しま れ た 。  20 世紀 初頭 から 、 貸本 屋 は 江戸川 乱歩 や 手塚 治虫 を 始め と する 数 多く の 大衆 小説 家 や 漫画 家 の 作品 を 刊行 し て 読者 層 を 増やし 、 怪奇 漫画 や 貸本 劇画 など の 新しい 文化 を 生み出し た 。  戦後 、 小説 や 漫画 単行 本 、 月刊 誌 を 安く 貸し出す 貸本 の 店 が 全国 規模 で 急増 し た 。 のち に 登場 する レンタルビデオ 店 の 先駆 的 な 存在 で ある 。 貸本 の 店 は 大衆 娯楽 小説 や 少年 漫画 など の 単行本 、 成年 ・ 少年 ・ 婦人 雑誌 など を 提供 する 場 として 1960 年代 初頭 まで 日本 全国 に あふれ て い た 。 1940 年代 末 から は 漫画 を 中心 に 貸 本の店 専用 書籍 も 刊行 さ れ 、 『 墓場 鬼太郎 』 （ 『 ゲゲゲ の 鬼太郎 』 の 原型 ） など を 生ん だ 。  1950 年代 後半 から は 図書館 の 充実 、 図書 全般 の 発行 部数 の 増加 、 出版 社 が 販売 する 雑誌 の 主軸 が 月刊 誌 から 児童 や 庶民 でも 安価 に 購入 できる 週刊 誌 へ 移行 し た 事 など により 、 一部 の 店舗 が 一般 書店 に 転向 し た ほか は 急速 に 減少 、 1960 年代 半ば に 店舗 を 持た ず に 各 家 を 回る 巡回 式 貸本 業 が いったん ほぼ 消滅 し 、 貸本 専用 書籍 も 1960 年代 を ほぼ 最後 に 後 を 絶っ た 。  現在 貸本 の 店 は 小規模 で 経営 する 店舗 が 少数 存在 する のみ で ある 。 「 貸本 」 自体 は 、 無 店舗 経営 で 本 を 宅配 する 業者 など の 誕生 や 後述 する 大 規模 ビジネス へ の 移行 の 動き など 、 新しい 段階 へ と 移行 する 兆候 を 見せ 始め て いる 。 しかし 、 現在 の 貸本 は 、 ほぼ 通常 の 販売 用 の 書籍 ・ 雑誌 のみ に なっ て いる ため 、 著作 権 者 側 から 目 を 付け られる よう に なっ た 。 2006 年 、 貸本 に は 著作 権 者 が 貸与 権 を 行使 し て 使用 料 を 徴収 する よう に なっ た 。 以後 、 漫画 を 中心 に 新しい 動き が 広がっ て いる 。  戦後 貸本 の 店 が 多かっ た 理由 として は 、 人々 が 当時 まだまだ 高価 だっ た 書籍 を 「 買う 」 より も 「 借りる 」 事 を 望ん だ こと が ある 。 もう 一つ 別 の 側面 として 、 著作 権 法 で は 制定 当初 、 第三者 が 書籍 を 別 の 第三者 に 貸与 する 事 を 著作 権 者 が 認める 権利 （ 貸与 権 ） の 存在 を 想定 し て い なかっ た ため 、 著作 権 者 に 許可 を 取ら ず 自由 に 本 を 顧客 に 有料 で 貸す 商売 が 個人 レベル で も 比較的 簡単 に 起業 でき た という こと も ある 。 この 他 に 、 貸本 の 店 で は 主 に 娯楽 系 の 本 を 扱っ て い た ため 、 古書 店 の よう に 書籍 全般 に 詳しい 必要 は 無かっ た こと も ある 。  1984 年 に は 貸与 権 が 制定 さ れ た が 、 これ は 当時 、 急速 に 全国 へ 拡大 し た レコード レンタル 店 （ 現在 の CD レンタル 店 ） に 対応 する ため の もの で あり 、 書籍 へ の 貸与 権 は “ 「 書籍 又は 雑誌 の 貸与 による 場合 に は 、 当面 の 間 、 適用 し ない （ 著作 権 法 の 附則 ・ 書籍 等 の 貸与 について の 経過 措置 より ） 」 という 文言 が 記さ れ 、 長らく 放置 さ れ て い た 。  21 世紀 初頭 より 一部 の レンタルビデオ （ DVD ） ・ CD チェーン 店 で コミック を 有料 レンタル する ビジネス の 動き が 出 始め た 。  理由 は インターネット の ブロード バンド 化 によって 音声 ・ 映像 を 直接 ユーザー に 配信 する ビジネス が 拡大 し 、 その 影響 による 店舗 売り上げ の 減少 対策 が 挙げ られる 。 あるいは ショップ で 使用 する レンタル 作品 の メディア の 主流 が DVD と なり 、 ビデオカセット より も 保管 スペース を 取ら ない ため 、 空い た 空間 を 埋める ため に 始まっ た など 諸説 ある 。  先述 し た 通り 、 貸 本業 は 過去 の 遺物 の ごとく 見 られ がち で 、 著作 権 問題 に 厳しい 大手 出版 企業 も 以前 は 貸本 （ 書籍 レンタル ） について は あえて 黙認 し て い た よう だ が 、 いずれ に せよ 、 著作 権 者 にとって は マンガ 喫茶 や 大 規模 な 中古 書店 チェーン （ ブックオフ など ） の 存在 同様 、 無視 でき ない 状況 に なっ て き た 。  企業 の 各種 ロビー 活動 が 活発 化 し た 結果 、 2005 年 に は 著作 権 法 が 改正 さ れ て コミック を 含む 書籍 に 貸与 権 を 適用 する 事 が 認め られ た 。 さらに 出版 物 貸与 権 管理 センター ( 著作 権 者 代表 ） と 日本 コンパクトディスク ・ ビデオレンタル 商業 組合 （ CDVJ ・ レンタル 業者 代表 ） の 話し合い が 難航 の 末 、 2006 年 末 に 暫定 的 で は ある が まとまり 、 2007 年 2 月 1 日 から は 書籍 レンタル 使用 料 を レンタル 業者 から 徴収 ・ 著作 権 者 へ 還付 する 制度 が 始まっ た 。 これら の よう に 、 「 貸本 」 業 は 「 ブック レンタル 」 ビジネス へ と 拡大 する 土壌 が 整い つつ ある 。 なお 、 わずか に 残っ た 「 旧来 から の いわゆる 「 貸本 屋 」 」 は 、 既得 権 として 使用 料 免除 を 申し出る こと が できる が 、 蔵書 数 1 万 以下 の 小規模 店 に 限ら れる 。  この 動き を 受け て 、 レンタル チェーン ショップ ・ TSUTAYA を 運営 し て い た カルチュア ・ コンビニエンス ・ クラブ の 当時 の 子会社 株式会社 TSUTAYA は 2007 年 4 月 から コミック レンタル 事業 を 本格 的 に 開始 する ” と 発表 し た 。  2007 年 4 月 、 日本 最大 級 の オンライン 中古 書店 イーブックオフ が 、 宅配 型 コミック レンタル サービス 『 コミ かる 』 を 開始 し た 。 貸与 権 の 制度 化 を 契機 に 、 コミック レンタル の 新 ビジネス が 登場 し た 。価格 （ か かく 、 ） と は 、 有形 ・ 無形 の 各種 の 商品 （ サービス を 含む ） の 取引 に際して 提示 さ れる 金額 を いう 。 値段 （ ねだん ） と も 呼ば れ 、 サービス について は 料金 （ りょうき ん ） という こと も ある 。  価格 は 、 それ が 決まる 仕方 によって 、 いくつ か の 種類 に 分類 さ れ て いる 。  市場 価格 と は 市場 で 現実 に 成立 する 価格 で 、 基本 的 に は 需要 と 供給 の 変動 によって 上下 する 。 例えば 、 自由 な 「 せり 」 が 行わ れ て いる 野菜 市場 で の 野菜 の 価格 で ある 。  独占 価格 と は 狭義 に は 一 社 独占 の 市場 で の 価格 を いう が 、 広義 で は 寡占 価格 や 管理 価格 の こと も 指す 。  統制 価格 と は 政策 上 の 必要 から 国家 によって 統制 さ れる 価格 で ある 。 例えば 、 公共 料金 や 公共 交通 機関 の 運賃 など 。  経済 学者 の クヌート・ヴィクセル は 、 名目 価格 （ 一般 物価 ） の 変動 が 、 相対 価格 の 変動 と は 根本 的 に 異質 な 現象 で ある こと を 発見 し た 。  ミクロ 経済 学 における P （ 価格 ） と マクロ 経済 学 における P （ 物価 ） は 、 前者 は 財 の 相対 価格 （ 個別 価格 ） を 表す もの で ある の に対し 、 後者 は 単に 物価 水準 を 表し て おり 、 根本 的 に 別 の 概念 で ある 。  つまり 、 「 ハンバーガー が 値下がり し た 」 という 場合 でも 、 牛 丼 など その他 の モノ の 価格 は ほぼ 変わら ず 物価 水準 が 変化 し て い ない 場合 、 ミクロ 経済 学 的 な （ たとえば 牛 丼 など と の ） 相対 価格 の 変化 を 表し て いる が 、 マクロ 経済 学 的 な 一般 物価 （ 総合 物価 ） の 変化 で ある 「 デフレーション 」 という こと は 表し て い ない 。  物価 の 上下 は 純粋 に 貨幣 的 な 問題 で ある ので 、 ミクロ 経済 学 における 財 市場 と は 何 の 関係 も ない 。  価格 と 物価 に は 次 の よう な 違い が ある 。  ある 財 の 価格 が 、 全て の 人 、 ひとりひとり の 人 にとって それ に 見合っ た だけ の 効用 （ その 人 にとって の 益 、 あるいは 、 主観 的 な 満足 ） を 示し て いる と 考える こと は でき ない 。 たとえば ダイヤモンド と 水 を 比べ た 場合 、 前者 は 希少 で あり 価格 が 高い が 、 しかし 効用 は ありふれ た 後者 の ほう が 高い こと が ある 。 この こと を 、 アダム ・ スミス に 由来 する 「 価値 の パラドックス 」 と いう 。  経済 学者 の スティーヴン・ランズバーグ は 「 価格 低下 によって 消費 者 が 得 た 利益 は 、 生産 者 の 同額 の 損失 によって 相殺 さ れる 。 消費 者 と 生産 者 の 双方 の 利益 を 勘定 に 入れれ ば 、 価格 下落 自体 は は 費用 と 便益 の 関係 に 影響 を 与え ない 。 しかし 、 喜ぶ 消費 者 が 増える という 事実 は 、 一般 に 社会 的 利益 で あり 、 便益 として 計上 する べき で ある 。 政策 分析 の 重要 な 仕事 は 、 消費 量 の 増加 から 生じる 消費 者 余剰 の 増加 分 を 推計 する こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。転職 （ てん しょく ） と は 、 職業 を 変える こと 、 あるいは 職場 を 変える こと 。  「 転職 」 という 語 は 、 職業 を 変える こと 、 と 説明 さ れる こと も 多い 。  ただし 、 現在 の 日本 で は 、 一般 的 に は 、 正規 雇用 の 被 雇用 者 が これ まで の 雇用 契約 を 解消 し 、 別 の 雇用 主 と 新た な 雇用 契約 を 結び 雇用 さ れる こと を 指す 。  つまり 必ずしも 職種 を 変更 する こと は 意味 し ない 。 むしろ 、 職種 は 変更 せ ず 雇用 主 だけ を 変更 する こと を 意味 する こと も 多い 。  「 転職 」 の 語 で 、 独立 や 開業 、 すなわち 自営業 を 始める こと など を 含める こと も ある 。  雇用 形態 は 、 明治 時代 は 引き抜き 等 により 職人 の 転職 が 活発 で あっ た が 、 大正 時代 頃 から 終身 雇用 が 一般 的 と なっ て い た 企業 ・ 職種 も ある 。  終身 雇用 は 第 二 次 世界 大戦 後 の 日本 企業 の 特徴 の ひとつ と 言わ れる が 、 中小 企業 において は 必ずしも 終身 雇用 が 定着 し て い た わけ で は なく 、 特に 若年 層 において は 転職 は 一般 的 に 行わ れ て い た 。 中堅 クラス の 規模 の 企業 において も 医療 、 出版 、 ホテル 、 外食 産業 など に 従事 する 専門 職 労働 者 は 現在 に 至る まで 転職 率 が 高い 。  その後 、 バブル 崩壊 以降 は 、 大 企業 において も 終身 雇用 を 厳格 に とり つづける こと は 止め 、 状況 に 応じ て 従業 員 を それなり の 数 、 解雇 する 企業 が 増え た ため 、 （ 労働 者 全体 に 占める 割合 は 少ない ものの ） 、 転職 は 増加 傾向 に ある 。  なお 現在 の 日本 において は 、 正規 雇用 労働 者 の 平均 の 勤続 年数 は 20 年 に 満た ず 、 終身 雇用 と 言える よう な 実態 は 従業 員 1000 人 以上 の 大 企業 の 男性 社員 に 限ら れ て おり 、 その 労働 人口 に 占める 比率 は 8 . 8 ％ に すぎ ない 。  転職 希望 率 及び 実際 の 転職 率 について は 、 職種 毎 に 大きな 差異 が ある 。 例えば 、 システム の 企画 ・ 開発 や 運用 ・ 保守 に 携わる IT プロフェッショナル に 限れ ば 、 転職 希望 者 は 2 人 に 1 人 という 非常 に 高い 水準 に ある 。 その 理由 の 第 一 は 「 給与 に対する 不満 」 （ 48 %） で ある 。 また 、 3 人 に 1 人 が 「 より 将来 性 の ある 組織 で 働き たい 」 と 答え て いる 。  総務 省 の 労働 力 調査 による 概況 は 以下 の とおり 。  平均 的 な 水準 として は 、 継続 し て 勤続 し て い た 正社員 の 約 7 割 と なる 。 産業 別 に みる と 、 2003 年 の データ で は 、 卸売 ・ 小売 業 や 、 金融 ・ 保険 業 で は 約 8 割 と なる 一方 で 、 運輸 ・ 通信 業 や 電気 ・ ガス ・ 水道 業 で は 約 6 割 と なっ て いる 。  転職 による 賃金 の 変化 について は 、 若年 層 の 転職 ほど 転職 後 の 給与 が 高く なり やすく 、 加 齢 に従って 水準 が 伸び悩む 傾向 が ある 。 また 、 過去 と 比較 する と 、 1995 年 において は 転職 後 は 給与 が 高く なる 者 の 割合 が 多かっ た が 、 その後 減少 し て いき 、 2005 年 において は 、 転職 後 は 給与 が 低く なる 者 の 方 が 多く なっ て いる 。  転職 先 を 探す 手段 として 、 いくつ か を 以下 に 示す 。  自営業 で は 、 求人 情報 を 公 に し て い ない 企業 も 多く 、 知人 の 紹介 ・ 勧誘 による 転職 が 比較的 多い 。 また 、 「 スピンオフ 」 時 も 同様 な 理由 で 、 紹介 ・ 勧誘 という 手段 が 使用 さ れる 。  高度 に 専門 的 な スキル を 持っ て いる 人材 に対して は 、 引き抜き が 行わ れる こと が ある 。 引き抜き 対象 の 調査 や 調整 負担 が 大きい ため 、 専門 の 企業 が 仲介 する こと も 多い 。 また 、 その 人物 を 辞め させ たい 企業 が 裏 で （ 場合 によって 表 でも ） 転職 専門 企業 と 連絡 を 取っ て 引き抜き を 演じる こと により 、 トラブル なく 気持ちよく 辞め て もらお う という 戦術 も 取ら れる 。  転職 情報 サイト が 提供 する スカウト サービス と は 基本 的 に 別物 で ある 。  人材 紹介 サービス で は 、 転職 希望 者 に ヒアリング を 行い 、 自社 が 保有 する 求人 情報 の うち 適当 な もの を 提案 する 。 求人 情報 に は 、 非公開 の もの も 含ま れる こと が ある 。  インターネット の 普及 に 伴い 、 転職 情報 サイト を 用い た 転職 が 主流 に なり つつ ある 。 当然 ながら 転職 情報 サイト は 転職 情報 会社 が 宣伝 目的 ・ 利益 目的 で 設け て いる もの な ので 、 転職 に 過剰 な 期待 や 幻想 を 抱か ない よう に 注意 する 必要 は ある 。  最初 の 本格 的 な 転職 サイト として は 、 リクルート 社 が 1996 年 に 立ち 上げ た 「 Digital   B - ing 」 が 挙げ られる 。 同 サービス は その後 「 リクルートナビキャリア 」 、 「 リクナビ NEXT 」 と サービス 名 を 変更 し て 継続 し て いる 。  売上 や 掲載 企業 数 が 多い 転職 サイト として は 、 「 リクナビ NEXT 」 「 en 社会 人 の 転職 情報 」 （ 2000 ） 「 毎日 キャリアナビ 」 （ 1999 ） など が ある 。 これら の サイト の 運営 会社 は 、 元々 紙 媒体 の 職業 情報 を 扱っ て い たり 、 情報 誌 の 営業 を 行っ て い たり し た 企業 が 大半 で ある 。  転職 サイト によって は 、 ポータルサイト に 広告 料 を 払っ て 転職 情報 を 掲載 し て いる ところ が ある 。 利用 者 の 立場 から 見る と 、 ポータルサイト に アクセス する こと で 、 ワン ストップ で 各 転職 情報 会社 の 情報 を 確認 できる こと に なる 。  サイト 運営 者 は 、 企業 から 広告 費 を 貰っ て 求人 情報 を 掲載 する ため 、 転職 希望 者 は 無料 で 利用 できる の が 一般 的 （ ※ ） 。  求人 情報 は 、 求人 企業 自ら 作成 する の が 基本 （ ただし 後述 「 独自 取材 」 参照 ） 。 ただし 、 不適切 な 表現 や 勤務 条件 が ない か といった 点 は 、 サイト 運営 者 によって チェック さ れ 、 労働 基準 法 など 諸 法規 に 違反 する 求人 は 掲載 を 拒否 さ れる 。 しかし 、 大 規模 な サイト に なる と 求人 企業 の チェック が 行き届か ず 、 法規 違反 の 求人 が 掲載 さ れる こと も ある ので 、 掲載 さ れ て いる 求人 情報 だけ で なく 、 自分 の 目 で 見 て 判断 する こと が 大事 で ある 。 なお 、 法令 違反 の 求人 情報 を 発見 し た 場合 、 運営 者 に 連絡 を すれ ば 、 掲載 停止 など の 処置 を 行っ て もらえる 。  多く の 転職 サイト に 共通 する 機能 として は  など が 挙げ られる 。  転職 サイト 間 で の 競争 が 激しく なっ て き た ため 、 各社 とも 独自 の サービス を 提供 し て 特色 を 出そ う と し て いる 。  2007 年 から は インテリジェンス が 人材 紹介 と 情報 誌 、 転職 サイト の 情報 を 合わせ た DODA を スタート 、 新庄 剛志 を 使っ た 大掛かり な プロモーション を 展開 する など 、 人材 ビジネス が 複合 する 総合 型 の 転職 サイト など も 出 て き た 。 また 転職 FA . com の よう に 転職 希望 者 が 匿名 で 職務 経験 や 希望 条件 を 入力 する と イメージ に 近い 人材 紹介 会社 を 紹介 する マッチング サービス も 登場 し て いる 。  人材 派遣 や 人材 紹介 で も ウェブサイト を 利用 し て 案件 の 確認 や 登録 が できる サービス が 増え て いる 。 これら の サービス について は 、 各 記事 を 参照 の こと 。  参考 ：* 求人 　  以下 に 、 転職 における 問題 点 を 記述 する 。  求職 数 に 見合う 数 の 求人 数 が ある に も 拘ら ず 、 条件 が あわ ない ため 雇用 が 創出 さ れ ない こと を 需給 の ミス マッチ （ 雇用 の ミス マッチ とも ） と いう 。 産業 構造 の 転換 が 進ん で いる 際 に よく 見 られる 。  バブル 崩壊 後 の 不況 期 は 、 有効 求人 倍率 （ 求人 数 / 求職 者 数 ） が 恒常 的 に 1 を 下回っ て い た （ 労働 市場 における 供給 超過 ） 。 ただし 、 IT 化 によって 必要 と さ れる 各種 技術 者 について は 、 求人 数 が 求職 者 数 を 上回る 需要 超過 の 状態 が 続い て い た 。 一方 、 一般 事務職 など は 、 有効 求人 倍率 が 持ち直し て も 求職 者 数 が 求人 数 を 上回る 供給 超過 状態 が 続い て いる 。  ミス マッチ を 防ぐ ため に は 、 適切 な 職業 教育 や 、 初心者 を 雇用 する こと に なる 企業 へ の 補助 など が 必要 と 言わ れ て いる 。  公務員 は 、 退職 前 5 年間 に 勤務 し て い た 内容 に 関係 する 民間 企業 に 、 退職 後 2 年間 は 就職 でき ない 。 民間 企業 で も 就業 規則 など で 、 退職 後 一定 期間 （ 6 ヶ月 ～ 1 年 が 一般 的 ） 、 競 業 会社 へ 就職 する こと を 禁止 し て いる こと が 多い 。 これら 競 業 避止義 務 は 、 機密 保持 の 観点 から 必要 と さ れる が 、 経験 を 生かし た 転職 を 難しく し て いる 側面 も ある 。 競 業 避止 は 職業 選択 の 自由 を 制限 する もの な ので 、 要件 ・ 範囲 が 明確 に さ れ て いる 必要 が あり 、 不適切 な 規定 は 取消さ れる 。 ただし 、 新 製品 情報 など の 機密 情報 は 、 競 業 避止規 定 の 有無 に 関わら ず 守る 義務 が ある 。  転職 市場 が 活発 に なり つつ ある と は いえ 、 雇用 者 と 労働 者 の 間 に は 情報 の 非対称 性 が 存在 する 。 その ため 、 転職 後 に 「 こんな はず で は なかっ た 」 という 感想 を 抱く 者 は 多い 。 転職 に 満足 し て いる 者 の 割合 は 60 % 程度 、 逆 に 不満 を 感じ て いる 者 は 10 % 程度 と なっ て いる 。 これら の 層 は 、 転職 を 繰り返す 可能 性 が 高い と 考え られる 。 転職 者 の うち 、 3 回 以上 転職 し て いる 者 は 全体 の 4 割 程度 に のぼっ て いる 。  転職 者 は 企業 年金 や 退職 金 など で 、 連続 勤務 し た もの に 比べ 不利 な 扱い を 受ける こと が 多い 。  確定 拠出 年金 （ 日本 版 401 k ） の 法 整備 など により 、 状況 は 幾分 改善 さ れ つつ ある 。  前 職 で の 経験 が 生かさ れ て いる と 答え た 者 の 割合 は 5 割 強 、 活用 さ れ て い ない と する 者 は 25 % 程度 に なっ て おり 、 知識 ・ 経験 が 必ずしも 蓄積 ・ 活用 さ れ て いる と 言え ない 。 ただし 、 専門 ・ 技術 職 や 管理 職 で は 、 7 ～ 8 割 程度 が 何かしら 経験 が 生かさ れ て いる と 答え て いる 。 機密 保持 と の 兼ね合い で 経験 を 生かせる 職 に つけ ない こと も ある が 、 25 歳 程度 まで の 若年 層 を 対象 と する 第 二 新卒 採用 （ 採用 者 は 新卒 扱い ） に 示さ れる よう に 、 企業 側 が 中途半端 な 知識 ・ 経験 を 求め て い ない という 点 も 指摘 さ れる 。  問題 点 と は 言い 切れ ない が 、 一般 的 に 「 転職 は 3 回 まで 」 と 言わ れ て いる 。 リクナビ NEXT が 企業 の 人事 担当 と キャリア アドバイザー に対して 行っ た アンケート で も 、 「 転職 歴 は 3 回 目 から 気 に なる 」 という 回答 が 全体 の 36 % と 最も 多く なっ て いる 。 また 企業 の 人事 担当 に対して 行っ た 別 の アンケート で は 、 「 転職 活動 が 多い と マイナス の 印象 を 受ける 」 という 回答 が 91 % に も 達し て いる 。  転職 回数 が 多い と 不利 に なる 理由 として は 、 「 転職 を 繰り返し て いる 」 という 事実 が 、 「 この 求職 者 は 飽き っぽい だけ で 、 仕事 が 続か ない の で は 」 という 危惧 に つながり やすい 事 が 挙げ られる 。 しかし 、 家族 の 病気 や 会社 から リストラ さ れ た など の やむを得ない 理由 による 退職 で あっ た 場合 は 考慮 さ れる し 、 転職 が キャリア アップ を 目的 と し た もの で あっ た など 、 キャリア に 前向き さ が 見 られる 場合 は 不利 に なら ない ケース も ある 。  転職 は 珍しい こと で は なく 、 労働 力 の 流動 性 は 高い 。 ヘッド ハンティング は 盛ん に 行わ れ て い て 、 ごく 一般 的 で あり 、 人材 紹介 サービス も 発達 し て いる 。  ただし 、 労働 力 の 流動 性 は 、 加 齢 によって 低下 する こと が 指摘 さ れ て いる 。 一定 の 年齢 以上 に なる と 、 安定 し た 職 に 落ち着く と いう 。三 国 同盟 （ さん ごく どう めい ） は 、 ドイツ 、 オーストリア ＝ ハンガリー 、 イタリア による 秘密 軍事 同盟 。 独 墺 伊 （ 三 国 ） 同盟 と も いう 。 第 一 次 世界 大戦 が 勃発 する まで 、 オスマン 債務 管理 局 を 舞台 に 英 仏 と 熾烈 な 利権 争い を 展開 し ながら 更新 さ れ た 。 世界 大戦 で は ドイツ ・ オーストリア が 中央 同盟 国 を 形成 し て 、 三 国 協商 など による 連合 国 と 戦っ た 。  18 世紀 以来 ロシア 帝国 に は サンクトペテルブルク を通して 列強 の 資本 が 流れ て おり 、 日 露 戦争 まで は ドイツ が 英 仏 より も 影響 力 を もっ た 。 しかし ドイツ は 三 国 同盟 を 結成 し て から 東方 問題 に かかり きり と なり 、 極東 は 英 仏 が 政治 ・ 経済 的 に 支配 し た 。  普 仏 戦争 で フランス 帝国 に 勝っ て 成立 し た ドイツ 帝国 は 、 大 不況 における 金本位 制 の 牽引 役 として イギリス 帝国 に 肩 を 並べる よう に なっ た 。 並行 し て ベルギー と の 関係 を 深め た 。 ベルギー は 露 仏 同盟 が 成る 前 から 、 サンクトペテルブルク へ 列強 が 資本 を 輸出 する 基地 として 利用 さ れ て い た 。 この よう な ベルギー に おき ドイツ は 日本 と 国際 的 地位 を 次第に 高め て ゆき 、 サンクトペテルブルク に 中央 銀行 を つくっ たり 、 三 国 干渉 へ 参加 し たり する よう な 数々 の 成果 を 手 に し て いっ た 。  ドイツ が ベルギー という 国際 金融 市場 に 台頭 する 様子 は 、 オスマン 債務 管理 局 で の 競争 に 記録 が 残っ て いる 。 同 管理 局 は 1881 年 に 発足 し 、 翌年 に 本稿 の 三 国 同盟 が 結ば れ た 。 ベルリン 会議 を ドイツ が 主催 し 、 ベルギー 領 コンゴ と ドイツ 領 東 アフリカ が 3 C 政策 を 妨害 し た 。 さらに ドイツ 銀行 と ドイツ ・ オリエント バンク が バグダード 鉄道 と レ バント 貿易 を それぞれ の 利権 と し た 。  管理 局 の 根拠 法 で ある ムハレム 勅 令 の 第 15 条 は 、 同局 の 評議 会 議長 職 を 英 仏 代表 が 交代 で 務める もの と 規定 し て い た 。 19 世紀 末 、 オスマン 帝国 へ の 新規 投資 で 仏 独 資本 が 優位 と なっ た 。 イギリス は 自身 で 保護 国 化 し た エジプト の 開発 に 傾斜 し て い た 。 この とき 、 ドイツ 銀行 が 鉄道 保証 財源 として 関税 収入 を ほし がっ て い た 。 管理 局 は 収入 の 先取 特権 を もっ て い た ので 、 先 の 15 条 が 保証 財源 を 確保 する 上 で 障害 と なっ て い た 。 しかし 同 条 に は 、 各国 の 公債 保有 状況 に 「 本質 的 変化 」 が 生じ たら 各国 代表 で 議長 を 選び なおし て よい と も 書い て あっ た 。 「 本質 的 変化 」 と は そもそも 勅 令 が 対象 と し た 普 仏 戦争 以前 の 公債 が 大量 に 転売 さ れ た 場合 を さし て おり 、 ドイツ が 主 に 保有 する 1880 年代 以降 の 新規 公債 は 関係 ない はず で あっ た 。  すると ごねる しか ない 。 1898 年 3 月 、 ドイツ 代表 リンドウ （ ） が 「 本質 的 変化 」 の 発生 を 主張 、 三 国 同盟 各国 代表 の 連名 で 管理 局 の 議長 選挙 の 可否 を 発議 し た 。 翌年 1 月 に フランス 側 が イギリス 債権 に オランダ ・ ベルギー の 分 を 加算 する など し て 反駁 し た 。 フランス 側 の 代表 は 1892 年 から 1908 年 まで ずっと レオン・ベルジェ （ Léon   Berger ） で あっ た が 、 バグダード 鉄道 を ふくむ 帝国 内 の 鉄道 5 社 と 埠頭 会社 2 つ の 重役 と 、 さらに たばこ 公社 副 社長 を 兼務 する 大物 で あっ た 。 加算 を 不当 と する など の 再 反駁 の 後 、 ベルジュ は 議長 として 和解 を 模索 し た 。 結局 1901 年 4 月 、 元 ジュネーブ 財務 官僚 ・ 現 スイス 連邦 評議 会 副 議長 の アドー （ ） が 調停 委員 と なり 、 翌年 2 月 に 仲裁 判決 が 出 て 議長 選挙 の 可能 性 が 潰え た 。 要旨 は 以下 で ある 。  この あと 、 対 独 を 意識 し た 英 仏 協商 が 急ぎ 編成 さ れ た 。 また 、 ポーツマス 条約 によって 極東 の 勢力 圏 が 確定 し た こと で 、 英 露 協商 が 結ば れ た 。 これ により 露 仏 同盟 を 核 と する 三 国 協商 が 成立 し た 。 南下 政策 の 阻止 を 主 目的 と し て い た 日 英 同盟 も 転用 さ れ 、 日本 も 日 露 協約 と 日 仏 協約 を 結び 、 三 国 協商 側 に 立つ こと に なっ た 。 これ によって 山東 半島 の ドイツ 租借 地 は 孤立 し た 。  「 未 回収 の イタリア 」 と 呼ば れる 南 ティロル・トリエステ など を 巡り オーストリア と の 領土 問題 を 抱え て い た イタリア は 、 1902 年 に 仏 伊 協商 を フランス と 結び 、 ドイツ が フランス を 攻撃 する 際 に は イタリア は 参加 し ない こと を 約束 し た 。 イタリア は 三 国 協商 側 に 接近 し つつ あっ た が 、 1915 年 4 月 イギリス と の 間 に ロンドン 秘密 条約 を 秘密 裏 に 結び 、 未 回収 の イタリア を イタリア に 割譲 する 算段 を とりつけ た 。 5 月 に は 連合 国 側 に 付い て オーストリア に 宣戦 し 、 三 国 同盟 は 二 国 同盟 と なっ た 。  そもそも ドイツ と イタリア は 、 普 仏 戦争 から 同盟 結成 の 時期 にかけて 掘削 さ れ た ゴッタルド 鉄道 トンネル で 物理 的 に つながっ て い た 。 この トンネル は 1909 年 スイス で 国有 化 さ れる が 、 4 年 後 に 連邦 議会 が 世論 に 反し て ゴッタルド 条約 を 更新 、 スイス 連邦 鉄道 に関し ドイツ ・ イタリア に 最恵国 待遇 を 与え た 。 スイス は 第 一 次 世界 大戦 後 に 国際 連盟 に 加盟 さ せ られ 、 有事 に 経済 制裁 へ 参加 する 義務 を 課せ られ た （ 制限 中立 ） 。 1935 年 、 イタリア に対する それ が 多く の 国 で 十分 に 履行 さ れ なかっ た 。 それ を きっかけ に 1938 年 スイス は 絶対 中立 へ 戻っ た 。 この よう な トンネル は 日 独 伊 三 国 軍事 同盟 に つながっ て い た 。  武田 論文 は 平成 11 年度 文部省 科学 研究 費 （ 奨学 研究 ） による 研究 成果 の 一部 で ある 。「 経済 学 批判 要綱 」 （ けい ざいがくひはんようこう 、 独 :   " Grundrisse   der   Kritik   der   politischen   Ökonomie "） は 、 カール ・ マルクス が 1857 年 から 1858 年 にかけて 執筆 し た 、 経済 学 批判 に かんする 一連 の 未完 の 草稿 の こと で ある 。 執筆 さ れ た 時期 から 「 1857 - 58 年 の 経済 学 諸 草稿 」 （ 独 :   " Ökonomie   Manuskripte   1857 / 58 "、 1857 - 58 年 草稿 ） など と も 呼ば れる 。 また 、 ドイツ 語 の タイトル から 「 グルントリッセ 」 （ 独 :   " Grundrisse "） と 通称 さ れる 。  マルクス は 亡命 生活 を 始め た 1843 年 秋 以来 、 経済 学 ・ 哲学 ・ 革命 論 など の 研究 を 行い 、 「 パリ ・ ノート 」 9 冊 、 「 ブリュッセル ・ ノート 」 6 冊 、 「 マンチェスター ・ ノート 」 5 冊 など が 残さ れ て いる 。 1849 年 に ロンドン に 亡命 し て から は 共産 主義 者 同盟 など で 政治 活動 を 行う 傍ら 、 毎日 の よう に 大 英 博物館 図書館 へ 通っ て 研究 を 続け 、 1850 年 9 月頃 から 1853 年 にかけて 「 ロンドン ・ ノート 」 24 冊 を 書きため て い た 。 1857 年 夏 頃 から マルクス は 、 経済 恐慌 と 革命 の 到来 を 予想 し て 研究 を まとめ 始め 、 実際 に 起こっ た 1857 年 恐慌 の なか で 、 1858 年 5 月 まで に ノート 7 冊 に 及ぶ 草稿 を 一気に 執筆 し た 。 なお 、 この ノート は あくまでも 草稿 で あり 、 公刊 を 意図 し て 書か れ た もの で は なかっ た 。  この 草稿 は 、 「 バスティア と ケアリ 」 （ 独 :   " Bastiat   und   Carey "、 1857 年 7 月 執筆 ） 、 「 経済 学 批判 要綱 へ の 序説 」 （ 序説 、 独 :   " Einleitung "、 1857 年 8 ～ 9 月 執筆 ） 、 「 経済 学 批判 要綱 」 （ 本文 、 1857 年 10 月 ～ 1858 年 5 月 執筆 ） および その他 の 諸 草稿 から なる 。 その 内容 は 、 マルクス の 亡命 以来 の 「 15 年間 の 研究 成果 」 で ある とともに 、 それ まで の 広範 で 雑多 な 議論 で は なく 、 経済 学 批判 を 軸 として 自ら の 研究 を 本格 的 に まとめ た もの で あっ た 。 草稿 は 、 生産 ・ 分配 ・ 交換 、 疎外 、 価値 、 労働 、 資本 主義 、 技術 と 機械 化 の 進展 、 資本 主義 以前 の 社会 構成 体 、 共産 主義 革命 の ため の 前提 条件 といった 、 マルクス の 経済 学 ・ 思想 の 重要 な 部分 を カバー し て いる 。  マルクス は 本文 の 一部 で ある 「 貨幣 に かんする 章 」 を もと に し た 原 初稿 （ Urtext ） を 執筆 し 、 さらに これ を 改稿 し て 、 翌 1859 年 に 『 経済 学 批判 』 を 出版 し た 。 『 経済 学 批判 』 の 序言 （ Vorwort 、 「 序説 」 と は 異なる ） で 述べ られる 、 資本 ・ 土地 所有 ・ 賃 労働 ・ 国家 ・ 外国 貿易 ・ 世界 市場 の 全 6 部 から なる 経済 学 批判 の 著述 計画 は 、 1857 - 58 年 の 経済 学 草稿 の 執筆 の なか で 構想 さ れ た もの で ある 。 その後 、 彼 の 研究 の 進展 を 受け て この 計画 は 変更 さ れ 、 1867 年 に 『 資本 論 』 第 1 巻 が 出さ れ た 。 したがって 、 この 草稿 は マルクス が 本格 的 に まとめ た 経済 学 研究 の 最初 の 成果 で あり 、 『 経済 学 批判 』 を 経 て 主著 『 資本 論 』 へ と 至る 彼 の 経済 学 研究 の 中心 部分 の 構想 を 展開 し た 最初 の 原稿 と 見なさ れる 。 他方 で 、 『 経済 学 批判 』 や 『 資本 論 』 に は 反映 さ れ なかっ た 議論 も あり 、 この 草稿 の 独自 の 価値 も 存在 する 。  マルクス の 死後 、 ソビエト 連邦 において 全 連邦 共産党 （ ボ ） 中央 委員 会 付属 マルクス ＝ エンゲルス ＝ レーニン 研究所 が これら の 諸 草稿 を 「 経済 学 批判 要綱 」 と 名付け て 、 1939 年 および 1941 年 に 2 分冊 として 出版 し た 。 この 2 分冊 は 1953 年 に 写真 複製 版 ・ 合本 で 東ドイツ の ディーツ 出版 社 から 出版 さ れ 、 巷間 に 知ら れる こと により この 名前 が 定着 する 。 それ 以来 、 マルクス の 初期 の 著作 で ある 「 経済 学 ・ 哲学 草稿 」 （ 1843 - 45 年 、 「 パリ ・ ノート 」 の 一部 ） ・ 「 ドイツ ・ イデオロギー 」 （ 1845 - 46 年 ） ・ 「 共産党 宣言 」 （ 1848 年 ） と 、 主著 で ある 『 資本 論 』 （ 1867 年 ） を 媒介 する 文献 として 多く の 研究 ・ 議論 が 行わ れ て いる 。  この 草稿 が 学者 ・ 思想家 に 与え た 影響 は 非常 に 大きい 。 フランス の 哲学 者 の ルイ・アルチュセール は 草稿 と 『 資本 論 』 を 比較 する なか で 、 マルクス の 諸 著作 を 全体 として 首尾 一貫 し た もの と みなす の で は なく 、 マルクス の 思想 に 価値 形態 論 の 「 断絶 」 を 見出し た 。 それ は マルクス ・ レーニン 主義 を 含む 従来 の 様々 な マルクス 解釈 を 批判 する もの で あっ た 。 また 、 イギリス の 文化 理論 研究 者 の スチュアート ・ ホール は 草稿 の 「 序文 」 に 特に 注目 し 、 いくつ も の ゼミナール を 持つ とともに 、 論文 「 マルクス の 理論 ノート ―― 「 1857 年 の 序文 」 を 読む 」 （ Stuart   Hall ,   Marx ’ s   Notes   on   Method :   A   ‘ Reading ’   of   the   ‘ 1857   Introduction ’ ,   " Cultural   Studies "   Vol . 17   No . 2 ,   pp . 113 – 149 ,   2003 ） へ と 結実 する など 、 カルチュラル・スタディーズ に も 大きな 影響 を 与え た 。 この 他 、 アントニオ ・ ネグリ の よう に 『 資本 論 』 より も 重要 視 する 思想家 も 存在 し て いる 。  「 序説 」 について は 、 この 草稿 の 議論 の 見通し や 方法 が 書か れ て いる ため 、 『 経済 学 批判 』 の 付録 として 出版 さ れ 、 重視 さ れる 場合 が 多い 。 例えば 、 ソ連 共産党 マルクス ＝ レーニン 主義 研究所 と ドイツ 社会 主義 統一 党 マルクス ＝ レーニン 主義 研究所 が 制作 し た 、 " Marx - Engels   Werke "   （ 日本語 訳 ： 大月書店 版 『 マルクス ＝ エンゲルス 全集 』 ） で は 、 『 経済 学 批判 』 と 同じ 巻 （ 第 13 巻 ） の 付録 として 収録 さ れ て いる 。 日本語 訳 で も 、 岩波 文庫 版 および 国民 文庫 版 で 付録 として 「 序説 」 が 収録 さ れ て いる （ # 日本語 訳 も 参照 の こと ） 。  草稿 の 一部 で ある 「 資本 制 生産 に 先行 する 諸 形態 」 （ 独 :   Formen ,   die   der   kapitalistischen   Produktion   vorhergehen 、 「 諸 形態 」 と も 略さ れる ） は 、 『 経済 学 批判 』 序言 で 示さ れる 史的 唯物 論 の 定式 の 元 と なっ た 文章 で あり 、 歴史 学 を 中心 に 特に 注目 さ れ た 。 ソ連 で は 1939 年 に ロシア 語 訳さ れ 、 国際 的 に 行わ れ て い た アジア 的 生産 様式 に関する 議論 に 影響 を 与え た 。 イギリス の 歴史 学者 の エリック・ホブズボーム は 、 「 諸 形態 」 を 英訳 し て 長文 の 解説 論文 を 執筆 し 、 資本 主義 以前 の 歴史 の 発展 段階 は 単線 的 な もの で は なく 、 複数 の タイプ が 存在 する こと を 主張 し た 。  （ 出典 ） 新 MEGA 、 『 マルクス 資本 論 草稿 集 1 』 および 『 同 2 』 に 基づく 。  （ 出典 ） より 。 全訳 のみ の リスト で あり 、 部分 訳 は 載せ て い ない 。 Musto ,   Marcello   ( ed .),   " Karl   Marx ' s   Grundrisse :   Foundations   of   the   Critique   of   Political   Economy   150   Years   Later ",   ( Routledge ,   London / New   York ,   2008 ).  日本語 訳 は 、 「 経済 学 批判 要綱 」 の 全訳 が 2 つ （ 下 の リスト で は 太字 ） 、 その他 「 経済 学 批判 要綱 へ の 序説 」 、 「 資本 制 生産 に 先行 する 諸 形態 」 の 翻訳 が 複数 ある 。 タイトル の 日本語 訳 も 一定 し て おら ず 、 文献 によって は 「 経済 学 批判 大綱 」 、 「 経済 学 批判 序説 」 、 「 資本 主義 的 生産 に 先行 する 諸 形態 」 など と する もの も 見 られる 。 上 に のべ た よう に 、 「 序説 」 について は 『 経済 学 批判 』 の 付録 として 扱わ れる こと も ある 。 2015 年 現在 、 手 に 入り やすい 版 は 岩波 文庫 版 （ 序説 ） 、 ホブズボーム 版 （ 諸 形態 ） 、 新 日本 版 （ 序説 ） 、 マルクス ・ コレクション 版 （ 序説 および 諸 形態 ） で ある 。 また 、 大月 全集 版 （ 序説 ） や 『 マルクス 資本 論 草稿 集   1 ～ 2 巻 』 （ 全訳 ） は 多く の 大学 図書館 が 所蔵 し て いる 。『 経済 学 批判 』 （ けい ざいがくひはん 、 " Kritik   der   Politischen   Ökonomie "、 1859 年 ） は 、 カール ・ マルクス の 6 編 プラン から 成る 経済 学 批判 体系 の 第 1 分冊 に 相当 する 著作 で ある 。 フェルディナント・ラッサール の 協力 により 、 ドゥンカー 書店 から 1859 年 に 出版 さ れ た 。 「 序言 」 「 第 1 章 　 商品 」 「 第 2 章 　 貨幣 または 単純 流通 」 から 成る 。  経済 学 が 用い て いる 経済 的 カテゴリー を 批判 する こと を つうじ て 、 資本 主義 経済 の システム を 批判 する こと を 目的 と し て いる 。  この 本 の 「 序言 」 に よる と 、 資本 主義 経済 の システム を 資本 ・ 土地 所有 ・ 賃 労働 ・ 国家 ・ 外国 貿易 ・ 世界 市場 の 順序 で 考察 する こと に なっ て い た 。 そのうち 公刊 さ れ た の は 、 第 1 部 「 資本 について 」 の うち の 最初 の 2 章 、 商品 と 商品 流通 （ から 生じる 貨幣 の 諸 機能 ） に つい て だけ で ある 。 続き は 上 の 計画 を もと に 分冊 形式 で 出す 予定 だっ た が 、 1867 年 に 『 資本 論 』 （ 副題 に 「 経済 学 批判 」 ） の 形 で 出る こと に なっ た 。 『 資本 論 』 で は 最初 の 章 に 『 経済 学 批判 』 の 内容 が 要約 さ れ 、 また 叙述 が 改善 さ れ て いる と マルクス は 言っ て いる 。  「 序言 」 で は 唯物 史観 の 簡単 な 定式 が 述べ られ て いる 。  邦訳 で は 補 録 として 、 『 経済 学 批判 要綱 』 から 転載 さ れ た 「 経済 学 批判 へ の 序説 」 が 収め られ て いる 。  なお 『 経済 学 批判 』 の 序言 “ Vorwort ” と 、 『 経済 学 批判 要綱 』 の 序説 “ Einleitung ” は 別物 で ある 。トレーサビリティ （ ） は 、 物品 の 流通 経路 を 生産 段階 から 最終 消費 段階 あるいは 廃棄 段階 まで 追跡 が 可能 な 状態 を いう 。 日本語 で は 追跡 可能 性 （ つい せき かのう せい ） と も 言わ れる 。  20 世紀 末 頃 より 、 遺伝子 組み換え 作物 の 登場 や 、 有機 農産物 の 人気 の 高まり 、 食物 アレルギー や BSE 問題 、 偽装 表示 、 産地 偽装 問題 など の 発生 に 伴っ て 、 食品 の 安全 性 や 、 消費 者 の 選択 権 に対する 関心 が 高まっ て おり 、 特に 食品 分野 で の トレーサビリティ が 注目 さ れ て いる 。  日本 で は BSE 問題 から 牛肉 に 、 事故 米穀 問題 から コメ ・ に トレーサビリティ が 義務 化 さ れ た 。 しかし 、 事故 麦 問題 が 起き て いる 麦 に対して は まだ 義務 化 さ れ て い ない 。  日本 で は 消費 者 や 量販 店 の メリット が 注目 を 集め て いる 。  EU で は 消費 者 の ため で は なく 、 ある 商品 が 作ら れ て 消費 者 に 渡る 過程 において 、 学校 に 行く べき 児童 が 労働 に 従事 し て い ない か どう か 、 生態 系 を 乱す よう な 乱獲 や 乱伐 を 引き起こし て い ない か といった 事 を 確認 する こと が トレーサビリティ の 大きな 目的 として 考え られ て いる 。 日本 において は 、 この よう な EU 型 の トレーサビリティ の 目的 は エシカル の 概念 が 近い 。  （ → 参考 ： ） 。  トレーサビリティ と は 、 対象 と する 物品 （ とそ の 部品 や 原材料 ） の 流通 履歴 を 確認 できる こと で ある 。  トレーサビリティ に は 、 トレース バック と 、 トレース フォワード が ある 。 前者 は 物品 の 流通 履歴 の 時 系列 に さかのぼっ て 記録 を たどる 方向 で 、 後者 は 時間 経過 に 沿っ て いく 方向 で ある 。  トレーサビリティ は 、 対象 と なる 物品 を 、 観測 し うる 物理 量 によって 定量 的 に 記述 さ れ た 記録 によって 構築 さ れる 。 物理 量 と は 、 時刻 、 重量 、 名称 、 物品 に 添付 意 さ れ た 記号 （ バーコード など ） 等々 によって 記述 さ れる 。  物理 量 の 計測 結果 が 一定 で なかっ たり 、 添付 さ れ た 記号 など が 故意 ・ 過失 によって 紛失 等 する こと は 、 物流 における トレーサビリティ の 避け て 通れ ない 点 で ある 。 したがって 、 トレーサビリティ を 構築 する 人間 の モラル が 、 トレーサビリティ の 信頼 の 根源 で ある 。  日本語 で 単に 「 トレーサビリティ 」 という 場合 に は 、 一般 に 工業 製品 や 食料 品 など 、 市場 を 流通 する 様々 な 商品 に 関連 し て 、 これら 物品 が 遣り取り さ れ 、 最終 的 に 販売 さ れる ところ まで など を 指す 傾向 が 強い 。 この 場合 で は 、 農業 や 漁業 といった 食品 産業 における 第 一 次 産業 や 製造 業 など 第 二 次 産業 から 商業 活動 など 第 三 次 産業 まで における トレーサビリティ に 限定 さ れ て いる 。 また 、 物理 量 の 記述 の 蓄積 が トレーサビリティ の 構築 の 必要 要件 で ある ため 、 無形 財 を 対象 と し た トレーサビリティ は 不可能 で ある 。  たとえば 食品 として 流通 する 大根 を 考え た 場合 、 この 大根 に関する 観測 可能 な 現象 は 、 時間 的 な 範囲 で は 種子 の 選定 から 大根 の 成長 、 取り入れ と 出荷 、 消費 もしくは 廃棄 さ れる まで で ある が 、 対象 範囲 の 空間 は 畑 から 消費 し た 個人 や ごみ箱 （ さらに は 公的 焼却 炉 など ） まで なる 。 厳密 に は 、 種苗 企業 や それ 以前 の 採種 段階 など の 種 の 流通 経路 も 含ま れる 。 この 情報 に 誰 が 関心 を 持つ か によって も 違っ て くる が 、 情報 を 提供 する 手段 や 経路 の 選択 も 必要 で 、 例えば 農業 協同 組合 など が 統括 し て いる 場合 において は 、 生産 者 側 で あれ ば 問い合わせ に データ シート の 形 で 提供 する こと も 可能 で あろ う し 、 流通 業者 で あれ ば オンラインシステム で 接続 し て データベース の 形 で 利用 さ せ 、 末端 の 消費 者 で あれ ば インターネット 上 の ウェブサイト など より 情報 提供 を 行う こと が 想定 できる 。  リサイクル の 進展 に 伴い 、 家電 製品 や 自動車 など の リサイクル 資源 の 処理 について も トレーサビリティ が 求め られ て おり 、 日本 で は 消費 者 が リサイクル 費用 を 負担 する 家電 製品 （ 2005 年 〈 平成 17 年 〉 時点 で は テレビ 、 冷蔵庫 、 洗濯 機 、 エアコン ） で は 、 処理 について 確認 する こと が 可能 と なっ て いる 。  なお 、 宅配 便 等 の サービス で は 、 発送 元 から 到着 先 まで が 一対一 で ある ため 、 追跡 性 が 極めて 高い 。 全て の 貨物 情報 が オンライン 処理 さ れ て いる 現代 に あっ て は 、 発送 側 や 到着 先 が 、 荷物 の 受付 伝票 に 記載 さ れ た 番号 によって 、 今 何処 の 集荷 場 を 通過 し て いる か を 、 インターネット の 運送 業者 の ウェブサイト 上 において 、 リアルタイム で 確認 する 事 が 可能 と なっ て いる 。 特に これら は 通信 販売 業者 等 が 、 商品 発送 の 際 に 、 顧客 に 伝票 番号 を 通知 ・ 顧客 側 で 荷物 の 到着 過程 を 確認 できる といった 利用 法 に も 用い られ 、 宅配 便 を 使っ た 円滑 な 商 取引 に 活用 さ れ て いる 。  日本 で は 、 完全 な トレーサビリティ 実現 の 手段 として 、 IC タグ が 経済 産業 省 を 中心 と し た 官民 合同 で 研究 開発 段階 に ある 。 また 食品 （ 特に 牛肉 ・ 鶏卵 等 ） は 、 農林水産省 が トレーサビリティ 普及 に 向け た 活動 を 行っ て いる 。 実際 の 普及 まで の ハードル に は 、 主 に コスト 面 で の 課題 に 因る 所 が 大きい が 、 IC タグ を 利用 し た トレーサビリティ に関して は 、 社会 的 に 浸透 すれ ば 一つ 数 円 台 に まで 価格 は 低下 する と 見 られ て いる 。  日本 で は 、 様々 な 下請 工場 を 経 て 生産 さ れる 工業 製品 の 多く は 、 古く は 管理 番号 と 台帳 ・ 近年 で は バーコード を 印刷 し た シール を 通箱 に 添付 し て 要 所要 所 で チェック する 事 で 、 ロット 毎 の 品質 管理 を 行う 様式 が 発達 し て いる 。 これら は 、 様々 な 粗 製品 や 半 製品 （ 仕掛 品 ） の 品質 不良 が 判明 し た 場合 、 いち早く 該当 する 部品 を 使用 し た 製品 の 所在 を 明らか に する こと が 可能 で 、 日本 製品 の 品質 向上 に 大きく 貢献 し て おり 、 世界 的 に も 同様 の 製造 手法 が 導入 さ れ て いる 。  しかし 、 様々 な 部品 が 集約 さ れ て 一つ の 製品 と なる 工業 製品 と は 逆 に 、 末端 に 行く ほど 細分 化 さ れ て 流通 する 食料 品 の 場合 は 、 パック 詰め 状態 に まで 追跡 する と 、 人的 に も 設備 的 に も 膨大 な コスト を 発生 さ せる 事 から 、 なかなか 進ま ない 問題 が あっ た 。 一方 で は 、 年々 高まる 消費 者 の 食品 に対する 関心 により 、 生産 者 側 から 一方 的 に 供給 さ れる スタイル から 、 消費 者 が 生産 者 によって 購入 する か どう か を 選ぶ スタイル も 生まれ て 来 た 。 特に 海外 から の 輸入 食料 で は 、 ポストハーベスト 農薬 等 による 、 食 の 安全 性 という 問題 も あり 、 食品 の 流通 に まで 消費 者 が 関心 を 寄せる 傾向 は 1980 年代 より 急速 に 高まっ て おり 、 更に 各種 食品 問題 によって トレーサビリティ の 重要 度 は 、 多方面 で 認識 さ れ 始め て いる 。  米国 で は 2003 年 末 に 発生 し た 乳牛 の BSE （ 狂牛病 ） 問題 により 、 2005 年 現在 でも 日本 を 始め と する 各国 から 牛肉 の 禁輸 措置 を 受け て いる が （ 日本 について は 2005 年 12 月 に 条件 付 で 禁輸 解除 さ れ た ものの 、 危険 部位 が 除去 さ れ て い なかっ た こと が 発覚 し 、 再び 輸入 停止 ） 、 同 国内 の トレーサビリティ が 不完全 で あっ た 事 が 、 同 問題 を 長引か せる 要因 として 挙げ られる 。  この 問題 で は 、 異常 プリオン 汚染 飼料 を 与え られ た 事 が 疑わ れる 牛 ・ 80 頭 が カナダ の アルバータ 州 から 米国 内 に 入っ た 後 、 28 頭 の 行方 まで は 189 飼育 施設 の 調査 で 判明 し た が 、 残り 52 頭 は 「 調査 不能 」 と なっ て おり 、 既に 食肉 として 市場 に 出回っ たり 、 肉 骨粉 として 再 利用 さ れ た 可能 性 も 挙げ られ て いる 。  1990 年代 の イギリス BSE 問題 で は 、 感染 の 可能 性 が 疑わ れる 牛 425 万 頭 が 2000 年 に 殺 処分 さ れ 、 これら 牛 の 飼育 コスト の 補償 や 処分 コスト により 、 莫大 な 損害 を 発生 さ せ て いる が 、 それでも 酪農 製品 輸出 の 完全 な 禁止 状態 に 比べれ ば 、 必ずしも 不利益 と なり 得 ない 背景 が ある 訳 だ が 、 トレーサビリティ が 充実 すれ ば 、 これら の 損害 を 最小限 に 抑え られる と 考え られ て いる 。  日本 で は 、 2004 年 （ 平成 16 年 ） 12 月 から 、 「 牛 の 個体 識別 の ため の 情報 の 管理 及び 伝達 に関する 特別 措置 法 」 （ 牛肉 トレーサビリティ 法 ） の 施行 により 、 国産 牛肉 について は 、 牛 の 出生 から と畜場 （ 食肉 処理 場 ） で 処理 さ れ て 、 牛肉 に 加工 さ れ 、 小売 店頭 に 並ぶ 一連 の 履歴 を 10 桁 の 個体 識別 番号 で 管理 し 、 取引 の データ を 記録 する こと に なっ た 。 → 牛肉 # 牛肉 の 履歴 表示 について 参照  BSE の 経験 より 、 畜産 物 だけ で は なく 水産物 の 安全 管理 に も トレーサビリティ の 必要 性 を 求め た EU 政府 は 、 「 生活 の 質 の 向上 と 管理 （ Quality   of   life   and   management   of   living   resources ） 」 （ project   number   QLK 1 - 2000 - 00164 ） 研究 の 一環 として 水産 業 の 先進 国 で ある ノルウェー に TraceFish プロジェクト として 水産物 トレーサビリティシステム の 立案 を 委託 し た 。  TraceFish プロジェクト は 2000 年 末 から 2002 年 末 まで の 活動 成果 として 水産 トレーサビリティ に 必要 な 記録 項目 CWA 14659   Traceability   of   fishery   products   -   Specification   of   the   information   to   be   recorded   in   farmed   fish   distribution   chains  CWA 14660   Traceability   of   fishery   products   -   Specification   on   the   information   to   be   recorded   in   captured   fish   distribution  が 制定 さ れ 、 電子 データ の 構造 として TraceFishXMLSchema を 策定 し た 。 TraceFish プロジェクト の 成果 は その後 、 EU の Trace プロジェクト （ 水産物 を 除く 食品 全般 ） と SEAFOODplus （ 水産物 ） に 引継が れ 、 さらに この 2 つ の プロジェクト の 成果 を 食品 全般 に 対応 可能 な トレーサビリティ に 応用 する TraceFood プロジェクト の 立ち 上げ が 検討 さ れ て いる 。  TraceFood で は トレーサビリティシステム の 電子 取引 情報 の 規格 として TraceCore   XML 、 トレーサビリティ 導入 運用 の ため の ガイドライン として GTP （ Good   Traceability   Practice ） が プロジェクト 終了 の 2009 年 を 目標 に 検討 さ れ て おり 、 ユニーク な 取引 コード 体系 として 欧州 の EAN コード 体系 と 米国 の UCC コード 体系 を 統一 し た GS 1 （ Global   Standard   One ） の 導入 が 推奨 さ れ て いる 。  法律 面 で は 「 一般 食品 法 へ の 規則 （ EC ） No 178 / 2002 」 が 制定 さ れ 、 2005 年 1 月 1 日 から の 試行 を 経 て 2007 年 1 月 1 日 から 、 EU 域内 25 カ国 の 全て の 食品 企業 は 、 入荷 から 出荷 まで の 製造 過程 の 記録 を 残す こと 、 「 One   step   Up 、 One   step   Down 」 が 義務付け られ て いる 。  トレーサビリティ を 所管 する 公的 機関 を 扱う 。 私企業 について は 、 宣伝 的 で あり 百科 事典 に そぐわない ので 、 この 場 で は 扱わ ない 。『 ニュースモーニングサテライト 』 （ ） は 、 テレビ東京 系列 （ BS テレ 東 ・ 日経 CNBC 含む ） で 1998 年 10 月 1 日 より 平日 （ 月曜日 から 金曜日 ） の 朝 に 生 放送 さ れ て いる 朝 の 情報 番組 ・ 経済 報道 番組 で ある 。 略称 は 「 モーニング サテライト 」 「 モーサテ 」 。  新聞 など の 番組 表 で は 『 M サテ 』 『 モーサテ 』 『 M サテライト 』 『 モーニング サテライト 』 など 、 電子 番組 ガイド で は 『 News モーニング サテライト 』 と 表記 。 番組 の ロゴ は 最初 期 から 2016 年 11 月 4 日 まで は 英語 で 『 』 と 表記 し 、 2016 年 11 月 7 日 から は 『 モーサテ 』 と 表記 。  1998 年 10 月 に 、 それ まで 放送 さ れ て い た 株式 市況 番組 『 マーケット LIVE 』 と ニュース 情報 番組 『 ニュースウェーブ 615 』 の 2 番組 が 統合 する 形 で スタート し た 。  日本経済新聞社 の 協力 による 、 経済 ・ 市況 関連 情報 に 的 を 絞っ た 朝 の ニュース 番組 。 いわゆる 社会 ニュース および スポーツ 、 芸能 情報 は 取り扱わ ない 。 『 ワールドビジネスサテライト 』 （ WBS ） 同様 に 、 日本経済新聞社 協力 の 経済 ニュース 番組 だ が 、 WBS に 比べ 金融 ・ 証券 市場 関連 の ニュース が 多い の が 特徴 。  毎日 ニューヨーク 証券 取引 所 ・ から 生 中継 で 取引 状況 を 伝える ほか 、 ゲスト インタビュー など アメリカ の 経済 情報 も 伝え られる 。 それ を 踏まえ 東京 から の 放送 は 市場 予測 など を 中心 に 今後 の 動向 を 分析 する 構成 と なっ て いる 。  番組 開始 当初 から 2006 年 3 月 まで は 、 ニューヨーク の スタジオ から の 放送 が 主体 で あり 、 東京 スタジオ は 補完 的 な もの で あっ た 。 2006 年 春 改編 で 東京 スタジオ から の 中継 を 増やし 、 番組 比重 は ニューヨーク と 東京 で 半々 と なっ た 。 ニューヨーク の 矢吹 キャスター が 降板 し 、 東京 で は 日替わり ゲスト に 加え て マーケット キャスター なる 証券 会社 の ゲスト （ 曜日 交代 制 ） が 日替わり で 登場 。  その他 は 随所 に フラッシュ ニュース と 天気 予報 、 番組 後半 に 特集 を 放送 し て いる 。 NY ・ 東京 から 新聞 記事 を 紹介 する ほか 、 WBS の 「 トレンド たま ご 」 や 『 』 の 「 初物   」 に 似 た 「 ネタ の たね 」 という コーナー を 放送 。  2016 年 11 月 7 日 、 テレビ東京 が 虎ノ門 （ 神谷 町 ） の 日経 電波 会館 から 住友不動産 六本木 グランド タワー に 本社 移転 する と 同時に 、 タイトル ロゴ を 放送 開始 から 続い て き た 『 』 と 表記 し て い た の を 『 モーサテ 』 に 刷新 。 本 番組 が 、 テレビ東京 及び BS ジャパン （ 現 ・ BS テレ 東 ） における 現 本社 最初 の 番組 と なっ た 。 同時に ニューヨーク 支局 の スタジオ も 、 それ まで の 標準 画質 から ハイビジョン 画質 に 切り替わっ た が 、 ニューヨーク から の 中継 は 大幅 に 縮小 し 、 東京 スタジオ から の 放送 主体 と なっ た 。  番組 の サイト に 「 きょう の オマケ 」 コーナー が あり 、 生放送 終了 後 の 出演 者 と ゲスト の トーク コーナー が 毎日 配信 さ れ て いる 。 毎週 月曜 は ニューヨーク 支局 の キャスター が 参加 。 2016 年 11 月 4 日 まで は 、 生放送 終了 後 の スタジオ （ 日経 電波 会館 第 4 スタジオ ） で 収録 し て い た が 、 移転 し た 六本木 グランド タワー の スタジオ （ 第 3 スタジオ ） が 、 次 番組 の 『 』 と 共用 し て いる 関係 上 、 報道局 内 から の 収録 に 変更 さ れ た 。 2017 年 4 月 より 次 番組 の 「 MORNING   CHARGE 」 を 吸収 する 形 で 放送 時間 を 拡大 し た 。  ※ 2018 年 10 月 現在 。  日替わり で 出演 。 店舗 型 の 老舗 から ネット 専業 の 証券 会社 、 金融 系 、 生保 系 シンクタンク まで 比較的 幅広く ・ 男女 関係 無く 登場 する 。 紹介 テロップ で は 各 ゲスト の 得意 分野 が 書か れる 。  阿部 海 太郎エンロン （   2007 年 3 月 に   に 改称 ） と は 、 アメリカ合衆国 テキサス 州 ヒューストン に 存在 し た 、 総合 エネルギー 取引 と IT ビジネス を 行っ て い た 企業 で ある 。  2000 年度 年間 売上 高 1 , 110 億 ドル （ 全米 第 7 位 ） 、 2001 年 の 社員 数 21 , 000 名 という 、 全米 で も 有数 の 大 企業 で あっ た 。 しかし 、 同年 6 月 エンロン が 参加 し て い た インド の ダボール 電力 （ Dabhol   Power   Company ） が 閉鎖 と なっ た 。 そこ へ 巨額 の 不正 経理 ・ 不正 取引 による 粉飾 決算 が 明るみ に 出 て 、 2001 年 12 月 に 破綻 し た （ エンロンショック ） 。 エネルギー 業界 の 粉飾 として は 、 世界 恐慌 で 崩壊 し た サミュエル ・ イン サル （ トーマス ・ エジソン の 秘書 ） の 金融 帝国 と 並ぶ 規模 で ある 。  破綻 時 の 負債 総額 は 諸説 ある が 少なくとも 310 億 ドル 、 簿 外 債務 を 含める と 400 億 ドル を 超え て い た の で は ない か と も 言わ れ て いる 。 2002 年 7 月 の ワールド コム 破綻 まで は アメリカ 史上 最大 の 企業 破綻 で あっ た 。  エンロン の 起源 は 、 1931 年 に 数 社 の エネルギー （ ガス ・ 電力 ・ パイプライン ） 関連 企業 が 集まっ て でき た ノーザン・ナチュラル・ガス に さかのぼる 。 1979 年 に 同社 は 企業 再編 を 行い 、 持株 会社 として インターノース を 設立 し た 。 ガス 業界 の 規制 緩和 によって 業界 再編 が 進む 流れ の 中 で 、 1985 年 に インターノース が ヒューストン ・ ナチュラル ガス と 合併 し て エンロン が 誕生 し た 。 当初 は 、 英語 の enter （ 入る ） と on （ 続ける ） を 組み合わせ た Enteron を 合併 会社 の 社名 と し た が 、 " enteron " という 英単語 が 「 消化 管 」 を 意味 する こと に 気づい た ため 、 短縮 し た Enron を 採用 し た 。 また 、 この 合併 は インターノース が ヒューストン ・ ナチュラル ガス を 買収 する 形 で 行わ れ た が 、 本社 は 後者 の 本拠地 で あっ た ヒューストン に 置か れ 、 なおかつ 後者 の CEO で あっ た ケネス・レイ が 合併 会社 の CEO に 就任 し 、 2001 年 の 破綻 に 至る まで 実権 を 握っ て い た 。  1980 年代 の 暮れ に は 、 業界 の 先端 を 走る よう に ガス 取引 に 積極 的 に デリバティブ を 取り入れ 、 企業 規模 を 拡大 し て いっ た 。 経済 学 を 学ん だ スタッフ を 多く 抱え 、 エネルギー 業界 に 限ら ない キャッシュ ・ フロー 経営 の 最先端 企業 と も なり 、 アメリカ の 投資 バブル に も 支え られ 、 安定 し た 経営 を アピール し た 。 こうした 一方 、 1980 年代 暮れ に は 粉飾 会計 に 手 を 染め て い た 。 1990 年代 に デリバティブ を 規制 する ため 普及 し た 時価 主義 会計 を 逆手 に とり 、 見かけ 上 の 利益 を 増大 さ せ て いっ た 。 さらに 、 インサイダー 取引 について も 、 1980 年代 から 行わ れ て い た こと が 明らか に なっ て いる 。  1990 年代 後半 に は 、 デリバティブ で 電力 価格 が わかり にくく なっ て いる の を 利用 し て 、 同じ 電力 に対して 同 量 の 売り と 買い を 発生 さ せ て 実質 の 取引 量 が ゼロ で ある に も 関わら ず 売上 を 上げる 取引 も 積極 的 に 取り入れ た （ 循環 取引 ） 。 空売り など による 売上 ・ 利益 確保 は 2000 年 の カリフォルニア 電力 危機 において も 積極 的 に 行わ れ た ため 、 この 危機 の 原因 の 一つ とも なっ た 。 1998 年 に は 利益 に 占める デリバティブ 比率 は 8 割 を 越え た 。  1990 年代 末 に は 、 グループ 企業 エン ロン ・ エナジー ・ サービス   ( Enron   Energy   Services   :   EES )   を 設立 し 、 ESCO 事業 を 手がけ た 。  カリフォルニア 電力 危機 に関して は 、 電気 の 値段 を 吊り上げ て もっと 利潤 を 増やす ため に 、 カルフォルニア 州 の 電力 供給 を 止め て しまっ た 。 後 に 明るみ に 出 た 当時 の 社内 の 通話 記録 で は 、 従業 員 達 が 停電 で 困っ て いる 高齢 者 を ネタ に し て 笑っ たり し て おり 、 エンロン の 経営 陣 は 全く 罪 の 意識 を 感じ て い なかっ た 。  この 裏 で は 、 取引 損失 を 連結 決算 対象 外 の 子会社 （ 特別 目的 事業 体 :　 Special   Purpose   Entity ,   SPE と 省略 さ れる シャドー ・ バンキング ・ システム ） に 付け替え て 簿 外 債務 と する こと も 積極 的 に 行わ れ た 。 会計 を 全米 有数 の 会計 事務所 で あっ た アーサー ・ アンダー セン が 担当 し て い た ため に 、 決算 における 市場 の 信頼 は 厚かっ た が 、 実際 に は アーサー・アンダーセン ならびに 顧問 法律 事務所 も 、 数々 の 違法 プロジェクト の 遂行 や 粉飾 決算 に 加担 し て い た 。  損失 を 簿 外 に 隠蔽 する プロジェクト の 例 として 、 ADSL を ベース と する ISP で あっ た リズムス・ネットコネクション 株 に関する LJM プロジェクト が ある 。 エンロン は リズムス 株 を 1998 年 3 月 に 1 株 あたり 1 . 85 ドル で 買収 し た が 、 1999 年 4 月 に 同社 が 上場 する と 上場 日 の 終値 は 69 ドル に も なり 、 その後 も 上昇 を 続け た ため 、 エンロン が 採用 し て い た 時価 会計 によって 評価 益 が 発生 し た 。 しかし 、 実際 に は 契約 により エンロン は リズムス 株 を 4 年間 売却 する こと が でき ず 、 あくまでも 経理 上 の 評価 益 に とどまっ て い た 。  この リズムス 株 の 値下がり リスク を ヘッジ する という 名目 で 、 エンロン は SPE で ある LJM パートナーズ を 設立 し た 。 最大 で 3 億 ドル 近く あっ た 評価 益 を 、 エンロン 本体 は 1 億 ドル のみ 計上 し て 、 残り の 2 億 ドル 程度 を LJM に 移管 し 、 その 代わり に リズムス 株 が 値下がり し た 場合 の 損失 は LJM が 負担 する こと と し た 。 LJM は 事実 上 、 エンロン と 一体 の もの で あっ た が 、 巧妙 に 連結 対象 外 と なる よう に 仕組ま れ て おり 、 リズムス 株 が その後 急落 し て 評価 損 が 出る と その 損失 を 簿 外 に 隠蔽 する 役割 を 果たし た 。  さらに 、 LJM の 設立 にあたって は 、 CFO の アンドリュー・ファストウ を はじめ と する 幹部 が エンロン 本社 の 取締役 会 の 承認 を 得 ず に LJM の 役員 を 兼任 し て 高額 の 報酬 を 得 て い たり 、 アーサー ・ アンダー セン や 顧問 法律 事務所 に も 多額 の 手数料 が 渡っ て い た 。  リズムス は その後 2001 年 8 月 に 破綻 し た ため 、 本来 で あれ ば エン ロン 本体 として 計上 す べき 1 億 ドル の 損失 が 隠蔽 さ れる こと に なっ た 。 LJM の 場合 に は 当初 の 設立 目的 は 損失 隠し で は なく 、 結果 的 に その 役割 を 果たす こと に なっ た が 、 後 に は 多く の SPE が 最初 から 巨額 の 損失 を 簿 外 に 隠蔽 する 目的 で 設立 さ れ た 。  1999 年 に 設置 し た 「 エン ロン ・ オンライン 」 において は 、 電力 だけ で なく 、 元々 エンロン の フィールド で あっ た ガス ・ 石油 を はじめ 、 石炭 、 アルミニウム 、 パルプ 、 プラスチック 、 果ては 信用 リスク 、 天候 、 ネットワーク 帯域 幅 、 排ガス 排出 権 に 至る まで 、 あらゆる 商品 の 市場 を インターネット 上 に 開設 し 、 その すべて で エンロン 自体 が 売り手 ・ 買い手 として 取引 を 行っ た 。  この エン ロン ・ オンライン の アイデア と システム は 、 稼働 当時 は もちろん 、 エンロン 破綻 後 も 高く 評価 さ れ て い た 。 しかし 、 ビジネス モデル が 手数料 ビジネス で は なく 自ら 売買 を 行う トレーディング で あっ た に も かかわら ず 、 これ まで 経験 の ない 商品 の 市場 に も 積極 的 に 乗り出し て いっ た ため に 、 もともと その 市場 に い た プレーヤー に いい よう に 利用 さ れ た 面 も あっ た 。  エン ロン ・ オンライン の 急激 に 拡大 し て いっ た 売上 ・ 利益 は 、 帳簿 上 の もの に すぎ なかっ た の で ある 。  折 から の アメリカ における IT バブル の 波 に も 乗り 、 1990 年代 後半 に は エンロン は 革新 的 で なおかつ 安定 し た 成長 を 続ける 超 優良 企業 として の 名声 を 確立 し て いっ た 。  1999 年 に は 、 ヒューストン ・ アストロズ の 本拠地 球場 の 命名 権 を 30 年 ・ 1 億 ドル で 買収 し 、 「 エン ロン ・ フィールド 」 と 名付け た 。 エンロン 破綻 後 、 2002 年 2 月 に アストロズ は 5 百 万 ドル を 支払っ て 契約 を 解除 し た 。  エンロン は ロビー 活動 に も 積極 的 で あり 、 2000 年 の 大統領 選挙 の 年 に は 共和党 ・ 民主党 の 双方 に対して 、 合計 で 20 億 ドル 以上 という 高額 の 政治 献金 を 行っ た 。  特に 、 CEO の ケネス・レイ と 地元 テキサス 州 出身 で ある 共和党 ブッシュ 大統領 や チェイニー 副 大統領 と の 個人 的 な 友好 関係 は 有名 で あり 、 これら の 政治 献金 や 友好 関係 が 、 電力 自由 化 や キャッシュ フロー 会計 など 、 アメリカ合衆国 連邦 政府 ・ 州 政府 の 政策 に 影響 を 与え た の で は ない か という 指摘 も ある 。  また 2001 年 に は 、 当時 の パウエル 国務 長官 が 、 エンロン が 進め て い た 、 インド の ダボール 火力 発電 所 プロジェクト の 事態 収拾 の ため 、 インド に 派遣 さ れる など 、 アメリカ の 外交 に も 大きく 影響 を 与え た 。  1997 年 （ 平成 9 年 ） 、 三池 炭鉱 跡地 に 火力 発電 所 を 建設 する 計画 を 発表 し て い た が 、 これ も 株価 操作 の ため で 、 首脳 陣 に は 実現 する 気 など 全然 なかっ た 事 が 判明 し て いる 。  2000 年 5 月 に は オリックス 等 と 提携 し て エン ロン ・ ジャパン が 設立 さ れ 、 丸紅 の 発電 関連 部門 など から ヘッド ハンティング し て 、 陣容 を 拡大 し て いっ た 。 さらに 「 契約 する だけ で 、 大口 顧客 に対して 在来 の 電力 会社 の 電力 料金 より 最大 で 10 % 安価 に 電力 を 供給 する 」 サービス を 発表 し たり 、 関係 会社 の エン コム （ 後 に イーパワー に 改称 ） と共に 、 青森 県 や 山口 県 で 火力 発電 所 を 建設 する 計画 を 発表 し た 。  当時 の 日本 の 電力 業界 は 「 黒船 襲来 」 として 、 真剣 に エンロン の 日本 進出 に対する 対応 を 検討 し た 。 マスメディア でも 大きく 報道 さ れ 、 その 内容 も 電力 自由 化 に 伴う 事業 用 電力 料金 引き下げ へ の 期待 から 、 おおむね 好意 的 で あっ た 。  日本 国内 の エンロン 関係 会社 は 、 その後 も 発電 所 用地 取得 に 向け て 「 基本 的 に 合意 し た 」 など の センセーショナル な プレス リリース を 発表 し 続け た ものの 、 具体 的 な 発電 所 建設 や 電力 サービス 開始 を 行う こと なく 、 2001 年 （ 平成 13 年 ） の エンロン 本社 破綻 の 直前 に 、 すべて 解散 ・ 閉鎖 さ れ た 。  2000 年 8 月 に は 、 エンロン の 株価 は 90 ドル を 超え た 。 この 時点 で 経営 陣 は 「 株価 は 130 ドル から 140 ドル 程度 まで は この まま 上昇 する だろ う 」 と の 見通し を 提示 し 、 格付け 機関 や アナリスト も エンロン 株 を 「 ストロング・バイ （ ） 」 として 株券 の 買い を 奨励 し た 。 その ため 、 年金 基金 など の 堅実 で 知ら れる 投資 主体 も 、 エンロン の 株 ・ 債券 を ポートフォリオ に 組み入れ て いっ た 。  カリフォルニア 電力 危機 で 、 経理 上 は 大きな 利益 を 上げ た ものの 、 この 危機 で 2001 年 2 月 に パシフィック ・ ガス & エレクトリック 社 が 倒産 し た ため 、 実際 に は 同社 に対する 数 億 ドル に も 上る 債権 が 回収 不能 と なっ た 。 2001 年 夏 に は 、 インド・ダボール 発電 所 、 アズリックス （ 水道 事業 ） など 、 海外 で の 十 億 ドル 単位 の 大 規模 事業 の 失敗 など が 明るみ に 出 始め 、 株価 も ゆるやか に 下落 を 始め た 。 2001 年 10 月 16 日 に 発表 さ れ た 第 三 四半期 報告 で は 赤字 が 発表 さ れ た 。 それでも アナリスト は これ を それほど 問題 視 し なかっ た 。  2001 年 10 月 17 日 、 ウォールストリート・ジャーナル が エンロン の 不正 会計 疑惑 を 報じ た 。 株価 は この 日 から 急落 する 。 証券 取引 委員 会 ( SEC ) の 調査 も 始まっ た 。 11 月 6 日 、 同じ ヒューストン に 本拠 を 置く パイプライン 企業 で ある ダイナジー が 合併 に 名乗り を 上げ 、 エンロン は 崩壊 を 免れる の で は ない か と の 観測 も いったん は 流れ た 。  しかし 、 SPE の 特殊 な スキーム によって 、 エンロン の 株価 が 一定 額 を 下回る と 、 エンロン 本体 に 巨額 な 債務 が 発生 する こと が 判明 し 、 それ が さらに また 株価 を 押し下げる など 、 状況 は 加速度 的 に 悪化 し た 。 さらに は 数々 の 不正 経理 が 明るみ に 出る に 及ん で 、 11 月 28 日 買収 交渉 は 決裂 し た 。 その 結果 、 12 月 2 日 に エンロン は 連邦 倒産 法 第 11 章 適用 を 申請 し 、 倒産 し た 。  エンロン に 投資 し て い た 投資 家 、 ならびに 自社 株 を 401 k プラン に 組み込ん で い た 従業 員 など 多く の 関係 者 が 巨額 の 資産 を 失い 、 あるいは 損失 を 抱える こと と なっ た 。 その 中 で 、 CEO ケネス・レイ 、 CFO アンドリュー ・ ファストウ 、 COO （ 一時期 ケネス・レイ の 跡 を 継い で CEO と なっ た ） ジェフ ・ スキ リング など 、 会社 の 中枢 に い た 経営 陣 ならびに その 家族 は 、 2000 年 夏 以降 の 株価 下落 局面 において 、 大量 の エンロン 株 を 売り抜け て おり 、 インサイダー 取引 の 疑い で SEC の 調査 ・ 訴追 を 受ける こと と なっ た 。  連邦 倒産 法 第 11 章 の 適用 後 、 エンロン は 各種 事業 を 再編 ・ 売却 し た 。 最も 高く 評価 さ れ て い た エン ロン ・ オンライン は 、 以後 の 事業 収入 の 1 / 3 を エンロン あるいは エンロン の 債権 者 に 分配 する という 条件 で 2002 年 2 月 に UBS ウォーバーグ へ 売却 さ れ た 。 同じく 2 月 の ニューヨーク・タイムズ や ワシントン・ポスト など の 報道 に よる と 、 この とき すでに アメリカ合衆国 議会 が 、 エンロン と ウォール街 の 調査 を 始め て おり 、 メリルリンチ 、 シティ グループ 、 JP モルガン・チェース の 三 行 が 、 エンロン の 財務 状態 を 知っ て い た こと を 明らか に し て い た 。 情報 の 非対称 性 が 露見 し て いっ た 。  2004 年 9 月 に は 、 傘下 の クロスカントリー ・ エナジー （ 米国 内 の パイプライン 資産 を 中心 に 設立 し た 会社 ） が CCE ホールディングス に 売却 さ れ た 。 さらに 、 2006 年 9 月 に は 、 プリズマ・エナジー （ 海外 資産 を 中心 と する 会社 ） の アシュモア・エナジー 社 へ の 売却 が 完了 さ れ た 。 これら の 売却 によって 得 た 金銭 を 、 債権 者 へ の 分配 が 順次 行わ れ た 。  2006 年 末 に は 、 最後 まで 傘下 に 残っ て い た ポートランド・ジェネラル・エレクトリック （ PGE 、 オレゴン 州 の 発電 会社 ） を 独立 会社 の 形態 に 改め 、 エンロン 本体 は 事業 性 を 全く 持た ない 会社 と なっ た 。 2007 年 3 月 1 日 に は 、 正式 名称 を   （ エン ロン 債権 者 回復 会社 、 ただし 対外 的 な 業務 に は 、 引き続き   を 使用 する ） と 改め 、 PGE の 株式 や 現金 など 50 億 ドル 程度 の 流動 資産 を 、 （ 紛争 解決 基金 ） として 保有 し 、 法的 手続 に従って 債務 処理 を 行う ため の 会社 に 再編 さ れ た 。 2007 年 4 月 時点 で 、 115 億 ドル が 債権 者 に 分配 さ れ た 。市場 経済 （ し じ ょうけいざい 、 ） と は 、 市場 を通じて 財 ・ サービス の 取引 が 自由 に 行わ れる 経済 の こと で ある 。 対立 概念 は 、 計画 経済 で ある 。 また 、 市場 機能 を 重視 する 経済 の こと を 、 特に 市場 主義 経済 （ し じ ょうしゅぎけいざい ） や 自由 主義 経済 （ じ ゆう し ゅぎけいざい ） など と 呼ぶ こと が ある 。  市場 経済 と は 、 市場 機能 （ 需要 と 供給 を 参照 ） を通じて 需給 調節 と 価格 調節 が 行わ れる 経済 の こと で ある 。 市場 経済 は 、 不適切 な 市場 参加 者 の 排除 等 を 前提 と すれ ば 、 優れ た 経済 システム で ある 。 たとえば 、 政府 が 需要 や 供給 に関する あらゆる 情報 を 集め て 配分 を 決定 する という 計画 経済 に対し 、 政府 による 決定 で は なく 市場 による 価格 メカニズム を 利用 し た 方 が 適切 な 配分 が 達成 できる と 考え られる 。 これ は 、 ある 人 が 支払っ て も いい と 思う コスト など 個々人 に関する 情報 （ 私的 情報 ） を 正確 に 収集 する こと は 中央 政府 で あっ て も 不可能 で あり 、 それ が 仮に 可能 で あっ て も 、 あらゆる 財 の 需給 という よう な 大量 の 情報 を 正しく 即座 に 処理 出来る という こと は 非 現実 的 だ が 、 価格 が シグナル と なっ て 多く の 場合 うまく 需給 が 調整 さ れる から で ある 。  市場 は 、 市場 価格 による 情報 の 集約 と 価格 調整 に 関わる 処理 の 分散 化 を 実現 する 。 市場 における 情報 の 伝播 時間 と 市場 参加 者 の 判断 を 待つ 必要 は 生じる が 、 市場 参加 者 の 判断 によって 、 市場 価格 は 最適 な 価格 へ と 徐々に 調整 さ れ て 行く こと に なる 。 基本 的 に 、 各々 の 市場 参加 者 は 不完全 な 情報 しか 入手 でき ない 、 能力 の 限界 で 一定 量 以上 の 情報 を 処理 でき ない ため 、 市場 価格 は 局所 最適 化 を 繰り返し て 、 真 の 最適 解 に 近付く よう な 挙動 を 示す 傾向 に ある 。  市場 経済 で は 、 何 を 消費 する か について の 判断 は 、 政府 の 役人 で は なく 、 個人 が 自己 責任 で する という の が 基本 で ある 。 市場 経済 の 場合 、 実際 の 資源 配分 を 決める の は 一 企業 または 一個人 ・ 消費 者 で あり 、 末端 の 個々 の 経済 主体 の 行動 が 集約 さ れ 、 経済 全体 の 資源 配分 に つながっ て いく 。 市場 経済 において 資源 配分 を 決める 上 で 最も 重要 な 役割 を 果たし て いる の が 価格 という こと に なる 。  なお アダム ・ スミス が 『 国富 論 』 で 唱え た よう に 、 見え ざる 手 によって 個人 の 利潤 の 最大 化 が 後押し さ れる 。 人々 が 自由 に 競争 し 経済 活動 を 営む こと が 国 の 富 を 最大 化 する といった 「 夜警 国家 論 」 を 唱え 、 国家 は 「 安価 な 政府 」 に 徹し 、 軍事 、 司法 、 警察 、 公共 事業 など の 限定 さ れ た 事業 のみ を 行う べき で ある と 主張 し た 。  自由 主義 の 立場 から の 理想 的 な 市場 は 自由 放任 主義 による 完全 競争 だ が 、 概要 冒頭 で 述べ た 前提 が 満たさ れ ず 、 市場 が その 本来 の 機能 を 十分 発揮 でき ず に 最適 な 状況 が 達成 さ れ なく なる 「 市場 の 失敗 」 と 呼ば れる 問題 も 存在 する ため 、 現代 の 大半 の 国 や 地域 で は これら の 問題 を 緩和 または 調整 する ため に 限定 的 ながら 政府 の 援助 が 行わ れ て いる 。  2010 年代 後半 以降 は ブロック チェーン による 迅速 な 取引 が 普及 し 始め た 上 に 、 人工 知能 が 市場 取引 に 参加 し 始め て いる ため 、 市場 価格 の 変動 が 急 加速 し て いる 状況 に ある 。  市場 経済 を 特徴 づける もの として は 、 次 の もの を あげる こと が できる 。  市場 経済 は 、 何 を どれ だけ 生産 し 、 誰 に どれ だけ 配分 する か という 経済 の 根本 機能 において は 他 の 経済 システム より 優れ て いる と 考え られる 。 ただし 、 前述 し た よう に 、 また 、 「 市場 経済 自体 の 欠点 」 で 後述 する よう に 、 不適切 な 市場 参加 者 の 排除 等 が 前提 と なる 。  市場 経済 において は 必要 で 不足 し て いる 商品 は 価格 が 上がり 、 利益 水準 が 高まる ため 、 生産 が 増加 する 。 この ため 、 経済 的 需要 に 応え やすい メカニズム に なっ て いる 。 また 、 より 利益 の 出せる 効率 の いい 生産 体制 を 持つ 企業 が より 強い 資源 購買 力 を 持つ ため 、 効率 的 な 生産 を 行える 者 へ 自然 と 資源 配分 さ れる システム に なっ て いる 。 この ため 、 商品 生産 において 過剰 や 過少 が 温存 さ れる こと なく 、 効率 的 な 経済 と なる 。 もっとも 、 ここ で の 「 効率 的 」 は 、 財務 的 に 効率 的 な の で あっ て 、 本来 の 意味 で の 経済 的 に 効率 的 で も ある と は 限ら ない 。  経済 学者 の 大竹 文雄 は 「 スーパー に 商品 が たくさん あり 、 品 余り ・ 品 不足 が 少ない の は 、 市場 経済 が うまく 機能 し て いる から で ある 」 と 指摘 し て いる 。  また 、 市場 経済 は 、 競争 を 促進 する 機構 が 働く ため 労働 者 の 勤労 意欲 が 増し 、 生産 力 の 増強 ・ 投資 を 誘発 し て 経済 成長 が 起き やすく なる 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は 「 市場 経済 と は 価格 の 持つ 誘因 機能 を 利用 し 、 経済 の 成長 ・ 発展 を 目指す 経済 で ある 」 「 市場 経済 の メカニズム の 重要 な 点 は 、 個人 ・ 企業 の 自由 で 自発 的 な 行為 に 委ね 、 資源 の 無駄 使い を 防ぐ という 点 で ある 」 「 バブル の 発生 や 環境 問題 など （ 市場 の 失敗 ） を 除け ば 、 市場 経済 に は 、 資源 を より 生産 性 の 高い 産業 に 配分 する という メカニズム が 存在 する 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 野口 旭 、 田中 秀臣 は 「 市場 システム に は 、 『 神 の 見え ざる 手 』 の よう に 、 『 社会 的 に 最適 な 生産 および 消費 』 を 自動的 に 実現 さ せる よう な メカニズム が 備わっ て いる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の タイラー ・ コーエン は 、 金銭 的 な インセンティブ に 硬直 し がち で 人間 を 疎外 する と さ れる 市場 経済 こそ が 実は 多様 な インセンティブ を 許容 する 仕組み で あり 、 インセンティブ が 制限 さ れる 社会 主義 の 方 が むしろ 金銭 的 な インセンティブ に 硬直 し がち で ある と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の スティーヴン・ランズバーグ は 「 エコノミスト は 、 誰 も 資源 から 利益 を 得 ない より は 誰 か が 利益 を 得 た ほう が よい と 考える ため 、 私的 所有 制度 は 優れ て いる と 考える 」 と 指摘 し て いる 。 ランズバーグ は 「 所有 権 が 守ら れ て おり 、 市場 が 競争 的 で あれ ば 費用 に対する 便益 が 最大 に なる よう に 市場 価格 は 決まる 。 この 条件 が 満たさ れ て いれ ば 、 いちいち 費用 ・ 便益 を 計算 し なく て も 、 市場 メカニズム による 価格 決定 に 比べ て 価格 管理 は 悪 で ある と 言い 切れる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 小塩 隆士 は 「 市場 メカニズム が 基盤 と なっ て いる 社会 は 、 『 機会 の 平等 』 が 成り立ち やすい 社会 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ロバート ・ H ・ フランク は 「 アメリカ など の 先進 国 の 生活 水準 は 、 18 世紀 に 所有 権 という 考え方 が 明確 化 ・ 強化 さ れ て 以来 、 約 40 倍 向上 し た 。 ただし 、 所有 権 は 大きな 利益 を 生み出す 一方 で 、 費用 も 生じ させる 」 と 指摘 し て いる 。  市場 経済 の 考え方 は 、 一見 間違っ た 判断 を し て い て も 、 あくまで 個人 の 自主 性 を 尊重 しよ う という もの で ある 。 市場 経済 は ショック に対して 迅速 に 適応 する 一方 で 不安定 さ を 内包 し て いる 。 また 、 不安定 と 並び 、 市場 経済 の 問題 として 分配 の 不平等 が ある 。 何 が 公正 ・ 平等 な 分配 で ある か は 価値 判断 の 問題 で ある ため 、 市場 は 所得 ・ 資産 を 公正 ・ 平等 に 分配 する こと が 出来 ない 。  野口 旭 、 田中 秀臣 は 「 現実 は 理論 そのもの で は ない 。 現実 の 経済 は 、 市場 の 理想 的 な 働き を 妨げる 様々 な 要素 が 存在 し て いる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊藤 修 は 、 市場 経済 が 解決 でき ない 問題 として 、 景観 の 維持 、 景気 変動 ・ バブル による 被害 、 所得 分配 、 格差 の 問題 を 挙げ て いる 。 伊藤 は 「 市場 経済 を 放置 し て おけ ば 、 貧富 の 差 は 雪だるま 式 に 拡大 する 法則 を 持っ て いる 」 と 指摘 し て いる 。  野口 旭 は 「 市場 経済 の 宿命 と いえる 問題 点 の 一つ は 『 所得 分配 の 不 平等 性 』 で ある 。 市場 経済 で は 、 人々 の 所得 は 、 自身 の 労働 が 市場 で どう 評価 さ れる か によって 決まる 。 その ため 、 必ず 所得 の 不平等 が 生じる 。 さらに こうした 所得 の 不平等 の 結果 として 『 所有 の 不平等 』 が もたらさ れる 」 と 指摘 し て いる 。  社会 学者 の 立岩 真 也 は 「 市場 経済 自体 が 私的 所有 を 前提 に する こと で 、 私的 所有 の 条件 を 満たし て い ない 人々 の 生き方 を 困難 に し て いる 」 と 指摘 し て いる 。  野口 は 「 『 分配 と 所有 の 不平等 が 存在 し ない 社会 』 という 理念 に 基づい た 経済 社会 と は 、 社会 主義 経済 で ある 」 「 共産 主義 者 に よれ ば 、 市場 経済 は 、 弱肉強食 の 経済 という こと に なる 。 市場 経済 は 時として 、 極端 な 所得 格差 、 資産 格差 を 生み出す 。 正し それ が 社会 公正 や 社会 理論 の 観点 から 許容 さ れる べき か どう か という 問題 と 、 市場 経済 自体 に対する 評価 の 問題 と は 別 の 問題 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  中野 剛志 は 株主 は 短期 的 な 利益 を 求める ので 、 株主 の 力 が 強く なる と 、 経営 者 は 技術 開発 や 人材 育成 が でき なく なり 、 市場 経済 が 進む と 視野 の 短期 化 が 起こる こと を 指摘 し て いる 。 また 、 労働 市場 を 自由 化 し 、 市場 メカニズム を 働かせる ほど 、 長期 的 な 投資 が 行わ れ なく なり 、 短期 的 に なる が 、 アメリカ の 石油 産業 を 一 例 に 挙げ 、 産業 の 安定 性 や 弾力 性 を 奪う こと も 指摘 し て いる 。  中野 は 実際 の 社会 で は 経済 学 が 想定 する 市場 の よう に 、 宇沢 弘文 が 言う ところ の " マリア ブル "( 可塑 性 ・ 柔軟 な 変化 の 可能 性 ) に は 動か ない と し て いる 。 人間 や 自然 など お金 で は 買え ない 価値 を 多分 に はらん だ もの は 、 急 に 必要 に なっ た から 取り出す とか 、 要ら なく なっ た から 捨てる という こと は でき ず 、 日本 で 行わ れ た 労働 移動 の 自由 化 や 派遣 労働 の 問題 が 典型 で ある が 、 それ を 市場 で 交換 し た 途端 に 、 人間 性 や 個人 の 尊厳 など の 市場 で 交換 でき ない はず の 大切 な もの が 破壊 さ れ て しまう と し て いる 。  大竹 文雄 は 「 市場 競争 は 人々 の 間 に 発生 する 所得 格差 の 問題 を 解決 し て は くれ ない 。 しかし 、 社会 全体 の 所得 が 上昇 する という 意味 で 、 市場 経済 が 人々 を 豊か に し て くれる 。 富者 から 貧者 に 所得 の 再 配分 を する 余力 が 生まれる ため 、 貧者 の 生活 水準 を 上げる こと が できる 」 と 指摘 し て いる 。 大竹 は 「 一 人 勝ち が 発生 し て しまう と 市場 メカニズム は うまく 機能 し ない こと が 多い 。 大事 な の は 、 市場 競争 が 問題 だ と 結論づけ 、 競争 を 否定 する ルール を 採用 する の で は なく 、 市場 競争 が うまく 機能 する よう な ルール を 採用 する こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 香西 泰 は 「 市場 経済 は 環境 問題 を 解決 でき ない と 批判 さ れる が 、 社会 主義 の 国々 でも 凄まじい 環境 破壊 は 起き て いる 。 環境 規制 が なさ れれ ば 、 市場 は それ を 守る 。 環境 問題 の 内部 の 内部 化 により 、 環境 保護 へ の インセンティブ が より 強く なり 、 自発 的 な 環境 保全 へ と つながる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 佐和 隆光 は 「 自由 で 競争 的 な 市場 経済 は 、 効率 的 で ある が 公正 まで は 担保 し ない 。 公正 を 担保 する の は 政府 の 役割 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 中谷 巌 は 「 個人 が 正しい として 判断 し た 結果 、 社会 全体 で 正しく ない こと が 起き た 場合 に 限っ て 、 政府 は 規制 を す べき で ある 」 と 指摘 し て いる 。  野口 旭 は 「 市場 経済 が 持つ 『 弱肉強食 』 的 な 弊害 は 、 政府 が 社会 保障 の 充実 ・ セーフティ ネット の 拡充 など を 行う こと によって ある程度 緩和 できる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ミルトン・フリードマン は 「 市場 経済 は 本来 的 に 不安定 で あり 、 放任 し て おく と 好況 と 不況 を 循環 的 に 繰り返す ため 、 政府 が 介入 し 景気 を 安定 さ せ なけれ ば なら ない 。 世界 恐慌 も 政府 の 経済 運営 の 失敗 が 原因 で 発生 し た 。 ただし 、 経済 の 安定 的 な 成長 の ため に 必要 な の は 、 政府 の 介入 を 減らす こと で あり 、 増やす こと で は ない 」 と 指摘 し て いる 。  野口 旭 、 田中 秀臣 は 「 市場 の 機能 を 阻害 する 最大 の 要素 は 、 市場 経済 に対する 政府 の 関与 そのもの で も ある 。 典型 的 な の は 公的 企業 で あり 、 公的 企業 に は 効率 的 な 資源 配分 を 実行 する インセンティブ が 備わっ て い ない 。 また 政府 関与 による 市場 機能 の 阻害 の もう 一つ の 根源 は 、 政府 規制 ・ 優遇 政策 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  香西 泰 は 「 市場 経済 によって 生まれる 経済 的 弱者 の 保護 を 建前 に 、 市場 へ の 規制 ・ 介入 が 正当 化 さ れる 例 は 多い 。 善意 で 行わ れ た 弱者 保護 政策 が 、 かえって 一部 の 既得 権益 を 守る 結果 と なり 、 大勢 の 人々 の 生活 を 苦しく さ せる こと は 珍しく ない 。 市場 経済 と 、 規制 ・ 介入 による 不公平 の 実態 を しっかり と 見極める こと が 重要 で ある 。 個々 の 不平等 より 一般 的 な 所得 再 配分 政策 を とる こと が 望ましい 」 と 指摘 し て いる 。  アダム ・ スミス は 『 道徳 感情 論 』 で 自由 主義 的 な 市場 経済 に際して 、 それ を 経済 活動 として 実行 する 人々 の 道徳 が 重要 で ある と 主張 し て いる 。  経済 学者 の 澤田 康幸 は 「 市場 経済 と は 取引 で 成り立っ て いる 世の中 の こと で ある が 、 取引 は インチキ や ごまかし 等 と 常に 隣り合わせ で ある 。 それら は 、 先進 国 の 政府 で も 取り締まり きれ ず 、 ましてや 途上 国 政府 にとって は 手 に 余る 問題 で ある 。 それ に も 関わら ず 、 市場 経済 は 途上 国 で も それなり に 成り立っ て いる 。 途上 国 で は 、 民間 の 努力 や 工夫 、 制度 の 支え によって 、 政府 が 頼り なく て も 市場 経済 が 何とか 成り立っ て いる 」 「 ヒト ・ モノ ・ カネ の 取引 において 市場 は なかなか 機能 し ない もの で ある が 、 途上 国 の 農民 、 商人 、 企業 家 は 家族 の 絆 、 血縁 、 地縁 、 仲間 意識 、 民族 の 紐帯 、 共同 体 ルール といった 暗黙 の 契約 を 活用 し て 円滑 な 取引 の 成立 に 貢献 し 、 市場 の 失敗 を 克服 し て き た 」 と 指摘 し て いる 。 また 澤田 は 「 IMF （ 国際 通貨 基金 ） や 世界銀行 の エコノミスト 、 或いは 日本 の 援助 機関 の 間 で も 、 途上 国 における 『 市場 の 失敗 』 の 実態 把握 こそ が 重要 で ある と の 意識 が 希薄 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  エコノミスト の 神田 玲子 は 「 本来 ､ 市場 経済 の 源泉 は 競争 で あり ､ 競争 が もたらす ダイナミズム によって 成長 が 生まれる ｡ こうした 市場 の ダイナミズム の 中 で 生活 する 人々 は ､ ダイナミズム から 生じる 将来 の 不 確実 性 から 逃れる こと は でき ず ､ 景気 後退 時 に 人々 の 不安 が 高まる こと は 避け られ ない ｡ こうした 市場 の 不安定 性 に対して 、 民主 主義 は 人々 の 不安 を 和らげる 役割 を 担っ て き た 。 市場 経済 は ､ 人々 が 市場 で 自分 の 欲しい もの を 選択 し 購入 する 場 で ある ｡ そこ で は ､ 人々 が 自分 の 判断 に 基づい て 決定 する という 『 自律 』 が その 基盤 と なる ｡ 一方 ､ 民主 主義 は ､ 人々 が 共通 の リスク を 互いに どの よう に 支え 合う の か という 『 連帯 』 を 基本 と する ｡ そう 考える と 『 市場 経済 と 民主 主義 』 という 二つ の 概念 は 『 自律 と 連帯 』 という 言葉 で 再 定義 する こと が 可能 で ある 。 しかしながら ､ 現代 において は ､『 市場 経済 と 民主 主義 』 の 関係 は 大きく 変容 し つつ ある 。 グローバル 化 ､ IT 化 の 下 で ､ 市場 経済 の 変化 の スピード が 速まり ､ かつ 不安定 性 な もの と なっ て いる 」 と 指摘 し て いる ｡  岩田 規久男 は 「 自由 な 価格 機構 の 前 で は 、 身分 ・ 階級 は 無意味 で ある 。 市場 経済 は 経済 的 民主 主義 と 一体 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  大竹 文雄 は 「 市場 という 自由 競争 で 効率 性 は 高め られる が 、 それ は 格差 や 貧困 の 問題 を 解消 する わけ で は ない 。 格差 や 貧困 は セーフティ ネット 、 所得 再 分配 で 解決 する 。 つまり 、 効率 性 と 分配 を 分け て 考える という こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ラファエル・ディ・テラ と ロバート ・ マッカロック の 研究 に よれ ば 、 市場 主義 や 資本 主義 を 支持 する か どう か 国際 比較 統計 で 分析 する と 、 価値 観 として 大事 な こと が いくつ か ある と し て いる 。 1 つ は 、 勤勉 が 成功 に つながる という 価値 観 を 人々 が 持っ て いる という こと 。 もう 1 つ は 、 汚職 が ない という こと 、 と し て いる 。  中野 剛志 は スーザン ・ スト レンジ の カジノ 資本 主義 という 言説 を 取り上げ 、 金融 の 自由 化 に 懸念 を 示し て いる 。 資本 の 移動 を 自由 化 すれ ば 、 資源 が 効率 的 に 配分 さ れる とか 、 均衡 する という 経済 学 の 理論 と は 異なり 、 現実 に は 一 カ所 に 資本 が 集中 する こと で バブル が 発生 し 、 その バブル は 必ず 崩壊 する として 、 その 典型 として 1997 年 の アジア 通貨 危機 を 挙げ て いる 。 また 、 金融 の グローバル 化 が 進ん だ 現在 で は バブル 崩壊 の 影響 が 世界 的 に 予想 外 の 連鎖 を もたらす と し た 上 で 、 例 として リーマン ・ ショック 後 の 同時 多発 的 な 国家 債務 危機 を 挙げ て いる 。  中野 は 資本 主義 という もの は 将来 の 不 確実 性 に 向かっ て お金 を 出す 行為 で あり 、 スーザン ・ スト レンジ を 例 に 挙げ 、 資本 主義 そのもの は ギャンブル 的 な 要素 を 非常 に 強く 持っ て いる と し て いる 。 金融 ・ 信用 ・ 資本 ・ 投資 という 行為 が 働か なけれ ば 資本 主義 で は なく 、 それ は 単なる 市場 経済 で ある が 、 1990 年代 の 日本 の 高 コスト 構造 の 是正 を 提唱 し た 構造 改革 論 者 は 市場 経済 の こと だけ を 考え て おり 、 本質 的 な 資本 主義 の 構造 を 全く 考え て い なかっ た と し て いる 。 ヨーゼフ・シュンペーター の よう に 市場 経済 と 資本 主義 を 区別 し て おく という こと は 極めて 重要 な こと で ある と し て いる 。  中野 は 資本 主義 が 市場 経済 と 異なる の は 、 将来 に 向け て 現在 行動 する 、 現在 の 支出 が 現在 の 利益 で は なく 将来 の 利益 に なる という 点 で あり 、 現在 支出 し た 人 と その 利益 を 得る 人 が 一致 し ない という 点 だ と し て いる 。 つまり 、 自分 が 現在 支出 し た もの が 自分 が 死ん だ 後 に 将来 の 誰か の 利益 に なる かも しれ ない という モラル が 資本 主義 を 支え て いる と し 、 シュンペーター も 家族 を 重視 する こと で 同様 の 理論 を 提示 し て いる こと を 示し て いる 。  岩田 規久男 は 「 市場 経済 の 不安定 性 が 最も 顕著 に 現れ た の が 、 1929 年 の アメリカ を 震源 地 と し た 世界 恐慌 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の アンナ・シュウォーツ は 「 金融 当局 が 政策 的 に 間違わ なけれ ば 、 本来 、 金融 危機 は 短期 的 な 現象 で ある 。 公衆 の 追加 的 な 通貨 へ の 需要 が 緩和 さ れれ ば 、 危機 は 自然 に 終息 する 」 と 指摘 し て いる 。  2007 年 の アメリカ の 調査 機関 で ある ピュー 研究所 の ピュー・グローバル 意識 調査 に よる と 、 「 市場 経済 に 信頼 を 置く 」 という 人 が アメリカ 、 イギリス 、 カナダ 、 スウェーデン 、 インド 、 中国 、 韓国 など で は 7 割 以上 で ある が 、 日本 は 49 % と なっ て いる 。  経済 学者 の 小塩 隆士 は 「 かつて の 社会 主義 諸国 が 体制 を 維持 でき ず 、 市場 経済 に 移行 し た の は 、 公平 性 を 追及 し 過ぎ た あまり 、 効率 性 を おろそか に し た 結果 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の コルナイ・ヤーノシュ ら の 研究 で は 、 政府 が すべて の 人々 の 目的 関数 を 明確 に 情報 として 把握 する こと は 不可能 で あり 、 政府 が 市場 の 代わり を 担う こと は でき ない と し 、 市場 経済 が 膨大 な 計算 を 自立 分散 的 に 行っ て いる こと を 明らか に し て いる 。  「 社会 主義 市場 経済 」 を 目指す 中国 について 、 中谷 巌 は 「 社会 主義 と 市場 経済 は 、 基本 的 に 相容れない 。 市場 経済 は あくまで 個人 の 自由 な 経済 活動 の 自由 を 前提 と し て いる が 、 社会 主義 は 個人 の 自由 な 政治 活動 を 禁じ て いる 。 経済 活動 は 自由 で ある が 、 政治 活動 は 不自由 という 体制 は 長く は 続か ない 」 と 指摘 し て いる 。  13 世紀 初頭 から 19 世紀 半ば まで 、 市場 経済 は 「 神 へ の 冒涜 」 「 不法 行為 」 「 平穏 な 生活 を 脅かす 行為 」 と さ れ 大きな 反発 を 呼び 、 拒絶 反応 さ れる 状況 が 続い た と さ れ て いる 。  日本 経済 は 戦後 、 市場 メカニズム を 活かし て 、 経済 成長 率 を 高める こと に 成功 し た 。リスク アセスメント （ ） と は 、 リスク 特定 、 リスク 分析 、 リスク 評価 を 網羅 する プロセス 全体 を 指す  。  通常 は 、 リスク アセスメント の 後 で 、 リスク 対応 を する 。  リスク 対応 の 手段 に は 、 リスク 源 の 除去 、 起こり やす さ の 変更 、 結果 の 変更 、 他者 と の リスク の 共有 、 リスク の 保有 など が ある 。  リスク アセスメント と は 、 もともと リスク 管理 プロセス 内 の サブ プロセス で ある 。 安全 工学 上 は リスク と は 、 人 、 環境 、 物 に 悪い 影響 を あたえる 可能 性 と 大き さ ( の 積 ) で ある 。 予測 さ れる リスク の 可能 性 と 大き さ ( 予測 値 ) と 、 許容 さ れる リスク の 可能 性 と 大き さ ( 許容 値 ) を 比較 し 、 予想 値 が 許容 値 を 上回っ た 時 リスク 軽減 の 施策 又は リスク 回避 の 施策 を とる という 意思 決定 を 行い 、 実際 に その 施策 を とり 、 より 安全 な 状態 を 実現 する プロセス を とる こと に なる 。 この プロセス 全体 が リスク 管理 プロセス で ある 。 この よう に 、 リスク アセスメント は 、 リスク 管理 プロセス 内 の 意思 決定 サブ プロセス と なる 。  リスク アセスメント ( risk   assessment ) は 、 「 リスク 評価 」 と 訳さ れる こと が 多い 。 しかし 、 risk   evaluation を リスク 評価 と 訳し て いる 場合 も あり 注意 が 必要 で ある 。 本来 、 assessment と evaluation と の 間 に は 、 若干 の 相違 点 が ある 。 evaluation は 評価 する 行為 そのもの で ある の に対して 、 assessment は 評価 し た 結果 に 基づい て 考察 を 加え 、 判断 する こと まで 含める 概念 で ある 。 例えば 、 環境 アセスメント は 、 その 代表 的 な 使い方 で ある 。 risk   assessment ,   risk   evaluation ,   risk   characterization ,   risk   management など の 訳語 に 調整 ( Harmonization ) が 必要 で ある 。 これら の 用語 について は UNEP / ILO / FAO / WHO / ILO / UNIDO / UNITAR / OECD による 整理 事例 が ある 。漁業 権 （ ぎょぎょ うけん 、 ） と は 、 漁業 を 行う 権利 で ある 。 国 ごと に 法体 系 が 異なる ので 、 漁業 権 の 法的 な 性格 は 異なっ て いる 。  米国 で は 、 基本 的 に 全て の 国民 ・ 市民 が 自由 に 漁業 を 行う 権利 を 持っ て いる 。  可 航 水域 で は 、 誰 でも 自由 に 漁業 を 行う こと が できる 。  河川 の 沿岸 部 など 、 航行 に 制限 が 加え られる 「 非 可 航 水域 」 で は 、 ある 種 の 独占 排他 的 な 権利 が 設定 さ れ て いる 。  沿岸 土地 の 所有 者 に （ 沿岸 権 ） が 一括 し て 付与 さ れ て おり 、 その 沿岸 権 の 一部 に   その 区域 で 漁業 を 行う 権利 も 含ま れ て いる 。 つまり 、 沿岸 の 土地 を 所有 し て いる 者 が 、 隣接 する 海域 の 漁業 権 も 持っ て いる こと に なる 。  この 漁業 権 は 「 特定 の 個人 に 帰属 する もの 」 で は なく 、 「 特定 の 土地 に 付随 する 権利 」 で ある 。 よって 、 土地 所有 権 が 移転 する と 、 それ とともに 漁業 権 も 移動 する 。  もともと ニュージーランド で は 、 自国 の 国民 ・ 市民 に対して 自由 漁業 を 行う こと を 慣例 として 認め て いる 。  ニュージーランド で は 漁業 を 専業 と する の は 水産 会社 だけ だっ た という 事情 が あっ た ので 、 1986 年 に 制定 さ れ た " Fisheries   Amendment   Act   1986 "（「 1986 年 　 漁業 修正 法 」 ） で は 、 魚 を 獲る 権利 として で は なく 、 漁業 産業 を 行う 権利 という 形 で 扱わ れ て いる  。 漁業 労働 者 も 、 漁民 として 扱う の で は なく 、 「 水産 会社 従業 員 」 と 位置づけ 、 水産 会社 に 与え られ た 権利 を 執行 する 者 と 解釈 さ れ た 。  この 法律 が 施行 さ れ た 結果 、 それ まで 自由 に 行わ れ て い た 漁労 行為 の 権利 が 侵害 さ れる よう に なり 、 問題 と なっ た 。 特に 、 マオリ たち が ワイタンギ 条約 によって 女王 から 保障 さ れ て いる 、 自由 に 漁労 を 行う 権利 が 侵害 さ れ た こと は 大 問題 に なっ た 。 また 、 市民 が 健全 な レクリエーション として 行っ て いる 遊魚 について も さまざま な 見解 が 示さ れる よう に なっ た 。  漁業 権 は 沿岸 漁業 の 秩序 維持 と 漁民 の 経済 的 な 保護 を 目的 と し て いる 。  日本 における 「 漁業 権 」 は 、 （ 特許 ） 公法 上 の 権利 で ある 。 漁業 権 に関する 申請 ・ 届出 ・ 許可 ・ 認可 など は 、 「 漁業 法 」 が 規定 し て おり 、 また 、 処分 に対する 異議 申立 について は 、 行政 手続 法 や 行政 不服 審査 法 、 行政 事件 訴訟 法 の 適用 を 受ける 。 しかし 、 これら 公法 の 適用 は 、 私法 の 適用 を 当然 に は 否定 し ない から 、 公法 の 規定 に 反し ない 限り において 、 私法 の 適用 が 認め られる 。 例えば 、 漁業 権 の 申請 と 許可 の 関係 は 、 意思 の 合致 という 点 において 契約 関係 と 解釈 する こと が 可能 で あり 、 漁業 権 は 、 漁業 法 など の 公法 の 規定 に 反し ない 限り において 、 行政 機関 に対する 私法 上 の 債権 として の 性質 を 持つ 、 と さ れ て いる 。 また 、 行政 機関 における 公法 上 の 権利 に関する 取り扱い は 、 公法 の 規定 の 範囲 内 において 行政 機関 の 裁量 に 任さ れ て いる が 、 権利 の 取り扱い が 行政 機関 の 性質 に 照らし て 著しく 不 適当 で ある とき は 、 行政 訴訟 において 、 公序良俗 違反 や 信義 則 、 権利 濫用 など の 私法 上 の 規定 を 理由 と し た 制限 が 加え られる こと が ある 。 この よう に 、 公法 上 の 権利 を 私法 上 の 権利 と 同様 に 扱う 考え方 を 「 公法 私法 一元論 」 と いい 、 判例 及び 学説 において は 、 この 考え方 が 有力 で ある 。 公法 上 の 権利 は 一般 的 性質 として 、 行政 機関 に対する 私法 上 の 債権 として の 性質 を 有する もの で ある から 、 公法 上 の 権利 で ある 漁業 権 について も 、 行政 機関 に対する 私法 上 の 債権 として の 性質 が 認め られる の で ある 。  この よう な 公法 上 の 権利 の 一般 的 性質 と は 別に 、 漁業 法 23 条 は 、 漁業 権 を 民法 上 の 物権 と みなし 、 土地 に関する 規定 を 準用 する と 定め て いる 。 この 規定 は 、 行政 機関 が 、 漁業 法 に 基づく 公法 上 の 処分 を 行う にあたり 、 私法 上 の 物権 に対する 取り扱い に 準じ て 行う こと を 定める 規定 で ある （ 公法 私法 一元論 と は 異なり 、 純然 たる 公法 上 の 規定 で ある ） 。 漁業 法 23 条 は 、 「 民法 上 の 物権 と みなす 」 として は いる が 、 実際 に は 、 漁業 権 の 譲渡 は 、 例外 的 な 移転 を 除い て 禁止 さ れ （ 同 法 26 条 1 項 ） 、 貸付 は 不能 （ 同 法 30 条 ） で あり 、 抵当 権 の 設定 、 使用 方法 に 至る まで 、 漁業 法 は 多く の 制限 を 科し て おり 、 民法 上 の 物権 と みなし て いる と 考え られる 点 は 殆ど ない 。  また 、 海面 は 、 土地 所有 権 の 設定 対象 に は なら ず 、 用益 物権 は 、 土地 所有 権 に 基づく 支配 権 の 一部 を 譲渡 し た 形態 で ある から 、 海面 に 設定 する こと が 可能 な 漁業 権 は 用益 物権 で は ない 。  漁業 権 漁業 は 、 以下 の 3 種 に 大別 さ れる （ 漁業 法 6 条 2 項 ） 。 漁業 権 から 派生 する 「 入漁 権 」 に 基づく 漁業 も 分類 上 含む 。 定置 漁業 権 、 区画 漁業 権 の 2 種 について は 免許 を 受ける 漁業 者 個人 が 権利 主体 と なり 、 共同 漁業 権 、 特定 区画 漁業 権 について は 、 免許 を 受ける 漁業 協同 組合 （ 漁協 ） あるいは 漁業 協同 組合 連合 会 （ 漁 連 ） が 権利 主体 と なる 。  一定 期間 、 一定 場所 に 網 その他 の 漁具 を 敷設 ・ 定置 し て 漁業 を 営む 権利 （ 同 法 6 条 3 項 ） で 、 以下 の 種類 が ある 。  上記 以外 の 小型 定置 網 漁業 は 第 二 種 共同 漁業 権 に 分類 さ れる 。 免許 期間 は 5 年 。  一定 の 区域 内 で 水産 動植物 の 養殖 業 を 営む 権利 。 3 種 に 分かれる （ 同 法 6 条 4 項 ） 。 免許 期間 は 10 年 。  以上 の うち 、 ひび 、 藻類 、 真珠 母 貝 、 小 割 式 、 かき 、 貝類 の 6 種 について は 入漁 権 が 設定 可能 で あり 、 「 特定 区画 漁業 権 」 と 総称 さ れる 。 特定 区画 漁業 権 について は 免許 期間 は 5 年 。  一定 地区 の 漁民 が 一定 の 漁場 を 共同 に 利用 し て 漁業 を 営む 権利 。 以下 の 5 種 に 分かれる （ 同 法 6 条 5 項 ） 。 免許 期間 は 10 年 。  日本 最古 の 成文 法典 、 大宝 令 の 雑 令 に 「 山川 藪 沢 の 利 は 、 公私 之 を 共に す 」 と の 規定 が ある 。 海面 、 河川 、 湖沼 など （ 山川 藪 沢 ） において 万民 による 自由 使用 の 原則 を 明らか に し 、 特定 人 に対する 独占 的 な 漁場 利用 の 権利 は 認め なかっ た の で ある 。  封建 制 の 確立 、 漁具 及び 漁法 の 発達 に 伴い 、 漁場 の 独占 利用 権 など 現行 の 漁業 権 、 入漁 権 の 原型 が 形成 さ れ た 。  具体 的 に は 、 藩主 による 漁場 の 領有 と 藩主 へ の 貢 租 の 納入 を 前提 として 、 「 磯 猟 は 地 附き 、 根 附き 次第 、 沖 は 入会 」 という 一般 原則 が 確立 さ れ 、 これ に 基づい て 、 「 磯 」 について は 沿岸 漁村 部落 が その 地 先 水面 を 独占 利用 する 権利 が 認め られ 、 「 磯 」 の 外側 沖合 について は 入会 として 付近 諸 部落 の 漁民 に 開放 さ れ た 。  ただし 、 時代 が 下る につれて 新規 漁法 による 乱獲 を 防止 する ため に 入会 と なっ て いる 海域 で も 沿岸 漁村 部落 が 中心 と なっ て 協定 を 結ん で 自主 規制 を 行う の 動き を 見せ て いる 。 例えば 、 江戸 → 東京 に 近い 、 東京 湾 の 漁村 44 か村 の 間 で 取り決め られ た 内海 三 十 八 職 が その 代表 的 な 例 で ある 。  1874 年 に 明治 政府 は 「 太政官 布告 」 をもって 海面 の 官有 及び 借 区 制 を 打ち出し た 。 これ は 、 従来 の 慣習 を 白紙 に 戻し 、 漁業 者 から 海面 使用 申請 の 提出 を 求め 、 新た に 海面 使用 料 （ 海面 借 区 料 ） を 徴収 しよ う と する もの だっ た 。 しかし 、 これ によって 漁場 争奪 の 紛争 が 続出 し た ため 、 翌 1875 年 に 「 太政官 達 」 をもって 「 漁業 者 に は 府県 税 を 賦課 し 、 漁業 取締り は なるべく 従来 の 慣習 に 従う 」 こと と 改め た 。  1885 年 、 政府 は 「 漁業 組合 準則 」 を 制定 、 漁業 組合 の 組織 化 と 組合 規約 の 中 で 漁場 区域 と 操業 規律 を 定める こと を 打ち出し た 。 しかし 、 漁業 組合 が 規約 の 中 で 従来 の 慣習 を 超え た 漁場 区域 を 定める など し た こと から 、 依然として 漁場 紛争 が 絶え なかっ た 。  1900 年 、 「 漁業 法 」 が 制定 さ れ 、 初めて 法律 に 基づく 国家 統制 が 定め られ た 。 しかし 、 漁業 権 の 性格 が 明確 に 位置づけ られ なかっ た こと や 漁業 組合 制度 に 不備 が あっ た こと など から 、 間 を おかず し て 改正 の 議 が 起こっ た 。  1909 年 、 漁業 法 が 全面 改正 さ れる （ 明治 漁業 法 ） 。 従来 の 慣習 を 基盤 として 漁業 権 制度 、 漁業 許可 制度 、 漁業 取締 制度 が 打ち出さ れ た 。 ただし 、 漁業 権 について は 20 年間 の 免許 期間 及び 更新 制 と なり 、 新規 免許 について は 申請 者 の 先 願 主義 が とら れ た ため 、 権利 が 半永久 化 し 、 水面 の 計画 的 高度 利用 の 障害 と なっ た と さ れる 。  1949 年 に 現行 「 漁業 法 」 を 制定 。 これ は 農地 改革 と 並ぶ 第 二 次 大戦 後 の 日本 の 民主 化 政策 の 一環 として すすめ られ た もの で 、 「 漁業 改革 」 と いわ れる 。 明治 漁業 法 に 基づく 旧 漁業 権 は 、 補償 金 の 交付 と 引き替え に 消滅 し 、 新た な 漁業 権 が 計画 的 に 免許 さ れる こと に なっ た 。 この とき の 補償 総額 は 180 億 円 と いわ れる 。  現行 漁業 法 と 明治 漁業 法 と の 対比 で は 、 おおむね 以下 の こと が 特徴 として 挙げ られる 。  1951 年 の 漁業 法 は 改正 は 漁業 権 について 2 つ の 主眼 が 置か れ て いる 。 第 一 は 、 海 に 出 て 行か ない 俗 に いう 「 羽織 漁師 」 や 地元 ボス による 地 先 の 海 の 支配 を 排除 し 漁村 の 民主 化 を 図る という 点 で ある 。 第 二 は 資源 保護 は 現に 日々 漁 を 行っ て いる 地 先 の 漁民 によって 最も よく 維持 管理 が 図ら れる と の 認識 の もと 、 漁場 の 適切 な 管理 を通して 生産 性 を 増大 さ せる という 点 で ある 。  その後 、 1966 年 に 指定 漁業 を 中心 として 漁業 権 制度 、 内 水面 漁業 制度 など の 改正 を 経 て 現在 に 至っ て いる 。  グローバル 化 の 進展 に 伴い 、 オランダ 、 アイスランド 、 カナダ は 、 1970 年代 後半 という 早い 時期 から 、 漁業 権 を 証券 化 し た （ ITQ 方式 ） を 採り いれ て いる 。 この 制度 を 取り入れ た チリ で は 、 国中 の 漁業 権 の 9 割 を たった 7 つ の 企業 が 支配 する 結果 と なっ た 。 また 、 アイスランド で は 、 1990 年 から 譲渡 性 個別 割当 を 導入 し た が 総 漁獲 量 の 98 ％ が 証券 化 さ れ た 。 これ は リーマン ショック で も 資産 価値 を 失わ なかっ た ので 国外 に 流出 し た 。 導入 割合 は 、 ニュージーランド で 漁獲 量 の 6 割 に 、 オーストラリア で も 4 割 に 達し て いる 。 日本 で も 、 2006 年 から ミナミ マグロ が 、 2007 年 から ず わい が にが 、 それぞれ 所定 の 水揚げ 港 で 譲渡 性 個別 割当 制度 に 組み入れ られ て いる 。『 エコノミスト 』 （" The   Economist "） は 、 イギリス の 週刊 新聞 で 、 ロンドン に 所在 する エコノミスト ・ グループ から 発行 さ れ て いる 。 新聞 で は ある が 、 外見 は 雑誌 の 体裁 を とっ て いる 。 日本 の 読売新聞 と 提携 し て いる 。  なお 、 毎日新聞社 出版 局 が 発行 し て いる 経済 専門 の 週刊 誌 「 エコノミスト 」 と は 資本 ・ 人材 ・ 提携 の 関係 は 一切 ない 。  発行 部数 は 約 160 万 部 （ 2009 年 ） 。 その 約 半分 を 北米 が 占める 。  主 に 国際 政治 と 経済 を 中心 に 扱い 、 科学 技術 、 書評 、 芸術 も 毎号 取り上げる 。 政治 ・ 社会 は 地域 ごと に 記事 を 組ん で おり 、 中国 以外 の アジア 、 中国 、 中東 および アフリカ 、 米国 、 米国 以外 の アメリカ大陸 、 英国 以外 の ヨーロッパ 、 英国 に 分け て いる 。 ビジネス と 金融 について は 地域 を 問わ ず に 広く 取材 し て おり 、 日本 の 企業 が 取り上げ られる こと も 多い 。 また 隔週 ごと に 、 経済 の ある 分野 に関して 詳細 な 調査 分析 を 載せる 。 この 雑誌 は 社会 的 地位 の 高い 層 を ターゲット に し て おり 、 その 中 に 官僚 や 大 企業 で 経営 に 携わる 人 など も 含ま れる 。 発刊 の 歴史 と 、 鋭い 分析 から なる 記事 が 情勢 に 与える 影響 が 大きく 、 世界 で もっとも 重要 な 政治 経済 紙 の 一つ と 見なさ れ て いる 。  購買 力 平価 の 目安 として ビッグ マック 指数 と 呼ば れる 、 世界 の マクドナルド で の ビッグ マック の 価格 指標 を 載せ て いる 。 さらに 2004 年 1 月 から スター バックス の トール サイズ の ラテ を 基準 に し た 「 トール・ラテ 指数 」 も 加わっ た 。  本紙 は ジェームズ ・ ウィルソン によって 1843 年 9 月 に 創刊 さ れ た 。 そこ に は 明らか に 穀物 法 の 廃止 を 扇動 する 目的 が あっ た 。 ロバート・ピール の トーリー 党 は 、 1846 年 5 月 に 破滅 的 な 穀物 法 廃止 案 を 押し通し た 。 創刊 当時 「 エコノミズム 」 という 言葉 は 財政 保守 主義 と 受け取ら れ て い た 。 現在 でも 保守 系 紙 として 言及 さ れる こと も 多い 。 ただし 、 これ は 古典 的 自由 主義 （ 経済 自由 主義 ） を 標榜 し て いる ため 、 経済 面 において は 左派 の 嫌悪 する 市場 原理 主義 、 自由 貿易 や グローバリゼーション の 擁護 や 労働 組合 の 政治 活動 や アファーマティブアクション に対する 批判 を 行う 一方 で 、 社会 ・ 人権 面 で は 人種 や 性 差別 に 明確 に 反対 する だけ で なく 、 同性 婚 賛成 、 犯罪 に対する 厳罰 化 反対 、 移民 自由 化 賛成 、 麻薬 の 合法 化 賛成 、 死刑 制度 廃止 を 支持 する だけ で なく 、 最低限 の 生活 水準 を 保証 する 社会 保障 に は 賛成 を 表明 し て いる 。  本誌 の サイト において 、 その 論調 は 左 で も 右 で も なく 「 極 中 」 で ある と 述べ て いる （ The   extreme   centre   is   the   paper ' s   historical   position .）。 例えば 労働 の 政策 として は 、 解雇 権 の 制限 は 雇用 コスト を 上げ 、 逆 に 全体 の 失業 率 が 上げる と 主張 する 一方 で 、 解雇 さ れ た 失業 者 の 生活 を 国 が 福祉 で 保証 する べき 、 と 主張 する 。 この 点 で は 、 政府 の 一切 の 介入 に 反対 する 新 自由 主義 や リバタリアニズム とも 一線 を 期する 。  『 日 は また 沈む 』 や 『 日 は また 昇る 』 など 、 日本 経済 の 浮沈 に関する 洞察 力 ある 著作 で 知ら れる 国際 ジャーナリスト の ビル・エモット は 、 1993 年 から 2006 年 3 月 の 引退 まで の 13 年間 、 本紙 の 編集 長 を 務め て い た 。  2009 年 4 月 1 日 の エイプリルフール に 、 新しい テーマパーク 、 Magical   Monetary   World   of   Econoland を 立ち 上げる と 発表 し た 。 　  2017 年 の イギリス 議会 総 選挙 で は 自由民主党 を 支持 し て いる 。  中道 を 謳っ て い ながら 、 極端 な 市場 原理 主義 ・ 自由 市場 万能 論 ・ レッセフェール を 「 エコノミズム 」 として 正当 化 し て いる こと について は 、 長年 批判 さ れ て いる 。 アイルランド の ジャガイモ 飢饉 の 際 は 、 一切 の 食糧 援助 に 反対 し 、 百 万 人 の 餓死 者 を 生み出す 結果 に なっ た 。 カール ・ マルクス は 、 著書 『 ルイ ・ ボナパルト の ブリュメール 18 日 』 （ 1852 年 ） において 、 『 エコノミスト 』 を 、 「 ヨーロッパ における 金融 貴族   ( Finanzaristokratie )   の 機関 紙 」 として 批判 し て いる 。  近年 で は 、 2003 年 の イラク 戦争 の 開戦 を 支持 し た が 、 情勢 が 悪化 する と ドナルド・ラムズフェルド 国防 長官 の 辞任 を 求め 、 2004 年 の アメリカ 大統領 選挙 で は 民主党 の ジョン ・ ケリー を 支持 する など 、 日和見 主義 的 な スタンス の 一貫 性 の な さ が 批判 さ れ て いる 。  また 、 実名 記者 の コラム や 論説 記事 が 中心 の 英 米 高級 紙 の 中 で は 異例 の 、 完全 匿名 スタンス を 貫い て おり 、 記事 の 中 で も 自ら の 主張 を 述べる 際 に も 、 " this   reviewer "（ 本誌 は ） といった 特殊 な 一人称 を 用いる 。 しかし 、 他国 の 特定 の 政治 家 や 経済 政策 など を 公然 と 批判 する に も かかわら ず 、 社説 や 記事 の 執筆 者 が 全て 匿名 で ある こと について は 、 長年 批判 が なさ れ 続け て いる 。 ジャーナリスト の マイケル ・ ルイス は 、 匿名 の 理由 を 、 偉 そう な 記事 を 書い て いる の が 実は 何 の 経験 も ない 無名 の 若造 編集 者 ばかり だ と ばれる から で ある 、 と 揶揄 し て いる 。 カナダ 人 作家 で 国際 ペンクラブ 会長 の ジョン・ラルストン・ソウル は 、 著書 『 論駁 的 な 哲学 辞典 』 （" The   Doubter ' s   Companion "） において 、 以下 の よう に 『 エコノミスト 』 を 痛烈 に 批判 する 。  また 「 見え ざる 手 」 や 「 比較 優位 」 といった 現代 の 読者 に 誤解 さ れ やすい 古典 派 経済 学 の 用語 を 解説 なく 使用 し 、 しばしば 記事 の 執筆 者 自身 も 意味 を 勘違い し て 使用 し て いる 場合 が ある 。  まれ に 、 同一 の 記事 が 二つ 存在 する 。 iTunes の From   the   paper （ 2009 年 2 月 14 日 ） 、 Economist . com 上 の Audio   section （ 2009 年 2 月 14 日 ） 、 High - tech   dentistry   St   Elmo ' s   frier （ 2009 年 6 月 12 日 ） 、   Improving   scientific   publishing   Huddled   maths （ 2009 年 7 月 12 日 ） が これ に 該当 する 。政治 経済学部 （ せい じ けい ざいがくぶ ） は 、 政治 学 ・ 経済 学 を 中心 として 社会 科学 を 学ぶ 大学 の 学部 で ある 。 政経学部 を 正式 名称 と し て いる 大学 も ある 。  政治 経済学部 を 最初 に 発足 さ せ た の は 、 早稲田大学 で ある ( 詳細 は 早稲田大学 政治 経済学部 を 参照 )。 しか し 、 後述 の よう に 、 早稲田大学 の 旧称 で ある 東京 専門 学校 創立 の 1882 年 より も 前 に 、 東京大学 が 1881 年 に 、 文学部 内 に 政治 学 及理財 学科 を 設置 し て いる （ 「 理財 」 は 、 おおむね 「 経済 」 の 意 ） 。 以降 は 、 通説 で ある 、 政治 経済学部 の 原点 は 早稲田 に ある と の 説 に 基づい て の 説明 と なる 。 すなわち 、 早稲田大学 において は 、 同 大学 草創 期 に は 政治 学 を 法学部 の 一 部門 と 捉える ドイツ の 慣習 に 合わせ た 考え方 が 主流 で あっ た なか 、 イギリス の 慣習 を 採用 し て 、 経済 学 とともに 政治 を 学ぶ 学部 として 「 政治 経済学部 」 を 発足 さ せ た 、 と 主張 し て いる 。 これ は 、 当時 の イギリス において 政治 の 理解 なく し て 経済 学 の 理解 は あり 得 ない 、 経済 の 理解 なく し て 政治 の 理解 は あり 得 ない という 理解 が なさ れ て き た こと に よる 。 その ため 、 法学部 が 文系 学部 の 中心 学部 で ある こと が 多い 日本 の 大学 の 中 で 、 現在 において も 早稲田大学 において は 伝統 的 に 政治 経済学部 が 早稲田 の 文系 学部 の 看板 学部 ・ 中心 学部 と なっ て いる 。  諸 外国 の 沿革 を 考察 する と 、 コース 名 から みれ ば 、 例えば 、 英国 において 首相 を 含め 多く の 政治 家 を 輩出 し て き た こと  で 知ら れる オックスフォード大学 の Philosophy ,   Politics   and   Economics （ PPE ） プログラム  の よう に 、 英国 を 中心 として する 。  オックスフォード大学 の PPE コース は 社会 哲学 から 政治 学 、 経済 学 まで の 広い 分野 を カバー し て おり 、 学生 は 各 分野 の 中 から いくつ か の 科目 を 選択 し て 受講 する 。 卒業生 に は 。  早稲田大学 の 政治 経済学部 （ School   of   Political   Science   and   Economics ） において も 同様 の カリキュラム が 採用 さ れ て いる 。  伝統 的 に イギリス で は 政治 学 と 経済 学 を 融合 的 に 理解 する こと が 行わ れ て き た 。 現在 で は political   economy と economics は 別 の 概念 で ある が 、 政治 学 と 経済 学 を 一体 的 に 学問 研究 する 意義 は 増し つつ ある 。  以下 で は 、 政治 経済学部 という 学部 が 日本 で 生まれ た 大まか な 沿革 が 述べ られ て いる 。  　 イギリス において 日本 の 政治 経済学部 に 該当 する もの として 、 ロンドン 大学 の LSE が 挙げ られる （ ただし LSE は ロンドン 大学 連盟 に 所属 し て いる ものの 、 学位 は LSE 独自 の もの を 授与 する 独立 し た 大学 で あり 学部 名 で は ない ） 。 同校 の 正式 名称 は 、 London   School   of   Economics   &   Political   Science と なっ て おり 、 日本 における 政治 経済学部 と 近い 学問 構成 と なっ て いる 。 一方 、 日本 国内 で は 、 東京大学 の 文学部 内 に 、 政治 学 及理財 学科 が 、 1881 年 9 月 に 設置 さ れ て いる 。 早稲田大学 の 旧称 で ある 東京 専門 学校 は 、 その 翌年 の 創立 で ある から 、 東京 専門 学校 の 学科 の 構成 を する に当たって 、 この 東京大学 の 学科 構成 を 真似 た もの と も 思わ れる 。 東京大学 の 関係 者 が まず 政治 経済 学 という 学問 を 日本 に 輸入 し た と 思わ れる 。 以上 の こと から 、 早稲田 が 自ら 政治 と 経済 を 融合 的 に 学ぶ こと に 積極 的 な 意義 を 見出し た という 理解 が 妥当 で ある こと と なる 。 現在 も なお 日本 の 大学 の 文系 学部 において 法学部 が 中心 学部 で ある こと が 多い の に対して 、 早稲田大学 において は 政治 経済学部 が 看板 学部 ・ 中心 学部 で ある の も その 根拠 を 補強 する もの と いえる 。  そこで 、 誰 が 日本 において 政治 経済 学 という 学問 、 ないし 、 政治 経済 学科 、 政治 経済学部 という 学科 学部 を 作り出し た の か は 一応 疑問 が ある と いえる が 、 少なくとも 以下 の こと は 言えよ う 。 すなわち 、 日本 で 政治 経済 学科 ないし 政治 経済学部 という 特殊 な 学科 、 学部 が 設置 さ れ た 背景 として は 、 次 の 事実 が 考え られる 。 当時 日本 において は 近代 化 の 過程 で 様々 な 外来 語 が 翻訳 さ れ て おり 、 学問 名 も 例外 で は なかっ た 。 その後 、 学習院大学 と 明治大学 が 早稲田大学 に 倣っ て 政治 経済学部 を 設け た が 、 学習院大学 で は その わずか 11 年 後 の 1964 年 　 政経学部 を 法学部 （ 法学 科 、 政治 学科 ） と 経済学部 （ 経済 学科 ） に 改組 し て いる 。  早稲田大学 政治 経済学部 で は 行政 学 と 近代 経済 学 を 主 と し 、 明治大学 政治 経済学部 は 社会 学 と ドイツ 歴史 学派 経済 学 を 主 と し た 学問 体系 を 築い た 。 現在 で は 、 複雑 な 世界 規模 の 経済 現象 と 政治 は 密接 に 関わっ て いる と の 理解 から 、 政治 学 と 経済 学 を 融合 的 に 学ぶ 意義 が さらに 理解 さ れ 、 政治 経済 学 と 呼ぶ べき 新た な 学問 体系 を 創造 する に 至っ て いる 。  現在 で は 、 どの 大学 で も 政治 学 と 経済 学 の 両方 を 学べる 学部 という 位置づけ に なっ て おり 、 経営 学 まで 網羅 し て いる 大学 も ある 。  早 明 両 大学 は 古く から 政治 経済学部 を 持っ て い た こと も あり 、 学問 的 対立 が 存在 し た 。 特に 経済 学 の 分野 で は 学問 体系 が 対立 関係 に ある こと から この 二 学部 に 所属 する 学者 の 間 で 経済 学 論争 が 起き 、 旧来 から 継承 さ れ て い た 近代 経済 学 と 歴史 学派 経済 学 の 根本 的 、 具体 的 議論 が 繰り広げ られ た 。  両 大学 とも に 、 学生 運動 の 時期 は マルクス 経済 学 が 主導 権 を 握っ て い た こと も あっ た が 、 冷戦 構造 の 終焉 を 経 て 近代 経済 学 の 確立 が 目指さ れる こと に なっ た 。  具体 的 な 論争 内容 は 、 60 年代 以降 の 学生 を 中心 と し た 「 政治 経済 学 研究 会 」 や 教授 陣 の 論文 雑誌 で ある 「 政経 論叢 」 において 中心 の 論点 と なっ た 事項 が 数 点 挙げ られる 。  現在 で は 明治大学 政治 経済学部 で も 近代 経済 学 が 主 で あり 、 マルクス 経済 学 系 の 教員 は 一 名 で ある 。 これ は 早稲田大学 政治 経済 学 も 同様 で ある 。 カリキュラム を 見 て も 「 社会 主義 経済 学 」 、 「 ロシア 東欧 政治 論 」 が 必修 で は ない 「 応用 科目 」 として 存在 し て いる 程度 で ある 。 （ 注 ： ） また 明治大学 で は 地域 行政 学科 が 設置 さ れ 、 行政 学 に も 力 を 入れる よう に なっ て いる 。  1990 年代 以降 、 国際 弁護士 で エコノミスト の 湯浅 卓 等 を オブザーバー として 多く の シンポジウム や ディスカッション を 両 大学 の ゼミ 連携 で 行っ て おり 、 大学 間 の 論争 は 影 を 潜め て いる 。 今日 的 に は 環境 学 ・ 平和 学 の 展開 を 背景 に レギュラシオン 学派 を 引く 経済 理論 の 考究 の 様相 も 呈し て いる 。 政治 学 において は 、 早稲田大学 名誉 教授 の 内田 満 や 明治大学 名誉 教授 の 岡野 加穂留 と の 共著 出版 や 大学 間 兼 担講師 を 相互 に 引き うける など 、 むしろ 協調 的 交流 さえ うかがえる 。 対立 構図 は なくなっ た 。  なお 現在 で は 、 近代 経済 学 において は 早稲田 と 明治 とも に ほぼ 同数 の 教員 が 揃っ て いる 。 それら の 教員 は 、 早稲田大学 で は 大和 瀬 達二 、 明治大学 で は 池田 一新 の 後継 者 で ある 。 大和 瀬 は 寡占 理論 の 権威 で あり 、 また 池田 は シュタッケルベルク の 愛弟子 に あたる 。 大和 瀬 は E ・ シュナイダー 、 池田 は シュタッケルベルク の 翻訳 を 日本 で いちはやく 行なっ た こと で 知ら れ て いる 。 大和 瀬 は その 著 『 寡占 価格 の 理論 』 で 早稲田大学 経済 学 博士 、 池田 は その 論文 「 不完全 競争 理論 の 体系 化 の ため の 試論 」 で 明治大学 経済 学 博士 と なっ て いる 。 さらに 、 現在 で は 早 明 とも に それぞれ マルクス 経済 学 の 教員 を 一 名 しか 置い て おら ず 、 早稲田 で は 藤森 頼 明 、 明治 で は 飯田 和人 が 講義 ・ 研究 に あたっ て いる 。 これら の 実態 を 踏まえる と 、 早 明 政経 論争 は もはや 過去 の もの と なっ て おり 、 現在 で は その よう な 論争 を 知ら ない 世代 の 若手 教員 も 多く なっ て き て いる 。  早 明間 で は 学者 間 の 論争 を 中心 と し た 学問 体系 と なっ て い た が 、 他 の 大学 の 政治 経済学部 は 政治 学 ・ 経済 学 を 結合 さ せ た 研究 ・ 教育 を 行う という 立場 を 取っ て い た 。  早 明 以外 で は もっとも 古い 政経学部 を 持つ 拓殖大学 （ 第 二 次 世界 大 戦前 に は 専門 部 という 名称 で あっ た ） は 、 もともと 台湾 へ の 入植 者 に関する 教育 を 実施 する 大学 で あっ た こと から 、 学問 的 な 論点 も さる こと ながら 、 実際 に 拓殖 地 で どの よう に 行政 と 経営 を 実施 する か を 研究 ・ 教育 する 学問 体系 を 取っ て い た 。 さらに こうした 視点 から 法学 まで 内包 し た 科目 体制 を 取っ て おり 、 現在 でも 法学 は 政治 学 の 一 分野 として の カリキュラム 編成 が なさ れ 、 学科 名 は 法律 政治 学科 で ある 。  また 、 戦後 の 開設 と なる 東海大学 と 国士舘大学 で は 、 早くから 経済 学 と 政治 学 を 有機 的 に 連携 さ せる 体制 を 取っ て おり 、 現在 多く の 大学 が 目指し て いる 学際 志向 を 当初 から 持っ て い た と いえる 。  授与 する 学士 の 学位 の 代表 例 として は 、 政治 学科 で は 「 政治 学士 」 、 経済 学科 で は 「 経済 学士 」 が 主流 で あっ た が 、 学士 の 表記 が 「 学士 （ 専攻 分野 ） 」 という もの に 改正 さ れ 、 今日 で は 「 学士 （ 政治 経済 学 ） 」 、 「 学士 （ 政治 学 ） 」 、 経済 学科 で は 「 学士 （ 経済 学 ） 」 など が 主 に 授与 さ れる 例 と なっ て いる 。 近年 は 学科 名 も 多様 化 し て おり 学位 名称 も 多様 化 の 傾向 に ある 。収入 （ しゅう に ゅう 、 ） と は 、 ある 期間 に 得 た 金銭 、 物件 の こと 。 すなわち 経済 単位 （ 個人 または 法人 ） が 、 経済 活動 や 既存 の 権利 の 対価 として 、 ある 期間 に 新た に 得 た 金銭 、 あるいは 、 動産 、 不動産 、 権利 など の 金銭 価値 換算 可能 な 物件 の 総称 で ある 。 税法 上 に 定める 所得 と は 異なる 。 広義 に は 、 非合法 な 手段 を もっ て 得 た もの について も 、 これ に 含める 場合 が ある 。  本 項目 で は ほぼ 同義 で ある （ が 税法 上 は 異なる 意味 を 持つ ） 所得 について も 述べる 。 以下 で は 特に 断り 書き が ない 限り 、 日本 で の 事例 について 述べる 。  期間 について は 、 1 ヶ月 、 1 年 を 基本 と する こと が 多く 、 それぞれ の 総額 を 月収 （ げっ しゅう ） 、 年収 （ ねん しゅう ） と 呼ぶ 。  生活 保護 制度 において は 、 次 の よう に 区分 し て 認定 さ れる 。  そもそも 所得 と は 、 財貨 の 利用 によって 得 られる 効用 と 人的 役務 （ サービス ） から 得 られる 満足 そのもの の こと を 指す が 、 効用 や 満足 自体 は 指標 に なり にくい ため 、 所得 税 の 課税 物件 で ある 所得 を 論じる にあたって は 、 その 効用 と 満足 を 可能 に する 金銭 的 価値 によって 所得 の 表現 と 代える の が 一般 的 で ある 。  所得 概念 に は 、 消費 型 所得 概念 と 取得 型 消費 概念 と が 存在 する 。 前者 において は 収入 全体 の うち 、 消費 として 発現 し た 部分 のみ を 所得 として 観 さ れる 。 後者 において は 、 収入 等 、 新た に 取得 し た 経済 的 価値 （ 経済 的 利得 ） そのもの が 所得 として 観念 さ れる 。  取得 型 消費 概念 の 内 に も 制限 的 所得 概念 と 包括 所得 概念 という 二つ の 考え が ある 。 前者 の 考え において は 、 一時 的 な 利得 は 所得 概念 に 含ま れ ない 。 後者 の 考え は 、 人 の 担税 力 を 増加 さ せる 経済 的 利得 すべて が 所得 を 構成 する と 理解 する もの で ある 。 ただし 、 包括 所得 概念 において も 、 未 実現 の 利得 について は 所得 を 構成 せ ず 、 また 、 原資 の 維持 に 必要 な 部分 は 所得 を 構成 し ない と 理解 さ れ て いる 。  「 所得 」 の 語 の 使い方 は 、 次 の 2 つ で 大きく 異なる 。  税法 上 は 、 所得 税法 が 典型 で ある が 、 各種 の 控除 を し た 後 の 額 を いう の が 普通 で ある 。 すなわち 、 税法 上 の 所得 と は 、 個人 ないし 法人 の 収入 から 、 必要 経費 や 税法 上 の 控除 を し 、 課税 額 を 判定 する ため に 算定 し た 額 の こと を さす 。 ただし 、 個人 で 言う 手取り 、 法人 や 事業 性 個人 で 言う 粗 利 と は また 別 の 概念 で ある 。  例えば 、 厚生 労働省 が 実施 する 国民 生活 基礎 調査 で は 、 所得 の うち の 多く を 占める 雇用 者 所得 は 、 「 世帯 員 が 勤め先 から 支払い を 受け た 給料 ・ 賃金 ・ 賞与 の 合計 金額 を いい 、 税金 や 社会 保険 料 を 含む 。 」 と なっ て おり 、 税引き 前 の 額 を 指し て おり 、 サラリーマン の 場合 に は 、 ほぼ 手取り 前 の 段階 の 収入 額 と 同じ で ある 。 しかし 、 自営業 者 が 得る 「 事業 所得 」 は 収入 から 原価 と 経費 を 差し引い た 後 の 額 （ 利益 ） を いい 、 両者 は 異なる 。  国民 生活 基礎 調査 で の 「 所得 の 種類 」 は 、 次 の 分類 に よる 。  近年 の 日本 で は 、 若者 の フリーター 化 、 企業 の 雇用 姿勢 の 変化 （ 正社員 の 減少 、 派遣 ・ 契約 社員 、 パート 労働 者 など 非 正社員 の 増加 ） 、 賃金 制度 の 変化 （ 年功序列 賃金 制 から 成果 主義 へ ） など の 理由 によって 、 所得 （ 収入 ） 格差 が 広がっ て いる と いわ れる 。 OECD の 統計 に よれ ば 1985 年 から 2000 年 にかけて 貧困 率 が 11 . 9 % から 15 . 3 % に 上昇 し た 。 （ この 貧困 率 と は 、 全 世帯 の 年収 の 中央 値 の 50 % に 満た ない 貧困 層 の 割合 を 指す 。 ） また 、 厚生 労働省 の 所得 再 分配 調査 （ 2002 年 調査 ） に よれ ば 、 社会 保障 制度 による 所得 再 分配 が 行わ れる 以前 の 収入 に 対象 を 限れ ば ジニ 係数 が 上昇 し 、 2005 年 に は 初めて 0 . 5 を 超え て 過去 最大 と なっ た 。  格差 の 是正 について は 、 正社員 の さら なる 雇用 増 や 、 正社員 賃金 の 抑制 ・ 賃下げ と 非 正社員 の 賃金 上昇 など が 言わ れ て いる 。 その 一方 で 、 正社員 と 非 正社員 で は 労働 時間 や 責任 の 重 さ など が まったく 異なる こと から 、 賃金 に 格差 が 生じる こと は 資本 主義 の 社会 で は 当然 の こと で あり 、 その 格差 を 無理 に 是正 しよ う と する の は 不公平 だ と する 見方 も ある 。 なお 、 正社員 で も 中小 企業 と 大 企業 で は 待遇 が 全く 異なり 、 中小 企業 で は 「 名ばかり 会社 員 」 と 言わ れる 非 正社員 同然 の 低 賃金 の 者 も 少なく ない ｡  三菱 UFJ リサーチ & コンサルティング で 2004 年 に 生涯 賃金 について 調査 し た 結果 、 正社員 は 平均 1 億 6000 万 円 、 非 正社員 は 平均 5250 万 円 と なっ て いる 。  性別 間 で の 所得 格差 、 地域 間 で の 所得 格差 、 世代 間 で の 所得 格差 など が ある 。経済 制裁 （ けいざい せいさい 、 economic   sanctions ） と は 、 経済 の 力 を もっ て 制裁 を 加える 国家 行為 で ある 。 ある 国 の 行っ た 不当 もしくは 違法 な 行為 に対して 行政府 や 議会 など が 民間 企業 や 大衆 に 呼びかける 道義 的 ボイコット から 、 封鎖 海域 や 港湾 など を 設定 し 、 同 区域 を 航行 ・ 停泊 する 商船 に 臨検 を 行い 、 敵性 国家 に 所属 する 貨物 等 を 拿捕 ・ 没収 する など 、 さまざま な 手段 が ある 。 また 資産 凍結 など 金融 制裁 の 手段 が とら れる こと が ある 。  経済 制裁 は 、 対象 国 に 国外 から 入手 し て い た 物資 を 欠乏 さ せる こと によって 国内 的 な 問題 が 生じる こと を 狙っ た 外交 政策 の 一環 で ある 。 一般 的 に 、 経済 制裁 を 受け た 国 は 経済 成長 が 抑制 さ れる ため に 国力 が 低下 する 傾向 が ある 。 しかし 、 経済 制裁 は 軍事 的 強制 手段 と 比較 すれ ば 遅効 性 で あり 、 また 中立 国 など 第三国 と 経済 関係 を 持つ こと も 可能 で ある ため 、  以上 の 5 点 に 注意 を 要する 。  これら の 問題 を 解決 する ため に 、 集団 的 な 制裁 を 行う 場合 も 各国 の 国益 の 相違 や 抜け 駆け など によって 制裁 が 機能 し ない 場合 、 また 、 関係 国 の 内部 で 摩擦 が 起こる 場合 も 考え られる ため 、 マーガレット ・ ドクシー は 「 経済 制裁 は 真 の 目標 を 見失っ て しまい かね ない 鈍い 手段 で あり 、 ブーメラン 効果 （ 自国 経済 へ の 反動 ） すら 生み出し かね ない 手段 で ある 」 と 述べ た 。  経済 制裁 は 非 軍事 的 強制 手段 の ひとつ で あり 、 武力 使用 （ 交戦 ） による 強制 外交 と 同様 に 外交 上 の 敵対 行為 と 見なさ れる 。 もっとも 、 どの 水準 を もっ て 敵対 行為 と 見なす か について は 国際 的 合意 が 存在 し て いる わけ で は なく 、 一般 に は 道義 的 ボイコット の 水準 において は 宣戦 布告 と 見なさ れる こと は ない 。 一方 で 封鎖 海域 の 設定 や 臨検 の 実施 、 拿捕 、 金融 資産 の 凍結 、 敵性 船舶 貨物 等 の 再 保険 の 制限 や 禁止 、 敵性 資産 の 没収 など は 敵対 行為 と みなさ れる 可能 性 が あり 、 紛争 当事 国 以外 の 国家 による 経済 制裁 へ の 任意 の 協力 は 戦時 国際 法 における 中立 国 の 権利 義務 に 抵触 する 可能 性 が ある 。  国際 連合 の 主要 機関 で ある 国際 連合 安全 保障 理事 会 の 決議 に 基づく 経済 制裁 において は 、 一定 の 期間 、 当該 国家 の 輸出入 を 停止 する 。 その他 、 主要 貿易 相手 国 による もの や 主要 物資 に 掛かる もの など が ある 。 この 際 に 行わ れる 臨検 は 経済 制裁 の 一環 で あり 軍事 行動 （ 制裁 戦争 ） として の 性格 を 持つ 。  日本国 憲法 第 9 条 は 戦争 放棄 を 規定 し て いる が 、 放棄 さ れ て いる の は 侵略 戦争 で あっ て 自衛 戦争 や 制裁 戦争 は 禁止 さ れ て い ない と 解釈 さ れ て おり 、 日本 が 独自 に 、 あるいは 国際 連合 の 決議 や 同盟 国 等 の 依頼 に 協力 し て 経済 制裁 を 実施 する こと は 日本 の 憲法 規定 に は 抵触 し ない 。  古く は 私 掠 船 以前 から 見 られる ものの 、 英 蘭 戦争 や   大陸 封鎖 令 の ころ に 確立 さ れ た 。  20 世紀 以前 は 、 国家 の 目標 を 実現 する 手段 として 比較的 簡単 に 戦争 が 用い られ 、 戦争 は 外交 交渉 の 一つ と みなさ れ て い た （ カール ・ フォン・クラウゼヴィッツ 『 戦争 論 』 など ） 。 しかし 、 産業 革命 によって 国家 間 貿易 が 盛ん に なる と 、 経済 制裁 によって 相手 に 打撃 を 与える という 手段 が 可能 に なる 。  19 世紀 初頭 、 フランス 皇帝 ナポレオン 1 世 率いる フランス 帝国 （ フランス 第 一 帝政 ） は ヨーロッパ 大陸 の 大 部分 を 征服 し た 。 しかし 、 イギリス は ナポレオン に 屈せ ず 、 トラファルガー 海戦 （ 1805 年 ） で フランス 海軍 を 破っ た こと により 大陸 軍 の 侵攻 を 阻ん だ 。 そこで ナポレオン は イギリス 商品 を 大陸 から 締め出し 、 また フランス と その 同盟 国 が イギリス へ 食料 品 を 輸出 する こと を 禁止 し た （ 大陸 封鎖 令 ） 。 この 大陸 封鎖 令 は イギリス だけ で なく 、 大陸 諸国 を 苦しめ 、 1812 年 ロシア 戦役 や 同盟 国 の 離反 、 ナポレオン の 没落 へ と 繋がっ て いく 。  19 世紀 に は 経済 自由 主義 の 原則 が 浸透 し 、 たとえ 交戦 国 同士 で も 通商 ・ 貿易 を 規制 する こと は 憚 られる よう に なっ た 。 ハーグ 会議 （ 1899 年 ・ 1907 年 ） で は 戦時 において も 一般 市民 の 財産 を 保護 さ れる べき こと が 合意 さ れ た 。 ロンドン 宣言 で は 戦争 に 関わら ない 貨物 物資 の 捕獲 が 禁止 さ れ た 。  しかし 、 列強 同士 の 総 力戦 と なっ た 第 一 次 世界 大戦 で は その よう な 原則 は 通用 し なかっ た 。 連合 国 の イギリス が 同盟 国 の ドイツ 帝国 に対して 海上 封鎖 を 実施 する 。 イギリス 海軍 は スコットランド - ノルウェー 間 （ 北海 ） の 約 300 海里 と ドーヴァー 海峡 の 約 20 海里 を 封鎖 し 、 対 独 封鎖 線 を 突破 しよ う と する ドイツ 艦船 を 撃沈 し て いっ た 。 これ によって ドイツ は 戦線 の 膠着 も あっ て 経済 的 な 苦境 に 陥り 、 1918 年 の 敗戦 と ドイツ 革命 に 繋がる 。  第 一 次 世界 大戦 後 、 厭戦 気分 と 平和 へ の 渇望 が 広がり 、 世界 平和 が 強く 求め られる よう に なっ た 。 それ を 受け て 各国 は 国際 連盟 を 創設 し 、 戦争 を 抑止 しよ う と し た 。 国際 連盟 で は 紛争 を 解決 する 手段 として の 戦争 が 連盟 国 相互 において 原則 として 否定 さ れ 、 一方 的 な 軍事 行動 に対して は 経済 制裁 を 中心 に し て 圧力 を かける こと が 定め られ た 。  1934 年 、 ファシスト 党 の ムッソリーニ 率いる イタリア 王国 が エチオピア 帝国 に 侵攻 し た （ 第 二 次 エチオピア 戦争 ） 。 国際 連盟 は イタリア に対して 経済 制裁 を 開始 し た 。 しかし 、 イギリス と フランス の 対応 が 誠意 を 欠い た もの で あっ た ため 、 制裁 は 効果 を 出す こと なく 失敗 に 終わっ た 。 この 失敗 は 、 国際 連盟 の 威信 を 傷つけ 、 経済 制裁 の 評価 を 落とし て しまう 。  第 二 次 世界 大戦 後 、 連合 国 は 再び 世界 が 戦禍 に 見舞わ れる こと が ない ため に 国際 連合 （ 国連 ） を 結成 し た 。 国際 連合 は 国際 連盟 と 同じく 経済 制裁 を 制裁 として 制度 化 し た が 、 国際 連盟 の 場合 と 異なり 武力 制裁 も 制度 化 し 、 経済 制裁 と 武力 制裁 を 組み合わせ た 圧力 で 集団 安全 保障 を 機能 さ せよ う と し た 。  国連 が 経済 制裁 を 発動 さ せる ため に は 、 安全 保障 理事 会 （ 安保理 ） の 3 分の 2 以上 の 賛成 かつ 常任 理事 国 の 反対 （ 拒否 権 発動 ） が ない 必要 が あり 、 冷戦 期 は 常任 理事 国 が 資本 主義 陣営 と 社会 主義 陣営 に 分かれ て 対立 し た ため 、 制裁 が 実現 し ない こと が 多かっ た 。  国連 の 経済 制裁 が 機能 し なかっ た 代わり に 、 東西 陣営 ・ 地域 機構 ごと の 制裁 が しばしば 行わ れ た 。 コムンフォルム の 対 ユーゴ スラヴィア 制裁 や 米州 機構 による 対 キューバ 制裁 など が 挙げ られる 。 第 4 次 中東 戦争 の 時 に は 、 アラブ 石油 輸出 国 機構 が 親 イスラエル 国家 （ 日 米 欧 など ） に対して 石油 の 輸出 制限 を 行い 、 オイルショック が 発生 し た 。  冷戦 終結 後 は 、 安保理 が 以前 と 比較 し て 機能 する よう に なっ た ため 、 経済 制裁 が 実現 し やすく なっ て いる 。  経済 制裁 は 伝統 的 に 安全 保障 上 の 非 軍事 的 強制 行為 として 発展 し て き た が 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 多国 間 条約 時代 において は 、 経済 連携 協定 や 環境 協定 、 労働 協定 など の 実効 性 を 担保 する 目的 として 設定 さ れる こと が ある 。 WTO ・ GATT の 制裁 措置 、 EU ･ ECB の 財政 協定 、 京都 議定 書 など に も 制裁 規定 が 設定 さ れ て おり 、 条約 上 の 目標 水準 に 違背 する 場合 に は 対象 国 に対する 貿易 制限 措置 や 制裁 金 が 課さ れる こと が ある 。  経済 制裁 は 対象 国 の 経済 情勢 によって 効果 が 変わっ て くる 。 一般 的 に 効果 の 代償 を 左右 する 要素 として 下 の よう な もの が 挙げ られる 。  一方 で 経済 制裁 を 阻害 する 要因 も ある 。 経済 制裁 の 対象 と なっ て いる 国 は 立場 が 弱い ため 、 悪い 条件 で も 貿易 相手 を 欲し がる 傾向 が ある 。 第三国 にとって は 良い 条件 で 制裁 対象 国 と 貿易 を する チャンス で も あり 、 経済 制裁 に 参加 し ない こと で 大きな 利益 を 上げる こと が できる 場合 が ある 。 また 、 国際 政治 的 に 孤立 し 友好国 を 探し て いる こと が 多い ので 、 同じく 孤立 し て いる 国 同士 など で 友好 関係 を 築き 協力 し 合う こと が ある 。 また 、 経済 制裁 を 行う 国 も 貿易 相手 国 が 減る の に は 変わり なく 経済 的 打撃 を 受ける こと が あり 、 特に 経済 大国 に対して 制裁 を おこ う なう の は 消極 的 に なり やすい 。  1930 年代 に は 経済 制裁 の 結果 、 イタリア や 日本 を 追い詰め 日 独 伊 三 国 同盟 を 締結 さ せ た 例 も ある 。 経済 制裁 が 期待 し た 効果 を 生み出す と は 限ら ない 。  経済 制裁 は 制裁 さ れ た 国 に 物資 や 資金 の 不足 を もたらす 。 それ は 資金 ・ 物資 の 不足 を 克服 する ため に 代替 品 の 発明 を 促す こと も ある 。  第 一 次 世界 大 戦時 の ドイツ は イギリス に 海上 封鎖 さ れ た ため 、   硝石 （ チリ硝石 ） が 輸入 でき なく なっ た 。 硝石 の 不足 によって 爆弾 （ 火薬 ） の 製造 に 不可欠 な 硝酸 が 手 に 入ら なく なる 。 そこで 化学 者 フリッツ・ハーバー が 窒素 から アンモニア を 作る 方法 を 発明 する （ ハーバー・ボッシュ 法 ） 。 これ によって ドイツ は 火薬 だけ で なく 肥料 も 作れる よう に なり 、 戦後 ハーバー は ノーベル 化学 賞 を 受賞 、 ハーバー・ボッシュ 法 は 農業 生産 に 欠か せ ない 存在 と なる 。  その他 に も 、 第 一 次 大戦 中 に ドイツ は 石炭 から 石油 ・ 合成 ゴム を 作る 技術 を 発明 し た 。  ファンタ は 、 第 二 次 大戦 時 に コーラ 原液 の 輸入 が 不可能 に なっ た ドイツ の コカコーラ 現地 法人 によって 作ら れ た 代替 品 を 起源 と する 。  経済 制裁 は 敵対 国家 の 国民 や 経済 を 疲弊 さ せる こと で 対象 国 の 混乱 を 狙っ た もの で は ある が 、 食料 品 や 医薬品 など の 禁輸 に 至っ た 場合 物資 の 困窮 から 過度 に 対象 国 の 国民 の 生活 を 疲弊 さ せ 場合 によって は 餓死 者 ・ 病死 者 を 生む こと によって 人道 上 の 問題 が 発生 し うる 。  その ため 生活 必需 品 の 禁輸 に関して は 慎重 に 行う べき という 意見 も ある 。 2014 年 クリミア 危機 の 際 の 各国 の ロシア へ の 経済 制裁 で は ロシア が 報復 制裁 として 自ら 食料 品 の 輸入 を 禁止 し て おり これ は 特殊 な ケース と も 言える 。  具体 的 な 対応 として 湾岸 戦争 時 の 石油 食料 交換 プログラム の よう に 制裁 と 別に 人道的 面 から 制裁 品 の 一部 輸出入 を 認める プログラム を 実施 し た ケース も 有る 。  経済 制裁 の 対象 を 権力 者 や 軍事 的 産業 ・ 軍用 に 転用 できる 品 に 限定 する こと で 人道的 な 問題 を 回避 する 「 スマートサンクション 」 と 言っ た 考え方 も ある 。  一方 で 人道的 配慮 から 支援 さ れ た 食料 品 ・ 医薬品 が 政府 によって 横流し さ れ て 資金 化 ・ 軍備 化 さ れ 経済 制裁 の 抜け穴 に さ れる 懸念 も ある 。  また 制裁 対象 を 一部 の 権力 者 のみ に 限定 し た 制裁 で は 実行 的 効果 は 持た ず 、 心理 的 な 効果 しか 与え ない という 厳しい 意見 も ある 。  安全 保障 理事 会 による 経済 制裁 によって 制裁 を 受け た 国家 と 関係 が 深い 制裁 対象 国 で は ない 第三国 が 経済 的 な 影響 を 受け て しまう 可能 性 が ある 。  これら は 国連 憲章 7 章 50 条 「 経済 的 困難 について の 協議 」 において 規定 さ れ て おり 、 第三国 は 安全 保障 理事 会 において 協議 する 権利 を 有する と さ れる 。ポルトガル 語 諸国 共同 体 （ ポルトガル ご し ょこくきょうどうたい 、 ポルトガル 語 :   ） は 、 ポルトガル 語 を 公用 語 と する 諸国 によって 構成 さ れる 国際 協力 組織 。 加盟 国 が 対等 の 立場 で 政治 、 経済 、 文化 の 面 で 協力 する こと を 目的 として 1996 年 7 月 17 日 に 結成 さ れ た 。 ポルトガル 語 の 普及 に も 力 を いれ て いる 。 加盟 国 の 人口 総数 2 億 2300 万 人 、 面積 10 , 742 , 000 平方キロ に 及ぶ 。『 日経 スペシャル   ガイア の 夜明け   時代 を 生きろ ! 闘い 続ける 人 たち 』 （ に っけ い スペシャル   ガイア の よ あけ   じ だい を いきろ   たたかい つづける ひと たち ） は 、 2002 年 4 月 14 日 から テレビ東京 系列 に 放送 さ れ て いる 経済 ドキュメンタリー 番組 。 通称 は 「 ガイア の 夜明け 」 「 ガイア 」 。 番組 開始 から 2003 年 3 月 30 日 まで は 毎週 日曜日 の 22 : 00   -   22 : 54 、 同年 4 月 1 日 から は 毎週 火曜日 の 22 : 00   -   22 : 54 （ JST ） に 放送 さ れ て いる 。  「 ガイア 」 と は ギリシア 神話 に 登場 する 大地 の 女神 を 意味 し 、 のち に ノーベル 賞 作家 の ウイリアム・ゴールディング が 地球 を 指し て ガイア と 呼ん だ こと から 「 ガイア = 地球 」 という 解釈 が 定着 し て いる 。 この 番組 で は 日本 と 海外 の 経済 動向 や ビジネス 事情 に スポット を あて 、 復活 に かける 人々 を 多様 な 観点 から さぐり 、 「 ガイア の 夜明け 」 に むかっ て 闘い 続ける 人々 の 姿 を 描く 。 また 、 大 企業 ばかり で なく 中小 企業 や 地方自治体 、 あるいは 個人 に スポット を あて て いる の も 特徴 で ある 。 冠 メイン スポンサー で 番組 制作 に も 協力 し て いる 日本経済新聞 の 日曜 版 に は 「 キーワード で 読む ガイア の 夜明け 」 という 連動 企画 も ある 。  日本経済新聞社 が 協力 し メイン スポンサー に も なっ て いる ため 「 日経 スペシャル 」 と うたっ て いる 。  当 番組 で は 毎週 、 番組 内容 を 要 所要 所 で 説明 する 「 案内 人 」 が 存在 する 。  2014 年 3 月 30 日 の 蟹江 の 死去 に 伴い 、 お悔やみ 文 が 番組 の 公式 ホームページ に 掲載 さ れ 、 番組 公式 Twitter へ も ツイート さ れ た 。  以下 は 、 蟹江 の 死去 後 の ナレーター で ある 。  年末年始 など を 中心 に 特別 編 が 放送 さ れる 。 この とき は ゲスト が 加わる ほか 、 テレビ東京 の アナウンサー が 番組 を 進行 する こと が ある 。  番組 開始 当初 から 中国 が 今 置か れ て いる 状況 を ある 出稼ぎ 労働 者 の 若い 女性 の 視点 を通して 追跡 取材 する シリーズ 。 本編 で 随時 放送 さ れる ほか 、 特別 編 で も 放送 さ れ て いる 。  備考  静岡 放送 が 放送 を 打ち切っ た 後 、 2009 年 4 月 14 日 放送 の 「 ショッピング センター 戦国 時代 」 （ 6 月 25 日 オープン の ららぽーと 磐田 を 紹介 ） の 回 のみ 同年 5 月 28 日 金曜日 の 14 : 55 から 放送 し た （ 通常 は 、 同じ テレビ 東京 系 の 『 和風 総 本家 』 ） 。 その後 、 2010 年 11 月 から 静岡第一テレビ で 放送 再開 さ れる もの の 2011 年 3 月 6 日 をもって 同局 で の 放送 も 打ち切り と なっ た （ 当初 は 3 月 13 日 終了 だっ た が 東日本 大震災 に 伴う 報道 特番 の ため 終了 が 一週 繰り上げ に なっ た ） 。  日本 国外 で は 2006 年 7 月 から ハワイ の 日本語 ケーブル テレビ 専門 チャンネル 「 NGN   ( Nippon   Golden   Network )」 で 放送 開始 さ れ て いる （ 初回 分 から で は ない ） 。  テレビ東京 で は 『 朝 は 楽しく ! スマイルサプリメント 』 → 『 朝 は ビタミン !』 内 の 金曜日 10 : 05   -   10 : 55 で 2007 年 3 月 まで 再 放送 を 行っ て い た が 、 2008 年 11 月 から 日曜日 11 : 55   -   12 : 49 に 『 ガイア の 夜明け   傑作 選 』 として 放送 さ れ て いる （ 休止 あり ） 。  この 番組 は ハイビジョン 制作 で ある が 、 当初 ハイビジョン 映像 は 案内 人 の 登場 部分 のみ で 取材 部分 は 4 : 3 SD 映像 で あっ た 。 2008 年 4 月 8 日 の テレビ 東京 系列 放送 分 から は 取材 部分 も ハイビジョン 映像 と なっ て 完全 ハイビジョン 制作 と なっ た 。  制作 局 で ある テレビ東京 、 テレビ東京 系列 各局 、 一部 の 独立 局 と BS テレ 東 で は 字幕 放送 を 実施 し て いる 。 2009 年 7 月 14 日 から 2010 年 9 月 28 日 まで 連動 データ 放送 を 実施 し て い た （ 一部 の 独立 局 と BS ジャパン 〈 当時 〉 を 除く ） 。  字幕 放送 テロップ （ 表示 は テレビ東京 系列 各局 別 で 出す もの の デザイン は 同一 ） は OP 終了 後 の VTR 開始 時点 で 表示 さ れる が HV   ハイビジョン 制作 テロップ は 1 本 目 の VTR 終了 後 、 役所広司 の 1 回 目 登場 で 表示 を 行う （ 表示 は テレビ東京 側 で 提供 クレジット テロップ を 使い 、 ネット 局 向け に も 流れる ） 。 ただし 、 2008 年 7 月 以降 の テレビ東京 放送 分 から は アナログ 放送 終了 に 伴う 国家 プロジェクト により 「 HV 」 表示 を 廃止 する と共に アナログ 放送 で 「 字幕 」 を 表示 する 前 に 数 秒間 「 アナログ 」 の テロップ を 表示 し て いる 。 オープニング で は 、 番組 タイトル ロゴ の 下 に 「 時代 を 生きろ !   闘い 続ける 人 たち 」 という 文章 が 表記 さ れ て いる 。  2010 年 11 月 1 日 は 発売 元 の 日本経済新聞社 より 『 ガイア の 夜明け 2011 』 が 発売 （ 税別 762 円 ） 。 2009 年 5 月 分 から 2010 年 6 月 分 まで の 放送 回分 から 21 話 を ピックアップ し 、 放送 内容 を ベース に 書き下ろし た 上 で 収録 さ れ た 。  2018 年 4 月 3 日 から テレビ東京 で は 、 直前 の 火曜 21 : 54   -   22 : 00 で 事前 番組 『 日経 スペシャル   ガイア の 夜明け   みどころ 』 を 放送 、 2018 年 7 月 31 日 より 一旦 中断 し て い た が 、 同年 9 月 4 日 より 再開 、 同年 10 月 16 日 まで 続け た 。技術 経営 （ ぎじゅつけいえい 、 英語 ： technology   management ） と は 、 人間 の 生産 活動 や 社会 活動 を 取り扱う 学問 分野 で ある 。 MOT （ Management   of   Technology ） 、 技術 マネジメント （ Engineering   Management ） 、 Technology   Innovation   management と 呼ば れる こと も ある 。  「 技術 経営 」 は 、 主 に 製造 業 が もの づくり の 過程 で 培っ た ノウハウ や 概念 を 経営 学 の 立場 から 体系 化 し た もの で ある 。 すなわち 、 技術 を 使っ て 何 か を 生み出す 組織 の ため の 経営 学 で ある 。 その ため 技術 版 MBA と 説明 さ れる こと も 多い 。 なお 「 技術 を 駆使 し た 経営 」 という 意味 で は ない 。  その 目的 は 、 産業 界 、 または 社会 に あっ て 、 イノベーション の 創出 を マネジメント し 、 新しい 技術 を 取り入れ ながら 事業 を 行う 企業 ・ 組織 が 、 持続 的 発展 の ため に 、 技術 を 含め て 総合 的 に 経営 管理 を 行い 、 経済 的 価値 を 生み出し て いく ため の 戦略 を 立案 ・ 決定 ・ 実行 する こと に ある 。  経営 学 用語 の 文脈 で 、 英語 の 略称 を 用い MOT （ Management   of   Technology ） と 呼ば れる こと が 多い 。  その 源流 は 、 60 年代 米国 の アポロ 計画 の 際 を きっかけ に 、 1962 年 マサチューセッツ工科大学 （ MIT ） スローンマネジメントスクール （ 経営 大学院 ） に Managemnet   of   Science   and   Technology の 経営 プロジェクト が 発足 、 1981 年 から MIT スローンマネジメントスクール の MBA 課程 に MOT コース が 設置 さ れ た こと で 知ら れる よう に なっ た 。  MIT を 起源 と する MOT は 日本 で は しばしば 理工 学 系 の 研究 領域 と 勘違い さ れ がち で ある が 、 そもそも MIT スローンマネジメントスクール は ボストン 地域 で ハー バード ・ ビジネス ・ スクール と 並ぶ MBA を 育てる ため の 経営 大学院 で あり 、 技術 経営 も 経営 学 （ 戦略 論 ・ 組織 論 ） を ベース と し た 経営 学 の 一 応用 領域 で ある 。 ハーバード ビジネス スクール で も 、 W . J . アバナシー 教授 による 『 生産 性 の ジレンマ 』 の 研究 以降 、 製品 開発 プロセス と 生産 プロセス を 俯瞰 的 に 捉える POM ( Production   and   Operations   Management ) という 教育 プログラム が ハー バード の MBA コース に 設置 さ れ 、 現在 で は より MOT を 捉える TOM ( 技術 ・ オペレーション の マネジメント :   Technology   and   Operations   Management ) プログラム に 発展 的 に 進化 し て いる 。 いずれ の 大学 で も MOT は 経営 大学院 の ひとつ の 教育 研究 領域 として 位置づけ られ て いる が 、 日本 で は 、 MBA と MOT を 並列 に 並べ 、 別 の 学問 領域 の よう に 扱う 誤っ た 認識 が なさ れ て いる 。 その 理由 に は （ １ ） 日本 で は 学部 から 文系 、 理系 に 分かれ て いる こと 、 （ ２ ） 2000 年代 以降 の 日本 の 大学院 拡充 政策 の うち 、 MOT のみ 文部 科学 省 で は なく 、 経済 産業 省 が 推進 し た こと 、 など が 考え られる 。 そも そ MBA は Master   of   Business   Administration の 略 で ある の に対し 、 MOT は Management   of   Technology の 略 で あり 、 前者 は 学位 名称 で あり 、 後者 は 教育 研究 領域 名称 で あり 、 同列 の 比較 に なら ない 。  米国 において MOT 教育 が 盛ん に なっ た の は 、 財政 赤字 と 経常 収支 赤字 の 双子 の 赤字 を 抱え て 苦しむ が 、 日本 を 始め と し た 海外 諸国 の 攻勢 も あっ て 、 国内 産業 の 国際 競争 力 が 回復 が 急務 な 時期 で あっ た 。 その ため の 人材 育成 が 1980 年代 に 入っ て 提唱 さ れ 、 MIT 、 ハー バード 、 スタンフォード 大学 など の ビジネス スクール に MOT プログラム が 設置 さ れる よう に なっ た 。 教育 コース として の MOT の 発祥 は スタンフォード大 学 という 説 も ある 。 。 当時 は ハー バード 大学 教授 の エズラ・ヴォーゲル が 執筆 し た 著書 「 ジャパン・アズ・ナンバーワン 」 （ 1979 年 出版 ） を 教訓 に 、 日本 の 持つ 生産 技術 を 中心 と する 高度 な 製品 開発 能力 や 、 長期 的 視点 で 開発 投資 を 行う こと で 競争 力 や 企業 価値 を 高める 経営 手法 を 米国 産 業界 に 取り入れる こと が 米国 産 業界 を 復活 さ せる 手段 として 取り込ま れ た 諸 政策 の 一つ とも なっ て い た 。 ハーバード ビジネス スクール で は 、 キム ・ B ・ クラーク や 藤本 隆宏 （ 現 東京大学 大学院 経済 学 研究 科 教授 ） など が 、 日本 の 自動車 産業 が 実践 し て い た ジャストインタイム など の 生産 管理 手法 、 TQC を 始め と し た 品質 管理 手法 など 製品 開発 から 生産 の プロセス について 、 産業 特性 を 踏まえ た R & D の 特性 に関する 研究 を 行い 、 MIT スローンマネジメントスクール で は 、 マイケル ・ クスマノ や 延 岡 健太郎 （ 現 一橋大学 イノベーション 研究 センター 長 ） など が 、 自動車 産業 の 経営 戦略 、 事業 戦略 の 国際 間 比較 など の 研究 を 行い 、 日本 の 産業 研究 の 延長線 上 に 技術 経営 の 研究 が 蓄積 さ れ 、 米国 における 技術 経営 教育 プログラム に 活用 さ れ た 。 豊富 な 技術 資産 を 持ち ながら も 、 部分 最適 に 終わり 、 全体 最適 として 昇華 し なかっ た 反省 も あり 、 その 技術 資産 を 纏め 上げ て 企業 価値 を 向上 さ せる 経営 力 が 技術 経営 の 目指す 方向 と さ れ た 。 不 確実 性 の 経済 環境 の 中 で しっかり し た 基本 構想 を 持ち 、 戦略 性 を 持っ た 経営 管理 が 企業 価値 を 向上 さ せる もの と の 認識 が 米国 産 業界 に 拡がる よう に なっ た 。 1980 年代 後半 以降 、 技術 経営 研究 の 成果 として 経営 学 の 一流 ジャーナル に 掲載 さ れる 論文 の 多く が 自動車 産業 や エレクトロニクス 産業 を 分析 対象 と し た 研究 が 多かっ た が 、 これ は 米国 における 「 実学 」 として の 技術 経営 が 、 米国 政府 や 米国 産業 界 の 要請 として 発展 し た という 側面 が 大きい 。  当の 日本 で は 、 これ まで の 経営 は 終身 雇用 を 前提 と し た 新卒 定期 採用 による 年功序列 制度 、 OJT 等 による 社内 教育 、 稟議 制度 による 意思 決定 、 企業 内 組合 による 労使 一体 制度 、 定期 人事 異動 による 部署 間 移動 による ゼネラリスト を 養成 する 人事 制度 や 、 生産 現場 で は 制服 の 制定 による 社員 の 一体 感 の 形成 、 福利 厚生 で は 社宅 や 社員 寮 を 配置 する こと で 異 部門 、 年次 の 違う 社員 と の 人的 交流 による イン フォーマル な 人的 情報 ネットワーク の 構築 機会 の 設け て 企業 文化 の 構築 を 無意識 の うち に 実践 し て き た 経営 手法 で あっ た 。 これら 日本 的 経営 として の 日本 の MOT 研究 は 、 産業 ・ ビジネス 界 において 「 技術 を 収益 化 する 」 という 観点 で 経営 学 の 応用 領域 として 、 戦略 論 、 組織 論 、 労務 管理 論 、 組織 心理 学 など 様々 な アプローチ の 研究 の 蓄積 が 豊富 に ある 。 特に 2000 年代 以降 、 米国 製造 業 の 凋落 とともに 、 藤本 隆宏 （ 東京大学 大学院 経済 学 研究 科 教授 ） 、 延 岡 健太郎 （ 一橋大学 イノベーション 研究 センター 教授 ） 、 青島 矢一 （ 一橋大学 イノベーション 研究 センター 教授 ） 、 武石 彰 （ 京都大 学 大学院 経済学部 教授 ） など かつて 米国 の ビジネス スクール で MOT 研究 に 従事 し て い た 研究 者 によって 、 MOT 研究 の 流れ は 日本 の 大学 の 経営 学部 、 商学部 、 経済学部 など で 引き継い で いる 。 一方 、 日本 の 工学 系 研究 者 の 一部 に は 、 技術 経営 を 米国 流 の 経営 学 の 傍流 と 捉え ず 、 古く から ある 経営 工学 、 管理 工学 や 生産 工学 など の 工学 と 経営 の 学際 領域 で 扱お う と する 考え方 も 多く 、 特に 理系 の 単科大学 や 総合大学 の 工学部 など に 設置 さ れ た MOT スクール は 、 こうした 経営 学 を 基礎 と し ない MOT を 中心 に 教育 し て いる 専門 職 大学 も 少なく ない 。 更に 、 前述 の MBA は 文部 科学 省 、 MOT は 経済 産業 省 という 官庁 の 縦 割り 行政 の 影響 も あり 、 経済 産業 省 が 主導 し た 「 技術 経営 人材 育成 プログラム 導入 促進 事業 」 で は 、 「 技術 を 事業 の 核 と する 企業 ・ 組織 が 次世代 の 事業 を 継続 的 に 創出 し 、 技術 発展 を 行う ため の 経営 」 を 目的 と し た 施策 を 実施 し 、 2002 年 から 工学 系 大学院 による MOT スクール の 開設 が 相次い だ 。 そういう 中 で 、 技術 経営 は 「 技術 + 経営 」 の 二 者 の 足し算 で は なく 、 「 技術 × 経営 × 法務 」 という 三 者 の 掛け算 で ある と 捉え て 論考 する もの も ある 。  なお 、 欧州 で は 1794 年 に フランス で 「 科学 」 と 「 技術 」 を 系統的 に 学ぶ 世界 初 の 教育 機関 として 「 エコール ・ ポリ テクニック 」 が 誕生 し た が 、 歴史 的 に 欧州 で は 大学 教育 と は 「 真理 の 研究 を 通じ た 人間 形成 」 で あり 、 「 科学 」 と 「 技術 」 は 明確 に 分離 さ れ て い た 。 技術 者 の 教育 は 大学 の 使命 の 範囲 外 として 欧州 の 総合大学 で は 現在 でも 「 工学部 」 は 設置 さ れ て おら ず 、 欧州 で も 米国 同様 に 技術 経営 は ビジネス スクール あるいは 経済学部 で 扱わ れる 領域 と 位置づけ られ て いる 。 欧州 の 技術 経営 研究 者 の 研究 成果 は Research   Policy など 欧州 系 の 経営 学 ジャーナル に 掲載 さ れ て いる 。  2000 年代 以降 、 日本 で は MOT スクール が 多く 開設 さ れ た ものの 、 エレクトロニクス 産業 を 代表 として 日本 の 産業 界 は 技術 は 優れ て いる ものの 、 技術 を 事業 成果 に 結びつける 経営 戦略 の 弱 さ から 凋落 を 辿っ て いる 。 こうした 背景 から 経営 学 研究 から 遊離 し た 工学 系 MOT という 日本 独自 の 教育 研究 の あり方 に は 疑問 が 呈さ れ て おり 、 東京理科大学 が 技術 経営 大学院 の 研究 科 長 に 日本 を 代表 する 経営 学者 の 一 人 で ある 伊丹 敬之 （ 一橋大学 名誉 教授 ） を 研究 科 長 に 招聘 する など 、 経営 学 領域 として の 技術 経営 教育 の 拡充 が 求め られ て いる 。  前項 で 指摘 し た とおり 、 日本 で は 、 米国 や 欧州 に 端 を 発する 経営 学 を 基本 と し た 技術 経営 研究 者 の 多く は 、 経営 学部 、 商学部 、 経済学部 など 社会 科学 系 の 組織 に 籍 を 置い て いる こと が 多く 、 研究 者 養成 大学院 、 専門 職 大学院 とも に 経営 学 研究 の 応用 領域 として 技術 経営 の 研究 教育 が なさ れ て おり 、 ビジネス スクール の 経営 学修 士 （ Master   of   Business   Administration ； MBA ） 課程 において も 技術 経営 が 主要 な 研究 教育 領域 と なっ て いる 。 一方 、 工学 系 大学 が 設置 する 技術 経営 大学院 は 、 工学 系 教員 が 手厚く 配置 さ れ て いる ため 、 工学 系 の 学生 が 進学 する 傾向 が 強い 。 米国 で は 、 前述 の MIT や ハー バード や 、 UC バークレー が そう で あっ た よう に 、 どちら か と 言え ば 経営 学 系 の 課程 と し つつ 、 工学 系 の 学生 でも 対等 に 進学 できる よう に なっ て いる が 、 これら も ビジネス スクール の ひとつ の コース として の MOT という 位置付け で あり 、 取得 学位 も MBA で ある 。 日本 の 工学 系 MOT スクール は 世界 の 標準 的 な MOT 大学院 と は 異なり 、 工学 系 に 偏り すぎ て き た が 、 新しい 技術 で 新しい モノ （ 製品 や サービス ） を 市場 に対して 創出 し て いく テクノイノベーター の 輩出 を 目的 と し 、 研究 開発 、 製品 化 （ サービス 創出 ） 、 製造 ・ 生産 、 販売 ・ マーケティング 、 資金 調達 、 人材 育成 、 知 財 ・ 特許 戦略 、 企業 協業 など の 考え方 を 研究 する 必要 性 が 高まり 、 経営 学 領域 と の 融合 が 進ん で いる 。  日本 における 技術 経営 大学院 の 先駆 として 、 2001 年 開設 の 横浜国立大学 大学院 環境 情報 学府 環境 マネジメント 専攻 技術 マネジメント コース （ 現 ・ 環境 イノベーション マネジメント 専攻 ） や 、 2003 年 に 開設 さ れ 野中 郁 次郎 ら が 担当 教員 で あっ た 北陸先端科学技術大学院大学 知識 科学 研究 科 MOT コース など が 知ら れ て いる 。  専門 職 大学院 として 技術 経営 教育 が 始まっ た の は 、 2003 年 4 月 に 芝浦工業大学 が 専門 職 大学院 として 「 工学 マネジメント 研究 科 」 を 開設 し た こと から 始まっ た 。 続い て 、 日本工業大学 、 東京理科大学 が 専門 職 大学院 （ 技術 経営 ） を 設け た 。 各校 の 技術 経営 コース は おおむね 1 年 から 2 年 程度 で ある が 、 社会 人 の 便 に 配慮 し て 3 年 コース を 設ける 大学院 も ある 。 専門 職 学位 は 技術 経営 修士 （ 専門 職 ） を 授与 さ れる 事 が 多い が 、 修士 号 として は 一部 に 修士 （ 技術 経営 ） を 授与 する 大学 （ 横浜国立大学 、 立命館大学 など ） も ある が 、 北陸先端科学技術大学院大学 の よう に 修士 （ 知識 科学 ） や 立教大学 の 修士 （ 経営 学 ） など 、 学位 名称 に は さまざま な もの が 設け られ て いる 。 また 、 名古屋工業大学 の よう に 、 自身 の 研究 内容 により 、 修士 （ 学術 ） （ 工学 ） （ 産業 戦略 ） の 3 種 より 選択 できる ところ も ある 。 なお 、 技術 経営 修士 （ 専門 職 ） を 取得 できる の は 芝浦工業大学 、 東京理科大学   、 日本工業大学   など が ある 。 博士 （ 技術 経営 ） を 取得 できる の は 東京工業大学 、 東京大学 、 横浜国立大学 、 立命館大学 など が ある 。  ただし 、 技術 経営 として 独立 し た 学位 を 設ける の は 日本 独自 の 考え方 で あり 、 歴史 的 に も 今日 の 世界 の 専門 職 大学院 の 趨勢 として も 、 MBA スクール の 一 領域 として MOT が 位置づけ られる 方 が 一般 的 で ある 。 さらに 、 日本 の 場合 、 技術 経営 系 専門 職 大学院 は 、 必要 教員 数 が 50 % 増し で 且つ 、 一定 数 の 実務 家 経験 者 を 配置 し なけれ ば なら ない など の 厳しい 規定 が ある が 、 こうした 工学部 系 大学院 組織 は 、 MIT や ハー バード ビジネス スクール など 世界 の 専門 職 大学院 が 取得 し て いる AACSB や EQUIS など の 国際 認証 の 要件 が 経営 系 大学院 を 前提 に し て いる ため 、 要件 に 合致 し にくい という 問題 も ある 。  また 、 多く の 技術 経営 系 専門 職 大学院 は 社会 人 の 便 を 配慮 し 、 夜間 や 週末 に 時間 割り を 組ん で いる 。 なお 、 立教大学 MBA と 芝浦 工大 MOT は 相互 単位 互換 を 行っ て いる 。 これ により MBA の 学生 が MOT 科目 の 履修 、 MOT の 学生 が MBA 科目 の 履修 を 可能 に する など の 利便 性 を 図っ て いる 。  現在 、 技術 経営 大学院 の 一部 は 定員 割れ を 起こし て いる 大学院 も ある 。 また 定員 割れ に 伴い 担当 教員 の 削減 を 行っ て いる 大学院 も ある 。  残留 する 教員 は 学生 の 希望 に 沿っ た もの で は かならずしも ない こと から 、 定員 割れ の 大学院 の 志望 者 は 注意 す べき 情況 に ある 。 さらに MBA / MOT 教育 を 行っ て いる 組織 が MBA / MOT の ランキング を 行っ て いる など 、 いまだ 教育 体制 として 整っ て いる と は 言い がたい 教育 機関 も ある 。 これ は 大学院 修了 後 の 資格 や キャリア が 明確 で なかっ た こと や 、 受験生 の 中 に 「 技術 経営 」 が 「 経営 学 」 と は 異なっ た 学問 という 誤っ た 認識 を 持つ 人 も いる ため 、 本来 の 意味 で の 「 技術 経営 」 教育 が 不十分 で ある ところ も 少なく ない 。  この よう に 、 日本 において は 、 経営 学 研究 者 の 間 で 最先端 の 技術 経営 研究 が 行わ れ て いる に も かかわら ず 、 一般 社会 で の 技術 経営 に対する 解釈 が まだ 百花繚乱 の 状態 で 、 大学院 や 企業 に も 認識 の 違い が あり 、 今後 の キャリア プログラム の 形成 において まだ 不透明 な 部分 が 多い ため 、 入学 を 志望 する 志願 者 を 戸惑わ せ て いる こと による もの も ある 。  この ため 志望 者 は 入学 後 に 意 に 沿わ ない 教育 内容 と なら ない よう に 、 入学 前 の 教育 内容 の 確認 が 必要 で ある 。 工学 系 出身 の エンジニア の 技術 経営 大学院 へ の ニーズ は エンジニア として の スキル に 加え て 更に 経営 を 学び たい という こと で あり 、 早稲田大学 ビジネス スクール の よう に MBA スクール で の 技術 経営 教育 を 行っ て いる 大学院 で は 、 自主 的 な 受験生 が 多い ものの 、 既存 の 工学部 を 基礎 と し た MOT スクール の 現在 の 入学 者 の 多く は 企業 派遣 を 中心 と し た 技術 系 幹部 社員 養成 コース で 派遣 さ れ た 院生 で 構成 さ れ て いる 例 も 少なく ない 。  専門 職 学位 課程 （ 設立 順 ）  修士 課程 ・ 博士 課程  1990 年代 の 米国 経済 の 復興 は 技術 経営 の 研究 と 教育 の 成果 と も 言わ れる 。 高度 先端 技術 と 言わ れる IT 、 バイオ 、 ナノ テクノロジー 、 知 財 ・ 特許 戦略 等 で 著しい 成果 を 上げ 、 米国 企業 の 世界 戦略 を 促進 さ せ た 背景 に は 技術 経営 が あっ た と 考え られる 。 特に IT について は 、 企業 の 情報 化 が 重要 な 経営 課題 と なり 、 経営 者 が IT 化 に 直接 関与 する こと 、 あるいは 企業 内 に 最高 情報 責任 者 （ chief   information   officer 、 略称 ： CIO ） を 置く こと など が 求め られる よう に なっ た 。 この こと は コンピュータ システム 開発 の ノウハウ を 企業 経営 に 応用 する 契機 と なっ て いる 。 例えば 、 コンピュータ システム 開発 で 用い られる プロジェクト マネジメント の 手法 は 、 技術 経営 の 研究 対象 と なっ て おり 、 企業 経営 に も 応用 さ れる 。企業 城下町 （ きぎ ょうじょうかまち 、 カンパニー タウン とも ） と は 、 特定 の 一 社 の 企業 の 事業 所 や 工場 及び 関連 会社 の 工場 や 下請け 子会社 など が 一 自治体 における 産業 の 大 部分 を 占め 、 その 企業 によって 住民 が 主たる 労働 機会 を 与え られる こと で 、 その 企業 の 盛衰 が 都市 の 盛衰 に 直結 する よう な 都市 を 指す 言葉 。 一般 的 な 俗語 と 思わ れ がち だ が 、 経済 学 や 地理 学 で も 一般 に 用い られる 学術 的 な 専門 用語 で も ある 。  企業 城下町 と は 「 企業 の （ 形成 し た ） 城下町 」 、 すなわち 、 独特 の 階層 化 を 生ん だ 都市 形態 を 城下町 の 階級 、 組織 に 擬 え た 語 で ある 。 実質 的 に すべて の 店舗 や 住宅 が メイン の 雇用 主 で ある 一つ の 会社 が 所有 し て いる 場所 。 会社 の 町 は 、 しばしば 、 店舗 、 教会 、 学校 、 市場 、 娯楽 施設 など の 一連 の アメニティ で 形成 さ れ て いる 。 通常 は モデルビレッジ （ 倣う べき 理想 の 意味 で の 「 モデル 」 ） より も 規模 は 大きい 。  日本 で は 高度 経済 成長 期 に は 鉄鋼 、 造船 、 化学 など 重化学 工業 の 発展 が 著しく なっ た 。 しかしながら 、 過密 化 し た 都市 部 で は 既に 敷地 の 確保 が 困難 で あり 、 加え て 地価 の 高騰 、 または 公害 問題 の 顕在 化 による 様々 な 規制 など によって 、 新た な 工場 立地 が 困難 と なっ て い た 。 一方 、 地方 が 莫大 な 固定 資産 税 確保 を にらん で 、 企業 、 工場 の 誘致 活動 を 起こし て い た 。 その 結果 、 企業 と 自治体 の 思惑 が 一致 し 、 全国 に 大 工場 を 持つ 地方 工業 都市 が 幾つ も 誕生 する こと に なっ た 。 また 、 旭化成 の 延岡 市 や トヨタ自動車 の 豊田 市 など の よう に 地方 に 優秀 な 企業 が 発生 し 、 高度 経済 成長 期 による 工業 の 発達 に 伴い 、 同市 の 経済 基盤 を 拡大 さ せ た ケース も あり 、 挙母 町 → 豊田 市 の よう に 、 市 名 や 町名 に 民間 企業 の 名 を 冠する よう 変更 し た 例 も ある 。 また 「 鋼管 町 」 （ 日本鋼管 、 現 JFE スチール ） 、 千葉 市 や 半田 市 の 「 川崎 町 」 （ 川崎製鉄 、 現 JFE スチール ） 、 山口 県 小野田 市 （ 現 山陽 小野田 市 ） 、 大分 県 津久見 市 の セメント 町 ・ 硫酸 町 の よう に 企業 に 関連 する 特殊 な 地名 が 誕生 する こと も ある 。  これ による 社会 問題 や 経済 効果 など 様々 な 変化 が 学者 の 研究 対象 と なっ た 。 その 際 、 一 企業 が 都市 の 盛衰 に 直結 する ほど 緊密 な 関係 を 持っ た 都市 に対して 、 固有 の 呼称 の 必要 性 が 生じ た こと から 、 経済 学者 の 宮本 憲一 が 「 企業 城下町 」 という 言葉 を 自己 の 文献 、 論文 に 用い た こと が 発端 と さ れる 。 その後 、 マスコミ ら に も その 表現 が 使わ れ 、 一般 に 広まっ た 。 企業 城下町 における 一 企業 の 影響 力 は 経済 だけ で なく 、 政治 力 に まで 及び 、 自治体 によって は 議会 議員 に その 企業 関係 者 が 多く を 占める 場合 も あり 、 企業 の 社長 が 首長 を も 務め た ケース すら ある 。  一方 、 1970 年代 に 入っ て 炭鉱 都市 、 1980 年代 に は 造船 や 鉄鋼 業 など が 斜陽 産業 と なる と 、 当該 都市 の 衰退 は 顕著 に なっ た 。 また グローバル 資本 主義 以降 は 、 海外 移転 を する 企業 が 増え 、 空洞 化 する 企業 城下町 が 増え た 。 しかし 、 一 企業 と 命運 を 供 に する よう な 一 都市 の 衰退 が 、 研究 者 たち の 格好 の 研究 材料 と なっ た 。 むしろ 、 企業 城下町 に は 、 経済 効果 の よう な プラス 面 より 、 こう いっ た 一 企業 の 業績 や 行動 によって 市政 や 市 経済 、 あるいは 住環境 を 左右 さ れ て しまう よう な マイナス 面 が 表 に 出さ れ て いる 語 で あり 、 皮肉 的 、 批判 的 な ニュアンス を 含ん で いる 。  一般 に 勘違い さ れ やすい の が 、 その 地方 に 有名 な 企業 の 本社 ビル が 立地 し て いる だけ で 企業 城下町 と 捉え られ て しまう こと で ある 。 本社 ビル は あくまでも 「 登記 上 で 必要 と さ れる ため に 建設 さ れる オフィス 」 に しか すぎ ない 。 必ずしも 東京 都 や 大阪 府 など の 都市 部 に 位置 する 必要 は なく 、 法律 上 で は どこ に 位置 し て も かまわ ない こと も あり 、 地域 へ の 人 、 物 、 金 の 還元 に 直接 関与 し がたい から で ある 。  また 、 第 三 次 産業 において も 親会社 の 事務所 の そば に 子会社 、 関連 会社 が 配置 さ れる こと が ある が 、 第 二 次 産業 に 比べ て 、 大手 / 下請け の 階層 化 が 発生 し にくい ため 、 この よう な 市街 形成 は まれ で ある 。 また 、 当時 は 単一 企業 や 炭鉱 など の 財政 など によって 支え られ て い た 都市 が 、 後 に 都市 圏 拡大 によって 住宅 地 が 展開 する と 、 本来 の 企業 城下町 として の 特色 を 持た なく なる 場合 も ある 。  こうした 企業 が 形成 する 町 は 模範 例 として 高い 理想 を 掲げ て い た が 多く の もの が 支配 的 または 搾取 的 と みなさ れ て き た 。 最も 近い 沿道 から 9 マイル （ 14 . 5   km ） 離れ た LC ＆ N   Co 鉱山 の キャンプアンドマインサイト として 始まっ た 米国 の ペンシルバニア 州 サミット ヒル など 、 企画 外 手法 で 多かれ 少なかれ 開発 さ れ て き た 。  カンパニー タウン は 伝統 的 に 採掘 産業   -   石炭 、 金属 鉱山 、 材木   -   で 独占 フランチャイズ を 確立 し て い た 。 ダム の 敷地 や 戦時 の キャンプ も また 別 の 企業 町 を 形成 し た 。 店舗 まで しばしば 企業 で 町 を 独占 し て い た ため 、 トラック システム を 利用 し て 管理 する こと が でき て おり 、 旧 ソビエト 連邦 に は 、 アトムグラッド として 知ら れる 核 科学 者 （ アトミック ） が 集約 さ れる 都市 が いくつ か 存在 し た 。 特に ウクライナ で は 、 プリピャチ 、 バラッシュ 、 ユジノクランスク など で あっ た 。  典型 的 に は 、 とある カンパニー タウン は 近隣 の 人々 から 隔離 さ れ て おり 、 木材 や 製鉄 所 、 自動車 工場 など の 大 規模 な 生産 工場 を 中心 と し て いる 。 町 の 市民 は 工場 で 働く 者 、 子会社 企業 の 1 つ で 働く 者 の 他 は どちら で も ない 家族 で ある 。 また 地元 集会 用 の 教会 建物 を 寄贈 し たり 、 公園 を 運営 し たり 、 コンサート など の 文化 事業 を 主催 する こと も ある 。 所有 する 会社 が 事業 を 縮小 または 廃業 する 場合 、 人々 は 他 の 場所 へ 就職 する ため 、 町 へ の 経済 的 影響 は 甚大 で ある 。  企業 城下町 は 他 の 地域 から 町 の 開発 、 財政 、 公共 交通 機関 や サービス の 社会 基盤 を 引き寄せ 成長 し て 、 時には 公的 な 市町村 と なる こと も ある 。 他方 、 その 町 は 公式 に は 会社 城下町 で は ない かも しれ ない が 、 （ 特に 町 の 経済 について ） 市民 の 大 多数 が 単一 の 会社 に 勤務 する 状況 下 で あれ ば 、 会社 町 と 同様 な 状況 を 作成 する 。  さらに 、 その よう な 依存 関係 は 、 徹底的 に 失敗 する か 、 または 産業 の 重要 性 （ それ ゆえ それ に 依存 し た 蒸気 機関 車 サポート 駅 構内 と 無煙炭 鉱業 界 を 次第に はっきり さ せる ) と は べつに あたかも コミュニティ を 駆り立て て いる 蒸気 機関 車 が 収縮 し 、 他 の 地 に 仕事 を 見つける ため に 人々 が 動く と 、 プロパティ の 価値 も そして 人口 を も 失い 、 そして コミュニティ の 若者 は 別 の 人口 統計 者 と なる 次世代 の 子供 を 産む こと に なる 。  パターナリズム は 、 社会 工学 の 変形 例 で あり 、 中産 階級 の 理想 を 労働 者 階級 の 従業 員 に 強制 しよ う と し た 雇用 者 による 労働 者 の 支配 を 指す 。 この イズム は 19 世紀 の 多く の ビジネスマン に 道徳 的 責任 、 または しばしば 宗教 的 義務 と みなさ れ 、 社会 的 利益 を 促進 する 一方 で 社会 を 進歩 さ せる もの で あっ た 。 したがって カンパニー タウン は 、 この よう な 目的 を 達成 する ユニーク な 機会 を 提供 し て い た 。  たとえば 、 ジョージ ・ キャドバリー の ボーンビル で 、 同社 の 創業 者 は 「 良心 的 資本 家 」 と 表現 さ れ て いる が 、 カンパニー タウン と は 、 労働 者 を 誘致 し て 維持 する ため の 経済 的 に 実行 可能 な 手段 と なる こと が 多く 、 さらに 会社 の 町内 の 営利 目的 の 店舗 は 通常 会社 の 所有 で あり 、 独立 し た 労働 者 という の は 成立 し 得 ない 状況 下 で ある ため 、 所有 者 に 事実 上 の 独占 権 が 生じ て い た 。  したがって 経済 的 に は 成功 し た ものの 、 従業 する 公務員 数 や 地方自治体 の サービス が 不足 し て いる ため 、 時には 自治 に 失敗 する 例 も あっ た 。 したがって 、 労働 者 は しばしば 身動き が とれ ず 、 それ ゆえ に 指示 系統 のみ で 結局 の ところ そうした 自治 的 な 機運 は 労働 者 の 間 で 憤慨 を 引き起こし 、 その 結果 住民 の 多く は 最終 的 に は 町 の 長期 的 な 愛情 を もた ない 。 プルマン の 場合 も この 事例 と なる 。  南北戦争 前 に ペンシルベニア 州 の 鉱業 地域 に は 多く の 小さな カンパニー タウン が あっ た が 、 アメリカ で 最も 大きく 、 最も 重要 な 初期 の 企業 街 の 1 つ は プルマン 社 で 、 シカゴ 都市 圏 の すぐ 外 に あり 1880 年代 に 開発 さ れ た 。 完全 に 会社 が 所有 と なっ て い た この 町 は 6 , 000 社 の 従業 員 と 同数 の 扶養 家族 の 住宅 、 市場 、 図書館 、 教会 、 娯楽 を 提供 し て い た 。 従業 員 は プルマン に 住む 必要 が あっ た が 、 近隣 の コミュニティ で は 安価 な 借地 を 見つける こと が でき た 。  この 町 は 同社 製品 の 需要 が 減少 し た 1893 年 の 経済 危機 に 至る まで は 成功 を 収め 、 その後 は それ に 応じ て 従業 員 の 賃金 を 引き下げ なけれ ば なら なかっ た 。 それ に も かかわら ず 、 同社 は 家賃 や 店舗 で の 商品 価格 を 引き下げる こと を 拒否 し 、 結果 的 に 1894 年 の プルマンストライキ を もたらし た 。 ストライキ の 原因 を 調査 する ため に 設立 さ れ た 全国 委員 会 の 報告 書 で は 、 プルマン の パターナリズム の それ は   " アメリカ 人 で は ない " と 名づけ られ た 。  この 報告 書 は 、 プルマン が 交渉 を 拒否 し た こと 、 そして プルマン の 町 が 労働 者 に対して あみだし た 経済 的 苦境 について 非難 し た 。 「 町 の 美的 な 特徴 は 訪問 者 に は 賞賛 さ れ ます が 、 従業 員 にとって は 、 特に パン が ない とき に は 、 それ は ほとんど 価値 が あり ませ ん 。 」 イリノイ 州 は 訴訟 を 提起 し 、 1898 年 に イリノイ 州 最高 裁判所 は プルマン 社 に シカゴ に 併合 し 町 の 所有 権 を 売却 する よう 強制 し た 。  しかし 、 政府 の オブザーバー は 、 プルマン の 原則 は 正しい と 主張 、 従業 員 に は これ 以上 達し え ない ほど の 生活 を 提供 し た と し た 。 但し 過度 の パターナリズム は 大 規模 な 企業 経済 に は 不適切 で あり 、 町 の 崩壊 を 引き起こし た と み た 。 したがって 、 政府 の オブザーバー と 社会 改革 者 は その後 、 雇用 者 と 従業 員 間 の バッファー として 働く 独立 し た 専門 家 が 受胎 活動 に 関与 し た 場合 に のみ 模範 的 な 町 が 成功 する と 結論づけ て 、 これら の 町 の 計画 、 運営 、 管理 を 行っ て いる 。  歴史 家 リンダ ・ カールソン は 、 20 世紀 初め 企業 街 の 管理 者 は 、 1880 年代 に ジョージ ・ プルマン が 犯し た 間違い を 避ける こと が できる と 考え て い た と 主張 する 。 彼女 は 言う ：  「 まとも な 住宅 、 良い 学校 、 そして 「 道徳 的 に 盛り上がる 」 社会 という 、 従業 員 にとって より 良い 生活 を 創造 し たかっ た の です 。 その 代わり に 、 彼ら は 飲酒 の 邪悪 を 避け 、 そして 最も 重要 な こと に 、 労働 組合 主催 者 の 鞭打ち に 惑わさ れ ない 、 安定 し た 勤勉 な 従業 員 を 期待 し て い まし た  したがって 、 プルマンストライキ は 企業 街 の 概念 を 殺す の で は なく 、 むしろ 彼ら の 存在 の 新しい 章 を 開始 し て まし た 。 その後 30 年 もの 間 、 父性 の 古い モデル を 建築 家 、 ランドスケープ・アーキテクト 、 そして 「 労使 関係 と 社会 福祉 の 新しい 概念 」 が 新た な 物理 的 形態 に 変換 する 新し 企画 の 会社 街 に 有利 益 に なる よう 提起 し た 。 これ は 当時 の プルマン の 経験 を 避ける こと に 熱心 だっ た 資本 家 に は 最適 解 で あっ た 。 この 最初 の 実際 例 は 、 1915 年 に マサチューセッツ 州 の インディアン・ヒル・ノース・ビレッジ で 発祥 し た 。 」  1920 年代 に なる と 、 カンパニー タウン の 必要 性 は 好景気 あいまっ て 大幅 に 減少 し た 。 所得 格差 と 工場 労働 者 の 生活 条件 の 相対 的 に 低い 水準 に も かかわら ず 、 1920 年代 の 繁栄 は 労働 者 の 物質 的 福利 が 大幅 に 改善 する の が 見え て い た 。 強力 な 戦後 アメリカ 経済 は 、 自動車 や ラジオ の よう な 以前 は 買え なかっ た もの を 購入 できる 低 賃金 労働 者 に 割賦 購入 が 可能 に なっ た こと を 意味 し て い た 。 さらに 、 労働 者 は もはや 医療 と 教育 の ため に 雇用 者 に 依存 し て い なかっ た 。  1920 年代 まで に 、 自動車 が もつ 広範 な 性能 は 労働 者 が もはや 職場 近く に 住む 必要 が なくし 、 この こと は 当時 より 多く の 雇用 機会 に アクセス できる こと を 意味 し て い た 。 民間 輸送 に 伴う 自由 と ラジオ の 大衆 通信 の 組み合わせ は 企業 街 で の 隔離 状況 を 減らし 、 企業 街 の 社会 的 基盤 が 必要 と さ れ なく なっ た 。  さらに 、 労働 者 階級 が 獲得 し た 、 以前 は 裕福 な 人 たち に しか でき え なかっ た よう な 民間 輸送 へ の アクセシビリティ は 、 平等 の 一 歩 を 踏み出さ せ て い た 。 周囲 の 市町村 へ の アクセス が 増加 する につれて 、 企業 街 の 住民 は 学校 、 図書館 、 公園 など の 公的 資金 による 公的 施設 利用 が 増加 。 したがって 、 福祉 資本 主義 に 先立つ 以前 の 、 労働 者 階級 に は 到達 でき なかっ た 企業 街 の アメニティ は もはや 必要 で は なかっ た 。  この 新た に 発見 さ れ た 自由 は 、 福祉 資本 主義 を インセンティブ で は なく むしろ 悪化 さ せ 始め た 労働 者 の 考え方 に 変化 を もたらし た 。 したがって 、 従業 員 の 多く は 福祉 プログラム の 代わり に 追加 の 賃金 を 要求 し 始め た 。 こうした こと は 直接 慈善 団体 で は なく 報酬 を 受け て いる ハード ワーク の 起業 家 的 な 美徳 を 促進 し 、 新しい 時代 の パターナリズム を 形作る よう に なり 、 「 放課後 」 の 個人 主義 の 考え方 として 幾 人 か の 雇用 主 から も 良好 に に 受け入れ られ て いく 。  近代 化 と 物質 的 福利 の 増加 は 、 パターナリズム と 道徳 的 改革 の 必要 性 を 認識 し て い た 。 その 結果 、 1930 年代 初頭 の 景気 後退 により 、 一部 の 企業 は 従業 員 福祉 制度 を 廃止 し て コスト を 削減 。 しかし 、 ルーズベルト 政権 の ニューディール 政策 は 最低 賃金 を 引き上げ 、 産業 自治 を 奨励 し 、 会社 街 所有 者 に 「 家 の 最終 的 な 従業 員 所有 の 計画 の 問題 を 考える 」 よう に 促し て 、 アメリカ の 企業 街 を 終わら せる 最後 の 打撃 を 与え た 。 ニューディール は 、 住宅 金融 の 低利 、 低 預金 制度 へ の 転換 による 従業 員 住宅 の 必要 性 を 軽減 し て いっ た 。  カタロニア は スペイン 北東 部 に 位置 する 地域 で あり 、 地元 で は 産業 コロニー として 知ら れ 、 企業 都市 が 密集 し て いる 。 特に Ter と Llobregat 沿い の 河川 流域 に 集中 。 例えば Berguedà で は 20 キロ 以内 に 14 個 の コロニー が ある 。 カタロニア の 町 総数 は 約 100 、 これら は 工場 周辺 に 作ら れ た 小さな 町 で 、 もと は 農村 地帯 に 建設 さ れ た ため 、 他 の 人口 と は 区別 さ れ て いる 。 これら は 100 人 から 500 人 の 住民 、 場合 によって は 約 1000 人 を 収容 し て い た 。  これら の 産業 コロニー は カタロニア の 工業 化 の 典型 的 な 側面 で ある が 、 具体 的 に は 第 二 次 産業 化 で あり 、 その 結果 、 まったく 純粋 に 農村 で あっ た 特定 の 地域 が 工業 化 し た だけ で あり 、 19 世紀 後半 、 特に 1870 年代 に 作ら れ て いっ た 。 最後 の 地 は 20 世紀 初期 に 出現 。 この よう に カタロニア の 企業 街 は 150 年 前 の 歴史 を 持つ が 、 ほとんど の 場合 、 コロニー を 運営 し て い た 会社 は 現在 閉鎖 さ れ て いる 。 こうした コロニー で 最も 一般 的 な 産業 は 繊維 製品 で あっ た 。 鉱業 、 冶金 、 農業 の コロニー も あっ た が 、 繊維 産業 工場 で は 75 以上 の テキスタイル コロニー が 記録 さ れ て いる 。  ほとんど の 場合 これら の コロニー （ 特に 繊維 関連 の もの ） は 川沿 に 建設 さ れ た 。 これ は 工場 を 運営 する ため に 水力 発電 を 使用 し た ため で ある 。 こうした 理由 の 1 つ は 、 カタロニア は 石炭 が 乏しく 、 輸入 が 高価 だっ た という こと で あっ た 。 さらに 、 カタルーニャ 川 （ 量 は 少ない が 非常 に 急 な 斜面 勾配 ） は 、 干ばつ 時代 に 成し え なかっ た 無尽蔵 の エネルギー を 提供 し て い た 。  この 産業 コロニー 制度 は 1960 年代 に 崩壊 し 始め た 。 1978 年 に 悪化 し た 最終 的 な 産業 危機 以前 から コロニー から は 徐々に 人々 が 去っ て いっ た 。 1980 年代 と 1990 年代 に は 、 これら の 産業 コロニー の ほぼ すべて の 工場 が 閉鎖 さ れ た 。 その 瞬間 から 多く の コロニー は 現在 会社 から は 独立 し た 町 に なり 、 他 の 町 で は 放棄 さ れ 、 その 結果 住人 が い なく なっ て いっ た 。 工場 は 小規模 な 産業 に リース さ れ て い た か 、 空 に なっ て い ます 。  より 興味深い コロニー に は アントニ・ガウディ （ AntoniGaudí ） によって 建て られ た サンタ・コロマ・デ・セルヴェッロ （ Santa   Coloma   deCervelló ） の コロニア・グエル 教会 （ ColòniaGüell ） に 似 た よう な いくつ か の 近代 的 な 建物 、 ラメトラデ・メローラ 、 プイグ ＝ レイグ 〈 100 年 も の 伝統 的 文化 的 活動 が 保持 さ れる 〉 、 エルス・パストレツ の 表現   ； それ の 3 つ の コロニー 、 カステルベル・イ・エルヴィラール ： La   Bauma 、 エル ・ Borras 、 建築 至上 興味 沸く 建物 が ある エル・ブレス ； 大きな コロニー を ュブラガート に 組み込む 時代 の 1858 年 に 最初 の コロニー で あっ た カル・ロサル 〈 ベルガ と エイビア と オルヴァン の 間 〉 で 、 ヴィダル・コロニー の 博物館 を 所蔵 し て いる カル・ヴィダル 、 プイグ・リーグ は 、 こうした 産業 実験 の ひとつ で 人生 が どの よう な もの か を 知り たい 人 にとって は 理想 的 な 訪問 先 で ある 。消費 貸借 （ し ょうひたいしゃく 、 、 、 ） と は 、 当事者 の 一方 （ 借主 ） が 種類 、 品質 及び 数量 の 同じ 物 をもって 返還 を する こと を 約し て 相手方 （ 貸主 ） から 金銭 その他 の 物 を 受け取る こと を 内容 と する 契約 。 金銭 の 貸し借り （ 金銭 消費 貸借 ） の よう に 、 借り た 物 それ 自体 は 借主 が 消費 し 、 後日 これ と 同種 ・ 同質 ・ 同 量 の 物 を 貸主 に 返還 する こと に なる 。 日本 の 民法 で は 典型 契約 の 一種 と さ れる （ ） 。  民法 に 規定 さ れる 消費 貸借 は 当事者 の 一方 （ 借主 ） が 種類 、 品質 及び 数量 が 同じ 物 をもって 返還 を なす こと を 約し て 相手方 （ 貸主 ） より 金銭 その他 の 物 を 受け取る こと を 内容 と する 要 物 ・ 無償 ・ 片務契約 で ある （ ） 。 ただし 、 利息 付 と する 特約 が ある とき は 有償 契約 ( 借主 だけ が 債務 を 負う 為 、 片務契約 で ある 点 は 変わら ない ) と なる （# 消費 貸借 の 性質 を 参照 ） 。  また 特約 により 利息 は 付し た が 利率 を 定め なかっ た 場合 は 法定 利率 の 年 五 分 ( 5 %) と なる 。  消費 貸借 の 目的 物 は 消費 物 で ある （ 物 の 分類 （ 消費 物 と 非 消費 物 ） について は 物   ( 法律 )# 消費 物 と 非 消費 物 も 参照 ） 。 目的 物 として は 米 や 酒 など で も よい が 、 実際 に は 金銭 を 目的 物 と する 金銭 消費 貸借 が ほとんど で ある 。 貸 株 は 、 株式 を 目的 物 と する 消費 貸借 で ある （ 株式 は 民法 上 の 物 （ ） に は 当たら ない が 、 証券 業 が 問屋 営業 の 代表 例 と さ れ て いる よう に 、 株式 ・ 株券 を 物 の よう に 見る こと も 一般 的 で ある 。 ） 。 レンタカー 契約 の うち 、 自動車 の 燃料 に関する 部分 は 、 燃料 を 目的 物 と する 消費 貸借 と いえる （ 使っ た 分 の 燃料 を 補充 し て 返却 する ので 。 自動車 自体 に関する 部分 は 賃貸借 ） 。 かつて 行わ れ た 出 挙 は 、 種籾 （ イネ の 種子 ） を 目的 物 と する 消費 貸借 で ある と いえる 。  消費 貸借 は 使用 貸借 や 賃貸借 と 同じく 貸借 型 契約 （ 使用 許 与 契約 ） に 分類 さ れる 。 また 、 消費 寄託 に は 消費 貸借 と の 類似 性 が ある こと から 原則 として 消費 貸借 の 規定 が 準用 さ れる （ ） 。 ただし 、 類型 的 に は 以下 の よう な 相違 点 が ある 。  消費 貸借 は 、 当事者 の 合意 だけ で は 成立 せ ず 、 貸主 から 借主 に対し 金銭 等 が 実際 に 交付 さ れ なけれ ば 成立 し ない 。 簡易 の 引渡し や 占有 改定 で も よい 。  消費 貸借 の 要 物性 は 一定 の 範囲 で 緩和 さ れ て いる 。  金銭 その他 の 物 を 給付 する 義務 を 負う 者 が ある 場合 において 、 当事者 が その 物 をもって 消費 貸借 の 目的 と なす こと を 約し た とき は 、 消費 貸借 が 成立 し た もの と みなさ れる （ ） 。 これ を 準 消費 貸借 （ じ ゅんしょうひたいしゃく ） と いう 。 典型 例 として は 、 A が B に 商品 を 現実 に 引き渡し 、 B が A に 商品 の 代金 を 支払っ て ない 状態 で 、 A と B の 新た な 合意 により A が B に 商品 代金 相当 の 金銭 を 消費 貸借 し た 事 と する 契約 で ある 。  準 消費 貸借 は 、 当事者 間 で 従前 の 契約 による 義務 の 内容 が 不 明確 に なっ たり 、 複数 の 契約 が なさ れ て 債権 債務 関係 が 複雑 に なっ た よう な 場合 に 、 債権 債務 関係 を 整理 し て 明確 に する ため に 行わ れる こと が 多い 。  588 条 は 、 「 消費 貸借 に よら ず し て 」 給付 義務 を 負う 者 が ある 場合 と する が 、 複数 の 金銭 債務 を 一 本 化 する 場合 の よう に 、 消費 貸借 による もの で も よい 。領収 書 （ りょう しゅうしょ 、 ） と は 、 代金 の 受取 人 が 支払 者 に対して 、 何らかの 対価 として 金銭 を 受け取っ た こと を 証明 する ため に 発行 する 書類 の こと 。  英語 で は レシート （ receipt ） と いう が 、 日本 で は 手書き の もの を 領収 書 、 レジ など で 機械 印字 さ れ た もの を レシート と 区別 し て 呼ぶ 場合 も ある 。  領収 書 に 最低限 記載 す べき 事項 として 、 金額 、 日付 、 発行 者 または 受領 権 者 の 記名 （ 押印 ） 、 宛名 が ある 。  手書き の 場合 、 改竄 （ 書き換え ） を 防止 する ため に 、 漢 数字 で も 特に 大字 （ 壱 ( 1 )、 弐 ( 2 )、 参 ( 3 )…） が 用い られる こと が 多い 。 高額 な 領収 書 で は チェック ライター という 専用 の 機械 を 使用 する こと も ある 。  領収 書 と は お金 を 受け取っ た こと を 証する 書類 で ある 。 領収 書 は 、 「 領収 書 」 という 文言 が 入っ た 書面 のみ を 指す の で は なく 、 受取 書 、 引落明 細書 、 領収 、 受領 等 の 文言 の 入っ た 書面 で も 金銭 授受 の 証拠 と なり うる 。 受取 事実 を 証明 する ため に 請求 書 や 納品書 など に 「 代 済 」 や 「 了 」 など と 記入 し た もの や 、 これら の 文言 の 入っ た インターネット 上 の 取引 画面 や 電子 メール の プリントアウト し た もの も 同様 で ある 。  先述 の よう に 、 英語 で は レシート （ receipt ） と いう が 、 日本 で は 手書き の もの を 領収 書 、 キャッシュ レジスター （ レジ ） など で 機械 印字 さ れ た もの を レシート と 区別 し て 呼ぶ 場合 も ある 。 しかし 、 レシート も 領収 書 の 一 種 で あり 、 日常 生活 で は レジ で 印字 さ れ た レシート が 領収 書 として 代用 さ れ て いる こと も ある 。 会社 経費 の 処理 など で は レジ で 印字 さ れ た レシート で は 認め られ ない 場合 が ある が 、 それ は 領収 書 に 最低限 記載 す べき と さ れ て いる 事項 （ 金額 、 日付 、 発行 者 または 受領 権 者 の 記名 （ 押印 ） 、 宛名 ） が 具備 さ れ て い ない 場合 で ある 。  領収 書 として 最低限 記載 す べき 事項 が 具備 し て いれ ば レジ で 印字 さ れ た レシート で も 領収 書 として 認め られる 。  レシート も 要件 を 満たし て いれ ば 領収 書 として 認め られる ため 、 領収 書 の 二 重 発行 と なら ない よう に 、 レシート に 『 領収 書 』 等 と 印字 し たり 、 『 領収 書 として 使える 』 という こと を 周知 さ せ たり し て おり 、 また 近年 で は 、 操作 により 宛名 ・ 但し書き の 記入 欄 が ある 領収 書 スタイル の レシート を 発行 する レジスター が 広く 普及 し て いる 。 なお 、 感熱 紙 で 印刷 さ れ た レシート は 時間 が たつ と 読め なく なる こと が ある ので 、 保存 に は 注意 が 必要 。  法律 上 、 証拠 証券 で あり 有価 証券 で は ない 。 従って 刑法 上 その 偽造 又は 変造 は 重い 有価 証券 偽造 等 で は なく 軽い 私文書 偽造 等 に あたる 。 民事 訴訟 法 上 報告 証書 にあたり 、 形式 的 証拠 力 を もち 名義 人 の 署名 又は 押印 が あっ て 二 段 の 推定 により 成立 の 真正 が 推定 さ れ て も 、 実質 的 証拠 力 は 高く ない ので 、 金銭 の 授受 の 事実 は 推定 を 受け ない 。  全て の 取引 について 発行 が 強制 さ れ て いる 訳 で は ない が 、 日本 の は 「 弁済 を し た 者 は 、 弁済 を 受領 し た 者 に対して 受取 証書 の 交付 を 請求 する こと が できる 。 」 と 規定 し 、 また 、 債権 者 が 受取 証書 を 発行 し ない とき は 、 債務 者 は 同時 履行 の 抗弁 権 を 行使 し て 弁済 を 拒む こと が できる もの と 解さ れ て いる 。  しかし 、 民法 第 486 条 の 受取 証書 の 交付 義務 （ 請求 ） という ルール は 任意 規定 で あり 、 特約 が 優先 さ れる ので 、 当初 の 取引 （ 契約 ） の 時点 で 、 当事者 間 で 「 領収証 の 発行 義務 は ない 」 と 決め て おけ ば 発行 義務 なし 、 という こと に なる 。  弁済 を 受領 し た 者 は 、 ひとたび 受取 証書 を 発行 すれ ば 再度 の 発行 義務 を 免れる が 、 任意 で 再 発行 する こと は 妨げ られ ない 。 ただし 、 再 発行 する 場合 は 、 その 旨 を 明記 し た 領収 書 （ 受取 証書 ） を 発行 す べき で ある 。  債務 不履行 （ 弁済 し なかっ た か 、 し て も 期日 に 間に合わ せ なかっ た か ） として 債権 者 に 訴え られ た 場合 に 債務 者 が 「 期日 通り 弁済 し て 債務 は 消滅 し た 」 と 抗弁 する とき 、 債務 者 は 弁済 の 事実 を 主張 、 証明 し なけれ ば なら ない 。 この とき 債務 者 は 債権 者 に 発行 さ れ た 領収 書 を 証拠 として 申し出れ ば よい 。  領収 書 の 発行 を 受け た が 領収 書 に 弁済 の 日にち が 書か れ て い なかっ た 場合 、 証拠 として 申し出 て も 債権 者 から 「 期日 に 遅れ て 弁済 し た の だ 」 と 主張 さ れ て しまう 可能 性 が ある 。 もし これ が 債権 者 による 証明 妨害 と 裁判所 に 判断 さ れる と 、 債務 者 が 期日 通り の 弁済 を 証明 でき なかっ た と いっ て 、 ただちに は 裁判所 が 期日 通り の 弁済 を 認定 し ない わけ で は ない （ 期日 通り の 弁済 が なかっ た こと を 債権 者 が 証明 し なけれ ば なら ない と し た 下級 審 判決 が ある ） 。  また 、 一部 の 量販 店 の よう に 各階 、 あるいは 売り場 ごと の 精算 に なっ て いる 場合 、 とりあえず レシート を 受け取り 、 複数 の レシート を 最終 的 に 1 枚 の 領収 書 に まとめる 場合 も ある 。  保証 人 が 債務 を 弁済 し た とき 、 保証 人 は 債権 者 に 領収 書 を 交付 し て もらう 。 この まま で は 主たる 債務 者 にとって 弁済 が あっ た こと を 知ら ない まま （ 主たる 債務 者 は 領収 書 を もらっ て い ない ） な ので 、 保証 人 は 主たる 債務 者 に その こと を 通知 する 義務 を 負う 。 通知 し た 保証 人 は 主たる 債務 者 に 求償 する こと が できる が 、 訴訟 に なっ た とき は その 領収 書 を 証拠 として 提出 すれ ば よい 。  日本 における 経理 処理 で は 、 公共 交通 機関 の 運賃 や 慶弔 費 など の 例外 を 除き 、 受取 証書 で 証明 が でき ない と 、 税法 上 経費 として 認め られ ない と 誤解 さ れる こと が 多い が 、 一部 の 例外 （ 一定 額 以上 の 消費 税 の 仕 入 控除 など ） を 除い て 必要 経費 の 形式 的 証明 義務 は 一切 課さ れ て い ない 。 課税 当局 が 経費 計上 を 否認 する に は 経費 の 証明 が ない こと だけ で は 足ら ず 、 計上 さ れ た 経費 が 架空 で ある こと を 課税 当局 自身 が 証明 する 必要 が ある （ 白色 申告 の 場合 を 除く ） 。 また 、 年月日 、 相手 先 、 内容 、 対価 の 明記 が 必要 で ある と の 誤解 が あり 、 消費 税法 特有 の 規定 で ある が 、 税法 一般 で は 「 上様 」 や 「 品 代 」 の 記載 で も 認め られる 。  金額 が 5 万 円 以上 （ 2014 年 （ 平成 26 年 ） 3 月 31 日 以前 は 3 万 円 以上 ） の 領収 書 に は 原則 として 収入 印紙 を 貼り 、 消印 を する こと で 印紙 税 を 納税 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 あらかじめ 税務署 に 届け て いれ ば 、 「 印紙 税 申告 納付 につき ○ ○ 税務署 承認 済 」 と 領収 書 に 表示 （ あらかじめ フォーマット へ の 機械 印字 する ケース や 印紙 貼付 欄 に スタンプ を 押捺 する ケース など が ある ） し 、 印紙 額 相当 分 を 税務署 に 納めれ ば 、 貼付 し なく とも よい 。  印紙 を 貼る 義務 は 、 領収 書 の 発行 側 に ある 。 収入 印紙 を 貼ら なかっ た 場合 、 あるいは 不足 し て い た 場合 は 、 不足 し た 分 の 3 倍 の 金額 の 過怠 税 が 課せ られる 。 ただし 、 印紙 が 貼付 さ れ て い ない 領収 書 で あっ て も 、 領収 書 として の 有効 性 に は 変わり は ない 。 また 、 クレジットカード 会社 発行 の 利用 明細 書 は 、 課税 当局 が 領収 書 と 認め て い ない ため 印紙 を 貼る 必要 が ない 。  英語 圏 で は 、 receipt の ほか 、 acknowledgment 、 acquittance 、 voucher など と も いう 。  レジ から 領収 書 を 自動的 に 印刷 し て 渡す 習慣 の 国 も ある 。  また クレジット 支払い に対して 、 領収 し た 金額 を 渡す 場合 も ある 。  しかし 、 チップ を 領収 書 に 含める か どう か など 、 各国 の 実情 を 調査 し て 整理 する と 良い 。  アメリカ など で は 日常 生活 で 支払い に 小切手 を 利用 する 頻度 が 多い 。 日本 で は 小切手 を 振り出し て 受取 人 に 渡す と 受取 人 が 領収証 を 発行 する の が ふつう で ある 。 しかし アメリカ で は 振り出さ れ た 小切手 に は 受取 人 が 裏書 し 後日 銀行 から 振出 人 に 転送 さ れる システム と なっ て いる ため 、 受取 人 による 裏書 の ある 小切手 が 支払 額 の 授受 の 事実 を 証明 する 機能 を 果たし て おり 、 小切手 払い で あえて 領収 書 が 発行 さ れる こと は ほとんど ない 。  切符 、 切手 、 駅弁 の 包み 紙 など 印刷 さ れ た 紙片 を 集める 収集 家 の うち 、 1 円 （ または 1 通貨 単位 ） 以上 の 商品 を 買い物 を すれ ば 必ず 入手 できる 領収 書 に 着目 し 、 ありとあらゆる 領収 書 を 集める 収集 家 も 現れ た 。 この 場合 、 領収 書 を 略し て 「 書 」 と 呼ぶ こと が ある 。 日本 の " 領収 書 " の 場合 、 コクヨ や ヒサゴ など 文具 メーカー 製 の 既製 品 は あまり 好ま れ ない 。 発行 者 オリジナル の もの が 好ま れ 、 例えば 不 二 家 で は マスコットキャラクター で ある ペコ ちゃん の 絵 が 入っ て いる か ない か で 価値 が 大きく 異なる と いう 。 また 、 日本 で レシート スタイル の 領収 書 の 収集 家 も いる 。 店 の 名前 や ロゴ マーク が 印刷 さ れる 物 が 多く を 占める ため 価値 が ある 。 特に 旅行 等 で 地元 に 進出 し て い ない チェーン 店 は もちろん 、 その 土地 に しか ない ローカル な 店 の 物 を 実際 に 買い 収集 する 人 も 少なく ない 。レンタカー （" rent - a - car "） あるいは 貸し 自動車 （ かし じ どう しゃ ） は 、 自動車 を 有料 で 貸し出す 事業 、 または 貸し出さ れ た 自動車 の こと で ある 。  レンタカー の 最古 の 歴史 は はっきり し ない が 、 最初 の レンタカー 業者 は 初 の 量産 車 フォード ・ モデル T を 用い て 営業 し た 、 と 言わ れる こと は ある 。 その 最初 の レンタカー 業者 と さ れる ネブラスカ の ジョー・ソーンダース は 、 1916 年 、 車 に メーター を 取り付け   1 マイル あたり 10 セント の 方式 で 貸し た と いう 。 世界 初 の レンタカー の 利用 者 は 地元 の 女性 と の デート を 予定 し て い た 各地 を 渡り歩く セールスマン で あっ た と さ れる  主 な レンタカー 業者 として 、 ハーツ 、 エイビス 、 ダラー 、 アラモ 、 エンタープライズ など が ある 。  アメリカ で は レンタカー を 利用 する 場合 、 25 歳 以上 と する 年齢 制限 を 設け て いる 会社 が 多い 。 中小 レンタカー 会社 に は 年齢 制限 を 21 歳 以上 と する など 大手 各社 より も 低く 設定 し て いる ところ が ある 。  日本 に 於け る レンタカー 事業 は 、 道路 運送 法 第 80 条 、 同 法 施行 規則 第 52 条 の 規定 、 及び 運輸 支局 長 の 定める 「 自家用 自動車 の 有償 貸 渡し の 許可 基準 」 に 基づく 許可 を 受け 、 営業 を 行っ て いる 。 カー シェアリング は 原則 短時間 貸し の レンタカー という 解釈 から 、 また レンタル バイク も 法令 上 は 「 二 輪 の 自動車 」 で ある 事 から 、 レンタカー と 同じ 貸 渡 自動車 と なる 。  日本 における レンタカー の ナンバー プレート の 詳細 は 下 の レンタカー の ナンバー プレート を 参照 。  条文 で は 、 自家用 自動車 有 償貸渡 業 と いい 、 これ を 営む 場合 に は 国土 交通省 の 運輸 支局 へ 事業 許可 を 受ける ため の 申請 を 行なう 。 レンタカー は 顧客 の 事故 に 備え 、 一定 基準 以上 の 自動車 保険 （ 共済 ） に 加入 し なけれ ば なら ず 、 その 詳細 な 加入 計画 を 提示 し なけれ ば 事業 許可 を 受け られ ない 。  かつて は 自動車 リース 会社 も 同様 の 手続き を 踏む 必要 が あっ た が 、 2004 年 （ 平成 16 年 ） の 制度 改正 により オート リース 事業 者 の 許認可 は 不要 と なっ た （ 80 条 但し書き 、 この 為 に レンタカー 車両 を リース 調達 する 事 が でき なかっ た ） 。  レンタカー 事業 は 貨物 運送 業 や タクシー 事業 と 同様 に 個人 で も 事業 許可 を 取得 でき 、 地方 や 離島 など で 数 台 の 小規模 な 事業 を 行っ て いる 自営業 者 も 数多く 存在 する 。 許可 基準 に 定める 整備 管理 者 を おか ない 場合 は 、 マイクロバス を 除い て 最大 9 台 まで 管理 する こと が できる （ 二輪車 は 整備 管理 者 制度 の 対象 外 ） 。  時間 制 、 あるいは 暦日 （ X 日 ） という 単位 で 貸し出さ れる 。 貸し出す 車種 として は 、 乗用車 なら 軽自動車 ・ コンパクト カー や 小型 セダン から 高級 車 、 貨物 車 なら 軽 トラック から 4 トン 積み クラス の トラック まで あり 、 引越 など の 大型 荷物 搬送 用途 に トラック ・ ライト バン 、 休日 ・ 行楽 シーズン 時 は RV 車 や 多人数 乗車 が 可能 な 1 ボックス カー ・ マイクロバス を 借りる 利用 者 が 多い 。  日本 で は 1949 年 に ドライブ クラブ こと 貸 自動車 業 が 始まる が 交通 事故 や トラブル が 多く 、 さびれ て いく 。 1964 年 の ホンダ レンタカー （ S 600 のみ で 5 年 後 撤退 ） 参入 を きっかけ に トヨタ レンタカー 、 日産 観光 サービス と 参入 が 相次い で いっ た 。 現在 で は 全国 各地 に 営業 店舗 を 展開 する 大手 レンタカー 会社 と 、 離島 や 観光 地 ・ 都市 部 など 特定 の 地域 内 で 事業 を 営む 中小 の レンタカー 会社 ・ 業者 が ある （ 宿泊 施設 など が 貸 渡 業 を し て いる の も 多い ） 。 島嶼 で 独占 状態 の 業者 を 除け ば 、 同じ よう な 車種 ・ 時間 でも 料金 や サービス ・ 車両 の 年 式 や 状態 に 差 が ある ため 、 近年 は 品質 や 値頃 感 で 競争 する 傾向 が ある 。  日本 で は 運輸 局長 令 によって 、 レンタカー 会社 による 運転 手 の 紹介 ・ 斡旋 は 禁止 さ れ て いる （ 貨物 運送 、 旅客 運送 、 運転 代行 に 該当 する 為 ） が 、 海外 において は 、 運転 手つき レンタカー サービス を 行う ところ が 多い （ ただし この 場合 も 、 利用 は 外国 人 に 限定 さ れ て いる など 、 制限 が ある 場合 が 多い ） 。  個人 による 借受 の 他 に 、 会社 間 による 借り入れ 契約 という もの も ある 。 借り入れ 側 の 会社 にとって は 、 レンタカー の 代金 が 経費 と 認め られる （ 課税 対象 外 と なる ） こと 、 車両 管理 事務 や 整備 業務 が 軽減 さ れる メリット が あり 、 年 単位 の 長期 法人 契約 を 結ぶ 企業 も ある 。  代 車 について は 、 損害 保険 会社 の 自動車 保険 に 、 代 車 特約 という もの が ある が 、 車両 保険 を 使っ て 自身 の 車 を 修理 入庫 する 間 、 同 クラス の 車 の レンタカー 代金 を 損保 会社 が 支払う もの で ある 。 また 、 車 対 車 の 事故 の 被害 者 宛 に 、 代 車 を 修理 工場 が 保有 する もの で は なく 、 レンタカー で 手配 する という システム も ある 。  日本 に 於け る レンタカー は 、 大正 時代 に 「 運転 者 付き 」 で 貸し出さ れ た の が 最初 と さ れる 。 現行 令 で 禁じ られ て いる 「 運転 手付き 貸し 渡し 」 で ある が 、 当時 は 運転 免許 を 持つ 者 が 少なく 、 自動車 が 非常 に 希少 で 高価 で あっ た 為 で 、 現在 の ハイヤー に 近い と 言える 。  自動車 の 貸し出し は 「 Car   Rental 」 若しくは 「 Rental   Car 」 が 正しい 英語 表現 で あり 、 「 レンタカー 」 「 Rent - A - Car 」 は いわゆる 和製 英語 で ある 。 「 レンタカー 」 の 語源 は 「 Rental   Car 」 を ローマ字 読み し た もの で あり 、 「 1 契約 につき 1 台 の レンタル 」 で ある 事 が 「 Rent -" A "- Car 」 表記 と なっ た と も 言わ れ て いる 。  最近 は 英語 圏 の 市中 で も 「 Rent - A - Car 」 の 表示 を 見る こと が あり 、 特に アメリカ合衆国 と グアム 、 サイパン 等 で 見 られる 。 英語 圏 で ない 国 で も 、 日本人 旅行 客 の 多い エリア で は 同様 の 表記 が 見 られる 事 も ある 。  日本 に 於い て は 、 自動車 メーカー や それ に 附随 する 自動車 ディーラー が 母体 と なっ て 設立 し た メーカー 系 、 他 業種 （ 事業 会社 ） が 母体 と なっ て 設立 し た 非 メーカー 系 ・ 独立 系 に 大きく 分け られる 。 さらに 2000 年代 に 入り 、 ガソリンスタンド や 自動車 関連 事業 者 が 運営 する 「 格安 レンタカー 」 も 出店 し て いる 。  自動車 メーカー や それ に 附随 する 自動車 ディーラー が 出資 母体 として 設立 さ れ た 形態 で 、 取扱 車両 は 基本 的 に 出資 母体 の 自動車 メーカー 及び 関連 会社 の 車種 に ほぼ 特 化 さ れ て いる 。  系列 ディーラー による 新車 販売 および 自動車 保険 契約 の 得意 先 で も ある ため 、 新車 を レンタカー として 用いる 期間 （ サイクル ） が 短い ・ 店舗 網 が 広域 に 整備 さ れ て いる いう 特徴 を 持つ 。  また 、 出資 母体 と は 連結 経営 で ある 業者 が 多く 、 車両 の 仕入れ に当たって は 、 レンタカー 事業 統括 会社 や 系列 の 自動車 金融 （ リース ・ クレジット ） 会社 が 所有 し 、  店舗 経営 会社 は リース 形態 で 借り受け て 運用 する 形態 も 多い 。 なお 、 トヨタレンタリース の よう に 事業 統括 会社 （ トヨタ自動車 ） と 店舗 運営 会社 （ 地場 系列 の ディーラー 出資 ） に 分離 さ れ て いる 形態 も ある 。  駅 レンタカー は 、 旧 国鉄 時代 の 1970 年 から 存在 し て おり 、 当初 は （株） 日本交通公社 （ 現 : ジェイティービー ） と 日本旅行 の 出資 で 鉄道 管理 局 の エリア 毎 に 運営 会社 が 設立 さ れ 、 ニッポン レンタカー や 日産 レンタカー など から 車両 を 実質 的 に サブ リース （ 又貸し ） する 形態 で レンタカー 事業 を 行っ て い た 。 国鉄 分割 民営 化 後 は 各 沿線 地域 ごと に 各 JR の 子会社 として 改組 ・ 新設 さ れ 現在 に 至る 。  2000 年代 より 出店 が 始まっ た 新 業態 。 既存 業者 の 料金 と 比べ て 廉価 で 事業 を 行っ て いる 業態 が 、 格安 レンタカー と 言わ れ て いる 。  既に 自動車 関連 の 事業 を 行っ て いる ガソリンスタンド や 自動車 整備 工場 など による サイド ビジネス ・ 新規 事業 や 、 中古 車 販売 業 など による ベンチャー ビジネス として 出店 し て いる 。  ガソリンスタンド 運営 会社 や 、 中古 車 販売 ・ 流通 業者 、 板金 ・ 自動車 整備 業者 など が 、 中古 車 オークション から 直接 中古 車 を 仕入れる こと で 車両 導入 コスト を 削減 。 既存 の ガソリンスタンド など の 店舗 を レンタカー の 営業 店 として 兼営 する こと で 、 店舗 運営 コスト を 削減 し 、 廉価 で 提供 し て いる 。 株式会社 レンタス が 運営 する ニコニコ レンタカー など 、 ガソリンスタンド 運営 会社 と フランチャイズ 契約 を 行い 、 統一 的 な 運営 が さ れ て いる 業者 も ある 。  ダンプカー や ユニック 付き トラック 、 アルミ バン 、 冷蔵 冷凍 車 など 、 主 に 商用 車 を 専門 に 貸す 事業 者 で ある 。  レンタルのニッケン など 、 商用 ・ 建 機 に 類する レンタカー に 特 化 し た 事業 者 も 多い 。  レンタカー の 店舗 （ 営業 所 など ） は 、 主 に 、 空港 、 新幹線 や 特急 など の 停車 する 主要 鉄道 駅 、 その他 都市 の 中心 部 など に 存在 する こと が 多い 。  政令 指定 都市 や 特別 区 、 都道府県 庁 所在地 の 繁華 街 に ある 店舗 は 、 その 立地 上 の 制限 から 大きな 駐車 場 を 管理 する こと が でき ず 、 トラック など の 大きめ の 商用 車 や マイクロバス など を 管理 でき ない 場合 が 多い 。 同様 の 理由 により 、 出発 地 や 乗り捨て 先 に 指定 でき ない こと も ある 。 また 、 駅 や 空港 から 離れ た 場所 （ 幹線 道路 沿い など ） に 店舗 が 立地 する 場合 や 、 市街地 の ホテル や オフィス ビル など から 、 専用 車 や レンタカー 車両 で 店員 が 運転 し て 送迎 する サービス を 実施 し て いる 場合 も ある 。  逆 に 、 郊外 に 大きな 駐車 場 を もつ 店舗 は 4 トン 積載 クラス の トラック や マイクロバス など を 複数 台 管理 し て いる こと が ある 。  一部 で 「 わ ナンバー で は ない レンタカー 」 と 謳っ て 、 会員 に 限っ て 自動車 の 貸し出し を 行う と する 者 が 存在 する 。  同じ 会員 制 で も 、 カー シェアリング 車両 は 「 わ （ れ ） 」 ナンバー で 登録 さ れる 上 、 確か に 「 わ ナンバー で は ない レンタカー は 存在 する （ し た ） 」 が 、  法律 上 は 「 許可 を 得 ず に 自家用 自動車 を 対価 を 得 て 貸し 渡す 行為 」 そのもの が 禁止 さ れ て おり （ カー リース を 除く ） 、 貸 渡 自動車 として の 車両 登録 を 行う と 漏れ なく 「 わ （ れ ・ ろ ） 」 ナンバー と なる 現状 に 於い て は 違法 行為 で ある 。  但し 、 同じ 車両 の 貸し 渡し で も 建設 機械 の レンタル は 、 借り受ける 目的 が 作業 用 で あり 道路 を 走行 する 事 が 目的 で は ない 為 に 、 特殊 自動車 の 貸し 渡し が 制度 として 存在 し ない 故 に 「 わ （ れ ） 」 ナンバー で は ない が 適法 で ある 。  借受 人 が 有効 な 運転 免許 証 を 所持 し て いる こと が 絶対 的 な 最低 条件 で ある 。 外国 人 が 国際 運転 免許 証 、 または 現地 の 運転 免許 証 と 日本語 訳文 を 持っ て 借り受ける こと も 可能 で ある 。 意思 疎通 が 困難 で ある として 貸 渡 を 行わ ない 会社 も ある 一方 、 英語 表記 の パンフレット を 作成 し たり 、 レンタカー 業務 に 必要 な 程度 の 英語 を 話せる スタッフ を 置く 会社 も ある 。  近年 増加 し て いる 中国人 観光 客 へ は 貸し出せ ない （ 中国 が ジュネーブ 条約 非 加盟 国 で あり 、 日 中間 における 取り決め も なく 、 日本 の 免許 制度 と 同等 水準 と 見なさ れ て い ない ） 。 但し 、 マカオ と 香港 の 運転 免許 について は 、 返還 前 の ポルトガル と イギリス が 条約 加盟 国 で あっ た こと から 、 国際 免許 で 借り受け ・ 運転 できる 。  一部 の レンタカー 会社 は 取得 後 すぐ （ 初心 運転 者 ） の レンタル も 受け付ける が 、 運営 会社 や 店舗 によって は 取得 後 の 経過 月数 ・ 年数 で 貸 渡 を 拒否 さ れ たり 、 熟練 運転 者 の 同乗 を 義務付け たり 、 所定 の 自動車 保険 補償 額 の 増額 （ 有料 ） か 、 逆 に 車両 補償 制度 の 適用 が でき ない こと （ 運転 ミス など で 車両 に 損害 ・ 損傷 が 生じ た 際 は 自身 の 加入 する 車両 保険 または 全額 自己 負担 と なる ） を 条件 に 貸し出す 場合 も ある 。  免許 取得 後 1 年 未満 の 初心 運転 者 が 運転 する 場合 は 、 レンタカー で あっ て も 初心 運転 者 標識 を 掲示 し なけれ ば なら ない 。 店舗 で 用意 が ある 場合 でも 在庫 に 限り が ある こと を 念頭 に 、 あらかじめ 私物 を 用意 する こと が 望ましい 。 スポーツ タイプ や 輸入 車 の 車種 を 借り受ける 場合 、 取得 後 5 年 以上 経過 し て いる こと や クレジットカード による 支払 が 条件 という 会社 も ある 。  データベース など で 調査 の うえ 、 過去 に 大きな 事故 や 借 逃げ 歴 が ある 場合 に は 貸 渡し を 拒否 さ れる 場合 も ある 。 さらに 、 レンタカー を 強盗 や 窃盗 、 誘拐 など の 犯罪 の 手段 として 使用 し たり 、 2006 年 から は 貸 渡 中 の レンタカー が 駐車 違反 と なり 、 借受 人 が 警察 署 に 出頭 し て 反則 金 を 納付 し なかっ た （ レンタカー 会社 に 放置 違反 金 が 請求 さ れ たり 継続 車検 が 不可能 で ある など 、 所有 者 で ある レンタカー 会社 の 損害 と なっ た ） 場合 、 一般 社団 法人 全国 レンタカー 協会 の データベース に 登録 さ れ 、 情報 交流 によって 以後 は 加盟 各社 （ 全国 大半 の レンタカー 業者 ） で 貸 渡 が 拒絶 さ れる 。  また 、 レンタカー 会社 によって は 、 暴力団 排除 条項 を 設け 、 暴力団 など 反 社会 的 勢力 や その 関係 者 へ の 貸し 渡し を 禁じ て いる 。 2014 年 5 月 28 日 に は 暴力団 関係 者 で ある こと を 隠し て レンタカー を 借り た として 、 暴力団 関係 者 が 詐欺 容疑 で 逮捕 さ れ た 。  日本 国外 で レンタカー を 借りる 場合 、 運転 免許 証 の ほか に 国際 運転 免許 証 を 提示 する 必要 が ある 。 ハワイ 州 など 、 日本 の 免許 証 のみ で レンタル が 可能 な 地域 も 存在 する が 、 事故 等 トラブル が 発生 し た 際 に 備え 、 国際 運転 免許 証 も 持参 し た ほう が 良い 。  一方 で 、 国際 運転 免許 証 は 日本 の 運転 免許 証 の 翻訳 に すぎ ない ため 、 国際 運転 免許 証 だけ で は 運転 する こと が でき ない 。 レンタカー 会社 や 借りる 車種 クラス により 、 免許 取得 後 の 経過 年数 を 問わ れる こと も ある が 、 国際 運転 免許 証 に は 記載 は さ れ て おら ず 、 日本 の 運転 免許 証 に も 元号 で 取得 年 のみ 表記 さ れ て いる ため 、 貸 渡 時 に 口頭 で 説明 が 必要 と なる こと も ある 。 アメリカ合衆国 で は 、 レンタカー 会社 が 国際 運転 免許 証 の 代わり に 利用 可能 な 、 免許 証 の 翻訳 フォーム を 発行 する サービス を 提供 し て いる ところ も ある 。  中華民国 や ドイツ など 国際 運転 免許 証 が 有効 で ない 地域 （ ジュネーブ 条約 非 加盟 国 ） で レンタル する 場合 、 二 国 間 取り決め により 指定 機関 ・ 団体 が 発行 する 外国 語 訳 とともに 携帯 する かたち で の 運転 が 認め られ て いる 。  レンタカー の 利用 に は 、 所定 の 貸 渡 約款 に 同意 の 上 、 貸 渡 契約 書 に 個人 情報 など を 記入 し 、 料金 の 決済 受渡 や 確認 の 署名 を する こと で 正式 に 締結 する 。 日本 で の 予約 ・ 利用 手段 として 、 個人 の 場合 は  直接 レンタカー 会社 へ 予約 する 場合 で 、 特に 大手 や 海外 の レンタカー 会社 で は クレジットカード による 支払い を 推奨 する 傾向 が あり （ カード 払い で 割引 する 場合 も ある ） 、 現金 払い で は 別途 住民 票 や パスポート など の 身分 証 ・ 公共 料金 の 領収 書 など 現 住所 が 判る 書面 や クレジットカード の 提示 が たいてい 必要 と なる 。 RV や 高級 車 の レンタル で は 各社 の 約款 によって クレジットカード 決済 に 限定 し て いる 場合 が 殆ど で ある 。 これ は 所持 によって ある程度 信用 性 や 身元 が 判断 できる 点 と 、 借り 逃げ や 損害 発生 時 に 実費 を クレジットカード を通じて 追加 請求 する こと が 可能 な 為 で ある 。 海外 で レンタカー を 借りる 場合 は 原則 クレジットカード 払い で あり 、 事前 支払い 式 の クーポン を 利用 する 場合 でも 、 前述 の 理由 により クレジットカード の 提示 を 求め られる 場合 が 多い 。  レンタカー の 利用 金額 に対して 付与 さ れる ポイント サービス を 実施 し たり 、 大手 で は 航空 会社 と 提携 し て マイレージ が 付与 さ れる サービス も 行っ て いる 。  貸 渡 申込 書 （ 契約 書 ） に 使用 目的 や 行先 の 欄 が ある 場合 は 、 引越し や レジャー 、 ビジネス など から 選択 し 、 主 な 目的 地 を 記載 する 。 記入 欄 が ない 場合 は 同様 の こと を 店員 から 参考 程度 に 口頭 で 聞か れる 。  2006 年 4 月 に は 国土 交通省 の 公示 によって マイクロバス の レンタル に対する 要件 が 厳格 化 さ れ た 。  白 ナンバー による 旅客 運送 （ 白 バス 行為 ） が 利用 者 で ある 一部 業界 によって 公然 と 行わ れ て い た ため で 、 レンタカー 会社 が マイクロバス を 保有 する こと に対して 求め られる 基準 も 強化 さ れ た 。  それ により 、 レンタカー 会社 は マイクロバス の 貸 渡し を 行う 7 日 前 まで に 「 車両 の 管理 を 行う 事務所 を 管轄 する 地域 の 運輸 支局 長 」 宛 に それ を 届出る 必要 が ある 。 また 、 「 運行 区間 又は 行先 」 「 利用 者 の 人数 」 「 使用 目的 」 も マイクロバス の レンタル に 限り 同様 に 届け出る 必要 が ある ため 、 予約 の 段階 で 確定 さ せる 必要 が ある 。 よって 、 マイクロバス の レンタル の 場合 は 、 最低 で も 1 週間 以上 前 に 予約 を する こと が 必要 で あり 、 1 週間 の 間 が ない 場合 は 法令 に 触れる ため に 予約 を 拒否 さ れる 。  運転 免許 制度 の 改正 により 、 旧 普通 自動車 免許 （ 新 中型 自動車 免許 8 トン 限定 ） で の 運転 が できる 、 と 勘違い し て 予約 を し た ものの 、 実際 は 運転 が 不可能 で ある ので 貸し出し 出来 ない 事態 も 起き うる 。  この よう な 場合 について 、 約款 に 「 貸 渡 契約 の 拒否 」 を できる 理由 に 挙げ て いる ため 、 顧客 都合 の キャンセル という 扱い で 処理 する 。 レンタル 代金 で は なく 、 キャンセル 料金 を 支払わ なけれ ば いけ ない 場合 も ある 。  レンタカー 車両 は 、 道路 運送 法 第 52 条 の 規定 の ほか 、 地方 運輸 局長 の 定める 「 自家用 自動車 の 有償 貸 渡し の 許可 基準 」 に 定め られ て いる 、 車種 区分 に 基づき 決定 さ れる 。  車検 証 上 の 車体 の 形状 が 霊柩車 の 車両 と 、 乗車 定員 が 30 人 以上 、 全長 7 メートル 以上 の 乗合 自動車 （ バス ） の 貸 渡し は 禁止 さ れ て おり 、 レンタカー として の 登録 は 不可能 で ある 。 また 、 車両 総 重量 8 トン 以上 の 乗合 自動車 （ バス ） の 貸 渡 （ 登録 ） が 可能 な 運輸 局 と 不可能 な 運輸 局 と が 存在 する （ 地方 運輸 局長 の 定める 基準 で ある 為 、 差異 が 発生 し て いる ） 。 それ 以外 の 車両 に は 「 わ 」 ナンバー が つく 、 と 考え て よい 。  車検 証 上 の 自動車 の 種別 が 「 大型 特殊 」 「 建設 機械 」 に 分類 さ れる 9 ナンバー 車 、 0 ナンバー 車 は 、 道路 を 走行 する こと が 主 目的 で は ない 車両 で ある 為 、 レンタカー という 概念 は 存在 し ない 事 に なる （ 建設 機械 レンタル ） 。 但し 、 9 ナンバー 、 0 ナンバー の レンタカー 登録 が 行わ れ て いる 地方 運輸 局 も 存在 する 。  2006 年 3 月 31 日 に 、 前述 の 許可 基準 が 改定 さ れ た 。  運転 免許 の 技能 試験 に 使わ れる 車両 で 、 かつ 路上 試験 に 用い られる もの は 、 8 ナンバー （ 特種 用途 自動車 ） の 「 わ 」 ナンバー として 登録 さ れ て いる 。 これ は 、 技能 試験 を 受験 する 際 に は 貸 車 料 を 支払う 必要 が あり 、 試験場 外 （ 一般 公道 上 ） に 於い て 使用 さ れる こと から 、 自家用 自動車 の 有 償貸渡 と 認め られる 為 で ある 。 大型 貨物 車 や 大型 バス に ナンバー を つけ て いる もの も あり 、 それ も 大板 で 8 ナンバー の 「 わ 」 ナンバー で ある （ 分類 番号 は 810 を 使用 。 字 光 式 は 818 ） 。  大型 二 種 免許 の 技能 試験 に 使わ れる 車両 は 、 バス として 貸 渡し を 禁止 さ れ て いる 「 乗車 定員 30 人 以上 、 車両 総 重量 8 トン 以上 、 全長 7 メートル 以上 」 で ある が 、 8 ナンバー の 「 特種 用途 自動車 」 で は 制限 に 該当 し ない ため 、 「 わ 」 ナンバー を 付ける こと が でき 、 運用 さ れ て いる 。 つまり 、 「 乗合 自動車 」 の 「 2 ナンバー 」 で は 規制 に 触れる もの を 、 特種 用途 車 で ある 「 技能 試験 車 」 の 「 8 ナンバー 」 を つける こと で 規制 を 回避 し て いる 。  市区 町村 が 発行 する ナンバー プレート を 装着 する 原動機 付 自転車 ・ ミニカー ・ 小型 特殊 自動車 に は レンタカー という 概念 が なく 、 これら の 車両 を 貸し出す 場合 に は （ 許認可 制度 が 存在 し ない 為 ） レンタカー 業 の 認可 は 不要 で ある 。 但し 、 万一 の 際 の 車両 所有 者 として の 責任 は 問わ れる 事 と なる 。  損害 保険 会社 が 約款 等 で 定める 「 借り受け た 自動車 」 の 定義 は 、 借受 期間 が 1 年 を 越える もの を カー リース 、 1 年 未満 の もの を レンタカー と し て いる 場合 が 殆ど で ある 。  かつて 、 レンタカー 車両 に は 「 車 齢 制限 」 が あり 、 一定 （ 税法 上 の 耐用 年数 ） 以上 の 経年 車 は レンタカー として 登録 ・ 使用 でき なかっ た が 、 1986 年 に 廃止 さ れ た 。 また 、 レンタカー 車両 を カー リース で 調達 する 事 は 出来 なかっ た が 、 1989 年 の 規制 緩和 によって 可能 と なっ た 。  バブル 景気 の 1990 年代 初頭 まで は スポーツカー タイプ の 車両 も ラインナップ に 加え て ある レンタカー 会社 が あっ た 。 メーカー 系 で 自社 車両 の 宣伝 の ため に レンタカー 登録 し た もの や 、 話題 性 が あっ た 車種 （ R 32 型 スカイライン GT - R 、 NSX など ） を 登録 し た もの で ある 。  2000 年代 以降 、 差別 化 を 図る レンタカー 会社 によって BMW ミニ や S 2000 、 シビック タイプ R といった 特殊 な 車種 や GT - R 、 ロールス・ロイス・ファントム など といった 高額 車両 の レンタカー も 出現 し て おり 、 それら に は 乗り逃げ や 盗難 抑止 の ため 、 ココセコム など の 位置 発信 装置 や イモビライザー が 装備 さ れ て いる 場合 が 多い 。  かつて 、 日本 撤退 直前 の サターン や ヒュンダイ は 、 在庫 処分 の ため に レンタカー 会社 向け に 大量 の フリート 販売 を 行っ た こと が ある 。  全車 に 共通 し て 言える こと は 、 「 レンタカー 仕様 」 という 車両 は 通常 存在 せ ず 、 「 一般 市販 さ れ て いる 車両 に 「 わ ナンバー 」 が 付い て いる 」 という こと で ある 。  乗用車 の グレード は 、 以前 で あれ ば 車両 価格 の 面 から 殆ど が 下位 （ 廉価 ）～ 中級 （ いわゆる “ 売れ筋 ” ） の グレード が 大半 で あっ た が 、 近年 は それら に 加え 、 日産 ノート   NISMO や トヨタアクア   X - URBAN 、 日産 ・ セレナハイウェイスター など の 高額 グレード を 用いる ケース も 少数 ながら 出 始め て いる 。 と は いえ 、 最 廉価 グレード 、 大 排気 量 仕様 の 配備 は 未だ 稀 で ある 。  特に コンパクトカークラス で は 、 中級 以上 の グレード で は ない と 低 燃費 仕様 で なかっ たり 、 ドア ミラー の 電動 格納 ・ 調整 機能 や シートリフター が 装備 さ れ て い ない など 、 装備 の 面 から 運転 に 気 を つけ なけれ ば いけ ない 場合 が ある 。  ただし 軽自動車 （ 乗用車 ） に 限っ て は 、 車両 価格 が 高め の 軽 トール ワゴン （ スズキ ・ ワゴン R や ダイハツ・ムーヴ など ） や ダイハツ・ソニカ・スズキ・セルボ・ 三菱 ・ i と 、 車両 価格 が 比較 し て 廉価 な エッセ・アルト・ミラ・ミニカ など を 同 一 料金 で 貸し 渡し て いる ケース が ある （ オリックス レンタカー や 、 日産 レンタカー の 店舗 の 多く で 該当 する が 、 かつて ニッポン レンタカー は 車両 価格 の 開き から 、 軽 乗用車 と 軽 ワゴン の クラス に 分離 し て い た ） 。  また 、 ホンダ ・ フィット や トヨタ ・ カローラ など の よう に ガソリン 車 と ハイブリッド 車 の 両方 を ライン アップ する 場合 、 後者 の ほう が 割高 な 料金 設定 と なっ て いる こと が 殆ど で ある 。  貨物 車 で は 、 積載 量 を 確保 し つつ 車両 総 重量 を 低減 さ せ て 維持 費 を 抑える 目的 で 高価 な 軽量 荷台 を 架 装 し た トラック が 存在 し たり 、 一般 的 な 普通 トラック の 購入 者 で ある 貨物 運送 事業 者 が 導入 コスト ・ 燃費 や 整備 性 から 敬遠 する 「 四 輪 駆動 の AT 車 」 が 導入 さ れる など さ れる 。  過去 に は 、 E 25 系 日産 ・ キャラバン ワゴン 10 人 乗り 仕様 に 、 スーパー ロング の 標準 ルーフ という レンタカー グレード が 存在 する （ 通常 の スーパー ロング 車 は ハイ ルーフ 仕様 ） 。 マイクロバス に は 「 レンタカー パッケージ 」 として 、 通常 選択 でき ない 「 冷蔵庫 付き 29 人 乗り 仕様 車 （ カーナビ 付き ） 」 といった レンタカー に 求め られる 装備 を 標準 搭載 し た グレード が 存在 する 車種 が ある 。  一部 、 自動車 保険 や 車検 中 に 使う 代 車 の 契約 を 結ん で いる カー ディーラー と の 兼ね合い で 、 あまり 見かけ ない 車種 （ グレード ） を 保有 し て いる 店舗 も あり 、 また 「 不人気 色 」 「 不人気 車 」 の 在庫 車 を 安価 で 引き取る など し た 車両 を 保有 し て いる ケース も ある 。  現在 、 日本 において は 貨物 車 を 含め た レンタカー 車両 の 圧倒的 大 多数 が AT 車 と なっ て いる 。  レンタカー 業 の 一般 的 な 顧客 で ある 若年 層 の AT 限定 免許 保有 者 比率 の 高まり 、 新車 販売 時 の MT 比率 の 低下 や MT 仕様 設定 の ない 車種 の 増加 など 、 MT 車 を 導入 する こと が でき なかっ たり 、 仮に MT 車 を 導入 し て も 車両 の 稼働 率 が 見込め ない など の 事情 から MT 車 は 殆ど 導入 さ れ ない 。 トラック や マイクロバス は 、 普段 AT 車 しか 運転 し て い ない 人 に対して 貸し出す 事 も 少なく ない 為 に AT 車 が 導入 さ れる 。  この ため 、 多く の レンタカー 業者 で は 「 （ 原則 ） 全車 AT 車 」 で ある こと が パンフレット や web ページ など に 記述 さ れ て いる 。 MT 車 の 用意 が ある 業者 を 利用 する 場合 でも 、 特に MT 車 を 希望 する 場合 は 予約 が 必要 で ある 。 代 車 需要 等 を 見込ん で 旧型 の MT 車 を 「 温存 」 し て いる 業者 も ある が 、 ごくごく 少数 で ある 。  乗用車 のみ なら ず 、 商用 車 や マイクロバス も 大半 が AT （ MT が 一般 的 な 4 t 積載 級 の トラック で すら AT の レンタカー が 存在 する ） と なっ て いる ので 、 商用 車 を レンタル する 際 は 、 積荷 や 行程 によって は MT を 希望 し た ほう が よい こと が ある 。  日本 国外 において 、 北米 で は 日本 と 同様 、 基本 的 に レンタカー で 用意 さ れる 車両 は AT 車 と なっ て いる 。 また 韓国 で も 、 一部 車種 を 除き 、 殆ど が AT 車 で ある 。 これ に対し ヨーロッパ において は AT 車 が 極端 に 少なく 、 ほとんど が MT 車 で ある ため 、 逆 に AT 車 を 希望 する 場合 に は 予約 の 際 に AT 車 を 希望 する 旨 の 指定 を する 必要 が ある 。 近年 は 主要 大都市 及び 空港 の 店舗 を 中心 に AT 車 の 取り扱い および 保有 が 増え て いる ものの 、 料金 は MT 車 と 比べ て 割高 で ある （ 現地 の 中古 車 市場 で AT 車 は マイナス 査定 と なる 事 が 殆ど で ある 為 ） 。  前 出 の 通り 、 軽 トラック から 4 トン 積載 クラス の 旧 普通 免許 （ 中型 8 t 限定 免許 ） で 運転 できる トラック が レンタカー として は 一般 的 で ある 。 < br >  ライトバン ～ ワン ボックス 、 平 ボディ 、 幌 車 、 アルミ バン 、 冷凍 車 から 、 パワー ゲート 車 、 ウイング 車 、 1 台 積 キャリア カー が 一般 的 で ある が 、 積載 量 10 t クラス の 大型 ダンプカー 、 コンクリート ミキサー 車 、 運転 に 技量 を 要する 4 軸 車 、 トレーラー など 、 大型 免許 ・ けん引 免許 を 要する 貨物 車 の レンタカー 登録 も 増え て おり 、 多様 化 が 進ん で いる 。  日本 の レンタカー の ナンバー プレート に 使わ れ て いる ひ ら が な は 基本 的 に 全て 「 わ 」 で あり 、 「 わ 」 を 使い切れ ば 「 れ 」 が 払い出さ れる 。  軽自動車 ・ 軽 二輪車 は 「 わ 」 のみ 、 小型 二 輪 は 「 ろ 」 または 「 わ 」 が 払い出さ れる 。  分類 番号 が 2 桁 で あっ た 頃 は 、 北海道 と 長崎 ・ 鹿児島 の 離島 事務所 で 払い出さ れ た ナンバー に は 「 れ 」 が 使わ れ て い た （ 小型 二 輪 以外 の 登録 車 のみ 。 北海道 で は 当時 FAX の 性能 が 悪く 「 わ 」 を 「 れ 」 と 見 間違え た ため 、 という 噂 が ある が これ は 根 も 葉 も ない 嘘 で ある 。 離島 事務所 で は 本島 と 区別 する ため ） 。  ナンバー プレート の ひら が な が 「 わ （ れ ・ ろ ） 」 で ある 車両 は レンタカー で ある が 、 必ずしも 「 わ （ れ ・ ろ ） 」 で ある と は 限ら ない 。 車 検証 備考 欄 の 「 貸 渡 」 の 記述 の 有無 が レンタカー で ある か 否 か の 区別 と なる 。  「 わ （ れ ） 」 ナンバー で は ない レンタカー 車両 は 、 レンタカー の 登録 台数 が 多く 、 ナンバー 払い出し の 進む 一部 地域 で は 見 られ た こと も あっ た が 、 一般 的 に 「 レンタカー ＝ 「 わ 」 ナンバー 」 という 固定 観念 が あり 、 分類 番号 が 3 桁 化 さ れ ナンバー 枯渇 まで ある程度 の 余裕 が 出来 た こと 、 無認可 業者 による 類似 行為 防止 の 観点 から 、 陸運 局 （ 軽自動車 検査 協会 ） で の 登録 手続 を 行う 際 に もれ なく 「 わ （ れ ・ ろ ） 」 ナンバー と なる 。 逆 に 、 「 わ （ れ ・ ろ ） 」 ナンバー を つけ て いる レンタカー を 、 レンタカー として 車検 の 有効 期限 を 残し た 状態 で 、 レンタカー として の 使用 を やめる 登録 を する と 、 必ず 通常 の 白 ナンバー に 番号 変更 と なる 。  登録 車 について は 、 ひ ら が な が 「 れ 」 、 または 「 わ 」 しか 使用 でき ない ため 、 払い出し 枠 の 区別 を 平仮名 で 行う こと が でき ない 為 、 分類 番号 （ 地名 表示 の 横 の 数字 ） を 使っ て 区別 し て いる 。  登録 車 の 分類 番号 （ 地方 運輸 局 によって 異なる 場合 が ある ）  特種 用途 自動車 （ 以下 の 区別 を 行わ ない 運輸 局 も 存在 する ）  枚 もの 、 大板 、 字 光 式 、 小板 （ 二輪車 、 360 cc 軽自動車 、 届出 軽自動車 ） の 払い出し は 非常 に 少なく 、 これら の 払い出し が 全く ない 運輸 局 すら 存在 する 。 枚 もの 枠 、 字 光 式 枠 を 持た ない 運輸 支局 も あり 、 仮に 枠 の 設定 が あっ て も 「 ナンバー プレート の 在庫 」 が ない 場合 も ある 。 また 、 一般 的 な 中 板 塗装 式 の 払い出し 状況 によって は 前 出 の 枠 が 変更 さ れる こと も ある 。 これら の 場合 は 管轄 運輸 支局 の 番号 標 交付 代行 事業 者 に 予め 申し出 て 、 ナンバー を 用意 し て もらう 必要 が ある 。 < br >  軽自動車 の 分類 番号  軽自動車 の レンタカー で は 、 希望 ナンバー ・ 字 光 式 ナンバー は 存在 し ない （ 登録 車 で も これら の ナンバー を 希望 する レンタカー 事業 者 は 少なく 、 特に 軽自動車 は 払い出し 可能 な 数 が 限ら れる ため ） 。 また 、 枚 もの 枠 は 下 二 桁 が 「 99 」 で 登録 車 の 転入 抹消 番号 と 重なる が 、 転入 抹消 番号 に は 「 わ 」 は 使わ れ ない ため に 重複 し ない 。  日本 国外 で も 、 レンタカー の ナンバー プレート を 、 文字 や 数字 で 区別 し て いる こと が ある （ 韓国 で は 、 「 （ ホ ） 」 が 指定 さ れ て いる ） 。  レンタカー の 車検 期間 は 、 新車 の 登録 車 と 軽自動車 ・ オートバイ は 2 年 、 その他 の 新車 及び 中古 車 を 新規 登録 する 場合 1 年 で ある 。  使用 過程 車 を レンタカー に する 場合 は 、 新車 登録 後 2 年 未満 の 車両 の 場合 は 新車 登録 の 日 から 2 年 以内 、 それ 以上 の 経年 車 の 場合 は 登録 日 から 1 年 以内 に 「 短縮 」 と なる 。 その 場合 でも 納付 済み の 自動車 重量 税 の 還付 は 受け られ ない 。  250 cc 以下 の 二輪車 など 検査 対象 外 軽自動車 は 、 レンタカー 用 で も 車検 制度 の 対象 外 で ある 。  レンタカー の 法定 点検 は 、 登録 車 の 乗用車 ・ 軽自動車 ・ 二輪車 は 6 か月 ごと 、 その他 の 車種 は 3 か月 ごと で ある 。  事業 用 扱い の ため シビアコンディション 点検 が 実施 さ れ 、 認証 整備 工場 が 発行 する 点検 整備 記録 簿 も 事業 用 の もの と なる 。  レンタカー は 他人 の 自動車 で ある ため 、 マイカー と 比べ て 丁寧 に 取り扱う 者 と 、 金 を 払っ て いる の だ から と 乱雑 に 使う 者 に 分かれる 傾向 が ある 。 どちら に し て も 万が一 交通 事故 ・ 物 損 事故 が 発生 し た 場合 、  レンタカー で 事故 が 起き た 場合 、 相手方 へ の 賠償 の ほか 、 レンタカー 会社 へ の 賠償 も 必要 に なる 。 しかしながら レンタカー 会社 は 必ず 自動車 保険 ・ 共済 を 掛け て いる ため 、 所定 の 限度 額 の 範囲 で あれ ば 、 借受 人 は 最低限 レッカー車 手配 など ロード サービス （ JAF など ） 料金 実費 と 、 一定 の 免責 額 （ 5 ～ 20 万 円 程度 。 CDW 加入 者 は 免除 ） と NOC （ 後述 ） を 支払え ば 済む よう に なっ て いる 。  ただし 、 飲酒 運転 ・ 速度 超過 ・ ながら 運転 ・ 信号 無視 や 麻薬 ・ 覚醒剤 服用 など の 危険 運転 行為 や 、 駐車 違反 など の 交通 違反 が 明らか な 場合 や 、 貸 渡 時 に 届け出 の ない 他者 の 運転 によって 生じ た 事故 は 保険 が 下り ない 場合 が ある （ 約款 で 規定 さ れ て いる ） ため 、 安易 な 考え を 持た ず に 安全 運転 を 心がける べき で ある 。  保険 ・ 追加 の オプション ・ 補償 について 予約 ・ 貸 渡 手続 時 に 案内 さ れる 。 いざ と 言う 時 に 自分 を 守る 制度 で ある から 納得 する まで 説明 を 受け た ほう が 良い 。  最低 要件 として 、 上 の 自動車 保険 は 必ず 付帯 さ れ て いる が 、 満足 な もの と は 言い 切れ ない 。  レンタカー による 事故 の 場合 優先 し て 支払わ れる 特約 が 付加 さ れ た 自動車 保険 や ドライバー 保険 に 運転 者 自身 が 加入 し て いる の で なけれ ば 、 買える 安心 は 買っ て おい て も 良い 。 追加 の オプション として 補償 の 限度 を 対人 無 制限 、 対物 無制限 に 拡大 する プラン が 用意 さ れ て いる こと が 多い 。 対人 無 制限 は もちろん だ が 、 対物 について も 、 例えば 踏切 事故 を 起こし て 当事者 から 莫大 な 損害 賠償 請求 を 受け たり 、 高価 な 物品 に 衝突 といった ケース も ある ので 加入 が 推奨 さ れる 。  「 店舗 で 勧め られる オプション （ ※ 保険 で は ない ） 」 として 免責 補償 制度 （ CDW 、 " Collision   Damage   Waiver "   ） が ある 。 加入 は 任意 で 、 万一 の 事故 の 際 に 、 上記 保険 の 免責 額 （ 一部 業者 で は 後述 の ノン ・ オペレーション ・ チャージ も 支払 免除 の 対象 と なる 補償 制度 も 設定 さ れ て いる ） を 支払わ ず に 済む もの で ある 。 しかし 、 免許 取得 後 一定 期間 の 者 （ 初心 運転 者 ならびに 21 歳 未満 の 者 ） や 事故 歴 が ある 者 は 規則 的 に 加入 が 出来 ない レンタカー 会社 が ある 。 なお 、 格安 レンタカー や 島嶼 部 など に 構える 業者 で は この 制度 が 設け られ て い ない 場合 も ある 。  損傷 や 事故 が 生じ た 場合 は 休 車 補填 料 として 、 ノン ・ オペレーション ・ チャージ / NOC が 原則 請求 さ れる 。 NOC の 請求 額 は 事故 車両 を 店舗 まで 自 走 し て 返却 でき た か 否 か で 異なる 。 NOC は 商品 ・ サービス の 対価 で は なく 「 賠償 金 （ 迷惑 料 ） 」 の 為 消費 税 は 課税 さ れ ない 。  レンタカー を 利用 客 が 乗り捨て た 場合 、 レンタカー 回送 業 が 営業 所 まで 移送 する システム が 取ら れ て いる が 、 レンタカー 回送 に 従事 する 運転 手 が 、 運転 距離 が 過度 に 長く なる こと から 、 睡眠 不足 など に 陥り 危険 運転 が 常態 化 し て いる と の 指摘 が ある 。 要因 として は 、 運転 手 の 大半 が 「 個人 事業 主 」 で あり 、 業者 と は 業務 委託 契約 を 結ん で いる に 過ぎ ず 、 業者 に 安全 管理 義務 が 生じ ない ため で ある と さ れ て いる 。  2013 年 に は 、 大阪 市内 の レンタカー 回送 業者 「 メビウス 21 」 が 、 運転 手 に 速度 超過 を 日常 的 かつ 強制 的 に 行わ せ て い た として 、 同社 社長 ら 幹部 が 京都 地方 検察庁 に 書類 送検 さ れ た が 、 この 幹部 ら は 不 起訴 処分 と なっ て いる 。  オーストラリア は 国土 が 広大 で ある ため レンタカー で の 都市 間 移動 は 体力 的 に も 厳しく 、 郊外 で は 道路 状態 が 良好 で ない 区間 も あり 野生 動物 と の 衝突 等 が 発生 する こと も ある 。 その ため 複数 都市 間 を 移動 する レンタカー 利用 を 行う 場合 でも 飛行機 と 組み合わせ た フライ & ドライブ が よく 利用 さ れる 。  オーストラリア で の レンタカー 利用 は 一般 的 に 25 歳 以上 の 年齢 制限 が ある 。 ただし 、 中小 の レンタカー 会社 等 で は 21 歳 以上 と し て いる 会社 も ある 。  カー シェアリング （ 英 :   carsharing ） と は 、 一般 に 登録 を 行っ た 会員 間 で 特定 の 自動車 を 共同 使用 する サービス ないしは システム の こと 。 自動車 を 借りる という 面 で は レンタカー と 近い 存在 で ある が 、 一般 に レンタカー より も ごく 短時間 の 利用 を 想定 し て おり 、 利用 者 にとって は レンタカー より も 便利 で 安価 に なる よう に 設定 さ れ て いる こと が 多い 。借金 （ しゃっきん 、 a   debt ） と は 、 お金 を 借りる こと 。 あるいは 、 借り た お金 の こと で ある 。  借金 と は 、 お金 （ 金銭 ） を 借りる こと で ある 。 また 、 借り た お金 の こと も 指す 。  会計 ・ 経理 用語 で は 借入金 と 言い 、 負債 という 勘定 科目 に 入れる 。 借金 は 、 法律 的 な 用語 で 言う と 、 債務 の 一 種 で ある 。  （ なお 、 お金 を 借りる という こと は 、 借りる 側 と 貸す 側 が い て 成立 する もの で ある が 、 お金 を 借りる 側 で なく お金 を 貸す 側 から 見る と （ つまり 反対 側 から 見る と ） 、 貸す こと は 「 融資 」 「 貸付 」 など と 呼ば れ 、 貸し て いる お金 は 「 貸付 金 」 など にあたり 、 資産 という 勘定 科目 に 入れ られる 。 ）  借金 に は 個人 が 個人 から 借りる 形態 、 個人 が 法人 から 借りる 形態 、 法人 が 法人 から 借りる 形態 など 、 様々 な もの が ある 。  特に 親しい 個人 の 間 で 緊急 に 小額 の お金 （ 小銭 ） の 貸し借り が 行わ れる 場合 は 、 特に 書面 も 交わさ ず に 借金 が 行わ れる こと は 世の中 で は 実際 に は それなり の 頻度 で 起き て いる 。  ただし 、 ある程度 以上 の 金額 など の 場合 、 貸す 側 は お金 を 貸し た という 証拠 を 残 こし 、 貸し た お金 が 返っ て くる よう に し たり 、 記憶 違い を 防い だり する ため に 、 「 金 〜 円 を お 借り し まし た 」 といった 内容 の 書面 を 書い て 渡す こと を 借り 手 に対して 要求 する こと が 一般 的 、 あるいは 、 そう する こと が 望ましい 、 と さ れ て いる 。 　 その よう な 書面 の こと を 正式 な 用語 で は 「 借用 証書 」 と 言う 。  借用 証書 に は 、 貸し手 の 名 、 借り手 の 住所 、 借り手 の 名 、 借り た 日付 、 借り た 具体 的 な 金額 、 など が 書か れ 、 署名 あるいは 署名 ・ 捺印 する 。 特に 印刷 さ れ た 専用 の 用紙 で なく とも 、 便箋 や コピー 用紙 など に 手書き で あっ て も 、 必要 な 要素 が 書か れ て い て 署名 （ 署名 ・ 捺印 ） が あれ ば 、 法的 に は 金銭 の 貸し借り が 行わ れ た 証拠 として 認め られる 。 借り手 は 、 借り た お金 を 返し た 時 に は 、 貸し手 から 受領証 を 書い て もらい 受け取る こと で 、 確か に 借り た お金 は 返し た 、 という 証拠 を 手元 に 残し 、 あるいは 、 借用 証書 の 原本 を 返し て もらう 、 という こと を 行う 。  現代 で は 特に 巨額 の 借金 を し て いる の は 政府 で あり 、 特筆 に 値する ので それ について 解説 する 。  世界 的 に 見 て 政府 が 、 お金 が 足り ない 状態 に 陥っ て お金 を 借り なけれ ば なら ない 事態 に 追い込ま れる こと が あり 、 その お金 を 借りる 方法 が 、 「 い つ 、 いくら 借り た 。 いつい つ に 、 なにがし の 利子 を つけ て 返す 」 と の 内容 を 明記 し た 、 「 国債 」 と 呼ば れる 、 一種 の 借用 証書 （ 債券 ） を 大量 に 印刷 し て 、 人々 から お金 を 借りる 方法 で ある 。 つまり 、 国債 という の は 国 の 借金 な の で ある 。  地方自治体 が お金 が 足り ない 状態 に 陥っ て 人々 から それ を 借りる 場合 は 、 「 公債 」 という 一種 の 借用 証書 （ 債券 ） を 渡す こと で 、 借りる 。  政府 が 借金 を する こと を 、 そのまま 正直 に 、 「 借金 を し て 借用 証書 を 渡し た 」 と 分かり やすく 言っ て は 格好 が 悪い ので 、 「 債券 を 発行 し た 」 といった 言い換え が 行わ れ て いる 。 だが 、 表現 だけ を 格好 良く とりつくろっ て も 、 もの ごと の 本質 は 変わっ て い ない 。 「 債券 を 発行 」 という の は 、 要は 借金 を し て いる の で ある 。 また 、 政府 の 場合 、 借金 を 返す こと は 、 「 債券 を 償還 する 」 と 言い換え を 行っ て いる 。 借金 を 返さ なけれ ば なら ない 日 は 「 償還 日 」 と 言い換え て いる 。  その 時 の 行政 サービス を 借金 で まかなっ たり する と 、 その サービス は その 時 の 大人 たち に 消費 さ れ 、 現在 全く サービス を 受け取っ て い ない 子孫 たち は 、 負担 だけ を 強い られる こと に なる 、 という 非常 に 不当 ・ 理不尽 な こと を 強い られる こと に なる 。 よって 、 財政 法 によって 今 現在 の 行政 サービス に関して 公債 を 発行 する こと は 禁止 さ れ て いる 。 ところが 、 日本 政府 は 、 禁止 さ れ て いる それ を 、 昭和 50 年 に “ 特例 ” と し て 行っ て しまい 、 同年 以来 、 毎年 新しく 法律 を 作っ て 公債 を 発行 し つづけ て しまっ て いる 。 つまり 実質 的 に は 財政 法 違反 を 行っ て 、 昭和 50 年 （ 1975 年 ） ころ から の サービス 受益 者 ら が 利益 を むさぼり 、 子孫 たち に 不当 な 負担 を 押し付け 続け て いる の で ある 。 こうして 世代 間 で 不公平 が 生じ て いる 。 現在 、 受益 する 大人 たち が 、 自分 で 借金 を 返済 せ ず 、 今 は まだ 子供 で 投票 権 を 持っ て い ない 人 たち や 、 まだ 生まれ て おら ず 投票 権 を 持っ て い ない 人 たち に 借金 を 押し付け 、 将来 世代 を 食い物 に し て いる の で ある 。 （ 世代 間 格差 が 生まれ て いる ）   こういう こと に なる から 、 将来 世代 に 借金 を 残す 公債 の 発行 は 禁止 さ れ て いる の で ある 。 で は 、 不当 な こと として 禁止 さ れ て いる に も かかわら ず 、 なぜ そんな こと が 行わ れる よう に なっ た か と いう と 、 ケインズ が 主張 し て 広め た 誤っ た 方法 （ モデル ） に 原因 が ある 。 ケインズ の 主張 し た 方法 （ モデル ） は 「 景気 が 悪化 し た 場合 、 景気 を 良く する ため に 強制 的 に 需要 を 生み出す に は 政府 が やる しか ない 。 公債 を 発行 し て 需要 を 生み 、 景気 が 良く なっ たら 増税 し て 発行 し て しまっ た 公債 （ 借金 ） 分 の 増税 を し て 、 その 借金 を 返す 」 という もの だっ た が 、 これ が 非常 に 問題 の ある もの だっ た の で ある 。 後 に なっ て 、 経済 学者 の ブキャナン によって 、 ケインズ の 主張 の 問題 点 が 次 の よう に 指摘 さ れ た 。  まさに ブキャナン の 指摘 どおり 、 日本 において も 、 かつて の 受益 世代 ばかり が 自己 中心 的 な 行動 を とっ て 利益 を むさぼり 、 将来 世代 へ の 負担 ばかり が 残っ て しまっ た 。  さらに 、 人々 は 政府 や 地方自治体 が 将来 お金 を 返す こと が できる だろ う 、 と 思っ て いる うち は お金 を 貸す の だ が 、 どうやら この 政府 は 将来   金 を 返す こと は でき ない の で は ない か 、 と 判断 する と 、 次第に 金 は 貸さ なく なる 。 返す 能力 が 全く 無い 組織 から 受け取っ た 借用 証書 は 、 いわば 「 ただ の 紙切れ 」 に なっ て しまい 、 お金 が 戻っ て こ なく なる から で ある 。 政府 に は お金 を 人々 に 返済 する 能力 が 無い の で は ない か 、 と 判断 する 人々 、 政府 の 財政 の 先行き に 不信 感 を 持つ 人々 の 割合 が 増える と 、 たとえ 行政府 の 側 が 甘い 目論見 の もと に 借用 証書 を 大量 に 用意 し て も （ つまり 債券 を 大量 に 印刷 し て も ） 、 その 全て は 受け取っ て もらえ ず 、 結果 として 、 借りよ う と 当初 思っ て い た 金額 の 全部 を 人々 から 借りる こと は でき ない 、 という 事態 に 陥る 。 国債 や 公債 が 全て 人々 に 受け取っ て もらえ ず 、 借り たかっ た 金額 まで 借り られ ない こと を 、 行政 機関 で は 「 未 消化 」 「 未 消化 に なっ た 」 など といった 行政 用語 に 言い換え て いる 。 未 消化 が 出る よう で ある と 、 いくつ か ある 選択 の ひとつ として 、 やむを得ず 債権 の 利率 を 上げ て まで （ つまり 将来 払わ なけれ ば なら なく なる 利子 の 額 、 将来 の 重荷 、 を 増やし て まで ） 「 消化 率 」 を 上げ よう する こと に も つながる うる 。 ところが 、 そうした こと に なる と 政府 の 財政 状態 は 将来 ますます 悪化 し て しまう 、 という 悪循環 に 陥っ て ゆく こと が 多い 。 　 そして ついに は デフォルト （ 債務 不履行 ） に 陥っ て しまっ た 政府 や 地方 政府 が いくつ も ある 。  さて 、 巨大 な 借金 を し て いる の は 政府 な の で ある が 、 その なか でも 、 世界 的 に 見 て 突出 し た 巨額 の 借金 を 負っ て いる 政府 として 、 日本 政府 の 名 が 挙げ られる 。 日本 の 財務省 は 、 国債 や 借入金 など を 合計 し た 、 「 国 の 借金 」 （ ＝ 日本 政府 の 借金 ） が 2006 年 末 の 段階 で 832 兆 2631 億 円 に 達し た 、 と 発表 し た 。  日本 の 国家 予算 の 支出 （ 財政 支出 ） は 、 平成 18 年 の 予算 額 で 82 . 1 兆 円 だっ た の だ が 、 その お金 の 出所 という の が 、 実は 次 の よう な 内訳 で あっ た 。  つまり 、 期限 が 来 た 借金 の 返済 を 新た に 借金 する こと によって 行っ て おり 、 一般 に 「 自転車 操業 」 と 呼ば れ て いる 状態 で あり 、 また 「 サラ金 地獄 」 と も 言える よう な 状態 で ある 。  2005 年 の 、 日本 の 一般 政府 ベース （ 中央 政府 、 地方 政府 （ 地方 公共 団体 ） に 社会 保障 基金 など を 加え た 総体 ） の 総 債務 残高 は 対 GDP 比 で 約 160 % に 相当 し た 。 ただし 、 個人 や 企業 に 負債 と 同時に 資産 が ある よう に 、 政府 に も 負債 と 同時に 資産 が ある 。 総 債務 残高 から 資産 を 除い た もの を 純 債務 残高 と 言う が 、 日本 の 純 債務 残高 は 、 対 GDP で 80 % と さ れ た 。 この 数字 は 、 欧米 の 国々 の 純 債務 残高 、 対 GDP 比 40 〜 60 % に 比べ て も 、 やはり 大きい 。 ただし 、 イタリア の 100 % より は 小さい 。 （ ただし 、 この 「 純 債務 残高 」 という の は 、 どう 考え て も すぐ に 売却 の できる はず が ない もの まで が 「 資産 」 に 計上 さ れ て いる ので 、 指標 として は あまり 適切 で は ない 。 ） この 指標 の 妥当 性 は ともかく として も 、 いずれ に せよ 、 日本 政府 の 借金 の 状態 が 、 先進 国 の 中 で は 非常 に 悪い 状態 に ある こと は 確か な の で ある 。  経済 評論 家 の 三橋 貴明 は 、 実際 は 「 政府 の 負債 」 (" Government   debt ") で ある のに 「 国 の 借金 」 と 報道 する 事 は 「 嘘 」 で ある と 指摘 し 、 また 実際 は 「 国民 一 人 当たり の 債権 」 で ある のに 、 それ を 「 国民 一 人 当たり の 借金 」 と 報道 する 事 は 「 嘘 」 で ある と も 指摘 し て いる 。  日本 の 新聞 や 放送 といった マスメディア において 、 主 に プロ 野球 で 勝利 数 と 敗戦 数 の 差 が 負 （ 敗戦 数 が 勝利 数 を 上回っ て いる ） の 場合 、 比喩 的 に 「 借金 」 と 表現 さ れる （ 反対 に 差 が 正 の 場合 は 「 貯金 」 と 表現 さ れる ） 。自然 独占 （ し ぜん どくせ ん 、 natural   monopoly ） と は 、 制度 など の 人為 的 な 要因 で は なく 経済 的 な 要因 によって 、 規模 の 経済 が 働く とき 自然 に 発生 する 独占 を 指す 。  初期 投資 など の 固定 費用 が 大きく 、 生産 が 規模 の 経済 を 持つ とき 、 長期 平均 費用 曲線 が 右 下がり に なる 。 この よう な 産業 で は 、 複数 の 企業 で 需要 を 共有 し た 場合 に は 固定 費用 が それぞれ の 企業 で 必要 と なる ため 非 効率 的 と なり 、 1 つ の 企業 が 需要 を 独占 し た 方 が 総 費用 が 小さく 効率 的 な 生産 と なる 。 平均 費用 曲線 が 右 下がり の ところ で 需給 均衡 が 実現 する よう な 産業 で は 、 平均 費用 が 常に 限界 費用 を 上回っ て いる ため 、 市場 競争 に 基づい て 限界 費用 と 一致 する よう に 価格 が 決定 する と 参入 企業 は 赤字 と なる 。 その ため 、 参入 は 抑制 さ れる こと に なり 、 結果 として 自然 に 独占 が 発生 する 。 上述 の 赤字 以上 に 、 その 産業 が 存在 する こと による 社会 全体 の 利益 が 大きい 場合 に は 、 1 社 による 独占 を 許可 し つつ 、 政府 が 価格 規制 を 行う こと が 最適 と なる 。 初期 投資 が 莫大 な 鉄道 会社 （ 特に JR 北海道 ） や 電力 会社 、 郵便 事業 が 自然 独占 の 代表 的 な 例 で ある 。  自然 独占 は 不 特定 の 1 社 に 独占 さ せる 根拠 と なる が 、 特定 の 事業 者 を 認可 する 根拠 と は なら ない 。 また 、 事業 本来 の 採算 性 は 裏づける こと が でき ない 。 例えば 原子力 発電 事業 の 場合 は 日 英 で 自然 独占 を 認め られ ながら 、 差額 決済 契約 により 赤字 を 全 需要 家 へ 電気 料金 として 負担 さ せ て いる 。 水道 事業 等 、 効用 が 高く 替え が ない もの は 需要 家 も ある程度 赤字 の 転嫁 を 許容 する 。敷金 （ しき きん ） と は 、 法律 用語 で 、 不動産 の 賃貸借 の 際 、 賃料 その他 賃貸借 契約 上 の 債務 を 担保 する 目的 で 賃借 人 が 賃貸 人 に 交付 する 停止 条件 付 返還 債務 を 伴う 金銭 で ある 。  賃貸借 契約 が 終了 する 場合 に は 、 賃借 人 に 債務 不履行 が なけれ ば 明け渡し 時 に 全額 返還 さ れ 、 法律 で は 個人 に対する 敷金 は 家賃 の 1 ヶ月 分 以上 請求 し て は ならす 、 本来 預り 金的 性格 を 有する 前払 金 で ある 。 ただし 、 近畿 地方 以西 の 西日本 で は 権利 金 （ 礼金 ） の 性質 を 持ち 、 一部 （ 賃料 の 1 ヶ月 分 ） が 返還 さ れ ない こと が 多い 。 これ を 敷 引 と 呼ぶ 。 敷 引等 は 「 権利 金 」 「 礼金 」 と 同様 の 「 賃料 の 前払 的 性格 」 を 有する もの で ある 。  賃貸借 期間 中 に 賃貸 人 が 交代 し た とき 、 敷金 に関する 権利 義務 は 新 賃貸 人 に 承継 さ れる か 。  国土 交通省 の 『 原状 回復 を めぐる ガイドライン 』 で 、 は 賃借 人 に 通常 損耗 等 の 修繕 負担 の 義務 を 課す 特約 が なく 、 入居 者 の 故意 、 または 不注意 や 過失 による 毀損 、 汚損 、 経年 変化 等 で なけれ ば （ 通常 損耗 なら ば ） 、 入居 者 は 修繕 の 負担 義務 （ 原状 回復 義務 ） は ない という 考え方 を 示し て いる 。 これ は 、 これ まで の 裁判所 判決 を 総合 し て つくら れ た ガイドライン で あり 、 これ を 基礎 に 敷金 精算 を 行う こと と さ れ て いる 。マーケット · トゥディ は 、 日本短波放送 （ ラジオたんぱ ） の 第 1 放送 ほか で 、 2002 年 4 月 1 日   -   2006 年 3 月 31 日 の 間 放送 さ れ て い た 経済 情報 番組 で ある 。 日本 BS 放送 の 同名 番組 と は 無関係 。  1954 年 の 開局 以来 、 株式 市況 中継 を 専門 的 に 続け て 来 た 同局 は 、 2 波 体制 が 整っ た 1963 年 より 、 第 1 放送 で 東証 株価 の 市況 、 第 2 放送 は 大証 ・ 名 証 の 株価 市況 と 商品 先物 市況 を 分担 し て 速報 し て き た 。  しかし 、 、 2002 年 4 月 の 番組 改編 で 第 2 放送 を 平日 は 原則 休止 と し 、 第 1 放送 へ の 集約 と 個別 株価 全 銘柄 市況 中継 の 廃止 が 図ら れ た 事 に 伴い 、 解説 ・ 展望 中心 の 当 番組 が 発足 し た 。  東証 アローズ 中継 ブース を メイン に 、 東京 証券 取引 所 記者 クラブ 所属 の 同局 記者 、 若しくは 株式 評論 家 ら と 、 女性 アシスタント が 寄り付き 前 から 大引け 日経 平均 確定 の 15 時 過ぎ まで コンビ で 進行 を 担当 し 、 各 証券 会社 担当 者 と の 電話 インタビュー 等 を 盛り込ん で い た 。 全 銘柄 を 網羅 でき ない ものの 、 株式 市況 ・ 商品 先物 市況 等 を 遅延 なし の リアルタイム で 速報 できる 、 国内 の 無料 株価 情報 として は 数少ない 体制 を 整え て い た 。  一時 的 に 平均 株価 が 回復 し た 事 、 個別 株価 全 銘柄 市況 中継 の 廃止 が 事 など から 、 同局 で は 2006 年 4 月 より 平日 2 波 放送 と 株価 全 銘柄 市況 の 読み上げ を 復活 さ せる 事 に なり 、 後 番組 の 『 東京 マーケット LIVE !』 に 引き継が れ て 行っ た 。  2006 年 1 月 19 日 に 実施 さ れ た 東京 市場 後場 開始 時刻 繰り下げ に 伴い 、 12 : 30   -   13 : 30 まで の コーナー 順序 が 一部 入れ替え られ た 。 後段 は 当該 改編 後 の もの で は ない 。トルコ の 経済 で は 、 西 アジア に ある 国 トルコ の 経済 状況 に関して 述べる 。  産業 は 近代 化 が 進め られ た 工業 ・ 商業 と 、 伝統 的 な 農業 と から なり 、 農業 人口 が 国民 の およそ 40 % を 占める 。 もっぱら 軽工業 が 中心 で 、 繊維 ・ 衣類 分野 の 輸出 大国 で ある 。 経済 部門 における 財閥 の 力 が 大きく 、 近年 で は 世界 の 大手 自動車 メーカー と 国内 の 大手 財閥 と の 合弁 事業 を 柱 として 重工業 の 開発 が 進め られ て いる 。  ただし 、 工業 化 が 進ん で いる の は 北西 部 の マルマラ 海 沿岸 地域 が ほとんど で 、 観光 収入 の 多い 地中海 ・ エーゲ海 沿岸 地域 と 、 首都 アンカラ 周辺 の 大都市 圏 以外 で は 、 経済 に 占める 農業 の 比重 が 大きい 。 とくに 東部 で は 、 地主 制 が よく 温存 さ れ て いる など 経済 近代 化 の 立ち遅れ が 目立ち 、 農村 部 の 貧困 や 地域 間 の 経済 格差 が 大きな 問題 と なっ て おり 、 数 十 年 にわたる 政府 の 開発 推進 政策 によって も 解消 を み て い ない 。  1990 年代 の 後半 から 経済 は 低調 で 、 政府 は 巨額 の 債務 を 抱え 、 国民 は 急速 な インフレーション に 悩まさ れ て いる 。 歴代 の 政権 は インフレ の 自主 的 な 抑制 に 失敗 し 、 2000 年 から IMF の 改革 プログラム を 受ける に 至る が 、 同年 末 に 金融 危機 を 起こし た 。 この 結果 、 トルコ リラ の 下落 から 国内 消費 が 急激 に 落ち込み 、 リラ の 変動 相場 制 移行 を おこなっ た 2001 年 に は リラ の 対 ドル 価 が 50 % 以上 暴落 、 実質 GNP 成長 率 は マイナス 9 . 4 % と なっ た 。  2002 年 以後 は 若干 持ち直し 、 実質 GNP 成長 率 は 5 % 以上 に 復調 、 さらに 同年 末 に 成立 し た 公正 発展 党 単独 安定 政権 の もと で インフレ 目標 が 導入 さ れ 、 インフレ の 拡大 は おおよそ 沈静 化 し た 。 2005 年 1 月 1 日 に は 100 万 トルコ リラ （ TL ） を 1 新 トルコ リラ （ YTL ） と する 新 通貨 を 発行 し 、 実質 的 な デノミネーション が 行わ れ た 。  トルコ において 農業 は 現在 において も GDP の 約 15 %、 全 就業 者 の 約 40 % を 占める 主要 産業 で ある 。 GDP と 就業 者 割合 から の アンバランス から も 読み取れる よう に 、 「 貧しい 農村 」 という 言葉 は 現金 収入 という 観点 から すれ ば 、 トルコ において は 現在 でも 基本 的 に は 間違っ た 見方 で は ない 。  トルコ は 建国 以来 、 もともと 広大 な 耕地 面積 を 持つ うえ 、 戦略 物資 で ある 食糧 の 確保 は 国家 の 独立 の 維持 に 不可欠 と の 観点 から 、 一部 嗜好 品 を 除き 食糧 の 完全 自給 を 行っ て き た 。 しかし 急激 な 人口 増加 と 、 一部 農地 の 荒廃 により 、 ついに 食料 の 輸入 額 が 輸出 額 を 上回る 輸入 超過 の 状態 に 陥っ た 。  トルコ 農業 の 大きな 問題 は 、 オスマン 帝国 以来 連綿 と 続く 農地 の 大 地主 制 で ある 。 初代 大統領 ケマル・アタテュルク は 農地 改革 に 本格 的 に 取り組ま ない うち に その 改革 の 途中 で 死去 し た こと も あり 、 大 地主 制 は 現在 も 存在 し て いる 。 これら は とくに 農地 改革 が まったく 手付かず だっ た 東部 に 多い が 、 アタチュルク が 存命 中 に 行っ た 西部 で の 農地 改革 も 実際 に は かなり の 抜け穴 が 存在 し 、 その ため 大 地主 は 程度 の 差 は ある が ほぼ トルコ 全国 に 存在 する 。 また 、 トルコ 政府 の 行っ た 遊牧民 （ ユルック ） の 定住 化 政策 も 、 部族 長 を 地主 、 部族 民 を 小作 人 と する 新た な 地主 制 の 発生 を 招い た 。  ただし 、 大 地主 の 所有 する 大 農場 において は 、 大掛かり な 投資 と 合理 的 な 人員 配置 が 行わ れる ため 、 経済 効率 の 面 から みれ ば かえって 効率 的 な 農業 を 行う こと が できる こと に 注意 する 必要 が ある 。 実際 、 大 農場 において は 、 ヨーロッパ 製 大型 農業 機器 の 導入 や 、 機械 化 さ れ た 農薬 ・ 肥料 の 散布 ・ 散水 、 人手 が 必要 な 農作業 で の バス を 使っ た 人員 の 大量 輸送 など 、 効率 的 な 農業 を 行っ て いる 。 その ため 、 単純 に 農業 従事 者 は 貧困 という こと は でき ず 、 農場 によって は 、 農民 と いう より も むしろ 大 企業 の 社員 と いう べき 者 も 多い 。  むしろ 経済 困難 に 直面 し て いる の は 農地 の 所有 形態 に かかわり なく 小規模 農家 で あり 、 これら は 、 大 規模 農場 から 出荷 さ れる 低 価格 農産物 による 農産物 価格 の 下落 も あり 、 1990 年代 後半 以降 購買 力 平価 ベース で は 実質 所得 の 下落 が 続い て いる 。 参考 まで に 2004 年 現在 の 主要 農産物 の 露天 バザール で の 販売 価格 は トマト ・ ジャガイモ ・ タマネギ とも おおむね 1 キロ あたり 25 万 旧 トルコ リラ 程度 で あっ た 。 これ は トルコ の 物価 において おおむね チャイ （ 紅茶 ） 1 杯 、 シ ミット （ 小さな パン ） 1 個 に 相当 する もの で しか なく 、 小規模 農家 の 生活 は 大変 苦しい と いわ ざる を 得 ない 。  政府 も 、 農村 の 現状 は 認識 し て おり 、 直接 の 所得 補助 を 行う など し て いる が 、 トルコ において は 財政 が 事実 上 IMF の 統制 化 に ある 危機 的 な 状況 を 脱し て い ない こと も あり 、 補助 額 は 不十分 な 上 、 そもそも その 補助 自体 も 一部 が 滞っ て いる 状態 で ある 。  これら の 問題 は 、 一時期 盛ん だっ た 西ドイツ （ 当時 ） へ の 移民 、 大都市 部 へ の 出稼ぎ や 移住 など を もたらす 結果 と なり 、 一部 農地 の 荒廃 の 原因 と なっ て いる 。 国外 へ の 移民 流出 が やや 抑え こま れ た 現在 でも 大都市 部 へ の 人口 流入 は 続い て おり 、 流入 者 が つくり だし た ゲジェコンドゥ 地区 と 呼ば れる 下町 の 存在 は 都市 の 社会 問題 を も 招い て いる 。  建国 当初 の トルコ の 経済 政策 は 、 輸入 代替 を おも な 目標 と する もの で あっ た ため 、 軽工業 は 一応 の 発展 を 見 た 。 その ため 、 衣服 ・ 靴 ・ 玩具 ・ 陶磁器 ・ 日用 雑貨 品等 の 生活 用品 は ほぼ 自給 可能 で ある 。 ただし 、 近年 で は 「 1 新 トルコ リラ （ 為替 相場 に も よる が 日本円 で 90 円 から 60 円 程度 ） ショップ 」 で の 販売 に 代表 さ れる 安価 な 中国 製品 の 輸入 が 急増 し て おり 、 国内 企業 の 業績 を 圧迫 し つつ ある 。 関係 業界 は 政府 に 対策 を 求め て いる が 、 政府 の 動き は 遅い 。  トルコ において は 、 オスマン 帝国 時代 以前 から 製 陶 が 行わ れ て おり 、 その 伝統 を 引き継い だ 製 陶 業 は いま も 盛ん に 行わ れ て いる 。 伝統 的 で 小規模 な 産地 として は イズニク が 、 また 大 規模 な 工業 として 成立 し て いる 産地 として は キュタヒヤ が あげ られる 。 特に キュタヒヤ で は 近郊 で 産出 さ れる 豊富 な 陶土 を 生かし 、 巨大 な 製 陶 工場 が 多く 建設 さ れ て いる 。 その 中 でも キュタヒヤポルセレン （ KütahyaPolseren ） と ギュラルポルセレン （ GüralPolseren ） の 2 社 は トルコ 国内 で は 全国 的 に 有名 で ある 。 また 、 トルコ の 製 陶 業 は 食器 だけ で なく トイレ 等 の 衛生 機器 分野 に も 進出 し て いる 。  トルコ は もともと ヨーロッパ 向け に 輸出 さ れる 羊毛 と 綿花 の 産地 で あっ た こと から 、 伝統 的 に 繊維 産業 が 盛ん で あり 、 現在 でも 輸出 額 の 約 3 分の 1 を 占める 主要 産業 で ある 。 また 現在 で は 天然 繊維 だけ で なく ブルサ を 中心 に 化学 繊維 の 生産 も 盛ん で ある 。 トルコ の 繊維 産業 の 輸出 先 は 主 に 欧州 連合 と アメリカ合衆国 で ある が 、 2005 年 から の 中国 に対する 輸入 割り当て の 撤廃 により 、 今後 厳しい 状況 が 予想 さ れる 。 これ に対し トルコ の 繊維 産業 界 と 政府 で は デザイン の 向上 による アパレル 製品 の 付加 価値 向上 や 、 人件 費 の 安い 東部 ・ 南東 部 アナトリア や 中央アジア へ の 工場 移転 など の 対策 を 打っ て いる 。  トルコ における 重工業 は 、 鉄鋼 ・ コンクリート ・ セメント ・ 石油 精製 など 基礎 的 な 素材 分野 が 中心 で あっ た が 、 近年 で は 国内 財閥 と 外国 資本 の 合弁 による 自動車 生産 が 大きな シェア を 占める よう に なっ た 。  外資 系 自動車 産業 は トルコ における 投資 の 拡大 を 表明 し て おり 、 今後 も 生産 の 伸び が 期待 さ れる 。 ただし 、 トルコ で は 基礎 的 な 機械 ・ 自動車 部品 生産 能力 が 未熟 で 、 生産 設備 に いたっ て は ほぼ 完全 に 輸入 に 頼っ て いる 。 その ため トルコ で は 自動車 輸出 が 5 ドル 増加 する たび に 4 ドル 輸入 が 増加 する と も 言わ れ て おり 、 この 状況 を 改善 する ため の 国内 産業 の 強化 が 模索 さ れ て いる 。 トルコ における 主 な 自動車 生産 企業 は 以下 の とおり 。  トルコ において 建設 業 は 国内 総 生産 の 3 % 程度 を 占める に 過ぎ ない 産業 で は ある が 、 その 一方 で 対外 請負 による 外貨 獲得 源 として も 期待 さ れ て おり 、 実際 に 中東 ・ 北 アフリカ ・ ロシア を 含む 旧 ソ連 諸国 において 受注 を 獲得 し て いる 。 特に ロシア は 受注 額 の 3 分の 1 を 占める トルコ にとって もっとも 主要 な 受注 先 で あり 、 ロシア 連邦 議会 ビル の 修復 を 行っ た の も トルコ 企業 で ある 。  トルコ において は 一般 の 住宅 環境 が 良好 と は 言え なかっ た が 、 これ は 、 きわめて 高い インフレ 率 によって 住宅 ローン が 事実 上 機能 し て い なかっ た こと に 主 な 原因 が ある 。 実際 、 手持ち 資金 が 尽きる と その 時点 で 建設 を 中断 し 、 残り の 部分 は 再び 資金 を ため た あと に 建設 する という こと は 、 トルコ において は ごく 普通 で あり 、 街 中 の 実際 に 居住 が 行わ れ て いる 建物 で も 、 これら の 光景 は 良く 見 られる 。 しかし 、 歴史 的 な 水準 に まで 低下 し た インフレ 率 によって 、 一般 向け 住宅 ローン が 銀行 の 営利 事業 として 十分 実行 可能 な もの と なり つつ あり 、 これ により 、 2005 年 以降 の 住宅 建設 の 増加 が 期待 さ れ て いる 。  トルコ における 失業 率 は 、 小規模 な 変動 は ある ものの 、 おおむね 10 % 強 の 水準 で 高 止まり し て いる 。  好調 を 維持 し て いる 経済 にたいして 、 この よう な 高い 水準 の 失業 率 が 発生 し て いる ほぼ 唯一 の 理由 は 、 急激 な 人口 増加 で ある 。 トルコ の 出生 者 数 は 、 毎年 約 120 万 人 に も 達し て おり 、 いかに 近年 好調 な トルコ 経済 で あっ て も これ だけ 膨大 な 数 に のぼる 学校 新卒 者 を 吸収 する こと は でき て い ない 。 しかし 、 単純 な 理由 で ある から こそ 、 解決 の 見込み が ない 問題 で あり 、 トルコ において は 重大 な 社会 問題 と なっ て いる 。  また 、 かつて なかっ た 新た な 形 の 失業 問題 として 、 高卒 者 ・ 大卒 者 等 の 高学歴 失業 者 の 問題 が 挙げ られる 。 これ は 、 中 所得 階層 の 雇用 所得 の 上昇 が 高卒 者 ・ 大卒 者 の 増加 を もたらし た こと による もの で 、 この 影響 により 、 かつて は 存在 し て い た 一定 の 学歴 が ある もの は 企業 において 中間 管理 職 ・ 上級 管理 職 の 地位 が 卒業 後 すぐ に 与え られる という 社会 システム は 、 なかば 崩壊 し つつ ある 。補償 原理 （ ほし ょうげんり ） と は 、 様々 な 社会 経済 状態 の 変化 の うち どう いっ た 変化 なら ば 是認 さ れる の か という 問題 に対して 、 「 補償 」 という アイデア を 導入 し て 経済 学 的 な 解答 を 与え た もの で ある 。  何らかの 社会 経済 状態 の 変化 を 考える 時 に 、 誰 も が 幸福 に なる 変化 （ パ レート 改善 ） は 稀 で あっ て 、 誰 か の 利益 は 誰 か の 犠牲 の 上 に 成り立っ て いる 、 と 仮定 し た 上 で 、 こうした 変化 について は パ レート 基準 による 判定 を 停止 し 、 他 の 何らかの 基準 で 判定 でき ない か という こと が 考え られ た 。 それ が 仮設 的 補償 原理 を 導入 し た カルドア 基準 と ヒックス 基準 で ある 。  カルドア 基準 のみ 、 あるいは ヒックス 基準 のみ で は 状態 0 から 状態 1 へ の 変化 を 是認 する に も かかわら ず 、 状態 1 から 状態 0 へ の 変化 も また 是認 する という 矛盾 が 生じる 。 これ を シトフスキー・パラドックス と いう 。 この 矛盾 を 改善 する ため に 考え られ た の が シトフスキー の 二 重 基準 で ある 。 この 基準 は カルドア 基準 、 ヒックス 基準 とも に 是認 する 変化 に 限り 是認 しよ う という もの で あり 、 この 基準 を 導入 する と 社会 状態 が いっ たり き たり する という 矛盾 は 発生 し ない 。 しかし 、 この シトフスキー の 二 重 基準 によって も 推移 律 が 満たさ れ ない という ゴーマン・パラドックス が 存在 する 。 この 矛盾 は サミュエルソン によって 克服 が 試み られ て いる 。  補償 原理 の いう 「 補償 」 と は あくまで 仮設 的 な もの で よく 、 実際 に 補償 を 行う 必要 は ない 。 しかし 、 この 考え方 は 現実 的 に も 適応 可能 で ある 。 例えば 貿易 の 自由 化 を 考えよ う 。 競争 状況 が 加速 する こと によって 消費 者 は 利益 を 得る 一方 で 生産 者 は 損 を 被る 。 仮に 政府 が 消費 課税 を 導入 し 生産 者 に 損害 を 補完 し て も なお 利益 が 残る なら ば 、 貿易 自由 化 という 社会 変化 は カルドア 基準 によって 是認 さ れる という こと が できる 。給与 所得 （ き ゅうよしょとく ） と は 、 所得 税 における 所得 の 区分 の 一つ 。 俸給 、 給料 、 賃金 、 歳費 及び 賞与 並びに これら の 性質 を 有する 給与 に 係る 所得 を いう （ 所得 税法 第 28 条 第 1 項 ） 。  退職 所得 と 同様 、 恒常 性 所得 の うち 勤労 性 所得 に 該当 する 。  給与 所得 について は 、 給与 収入 から 、 給与 所得 控除 又は 特定 支出 控除 （ 経費 相当 分 ） を 行っ て 算定 さ れる 。  給与 収入 から 控除 さ れる 給与 所得 控除 額 は 、 実際 に かかっ た 必要 経費 の 額 で は なく 、 給与 等 の 収入 金額 に 応じ て 算定 さ れる （ 所得 税法 28 条 2 項 ） 。 いわゆる 「 概算 経費 控除 」 で ある 。  この 給与 所得 控除 について は 、 給与 所得 者 を 、 実 額 経費 控除 が 認め られる 事業 所得 者 より も 不当 に 差別 する もの で あっ て 憲法 14 条 違反 で ある 、 と の 批判 が あっ た 。 実際 に も 、 この 主張 に 基づい て サラリーマン 税金 訴訟 が 提起 さ れ た （ 最高裁 大 法廷 昭和 60 年 3 月 27 日 判決 など ） が 、 合憲 で ある と さ れ た 。  ※ 年間 の 給与 収入 が 660 万 円 未満 の とき は 、 上記 速算 表 （ 目安 ） に よら ず 、 直接 下記 の 表 から 給与 所得 の 金額 （ 給与 所得 控除 後 の 金額 ） を 求める 。  給与 所得 において も 一定 の 範囲 で 実 額 の 経費 控除 を 認める べく 、 次に 挙げる よう な 費目 に関し 、 給与 所得 者 の 特定 支出 控除 制度 が 1987 年 （ 昭和 62 年 ） に 設け られ た （ 所得 税法 57 条 の 2 ） 。  給与 所得 控除 に 替え て 特定 支出 控除 を 認める もの で は なく 、 特定 支出 控除 額 が 所定 の 判定 基準 額 を 超え た 場合 に その 超え た 額 を 給与 所得 控除 後 の 所得 金額 から 控除 する 仕組み に なっ て いる 。 控除 を 受ける ため に は 、 給与 所得 者 の 確定 申告 が 必要 と さ れる 。  これら の 支出 は 、 当該 給与 所得 と 同年 に 支出 し た 費用 のみ 認め られる 。 前年 以前 に 支出 し た 費用 を 遡及 加算 する こと は 認め られ ない 。 また これら の 支出 の うち 、 給与 の 支払 者 （ 会社 等 ） から 補填 さ れ 、 かつ その 補填 金額 分 が 非課税 （ 即ち 給与 所得 の 収入 金額 に 算入 さ れ ない ） の 場合 は 、 その 補填 金額 分 について は 特定 支出 と は 認め られ ない 。 実際 に 特定 支出 控除 を 受ける に は 、 それぞれ の 費目 に関する 明細 書 の 提出 および 給与 の 支払 者 の 証明 が 必要 で ある 。  詳細 は 税務 官署 の 広報 を 確認 の こと 。  この よう な 制度 が 設け られ て い た が 、 実際 に 控除 が 適用 と なる 判定 基準 額 は 給与 所得 控除 額 と 同額 で あっ た ため 、 全国 で も 控除 を 受け た 納税 者 は 非常 に 限ら れ て い た 。 その ため 2013 年 （ 平成 25 年 ） 分 より 、 判定 基準 額 が 「 給与 所得 控除 額 の 1 / 2 」 （ 給与 収入 1 , 500 万 円 超 の 場合 は 、 125 万 円 ） と なり 、 特定 支出 控除 の 対象 と なる 費目 の 範囲 が 次 の よう に 拡大 さ れ た 。 その後 2016 年 分 より 、 判定 基準 額 は 一律 「 給与 所得 控除 額 の 1 / 2 」 と なっ た 。  なお 、 書籍 費 、 被服 費 、 交際 接待 費 について は 、 これら の 合計 額 は 65 万 円 を 上限 と さ れる 。  給与 所得 は 源泉 徴収 の 対象 と さ れる 。 パート や アルバイト で あっ て も 、 課税 対象 に さ れる 。 給与 支給 総額 に対して 課税 さ れる が 、 通勤 手当 （ 原則 、 月額 15 万 円 以内 ） は 非課税 と さ れる 。 会社 等 に 提出 する 「 給与 所得 者 の 扶養 控除 等 （ 異動 ） 申告 書 」 の 記載 内容 を 加味 し て 源泉 所得 税額 が 算出 さ れる 。  年間 の 給与 収入 が 2 , 000 万 円 以下 の 給与 所得 者 について は 、 その 年 の 最後 の 給与 等 の 支払 の 際 に 年末 調整 が 実施 さ れる 。 他 の 所得 が 年 20 万 円 以下 で ある など の 場合 は 確定 申告 を する 必要 が ない ため 、 大 部分 の 給与 所得 者 は 年末 調整 で すべて の 課税 関係 が 終了 する 。  給与 の 支払い を する 法人 または 個人 事業 者 は 、 原則 として 、 給与 所得 者 の 翌年 1 月 1 日 現在 の 住所 地 に 所在 する 市町村 に 、 翌年 1 月 31 日 まで に 給与 支払 報告 書 を 提出 する 義務 が ある 。 その後 の 個人 住民 税 の 特別 徴収 税額 決定 通知 書 に 基づき 、 給与 収入 より 住民 税額 が 特別 徴収 さ れる 。BRICs （ ブリックス 、 英語   Brazil ,   Russia ,   India ,   China   から ） は 、 2000 年代 以降 著しい 経済 発展 を 遂げ て いる ブラジル 、 ロシア 、 インド 、 中国 の 4 ヶ国 の 総称 。 （ ブリック ） と も 呼ば れる 。 投資 銀行 ゴールド マン ・ サックス の 経済 学者 で ある ジム ・ オニール によって 書か れ た 2001 年 11 月 30 日 の 投資 家 向け レポート 『 』   で 初めて 用い られ 、 世界中 に 広まっ た 。  また 、 4 ヶ国 （ ブラジル 、 ロシア 、 インド 、 中国 ） に 南アフリカ 共和 国 （ South   Africa ） を 加え た 5 ヶ国 は 、 BRICS   と 総称 さ れる 。 ( BRICs の 小文字 の s は 複数 国 の 意味 )  4 ヶ国 は 、 2009 年 6 月 16 日 に ロシア の エカテリンブルク で 初めて の 首脳 会議 を 開催 し た 。 2011 年 4 月 13 日 に 中国 の 三 亜 で 行わ れ た 首脳 会議 に は 南アフリカ 共和 国 が 初めて 参加 し 、 首脳 会議 の 正式 名称 を に 変更 し た 。  ブラジル の フォルタレザ で 開か れ た 第 5 回 BRICS サミット の 初日 にあたる 2014 年 7 月 15 日 、 1000 億 ドル の 資本 金 を 持つ 新 開発 銀行 を 中国 の 上海 に 設立 する こと や 、 同じく 1000 億 ドル に のぼる 外貨 準備 基金 の 設立 を 記し た 、 長らく 待ち望ま れ た 文書 に 新興 国 の 首脳 ら は 署名 し た 。  BRICs は かつて の 新興 工業 経済 地域 （ ） や 東南アジア 諸国 連合 （ ） 同様 経済 成長 が 目覚しく 、 また それら の 国々 の GDP や 貿易 額 が 世界 に 占める 割合 は 近年 急速 に 高まっ て おり 、 世界 経済 に 多大 な 影響 を 与える まで に なっ て いる 。 広大 な 土地 ・ 豊富 な 人材 ・ 豊富 な 資源 を 有する の に 加え 、 ここ 数 年 あるいは 数 十 年 で 様々 な 改革 を 進め て き た こと により 、 結果 として 潜在 力 を 実際 の 成長 率 に 反映 さ せる こと が 可能 に なっ た 。 その 結果 、 2008 年 5 月 時点 で   G 6 （ 日 独 英 米 仏 伊 ） の 15 % に 過ぎ ない 経済 規模 は 、 2025 年 に は 約 半分 の 大き さ に 、 2040 年 頃 に は 先進 国 を 上回り 、 2050 年 の 時点 で は BRICs が G 6 の 1 . 5 倍 の 規模 に なる と み られ て いる （ 「# 2050 年 の GDP 予測 」 節 を 参照 ） 。 5 カ国 が 注目 さ れる 理由 として 、 特に 3 つ の 点 が 挙げ られる 。  経済 データ の 出典 元 は 国際 通貨 基金 の 2013 年 4 月 時点 の もの と し 、 単位 は 10 億 米ドル で ある 。  ブラジル は 、 2050 年 に は GDP が 6 兆 740 億 ドル で 世界 で も 5 位 という 高い 経済 水準 に ある と 予測 さ れ て いる 。 地域 大国 として 南 アメリカ大陸 に 強い 影響 力 を 持ち 、 ブラジル の フォルタレザ で BRICS 首脳 会議 が 開か れ た 際 も 南米 諸国 連合 が 共同 主催 し た 。  2000 年代 の ブラジル の 経済 成長 の 基礎 は 、 1990 年 に 就任 し た フェルナンド・コロール・デ・メロ 大統領 によって 築か れ た と 言える 。 1970 年代 に 急速 な 工業 化 を 遂げ た 後 、 1980 年代 から 1990 年代 前半 は 累積 債務 や 高い インフレ 率 に 悩まさ れ 、 その 成長 は 鈍化 し て い た 。 その ため コロール 政権 は 、 戦前 の 大 恐慌 後 から 続い た 輸入 代替 政策 を 転換 し 、 輸入 制限 の 撤廃 や 国営 企業 の 民営 化 、 周辺 国 と メルコスール の 創設 の 準備 など 、 市場 メカニズム 導入 と 対外 経済 開放 による 発展 に 道 を 開い た 。  また 1992 年 に 就任 し た イタマル・フランコ 政権 は 、 年 に 数 千 パーセント という ハイ パー ・ インフレ へ の 対応 として 、 1994 年 に 旧 通貨 クロゼイロ・レアル から 米ドル に 緩やか に ペッグ （ 連動 ） さ せ た 新 通貨 レアル へ の 切り替え を 行っ た 。 1995 年 から 8 年間 に 及ぶ カルドーゾ 政権 は 、 財政 責任 法 と 財政 罰則 法 の 制定 によって 、 プライマリーバランス を 黒字 化 さ せ た 。 財政 の 健全 化 が 進む と 同時に ブラジル の 国際 的 信用 は 高まり 、 途上 国 で は 中国 に 次ぐ 直接 投資 の 受け入れ 国家 と なる まで に なっ た 。 2002 年 の 大統領 選挙 で は 左翼 の ルーラ 候補 が 支持 を 集め て い た こと から 、 経済 政策 転換 へ の 懸念 により 通貨 急落 と 株価 低迷 を 招い た 。 しかし 、 2003 年 1 月 に 就任 し た ルーラ 新 大統領 は 前 政権 の 政策 を 踏襲 し 、 金融 市場 に 安心 感 を 与え た 。  ブラジル 経済 は ラテンアメリカ 最大 の 経済 で あり 、 貿易 が 成長 の 鍵 を 握っ て いる と 指摘 さ れる 。 貿易 依存 度 について は 、 1994 年 が 15 % 未満 で あっ た の に対し 2003 年 に は 約 25 % へ と 、 わずか 10 年 で 急激 に 高まっ た 。 特に 輸出 の 拡大 が 顕著 で あり 、 これ は ブラジル 政府 が 輸出 の 拡大 に 加え 多様 化 や 高 付加 価値 化 など を 推し進め 、 同時に 外資 系 企業 の 参入 、 穀物 や 鉱物 資源 といった 一 次 産品 の 価格 の 高騰 が それ を 後押し する 形 と なっ た 。 2004 年 に は ブラジル の 貿易 収支 は 336 億 9 , 600 万 ドル と 、 これ まで で 最高 と なる 貿易 黒字 を 計上 し た 。  ブラジル の 貿易 を 根幹 から 支える もの は 、 南米 大陸 の 約 半分 を 占める 広大 な 大地 から の 恵み で あり 、 鉱物 資源 や 農 畜産 物 、 熱帯 雨林 に 生息 する 多種 多様 な 生物 資源 など が 挙げ られる 。 2004 年 の 貿易 収支 に関して 言え ば 、 その 要因 として 、 輸出 量 の 減少 に も かかわら ず 需要 増加 に 伴う 国際 取引 価格 の 急騰 により 金額 ベース で は 輸出 増加 という 結果 に なっ た 大豆 や 、 鋼板 ・ 建材 の 生産 活動 が 活発 で かつ 国内 供給 能力 が 不足 する など 鉄鉱 石 の 世界 最大 輸入 国 と なっ て いる 中国 において 、 その 輸入 額 が 前年 比 162 % 増 と 急伸 し た こと により 過去 最高 水準 と なっ た 鉄鉱 石 の 伸び が 大きく 貢献 する 形 と なっ た 。 特に 鉄鉱 石 は 、 中国 が 鉄鉱 石 の 輸入 の 約 30 % を ブラジル へ 依存 し て おり 、 世界 2 位 の 鉄鉱 石 輸入 国 で ある 日本 も その 20 % 以上 を ブラジル に 依存 する など 、 ブラジル は 世界 的 な 鉄鉱 石 輸出 国 と なっ て いる 。  また 伝統 的 に 重工業 、 中でも 航空機 産業 が 盛ん で 、 1969 年 に 設立 さ れ た 国策 会社 の エンブラエル は 小型 ジェット機 市場 の 半分 近い シェア を 誇る など 、 欧米 諸国 を はじめ と する 世界 各国 へ 輸出 さ れ て おり 、 その他 に も 自動車 や 金属 製品 が 主 な 輸出 製品 と なっ て いる 。  これら 外需 の 増加 に 追い風 と なる と さ れ て いる の が 、 メルコスール 圏 および   自由 貿易 協定   ( FTA )   による 自由 貿易 圏 の 拡大 で ある 。 メルコスール 圏 の 拡大 により 約 1 . 3 倍 の 輸出 金額 押し上げ 効果 の あっ た ブラジル で は 、 メルコスール と 他 の 地域 協定 と の 間 で 関税 が 撤廃 さ れれ ば 更 なる 恩恵 を 受ける もの と 予想 さ れ て いる 。 アフリカ 関税 同盟 や インド と 特恵 貿易 協定 を 締結 し た の を 皮切り に 、 今後 も EU ・ 中米 統合 機構 ・ カリブ 共同 体 とも FTA 実現 に 向け た 交渉 を 継続 し て おり 、 実現 すれ ば 今後 の 経済 成長 に 大きな 影響 を 与える もの と 考え られ て いる 。  今後 の 経済 成長 に関し 、 とりわけ 問題 視 さ れ て いる の が 財政 赤字 と 通貨 膨張 （ インフレ ） で ある 。  債務 問題 について は 、 プライマリーバランス が 黒字 化 し た と は いえ 、 2003 年 末 時点 の 公的 債務 残高 は GDP の 約 59 % に 達し て おり 、 中長期 的 な 経済 成長 の 達成 を 阻む 要因 と なり かね ない 。 2005 年 2 月 時点 で の 債務 残高 は 3 , 505 億 ドル に 上る など 南米 最大 の 債務 国 に なっ て おり 、 また 過去 の 債務 に対する 利払い 負担 も GDP 比 で 7 % を 超え て いる 。 今後 は プライマリーバランス の 更 なる 改善 が 必要 で 、 公的 債務 の 削減 と 利払い 負担 の 軽減 が 急務 と なっ て いる 。  また 、 通貨 膨張 抑制 に関する 為替 レート 変動 も 懸念 さ れ て いる 。 これ まで は 対外 債務 削減 策 に対する 信頼 を 背景 として 対 ドル 為替 レート が レアル 高 傾向 で 推移 し て き た ため 、 国際 商品 市況 の 高騰 による インフレ 圧力 は 抑制 さ れ て い た 。 しかし 今後 、 連邦 準備 銀 制度 理事 会 が 通貨 膨張 へ の 懸念 により 政策 金利 を 急ピッチ で 引き上げる よう な 事態 に なれ ば レアル が 下落 傾向 に 転じ 輸入 物価 が 急騰 する といった 事態 が 予想 さ れ て おり 、 そう なれ ば 、 金融 政策 による 通貨 膨張 制御 は 困難 を 極める こと に なる と 指摘 さ れ て いる 。  ロシア は GDP において 、 2028 年 に は ドイツ を 上回り 欧州 最大 の 経済 国 と なり 、 2050 年 の 時点 で は 世界 6 位 と なる 5 兆 8 , 700 億 ドル に なる と 予測 さ れ て いる 。 しかし 2009 年 段階 で ロシア の GDP は 世界 8 位 で あり 、 2020 年 に は すでに イギリス 、 フランス を 抜く 可能 性 も 考え られる 。 地域 大国 として 旧 ソ連 圏 に 強い 影響 力 を 持ち 、 ユーラシア 経済 連合 によって 巨大 な 経済 圏 の 創出 を 目指し て おり 、 ロシア の ウファ で 開か れ た BRICS 首脳 会議 も ユーラシア 経済 連合 が 共同 主催 し た 。  1990 年代 、 ソビエト 連邦 崩壊 後 の ロシア で は ハイパーインフレ が 襲い 、 鉱工業 生産 が 落ち込む など 、 経済 ・ 政治 ・ 社会 など の 面 で 大きな 混乱 が 続い た 。 そうした 中 で 、 市場 経済 化 に 向け て 急進 的 な 経済 改革 を 推し進め た の が ロシア 連邦 の 初代 大統領 ボリス ・ エリツィン で ある 。 エリツィン 政権 が 抜本 的 な 構造 改革 を 断行 し 、 市場 経済 に 基づく 民主 的 な 新生 ロシア の 礎 を 築い た こと により 、 今日 まで 続く ロシア の 経済 発展 が あっ た と さ れる 。  ウラジーミル ・ プーチン は 1999 年 12 月 、 エリツィン の 突然 の 辞任 を 受け て 首相 から 大統領 代行 に 就任 し 、 翌 2000 年 3 月 の 大統領 選挙 に 勝利 、 ロシア 連邦 の 2 代目 大統領 に 就任 し た 。 2005 年 3 月 の 大統領 選挙 で は 得票 率 71 % で 再選 を 果たし た のち 、 2008 年 5 月 に 大統領 の 座 を ドミートリー・メドヴェージェフ に 譲り 、 首相 に 就任 し た 以降 も 国民 から の 人気 が 高く 、 政治 的 な 影響 力 を 保持 し た 。 2012 年 5 月 に は プーチン が 第 4 代 大統領 に 就任 し た 。 プーチン の 経済 政策 の 特徴 は 、 エリツィン 同様 に 市場 経済 重視 の 自由 主義 政策 を 推進 する 一方 で 、 エリツィン 時代 に 政治 力 を 強め た 新興 財閥 （ オリガルヒ ） を 弾圧 する といった 、 強権 的 な 側面 も 併せ 持っ て いる 。  1991 年 の 連邦 発足 後 、 急速 な 市場 経済 移行 に 伴う 経済 的 混乱 から 大幅 な マイナス 成長 が 続い た ほか 、 1998 年 に は ロシア 通貨 危機 に 伴う 金融 市場 の 混乱 を 経験 し た ものの 、 ルーブル 切り下げ 効果 による 輸入 代替 産業 の 復調 や 原油 価格 の 高値 で の 推移 を 背景 として 、 その後 は 実質 成長 率 が 6 年 連続 で 前年 比 プラス を 維持 する など 回復 傾向 を 辿っ て いる 。  とりわけ 、 2004 年 の 10 月   -   12 月 期 の 実質 GDP   成長 率 （ 前年 比 + 6 . 7   %） に 占める 個人 消費 の 寄与 度 が + 6 . 2   %   に 達する など 、 個人 消費 は ロシア の 経済 成長 にとって 大きな 原動力 と なっ て いる 。 その 背景 に は 、 原油 価格 の 上昇 による 石油 関連 企業 の 業績 の 向上 が 、 雇用 ・ 所得 環境 の 改善 に 繋がっ て いる こと が 挙げ られ 、 加え て モスクワ など 都市 部 における ライフスタイル の 欧米 化 （ 自動車 や 電化 製品 など の 浸透 ） の 流れ も 影響 し て いる と み られ て いる 。  足元 の ロシア 経済 の 成長 を 支える 原動力 と なっ て いる の は 、 豊富 な 生産 量 を 誇る 原油 や 天然 ガス など の エネルギー 資源 で 、 石油 ・ 天然 ガス 産業 は   GDP   の 25 %、 輸出 収入 の 約 55 %、 国家 歳入 の 約 35 % を 占める まで に なっ て いる 。 原油 価格 の 暴落 を 警戒 する 石油 輸出 国 機構 各国 が 石油 生産 能力 の 拡大 に 慎重 な スタンス を 採り 続け て き た 中 で 、 近年 ロシア は 原油 生産 を さらに 強化 し て おり 、 原油 生産 量 の 推移 を みる と 2003 年 に は アメリカ を 抜い て 世界 2 位 に 、 2004 年 に は サウジアラビア を 上回り 世界 1 位 と なっ た 。 こうした ロシア の 原油 生産 の 拡大 は 、 原油 価格 の 高騰 と 相 俟 って 景気 回復 に 寄与 し て き た と み られ て いる 。 原油 価格 の 動向 と 貿易 収支 の 関係 を みる と 、 原油 価格 の 上昇 は 貿易 収支 の 大幅 な 改善 に 結びつい て いる という 構図 が あり 、 加え て 、 石油 や 石炭 に 比べ て 温暖 化 ガス や 硫黄 酸化 物 の 排出 量 が 少ない 天然 ガス に対する 世界 的 な 需要 が 高まる なか で 、 ロシア の 天然 ガス 埋蔵 量 は 、 世界 全体 の 約 27 % を 占め て いる 。 また 、 ロシア は サハリン 沖 を 中心 と し た 天然 ガス の 開発 に 注力 し て いる こと から 、 今後 は 天然 ガス 輸出 の 増加 も 、 ロシア 経済 の 好調 を 更に 後押し し て いく もの と 見込ま れ て いる 。  BRICs 四 カ国 の 中 で は 唯一 人口 の 減少 が 予想 さ れる （ 既に 毎年 70 万 人 前後 の 数 が 減少 し 、 30 年間 で 20 % 減る と 予想 さ れる ）   に も かかわら ず 、 これら 豊富 な 資源 によって ロシア 経済 は 継続 的 な 発展 が 可能 と さ れ て おり 、 その他 に も 、 ソ連 時代 の 遺産 と も 言える 、 高度 な 科学 技術 力 による 高 付加 価値 の 航空 宇宙 産業 ・ 軍需 産業 や 、 IT 産業 、 高度 な 教育 水準 による 豊富 な 人材 など に も 注目 が 集め られ て いる 。  ロシア の 経済 成長 を 妨げる 可能 性 が ある 要因 として 、 大きく 4 つ の 問題 が 指摘 さ れる 。  経済 の 長期 展望 を する 目安 と なる ひとつ が 人口 で ある 。 インド は 2060 年 ごろ まで 人口 が 増加 し 続ける 。 インド が 中国 を 抜い て 世界一 の 人口 大国 に なる の は 2028 年 と 予測 さ れ 、 この 時点 で 、 インド の 人口 は 14 億 5000 万 人 に 到達 する 。 中国 経済 は 2030 年 ごろ に は ピーク アウト し 、 インド 経済 は 中国 失速 後 も 成長 を 続ける という こと に なる 。  Citi   Private   Bank 社 ら の 調査 で は 、 2050 年 まで に インド が 世界 最大 の 経済 大国 に なる と 予測 する 。 2050 年 まで に 購買 力 評価 が 85 兆 9700 億 ドル に 達する 見込み で 、 同 時期 の 中国 は 80 兆 200 億 ドル に なる だろ う と いう 。  1991 年 に 誕生 し た 国民 会議 派 の ナラシマ ・ ラオ 政権 は 、 1947 年 の 建国 以来 続い て い た 混合 経済 体制 と 呼ば れる インド 独自 の 社会 主義 的 な 経済 運営 の 結果 として 現れ た 外貨 準備 高 の 減少 や 経済 低迷 といった 現象 を 受け て 180 度 の 政策 転換 を 行い 、 資本 の 自由 化 ・ 各種 の 規制 緩和 ・ 貿易 と 為替 の 自由 化 ・ 公営 企業 の 民営 化 ・ 金融 制度 の 改革 等 を 取り入れ た 。 また 1996 年 以降 も 、 政権 政党 の 交代 に も かかわら ず ラオ 政権 が 推進 し て き た 経済 の 自由 化 政策 は 継承 さ れ て いっ た 。  2005 年 の 4 - 5 月 に 行わ れ た 総 選挙 で は 、 政権 交代 によって 経済 改革 路線 の 継続 が 危ぶま れ た こと から 一時 的 に 株価 が 急落 し た が 、 ラオ 政権 で 経済 改革 を 主導 し た マンモハン・シン 元 財務 相 が 新しい 首相 に 選出 さ れ た こと から 、 新 政権 に対する 金融 市場 の 警戒 は 薄らい だ 。  1991 年 以降 、 経済 改革 に 取り組み 、 特に 2003 年 以降 は 概ね 年間 7 － 9 % の 経済 成長 を 達成 し 、 2010 年度 も 8 . 5 % の 高い 経済 成長 率 を 達成 する など 、 成長 著しい BRICs の 一員 として 注目 を 浴び て いる 。  農業 を はじめ と する 第 一 次 産業 は 、 世界 第 2 位 の 規模 を 誇り 、 植物 育種 や 灌漑設 備 の 整備 、 農薬 の 普及 といった 「 緑 の 革命 」 を 実施 し 、 独立 後 60 年 あまり で 人口 が 12 億 人 に まで 増え た に も かかわら ず 、 自給自足 達成 国 と なっ た 。 世界 で 最も 成功 し た 米 生産 国 の 一つ で ある 。 2006 年 に は 450 万 トン を 輸出 する 主要 な 米 輸出 国 で ある 。 インド の 農地 面積 は １ 億 7990 万 ヘクタール あり 、 農業 は 労働 人口 の 52 ％ が 従事 し 、 GDP の 16 ％ を 占める インド 経済 の 中心 で ある 。 また 農業 部門 が GDP 成長 率 に 及ぼす 影響 で は 、 一部 の 例外 を 除き 農業 部門 が 不振 で あっ た 年 は 成長 率 が 4 % 台 に 押し下げ られ て いる 。 こうした 背景 に は 、 インド 国内 の 灌漑施 設 まだ 不十分 で あり 、 農作物 の 生産 高 が モンスーン による 降水 量 に 大きく 依存 し て いる こと など が 挙げ られる 。  インド は 世界 第 14 位 の 工業 生産 国 で あり 、 2007 年 において 工業 で GDP の 27 . 6 %、 労働 力 の 17 % を 占める 。 経済 改革 は 外国 と の 競争 を もたらし 、 公的 部門 を 民営 化 し これ まで の 公的 部門 に 代わる 産業 を 拡大 さ せ 、 消費 財 の 生産 の 急速 な 拡大 を 引きおこし た 。  経済 改革 後 、 これ まで 寡占 状態 で 家族 経営 が 常態 化 し 、 政府 と の 結び つき が 続い て い た インド の 民間 部門 は 外国 と の 競争 、 とりわけ 、 中国 製 の 安価 な 輸入 品 と の 競争 に 曝さ れる こと と なっ た 。 コスト の 削減 ・ 経営 体制 の 刷新 ・ 新 製品 の 開発 ・ 低 コスト の 労働 力 と 技術 に 依拠 する こと により 、 民間 部門 は 変化 を 乗りきろ う と し て いる   。  近年 の 高 成長 は 主 に 情報 通信 技術 部門 の 成長 が もたらし て いる 。 インド は 先進 国 企業 の 情報 技術 導入 が 進む なか で 、 コンピューターソフト ウェア の 開発 及び 販売 ・ 欧米 企業 の 情報 技術 関連 業務 の アウトソーシング の 受注 を 拡大 さ せ て いる 。 IT ソフトウェア 産業 は 1990 年代 を通じて 年率 50 % 近い 成長 を 遂げ 、 IT 不況 を 迎え た 21 世紀 に 入っ て も   20 % 台 の 順調 な 成長 を 続け て おり 、 2003 年 時点 で は 国内 GDP の 2 . 6 % を 占める まで に 至っ て いる 。 工科 系 の 大学 を 中心 として 毎年 30 万 人 を 超える 情報 技術 者 を 輩出 し て いる こと や 、 労働 コスト が 低廉 で ある こと 、 「 0 」 の 発見 に 象徴 さ れる よう に 伝統 的 に 理数 的 思考 を 得意 と する 民族 で ある こと 、 準 公用 語 に 英語 が 含ま れ て いる こと など が それら の 要因 と なっ て いる 。  さらに 、 インド 工科 大学 や インド 科学 大学 大学院 といった 優れ た 教育 機関 を 卒業 後 、 待遇 面 の 良 さ など を 背景 に アメリカ の シリコンバレー など に 移住 する インド 人 技術 者 は 増加 傾向 に あり 、 その 結果 ソフトウェア の 輸出 と 在外 居住 者 から の 本国 向け 送金 は 、 インド の 国際 収支 を 支える 重要 な 外貨 獲得 源 と なっ て いる 。 事実 、 2001 年 以降 は これ により 経常 収支 は 黒字 で 推移 し た 。  IT 産業 以外 の 分野 で も 、 自動車 部品 ・ 電機 ・ 輸送 機器 といった 分野 が 伸び て おり 、 加え て 産業 規模 は 小さい もの の バイオテクノロジー ・ 医薬品 といった 産業 の 発展 に インド 政府 は 力 を 注い で いる 。  また 、 インド 経済 の 成長 を 支える 原動力 として 、 労働 力 も 挙げ られる 。 一 国 の 経済 成長 を 左右 する 大きな 要素 の 一つ で ある 労働 力 人口 に関して 言え ば 、 インド の 労働 力 人口 は 2050 年 にかけて 毎年 約 1 % ずつ 増加 し て いく と 見込ま れ て おり 、 その 豊富 な 労働 力 が 成長 の 礎 と なる こと が 予想 さ れ て いる 。 また 、 それら の 人口 は 将来 的 に 実質 的 な 購買 力 を 備え た 消費 者 層 （= 中間 層 ） と なり 、 有望 な 消費 市場 を もたらす もの と 考え られ て いる 。  インド は 、 対   GDP   比 で   10   %   近く に 達し て いる に も かかわら ず 縮小 する 兆し が 見 られ ない 財政 赤字 など 、 取り組む べき 課題 が 多数 指摘 さ れ て いる 。  まず 、 成長 の 基盤 と なる インフラ 水準 が 著しく 低い 点 も が 挙げ られる 。 電力 の 供給 能力 が 経済 成長 に 追いつい て おら ず 日常 的 に 停電 が 発生 する 事 や 、 インド の 経済 成長 の 主軸 と さ れる IT 産業 にとって 不可欠 な 通信 設備 の 普及 が 立ち遅れ て いる 事 など が その 例 で ある 。  農業 を はじめ と する 第 1 次 産業 は 、 2000 年代 の 現在 も インド 経済 の 中心 を 担っ て いる 。 この 事 は 、 農業 部門 が 産業 全体 の 四 分の 一 を 占め 、 農業 部門 の 就業 人口 は 全体 の 約   60   %   を 占め て いる という 事実 に 象徴 さ れる 。 また 農業 部門 が   GDP   成長 率 に 及ぼす 影響 で は 、 一部 の 例外 を 除き 農業 部門 が 不振 で あっ た 年 は 成長 率 が   4   %   台 に 押し下げ られ て いる 。 こうした 背景 に は 、 インド 国内 の 灌漑施 設 の 整備 が 進ん で おら ず 、 農作物 の 生産 高 が モンスーン による 降水 量 に 大きく 依存 し て いる こと など が 挙げ られる 。  直接 投資 の 少な さ に 起因 する 工業 化 の 遅れ が 課題 と さ れる 。 1947 年 の 建国 以来 、 民間 企業 の 活動 や 外国 企業 による 投資 など を 規制 し 、 公的 部門 を 温存 する 政策 を 維持 し て き た 結果 、 工業 化 の 進展 が 中国 など と 比べ て も 大幅 に 遅れ て いる 。 よって 製造 業 による   GDP   の 押し上げ 効果 が 進展 し て おら ず 、 また 対内 直接 投資 額 も 少ない 。 また 、 インド は 建国 以来 敷い て き た 各種 産業 へ の 外資 規制 が 原因 と なり 外資 導入 の 点 で も かなり 遅れ て いる 。  また 、 インド の 衛生 管理 は 極めて 劣悪 な 状態 に ある 。 インド で は 上水道 と 下水道 が 併走 し て いる こと が 多く 、 その どちら も が 破損 し て おり 、 下水 が 水道 水 に 混入 し 、 感染 症 に かかる 事例 が しばしば 報告 さ れ 、 感染 症 の 宝庫 など と さ れ て いる 。 日本 の 外務省 も インド 渡航 者 に対して 、 厳重 な 衛生 面 で の 注意 と 渡航 前 の さまざま な 予防 接種 を 推奨 し て いる 。  2000 年 以降 で は ニューデリー など の 都市 部 に 加え 地方 における 大気 汚染 も 激し さ を 増し て いる 。 2013 年 以降 の 調査 で は インド の 大気 汚染 レベル は 世界 最悪 と なっ て いる  その他 、 教育 も 大きな 課題 で ある 。 中等 教育 へ の 進学 率 が 半分 以下 で 識字 率 が 6 割 程度 に とどまる など 、 他 の   BRICｓ 諸国 と 比較 し て も 際立っ て 低い 水準 に ある 。 教育 が 人材 開発 にとって 最も 重要 な 手段 で あり 、 また 学校 教育 が その後 の 応用 的 な あらゆる 教育 の 基礎 と なる 点 を 考慮 し 、 教育 水準 の 低 さ が 今後 の 経済 成長 にとって 足枷 に なる と 警笛 を 鳴らす 学者 も 少なく ない 。  インド と 南アフリカ は 核 拡散 防止 条約   ( NPT )   に 加盟 せ ず に 核 開発 を 行っ た 国 で ある 。 南アフリカ は 1993 年 に 核 を 全廃 し た 。 原子力 供給 国 グループ   ( NSG )   は インド の 核 燃料 、 核 技術 の 輸出入 を 無条件 で 例外 扱い として 認める 採択 を 行っ て いる 。  これ に対し 、 NSG 加盟 国 で ある 日本 や ヨーロッパ 諸国 は 、 インド が 核 実験 を 行っ た 場合 は 例外 扱い を 取り消す べき だ という 立場 を とっ て いる 。  2005 年 12 月 20 日 に 中国 国家 統計 局 は 、 国際 機関 から 過小 評価 さ れ て いる と 指摘 の あっ た GDP 値 を 上方 修正 し 、 2004 年 実績 を それ まで の 公表 数字 の 16 . 8 % 増 と なる 1 兆 9 , 317 億 ドル と し た 。 これ により GDP 値 で イタリア を 抜き 、 フランス に 次ぐ 世界 6 位 に 浮上 し た （ 英 統計 局 が 同年 12 月 25 日 に 発表 し た 速報 値 で は 、 中国 は 既に イギリス と フランス を も 上回っ て おり 、 世界 4 位 で ある と さ れ て いる ） 。 今後 も 2008 年 に ドイツ を 、 2017 年 に は 日本 を 、 2039 年 に は アメリカ を も 上回り 、 世界 最大 の 経済 大国 に なる と さ れ て いる 。 2050 年 の GDP 値 は 2 位 の アメリカ を 大きく 上回る 44 兆 4 , 530 億 ドル で ある と 予測 さ れる 。  しかし 、 最近 米国 など で は 、 2040 年 頃 に は 一時 的 に 中国 が 米国 を GDP で 上回る ものの 、 中国 内 の 高齢 化 など の 理由 により 、 再度 米国 が 中国 を 逆転 し 、 また インド が 中国 を 追い抜く という 論議 が 出 て 来 た 。 2050 年 の 予想 GDP 順位 は 、 米国 、 インド 、 中国 と する 専門 家 も いる 。  GDP は 2010 年 に 日本 を 追い抜き 世界 2 位 と なっ た 。 国際 通貨 基金 ・ 世界銀行 ・ CIA ワールド ・ ファクト ブック に よれ ば 、 2014 年 に 購買 力 平価 で 世界 最大 の 経済 大国 と なっ た 。  1978 年 に 始まっ た 中国 の 改革 開放 政策 は 、 1989 年 の 天安門 事件 によって 頓挫 し た か の よう に 考え られ た 。 そうした 状況 が 一変 し た の は 1992 年 1 - 2 月 に 当時 の 最高 実力 者 で あっ た 鄧小平 が 、 深 圳 や 上海 など を 視察 し た 際 の 南 巡 講話 から で ある 。 南 巡 講話 によって 沈滞 ムード は 消え去り 、 改革 開放 路線 は 再び 勢い を 得る こと と なっ た 。  天安門 事件 直後 、 鄧小平 が 総 書記 に 抜擢 し た 江沢民 は 党内 基盤 が 弱く 、 当初 は 短命 政権 と 見 られ て い た 。 しかし 、 江沢民 は 徐々に 権力 基盤 を 拡大 し 、 2002 年 まで 13 年間 に 亘る 長期 安定 政権 を 築い た 。 この間 中国 は 、 香港 の 返還 や 北京 オリンピック ・ 上海 万博 の 招致 、 WTO へ の 加盟 など 数々 の 実績 を 挙げ 、 結果 として 経済 の 高度 成長 に 結びつい た 。  江沢民 から 2002 年 に 中国共産党 総 書記 、 2003 年 に 国家 主席 の 地位 を 継承 し た 胡錦涛 政権 は 、 前 政権 の 政策 を 踏襲 し 着実 な 政策 運営 を 行っ て いる 。 結果 として 2003 年 の 実質   GDP   は 1978 年 に対して 約   9 . 4   倍 に まで 拡大 し て おり 、 今後 も 、 日本 が 1964 年 の 東京 オリンピック と 1970 年 の 大阪 万博 を 経 て 経済 大国 入り し た の と 同様 に 、 2008 年 の 北京 五輪 と 2010 年 の 上海 万博 による 経済 効果 が 期待 さ れ て いる 。  中国 は 世界 第 1 位 の 工業 生産 国 。 貿易 の 急速 な 伸び と 外国 から の 直接 投資 の 増加 によって 支え られ て いる 。 2002 年 の 貿易 総額 は 6 , 208 億 ドル で 前年 に 比べ 約 22 %   伸び 、 貿易 黒字 は 304 億 ドル を 計上 、 外国 から の 投資 合計 額 も 550 億 ドル に 上っ て いる 。 そのうち 華人 地域 から の 投資 が 半分 を 超え 、 中国 経済 を 支え て いる 。 対 世界 の 発展 途上 国 向け 直接 投資 の 3 割 、 日本 を 除い た 対 アジア 向け 直接 投資 の 5 割 を 占め て いる 。 また 、 2003 年 に は 契約 金額 ベース で 535 億 ドル と 、 初めて アメリカ を 抜き 、 ルクセンブルク に 次ぐ 投資 受け入れ 国 と なっ た 。 結果 として 中国 の 外貨 準備 高 は 、 1992 年 の 194 億 ドル から 2004 年 末 に は 6 , 099 億 ドル まで 膨れ 上がっ て おり 、 日本 を 超え 世界 最大 の 外貨 保有 国 と なっ て いる 。  また 、 2002 年 以降 、 中国 経済 は 新た な 高度 経済 成長 期 に 入り 、 居住 や 交通 条件 の 改善 といった 消費 構造 が 高度 化 し 、 住宅 ・ 通信 ・ 自動車 など の 成長 産業 が 新た な 高度 経済 成長 を 引っ張る 主導 産業 と なっ た 。 この 高度 成長 は 産業 構造 の 高度 化 や 体制 刷新 、 2001 年 の WTO 加盟 を 含め 一層 の 広がり を 見せる 対外 開放 など を 背景 に 比較的 長期間 続く もの と 見 られ て いる 。 国家 統計 局 は 、 経済 構造 調整 の 結果 として 珠江 デルタ 、 長江 デルタ 、 環 渤海地 区 、 東北 の 旧 工業 地帯 が 多 極 的 に 発展 する 枠組 が 形成 さ れ つつ あり 、 中国 経済 の 発展 に 大きな 余地 が もたらさ れ 、 さらに 農業 の 産業 化 、 伝統 工業 の 改造 、 ハイテクノロジー 産業 と サービス 産業 の 発展 が 中国 経済 に 新た な 活力 を 注入 する と 同時に 経済 成長 に対して 新た な 原動力 を 提供 し て おり 、 2020 年 まで の 7 % 成長 は 充分 見込める と し て いる 。  中国 で は 貧富 の 格差 が 拡大 し て いる 。 この 格差 は 都市 住民 と 農村 住民 の 所得 格差 、 地域 の 所得 格差 、 業種 の 所得 格差 など 様々 な 面 における 格差 拡大 によって 引き起こさ れ た もの で ある 。 都市 と 農村 で の 所得 格差 は 、 1978 年   -   1985 年 に は 農村 改革 が 重点 で あっ た こと から 、 平均 所得 の 比率 は 2 . 57 : 1 から 1 . 85 : 1 に 縮小 し た 。 しかし 、 改革 の 重点 が 都市 に 移る と この 比率 は 年々 拡大 を 始め 1994 年 に は 2 . 86 : 1 に まで 広がっ た 。 1995 年 から 1998 年 まで は 一旦 減少 する ものの 、 それ 以降 は 再び 拡大 を 始め 、 2001 年 に は 改革 開放 以来 最高 と なる 2 . 92 : 1 と なり 、 ジニ 係数 も 一般 的 に 警戒 ライン と さ れる 0 . 4 を 超え た 。 また 、 地域 間 において も 格差 は 顕著 に 広がっ て いる 。 東部 と 中部 、 東部 と 西部 で の   GNP   の 差 は 1990 年 時点 で は それぞれ 898 元 と 1 , 079 元 で あっ た の に対し 、 1995 年 に は 3 , 539 元 と 4 , 203 元 に 、 2000 年 に は 5 , 352 元 と 6 , 674 元 に まで 拡大 し た 。 西部 地域 の GDP は 東部 地域 の GDP の わずか 40 % の 水準 と なっ て おり 、 とりわけ 貴 州 省 と 上海 市 と の 差 は 12 倍 を 超え て いる 。 今後 は 西部 大 開発 や 東北 新興 など の 対策 に 格差 改善 の 期待 が 寄せ られ て いる 。 また 、 業種 の 所得 格差 も 拡大 し た 。 不動産 ・ 金融 ・ 保険 といった 最高 所得 の 部類 と 、 飲食 サービス 業 ・ 製造 業 ・ 採掘 業 など の 最低 所得 部類 と を 比較 する と 、 その 所得 の 比 は 1990 年 の 1 . 72 : 1 から 1999 年 の 2 . 63 : 1 に 拡大 し た 。  また 、 電力 において 近年 は 毎年 15 % 近く 使用 量 が 伸び 続け て おり 、 電力 不足 が 深刻 化 し つつ ある 。 エネルギー 多 消費 産業 の 素材 業種 で 投資 ・ 生産 活動 が 拡大 し た こと 、 経済 発展 に 伴う 家電 製品 普及 率 の 上昇 による もの で 、 今後 も この 増加 傾向 は 変わら ない もの と 見 られ て いる 。 中国 政府 も 三 峡 ダム 建設 など の 対策 は 講じ て いる ものの 、 この 電力 不足 が 長く 続く よう で あれ ば 、 成長 の 原動力 と なっ て いる 外国 企業 誘致 に も 支障 を きたす こと が 懸念 さ れ て いる 。  さらに 、 2005 年 7 月 より 実施 さ れ た 人民元 改革 の 影響 も 不透明 で ある 。 元 の 切り上げ による 元高 により 海外 で 中国 製品 の 価格 が 上昇 する ため 、 海外 から 中国 へ の 進出 企業 は 減少 し 、 同時に 輸出 量 の 減少 を 招く 。 経済 成長 の 原動力 と も 言える 大量 生産 ・ 大量 輸出 の 陰り は 、 中国 にとって は 大 打撃 と なる 。 また 、 輸出 品 の 価格 が 上昇 する の に対し 輸入 品 の 価格 は 下がる ので 、 元来 非 効率 な 生産 方式 を 採っ て い た 農業 従事 者 など の 間 から は 失業 者 が 出 て くる こと が 予想 さ れる 。 今後 も アメリカ など から 一層 の 切り上げ 要求 が 予想 さ れる 。  2000 年 の 調査 で は 、 中国 の 60 歳 以上 の 人口 は 1 億 5 , 000 万 人   -   2 億 人 に 達し た と いわ れ て いる 。 今後 、 高齢 者 の 医療 ・ 介護 が 深刻 な 問題 として 浮上 し て くる 。 また 、 急激 な 経済 成長 が もたらす 、 光化学 スモッグ 、 CO 2 の 増大 など 温暖 化 に 伴う 砂漠 化 の 広がり （ 北京 の 40 km まで 砂漠 が 接近 し て いる ） 、 周辺 国 や アメリカ 西海岸 まで 飛来 する 黄砂 や 大気 汚染 、 日本海 に 押し寄せ 、 深刻 な 漁業 被害 を 与え て いる エチゼンクラゲ の 問題 など 、 緊急 な 課題 が 山積 し て いる 。  1994 年 に アパルトヘイト （ 人種 隔離 政策 ） が 撤廃 さ れ 、 それ まで 土地 を 持つ こと が でき なかっ た 黒人 が 経済 発展 により 住宅 を 購入 する よう に なり 、 2010 年 に は FIFA ワールドカップ 開催 の ため 、 国内 の インフラ が 急速 に 整備 さ れ た （ 経済 効果 4 , 700 億 円 ） 。 また 、 地域 大国 として アフリカ 大陸 に 強い 影響 力 を 持ち 、 南アフリカ の ダーバン で BRICS 首脳 会議 が 開か れ た 際 は アフリカ 連合 が 招待 さ れ た 。  南アフリカ の 経済 は アフリカ 最大 規模 の 経済 で あり 、 金 や 白金 等 の 貴金属 ・ レアメタル が 産出 さ れ 、 白金 は 世界 シェア 75 % を 誇る 。  アパルトヘイト が 撤廃 さ れ た が 、 地域 ・ 階層 による 貧富 の 格差 は 未だ 著しく 、 エイズ の 流行 に 歯止め が かから ない 状況 で ある 。 隣接 国 から の 経済 難民 の 流入 により 、 治安 が 著しく 悪い 。  5 カ国 の 世界 経済 へ の 影響 力 が ますます 強まる 中 で 、 その 発展 の 副作用 として の 世界 経済 へ の マイナス 影響 も 無視 でき なく なる と さ れ て いる 。  アメリカ の 投資 銀行 で ある ゴールド マン ・ サックス （ 以下 GS ） で は 、 2050 年 における 世界 各国 の GDP を 次 の よう に 予測 し て いる 。  BRICs は 人口 の 増加 、 資本 の 増加 、 労働 生産 性 の 増加 など を 起因 として 経済 成長 を 成し遂げ 、 2004 年 に は いずれ も 5   -   9 % 台 の 成長 を 果たす など 、 近年 で は 世界 平均 を 上回る 高水準 の 成長 を 記録 し て いる 。 今後 は さらに 資本 蓄積 ・ 技術 革新 による 生産 性 上昇 など も 見込ま れ て おり 、 IMF の 予測 に よる と 2005   -   2006 年 にかけて も 、 中国 の 8 % 台 を 筆頭 に 、 軒並み 高い 成長 を 維持 する 見込み と さ れ て いる 。  結果 として 、 2006 年 5 月 の 時点 で 世界 の GDP の 約 8 % を 占める に 過ぎ ない その 経済 規模 は 、 2039 年 に 経済 大国 G 6 （ 米国 、 日本 、 ドイツ 、 英国 、 フランス 、 イタリア ） に スペイン を 加え た 合計 を 上回り 、 2050 年 時点 で の GDP は 下表 の よう に 順位 が 入れ替わる と 予想 し た 。 これ により 米国 一極 支配 が 崩れる と さ れ て いる 。  2007 年 3 月 28 日 の レポート で は 、 諸国 が 軒並み 高 成長 を 続け て いる こと を 根拠 に 、 2003 年 の 予測 は 「 控えめ 過ぎ た くらい だ 」   として 、 2050 年 の GDP は 下表 の 順位 に なる と し て いる 。 同社 の 数値 や 順位 は 調査 年 ごと に 入れ替わる こと が ある 。 2007 年 4 月 17 日 の レポート   では 、 2050 年 の 中国 の GDP が アメリカ の 2 倍 以上 の 80 兆 ドル 近く に なる と 予測 し て いる 。  日本 経済 研究 センター が 2008 年 1 月 17 日 に 発表 し た 購買 力 平価 ベース の GDP 予測   では 、 中国 の 急 成長 は 暫く 続き 、 2020 年 頃 に は 世界 最大 の 経済 規模 に なる が 、 高齢 化 など を 理由 に 成長 率 が 鈍化 し 、 2050 年 頃 に は 僅か ながら 米国 が 抜き 返す と し て いる 。  1 位 :   アメリカ   2 位 :   中国   3 位 :   インド  世界 最大 の 会計 ・ コンサルティング 会社 で ある プライス ・ ウォーターハウス・クーパース が 、 2008 年 3 月 4 日 に 発表 し た 予測   では 、 2025 年 前後 に 中国 が 米国 を 抜き 、 世界 最大 の 経済 規模 に なる 可能 性 が 高く 、 その後 も 成長 を 続け 2050 年 まで に は 米国 より 30 % 大きく なり 、 インド は 2050 年 まで に 米国 の 90 % の 規模 に 成長 する と し て いる 。 また 、 ブラジル は 2050 年 まで に 日本 を 抜き 世界 4 位 に 躍り出 て 、 ロシア 、 メキシコ 、 インドネシア も ドイツ や 英国 を 抜く 力 を 潜在 的 に 持っ て いる と 予測 し て いる 。  1 位 :   中国   2 位 :   アメリカ   3 位 :   インド   4 位 :   ブラジル   5 位 :   日本   6 位 :   ドイツ ・ 英国 ・ ロシア ・ メキシコ ・ インドネシア  インド の 順調 な 経済 成長 から 近い 将来 、 同国 が 日 中 独 を 抜い て 米国 に 次ぐ 経済 大国 に なる という 分析 が 、 インド の エコノミスト から 出 て いる 。  GS 社 の 1 人 の 若い 女性 社員 が 作成 し た 、 50 年 も 先 を 予測 し た 報告 書 に 疑問 点 が ない わけ で は ない 。 同社 の 2005 年 12 月 1 日 の レポート   では 、 韓国 の 2025 年 の GDP は 、 世界 8 - 9 位 に なる と し た ものの 、 予想 は 外れ 、 2007 年 の 同社 の レポート で は 、 12 位 に 下方 修正 し て いる 。 ドイツ の 2050 年 の GDP も 欧州 最大 の 8 位 に なる と し て い た が 、 2007 年版 で は 英国 など と 順位 を 入れ替え 10 位 に 下方 修正 し た 。 日本 について も 、 8 兆 ドル 強 と の 予測 を 覆し 、 6 . 7 兆 ドル 弱 に 変え て いる 。 また 、 開発 金融 研究所 の レポート   では 、 GS 社 の 予測 は 楽観 的 過ぎる として 、 その 理由 に 為替 レート の 引き上げ 問題 など を 挙げ て いる 。 GS 社 は 中国 の 為替 レート は 2032 年 まで に 2 . 63 倍 、 インド は 2 . 19 倍 に 切り 上がる こと を 前提 に し て いる 。 しかし 、 例えば インド 経済 が 約 20 年 で 2 倍 以上 の 為替 レート の 上昇 に 耐え られる の か 疑問 視 し て いる 。 ちなみに 、 2003 年 の 為替 レート を ベース に 日本 の 成長 率 が 1 % 以上 （ 1 % 未満 の 成長 率 を すべて 1 % に 直し て 計算 ） で ある として 推計 する と 、 インド が 日本 に 追いつく の が 2048 年 頃 で 、 2050 年 日本 の GDP は 7 . 5 兆 ドル で 、 インド の 7 . 3 兆 ドル を 依然として 上回っ て いる と する 見方 も ある 。  BRICS に 新た に エジプト 、 メキシコ 、 タイ 、 タジキスタン を 加え た グループ 。 この 4 カ国 を サミット に 招待 し た 中国 が 提唱 し た 際 に インド が 中国 の 影響 力 拡大 を 懸念 し て 反対 し た と 報じ られ てる 。  インド 、 ブラジル 、 南アフリカ 共和 国 、 中国 の 英語 の 名前 の 頭文字   を 繋げ た 造語 。 これ は 、 ロシア が 新 興国 として 扱わ れる こと に 抵抗 感 を 持っ て いる こと 、 南アフリカ と の 関係 強化 を 目指す イギリス が その 知名度 を 高め て おき たかっ た こと など から 、 2005 年 2 月 の G 7 において 議長 国 の イギリス により 発表 さ れ た もの で ある 。  BRICs の 名付け親 、 ゴールド マン ・ サックス 社 は 2005 年 に 出し た 予測 で 、 に 続く 経済 大国 予備 軍 「 」 として 、 韓国 、 バングラデシュ 、 エジプト 、 インドネシア 、 イラン 、 ナイジェリア 、 パキスタン 、 フィリピン 、 トルコ 、 ベトナム 、 メキシコ の 11 カ国 を 示し た 。  国際 経済 研究所 の 「 （ 2005 年 1 月 ） 」 で は 、 BRICs および 南アフリカ の 5 カ国 に アルゼンチン 、 インドネシア 、 韓国 、 メキシコ 、 サウジアラビア 、 トルコ を 加え た 計 11 カ国 が 、 今後 の 世界 経済 に 大きな 影響 を 及ぼす   として 取り上げ られ て いる 。 これら の 国 は 全て G 20 の 一員 で も ある 。  2006 年 9 月 4 日 付け の 日本経済新聞 にて 紹介 さ れ た 造語 。   から ブラジル と ロシア を 省き 、 代わり に ベトナム と タイ を 加え た もの 。 ブラジル が 日本 から 地理 的 に 遠い こと 、 ロシア に 投資 する リスク が 高い こと と 、 日本 企業 の 中国 投資 の 変更 先 として この 2 国 が 注目 さ れ 始め て いる こと から 言わ れる よう に なっ た が 、 一般 的 な 知名度 は 非常 に 低い 。  BRICs 経済 研究所 の エコノミスト 門倉 貴史 が BRICs に 続く グループ として 2006 年 11 月 に 提唱 し た 造語 。 同年 12 月 に は 日本経済新聞 に も 引用 さ れ た 。 ベトナム 、 インドネシア 、 南アフリカ 、 トルコ 、 アルゼンチン の 英語 の 国名 の 頭文字 を 繋げ た もの 。 地理 的 な バランス と 高 成長 の ため の 条件 、 すなわち 豊富 な 天然 資源 、 労働 力 の 増加 、 外資 の 導入 、 政情 の 安定 、 購買 力 の ある 中産 階級 の 台頭 を 勘案 し て 、 新興 国 から ポスト   の 候補 が 選出 さ れ て いる 。  BRICs 経済 研究所 の エコノミスト 門倉 貴史 が BRICs に 続く グループ として 2008 年 1 月 に 提唱 し た 造語 。 マレーシア 、 エジプト 、 ドバイ 、 サウジアラビア の 4 カ国   の 英語 の 名前 の 一部 を 繋げ た もの 。 いずれ も イスラム教 国 で あり イスラム 金融 が 浸透 し て いる 新興 国 の グループ 。  PwC が 公表 し た 報告 書 に 記さ れ た 7 国 （ 中国 、 インド 、 ブラジル 、 メキシコ 、 ロシア 、 インドネシア 、 トルコ ） 。  HSBC ホールディングス が 提唱 し た 造語 。 コロンビア 、 インドネシア 、 ベトナム 、 エジプト 、 トルコ 、 南アフリカ の 6 カ国   から なる 。  アメリカ の コンサルティング 企業 で ある ユーラシア ・ グループ の イアン・ブレマー が 提唱 し た 造語 。 20 世紀 に アメリカ と共に 発展 し て き た が 21 世紀 に は 衰退 が 始まっ て いる 日本 、 イスラエル 、 イギリス   を グループ 化 し た 。 これら の 国 は 近隣 諸国 の 発展 に 伴い 地政学 的 な 問題 を 引き起こす リスク が ある 点 も 共通 し て いる と いう 。経済 学 において 、 逆 選抜   ()   と は 、 情報 の 非対称 性 が 存在 する （ 売り手 と 買い手 が 保持 し て いる 情報 量 に 格差 が ある ） 状況 （ レモン 市場 ） において 発生 する 市場 の 失敗 、 厚生 の 損失 で ある 。 逆 選択 、 逆 淘汰 と も 呼ば れる 。  情報 の 非対称 性 が 存在 する 状況 で は 、 情報 優位 者 （ 保持 し て いる 情報 量 が 多い 取引 主体 ） は 情報 劣位 者 （ 保持 し て いる 情報 量 が 少ない 取引 主体 ） の 無知 に つけ込み 、 粗悪 な 財 や サービス （ レモン 財 ） を 良質 な 財 や サービス と 称し て 提供 し たり 、 都合 の 悪い 情報 を 隠し て 保険 サービス など の 提供 を 受けよ う と する インセンティブ が 働く 。 その ため 、 情報 劣位 者 は その 財 や サービス に対して 、 本来 の 価値 より 過度 に 悲観 的 な 予想 を 抱く こと に なり 、 もし 情報 の 非対称 性 が 無けれ ば 売買 が 行わ れ て い た はず の 取引 の 一部 が 行わ れ なく なる 。 そして 、 市場 で 取引 さ れる もの は 、 悲観 的 な 予想 に 見合っ た 粗悪 な 財 や サービス ばかり と なる 。 これ を 、 通常 は 良い もの が 選ば れ 生き残る という 『 選抜 』 、 『 淘汰 』 の 逆 で ある という 意味 で 、 逆 選抜 、 逆 淘汰 と 呼ぶ 。  いま 、 ある 中古 車 の 売り手 と 買い手 を 考える 。 買い手 は 、 中古 車 情報 誌 など から 、 買い たい 中古 車 の 価値 は ジャンク （ 20 万 円 ） から 掘り出し物 （ 100 万 円 ） まで の 間 に 一様 に 分布 し て いる こと だけ を 知っ て いる 。 一方 で 、 売り手 は 本当 の 中古 車 の 価値 を 知っ て いる と する 。 この 時 、 まず 、 買い手 が 自身 にとって の 価値 の 平均 値 で ある 60 万 円 を 提示 し た と する 。 する と 、 もし この 中古 車 の 本当 の 価値 が 60 万 円 より 高けれ ば 、 その こと を 知っ て いる 売り手 は 取引 を し ない で あろ う 。 取引 に 応じる の は 、 本当 の 価値 が 60 万 円 以下 の 時 だけ で ある 。 そう なる と 、 買い手 は 相手 が 取引 に 応じる なら ば 、 中古 車 の 価値 は 60 万 円 以下 で ある という こと を 知る こと に なる ので 、 買い手 にとって 中古 車 の 価値 は 20 万 円 から 60 万 円 の 間 に 分布 する こと に なる 。 そこで 、 買い手 は 新た な 価値 の 平均 値 で ある 40 万 円 を 提示 し なおす と する 。 すると 上記 と 同様 の 流れ により 、 買い手 が 取引 に 応じる の は 本当 の 価値 が 40 万 円 以下 の 時 だけ で あろ う 。 以下 同様 に 繰り返し て いく と 、 最終 的 に は 中古 車 の 価値 が 20 万 円 という ジャンク の 場合 に しか 取引 は 成立 し ない こと と なる 。 その 結果 、 中古 車 市場 で の 取引 は 閑散 と し た もの と なり 唯一 取引 さ れる もの は ジャンク のみ 、 と なっ て しまう の で ある 。  なお 、 上記 の 例 において 、 買い手 と 売り手 の 両者 が 本当 の 価値 を 知っ て いる 場合 のみ なら ず 、 両者 が 本当 の 価値 が よく 分から ず に 20 万 円 から 100 万 円 の 間 に 一様 に 分布 し て いる と 考え て いる 場合 において も 、 ジャンク 以外 の 中古 車 の 取引 が 行わ れる 。 どちら の 場合 も 情報 の 非対称 性 の 問題 が 起き て い ない から で ある 。  逆 選抜 は 元々 保険 市場 で 使わ れる 用語 で あり 、 保険 加入 者 が 幅広い 層 に 行き渡ら ず に 特定 の 層 （ 多く の 場合 、 保険 金 支払い の 確率 が 高い 層 ） に 偏っ て しまう 現象 を 指す 。  医療 保険 を 例 に とる と 、 保険 会社 として は 健康 や 安全 を 心掛ける 病気 や 事故 と 無縁 の 人物 と 契約 する の が 望ましい だろ う 。 しかし 保険 会社 において 、 ある 人物 が 、 健康 に 気 を 配っ て いる の か 、 それとも 全く 気 に し て い ない の か を 判別 できる と は 、 必ずしも 言い がたい 。 ある 人物 に 関わる 健康 情報 を 、 保険 会社 が 知ら ない ため で ある 。  この 状況 下 において は 、 保険 会社 が 嫌がる で あろ う 不 健康 な 、 若しくは 危険 な 生活 を 送る 者 に対して は 、 その 条件 で も 自分 にとって 得 に なる と 考え 、 その 保険 に 加入 する インセンティブ が 与え られる 。 結果 、 その 者 は 保険 に 加入 しよ う と する 強い 動機 が 与え られる だろ う 。 しかし そう で は ない 人物 、 保険 会社 が 本来 想定 する はず で あろ う 人物 は 、 場合 によって は 保険 料 の 負担 により 加入 し ない という 決断 を する かも しれ ない 。 この ため 保険 会社 の 元 を 訪れる 加入 希望 者 は 、 本来 保険 会社 が 望ま ない で あろ う 属性 を 有する 人物 ら に 偏っ て いる 可能 性 が ある 。  実際 に は 保険 会社 は 、 契約 者 に 医師 の 診断 書 を 求め たり 、 喫煙 歴 など の 生活 習慣 など の 情報 を 求め たり し 、 あるいは 保険 契約 の 広告 方法 又は 募集 方法 それ 自体 （ 団体 生命 保険 契約 など ） を 工夫 する など し て 対応 し て いる 。  中古 車 市場 で は 、 売り手 は 車 の 品質 を よく 理解 し て いる が 、 買い手 は 車 を 購入 する まで 車 の 品質 を 詳しく 調査 でき ない 場合 が 多い 。 その ため 情報 優位 者 で ある 売り手 は 情報 劣位 者 で ある 買い手 の 無知 に つけ込ん で 、 良質 な 車 は 手元 に 置い て おき 、 劣悪 な 車 を 売りつけよ う と する 。 したがって 、 中古 車 市場 に は 劣悪 な 車 ばかり が 出回る 結果 に なっ て しまう 。  中古 車 市場 における 中古 車 の 品質 など の 情報 は 、 売り手 のみ が 知り うる 情報 で あり 、 買い手 に は 知り え ない 情報 で ある ため 、 「 隠さ れ た 情報 」 と 呼ば れ て いる 。  売り手 の 所持 する 情報 量 が 、 買い手 の 所持 する 情報 量 より も 多い 場合 に 発生 する 逆 選抜 の 問題 を 回避 する 方法 の 一つ に 、 国 や 地方 公共 団体 ・ 消費 者 団体 など の 第三者 機関 の 介入 が 挙げ られる 。 売り手 が 提供 し て いる 財 や サービス の 品質 について 、 第三者 機関 が 審査 ・ 検定 を 行い 、 買い手 に対して 財 や サービス の 品質 を 保証 する 方法 で ある 。  劣悪 な 財 や サービス を 提供 する 売り手 に対して 罰則 を 課す 法 や 条例 を 制定 し たり 、 良質 な 財 や サービス を 提供 する 売り手 に対して 税制 面 の 優遇 を 与える 法 や 条例 を 制定 し たり する 方法 を 併せ て 行う と 、 財 や サービス の 品質 の 確保 は より 確実 に なる 。  ただし 、 財 や サービス の 品質 維持 に対する インセンティブ が 売り手 に ある 場合 、 第三者 機関 が 品質 保証 に 介入 する 必要 は ない 。 例 として 、 信用 や ブランド など が 売り手 の 利益 に 大きく 影響 する 場合 が 挙げ られる 。 買い手 が 何 度 も 繰り返し 来 たり 、 大量 の 顧客 が 企業 の 名前 を 信用 の 基準 と し て いる 場合 、 その 企業 自身 に 財 や サービス と 値段 の 関係 を 正常 に 維持 する インセンティブ が もたらさ れる ため 、 売り手 と 買い手 と の 間 に 信用 が 形成 さ れ 、 第三者 機関 が 品質 保証 に 介入 する 必要 は なく なる 。  買い手 の 所持 する 情報 量 が 売り手 の 所持 する 情報 量 より も 多い 場合 に 発生 する 逆 選抜 の 問題 を 回避 する ため に は 、 売り手 が 提供 する 財 や サービス の 内容 や 宣伝 方法 が 大きく 影響 する 。 保険 市場 を 例 に 挙げる 。  一つ に 、 個人 で は なく 、 企業 や サークル など の 団体 に対して 保険 へ の 加入 を 促す 方法 が ある 。 個人 を 中心 に 加入 者 を 募集 する と 、 早死 に する 確率 の 高い 人 が 加入 申請 する 可能 性 が 高く なる が 、 ひとつ の 企業 や サークル に 病気 がち な 人 ばかり が 集まっ て いる ケース は 極めて 特殊 で ある 。 その ため 全体 の 危険 度 は 平均 的 な 水準 に 落ち着く と 予想 さ れる ので 、 保険 会社 は 団体 加入 を 優遇 する 制度 を 制定 する 方法 によって 、 逆 選抜 の 問題 を 回避 できる 。 場合 によって は 、 法律 で 加入 を 義務づけ 、 選抜 そのもの を 双方 に 不可能 に する こと も ある 。 ( 強制 保険 )。  もう 一つ に 、 保険 会社 の 社員 が 個々 の 家庭 を 訪問 し て 保険 へ の 勧誘 を 行う 方法 が ある 。 街 の いたる ところ に 加入 窓口 を 設け た 場合 、 リスク の 高い 人 が 多く 訪れ て くる 可能 性 が 高く なる 。 情報 劣位 者 で ある 保険 会社 側 が 個人 の 家庭 を 訪問 し て 回る 方法 によって 、 逆 選抜 の 問題 を 回避 できる の で ある 。借地 借家 法 （ し ゃくちしゃっかほう 、 平成 3 年 10 月 4 日 法律 第 90 号 ） は 、 建物 の 所有 を 目的 と する 地上 権 ・ 土地 賃貸借 （ 借地 契約 ） と 、 建物 の 賃貸借 （ 借家 契約 ） について 定め た 法律 で ある 。 「 し ゃくちしゃくやほう 」 と も 呼ば れる 。  立法 趣旨 は 、 土地 や 建物 の 賃貸借 契約 における 借主 （ 借地 人 、 借家 人 、 店子 ） の 保護 に ある 。 これら の 賃貸借 契約 について の 規定 は 、 民法 典 に も 存在 する 。 しかし 、 民法 典 の 規定 は 自由 主義 思想 を 背景 に 、 当事者 の 個性 を 重視 せ ず 、 抽象 的 に しか 把握 し ない 。 その ため 、 契約 当事者 に は 形式 的 な 平等 しか 保障 さ れ て い ない と いえる 。 ところが 現実 の 賃貸借 契約 において は 多く の 場合 、 貸主 （ 大家 ） と 借主 （ 店子 、 借家 人 ） と の 力 関係 に は 差 が ある 。 その ため 、 両 当事者 の 実質 的 な 平等 を 保障 し 、 一般に 弱い 立場 に 置か れ がち で ある 借主 の 保護 を 図っ た もの で ある 。 また 、 資源 として の 建物 の 保護 （ まだ 使用 できる 建物 を 早期 に 取り壊さ なけれ ば なら ない 状況 を 極力 減らす ） を も 図っ て いる と いわ れる 。 民法 の 特別 法 として の 位置づけ を 持つ 。 もっとも 、 こうした 趣旨 は 旧法 から 引き継い だ もの で あり 、 本法 によって 初めて 取り入れ られ た もの で は ない 。 なお 、 農地 の 賃貸借 契約 について は 農地 法 により 借地 人 の 保護 が 図ら れ て いる 。  本法 の 成立 により 、 建物 保護 ニ 関 スル 法律 （ 明治 42 年 5 月 1 日 法律 第 40 号 、 建物 保護 法 ） ・ 借地 法 （ 大正 10 年 4 月 8 日 法律 第 49 号 ） ・ 借家 法 （ 大正 10 年 4 月 8 日 法律 第 50 号 ） は 廃止 さ れ た 。 借地 借家 法 は 、 不動産 の 賃貸借 契約 における 賃借 人 を 保護 する 目的 で 制定 さ れ た 3 法 を 統合 し た もの で ある 。 しかし 、 本法 の 施行 後 も それら の 法律 が 意味 を 失っ た わけ で は ない 。  すなわち 、 原則 として は 、 借地 借家 法 は 1992 年 （ 平成 4 年 ） 8 月 1 日 の 施行 前 に 生じ た 事項 に も 適用 さ れる が （ 附則 4 条 本文 ） 、 施行 前 に 設定 さ れ た 借地 権 に 係る 契約 の 更新 に関して は 従前 の 例 により （ 附則 6 条 ） 、 施行 前 に さ れ た 建物 賃貸借 契約 の 更新 拒絶 通知 及び 解約 申入れ に関して は 従前 の 例 による （ 附則 12 条 ） など 、 一部 の 事項 について は 旧 借地 法 ・ 旧 借家 法 が 適用 さ れる 。 施行 後 に 更新 さ れ た 場合 も 旧 借地 法 ・ 旧 借家 法 が 適用 さ れる 。  この よう な 措置 が とら れ た 理由 は 、 主 に 法 制定 当時 の 野党 から 、 借地 借家 法 が 借主 にとって 不利益 を 及ぼす の で は ない か という 懸念 が 示さ れ た ため で ある 。  借地 借家 法 は 、 民法 に 規定 さ れ た 賃貸借 契約 の 原則 を 現代 社会 の 実状 に 合わせ て 修正 し て いる 。 まず 、 借地 人 及び 借家 人 が 土地 建物 の 新 所有 者 に対して 比較的 容易 に 自己 の 権利 を 対抗 できる よう に し た 。 また 、 借地 ・ 借家 契約 について 、 その 期間 を できるだけ 長く 設定 し 、 かつ 貸主 に 契約 更新 を 半ば 強制 し て 契約 が 容易 に は 終了 でき ない よう に し た 。 そして 、 借地 に関して は 、 借地 権 の 譲渡 や 転貸 を する 際 に 本来 必要 な 地主 の 承諾 を 得 なく て も 代わり に 裁判所 の 許可 を 得れ ば よい と さ れ た 。 さらに これら 借地 借家 法 の 規定 は 、 借主 に 不利 な 特約 を し て その 内容 を 変更 し て は なら ない という 片面 的 強行 規定 という 方法 が とら れ て いる （ 、 、 、 、 ） 。 これら に 加え て 家賃 の うち 「 継続 賃料 」 （ 初回 契約 後 の 家賃 ） に 係る 増減 について 定め られ た 借地 借家 法 1 項 について は 、 多く の 最高裁 判例 で 強行 規定 で ある 旨 、 判示 さ れ て いる （ 最高裁 判決 平成 17 年 3 月 10 日   集 民   第 216 号 389 頁   など ） 。 逆 に 、 借主 に 有利 な 特約 は 許さ れる 。  以上 は 土地 建物 の 賃借 人 にとって 有利 と さ れる 規定 で ある が 、 そう で ない もの も 本法 に は 含ま れる 。 それ が 定期 借地 権 ・ 定期 借家 権 で ある 。  借地 借家 法 は 、 建物 の 所有 を 目的 と する 地上 権 又は 土地 の 賃借 権 を 、 借地 権 と 定義 し て 、 これ を 適用 対象 と し て いる （ 、 1 号 。 以下 本稿 で 建物 所有 目的 の 地上 権 設定 契約 又は 土地 賃貸借 契約 を 「 借地 契約 」 と いい 、 借地 権 者 、 すなわち 借主 を 「 借地 人 」 という ） 。 無償 が 原則 の 使用 貸借 契約 に は 本法 の 適用 が ない 。  なお 、 借地 権 の 付着 し て いる 土地 の 所有 権 を 底 地 と 呼ぶ こと も ある が 、 これ は 本法 、 民法 上 の 正式 な 用語 で は ない 。  「 建物 の 所有 を 目的 」 と いう に は 、 事業 用 ・ 居住 用 の 区別 は 問わ れ ない が 、 土地 全体 の 用途 から 建物 所有 を 主たる 目的 と する か 、 あるいは 目的 上 建物 の 所有 が 不可欠 で ある か が 必要 と なる 。 具体 的 に は 、 建物 の 敷地 割合 を もと に 、 実際 の 使用 形態 から 「 建物 所有 の 目的 」 を 判断 する 。  ただし 、 一時 使用 目的 の 借地 権 に は 、 存続 期間 、 契約 更新 等 に関する 本法 の 規定 は 適用 さ れ ない （ ） 。  ここ で いう 一時 使用 と は 、 賃貸借 の 目的 や 動機 など の 事情 から その 契約 を 短期間 で 終える こと が 客観 的 に 判断 できる 場合 を いう 。 サーカス の 興行 の ため に 土地 を 借りる よう な 場合 は 一時 使用 目的 に 当たる と さ れる 。  借地 借家 法 は 、 上記 借地 の ほか 、 建物 の 賃貸借 契約 を 適用 対象 と し て いる （ 。 以下 本稿 で 建物 の 賃貸借 契約 を 「 借家 契約 」 と いい 、 その 賃借 人 を 「 借家 人 」 という ） 。  ここ に いう 「 建物 」 は 、 一軒家 を 借り て いる 場合 は もちろん 、 建物 の 一部 の 間借り で あっ て も 、 他 の 部分 と 区画 さ れ て おり 、 構造 や 規模 から 独立 的 排他 的 支配 が 可能 で あれ ば これ に 該当 する （ 最 判 昭和 42 年 6 月 2 日 民 集 21 巻 6 号 1433 頁 ） 。  一時 使用 目的 の 借家 契約 に は 、 本法 の 規定 は 適用 さ れ ない （ ） 。 イベント 開催 中 に 出店 を 出す ため だけ に 店舗 を 借りる という 場合 など が この 一時 使用 に 当たる 。  借地 借家 法 で は 、 借地 人 ・ 借家 人 が 、 借地 権 ・ 借家 権 を 第三者 に 対抗 する ため の 対抗 要件 について 、 民法 の 特 則 を 置い て いる （ 、 ） 。  そもそも 、 賃借 権 は 貸主 と 借主 と の 契約 により 生じる 債権 に すぎ ない ため 、 物権 の よう な 絶対 性 が なく 、 第三者 に 対抗 する こと は でき ない の が 民法 の 原則 で ある 。 例 を 挙げる と 、  上記 の 2 つ の 例 で は 、 A と 甲 と の 間 の 賃貸借 契約 は 、 あくまで その 2 人 の 間 で 締結 さ れ た もの で ある から 、 契約 外 の 乙 にとって は 無関係 で ある 。 したがって 、 A は 乙 に対して その 土地 ・ 建物 について の 賃借 権 を 主張 でき ず 、 乙 は 所有 権 に 基づき 、 A に対して 明 渡し を 求める こと が できる こと に なる （ 「 売買 は 賃貸借 を 破る 」 という 原則 ） 。  もっとも 、 民法 上 、 賃借 権 を 登記 し て いれ ば 、 賃借 人 は 、 新 所有 者 に対して も これ を 対抗 する こと が できる （ ） 。 すなわち 、 甲 が 賃貸 物件 を 乙 に 売却 し た 場合 も 、 賃借 人 A は 、 予め 賃借 権 設定 登記 を 受け て おけ ば 、 新 所有 者 乙 に 賃借 権 を 主張 し 、 住み 続ける こと が できる 。 しかし 、 賃貸借 契約 において は 、 特約 が ない 限り 、 賃借 人 は 賃貸 人 に 賃借 権 の 登記 を 求める こと は でき ない という の が 判例 ・ 通説 で ある （ 大審院 大正 10 年 7 月 11 日 判決 民 録 27 巻 1378 号 ） 。 そして 、 実際 上 も 、 通常 の 地主 や 家主 は 、 賃借 権 を 登記 する こと によって 得 られる 強力 な 効果 を 嫌い 、 任意 に 登記 に 協力 する こと は まず ない 。 その ため 、 賃借 権 設定 登記 という 方法 によって 賃借 人 が 新 所有 者 に 自己 の 権利 を 主張 する という 方法 は 有名 無実 化 し て い た 。  しかし 、 これ で は 、 賃貸 人 が 、 賃料 の 値上げ に 応じ ない 賃借 人 について 賃貸 物件 を 第三者 に 売却 し て 立ち退か せる など し て 、 値上げ を 迫る こと も できる こと に なり 、 賃借 人 の 立場 は 非常 に 弱い もの に なる 。 そこで 、 借地 人 ・ 借家 人 の 地位 を 保護 する ため に 、 本法 で は 以下 の よう な 規定 が 設け られ て いる 。  この よう に 、 本来 は 債権 に 過ぎ ない 賃借 権 だ が 、 本法 の 規定 により 物権 と 類似 する 対外 的 効力 を 有する に 至っ て いる 。 これ を 「 賃借 権 の 物権 化 」 と いう 。  借地 契約 の 存続 期間 は 、  なお 、 旧 借地 法 で は 、 借地 上 に 建て られ て いる 建築 物 について 石造り 、 土 造り 、 レンガ 造り など の 堅固 建物 と 、 木造 など それ 以外 の 材質 の 非 堅固 建物 という 区別 を 設け 、 前者 の 所有 を 目的 と する 借地 権 の 契約 期間 が 30 年 未満 の 場合 に は 一律 60 年 と し 、 後者 の 契約 期間 が 20 年 未満 の 場合 に は 一律 30 年 として 規定 し て い た （ 旧 借地 法 2 条 ） 。 しかし 、 この 区別 は 建築 技術 発展 に 伴っ て 合理 性 を 失い 、 借地 借家 法 に は 受け継が れ なかっ た 。  建物 の 種類 、 構造 、 規模 又は 用途 を 制限 する 旨 の 借地 条件 が ある 場合 において 、 法令 による 土地 利用 の 規制 の 変更 、 付近 の 土地 の 利用 状況 の 変化 その他 の 事情 の 変更 により 現に 借地 権 を 設定 する において は その 借地 条件 と 異なる 建物 の 所有 を 目的 と する こと が 相当 で ある に も かかわら ず 、 借地 条件 の 変更 につき 当事者 間 に 協議 が 調わ ない とき は 、 裁判所 は 、 当事者 の 申 立て により 借地 非 訟事件 として 、 その 借地 条件 を 変更 する こと が できる （ 1 項 ） 。 増 改築 を 制限 する 旨 の 借地 条件 が ある 場合 において 、 土地 の 通常 の 利用 上 相当 と す べき 増 改築 につき 当事者 間 に 協議 が 調わ ない とき は 、 裁判所 は 、 借地 権 者 の 申 立て により 、 その 増 改築 について の 借地 権 設定 者 の 承諾 に 代わる 許可 を 与える こと が できる （ 17 条 2 項 ） 。 裁判所 は 、 これら の 裁判 を する 場合 において 、 当事者 間 の 利益 の 衡平 を 図る ため 必要 が ある とき は 、 他 の 借地 条件 を 変更 し 、 財産 上 の 給付 を 命じ 、 その他 相当 の 処分 を する こと が できる （ 17 条 3 項 ） 。 裁判所 は 、 特に 必要 が ない と 認める 場合 を 除き 、 これら の 裁判 を する 前 に 鑑定 委員 会 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない （ 17 条 6 項 ） 。  借家 契約 の 存続 期間 は 、 当事者 の 合意 によって 定まる 。 （ 賃貸借 契約 の 期間 を 20 年 以下 と 規定 し て いる ） の 適用 が 排除 さ れ て いる ため 、 期間 の 上限 は ない （ 2 項 ） 。 1 年 未満 の 契約 期間 を 約定 し た 場合 、 期間 の 定め が ない 建物 賃貸借 と みなさ れる （ 29 条 1 項 ） 。  民法 における 原則 で は 、 契約 期間 が 定め られ て いる 場合 なら ば 、 その 期間 が 過ぎれ ば 契約 は 終了 し 、 さらに 契約 を 更新 する か どう か は 当事者 次第 で ある 。 また 、 契約 期間 が 定め られ て い ない 賃貸借 契約 は 借主 ・ 貸主 どちら から でも 解約 を 申し入れる こと が でき 、 その 申入れ から 所定 の 期間 を 過ぎる と 契約 は 終了 する （ 1 項 ） 。 しかし これ で は 賃借 人 が 突然 家 や 土地 を 追い出さ れ て 生活 の 拠点 を 失う お それ が ある ため 、 借地 借家 法 に は 更新 を 容易 に し 、 解約 を 制限 する 制度 が 整備 さ れ て いる 。  すなわち 、 借地 借家 法 は 、 期間 の 定め の ある 借地 ・ 借家 契約 について は 、 直接的 又は 間接 的 に 契約 更新 を 強制 し て いる 。 この よう に 、 当事者 （ 特に 賃貸 人 ） の 意思 に 関わら ず 法律 の 規定 によって 契約 が 更新 さ れる こと を 法定 更新 と いう 。 また 、 期間 の 定め の ない 借家 契約 について も 、 賃貸 人 から の 解約 申入れ に 正当 事由 を 要求 する など し て 一方 的 に 契約 を 終了 さ せ ない よう に し て いる 。  借地 権 の 存続 期間 が 満了 する 場合 に 、 建物 が 存在 する とき は 、 借地 人 は 、 契約 の 更新 を 請求 する こと が できる 。 これ に対し 、 地主 （ 賃貸 人 ） が 遅滞 なく 異議 を 述べ なけれ ば 、 契約 は 従前 の 契約 と 同一 条件 で 更新 さ れる （ 法定 更新 、 1 項 ） 。 貸主 が この 異議 を 述べる に は 、 正当 事由 が 必要 で ある （ ） 。  また 、 借地 権 の 存続 期間 が 満了 し た 後 、 借地 人 （ 又は 転借 人 ） が 土地 の 使用 を 継続 し て いる 場合 も 、 建物 が 存在 する とき は 、 地主 が 遅滞 なく 異議 を 述べ なけれ ば 、 契約 は 法定 更新 さ れる （ 5 条 2 項 、 3 項 ） 。 この 異議 に も 正当 事由 が 必要 で ある （ 6 条 ） 。  正当 事由 の 判断 は 、 借地 人 と 貸主 の 双方 が その 土地 の 使用 を 必要 と する 事情 の ほか 、 立 退 料 の 支払 も 考慮 する こと が できる （ 6 条 ） 。 合意 により 借地 契約 を 更新 し 期間 を 定める 場合 、 その 更新 後 の 期間 は 、 最初 の 更新 で は 20 年 以上 、 2 度目 以降 の 更新 で は 10 年 以上 で なけれ ば なら ない 。 更新 後 の 期間 について 定め なかっ た 場合 は 、 自動的 に 最初 の 更新 で は 20 年 、 2 度目 以降 の 更新 で は 10 年 に なる （ ） 。  当初 の 借地 権 存続 期間 中 に 建物 が 滅失 し た 場合 で 、 当初 残存 期間 を 超え て 存続 する 建物 を 再築 し た 場合 、 再築 に際して 貸主 が 承諾 を 与え た 場合 は 、 借地 権 は 再築 の 日 または 承諾 の 日 の いずれ か 早い 日 から 20 年間 存続 する （ ） 。 借地 人 が 承諾 を 求め た のに 貸主 が 2 か月 以内 に 異議 を 述べ なかっ た 場合 は 承諾 が あっ た もの と みなさ れる 。  契約 更新 後 に 建物 滅失 が あっ た 場合 は 、 借地 権 者 は 借地 契約 の 解約 の 申入れ または 地上 権 の 放棄 を する こと が できる （ ） 。 建物 滅失 後 、 借地 権 者 が 貸主 の 承諾 を 得 ない で 残存 期間 を 超え て 存続 する 建物 を 再築 し た 場合 は 、 貸主 は 借地 契約 の 解約 の 申入れ または 地上 権 の 消滅 請求 を する こと が できる 。 この 場合 において 、 再築 に やむをえない 事情 が ある に も かかわら ず 貸主 が 承諾 し ない 場合 は 、 借地 非 訟事件 として 借地 権 者 は 原則 として 裁判所 に対し 承諾 に 代わる 許可 を 求める 申 立て を する こと が できる 。 なお 、 申 立て を 受け た 裁判所 は 、 特に 必要 が ない と 認める 場合 を 除き 、 裁判 を する 前 に 鑑定 委員 会 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない （ ） 。  期間 の 定め の ある 借家 契約 について は 、 何 も し なけれ ば 自動的 に 契約 が 更新 さ れる という 制度 が 採ら れ て いる 。 すなわち 、 当事者 が 契約 期間 満了 で 契約 を 終了 さ せよ う と する 場合 は 、 契約 期間 が 満了 する 1 年 前 から 6 か月 前 まで に 、 相手方 に対して 契約 を 更新 し ない こと （ 更新 拒絶 ） を 通知 し なけれ ば なら ず 、 この 通知 が ない 場合 に は 、 これ まで と 同様 の 条件 （ ただし 、 新た な 借家 契約 は 期間 の 定め の ない もの と さ れる ） で 契約 が 法定 更新 さ れる （ 1 項 ） 。 賃貸 人 が この 更新 拒絶 の 通知 を 行う ため に は 、 正当 事由 が 必要 と なる （ ） 。  また 、 正当 事由 が ある 更新 拒絶 の 通知 を 行っ た 場合 で あっ て も 、 借家 人 （ 又は 転借 人 ） が 期間 満了 後 も その 建物 に 住み 続け て いる とき は 、 賃貸 人 が 遅滞 なく 異議 を 述べ なけれ ば 、 契約 は 法定 更新 さ れる （ 26 条 2 項 、 3 項 ） 。 この 異議 に は 、 正当 事由 は 要求 さ れ て い ない 。  正当 事由 の 判断 は 、 「 建物 の 賃貸 人 及び 賃借 人 （ 転借 人 を 含む 。 ） が 建物 の 使用 を 必要 と する 事情 」 が 中心 的 な 考慮 要素 で あり 、 付随 的 に 、 「 建物 の 賃貸借 に関する 従前 の 経過 」 、 「 建物 の 利用 状況 及び 建物 の 現況 」 及び 「 建物 の 賃貸 人 が 建物 の 明 渡し の 条件 として 又は 建物 の 明 渡し と 引換え に 建物 の 賃借 人 に対して 財産 上 の 給付 を する 旨 の 申出 を し た 場合 における その 申出 」 （ いわゆる 立 退 料 ） が 考慮 要素 として 挙げ られ て いる 。  期間 の 定め の ない 借家 契約 の 場合 に は 、 民法 の 原則 により 、 いつ でも どちら から でも 解約 を 申し入れる こと が できる （ 1 項 ） 。 また 、 期間 の 定め が あっ て も 、 契約 期間 が 1 年 未満 で ある 場合 に は 期間 の 定め が ない 建物 の 賃貸借 と みなさ れる 結果 （ 1 項 ） 、 同様 に 解約 を 申し入れる こと が できる 。  ただし 、 建物 賃貸 人 から の 解約 申入れ について は 、 第 1 に 、 解約 申入れ から 契約 終了 まで の 猶予 期間 （ 解約 申入れ 期間 ） が 、 民法 617 条 1 項 2 号 所定 の 3 か月 から 、 2 倍 の 6 か月 に 延長 さ れ て いる 。 第 2 に 、 正当 事由 が 必要 と さ れる 。 さらに 、 借家 人 が 6 か月 たっ て も 立ち退か なかっ た 場合 、 賃貸 人 が 遅滞 なく 異議 を 述べ ない と 、 6 か月 前 に 行っ た 解約 申入れ は 効力 を 失う （ ） 。  なお 、 借家 人 から の 解約 申入れ について は 民法 617 条 により 、 正当 事由 を 必要 と せ ず に いつ でも 解約 の 申入れ を する こと が でき 、 解約 の 効果 は 申入れ から 3 か月 が 経過 し た とき に 生じる 。 したがって 、 申入れ 後 直ちに 立ち退い た として も 3 か月 分 の 賃料 支払い 義務 は 残る 。 仮に 民法 617 条 を 任意 規定 と 解 する と 、 特約 で 借家 人 から の 解約 申入れ 期間 を 4 か月 等 に 延長 する こと が 可能 に なる 。 もっとも 、 仮に 任意 規定 だ として も 、 消費 者 契約 法 により 、 3 か月 より も 長い 解約 申入れ 期間 は 無効 と なる 可能 性 が ある 。  借地 権 の 目的 で ある 土地 の 上 の 建物 について 賃貸借 が さ れ て いる 場合 、 借地 権 の 存続 期間 の 満了 によって 建物 の 賃借 人 が 土地 を 明け渡す べき とき は 、 建物 の 賃借 人 が 借地 権 の 存続 期間 が 満了 する こと を 、 その 1 年 前 に 知ら なかっ た 場合 に 限り 、 裁判所 は 、 建物 の 賃借 人 の 請求 により 、 建物 の 賃借 人 が これ を 知っ た 日 から 1 年 を 超え ない 範囲 内 において 、 土地 の 明 渡し について 相当 の 期限 を 付与 する こと が できる 。 この 場合 、 建物 の 賃貸借 は 、 その 期限 が 到来 する こと によって 終了 する （ ） 。  賃借 人 が 借地 ・ 借家 の 目的 物 を 第三者 に 貸す （ 転貸 ） する 場合 、 賃貸 人 の 承諾 が 必要 で ある 。 また 、 借地 権 ・ 借家 権 自体 を 第三者 に 譲渡 する 場合 も 、 賃貸 人 の 承諾 が 必要 で ある （ 1 項 ） 。  転貸 が なさ れる と 、 賃貸 人 は 、 賃借 人 に対して 請求 する こと が できる 範囲 内 で 、 転借 人 に対して 転借 料 を 直接 に 賃貸 人 に 支払う よう 請求 できる 。 転借 人 は 、 転借 料 を 賃借 人 に すでに 支払っ て いる こと を 主張 し て 賃貸 人 から の 請求 を 拒む こと は でき ない （ ） 。  転貸 が さ れ て いる 場合 において 、 建物 の 賃貸借 契約 が  賃借 人 が 賃貸 人 に 無断 で 転貸借 ・ 借地 権 借家 権 の 譲渡 を し て 第三者 が 使用 ・ 収益 を し た とき は 、 賃貸 人 は 契約 を 解除 する こと が できる （ 2 項 ） 。 その 際 、 催告 や 正当 事由 は 不要 で ある 。 ただし 、 その 使用 収益 さ せる 行為 が 賃貸 人 に対する 背信 的 行為 と 認め られ ない とき は 、 契約 の 解除 は でき ない （ 最 判 昭 28 ． 9 . 25 ） 。  土地 の 賃借 人 が 借地 上 の 自己 所有 建物 を 譲渡 する 場合 も 、 土地 の 賃貸 人 の 承諾 が 必要 で ある 。 建物 は 土地 に 付着 し て いる もの な ので 、 借地 上 の 建物 を 譲渡 する 以上 、 借地 権 も 譲渡 し なけれ ば なら なく なる から で ある 。 承諾 が なさ れ ない とき や 承諾 を 得 ない まま 譲渡 さ れ た 場合 、 建物 の 譲受人 は 賃貸 人 に対して 建物 を 時価 で 買い取る よう 請求 する こと が できる （ ） 。 また 、 借地 権 者 が 代わる こと で 特に 借地 権 設定 者 に 不利 に なる お それ が ない に も かかわら ず 承諾 し ない とき は 、 借地 権 者 は 承諾 に 代わる 裁判所 の 許可 を 申 立てる こと が できる （ ） 。 この 場合 は 承諾 を 得 ない で 譲渡 さ れ た 場合 は 申 立て でき ない が 、 競売 で 取得 し た 場合 に は 競落 者 による 申 立て が 認め られる （ ） 。 なお 、 申 立て を 受け た 裁判所 は 、 特に 必要 が ない と 認める 場合 を 除き 、 裁判 を する 前 に 鑑定 委員 会 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない 。  いっぽう 、 借地 上 の 建物 を 賃貸 する 場合 は 土地 の 賃貸 人 の 承諾 は 不要 で ある 。  賃料 額 の 改定 に際して は 賃貸 人 と 賃借 人 の 地位 の 違い と それ による 交渉 力 の 差 が 大きく 現れる 局面 で ある 。 よって 借地 借家 法 は 地代 や 家賃 が 経済 事情 の 変化 によって 現状 に 見合わ ない 額 と なっ た 場合 （ 高 すぎる という 場合 も 低 すぎる という 場合 も ある ） に は 、 当事者 の 双方 が 借 賃 増 減額 請求 権 を 取得 する （ 借地 は 、 借家 は ） 。 これ を 行使 する と 、 その 意思 表示 が 相手方 に 到達 し た 日 から 変更 額 の 効果 が 生じる （ 最 判 昭 45 . 6 . 4 ） 。 つまり 借 賃 増 減額 請求 権 は 形成 権 で ある 。 もちろん 具体 的 な 額 は 裁判 など によって 決定 さ れる こと に なる が 、 請求 権 を 行使 し た 時点 から 賃料 が 変更 さ れ た もの として 扱わ れる 。 こう する こと で 紛争 解決 を 引き延ばし 、 引き延ばし て いる 期間 の 賃料 を 現状 の 額 で 据え置こ う と する 戦術 は 無意味 化 する 。  例えば 20 万 円 の 家賃 が 諸般 の 事情 を 考慮 し た 場合 に 異常 な 高値 で あっ た と する 。 そこで 借家 人 が 1 月 に 「 賃料 を 10 万 円 に せよ 」 という 内容 の 借 賃 増 減額 請求 権 を 行使 し た 。 家主 は その 額 について 難色 を 示し た ため 裁判 と なり 、 結果 7 月 に 「 賃料 を 15 万 円 と する 」 という 決定 が 出 た と する 。 すると 賃料 は 1 月 の 時点 から 15 万 円 で あっ た として 扱わ れ 、 賃借 人 は 1 月 以降 の 賃料 を 15 万 円 で 支払う こと に なる （ 7 月 から 賃料 が 15 万 円 に なる わけ で は ない ） 。  具体 的 に は 、 「 土地 ・ 建物 に対する 租税 その他 の 負担 の 増減 」 または 「 土地 ・ 建物 の 価格 の 上昇 ・ 低下 その他 の 経済 事情 の 動向 」 または 「 近隣 の 同種 の 借地 ・ 借家 の 借 賃 と 比較 」 により それら 借 賃 が 不 相当 と なっ た 場合 、 かつ 当事者 間 に 一定 期 間借 賃 を 「 増額 し ない 」 旨 の 特約 が ない 場合 （ 「 減額 し ない 」 旨 の 特約 は 借主 に 不利 で ある ため 無効 で ある ） に 、 当事者 は 借 賃 の 増減 額 の 請求 が できる 。  なお こうした 賃料 額 の 決定 を 巡る 訴え を 提起 する 場合 に は ､   あらかじめ 調停 を 申 立て なけれ ば なら ない （ 調停 前 置主義 、 、 24 条 の 3 ） 。  借地 契約 が 終了 し た 場合 、 借地 契約 で あれ ば 借地 上 の 借地 人 が 立て た 建物 が 残存 する 場合 が ある 。 この 場合 、 その 建物 を 賃貸 人 に 買い取る よう 請求 できる の が 建物 買取 請求 権 で ある （ ） 。 建物 は 再築 建物 で あっ て も よい 。  建物 買取 請求 権 は 形成 権 で ある 。 つまり 、 これ を 行使 すれ ば 賃貸 人 の 意思 に 関わら ず 建物 の 売買 契約 が 成立 し て しまう 。 この 規定 の 趣旨 は 借地 人 が 投下 し た 資本 について 回収 する 機会 を 与え 、 建物 を 取り壊す こと による 国民 経済 的 損失 を 防止 し 、 請求 権 が 行使 さ れれ ば 買取 を 当然 に 認める こと で 契約 の 更新 を 間接 的 に 強制 する こと に ある と 説明 さ れる 。 しかし この 制度 は 現代 社会 の 実状 に 適合 し ない という 批判 も ある 。 つまり 、 借地 人 の 保護 は 契約 存続 によって 図る べき で あっ て 買取 による 資本 投下 まで 保護 する 必要 は ない とか 、 戦後 復興 を 成し遂げ た 日本 において 建物 の 取り壊し を 規制 する ほど の 住宅 難 は 存在 し ない とか 、 建物 それ 自体 の 価格 は 安い ため 契約 更新 を 強制 する 効果 が ない という 指摘 で ある 。  また 、 第三者 の 建物 買取 請求 権 という もの も ある （ ） 。 これ は 賃借 権 の 譲渡 を 地主 が 承認 し ない 場合 に 、 その 借地 上 の 建物 など を 取得 し て 借地 権 を 譲り受けよ う と する 者 は その 地主 に対して 建物 等 の 買取 を 請求 できる という もの で ある 。 借地 権 の 譲渡 を 承認 し ない 間 に 賃貸 人 と 賃借 人 と の 間 で 賃貸借 契約 が 合意 解除 さ れ て も 、 特段 の 事情 が ない 限り 建物 買取 請求 権 を 失わ ない （ 最 判 昭 48 . 9 . 7 ） 。  賃貸借 契約 が 賃借 人 の 債務 不履行 によって 解除 さ れ た 場合 に は 、 賃借 人 は 建物 買取 請求 権 を 行使 でき ない と する の が 判例 の 立場 で ある （ 借地 権 者 の 請求 権 につき 最 判 昭 35 . 2 . 9 、 第三者 の 請求 権 につき 最 判 昭 33 ． 4 . 8 ） 。 ただし 学説 に は 異論 も 多く 、 買取 を 認める の が 多数 説 で ある 。 建物 買取 請求 権 が 行使 さ れ た 場合 の 土地 明 渡 義務 と 代金 支払 義務 は 同時 履行 の 関係 に 立つ （ 大判 昭 9 . 6 . 15 ） 。 建物 買取 請求 権 は 、 これ を 行使 し うる 時 から 10 年 の 消滅 時効 に かかる （ 最 判 昭 42 . 7 . 20 ） 。  借家 契約 において も その 契約 終了 時 に 賃貸 人 に対して 「 造作 （ ぞう さく ） 」 を 買い取れ と 請求 できる 。 これ を 造作 買取 請求 権 という （ ） 。 建物 買取 請求 権 と 同様 、 行使 さ れ た 途端 に 借家 人 と 賃貸 人 と の 間 に 売買 契約 が 成立 する という 形成 権 の 一 種 で ある 。  買取 の 対象 と なる 「 造作 」 と は 、 建物 に 付加 さ れ た 物件 で 賃借 人 の 所有 に 属し 、 かつ 建物 の 使用 に 客観 的 便益 を 与える もの を いい 、 賃借 人 が その 建物 を 特殊 な 目的 に 使用 する ため に 特に 付加 し た 設備 は 含ま れ ない （ 最 判 昭 29 . 3 . 11 ） 。 条文 上 明示 さ れ て いる 畳 や 建具 （ 障子 、 襖 、 戸 など 仕切り と なる もの ） の ほか 、 ガス ・ 水道 など の 設備 、 空調 設備 （ エアコン 、 クーラー ） など が 挙げ られる 。 この 規定 は 借地 借家 法 において は 強行 規定 で は なく 任意 規定 と なっ た ため （ を 参照 ） 、 当事者 間 で 自由 に 特約 を 定める こと が できる 。  造作 は 取り外し が 可能 で ある から 本来 なら ば 契約 終了 時 に 借家 人 が 収 去 し なけれ ば なら ない 。 しかし 社会 全体 の 生活 水準 が 向上 する につれて 空調 設備 すら も その 借家 の 一部分 と 見る こと も でき 、 必要 費 や 有益 費 の 規定 （ 、 詳しく は 賃貸借 の 項目 も 参照 ） に従って 処理 す べき と の 考え も ある 。  賃貸借 契約 が 賃借 人 の 債務 不履行 ないし 背信 行為 によって 解除 さ れ た 場合 に は 、 賃借 人 は 造作 買取 請求 権 を 行使 でき ない と する の が 判例 の 立場 で ある （ 最 判 昭 31 ． 4 . 6 ） 。 造作 買取 請求 権 が 行使 さ れ た 場合 の 建物 明 渡 義務 と 代金 支払 義務 は 同時 履行 の 関係 に 立た ない （ 建物 明 渡 が 先 履行 、 最 判 昭 29 . 7 . 22 ） 。  定期 借地 権 と は 、 契約 期間 の 更新 が ない （ 法定 更新 が 生じ ない ） 借地 権 で ある 。 旧 借地 法 に は この よう な 規定 は 無く 、 本法 制定 時 に 新しく 導入 さ れ た もの で ある 。 これ により 様々 な 経済 的 要請 に 応える こと が できる 、 柔軟 な 借地 契約 が 可能 と なっ た 。  定期 借地 権 に は 3 種類 ある 。  同様 に 、 定期 借家 契約 （ 定期 建物 賃貸借 ） について の 規定 も ある （ ） 。 ここ で は 、 存続 期間 （ 1 年 未満 で も 20 年 を 超える 契約 で も よい が 、 期間 を 定め ない という 方法 は 認め られ ない ） が 終了 すれ ば そこで 賃借 権 は 完全 に 消滅 し 、 契約 を 更新 する こと は でき ない 。  この 契約 は 書面 によって 行う 必要 が あり （ 38 条 は 「 公正 証書 による 等 」 と 規定 し て いる が 、 必ずしも 公正 証書 で ある こと を 要求 し た もの で は ない と 解さ れ て いる ） 、 その 際 に 貸主 は 、 期間 満了 時 に 契約 を 更新 する こと が でき ない こと を 記載 し た 書面 を 渡し て 説明 し なけれ ば なら ない 。 説明 を 怠っ た 場合 は 、 契約 の 更新 が ない 旨 の 定め は 無効 と なる 。 特約 によって 造作 買取 請求 権 を 付加 ・ 排除 する こと も 可能 で ある し 、 期間 中 に 賃料 が 不相応 に なれ ば 特約 が ない 限り 賃料 増 減額 請求 権 を 行使 する こと も できる 。  宅地 建物 取引 業者 が 38 条 による 建物 の 賃貸借 の 媒介 ・ 代理 を 行う 場合 、 その 旨 を 重要 事項 説明 として 宅地 建物 取引 士 に 説明 さ せ なけれ ば なら ない （ 宅地 建物 取引 業法 第 35 条 、 宅地 建物 取引 業法 施行 規則 第 16 条 の 4 の 3 ） 。  存続 期間 が 1 年 以上 で ある 定期 借家 契約 において は 、 賃貸 人 は 期間 満了 の 1 年 前 から 6 か月 前 の 間 （ 通知 期間 ） に 賃借 人 に対して 賃貸借 が 終了 する 旨 の 通知 を し なけれ ば 、 その 終了 を 賃借 人 に 対抗 でき ない 。 通知 期間 を 経過 し た 後 に 終了 の 旨 の 通知 を し た 場合 、 その 通知 の 日 から 6 か月 間 は その 終了 を 賃借 人 に 対抗 でき ない 。  転勤 、 療養 、 親族 の 介護 その他 やむをえない 事情 により 、 居住 の 用 に 供する 建物 の 賃貸借 （ 床 面積 200 平方メートル 未満 に 限る ） において 建物 の 賃借 人 が 建物 を 自己 の 生活 の 本拠 として 使用 する こと が 困難 と なっ た とき は 、 建物 の 賃借 人 は 、 建物 の 賃貸借 の 解約 の 申入れ を する こと が できる 。 この 場合 において は 、 建物 の 賃貸借 は 、 解約 の 申入れ の 日 から 1 か月 を 経過 する こと によって 終了 する 。  また 、 法令 や 契約 によって 一定 期間 が 経過 し た 後 に 取り壊さ れる 予定 と なっ て いる 建物 を 賃貸 する 場合 に も 、 建物 取り壊し と 同時に 賃貸借 契約 が 終了 し 、 更新 する こと が でき ない という 契約 形態 を とる こと が できる （ ） 。 この 契約 は 取り壊す べき 事由 を 記し た 書面 によって し なけれ ば なら ない 。コンサルティング   ( consulting )   と は 、 企業 （ まれ に 行政 など 公共 機関 ） など の 役員 （ 特に 経営 者 が 多い ） に対して 解決 策 を 示し 、 その 発展 を 助ける 業務 の こと 。 または 、 その 業務 を 行う こと 。 対応 する 日本語 は ない 。 社会 的 に 、 コンサルティング 会社 は 、 特定 の 事業 に 特 化 し た 事業 会社 と は 区別 さ れ 、 コンサルティング ファーム と 呼ば れる 。  コンサルティング を 実行 する コンサルタント に は 、 他 の 組織 の 役員 と 対等 に 接する ため 、 起業 家 精神 を 強く 要求 さ れる 。 従って 、 各 コンサルタント は 極めて 能動 的 で ある 必要 が あり 、 コンサルティング ファーム の カルチャー は 一般 的 な 会社 と は 大きく 異なる 。  「 コンサルティング 」 と は 、 従来 の 日本 における 「 顧問 」 と 類似 する 。 ただし 、 日本 で の 顧問 と は 政界 や 財界 で 長い 経験 を 持つ 人間 が 特定 の 団体 や 企業 に 個人 レベル で 相談 に 乗る 、 あるいは 「 顧問 」 「 相談役 」 の 役職 に 就く という もの が ほとんど だっ た 。  一方 、 アメリカ合衆国 など で は 、 特定 の 業界 における 幾つ も の 企業 で キャリア を 積ん だ 後 で 独立 し 、 顧問 業 を 営む という こと が 専門 職 として 発展 し た 。 また 、 同 時期 に 経営 学 を 基礎 に し た 顧問 業 を 専門 と する 経営 コンサルティング が 一 分野 として 確立 、 これ を 営む 企業 も 出現 し た 。 この よう な 変化 を 経 て 、 コンサルティング は 、 知識 ・ ノウハウ の 教授 だけ で なく 、 企画 ・ 参謀 として の 役割 を も 担う よう に なっ た 。  コンサルティング が 日本 に 導入 さ れ た 際 、 かねて 存在 し て い た 「 顧問 」 と の 区別 付け の ため に 英語 を そのまま 外来 語 と し 、 「 コンサルティング 」 という 呼称 が 確立 さ れ た 。  現在 コンサルティング 企業 の 業務 範囲 は まちまち で 、 問題 の 発見 ・ 提起 だけ を 行う 場合 も あれ ば 、 対策 案 を 実行 し て 成果 を 出す ところ から その後 の 長期 的 な 保守 ・ 運用 部分 まで 責務 を 負う 場合 も ある 。  「 コンサルティング 」 と は 語義 的 に は 「 相談 に 乗る こと 」 で あり 、 広義 に は ほとんど の 企業 が 取引 先 に コンサルティング を 行っ て いる 、 と も 言える 。  企業 の 業務 領域 で も 、 顧客 と 「 相談 する 」 という 観点 から 、 保険 会社 の 営業 職 や 転職 斡旋 企業 の 代理人 が コンサルタント を 名乗る 場合 が ある 。 しかし 、 これら は 個人 を 顧客 と する 業務 で あり 、 従来 本来 の コンサルティング と は 根本 的 に 異なる 職種 で ある 。 また 、 相談 業務 そのもの に は 課金 せ ず 、 相談 の 先 で 得 られる 保険 料 収入 や 転職 者 斡旋 料 など で 課金 し て いる こと から も 、 コンサルティング と は 異なる 。  そもそも コンサルティング 企業 と は 、 「 業務 における 問題 の 発見 ・ 解決 策 の 提案 ・ 業務 の 改善 の 補助 、 経営 戦略 へ の 提言 など を 中心 に 、 企業 の 様々 な 業務 を 効率 化 する ため の 提案 自体 を 売り物 に し て いる 企業 」   の こと を いう 。 原則 として コンサルティング は サービス 業 で あり 、 無償 で 「 相談 に 乗る こと 」 を し ながら 、 IT システム や 他 の 商品 を通じて 売り上げ を あげ て いる 場合 は 、 本 項 で 「 コンサルティング 」 と 呼ば ない こと と する 。 つまり 、 商品 を 売る こと 自体 を 主 目的 と する 企業 （ 保険 会社 など ） 、 何 か の ため の 付加 サービス として コンサルティング を 行う 企業 （ 転職 斡旋 会社 など ） 、 個人 を クライアント と する よう な 企業 （ リテール 金融 会社 など ） を 、 業態 として コンサルティング 企業 と 呼ぶ こと は ない 。  コンサルティング 企業 において も ERP など の IT システム を 販売 する ビジネス モデル も 存在 する 。 有償 で の コンサルティング の 結果 、 「 システム の 導入 が 手段 として 選ば れる 」 の と 、 「 システム を 販売 する ため に 手段 として コンサルティング を し て いる 」 もの と が 提供 さ れ て おり 、 混乱 さ れ やすい 。 顧客 企業 が 求め て いる こと が 助言 や アドバイス で ある か 、 問題 解決 そのもの かも 曖昧 で ある こと や 、 「 相談 」 の よう な もの に 対価 が 発生 し ない という 商 習慣 も 混乱 に 拍車 を かけ て いる 。  本 項 で は 特に 断り の 無い 限り 、 上記 の 定義 に 合致 する コンサルティング を 生業 と する 業態 、 コンサルティング ファーム 、 および コンサルタント について 詳述 する 。  なお 、 現在 は 上記 の 事例 に 加え て 雑誌 や 書籍 など において 、 「 経営 コンサルティング 企業 特集 」 の 中 に 転職 斡旋 会社 が 収録 さ れ て い たり 、 そうした 特集 において 「 戦略 系 」 ・ 「 旧 会計 事務所 系 」 ・ 「 IT 系 」 ・ 「 総合 系 」 など と 、 出自 ・ 業務 領域 ・ 改善 手段 が 混雑 し て 粗雑 な くくり 方 を さ れ て いる 事例 が 多い （ 会計 事務所 が 出自 で 、 IT を 武器 と する 総合 コンサルティング 企業 は 多く 存在 し 、 上記 の 分類 で 選別 する こと は 本来 不可能 で ある ） 。 その ため 、 「 経営 」 「 人事 」 など といった 枠組み を 付け ず に ただ 「 コンサルティング 企業 」 や 「 コンサルタント 」 と 表現 さ れ た 場合 、 それ が 何 を 意味 する か 、 明確 に 定義 する こと は 難しい 現状 と なっ て いる 。  日本 における コンサルティング の 黎明 期 に は 、 財務 を 中心 と する コンサルティング を 公認 会計士 や 税理士 が 行い 、 法務 を 中心 と する コンサルティング を 弁護士 が 行っ た 。 この 背景 に は 、 経営 者 に は 商売 上 の 知識 や 経験 は 保有 し て い た ものの 、 大 企業 の 経理 や 財務 、 法務 といった 仕組み について の 知識 が 不足 し て い た こと が ある 。  ところが 、 20 世紀 後半 から 経済 が 成熟 し て 顧客 の ニーズ の 多様 化 が 顕著 に なっ た こと を 背景 に 、 IT 化 ・ 従業 員 重視 経営 ・ 株主 重視 経営 ・ 環境 重視 経営 など 新た な 課題 が 生じ た 。 この よう に 企業 経営 に対する 価値 観 の 変化 が 激しく なる と 、 業務 の 分化 とともに 組織 も 複雑 化 し た 。 その 結果 、 既存 の 専門 家 や 企業 内 の 人員 だけ で は 対処 し きれ なく なり 、 コンサルティング に対する ニーズ が さらに 高まっ た 。  コンサルタント は 専門 知識 だけ で なく 、 さまざま な 企業 にて 経営 改善 を 行う ため 広範囲 の 知識 ・ 経験 を 有する 。 その ため 、 企業 は 自身 で 発見 でき ない 問題 を コンサルタント に 広範 な 視点 から 発見 さ せ た 後 、 自社 の 有する 専門 知識 を 加味 し て より 効率 の 良い 経営 を 行う こと が 可能 に なる 。  その他 、 コンサルティング の メリット は 以下 の よう な 点 に ある 。  コンサルティング を 行う 人 の こと を コンサルタント   、 コンサルティング を 業務 と する 企業 を コンサルティング ファーム   と いう 。  コンサルタント に は 、 当該 業務 または 業種 に関する 高度 な 専門 知識 も さる こと ながら 、 観察 ・ 整理 ・ 構成 ・ 分析 ・ 指導 ・ プレゼンテーション に関する 高い 能力 、 論理 能力 、 広範 な 知識 、 体力 など 、 さまざま な 資質 が 必要 と さ れる 。  直接的 に コンサルタント に 必要 な 資格 という もの は 無い が 、 業務 上 関係 する 国家 資格 として は 、 中小 企業 診断 士 ・ 公認 会計士 ・ 弁護士 ・ 税理士 ・ 弁理 士 ・ 技術 士 ・ 建築 士 ・ 不動産 鑑定 士 ・ 行政 書士 ・ 司法 書士 ・ 土地 家屋 調査 士 ・ 社会 保険 労務 士 など が ある 。 また 、 大 企業 において は システム 全体 を 刷新 する よう な 内容 の コンサルティング 依頼 も ある ため 、 ERP ソフト など の システム 導入 に関する サポート ・ システム の 新規 開発 ・ システム 間 結合 など 、 情報 システム を 伴う 場合 が 多く 、 情報処理 技術 者 試験 ・ シスアド など に 代表 さ れる IT ・ システム 系 の 資格 の ほか 、 ERP ベンダー が 設定 する 独自 資格 など が 必要 な 場合 も 多い 。 ただし 、 これら の 資格 は 戦略 系 ファーム で は 新卒 ・ 中途 を 含め て ほとんど 必要 と さ れ て い ない 。 医療 ・ 保健 ・ 福祉 分野 の コンサルティング において は 、 医師 ・ 保健 師 ・ 社会 福祉 士 ・ 精神 保健 福祉 士 ・ 臨床 心理 士 ・ 管理 栄養士 など の 資格 を 持つ 専門 職 が 業務 に 当たっ て いる 。  コンサルタント は 、 平均 的 に 高 収入 で ある 反面 、 激務 ・ 実力 主義 を 特徴 と する 。 特に 外資 系 コンサルティング ファーム で は up   or   out （ 昇進 する か 、 さも なく ば 去れ ） という 暗黙 の 了解 を 持つ 企業 も 多く 存在 する 。 そうした ファーム で は 理由 を 問わ ず 天下り は 珍しく なく 、 退職 を 肯定 的 に 「 卒業 」 と 呼び 習わす ファーム も ある ほど 。 また 、 退職 者 同士 の コミュニティ 組織 を 持つ ファーム も 存在 する 。  入社 試験 は 独特 かつ 難関 と さ れ て おり 、 「 ジョブ 」 と 言わ れる 数 日間 の 擬似 業務 で の 評価 をもって 採用 の 可否 を 判断 する ファーム も ある 。 また 、 それ 他 の ファーム で も 、 論理 力 ・ 英語 力 ・ 問題 解決 スピード など を 求め られる 筆記 試験 、 コミュニケーション 能力 ・ プレゼンテーション 能力 ・ 「 発想 力 」 など を 問う グループ ワーク 試験 、 ロジカルシンキング・ 即応 力 及び 総合 的 な 能力 を 問う 面接 試験 など 、 独特 な 試験 を 突破 する 必要 が あり 、 高度 な 能力 が 求め られる 。  ただし 、 日系 企業 で は 、 子会社 として コンサルティング ファーム が 存在 する 場合 も 多い 。 その よう な 場合 、 親会社 社員 の 出向 先 と なっ て いる 会社 も 多く 、 独立 系 の もの を 除い て 、 必ずしも 実力 主義 が 徹底 し て いる と は 限ら ない 。  依頼 を 受け た コンサルティング 会社 は 、 まず 複数 の 社員 を 集め て プロジェクト を 編成 する 。 プロジェクト に は 依頼 側 から は 主要 メンバー が 、 コンサルティング 会社 から は 該当 する 内容 の 専門 家 が 加わる 。  この よう に プロジェクト 単位 で 業務 を 行う という 性質 上 、 固定 の 部署 で 固定 の 業務 を 続ける こと は 少ない 。 プロジェクト の 終了 後 に は 、 別 の プロジェクト へ の 参加 を 自主 的 に 決める 、 という 就業 形態 を 取る 。  プロジェクト の 計画 の 立て 方 から 、 どの よう な 順序 で 何 を し て どの よう な 成果 物 を 作る の か 、 その 成果 物 を どの よう な 基準 で 評価 し 、 次 の ステップ に 進む の か など の 定義 を 、 メソドロジー と 呼ぶ 。  一般 に 、 コンサルティング ファーム で は 、 一般 企業 で 使う タイトル （ 課長 、 部長 といった もの ） は 使用 さ れ ず 、 以下 の よう な 独特 な 人事 タイトル で 階級 づけ を 行う 。  例えば IT 企業 で 「 アナリスト 」 は 上級 の プロジェクト マネージャー を 指す が 、 コンサルティング 業界 で は 入門 クラス の 名称 として 使わ れる 。  M & A ・ 他 業種 進出 / 撤退 ・ 資産 流動 化 ・ 分社 化 ・ 社内 カンパニー 制 ・ 組織 改革 ・ 新規 事業 開発 ・ 新 商品 開発 など 。 経営 コンサルタント を 参照  財務 ・ 税務 ・ 法務 ・ コスト 削減 ・ 人事 ・ 営業 ・ 調達 ・ 研究 ・ 生産 ・ 物流 ・ 環境 ・ マーケティング ・ IT ・ 生産 性 向上 など 。  建築 ・ 食品 ・ 外食 ・ アパレル ・ 機械 ・ 電気 ・ 流通 ・ 製造 ・ 不動産 ・ 物流 ・ 運輸 ・ 通信 ・ 金融 ・ 医療 ・ 環境 など 。  以前 から コンサルティング ファーム の 分類 は 確実 で は なかっ た 。 さらに 昨今 は 大手 ファーム も IT を 筆頭 に 様々 な 業種 ・ 分野 に 精通 する よう に なっ た ため 、 「 戦略 系 」 「 総合 系 」 など と ひと くくり に は でき ない 。  助言 という サービス の 性質 上 、 分類 は 曖昧 に なり がち だ が 、 コンサルティング 業界 は 「 戦略 コンサルティング 」 と 「 業務 コンサルティング 」 に 分け られ て いる 。 「 戦略 コンサルティング 」 は 主 に 経営 トップ の 支援 を 行い 、 全社 的 な 課題 を 扱う 。 「 業務 コンサルティング 」 は 企業 の 各 部署 が 持つ 課題 を 扱う 。  また 、 似 た よう に 「 戦略 コンサルティング 」 と 「 プロセス コンサルティング 」 に 分け られる こと も ある 。 この 場合 、 コンサルタント が 戦略 を 立案 し て 提案 する 業態 と 、 コンサルタント が 戦略 立案 の 手順 のみ を 提案 し 、 その 手順 に従って 戦略 を 立案 する か の 違い を 指す 。 いずれ に し て も 、 顧客 企業 から 特徴 を 捉える こと は 困難 で あり 、 コンサルティング 企業 が 林立 する 要因 とも なっ て いる 。 本 項 で は 、 前者 の 分類 に従って 代表 企業 を 挙げる 。  企業 の 全社 戦略 や 、 M & A における 事業 統合 の サポート など 、 企業 経営 の トップ に 関わる コンサルティング を 行う 。  経営 戦略 を コンサルティング する ため 、 トップ 企業 において 経営 企画 や 事業 企画 等 に 携わっ て い た スタッフ を 中途 採用 し 育成 する キャリア パス に 加え 、 近年 で は マッキンゼー や BCG など の トップクラス の 戦略 系 コンサルティング 企業 も 若干 名 を 新卒 で 採用 し 、 ゼロ から 鍛え上げる 事例 が 増え て いる 。  戦略 系 コンサルティング ファーム において は 資格 等 は 特に 求め られ ず 、 採用 の 基準 は 主 に 論理 の 構成 能力 ・ 表現 能力 及び 過去 の 実績 等 を 基準 に 採用 活動 が 行わ れる 。 取得 者 の 多い MBA について も 必ずしも 必須 で は なく 、 上記 の 能力 を ベース に 採用 の 判定 が 行わ れる ため 、 MBA コース を 卒業 する こと が 戦略 系 コンサルティング ファーム へ の 入社 を 約束 する もの で は ない 。  事業 領域 として は 、 外資 系 大手 企業 において も 近年 で は 得意 領域 の 棲み 分け が 進ん で いる 。 一般 の 事業 会社 に対する コンサルティング が 多く を 占める が 、 近年 で は ファンド を 含め た 金融 機関 等 に対する 支援 業務 も 増加 し て いる 。  代表 企業 例 （ 国内 ： 規模 等 による ）  （ 外資 系 大手 ）  （ 独立 系 ）  業務 コンサルティング を 多岐 にわたって 行う 。 「 旧 会計 系 」 と さ れる こと も ある 。  明確 な 分類 は 難しい が 、 経営 戦略 サービス を 提供 する と共に 、 人事 戦略 、 M & A 、 法務 分野 、 IT を 中心 に システム 導入 、 FAS （ Financial   Advisory   Service ） 、 特定 業種 別 など 多岐 にわたる コンサルティング を 行う 。 純粋 な コンサルティング ファーム の 中 で は 最も 種類 の 多い もの で ある 。 近年 、 モニター ・ グループ や ブーズ・アンド・カンパニー など 旧 戦略 系 ファーム の 買収 を通じて 、 総合 系 コンサルティング 会社 の 存在 感 は 高まっ て いる 。  なお この 分類 の ファーム は 、 Big 4 （ Deloitte 、 EY 、 KPMG 、 PwC ） と 呼ば れる 世界 4 大会 計 事務所 から 派生 し た もの が 多い 。  代表 企業 例  （ 国際 会計 事務所 の 集団 会社 ）  これら 4 社 は 外資 系 コンサルタント 企業 に 分類 さ れる が 、 出資 者 に 外国 資本 が 入っ て いる わけ で は ない という 特徴 を 持つ 。  （ 国際 会計 事務所 を 出自 と する もの ） ※ カッコ 内 は 旧 属 事務所  IT コンサルティング ファーム は 、 IT を 切り口 に 顧客 の ビジネス ・ 経営 に 関わる コンサルテーション を 提供 する コンサルティング ファーム で ある 。 IT 戦略 、 ERP 、 CRM 、 SCM の 導入 コンサルティング など 、 情報処理 システム の 構築 も 含め た コンサルティング を 得意 と する 。 総合 系 コンサルティング と 同じ 、 戦略 や 経営 改革 など 多岐 にわたる コンサルティング を 行う 会社 も ある が 、 売上 の 殆ど は IT システム の 受託 開発 が 占め て いる 。 システム 開発 に は 多大 な 工数 が 必要 に なる ため 、 IT コンサルティング ファーム において コンサルタント の 役職 に 就い て い て も 戦略 策定 に 関与 する 者 は 少なく 、 実質 的 に は 殆ど が エンジニア で ある 。 その 点 で 、 業務 内容 として SIer と 区別 が 付か ない こと も ある 。 IT の 重要 性 が 急速 に 増し て 来 て いる 現在 は 、 戦略 策定 において も IT に関する 知見 が 重要 視 さ れ て おり 、 市場 における IT コンサルティング ファーム の 存在 感 は 増し て 来 て いる 。  代表 企業 例  従来 から ある 戦略 系 ファーム において も 、 エンジニアリング に 特 化 し た 部署 の 編成 が 行わ れ て いる （ デジタル ・ マッキンゼー 、 デジタル BCG など ） 。  人事 関連 の 課題 を 中心 に 扱う 。  上記 の 「 総合 系 コンサルティング ファーム 」 で も 人事 関連 の サービス 提供 は し て いる が 、 人事 系 ファーム で は 報酬 制度 ( 月給 制 から 年俸 制 に 変更 する など ) を 新た に 設計 し たり 、 法務 分野 に まで 踏み込ん で 福利 厚生 ・ 年金 制度 など の 設計 ・ 運用 まで も 手がけ たり し て いる 。 また 、 企業 の 社員 教育 ・ 研修 や 設備 設計 技術 者 教育 ・ 目標 管理 導入 ・ 同 定着 研修 や 評価 者 訓練 ・ 各種 ライフ プラン 研修 他 グローバル 組織 人事 戦略 コンサルティング 、 さらに 人材 育成 ・ 人材 開発 コンサルティング 、 従業 員 福利 厚生 コンサルティング 、 グローバル 組織 人事 戦略 コンサルティング 、 人材 育成 ・ 人材 開発 コンサルティング 、 従業 員 福利 厚生 コンサルティング 業務 など の サービス を 展開 する 。  代表 企業 例  シンクタンク を 指す 。 シンクタンク 業務 のみ で 収益 を 上げる こと は 困難 で 、 財閥 系 など グループ 内 の 業務 を 担う こと も 多い 。 その ため コンサルティング 、 システム 構築 など 様々 な 分野 の 業務 を 行う 企業 が 多い 。 政府 へ の 助言 を 行う シンクタンク 機能 も コンサルティング と 類似 し て おり 、 経営 コンサルティング と の 境目 が なくなっ て き て いる 。  代表 企業 例  代表 企業 例  企業 の マーケティング 部署 に 助言 を 行なっ たり 、 調査 の 支援 を 行う 。  代表 企業 例  企業 の マーケティング 部署 に ブランディング に関する 助言 を 行う 。  代表 企業 例  マーケティング 領域 の 中 で 、 発展 ・ 変化 の 激しい Web ・ IT の 世界 における マーケティング や 人材 活用 など を 専門 的 に 支援 する 。 Web サイト 制作 や ネット を 媒体 と し た 告 活用 、 ソーシャルメディア・ 動画 など メディア の 活用 、 企 そして 業 の Web マーケティング 支援 と 人材 育成 が 求め られる 。 また 、 特に 中小 企業 において は 企業 の リテラシー 不足 を 解決 する ため の 内部 の 顧問 ・ 専門 家 として の 役割 を 期待 さ れる こと も 少なく ない 。  代表 企業 例  代表 企業 例  企業 における 直接 材 、 間接 材 コスト の 削減 を 手掛ける コンサルティング サービス 。  サプライヤー マネジメント で は 、 サプライヤー と の 条件 交渉 、 価格 交渉 を 行い 、 ユーザー マネジメント で は 業務 改善 （ BPR ） を 中心 に と し た 経営 体質 の 改善 を 行う 。  代表 企業 例  ERP ( 企業 資源 計画 or 統合 業務 パッケージ ) を 製造 、 販売 し て いる ベンダー 企業 において 、 その 導入 を サポート する サービス を 指す 。 この 業務 に 従事 する 者 を ERP コンサルタント と いう 。  ERP は 、 その パッケージ に対する 専門 的 な 知識 と 、 顧客 の 業務 内容 によって ソフト を カスタマイズ する スキル が 要求 さ れる ため 、 広義 の コンサルタント に 位置づけ られる こと が 多い 。 しかし 、 ソフトウェア 導入 を 前提 と し た 助言 や アドバイス と なる ため 、 サービス は ERP パッケージ の 付随 的 で ある 。  代表 企業 例  経営 改善 は ムダ 取り や 効率 化 ばかり に なり がち だ が 、 イノベーション により 価値 創造 や 新規 事業 創出 を 支援 する 。 新規 事業 の 立ち 上げ や イノベーション マネジメント に 関わる 助言 を 行う 。  自然 環境 や 気候 変動 、 エネルギー 、 環境 関連 政策 等 の コンサルティング に 関わる 。  イー・アール・エム 日本 株式会社 他 、 環境 コンサルタント が ある 。  システム 監査 や リスク 管理 、 内部 統制 、 情報 セキュリティ 監査 、 サイバーセキュリティ といった セキュリティ 領域 において 、 大手 セキュリティベンダー や 監査 法人 を 中心 に セキュリティ コンサルティング が 実施 さ れ て いる 。 主 な 国家 資格 に システム 監査 技術 者 試験 や 情報処理 安全 確保 支援 士 が ある 。  一部 の 特殊 な 業界 や 政府 機関 に 助言 を する 企業 も ある 。  開発 コンサルティング   ： 国家 間 の 開発 援助 政策 、 国際 的 な 経済 格差 対策 、 発展 途上 国 の 貧困 解消 、 海外 へ の 技術 移転 など を 支援 する 。 海外 における 都市 開発 、 鉄道 、 道路 、 空港 等 の インフラ 施設 に関する 分野 の 他 、 環境 、 教育 、 保健 医療 、 産業 振興 、 公共 政策 、 エネルギー 、 貧困 削減 等 の 分野 に 関わる 。 こうした 海外 で の 開発 コンサルティング を 手がける 企業 は 、 開発 コンサルタント 、 と も 呼ば れる 。  農業 コンサルティング ：   農業 の 効率 化 や 付加 価値 向上 を 支援 する 。  不動産 コンサルティング ：   不動産 の コンサルティング を 行う 。 関連 協会 に 一般 社団 法人 全国 不動産 コンサルティング 協会 、 不動産 コンサルティング 中央 協議 会 、  各 都道府県 不動産 コンサルティング 協会 、 NPO 法人   湘南 不動産 コンサルティング 協会 など が ある 。  キャリア コンサルティング :   主 に 企業 で は なく 、 個人 へ の 職業 ・ 就職 相談 を 行う 。  セルフ ・ コンサルティング ：   個人 の プロモーション や 、 自己 啓発 に 類似 し た 助言 を 行う 。  インテリア コーディネーター ：   整理 収納 アドバイザー 等 として インテリア コーディネート の 一環 で 整理 収納 サービス や 住まい の 収納 プランニング や コンサルティング を 行う 。新興 工業 国 （ しんこう こうぎ ょうこく ） 、 または 、 新興 工業 経済 地域 （ しんこう こうぎ ょうけいざいちいき ） は 、 政治 学者 及び 経済 学者 により 世界 の 複数 の 国 に 適用 さ れる 分類 で ある 。 新興 国 と 同義 に なる 場合 も ある 。 略称 は NIEs 。  英語 で の 名称 を 和訳 し て 使用 し て いる ため 、 英語 で の 複数 に 対応 する 名称 も ある 。 ただし 日本語 で は 、 単数 の 名称 で 複数 を 表す こと も しばしば で ある 。 英語 の 複数 形 略称 の   NICs （ ニックス 、 ニクス ） および   NIEs （ ニーズ ） を 使用 する 例 も 多い 。  かつて は 世界 経済 の ほとんど を 先進 国 が 占め て い た ため 、 先進 国 と 後進 国 （ 発展 途上 国 、 開発 途上 国 ） と に 分け られ て い た 。 しかし 、 後進 国 の 一部 の 国 ・ 地域 において 、 輸出 志向 型 の 工業 化 を し て 急速 な 経済 成長 を 実現 し 、 所得 が 後進 国 水準 から 脱する 国 ・ 地域 が 新た に 生まれ て き た ため 、 それら を 「 新興 工業 国 」 ( NIEs )   と 呼ぶ よう に なっ た 。 所得 水準 や 経済 発展 の 度合い において 、 先進 国 と 後進 国 と の 間 に 位置 する こと に 着目 し て 「 中 進 国 」 と 呼ぶ こと も ある 。 新興 工業 国 が 次々 と 現れ た こと により 、 現在 で は 世界 経済 において 先進 国 が 占める 割合 が 低下 し て いる 。  新興 工業 国 は 通常 、 以下 の 共通 する 特徴 を 有する 。  新興 工業 国 の うち いくつ か は 、 経済 のみ なら ず 政治 や 軍事 において も 世界 的 な 存在 感 を 示し て いる ため 、 「 新興 国 」 と 呼ん だり も する 。  新興 工業 経済 地域 という 言葉 は 、 香港 、 シンガポール 、 大韓民国 、 台湾 の アジア 四 小 龍 が 、 1960 年代 以後 の 群 を 抜い て 急速 な 工業 成長 で 1970 年代 及び 1980 年代 に 世界 的 な 重要 性 を 増し 、 前記 の 全 4 経済 地域 が 先進 国 及び 高 所得 国 に なっ て 以後 、 NICs として 1970 年 頃 に 使わ れ 始め た 。 前記 の 経済 地域 及び 現在 NICs と 考え られる 国 と の 間 に は 、 明確 な 違い が 存在 する 。 特に 、 開か れ た 政治 過程 、 国民 一 人 当たり の GNI 、 好調 な 輸出 志向 型 の 経済 政策 の 組み合わせ は 、 多く の 先進 国 の 地位 に 達し た のみ なら ず 、 上回っ た こと を 示し て いる 。  前記 の 全 4 経済 地域 は 、 世界銀行 により 高 所得 国 に 、 国際 通貨 基金   ( IMF )   及び 米国 の 中央 情報 局 により 先進 国 に 各々 分類 さ れ て いる 。 前記 の 全 経済 地域 は 、 西欧 諸国 の よう に 、 国連 により 人間 開発 指数 が 「 非常 に 高い 」 と 考え られ て いる 。  1988 年 の トロント   ・   サミット において 、 香港 及び 台湾 を 独立 し た 「 国家 」 と 呼ぶ の は 不適切 で ある という 中華人民共和国 に対する 政治 的 配慮 が 表明 さ れ 、 " Newly   Industrializing   Economies   ( NIES )   " という 用語 が 使用 さ れる よう に なっ た 。  下 の 表 は 、 様々 な 著者 及び 専門 家 により 常に NICs と 考え られる 国 を 示し て いる 。 トルコ は 1961 年 の OECD 原 加盟 国 で あり 、 メキシコ は 1994 年 に 同 機構 に 加盟 し た 。 G 8 + 5 は 、 G 8 参加 国 に 加え 、 中華人民共和国 、 インド 、 メキシコ 、 南アフリカ 共和 国 、 ブラジル で 構成 さ れる 。  ゴールド マン ・ サックス の 新興 経済 国 の 報告 に よれ ば 、 2050 年 まで に 世界 最大 の 経済 国 は 、 中華人民共和国 、 アメリカ合衆国 、 インド 、 ブラジル 、 メキシコ に なる と し て いる 。  IMF により 中国 の 一 人 当たり の GDP は 中 高位 国 に 分類 さ れ て いる が 、 OECD の 一 人 当り の GDP の 数値 に 関連 し 、 2014 年 6 月 時点 で 12 億 人 を 超す 中国 及び インド の 膨大 な 人口 により 、 たとえ いずれ か の 国 が 全体 の GDP において アメリカ を 上回っ た として も 、 国民 一 人 当り の 所得 は 低 水準 で 推移 し 続ける 。 購買 力 平価 による 国民 一 人 当り の GDP を 算出 する 際 に は 、 各 新興 工業 経済 地域 の 低 水準 の 生活 費 を 考慮 する 。  ブラジル 、 中国 、 インド 、 メキシコ 、 南アフリカ 共和 国 は 、 G 8 + 5 において 、 今日 の 世界 市場 及び 環境 影響 における 各国 の 経済 的 重要 性 の ため 、 毎年 G 8 参加 国 と 金融 及び 気候 変動 に関して 議論 し て いる 。 G 8 + 5 は 、 エジプト 及び 前記 の 5 箇国 の 追加 により G 14 に 拡大 する こと が 期待 さ れ て いる 。  著者 によって は 、 各々 異なる 経済 分析 の 手法 に 基づき 、 いかなる 国 が NICs か を 定める 。 他 の 著者 が NIC と は 考え て い ない 国 を NIC と みなす 場合 も ある 。 例えば 、 アルゼンチン 、 チリ 、 エジプト 、 スリランカ 、 ロシア が この 事例 に 該当 する 。  グルーピング :『 ワールドビジネスサテライト 土曜 版 』 （ ワールドビジネスサテライト ど よう ばん ） は 、 2002 年 10 月 5 日 から 2008 年 3 月 29 日 まで 、 テレビ東京 系列 と 一部 の 独立 UHF 局 、 BS ジャパン 、 日経 CNBC で 放送 さ れ て い た 経済 報道 番組 で ある 。 略称 は 「 WBS 土曜 版 」 。  放送 期間 中 は 、 日本 の 民放 系列 局 で 唯一 土曜日 23 時 台 に 放送 さ れる ニュース 番組 と なっ て い た 。  平日 に 放送 さ れ て いる 『 ワールドビジネスサテライト 』 で 伝え た 内容 の 中 から 特に 今週 注目 する べき 経済 ニュース に スポット を 当てる 「 追跡 ファイル 」 と 特集 コーナー を 中心 として 、 週末 に 相応しい エンターテインメント 情報 の 他 、 「 商い 事始め （ 現 ・ スタートライン ） 」 と 題し た その 業種 の 歴史 の 発端 と なっ た エピソード を 披露 する コーナー など で 構成 さ れ た 。  出演 者 の 配置 は 、 正面 から 見 て メイン キャスター の 右側 に サブ キャスター 、 左側 に コメンテーター と 、 平日 版 と は 逆 に なっ て い た 。  なお 、 オープニング テーマ と アイキャッチ で は 『 ワールドビジネスサテライト 』 と 同じ もの が 流れ て い た 。  比較的 安定 し た 視聴 率 を 記録 し て い た が 、 2008 年 3 月 29 日 をもって 番組 が 終了 し た 。 当 番組 の 終了 により 、 平日 最終 ニュース 番組 の 週末 版 が 放送 さ れ て いる 民放 在京 キー 局 は 消滅 し た 。  この 趣旨 を 系譜 し て い た の が 、 2 年 半 後 の 2010 年 10 月 から 2013 年 3 月 まで 毎週 日曜日 午前 0 時 に 放送 さ れ た 「 WBS   Weekend 」 （ BS ジャパン のみ ） で ある 。  ※ 時間 は 目安  平日 版 と 違う テーマ ソング が 流れ た 。ケインズ 経済 学 （ ケインズ けいざい がく 、 英 :   Keynesian   economics ） と は 、 ジョン ・ メイナード・ケインズ の 著書 『 雇用 ・ 利子 および 貨幣 の 一般 理論 』 ( 1936 年 ) を 出発 点 に 中心 に 展開 さ れ た 経済 学 ( マクロ 経済 学 ) の こと 。  ケインズ 経済 学 の 根幹 を 成し て いる の は 、 有効 需要 の 原理 で ある 。 この 原理 は 、 古典 派 経済 学 の セイ の 法則 と 相対 する もの で 、 「 供給 量 が 需要 量 （ 投資 および 消費 ） によって 制約 さ れる 」 という もの で ある 。 これ は 、 有効 需要 によって 決まる 現実 の GDP は 古典 派 が 唯一 可能 と し た 完全 雇用 における 均衡 GDP を 下回っ て 均衡 する 不完全 雇用 を 伴う 均衡 の 可能 性 を 認め た もの で ある 。 この よう な 原理 から 、 有効 需要 の 政策 的 な コントロール によって 、 完全 雇用 GDP を 達成 し 『 豊富 の 中 の 貧困 』 という 逆説 を 克服 する こと を 目的 と し た 、 総 需要 管理 政策 ( ケインズ 政策 ) が 生まれ た 。 これ は 「 ケインズ 革命 」 と いわ れ て いる 。 また ケインズ は 、 財政 規律 に きわめて 熱心 で あっ た こと も 明らか に なっ て いる 。  ケインズ 経済 学 で は 貨幣 的 な 要因 が 重視 さ れ て いる 。 この こと は 、 セイ の 法則 の 下 で 実物 的 な 交換 を 想定 と し た 古典 派 と は 、 対照 的 で ある 。 不完全 雇用 の 原因 について 、 ケインズ の 『 一般 理論 』 で は 「 人々 が 月 を 欲する ため に 失業 が 発生 する 」 と 言わ れ て いる 。 これ は 歴史 的 な 時間 の 流れ における 不 確実 性 の 本質 的 な 介在 によって 、 価値 保蔵 手段 として の 貨幣 に対する 過大 な 需要 が 発生 し 、 これ が 不完全 雇用 を もたらす と する ケインズ の 洞察 を 示す もの として 知ら れ て いる 。  一般 論 として 、 経済 モデル は 不完全 で 疑わしく 、 その 経済 モデル が 年 単位 で 実体 経済 と 乖離 する よう で は 有用 性 に 乏しい 。 また 、 経済 モデル は 、 その 実証 性 を 検証 する の に 長い 月日 を 要する 。 ケインズ の 言葉 「 長期 的 に は 我々 は みな 死ん で いる 」 は 、 長期 を 無視 する の で は なく て 、 より 優れ た 経済 分析 を す べし と の 懇願 で も ある 。 ポール ・ クルーグマン も 述べる よう に 、 財政 政策 の 短期 的 効果 の 度合い は 、 その 経済 状況 に 大きく 依存 する 。 景気 が 悪い とき に 政府 が 歳出 削減 を すれ ば 、 失業 率 は 悪化 し 、 長期 的 な 経済 成長 も 阻害 さ れ 、 結局 は 長期 的 な 財政 状況 も 悪く なっ て しまう 。  ケインズ は 、 大 恐慌 ( 世界 恐慌 、 英語 で は 大 不況 ) に対する 解決 策 として 、 二つ の 方策 を 取り混ぜる こと により 経済 を 刺激 する よう 説い た 。  中央 銀行 が 商業 銀行 に 貸し出す 利子 率 を 引き下げる こと により 、 政府 は 商業 銀行 に たいし 、 商業 銀行 自身 も その 顧客 に たいし 同じ こと を す べき で ある という シグナル を 送る 。  社会 基盤 へ の 政府 投資 は 経済 に 所得 を 注入 する 。 それ によって 、 ビジネス 機会 ・ 雇用 ・ 需要 を 作りだし 、 需給 ギャップ が 引き起こす 悪い 効果 を 逆転 さ せる 。 政府 は 、 国債 の 発行 を通して 経済 から 資金 を 借用 する こと により 、 必要 な 支出 を まかなう こと が できる 。 政府 支出 が 税収 を 超える ので 、 この こと は 財政 赤字 を もたらす 。  ケインズ 経済 学 の 中心 的 結論 は 、 ある 状況 において は 、 いかなる 自動 機構 も 産出 と 雇用 を 完全 雇用 の 水準 に 引き戻さ ない という こと で ある 。 この 結論 は 、 均衡 に 向かう 強い 一般 的 傾向 が ある という 経済 学 アプローチ と 矛盾 ・ 対立 する 。 は 、 ケインズ の マクロ 経済 概念 を ミクロ 的 基礎 と 統合 しよ う と する もの で ある が 、 一般 均衡 の 条件 が 成立 すれ ば 、 価格 が 調整 さ れ 、 結果 として この 目標 が 達成 さ れる 。 ケインズ は 、 より 広く 、 かれ の 理論 が 一般 理論 で ある と 考え 、 その 理論 で は 諸 資源 の 利用 率 は 高く も 低く も なり うる もの で ある と 考え 、 新 古典 派 総合 ないし 新 古典 派 は 資源 の 完全 雇用 という 特殊 状況 に のみ 焦点 を 当てる もの と し た 。  新しい 古典 派 マクロ 経済 学 の 運動 は 、 1960 年代 末 から 1970 年代 初め に 始まり 、 ケインズ 経済 学 の 諸 理論 を 批判 し た 。 これ に対し 、 ニュー・ケインジアン の 経済 学 は ケインズ の 構想 を より 厳密 な 基礎 の 上 に 基礎 付ける こと を 試み た 。  ケインズ に関する ある 解釈 は 、 ケインズ 政策 の 国際 的 調整 、 国際 的 経済 機構 の 必要 、 および 国際 調整 の あり よう によって は 、 戦争 に も 平和 に も つながり うる こと に ケインズ が 力点 を 置い た こと を 強調 し て いる 。  大 不況 （ 世界 恐慌 ） 時代 、 古典 理論 （ 新 古典 派 の ケインズ 以前 の 理論 ） は 、 大量 失業 の 原因 を 実質 賃金 率 が 高 止まり し て いる こと に 求め た 。  ケインズ にとって 、 賃金 率 の 決定 は もっと 複雑 な もの で あっ た 。 第 一 に 、 使用 者 と 労働 者 の 間 の 交渉 によって 決め られる の は 、 物々交換 と 違っ て 、 実質 賃金 で は なく 名目 賃金 で ある 、 と ケインズ は 論じ た 。 第 二 に 、 名目 賃金 の 切下げ は 、 法律 や 賃金 協定 によって 実効 性 を 持ち にくい 。 古典 的 理論 家 たち で さえ 、 この よう な 困難 が 存在 する こと は 認め た 。 そして かれ ら は 、 ケインズ と は 反対 に 、 労働 市場 の 柔軟 性 を 回復 する もの として 最低 賃金 法 、 労働 組合 、 長期 雇用 契約 の 廃止 を 訴え た 。 しかし 、 ケインズ にとって は 、 労働 組合 が なく て も 、 人々 は 他 の 人々 の 賃金 が 実際 に 低下 し 、 かつ 物価 が 一般 的 に 低下 する こと を 見 ない うち は 名目 賃金 の 切下げ に は 抵抗 する に 違い なかっ た 。  賃金 切り下げ が 不況 脱出 の 治療 法 と なる という 考え を ケインズ は 退け た 。 この よう な 考え の よっ て 来る ところ を 検討 し 、 それら が すべて 誤っ た 前提 に 立つ こと を 発見 し た 。 ケインズ は 、 また 、 さまざま な 異なる 状況 の もと で 、 不況 時 に 賃金 を 切下げる こと の 帰結 を 考察 し た 。 ケインズ は 、 その よう な 賃金 切下げ は 不況 を 改善 する どころか 、 かえって 悪化 さ せ て しまう と 結論 し た 。  さらに 、 もし 賃金 と 物価 が 低落 する なら 、 ひと びとはそれらがさらに 低下 する こと を 期待 し 始める 。 この こと は 、 経済 を 螺旋 降下 さ せる に 違い なかっ た 。 その よう な 場合 、 貨幣 を もつ 人々 は 、 支出 する 代わり に 、 物価 が より 低下 し 、 貨幣 価値 が 上がる の を 待つ よう に なる 。 それ は 景気 を いっそう 悪化 さ せる 。  ケインズ にとって 、 過剰 貯蓄 すなわち 計画 さ れ た 投資 額 を 超える 貯蓄 は 、 深刻 な 問題 で あり 、 景気 後退 を 助長 する ばかり か 、 不況 そのもの を 引き起こす 可能 性 を もつ 。 過剰 貯蓄 は 、 投資 が 低下 し た とき に 起こる 。 その 投資 低下 は 、 あるいは 消費 需要 の 低下 の ため かも 知れ ない し 、 今 以前 の 数 年間 の 過剰 投資 、 あるいは 景気 の 悲観 的 見込み の ため かも 知れ ない 。 その 場合 に 、 もし 貯蓄 が ただちに 低下 し ない かぎり 、 経済 は 衰退 する 。  古典 理論 家 は 、 その 場合 、 貸付 資金 の 過剰 供給 によって 利子 率 が 低下 し 、 それ によって 投資 が 回復 する だろ う 、 と 論じ た （ 古典 理論 家 の 主張 の 図 による 説明 は 省略 ） 。  自由 放任 主義 の この 反応 に対する ケインズ の 反応 は 複雑 で ある 。 第 一 に 、 利子 率 が 低下 し て も 、 貯蓄 は それほど 落ち ない 。 なぜなら 、 利子 率 低下 の 所得 効果 と 代替 効果 は 、 相反 する 方向 に 作用 する 。 第 二 に 、 工場 や 機械 設備 に対する 固定 投資 計画 は 、 将来 の 利益 機会 に対する 長期 の 期待 に 基づく もの で あり 、 利子 率 が 低下 し た として も 、 それほど 支出 は 伸び ない 。  貯蓄 と 投資 は 、 ともに 非 弾力 的 で ある 。 投資 資金 に対する 需要 ・ 供給 が 非 弾力 的 で ある ので 、 貯蓄 / 投資 ギャップ を 縮める に は 大幅 な 利子 率 低下 が 必要 で ある 。 それ は 時に 負 の 利子 率 を 必要 と する かも しれ ない 。 しかし 、 負 の 利子 率 は ケインズ の 議論 にとって 、 必要 な もの で は ない 。  第 三 に 、 ケインズ は 貯蓄 と 投資 と は 利子 率 を 決める 主要 要因 で は ない と 論じ た 。 特に 短期 に は 、 そう で ある 。 貨幣 ストック の 供給 と 需要 と が 短期 に は 利子 率 を 決定 する 。 過剰 貯蓄 に 対応 する すばやい 変化 も 、 利子 率 を すばやく 調整 する こと に は なら ない 。  最後 に 、 ケインズ は 、 こう 示唆 し て いる 。 貨幣 以外 の 財 について は 、 キャピタル ・ ロス の 恐れ が ある ため 「 流動 性 の 罠 」 が あり 、 ある 水準 以下 に は 利子 率 は 低下 し え ない 。 この 罠 の 中 で は 、 利子 率 は あまりに も 低い ため 、 貨幣 供給 量 を 増やし て も 、 債券 保有 者 は （ 利子 率 の 上昇 と それ に ともなう 債券 の キャピタル ・ ロス を 恐れ て ） 貨幣 つまり 流動 性 を 獲得 する ため に 債券 を 売っ て しまう 。  （ ポール ・ クルーグマン の よう な ） 少数 の 経済 学者 は 、 この 種 の 流動 性 の 罠 が 1990 年代 の 日本 に 蔓延 し て いる と 見 て いる 。 大 部分 の 経済 学者 は 、 名目 利子 率 は ゼロ 以下 に は 落ち 得 ない こと に 同意 し て いる 。 しかし 、 （ シカゴ 学派 の 経済 学者 たち の よう に ） 少数 の 経済 学者 は 流動 性 の 罠 の 概念 を 拒否 し て いる 。  たとえ 流動 性 の 罠 が 存在 し ない として も 、 古典 理論 家 に対する ケインズ の 批判 に は 、 おそらく 最 重要 で ある 第 4 の 要素 が ある 。 貯蓄 は 、 個人 の 所得 の すべて を 使い きら ない こと を 意味 する 。 それ は 、 固定 資本 投資 の よう な 他 の 需要 要因 によって 釣合い が とら れ ない かぎり 、 産出 に対して 十分 な 需要 が 存在 し ない こと を 意味 する 。 したがって 、 過剰 貯蓄 は 、 意図 し ない 在庫 増加 や 、 古典 経済 学者 が 「 一般 的 供給 過剰 」 () と 呼ん だ 状況 に 対応 する 。  売れ ない 商品 が 積み あがる と 、 企業 は 生産 と 雇用 を 減少 さ せる こと を 迫ら れる 。 その こと は 、 次に 人々 の 所得 と 貯蓄 と を 引き下げる 。 ケインズ にとって 、 所得 の 減少 は 過剰 貯蓄 を 終わら せ 、 貸付 資金 市場 が 均衡 を 獲得 する こと を 可能 に する 。 利子 調節 が 問題 を 解決 する の で は なく 、 景気 後退 が 問題 を 解決 する の で ある 。  しかし 、 景気 後退 は 、 企業 の 固定 資本 投資 意欲 を 破壊 する 。 所得 が 落ち 、 製品 需要 が 低下 する と 、 工場 や 設備 を 新設 しよ う と する 要求 は 低下 する 。 これ が 加速度 効果 で ある 。 これ は 過剰 貯蓄 の 問題 を 引き起こし 、 不況 を 長期 化 さ せる こと に なる 。  まとめる と 、 ケインズ にとって は 、 あい 異なる 市場 の 過剰 供給 の 間 に は 相互 作用 が ある 。 たとえば 、 労働 市場 の 失業 は 過剰 貯蓄 を 強化 する し 、 その 逆 も 成立 する 。 価格 が 調整 さ れ て 均衡 に 到達 する の で は なく 、 主要 な 筋書き は 数量 調節 で あり 、 それ が 景気 後退 を もたらし 、 不完全 雇用 均衡 を もたらす 。  古典 理論 家 は 、 伝統 的 に 均衡 の 取れ た 政府 財政 を 熱望 し て き た 。 これ に たいし 、 ケインジアン は 、 その よう な 政策 は 基礎 問題 を 悪化 さ せる と 信じ て いる 。 ケインズ の 考え は 、 金融 政策 とともに 、 一度 的 に 財政 赤字 を 招い て も 、 積極 的 な 財政 支出 を 行なえ と いう もの だっ た 。  ケインズ は 、 購買 力 が 十分 で ない こと が 不況 の 原因 で ある という フランクリン・ルーズベルト の 考え に 影響 を 与え た 。 彼 が 大統領 職 に ある 間 、 ルーズベルト は ケインズ 経済 学 の いくつ か の 政策 を 採用 し た 。 1937 年 以降 、 深刻 な 不況 の 中 で 、 財政 縮小 に 続い て 米国 経済 が 景気 後退 する と 、 その 考え は とくに 強まっ た 。 しかし 、 多数 の 目 に は 、 ケインズ 政策 の 真 の 成功 は 第 二 次 世界 大戦 の 始まり に あっ た 。 大戦 は 、 世界 経済 に 一撃 を 与え 、 不 確実 性 を 取り払い 、 破壊 さ れ た 資本 の 再建 を 強要 し た 。 ケインジアン の 考え は 、 大戦 後 、 ヨーロッパ で は 社会民主党 政権 の ほとんど 公式 の 政策 と なり 、 1960 年代 に は 米国 において も そう で あっ た 。 日本 で も 、 戦後 、 1990 年代 まで 同様 で あっ た 。  ケインズ の 展開 し た 理論 は 、 積極 的 な 政府 政策 が 経済 運営 に 有効 で ある こと を 示し て いる 。 政府 財政 の 不 均衡 を 悪 と 見る の で なく 、 ケインズ は 反 循環 的 (、 景気 循環 対抗 的 ) 財政 政策 と 呼ば れる もの を 提唱 し た 。 それ は 、 景気 循環 の 良し 悪し に 対抗 する 政策 で ある 。 すなわち 、 国内 経済 が 景気 後退 に 苦しん で いる とき 、 あるいは 景気 回復 が 大幅 に 遅れ て いる とき 、 あるいは 失業 率 が 長期 にわたり 高い とき に は 、 赤字 財政 支出 を 断行 し 、 好景気 の とき に は 増税 や 政府 支出 を 切り詰める など し て インフレーション を 押さえ込む という 政策 で ある 。 市場 の 諸 力 が 問題 を 解決 する に は 長い 時間 が かかる が 、 「 長期 に は 、 われわれ は 死ん で しまう 」 から 、 ケインズ は 政府 が 短期 に 問題 を 解決 す べき で ある と 論じ た 。  この 考え は 、 古典 派 および 新 古典 派 経済 学 における 財政 政策 の 分析 と 対照 的 で ある 。 財政 支出 による 刺激 は 生産 を 活性 化 さ せる こと が できる 。 しかし 、 これら 経済 学 にとって 、 この 刺激 が 副作用 を しのぐ もの と 信ずる 理由 は なかっ た 。 古典 理論 家 は 、 赤字 財政 が 民間 投資 を 押し出す (、 クラウドアウト ) こと を 恐れ た 。 その 径路 は 二つ ある 。 第 一 は 、 財政 刺激 によって 労働 需要 が 増大 し 、 賃金 が 上昇 し 、 それ が 利潤 獲得 を 阻害 する こと 。 第 二 は 、 政府 部門 の 赤字 が 政府 債券 の 総量 を 増大 さ せる こと に よる 。 そうなると 債券 の 市場 価格 が 低下 し 、 利子 率 が 高騰 し 、 産業 界 が 固定 資本 を 投資 する 費用 を 割高 な もの に し て しまう 。 この よう に 、 経済 を 刺激 しよ う と する 努力 は 、 それ 自身 を 無効 に する もの で しか ない 。  ケインジアン は この 点 につき 、 次 の よう に 応答 する 。 この よう な 財政 政策 は 失業 率 が 自然 失業 率 (,   インフレ を 加速 し ない 失業 率 ) が 持続 的 に 高い とき に のみ 適切 で ある 。 この 場合 、 「 押し出し 」 効果 は 極小 に とどまる 。 さらに 、 逆 に 民間 投資 が 引き込ま れる ( crowded   in ) 可能 性 も ある 。 財政 刺激 は 企業 部門 の 産出 量 を 引き上げ 、 それ が 企業 の キャッシュ フロー と 採算 性 を 引き上げ 、 企業 部門 の 楽観 的 気分 を かもし出す かも しれ ない 。 ケインズ にとって 、 この は 、 当該 状況 において は 政府 と 企業 部門 と は 代替 的 関係 で は なく 補完 的 関係 に ある こと を 意味 し た 。  第 二 に 、 刺激 によって 総 生産 が 引き上げ られる 。 それ によって 、 貯蓄 総量 を 引き上げ 、 固定 資本 へ の 投資 を 増大 さ せる ため の 資金 調達 を 助ける 可能 性 を 増大 さ せる 。 最後 に 、 政府 支出 は 、 つねに 浪費 的 で ある と は 限ら ない 。 利益 追求 者 によって は 供給 さ れ ない 公共 財 へ の 政府 投資 は 、 民間 部門 の 成長 を 促進 する かも しれ ない 。 言い換えれ ば 、 基礎 研究 や 公衆 衛生 、 教育 、 社会 基盤 など へ の 政府 支出 は 長期 に は 潜在 産出 量 を 増大 さ せる こと に 貢献 する 。  ケインズ 理論 において は 、 財政 拡大 が 正当 化 さ れる ため に は 、 労働 市場 における 相当 な 供給 過剰 の 存在 が なけれ ば なら ない 。  批判 者 の 多く が 特徴付ける の と 違っ て 、 ケインズ 主義 は 赤字 財政 支出 から のみ から なっ て いる の で は ない 。 ケインズ 主義 は 、 景気 循環 対抗 的 な 政策 を 奨励 し て いる 。 その 一 例 は 、 需要 サイド の 過剰 な 成長 が ある 場合 に は 、 経済 を 冷却 し インフレ を 防止 する ため に 増税 し 、 経済 が 下向 い て いる とき に は 雇用 を 刺激 し 賃金 を 安定 化 さ せる ため に 、 労働 集約 的 な 社会 基盤 整備 に 赤字 支出 する こと で ある 。 古典 理論 は 、 逆 に 、 財政 が 収入 超過 の 場合 に は 減税 し 、 景気 後 の 下降 期 に は 財政 支出 を 切り詰め たり 、 あまり 行なわ れ ない が 増税 せよ と 、 要求 し て いる 。  ケインズ 経済 学者 は 、 好景気 に 減税 を通じて 利潤 や 所得 を 増加 さ せる こと や 、 景気 下降 期 に 財政 支出 削減 により 経済 から 所得 や 利潤 を 引き上げる と 景気 循環 を 悪化 さ せ て しまう と 考える 。 この よう な 効果 は 、 政府 が 経済 の 大きな 部分 を 占める 場合 に は 、 とくに 大きく なる 。  乗数 の 概念 は もともと リチャード ・ カーン が 提案 し た もの で ある 。 一般 理論 で は 第 10 章 で 乗数 について 述べ られる が 、 ケインズ 自身 も 一般 理論 の 第 10 章 冒頭 において 乗数 の 概念 が リチャード ・ カーン の 功績 で ある こと を 認め て いる 。 リチャード ・ カーン の 導入 し た 乗数 は もともと 投資 の 増分 と 総 雇用 の 増分 について 述べ た 雇用 乗数 で あっ た が 、 ケインズ は これ を 応用 し て 総 投資 の 増分 と 所得 の 増分 に関する 投資 乗数 を 導入 し た 。 投資 乗数 と は 次 の よう に 導き出さ れる 。 ここ で 、 国民 所得 の 増分 を Δ Y と する と 、 Δ Y は 消費 ( C ) と 投資 ( I ) の 増分 によって 構成 さ れる ので  ここ で 限界 消費 性向 を   c   と する と 、  これ を Δ Y の 式 に 代入 する と  これ を Δ Y について 解く と  この   は 乗数 と 呼ば れる 。 これ は 、 総 投資 が 増加 し た とき 、 国民 所得 は 投資 の 増分 の 乗数 倍 だけ 増加 する という こと を 示し て いる 。  IS - LM モデル 自体 は ケインズ で は なく ジョン ・ ヒックス や アルヴィン・ハンセン が 開発 し た モデル で ある 。 しかし 、 IS - LM モデル は ケインズ 経済 学 解釈 として 一つ の 定説 を 成し て おり 、 ケインズ 体系 を 理解 する うえ で 大いに 役立っ て いる 。 ヒックス が IS - LM モデル を 開発 する にあたり 、 注目 し た の が 実体 経済 と 貨幣 市場 の 相互 作用 で ある 。 ケインズ の 一般 理論 が 発表 さ れ た 当時 に 主流 な 経済 学 で あっ た 古典 派 経済 学 で は 「 貨幣 市場 は 実体 経済 に 影響 を 及ぼさ ない 」 と し 、 貨幣 の 中立 性 を 仮定 し た 。 しかし 、 ケインズ は 一般 理論 の 第 21 章 「 価格 の 理論 ( THE   THEORY   OF   PRICES )」 において 、 次 の よう に 述べ て いる 。  また 、 古典 派 が 仮定 し た 貨幣 の 中立 性 は 、 批判 的 な 意 を 込め て 古典 派 の 二分 法 と も 呼ば れる 。  ヒックス による IS - LM モデル で は 、 財 市場 と 貨幣 市場 の 同時 均衡 に 注目 する 。 IS 曲線 と は 、 財 市場 を 均衡 さ せる 国民 所得 と 利子 率 の 組み合わせ を 示す 右 下がり の 曲線 で ある 。 「 財 市場 が 均衡 し て いる 」 と は 、 財 市場 の 均衡 条件 で ある 「 投資 ( Investment )＝ 貯蓄 ( Saving )」 が 成立 し て いる という こと と 同値 で あり 、 IS 曲線 は 投資 と 貯蓄 が 等しく なる よう な 国民 所得 と 利子 率 の 組み合わせ を 示す 曲線 だ と も 言える 。 なお 、   I   と   S   は 、 投資 を 意味 する 英単語 Investment と 貯蓄 を 意味 する 英単語 Saving の それぞれ の 頭文字 で ある 。 LM 曲線 と は 貨幣 市場 を 均衡 さ せる 国民 所得 と 利子 率 の 組み合わせ を 示す 曲線 で ある 。 「 貨幣 市場 が 均衡 し て いる 」 と は 貨幣 市場 の 均衡 条件 で ある 「 貨幣 供給 量 ＝ 貨幣 需要 量 」 が 成り立っ て いる という こと と 同値 で あり 、 LM 曲線 は 貨幣 供給 量 と 貨幣 需要 量 が 等しく なる よう な 国民 所得 と 利子 率 を 示す 曲線 だ と も 言える 。 なお 、 L   と   M   は 、 流動 性 選好 （ 貨幣 へ の 需要 ） を 意味 する Liquidity   preference と 貨幣 供給 量 を 意味 する Money   supply の それぞれ の 頭文字 で ある 。  IS 曲線 上 で 財 市場 が 均衡 し 、 LM 曲線 上 で 貨幣 市場 が 均衡 する の で ある から 、 IS 曲線 と LM 曲線 の 交点 で は 財 市場 と 貨幣 市場 が 同時に 均衡 する こと に なり 、 この 均衡 点 における 国民 所得 を 均衡 国民 所得 、 利子 率 を 均衡 利子 率 と いう 。  この 2 つ の 曲線 を 用い て 一 国 の 経済 （ 閉鎖 経済 ） を 分析 する の が IS - LM モデル で あり 、 財政 政策 ・ 金融 政策 が 現実 の 経済 に 与える 効果 を 分析 する 際 など に 用い られる 。 なお 、 基本 的 に 海外 部門 を 考え ない 閉鎖 経済 を 分析 する IS - LM モデル を 、 海外 部門 まで 考慮 し た 開放 経済 体系 に 拡張 し た の が マンデルフレミングモデル で ある 。  有効 需要 の 原理 は ケインズ によって 提唱 さ れ た 。 ケインズ によって 執筆 さ れ た 「 一般 理論 」 において 、 序論 第 3 章 の 表題 が 「 有効 需要 の 原理 」 で ある 。 この 序論 第 3 章 で 、 ケインズ 自身 の 言 で は 、 雇用 量 は 総 需要 曲線 と 総 供給 曲線 の 交点 において 決定 さ れ 、 さらに この 点 において 事業 者 の 利潤 期待 が 最大 化 さ れる と し 、 ケインズ は この 交点 を 有効 需要 と 呼ん だ 。 閉鎖 経済 における 有効 需要 、 あるいは 総 需要 は 民間 支出 、 民間 投資 、 政府 支出 の 合計 で あり 、 貨幣 的 支出 に 裏づけ られ た 需要 で ある 。 有効 需要 の 大き さ が 一 国 の 生産 水準 を 決定 する という 原理 を 有効 需要 の 原理 と 呼ぶ 。 なお 、 有効 需要 ＝ 総 需要   で ある 。  ケインズ 以前 の 古典 派 経済 学 で は 、 「 供給 が 自ら の 需要 を つくり出す 」 という セイ の 法則 が 理論 の 基礎 と なっ て い た 。 古典 派 経済 学 で は 、 価格 メカニズム が 働く こと によって 、 需要 の 小さな 財 の 価格 は 下がり 、 需要 の 大きな 財 の 価格 は 上がる という 価格 調整 が 行わ れる こと で 需要 と 供給 が 一致 する と さ れ て い た 。 それ ゆえ 、 古典 派 経済 学 で は 一 国 の 生産 水準 は 供給 によって 決定 さ れる 。 これ に対して 、 ケインズ は 賃金 の 下方 硬直 性 に 代表 さ れる よう に 市場 の 価格 メカニズム は 必ずしも いつも うまく 働く わけ で は ない と 考え た 。 そこで 、 市場 で は 価格 調整 が 行わ れる の で は なく 、 需要 が 小さな 財 は 生産 数量 が 減らさ れ 、 需要 が 大きな 財 は 生産 数量 が 増やさ れる という 数量 調整 が 働く と 考え た 。 すなわち 、 一 国 の 生産 水準 を 決定 する の は 需要 （ 有効 需要 ） で ある と する の が 有効 需要 の 原理 で ある が 、 この ケインズ による 発見 は 、 当時 のみ なら ず 現代 の 経済 学 に 至る まで 、 大きな 影響 を 与え て いる 。  ケインズ の 生き た 時代 の イギリス で は 、 経済 の 成熟 化 で 国内 で の 投資 機会 が 希少 に なり 、 また 自由 な 資本 移動 の 下 で 資本 の 国外 流出 を 阻止 する ため の 高金利 政策 が 国内 投資 を 圧迫 する という ジレンマ に 悩ん で い た 。 そこで 政府 が 主導 し て 資本 の 流出 を 防ぎ 投資 機会 を 創出 する こと で 国民 経済 の 充実 を はかる こと を ケインズ は 考え て い た 。  もともと ケインズ は 、 景気 対策 として 中央 銀行 の 介入 による 利子 率 の コントロール （ 金融 政策 ） に 期待 し て い た が 、 のち の 『 一般 理論 』 において は 企業 の 期待 利潤 率 の 変動 や 流動 性 選好 など の 制約 で 金融 政策 が 奏効 し ない 可能 性 を 認め 、 雇用 量 を 制約 する 生産 量 の 引き上げ の 方策 として 公共 投資 （ 財政 政策 ） の 有効 性 を 強く 主張 する よう に なっ た 。  また ケインズ の 提案 は 、 失業 手当 の 代替 策 として の 性格 を 持っ て い た （ 当時 の 失業 率 は 10 % を 越える 状況 に あっ た ） 。 また 過剰 生産 力 の 問題 を 伴わ ない 投資 として 住宅 投資 など が 想定 さ れ て い た が 、 現実 において は 完全 雇用 を 達成 する に 足る ほど の 規模 の 投資 が 、 軍事 支出 によって しか 政治 的 に 許容 さ れ ない と （ 軍事 ケインズ 主義 ） ケインズ 本人 は 考え て い た と 浅野 栄一 は 主張 し て いる 。  ケインズ は 当初 は 軍縮 を 主張 し て い た が ドイツ と の 戦闘 により 第 二 次 世界 大戦 が 始まる と 軍拡 論 者 に 転向 し 、 あらゆる 努力 を 戦争 に 向け させる こと を 主張 し た 。  アメリカ の ニューディール 政策 は 、 1929 年 から はじまる 世界 恐慌 で 、 ピーク 時 で 25 % に 達する 失業 率 と 1 千 万 人 を 越える 失業 者 が 発生 する 中 で 、 古典 派 経済 学 的 な 不況 が 自然 に 回復 する という 考え方 で 、 フー バー 政権 による 均衡 財政 の 維持 、 高率 関税 による 保護 貿易 政策 によって 深刻 化 し た 恐慌 に対し 、 公共 事業 による 景気 刺激 を 図ろ う と し た もの で あっ た 。 に も かかわら ず 結果 的 に 第 二 次 世界 大戦 参戦 による 「 軍事 支出 の 膨張 」 により 経済 の 回復 が もたらさ れ 、 当初 の 公共 事業 による 景気 刺激 策 の 効果 について 疑問 を もつ 研究 者 も 存在 する 。 なお 、 軍事 費 の 膨張 は 、 ケインズ の 考え と は 無関係 な 、 政治 家 と 軍人 の 政策 による もの だっ た 。  また 、 ケインズ の 政策 を 先取り し て 行わ れ た と さ れる 高橋 是清 蔵相 （ 日本 ） や ドイツ の シャハト 財務 相 によって 行わ れ た 有効 需要 創出 による 景気 刺激 を 目指し た 経済 政策 の 成功 が 、 その 帰結 として 、 軍事 支出 の 拡大 と 軍部 の 強大 化 に つながっ た と する 主張 も ある 。  「 軍事 費 の 著 増 が 、 （ 経済 再建 および 社会 投資 目的 の ） 本来 の リフレーション 政策 の 代役 を やっ た こと は 、 後日 の 大戦 突入 という 日本 の 悲劇 の 発足 点 と も なっ た 。 という の は この こと が 軍部 を し て 、 巨額 の 軍事 費 公債 の 発行 が インフレ 的 物価 騰貴 と なら ず 、 むしろ リフレーション 効果 を 無限 に 発し うる が ごとく 錯覚 さ せ 、 他日 の 無軌道 な 軍事 公債 発行 に 走らす 重大 因子 と なっ た から で ある 」 と 、 高橋 亀吉 は 語っ て いる 。  もともと 総 需要 管理 政策 は 、 不況 時 に は 財政 支出 の 増大 ・ 減税 ・ 金融 緩和 など により 有効 需要 を 増やす こと により 生産 と 雇用 は 拡大 する という もの で 、 反面 、 インフレーション の 加速 し た 際 に は 政府 支出 の 削減 ・ 増税 ・ 金融 引締め による 有効 需要 の 削減 を 推奨 する もの で あっ た 。  しかし 現実 に は 民主 主義 的 な 政治 過程 の 中 で 、 公共 事業 自体 は 限定 的 な 支出 で ある 為 長期 雇用 に 結びつき にくく 、 好況 に なっ た 場合 に も 、 景気 の 過熱 化 を 抑える ため に 引締め を 行う こと は 、 政治 的 に 不人気 な 政策 と なる ため 、 先進 資本 主義 国 において 、 税収 が 増え ず に 長期 的 に 政府 の 財政 赤字 が 累積 的 に 増大 する という 問題 が 発生 し た 。  また 公共 投資 が それ を 発注 する 権限 を 持つ 官僚 と それ を 受注 する 私企業 と の 間 の 癒着 を もたらし 、 利権 が 固定 化 さ れ 、 支出 の 効果 が 限定 さ れる など 問題 視 さ れる よう に なっ た 。  これら の 想定 の 背景 として 、 知識 階級 として の 少数 の 賢人 が 合理 性 に 基づい て 政策 判断 を 下せる という ハーヴェイロード の 前提 が ケインズ の 思想 に 生き て い た と 指摘 さ れる 。  「 現代 の 民主 制 の 下 で は 政府 は 権力 の 保持 ・ 奪回 の ため に 集団 的 圧力 に 屈服 し やすい もの な の だ が 、 ケインズ は むしろ 、 経済 政策 を 立案 する 一部 の 聡明 な 人々 は 、 選挙 民 や 一部 集団 から の 組織 的 圧力 と 衝突 し て でも 必ずや 公共 の 利益 の ため に 行動 しよ う と する はず だ という 歴史 的 事実 に 反する 前提 を 無意識 の うち に 置い て い た 」 と ジェームズ ・ M ・ ブキャナン は 語っ て いる 。  ケインズ は 、 企業 者 と 労働 者 と から なる 活動 階級   ( active - class )   と 資金 の 供給 側 で ある 投資 者 （ 債権 者 ） から なる 非 活動 階級   ( inactive - class )   の 二 階 級 観 を もっ て い た 。  インフレーション は 金利 生活 者 に 損失 を 、 デフレーション は 失業 によって 労働 者 に 損失 を もたらす もの と 見 て い た （ 「 貨幣 改革 論 」 ） が 、 ことに ストック の 価値 を 高める デフレーション は 、 活動 階級 の 犠牲 の 下 に 貨幣 愛 に 囚われ た 非 活動 階級 に 利得 を 得 させる もの と 捉え 、 これ を 緩やか な インフレーション より も 問題 の 多い もの と 見 て い た 。  また 非 活動 階 級 に対して は 当時 投資 の 流動 化 によって 企業 が 「 投機 の 渦巻き の 中 の 泡沫 」 と 化し て い た こと を 問題 と し 、 また 当時 の よう な 極端 な 富 の 不平等 を 不 確実 性 および 無知 に 乗じ て 獲得 さ れ た 利益 による もの として 排斥 し た 上 、 本人 の 活動 に よら ない 富 に対する 課税 として 相続 税 の 極端 な 強化 を 主張 し て おり 、 総じて 「 金利 生活 者 の 安楽 死 」 という 表現 に 象徴 さ れる よう に 、 非 活動 階級 から 活動 階級 へ の 経済 上 の 支配 権 の 交替 を 求め て い た  ケインズ は 、 その 『 自由 放任 から の 脱却 』 において チャールズ ・ ダーウィン の 進化 論 の 影響 を 受け た 、 古典 派 の レッセフェール （ 自由 放任 ） の 思想 を 退け た こと で 知ら れ て いる 。 適者生存 の 思想 を もっとも 高い ところ に ある 木 の 枝 から 葉 を むしる こと だけ を 生存 の 目的 の 全て と 見 て 、 もっとも 首 の 長い キリン だけ を 生存 さ せる こと を ベスト と する もの だ として 批判 し た 。 また 合理 的 な 個人 を 仮定 し て 見え ざる 手 に 全て を 委ねる こと が 公共 の 福祉 を 高める と する 古典 的 な 自由 主義 に対して も 、 社会 自由 主義 の 側 から 疑問 を 呈し て い た 。  ケインズ が 展開 し た 経済 学 は 、 後 に アメリカ で サミュエルソン ら により 古典 派 経済 学 の ミクロ 理論 と 総合 （ 新 古典 派 総合 ） さ れ 、 戦後 の 自由 主義 経済 圏 の 経済 政策 の 基盤 と なり ジョン ・ F ・ ケネディ 政権 下 で の 1960 年代 の 黄金 の 時代 を 実現 し た 。  しかし 、 その後 の オイルショック に 端 を 発する スタグフレーション （ インフレ と 景気 後退 の 同時 進行 ） 、 それ に 続く 1970 年代 の 高 インフレ 発生 など の 諸 問題 の 一因 として の 責任 を 問わ れる こと と なっ た 。 とりわけ 、 原油 など の 原材料 価格 の 急激 な 高騰 により 発生 し た 供給 側 の コスト 増大 に対して 有効 な 解決 策 を 提示 ・ 実現 する こと が でき ない もの として 、 反 ケインズ 経済 学 から の 批判 を 浴びる こと に なる 。  この 批判 の 中 で 、 ミルトン・フリードマン が 唱え た マネタリズム・ 新 自由 主義 や 供給 側 の 改善 を 主張 する サプライ サイド 経済 学 、 合理 的 期待 形成 学派 など の 諸 学派 が 台頭 し 、 「 ケインズ は 死ん だ   ( Death   of   Keynes )」 と まで 言わ れ た 。 反 ケインズ の 立場 から は 、 軍事 費 膨張 による 巨額 の 双子 の 赤字 を 残し た レーガノミックス や マネタリスト の 功績 が 説か れ た 。  だが 、 「 格差 社会 の 到来 」 や 「 一部 の 富裕 層 による 富 の 独占 」 で 、 フリードマン ら の 新 自由 主義 の 致命 的 な 欠陥 が 明らか に なっ た 。 ポール ・ クルーグマン や トマ・ピケティ が もてはやさ れる の は 、 これら の 時代 状況 が 背景 に ある 。  戦後 の アメリカ における サミュエルソン ら の 新 古典 派 総合 （ オールド・ケインジアン ） は 、 古典 派 の ミクロ 理論 を 基調 として これ に ケインズ の マクロ 理論 を 折衷 する こと を 企て た もの で あっ た が 、 後に その 理論 的 な 不 整合 が 明らか と なる と ルーカス ら の ニュー ・ クラシカル （ 新しい 古典 派 ） から の 批判 を 招き 、 これ が マン キュー ら の ニュー・ケインジアン の 登場 を 促す こと に なっ た 。 また 、 オールド・ケインジアン や ニュー・ケインジアン ら 、 アメリカ に 定着 し た ケインズ 経済 学 を 批判 し て 、 ポスト・ケインジアン ( ポスト ・ ケインズ 派 ) を 名乗る 強力 な 批判 者 群 が いる 。  詳細 は 「 ポスト・ケインジアン 」 の 頁 を 参照 。 他方 で は ヨーロッパ を 中心 として 、 ケインズ の 『 一般 理論 』 を 直接 に 継承 し た イギリス ・ ケンブリッジ の ジョーン ・ ロビンソン ら の 流れ を 汲む ポスト・ケインジアン も 傍流 として 存在 し て いる 。 ラヴォア は 、 ポスト・ケインジアン は 、 ( 1 ) 正統 ケインズ 派 、 ( 2 ) カレツキー 派 、 ( 3 ) スラッファ 派 の 3 つ の 潮流 が ある と し て いる 。 アメリカ に も 、 や など の ポスト・ケインジアン が いる 。代表 （ だい ひょう ） と は 機関 や グループ に 代わっ て 、 その 考え ・ 意見 を 外部 に 表す こと ・ もの や 、 全体 の 状態 や 性質 を それ 一つ だけ で 表す 行為 や そのもの を 指す 。  法人 は 、 それ 自体 は 観念 的 な 存在 で あっ て 肉体 を もた ない 。 その ため 、 法人 が 契約 等 の 法律 行為 を なす に は 、 自然 人 によって 意思 （ 効果 意思 ） の 決定 が なさ れる こと を 要する （ 複数 の 自然人 による 合議 の 方法 による 場合 も ある ） 。 そうして 決定 さ れ た 意思 が 口頭 や 書面 等 で 表示 さ れる こと によって 法律 行為 が 成立 する が 、 この 法人 の 意思 表示 も また 1 人 または 複数 の 自然人 が 代わっ て 行わ ざる を え ない 。  これ を 個別 具体 的 な 案件 ごと に その 都度 選ん で 行わ せ なけれ ば なら ない の で は 合理 的 で ない ので 、 あらかじめ 排他 的 ・ 包括 的 な 権限 （ 代表 権 ） を 与え た 者 を 法人 の 機関 として 常置 し て おく こと に なる 。 この 機関 を 代表 機関 と いい 、 これ が 法人 に 代わっ て 意思 表示 を 行う こと 、 法人 として の 行為 を 行う こと を 代表 と いう 。  一般 社団 法人 や 一般 財団 法人 で は 代表 機関 として 代表 理事 が 設置 さ れる 。  株式会社 で は 、 代表 機関 として 代表 取締役 や 代表 執行 役 が 設置 さ れる 。 従来 の 商法 （ 平成 17 年 改正 前 商法 ） において は 、 必置機 関 の 取締役 会 において 代表 取締役 が 選任 さ れ て い た が 、 会社 法 において 、 取締役 会 が 任意 の 設置 機関 に なる など の 変化 を 受け て 、 代表 機関 に も 変更 が 生じ た 。 すなわち 、 取締役 会 非 設置 会社 で は 原則 として 全て の 取締役 が 代表 権 を 有する が 、 取締役 の 中 から 特定 の 者 を 代表 取締役 として 選定 する こと も 可能 で ある （ その 場合 、 選定 さ れ た 者 のみ が 代表 権 を 有する ） 。 他方 、 取締役 会 を 設置 し て いる 株式会社 で は 、 代表 取締役 は 取締役 会 で 選任 さ れ 、 それ 以外 の 取締役 は 会社 を 代表 し ない 。 委員 会 設置 会社 で は 代表 執行 役 が 代表 機関 で あり 、 代表 取締役 を 設置 する こと は でき ない 。  これ に対し 、 持分 会社 において は 、 代表 社員 が 代表 機関 と なる 。  政治 的 な 意味 における 代表 と は 、 一定 の 期間 において 、 一定 の 自然人 が 、 他 の 自然人 あるいは 団体 の ため に 、 その 政治 的 意思 を 表示 し 、 あるいは 行為 する こと を いう 。 政治 学 あるいは 憲法 学 において 、 統治 の 形態 に つき 、 直接 制 の 対義語 が 代表 制 で ある 。 代表 制 で は 、 選挙 により 選任 さ れ た 自然人 が 、 有権者 団 の ため に 政治 的 討論 と 政治 的 意思 決定 を 行う 。 直接 制 と 代表 制 の 中間 的 な 形態 として 、 半 直接 制 と 半 代表 制 が ある と さ れる 。  また 、 日本国 憲法 第 43 条 の 「 代表 」 の 解釈 を 巡り 、 政治 的 代表 的 代表 ・ 社会 学 的 代表 という 概念 が 提示 さ れる こと が ある 。  要約 統計 量 の こと を 代表 値 と 呼ぶ こと が ある 。  中世 ヨーロッパ の 論理 学 で 研究 さ れ た 代表 の 理論 に関して は 代 示 を 参照 。均衡 （ きんこ う 、 ） と は 、 一般 に は 釣り合い が とれ た 状態 を 指す 。 平衡 。 経済 学 における 「 均衡 」 あるいは 「 平衡 」 の 意味 は 、 自然 科学 における それ と は 異なる 。 経済 学 における 均衡 は 、  状況 を 指す 。 経済 学 における 「 均衡 」 の 定義 において は 、 たとえば 資本 の 蓄積 速度 が 一定 と なる 状態 も 含む など 、 財 の 価格 や 配分 など が 時間 を通じて 一定 に なる こと や 、 経済 が 休止 点   ( Rest   Point )   に ある こと を 必要 と し ない 。  需要 と 供給 の バランス に 大きな 変動 が なけれ ば 、 均衡 し て いる 状態 （ 均衡 状態 ） と いえる 。 需要 と 供給 を 一致 さ せる 価格 を 均衡 価格 ないし 均衡 値 と いう 。 経済 学 で は 、 特定 の 市場 だけ を 取り上げ 、 他 は 一定 不変 と し た 場合 の 均衡 を 部分 均衡 と いう 。 他方 、 社会 全体 の 人口 、 技術 、 嗜好 、 生産 組織 等 すべて の 市場 において 均衡 と なっ た 状態 を 一般 均衡 と いう 。  一般 均衡 状態 を 最初 に 考え た の は 、 レオン ・ ワル ラス で ある 。 これ に対して 、 アルフレッド ・ マーシャル は 、 3 つ の 時間 区分 と それ に 対応 する 市場 の 広 さ の 違い による 均衡 関係 を 考え 、 現実 的 市場 に 接近 しよ う と し た 。 第 1 は 最も 短期 の もの で 、 卸売 市場 に 出荷 さ れ た 生鮮 食料 品 の 需給 の よう に 、 供給 量 一定 で 、 これ に 需要 曲線 が 交わっ て 価格 が 得 られる 状態 で ある 。 これ を 一時 的 均衡 と いう 。 ここ で 成立 する 値段 が 高けれ ば 、 生産 者 は 操業 度 を 上げ て 生産 量 を 増加 さ せる 。 すなわち 、 資本 設備 一定 の 下 で 生産 量 を 増減 さ せる 。 こうした 適応 によって 得 られ た 均衡 を 短期 均衡 と いう 。 短期 均衡 の 視点 に 立つ 生産 者 は 、 より 有利 な 市場 を 求め て 、 複数 の 卸売 市場 を 考察 対象 に 入れ て いる 。 しかしながら 、 もし 短期 均衡 で 決まっ た 価格 が 高けれ ば 、 生産 者 は 設備 投資 を 行い 、 生産 量 の 拡大 を 図る だろ う 。 この とき 生産 者 は 、 短期 均衡 より も さらに 広い 視点 に 立っ て 、 何処 の 地点 の 工場 を 立地 さ せる か を 考える に 違い ない 。 こうして 資本 設備 の 変化 を 考慮 に 入れ た 条件 の 下 で 成立 する 均衡 が 、 長期 均衡 で ある 。 マーシャル 体系 は 、 一時 的 、 短期 、 長期 の 中 で 、 一方 の 均衡 が 他方 の 不 均衡 を 生み 、 その 均衡 化 へ の 動き が 、 他方 の 不 均衡 化 を 生み 、 時間 と 空間 の 中 で 動く 社会 を 考え た 。  均衡 に は 、 昨年 の 生産 量 が 今年 の 需要 量 と 均衡 関係 を 持つ という 異 時 均衡 、 時間 を 全く 含ま ない 静 学 均衡 、 均衡 諸 量 が 時間 と共に 動い て いく 動 学 均衡 等 が ある 。 また 、 均衡 値 から 離れ た とき 、 均衡 値 に 戻る 傾向 を 持つ 安定 均衡 と 離れ て いく 不安定 均衡 と が あり 、 その 条件 を 考察 する の が 安定 性 分析 で ある 。経済 特区 （ けいざい とっく ） と は 、 経済 発展 の ため に 法的 、 行政 的 に 特別 な 地位 を 与え られ て いる 地域 を 指す 。 英語 で は   " Special   Economic   Zone "   ( SEZ )   で 、 中華人民共和国 で は 1978 年 に 設置 さ れ た の が 最初 で ある 。  インド ・ 韓国 ・ シンガポール ・ フィリピン ・ カンボジア ・ ラオス など において も 経済 特区 や 保税 区 が 設置 さ れ て いる 。 日本 において も 小泉 内閣 の 構造 改革 政策 の 一環 として 、 全国 の 地方自治体 に 「 構造 改革 特別 区域 」 が 設置 さ れ 、 その後 も スーパー 特区 や 復興 特区 、 総合 特区 、 国家 戦略 特区 など 様々 な 特区 が つくら れ て いる 。 また 、 1981 年 に 当時 の マーガレット ・ サッチャー によって イギリス で も 経済 特区 に 似 た が コービィ ( Corby ) で 設置 さ れ 、 アメリカ で も エンタープライズ ゾーン 法 が 提出 さ れ た 。  中華人民共和国 において 、 外国 の 資本 や 技術 の 導入 が 認め られ て いる 特別 地域 を さす 。  1978 年 から 始まっ た 改革 開放 政策 の 一環 として 設置 さ れ 、 さかん に 外国 企業 が 進出 し 、 工業 ・ 商業 ・ 金融 業 など が 発展 し た 。  1984 年 に は 、 経済 特区 に 続く 対外 開放 政策 として 、 上海 等 に 代表 さ れる 14 の 沿海 都市 が 「 経済 技術 開発 区 」 に 指定 さ れ た 。 経済 特区 と 、 上海 等 の 開放 都市 と の 違い は 、 域内 外 へ の 往来 が 、 さながら 国境 並み に 厳重 に 管理 さ れ て おり 、 一般 の 中国人 が 自由 に 往来 でき ない 点 で ある 。 また 、 深 圳 で は 香港 の 新聞 も 入手 できる など 、 ほか の 中国 の 地域 と は 明らか に 異なっ た 特徴 を 見せる 。  広東 省 など 一部 の 限定 さ れ た 地域 に 経済 特区 が 集中 し て いる ため 、 ほか の 諸 地域 から の 不平 ・ 不満 が 高まっ て いる 。 そして 中国 内陸 部 まで 開放 都市 が 誕生 し た 現在 、 経済 特区 の 存在 意義 そのもの が 薄らい で き た ため 、 経済 特区 そのもの を 廃止 す べき だ と の 意見 も 台頭 し て き て いる 。  1979 年  1988 年  中国 の 改革 開放 政策 の 一環 として 設置 さ れ た の が 経済 特区 で あり 、 中国 の 経済 発展 を 支え て き た 。 進出 する 外国 企業 に対する 輸出入 関税 の 免除 、 所得 税 の 3 年間 の 据え置き など の 優遇 措置 を 実施 する とともに 、 賃金 や 人事 管理 制度 の 改革 、 企業 の 経営 自主権 の 保障 など 経済 体制 改革 の 試み が 実施 さ れ て いる 。  経済 特区 は 輸出 加工 区 として だけ で なく 、 金融 、 観光 、 商業 など 、 さまざま な 分野 において 発展 し て き た 。 経済 特区 は 、 外資 に対する 税制 優遇 を 行っ て いる 。 この よう な 優遇 措置 が 外資 を ひきつけ 、 安価 な 労働 力 を 求め て 、 台湾 資本 や 香港 資本 が 特区 や その 周辺 に 生産 拠点 を 移し た 。  その後 上海 等 の 沿岸 都市 が 経済 技術 開発 区 に 指定 さ れ 、 その後 内陸 部 に も 開放 政策 が 広まっ た ため 、 経済 特区 の 存在 意義 が 薄れ て き て いる 。 と は いえ 、 経済 特区 が 中国 の 高度 成長 を 支え て き た の は 事実 で あり 、 深 圳 の よう に 、 香港 を 追い抜く ほど の 勢い が ある ハイテク 都市 を 生み出し た 。  中国 の 開放 政策 が 全国 規模 で 広まる につれ 、 経済 特区 や 地域 経済 間 の 競争 が 激化 し て いる 。 経済 特区 と その他 の 経済 地域 と の 違い は 、 外資 から 第 二 次 産業 だけ で は なく 、 第 三 次 産業 を 積極 的 に 導入 し て いる 点 で ある 。改革 開放 （ かい かく かい ほう 、 ） と は 、 中華人民共和国 の 鄧小平 の 指導 体制 の 下 で 、 1978 年 12 月 に 開催 さ れ た 中国共産党 第 十 一 期 中央 委員 会 第 三 回 全体 会議 で 提出 、 その後 開始 さ れ た 中国 国内 体制 の 改革 および 対外 開放 政策 の こと 。  毛沢東 時代 の 大 躍進 政策 と 文化 大 革命 で 疲弊 し た 経済 を 立て直す ため 、 現実 派 の 小平 は 「 四つ の 近代 化 」 を 掲げ 、 市場 経済 体制 へ の 移行 を 試みる 。 基本 原則 は 先 富 論 に 代表 さ れる よう に 、 先 に 豊か に なれる 条件 を 整え た ところ から 豊か に なり 、 その 影響 で 他 が 豊か に なれ ば よい という 考え方 で ある 。  これ は それ まで の 絶対 平等 主義 （ ネガティブウェルフェア ） を 切り離し た 象徴 と いえる 。 これ に 則り 、 農村 部 で は 人民公社 が 解体 さ れ 、 生産 責任 制 、 すなわち 経営 自主権 を 保障 し 、 農民 の 生産 意欲 向上 を 目指し た 。 都市 部 で は 外資 の 積極 利用 が 奨励 さ れ 、 広東 省 の 深 、 福建 省 の アモイ など に 経済 特区 が 、 上海 、 天津 、 広州 、 大連 など の 沿岸 部 諸 都市 に 経済 技術 開発 区 が 設置 さ れる 。 華僑 や 日 欧米 の 資本 を 積極 的 に 導入 する こと で 、 資本 確保 や 国外 から の 技術 移転 など 成し遂げる 一方 、 企業 の 経営 自主権 の 拡大 など の 経済 体制 の 改革 が 進ん だ 。  改革 開放 政策 は 、 同時に 中国 社会 に 大きな 矛盾 を 生み出し た 。 農村 部 と 都市 部 、 沿岸 部 と 内陸 部 における 経済 格差 が 拡大 し 、 官僚 の 汚職 や 腐敗 が 一層 深刻 な もの に なっ た 。 インフレ や 失業 も 目立つ よう に なり 、 共産党 に対する 不満 は 高まっ て いっ た 。 1989 年 に は 天安門 事件 が 発生 、 改革 開放 は 一時 中断 する こと に なる 。  北京 大学 の 張 維迎教 授 は 「 最初 の 15 年間 は 価格 自由 化 に 終始 し た 」 と 分析 し て いる 。  1992 年 以降 、 再び 改革 開放 が 推し進め られ 、 経済 成長 は 一気に 加速 し た 。 しかし 、 都市 と 農村 、 沿海 部 と 内陸 部 の 地域 格差 は 深刻 化 し 、 とりわけ 農民 の 不満 が 高まっ た 。 社会 主義 市場 経済 体制 の もと で 、 江沢民 ・ 朱 鎔基 政権 は 格差 是正 と 一層 の 経済 改革 に 取り組む こと に なる 。 格差 是正 の ため の 西部 大 開発 、 国営 企業 改革 に 伴う 失業 者 の 増大 、 民 工 潮 、 三 農 問題 といった 新た な 問題 も 発生 し た 。 この よう な 問題 を 抱え ながら も 、 今や 中国 経済 は 「 世界 の 工場 」 と 呼ば れる まで に 成長 し 、 生産 大国 として だけ で は なく 、 日 米 欧 に 次ぐ 第 4 の 市場 として も 期待 さ れ て いる 。 2001 年 に は 、 悲願 だっ た WTO 加盟 を 果たす 。  2002 年 から 、 胡錦涛 党 総 書記 政権 が 発足 。 2020 年 の GDP を 、 2000 年 の 4 倍 に し （ 年 平均 7 . 2 % 成長 ） 、 中 進 国 と なる 戦略 を 打ち出し 、 さらに 全面 的 な 「 小康 社会 」 を 建設 する こと を 新た に 目標 に 掲げ た 。 「 小康 」 と は 、 いくらか ゆとり が ある こと を 指す 中国語 で 、 ここ で は 、 衣食 が なんとか 間に合う 状態 から 、 さらに 生活 が 向上 し 、 衣食 が 足り た 状態 に 達する こと を 指す 。 沿岸 部 だけ で なく 、 内陸 部 の 経済 水準 を 引き上げる こと が 狙い で ある 。  2003 年 に は 全国 人民 代表 大会 （ 全人代 ） で 温 家宝 が 国務 院 総理 （ 首相 ） に 選出 さ れ 、 朱 鎔基 の 経済 改革 を 継承 する こと と なっ た 。 2004 年 に は 、 私有 財産 権 保護 を 明記 し た 憲法 改定 案 が 全人代 で 採択 さ れ 、 株式 制度 、 企業 統治 制度 など 、 国有 企業 の 改革 の ため の 政策 も 打ち出さ れ て いる 。 また 、 2007 年 の 全人代 で は 、 私有 財産 の 保護 を 明記 し た 物権 法 、 国内 企業 と 外資 企業 の 所得 税率 の 格差 を 是正 する 企業 所得 税法 が 採択 さ れ た 。 2008 年 の 北京 オリンピック や 2010 年 の 上海 万博 開催 も 決定 し 、 改革 開放 政策 は より 一層 進展 する もの と 思わ れる 。  更に 胡 温 体制 政権 は 和 諧社会 という 各階 層間 で 調和 の 取れ た 社会 の 実現 も 目指し て いる 。  2013 年 に 習近平 が 党 総 書記 ・ 国家 主席 に 、 李 克 強 が 国務 院 総理 （ 首相 ） に 就任 し て 、 現在 に 至っ て いる が 、 格差 が 大きく 拡がり 、 官僚 の 腐敗 が 頻発 し て いる 。  中国 政府 は 1978 年 経済 体制 の 改革 を 決定 する と 同時に 、 対外 開放 政策 も 計画 し た 。 1980 年 から 順次 、 広東 省 の 深 、 珠 海 、 汕頭 、 福建 省 の アモイ 及び 海南 省 に 5 箇所 の 経済 特区 を 設置 し た 。 1984 年 に は さらに 大連 、 秦皇島 、 天津 、 煙 台 、 青島 、 連 雲 港 、 南通 、 上海 、 寧 波 、 温州 、 福 州 、 広州 、 湛 江 、 北海 の 14 沿海 都市 を 開放 し た 。  1985 年 以降 、 長江 デルタ 、 珠江 デルタ 、 閩南 トライアングル （ アモイ ・ 泉州 ・ 州 ） 、 山東 半島 、 遼東 半島 、 河北 省 、 広西 チワン 族 自治 区 を 経済 開放 区 として 沿海 経済 開放 地帯 を 形成 し た 。  1990 年 、 中国 政府 は 上海 浦 東新 区 の 開発 と 開放 を 決定 し 、 一連 の 長江 沿岸 都市 の 開放 を さらに 進め 、 浦 東新 区 を 竜頭 と する 長江 開放 地帯 を 形成 し た 。 1992 年 以降 は 辺境 都市 や 内陸 の 全て の 省 都 と 自治 区 首府 を 開放 し た 。 さらに 一連 の 年 に 15 箇所 の 保税 区 、 49 箇所 の 国家 級 経済 技術 開発 区 と 53 箇所 の ハイテク 技術 産業 開発 区 を 設定 し て いる 。  この よう に 中国 は 沿海 、 沿江 、 沿辺 、 内陸 地区 を 結合 し て 全 方位 、 多次元 、 広 領域 の 対外 開放 構造 を 形成 し て いる 。 対外 開放 地区 で は さまざま な 優遇 政策 を 実施 し 外向 型 の 経済 、 輸出 拡大 、 先進 技術 導入 など の 面 で 大きな 役割 を 果たし て いる 。企業 の 社会 的 責任 （ きぎ ょうのしゃかいてきせきにん 、 、 略称 ： CSR ） と は 、 企業 が 倫理 的 観点 から 事業 活動 を通じて 、 自主 的 （ ボランタリー ） に 社会 に 貢献 する 責任 の こと で ある 。  CSR は 企業 が 利益 を 追求 する だけ で なく 、 組織 活動 が 社会 へ 与える 影響 に 責任 を もち 、 あらゆる ステーク ホルダー （ 利害 関係 者 ： 消費 者 、 投資 家 等 、 及び 社会 全体 ） から の 要求 に対して 適切 な 意思 決定 を する 責任 を 指す 。 CSR は 企業 経営 の 根幹 において 企業 の 自発 的 活動 として 、 企業 自ら の 永続 性 を 実現 し 、 また 、 持続 可能 な 未来 を 社会 とともに 築い て いく 活動 で ある 。 企業 の 行動 は 利益 追求 だけ で なく 多岐 に わたる ため 、 企業 市民 という 考え方 も CSR の 一環 として 主張 さ れ て いる 。  貢献 度 の 指標 として は 功利 主義 的 な SROI （ 社会 的 投資 利益 率 ） を 挙げる こと が できる 。 数値 指標 は ピグー 税 に 議論 さ れる よう な 検証 不可能 性 という 問題 が 残る 。  そこで 、 無責任 な 企業 を 発見 し 淘汰 する 消費 者 世論 の 社会 的 責任 、 あるいは 市民 の 社会 的 責任 が 必要 不可欠 と 考え られ て いる 。 社会 的 責任 投資 ( SRI ) は より 直接的 に 評価 する 。 国際 標準 化 機構 （ ISO ) で は 、 対象 が 企業 に 限ら ない という 見地 から 、 社会 的 責任 の 呼称 で 国際 規格   ISO   26000   を 2010 年 11 月 に 策定 し た 。 日本語 に も 翻訳 さ れ 、 日本工業規格 （ JIS ） で は   JIS   Z   26000   「 社会 的 責任 に関する 手引 」 として 2012 年 3 月 に 制定 さ れ た 。 これ について は 2001 年 から の 経緯 を 後述 する 。  最も 基本 的 な CSR 活動 として 挙げ られる の は 、 企業 活動 について 、 利害 関係 者 に対して 説明 責任 を 果たす こと で ある と さ れる 。 インベスター・リレーションズ   ( IR ) は 代表 例 で ある 。 環境 問題 に対する 企業 の 責任 が 唱え られ た の を きっかけ に 、 様々 な ステーク ホルダー に対する 責任 が 問題 と さ れる よう に なっ た 。 環境 （ 対 社会 ） は もちろん 、 労働 安全 衛生 ・ 人権 （ 対 従業 員 ） 、 雇用 創出 （ 対 地域 ） 、 品質 （ 対 消費 者 ） 、 取引 先 へ の 配慮 （ 対 顧客 ・ 外注 ） など 、 幅広い 分野 に 拡大 し て いる 。 国連 で は 、 この うち の 「 人権 」 「 労働 」 「 環境 」 「 腐敗 防止 」 に関する 10 原則 を グローバル ・ コンパクト として 提唱 し 、 世界中 の 企業 ・ 団体 に 参加 を 呼びかけ て いる 。  CSR は 、 同族 企業 の 多い ドイツ 帝国 で 生まれ た 考え方 で ある 。 ワイマール 憲法 の 第 153 条 第 3 項 に は 、 所有 権 の 社会 的 責任 が 規定 さ れ 、 企業 の それ を 基礎 づけ た 。 なお 、 ドイツ の 同族 企業 に は 100 ％ 支配 で INA 、 ベーリンガーインゲルハイム 、 カール ・ ツァイス 、 フォイト 、 ミーレ 、 ヘラー など が ある 。 100 ％ に 近い もの で ロバート ・ ボッシュ 、 7 割 支配 で は ダルムシュタット の メルク が ある 。 所有 者 一族 が 多 国籍 の もの で は ドドゥコ・グループ が ある 。  フランス も 、 シュナイダーエレクトリック・ミシュラン・ダッソー を 代表 と する 同族 企業 が 多く 、 ノブリス・オブリージュ という 考え方 が ある 。 21 世紀 に 入っ て から は 、 エンロン・ワールドコム 等 の 重大 な 企業 の 不正 行為 が 起こり 、 企業 の 社会 的 責任 が 一層 強く 意識 さ れる こと と なっ た 。  会社 法 において 、 株式会社 に つき 、 CSR を どの よう に 扱う べき か について は 議論 が ある 。 経営 者 は 、 法令 の 範囲 内 において 株主 の 利益 を 最大 化 す べき 、 という （ 少なくとも 法学 の 世界 において は ） 伝統 的 な 考え方 に対して 、 経営 者 が CSR を 考慮 する こと を 積極 的 に 認める 見解 が ある 。 後者 は 、 現代 社会 における CSR の 重要 性 を その 根拠 と する もの で ある が 、 前者 の 立場 から は CSR の 名 の 下 に 経営 者 の 権限 濫用 を 許し かね ない 等 の 批判 が ある 。 もっとも 、 前者 の 見解 は CSR を 全く 無視 す べき という の で は なく 、 あくまで 株主 の 利益 の 最大 化 の 手段 として 考える べき こと と なる 。  似 た よう な 概念 に として 、 企業 による 社会 貢献 活動 ・ フィランソロピー・メセナ が ある が 、 利益 の 一部 を 寄付 する こと で 社会 的 責任 を 果たす こと が できる わけ で は ない ので 、 これら は 社会 的 責任 と は 区別 し て 考える べき もの で ある 。  CSR は 地域 、 国家 、 企業 により 発展 の 仕方 が 異なる 。 アメリカ で は 、 利害 関係 者 に対して 説明 責任 を 果たし 、 会社 の 財務 状況 や 経営 の 透明 性 を 高める など 、 適切 な 企業 統治 と コンプライアンス （ 法令 遵守 ） を 実施 し 、 「 リスク マネジメント 」 、 「 内部 統制 」 を 徹底 する 。 ヨーロッパ で は 、 企業 の 未来 へ の 投資 の 一環 として 持続 可能 な 社会 を 実現 する ため 、 環境 や 労働 問題 など について 企業 が 自主 的 に 取り組む 。  これら の 活動 は 相互 補完 的 で ある 。 適切 な 企業 統治 や 法令 遵守 を 実施 する こと なし に 、 環境 や 労働 問題 の 改善 を 図ろ う と する こと は しばしば 企業 の 永続 性 の 問題 を 生じ させる で あろ う し 、 自社 の 利害 関係 者 に対して 説明 責任 を 果たし て いく 過程 において は 、 環境 や 労働 問題 の 改善 を 図る 活動 を 求め られる こと も で て くる こと に なろ う 。 1986 年 に コー 円卓 会議 が 設立 さ れ 、 日 米 欧 三極 圏 で 企業 の 社会 的 責任 を 具体 化 する 大 事業 を 計画 する よう に なっ た 。  ヨーロッパ において は 、 消費 者 に対する イメージ 向上 を 狙い 、 顧客 誘引 力 を 上げよ う という 考え によって 行わ れる 活動 は CSR として 評価 さ れ て い ない 。 ヨーロッパ における CSR と は 社会 的 な 存在 として の 企業 が 、 企業 の 存続 に 必要 不可欠 な 社会 の 持続 的 発展 に対して 必要 な コスト を 払い 、 未来 に対する 投資 として 必要 な 活動 を 行う こと で ある 。 時として 、 これ は アメリカ 型 の 市場 中心 主義 へ の アンチテーゼ として 語ら れる こと も ある が 、 EU が 主導 的 に 様々 な 基準 を 整備 し て いる こと や 、 環境 、 労働 等 に対する 市民 の 意識 が 高い こと も あり 総じて 企業 として CSR に対する 取り組み は 包括 的 で 、 企業 活動 の 根幹 として 根付い て いる 。 これ に対して 近年 EU に 加盟 し たり 、 しよ う と し て いる 東欧 諸国 など において は CSR は しばしば EU 水準 の 企業 統治 の 実現 や 法令 順守 の 問題 として 理解 さ れ て いる 。  アメリカ で は 、 1990 年代 の 後半 から 、 企業 は 利益 を 追求 する だけ で なく 、 法律 の 遵守 、 環境 へ の 配慮 、 コミュニティー へ の 貢献 など が 求め られ 、 企業 の 社会 的 責任 ( CSR ) が 問わ れる よう に なり 、 2000 年代 に なる と 企業 改革 ・ 更生 法 と も いえる サーベンス・オックスレー 法 （ SOX 法 。 正式 に は 上場 企業 会計 改革 および 投資 家 保護 法 ） が 成立 さ れ て いく など 、 企業 に対する 社会 的 責任 を 法律 で 定め て いく という よう な 法的 整備 ・ 拘束 等 が 進め られ て いく よう に なっ た 。 また 、 その よう な 法的 整備 と 企業 の 社会 環境 が 整え られ 、 変わっ て いく と 同時に 、 労働 者 の 人権 の 保護 に関して も 、 国際 的 に 関心 が 高まる よう に なっ た 。 その 背景 に は 、 企業 活動 が グローバル 化 し 、 先進 国 の 多 国籍 企業 が 発展 途上 国 の 労働 者 を 雇う ケース が 増え 、 さまざま な 問題 が 発生 し た こと が ある 。 その 為 、 アメリカ 政府 は 、 企業 が 起す これら の 諸 問題 に 対応 し て いく 為 、 様々 な 対策 を 講じ て いく 事 と なっ た 。  アメリカ 企業 において は 、 企業 が 株主 の もの で ある と する 考え方 が 徹底 さ れ て おり 、 一般 の 市民 も 多い 株主 へ の 説明 責任 という 観点 から 、 企業 の CSR へ の 理解 、 認識 は 歴史 的 に 深い 。 しかしながら 、 ワールド コム 、 エンロン の 事件 に み られる よう に 、 しばしば 企業 の 社会 的 責任 について の 考え方 は 企業 収益 と 企業 価値 の 向上 （ 株式 総額 の 向上 ） へ の 指向 によって 歪め られ て しまう こと も 多い 。  この ため アメリカ で は 米国 企業 改革 法 等 を通じて 、 企業 経営 者 に 各 ステークス ホルダー に対する 説明 責任 の 徹底 を 求め 、 米国 証券 取引 委員 会   ( SEC )   等 が この 実現 に 目 を 光らせる こと と なっ た 。  日本 で は 1970 年代 から 企業 の 社会 的 責任 という ことば が 使わ れ て い た 。 しかしながら 、 一般 に 日本 企業 が CSR に 期待 する もの は 、 「 企業 の 持続 的 発展 」 で あり 、 その ため 、 しばしば 企業 の 社会 的 責任 は 企業 の 社会 的 貢献 や 企業 イメージ の 向上 を 図る 慈善 活動 の よう に 考え られ 、 この ため 企業 収益 を 実現 し た 後 の 活動 のみ を 指す もの と 誤解 さ れ た 。  また 、 企業 活動 における 利益 実現 が 主 の 目標 で CSR は 従 と 考え て いる 企業 経営 者 は いまだ 多く 、 利益 幅 の 小さな 企業 における CSR の 活動 の 取り組み は あまり 進ん で い ない 。 近年 特に 企業 不祥事 と それ に対する 企業 統治 の 実現 や 法令 順守 の 問題 の 文脈 で CSR が 語ら れる こと が 多く 、 こうした 状況 は 前述 の 東欧 諸国 など の 企業 の 状況 と 相 通じる もの が ある 。 経済 団体 など で は CSR の 普及 に 努め て おり 、 一定 の 成果 を みせ て いる ものの 特に 日本 の 企業 において 圧倒的 に 多い 中小 企業 の 意識 の 変化 に は 時間 が かかる と 思わ れる が 、 否応 で も 取り組ま ざる を 得 ない 課題 と なっ て いる 。  これ まで CSR の 活動 内容 に は 『 社会 に対する 利益 還元 』 として 「 法令 厳守 」 「 商品 ・ サービス の 提供 」 「 地球 環境 の 保護 」 等々 、 商品 や 環境 に対する 事項 が 挙げ られ て い た が 、 近年 で は 「 従業 員 の あり方 （ 資質 ・ 技能 ・ 能力 ） 」 も 含ま れ 始め て おり 、 「 従業 員 自体 の 品質 向上 」 に 向け て 対策 を 取る 企業 も ある 。 これ は 、 「 従業 員 が 起し た 問題 は 企業 の 責任 」 と 云う 考え方 が ベース に あり 、 加え て は 、 サプライ チェーン や ステーク ホルダー まで に 損失 の 影響 を 及ぼし かね ない と 云う 危惧 から で も ある 。 なお 、 調和 を 尊ぶ 日本 社会 において CSR は 、 古来 より 、 企業 の 持続 的 発展 の 観点 から 、 経験 的 に 会得 さ れ 、 実践 さ れ て おり 、 江戸 時代 の 学者 石田 梅岩 の 記述 や 、 三井 家 、 住友 家 、 近江 商人 など の 江戸 時代 の 商人 に 代々 引き継が れ た 家訓 など を 例 として 、 商 工業 の 底流 に CSR に 通じる 考え方 を 見る こと が できる 。  国際 連合 や 国際 標準 化 機構 （ ISO ） で は 、 上述 の 多様 性 を 前提 として 国際 的 な ガイドライン が 策定 さ れ て いる 。  社会 的 責任 に関する 国際 規格 は 、 規格 番号   ISO   26000   として   2010 年 11 月 に 発行 さ れ た 。 他 の 管理 規格 （ ISO   9001 、 ISO   14001   など ） の よう に 要求 を する もの で は なく 、 あくまで ガイド で ある 。  2001 年 4 月 、 ISO の 理事 会 において CSR 規格 の 可能 性 を 決議 し た 。 翌年 から 消費 者 政策 委員 会 ( COPOLCO ) 内 で 検討 が なさ れ 、 CSR の 規格 化 は 望ましく 、 ISO 9000 系 及び ISO   14000 系 を 基 に し て 規格 化 が 可能 だ という 見解 を 取りまとめ た 調査 報告 書 が 提出 さ れ た 。 2002 年 9 月 、 これ を 受け た 技術 管理 評議 会 ( TMB ) 内 で 規格 化 に関して 作業 が 始まる が 、 多岐 に 渡る ため 難航 し た 。 審査 登録 制度 （ 認証 ） を 伴わ ない ガイダンス 用 の 規格 案 として 提出 さ れ 、 世界 自然 保護 基金 の 異論 も 添付 さ れ た 。 ISO で は 、 社会 的 責任 を 負う の は 企業 および 組織 だけ で は ない という 議論 を 経 て 、 2003 年 2 月 から は 社会 的 責任 の 呼称 で 策定 が 続け られ て い た 。  社会 的 責任 の 中核 主題 及び 課題 として 、 組織 統治 ・ 人権 ・ 労働 慣行 ・ 環境 ・ 公正 な 事業 慣行 ・ 消費 者 課題 ・ コミュニティ 参画 及び 開発 の 7 つ が 挙げ られ て おり 、 いわゆる 社会 貢献 活動 （ 寄付 、 ボランティア 活動 など ） は 含ま れ て い ない 。景気 循環 （ けい きじ ゅんかん 、 ） と は 、 経済 全体 の 活動 水準 で ある 景気 において 、 循環 的 に 見 られる 変動 の こと で ある 。 景気 変動 （ けい き へん どう ） 、 景気 の 波 （ けい きの なみ ） と も 呼ば れる 。 景気 が 一定 の 原因 により 決まっ た 周期 で 恒常 的 ・ 法則 的 に 循環 する と 考える 説 を 景気 循環 論 と いう 。  景気 循環 局面 の 分割 について は 、  が ある 。 なお 、 日本 の 内閣 府 は 2 局面 に 分割 し て 、 景気 循環 を 表し て いる 。  2 局面 分割 の 場合 に は 、 景気 拡張 （ 拡大 ） 局面 の 最高 点 が 山 で 景気 後退 局面 の 最低 時点 が 谷 で あり 、 谷 から 谷 まで が 1 循環 と さ れ て いる 。  日本 政府 が 発表 する 景気 循環 は 、 ディフュージョン・インデックス （ DI ） を 中心 と し た 景気動向指数 を 用い て 2 局面 に 分割 し た 景気 循環 で あり 、 景気動向指数 と 景気 循環 と の 関係 を 景気動向指数 が 50 % を 超え て いる 期間 を 景気 拡張 期 と し 、 50 % を 切っ て いる 期間 を 景気 後退 期 と し て いる 。 また 、 景気動向指数 が 0 % から 100 % に 向かう 期間 を 不況 、 100 % から 0 % に 向かう 期間 を 好況 と し て いる 。 なお 、 景気動向指数 が 50 % の 点 を 景気 転換 点 と 呼び 、 0 % から 100 % へ 向かう 方向 で の 50 % の 点 が 景気 の 谷 と なり 、 100 % から 0 % に 向かう 方向 で の 50 % の 点 が 景気 の 山 と なる 。 すなわち 、 景気 が 山 の 時 も 谷 の 時 も 景気動向指数 は 50 % と なる 。  ただし 、 2008 年 4 月 以降 、 コンポジット・インデックス （ CI ） を 中心 と する 景気動向指数 に 切り替わり 、 それ 以後 は 、 CI による 景気 判断 も 加わる よう に なっ た 。  4 局面 分割 で は 正常 な 水準 から 出発 し て 、 好況 （ 拡張 ・ 拡大 ） 、 後退 、 不況 （ 収縮 ） 、 回復 の 各 局面 を 経 て 、 再び 正常 な 水準 に 戻る まで を 1 循環 と する こと が 多い 。  多く の 景気 循環 の 計測 において 、 2 分割 （ 景気 拡張 期 、 景気 後退 期 ） で 示さ れる こと が 多い が 、 景気 循環 の 計測 の 基礎 と なっ て いる バーンズ と ミッチェル の 景気 循環 の 定義 で は 4 分割 で あらわさ れ て いる 。 ただし 、 回復 と 好況 、 および 後退 と 不況 の 境目 を 計測 する こと が 困難 な ため 、 ほとんど 4 分割 で 表示 さ れる こと は ない 。  古典 的 な 景気 循環 論 として 、 次 の 4 つ が 知ら れ て いる 。 キチン 循環 、 ジュグラー 循環 、 クズネッツ 循環 、 コンドラチェフ 循環 で あり 、 それぞれ 循環 の 発見 者 の 名前 を とっ て いる 。 また 、 循環 は 波 と も 呼ば れる 。  循環 を 周期 の 違い で 分類 する 研究 は 、 現代 マクロ 経済 学 の 発展 し て から 学会 の 関心 を 失っ た 。 分類 研究 は 常 日頃 に 起こる 循環 を 考える のに ほとんど 役に立た ない から で ある 。  約 40 ヶ月 の 比較的 短い 周期 の 循環 。 短期 波動 と も 呼ば れる 。 アメリカ の 経済 学者 ジョセフ ・ A ・ キチン が 1923 年 の 論文 で その 存在 が 主張 さ れ 、 ヨーゼフ・シュンペーター の 景気 循環 論 によって 「 キチン 循環 」 と 名づけ られ た 。 主 に 企業 の 在庫 変動 に 起因 する と 見 られる 。  在庫 循環 は 長く 景気 循環 の 基礎 で あっ た が 、 1990 年代 アメリカ の 長期 好況 の 中 で この 循環 は 次第に 不明瞭 に なっ て いっ た 。 一時 は 、 景気 循環 が 消滅 し た と まで 言わ れ た が 、 実際 に は 設備 投資 の 循環 など を 軸 に 景気 循環 は 全く 衰え て い なかっ た 。 しかし 、 21 世紀 に 入っ て 在庫 循環 が 次第に 不明瞭 に なっ て いる こと は 明らか に なっ て いる 。 グローバル 化 や IT 革命 （ サプライチェーン・マネジメント の 進展 → 在庫 調整 の 短期 化 ） が 要因 として 挙げ られ て いる 。  右 図 は 1999 年 第 一 四半期 から 2005 年 第 三 四半期 まで の 、 日本 における 在庫 循環 で ある 。 横 軸 が 鉱工業 生産 指数 の 前年 比 変動 率 、 縦 軸 が 在庫 指数 の 前年 比 変動 率 で ある 。 青 線 が 循環 の 一周 期 で ある 。 赤 線 は 次 の 周期 の 途中 で ある 。 青 線 は 1999 年 第 一 四半期 から 、 2002 年 第 二 四半期 まで 14 四半期 （ 3 年 半 ： 42 ヶ月 ） で ある 。  図 の 説明 と 循環 （ 青 線 ） の 展開 について 述べる 。  約 10 年 の 周期 の 循環 。 中期 波動 と も 呼ば れる 。 フランス の 経済 学者 クレマン・ジュグラー が 1860 年 の 著書 の 中 で その 存在 を 主張 し た ため 、 シュンペーター の 景気 循環 論 から 「 ジュグラー 循環 」 と 呼ば れる 。 企業 の 設備 投資 に 起因 する と 見 られる 。  約 20 年 の 周期 の 循環 。 アメリカ の 経済 学者 サイモン・クズネッツ が 1930 年 に その 存在 を 主張 し た こと から 、 「 クズネッツ の 波 」 と 呼ば れる 。 約 20 年 という 周期 は 、 住宅 や 商 工業 施設 の 建て替え まで の 期間 に 相当 する こと から 、 建設 需要 に 起因 する サイクル と 考え られ て いる 。 子 が 親 に なる まで の 期間 に 近い こと から 人口 の 変化 に 起因 する と する 説 も ある 。 なお 、 クズネッツ は シュンペーター の 景気 循環 論 に対して 批判 的 だっ た 。  約 50 年 の 周期 の 循環 。 長期 波動 と も 呼ば れる 。 ロシア の 経済 学者 ニコライ・ドミートリエヴィチ・コンドラチエフ による 1925 年 の 研究 で その 存在 が 主張 さ れ た こと から 、 シュンペーター によって 「 コンドラチェフ の 波 」 と 呼ば れ 、 その 要因 として シュンペーター は 技術 革新 を 挙げ た 。 第 1 波 の 1780   -   1840 年代 は 、 紡績 機 、 蒸気 機関 など の 発明 による 産業 革命 、 第 2 波 の 1840   -   1890 年代 は 鉄道 建設 、 1890 年代 以降 の 第 3 波 は 電気 、 化学 、 自動車 の 発達 に よる と 考え た 。 この 循環 の 要因 として 、 戦争 の 存在 を 挙げる 説 も ある 。  短期 的 な 経済 変動 は 、 支出 面 の 動き で 決まる と さ れ て いる 。  一般 に インフレ や 景気 と 賃金 が スライド する 労働 者 （ 会社 員 など ） に 比べ 、 賃金 硬直 性 の 強い 労働 者 （ 公務員 など ） は 、 好景気 時 は 相対 的 に 貧しく なる 。 一方 、 景気 の 悪い 時期 において は 、 公務員 など は 会社 員 など と 比べる と 賃金 が 下がり づらい 為 、 相対 的 に 豊か に なる 。  一般 的 に 、 景気 が 良く なっ て いる とき は 企業 は 人 を 増やそ う として 企業 など に 雇わ れる 雇用 者 は 増加 する 。 一方 、 景気 が 悪く なっ て いる とき は 企業 は コスト 削減 の ため に 人件 費 を 減らそ う として 雇用 を 抑制 、 または 雇用 者 を 解雇 する 。 なお 、 雇用 関係 の 指標 は 景気 に対して 遅行 する 場合 が 多い 。 詳しく は 失業 を 参照 。  不況 に なる と 、 企業 の 資金 需要 は 減退 し 、 貸出 金 の 増加 テンポ が 鈍く なり 、 やがて 減少 に 転じる 。 不景気 が 長期 化 する と 不良 債権 が 増え て 貸 倒引当 金 を 積み 増す ため 、 利益 が 圧迫 さ れる 。 好景気 に なる と 、 企業 は 、 金融 機関 から 資金 を 借り て でも 資金 調達 し 、 生産 設備 等 の 設備 投資 に あるいは 運転 資金 に 充てよ う と する ため 、 資金 需要 が 旺盛 と なり 、 金融 機関 の 貸 出金 残高 も 増加 する 。 やがて 業績 不振 の 企業 が 立ち直る と共に 不良 債権 が 減り 引当 金 が 必要 なくなり 、 これ を 取り崩す ため 、 利益 が 増大 する 。  同様 に 、 個人 について も 好況 が 続く と 、 将来 的 に も 雇用 不安 が 少なく なり 、 賃金 が 確保 できる 予想 が 成り立ち 、 地価 や 住宅 価格 の 上昇 が 予想 さ れる こと から 、 今 の うち に 住宅 ローン を 借り て でも 、 住宅 を 手 に 入れよ う と する 人 が 増える ので 、 住宅 ローン の 取り扱い が ふえ て 、 金融 機関 の ローン 残高 も 増える 。 特に 、 景気 の 上昇 が 鮮明 に なり 、 ローン 金利 の 上昇 が 見込ま れる とき に は 駆け込み 的 に 申し込み が 増える 。 個人 について も 、 住宅 ローン 金利 の 変動 について は 敏感 に なっ て いる 。  金利 について も 、 景気 循環 とともに 変動 する が これ について は 、 当該 項目 を 参照 の こと 。  好景気 に なる と 税収 が 増え 財政 収支 が 改善 する 。 不景気 に なる と 、 失業 手当 や 公共 投資 が 必要 に なる 一方 で 税収 が 減少 し 財政 収支 が 悪化 する 。  景気 に は 、 四 局面 の 内 で 、 谷 や 山 が 著しく なる 場合 など が あり 、 いろいろ な 表現 の さ れ 方 を する 。  日本 の 場合 、 景気 の 判断 および 景気 循環 （ 景気 基準 日付 ） の 判定 は 、 内閣 府 が 発表 し て いる 景気動向指数 ・ 景気 合成 指数 （ DI ・ CI ） を 用い て 景気 の 局面 を 判断 する の が 一般 的 で ある 。 景気動向指数 に は 、 先行 （ 景気 に 先行 し て 動く 指標 ） 、 一致 （ 景気 に 一致 し て 動く 指標 ） 、 遅行 （ 景気 より 遅れ て 動く 指標 ） の 3 系列 が 存在 する 。  内閣 府 が 発表 し て いる 日本 の 景気 循環 は 2 局面 分割 で あり 、 山 、 谷 の 時期 （ 景気 基準 日付 ） は 山 や 谷 を 過ぎ て から かなり の 時間 が 経過 し ない と 確定 し ない 。 この ため 現時点 で 景気 が 拡張 （ 拡大 ） 局面 に ある の か 後退 局面 に ある の か という 政府 の 公式 判断 は 、 内閣 府 が 月例 経済 報告 等 に関する 関係 閣僚 会議 に 報告 し て いる 、 月例 経済 報告 に よる 。  景気動向指数 は 、 1950 年 に 、 H ・ L ・ ムーア （ アメリカ の 統計 経済 学者 ） によって 作成 さ れ て いる ため 、 それ 以前 の 記録 は なく 、 日本 において いつ から 統計 を とっ て い た か は 明らか に し て い ない 。 その ため 、 第 一 循環 の 谷 は 決まっ て い ない 。  内閣 府 による 景気 基準 日付 で 設定 さ れ た 2012 年 （ 平成 24 年 ） 11 月 以降 の 景気動向指数 （ CI ） を 示す 。 値 は 2010 年 （ 平成 22 年 ） の 100 と し た とき の 値 で ある 。  上記 の よう な 景気 循環 は 、 ほぼ 景気動向指数 の 数値 の 結果 から 判断 さ れ た もの で ある 。 しかし 、 数値 上 の 景気 と 実感 する 景気 が 一致 し ない こと が ある ため 、 景気 の 実感 が 景気 循環 と 異なる こと が ある 。 その ため 、 景気 ウォッチャー 調査 で 実質 的 な 景気 は 判断 さ れる 。 この 景気 ウォッチャー 調査 は 、 3 か月 前 と 比べ た 景気 （ 現状 判断 DI ） と 、 2 、 3 か月 先 の 景気 の 先行き （ 先行き 判断 DI ） が 調査 さ れ 、 いずれ の 結果 も 、 50 % の とき が 「 不変 」 。 50 % を 超え た 場合 「 景気 が よく なっ た / よく なる だろ う 」 。 50 % を 下回っ た 場合 「 景気 が 悪く なっ た / 悪く なる だろ う 」 と なる 。 結果 は 、 内閣 府 から 発表 さ れる 。景気 （ けい き ） と は 、 売買 や 取引 など の 経済 活動 全般 の 動向 の こと 。  日本語 における 「 景気 」 という 言葉 は 、 中世 に 和歌 の 批評 における 余情 意識 を 表現 する 用語 として 用い られ て おり 、 景色 ・ 雰囲気 など の 意味合い を 込め て 使わ れ て き た 。 （ 『 方丈 記 』 など ） 転じ て 評判 や 人気 など の 意味 に も 用い られる 場合 が あっ た 。  経済 用語 として の 「 景気 」 に も 実体 経済 の 動向 のみ なら ず 、 これ に 伴っ た 世間 一般 の 社会 的 心理 を も 含め て 捉える ケース も 多く 、 英語 など の 他 言語 に は 正確 に 合致 する 単語 は ない と 考え られ て いる 。  景気 は 常に 上昇 し 続ける 事 も 、 逆 に 下降 し 続ける 事 も 無く 、 長期 的 に は 上昇 と 下降 を 繰り返し て いる 。 こうした 変動 を 景気 循環 と 呼ん で いる 。 その 中 において 景気 が 上昇 し て いる 状態 を 「 好景気 」 （ 好況 、 単に 「 景気 」 とも ） や 「 景気 の 回復 」 と 呼び 、 逆 に 景気 が 下降 し て いる 状態 を 「 不景気 」 （ 不況 ） や 「 景気 の 悪化 」 と 呼ん で いる 。  景気 の 変動 は 、 以下 の 4 つ の 要因 を 持つ と さ れ て いる 。  統計 を 用い て 景気 を みる 際 に は 季節 変動 は 除く こと が 多い 。 季節 調整 も 参照 。  景気 を 判断 する 際 に は 、 政府 において は 景気動向指数 など で 、 民間 において は GDP ギャップ や 景気 ウォッチャー 調査 など が 利用 さ れる 。 特に 景気 動向 調査 について は 、 景気 の 山谷 判断 の 材料 に も なる など 重要 な 役割 を 担っ て いる 。 毎月 の 景気 に対する 認識 は 、 月例 経済 報告 （ 内閣 府 ） など で 確認 する こと が 出来る 。 他 に は 、 地域 経済 の 動向 について は 日本銀行 の 地域 経済 報告 など が ある 。  ここ で 注意 す べき な の は 、 政府 による 景気 の 良し 悪し の 判断 は 経済 活動 全般 の 動向 を 見る ため に 、 個々 の 企業 ・ 個人 といった よう に 置か れ た 状況 が 異なる 場合 、 判断 材料 が 異なる ため 、 景気 判断 が 違う 場合 は 往々 に し て 存在 する 。 企業 の 場合 は 売上げ 、 個人 の 場合 は 賃金 など の 収入 や 求人 件数 など の 雇用 状況 が 判断 材料 と なる 場合 が 多い 。 その ため 、 例えば 景気 が 上昇 し て い て も 賃金 が 上昇 し ない 場合 、 「 実感 無き 景気 回復 」 と 呼ば れる こと も ある 。  また 、 実感 に あっ た 景気 判断 を する ため に は 、 景気 の 拡大 や 縮小 といった 方向 感 で 見る の で は なく 、 NAIRU に 対応 する GDP 水準 といった よう な 、 ある GDP 水準 の 上 か 下 か で 好景気 ・ 不景気 を 判断 する べき で ある 。『 国富 論 』 （ こく ふろ ん ） は 、 1776 年 に 出版 さ れ た アダム ・ スミス の 著作 で ある 。 全 5 篇 で 構成 さ れ て いる 本書 は 、 近 現代 における 経済 学 の 出発 点 と 位置づけ られ て いる だけ で なく 、 社会 思想 史上 の 古典 と も 位置づけ られ て いる 。 「 見え ざる 手 」 へ の 言及 とともに 、 あらゆる 規制 を 排し た レッセフェール （ 自由 放任 主義 ） を 推進 し た 文献 と 受け止め られる こと も しばしば で ある が 、 20 世紀 以降 の 研究 で は その よう な 短絡 的 な 見方 は 斥け られ て おり 、 スミス の もう 一つ の 著書 『 道徳 感情 論 』 も 考慮 に 入れる 形 で 、 より 広い 視野 から 研究 さ れ て いる 。  英語 で 書か れ た 原著 の 正式 名 は   '   で 、 日本 で は 『 諸 国民 の 富 の 性質 と 諸 原因 について の 一 研究 』 や 『 諸 国民 の 富 の 本質 と 原因 に関する 研究 』 など と 訳さ れる 。 日本語 による 全 訳本 は 『 国富 論 』 の ほか 、 『 富国 論 』 や 『 諸 国民 の 富 』 といった 題名 で も 刊行 さ れ て き た 。  アダム ・ スミス は 1751 年 から グラスゴー 大学 教授 として 、 当初 論理 学 、 次いで 道徳 哲学 を 講じ て い た 。 グラスゴー 大学 の 講義 中 に 、 ピン 製造 を 使っ た 分業 論 を はじめ 、 『 国富 論 』 に 含ま れる こと に なる 理論 の かなり の 部分 が 見 られる 。  スミス が 1759 年 に 刊行 し た 『 道徳 感情 論 』 は 大きな 反響 を 呼ん だ 。 それ が きっかけ と なっ て 、 チャールズ ・ タウンゼンド の 依頼 に 応じ て 大学 教授 を 辞し 、 バク ルー 公 の 大陸 へ の グランド ツアー に 、 家庭 教師 として 同行 する こと に なっ た 。 この 旅行 の 中 で は 、 親友 デイヴィッド・ヒューム の 仲介 も あり 、 フランソワ ・ ケネー 、 ジャック・チュルゴー 、 ヴォルテール ら とも 親交 を 持っ た 。 この 旅行 で スミス は 、 『 国富 論 』 執筆 の ため の 刺激 と 、 執筆 に 専念 できる だけ の 十分 な 年金 と を 得 た 。 帰国 後 の スミス は 、 ベンジャミン・フランクリン と も 出会う 機会 が あり 、 アメリカ 植民 地 に関する スミス の 認識 に は 、 フランクリン から の 影響 が 見 られる 。  スミス は 『 道徳 感情 論 』 の 中 で 、 さらに 法 と 統治 に関する 一般 理論 の 刊行 を 予告 し て い た が 、 その 全体 像 が 実現 する こと は なかっ た 。 死 を 迎え た 1790 年 の 『 道徳 感情 論 』 第 6 版 で は 、 1776 年 に 刊行 し た 『 国富 論 』 が その 構想 の 一部 で あっ た こと を 、 序論 に 付け加え た 。  『 国富 論 』 の 「 序論 および 本論 の 構想 」 において は 、 富 を 生活 の 必需 品 と 便益 品 すべて と 位置づけ 、 年々 の 労働 によって 生み出さ れる もの と し た 。 この 定義 は 、 貴金属 など を 富 と 見なし た 重 商 主義 の 定義 など を 批判 あるいは 否定 し た もの と さ れる 。 『 国富 論 』 は 全 5 篇 において 理論 、 歴史 、 政策 を 包括 的 に 扱っ て いる と さ れ 、 例えば 第 1 、 2 篇 が 理論 、 第 3 篇 が 経済 史 、 第 4 篇 が 経済 思想 史 ・ 経済 学 史 あるいは 経済 政策 論 、 第 5 篇 が 財政 学 など と 分類 さ れる 。 その 叙述 は 十分 に 整理 さ れ て いる と は 言い 難い が 、 後 の 古典 派 経済 学 の 要素 の ほとんど 、 あるいは 後 の 経済 学 に 登場 する 着想 の ほとんど が 含ま れ て いる と さえ 言わ れる 。 『 国富 論 』 は ジョン ・ ロック 、 フランソワ ・ ケネー 、 ジャック・チュルゴー を はじめ と する 数 多く の 先達 の 思想 を 踏まえ た もの で あり 、 その すべて が 独創 的 という わけ で は ない が 、 鋭い 洞察 と 広い 視野 に 裏付け られ た 網羅 性 という 点 で 抜きんで て いる 。  『 国富 論 』 は 、 全 5 篇 から 成る 。  第 1 篇 は 、 分業 による 労働 生産 性 の 上昇 と 、 その 配分 の 問題 が 論じ られる 。  スミス の 分業 論 は 、 ピン 製造 の 題材 から 始まる 。 この 例 は 、 スミス が 故郷 で 幼い 時 に 見 た 経験 が 生かさ れ て いる と 言わ れる 。 従来 、 その 着想 は 『 百科全書 』 の ピン の 項目 から 得 た と 言わ れ て おり 、 直接的 体験 を そこ に 加える 見解 は 1970 年代 以降 に に 現れ た もの だっ た が 、 21 世紀 に 入っ て から 、 『 百科全書 』 以外 の フランス語 文献 の 利用 を 指摘 する 研究 も 現れ て いる 。 『 国富 論 』 の 出現 は 産業 革命 初期 に 当たっ て おり 、 アダム ・ スミス は 機械 制 大量 生産 の 本格 化 を 見 て い なかっ た という 時代 的 制約 が ある 。 ゆえに 、 もう少し 時代 が ずれ て い たら 、 ピン 製造 を 踏まえ た 立論 は 違っ た もの に なっ て い た の で は ない か と も 言わ れ て いる 。 しかし 、 スミス の 重要 な 貢献 は 、 新 時代 の 予言 より も 、 それ まで の 考え の 古 さ を 打破 し た こと や 、 人間 社会 における 関係 性 を 、 労働 を 介し て 把握 し た 点 など に 求め られる 。  分業 の システム を 理論 的 に 定式 化 する 際 に 用い られ た の が 、 交換 性向 や 説得 性向 といった 人間 の 本性 に 含ま れる 特質 で ある 。 すなわち 、 分業 し て も 生活 が 成り立つ ため に は 、 交換 する 市場 が 先んじ て 成立 し て いる 必要 が あり 、 交換 性向 は それ を 裏 支え する 人間 の 性向 と いえる 。 そして 、 その 交換 性向 より も 本源 的 に 存在 する の が 説得 性向 で あり 、 他人 と 言葉 を 交わし 同感 を 得よ う と する 本性 が 、 他者 を 説得 し て 交換 を 成立 さ せる こと に 結び付く と 考え た の で ある 。 そして 、 その 交換 性向 は 、 他者 へ の 慈愛 で は なく 、 自己 の 生存 を 確立 する ため に 自分 自身 の 利益 に 持つ 関心 、 すなわち 自愛 心 に 由来 する と し た 。  スミス は 工場 内分 業 の 進展 を 、 社会 内 の 分業 、 すなわち 職業 の 分化 に も 拡大 する 。 彼 の 立論 において は 工場 内 分業 と 社会 内分 業 の 違い が 明確 に 区別 さ れ て い ない 憾み は ある ものの 、 ともあれ 分業 の 進展 が 生産 力 の 上昇 、 ひいては 商業 社会 の 発展 に つながる こと が 説か れる 。 スミス が 想定 する 商業 社会 は 、 地主 、 資本 家 、 労働 者 による 階級 社会 が 想定 さ れ て おり 、 商業 社会 において は 賃金 、 地代 、 利潤 の 自然 な 水準 に 規定 さ れ た 「 自然 価格 」 が 存在 し 、 公正 さ を 含む 参加 者 の 同感 に 市場 が 支え られ て いれ ば 、 需要 と 供給 によって 決定 さ れる 市場 価格 は 、 長期 的 に は 自然 価格 に 一致 する よう に 動く と さ れる 。 この 議論 の 基盤 を なし た の は 、 まだ 十分 に 練ら れ た 形 で は なかっ た が 、 労働 価値 説 で あっ た 。 スミス は 投下 労働 価値 説 と 支配 労働 価値 説 と を 用い た が 、 この 問題 を 十分 に 突き詰め た と は 言い 難い 。  第 2 篇 で 論じ られる の は 資本 蓄積 の 問題 で ある 。 分業 が 発展 する ため に は 、 それ に 先立っ て 剰余 生産 物 が 蓄積 さ れ て いる 必要 が ある 。 という の は 、 分業 を 始める に は 、 それ を 支える 機械 や 設備 を 整える 必要 が ある し 、 分業 による 生産 物 が 実際 に 交換 さ れる まで の 生活 も 支え なけれ ば なら ない から で ある 。  スミス は この 問題 を 扱う の に際し 、 労働 を 生産 的 労働 と 不 生産 的 労働 に 分け た 。 前者 は 農業 や 工業 を 指す の に対し 、 後者 は サービス 業 を 指す 。 これら を 分ける 基準 は スミス が 富 と 定義 し た 生活 の 必需 品 ・ 便益 品 を 生産 する か どう か で あっ て 、 不 生産 的 労働 が 持つ 社会 で の 有用 性 を 否定 する もの で は ない 。  スミス は 生産 的 労働 から 資本 が 蓄積 さ れる と 捉え た 。 スミス は 生産 的 労働 の 生産 物 の うち 、 生産 に 用い られ た 分 の 資本 が 回収 さ れ 、 残っ た 部分 が 剰余 と なる 。 剰余 は 税 及び 消費 （ 不 生産 的 労働 の 雇用 を 含む ） に 充て られ 、 残り の 部分 が 貯蓄 と なり 、 この 貯蓄 が すなわち 資本 の 蓄積 に 回さ れる 。 言い換える と 、 剰余 の 中 から 税 と 消費 に 回る 分 を 抑えれ ば 抑える ほど 、 資本 の 蓄積 量 は 増大 する こと に なる 。 そして スミス は 、 人 に は 支出 性向 と 倹約 性向 が あり 、 長期 的 に は 後者 の 方 が 上回る と 見なし た 。 しかし 、 倹約 性向 は あくまでも 自身 の 財産 に しか 及ば ず 、 公共 財産 の 管理 に は こうした 性向 が 働か ない と 考え 、 資本 蓄積 を 妨げる 要素 として は 個人 の 浪費 より も 政府 の 浪費 の 方 が 深刻 で ある と し た 。 こうした 考え は 、 浪費 を 肯定 的 に 捉え た 重 商 主義 と は 、 対立 的 な もの で ある 。  第 3 篇 は 経済 史 に 位置づけ られる 。 ローマ帝国 没落 後 の ヨーロッパ の 発達 史 を たどる 。 アダム ・ スミス は 、 国富 を 示す 生活 資料 の 主要 部分 、 すなわち 食料 を 生産 する 農業 に まず 資本 を 投下 し 、 その 発展 が 商 工業 の 発展 へ と つながる こと を 自然 と し た が 、 実際 に ヨーロッパ で は 都市 へ の 特権 付与 など による 転倒 が 起こっ た と する 。 そして 、 その 不自然 な 発達 史 を 裏 支え し た 理論 が 重 商 主義 で ある と し た 。  この 第 3 篇 は 全 5 篇 の 中 で 最も 短い が 、 第 4 篇 で 展開 する 重 商 主義 批判 に 繋がる 点 で は 重要 な 篇 と いえる 。  第 4 篇 は 経済 学 史 など に 位置づけ られる 。 旧来 の 学説 、 具体 的 に は 重 商 主義 、 重 農 主義 へ の 批判 だ が 、 ほとんど は 前者 へ の 批判 に 割か れ て いる 。 スミス は 重 農 主義 に対して は 批判 し つつ も 影響 を 脱し 切れ て おら ず 、 農業 を 重視 する 生産 的 労働 と 不 生産 的 労働 など に も 投影 さ れ て いる 。  重 商 主義 は 金銀 貨幣 を 富 と 解釈 し 、 その 蓄蔵 を 志向 する 。 しかし 、 国内 商業 で は 、 売り手 に 富 が 蓄蔵 さ れる 一方 、 買い手 は 損失 を 出す こと に なる 。 そこで 重 商 主義 で は 、 国際 貿易 で 財貨 を 稼ぐ こと を 重視 し 、 輸出 の 奨励 と 輸入 の 抑制 の ため の 政策 が 採ら れる とともに 、 植民 地 拡大 を 目指し 、 軍事 費 も 増大 する こと に なる 。 しかし 、 スミス は 重 商 主義 政策 を 輸入 抑制 の ため の 2 政策 、 輸出 奨励 の ため の 4 政策 、 計 6 つ に 分類 し 、 この 第 4 節 で は 1 章 ずつ を 割い て 批判 し た 。 批判 し た 論点 の 中 で は 植民 地 論 の 比重 が 明らか に 大きい が 、 これ は 当時 の アメリカ 植民 地 の 情勢 （ 初版 刊行 から 約 4 か月 後 に アメリカ 独立 宣言 が 出さ れ た ） と 強く 結びつい て いる 。  スミス は 輸入 の 制限 を 有害 な もの と し た 。 他方 で 国防 を より 上位 に 置き 、 航海 条例 を 高く 評価 し て いる 。 ゆえに 無条件 に 規制 の 全廃 を 主張 し た わけ で は ない し 、 規制 を なくす こと で 損害 を 被る 人々 の ため に 、 改革 の 速度 を 漸進 的 と す べき こと も 主張 し た 。 また 、 輸出 奨励 金 も 有害 な もの と し 、 輸出 を 奨励 する 政策 は 、 不利 な 産業 に 過度 の 資本 を 投入 さ せる もの として 批判 し て いる 。 同様 に 植民 地 支配 に し て も 、 植民 地 から 安く 買いたたい て 高く 売りつけ た ところ で 、 不利 な 産業 へ の 資本 の 偏重 を 促進 する こと で 、 自国 の 産業 発展 を 歪める こと に なる と し た 。 また 、 植民 地 の 防衛 に 本国 の 税金 が 投入 さ れる という コスト 面 から も 、 植民 地 支配 の 非 効率 性 を 指摘 し た 。  そして 、 アメリカ 植民 地 について は 、 彼ら の 代表 権 （ イギリス 議会 の 議席 ） を 認め て 取り込む 案 と 、 植民 地 を 放棄 し 、 同盟 国 と する 案 と を 示し た 。 と は いえ 、 スミス は 前者 の 実現 困難 性 に 触れ て おり 、 アメリカ の 伸長 に 伴っ て 課税 額 に 応じ た 代表 数 が 拡大 すれ ば 、 イギリス の 首都 が アメリカ大陸 に 移転 する 事態 が 起こり うる と 懸念 し た 。  『 国富 論 』 に 登場 する 「 見え ざる 手 」 　( invisible   hand )　 という 言葉 は 広く 知ら れ て おり 、 ジョン ・ ケネス・ガルブレイス は 経済 学 の 隠喩 の 中 で 最も 有名 な もの と まで 位置付け て いる 。 しかし 、 直接的 に この 単語 が 登場 する の は 、 第 4 篇 2 章 の 1 か所 だけ で ある 。  この 「 見え ざる 手 」 の 背後 に ある 思想 は 、 人々 が 利己 的 に 行動 する こと こそ が 、 市場 を通じて 公益 の 増大 に も つながる という こと で ある 。 この 着想 は 、 私 悪 が 公益 に つながる という バーナード・デ・マンデヴィル の 思想 から 影響 を 受け た と いわ れ て いる 。  ただし 、 スミス が 市場 に 無条件 で 全て を 委ねる 自由 放任 主義 （ レッセフェール ） を 礼賛 し た という 理解 は 正しく ない 。 スミス が 説く 利己 心 は あくまでも 「 同感 」 と セット に なっ て 「 正義 の 法 」 に 反し ない もの で あり 、 まったく の 好き 勝手 に 振る舞う こと と は 異なる 。 スミス の 考え に 沿え ば 、 独占 など が 行わ れ て い ない フェア な 市場 で 自己 の 利益 を 最大 化 する に は 、 他者 の 批判 を 招く 行為 に 出 て 今後 の 取引 に 差し障る こと は 避けよ う と する はず で あり 、 好き 勝手 に 振る舞う こと は 、 むしろ 自己 の 利益 を 最大 化 する こと に は つながら ない の で ある 。 そもそも 、 「 自然 的 自由 」 「 自由 競争 」 といった 表現 なら ば スミス の 書き物 に は 頻出 する が 、 「 自由 放任 」 という 表現 は 一切 登場 し ない 。  しかしながら 、 スミス の 「 見え ざる 手 」 は 曲解 さ れ 、 『 国富 論 』 の 初期 の 擁護 者 と なっ た 新興 の 資本 家 たち は 、 レッセフェール 以外 の スミス の 主張 を 無視 し た 。 そして 、 人道的 な 政策 （ 児童 労働 の 禁止 など ） に 反対 する 資本 家 たち まで 、 政府 による あらゆる 規制 に 反対 する もの として 、 スミス を 引用 する 始末 で あっ た 。  第 5 篇 は 財政 学 や 経済 政策 論 に あたる 。 第 4 篇 まで の 議論 によって 、 国家 の 不適切 な 介入 を 峻拒 し た スミス が 、 国家 の 役割 について 扱っ た の が 本 篇 で ある 。 前半 で 国家 経費 論 が 論じ られ 、 後半 が 国家 収入 論 で 、 租税 や 公債 が 論じ られる 。  スミス は 国家 の 役割 を 国防 、 司法 、 公共 事業 の 3 点 に 絞っ た 。 こうした 国家 論 を フェルディナント・ラッサール は 夜警 国家 と 批判 し た が 、 この 批判 は 失当 で ある 。 また 、 20 世紀 末 に 新 自由 主義 が 台頭 する と 、 小さな 政府 の 権威 付け に スミス が 担ぎ出さ れる よう に なっ た 。 しかし 、 第 5 篇 において スミス が 論じる 国家 の 役割 は 決して 小さな もの で は なく 、 その コスト も 安価 な もの で は ない 。  まず スミス は 国防 について 、 野蛮 な 国々 の 脅威 から 文明 国 を 守る ため に は 、 規律 や 練 度 の 点 で 民兵 組織 より も 常備 軍 が 適切 で ある こと を 説い て いる が 、 それ は その コスト を 国民 が 負担 する こと を も 意味 する 。 次に 司法 について は 、 国家 が 担当 する と し つつ 、 権力 分立 の 考え に 則っ て 、 行政 権 から 分ける べき と し た 。 最後 に 公共 事業 について は 、 インフラストラクチャー 整備 の ため の 公共 工事 の ほか 、 教育 が 含ま れる 。 スミス は オックスフォード大学 在学 中 に 失望 し た 記憶 から 、 高等 教育 において は 各 教授 が より 良い 授業 を 提供 し 、 学生 を 多く 獲得 できる よう に 競争 す べき と 考え た 。 しかし 、 分業 に は 負 の 側面 が ある こと に 踏み込み 、 分業 の 細分 化 さ れ た 作業 に 従事 する 一般 民衆 は 愚昧 に なる 危険 を 抱え て いる 一方 、 教育 の ため の 時間 や 費用 を 自己 で 捻出 する の が 難しい と 判断 し た の で ある 。  スミス は 、 この よう に 国家 の 3 つ の 役割 を 規定 し 、 これ に 主権 者 の 威厳 を 保つ ため の 費用 を 加え た もの を 歳出 と し 、 その 財源 について 論じ た 。 スミス は 国有 地 など の 国家 独自 の 収入 源 を 増やす こと は 、 民間 の 土地 など を 減らす こと に なる として 否定 的 で あっ た 。 スミス が 推す の は 租税 で あり 、 租税 の 4 原則 に 照らし て 様々 な 税 を 検討 し た 上 で 、 地代 税 と 奢侈 品 税 を 他 の 税目 より も 評価 し た 。 最後 に 、 公債 や 貨幣 改悪 も 有害 な もの と 位置付け 、 特に 戦争 を 理由 と する 公債 発行 に は 強く 否定 的 で あっ た 。  スミス は 第 5 篇 で 再び アメリカ 植民 地 に 言及 し 、 植民 地 を 手放す こと を 示唆 し つつ 、 『 国富 論 』 を 締めくくっ た 。  『 国富 論 』 初版 刊行 直後 の 書評 の 数 は 少なく 、 その 内容 の ほとんど も 、 論評 と いう より も 内容 紹介 に とどまる もの で あっ た 。  しかし 、 知人 の エドワード・ギボン から は 私信 の 中 で 絶賛 さ れ た 。 同じく 知人 の デヴィッド・ヒューム から の 私信 で も 、 見解 の 相違 は さておき 評価 を 受け た 。 また 、 アダム ・ スミス が 政治 家 たち の 会合 に 出席 し た 際 に 、 ウィリアム ・ ピット は 、 自分 を はじめ と する 列席 者 が 皆 スミス の 弟子 で ある と 位置づけ た 。 のち に 下院 の 演説 で も 、 ピット は スミス の 示し た 「 解決 策 」 を 高く 評価 する 演説 を 行っ た 。  スミス 自身 が 細分 化 さ れ た 意味 で の 「 経済 学者 」 で は なかっ た よう に 、 当時 は 経済 学 以外 の 学者 たち に も 読ま れ 、 ジョゼフ ・ ブラック 、 アダム・ファーガソン 、 たち から も 、 高く 評価 さ れ た 。  経済 学 の 領域 で は 、 その 幕開け と なっ た 文献 と 位置付け られ て いる 。 証券 仲買人 で あっ た デヴィッド・リカード は 、 1799 年 に 夫人 の 療養 の ため 、 バース に 滞在 し て い た 。 この 保養 中 に 『 国富 論 』 を 偶然 読ん だ こと で 、 彼 は 経済 学 へ の 関心 を 持っ た と いう 。 その後 、 研究 を 深化 さ せ た リカード は 、 古典 派 経済 学 の 完成 者 と も 位置付け られ て いる 。 また 、 カール ・ マルクス の 労働 価値 説 が 、 スミス から リカード へ と 引き継が れ た 流れ の 延長線 上 に 位置づけ られる など 、 マルクス 経済 学 へ の 『 国富 論 』 の 影響 は 決定的 な もの と 見なさ れ て いる 。  新 古典 派 経済 学 において も 、 アダム ・ スミス について 、 ケンブリッジ 学派 を 創始 し た アルフレッド ・ マーシャル は 、 「 近代 の 経済 学 の 創立 者 と みなさ れ て よい で あろ う 」 と 評し 、 限界 革命 の 中心 人物 の 一 人 レオン・ワルラス も 「 経済 学 の 父 と 呼ば れる 人 」 と 位置付け て い た 。 『 国富 論 』 は また トマス・ロバート・マルサス を 経由 し て ジョン ・ メイナード・ケインズ に も 影響 を 与え た 。 ヨーゼフ・シュンペーター は 『 国富 論 』 を 、 経済 書 として だけ で なく 科学 書 として も 、 チャールズ ・ ダーウィン の 『 種 の 起源 』 を 除い た 中 で 「 最も 成功 し た 書物 」 と 位置付け た 。  なお 、 19 世紀 末 以降 、 『 道徳 感情 論 』 と 『 国富 論 』 が 描く 人間像 が 、 片や 利他 的 、 片や 利己 的 で 対立 し て いる と 見なす 「 アダム ・ スミス 問題 」 が 提起 さ れ た が 、 それ は 現在 まで に 誤解 として 退け られ て いる 。 『 道徳 感情 論 』 において も 利己 的 で ある こと は 否定 さ れ て おら ず 、 『 国富 論 』 において も 人間 が 本来 的 に 持つ 利他 性 は 「 正義 の 法 」 や 「 同感 」 といった 概念 を通じて 示さ れ て いる から で ある 。 そして 、 『 国富 論 』 の 評価 の 高 さ に対し 、 『 道徳 感情 論 』 の 方 は 、 ジョン ・ ケネス・ガルブレイス が 1980 年代 後半 に 「 今 で は おおむね 忘れ去ら れ て 」 いる と し た ほど だっ た が 、 研究 状況 は 変化 し て いる 。 むしろ 21 世紀 に 入っ て から の スミス 研究 で は 、 『 道徳 感情 論 』 の 比重 が 高く なる につれて 、 『 国富 論 』 を スミス 思想 の 中心 に 置か ず 、 「 経済 学 の 古典 」 より も ずっと 広い 道徳 哲学 全体 の 中 の 一部分 として 捉え なおす こと が 主流 と なっ て いる 。 ゆえに 『 国富 論 』 を 研究 対象 と する 研究 者 も 、 経済 学 史学 者 に 限ら れ なく なっ て いる 。  国富 論 は アダム ・ スミス の 生前 、 5 版 を 数え た 。 その 第 5 版 を 底本 に 、 先行 する 各 版 と の 異同 を おさめ た エドウィン ・ キャナン の 校訂 版 が 刊行 さ れ て いる 。  アダム ・ スミス は 、 1773 年 に は 『 国富 論 』 の おおよそ を 書き上げ て い た が 、 その 仕上げ に さらに 3 年 ほど を 費やし た 。 これ は 、 『 国富 論 』 で も かなり の 分量 に なる アメリカ 植民 地 問題 の 進展 に 対応 する もの だっ た 。 スミス は なおも アメリカ 情勢 を 見守ろ う と し て い た が 、 生前 の 刊行 を 望ん だ 親友 デイヴィッド・ヒューム の 願い を 聞き入れ て 、 出版 に 踏み切っ た 。 初版 は 四 つ折 版 2 巻 本 （ セット で 1 ポンド 16 シリング ） で 、 1776 年 3 月 9 日 に 刊行 さ れ た 。 これ は 廉価 と は いえ ず 、 当時 の 労働 者 の 日当 で いえ ば 20 日 分 に 相当 する 金額 で あっ た が 、 半年 で 売り切れ た 。  この 初版 に は 、 エディンバラ 版 と 通称 さ れる 異本 、 同じ 年のうち に ダブリン で 刊行 さ れ た 不正 版 や 、 第 2 版 の 刊行 後 に それ を 土台 に し て 標題 紙 を 差し替え た 偽 版 など も 存在 する 。  第 2 版 は 1778 年 1 月 前半 の 頃 に 刊行 さ れ 、 版 型 、 巻数 、 価格 は 初版 と 全く 同じ で あり 、 形式 的 な 違い は 、 第 1 巻 の 冒頭 だけ に まとめ られ て い た 目次 が 、 各巻 に 分け て 付け られる よう に なっ た 点 で ある 。  内容 的 に は 、 内容 に 関わる 訂正 や 削除 も 含め 、 全体 的 に 手 が 入れ られ 、 脚注 の 数 や 分量 も 大きく 増え た 。  第 3 版 は 八 つ折 版 3 巻 本 （ 並製 18 シリング 、 上製 1 ギニー ） と 小型 化 し 、 1784 年 11 月 20 日 に 刊行 さ れ た 。 この とき の 改訂 は 、 スコットランド 関税 監督 官 に なっ て い た 経験 も 活かし て 第 4 篇 に 大きく 加筆 する など 、 大掛かり な もの と なっ た 。 その ため 、 スミス は 初版 と 第 2 版 の 購入 者 の ため に 、 増補 訂正 部分 を 抜き刷り として 別売り する こと を 、 第 3 版 の 刊行 に 先駆け て 版元 に 提案 し て おり 、 これ を 受け入れ た 版元 によって 、 第 3 版 と 同じ 日 に 、 増補 訂正 部分 の 別冊 が 刊行 さ れ て いる 。  これ に対し 、 1786 年 11 月 6 日 に 刊行 さ れ た 第 4 版 は 第 3 版 と 版 型 ・ 巻数 とも 同じ （ 価格 は 18 シリング ） で 、 「 第 4 版 の ため の はし が き 」 が 追加 さ れ た 以外 の 訂正 箇所 は 微細 な もの に とどまる 。 スミス 自身 、 上記 の はし がき において 、 何 の 変更 も し て い ない 旨 を 表明 し て いる 。 1789 年 に 刊行 さ れ た 第 5 版 は 、 第 4 版 と 版 型 ・ 巻数 ・ 価格 が 同じ で 、 変更 点 は 誤植 の 訂正 など わずか な もの だ が 、 翌年 に 没し た スミス が 直接 関与 でき た 最後 の 刊本 で あっ た 。  第 6 版 は 、 アダム ・ スミス の 死後 で ある 1791 年 に 刊行 さ れ た 。 従来 、 アダム ・ スミス が 自ら 手 を 入れ た 版 は 第 5 版 と さ れ て おり 、 後述 する キャナン 版 や 日本語 訳 など も 第 5 版 を 底本 と する こと が しばしば で あっ た 。 しかし 、 第 6 版 が アダム ・ スミス 自ら 改訂 作業 を 行っ た 最後 の 版 で は ない か という 説 も あり 、 第 6 版 と の 異同 を 考慮 に 入れ たり 、 第 6 版 を 底本 と し た 翻訳 も 出さ れる よう に なっ て いる 。  以降 、 版 次 が 明記 さ れ た もの は 第 11 版 （ 1805 年 ） まで 刊行 さ れる こと に なる 。  19 世紀 は 自由 貿易 が 推進 さ れ た 時代 で あり 、 時代 に 適合 し て い た 『 国富 論 』 は 、 専門 家 による 序論 と 注釈 が つけ られ た 版 も 7 種類 刊行 さ れ た 。  その 種 の 版 の 中 で 評価 が 高い 版 は 、 1904 年 に 現れ た 。 が 刊行 し た 校訂 版 で ある 。 これ は 第 5 版 を 底本 に 、 それ 以前 の 各 版 と の 異同 を まとめ た もの で ある 。 この 版 について 、 大内 兵衛 は 「 いちばん 完備 し た 版 」 と し 、 水田 洋 は 「 二 〇 世紀 初頭 の イギリス の スミス 研究 の 最高 水準 」 の 中 に 位置付け た 。  『 国富 論 』 は 、 初版 刊行 の 年 から 翌年 にかけて 、 ドイツ 語 訳 （ 2 巻 本 ） が 出 て 、 その後 も フランス語 、 イタリア 語 、 デンマーク 語 による 翻訳 が 刊行 さ れ た 。 これら と スペイン 語 訳 版 は 、 アダム ・ スミス の 存命 中 に 出版 さ れ て いる 。  国富 論 の 原書 は 、 江戸 時代 の 日本 に 入っ て き て い た 。 シーボルト の 蔵書 に ドイツ 語 訳 版 が あっ た ほか 、 開成 所 に は 1863 年版 が あっ た こと が 明らか に なっ て いる 。 明治 時代 初期 に は 、 太政官 、 内務省 、 大蔵省 はじめ 複数 の 官庁 に 原書 が 所蔵 さ れ て い た 。  その 日本語 訳 について は 、 明治 初期 から 抄訳 の 類 は あっ た が 、 最初 の 全訳 と いわ れる の は 石川 暎作訳 『 冨 國 論 』 （ 富国 論 ） で ある 。 これ は 石川 が 1882 年 （ 明治 15 年 ） から 雑誌 に 掲載 し 始め た もの だっ た が 、 第 4 篇 の 途中 で 石川 が 病没 し 、 嵯峨 正 作 が 引き継い で 、 全 12 分冊 、 それ が さらに 合冊 さ れ て 、 全 3 巻 として 1888 年 に 刊行 さ れ た 。 その 底本 は 明記 さ れ て い ない 。 杉原 四郎 は 註 の 内容 から 、 19 世紀 に が 編 注 を 付け た 版 が 底本 に なっ た と 推測 し て い た が 、 水田 洋 は 1812 年 の マレー による 再版 が 底本 だっ た と し て いる 。 この 最初 の 全訳 を 後押し し た の が 田口 卯吉 で あり 、 彼 や 福沢 諭吉 の 影響 で 、 アダム ・ スミス の 名 は 明治 時代 の 小学校 の 教科書 に も 掲載 さ れ て い た 。  大正 時代 に は 竹内 謙二 が 『 全訳 富国 論 』 （ 1921 年   -   1923 年 ） を 刊行 し て いる 。 全訳 として は 、 これ は 2 番目 の もの で あっ た 。 この 竹内 訳 が 完成 し た 1923 年 に は 、 アダム ・ スミス 生誕 二 百 年 を 記念 する 行事 など が 、 東京大学 、 京都大学 、 東京 商科 大学 （ のち の 一橋大学 ） 、 慶應義塾 大学 で それぞれ 挙行 さ れ 、 その 講演 が 大 盛況 で あっ た こと が 伝え られ て いる 。  竹内 は 『 富国 論 』 という 書名 を 踏襲 し た が 、 『 国富 論 』 や 『 諸 国民 の 富 』 と 訳さ れ て いる 例 が ある こと に 触れ て おり 、 竹内 自身 、 1924 年 に 改訂 版 を 刊行 し た 際 に 『 全訳 国富 論 』 と 改題 し た 。 関東大震災 で 全巻 刊行 を 断念 し た 後 、 改造 文庫 から 改めて 全 3 巻 の 改版 を 刊行 し た 際 に も 、 『 国富 論 』 と 題し た 。 竹内 が 底本 と し た の は 、 キャナン 版 の 第 2 版 で ある 。 なお 、 版元 の 有斐閣 は キャナン 版 の 版元 から 版権 料 を 要求 さ れ 、 支払っ た 。 これ は キャナン 版 の 日本語 翻訳 独占 権 を 得 た こと を 意味 し た 。  昭和 時代 に なる と 、 太平洋戦争 前 の 共産 主義 に対する 規制 から 、 自由 主義 経済 の 研究 者 だけ で なく 、 マルクス 経済 学 の 研究 者 たち も 『 資本 論 』 の 代わり に 『 国富 論 』 を 講ずる こと が あり 、 学生 たち も 『 国富 論 』 を 読む こと が 多かっ た と いう 。 そうした 背景 から 、 『 国富 論 』 を 研究 し て い た 学生 たち が 、 特別 高等 警察 の 取り調べ を 受ける こと も あっ た と いう 。 その よう な 中 でも 、 フリードリヒ ・ リスト と の 関わり で アダム ・ スミス を 研究 する こと など は 認め られ て おり 、 大内 兵衛 による 全訳 が 岩波 文庫 として 刊行 さ れ た （ 『 国富 論 』 ） 。 大内 は 『 国富 論 』 という 訳 を 採用 し た 理由 について 、 『 富国 論 』 『 諸 国民 の 富 』 といった 訳名 が 存在 し て いる こと を 認識 し つつ も 「 特に 優 つて ゐる と も 思は れ ない 」 と し て い た 。  戦後 に なる と 岩波 文庫 版 は 改訳 さ れ 、 大内 兵衛 ・ 松川 七郎 訳 『 諸 国民 の 富 』 （ 全 5 巻 、 1959 年   -   1966 年 。 底本 は キャナン 版 ） と なっ た 。 『 諸 国民 の 富 』 へ の 変更 は 「 いっそう 適切 で あり 、 自然 でも ある と 考え られる 」 こと や 、 日本 の 学界 で も 「 比較的 広く 用い られる よう に なっ て き た と 判断 さ れる 」 こと に よる と し た 。 この 翻訳 は 、 1969 年 に 岩波書店 の 単行本 として 改訂 さ れ た 。  戦前 と 異なっ て マルクス主義 に対する 制約 も なくなっ た が 、 『 国富 論 』 を 含む アダム ・ スミス 研究 は 独自 の 進展 を 遂げ 、 研究 者 たち による 「 アダム ・ スミス の 会 」 も 発足 し た 。  1968 年 に は 『 世界 の 名著 』 叢書 に も 、 キャナン 版 を 底本 と する 『 国富 論 』 が 入っ た （ 大河内 一男 責任 編集 『 アダム ・ スミス 』 ） 。 これ は 抄訳 だっ た が 、 のち に 同じ 訳者 により 第 5 版 を 底本 と する 全訳 が 中公 文庫 や 中公 クラシックス に も 入っ た 。  20 世紀 末 に は 岩波 文庫 版 が 刷新 さ れ 、 水田 洋 監訳 、 杉山 忠平 訳 『 国富 論 』 全 4 巻 （ 2000 年   -   2001 年 ） が 刊行 さ れ た （ 第 5 版 を 底本 に 、 第 6 版 も 含む 各 版 と 校合 ） 。  第 6 版 を 底本 と し た の が 、 『 国富 論 　 国 の 豊か さ の 本質 と 原因 について の 研究 』 （ 山岡 洋一 訳 、 日本経済新聞 出版 社 、 2007 年 ） で 、 経済 学者 ら で なく 、 専業 の 翻訳 家 によって 最初 に 全訳 さ れ た もの と さ れる 。  その 一方 、 20 世紀 末 以降 、 知名度 の 高 さ と 裏腹 に 読ま れ ざる 古典 と 化し 、 一般 読者 どころか 、 エコノミスト から さえ も 誤解 さ れ て いる 、 と 指摘 する 経済 学 史学 者 も 見 られる よう に なっ た 。 もっとも それ は 日本 だけ の 話 で は なく 、 ジョン ・ ケネス・ガルブレイス も 、 まとも に 読ん で も い ない 人間 によって 引用 さ れる 文献 として 、 『 資本 論 』 、 『 聖書 』 、 『 国富 論 』 の 3 冊 を 挙げ て いる 。クレサラ 問題 （ クレサラ もん だい ） と は 、 クレジット 会社 （ 販売 信用 ） や サラ金 （ 高利貸し 、 消費 者 金融 ） 、 信用 保証 会社 （ 信用 保証 ） による 多重 債務 、 過酷 な 取りたて 、 高金利 、 違法 業者 の 増加 、 過 払金 の 返還 を 巡る トラブル など を 中心 と し た 問題 の 総称 で ある 。 クレジット ・ サラ金 問題 。  また 、 商工 ローン に関する 問題 を 含め て 、 クレサラ・ 商工 ローン 問題 という こと も ある 。  ここ で は 、 クレサラ 問題 の 他 に 商工 ローン を 含め た 関連 用語 を 説明 する 。粉飾 決算 （ ふん しょく けっさん 、 Window   dressing ） と は 、 会計 用語 の 一つ で 、 会社 が 不正 な 会計 処理 を 行い 、 内容 虚偽 の 財務諸表 を 作成 し 、 収支 を 偽装 し て 行わ れる 虚偽 の 決算 報告 を 指す 。  文字 が 似 て いる こと や 、 直感 的 な 感覚 から か 、 手書き の 文書 など で 、 糸偏 の 「 紛飾決 算 」 と 誤記 さ れる こと が 多い が 、 米偏 の 「 粉飾 決算 」 が 正しい 表記 で ある 。 また 、 女性 に 例え て 「 化粧直し 」 「 厚化粧 」 と 言わ れる こと も ある 。  典型 的 な 粉飾 決算 において は 、 決算 書 の うち 、 損益 計算 書 の 経常 損益 など を 意図 的 に 操作 し て 、 企業 の 経営 成績 を 隠蔽 し 実態 より 良く 見せる こと が 目的 と さ れる 。 また 、 貸借 対照 表 の 資産 を 過大 計上 し たり 、 負債 を 簿 外 計上 する など し て 、 企業 の 財政 状態 を 実態 より 良く 見せる こと を 目的 に する もの も 多い 。  手法 として は 二 重 帳簿 が 典型 で ある 。 帳簿 が 単一 で ある 場合 は 、 実態 に 沿わ ない 会計 も 一応 、 故意 で ない こと が 推定 さ れる 。 ブロック チェーン は 修正 に 多数決 原理 を 採用 する 点 で 表面 上 故意 は 無い よう に 見える 。 しかし 、 会計 が 実態 から なし崩し に 大きく ずれ て いく という 危険 を 承知 で ブロック チェーン を 採用 する 点 は 未必の故意 が 問題 と なり うる 。  粉飾 決算 の 実行 主体 は 、 典型 的 に は 企業 経営 者 で ある が 、 営業 担当 者 が 自身 の 成績 を 仮装 する ため 実行 さ れる こと も ある 。 経理 ・ 財務 を 担当 する 従業 員 が 粉飾 決算 に 協力 する 場合 が 多く 、 社外 監査 役 や 会計 監査 人 まで が 不正 に 関与 し て いる 事例 も ある 。 粉飾 決算 を 行なう 過程 で は 、 会社 の 機関 や 会計 監査 人 を 欺い たり 、 懐柔 し たり する 必要 が ある 。  なお 、 脱税 等 の 目的 で 、 会社 の 決算 を 実態 より 悪い か の よう に 偽装 し て 決算 書 を 作成 する こと を 「 逆 粉飾 決算 」 と 呼ぶ 場合 が ある が 、 これ も 広義 の 粉飾 決算 に 含ま れる と 言える 。  一般 的 に いっ て 、 赤字 決算 で ある こと は 、 対外 的 に 信用 不安 を 招き 、 営業 上 不利 に なる こと が 多く 、 仕入れ 面 で の 取引 先 より の 与信 へ の 影響 や 、 金融 機関 から の 借り入れ の 影響 が 生じ うる 。 そこで 、 経営 者 に は 、 粉飾 決算 により 、 黒字 を 偽装 する 動機 が 生じる 。 粉飾 決算 は 不正 で あり 、 その 要因 について は 大きく 動機 ・ 機会 ・ 正当 化 に 分類 できる 。  以下 の 個別 の 要素 が 粉飾 決算 の 要因 と なる こと が あり 、 通常 、 これら は 単独 で は なく 、 複数 の 要因 が 関係 し て いる 。  粉飾 決算 により 、 民事 法 上 または 刑事 法 上 の 責任 を 問わ れる こと が ある 。 また 、 粉飾 決算 に 関連 し て 行わ れ た 行為 （ 例えば 脱税 ） について も 同様 に 、 法的 責任 が 問わ れ うる 。 多く の 粉飾 決算 で は 、 申告 税額 が 過大 と なる ので 、 更正 申告 する 必要 が 生じる 。 信用 を 失う など の ペナルティー も 考え られる 。  個人 経営 の 小規模 な 会社 で 粉飾 決算 が 行なわ れ て も 、 結果 として 利害 関係 者 が 不利益 を 受け なけれ ば 、 起訴 さ れ ない こと も ある 。  実際 に 粉飾 が 実行 さ れる 場合 、 利害 関係 者 から 看破 さ れる の を 回避 する ため に 複数 の 手法 を 組み合わせる の が 一般 的 で ある が 、 基本 的 な 例 を 以下 に 挙げる 。  なお 、 粉飾 決算 を 行う に は 、 「 架空 の 売上 先 」 や 「 本来 ある べき 債務 の 簿 外 化 」 など 粉飾 決算 を 行う 主体 とともに （ 実際 に 存在 する か 否 か は 別 として ） 相手方 （= 客体 ） が 必要 と なる こと が 多く 、 粉飾 を 実施 する 際 に 広い 意味 で の 「 関係 会社 」 が 客体 として しばしば 利用 さ れ て き た 。  一方 、 近年 日本 において も いわゆる 連結 企業 会計 が 一般 的 と なっ た こと から 、 昔 より 典型 的 と さ れ て き た 期末 の 子会社 へ の 「 押し込み 販売 」 といった 子会社 等 を 客体 と し た 粉飾 決算 の 手法 は 、 もはや 意味 を 有さ なく なっ て いる 。  また 、 会社 と 関係 が 深い だけ で 別 資本 の 会社 等 の 場合 、 本来 は 実質 的 な 支配 を 判定 し て 連結 対象 に する 必要 が ある 。 しかし 、 その 判断 基準 は 比較的 あいまい な ため 、 本来 連結 対象 に する べき 会社 を 意図 的 に 外し た 上 、 粉飾 決算 の 隠れ蓑 に 用い て いる 例 も 多々 ある 。  利益 が 上がっ て いる こと に なり 、 配当 を し ない こと が おかしく 映っ て しまう ので 、 蛸配当 を 行っ て でも 配当 を する こと が 考え られる 。 また 、 一 度 でも 在庫 を 増やす と 、 翌年 に 大きく 業績 が 回復 で も し ない 限り 翌年 も 同じ か それ 以上 に 粉飾 を 行う 必要 が 出 て き て 、 雪だるま 的 に 粉飾 が 膨らむ 可能 性 が ある 。 黒字 で あれ ば 課税 さ れる ので 、 納税 資金 も 必要 で 、 実態 は 赤字 で あれ ば 、 資金繰り に 影響 する こと に なり 内部 で は 苦しい 運用 を 迫ら れる こと に なる 。  粉飾 決算 に 手 を 染める 当事者 は 、 粉飾 を 行え ば 対外 的 に は 美しく 取り 繕える と 思い込ん で いる こと が 多い 。 しかし 、 粉飾 決算 を 行っ た 結果 は 確実 に その 会社 の 貸借 対照 表 を 歪め て ゆく 。 当事者 は 決して 粉飾 の 事実 を 認め なく とも 、 企業 会計 や 与信 審査 に 精通 し た もの が 決算 書類 を （ 特に 、 3 - 4 年 ないしは それ 以上 の 決算 推移 を ） 見れ ば 疑念 を 抱か れる の は 必定 で あり 、 結果 会社 の 対外 的 な 信用 力 は 低下 する （ たとえば 資産 に対して 、 同 業種 と 比較 し て 極端 に 減価 償却 が 少ない 、 目立っ た 設備 投資 が ない のに 極端 な 増資 が おこなわ れ て いる 、 本業 が 不振 だ が 投資 事業 組合 など 匿名 先 から の 収益 が 異常 に 高い 、 など ） 。  最終 的 に 行き詰まっ て 粉飾 の 事実 を 公表 する 段階 において は 、 株主 や 取引 先 、 金融 機関 と の 間 に 築か れ た 信頼 関係 は 一気に 崩壊 し 、 修復 は 困難 と なる 。漢江 の 奇跡 （ ハンガン の きせ き 、 かんこう の きせ き ） は 、 朝鮮 戦争 で 壊滅 的 打撃 を うけ た 大韓民国 （ 韓国 ） が 、 1960 年代 後半 以降 、 外債 を 累積 さ せ ながら 急速 に 復興 し 、 経済 成長 と 民主 化 を 達成 し た 現象 を さす 。 1960 年代 前半 まで 世界 の 最 貧困 国 だっ た 韓国 は 、 国内 総 生産   ( GDP )   が 北朝鮮 を 下回っ て い た 。 しかし 、 韓国 は 日 韓 基本 条約 の 日 韓 請求 権 協定 で 個別 に 国民 に 支給 する と 日本 側 に 説明 し て 請求 権 資金 として 支払わ れ た 3 億 ドル の 無償 提供 資金 を 、 韓国 経済 発展 の ため の 国内 投資 資金 に 回し た こと で 半 世紀 で 世界 10 位 圏 の 経済 大国 に 発展 し 、 その 恩恵 を 受け た 韓国 企業 は 巨大 な 財閥 に 成長 し た 。 当時 に 日 韓 交渉 を 担当 し た 金鍾泌 元 首相 （ 国務 総理 ） も 2017 年 に 「 1961 年 に 誕生 し た 政府 が 国家 安保 や 経済 再建 を 掲げ て 発足 し た が 、 国庫 が 底 を 突き 、 財源 づくり の ため に は 韓 日 会談 の 再開 を 通じ た 日本 の 請求 権 資金 しか なかっ た 」 と 認め て いる 。 国交 を 回復 し た 後 に 約 25 年 に 渡る 円 借款 など を 国内 投資 資金 の 元手 に し て 、 日本 から の 資金 ・ 技術 援助 を 利用 する こと で 社会 インフラ を 構築 し て 経済 発展 を 遂げ た 。  1961 年 に 5 ・ 16 軍事 クーデター を 起こし 政権 を 得 た 朴 正煕 は 経済 開発 を 掲げ 大衆 の 支持 を 求め た 。 当時 、 国内 総 生産 は ソ連 を 真似 て 計画 経済 を 押し進め て い た 北朝鮮 が 上回っ て い て 、 朴 政権 の 韓国 も 五 カ年 計画 方式 の 計画 経済 を 導入 する こと と なる 。 朝鮮 戦争 により 壊滅 的 打撃 を 受け 、 1 人 当たり の 国民 所得 は 世界 最貧 国 グループ で あっ た 韓国 経済 は 、 その後 、 ベトナム 戦争 参戦 によって 得 られ た ドル 資金 と 、 1965 年 の 日 韓 基本 条約 を 契機 と し た 日本 から の 1960 年代 半ば から 1990 年 まで の 約 25 年 に 渡る 円 借款 および その後 も 続い た 技術 援助 により 、 社会 インフラ を 構築 し て 経済 発展 を 遂げ た 。 これ が 漢江 の 奇跡 と 呼ば れる 。  その後 、 ベトナム 戦争 で 培っ た 施設 設営 の ノウハウ と 中東 に 影響 力 を 持っ て い た アメリカ と の 良好 な 関係 を バネ に 1970 年代 の 中東 の 建設 ブーム に 乗る 。 1979 年 の 朴 正煕 大統領 暗殺 後 の 1980 年 、 一時 的 に マイナス 成長 に 転じる が 、 1981 年 以降 急 回復 し 、 1988 年 の ソウル オリンピック を 成功 さ せ 、 1997 年 の アジア 通貨 危機 で 国際 通貨 基金 に 介入 さ れる まで 高い 経済 成長 を 続け た 。  急速 な 経済 成長 の 要因 として は 内的 な 要因 として は 財閥 を てこ に し た 輸出 志向 型 工業 化 政策 、 独裁 政権 の 時期 開発 独裁 による 労働 組合 の 抑圧 、 外的 な 要因 として は 、 冷戦 下 、 西側 諸国 、 特に 日本 と アメリカ による 膨大 な 経済 および 技術 援助 、 欧米 及び 日本 の 市場 へ の アクセス 、 および 経済 成長 初期 の 韓国 の 出稼ぎ 労働 者 の 受け入れ による 外貨 獲得 など が 挙げ られ て いる 。  朴 正煕 の 娘 で ある 朴 槿恵 が 第 18 代 韓国 大統領 に 当選 し た 際 は 、 就任 式 で 「 第 2 の 漢江 の 奇跡 」 の 創造 を 掲げ て 注目 さ れ た 。  朝鮮 戦争 後 の 韓国 は 農産物 、 原料 ・ 半 製品 など の 原 資材 を アメリカ合衆国 から の 援助 に 頼っ て おり 、 これら を 原材料 と し た 消費 財 の 加工 産業 を 育成 し て い た 。 しかし 、 アメリカ による 援助 政策 の 転換 により 、 1957 年 を 境 として 対 韓 援助 は 減少 を 始め 、 脆弱 で あっ た 韓国 経済 に 深刻 な 影響 を 与え た 。 李 承晩 政権 は 援助 に 依存 する 経済 から の 脱却 を 企図 し て 「 経済 開発 三 カ年 計画 」 （ 1960 ～ 62 年 ） を 作成 し た が 、 政権 自体 が 1960 年 の 四月 革命 で 崩壊 し て しまう 。 続く 張 勉 政権 も 経済 再建 第 一 主義 を 標榜 し て 「 経済 開発 五 カ年 計画 」 （ 1962 ～ 66 年 ） を 策定 し た が 、 これ も 朴 正煕 による 1961 年 の 5 ・ 16 軍事 クーデター により 実施 さ れ なかっ た 。  朴 正煕 は 民生 苦 の 解決 と 、 自立 経済 基盤 の 確立 を 目標 と し 、 新た に 「 第 一 次 経済 開発 五 カ年 計画 」 （ 1962 年 ‐ 66 年 ） を 推進 し た 。 財閥 の 不正 蓄財 の 摘発 を 進め 、 定期 預金 金利 の 引き上げ や 貯蓄 運動 を 推進 し て 国内 資本 の 動員 を 図っ た 。 しかし 期待 し た ほど の 成果 は 得 られ ず 、 1964 年 に は 計画 の 修正 という 行き詰まり 状態 に 陥っ た 。 この 状況 を 打開 する ため に 、 外資 導入 による 経済 建設 の 道 を 選ば ざる を 得 なかっ た と 言わ れる 。 当時 、 国際 信用 力 を 欠い て い た 韓国 が 外資 を 求める 先 に 選ん だ の が 、 同盟 国 で ある アメリカ で あっ た 。 その 窓口 として は 日本 が 選ば れ 、 日 韓 基本 条約 により 国交 を 正常 化 し た 。 1966 年 の 朴 ・ ジョンソン 首脳 会談 で は 、 韓国 軍 の ベトナム 派兵 の 見返り として 、 巨額 の 経済 ・ 軍事 援助 が 約束 さ れ た 。 その 額 は 派兵 後 5 年間 で 17 億 ドル 近く に なる 。 同年 の ブラウン 覚書 で は 、 追加 派兵 時 に ベトナム で 実施 さ れる 各種 救護 と 建設 事業 に 韓国 企業 を 参加 さ せ 、 韓国 に 追加 で 開発庁 借款 （ AID   loans ） を 提供 さ せ た 。 ベトナム 戦争 中 の 十 年間 を通じて 、 韓国 経済 の 成長 率 は 年 平均 10 ％ 前後 だっ た 。  こうして 韓進 グループ や 現代 財閥 ・ 大宇 財閥 など 新興 の 財閥 を 形成 し た 。 これら 韓国 財閥 に は 韓国 政府 が 独占 取引 権 を 付与 する など し た 。 その後 、 国内 に 強権 的 な 体制 が 残る こと に なり 、 セマウル 運動 など を通じて 農村 の 活性 化 を 行っ た が 、 都市 部 へ の 人口 集中 や 産業 構造 において も 経済 成長 から 農村 や 中小 企業 が 取り残さ れる など の 歪ん だ 形成 を する こと に なっ た 。 また 、 日本 から の 個人 補償 を 流用 し た 事 を 国民 に 公開 し なかっ た ため 、 後 に 賠償 請求 の 見解 の 違い など で 日 韓 関係 に 禍根 を 残し た （ 詳細 ） 。  ともかく 基幹 インフラ は 整備 さ れ た 。 大韓 国民 航空 社 が 民営 化 さ れ 、 昭 陽 江 ダム 、 京 釜 高速 道路 、 浦項 製鉄 所 が 建設 さ れ た 。 韓国 経済 は 急 成長 を 遂げ 、 国力 で 北朝鮮 を 逆転 し 、 国民 所得 を 10 倍 に する という 公約 を 目標 より 3 年 早く 達成 し た 。 そして 、 この 政策 により ソウル 大都市 圏 へ の 人口 ・ 産業 の 集積 が 進み 、 プライメイトシティ と なっ た 。  朴 正 熙 は 1961 年 11 月 の 訪米 時 、 アメリカ の 歓心 と 自身 の 政権 の 正当 性 を 確保 する ため 、 当時 の 大統領 ジョン ・ F ・ ケネディ に対し 、 韓国 軍 の ベトナム 戦争 へ の 派兵 を 申し出 た 。 派兵 は ケネディ 暗殺 後 、 ジョンソン 政権 に なっ て から の 1964 年 9 月 より 開始 さ れ た 。 当時 の 韓国 で は 「 ベトナム 行 の バス に 乗り遅れる な 」 を スローガン に 官民 挙げ て ベトナム 戦争 に 参加 し 、 三星 、 現代 など の 現在 に いたる 財閥 が 急 成長 し た 。  アメリカ 側 は 派遣 さ れ た 全て の 韓国 軍 将兵 に対し 戦闘 手当 を 支払い 、 その 大半 は 韓国 本国 へ 送金 さ れ た 。 更に 韓国 経済 が 飛躍 する ため の 踏み台 が 2 つ 用意 さ れ た 。 ひとつ は 、 韓国 製品 に対する アメリカ の 輸入 規制 の 大幅 緩和 で ある 。 これ によって 、 韓国 製品 が アメリカ 市場 に なだれ込ん だ 。 もう ひとつ は 、 アメリカ の 全面 的 な 軍事 援助 で 、 その 結果 、 本来 なら ば 国防 費 に 当てる はず の 国家 予算 を 重工業 など へ の 投資 に 回す こと が でき た 。 これら を 含む アメリカ から の 「 ベトナム 特需 」 の 総額 は 十 億 ドル （ 当時 で 三 千 六 百 億 円 ） を 遥か に 上回り 、 実質 的 に は 朝鮮 戦争 時 の 日本 における 「 朝鮮 特需 」 以上 の 利益 を 韓国 に もたらし た 。  韓国 が ベトナム 派兵 を 開始 し た 1965 年 から ベトナム 戦争 が 終結 する 75 年 まで の 十 年間 に 、 韓国 の 国民総生産   ( GNP )   は 14 倍 、 保有 する 外貨 および 外国 為替 など の 総額 は 24 倍 、 輸出 総額 は 29 倍 と なっ て 、 いずれ も 驚異 的 な 伸び を 示し た 。  韓国 政府 の 公式 的 な 見解 は 「 共産 主義 の 膨張 を 食い止める 」 こと だっ た が 、 ベトナム 派兵 当時 の 外務省 長官 で ある 李 東元 の 回顧 録 に は 「 朴 大統領 の ベトナム 参戦 は 欲しい もの は 全て 手 に 入れ た 成功 作 と いっ て よい 。 特に 経済 的 実利 は 大変 な 成果 だっ た 。 当然 最初 から 練り に 練っ た シナリオ だっ た 」 （ 李 東元 『 元老 交友 記 』 ） と 記さ れ て いる 。  また 、 これ まで の 通説 で は アメリカ の 強い 要請 で 韓国 は 断り きれ ず 嫌々ながら 派兵 し た こと に なっ て い た が 、 近年 アメリカ の 研究 者 から 逆 に 韓国 が アメリカ に 派兵 を 持ちかけ た と する 異論 が 出さ れ 、 こちら の 方 が 説得 力 を 持ち つつ ある 。 日本 で も 韓国 から 持ちかけ られ た アメリカ 側 が 断っ て い た と さ れ て いる 。 韓国 人 が ベトナム へ 向かっ た の は 、 軍人 ばかり で は なく 、 国内 より も 数 倍 から 十 数 倍 も の 高い 賃金 を 目当て に し て い た 韓国 人 労働 者 も おり 、 その 数 は 1965 年 から 5 年間 だけ で 、 のべ 5 万 人 を 超え て い て 、 「 ベトナム 成り金 」 、 「 ベトナム 行き の バス に 乗り遅れる な 」 が 流行 語 に なっ て い た 。  静岡大学 教授 の 朴 根 好 は 、 朝鮮 戦争 による 特需 で 経済 復興 を 遂げ た 日本 の 例 に 朴 政権 が 倣っ た こと を 指摘 し て いる 。 自著 『 韓国 の 経済 発展 と ベトナム 戦争 』 で は 、 軍 と 民 を 問わ ず 、 韓国 人 にとって ベトナム は 、 戦場 で は なく 市場 だっ た と 述べ て いる 。  1995 年 5 月 12 日 、 韓国 の 教育 部 の 長官 が 、 ベトナム 参戦 を めぐる 長官 の 談話 で 「 6 ・ 25 （ 朝鮮 戦争 ） は 同じ 民族 同士 の 殺し合い でし た が 、 ベトナム 戦争 は アメリカ の 傭兵 として 参加 し た もの で 、 大義名分 の 弱い 戦争 で あり まし た 」 と 述べ 、 更迭 さ れ て いる 。  マーシャル ・ プラン や 朝鮮 戦争 特需 など により 「 経済 の 奇跡 」 と 呼ば れる 急 成長 を し て い た 西ドイツ は 、 その 労働 力不足 を 補う ため 1963 年 以降 、 韓国 から 多く の 鉱夫 （ 派 独 鉱夫 ） と 看護 婦 （ 派 独 看護 士 ） を 受け入れ た （ なお 、 日本 から は 1957 年 から 1965 年 にかけて 炭鉱 労働 者 が 送ら れ た ） 。 失業 者 が 公式 発表 で も 250 万 人 を 超え て い た 1963 年 の 第 一 次 派遣 に は 、 募集 500 人 に対し 4 万 6000 人 の 応募 が 殺到 する など 、 1963 年 から 1978 年 まで 炭鉱 労働 者 7983 人 を 含む 7 万 9000 人 の 鉱夫 を 派 独 、 看護 婦 は 1966 年 から 1976 年 の 間 に 1 万 余人 が 渡 独 し た 。  1964 年 12 月 、 ルール 炭鉱 地帯 の ハムボルン 鉱山 を 訪れ た 朴 正 熙大統 領 夫妻 は 派 独 韓国 人 を 慰問 、 国歌 斉唱 に 涙 を 流し 、 「 母国 の 家族 や 故郷 を 思い 、 辛い こと が 多い だろ う が 、 皆 自分 が 何 の ため に 、 この 遠い 異国 の 地 に 来 た こと を 肝 に 銘じ 、 祖国 の 名誉 を 担っ て 一生懸命 働き ましょ う 。 たとえ 、 私 たち の 生前 に 成し遂げる こと が でき なく て も 、 子孫 の ため に 繁栄 の 基盤 を 築き ましょ う 」 と 涙 ながら に 激励 演説 を し た エピソード が 残っ て いる 。  派 独 労働 者 から の 送金 額 は 年間 5000 万 ドル に 達し 、 一時期 は GNP の 2 % 台 に 及ん で い た 。 また 、 1967 年 に は 輸出 総額 の 36 % を 稼ぎ 、 ドイツ から の 借款 を 獲得 する など 外貨 の 獲得 に 貢献 、 韓国 経済 発展 の 基盤 に なっ た 。  ベトナム 軍需 と 西欧 軍需 だけ で は 、 長い 冷戦 時代 も 韓国 の 経済 成長 が 続い た こと を 説明 でき ない 。  戦 間 期 に 韓国 の 生命 保険 制度 は 日本 の 影響 を 受け て 発展 し た が 、 戦後 に 米 韓 で 制度 の 主導 権 が 争わ れ た 。  1946 年 に 韓国 初 の 生保 会社 として ハン ファ 生命 が 誕生 し た 。 米国 系 で あり 、 現在 は 軍需 産業 の ハンファグループ に 属する 。  1957 年 サムスン 生命 が 誕生 し た 。 漢江 の 奇跡 より 早く 、 産業 資本 の 自己 金融 が 興っ て い た の で ある 。  1962 年 に 朴 政権 が 立憲 する やいなや 生保 改革 に 着手 し た 。 この とき 9 社 だけ あっ た 生保 会社 を 国民 貯蓄 機関 として 選定 し 、 6 社 へ 統合 し た 。 1968 年 、 ユーロ ダラー 市場 の 活況 を 受け て 初めて 外資 系 生命 保険 会社 の 参入 を 認め た 。  1976 年 8 月 に ポプラ 事件 が 起こり 、 その 情勢 で 10 月 に コリア ゲート が 露見 する ほど に 米 韓 の 癒着 は 進ん だ 。 この 同年 、 逓信 部 （ 現 情報 通信 部 ） の 国民 生命 保険 事業 と 郵便 年金 事業 を 農協 に 移転 し た 。 翌 1977 年 に は 韓国 初 の 原発 が 始動 し た 。 この 同年 、 韓国 生命 保険 協会 （ ） 年報 に よる と 、 韓国 生保 における 個人 保険 の 保有 高 前年 比 伸び 率 は 空前 の 88 . 0 ％ を 記録 し た 。 1978 年 で 82 . 7 ％ 、 1980 年 は 89 . 2 ％ に も 達し た 。 朴 正煕 が 射殺 さ れ た 1979 年 は 団体 保険 で 86 . 6 ％ で あっ た 。 この ころ 外債 の 累積 が 世論 に 叩か れ 、 そこで 国内 資本 の 充実 を 目的 に 保有 高 は 増加 し た の だ と 日 韓 当局 が 説明 し て いる 。  1986 年 に 韓米 保険 協議 が おこなわ れ た 。 盧 泰愚 政権 の 1987 年 から 米国 系 保険 会社 の 参入 を 認め て いる 。 翌年 に は 年金 保険 が 整備 さ れ 、 余計 に アメリカ 資本 の 関心 を 引い た 。 1987 年 4 月 23 日 に LINA 生命 、 1987 年 5 月 に アリコ 生命 、 1988 年 7 月 に アフラック 生命 が 参入 し た 。 その後 米 韓 合弁 の 生保 会社 が 登場 し た 。  1995 年 朝鮮半島 エネルギー 開発 機構 の 設立 によって 韓国 資本 が 成長 産業 以外 に も 振り向け られる こと に なっ た 。 翌年 の アジア 通貨 危機 を もの と も せ ず 、 韓国 の 保険 制度 は 大幅 な 規制 緩和 を 遂げ た 。  1965 年 、 韓国 は 日本 と 日 韓 基本 条約 を 結ん だ こと により 、 無 償金 3 億 ドル ・ 有償 金 2 億 ドル ・ 民間 借款 3 億 ドル 以上 （ 当時 1 ドル ＝ 約 360 円 。 現在 価格 で は 合計 4 兆 5 千 億 円 相当 。 当時 の 韓国 の 国家 予算 は 3 億 5 千 万 ドル 程度 ） の 日本 から の 資金 供与 及び 貸 付け を 得る こと と なっ た 。 国際 協力 銀行 に よる と 1960 年 半ば から 90 年代 まで に トータル 6000 億 円 の 円 借款 が 行わ れ 、 韓国 は こうした 資金 を 元手 に 「 漢江 の 奇跡 」 の 象徴 と も 言わ れる 京 釜 高速 道路 を はじめ と し た 各種 インフラ の 開発 や 浦項 総合 製鉄 を はじめ と し た 企業 の 強化 を おこなっ た 。 インフラ 整備 後 は 、 日本 の 民間 企業 によって 大 規模 な 投資 が おこなわ れ た 。  2005 年 に は 韓国 内 で 日 韓 基本 条約 で 得 た 請求 権 資金 を 個人 補償 に ほとんど まわさ ず 国内 投資 に 使っ て 発展 の 基礎 を 作っ た 事 が 公開 さ れ 、 それ により 経済 発展 を 促し た 朴 正煕 政権 の 判断 を 「 貧困 脱出 ・ 国家 再建 の ため の 不可避 な 選択 」 という 評価 と 「 クーデター で 執権 し た 軍事 政権 が 徹底 でき なかっ た 過去 の 整理 」 、 植民 地 支配 の 完全 清算 を 捨て た 「 屈辱 外交 」 と する 声 が 錯綜 し て いる 。  韓国 の 高度 経済 成長 に 果たし た 円 借款 の 役割 について 、 国際 協力 銀行 （ 現 国際 協力 機構 ） から 外部 評価 を 依頼 さ れ た 韓国 の 産業 政策 研究 院 （ The   Institute   for   Industrial   Policy   Studies   ,   IPS ） の 2004 年 の 評価 報告 書 で は 、 1960 年代 半ば から 90 年 まで の 約 30 年間 を 対象 として 、 円 借款 事業 が 韓国 の 経済 ・ 社会 に 与え た インパクト を 、 技術 レベル 向上 、 交通 渋滞 緩和 および 環境 改善 等 の 効果 、 産業 技術 の 発展 、 生活 水準 の 向上 、 環境 保全 等 が 確認 さ れる 、 と 評価 し た 。 この 中 で 、 高速 道路 建設 事業 （ 1968 年 ） は 輸出 志向 工業 の 本格 化 における 物流 および 貿易 の 阻害 要因 を 取り除く こと を 目的 として 実施 さ れ 、 移動 費用 の 削減 、 時間 短縮 、 貨物 損傷 の 減少 、 交通 事故 の 減少 等 が 、 間接 的 効果 として 、 農村 および 漁村 の 発展 、 地域 間 格差 の 縮小 等 が 確認 さ れ 、 第 三 次 5 カ年 計画 （ 1972 ～ 76 年 ） の 重化学 工業 化 政策 における 浦項 総合 製鉄 所 拡充 事業 （ 1974 年 ） は 、 対外 開放 政策 の 代表 的 事例 と なり 、 忠 州 多目的 ダム （ 1978 年 ） は 、 洪水 防御 や 農産物 の 増産 、 電力 需要 へ の 対応 、 観光 開発 に 貢献 し た と 評価 し た 。  延世大 学 経済学部 金 正 湜教授 は 2000 年 に 韓国 対外 経済 政策 研究 院 から 出版 さ れ た 「 対 日 請求 権 資金 の 活用 事例 研究 」 において 、 第 二 次 世界 大戦 終結 後 、 日本 が 請求 権 資金 を 支払っ た 韓国 、 ミャンマー 、 フィリピン 、 インドネシア 、 ベトナム の 五 カ国 を 比較 し 、 韓国 が 最も 効率 的 に これ を 使用 し た という 分析 を 報告 し た 。 対 日 請求 権 資金 は どの 国 において も 概ね インフラ 整備 や 国民 生活 向上 に 投資 さ れ た が 、 投資 の 効率 性 は 韓国 が 最も 高く 、 「 韓国 は 、 徹底 し た 事前 計画 で 最も 効率 的 に 資金 を 活用 し た 国家 として 評価 を 受け て いる 」 と し 、 「 原 資材 導入 に 多く の 投資 を し た こと は 注目 さ れる 」 と 分析 ・ 評価 し た 。 さらに 今後 の 日 朝 国交 正常 化 による 対 日 請求 権 資金 （ など を 含む 4 兆 円 国際 協力 基金 ） の 北朝鮮 の 社会 間接 資本 整備 へ の 効率 的 活用 に関し 、 望ましい 資金 活用 方法 の 提示 など 、 韓国 の 対 日 請求 権 資金 活用 経験 を 伝授 し て あげ なけれ ば なら ない と 述べ た 。 また 、 東南アジア など において 見 られ た 投資 部門 の 決定 に対する 政治 的 軍事 的 影響 を 排除 し 、 北朝鮮 に 相応しい 比較 優位 産業 を 選定 し 集中 投資 し て 輸出 を 増大 さ せる など 、 経済 効率 を 重視 し た 投資 部門 決定 が 今後 の 北朝鮮 経済 成長 に 大きく 寄与 する ので 、 韓国 として も これ を 軍事 目的 に 使わ ない という 前提 の 下 に 北朝鮮 の 対 日 交渉 に 積極 的 に 協力 し なけれ ば なら ない 、 と 結論 付け た 。税 効果 会計 （ ぜ いこ う か か いけい 、 、 ） は 、 企業 会計 上 の 資産 又は 負債 の 額 と 課税 所得 計算 上 の 資産 又は 負債 の 額 に 差異 が ある 場合 において 、 法人 税 等 の 額 を 適切 に 期間 配分 する こと により 、 税 引前当 期 純 利益 と 税金 費用 （ 法人 税 等 に関する 費用 ） を 合理 的 に 対応 さ せる こと を 目的 と する 会計 上 の 手続き で ある 。 日本 において は 、 資産 負債 法 に 基づき 税 効果 会計 を 適用 する ため 、 企業 会 計上 と 課税 所得 計算 上 の 資産 ないし 負債 の 額 が 相違 する 場合 において 税 効果 会計 を 適用 する 。  なお 、 専ら 会計 側 から の アプローチ で あり 、 適正 な 税 引後当 期 純 利益 を 表示 し たい が 為 の 調整 で ある ので 、 納税 額 に 影響 は なく 、 節税 効果 と は 無関係 で ある 。  一時 差異 は 貸借 対照 表 に も 影響 を 与える 。 将来 の 法人 税 等 の 額 を 減少 さ せる 差異 （ これ を 将来 減算 一 時 差異 と 言う ） について は 繰延 税金 資産 として 資産 の 部 に 計上 さ れ 、 将来 の 法人 税 等 の 額 を 増加 さ せる 差異 （ これ を 将来 加算 一 時 差異 と 言う ） について は 繰延 税金 負債 として 負債 の 部 に 計上 さ れる 。 なお 、 貸借 対照 表 に 計上 さ れる 金額 は 、 いずれ も 法定 実効 税率 を 乗じ た 金額 で ある 。 計上 さ れ た 繰延 税金 資産 、 繰延 税金 負債 は 、 税法 上 の 損金 、 益金 として 認容 さ れる 将来 時点 で 取り崩し さ れる 。  税 効果 会計 において 将来 税金 を 減らす 差異 が 資産 と なる 理由 は 、 これ を 生じ させる 将来 減算 一 時 差異 は 将来 キャッシュ ・ アウト ・ フロー を 減少 さ せる 効果 を 有し 、 資産 負債 アプローチ 上 の 「 資産 性 」 を 有する 差異 で ある ため 。 また 「 将来 税金 を 増やす 差異 」 が 「 負債 」 と なる 理由 は 、 これ を 生じ させる 将来 加算 一 時 差異 は 将来 キャッシュ ・ アウト ・ フロー を 増加 さ せる 効果 を 有し 、 資産 負債 アプローチ 上 の 「 負債 性 」 を 有する 差異 で ある ため 。  なお 、 決算 時 において 、 繰延 税金 資産 ・ 繰延 税金 負債 の 両方 の 残高 が あっ た 場合 、 貸借 対照 表 上 の 流動 区分 および 固定 区分 別 に この 2 つ を 相殺 し た うえ で 貸借 対照 表 に 記載 する 。  概要 に 記述 さ れ た 要因 により 、 日本 国内 の 税法 において 生じる 多く の 一時 差異 は 将来 減算 一 時 差異 と なる 。 ここ で は その 一 例 を 列挙 する 。  産業 振興 や 救済 措置 の 目的 により 税法 で 特例 措置 が 設け られ て いる 事 が あり 、 それら の 多く が 将来 加算 一 時 差異 と なる 。 ここ で は その 一 例 を 列挙 する 。  企業 会計 の 目的 が 、 主 に 投資 家 へ の 情報 提供 で ある の に対して 、 税法 の 目的 は 、 公平 な 税 負担 や 課税 の 実現 で あり 、 それぞれ の 目的 と する 視点 が 異なる 点 に 根本 的 な 乖離 の 要因 が ある と いえる 。 特に 税法 に関して は 、 会計 ビッグバン を はじめ と する 社会 経済 情勢 の 急激 な 変化 の 中 で 、 税 の 公平 性 を 確保 する ため の 税制 改正 が 頻繁 に 実施 さ れ て おり 、 減損 損失 や 退職 給付 引当 金 等 の 費用 認識 を めぐり 、 企業 会計 と の 乖離 は ますます 大きく なっ て いる 。  この よう な 状況 の 下 、 両者 の 差異 を 対応 さ せる 税 効果 会計 の 重要 性 が 飛躍 的 に 高まっ て おり 、 正しい 理解 と 適切 な 運用 が 求め られ て いる と いえる 。収益 費用 アプローチ （ し ゅうえきひよう アプローチ ） と は 、 一 会計 期間 の 企業 の 活動 成果 で ある 収益 と 、 それ を 得る ため の 犠牲 分 たる 費用 と の 差額 を 利益 と する 考え方 を いう 。 収益 費用 アプローチ において は 、 収益 及び 費用 の 概念 ならびに 、 その 認識 ・ 測定 基準 が 重要 と なる 。 その ため 、 資産 や 負債 など の 要素 は 、 収益 と それ に 対応 する 費用 が 計上 さ れ た 後 の 残余 部分 に 過ぎ ない 。  収益 費用 アプローチ において 計算 さ れる 利益 、 すなわち 収益 から 費用 を 差し引い て 計算 さ れる 利益 は 「 純 利益 」 と 呼ば れる 。貨幣 動態 論 （ か へ い どう た いろ ん ） と は 、 財務 会計 における 動態 論 の 分類 に関する 一 学説 。 企業 の 経済 活動 を 貨幣 と 財貨 ・ 用役 の 出入り と 考え た 上 で 、 貨幣 の 出入り を 中心 として 企業 の 経済 活動 を 記録 ・ 計算 する 立場 を さす 。 損益 計算 書 の 本質 を 投下 資本 の 回収 計算 と し 、 貸借 対照 表 の 本質 を 株主 持分 たる 純資産 の 表示 と する 考え方 と 結びつく 、 と 説明 さ れる こと が ある 。レンタル オフィス （ rental   office ） と は 、 業務 に 必要 な イス ・ 机 ・ 執務 空間 ・ 情報 機器 等 を 備え た オフィス を 、 自前 で 賃貸借 契約 を 結ん で ビル オーナー など から 事務所 を 借りる より も 低い イニシャル コスト で 借りる 事 が できる 貸 事務所 の 総称 。 提供 サービス 、 課金 方法 等 の 違い で いろいろ な タイプ に 分類 できる 。 低い イニシャル コスト で 事務所 を 借りる 事 が できる ため 、 起業 オフィス として の 利用 も 多い 。  1978 年 、 オーストラリア の 起業 家 アルフ・モーフォレッジ が 「 複数 の テナント が 入居 する サービス 付き オフィス 」 という ビジネス モデル を 立ち 上げ 、 サーブコープ を 設立 し た 。 また 、 1989 年 に は イギリス の 起業 家 マーク・ディクソン が 、 ベルギー の ブリュッセル において 「 サービス スタッフ が 常駐 し 、 必要 な とき に いつ でも 使える 環境 が 整備 さ れ た オフィス スペース を 、 出張 者 を はじめ 同様 の ニーズ を 持つ 企業 に 提供 する 」 という ビジネス モデル を 立案 し 、 リージャスビジネスセンター を 開設 し た 。  サーブ コープ 、 リージャス など による レンタル オフィス 事業 は 、 その後 世界 各地 へ 拡がり 、 20 世紀 末 に は 日本 へ も 進出 。 現在 も 拡大 を 続け て いる 。  日本 における レンタル オフィス の 歴史 は 、 1997 年 頃 から スタート し た と いわ れ て いる 。 同年 9 月 、 サーブ コープ が 日本 における ドメイン を 取得 し 、 サーブ コープ ・ ジャパン 株式会社 を 設立 。 また 、 有限 会社 ビジネス バンク （ 現在 は 株式会社 ビジネス バンク グループ が 分社 化 し 、 レンタル オフィス 事業 は オープン オフィス 株式会社 として 存続 ） は 同年 11 月 19 日 、 「 起業 家 が 成功 する ため の オフィス 」 を コンセプト に 長野 県 長野 市 西尾張部 にて 「 オープン オフィス 」 を スタート さ せ て いる 。 さらに 、 1998 年 9 月 に は リージャス が 日本 における ドメイン を 取得 し 、 日本 リージャス 株式会社 を 設立 し た 。  日本 に は それ まで に も 「 机 貸し 」 など と 呼ば れる 事業 用 什器 レンタル 形式 の サービス は 存在 し て い た が 、 サーブ コープ や リージャス の よう な 「 場所 」 「 什器 ・ 設備 機器 」 「 人的 サービス 」 を セット で 提供 する レンタル オフィス 事業 、 あるいは 会社 登記 用 の 住所 や 電話 番号 を 提供 する バーチャル オフィス 事業 など は 、 これら 外資 系 企業 によって 日本 に 広め られ た もの と 考え られる 。  当初 、 不 特定 多数 の テナント が 入居 し 、 入れ替わり も 激しい レンタル オフィス の ビジネス モデル について 、 日本 の ビル オーナー は あまり 積極 的 で は なかっ た と いう 。 しかし 、 外資 系 企業 や その後 続々 と 参入 し て き た 国内 事業 者 によって 運営 さ れる レンタル オフィス が 、 一定 の 業績 を 収め て いく に従い 、 ビル オーナー も 徐々に 受け入れ に 熱心 に なり 、 現在 で は 大 規模 再 開発 ビル の 多く が 2 ～ 3 フロア 程度 レンタル オフィス の スペース を 設ける よう に なっ て き て いる 。  一番 一般 的 な レンタル オフィス の 形 。  東京 都内 で 100 箇所 以上 ある 。 月極 いくら という 形 で 入居 する 形 が 一般 的 。 借りる スペース の 広 さ 、 サービス グレード によって 費用 は 千差万別 。 会社 登記 に 住所 を 使う 事 も できる ところ も ある 。  机 ひとつ 貸す 机 貸し 、 部屋 を 貸す 部屋 貸し 等 スペース の 提供 の 形 も 様々 。 貸し 会議 室 を 備え て いる 事 も 多い 。  いずれ に しろ 、 入居 にあたって は 事務所 開設 に あたる ので 税務署 に 開業 届 を 出さ なく て は いけ ない 事 が 多い 。 （ 出さ ない と 脱税 に なっ て しまう 事 も ある 。 ）  一部 大手 事務 機器 メーカー や レンタル オフィス の 一部 が 行う ビジネス センター に 近い サービス 。  普段 使っ て いる パソコン を 持ち込ん で の 作業 が 出来る 事 が 多い 。 モバイラー 向き 。 タッチダウンオフィス として メール チェック や スケジュール 調整 、 訪問 先 の 地図 確認 等 の 作業 に むい て いる が 、 会議 室 等 の 設備 が 充実 し て いる ので 個人 情報 保護 に うるさい 昨今 の 風潮 に 配慮 し て 大手 企業 が 法人 として 契約 し て サテライト オフィス として 利用 する 等 の 形 で 使わ れる 事 も ふえ て いる よう だ 。  住所 ・ 電話 番号 の 貸与 や 郵便 物 転送 、 電話 代行 サービス を 駆使 し て 、 まるで そこ に オフィス が ある か の よう に 対外 的 に PR できる サービス 。 東京 都心 部 に 顧客 が いる に も かかわら ず 会社 所在地 が 北海道 や 九州 といった 場合 に 顧客 対応 の 迅速 さ を うたがわ れる こと も ある が 、 こう いっ た サービス で カバー し て いる デザイン 事務所 や 中小 規模 IT ベンダー も 多い 。 事業 所 登録 し ない で すむ 事 が ほとんど 。  起業 や 創業 の ため に 活動 する 入居 者 を 支援 する 施設 。 インキュベーション   ( Incubation ) と は 卵 を 孵化 さ せる といった 意味 が ある 。 公的 機関 や 大学 など の ほか 、 ベンチャー キャピタル や 経営 コンサルタント など の 運営 する もの も ある 。 また 、 おもに 大 企業 など で グループ 企業 内 の 新規 事業 立ち 上げ など に 特 化 し た 施設 を 設け て いる ケース も ある 。 入居 者 は あらかじめ ビジネス プラン など の 審査 を 受け たり 、 入居 後 も 運営 者 によって 定期 的 な 検査 を 受ける 必要 が ある 場合 も 多い 。  インキュベーションオフィス も 参照 。  レンタル オフィス の うち 、 ワークス ペース や 通信 環境 の 提供 だけ に とどまら ず 、 エン トランス や 会議 室 など の 共用 施設 を 設け 、 さらに テナント の 希望 によって 受付 や 電話 応対 ・ 秘書 など の 人的 サービス まで 提供 する 高 付加 価値 型 の ビジネス モデル を 、 特に 「 サービス オフィス 」 と 区別 し て 呼称 する 場合 が ある 。 サービス オフィス そのもの を 固有名詞 として 使用 し て いる 事業 者 も ある が 、 最近 で は 運営 母体 に 関わら ず 一般 名詞 として 使用 さ れる ケース も 少なく ない 。  住居 と オフィス を 兼用 できる スペック の レンタル オフィス 。 サービス グレード によって 一 ヶ月 の 賃料 が 20 万 から 300 万 程度 の 開き が ある こと も 珍しく ない 。タッチダウンオフィス は 、 LAN と 電源 を 用意 し て 他 の オフィス から やってき た 利用 者 が 作業 できる 環境 を 整え た 場所 。 生産 性 の 向上 を 目的 に 通常 オフィス の 内部 に 設け られる 。 東京 駅前 に 企業 と 契約 し て 社員 に タッチダウンオフィス を 提供 する サービス を 展開 する デスカット の よう な 施設 も ある 。  余っ た スペース に LAN と 電源 を 用意 し て つくっ た 出張 者 席 。 社内 の バッファ スペース として 位置付け て い た が 、 オフィス 面積 の 削減 で 営業 社員 に 固定 席 を 設定 し ない フリー アドレス 制 を 導入 し た ため に 、 全部 の 席 が タッチダウン 化 し て しまう 事 も ある 。  たった 2 時間 の 会議 の 為 に 出張 し た ものの 、 気 に なる ので メール だけ でも ずっと み て い たい 、 という 時 に は 便利 で ある 。 プリンター が おい て なかっ たり トナー が なくなっ て い たり で 早く 自分 の オフィス に 帰り たく なる 場合 も ある 。 自席 に 戻る と 上司 に つかまる ので タッチダウン 席 を 利用 する 人 たち が 月末 に なる と 増える 会社 も ある 。シェアードオフィス と は 一 社 だけ が 自社 の オフィス として 一 箇所 の オフィス を 使う の で は なく 、 複数 社 で 同じ オフィス を 共有 する オフィス を 指す 。 デザイン 事務所 や 弁護士 事務所 など の 独立 自営 業者 の 間 で は 古く から 盛ん 。 レンタル オフィス や 一定 期間 複数 社 が 参加 する プロジェクト オフィス など も これ に あたる 。  レンタル オフィス の 掲示板 など で は シェアードオフィス に 入居 する こと を 指す オフィス シェアリング の 文字 が 多く 登場 する よう に なっ て き た 。 しかし セキュリティ 、 設備 の 負担 割合 等 々 デリケート な 問題 も 多く 含む だけ に 、 共有 する 企業 間 の 調整 事 は 大きな 負荷 に なる 。 レンタル オフィス 業者 は この 調整 を 自ら が コスト ・ リスク 負担 を する 事 で 入居 者 に 提供 し て いる サブ リース 業者 で ある という 事 が できる 。 また マッチング のみ を 専門 に する コーディネイター も 存在 する 。  ここ で 問題 に なる の は 個々 の プレイヤー の 信頼 性 で あろ う 。 運営 元 の 信頼 性 を 確認 し ない と 事業 の 信頼 性 を 顧客 から 疑わ れる よう な 事態 に も なり かね ない ので 慎重 に 事 を 運び たい 。  プロジェクト 型  　 プロジェクト 実施 期間 中 のみ 、 当該 プロジェクト に 取り組む ため の オフィス を シェアリング する やり かた 。 以前 と は ちがい 大 規模 プロジェクト を 発注 する 企業 側 も 無駄 な スペース を 抱え て いる 事 は 少ない ので 、 数 は 多い はず だ が 表 に 出 て くる こと は すくない 。 大手 法人 に 多い 。  アライアンス 型  　 デザイン 事務所 、 士 業 、 コンサルタント 等 の 掲示板 で 募集 が たまに 見受け られる 。 勉強 会 等 の 参加 者 が 告知 を する 場合 も ある 。 何 回 か 一緒 に 仕事 を し ない と それ が 正しい 判断 か わから ない の で は ない か と 思う が どう か 。  インキュベーション 型  　 インキュベーター が 中心 に なっ て 勉強 会 、 あるいは コンサルテーション を 行う シェアードオフィス 。  インキュベーター と の 相性 が 全て 。 地方 公共 団体 が 運営 する もの と 、 コンサルタント が 運営 する もの が ある 。 多く の インキュベーション 型 レンタル オフィス が セミナー を 開催 し て いる ので 入居 を 考え て いる の で あれ ば 、 一度 受け て みる べき 。  レンタル オフィス 型  　 実際 に 場所 も 貸す か 、 それとも サービス だけ か によって レンタル オフィス 型 と バーチャル オフィス 型 に 分かれる 。 レンタル オフィス 型 の 中 でも 月極 など の 期間 貸し 型 と インターネット カフェ 的 に 使える 時間 貸し 型 に 分かれる 。お下がり   （ おさ がり ）  お下がり   （ おさ がり ） は 年長 者 が 使用 し た 物 を 、 年少 者 が 使用 する 場合 の その 物 及び 、 物 の 移動 行為 を 指す 。 お下がり と なる もの は 、 再 使用 が 出来る もの 。  高度 経済 成長 期 まで の 日本 は 購買 力 が 低く 、 また 物 は 使え なく なる まで 大切 に 使う べき だ という こと が 常識 と し て あっ た 。 その ため 、 子供 の 衣類 や 育児 用品 の よう に 、 まだ きれい な 状態 の まま 本人 の 成長 により 使え なく なる もの は 、 兄弟 姉妹 あるいは 親族 ・ 知人 間 で の 「 お下がり 」 が 当然 の こと で あっ た 。  しかし 高度 経済 成長 期 以降 、 可 処分 所得 が 増え て 購買 力 が あがり 、 また 少子化 で 親 ・ 祖父母 が 一 人 の 子供 に かけ られる お金 が 増え 、 お下がり は だんだん 行わ れ なく なっ て いっ た 。  お下がり を もらっ て 気 を 使う より 、 お金 を 出し て 新しい 商品 を 買う こと が 出来る よう に なっ て いっ た から で ある 。 また あげる 方 も 、 相手 が ありがた迷惑 に 感じる かも しれ ない と 躊躇 する から で ある 。  現在 で は 、 かつて 「 お下がり 」 で 回さ れ て い た 衣服 や 育児 用品 が 、 バザー 、 フリー マーケット 、 ガレージ セール や 、 リサイクル ショップ の 定番 と なっ て いる 。出張 （ しゅっちょう ） と は 、 社員 ・ 職員 が 業務 の ため に 、 普段 の 勤務 地 と は 異なる 場所 に 出向く 行為 を 指す 。 一般 に は 一 日 以上 職場 を 離れる 場合 を 指し 、 勤務 地 を 離れる 時間 が 数 時間 程度 の 場合 は 「 外出 」 と 称する 。 国家 公務員 の 出張 について は 、 国家 公務員 等 の 旅費 に関する 法律 （ 昭和 25 年 4 月 30 日 法律 114 号 ） の 第 2 条 第 1 項 第 6 号 において 、 「 職員 が 公務 の ため 一 時 その 在勤 官署 （ 常時 勤務 する 在勤 官署 の ない 職員 について は 、 その 住所 又は 居所 ） を 離れ て 旅行 し 、 又は 職員 以外 の 者 が 公務 の ため 一 時 その 住所 又は 居所 を 離れ て 旅行 する こと を いう 。 」 と 定義 さ れ て いる 。  元々 は 「 でばる （ で はる ） 」 という 言葉 で 、 仕事 や 戦い の ため に 他所 へ 出向い て 陣 を 張る 事 を 指し た 。 「 でばる 」 に 「 出張る 」 という 字 を 当て 、 これ を 音読み し た の が 「 しゅっちょう 」 で ある 。  一 日 限り の 出張 は 日帰り 出張 と 呼ば れる 。 一方 、 長く 職場 を 離れる もの は 長期 出張 と 呼ば れる が 、 何 日 ないしは 何 ヶ月 以上 の もの を 「 長期 」 と する か は 会社 により 様々 で ある 。  交通 費 ・ 宿泊 費 は 会社 の 負担 と なり 、 一定 額 の 出張 手当 （ 日当 ） が 支給 さ れる の が 一般 的 で ある 。  移動 に際して は 、 役員 や 幹部 社員 ・ 職員 は グリーン 車 ・ ビジネス クラス 、 一般 社員 ・ 職員 は 普通 車 ・ エコノミー クラス 、 の よう に 、 その 地位 により 交通 機関 利用 の 際 の 座席 に 差 を つける こと が 一般 的 で ある （ 例えば 、 東海道 ・ 山陽新幹線 沿線 の 在京 ・ 在 阪 ・ 在 名 企業 の 場合 、 EX - IC カード が 支給 さ れる 場合 が ある など ） 。  但し 幹部 社員 ・ 職員 で あっ て も 、 移動 距離 が 短い 場合 は 普通 車 ・ エコノミー クラス のみ 、 と 制限 さ れる こと も 多い 。  こう いっ た 座席 の 運用 は 、 会社 の 経営 状態 が 思わしくない 際 に は 、 経費 削減 の 一環 として 見直さ れる 部分 で ある 。  一 日 を 越える 出張 で は 宿泊 施設 が 必要 に なり 、 多く の 場合 ホテル が 利用 さ れる 。 その 中 でも 、 出張 者 の 需要 に 特 化 し た もの が ビジネス ホテル で ある 。  多く の 会社 で は 宿泊 費 の 限度 額 を 定め て いる が 、 それ は 出張 地 の 物価 を 反映 し た もの に なっ て いる 。  出張 地 に 企業 の 独身 寮 など が 存在 する 場合 は 、 その 空き 部屋 を 利用 する など し て 、 経費 削減 が 図ら れる 場合 が ある 。  また 長期 出張 の 場合 は ホテル で なく 、 ウィークリー マンション 、 マン スリー マンション といった 短期 賃貸 マンション が 利用 さ れる 例 も 多い 。  出張 手当 （ 日当 ） は 、 社員 の 移動 の 負担 や 、 通常 と は 異なる 環境 で の 業務 に対する 「 労い 賃 」 の 性格 を 持つ と共に 、 手当 の 支給 を 条件 に 、 残業 手当 を 不 支給 と する 企業 が 多い 。  これ は 、 出張 時 に は 上長 や タイムレコーダー といった 手段 による 実 労働 時間 の 把握 が 困難 で ある こと から 、 残業 の 有無 に 関わら ず 、 定額 の 手当 を 支給 する 、 と 解釈 さ れ て いる 。  しかし 実際 に 出張 先 で 大幅 な 残業 を 余儀なく さ れ た 場合 、 手当 の 額 で は 割 に 合わ ず 、 社員 ・ 職員 の 不満 の 種 と なり がち で あり 、 労使 の 常 なる 課題 と なっ て いる 例 も 多い 。レイオフ （ ） または 一時 解雇 （ いち じ か いこ ） と は 、 企業 の 業績 悪化 など を 理由 と する 一時 的 な 解雇 の こと で ある 。  製造 業 など において 、 材料 の 納入 の 遅れ 、 あるいは 製品 の 需要 が 振るわ ない こと など の 理由 から 、 工場 など の 作業 員 に 一時 休暇 を 言い渡し た こと が 元々 で 、 その後 、 再 雇用 を 条件 と し た 一時 解雇 を 指す よう に なっ た 。 企業 の 業績 悪化 時 に 一時 的 な 人員 削減 を 行い 、 人件 費 を 抑える 為 の 手段 で あり 、 業績 回復 時 の 人員 採用 の 際 に 優先 し て 再 雇用 を 約束 する という もの で ある 。  先任 権 に 基づい た レイオフ 制度 を 用い て いる 。 アメリカ における 先任 権 と は 、 その 企業 における 勤続 年数 で 決定 さ れ 、 レイオフ 実施 において は 、 原則 先任 権 の 低い 労働 者 つまり 往往 に し て 入社 し た ばかり の 若者 から レイオフ さ れる 。 また レイオフ から 復帰 し 再 雇用 する とき でも 原則 先任 権 が 重視 さ れる 。 しかし 、 先任 権 重視 の 昨今 でも 、 人員 削減 は 著しい 傾向 が 強まっ て おり 、 工場 丸ごと 全員 レイオフ し 、 設備 敷地 も その後 完全 売却 し 、 東南アジア へ 移転 も めずらしく なく なっ て き た 。  レイオフ 本来 の 意味 で ある 「 将来 の 優先 再 雇用 条件 付き 解雇 」 は 現在 で は 自動車 産業 など の 伝統 的 な 産業 に ほぼ 限ら れ て おり 、 金融 や ハイテク 産業 など の 現代 的 な 産業 で は 「 レイオフ 」 は 単なる 業績 悪化 による 集団 解雇 を 意味 し 、 再 雇用 は 想定 さ れ ない 。  ほとんど の 場合 、 レイオフ は 或 る 日 突然 に やってくる 。 直属 上司 または HR （ Human   Resource 、 人事 ） に 呼び出さ れ て 、 何事 か と 赴く と 「 残念 ながら この 会社 で 君 の 仕事 は なくなっ た 」 と 告げ られ 、 できるだけ 早く 私物 を 片付ける よう に 促さ れる （ 2008 年 の リーマン ショック の 時 に 、 破綻 し た 金融 機関 から 段ボール 箱 に 私物 を 詰め て 会社 から 出 て くる 社員 の 姿 が 何 度 も テレビ で 放映 さ れ た ） 。  会社 によって は 、 解雇 さ れ た 社員 を いったん 屋外 に 退去 さ せ 、 一 人 ずつ 上司 など 監視 する 人間 が 付き添っ て 私物 整理 を さ せる ところ さえ ある 。 その後 一 人 ずつ 「 エグジットインタビュー （ 、 退職 面接 ） 」 が 行わ れ 、 「 ファイナル ペイ チェック （ 、 最終 給与 小切手 ） 」 が 渡さ れ 、 今 まで 会社 が 一部 負担 し て い た 健康 保険 を 全額 自己 負担 で 同 一 条件 で 継続 できる COBRA 制度 の 説明 や 、 貸与 し て あっ た ラップトップコンピュータ や カード キー を 返却 さ せる など の 解雇 手続き が 行わ れる 。  最終 給与 に は 、 解雇 日 まで の 給与 の 他 、 未 使用 の 年次 有給 休暇 （ 通常 小数点 以下 二 桁 まで の 時間 単位 ） の 換金 、 社員 持ち株 購入 の 積立 残高 、 及び 法定 の 2 週間 の 解雇 予告 手当 が 含ま れる 。 さらに 「 」 として 、 勤続 1 年 あたり 1 週間 分 程度 の レイオフ 手当 を 支給 する 会社 が 多い が 、 その 条件 として 当該 レイオフ が 合法 的 な もの で あり 、 性別 ・ 人種 ・ 年齢 など 、 違法 な 差別 による もの で は なく 、 レイオフ に関して 会社 を 裁判 で 訴え ない と 確約 する 書類 に 署名 さ せ られる 。  会社 によって は 、 解雇 し た 元 従業 員 の 再 就職 の 手助け の ため に 、 履歴 書 の 書き方 など の 指南 を する 専門 の コンサルティング 会社 の 利用 権 を 数 週間 与える ところ が ある が 、 ほとんど の 場合 、 転職 経験 者 は 既に その よう な 経験 を 持っ て いる ので 役に立た ない 。パ レート の 法則 （ パ レート の ほう そく ） は 、 イタリア の 経済 学者 ヴィルフレド・パレート が 発見 し た 冪 乗 則 。 経済 において 、 全体 の 数値 の 大 部分 は 、 全体 を 構成 する うち の 一部 の 要素 が 生み出し て いる という 理論 。 80 : 20 の 法則 、 ばらつき の 法則 と も 呼ば れる 。  パ レート の 法則 は 、 働き アリ の 法則 と 同じ 意味合い で 使用 さ れる こと が 多く 、 組織 全体 の 2 割 程 の 要人 が 大 部分 の 利益 を もたらし て おり 、 そして その 2 割 の 要人 が 間引か れる と 、 残り 8 割 の 中 の 2 割 が また 大 部分 の 利益 を もたらす よう に なる という もの で ある 。 経済 以外 に も 自然 現象 や 社会 現象 など 、 さまざま な 事例 に 当て嵌め られる こと が 多い 。 ただし 、 パ レート の 法則 の 多く は 、 法則 と 言う より も いわゆる 経験 則 の 類 で ある 。 自然 現象 や 社会 現象 は 決して 平均 的 で は なく 、 ばらつき や 偏り が 存在 し 、 それ を 集約 する と 一部 が 全体 に 大きな 影響 を 持っ て いる こと が 多い 、 という ごく 当たり前 の 現象 を パ レート の 法則 の 名 を 借り て 補強 し て いる 場合 が 少なく ない 。プロジェクト オフィス と は 特定 プロジェクト の 為 に 設置 さ れ た 推進 機関 あるいは 執務 空間 それ 自体 を 指す 。 特定 プロジェクト の ため だけ に 用意 さ れ た 執務 空間 を 指す 場合 は プロジェクト ルーム あるいは ウォールーム と も 言う 。 プロジェクト は 通常 実施 期間 を 定め られ て いる ので 、 期間 限定 の 設置 で ある 事 が 多い が 、 プロジェクト の 期間 は 往々 に し て 流動的 で ある ので 、 設置 期間 が 延長 さ れる 事 も 珍しく ない 。知的 生産 性 （ ち て き せいさん せい ） は 、 オフィス の 中 で 知的 成果 物 を 生み出す 効率 の こと を いう 。 製品 の 仕上がり が 一 時間 に 何 個 と 計ら れる 労働 生産 性 （ 工場 生産 性 ） に対する 言葉 で ある 。  書類 の タイピング を 一 時間 に 何 枚 、 伝票 を 何 枚 という 量的 に 捉え られる 成果 物 で は なく 、 あくまで 事業 を 推進 する にあたって 必要 な 成果 物 を 生み出す 効率 を 計る もの で ある ため 、 その 測定 は 困難 で ある 。 便宜 的 に 活動 基準 原価 計算 （ Activity   Based   Costing ） で 人件 費 を もと に 手間 を コスト に 換算 する 生産 性 測定 手法 が コストダウン の 文脈 の 中 で 語ら れる こと も ある 。オフィス を 複数 社 で 共有 する 事 を オフィス シェアリング と いう 。 共有 する 過程 で シェアリング の コーディネイター が 介在 する 場合 も ある 。  多く の IT 開発 案件 で は プロジェクト 等 の マネジャー が 自社 の 施設 担当 者 （ 近年 は ファシリティーマネージャー という 専任 担当 者 が いる 場合 も 多い ） に 相談 の 上 、 顧客 で の 開発 スペース の 調達 要請 、 自社 内 の 空き スペース の 融通 、 条件 に あう レンタル オフィス の 調査 、 短期間 の 不動産 賃貸 を 検討 する 羽目 に なる 。 顧客 先 で 作業 スペース が 確保 でき ない 場合 その 費用 は 発注 者 に 負担 を 求める 形 に なる ので 、 費用 的 に は 大きな 負担 と なる 。 以前 の よう に 無駄 な スペース が ふんだんに 余っ て いる という 状況 で は ない ので 頭 が 痛い 問題 で あろ う 。  独立 ・ 開業 時 の オフィス 物件 調達 の 場合 、 レンタル オフィス が 運営 する オフィス シェア スペース に 入居 する か 、 マンション や オフィス を 複数 人 で シェア する か によって 事前 の 作業 が 変わっ て くる 。 その あたり は シェアードオフィス に 詳しい 。資源 メジャー 一覧 （ しげん メジャー いち らん ） は 、 資源 の 採掘 や 精製 、 製品 化 など の 権益 を 押さえ て いる 世界 的 メジャー （ 巨大 企業 ） の 一覧 で ある 。  国際 石油 資本 を 参照 。  （ 他 、 多く の オイル メジャー が 天然 ガス も 兼ねる ）繁文縟礼 （ はん ぶん じ ょくれい ） と は 、 規則 が 細か すぎ 、 煩雑 な 手続き が 多く 、 非常 に 非 能率 的 な 状況 を 指す 。 膨大 な 公文書 を 束ね て 保存 する ため に 使わ れる 赤い 紐 が 転じ て 、 レッド テープ （ ） と も いう 。  アメリカ合衆国 の 社会 学者 ロバート ・ キング・マートン が 、 官僚 制 の 逆 機能 の 一つ として 指摘 し た もの で ある 。 本来 は 、 明確 な 規則 と 公正 な 手続き によって 事務 を 処理 する 合理 的 な システム で あっ た もの が 、 その 形式 的 ・ 技術 的 な 側面 に 縛ら れる こと によって 、 非合理 的 な 傾向 を 示す よう に なる という もの 。  特に 代表 的 な 事例 を 挙げる と 、 マックス・ヴェーバー が 指摘 し た 合理 的 管理 様式 で ある 文書 主義 の 逆 機能 で ある 。 会議 の 議事 録 、 業務 上 の 各種 書類 、 指示 ・ 命令 を 伝達 する ため の 命令 書 など 、 もともと は 業務 内容 等 を 文書 によって 明示 し 、 記録 ・ 保管 する こと によって 、 業務 の 客観 性 ・ 正確 性 を 確保 する ため の 合理 的 な 手続き で ある 。 これら は 主 業務 を 円滑 に 進め て いく 副 業務 だ が 、 それ が 主 業務 として 大きな 負担 と なり 、 膨大 な 量 の 文書 を 作成 し 、 保管 する こと が 目的 と 化し て しまう 。 さらに それ が 進む と 、 些細 な こと に も 書類 の 発行 を 要求 さ れる よう に なり 、 業務 の 遂行 の 障害 と なっ て いく という よう な 状況 で ある 。セクショナリズム （ ） と は 、 集団 ・ 組織 内部 の 各 部署 が 互いに 協力 し 合う こと なく 、 自分 たち が 保持 する 権限 や 利害 に こだわり 、 外部 から の 干渉 を 排除 しよ う と する 排他 的 傾向 の こと を いう 。 官僚 制 における 逆 機能 の 一つ として 指摘 さ れ た もの で 、 組織 内部 の 専門 性 を 追求 し すぎ た 結果 起こっ て くる 機能 障害 で ある 。 部局 割拠 主義 など と 訳さ れる こと が ある 。  この よう な 傾向 の 顕著 な 例 が 「 縄張り 意識 」 や 「 派閥 主義 」 で 、 自分 たち が 担当 する 職務 に関して 、 他 の 部局 の 人間 が 関与 する こと を 嫌い 、 組織 全体 の 利益 ・ 効率 性 を 無視 し て 自分 たち の 都合 ばかり を 優先 する という もの で ある 。 また 、 自ら が 担当 する 職務 以外 に 関心 が 薄く 、 専門 外 の こと は 避けよ う と し 、 専門 以外 の こと は ほとんど 知ら ない という 傾向 も 特徴 として ある 。  最近 で は 、 組織 内部 の セクショナリズム を 解消 する ため に 、 組織 横断 的 に 各 部局 から メンバー を 選抜 し て 協力 さ せる プロジェクト を 発足 さ せる という 方法 が とら れる よう に なっ て き た 。 しかし 、 この よう な プロジェクト も 参加 メンバー に対して 、 通常 業務 と の 掛け持ち で 過度 の 負担 を 強いる こと も 多く なる マイナス の 面 が ある こと は 注意 を 要する 。  広義 の セクショナリズム として 、 本来 で あれ ば 自分 と は 無関係 で は ない 事柄 で あっ て も 他 に 責任 者 が いる 場合 は あえて 関与 し ない 、 それでいて 担当 者 の やる 事 に対して 無責任 に 非難 中傷 する 事 も 挙げ られる 。暗黙 知 （ あん も くち 、 ） と は 、 経験 的 に 使っ て いる 知識 だ が 簡単 に 言葉 で 説明 でき ない 知識 の こと で 、 経験 知 と 身体 知 の 中 に 含ま れ て いる 概念 。 例えば 微細 な 音 の 聞き分け 方 、 覚え た 顔 を 見分ける 時 に 何 を し て いる か など 。 マイケル・ポランニー が 命名 。 経験 知 とも 。  暗黙 知 に対する の は 、 言葉 で 説明 できる 形式 知 。 暗黙 知 として の 身体 動作 は 説明 し にくい が 、 経験 知 で は 認識 の 過程 を 言葉 で 表す こと が できる 。  簡単 に 説明 でき ない が 、 理解 し て 使っ て いる 知識 が 存在 する 。 誰か の 顔 を 見分ける という こと は 、 その 人 の 写真 を 見せ て もらえ ば 覚える こと が できる が 、 諸々 の 特徴 を いかに し て 結び付け て いる の か について は 説明 し にくく 、 これ が 暗黙 知 で ある 。  たとえば 、 自転車 に 乗る 場合 、 人 は 一度 乗り 方 を 覚える と 年月 を 経 て も 乗り 方 を 忘れ ない 。 自転車 を 乗りこなす に は 数々 の 難しい 技術 が ある の に も かかわら ず 、 で ある 。 そして その 乗り かた を 人 に 言葉 で 説明 する の は 困難 で ある 。  それ ゆえ 知識 から 人間 的 要因 を 「 恣意 的 」 として 排除 しよ う と する と 、 決して 操作 に 還元 し え ない 「 知る 」 という 暗黙 の 過程 を も 否定 する こと に なり 、 知識 そのもの を 破壊 し て しまう 。 「 暗黙 知 」 を 単純 に 「 語り 得 ない 知識 」 と 同一 視 する こと が 広く 行わ れ て いる が 、 これ は 安 冨 歩 が 指摘 し た よう に 誤解 で ある 。  準拠 枠   ()   など 関連 する 研究 は ある が 、 暗黙 知 の 認知 的 次元 を 経営 学 ・ 社会 学 的 に 理論 化 する 試み は 、 未だ 発展 途上 の 段階 に ある 。  ハンガリー 出身 の 化学 者 ・ 哲学 者 ・ 社会 学者 の マイケル・ポランニー が 著作 『 暗黙 知 の 次元 』   において 、 タシット・ノウイング （ ） という 科学 上 の 発見 （ 創発 ） に 関わる 知 という 概念 を 提示 し 、 「 ある もの 」 を それぞれ 遠隔 的 項目 ・ 近接 的 項目 と 呼ん だ 。 この よう な 傾向 を 近代 の 学問 の 中 に 見出し た ため 、 ポランニー は 化学 者 から 哲学 者 へ と 転向 し た 。  暗黙 知 は 3 つ の 観点 から 形式 知 と 区別 する こと が できる 。  ポランニー の 用語 を 利用 し た 理論 に 、 ナレッジマネジメント の 分野 で 使用 さ れる 、 野中 郁 次郎 の 「 暗黙 知 」 が ある 。  野中 は 暗黙 知 という 言葉 の 意味 を 「 暗黙 の 知識 」 と 読みかえ た 上 で 「 経験 や 勘 に 基づく 知識 の こと で 、 言葉 など で 表現 が 難しい もの 」 と 定義 し 、 それ を 形式 知 と 対立 さ せ て 知識 経営 論 を 構築 し た 。 野中 は 「 暗黙 知 」 を 技術 的 次元 と は 別に 認知 的 次元 を 含め た 2 つ の 次元 に 分類 し て いる 。 この 野中 の 暗黙 知 論 は ポランニー の 理論 と は 根本 的 に 異なっ て おり 、 野中 独自 の 「 工夫 」 と 見 た 方 が 良い 。 ただし 、 同 概念 そのもの まで 野中 独自 の 創案 だ と する 一部 見解 は 、 ボランニー を 引用 し つつ 野中 同様 「 暗黙 知 」 認識 を 展開 し た 例 は 他 に も ある こと から 過大 評価 だ と 言える 。  従来 の 日本 企業 に は 、 職員 が 有する コツ や カン 、 ノウハウ など の 「 暗黙 知 」 が 組織 内 で 代々 受け継が れ て いく 企業 風土 ・ 企業 文化 を 有し て い た 。 そうした 暗黙 知 の 共有 ・ 継承 が 日本 企業 の 「 強み 」 でも あっ た 。 しかし 合併 ・ 事業 統合 ・ 事業 譲渡 ・ 人員 削減 など 経営 環境 は 激しく 変化 し て いる 。 加え て マン パワー も 派遣 労働 の 常態 化 、 短時間 労働 者 の 増加 、 早期 戦力 化 の 必要 性 など 雇用 慣行 の 変化 により 「 同一 の 企業 文化 の 中 で 育っ た ほぼ 均等 な 能力 を 持つ 職員 が 継承 し て いく 」 といった 前提 は 崩れ 、 この よう な ステマ に 変化 つつ ある 。 この ため 現場 任せ で 自然 継承 を 待つ だけ で なく 「 形式 知 」 化 し て いく こと が 必要 と さ れる 。 その 方法 として 文章 ・ 図 ・ 表 ・ マニュアル など が ある 。  こうした 「 形式 知 」 化 は ナレッジマネジメント の 目的 の 一つ と し て いる 。 すなわち 個人 の 有する 非 言語 情報 は そのまま で は 共有 し にくい ので 、 明文化 ・ 理論 化 し 、 知識 の 共有 化 を 進め て いこ う という 論法 で ある 。 情報 システム は そうした 形式 知 化 ・ 共有 化 に 貢献 し うる の で は ない か と さ れ て いる 。  しかし 形式 知 化 しよ う と する と 、 漠然と し た 表現 かつ 膨大 な データ 量 と なり 、 検索 が 困難 で 共有 化 が 難しい と の 指摘 が なさ れ て いる 。 ただ 近年 、 形式 的 ・ 分析 的 な 管理 手法 が 企業 を 席巻 する なか 、 暗黙 の 次元 の 重要 性 を 経営 者 に 意識 さ せ た 効果 が あっ た と さ れる 。  イエール 大学 の 心理 学者 スタンバーグ ら は 、 優れ た 業績 を 上げ て いる 管理 職 の 経験 から 得 られ た 知識 を まとめ て き て おり 、 3 種類 の 暗黙 知 が 得 られ て いる 。 プロジェクト マネジメント 、 また 他者 について チームワーク や 人間 関係 作り 、 また 自己 管理 で 動機 づけ と なる 。 この 3 種類 の 暗黙 知 は 営業 職 や 、 研究 職 で も 使わ れ て いる もの で ある 。  熟練 者 の 暗黙 知 の 機械 化 や マニュアル 化 も 進ん で き た 。 しかし 、 経験 や 実践 を 通さ ない と マニュアル を 読ん だ だけ で は すぐ に は 身 に つか ない ため 、 経験 を いかに 織り 交ぜ て 暗黙 知 を も 継承 し て いく か について 重要 な 課題 と なっ て いる 。  SECI モデル は 、 暗黙 知 は 他者 に 共有 でき ない ため に 、 言語 化 し 形式 知 と し て いく プロセス を 表し た もの 。 「 共同 化 」 により 子弟 制度 など を通じて 経験 的 な 知識 を 受け継い て い でる が 、 これ を 「 表出 化 」 によって 第三者 に も 理解 できる 言葉 に し 形式 知 に し 共有 する こと が 集団 で 知識 を 共有 する こと に つながる 。 さらに 「 連結 化 」 によって より 広い 集団 に 形式 知 が まとめあげ られ 体系 化 さ れる 。 共有 さ れ た 形式 知 は 再び 個々 の 人 に 暗黙 知 として 「 内面 化 」 さ れる 。名誉 顧問 （ めいよ こも ん ） と は 、 ある 組織 の 意思 決定 の 権限 を 持た ない 栄誉 職 。 社長 、 頭取 など 代表 権 の ある 取締役 から 退い た 者 、 特に 顧問 、 相談役 を 退い た 者 に 与え られる 職名 ないし 称号 。 名誉 役員 の 職名 の 一つ 。 関連 する 職名 として 名誉 最高 顧問 、 名誉 特別 顧問 、 名誉 副 顧問 が ある ( 本 項 で 解説 )。  企業 の 中 で は 、 名誉 役員 たる 顧問 の 職位 として 名誉 最高 顧問 を 置く 例 が ある 。  また 、 財団 法人 電力 中央 研究所 など 財団 や 社団 の 中 に は 名誉 特別 顧問 を 置く 例 が ある 。  市町村 で は その 地域 ゆかり の 著名 人 など に 名誉 顧問 を 委嘱 する こと が ある 。 2016 年 、 群馬 県 前橋 市 が 国際 オリンピック 委員 会 名誉 委員 で 、 1956 年 の コルティナダンペッツォオリンピックアルペンスキー 男子 回転 で 銀メダル を 獲得 し 、 日本人 初 の 冬季 オリンピック メダリスト と なっ た 猪谷 千 春 を 市 の 名誉 顧問 に 迎え た の は その 例 で ある 。 幼少 期 を 市内 で 過ごし た こと が 縁 と なり 委嘱 さ れ 、 主 な 任務 として は 市 の 政策 課題 へ の 助言 など を 行う こと と さ れ た 。  博物館 や 美術館 等 、 文化 施設 で も 名誉 顧問 を 迎える 例 が ある 。 三重 県 松阪 市 に ある 本 居 長世 メモリアル ハウス で は 、 三笠 宮 崇 仁 親王 が 生前 、 童謡 を 好み 、 童謡 作曲 家 で あっ た 本 居 長世 と 親交 が あっ た こと から 、 同 ハウス の 名誉 顧問 を 務め て い た の は 主 な 例 で ある 。  その他 、 公益 団体 でも 名誉 顧問 を 置く 例 が ある 。 日本 と 中国 と の 友好 を 図る 日 中 友好 協会 で は 元 首相 の 村山 富市 が 同 協会 名誉 顧問 を 務め て い た の は その 例 で 、 2016 年 に は 、 かつて 2007 年 に 中国 から 村山 に 贈呈 さ れ た 遣 隋 使 船 の 模型 を 大分 市 に 寄贈 し た こと が 当時 新聞 で 報道 さ れ た 。  企業 経営 において は 役員 で ある 代表 取締役 、 取締役 という 法的 に 定め られ た 職責 の 他 に 、 会長 、 副 会長 、 社長 、 副 社長 、 専務 、 常務 といった 職制 が あり 、 特に 会長 または 社長 の うち 、 代表 権 を 持つ 者 が 企業 経営 の トップ を 担っ て き た 。 日本 企業 で は 伝統 的 に 社長 を 退任 し た 者 が 会長 、 その後 、 名誉 会長 、 相談役 、 顧問 と 何らかの 栄誉 職 を 保持 し た まま 、 企業 経営 に 影響 力 を 持つ OB が 多く 見 られ た 。 昨今 で は 、 平成 16 年 ( 2006 年 ) に は 日本 国内 大手 の 電子 機器 メーカー 　 ソニー が 顧問 制 を 廃止 を 謳っ て おり 、 平成 19 年 ( 2007 年 ) 5 月 10 日 の 『 読売新聞 』 新聞 の 報道 で は 、 経済同友会 が 会社 役員 OB ・ OG の 名誉 顧問 ・ 相談役 の 廃止 を 提言 し て いる よう に 、 名誉 顧問 の 職制 を 廃止 する 風潮 が 強まっ て いる 。 但し 、 無 報酬 の かつ 権限 の ない 形 で 名誉 顧問 の 職 を 置く 企業 も ある 。  なお 、 民間 の 社団 や 財団 の 中 に は 名誉 副 顧問 を 置く 例 も ある 。首都 （ し ゅと 、 ） と は 、 一 国 の 中心 と なる 都市 の こと を 指す 。 ほとんど の 場合 に は その 国 の 中央 政府 が 所在 し 、 国家 元首 等 の 国 の 最高 指導 者 が 拠点 と する 都市 の こと で ある 。 ただ 、 場合 によって は 、 中央 政府 の 所在 と は 別に 、 その 国 の シンボル 的 存在 として 認め られ て いる 都市 が 首都 と さ れる こと も ある 。 首府 ・ 国 都 ・ 都 など と も 呼ば れ 、 また 、 帝 制 国家 や 王制 国家 の 場合 は 帝都 ・ 王 都 等 の 称 が ある 。  「 首 」 は かしら （ 頭 ） く び 、 こう べ 、 かみ （ 上位 : 首座 ） 、 かなめ （ 要 ） 、 かしら （ 魁 帥 ） 、 お さ （ 長 ） など の 意 。 「 都 」 は みやこ 、 天子 の 宮城 の ある 首府 を あらわす 。 周 代 の 行政 上 の 区画 で は 君主 の 宗廟 の ある 場所 を 都 （ ト・ツ ） と いい 、 無い 場所 を 邑 （ イウ ） と 呼ん だ 。 「 都 」 は 寄せ 合わ せ 残らず 集める 意 。 曹丕文 「 頃 撰 二 遺文 、 一 都 爲二一 集 」 。 「 京 」 は みやこ （ 帝都 ） 切り立っ た 高い 場所 、 丘 、 高い 、 多い 、 くじら （ 鯨 ＝ 京 ） など の 意 。 「 京師 」 は 天子 の 居 ます みやこ 、 京 は 大 、 師 は 衆 、 大衆 の おる 所 の 意 、 春秋 成 十 三 「 公 如京師 」 。 「 京都 」 は 晋 の 時代 、 景 王 の 諱 を 避け て 京師 を 京都 と し た こと による 、 魏 志文 帝 紀 「 任 城 王 薨於京 都 」 。 清 代 に 編纂 さ れ た 佩文韻 府 に は みやこ を 首 に 例える 用例 「 首都 」 「 首府 」 の 採録 は なく 、 熟語 「 首 善之 區 」 の 元 と なっ た 首 善 を 採録 する 。 これ は 漢書 ・ 儒林傳 序 の 「 故 教化 之 行 也 ， 建 首 善 自 京師 始 」 に 由来 する 。 英語 Capital の 語源 は ラテン語 kaput で あり 印欧語 の 「 頭 」 あるいは 「 ウシ の 頭 」 を あらわす 。 Capital は 「 資本 」 と も 翻訳 さ れる 。 メトロポリス は ギリシャ 語 で 「 母 都市 」 の 意 （ mḗtēr 「 母 」 + pólis 「 都市 ｣）。  日本 で は 一般 的 に 京 、 洛 と 呼ば れ 、 古代 から 明治 まで の 律令 において は 「 皇 都 」 、 明治 期 から 戦前 にかけて は 「 帝都 」 、 戦後 は 「 首都 」 と 呼称 する こと が 多い 。 「 帝都 」 の 字句 は 幕末 期 の 文書 : 船 中 八 策 に 登場 し て いる 。  漢字 検定 テキスト など によって は 、 「 主 都 」 は 「 首都 」 の 誤字 ・ 誤用 と さ れ て いる 。 ただし 、 「 主 」 は きみ （ 君主 ） 国家 の 元首 や あるじ 、 ぬ し （ 家長 ） 、 つかさどり （ 宰 ） まもり （ 守 ） すべる （ 領 ） ひと 、 神 や 神霊 の やどる ところ 、 神 など を あらわす 意 で あり 、 帝都 を 主 都 と 表記 し て も 字義 的 に は 誤り で は ない と 解する こと も できる 。  また 、 国 の 首都 と は 別に 、 その 地域 の おもだった 都市 （ プライメイトシティ ） を 指し て 「 主 都 」 と 記述 する こと が ある （ 例 ： ドイツ の バイエルン の 主 都 で ある ミュンヘン ） 。 「 都 」 で は なく その 地域 で の おもだった ムラ （ 邑 ） という 意味 で 「 主 邑 」 （ し ゅゆう ） と の 表現 が ある 。  日本 の キリスト教 で は 「 主 都 」 を 冠する 会派 が ある 。  「 首都 」 の 他 に 「 首都 圏 」 という 用語 も ある 。 「 首都 」 は ひとつ の 都市 で ある の に対して 、 「 首都 圏 」 は 首都 と その 周辺 に 広がる 都市 の 群 、 即ち 圏 域 （ 都市 圏 ） を 指す 。 いわば 、 「 首都 」 は 点 で ある の に対して 「 首都 圏 」 は 面 で ある こと に なる 。 首都 圏 を 1 個 の 地方 行政 区分 と する 例 （ フィリピン の マニラ 首都 圏 、 インド の デリー 首都 圏 ） も あれ ば 、 日本 の よう に 一部 の 法律 に 定義 さ れる 程度 の 事例 まで 存在 する 。 また 、 中国 の 北京 市 など 、 首都 の 地方 行政 区分 の 区域 を 広げる 例 も ある 。  日本 の 首都 について 直接 定める 法令 は ない が 、 日本 の 現状 や 様々 な 理由 から 東京 都 あるいは 東京 と さ れる 。 東京 都 から は 衆議院 国会 等 の 移転 に関する 特別 委員 会 に対して 、 日本 の 首都 の 定義 に関する 質問 を 何 度 か 行っ て いる 。  なお 、 2018 年 2 月 に は 衆議院 議員 逢坂 誠二 の 質問 に対し 、 「 首都 を 東京 都 で ある と 直接 規定 し た 法令 は ない が 、 東京 都 が 日本 の 首都 で ある こと は 、 広く 社会 一般 に 受け入れ られ て いる もの と 考え て いる 」 と 政府 見解 が 示さ れ て いる 。  首都 の 位置 を 憲法 や 法令 で 明示 的 に 記述 し て いる 国 も 存在 する 。 たとえば ドイツ 連邦 共和 国 は 憲法 や 法律 により 首都 を 具体 的 に 指定 し て おり 、 ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 第 22 条 ( 1 )「 ドイツ 連邦 共和 国 の 首都 は ベルリン 」(   ドイツ 連邦 法務省 の サイト より )   と 明記 する 。  また 、 逆 に 法定 の 首都 を 持た ない 国 も 存在 する 。 たとえば イギリス や 日本 は 首都 の 地位 を 明示 する 法 が 存在 し ない 。  しかし 、 アメリカ合衆国 の 様 に 首都 の 具体 的 な 地域 は 指定 し ない が 1790 年 の 合衆国 首都 設置 法 は 首都 の 位置 を ワシントン D . C . と 明示 し て い たり 、 オランダ や ボリビア 、 タンザニア など の よう に 、 法的 に 定め られ て いる 首都 と 実際 に 首都 機能 が 置か れ て いる 都市 が 違う 場合 も ある 。  首都 と 呼べる 都市 を 複数 持つ 国 も ある 。 現在 日本 で も 首都 が 地震 や 災害 など で 機能 し なく なる 事 を 防ぐ 為 、 首都 機能 を バックアップ する 為 に 近畿 圏 に 副 首都 を 設置 ・ 整備 する 副 首都 構想 が ある 。  古代 の 東アジア で は 、 中国 の 唐 が 長安 と 洛陽 と 太 原 の 三 都 制 （ 後 に は 鳳 翔 と 成都 を 加え た 五 都 制 と なる ） を 採用 し て おり 、 さらに 日本 （ 天武 朝 など ） や 渤海 など の 諸国 が それ を 模倣 し た よう に 、 複 都 制 が 広く 行わ れ た 。 この 類型 の 中 に は 、 首都 が 移動 する という 場合 も ある 。 複 都 制 を 採っ て い た 唐 も 、 実質 的 に は 長安 が 第 一 首都 （ 正 都 ） で あっ て その他 の 都 は 名目 上 （ 副 都 ） に とどまっ て い た が 、 時には 皇帝 は 長安 を 離れ て 洛陽 に 移動 し 、 後者 が 正 都 として の 機能 を 果たす こと も あっ た 。  鎌倉 時代 後期 ・ 江戸 時代 の 日本 で も 首都 機能 が 分散 さ れ て おり 、 名目 上 の 首都 （ 天皇 の いる 京 ） と 、 行政 機関 所在地 （ 幕府 の ある 江戸 ） と が 別々 に 置か れ て い た 。  モンゴル 帝国 ( 元朝 ) で は 、 大 ハーン は 宮廷 を 引き連れ 、 中国 の 最北端 に ある 大 都 （ 現 北京 ） と 、 上 都 （ 草原 の 南端 部 、 万里 の 長城 を はさん で 大 都 と 対 の 位置 に ある ） を 季節 移動 し た 。  ガンデンポタン 時代 前期 （ 1642 - 1732 ） の チベット で は 、 歴代 の チベット ・ ハン たち は ラサ の ガンデン・カンサル 宮殿 と ダム 草原 を 季節 移動 し た 。  三権分立 の 観点 から 、 国家 の 中枢 機能 を 複数 の 都市 に 分割 し て いる 国 が ある 。  稀 な 例 で ある が 、 時期 によって 首都 を 移動 さ せる 国 も ある 。  王国 で は 、 王宮 所在地 と 首都 が 一致 し ない こと が ある 。  稀 な 事例 で は ある が 、 首都 と 、 実権 を 握る 国家 元首 の 常住 地 が 異なっ て いる 場合 も ある 。  憲法 や 法律 で 首都 を 規定 し て いる 国家 で は 、 憲法 や 法律 で 規定 さ れ た 名目 上 の 首都 と 、 国家 機関 が 集中 する 事実 上 の 首都 が 異なる 例 が 存在 する 。  遷都 を 宣言 し た に も かかわら ず 、 新 首都 に 国家 機関 の 移転 が 進ま ず 、 実際 の 首都 機能 の 大半 が 未だ 旧 首都 に とどまっ て いる 事例 も ある 。  それ と は 逆 に 、 新た な 都市 を 建設 し て 首都 機能 の 主要 部分 を 移転 する という 事例 も ある 。 この 場合 、 遷都 は 宣言 さ れ ない 。 また 、 法的 な 首都 の 方 に も 首都 機能 の 一部 は 残る こと に なる 。  政治 的 な 事情 により 、 事実 上 の 首都 と 形式 上 の 首都 が 異なる 国 も ある 。 極端 な 場合 、 実際 に は 統治 し て い ない 場所 を 政治 的 理由 から 首都 と 主張 する こと も ある 。 事実 上 の 首都 は 「 臨時 首都 」 など の 名称 で 呼ば れる こと も ある 。  これ も 政治 的 な 事情 により 、 事実 上 の 首都 が 国際 的 に は 認知 さ れ て い ない という 場合 も ある 。  都市 国家 について は 、 1 つ の 都市 が 主権 を 持ち 国家 と なっ て いる ため 、 国家 と 都市 と 首都 が 同義 で ある 。 シンガポール 、 モナコ が その 事例 で あり 、 前者 は 首都 シンガポール 市 が そのまま シンガポール という 国家 、 モナコ は 首都 モナコ 市 が そのまま モナコ 公国 という 国家 に なっ て いる 。 こうした 国家 で は 、 地方自治体 が 存在 し ない 。  面積 の 小さな ミニ 国家 で は 、 首都 が 存在 し ない 場合 も ある 。  首都 は 、 国政 の 中心 として 交通 の 便 が 良い 場所 が 選定 さ れる こと が 多い 。 したがって 、 首都 と 国家 内 最大 都市 は 、 必ずしも 一致 し ない 。  首都 が 最大 都市 かつ 経済 の 中心 地 で ある 国 （ 例 ： 日本 、 韓国 、 北朝鮮 、 フランス 、 ロシア 連邦 、 イギリス など ） も あれ ば 、 首都 と 最大 都市 （ もしくは 経済 ・ 行政 中心 地 、 憲法 上 の 首都 ） が 異なる 国 も ある 。  外国 大使館 は 基本 的 に 首都 に 置か れる が 、 イスラエル の よう に 、 承認 に 係る 事情 から 外 の 都市 に 置か れる 例 も ある 。  また 、 政治 の 中心 地 と 経済 の 中心 地 （ その 国 の 最大 都市 で ある こと が 多い ） を 分離 する 場合 も ある 。 パキスタン 最大 の 都市 カラチ （ 旧 首都 ） は 人口 1200 万 人 を 超える （ 非公式 推計 で は 2000 万 人 に 達する と も いわ れる ） が 、 首都 イスラマバード は 人口 80 万 人 程度 で ある という 極端 な 例 も ある 。 これら の 中 に は 、 それ まで 政治 中枢 と 経済 中枢 を 兼ね て い た 首都 が 過密 に なり 過ぎ 、 また 一 極 集中 の 弊害 も 無視 でき なく なっ た ため に 、 別 の 場所 に 新 都市 を 建設 し て 遷都 し た という 例 も ある 。  一時期 のみ 異なっ て い た 例 も 含め て いる 。 以下 、 「 首都 」 と ある 都市 は すべて その 国 の 政治 中枢 で ある 。  一般 に 、 首都 は 過密 地 に なり やすい 。 これ は 、 国家 機関 （ 日本 で いう ところ の 国会 議事堂 、 中央 省庁 、 最高裁判所 ） が 置か れ て いる ため に 、 国家 機関 の 周り に 企業 が 密集 する ため で ある 。 この よう に 、 本来 、 首都 は 政治 と 行政 の 中心 地 で ある が 、 経済 の 中心 地 に なる こと も 珍しく ない （ 例 ： 東京 特別 区 、 パリ 、 バンコク 、 ソウル ） 。 こういう 経過 に 至っ た 国家 で は 、 首都 を 移転 する こと （ 遷都 ） によって 、 経済 の 中心 地 で は ない 都市 を 新しく 首都 に 選定 する こと も ある 。  ただし 、 ブラジリア （ ブラジル ） や キャンベラ （ オーストラリア ） の よう に 、 何 も ない 原野 など に 国家 機関 だけ を 建設 し た 場合 は 、 この 限り で は ない 。 ベリーズ の 首都 で ある ベルモパン に 至っ て は 、 人口 が 1 万 人 程度 で ある 。  政治 の 中心 地 で ある ので 、 政界 など で は しばしば その 国 の 中央 政府 を 指す の に 首都 名 を 使う 。 例えば 「 ワシントン 」 は アメリカ 政府 を 指し 、 「 北京 」 は 中国 政府 を 指す 。  1 市 単独 で 広域 自治体 （ 県 や 州 ） を 構成 する 市 は 、 特別 市 と 称さ れる 。 特に 首都 は 過密 化 し やすい 点 から 、 特別 市 と なっ て いる 所 が 多い 。 また 、 首都 以外 でも 、 首都 に 伍する 過密 都市 （ 大抵 は 1 つ ） は 、 特別 市 と さ れる 所 も ある 。  一方 で 、 首都 で あっ て も 国内 の ほか の 主要 都市 同様 、 上位 の 広域 自治体 の 管轄 区域 内 に 含ま れる ケース も 少なから ず 見 られる 。 たとえば 、 カナダ の 場合 は 連邦 政府 の 直轄 行政 地区 が 存在 せ ず 、 同国 の 首都 オタワ は 行政 上 オンタリオ 州 内 の 一 都市 として の 位置づけ で ある 。 また 、 イタリア の 首都 ローマ は ローマ 県 、 および その 上位 地方 行政 区画 で ある ラツィオ 州 の 区域 に それぞれ 属し 、 同時に その 県 都 ならびに 州都 で も ある 。行政 （ ぎょうせい 、 英 :   administration ） と は 、 立法 および 司法 と 並ぶ 国家 作用 の 1 つ で 、 国家 が 国民 を 支配 する 作用 の こと 。 法律 や 条例 など により 決定 さ れ た 内容 を 実現 する こと で ある 。  「 政治 体系 において 権威 を 有する 意思 決定 者 によって 行わ れ た 公共 政策 の 決定 を 実行 する こと に 関連 する 活動 」 など と 定義 さ れる 。  法律 学 において は 立法 や 司法 と 並ぶ 一つ の 国家 作用 で ある 。 立法 権 、 司法 権 と 並び 、 統治 権 の 一つ として 、 行政 を 行う 権能 を 行政 権 と いう 。 軍事 作用 は 含ま れ ない 。  国家 作用 が 作用 自体 の 性質 という 点 に 着目 し て 立法 、 司法 、 行政 に 三 分類 さ れる とき 、 これら は それぞれ 実質 的 意義 の 立法 、 実質 的 意義 の 司法 、 実質 的 意義 の 行政 と 概念 づけ られる 。  実質 的 意義 の 行政 と は 何 か という 点 について は 、 現代 の 行政 は 複雑 で 多岐 な 内容 に わたっ て おり 、 これ に 必要 かつ 十分 な 定義 を 与える の は 、 容易 で ない 。 その ため 、 行政 の 定義 について は 、 内容 的 に 定義 する こと を 放棄 し 、 消極 的 に 定義 する に とどまる 控除 説 （ 消極 説 ） と 、 なんとか 行政 の 内容 を 積極 的 に 定義 し て その 内容 を 明らか に しよ う と 努める 積極 説 が 対立 する 。  実質 的 意義 の 行政 を 主たる 任務 と する 機関 を 行政 機関 と いう が 、 実質 的 意義 の 行政 は 、 行政 機関 のみ なら ず 、 立法 機関 や 司法 機関 に も 存在 する 。  行政府 に 属する 一切 の 作用 の 総称 を いう 。  国家 作用 は 作用 自体 の 性質 という 点 に 着目 する と 実質 的 意義 の 立法 、 実質 的 意義 の 司法 、 実質 的 意義 の 行政 と それぞれ 概念 づけ られる が 、 個々 の 国家 作用 が 現実 に いずれ の 機関 に 配当 さ れる か は 憲法 の 体制 ・ 個別 の 法律 により 異なる 。 そこで 、 現実 に 配当 さ れ て いる 機関 という 点 に 着目 し て 国家 作用 を 分類 し た もの が 形式 的 作用 で ある 。  日本 の 場合 、 政令 の 制定 は 実質 的 意義 において は 立法 作用 で あり 、 また 、 恩赦 の 決定 や 行政 審判 は 実質 的 意義 において は 司法 作用 で ある が 、 行政府 に 属する 権限 と さ れる ため 、 形式 的 意義 において は 行政 に 含ま れる こと に なる 。  行政 法 は 行政 の 組織 ・ 機構 に関する 行政 組織 法 、 行政 の 手続 に関する 行政 作用 法 、 違法 な 行政 活動 によって 不利益 を 被っ た 国民 の 救済 に関する 行政 救済 法 の 3 部門 に 大別 さ れる 。  行政 主体 と は 「 行政 という 国家 作用 を 担当 する 行政 機関 が 帰属 する 法 主体 」 と 定義 さ れ 、 また 、 これ と 対 を なす 行政 客体 と は 「 行政 主体 の 行う 行政 の 相手方 と なる 法 主体 」 と 定義 さ れる 。  行政 主体 の 代表 例 は 国 （ 中央 政府 ） と 地方 公共 団体 （ 地方 政府 ） で ある 。  近代 統一 国家 の 下 で は 立法 ・ 行政 ・ 司法 など すべて の 国家 権力 は 国 に 集中 する が 、 地方 分権 主義 が 進む につれ 地方 公共 団体 が 国 と 並ぶ 重要 な 行政 主体 と なる に 至っ て いる 。  法治 国家 ないし 行政 の 原則 の 下 において は 法 に従って なさ れる こと が 要求 さ れる 。  行政 法 において 、 市民 の 権利 が 行政 によって 違法 か 適法 か を 問わ ず 侵害 さ れ た 場合 、 その 権利 を 救済 する 。  日本 で は 、 憲法 第 65 条 で 、 行政 権 は 内閣 に 属する と 定め て いる 。 これ は 、 一般 的 に は 行政 権 が 内閣 総理 大臣 一 人 に 属し て いる の で は なく 、 内閣 総理 大臣 と 国務大臣 の 合議 体 から なる 内閣 に 帰属 し て いる という こと を 意味 する と 理解 さ れ て いる （ 憲法 第 66 条 第 1 項 ・ 内閣 法 第 2 条 第 1 項 参照 ） 。 ただし 、 例えば 内閣 総理 大臣 が 自己 の 任命 式 を 終え た 後 、 人事 熟考 の ため に 時間 を かけ て 組閣 を 行う など の 場合 、 その間 において 、 内閣 総理 大臣 のみ を もっ て 内閣 が 組織 さ れる こと が あり うる （ いわゆる 一 人 内閣 。 憲法 第 68 条 ・ 第 71 条 参照 ） 。  都道府県 と 市町村 が ある 。  行政 組織 の 人的 要素 で ある 。  行政 組織 の 物的 要素 で ある 。  行政 契約 と は 、 行政 目的 を 達成 する ため の 契約 。  行政 指導 と は 、 指導 ・ 勧告 ・ 助言 等 で 処分 に 該当 し ない 行為 。  行政 調査 は 、 行政 機関 が 行政 作用 を 公正 に 行う ため に 、 身体 ・ 財産 を 半 強制 的 に 調査 し 情報 を 収集 する こと 。規制 緩和 （ きせ いかん わ 、 ） は 、 経済 学 や 公共 政策 など の 文脈 で 、 ある 産業 や 事業 に対する 政府 の 規制 を 縮小 する こと を 指す 。 市場 主導 型 の 産業 の あり方 が 望ましい と 考え られる 際 に とら れる 基本 的 な 政策 手段 の ひとつ で 、 市場 競争 を 促進 し 経済 活性 化 を 果たす ため に 採用 さ れる が 、 導入 による 弊害 の 解決 の ため 、 セーフティー ネット など の 構築 が 必要 と さ れ て いる 。  もともと の 英語   " deregulation "   は 本来 、 規制 「 緩和 」 で は なく 規制 撤廃 の 意味 が 強い 言葉 で ある が 、 日本 で は 規制 撤廃 に 反対 する 官僚 が 意図 的 に 意味 を ずらし て 翻訳 し た （ ダブルス ピーク ） ため 、 そのまま 国内 に 広まっ た と いう 。  規制 は 安全 基準 ・ 技術 規格 ・ 所有 ・ 事業 範囲 など 企業 活動 の さまざま な 側面 を 扱う もの で ある ため 、 規制 緩和 の 形 も さまざま で ある 。 一般 に 、 どの よう な 場面 で どの よう に 規制 緩和 が 行わ れる べき で ある か について の 実践 的 な 指針 は 、 体系 的 な 形 で は 存在 せ ず 、 政策 は 過去 の 事例 研究 を通して 形成 さ れる の が 普通 で ある 。  世界 的 に は 、 金融 ・ 航空 ・ 電話 ・ 電力 ・ ガス など の いわゆる ネットワーク 産業 の 自由 化 を 促し 、 自由 主義 経済 を 広げる 物 として 規制 緩和 は 先進 国 で も 途上 国 で も 重要 な 検討 課題 に なっ て いる 。 世界 貿易 機関 ( WTO ) や 国際 通貨 基金 ( IMF ) など の 国際 機関 も そうした 動き を 積極 的 に 支持 し て いる 。  経済 学者 の 飯田 泰之 は 「 政府 による 産業 の 規制 は 、 基本 的 に は 潜在 GDP 成長 率 に マイナス に しか 働か ない 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 大竹 文雄 は 「 市場 へ の 参入 規制 が 強い と 、 競争 は 少なく なり 、 市場 参加 者 全員 が 高い 利潤 を 得 られる 。 一方 で 規制 が 緩和 さ れる と 、 競争 が 厳しく なり 市場 参加 者 間 の 格差 が 大きく なる 。 参入 規制 が 強い と 、 市場 参加 者 と 参加 でき ない 者 と の 格差 が 大きい が 、 その 格差 は 実感 さ れ ない 」 と 指摘 し て いる 。 また 大竹 は 「 規制 緩和 が 進ん だ 地域 、 競争 が 激しい 産業 の 就労 者 ほど 他人 を 信頼 する 傾向 が 高い という 研究 が ある 」 と 指摘 し て いる 。  みずほ 総合 研究所 は 「 規制 改革 は 、 既得 権益 を 崩す 作用 を 持つ ため 、 規制 によって 守ら れ て き た 既存 の 事業 者 にとって は 不利益 を もたらす こと も ある 。 しかし 、 新規 参入 の 拡大 ・ 価格 競争 の 促進 など により 、 消費 者 が 得 られる 利益 は 大きい 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 野口 悠紀雄 は 「 規制 緩和 によって 経済 活動 を 活発 化 さ せる 必要 が ある という 点 で は 、 多く の 人 が 賛成 する だろ う 。 しかし 、 個別 の テーマ に なる と 、 賛成 と 反対 が 対立 する 」 と 指摘 し て いる 。 みずほ 総合 研究所 は 「 規制 改革 は 総論 で 大方 の 支持 が 得 られ て も 、 各論 に なる と 関連 事業 の 消極 姿勢 から 実施 が 進ま ない ケース が しばしば み られる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 田中 秀臣 は 「 貿易 自由 化 や 規制 緩和 の 効果 が 実際 に 現れる の は 、 長い スパン が 必要 で あり 、 5 - 10 年 で 見 ない と 良し 悪し は 言え ない 」 と 指摘 し て いる 。 田中 は 「 1980 年代 の 日本 は それ 以後 より も 規制 の 多い 経済 で あっ た が 、 1990 年代 から 2000 年代 より も 高い 成長 を 達成 し て いる 。 それ は 適切 な マクロ 経済 政策 の 成果 ゆえ に あっ た 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ （ コロンビア大学 教授 ） は 、 規制 緩和 の 誤り について こう 述べ て いる 。 「 目指す べき は 規制 緩和 など で は ない 。 議論 す べき は 、 適切 な 規制 と は 何 か という こと で ある 。 規制 なし で 、 機能 する 社会 は ありえ ない 。 問う べき な の は 、 どんな 規制 が 良い 規制 な の か という こと で ある 。 規制 緩和 が 世界 金融 危機 を 引き起こし た 。 規制 緩和 が バブル を 生成 さ せ た 。 もちろん 、 そんな バブル の よう な 好景気 は 持続 可能 な もの で は ない 。 アメリカ が 率先 し て 金融 部門 で 規制 緩和 を し て 、 その 結果 、 世界 全体 が 打撃 を 受け 、 この 大 不況 に 突入 し た 。 」  経済 学者 の ラグラム・ラジャン は 「 規制 を 設け ず に すべて を 市場 に 任せる の は 論外 で ある が 、 規制 で がんじがらめ に する の も 間違い で ある 。 要するに 、 競争 を 阻害 し ない よう に 注意 を 払い ながら 、 適切 な 規制 を 導入 す べき で ある 。 安全 性 確保 という 大義 の ため に 規制 を 強化 する に し て も 、 競争 条件 の 公平 性 を 歪め て は いけ ない 」 と 指摘 し て いる 。  日本 で は いわゆる 「 親方 日の丸 」 の 官僚 主義 の 非 効率 性 が 経済 成長 を 阻害 し て いる という 議論 が ここ 30 年 ほど 盛ん に 行わ れ て おり 、 グローバリズム の 進展 と 合わせ て 規制 緩和 や 自由 化 を 唱える 声 は 特に 経済 界 に 根強く 、 小泉 政権 以後 の 自民党 政権 や 民主党 政権 も 規制 緩和 に 積極 的 で ある 。 また 1999 年 から 2012 年 まで 東京 都知事 で あっ た 石原 慎太郎 や 大阪 市長 で ある 橋下 徹 、 そして 宮城 県知事 の 村井 嘉浩 の よう に 地方自治体 の 首長 に も 規制 緩和 に 積極 的 な 人物 が 増え て いる 。  1980 年代 以降 の 規制 緩和 ・ 民営 化 ・ 自由 化 の 例 を 以下 に 挙げる 。  内閣 府 は 電気 通信 分野 で の 民営 化 ・ 料金 規制 の 緩和 によって 2000 年度 に 4 兆 円 を 上回る 消費 者 の 利益 が 得 られ た という 試算 結果 を 示し て いる 。   内閣 府 の 資産 に よる と 、 2005 年度 における 1990 年代 以降 の 規制 改革 の 経済 効果 は 、 約 18 兆 3452 億 円 と なっ て いる 。電子 政府 （ でん しせ いふ ） は 、 主 に コンピュータネットワーク や データベース 技術 を 利用 し た 政府 を 意味 する 。 その よう な 技術 の 利用 によって 政府 の 改善 、 具体 的 に は 行政 の 効率 化 や より 一層 の 民意 の 反映 ・ 説明 責任 の 実行 など を 目指す プロジェクト を 指す 。  最も 単純 な 形態 として は 、 イントラネット の 導入 による 行政 処理 の 効率 化 や 、 ウェブサイト における 行政 活動 の 紹介 、 情報 公開 、 行政 サービス に関する 情報 の 提供 が 挙げ られる 。  より 複雑 な 技術 的 、 組織 的 取組 を 伴う もの として は 、 行政 サービス の 提供 を オンライン （ ウェブサイト や 専用 端末 の 専用 インターフェース など ） で 行う もの が ある 。 これ は 一般 市民 に対して 住民 票 を 提供 する よう な サービス も あれ ば 、 行政 が 管轄 下 の 事項 に関する 各種 の 申請 手続 を 電子 的 に 、 すなわち ウェブサイト や 電話 回線 を 利用 し た 通信 で 、 受け付ける もの など も ある 。  取引 を 伴う 場合 に は 、 電子 商 取引 と 同じく 、 セキュリティ 、 暗号 化 、 電子 認証 、 個人 情報 保護 など の 技術 的 、 政策 的 問題 が 関わる こと に なる 。  類似 の 取組 として 政策 論議 や 世論 調査 、 投票 など を 電子 的 に 行う いわゆる 電子 民主 主義 の 試み が ある 。 ただし 、 パブリック コメント 制度 など の 電子 化 を通じて 行政 機関 の 意志 決定 に 市民 や 利害 関係 者 が 参加 できる よう に なる 場合 など も ある ため 、 個別 の プロジェクト が 行政 機能 と 立法 機能 の いずれ か に 明確 に 分類 できる と は 限ら ない 。  英語 で e - Government など と 称さ れる プロジェクト は 、 Government の 定義 が 必ずしも 行政府 に 限定 さ れ ず 、 電子 投票 、 市民 立法 など 立法 部門 に 関わる 電子 技術 の 活用 も 含む こと が ある 。  1994 年 の 高度 情報 通信 社会 推進 本部 の 設立 、 行政 情報 化 推進 計画 の 策定 から 始まり 、 2000 年 12 月 に 高度 情報 通信 ネットワーク 社会 形成 基本 法 （ IT 基本 法 ） が 制定 さ れ た 。 これ に 基づき 2001 年 作成 さ れ た IT 基本 戦略 （ 後 の e - Japan 戦略 ） によって 電子 政府 の 実現 は 重点 政策 課題 の ひとつ と さ れ た 。  ここ で 、 電子 政府 は 行政 の 諸 業務 で 書類 や 対面 ベース で あっ た もの を 電子 情報 を 用い た もの に する こと だ と 定義 さ れ て いる 。 この よう な 取組 は 、 行政 の 情報 化 など と 呼ば れ て き た 政策 の 継承 で ある と 言える 。旧 司法 試験 （ き ゅうしほうしけん ） は 、 日本 の 法曹 資格 試験 で ある 司法 試験 の うち 、 司法 試験 法 の 2002 年 （ 平成 14 年 ） 改正 附則 7 条 2 項 に 基づき 、 2006 年 （ 平成 18 年 ） から 2011 年 （ 平成 23 年 ） まで の 6 年間 、 同 改正 法 による 新た な 司法 試験 と 並行 し て 行わ れ た 従前 の 司法 試験 で ある （ 同 附則 7 条 2 項 ） 。 これ に対し 、 2006 年 （ 平成 18 年 ） より も 前 に 行わ れ た 司法 試験 は 、 旧法 の 規定 による 司法 試験 と 称さ れ 、 厳密 に は 旧 司法 試験 と は 区別 さ れる （ 同 附則 10 条 ） 。 しかし 、 一般 的 に は 両者 を あわせ て 旧 司法 試験 と も 称する ので 、 以下 、 その よう な 俗称 として の 「 旧 司法 試験 」 について 説明 する 。  裁判官 、 検察官 、 弁護士 の 法曹 三 者 に なろ う と する 者 に 、 必要 な 学識 と その 応用 能力 を 有し て いる か どう か を 判定 する ため の 試験 で あり 、 合格 により 司法 修習 生 と なる 資格 を 得る 。 第 二 次 世界 大戦 以降 の 日本 で 実施 さ れ て き た 司法 試験 の 内容 を ほぼ 継承 する もの だ が 、 2002 年 （ 平成 14 年 ） の 司法 試験 法 改正 により 2011 年 （ 平成 23 年 ） の 試験 を 最終 として 新 司法 試験 へ 移行 し 、 廃止 さ れ た 。 司法 試験 法 及び 裁判所 法 の 一部 を 改正 する 法律 （ 平成 14 年 法律 第 138 号 ） （ 以下 「 改正 法 」 ） 施行 前 において は 改正 法 による 改正 前 の 司法 試験 法 を 根拠 として 、 改正 法 施行 後 において は 改正 法 附則 7 条 1 項 を 根拠 として 、 実施 さ れ て い た 。  試験 は 2 次 ・ 4 段階 より なる 。  第 一 次 試験 は 、 幅広い 科目 から なる 教養 試験 で あり 、 短 答 式 試験 および 論文 式 試験 から なる 。  年齢 性別 ・ 資格 不問 だ が （ 高校生 が 一 次 試験 を 通過 し 話題 に なっ た こと が ある ） 、 短大 以外 の 大学 を 卒業 又は 2 年 以上 在学 し 、 一定 の 単位 （ 具体 的 に は 一般 教養 年次 修了 。 32 単位 以上 ） を 取得 し て いれ ば 生涯 免除 さ れる 。 この ため 、 多く の 受験 者 は 二 次 試験 から の 受験 と なる 。 また 、 一 次 試験 に 一度 合格 し て しまえ ば 、 その後 は 生涯 免除 と なる 。  合格 者 に は 社会 保険 労務 士 試験 の 受験 資格 が 与え られる 。 つまり 短期大学 卒業 同等 と みなさ れる 。  第 二 次 試験 は 法律 的 知識 を 問う ため の 試験 で あり 、 筆記 試験 （ 短 答 式 ） ・ 筆記 試験 （ 論文 式 ） ・ 口述 試験 の 3 段階 （ 後述 ） から なる 。 一般 的 に 「 司法 試験 （ 旧 司法 試験 ） 」 と いう と 、 この 第 二 次 試験 のみ を 指す こと が 多い 。  第 二 次 試験 考査 委員 について は 下記 # 外部 リンク 参照 。  短 答 式 試験 は 例年 5 月 の 第 2 日曜日 （ 母 の 日 ） に 、 憲法 、 民法 、 刑法 の 3 科目 について 、 60 問 （ 各 科目 20 問 ずつ ） 、 3 時間 30 分 通し て 行わ れる 。 5 肢 から の 択一 式 試験 で マークシート を 用い て 行わ れる 試験 で ある 。 その ため 通称 択一 式 試験 と も 呼ば れる 。  一定 の 点数 を 獲得 し た もの を 合格 さ せる タイプ の 試験 で は なく 、 論文 式 試験 の 受験 者 を 限定 する 趣旨 （ それ ゆえ 、 1955 年 まで は 短 答 式 試験 は なく 論文 式 試験 から の スタート で あっ た ） で の 競争 試験 で ある こと から 、 年 によって 難易 度 も 大きく 異なり 、 求め られる 正答 率 は 7 割 弱 から 8 割 程度 まで 変動 する 。  短 答 式 試験 は 、 前年度 合格 し た として も 翌年 の 受験 免除 等 の 制度 が ない ため 、 論文 式 試験 に 合格 する まで は 前年度 の 短 答 式 試験 合格 者 、 合格 経験 者 で あっ て も 再度 受験 の 必要 が あり 、 前年 の 短 答 合格 者 が 落ちる こと も 珍しく ない 。  なお 、 後 に 述べる 論文 式 試験 ・ 口述 式 試験 と は 異なり 、 六法 等 の 試験 中 の 参照 物 は 認め られ ない 。  論文 式 試験 は 、 7 月 第 3 月曜日 （ 海の日 ） と 、 その 前日 の 二 日間 にわたり 、 初日 ： 憲法 、 民法 、 商法 、 二 日 目 ： 刑法 、 民事 訴訟 法 、 刑事 訴訟 法 の 各 科目 に つき 、 それぞれ 2 題 ずつ 、 制限 時間 は 2 時間 で 、 文章 にて 解答 する 形式 で 行わ れる （ 選択 科目 が 存在 し た 時代 は 三 日間 掛け て 行わ れ て い た が 、 制度 変更 に 伴い 廃止 さ れ た ） 。  問題 の 傾向 として は 、 基本 的 な 知識 を ダイレクト に 問わ れ たり 、 それ を ベース として 具体 的 な 事案 に 則し て の 応用 力 が 問わ れ たり する 。  参照 物 として 、 「 旧 司法 試験 用 法文 （ 2005 年 以前 で は 司法 試験 用 法文 ） 」 と よば れる 最小限 の 条文 のみ が 記載 さ れ た 小型 六 法 が 貸与 さ れる 。 不正 受験 防止 の ため 、 この 法文 の 冊子 は 各 科目 試験 終了 ごと に 回収 さ れる が 、 論文 式 試験 の 全 日程 終了 後 は 持ち帰る こと が 出来る 。  過去 に は 、 法律 選択 科目 （ 行政 法 、 破産 法 、 刑事 政策 、 国際 公法 、 国際 私法 、 労働 法 から 1 科目 選択 ） や 教養 選択 科目 （ 経済 原論 、 心理 学 、 政治 学 、 社会 政策 、 経済 政策 、 会計 学 、 財政 学 から 1 科目 選択 ） も 試験 科目 として 存在 し て い た 。  口述 試験 は 、 論文 式 試験 の 合否 発表 の 二 週間 ほど 後 で ある 10 月 下旬 の 連続 し た 3 日間 に 、 千葉 県 浦安 市 に ある 「 法務省 浦安 総合 センター 」 にて 、 憲法 、 民事 系 （ 民法 ・ 民事 訴訟 法 ） 、 刑事 系 （ 刑法 ・ 刑事 訴訟 法 ） の 計 3 科目 について 面接 方式 （ 「 主査 」 ・ 「 副 査 」 と よば れる 試験 官 2 人 に対し 回答 者 1 人 ） で 行わ れる 。 試験 時間 は 、 憲法 は 15 分   -   20 分 、 民事 系 ・ 刑事 系 は 30 分   -   40 分 が 標準 的 と 言わ れる が 、 憲法 で 30 分 近く 、 民事 系 ・ 刑事 系 で 50 分 近く 掛かる こと も 珍しく ない 。  質問 の 内容 は 一般 に 、 まず 条文 ・ 定義 ・ その他 の 基本 的 知識 を 問う こと から 始まり 、 具体 的 事例 を 想定 し て その 場面 で の 解釈 を 問わ れる こと が 通常 で ある 。 場合 によって は 、 文献 等 で これ まで に 余り 論じ られ て い ない 内容 を 問い 、 その 場 で の 柔軟 な 法的 思考 を 問う よう な 質問 に 到る こと が ある 。  その 場 に 「 司法 試験 用 法文 」 が 用意 さ れ て いる が 、 許可 を 得 ない と 参照 する こと は でき ず 、 質問 の 内容 によって は 参照 を 許可 さ れ ない 場合 も ある 。  旧来 の 司法 試験 における 各 試験 の 受験 者 は 、 時代 の 変化 や 制度 の 変更 とともに 増加 し 、 2005 年 （ 平成 17 年 ） まで は 概ね 、 短 答 式 ： 3 万 人   -   4 万 5 千 人 、 論文 式 ： 7   -   8 千 人   ( 1 / 7 )、 口述 ： 1500 人   ( 1 / 5 )   で あっ た （ 新 司法 試験 開始 の 初年 の 2006 年 において は 、 短 答 式 ： 約 3 万 5 千 人 、 論文 式 ： 約 4 千 人 弱 ） 。 なお 、 論文 式 試験 に 合格 し た 者 は 、 その 年 の 口述 試験 に 合格 でき なく て も 、 その 翌年 に 限り 、 筆記 試験 （ 短 答 式 ・ 論文 式 ） の 免除 を 受ける こと が できる 。  最終 合格 発表 は 、 例年 11 月 上旬 から 中旬 まで の 間 に なさ れる 。 合格 者 は 、 その 翌年 以降 の 4 月 から 、 司法 修習 生 として 、 最高 裁判所 付属 の 司法研修所 （ 埼玉 県 和光 市 ） で 3 ヶ月 間 の 研修 を 受け た 後 、 全国 に 散らばり 1 年間 の 実務 研修 を 受ける 。 実務 研修 は 、 民事 裁判 ・ 刑事 裁判 ・ 検察 ・ 弁護 の 4 ヶ所 を 約 3 ヶ月 の ターム で 回る 。 その後 、 司法研修所 に 戻り 再度 研修 を 受け 、 試験 （ 通称 「 二 回 試験 」 ） を 受け これ に 合格 すれ ば 法曹 と なる 資格 を 得る 。 司法 研修 制度 も 改革 の 中 で 短縮 の 方向 に あり 、 以前 は 1 年 6 ヶ月 で あっ た 研修 期間 が 2006 年度 （ 平成 18 年度 ） から 1 年 4 ヶ月 に 短縮 さ れ た （ 新 司法 試験 合格 者 向け の 司法 修習 は 1 年 ） 。  【 旧 司法 試験 合格者数 】  1 位 東京大学 （ 6537 人 ） 　 2 位 中央大学 （ 5484 人 ） 　 3 位 早稲田大 （ 4205 人 ） 　 4 位 京都大 学 （ 2938 人 ） 　 5 位 慶應義塾 大学 （ 2071 人 ）  6 位 明治大学 （ 1108 人 ） 　 7 位 一橋大学 （ 1003 人 ） 　 8 位 大阪大学 （ 797 人 ） 　 9 位 東北大学 （ 757 ） 　 10 位 九州大学 （ 640 人 ）  11 位 関西大学 （ 591 人 ） 　 12 位 名古屋大 （ 561 人 ） 　 13 位 日本 大学 （ 521 人 ） 　 14 位 同志社大 （ 517 人 ） 　 15 位 立命館大 （ 436 人 ）  16 位 神戸大学 （ 425 人 ）   17 位 北海道大 （ 413 人 ） 　 18 位 大阪 市 大 （ 351 人 ） 　 19 位 上智大学 （ 335 人 ） 　 20 位 法政大学 （ 321 人 ）  【 司法 試験 合格者数 首位 獲得 回数 】  1 位   東京大学   38 回 （ 昭和 24 、 25 、 46 、 47 、 49 ～ 56 、 59 ～ 63 、 平成 1 ～ 16 、 18 ～ 22 ）   2 位   中央大学   22 回 （ 昭和 26 ～ 45 、 48 、 57 ）   3 位   早稲田大学   3 回 （ 昭和 58 、 平成 16 、 17 ）   ※ 平成 16 年 は 東京大学 、 早稲田大学 が 首位 タイ立法 （ り っぽう 、 ） と は 、 形式 的 意味 において は 議会 の 議決 を 経 て 法律 を 定立 する こと を いう が 、 実質 的 意味 において は 法規 という 特定 の 内容 の 法 規範 を 定立 する 国家 作用 の こと を いい 、 行政 ・ 司法 と 並ぶ 国家 作用 の 一つ で ある 。 この 国家 作用 を 行う 権能 を 立法 権 と いう 。  この 考え方 は 、 19 世紀 の 議会 勢力 が 弱体 で あっ た ころ の 立憲 君主 制 の 下 で 採用 さ れ た 見解 で ある 。 一般 的 ・ 抽象 的 な 法 規範 の うち 、 国民 の 利益 に 最も 関係 の ある 「 自由 と 財産 」 に関する 権限 だけ を 君主 から 奪い 議会 に 留保 する という 考え方 による もの で ある 。 大日本帝国 憲法 下 における 通説 的 な 見解 で も ある 。 この 考え方 に よる と 、 国家 組織 を 定める 一般 的 な 法 規範 など は 立法 の 範疇 に 入ら ない 。  およそ 一般 的 ・ 抽象 的 な 法 規範 または 命題 を すべて 含む と する 説 。  この 考え方 は 、 議会 制 民主 主義 の 発展 に 伴い 、 前者 の 考え方 で は 議会 の 守備 範囲 が 狭 すぎる という 問題 意識 から 採用 さ れる に 至っ た 見解 で ある 。 「 一般 的 ・ 抽象 的 」 と は 、 不 特定 多数 の 人 ・ 場合 ・ 事件 に 適用 さ れる 法 規範 で ある こと を 意味 する 。 日本国 憲法 下 で 通説 化 し た 。  近代 以後 は 、 実質 的 意味 における 立法 について は 議会 の 関与 を 必要 と する の が 一般 的 で ある 。  日本 において も 、 日本国 憲法 下 で は 、 国会 は 唯一 の 立法 機関 で ある と さ れ て いる （ 同 憲法 41 条 ） 。近代 私法 の 三 大 原則 （ きん だいし ほう の さん だい げん そく ） と は 、 近代 の 私法 において 原則 と さ れ て いる 以下 の 3 つ の 事柄 を 指す 。  封建 的 支配 から 個人 を 解放 する ため の 原理 として 主張 さ れ 承認 さ れる よう に なっ た が 、 現代 に なり 自由 主義 （ 主として 経済 領域 における ） の 問題 点 が 指摘 さ れる よう に なり 、 徐々に 変容 を 見せ て いる 。  私的 所有 権 絶対 の 原則 と 私的 自治 の 原則 の 2 つ を 、 近代 私法 の 二 大 原則 という こと も ある 。 また 、 論者 によって は 三 大 原則 に 契約 自由 の 原則 や 過失 責任 の 原則 を 含める 場合 も ある が 、 下記 に 述べる よう に この 二つ は 私的 自治 の 原則 から 認め られる コロラリー （ 当然 の 帰結 ） と 解し た ほう が 正確 で ある 。  国籍 ・ 階級 ・ 職業 ・ 性別 など に かかわら ず 、 すべて の 人 は 等しく 権利 義務 の 帰属 主体 と なる 資格 （ 権利 能力 ） を 有する という 原則 。  具体 的 に は 、 自然人 の 権利 能力 の 始期 を 出生 時 と する に 現れ て いる 。  所有 権 は 、 何ら 人為 的 拘束 を 受け ず 、 侵害 する あらゆる 他人 に対して 主張 する こと が できる 完全 な 支配 権 で あり 、 国家 の 法 より も 先 に 存在 する 権利 で 神聖 不可侵 で ある と する 原則 。  具体 的 に は 、 財産 権 を 保障 する 憲法 第 29 条 、 所有 権 の 内容 を 定める 、 解釈 上 認め られる 物権 的 請求 権 に 現れ て いる 。  この 原則 の コロラリー として 、 以下 の 考え方 が 導か れる 。  私法 上 の 法律 関係 について は 、 個人 が 自由 意思 に 基づき 自律 的 に 形成 する こと が できる という 原則 。  この 原則 の コロラリー として 、 法律 行為 自由 の 原則 や 過失 責任 の 原則 が 導か れる 。  法律 行為 について は 、 当事者 の 意図 し た 通り に 効力 が 発生 する という 原則 。 法律 行為 の うち 、 特に 典型 的 で 重要 な 契約 に関する 「 契約 自由 の 原則 」 が 特に 重要 で ある 。  加害 行為 と 損害 の 間 に 因果 関係 が あっ た として も 、 行為 者 に 故意 ・ 過失 が ない 場合 に は 損害 賠償 の 責任 を 負わ ない と する 原則 で ある 。 刑法 における 責任 主義 とも 関連 する 。差押え （ さしおさえ ） と は 、 国家 権力 によって 特定 の 有体物 または 権利 について 、 私人 の 事実 上 ・ 法律 上 の 処分 を 禁止 し 、 確保 する こと 。 新聞 ・ テレビ など で は 一般 に 「 差し押さえ 」 と 表記 さ れる 。  民事 執行 法 上 の 差押え は 、 債権 者 の 権利 の 実現 の ため に 、 国 が 債務 者 に 、 財産 （ 不動産 、 動産 、 債権 ） の 処分 を 禁止 する こと を いう 。 原則 として 強制 執行 （ 競売 や 強制 管理 ） に 入る 前 段階 の 措置 として 行わ れる 。 この よう な 処分 禁止 措置 が 強制 執行 の 開始 決定 時 に 講じ られる の は 、 開始 決定 が あっ た に も 関わら ず 、 いつ まで も 債務 者 が 自己 の 財産 を 自由 に 処分 できる 状態 に し て おく と 、 債務 者 は 執行 を 免れよ う と 財産 の 譲渡 や 隠蔽 を 行なう 可能 性 が ある ため で ある 。 しかし 、 債務 者 の 財産 処分 の 全て を 禁止 する と する と 私的 自治 の 原則 に 反し 、 債権 者 の 権利 濫用 に も つながる 。 そこで 、 債務 者 の 総 財産 の うち で 債務 者 の 生存 に 必要 な 部分 を 差押 禁止 財産 と し 、 なおかつ 、 無 剰余 差押 （ 強制 執行 後 配当 が 出 ない 差押 ） と 、 超過 差押 （ 債権 者 の 被 保全 債権 の 額 が 予想 配当 額 を 上回る 差押 ） を 原則 禁止 する こと で 債務 者 の 保護 を 図っ て いる 。  差押え の 申 立て に は 、 時効 中断 効 が ある （ 民法 2 号 ） が 、 権利 者 の 請求 により または 法律 の 規定 に 従わ ない こと により 取り消さ れ た とき は 、 時効 中断 効 を 生じ ない （ ） 。  民事 執行 法 上 の 差押え は 、 差押 財産 の 種類 によって 大別 し て 3 種類 に 分かれる 。  なお 、 仮 差押え について は 民事 保全 法 及び 仮 差押え を 参照 。  刑事 手続 における 差押え と は 、 物 の 占有 を 強制 的 に 取得 する 処分 を いう （ これ に対し 、 任意 に 占有 を 取得 する 処分 は 領 置 と 呼ば れ 、 差押え と 領 置 を 総称 し て 押収 と 呼ぶ ） 。 基本 的 に 証拠 物 を 対象 と する が 、 逮捕 に 伴う 無 令状 の 差押え （ 刑訴法 220 条 1 項 2 号 ） の 場合 に は 、 武器 や 逃走 用具 の 差押え も 可能 と 解さ れ て いる 。  捜査 段階 における 差押え は 原則 として 裁判官 の 発する 令状 により 執行 さ れる が （ 刑事 訴訟 法 218 条 ） 、 適法 な 逮捕 の 現場 で 行わ れる 場合 に は 令状 を 要し ない （ 憲法 35 条 、 刑事 訴訟 法 220 条 ） 。  差押え は 、 逮捕 に 伴う 無 令状 の 差押え （ 刑訴法 220 条 1 項 2 号 ） の 場合 を 除き 、 捜索 差押 許可 状 によって なさ れる 。  検察官 、 検察 事務 官 又は 司法 警察 員 は 、 捜索 差押 許可 状 の 発 付 を 裁判官 に対して 請求 する こと が できる （ 刑訴法 218 条 3 項 ） 。 裁判官 は これ を 受け て 令状 を 発 付する 。  令状 に は 、 以下 の 記載 事項 が 必要 で ある （ 刑訴法 219 条 1 項 ）  検察官 、 検察 事務 官 又は 司法 警察 職員 は 、 犯罪 の 捜査 を する について 必要 が ある とき は 、 裁判官 の 発する 令状 により 、 捜索 及び 差押え を 行う こと が できる （ 刑訴法 218 条 1 項 ） 。  執行 にあたって は 、 令状 は 被 処分 者 に対して 示す 必要 が ある （ 刑訴法 222 条 1 項 、 110 条 ） 。  国税 徴収 法 が 、 租税 の 滞納 処分 の 一 段階 として 差押 を 規定 し て いる （ 47 条 から 81 条 ） 。判例 （ はん れい ） と は 、  判例 は 、 「 先例 」 として の 重み付け が なさ れ 、 それ 以後 の 判決 に 拘束 力 を 持ち 、 影響 を 及ぼす 。 その 根拠 として は 、 「 法 の 公平 性 維持 」 が 挙げ られる 。 つまり 、 「 同類 ・ 同 系統 の 訴訟 ・ 事件 に対して 、 裁判官 によって 判決 が 異なる こと は 不公平 で ある 」 という 考え方 で ある 。 なお 、 同類 、 同 系統 の 事例 に対して 同様 の 判決 が 繰り返さ れ て 積み重なっ て いく と 、 その後 の 裁判 に対する 拘束 力 が 一層 強まり 、 不文法 の 一 種 で ある 「 判例 法 」 を 形成 する こと に なる 。  英 米 法 の 国 で は 、 判例 が 第 一 次 的 な 法 源 と さ れ て いる 。 ただし 、 制定 法 も 第 二 次 的 な 法 源 で ある 。  判例 は 、 法的 拘束 力   ( doctrine   of   stare   decisis ) を 有する と さ れ 、 成文法 が 全く 、 或いは 、 殆ど 無い に も 拘ら ず 、 判例 のみ で 一つ の 法 分野 を 形成 する こと も ある 。 法的 拘束 力 について 、 英国 で は 1898 年 に 貴族 院 で 厳格 な 先例 拘束 性 が 確立 （ London   Tramways   Co ., Ltd . v . London   County   Council 事件 による ） さ れ 先例 拘束 性 の 原理 が とら れ て いる の に対し 、 アメリカ合衆国 だ と 厳格 な 先例 拘束 性 の 原理 が 成立 し て おら ず 、 比較的 緩やか に 判例 変更 が 認め られ て いる 。  大陸 法 の 国 で は 、 判例 は 英 米 法 の 国 ほど の 法的 拘束 力 が 無く 、 法 源 の 一つ で なく 、 制定 法 や 慣習 法 のみ が 法 源 で ある と 解する の が 、 伝統 的 な 理解 で ある 。 しかし 、 法 解釈 について 最終 判断 を 委ね られる 最上級 の 裁判所 の 判例 は 、 下級 裁判所 にとって 拘束 力 を 有する だけ で なく 、 あらゆる 法律 実務 に対して 事実 上 の 拘束 力 を 有する 。 したがって 、 大陸 法 の 国 において も 、 広い 意味 で の 判例 法 は 、 存在 する と 言える 。  裁判所 法 は 1947 年 に 成立 し た が 、 当時 の 帝国 議会 裁判所 法案 委員 会 で は 英 米 法学 者 の 貴族 院 議員 高柳 賢三 が 、 米国 で は 判例 集 は 裁判所 外 の 第三者 機関 が 作成 する もの で ある こと 、 裁判所 法案 は 大日本帝国 時代 の 手法 を 踏襲 し 英 米 式 を 採用 し て い ない こと 等 について 、 司法省 に対し 強い 反対 論 を 述べ て いる 。 しかし 逆 に 「 裁判所 は 法律 において 特に 定める 権限 を 有する 」 という こと が 裁判所 法 に 定め られ た （ 第 3 条 ） 。  また その後 、 1998 年 の 改正 訴訟 法 は 、 ある 判決 が 判例 に 反する 場合 は 上告 等 の 理由 と なる として 、 判例 の 拘束 性 を 増大 さ せ た 。  そう で あっ て も 、 日本 は 実質 的 に 法典 法 主義 を 採用 し て おり 、 法律 制度 上 は いわゆる 判例 拘束 性 の 原理 を 採ら ない 。 とくに 憲法 39 条 の いう 「 適法 」 と は 実定法 の こと で あり 判例 法 で は ない 。  日本 における 判例 と は 、 法律 上 は 上級 下級 裁判所 に 関わる 論点 で あり 、 判例 法 の 法 源 性 について は 学説 が 分かれ て いる 。  「 憲法 その他 の 法令 の 解釈 適用 について 、 意見 が 前 に 最高 裁判所 の し た 裁判 に 反する とき 」 は 大 法廷 で 判断 する こと が 必要 と さ れ （ 裁判所 法 10 条 3 号 ） 、 同 一 事件 について 上級 裁判所 が 下し た 判断 は 、 当該 事件 限り において 下級 裁判所 を 拘束 する （ 裁判所 法 4 条 ） 。 ある 判決 が 最高 裁判所 の 判例 や 大日本帝国 憲法 下 の 大審院 ・ 高等 裁判所 の 判例 に 反する 場合 、 刑事 訴訟 で 上告 理由 と なり （ 刑事 訴訟 法 405 条 2 号 3 号 ） 、 民事 訴訟 で 上告 受理 申立 理由 と なり （ 民事 訴訟 法 318 条 1 項 ） 、 また 許可 抗告 事由 （ 民訴 法 337 条 2 項 ） と なる 。 上級 裁判所 は 、 法令 解釈 に 誤り が ある 場合 は 原 裁判 を 破棄 する こと が できる （ 刑訴法 397 条 1 項 2 項 、 400 条 。 民訴 法 325 条 1 項 、 337 条 5 項 ） 。  現行 制度 は 最高 裁判所 の 判例 に つき その 変更 は 慎重 な 手続き を 設け て 、 容易 に 変更 が 出来 ない よう に し て おり 、 また これ に 反する 下級 審 の 裁判 が あっ た とき に は 法令 解釈 の 違背 が ある として 取り消す こと が できる 。 法令 の 安定 的 な 解釈 と 事件 を通して の 事後 的 な 法令 解釈 の 統一 を 図る ため で あり 、 最高 裁判所 の 判例 に は 後 の 裁判所 の 判断 に対し 拘束 力 が ある もの と 解釈 さ れ て いる 。  一般 に 判例 集 に 登載 する 裁判 の 選択 は 、 最高 裁判所 に 置か れ て いる 判例 委員 会 で なさ れる （ 判例 委員 会 規程 1 , 2 条 ） 。 7 人 以下 の 裁判官 が 委員 と なり 、 調査官 および 事務 総局 の 職員 が 幹事 と なり 、 原則 として 月 1 回 開か れ て いる 。 そこで 、 判例 集 に 登載 さ れる こと が 決定 さ れ た 判例 について は 、 幹事 の 起案 し た 判示 事項 、 判例 要旨 、 参照 条文 など も 審議 決定 さ れる 。 判例 委員 会 は 、 何 か が 判例 で ある か を 公的 に 決定 する もの で は ない が 、 この 判例 委員 会 の 決定 は 重要 な 手がかり に なる と 見なさ れ て いる 。 また 判例 集 の 記述 が なんらかの 確定 的 事実 を 述べ た もの で は ない こと に は 注意 す べき だ と さ れる 。  大陸 法 系 の 訴訟 手続 を とる 日本 で は 、 判例 に 法律 や 政令 と 同じ よう な 価値 は ない 。 国会 の 定める 法律 （ あるいは より 下位 の 存在 で ある 条例 ） が 法 源 として 採用 さ れる こと が 原則 で ある 。 一方 で 裁判 により 規範 性 を もつ 準則 （ rule ） として の 法 が 形成 さ れる こと は 、 しだいに 認め られる よう に なっ て き て いる と いえる 。 労働 法 における 「 整理 解雇 の 四 要件 」 （ 四 要素 と する 裁判 例 も ある ） の よう に 法 源 性 の 高い 判例 も あり 、 「 譲渡 担保 」 も 判例 によって 認め られ て いる 。  また 、 最高裁 の 場合 、 「 判例 変更 」 という 制度 が ある ため 、 異なる 判例 の 共存 は 、 概念 上 成立 し 得 ない 。政策 科学 （ せい さく か がく 、 ） と は 、 政府 など の 公的 機関 が 行う 政策 を 改善 する ため の 学問 で ある 。  政策 科学 は その 見方 によって は さまざま に 特徴付け 、 定義 する こと が 可能 で ある 。 その 研究 領域 の 広 さ から 政策 研究 （ policy   study ） や 政策 分析 （ policy   analysis ） と も 呼ば れる 。 政策 科学 を 提唱 し た 政治 学者 ハロルド・ラスウェル は 、 「 社会 における 政策 作成 過程 を 解明 し 、 政策 問題 について の 合理 的 判断 の 作成 に 必要 な 資料 を 提供 する 科学 」 で ある と 政策 科学 を 定義 し て いる 。 また ドロア は 政策 科学 を 「 体系 的 な 知識 、 構造 化 さ れ た 合理 性 および 組織 化 さ れ た 創造 性 を 政策 決定 の 改善 の ため に 貢献 さ せる こと に 関わる 科学 」 と 定義 する 。 したがって 政策 科学 と は 政策 課題 や その 政策 の 費用 対 効果 、 また 政策 の 適切 な 方法 や 社会 的 背景 など を 研究 する 学問 で ある と 捉える こと が できる 。  政策 科学 の 研究 は 法学 、 政治 学 、 行政 学 、 経済 学 、 社会 学 など の 社会 科学 の 研究 と 重複 する 分野 が 特に 多く 、 学際 的 な アプローチ が 採用 さ れる 。 研究 者 も 、 政治 、 法律 、 行政 、 経済 など の 知識 の 他 、 環境 問題 、 医療 ・ 福祉 問題 、 商 取引 、 先端 技術 など 政策 課題 に 応じ た 様々 な 分野 の 知識 を 持つ 者 が この 分野 の 研究 に 携わる こと に なる 。 ラスウェル に よれ ば 政策 科学 の 基本 的 な 方向 は 多様 で あり ながら も 、 コンテクスト 志向 、 問題 志向 、 そして 方法 多様 性 志向 の 三 種類 が 挙げ られ て いる 。 コンテクスト を 志向 する 政策 科学 で は 社会 の 制度 や 資源 に 作用 し ながら も 価値 を 最適 化 しよ う と する 人間 の 社会 過程 を 研究 する もの で ある 。 問題 を 志向 する 政策 科学 で は 問題 解決 の 一般 的 方法 に 基づい て 専門 的 問題 に対する 解決 策 を 考察 する 。 そして 方法 多様 性 を 志向 する 政策 科学 は 複雑 な 政策 過程 を 把握 できる よう に 複合 的 な 研究 方法 を 総合 し て 研究 する 。  分野 の 成立 について は 、 第 二 次 世界 大戦 中 の アメリカ が 起源 で ある と する 説 が ある 。  アメリカ の 第 32 代 大統領 の フランクリン・ルーズベルト による 、 アメリカ 史上 初 と も いわ れる 経済 計画 の 「 ニューディール 政策 」 が 行わ れ た 。 その なか で 、 国家 復興 法 、 農業 調整 法 、 テネシー 渓谷 開発 公団 の 設立 など の 国家 計画 が 次々 と 発表 さ れ 、 統計 や 科学 的 管理 の 手法 を 用い た 政府 の 行政 管理 が 行わ れ た 。 この よう な 積極 的 な 政策 介入 が 、 政府 部門 に 社会 科学 者 の 流入 を もたらし 、 戦後 の 大統領 経済 諮問 委員 会 設立 へ と つながっ た 。  政策 科学 の 最も 顕著 な 成長 は 、 60 年代 から で ある 。 ケネディ 政権 から ジョンソン 政権 まで 、 行わ れ た 「 偉大 な 社会 （ ） 」 プログラム によって 、 史上 まれ に 見る ほど の 社会 実験 が 行わ れ た 、 全米 に シンクタンク や 政策 系 大学 の 発展 を もたらし た 。 特に 、 ケネディ 政権 下 で 行わ れ た 、 教育 、 住宅 、 保健 政策 は 、 完全 雇用 や 黒人 など の マイノリティー へ の 支援 策 は 、 「 対 貧困 戦争 」 と 呼称 さ れ 、 政策 評価 法 など の 法 整備 も 進ん だ 。以下 は 、 法用 語 に関する 一覧 で ある 。  相対 売買   -   悪意   -   悪意 の 抗弁   -   握 取 行為   -   朝日 訴訟   -   預 合   -   新しい 人権  委員 会 設置 会社   -   家 制度   -   異議 申 立て   -   生ける 法   -   違憲 審査 基準   -   違憲 審査 制   -   違憲 判決   -   遺言   -   遺産   -   遺贈   -   意思   -   意思 主義   -   意思 表示   -   委託   -   一院制   -   一事 不 再議   -   一事 不 再 理   -   一身 専属   -   一般 意思   -   一般 概括 主義   -   一般 国家 学   -   一般 法   -   一方 的 行為   -   違法 性 阻却事 由   -   囲繞 地   -   囲繞 地 通行 権   -   委任   -   違法 性   -   入会 権   -   遺留分   -   医療 法   -   淫行 条例   -   インコタームズ  ウィーン 条約 法 条約   -   ウェーバー 条項   -   ヴェーバー の 概括 的 故意   -   請負   -   受戻   -   氏   -   疑わしき は 罰 せ ず   -   宇宙 条約   -   宇宙 法   -   訴え   -   訴え の 交換 的 変更   -   訴え の 追加 的 変更   -   訴え の 併合   -   訴え の 変更   -   訴え の 利益   -   裏書   -   裏書 禁止 裏書   -   裏書 の 連続   -   売 渡 担保   -   権限 踰越   -   上乗せ 条例   -   運行 供用 者   -   運送 営業   -   運用 違憲  営業   -   営業 譲渡   -   営業 の 自由   -   永 小作 権   -   営利 法人   -   エクイティ   -   援用   -   冤罪  黄 犬 契約   -   応報 刑 論   -   横領 罪   -   おとり 捜査   -   恩赦  外患 罪   -   会計 監査   -   会計 監査 人   -   会計 参与   -   外国 会社   -   外国 国 章 損壊 罪   -   外国 倒産 処理 手続   -   介護 保険   -   会社   -   会社 法   -   解除   -   解除 条件   -   海難 審判   -   概念   -   概念 法学   -   買 戻   -   海洋 法   -   学説 彙纂   -   確認 訴訟   -   学問 の 自由   -   閣令   -   加工   -   瑕疵   -   過失   -   果実   -   かす が い 現象   -   家族 法   -   家庭 裁判所   -   カノン 法   -   株式   -   株式会社   -   株主   -   株主 総会   -   株主 代表 訴訟   -   仮 差押   -   仮 出獄 （ 仮釈放 ）   -   仮処分   -   仮 登記   -   仮 登記 担保 契約   -   為替 手形   -   簡易 の 引渡し   -   管轄   -   環境 権   -   環境 法   -   観光 法   -   監査 役   -   慣習 法   -   間接 正犯   -   観念 的 競合   -   官報  議院 内閣 制   -   帰化   -   機関   -   機関 方式   -   棄却   -   議決 権 の 不 統一 行使   -   期限   -   起訴   -   擬制   -   貴族 院   ( 日本 )   -   貴族 院   ( イギリス )   -   既判力   -   忌避   -   寄附行為   -   義務   -   却下   -   求刑   -   休息 権   -   旧 訴訟 物理 論   -   給付 行政   -   教育 法   -   教会 法   -   競 業 避止義 務   -   教唆 犯   -   行政   -   行政 委員 会   -   強制 採尿   -   行政 強制   -   行政 契約   -   行政 権 の 濫用   -   行政 行為   -   行政 国家   -   行政 指導   -   行政 上 の 強制 執行   -   強制 処分 法定 主義   -   行政 審判   -   行政 訴訟   -   行政 代 執行   -   行政 調査   -   行政 手続   -   行政 罰   -   行政 不服 申立   -   共同 正犯   -   共同 訴訟   -   共同 抵当   -   共謀 共同 正犯   -   共犯   -   共犯 従属 性 説   -   共犯 独立 性 説   -   共有   -   共和 制   -   許可   -   虚偽 表示   -   居住 移転 の 自由   -   御名 御璽   -   規律   -   緊急 逮捕   -   緊急 避難   -   禁錮   -   欽定 憲法   -   禁 反 言 の 法則   - 勤労 の 義務  空 法   -   楔形文字 法   -   君主   -   君主 制   -   軍法 会議  経済 法   -   警察 行政   -   刑事 学   -   形式 的 形成 訴訟   -   刑事 施設   -   刑事 政策   -   刑事 訴訟 法   -   刑事 法   -   継受   -   形成 権   -   形成 訴訟   -   境内 地   -   競売   -   刑罰   -   刑法   -   契約   -   契約 締結 上 の 過失   -   契約 法   -   結果 無 価値 論   -   血統 主義   -   原因 において 自由 な 行為   -   欠 缺   -   権原   -   検察官   -   現実 の 引渡し   -   元首   -   建築 確認   -   憲法   -   憲法 改正   -   憲法 義 解   -   憲法 裁判所   -   憲法 撮要   -   憲法 制定 権力   -   憲法 訴訟   -   憲法 の 変遷   -   原始 取得   -   権利   -   権利 質   -   権利 能力   -   権利 能力 なき 社団   -   牽連犯  故意   -   故意 ある 道具   -   項   -   号   -   行為   -   行為 能力   -   行為 無 価値 論   -   公益 法人   -   効果   -   更改   -   公開 会社   -   公共 の 福祉   -   公権   -   後見   -   黄 犬 契約   -   合憲 限定 解釈   -   後見人   -   合資 会社   -   公示 催告   -   公示 送達   - 皇室   -   後者 の 抗弁   -   公衆 衛生 法   -   公証 人   -   公序   -   公序良俗   -   硬性 憲法   -   公正 証書   -   厚生 法   -   構成 要件   -   控訴   -   公訴   -   公訴 棄却   -   公訴 事実   -   公訴 事実 の 同一 性   -   公訴 時効   -   公定 力   -   合同 会社   -   公布   -   公布 文   -   公 物   -   抗弁   -   抗弁 権   - 抗弁 権 の 接続   -   公務員   -   合名 会社   -   公用 負担   -   勾留   -   効力 要件   -   小切手   -   国外 犯   -   国際 経済 法   -   国際 私法   -   国際司法裁判所   -   国際 機関   -   国際 協調 主義   -   国際 刑事 裁判所   -   国際 組織   -   国際 法   -   国事 行為   -   国親 思 想   -   国政 調査 権   -   国籍   -   国籍 法   -   国民   -   国務大臣   -   個人   -   個人 の 尊厳   -   戸籍   -   国家   -   国歌   -   国会   -   国会 議員   -   国家 公務員   -   国家 賠償 法   -   国家 補償 法   -   国家 法人 説   -   国旗   -   国庫   -   コモン・ロー   -   混合 政   -   コンセイユ・デタ   -   混同   -   混和  罪刑法定 主義   -   債権   -   債権 者 代位 権   -   債権 者 取消 権   -   債権 譲渡   -   最高 裁判所   -   最高 裁判所 規則   -   最高 法規   -   催告   -   財産   -   財産 権   -   財産 法   -   再審   -   罪 数   -   財政 法   -   財政 民主 主義   -   再 売買 一方 の 予約   -   裁判   -   裁判 外 紛争 解決 手続 -   裁判官   -   裁判所   -   裁判 法   -   財物   -   債務   -   債務 不履行   -   債務 名義   -   債務 引受   -   裁量   -   詐害行 為 取消 権   -   詐欺   -   詐欺 罪   -   先取 特権   -   錯誤   ( 刑法 )   -   錯誤   ( 民法 )   -   指図 による 占有 移転   -   差 止 請求 権   -   参加   -   参議院   -   産業 法   -   参政 権  自衛隊   -   敷金   -   死刑   -   私権   -   事件   -   時効   -   自己 株式   -   自己 契約   -   事実 行為   -   使者   -   事情 変更 の 原則   -   私 人間 効力   -   自然 債務   -   自然人   -   自然 法   -   思想 の 自由   -   質 権   -   執行官   -   実行 の 着手   -   執行 罰   -   執行 役   -   執行 猶予   -   失踪 宣告   -   私的 独占   -   児童 買春   -   児童 ポルノ   -   自白   -   自白 法則   -   司法   -   司法 警察 職員   -   司法 試験   -   司法 積極 主義   -   市民 法   -   市民 法 大全   -   事務 管理   -   氏名 冒用訴 訟   -   社会 国家   -   社会 権   -   社会 法   -   社会 保障 法   -   借地 借家 法   -   自由   -   宗教 法人   -   自由 刑   -   自由 権   -   自由 権 的 基本 権   -   自由 主義   -   自由 心証 主義   -   住所   -   住所 地 法   -   終身 定期 金   -   衆議院   -   集団 安全 保障   -   周知 の 埋蔵 文化財 包蔵 地   -   住民 基本 台帳 法   -   受継   -   酒税   -   出生 地 主義   -   取得 時効   -   受領 遅滞   -   種類 債権   -   準拠 法   -   純粋 法学   -   準 正   -   準 占有   -   準用   -   条   -   場 屋 営業   -   場 屋 寄託   -   傷害   -   試用 期間   -   商業 用 レコード   -   承継 取得   -   条件   -   商号   -   商行為   -   譲渡 担保   -   商人   -   少年 法   -   商標   -   商標 権   -   商法   -   情報 公開   -   情報 公開 法   -   商法 特例 法   -   条 名   -   証明 責任   -   消滅 時効   -   条約   -   上 諭   -   条例   -   除 斥   -   除 斥期間   -   処分 権 主義   -   処分 的 法律   -   所有 権   -   所有 権 留保   -   白地 手形   -   事理 弁 識能力   -   書面 に よら ざる 贈与   -   知る 権利   -   侵害 行政   -   新株 引受 権   -   新株 予約 権   -   信義 則   -   信義 誠実 の 原則   -   審 級   -   信教 の 自由   -   親権   -   人権   -   親告罪   -   審 尋   -   人身 の 自由   -   人身 保護 法   ( イギリス )   -   人身 保護 法   ( 日本 )   -   親族   -   親族 相 盗 例   -   新 訴訟 物理 論   -   身体 刑   -   信託   -   人的 抗弁   -   信頼 の 原則   -   心 裡 留保   -   審判  随意 契約   -   推定   -   枢密院   -   ストック オプション   -   砂川 事件  請願   -   請願 権   -   正義   -   正義 論   -   請求   -   請求 権   -   政教 分離   -   制限 行為 能力 者   -   生産 管理   -   製造 物 責任   -   生存 権   -   生存 権 的 基本 権   -   制定 文   -   政党   -   正統 性   -   正当 性   -   正当 防衛   -   制度 的 保障   -   成年 後見 制度   -   成年 後見人   -   成年 被 後見人   -   正犯   -   成文法   -   責任   -   施行   -   接見 交通 権   -   窃盗 罪   -   善意   -   善意 支払   -   善意 取得   -   善 管 注意 義務   -   選挙   -   線引小切手   -   前文   -   占有   -   占有 改定   -   占有 権   -   占有 訴権  訴因   -   捜査   -   相殺   -   捜索   -   総則   -   相続   -   相続 人   -   送達   -   争点 効   -   双方 代理   -   贈与   -   騒乱 罪   -   総論   -   即時 取得   -   即 成 犯   -   訴権   -   訴訟   -   訴訟 物   -   租税 法  対抗   -   対抗 要件   -   第三者   -   大審院   -   対 世 効   -   代替 的 作為 義務   -   大統領 制   -   代表   -   代表 取締役   -   代物 弁済   -   逮捕 前 置主義   -   題名   -   代理   -   代理 権   -   代理 占有   -   蛸配当   -   ただし書き   -   弾劾 裁判所   -   男女 同一 賃金 -   男女 同権   -   担税 力   -   担保   -   担保 物権  地位 協定   -   地役 権   -   地上 権   -   父 を 定める 訴え   -   秩序   -   地方 公共 団体   -   地方 自治   -   嫡出 否認   -   中止 犯   -   中断   -   懲罰 的 損害 賠償   -   徴兵 制度   -   聴聞   -   直接 主義   -   勅 令   -   直系 卑属   -   忠実 義務   -   調書  追認   -   通謀 虚偽 表示   -   通過 通航 権   -   津 地鎮祭 訴訟  定款   -   停止   -   停止 条件   -   抵当 権   -   定立 行為   -   手形   -   手形 法   -   手形 理論   -   手形 行為 独立 の 原則   -   手形 抗弁   -   滌除   -   添付 （ 添附 ）   -   天然 果実   -   天皇   -   天皇 機関 説   -   天皇 制   -   伝聞 法則  問屋   -   問屋 営業   -   倒産   -   動産   -   動産 質   -   同時 傷害 の 特例   -   同時 履行 の 抗弁 権   -   同意   -   登記   -   統治   -   統治 行為 論   -   道徳   -   当番 弁護士 制度   -   独占 禁止 法   -   特定 調停   -   独立 行政 法人   -   特別 区   -   特別 措置 法   -   特別 養子   -   特例 有限 会社   -   特許   -   取消   -   取消 権   -   取締役   -   取次ぎ   -   取 戻 権  内縁   -   内閣   -   内閣 総理 大臣   -   内閣 不信任 決議   -   内閣 法   -   内水   -   名 板 貸   -   内乱 罪   -   仲立 営業   -   長沼 ナイキ 事件   -   軟性 憲法   -   難民   -   内政 不干渉 の 原則   -   内容 証明 郵便  二院 制   -   肉体 刑   -   二 重 譲渡   -   二 重 の 基準 論   -   二 重 無 権 の 抗弁   -   日照 権   -   日本 法   -   認可   -   認知  根抵当 権   -   根 保証  ノ モス   -   ノ モス 主権 論   -   ノン・ルフールマン 原則  配偶 者   -   排他 的 経済 水域   -   破産   -   柱 書   -   八月 革命 説   -   罰金   -   パブリック コメント   -   反証   -   反訴   -   反則 金   -   反対 解釈   -   反 致   -   パンデクテン 方式   -   パンデクテン の 現代 的 慣用   -   パンデクテン 法学   -   万 民法   -   判例  被疑 者   -   引渡し   -   被告   -   被告 人   -   非 債 弁済   -   批准   -   非 訟事件   -   筆 界   -   人   -   否認   -   否認 権   -   比 附   -   被 保 佐 人   -   被 補助 人   -   百 条 委員 会   -   評議   -   表 見 代理   -   表 見 代表 取締役   -   表 見 的 取締役   -   表現 の 自由   -   平等 原則   -   比例 原則  フォーラム ・ ショッピング   -   不可分 債権   -   不可分 債務   –   付 款   -   武器 対等 の 原則   -   福祉 国家   -   袋地   -   不 真正 不 作為 犯   -   物   -   物上 保証 人   -   付合   ( 附 合 )   -   不 作為 義務   -   附則   -   普通 裁判 籍   -   普通 法   -   物権   -   物権 的 請求 権   -   物権 法定 主義   -   物上 保証 人   -   物的 抗弁   -   不貞 行為   -   不動産   - 不当   – 不当 利得   -   不法 原因 給付   -   不法 行為   -   プライバシー   -   不利益 処分   -   扶養   -   文化財   -   文明 国  併合 罪   -   閉鎖 会社   -   別 除 権   -   弁護士   -   弁護 人   -   弁済   -   変造   -   弁明 手続   -   弁理 士   -   弁論   -   弁論 主義  法   -   法医学   -   法 解釈   -   妨害 排除 請求 権   -   法学 検定   -   法学 者   -   法学 提要   -   法学部   -   法科 大学院   -   法規   -   防 御 権   -   法 系   -   法 圏   -   法 源   -   保護   -   法 三 章   -   法 実証 主義   -   幇助 犯   -   法人   -   法人 格   -   法人 格 否認 の 法理   -   法 制度   -   包摂   -   法曹   -   放送 法   -   法定 果実   -   法定 代理   -   法定 地上 権   -   法廷 侮辱 罪   -   法的 確信   -   法 哲学   -   法 と 経済 学   -   法 と 文学   -   法 の 下 の 平等   -   法 命題   -   法律   -   法律 回避   -   法律 行為   -   法律 の 留保   -   法令   -   法例   -   法令 番号   -   補強 法則   -   保 佐   -   保 佐 人   -   保釈   -   補充 権   -   補助   -   補償   -   保証   -   保証 債務   -   補助 人   -   堀木 訴訟   -   保全 命令   -   本則  埋蔵 文化財   -   マグナ・カルタ   -   松川 事件   -   抹消 登記   -   満期   -   満年齢  未決   -   未遂   -   未遂 罪   -   未遂 の 教唆   -   未成年 者   -   見せ金   -   三鷹 事件   -   見出し   -   三菱樹脂 事件   -   未必の故意   -   身分   -   身分 犯   -   明 法官 人   -   ミランダ 警告   -   民事 再生   -   民事 執行   -   民事 訴訟   -   民事 訴訟 法   -   民事 法   -   民事 保全   -   民衆 訴訟   -   民主 主義   -   民主 制   -   民 定 憲法   -   民法   -   民法 典 論争  無 因 行為   -   無害 通航   -   無過失責任   -   無期 刑   -   無限 責任   -   無 権 代理   -   無 権利 の 抗弁   -   無効   -   無罪   -   無主 地   -   無主 物 先占   -   無体 財産 権   -   無能力 者   -   無名 契約  明治 憲法   -   迷信 犯   -   明 認方法   -   明白 かつ 現在 の 危険   -   名 目的 取締役   -   命令   -   名誉 毀損   -   名誉 毀損 罪   -   名誉 法   -   免許   -   免除  黙示   -   目的 効果 基準   -   目的 論 的 解釈   -   黙秘 権   -   持株 会社   -   持分   -   持分 会社  約定 利息   -   約束 手形   -   約款   -   八幡 製鉄 事件  有価 証券   -   有限 会社   -   有権 解釈   -   優先株 式   -   融通 手形   -   ユニオン ・ ショップ  要件 事実   -   養子   -   要素 従属 性   -   予算   -   与信   -   予備 罪  濫用  リアリズム 法学   -   リース 契約   -   利益 衡量論   -   利益 相反 取引   -   利益 法学   -   離縁   -   履行 遅滞   -   履行 不能   -   リコール   ( 地方 公共 団体 )   -   リコール   ( 自動車 )   -   離婚   -   理事   -   理性 法   -   利息   -   立憲 君主 制   -   立憲 主義   -   立法   -   立法 裁量 論   -   立法 の 不 作為   -   律令   -   利得 償還 請求 権   -   留置 権   -   両院 制   -   領海   -   領空   -   良心 の 自由   -   領土   -   臨時 会  類推 解 釈   -   累積 投票   -   累犯  礼金   -   令状   -   歴史 法学   -   レセプツム 責任   -   レモン ・ テスト   -   連結 点   -   連鎖 販売 取引 （ 通称 「 マルチ 商法 」 ）   -   連帯 債務   -   連帯 責任   -   連帯 保証  労 役場   -   ロー ・ スクール   -   ローマ 法   -   労働 基本 権   -   労働 審判   -   労働 災害   -   労働 法   -   六法   -   ロマニスト  わいせつ   -   ワイマール 憲法   -   賄賂   -   和解   -   和議   -   忘れ られる 権利  actio   -   CIF   -   FOB   -   LLC   -   LLP   -   LRA の 基準   -   ultra   vires の 法理明確 性 の 原則 （ めい かくせい の げん そく ） と は 、 人権 を 侵害 する 方向 で 作用 する 法律 は 、 それ によって 萎縮 効果 を 生じ ない よう 、 また 誤っ て 不利益 を 受ける 者 の 生じ ない よう に 、 明確 に 規定 さ れ なく て は なら ない と する 原則 を 言う 。  精神 的 自由 規制 立法 、 刑法 、 租税 立法 など で 明確 性 の 原則 が 要請 さ れる 。比例 原則 （ ひれ い げん そく ） と は 、 達成 さ れる べき 目的 と その ため に 取ら れる 手段 として の 権利 ・ 利益 の 制約 と の 間 に 均衡 を 要求 する 原則 で ある 。  「 雀 を 撃つ の に 大砲 を 使っ て は なら ない 」 という 言葉 で しばしば 説明 さ れる 。  要求 さ れる 原則  ただし 日本 において は ( 1 ) や 場合 によって ( 2 ) が 外さ れる こと が 多い 。  大陸 法 において しばしば 「 法 の 一般 原則 」 と 呼ば れる 。 行政 法 において 当初 提唱 さ れ た もの で ある （ 警察 比例 の 原則 ） が 、 （ 法域 による 違い は ある ものの ） ヨーロッパ において は EU 法 、 人権 法 、 刑事 訴訟 法 、 労働 法 その他 幅広い 分野 において 用い られ て いる 。  日本 において は 行政 法 及び 刑事 訴訟 法 （ 捜査 比例 の 原則 ） において 認め られ て おり 、 人権 法 において は アメリカ合衆国 から 継受 し た 違憲 審査 基準 とともに 用い られ て いる 。行政 国家 （ ぎょうせい こっ か ） と は 、 政府 が 社会 の 秩序 維持 に とどまら ず 、 一定 の 理念 の 実現 を 目指し て 国民 の 生活 、 経済 活動 の 在り方 に 積極 的 に 介入 しよ う と する 国家 を いう 。 立法 国家 、 消極 国家 、 夜警 国家 と 対比 さ れる 。  社会 主義 へ の 対抗 も ある 中 で 、 伝統 的 な 自由 主義 に 立脚 する 小さな 政府 、 夜警 国家 が 批判 さ れ 、 国家 が 社会 保障 制度 を 設け 、 公共 事業 や 各種 の 経済 政策 を 行っ て 広く 国民 の 活動 に 介入 する よう に なる と 、 国家 の 果たす 役割 は 大きく 増加 し 、 また 複雑 で 専門 的 な もの と なっ て いっ た 。 これ に対して 、 国会 議員 など の 政治 家 や 、 主として それ から 選ば れる 大臣 は 、 福祉 や 経済 について の 専門 的 な 知識 ・ 経験 を 持た ない （ あるいは 少ない ） 場合 も 多く 、 どの よう な 問題 が あり 、 どう すれ ば よい か を 自ら 判断 する こと が 困難 な もの と なる 。  そこで 、 各 分野 において その 専門 的 な 知識 ・ 経験 を 持つ 官僚 に 頼ら ざる を 得 なく なり 、 本来 行政 権 下 で 事務 を 担当 する はず の 官僚 が 、 法案 の 作成 や 政策 決定 など の 立法 に関する こと まで 強い 影響 力 を 持つ よう に なる 。 そうすると 行政 は 、 本来 国民 による 選挙 を 背景 に 強い 正統 性 を 持つ 立法 より も 優越 し た 立場 に なり 、 国民 の 意見 が 反映 さ れ 難く なる 。  また 、 社会 保障 や 経済 政策 の ため に 各種 の 規制 が 行わ れる よう に なる と 、 行政 は 国民 の 活動 に 広く 介入 する よう に なり 、 行政 組織 は 肥大 化 し 、 社会 の 中 で 行政 が 大きな 割合 を 占める よう に なる 。 この よう な 行政 の 優越 する 国家 を 行政 国家 と 呼び 、 また この よう に なる 現象 を 行政 国家 現象 と 呼ぶ 。  国家 に 複雑 ・ 多様 な 役割 が 求め られる 現代 で は 、 相応 の 規模 の 行政 組織 と 専門 的 な 知識 ・ 経験 に 基づい た 判断 は 不可欠 で あり 、 程度 の 差 こそ あれ 、 どの 国家 において も 行政 国家 現象 が 見 られる と 言わ れる 。軍事 （ ぐんじ 、 、   レース ・ ミーリターリス ） と は 戦争 、 軍人 、 軍隊 など に関する 事柄 の 総称 で ある 。  軍事 は 軍隊 が 司る 事柄 を 指す 用語 で あり 、 その 内容 は 公共 的 利益 と 政治 的 な 重要 性 を 伴う もの で ある 。 軍事 は 民事   ( Civil   affairs )   の 対 概念 で あり 、 外交 や 経済 など と 並ぶ 政府 の 主要 な 行政 機能 の 一つ に 位置づけ られる 。 軍事 が なぜ 公益 と 重要 性 を 伴っ て いる か を 理解 する 上 で 、 フィレンツェ の 政治 思想家 で ある ニッコロ・マキアヴェリ の 見解 が 参考 と なる 。 彼 は 『 政略 論 』 において 「 戦い に 訴え ね ば なら ない 場合 に 、 自 国民 から なる 軍隊 を もっ て い ない 指導 者 は 国家 は 恥じ て しかる べき だ と 思う 」 と 論じ て いる 。 なぜ なら ば 、 自ら の 安全 を 自力 で 確保 する 意志 が なけれ ば 、 国家 の 独立 と 平和 を 期待 する こと は でき ない から で ある 。 戦争 が 勃発 する こと は 不可避 で あり 、 それ に 対処 する ため に 軍備 が 必要 で ある という 現実 主義 の 政治 思想 は 軍事 の 基本 的 な 考え方 と なっ て いる 。  軍事 の 基本 的 な 問題 と は 軍隊 の 根本 的 な 任務 で ある 戦争 における 戦闘 に 勝利 する こと に ある と 要約 する こと が できる 。 ただし この 基本 的 な 問題 に関して も 幅広い 視角 が 存在 し て いる 。 例えば 自然 科学 の 視角 から 軍事 問題 を 観察 すれ ば 、 戦場 の 地理 学 的 特性 、 戦闘 で 使用 さ れる 武器 や 兵器 など の 工学 的 性能 、 戦闘 力 や 戦闘 行動 の 数学 的 な 性質 など の 側面 が 認め られる 。 これ に 社会 科学 の 視点 を 導入 すれ ば 、 戦闘 行動 を より 大局 的 な 観点 から 指導 し て いる 国家 の 安全 保障 政策 や 国際 法 と の 関係 、 軍隊 を 支える 国家 の 行政 機能 、 戦闘 を 組織 化 する 戦略 と 戦術 、 そして 作戦 計画 を 具体 化 する ため の 補給 や 輸送 、 通信 など の 兵站 活動 など の 多く の 側面 が ある こと が 分かる 。 さらに 人文 科学 の 視座 を 持ち込め ば 、 戦争 に関する 文学 的 記述 、 戦闘 の 様相 に関する 歴史 的 観察 、 戦闘 における 兵士 の 心理 的 反応 など の 着眼 点 も 指摘 する こと が できる 。 つまり 軍事 と は 軍隊 の 活動 で ある 戦争 と 戦闘 において 勝利 する ため の 諸々 の 問題 で ある が 、 広義 において は 上記 で 述べ た よう な 複雑 な 諸 問題 を 含ん で いる 。  複雑 さ に 加え て 軍事 という 問題 は 時代 に 応じ て 流動的 で ある 。 軍隊 の 使命 は 歴史 を 経 て 変化 し つつ あり 、 古代 ギリシア の 歴史 家 ヘロドトス が 『 歴史 』 で 叙述 し た ペルシア 戦争 において 軍隊 は 敵 の 軍隊 を 殲滅 する こと のみ を 使命 と し て い た 。 しかし 近代 において ポーランド の 戦争 研究 者 イヴァン・ブロッホ は 『 将来 の 戦争 』 で は 戦争 が 軍事 技術 の 進歩 によって 大量 の 損害 を 伴う 長期 戦 に 発展 する と 論じ 、 第 一 次 世界 大戦 、 第 二 次 世界 大戦 の 様相 を 予測 し た 。 また 冷戦 後 で は イギリス の 軍人 ルパート ・ スミス が 『 軍事 力 の 有用 性 』 で 戦争 の 歴史 的 変容 を 指摘 し て おり 、 戦争 は 国家 の 武力 衝突 や 敵 軍 の 殲滅 、 領土 の 占領 に 特徴付け られる もの で は なく 、 人々 の 間 で 生じる 戦争 、 前線 と 後方 の 混在 など に 特徴付け られる 戦争 に 変化 し て いる と 論じ た 。 三者 は 一様 に 戦争 について 論じ て いる ものの 、 その 問題 意識 は それぞれ 異なっ て いる 。 ヘロドトス が 描い た 戦争 で は 戦場 で 刀剣 など で 武装 し た 両 軍 が 機動 や 打撃 を 行っ て い た が 、 ブロッホ が 予測 し た 戦争 において は 高度 な 火力 戦闘 を 行う 両 軍 が 決定的 戦果 を 挙げる こと が できる こと なく 全て の 国力 を 動員 し た 長期 戦 と なり 、 スミス の 戦争 観 で は 敵 の 存在 が 不 明確 な 混乱 地帯 において 軍隊 が 行動 する という もの で ある 。 この よう に 軍事 において 問題 意識 の 力点 が 変化 し 続け て おり 、 現在 において 新しい 課題 が 出現 し 続け て いる 。  軍事 の 全般 的 な 理解 の ため に 、 ここ で は 主 に 社会 科学 の 見地 から 述べ て おり 、 その ため 本 項目 で は 軍事 に関する 基本 的 な 主題 を 戦争 、 軍事 システム 、 戦争 能力 、 軍事 ドクトリン と まとめ て いる 。 これら 四つ の 主題 に 沿っ て 、 戦争 の 理論 的 枠組み 、 戦争 の 一つ の 形態 で ある 総 力戦 、 制限 戦争 、 ゲリラ 戦 の 特性 、 戦争 の 政治 理論 として の 国際 政治 の 問題 、 戦争 法 の 枠組み 、 国防 の 基本 概念 、 軍隊 の 制度 的 成り立ち 、 指揮 統制 の 基本 システム 、 軍事 教育 の あり方 、 政府 と 軍隊 の 関係 、 軍事 能力 の 機能 と 種類 、 陸上 戦力 、 海上 戦力 、 航空 戦力 の 概念 、 軍事 力 を 支える 経済 的 基盤 、 そして 軍事 行動 を 指導 する 安全 保障 政策 、 軍事 戦略 、 戦術 、 兵站 、 そして 戦争 以外 の 作戦 について 説明 する 。 詳細 について は 個別 の 記事 で 述べ て いる 。 また 本 項目 で は 取り上げ られ なかっ た 戦争 や 軍隊 、 戦闘 の 歴史 的 説明 について は 軍事 史 を 、 工学 的 見地 に 基づく 諸々 の 装備 について は 兵器 を 、 各国 の 軍事 情勢 について は や 各国 の 軍隊 の 一覧 から 該当 する 記事 を 参照 さ れ たい 。  戦争 が 国家 の 存亡 を 決定 する 極めて 重大 な 出来事 で ある こと は 古来 から 『 孫子 』 が 論じ て き た こと で ある 。 戦争 において 国家 は 敵 の 軍事 力 によって 安全 を 脅かさ れる 事態 に 直面 する の で あり 、 それ は 領土 や 都市 の 破壊 と 占領 、 国民 の 生存 と その 財産 所有 権 の 侵害 、 政治 的 自由 や 独立 の 制限 など の 方法 で 行わ れる 。 同時に 戦争 は 社会 現象 の 中 で も 特に 分析 が 難しい 複雑 な 主題 の 一つ で あり 、 戦闘 など の 軍事 的 な 出来事 だけ で 生じる の で は なく 、 対外 政策 や 国内 で の 政治 過程 など の 政治 的 文脈 に 基づい て 生起 する もの で ある 。 しかも その 展開 において は 戦時 特有 の 動員 や 生産 など の 経済 的 要素 、 国民 心理 など の 社会 的 要素 と 関連 する もの で ある 。 しかも 戦争 は 敵国 と 自国 の 相互 作用 によって 生じ た 結果 で ある ため 、 戦争 において 最適 な 意思 決定 が 何 で ある か を 明確 に 理論 化 する こと は でき ない 。 つまり 重大 な 戦争 の 原因 と その 実態 を 理解 する ため に は 、 その 複雑 性 を 概観 できる 理論 的 な 把握 が 必要 と なる 。  プロイセン の 軍事 学者 カール ・ フォン・クラウゼヴィッツ は 『 戦争 論 』 において 戦争 の 一般 理論 を 構築 し た 戦略 家 で ある 。 彼 は 二 人 の 間 で の 決闘 に 戦争 を なぞらえ た 上 で 、 戦争 と は 「 敵 を 強制 し て われわれ の 意志 を 遂行 さ せる ため に 用い られる 暴力 行為 で ある 」 と 説明 しよ う と し た 。 そして 戦争 において 生じる 暴力 は 相互 作用 によって 無 制限 に 極大 化 する 法則 が ある こと を 明らか に し た 上 で 、 その よう な 戦争 を 絶対 戦争 として 定式 化 し た 。 絶対 戦争 で は 軍事 的 な 合理 性 の 下 で あらゆる 事柄 が 徹底的 に 合理 化 さ れ 、 最大限 の 軍事 力 が 敵 を 殲滅 する ため に 使用 さ れる こと に なる 。 ただし 戦争 は 単に 軍事 において 完結 する 現象 で は ない こと に クラウゼヴィッツ は 注意 を 払っ て おり 、 この 絶対 戦争 の よう な 形式 が 現実 に 起こっ て いる 戦争 と は 異なる こと を 認識 し て い た 。 つまり 戦争 は 固有 の 法則 に従って 無制限 に 暴力 性 を 高める だけ で は なく 、 その 戦争 行為 を 制限 する こと が できる 政治 的 目的 を 伴う もの で ある 。 戦争 の 発生 に は 必ず 外交 的 または 経済 的 、 心理 的 な 情勢 が 起因 し て おり 、 あらゆる 戦争 は 政治 的 目的 を 究極 的 に は 達成 しよ う と 指導 さ れる もの で ある 。 この クラウゼヴィッツ の 戦争 理論 は 「 戦争 は 他 の 手段 を 以 って する 政治 の 継続 で ある 」 と 理解 さ れ て おり 、 戦略 研究 で は 広く 参照 さ れ て いる 。  しかし 現代 の 戦略 研究 で は クラウゼヴィッツ が 前提 と し て い た 主権 国家 による 戦争 が 戦争 の 全て で は ない こと が 分かっ て いる 。 非 国家 主体 によって 戦争 が 遂行 さ れる 可能 性 を 提唱 し た の は 社会 主義 の 政治 イデオロギー を 掲げ て 革命 戦争 を 指導 し た マルクス主義 者 たち で あっ た 。 レーニン は クラウゼヴィッツ が 定式 化 し た 戦争 と 政治 の 関係 を 再 解釈 し 、 政治 を 武力 に よら ない 戦争 、 戦争 を 武力 による 政治 で ある と 捉え て 革命 戦争 の 理論 に 適用 し た 。 この こと で パルチザン 部隊 による 戦争 の 形態 が 成立 する こと に なり 、 国家 と 国家 の 戦争 という 図式 は 陳腐 化 する こと に なっ た 。 また クラウゼヴィッツ に対する 批判 を 展開 する 戦略 研究 者 の マーチン・ファン・クレフェルト は 『 戦争 の 変遷 』 において 戦争 の 歴史 的 事例 に 基づい て 理論 を 構築 し て いる 。 クラウゼヴィッツ の 戦争 理論 で の 国家 の 前提 は 政府 、 軍隊 、 国民 から 成立 し て いる 三位一体 の 戦争 モデル で あっ た が 、 クレフェルト は 非 三位一体 の 戦争 が 存在 する こと を 指摘 し て おり 、 したがって クラウゼヴィッツ の 理論 が 主権 国家 による 戦争 に 限定 さ れ た モデル で ある と 論じ て いる 。 つまり 必ずしも 戦争 は 理性 的 な 政治 の 延長 で は なく 、 むしろ 宗教 や 正義 など の 価値 観 を 実現 する ため の 手段 として 行わ れ て いる もの と 考える 。  総 力戦   ( Total   war )   と は 戦争 が 採り うる 形態 の 一つ で あり 、 軍事 力 の 行使 だけ で なく 、 軍事 力 を 支える 経済 的 基盤 を 構成 する 工業 生産 力 や 労働 力 の 総動員 、 民間 人 の 全国 的 な 戦争 協力 、 そして 戦争 遂行 を 正当 化 する ため の イデオロギー や 思想 の 宣伝 活動 など を 伴う よう な 、 国家 の 総力 を 挙げる 戦争 遂行 の 形式 で ある 。 この よう な 概念 を 提唱 し た の は 第 一 次 世界 大戦 で 敗北 し た ドイツ 軍 を 指導 し た 軍人 エーリッヒ・ルーデンドルフ で あっ た 。 ルーデンドルフ は 著作 『 総 力戦 』 の 中 で 第 一 次 世界 大戦 を 契機 に 戦争 の 主体 が 政府 と 軍隊 だけ で は なく 民衆 を 巻き込ん で 遂行 さ れる 形式 へ と 変化 し た こと を 指摘 し 、 これ を 総 力戦 と 命名 し た 。 総 力戦 の 概念 の 画 期 性 と は 従来 の 戦争 が 戦場 で の 軍事 行動 で 完結 し て い た もの から 、 銃後 の 経済 活動 や 生活 まで も が 軍事 行動 と 結び付け られ た こと で ある 。 したがって 、 総 力戦 において は 海上 封鎖 や 戦略 爆撃 の よう に 敵 の 経済 活動 を 破壊 する ため の 行動 が 継続 的 に 行わ れ 、 また 敵 の 抗戦 意志 を 減耗 さ せる ため に ラジオ や ビラ など の マスメディア を 利用 し た 思想 宣伝 を 実施 する 。 これら に 対抗 する ため に 経済 活動 は 政府 により 統制 さ れ 、 人員 や 物資 、 情報 など は 軍事 作戦 を 支援 する ため に 配分 、 管理 さ れる 。 ルーデンドルフ は 特に ドイツ 敗戦 を 招い た 原因 として 革命 運動 を 指示 する よう な 思想 的 要因 を 重要 視 し て おり 、 国民 士気 の 低下 は ドイツ 軍 の 士気 そのもの に 悪影響 を 及ぼし て い た と 述べ て いる 。 その ため に 総 力戦 を 遂行 する ため に は 総力 政治 が 不可欠 で ある と 主張 し て いる 。 総力 政治 は 総 力戦 に 関わる あらゆる 要素 を 統制 する 機能 を 担っ て おり 、 単独 の 指導 者 によって 総力 政治 は 実践 さ れ なけれ ば なら ない 。 つまり 総 力戦 と は 従来 の 武力 紛争 だけ で は なく 、 経済 紛争 や 情報 紛争 が 結合 し た 複合 的 な 戦争 の あり方 で あり 、 核兵器 が 存在 する 現代 において は 核 戦争 を 意味 する もの で ある 。  制限 戦争   ( Limited   war )   と は 軍事 力 を 抑制 的 に 行使 する こと で 、 戦争 の エスカレーション を 制御 する こと を 可能 と する 戦争 の 形態 の 一 種 で ある 。 アメリカ の 外交 官 ヘンリー ・ キッシンジャー は 『 核兵器 と 外交 政策 』 この よう な 戦争 を 「 特定 の 政治 目的 の ため （ 中略 ） 相手 の 意志 を 押しつぶす の で は なく 、 影響 を 及ぼし 、 課せ られる 条件 で 抵抗 する より 魅力 的 で ある と 思わ せ 、 特定 の 目標 を 達成 せ ん と する 」 戦争 と 描写 し た 。 つまり 限定 戦争 の 主眼 と は 、 軍事 力 だけ で 敵 に 我 の 意志 を 全面 的 に 強制 する の で は なく 、 外交 交渉 を 交え ながら 軍事 作戦 を 遂行 する こと で 、 目標 を 達成 する 手段 として 戦争 の 規模 や 程度 を 抑制 する こと に ある 。 キッシンジャー は 核兵器 の 登場 によって 戦争 そのもの が 遂行 不可能 に なる という 見解 を 退け 、 この 限定 戦争 に 基づい た 限定 核 戦争 という 戦争 方式 を 提唱 し た 。 事実 、 核兵器 が 登場 し て から も 朝鮮 戦争 や インドシナ 戦争 など の 戦争 が 勃発 し て おり 、 これら は 限定 戦争 の 形式 に 則っ て 遂行 さ れ て いる 。 限定 戦争 を 成り立た せ て いる 外交 は 通常 の 外交 と 区別 さ れ て おり 、 アメリカ の 政治 学者 アレキサンダー・ジョージ など の 研究 者 たち によって 強制 外交 と 呼ば れ て いる 。 強制 外交 が 敵 と の 間 で 成立 する ため に は 、 彼我 双方 にとって 軍事 行動 に 伴う 損害 を 抑制 する 意図 を 共有 し なけれ ば なら ず 、 戦略 防 勢 の 立場 を 採る ため に 作戦 の 主導 権 を 喪失 する 危険 が 伴う が 、 総 力戦 と 比べ て 最小限 の 費用 と 危険 で 目的 を 達成 する 選択肢 と さ れ て いる 。  ゲリラ 戦争   ( Guerrilla   war )   または 革命 戦争 と は 本質 的 に 国家 に対する 非 国家 主体 により 遂行 さ れる 戦争 の 形態 で ある 。 この よう な 戦争 の 形態 が 成立 し た 背景 に は マルクス主義 を 指向 する 政治 運動 が あり 、 ロシア 革命 、 キューバ 革命 、 国共 内戦 など の 革命 が 勃発 し た こと で 、 ゲリラ 戦争 の あり方 が 研究 さ れ て き た 。 革命 家 で あり ながら ゲリラ 戦争 の 理論 を 確立 し た 毛沢東 は ゲリラ 戦争 に は 正規 軍 によって 遂行 さ れる 在来 戦争 と は 異なる 背景 を 持っ た 固有 の 領域 が ある こと を 指摘 し 、 『 遊撃 戦 論 』 で この 問題 を 論考 し て いる 。 ゲリラ 戦争 の 特徴 と は 戦略 防 勢 の 立場 に 置か れ ながら も 、 分散 さ れ た 小規模 な 部隊 による 急襲 で 敵 に 連続 的 に 損害 を 強いる こと で 戦争 そのもの を 主導 する こと に ある 。 したがって 、 ゲリラ 戦争 において 短期 決戦 は 発生 せ ず 、 決戦 を 想定 し た 戦闘 部隊 は 必ずしも 優位 で は なく なる 。 革命 家 チェ・ゲバラ は 『 ゲリラ 戦争 』 において ゲリラ 戦争 を 成立 さ せる ため の 戦略 と 戦術 について 論じ て いる 。 そこ で は 負ける 戦い を 避け 、 常に 遊撃 し 、 敵 から 武器 を 略取 し 、 行動 は 秘匿 し 、 奇襲 を 活用 する という ゲリラ 戦 の 原則 が 示さ れ て いる 。 ゲリラ 戦争 は 戦略 的 に は 防 勢 に 置か れる が 、 しかし 一撃 離脱 を 繰り返す ゲリラ 戦士 は 決して 包囲 殲滅 さ れる こと は ない ため に 、 戦争 の 主導 権 を 維持 する こと が できる 。  クラウゼヴィッツ が 論じ た よう に 、 戦争 は それ 自体 で 孤立 し た 事象 で は なく 、 より 広い 社会 の 文脈 に従って 政治 的 、 外交 的 な 過程 から 生じる もの で ある 。 戦争 の 政治 的 文脈 について 論じ た 歴史 家 に は 古代 ギリシア の 歴史 家 トゥキディデス が いる 。 彼 は 『 戦史 』 で ペロポネソス 戦争 を 叙述 する こと を通じて 現実 主義 の パラダイム を 示し た 歴史 家 として 知ら れ て いる 。 トゥキディデス は その ペロポネソス 戦争 の 勃発 に 先立っ て 生じ て い た 都市 国家 間 の 紛争 の 背景 に まで 遡り 、 開戦 に 至る まで の 経緯 を 政治 家 たち の 議論 を 交え ながら 説明 し て いる 。 戦争 を 引き起こす 原因 として 名誉 、 恐怖 、 利益 の 三 種類 が 述べ られ て いる 。 つまり 権威 の 保持 や 権力 の 争奪 、 敵 の 軍事 力 へ の 恐怖 感 、 そして 経済 的 利権 を 巡る 競争 、 これら 三つ の 要因 が 作用 する こと に なる ため 戦争 は 勃発 する もの と 考える こと が できる 。 ただし より 体系 化 さ れ た 政治 学 の 立場 に 基づけ ば より 詳細 な 因果 性 や 対応 策 について 論じ て いる 。  戦争 を 研究 する 政治 学 の 立場 に は 大別 し て 権力 理論 に 依拠 する 現実 主義 と 道徳 的 な 規範 理論 に 依拠 する 理想 主義 の 立場 が ある 。 理想 主義 が 把握 する 戦争 は 抑制 す べき 対象 で あり 、 それ は ドイツ の 哲学 者 イマヌエル ・ カント の 『 永遠 平和 の ため に 』 で 示さ れ て いる 平和 理論 で 示さ れ て いる 。 カント は 国際 平和 を 確立 する ため に どの よう な 規制 が 必要 で ある か を 考察 し て いる 。 その 考察 に よれ ば 、 戦争 を 引き起こす 好戦 的 な 国家 の 政治 体制 が 問題 で あり 、 政治 体制 は 社会 の 構成 員 が 自由 で 平等 な 市民 で ある 共和 制 で なけれ ば なら ない 。 なぜなら 、 その よう な 国家 体制 において は 戦争 の 決定 に 国民 の 同意 が 必要 で あれ ば 、 国民 は 自ら の 労苦 を 考え て 戦争 を 行う こと に 同意 し ない ため で ある 。 さらに 国際 法 に関して は 同様 に 自由 国家 の 連合 制度 に 基づく べき で あり 、 つまり 全て の 国家 が 従う こと が できる 世界 市民 法 を 確立 し なけれ ば なら ない と 考え た 。 この 世界 政府 の 樹立 によって 戦争 の 発生 を 抑制 する 構想 は 国際 連合 の 設立 によって 現実 の 国際 政治 で 進め られ て いる 。  一方 で 現実 主義 の 立場 から 把握 する 戦争 と は 不可避 的 な 事態 で あり 、 ドイツ 出身 の 政治 学者 ハンス・モーゲンソウ は 『 国際 政治 』 において 戦争 が 発生 する 政治 力学 を モデル 化 し て 研究 し て いる 。 そもそも 人間 の 政治 行動 は 利益 を 追求 し て 行わ れる もの で あり 、 しかも 国際 関係 は 本質 的 に アナーキー で ある こと を 理論 的 前提 と し なけれ ば なら ない と モーゲンソー は 考える 。 したがって 主権 国家 も また 国益 を 追求 する ため に 自ら の 権力 を 最大 化 し て 相手 国 に 自ら の 意志 を 強制 しよ う と する 。 現実 主義 の 理論 と 実践 の 中核 に ある 概念 に は 勢力 均衡 が あり 、 これ は 相手 の 勢力 の 程度 に対して 均衡 できる よう に 自国 の 勢力 を 同盟 によって 同 程度 に 高める こと で ある 。 この 勢力 均衡 が 実現 さ れ て いる 政治 情勢 において 政治 的 安定 性 が もたらさ れる もの で あり 、 したがって 戦争 は 勢力 の 不 均衡 によって 生じる もの だ と 論じる 。 モーゲンソー が 体系 化 し た 現実 主義 の 理論 は 近代 の 国際 秩序 における 外交 政策 の 基本 的 発想 として 使用 さ れ て い た もの で も あり 、 現代 の 国際 社会 において も 国際 システム を 構造 的 に 理解 する ため の 学説 として 採用 さ れ て いる 。  戦争 法 と は 戦争 行為 を 規制 する 戦時 における 国際 法 で ある 。 これ は 今日 で は 武力 紛争 法 や 人道 国際 法 と も 呼ば れる 場合 が ある 。 現実 主義 の 立場 に 立つ なら ば 、 戦争 は 本質 的 に は 道徳 や 法律 によって 規制 する こと は できる もの で は ない 。 したがって 戦争 法 が 存在 する 価値 を 認める こと は でき ない もの で ある 。 しかしながら 、 国際 政治 学 における もう 一つ の 立場 で ある 理想 主義 に 立脚 する なら ば 、 戦争 は 決して 許容 でき ない もの で ある 。 この よう な 考え方 は 人文 主義 者 エラスムス が 『 平和 の 訴え 』 において 「 およそ いかなる 平和 も 、 たとえ それ が どんなに 正しく ない もの で あろ う と 、 最も 正しい と さ れる 戦争 より は 良い もの な の です 」 と 論じ た こと で 表現 さ れる 。 戦争 を 回避 する ため に あらゆる 戦争 行為 は 禁じ られ なけれ ば なら ない 。 しかし この 現実 主義 と 理想 主義 の よう な 全面 的 な 肯定 と 否定 の 間 に 立つ もう 一つ の 立場 が ある 。 それ は 国際 法学 者 フーゴー・グロティウス が 「 二つ の 極端 な 説 に 治療 を 施し 、 なに も 許さ れ ない とか 、 すべて が 許さ れる 、 など と 信じ込む こと が ない よう に し なけれ ば なら ない 」 と 表現 し た 、 条件 付き で 戦争 行為 を 許容 する 立場 で ある 。 その 条件 を 法的 理論 として 発展 さ せ た もの が 戦争 法 で ある と 言える 。  戦争 法 に は 開戦 法規 と 交戦 法規 という 二つ の 基本 的 な 部門 が ある 。 開戦 法規 と は どの よう な 場合 において 戦争 を 開始 する こと が できる の か を 定め た 法 で あり 、 交戦 法規 は どの よう な 手段 によって 戦争 を 遂行 する こと が できる の か を 定める 法 で ある 。 開戦 法規 に関して は 主権 国家 は 政策 の 手段 として 戦争 に 訴える 権利 を 持っ て い た が 、 1929 年 の 「 戦争 放棄 ニ 関 スル 条約 」 によって 武力 行使 の 違法 化 が 進み 、 現在 で は 国連 憲章 の 下 で 他国 の 領土 保全 や 政治 的 独立 に対する 武力 行使 や 国連 の 国際 平和 の 維持 する という 目的 と 相反 する 武力 行使 を 違法 化 し た 。 もし 国家 が 侵略 を 受け た 場合 に は 個別 的 、 集団 的 自衛 権 を 行使 し て 防衛 する こと が できる が 、 同時に 国連 は 侵略 国 に対して 集団 安全 保障 に 基づい て 武力 制裁 を 含め た 制裁 措置 が 可能 で ある 。 ただし 自衛 権 を 行使 する 判断 は 国家 が 判断 する こと が できる が 、 国連 が 制裁 措置 を 行う 場合 に は 安全 保障 理事 会 による 決議 が 必要 で あり 、 常任 理事 国 の 全員 の 同意 が 必要 で ある 。  交戦 放棄 に関して は 、 もともと は 騎士 道 の 規範 に 基づい て 非 人道的 な 殺戮 ・ 破壊 活動 を 規制 し て い た が 、 近代 の 軍事 技術 の 発達 によって 戦闘 の 様相 が 変化 する と 新しく 交戦 放棄 を 確立 し なけれ ば なら なく なっ た 。 交戦 放棄 の 一般 的 な 原則 は 効率 性 と 人道 性 の 均衡 ある 両立 で あり 、 これ は 攻撃 目標 を 選定 する 場合 において 、 任務 の 達成 の ため に 市街地 と 軍事 基地 の 二つ が 選択 可能 で ある なら ば 、 不 必要 な 犠牲 が 出る 可能 性 が より 少ない 軍事 基地 を 攻撃 する べき で ある という 原則 で ある 。 交戦 放棄 の 大系 において は 攻撃 目標 や 攻撃 禁止 目標 、 合法 的 な 戦闘 手段 や 方法 、 非 戦闘 員 の 保護 、 中立 国 の 権利 保護 など の 細目 が あり 、 これら の 規則 は 作戦 行動 において 指揮 官 の 責任 を 以 って 遵守 し なけれ ば なら ない 。 この 戦時 国際 法 に対する 違反 が あり 、 その 行為 の 責任 者 が いる 場合 に は 、 戦争 犯罪 として 裁か れ なけれ ば なら ない 。 1990 年代 に 戦争 犯罪 へ の 措置 は 強化 さ れ 、 ボスニア・ヘルツェゴビナ で 非 人道的 な 紛争 が 発生 し た 際 に は 国連 安全 保障 理事 会 は 国際 裁判所 を 設立 し て 戦犯 を 裁き 、 1998 年 に は 常設 の 国際 刑事 裁判所 既定 が 国連 の 外交 会議 で 採択 さ れ た 。  国防 と は 脅威 に対して 国家 の 安全 を 確保 する こと で あり 、 幅広い 範囲 で 捉え られる 国家 安全 保障 の 意味 で 用い られる 場合 と 軍事 力 による 防衛 の 意味 で 用い られる 場合 が ある 。 ここ で の 国家 と は 領域 、 国民 、 主権 の 三 要素 から 成り立っ て いる 政治 的 な 共同 体 で ある 。 領域 は 国家 の 排他 的 な 支配 権 が 及ぶ 地理 的 範囲 で あり 、 領土 、 領海 、 領空 に 区別 さ れる 。 領域 において 生活 する 国家 の 構成 員 と は 国民 で あり 、 国民 は その 国家 の 主権 に 服従 する 。 国家 の 主権 と は 国家 の あり方 を 国家 の 構成 員 が 政治 決定 する 権利 で あり 、 その 具体 的 な 構成 は 国家 体制 によって 国 ごと に 異なっ て いる 。 この よう に 成立 し て いる 国家 の 内部 的 構成 を 概観 すれ ば 、 国家 は 物理 的 な 手段 によって 打撃 を 与える こと が できる こと が 分かる 。 国家 は 領域 の 奪取 や 国民 の 殺傷 によって その 統治 能力 を 低下 さ せる 可能 性 が あり うる の で あり 、 その よう な 事態 に 対処 する ため に 国防 の 準備 が 必要 と なる 。  国防 は 国家 を 単に 守る こと で は なく 、 脅威 から 国家 を 守る こと で ある 。 国防 において 脅威 と は 国家 の 存続 や 利益 を 脅かす 他者 の 存在 や 能力 、 行動 を 指す 。 それ は 武力 による 威嚇 、 領空 侵犯 、 領海 侵犯 、 海上 交通 路 で の 通商 破壊 、 ミサイル や 航空機 による 攻撃 、 全面 的 な 武力 行使 、 など の 軍事 的 脅威 が 主 な もの で ある 。 ただし 、 海上 封鎖 など による 経済 制裁 は 経済 的 脅威 、 大 規模 な 内乱 など の 政治 的 脅威 など の 存在 を 指摘 する こと も できる が 、 ここ で は 軍事 的 脅威 について 述べる 。 軍事 的 脅威 の 程度 を 判断 する 基礎 は 軍事 力 と それ を 行使 する 意志 で ある 。 軍事 力 は 現有 兵力 と 動員 兵力 、 装備 と 兵員 の 配備 状況 など から 定量 的 に 評価 する こと が 可能 で ある 。 しかし 意志 について は 相手 国 の 政策 決定 者 の 思考 から 評価 する しか なく 、 その ため に 国家 政策 や 作戦 計画 など から 定性的 に 推測 する こと に なり 、 判断 が 難しい 。 また 環境 条件 が 相手 国 にとって 有利 か どう か も 重要 な 判断 材料 と なる 。 国際 環境 の 不安定 化 や 国家 の 内部 分裂 による 外部 勢力 の 介入 など は 進攻 を 決定 する 際 に 有利 な 一般 情勢 で ある 。  国防 は 脅威 から 国家 を 守る こと で ある が 、 その ため に は 手段 が 必要 で ある 。 その 手段 として 軍事 力 が 中心 で ある と 考え られ て いる が 、 非 軍事 的 要素 について も 注目 さ れ て いる 。 政治 学者 モーゲンソー は 国家 の 国力 の 構成 要素 として 軍備 以外 に 地理 、 人口 、 工業 力 、 資源 、 国民 性 、 国民 士気 、 政府 や 外交 の 性質 を 上げ て おり 、 また 政治 学者 クラ イン も 領土 、 人口 、 経済 力 、 国家 戦略 を 遂行 する 意志 、 戦略 目的 という 構成 要素 を 列挙 し て いる 。 この よう な 幅広い 国力 要素 が 出現 し た 背景 に は 総 力戦 や 革命 戦争 、 核 戦争 に 特徴付け られる よう に 、 戦争 の 範囲 が 戦闘 だけ で ない 社会 全体 に 及ぶ よう に 変化 し た こと が 理由 として 挙げ られる 。 この よう な 国防 能力 を 使用 する 国防 政策 として 単独 による 国防 だけ で は なく 、 同盟 による 共同 防衛 や 集団 的 安全 保障 、 中立 政策 など が ある 。  軍隊 は 一定 の 規律 ・ 組織 に 基づい て 編制 さ れ た 武装 組織 で ある 。 しかし 今日 の 軍隊 は それ 自体 で 独立 し た 組織 で は なく 、 国家 の 枠組み に 基づい て 政府 組織 の 権力 の 下 で 組織 さ れ て いる 。 したがって その 組織 の あり方 はく 国 によって さまざま で あり 、 その 社会 事情 に 関連 し て 社会 階層 が 部隊 編制 に 反映 さ れ て いる 場合 や 、 政治 権力 と 一体 化 し て いる 場合 も ある 。 アケメネス 朝 の 軍隊 は 貴族 で ある 騎兵 部隊 が 主力 と なり 、 農奴 から 構成 さ れる 歩兵 部隊 が 補助 的 役割 を 任せ られ て い た が 、 始皇帝 は 一般 公募 に 応募 し た 人々 で 編制 さ れ た 軍隊 で 中国 を 統一 し た 。 中世 ヨーロッパ で は 封建 制 を 背景 と し た 騎士 階級 が 軍事 的 義務 を 果たし 、 名誉 を 認め られ て い た 。 しかし 近代 において 新しい 軍事 技術 で ある 小銃 や 火砲 が 戦闘 に 導入 さ れ 、 フランス の 軍人 ギベール が 『 戦術 一般 論 』 が 述べ た よう な 国民 軍 が フランス 革命 を 契機 に 成立 する と 、 その後 ヨーロッパ 諸国 も その 軍制 へ 移行 し て いく 。 近代 ヨーロッパ の 情勢 を 背景 と し た 軍事 制度 について スイス の 軍人 ジョミニ は 軍隊 の 構成 要素 を 列挙 し て いる 。 それ は 徴募 組織 、 部隊 編成 、 予備 役 、 行政 管理 、 軍紀 、 報酬 制度 、 砲兵 や 工兵 など の 特技 兵科 、 攻防 両面 における 装備 、 戦術 教育 の 機能 を 備え た 参謀 本部 、 兵站 組織 、 指揮 系統 の 制度 、 国民 の 戦闘 精神 を 喚起 する こと で ある 。 これら 要素 を 備え て いる こと が 、 ジョミニ が 強調 し て いる よう に 近代 軍 として 不可欠 の 要素 で ある と 考え られる 。  軍隊 組織 の 理論 の 観点 から 見る なら ば 、 軍隊 は 組織 として は ドイツ の 社会 学者 マックス・ヴェーバー が 定式 化 し た 官僚 制 の モデル の 典型 例 で ある 。 つまり 規則 による 職務 権限 の 配分 、 階級 制度 に 基づい た 指揮 系統 、 文章 による 事務 処理 、 専門 性 を 備え た 職員 の 公平 な 選抜 など の 合理 的 な 組織 運営 が 行わ れ て いる 組織 で ある 。 同時に 軍隊 は 専門 的 な 職業 団体 で も あり 、 アメリカ の 政治 学者 サミュエル・ハンチントン は 軍隊 が 暴力 の 管理 に関する 専門 知識 と 責任 、 団体 性 を 備え た 職業 集団 で ある こと を 将校 団 の 分析 から 論証 し た 。 独自 の 行動 様式 や 参加 手続 、 共通 経験 を 持つ 職業 集団 で ある ため に 軍事 問題 に 特 化 し た 組織 的 能力 を 派 発揮 する こと が 可能 で あり 、 この よう な 軍隊 の 職業 的 性格 こそ が 近代 軍 の 基礎 と なっ た 。 プロイセン が 創設 し た 軍事 学 の 研究 機関 で ある 陸軍 大学 と 参謀 本部 は 職業 軍人 を 育成 する ため の 機関 で あり 、 ドイツ の 軍人 モルトケ と シュリーフェン の 職業 軍人 として の 立場 は 政治 野心 を 持つ べき で は ない という 軍人 の 職業 倫理 の 模範 を 示し た 。  軍隊 の 組織 構造 は 地域 や 時代 によって それぞれ 異なる が 、 軍隊 は 他 の 文民 組織 と は 異なる 固有 の 組織 構造 を 形成 し て いる 。 軍隊 の 体制 は 軍事 作戦 の 部門 、 軍事 行政 の 部門 、 そして 軍事 司法 の 部門 に 大別 する こと が できる 。 軍隊 において 軍事 作戦 は 最も 基本 的 な 部門 で あり 、 幕僚 によって 補佐 さ れ た 指揮 官 が 任務 を 達成 する ため に 部隊 を 指揮 する 。 各 部隊 に は さらに 下級 部隊 が 組織 さ れ て いる こと によって 指揮 系統 が 形成 さ れ て いる 。 軍事 行政 の 部門 において は 、 部隊 に 予算 や 兵員 、 装備 を 提供 する こと は 軍隊 で は なく 国防省 や 防衛 省 など の 行政 機関 によって 実施 さ れる 。 軍事 行政 は 政府 の 一員 で ある 大臣 が 指導 する 官僚 によって 軍事 力 を 開発 、 維持 、 管理 する 。 加え て 軍事 司法 の 部門 において は 立法府 によって 制定 さ れ た 軍法 に 部隊 は 服従 し なけれ ば なら ない 。 フランス の 軍人 マル モン は 軍隊 で 起こっ た 犯罪 は 国家 の 司法 権 と 軍隊 の 指揮 権 を 調整 し ながら 法 に 基づい て 裁か なけれ ば なら ない と 『 軍制 要 論 』 で 論じ て いる 。 軍法 は 任務 の 放棄 や 敵前 逃亡 、 利敵 行為 など の 行為 を 軍事 犯罪 と 定め て おり 、 軽微 な 犯罪 で あれ ば その 部隊 の 指揮 官 が 決裁 によって 処罰 する こと が できる が 、 重大 な 軍事 犯罪 で ある と 見なさ れれ ば 軍法 会議 が 召集 さ れ 、 その 判決 に 基づい て 刑 が 執行 さ れる こと に なる 。  軍事 システム において 指揮 統制 と は 指揮 官 が 任務 を 達成 する ため に 隷下 の 部隊 の 作戦 運用 を 指導 する ため に 必要 な 施設 、 通信 、 人員 、 そして 手順 の 総体 で あり 、 軍隊 の 神経 系 と 言う べき 機能 を 果たし て いる 。 この 指揮 統制 の 複合 的 機能 を 整理 する と 、 それ は 指揮 、 統制 、 通信 、 コンピュータ そして 諜報 の 機能 から 成り立っ て おり 、 英語 の 頭文字 から C 4 I システム と 要約 さ れる 。 この システム に 基づい て 情報 資料 を 諜報 により 獲得 し 、 コンピュータ により 情報処理 を 行っ た 上 で 指揮 官 は それ を 通信 で 知らさ れる 。 そして 意思 決定 が 下っ た 後 に は 再び 通信 によって 各 部隊 に対して 指揮 権 に 基づい て 命令 が 各 部隊 に 発せ られる 。 これ は 必ずしも 近代 以後 の 軍事 技術 だけ に 合致 する 概念 で は なく 、 古代 の 軍事 組織 において も 指揮 官 は 歩哨 や 間諜 が もたらす 報告 を 、 伝令 や 狼煙 、 音響 によって 通信 伝達 さ れ 、 幕僚 や 軍師 による 状況 分析 を 参考 に し ながら 状況 判断 を 行っ て 命令 を 発し て い た 。 現代 で は この 情報 の やり取り を さらに 発展 さ せ 、 国防 体制 において 指揮 統制 の 体系 は 早期 警戒 衛星 システム や 長距離 レーダー など の 諜報 活動 の 手段 を 活用 し 、 専門 化 さ れ た 情報 分析 官 から 成る 情報 機関 が 情報 資料 を 分析 し 、 幕僚 本部 や 安全 保障 会議 が 指揮 官 を 補佐 し 、 しかも 無線 中継 システム により 通信 網 を 確保 し て いる ため に 、 より 迅速 で 詳細 な 意思 決定 と 大量 の 情報 伝達 が 可能 と なっ て いる 。  軍事 教育 と は 軍人 に 必要 な 能力 を 付与 する ため の 教育 、 訓練 、 演習 の 体系 で ある 。 軍事 教育 の 重要 性 は 古代 ギリシア から 認識 さ れ て おり 、 体力 と 戦闘 技術 を 練 成し 、 部隊 の 団結 と 規律 を 高める こと で 戦闘 力 を 改善 する こと が 軍隊 で 行わ れ て い た 。 マキアヴェッリ は 国民 軍 の 創設 にあたって 軍事 教育 の 重要 性 を 指摘 し 、 部隊 の 錬 度 に 応じ て 教育 水準 を 段階 的 に 高める こと を 示し て いる 。 オランダ 軍 の マウリッツ 公 は 基本 教練 を 教範 類 として まとめ た こと で 、 規律 正しく 部隊 に 行動 さ せる 操典 が 各国 軍 で 確立 さ れ て いっ た 。 また プロイセン 軍 で は シャルンホルスト など の 功績 により 高級 指揮 官 を 育成 する 陸軍 大 学校 が 創設 さ れ 、 高級 将校 教育 の 原型 を 確立 し て いる 。 この よう な 軍事 教育 の 整備 が なさ れる よう に なっ た 背景 に は 18 世紀 における 軍事 科学 の 成立 が あり 、 ビューロー 、 ロイド 、 ギベール など が 展開 し た 科学 的 方法 を 重要 視 し た 軍事 思想 によって 、 それ まで 断片 的 で あっ た 経験 や 知識 が 概念 、 モデル 、 理論 に 基づい て 体系 化 さ れ て いっ た 。 軍隊 で 行わ れ て いる 教育 体系 は まず 陸海空 軍 に 設置 さ れ た 教育 部隊 で 基本 教練 、 基礎 的 な 歩兵 として の 戦闘 訓練 など を 新兵 教育 の 課程 で 受ける こと に なる 。 しかし 陸海空 軍 の 軍 種 、 そして 兵卒 、 下士官 、 将校 という 階級 によって その後 の 訓練 内容 は 細分 化 さ れ て おり 、 小銃 射撃 の 能力 を 付与 する 射撃 訓練 から 大 規模 な 戦力 を 運用 する 能力 を 付与 する 図上 戦術 まで 分かれ て いる 。 これら 教育 訓練 で 付与 さ れ た 能力 を 評価 する 方法 として 閲兵 や 想定 さ れ た 状況 で 実際 に 行動 する 軍事 演習 を 実施 する こと が 行わ れ て いる 。  政 軍 関係 と は 政府 と 軍隊 の 関係 の あり方 で あり 、 政治 は あらゆる 軍事 行動 の 上位 に 位置 し て 目標 を 規定 する べき で ある と 考え られ て いる 。 その 理由 として クラウゼヴィッツ の 「 戦争 は 他 の 手段 を 以 って する 政治 の 延長 で ある 」 という 命題 が 引用 できる 。 軍事 力 は 侵略 ・ 防衛 の ため に 運用 さ れる もの で ある が 、 それ は 政治 の 意志 に 従属 する もの で あり 、 この こと は 文民 統制 の 理念 として 知ら れ て いる 。 ハンチントン は 『 軍人 と 国家 』 において 軍隊 の 本来 的 な あり方 について 職業 主義 の 概念 を 使用 し て 分析 し て いる 。 そして 軍隊 は 軍事 的 な 職業 主義 を 最大限 に 発揮 する こと で 軍隊 は 軍事 に 専門 化 し 、 政治 に 介入 する 動機 や 機会 は 失わ れる と 論じ た 。 この よう な 職掌 主義 を 最大 化 する 政 軍 関係 を もたらす ため の 文民 統制 を 客体 的 文民 統制 と 呼ん で おり 、 これ は 主体 的 に 政府 が 軍隊 に 介入 する の で は なく 、 政府 と 軍隊 を 分離 し た 上 で 客体 として 統制 する 方式 で ある 。  ただし この ハンチントン の 客体 的 文民 統制 と それ により もたらさ れる 職業 主義 の 概念 は 批判 を 受け て いる 。 社会 学者 ジャノヴィッツ は そもそも 軍人 が 政治 化 する こと は 不可避 的 な 事態 で あり 、 軍人 は 国益 の 保護 者 で ある 以上 、 政治 決定 に対して 国益 を 保護 する よう に 介入 する 権利 を 持っ て いる と 考える 。 その ため 、 軍人 が 文民 の 価値 観 を 持つ こと で 文民 統制 が 実現 さ れる と 主張 し た 。 そして 具体 的 に は 軍隊 に対して 行政 や 立法府 の 監視 を 強め 、 軍隊 の 職業 訓練 に 文民 が 介入 する こと 有効 性 を 述べ て いる 。 また ファイナー は さまざま な 軍 による クーデタ の 事例 を 示し ながら 軍隊 の 政治 介入 を 防止 する ため に 文民 の 絶対 的 な 優位 性 に 軍人 が 従属 し なけれ ば なら ない と 論じ た 。 ファイナー も 『 馬上 の 人 』 において 軍人 が 政治 に 介入 する こと は 軍人 の 宿命 で あり 、 特に 政治 文化 が 未熟 な 国家 において は 文民 政治 家 に は それほど 正統 性 が 認め られ ない ため に 政治 介入 に 至る 傾向 が ある と 考え た 。  軍事 力 と は 平時 、 戦時 において 国家 の 政策 の 目標 を 達成 または 支援 する ため に 活用 さ れる 能力 で あり 、 これ は 政治 的 、 経済 的 、 社会 的 、 軍事 的 な 資源 から 構成 さ れ て いる 。 根本 的 に 軍事 力 と は 人間 や 装備 から 組織 化 さ れ た 暴力 で あり 、 この 組織 的 、 技術 的 な 組合せ や 計画 的 運用 によって 平時 で の 抑止 、 危機 管理 、 戦争 で の 攻撃 や 防御 など の 能力 が 左右 さ れる 。 軍事 力 の 機能 は 基本 的 に は 安全 保障 に関する 、 抑止 、 強制 および 抵抗 の 三 種類 に まとめる こと が できる 。 抑止 と は 敵 の 軍事 行動 を 思いとどまら せる 機能 で あり 、 これ は 敵 に 対抗 可能 な 軍事 力 を 準備 する こと で 果たす こと が できる 機能 で ある 。 一方 で 強制 や 抵抗 は より 直接的 な 機能 で ある 。 強制 は 自分 の 意志 を 相手 に 強制 する 機能 で あり 、 威嚇 的 な 軍事 力 から 全面 的 な 攻撃 など 幅広い 軍事 行動 の 機能 に 該当 する 。 逆 に 抵抗 は 相手 の 強制 を 退ける 機能 で あり 、 威嚇 的 な 軍事 行動 へ の 対処 や 徹底 抗戦 にわたる 軍事 行動 の 機能 が 該当 する 。  軍事 力 の 構成 要素 を 理解 する ため に は 物質 的 要素 だけ で は なく 精神 的 要素 を 考慮 する こと が 重要 で ある こと が 論じ られ て いる 。 フランス の 軍人 モーリス ・ ド ・ サックス は 軍隊 の 精神 的 要素 を 発見 し た 軍人 で あり 、 著作 『 我が 瞑想 』 の 中 で 「 戦争 にまつわる 、 あらゆる 事柄 は 人間 の 「 こころ 」 に 端 を 発する 」 と 述べ て いる 。 サックス は 自ら の 軍務 経験 から 軍隊 の 士気 が 重要 な 働き を 持つ こと を 軍事 思想 として 展開 し た 。 したがって 軍事 力 の 構成 要素 に は 軍用 車両 、 軍艦 、 軍用 機 など の 有形 の 戦力 だけ で は なく 、 指揮 統制 能力 、 兵站 能力 、 錬 度 や 士気 など の 無形 の 戦力 から 成り立っ て いる と 考え られ て いる 。 さらに 軍事 力 の 潜在 的 な 構成 要素 で ある 政府 の 指導 力 や 外交 力 など の 政治 力 、 軍需 産業 や 備蓄 資源 など の 経済 力 、 技術 革新 を 進める ため の 科学 技術 力 、 軍隊 に対する 国民 的 支持 など を 考慮 する こと も 可能 で ある 。  軍事 力 の 構成 要素 は 単に 集合 し て いる の で は なく 、 戦闘 教義 の 下 で 有機 的 に 統合 さ れ た 能力 で ある 。 戦闘 教義 は 軍事 史 において 装備 の 革新 や 部隊 編成 を 伴い ながら 変革 さ れ て き た 。 古代 ローマ の 軍事 学者 ヴェゲティウス は 古代 ローマ の 軍制 について の 研究 を通じて レギオン と 呼ば れ た 戦闘 教義 を 記し て いる 。 レギオン は 120 名 の 中隊 を 三 列 で 間隔 を 保っ て 横隊 に 戦闘 展開 し て 作戦 する もの で あり 、 必要 に 応じ た 疎開 や 密集 、 機動 が 可能 と なっ て いる 。 レギオン は 古代 ローマ の 戦闘 教義 で あっ た だけ で なく 、 近世 における 軍事 思想 史 で マキアヴェリ の 『 戦術 論 』 によって 模範 として 参照 さ れ て いる 。 現代 の アメリカ の 軍事 学者 ビドル は 『 軍事 力   ( ビドル )』 の 中 で 軍事 力 の 運用 方法 に 注目 し て 近代 的 軍事 力 の 特徴 を 近代 システム で ある と 主張 する 。 近代 システム と は 射撃 と 運動 の 組織 的 な 連携 で あり 、 第 一 次 世界 大戦 で ドイツ 軍 により 本格 的 に 導入 さ れ て 戦果 を 挙げ た 。 現在 で は 、 軍事 力 は DOTMLPF （ ドクトリン 、 オーガニゼーション 、 トレーニング 、 軍需 品 、 ロジスティックス 、 リーダーシップ 、 人事 、 施設 の 略 ） の 総合 力 として の ケイパビリティ として 把握 する の が 、 アメリカ を 中心 と し た 西側 先進 国 で 常識 化 し て おり 、 望ましい 軍事 ケイパビリティ を 達成 する ため の 軍事 能力 の 分野 別 の 軍事 能力 の 不足 （ ケイパビリティギャップ ） の 数量 的 把握 と それ に対する 合理 的 な 対処 が 制度 化 さ れ て いる 。  陸上 戦力 と は 陸上 において 作戦 行動 する 能力 を 持つ 戦力 で ある 。 陸上 戦力 の 役割 と は 人間 の 本来 的 な 生活 領域 で ある 陸上 において 軍事 作戦 を 展開 する こと で あり 、 陸上 戦力 を 代表 する 軍事 組織 として は 陸軍 が ある 。 ただし 治安 部隊 や 国境警備隊 、 また 場合 によって は 海兵 隊 や 陸戦 隊 も 陸上 戦力 として 機能 する こと が できる 。 陸上 戦力 が 活動 する 陸上 に は 土地 、 資源 、 そして 住民 の 三つ の 基本 的 要素 が 存在 する が 、 陸上 戦力 は それら を 統制 下 に 置く こと が 可能 で ある 。 これら 三つ の 要素 は いずれ も 密接 に 関連 し て おり 、 土地 を 支配 する こと は その 地域 の 交通 を 管制 する こと に なる ため 、 天然 資源 の 使用 を 制約 する こと が 可能 と なり 、 同時に それ は 住民 生活 に 必要 な 物資 を 統制 する こと を も 可能 と する 。 陸上 戦力 は その 特性 から 地形 と 密接 に 関係 する もの で あり 、 運用 によって 地形 を 戦力 化 する こと が 可能 で ある 一方 で 、 森林 、 市街 、 砂漠 、 山岳 など の 地形 によって 弱体 化 さ れる 可能 性 も ある 。  陸上 戦力 の 戦略 的 役割 を 表現 する ランド パワー と 呼ば れる 概念 が ある 。 イギリス の 地政学 者 ハルフォード・マッキンダー は 『 デモクラシー の 理想 と 現実 』 において ランド パワー と は 海洋 に対して 大陸 に 根拠地 を 持つ 勢力 を 指す 地政学 の 概念 で ある 。 マッキンダー に よれ ば 世界 の 覇権 を 獲得 する ため に は ユーラシア 大陸 の 内陸 部 に 位置 する ハートランド を 支配 する こと が 重要 で ある と 論じ た 。 つまり ハートランド から 投射 さ れる ランド パワー は 全 世界 的 な 支配 権 を 確立 する こと が できる 。 加え て この 大陸 に 基づい た 戦略 思想 を 展開 し た ドイツ の 地政学 者 に は 『 太平洋 地政学 』 の 著者 で ある カール ・ ハウスホーファー が いる 。 ハウスホーファー は 第 一 次 世界 大戦 で 敗北 し た ドイツ が 自給自足 する ため に 必要 な 生存 圏 を ユーラシア から アフリカ に 至る 地域 と 定め 、 アメリカ 、 日本 、 ロシア とともに 世界 を 分割 する 統合 地域 理論 を 主張 し た 。  陸上 戦力 の 具体 的 な 組成 について 観察 すれ ば 、 その 最小 単位 の 部隊 で ある 分隊 から 出発 し 、 小隊 、 中隊 、 大隊 、 連隊 そして 師団 という 部隊 編制 が 採用 さ れ て いる 。 これ は 師団 制度 と 呼ば れる 部隊 編制 で あり 、 この 師団 制度 に 基づい て 歩兵 、 砲兵 、 機構 など の 戦闘 兵科 を 担う 各 部隊 が 師団 の 中 で 組織 さ れ て いる 。 近代 的 な 師団 制度 は 歴史 的 に は スウェーデン の 国王 グスタフ ・ アドルフ によって 確立 さ れ た もの で あり 、 今日 の 陸軍 の 部隊 編制 で も 広く 採用 さ れ て いる 。 また 近代 以後 で は 火器 の 破壊 力 が 向上 し た ため に 要塞 を 使用 する 効率 性 が 失わ れ 、 機動 力 を 活用 する こと が 重視 さ れる よう に なっ て いる 。 ドイツ の 軍人 ハインツ・グデーリアン によって 実践 さ れ た 電撃 戦 は 近代 陸上 作戦 において 戦車 の 最大限 に 活用 し た 戦闘 教義 で あり 、 現在 でも 陸上 戦力 にとって 機甲 部隊 の 重要 性 は 変わっ て い ない 。  海上 戦力 と は 海洋 において 戦闘 力 を 発揮 する 戦力 の 形態 で あり 、 海軍 によって 海上 戦力 は 造成 、 運用 さ れ て いる 。 しかし 海軍 だけ で なく 沿岸 警備 隊 も 海上 戦力 として 把握 する こと は 可能 で ある 。 人間 の 生活 にとって 海洋 という 地理 的 環境 は 陸地 の 住民 にとって は 障害 と なる が 、 船舶 や 港湾 など の 交通 手段 が 確立 さ れれ ば 広大 な 交通 路 と なる もの で ある 。 海上 交通 によって 大量 の 物資 の 輸送 や その 輸送 を 通じ た 沿岸 地域 または 海外 地域 と の 交易 で 得 られる 経済 的 便益 が もたらさ れる 。 海上 戦力 と は この 海上 交通 路 を 保持 し て 管制 する 意義 が あり 、 さらに 敵 の 海上 交通 を 防止 する 意味 も ある 。 海洋 の 環境 は 気象 や 海象 によって 変化 する が 、 それ を 戦力 として 活用 する こと は 困難 で あり 、 戦力 の 優劣 が そのまま 戦闘 結果 に 反映 さ れ やすい 。  海上 戦力 の 戦略 家 として 代表 的 な 人物 に アメリカ の 戦略 家 アルフレッド ・ セイヤー・マハン が いる 。 マハン は 『 海上 権力 史 論 』 や 『 海軍 戦略 』 など の 著作 が あり 、 海洋 が 巨大 な 公道 で あり 、 海上 交通 の 防衛 が 海軍 の 最 重要 目的 で ある と 指摘 し た 。 そして 生産 、 海運 、 植民 地 を 連環 として 繋ぐ 能力 として シーパワー の 概念 を 提起 する 。 シーパワー は 海上 戦力 だけ で なく 、 地理 的 位置 や 自然 的 形態 、 領土 範囲 、 人口 、 国民 性 、 政府 の 性格 など 海洋 に関する 総合 能力 で ある 。 マハン と 同じく 海上 戦力 の 戦略 的 意義 を 論じ た イギリス の 戦略 家 に ジュリアン・コーベット が いる 。 コーベット は 『 海洋 戦略 の 諸 原則 』 で 海軍 だけ で なく 陸軍 と の 連携 を 位置づける 制限 戦争 の 戦略 を 研究 し て おり 、 僅か な 陸上 戦力 で も 戦争 目的 を 制限 し 、 敵 を 海上 戦力 で 孤立 化 できる 地域 に 派遣 する なら ば 、 勝利 する こと が 可能 で ある と 論じ た 。  海上 戦力 は 基本 的 に 洋上 展開 能力 を 持つ 艦艇 、 航空機 を 単位 として 組織 さ れる 戦力 で ある 。 艦艇 は 船舶 工学 の 発達 に ともなっ て さまざま な 艦 種 が 開発 さ れ て き た が 、 現代 において は 潜水 艦 、 航空 母艦 、 巡洋艦 、 駆逐 艦 、 フリ ゲート 、 掃海 艇 、 給油 艦 など の 艦 種 が ある 。 これら の 艦 種 は 排水 量 が 異なる だけ で なく 、 それ に 応じ て 火砲 や ミサイル など の 兵 装 も 異なる 。 しかも 航空 母艦 の 航空 戦力 を 運用 する 能力 や 潜水 艦 の 潜水 能力 は 他 の 水上 艦艇 と は 異なる 能力 として 特別 に 設計 さ れ て いる 。 これら 艦艇 は 艦隊 として 編制 さ れ 、 艦隊 は 各 艦艇 が 保有 する 水上 戦闘 、 対戦 戦闘 、 対空 戦闘 など の 戦闘 機能 を 組み合わせ て 総合 的 戦闘 力 を 発揮 でき なけれ ば なら ない 。 海軍 の 航空機 は 哨戒 機 が 哨戒 任務 に 就き 、 機動 力 を 駆使 し て 広大 な 海域 の パトロール を 行なう 。 海軍 は その 水域 の 制海権 を 確保 する ため に 艦隊 決戦 や 航空 打撃 戦 、 海上 封鎖 など によって 敵 の 艦隊 を 妨げ 、 自国 の シーレーン を 保護 し 、 敵 の シーレーン を 封殺 する 。  航空 戦力 は 空中 で 戦闘 力 を 発揮 する こと が 可能 な 戦力 で あり 、 空軍 が この 航空 戦力 を 組織 し て いる 。 航空 戦力 が 経由 する 空中 に は 陸地 や 海洋 と は 異なる 地理 的 特性 が あり 、 地球 上 あらゆる 地点 に 直接的 に 接触 する こと が 可能 な 唯一 の 空間 で ある 。 また 航空機 は 陸上 や 海上 の 交通 手段 と 比較 し て 短時間 で 広範囲 に 及ぶ 移動 ・ 輸送 能力 を 発揮 する こと が 可能 で ある 。 さらに 現代 社会 において 飛行場 と 航空機 など によって 形成 さ れ て いる 航空 路 は 海上 交通 路 と 並ぶ 重要 な 交通 手段 で ある 。 ただし 航空 戦力 は 迅速 に 機動 する こと が 可能 で ある ものの 、 その 戦闘 力 は 他 の 戦力 と 比べ て 短時間 で 消耗 し て しまう 。 なぜ なら ば 、 航空 戦力 の 本質 的 要素 は 航空機 で ある ため に 、 滞空 する だけ でも 燃料 を 消費 し 、 また 搭載 可能 な 兵 装 も 制約 さ れ て いる 。 したがって 地上 また 空中 で の 燃料 や 弾薬 の 補給 、 航空 要員 の 交替 を 行う 必要 が 出 て くる の で ある 。  航空 戦力 の 戦略 的 効果 について 論じ た イタリア の 軍人 ジュリオ・ドゥーエ は 第 一 次 世界 大戦 で 航空機 の 軍事 的 な 可能 性 を 発見 し 、 『 制 空 』 において 独立 空軍 の 効率 性 を 主張 し た 。 その 理由 として 航空機 が 持つ 飛 距離 が 拡大 し た こと で 敵 の 前線 を 超え て 後方 地域 に 戦略 爆撃 を 行う こと が 可能 に なっ た ため で あり 、 その ため 制空権 の 争奪 が これから の 戦争 の 主要 な 基軸 と なる ため で あっ た 。 同様 に アメリカ の 軍人 ウィリアム ・ ミッチェル も 『 空軍 による 防衛 』 において これから の 戦争 の 主力 は 航空 戦力 で あり 、 独立 空軍 の 創設 を 主張 し て いる 。 彼ら の 主張 は 当初 は 支持 さ れ なかっ た が 、 第 二 次 世界 大戦 で 航空 戦力 の 有効 性 は 認識 さ れる よう に なる 。 イギリス の 軍人 ウィリアム・テッダー は 第 二 次 世界 大戦 で の 航空 戦力 の 働き を 踏まえ て 、 『 戦争 における 空軍 力 』 で 航空 優勢 が 陸海空 いずれ の 作戦 にとって も 不可欠 で ある と 述べ て 航空 戦力 の 普遍 的 な 重要 性 を 論じ た 。  航空 戦力 の 本質 に ある もの は 航空機 で ある が 、 この 航空機 も その 偵察 、 戦闘 、 爆撃 など の 目的 から さまざま な 設計 が 施さ れる 。 軍用 機 の 種類 として は 偵察 機 、 戦闘 機 、 攻撃 機 、 爆撃 機 、 電子 戦機 、 空中 給油 機 など の 種類 が ある 。 しかし 航空機 の 航空 能力 を 継続 的 に 発揮 する ため に 必要 な 航空 基地 も 不可欠 な 要素 で ある 。 航空 基地 で の 航空 管制 や 後方 支援 の 機能 により 航空機 は 航行 が 可能 と なる 。 航空機 は 戦術 的 機能 を 統合 し た 航空 団 など に 編制 さ れ 、 航空 偵察 、 対 航空 作戦 、 航空 阻止 、 近接 航空 支援 、 戦略 爆撃 など の 航空 作戦 で 運用 さ れる 。  戦争 能力 は 軍事 力 だけ で なく 経済 的 要素 は 国力 の 重要 な 構成 要素 で ある 。 なぜ なら ば 、 経済 が 成長 し て いれ ば 政府 は 増加 する 税収 から 財政 における 軍事 費 の 割合 を 拡大 する こと が 容易 と なる から で ある 。 ただし 財政 における 軍事 費 の 問題 は いわゆる 大砲 と バター の 支出 が トレードオフ の 関係 に ある 問題 として 把握 さ れ て おり 、 したがって 自由 主義 の 観点 から しばしば 軍備 は 民生 を 圧迫 する 危険 性 が 指摘 さ れる 。 一方 で ケインズ 主義 の 立場 に 立て ば 軍拡 は 公共 事業 の 一環 として 考える こと も 可能 で あり 、 この よう に 拡大 する 軍需 で 成長 し た 軍需 産業 の 構造 は 軍 産 複合 体 と 呼ば れる 。 戦争 能力 における 経済 力 と は 軍事 力 の 要素 で ある 兵器 を 供給 する ため の 労働 力 や 資源 、 生産 設備 、 資本 など から 判断 できる 。 戦争 に 必要 な 経済 力 を 獲得 する ため に 社会 主義 的 な 経済 統制 が 実施 さ れる 場合 が あり 、 戦時 動員 や 配給 制 が 具体 的 な 施策 として 導入 する こと が できる 。 逆 に 敵 の 経済 力 を 低下 さ せる ため の 政府 や 軍隊 の 経済 対策 として 、 経済 制裁 、 通商 破壊 、 海上 封鎖 、 航空 封鎖 、 市場 価格 へ の 介入 など が 実施 する こと が 可能 で ある 。  経済 と 軍備 の 関係 について 検討 し た 経済 学者 に イギリス の 経済 学者 アダム ・ スミス が いる 。 スミス は 『 国富 論 』 で 市場 経済 の 自由 放任 が 財 を 適切 に 配分 する 原理 を 論じ た 。 そして 経済 の 自然 な 成長 や 植民 地 の 運営 の ため に は 軍事 力 や 行政 能力 が 必要 で あり 、 また これら は 政府 の 財政 状況 に 応じ た 規模 に 調整 する こと を 主張 し て いる 。 軍事 力 の 造成 の ため に 必要 な 産業 政策 を 論じ た アメリカ の 政治 家 アレクサンダー ・ ハミルトン は 軍務 経験 に 基づい て アメリカ の 工業 の 保護 を 主張 する 『 製造 業 に関する 報告 』 を 著し て いる 。 この 考え た 方 は 後 に ドイツ の 経済 学者 フリードリヒ ・ リスト に 受け継が れ 、 ドイツ が 自給自足 を する ため に 必要 な 産業 を 育成 し なけれ ば 、 戦争 に は 対応 でき ない 危険 性 を 指摘 し て いる 。 この よう な 戦争 に 必要 な 産業 を 育成 する 経済 政策 は 世界 大戦 中 に 各国 で 総動員 体制 の 導入 に 伴っ て 遂行 さ れる こと に なる 。  安全 保障 の 概念 と は 、 これ は ある 主体 が 自ら にとって かけがえ の ない 何らかの 価値 を 、 何らかの 脅威 から 何らかの 手段 によって 守る 、 と 定義 できる 。 安全 保障 政策 に は 大別 し て 三つ の 主要 な 学派 が あり 、 それ は 軍備 の 維持 増進 によって 敵対 勢力 と の 勢力 均衡 を 維持 する 重要 性 を 強調 する 現実 主義 の 学派 、 経済 的 な 交流 を通じて 彼我 の 相互 依存 を 高める こと を 重要 視 する 自由 主義 の 学派 、 そして 地球 全体 を 統合 さ れ た 国際 共同 体 と 見なし 、 紛争 予防 と 平和 維持 の システム を 準備 し 、 人間 と 地球 の 安全 を 保障 する こと の 意義 を 主張 する グローバリズム の 学派 の 三つ が ある 。 つまり 安全 保障 政策 は 何 の 価値 を 重要 視 する の か 、 また どの 方法 が 適切 で ある か に関して 論争 的 で あり うる 複雑 な 問題 で ある 。 したがって 、 安全 保障 政策 は 軍事 戦略 の 政治 的 コンテクスト を 形成 する もの で あり 、 その 方針 によって 兵員 や 兵器 の 定数 、 指揮 系統 や 部隊 編制 の 内容 、 また 戦争 における 軍事 戦略 や 作戦 計画 など が 決定 さ れる 。  戦略 と は 戦争 において 目的 を 達成 する ため に どの よう に 行動 す べき か を 指し示し た 計画 で あり 、 また それ を 策定 する ため の 理論 または 技術 を 言う 。 しかしながら 、 戦略 の 概念 は 軍事 思想 史 において 論争 的 で あっ た ため に 画一 的 な 定義 が 定まっ て いる わけ で は ない 。 その 時代 や 地域 の 情勢 によって 戦略 の 概念 は さまざま な 文脈 で 用い られ て き て おり 、 論者 によって その 内容 は 異なっ て いる 。 しかしながら 、 戦略 に 基づい た 思考 は 単に 局地 的 な 戦闘 に 勝利 する だけ で なく 、 より 幅広い 視野 から 戦争 に 勝利 する 意義 が ある こと は 戦略 家 によって 認め られ て いる 。 戦略 という 用語 が 普及 する 以前 から その よう な 思考 法 の 重要 性 は 指摘 さ れ て き た 。 古代 中国 の 戦略 家 孫 武 が 著し た 『 孫子 』 で は 、 戦争 が もたらす さまざま な 弊害 を 認識 し た 上 で 、 可能 な 限り 非 軍事 的 手段 によって 目的 を 達成 する こと を 優先 す べき で あり 、 もし 開戦 し た として も 不敗 の 態勢 を 確立 し た 後 に 短期 決戦 で 勝利 す べき で ある と 論じ た 。 この よう な 戦略 的 思考 は 現代 の 研究 者 によって 戦略 の 原点 として 参照 さ れ て いる 。  軍事 思想 史 において 近代 の 戦略 理論 を 体系 化 し た 戦略 家 として 挙げ られる 人物 は 『 戦争 論 』 を 著し た クラウゼヴィッツ で ある 。 クラウゼヴィッツ が 残し た 戦略 学 の 業績 と は 政治 に対する 戦争 の 従属 的 関係 を 明らか に し た こと で ある 。 理論 的 観点 から 見れ ば 、 戦争 と は 暴力 行為 で あり 、 敵対 関係 の 結果 として 戦争 の 暴力 性 は 無制限 に 増大 し 続ける 法則 が ある 。 つまり 戦争 の 本来 の 目標 と は 敵 の 戦闘 力 を 破壊 する こと に 他 なら ない と 考え られる 。 しかし 現実 の 戦争 を 観察 すれ ば 、 戦争 に は 常に 政治 的 目的 が 与え られ て おり 、 戦争 の 暴力 性 を 合理 的 に 調整 する こと が できる こと が 分かる 。 しかも 戦争 計画 を 実施 に 移す 際 に 直面 する さまざま な 不測 事態 や 不 確実 性 など の 摩擦 によって 戦争 行為 は 妨げ られる 。 この よう に クラウゼヴィッツ が 論じ た 戦略 理論 と は 戦争 の 本質 に 立脚 し た 理論 で あり 、 現代 において も 戦争 の 本性 と 政治 目的 に 合致 し た 軍事 戦略 の 在り方 を 示し て いる 。  現代 の 戦略 家 として 知ら れ て いる イギリス の 戦略 家 リデル ＝ ハート は それ まで の 戦略 の 概念 を より 包括 的 な 概念 として 発展 さ せ た 。 彼 の 著作 『 戦略 論 』 で は 大 戦略 の 概念 と 間接 アプローチ 戦略 の 概念 が 提唱 さ れ て いる 。 大 戦略 と は 政治 目的 を 達成 する ため に 軍事 的 手段 を 適用 する 技術 で あり 、 軍事 戦略 の 上位 に 立っ た 包括 的 な 戦略 の 概念 として 整理 さ れる 。 大 戦略 の 概念 によって 戦争 を 軍事 作戦 の 成否 だけ で は なく 、 より 総合 的 な 観点 に 基づい て 戦争 を 指導 する こと の 意義 が 戦略 理論 に 表現 さ れる こと に なっ た 。 さらに 間接 アプローチ 戦略 は 敵 軍 に対して 直接 対決 する こと を 回避 し 、 敵 の 弱点 に対して 接近 する 戦略 の 理念 で ある 。 ここ で の 敵 軍 の 弱点 と は 物理 的 な 戦力 が 希薄 な 方面 で ある だけ で なく 、 心理 的 な 警戒 が 希薄 な 方面 を 指す 用語 で ある 。 リデル ＝ ハート は 優勢 な 戦力 を 以 って 正面 から 敵 を 圧倒 する の で は なく 、 この よう な 戦略 的 な 機動 を 重要 視 し て い た 。 リデル ＝ ハート の 戦略 理論 に は 導入 さ れ た 大 戦略 の 概念 や 間接 アプローチ の 軍事 思想 は 最小限 の 戦力 で 戦争 に 勝利 する こと の 可能 性 を 示し て いる 。  戦術   ( Tactics )   と は 戦闘 において 戦闘 力 を 効果 的 に 運用 する ため の 科学 、 または 技術 で ある と 考え られ て いる 。 その 作戦 の 形態 の 相違 から 戦術 学 で は 陸軍 の 戦術 、 海軍 の 海戦 術 、 空軍 の 航空 戦術 に 分類 さ れ て 研究 さ れる 。 どれ ほど 優れ た 戦略 で あっ て も 、 その 実行 に は 優れ た 戦術 を も 必要 と する 。 戦闘 を 効率 的 に 指導 する ため に は 優勢 な 戦力 を 投入 する だけ で は なく 、 それら 戦力 を 状況 に 応じ て 適切 に 運用 する こと の 重要 性 が 知ら れ て いる 。 戦術 の 黎明 期 において は 戦闘 隊形 の 重要 性 や 戦場 機動 の 方式 が 研究 さ れ て い なかっ た 。 しかし 古代 ギリシア の ファランクス と 呼ば れる 歩兵 の 密集 隊形 を 活用 し た 戦闘 法 が 導入 さ れ 、 また 騎兵 部隊 が 決定的 な 打撃 力 として 戦場 に 登場 する と 戦闘 陣形 の 選定 や 防御 戦闘 と 攻撃 戦闘 の 連携 など の 戦術 的 な 選択肢 が 広がる こと に なっ た 。  劣勢 で あり ながら も 優れ た 戦術 家 の 力量 によって 勝利 し た 有名 な 戦史 が ある 。 マケドニア の 国王 アレクサンドロス 3 世 （ 大王 ） は その 戦術 家 の 一 人 で あり 、 ペルシア 遠征 で の ガウガメラ の 戦い において は ペルシア 軍 に対して 劣勢 で あり ながら も 敵 部隊 を 誘致 する こと で 敵 中央 の 戦力 を 希薄 化 さ せ 、 その 地点 に対して 突破 を 実施 し た こと で 勝利 する こと が でき た 。 また ポエニ 戦争 において は カルタゴ の 将軍 ハンニバル が カンナエ の 戦い で 采配 を 発揮 し 、 優勢 な ローマ 軍 に対して 歩兵 部隊 の 防御 戦闘 と 騎兵 部隊 の 包囲 機動 を 組み合わせ て 模範 的 な 包囲 殲滅 を 実践 し て みせ た 。 また プロイセン の 国王 フリードリヒ 2 世 は 七 年 戦争 の ロイテン の 戦い で 優勢 な オーストリア 軍 の 横 陣 に対し 、 地形 で 部隊 を 隠匿 し ながら 迅速 に 側面 に 接近 し 、 側面 攻撃 を しかける こと で 勝利 する こと が でき た 。 ナポレオン 戦争 で は フランス の 国王 ナポレオン 1 世 は 優勢 な オーストリア 軍 と アウステルリッツ の 戦い で 衝突 し た が 、 意図 的 な 防御 と 後退 行動 を 組み合わせ て 敵 部隊 を 誘致 し た 後 に その 中央 を 突破 する こと で 勝利 を 収め た 。 これら の 戦史 は いずれ も 戦力 の 劣勢 を 運用 によって 補っ て おり 、 また その 実施 が 成功 し た こと から 戦術 的 に 高く 評価 さ れ て いる 。  スイス の 軍人 アントワーヌ・アンリ・ジョミニ が 『 戦争 概論 』 で 示し た 戦術 理論 の 体系 は 近代 における 戦術 学 の 起源 として 示す こと が できる 。 なぜ なら ば 、 ジョミニ は 戦場 で の 勝利 にとって 不可欠 な 行動 の 原則 が 戦術 に は 存在 する と 捉える こと で 、 その 原則 を さまざま な 戦闘 状況 に 適用 する 方法 を 理論 化 し た 。 ジョミニ の 学説 は 世界 各地 の 士官 学校 の 教範 類 で 採用 さ れ て おり 、 戦力 の 集中 や 戦場 で の 機動 など の 原則 に関して は 戦術 学 の 基礎 知識 として 普及 し た 。 この よう な 原則 は イギリス の 軍人 ジョン ・ フレデリック ・ チャールズ ・ フラー によって さらに 発展 さ せ られ 、 目的 、 主導 、 統一 、 集中 、 機動 、 節約 、 警戒 、 奇襲 、 簡明 から 成る 戦い の 諸 原則 として 整理 さ れ た 。 戦術 的 な 戦闘 行動 で ある 攻撃 と 防御 について も 、 攻撃 が 主導 的 で 能動 的 な 戦闘 行動 で ある 一方 で 戦力 の 消耗 が 激しく 、 逆 に 防御 は 従属 的 で 受動 的 な 戦闘 行動 で あり ながら も 、 消耗 が 少ない など の 特性 が 明らか に さ れ て いっ た 。 そして 戦術 研究 が 進む につれて さらに 戦闘 陣形 や 戦闘 行動 を 表す 戦術 用語 や 戦術 的 決心 に 求め られる 状況 判断 の 思考 法 が 確立 さ れ て いっ た 。  兵站 と は 作戦 中 の 部隊 の 活動 を 後方 から 支援 する 方法 で あり 、 具体 的 に は 物資 の 補給 、 兵器 の 整備 、 輸送 の 管理 、 衛生 業務 など の 業務 を 指す 。 兵站 は 古来 から 戦争 の 勝敗 を 左右 する 重大 な 考慮 事項 で あり 、 その 基本 的 問題 と は 後方 における 根拠地 の 補給 物資 により 、 後方 連絡 線 の 輸送 力 を通じて 、 前線 における 部隊 の 補給 所要 を 充足 さ せる こと で ある 。 しかし 根拠地 で の 補給 物資 の 不足 、 敵 による 後方 連絡 線 の 遮断 、 戦闘 で の 戦力 の 消耗 の 増加 など によって 兵站 の 現実 は より 複雑 で ある 。 したがって 兵站 と は 単なる 輸送 計画 で は なく 、 融通 性 、 継続 性 、 強靭 性 、 効率 性 、 創造 性 が 求め られる 活動 で ある と 捉え なけれ ば なら ない 。 戦争 において 生じる 不測 事態 に 兵站 は 臨機応変 に 対処 し なけれ ば なら ず 、 敵 の 妨害 に 直面 し て も その 活動 を 維持 し なけれ ば なら ない 。 さらに 兵站 問題 として 有限 な 物資 を 部隊 に どの よう に 配分 する か という 効率 化 の 問題 も ある 。 しかも 兵站 は 戦場 の 突発 的 な 障害 に 即応 する ため に 創造 的 な 問題 解決 が 迫ら れる 場合 も ある 。  軍隊 において 兵站 が 体系 化 さ れ た 背景 に は 作戦 や 装備 の 複雑 化 が ある 。 ジョミニ は 軍 が 行軍 する 際 に 兵站 監 が 考慮 し なけれ ば なら ない 事項 を 列挙 し て おり 、 それ は 交通 路 の 選定 、 補給 処 の 警戒 、 行軍 の 管制 、 輸送 手段 の 確保 、 宿営 の 計画 など 細部 に 渡っ て いる 。 図上 で の 軍事 作戦 を 具体 化 する ため に は この よう な 緻密 な 兵站 活動 が 必要 で あり 、 ジョミニ は 兵站 学 を あらゆる 軍事 知識 を 応用 する 科学 で ある と 捉え て いる 。 兵站 の 重要 性 について は 戦略 、 戦術 と の 関係 性 から も 検討 する こと が できる 。 アメリカ の 軍人 ジョージ ・ C ・ ソープ は 『 純粋 兵站 学 』 において 戦争 を 演劇 に 例え て 論じ て おり 、 戦略 が 演技 を 指導 する 脚本 で あり 、 戦術 が 役者 の 役割 で ある なら ば 、 兵站 と は 舞台 や 備品 、 小道具 を 準備 する こと で ある と 位置づけ た 。 つまり 卓越 し た 戦略 や 優れ た 戦術 は 兵站 によって 根拠 付け られ て いる と 考える こと が できる 。 しかし 兵站 が 重要 で ある こと が わかっ た として も 、 軍事 史 において 現実 の 兵站 が 計画 通り いか なかっ た 事例 は 数多い 。 この 歴史 的 事実 は マーチン・ファン・クレフェルト は 『 補給 戦 』 において 明らか に し て おり 、 つまり 知性 を 活用 し た どれ ほど 綿密 な 兵站 の 計画 で あっ た として も 、 クラウゼヴィッツ が 提起 し た 戦争 で の 摩擦 の 力 で 常に 破壊 さ れる の で ある 。 兵站 の 使命 と は その よう な 障害 を 克服 し て 部隊 を 支援 する こと で あり 、 軍事 にとって 末端 の 研究 領域 で は なく 、 むしろ 本質 的 な 研究 領域 と 見なす こと が できる 。  兵站 の 活動 を 機能 別 で 分類 する と 補給 、 輸送 、 整備 、 衛生 に 大別 する こと が できる 。 後方 地域 で 遂行 さ れる 支援 は さらに 多種 多様 で ある が 、 これら 四 種類 の 業務 は 部隊 の 戦闘 力 を 維持 する 上 で 特に 緊要 な もの で ある と 言える 。 補給 と は 部隊 に対して 行わ れる 食糧 、 燃料 、 弾薬 、 医薬品 等 の 消耗 を 提供 する こと で あり 、 補給 所要 の 算定 、 補給 物資 の 入手 、 補給 物資 の 配分 など の 段階 を 踏ん で 行わ れる 。 また 整備 は 車両 や 航空機 、 艦艇 の 状態 を 使用 可能 な 状態 に 維持 する こと で あり 、 装備 の 破損 状況 によって 使用 部隊 の 整備 、 整備 部隊 の 整備 、 外部 委託 の 整備 が 行わ れる 。 輸送 は 人員 や 装備 、 物資 の 位置 を 適時 において 適所 に 移動 さ せる こと で あり 、 その 地形 や 敵情 に 応じ て 陸海空 の 交通 手段 が 選定 さ れ 、 安全 性 と 秘匿 性 、 迅速 性 と 輸送 力 など の 観点 から 判断 さ れる こと に なる 。 衛生 は 戦闘 など で 生じ た 人的 戦闘 力 の 消耗 を 回復 する ため の 活動 で あり 、 前線 の 部隊 で の 処置 、 または 後方 の 野戦 病院 で の 処置 など が 行わ れ 、 回復 し た 兵員 を 復帰 さ せる 機能 が ある 。 この よう な 兵站 の 複合 的 な 業務 は 陸軍 、 海軍 、 空軍 によって それぞれ 別個 に 体系 化 さ れ て いる 。 例えば 陸軍 の 兵站 は 基地 の 外部 において も 兵站 機能 を 維持 し なけれ ば なら ない が 、 海軍 や 空軍 の 兵站 機能 は 根拠地 に 集約 さ れ て おり 、 また 兵器 体系 が 異なる ため 必要 な 補給 物資 も 異なる もの で ある 。  軍事 作戦 は 基本 的 に 戦争 において 実施 さ れる もの で ある 。 しかし 、 戦争 以外 でも 軍事 作戦 を 実施 する こと は あり 得る もの だ と 現在 で は 考え られ て いる 。 これ は 冷戦 が 終結 し て から 地域 紛争 や 人道 危機 に 軍隊 が 対処 する 情勢 が 出現 し た こと に 呼応 し て 、 アメリカ の 統合 参謀 本部 により 1995 年 に 提唱 さ れ た 概念 で ある 。 この 概念 について 詳説 し た 書籍 に 統合 教義 教範 3 - 07 『 戦争 以外 の 軍事 作戦 の ため の 統合 教義 』 が あり 、 ここ で は 戦争 以外 の 軍事 作戦 は 政治 的 考慮 を 踏まえ て 遂行 さ れる 戦争 に 至ら ない 軍事 力 の 使用 として 定義 さ れる 。 その 具体 的 な 内容 に は 戦争 の 抑止 や 解決 の ため の 平和 創造 活動 、 対 テロ 作戦 、 部隊 の 予防 的 展開 、 平和 維持 活動 、 非 戦闘 員 避難 作戦 、 対 暴動 作戦 が 含ま れる 。 さらに 平和 を 促進 する ため の 海上 交通 の 確保 、 対 麻薬 作戦 、 人道 支援 、 海上 護衛 、 文民 支援 など も その 概念 に 含ま れ て いる 。 この よう な 軍隊 の 新しい 任務 について 国連 事務 総長 の ダグ・ハマーショルド は 平和 維持 を 取り上げ ながら 「 平和 維持 活動 は 兵士 の 仕事 で は ない が 、 それ を できる の は 兵士 しか い ない 」 と 述べ て いる 。 戦争 以外 の 軍事 作戦 を 遂行 する ため に は 従来 の よう に 計画 性 や 安全 性 、 戦闘 の 効率 性 など を 高める だけ で は なく 、 政治 ・ 社会 的 影響 に 配慮 し ながら 人道 性 や 公平 性 の 重視 、 民事 作戦 の 円滑 な 実施 、 文民 機関 の 支援 の 確保 を 行う 必要 が ある 。法学 方法 論 （ ほう が く ほう ほうろ ん 、 juristische   Methodenlehre ないし Methodenlehre   der   Rechtswissenschaft ） と は 、 法 に関する 知見 の 在り方 を 考察 する もの で ある 。 以下 に 、 日本 の 法学 の 方法 に 大きな 影響 を 与え た 大陸 法 の 方法 論 について 、 条文 解釈 で 用い られる 法的 推論 の ひとつ を 紹介 する 。  古代 ギリシア の アリストテレス の 論理 学 を 淵源 と し 、 その後 、 一般 的 な 法 と 正義 を 実現 する もの の 中核 として 位置付け られ た 。 つまり 、 これ によって 全般 的 な 法 による 秩序 維持 と 正義 が 実現 さ れる もの と 捉え られ て い た 。 しかし 、 近代 社会 の 法 概念 によって 、 法 に 胚胎 さ れる 正義 と 法的 論理 によって 導か れる 正義 の 相違 が 自覚 さ れる よう に なり 、 法的 三段論法 は 後者 を 担う もの として 捉え 直さ れる よう に なっ た 。  法的 三段論法 は 、 抽象 的 な ルール として の 法 規範 を 、 生活 関係 （ Lebensverhältnisse ） に 当て嵌める 形式 として 捉え られる 。 これ が いわゆる 法 の 適用 で ある 。 大体 次 の よう な 手続 を 踏ん で なさ れる 。  これ を まとめれ ば 、  の 三つ の 段階 を 経 て 、 法的 結論 に 至る こと から 法的 三段論法 と 呼ば れる の で ある 。憲法 改正 （ けんぽ うかい せい 、 英 : Constitutional   amendment ） と は 、 成文法 で 示さ れる 憲法 の 条文 を 修正 、 追加 または 削除 する こと で 、 改憲 （ かい けん ） と も いう 。 国 の 成り立ち （ 世界中 で 望ま れる 国家 の 姿 、 統治 者 ( 三 権 の 長 ) を 選出 する 方法 ( 統治 機構 改革 )、 法 の 支配 、 国民 が 国家 に 生活 の 基盤 を 委ねる 信託 の あり方 ） を 再 構築 する もの で 、 問題 点 は 主として 、  に ある 。  支配 者 に は 何らかの 優遇 が 認め られる べき と 考え られる が 、 憲法 の 改正 の 方向 性 に対して 「 改善 」 と 感じる か 「 改悪 」 と 感じる か は 、 個人 と 社会 の どちら に 重点 を 置く か で 異なっ て くる 。 憲法 の 改正 と 峻別 す べき もの として 、 改正 手続 を 無視 または 否定 する 憲法 放棄 、 憲法 廃止 及び 憲法 変遷 が ある 。 「 憲法 改正 の 限界 」 に関して 、 条文 の 一部 を 修正 する 部分 改正 で は なく 、 国民 の 権利 および 改正 手続き に 基づき 国民 の 信 を 得 て 憲法 を 全て 書き換える 全部 改正 を 「 新 憲法 の 制定 」 と みる か は 議論 が ある 。  憲法 改正 権 の 所在 に関し 、 近代 の 立憲 主義 で は 、 権力 分立 は 普遍 的 な 憲法 上 の 基本 原理 で あり 、 議会 に 立法 権 を 保障 する こと が 民主 主義 の 通例 と なっ て いる 。  憲法 改正 について 限界 が ある か 否 か について は 、 一般 に 、  の 三 点 が 議論 さ れる 。 これら 3 つ の 問題 に対する 答え は 、 改正 権 の 上位 に 憲法 制定 権 が 別に 存在 する と 考える か 否 か によって 変わる と 考え られ て いる 。 詳細 について は 、 「 憲法 改正 論議 # 憲法 改正 の 限界 」 を 参照 の こと 。  憲法 に 適切 な 改正 手続き を 定める の は 、 革命 や クーデター など 非合法 な 憲法 の 変更 を 防ぐ 目的 が ある 。 適切 な 改正 手続き が あれ ば 重要 な 政治 体制 の 変革 は すべて 憲法 改正 の 形 で 合法 的 に おこなえる から で ある 。  憲法 の 定める 改正 手続き に よら ない 憲法 の 変更 、 たとえば 、 革命 や クーデター は 、 非合法 で あり 、 許さ れ ない 。 しかし 、 そういう 禁止 が かならずしも 事実 において 守ら れ ない こと も 、 諸国 の 歴史 の 示す ところ で ある 。 もっとも 、 改正 で は なく 新 憲法 の 制定 という 手段 が 最終 的 に 否定 さ れ うる か どう か は 、 革命 や クーデター の 成功 の 度合い 、 新 政府 に対する 国民 の 支持 、 旧 政府 に対する 国民 の 不 支持 の 度合い によって も 変わっ て くる 。 世界 の 国 で は 、 憲法 の 変更 が 改正 手続 で なく 新 憲法 の 制定 という 形 で 行わ れる こと も 多い 。  なお 、 改正 の 実際 上 の 難易 について 、 硬性 憲法 で ある こと は 、 改正 が 常に 事実 として 困難 で ある と は いえ ない 。 同じ 硬性 憲法 で あっ て も 、 明治 憲法 は 、 五 十 年余 にわたって 一 回 の 改正 も なかっ た が 、 スイス 憲法 、 アメリカ の 多く の 州 憲法 は 、 かなり しばしば 改正 さ れ て いる 。 これ に 反し て 、 軟性 憲法 の 一つ と いえる イギリス 憲法 の 場合 、 必ずしも 改正 が 容易 に 行わ れる と は いえ ない 。 憲法 の 規定 が 詳細 か 簡潔 か 、 憲法 を 政府 や 国民 が どの よう な 規範 として 意識 し て いる か 、 政治 的 ・ 社会 的 変化 により 憲法 と 実際 と に 厳しい 隔離 が 生じ て いる か どう か 、 その 空隙 を 埋める 方法 として 、 解釈 運用 の 果たす 役割 を どう 考える か 、 改正 を 実現 する に 足りる 政治 力 が 存在 し て いる か どう か など によって 決まる もの で ある 。  篠田 英 朗 は 、 芦部 信喜 の 「 押し付け 憲法 無効 論 」 を 否定 する 意見 から 、 「 なぜ なら 憲法 改正 の 必要 性 は 、 『 憲法 成立 の 形式 より も 、 憲法 改正 の 内容 そのもの に かかっ て いる から で ある 』 。 」 「 この 芦部 の 見解 を 確立 する こと が 、 東大 法学部 系 の 「 抵抗 の 憲法 学 」 の 主流 派 にとって は 、 自ら の 存立 基盤 に も かかわる 重大 問題 で あっ た 。 」 と 取り上げ て いる 。  改正 の 論点 として 、 一般 的 に 、 統治 機構 ・ 地方 自治 ・ 人権 など の 政体 に かかわる 規定 が 取り上げ られる こと が 多い 。  1945 年 の 第 二 次 世界 大戦 終結 以降 の 、 アメリカ ・ カナダ ・ フランス ・ ドイツ ・ イタリア ・ オーストラリア の 6 か国 における 憲法 改正 について 見れ ば 、 統治 機構 ・ 地方 自治 （ 中央 と 地方 の 権限 変更 等 ） に関する 改正 が 多く 、 人権 に関する 改正 、 憲法 改正 手続き の 改正 も 見 られる 。  八木 秀次 は 、 元々 憲法 （ Constitution ） が 「 国体 を 表す もの 」 で あり 、 憲法 改正 の 必要 性 について 国防 を 取り上げ 、 「 ある 時代 の ある 世代 が 自ら の 命 を 投げ出し て でも 国家 の 存続 を 図る 行為 」 と 意義 づけ 、 ジョン ・ ロック による 「 社会 契約 説 」 （ 傭兵 の 発想 、 名誉 革命 の 擁護 ） と は ベクトル の 向き が 真 逆 に なる 、 と 述べ て いる 。 そして 、 「 歴史 の 連続 性 を いかに 示す の か 、 という こと が 一番 重要 な の です 」 「 憲法 に 歴史 の 視点 を 取り戻し 、 国家 の 連続 性 を 確認 する 必要 が ある の です 」 と 述べ て いる 。  日本 で は 日本国 憲法 第 96 条 において その 改正 手続 を 定め て いる 。  日本国 憲法 に関する 個別 の 条文 に対する 改正 内容 の 論点 は 、 憲法 改正 論議 # 憲法 改正 の 論点 を 参照 。  アメリカ合衆国 憲法 は いわゆる 硬性 憲法 で ある 。 憲法 の 修正 が なさ れ た 場合 に は それ まで の 条文 は そのまま 残さ れ 、 憲法 修正 条項 として 追加 さ れる 形 により 修正 さ れる 。 合衆国 憲法 第 5 条 によって 修正 さ れる 。  連邦 議会 は 、 両 議院 の 三 分の 二 が 必要 と 認める 時 は 、 この 憲法 に対する 修正 を 発議 し 、 または 全 州 の 三 分の 二 の 議会 の 請求 が ある 時 は 、 修正 発議 の ため の 憲法 会議 を 招集 し なく て は なら ない 。  いずれ の 場合 でも 、 修正 は 、 全 州 の 四 分の 三 の 議会 によって 承認 さ れる か 、 または 四 分の 三 の 州 における 憲法 会議 によって 承認 さ れる 時 は 、 あらゆる 意味 において 、 この 憲法 の 一部 として 効力 を 有する 。 いずれ の 承認 方法 を 採る か は 、 連邦 議会 が 提案 する こと が できる 。  ただし 、 一 八 〇 八 年 以前 に 行わ れる 修正 によって 、 第 一 条 第 九 節 第 一 項 および 第 四 項 の 規定 に 変更 を 及ぼす こと は でき ない 。 また 、 いずれ の 州 も その 同意 なく し て 、 上院 における 平等 の 投票 権 を 奪わ れる こと は ない 。  これ まで の 憲法 修正 で は 、 唯一 の 例外 で ある 修正 第 21 条 を 除い て 、 全て 前者 の 方法 （ 議会 による 承認 ） に よっ て いる （ 修正 第 21 条 のみ が 憲法 会議 を 経 て 成立 し た 。 ） 。  なお 、 アメリカ合衆国 は 各州 に も 独自 の 憲法 が 存在 する 。  イギリス は 、 判例 、 慣習 法 、 法律 など の うち 、 国家 の 性格 を 規定 する もの の 集合 体 が 憲法 と さ れる 不文 憲法 国家 で ある 。 よって 、 イギリス における 実質 的 意味 の 憲法 は 、 法的 に は 通常 の 法律 制定 手続き で 成立 し た 法律 によって 変更 さ れる 。  フランス 共和 国 憲法 の 改正 手続 は フランス 共和 国 憲法 第 89 条 に 規定 さ れ て おり 、 概要 は 以下 の 通り で ある 。  フランス 共和 国 憲法 第 11 条 を 根拠 に 、 以下 の 手続き で 改正 さ れ た こと も ある 。  フランス 共和 国 憲法 第 11 条 で は 公権力 の 組織 に関する 法律 案 は 議会 を 通す こと なく 上記 の 手続き で も 成立 する と さ れ て いる 。 また 、 憲法 も ここ で いう 法律 に 含ま れる と さ れる 。 その ため 、 過去 に は 憲法 改正 案 （ 大統領 の 選挙 方法 を 間接 選挙 から 直接 選挙 に 変更 ） が 公権力 の 組織 に関する 法律 案 に 含ま れる として 、 上記 の 方法 で 憲法 改正 が 行わ れ た 。 元老 院 は 憲法 第 89 条 に もとづか ない 憲法 改正 を 違憲 として 憲法 裁判所 に 訴え た が 、 憲法 裁判所 は 国民 投票 で 成立 し た 法律 は 審査 の 対象 外 で 判断 する 権限 を 有さ ない と 判示 し 、 憲法 第 11 条 に もとづい て 憲法 が 改正 さ れる こと が 確定 し た 。  デンマーク 王国 憲法 は 、 1849 年 に 制定 さ れ た あと 、 1953 年 に 二院 制 から 一院制 に 移行 し た 4 回 目 の 憲法 改正 が 最後 と なっ て いる 。  大韓民国 憲法 は 9 回 にわたって 憲法 が 改正 さ れ 、 特に 、 その うち の 5 回 で は 韓国 の 国家 体制 を 大きく 変える ほど の 改正 が さ れ た 。 現在 の 憲法 は 第 六 共和 国 憲法 と 呼ば れる 。  イタリア 共和 国 憲法 は 14 回 の 憲法 改正 を おこなっ て いる 。  アメリカ合衆国 憲法 は 、 18 回 、 27 か条 を 修正 ・ 追 補 し て いる 。  ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 は 、 第 二 次 世界 大戦 後 に 新た に 制定 さ れ 、 51 回 の 憲法 改正 を おこなっ て いる 。 ただし 、 戦う 民主 主義 に もとづき 、 民主 主義 破壊 に つながる よう な 改正 は 認め て い ない （ 第 1 章 「 基本 権 」 ） 。  スイス 連邦 憲法 も 改正 が 多く 、 過去 140 回 以上 に も わたる 憲法 改正 を おこなっ て いる 。 なお 、 スイス 憲法 旧 25 条 の 2 （ 出血 前 に 麻酔 さ せる こと なく 動物 を 殺す こと を 禁止 ） の 削除 の よう に 、 形式 的 意味 の 憲法 で は ある が 実質 的 意味 の 憲法 に 含ま れ ない 条項 の 改正 も 含ま れる 。  メキシコ は 、 1910 年 の メキシコ 革命 で 1917 年 に 制定 さ れ た 後 、 最多 の 憲法 改正 を おこなっ て いる と さ れ 、 2007 年 11 月 まで に 175 回 改正 し て いる 。拒否 権 （ き ょひけん 、 ） と は 、 ある 事柄 について 拒み 断る 権利 を 言う 。 この 意味 で の 用例 として は 供述 拒否 権 が ある 。 政治 の 世界 で 拒否 権 と 言う 場合 に は さらに 意味 が 限定 さ れ 、 政策 決定 の 際 に 、 決議 さ れ た 法律 ・ 提案 さ れ た 決議 ・ 締結 さ れ た 条約 その他 を 一方 的 に 拒否 できる 特権 を 意味 する こと が 多い 。  下記 の 国連 安全 保障 理事 会 の 拒否 権 の 例 の よう に 、 権利 が 行使 さ れる と 案件 が 停止 する ため 、 案件 が その 所持 者 の 意 に 直接 対立 し ない よう に 作ら れ たり 、 対立 を 回避 する ため に 曖昧 に さ れ たり する こと が あり 、 拒否 権 は それ を 行使 し なく て も 影響 力 を 発揮 する 。  英語 の は 、 共和 政 ローマ 時代 に 護 民 官 が 保持 し て い た 権限   ()   に 由来 する 。  また 、 後述 の 国連 安保理 や 拒否 権 付き 株式 など の よう に 、 条文 上 は 「 拒否 権 」 の 語 が 現れ ない こと も 多い 。 極端 な 例 として 、 全会 一致 が 必須 要件 で ある 場合 に は 、 「 全員 が 拒否 権 を 持つ 」 と 言っ て も 間違い で は ない （# 近世 ポーランド の 自由 拒否 権 も 全会 一致 に 伴う 拒否 権 で ある ） 。  国際 連合 安全 保障 理事 会 で は 、 実質 事項 について 決議 が 有効 と なる に は 、 理事 国 15 か国 の うち 、 常任 国 全て を 含む 9 理事 国 （ 非常 任国 最低 4 か国 ） の 賛成 を 要する 。 但し 、 第 6 章 （ 紛争 の 平和 的 解決 ） 及び 第 52 条 3 （ 地域 的 取 極 又は 地域 的 機関 による 地方 的 紛争 の 平和 的 解決 ） に 基く 決定 について は 、 紛争 当事 国 は 、 投票 を 棄権 し なけれ ば なら ない 。 大国 一致 の 原則 、 つまり 大国 の 反対 により 理事 会 決定 の 実効 性 が 失わ れる こと を 防ぐ こと を 趣旨 と する もの で ある が 、 逆 に 常任 理事 国 の うち 1 国 で も 当該 決議 案 に 反対 すれ ば 他 の 全 理事 国 が 賛成 し て も 否決 さ れる 。 これ が 国連 安全 保障 理事 会 で の 拒否 権 で ある （ 採決 に当たって 反対 票 を 投じる 事 、 即ち 決議 受け 容れ 拒否 ） 。 安保理 拒否 権 は 、 国連 発足 以来 一貫 し て 常任 理事 国 で ある アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 ロシア （ 1991 年 に ソ連 の 代表 権 を ロシア が 継承 ） 、 中華人民共和国 （ 1971 年 に 中華民国 から 中国 代表 権 を 交代 し た ） の 5 つ の 連合 国 共同 宣言 署名 国 のみ に 与え られ て いる 。  冷戦 期 に は アメリカ ・ ソ連 が たびたび 拒否 権 を 行使 し 、 国際 政治 の 停滞 と 冷戦 長期 化 の 一因 と なっ た と の 批判 も 根強い 。 冷戦 終結 後 は 、 アメリカ合衆国 による パレスチナ 問題 関連 決議 で の イスラエル 擁護 の ため の 行使 が 目立っ た 。 また 、 スエズ 危機 で は イギリス 、 フランス の 拒否 権 行使 が 問題 と なっ て 平和 の ため の 結集 決議 が 行わ れ た 。 これ ゆえ 、 大国 の 利己 主義 （ 同盟 国 擁護 の ため の もの を 含む ） を 通す ため だけ の 規定 と の 批判 も ある 。  中華人民共和国 は 米 ソ 英 仏 に 比べ て 拒否 権 の 行使 に 慎重 （ 中華民国 も モンゴル 人民 共和 国 の 国連 加盟 に対して 1 回 だけ 行っ た ） で 国連 加盟 当初 の 国際 連合 事務 総長 選挙 を めぐる 紛糾 で 拒否 権 を 連発 （ 特に クルト ・ ヴァルトハイム に対する もの ） し た こと は あっ た ものの 、 通常 の 決議 で は 2007 年 時点 で 5 回 のみ だっ た が 、 2007 年 から は ロシア と 中華人民共和国 が 連携 し て ミャンマー 、 シリア 、 ジンバブエ など へ の 非難 決議 で 拒否 権 を 度々 行使 する よう に なり 、 新た な 対立 が 懸念 さ れ て いる 。  2008 年 7 月 現在 の 国立 国会図書館 資料 に 加筆 し た 。  古代 ローマ の 政務 官 は 護 民 官 に 限定 さ れ ず 全て の 政務 官 が 拒否 権 を 保有 し て い た 。 基本 的 に 複数 人 制 の 各 政務 官 は 同僚 の 決定 に対して 拒否 権 を 行使 する こと が でき 、 上位 の 政務 官 は 下位 の 政務 官 の 決定 に対する 拒否 権 を 有し て い た 。 この ため 最も 下位 の 官職 で ある クァエストル は 同僚 へ の 拒否 権 のみ を 有し 、 他 の 政務 官 へ の 拒否 権 は 持た なかっ た 。 逆 に 同僚 を 持た ない 独裁 官 は 下位 の 全て の 政務 官 に 拒否 権 を 行使 でき 、 かつ 護 民 官 を 含め た あらゆる 政務 官 の 拒否 権 が 通用 し ない 強力 な 官職 で あり 、 それ ゆえ 任期 が 半年 と 制限 さ れ て い た 。  護 民 官 は その 設立 経緯 から も 特殊 な 官職 で あり 、 独裁 官 を 除く 全て の 政務 官 や 元老 院 の 決定 に 拒否 権 を 行使 する こと が 可能 で あっ た 。 それ だけ で は なく 護 民 官 の 主要 任務 は こうした 拒否 権 を 使用 し た 「 否定 」 の 作用 で あり 、 それ ゆえ 拒否 権 は 護 民 官 の 名 と共に 語ら れる こと が 多い  ローマ帝国 が 成立 する と 、 拒否 権 は 皇帝 の 特権 と なっ た 。  近世 ポーランド の シュラフタ （ 士族 ） による 議会 「 セイム 」 で は 、 厳格 な 全会 一致 制 を とっ て おり 、 全 議員 に リヴェルム・ヴェト （ リベルム・ベト 、 liberum   veto 、 自由 拒否 権 ） という 拒否 権 の 発動 が 認め られ て い た 。 たった 一 人 の 反対 で あっ て も 議案 を 葬る こと が 出来る この 制度 は セイム で の 決議 において 法案 を ことごとく 廃案 に し て き た 「 無 制限 の 拒否 権 」 といった ニュアンス で 語ら れる こと が 多く 、 当時 として は きわめて 先進 的 な 民主 国家 で あっ た ポーランド ・ リトアニア 共和 国 が ポーランド 分割 へ と 至る 大きな 要因 と なっ た 。 17 世紀 後半 に は 、 リヴェルム・ヴェト は 地方 議会 で ある セイミク に も 適用 さ れ た 。  フランス で 制定 さ れ た 1791 年 憲法 によって 、 執行 権 を 持つ 国王 は 、 立法 議会 の 立法 権 に対して 拒否 権 を 持っ て い た 。 この 憲法 で は 「 フランス 人 の 王 」 たる 国王 と 、 「 主権 の 代表 者 」 で ある 議会 の 両方 が 国民 ・ 国家 の 代表 で あり 、 国王 は 議会 を 解散 する 権限 を 持た ず 、 大臣 に は 議員 資格 を 持つ 者 の 就任 が 禁止 さ れ て い た ため 、 拒否 権 は 執行 府 にとって は 唯一 の 立法府 へ の 関与 の 方法 だっ た 。 立憲 君主 制 や 内閣 制度 を 持つ という 違い は ある が 、 これら は 先 に 成立 し て い た アメリカ合衆国 の 法律 に よく 似 て い た 。 しかし この 憲法 で の 拒否 権 は 停止 を 意味 する だけ で 、 法案 は 廃案 に は でき ず 、 同じ 議会 で 拒否 さ れ た 法案 を 再 提出 は でき ない が 、 国王 が 同意 を 拒否 し た 場合 でも 新しい 議会 が 二 度目 の 可決 すれ ば 法案 は 国王 の 裁可 を 受け た こと に なり 、 再び 新しい 議会 が 三 度目 の 可決 を し て 提出 すれ ば 、 国王 の 署名 が なく て も 法案 は 法律 として 効力 を 持つ という 制度 だっ た 。 議会 の 立法 権 の 優越 が 一応 は 憲法 に 示さ れ て は いる が 、 国王 の 抵抗 に 遭っ た 場合 に は 、 法案 の 成立 は 非常 に 困難 で 、 政治 の 停滞 を 生み出し た 。 フランス 革命 と 革命 戦争 の 最中 で は 、 この よう な 慎重 な 手順 を 踏む こと は 不可能 で 、 それ が 第 二 の 革命 に つながっ た 。  アメリカ合衆国 憲法 第 1 条 第 7 節 で は 、 以下 の こと を 定め て いる 。  この うち 、 3   が 大統領 の 「 拒否 権 （ veto ） 」 で 、 5   が 議会 の 「 拒否 権 を 覆す 権利 （ override ： 上書き ） 」 で ある 。 また 6 の 規定 を 利用 し て 会期 末 日曜 を 除く 10 日 以内 に 議会 から 送付 さ れ た 法案 を 大統領 が 手元 に 留め置い て 廃案 に する こと を 「 握り潰し 拒否 権 （ ポケット ・ ビートー ） 」 と いう 。 議会 の 両院 それぞれ で 3 分の 2 以上 の 賛成 を 得る こと は 至難 の 業 で あり 、 拒否 権 が 行使 さ れ た 法案 の 中 で 5   の 規定 により 法律 に なっ た 割合 は 10 % を 下回っ て いる 。  拒否 権 を 最も 多用 し た 大統領 は 第 32 代 の フランクリン・ルーズベルト で 、 12 年間 の 在任 中 に 635 回 も 行使 し て いる 。 逆 に 第 3 代 の トーマス ・ ジェファーソン は 、 8 年間 の 在任 中 に 一 度 も 行使 し て い ない ( ジェファーソン を 含み 7 人 いる )。 第 43 代 の ブッシュ 大統領 は これ まで に 12 回 拒否 権 を 行使 し て いる 。 以下 一部 抜粋  また アメリカ で は 州 知事 に も 項目 別 拒否 権 という 拒否 権 が あり 、 州 議会 が 提出 し た 法案 の 一部 を 拒否 できる 。 この 項目 別 拒否 権 は 1996 年 3 月 の 法案 によって 、 大統領 も 行使 できる よう に なり 、 連邦 議会 の 無駄 な ポーク バレル 的 な 追加 条項 を 削除 できる よう に なっ た 。  日本 の 国政 において は 拒否 権 は 存在 し ない 。 日本国 憲法 は 議院 内閣 制 を 採用 し て おり 、 通常 は 衆議院 において 与党 が 過半数 を 占め て いる ため 、 与党 の 反対 する 法案 を 衆議院 において 野党 が 発議 し て も それ が 可決 さ れる こと は なく 、 あえて 内閣 に 拒否 権 を 認める 必要 性 は 乏しい 。 参議院 で 野党 が 過半数 を 占め て いる 場合 （ ねじれ 国会 、 逆転 国会 ） に は 、 与党 の 反対 する 野党 発議 法案 が 参議院 で 可決 する こと が ある が 、 その よう な 法案 は 衆議院 に 送付 後 、 与党 の 反対 多数 により 否決 さ れる か 審議 未了 により 廃案 と なる ため 、 この 理由 から も 内閣 に 拒否 権 を 認める 必要 性 は 乏しい 。  また 、 天皇 について は 日本国 憲法 第 4 条 で 国政 に関する 権能 を 有 し ない と さ れ て おり 、 他 の 王制 国 で 国王 が 保持 する 拒否 権 は 認め られ ない と さ れ て いる 。  大日本帝国 憲法 において は 、 第 6 条 において 、 天皇 大権 の 一つ として の 法律 裁可 権 が 定め られ て おり 、 場合 によって は 、 天皇 が 帝国 議会 が 採決 し た 法律 を 拒否 する こと が でき た 。 だ が 実際 に は 、 天皇 が 帝国 議会 が 採決 し た 法律 を 拒否 し た 事例 は 、 一 度 も なく 、 帝国 憲法 における 天皇 の 法律 裁可 権 は 、 事実 上 、 形式 的 な もの で あっ た 。  日本 の 地方 自治 において は 、 普通 地方 公共 団体 の 長 （ 都道府県 知事 および 市町村 長 ） に 一定 の 条件 の もと で 、 議会 の 議決 又は 選挙 に対し 拒否 権 を 行使 する こと が 認め られる （ 特別 地方 公共 団体 の 特別 区 の 区長 に も 準用 さ れる ） 。 条例 について は 公布 後 に 、 予算 について は 執行 後 に 拒否 権 を 行使 する こと は 法的 安定 性 を 害する ため 認め られ ない の が 原則 だ が 、 地方 自治 法 176 条 4 項 に 該当 する 場合 は 例外 で ある 。 長 が 拒否 権 を 行使 し た 議会 の 議決 又は 選挙 は 、 長 が 拒否 権 を 行使 し た 時点 で 効力 を 失う が 、 長 は この 拒否 権 の 行使 を 取り消す こと は 認め られ ない 。 長 の 職務 代理 者 （ 副 知事 、 副 市町村 長 など ） に も 一定 の 条件 の もと で 拒否 権 を 行使 する こと が 認め られる が 、 地方 自治 法 177 条 4 項 、 178 条 1 項 による 議会 解散 権 は 認め られ ない 。  以下 、 この 節 で は 特に 断り が ない 限り 地方 自治 法 は 条 数 のみ 記載 する 。  日本 の 地方 自治 において は 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議長 は 、 条例 の 制定 又は 改廃 の 議決 が あっ た とき は 、 その 日 から 3 日 以内 に これ を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 送付 し なけれ ば なら ず （ 1 項 ） 、 送付 を 受け た 長 は 再議 その他 の 措置 を 講ずる 必要 が ない と 認める とき は 、 20 日 以内 に これ を 公布 し なけれ ば なら ない （ 16 条 2 項 ） 。  また 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議長 は 、 予算 を 定める 議決 が あっ た とき は 、 その 日 から 3 日 以内 に これ を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 送付 し なけれ ば なら ず （ 1 項 ） 、 送付 を 受け た 長 は 再議 その他 の 措置 を 講ずる 必要 が ない と 認める とき は 、 直ちに これ を 都道府県 に あっ て は 総務 大臣 、 市町村 に あっ て は 都道府県 知事 に 報告 し 、 かつ 、 その 要領 を 住民 に 公表 し なけれ ば なら ない （ 219 条 2 項 ） 。  普通 地方 公共 団体 の 長 が 議会 における 議決 に 異議 が ある 場合 、 議決 の 日 （ 条例 又は 予算 に関する 議決 について は 送付 を 受け た 日 ） から 10 日 以内 に 理由 を 示し て これ を 再議 に 付す こと が 認め られ て おり （ 1 項 ） 、 これ を 一般 的 拒否 権 の 行使 と いう 。 議決 の 送付 を 受け て から 10 日 以内 で あれ ば 同一 会期 に 再議 に 付す か （ 一事 不 再議 の 原則 は 適用 さ れ ない ） 、 会期 終了 後 に 臨時 会 を 招集 し て 再議 に 付す か は 長 の 自由 で ある 。  長 は 再議 に 付す 際 に は 議決 の 異議 の ある 部分 だけ で なく 全部 を 議会 に 付議 し なけれ ば なら ない が 、 議会 が 審議 できる の は 長 が 異議 を 唱え た 部分 に 限ら れる 。 議会 の 議決 が 再議 に 付さ れ た 議決 と 同じ 議決 で ある とき は 、 その 議決 は 確定 し （ 176 条 2 項 ） 、 長 は 議決 を 再び 再議 に 付す こと は でき ない （ 議決 に 瑕疵 が ある と 認め られる 場合 に は 176 条 4 項 の 再議 の 対象 と なる ） 。 この 再 議決 について 条例 又は 予算 に関する 議決 の 場合 に は 出席 議員 の 3 分の 2 以上 の 者 の 同意 が 必要 で ある （ 176 条 3 項 、 なお この 議決 は 1 項 の 「 この 法律 に 特別 の 定 が ある 場合 」 に 該当 する ため 議長 は 表決 権 を 有する が 決裁 権 は 有し ない ） 。 議会 は 否決 の ほか 、 修正 議決 も できる が （ 修正 議決 は 出席 議員 の 過半数 の 者 の 賛成 で 足りる ） 、 長 は この 修正 議決 について 異議 が あれ ば 、 送付 を 受け て から 10 日 以内 に 理由 を 示し て これ を 再議 に 付す こと が できる 。 議会 が 会期 内 に 議決 し ない とき は 当該 議案 は 審議 未了 で 廃案 と なる 。 また 、 再議 に 付し た 議案 が 議会 で 否決 さ れ た 場合 は 長 は 当該 議案 を 専決 処分 する こと は でき ない が 、 議会 が 議案 を 議決 せ ず に 放置 し た 場合 に は 1 項 の 「 議会 において 議決 す べき 事件 を 議決 し ない とき 」 を 理由 に 専決 処分 する こと が できる 。  なお 、 一般 的 拒否 権 は 長 の 権限 の 強化 の ため に 1948 年 の 地方 自治 法 の 改正 により 導入 さ れ た もの で ある 。 また 、 2012 年 の 地方 自治 法 の 改正 により 一般 的 拒否 権 の 対象 に 条例 または 予算 以外 の 議決 事件 が 加え られ た 。  長 の 義務 と なっ て いる 。 一般 的 拒否 権 と 異なり 行使 する 期限 は 定め られ て い ない が 、 以下 の 要件 に 該当 する と 判明 し た 場合 に は 長 は 直ちに 拒否 権 を 行使 し なけれ ば なら ない 。  普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議決 又は 選挙 が その 権限 を 超 え 又は 法令 若しくは 会議 規則 に 違反 する と 認める とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 理由 を 示し て これ を 再議 に 付し 又は 再 選挙 を 行わ せ なけれ ば なら ない （ 176 条 4 項 ） 。 この 場合 、 議決 に は 否決 さ れ た 議案 も 含ま れる 。 また 、 執行 後 の 議案 で あっ て も 同 項 に 該当 する と 判明 し た 場合 に は 、 長 は 再議 に 付し 又は 再 選挙 を 行わ せ なけれ ば なら ない 。 議会 の 議決 又は 選挙 が なお その 権限 を 超 え 又は 法令 若しくは 会議 規則 に 違反 する と 認める とき は 、 都道府県 知事 に あっ て は 総務 大臣 、 市町村 長 に あっ て は 都道府県 知事 に対し 、 当該 議決 又は 選挙 が あっ た 日 から 21 日 以内 に 、 審査 を 申し立てる こと が でき （ 176 条 5 項 ） 、 裁定 に 不服 が ある とき は 、 議会 又は 長 は 、 裁定 の あっ た 日 から 60 日 以内 に 、 裁判所 に 出 訴 する こと が できる （ 176 条 7 項 ） 。   普通 地方 公共 団体 の 議会 において 次 の 経費 を 削除 し 又は 減額 する 議決 を し た とき は 、 その 経費 及び これ に 伴う 収入 について 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 理由 を 示し て 再議 に 付さ なけれ ば なら ない （ 1 項 ） 。   1 . の 場合 において 、 議会 の 議決 が なお 当該 経費 を 削除 し 又は 減額 し た とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 その 経費 及び これ に 伴う 収入 を 予算 に 計上 し て その 経費 を 支出 する こと が できる （ 177 条 2 項 ） 。 これ を 長 の 原案 執行 権 と いう 。 この 場合 の 再議 は 、 削除 し 又は 減額 し た 部分 だけ で なく 経費 全部 を 議会 に 付議 し なけれ ば なら ない が 、 議会 が 審議 できる の は 削除 し 又は 減額 し た 部分 に 限ら れる 。  2 . の 場合 において 、 議会 の 議決 が なお 当該 経費 を 削除 し 又は 減額 し た とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 その 議決 を 不信任 の 議決 と みなす こと が できる （ 177 条 3 項 ） 。 不信任 の 議決 と みなす 場合 に は 長 は 議会 から 予算 の 送付 を 受け て から 10 日 以内 に 議会 を 解散 する （ 1 項 ） 。 議会 を 解散 し なけれ ば 議決 が 確定 する 。 長 が 議会 を 解散 し た 場合 、 議会 議員 の 一般 選挙 は 解散 から 40 日 以内 に 行わ れる が （ 公職 選挙 法 33 条 2 項 ） 、 解散 後 初めて 招集 さ れ た 議会 において 長 に対する 不信任 の 議決 を し た とき に は 、 長 は 議会 の 議長 から その 旨 の 通知 が あっ た 日 に 失職 する （ 178 条 2 項 ） 。 この 場合 の 不信任 の 議決 に は 議員 数 の 3 分の 2 以上 の 者 が 出席 し 、 出席 議員 の 過半数 の 賛成 が 必要 で ある （ 178 条 3 項 、 なお この 議決 は 1 項 の 「 この 法律 に 特別 の 定 が ある 場合 」 に 該当 する ため 議長 は 表決 権 を 有する が 決裁 権 は 有し ない ） 。  なお 、 かつて の 地方 自治 法 177 条 に は 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議決 が 収入 又は 支出 に関し 執行 する こと が でき ない もの が ある と 認める とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 理由 を 示し て これ を 再議 に 付さ なけれ ば なら ない 旨 の 規定 が 存在 し た が 、 この 規定 は 2012 年 の 地方 自治 法 の 改正 により 削除 さ れ て いる 。  会社 法 で は 、 株主 総会 の 決議 に対して 拒否 権 の ある 株式 を 発行 する こと が でき 、 これ を 実務 上 黄金 株 と 呼ぶ 。 発行 する 場合 は 通常 1 株 だけ 発行 さ れ 、 譲渡 制限 が 付け られる こと も ある 。 黄金 株 は 経営 安定 化 や 買収 防衛 に 有効 と さ れる が 、 株主 平等 の 原則 上 問題 が ある ため 、 上場 企業 に対して は 黄金 株 の 発行 に 規制 が かかっ て いる 。  また 、 株主 総会 で の 特別 決議 を 可決 する に は 議決 権 の 3 分の 2 以上 が 必要 と なる が （ 2 項 ） 、 ある 1 人 の 株主 が 3 分の 1 を 超える 株式 を 持っ た 場合 、 その 株主 が 反対 すれ ば 特別 決議 は 不成立 と なる ため 、 この 状態 も 「 拒否 権 」 と 呼ば れる こと が ある 。権力 分立 （ けん り ょくぶんりつ 、 けん り ょくぶんりゅう 、 英 : separation   of   powers ） と は 、 権力 が 単一 の 機関 に 集中 する こと による 権利 の 濫用 を 抑止 し 、 権力 の 区別 ・ 分離 と 各 権力 相互 間 の 抑制 ・ 均衡 を 図る こと で 、 国民 の 権利 ・ 自由 の 確保 を 保障 しよ う と する システム で ある 。 対義語 は 権力 集中 （ 権力 集中 制 ） 。  なお 、 権力 分立 の 典型 例 として は 立法 ・ 行政 ・ 司法 の 三権分立 （ さん けんぶん りつ 、 さん けんぶん りゅう ） が 挙げ られる が 、 地方 自治 制 など 他 の 政治 制度 に も 権力 分立 原理 は み られる （# 概説 を 参照 ） 。 権力 分立 は 国家 全体 について みる と 、 まず 、 中央 と 地方 と の 権限 分配 が なさ れ （ 垂直 的 分立 ） 、 ついで 中央 ・ 地方 で それぞれ 水平 的 に 分配 さ れる こと に なり （ 水平 的 分立 ） 、 中央 で は 立法 ・ 行政 ・ 司法 の 三権 に 水平 的 に 分配 さ れ て いる こと に なる 。  権力 分立 制 の 典型 例 は 国家 権力 を 立法 権 、 行政 権 、 司法 権 に 分立 さ せる 三権分立 で ある 。 ただし 国家 権力 そのもの は 単一 不可分 な の で あっ て 、 それ を 分割 する こと は 国家 そのもの の 分割 を 意味 する こと に なる ため 、 権力 分立 と は 国家 権力 そのもの の 分割 を 意味 する の で は なく 国家 権力 を 現実 に 行使 する 機関 における 権限 の 分立 を 意味 する 。  権力 分立 制 は 近代 国家 に 共通 の 普遍 的 な 憲法 上 の 基本 原理 で あり 、 1789 年 の フランス 人権 宣言 第 16 条 は 憲法 に は 権利 保障 と 権力 分立 が 必要 不可欠 の 要素 で ある と の 考え方 を 明確 に し て いる 。 今日 で は 、 多く の 国 の 制度 で 採用 さ れ て おり 、 ヨーロッパ 諸国 、 アメリカ合衆国 、 日本 など で も 採用 さ れ て いる 。  日本 において 、 国家 の 立法 権 は 国会 、 行政 権 は 内閣 、 司法 権 は 裁判所 が それぞれ 行使 し て いる 。  なお 、 台湾 （ 中華民国 政権 ） は 「 五 院 分立 」 （ 行政 院 ・ 立法院 ・ 司法 院 ・ 考試 院 ・ 監察 院 。 つまり 立法 司法 行政 の 他 に 公務員 採用 と 目付 が それぞれ 分立 ） と し て いる 。  報道 （ マスメディア ） を 「 第 四 権力 」 や 「 法律 を 伝達 する 権力 」 など として 権力 の 一種 として 扱い 、 四 権 分立 （ し けんぶん りつ ） と 呼ぶ こと も ある 。  国政 上 の 三権分立 の ほか 、 地方 自治 と 国政 を 分ける 地方 自治 制 、 立法 機関 における 両院 制 （ 二院 制 ） 、 裁判所 の 三 審 制 、 行政 機関 の 分担 管理 による 省庁 制 （ 部局 分掌 ） など も 、 権力 分立 原理 に 由来 する 。  権力 分立 の 思想 は 歴史 的 に 形成 さ れ て き た もの で 時代 や 国 によって その 内容 は 異なる 。 権力 分立 の 源流 を 遡る と 古代 ギリシャ の 混合 政体 論 に まで 遡る こと が できる 。  近代 的 な 権力 分立 の 思想 的 淵源 は 、 17 世紀 の イギリス の ジェームズ・ハリントン や ジョン ・ ロック 、 フランス の シャルル・ド・モンテスキュー （ 『 法 の 精神 』 ） など による イギリス の 政体 論 ないし 立憲 君主 制 論 を 端緒 と する 。  権力 分立 の 基本 的 な 要素 は 、 第 一 に 権力 の 区別 分離 、 第 二 に 権力 相互 の 抑制 均衡 で ある 。  権力 の 分離 に は 権限 の 分離 と 人 の 分離 が 含ま れ 、 前者 は 各 権力 は 原則 として 他 権力 に 干渉 し たり 自ら の 権力 を 放棄 する こと は 許さ れ ない こと 、 また 、 後者 は 同 一人物 が 異なる 権力 の 構成 員 で ある こと を 排除 する もの で ある 。  モンテスキュー は 『 法 の 精神 』 において 、 国家 権力 を 立法 権 、 万 民法 に関する 事項 の 執行 権 （ 国家 の 執行 権 ・ 行政 権 ） 、 市民 法 に関する 事項 の 執行 権 （ 司法 権 ・ 裁判 権 ） の 3 つ に 区別 し た 。 この 考え方 は 現代 に 至る まで 受け継が れ て おり 、 三権分立 で は 一般 に 国家 権力 を 立法 権 ・ 行政 権 ・ 司法 権 の 三権 に 分類 し 、 それぞれ 、 立法 権 を 立法府 （ 議会 ） 、 行政 権 を 行政府 （ 大統領 あるいは 内閣 ） 、 司法 権 を 司法 府 （ 裁判所 ） に 担わ せる 。  これら の 三権 は 、 法 と の 関係 に 着目 し て 、 簡単 に 次 の よう に 説明 さ れる 。  立法 権 は 一般 的 抽象 的 な 法 規範 を 定立 し 、 司法 権 と 行政 権 は 個別 的 具体 的 な 事件 に 法 を 適用 ・ 執行 する 。 ここ で 「 執行 」 と 「 適用 」 は 元々 一体 の もの で ある 点 に 注意 を 要する 。 行政 権 が 法 を 「 執行 」 する 際 に は 当然 、 法 を 「 適用 」 し なけれ ば なら ず 、 司法 権 は 法 を 「 適用 」 し て 裁定 する ほか 、 自ら 「 執行 」 も する 。 その ため 行政 と 司法 は 、 司法 権 が 法 を 適用 し 「 終局 的 に 裁定 する 」 こと を その 顕著 な 違い と 解す べき で ある 。  また 行政 は 、 立法 ・ 司法 に 比べ て 、 定義 づけ し にくい 。 その ため 、 行政 の 定義 について は 、 国家 作用 から 立法 と 司法 を 控除 し た もの として 消極 的 に 定義 する 見解 （ 控除 説 ） が 通説 と さ れる 。 これ は 、 当初 すべて の 権力 が 君主 に 集中 し 、 そこ から 立法 権 が 議会 に 移譲 さ れ 、 司法 権 が 裁判所 に 移譲 さ れ た 歴史 の 流れ に も 沿う もの で ある 。  権限 が 分離 さ れ て い て も 各 権力 を 担う 構成 員 が 同じ で あれ ば 権力 分立 は 意味 を なさ ない 。 その ため 、 権力 の 分離 の 要素 として 人 の 分離 つまり 兼職 の 禁止 が 挙げ られる 。  ただし 、 立法 と 行政 の 関係 において は 、 アメリカ 型 の 大統領 制 において は 相互 の 抑制 均衡 を 重視 し 厳格 な 分立 を とる の に対し 、 議院 内閣 制 において は 相互 の 協 働関係 を 重視 する ため 緩やか な 分立 に とどまる 。  アメリカ 型 の 大統領 制 は 、 立法 権 と 行政 権 を 厳格 に 独立 さ せる もの で 、 行政 権 を 担う 大統領 と 立法 権 を 担う 議員 を それぞれ 個別 に 選出 する 政治 制度 を とる 。 厳格 な 分立 の 下 、 議員 職 と 政府 の 役職 と は 兼務 でき ず 、 政府 職員 は 原則 として 議会 に 出席 し て 発言 する 権利 義務 も ない こと など を 特徴 と し て いる 。 大統領 が 任期 途中 に 議会 による 不信任 により 辞職 する こと も なく 、 また 、 大統領 によって 議会 が 解散 さ れる こと も ない 。  これ に対して 議院 内閣 制 で は 、 議会 が 選出 し た 首相 が 組閣 し て 、 内閣 が 行政 権 を 担い 、 内閣 は 議会 に対して 政治 責任 を 負い 、 間接 的 に 国民 に対して も 政治 責任 を 負う 。 議院 内閣 制 で は 行政 権 を 担う 内閣 と 立法 権 を 担う 議会 が 一応 は 分立 し て いる ものの 、 民主 主義 的 要請 から 権力 分立 は 緩やか な もの と なっ て いる 。 つまり 、 内閣 の 首班 （ 首相 ） は 議会 から 選出 さ れ 、 内閣 は 議会 （ 特に 下院 ） の 信任 を 基礎 として 存立 する こと として 行政 権 の 民主 的 コントロール を 行う 。 内閣 の 構成 員 たる 大臣 は その 多く が 議員 で あり 、 内閣 に は 法案 提出 権 が 認め られ 、 大臣 は 議会 に 出席 する 権利 義務 を 有する こと など を 特徴 と する 。  アメリカ において も 20 世紀 の 行政 国家 化 に 伴っ て 大統領 が 立法 を 主導 し 、 司法 に対して も 一定 の 影響 を 与え て いる と さ れ 、 厳格 な 三権分立 は 緩やか な もの と なっ て いる 。 しかし 、 大統領 の 所属 政党 と 上院 あるいは 下院 の 支配 政党 が 異なる 分割 政府 の 状態 を 生じ た 場合 に は やはり 厳格 な 権力 分立 が 顕在 化 する こと に なる が 、 アメリカ合衆国 の 政治 制度 は 、 長い 歴史 的 経過 を 経 て 、 この 分割 政府 の 常態 化 を 前提 と し つつ 、 政治 運営 や 立法 活動 が 複雑 な 駆け引き の 下 に 行わ れ 、 盛ん な 利益 集団 の 活動 を 背景 として 大統領 や 連邦 議会 議員 が 利害 調整 を 行っ て いく という 点 に 特質 を もつ に 至っ た もの と 考え られ て いる 。  立法 と 行政 の 関係 について 、 大統領 制 の 下 で は 大統領 と 議会 と は 別々 に 選出 さ れる ため 民意 は 二元 的 に 代表 さ れる の に対し （ 二元 代表 制 ） 、 議院 内閣 制 で は 議会 のみ が 選挙 により 選出 さ れ て 内閣 は それ を 基盤 として 成立 する ため 民意 は 一元 的 に 代表 さ れる （ 一元 代表 制 ） 。 この 点 から 議院 内閣 制 の ほう が 権限 の 委任 関係 は 明白 と なる ため 、 立法 と 行政 と の 関係 を 円滑 に 処理 する という 点 において は 、 より 簡単 な 政治 モデル で ある と さ れる 。  なお 、 立法 ・ 行政 ・ 司法 間 の 三権分立 と は 異なる が 、 両院 制 における 両院 議員 の 兼職 禁止 も 権力 分立 における 人 の 分離 として 理解 する こと が できる と さ れる 。  行政 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 、 政府 独自 の 立法 権 、 法律 発案 権 、 法律 裁可 権 、 拒否 権 など が 挙げ られる 。 この ほか 議院 内閣 制 において 重要 な もの に 議会 解散 権 が ある 。 ただし 、 立法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 として 、 いかなる 抑制 手段 を 認める か は 国 により 時代 により 異なる 。  行政 権 に 一定 の 独自 の 立法 権 が 認め られ て いる 場合 に は 行政 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 と なる 。 大日本帝国 憲法 下 において は 議会 の 関与 し ない 立法 として 緊急 勅 令 （ 大日本帝国 憲法 第 8 条 ） と 独立 命令 （ 大日本帝国 憲法 第 9 条 ） が 認め られ て い た 。 これ に対して 日本国 憲法 で は 国会 が 国 の 唯一 の 立法 機関 で ある と 規定 さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 41 条 ） 。 内閣 に は 政令 制定 権 が 認め られ て いる が （ 日本国 憲法 第 73 条 6 号 ） 、 法律 を 前提 と し ない 独立 命令 や 法律 に 反する 代行 命令 は 禁止 さ れ 政府 独自 の 立法 は 認め て おら ず 、 法律 を 執行 する ため の 執行 命令 と 法律 により 委任 を 受け た 委任 命令 に 限ら れ て いる 。 また 内閣 が 憲法 改正 を 発議 する こと は でき ない （ 内閣 法 第 5 条 に 改憲 発議 に関する 記述 は ない ） 。  日本 で は 内閣 に 法律 発案 権 が 認め られ て いる （ 通説 ） 。 これ に対して アメリカ において は 大統領 の 法律 発案 権 は 認め られ て い ない （ 教書 の 送付 に とどまる ） 。  大日本帝国 憲法 で は 天皇 に 法律 裁可 権 を 認め て い た （ 大日本帝国 憲法 第 5 条 ） 。 これ に対して 日本国 憲法 は 行政 権 による 法律 裁可 権 を 認め ず 国会 を 国 の 唯一 の 立法 機関 と し （ 日本国 憲法 第 41 条 ） 、 原則 として 国会 の 議決 のみ によって 法律 は 成立 する と し て いる （ 日本国 憲法 第 59 条 1 項 ） 。  アメリカ合衆国 憲法 で 採用 さ れ て いる （ 第 1 条 第 7 節 第 2 項 ） 。 すべて の 法律 案 は 法律 と なる 前 に 合衆国 大統領 に 送付 さ れる が 、 大統領 は 承認 し ない 場合 に は 拒否 理由 を 添え て 議院 に 差し戻す こと が できる 。 この 場合 、 各 議院 は それぞれ 3 分の 2 以上 の 多数 で 可決 ・ 承認 すれ ば 法律 と なる と し て いる 。  議院 内閣 制 の 下 で は 一般 に 議会 解散 権 が 認め られ て いる 。 日本 で は 内閣 に 衆議院 解散 の 権限 が 認め られ て いる （ 実質 的 根拠 について 争い が ある ） 。 これ に対して 大統領 制 の 下 で は 一般 に 大統領 に は 議会 解散 権 は 与え られ て い ない 。  立法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 、 行政 の 組織 や 権限 に関する 立法 権 、 条約 締結 承認 権 、 国政 調査 権 、 質問 権 、 質疑 権 、 報告 受理 権 など が あり 、 この ほか 議院 内閣 制 において は 内閣 総理 大臣 の 指名 や 内閣 不信任 決議 が ある 。 この うち の いかなる 抑制 手段 を 認める か は 行政 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 の 場合 と 同様 に 国 により 時代 により 異なる 。  立法 権 が 行政 の 組織 や 権限 に関する 立法 を 行う こと は それ 自体 が 行政 権 へ の 抑制 手段 と なる 。  日本国 憲法 は 条約 締結 権 を 内閣 の 権限 と する 一方 、 事前 または 事後 に 国会 の 承認 を 必要 と し て いる （ 日本国 憲法 第 73 条 3 号 ） 。 なお 国際 法 上 、 基本 的 な 重要 性 を 有する 国内 法 の 規則 に 違反 し て 締結 し た こと が 明白 な 条約 は 無効 に できる （ 条約 法 に関する ウィーン 条約 第 46 号 第 1 項 ただし書き ） 。  日本国 憲法 は 両 議院 に 国政 調査 権 を 認め て いる （ 日本国 憲法 第 62 条 前段 ） 。  日本 で は 国会 法 で 国会 議員 は 内閣 に 質問 する こと が できる と する 。 質問 は 議題 と は かかわり なく 内閣 に対して 説明 を 求め たり 所見 を 質し たり する もの で ある 。  日本 で は 衆議院 規則 及び 参議院 規則 で 国会 議員 は 議題 案件 について 疑義 を ただす こと が できる と する 。  日本 で は 一般 国務 及び 外交 関係 （ 日本国 憲法 第 72 条 ） 、 国 の 収入 支出 の 決算 （ 日本国 憲法 第 90 条 ） 、 国 の 財政 状況 （ 日本国 憲法 第 91 条 ） について 憲法 に 規定 が ある 。  議院 内閣 制 の 下 で の 内閣 総理 大臣 に 選出 方法 について 、 イギリス で は 二 大 政党 制 の 下 で 下院 の 第 一 党 の 党首 が 首相 に 任命 さ れる の が 慣行 と なっ て いる の に対し 、 日本 や ドイツ で は 議会 で 首相 指名 選挙 が 行わ れる 。  議院 内閣 制 の 下 で は 議会 に は 内閣 に対する 不信任 決議 、 一方 の 内閣 に は 議会 解散 権 が 認め られ て いる ため 、 両者 に 意思 の 対立 が あれ ば 、 解散 を 経 て 議会 選挙 を通じて 国民 が その 問題 に 決着 を つける こと に なる 。 日本 で は 内閣 は 国会 に対して 連帯 し て 責任 を 負う と さ れ （ 日本国 憲法 第 66 条 3 項 ） 、 衆議院 に 内閣 不信任 決議 を 認め て おり 、 衆議院 で 内閣 不信任 決議 が 可決 さ れ た とき は 内閣 は 10 日 以内 に 総 辞職 か 衆議院 の 解散 ・ 総 選挙 を 選ば なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 69 条 ） 。  元来 、 司法 権 は その 性質 上 、 法律 の 維持 ・ 擁護 を 内容 と する 法的 作用 で あり 政治 的 作用 で は なく 、 政治 闘争 の 圏外 に あっ て 特別 の 地位 が 認め られ て き た 。 裁判 の 公正 は 個人 的 尊厳 と 自由 の 確保 にとって 不可欠 で あり 、 他 権力 から の 干渉 や 圧力 を 排除 する ため の 司法 権 の 独立 が 特に 重視 さ れ 、 司法 権 の 独立 は 今日 で は 諸国 の 憲法 において 一般 的 に 採用 さ れ て いる 原理 で ある 。 その 一方 で 今日 で は 司法 権 による 行政 事件 の 裁判 権 や 法律 の 違憲 審査 権 など が 重要 な 役割 を 果たし て おり 現代 的 変容 を 遂げ て いる 。  立法 権 ・ 行政 権 から 司法 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 、 裁判官 指名 ・ 任命 権 や 司法 制度 に関する 立法 権 、 弾劾 裁判 など が ある 。  スイス の よう に 議会 による 選任 による 場合 に は 立法 権 から 司法 権 へ の 抑制 と なり 、 アメリカ の よう に 大統領 による 任命 と 上院 による 同意 が 定め られ て いる 場合 に は 司法 権 に対する 行政 権 による 抑制 と 立法 権 による 抑制 と が 重複 する こと と なる 。  議会 による 裁判所 の 組織 ・ 権限 、 訴訟 手続 に関する 立法 は 、 立法 権 から 司法 権 へ の 抑制 と なる 。 しかし 、 英 米 法 で は 裁判所 自身 に 規則 制定 権 を 認める 制度 が 発達 し て き た 。 日本国 憲法 第 77 条 1 項 も 司法 権 の 独立 の 観点 から 最高 裁判所 に 訴訟 に関する 手続 、 弁護士 、 裁判所 の 内部 規律 及び 司法 事務 処理 に関する 事項 について 規則 を 定める 権限 を 認め て いる 。 最高 裁判所 規則 と 法律 の 形式 的 効力 について 最高裁判所 規則 が 優位 する と みる 説 も ある が 多数 説 は 法律 が 優位 する と み て いる 。  日本国 憲法 は 国会 に 裁判官 の 弾劾 の 権限 を 認める 一方 （ 日本国 憲法 第 64 条 ・ 日本国 憲法 第 78 条 前段 ） 、 司法 権 の 独立 の 観点 から 行政 機関 による 裁判官 の 懲戒 処分 を 禁じる （ 日本国 憲法 第 78 条 後段 ） 。  司法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 行政 事件 裁判 権 、 司法 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 違憲 審査 が ある 。  司法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 として は 行政 事件 が ある 。 ただし 、 英 米 法 系 と 大陸 法 系 と で は 、 行政 権 に対する 司法 権 の 関わり 方 に 大きな 違い が ある 。 英 米 法 系 の 諸国 で は 、 行政 裁判所 制度 を 採ら ず 、 行政 事件 も 通常 の 裁判所 が 審理 する 。 イギリス ・ アメリカ の ほか 、 アメリカ 法 の 影響 を 強く 受け た 日本国 憲法 下 の 日本 も 、 行政 裁判所 の 設置 を 認め ない 。 大陸 法 系 の 諸国 で は 、 行政 権 の 司法 権 から の 独立 が 強調 さ れ 、 行政 裁判所 制度 を 持つ 。 行政 裁判所 は 行政 事件 を 専門 に 審理 する 行政 部 内 の 特別 裁判所 で 、 通常 の 裁判所 の 系統 から 独立 し た 機関 で ある 。 大陸 法 系 の 国 で ある フランス や ドイツ で 採用 さ れ て いる 。 大日本帝国 憲法 の 下 で は 日本 で も 行政 裁判所 が 置か れ た 。  司法 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 として は 違憲 審査 制 が ある 。  権力 分立 の 特性 について 自由 主義 的 特性 、 消極 的 特性 、 懐疑 的 特性 、 政治 的 中立 性 など が 挙げ られ て いる 。  今日 、 権力 分立 制 は 行政 国家 化 、 政党 国家 化 、 司法 国家 化 という 現代 的 変容 を 生じ て いる と さ れる 。  古く から 、 日本 を 含め た 中国 と その 周辺 諸国 で は すべて の 権力 を 君主 あるいは その 時々 の 政権 に 集中 さ せ て い た 。 この ため 、 明治 以前 の 日本 で は 、 立法 権 と 行政 権 、 司法 権 は ほぼ 同じ 機関 が 担っ た 。 江戸 幕府 の 役職 で ある 町奉行 （ 江戸 町 奉行 ） が 、 江戸 市 中 に 施 かれる 法 を 定立 し 、 行政 活動 を 行い 、 民事 ・ 刑事 の 裁判 も 行っ て い た こと は 、 その 典型 で ある 。  こうした 性格 は 実際 の 裁判 に も 影響 を 与え た 。 すなわち 、 中国 の 伝統 的 な 民事 裁判 において は 、 民 が 官 に対して 請願 を 行っ て それ に対して 官 が 請願 の 是非 を 判断 する 裁許 という 形 で 一種 の 行政 処分 を 行う 「 父母 官 型 訴訟 」 と 呼ば れる 権力 者 の 徳治 思想 に 基づい た 世話焼き ・ 恩恵 行為 に 過ぎ なかっ た 。 更に その 制度 を 取り入れ た 古代 日本 の 民事 裁判 で は 中国 の よう な 徳治 思想 は 希薄 で 、 被告 が 直属 する 官 司 ・ 組織 と の 日常 的 支配 関係 に 依拠 し て 提起 さ れる こと が 多く 、 被告 から 見 て 上位 者 にあたる 裁許 者 も 提訴 を 受け た こと によって 受け身 の 形 で 裁許 を 行っ た と さ れ 、 中世 に 入っ て も 領主 が 警察 ・ 刑事 裁判 に 相当 する 検 断 権 の 確保 に は 積極 的 で あっ て も それ 以外 の 裁判 に対する 関心 は 低く 、 もっぱら 原告 ・ 被告 双方 が 持つ 縁 を 頼る 形 で の 提訴 ・ 訴訟 が 展開 さ れ て い た 。 日本 や 中国 において は 裁許 者 に 求め られ た の は 、 強制 力 を 持つ 「 判決 」 を 出す 事 で は なく 、 請願 の 是非 を 「 裁許 」 の 形 で 下し 当事者 間 交渉 を 促す こと に あっ た 。  日本 に 近代 的 な 権力 分立 の 思想 が 入っ て き た の は 幕末 で ある 。  1868 年 （ 明治 元年 ） 、 五 箇条 の 御 誓文 を 実行 する ため に 出さ れ た 政体 書 に は 「 天下 の 権力 、 総て これ を 太政官 に 帰す 、 則 政令 二途 出る の 患無 ら しむ 。 太政官 の 権力 を 分つ て 行法 、 立法 、 司法 の 三権 と す 、 則 偏重 の 患無 らし むるなり 。 」 として 、 三権分立 主義 を 採る こと が 明記 さ れ た 。  しかし 当時 は 、 裁判 こそ が 行政 の 最大 の 役割 で ある と 考え られ て おり 、 1872 年 （ 明治 5 年 ） に 司法 卿 ・ 江藤 新平 が 欧米 に 倣っ て 、 行政 権 と 司法 権 を 分離 さ せる 制度 の 構築 を 図っ た ところ 、 特に 地方 行政 の 担い手 で ある 地方 官 から 猛 反発 が 起き た 。 例えば 、 京都 府 から は 「 仰 地方 の 官 として 人民 の 訴 を 聴く こと 能 はず 、 人民 の 獄 を 断ずる を 能 はず 、 何 を以て 人民 を 教育 し 、 治 方 を 施し 可 申 哉 」 （ 地方 官 が 民事 訴訟 を し て は いけ ない 、 刑事 裁判 を やっ て は いけ ない と 言う が 、 では どう やっ て 人々 を 教育 し て 地方 を 治めろ と いう の か ） と 抗議 （ 明治 5 年 10 月 21 日 付 京都 府 届 ） が 行わ れ 、 諸 府県 から も 同様 の 抗議 が 殺到 し た と いう 。  また 、 1875 年 （ 明治 8 年 ） に 終審 裁判所 で ある 大審院 が 設置 さ れ た 後 も 、 大審院 の 判決 に 司法 卿 が 異議 申し立て を する 権利 を 保留 する （ 江藤 は 既に 佐賀 の 乱 で 処刑 さ れ て いる ） など 問題 が 多く 、 後 の 自由 民権 運動 で も 国会 開設 問題 （ 立法 権 の 政府 から の 分離 要求 ） と 並ん で 政府 批判 の 材料 と さ れ た 。  1890 年 （ 明治 23 年 ） 、 大日本帝国 憲法 が 施行 さ れ 、 帝国 議会 の 成立 と 裁判所 構成 法 の 制定 により 、 日本 に も 一応 権力 分立 の 体制 が 整う 。 しかし 、 すべて の 権力 （ 統治 権 ） は 天皇 が 総攬 し （ 大日本帝国 憲法 第 4 条 ） 、 立法 権 は 帝国 議会 の 協賛 を以て 天皇 が 行使 し （ 大日本帝国 憲法 第 37 条 ） 、 司法 権 は 天皇 の 名 に 於 て 裁判所 が 行使 し （ 大日本帝国 憲法 第 57 条 ） 、 行政 権 は 国務大臣 の 輔弼 により 天皇 が 行使 する （ 大日本帝国 憲法 第 55 条 ） 、 不完全 な 権力 分立 制 だっ た 。  立法 権 は 、 帝国 議会 の 協賛 を 経 ず とも 、 緊急 命令 （ 大日本帝国 憲法 第 8 条 ） と 独立 命令 （ 大日本帝国 憲法 第 9 条 ） によって も 行使 さ れ た 。 後年 に は 軍部 が 統帥 権 と 軍部 大臣 現役 武官 制 を 梃子 に 、 他 の 三権 から 遊離 し て 増長 し 、 暴走 する 事態 とも なっ た 。  ただし 、 明治 憲法 下 の 司法 権 の 独立 について は 制度 上 も 実際 上 も 比較的 実現 さ れ て い た と さ れる 。  なお 、 大日本帝国 憲法 において は 、 行政 庁 の 処分 の 違法 性 を 争う 裁判 （ 行政 裁判 ） の 管轄 は 、 司法 裁判所 に は なく 、 行政 庁 の 系列 に ある 行政 裁判所 の 管轄 に 属し て い た 。 この 根拠 について は 、 伊藤 博文 著 の 『 憲法 義 解 』 に よる と 、 「 行政 権 も また 司法 権 から の 独立 を 要する 」 こと に 基づく と さ れ て いる 。 これ に対して 、 江藤 新平 は 明治 初頭 に 「 司法 権 も また 行政 権 から の 独立 を 要する 」 もの で 、 行政 裁判 と いえ ども 行政 が 裁判 に 関 る の は 司法 権 の 独立 に対する 侵害 で ある という 論理 を 主張 し て いる 。  1947 年 （ 昭和 22 年 ） に 施行 さ れ た 日本国 憲法 は 、 アメリカ に 倣っ た 厳格 な 三権分立 と 、 イギリス や 大正 デモクラシー 期 の 議院 内閣 制 を 折衷 し た 三権分立 制 を 採っ て いる 。 また 、 天皇 は 「 日本 国 の 象徴 で あり 日本 国民 統合 の 象徴 」 （ 日本国 憲法 第 1 条 ） と さ れ 、 「 国政 に関する 権能 を 有 し ない 」 （ 日本国 憲法 第 4 条 1 項 ） もの と さ れ た 。 天皇 の 「 国事 」 に関する すべて の 行為 （ 国事 行為 ） に は 、 内閣 の 「 助言 と 承認 」 を 必要 と し 、 内閣 が その 責任 を 負う こと と さ れ た （ 日本国 憲法 第 3 条 ） 。 一方 で 、 日本国 憲法 が 三権分立 を 規定 し て い ない という 解釈 も 成り立つ という の が 通説 と なっ て おり 、 その 場合 は 「 国権 の 最高 機関 」 で ある 立法 優位 の 一元 的 構造 と 理解 さ れ て いる 。  国会 は 、 「 国権 の 最高 機関 」 で あっ て 、 「 唯一 の 立法 機関 」 と さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 41 条 ） 。  また 、 「 唯一 の 立法 機関 」 と 定め られ た こと から 、 国会 中心 立法 の 原則 と 国会 単独 立法 の 原則 が 導か れる 。 国会 中心 立法 の 原則 と は 、 国会 による 立法 以外 の 実質 的 意味 の 立法 は 、 憲法 に 特別 の 定め が ある 場合 を 除き 許さ れ ない という 原則 で ある 。 その 例外 に は 、 議院 規則 制定 権 （ 日本国 憲法 第 58 条 2 項 ） や 最高 裁判所 規則 制定 権 （ 日本国 憲法 第 77 条 ） が ある 。 内閣 が 定める 政令 は 、 個別 具体 的 な 委任 による 立法 のみ が 許さ れる 。  国会 単独 立法 の 原則 と は 、 国会 による 立法 は 、 国会 以外 の 機関 の 参与 を 必要 と せ ず に 成立 する 原則 を いう 。 その 例外 として は 、 日本国 憲法 第 95 条 の 地方 自治 特別 法 が ある 。 内閣 の 法案 提出 権 は 、 国会 の 審議 採決 を 妨げ ず 、 また 、 72 条 に 議案 提出 権 が 定め られ て いる ため 、 許さ れる と 解さ れる 。  「 行政 権 は 、 内閣 に 属する 」 （ 日本国 憲法 第 65 条 ） 。 他 の 二 権 が 、 「 唯一 の 」 （ 日本国 憲法 第 41 条 ） あるいは 「 すべて 」 （ 日本国 憲法 第 76 条 ） と さ れ て いる の に対し 、 単に 「 属する 」 と 定め られ た こと は 、 三権分立 が 行政 権 にとって は 抑制 原理 （ 他 の 二 権 にとって は 防衛 原理 ） と さ れ て いる こと を 意味 する と 解さ れる 。 内閣 は 、 「 首長 たる 内閣 総理 大臣 及び その他 の 国務大臣 」 で 組織 さ れる （ 日本国 憲法 第 66 条 1 項 ） 。 内閣 総理 大臣 は 、 「 国会 議員 の 中 から 国会 の 議決 で 、 これ を 指名 」 （ 日本国 憲法 第 67 条 1 項 ） さ れ 、 天皇 に 任命 さ れる 。 国務大臣 は 、 内閣 総理 大臣 が 任命 し 、 天皇 が 認証 する 。 国務大臣 の 過半数 は 、 国会 議員 の 中 から 任命 さ れる 。 この よう に 、 内閣 総理 大臣 を 国会 議員 の 中 から 国会 が 指名 し 、 内閣 が 行政 権 行使 について 「 国会 に対し 連帯 し て 責任 」 を 負う （ 日本国 憲法 第 66 条 3 項 ） こと から 、 議院 内閣 制 が 採ら れ て いる もの と 解さ れる 。  全て の 司法 権 は 、 最高 裁判所 と 下級 裁判所 から なる 裁判所 に 属する こと と さ れ 、 最高 裁判所 は 終審 裁判所 と さ れる （ 日本国 憲法 第 76 条 1 項 ） 。 特別 裁判所 ( 憲法 裁判所 及び 軍法 会議 、 行政 裁判所 など ) の 設置 は 禁止 さ れ 、 行政 機関 が 終審 として 裁判 を 行う こと は でき ない （ 日本国 憲法 第 76 条 2 項 ） 。 司法 権 の 行政 権 から の 独立 を 確立 する ため 、 司法 行政 権 は 司法 権 の 一部 として 裁判所 に 帰属 する こと に なっ た 。 また 、 行政 裁判所 は 廃止 さ れ 、 通常 の 裁判所 が 行政 事件 を 管轄 する 。 さらに 、 最高 裁判所 は 「 一切 の 法律 、 命令 、 規則 又は 処分 が 憲法 に 適合 する か し ない か を 決定 する 権限 を 有する 終審 裁判所 」 と さ れ た （ 日本国 憲法 第 81 条 ） 。 これ は 、 最高 裁判所 および 下級 裁判所 が 、 違憲 立法 審査 権 を 有する こと を 意味 する と 解さ れ て いる 。  内閣 と 国会 の 関係 は 議院 内閣 制 が とら れる 。 内閣 総理 大臣 は 国会 議員 の 中 から 国会 の 議決 で 指名 する （ 日本国 憲法 第 67 条 1 項 ） 。 また 、 内閣 総理 大臣 は 国務大臣 を 任命 する が 、 その 過半数 は 国会 議員 の 中 から 選ば れ なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 68 条 1 項 ） 。 内閣 総理 大臣 その他 の 国務大臣 に は 議院 出席 の 権利 義務 が 認め られ て いる （ 日本国 憲法 第 63 条 ） 。  内閣 は 行政 権 の 行使 について 国会 に対し 連帯 し て 責任 を 負い （ 日本国 憲法 第 66 条 3 項 ） 、 衆議院 で 内閣 不信任 決議 が 可決 （ あるいは 信任 決議 が 否決 ） さ れ た とき は 内閣 は 10 日 以内 に 総 辞職 か 衆議院 の 解散 ・ 総 選挙 を 選ば なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 69 条 ） 。 一方 、 内閣 は 衆議院 を 解散 する 権限 を 有し て いる と 解さ れ て いる （ 解散 権 の 実質 的 根拠 について は 争い が ある ） 。 内閣 総理 大臣 が 欠け た とき 、 又は 衆議院 議員 総 選挙 の 後 に 初めて 国会 の 召集 が あっ た とき は 、 内閣 は 総 辞職 を し なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 70 条 ） 。  この ほか 国会 の 両 議院 に は 国政 調査 権 が 付与 さ れ （ 日本国 憲法 第 62 条 ） 、 この 権限 を 適切 に 行使 する こと により 、 国会 に は 内閣 の 行動 を 監視 監督 する 機能 も 期待 さ れ て いる 。  一方 、 国会 ・ 内閣 と 裁判所 と の 関係 において は 日本 で も 司法 権 の 独立 の 原理 が 採用 さ れる 。 すべて 裁判官 は その 良心 に従い 独立 し て その 職権 を 行い 憲法 及び 法律 のみ に 拘束 さ れる と 規定 さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 76 条 3 項 ） 。  国会 から 裁判所 に対する 抑制 として は 弾劾 裁判 が あり 、 著しい 職務 上 の 義務 違反 や 非行 など の あっ た 裁判官 は 国会 議員 で 構成 さ れる 裁判官 弾劾 裁判所 が 弾劾 する （ 日本国 憲法 第 64 条 ） 。 一方 、 裁判所 は 国会 の 制定 し た 一切 の 法律 の 憲法 適合 性 を 審査 する 違憲 立法 審査 権 を 有する と さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 81 条 ） 。  内閣 から 裁判所 に対する 抑制 として は 、 裁判官 の 任命 権 （ 最高 裁判所 長官 について は 指名 権 ） が ある 。 最高 裁判所 長官 は 天皇 が 内閣 の 指名 に 基い て 任命 し （ 日本国 憲法 第 6 条 2 項 ） 、 最高 裁判所 の 長官 以外 の 裁判官 は 内閣 で これ を 任命 する （ 日本国 憲法 第 79 条 1 項 ） 。 最高 裁判所 裁判官 の 任命 について は 、 その 発足 当初 、 裁判官 任命 諮問 委員 会 の 答申 に 基づい て 任命 が 行わ れ て い た が 、 内閣 の 責任 を 不 明確 に する もの と の 批判 が あっ た と さ れ 廃止 さ れ た 経緯 が ある 。 この 点 について は 常設 的 な 委員 会 の 設置 は 憲法 の 趣旨 に 反する と みる 学説 も ある が 、 公平 で 非 党派 的 な 選考 委員 会 が 実質 的 任命 を 行う よう な 制度 に す べき と の 学説 が 対立 し 議論 が ある 。 なお 、 現在 は 、 最高 裁判所 事務 総局 ・ 最高 検察庁 ・ 日本 弁護士 連合 会 など が 最高 裁判所 裁判官 の 候補 者 を 推薦 し 、 内閣 が これ を 追認 する 形 で 任命 が 行わ れ て いる 。 また 、 最高 裁判所 長官 について は 前任 の 最高 裁判所 長官 の 推薦 に 基づい て 任命 が 行わ れ て いる 。  下級 裁判所 の 裁判官 は 最高 裁判所 の 指名 し た 者 の 名簿 によって 内閣 で 任命 する （ 日本国 憲法 第 80 条 1 項 前段 ） 。 憲法 解釈 上 は 、 明白 な 任命 資格 要件 の 欠如 の 場合 を 除い て 内閣 は 任命 拒否 でき ない と 解さ れ て いる 。 実務 上 も 裁判官 の 空席 の 数 に 形式 的 に 一 人 を 加え た 名簿 が 作成 さ れ て 任命 が 行わ れ て おり 、 また 実質 的 に 指名 さ れ た 者 が 任命 を 拒否 さ れ た 例 は ない と さ れ て いる 。法曹 （ ほう そう 、 英 :   Legal   profession 、 ） と は 、 法律 を 扱う 専門 職 として その 実務 に 携わる 者 を いう 。  特に 、 裁判官 、 検察官 、 弁護士 を 指す こと が あり 、 法曹 三 者 と も いわ れる 。 法律 学 研究 者 を 含め 研究 法曹 、 実務 法曹 と 呼び 分ける こと も まれ に ある 。 類義語 に 法律 家 、 法曹 人 など が ある が 、 一般 に 法学 者 と は 異なる 。  日本 において は 、 裁判官 、 検察官 及び 弁護士 を 総称 し ていう 言葉 で ある 。  もともと は 「 下級 の 監獄 官吏 」 の 意味 で 、 それ が 転じ て 「 法 を 司る 官僚 」 という 意味 に なり 、 裁判官 と 検察官 を 指す 言葉 として 用い られ た 。 明治 初期 は 、 弁護士 は 代言 人 と 呼ば れ 、 裁判官 ・ 検察官 と は 別に 代言 人 試験 が あっ た が 、 後 に 高等 文官 試験 を 経 て 、 戦後 裁判官 ・ 検察官 ・ 弁護士 の 統一 的 な 司法 試験 制度 を 採用 する よう に なっ た こと から 、 弁護士 を 含め 法曹 三 者 という よう に なっ た 。  2006 年 の 統計 に よれ ば 、 裁判官 は 3 , 341 名 （ うち 簡易 裁判所 判事 806 名 ） 、 検察官 は 2 , 490 名 （ うち 副 検事 899 名 ） 、 弁護士 は 25 , 114 名 。 弁護士 を 在野 法曹 、 裁判官 と 検察官 を 在朝 法曹 と 呼ぶ 用例 も ある が 、 「 在野 」 と 官僚 を 含意 する 「 法曹 」 と は 意味 が 矛盾 し て おり 、 言葉 として 不 適当 で ある ので 、 「 法律 家 」 と 呼ぶ の が 適当 で ある と する 見解 も ある 。  なお 、 国会 議員 や 、 法制 執務 に 携わる 事務 官 、 裁判所 書記官 、 検察 事務 官 、 パラリーガル 、 宅地 建物 取引 士 、 企業 の （ 弁護士 資格 を 有 し ない ） 法務 担当 者 など は 、 法律 に関する 事務 に 従事 する ものの 、 「 法曹 」 と 呼ば れる こと は ない 。  英語 の bar は 、 法廷 内 に いる 者 という 意味 で 「 法曹 」 と 訳さ れる が 、 裁判官 （ bench ） に対する 意味 で 弁護士 を 意味 する こと も ある 。 lawyer は 、 「 法律 家 」 と 訳さ れる こと も 多い が 、 アメリカ合衆国 で は 、 司法 書士 、 行政 書士 、 税理士 、 公証 人 という 職種 は 存在 せ ず 、 法曹 一 元 制 を 採用 し て いる ため 弁護士 から 裁判官 ・ 検察官 が 任用 さ れ 、 法学 教員 も 弁護士 資格 を 保有 し て いる ので 、 通常 は 「 弁護士 」 を 意味 する ので 注意 を 要する （ 裁判官 で も 検察官 で も 法学 者 で も ない 弁護士 という 意味 で あれ ば 、 attorney - at - law で ある ） 。  ドイツ で は 、 一般 に 、 法曹 三 者 に 限ら ず 、 公証 人 （ Notar ） 、 大学 教員 （ Hochschulleher ） 、 行政 官 （ Verwaltungsbeamte ） 、 国会 ・ 大学 ・ 教会 の 行政 担当 者 （ Parlamentsverwaltung ,   Universitätsverwaltung ,   Kirchverwaltung ） まで も 法曹 と 呼ば れ て いる 。  法曹 三 者 に なる 資格 を 法曹 資格 と 呼び 、 法曹 資格 は 一部 の 例外 を 除き 、 原則 として 4 年 制 大学 学部 （ 法学部 に 限ら ず ） を 卒業 又は 3 年次 中退 後 、 大学院 法務 研究 科 等 ( いわゆる 法科 大学院 、 法学 既 修 者 コース 2 年間 、 未 修 者 コース 3 年間 ) に 合格 ・ 進学 及び 修了 、 または 司法 試験 予備 試験 ( 法科 大学院 へ の 進学 が 困難 な 者 へ の 救済 措置 、 受験 資格 に 制限 なし ) に 合格 し た 後 、 5 年 以内 に 司法 試験 に 合格 する こと が 要求 さ れる 。 司法 試験 に 合格 し た だけ で は 法曹 資格 を 自動的 に 得る こと は 無く 、 一部 の 例外 を 除き 、 原則 として 司法 修習 を 修了 し て 初めて 法曹 資格 が 与え られる 。 なお 、 検察官 ・ 裁判官 へ の 任官 は 、 これら に 加え て 、 別途 法務省 ( 検察庁 ) や 最高 裁判所 に 採用 さ れる 必要 が ある 。  現行 制度 において は 、 法科 大学院 を 修了 （ 法務 博士 ( 専門 職 ) 学位 取得 ） 、 もしくは 司法 試験 予備 試験 に 合格 し なけれ ば 、 司法 試験 の 受験 資格 それ 自体 が 認め られ ない 点 に 注意 が 必要 で ある 。刑罰 の 一覧 （ けい ばつ の いち らん ） は 、 古今 東西 の 刑罰 を 集め 一覧 と し た もの で ある 。 「 刑罰 」 も 参照 の こと 。  死刑 は 、 受刑 者 を 死亡 さ せる 刑罰 で ある 。 方法 として は 、 以下 の もの が ある 。  これら の 刑罰 の 共通 点 として 、 人体 を 生き た まま 解剖 し 細か な 部位 ごと に 切除 する 点 が 挙げ られ 、 こうした 処刑 方法 を 総称 し て 「 解体 刑 」 と 呼ば れる こと が ある 。 処刑 方法 の 中 で も とりわけ 残虐 性 ・ 猟奇 性 の 強い 方法 として 後世 に 悪名 を 残し て いる と いえる 。  また 、 北朝鮮 で は 、 死刑 囚 の 足 に 大 釘 を 刺し て 鼻 に 鉄線 を 突き刺し た あと 、 住民 たち が 石 を ぶつけ 、 最後 に は 執行 人 が 銃 を 撃っ て 処刑 する 処刑 方法 が ある 。  身体 刑 は 、 受刑 者 の 身体 の 一部 を 傷つける 刑罰 で ある 。 現在 で は あまり 行わ れ て い ない が 、 イラン ・ サウジアラビア など イスラム教 の 原理 主義 の 強い ところ で は よく 行わ れ て いる 。 この 中 に は 、 かつて の 日本 で 行わ れ て い た もの も ある 。  自由 刑 は 、 受刑 者 の 行動 の 自由 を 奪う 刑罰 で ある 。  肉体 的 な 苦痛 で は なく 、 精神 的 苦痛 を 与える こと を 目的 と する 刑罰 の 一種 で 近代 まで 行わ れ て い た 。 現代 で は 実施 し て いる 国 は 無い 。  中世 から 近代 に かけ 、 ヨーロッパ で 広く 行わ れ た 晒し 刑 。 単独 で 成立 する 。 共同 体 の ルール を 犯し た 者 を 、 町 の 広場 の さらし 台 に 縛り付け 、 それぞれ の 罪 を 象徴 する 「 恥辱 の 仮面 」 や 「 恥辱 の 帽子 」 、 「 恥辱 の マント 」 といった アイテム を 着け て 一定 期間 晒し 者 に し 、 市民 の 嘲笑 を 受け させ た もの 。 頭 と 足 だけ 出し て 身体 を 樽 で 密封 する 「 」 という もの も あっ た 。 この 「 恥辱 の 樽 」 は のち に 手 を 加え られ 、 「 鉄 の 処女 」 として 見世物 に さ れ た 。  同業 組合 の 規定 を 破っ た 親方 など は 、 広場 で 鳥かご 状 の 檻 に 閉じ込め て 建物 など から 肥 桶 の 上 に 吊るし 、 空腹 に 耐え かね て 自分 から 肥 桶 に 落ちる まで 晒し 者 に し た 。  また 、 手かせ 足かせ を 着け て 、 単純 に 晒し 者 に する 方法 も とら れ た 。  財産 刑 は 、 受刑 者 の 財産 を 没収 する 刑罰 で ある 。  追放 刑 は 、 受刑 者 の 居住 地域 を 制限 する 刑罰 で ある 。  他 の 刑罰 に 付加 さ れる 刑罰 。 単独 で は 成立 し ない 。  この 刑 は 、 強盗 殺人 を 犯し た 者 に対し 適用 さ れ た 。権利 （ けん り ） と は 、 一般 に 、 ある 行為 を なし 、 あるいは し ない こと の できる 資格 。 法律 上 は 、 一定 の 利益 を 主張 または 享受 する こと を 法 により 認め られ た 地位 、 あるいは 、 他人 に対し 一定 の 行為 ・ 不 作為 を 求める こと が できる 地位 を いう 。 日本 において 権利 は 権限 を 含む 。 対義語 は 義務 。  各 個人 が 有する 権利 と は 、 通常 は 社会 など の 制度 と の 関係 において 、 それ が 保障 さ れる か 否 か が 問わ れる もの で ある こと から 、 法治 主義 の もと において は 、 権利 は 法 に 基づき 各 個人 に 付与 さ れる 特権 として 理解 さ れる 。 権利 の 一つ の 区分け として 人権 と 呼ば れる もの が あり 、 基本 的 人権 など の 用法 において は 、 社会 や 国家 など の 制度 に 先行 し て 存在 する もの として 理解 さ れる こと が ある 。  なお 、 より 一般 的 な 用語 法 として 、 各人 が 何らかの 個人 の 見解 ・ 要求 を 主張 できる 根拠 が ある こと を し て 、 「 権利 が ある 」 という 用い られ 方 を する こと が ある 。  なお 、 日本語 の 「 権利 」 という 語 は 西 周 による もの と さ れ て いる 。  権利 の 観念 の 元 が 生まれ た ヨーロッパ の 言語 において 、 権利 は 、 ラテン語 で " jus "、 英語 で " Right "、 ドイツ 語 で " Recht "、 フランス語 で " droit "、 イタリア 語 で " diritto " で ある 。 また 、 これら の 語 は 正義 を も 意味 し 、 権利 は 正義 という 認識 の 存在 が うかがわ れる 。 一般 に 法 と 権利 は 同一 の 言葉 で 表現 さ れる が 、 法 哲学 において は 自然 法学 と 法 実証 主義 の 間 で 対立 する 見解 が 存在 する 。 この 論争 は 、 人民 と 王 と の 間 の 社会 契約 により 自然 法 が 破棄 さ れる 、 と 唱え た トマス・ホッブズ と 、 それ に 反発 し 、 自然 法 の 普遍 性 を 唱え た 、 ジョン ・ ロック の 対立 に 由来 する 。 ドイツ 法 哲学 において は 、 法 と 権利 を 区別 する 場合 は 「 客観 的 」 または 「 主観 的 」 という 形容詞 を 付する 。 例えば 、 ドイツ 語 において は 、 " objektives   Recht " は 法 の 意味 で ある の に対し 、 " subjektives   Recht " は 権利 の 意味 で ある 。 近代 以前 の 権利 は 社会 的 身分 （ 王族 ・ 貴族 ・ 自由 民 ・ 奴隷 ） で 違う もの で あっ た ので 、 権利 は 人権 と 同一 で は ない の で ある 。 現代 において も 、 国家 、 個人 、 法人 、 外国 人 など の 間 で 権利 は 異なる 。  権利 の 意味 について は 様々 な 見解 が 唱え られ て いる が 、 大まか に 分類 する と 、 伝統 的 に は 、 法 により 保護 さ れ た 利益 が 権利 で ある と する 見解 （ 利益 説 ） と 、 法 により 保障 さ れ た 意思 または 意欲 の 力 が 権利 で ある と する 見解 （ 意思 説 ） と の 対立 が ある 。  前者 の 利益 説 は 、 法 が 一定 内容 の 義務 を 他人 に 課す こと により 保護 さ れる 特定 個人 の 利益 を 権利 と する 考え方 で ある （ ベン サム 、 イェーリング ） 。 しかし 、 金銭 の 借主 が 経済 的 に 困窮 し て いる 例 に する と 、 この よう な 場合 に も 貸主 に は 借金 を 返し て もらう 権利 は ある と さ れる が 、 その こと による 具体 的 な 利益 が ある と は 言い 難い 。 したがって 、 利益 を もっ て 権利 と する の で あれ ば 、 利益 の 内容 は 相当 抽象 的 な もの に なら ざる を え ない 。 また 、 権利 の 主体 的 ・ 能動 的 な 側面 を 重視 する 立場 から は 、 受益 的 な 側面 を 強調 し て いる という 点 で 妥当 性 を 欠く こと に なる 。  後者 の 意思 説 は 、 法 規範 により 自分 が 表現 し た 意思 により 企図 する 効果 を 実現 する こと が できる 力 を 権利 と する 考え方 で ある （ カント 、 サヴィニー ） 。 しかし 、 この よう な 考え方 について も 、 意思 ・ 意欲 を 期待 する こと が でき ない 乳幼児 は 権利 の 主体 に なる こと は でき ない の か という 問題 を 抱える 。 したがって 、 この 見解 によって も 意思 の 内容 は 相当 抽象 的 に なら ざる を 得 ない 。 なお 、 意思 説 の バリエーション として 、 他者 に対する 一種 の 支配 権 を 権利 と する 見解 （ 選択 説 ） も ある ところ （ ハート ） 、 当然 、 選択 能力 の ない 乳幼児 の 問題 が 生じる 。  また 、 以上 の よう な 問題 点 を 指摘 し た 上 で 、 純粋 法学 の 立場 から 権利 は 法 の 一部 に 他 なら ない と する 見解 も 主張 さ れる （ ケルゼン ） 。 この 見解 は 、 法 規範 の 適用 、 すなわち サンクション の 執行 の 手続 が 特定 の 者 の 意思 の 表明 に 依存 する 場合 に 、 当該 人 の 具体 的 な 利益 や 意思 に かかわら ず 権利 を 有する と 観念 さ れ 、 権利 と は サンクション の 執行 手続 を 発動 する 意思 を 表明 する 資格 が ある 者 と の 関係 における 法 規範 で ある と する 。  近時 、 類 と 種差 により 権利 概念 を 定義 する こと は 、 種差 を 決定 する 要素 に関する 客観 的 な 基準 を 見出し え ない こと 等 から 困難 と さ れ て おり （ 「 権利 」 概念 に 限ら ず 、 法学 における 基本 的 な 概念 は 同様 の 困難 さ を 有する ） 、 定義 より は 用法 により 権利 概念 を 解明 す べき と の 見解 も ある 。  権利 の 性質 について は 、 伝統 的 に は 概ね 以上 の よう な 見解 の 対立 が ある が 、 冒頭 に 書い た とおり 、 定義 づけ により 権利 概念 を 解明 する の で は なく 、 権利 という 言葉 の 用法 により 解明 する 方向 も ある 。  この 点 、 英 米 の 法理 学 において は 、 ホーフェルド 以来 、 権利 概念 について 以下 の よう な 用法 の 分析 が 試み られ て いる 。  様相 論理 の 一つ で ある 義務 論理 で は 、 通常 の 論理 学 と は 異なり 、 「～ する 権利 が ある 」 、 「～ する 義務 が ある 」 といった 命題 を 取り扱う こと が できる 。 義務 論理 学 で は 「 権利 」 と 「 義務 」 は ド ・ モルガン 双対 の 関係 に ある と さ れる 。 すなわち 、 「～ し ない 権利 は ない 」 事 を 「 義務 」 と 定義 する 。法 解釈 （ ほう かいしゃく ） と は 、 各種 の 法 源 について 、 その 内容 を 確定 する こと を いう 。 法 源 と は 、 法 解釈 の 対象 と なる 、 法 の 存在 する 形式 の こと を いう 。  文字 に 表さ れ た 抽象 的 規範 ないし 法則 は 、 たとえ それ 自体 は 一見 極めて 明瞭 な よう で も 、 千変万化 の 具体 的 事象 に 適用 する に当たって は 、 不可避 的 に 解釈 上 の 疑義 を 生む （ 右 画像 参照 ） 。 法学 の 対象 と する 法 も また 例外 で ない から 、 法律 を 暗記 し て も それ だけ で は 役に立つ もの で は なく 、 ここ に 法 解釈 の 必要 が 生じる （→# 論理 解釈 ） 。  法 解釈 において は 、 単に 具体 的 事件 のみ に 妥当 な 結論 を 導く こと が できれ ば 足りる もの で は なく 、 同種 の 事件 が 生じ た とき に も 、 同様 の 結論 を 得る こと が できる よう に 客観 的 に 行わ れ なけれ ば なら ない 。 さもなければ 、 どの よう な 行為 が あれ ば どの よう に 法的 に 判断 ・ 処理 さ れる か について 一般人 が 不安 を もつ 必要 の ない 状態 、 すなわち 法的 安定 性 （ 独 ： Rechtssicherheit ;   仏 ： sécurité   juridique ;   英 ： legal   certainty ） が 害さ れ て しまう から で ある 。 したがって 、 法 解釈 において は 、 法的 安定 性 を 害する こと 無く 、 いかに し て 個別 の 事案 について の 社会 的 正義 、 すなわち 具体 的 妥当 性 を 発揮 する か が 最大 の 課題 で ある （ →# 立法 者 意思 説 と 法律 意思 説 ） 。 そして 、 注意 し なけれ ば なら ない の は 、 法的 安定 性 と 具体 的 妥当 性 の どちら を 重視 し 、 両者 を どこ で 調和 さ せる か は 、 時代 によって （ →# 概念 法学 と 自由 法 論 ） 、 また 法律 の 領域 によって も 異なっ て くる という こと で ある （ →# 刑法 及び 行政 法 における 慣習 法 ） 。 要するに 、 解釈 という 論理 操作 を 経 ず に 意味 の 明瞭 な 法 は 、 一つ も 無い と 言っ て よい 。  そこで 、 次 の よう に 言わ れ て いる 。  近 現代 における 法 解釈 学 は 、 イルネリウス を はじめ と する 註釈 学派 が スコラ 神学 における 聖書 解釈 技法 を 取り入れ て 、 成文 の ローマ 法 大全 の 解釈 方法 と し た もの に 由来 する ところ が 大きい 。 しかし 、 法 源 は 法典 を 始め と する 明文 の 制定 法 （ 成文法 ） に 限ら れ ない から 、 慣習 法 や 判例 法 など の 不文法 について も 、 解釈 は 必要 で ある 。 成文法 以外 に 法 源 を 認める か 、 認める として 成文法 と の 関係 を どの よう に 捉える の か について は 、 法 解釈 の 基本 的 態度 の 違い に 直結 する から 、 裁判 の 前提 たる 法 源 を 明らか に する 法 源 論 は 、 法 解釈 の あり方 を 考察 する にあたって 必須 の 一大 要素 で ある 。  慣習 法 と は 、 慣習 に 基づい て 成立 する 法 の こと を いう 。 判例 を 含め た もの を いう 場合 も ある 。  歴史 的 沿革 の うえ で は 、 慣習 法 は 成文 の 制定 法 に 先立つ もの で ある から 、 両者 に 共通 する 法 解釈 の 根本 問題 は 慣習 法 より 生まれ た 。  すなわち 、 原初 社会 において は 、 人々 は 例えば 正義 の 女神 テミス の 名 を 冠し た 神託 裁判 によって なさ れ た と いう だけ で その 結果 を 受け入れる の が 普通 で あっ た が 、 社会 の 発達 に したがっ て その 思想 は 次第に 変化 し 、 公平 さ を 求め て 次第に 神託 そのもの も 同種 の 事件 は 同様 に 扱う よう に なっ て いっ た 。 故に 、 その よう な 神託 裁判 も また 慣習 法 の 起源 もしくは その 一種 で ある と 考え られ て いる 。  法的 安定 性 の 重視 を 端的 に 表す 有名 な 法 格言 、 「 悪 （ 酷 ） 法 も また 法 なり 」 （ 羅 ： Dura   lex ,   sed   lex ） も 、 本来 は 古代 ローマ において 制定 法 で は なく 慣習 法 について いわ れ た もの で ある 。 慣習 法 は 民衆 一般 より 自然 的 に 生じる もの で ある から 、 たとえ 他 民族 から み て それ が 過酷 に 過ぎる もの で あっ て も 、 当該 社会 で は 通常 の こと として 認識 さ れる から で ある 。 一方 、 制定 法 において は 、 これ と は 逆 に 人為 的 に 社会 を 改善 しよ う と する もの で ある から 、 「 至 厳 の 法 は 最大 の 不 正義 」 （ 悪法 は 法 に あら ず ） という 法律 格言 が かなり 古く から 行わ れ て い た こと は キケロ の 著書 中 に 確認 する こと が でき 、 この 格言 は イギリス の 衡平 法 裁判 の 起源 と なる など 、 ヨーロッパ 各国 に 継承 さ れ た の で ある が 、 後 の 18 世紀 末 から 19 世紀 の 立法 権 過信 時代 に は 、 かえって 正反対 の 「 悪法 も 法 なり 」 が 制定 法 について 承認 さ れ 、 道徳 と 法律 の 厳格 な 峻別 が 主張 さ れる に 及ん だ の で ある 。 その 結果 として 現れ た の は 、 裁判官 の 権力 縮小 と 、 慣習 法 の 効力 否認 で あっ た 。  つまり 、 法 解釈 において は 、 悪法 も また 法 で ある と の テーゼ に対し 、 これ を 肯定 的 に 解し て 客観 的 な 成文法 のみ を その 対象 と する こと で 司法 を 拘束 し 、 もっぱら 立法 によって その 是正 を 図ろ う と する 立場 と 、 それ と は 逆 に 、 司法 を 信頼 し て 成文法 以外 に 広く その 対象 を 求める こと によって 悪法 の 不備 を 是正 しよ う と する 立場 と の 二 大 潮流 が あり うる こと に なる 。  元々 既存 の 成文法 中 に 存在 が 予定 さ れ て い なかっ た 現象 で あっ て も 、 譲渡 担保 の よう に 独自 の 発展 を 遂げ 、 裁判 実務 上 も しばしば その 俎上 に あがる もの が ある 。 日本 で は 、 平成 16 年 に は 動産 の 譲渡 担保 を 正面 から 認める 立法 が 成立 し た が 、 その よう な 法律 が 存在 し なかっ た 時代 において は 、 民法 上 認め られ た 質 による 以外 の 担保 方法 は 法律 上 の 保護 を 与え られ ない と 解する 余地 も 理論 上 あり え た 。 この よう に 、 人為 的 に 制定 さ れ た 成文法 すなわち 実定法 のみ が 法 源 で あっ て 、 慣習 法 など の 不文法 は 実定法 が 明文 を 持っ て 許容 し ない 限り は 法 源 に なる こと は ない という 考え方 を 、 法 実証 主義 と いう 。  これ に対し 、 判例 ・ 通説 において 承認 さ れ て い た よう に 、 民法 上 の 質 権 の 規定 を 、 動産 担保 の 全て を 規律 する 規定 で は なく 、 動産 を 質 という 制度 で 担保 に する 場合 だけ の 規定 だ と 解釈 する と 、 所有 権 を 譲渡 する 方法 で 担保 に する こと について は 、 民法 の 規定 が 欠け て いる という こと に なる から 、 慣習 法 による 補充 が 許容 さ れる という こと に なる 。 この よう に 、 慣習 法 の 解釈 において は 、 慣習 そのもの が 本来 明確 な もの で ない から 、 その 存在 、 内容 など を ある程度 はっきり 確定 さ せ 、 # 成文法 と 調和 さ せる こと が 重要 な 任務 に なる 。  慣習 法 と 成文法 の 調和 の 仕方 を 巡っ て は 、 成文法 の 優位 を 説い て 法 と 道徳 の 峻別 を 重視 する 法 実証 主義 と 、 成文法 と 慣習 法 の 連続 性 を 強調 し て 両者 の 共通 点 に 着目 する 自然 法 論 の 対立 が あり 、 前者 が 慣習 法 を 排除 し て 悪法 も また 法 なり の テーゼ を 肯定 する の に対して 、 後者 が 悪法 は 法 で は ない と の 立場 に 結びつく もの で ある と 説明 さ れる こと が ある 。  しかし 、 歴史 法学 の 立場 から 、 自然 法 論 を 批判 する 論者 が 慣習 法 の 尊重 を 説く こと も あり 、 また 逆 に 自然 法論 者 が 不文 の 慣習 法 の 排除 を 説い て 悪法 も また 法 なり に 傾斜 する こと も ある から 、 厳密 に 言え ば 、 両者 が 必ずしも 対応 する わけ で は ない とも 考え られ て いる 。  例えば 、 18 世紀 から 19 世紀 にかけて の フランス において は 、 自然 法 の 現れ と みなさ れ た ナポレオン 諸 法典 による 慣習 法 の 統一 を 背景 に 、 法典 化 さ れ なかっ た 慣習 法 の 効力 を 否定 し て 、 紛争 は ことごとく 法文 解釈 の 枠 に はめ て 規律 しよ う と し て い た 。 一方 、 ドイツ において は 、 1794 年 に 成立 し た プロイセン 一般 ラント 法 が 同様 の 見地 を 徹底 し て 詳細 かつ 網羅 的 な 立法 を 試み た が 、 その 故 に 法典 が 極度 に 膨張 し て 挫折 を 強い られ 、 法 の 普遍 性 を 強調 する 自然 法 学派 に対し 、 法 の 歴史 的 必然 性 を 強調 する 歴史 法学 派 により 、 フランス と は 逆 に 、 早急 な 人為 的 立法 による こと なく 、 社会 的 な 自然 の 慣習 法 の 発達 に 多く を 委ねる べき と の 立場 が 有力 に なっ た 。 当時 ヨーロッパ を 席巻 し て い た ロマン 主義 （ 右 画像 参照 ） や 進化 論 、 及び 分断 化 さ れ て い た ドイツ の 政治 的 事情 が 背景 に ある 。 ナポレオン 戦争 の 影響 によって 、 ティボー ら により 、 国家 統一 の ため の 統一 的 な 法典 整備 の 必要 が 叫ば れ た の に対し 、 サヴィニー を はじめ と する 歴史 法 学派 が 反対 し た の は この ため で あっ た （ 法典 論争 ） 。 ところが 、 19 世紀 末 から 20 世紀 にかけて 、 ナポレオン 法典 の 老朽 化 と ドイツ 民法 典 の 制定 によって 、 両国 の 解釈 態度 は 逆転 し 始め た の で ある 。  これ に対し 、 英 米 法 特に イギリス 法 は 、 この よう な フランス ・ ドイツ を 中心 と する 大陸 法 における 法典 化 運動 、 すなわち 慣習 法 の 全面 的 な 制定 法 化 に は 従わ なかっ た 。 むしろ 、 かつて ドイツ の 歴史 法 学派 が 主張 し た よう に 、 成文法 の 制定 は 慣習 法 の 個々 の 点 について 生じ た 誤り を 是正 する ため に のみ なさ れる べき だ と 考え られ た の で ある 。  これ は 、 成文法 は 立法 者 の 恣意 によって 変動 し うる から 、 それ より も 何 世紀 に も わたる 慣習 法 と 判例 法 の 蓄積 によって 、 裁判官 を 拘束 し 恣意 的 判断 を 防ぐ こと が 合理 的 で ある と 考え られ た ため で ある 。  一方 、 大陸 法 の 法 制度 を 採る 国々 において は 、 もし 法 源 として 成文法 を 重視 する 主義 に 立て ば 、 法 源 の 明確 さ ゆえ に 法的 安定 性 の 確保 に 資する が 、 反面 、 慣習 法 や 判例 法 の よう な 不文法 を も 重視 する 主義 に よれ ば 、 柔軟 な 解釈 によって 、 より 具体 的 妥当 性 を 実現 し やすい と 考え られ て いる （ もっとも 、 過度 の 成文法 偏重 は かえって 法的 安定 性 を 損なう と 考え られる し 、 成文法 を 重視 する 立場 に 立っ て も 、 しばしば 成文 法規 の 中 に 「 書か れ ざる 法 」 を 読み込も う と する こと について は 後述 ） 。  近代 刑法 において は 、 「 法律 なけれ ば 犯罪 なく 、 法律 なけれ ば 刑罰 なし 」 という 法 格言 に 表さ れる よう に 、 どの よう な 行為 が 犯罪 と なり 、 どの よう な 刑罰 が 科さ れる の か 、 あらかじめ 成文法 で 定め られ て い なけれ ば なら ない という 罪刑法定 主義 の 原則 が ある ため 、 慣習 法 や # 条理 を 独立 の 法 源 と する こと は 許さ れ ない 。 もっとも 、 例えば 「 法令 又は 正当 な 業務 による 行為 は 、 罰 し ない 」 と する 、 日本 刑法 35 条 の よう に 、 成文 の 「 法令 」 に よら ない 慣習 法 の 解釈 に 委ね た と み られる 規定 も ある こと から 、 成文 法規 の 解釈 に当たって 慣習 や 条理 を 考慮 する こと まで 排除 さ れる わけ で は ない 。  行政 法 分野 において も 、 法的 安定 性 の 確保 及び 三権分立 による 国家 権力 の 恣意 的 行使 の 抑制 という 見地 から 、 現に 存在 し て いる 法律 による 行政 の 原理 に 依拠 し た 国家 権力 の コントロール が 重要 に なる 。 つまり 、 慣習 法 の 成立 する 余地 は 本来 少ない 。  したがって 、 この 観点 から は 、 日本 において 広く 行わ れ て いる 行政 指導 に は 批判 が ある 。 行政 指導 に 従う べき 法的 な 義務 は 無い が 、 これ に 抵抗 する こと は 実際 上 困難 な こと が 多く 、 違背 する と 法令 の 根拠 が ある と は 限ら ない に も かかわら ず 、 しばしば 事実 上 の 不利益 を 受ける から で ある 。  もっとも 、 問題 の ある 行為 に対して 、 いきなり 法令 の 適用 という 最終 手段 に 訴える こと を 抑制 し つつ 、 望ましい 適法 状態 の 具体 的 実現 を 図る こと によって 、 具体 的 妥当 性 を 実現 し うる という 積極 的 意義 を も 認める こと が できる 。  一方 で 、 行政 指導 を 信頼 し て し た 私人 の 行為 に対し 、 行政 機関 が 先 の 行政 指導 と 矛盾 し た 扱い を する 場合 、 信義 誠実 の 原則 違反 、 禁 反 言 の 法理 に対する 違反 を 理由 に （→# 概念 法学 と 自由 法 論 ） 、 不利益 を 受け た 私人 の 側 から の 行政 訴訟 を 提起 さ れる 場合 が 多々 あり 、 行政 法学 上 重要 な 解釈 問題 に なっ て いる 。  また 、 税法 分野 は 特に 法的 安定 性 へ の 要請 が 強い 領域 で あり 、 近代 法 の 下 で は 租税 法律 主義 が 妥当 する から 、 法 解釈 において 慣習 法 の 入り込む 余地 は 更に 少なく なる 。 租税 は 国民 から 強制 的 に 財産 権 を 奪う もの で ある 以上 、 近代 法治 主義 の 理念 に 基づき 、 立法 機関 の 承認 を 受け た もの で なけれ ば なら ない から で あり 、 租税 法律 主義 の 趣旨 を 損なわ ない 範囲 で 、 規定 の 細部 を 政令 など に 委任 する こと が 許さ れる だけ で ある 。 逆 に 言え ば 、 法律 に 特別 な 規定 の ない 限り 、 政府 の 先例 それ 自体 に は 原則 として 裁判官 へ の 拘束 力 は 認め られ ない が 、 行政 庁 における 長年 にわたる 取扱 例 が 、 広く 一般 国民 の 間 に 社会 的 な 法的 確信 を 得る に 至っ た 場合 、 これ を 無視 する こと は 法的 安定 性 を 害する から 、 行政 先例 法 と 呼ぶ 一種 の 慣習 法 として 、 先例 に も 解釈 上 一定 の 法的 拘束 力 が 認め られる 場合 が ある （→# 法 解釈 の 主体 ） 。  罪刑法定 主義 や 行政 による 法律 の 原理 の よう な 厳格 な 要請 が ない 民事 法 （ 私法 ） 分野 において も 、 国民 の 権利 ・ 利益 に関する もの で ある 以上 、 裁判 は なるべく 立法府 の 適法 な 手続 によって 制定 さ れ た 成文法 に よる べき で は ない の か 、 そもそも 法 と は 何 で ある か の 問題 と 深く 関わっ て いる 。  特に 、 成文法 を 中心 と する 大陸 法 において は 、 成文法 を 正面 から 否定 する 解釈 態度 は 避け なけれ ば なら ない 。 そこで 、 刑法 と 同様 、 成文法 の 解釈 上 慣習 法 を 取り込む こと によって 、 両者 を 調和 さ せる 努力 を す べき こと に なる （# 論理 解釈 ） 。 注意 す べき は 、 たとえ 同じ 民法 の 解釈 で あっ て も 、 債権 の よう に 当事者 の 個別 的 関係 を 取り扱う もの について は 、 具体 的 妥当 性 により 重き を 置く べき もの が 多く なる と 考え られ て いる の に対して 、 物権 ・ 相続 ・ 法人 の よう な もの は 、 統一 的 取り扱い の 必要 から 、 少なくとも 一般 論 として は 法的 安定 性 の 要請 が 比較的 強く なる と 考え られ て いる こと で ある 。  例えば 、 現代 の 複雑 な 法律 関係 を 簡明 に 処理 する ため に は 、 当事者 にとって も 第三者 にとって も 、 婚姻 成立 を 客観 的 に 明確 に し て おく こと が 望ましい と の 立法 趣旨 から 、 日本 民法 第 739 条 （ 旧 775 条 ） は 戸籍 法 上 の 「 届出 」 という 適法 な 手続 を 経る こと を 「 婚姻 」 の 成立 要件 として 要求 し て おり 、 慣習 に 則っ て 結婚式 を し 、 夫婦 の 実質 を 伴っ た 共同 生活 を し て いよ う とも 、 それ だけ で は 法律 上 の 「 婚姻 」 と 認める こと は でき ない 。 だとすれば 、 「 届出 」 を 経 ない 内縁 について は 、 本来 一切 の 法律 的 効果 は 認め られ ない はず で ある （ 反対 解釈 ） 。 これ に対し 、 世間 一般 で は 夫婦 と 認め られる に も かかわら ず 、 法律 が 夫婦 と 認め ない という 関係 は 民法 の 予定 し ない もの で ある と 解釈 する と 、 内縁 関係 に 適用 さ れる 法律 の 規定 が 無い こと に なり 、 慣習 法 による 補充 は 法 の 許容 する もの だ という 結論 を 導く こと が できる 。 現在 の 判例 ・ 学説 は 、 内縁 を 社会 の 習俗 ・ 道徳 と 法律 の 食い違い から 生じ た 一種 の 準 婚 関係 と み て 、 一定 の 範囲 で 婚姻 に 準じ た 取扱い を しよ う として 、 本来 の 立法 趣旨 で ある 法的 安定 性 を 尊重 し つつ 、 具体 的 妥当 性 を 発揮 さ せよ う と 努力 し て いる 。  この ほか 、 訴訟 法 など の 手続 法 の 分野 において も 、 裁判所 書記官 など による 事務 の 慣習 が 実務 上 一定 の 役割 を 果たし 、 立法 化 さ れる こと も ある 。  主 に 主権 国家 間 の 関係 を 規律 する 国際 法 において も 、 慣習 法 の 存在 を 認める こと が できる 。 これ に対し 、 法 の 本質 を 主権 者 による 命令 で ある と する オースティン ら によって 、 主権 者 による 強制 という 要素 を 欠く 国際 法 の 法的 性質 を 否定 する 見解 も かつて は 主張 さ れ て い た が 、 1921 年 に 制定 さ れ た 常設 国際司法裁判所 規程 は 、 国際 条約 のみ なら ず 、 国際 慣習 法 が 裁判 上 の 直接 の 基準 と なる こと を 認め て おり 、 国際 慣習 法 は 国際 条約 と 並ぶ 重要 な 法 源 として 機能 し て いる 。 伝統 的 な 通説 は 国家 の 意思 が 明示 的 又は 黙示 的 に 国際 慣習 法 に 同意 し て いる こと を その 根拠 で ある と し て おり 、 ある 事項 に関する 諸 国家 の 一般 的 な 慣行 が 認め られる こと と 、 その 慣行 が 全て の 国 によって 遵守 ・ 履行 さ れ なけれ ば なら ない という 法的 ない し 必要 的 信念 という 二 要件 を 慣習 法 の 形成 要件 として 立て て その 解釈 基準 と し て いる 。 その よう な 意思 的 ・ 主観 的 要件 へ の 批判 も ある （→# 概念 法学 と 自由 法 論 ） 。  「 判例 」 という 言葉 は 、 一般 に は 、 過去 に 出さ れ た 裁判 例 を 指し て 用い られる こと も ある が 、 法 解釈 分野 において は 、 過去 の 裁判 の 内 、 現在 も 法 源 として 拘束 力 を 持つ もの を いい 、 とくに これ を 判例 法 という こと が ある 。 判例 法 の 解釈 において は 、 個々 の 具体 的 裁判 例 を 帰納的 に 観察 し 、 類似 の 事案 から 一定 の 抽象 的 法則 を 抽出 し て 、 一般 的 に 妥当 する 射程 を 明らか に する こと が 必要 で ある 。  判例 を 法 源 として どれ だけ 尊重 し 、 判例 法 として の 事実 上 又は 法的 な 拘束 力 を 認める か は 、 法的 安定 性 を 脅かす こと の ない よう 、 かつ 個々 の 事案 について の 具体 的 妥当 性 を 実現 さ せる という 、 矛盾 ・ 対立 する 要請 を いかに 調和 さ せる か の 問題 で も ある （→# 立法 的 解釈 の 問題 点 ） 。  特に イギリス で は 、 法的 安定 の 確保 の ため に 上級 審 の 判例 遵守 （ 英 ： stare   decisis ） の 原則 が 立て られ て いる 。 もっとも 、 1966 年 に は 、 厳格 な 先例 拘束 の 原則 が 緩和 さ れ 、 判例 の 変更 が 可能 に なっ た 。  これ に対し 、 アメリカ 法 において は イギリス の よう な 中世 以来 の 判例 法 の 伝統 を 欠い て おり 、 フランス 法 系 の ルイジアナ 州 に 典型 的 に み られる よう に 各州 の 法 制度 の 独立 性 が 高い こと 、 訴訟 が 頻発 し 判例 の 蓄積 が 極めて 膨大 という 社会 的 事情 など と 相まって 、 判例 の 拘束 力 は 相対 的 に 弱い もの と なっ て いる 。  英 米 法 で は 、 勝訴 ・ 敗訴 や 違憲 ・ 合憲 といった 判決 の 結論 それ 自体 や 、 判決 文 が 言及 する 一般 論 の 全て が 法 源 として の 拘束 力 を 持つ もの と は 考え られ て おら ず 、 一般 に 、 判例 と は 判決 の 結論 を 導く うえ で 重要 な 意味 の ある 法的 理由 付け 、 即ち 判決 理由 （ 羅 ： ratio   decidendi   [ ラティオ・デキデンディ ]、 レイシオ・デシデンダイ ） の こと を 言い 、 その よう な 意味 を 持た ない 傍 論 （ 羅 ： obiter   dictum   [ オビテル・ディクトゥム ]） と の 区別 （ 英 ： distinguish ） の 手法 が 発達 し て いる 。  これ に対し 、 大陸 法 において は 直接 の 法 源 と は なら ない が 、 成文法 を 補充 する もの として 、 事実 上 の 法 源 として の 一定 の 拘束 力 を 認める こと が できる 。 この 範囲 について は 、 英 米 法 の 国々 と の 比較 において さえ 最高 裁判所 の 判例 を より 強く 重視 する 傾向 の 強い 日本 法 において も 、 英 米 法 と 同様 判例 は レイシオ・デシデンダイ のみ に 限ら れる と 解する の が 通説 で ある が 、 実際 に は 必ずしも 厳密 に 区別 さ れ て 運用 さ れ て いる わけ で は なく 、 最高 裁判所 の 傍 論 も また 下級 審 の 裁判 実務 に 指導 的 な 役割 を 果たし 、 事実 上 の 法 源 として 機能 する 事 が 少なく ない 。  罪刑法定 主義 の 下 で は 、 一般 に 判例 の 法 源 性 は 否定 さ れ て いる 。 しかし 、 法律 の 規定 を 超え て 犯罪 や 刑罰 を みとめる の で は なく 、 成文法 の 抽象 的 内容 を 解釈 によって 具体 化 し て その 内容 を より 明確 に する 、 という 意味 で の 二 次 的 な 判例 法 を 認める の で あれ ば 罪刑法定 主義 に 反し ない ばかり か 、 法的 安定 性 の 確保 に 役立つ という 意味 で 、 むしろ 罪刑法定 主義 の 要請 する ところ で ある と も 考え られ て いる 。  行政 法 について も これ に 準じ て 考え られる が 、 成文法 が 整備 さ れ て い ない 分野 も 少なく ない ため 、 法律 による 行政 の 原理 に も かかわら ず 、 判例 の 果たす 役割 が 実際 上 極めて 重要 で ある と 指摘 さ れ て いる 。  民事 法 の 領域 で は 判例 法 による 新た な 法 規範 の 生成 は 顕著 に み られる 。 民事 事件 で は 、 刑事 事件 と 異なり 裁判所 は 該当 する 法律 が 存在 し ない （ 法 の 欠 缺 ） という 理由 で 紛争 当事者 が 求める 裁判 を 拒否 する こと は 許さ れ ない から 、 事案 に 適合 する 規範 を 発見 ・ 創造 し て 裁判 し なけれ ば なら ない ため で ある 。  手続 法 の 分野 について も 同様 で 、 たとえ 詳細 な 成文法 令 が 整備 さ れ て い て も 、 なお 法 の 予定 し なかっ た 問題 が 生ずる こと は 避け られ ない から 、 やはり 判例 法 が 重要 な 役割 を 果たす 。  国際 法 において も 、 前述 の 国際司法裁判所 規程 により 、 判例 法 を 二 次 的 な 法 源 と する こと が 認め られ て いる 。 しかし 、 判決 における レイシオ・デシデンダイ と 傍 論 と を 区別 し ない で 引用 する という 慣行 が 裁判 上 定着 し て おり 、 解釈 上 の 問題 点 と なっ て いる 。  条理 と は 、 物事 の 筋道 で あり 、 人間 の 理性 に 基づい て 考え られる もの を いう 。  ある 事件 について 適用 す べき 制定 法 の 不備 ・ 欠 缺 が あり 、 適当 な 慣習 法 も 判例 法 も 無い 場合 に 、 この 条理 に 基づく 裁判 を する こと が できる か は 困難 な 問題 で ある 。 なぜなら 、 裁判官 が 裁判 に際して 制定 法 ・ 慣習 法 の ほか に 拠る べき 基準 を 自ら 発見 する の は 困難 が 伴う とともに 、 その 判断 の 客観 性 が 問題 と なら ざる を え ない から で ある 。 そこで 、 英 米 法 において しばしば 条理 として 採用 さ れ た の は ローマ 法 で あっ た 。 また 、 自然 法論 者 で あっ た トマス・アクィナス は 、 人 の 法 は 神 の 法 によって 補完 さ れ なけれ ば なら ない と 主張 し た が 、 聖書 が 法 源 と なる こと によって かえって 魔女 裁判 の よう な 恣意 的 な 裁判 を 許し 、 アン シャン ・ レジーム の 理論 的 支柱 と なっ て 、 フランス 革命 の 遠因 に なっ た と 批判 さ れ て いる 。 19 世紀 の 歴史 法学 が 、 自然 法 思想 を 徹底的 に 排撃 しよ う と し た の は この よう な 背景 が ある 。  一方 、 成文法 が ある程度 整備 さ れ て いる 場合 に は 、 近代 的 な 三権分立 の 原則 から 、 可能 な 限り 成文法 の 枠 内 で 補充 的 に 条理 を 取り込む 解釈 によって 、 法的 安定 性 と 具体 的 妥当 性 の 調和 を はかる こと が できる と 主張 さ れる （→# 論理 解釈 の 典型 例 ） 。 この よう な 立場 から は 、 シェイクスピア の 『 ヴェニス の 商人 』 や 大岡 忠相 の 大岡 政談 など に対して は 、 狡猾 な 脱法 行為 で ある として 法的 安定 性 の 観点 から 批判 的 な 目 が 向け られる こと も ある 。  もっとも 、 いかに 成文法 の 解釈 及び 判例 ・ 慣習 法 による 補充 を もっ て し て も 、 なお 法律 の 不備 が 生じる こと は 避け がたい と 考え られる 。 そこで 、 司法 を 信頼 し て 裁判官 の 自由 な 裁量 を 認め （ →# 立法 的 解釈 か 学理 解釈 か ） 、 正面 から 条理 の 法 源 性 を 肯定 す べき で ある という 自由 法学 に 代表 さ れる 立場 も 有力 化 し て おり 、 例えば 後述 する スイス 民法 1 条 を はじめ 、 オーストリア 普通 民法 7 条 や イタリア 法例 3 条 2 項 等 は 、 明文 で 条理 の 法 源 性 を 認め た もの と 解さ れ て いる 。 この よう な 立場 は 、 人為 的 な 成文法 の 上 に 普遍 的 な 自然 法 を 認める 自然 法 学派 の 主張 が 形 を 変え て 現れ た もの と みる こと が できる 。  日本 で も 、 明治 8 年 に は 、 民法 典 が 制定 さ れ て おら ず 、 統一 的 ・ 近代 的 な 法 慣習 も 無かっ た こと から 、 明治 八 年 太政官 布告 百 三 号 裁判 事務 心得 第 三 条 において 、 「 民事 ノ 裁判 二 成文 ノ 法律 ナキモノハ 習慣 二 依 リ 習慣 ナキモノハ 条理 ヲ 推考 シテ 裁判 スヘシ 」 と さ れ 、 これ に 基づく 裁判 が 為さ れ た が 、 何 を もっ て 条理 と す べき か 紛糾 し た 。 フランス 法 系 の 法律 学校 で 学ん だ 者 は フランス 法 を 条理 で ある と し 、 イギリス 法 系 の 法律 学校 で 学ん だ 者 は イギリス 法 を 条理 として 援用 し 、 日本 の 昔 の 教育 を 受け た 者 は 昔 の 道徳 倫理 を 基礎 に 物事 を 決し 、 その 不 統一 が 問題 と なっ た の で ある 。 実際 に 施行 さ れる こと の なかっ た 旧 民法 が 公布 さ れ た とき において も 、 裁判官 や 学者 が これ を 事実 上 の 法 源 として 利用 ・ 研究 し た の は この ため で あっ た 。 民法 典 が 制定 さ れ た 直後 に は 、 条理 を 法 源 から 排除 す べき と 主張 さ れ た こと も あっ た が 、 この 裁判 事務 心得 の 規定 は 21 世紀 に 入っ て も 廃止 さ れ て おら ず 、 なお 効力 を 保っ て いる と み られ て おり 、 古い 判決 文 の 中 に も 「 筋合 」 とか 新しい 時代 の 「 社会 の 観念 」 を 理由 と する もの が しばしば 見受け られる 。 特に 、 国際 私法 分野 において 強調 さ れる こと が 多い 。 しかし 、 これ は 成文法 の 解釈 にあたって 考慮 す べき 一 要素 として 条理 が ある という 当然 の こと を 確認 し た 規定 に すぎ ない と みる こと も できる から 、 必ずしも 条理 の 独立 の 法 源 性 を 強調 する 必要 は ない と 考える こと も 可能 で あり 、 法 解釈 の 考え方 の 違い を 巡っ て 理論 的 な 対立 が ある 。  学説 も 、 歴史 的 に は 法 源 たり え て き た 。 特に 、 古代 ローマ 帝政 時代 に は 皇帝 の 勅許 に 基づい て 法学 者 に 法律 問題 を 解答 する 権限 が 与え られ 、 ハドリアヌス 帝 の 時代 に なる と 、 解答 権 を 有する 法学 者 の 意見 が 合致 する とき に は 、 法律 として の 効力 が 認め られ た 。 その 集大成 が 、 ユスティニアヌス 帝 の 命 によって 編纂 さ れ 、 後 の パンデクテン 法学 で 重要 視 さ れ て ドイツ 民法 典 の 基盤 と なっ た 、 ローマ 法大 全中 の 要 部 を 占める 『 [   学説 彙纂 ]』 で ある 。 ただし 、 ユスティニアヌス 帝 の 時代 に は 、 学説 は 法典 化 さ れ た 限り において 法 源 として 承認 さ れ た に とどまり 、 これ に対する 学説 の 法 源 性 は 完全 に 否定 さ れ て い た こと に 注意 する 必要 が ある （ 後述 ） 。  近世 において も 、 権威 ある 学者 の 学説 は しばしば 法 源 と 同等 の 価値 を 認め られ 、 例えば 、 17 世紀 の ザクセン において は 、 ライプチィヒ 大学 の 正 教授 で あっ た の 著書 『 プラクティカ・ノーヴァ 』 は 、 1 世紀 以上 に も わたっ て ほとんど 刑 法典 と 同等 の 効力 を 認め られ て い た 。  近代 以降 において も 、 学説 は 問題 解決 の 手がかり を 与え 、 新た な 立法 や 判例 法 の 形成 、 条理 の 探求 等 において 、 成文法 を 補う 二 次 的 ・ 補助 的 な 法 源 として の 性格 を 認める こと は 可能 で ある （ →# 学理 的 解釈 の 問題 点 ） 。 例えば 、 19 世紀 の 終わり の 30 年 の 間 、 ドイツ の 裁判所 で は 、 ローマ 法 を 基本 的 な 法 源 と し つつ も 、 多く の 事案 が ローマ 法 大全 を 体系 化 ・ 抽象 化 し た ベルンハルト・ヴィントシャイト の 主著 『 パンデクテン 法 教科書 』 に従って 判断 ・ 処理 さ れ た 。 また 、 1900 年 に 成立 し た ドイツ 民法 典 も ヴィントシャイト の 学説 の 影響 が 非常 に 強く 、 特に その 第 一 草案 は 「 小 ヴィントシャイト 」 と 呼ば れ た ほど で あっ た 。 しかし 、 近代 三権分立 原則 の 下 において は 、 学説 は 単独 で 法 源 と なる こと は ない 。  20 世紀 以降 の 現代 において は 、 成文法 の 草案 の 立法 理由 書 や 、 著作 群 に 現れ た 起草 委員 の 学説 で あっ て も 、 裁判官 を 直接 拘束 する 法 源 と は なら ない という の が 一般 的 な 理解 で ある （ 法律 意思 説 ） 。 起草 者 個人 は 立法 権 を 有する 立法 者 自身 で は ない から で ある 。 むろん 、 重要 な 解釈 資料 として の 価値 まで が 失わ れる わけ で は ない 。  一方 、 イスラム 法 系 において は 、 第 一 次 的 な 法 源 は コーラン 及び ムハンマド の 言行 録 で ある ハディース で ある が 、 イスラム 法学 者 の 著作 群 に も 伝統 的 に 一定 の 範囲 で 法 源 として の 効力 が 認め られ て き た 。 もっとも 、 その 解釈 手法 において は スンニ 派 の 四 学派 と 、 これ に対する シーア 派 と が あり 、 各派 により 解釈 の 手順 ・ 内容 が 異なっ て いる 。  なお 、 日本 の 律令制 を 含む 中国 法 系 において は 、 時代 によって は 司法 官僚 による 法 解釈 技術 自体 は 相応 に 高度 な もの を 有し て い た が 、 法家 思想 が 衰退 し た こと によって 法学 者 が 育た ず 、 一貫 し た もの として の 体系 的 な 法 解釈 学 が 後世 に 継承 さ れ 発展 する ところ ヨーロッパ 法学 に 比べ て 稀 で あっ た 。  大陸 法 系 において 最も 重要 な 任務 は 、 文字 によって 明示 さ れ 、 一定 の 手続 を 経 て 制定 さ れ た 成文法 （ 制定 法 、 実定法 ） の 解釈 で ある 。 成文 法規 は 、 主権 者 の 委任 により 、 立法 権 に 基づき 、 司法 的 判断 の 恣意 性 を 排除 し 、 客観 性 を 保障 する 機能 を 持つ べく 制定 さ れ た もの で あり 、 法規 自体 が ひとつ の 利益 衡量 に 基づく 結果 の 集積 と も いえる もの で ある から 、 客観 的 な 条文 を 離れ て いたずらに 理論 学説 に 走り 、 あるいは 法律 の 立場 を 離れ た 生 の 主観 的 価値 判断 、 いわゆる 裸 の 利益 衡量 のみ によって 法律 を 議論 する こと は 厳に 慎ま なく て は なら ない と しばしば 警告 さ れる 。  もっとも 、 立法府 が 制定 し た 法律 を 補充 する もの として 、 政令 ・ 規則 等 の 命令 や 条例 等 が ある から 、 これら を 含め た 法令 全体 が 法 解釈 の 対象 に なる 。  なお 、 行政 機関 が 統一 的 取り扱い の 確立 の ため に 内部 的 に 発する 訓令 ・ 通達 など は 、 前述 の とおり 慣習 法 と なり うる ものの 、 直接 に は 裁判官 を 拘束 する 法令 に は 含ま れ ない 。  ある 事柄 につき 一般 的 に 規定 し た 法 が ある 場合 に 、 その 事柄 につき 特定 の 場合 に 限っ て 異なる 内容 を 定め た 法 が ある とき に は 、 この 2 つ の 法 は 、 一般 法 （ 羅 ： ius   generale ;   独 ： gemeines   Recht ;   仏 ： droit   général ;   英 ： general   law ） と 特別 法 （ 羅 ： ius   speciale ;   独 ： Spezialrecht ,   Partikularrecht ;   仏 ： droit   spécial ,   droit   particulier ;   英 ： special   law ,   particular   law ） の 関係 に 立つ と いわ れ 、 特別 法 が 優先 し て 適用 さ れる 。  例えば 、 民法 は 私法 の 一般 法 で ある が 、 商事 について は 、 商法 が 特別 法 と なる 。 もっとも 、 商法 の 特別 法 も 存在 する の で あっ て 、 この 一般 法 ・ 特別 法 の 区分 は 相対 的 な もの に 過ぎ ない 。 法令 によって は 明文 の 定め を 置く 場合 も ある が （# 立法 的 解釈 ） 、 そういう 明文 の 定め が 無い 場合 において も 、 当該 法令 全体 の 趣旨 から 判断 する 必要 が ある （# 論理 解釈 ） 。 また 、 同一 の 法令 の 各 規定 同士 の 関係 において も 、 同様 な 判断 が 必要 で ある 。  各種 の 法 形式 相互 間 で 、 競合 する 所管 事項 について 内容 に 矛盾 衝突 が 生じる こと が ある 。 この 場合 、 例えば 日本 法 上 、 国会 の 制定 し た 法律 は 、 行政 機関 の 定め た の 命令 ・ 規則 より も 上位 の 法 で ある として 優先 さ れる 。 つまり 、 上位 法 は 常に 下位 法 より も 強い 効力 を もつ ため 、 下位 法 は 上位 法 に 反する 定め を 置く こと は でき ない し 、 その よう な 解釈 を 採る こと も でき ない 。 憲法 は 上位 法 の 典型 例 で あり 、 法律 は 可能 な 限り 憲法 に 適合 する よう に 解釈 し なけれ ば なら ない こと は 、 特に アメリカ の 判例 が 多く 言及 する ところ で ある 。 憲法 と 条約 と が 矛盾 する とき 、 どちら が 上位 法 として 優先 さ れる か について は 議論 が ある が 、 条約 の 高度 の 政治 性 故に 、 アメリカ 及び 日本 の 司法 は 伝統 的 に 違憲 審査 の 適用 に は 慎重 な 態度 を 採っ て いる 。 司法 は どこ まで 行政 の 政治 的 判断 を 尊重 す べき か 、 三権分立 の 理解 に かかわる 問題 で ある 。  上記 と 異なり 、 ある 法律 と 別 の 法律 という よう に 、 同等 の 効力 を 持つ 同位 の 制定 法 の 内容 が 矛盾 する 場合 、 時間 的 に 後 に 出来 た 方 が 優先 する 。 立法 者 の 意思 を 推定 ・ 仮定 すれ ば 、 前 法 に 矛盾 する 後 法 を あえて 制定 する の は 、 前 法 を 改める 趣旨 で ある と 考え られる から で ある 。 したがって 、 例えば 甲 法 が 制定 ・ 公布 さ れ た 後 、 それ が 施行 さ れる 前 に 乙 法 が 制定 ・ 公布 さ れ 施行 さ れ た 場合 でも 、 甲 法 を 改める の が 乙 法 の 立法 趣旨 で ある と 考え られる から 、 先 に 施行 さ れ た 乙 法 の 方 が 後 法 で ある として 優先 する こと に なる （→# 立法 的 解釈 ） 。  もっとも 、 いかなる 法体 系 の 下 に も 当然 に この よう に 考え られる わけ で は ない 。 例えば 、 イスラム 法 系 において は 、 法 源 たる コーラン は 神 が 創っ た もの で ある から 、 人為 的 な 後 法 によって これ を 改変 する こと は 許さ れ ない 。 社会 主義 国家 における 法体 系 も 、 マルクス主義 に 代表 さ れる 一定 の 思想 ないし 世界 観 を 基盤 と し た もの で ある し 、 イギリス の コモン・ロー 法体 系 における 古来 の 不文 の 慣習 法 について も 同様 に 、 人為 的 な 後 法 による 改変 に は 限界 が ある と 考え られる 。 その よう な 法体 系 を 採ら ない 国々 において も 、 国家 の 最高 法規 で ある 憲法 典 について は 、 憲法 の 基礎 に ある 人類 普遍 の 原理 と 考え られる もの まで は 改正 によって 排除 する こと は でき ない と 考え られる こと が 多い 。 立法府 を どこ まで 信頼 する こと が できる か 、 法治 主義 の 本質 の 理解 に 関わる 問題 で ある 。  強行 法規 （ 強行 規定 ） と は 、 公益 上 の 理由 に 基き 、 意思 によって 適用 を 免れる こと が 許さ れ ない もの を いい 、 刑法 を はじめ と する 公法 に 属する 法規 は その 典型 で ある 。 また 、 私法 中 において も 公 の 秩序 に関する 規定 について は 一般に この 効力 を 有する もの と 解さ れる 。 これ に対して 任意 法規 （ 任意 規定 ） と は 、 当事者 の 意思 をもって 適用 を 免れる こと が できる もの を いう 。  民法 中 の 規定 は その 典型 で ある が 、 任意 法規 か どう か は 、 一 法律 中 の 各 条規 に 付い て 為す 区別 で ある ため 、 民法 だ から 当然 に 全て 任意 法規 で ある という わけ で は なく 、 民法 典 中 に も 当事者 の 意思 や 合意 によって 排除 する こと が でき ない もの は 存在 する 。  法令 の 最終 的 な 解釈 は 司法 権 を 有する 裁判所 が 行う もの で ある と する こと は 、 裁判所 のみ が 法令 の 解釈 を する こと を 意味 し ない 。 国 、 地方 公共 団体 の 立法 機関 や 、 行政 機関 、 学者 、 弁護士 、 その他 の 一般 私人 も 、 学問 的 探求 の ため 、 或いは 紛争 の 解決 ・ 予防 の ため に 、 法令 の 解釈 を 行う こと が 必要 に なる 。 その 解釈 によって 裁判所 を 拘束 する こと が できる か は 別 問題 で ある と いう だけ で ある 。  そこで 、 多様 な 解釈 が 成立 し うる 中 で 、 個々 の 学者 や 弁護士 など の 一般 私人 による 解釈 すなわち # 学理 的 解釈 （ 無 権 的 解釈 、 私 解釈 ） に 対比 し て 、 権威 を 持つ 公的 機関 （ 裁判所 のみ なら ず 立法府 、 行政 機関 等 ） による 解釈 を 有権 解釈 （ 公 解釈 、 公定 解釈 、 公権 的 解釈 、 英 ： authentic   interpretation ） と 呼ぶ こと が ある 。 この 有権 解釈 の 内 、 行政 機関 の する 有権 解釈 を 特に 行政 解釈 と 呼ぶ こと も ある ほか 、 後述 する よう に 、 立法府 による 有権 解釈 の 意味 で 有権 的 解釈 、 強制 的 解釈 、 又は # 立法 的 解釈 と 呼ぶ こと が ある （ 本 項 で は 立法 的 解釈 で 統一 する ） 。  一般 に 、 法 の 解釈 と いえ ば 広義 の 法 解釈 から 立法 的 解釈 を 除い た 学理 的 解釈 を 指す の が 通常 で あり 、 学理 的 解釈 と 有権 解釈 と を 区別 する の は 、 有権 解釈 が 学理 的 解釈 と 異なり 事実 上 法律 と 同一 の 拘束 力 を 生ずる こと を 理由 と する が 、 この 区別 は 解釈 の 主体 及び 効力 に関する 形式 上 の 区別 に 過ぎ ず 、 解釈 手法 に 関係 に 直接 の 関係 が ない ため 、 その 法 原理 を 説明 する に 付き 特別 の 価値 ある もの で は ない と 説明 さ れる こと も ある 。  しかし 、 歴史 的 に は 常に その よう に 考え られ て き た わけ で は なく 、 個々人 による 学理 的 解釈 が 全く 否定 さ れ 、 むしろ 立法 的 解釈 のみ が 適法 な 法 解釈 と さ れ た こと が ある 。  例えば 、 前述 の ユスティニアヌス 帝 は 、 ローマ 法 大全 の 解釈 権 は 立法 者 で ある 皇帝 の 専権 で ある 旨 宣言 し て 、 その 学理 的 解釈 を 勅 令 によって 厳禁 し た 。 これ は 、 「 法 を 解釈 する 権利 は 法 を 作る 者 に 属す 」 という ローマ 法 の 法 格言 に 依拠 し た もの で ある と共に 、 また 法 源 の 明確 化 と スリム 化 によって 、 過去 無数 の 解釈 論 が ローマ 法 全体 を 混乱 状態 に 陥れ た 轍 を 踏む こと を 避け 、 法的 安定 性 を 実現 しよ う と する 実践 的 な 目的 に 基づく もの で あっ た 。  また 18 世紀 後半 における オーストリア 、 プロイセン 等 の 諸 法典 も 、 立法 権 過信 思想 を 背景 として 、 その 内容 に 疑義 の ある とき で あっ て も 、 裁判官 による 学理 的 解釈 は 法律 によって 禁止 さ れ 、 いちいち 議会 や 法律 委員 会 の 決議 に 依る こと を 要する もの として 法的 安定 性 を 確保 しよ う と し た から 、 かえって 訴訟 経済 の 観点 から も 重大 な 不都合 を 生じる こと と なり 法典 の 利益 が 損なわ れる 事 甚だしく 、 裁判官 の 権限 を 極度 に 縮小 し た それら の 諸 規定 は 短命 に 終わり 、 19 世紀 から 20 世紀 にかけて は 、 裁判官 に 法 解釈 権限 が ある こと を 当然 の 前提 と し つつ 、 成文法 を 超え た 法 の 自由 発見 の あり方 が 議論 さ れ て いく こと に なる 。  そこで 私人 による 学理 的 解釈 と 裁判所 を はじめ と する 公的 機関 による 有権 解釈 を 比較 すれ ば 、 後者 は 前者 に 比し て 事実 上 広く 一般 国民 に 影響 を 及ぼし やすい もの で ある こと は 明らか で ある から 、 その 解釈 にあたって は あくまで 最大限 現行 法 の 尊重 に 立脚 し つつ 、 法的 安定 性 へ の 要請 が より 強く 要求 さ れる 。 すなわち 、 有権 解釈 において は 、 当該 機関 が その 解釈 を 覆す まで は 、 他 の 下位 諸 機関 を 法的 又は 事実 上 拘束 し （ →# 判例 法 ） 、 それ によって 法的 安定 性 が 保た れる こと に なる から 、 これ を みだりに 軽視 し て 安易 に 学者 の 説 を 採用 する こと は 、 国民 の 予測 可能 性 を 奪い 、 社会 に 無用 な 混乱 を 引き起こす お それ が ある と 考え られ 、 したがって 裁判官 が 具体 的 妥当 性 を 重視 し て 既存 の 有権 解釈 に 反する 独自 の 学理 的 解釈 を 採る 場合 に は 、 相応 の 論証 が 要求 さ れる こと に なる （→# 刑法 及び 行政 法 における 慣習 法 ） 。  これ に対し 、 立法府 により 、 ある 特定 の 行政 機関 や 職員 個人 に 一定 の 範囲 で 法令 の 解釈 権限 が 委任 さ れ て いる 場合 も ある 。 この 場合 の 有権 解釈 （ 立法 的 解釈 ） は 一般 国民 を も 広く 直接 に 拘束 する こと に なる 。  成文 の 法令 解釈 の 方法 について は 、 論者 により バリエーション が あり 用語 法 も 一定 し ない が 、 概ね 以下 の よう に 分類 する こと が できる 。  立法 的 解釈 、 有権 的 解釈 、 法規 的 解釈 と は 、 立法 者 自身 が 解釈 問題 を 解決 し て 、 法律 の 意義 を 確定 する こと を いう 。  EU による ヨーロッパ 統合 を 背景 と し た ドイツ の 民法 典大 改正 は その 典型 例 で ある 。 民法 施行 法 による 場合 など 、 当該 法律 制定 後 に なさ れる こと が 多い が 、 一般人 が 迷っ たり 、 誤っ たり する こと を 予防 する 目的 から 、 予め 立法 時 に 定義 規定 を 置く 場合 も ある 。  立法 的 解釈 の 目的 は 規定 の 法律 が その後 付加 し た 意義 を 最初 から 有し て い た もの として 裁判官 を 拘束 する こと に あり 、 実際 に 最初 から その よう な 意味 を 有し て い た か どう か は 問題 で は ない ため 、 訴訟 の 未 確定 の 場合 において も 遡及 する と 考え られ て いる 。 法律 は 、 その 時々 の 国民 の 代表 で ある 議会 の 意思 を 表す もの で ある と 考え られる から 、 議会 の 意思 が 変われ ば 、 過去 の 議会 意思 で ある 旧法 に 優先 し て 効力 を 持つ ため で ある 。  ただし 、 罪刑法定 主義 の 下 において は 、 遡及 処罰 禁止 の 原則 が 妥当 する 。  古代 法 は 為政者 のみ が 法律 の 内容 を 理解 できれ ば 足り た から 、 その 内容 は 必ずしも 平易 明解 で ある 必要 は なかっ た が 、 近世 ヨーロッパ において は 法律 の 遵守 を 広く 人民 ないし 国民 一般 に 要求 する 以上 、 その 内容 は わかり やすく なけれ ば なら ない こと が 強く 意識 さ れ た 。 その 結果 、 例えば 、 デンマーク の クリスティアン 五 世 の 法典 は 、 一家 に 一 冊 聖書 と 並べて 飾ら れる 程 国民 に 親しま れ た と いう 。 また 、 ナポレオン は 、 自ら フランス 民法 典 の 編纂 に 直接 関与 し 、 逐一 口 を 挟ん で 自分 が 理解 できる よう 起草 する こと を 求め た という 逸話 も 残っ て いる 。 さらに 、 前述 の プロイセン 一般 ラント 法 は 、 教会 で 唱和 する こと を 予定 さ れ 、 法典 自体 を 法学 入門 の 教科書 として 、 子供 に も わかる もの を 目指し て 成立 し た もの で あっ た 。 ところが 、 誰 に でも 分かる 平易 な 言葉 は 曖昧 で ある 。 説明 的 ・ 通俗 的 な 文章 は 一 面 において 内容 の 正確 や 実用 性 を 犠牲 に せ ざる を 得 ず 、 18 世紀 に 成立 し た 諸 法典 が 陥っ た よう に 、 一 字 一 句 に 疑問 を 生じ 、 法文 の 激増 が かえって 解釈 の 必要 を 激増 さ せる と も 考え られる 。  ドイツ 民法 典 の 編纂 時 に も この 点 が 問題 と なり 、 ドイツ 民法 典 編纂 委員 会 は 、 法典 中 の 法律 用語 は なるべく ドイツ 固有 の 言語 を 用い なけれ ば なら ず 、 ローマ 法 由来 の ラテン語 の 学術 語 は 、 既に 広く 一般 に 浸透 し た もの 以外 は これ を 採用 し ない もの と 決議 し 、 その ため に 生じ うる 内容 の 不備 を 補う ため に は 新た な 術語 を 創造 する こと も 辞さ ない もの として 一般 国民 へ の 配慮 を 図っ た 。 しかし 、 なお ギールケ は ドイツ 民法 第 一議 会 草案 に対し その 文体 が 民衆 向き で ない と 批判 し 、 起草 委員 の ヴィントシャイト は 法典 は 裁判官 の 為 に 作る の で あっ て もっぱら 俗人 の ため で は ない と 反論 し た が 、 修正 を 経 て 出来上がっ た ドイツ 民法 典 は 、 説明 的 に 過ぎ 、 冗長 な もの と なっ て 、 古今 独歩 の 美 法典 と 讃え られ た 第 一 草案 に 比べ 、 学理 的 正確 性 の 劣る もの と なっ て しまっ た と 評さ れ て いる 。 日本 の 民法 典 編纂 において も ドイツ の 議論 の 影響 を 受け 、 内容 の わかりやすさ と 論理 的 構成 の 二兎 を 負う こと が 志向 さ れ 、 当時 として は かなり 思い切っ た 方針 によって 、 平易 簡明 を 旨 として 編纂 さ れる こと と なっ た 。 しかし 、 その 点 を 疑問 視 し 、 より いっそう 一般 国民 を 名宛 人 と し た もの で ある べき と する 改正 論 も 主張 さ れ て いる 。 これ に対して は 、 曖昧 な 説明 的 規定 を 増やし て 法典 を 膨張 ・ 複雑 化 さ せ て も 、 かえって 一般人 に も わかり にくく なる と の 批判 も なさ れ て いる 。 また 、 曖昧 な 理解 を 得 て も それ だけ で は 現実 の 紛争 の 予防 ・ 解決 に 具体 的 解答 を 得る こと は 困難 で ある から 、 結局 は 専門 の 法律 家 に 頼ら ざる を 得 ない とも 主張 さ れ て いる 。 この よう に 、 成文法 の 第 一 次 的 な 名宛 人 は 国民 で ある の か （ 行為 規範 ） 、 それとも 裁判官 で ある の か （ 裁判 規範 ） という 問題 は 、 民法 のみ なら ず 刑法 解釈 論 において も 行為 無 価値 論 と 結果 無 価値 論 の 問題 として 激しく 争わ れ て いる 。  結局 、 何 を もっ て わかり やすい と する か は 人 によって 一様 で なく 、 言語 として の 限界 も ある 以上 、 如何 に 立法 的 解釈 によって 法典 自体 を わかり やすく しよ う として も 、 解釈 問題 が 生じる こと は 不可避 で ある 。  立法 的 解釈 を 重視 する か 、 後述 する 学理 的 解釈 に 多く を 委ねる べき か は 、 法律 における 根本 問題 で ある 。  なぜなら 、 立法 的 解釈 は 、 法 源 の 明確 さ 故に 法的 安定 性 の 確保 に 資する 一方 、 過度 に これ を 多用 する と 裁判 実務 における 柔軟 な 解釈 ・ 運用 が 阻害 さ れ て 具体 的 妥当 性 を 害し 、 また 法令 が 複雑 化 し 、 一般 国民 は おろか 法律 の 専門 家 に さえ 理解 困難 な もの に なっ て 、 制定 法 と 一般 国民 の 法 意識 と の 乖離 を 招き 、 実務 も 混乱 する こと によって 、 かえって 法的 安定 性 を 害する こと に なる から で ある 。 ドイツ の 法典 論争 、 日本 の 民法 典 論争 において 、 自然 法論 者 の ティボー 、 梅 謙次郎 ら が 法的 安定 性 の 確保 の ため に 早急 な 統一 的 成文 法典 の 制定 を 主張 し た の に対し 、 サヴィニー や 穂積 陳重 、 富井 政章 ら が 法的 安定 の 目的 そのもの に は 同調 し つつ も 、 法 解釈 を 支える 学問 の 充実 が 不可欠 で あり 、 拙速 な 立法 は 無用 に 社会 を 混乱 さ せる として 反対 し た の は この よう な 理由 が あっ た 。 現に 、 例えば 、 ケマル 主義 体制 下 における 近代 トルコ において は 、 旧弊 を 一掃 し て 社会 を 変革 する 目的 により 、 十分 な 社会 的 ・ 学問 的 土壌 の 無い まま 、 スイス 民法 を 直輸入 する 等し て 極めて 短期間 に 近代 的 な 諸 法典 を 成立 さ せ た 結果 、 従前 の イスラム 系 社会 と の 軋轢 を 招い た のみ なら ず 、 優秀 な 裁判官 の 育成 ・ 確保 が 困難 と なっ て 、 一時 的 に 控訴 審 の 廃止 に 追い込ま れる まで に 至っ て いる 。 反面 、 法律 が 社会 を 積極 的 に 変革 ・ 改善 する の に 指導 的 な 役割 を 果たす 作用 も また 否定 でき ない の で ある から 、 日本 において は 短期間 の 立法 作業 で 、 学問 的 土壌 も 未熟 で あっ た に も かかわら ず 、 近代 諸 法典 へ の 移行 が 大きな 混乱 も なく スムーズ に 進ん だ こと から 、 この 限り において 歴史 法学 の 主張 は 正しく ない と いわ れる こと も ある 。  特に 、 フランス 民法 典 や 日本 の 旧 民法 、 会社 法 について は 、 立法 的 解釈 へ の 過度 の 傾斜 で ある と の 批判 が 強い 。 立法 的 解釈 による 無用 かつ 不 正確 な 定義 は 学問 を 拘束 し 、 その 発展 の 妨げ と なる お それ が ある とも 指摘 さ れ て いる 。  これ に対し 、 フランス 民法 典 及び 日本 の 旧 民法 に 好意 的 な 立場 から は 、 国語 的 な 文理 解釈 と 専門 的 な 学理 解釈 （ 特に 論理 解釈 ） の 結果 の 乖離 が 進行 する と 、 一般 国民 にとって は 理解 が 困難 と なり 法治 主義 の 観点 から 問題 で ある から 、 解釈 に 疑義 の ある 場合 は 、 積極 的 な 立法 的 解釈 によって 解決 す べき と 主張 さ れる 。 実際 に この よう な 細目 網羅 型 かつ 一般人 向け の 平易 な 教科書 型 法典 を 採る もの も 少なく なく 、 その 典型 として 前述 の プロイセン 一般 ラント 法 が ある が 、 法典 の 膨張 と 長文 化 は 避け られ ず 、 民法 だけ で 一 万 七 千 条 以上 に も 及ぶ 膨大 で かえって わかり づらく 扱い づらい もの と なっ て しまっ て い た 。  そこで 、 いかに 成文法 が 改正 さ れ て も 、 その 度 に 新しい 判例 法 と 慣習 法 が 出現 し 、 これら を 無視 する こと は でき ない の だ から 、 むしろ 成文法 は より 簡明 に し て 理解 を 容易 に し つつ 、 条文 解釈 の 枠 内 で の 広範 な 学理 的 解釈 の 発達 に 委ねる べき で あり 、 それ が 法治 主義 の 観点 から も 望ましい と の 見解 も 主張 さ れ て いる 。 社会 事情 の 変動 に 立法 的 解釈 ・ 文理 解釈 の 偏重 を 合わせよ う と すれ ば 朝令暮改 の 弊害 を 招き 、 国民 の 意識 と 法律 と の 乖離 を 招い て 、 かえって 法的 安定 性 が 害さ れ て しまう と 考え られる から で ある 。 日本 の 民法 典 は この 立場 に 立っ て 起草 さ れ た もの で ある 。 大陸 法 の 中 で も 特に 条文 数 が 少ない の は 、 判例 国 で ある 英 米 法学 から の 影響 の 可能 性 が 指摘 さ れ て いる 。  もっとも 、 フランス 民法 典 が 全面 的 に プロイセン 一般 ラント 法 における よう な 極度 の 立法 的 解釈 万能 主義 を 採用 し て い た わけ で は なく 、 激しい 論争 の 末 、 どれほど 公平 に 基づく 主張 で あっ て も 、 法 に 明文 の 無い 限り これ を 却下 す べき と する 見解 を 退け て 、 裁判官 は 法 の 不明 もしくは 不 存在 の 場合 に も 自ら の 正義 ・ 公平 の 観念 によって 裁判 を 下す べき で ある として 、 以下 の よう な 規定 が 制定 さ れ て い た こと に 注意 し なけれ ば なら ない と 指摘 さ れ て いる 。  この 規定 は 後 に フランス で 自由 法 説 が 興隆 する 伏線 と なる の で ある 。  また 、 商法 ・ 手続 法 など の 専門 的 ・ 技術 的 な 法律 について は 、 ある程度 まで は 迅速 ・ 複雑 な 立法 的 解釈 を 重視 せ ざる を え ない 面 も ある こと が 指摘 さ れ て いる 。 特に 税法 の 場合 、 前述 の よう に 租税 法律 主義 が 妥当 する ため 、 その 規定 は 他 の 法律 に 比べ 著しく 詳細 かつ 具体 的 な もの と なら ざる を え ない 。 そこで 、 現行 日本 民法 典 の 根本 的 改修 を 主張 する 論者 は 、 スイス 債務 法典 に 代表 さ れる 民法 と 商法 の 一体化 の 流れ を 日本 民法 に 取り入れる べき こと を その 理由 の 一つ に 挙げ て いる 。  一方 、 罪刑法定 主義 の 支配 する 刑法 分野 において は 、 形式 的 な 条文 から は 当該 行為 が 処罰 できる か どう か 曖昧 で ある が 、 社会 的 に は 処罰 の 必要 性 が ある という 場合 に 、 迂遠 な 立法 的 解釈 を 待つ こと なく 柔軟 な 学理 的 解釈 に 委ねる か 、 それとも 人権 保障 の 観点 から 、 処罰 の 必要 性 という 具体 的 妥当 性 を ある程度 犠牲 に し て でも 、 立法 的 解釈 によって 解決 す べき か という 形 で 古く から 議論 さ れ て いる 。  要するに 、 これ は 三権分立 において 立法府 を 信頼 する か 、 司法 を 信頼 す べき か の 問題 で あり 、 換言 すれ ば 、 客観 的 な 制定 法 に対して 、 どの 程度 まで 裁判官 は 学理 的 解釈 による 主観 的 判断 を 踏み込ま せる べき な の か という 問題 な の で ある から 、 憲法 分野 において は 司法 積極 主義 と 司法 消極 主義 の 問題 で ある と共に 、 大陸 法 と 英 米 法 、 あるいは 自然 法学 と 歴史 法学 の 対立 が 形 を 変え て 現れ た もの と みる こと が できる の で ある （ →# 条理 ） 。  学理 的 解釈 と は 、 学者 を はじめ と する 学問 上 の 努力 によって 、 個々 の 解釈 者 が 法令 の 意味 を 判断 し 、 明らか に する こと を いい （→# 法 解釈 の 主体 ） 、 普通 に 法令 の 解釈 と いえ ば 成文 法規 の 学理 的 解釈 を 意味 する 。 これ に は 、 文理 解釈 （ 独 ： sprachwissenschaftliche   Auslegung ） と 論理 解釈 （ 独 ： logische   Auslegung ） と が ある と 分析 さ れる 。  近代 国家 において 司法 権 は 一般 に 裁判所 の 専権 で ある から 、 個々 の 解釈 者 も 現実 社会 において 実際 に 通用 し て いる 判例 を 無視 し て 議論 する こと は でき ない が 、 これ を どこ まで 尊重 す べき か は 実務 家 で ある と 学者 で ある と を 問わ ず 、 解釈 者 によって 大きく 異なる 。 判例 ・ 実務 の 立場 と かけ離れ た 学理 的 解釈 は 机上 の 空論 と なり がち で ある し 、 反面 、 判例 を 追認 する だけ で は 、 新しい 問題 に 対応 でき ず 、 また 学問 の 進歩 も 望め ない から で ある 。 学問 は 必ずしも 現実 の 具体 的 紛争 を 解決 する こと だけ を 主たる 目的 と する わけ で は ない ので 、 実務 と 一致 する と は 限ら ない が 、 既存 の 法令 ・ 実務 に 拘束 さ れ ない 分 だけ 、 立法 的 解釈 へ の 提言 、 即ち 立法 論 や 新た な 学理 的 解釈 論 を 提案 し て 、 その 陳腐 化 を 防ぐ 意義 を 認める こと が できる （→# 立法 者 意思 説 と 法律 意思 説 ） 。  なお 、 学問 の 担い手 は 学者 に 限ら れる もの で は ない から 、 裁判官 を はじめ と する 実務 家 による 学理 的 解釈 が しばしば 判例 ・ 学説 を 動かす こと が ある の は 勿論 で ある 。  文理 解釈 （ 独 ： sprachwissenschaftliche   Auslegung ） と は 、 文字 解釈 （ 独 ： sprachliche   Auslegung ） 又は 文典 解釈 と も いい 、 当該 条文 の 文字 の 普通 の 意味 に従って 解釈 する こと を いう 。 文理 解釈 と 文字 解釈 を 区別 する こと も あり 、 この 場合 文理 解釈 （ 英 ： gramatical   interpretation ） と は 複雑 な 構文 を 文法 に従って 解釈 する こと を いい 、 文字 解釈 と は 難解 な 字句 を 辞典 等 を 引い て 解釈 する こと を いう 。 日本語 で は もっぱら 文理 解釈 の 語 を 用いる の が 普通 で ある （ 以下 本 項 で は 文理 解釈 で 統一 する ） 。  もとより 条文 の 解釈 に当たって は 、 国民 の 期待 に 反し ない よう 、 その 文言 の 素直 な 国語 的 意味 を 尊重 す べき で ある 。 しかし 、 立法 に当たって は 法文 に 意味 内容 を 慎重 に 凝縮 し た もの で ある から 、 一言 一 句 に 十分 注意 し て 解釈 し なけれ ば なら ない の は 勿論 、 フランス 註釈 学派 や 概念 法学 と 異なり 成文法 の 不完全 （ 欠 缺 ） 、 法 源 として の 非 完結 性 を 認める 以上 （→# 立法 的 解釈 の 問題 点 ） 、 大陸 法 において は 、 他 の 条文 と の 整合 性 及び 制度 の 趣旨 ・ 目的 等 を 考慮 し た 、 後述 する 論理 解釈 を も 併用 し なけれ ば 解釈 は 完成 し ない と 考え られ て いる 。  文理 解釈 に も 問題 は ある 。 先述 の よう に 、 もし もっぱら 通俗 的 な 語 のみ を 法文 に 用いる と 、 法令 が 漠然 ・ 冗長 ・ 不明瞭 な もの と なり 、 法的 安定 性 を 損ない 余計 な 紛争 を 招き かね ない ため に 、 法令 の 用語 は 日常 用語 と は 異なり 、 特有 の 専門 用語 も 少なく ない 。 また 、 日常 用語 に 属する 語 で あっ て も 、 所有 と 占有 、 質 と 抵当 、 離婚 と 離縁 の よう に 、 通俗 的 に は 特に 区別 さ れ ず に 用い られ て い て も 、 法律 用語 として は 明確 に 区別 さ れ て いる 場合 も 少なく ない 。 その ため 、 しばしば 歴史 的 沿革 に 遡っ て 字義 を 確定 し なけれ ば なら ず 、 言語 の 多義 性 ・ 抽象 性 と 相まって 、 国語 的 な 文理 解釈 が 必ずしも 容易 かつ 明確 で ある と は 言え ない 。  また 、 法令 を 字句 の とおり 厳格 に 解釈 しよ う と する 傾向 は 、 特に 新法 実施 に 伴い 発生 し やすい 現象 で ある が 、 かえって 具体 的 妥当 性 を 欠い て 当事者 の 権利 を 不当 に 害し 、 法律 の 趣旨 を 損なう お それ が ある と 指摘 さ れ て いる 。 論理 解釈 が 必要 と さ れる 所以 で ある 。  いかなる 文 も 、 その 具体 的 文脈 を 無視 し て 解釈 する こと は 困難 な いし は 不可能 で あり 、 法文 の 解釈 も また 例外 で は ない から 、 法体 系 全体 の 論理 的 文脈 、 あるいは 更に 目 を 広げ て その 社会 的 文脈 を 読み込む こと が 必要 で ある 。  そこで 、 論理 解釈 （ 独 ： logische   Auslegung 、 英 ： logical   interpretation ） と は 、 法令 の 文理 のみ に とらわれる こと なく 、 色々 な 道理 ・ 理屈 を 取り入れ て 解釈 する こと を いう 。 ローマ 帝政 時代 において 、 ローマ 共和 制 時代 における 厳格 な 文理 解釈 に 相対 し て 認め られ た もの に 由来 する 。 東洋 で は 古代 中国 発祥 の 比 附 が これ に 相当 する と 考え られる が 、 相違 点 も ある 。  論理 解釈 の 内容 ・ 区分 は 論者 により 微妙 な 違い が あり 、 狭義 に は もっぱら 法体 系 全体 の 論理 的 文脈 を 尊重 する 解釈 のみ を 意味 する 場合 も ある が （ 形式 的 論理 解釈 ） 、 その 論理 的 構成 は 、 より 実践 的 ・ 目的 的 な 論理 に従って 構成 する こと も できる から 、 後者 を 目的 的 解釈 として 前者 の 形式 論 的 な 論理 解釈 と 区別 する こと が できる （ 目的 的 論理 解釈 ） 。  前者 の よう な 、 他 の 制度 と の 比較 ・ 均衡 等 を 考慮 し て 解釈 する 論理 解釈 は 体系 的 解釈 （ 英 ： systematic   interpetation 、 独 ： systematische   Auslegung ） と 言い換える こと が ある ほか 、 後者 の よう な 解釈 の 内 、 社会 情勢 や 社会 的 必要 性 を 考慮 し て 解釈 する こと を 特に 社会 学 的 解釈 方法 （ 英 ： sociological   interpretation ） という こと が ある 。  もっとも 、 これら の 区分 は 理念 的 な もの で あっ て 、 各 解釈 の 結論 が 全く 異なる と は 限ら ない し 、 形式 論 的 な 論理 解釈 と 目的 的 な 論理 解釈 と は 必ずしも 矛盾 ・ 対立 する もの で は ない とも 考え られ て いる 。  なぜなら 、 法文 の 文理 から 離れ た 結論 を 正当 化 する ため の 論法 として は 、 法文 の 背後 に ある 立法 目的 や 制度 の 趣旨 を 考慮 し た 目的 解釈 又は 目的 論 的 解釈 （ 独 ： teleogische   Auslegung ） によって 、 制度 本来 の 目的 から 解釈 すれ ば この よう な 結論 に なる 、 と 論じ られる の が 普通 で ある が 、 その よう な 立法 目的 論 は 、 解釈 者 が 実現 を 望む もの の ため に 主張 さ れる の が 通常 で ある から （ 目的 的 解釈 ） 、 解釈 者 は 、 自ら の 主観 的 な 価値 観 に 立脚 し つつ も 、 客観 的 な 法文 が その よう な 解釈 を 許容 する もの で ある こと を 客観 的 に 論証 する 必要 性 に 迫ら れる から で ある （ →# 論理 解釈 の 典型 例 ） 。 また 、 それ と は 逆 に 、 論理 解釈 が 形式 論理 に 偏する とき は 、 実際 生活 に 適合 し ない 不当 な 結論 を 生み 、 個別 の 事案 について の 具体 的 妥当 性 を 実現 でき ない 概念 法学 で ある と の 批判 が ある ため 、 社会 的 な 目的 論 も また 軽視 する わけ に は いか ない ため で ある 。  類似 し た 甲乙 二つ の 事実 の うち 甲 について だけ 規定 の ある 場合 に 、 乙 について は 甲 と 反対 の 結果 を 認める もの が 反対 解釈 （ 羅 ： argumentum   e   contrario ） で あり 、 乙 について も 甲 と 同様 の 結果 を 認める もの が 類推 解釈 （ 独 ： Analogie ； 仏 ： analogie ； 英 ： analogy ） で ある 。 類推 解釈 は 、 自然 法 論 に 相対 する 19 世紀 の 歴史 法学 派 により 、 慣習 法 を 一度 立法 化 し た 限り は 、 社会 生活 は 可能 な 限り 成文 法規 の 解釈 の 形式 によって 規律 さ れる べき と する 法 実証 主義 から 説か れ た もの で ある 。  刑法 において は 罪刑法定 主義 が 妥当 する ため 、 被告 人 に 不利 な 類推 解釈 は 原則 的 に 禁止 さ れる から 、 反対 解釈 と 後述 する 拡張 解釈 の いずれ が 妥当 する か を 巡っ て しばしば 対立 が 起きる が 、 民事 事件 において は 、 類推 解釈 と 反対 解釈 は 相反 する 関係 に 立つ 。 形式 論 を 重視 すれ ば 反対 解釈 に 結び付き やすい が 文理 解釈 同様 具体 的 妥当 性 を 欠く お それ が あり 、 目的 論 を 重視 すれ ば 類推 解釈 に 結び付き やすい が 法律 の 文言 と 離れ た 解釈 に なる 分 、 法的 安定 性 を 害する お それ が ある 。 そこで 、 どちら の 解釈 に よる べき か は 、 特に 当該 制度 ・ 法規 の 趣旨 ・ 目的 を 考慮 し なけれ ば なら ない 。 甲 について の 制度 趣旨 （ 立法 趣旨 ） が 、 乙 について も 妥当 する もの で 、 たまたま 甲 を 典型 的 な 場合 として 挙げ た に 過ぎ ない と すれ ば 乙 について 類推 解釈 （ 類推 適用 ） が 導か れる し 、 あえて 甲 のみ について 規定 し た 趣旨 だ と 理解 すれ ば 反対 解釈 が 導か れる 事 に なる （→# 概要 画像 ） 。  これ に対し 、 類推 解釈 を 採る べき こと が 極めて 明白 な 場合 を 勿論 解釈 （ 羅 ： argumentum   a   fortiori ） という こと が ある 。  例えば 、 日本 民法 第 738 条 は 、 「 成年 被 後見人 が 婚姻 を する に は 、 その 成年 後見人 の 同意 を 要し ない 」 と 規定 し て おり 、 事理 弁 識能力 を 欠く 成年 被 後見人 について のみ 規定 し 、 その 能力 が 不十分 で ある 被 保 佐 人 について は 規定 し て い ない が 、 行為 能力 の 欠ける 程度 が 高く 、 正常 な 判断 の でき ない 成年 被 後見人 で すら 成年 後見人 の 同意 が 不要 で ある こと から 、 それ より 行為 能力 の 欠ける 程度 が 低く 、 正常 な 判断 が 困難 で ある と いう に 過ぎ ない 被 保 佐 人 について は 、 論ずる まで も なく 、 保 佐 人 の 同意 は 必要 ない と 解釈 さ れ て いる 。  なお 、 類推 解釈 の 体系 的 な 位置付け について は 諸説 あり 、 可能 な 限り 明文 の 成文法 解釈 の 枠 内 に 納める べき こと を 強調 する 立場 から は 、 むしろ その 実質 は 新た な 立法 に 等しく 、 もはや 解釈 と は 言え ない と する 説 も 主張 さ れ て いる 。 この 立場 から は 、 論理 解釈 の 一種 として の 類推 解釈 で は なく 類推 適用 と 呼ば れ 、 理論 上 区別 さ れる こと に なる 。 サヴィニー は 解釈 と 類推 適用 を 峻別 する 立場 で ある 。  制度 の 趣旨 に 鑑みる こと で 、 文理 解釈 の 場合 に 比べ て 個々 の 条文 の 文理 を 多少 拡張 的 に 解釈 する こと を 拡大 解釈 又は 拡張 解釈 （ 羅 ： interpretatio   extensiva ;   英 ： extensive   interpretation ） 、 縮小 し て 解釈 する こと を 縮小 解釈 （ 羅 ： interpretatio   restrictiva ;   英 ： restrictive   interpretation ） と いう 。  拡張 解釈 は 類推 解釈 と 似 て いる が 、 類推 解釈 は 、 文字 の 意味 に 含ま せ え ない もの に 拡張 する 場合 で ある の に対し 、 拡張 解釈 は 、 文字 の 意味 の 枠 内 に 含ま せる 場合 で ある 。  例えば 、 鳥獣 保護 法 において 弓矢 を 使用 する 方法 による 「 捕獲 」 が 禁止 さ れ て いる 場合 に 、 鳥獣 の 保護 という 制度 趣旨 の 論理 的 文脈 に 鑑み て 、 実際 に 「 捕獲 」 する こと のみ なら ず 、 「 捕獲 」 しよ う と する 行為 を も 含む 意味 に 解釈 する 場合 、 これ を 拡張 解釈 （ 拡大 解釈 ） の 一 例 と 評価 する こと が できる が 、 罪刑法定 主義 及び 刑法 の 自由 保障 機能 を 重視 する 立場 から は 、 この よう な 拡張 解釈 は 法的 安定 性 を 害し うる から できる だけ 避ける べき で あり 、 矢 が 全然 当たら なく て も 「 捕獲 」 だ という の は 、 社会 常識 の 範囲 を 超え て いる と の 批判 が なさ れる こと に なる 。  これ に対し 、 縮小 解釈 の 例 として 、 日本 民法 177 条 の 「 第三者 」 を 、 およそ 全て の 第三者 で は なく 、 登記 の 欠 缺 を 主張 する 正当 な 利益 を 有する 第三者 に 限る と する 解釈 論 が 有名 で ある 。 すなわち 、 民法 177 条 は 、 「 不動産 に関する 物権 の 得喪 及び 変更 は … … 法律 の 定める ところ に 従い その 登記 を し なけれ ば 、 第三者 に 対抗 する こと が でき ない 。 」 と し て いる が 、 例えば 、 他人 の 家屋 を 不法 に 占拠 し た 者 に対して は 、 所有 権 者 が 自ら の 所有 権 が 侵害 さ れ た こと を 理由 に 損害 賠償 請求 や 退去 ・ 引渡し 請求 等 を する の で あれ ば 、 自ら が 所有 権 者 で ある こと を その 侵害 者 に対して 主張 し なけれ ば なら ない が 、 前 の 所有 権 者 から 家屋 を 購入 し た 際 に 登記 移転 を 受け て い なかっ た よう な 場合 は 、 民法 177 条 に よれ ば 「 登記 」 の 移転 が 完了 し て い ない 以上 、 文理 解釈 上 は 「 第三者 」 で ある 悪意 の 二 重 譲渡 譲受人 や 不法 行為 者 に対して さえ も 、 自ら の 所有 権 を 主張 する こと が でき ない （ 無 制限 説 ） はず で ある 。 これ は 、 起草 者 に よれ ば 、 不動産 取引 の 当事者 に 「 登記 」 を 強く 要求 する こと で 、 権利 義務 関係 の 所在 を 明確 化 し て 法的 安定 性 を 確保 し 、 第三者 の 不測 の 損害 を 防ぐ 趣旨 で ある と いう 。  しかし 、 後述 する よう に 、 フランス 民法 典 を 経 て ドイツ 民法 草案 第 一 において 頂点 に 達し た 、 自由 で 完全 な 意思 を 持つ 対等 な 個人 という 人間像 を 前提 と する 、 取引 安全 確保 による 自由 主義 という 思想 が 退潮 する と 、 当事者 の 自由 を 無制限 に 保護 す べき で は なく 、 一定 の 制限 を 掛け て 、 社会 ・ 道徳 と 法律 と の 調和 を 図ろ う 、 その 為 に は 厳格 な 文理 解釈 や 、 法律 制定 当時 の 立法 趣旨 に 必ずしも こだわる べき で は ない という 思想 （ 自由 法 論 ） が 有力 化 し て くる から 、 この よう な 結論 は そのまま で は 受け入れ がたい もの と なっ て くる 。  そこで 判例 は 、 従来 の 立場 を 変更 し て 、 177 条 に 「 第三者 」 と は およそ 全て の 第三者 で は なく 、 縮小 解釈 によって 、 「 不動産 に関する 物権 の 得喪 及び 変更 の 登記 欠 峡 を 主張 する 正当 の 利益 を 有する 者 」 に 限ら れる （ 制限 説 ） と 判示 し 、 通説 ・ 実務 も 基本 的 に これ を 支持 し て いる 。  縮小 解釈 の 例 に は 、 ほか に も 、 日本国 憲法 第 9 条 の いう 「 戦力 」 に は 、 自衛 の ため の 最低限 の 実力 は 含ま れ ない という 憲法 解釈 など が ある 。 立法府 を 信頼 し て 法律 を できるだけ 合憲 な もの と 推定 し て 解釈 する 合憲 限定 解釈 は 、 この 縮小 解釈 の 一 種 と 考え られる 。  拡張 解釈 ・ 縮小 解釈 は 、 類推 解釈 同様 目的 的 論理 を 重視 し た 解釈 で あり 、 形式 的 な 文理 解釈 と は 乖離 し た 結論 を 導き うる から 、 法的 安定 性 を 害する こと なく 具体 的 妥当 性 を 実現 する ため に は 、 これら の 解釈 を 正当 化 する 体系 的 な 許容 性 と 、 目的 論 の 合理 性 と を 厳密 に 検証 し なけれ ば なら ない （→# 論理 解釈 の 典型 例 ） 。 さ も なく ば ご都合主義 に 堕し て しまう から で あり 、 これら の 解釈 方法 によって 便宜 的 に 文理 を ねじ曲げる という もの で は なく 、 それ が 規定 の 本来 の 持つ べき 意味 そのもの で ある に ほかなら ない と 論証 する こと が 望ま れる 。  なお 、 論理 解釈 の 内 、 文理 解釈 と 明らか に 異なる 別 の 意味 に 解する 場合 、 類推 解釈 と 別に これ を 変更 解釈 という こと が ある 。  例えば 、 条文 が 改正 さ れ た とき 、 単純 な 立法 ミス によって 関係 法令 相互 の 齟齬 が 生じ 、 改正 後 の 制度 を 改正 前 の 制度 に 当てはめ て 解釈 せ ざる を え ない よう な 場合 が その 典型 で ある 。  文理 解釈 と 論理 解釈 の いずれ に 重き を おく か は 論者 によって 異なり 、 個別 的 な 文理 解釈 を 重視 し 、 論理 解釈 と 相対 する 独立 別個 の 解釈 方法 と 捉える か 、 体系 的 な 論理 解釈 を 重視 し 、 両者 を 不可分 一体 の もの と 考える か という 差異 が 生まれる 。 文理 解釈 と 論理 解釈 の 結果 が 異なる 場合 に 、 客観 的 な 法文 を 無視 し て 安易 に 後者 のみ を 採れ ば 、 立法 者 の 意思 ないし 法律 本来 の 趣旨 を 損なう と 考え られる ため で ある 。  文理 解釈 を 重視 する 立場 から は 、 形式 論 と 目的 論 の 不可分 性 より も 対立 性 が 強調 さ れる ため 、 目的 解釈 は 論理 解釈 と 区別 さ れ 、 目的 解釈 は 文理 解釈 ・ 論理 解釈 と は 対立 する もの で ある と も 主張 さ れる 。 この 立場 に いう 論理 解釈 と は 、 もっぱら 論理 的 操作 によって 導か れる 帰結 を 確定 しよ う と する 形式 的 論理 解釈 （ 体系 的 解釈 ） を 意味 し て おり 、 この 軽視 が 説か れる とともに 、 上述 の よう に 立法 的 解釈 の 重視 が 説か れる こと に なる 。  この 点 、 英 米 法 は 、 成文法 及び 契約 書 の 解釈 を 文理 解釈 （ 英 ： interpretation ,   gramatical   interpretation ） と 目的 論 的 解釈 （ 英 ： construction ;   teleogical   interpretation ） と に 大別 し 、 # 文理 解釈 を 優先 さ せる 傾向 が 強い 。 文理 解釈 上 の 意味 が 明白 な 場合 は 、 大陸 法 における よう な 論理 解釈 は 原則 として 許さ れ ない と 考える 「 明白 な 意味 の 原則 」 （ 英 ： plain   meaning   rule ） が 伝統 的 に 採用 さ れ て おり 、 特に イギリス で は 21 世紀 に 入っ て から も これ が 遵守 さ れ て いる 。 その 結果 、 大陸 法 系 諸国 における 場合 と 異なり 、 制定 法 （ 及び 契約 書 ） の 文面 は 相互 に 重複 し た 長大 な もの と なる 傾向 が 強い 。  一方 、 体系 的 な 論理 解釈 を 重視 する 立場 において は 、 法令 は 、 個別 の 法規 が 機械 的 に 集合 し た もの で は なく 、 互いに 有機 的 ・ 体系 的 に 結び付き 、 全体 として 一 個 の 統一 体 を 形成 し て いる もの と 考える ので 、 その 全体 像 から 推理 さ れる 原理 は 個別 の 成文 法規 を 補完 する 「 書か れ ざる 法 」 に ほかなら ず 、 この 原理 を 取り入れ て 解釈 する こと が 論理 解釈 で ある と 主張 さ れる こと に なる 。  例えば 、 日本 民法 415 条 は 、 「 債務 不履行 による 損害 賠償 」 に関し 、 以下 の よう に 規定 する 。  また 、 412 条 1 項 は 、 「 履行 期 と 履行 遅滞 」 について 、 「 債務 の 履行 について 確定 期限 が ある とき は 、 債務 者 は 、 その 期限 の 到来 し た 時 から 遅滞 の 責任 を 負う 。 」 と し て いる 。  ここ で 、 もっぱら 415 条 の 文理 に 着目 する なら ば 、 初期 の 判例 ・ 通説 が そう で あっ た よう に 、 415 条 前段 の 規定 する 「 債務 者 が その 債務 の 本旨 に 従っ た 履行 を し ない とき 」 （ 例えば 412 条 の 履行 遅滞 ） において は 、 後段 （ 履行 不能 ） の よう に 「 債務 者 の 責め に 帰す べき 事由 によって 」 という 留保 が 付い て い ない 以上 、 「 債権 者 は 」 、 債務 者 帰 責 事由 の 有無 を 問う こと なく 当然 に （ 無過失責任 ） 、 その 債務 不履行 「 によって 生じ た 損害 の 賠償 を 請求 する こと が できる 」 はず で ある （ 反対 解釈 ） 。  ところが 、 現在 の 判例 ・ 通説 は 前段 の 場合 について も 後段 の 規定 を 類推 し て 、 履行 遅滞 の 場合 で あっ て も 債務 者 に 過失 ある 場合 に のみ 責任 が 生じる と し て いる （ 過失 責任 ） 。  そこで 、 この 判例 理論 に対して は 、 条文 の 個別 的 な 文理 解釈 を 重視 する 立場 から 、 条文 の どこ を 探し て も 出 て 来 ない 、 民法 典 の 検討 を 十分 に し ない で 、 ドイツ 法学 から 無 批判 に 持ち込ん だ 「 理論 」 を 民法 の 解釈 として 主張 し た もの で ある 、 と の 批判 が なさ れ 、 この よう な 条文 と 解釈 と の 乖離 は 立法 的 解釈 による 終局 的 解決 を 図る べき だ と の 提言 が なさ れる 。  しかし 、 条文 上 、 甲 という 事実 のみ について 規定 が ある とき に 、 反対 解釈 によって 乙 という 事実 に は その 適用 が 無い と いえる ため に は 、 単に 文理 上 そう で ある と 言う だけ で は 足り ず 、 論理 解釈 上 あえて 甲 のみ について 規定 し た こと に 合理 的 な 理由 が ある と いえ なけれ ば なら ず 、 逆 に 、 もし 乙 という 事実 について 類推 を 許容 す べき 合理 的 な 理由 が ある なら ば 、 当該 条文 を 乙 に まで 押し 広げ て 解釈 する （ 類推 解釈 ない し 類推 適用 ） こと が 可能 に なる もの と も 考え られる 。  この 点 、 起草 者 の 側 から は 、 415 条 は ドイツ 民法 草案 に 倣っ て 債務 者 帰 責 要件 を 意識 的 に 前段 から 外し た もの で ある と の 説明 が なさ れ て おり 、 初期 の 判例 同様 、 「 債権 者 ハ 其故意 又 ハ 過失 ナキトキ 」 で あっ て 「 モ 遅滞 ノ 責 二 任 」 じ る と 明言 さ れ て い た （ 415 条 前段 文理 解釈 、 後段 反対 解釈 ） 。  即ち 、 415 条 前段 の 無過失責任 は 、 債権 者 が 債務 者 の 一身 に関して 生じ た 「 偶然 ノ 事変 」 によって 損失 を 蒙る の は 社会 的 に 「 公平 ヲ 欠 ク 」 と の 価値 判断 から 、 取引 安全 を 図っ て 債権 者 の 保護 を 尊重 し た 趣旨 で ある という の で ある 。 現に 、 履行 遅滞 について 定め た 412 条 が 債務 者 の 帰 責 事由 の 有無 について 言及 する こと 無く 「 遅滞 の 責任 を 負う 」 旨 規定 し て いる の は 、 その 現れ と みる こと も できる 。  ところが 、 債務 者 が 無 過失 で あっ て も 前段 の 場合 に 損害 賠償 責任 を 負う の は 債務 者 に 酷 に 過ぎ 、 現実 の 社会 生活 に 適合 し ない と の 批判 が なさ れ た 。  この 主観 的 な 価値 判断 は 、 実際 に 成立 し た ドイツ 民法 典 の 第 285 条 （ 当時 ） が 上記 草案 の 立場 を 退け 、 ドイツ 普通 法 時代 における ローマ 法 解釈 上 の 通説 の 立場 を 継承 し た 立法 的 解釈 により 過失 責任 を 明言 し て いる こと （→# 概念 法学 と 自由 法 論 ） 、 また オーストリア 民法 や フランス 民法 において も 学説 の 努力 によって 学理 解釈 上 履行 遅滞 の 場合 に は 過失 責任 と さ れ て おり 、 過失 責任 が 近代 民法 の 標準 で ある と み られる という 、 歴史 的 沿革 及び 比較 法 論 によって 客観 的 に 裏付ける こと が 可能 で ある 。  更に 、 415 条 の 後段 だけ に なぜ 「 債務 者 の 責め に 帰す べき 事由 によって 」 という 留保 が 付い て いる の か 、 前段 も 後段 も 共に 損害 賠償 の 義務 を 負わ せる 債務 不履行 で ある のに 、 一方 は 過失 を 必要 と し 、 他方 は 過失 を 必要 と し ない と する 実質 的 根拠 が 不明 で ある こと 、 また 例えば 日本 商法 現 581 条 は 「 運送 品 カ 運送 人 ノ 悪意 又 ハ 重大 ナル 過失 ニ 因 リテ 滅失 、 毀損 又 ハ 延 著 シタルトキハ 運送 人 ハ 一切 ノ 損害 ヲ 賠償 スル 責 ニ 任 ス 」 と する など し て 過失 責任 を 採用 し て おり 、 仮に 起草 者 説明 の よう に 前段 が 無過失責任 で ある なら 、 なぜ 専門 の 運送 人 が 一般 債務 者 より も 有利 な 立場 に 置か れる の か 不明 で ある という 法体 系 全体 から の 批判 も 可能 で あり 、 したがって 、 起草 時 の 立法 趣旨 に 従っ た 文理 解釈 を 墨守 す べき 基礎 を もはや 欠い て いる と 考え られ た の で ある （ →# 立法 者 意思 説 と 法律 意思 説 ） 。  そこで 415 条 のみ なら ず 日本 民法 典 全体 を 見 なおし て みれ ば 、 まず 、 例えば 709 条 は 「 故意 又は 過失 によって … … 侵害 し た 者 は 、 これ によって 生じ た 損害 を 賠償 する 責任 を 負う 」 として 不法 行為 による 損害 賠償 責任 の 原則 要件 に 少なくとも 「 過失 」 を 要求 し て おり 、 無過失責任 の 場合 は 個別 に 規定 し て いる こと から する と 、 民法 典 全体 の 体系 として は 415 条 後段 の 場合 と 同じく 、 過失 責任 が 原則 に なる と 考える こと が できる （ 415 条 後段 類推 ） 。  また 、 商法 の よう な 取引 安全 の 要請 が より 強い 領域 において さえ 、 運送 人 の 損害 賠償 責任 に 過失 責任 が 採ら れ て いる こと から する と （ 商法 581 条 ） 、 一般 法 たる 民法 の 場合 の 債務 者 において は 勿論 、 明文 の ない 限り 過失 責任 が 原則 と なる と 考える こと が できる （ 商法 581 条 勿論 解釈 ） 。  そして 、 419 条 3 項 は 、 「 金銭 の 給付 を 目的 と する 債務 の 不履行 について は 」 「 債務 者 は 、 不可抗力 を もっ て 抗弁 と する こと が でき ない 」 と 規定 し て いる から （ 無過失責任 ） 、 その 反対 解釈 から は 、 金銭 の 給付 を 目的 と し ない 債務 の 不履行 について は 、 415 条 前段 に 含ま れる 債務 不履行 形態 で あっ て も 、 「 債務 者 は 、 不可抗力 を もっ て 抗弁 と する こと が でき 」 る という 過失 責任 で ある という こと に なる （ 419 条 3 項 反対 解釈 ） 。  この よう な 見解 は 判例 に 採用 さ れ 、 起草 者 に も 支持 を 得 て いる 。  既 述 の よう に 、 論理 解釈 において 歴史 的 沿革 や 比較 法学 を 考慮 し た 解釈 を する こと が できる が 、 その 方法 論 を 巡る 問題 が ある 。  例えば 、 日本 の 民法 典 は 、 主 に ドイツ 民法 草案 を 母体 として フランス 法 系 の 旧 民法 を 根本 的 に 改修 し た もの で ある こと は 起草 当事者 の 一致 し た 見解 で あり 、 そこ に ドイツ 法 思想 の 民法 解釈 学 が できる 必然 性 が ある と 指摘 さ れ て いる 。 この 点 、 イタリア 民法 学 が 、 フランス 民法 典 を 継受 し て 成立 し た イタリア 民法 典 を 、 ドイツ 民法 学説 を 継受 し て 解釈 し 直し た の と は 事情 が 異なる と の 指摘 が ある 。  しかし 、 日本 民法 典 において も 、 少なくとも 部分 的 に は なお フランス 法 系 の 規定 も 残存 し て おり 、 ドイツ 法 系 と フランス 法 系 の 異質 な 規定 が 混在 し た ため に 両者 の 矛盾 が 問題 と なっ て 解釈 者 を しばしば 悩ま せ た 。 その ため に 、 この 体系 的 な 不調和 を 解釈 によって 是正 し て 、 民法 を し て 「 矛盾 なき 統一 体 」 たら しめる こと が 学説 ・ 判例 の 一大 目標 と なっ た 。 ここ において 、 ドイツ 法 の 学理 を 徹底 し て フランス 法 系 を 不純物 として 軽視 する 発想 、 むしろ 旧 民法 を通して フランス 民法 典 の 方 が 主要 な 母体 （ 母 法 ） で ある として ドイツ 法理 論 の 排除 を 主張 する 発想 、 立法 者 は あえて フランス 法的 規定 を 残し た の だ から 部分 的 に は 尊重 さ れる べき と する 折衷 的 発想 、 ドイツ 法 流 の 体系 的 な 論理 解釈 を 基礎 に 据え つつ も 、 現代 的 な 社会 の 変遷 を より 重視 し て 、 母 法 及び 過去 の 歴史 的 沿革 の 極端 な 尊重 に 疑問 を 呈する 発想 、 といった 解釈 態度 の 立場 の 違い が 生み出さ れ た の で ある 。 この 問題 は 結局 、 歴史 認識 の 違い も さる こと ながら 、 日本 民法 典 が ドイツ 法 系 の パンデクテン 方式 と 法律 行為 理論 を 中核 と する 体系 を 組ん で いる こと を 軽視 し て 個別 の 文理 解釈 及び 其の 母 法 ・ 沿革 に 着目 する の か 、 それとも 重視 し て これ を 生かし た 体系 的 な 論理 解釈 を 重視 する の か という 、 法 解釈 の 手法 の 違い による もの と も 考える こと が できる 。  なお 、 同様 の 問題 は 、 ドイツ 法 系 の 法律 に 英 米 法 流 の 思想 を 接木 し て 根本 的 改修 を 図っ た 日本 刑事 訴訟 法 に も 存在 する 。 また ドイツ 民法 典 について も 、 ローマ 法 系 と ゲル マン 法 系 の 調和 の 問題 が ある 。  注意 す べき は 、 法 解釈 において 沿革 や 外国 法 を 研究 する の は 、 あくまで 自国 法 の 解釈 論 を 探求 する ため で あっ て 、 必ずしも 母 法 と 同じ よう な 解釈 を 目指す べき こと を 意味 する わけ で は ない こと で ある 。 例えば 、 ドイツ 民法 の 更に その 母 法 の 一つ で ある 前述 の プロイセン 法典 において は 、 基本 的 な 考え方 が 根本 的 に 異なる ため に 、 母 法 の 一つ で は あっ て も 、 日本 民法 を 考える にあたって は ほとんど 参考 に なら ない と 指摘 さ れる よう な 場合 が ある 。 また 逆 に 、 フランス 民法 の 解釈 論 において も 、 後続 の ドイツ 法 ・ スイス 法 等 は しばしば 参照 さ れ て おり 、 比較 法学 の 成果 を 取り入れ て これら の 法典 が 採用 する 立場 を 判例 法 上 採用 し 、 事実 上 自国 法 を 死文 化 する といった 事例 も 見 られる 。 自然 法 論 を 正面 から 採ら なく て も 、 一 国 で 妥当 する 法理 は 他国 において も 一定 の 限度 で 通用 し うる と 考え られる から で ある （ →# 条理 ） 。 この よう に 、 当該 法律 の 歴史 的 沿革 と は 直接 無関係 に 外国 法 を 参考 に する 解釈 を 比較 法的 解釈 という こと が ある 。  前述 の とおり 、 いかなる 解釈 が 妥当 する か は 、 なぜ 当該 制度 ・ 条文 が 存在 する か という 制度 趣旨 ・ 立法 趣旨 に 遡っ た 説明 が 必要 に なる が 、 その 手法 について は 、 既に 述べ た よう に 体系 的 な 制度 趣旨 を 重視 する の か 、 個別 の 条文 について の 立法 趣旨 を 重視 する の か という 論理 解釈 を 巡っ て の 立場 の 違い が ある 他 、 制度 趣旨 ・ 立法 趣旨 の 確定 方法 について も 、 立法 当時 の 立法 者 及び 起草 者 の 意思 を どの 程度 考慮 す べき か について 、 ドイツ や アメリカ を 中心 に 古く から 議論 が ある 。  この 点 、 20 世紀 以降 の ドイツ 及び 日本 の 通説 は 、 論理 解釈 を 重視 し つつ 、 法 の 解釈 は 、 解釈 時 における 価値 判断 を も 含め た 法律 そのもの の 意義 を 明らか に する こと で あっ て 、 過去 の 立法 者 の 主観 的 な 思想 を 明らか に する こと に 尽きる もの で は ない と する 法律 意思 説 を 概ね 基調 と し て いる 。 客観 説 という こと も ある 。  代表 的 論者 として 、 、 イェーリング 、 石坂 音 四郎 ら が いる 。 この 立場 から は 、 法律 そのもの で は ない 起草 委員 の 説明 ・ 答弁 、 立法 審議 上 の 国会 議事 録 等 の いわゆる 立法 資料 は 解釈 に当たって の 参考 資料 と なり うる に すぎ ず 、 裁判官 に対する 法的 拘束 力 は 無い こと に なる 。  ところが 、 19 世紀 の フランス ・ ドイツ において は 、 これ と 相反 する 立法 者 意思 説 が 通説 で あり 、 ヴィントシャイト が 強調 し た よう に 、 立法 者 たる 議会 の 尊重 によって 裁判官 の 不当 な 自由 裁量 を 防ぎ 、 社会 的 弱者 が 害さ れる こと を 防ぐ べき こと が 主張 さ れ て い た 。 特に サヴィニー において は 、 フランス 註釈 法学 における 以上 に 論理 解釈 を 重視 し つつ も 、 法 の 解釈 ・ 研究 は 専ら 古典 文学 を 研究 する の と 同様 の 文献 学 的 方法 に よる べき と 主張 さ れ て い た 。 この よう な 立法 者 意思 説 自体 は 、 法典 が 完成 し た 後 あまり 時間 が 経た ない 段階 で は 、 ごく 自然 な 立場 で ある と 考え られる 。  しかし 、 19 世紀 末 から 20 世紀 にかけて 、 資本 主義 の 進展 に 伴う 社会 の 変動 ・ 複雑 化 が 立法 者 意思 説 の 維持 を 困難 に し た （→# 論理 解釈 の 典型 例 ） 。 立法 者 は 万能 で は なく 法典 は 不完全 で ある と の 前提 に 立つ 限り 、 立法 者 は 未来 の 社会 変動 を も 完全 に 予測 し うる もの で は ない の だ から 、 立法 当時 の 立法 者 意思 が そのまま 後世 において も 通用 する と する とき は 、 その 解釈 論 は 実際 の 社会 生活 上 非常識 な 結論 と なり かね ない の で ある から 、 「 立法 者 が 如何なる 意思 を 有し たる か の 歴史 的 事実 に 膠着 する は 社会 を し て 法律 の 犠牲 たらし むるもの 」 で ある と 主張 さ れ た の で ある 。  なお 、 注意 す べき は 、 単に 「 立法 者 意思 」 の 尊重 と 言っ て も 、 その 内容 は 論者 によって 一様 で ない こと で ある 。 例えば 、 デルンブルヒ や 梅 謙次郎 、 富井 政章 、 川名 兼 四 郎 ら の よう に 体系 的 な 論理 解釈 を 重視 すれ ば 、 具体 的 ・ 個別 的 な 立法 者 意思 から 切り離さ れ た 抽象 的 ・ 包括 的 な 立法 者 意思 を 観念 する こと に なり 、 立法 者 意思 の 尊重 と はいっ て い て も 、 立法 資料 の 法 源 性 否定 を 帰結 する という 意味 において 、 その 実質 は ほとんど 法律 意思 説 と 同じ と みる こと が できる 。 法律 は 、 過去 の 立法 者 の 意思 を 表す もの で は なく 、 その 時々 の 国民 の 代表 で ある 議会 の 意思 を 表す もの で ある と 考え られる ため で ある （ →# 前 法 と 後 法 ） 。 ヴィントシャイト において さえ も 、 「 立法 者 意思 」 を この 意味 で 使用 し て いる 部分 が ある とも 指摘 さ れ て おり 、 必ずしも 両 説 全く 相容れない もの と は 限ら ない と みる こと も できる 。  そこで 、 制定 法 の 歴史 的 意義 も また 完全 に は 否定 でき ず 、 また 解釈 に 客観 的 な 論拠 を 持た せる 事 も 可能 に なる こと から 、 立法 者 意思 説 を 再 評価 する 動き も ある 。  例えば 、 議会 における 個々 の 議員 の 発言 や 政府 委員 の 答弁 、 草案 の 理由 書 等 を 立法 者 意思 の 現れ と 捉え つつ 、 また 起草 者 の 原案 が 委員 総会 及び 議会 で の 根本 的 修正 を 受け て い ない 場合 に は 、 個々 の 起草 者 の 学理 的 解釈 を も また 立法 者 意思 と 事実 上 同一 視 し て 理解 する 見解 が 有力 で ある 。 更に 、 議会 で 否決 さ れ た 草案 の 起草 者 の 個人 的 見解 で あっ て も 、 該当 箇所 が 現行 法 に 継承 さ れ た と の 理解 を 前提 に 、 現行 法 の 解釈 にあたって これ を 立法 者 意思 と 事実 上 同一 視 する と 評さ れ る説 が 主張 さ れる こと も ある 。 この よう に 、 沿革 及び 立法 資料 を 重視 し た 解釈 を 歴史 的 解釈 （ 独 ： historische   Auslegung 、 英 ： historical   interpretation ） と 呼ぶ こと が ある 。  これ に対して は 、 起草 者 ・ 立法 者 は 単独 で は ない の が 普通 で あり 、 その 意思 は 必ずしも 統一 的 で は ない から 、 解釈 者 自身 にとって 都合 の 良い ある 特定 の 起草 者 見解 のみ を ご 都合 的 に 立法 者 意思 として 援用 する の は 不当 で ある こと 、 議員 や 委員 ら の 著書 、 発言 等 を 金科玉条 として 収集 する のみ を もっ て 満足 し て しまい がち で あり 、 学問 の 発達 が 阻害 さ れる こと 、 及び 議会 で 票決 さ れ た の は 法律 の 草案 で あっ て 理由 書 や 解釈 で は ない の だ から 、 そもそも なぜ 一般 国民 に 向け られ た もの で は ない 過去 の 立法 資料 が 間接 的 に でも 現在 の 国民 へ の 拘束 力 を 生じる の か 不明 で ある と の 批判 が ある 。  もっとも 、 法律 は 立法 権 を 有する 立法 者 の 制定 する もの で あっ て 、 特定 人 の 個人 的 な 著作 物 で は ない から 、 法 の 解釈 は 特定 の 起草 者 の 主観 的 な 思想 ・ 見解 を 明らか に する こと に 尽きる （ 起草 者 意思 説 ） もの で は ない という 点 において 世界 的 に ほぼ 異論 は 無い 。 こん に ち 立法 者 意思 説 を 主張 する 論者 において は 、 法 の 解釈 は 過去 の 立法 者 の 主観 的 意思 の 解明 のみ に ある と する よう な 古い 立場 を 採る もの で は もはや なく 、 各々 異なる ニュアンス において で は ある が 、 法 解釈 の 手順 に 必須 の 一大 要素 として 歴史 的 立法 資料 研究 の 価値 を 強調 する こと で 、 立法府 の 尊重 による 法的 安定 性 の 確保 といった よう な 、 立法 者 意思 説 本来 の 長所 を 発揮 さ せよ う と し て いる の で ある 。  20 世紀 後半 から 21 世紀 にかけて は 、 幾度 か の 論争 を 経 て 、 他 の 解釈 学 等 の 諸 科学 に おける と 同様 、 唯一 絶対 の 正しい 法 解釈 を 具体 的 に 観念 する こと は 不可能 な いし は 極めて 困難 で ある として 、 法律 意思 説 を 基本 と し つつ も 両 説 の 長所 を 採り入れよ う と する 傾向 が 有力 で ある 。  19 世紀 の ドイツ 法学 が 重視 し た の は 論理 解釈 で あっ た 。  ドイツ で は 、 ローマ帝国 の 後継 者 を 自認 する 神聖 ローマ帝国 によって ローマ 法 大全 が 全面 的 に 継受 さ れ て い た が 、 神聖 ローマ帝国 の 支配 が 有名 無実 化 し た 後 も ローマ 法 の 優秀 性 は 否定 し 難く 、 16 世紀 頃 から ローマ 法 は 当時 の ドイツ の 社会 状況 に 合わせ て 再 構成 さ れ （ パンデクテン の 現代 的 慣用 ） 、 各地 の ゲル マン 法 系 の 固有 法 を 補充 する 普通 法 （ ） として 利用 さ れ て い た （ ドイツ 普通 法学 ）（→# 一般 法 と 特別 法 ） 。 11 世紀 後半 に ボローニャ 大学 で ローマ 法 を 講じ て ヨーロッパ 各国 に 影響 を 与え た 、 イルネリウス を 祖 と する 註釈 学派 の 流れ を 受け た もの で ある 。  もっとも 、 前述 の ローマ 法大 全中 の 学説 彙纂 （ 羅 ： Digesta ;   希 ： Pandectae ;   独 ： Pandekten ） は 、 その 多く が 個別 具体 的 な 問題 へ の 学者 の 回答 集 で あっ た から 、 ドイツ において は 、 時 と 場所 を 超え た 法 の 普遍 的 性格 を 強調 する 自然 法 論 の 影響 を 受け つつ 、 幾何 学 の 手法 を 導入 し て 、 原則 を 定め て そこ から 演繹 的 ・ 体系 的 に 思考 を 進める と いう という パンデクテン 法学 が 生み出さ れ た の で ある 。  特に 19 世紀 において は 、 ローマ 法 の 普遍 的 性格 に 着目 し て その 無 個性 と 中庸 が 賛美 さ れ 、 サヴィニー の 「 概念 による 計算 」 （ 独 ： Das   Rechmen   mit   Begriffen ） の 句 が 示す よう に 、 演繹 法 による 形式 論 的 論理 解釈 が 過度 に 尊重 さ れ て 、 ほとんど 数学 者 が 数字 や 抽象 的 記号 を 操作 する の と 同じ で ある か の よう に 、 主観 的 な 価値 判断 を 厳しく 排除 する 建前 を 採っ て い た 。 とりわけ 、 個別 具体 的 な もの の 中 から その 共通 項 を 総則 として 取り出し て 抽象 化 ・ 一般 化 する という 手法 は （ 民法 総則 等 ） 、 19 世紀 ドイツパンデクテン 法学 特有 の 産物 として 、 具体 的 ・ 個別 的 性格 の 強い 英 米 法 と の 対比 で 極めて 大きな 特徴 を 持っ て いる 。  もっとも 、 サヴィニー において は 、 法的 安定 性 の 確保 という 観点 から 早期 の 成文法 による 統一 法典 の 制定 を 主張 し た ティボー に対して 、 論理 解釈 を 重視 し つつ も 歴史 法学 の 立場 から 慣習 法 を 重視 する こと によって 、 具体 的 妥当 性 と の 調和 を 図ろ う と する もの で あっ た 。  この パンデクテン 法学 は サヴィニー の 後継 者 達 によって 歴史 法学 の 要素 を 捨象 し て 純化 さ れ 、 ヴィントシャイト によって 完成 さ れ て ドイツ 民法 典 の 制定 に 結実 、 その 論理 的 ・ 抽象 的 思考 方法 は 大陸 法 を はじめ 、 世界 の 法学 に 一定 の 影響 を 与える 。 例えば 、 行政 法学 の 父 と 呼ば れる オットー・マイヤー の 行政 行為 理論 は ドイツ 民法 典 の 法律 行為 理論 に 対応 し た もの で ある し 、 自然 法学 を 徹底的 に 攻撃 し た イギリス の 分析 法学 や 、 後述 する 純粋 法学 も 、 この よう な ドイツ 法学 の 影響 を 受け て いる 。  一方 、 フランス で は 自然 法 を 根拠 に ナポレオン 諸 法典 が 「 書か れ た 理性 」 （ 仏 ： la   raison   écrite ;   ratio   scripta ） で ある として 絶対 視 さ れ 、 文理 解釈 と 形式 的 論理 解釈 が 偏重 さ れ た （ 註釈 学派 ） 。 モンテスキュー 、 ベッカリーア 等 の 啓蒙 思想家 達 の 影響 が 背景 に ある 。  この よう な 伝統 的 法 解釈 論 の 下 で 、 裁判官 による 事件 処理 法 として 中核 と なっ た の が 判決 の 三段論法 で ある 。 判決 三段論法 と は 、 法的 三段論法 とも いい 、 （ 1 ） 法 規範 を （ 2 ） 当該 事案 における 具体 的 事実 に あてはめ て （ 3 ） 判決 の 結論 を 出す 論法 の こと を 言う 。 つまり 、 まず はじめ に 結論 あり き の 思考 方法 を 採る の で は なく 、 その よう な 判断 枠組み によって 裁判官 の 恣意 的 判断 を 排除 する こと で 、 判決 の 客観 性 を 担保 しよ う と し た もの で あり 、 現代 において も なお 一定 の 意義 を 認める こと が できる 。  こうした 独 仏 の 成文法 万能 主義 （ 法 実証 主義 ） の いずれ も が 、 法的 安定 性 を 確保 し 、 ヨーロッパ の 初期 資本 主義 における 市民 の 自由 な 経済 活動 を 保証 する という 要請 に 応える という 機能 を 果たし て い た 。 特に 、 高度 に 抽象 化 さ れ た パンデクテン 方式 を 基礎 と する ドイツ 法 系 において は 、 批判 と 修正 を 受け ながら も 論理 解釈 が 大いに 発達 し た （ 論理 法学 ） 。 この よう な ドイツ 法学 の 傾向 は 、 官僚 主義 の 要因 と なっ た と 批判 さ れ た が 、 また 一 面 において 諸 法典 に 立脚 し つつ 、 国民 の 自由 ・ 利益 を 確保 しよ う と 努力 し た こと で 、 市民 社会 における 基本 的 ルール を 確立 する という 大きな 歴史 的 遺産 を 遺し た の で ある 。 つまり 、 「 悪法 も また 法 なり 」 という 前述 の 法 格言 は 、 モンテスキュー が 主張 し た よう な 夜警 国家 的 三権分立 思想 の 下 において は 、 司法 の 抑制 による 自由 主義 思想 の あらわれ に 他 なら なかっ た の で ある 。  しかし 、 極度 に 形式 論 に 傾斜 し た 法律 学 は 、 潜在 的 に は 激しい 反発 を 受け て い た の で ある 。  さらに 、 ドイツ 民法 典 が 生まれ た 19 世紀 末 は 、 資本 主義 経済 の 発展 による 社会 の 変容 によって 、 ドイツ 民法 典 が その 成立 において 基盤 と し た 個人 主義 的 ・ 自由 主義 的 な 経済 観 が 退潮 し 始め た 時期 で あっ た 。 個人 主義 の 極致 で あっ た ドイツ 民法 典 が 20 世紀 へ の 先駆 で は なく 19 世紀 の 総 決算 と 評価 さ れる 所以 で ある 。 もっとも 、 社会 主義 的 観点 から 、 サヴィニー と は 逆 に 立法 者 の 人為 的 努力 によって 社会 を 積極 的 に 改善 しよ う と する や 、 個人 の 自由 意思 の 尊重 と 社会 における 取引 安全 の 調和 を 説く デルンブルヒ ら の 学説 の 影響 によって 、 サヴィニー 、 ヴィントシャイト の 影響 により 権利 変動 の 根拠 を 個人 意思 に 求める 意思 主義 に 傾斜 し た ドイツ 民法 第 一議 会 草案 は 一定 の 修正 を 受け て いる こと に 留意 す べき で ある 。 この よう に し て 、 急激 な 社会 の 変動 を 前 に し て 、 立法 者 独自 の 立場 による 社会 変革 へ の 人為 的 努力 に 否定 的 で あっ た 歴史 法学 は 、 ドイツ 民法 典 の 制定 と 同時に その 限界 を 迎え た の で ある 。  ここ において 、 イェーリング は 、 進化 論 の 影響 の 下 、 法 の 実践 的 ・ 目的 的 ・ 創造 的 性格 を 強調 し つつ （ 目的 法学 ） 、 自身 を 始め と する 従前 の 法 解釈 学 を 概念 法学 と 名づけ て その 没 価値 性 ・ 形式 性 を 批判 し た ため に 、 大陸 法学 は 一大 転機 を 迎える 。 イェーリング の 主張 は 、 カントロヴィッチ を はじめ と する 法学 者 達 によって 継承 ・ 推進 ・ 発展 せら れ （ 自由 法 運動 ） 、 法 の 文言 のみ から で は 導か れ え ない 国民 ないし 臣民 の 自由 保障 や 権利 の 実現 を 進めよ う と する 、 目的 的 ・ 実践 的 な もの として 私法 公法 を 問わ ず 各国 に 大きな 影響 を 与え た 。 ここ で は 、 立法 者 が 予定 し て い なかっ た 問題 について まで 、 既存 の 成文法 における 法的 三段論法 の 形式 に 則っ た 不自然 な 概念 の 論理 操作 のみ に 拘泥 し た 処理 を する の で は なく 、 裁判 の 具体 的 妥当 性 を 実現 する ため に 、 制定 法 の 不完全 （ 欠 缺 ） を 正面 から 認め 、 司法 を 信頼 し て 裁判官 の 自由 な 法 創造 に 委ねる こと によって これ を 補う べき こと が 強調 さ れ た 。 そこで 、 これ を 自由 法 論 と いう 。 成文法 以外 の 法 源 を 正面 から 肯定 する 前述 の スイス 民法 1 条 は 、 この 自由 法 運動 を 受け た もの で あり 、 自由 法 論 の 集大成 と みなさ れ て いる 。  何 より も 、 自由 法 論 最大 の 功績 は 、 倫理 的 ・ 政治 的 な 主観 的 評価 を 厳しく 排除 し て 法 解釈 の 客観 性 を 保つ こと に 腐心 し た 従前 の 註釈 学派 や 概念 法学 に対し 、 社会 統制 の 技術 として の 法 解釈 の 実践 的 側面 を 明らか に し 、 法 社会 学 の 出現 を 促し た こと に ある と 考え られ て いる 。 また 、 立法 上 または 解釈 上 、 過失 責任 主義 を 修正 し て 無過失責任 主義 を 採用 する 傾向 や 、 信義 誠実 の 原則 、 権利 濫用 理論 による 法 解釈 理論 、 民事 訴訟 法 における 職権 探知 主義 の 採用 や 刑事 訴訟 法 における 起訴 便宜 主義 の 明文化 、 労働 法 や 独占 禁止 法 、 社会 保障 法 といった 社会 法 の 制定 等 によって 、 近代 概念 法学 が 守ろ う と し た 個人 の 自由 や 所有 権 の 絶対 性 を 制限 ・ 修正 し 、 自由 競争 の 行き過ぎ に 伴う 弊害 を 積極 的 に 是正 しよ う と する 一連 の 傾向 も 、 この よう な 流れ の 中 で 理解 する こと が できる 。  もっとも 、 イェーリング に よる と 、 この よう な 法 の 社会 性 の 強調 は 、 一般 に 概念 法学 の 象徴 と みなさ れ がち な ヴィントシャイト の 内 に 既に 見 られる もの で あっ た と いう 。 また 、 慣習 法 の 重視 による 具体 的 妥当 性 の 確保 という 面 において 、 サヴィニー と の 共通 点 を も 認める こと が できる 。 すなわち 、 イェーリング の 批判 し た 「 概念 法学 」 は ほとんど 議論 の ため の フィクション に すぎ ず 、 時代 の 要請 に 応えよ う として 努力 し た サヴィニー 、 ヴィントシャイト ら が 単なる 盲目的 な 概念 法学 者 で あっ た という こと は でき ない の で ある 。  イェーリング の 主張 は 、 ドイツ 法学 と 同じ よう な 法 実証 主義 的 傾向 を 示し て い た フランス の 法 学会 に も 大きな 影響 を 与える 。 ここ で は 、 ナポレオン 民法 典 の 老朽 化 を 背景 に 、 客観 的 な 条文 と 実際 生活 の 実状 と の 乖離 が 進行 し 、 法令 の 改正 も また 困難 で ある とき 、 論理 解釈 ・ 類推 解釈 の 形式 による こと 無く 、 直ちに 裁判官 の 自由 探求 によって 法 の 不備 を 補う べき で ある と の 考え が フランソワ・ジェニー ら によって 主張 さ れ て おり 、 彼 の 主張 は 20 世紀 初頭 の フランス 私法 学 で 主流 を なす に 至る 。 ジェニー の 発想 は 自由 法 論 の 中 でも 極端 かつ 典型 的 な もの で あり 、 法的 三段論法 の 発想 と は 逆 に 、 まず はじめ に 結論 あり き で 、 妥当 な 結論 が あっ て それ から 後 付け の 論理 で 法律 構成 を 考えよ う と する もの で あっ た 。  また 、 刑法 において も 、 イェーリング の 影響 を 受け た リスト によって 、 厳格 な 罪刑法定 主義 が 緩和 さ れ 、 刑罰 は 犯罪 へ の 単なる 懲罰 （ 応報 刑 論 ） で は なく 、 個々 の 犯罪 者 に対する 教育 ・ 是正 と 、 それ による 社会 防衛 という 実践 的 側面 を 重視 し た 目的 刑 論 が 導入 さ れる という 影響 を 及ぼし て いる （ 古典 学派 に対する 近代 学派 ） 。 ただし リスト 自身 は 、 刑法 は 裁判官 の 恣意 と 誤謬 から 市民 を 守る マグナ・カルタ たる べき で ある として 犯罪 論 （ 犯罪 の 成立 ） における 罪刑法定 主義 を 強調 し て おり 、 この 意味 で 一定 の 限界 が ある 。 刑法 分野 において は 、 自由 法 運動 は 学理 的 解釈 より も 主 に 立法 の 改革 、 及び 刑事 政策 の 創設 に 結び付く ところ が 大 だっ た の で ある 。 「 法律 に 正條 なき 者 は 何等 の 所為 と 雖 も 之 を 罰する こと を 得 ず 」 として 、 フランス 式 の 厳格 な 罪刑法定 主義 を 明文 で 宣言 し て い た 日本 旧 刑法 2 条 が 削除 さ れる と共に 、 裁判官 の 権限 が 大幅 に 拡大 さ れ て 、 同種 の 事件 で あっ て も 犯罪 の 個別 的 性格 に 応じ て 幅 の 広い 量刑 が 認め られる よう に なっ た の は この 現れ と いわ れ て いる 。  刑法 解釈 論 において 、 罪刑法定 主義 の 撤廃 を 説く 論者 は 世界 的 に も 多く なく 、 フランス の サレイユ の 民法 解釈 論 の 影響 を 受け て 、 これ を 刑法 に 応用 し た 日本 の 牧野 英一 が その 代表 格 と みなさ れ て いる 。 この 牧野 の 犯罪 論 そのもの は 法的 安定 性 を 重んじる 刑法 実務 の 採用 する ところ で は なかっ た が 、 目的 的 な 犯罪 対策 の 合理 化 ・ 科学 化 という 牧野 の 基本 的 視座 は その後 の 刑法 学 に 広く 受け入れ られ 、 学会 の 共有 財産 と なっ て いる ほか 、 サレイユ 流 の 自由 法 論 の 展開 によって 、 日本 法 上 明文 の 根拠 規定 の 無かっ た 信義 則 理論 を 確立 し 後 の 立法 化 に 結びつける など （ 日本 民法 1 条 2 項 ） 、 日本 民法 学 に も 業績 を 残し て いる 。  自由 法 論 に対して は 、 その 実践 的 ・ 目的 的 性格 の 故に 主観 的 ・ 場当たり 的 な ご都合主義 に 堕する 危険 が あり 、 法的 安定 性 を 害する という 批判 が なさ れる 。 特に 、 前述 の 信義 誠実 の 原則 や 権利 濫用 の よう な 抽象 的 ・ 概括 的 規定 （ 一般 条項 ） や 、 それ に 相当 する 法理 論 に 拠る とき は 、 モンテスキュー が かつて 主張 し た よう な 機械 的 訴訟 観 と はるか に かけ離れ た もの に なる 分 、 既存 の 精緻 な 法体 系 を 無視 し て 大雑把 に 濫用 さ れ 、 法的 安定 性 を 破壊 する 危険 性 を も 孕ん で いる こと に 注意 し なけれ ば なら ない と いわ れる 。  この ため 、 成文 の 制定 法 が 良く 整備 さ れ て いる なら なるべく 論理 解釈 を 駆使 し て 客観 的 な 法文 解釈 の 枠 に 収める べき で あり 、 あえて 正面 から 自由 法 論 を 採る べき で は 無い とも 主張 さ れ て い た 。 特に 、 後 の ナチス 法学 に対して その 理論 的 基礎 を 提供 し て 恣意 的 な 裁判 を 許し た という 一 面 は 強く 批判 さ れ て いる 。  また 、 自由 法 論 による 法 の 社会 性 の 強調 は 、 当初 こそ 強い 反発 が あっ た が 、 その後 あまりに も 多く の 賛同 者 を 得 た ため 、 あっけなく 法律 学 上 の 常識 と なっ て 陳腐 化 し て しまっ た と も 言わ れ 、 特に ドイツ における 自由 法学 は 概念 法学 と の 統合 ・ 止揚 の 方向 へ 向かう 。  そこで 、 法文 解釈 の 枠組み による 論理 操作 まで は 完全 に 否定 せ ず 、 立法 過程 及び 制定 当時 の 社会 状況 を 踏まえ 、 現在 の 状況 と 比較 する こと によって 、 法 解釈 に 歴史 的 ・ 社会 的 な 客観 的 裏付け を 与えよ う と する エールリッヒ ら の 法 社会 学派 と 、 法的 安定 性 の 見地 から 自由 法 論 を 批判 し て 「 法律 へ の 忠誠 」 を 説き つつ 、 利益 衡量 （ 独 ： Interessenabwägung ） の 手法 によって 具体 的 妥当 性 を 実現 する べき こと を 説く ら の 利益 法学 が 有力 化 する 。  また 、 フランス において も 、 ドイツ 法学 の 影響 を 受け つつ 、 成文法 ・ 慣習 法 以外 に 新法 源 を 認め た うえ で 、 それ が 比較 法学 など によって 「 科学 的 」 に 確定 さ れ なけれ ば なら ない （ 科学 的 自由 探求 ） と 主張 し た ジェニー ら と やや 趣 を 異に し 、 類推 解釈 を 駆使 する こと によって 、 ジェニー 同様 の 具体 的 妥当 性 を 重視 し た 結論 を 可能 な 限り 成文法 解釈 の 枠 内 に 求めよ う と する レイモン・サレイユ ら の 自由 法 論 （ 進化 的 解釈 ） も 有力 化 する 。  すなわち 、 自由 法 論 により 提起 さ れ た 問題 意識 を 受け止め 、 法 解釈 の 実践 的 ・ 主観 的 性格 を 認める なら 、 立法 当初 と は 異なる 価値 判断 を 法 解釈 に 盛り込ま ざる を え ない から 、 いかなる 形 で 法 解釈 の 客観 性 が 保た れる か が 法律 家 を 長年 にわたって 悩ま せ た の で ある 。 まさに この 故 に 、 法 解釈 は 一定 の 結論 を 導く ため だけ の 技術 に 過ぎ ない の か 、 客観 的 な 科学 として の 法 解釈 学 たり うる の か が 、 古く から 議論 さ れ て き た の で あっ た 。  一方 で 、 法 解釈 学 の 使命 は 裁判所 によって 将来 実現 さ れる で あろ う 判断 を 予測 ・ 予言 する こと に ある として 、 法 解釈 における 真理 は 相対 的 な もの に 過ぎ ない と 主張 し た の が アメリカ の ホームズ を 祖 と する リアリズム 法学 で あっ た 。  この よう に し て 、 かつて 19 世紀 の 大陸 法学 を 支配 し た 、 法 解釈 の 任務 は 唯一 の 正解 の 確認 に ある と の 信念 が 否定 さ れ 、 法 解釈 学 の 実践 的 ・ 創造 的 性格 が 認識 さ れる よう に なる と 、 その 指針 と なる べき 法 哲学 、 比較 法学 、 法 政策 学 、 法 社会 学 等 の 関連 諸 科学 の 重要 性 が 強調 さ れる よう に なる 。  そして 、 いかなる 解釈 を す べき か について は 、 当該 法文 の 文言 を 尊重 し つつ 、 制度 の 趣旨 ・ 目的 ・ 社会 の 実態 等 を 広く 考慮 し て 、 極端 な 杓子定規 に も ご都合主義 に も 陥ら ない よう 、 法的 安定 性 と 具体 的 妥当 性 の 調和 、 換言 すれ ば 、 理屈 と 人情 の 調和 を 目指し て 解釈 し なけれ ば なら ない と 考え られ て いる （ →# 概要 ） 。  以上 述べ て き た よう な 、 法 解釈 における 社会 学 的 な 考え方 は 、 ベッカリーア や ベンサム による 犯罪 に関する 著作 に 端 を 発する 。 特に ベンサム は 、 犯罪 に対する 法的 制裁 （ 英 ： sanction ） によって 悪い 行動 を 抑止 し うる こと を 強調 し 、 フォイエルバッハ ら に 影響 を 与え た 。 また 、 マルクス は 、 唯物 論 の 観点 から 法 の 歴史 的 必然 性 を 強調 し て メンガー を 批判 し （ →# 概念 法学 と 自由 法 論 ） 、 結果 的 に サヴィニー と 同様 、 立法 者 の 人為 的 努力 による 社会 の 変革 という 「 立法 へ の 使命 」 を 否定 し て い た 。  ところが 、 この よう な 法 の 社会 性 を 重視 する 傾向 は 、 法 解釈 を し て 現実 の 政治 的 事情 に 追随 する 弊害 を 招い た と の 観点 から 、 第 二 次 世界 大戦 の 前後 から ケルゼン によって 法 実証 主義 が 再 評価 さ れ 、 これ を 徹底 し て 法 解釈 から 政治 的 ・ 社会 的 事情 を 意図 的 に 排除 し 、 法的 安定 性 を 確保 す べき と する 純粋 法学 が 主張 さ れる 。 現象 学 、 物理 学 から の 影響 も ある と いわ れる 。 戦時 下 の 日本 で も 多く の 追随 者 が あり 、 その 影響 の 下 イデオロギー 的 に 無色 の 法 解釈 論 を 展開 する 者 が 少なく なかっ た が 、 しかし 、 その 理論 の 極端 さ ゆえ 、 普遍 的 な 支持 を 得る に は 至ら なかっ た 。 それでも なお 、 法律 と 道徳 の 厳格 な 峻別 を す べき で ある という 思想 自体 は 、 戦後 の 日本 刑法 学 における 一大 潮流 を なし て いる 。  一方 で 、 特に アメリカ において は 、 前述 の リアリズム 法学 の 影響 は かえって 裁判 の 客観 的 性格 を 極度 に 失わ せ 、 一部 の 裁判官 を し て 、 自己 の 個人 的 イデオロギー に 反する 立法 を 片っ端 から 違憲 無効 を 宣言 する 方向 に 向かわ しめ 、 司法 と 立法 の 衝突 が 深刻 な 社会 問題 に なっ た し 、 あるいは また その 反動 として 、 極端 な 懐疑 主義 と 価値 相対 主義 に 基づく 司法 消極 主義 が 、 司法 の 人為 的 努力 による 社会 の 変革 ・ 改善 という 可能 性 を 失わ せる に いたっ た 。 しかも 、 第 二 次 大戦 後 の 価値 観 の 多様 化 の 中 で 、 とくに 刑事 公安 事件 や 労働 事件 など について 、 どの よう な 法 解釈 によって 利害 調整 を し た ところ で 、 その 具体 的 妥当 性 の 是非 について 何らかの 非難 が 及ぶ の は 避け がたい ところ で ある 。  そこで 、 英 米 において は 、 法学 者 のみ なら ず 哲学 者 や 倫理 学者 等 によって 、 主観 的 な 価値 判断 の 正当 付け を 行お う と する 学問 的 努力 が 行わ れる よう に なっ た 。 日本 で も 、 民法 学者 を 中心 に 、 その 影響 を 受け た 議論 が 見 られる 。  また 、 1960 年代 から 70 年代 にかけて 、 ベンサム 以来 の 経済 学 的 アプローチ を 発展 さ せ て 、 市場 メカニズム による 違法 行為 の 抑制 機能 を 強調 し 、 不法 行為 制度 を 始め と する 法 解釈 全体 に 、 ミクロ 経済 学 の 手法 を 取り入れ た 経済 学 的 ・ 数学 的 アプローチ を 展開 しよ う と する 動き が アメリカ を 中心 に 活発 化 する 。 コース の 定理 で 知ら れる ロナルド ・ コース が 有名 で ある 。 法 制度 を 科学 的 に 分析 する ため の 客観 的 論理 を 提供 し た 点 に 功績 が ある 。  例えば 、 法 社会 学者 の 川島 武 宜 は 、 日本 における 訴訟 外 で の 紛争 解決 の 多 さ を 、 義理 人情 を 尊び 、 法律 や 契約 遵守 の 意識 が 弱い 日本人 の 法 意識 の 遅れ に 基づく もの で ある と 分析 し た が 、 欧米 の 一部 の 国 のみ を 念頭 に おい た 不正確 で 主観 的 な 印象 論 で ある として 20 世紀 の 末 頃 から 批判 さ れ 、 支持 を 失っ た 。 そこで 、 アメリカ の 法学 者 の 側 から は 、 主 に 日 米 の 交通 事故 における 被害 の 賠償 について の 数理 分析 により 、 日本 で 訴訟 件数 が 少ない の は 交渉 による 裁判 外 紛争 解決 手続 （ ADR ） 等 が 良く 機能 し て いる ため で ある に 過ぎ ず 、 全体 として の 法 制度 は うまく いっ て いる と の 主張 が 現れる など し て いる 。 裁判所 が いかなる 解釈 を とる べき か 、 いかなる 結論 が 具体 的 妥当 性 の 実現 と なる か について は 、 判決 が 社会 に 及ぼす 経済 的 影響 が しばしば 決め手 と なる こと が 少なく ない から 、 この よう な 、 法 の 経済 分析 を 中心 と する 法 と 経済 学 と 呼ば れる 学問 は かなり 急速 に 発展 し て き て いる 。  この いわゆる 法 と 経済 学派 に対して は 、 その 前提 と する 、 富 を 最大 化 する 制度 に 人々 が 暗黙 の 内 に 同意 し て いる という 人間 観 や 、 ベンサム の いう 「 最大 多数 の 最大 幸福 」 という 功利 主義 の 哲学 それ 自体 に 疑問 が 呈さ れ て おり 、 1970 年代 から 80 年代 にかけて は 、 ドウォーキン ら による 正義 論 の 復権 や 、 女権 拡張 運動 、 人種 問題 など を 反映 し た 法理 論 が 主張 さ れる など 、 法 解釈 における 社会 的 ・ 哲学 的 議論 は 多様 な 進展 を 見せ つつ ある 。  20 世紀 以降 の 法理 論 の 傾向 を 一言 で 言う と すれ ば それ は 世界 法 で ある 。 第 二 次 大戦 後 の 各国 社会 の 結び つき によって 、 手形 法 や 商法 、 債権 法 や 刑法 の 総則 部分 における よう な 、 本来 各国 別々 の 主権 によって 制定 さ れ た 法 が 世界 共通 の 共通 傾向 を 示す 傾向 を 、 積極 的 に 推進 しよ う と する 立場 が 有力 に なり つつ ある こと は 20 世紀 から 21 世紀 にかけて の 特徴 と なっ て き て いる こと が 注目 さ れる 。 この こと は 、 同時に 各国 独自 の 社会 事情 に 基づく 固有 の 法 及び その 利益 を 享受 する 各 国民 に 重大 な 不利益 を もたらす 危険 性 を も 孕む もの で ある と も 警戒 さ れる 。 これ も また 、 法 の 普遍 性 を 強調 する 自然 法 論 と 、 法 の 固有 性 を 強調 する 歴史 法学 の 対立 が 形 を 変え て 現れ た もの という こと が できる 。その他 （ その た 、 その ほか ） は 、 特定 の 事柄 以外 の もの を 一つ に まとめ て 指す 語 。  多く の ヨーロッパ の 言語 や その 影響 を 受け た 言語 で は 、 ラテン語 の   et   cetera （ エト・ケーテラ 、 エト・セトラ ） の 略字 で ある   etc .   が 使わ れる こと が 多い 。  統計 の 際 、 どの 分類 項目 に も 属さ ない 事項 を まとめ て 「 その他 」 と する こと が あり 、 この 項目 は バスケット 項目 と 呼ば れる 。  歴史 上 の 事典 や 目録 で 「 その他 」 ( miscellaneous ) という カテゴリー に 分類 さ れ た もの を 吟味 する こと により 、 編纂 当時 の 体系 に おさまら なかっ た もの が 何 か が 分かる ため 、 知識 体系 の 歴史 を 知る 手がかり に なる と ピーター・バーク は 示唆 し た 。  法令 用語 で は 「 その他 の 」 の 後 に は 前 に 列挙 さ れ た もの を 包括 する 概念 を 述べ 、 「 その他 」 の 後 に は 単に 列挙 に 並列 する 概念 を 述べる と さ れる が 、 前者 の 場合 でも 「 の 」 の 重複 を 避ける ため に 「 その他 の 」 を 使わ ない 場合 も ある 。  テレビ朝日 の 視聴 率 調査 で 「 その他 」 に 分類 さ れ て い た 衛星 放送 の 伸び により 「 その他 」 の 視聴 率 が 上昇 し た と 2010 年 5 月 テレビ朝日 定例 記者 会見 で 報告 さ れ た 。監査 （ かん さ 、 audit   または   auditing ） と は 、 ある 事象 ・ 対象 に関し 、 遵守 す べき 法令 や 社内 規程 など の 規準 に 照らし て 、 業務 や 成果 物 が それら に 則っ て いる か どう か の 証拠 を 収集 し 、 その 証拠 に 基づい て 、 監査 対象 の 有効 性 を 利害 関係 者 に 合理 的 に 保証 する こと 。  監査 人 が 誰 で ある か による 分類 として 、 外部 監査 、 内部 監査 、 監査 役 監査 など が ある 。 監査 する 対象 による 分類 として 、 会計 監査 （ 財務諸表 監査 など ） 、 情報 セキュリティ 監査 、 個人 情報 保護 監査 、 環境 監査 など が ある 。  ここ で は 、 主 に 日本 における 各種 監査 の 概要 について 説明 する 。 また 、 歴史 について は 、 「 監査 の 歴史 」 で 説明 する 。  国 の 機関 における 会計 監査 は 、 行政 機関 の 一つ で ある 会計検査院 が 行い 、 これ は 特に 会計 検査 と 呼ば れる 。 一方 ， 業務 監査 は ， 総務 省 行政 評価 局 が 政策 評価 の 観点 から 実施 する 。  それぞれ の 地方 公共 団体 に 置か れる 執行 機関 の ひとつ で ある 監査 委員 が 行う 。 なお 、 地方 公共 団体 に 置か れる 監査 委員 は 、 地方 公共 団体 により 人数 は 異なる が 、 各 監査 委員 が 個別 の 権限 で 監査 を 行う （ 独 任 制 ） ため 、 " 監査 委員 会 " で は なく 単に 監査 委員 と いう 。 一般 監査 と 特別 監査 と が ある 。 また 一部 の 地方 公共 団体 で は 外部 監査 が 義務付け られ て いる 。  会計 監査 ・ 業務 監査 に 区分 さ れる 。 前者 は 財務諸表 監査 と も 呼ば れる 。  公認 会計士 が 行う 監査 、 会社 法 上 の 監査 役 （ または 監査 役 会 、 監査 委員 会 。 以下 「 監査 役 等 」 ） が 行う 監査 、 そして 企業 の 内部 監査 人 が 行う 監査 の 三 種類 が あり 、 総称 し て 三 様 監査 制度 と 呼ば れる 。  公認 会計士 が 行う の が 会計 監査 で あり 、 監査 役 等 は 、 会社 法 において 業務 監査 と 会計 監査 の 責任 を 負っ て いる が 、 公認 会計士 も 監査 を 行う 会計 監査 人 設置 会社 と 他 の 会社 において は 、 監査 の 方法 に 差異 が ある 。  公認 会計士 、 あるいは その 集まり で ある 監査 法人 によって 実施 さ れる 監査 を 総称 し て 、 公認 会計士 監査 と 呼ぶ 。  公認 会計士 監査 の 目的 は 、 企業 の 財務 情報 の 信頼 性 の 保証 に あり （ 公認 会計士 法 1 条 ） 、 企業 の 経営 者 が 作成 し た 財務諸表 が 、 企業 の 実態 を すべて の 重要 な 点 において 適正 に 表示 し て いる か どう か について 監査 し 、 その 結果 を 意見 として 表明 する こと に ある （ 監査 基準 第 一 ）  公認 会計士 監査 は 、 法律 によって 実施 が 求め られ て いる 法定 監査 と 、 法律 に 規定 は ない 任意 監査 に 分け られる 。  会社 の 機関 の ひとつ 、 監査 役 等 によって 行わ れる 監査 で ある 。 監査 役 等 は 、 取締役 や 執行 役 の 職務 執行 に 不法 な 点 が ない か を 監督 、 指導 する 立場 に ある 。 目的 は 会社 の 出資 者 たる 株主 の 保護 に ある 。  内部 監査 人 監査 は 、 社内 に 設置 さ れ た 監査 部門 など によって 行わ れ 、 経営 管理 の 一環 として 行わ れる 内部 監査 で ある 。 従業 員 の 業務 内容 全般 について 、 合理 性 、 能率 性 、 適法 性 など を 、 経営 者 の ニーズ によって 任意 に 監査 する 。公布 （ こう ふ ） と は 、 成立 し た 法令 の 内容 を 広く 一般 に 周知 さ せる ため 公示 する 行為 。  公布 と は 、 国会 等 が 可決 し て 成立 し た 法令 の 内容 を 、 国民 または 住民 が 知り うる 状態 に する 行為 で ある 。 法令 が 現実 に 拘束 力 を 発生 さ せる ため に は 、 一般 に 公布 の 手続 を 踏む こと が 必要 と さ れる 。 公布 の 方法 は 、 主 に 政府 や 公 の 機関 紙 に 掲載 する こと によって 行う 場合 と 、 特定 の 掲示板 に 掲載 する こと によって 行う 場合 が ある 。 後者 は 中小 規模 の 地方自治体 の 命令 に 多い 。  日本国 憲法 は 、 憲法 改正 、 法律 、 政令 、 条約 について は 、 内閣 の 助言 と 承認 により 、 天皇 が 国事 行為 として 公布 する と 定める （ 日本国 憲法 第 7 条 第 1 号 ） 。 その他 の 法令 について は 、 その 制定 機関 が 公布 する 。 公布 の 形式 について は 、 一部 の 法令 を 除い て 、 特段 の 定め は ない 。 その ため 、 先例 により 、 官報 に 掲載 する 方法 で 行わ れる 。  官報 に 掲載 し て 公布 する 方法 は 、 1886 年 、 内閣 法制 局 が 勅 令 として 設置 し た 公文 式 （ 明治 19 年 勅 令 第 1 号 ） によって 初めて 規定 さ れ た 。 この 勅 令 は 、 法令 は 官報 を もっ て 布告 さ れ 、 各 府県 毎 に 定め た 「 官報 到達 日数 」 の 7 日 後 から 、 各 地域 において 施行 さ れる と し た 。 その後 の 1907 年 、 公文 式 に 代わり 公式 令 （ 明治 40 年 勅 令 第 6 号 ） が 制定 さ れ 、 これ に も 官報 に 掲載 する 方法 による こと が 規定 さ れ た 。  ところが 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 1947 年 、 内閣 官制 の 廃止 等 に関する 政令 （ 昭和 22 年 政令 第 4 号 ） により 公式 令 は 廃止 さ れ た に も かかわら ず 、 これ に 代わる 法令 は 制定 さ れ なかっ た 。 その後 も 官報 へ の 法令 の 掲載 が 続け られ た が 、 根拠 法令 が ない ため 、 どの よう な 状態 に なれ ば 法令 が 公布 さ れ た と 見る こと が できる の か （ 官報 以外 の 手段 で 法令 の 内容 を 知り うる 状態 に なっ た 場合 も 、 公布 が あっ た と 言える か ） が 問題 と なっ た 。  この 点 について 判例 は 、 公式 令 が 廃止 さ れ た 後 も 法令 の 公布 は 官報 を もっ て 行わ れ （ 最大 判 昭和 32 年 12 月 28 日 刑 集 11 巻 14 号 3461 号 ） 、 公布 の 時期 について は 、 一般 の 希望 者 が 法令 の 掲載 さ れ た 官報 を 閲覧 ・ 購読 しよ う と 思え ば でき た 最初 の 時点 （ 最大 判 昭和 33 年 10 月 15 日 刑 集 12 巻 14 号 3313 頁 ） と し て いる 。  なお 、 官報 及び 法令 全書 に関する 内 閣府令 （ 昭和 24 年 総理府 ・ 大蔵省 令 第 1 号 ） 第 1 条 は 、 官報 に は 憲法 改正 ・ 法律 ・ 政令 など を 掲載 する 旨 規定 し て いる 。 しかし 、 これ は 公布 の 方法 について 定め た 規定 と は 解さ れ て い ない 。  また 、 最高 裁判所 規則 について は 、 裁判所 公文 方式 規則 （ 昭和 22 年 最高裁判所 規則 第 1 号 ） 第 2 条 で 、 会計検査院 規則 は 、 会計検査院 規則 の 公布 に関する 規則 （ 昭和 22 年 5 月 3 日 会計検査院 規則 1 号 ） 第 2 条 で 、 人事院 規則 及び その 改廃 について は 、 国家 公務員 法 （ 昭和 22 年 法律 第 120 号 ） 第 16 条 第 2 項 で 、 それぞれ 官報 で 公布 する 旨 定め て いる 。 地方 自治 法 16 条 4 項 は 、 条例 の 公布 に関し 必要 な 事項 は 条例 で 定める べき こと を 規定 し て おり 、 都道府県 や 市町村 は 「 公告 式 条例 」 、 「 条例 等 の 公布 に関する 条例 」 といった 名称 の 条例 で 、 条令 の 公布 方式 を 定め て いる 。 都道府県 は その 公報 に 掲載 する こと によって 、 市町村 は 所定 の 掲示 場 に 掲示 する こと によって 、 条例 を 公布 する と 定め て いる 例 が 多い よう で ある 。債権 （ さいけん 、 、 、 ） と は 、 大陸 法 系 の 私法 上 の 概念 で 、 ある 者 が 特定 の 者 に対して 一定 の 行為 を 要求 する こと を 内容 と する 権利 。  ある 者 （ 債権 者 ） が 特定 の 相手方 （ 債務 者 ） に対して 一定 の 行為 （ 給付 ） を する よう 要求 できる 権利 を いう 。 現代 の 日本語 で は 一般 的 で は ない が 、 「 人 に対する 権利 」 という 意味 で 「 人権 」 と も いい 、 旧 民法 で は 主として この 用語 が 用い られ て い た 。  債務 者 の 側 から 見 た 場合 は これ は 債権 者 に対する 義務 で あり 、 と 呼ば れる 。 また 、 債権 者 と 債務 者 の この よう な 法律 関係 の こと を 、 債権 債務 関係 と いう 。 いずれ も 視点 が 異なる のみ で 、 内容 を 異に する もの で は ない 。 日本 で は 「 債権 」 という 言い方 が 通常 で 、 「 債権 債務 関係 」 は あまり 用い られ ない が 、 欧米 で は 「 債権 債務 関係 」 に 相当 する 表現 が むしろ 通常 で ある 。  債権 の 概念 そのもの は ローマ 法 に 由来 する 。 日本 において は 明治 期 において ヨーロッパ 法 （ 特に ドイツ 法 、 フランス 法 ） を 継受 し た 際 に ローマ 法 由来 の 債権 概念 が 導入 さ れ 、 現在 の 解釈 学 において も その 影響 は 強い 。  勿論 、 大陸 法 系 以外 の 法域 、 例えば 、 明治 期 以前 の 日本 に も 債権 ・ 債務 に 相当 する もの は 存在 し た が 、 室町 時代 後期 （ 15 世紀 後期 ） 以前 の 日本 で は 強力 な 債務 者 保護 の 思想 が 働い て い た 。 例えば 、 「 質 地 に 永 領 の 法 無し 」 という 法 格言 が 存在 し 、 債務 者 から 質物 を 預かっ た 債権 者 は 例え 数 十 年 後 で あっ て も 債務 者 から 返済 を 受け た 場合 に は その 質物 を 返還 する 義務 を 負っ て おり 、 債務 者 の 同意 の 文書 （ 放 文 ） を 得 ない 質流れ は 違法 で あっ た 。 また 、 債務 者 は 債権 者 に対して 本 銭 （ 元金 ） 返済 の 義務 を 有し て い た が 、 利子 が 元金 と 同額 （ 元利 合計 200 ％ ） 以上 の 貸付 は 違法 と さ れ 、 なおかつ 徳政令 によって 本 銭 返済 の 義務 すら 減免 さ れる など 、 近代 法 の 債権 債務 関係 と は 全く 異なる 関係 が 展開 さ れ て い た 。  ※ 日本 の 民法 について 以下 で は 、 条 数 のみ 記載 する 。  債権 は 物権 と 同じく 財産 権 で は ある が 、 以下 の 点 で 物権 と は 異なる 。  現在 の 日本 の 民法 において は 、 民法 第 3 編 債権 において 、 その 発生 原因 として 、 契約 、 事務 管理 、 不当 利得 及び 不法 行為 の 4 つ を 規定 し て いる 。  当事者 間 の 合意 により 発生 する 債権 を 約定 債権 と いい 、 契約 による 債権 が これ に 属する 。 一方 、 法律 の 規定 によって 生じる 債権 を 法定 債権 と いい 、 事務 管理 、 不当 利得 、 不法 行為 による 債権 が これ に 属する 。  債権 の 目的 （ 対象 ） は 債務 者 の 特定 の 行為 で あり 、 これ を 「 給付 」 と いう 。 において 、 具体 的 に は 以下 の もの が 規定 さ れ て いる 。  債権 に は 一般に 以下 の よう な 効力 が ある と さ れる 。  効力 が 不完全 な 債権 、 債務 と 責任 と が 分離 さ れる 特殊 な 債権 の 形態 も 存在 する 。  債務 者 の 責任 財産 を 保全 する ため 、 民法 は 債権 者 代位 権 と 詐害行 為 取消 権 を 認め た 。 で 規定 さ れ た 制度 で ある 。  債権 者 あるいは 債務 者 は 複数 で ある 場合 も あり 、 物権 における 共同 所有 関係 （ 共有 ・ 総有 ・ 合 有 ） 類似 の 関係 に 分析 さ れる 。  既 述 の よう に 準 共有 について 定める 264 条 本文 は 「 この 節 の 規定 は 、 数 人 で 所有 権 以外 の 財産 権 を 有する 場合 について 準用 する 」 と し 、 本来 で あれ ば 債権 も 「 所有 権 以外 の 財産 権 」 として 準 共有 が 成立 する が 、 金銭 の 給付 など に 共有 物 分割 規定 （ 256 条 以下 ） を 準用 する の は 煩雑 で ある こと など から 、 民法 は 多数 当事者 の 債権 債務 関係 について は の 多数 当事者 の 債権 債務 の 規定 （ 以下 ） を 置い て いる （ 427 条 以下 の 規定 は 264 条 但書 の 「 法令 に 特別 の 定め が ある とき 」 にあたり 優先 的 に 適用 さ れる ） 。  債権 の 移転 原因 に は 次 の よう な もの が ある 。  なお 、 債権 者 を 交替 さ せる もの として 、 債権 者 の 交替 による 更改 が ある が この 場合 に は 債権 の 同一 性 が 失わ れる 。  債権 の 消滅 原因 に は 次 の よう な もの が ある 。  以上 の 消滅 原因 の うち 弁済 （ 代物 弁済 、 供託 ） 、 相殺 、 更改 、 免除 、 混同 について は で 規定 さ れる 。  なお 、 患者 へ の 投薬 が 債権 債務 の 内容 と なっ て い た 場合 に 、 患者 が 偶然 全快 し て 投薬 が 必要 で なく なっ た とき など の よう に 、 目的 到達 による 債権 の 消滅 と みる べき か 目的 到達 不能 による 債権 の 消滅 と みる べき か 分類 が 難しい 場合 も ある 。政府 （ せ いふ 、 ,   ） と は 、 近代 国家 において 国家 もしくは 国家 の 一部分 と なる 地方 における 統治 機構 （ 国家 の 意思 決定 及び 統治 の ため の 組織 ） の 総体 。  広義 に は 、 統治 に 関わる 立法 ・ 司法 ・ 行政 すべて の 機関 および 機構 の 総称 を 指し 、 狭義 に は 、 行政 を 司る 内閣 と それ に 付属 する 行政 機関 （ 執行 機関 ） から 成る 行政府 を 意味 する 。 それぞれ 、 アメリカ や イギリス など の 英 米 法 系 の 国家 で は 広義 の 意味 で 、 ドイツ や 日本 など の 大陸 法 系 の 国家 で は 狭義 の 意味 で 、 用い られる 語 で ある 。 なお 、 マルクス主義 の 立場 から は 「 支配 階級 の 政治 委員 会 」 に 位置付け られる 。  明治 時代 以降 の 日本 政府 の 関係 者 （ 行政 関係 者 ） が 「 日本国 政府 」 を 指す 場合 に 、 省略 し て 「 政府 」 と 言う 場合 が ある 。  政治 学 で は 、 政体 （ 国家 の 政治 形態 ） の 類型 や 分類 を つくる こと は 長き にわたり 目標 で あり つづけ た 。 というのも 、 政治 システム の 類型 という の は 明快 な もの で は なかっ た から で ある 。 政治 学 の 中 でも 、 特に 比較 政治 学 や 国際 関係 論 の 分野 で 重要 で ある 。  表面 的 に は 、 政府 の 形態 が どの よう な もの か 分類 する こと は 容易 で ある か の よう に みえる 。 という の は 、 どんな 政府 で あれ 一応 、 外部 に対して 謳っ て いる “ 公式 の 形態 ” という の は ある から で ある 。 例えば 、 「 アメリカ合衆国 は 連邦 共和 制 国家 で 、 かつて の ソビエト 連邦 は 社会 主義 共和 制 国家 で ある 」 など と 言っ て しまう こと は できる わけ で ある 。 しかし 、 政府 自体 が 言っ て いる こと に は 客観 性 が 無く 、 Kopstein や Lichbach が 指摘 し て いる よう に 、 政体 の 定義 を 行う と いう こと は 油断 が なら ない こと な の で ある 。 例えば 、 「 選挙 は 民主 主義 の 特徴 だ 」 など と さ れる こと が ある が 、 旧 ソ連 で 行わ れ て い た 実際 の 選挙 は   " 自由 かつ 公正 "   では なく 、 一 党 制 の 下 に 実施 さ れ た 。 この 例 から も わかる よう に 、 実際 的 な 分類 を する なら ば 、 選挙 が 行わ れ て い た として も 、 それ を 根拠 に 「 民主 的 な 政府 」 と 分類 する こと は でき ない の で ある 。  政府 の 形態 を 決定づける こと の 難し さ は 、 そもそも 政治 体系 の 多く が 社会 経済 的 な 運動 を 基 と し て おり 、 ある 社会 経済 的 運動 を 旗印 として 掲げる 特定 の 政党 によって 、 それら の 運動 が 政府 内 に 持ち込ま れ て いる こと に も ある 。 そして 、 社会 経済 的 運動 という の は 、 どれ も 政治 的 イデオロギー を 含ん で いる 。 それら の 運動 を 推進 する 者 が 政権 を 取っ た 場合 や 、 政党 が 特定 の 形態 の 政府 と 緊密 な 関係 を 持つ 場合 は 、 それら の 運動 も 含め て 政府 の 形態 と みなさ れる こと に も 成り 得る 。  さらに 理解 を 難しく し て いる 背景 に ある の は 、 政治 的 イデオロギー と 関連 する 統治 の 形態 に対して 、 一般 的 に 見解 が 一致 し ない 場合 や 、 合理 的 で 専門 的 な 定義 が あっ て も 故意 に 「 歪曲 または 偏見 」 として 捉え られる 場合 で あり 、 これら は 現代 の 政治 学 の 本質 の ため で ある 。 例えば 、 アメリカ合衆国 で は 「 保守 主義 」 を 意味 する ところ が 、 他 の 国 や 地域 で 使わ れる 語義 と は 、 その 用法 において 、 ほとんど 共通 し ない こと で ある 。 2011 年 に Ribuffo が 指摘 し た よう に 、 「 いま 、 米国 人 が 『 保守 主義 』 と 呼ん で いる もの は 、 世界 の ほとんど の 地域 で 自由 主義 または 新 自由 主義 と 呼ん で いる もの に 他 なら ない 」 の で ある 。 1950 年代 以降 、 アメリカ合衆国 の 保守 主義 は 第 一 に 共和党 と 結びつい て き た 。 しかし 、 の 時代 に は 、 の 多く は 、 むしろ 保守 的 な 人々 で あっ た 。 これら の 人々 は で 重要 な 役割 を 演じ 、 1937 年 から 1963 年 まで 連邦 議会 を 支配 下 に 置い た 。  世界 の すべて の 国々 は 、 次に 挙げる 少なくとも 2 つ （ ないし それ 以上 ） の 特質 を 合わせ た 統治 機構 により 統治 さ れ て いる 。 （ 例えば 、 アメリカ合衆国 は 真 の 資本 主義 社会 で は ない 。 というのも 、 実際 に は 政府 は 社会 的 サービス を 市民 に 提供 し て いる から で ある 。 ） 加え て 、 政府 の 類型 に対する 人々 の 意見 は 様々 で ある （ 例えば 、 アメリカ合衆国 は 民主 国家 と いう より も 金権 国家 で ある 、 という 議論 が あり 、 米国 は 富 により 支配 さ れ て いる と 信じる 者 も いる 。 ） 。 いかなる 政府 に も 、 常に （ 白黒 の つか ない ） 不確か さ が 存在 する 。 最も リベラル な 民主 主義 国家 で さえ 、 対抗 する 政治 活動 を ある 一つ の 範囲 または 別 の もう 一つ に 制限 する 。 一方 で 、 最も 専制 的 な 独裁 国家 で さえ 、 幅広い 支持 基盤 を 組織 する に 違い ない 。 したがって 、 各々 の 政府 を 分類 ・ 整理 し て 細分 化 さ れ た 区分 に 当てはめよ う と する こと は 困難 を 極める 。  古代 ギリシア の 哲学 者 プラトン は 、 対話 篇 の 中 で 国 制 の 5 分類 を 提示 し た 。 これら は 、 アリストクラティア （ 優秀 者 支配 制 ） 、 ティモクラティア （ 名誉 支配 制 ） 、 オリガルキア （ 寡頭制 ） 、 デモクラティア （ 民主 制 ） 、 そして テュランニス （ 僭主 独裁 制 ） で ある 。 プラトン は これら の 各国 制 に対して 人 を 割り当て 、 これら が 意味 する ところ を 例証 し た 。 例えば 、 専制 的 な 人 は 僭主 政治 を 代表 する で あろ う 。 これら の 5 つ の 国 制 分類 は 、 一番 上 の アリストクラティア から 一 番 下 の テュランニス へ と 降りる につれて 堕落 し て いく 。  『 国家 』 の 中 で 、 プラトン は ソクラテス と 多く の 時間 を 過ごし 、 彼 が グラウコン や アデイマントス と共に 創設 し た 都市 について の 会話 で 述べ た 。 対話 は ついに 、 4 つ の 国 制 について 考える よう に なっ た 。 この 4 つ は 現実 に 存在 し 、 連続 し て 互いに 堕落 する に 至る 。 すなわち 、 ティモクラティア 、 オリガルキア 、 デモクラティア 、 そして テュランニス で ある 。  政府 は 、 様々 な 基準 に 基づい て 分類 さ れる が 、 この 節 で は その 代表 的 な 例 を 示す 。  政府 の 経済 的 役割 は 、 資源 配分 の 調整 （ 公共 財 ・ 公共 サービス の 供給 ） 、 所得 の 再 分配 （ 累進 課税 ・ 社会 保障 ） 、 景気 の 安定 化 、 の 3 つ に 分類 さ れる 。  政府 の 活動 は 、 収入 （ 歳入 ） 面 と 支出 （ 歳出 ） 面 の 両方 で 構成 さ れ て おり 、 どちら も 経済 全体 の 資源 配分 ・ 所得 分配 に 大きな 影響 を 及ぼす 。 政府 の 支出 は 、 教育 ・ 福祉 など の 政府 消費 と 呼ば れる サービス と 道路 ・ 港湾 など の 公共 施設 を 建設 する 公共 投資 から 構成 さ れ て いる 。  政府 の 財源 に は 、 1 ） 税金 、 2 ） 国債 、 3 ） 貨幣 発行 益 、 の 3 つ が ある 。 政府 の 収入 の 基本 と なる の は 税収 で あり 、 政府 は 様々 な 税金 を 課す こと により 、 政府 活動 の ため の 資金 を 確保 する 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は 「 政府 の 仕事 と は 公共 事業 を 除け ば 、 大 部分 が 消費 で ある 。 税金 と 国債 の 違い は 、 いま 税金 を 払う か 将来 税金 を 払う か という 点 だけ で あり 、 それ 以上 の 違い は ない 」 と 指摘 し て いる 。『 令 義 解 』 （ りょう の ぎげ ） と は 、 833 年 （ 天 長 10 年 ） に 淳和天皇 の 勅 により 右大臣 清原 夏野 を 総裁 として 、 文章 博士 菅原 清 公 ら 12 人 によって 撰集 さ れ た 律令 の 解説 書 。 全 10 巻 。 この 書物 によって 、 大宝 令 ・ 養老 令 が 伝え られ て いる 。  同じく 養老 令 の 注釈 書 で ある 『 令 集 解 』 （ 惟宗直 本 の 私撰 注釈 書 ） と 違っ て 、 こちら に は 法的 効力 （ 官 撰 注釈 書 ） が ある 。  30 篇 の うち 21 篇 が 伝わる 。 令 集 解 から 7 篇 を 抽出 でき 、 残る 2 篇 も 近世 以来 逸文 が 収集 さ れ て いる 。 従って 、 国史 大系 本 も 含め 、 現在 手 に する こと の できる 本 は 、 取り集め 本 で ある こと を 認識 し た 上 で 利用 し なけれ ば なら ない 。  体裁 は 令 本文 を 大字 で 掲げ 、 義 解 を 語句 の 間 に 細字 双 行 で 加える 。統治 行為 論 （ と うち こう いろ ん ） と は 、 “ 国家 統治 の 基本 に関する 高度 な 政治 性 ” を 有する 国家 の 行為 について は 、 法律 上 の 争訟 として 裁判所 による 法律 判断 が 可能 で あっ て も 、 これ ゆえ に 司法 審査 の 対象 から 除外 す べき と する 理論 の こと を いう 。 裁判所 が 法令 個々 の 違憲 審査 を 回避 する ため の 法 技術 として 説明 さ れる こと が 多い が 、 理論 上 は 必ずしも 憲法 問題 を 含む もの のみ を 対象 に する わけ で は ない 。  統治 行為 論 は 、 フランス の 判例 が 採用 し た   の 理論 に 由来 する もの で あり 、 フランス で は 行政 機関 の 行為 に関して 問題 と さ れ た 。 これ に対し 、 アメリカ の 判例 が 採用 する   の 理論 は 、 立法 機関 の 行為 に対して も 適用 さ れる 。 日本 で は 「 統治 行為 」 という 名称 に 、 フランス の 影響 が 見 られる 。  日本 の 判例 において は 、 統治 行為 論 に 言及 し た もの は 実際 は 非常 に 少ない 。  これ 以降 、 議員 定数 不 均衡 訴訟 など において 、 被告 の 国 側 は 統治 行為 論 を 主張 する が 、 最高裁 は それ を 採用 せ ず 、 裁量 論 で 処理 。  徹底 し た 法 の 支配 の 原則 を 採用 し た 日本国 憲法 の 下 において は 、 各 機関 の 自律 権 や 自由 裁量 に 属する 事項 の 他 に 、 法律 上 の 争訟 と さ れ ながら 司法 審査 が 及ば ない 領域 を 認める こと は でき ない という 見解 （ 否 定説 ） も 有力 で ある が 、 統治 行為 論 を 認める 見解 （ 肯定 説 ） の 方 が 多数 説 で ある 。  肯定 説 は 、 高度 に 政治 性 を 有する 国家 行為 に関して は 、 主権 者 で ある 国民 の 政治 的 判断 に 依拠 し て 、 政治 部門 において 合憲 性 を 判断 す べき で ある という 判断 を 基礎 に し て いる が 、 理論 的 な 説明 として は 、  の 3 説 が ある 。  また 、 統治 行為 論 によって 判断 を 回避 する こと を 認める として も 、 具体 的 に どの よう な 国家 行為 が 高度 に 政治 性 を 有する として 統治 行為 と なる の か 、 統治 行為 で ある として も 判断 を 回避 する こと が 許さ れ ない もの が ある か など について も 議論 が ある 。法令 （ ほう れい 、 英 :   laws   and   regulations ） と は 、 一般 に 、 法律 （ 議会 が 制定 する 法 規範 ） と 命令 （ 行政 機関 が 制定 する 法 規範 ） の 総称 。 日本 法 における 用語 法 として は 、 日本 の 法律 と 命令 の ほか 、 日本国 憲法 や 条例 、 最高 裁判所 規則 、 訓令 など を 「 法令 」 に 含め て 指す 場合 も ある 。  日本 法 上 、 「 法令 」 という 語 は 、 一般 に は 「 法律 」 （ 国会 が 制定 する 法 規範 ） と 「 命令 」 （ 国 の 行政 機関 が 制定 する 法 規範 ） の 総称 で ある 。 しかし 、 もろもろ の 法規 で は 、 法律 と 命令 の ほか 、 憲法 や 条例 、 規則 （ 地方 公共 団体 が 制定 する 法 規範 ） 、 最高 裁判所 規則 （ 最高 裁判所 が 制定 する 法 規範 ） 、 訓令 （ 上級 官庁 が 下級 官庁 に対して 発する 命令 ） など を 含め て 「 法令 」 と 呼ぶ こと も ある 。 この よう に 、 「 法令 」 という 用語 の 使い方 は 、 かなり まちまち で ある 。 結局 、 個々 の 用例 に 則し て 、 その 範囲 を 決める ほか は ない 。  総務 省 行政 管理 局 が 、 旧 法令 データ 提供 システム で 整備 ・ 提供 し て い た 法令 の 数 は 以下 の 通り 。  この ほか 、 議院 規則 、 最高 裁判所 規則 、 条例 が ある 。  日本 の 法令 に は 、 種類 ごと に 優劣 関係 が ある 。 上位 の 法令 が 優先 さ れ 、 上位 の 法令 に 反する 下位 の 法令 は 効力 を 持た ない 。 優劣 関係 は 、 おおむね 次 の よう に なっ て いる 。  憲法   >   条約   >   法律   >   命令   （ 政令   >   府 省令 ）  地方 行政 における 条例 等 について は 、 地方 自治 法 を 根拠 に 効力 の 優劣 関係 は 次 の よう に なっ て いる 。  国 の 法令   >   条例   >   規則 （ ただし ここ で 規則 は 普通 地方 公共 団体 の 長 が 地方 自治 法 15 条 1 項 を 根拠 に 制定 する もの ）  日本 の 主 な 法令 の 条文 は 、 e - Gov 法令 検索 （ e - Gov 法令 検索 ） で 参照 できる 。  日本 の 現行 法令 に は 、 日本国 憲法 、 条約 （ 憲章 、 協定 、 議定 書 など を 含む 。 ） の ほか 、 法律 、 命令 （ 政令 、 府 省令 など ） 、 最高 裁判所 規則 、 議院 規則 （ 衆議院 規則 、 参議院 規則 ） 、 ならびに 条例 、 各 地方 公共 団体 の 首長 や 行政 委員 会 が 定める 規則 が ある 。 それぞれ の 内容 は 下記 の 通り 。  2006 年 （ 平成 18 年 ） 3 月 、 日本 政府 の 法令 外国 語 訳 実施 推進 検討 会議 は 『 法令 用語 日 英 標準 対訳 辞書 』 を 発行 し 、 その 中 で 法令 の 英訳 を 以下 の よう に 定め た  現行 法 上 新た に 制定 さ れ ない 形式 の 法 規範 は 、 下記 の 通り 。 現行 法 上 は 新た に 制定 さ れ ない 法 形式 で あっ て も 、 現行 法 に 根拠 を 持つ 法 規範 は 、 効力 を 有する 。  次 の もの は 法令 で は ない が 、 しばしば 法令 の 解釈 の 参考 に さ れる 。  次 の 項目 を 参照 の こと 。規制 （ きせ い 、 ） と は 、 特定 の 目的 の 実現 の ため に 、 許認可 ・ 介入 ・ 手続き ・ 禁止 など の ルール を 設け 、 物事 を 制限 する こと を いう 。  直接 規制 （ 政 規 規制 ） と 間接 規制 に 区別 さ れ 、 さらに 直接 規制 は 経済 的 規制 と 社会 的 規制 に 区別 さ れる健 訟 （ けんしょ う ） は 、 前 近代 中国 で 、 訴訟 が 激しい 状態 を 指す 言葉 。 中国 北 宋 代 に 生まれ 、 その 言葉 は 現代 日本 の 裁判 判決 文 に も 見 られる 。  清 代 の 農民 は 、 一生 の うち に 一 度 か 二 度 は 被告 か 原告 に なる 計算 だ と 言わ れる ほど 、 帝政 時代 の 中国 農村 は 訴訟 社会 で あっ た が 、 その 多く は 、 不動産 を めぐる 争い で あっ た 。  南 宋 の 裁判 記録 で ある 『 名 公 書判 清明 集 』 に は 、 相続 に 絡む 骨肉 の 争い 、 長期 にわたる 消耗 戦 的 な 訴訟 など 、 生なましい 光景 が 見 られる 。 この 健 訟 の 背景 として 、 地価 高騰 と 訴訟 コスト の 低減 、 科挙 による 法律 知識 の 普及 で 訴訟 介入 者 が 増加 し た こと など が 挙げ られる 。出入国 管理 （ しゅつ に ゅうこくかんり ） と は 、 国境 や 空港 、 港 など 、 人 が 異なる 国家 間 を 出入り する 場合 に 、 当該 国 （ 政府 ） が その 出入国 を 管理 ・ 把握 する こと を いう 。 物品 の 出入り について は 手荷物 検査 など が 出入国 検査 に 付随 し て 行わ れる が 、 貿易 など 物品 の 出入り のみ を 目的 と する 場合 は 「 出入国 」 と は いわ ず 「 輸出入 」 という の が 普通 で ある 。  英語 で は   もしくは   と 呼び 、 これ を そのまま 読ん だ 「 イミグレーション 」 、 それ を 省略 し た 「 イミグレ 」 は 、 この まま 日本語 化 し て いる 。 正確 に は 、 「 Immigration 」 は 入国 のみ を 意味 し 、 出国 は 「 Emigration （ エミグレーション ） 」 で ある 。  現代 で は 地球 の 裏側 など 、 生態 系 の 大きく 違う 世界 間 で 、 人 や 物資 の 移動 が 可能 に なっ た ため 、 生態 系 を 大いに 擾乱 する 可能 性 の ある 植物 ・ 食料 ・ 生物 （ 特に 病原 体 ） の 移動 を 水際 で 阻止 する こと は 、 出入国 管理 の 重要 な 目的 の 一つ で ある 。 特定 の 感染 症 が 流行 し て いる 地域 と の 間 で は 、 渡航 制限 が 敷か れ たり 、 感染 の 疑い が ある 場合 は 、 上陸 不 許可 と なっ たり する こと が ある 。  国家 間 で 経済 格差 が 大きい 場合 、 大量 の 経済 移民 希望 者 が 生じる こと が ある 。 しかし その 人数 が 余りに も 多い 場合 、 渡航 先 国民 の 失業 や 住宅 不足 など の 問題 を 引き起こし て しまう 。 この 観点 から 、 移民 希望 者 を 一定 数 に 制限 し て いる 国家 が 多い 。  上記 の 必要 項目 3 つ を CIQ （   の 略 ） と 呼ぶ 。  旅券 （ パスポート ） は 、 旅行 者 の 国籍 の ある 国家 の 政府 が 発行 する 、 出入国 管理 の 際 に 提示 を 要求 さ れる 国籍 ・ 身分 証明 書 で あり 、 出入国 管理 記録 帳 として の 性格 も 持つ 。 全て の 国家 において 、 旅券 の 所持 ・ 携帯 は 出入国 の 際 に 必須 で ある 。  日本 において は 、 旅券 は 各 都道府県 の 旅券 窓口 又は 在外 公館 で 申請 し て 取得 する （ 2006 年 以降 は 都道府県 の 旅券 窓口 で は なく 市役所 ・ 町村 役場 等 が 窓口 に なっ て いる 地域 も ある ） 。  なお 、 国際 条約 など に 明文 が ある わけ で は なく 、 したがって 、 すべて の 国家 で 適用 さ れる と は いえ ない ものの 、 国際 慣例 として 、 おおむね 国家 元首 （ 原則 各国 1 人 ） は 、 出入国 審査 の 対象 外 （ 国王 は 元々 パスポート を 作成 し て おら ず 、 大統領 は パスポート を 携行 する が 使わ ない ） と さ れ て いる 。 しかし 、 王族 や 閣僚 （ 首相 も 含む 。 ） の 場合 は 、 元首 で ない ため 、 公用 渡航 で あっ て も 、 旅券 へ の 許可 記載 等 の 手続 を 必要 と する 例 が 多い と さ れる （ 本人 は いわゆる VIP ルート 、 つまり 空港 ターミナル ビル に 入ら ず に 済む 道 を 通る 。 また 、 日本 の 内閣 総理 大臣 における 公用 渡航 の 場合 は 、 通常 、 羽田空港 から 政府 専用 機 が 使わ れ 、 同行 の 官吏 が 事後 に 代理 申請 する ） 。 日本 において も 、 天皇 以外 の 皇后 を 含む 皇族 は 、 外国 で は 一般人 に なる ので 旅券 の 発給 を 得 て 渡航 し て いる 。  査証 は 渡航 先 の 国 に 入国 する 際 に 必要 と なる 証明 書 で 、 渡航 前 に 渡航 先 の 国 の 在外 公館 に 申請 し て 取得 する 。 査証 は 、 通常 、 旅券 に 押印 または 貼付 さ れる 。 査証 を 事実 上 の 入国 許可 と みなし て 入国 審査 時 に ほとんど 拒否 処分 を し ない 制度 の 国 （ 出入国 管理 の 法令 を いわゆる 大陸 法 方式 で 定め た 国 に 多い ） と 、 査証 を 入国 の 「 推薦 文書 」 に 過ぎ ない として 、 改めて 厳格 な 入国 審査 を 行う 制度 の 国 （ 出入国 管理 の 法令 を いわゆる 英 米 法 方式 で 定め た 国 に 多い 。 日本 国 は こちら に 含ま れる ） が あり 、 後者 の 国 に 渡航 する 者 にとって は 、 査証 取得 は かならずしも 入国 の 保証 と は なら ない 。  入国 審査 の 許否 は 建前 上 は 法令 に 基づい て 行わ れる が 、 現実 に は 、 「 挙動 が 不審 で ある 」 「 審査 官 を 侮辱 し た 」 「 質問 に対して 誤魔化す ・ 嘘 を 付く 」 など 、 その 時 に 担当 し た 審査 官 の 心証 が きっかけ と なっ て 、 不法 入国 や 不法 就労 が 目的 で ある と 判明 、 入国 不 許可 決定 により 国外 退去 処分 と なる よう な 例 も 少なく ない 。  国際 的 な 往来 が 増え た 現代 に あっ て は 、 各国 間 で 査証 相互 免除 協定 が 結ば れる 例 が 増え て おり 、 その 場合 は 、 前もって 渡航 予定 先 国 の 在外 公館 で 査証 を 取得 し て い なく て も 、 （ 入国 審査 まで 免除 と は なら ない が ） 短期間 の 滞在 希望 者 に 限り 、 入国 許可 が 可能 と なる 。  入国 （ 入 境 ） する 前 に 審査 を 受け 、 許可 さ れ た 者 が 入国 できる 。 国籍 を 有する 者 が 外国 から 帰国 する 際 に も 入国 審査 を 通過 する 必要 が ある 。 入国 審査 で は 入国 目的 や 滞在 期間 など の 試問 が 行わ れる （ ここ で 目的 や 滞在 先 が 曖昧 で ある など によって 不法 入国 しよ う と し て いる と 発覚 する こと も ある ） 。 また 、 税関 審査 や 検疫 を 受ける 。  入国 前 に 事前 審査 を 行う 場合 も あり 、 過去 に は ガルーダインドネシア 航空 が 、 搭乗 者 に対して 機内 において インドネシア の 事前 入国 審査 を 、 大韓航空 、 アシ アナ 航空 が 搭乗 者 に対して 、 成田 国際 空港 で 大韓民国 の 事前 入国 審査 を 行っ て い た 。 事前 入国 審査 を 行っ た 場合 、 到着 時 専用 の 入国 レーン （ 主 に 、 クルー 、 外交 官 用 レーン ） を 通過 する こと が できる 。 いずれ も 希望 者 のみ で 、 事前 審査 を 受け ず に 、 到着 後 に 通常 の 入国 審査 を 受ける こと も できる 。  また 、 出発 国 で 同時に 到着 国 の 入国 審査 を 行う 場合 も あり 、 アメリカ 発着 の 国際線 航路 で は 、 カナダ 、 アイルランド （ シャノン 空港 、 ダブリン 空港 ） 、 アラブ 首長 国 連邦 （ アブダビ 国際 空港 ） の 空港 において アメリカ の 入国 審査 が 行わ れ たり （ アメリカ 到着 時 に は 、 国際線 で なく 、 国内線 ターミナル に 到着 する ） 、 ユーロ スター で は 、 パリ 北 駅 において イギリス の 入国 審査 が 、 マレー 鉄道 で は 、 ウッド ランズ ・ トレイン ・ チェックポイント において マレーシア の 入国 審査 が 行わ れ て いる 。  アメリカ 同時 多発 テロ 事件 以後 、 現在 に 至る まで 世界 各国 の 入国 審査 が 厳しく なる 傾向 が 続い て いる 。 2019 年 現在 において は 、 アメリカ や 日本 国 、 韓国 、 台湾 、 マレーシア 、 中国 等 で 、 入国 審査 時 に 生体 情報 の 取得 （ 顔 写真 撮影 や 指紋 採取 と データベース へ の 登録 ） が 行わ れる よう に なっ て いる 。 これら 顔 写真 や 指紋 など の 生体 情報 を 入国 審査 時 に 取得 する 国家 で は 、 過去 の 犯罪 歴 や 要注意 人物 の 生体 情報 データベース と 照合 を 行っ た 上 で 、 厳格 な 審査 によって 入国 許可 の 可否 が 決定 さ れ て いる 。  日本 に 外国 人 が 入国 する 場合 は 、 入国 審査 官 によって 上陸 審査 を 受け て 上陸 拒否 事由 に 当たら ない こと を 確認 し た 上 で 上陸 許可 を 得 なけれ ば なら ない （ 通常 は 旅券 に 上陸 許可 シール が 貼付 さ れる ） 。 2007 年 （ 平成 19 年 ） 11 月 20 日 より 、 J - BIS が 導入 さ れ た 。  日本 で は 、 在日 米 軍 将兵 は 日米地位協定 により 米 軍 施設 （ 空軍 の 飛行場 、 海軍 や 海兵 隊 の 軍港 ） を通じて で あれ ば 、 軍人 ID カード のみ で 以下 の 手続き を 経る こと なく 自由 に 出入国 できる 。 また 、 日本 を 含む 一部 の 国 で は 空港 の 制限 区域 から 出 ない 限り 国際線 航空機 同士 を 入国 手続 無し で 乗り継ぐ こと が できる 。  アメリカ 国土 安全 保障 省 は 、 2009 年 1 月 12 日 より 、 航空機 又は 船舶 で 入国 する 査証 免除 プログラム 対象 国 から の アメリカ 入国 者 に対して も 、 出発 72 時間 前 まで に インターネット を 用い て 氏名 ・ パスポート 番号 ・ 国内 で の 滞在 先 を 申告 さ せ 、 手数料 を 徴収 する 「 電子 渡航 認証 システム 」 を 義務付け た 。 申告 内容 は I - 94 W 審査 カード と 同一 。  入国 審査 カウンター で パスポート 、 出入国 カード 、 帰路 の 航空 券 または 旅程 確認 書 を 係官 に 提出 し て 入国 審査 を 受ける 。  国 を 出国 する 際 に も 同様 の 審査 が 行わ れる 場合 が ある 。 出国 する 人物 の 把握 および 確認 の ため に 、 有効 な 旅券 や 各種 様式 の 書類 の 提示 が 求め られる 。 犯罪 歴 の 有無 や 係争 中 の 裁判 の 被告 人 、 あるいは その他 の 理由 など で 出国 の 制限 を 受ける 場合 が あり 、 それら の 判断 基準 は 国 によって 異なる 。 一般 的 に 、 出国 は 入国 審査 ほど 厳格 で は 無い こと が 多い 。 例えば アメリカ合衆国 や オーストラリア で は 国際線 搭乗 チェックイン 時 に 航空 会社 が 旅券 と 査証 を 確認 する が 、 ほとんど の 空港 で は 官憲 による 「 出国 審査 」 は ない 。 なお 国際線 搭乗 チェックイン 時 に 航空 会社 が 旅券 と 査証 を 確認 する の は 、 降 機 国 で 無 資格 （ 旅券 や 査証 の 不備 ） の ため 入国 が 拒否 さ れ た 場合 、 航空 会社 の 責任 で 搭乗 国 まで 送還 し なけれ ば なら ない から で も ある 。  日本 の 場合 、 出国 する 際 に は 、 日本人 ・ 外国 人 に 関わら ず 出国 の 確認 を 受ける 必要 が ある 。 入国 審査 官 に 旅券 を 提示 し た うえ で 、 入国 審査 官 から 出国 確認 を 受け 、 パスポート に その こと を 証明 する 証印 を 受け なけれ ば 出国 し て は なら ない と さ れ て いる 。 なお 、 出国 確認 を 経 ず に 日本 を 出国 する 行為 は “ 密 出国 ” で 刑事 罰 の 対象 と なる （ 出入国 管理 及び 難民 認定 法 71 条 ） 。  以前 は 、 パスポート 以外 に 出 ・ 帰国 記録 （ ED カード ） に 住所 ・ 氏名 や 渡航 先 など を 記入 し 、 審査 の 際 に 提出 する 必要 が あっ た が 、 日本 国籍 保持 者 の 帰国 について は 、 平成 13 年 （ 2001 年 ） 7 月 1 日 以降 、 不要 と なっ て いる 。 なお 、 外国 人 の 場合 は 、 現在 でも 出入国 の 際 に ED カード へ の 記入 ・ 提示 が 必要 で ある 。  なお 、 学校 の 修学旅行 など 団体 旅行 の 場合 、 事前 に 出国 の 確認 を 受ける こと が 可能 で ある 。 この 場合 、 あらかじめ パスポート に 出国 日 の 日付 の ある 出国 証印 が 押印 さ れ 、 出国 当日 は 職員 専用 通路 で 事前 に 渡さ れる 「 事前 出国 審査 済み 証 」 を 入国 審査 官 に 渡せ ば よい 。 また 、 海外 に ある 一部 CAT （ シティ エアターミナル ） で は 、 併設 さ れ た 出入国 管理 事務所 において 事前 に 出国 審査 を 受ける こと が 出来る 。  カウンター で パスポート 、 搭乗 券 、 出国 カード を 提出 し て 出国 審査 を 受ける 。  ほとんど の 国 において 出入国 審査 場 は 撮影 禁止 で ある 。 また 携帯 電話 の 利用 も 禁止 さ れ て いる 。 理由 として 、 密入国 する ため の 参考 資料 に さ れる こと を 防ぐ ため だ と さ れ て いる 。  手続き の 簡素 化 、 迅速 化 を 目的 に 、 従来 有人 で 行っ て い た 出入国 審査 を 自動 で 行う 、 自動 化 ゲート の 設置 が 各国 で 進ん で いる 。 利用 に は 、 事前 に 指紋 や 顔 写真 等 の 個人 情報 を 登録 する 場合 （ 出入国 管理 局 の データベース に 登録 さ れる ） と 、 IC パスポート の IC チップ に 登録 さ れ た 情報 を 利用 する 場合 が ある （ 前者 の 場合 、 IC パスポート で なく て も 利用 可能 ） 。 日本 （ J - BIS ） や 香港 （ e - 道 ） 、 マカオ 、 韓国 、 台湾 、 中国 、 タイ 、 オーストラリア や ニュージーランド （ Smartgate ） など で 、 空港 や 陸路 の チェックポイント に 設置 さ れ て いる 。 通常 、 自 国民 で あれ ば 原則 的 に 利用 する こと が できる が 、 外国 人 について は 、 各国 ごと に 対応 が 異なっ て いる 。 （ タイ は 自 国民 のみ 。 日本 や 台湾 、 中国 、 韓国 など は 、 外国 人 登録 済み の 外国 人 で あれ ば 利用 可能 。 香港 は 条件 を 満たし た 非 居住 外国 人 も 利用 可能 ）  また 一部 で は 、 相手 国 の 自動 化 ゲート 登録 者 を 対象 に 、 自国 の 自動 化 ゲート の 利用 を 可能 に する 相互 協定 が 結ば れ て おり 、 現在 、 米 韓 、 韓 港 間 で 行わ れ て いる （ Smart   Entry   Service ） 。 ただし 、 自動 化 ゲート 登録 手続き は 、 各々 行う 必要 が ある （ 各国 で データ は 共有 さ れ て い ない ため ） 。  入国 ・ 税関 手続き 支援 装置 （ キオスク 端末 ） が 米国 ・ カナダ で 導入 さ れ て いる 。 端末 で 指紋 採取 、 写真 撮影 、 必要 事項 を 入力 し 、 装置 から 印刷 さ れる レシート と パスポート を 提示 し て 審査 官 の 審査 を 受ける 。 中国 で は 、 入国 審査 場 前 に 設置 さ れ た 「 入 境 外国 人 指紋 自助 留 存 区 」 において 事前 に 指紋 採取 を 行い 、 登録 済み の レシート を 持っ て 入国 審査 を 受ける こと に なる 。 日本 において も 、 上陸 審査 待ち時間 を 活用 し て 、 指紋 採取 、 顔 写真 の 撮影 を 行う ため の 機器 「 バイオ カート 」 を 主要 空港 に 導入 し て いる 。  滞在 許可 は ほとんど の 国 で いくつ か の 種類 に 区分 さ れ て いる 。  国際 管理 地域 （ ） で は 領有 国 の 出入国 管理 政策 だけ が 実施 さ れる わけ で は ない ため 、 治外法権 を 有する 状態 と なっ て いる 。 最も よく 見 られる 例 は 国際 空港 において 出国 手続き を 行っ た 後 、 入国 手続き を 行う 前 の 地域 で ある 。 国際 空港 の この よう な 地域 に は 保税 免税 店 が 設置 さ れる こと も 多い が 、 本国 の 法制 が 「 一切 」 及ば ない 完全 な 治外法権 を 有する わけ で は ない 。 紛争 地域 で は グリーン ・ ゾーン （ ） と 呼ば れる 国際 管理 地域 を 設け て 外交 官 が 危険 に さらさ れ ない よう 保障 する こと が あり 、 紛争 の 当事 国 同士 を 切り離す ため に 国際 管理 地域 を 設ける 場合 も ある 。身分 証明 書 （ み ぶん し ょうめいしょ ） と は 、 社会 生活 上 、 人 の 本人 性 や 法的 資格 を 示す ため に 用い られる 文書 の こと で ある 。 官公庁 や 学校 ・ 会社 ・ 団体 など 公的 機関 が 発行 する 証明 書 等 が 利用 さ れる 。 身分 証 （ み ぶん しょ う ） と も 。 なお 、 「 身分 証明 証 」 は 誤り 。 ID （ の 略語 から ） と も 呼ば れる 。  身分 証明 （ 本人 確認 ） を 求め られる 場合 、 一般 に は 運転 免許 証 や パスポート （ 旅券 ） ・ 健康 保険 被 保険 者 証 ・ 住民 基本 台帳 カード （ 住 基 カード ） ・ マイナンバーカード など 公的 機関 が 発行 する 証明 書 で 、 氏名 ・ 住所 ・ 生年月日 ・ 性別 ・ 顔 写真 など 、 個人 を 特定 する 情報 を 記載 ・ 貼付 し た もの で あれ ば 、 身分 証明 書 として 通用 する 。  2000 年代 以降 、 「 身分 」 という 言葉 について 、 身分 制度 と 関連づけ たり 、 社会 的 な 序列 を 示す 言葉 と 捉え たり し て 不快 感 を 示す 者 も いる ため 、 特に 顧客 等 に対して は 「 本人 確認 書類 」 という 表現 に 置き換え たり 、 「 お 名前 と ご 住所 の 分かる 公的 な もの 」 など と 、 直接 「 身分 証明 書 」 と 表現 し ない 場合 も ある 。 「 本人 確認 書類 」 と 身分 証明 書 は 同義 で ある と 考え て よい 。 住 基 カード について は 、 写真 が 添付 さ れ て いる 物 が 公的 な 証明 書 と 同等 に 扱わ れる が 、 金融 機関 の 口座 作成 や 携帯 電話 の 新規 申し込み （ 契約 ） について は 、 住 基 カード の 不正 悪用 防止 の ため 、 それ 単体 だけ で は 申し込み を 受け られ ない 場合 が ある （ 住民 基本 台帳 カード # 統一 的 な 身分 証明 書 として の 実用 性 参照 ） 。  企業 ・ 事業 所 が 社員 や 出入り 業者 に対して 発行 する もの に は 、 キャッシュカード や クレジットカード 同様 、 保有 者 情報 記録 用 に 磁気 ストライプ が 張ら れ （ 2006 年 に は IC カード 方式 が 現れ 始め た ） 、 出入 記録 や タイム カード として も 使用 出来る 物 が ある 。  外国 に 出国 し た 場合 は 、 パスポート が 公的 かつ 一番 通用 度 の 高い 身分 証明 書 と なる 。  日本 で は 身分 を 証明 、 もしくは 本人 性 を 証明 する 際 （ 参考 ： 犯罪 による 収益 の 移転 防止 に関する 法律 ） 、 主 に 下記 に 挙げる 公的 機関 の 発行 する 文書 等 が 、 身分 証明 書 として 社会 一般 的 に 使用 さ れ て いる 。  その 中 でも 、 本人 確認 用 として 最も 通用 範囲 が 広く 、 かつ 権威 を 有する 公文書 は 、 根拠 が 住民 登録 で 受領 は 申請 者 本人 に 限る など 、 発給 手続き が 最も 厳格 な 日本国 旅券 で ある 。 官公庁 において 本人 確認 の ため 提示 を 求め られる 書類 は 、 厳格 な 日本国 旅券 発給 手続き で 求め られ て いる 、 旅券 法 施行 規則 別表 第 二 に 記載 さ れ た もの に 準拠 し て いる 場合 が 多い 。  証明 写真 付 公文書 なら 何でも よ さ そう だ が 、 危険 物 取扱 者 免状 を 例 に 挙げる と 、 免状 発給 時 に 本人 確認 書類 提出 等 の プロセス が 無い 為 、 記載 さ れる 個人 情報 は 全て 自己 申告 で あり 、 公文書 で あり ながら 記載 内容 で 実質 確認 さ れ て いる の は 受験 時 の 写真 の 照合 による 顔貌 だけ という こと に なり 、 有名 な 官職 による 公文書 で あっ て も 、 別表 第 二 に 記載 さ れ て い ない もの は 、 最低限 の 確認 も 経 ず に 発給 さ れ た もの で ある 可能 性 が ある 。 地方 公共 団体 によって は 、 危険 物 取扱 者 免状 等 を 本人 確認 書類 として 認め て いる ところ も ある が 、 この よう な 背景 を 全く 理解 し て い ない 可能 性 が ある 。  別表 第 二 に 挙がっ て いる 資格 証明 書 等 は 、 試験 事務 を 委託 民間 団体 に 実施 さ せ て い て も 、 根幹 と なる 本人 確認 や 免許 証 発給 事務 は 官公庁 が 直接 行っ て いる の に対し 、 危険 物 取扱 者 免状 の 様 に 試験 事務 から 免状 発給 まで 一貫 し て 委託 民間 団体 が 行い 、 公文書 で あっ て も 国 や 都道府県 は 実務 の 上 で ノータッチ という もの も ある ため 、 提示 を 受ける 側 も 提示 さ れ た 証明 書 の 実情 と 背景 を 理解 し て おか ない と 、 本人 に なりすまさ れる 可能 性 が 絶対 無い と は いえ ない 。  また 、 役所 で 戸籍 謄本 や 住民 票 の 写し 等 を 請求 する 際 、 役所 が 当該 請求 の 任 に 当たっ て いる 者 を 特定 する ため に 提示 を 要求 する 書類 として 定め られ て いる 、 戸籍 法 施行 規則 別表 第 一 も 療育 手帳 等 を 除き 、 旅券 法 施行 規則 と 同じ 内容 と なっ て いる 。  法人 に あっ て は  上述 の よう な 身分 証明 書 を 持た ない 人 で あれ ば 、  など で 代用 できる 場合 も ある 。  どの よう な 証明 書 を 持参 す べき か は 、 提示 を 要求 する 相手 の 指定 に従う 必要 が あり 、 指定 外 の 証明 書 で は 受け付け て もらえ ない こと が 殆ど で ある 。 場合 によって は 一つ で は なく 、 複数 の 身分 証明 書 が 要求 さ れる こと も ある 。 以前 は 提示 し た 身分 証明 書 の コピー を 複写 機 で 取ら れる 場合 も あっ た が 、 最近 は 個人 情報 保護 の 観点 から 、 番号 を 控える だけ の 場合 が 多く なっ て いる 。  日本 で は 、 主 に 本人 確認 を 要求 さ れる 次 の よう な 場面 で 提示 が 求め られる こと が ある 。  一定 の 金融 取引 を する 際 に は 、 相手 業者 に対して 氏名 または 名称 および 住所 を 告知 する とともに 、 住民 票 の 写し など 税法 で 定め られ た 書類 を 提示 し 、 業者 は その 書類 により 当該 氏名 住所 等 を 確認 し なけれ ば なら ない 旨 、 税法 で 定め られ て いる 。 犯罪 収益 移転 防止 法 上 の 本人 確認 書類 で あっ て も 税法 上 の 確認 書類 に は 含ま れ ない もの が あり その 逆 も 成り立つ ので 留意 が 必要 で ある 。  2003 年 より 2015 年 まで 、 住民 基本 台帳 法 に 基づき 住民 基本 台帳 カード （ 住 基 カード ） の 発行 が 行なわ れ て い た 。 これ まで 日本 国内 で の 一般 的 な 身分 証明 書 として 、 顔 写真 付き で は 運転 免許 証 が 一般 的 だ が 、 若年 者 や 高齢 者 を はじめ 、 免許 証 を 持た ない 者 にとって は 身分 証明 の 要求 に対し 、 不自由 を 強い られる 場面 が あっ た （ 多く は 外出 の 際 の 必携 品 で は ない し 、 年金 手帳 など サイズ が 大きく 携帯 に 不便 だっ たり 、 健康 保険 証 など 世帯 で 1 通 の もの を 占有 でき なかっ たり など ） 。  住 基 カード は 、 顔 写真 付き の 公的 機関 発行 の 身分 証明 書 として 、 住民 基本 台帳 に 登録 さ れ て いる 者 = 住民 登録 さ れ て いる 日本 国籍 保有 者 なら 、 誰 も が 安価 で 容易 に 取得 可能 で ある 。 一方 で 、 発行 者 が 自治体 な ので 、 域外 転出 の 際 は 返却 し 転入 先 で 再度 取得 し なけれ ば なら ない など 、 運転 免許 証 に 比べ て 不便 も 多かっ た 。 しかし 、 2009 年 の 住民 基本 台帳 法 改正 によって 、 転入 先 の 市区 町村 役場 で 証明 を 受ける こと によって 、 それ まで の カード を 継続 使用 する こと が できる よう に なっ た 。  国際 的 な テロ 対策 や 日本 国内 における 犯罪 対策 の 為 に 、 各 方面 で 本人 確認 を 強化 する 動き が 強まっ て いる 。  この 身分 証明 書 と は 、  以上 2 項 を 公的 に 証明 し 、 民法 上 の 行為 能力 を 特別 に 剥奪 及び 制限 さ れ て い ない 人 か 、 制限 さ れ て いる 人 で ある か を 証明 する 書類 で ある 。 こちら の 身分 証明 書 は 、 前記 の よう な 所有 者 個人 の 身分 を 明らか に する もの として 使用 する こと は でき ない 。  後述 する 「 登記 さ れ て い ない こと の 証明 書 」 と 併せ て 使用 さ れる こと が 多く 、 会社 設立 時 や 古物商 許可 時 、 金額 の 大きい 契約 時 、 警備 会社 で 警務 職 （ 警備 員 の こと ） として 採用 さ れる 際 など に 、 行為 能力 確認 の 為 に 提出 を 求め られる 。 前記 3 項目 の いずれ か に 該当 する 場合 は それぞれ の 「 〜 の 通知 を 受け て い ない 」 が 「 〜 の 通知 を 受け て いる 」 に 変わる 。  2000 年 4 月 1 日 より 制度 が 改め られ 、 同日 以降 は 禁治産者 は 成年 被 後見人 、 準 禁治産者 は 被 保 佐 人 と 名称 が 改め られ 、 登記 事務 も 本籍 地 の 市町村 から 法務局 に 移管 に なっ た 。 同日 以降 登記 さ れ た 場合 は 法務局 に 登記 さ れ 、 同日 以前 に 登記 さ れ た 事項 は 自動的 に 法務局 に 移管 は さ れ ず 、 特に 届出 が なけれ ば 今 も 本籍 地 の 市町村 より 登記 ・ 証明 さ れ て いる 。 破産 者 に関する 事項 は 引き続き 本籍 地 の 市町村 が 行っ て いる 。 なお 、 現在 は 単に 破産 手続 開始 決定 を 受け た のみ で は 通知 せ ず 、 免責 不 許可 が 確定 し た 場合 及び これ に 準じる 場合 に 限り 、 破産 の 通知 を 行う 取扱 に なっ て いる 。  禁治産者 （ 成年 被 後見人 ） や 準 禁治産者 （ 被 保 佐 人 ） で ない こと を 証明 する 為 に は 、  の 2 通 が 実質 的 に 必要 に なる 。 ただし 、 2000 年 4 月 1 日 以降 に 出生 し た 人 について は 、 法務局 の 「 登記 さ れ て い ない こと の 証明 書 」 のみ で 良い 。  本土 から 軍政 当時 の 沖縄 へ 渡航 する ため に は 、 総理府 から 専用 の 渡航 文書 の 発給 を 受ける 必要 が あり 、 これ を 身分 証明 書 と 呼ん だ 。 手続 は 都道府県 窓口 で 行っ た 。 渡航 に は 併せ て 琉球 列島 米 国民 政府 から 入 域 許可 証 の 発給 を 受ける 必要 が あり 、 この 入 域 許可 証 は 身分 証明 書 に 貼付 さ れ た 。 詳しく は 出入 管理庁 # 渡航 手続 を 参照 。  この 文書 は 21 世紀 の 現在 も 、 北方 地域 入 域 に際して 外務省 から 発行 さ れ 続け て いる （ 墓参 団 構成 員 に対して のみ 発行 。 個人 が 取得 する こと は 出来 ない ） 。  海外 に は 公的 機関 が 全 国民 を 対象 として 身分 証 を 発行 する 制度 を 設け て いる 国 が あり 当該 身分 証 の 常時 携帯 を 義務付ける 国 も 多い が 、 この よう な 制度 の 導入 に 反対 する 声 も ある 。 特に イギリス および アメリカ合衆国 で は 、 その よう な 制度 を 設けれ ば 政府 が 強制 的 に 発行 する ID カード や それ と 連動 する データベース が プライバシー や 市民 の 自由 を 侵害 する こと に なる として 議論 の 的 に なっ て おり 、 機微 （ センシティブ ） 情報 を 蓄積 する 中央 管理 の 包括 的 な データベース が 大 規模 な 悪用 を さ れる 可能 性 が ある 点 に 批判 が ある 。  アメリカ合衆国 で は 、 州 政府 （ 道路 局 または 自動車 局 ） が 発行 する 運転 免許 証 が もっとも ポピュラー な 身分 証明 書 で ある 。 カジノ 入場 や 酒類 ・ タバコ 購入 の 際 に 年齢 照合 の ため に 身分 証明 書 の 提示 を 求め られる 場合 が ある 。  2008 年 に は 「 Real   ID   Act （ 真 の 身分 証明 法 ） 」 が スタート 。 国民 全員 に 番号 を 付け 、 これ を 一つ の データベース で 管理 し 、 善良 な 国民 と 有害 な 国民 に 分類 し て 、 善良 な 国民 は 飛行機 に 乗れ たり 政府 施設 に 入場 し たり する 事 が できる が 、 テロリスト 予備 軍 や 犯罪 者 など の 有害 な 国民 は それ が 阻止 さ れる よう に する という もの 。 番号 付与 は “ アメリカ合衆国 連邦 政府 が 定め た テロ 対策 基準 に 則っ た （= IC チップ が 内蔵 さ れ て いる など の ） ” 運転 免許 証 で 2011 年 から 行なわ れる 。 最初 の 導入 期限 が 2009 年 末 に 設定 さ れ た 。 運転 免許 証 が 使用 さ れる 理由 は 、 2000 年 から 2006 年 にかけて 起き た 身分 証明 詐欺 事件 の 実に 35 パーセント が 、 不正 な 免許 証 を 用い て 行わ れ て い た ため という （ 連邦 取引 委員 会 調べ ） 。  カリフォルニア 州 や ハワイ 州 で は 「 State   ID 」 という 身分 証明 書 を 有料 で 発行 し て いる （ アメリカ 市民 に 限ら ず 外国 人 在留 者 で も 査証 が あれ ば 取得 可能 ） 。  香港 で は 、 180 日 以上 滞在 する 11 歳 以上 の 全て の 者 に ID カード （ 香港 身 份證 ・ ） の 取得 と 常時 携帯 が 義務付け られ て いる 。 取得 手続き の 際 、 氏名 ・ 国籍 ・ 在住 資格 の 別 など を 書類 に 記入 する ほか 、 指紋 の 押捺 も 求め られる 。  香港 の 居留 権 （ 永住 権 、 7 年 以上 在住 ） を 持つ 者 と そう で ない 滞在 者 と で 、 種類 の 異なる カード が 発行 さ れ て いる （ 永住 権 保持 者 なら 「 永久 性 」 の 文字 、 短期 滞在 者 なら 「 臨時 」 の 文字 が 入る ） 。 警察官 による 職務 質問 の 際 に 提示 が 義務付け られ て いる ほか 、 出入国 管理 、 就職 や 契約 など の 際 の 身分 証明 など に 用い られる 。  警察官 等 に 提示 を 求め られ た 際 に 携帯 し て い ない と 、 罰金 を 課せ られる 。 しかし 、 居住 地 が 近く で ある こと を 伝える と 、 警察官 が 自宅 まで 同行 し 罰金 を 請求 する ため 一時 的 に 罰金 を 払わ なく て も すむ 。  近年 で は IC チップ を 組み込ん だ 「 智能 身 份證 」 へ の IC カード 切り替え が 進め られ て おり 、 運転 免許 と の 連動 や 公共 図書館 の 利用 票 など 、 公的 機関 で の 本人 確認 等 で の 利用 が 計画 さ れ 一部 は 実用 化 さ れ て いる 。  この 制度 は 、 中国 本土 と の 出入 境 管理 が なさ れ て い なかっ た 時期 に 、 流入 し て き た 難民 と 香港 の 住民 を 区別 する ため 、 1951 年 に 始め られ た 。  ドイツ で は 16 歳 以上 の ドイツ 国民 に " Personalausweis " と 呼ば れる ID カード か パスポート を 持つ こと が 義務付け られ て いる が 、 持ち歩く 必要 は ない 。 警察官 等 は ID を 提示 する こと を 求める 権利 が ある が 、 要求 さ れ て も その 場 で 見せる 義務 は ない 。 必要 な 場合 は 警察 署 や 市役所 に 持っ て 行く か 、 自宅 で 提示 する こと が 出来る 。  スペイン で は Documento   Nacional   de   Identidad と 呼ば れる ID が 14 歳 以上 に 発行 さ れる 。  ベルギー で は 12 歳 以上 の 全 国民 に 電子 証明 書 入り の ID カード （ eID カード ） が 発行 さ れ 、 15 歳 以上 の 国民 は 、 常に カード を 携帯 する こと が 義務付け られ て いる 。 これ は ベルギー 在住 の 外国 人 も 同様 で 、 装丁 は 異なる が 電子 証明 書 入り の ID カード が 交付 さ れる 。 EU 圏内 で は 随時 電子 証明 書 入り の ID カード に 変更 さ れる 予定 で ある が 、 ベルギー を 始め と し た 数 か国 のみ で ある 。 そこで 交付 時 に プリントアウト し た もの を 別に 渡さ れ 、 ベルギー 国外 で 使用 する こと を 指示 さ れる 。  オーストリア で は 、 専用 の カード を つくる の で は なく 、 すでに 使用 し て いる 既存 の カード （ 健康 保険 証 や 銀行 の キャッシュカード 等 ） で 機能 、 性能 が 仕様 を 満たし て いる もの について 、 電子 証明 書 など の 必要 な 情報 を 入れ て 、 それ を eID カード として 利用 し て いる 。  eID カード の 所持 は 必須 で は ない が 、 eID カード 化 が 可能 な 健康 保険 証 カード は ほぼ 全 国民 （ 約 800 万 人 ） に 行き渡っ て いる 。  「 中華 民 國 國 民 身分 證 」 により 公的 な 身分 を 証明 し て いる 。 管轄 は 内政 部 （ 総務 省 ） 。 発給 事務 は 各地 の 戸政 事務所 が 行う 。 発給 年齢 は 14 歳 以上 。 14 歳 未満 は 申請 により 発給 。  指紋 登録 は 14 歳 未満 は 不要 で 、 14 歳 と なっ た 時 に 登録 すれ ば よい こと に なっ て いる 。 また 、 常時 携帯 義務 が ある が 、 例えば 検問 など で 所持 し て い なく て も 、 自己 の 番号 を 記憶 し て おれ ば 足りる 。  日本 統治 時代 の 台湾 で は 「 良民 証 」 という 制度 が あっ た 。 中国 国民党 政府 移行 後 は 、 1931 年 戸籍 法 により 戸籍 調査 を 実施 。 それ を ふまえ て 1939 年 に 国民 兵役 証 が 定め られ た の が 端緒 と さ れる 。  現在 まで 6 回 の 改正 が 行わ れ 、 おおむね 10 年 おき に 仕様 が 変更 さ れる 。 現行 の 第 6 代 国民 身分 証 は 2004 年 制定 さ れ 、 2005 年 7 月 更新 発行 。 表面 に 氏名 、 生年月日 、 性別 、 身分 統一 編 号 （ 個人 番号 ： 最初 に 登録 し た 時点 で の 本籍 地 記号 + 数字 9 桁 ） と 写真 、 裏面 に 両親 の 氏名 、 配偶 者 の 氏名 、 出生 地 、 住所 が 記載 さ れ て いる 。 従前 は 手書き で 、 住所 の 移動 、 本籍 地 など も 記載 さ れ て い た 。  2020 年 に 集積 回路 付き の 新 IC カード （ 第 7 代 ） に 移行 する 。 電子 マネー 機能 が 搭載 さ れる 予定 。 さらに 運転 免許 証 、 健康 保険 証 機能 など の 搭載 について 現在 検討 さ れ て いる 。  マレーシア に で は 12 歳 以上 の すべて の 国民 に 「 MyKad 」 と 呼ば れる 身分 証 の 携帯 が 義務づけ られ て いる 。 Mykad は 2001 年 に 登場 し た 多目的 IC カード で 、 自動車 免許 証 、 出入国 情報 記録 、 電子 財布 、 ATM 機能 を 持っ て いる 。  中華人民共和国 で は 16 歳 以上 の 全 国民 に 「 居 民 身分 証 」 （ 中国 で の 表記 は 「 分 」 に 人偏 が 加わる ） が 交付 さ れる 。 発行 元 は 住所 地 管轄 の 公安 局 。 発行 番号 は 18 桁 ある が 、 社会 人 に なる と これ を 使用 する 機会 が 非常 に 増える ため 、 みんな 自分 の 個人 番号 を 暗誦 できる と いう 。 発行 番号 は 第 1 ・ 2 位 は 省 番号 、 3 ・ 4 位 は 市 ・ 区 の 番号 、 5 ・ 6 位 は 県 ・ 町 ・ 村 番号 、 7   -   14 位 は 生年月日 、 15   -   17 位 は 個人 番号 （ 偶数 は 女性 、 奇数 は 男性 ） 、 そして 最後 の 18 位 は 識別 用 の コード 。 2004 年 より IC チップ を 内蔵 し た 2 代目 様式 の 発行 を 開始 し 、 2012 年 をもって IC チップ の ない 初代 様式 は 廃止 さ れ た 。 IC チップ は 鉄道 の 自動 券売 機 において 本人 確認 として 利用 さ れ て いる 。  タイ 王国 で は 15 歳 以上 の 市民 と 在留 外国 人 が 国民 身分 証 携行 を 義務付け られ て いる 。  大韓民国 で は 満 17 歳 に なっ た 時点 で 、 常時 携帯 が 義務付け られる 「 住民 登録 証 」 が 交付 さ れる 。 職務 質問 で は 、 第一声 に それ を 見せる よう に 言わ れる よう で ある 。 特に 住民 登録 番号 は 、 日常 生活 で 必要 不可欠 な もの と なっ て おり 、 申込 書 等 において 必ず 記入 さ せ られる 項目 で あり 、 インターネット における 会員 登録 において は 本人 確認 手段 として 利用 さ れ て いる 。  インド で は 、 適切 な 個人 識別 制度 が 存在 し て おら ず 、 低 所得 者 へ の 配給 や 補助 の 4 分の 1 が 不正 受給 さ れ て い た という 問題 が あっ た 。 これ を 解消 する ため 、 個人 識別 制度 として 、 顔 写真 、 両手 の 全て の 指 の 指紋 、 両 眼 の 虹彩 の 情報 を 登録 し た アドハー を 2010 年 から 交付 し て いる 。  2016 年 に は 、 携帯 電話 の SIM カード の 取得 、 納税 申告 書 の 提出 といった サービス を 利用 する のに アド ハー 番号 が 必須 と なっ て いる 。  エストニア で は 2002 年 より エストニア 国民 に eID カード の 発行 を 始め た 。  eID カード は 公的 な 身分 証明 書 と なり 、 運転 免許 証 や 健康 保険 証 の 代わり に も なる 。司法 試験 法 （ し ほう しけん ほう 、 昭和 24 年 5 月 31 日 法律 第 140 号 ） は 、 司法 試験 に関する 手続 を 定め た 日本 の 法律 で ある 。  2002 年 （ 平成 14 年 ） 、 法科 大学院 創設 など を 含む 一連 の 司法 制度 改革 で 、 新 司法 試験 の 導入 が 決定 さ れる の に 伴い 、 司法 試験 法 及び 裁判所 法 の 一部 を 改正 する 法律 （ 平成 14 年 法律 第 138 号 ） （ 以下 「 改正 法 」 ） によって 大幅 に 改正 が なさ れ た 。 2006 年 （ 平成 18 年 ） から 2011 年 （ 平成 23 年 ） まで の 期間 は 制度 移行 期間 と さ れ 、 司法 試験 法 本文 の 規定 による 新 司法 試験 と 従来 の 規定 による 旧 司法 試験 と が 並行 し て 実施 さ れ て い た （ 改正 法 附則 7 条 以下 ） 。  2014 年 5 月 28 日   -   司法 試験 法 改正 案 が 参議院 で 可決 、 成立 し た 。 5 年間 で 3 回 と し て い た 受験 回数 制限 を 5 回 まで に し 、 5 回 不合格 に なっ て も 、 あらためて 法科 大学院 を 修了 する か 予備 試験 に 合格 すれ ば 受験 資格 を 得る よう に 改正 さ れ た 。住民 投票 （ じ ゅうみんとうひょう ） と は 、 ある 地域 において 、 住民 の うち 一定 の 資格 を 持つ 人 の 投票 により 、 立法 、 公職 の 罷免 等 の 意志 決定 を 行う 手法 で ある 。 従って 、 住民 投票 は 、 選挙 で は ない ため 、 混同 し ない よう 注意 する 必要 が ある 。  戦後 日本 で は 憲法 、 地方 自治 法 、 大都市 地域 における 特別 区 の 設置 に関する 法律 、 市町村 の 合併 の 特例 に関する 法律 に 定め が ある ほか 、 特定 の 問題 について 地方自治体 自ら が 条例 を 制定 し て 行なわ れる 場合 が 増加 し て いる 。  日本 において の 住民 投票 は 、 日本国 憲法 の 規定 に 基づく 住民 投票 、 地方 自治 法 の 規定 に 基づく 地方 議会 の 解散 あるいは 首長 ・ 議員 の 解職 請求 に関する 住民 投票 、 そして 地方自治体 が 定める 条例 に 基づく 住民 投票 に 大別 さ れる 。  日本国 憲法 第 95 条 で は 、 国会 が 特定 の 地方自治体 に のみ 適用 さ れる 特別 法 を 制定 しよ う と する とき は 、 その 地方自治体 の 住民 による 住民 投票 の 結果 、 過半数 の 賛成 が なけれ ば 制定 でき ない 、 と さ れ て いる 。 詳細 は に 規定 さ れ て いる 。  ある 法律 案 が 日本国 憲法 第 95 条 に 規定 さ れ て いる 「 特別 法 」 に 該当 し 住民 投票 を 実施 す べき もの か どう か は 、 地方 自治 法 第 261 条 の 規定 により 、 国会 の 最終 可決 院 で の 可決 後 に 同院 議長 から 内閣 総理 大臣 へ 「 特別 法 で ある 」 旨 の 通知 が なさ れる か どう か で 決まる 。 当該 法案 の 初 制定 時 及び 実質 的 な 内容 の 変更 を 伴う 改正 法案 の 場合 は その 通知 が 付さ れ て 住民 投票 が 実施 さ れる が 、 たとえば 既に 特別 法 として 住民 投票 を 経 て 制定 さ れ た 法律 条文 中 の 語句 の 一部 変更 （ 例 : 行政 組織 再編 に 伴う 大臣 職名 部分 の 変更 等 ） に 過ぎ ない 場合 は 当該 議長 の （ 住民 投票 は 必要 ない と の ） 判断 により 当該 通知 を 付さ ない ため 、 住民 投票 は 実施 さ れ ず に 通常 の 一部 改正 法 として 速やか に 上奏 ・ 公布 さ れる 。 住民 投票 の 最後 の 例 で ある 「 伊東 国際 観光 温泉 文化 都市 建設 法 の 一部 を 改正 する 法律 」 （ 昭和 27 年 法律 第 312 号 ） に は 実質 的 な 内容 の 改正 が 含ま れ て い た ため （ 一部 改正 法 として は 唯一 この １ 例 のみ で ある ） 当該 通知 が 行わ れ 住民 投票 が 実施 さ れ た が 、 その他 の 軽微 な 一部 改正 （ 下記 の いくつ か の 法律 に 複数 回 行わ れ て いる ） に は 当該 通知 が 付さ れ なかっ た ため いずれ も 住民 投票 は 実施 さ れ なかっ た 。  制定 の 手続 は 、 国会 議決 → 最終 可決 院 議長 から 内閣 総理 大臣 へ 「 日本国 憲法 第 95 条 に 規定 する 特別 法 で ある 」 旨 の 通知 → 総務 大臣 から 関係 地方 公共 団体 の 長 へ の 通知 → 住民 投票 → 投票 結果 の 公表 ・ 報告 → 総務 大臣 へ 投票 結果 確定 の 報告 → 成立 → 公布 ・ 両院 議長 へ の 通知 の 順 で 実施 さ れる 。  これら の 法律 の 公布 文 の 冒頭 に は 「 日本国 憲法 第 九 十 五 条 に 基く 」 と の 宣言 が 冠さ れ て いる 。 その後 、 法令 用語 の 表記 方法 変更 により 「 基く 」 は 「 基づく 」 と 表記 する よう に なっ た ため 、 今後 特別 法 が 制定 さ れる 場合 は 「 日本国 憲法 第 九 十 五 条 に 基づく 」 と 冠さ れる もの と 考え られる 。  なお 、 内閣 は 「 日本国 憲法 第 95 条 に 規定 する 特別 法 」 について 、 「 特定 の 地方 公共 団体 の 組織 ・ 権能 ・ 運営 に関する 基本 的 事項 について 、 一般 の 地方 公共 団体 と 異なっ た 取扱 を する 法律 」 と する 見解 を 示し て いる 。  過去 に 19 例 ある 。 今 まで 住民 投票 を 経 た 特別 法 は いずれ も 地方自治体 に 財政 的 優遇 措置 を 与える もの で あっ た ため 、 全て 賛成 多数 によって 成立 し て いる 。  1997 年 の 通常 国会 における 、 駐留 軍 用地 特措法 の 一部 改正 法案 の 審議 ・ 制定 過程 において 、 当該 改正 により 新た に 追加 さ れる 条項 （ 用地 の 暫定 使用 を 認める 規定 ） の 対象 と なる 用地 が 事実 上 沖縄 県内 に 所在 する 在日 米 軍 基地 に関する もの しか なかっ た こと から 、 在日 米 軍 に 反対 する 立場 の 団体 ・ 個人 等 から 「 この 改正 法案 は 憲法 第 95 条 に 規定 する 特別 法 で あり 、 住民 投票 の 手続 を 経 ず に 制定 する の は 同 条 違反 で ある 」 と の 批判 が なさ れ た 。 しかし 、 当該 改正 について は 、 条文 に は 適用 地域 を 沖縄 県 に 限定 する 旨 の 文言 は なく 、 建前 上 は 全て の 在日 米 軍 基地 に 適用 し 得る もの で あっ た ため 、 最終 可決 院 （ 参議院 ） の 議長 から 内閣 総理 大臣 へ 「 特別 法 で ある 」 旨 の 通知 は 付さ れ ず 、 住民 投票 は 行わ れ なかっ た 。  また 、 地方 自治 法 など 多く の 法律 に 、 都 や 道 に のみ 適用 さ れ 、 事実 上 東京 都 や 北海道 に のみ 適用 さ れる 法律 の 規定 が 相当 数 実際 に は 存在 する が 、 これ について も 、 建前 として は 都 や 道 を 新設 する こと が 可能 な ので ここ で いう 特別 法 に は 該当 し ない と 解さ れ て いる 。  関係 地方 公共 団体 は 、 日本国 首相 から の 通知 が あっ た 日 から 31 日 以後 60 日 以内 の 日 に 賛否 の 投票 を し なけれ ば なら ない 。 賛否 の 投票 の 告示 は 都道府県 に あっ て は 30 日 前 に 、 市町村 に あっ て は 20 日 前 まで に し なけれ ば なら ない 。 投票 は 、 投票 用紙 の 所定 欄 に 「 賛成 」 または 「 反対 」 と 記載 し て 投票 する 。  地方 自治 法 で は 、 住民 の 権利 として 行わ れる 地方 議会 の 解散 請求 、 首長 ・ 議員 の 解職 請求 に関して 住民 投票 に 付さ なけれ ば なら ない 規定 が ある 。 平成 の 大 合併 が 進め られ て い た 時期 に は 、 合併 の 推進 あるいは 反対 に関して 首長 ・ 議会 と 異なる 意思 を 持つ 住民 団体 により 首長 ・ 議会 に対して 解職 や 解散 を 請求 さ れる ケース や 、 合併 に 伴う 在任 特例 で 増員 し た 議会 に対して 解散 を 請求 さ れる ケース が 増加 し た 。  地方 自治 法 の 第 5 章 第 2 節 （   -   ） で は 、 住民 投票 による 議会 の 解散 （ 第 76 条 ） 、 議員 の 解職 （ 第 80 条 ） 、 首長 の 解職 （ 第 81 条 ） の 直接 請求 について 定め られ て いる 。 いずれ の 場合 も 、 まず 発起人 による 署名 を 行い 、 その後 に 住民 投票 が 行わ れる 。  発起人 が 地方自治体 の 有権者 の 一 定数 の 署名 を 集め て 請求 し た 場合 、 選挙 管理 委員 会 は 議会 の 解散 、 議員 の 解職 、 首長 の 解職 について 住民 投票 を 行い 、 過半数 の 賛成 が あっ た 場合 、 議会 は 解散 し 、 または 議員 ・ 首長 は その 職 を 失う 。  住民 投票 に 必要 な 署名 の 数 は 、 地方自治体 の 有権者 の 数 によって 異なる 。  投票 の 請求 が あっ た こと の 告示 の 日 から 60 日 以内 に 行わ れ なけれ ば なら ない 。 投票 の 告示 は 、 都道府県 に関する もの は 30 日 前 、 市町村 に関する もの は 20 日 前 まで に 告示 し なけれ ば なら ない 。  議会 の 解散 の 投票 の 場合 は 、 投票 の 用紙 の 所定 の 欄 に 「 賛成 」 または 「 反対 」 と 記載 し て 投票 する の に対し 、 解職 の 投票 の 場合 は 投票 の 対象 と なっ た 者 の 氏名 を あらかじめ 投票 用紙 に 印刷 さ れ て いる 賛成 または 反対 の 欄 の いずれ か に 記入 する 方式 によって 行う 。  戸別 訪問 禁止 や 運動 事務所 の 設置 制限 など の 規制 は ある が 、 投票 運動 の 期間 制限 、 文書 図画 の 制限 など は ない など 、 公職 選挙 法 の 選挙 運動 の 規定 が 一部 準用 さ れる 。 自動車 など から の 連呼 行為 は 走行 中 で も 一切 禁止 さ れる の も 公選法 と 異なる 投票 運動 規制 で ある 。 また 、 議会 の 解散 の 場合 は 解散 請求 代表 者 及び 議会 （ 議員 も 含む ） が 、 解職 の 場合 は 解職 請求 代表 者 及び 解職 請求 の 対象 と なっ た 者 が 公選法 上 の 「 公職 の 候補 者 」 に 相当 する もの として 取り扱わ れ て いる 条項 も ある 。  道府県 の 区域 内 において 特別 区 を 設置 する 場合 、 特別 区 が 設置 さ れる 道府県 の 議会 及び 特別 区 が 設置 さ れる こと と なる 市町村 （ 以下 「 関係 市町村 」 という ） の 議会 の 承認 を 経 た 上 で 、 関係 市町村 で 選挙 人 の 投票 を 実施 し それぞれ の 市町村 で 有効 投票 の 過半数 の 賛成 を 要する こと と さ れ て いる 。  この 法律 に 基づい て 、 2015 年 5 月 17 日 に 大阪 市 特別 区 設置 住民 投票 が 実施 さ れ 、 否決 という 結果 が 出 た 。  2020 年 3 月 31 日 まで の 時限 措置 で ある 合併 特例 法 （ 「 市町村 の 合併 の 特例 に関する 法律 」 ） に は 、 住民 発議 による 合併 協議 会 設置 の 直接 請求 が 出来る 規定 が あり 、 有権者 の 50 分の 1 の 署名 が 必要 で ある 。  この 直接 請求 に対して 議会 が 否決 し た 場合 、 首長 による 投票 に 付する 旨 の 請求 が あっ た 場合 、 住民 投票 が 行わ れる 。 また 首長 が 投票 に 付さ ない 場合 でも 、 有権者 の 6 分の 1 の 請求 によって 住民 投票 を 実施 する 規定 が ある 。  なお 、 上記 いずれ の 場合 において も 、 合併 関係 市町村 の 議会 の うち 合併 設置 協議 会 設置 協議 について 否決 ない し 議決 し ない 団体 の 全て が 住民 投票 を 行う 場合 に 限っ て 、 住民 投票 を 行う （ 否決 ない し 議決 し ない 団体 の いずれ か 1 つ でも 住民 投票 請求 が なかっ た 場合 は 住民 投票 は 実施 し ない ） 。  この 請求 は 、 あくまで 合併 協議 会 設置 の 請求 で あっ て 、 合併 そのもの について は 関係 市町村 の 議会 の 議決 が 必要 で ある 。  単独 請求 型 で は 、 住民 投票 の 請求 の あっ た 旨 の 告示 が あっ た とき 、 その他 の 場合 は 、 合併 協議 会 設置 議案 が 議会 で 否決 さ れ た 団体 全て で 住民 投票 の 請求 が あっ た 旨 の 報告 の あっ た 旨 の 告示 が あっ た とき から 40 日 以内 に 実施 する 。 告示 は 投票 日 の 10 日 前 まで 行う 。  投票 は 、 投票 用紙 の 所定 の 欄 に 「 賛成 」 または 「 反対 」 と 記載 し て 投票 する 。  投票 運動 に関する 規制 は 、 おおむね 解散 及び 解職 に対する 住民 投票 に関する 規制 に 準じ て いる 。  地方 自治 法 の 第 5 章 第 1 節 （ ） で は 、 条例 の 制定 の 直接 請求 について 定め られ て いる 。 この 規定 に 基づき 、 住民 投票 条例 の 制定 を 請求 する ケース が ある 。 請求 する に は 、 有権者 の 50 分の 1 が 必要 と なる が 、 条例 を 制定 する に は 、 議会 の 同意 が 必要 と なる 。 なお 、 条例 そのもの を 住民 投票 によって 制定 または 改廃 する こと は 現行 法 上 認め られ て い ない 。  また 地方自治体 自ら が 住民 の 意思 を 問う ため に 条例 を 制定 する 場合 が ある 。  1947 年 から 1954 年 まで 施行 さ れ て い た 旧 警察 法 及び 市 の 警察 維持 の 特例 に関する 法律 で は 町村 が 運営 する 自治体 警察 を 住民 投票 で 廃止 または 復活 する こと が でき た 。  2005 年 4 月 から 2010 年 3 月 まで 施行 さ れ て い た 改正 前 合併 特例 法 で は 、 都道府県 知事 が 定める 市町村 合併 推進 構想 に 基づき 定める 組合せ に 基づき 、 都道府県 知事 が 合併 協議 会 を 設置 する よう 勧告 し た 場合 で 市町村 の 議会 が 合併 協議 会 設置 協議 について 可決 し ない 場合 等 は 、 市町村 長 の 要求 または 住民 の 6 分の 1 以上 の 直接 請求 により 合併 協議 会 設置 に関する 住民 投票 が 可能 で あっ た 。 しかし 、 同 制度 に 基づく 住民 投票 の 実施 例 は 実際 に は なかっ た 。  スイス 、 アメリカ （ 一部 の 州 に 限る ） 等 の 国 で は 、 住民 投票 による 直接 立法 も 行わ れる 。  また 、 台湾 に ある 中華民国 における 「 国民 投票 」 について は 、 マスコミ など において 「 公民 投票 」 、 もしくは 「 公 投 」 と 呼ぶ こと が 一般 的 で ある 。  しかし 、 1 回 の 投票 で 賛成 か 反対 か を 決する こと から 、 住民 投票 が 終了 し て も 「 賛成 派 」 と 「 反対 派 」 の 対立 が 継続 し 、 内戦 や 暴動 に つながる 場合 も あり 、 かえって 民主 主義 を 損なう 危険 性 が ある 。  また 、 否決 さ れ た 側 が 、 裁判所 に 提訴 し 住民 投票 の 正当 性 を 問う 事例 も 見 られる 。  州 により 重要 な 政策 決定 （ 例えば 、 死刑 廃止 ） で 住民 投票 が 行わ れる こと が ある 。  スイス の 直接 参政 権 の 主軸 は 、 国民 投票 で ある 。 住民 投票 は 、 国民 投票 に 取り込ま れる 形 で 、 形骸 化 し つつ ある 。  スイス の 住民 投票 にあたる 参政 権 は 、 「 ランツゲマインデ 」 で ある 。  ランツゲマインデ を 実施 し て いる 州 は 、 アッペンツェル・インナーローデン 準 州 と グラールス 州 の 2 つ の 州 で あり 、 毎年 4 月 の 最終 日曜日 に 行わ れ て いる 。 主 な 議題 は 、 州 の 政治 課題 へ の 賛否 と 、 州 議員 や 州 判事 の 選出 で ある 。  意思 表示 の 方法 は 、 有権者 による 挙手 で あり 公開 投票 で ある こと から 、 有権者 の 意思 の 対立 が 生じ にくく 、 住民 どうし の 対立 が 生じ にくい 反面 、 秘密 投票 で ない こと から 、 活発 な 議論 は 行わ れ なく なっ て いる 。 その ため 、 参政 権 として 意義 について スイス 国内 から の 批判 が ある 。  また 、 公開 投票 は 、 ヨーロッパ 人権 条約 へ 抵触 する ため 、 同 条約 の 批准 に際し 、 スイス は ランツゲマインデ を 同 条約 の 適用 外 と する 特別 条項 を 追加 し た 。行政 機関 （ ぎょうせい きか ん ） と は 、 行政 権 の 行使 に たずさわる 、 国 や 地方 公共 団体 の 機関 を いう 。 立法 機関 （ 立法府 ） 、 司法 機関 （ 裁判所 ） と 対比 さ れる 。  「 行政 機関 」 概念 に は 、 権限 分配 の 単位 として 用い られる 講 学 上 の 行政 機関 （ 行政 官庁 法理 論 上 の 行政 機関 ） と 、 行政 事務 の 分配 の 単位 として 用い られる 国家 行政 組織 法 上 の 行政 機関 が ある 。  行政 は 、 国 や 地方 公共 団体 など の 公法人 が 「 行政 主体 」 と なり 、 その 名 （ 名義 ） と 責任 において 実施 する 。 この 行政 主体 は 法人 で ある ため 、 実際 に その 手足 と なっ て 行為 する の は 、 自然 人 によって 構成 さ れる その 機関 で ある 。 これ を 講 学 上 （ 行政 官庁 法理 論 上 ） 、 「 行政 機関 」 と いう 。 行政 機関 や 後述 の 行政 庁 、 行政 官庁 といった 語 は 、 一般 的 な 用法 で は 組織 や 建物 を 指す が 、 ここ で は 法律 により 一定 の 行政 上 の 権限 および 責務 を 与え られ た 自然人 または その 合議 体 を 指す 。 たとえば 「 財務省 」 と いえ ば 行政 機関 として は 「 財務 大臣 」 の 職 に ある 自然人 で あり 、 都道府県 で あれ ば 知事 職 に ある 自然人 が 「 行政 機関 」 で ある 。  行政 機関 に は 、 法律 により 、 一定 の 権限 と 責任 が 割り当て られる 。 行政 機関 が 、 その 割り当て られ た 範囲 内 で 行っ た 行為 は 、 すべて その 帰属 する 行政 主体 の ため の もの で ある 。 行政 機関 は 、 その 機能 から 次 の 6 種 に 分類 さ れる 。  国家 行政 組織 法 上 の 「 行政 機関 」 は 、 府 ・ 省 ・ 庁 ・ 委員 会 など 、 事務 配分 の 単位 として の 官署 そのもの を 指す 。 例えば 、 総務 省 で あれ ば 総務 省 で 一つ の 行政 機関 で あり 、 法務省 なら 法務省 で 一つ の 行政 機関 で ある 。 国家 行政 組織 法 上 、 「 内閣 の 統轄 の 下 における 行政 機関 で 内閣 府 以外 の もの 」 を 「 国 の 行政 機関 」 と し （ 同 法 1 条 ） 、 同 法 により 組織 の 基準 が 定め られる 。 内閣 の 統轄 下 に あり ながら 同 法 の 適用 を 受け ない 内閣 府 や 人事院 など は 、 同 法 に いう 「 国 の 行政 機関 」 で は ない ものの 、 公 の 「 行政 機関 」 と 位置付け られる もの で ある 。  また 、 会計検査院 も 行政 機関 で ある が 、 これ は 内閣 から 独立 し た 地位 が 保障 さ れ た 憲法 機関 で あり 、 行政府 たる 内閣 および 内閣 官房 ・ 内閣 府 ・ 人事院 ・ 各 省庁 や 委員 会 など の 内閣 の すべて の 下部 組織 のみ だけ で なく 、 司法 府 （ 最高 裁判所 を 含む すべて の 裁判所 および その 機関 ） ・ 立法府 （ 衆議院 ・ 参議院 および その 機関 のみ なら ず 、 両院 を もっ て 組織 さ れる 弾劾 裁判所 や 裁判官 訴追 委員 会 等 の 機関 も 含ま れる ） など を も 会計 検査 権限 の 行使 対象 と する 点 で 、 他 の 行政 機関 と 異なる 特質 が ある 。  講 学 上 の 独 任 制 行政 官庁 は 、 「 行政 機関 の 長 」 と する 。 省 の 長 は 大臣 で あり 、 庁 の 長 は 長官 で ある 。 合議 制 行政 官庁 で ある 委員 会 について は 、 委員 長 が 「 行政 機関 の 長 」 と なる 。 省 は 「 内閣 の 統轄 の 下 に 行政 事務 を つかさどる 機関 」 として 置か れる 行政 機関 で あり 、 委員 会 と 庁 は 、 省 に その 外局 として 置か れる 行政 機関 で ある 。 なお 、 会計検査院 の 長 は 「 会計検査院 長 」 で あり 、 人事院 の 長 は 「 人事院 総裁 」 で ある 。  行政 手続 法 に 定義 さ れる 行政 機関 や 行政 機関 の 保有 する 情報 の 公開 に関する 法律 に 定義 さ れる 行政 機関 も また 、 国家 行政 組織 法 上 の 行政 機関 概念 を 踏まえ た もの で ある 。法 の 不 遡及 （ ほう の ふそ きゅう ） と は 、 法令 の 効力 は その 法 の 施行 時 以前 に は 遡っ て 適用 さ れ ない という 法 の 一般 原則 。  法令 の 効力 が 現実 化 する の は その 法令 の 施行 後 で ある 。 法令 は 施行 と 同時に その 効力 を 発揮 する が 、 その 法令 は 原則 として 将来 に 向かっ て 適用 さ れ 法令 施行 後 の 出来事 に 限り 効力 が 及ぶ 。 法令 は 原則 として 将来 に 向かっ て 適用 さ れる もの で 過去 の 出来事 に は 適用 さ れ ない 。 これ を 法令 不 遡及 の 原則 と いう 。  人 が ある 行為 を 行お う と する 場合 に は 、 その 行為 時 の 法令 を 前提 と し て いる の で ある から 、 その 行為 後 の 法令 によって 予期 し た もの と は 異なる 効果 を 与え られ た の で は 法律 関係 を 混乱 さ せ 社会 生活 が 不安定 な もの と なる ため で ある 。  以上 の 法令 不 遡及 の 原則 は 法 解釈 上 の 原則 で ある から 、 立法 政策 として 一切 の 法令 の 遡及 が 認め られ ない わけ で は ない 。 法令 の 内容 によって は 施行 日 前 の 過去 の ある 時点 に 遡っ て 法令 を 適用 さ せる 必要 が ある 場合 も ある から で ある 。 国民 に 利害 関係 が 直接 に は 及ば ない 場合 や 関係 者 にとって 利益 に なる 場合 など で ある 。 この よう に 法令 を 過去 の ある 時点 に 遡っ て 適用 する こと を 法令 の 遡及 適用 と いう 。  ただし 、 法令 の 遡及 適用 は 法令 不 遡及 の 原則 の 例外 で あり 立法 上 いつ でも 認め られる わけ で は ない 。 法令 の 遡及 適用 は 過去 の 既成 事実 に 新た な 法令 を 適用 する こと と なり 、 法律 関係 を 変更 し て しまう こと に なる から 、 あくまでも 例外 的 な 措置 で あり 遡及 適用 を 認める に は 強度 の 公益 性 が ある 場合 で なけれ ば なら ない 。 特に 刑罰 法規 について は 国民 に対して 重大 な 損害 を 及ぼす こと に なる こと から 法令 の 遡及 適用 は 禁じ られ て いる （ 後述 の 刑罰 法規 不 遡及 の 原則 ） 。  刑罰 法規 不 遡及 の 原則 と は 、 実行 時 に 適法 で あっ た 行為 を 、 事後 に 定め た 法令 によって 遡っ て 違法 として 処罰 する こと 、 ないし 、 実行 時 より も 後 に 定め た 法令 によって より 厳しい 罰 に 処す こと を 禁止 する 原則 を いう 。 事後 法 の 禁止 、 遡及 処罰 の 禁止 と も いう 。 刑法 の 自由 保障 機能 （ 罪刑法定 主義 ） の 要請 によって 認め られ た 原則 で ある 。  大陸 法 、 英 米 法 どちら において も 採用 さ れ た 原則 で あり 、 フランス 人権 宣言 第 8 条 に その 原型 が ある 。 また アメリカ合衆国 憲法 第 1 条 第 9 節 ならびに ドイツ 連邦 共和 国 憲法 第 103 条 2 項 に 規定 が ある 。 市民 的 及び 政治 的 権利 に関する 国際 規約 （ 自由 権 規約 ） 15 条 に も 同様 の 定め が ある 。  ただし この 原則 は 刑事 被告 人 の 利益 の ため の もの で ある ため 、 刑事 被告 人 に 有利 に なる 場合 は この 限り で ない 。 たとえば 行為 後 に 法定 刑 が 軽減 さ れ た 場合 、 軽い 方 の 刑 に 処せ られる 。 例 として 、 尊属 殺人 重罰 規定 の 廃止 、 犯行 時 の 死刑 適用 年齢 が 16 歳 だっ た の を 18 歳 へ 引き上げ 、 死刑 制度 廃止 前 に 死刑 に なる 犯罪 を 犯し た 場合 など が 挙げ られる 。  「 法律 なく し て 刑罰 なし 」 の 法 諺 に 象徴 さ れる 罪刑法定 主義 思想 は ローマ 法 に 起源 を 持つ もの で は なく 、 1215 年 の マグナ・カルタ に 淵源 を もち 18 世紀 末 の 西欧 革命 期 に 欧米 で 確立 し た 法 概念 で ある 。 現代 で も コモン・ロー を 背景 と する 英 米 法 思想 で は 比較的 寛容 で あり 、 また 行政 措置 や 民事 裁判 において は しばしば 法 の 不 遡及 について 例外 措置 が 取ら れる 。 国際 法 において は 自由 権 規約 15 条 2 項 に 不 遡及 の 例外 が 言及 さ れ て おり 国際 慣習 法 （ コモンロー ） に 配慮 し た もの で ある 。  日本 において も 刑罰 法規 不 遡及 の 原則 が 採用 さ れ て おり 、 日本国 憲法 第 39 条 前段 に 「 何人 も 、 実行 の 時 に 適法 で あっ た 行為 又は 既に 無罪 と さ れ た 行為 について は 、 刑事 上 の 責任 を 問わ れ ない 。 」 と 規定 さ れ て いる 。  例外 として 、 刑法 6 条 は 犯罪 後 の 法律 によって 刑 の 変更 が あっ た 場合 、 その 軽い 刑 によって 処罰 する と の 規定 が 設け られ て いる 。 また 、 判決 前 に 法 改正 によって 刑 が 廃止 さ れ た 場合 に は 、 免訴 の 言い渡し が さ れる （ 刑事 訴訟 法 第 337 条 第 2 号 ） 。 判決 が あっ た 後 に 刑 の 廃止 、 変更 または 大赦 が あっ た 場合 に は 、 それ を 理由 として 控訴 申し立て が できる （ 刑事 訴訟 法 第 383 条 第 2 号 ） 。 再審 事由 と も なる （ 刑事 訴訟 法 第 435 条 ） 。  なお 、 日本 法 における 判例 は 、 法 源 と さ れ ない （ 異なる 学説 も 存在 ） ため 、 判例 変更 による 解釈 の 変更 は 、 法 の 不 遡及 の 問題 で ない 。 しかし 、 理論 上 、 違法 性 の 意識 の 可能 性 の 欠如 による 故意 の 阻却 の 問題 や 期待 可能 性 の 欠如 による 責任 阻却 の 問題 を 生じ うる 。  近年 の 刑事 訴訟 法 改正 による 、 公訴 時効 進行 中 の 事件 に対する 適用 が 、 改正 以前 の 成 犯 に対して も 公訴 時効 が 成立 し て い ない もの について は 適用 さ れる こと から 日本国 憲法 第 39 条 に 違反 する 可能 性 が 指摘 さ れ て いる 。 この 近年 の 公訴 時効 延長 に関する 問題 は 諸 学説 ある が 、 判例 は 「 時効 の 廃止 は 憲法 で 禁止 さ れ て いる よう な 違法 性 の 評価 や 責任 の 重 さ を さかのぼっ て 変更 する もの で は ない 」 と し て いる 。  大韓民国 憲法 第 13 条 1 項 において 、 罪刑法定 主義 が 採用 さ れ 、 第 13 条 2 項 において 遡及 立法 による 財産 の 剥奪 も 禁じ られ て いる が 、 以下 の 法律 が 施行 さ れ 、 適用 （ 私財 の 国家 へ の 没収 、 追徴 、 死刑 判決 （ 全 斗煥 , 後 に 特赦 ） など ） が 行わ れ て いる 。  第 二 次 世界 大戦 以前 において は 、 国家 機関 として 行為 し た 個人 に は 、 刑事 免責 が 認め られる と さ れ て い た （ 国家 行為 の 法理 ） 。 しかし 第 二 次 世界 大戦 において 連合 国 は ニュルンベルク 原則 を 提示 し た ため 法 の 不 遡及 の 論点 が 生じ 、 敗戦 国 の 指導 者 及び 協力 者 達 を 国際 法 上 の 「 犯罪 者 」 として 責任 を 問う た ため 、 この 処置 は 法 の 不 遡及 に 反する という 指摘 が なさ れ て いる 。 一方 で ドイツ 第 3 軍事 裁判所 は 、 立憲 国家 の 成文 憲法 の もと で 妥当 し て いる 事後 法 の 遡及 禁止 原則 は 国際 法 （ ここ で は 国際 慣習 法 ・ 普遍 的 な 国際 法 ・ コモンロー ） に は 適用 さ れ ない と 判示 し て おり 、 条約 や 協定 など 国際 的 に 承認 さ れ た 実体 的 な 規範 （ モスクワ 宣言 ・ ロンドン 協定 ） が 法律 を 超える 法 として 実在 し て おり 、 仮に その 条約 を ドイツ が 承認 し て い ない として も 殺人 や 暴行 など が ドイツ 刑法 上 の 犯罪 類型 に 該当 する 限り において 遡及 立法 の 排除 原則 によって も 斥け られ ない と し て いる 。 なお この 点 について は 軍事 裁判所 は 軍律 審判 で あり 占領 軍 が 占領 地 において ハーグ 陸戦 条約 において も 認め られ た 軍事 行動 （ 強制 外交 手段 ） の 一環 で ある 点 について は 注意 が 必要 で ある 。治外法権 （ ちがい ほうけん ） と は 、 外交 官 や 領事 裁判 権 が 認め られ た 国 の 国民 について 、 本国 の 法制 が 及び 、 在留 国 の 法制 が （ 立法 管轄 権 を 含め て ） 一切 及ば ない と さ れ た こと を いう 。 在留 国 の 法制 が 及ぶ こと を 前提 に 一定 の 免除 が 与え られる こと を 指し ていう こと も ある 。  かつて 、 治外法権 は 、 外交 上 の 慣例 として 、 派遣 国 の 認証 が あり 、 接受 国 による 信任 状 の 受理 （ 接受 ） が あっ た 場合 において 、 派遣 さ れ た 外交 官 に対して 相互 に 認め られる 特権 として 確立 さ れ て き た 。 もっとも 、 現在 で は 、 外交 官 で あっ て も 接受 国 の 法制 が 及び 、 刑事 裁判 権 など の 一定 の 管轄 権 を 免除 さ れる に 過ぎ ない と さ れ て いる 。 この よう な 免除 を 受ける 特権 は 、 ウイーン 条約 において は 、 外国 の 公使館 および 外交 特権 を 所持 し て いる 外交 官 に 認め られる 。 また 正式 訪問 中 の 国家 元首 や 首相 、 外務 大臣 、 国内 に 停泊 中 の 公用 船 （ 軍艦 含む ） 、 公用 機 （ 軍用 機 含む ） の 内部 に 適用 さ れる と 解さ れる （ 民間 船舶 ・ 航空機 について は 旗 国 主義 を 参照 ） 。 これら の 特権 を 指し て 治外法権 と 呼ぶ こと も ある が 、 本来 の 治外法権 と は 異なる 。  何らかの 戦争 や 強制 外交 が 生じ 、 その 結果 、 戦勝 国 など に 治外法権 の 租借 地 を 期限 付き で 認め た 場合 など に は 、 片 務 的 な 特権 として の 治外法権 の 問題 が 生じる 。 この 際 に 問題 と なる の は 不平等 条約 に もとづく 領事 裁判 権 で ある 。 多く の 場合 は 接受 国 の 認証 なく 、 単に 戦勝 国 の 国民 ・ あるいは 兵士 で ある という 地位 において 治外法権 を 享受 する こと が 可能 と なる ため 、 外交 交渉 において これら を 撤廃 する こと は 重要 な 外交 課題 と なる 。  帝国 主義 時代 における 治外法権 の 問題 は 、 租界 や 租借 地 を 勝手 に 開発 ・ 造成 し 道路 や 電力 など の インフラ 投資 を 行い 、 それ を 根拠 に 住人 に 課税 を 行う 、 交通 整理 など と 称し て 警察 権 を 確立 し て しまう 、 通信 や 交通 ･ 水利 の 維持 を 名目 に 租界 以外 に 勝手 に 投資 を おこない 権益 化 し て しまう 、 本国 から 軍隊 を 呼び寄せ 駐屯 さ せ て しまう など 、 あるいは 本国 人 の 犯罪 行為 （ あ へん 貿易 や 苦力 貿易 など ） の 黙認 、 本国 人 や その 財産 へ の 犯罪 行為 を 理由 と し た 内政 干渉 など が 挙げ られる 。  治外法権 の 慣例 は オスマン 帝国 で 用い られ 、 メフメト 2 世 が コンスタンティノープル に 商館 を 置い た ジェノヴァ や ヴェネツィア に対して 与え た もの が 知ら れる 。 また スレイマン 1 世 は 対 神聖 ローマ帝国 の 観点 から フランス に 近づき カピチュレーション を 与え た 。 西欧 の アジア 政策 に 治外法権 が 登場 する の は この カピチュレーション を 足がかり と し た 事 に 由来 する 。 これ に は 身体 の 保証 以外 に も 交易 の さい に しばしば 発生 し た 海難 事故 や 訴訟 に関する 処理 、 人頭 税 や 関税 あるいは オスマン 皇帝 により しばしば 出さ れ た 臨時 税 など へ の 免税 特権 が 含ま れ た 。 地中海 交易 全盛期 に は オスマン 帝国 にとって 一種 の 特約 店 契約 の 性格 に すぎ なかっ た が 、 近代 帝国 主義 の 時代 に は 中東 植民 化 政策 の 足がかり と なっ た 。  日本 で は 、 安政 5 年 6 月 19 日 （ グレゴリオ 暦 1858 年 7 月 29 日 ） に アメリカ合衆国 の 間 で 結ば れ た 日 米 修好 通商 条約 を かわき り と し 7 月 に イギリス ・ オランダ ・ ロシア と 、 9 月 に フランス と 相次ぎ 締結 し た 条約 （ 安政 五 ヶ国 条約 ） に 治外法権 の 問題 が 含ま れ て い た 。 条約 は 正しく は 領事 裁判 権 について の 取決め で あり 、 日本 の 場合 いかなる 条約 において も 日本 に 在住 する 外国 人 に 治外法権 を 認め た こと は なく 、 認め た の は 日本人 に対する 外国 人 の 犯罪 に対する 裁判 を それぞれ の 国 の 在住 領事 に 委ねる という こと だけ で あっ た 。 しかし これ が 治外法権 で ある か の よう に 誤解 さ れ 、 外国 人 が すべて 課税 を 免除 さ れ 、 日本 の 一切 の 行政 権 に 服従 し ない よう に なっ た の は 外国 人 の 横暴 と これ を 黙認 し て 既成 事実 化 し た 日本人 役人 の 怯懦 の ため で あっ た 。  この 不平等 条約 は 、 1894 年 （ 明治 27 年 ） 7 月 16 日 に 結ば れ た 日 英 通商 航海 条約 により 初めて 撤廃 さ れ 、 ついで 日本 が 日 清 戦争 において 清 に 勝利 し た 後 で 、 1899 年 （ 明治 32 年 ） 7 月 17 日 に 日 米 通商 航海 条約 （ 1940 年 （ 昭和 15 年 ） 1 月 26 日 失効 ） が 発効 さ れ た こと により 失効 し た 。  在日 米 軍 について は 、 政府 解釈 に よれ ば 、 所 謂 治外法権 の ステータス （ 地位 ） に なく 、 「 むしろ 治外法権 的 な 地位 が ない から こそ 」 法 （ 日米地位協定 ） により その ステータス を 付与 し た もの と さ れる 。 在日 米 軍 基地 および 公務 中 の 構成 員 ・ 軍属 は 協定 により 日本 の 裁判 権 の 管轄 外 と さ れ て いる （ 刑事 特別 法 ） 。 在日 米 軍 の 構成 員 及び 軍属 が 基地 内部 で 起こし た 犯罪 、 および 「 公務 中 に 基地 の 外 で 起こし た 犯罪 」 に対して は 日本 の 法律 が 適用 さ れ ず 、 アメリカ の 法律 が 適用 さ れる 。 客観 的 に は そう で なく て も 軍 当局 が 公務 中 で ある と 主張 し た 場合 、 日本 は 受け 容れ ざる を 得 ない 。 あるいは 犯罪 を 起こし て も 米 軍 施設 敷地 内 に 逃げ込め ば 、 施設 内 で は 憲兵 隊 及び 軍 犯罪 捜査 局 が 第 一 管轄 権 を 持ち 、 日本 の 警察 が 関与 する こと は 出来 なく なり 、 不当 に 軽い 処分 、 いわゆる “ アドミラルズ・マスト ” で 済まさ れる 可能 性 が あり 、 条約 上 で は 日本 政府 側 から の 請求 権 は 明示 さ れ て い ない （ 合意 文書 など 個別 取決め による ） 。 この ため 沖縄 県 や 神奈川 県 横須賀 市 、 長崎 県 佐世保 市 など で は 在日 米 軍 兵士 の 起こし た 犯罪 に対する 裁判 権 の 管轄 問題 が しばしば 問題 と なる （ 参照 ： 沖縄 米兵 少女 暴行 事件 ） 。  この 結果 米兵 による 殺人 や 強姦 など の 凶悪 犯罪 まで が 日本 の 検察 や 司法 の 手 を 逃れる 事例 が 生じ （ 2002 年 2 月 に は 在日 オーストラリア 人 女性 が 強姦 被害 に 遭っ た 。 容疑 者 は 事件 が 発覚 する 前 に 名誉 除隊 で 帰国 し 、 処罰 も さ れ ず 現在 も 逃走 中 ） 、 これ が しばしば 米 軍 基地 反対 運動 など の 原因 と なっ て き た 。 1995 年 10 月 の 日 米 合同 委員 会 合意 により 、 殺人 又は 強姦 という 凶悪 な 犯罪 で ある ケース で は 身柄 を 日本 の 警察 ・ 検察 側 に 引き渡し 、 日本 の 司法 により 裁判 を おこなう こと に なっ た 。  また 日本 国民 が 在日 米 軍 施設 内 で 事件 を 起こし た （ と 看做さ れ た ） 場合 は 、 日本国 刑法 で は なく アメリカ の 統一 軍事 裁判 法 で 処断 さ れ 、 軍法 会議 に 掛け られ かね ない こと に なる 。訴訟 （ そ しょ う ） と は 、 紛争 の 当事者 以外 の 第三者 を 関与 さ せ 、 その 判断 を 仰ぐ こと で 紛争 を 解決 する こと 、 または その ため の 手続 の こと で ある 。 対義語 に 自力 救済 が ある 。 現代 において は 、 国家 の 司法 権 の 行使 によって 、 その 権力 を 背景 に 紛争 を 強制 的 に 解決 する ため の 手続 の こと を 訴訟 と いい 、 調停 、 仲裁 、 和解 など と 区別 さ れる 。  さらに 狭い 意味 で は 広義 の 訴訟 の うち 判決 手続 の こと のみ を 訴訟 と よび 、 強制 執行 手続 等 と 区別 さ れる 。  訴訟 を 提起 する 行為 は 一般 に 提訴 と 言わ れる 。  訴訟 は 、 対象 と なる 紛争 の 内容 に 応じ て 主 に 以下 の よう に 区別 さ れる 。  訴訟 は 原則 として 、 対立 する 当事者 が 法廷 に 出頭 し 、 裁判官 の 面前 で それぞれ の 主張 を 述べる こと により 進行 する 。 これ を 対審 と いい 、 民事 訴訟 や 行政 訴訟 で は 口頭 弁論 期日 、 刑事 訴訟 で は 公判 期日 が 該当 し 、 手続 の 公正 確保 の ため に 公開 が 要求 さ れる （ 裁判 の 公開 ） 。 なお 、 訴訟 における 事件 の 争点 や 証拠 の 整理 を 目的 として 行わ れる 手続 （ 民事 訴訟 における 弁論 準備 手続 、 刑事 訴訟 における 公判 準備 手続 ） は 対審 に は 該当 せ ず 、 当事者 以外 の 公開 は 要求 さ れ ない 。  訴訟 に 関与 する 者 （ 訴訟 主体 ） は 審理 判断 を する 機関 （ 裁判所 ） と 当事者 と に 分かれる が 、 どちら に 訴訟 の 主導 権 を 与える か 又は どれ だけ の 役割 を 分担 さ せる か という 観点 から 、 訴訟 の 主導 権 を 当事者 に 与える 当事者 主義 と 、 裁判所 に 与える 職権 主義 と に 立法 例 が 対立 する 。  民事 訴訟 の 場合 、 審理 の 内容 面 について は 当事者 主義 を 採用 する の が 一般 で ある が 、 手続 進行 面 について は 当事者 主義 を 基調 と する 例 も 職権 主義 を 基調 と する 例 も 見受け られる 。  刑事 訴訟 の 場合 、 審理 の 対象 と なる の は 国家 の 刑罰 権 の 存否 で ある こと から 、 その 点 について 当事者 の 処分 に 委ねる こと に 問題 が ある ため 、 職権 主義 が 強調 さ れる こと が ある 。 しかし 、 それ を 強調 する と 、 訴訟 手続 に 関与 する 被告 人 は 、 審判 機関 （ 裁判所 ） による 単なる 取調べ の 対象 に 過ぎ ない という 見方 に つながる こと に なる 。 その ため 、 当事者 主義 的 な 要素 と 職権 主義 的 な 要素 と を どの よう に 調和 す べき か が 刑事 訴訟 の 大きな 課題 に なっ て いる 。  私 人間 の 法律 関係 に関する 事項 について 、 裁判所 が 、 訴訟 手続 における 対審 に よら ない 非公開 の 簡易 な 審理 で 解決 さ せる 事件 類型 が あり 、 非 訟事件 と 呼ば れる 。 詳細 について は 非 訟事件 を 参照 の こと 。 日本 の 司法 における 取り扱い として は 、 非 訟事件 は 、 既存 の 権利 を 前提 として 裁量 により その 具体 的 内容 を 定める 手続 で ある 点 で 、 当事者 間 の 既存 の 権利 を 確定 さ せる 手続 で ある 「 純然 たる 訴訟 事件 」 と 区別 さ れる と する 判例 が ある （ 最高裁 昭和 35 年 7 月 6 日大 法廷 判決 ） 。法学 検定 試験 （ ほう が くけん て い しけ ん 、 略称 ： 法 検 ） と は 、 法学 に関する 学力 水準 を 客観 的 に 評価 する 検定 試験 。  財団 法人 ・ 日弁連 法務 研究 財団 と 社団 法人 ・ 商事 法務 研究 会 が 運営 し て いる 日本 における 法学 検定 の 1 つ 。 資格 として は 民間 資格 。  2000 年 から 3 級 ・ 4 級 試験 を 、 2001 年 から 2 級 試験 を 、 2003 年 から は 法科 大学院 既 修 者 試験 を 実施 。  年間 1 回 実施 さ れる が 、 2 ～ 4 級 の 試験 と 法科 大学院 既 修 者 試験 は 別 の 時期 の 実施 で ある 。  2012 年度 から 制度 が リニューアル さ れ た 。 受験 級 は 、 以下 の 3 つ に 分け られ て いる 。  法学 基礎 論 5 問 、 憲法 ・ 民法 ・ 刑法 ・ 選択 2 科目 各 10 問 。  法学 一般 10 問 、 憲法 15 問 、 民法 20 問 、 刑法 15 問 、 選択 1 科目 15 問 。  法学 入門 10 問 、 憲法 15 問 、 民法 20 問 、 刑法 15 問 。  憲法 ・ 民法 ・ 刑法 ・ 民事 訴訟 法 ・ 刑事 訴訟 法 ・ 商法 ・ 行政 法 の 7 科目 。  合否 判定 は 行わ ず 、 成績 通知 のみ を 行う 。公権 （ こう けん ） と は 、 私権 に対し 公法 関係 における 権利 で 公 義務 に 対応 する 。 「 職権 （ し ょっけん ） 」 と も いう 。  公権 に関する 紛争 の 裁判 的 解決 について は 、 行政 事件 訴訟 法 の 定める 手続 に よる 。  公務員 が 職権 を 濫用 し た 場合 、 公務員 職権 濫用 罪 に 問わ れる 。公権力 （ こう けん り ょく ） と は 、 政府 の 統治 行為 の うち 、 物理 的 な 力 により 執行 さ れる もの 、 あるいは 服従 し なけれ ば 刑罰 を 科せ られる もの を 指す 。 また 、 公権力 を 執行 する 機関 で ある 警察 ・ 検察 ・ 裁判所 ・ 税務署 ・ 軍隊 も 指す 。  公権力 は 様々 な 行為 によって 行使 さ れる が 、 代表 的 な 例 は 逮捕 ・ 収監 ・ 召喚 の ほか 、 行政 処分 （ 強制 収用 ・ 徴税 ・ かつて の 徴兵 ） など が これ に 当たる 。  や と は 、 公 の 利益 に 資する こと を 目的 と し た 、 物理 的 な 有形 力 の 正統 かつ 合法 な 使用 が 、 確保 さ れ て いる 力 の こと で ある 。 この 用語 は 、 幅広く 且つ 緩やか に 定義 さ れ 、 また 、 警察 や 軍隊 を 指し て 使用 さ れる こと も ある 。  この 概念 が 最初 に 使用 さ れ た の は 、 1789 年 の フランス 人権 宣言 において で ある 。  この 宣言 は 、 市民 と 暴力 の 正統 な 使用 と の 間 における 関係 を 規定 する ため に 求め られ た 。 アングロ・サクソン 諸国 における 類似 の 人権 宣言 等 と 異なり 、 この よう な 力 に 対抗 する ため の 市民 の 権利 より も 、 この よう な 力 の 存在 に 貢献 する ため の 市民 の 義務 の 方 に 重点 ・ 力点 が 置か れ て いる 。  この 概念 は 、 例えば トーマス ・ ジェファーソン の 6 回 目 の 一般 教書 演説 など 、 他 の 国々 において も 使用 さ れ た 。自治 権 （ じ ち けん ）  1 の 1 について 詳述 する 。  < hr >  自治 権 （ じ ち けん ） は 、 国際 的 ・ 帰属 的 に 中立 の 少数 民族 集団 あるいは 国 の 一部分 で ある 地方 又は 国 に 属し て いる 領土 の 住民 が 内政 を 独自 に 行使 できる 権限 で ある 。 その 民族 や 地方 ・ 領土 は 内政 に関して 国 の 関与 を 全く 或いは ほとんど 受け ない が 、 外交 の 権限 を 有し て い ない 。 外交 権 を 有する と 自治 権 で は なく 独立 （ 独立 国家 ・ 主権 国家 ） と なる 。  多 民族 国家 を 標榜 し た 旧 ソ連 や 中国 は 少数 民族 に対し 「 自治 権 を 保障 」 し た が 、 それら の 国家 において 自治 責任 者 と なる 人物 は 、 中央 政府 の 息 の かかっ た 人物 で ある の が 普通 で あっ た 。  州 、 県 など 国 より も 小さな 行政 単位 で 、 その 区域 内 に関する 事項 に 限り 国 と は 別個 の 自由 裁量 が 認め られる 権限 を 指す 。 自治体 でも 法的 な 意味 で の 破産 が 普通 に 行わ れる 国 で 、 自治体 が その 固有 権限 を 永久 もしくは 一時 的 に 失う 現象 を 「 自治 権 を 一時 国 預かり に さ れる 」 等々 の 表現 を する こと が ある 。  自治 権 の 範囲 は それぞれ 異なる 。上告 （ じ ょうこく ） と は 、 民事 訴訟 ・ 刑事 訴訟 の 裁判 過程 における 上訴 の 一つ 。 日本 において 、 ( 1 ) 第 二 審 の 終局 判決 若しくは 高等 裁判所 が 第 一 審 と し て い た 終局 判決 （ 原 判決 ） に対して 不服 が ある とき 又は ( 2 ) 飛越 上告 の 合意 が ある 場合 において 第 一 審 の し た 終局 判決 に対して 不服 が ある とき に 、 上級 の 裁判所 に対し 、 原 判決 の 取消し 又は 変更 を 求める 申 立て を いう 。  上告 審 と なる 裁判所 は 、 原則 として 最高 裁判所 で ある が 、 民事 訴訟 において 第 一 審 の 裁判所 が 簡易 裁判所 の 場合 、 高等 裁判所 が 審理 を 行う 。  上告 理由 は 控訴 理由 と 比べ 限定 さ れ て おり 、 刑事 訴訟 法 ・ 民事 訴訟 法 によって それぞれ 以下 の 場合 に 限ら れ て いる 。  以上 の よう に 上告 理由 が 限ら れ て いる ため 、 上告 審 で は 「 上告 理由 に 当たら ない 」 として 上告 が 棄却 さ れる 場合 が 多い 。  民事 で 、 上告 す べき 裁判所 が 最高 裁判所 で ある 場合 は 、 上告 理由 が なく て も 、 上告 受理 の 申 立て を する こと が できる 。 判例 違反 や その他 の 法令 の 解釈 に関する 重要 な 事項 を 含む もの と 認め られる 事件 について は 、 最高裁 は 、 上告 審 として 事件 を 受理 する こと が でき 、 その 場合 に は 上告 が あっ た もの と みなさ れる （ ） 。  また 、 刑事 で は 、 上告 理由 が なく て も 、 法令 の 解釈 に関する 重要 な 事項 を 含む もの と 認め られる 事件 について は 、 上訴 権 者 の 申 立て により 、 自ら 上告 審 として その 事件 を 受理 する こと が できる （ 刑訴法 406 条 、 刑訴 規則 257 条 ～ 264 条 ） 。  この ほか 、 民事 訴訟 で は 特別 上告 （ とくべつ じ ょうこく ） 、 刑事 訴訟 で は 非常 上告 （ ひじ ょうじょうこく ） という 例外 的 な 上告 が ある 。  上告 審 の 法的 性格 は 法律 審 で あり 、 原則 として 上告 審 で は 原 判決 に 憲法 違反 や 法律 解釈 の 誤り が ある か を 中心 に 審理 さ れる 。 原則 として 上告 審 は 、 下級 審 の 行っ た 事実 認定 に 拘束 さ れる が （ 1 項 ） 、 民事 訴訟 において は 事実 認定 に 経験 則 違反 が ある 場合 、 事実 認定 の 理由 に 食違い （ 矛盾 ） が ある 場合 に は 原 判決 を 破棄 する こと が ある 。 刑事 訴訟 において も 、 判決 に 影響 を 及ぼす べき 重大 な 事実 の 誤認 が あっ て 原 判決 を 破棄 し なけれ ば 著しく 正義 に 反する と 認める とき に は 、 原 判決 を 破棄 する こと が できる 。  上告 審 が 法律 審 で ある と の 性格 から 、 原則 として 証拠 調べ を 行う こと は ない 。  この こと も あり 、 上告 を 棄却 する とき は 、 口頭 弁論 を 経る 必要 は ない と さ れ て おり （ 、 刑訴法 408 条 ） 、 実際 に 上告 審 で 弁論 が 行わ れる こと は ほとんど なく 、 書面 で の 審理 に 限ら れる の が 普通 で ある 。 これ に対し 、 原 判決 を 変更 する 場合 に は 、 被 上告 人 に も 反論 の 機会 を 与える 必要 が ある から 、 口頭 弁論 を 開催 する 必要 が ある （ 1 項 本文 、 刑訴法 43 条 1 項 ） 。 その ため 、 上告 審 で 口頭 弁論 が 開か れる という こと は 、 原 判決 を 何らかの 形 で 見直す こと を 事実 上 意味 する と いえる 。 ただ 、 死刑 判決 に対する 上告 事件 と 大 法廷 の 審理 は 原則 として 公判 ないし 口頭 弁論 が 開か れる 慣行 が あり 、 公判 ないし 口頭 弁論 が 開か れ た から と いっ て 原 判決 が 見直さ れる と は 限ら ない 。 なお 、 上告 審 で 死刑 判決 が 破棄 さ れ た の は 2009 年 9 月 時点 で 12 例 （ 11 件 ・ 16 人 ） だけ で ある 。 例外 として 1992 年 10 月 20 日 に 発生 し た 国立 市 主婦 強盗 殺人 事件 （ 第 一 審 は 死刑 判決 も 控訴 審 で 破棄 さ れ 無期 懲役 に 減 軽 ） で は 無期 懲役 判決 の 上告 に対し 1999 年 に 最高裁 小 法廷 で 口頭 弁論 が 開か れる も 、 上告 を 棄却 し て 無期 懲役 を 確定 し た 事例 も ある 。  なお 、 原 判決 の 基本 と なる 口頭 弁論 に 関与 し て い ない 裁判官 が 判決 書 に 署名 押印 し て いる こと を 理由 として 原 判決 を 破棄 し 、 高等 裁判所 に 事件 を 差し戻す 場合 に は 、 口頭 弁論 を 開催 し なく て も よい という 判例 が ある （ 最高裁 平成 19 年 1 月 16 日 判決 ） 。  民事 訴訟 において 、 上告 が 不 適法 で ある 場合 に は 決定 で 上告 を 却下 する こと が できる （ 1 項 ） 。 上告 理由 が 、 上告 が 許さ れる 事由 に 明らか に 該当 し ない 場合 は 決定 で 上告 を 棄却 する こと が できる （ 同 条 2 項 ） 。 上告 に 理由 が ない 場合 に は 判決 で 上告 を 棄却 する （ ） 。  最高 裁判所 が 上告 審 の 場合 について は 、 最高裁 判 1999 年 3 月 9 日 第 三 小 法廷 決定 に よる と 、 上告 の 理由 が 明らか に 民事 訴訟 法 312 条 1 項 及び 2 項 に 規定 する 事由 に 該当 し ない こと が 明らか な （ 最高 裁判所 へ の ） 上告 で あっ て も 、 「 上告 裁判所 で ある 最高 裁判所 が 決定 で 棄却 する こと が できる に とどまり （ 民事 訴訟 法 317 条 2 項 ） 、 原 裁判所 又は 上告 裁判所 が 民事 訴訟 法 316 条 1 項 又は 317 条 1 項 によって 却下 する こと は でき ない 」 。  刑事 訴訟 において は 上告 が 不 適法 で ある 場合 に は 決定 で 上告 を 棄却 する （ 刑事 訴訟 法 414 条 、 385 条 、 395 条 ） 。 上告 に 理由 が ない 場合 に は 判決 で 上告 を 棄却 する （ 刑事 訴訟 法 408 条 ） 。  上告 が 却下 又は 棄却 さ れ た 場合 に は 、 原 判決 が 確定 する 。  上告 に 理由 が ある 場合 又は 最高 裁判所 の 職権 調査 で 原 判決 を 維持 でき ない こと が 判明 し た 場合 に は 、 原 判決 を 破棄 する 。 法律 審 として の 建前 から は 、 原 判決 を 破棄 する 場合 、 原 裁判所 （ 控訴 審 が 行なわ れ た 裁判所 。 高等 裁判所 が 第 一 審 の 場合 に は その 高等 裁判所 ） に 差し戻し て 審理 さ せる こと が 普通 で ある （ 。 刑事 訴訟 法 413 条 本文 ） 。 この こと を 破棄 差戻し と いう 。 これ は 、 民事 事件 の 上告 審 で は 法律 審 で ある ため 事実 調べ が でき ず 、 刑事 事件 で も 事実 認定 が 不十分 な 場合 は 事実 審 で ある 下級 審 で 再度 必要 な 審理 を さ せる 必要 が ある から で ある 。 これ に対して 、 判決 を 確定 さ せ ない こと によって 、 当事者 の 双方 に 主張 を 述べ させる 機会 を 与える ため で ある 、 あるいは 、 上告 審 は 書面 審理 が 原則 の ため 、 書面 審理 のみ で 判決 を 確定 さ せる の は 問題 が ある ため で ある という 見解 も ある 。 差戻し 後 の 判決 に さらに 上告 する こと も 可能 で あり 、 上告 → 差戻し → 上告 → 差戻し 、 と 繰り返し 、 裁判 が 長期 化 し た 例 も ある 。  また 、 管轄 違い 等 により 原 判決 を 取り消し 、 原審 と は 別 の 裁判所 に 移送 する こと （ 民事 訴訟 法 第 325 条 第 2 項 、 刑事 訴訟 法 第 412 - 413 条 ） を 破棄 移送 と いう 。  原 裁判所 に 差し戻さ ず 、 原 判決 を 破棄 し て 最高 裁判所 が 自ら 判決 し 、 上告 審 で 判決 を 確定 さ せる こと を 破棄 自 判 と いう 。 これ は 、  など に 行わ れる こと が ある （ 、 刑事 訴訟 法 413 条 ただし 書 ） 。  過去 に 最高裁 が 死刑 判決 を 求め た 上告 を 認容 し て 原 判決 を 破棄 に し た 例 は 3 例 （ 永山 則夫 連続 射殺 事件 ・ 福山 市 女性 強盗 殺人 事件 ・ 光 市 母子 殺害 事件 ） ある が 、 全て 控訴 審 の 無期 懲役 判決 を 破棄 差し戻し と し て おり 、 その後 いずれ も 差し戻し 控訴 審 で 下さ れ た 死刑 判決 が 第 二 次 上告 審 で 確定 し て いる 。三 審 制 （ さんし ん せい ） と は 、 裁判 において 確定 まで に 上訴 する こと が できる 裁判所 が 2 階層 あっ て 、 裁判 の 当事者 が 希望 する 場合 、 合計 3 回 まで の 審理 を 受ける こと が できる 制度 を いう 。  国民 の 基本 的 人権 の 保持 を 目的 と する 裁判所 で 、 慎重 ・ 公正 な 判断 を する こと が 目的 で ある 。 慎重 な 審理 と の 関係 で 三 審 制 の 3 段階 という 階層 は 必然 的 な もの で は ない が 、 三 審 制 を 採用 し て いる 国 が 多い 。 一部 の 案件 や 軍法 会議 など の 例外 も ある 。  日本 の 裁判所 において は 、 通常 の 案件 で は 三 審 制 が 採用 さ れ て いる 。 第 一 審 の 判決 に 不服 で 第 二 審 の 裁判 を 求める こと を 控訴 、 第 二 審 の 判決 に 不服 で 第 三 審 の 裁判 を 求める こと を 上告 と いう 。  しかし 、 上告 できる 理由 は 著しく 限定 さ れ て おり 、 必ずしも 同じ 議論 を 三 度 繰り返す こと が できる わけ で は ない 。 実務 的 に は 、 法律 に 定める 上告 理由 に 該当 する として 最高 裁判所 に 上告 を 行う こと に なる が 、 そもそも 定員 わずか 15 名 の 最高 裁判所 裁判官 が 膨大 な 数 の 上告 事件 を 全て 審理 する こと は 不可能 で あり 、 最高 裁判所 は ごく 一部 の 例外 を 除い て 上告 の ほとんど を 「 上告 理由 に あたら ない 」 として 棄却 し て しまう ため 、 日本 の 司法 は 事実 上 は 二 審 制 に 等しい と 批判 さ れ て いる 。  ちなみに 法律 で は 、 第 一 審 の 判決 において 裁判 を 構成 する の に 重大 な 錯誤 が ある 場合 に は 、 第 一 審 を 行っ た 原 裁判所 に 再審 を 求める こと が でき 、 再審 において 却下 や 棄却 が なさ れ た 場合 に は 上級 審 に 即時 抗告 する こと が できる と 定め られ て いる 。 しかし 、 日本 の 裁判所 が 実際 に 再審 請求 を 受理 する こと は 極めて 稀 で あり 、 日本 の 再審 制度 は 俗 に 「 開か ず の 扉 」 と 表現 さ れ て いる 。  日本国 憲法 第 76 条 で は 、 最高 裁判所 に 加え て 下級 裁判所 の 存在 を 規定 し て いる こと から 、 少なくとも 二 階層 の 審 級 制 を とる こと が 求め られ て いる と 解釈 さ れる が 、 三 審 制 そのもの を 憲法 上 で 保障 し て いる わけ で は なく 、 一部 に は 高等 裁判所 を 第 一 審 と する 二 審 制 の 案件 も 存在 し 、 また 簡易 裁判所 を 第 一 審 と し た 場合 の 四 審 制 の 案件 も 存在 する 。  裁判官 が 裁量 権 の 全権 を 持っ て いる 場合  証拠 調べ の 必要 性 が ない として し た 文書 提出 命令 申立 棄却 決定 の 場合  裁判所 は 、 たとえ 文書 提出 義務 （ ） の ある 証拠 に関する 申 立て で あっ て も 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として 申 立て を 棄却 する こと が できる 。 さらに 最高 裁判所 は 2000 年 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として し た 棄却 決定 に対する 抗告 を 認め ない こと を 判例 の 傍 論 として 示し た 。 これ 以降 は 判例 のみ を 見 て も 、 「 証拠 調べ の 必要 性 が ない 」 として 抗告 を 認め なかっ た 事例 は 複数 存在 する 。自然 の 権利 （ し ぜん のけん り ,   " Rights   of   Nature "   ） と は 、 自然 保護 を 目的 と し た 活動 を 法廷 を 舞台 として 行う ため の 考え方 の ひとつ 。 「 自然 の 価値 を 直接的 に 承認 し 、 自然 物 に 法的 主体 として の 地位 を 承認 する 試み 」 として 提唱 さ れ て いる 概念 で ある 。 人間 中心 主義 から の 脱却 が 理論 的 背景 に あり 、 生命 ・ 自然 中心 主義 へ の 発想 転換 に ともなっ て 論じ られ て いる と する 。  象徴 的 に 原告 名 として 自然 物 （ 動物 ・ 植物 ・ 土地 ） など が 連ね られる こと が 多い こと から 、 一般 的 に は 「 自然 の 権利 訴訟 ＝ 人間 以外 の 自然 物 を 原告 と する 訴訟 」 という 理解 が 強い 。 ただし 、 自然 物 を 原告 名 として 連ねる こと が 、 自然 の 権利 概念 を 援用 し た 訴訟 として 認め られる ため の 必須 の 要件 と は さ れ て い ない 。  自然 の 権利 という 概念 は 、 それら の 原告 を 擬人 化 し 人間 と 同等 の 権利 が ある と 主張 する もの で は ない 。 法廷 闘争 の ため の 技術 論 （ 主として 原告 適格 の 拡大 を 目指す 技術 論 ） や 、 環境 倫理 など に 基づい た 自然 保護 の ため の 法制 論 という 要素 が 強い 。 もっとも 、 近代 的 な 自然 の 権利 概念 の 最初 の 提唱 者 で ある クリストファー ・ ストーン （ 後述 ） の 理論 について は 、 「 環境 を かつて ない 範囲 まで 擬人 化 し た 」 もの と の 評 も ある 。  「 自然 の 権利 」 概念 は 、 名前 は 似 て いる が 「 自然 権 」 と は 異なっ た 概念 で ある 。 また 、 自然 物 を 法的 主体 として 承認 する と 言っ て も 、 「 動物 の 権利 」 （ アニマルライト   ） と は 異なっ た 性格 を 持つ と さ れる 。 環境 権 や 自然 享有 権 といった 概念 とも 区別 さ れ て いる 。 （" 後述 の # 類似 概念 と の 差異 参照 "   ）  ※ 本 文中 の 原語 表記 部 の リンク は 英語 版 へ の リンク 。  自然 の 権利 という 考え方 が 確立 さ れる まで に は 、 いくつ か の エポックメイキング な 出来事 が あっ た 。 その 中 から 主要 な もの を ピックアップ する 。  1949 年 に 出版 さ れ た 、 アメリカ合衆国 ・ ウィスコンシン 大学 教授 の アルド・レオポルド   の 『 野生 の うた が 聞こえる 』 に 収録 さ れ て いる 『 土地 倫理 』 （ 原題 は 「 」 ） という 論文 で 、 「 自然 は 共同 体 で あり 、 土地 倫理 は 、 ヒト という 種 の 役割 を 土地 という 共同 体 の 征服 者 から 、 平凡 な 一員 、 一 構成 員 へ と 変える 」 と 述べ 、 人間 中心 主義 を 強く 批判 し た 。 この 時点 で は 、 「 自然 の 権利 」 という 言葉 は 使わ れ て い なかっ た 。  1972 年 に 、 アメリカ合衆国 の 法 哲学 者 、 クリストファー ・ ストーン   Christopher   Stone   が 『 樹木 の 当事者 適格 』 （ 原題 は 「 Should   Tree   Have   Standing ?」） という 論文 を 執筆 。 これ は 、 後述 の シエラクラブ 対 モー トン 事件 の 二 審 判決 において 原告 側 が 請求 却下 さ れ た の を 受け て 、 特に ダグラス 判事 に対して 訴訟 を 認める よう 訴え かける 狙い で 執筆 さ れ た もの で ある 。 この 中 で ストーン は 、 権利 概念 の 拡張 と 自然 物 の 原告 適格 に 言及 し た 。 その 論理 は 、 「 権利 の 主体 は 、 富裕 層 のみ ・ 男性 のみ ・ 白人 のみ 、 といった 限定 を 次々 に はずさ れ 、 拡張 さ れ て き た 。 この 流れ は 、 人類 以外 の 存在 に も 向け られる べき だ 」 と する もの で ある 。 そして 、 訴訟 上 は 、 後見人 や 信託 人 として の 人間 が 、 「 被害 者 」 で ある 自然 物 に 代わっ て 賠償 請求 を し て 環境 修復 の 費用 に 充て たり 、 開発 の 差し止め を 行う こと を 認め て いけ ば よい と し た 。  この 時点 で 、 はじめて 「 自然 物 に も 法人 格 を 認め 得る 」 という 現代 法的 意味あい で の 自然 物 の 位置づけ が 提案 さ れ た 。 ただし 、 13 年 後 に なっ て ストーン は 、 『 樹木 の 当事者 適格 』 について 自己 検証 する 論文 を 発表 し 、 ミネラル キング 渓谷 の よう な 土地 に まで 当事者 適格 を すぐ に 拡大 し た の は 、 問題 を 単純 化 し 過ぎ て い た と 反省 し て いる 。  「 シエラクラブ 対 モー トン 事件 （ ） 」 は 、 アメリカ合衆国 で 1965 年 に 提訴 さ れ た 自然 保護 裁判 。 自然 保護 団体 の シエラクラブ が 、 ウォルト・ディズニー 社 による ミネラルキング 渓谷 の 開発 計画 について 、 開発 許可 の 無効 確認 を 求め て 、 ロジャース ・ モー トン 内務 長官 を 訴え た もの 。 二 審 判決 まで は 、 原告 シエラクラブ に は 何 の 法的 権利 侵害 も 生じる こと が ない として 、 訴訟 要件 で ある 原告 適格 が 欠ける こと を 理由 に 却下 判決 が 下さ れ た 。  本件 訴訟 の 最高裁 判決 は 1972 年 に 出さ れ た 。 最高裁 判決 において も 、 大 多数 の 裁判官 は 原告 適格 が 欠ける と 判断 し 、 結論 は 却下 判決 と なっ た が 、 注目 す べき は 担当 裁判官 の 一 人 の ウィリアム ・ ダグラス 判事 （ ） が 原告 適格 を 認める べき だ と する 少数 意見 を 採っ た こと で ある 。 ダグラス 判事 は 判決 に 付し た 反対 意見 の 中 で 、 前述 の クリストファー ・ ストーン の 論文 を 随所 に 引用 し た 上 で 、 「 この 裁判 の 原告 は 、 （ 自然 保護 団体 の ） シエラクラブ で は なく 、 （ 開発 さ れよ う と し て いる ） ミネラル キング 渓谷 自身 で ある べき だっ た 」 と 述べ た 。 なお 、 本 事件 は 法的 に は 原告 敗訴 に 終わっ た ものの 、 訴訟 の 長期 化 による コスト 増大 から 開発 計画 が 中止 さ れ た ため 、 原告 にとって は 事実 上 の 勝訴 で あっ た と も いえる 。  自然 の 権利 論 を 支持 する 論者 は 、 ダグラス 判事 が 『 樹木 の 当事者 適格 』 の 発想 を 取り入れ た こと について 、 原告 の 一員 で は ない 中立 な 法的 判断 者 として 人間 以外 の 存在 の 法的 資格 に 言及 し た こと も ので 、 「 自然 の 権利 」 思想 上 で 大きな 出来事 で ある と 考え て いる 。  1973 年 に アメリカ合衆国 で 制定 さ れ た 「 絶滅 の 危機 に 瀕する 種 の 保存 に関する 法律 （ ） 」 で は 、 緊急 性 の 高い 自然 保護 訴訟 について の 原告 適格 を 広く 認め 、 「 市民 なら 誰 でも （ any   person ） 」 裁判 に 訴える こと が できる 、 と 宣言 し た 。  「 誰 でも 」 という こと は 、 原告 適格 について 争わ ない という 意味 で ある （ 「 原告 適格 が ない 、 と する こと で 一切 の 議論 を 行わ ず 門前払い に する よう な こと は やら ない 」 という 法 による 確約 で も ある ） 。 その ため 、 その後 の 自然 保護 訴訟 で は 、 ダグラス 判事 の 助言 を 入れる かたち で 、 訴訟 対象 の 開発 計画 によって 最も 被害 を 受ける 自然 物 の 名 を 原告 として 記載 する という 流れ が 生まれ た 。 1978 年 に 、 ハワイ において パリーラ （ 鳥 の 一種 ） の 名 の もと に 、 人間 が 放牧 し た 家畜 による 自然 破壊 を 差し止め 家畜 を パリーラ の 生息 地 から 除去 する こと を 求め て 提起 さ れ た 自然 保護 訴訟 が 最初 の 事例 と なっ た 。 この 訴訟 で は 、 パリーラ は 勝訴 し 、 パリーラ 生息 地 から の 家畜 の 除去 が 命じ られ た 。  当該 訴訟 において 、 「 原告 側 弁護士 が パリーラ から 依頼 を 受け た 」 という よう な 話 は なく 、 実質 的 な 原告 は 自然 保護 団体 や 開発 に 反対 する 人々 で あっ た 。  なお 、 ESA における 原告 適格 制限 の 撤廃 を 受け 、 アメリカ合衆国 で は 、 日本 において 提案 さ れ て いる 意味 で の 「 原告 適格 を 拡張 する ため の 『 自然 の 権利 』 という 思想 」 は 、 特別 な 概念 として の 必要 性 を 失い 、 当然 の もの と さ れる こと に なっ た 。 この 原告 適格 制限 の 撤廃 は 、 アメリカ合衆国 において は 、 米国 文化財 保護 法 （,   NHPA ） など に も 見 られる もの と なっ て いる 。  自然 の 権利 論 者 は 、 開発 など を めぐる 利害 対立 について 、 その 利害 を 調整 する 機能 を 持つ 場 は 、 終局 的 に は 裁判所 で ある はず だ という 前提 に 立つ 。 そのうえで 、 古典 的 な 司法 権 概念 に 基づく 従来 の 司法 制度 で は 、 法的 利害 関係 が 無けれ ば 原告 と なる こと を 認め ない という 基準 （ 原告 適格 ） が 設定 さ れ て き た こと について 、 裁判 が 利害 調整 の 場 として 利用 し にくく なる として 批判 する 。 利害 を 調整 する 機能 を 持つ 場 は なくなっ て しまい 、 現実 的 な おと しどころ を 探す こと など が 極めて 困難 に なる 。 特に 、 開発 行為 に際して 行政 的 な 手続き 不備 など が あっ た 場合 で あっ て も 、 しばしば それ を 指摘 する 場 が ない といった 問題 を 指摘 し て いる 。  自然 の 権利 論 者 に よれ ば 、 自然 の 権利 という 考え方 を 採用 し 、 裁判所 を 利害 調整 の ため の 場 として 広く 機能 さ せる こと は 、 開発 計画 など の 不可逆 的 被害 を もたらす 可能 性 が 高い 事例 について は 、 大きな メリット が ある 。 また 、 感情 的 な 対立 を 廃 し 、 理性 的 な 議論 を 積み重ねる こと によって 解決 策 を 模索 する 場 が 存在 する という 信頼 は 、 近代 国家 にとって 必要 不可欠 な 要素 で あり 、 自然 保護 をめぐって その 理念 を 実現 する ため の ひとつ の 試み で も ある と する 。  「 人間 で は ない 者 」 を 原告 に する こと が ある 点 について 、 動物 など が 法廷 に 登場 し て 人間 の 言葉 で 裁判 に 参加 する といった イメージ を 持た れ がち で ある せい か 、 「 ファンタジー で は ない か 」 といった 批判 が しばしば なさ れる 。 この 批判 に対して は 、 自然 の 権利 論 者 は 、 すでに 「 法人 」 といった 「 人間 で は ない 者 」 は 、 法 の 世界 で は 人間 と 並び 常連 の ひとり と なっ て いる 。 法人 と 同様 の 構成 を する こと で （ cf .→ 法人 本質 論 ） 、 法 が 「 守る べき （ と 考える ひと が いる ） 自然 環境 」 について 原告 適格 性 を 認め 、 その 代弁 者 が 法廷 に 登場 する こと を 認める という 考え方 は 、 法 技術 的 な 提案 で ある と 反論 し て いる 。 そして 、 「 自然 の 権利 」 という 考え方 は 、 ファンタジー を 目指す もの で は ない と 主張 し て いる 。  「 自然 の 権利 」 概念 は 「 アニマルライト   」 で は ない 。 これら は しばしば 混同 さ れる が 、 現在 で は 「 自然 の 権利 」 という 概念 は 上述 の よう に 「 自然 保護 に関する 問題 を 法廷 で 議論 する ため の 技術 論 」 という 側面 が 強く なっ て おり 、 動物 の 個体 に 権利 を 認める こと を 目指し た もの で は ない 。 これ に対し 、 「 アニマルライト 」 は 、 動物 の 個体 に 権利 を 認める こと を 目的 と する もの で ある し 、 植物 など について は 苦痛 を 感じる 能力 が ない として 保護 の 対象 外 と 考え て いる 。  山村 恒 年 に よれ ば 、 自然 の 権利 と 、 日本 における 環境 権 や 自然 享有 権 といった 概念 も 異なっ た もの で ある 。 山村 に よれ ば 、 環境 権 は 、 公害 など による 地域 住民 へ の 被害 防止 という 観点 から 提唱 さ れ て き た 概念 で 、 一定 の 地域 住民 の 私的 権利 として 地域 環境 の 共有 と 支配 を 認める もの で ある 。 つまり 、 環境 権 の 立場 から は 、 自然 環境 は 主体 で は なく 支配 対象 と 言う こと に なる 。 対し て 自然 享有 権 の 概念 は 、 「 人 が 人間らしい 生活 を 維持 する ため に 不可欠 な 自然 の 恩恵 を 受ける 権利 」 ないしは 「 現在 及び 将来 の すべて の 人 の ため に 自然 を 適正 に 保護 する 権利 」 と 定義 さ れ 、 自然 へ の 支配 権 を 想定 せ ず に 、 自然 と 言う 有機 集合 体 から の 利益 を 国民 一般 が 受け取る 権利 として 構成 さ れる もの で ある 。 自然 の 権利 論 の 影響 も 受け て いる が 、 あくまで 人類 の 共益 権 と その 保護 という 人 を 主体 と し た 見方 で ある 点 で は 異なっ て いる 。 ただし 、 後述 の 奄美 自然 の 権利 訴訟 で は 、 自然 享有 権 に もとづい て 自然 の 権利 を 代位 行使 する という 法的 構成 も 原告 適格 を 基礎 づける ため に 主張 さ れ て いる 。  開発 阻止 の ため に は 行政 訴訟 が しばしば 提起 さ れる こと に なる 。 日本国 憲法 下 の 日本 において は 、 司法 権 に もとづく 裁判 の 対象 は 「 法律 上 の 争訟 」 （ 裁判所 法 3 条 ） 、 すなわち 「 法令 を 適用 する こと によって 解決 し 得 べき 権利 義務 に関する 当事者 間 の 紛争 」 が 原則 で ある と さ れ て いる 。 個人 の 法的 権利 義務 に 関わら ない 客観 訴訟 は 極めて 限定 的 な 立法 例 だけ で 、 アメリカ合衆国 における 「 絶滅 の 危機 に ある 種 の 法 （ ESA ） 」 の よう な 市民 訴訟 条項 を 持つ 特別 法 は 無い 。  まず 、 開発 許可 処分 など の 適法 性 を 争う 行政 訴訟 として 、 各種 の 抗告 訴訟 が 提起 さ れる こと が ある 。 しかし 、 行政 事件 訴訟 法 の 規定 上 も 、 判例 による 解釈 上 も 、 当該 個人 の 法的 権利 義務 に関する 訴訟 か （ つまり 原告 適格 が ある か ） は 厳格 に 判定 さ れ て き た その ため 、 環境 に関する 行政 訴訟 を 提起 し て も 、 原告 適格 が 欠ける として 、 開発 許可 の 違法 性 の 有無 など の 本案 の 判断 を する まで も なく 却下 判決 と なる 事例 が 多かっ た 。 近時 は 関連 法規 の 趣旨 や 目的 を 考慮 し た 解釈 を 裁判所 が 行う よう に なっ た こと や 、 これら の 判例 の 動向 を 踏まえ た 行政 事件 訴訟 法 の 平成 16 年 改正 （ 9 条 2 項 の 新設 ） により 、 原告 適格 は 実質 的 拡大 が 図ら れ て は いる 。 これ により 比較的 に せよ 抗告 訴訟 における 原告 適格 は 認め られ やすく なっ て いる ものの 、 なお 無 制限 に なっ た わけ で は ない 。  また 、 客観 訴訟 として の 行政 訴訟 で ある 住民 訴訟 が 、 開発 阻止 の 法的 手段 に 利用 さ れる 例 も 多く 見 られる 。 住民 訴訟 で あれ ば 、 当該 自治体 の 住民 で あり さえ すれ ば 原告 適格 が 容易 に 認め られる 。 しかし 、 住民 訴訟 は 自治体 の 予算 執行 の 適正 確保 が 本来 の 目的 で ある こと から 、 手段 として は 抗告 訴訟 と は 別 の 限界 が ある 。 住民 訴訟 における 裁判所 の 審査 は 、 予算 執行 の 適正 を 欠く か という 観点 から 行わ れる こと に なり 、 正面 から 環境 へ の 影響 など を 検討 する わけ で は ない 。 仮に 予算 執行 として 違法 と 評価 さ れ た 場合 でも 、 自治体 から 首長 や 職員 へ の 損害 賠償 請求 （ 4 号 請求 ） など に とどまり 、 事件 の 解決 として 適切 で ある か 疑問 が ある 。  日本 へ の 自然 の 権利 概念 の 紹介 は 、 1970 年代 に は 始まっ て い た 。 全国 自然 保護 連合 による 自然 の 権利 宣言 の 採択 が 初期 の 例 で ある 。  実際 に 訴訟 として 本格 的 に 自然 の 権利 論 が 展開 さ れ た の は 、 1995 年 （ 平成 7 年 ） 提訴 の 「 奄美 自然 の 権利 訴訟 」 （ アマミノクロウサギ 訴訟 ） が 最初 で ある 。 この 裁判 で は 、 自然 保護 活動 家 A ら の ほか 「 アマミノクロウサギ 」 など 動物 4 種 が 原告 として 訴状 に 名 を 連ね た 。 鹿児島 地方裁判所 は 、 動物 に 法的 な 権利 主体性 （ 当事者 能力 ） は 無く 、 「 アマミノクロウサギ 」 など の 記載 は 無 意味 として 訴状 却下 し た 。 そこで 、 原告 A ら は 、 人間 原告 の 「 A 」 について 「 アマミノクロウサギ こと A 」 と する といった 表示 の 訂正 を 行っ た 。 これ は 、 あくまで 自然 物 の 代弁 者 として 原告 適格 が 認め られる べき だ という 自然 の 権利 論 を とる こと を 強調 する 趣旨 だっ た 。 その後 、 訴状 は 受理 さ れ た A ら 人間 原告 に対する 判決 が 出さ れ た が 、 裁判所 は 、 自然 の 権利 論 について は 実質 的 に 法律 の 定め が 無い 客観 訴訟 に あたる など と 述べ 、 原告 適格 が 欠ける として 却下 判決 に 終わっ て いる 。 これ 以前 の 訴訟 として 、 1993 年 提訴 の 相模 大堰 訴訟 など も 自然 の 権利 の 考え方 を 援用 し て いる と 評価 さ れ て いる 。 以後 、 いくつ か の 「 自然 の 権利 訴訟 」 を 名乗る 訴訟 、 あるいは 考え方 が 近い 訴訟 が 提起 さ れ て いる 。 原告 適格 の 点 で は 問題 が 無い 住民 訴訟 形態 の 事件 で も 、 あえて 問題 提起 の ため に 自然 物 を 原告 に 加える 事例 が み られる 。  自然 物 を 原告 と する こと に関して は 、 自然 物 自体 に 当事者 能力 は 現行 法 上 で 認め られ て い ない ため 不 適法 という の が 裁判所 の 一貫 し た 判断 で ある 。 その ため 実際 に 自然 物 を 原告 と し た 訴え について は 、 自然 物 原告 部分 に関して 訴状 却下 や 、 弁論 を 分離 し て の 訴え 却下 といった 裁判 が なさ れ て いる 。 日本 における 自然 の 権利 訴訟 は 、 解釈 論 上 の 無理 を 承知 で 提起 さ れ て いる と 評さ れる 。  自然 の 権利 論 者 は 、 これら の 訴訟 活動 が 徐々に 自然 保護 を めぐる 法廷 闘争 の あり方 （ 主として 裁判所 側 の 意識 ） を 変更 し つつ ある と 主張 し て いる 。 たとえば 相模 大堰 訴訟 における 横浜 地裁 の 訴訟 指揮 。 自然 物 原告 を 否定 し 原告 適格 を 理由 として 訴訟 の 却下 を 求める 神奈川 県 に対して 、 横浜 地裁 は 「 実体 的 反論 を なす よう に 」 という 訴訟 指揮 を し た と 、 共同通信 （ 1996 - 02 - 28 - 15 : 48 ） が 報じ た 。 ただし 、 この 相模 大堰 訴訟 は 客観 訴訟 で ある 住民 訴訟 として 提起 さ れ た もの で 、 自然 の 権利 論 など で 原告 適格 の 拡大 を 議論 し て いる 行政 事件 訴訟 法 上 の 抗告 訴訟 と は 大きく 事情 が 異なる 。 奄美 自然 の 権利 訴訟 判決 で も 、 問題 提起 として は 理解 を 示す 旨 が 判決 理由 中 で 述べ られ て いる 。  なお 、 2004 年 に は 、 沖縄 の 辺野古 に 建設 が 予定 さ れ て いる 米 軍 普天間 基地 移転 事業 に関して 、 沖縄 に 生息 する 人間 で は ない 動物 種 の 「 ジュゴン 」 、 日本 の NGO で ある 「 生物 多様 性 センター 」 「 タートルアイランド 回復 ネットワーク 」 「 日本 環境 法律 家 連盟 （ JELF ） 」 「 ジュゴン 保護 基金 委員 会 」 「 ジュゴン ネットワーク 沖縄 」 「 ヘリポート 建設 阻止 協議 会 」 および 個人 3 名 、 その 依頼 を 受け た アメリカ合衆国 の   Marcello   Mollo 弁護士 によって 、 市民 訴訟 条項 の 本場 で ある アメリカ合衆国 の 国防総省 ・ ラムズフェルド 国防 長官 に対して 、 ジュゴン の 棲息 地 を 含む 、 沖縄 の 自然 環境 へ の 、 適切 な 配慮 を 求める 」 という 内容 の 訴訟 が 提起 さ れ て いる 。 本件 訴訟 は 、 2004 年 8 月 4 日 に 審理 が 開始 さ れ 、 2005 年 3 月 2 日 に 実体 審理 に は いる こと が 決定 さ れ 、 2008 年 1 月 24 日 に 原告 側 勝訴 の 判決 が 出さ れ た 。 国防総省 は その後 も 「 （ 環境 アセス の 手法 の 選択 は ） 自ら の 裁量 圏内 で ある 」 と 主張 し て おり 、 問題 は 解決 に は いたっ て い ない が 、 「 アメリカ合衆国 が 、 市民 訴訟 条項 を 持た ない 国 で 行なう 事業 」 について の 最初 の 自然 の 権利 に 基づく 勝訴 判決 で ある こと から 、 重要 な 意味 を 持っ て いる 。  訴訟 法学 の 見地 から は 、 特定 の 人 や 団体 で は ない 広い 人 の 集団 的 利益 が 行政 処分 によって 侵害 さ れる 場合 の 「 団体 訴訟 」 の 問題 の 一つ として 捉える 余地 が ある 。 団体 訴訟 の うち 、 原告 適格 を 有する 個人 が およそ 無い 場合 の 団体 訴訟 の 一 種 にあたり 、 消費 者 問題 や 文化財 保護 に関する もの と 並ん で 考え られ 、 立法 論 を 中心 に 議論 さ れ て いる 。 団体 訴訟 を 認め た 場合 の 問題 点 として は 、 敗訴 判決 の 既判力 が 及ば ない 者 が 同 一 事項 に関して 繰り返し 訴え を 提起 し 、 被告 や 裁判所 に 負担 を 重ねる お それ が 指摘 さ れ て いる 。  日本 国内 で 、 原告 側 が 「 『 自然 の 権利 』 概念 を 援用 し て の 訴訟 で ある 」 と 主張 し た 初期 の 代表 的 な 訴訟 は 以下 の とおり 。審 級 （ しんきゅう ） と は 、 同一 の 訴訟 事件 を 上位 の 階級 の 裁判所 に 上訴 する こと で 複数 回 の 審議 を 受ける こと が できる 制度 （ 上訴 制度 ） における 、 審議 の 上下 関係 （ 審 級 管轄 ） を 表し た もの で ある 。 訴訟 事件 に 限ら ず 、 決定 ・ 命令 事件 について も 同様 で ある 。 日本 で は 原則 として 3 階 級 の 審議 （ 裁判 ） を 行う 三 審 制 を 採用 し て いる が 、 裁判所 は 簡易 裁判所 、 家庭 裁判所 および 地方裁判所 、 高等 裁判所 、 最高 裁判所 の 4 階 級 に 分かれ て おり 、 その 訴訟 の 性質 によって 審 級 が 定め られ て いる 。  判決 に対する 上訴 の 場合 。 決定 ・ 命令 に対する 上訴 において は 、 第 二 審 は 「 抗告 審 」 、 第 三 審 は 「 再 抗告 審 」 と なる 。  飛越 上告 （ と びこしじょうこく ） は 民事 訴訟 法 上 の 用語 で 、 刑事 訴訟 法 上 で は 跳躍 上告 （ ちょう や くじ ょうこく ） と 呼ば れる 。 一部 で は 飛躍 上告 と も 呼ば れ 、 第 一 審 の 終局 判決 に対して 控訴 する の で は なく 直接 上告 する こと で ある 。 飛越 上告 が 許さ れる の は 、 第 一 審 で 認め られ た 事件 の 事実 関係 について 当事者 間 に 争い が なく 、 法律 問題 （ 適用 条文 の 相違 、 解釈 へ の 異論 ・ 不服 など ） について のみ 争い が ある 場合 で 、 かつ 当事者 間 に 飛越 上告 について の 合意 が なさ れ て いる 場合 に 限ら れる 。  第 二 審 を 飛び越す こと の 利点 は 、 迅速 な 解決 による 経済 的 負担 の 軽減 という 面 が 大きい 。  通常 の 第 一 審 を 行う べき 裁判所 へ で は なく 、 第 二 審 以降 を 管轄 する 裁判所 へ 直接 提訴 する こと を 指す 。小さな 政府 （ ちいさな せい ふ 、 ） と は 、 民間 で 過不足 なく 供給 可能 な 財 ・ サービス において 政府 の 関与 を 無くす こと で 、 政府 ・ 行政 など 公 組織 ・ 国営 企業 の 規模 ・ 権限 ・ 介入 を 可能 な 限り 小さく しよ う と する 思想 または 政策 で ある 。 軍隊 ・ 司法 など のみ 民間 で 賄え ない もの として 、 経済 に対する 国家 の 介入 は 自由 競争 を 制限 し て 市場 の 働き を 損ねる もの だ と 考える ため 、 最小 国家 と も いう 。 基本 的 に 、 より 課税 を 低く する 代わり に 少ない 歳出 ・ 経済 へ の 介入 を 志向 する 。  「 小さな 政府 」 で は 、 市場 の 失敗 など が 起き ず 民間 で も 問題 なく 運営 ・ 供給 可能 な 事業 において は 、 極力 民間 に 行わ せる こと を 目指す 。 自由 放任 主義 の 立場 から 、 アダム ・ スミス は 従来 の 特権 商人 を 保護 する 重 商 主義 を 批判 し 、 国家 が 経済 活動 に 干渉 せ ず   に 自由 競争 ・ 自由 貿易 ・ 分業 が 行わ れ ば は 最終 的 に 豊か さ は 増大 する と 述べ た 。 その ため 、 国営 事業 の 民営 化 ・ 私企業 化 ( privatization ) や 、 規制 の 撤廃 、 国有 資産 の 売却 など を 行う 。 背景 に は 、 第 二 次 大戦 後 の 傾斜 生産 ・ 護送 船団 方式 や 賃金 物価 管理 政策 、 欧州 で の 企業 国有 化 政策 など 肥大 し た 大きな 政府 による 国家 運営 が 行き詰まり を 見せ た から で ある 。 1970 年代 に 政府 の 硬直 性 による 英国 病 など 大きな 政府 を し て いる 国家 の 経済 低迷 が 批判 の 対象 と さ れ た こと が ある 。 石油 危機 と スタグフレーション の 中 で 多く の 批判 に さらさ れる よう に なっ た 。 大きな 政府 で 肥大 し た 政府 支出 ・ 公共 事業 で 、 政府 の 財政 赤字 が 増え て いく 国 が 多く なっ た 。 この よう な 有効 需要 政策 は 、 物価 上昇 や 財政 赤字 を もたらす だけ で なく 、 行政 機構 が 肥大 化 し た 大きな 政府 を 産み 出し た 。 更に 、 大きな 政府 の 極致 で ある 共産 主義 国家 が 自由 主義 国家 に 経済 で 遅れ を とり 、 また 1991 年 に は ソビエト の 失敗 が 明らか と なり 社会 主義 的 な 政策 の 不 合理 性 を 印象づけ られ た こと で 支持 さ れる 要因 と なっ た 。 「 小さな 政府 」 と は 、 中央 政府 で さえ 需給 など に 関わる 情報 を 収集 する 能力 に は 限界 が あり 、 政府 が 介入 する より も 市場 に 任せ て 価格 メカニズム を 活用 する 方 が 、 より 効率 の 高い 資源 の 配分 が 達成 できる という 考え方 に 基づく 。 その ため 、 市場 の 価格 メカニズム を 乱す こと と なる 政府 の 介入 は 、 公共 財 の 供給 など の 市場 の 失敗 へ の 対処 や マクロ 経済 安定 化 政策 など の 、 政府 に のみ 適切 に 行い 得る もの に 限定 し 、 民間 で できる こと は できるだけ 民間 に 委ねる べき だ と する 。 また 選挙 によって 選ば れる 政治 家 に は 放漫 的 な 財政 を 行う の は 容易 だ が 緊縮 的 な 財政 を 行う こと は 難しい という バイアス が 掛かる ため 、 財政 は 次第に 肥大 化 し て いっ て しまう という 政府 の 失敗 を 抑える こと も 目的 と する 。 グローバル 経済 の 中 で 、 計画 経済 で 基盤 を 築い た 後 に 先進 国 から の 投資 で 発展 途上 国 が 豊か に なっ て 、 発展 途上 国 の 国民 生活 の 底上げ が なさ れ た 。 それでも 、 先進 国 の 代替 不可 人材 以外 は 代替 出来る 仕事 に対する 高い コスト の ため に 発展 途上 国 に 仕事 を 奪わ れ た ため 、 先進 国 の 代替 可能 人材 から 不満 が 発生 し た 。 それでも 、 韓国 、 タイ 、 中国 、 ベトナム など 東アジア 、 東南アジア の 発展 途上 国 は 大きな 政府 の 計画 経済 ・ 外資 や 民間 企業 へ の 規制 など 政府 による 経済 へ の 規制 緩和 政策 を とる こと で 日本 など 先進 国 から の 工場 移転 や 投資 を 受け て 、 政府 の 経済 へ の 関与 を 減らす 小さな 政府 に 徐々に シフト し て いく こと で 国民 生活 レベル や 経済 規模 が 大きく 発展 し た 。 大きな 政府 運営 に は 公 特有 の 無駄 と 多大 な 国民 課税 負担 、 経済 成長 ・ 競争 を 阻害 する 規制 が 欠点 な ため 、 小さな 政府 政策 と の バランス が 重要 で ある 。  国家 を 財政 面 で とらえ た 場合 の 呼称 は 国庫 で ある が 、 市民 社会 における 経済 運営 と 国庫 の 問題 は ルネサンス 期 の イタリア に 体系 化 さ れ た もの と 見 られ 、 都市 の 経済 運営 の ため 税 を 担保 と し た 公債 が 発行 さ れ た 。 この 慣習 が 神聖 ローマ帝国 の 諸 領域 国家 に 広まり 、 租税 収入 を 担保 に 国王 が 有力 商人 に 公債 を 発行 する 慣習 が なりたち 、 オランダ で は 市議会 が 皇帝 の 歳費 を 肩代わり する 形 で 公債 を 引き受け 課税 権 や 徴税 権 を 獲得 し て ゆき 、 国富 の うち で 現実 に 近代 的 国民 の 全体 的 所有 に は いる 唯一 の 部分 として の 国債 が 成立 し た 。  。  富 の 偏在 や 貧富 の 格差 拡大 、 犯罪 の 増加 、 社会 不安 の 増加 、 世代 間 に またがる 富 の 偏在 と 固定 化 、 教育 機会 の 不 均衡 、 職業 の 世襲 的 独占 など 「 スタート の 平等 」 が 担保 さ れ にくく なる 事 が 問題 と 指摘 さ れる 。 しかし この 批判 について 、 小さな 政府 推進 の 立場 の 人々 から は トリクルダウン （ 先行 し て 資産 家 や 企業 が 富める 事 が 、 結果 として そこ から し た たり 落ち た 富 によって 全体 が 潤う という 考え方 ） によって この 問題 は 解決 さ れる と 主張 さ れ 、 これら の 議論 は 堂々巡り を 繰り返し て き た 。  経済 学者 の 井堀 利宏 は 、 所得 ・ 資産 が 多い 者 は 税 負担 が 大きい 割り に 政府 から の 見返り が 小さい ため 「 小さな 政府 」 を 支持 する が 、 逆 に 所得 ・ 資産 が 少ない 者 は 税 負担 が 小さい 割り に 政府 から の 見返り が 期待 できる ため 「 大きな 政府 」 を 支持 する と し て いる 。 ただし 、 富者 ・ 貧者 とも に 税金 が 無駄 に 使わ れ たり 、 不公平 に 分配 さ れ たり する こと は 望ま ない ため 、 税金 の 徴収 方法 や 使い道 が 不公平 ・ 非 効率 で あれ ば 財政 に 不満 を 抱く 者 が 多く なる と し て いる 。  経済 学者 の 松原 聡 は 「 小さな 政府 は 、 企業 ・ 個人 の 競争 が 激化 し 、 貧富 の 差 を 生む という マイナス 面 も ある 」 と 指摘 し て いる 。  金融 政策 について は 、 中央 銀行 の 設置 や 通貨 発行 の 独占 を 批判 する 議論 が 存在 し て おり （ 自由 銀行 制度 ） 、  経済 学者 の 小塩 隆士 は 「 『 大きな 政府 』 と 『 小さな 政府 』 の 間 で 、 どの あたり が 望ましい の か 、 つまり 政府 の 最適 規模 を 見つける こと は 不可能 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊藤 修 は 「 日本 は 『 小さな 政府 』 で あり 、 国民 負担 も 低い 」 と 指摘 し て いる 。違憲 審査 制 （ いけん しん さ せ い ） と は 、 法令 その他 の 処分 が 憲法 に 違背 し て い ない か （ 憲法 適合 性 ） を 審査 し 公権 的 に 判断 する 制度 。 この 手続 を 違憲 審査 、 違憲 立法 審査 、 法令 審査 、 合憲 性 審査 と いう 。 また 、 その 権限 は 違憲 審査 権 、 違憲 立法 審査 権 、 法令 審査 権 、 合憲 性 審査 権 と 呼ば れる 。 広義 に は 特別 の 政治 機関 が 違憲 審査 を 担う 制度 も 含ま れる が 、 通常 は 何らかの 裁判 機関 が 違憲 審査 を 担う 制度 を 指す 。  違憲 審査 制 は 西欧 型 の 立憲 主義 憲法 の 下 で は 憲法 保障 の 中 で 最も 重要 な 位置 を 占める 。 類型 として は 付随 的 審査 制 （ アメリカ 型 、 司法 裁判所 型 ） と 抽象 的 審査 制 （ ドイツ 型 、 憲法 裁判所 型 ） と に 大別 さ れる 。  違憲 審査 制 は 憲法 の 最高 法規 性 と 基本 的 人権 尊重 の 原理 を その 基礎 と する 。  立憲 主義 の 下 で 憲法 の 最高 法規 性 を いかに 担保 する か は 重要 な 課題 と さ れ て き た 。 19 世紀 初め の ヨーロッパ 諸国 及び アメリカ合衆国 において 、 憲法 に 基づい て 政治 を 行う という 立憲 主義 が 確立 し た こと に 端 を 発し 、 制度 的 に 発達 し て き た の が 違憲 審査 制 で ある 。  なお 、 特に 付随 的 審査 制 において は 違憲 な 立法 ・ 行政 処分 を 具体 的 事件 に 適用 する こと を 拒否 する という 司法 権 による 統制 という 権力 分立 の 側面 も ある 。  アメリカ で は 1803 年 の マーベリー 対 マディソン 事件 における 連邦 最高 裁判所 の 首席 裁判官 ジョン ・ マーシャル の 意見 により 、 違憲 審査 制 が 確立 し た と さ れる 。 これ は アメリカ で は 、 イギリス 議会 が 制定 し た 圧制 的 な 法律 に対する 反発 により 独立 を 果たし た 経緯 が ある ため 、 元来 立法 権 に対する 不信 の 思想 が 強く 、 議会 が 制定 し た 法律 に対する 違憲 審査 制 も 受け入れ られ やすかっ た ため と 考え られる 。  これ に対して 、 ヨーロッパ 諸国 において は 、 議会 が 制定 する 法律 により 行政 権 や 司法 権 に 制約 を 加え 、 それ により 国民 の 人権 を 保障 する 考え方 が 立憲 主義 の 中核 と 理解 さ れ て い た 。 その ため 、 立憲 主義 が 確立 し た 当初 は 、 議会 が 制定 し た 法律 の 合憲 性 を 審査 する 制度 の 導入 は 、 民主 主義 や 権力 分立 に 反する もの として 消極 的 に 捉え られ て い た 。  しかし 、 この よう な 議会 中心 主義 の 考え方 は 第 一 次 世界 大戦 後 に は 動揺 し はじめ 、 ケルゼン の 起草 に かかる 1920 年 オーストリア 共和 国 憲法 において 憲法 裁判所 制度 の 導入 が 試み られる 。 さらに は ナチズム の 台頭 ・ 政権 掌握 によって 議会 の 立法 で 重大 な 人権 侵害 が 発生 し た （ ヒトラー は 議会 の 立法 によって 権力 を 掌握 し て 「 議会 によって 権限 を 与え られ た 指導 者 」 の 指令 として ホロコースト や T 4 作戦 を 実行 し た ） こと の 反省 から 、 第 二 次 世界 大戦 後 、 ドイツ を 中心 に 違憲 審査 制 が 広く 導入 さ れる よう に なっ た 。  違憲 審査 制 は 付随 的 違憲 審査 制 （ 司法 裁判所 型 、 アメリカ 型 ） と 抽象 的 違憲 審査 制 （ 憲法 裁判所 型 、 ドイツ 型 ） に 大別 さ れる 。  ただし 、 今日 の 違憲 審査 制 は 、 アメリカ で も 事件 争訟 性 の 緩和 が 図ら れ 、 また 、 ドイツ で も 私人 が 具体 的 事件 における 基本 権 侵害 の 排除 を 目的 として 憲法 判断 を 求める 憲法 訴願 （ 憲法 異議 ） の 場合 が 多く 、 実際 に は ともに 接近 する 傾向 に ある と さ れる 。  アメリカ合衆国 憲法 に は 、 違憲 審査 制 に関する 明文 の 根拠 条文 が 存在 し ない が 、 憲法 制定 に 携わっ た ハミルトン は 、 裁判所 に 違憲 審査 権 が ある 旨 の 主張 を し て い た （ 『 ザ・フェデラリスト 』 ） 。  同国 の 歴史 上 、 違憲 審査 制 が 確立 し た の は 、 マーベリー 対 マディソン 事件 における 1803 年 2 月 24 日 の 連邦 最高 裁判所 の 判決 に よる 。 この 判決 で は 、 概ね 以下 の 理由 により 議会 が 制定 し た 法律 の 違憲 性 を 裁判所 が 判断 できる と し た 。  以上 の よう な 理由 により 、 通常 の 裁判所 が 「 事件 及び 争訟 」 ( cases   and   controversies )   を 審理 する 際 に 適用 さ れる 法令 の 憲法 適合 性 を 審査 する 制度 が 確立 し 、 付随 的 違憲 審査 制 の 代表 として 理解 さ れ て いる 。 また 、 違憲 と 解釈 さ れ た 法令 を 適用 せ ず に 具体 的 な 争訟 に対する 判断 を する 手法 を 採り 、 憲法 秩序 を 保障 する こと を 主要 な 目的 と し た もの で は ない ので 、 違憲 判決 の 効力 は あくまでも 当該 事件 に しか 及ば ない 。  また 、 違憲 審査 権 の 行使 は 慎重 で なけれ ば なら ない という 点 から 、 法令 に 違憲 の 疑い が ある 場合 でも 憲法 判断 を 回避 する 技術 が 確立 し て いる 。 特に ニューディール 政策 の 合憲 性 が 争わ れ た アシュワンダー 対 TVA 事件 における 1936 年 2 月 17 日 の 連邦 裁判所 判決 において ブランダイス 裁判官 が 補足 意見 で あげ た 準則 （ ブランダイス・ルール ） の うち 、 憲法 問題 が 提出 さ れ て い て も 他 の 理由 により 事件 を 処理 できる 場合 は 憲法 判断 を し ない という 準則 （ 第 4 準則 、 憲法 判断 の 回避 ） 、 法律 の 合憲 性 に対する 重大 な 疑い が 提起 さ れ て いる 場合 で あっ て も まず 憲法 問題 を 避ける こと が できる 法 解釈 が 可能 で ある か どう か を 最初 に 確認 する という 準則 （ 第 7 原則 、 合憲 限定 解釈 ） が 有名 で ある 。  以上 の よう に 、 アメリカ の 違憲 審査 制 は 、 どこ まで も 具体 的 な 事件 を 解決 に 必要 な 限り において 憲法 判断 を する こと が 建前 に なっ て いる 。 もっとも 、 近年 で は 、 法令 の 違憲 性 の 主張 の 利益 （ 存在 ）   ( standing )   を 広く 捉える 傾向 に あり 、 その 意味 において 憲法 秩序 自体 を 保障 する 制度 に 近づい て いる と も 言える 。  日本国 憲法 第 81 条は 次 の よう に 定める 。  また 、 裁判所 法 第 3 条は 次 の よう に 定める 。  また 、 裁判所 法 第 8 条は 次 の よう に 定める 。  最高 裁判所 の 違憲 審査 権 の 法的 性格 について は 司法 裁判所 説 、 憲法 裁判所 説 、 法律 事項 説 が 対立 する 。  日本国 憲法 第 81 条 は 「 一切 の 法律 、 命令 、 規則 又は 処分 」 を 違憲 審査 の 対象 として 定める 。  日本 で は 付随 的 違憲 審査 制 が 採用 さ れ て いる と 理解 さ れ て いる ため 、 日本 において も ブランダイス・ルール に いう 憲法 判断 回避 の 準則 が 基本 的 に 妥当 する と 解さ れ て いる 。 下級 審 の 判決 で ある が 、 自衛隊 基地 内 の 電信 線 を 切断 し た こと が 自衛隊 法 第 121 条 の 「 その他 の 防衛 の 用 に 供する 物 を 損壊 」 に 該当 する として 起訴 さ れ た 事件 に つき 、 公判 で は 自衛隊 法 の 合憲 性 について 争わ れ た ものの 、 判決 で は 被告 人 が 切断 し た もの は 「 その他 の 防衛 の 用 に 供する 物 」 に 該当 し ない 以上 無罪 で あり 、 無罪 の 結論 が 出 た 以上 は 憲法 判断 に 立ち入る べき で は ない と し た 例 が ある （ 札幌 地 昭和 42 年 3 月 29 日 判決 ・ 下 刑 集 9 巻 3 号 359 頁 、 いわゆる 恵庭 事件 ） 。 また 、 違憲 判決 の 効力 は あくまでも 当該 事件 に しか 及ば ない と 解さ れ て いる こと も アメリカ と 同様 で ある 。  付随 的 違憲 審査 制 の 例外 と も 解さ れる もの として 、 客観 訴訟 における 違憲 審査 が ある 。 行政 事件 訴訟 法 に 定め られる 民衆 訴訟 や 機関 訴訟 など の 訴訟 類型 を 、 講 学 上 、 客観 訴訟 と 呼ぶ 。 客観 訴訟 は 、 国 や 公共 団体 の 具体 的 な 行為 を 争う もの で は あっ て も 、 当事者 間 の 権利 義務 関係 に関する 争い で は ない 。 客観 訴訟 の 審理 において も 違憲 審査 は できる ので 、 その 限度 において 、 憲法 秩序 自体 を 保障 する 制度 に 近づい て いる と も 言える 。  なお 、 在外 日本人 選挙 権 剥奪 違法 確認 等 請求 事件 （ 最大 判 平成 17 年 9 月 14 日 ・ 民 集 59 巻 7 号 2087 頁 ） は 、 法律 の 規定 の 違法 性 確認 が 適法 と なり うる こと を 示し た （ もっとも 本件 で は 確認 の 利益 を 欠く と さ れ 不 適法 と さ れ て いる ） が 、 これ は あくまで 具体 的 な 法的 紛争 の 解決 の ため に は 許さ れ うる と し た もの に 過ぎ ず 、 およそ 具体 的 な 紛争 から 離れ た 抽象 的 審査 制 を 認め た もの で は ない 。  最高 裁判所 の 違憲 判断 の 効力 について は 一般 的 効力 説 と 個別 的 効力 説 、 この ほか 法律 委任 説 も あり 対立 し て いる 。  最高 裁判所 の 違憲 判断 の 効力 が 個別 具体 的 な 事件 に とどまる と する と 法的 安定 性 を 害する の で は ない か という 問題 を 生じる 。 その ため 、 個別 的 効力 説 から は 補完 的 に 最高 裁判所 で 法令 違憲 の 判決 が あっ た 場合 、 国会 は 早急 に 改廃 手続 を とる べき で あり 、 また 、 行政府 は その 執行 を 差し控える べき こと が 期待 さ れる （ いわゆる 礼譲 期待 説 ） あるいは 一定 の 義務 が ある と 説か れる こと が 多い 。 実際 の 運用 で は 、 尊属 殺 重罰 規定 違憲 判決 （ 最大 判 昭 48 ・ 4 ・ 4 刑 集 27 巻 3 号 265 頁 ） において は 、 法務省 通達 による 通常 の 殺人 罪 （ 刑法 199 条 ） の 適用 措置 が 講じ られ 、 過去 に 重罰 規定 が 適用 さ れ た 事件 について は 内閣 による 個別 恩赦 で 対応 が なさ れ た 。  大韓民国 憲法 は 、 司法 権 が 帰属 する 法 院 （ 日本 で いう 裁判所 ） の 他 に 、 憲法 判断 の 権限 を 有する 憲法 裁判所 の 制度 を 設け て いる 。 憲法 裁判所 は 、 身分 保障 が さ れ て いる 公務員 を 弾劾 する 権限 など も 有し て いる が 、 違憲 審査 と の 関係 で は 、 主 に 以下 の 権限 を 有する 。  憲法 裁判所 により 法律 が 違憲 と 判断 さ れ た 場合 、 当該 法律 は 効力 を 喪失 する 。  以上 の よう に 韓国 に は 憲法 裁判所 の 制度 が ある ものの 、 それ と は 別に 、 最高 裁判所 として の 地位 を 有する 大法 院 は 、 行政府 の 命令 、 規則 又は 処分 が 憲法 に 違反 する か 否 か が 裁判 の 前提 に なっ て いる 場合 につき 最終 的 に 審査 する 権限 を 有し 、 この 点 に関して は 付随 的 違憲 審査 制 が 採用 さ れ て いる と 言える 。  ドイツ の 憲法 典 で ある ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 は 、 最高 裁判所 として 位置づけ られる 連邦 通常 裁判所 や 連邦 行政 裁判所 と は 別に 、 憲法 判断 の ため に 特別 に 連邦 憲法 裁判所   ( Bundesverfassungsgericht )   を 設け て いる 。 同 裁判所 は 違憲 審査 と は 直接 関連 が ない 権限 も 有する が 、 違憲 審査 と の 関係 で は 主 に 以下 の 権限 を 有する 。  上記 の うち 、 抽象 的 規範 審査 は 、 具体 的 な 争訟 と は 無関係 に 法律 の 基本 法 適合 性 が 判断 さ れる し 、 具体 的 規範 審査 について も 、 具体 的 な 争訟 を 前提 と し た 制度 で は あっ て も 、 基本 法 適合 性 は 具体 的 争訟 と は 独立 し て 判断 さ れる 。 つまり 、 ドイツ の 制度 は 抽象 的 違憲 審査 制 を 基本 と し 、 憲法 秩序 の 維持 を 主眼 と し て いる 。 もっとも 、 憲法 訴願 の 制度 の 存在 により 、 公権力 の 違憲 審査 により 個人 の 権利 を 保護 する 機能 も 有し て いる 。  なお 、 抽象 的 規範 審査 、 具体 的 規範 審査 、 憲法 訴願 について の 連邦 憲法 裁判所 の 裁判 は 、 法律 として の 効力 を 有する と さ れ て いる 。 つまり 、 これら の 裁判 は 、 他 の 全て の 国家 機関 を 拘束 する こと に なる 。  1958 年 施行 の 第 5 共和 国 憲法 は 、 憲法 院   ( Conseil   constitutionnel )   が 法律   ( Loi )   の 違憲 審査 を 行う 制度 を 採用 し て いる 。   憲法 院 は 9 人 から なり 、 その うち 3 人 は 大統領 から 指名 さ れる 。 他 3 人 は 国民 議会 ( Assemblée   Nationale ) 議長 が 指名 し 、 最後 の 3 人 は 元老 院 ( Sénat ) 議長 の 指名 による ( 1958 年 憲法 第 56 条 )。  更に 、 元 フランス 大統領 は 職 を 退く と 同時に 憲法 院 の メンバー に なる ( 1958 年 憲法 第 56 条 )。  憲法 院 職 は 、 審査 へ の 参加 件数 や 参加 日数 に 関係 なく 毎月 支給 さ れる 給与 が あり 、 実際 に 元 大統領 の 参加 日数 ないし 件数 が 非常 に 少ない に も かかわら ず 一定 の 給与 を 受け取っ て いる 事実 が 風刺 新聞 で 批判 さ れ た ( Canard   Enchaîné )。  憲法 院 は 、 通常 の 裁判所 と は 異なる 権限 を 有する 特別 裁判所 で ある 。 違憲 立法 審査 権 を 有し 、 それ 以外 に も 大統領 選挙 、 議会 選挙 に関する 訴訟 を 扱う 権限 を 有し て いる （ 1958 年 憲法 第 58 、 59 、 60 条 ） 。  違憲 審査 に関して は 以下 の 権限 を 有する 。  以上 の よう に 、 元来 の 憲法 院 の 役割 は 国 の 基本 機関 に関する 事案 に 集中 し て い た 。 憲法 院 は 議会 と 政府 と の 関係 を 調整 し 、 歴史 的 に 強大 に なり がち な 議会 の 権限 を 枠 付ける 役割 を 期待 さ れ て い た 。  これ は 、 第 一 に フランス 憲法 が 立法 と 行政 の 権限 分割 を 明文化 し て いる こと に よる 。 憲法 第 34 条 は 議会 が 制定 する 法律   ( Loi )   の 対象 事項 を 限定 列挙 し て おり 、 それ 以外 の 事項 は 行政 決定 の 管轄 と さ れ て いる 。  第 二 に 、 第 5 共和 国 憲法 に は 人権 保障 に関する 条文 に 乏しく 、 その ぶん 統治 機構 に関する 規定 が 中心 に なっ て いる こと が 大きく 影響 し て いる 。  もっとも 、 1971 年 7 月 16 日 の 判決 によって 、 憲法 院 は 憲法 の 前文 の 実行 性 を 承認 し 、 さらに 、 第 5 共和 国 憲法 は 第 4 共和 国 憲法 前文 および 1789 年 の 人権 宣言 を 含む もの で ある と 明確 に 提示 し た 。 これ により 以上 の テキスト が 列挙 する すべて の 自由 および 人権 に対する 抵触 の 有無 も 審査 対象 に なる 旨 の 判断 を 下し た 。  なお 、 2010 年 3 月 1 日 に 施行 さ れ た 憲法 改正 法 （ 2008 年 7 月 23 日 採択 ） により 、 第 61 条 に 定め られる 法律 の 施行 前 審査 に 加え て 、 すでに 施行 さ れ て いる 法律 の 違憲 審査 請求 を 、 個別 裁判 の 間 に 国務 院 ( Conseil   d ' Etat 、 公法 、 おもに 行政 法 で の 最高 裁判所 ) および 破毀 院 ( Cour   de   cassation 、 私法 で の 最高 裁判所 。 民事 、 刑事 、 商法 など 幅広い 権限 を 持つ ) の フィルター を通して 憲法 院 まで 吸い上げる 制度 が 施行 さ れ た （ 1958 年 憲法 第 61 - 1 条 ） 。  第 61 - 1 条 による 違憲 審査 は Question   Prioritaire   de   constitutionalité 、 略し て QPC と 呼ば れ 、 憲法 改正 法 が 施行 さ れ た 2010 年 3 月 1 日 から 2011 年 9 月 1 日 の 18 ヶ月 間 に およそ 3000 から 4000 の QPC が 法廷 に 提出 さ れ た 。  QPC は 、 個別 の 裁判 において 適応 さ れる 可能 性 の 高い 法律 が 、 憲法 によって 保障 さ れる 自由 および 人権 に 抵触 する 条項 を 含ん で いる と 裁判 当事者 が みなし た 場合 に 請求 する こと が 出来る 。 その 場合 、 裁判 は いったん 中断 さ れ 、 判事 が 違憲 審査 請求 の 条件 を 満たし て いる か 審査 する 。 その後 、 下級 裁判所 判事 が 審査 請求 を 認め た 場合 、 案件 は 最高 裁判所 （ 国務 院 ないし 破毀 院 ） へ 送ら れる 。 最高 裁判所 は 憲法 院 に 当該 請求 を する か 否 か を 3 ヶ月 以内 に 決定 する 。 最高 裁判所 から 案件 を 受け た 場合 、 憲法 院 は 3 ヶ月 以内 に 当該 法律 の 合憲 ・ 違憲 性 について 裁定 する （ 2008 年 7 月 23 日 法 ） 。  フランス において は 、 行政 機関 の 系列 に 属する コンセイユ・デタ   ( Conseil   d ' État )   争訟 部 が 、 行政 最高 裁判所 として の 権限 を 有し て いる 。 コンセイユ・デタ による 裁判 は 、 行政 の 適法 性 を 審査 する もの で ある が 、 その 審査 基準 として 、 憲法 前文 から 由来 する 法 の 一般 原理 を 援用 する こと が あり 、 事実 上 、 命令 の 違憲 審査 が 行わ れる こと に なる 。四 権 （ しけ ん ） と は 、 行政 ・ 立法 ・ 司法 ・ 報道 の 四 者 の 権力 の 総称 で は ない 。 「 階級 」 として の 「 第 四 階 級 」 の 誤用 から 生まれ た 造語 で ある 。  イギリス の 思想家 で 政治 家 の エドマンド・バーク が 、 新聞 の こと を 第 四 階 級   ( Fourth   Estate )   と 呼ん だ の が 最初 と さ れ 、 この とき は 国王 （ または 聖職 者 ） ・ 貴族 ・ 市民 の 三 身分 に 次ぐ 社会 的 勢力 の 意味 で あっ た 。 第 四 階 級 の 語 は 、 のち プロレタリアート （ 無産 階級 ） を 指す 別 の 意味 の 言葉 に も なっ た 。 日本 で は 田中 角栄 が 第 四 権力 という 言葉 を 定着 さ せ た 。  行政 ・ 立法 ・ 司法 の 三 者 の 権力 に 加え て 、 報道 を 三権 （ 行政 ・ 立法 ・ 司法 ） に 次ぐ 権力 として 第 四 権力 、 あるいは 第 四 府 と する 、 という 解釈 は 、 ジャン ＝ ルイ ・ セル バン ＝ シュレベール 著 、 『 第 四 の 権力 / 深まる ジャーナリズム の 危機 』 （ 木村 愛二 訳 、 日本経済新聞社 、 1978 年 ） の 、 木村 愛二 による 本文 あとがき が 初出 で ある 。 シュレベール の 目次 や 小見出し に は 、 「 第 四 の 権力 」 という 言葉 は 出 て こ ない うえ 、 本 の 原題 は 『 LE   POUVOIR   D ' INFORMER （ 情報 権力 ） 』 で ある 。『 令 集 解 』 （ りょう の しゅう げ ） は 、 9 世紀 中頃 （ 868 年頃 ） に 編纂 さ れ た 養老 令 の 注釈 書 。 全 50 巻 と いわ れる が 、 35 巻 が 現存 。  惟宗直 本 という 学者 による 私撰 の 注釈 書 で あり 、 令 義 解 と 違っ て 法的 な 効力 は 持た ない 。  まず 令 本文 を 大字 で 掲げ 、 次に 小字 （ 二 行 割注 ） で 義 解 以下 の 諸説 を 記す 。 概ね 、 義 解 ・ 令 釈 ・ 跡 記 ・ 穴 記 ・ 古記 の 順 に 記す 。 他 に 、 讃 記 ・ 額 記 ・ 朱 記 など 、 多く の 今 は なき 令 私記 が 引か れる 。 特に 古記 は 大宝 令 の 注釈 で あり 、 大宝 令 の 復元 に 貴重 で ある 。 ただし 、 倉庫 令 ・ 医 疾令 は 欠如 し て いる 。  他 に も 、 散逸 し た 日本 律 、 律 集 解 、 唐 令 を はじめ と する 様々 な 中国 令 、 及び 令 の 注釈 書 、 あるいは 中国 の 格 （ 中 に は トルファン 出土 文書 と 一致 する もの も ある ） や 式 、 その他 の 様々 な 法制 書 ・ 政 書 及び 史書 ・ 経書 ・ 緯 書 ・ 字書 ・ 辞書 ・ 類書 ・ 雑書 、 また 日本 の 格 や 式 、 例 など の 施行 細則 等々 が 引用 さ れ て いる 。  現存 35 巻 の うち 、 官位 令 ・ 考課 令 第 三 ・ 公式 令 第 五 の 3 巻 は 本来 の 令 集 解 で は なく 、 欠 巻 を 補う ため に 、 後 に 入れ られ た 令 私記 で ある 。法典 論争 （ ほうてん ろ ん そう ） と は 、 19 世紀 の ドイツ において 、 主 に サヴィニー と ティボー の 間 で 争い に なっ た 法典 編纂 の 是非 を 巡る 議論 。  事 の 発端 は 、 ナポレオン の 失脚 後 間 も ない ドイツ で 、 レーベルク が 『 ナポレオン 法典 と その ドイツ へ の 導入 をめぐって 』( Über   den   Code   Napoléon   und   dessen   Einführung   in   Deutschland .   ) と の 著書 を 発表 し 、 ナポレオン の 進行 に 伴い 導入 さ れ た フランス 民法 典 を 廃 し 、 旧来 の ゲル マン 法 を 復活 さ せる べき だ と 主張 し た こと に ある 。 これ に対し 、 1814 年 、 ティボー は 、 『 統一 的 ドイツ 一般 民法 典 の 必要 性 について 』( Über   die   Notwendigkeit   eines   allgemeinen   bürgerlichen   Rechts   für   Deutschland )   を 著し て 複数 の ゲル マン 法 によって 分裂 状態 に あっ た ドイツ に 統一 的 な 法典 を 導入 する 事 によって 統一 の 障害 に なっ て いる 法制 の 統一 す べし と 反論 を する と 、 同年 、 これ を 非 現実 的 と 見る サヴィニー が 『 立法 と 法学 に対する われわれ の 時代 の 使命 について 』( Vom   Beruf   unserer   Zeit   für   Gesetzgebung   und   Rechtswissenschaft ) を 発表 し て 論争 に 加わっ た 。  この 論争 が 歴史 学派 の 台頭 と その後 の ロマニステン と ゲルマニステン の 分裂 ・ 対立 を 招き 、 その後 の ドイツ 法 の あり方 に も 影響 を 与え た 。国家 緊急 権 （ こっ か きん きゅう けん ） と は 、 戦争 や 災害 など 国家 の 平和 と 独立 を 脅かす 緊急 事態 に際して 、 政府 が 平常 の 統治 秩序 で は 対応 でき ない と 判断 し た 際 に 、 憲法 秩序 を 一時 停止 し 、 一部 の 機関 に 大幅 な 権限 を 与え たり 、 人権 保護 規定 を 停止 する など の 非常 措置 を とる こと によって 秩序 の 回復 を 図る 権限 の こと を いい 、 当該 権限 の 根拠 と なる 法令 の 規定 を 緊急 事態 条項 （ きん き ゅうじたいじょうこう ） と いう 。  緊急 権 と は 立憲 主義 、 議会 制 民主 主義 、 文民 統制 を 基調 と する 国家 において 、 国家 の 平和 と 独立 を 脅かす 急迫 不正 の 事態 または 予測 さ れる 事態 に際して 、 一刻 も 早い 事態 対処 が 必要 と 判断 さ れる 場合 において 、 憲法 の 一部 を 停止 し 、 「 超 法規 的 措置 」 によって これら の 危機 を 防除 しよ う と する 権能 で ある 。 多く の 国家 の 憲法 、 特に 大陸 法 を とる 国 の ほとんど の 憲法 に は 緊急 権 の 規定 が あり 、 存在 し て い ない 憲法 は 少数 派 で ある 。  国家 緊急 権 は 、 立憲 主義 国家 の 下 で は 、 立憲 主義 体制 を 一時 停止 し て 一定 の 権力 集中 を ともなう の を 通例 と する 。 国家 緊急 権 は 立憲 主義 を 守る ため に 立憲 主義 を 破る という 性格 を 有する もの で ある こと から 実定法 化 に は 難しい 問題 を 伴う 。  国家 緊急 権 は 抵抗 権 と 同じく 立憲 主義 の 擁護 を 目的 に 唱え られる もの で ある が 、 抵抗 権 が 国家 権力 による 立憲 主義 へ の 攻撃 に対する 国民 の 権利 で ある の に対し 、 国家 緊急 権 は 立憲 主義 の 防御 の ため に 国家 権力 側 が 発動 する 権利 で あり 対照 的 な 構造 を なす 。  国家 緊急 権 の 類型 は 、 いくつ か の 分類 が ある 。  憲法 制度 上 の 国家 緊急 権 と は 、 憲法 自身 が 緊急 時 に 自ら の 権力 を 停止 し 、 特定 の 機関 に 独裁 的 権力 を 与える こと を 認める もの で ある 。 この 例 として は 英 米 法 に ある マーシャル ・ ロー や 、 ヴァイ マル 憲法 第 48 条 （ 大統領 緊急 令 規定 ） 、 フランス における 合 囲状態 （ ge ） など が あげ られる 。 一方 で 超 国家 的 緊急 権 が 発動 さ れる 事態 は 、 憲法 の 枠組み を 超え 現行 の 法体 系 に 拘束 さ れ ない 超 憲法 状態 、 すなわち 違憲 状態 で ある 。  憲法 制度 上 の 国家 緊急 権 において 、 緊急 権 の 行使 が 行政 の 範囲 に とどまる もの を 行政 型 と いう 。 マーシャル ・ ロー や 大日本帝国 憲法 の 戒厳 令 など は 新た な 立法 を 制定 する こと は でき ない ため 行政 型 に 分類 さ れる 。 これ に対して ドイツ 帝国 構成 国 の 緊急 命令 や 、 大日本帝国 憲法 の 緊急 命令 など は 立法 型 に 分類 さ れる 。  英 米 法 において は 憲法 自体 に 緊急 権 の 規定 は なく 、 コモン・ロー や 個別 立法 によって 緊急 権 が 定め られ て いる 。 イギリス で は 第 一 次 世界 大戦 後 から 個別 立法 制度 が 採用 さ れる よう に なり 、 アメリカ において は ウォーター ゲート 事件 以降 立法 制度 が 多く 採用 さ れる よう に なっ た 。 イギリス の 緊急 権 法 、 アメリカ の 戦争 権限 法 や 全国 産業 復興 法 が これ に 該当 する 。 一方 で フランス 共和 国 憲法 （ 第 二 、 第 四 、 第 五 ） 、 ドイツ 帝国 憲法 、 ヴァイ マル 憲法 、 ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 に は 国家 緊急 権 の 規定 が 存在 する 。  厳格 規定 型 と は 、 あらかじめ 想定 できる 非常 事態 を 限定 し 、 要件 、 手続 、 効果 について も 厳格 に 規定 する もの で ある 。 ドイツ 基本 法 や スウェーデン 統治 法典 が これ に 該当 する 。 一般 授権型 と は 、 要件 など について の 規定 は なく 、 一つ の 権限 規定 で 対応 しよ う と する もの で ある 。 フランス 第 五 共和 政 憲法 、 ヴァイ マル 憲法 が これ に 該当 する 。  大日本帝国 憲法 において は 、 天皇 が 国家 緊急 権 を 行使 する 規定 が 制定 さ れ て い た 。 緊急 勅 令 制定 権 （ 8 条 ） 、 戒厳 状態 を 布告 する 戒厳 大権 （ 14 条 ） 、 非常 大権 （ 31 条 ） 、 緊急 財政 措置 権 （ 70 条 ） など で ある 。 緊急 勅 令 の 実例 として は 、 東京 周辺 にて 緊急 勅 令 に 基づく いわゆる 「 行政 戒厳 」 が 宣告 さ れ た 例 が 3 例 ある 。 その他 に 、 1928 年 （ 昭和 3 年 ） の 治安 維持 法 改正 に際し 、 改正 案 が 議会 において 審議 未了 と なっ た もの を 、 緊急 勅 令 の 形 で 改正 し た 例 が ある が 、 これ について は 、 その 緊急 性 に 疑義 が ある として 、 緊急 勅 令 の 濫用 で ある と の 批判 や 「 非 立憲 ・ 違憲 的 行為 」 と の 批判 が あり 、 政府 部 内 ・ 与党 内 に も 反対 論 が あっ た 。 なお 、 非常 大権 は 一 度 も 発動 さ れ た こと が 無く 、 戒厳 大権 と の 区別 は 不明瞭 で ある と さ れ て いる 。  日本国 憲法 において は 国家 緊急 権 に関する 規定 は 存在 し ない と する 見方 が 多数 的 で ある 。 憲法 制定 段階 において は 、 日本 側 が 衆議院 解散 時 に 、 内閣 が 緊急 財政 措置 を 行える と する 規定 を 提案 し た 。 しかし 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 （ GHQ ） は 英 米 法 の 観点 から これ に 反対 し 、 内閣 の 緊急 権 によって これ に 対応 する べき で ある と し た 。 その後 の 協議 によって 、 衆議院 解散 時 に は 参議院 において 緊急 会 を 招集 する という 日本 側 の 意見 が 採用 さ れ た 。  この ため 日本国 憲法 が 国家 緊急 権 を 認め て い ない と する 否 定説 、 緊急 権 を 容認 し て いる という 容認 説 の 二つ の 解釈 が あり 、 また 否定 説 は 緊急 権 規定 が ない の は 憲法 の 欠陥 で ある と みる 欠 缺説 、 緊急 権 規定 の 不在 を 積極 的 に 評価 する 否認 説 の 二つ に 更に 大別 さ れ 、 結論 は 出 て い ない 。  この うち 欠 缺説 を とる 論者 は 緊急 権 の 法制 化 を 主張 し 、 否認 説 と 容認 説 の 論者 は これ に 反対 する という 構造 が ある 。  大西 芳雄 は 平常 時 の 統治 方法 の まま で 対応 でき ない 危機 が 発生 し ない と は 誰 に も 断言 でき ない が 、 あらゆる 権力 の 行使 を 法 の 定め た ルール に従って 行う の が 立憲 主義 で ある として 、 緊急 権 規定 の 不在 を 欠陥 で ある と 指摘 し て いる 。 また 内閣 憲法 調査 会 の 委員 有志 17 名 により 、 憲法 調査 会 報告 書 起草 の 段階 にあたり 参考 に 供する ため として 1964 年 に 憲法 調査 会 に 提出 さ れ た 「 憲法 改正 の 方向 」 と 題する 共同 意見 書 において 「 重大 な 憲法 の ミス 」 で ある と し て いる 。  小林 直樹 は 日本国 憲法 が 軍国 主義 を 廃 し た 平和 憲法 で ある ため 、 緊急 権 規定 を あえて おか なかっ た と 解釈 し て いる 。 また 緊急 権 が 君主 権 と 不可分 で あっ た と し 、 憲法 の 基本 原則 に 憲法 が 忠実 で あろ う と し た ため に 緊急 権 規定 が 置か れ なかっ た と し て いる 。 影山 日出 弥 は 日本国 憲法 が 国家 緊急 権 で 対処 する 国家 緊急 状態 の 存在 自体 を 否定 し て いる と 解釈 し て いる 。 この 立場 から は いかなる 事態 も 国家 緊急 権 以外 の 方法 で 対処 する べき で ある と さ れ 、 憲法 に 緊急 権 を 明記 する こと は 「 憲法 の 自殺 」 で ある という 意見 が ある 。  河原 畯一郎 や 高柳 賢三 は 、 国家 緊急 権 は 超 憲法 的 な 原理 で あり 、 憲法 に 明文化 さ れ て い なく て も 行使 できる 「 不文 の 原理 」 で ある と し て いる 。  第 90 回 帝国 議会 （ 昭和 21 年 ） 憲法 改正 案 委員 会 において 、 金森 憲法 担当 国務大臣 は 次 の よう に 答弁 し て いる 。 第 1 回 委員 会 で は 旧 憲法 について 、 行政 当局 者 にとって 緊急 の 措置 を 講ずる に あまりに も 便宜 すぎ た が ため に 、 民主 主義 政治 の 運用 上 、 遺憾 なる 結果 を 生じ た よう に 思う と 述べ て いる 。 第 3 回 委員 会 で は 、 旧 憲法 に 存在 し た 緊急 勅 令 等 について 、 行政 当局 者 にとって は 調法 で ある が 、 その 反面 、 国民 の 意思 を ある 期間 有力 に 無視 し 得る 制度 で も ある と 述べ て いる 。 第 13 回 委員 会 で は 、 旧 憲法 の 非常 大権 に 相当 する 規定 を 置か なかっ た 理由 として 、 国民 の 権利 を 擁護 する ため に は 、 政府 一存 で 行う 処置 は 極力 防止 し なけれ ば なら ず 、 もし 非常 大権 に 相当 する 規定 を 残し た 場合 に は 、 どの よう な 精緻 な 憲法 を 定め て も 、 非常時 を 口実 に し て ここ から 憲法 秩序 が 破壊 さ れる 虞 が ない と は 言い 切れ ない と 思う ので 、 行政 権 の 自由 判断 の 余地 を できるだけ 少なく する よう 考え た 旨 を 説明 し た 。 そのうえで 、 必要 の 場合 は 臨時 会 を 召集 し て 処置 を し 、 衆議院 の 解散 後 で あっ て 臨時 会 を 召集 でき ない とき は 、 参議院 の 緊急 集会 を 招集 し て 暫定 の 処置 を する こと と し 、 他方 で 、 非常時 に 具体 的 に 必要 な 規定 は 平素 から 準備 し て おく こと が 適当 で あろ う と 述べ て いる 。  第 154 回 国会 ・ 衆議院 武力 攻撃 事態 へ の 対処 に関する 特別 委員 会 （ 第 4 号 ・ 平成 14 年 5 月 8 日 ） において 、 当時 の 内閣 法制 局 長官 は 、 憲法 に 国家 緊急 権 が 明記 さ れ なかっ た 理由 として 、 過去 の 金森 国務大臣 の 答弁 の 一節 を 引用 し た うえ で 、 大 規模 な 災害 や 経済 上 の 混乱 など の 非常 な 事態 に 対応 す べく 、 憲法 の 公共 の 福祉 の 観点 から 合理 的 な 範囲 内 で 、 国民 の 権利 を 制限 し 、 国民 に 義務 を 課す 法律 を 制定 する こと は 可能 で あり 、 既に 災害 対策 基本 法 、 国民 生活 安定 緊急 措置 法 など の 多く の 立法 が なさ れ て いる 旨 の 答弁 を 行っ て いる 。  ドイツ 国 において 、 ヴァイ マル 憲法 48 条 は 大統領 の 非常 措置 権限 として 国家 緊急 権 を 定め て い た 。 ヴァイ マル 憲法 48 条 2 項 は 次 の よう な 内容 を 定め て い た 。 「 大統領 緊急 令 」 と 呼ば れる 規定 で ある 。  ライヒ は ドイツ 語 で 国 の こと を 意味 する 。 条文 中 、 第 114 条 は 身体 の 自由 、 第 115 条 は 住居 の 不可侵 、 第 117 条 は 通信 の 秘密 保障 、 第 118 条 は 言論 の 自由 、 第 123 条 は 集会 の 自由 、 第 124 条 は 結社 の 自由 、 第 153 条 は 財産 権 の 保障 に関する 規定 を 指し て いる 。  1933 年 1 月 、 ヒトラー は 首相 に 就任 に する と 、 翌月 に は 大統領 の ヒンデンブルク に対して 「 民族 および 国家 の 保障 の ため の ライヒ 大統領 令 」 を 布告 さ せ ヴァイ マル 憲法 48 条 2 項 に 基づく 非常 措置 権限 を 発動 さ せ た 。 これ により 憲法 に 定める 基本 権 の 停止 が 図ら れ た 。 さらに 1933 年 3 月 に は 非常 措置 権限 を もと に 「 民族 および 国家 の 危難 を 除去 する ため の 法律 」 いわゆる 全権 委任 法 が 制定 さ れ 、 その 2 条 は 「 ライヒ 政府 が 議決 し た ライヒ 法律 は 、 ライヒ 議会 および ライヒ 参議院 の 制度 それ 自体 を 対象 と し ない 限り 、 ライヒ 憲法 に 違反 する こと が できる 。 ライヒ 大統領 の 権利 は 、 これ により 影響 を 受け ない 。 」 という 内容 と なっ て おり 、 この 法律 により 議会 による 立法 権 の ほとんど が 政府 による 立法 にとって かわ られる 結果 と なっ た 。  その後 も ヴァイ マル 憲法 48 条 を 根拠 に し た 法令 が 次々 と 出さ れ た 。 1934 年 1 月 に は ライヒ の 改造 に関する 法律 （ ライヒ 新 構成 法 ） が 制定 さ れ 、 その 4 条 によって 憲法 改正 も ライヒ 政府 に 委ね られる こと と なっ た ため ヴァイマル 憲法 は 形骸 化 し 実質 的 な 意味 を 失う こと と なっ た 。  ヴァイ マル 憲法 は 緊急 事態 に際して は 大統領 に 緊急 措置 を 容認 する こと によって 憲法 の 規範 性 を 維持 しよ う と し た が 、 むしろ それ が 民主 主義 や 基本 権 の 保障 の 破壊 に つながっ た という 歴史 的 過程 が あっ た こと から 、 ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 （ ボン 基本 法 ） において も 緊急 権 の 法制 化 に は 抵抗 感 が あり 、 特に 憲法 の 規範 性 の 維持 に どう 配慮 する か が 課題 と なっ た 。 一方 で 、 ドイツ 条約 に 基づき 、 ドイツ に 駐留 する 米 英 仏 ３ 国 は 、 ドイツ において 緊急 事態 が 発生 し た 際 に 、 自国 の 軍隊 の 安全 の 確保 の ため 必要 な 措置 を とる 権限 を 留保 し て おり 、 この 権限 は 、 ドイツ が 緊急 事態 の 対処 に関する 立法 を 行っ た 後 、 消滅 する 旨 の 規定 と なっ て い た こと から 、 ドイツ にとって 緊急 事態 条項 の 挿入 は 主権 の 回復 の 意味 を も 持っ て い た 。  1960 年 に 連邦 政府 により 、 緊急 事態 に関する 基本 法 改正 案 が 提案 さ れ た 。 この 改正 案 は 、 ワイマール 憲法 第 48 条 に 範 を とっ た もの で あり 、 緊急 事態 において 連邦 政府 に 、 法律 に 代わる 法規 命令 を 制定 し 、 当該 命令 により 、 一定 の 基本 権 を 制限 する こと も 可能 と する 権限 を 与え て い た ため 、 全 会派 の 反対 を 受け 廃案 と なっ た  その後 、 新た な 基本 法 改正 案 が 提出 さ れ 、 1968 年 に 改正 案 が 成立 し 、 緊急 権 制度 が 導入 さ れ た 。 その 特徴 は 、 ヴァイ マル 憲法 時代 の 反省 に 立っ て 、 緊急 命令 の 乱用 によって 政府 の 独裁 を 許さ ない よう 、 緊急 事態 において も 、 連邦 政府 に 緊急 命令 制定 権 を 与え ず 、 連邦 政府 の 措置 を できる 限り 議会 及び 連邦 憲法 裁判所 の 統制 の 下 に 置こ う と する 点 に ある 。 また 、 ヴァイ マル 憲法 の よう に 緊急 事態 を 包括 的 に 規定 する こと は せ ず 、 国内 の 反乱 や 災害 等 の 内部 的 緊急 事態 と 外国 から の 侵略 等 の 外部 的 緊急 事態 に 分ける とともに 、 外部 的 緊急 事態 について は 、 緊急 事態 の 程度 と 性格 に 応じ て 、 「 防衛 事態 」 、 「 防衛 事態 」 の 前 段階 として の 「 緊迫 事態 」 等 に 区分 し 、 段階 的 な 対処 方法 を 規定 し て いる 。  外部 的 緊急 事態 について は 、 防衛 事態 として 115 a 条 以下 に 規定 を 置い て いる 。 防衛 事態 の 確認 は 原則 として 連邦 議会 が 連邦 参議院 の 同意 を 得 て 行う （ 115 a 条 1 項 ） 。 緊急 を 要し 連邦 議会 の 集会 や 議決 が 不能 の 場合 に は 、 非常時 において 連邦 議会 及び 連邦 参議院 の 機能 を 代替 する ため に 常設 さ れ 、 両院 の 議員 で 構成 さ れる 合同 委員 会 に その 権限 が 与え られ て おり （ 115 a 条 2 項 ） 、 この よう な 場合 に は 合同 委員 会 に 法律 を 制定 する 権限 が 認め られ て いる （ ただし 、 合同 委員 会 による 立法 権 の 行使 に は 一定 の 制限 が あり 、 基本 法 の 改正 、 全部 又は 一部 の 失効 、 適用 の 停止 は 認め られ て い ない ） 。 ヴァイ マル 憲法 下 で は ライヒ 議会 の 解散 によって 結局 は 緊急 事態 権 の 歯止め を 失う という 事態 に 陥っ た 反省 から 、 115 h 条 3 項 は 防衛 事態 の 期間 中 の 連邦 議会 の 解散 を 禁じ て いる 。 また 、 防衛 事態 において も 連邦 憲法 裁判所 と その 裁判官 の 憲法 上 の 地位 と 任務 の 遂行 は 侵害 し て は なら ない と さ れ て おり （ 115 g 条 ） 、 憲法 の 規範 性 の 維持 に 配慮 する 規定 を 置い て いる 。  防衛 事態 において 制限 さ れる 基本 権 として は 、 職業 の 自由 等 （ 12 a 条 ） 、 移転 の 自由 や 住居 の 不可侵 （ 17 a 条 2 項 ） 、 通信 の 秘密 （ 10 条 2 項 ） 、 移動 の 自由 （ 11 条 2 項 ） など を 規定 し て いる 。 なお 、 緊急 事態 における 人権 の 制限 に対する 歯止め について 規定 が あり 、 労働 条件 及び 経済 条件 の 維持 、 向上 の ため の 労働 争議 に対して 、 軍 の 投入 など の 措置 を とる こと が でき ない こと と なっ て いる （ 9 条 3 項 ） 。 併せ て 憲法 的 秩序 の 除去 に対する 抵抗 権 を 明文 で 規定 し て いる （ 20 条 4 項 ） 。  フランス 第 五 共和 国 憲法 第 16 条 で は 、 大統領 の 非常 措置 権 について 次 の よう に 規定 し て いる 。  なお 、 第 6 項 の 規定 は 、 大統領 の 非常 事態 権限 行使 に対する 憲法 院 の 審査 の 創設 を 趣旨 として 、 2008 年 7 月 23 日 の 憲法 改正 時 に 導入 さ れ た もの で ある 。 大統領 が 第 16 条 を 発動 する 決定 、 終止 する 決定 、 及び 大統領 の 決定 の うち 少なくとも 法律 事項 について は 統治 行為 で ある と さ れ 、 コンセイユ・デタ （ 国務 院 ） の 裁判 権 に 服さ ない と さ れ て いる が 、 第 6 項 の 新設 により 、 憲法 院 の 審査 権 に 服する こと と なっ た 。  第 16 条 の 非常 措置 権 は 、 1961 年 の アルジェリア の 争乱 の 際 、 ドゴール 大統領 により 発動 さ れ た の が 唯一 の 例 で ある 。  憲法 に 明記 さ れ て い ない 主要 な 緊急 権 制度 として 、 「 1955 年 4 月 3 日 の 緊急 状態 の 設定 及び アルジェリア における 宣言 に関する 法律 」 （ 緊急 状態 法 ） に 基づく 制度 が ある 。  国家 緊急 権 を 考える 際 に 「 国家 緊急 権 の パラドックス 」 と 呼ば れる 問題 が ある 。 先述 の よう に 国家 緊急 権 に は 、 憲法 上 の 一定 条件下 で 立憲 主義 を 一時 的 に 停止 し て 独裁 的 権力 の 行使 を 認める 憲法 制度 上 の 国家 緊急 権 と 立憲 上 の 授権 や 枠 を 越え て 独裁 的 権力 が 行使 さ れる 憲法 を 踏み越える 国家 緊急 権 が ある 。 後者 は もはや 法 の 世界 に 属する 事柄 で は ない が 、 前者 と 後者 の 区別 は 相対 的 で ある と 考え られ て いる 。 非常 措置 権 を 憲法 的 に 厳格 に 枠 づけよ う と すれ ば 、 緊急 事態 に対して 立憲 上 の 授権 や 枠 を 越え て 独裁 的 権力 が 行使 さ れる 可能 性 も 大きく なり 、 それ を 嫌っ て 非常 措置 権 を 包括 的 ・ 抽象 的 に 定め て しまう と 非常 措置 権 に対する 憲法 的 統制 の 実 が 失わ れる という 関係 が ある 。 これ が 「 国家 緊急 権 の パラドックス 」 と 呼ば れる 問題 で ある 。  歴史 的 に 緊急 事態 に 直面 し つつ も 曲りなり に 立憲 主義 体制 を 維持 し て き た 国々 において は 、 国家 緊急 権 は 立憲 主義 体制 を 維持 する とともに 国民 の 自由 と 権利 を 守る という 目的 の 明確 性 、 非常 措置 の 種類 及び 程度 は 緊急 事態 に 対処 する ため 一時 的 で 必要 最小 限度 の もの で なけれ ば なら ない という 自覚 、 緊急 権 濫用 を 阻止 する ため の 可及的 対策 として 事後 的 に 憲法 上 の 正規 の 機関 （ 議会 や 裁判所 など ） を通じて 緊急 権 行使 の 適正 さ の 審査 や 責任 追及 の 途 を 開い て おく こと の 不可欠 性 、 これら について の 認識 が 国民 の 間 に 相当 程度 浸透 し て いる こと が 指摘 さ れ て いる 。 国家 緊急 権 によって 生じる 問題 は 統治 主体 で ある 国民 の 政治 的 成熟 度 さらに それ を 基礎 と する 政党 の 力量 が 問わ れる 課題 と さ れ て いる 。白書 （ はくしょ ） と は 、 日本 の 中央 省庁 の 編集 による 刊行 物 の うち 、 政治 社会 経済 の 実態 及び 政府 の 施策 の 現状 について 国民 に 周知 さ せる こと を 主眼 と する もの 。  政府 の 施策 について の 現状 分析 と 事後 報告 を 中心 と し た 公表 資料 で あり 、 統計 、 図表 、 法令 など の データ 集 は 含ま れ ない 。  広義 において は 前述 の 刊行 物 すべて を 指す が 、 狭義 において は 正式 名称 ・ 通称 に 「 白書 」 を 含む もの を 指す 。 厳密 に は 「 白書 類 」 と 総称 さ れる 。  日本 において 初めて 作成 さ れ た 白書 は 1947 年 （ 昭和 22 年 ） 7 月 4 日 公表 の 経済 実相 報告 書 （ 経済 白書 ） で ある 。  英国 において 、 内閣 が 議会 に 提出 する 公式 報告 書 を その 表紙 の 色 から ホワイト ペーパー （ White   Paper ） と 通称 し て い た こと から 日本 で も それ に 倣っ て 政府 が 作成 する 報告 書 の 通称 を 白書 と 呼ぶ よう に なっ た 。  外務省 の 発行 する 年次 報告 に 限っ て は 青書 （ 外交 青書 ） と 呼ぶ が 、 1957 年 に 「 我が 外交 の 近況 」 として 外交 青書 が 創刊 さ れ た 際 表紙 に 青 が 使用 さ れ 、 その後 「 青書 」 と 称し て いる 。 もともと は 、 17 世紀 の 英国 議会 において は 、 外交 官 の 報告 書 を ブルー ブック と 呼ん で 青い 表紙 を 使っ て い た 。 これ を 外務省 が 取り入れ た もの で ある 。 ただし 本家 の 英国 で は 現在 ブルー ブック は 存在 し ない 。  なお 、 英語 で White   Paper といった 場合 は 日本 と 異なり 、 議会 に対する 具体 的 な 「 政策 提案 書 」 の 意味 が 強い 。  中央 省庁 が 編集 する 印刷物 で 販売 又は 頒布 する もの の うち 、 内容 が 政治 経済 社会 の 実態 及び 政府 の 施策 の 現状 について 国民 に 周知 さ せる こと を 主眼 と する もの で ある こと 。  図書 の 形 を とる もの に 限り 個人 名 で 編著 さ れる もの も 除く ので 、 定期 刊行 物 や パンフレット 類 、 法令 解説 書 や 統計 調査 報告 書 など は 白書 に 含ま れ ない 。  正式 書名 または 通称 に 「 白書 」 の 名称 を 使用 する もの について は 閣議 了解 を 必要 と する 。  なお 、 正式 書名 に 「 白書 」 の 名称 を 使用 し て いる もの は 13 件 （ 2008 年 5 月 時点 ） 。  白書 は 概ね 三種 に 大別 さ れる 。  これら は 閣議 決定 を 経 て 国会 に 提出 さ れる が 、 例外 として 人事院 が 作成 する 年次 報告 は 内閣 と 国会 に 同時に 提出 さ れる ため 閣議 配布 のみ 行わ れる 。  これら は 各 省庁 の 名 において 編集 し 、 その 旨 を 前 文中 に 明記 する とともに 閣議 了解 を 得 た 後 公表 する もの と し て いる 。  各 省庁 部局 長 以上 の 名 において 編集 し 、 その 旨 を 前 文中 に 明記 する とともに 、 各省 大臣 、 事務次官 又は 外局 の 長 の 了承 を 得 た 後 公表 する もの と し て いる 。  太字 は 正式 名称 、 それ 以外 は 通称 。 は 閣議 案件 外 。 カッコ 内 は 法定 白書 の 根拠 法令公証 人 （ こう しょうにん ） と は 、 ある 事実 の 存在 、 もしくは 契約 等 の 法律 行為 の 適法 性 等 について 、 公権力 を 根拠 に 証明 ・ 認証 する 者 の こと で ある 。  日本 において は 公証 人 法 に 基づき 、 法務大臣 が 任命 する 公務員 で ある 。 ただし 、 法務省 など 政府 から の 給与 や 補助 金 は 受け ず 、 公定 さ れ た 依頼 人 から の 手数料 を 収入 と する 。 全国 各地 の 公証 役場 で 公正 証書 の 作成 、 定款 や 私署 証書 （ 私 文書 ） の 認証 、 事実 実験 、 確定 日 付 の 付与 など を 行う 。 2018 年 時点 、 日本 全国 で 公証 人 は 約 500 名 おり 、 公証 役場 数 は 約 300 カ所 で ある 。  その 起源 について は ローマ 法 に 由来 する と さ れ 、 中世 ヨーロッパ の 神聖 ローマ帝国 （ ドイツ と イタリア の 一部 ） が 始まり と 言わ れ て いる 。 12 世紀 と さ れる が 詳細 は 不明 。 当初 は 神聖 ローマ 皇帝 や ローマ 教皇 の 免許 を 要し た が 、 後 に 自治 都市 内 の ギルド に 資格 授与 権 が 下賜 さ れる よう に なっ た 。  当初 は 商業 上 の 契約 や 帳簿 など 広範 の 私的 文書 作成 を 担当 し て き た 。 14 世紀 以後 、 商人 達 の 識字 率 向上 や 複式 簿記 の 発達 など に 伴っ て 、 専ら 法的 文書 の 作成 に 従事 する よう に なる 。  公証 人 に は 当時 一般 的 だっ た 厳しい 徒弟 制度 が 存在 せ ず 、 教養 人 にとって 必須 だっ た ラテン語 の 知識 が 求め られ た こと など から 、 自由 を 求める ルネサンス 時代 の 都市 教養 人 にとって は 憧れ の 職業 と なっ た 。 逆 に 言え ば 、 ひと か どの 教養 の ある 人 で あれ ば 、 誰 でも 公証 人 の 資格 が 取れ た 。 その 頃 の イタリア の ピサ や ジェノヴァ 、 フィレンツェ で は 、 人口 200 人 に 1 人 以上 の 割合 で 公証 人 が い た と 言わ れ て いる 。  だが 、 同時に 悪質 な 公証 人 が 現れる 危険 性 も 増大 し た ため 、 1512 年 に 当時 の 神聖 ローマ 皇帝 が 「 帝国 公証 人 法 」 を 定め て 、 その 公的 性格 と 公平 中立 の 義務 、 国家 による 監督 という 基本 原則 が 定め られ た 。  ドイツ や イタリア 以外 の ヨーロッパ 諸国 で も 社会 に 根付い た 存在 と なっ た 。 19 世紀 の フランス を 舞台 と し た アレクサンドル ・ デュマ・ペール の 小説 『 モンテ・クリスト 伯 』 に も 公証 人 が 何 度 も 登場 する 。 　  現代 において 、 多く の 国 で は 、 公証 人 は 法曹 あるいは それ に 準ずる 資格 の 保持 者 で ある こと が 多い 。 一方 、 アメリカ合衆国 で は わずか な 講習 で 容易 に その 資格 が 取得 でき 、 学校 や 郵便 局 など 様々 な 場 に 総計 400 万 人 も の 公証 人 が いる 。 その 権限 は 概ね 署名 の 認証 に 限ら れ て いる 。 この よう に 、 国 によって 公証 人 の 権限 は かなり 異なる 。  日本 で は 1886 年 に フランス の 制度 を 参考 に し て 「 公証 人 規則 」 が 制定 さ れ 、 3 年 後 に 第 1 回 の 任命 が 行わ れ て 123 人 が 任命 さ れ た 。 だが 、 この 時 に は 公正 証書 の 作成 は 出来 て も 、 認証 権限 は 存在 し なかっ た 。 1908 年 に は ドイツ 式 に 改め られ た 「 公証 人 法 」 が 制定 さ れ た 。  公証 人 は 、 法務大臣 が 任命 する 実質 的 意義 の 公務員 で 、 公証 役場 で 執務 し て いる 。 国家 公務員 法 における 公務員 に は 当たら ない が 、 実質 的 意義 の 公務員 に 当たる と 解さ れ て いる 。  職務 について 守秘 義務 を 負い （ 公証 人 法 4 条 ） 、 法務大臣 の 監督 に 服する （ 公証 人 法 74 条 ） 。 また 、 公証 人 に は 職務 専念 義務 が あり 、 兼職 は 禁止 さ れ て いる （ 公証 人 法 5 条 ） ので 、 弁護士 や 司法 書士 など の 登録 は 抹消 し なけれ ば なら ない 。  公証 人 は 、 資格 を 有する もの から 、 法務大臣 が 任命 する （ 公証 人 法 11 条 ） 。 日本 国民 で 成年 者 で ある こと を 要件 と し て いる （ 公証 人 法 12 条 ） 。  ただし 、 以下 の 欠格 に 該当 する 者 は 公証 人 に なる こと が でき ない （ 公証 人 法 14 条 ） 。  2002 年度 から 、 法曹 資格 を 有する 裁判官 、 検察官 、 弁護士 は 年 3 回 、 多年 法務 に 携わり 、 これ に 準ずる 学識 経験 者 で 、 「 検察官 ・ 公証 人 特別 任用 等 審査 会 」 が 定める 基準 に 該当 する 者 は 年 1 回 の 公募 により 、 任命 さ れる こと に なっ た 。  また 、 地方 法務局 管内 に 職務 を 行う 公証 人 が 存在 し ない 場合 、 法務 事務 官 に 公証 人 の 職務 を 代行 さ せる こと が できる と さ れ て いる （ 公証 人 法 8 条 ） 。  電磁 的 記録 に関する 公証 事務 （ 電子 公証 ） を 行う に は 、 法務省 の 指定 し た 公証 人 （ 指定 公証 人 ） で ある 必要 が ある （ 公証 人 法 7 条 の 2 ） 。  など を 、 当事者 ・ 関係 者 の 嘱託 に 基づき 行う 。  法務大臣 は 、 公証 人 が 70 歳 に 達し た 時 は 、 公証 人 を 免ずる こと が できる （ 公証 人 法 第 15 条 第 1 項 第 3 号 ） 。 実際 に 70 歳 で 退職 する と さ れ て いる 。 戦前 は 終身 制 だっ た 。 また 、 免職 を 願い出 た 場合 、 身元 保証 金 を 納め ない 時 、 身体 ・ 精神 の 衰弱 で 職務 執行 が 不能 に なっ た 時 も 同様 で ある （ 公証 人 法 15 条 ） 。 もっとも 、 公証 人身 元 保証 金 令 の 定める 身元 保証 金 の 額 は 極めて 低額 （ 公証 人 役場 の 場所 によって 異なる が 1 万 円 から 3 万 円 ） で ある ため 、 身元 保証 金 を 納め ない ため に 退職 する 者 は い ない 。  この ほか 、 禁錮 刑 以上 の 刑 に 処せ られ たり 、 破産 手続 開始 決定 を 経 て 復権 し て い なかっ たり する 者 は 、 当然 に 失職 する （ 公証 人 法 16 条 ） 。  公証 人 は 公務員 だ が 、 指定 さ れ た 地域 に 自分 で 役場 （ 公証 人 役場 ） を 開き 、 書記 ら を 雇っ て 職務 を 遂行 する 。 国家 から 俸給 を 得る の で は なく 、 依頼 人 から 受け取る 手数料 が 収入 源 の 独立 採算 制 で ある 。 手数料 は 公証 人 手数料 令 （ 平成 5 年 政令 第 224 号 ） で 定め られ て いる 。 当然 、 扱い 件数 の 多い 東京 や 大阪 など の 大都市 で は 、 年収 3 , 000 万 円 を 超える 公証 人 も 多数 存在 する 。  アメリカ に は ノータリー・パブリック   ( Notary   Public ) と 呼ば れる 公証 人 が いる 。 契約 書 など に サイン を する 場合 に 身分 証明 書 の 確認 を 行い 、 サイン し た 人物 が 契約 者 本人 で ある こと 、 強制 さ れ ない 自由 意志 による 物 で ある こと を 公平 中立 な 第三者 として 確認 する 役目 を 担う 。 不動産 取引 契約 など で は 公証 人 立会い の 署名 を 要求 する の が 通例 と なっ て いる 。  ただし 日本 の 公証 人 と は 異なり 公務員 で は なく 州 の ライセンス を 持っ た 民間 人 で あり 、 公正 証書 に 当たる 文書 の 作成 や 保存 も し ない 。  サウジアラビア に は イスラム 法 （ シャリーア ） に 基づく 公証 人 が いる 。 サウジアラビア で は 契約 において 公証 人 による 証明 書 を 求める こと は 一般 的 に 行わ れ て おり 、 公証 人 の 活躍 の 場 は 非常 に 広く 、 一般人 が 公証 人 を 利用 する こと は 日常 的 に 行わ れ て いる 。 シャリーア で は 法 手続き において 証人 を 求める 物 が 多数 あり 、 公証 人 は 証人 に なっ た こと を 証明 する 証書 を 発行 する 。 シャリーア に 基づく 制度 で ある ため 、 公証 人 は イスラム 教徒 （ ムスリム ） で ある こと が 必須 条件 と なる 。  公証 人 が 必要 と さ れる 事例 として 以下 の 様 な もの が ある 。  日本 と サウジアラビア の 間 で 企業 同士 が 契約 を 結ぶ 場合 や 物 を 輸出 する 場合 など に 、 公証 人 による 証明 書 が 必要 で ある 。 日本 側 の 公証 人 が ムスリム で ある 必要 は 無く 、 日本 の 法 制度 で 認め られ て いる 公証 人 で 良い と さ れ て いる 。説明 責任 （ せつ めいせき に ん 、 アカウンタビリティー 、 ） と は 、 政府 ・ 企業 ・ 団体 ・ 政治 家 ・ 官僚 など の 、 社会 に 影響 力 を 及ぼす 組織 で 権限 を 行使 する 者 が 、 株主 や 従業 員 （ 従業 者 ） 、 国民 といった 直接的 関係 を もつ 者 だけ で なく 、 消費 者 、 取引 業者 、 銀行 、 地域 住民 など 、 間接 的 関わり を もつ すべて の 人 ・ 組織 （ 利害 関係 者 / ステーク ホルダー ;   英 :   stakeholder ） に その 活動 や 権限 行使 の 予定 、 内容 、 結果 等 の 報告 を する 必要 が ある と する 考え を いう 。  元来 は アメリカ において 1960 年代 に 政府 の よう な 公共 機関 による 税金 の 出資 者 で ある 国民 へ の 会計 上 の 公金 の 使用 説明 について 生まれ た 考え方 で ある 。 後 に 公共 機関 だけ で なく 、 株式会社 が 出資 者 で 株式 所有 者 で ある 株主 に対し 資産 の 使途 について 説明 する よう に 拡大 さ れ た 。 さらに 、 次 の とおり に 拡大 さ れ て いる 。  その 結果 、 現在 の 日本 で は 定義 の よう に 理解 さ れ て いる 。 説明 責任 は 、 パブリック・リレーションズ の 一 要件 で も ある 。 井之上 喬 に よる と 、 パブリック・リレーションズ   ( PR )   は 、 「 倫理 観 」 に 支え られ た 「 双方向 コミュニケーション 」 と 「 自己 修正 」 を ベース と し た リレーションズ （ 関係 構築 ） 活動 で あり 、 「 説明 責任 」 という 要件 が 欠落 する と 、 PR   は 本来 の 機能 を 果たさ ない 。 なぜ なら ば 、 相手 の 理解 と 納得 を 得 られ なけれ ば 双方向 性 の コミュニケーション は 成立 し ない で あろ う し 、 倫理 観 に 欠け た 行為 から は 、 相手 の 理解 と 納得 を 到底 得る こと は でき ない 。 説明 責任 を 果たし て いく ため に は パブリック・リレーションズ という フィルター を クリア し なけれ ば なら ない と し て いる 。  日本 において この 言葉 の 普及 に 貢献 し た 者 の 一 人 として 、 カレル・ヴァン・ウォルフレン が 居る 。 ウォルフレン は 1980 年代 末 から 1990 年代 に 刊行 さ れ た 『 日本   権力 構造 の 謎 』 を はじめ と する 日本 社会 へ の 一連 の 警書 にて 、 タブー を 量産 し 談合 に おもねる 社会 体質 を 批判 する 際 、 この 言葉 を 多用 し た 。  リーダーシップ の 役割 の 中 における アカウンタビリティ と は 、  行動 、 製品 、 意思 決定 、 政策 に対する 責任 を 理解 し 、 それ を 引き受ける こと で ある 。  自分 が 問題 の   当事者 で ある という 意識 を 持ち 、 求める 成果 を 達成 する ため に 、  主体 的 に 責任 を 持っ て 行動 する こと を 指す 。 すなわち 、 目標 達成 に むけ て 、  問題 に 当事者 として   取り組み 、 解決 策 を 見出し 、  それ を 実行 しよ う と する 意識 を 持つ こと を アカウンタビリティ と 呼ぶ 。  医療 ・ 福祉 における 説明 責任 と は 、   患者 や サービス 利用 者 に対する 必要 な 情報 の 開示 、 十分 な 説明 は もちろん の こと   受け手 が それ を 理解 ・ 納得 し た 上 で 内容 に 合意 または 拒否 する 自主 性 まで を 含む 。   医療 の 場面 で は インフォームド・コンセント   と 呼ば れる こと が 多い 。  1990 年代 後半 から 社会 福祉 基礎 構造 改革 の もと 、 福祉 サービス が 事業 者 による 措置 から 利用 者 の 自己 決定 によって 契約 を 結ぶ 形式 に 転換 し た 。   これ により 、 福祉 サービス 事業 者 は 利用 者 から 選択 さ れる 立場 へ と 変化 し 、   行政 に対する 自ら の 行動 の 報告 、 利用 者 に対する 説明 応対 など 、 双方 で の アカウンタビリティ が 不可欠 と なっ た 。   医療 現場 において も 、 医療 従事 者 等 が 患者 に対し 治療 や 臨床 試験 ・ 治験 の 内容 について 説明 を する 義務 が ある が 、 単に 説明 責任 を 果たす のみ なら ず 、 説明 を 受け た 患者 側 が 十分 に 理解 し た 上 で 合意 する か 否 か を 決定 する 権利 まで を 重要 視 する 。  弁護士 、 税理士 、 医師 など の 専門 家 が 業務 を 受任 する にあたって 、 その 内容 について 顧客 等 に 十分 に 説明 する 責任 （ 説明 義務 ） も 、 日本 において も 2000 年 前後 以降 から 重要 性 を 増し て おり 、 これ に 違反 し た （ 説明 義務 違反 ） として 損害 賠償 の 支払い を 命じる 判例 が 急増 し て いる 。  政治 における 説明 責任 は しばしば 政争 の 具 として 使わ れ 、 マスコミ が その 定義 を 曖昧 と する こと で 、 説明 を 求め られ た 側 が どこ まで 説明 すれ ば 良い の か 基準 が 無い と の 批判 が ある 。随意 契約 （ ずい いけい やく ） と は 、 国 や 地方 公共 団体 など が 競争 入札 に よら ず に 任意 で 決定 し た 相手 と 契約 を 締結 する こと 、 及び 締結 し た 契約 を いう 。  国 および 地方 公共 団体 が 行う 契約 は 入札 による こと が 原則 で あり （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 1 項 、 地方 自治 法 第 2 項 ） 、 随意 契約 は 法令 の 規定 によって 認め られ た 場合 に のみ 行う こと が 出来る 。 随意 契約 に よろう と する 場合 は 、 なるべく 見積 書 を 徴する こと 、 また なるべく 二 以上 の 者 から 見積 書 を 徴する こと と さ れ て いる （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 6 、 都道府県 ・ 市町村 の 規則 等 ） 。 なお 、 国 と 地方 公共 団体 と で は 適用 さ れる 法令 や 事務 の 範囲 が 違う ため 、 完全 に は 一致 し ない 。 競争 入札 の 場合 は 予定 価格 内 最 廉 価格 を 落札 と し なけれ ば なら ない 規定 が ある （ 会計 法 第 29 条 の 6 ） が 、 随意 契約 について は 明確 に 定め られ て い ない 。 しかし 、 財務省 通達 の 趣旨 に 照らし 合わせ て 、 競争 入札 と 同様 に 、 予定 価格 内 最 廉 価格 の 者 と 契約 す べき で ある と 考え られ て いる 。  競争 入札 と 比べ て 、 早期 の 契約 締結 （ 特に 一般 競争 入札 で は 入札 者 の 公募 や 質問 書 の 受付 など の ため に 2 ヶ月 程度 の 期間 を 要する ） 、 手続 の 簡素 化 、 小規模 事業 者 で も 参入 可能 等 の メリット が ある が 、 予算 の 効率 化 、 公平 性 、 透明 性 の 点 で デメリット が ある 。  契約 の 性質 又は 目的 が 競争 を 許さ ない 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 ） に は 随意 契約 が 認め られる 。  緊急 の 必要 により 競争 入札 に 付する こと が でき ない とき （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 、 地方 自治 法 施行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 5 号 ） に は 随意 契約 が 認め られる 。 ただし 、 国内 部 の 事務 の 遅延 のみ を 理由 と し た 緊急 随 契 は 財務省 通達 にて 禁止 さ れ て いる 。  一 例 として 、 天変地異 など の 災害 の 防止 、 人命 救助 など 特に 緊急 を 要する 事業 が ある 。 たとえば 東北 地方 太平洋 沖 地震 の 直後 に 、 国土 交通省 東北 地方 整備 局 が 、 津波 被災 地 へ の 緊急 輸送 道路 を 啓 開 し た （ くし の 歯 作戦 ） 際 に 、 多数 の 緊急 随 契 が 締結 さ れ た 。  競争 に 付する こと が 不利 と 認め られる 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 ） に は 随意 契約 が 認め られる 。 その 場合 は 、 予算 決算 及び 会計 令 に 列挙 さ れ た 理由 で あっ て も 具体 的 理由 を 説明 でき なけれ ば なら ない 。  予定 価格 （ 貸借 契約 の 場合 は 予定 賃貸借 料 ） が 少額 の 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 5 項 、 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 第 2 項 ～ 第 7 号 、 地方 自治 法 施行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 1 号 、 地方 自治 法 施行 令 別表 第 5 ） に 、 二 以上 の 者 から 見積 書 を 徴 取 し て 契約 者 を 決める 方式 。 法令 上 、 予定 価格 が 少額 随 契 可能 な 額 で あっ て も 、 可能 な 限り 競争 入札 を 行なう よう に 指導 さ れ て いる 。  二 以上 の 者 から 見積 書 を 徴 取 する こと で 一応 の 競争 性 は 担保 さ れ て いる が 、 徴 取 対象 事業 者 を 恣意 的 に 選定 すれ ば 官制 談合 の 温床 に なる 恐れ が ある 。 と は いえ 、 特命 随 契 と は 違い 、 予定 価格 に 制限 が ある ため 、 大 規模 な 事件 に なる こと は 少ない 。 ただし 、 一括 に 発注 す べき 契約 を 複数 に 分割 する こと で 少額 随 契 と する など 、 その 抜け道 も ある 。 そうした 複数 分割 事例 は 会計 検査 で 何 度 か 指摘 さ れ て いる 。  一方 で 、 むやみ に 一般 競争 化 する こと は 、 いたずらに 小規模 事業 者 を 排除 する こと に なり 、 中小 企業 対策 として 好ましい と は 言え ない 。 一般 競争 について は 、 参加 資格 の 制定 を 認め られ て おり （ 予算 決算 及び 会計 令 72 条 および 第 2 項 、 第 3 項 ） 、 資格 を 定め た 場合 は 名簿 登録 事業 者 しか 競争 に 参加 でき ない 。 現在 、 物品 の 製造 ・ 販売 、 役務 の 提供 等 、 物品 の 買受け について 殆ど の 省庁 が 省庁 間 統一 資格 名簿 を 利用 し て いる 。 指名 競争 について は 、 一般 競争 の 名簿 と 兼ねる 場合 を 除い て 、 参加 資格 の 制定 が 義務づけ られ て いる （ 予算 決算 及び 会計 令 第 95 条 および 第 2 項 、 第 3 項 ） 。 よって 、 参加 資格 名簿 に 登録 さ れ て い ない 業者 は 一般 競争 に も 指名 競争 に も 参加 する こと が 出来 ない 。 名簿 登録 の 資格 審査 に は 財務 状況 等 の 詳細 な 資料 の 提出 が 必要 で あり 、 これ は 、 小規模 事業 者 にとって 費用 対 効果 に 乏しく 、 事実 上 の 参入 障壁 と なっ て いる （ たとえば 、 法人 税 や 消費 税 の 分割 納付 を し て いる と 添付 書類 の うち 納税 証明 書 その 3 が 発行 さ れ ない 。 その ため 、 名簿 登録 の ため に は 一括 納付 する 必要 が ある ） 。 また 、 入札 に 係る 手続き の 煩雑 さ も 、 小規模 事業 者 に は 参入 し にくい 原因 と なる 。 一方 で 、 随意 契約 に は 、 その よう な 決まり は なく 、 手続き も 簡素 で ある ため 、 事業 者 の 規模 に 関係 なく 参加 の 余地 が 与え られる 。  平成 18 年度 に 見直し さ れ て 以降 、 より 高度 な 競争 性 や 透明 性 が 求め られる よう に なっ て いる 。  行政 改革 推進 会議 は 、 オープン カウンター 方式 等 を 活用 し て 可能 な 範囲 で 競争 性 や 透明 性 に 配慮 し た 取組 を 行う こと が 求め られる と し て いる 。  国 の 行為 を 秘密 に する 必要 が ある とき （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 第 2 項 。 ただし 、 外交 又は 防衛 上 の 重要 機密 に 限ら れる ） 等 で 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 各項 に 定め られ た 場合 において は 随意 契約 が 認め られる （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 5 項 ） 。  競争 契約 を 行っ て も 入札 者 が い なかっ たり 落札 し ない 場合 （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 2 、 地方 公共 団体 は 地方 自治 法 施行 令 第 167 の 2 第 8 号 ） 、 または 、 落札 者 が 契約 を 結ば ない 場合 （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 3 ） に は 、 最低 価格 で の 入札 者 と の 間 で 随意 契約 を 行う こと が 出来る 。 その 場合 、 必要 に 応じ て 履行 期限 の 延長 や 契約 保証 金 の 免除 等 条件 の 変更 を 行っ て も よい が 、 予定 価格 は 変更 でき ない 。  国 ・ 地方 公共 団体 等 で 競争 入札 を 行う 場合 、 1 回 目 の 入札 で 落札 者 が い ない 時 、 その 場 で 直ちに 2 回 目 の 入札 を 行う 。 契約 担当 官等 は 、 2 回 目 以降 の 入札 で も 落札 者 が い ない 場合 、 国 は 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 2 、 地方 公共 団体 は 地方 自治 法 施行 令 第 167 の 2 第 8 号 の 規定 に 基づい て 随意 契約 を 行う が 、 相手方 の 選定 方法 は 特に 定め られ て い ない 。 国土 交通省 で は 、 原則 として 、 前回 の 入札 参加 者 全員 から 見積 を 取っ て いる 。 最高 裁判所 入札 監視 委員 会 は 見積 合わせ を 実施 する こと が 最も 妥当 な 方法 で ある と し て いる 。 公正 取引 委員 会 で は 最 廉 入札 者 と 商議 を 行っ て いる 。  尚 、 国土 交通省 で は 2005 年 より 不 落随契 を 原則 廃止 し て いる 。  予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 により 、 随意 契約 で は 原則 として 二 人 以上 の 者 から 見積 書 を 徴 さ なけれ ば なら ない が 、 一部 例外 が 認め られる 。  契約 の 相手方 が 一 に 限ら れる 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 、 第 5 項 、 地方 自治 法 施行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 2 号 、 第 5 号 、 第 6 号 等 ） に 、 特定 の 事業 者 を 指定 し て 契約 を 締結 する 方式 で 、 俗 に 『 特命 随 契 』 と 呼ば れる 。 別名 『 業者 指定 契約 』 と も 言う 。 単に 随意 契約 と 言っ た 場合 は 特命 随 契 を 指す こと が 多い 。  競争 性 が ない ため 落札 率 が 高 止まり し て 予算 の 無駄遣い と なり やすい 。 また 、 予定 価格 の 根拠 と なる 価格 資料 を 契約 予定 者 から 徴 取 せ ざる を 得 ない 場合 が 多く 、 契約 予定 者 による 価格 操作 が 容易 で 、 予定 価格 制度 が 形骸 化 し やすい 。 天下り 先 の 公益 法人 を 契約 相手方 と する 等 、 官製 談合 の 温床 に なり やすい と の 批判 も あっ た 。 法令 に 具体 的 な 規程 が 無かっ た ため 、 各 省庁 で 拡大 解釈 が まかり通っ て い た が 、 平成 18 年度 に 見直し が 行わ れ 、 特命 随 契 可能 な 事例 は 大幅 に 制限 さ れ た 。 競争 入札 へ 移行 でき ない 物 は 、 企画 競争 若しくは 公募 を 行う こと と し て いる 。  財務省 通達 で 認め られ た 契約 以外 について 、 要件 を 満たす 者 が 一 に 限ら れる こと を 理由 に 随意 契約 を 行う 場合 は 、 事前 に 公募 を し なけれ ば なら ない 。 ただし 、 初め から 要件 を 満たす 者 が 複数 存在 する こと が 明らか な 場合 は 、 公募 を 行わ ず に 、 一般 競争 入札 や 企画 競争 を 行わ なけれ ば なら ない 。 公募 に対して 応募 者 が なかっ た 場合 、 または 、 応募 者 の 中 に 要件 を 満たす 者 が い なかっ た 場合 は 、 特命 随 契 が 認め られる 。 しかし 、 要件 を 満たす 応募 者 が い た 場合 は 、 一般 競争 入札 又は 企画 競争 を 行わ なけれ ば なら ない 。  企画 競争 （ プロポーザル 方式 ） は 、 複数 の 業者 から 企画 提案 や 技術 提案 を 提出 さ せ 、 提案 内容 を 審査 し 、 企画 内容 や 業務 遂行 能力 が 最も 優れ た 者 と 契約 する 方式 。 会計 法 上 は 特命 随 契 の 一 種 で ある 。  企画 競争 は 、 競争 性 及び 透明 性 を 担保 し 、 特定 の 者 が 有利 と なら ない よう に 、 次 の こと が 求め られる 。  より 透明 性 を 高める ため 、 第三者 機関 に 審査 基準 の 制定 や 提案 書 の 審査 等 を 依頼 する こと も ある 。  少額 随 契 において 競争 性 や 透明 性 に 配慮 し た 発展 的 な 取組 として 、 発注 者 が 見積り の 相手方 を 特定 し ない で 、 調達 内容 ・ 数量 等   を 公示 し 、 参加 を 希望 する 者 から 広く 見積 書 の 提出 を 募る 方式 で ある 。  内閣 官房 等 で は 引き続き オープン カウンタ 方式 を 積極 的 に 活用 し て 多数 の 者 に 競争 参加 の 機会 を 広げる と し て いる 。 。  公募 と は 、 次 の よう な 場合 に 、 設備 や 技術 等 の 必要 条件 を 具体 的 に 明示 し て 、 掲示 、 Web サイト 等 で 広く 参加 者 を 募る こと を 言う 。  公募 期間 は 、 一般 競争 の 公告 期間 （ 予算 決算 及び 会計 令 第 74 条 ） に 準じ て 、 適切 に 定め なけれ ば なら ない と さ れ て いる 。  公募 し た 結果 として 随意 契約 が 認め られ た 調達 において 、 価格 交渉 を 行なっ て 契約 額 を 削減 し た 事例 が 行政 改革 推進 会議 にて 平成 26 年度 調達 改善 に 係る 優良 取組 事例 に 選定 さ れ た 。  国 の 契約 について は 、 2005 年度 （ 平成 17 年度 ） に 発覚 し た 談合 事件 等 を きっかけ として 、 随意 契約 の 見直し が 行わ れ た 。 その 概要 は 次 の 通り 。秘書官 （ ひしょ かん ） と は 、 高官 等 の 秘書 ・ 機密 に関する 業務 を 掌 る 官吏 の 官職 名 ・ 役職 名 の 総称 で ある 。  日本 で は 、 行政 ・ 司法 の 各 機関 に 法定 さ れ た 人数 （ おおむね 1 人 ずつ ） が 置か れる 。 内閣 総理 大臣 秘書官 5 人 の うち の 1 人 （ 通常 は 筆頭 格 と さ れ 政務 を 担当 ） と 国務大臣 秘書官 は 、 その 多く が 官庁 外 （ 当該 閣僚 の 議員 秘書 ・ 関係 者 等 ） から 政治 的 任用 により 登用 さ れる 。 一方 、 国務大臣 で ない 長官 や 裁判官 に 付さ れる 秘書官 は 、 当該 官庁 ・ 裁判所 の 幹部 職員 等 が 内部 異動 の 一環 として 就く こと が 常例 と なっ て いる 。  各省 大臣 秘書官 及び 国務大臣 秘書官 は 、 国家 行政 組織 法 （ 各省 大臣 秘書官 ） 又は 内閣 法 （ 各省 大臣 以外 の 国務大臣 秘書官 ） に 設置 根拠 が あり 、 『 大臣 の 命 を 受け 、 機密 に関する 事務 を 掌 り 、 又は 臨時 命 を 受け 各 部局 の 事務 を 助ける 。 』 事 が 職務 と さ れる 。 定数 は 政令 により 、 各省 ・ 各 大臣 に 1 人 ずつ で ある 。 また 、 業務 を 効率 的 に 分担 遂行 する ため 、 内部 決裁 （ いわゆる 内規 ） など で 「 大臣 秘書官 事務 取扱 」 など の 役職 を 設け 、 省内 の 幹部 職員 （ 普通 は 課長 級 ） が この 職 に 就い て 正規 の 秘書官 とともに 職務 に 当たる の が 普通 で ある 。 この 場合 、 正規 の 秘書官 は 俗 に 政務 担当 秘書官 と 、 秘書官 事務 取扱 は 俗 に 事務 担当 秘書官 など と 呼ば れる 。 但し 、 報道 等 において は 両者 とも 単に 「 秘書官 」 と 呼ば れる ケース も 多い 。  正規 の 秘書官 は 法定 さ れ た 役職 で あり 、 特に 行政 における 秘書官 の ほとんど は 国家 公務員 法 上 の 特別 職 に あたる ため 、 任官 ・ 免官 など の 人事 異動 辞令 は 原則 として 官報 に 掲載 さ れる 。 これ に対し 、 秘書官 事務 取扱 の 場合 は 設置 根拠 が 内規 に 過ぎ ず 、 また 一般 職 で ある ため 、 掲載 さ れ ない こと も ある 。 また 、 秘書官 事務 取扱 の 定員 は 各省 ごと に 異なり 、 一 例 として 、 財務 大臣 に は 2 名 、 外務 大臣 に は 1 名 、 内閣 官房 長官 に は 各 省庁 より 出向 の 形 で 5 名 の 秘書官 事務 取扱 が 付く 。  なお 、 立法 機関 の 衆議院 ・ 参議院 に も 、 議院 事務 局 の 中 に 行政 ・ 司法 の 秘書官 に 相当 する 役職 として 「 議長 の 秘書 事務 を 掌 る 参事 」 、 「 副 議長 の 秘書 事務 を 掌 る 参事 」 が 各 2 人 置か れ て おり 、 これら は 地位 等 において 行政 ・ 司法 の 秘書官 と ほぼ 同等 で ある 。 ただし 、 議院 事務 局 法 等 法令 上 で は 「 秘書官 」 と は 言わ ず 、 通称 も 「 議長 秘書 」 「 副 議長 秘書 」 と いう 。 その 理由 は 、 国会 職員 は 行政 、 司法 の 公務員 と 違い 、 官職 、 役職 を 「 官 」 と は 称さ ない と さ れ て いる ため で ある 。  地方 公共 団体 （ 地方自治体 ） の 首長 等 の 秘書 について は 、 特別 秘書 を 参照 の こと 。  イギリス 、 インド など の 英 連邦 諸国 で も 、 秘書官 （ Private   Secretary ） の 制度 が ある 。 英語 原文 を よく 間違っ て 「 個人 秘書 」 、 「 私設 秘書 」 など と 訳さ れる が 、 れっきとした 公職 で ある 。日照 権 （ に っしょ う け ん ） と は 、 建築 物 の 日当たり を 確保 する 権利 の こと 。 近隣 に 、 マンション など 高層 の 建築 物 が 立て られ 、 日当たり が 阻害 さ れる こと が 予想 さ れる 場合 に 、 仮処分 申請 や 損害 賠償 訴訟 を 起こす 根拠 と なる 。 日本 で は 法政大学 法学部 の 五十嵐 敬 喜 教授 が 提唱 し 定着 さ せ た 。  日影 図 と 市町村 の 条例 等 （ いわゆる 日影 規制 ） を 照査 し 、 基準 を 上回っ て いる 場合 、 下回っ て い た として も 周囲 の 環境 など から 受認 レベル を 超え て いる 場合 に は 、 裁判 等 を通じて 日照 権 の 確保 （ 高 さ 制限 や 建物 の 形状 変更 等 ） 、 損害 賠償 など が 認め られる 可能 性 が ある 。 なお 、 後者 について は 、 受認 の 範囲 が 個別 の 具体 的 な 事案 毎 に 異なっ て おり 、 建築 主 側 の 紛争 回避 に 向け た 努力 や 住民 側 の 歩み寄り の 姿勢 如何 で 、 判決 内容 に 大きな 差 が 出る 。  5 代目 春風亭柳昇 作 の 新作 落語 。  高層 マンション 建設 の 計画 が 浮上 し 町内 会 が 開か れる 。 町会 長 が 「 日照 権 が 侵害 さ れ ます 。 」 と 説明 し て 意見 を 尋ねる が 、 「 どうせ 私 は 夜勤 な ので 、 昼 暗い ほう が ありがたい 。 」 と 自分勝手 な 事 を 言う 者 、 「 太陽 が 南 から 照る から 日照 権 が 起る の でしょ 。 どう です 。 太陽 を 北 から 照らせ て は 。 」 と 馬鹿馬鹿しい 意見 を 言う 者 。 「 そん なら 、 こっち も マンション 建てりゃ あ いい ん です よ 。 丁度 100 万 円 ある ん だ から 。 」 と 無責任 な 者 ばかり で 話 が まとまら ない 。 魚屋 が 地主 に 抗議 に 行っ て も 逆 に 丸め込ま れ 入居 し て しまい 、 弁 が 立つ と 見え た 者 は 憲法 や 民事 訴訟 法 など 振りかざす が チンプンカンプン の 意見 で みんな 呆れ て しまう 。  1970 ～ 80 年代 に さかん に 言わ れ だし た 環境 権 を テーマ と し 、 古典 落語 の 『 五 人 廻し 』 『 近日 息子 』 『 抜け裏 』 など の 演目 の 影響 が 見 られる 。 また 現存 する 録音 等 で は 、 保守 系 言論 活動 も 行っ た 柳昇 らしく 、 さりげ なく 労働 組合 の 活動 を 問題 提起 する 演出 など 時代 背景 も 多く 盛り込ま れ て いる 。予防 法務 （ よぼう ほうむ ） と は 、 将来 において 契約 の 当事者 間 など で 法的 な 紛争 が 生じ ない よう 、 法律 知識 や 法 実務 上 の ノウハウ を 駆使 し て 事前 に 法的 措置 を とる こと 。 通常 は 民事 における 概念 で あり 、 いわゆる 「 裁判 沙汰 」 に なら ない ため の 事前 合意 の 厳密 化 と 考える と 理解 し やすい 。  従来 における 法 の 救済 は 、 紛争 が 生じ た 後 に 紛争 を 解決 し 、 損害 を 回復 する という 事後 救済 で あっ た 。 予防 法務 の 分野 で は 紛争 そのもの を 生じ ない 、 又は 生じ させ にくく する こと で 損害 を 未然 に 防ぐ 、 又は 軽減 しよ う と する 。  近年 、 弁護士 を はじめ 各 士 業界 において 重要 視 さ れ て いる 。パブリシティ 権 （ パブリシティ けん 、 ） または パブリシティ の 権利 は 、 人 に 備わっ て いる 、 顧客 吸引 力 を 中核 と する 経済 的 な 価値 （ パブリシティ 価値 ） を 保護 する 権利 を 言う 。  パブリシティ 権 に 言及 し た 初めて の 判例 は 1953 年 に アメリカ の 裁判所 で 生まれ た 。 その後 も アメリカ 国内 で パブリシティ 権 を 扱っ た 裁判 が 繰り返さ れる こと により 、 権利 として 確立 さ れ た 。  芸能人 や スポーツ 選手 に 代表 さ れる 、 いわゆる 有名人 は 有名 で ある が 故に 、 肖像 権 や プライバシー 権 の 行使 が 制限 さ れ て いる と 解釈 さ れ て いる 。 一方 で 、 有名人 の 氏名 ・ 肖像 は 経済 的 な 価値 を 有する の も 事実 で 、 これ を 保護 する べく パブリシティ 権 は 生み出さ れ た 。 昨今 で は 、 成文法 で 保護 を 定め て いる 国家 や 地域 は もちろん の こと 、 成文法 と は なっ て い ない 、 いくら か の 国家 ―― 例えば 日本 ―― でも 明確 に 保護 さ れ て いる 。  日本 において パブリシティ 権 が 初めて 俎上 に 上がっ た マーク・レスター 事件 や お ニャン 子 クラブ 事件 の 判決 で は 財産 権 の 一部 で ある と する 見解 が 示唆 さ れ た 。 パブリシティ 権 を 財産 権 と 見なせ ば 、 財産 権 で ある ため に 譲渡 可能 で ある と する 見識 が 成立 する 。 ここ で パブリシティ 権 を 譲渡 し て も 、 自分 の 氏名 や 肖像 を 商品 として 利用 する こと が でき なく なる のみ で 、 当然 の こと ながら 、 譲渡 し た とたん 自身 の 氏名 が 利用 不能 に なる という わけ で は ない 。  この 場合 、 パブリシティ 権 は ある 特定 の 人物 の 「 顧客 吸引 力 」 が 消滅 する まで 存続 する という こと に なる 。 こうした 学説 を 持つ 学者 の 一部 に は 、 基本 的 な 性質 は 財産 権 と し ながら も 、 人格 権 と の 関わり が 非常 に 強く 、 特殊 な 財産 権 で ある と 考える 学説 や 、 財産 権 と 人格 権 の 双方 の 成立 を 持ち合わせ て いる と する 学説 を 展開 する 法学 者 も 存在 する 。  また 、 パブリシティ 権 は 人格 権 の 侵害 で 生ずる 財産 的 利益 を 保護 する 人格 権 で ある と する 学説 も 存在 する 。 最高 裁判所 は これ に 比較的 近い 、 「 人格 権 に 由来 する 権利 の 一 内容 を 構成 する もの 」 と 判示 し て いる 。 また 、 ダービースタリオン 事件 の 判決 で も 「 著名 人 の この 権利 を とらえ て 、 「 パブリシティ 権 」 と 呼ぶ こと は 可能 で ある ものの 、 この 権利 は 、 もともと 人格 権 に 根ざす もの と いう べき で ある 。 」 と 判示 さ れ て いる （ 詳細 は 後述 ） 。  この 見解 に 立つ なら ば 、 パブリシティ 権 は 当人 の 死亡 を以て 権利 消滅 し 、 権利 の 譲渡 ・ 相続 も 認め られ ない と 考える の が 自然 と なる 。  アメリカ において は 、 いくら か の 州 が 成文法 を 定める ほか は 、 判例 のみ で 定め られ て いる 。 パブリシティ 権 に 拠っ た 裁判 において 原告 は ただ 、 パブリシティ 権 が 保護 する 氏名 等 の 使用 の 事実 を 摘示 する のみ で よい と さ れ て いる 。 この パブリシティ 権 は 前述 の よう に 強大 な 権利 で ある に も かかわら ず 、 や に 似 た ロボット を 使用 し た 宣伝 など 、 適用 範囲 が 写真 など に とどまる こと なく 拡がり 続け て いる 。 物 の パブリシティ 権 は 、 通常 、 否定 さ れる 一方 で 、 特定 個人 を 想起 さ せる よう な 特定 個人 の 物 は 、 これ の 利用 を パブリシティ 権 侵害 と 捉え うる 。  ケンタッキー 州 で は 、 パブリシティ 権 を 制定 法 で 保護 し て いる 。 制定 法 の ケンタッキー 法 第 391 章 170 条   ()   では 、 財産 権 で ある こと 及び 著名 人 で あれ ば 死後 50 年 に 渡り 有効 な 相続 可能 な 権利 として 定め て いる 。  1907 年 著作 権 法 に は 、 肖像 は 本人 の 同意 を 得 た 場合 のみ 、 頒布 や 公開 が 認め られる という 条項 が ある 。 この 条項 は 、 日本 の 旧 著作 権 法 第 25 条 と 同様 に 、 嘱託 者 と 著作 者 、 被写体 の 関係 を 明らか に する こと を 目的 に 規定 さ れ た もの で あっ た が 、 マレーネ・ディートリヒ 事件 （ 2000 年 ） の 最高裁 判決 で は 、 同 条 が パブリシティ 権 の 根拠 に なる こと を 示し た 。 なお 、 同 条 に 定め られ た 「 パブリシティ 権 」 は 死後 10 年 の 保護 期間 を 有する と 定め られ て いる が 、 ブルー エンジェル 事件 （ 後述 ） で 「 少なくとも 10 年 の 保護 を 与える 」 と 判示 し た よう に 、 より 長期 の 保護 期間 が 与え られる 可能 性 を 否定 し なかっ た 。 他方 、 後 と なる 2007 年 の 最高裁 判決 で は 同 法 第 23 条 第 3 文 の 類推 解釈 により 、 パブリシティ 権 を 死後 10 年 と 示し た 。  1907 年 著作 権 法 に いお ける 肖像 を 、 裁判所 は 、 「 その 肖像 から 生じる 特徴 で 、 まさに 肖像 本人 固有 の もの を通じて 認識 可能 な 場合 」 （ 1979 年 サッカー ゴール 事件 ） や 「 本人 が 認識 可能 で 特定 可能 で ある 場合 」 （ ブルー エンジェル 事件 、 2000 年 ） 、 つまり 、 サッカー の ゴールキーパー 背面 や 有名人 の そっくり さん を も 含める 判示 が さ れ て いる 。  2018 年 現在 も 、 パブリシティ 権 が 明文 法 で 示さ れ て いる わけ で は ない が 、 人格 権 として 保護 さ れる べき と 解さ れ て いる 。 日本 において 初めて パブリシティ 権 を 認め た の は ロッテ が 映画 『 小さな 目撃 者 』 の 一部分 を 広告 として 使用 し た こと が きっかけ で 起こさ れ た 「 マーク・レスター 」 事件 （ 東京 地方裁判所 昭和 51 年 6 月 29 日 判決 ） で ある 。  この 裁判 で は 、 「 （ いわゆる 有名人 の ） 人格 的 利益 の 保護 は 大幅 に 制限 さ れる と 解し 得る 余地 が ある 」 「 氏名 や 肖像 を 無 許可 で 利用 し た こと に う より 精神 的 苦痛 を 受け た 場合 の 損害 賠償 は 、 素材 の 使い方 が 評価 ・ 名声 ・ 印象 を 損なう 場合 に 限ら れる 」 と し ながら も 「 （ いわゆる 有名人 は ） 人格 的 利益 の 保護 が 減少 する 一方 、 当人 の 氏名 や 肖像 は 通常 の 人 が 持ち 得 ない 利益 を 持っ て いる 」 と 判示 さ れ た 。  平成 元年 （ 1989 年 ） 9 月 27 日 に は 、 東京 地方裁判所 で 「 パブリシティ 権 」 の 文言 が 盛り込ま れ た 判決 が 初めて 下さ れ た 。  平成 24 年 （ 2012 年 ） 2 月 2 日 の 最高 裁判所 の 判決 で 、 以下 に 示す 要件 を 満たさ ない 場合 は 、 パブリシティ 権 の 侵害 が 否定 さ れる と 判示 し た 。  日本 において は 、 マーク・レスター 事件 など の 事例 を 経 て 、 お ニャン 子 クラブ 事件 控訴 審 判決 において 、 パブリシティ 権 に 基づく 差 止 請求 が 認め られる に 至っ た 。  1   著名 人 の パブリシティ 権 について  自然人 は 、 もともと その 人格 権 に 基づき 、 正当 な 理由 なく 、 その 氏名 、 肖像 を 第三者 に 使用 さ れ ない 権利 を 有する と 解す べき で ある から （ 商標 法 4 条 1 項 8 号 参照 ） 、 著名 人 も 、 もともと その 人格 権 に 基づき 、 正当 な 理由 なく 、 その 氏名 、 肖像 を 第三者 に 使用 さ れ ない 権利 を 有する という こと が できる 。 もっとも 、 著名 人 の 氏名 、 肖像 を 商品 の 宣伝 ・ 広告 に 使用 し たり 、 商品 そのもの に 付し たり する こと に 、 当該 商品 の 宣伝 ・ 販売 促進 上 の 効果 が ある こと は 、 一般 に よく 知ら れ て いる ところ で ある 。 この よう な 著名 人 の 氏名 、 肖像 は 、 当該 著名 人 を 象徴 する 個人 識別 情報 として 、 それ 自体 が 顧客 吸引 力 を 備える もの で あり 、 一 個 の 独立 し た 経済 的 利益 ないし 価値 を 有する もの で ある 点 において 、 一般人 と 異なる もの で ある 。 自然人 は 、 一般人 で あっ て も 、 上記 の とおり 、 もともと 、 その 人格 権 に 基づき 、 正当 な 理由 なく 、 その 氏名 、 肖像 を 第三者 に 利用 さ れ ない 権利 を 有し て いる と いう べき な の で ある から 、 一般人 と 異なり 、 その 氏名 、 肖像 から 顧客 吸引 力 が 生じる 著名 人 が 、 この 氏名 ・ 肖像 から 生じる 経済 的 利益 ないし 価値 を 排他 的 に 支配 する 権利 を 有する の は 、 ある 意味 で は 、 当然 で ある 。 著名 人 の この 権利 を とらえ て 、 「 パブリシティ 権 」 と 呼ぶ こと は 可能 で ある ものの 、 この 権利 は 、 もともと 人格 権 に 根ざす もの と いう べき で ある 。  著名 人 も 一般人 も 、 上記 の とおり 、 正当 な 理由 なく 、 その 氏名 ・ 肖像 を 第三者 に 使用 さ れ ない 権利 を 有する 点 において 差異 は ない ものの 、 著名 人 の 場合 は 、 社会 的 に 著名 な 存在 で ある が ゆえに 、 第三者 が その 氏名 ・ 肖像 等 を 使用 する こと が できる 正当 な 理由 の 内容 及び 範囲 が 一般人 と 異なっ て くる の は 、 当然 で ある 。 すなわち 、 著名 人 の 場合 は 、 正当 な 報道 目的 等 の ため に 、 その 氏名 、 肖像 を 利用 さ れる こと が 通常 人 より 広い 範囲 で 許容 さ れる こと に なる の は 、 この 一 例 で ある 。 しかし 、 著名 人 で あっ て も 、 上述 の とおり 、 正当 な 理由 なく 、 その 氏名 ・ 肖像 を 第三者 により 使用 さ れ ない 権利 を 有する の で あり 、 第三者 が 、 単に 経済 的 利益 等 を 得る ため に 、 顧客 吸引 力 を 有する 著名 人 の 氏名 ・ 肖像 を 無断 で 使用 する 行為 について は 、 これ を 正当 理由 に 含める 必要 は ない こと が 明らか で ある から 、 この よう な 行為 は 、 前述 の よう な 、 著名 人 が 排他 的 に 支配 し て いる 、 その 氏名 権 ・ 肖像 権 あるいは そこ から 生じる 経済 的 利益 ないし 価値 を いたずら に 損なう 行為 として 、 この 行為 の 中止 を 求め たり 、 あるいは 、 この 行為 によって 被っ た 損害 について 賠償 を 求め たり する こと が できる もの と 解す べき で ある 。  そして 、 パブリシティ 権 を 侵害 する か 否 か は 、 その 「 使用 が 他人 の 氏名 、 肖像 権 の 持つ 顧客 吸引 力 に 着目 し 、 もっぱら その 利用 を 目的 と する もの で ある か どう か により 判断 す べき で ある 」 と する 裁判 例 が で て いる （ 東京 地 判 平成 12 年 2 月 29 日 判 時 1715 号 76 頁 ） 。  被 上告 人 が 本件 各 写真 を 、 上告 人 ら に 無断 で 本件 雑誌 に 掲載 する 行為 は 、 専ら 上告 人 ら の 肖像 の 有する 顧客 吸引 力 の 利用 を 目的 と する もの と は いえ ず 、 不法 行為 法 上 違法 で ある という こと は でき ない 。  補足 意見 として 裁判官 金 築 誠 志 は 、 パブリシティ 権 が 問題 に なる こと が 多い 、 芸能人 や スポーツ 選手 に対する 娯楽 的 な 関心 を も 含め 、 様々 な 意味 において 、 社会 の 正当 な 関心 の 対象 と なり 得る 存在 で あっ て 、 その 人物 像 、 活動 状況 等 の 紹介 、 報道 、 論評 等 を 不当 に 制約 する よう な こと が あっ て は なら ない 。  したがって 、 肖像 等 の 商業 的 利用 一般 を パブリシティ 権 の 侵害 と する こと は 適当 で なく 、 侵害 を 構成 する 範囲 は 、 できるだけ 明確 に 限定 さ れ なけれ ば なら ない と 考える 。 また 、 我が国 に は パブリシティ 権 について 規定 し た 法令 が 存在 せ ず 、 人格 権 に 由来 する 権利 として 認め 得る もの で ある こと 、 パブリシティ 権 の 侵害 による 損害 は 、 経済 的 な もの で あり 、 氏名 ・ 肖像 等 を 使用 する 行為 が 、 名誉 毀損 や プライバシー の 侵害 を 構成 する に 至れ ば 、 別個 の 救済 が なさ れ 得る こと も 、 侵害 を 構成 する 範囲 を 、 限定 的 に 解す べき 理由 と し て よい で あろ う 。  として 、 ピンク ・ レディ の パブリシティ 権 侵害 と 損害 賠償 請求 を 棄却 する 判例 を 示し 、 確定 判決 と なっ た （ ） 。  一般 に 、 事実 を 基 と し 誹謗 中傷 を 目的 と し ない 、 報道 における 肖像 等 の 利用 は 受忍 さ れる 必要 が ある 。 これ は パブリシティ 権 が 「 顧客 吸引 力 を 中核 と する 経済 的 な 価値 」 を 保護 する ため の 権利 で あり 、 当該 報道 の 「 顧客 吸引 力 」 は 報道 自身 に ある の で あっ て 、 肖像 による もの で は ない と 判断 さ れる から で ある 。  また 、 伝記 は 主題 に 有名人 を 起用 し て いる と は いえ 、 伝記 の 「 顧客 吸引 力 」 の 大 部分 が 伝記 自身 に ある 、 つまり 、 有名人 を 主題 に し て いる 事実 のみ で 顧客 を 誘引 し て いる わけ で は ない ので 、 これ も 制約 さ れ 得る 。借地 権 （ し ゃくちけん ） と は 、 借地 借家 法 上 の 概念 で 、 建物 の 所有 を 目的 と する 地上 権 または 土地 賃借 権 を いう （ 1 号 ） 。 なお 、 借地 権 の 付着 し た 土地 の 所有 権 は 底 地 と 呼ば れる 。  借地 権 の 価格 は 、 法的 側面 、 経済 的 側面 双方 から の 借地 人 に 帰属 する 経済 的 利益 に 基づく 。  法的 側面 と は 、 土地 を 長期間 占有 し 独占 的 に 使用 収益 できる 借地 人 の 安定 的 利益 が 中心 と なる （ 日本 の 場合 の 詳細 について は 借地 借家 法 を 参照 さ れ たい ） 。 経済 的 側面 と は 、 借地 権 の 付着 し て いる 土地 の 適正 賃料 と 実際 支払 賃料 と の 乖離 （ 賃料 差額 ） 及び その 乖離 の 持続 する 期間 を 基礎 に し て 成り立つ 経済 的 利益 の 現在 価値 の うち 、 慣行 的 に 取引 の 対象 と なっ て いる 部分 が 中心 と なる 。  借地 権 の 価格 は 、 この 借地 人 に 帰属 する 経済 的 利益 に 着目 し た 有効 需要 が 発生 し 、 市場 における 借地 権 の 売買 が 一般 化 し 、 慣行 化 し て いく こと によって 形成 さ れる 。  なお 、 借地 権 の 価格 と 底 地 の 価格 は 相互 に 関連 し あっ て いる が 、 実際 に は 、 必ずしも 「 借地 権 価格 + 底 地 価格 = 土地 価格 」 と は なら ない 。 借地 権 と 底 地 が 同 一 所有 人 と なっ た 場合 、 価値 の 増分 が ある こと が あり 、 借地 権 と 底 地 が 異なる 所有 人 と なっ た 場合 に は 、 価値 の 目減り 分 が 生ずる から で ある 。  日本 の 場合 、 借地 権 価格 の 完全 所有 権 として の 土地 価格 に対する 割合 を 「 借地 権 割合 」 と 呼び 、 国税庁 は 相続 税 等 の 課税 目的 から 、 各地 において 定め て 公表 し て いる 。  自己 所有 の 建物 の ため に 土地 利用 権 を 設定 できる （ 自己 を 借地 人 と する ） 借地 権 で 、 民法 上 は 混同 の 規定 に 反する ため 認め られ ない が 、 借地 借家 法 で は 他者 とともに 借地 権 を 有する 場合 に 限り 認め られる （ ） 。  また 、 自己 借地 権 設定 者 と なり うる 者 は 土地 所有 者 のみ に 限ら れ ない 。 借地 権 を 有する もの が 自己 と 他者 を 転借 地権 者 として 建物 を 所有 する 場合 など に は 、 借地 権 者 が 自己 借地 権 設定 者 と なり 自己 借地 権 を 有する こと と なる 。準用 （ じゅん よう ） と は 、 立法 技術 の 1 つ で あり 、 ある 事柄 について 、 別 の 類似 し た 事柄 に関する 一定 の 規定 に 論理 的 に 必要 な 修正 を 行っ た （ 羅 ： mutatis   mutandis ） 内容 の 効力 を 及ぼす こと を いう 。 似 た よう な 条文 を 重ね て 記述 する こと を 避け 、 条文 数 を 削減 する こと が できる という メリット が ある が 、 特に 読替え が 多い 場合 など は 読み づらく なる という デメリット も ある 。  類似 する 立法 技術 として 、 みなし 適用 と 「 例 による 」 旨 の 定め が ある 。  みなし 適用 は 、 ある 事柄 について 、 別 の 事柄 に関する 一定 の 規定 を 適用 する に際して は 当該 別 の 事柄 と みなす こと により 、 当該 別 の 事柄 に関する 規定 の 効力 を 直接 及ぼす こと を いう 。 準用 による 法的 な 効果 は 準用 規定 そのもの に 基づく の に対して 、 みなし 適用 について は 元 の 規定 そのもの に 基づく 。 準用 において も みなし 適用 において も 、 論理 的 に 必要 な 読替え 以外 について は 、 法令 上 さらに 読替え が 定め られる こと が ある 。  これら に対して 、 「 例 による 」 は 、 別 の 事柄 に関する 特定 の 規定 の 効果 を 及ぼす の で は なく 、 当該 別 の 事柄 に関する 一定 の 法 規範 （ 例えば 委任 先 の 下位 法令 を 含む 。 ） に 準じ た 効力 を 及ぼす もの で ある が 、 対象 と なる 規定 が 必ずしも 明確 に 特定 さ れ ず 、 読替え も 行わ れ ない ため 、 内容 が 不鮮明 に なり がち で ある 。 準用 の 場合 と 同じく 、 「 例 による 」 規定 そのもの が 法的 な 効果 の 根拠 と なる 。  類推 適用 （ るい すい て き よう ） と は 、 法 解釈 技術 の 1 つ で あり 、 ある 事柄 に関する 規定 の 背後 に ある 趣旨 を 別 の 事柄 について も 及ば せ て 新た な （ 明文 の ない ） 規範 を 発見 ない し 創造 し それ を 適用 する もの で ある 。 その よう な 趣旨 の こと を 「 類推 の 基礎 」 と いう 。 そして 、 その ため の 解釈 技術 を 類推 解釈 （ るい すい かいしゃく ） と よぶ 。 明文 の 根拠 の ない 規範 を 解釈 により 導く もの で ある こと から 、 罪刑法定 主義 または 租税 法律 主義 の 下 で は 、 少なくとも 被告 人 または 納税 者 に 不利益 な 形 で の 類推 適用 は 禁止 さ れる もの と 考え られ て いる 。  類推 適用 の 具体 例 として 、 権利 外観 法理 に 基づく 民法 94 条 2 項 の 類推 適用 が 挙げ られる 。 この よう な 解釈 技術 により 、 明文 の ある 規定 のみ を 適用 し た 場合 に 比べ て 整合 性 の とれ た 法 規範 により 、 安易 な 一般 条項 の 適用 を 回避 し つつ 、 妥当 な 結論 を 導く こと が できる こと と なる 。  準用 と 類推 適用 は 異なる 性質 の もの で ある が 、 もたらす 効果 が 類似 する こと も あり 、 法学 上 まとめ て 解説 さ れる こと が 多く 、 本稿 も それ に 倣っ た 。ビジネス 実務 法務 検定 試験 （ びじねすじつむほうむけんていしけん ） は 、 東京 商工 会議 所 が 主催 し て いる 検定 試験 で ある 。  ビジネス に 不可欠 の コンプライアンス・ 法令 遵守 能力 の 基礎 と なる 実践 的 な 法律 知識 を 体系 的 かつ 効率 的 に 身 に つける こと を 目的 と する 。  2 級 と 3 級 は 、 制限 なし 。 1 級 は 、 2 級 合格 者 のみ 受験 できる 。  試験 は 、 7 月 第 1 日 曜日 と 12 月 第 2 日曜日 に 行わ れる 。 平成 24 年度 は 、 7 月 1 日 と 12 月 9 日 で ある 。  2 級 と 3 級 は 、 マークシート 形式 、 1 級 は 論述 式 。  2 級 と 3 級 は 70 点 以上 、 1 級 は 各 問題 ごと に 50 % 以上 で かつ 合格 点 が 200 点 満点 中 140 点 以上 で ある 。  平成 20 年 （ 2008 年 ） 12 月 に 実施 さ れ た 第 24 回 試験 より 、 1 級 受験 者 の うち 110 点 以上 140 点 未満 の 得点 者 、 及び 、 正答 率 50 % 未満 の 問題 が あっ た 140 点 以上 の 得点 者 は 準 1 級 として 認定 さ れる 。  合格 者 に は 各 級 ごと に 称号 が 与え られ 、 それぞれ 以下 の 名称 を 名刺 等 で 使用 する こと が 可能 と なる 。 2008 年度 より 創設 さ れ た 制度 だ が 、 過去 の 合格 者 に も 適用 さ れる 。  業務 上 必要 な 法律 実務 知識 を ビジネス 全般 にわたって 持っ て おり 、 その 知識 に 基づい て 多面 的 な 観点 から 高度 な 判断 ・ 対応 が できる 。 試験 対象 は 、 法務 部門 専任 者 。  企業 活動 の 実務 経験 が あり 、 弁護士 など の 外部 専門 家 に対する 相談 といった 一定 の 対応 が できる など 、 質 的 ・ 量的 に 法律 的 実務 知識 を 有し て いる 。 試験 対象 は 、 各 部門 の 法務 責任 者 。  ビジネスパーソン として の 業務 上 理解 する べき 基礎 的 法律 知識 を 有し 、 問題 点 の 発見 が できる 。 試験 対象 は 、 社会 人 全般 及び 学生 。  公式 テキスト 、 公式 問題 集 など が 東京 商工 会議 所 、 中央経済社 から 刊行 さ れ て いる 。 毎年 改訂 さ れ て いる 。部分 社会 論 （ ぶ ぶん し ゃかいろん ） と は 、 日本 の 司法 において 、 団体 内部 の 規律 問題 について は 司法 審査 が 及ば ない 、 と する 法理 。 部分 社会 の 法理 と も 言わ れる 。  かつて 、 大日本帝国 憲法 下 で は 特別 権力 関係 論 が あっ た が 、 戦後 の 日本国 憲法 において は 、 この 法理 を そのまま 使う こと が でき なく なっ た 。 これ について 、 憲法 の 理念 に 即し て 修正 を 試み た 「 修正 特別 権力 関係 論 」 も 出 た が 、 昭和 52 年 の 富山大学 事件 で 最高 裁判所 が 部分 社会 論 を 採用 する に 至り 、 この 語 が 広く 用い られる よう に なっ た 。  もっとも 、 特別 権力 関係 論 は 公権力 と 国民 の 関係 を 規定 する もの で あり 、 私的 な 団体 と 個人 の 関係 も 包摂 する 部分 社会 論 と は 議論 の 射程 が 同一 で は ない 。 しかしながら 、 富山大学 事件 以来 、 修正 特別 権力 関係 論 の 衰退 と 相 俟 って 部分 社会 論 は 司法 権 の 限界 を 論じる に当たり 広く 議論 の 対象 と なる よう に なっ た 。  部分 社会 論 を 正当 化 する 根拠 の 一つ として は 当該 個人 が その 団体 すなわち 部分 社会 に 入る か 否 か の 自由 を 有し て いる こと が 挙げ られる 。  すなわち 、 その 団体 が 独自 の 処分 権限 を 有する こと を 事前 に 承認 し た 上 で その 団体 に 入り 、 その 承認 し た 手続 に 基づき 処分 さ れ た の で ある から 、 その 点 において は 事前 の 同意 が ある と いえる から で ある 。  また 、 同時に 部分 社会 として 認知 さ れる 団体 は 人的 集合 体 で ある から 、 その 団体 内 で 規律 を 保つ ため に 規定 や 手続 を 定める 必要 が ある 。 そこで 、 その 手続 に 一定 の 合理 性 が ある 限り その 手続 を 承認 し て 団体 に 入っ た もの は その 適用 を 受ける 、 という 考え に 基づく 。  なお 、 部分 社会 論 を 肯定 する こと は 法 多元 主義 の 考え を 肯定 する こと に なり 、 法 一 元 主義 の 考え方 から この 理論 を 肯定 する こと は 困難 で ある と 考え られる 。  後 掲 の 判例 を 見る と 、 「 部分 社会 の 内部 の 紛争 は 司法 審査 が 及ば ず 、 外部 に まで 影響 を 受ける （ 市民 法 秩序 に 影響 する ） もの は 審査 の 対象 に なる 」 という 定式 化 が できる 。 が 、 一概に 内部 紛争 の 審査 が でき ない と は 言え ず 、 部分 社会 の 性質 によって 個別 に 判断 を 要する と さ れる 。  例 として 、 部分 社会 の 法理 に よれ ば 、 構成 員 （ 学生 ・ 生徒 、 従業 員 ） の 校則 違反 や 就業 規則 違反 に対して の 制裁 は 学内 制裁 ・ 社内 制裁 （ 退学 ・ 懲戒 解雇 等 ） の 根拠 に は なる が 、 賠償 請求 等 の 司法 審査 の 対象 と は なら ない 。  例えば 「 日本 」 を 全体 社会 と し た 場合 、 この 全体 社会 の 一部 と なる 社会 を 部分 社会 と 呼ぶ 。 この 時 、 全体 社会 の 法 規範 と 衝突 する 部分 社会 の 法 規範 を どこ まで 尊重 する か が 問題 と なる 。 部分 社会 の 法 規範 は 、 全体 社会 の 法 規範 と 有機 的 な 関連 を もっ て 規範 的 な 統一 性 を もつ 限り において 尊重 さ れる ものの 、 全体 社会 の 価値 観 と 相容れない 限り において は 、 裁判所 は 全体 社会 の 法 規範 を 部分 社会 に 強制 し て 紛争 を 解決 する こと に なる 。規制 利権 （ きせ い り けん ） と は 、 行政 の 活動 に 批判 的 な 立場 から 、 規制 を 設ける こと で 発生 する 利権 が 存在 する 場合 が ある として 用い られる 用語 。  行政 による 規制 は 本来 、 社会 秩序 の 安定 や 、 国民 の 安全 性 ・ 利便 性 の 向上 等 の ため に 設け られる もの で ある と さ れる が 、 本来 の 役割 を 果たさ ず 形骸 化 し たり 、 逆 に 国民 生活 に 支障 を もたらす ケース も ある 。 さらに 場合 によって は 行政 に 批判 的 な 立場 の 研究 者 ・ 市民 団体 や マスコミ 等 から 批判 さ れる 場合 も ある 。  以下 に 「 規制 利権 」 が 存在 する として 批判 さ れ て いる 事例 を 挙げる が 、 ケース によって は 別 の 見方 も あり うる こと に 留意 す べき で ある 。  日本 の 建築 基準 法 や 建築 物 の 検査 システム について 、 効果 が 期待 でき ない と する 見方 も ある 。 その 見方 に よれ ば 「 本来 エキスパート で ある 建築 士 の 判断 が もっとも 信頼 できる に も 関わら ず 、 そもそも その 能力 の ない 行政 が 、 基準 を 作成 し 、 監査 し 、 責任 を 負っ て も 効果 が 期待 でき ない 」 と さ れる 。  ただし 、 上記 の 「 エキスパート で ある 建築 士 の 判断 が もっとも 信頼 できる 」 という 主張 に対して は 、 建築 士 が 起こし た 耐震 強度 偽装 事件 の よう な 反証 も あり うる 。 また 「 その 能力 の ない 行政 」 という 主張 に対して は 、 基準 を 作成 し 指導 する 立場 の 行政 の 担当 者 の 多く も 、 建築 ・ 土木 系 の 大学 ・ 大学院 等 を 卒業 ・ 修了 し て 、 公務員 試験 ・ 採用 試験 を 経 て 採用 さ れ た 技術 系 行政 官 で あり 、 その 中 に は 建築 士 等 の 資格 を 持つ 者 も 多数 存在 する こと も 考慮 す べき で ある と も さ れる 。  日本 で は 、 建築 物 の 各種 審査 や 評価 は 、 一般 財団 法人 日本 建築 センター が 実施 を 行っ て いる 。  すでに 規制 ・ 審査 団体 が ある に も 関わら ず 、 さらに 類似 の 新しい 団体 を 設立 しよ う と する 事例 も ある 。 これ は 業界 による 「 自主 的 」 な 動き による 場合 が 多い が 、 その 際 、 行政 側 から の 「 働きかけ 」 が 存在 する 事例 も しばしば 見 られる 。正義 の 女神 （ せい ぎのめがみ ） は 、 神話 に 登場 する 以下 の 女神 で ある 。  この 両 女神 は よく 同一 視 さ れる 。  剣 と 天秤 を 持つ 正義 の 女神 の 姿 は 、 司法 ・ 裁判 の 公正 さ を 表す 象徴 ・ シンボル として 、 古来 より 裁判所 や 法律 事務所 など 、 司法 関係 機関 に 飾る 彫刻 や 塑像 、 絵画 の 題材 として 扱わ れ て き た 。 現在 は 目隠し を し た 像 が 主流 で ある が 、 目隠し が ない もの も 多い 。 最高 裁判所 、 中央大学 多摩 キャンパス 内 、 虎ノ門 法曹 ビル （ 東京 都 港 区 ） 、 中央大学 杉並 高等 学校 、 愛知 県立 津島 高等 学校 など 日本 国内 に も テミス 像 が 存在 する 。 弁護士 バッジ に も 女神 の 天秤 が 描か れ て いる 。  英語 で は 一般 に 固有 の 名前 で 呼ば れる より も 、 単に   （ 正義 の 女神 ） と 呼ば れる こと が 多く 、 固有 の 名前 を 用いる とき は 正義   ( Justice )   の 語源 とも なっ て いる ユースティティア と 名付け られる 場合 が 多い 。 タロットカード の 大 アルカナ 11 番 （ または 8 番 ） 「 正義 」 に 描か れ て いる 剣 と 天秤 を 持っ た 女性 も 、 この 「 正義 の 女神 」 を 擬人 化 し た もの で ある 。  テミス と ゼウス の 娘 アストライアー   (')   や ホーライ の 一 人 ディケー （'） も 正義 を 司る 女神 で は ある ため 、 ユースティティア と 同一 視 さ れる こと も ある 。 しかし これら の 女神 が 司法 の 象徴 として 扱わ れる こと は 稀 で ある 。 星座 上 で おとめ 座 に 属する アストライアー は 、 隣り の てん びん 座 の 天秤 を 持っ て いる という 説 も ある 。  彼女 が 手 に 持つ 天秤 は 正邪 を 測る 「 正義 」 を 、 剣 は 「 力 」 を 象徴 し 、 「 剣 なき 秤 は 無力 、 秤 なき 剣 は 暴力 」 に 過ぎ ず 、 正義 と 力 が 法 の 両輪 で ある こと を 表し て いる 。 目隠し は 彼女 が 前 に 立つ 者 の 顔 を 見 ない こと を 示し 、 法 は 貧富 や 権力 の 有無 に 関わら ず 、 万 人 に 等しく 適用 さ れる という 「 法 の 下 の 平等 」 の 法 理念 を 表す 。  目隠し は そもそも 剣 と 天秤 の 含意 する 正義 に は 矛盾 する 付加 物 で あり 、 当初 は おそらく 逆 の 解釈 で あっ た と 考え られる 。 15 世紀 末 に 見 られる 木版 画 で は さしあたり 嘲笑 目的 の 戯画 として の 意味 が あっ た 。 1495 年 の 木版 画 で は 、 馬鹿 者 が 正義 の 女神 の 目 に 目隠し を し て いる 。 シュバルツェンベルグ は 1517 年 の バン ベルク 刑事 裁判 令 の なか で 、 全 裁判官 合議 体 に 馬鹿 者 の 帽子 と 目隠し を 着せ て 「 法 に 逆らい 悪い 習慣 に 基づい て 判決 を 出す 。 これぞ この 盲目 の 馬鹿 者 の 生業 なり 」 と 書い て いる 。 目隠し について 長尾 龍一 は 正義 の 実力 的 側面 に 着目 し 、 「 正義 の 女神 は 娼婦 で あり 、 戦い の 結果 が 明らか に なっ た 段階 で 勝者 の 胸 に 抱か れる 。 また 闘争 が 起こり 勝者 が 入れ替わる と 新た な 勝者 の 胸 に 抱か れる 。 正義 の 女神 は 腕ずく で 押さえ こま ね ば なら ない 」 点 の 寓意 し た もの と 解釈 する 。  目隠し の 寓意 する 意味 は ゲーテ の 時代 に は 「 人物 の 名声 を 顧慮 し ない 公正 さ 」 に 転換 し て おり 、 目隠し を し た 正義 の 女神 像 が 製作 さ れる よう に なっ た の は 法 の 平等 の 理念 が 生じ た 16 世紀 頃 以降 で 、 19 世紀 頃 より 目隠し を し た 像 が 主流 に なる 。 また 目隠し を 取っ た 状態 の 、 全体 を 見通し て 公正 な 判断 を 下す 女神 と さ れ て いる ケース も ある 。司法 試験 （ し ほう しけ ん ） は 、 日本 における 法曹 資格 付与 の ため の 試験 の 1 つ で あり 、 平成 14 年 法律 第 138 号 （ 司法 試験 法 及び 裁判所 法 の 一部 を 改正 する 法律 ） による 改正 後 の 司法 試験 法 に 基づい て 行わ れる 資格 試験 。 2011 年 （ 平成 23 年 ） まで の 試験 制度 移行 期間 中 は 、 旧 司法 試験 と 区別 する ため に 「 新 司法 試験 」 と 呼ば れ て い た 。 新旧 司法 試験 の 併行 実施 が 終了 し た こと に 伴い 、 2012 年 （ 平成 24 年 ） から 「 新 司法 試験 」 で は なく 「 司法 試験 」 と なっ た 。  及第 点 に 達し て いれ ば 合格者数 無 制限 の 免許 試験 で は なく 、 司法 修習 生 を 選考 する 採用 試験 で ある 。  弁護士 （ 代言 人 ） 試験 は 、 1872 年 に 導入 さ れ た 司法省 職務 定 制 から 4 年 後 に 公布 さ れ た 代言 人 規則 （ 1876 年 司法省 布達 ） によって 初めて 開始 。 他方 、 裁判官 試験 の 始まり は 、 治 罪 法 が 1880 年 に 施行 さ れ 予審 制度 が 導入 さ れ て から 4 年 後 に 公布 さ れ た 判事 登用 規則 （ 1884 年 ） に よる 。  1885 年 に 国体 が 内閣 制度 に 移行 し た あと は 、 1890 年 に と が 設置 さ れる とともに 、 1891 年 に は 判事 検事 登用 試験 が 設置 。 同 試験 の 規則 に は 陸軍 軍人 の 司法 大臣 山田 顕 義 が 署名 し て いる 。 1893 年 に は 弁護士 法 と 弁護士 試験 規則 （ 司法省 令 ） が 設置 さ れ 、 代言 人 試験 に 替わり 弁護士 試験 が 開始 。  1922 年 に は 、 高等 文官 試験 （ 高等 試験 ） 制度 が 改編 さ れ 、 判事 ・ 検事 及び 弁護士 の 資格 認定 は 高等 試験 司法 科 の 試験 による もの と なっ た 。 敗戦 後 の 1946 年 に は 、 それ まで の 司法 研究所 は 勅 令 により 司法研修所 と 改編 さ れ た 。 翌 1947 年 に は 裁判所 法 と 検察庁 法 が 公布 さ れ 、 司法 修習 など の 司法研修所 の 業務 が 、 大審院 を 改編 し た 最高 裁判所 の 内部 へ と 移管 さ れ た 。  1947 年 、 日本国 憲法 の 施行 に 続き 、 最高 裁判所 裁判官 国民 審査 制度 の 創設 、 裁判官 弾劾 裁判所 の 設置 が 行わ れ た 。 1948 年 に は 検察官 適格 審査 会 が 設置 さ れ 、 1949 年 に は 現行 の 弁護士 法 および 司法 試験 法 が 施行 さ れ 、 司法 試験 管理 委員 会 が 設置 さ れ た 。 さらに 、 1950 年 に は 検察官 特別 考試 が 開始 さ れ た 。 司法 試験 管理 委員 会 は 法務省 の 外局 で あっ た が 、 1999 年 から 始まっ た 司法 制度 改革 により 、 2004 年 に 法務省 の 審議 会 等 で ある 「 司法 試験 委員 会 」 に 改編 さ れ た 。  司法 試験 委員 会 は 2003 年 の 司法 試験 委員 会 令 （ 政令 ） 、 司法 試験 の 受験 手続 及び 運営 に関する 規則 （ 法務省 令 ） 、 司法 試験 法 第 4 条 第 1 項 第 4 号 の 規定 により 司法 試験 第 一 次 試験 を 免除 さ れる 者 に関する 規則 （ 法務省 令 ） 、 また 重ね て 2005 年 の 司法 試験 受験 手数料 令 （ 政令 ） 、 他 、 旧 司法 試験 管理 委員 会 規則 の うち 『 昭和 36 年 司法 試験 管理 委員 会 規則 第 2 号 』 （ 1961 年 ） 、 『 昭和 50 年 司法 試験 管理 委員 会 規則 第 1 号 』 （ 1975 年 ） など に 基づき 運営 さ れ て いる 。  司法 制度 改革 の 一環 で 、 法曹 人口 の 増加 と 一層 の 専門 性 化 を 図る べく 、 法曹 養成 制度 の 改革 が 行わ れ 、 専門 職 大学院 で ある 法科 大学院 の 設置 および 司法 修習 の 制度 変更 とともに 、 司法 試験 の 試験 内容 ・ 方式 も 変更 さ れ た 。  司法 試験 （ 新 司法 試験 ） は 、 平成 18 年度 から 開始 さ れ 、 2006 年 から 2011 年 まで の 制度 移行 期 （ 移行 期間 ） において は 、 新 司法 試験 と 従来 の 制度 による 司法 試験 （ 旧 司法 試験 ） と が 併存 し て い た 。 司法 試験 の 移行 期間 において は 、 原則 として 新 司法 試験 か 旧 司法 試験 の どちら か 一方 を 選択 し て 受け なけれ ば なら なかっ た 。  司法 試験 に 合格 し た 者 は 、 司法 修習 を 行い （ 最高裁判所 により 司法 修習 生 に 採用 さ れる こと が 必要 ） 、 さらに 司法 修習 の 最後 に ある 司法 修習 生 考試 （ いわゆる 二 回 試験 ） を 通過 する こと で 法曹 （ 裁判官 （ 判事 補 ） 、 検察官 （ 検事 ） 、 弁護士 ） に なる こと が できる 。  司法 試験 を 受験 する ため に は 、 法科 大学院 課程 を 修了 、 または 、 司法 試験 予備 試験 の 合格 の いずれ か が 必須 条件 で ある 。  法科 大学院 を 修了 し た 者 は 、 その 修了 日 後 の 5 年度 内 に 3 回 の 範囲 内 で 司法 試験 を 受験 する こと が できる 。  試験 制度 移行 期間 中 は 法科 大学院 を 修了 し て い なく て も 受験 できる 旧 司法 試験 が 併存 し て い た が 、 現在 は 旧 司法 試験 が 廃止 さ れ た ため 、 法科 大学院 を 修了 し て い ない 者 は 、 予備 試験 に 合格 し て 司法 試験 の 受験 資格 を 得る こと に なる 。 この 予備 試験 は 、 法科 大学院 の 課程 を 修了 し た 者 と 同等 の 学識 及び その 応用 能力 並びに 法律 に関する 実務 の 基礎 的 素養 を 有する か どう か を 判定 する こと を 目的 と する 試験 で ある 。 予備 試験 合格 日 後 の 5 年度 内 に 3 回 の 範囲 内 で 司法 試験 を 受験 する こと が できる 。  受験 資格 が 消滅 し た 場合 （ 俗 に 「 三振 」 と 呼ば れる ） 、 法科 大学院 を 再び 修了 する か 、 予備 試験 に 合格 する と 再び 受験 する こと が できる 。  3 回 の 受験 制限 規定 において は 、 法科 大学院 修了 前 2 年間 の 旧 司法 試験 の 受験 について も カウント 対象 と なる 。  以上 が 従来 の 規定 で あっ た が 、 2014 年 （ 平成 26 年 ） 5 月 、 改正 司法 試験 法 が 成立 し 、 法科 大学院 修了 後 5 年 以内 あるいは 予備 試験 合格 後 5 年 以内 で あれ ば 、 回数 の 制限 なく 受験 できる よう に なっ た 。 すなわち 、 司法 試験 が 実施 さ れる の は 実際 に は 年 一 回 な ので 、 受験 資格 を 得 て から 5 年 の 内 に 最高 5 回 の 受験 機会 が 認め られる という こと で ある 。  司法 試験 は 、 短 答 式 による 筆記 試験 （ 短 答 式 試験 ） 及び 論文 式 による 筆記 試験 （ 論文 式 試験 ） から 構成 さ れる 。 旧 司法 試験 と は 異なり 口述 試験 は ない 。  短 答 式 試験 は 、 法曹 と なろ う と する 者 に 必要 な 専門 的 な 法律 知識 及び 法的 な 推論 の 能力 を 有する か どう か を 判定 する ため に 行わ れる 試験 で あり 、 予備 試験 の 実施 に 伴い 、 平成 23 年度 以降 は 5 月 下旬 の 試験 の 最終 日 に 行わ れ て いる 。  旧 司法 試験 と は 異なり 、 絶対 的 評価 （ 各 科目 とも 満点 の 40 % 以上 が 必要 で 、 総合 で 満点 の 約 65 . 7 % 以上 が 必要 （ 2008 年 ） ） により 短 答 式 試験 の 合否 が 決定 さ れる 。  司法 試験 の 受験 者 は 全員 論文 式 試験 を 受験 できる が 、 短 答 式 試験 に 不 合格 の 者 について は 論文 式 試験 の 答案 は 採点 さ れ ない 。  マークシート を 用い て 行わ れる 試験 で ある 点 、 試験 中 の 参照 物 は 認め られ ない 点 は 旧 司法 試験 と 同様 で ある 。  論文 式 試験 は 、 法曹 と なろ う と する 者 に 必要 な 専門 的 学識 並びに 法的 な 分析 、 構成 及び 論述 の 能力 を 有する か どう か を 判定 する ため に 行わ れる 試験 で ある 。 日程 は 、 5 月 下旬 の 3 日間 。  以上 の 問題 数 及び 点数 で 、 文章 で 解答 する 形式 で 行わ れる 。  選択 科目 は 、  の 8 科目 から 1 科目 を 選択 する 。  法律 上 の 論点 を 含む 比較的 長め の 事例 （ 何 ページ か にわたる 資料 が 付い て いる 場合 も ある 。 ） が 与え られ 、 それ に対する 法的 判断 を 問わ れる もの が 中心 で ある 。  参照 物 として 、 「 司法 試験 用 法文 」 と よば れる 最小限 の 条文 のみ が 記載 さ れ た 六法 が 試験 中 貸与 さ れる 。 この 六法 は 、 不正 防止 の ため に 書き込み 行為 が 禁止 さ れ 、 試験 期間 中 、 受験生 の 間 で 交換 さ れ て 使用 さ れる 。 また 、 受験生 は 、 論文 式 試験 最終 日 に 使っ た 六法 を 、 論文 式 試験 終了 後 、 持ち帰る こと が できる 。  論文 式 試験 において も 最低 必要 点 が 設定 さ れ て おり 、 1 科目 で も 満点 の 25 % に 満た ない 場合 に は 不 合格 と なる 。  短 答 式 試験 の 合格 者 の 中 から 論文 式 試験 のみ で 不 合格 と なっ た 者 を 除外 し た 上 で 、 短 答 式 試験 の 成績 と 論文 式 試験 の 成績 を 総合 評価 し て 合格 者 を 決定 する 。  2009 年 （ 平成 21 年 ） から 実施 短 答 式 試験 と 論文 式 試験 の 比重 は 1 : 8 （ 2006 年 （ 平成 18 年 ） から 2008 年 （ 平成 20 年 ） は 1 : 4 ） と し 、 判定 に当たって は 論文 式 の 点 を 調整 し 1 . 75 倍 し た もの に 短 答 式 の 素 点 の 2 分の 1 を 加算 し て 判定 する 。  2015 年 （ 平成 27 年 ） より 下記 の よう に 変更 さ れる 。  答 式 試験 と 論文 式 試験 の 総合 評価  短 答 式 試験 の 得点 と 論文 式 試験 の 得点 を 合算 し た 総合 点 をもって 総合 評価 を 行う こと について は 変更 は 加え ない 。  合算 の 際 の 配点 について は ， 短 答 式 試験 と 論文 式 試験 の 比重 を １ ： ８ と し ， 総合 点 は 以下 の 算式 により 計算 する 。  算式   ＝   短 答 式 試験 の 得点   ＋   （   論文 式 試験 の 得点   ×   1400 / 800 ）  合格 発表 は 、 ここ 最近 は 9 月 第 2 木曜日 に なさ れる 。 合格 者 は 、 司法 修習 生 に 採用 さ れ た 後 、 11 月 下旬 より 約 10 か月 間 の 実務 修習 を 受ける （ 平成 18 年度 （ 新 60 期 ） のみ 、 1 か月 程度 の 導入 研修 （ 実務 修習 前 集合 修習 ） が 行わ れ た ） 。 この うち 8 か月 間 は 、 民事 裁判 修習 、 刑事 裁判 修習 、 検察 修習 、 弁護 修習 に あて られる 。 残り の 2 か月 間 は 、 選択 型 実務 修習 として 、 司法 修習 生 各人 の 希望 を 踏まえ 、 総合 的 な 法曹 実務 を 修習 する こと と なる 。 その後 、 2 か月 間 、 最高 裁判所 付属 の 司法研修所 （ 埼玉 県 和光 市 ） で 集合 研修 を 受ける （ 修習 生 によって は 選択 修習 と 集合 修習 の 順序 が 逆 に なる ） 。 そして 、 裁判所 法 67 条 1 項 の 国家 試験 （ 司法 修習 生 考試 ） を 受け 、 これ に 合格 すれ ば 法曹 と なる 資格 を 得る 。  平成 18 年 （ 2006 年 ） 新 司法 試験 受験 回数 調 （ 平成 18 年 9 月 26 日 付け 法務省 大臣 官房 人事 課 作成 ） に よれ ば 、 平成 18 年 （ 2006 年 ） 司法 試験 （ 新 司法 試験 ） において の 受験 回数 別 内訳 （ 旧 司法 試験 受験 を 含む ） は 、 1 回 目 が 1669 名 、 2 回 目 が 402 名 、 3 回 目 が 20 名 で 合格 者 は 1 回 目 が 748 名 、 2 回 目 が 247 名 、 3 回 目 が 14 名 。 少なくとも 6 名 の 者 が 受験 回数 制限 により 司法 試験 本 試験 の 受験 資格 を 喪失 し た こと が 推定 さ れる 。  2007 年 （ 平成 19 年 ） の 司法 試験 （ 新 司法 試験 ） の 既 修 ・ 未 修 の 別 は 、 出願 者 既 修 2885 名 、 未 修 2516 名 に対し 合格 者 は 既 修 1216 名 、 未 修 635 名 で あっ た 。 受験 回数 別 内訳 （ 旧 司法 試験 受験 を 含む ） は 、 1 回 目 が 4061 名 、 2 回 目 が 1197 名 、 3 回 目 が 143 名 で あり 、 合格 者 は 1 回 目 が 1250 名 、 2 回 目 が 525 名 、 3 回 目 が 76 名 で あっ た 。  2007 年 （ 平成 19 年 ） 6 月 22 日 に 司法 試験 委員 会 は 合格者数 の 目安 として 、 2008 年 （ 平成 20 年 ） は 2100 ~ 2500 人 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） は 2500 ~ 2900 人 、 2010 年 （ 平成 22 年 ） は 2900 ~ 3000 人 と する こと を 発表 し た 。 しかし 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） の 合格者数 は この 目安 を 大きく 下回っ た 。 その後 も 司法 試験 の 合格者数 は 毎年 2000 人 余 に とどまり 、 当初 の 目標 で あっ た 3000 人 に は 程遠い 現状 が 続い て いる 。  合格 者 の 内訳 を みる と 、 新卒 の 既 修 者 について は おおむね 5 割 前後 の 合格 率 を 各 年 とも 維持 し て いる が 、 新卒 未 修 者 の 合格 者 は 2 割 強 、 既 卒 者 の 合格 率 は 2 割 弱 と なっ て おり 、 回 が 進む に 連れ て 相対 的 に 合格 率 の 低い 既 卒 者 の 受験 者 全体 に 占める 割合 が 増加 し て いる こと が 全体 の 合格 率 の 低迷 の 一因 に も なっ て いる 。 それでも 、 旧 司法 試験 の とき の 合格 率 より も 圧倒的 に 高い もの と なっ て いる 。  合格 者 平均 年齢 は おおむね 28 歳 後半 と なっ て おり 、 男女 比 は おおむね 3 : 1 で 推移 し て いる 。  司法 試験 予備 試験 は 、 司法 試験 の 受験 を 希望 し ながら 様々 な 事情 により 法科 大学院 に 通う こと の でき ない 者 の ため に 、 旧 司法 試験 の 廃止 に 伴い 2011 年 から 実施 さ れ て いる 試験 。 法科 大学院 を 修了 せ ず 司法 試験 を 受験 する に は 、 この 予備 試験 に 合格 する 必要 が ある 。 受験 資格 の 制限 は なく 、 旧 司法 試験 と 同じく 短 答 ・ 論文 ・ 口述 の 3 種 を 受験 する 。 合格 者 は 法科 大学院 修了 者 と 同等 の 学力 を 有する 者 と 見なさ れ 、 司法 試験 の 受験 資格 を 得 られる 。 予備 試験 に 合格 し て 得 た 司法 試験 の 受験 資格 について も 、 法科 大学院 修了 者 と 同じく 、 司法 試験 3 回 の 不 合格 もしくは 司法 試験 受験 資格 取得 後 5 年間 経過 で 失わ れる 。  科目 は 短 答 式 が 憲法 、 行政 法 、 民法 、 商法 、 民事 訴訟 法 、 刑法 、 刑事 訴訟 法 、 一般 教育 科目 の 8 科目 、 論文 式 が 憲法 、 行政 法 、 民法 、 商法 、 民事 訴訟 法 、 刑法 、 刑事 訴訟 法 、 一般 教育 科目 、 法律 実務 基礎 科目 の 9 科目 、 口述 が 法律 実務 基礎 科目 。上訴 （ じ ょうそ ） と は 、 訴訟 法 上 の 法律 用語 で 、 裁判 に対する 不服 を 理由 として 当該 裁判 の 確定 を 遮断 し て （ 確定 遮断 効 ） 上級 の 裁判所 に 新た な 裁判 を 求める （ 移 審 効 ） 不服 申 立て の こと を 言う 。  憲法 の 裁判 を 受ける 権利 を 具体 化 し た 制度 の 一つ で ある が 、 必ずしも 常に 認め られる わけ で は なく 、 上訴 の 利益 など の 実体 的 要件 や 期間 など の 形式 的 要件 を 遵守 する こと が 必要 で あり 、 濫用 的 な 行使 に は 過料 など の 制裁 が 加え られる こと が ある 。 また 、 前述 の 定義 上 、 最上級 の 裁判所 の 裁判 に対する 上訴 は 観念 し 得 ない 。  異議 は 移 審 効 を 有 し ない ので 上訴 で は ない 。 特別 上訴 （ 特別 上告 及び 特別 抗告 ） 及び 非常 上告 は 確定 遮断 効 を 有 し ない ので 上訴 で は ない 。 再審 の 請求 は 確定 遮断 効 を 有 し ない し （ そもそも 完全 に 別 の 手続 で ある という 意味 で ） 移 審 効 も 有し ない から 上訴 で ない 。 準 抗告 について は 、 簡易 裁判所 の 裁判官 の 命令 に対する もの は 上訴 で ある が 、 検察官 、 検察 事務 官 又は 司法 警察 職員 の 処分 に対する もの は 裁判 に対して 為さ れる もの で は ない から 上訴 で は ない 。 地方裁判所 の 裁判官 の 命令 に対する 準 抗告 は 上級 裁判所 に対する もの で は ない こと から 、 上訴 に は 該 ら ない という こと に なる の で あろ う か 。  検察官 も 被告 人 と 同じく 控訴 又は 上告 を する こと が できる 。  無罪 判決 に対する 検察官 の 上訴 は 日本国 憲法 第 39 条 の 一事 不 再 理 ないし 二 重 の 危険 により 禁止 さ れる と の 見解 が ある が 、 日本 の 判例 ・ 通説 で は 一 審 も 控訴 審 も 上告 審 も 継続 する 一つ の 危険 として 禁止 さ れ ない と の 立場 を とっ て いる 。  英 米 法 において は 古く から 事実 審 の 公判 審理 を 一つ の 危険 と 考え て おり 、 無罪 の 評決 は 事件 に対する 最終 判断 で あり 、 それ に対して 上訴 は でき ない と し て いる 。坂東   國男 （ ばん どう   くに お 、 1947 年 1 月 10 日   -   ） は 、 日本 の 新 左翼 活動 家 、 テロリスト 。 共産 主義 者 同盟 赤軍 派兵 士 を 経 て 、 連合赤軍 に 合流 、 幹部 を 務め た 。  滋賀 県 大津 市 生まれ 。 生家 は 旅館 を 営ん で い た 。 滋賀 県立 膳所 高等 学校 卒業 。  1966 年 に 京都大 学 農学部 林学 科 に 入学 する が のち に 退学 。 1971 年代 に 赤軍 派 の 坂東 隊 として 、 植 垣 康博 、 山崎 順 ら を 率い て M 作戦 （ 金融 機関 強盗 ） を 行っ た 。 赤軍 派 が 京浜 安保 共闘 と 統一 し 連合赤軍 と なる と 、 連合赤軍 中央 委員 に 就任 。 連合赤軍 で の 序列 は 5 位 。  連合赤軍 幹部 として 山岳 ベース 事件 に 関与 。 1972 年 2 月 19 日 に 警察 の 手 から 逃れる ため に 仲間 4 人 とともに あさま 山荘 事件 を 起こす が 、 2 月 28 日 に 逮捕 さ れる 。 あさま 山荘 事件 を 起こし た 5 人 の 中 で は 唯一 の 赤軍 派 出身 で あっ た 。 40 日間 黙秘 を し て い た が 、 事件 中 に 自殺 し た 父親 の 位牌 を 見せ られる と 山岳 ベース 事件 やあ さま 山荘 事件 に関する 供述 を 始め た 。  獄中 で は 永田 洋子 、 植 垣 ら と共に 塩見 派 につき 赤軍 派 プロ 革 派 に 参加 。 1975 年 に 日本 赤軍 による クアラルンプール 事件 で 超 法規 的 措置 により 釈放 ・ 国外 脱出 し 、 日本 赤軍 に 参加 。 日本 赤軍 参加 後 は 同 組織 最高 幹部 で ある 重信 房子 の 側近 と なっ た 時期 が あり 、 重信 を 「 敬愛 する 司令 官 同志 」 と 表現 し た パンフレット の 作成 、 また 日本 赤軍 から の 脱退 届 を 提出 し た 和 光晴 生 に対する 査問 会議 の 議長 を 務める など し た 。  マドリード で 盗難 に 遭っ た 元 京都 市議 の 旅券 を 基 に し た 偽造 旅券 で 、 1987 年 春 頃 から マニラ を 中心 と し た 東南アジア の ほか 、 11 月 25 日 に 入国 し た オーストリア を 含め 、 ヨーロッパ 数 か国 を 動き回っ て い た こと が 1988 年 8 月 に 判明 し た 。  坂東 が 高齢 化 し た 母親 と の 面会 について 支援 者 を 介し て 求め た ところ 、 母親 から 拒絶 さ れ て い た こと が 2000 年 11 月 の 重信 の 逮捕 時 に 押収 し た 資料 から 判明 し て おり 、 警察 当局 は 坂東 も 帰国 準備 を 進め て い た と み て いる 。  重信 が 2001 年 に 日本 赤軍 の 解散 を 宣言 し た 直後 、 大道寺 あや子 とともに 「 日本 赤軍 解散 宣言 無効 宣言 」 を 表明 し た 。  現在 も 連合赤軍 事件 だけ で なく 、 日本 赤軍 として ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 に 関与 し た 罪 も 加わり 警察庁 に 指名 手配 中 で ある と 同時に 国際 手配 さ れ て いる 。  公安 当局 に よる と 、 坂東 は 基本 的 に 中東 に 拠点 を 置き 、 中国 、 ルーマニア 、 ネパール で の 入国 の 形跡 が 確認 さ れ て いる が 、 詳細 な 消息 及び 現在 の 生死 は 不明 で ある 。退去 強制 （ たい きょき ょうせい ） と は 、 出入国 管理 及び 難民 認定 法 （ 入管 法 ） に 定め られ た 行政 処分 の 一つ で 、 日本 に 滞在 し て いる 外国 人 を 強制 的 に 日本 から 退去 さ せる こと を いう 。 退去 強制 の 処分 に 至る まで の 調査 ・ 審理 手続 を 含め て 言う とき は 「 退去 強制 手続 」 と いう 。 関係 官庁 内 で は 「 退去 強制 令書 」 を 縮め て 「 退 令 （ たい れい ） 」 と 略さ れ 、 報道 等 で は 俗 に 「 強制 送還 （ きょうせい そうかん ） 」 、 「 国外 退去 処分 （ こく が い た いき ょしょぶん ） 」 と 表現 さ れる 。  なお 、 同 法 に は 日本 国外 の 領域 から 日本 に 入国 （ 正確 に は 上陸 ） しよ う として 拒否 さ れる 処分 （ 退去 命令 。 略称 ・ 退 命 ） が ある が 、 退去 強制 と は 趣旨 ・ 条項 ・ 罰則 等 が 全く 異なる 別 概念 もの と さ れ て いる 。 報道 等 で は こちら も 「 強制 送還 」 、 「 国外 退去 」 と 表現 する こと が あり 、 両者 を 混同 し て 認識 する 例 が 少なく ない 。  出入国 管理 及び 難民 認定 法 第 24 条 各 号 所定 の 退去 強制 事由 を 要約 し て 列記 。 この 場合 「 本邦 」 と は 日本 国 を 指す 。 正確 な 退去 強制 事由 は 条文 参照 。  出国 命令 対象 者 （ 対象 の 範囲 について は 出国 命令 を 参照 の こと ） は 、 第 1 次 的 に は 出国 命令 手続 で 出国 する こと と なる 。 もっとも 、 出国 期限 内 に 出国 し なかっ た 場合 、 出国 命令 の 際 に 付さ れ た 条件 に 違反 し た ため 出国 命令 を 取り消さ れ た 場合 に は 、 退去 強制 手続 による こと に なる 。  一方 、 退去 強制 手続 の 途中 で 出国 命令 対象 者 で ある こと が 判明 し た 場合 に は 、 出国 命令 手続 に 移行 する （ 47 条 2 項 、 48 条 7 項 、 49 条 5 項 、 55 条 の 3 ） 。  退去 強制 の 手続 は 、 違反 調査 → 収容 → 審査 → 口頭 審理 → 異議 の 申出 → 退去 強制 令書 の 発 付 → 退去 強制 令書 の 執行 の 流れ で 行わ れる 。 以下 概説 する 。  違反 調査 と は 、 退去 強制 事由 の 存否 について 入国 警備 官 により 行わ れる 調査 で ある 。 入国 警備 官 は 、 容疑 者 ・ 証人 を 取り調べ 、 地方裁判所 又は 簡易 裁判所 の 裁判官 の 令状 により 臨検 、 捜索 及び 押収 を する こと が できる 。  入国 警備 官 が 、 容疑 者 に 退去 強制 事由 に 該当 する と 疑う に 足りる 相当 な 理由 が あり 、 また その 外国 人 が 出国 命令 対象 者 に 該当 し ない 場合 に は 、 主任 審査 官 に 収容 令書 の 発 付 を 請求 する 。 主任 審査 官 が これ を 認め て 収容 令書 を 発 付し た 場合 、 入国 警備 官 は 、 容疑 者 に 収容 令書 を 示し て 容疑 者 を 収容 場 等 に 収容 する こと が できる 。 収容 の 期間 は 30 日 以内 で ある が 、 やむを得ない 事由 が ある とき に は 30 日 を 限り 延長 する こと が できる 。  実務 上 は 、 退去 強制 事由 に 該当 する 場合 で あっ て も 、 帰国 の 意思 を もっ て 自ら 地方 入国 管理 局 等 へ 出頭 し 、 自力 で 帰国 できる 見込み が ある 者 に対して は 、 入管 法 違反 以外 に 犯罪 の 嫌疑 が なけれ ば 、 身柄 の 拘束 は 行わ ず 在宅 で の 取調べ と なる こと も 多い 。  入国 警備 官 は 、 容疑 者 の 収容 後 48 時間 以内 に 、 調書 及び 証拠 物 とともに ， 当該 容疑 者 を 入国 審査 官 に 引き渡す 。 引渡し を 受け た 入国 審査 官 は 、 受け取っ た 調書 及び 証拠 物 を 精査 し 、 容疑 者 から 事情 を 聴取 する など し て 、 容疑 者 が 退去 強制 事由 に 該当 する か について 審査 を 行う 。 審査 の 結果 、 退去 強制 事由 が ない と 認定 さ れ た 場合 に は 、 直ちに 容疑 者 は 放免 さ れる 。 出国 命令 対象 者 で ある と 認定 さ れ た 場合 に は 出国 命令 手続 に 移行 し 、 容疑 者 は 出国 命令 を 受け たら 直ちに 放免 さ れる 。 容疑 者 が 退去 強制 対象 者 に 該当 する と 認定 さ れ た 場合 に は 、 その 旨 と 口頭 審理 を 受ける 権利 を 告知 さ れる 。 容疑 者 が 認定 に 服し た 場合 に は 、 主任 審査 官 により 退去 強制 令書 が 発 付さ れる 。  容疑 者 が 認定 に 異議 が ある とき は 、 認定 通知 の 日 から 3 日 以内 （ 日数 は 通知 の 翌日 から 起算 ） に 特別 審理 官 に対し 、 口頭 審理 の 請求 を する こと が できる 。 特別 審理 官 は 、 関係 書類 を 精査 し 、 容疑 者 から 事情 を 聴取 する など し て 、 入国 審査 官 の 認定 に 誤り が ない か の 口頭 審理 を 行う 。 入国 審査 官 の 認定 に 誤り が あり 、 退去 強制 事由 が ない と 判定 さ れ た 場合 に は 、 直ちに 容疑 者 は 放免 さ れる 。 出国 命令 対象 者 で ある と 判定 さ れ た 場合 に は 出国 命令 手続 に 移行 し 、 容疑 者 は 出国 命令 を 受け たら 直ちに 放免 さ れる 。 容疑 者 が 退去 強制 対象 者 に 該当 する と の 認定 に 誤り が ない と 判定 さ れ た 場合 に は 、 その 旨 と 異議 の 申 出 の 権利 を 告知 さ れる 。 容疑 者 が 判定 に 服し た 場合 に は 、 主任 審査 官 により 退去 強制 令書 が 発 付さ れる 。  容疑 者 が 判定 に 異議 が ある とき は 、 判定 通知 の 日 から 3 日 以内 （ 日数 は 通知 の 翌日 から 起算 ） に 法務大臣 に対し 、 異議 の 申 出 を する こと が できる 。 法務大臣 又は その 権限 の 委任 を 受け た 地方 入国 管理 局長 は 、 関係 書類 を 精査 し 、 異議 の 申出 に 理由 が ある か を 書面 審理 する 。 異議 の 申出 に 理由 が あり 、 退去 強制 事由 が ない と 裁決 さ れ た 場合 に は 、 直ちに 容疑 者 は 放免 さ れる 。 出国 命令 対象 者 で ある と 裁決 さ れ た 場合 に は 出国 命令 手続 に 移行 し 、 容疑 者 は 出国 命令 を 受け たら 直ちに 放免 さ れる 。 異議 の 申出 に 理由 が なく 、 在留 特別 許可 を し ない と 裁決 さ れ た 場合 に は 、 主任 審査 官 により 退去 強制 令書 が 発 付さ れる 。 法務大臣 等 は 、 異議 の 申出 に 理由 が ない 場合 で あっ て も 、 永住 許可 を 受け て いる とき 、 かつて 日本 国民 として 本邦 に 本籍 を 有し た こと が ある とき 、 人身 取引 等 の 被害 者 で ある とき その他 法務大臣 等 が 特別 に 在留 を 許可 す べき 事情 が ある と 認める とき に は 、 その 者 の 在留 を 特別 に 許可 し 、 直ちに その 者 を 放免 する 。  ただし 、 「 日本人 と の 婚姻 関係 が ある 」 と 偽装 結婚 する 、 在留 特別 許可 の 悪用 が 、 在日 中国人 社会 で 黒 転 白 （ ヘイ・ジャン・パイ ） として 流行 。 それ を 手助け する 日本人 業者 も 少なく ない 。  主任 審査 官 により 発 付さ れ た 退去 強制 令書 は 入国 警備 官 （ 又は 警察官 若しくは 海上 保安 官 ） が 執行 する 。 退去 強制 令書 の 発 付 を 受け た 者 は 、 入国 者 収容 所長 又は 主任 審査 官 の 許可 を 得 て 、 自費 で 本邦 を 退去 する こと も できる 。 退去 強制 を 受ける 者 は 原則 として 本国 に 送還 さ れる 。  実務 上 の 取扱い として 、 退去 強制 の 費用 （ 主 に 航空 運賃 ） を 自分 で 支弁 でき たり 、 差入れ を 受ける こと が 可能 な 者 は 、 身柄 が 拘束 （ 収容 ） さ れ て い て も 10 日 から 14 日 程度 で 出国 が できる が 、 費用 を 支弁 でき ない 場合 は 、 種々 の 手続 ・ 決裁 を 経 て 国家 予算 で 送還 さ れる ため 、 収容 状態 が 長期 に 及ぶ こと も ある 。 退去 者 が 、 退去 を 拒ん で 暴れる ケース も ある ため 、 1 人 の 退去 の ため に 数 人 の 警備 員 を 付ける 必要 が ある など 、 費用 が 嵩む こと も 多い 。 国家 予算 を 使用 する こと へ は 批判 も 根強く 、 あくまで 自費 で 退去 さ せる よう に す べき だ と の 批判 が ある 。  退去 費用 の 抑制 の ため 、 2013 年 より 、 退去 先 の 国 が 同じ 数 十 人 の 不法 滞在 者 を 、 チャーター 機 で 集団 退去 さ せる 手法 が 導入 さ れ た 。  チャーター 機 で 祖国 に 強制 送還 し た 記録 。 （   ） 内 は 職員 等 の 人数  チャーター 機 以外 の 強制 送還 も 含める と 、 2014 年 は 5500 人 を 超え た 。政治 任用 制 （ せい じ に ん ようせい 、 political   appointee ） と は 、 政府 機関 の 要職 に つき 、 政治 家 で ある 任命 権 者 の 裁量 により 、 専門 的 な 政策 能力 や 政治 的 忠誠 心 など に 基づき 任免 する こと を 政治 任用 と いい 、 その よう な 制度 を いう 。 別称 は ポリティカル・アポインティ 。  政治 任用 の あり方 について は 国 によって 定義 ・ 形態 とも 様々 で ある 。  人的 規模 で 言う と アメリカ の 政治 任用 職 は 数 千 人 に 及ぶ が イギリス で は 100 人 に 満た ない 。  フランス で は 職業 公務員 出身 者 が 大半 を 占め 、 基本 的 に 退職 後 は 職業 公務員 へ 復帰 する 一方 、 ドイツ で は 職業 公務員 出身 者 が 大半 で ある が 、 退職 後 に は 元 の 職場 に は 戻ら ない こと が 多い 。  日本 において は 主 だっ た 役職 は 国会 議員 が 兼務 し て おり 、 それ 以外 で は 職業 公務員 出身 者 が 多い 。  これら の 差異 について は 各国 の 歴史 、 政治 形態 、 行政 制度 と 密接 に 結びつい て いる ため 一概に 優劣 を 比較 でき ない 。  日本 で は ほとんど の 職位 について 国家 公務員 試験 に 合格 し 、 国家 公務員 として の 身分 を 有する 者 の 中 から 登用 さ れる 資格 任用 制 を 中心 と し た 仕組み と なっ て おり 、 ほとんど 官庁 の 重要 な 官職 は 公務員 試験 の 合格 者 の 間 で 占め られる 。  内閣 総理 大臣 以外 に 国務大臣 、 副 大臣 、 大臣 政務 官 の ポスト が 置か れ 、 これら の ポスト は 国会 議員 が 兼任 する こと が でき 、 通例 で は 政治 家 の ポスト と なっ て いる 。 また 内閣 官房 副 長官 、 内閣 総理 大臣 補佐 官 、 大臣 補佐 官 も 国会 議員 が 兼任 する こと が でき 、 内閣 官房 副 長官 は 1 人 を 除い て 政治 家 が 就任 する こと が 通例 と なっ て いる 。 内閣 総理 大臣 補佐 官 は かつて は 民間 人 や 職業 公務員 経験 者 から 起用 さ れる 例 も あっ た が 2007 年 8 月 以降 は 政治 家 が 就任 する こと が 通例 と なっ て いる 。 大臣 補佐 官 は 必置 で は ない ため 就任 例 が 少ない が 、 政治 家 経験 者 、 職業 公務員 経験 検 者 、 民間 人 が 就任 し て いる 。  これら の ポスト 以外 は 、 職業 公務員 が 就任 し て いる 。 職業 公務員 の 最高 ポスト は 一般 に 各省 の 事務次官 で ある 。 職業 公務員 を 含め た 職員 の 任命 権 は 政治 家 で ある 大臣 が 握る ものの 、 任用 は 成績 主義 に 基づく もの と さ れ 、 公務員 採用 試験 により 採用 さ れ た 職業 公務員 が 順次 昇進 し て いく の が 通例 で ある 。  米国 において は 、 米国 公務員 倫理 室 （ United   States   Office   of   Government   Ethics ） の 規定 で は 、 「 大統領 、 副 大統領 、 政府 機関 トップ によって 任用 さ れ た 雇用 者 （ any   employee   who   is   appointed   by   the   President ,   the   Vice   President ,   or   agency   head ） 」 と 定義 さ れる 。ビジネス 著作 権 検定 （ ビジネス ち ょさくけんけんてい ） は 、 著作 権 に関する 知識 について 、 基礎 的 な 理解 、 具体 的 な 事例 判断 で の 応用 力 を 測定 する 検定 試験 。 略称 は 、 著 検 。 サーティファイ 著作 権 検定 委員 会 が 主催 。 一般 社団 法人 知的 財産 教育 協会 が 監修 し て いる 。 2004 年 （ 平成 16 年 ） から 開始 さ れ た 比較的 新しい 民間 検定 で ある 。  毎年 、 2 月 ・ 6 月 ・ 11 月 に 実施 （ 2 月 は 初級 のみ ） 。 ほか に 団体 受験 も ある 。  著作 権 に関する 基礎 的 知識 。 筆記 試験 （ マークシート 式 ） 。 60 分 ・ 30 問 。 合格 基準 は 正答 率 65 % 以上 で ある こと 。 合格 率 は 51 . 4 %。 受験 料 は 4 , 600 円 。  著作 権 に関する 基礎 的 知識 と 事例 における 問題 点 発見 と 解決 能力 について の 応用 力 。 筆記 試験 （ マークシート 式 ） 。 90 分 ・ 40 問 。 合格 基準 は 正答 率 70 % 以上 で ある こと 。 合格 率 は 33 . 7 %。 受験 料 は 7 , 300 円 。知的 財産 検定 （ ち て き ざいさんけんてい ） は 、 かつて 実施 さ れ て い た 知的 財産 に関する 検定 試験 で ある 。  企業 活動 において 実際 に 起こっ た 知的 財産 に 関連 する 事例 から 、 問題 を 発見 し 、 解決 する 能力 を 認定 する 検定 試験 で あっ た 。  日本 弁理 士 会 が 後援 し 、 2004 年 から 2008 年 まで 知的 財産 教育 協会 によって 実施 さ れ た 。 2008 年 7 月 から は 国家 資格 で ある 知的 財産 管理 技能 士 の 認定 の ため の 検定 で ある 、 技能 検定 の 知的 財産 管理 職種 に 移行 し た 。 なお 、 移行 後 も 検定 の 実施 は 知的 財産 教育 協会 が 行っ て いる 。  検定 は 1 級 （ 特許 ） と 2 級 と の 2 区分 で あっ た が 、 1 級 ・ 2 級 に 準ずる 成績 の 場合 に は 、 それぞれ 準 1 級 ・ 準 2 級 と 認定 さ れ た 。  合格 基準 は 、 検定 委員 会 が 実際 の 問題 と 採点 結果 データ を 検証 し 、 TOEIC など で も 採用 さ れ て いる 項目 応答 理論 （ IRT ） も 活用 し ながら 決定 する 。 この ため 、 基準 値 は 変動 する が 、 合格 の 目安 と なる 正答 率 は 、 1 級 （ 特許 ）   約 80 ％ 、 準 1 級 （ 特許 ）   約 65 ％ 、 2 級   約 70 ％ 、 準 2 級   約 60 ％ と さ れ て い た 。  また 、 合格 率 は 2008 年 第 1 回 実績 で 、 1 級 （ 特許 ）   5 . 1 ％ 、 準 1 級 （ 特許 ）   35 . 7 ％ 、 2 級   37 . 5 ％ 、 準 2 級   34 . 2 ％ で あっ た 。 1 級 の 合格 率 は 、 弁理 士 試験 と 同等 で あっ た 。  知的 財産 検定 は 2008 年 3 月 の 試験 をもって 終了 し 、 2008 年 7 月 から は 技能 検定 の 知的 財産 管理 職種 が 実施 さ れ て いる 。 知的 財産 検定 合格 者 について は 、 特例 講習 を 受講 し 2011 年 （ 平成 23 年 ） 3 月 31 日 まで に 修了 試験 に 合格 する こと で 、 国家 資格 で ある 知的 財産 管理 技能 士 へ の 移行 が 可能 で あっ た 。  知的 財産 検定 は 、 企業 において 弁理 士 と 協 働 する 知 財 責任 者 や 担当 者 の ため の 実力 検定 と 位置づけ られ て おり 、 法律 の 知識 だけ で は なく 、 実務 に関する 知識 も 問わ れる 点 で 、 検定 の 内容 が 弁理 士 試験 と 異なっ て い た 。 具体 的 に は 、 外国 実務 知識 、 契約 概論 は 、 知的 財産 検定 のみ で 科さ れ 、 弁理 士 試験 で は 問わ れ ない 。 なお 、 問題 の 難易 度 や 受験 者 の 能力 が 異なる ため 一概 に は 比較 でき ない が 、 知的 財産 検定 1 級 の 合格 率 は 、 弁理 士 試験 の 合格 率 （ 6 %～ 7 %） より も 低かっ た 。ざる 法 （ ざる ほう 、 笊 法 ） と は 、 抜け穴 が 多い 法律 を さす 俗語 で ある 。 水 が ざる を 通り抜ける 様子 から 名付け られ た もの と さ れる 。  歴史 的 に は 、 アメリカ合衆国 の 禁酒 法 が ざる 法 の 好例 で ある 。 この 法律 で は 酒 について 売買 や 製造 や 密輸 を 禁止 し て い た が 、 医師 の 処方箋 を もらっ て 薬用 に 飲む 酒 は 認め られ た ほか 、 カナダ や メキシコ に 酒 を 飲み に 行く の も 違法 で なく 、 法 の 不 遡及 の 観点 から 、 禁酒 法 施行 以前 に 所持 し た 酒 を 飲む の も 認め られ た ため 、 法律 が 有名 無実 と なり 廃止 さ れ た 。  他 の 例 として 、 日本 の 政治 資金 規正 法 が ある 。 同 法 で は 、 立法 当初 、 政治 家 本人 が 直接 金員 を 受け ず に 秘書 や 自己 が 実質 的 に 支配 する 団体 など を 介し た 迂回 献金 と し たり 、 記録 が 残ら ない 現金 の 直接 授受 に する こと など によって 法 の 規制 を 免れる という 「 抜け穴 」 が 多数 存在 し た （ 規制 対象 で ある 政治 家 が 自ら 法律 を 作る という 事情 が これ を 助長 し た ） 。  日本 の 売春 防止 法 で は 買春 が 一般 的 に は 犯罪 と なら ない ため 売春 の 抑止 と なら ない こと 、 同じく 日本 の 未成年 者 飲酒 禁止 法 で は 未成年 者 が 自動 販売 機 など で 容易 に 酒類 を 入手 できる こと を 、 それぞれ 「 抜け穴 」 と みれ ば 、 ざる 法 という 余地 が ある 。  さらに 、 2009 年 から 行わ れ て いる 日本 の エコ カー 補助 金 ・ 減税 制度 に関して も 「 ざる 法 」 だ と 指摘 する 声 が ある 。 自動車 の 重量 別 に JC 08 モード の 燃費 基準 が 定め られる （ 重い 車両 の 方 が 補助 金 の 面 で 有利 ） ため 、 同じ 車両 に 重く なる 装備 を 加える など 、 わざと 車両 総 重量 を 増し た 上 で 、 補助 金 ・ 減税 対象 と なっ た 事例 が 存在 する から で ある 。社会 実験 （ し ゃかいじっけん ） と は 、 新た な 制度 や 技術 など の 施策 を 導入 する 際 、 場所 と 期間 を 限定 し て 試行 する こと で 、 有効 性 を 検証 し たり 問題 を 把握 し 、 時に は その 施策 の 本格 導入 を 見送る か を 判断 する 材料 と する もの 。 地域 住民 と の 意見 交換 ならびに 周知 と 合意 形成 も 兼ね て いる 。  1960 年代 頃 から アメリカ において は リン ドン ・ ジョンソン 、 ジョン ・ F ・ ケネディ 大統領 の もと 、 様々 な 分野 で 活発 に 行わ れ て い た が 、 日本 において は 行政 と 国民 性 の 両面 で 受け入れ にくい と さ れ て い た 。  日本 で 本格 的 に 行わ れ 始め た の は 1990 年代 に なっ て から で 、 1999 年 に 国土 交通省 （ 当時 の 建設省 ） 主導 で 、 道路 に関する 施策 について の 日本 全国 規模 の 社会 実験 が 初めて 公募 さ れ た 。 高速 道路 における ETC の 導入 、 また スマート IC 実験 について 日本 全国 的 かつ 大 規模 な 社会 実験 が 行わ れ て いる 。  日本 で は 国土 交通省 が 主導 する 道路 と 交通 に関する 社会 実験 が 大半 を 占め 、 有料 道路 の 割引 、 車種 による 通行 時間 の 指定 、 自動車 の 通行 を 制限 し て 自転車 を 無料 で 貸し出す サービス （ レンタサイクル ） 、 あるいは 公共 交通 機関 を 一部 利用 者 に 無料 と し たり 、 限定 的 な 路線 ・ 時間 で 運行 する など 様々 で ある 。  地方自治体 や 民間 で も 社会 実験 が 行わ れ 始め た 。権利 外観 理論 （ けん り が いか ん り ろ ん 、 ドイツ 語 ：   Rechtsscheintheorie   ） と は 、 真実 と 異なる 外観 が 存在 し 、 真 の 権利 者 に その 外観 作出 について の 帰 責 性 が ある 場合 、 その 外観 を 信頼 し た 第三者 を 保護 する ため に 外観 どおり の 法律 上 の 効果 を 認める 法理 論 の こと で ある 。  表 見 法理 、 権利 外観 法理 、 外観 理論 、 外観 法理 、 外観 主義 、 法外 観 の 理論 など と も いう 。 大陸 法 の レヒツシャイン （ Rechtsschein ） の 法理 に 由来 する 。 英 米 法 の 禁 反 言 の 法理 と 同じ 機能 を 有する 。  なお 、 不法 行為 法 における 外形 理論 （ 外形 標準 説 ） と は 異なる 。  私法 において は 、 真 の 権利 者 が 保護 さ れる こと は 当然 で ある （ 静的 安全 ） 。 しかし 、 取引 の 相手方 が 真 の 権利 者 で ある か を 完璧 に 調べ なけれ ば なら ない と なる と 私的 経済 活動 が 停滞 し て しまう 。 そこで 、 一定 の 場合 に は 、 真 の 権利 者 より も 取引 の 相手方 を 保護 する 必要 が ある （ 動的 安全 、 取引 の 安全 ） 。 権利 外観 理論 は 、 真 の 権利 者 が 真 の 権利 関係 と は 異なる 虚偽 の 外観 を 作り出し た など 責任 を 問わ れ て も 仕方 が ない よう な 場合 に 、 その こと を 知ら なかっ た （ 法律 上 「 善意 」 という ） 第三者 を 保護 する ため に 、 虚偽 の 外観 どおり の 権利 関係 を 認める もの で ある 。  例えば 、 A が B を 代理人 に 選任 し て は い ない のに 、 第三者 C に 「 B が 私 （ A ） の 代理人 だ 」 と 紹介 し た 場合 、 B が A の 代理人 として C と 契約 を 行っ たら 、 A は 契約 どおり の 責任 を C に対して 負う よう な 場合 が ある 。  責任 が 認め られる 一般 的 な 要件 は 、  の 3 つ で ある 。  民法 上 も 権利 外観 理論 の 規定 は ある が 、 取引 行為 が 日常 的 に 頻繁 に 行わ れる 商 人間 の 法律 関係 を 規律 する 商法 に 規定 が 多い 。 これ は 民法 の 予定 する 法律 関係 において は 意思 主義 的 な 要請 が 強い が 、 商法 の 予定 する 法律 関係 において は 表示 主義 的 な 要請 が 強い ため で ある 。  権利 外観 理論 が 具体 化 し た 条文 として は 、  など が ある 。  また 、 具体 的 な 条文 の 規定 が ない 場合 でも 、 上記 3 要件 が 当てはまる 場合 に は 、 民法 94 条 2 項 など を 類推 適用 し て 取引 の 安全 を 図る こと が ある 。泉水   博 （ せん すい   ひろし 、 1938 年   -   ） は 、 千葉刑務所 で 獄中 者 組合 を 結成 し た 人物 。 千葉 県 木更津 市 生まれ 。  千葉 県立 木更津 第 二 高等 学校 （ 現 ・ 千葉 県立 木更津 東 高等 学校 ） を 2 年 で 中退 後 、 職 を 転々 と する 。 1960 年 、 仲間 と 2 人 で 会社 重役 夫人 を 刺殺し 、 1 万 5 千 円 を 奪っ た 事件 で 逮捕 さ れ た 。 泉水 は 無期 懲役 が 確定 し 、 千葉刑務所 で 服役 中 。  仮釈放 が 決定 し て いる に も かかわら ず 、 同じ 刑務所 の 囚人 が 病気 で 苦しん で いる とき 、 看守 を 人質 にとって 、 医者 に 見せろ と 要求 を し た 。 この 行動 が 口コミ で 広がり 、 千葉刑務所 に 泉水 あり 、 と の うわさ が 広がり 、 後 の 獄中 者 組合 の 結成 に つながっ た 。  1977 年 9 月 28 日 に 起き た ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 で は 、 強盗 殺人 犯 で 思想 的 背景 や 日本 赤軍 と は 関係 なかっ た が 、 獄中 者 組合 の 結成 が 反 体制 行動 として ハイジャック 犯 側 に 評価 さ れ 、 釈放 要求 リスト に 指名 さ れる 。 日本 政府 は 当初 は 泉水 を 「 思想 犯 で は なく 刑事 犯 」 で ある 理由 から 2 人 の 釈放 拒否 の 方針 を 持っ て い た が 、 ハイジャック 犯 に 拒否 を さ れ 釈放 対象 と なっ た 。 その後 、 日本 政府 によって 超 法規 的 措置 によって 釈放 さ れ 、 日本 赤軍 に 参加 。 その後 、 国際 手配 さ れ た 。  刑法 により 無期 懲役 の 時効 が 20 年 あっ た こと から 、 20 年 逃亡 すれ ば 無期 懲役 が なさ れ なく なる 恐れ が あっ た （ 刑 の 時効 は 公訴 時効 と 異なり 、 国外 逃亡 の 時効 停止 規定 が ない ） 。 しかし 、 釈放 後 から 9 年 後 の 1986 年 6 月 7 日 に フィリピン で 旅券 法 違反 で 逮捕 さ れ 、 日本 へ 送還 さ れ て 勾留 と なり 、 刑 の 時効 は 不成立 と なっ た 。 1995 年 3 月 、 逃亡 前 の 無期 懲役 に 旅券 法 違反 の 懲役 2 年 が 加算 さ れ た 。法学 の ラテン語 成句 の 一覧 （ ほう がく の ラテン ご せい くのいち らん ） で は 、 法学 の 分野 で 用い られる ラテン語 の 成句 を 挙げる 。  A   B   C   D   E   F   G  H   I   J   K   L   M   N  O   P   Q   R   S   T   U  V  --   animus   nocendi  cadit   quaestio   --   cause  --   certum   est   quod   certum   reddi   potest  --   contra   legem  --   coram   non   judice  --   cuius   est   solum   eius   est   usque   ad   coelum   et   ad   inferos  --   cuius   regio ,   eius   religio  --   debellatio  --   de   lege   ferenda  --   de   lege   lata  --   de   mortuis   nil   nisi   bonum  --   ei   incumbit   probatio   qui  --   erga   omnes  --   ex   concessis  --   expressio   unis   est   exclusio   alterius  --   ex   rel  --   ex   turpi   causa   non   oritur   actio  --   facio   ut   des  --   facio   ut   facias  --   forum   conveniens  --   forum   non   conveniens  --   ignorantia   juris   non   excusat  --   in   futoro  --   in   haec   verba  --   in   omnibus  --   in   pari   materia  --   in   pleno  --   in   prope   persona  --   in   solidum  --   in   terrorem   clause  --   indicia   ( 複数 ： indicium ）  --   inter   arma   enim   silent   leges  --   inter   rusticos  --   intra   fauces   terra  --   intra   legem  --   ipsissima   verba  --   jus   sanguines  --   leges   humanae   nascuntur ,   vivunt ,   moriuntur  --   legitime  --   lex   communis  --   lex   posterior   derogat   priori  --   lex   retro   non   agit  --   lex   specialis   derogat   generali  --   magnum   opus  --   mare   clausum  --   mare   liberum  --   non   faciat   malum ,   ut   inde   veniat   bonum  --   nullum   crimen ,   nulla   poena   sine   praevia   lege   poenali  --   opinio   juris   sive   necessitatis  --   orse  --   par   delictum   --   --   pater   familias  --   per   minas  --   praetor   peregrinus  --   quaeitur  --   ratio   scripta  --   res   nulis   --   res   publica   --   res   publica   christiana  --   salus   populi   est   suprema   lex  --   scandalum   magnum  --   scire   feci   --   semble   --   sub   silentio   --   suggestio   falsi   --   sui   iuris   --   suo   moto   --   trinoda   necessitas  --   uno   flatu  --   uti   possidetis   --   volenti   non   fit   injuria禁 反 言 の 法理 （ きん はん げん の ほうり 、 英語 ： estoppel 、 エストッペル ） と は 、 一方 の 自己 の 言動 （ または 表示 ） により 他方 が その 事実 を 信用 し 、 その 事実 を 前提 として 行動 （ 地位 、 利害 関係 を 変更 ） し た 他方 に対し 、 それ と 矛盾 し た 事実 を 主張 する こと を 禁ぜ られる 、 という 法 で ある 。  「 禁 反 言 の 原則 」 「 エストッペル の 法則 」 と も 呼ば れる 。  主 に 商法 または 訴訟 の 場面 において 適用 さ れる が 、 多く の 場合 は 商法 において は 契約 の 有効 性 が 、 訴訟 の 過程 において は 権能 の 範囲 が 論点 で あり 、 この ため 直ちに 禁 反 言 で ある と は 言え ない 。内法 （ ない ほう ） は 、 琉球 王国 において 、 間切 や 村 の 共同 体 秩序 を 守る ため に 定め られ た 掟 を 指し て 王 府 が 使用 し た 行政 用語 。  当該 の 村民 は 自分 たち の 掟 を 「 村 締 」 （ むら じまい ） ・ 「 村 固 」 （ むら が たみ ） ・ 「 村 吟味 」 （ むら じん み ） と 呼ん で い た 。  琉球 王国 が 廃止 さ れ 、 沖縄 県 が 置か れ た 後 も 旧慣 温存 政策 の 下 で 存続 を 認め られ た が 、 その 執行 に は 県庁 等 の 許可 が 必要 と なり 、 加え て 「 内法 の 執行 」 と 称する リンチ 殺人 （ 制 縛 致死 事件 ） や 人権 侵害 が 相次い だ ため 、 警察 による 指導 の 結果 、 昭和 初期 まで に ほぼ 根絶 さ れ た 。  内法 に は 、 入会地 の 私用 禁止 など の 常識 的 な 部分 も あっ た が 、 当時 の 憲法 や 法律 に 反する 部分 も 含ん で おり 、 警察 を 中心 として 強い 批判 が 起こっ た 。 奥野 彦六郎 の 『 南島 村 内法 』 に は 、 1700 年代 の 宮古 ・ 八重山 で は 住民 自ら で 詮議 し 、 制裁 の 対象 者 を 縛り上げ て 木 の 枝 に 吊るし 、 殴りつけ て 絶命 さ せる 場合 が 多かっ た という こと が 記さ れ て いる 。  王 府 は これ を 問題 視 し て 指導 し た が 、 実際 は なかなか 守ら れ なかっ た こと など が 下記 の 諸 事件 から 窺える 。CIQ と は 、 国境 を 越える 交通 および 物流 において 必要 で ある と さ れる 手続き で ある 。  を 包括 し た 略称 で あり 、 あるいは 、 それら を 執り行う 機関 または 施設 を 指す 。 日本 の 関連 業界 で は 、 官民 とも 一般 的 に 「 CIQ 」 は 「 シーアイキュー 」 と 呼ば れる 。 それぞれ の 詳細 は 各 項目 を 参照 さ れ たい 。カラオケ 法理 （ カラオケ ほうり ） と は 、 物理 的 な 利用 行為 の 主体 と は 言い 難い 者 を 、 「 著作 権 法 上 の 規律 の 観点 」 を 根拠 として 、 ( 1 ) 管理 （ 支配 ） 性 および ( 2 ) 営業 上 の 利益 という 二つ の 要素 に 着目 し て 規範 的 に 利用 行為 の 主体 と 評価 する 考え方 で ある 。  「 カラオケ 法理 」 の 名称 は 、 カラオケ スナック 店 の 著作 権 （ 演奏 権 ） 侵害 が 問わ れ た 「 クラブ キャッツアイ 事件 」 の 最高 裁判所 判決 （ 昭和 63 年 3 月 15 日 ） で 判示 さ れ た こと に 由来 し 、 「 クラブ キャッツアイ 法理 」 、 「 利用 主体 拡張 法理 」 と よば れる こと も ある 。  クラブ キャッツアイ 事件 と は 、 カラオケ スナック 店 において 客 に 有料 で カラオケ 機器 を 利用 さ せ て い た 同店 の 経営 者 に対し 、 日本 音楽 著作 権 協会 （ JASRAC ） が 演奏 権 侵害 に 基づく 損害 賠償 等 を 請求 し た 事件 で ある 。 裁判 で は 、 実際 に は 客 によって なさ れ て いる 曲 の 演奏 が 、 店 の 経営 者 による 演奏 と 同視 できる か 否 か が 最大 の 争点 と なっ た 。 最高裁 は 「 店 側 は カラオケ 機器 を 設置 し て 客 に 利用 さ せる こと により 利益 を 得 て いる 上 、 カラオケ テープ の 提供 や 客 に対する 勧誘 行為 など を 継続 的 に 行っ て いる こと から 、 客 だけ で なく 店 も 著作 物 の 利用 主体 と 認定 す べき で ある 」 と 判断 し 、 被告 で ある 店 の 経営 者 に対して 損害 賠償 を 命じる 判決 を 下し た 。  、 後 の ファイルローグ 事件 など において は この 法理 を 元 に 、 直接的 な 著作 権 の 侵害 者 （ ファイル を 不正 コピー し た 者 ） だけ で なく その ため の ツール を 開発 ・ 提供 し た 者 について も 著作 権 侵害 を 認め 、 損害 賠償 の 支払い や サービス の 停止 を 命じる 判決 が 出さ れ て いる こと から 、 「 今後 同 法理 の 拡大 解釈 により 、 著作 権 侵害 の 範囲 が 必要 以上 に 広く 認定 さ れ 、 Winny 開発 者 へ の 刑事 訴訟 における 一 審 有罪 判決 に 見 られる よう に 、 ソフト の 開発 等 に 伴う リスク が 高まる の で は ない か 」 と 危惧 する 意見 も 一部 で は 出さ れ て いる 。 しかし この よう な 意見 に対して は 、 「 この 判決 は 、 ソフト の 開発 自体 を 著作 権 侵害 の 幇助 に なる と し て いる の で は なく 、 ユーザー が 著作 権 侵害 に 利用 する で あろ う こと を 認識 、 認容 し つつ 、 当該 ソフト を 被告 が 提供 し た という 理由 で 有罪 と し た もの で ある 」 と の 論評 が ある よう に 、 著作 権 独自 の 問題 で は なく 、 一般 刑法 上 の 幇助 の 故意 責任 と その 事実 認定 の 問題 で ある と する 指摘 が なさ れ て いる ところ で ある 。  カラオケ 法理 について は 、 著作 権 侵害 の 主体 の 認定 の 範囲 において 立法 に よら なけれ ば 認定 し 得 ない 者 について も 適用 さ れる 場合 が ある の で は ない か と の 指摘 が なさ れ て いる 。 この 点 、 デジタル 化 ・ ネットワーク 化 時代 において も 著作 権 保護 を 確保 する ため に 、 著作 権 侵害 を 効果 的 に 拡大 防止 す べき と 同時に 、 著作 物 の 利用 の 促進 を 図る という 観点 から 、 物理 的 利用 行為 に よら ず に 著作 権 侵害 に 関与 し て いる 者 の うち 、 いかなる 範囲 の 者 を 差 止 請求 の 範囲 と す べき か について 、 立法 措置 が 望ま れ て いる 。動物 の 権利 （ どう ぶつ のけん り 、 アニマル・ライツ 、 ） と は 、 動物 に は 人間 から 搾取 さ れ たり 残虐 な 扱い を 受ける こと なく 、 それぞれ の 動物 の 本性 に従って 生きる 権利 が ある と する 考え方 で ある 。  何故 権利 が 人間 だけ の もの で ある か 、 伝統 的 に は 考え られ て こ なかっ た 。 人間 で ある こと 自体 が 根拠 で あっ た 。  動物 の 権利 運動 は 、 ピーター ・ シンガー が 1975 年 に 出版 し た 『 動物 の 解放 』 を きっかけ に 世界中 に 広まっ て いっ た 。 シンガー は その 著書 の 中 で 、 動物 は 苦痛 を 感じる 能力 に 応じ て 人間 と 同様 の 配慮 を 受ける べき 存在 で あり 、 種 が 異なる こと を 根拠 に 差別 を 容認 する の は 種 差別   ( speciesism )   に あたる と し た 。 功利 主義 の 立場 に 立つ シンガー は 平等 な 配慮 という 原則 を 強調 し つつ 、 「 財産 と さ れ ない 基本 権 を 動物 に 認める こと は 、 動物 の 利益 に 道徳 的 な 重要 性 を 持た せる 必要 条件 で は ない 」 と 主張 し 、 動物 の 持つ 権利 概念 は 認め ない 立場 を 取っ た 。 なお 、 1978 年 に シンガー は 「 動物 が 持っ て いる 唯一 の 権利 は 、 平等 な 思いやり を 受ける 『 権利 』 で ある 。 」 と 述べ て いる 。  それ に対し 、 義務 論 的 な 意味 で 「 動物 の 権利 」 という 概念 を 前面 に 打ち出し た の が 、 トム ・ レーガン   ()   が 1983 年 に 出版 し た 『 The   Case   for   Animal   Rights 』 で ある 。  動物 の 権利 運動 家 の 多く は 、 この 運動 が 性 差別 や 人種 差別 に 反対 する 運動 の 延長線 上 に ある と 考え て いる 。 人種 差別 のみ 批判 し 、 種 差別 を 批判 し ない の は 、 論理 一貫 し て い ない 。 ゲイリー ・ フラン シオン など 動物 の 権利 を 支持 する 者 は 、 商業 畜産 や 動物 実験 、 狩猟 等 、 動物 を 搾取 し 苦しめる 行為 を 全面 的 に 廃止 する べき だ と 訴え 、 人々 に ヴィーガニズム 、 菜食 主義 の 実践 を 呼びかけ て いる 。  動物 の 権利 運動 から 見 た 従来 の 動物 愛護 や 動物 の 福祉   ( Animal   Welfare )   の 考え方 は 、 動物 に なるべく 苦しみ を 与える べき で は ない と 言う 点 で は 共通 する ものの 、 人間 による 動物 から の 搾取 を 否定 し て い ない 点 で 、 動物 の 権利 の 考え方 と は 根本 的 に 異なる と 見なさ れ て いる 。 動物 の 権利 論 者 から は 、 動物 の 福祉 は 動物 へ の 搾取 は 減り つつ ある という 間違っ た 印象 を 与え 、 市民 の 道徳 的 不安 を 和らげる 術 を 与える とともに 、 動物 から の 搾取 を 正当 化 し かね ない という 批判 が ある 。 また 、 動物 福祉 の 徹底 を し て も 、 屠殺 は 動物 の 信頼 に対する 裏切り に なる という 指摘 が ある 。 また 、 動物 福祉 規制 が 廃絶 に つながる 根拠 は ない 。  現代 の 代表 的 な 倫理 学者 で 動物 の 問題 について 発言 し て いる 人 は ほぼ 例外 なく 動物 が 直接 の 配慮 の 対象 に なる べき だ という 立場 で ある 。  「 倫理 判断 は 普遍 化 可能 で ある 」 「 遺伝 的 差異 自体 は 差別 を する 理由 に は なら ない 」 「 動物 も 人間 と 同じ よう に 苦しむ 」 「 認知 能力 や 契約 能力 等 、 動物 と 人間 を 区別 する 道徳 的 に 重要 な 違い と さ れ て いる 違い は 人間 同士 の 間 に も 存在 する （ すなわち 、 限界 事例 の 人 たち が 存在 する ） 」 「 限界 事例 の 人 たち に も 人権 が あり 、 危害 を 加え て は なら ない 」 、 これら の 組み合わせ から 容易 に 「 動物 に も 「 人権 」 が あり 、 危害 を 加え て は なら ない 」 という 結論 が 導ける 。  権利 は 法律 で 定め られ て い なく て も 道徳 的 に 認め られる 場合 が あり 、 この 道徳 的 権利 は 法的 権利 に対し 指針 を 与える 。  今日 の 動物 の 権利 に関する 議論 は 、 最も 初期 の 哲学 者 たち まで さかのぼる こと が 可能 で あろ う 。 紀元前 6 世紀 の ギリシア の 哲学 者 で あり 数学 者 で も あっ た ピュタゴラス は 輪廻 転生 を 信じ て い た ため 、 動物 に 敬意 を 払う よう に 主張 し た 。 一方 、 同じ アテ ナイ 人 で ある アリストテレス は 紀元前 4 世紀 の 著作 の 中 で 、 動物 は 理性 を 持た ない ため 自身 の 権利 は なく 人間 の 利益 の ため に だけ 存在 し て いる と し 、 存在 の 偉大 なる 連鎖   ()   -- あるいは 自然 の 階梯   ( scala   naturae )   -- の 中 で 人間 より も はるか 下方 に 位置 する と 論じ た 。  17 世紀 、 フランス の 哲学 者 ルネ・デカルト   ( 1596 – 1650 )   は 『 方法 序説 』 ( 1637 )   において 、 動物 は 精神 を 持た ず 考える 事 も 苦痛 を 感じる 事 も ない ため 、 動物 に対して どんなに ひどい 扱い を しよ う が 間違い で ある こと は あり 得 ない と 主張 し た 。 これ に対し 同じ フランス 人 の ジャン ＝ ジャック・ルソー   ( 1712 – 1778 )   は 、 『 人間 不平等 起源 論 』   ( 1754 )   の 序文 で 次 の 様 に 論じ た ： 人間 は 「 知性 と 自立 し た 意思 を 欠い た 存在 」 で こそ ない ものの 、 出発 点 は 動物 で ある 。 さらに は 動物 は 感覚 を 持つ 存在 で ある ため 、 「 自然 権 を 持つ もの に 含ま れる べき で あり 、 人間 は 動物 に対して 責務 を 負っ て いる 」 、 とりわけ 「 無益 に 虐待 さ れる こと の ない 権利 を 有する もの で ある 」  ルソー と 同 時代 に は 、   ( 1730 ?- 1793 )   が いる 。 『 The   Cry   of   Nature   or   an   Appeal   to   Mercy   and   Justice   on   Behalf   of   the   Persecuted   Animals 』 の 中 で 彼 は 次 の 様 に 論じ た ： 人間 は 生まれつき 慈悲 と 思いやり の 心 を 備え て いる 。 もし 自分 が 食べる 動物 が 死ぬ の を 見 なけれ ば なら ない と し たら 、 ヴェジタリアン に なる 人 は 今 より はるか に 増える だろ う 。 しかしながら 分業 が 発達 し た ため に 、 近代 の 人間 は 生まれつき の 思いやり の 心 を 起こさ せる こと なく 肉 を 食べ られる よう に なる 一方 で 、 残忍 な 行い に 慣れ て いっ た 。  ドイツ の 哲学 者 で ある イマニュエル・カント   ( 1724 – 1804 )   は 、 人間 が 動物 に対して 責務 を 負う という 考え を 否定 し た 。 カント は 、 動物 は 人格 で は なく 物 で あり 単なる 手段 として 使っ て かまわ ない 。 ただし 、 動物 を 残虐 に 扱う 習慣 は 、 他 の 人間 に対して も 冷酷 に ふるまう 行動 に つながっ て しまう ため 慎む べき で ある と し た 。  18 世紀 後期 、 近代 功利 主義 の 創始 者 で イギリス の 哲学 者 、 ジェレミ・ベンサム   ( 1748 – 1832 )   は 動物 の 苦痛 は 人間 の 苦痛 と 同じ くらい 確か で 類似 し た もの で ある と し 、 「 人間 以外 の 動物 が 専制 政治 の 手 によって しか 奪う こと の でき ない 様 な 権利 を 手 に する 日 が いつか 来る こと で あろ う 」 と 述べ た 。 彼 は 、 理性 が ある か どう か で は なく 、 苦しむ か どう か という こと こそ が 、 我々 が 人間 以外 の 存在 を 扱う 際 の 基準 で ある べき だ と 主張 し 、 もし 理性 的 能力 が 基準 と なる の で あれ ば 、 赤ん坊 や 障害 者 など を 含む 多く の 人間 が 物 の 様 に 扱わ れる こと に なら なけれ ば なら ない と 論じ 以下 の 有名 な 一節 を 残し て いる 。  19 世紀 に アルトゥル・ショーペンハウアー   ( 1788 - 1860 )   は 、 動物 は 理性 的 能力 が 欠け て いる に も かかわら ず 、 人間 と 同じ 本質 を 有する と 述べ た 。 彼 は 菜食 主義 を 必要 以上 の もの と 見なし た が 、 動物 に 道徳 的 配慮 が なさ れる べき だ と 論じ 、 動物 実験 に 反対 し た 。 彼 が 著し た カント の 倫理 的 価値 観 に対する 評論 において は 、 カント の 道徳 体系 から 動物 が 除外 さ れ て いる こと を 批判 し た 、 長く て しばしば 激烈 な 議論 が 見 られる 。 その 中 に は 以下 の 有名 な 一節 も 含ま れる ： 「 太陽 を 見る すべて の 目 の 完全 な 調和 を 見よ う と し ない 道徳 など 呪う べき もの で ある 」  イギリス の 社会 改革 者 、   ( 1851 – 1939 )   が 1892 年 に 出版 し た 大きな 影響 力 を 持っ た 著書 『 Animals '   Rights :   Considered   in   Relation   to   Social   Progress 』 の 中 で は 動物 の 権利 の 概念 が 主題 として 扱わ れ て いる 。 彼 は この 本 を 出版 する 前年 に スポーツ として の 狩猟 を 禁止 する こと を 目的 と し た 、 人道 主義 同盟   ( Humanitarian   League )   を 設立 し て いる 。  ナチス ・ ドイツ における 新 政権 が 最初 に 立法 化 し た 法律 の ひとつ は 動物 の 権利 に関する 法律 で ある 。 しかし 、 ロベルタ・カレチョフスキー   ()   など の 作家 は ナチス が 動物 実験 の 存続 を 許し て い た と 反論 し て いる 。 カレチョフスキー は ナチス の 反 動物 実験 法 を 検証 し た 『 The   Lancet 』 の 記事 を 引用 し 、 この 法律 は 動物 実験 を 規制 は する もの の 廃止 は し なかっ た 、 1875 年 に 制定 さ れ た イギリス の 法律 と 何ら 変わり は ない と 結論づけ た 。  注 ） 当 項目 は   16 : 41 ,   2   October   2006   の 翻訳 に 基づく 。  2013 年 、 西部 邁 （ 元 東京大学 教授 ） は 哺乳類 の 動物 の 意識 について 次 の よう に 述べ た 。  現代 の 動物 の 権利 運動 の 始まり は 1970 年代 初期 に さかのぼる こと が できる 。 この 社会 運動 は 哲学 者 によって 生み出さ れ 、 現在 も なお 最前線 で 続い て いる もの として 、 珍しい 例 の 一つ と なっ て いる 。  1970 年代 初頭 、 オックスフォード大学 の 哲学 者 の グループ が 、 人間 以外 の 動物 の 道徳 的 地位 は 、 必然 的 に 人間 の 道徳 的 地位 に 劣る もの で ある の か どう か を 検討 し はじめ た 。 この グループ の 中 の 一 人 に 、 1970 年 に 種 差別 という 言葉 を 作り出し た 、 心理 学者 の リチャード ・ ライダー   ()   が い た 。 彼 は この 言葉 を 、 個人 的 に 印刷 し た パンフレット の 中 で 、 ある 特定 の 種 （ 人類 ） で ある こと を 根拠 に 、 自分 たち の 利益 を 他 の 動物 の 利益 に 優先 さ せる 態度 を 説明 する ため 、 初めて 使用 し た 。  ライダー は 、 ロズリンド & スタンリー・ゴドロヴィッチ と ジョン ・ ハリス が 編集 し 、 1972 年 に 出版 さ れ た 重要 な 本 、 『 Animals ,   Men   and   Morals :   An   Inquiry   into   the   Maltreatment   of   Non - humans 』 （ 「 動物 ・ 人間 と 道徳 、 人間 以外 の もの に対する 虐待 の 研究 」 ） の 寄稿 者 と なっ た 。 現在 、 プリンストン大学 Human   Values センター の 生命 倫理 学 教授 で ある ピーター ・ シンガー は   で この 本 を 批評 し 、 功利 主義 を 土台 に し て 基本 的 な 議論 を おしすすめ た 。 その 延長 として シンガー により 1975 年 『 』 が 書か れ た 。 この 本 は しばしば 動物 の 権利 運動 における バイブル として 取り上げ られる 。  1980 年代 、 1990 年代 に なる と 運動 に は 、 神学 者 、 法律 家 、 医師 、 心理 学者 、 精神 科 医 、 獣 医師 、 病理 学者 、 そして かつて 動物 実験 に たずさわっ て い た 人 など 多様 な 学者 や 専門 家 の 人々 も 加わる よう に なっ て いっ た 。  現在 、 欧米 の 大学 の 哲学 や 応用 倫理 学 の 課程 で 動物 の 権利 が 取り上げ られる こと は 、 普通 の こと と なっ た 。 2011 年 時点 で 、 アメリカ と カナダ の 135 の ロー ・ スクール において 、 動物 の 権利 や 保護 に関する 法律   ()   が 教え られ て いる 。 トロント 在住 の 法律 家 で ある 、 クレイ トン ・ ルビー   ()   は 、 2008 年 に 「 動物 の 権利 運動 は 25 年 前 に 同性愛 者 の 権利 運動 が い た 段階 に まで 到達 し た 」 と 述べ て いる 。  その他 の 運動 の 草分け と なっ た と さ れる 本 に は 以下 の もの が あげ られる ：  注 ） 当 項目 の 初期 稿 は   00 : 28 ,   15   October   2006   より 翻訳 。  動物 の 権利 運動 の 難し さ は 、 個人 の 生き方 を 左右 する こと や 、 道徳 的 に 動物 を 低く 捉え て き た 西洋 文化 の 伝統 が 重い こと 、 強力 な 既得 権益 が ある こと 等 が 指摘 さ れ て いる 。  1976 年 に は 、 動物 解放 戦線   ( ALF )   が 結成 さ れ 、 動物 を 利用 する 人 に 破壊 活動 を 行い 、 落書き の よう な いたずら から 、 脅迫 電話 、 放火 や 毛皮 工場 へ の 焼夷弾 と ガーディアン 誌 は 、 300 - 400 人 の メンバー が いる と し 、 エコ テロリスト の ハンドブック 『 90 年代 へ 』 を 所持 し て いる なら ALF を 名乗っ て いい と さ れる 。  1990 年代 に 入る と 、 活動 家 たち は 動物 実験 を 行う ・ 実験 用 動物 を 販売 する 企業 を 攻撃 対象 の 中心 と し た 。 攻撃 対象 と なっ た 企業 は 警備 を 強化 する など の 対策 を とっ た が 、 活動 家 達 は 攻撃 を 行う 対象 を 直接 の 企業 で は なく 取引 の ある 企業 に対する 抗議 活動 を 行う 手法 を 採用 し た 。  狙撃 や 爆弾 の 送付 により 、 当事者 の 殺害 が 行わ れる こと も あっ た 。 また 、 活動 に は 無関係 な 一般人 も 巻き込ま れる ケース も あり 、 爆弾 の 設置 など 先鋭 化 し た 運動 に関して FBI を 始め と する 捜査 機関 で は テロ 行為 として 捜査 を 行っ て いる （ エコ ファシズム も 参照 ） 。  動物 の 権利 を 支持 する 人々 の 間 で は 、 非合法 な 活動 を 市民 的 不 服従 として 容認 す べき か どう か 議論 が 分かれ て いる 。 ただし 暴力 行為 まで を も 容認 する 人 は ほとんど おら ず 、 先鋭 化 し た 過激 派 は 、 動物 の 権利 の 支持 者 から も 孤立 し た 状態 に なっ て いる 。  古代 ギリシャ の 科学 者 や 哲学 者 は 動物 に 心 が ある と 指摘 し て いる 。  18 世紀 に なる と 、 特に イギリス で 、 神経 系 の 研究 による 人間 と 高等 動物 の 類似 性 が 発見 さ れ 、 苦痛 について の 生理学 的 な 推測 によって 、 人間 と 動物 は 近い 関係 に ある という 認識 が 育ま れ た 。  19 世紀 、 ダーウィン が 種 の 起源 を 著し 、 動物 は 人間 と 同じ 共通 祖先 を 持ち 、 動物 と 人間 は 連続 し て いる という 説 を 示し た 。 また 、 動物 に も 心 が ある と し て いる 。  アメリカ 公衆 衛生局 は 、 反証 が ない 限り 、 人間 に 苦痛 を 与える 処置 が 他 の 動物 に も 苦痛 を 与える と 想定 し なけれ ば なら ない と し 、 動物 に 情感 が ある こと を 認める 。  動物 は 多く の 感情 を 持ち 、 共感 、 信頼 、 利他 行動 、 互酬性 、 フェアプレー 感覚 等 の 道徳 的 行動 を みせる という 指摘 が ある 。 例えば 、 オマキザル は 代用 貨幣 と 食物 の 交換 において 、 他 の 個体 より も 不利 な 交換 条件 を 拒む 、 不公平 の 嫌悪 が 見 られる 。 イヌ や オオカミ 等 は 遊び を通じて 、 互酬性 と 公正 性 の 社会 規範 を 教え られる 。  種 差別 と は ヒト と それ 以外 の 動物 を 種 が 違う 事 を 根拠 に 差別 する こと で ある 。 一般 的 に 、 差別 が なぜ 悪い の か と いえ ば 、 合理 性 が ない から で ある 。 種 差別 の 考え は 普遍 化 可能 性 の 議論 が 関係 する 。 ピーター ・ シンガー と コリン ・ マッギン は種 差別 の 議論 を 「 勝利 を おさめ た 議論 」 と 呼ぶ 。 そして 、 種 差別 を 不正 と する なら ば 、 動物 利用 は 認め られ ない 。 この 30 年間 、 種 差別 を 支持 する 筋 の 通っ た 理論 が 生み出せ ず に いる こと は 、 そういった 理論 は ない こと を 高 確率 で 示し て いる 、 と ピーター ・ シンガー は 述べる 。 道徳 的 に 生きる 人 にとって 、 動物 に対して だけ 不道徳 に なる 理由 は ない ため 、 やがて 種 差別 は 解消 さ れる という 指摘 が ある 。 種 で ある こと を 権利 の 根拠 に すれ ば 種差 別 と なる ため 、 種 差別 を 避ける ため に は 、 個体 で 判断 する 、 道徳 的 個体 主義 を 受け入れる 必要 が ある 。  種 差別 を し ない で 人間 のみ に 権利 を 認める ため に は 、 人間 のみ に 存在 する 性質 を 指摘 し なけれ ば なら ない が 、 これ は 限界 事例 の 問題 も あり 、 人間 の 性質 は ことごとく 動物 に も 共有 さ れ て い た 。 人間 の 尊厳 から 人権 だけ を 尊重 する の は 、 自画 自賛 で 意味 が ない という 批判 が ある 。 人間 の 尊厳 の 源泉 について ロルフ・ギンタース は 、 「 動物 と 違っ て すべて の 人間 は 道義 的 で ある 」 と し て おり 、 ロバート ・ シュペーマン は 「 人間 の 尊厳 は 、 客観 的 で 公正 な 正義 に まで 自分 を 高め られる こと 」 と し て いる が 、 これら の 論 に対し 利己 的 な 人間 に は 尊厳 が ない こと に なる という 批判 が ある 。 ギュンター・パツィヒ は 「 わたし の ニーズ が 実現 する のに ふさわしい と 思う なら 、 自分 と 同様 の ニーズ を 持つ すべて の 人 も そう で ある と 認める こと が 、 理性 の 原理 で 定め られ た 定義 で ある 。 また その 際 に 、 わたし の 行動 は すべて の 生物 に 平等 で なけれ ば なら ない ため 、 人間 だけ に 制限 する の は 正当 で は ない 。 」 と 述べ た 。  平等 の 原理 と は 、 人間 と 動物 を 全く 同じ よう に 扱う べき だ と 述べ て いる わけ で は なく 、 同じ だけ 個性 を 尊重 す べき という 意味 で あり 、 人間 と 動物 が 同じ もの を 必要 と し た 時 に 、 どちら の ニーズ も 平等 に 尊重 さ れる べき だ という もの 。 教育 の 質 など に 差 を 出す 人種 差別 は 人種 間 で も 同じ ニーズ が ある こと を 認め て おら ず 、 平等 の 原理 に 反し 、 性別 によって 教育 や 仕事 を 分ける 性差 別 も 女性 の ニーズ を 認め て おら ず 、 平等 の 原理 に 反し 、 種 によって 生存 欲求 や 悲しみ たく ない といった ニーズ を 無視 する 種 差別 も 平等 の 原理 に 反する 。  動物 の 権利 に関する 哲学 的 根拠 として は 、 基本 的 に 二つ の 考え方 が ある 。 ピーター ・ シンガー に 代表 さ れる 功利 主義 と トム ・ レーガン に 代表 さ れる 権利 論 で ある 。 シンガー は 一般 に は 現代 における 動物 の 権利 運動 の 創始 者 に し て 代表 的 な 論者 と みなさ れ て いる が 、 彼 自身 は 自己 の 主張 において 権利 という 言葉 や 考え方 を 使っ て いる わけ で は ない 。 レーガン ら の 動物 の 権利 論 と 、 シンガー ら の 功利 主義 的 アプローチ を 区別 する 場合 、 後者 を 動物 の 解放 論 と 呼ぶ 場合 も ある 。  シンガー の 主張 は 、 最大 幸福 や 平等 な 配慮 という 功利 主義 の 原則 は 動物 に対して も あてはまる という もの で ある 。 人間 で は ない という 理由 で そうした 原則 が 適用 さ れ ない という 見解 は 、 「 種 差別 」 に あたる として しりぞけ られる 。 ある 生き物 が 配慮 の 対象 に なる 基準 は 、 功利 主義 者 の ベンサム が 、 「 問題 は 、 理性 が ある か 、 話す 事 が できる か 、 という こと で は なく 、 苦痛 を 感じる という こと で ある 」 と 述べ て いる よう に 、 痛み や 苦しみ を 感じる 存在   ( sentient   being )   で ある か どう か という 点 に なる 。 どこ まで が そうした 配慮 の 対象 と なる か について シンガー は 、 『 動物 の 解放 』 の 中 で   ( 食べる もの に関して )「 ひとつ の 境界 線 に すべて の 人 が 賛成 する わけ で は ない こと は 認めよ う 」 と 言い つつ 「 もし 線引き を する と すれ ば 、 小 えび と カキ の あいだ の どこ か で 線 を ひく の が 一番 妥当 で あろ う 」 と 述べ て いる 。  同じく 功利 主義 者 で ある ジェレミー・ベンサム と 同様 、 動物 を 苦しめ ず に 殺す こと は 問題 に なら ない という 立場 で ある 。 人間 など の 高等 な 生物 は 生活 計画 を 持ち 、 それ を 殺し て 妨げる の は 不正 だ が 、 そういった もの を 持た ない 生物 を 苦しめ ず に 殺す の は 不正 で は ない と し て いる 。  人間 に対して は 不可侵 の 権利 を 認める こと が 国際 人権 法 や 医療 倫理 等 で 基礎 に なっ て いる 。 功利 主義 は その 考え から 人権 の 不可侵 性 を 認め ず 、 著名 な ロールズ の 「 正義 論 」 は 功利 主義 へ の こうした 批判 も 著す 1 つ の 動機 と なっ た 。 一方 動物 に対して は 多く の 人 を 救う ため に は 1 頭 の ヒヒ を 殺し て も いい といった 考え が あり 、 この よう な 見解 を ロバート・ノージック は 「 動物 に は 功利 主義 、 人 に は カント 主義 」 と 表現 し た 。 フランシオーン 等 多く の 動物 の 権利 論 者 は 動物 も 自己 を 持っ て いる の だ から 人格 として 認め 、 不可侵 の 権利 を 認める べき だ と 主張 する 。 これ に対し 動物 の 権利 論 に 反対 する 者 は 、 人格 は 複雑 な もの で 動物 に は 持ち え ない と 主張 する こと を 試みる が 、 動物 も 認知 能力 や 道徳 能力 を 持っ て い たり 、 限界 事例 が 存在 し たり する 等 問題 が ある 。 人間 が 不可侵 な 人格 を 持つ 理由 を 、 能力 に 関わら ず 単に 人 で ある から と する こと が 最後 の 防衛 線 に なっ て いる が 、 これ は 種 差別 そのもの で ある 。 権利 の 前提 は 、 生存 権 で あり 、 権利 の 条件 は 「 心 が ある こと 」 で ある という 指摘 が ある 。 なお 、 人格 中心 主義 で は 、 自己 意識 が 生存 権 を 与える と さ れる 。  レーガン の 権利 論 は カント による 義務 論 の 延長線 上 に ある もの で 、 功利 主義 を 含む 帰結 主義 と は 哲学 上 、 対立 する 立場 に ある 。 レーガン は カント が 唱え た 「 人格 の 尊重 の 義務 」 という 原理 を 修正 し 、 「 人格 」 に 変わっ て 「 生 の 主体   ( subject   of   life )」 という 概念 を 打ち出し た 。 カント が いう 「 人格 」 で ある 条件 は 、 道徳 行為 が できる こと で あっ た が 、 レーガン は 道徳 行為 が できる 者   ( moral   agents )   と 道徳 行為 を 受ける 者   ( moral   patients )   を 分け 、 配慮 の 対象 と なる 条件 は 道徳 行為 が できる か どう か という こと で は ない と し た 。 幼児 や 極端 な 精神 障害 者 など は 、 道徳 行為 が できる 者 で は ない が 、 道徳 的 配慮 を 受ける べき 存在 で ある 。 同様 に 動物 について も 生 の 主体 で あれ ば 道徳 的 配慮 を 受ける べき で あり 、 権利 を 持つ 存在 で ある という こと に なる 。 生 の 主体 と なる 基準 は 固有 の 価値   ()   を 持つ か によって 決まり 、 レーガン は 少なくとも 1 歳 以上 の 正常 な 哺乳類 で あれ ば 条件 を 満たす で あろ う と 述べ て いる が 、 レーガン の 権利 論 そのもの から 具体 的 な 判断 を 導き だす の は 困難 で あり 、 その 基準 は 必ずしも 明確 な もの で ある と は 言え ない 。  法律 学者 の ゲイリー ・ フラン シオン   ()   は 、 動物 の 権利 哲学 における 廃止 論 的 アプローチ   ()   の パイオニア で あり 、 動物 が 人間 の 「 所有 物 」 で ある という 考え方 を やめる こと によって で しか 、 動物 の 利用 （ 毛皮 、 実験 、 畜産 その他 ） や 虐待 は なくなら ない 、 と 主張 する 。 人間 は 所有 物 扱い さ れ ない の だ から 、 種 差別 に なら ない ため に は 、 動物 も 所有 物 扱い す べき で は ない と 主張 する 。 動物 実験 や 畜産 における 動物 たち の 状況 を 改善 する ため の 動物 福祉 路線 の 法規 制 に関して は 、 動物 を 利用 する こと に対して 口実 を 与え 、 現状 を 長引か させる だけ の もの で ある として 批判 的 立場 を とり 、 人間 の 奴隷 制度 の 例 に なぞらえ て 、 「 囚われ て いる 動物 の 状態 を " よく する " 動物 の 福祉 の 運動 で は 動物 の 解放 は ありえ ない 」 と 主張 する 。  フラン シオン の 廃止 論 は 、 権利 論 に 含ま れる もの と も 考え られる が 「 人間 の 『 所有 物 』 と なら ない こと こそ が 『 動物 の 権利 』 で ある 」 と 、 権利 の 意味 を 限定 し た ところが 、 トム ・ レーガン ら の 権利 論 と は 異なる 。 また 、 フラン シオン は 、 レーガン が 生 の 主体 に 限定 する こと に 反対 し 、 情感 を 持て ば 十分 で あり 、 人間 より も 動物 を 優先 し て 助け て も 構わ ない と し て いる 。 さらに 、 動物 が 財産 扱い さ れ ない 権利 は 平等 な 配慮 の 原則 から 導か れ 、 レーガン の よう な 複雑 な 議論 は 不要 で あり 、 動物 の 道徳 的 重要 性 を 指摘 する 理論 なら 全て 組み込ま れる べき で あり 、 レーガン も シンガー も 同じ 結論 に 至る べき で ある と 指摘 する 。  今 いる 家畜 化 さ れ た 種 を 根絶 さ せる べき だ という 考え は 、 廃止 ・ 根絶 論 的 立場 の 特徴 で ある 。  しかし 、 同じく 動物 の 権利 論 者 で 動物 の 搾取 に 反対 の 立場 で ある スー・ドナルドソン ら は 、  等 の 理由 から 伝統 的 な 廃絶 論 で は 不十分 で ある と 指摘 し て いる 。 彼女ら は 、 動物 の 権利 運動 を 成功 さ せる ため に も 、 伝統 的 な 廃絶 論 を 拡張 さ せ 、 人間 と 動物 の 関係 性 の 可能 性 を 探求 し 、 シティズンシップ 、 デニズンシップ 、 主権 の 概念 を 応用 し た 理論 を 提唱 し た 。  帰結 主義 の ひとつ で ある 功利 主義 において は 、 行為 の 結果 が 重要 視 さ れる の に対し 、 権利 論 （ 義務 論 ） において は 結果 は 問題 と なら ない 。 動物 実験 の 例 で 言う と 、 権利 論 において は 動物 が 生 の 主体 と 認め られる 限り 実験 に 使用 する こと は （ 実験 の 有用 性 を 問題 に し ない ので ） 一切 、 認め られ ない 。 一方 、 功利 主義 で は 動物 が こうむる 苦痛 の 総和 と 、 人間 が 受ける 恩恵 の 総和 の 比較 において 、 動物 実験 が 正当 化 さ れる 場合 が ある 可能 性 を 否定 し ない 。 しかし 、 現実 の 動物 実験 に対して は 正当 化 さ れる 条件 を 満たす 場合 は 極めて まれ で ある と し 、 事実 上 の 全廃 に 近い 要請 を し て いる 。 肉食 を 廃止 す べき で ある という 点 で も 、 両者 は ほぼ 一致 し て いる 。 動物 の 権利 （ 解放 ） 論 として の 功利 主義 と 権利 論 は 、 道徳 理論 という 点 で は 大きく 異なる が 、 目指す もの という 点 だけ を 見れ ば 、 大きな 違い は 見いだせ ない 。  シンガー を はじめ と し 、 R . M . ヘア 、 ジョン ・ ロールズ 、 ロバート ・ ノージック 、 ゲイリー ・ フラン シオン 、 ジェームズ ・ レイチェルズ 、 マーサ ・ ヌスバウム 、 クリスティン ・ コース ガード 、 ロザリンド・ハートハウス 、 ネル・ノディングズ など 、 現代 の 代表 的 な 倫理 学者 は 理論 的 方向 性 は 異なる ものの 、 動物 が 直接 の 配慮 の 対象 と なる べき で ある という 点 で は 一致 し て いる 。  P ． シンガー は 、 自然 介入 の 複雑 さ を もと に 、 動物 の 殺害 や 残虐 行為 を 止めれ ば 十分 で 、 野生 動物 は 放っ て おく べき で ある 、 と し て いる 。 レーガン は 不 正義 を 防ぐ 義務 は 不運 を 予防 する 義務 より 重い ため 、 人間 は 狩猟 し て は なら ない が 、 自然 が 原因 の 苦痛 など から 野生 動物 を 保護 する 必要 は なく 、 放っ て おけ ば いい 、 と し て いる 。 フラン シオン も 同様 に 、 アメリカ の 法律 が 傷病 者 の 救護 義務 を 一般人 に 課さ ない よう に 、 野生 動物 を 助ける 必要 は なく 放っ て おけ ば いい 、 と し て いる 。  スー・ドナルドソン ら は 、 先住民 族 の 土地 を ヨーロッパ 人 が 植民 地 支配 し た の は 不正 で ある という 例 を 引き合い に 出し 、 野生 動物 は 領内 で 社会 を 作る 利益 を 持ち 、 侵略 者 から 彼ら を 保護 する ため に 主権 を 認める の は 有効 で ある と 指摘 し て いる 。 野生 動物 に 主権 を 認める こと は 、 ① 人間 の 居住 地 の 拡大 は 許さ れ ず 、 ② 生態 系 を 破壊 する よう な 開発 から 人間 と 野生 動物 の 双方 に 利益 が ある よう な 持続 可能 な 開発 へ と シフト する こと を 意味 する ものの 、 個別 の 窮状 に おか れ た 個体 の 支援 と は 矛盾 し ない と 述べ て いる 。 なお 、 外来 種 の 移送 について は 、 動物 の 権利 を 侵害 する ため 、 禁じる べき で ある と し て いる 。  ジェフ ・ マクマハン は 、 人間 の 野生 動物 へ の 悪影響 が 既に ある ので 、 野生 動物 の 苦痛 を 減らす 介入 を する べき だ と し て いる 。  スー・ドナルドソン ら は 、 家畜 動物 で も 野生 動物 で も ない 中間 的 な 、 人間 と の 生活 に 適応 し て き た よう な 、 ネズミ や ツバメ 等 の 動物 を 境界 動物 と し て いる 。  デュネイヤー は 、 この よう な 動物 を 人間 から 保護 さ れる 必要 が ある と し 、 スー・ドナルドソン ら は 、 デュネイヤー は 伝統 的 な 動物 の 権利 論 者 の 非 介入 原理 を 境界 動物 に も 適用 する こと を 期待 し て いる と 指摘 し て いる 。  スー・ドナルドソン ら は 、 境界 動物 は 別 の 場所 に いる べき 者 で は なく その 場 に いる べき 者 で 、 追放 措置 は 不正 で ある もの の 家畜 化 する こと も 不正 で あり 、 デニズンシップ を 与える べき で ある と し て いる 。  動物 の 権利 運動 家 の 多く は 、 この 運動 が 性 差別 や 人種 差別 に 反対 する 運動 の 延長線 上 に ある と 考え て いる 。 アメリカ の ハーバード大 で 心理 学 を 教え て いる スティーブン ・ ピン カー は 「 動物 の 権利 の 承認 は 、 動物 に 代わっ て 物申す 人間 が 共感 と 理性 と 他 の 権利 革命 から の 刺激 に 突き 動かさ れ て 進め て き た 。 」 と 述べ て いる 。  人権 を 守る ため に 非 暴力 的 な 抗議 行動 を 行っ た こと で 歴史 上 有名 な マハトマ・ガンディー は 「 国家 の 偉大 さ や 道徳 的 な 進化 の 度合い は その 国 が 動物 を どの よう に 扱っ て いる か で 判断 できる 」 、 「 私 の 心 の 内 で は 子羊 の 命 の 貴重 さ は 人間 の 命 の 貴重 さ に いささか も 劣る もの で は ない 」 と のべ て いる 。 ジョージ ・ バーナード・ショー は 、 「 人間 が 動物 の 殺害 を 繰り返す 限り 、 この 地上 で 戦争 が 消える こと は ない 。 」 と 述べ 、 レオ ・ トルストイ は 「 屠殺 場 が なくなら ない 限り 、 戦争 も なくなら ない 。 」 と 述べ て いる 。  実際 、 人々 が 動物 を 食べ ない 食事 に 切り替える 理由 の ひとつ は 、 本来 なら 他 の 人 たち の ため に 使う こと の できる 資源 を 家畜 が 消費 し て しまう から と いう もの で ある 。 たとえば 、 まるまる と 太っ た 牛 を 育てる ため に 穀物 を 育てる かわり に その 穀物 を 第 三 世界 の 子供 たち に 送る こと が できる 。  日本 の 環境省 は 「 命 ある もの で ある 動物 に対して やさしい 眼差し を 向ける こと が できる よう な 態度 なく し て 、 社会 における 生命 尊重 、 友愛 及び 平和 の 情操 の 涵養 を 図る こと は 困難 で ある 。 」 と 指摘 し て いる 。  動物 虐待 と 人間 へ の 暴力 犯罪 と の 相関 が 着目 さ れ 、 米国 全国 保安 官 協会 は 、 動物 虐待 者 は 人 を 傷つける 人間 だ と みなせる 旨 述べ て いる 。  また 、 権利 を 人間 だけ に 限定 しよ う と する こと は 、 動物 と 同様 に 多く の 人 が 権利 を 剥奪 さ れる こと に つながる ため 、 人権 を 弱め 不安定 に さ せ たり 、 人 と 動物 を 差別 する ほど 移民 の 人間 性 を 奪う 傾向 が あり 、 種 差別 を なくし て いく こと は 人間 同士 の 平等 を 深化 さ せる の に 役立つ という 指摘 が ある 。  社会 通念 上 、 動物 に 不 必要 な 危害 を 加え て は なら ない と さ れ て いる が 、 動物 利用 の ほとんど は 、 単なる 習慣 ・ 伝統 ・ 娯楽 ・ 快楽 の ため に 行わ れ て いる 。  動物 の 権利 の 普遍 化 は 、 西洋 文化 の 押しつけ で は ない か という 指摘 が ある 。 これ は 、 人権 、 特に 女性 の 権利 も 、 社会 的 な 生活 様式 や 宗教 上 の 理由 で 国際 的 な 人権 規範 に 調印 する 段階 で 多く の 国 が 保留 し て おり 、 類似 性 が ある 。 人権 を ある 社会 が 認める か どう か は 、 彼ら の 多様 な 道徳 的 な 考え の うち で どれ が 説得 的 で ある か の 判断 によって 決め られ 、 共有 さ れ た 価値 を 強制 で ない 合意 へ と 導く こと な の で あり 、 動物 の 権利 に も これ が あてはまる 。  人間 の 文化 の 多く は 動物 を 殺す こと を 悲劇 的 だ と みなし て いる こと は あらゆる 証拠 から 認め られる 。 多く の 地中海 文明 で は 生贄 以外 の 肉 を 消費 する こと は タブー で あり 、 神 が 生贄 を 要求 し た として 罪悪 感 を 減らし 、 生贄 の 肉 の 一部 を 消費 し た 。 この 罪 の 転嫁 と 軽減 の 実行 は 伝統 的 な 狩猟 社会 で 今 も 実行 さ れ て いる 。  往々 に し て 支配 階級 は 、 動物 や 女性 、 子供 へ の 暴力 等 から 守る こと を 権力 の 正当 化 に 利用 し て き た 。 人間 同士 の 不 正義 を 正当 化 する ため に 持ち出さ れ た もの で 、 これら の 正当 化 に 騙さ れ ない よう に する ため に は 、 動物 の 権利 の 普遍 性 を 明確 に し 、 首尾 一貫 性 と 透明 性 を 保障 する こと で ある 。  この よう に 、 動物 の 権利 の 考え は すべて の 社会 にとって 道徳 的 資源 から アクセス 可能 で ある 。 権利 は 法律 で 定め られ て い なく て も 道徳 的 に 認め られる 場合 が あり 、 この 道徳 的 権利 は 法的 権利 に対し 指針 を 与える 。  動物 の 権利 の 団体 （ 厳密 に は 動物 福祉 団体 ） で ある 国際 人道 協会   ( HSI :   Humane   Society   International )   が 、 日本 が 南極 海 近く の オーストラリア 領海 で 毎年 続け て いる 、 ミンククジラ の 調査 捕鯨 について 、 日本 の 捕鯨 会社 による 違法 な 捕鯨 で あり 、 禁止 する よう に オーストラリア の 連邦 裁判所 に 訴え て い た 問題 で 、 2006 年 7 月 14 日 、 同 裁判所 は 全員 一致 で 受理 し た 。  捕鯨 は 文化 な ので 守ら なけれ ば なら ない と する 主張 も ある が 、 伝統 的 に は 日本 の 捕鯨 さ れ た 鯨 へ の 感謝 や 供養 が 見 られ 、 当時 は 食糧 確保 が 難しかっ た こと を 鑑みる と 、 これ は 動物 の 権利 思想 に 近い と する 指摘 が ある 。  2003 年 に PETA は 「 あなた の 皿 の 上 の ホロコースト 」 と 題し た 巡業 展示 会 を 行っ た 。 この 展示 で は 強制 収容 所 における ユダヤ 人 の イメージ と 、 殺さ れ 虐待 さ れる 動物 たち の イメージ を 重ね合わ せ て いる 。 この 展示 で は PETA の 会長 で ある イングリッド ・ ニューカーク   ()   の 次 の よう な 言葉 が 紹介 さ れ て いる 。 「 強制 収容 所 で は 600 万 人 も の ユダヤ 人 が 死に まし た 。 しかし 、 今年 60 億 羽 の ブロイラー が 屠殺 場 で 死ん で いき ます 」  アメリカ 、 ウイスコンシン 州 の 動物 の 権利 運動 家 の 企画 「 The   National   Primate   Research   Exhibition   Hall 」 において は 、 その 企画 自体 を アウシュビッツ の ホロコースト 記念 館 に なぞらえ 、 展示 の 中 で ホロコースト と の 比喩 を 行っ て いる 。 2001 年 に は 動物 の 権利 の サイト の meat . org   で 「 ホロコースト の 犠牲 者 たち 」 と 紹介 し た 動物 の 写真 により 構成 さ れ た 「 動物 の ホロコースト 」 と 題し た セクション を 設け た 。 シアトル の 「 The   Northwest   Animal   Rights   Network 」 は 、 ホロコースト の 犠牲 者 の 裸 の 死体 が 列ん で いる 写真 と 一緒 に 死ん だ 牛 の 写真 を 列べ 、 中央 に 大きな 鉤十字 を 配し た 広告 を 配布 し た 。  名誉 毀損 防止 同盟   ( ADL )   は 、 動物 の 権利 の 運動 に ホロコースト の 比喩 を 使う の は 「 600 万 人 の ユダヤ 人 の 殺害 を 矮小 化 する もの 」 で ある として 批判 し た 。 PETA の 会長 、 イングリッド ・ ニューカーク は この 運動 が ある 人々 を 傷つける こと に なっ て しまっ た として 謝罪 の 意 を 表明 し た ： 「 これ は 決して 我々 が 意図 し た こと で は ない が 、 大変 申し訳 なく 思う 」 と 。  ユダヤ 人 の ノーベル 賞 受賞 者 アイザック・バシェヴィス・シンガー は 「 動物 にとって 、 毎日 は トレブリンカ だ 」 と 述べ た 。  なお 、 ナチス による ホロコースト と 動物 の 虐殺 を 同一 視 する 歴史 家 や ホロコースト 研究 家 に は 、 チャールズ ・ パターソン が いる 。  環境 問題 に関する 著作 を 持つ ロバート ・ ビディノット は 1992 年 の Northeastern   Association   of   Fish   and   Wildlife   Agencies で の スピーチ において 次 の 様 に 述べ た ： 「 動物 の 権利 を 厳格 に 尊重 する なら 、 野生 の 捕食 動物 から 人間 の 利害 を 守ろ う と する 行為 も 禁止 さ れる 。 人間 の 損害 は 許容 可能 な もの で ある が 、 動物 の 受ける 損害 は 許容 できる もの で は ない 。 したがって 必然 的 に 、 ビーバー は 川 の 流れ を 変え て も 良い が 人間 は そう し て は いけ ない 。 蝉 は 何 百 マイル も の 樹木 を なくし て も 良い が 人間 に それ は 許さ れ ない 。 ピューマ は 羊 や 鶏 を 食べ て も 良い が 人間 に は 許さ れ ない 」  もし 救命 ボート が 転覆 し て 人間 の 赤ん坊 と 犬 の どちら か 一方 しか 助け られ ない と し たら どう する か と 聞か れ て 、 PETA （ 動物 の 倫理 的 扱い を 求める 人々 の 会 ） の アウト リーチ ・ コーディネーター 、 スーザン ・ リッチ は 「 はっきり と は 分から ない … 赤ん坊 を 助ける かも しれ ない し 犬 の 方 を 助ける かも しれ ない 」 と 答え た 。 動物 の 権利 哲学 者 の トム ・ レーガン は 、 たとえ 犠牲 に なる 犬 の 数 が 何 匹 で あろ う が 、 赤ん坊 の 方 を 助ける べき だ と 述べ た 。 これ は カント 以来 の 伝統 的 な 義務 論 の 延長 上 に 権利 論 を 展開 し た 、 レーガン の 立場 を 示す もの と 言える 。 一方 で 、 廃止 論 的 動物 の 権利 の 法律 学者 ゲイリー ・ フラン シオン は 、 仮に 赤ん坊 を 助け た として その 犬 の 方 を 置き去り に し た として も 、 人間 以外 の 動物 の 搾取 や 虐待 は 正当 化 さ れる もの で は ない と し た 。 同様 に 、 動物 の 権利 活動 家 の ラリー ・ カイザー は 「 私 たち が 直面 し て いる の は 、 そうした 緊急 事態 で は ない 。 私 たち は 赤ん坊 と 犬 の 両方 を 助ける こと が できる 」 と し 、 こうした 設問 自体 が 意味 の ある もの で は ない と 述べ て いる 。  救命 ボート の 問題 に対して 、 ロールズ が 「 正義 の 情況 」 と 呼ん で いる よう な 、 一定 の 情況 下 で しか 正義 は 適用 さ れ ない という 指摘 が ある 。 この 状況 は 、 自分 の 危険 を さらさ ず に 互い の 権利 を 尊重 する の が 可能 な 時 だけ 、 正義 の 義務 を 負う という もの で ある 。 救命 ボート の 問題 は 正義 の 情況 で の 尊重 す べき 権利 について 何 も 示唆 し ない という の で ある 。 今 の 社会 で は 正義 の 情況 が 成立 する こと が ほとんど で あり 、 極限 状況 を 誇張 す べき で は ない 。 動物 が 襲っ て くる 等 、 正当 防衛 が 成り立つ よう な 正義 の 情況 で ない 状況 は 、 減らす べき で ある 。  動物 の 権利 運動 家 に対する 批判 の 一つ に 、 動物 実験 等 で 動物 の 犠牲 を 伴う 医療 を 動物 の 権利 運動 家 は 利用 す べき で は ない という もの が ある 。 この 批判 に対し 、 肉食 や 装飾 品等 と は 違い 医療 に は 代替 が なく 、 また 、 健康 に なっ て 動物 実験 の いら ない 医学 を 推進 する ため に も 、 動物 の 権利 運動 家 が 医療 を 利用 する の は 矛盾 し て い ない という 指摘 が ある 。  また 、 人体 実験 について は 、 医学 的 知見 は 倫理 に 適っ た 範囲 内 で 進歩 する べき で ある と 認識 さ れ て おり 、 なさ れる はず だっ た 科学 的 進歩 について 、 懸念 する こと はい 。 動物 実験 も 数 十 年 後 に は 、 人体 実験 と 同じ よう に 認識 さ れる だろ う 、 という 指摘 が ある 。 これ は 、 人権 と 動物 の 権利 の 不可侵 性 を 示し て いる 。  FBI に よる と 、 動物 解放 戦線   ( ALF :   Animal   Liberation   Front )   及び 地球 解放 戦線   ( ELF :   Earth   Liberation   Front )   による 暴力 行為 による アメリカ合衆国 内 の 被害 数 及び 損害 額 は 、 1996 年 以来 600 件 以上 、 合計 43 , 000 , 000 ドル 以上 に 上る 。  これ により 、 FBI は 上記 2 団体 を テロリスト と 認定 し 、 動物 の 権利 活動 家 の 不法 行為 を 「 内 なる テロ 」 と 呼ん で いる 。  日本 の 近世 （ 明治 以降 ） における 動物 愛護 の 流れ について 伊勢田 哲治 は 、 特に 欧米 から 移入 さ れ た 動物 観 が 日本 国内 の 動物 観 の バックボーン と なっ た と 指摘 し て いる 。  欧米 圏外 の 研究 者 の 間 で は 、 これら を 研究 を 遂行 する 上 で の 障害 で あり 、 「 弾力 的 な 運用 」 として 軽視 する こと こそ が 利 に 適う こと で ある と 主張 する 向き も ある 。 また イスラーム 圏 において の 動物 観 は 、 いわゆる 西洋 の 動物 愛護 思想 と は 異なる こと も 指摘 さ れ て いる 。  さらに 、 西洋 において 動物 を 扱う 際 の 責任 と 虐待 に対する 否定 的 な 見方 は 、 キリスト 教 的 価値 観 。 すなわち 造物主 という 絶対 的 存在 の 下 で 人間 が 活動 を 行っ て いる と の 文化 的 バックボーン によって 成立 し て おり 、 これ に は ユダヤ 人 の 屠殺 行為 の 蔑視 と 否定 が 含ま れ て いる と の 指摘 も ある 。  1980 年 12 月 、 日本 の 壱岐 ( 長崎 県 ) で は 「 グリーンピース 財団 」 （ 米国 ハワイ ） の 活動 家 が 、 駆除 の ため に 捕獲 し た イルカ を 逃がし た 威力 業務 妨害 で 有罪 と なっ た が 、 裁判 で 活動 家 は 「 イルカ の ほう が 、 壱岐 の 漁民 より も 、 ブリ を 餌 と する 権利 が ある 」 と 主張 し 、 ブリ 猟師 の 生活 権 より も イルカ の 先住 権 を 優先 し た 。 前述 の 通り 動物 の 権利 と は 動物 に 人間 と 同等 の 権利 を 訴える もの で あり 、 この 事件 を 取材 し た 川端 裕人 は 漁業 者 が 同意 できる か は 兎 も 角 、 動物 の 権利 擁護 の 範疇 で は 極めて 正論 で ある と 評価 し て いる 。 なお 、 この 事件 は 国際 的 な 注目 を 集め 、 以後 、 日本 の 捕鯨 ・ イルカ 漁 批判 の 端緒 に なっ た 。  大型 類人猿 （ オランウータン 、 ゴリラ 、 チンパンジー 、 ボノボ ） について は 、 人間 に 近い 精神 構造 、 複雑 な コミュニケーション 技術 や 社会 構成 、 そして 、 人 の 言語 を 理解 し うる 能力 が ある こと が 証明 さ れ て き た という 背景 など から 、 特に 積極 的 に 権利 を 与えよ う という 動き が 活発 化 し た 。  1994 年 、 大型 類人猿 に対し 、 具体 的 な 法的 権利 を 保証 する こと を 目的 と し 、 霊長 類 学者 、 人類 学者 、 倫理 学者 など から 構成 さ れる 国際 組織 、 グレート・エイプ・プロジェクト   ( Great   Ape   Project - GAP )   が 設立 さ れ た 。  1999 年 10 月 7 日 、 ニュージーランド の 国会 で 大型 類人猿 の 法的 権利 を 認める 法案 が 成立 し た 。 これ により 「 その 種 自身 にとって 利益 が ある 」 と 認め られ ない 限り 、 大型 類人猿 を 研究 、 実験 、 教育 の 場 で 使用 する こと は でき なく なっ た 。 これ は 動物 の 権利 が 実際 に 立法 化 さ れ た 例 で ある と 言える 。  スペイン で の 闘牛 は 2000 年代 に 入り 、 動物 愛護 団体 から の 強い 批判 に も さらさ れ 、 衰退 する 傾向 に ある 。 2007 年 8 月 に 国営 放送 が 闘牛 の 生放送 を 中止 し 、 2011 年 に は スペイン 全土 で 闘牛 の テレビ 中継 が 終了 し た 。 1991 年 に カナリア諸島 で 初 の 「 闘牛 禁止 法 」 が 成立 。 2010 年 7 月 28 日 に は スペイン 本土 の カタルーニャ 州 で 本土 として は 初 の 闘牛 禁止 法 が 成立 し 、 2012 年 から 州 内 で の 闘牛 が 禁止 さ れる こと に なっ た 。 これ を 受け て 、 州都 バルセロナ で 2011 年 9 月 25 日 に 行わ れ た 興行 が カタルーニャ 州 で は 最後 の 闘牛 と なっ た 。 ただし 、 カタルーニャ で の 闘牛 禁止 の 背景 に は 単なる 動物 愛護 だけ で は なく 、 独自 の 文化 や 言語 を 持つ カタルーニャ の 地域 主義 の 要素 が 大きい と の 見方 も ある 。  欧州 連合   ( EU )   は 2004 年 、 化粧 品 の 完成 品 を 使っ た 動物 実験 を 禁止 。 2009 年 に は 原料 の 動物 実験 と 、 動物 実験 を し た 商品 や 原料 の 輸入 、 販売 も 禁止 し た 。  海外 で は 畜産 に 反対 する デモ が 開か れ 、 日本 で も アニマルライツセンター が 畜産 に 反対 する 運動 や 主張 を 行っ て いる 。  いくつ か の 大学 に よる と 、 ユネスコ と 記 銘 さ れる 1978 年 の 「 世界 動物 権 宣言 」 (「 動物 の 権利 の 世界 宣言 」 等 ) について 、 国際 機関 の 「 国際 連合 教育 科学 文化 機関   ( UNESCO )」 に 該当 する 文書 が ない と し て いる 。  また 、 別 の サイト で は 、 「 1978 年 10 月 15 日 、 ユネスコ 本部 ビル （ パリ ） に 自然 保護 の 活動 家 たち が 集まっ て 「 動物 権利 世界 宣言 」 Déclaration   universelle   des   droits   de   l ' animal   を 採択 し た 。 」 と 表現 さ れ て いる 。  これら の こと から 、 「 タイトル から し て ユネスコ の 宣言 の よう な 印象 を 与える が 、 実際 は そう で は ない よう だ 」 と 結論 し て いる 動物 実験 関係 者 ら が いる が 、 青木 人志 氏 の 著作 に よれ ば 、 ユネスコ に 公式 に 付託 さ れ 、 会議 場 内 で 読ま れ た こと に 間違い は ない 。  なお 、 「 世界 動物 権 宣言 」 の 原著 は 「 “ The   Universal   Declaration   of   Animal   Rights   –   Comments   and   Intentions ”   Edited   by   Georges   Chapouthier   and   Jean - Claude   Nou ё t   Published   by   Ligue   Francaise   des   Droits   de   l ’ Animal ,   Paris   1998 」 と さ れ て いる 。  " 関連 資料 "（ 論文 その他 ）外部 監査 制度 （ が いぶかん させ い ど ） は 、 組織 において 内部 組織 による 監査 で は なく その 組織 と は 関係 の ない 第三者 による 監査 の 制度 の こと を さすが 、 ここ で は 地方 公共 団体 の 外部 監査 制度 について 述べる 。  日本 における 地方 公共 団体 の 外部 監査 制度 の 導入 は 、 地方 公共 団体 による 不正 な 公金 の 支出 が 問題 と なり 、 1997 年 （ 平成 9 年 ） に 地方 自治 法 が 改正 さ れ 同年 6 月 4 日 付け で 公布 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） 10 月 1 日 付け で 施行 さ れ た もの で ある 。  地方 公共 団体 の 外部 監査 制度 は 、 それぞれ の 地方 公共 団体 が 外部 監査 契約 を 結ん だ 外部 監査 人 が その 地方 公共 団体 の 監査 を 行う と いう もの で あり 、 包括 外部 監査 と 個別 外部 監査 に 分け られる 。  外部 監査 契約 と は 、 包括 外部 監査 契約 及び 個別 外部 監査 契約 を いう （ 第 1 項 ） 。   普通 地方 公共 団体 が 外部 監査 契約 を 締結 できる 者 は 、 普通 地方 公共 団体 の 財務 管理 、 事業 の 経営 管理 その他 行政 運営 に関し 優れ た 識見 を 有する 者 で あ つて 、 次 の 各 号 の いずれ か に 該当 する もの と する （   1 項   2 項 ） 。  普通 地方 公共 団体 は 、 次 の 各 号 の いずれ か に 該当 する 者 と 外部 監査 契約 を 締結 し て は なら ない （ 252 条 の 28 第 3 項 ） 。   包括 外部 監査 人 又は 個別 外部 監査 人 は 、 自己 若しくは 父母 、 祖父母 、 配偶 者 、 子 、 孫 若しくは 兄弟 姉妹 の 一身上 に関する 事件 又は 自己 若しくは これら の 者 の 従事 する 業務 に 直接 の 利害 関係 の ある 事件 について は 、 監査 する こと が でき ない （ 地方 自治 法 第 252 条 の 29 ） 。  外部 監査 人 （ 包括 外部 監査 人 及び 個別 外部 監査 人 を いう 。 ） は 、 監査 を 実施 する に 当 たつ て は 、 監査 委員 に その 旨 を 通知 する 等 相互 の 連絡 を 図る とともに 、 監査 委員 の 監査 の 実施 に 支障 を 来さ ない よう 配慮 し なけれ ば なら ない 。 また 、 監査 委員 は 、 監査 を 実施 する に 当 たつ て は 、 外部 監査 人 の 監査 の 実施 に 支障 を 来さ ない よう 配慮 し なけれ ば なら ない （ 地方 自治 法 第 252 条 の 30 第 1 項 、 第 2 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 外部 監査 契約 の 本旨 に従い 、 善良 な 管理 者 の 注意 を もつ て 、 誠実 に 監査 を 行う 義務 を 負い 、 外部 監査 契約 の 履行 に 当 たつ て は 、 常に 公正 不偏 の 態度 を 保持 し 、 自ら の 判断 と 責任 において 監査 を し なけれ ば なら ない （ 第 1 項 、 第 2 項 ） 。   外部 監査 人 は 、 監査 の 実施 に関して 知り 得 た 秘密 を 漏らし て は なら ない 。 また 、 外部 監査 人 で なく な つた 後 で あ つて も 、 同様 と する 。 この 規定 に 違反 し た 者 は 、 二 年 以下 の 懲役 又は 百 万 円 以下 の 罰金 に 処する （ 252 条 の 31 第 3 項 、 第 4 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 監査 の 事務 に関して は 、 刑法 その他 の 罰則 の 適用 について は 、 法令 により 公務 に 従事 する 職員 と みなす （ 252 条 の 31 第 5 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 監査 の 事務 を 他 の 者 に 補助 さ せる こと が できる 。 この 場合 において は 、 外部 監査 人 は 、 政令 の 定める ところ により 、 あらかじめ 監査 委員 に 協議 し なけれ ば なら ない （ 1 項 ） 。  協議 は 、 監査 委員 の 合議 による もの と さ れ 、 監査 委員 は 、 協議 が 調 つた 場合 に は 、 直ちに 当該 監査 の 事務 を 補助 する 者 の 氏名 及び 住所 並びに 当該 監査 の 事務 を 補助 する 者 が 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 できる 期間 を 告示 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 32 第 2 項 、 第 3 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 監査 が 適正 かつ 円滑 に 行わ れる よう 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 する 者 として 告示 さ れ た 者 で あ つて 、 かつ 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 できる 期間 内 に ある 、 外部 監査 人 補助 者 を 監督 し なけれ ば なら ない （ 252 条 の 32 第 4 項 ） 。  外部 監査 人 補助 者 は 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 し た こと に関して 知り 得 た 秘密 を 漏らし て は なら ない 。 外部 監査 人 補助 者 で なく な つた 後 で あ つて も 、 同様 と する 。 この 項 の 規定 に 違反 し た 者 は 、 2 年 以下 の 懲役 又は 100 万 円 以下 の 罰金 に 処する （ 252 条 の 32 第 5 項 、 第 6 項 ） 。  また 、 外部 監査 人 補助 者 は 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 の 補助 に関して は 、 刑法 その他 の 罰則 の 適用 について は 、 法令 により 公務 に 従事 する 職員 と みなす （ 252 条 の 32 第 7 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 外部 監査 人 補助 者 に 監査 の 事務 を 補助 さ せる 必要 が なく な つ た とき は 、 速やか に 、 その 旨 を 監査 委員 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 この 通知 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 速やか に 、 当該 通知 が あつ た 者 の 氏名 及び 住所 並びに その 者 が 外部 監査 人 を 補助 する 者 で なく なつ た こと を 告示 し なけれ ば なら ない 。 この 規定 による 告示 が あつ た とき は 、 当該 告示 さ れ た 者 が 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 できる 期間 は 終了 する 。 （ 252 条 の 32 第 8 項 - 第 10 項 ）  普通 地方 公共 団体 が 外部 監査 人 の 監査 を 受ける に 当 たつ て は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 議会 、 長 その他 の 執行 機関 又は 職員 は 、 外部 監査 人 の 監査 の 適正 かつ 円滑 な 遂行 に 協力 する よう 努め なけれ ば なら ない 。 また 、 代表 監査 委員 は 、 外部 監査 人 の 求め に 応じ 、 監査 委員 の 監査 の 事務 に 支障 の ない 範囲 内 において 、 監査 委員 の 事務 局長 、 書記 その他 の 職員 又は 180 条 の 3 の 規定 による 職員 を 外部 監査 人 の 監査 の 事務 に 協力 さ せる こと が できる 。 （ ）  普通 地方 公共 団体 の 議会 は 、 外部 監査 人 の 監査 に関し 必要 が ある と 認める とき は 、 外部 監査 人 又は 外部 監査 人 で あ つた 者 の 説明 を 求める こと が できる 。 また 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 は 、 外部 監査 人 の 監査 に関し 必要 が ある と 認める とき は 、 外部 監査 人 に対し 意見 を 述べる こと が できる 。 （ 地方 自治 法 第 252 条 の 34 第 1 項 、 第 2 項 ）  普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 外部 監査 人 が 252 条 の 28 第 1 項 各 号 の いずれ に も 該当 し なく なつ た とき （ 同 条 第 2 項 の 規定 により 外部 監査 契約 が 締結 さ れ た 場合 に あ つて は 、 税理士 （ 税理士 と なる 資格 を 有する 者 を 含む 。 ） で なく なつ た とき ） 、 又は 同 条 第 3 項 各 号 の いずれ か に 該当 する に 至 つ た とき は 、 当該 外部 監査 人 と 締結 し て いる 外部 監査 契約 を 解除 し なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 ）  普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 外部 監査 人 が 心身 の 故障 の ため 監査 の 遂行 に 堪え ない と 認める とき 、 外部 監査 人 に 地方 自治 法 若しくは これ に 基づく 命令 の 規定 又は 外部 監査 契約 に 係る 義務 に 違反 する 行為 が ある と 認める とき その他 外部 監査 人 と 外部 監査 契約 を 締結 し て いる こと が 著しく 不 適当 と 認める とき は 、 外部 監査 契約 を 解除 する こと が できる 。 この 場合 において は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴く とともに 、 その 意見 を 付け て 議会 の 同意 を 得 なけれ ば なら ない 。 監査 委員 の 意見 は 、 監査 委員 の 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 35 第 2 項 、 第 4 項 ）  外部 監査 人 が 、 外部 監査 契約 を 解除 しよ う と する とき は 、 普通 地方 公共 団体 の 長 の 同意 を 得 なけれ ば なら ない 。 この 場合 において は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 35 第 3 項 ）  普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 外部 監査 契約 を 解除 し た とき 、 又は 外部 監査 契約 を 解除 さ れ た とき は 、 直ちに 、 その 旨 を 告示 する とともに 、 遅滞 なく 、 新た に 外部 監査 契約 を 締結 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 外部 監査 契約 の 解除 は 、 将来 に 向 かつて の みそ の 効力 を 生ずる 。 （ 252 条 の 35 第 5 項 、 第 6 項 ）  次に 掲げる 普通 地方 公共 団体 （ 以下 「 包括 外部 監査 対象 団体 」 と いう 。 ） の 長 は 、 政令 の 定める ところ により 、 毎 会計 年度 、 当該 会計 年度 に 係る 包括 外部 監査 契約 を 、 速やか に 、 一 の 者 と 締結 し なけれ ば なら ない 。 この 場合 において は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴く とともに 、 議会 の 議決 を 経 なけれ ば なら ない 。 なお 、 監査 委員 の 意見 について は 合議 による もの と する 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  包括 外部 監査 契約 を 締結 する 場合 において 、 包括 外部 監査 対象 団体 は 、 連続 し て 4 回 、 同一 の 者 と 包括 外部 監査 契約 を 締結 し て は なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 3 項 ）  包括 外部 監査 契約 に は 、 次に 掲げる 事項 について 定め なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 4 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 の 長 は 、 包括 外部 監査 契約 を 締結 し た とき は 、 252 条 の 36 第 4 項 第 一 号 及び 第 二 号 に 掲げる 事項 その他 政令 で 定める 事項 を 直ちに 告示 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 5 項 ）  包括 外部 監査 契約 の 期間 の 終期 は 、 包括 外部 監査 契約 に 基づく 監査 を 行う べき 会計 年度 の 末日 と する 。 （ 252 条 の 36 第 6 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 は 、 包括 外部 監査 契約 の 期間 を 十分 に 確保 する よう 努め なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 7 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 包括 外部 監査 対象 団体 の 財務 に関する 事務 の 執行 及び 包括 外部 監査 対象 団体 の 経営 に 係る 事業 の 管理 の うち 、 最少 の 経費 で 最大 の 効果 、 運営 の 合理 化 等 （ 第 14 項 及び 第 15 項 の 規定 の 趣旨 ） を 達成 する ため 必要 と 認める 特定 の 事件 について 監査 する もの と する 。 < br >  包括 外部 監査 人 は 、 監査 を する に 当 たつ て は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 財務 に関する 事務 の 執行 及び 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 経営 に 係る 事業 の 管理 が 2 条 第 14 項 及び 第 15 項 の 規定 の 趣旨 に の つと つて なさ れ て いる か どう か に 、 特に 、 意 を 用い なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 の 期間 内 に 少なくとも 1 回 以上 地方 自治 法 第 252 条 の 37 第 1 項 の 規定 による 監査 を し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 37 第 3 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 第 7 項 に 規定 する 財政 的 援助 を 与え て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 財政 的 援助 に 係る もの 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 出資 し て いる もの で 同 項 の 政令 で 定める もの の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 出資 に 係る もの 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 借入金 の 元金 若しくは 利子 の 支払 を 保証 し て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 保証 に 係る もの 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 受益 権 を 有する 信託 で 同 項 の 政令 で 定める もの の 受託 者 の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 信託 に 係る もの 又は 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 第 3 項 の 規定 に 基づき 公 の 施設 の 管理 を 行わ せ て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 管理 の 業務 に 係る もの について 、 包括 外部 監査 人 が 必要 が ある と 認める とき は 監査 する こと が できる こと を 条例 により 定める こと が できる 。 （ 252 条 の 37 第 4 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 監査 の 結果 に関する 報告 を 決定 し 、 これ を 包括 外部 監査 対象 団体 の 議会 、 長 及び 監査 委員 並びに 関係 の ある 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 に 提出 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 37 第 5 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 監査 の ため 必要 が ある と 認める とき は 、 監査 委員 と 協議 し て 、 関係 人 の 出頭 を 求め 、 若しくは 関係 人 について 調査 し 、 若しくは 関係 人 の 帳簿 、 書類 その他 の 記録 の 提出 を 求め 、 又は 学識 経験 を 有する 者 等 から 意見 を 聴く こと が できる 。 なお 、 監査 委員 と の 協議 について は 、 監査 委員 の 合議 と する 。 （ 第 1 項 、 第 5 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 監査 の 結果 に 基づい て 必要 が ある と 認める とき は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 組織 及び 運営 の 合理 化 に 資する ため 、 監査 の 結果 に関する 報告 に 添え て その 意見 を 提出 する こと が できる 。 （ 252 条 の 38 第 2 項 ）  監査 委員 は 、 包括 外部 監査 人 の 監査 の 結果 に関し 必要 が ある と 認める とき は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 議会 及び 長 並びに 関係 の ある 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 に その 意見 を 提出 する こと が できる 。 なお 、 提出 さ れ た 意見 の 決定 について は 、 監査 委員 の 合議 と する 。 （ 252 条 の 38 第 4 項 、 第 5 項 ）  監査 委員 は 、 252 条 の 37 第 5 項 の 規定 により 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 が あつ た とき は 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。 同 条 第 同 項 の 規定 による 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 が あつ た 場合 において 、 当該 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 を 受け た 包括 外部 監査 対象 団体 の 議会 、 長 、 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 は 、 当該 監査 の 結果 に 基づき 、 又は 当該 監査 の 結果 を 参考 として 措置 を 講じ た とき は 、 その 旨 を 監査 委員 に 通知 する もの と する 。 この 場合 において は 、 監査 委員 は 、 当該 通知 に 係る 事項 を 公表 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 38 第 3 項 、 第 6 項 ）  第 1 項 （ 選挙 有権者 の 50 分の 1 以上 の 署名 を もつ て 行わ れる 監査 請求 ） の 請求 に 係る 監査 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 同 項 の 選挙 権 を 有する 者 は 、 政令 の 定める ところ により 、 地方 自治 法 第 75 条 第 1 項 の 請求 を する 場合 において 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 地方 自治 法 第 75 条 第 1 項 の 請求 について は 、 同 法 第 75 条 第 2 項 から 第 4 項 まで の 規定 は 適用 し ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 、 政令 の 定める ところ により 、 請求 の 要旨 を 公表 する とともに 、 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について の 意見 を 付け て 、 その 旨 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 この 通知 が あつ た とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 当該 通知 が あつ た 日 から 二 十 日 以内 に 議会 を 招集 し 、 同 項 の 規定 による 監査 委員 の 意見 を 付け て 、 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について 、 議会 に 付議 し 、 その 結果 を 監査 委員 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 監査 委員 の 意見 の 決定 について は 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 39 第 3 項 、 第 4 項 、 第 7 項 ）  事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について 議会 の 議決 を 経 た 場合 において は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 政令 の 定める ところ により 、 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 事項 について の 個別 外部 監査 契約 を 一 の 者 と 締結 し なけれ ば なら ない 。   なお 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 する 場合 において は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴く とともに 、 議会 の 議決 を 経 なけれ ば なら ない 。   なお 、 監査 委員 の 意見 の 決定 について は 、 監査 委員 の 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 39 第 5 項 、 第 6 項 、 第 7 項 ）  252 条 の 39 第 5 項 の 個別 外部 監査 契約 に は 、 次に 掲げる 事項 について 定め なけれ ば なら ない 。 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た とき は 、 次 の 第 一 号 から 第 三 号 まで に 掲げる 事項 その他 政令 で 定める 事項 を 直ちに 告示 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 39 第 8 項 、 第 9 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 の 長 が 、 個別 外部 監査 契約 を 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 包括 外部 監査 人 と 締結 する とき は 、 252 条 の 39 第 6 項 の 規定 は 、 適用 し ない 。 この 場合 において は 、 当該 個別 外部 監査 契約 は 、 個別 外部 監査 契約 の 期間 が 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 締結 し て いる 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 の 期間 を 超え ない もの で あり 、 かつ 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 に 支払う べき 費用 の 額 の 算定 方法 が 当該 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 に 支払う べき 費用 の 額 の 算定 方法 に 準じ た もの で なけれ ば なら ない 。 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 包括 外部 監査 対象 団体 の 長 は 、 その 旨 を 議会 に 報告 し なけれ ば なら ない 。 また 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 は 、 当該 個別 外部 監査 契約 で 定める 個別 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 事項 につき 監査 し 、 かつ 、 監査 の 結果 に関する 報告 を 決定 する とともに 、 これ を 当該 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 普通 地方 公共 団体 の 議会 、 長 及び 監査 委員 並びに 関係 の ある 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 に 提出 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 監査 委員 は 、 の 規定 により 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 が あつ た とき は 、 これ を 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 代表 者 に 送付 し 、 かつ 、 公表 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 39 第 10 項 - 第 13 項 ）  第 2 項 （ 議会 から の 個別 外部 監査 の 請求 ） の 請求 に 係る 監査 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 議会 は 、 同 項 の 請求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 この 場合 において は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない 。 なお 、 議会 から の 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに その 旨 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 、 第 3 項 ）  個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 は 、 当該 個別 外部 監査 契約 で 定める 個別 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 議会 から の 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 事項 につき 監査 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 40 第 第 5 項 ）  第 6 項 （ 長 から の 個別 外部 監査 の 要求 ） の 要求 に 係る 監査 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 同 項 の 要求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 なお 、 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 長から の 個別 外部 監査 の 要求 （ 地方 自治 法 第 199 条 第 6 項 ） について は 、 同 項 の 規定 に かかわら ず 、 監査 委員 は 、 当該 長 から の 個別 外部 監査 の 要求 に 係る 事項 について の 監査 は 行わ ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  長から の 個別 外部 監査 の 要求 （ 199 条 第 6 項 ） が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について の 意見 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 41 第 3 項 ）  普通 地方 公共 団体 が 199 条 第 7 項 （ 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 ） に 規定 する 財政 的 援助 を 与え て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 財政 的 援助 に 係る もの 、 普通 地方 公共 団体 が 出資 し て いる もの で 同 項 の 政令 で 定める もの の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 出資 に 係る もの 、 普通 地方 公共 団体 が 借入金 の 元金 若しくは 利子 の 支払 を 保証 し て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 保証 に 係る もの 、 普通 地方 公共 団体 が 受益 権 を 有する 信託 で 同 項 の 政令 で 定める もの の 受託 者 の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 信託 に 係る もの 又は 普通 地方 公共 団体 が 第 3 項 の 規定 に 基づき 公 の 施設 の 管理 を 行わ せ て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 管理 の 業務 に 係る もの について の 199 条 第 7 項 の 要求 に 係る 監査 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 同 項 の 要求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 なお 、 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 について は 、 同 項 の 規定 に かかわら ず 、 監査 委員 は 、 当該 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 に 係る 事項 について の 監査 は 行わ ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  地方 自治 法 第 199 条 第 7 項 による 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について の 意見 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。   （ 252 条 の 42 第 3 項 ）  個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 は 、 当該 個別 外部 監査 契約 で 定める 個別 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 199 条 第 7 項 による 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 に 係る 事項 につき 監査 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 42 第 5 項 ）  第 1 項 の 請求 （ 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 ） に 係る 監査 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 住民 は 、 同 項 の 請求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 政令 の 定める ところ により 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 なお 、 監査 委員 は 、 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 242 条 第 1 項 による 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 場合 において 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 相当 で ある と 認める とき は 、 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 決定 し 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 日 から 二 十 日 以内 に 、 その 旨 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 この 場合 において は 、 監査 委員 は 、 当該 通知 を し た 旨 を 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 請求 人 に 直ちに 通知 し なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  個別 外部 監査 人 は 、 252 条 の 43 第 5 項 において 読み替え て 適用 する 地方 自治 法 第 242 条 第 6 項 の 規定 による 陳述 の 聴取 を 行う 場合 又は 関係 の ある 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 その他 の 執行 機関 若しくは 職員 の 陳述 の 聴取 を 行う 場合 において 、 必要 が ある と 認める とき は 、 監査 委員 と 協議 し て 、 関係 の ある 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 その他 の 執行 機関 若しくは 職員 又は 請求 人 を 立ち会わ せる こと が できる 。 なお 、 この 規定 による 協議 は 、 監査 委員 の 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 43 第 7 項 、 第 8 項 ）  242 条 第 1 項 による 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 場合 において 、 監査 委員 が 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 日 から 二 十 日 以内 に 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 第 2 項 前段 の 規定 による 通知 を 行わ ない とき は 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 は 、 初め から 第 一 項 の 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ て い ない 242 条 第 1 項 の 請求 で あつ た もの と みなす 。 この 場合 において は 、 監査 委員 は 、 同 条 第 4 項 の 規定 による 通知 を 行う とき に 、 併せ て 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 第 2 項 前段 の 規定 による 通知 を 行わ なかつ た 理由 を 書面 により 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 請求 人 に 通知 し 、 かつ 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。司法 試験 （ し ほう しけん 、 ） と は 、 裁判官 、 検察官 または 弁護士 に なる ため の 国家 資格 、 すなわち 法曹 資格 を 付与 する ため の 国家 試験 を いう 。 国 によって は 判 検 弁 統一 の 司法 試験 が 存在 し なかっ たり 、 司法 試験 自体 が 存在 し ない 場合 も ある 。  オーストラリア に は 司法 試験 に 相当 する もの が なく 、 法 学士 もしくは 法務 博士 の 学位 を 取得 後 、 法律 事務所 で 実務 修習 を 受け て 適性 が ある と 評価 さ れ た 者 のみ が 弁護士 資格 を 得る こと が できる 。  台湾 で は かつて の 日本 と 同様 に 、 弁護士 国家 試験 と 、 裁判官 、 検察官 の 採用 試験 が 別個 に 行わ れ て いる 。  フランス において は 、 かつて の 日本 と 同様 に 、 弁護士 国家 試験 と 、 司法官 （ 裁判官 、 検察官 ） の 採用 試験 が 別個 に 行わ れ て いる 。  ドイツ で は 司法 試験 は 州 政府 によって 行わ れ 、 そのうち 第 一 次 司法 試験 は 大学 の 法学部 の 卒業 資格 試験 も 兼ね て いる 。 2 年間 の 実務 修習 を 終え て 第 二 次 司法 試験 に 合格 する と 判 検事 および 法学 を 専門 と する 行政 官 （ 日本 の 国家 公務員 一 種 試験 合格 し た 、 いわゆる キャリア 官僚 に 相当 ） に 任官 し 、 あるいは 弁護士 、 公証 人 に なる こと が できる 。 第 二 次 司法 試験 合格 で 得 られる 法曹 資格 は 全 州 共通 で ある 。  ハンガリー における 司法 試験 は "" Jogi   Szakvizsga "" と 呼ば れ 、 直訳 する と 法律 専門 職 試験 と なる 。 試験 は 、  の 3 科目 から なり 、 合格 する と 法曹 候補 生 に なる こと が でき 、 その後 一定 の 実務 経験 を 積む こと で 正式 に 判 検事 に 任官 、 あるいは 弁護士 に なる こと が できる 。  日本 において は 、 1923 年 （ 大正 12 年 ） 以前 は 、 判 検 弁 統一 の 法曹 資格 試験 は 存在 せ ず 、 裁判官 と 検察官 の 候補 生 で ある 司法官 試補 （ 現行 法 における 司法 修習 生 に 相当 ） の 採用 試験 で ある 判事 検事 登用 試験 と 、 弁護士 試験 が 別個 に 行わ れ て い た 。 1923 年 （ 大正 12 年 ） の 両 試験 廃止 から 1949 年 （ 昭和 24 年 ） の 旧 司法 試験 開始 まで は 、 高等 試験 司法 科 が 統一 の 法曹 国家 試験 と なっ た 。  新旧 司法 試験 は 、 法曹 、 すなわち 裁判官 、 検察官 又は 弁護士 に なろ う と する 者 に対して 、 それ に 必要 な 学識 及び 応用 能力 を 問う こと を 目的 と し た 国家 試験 で ある （ 司法 試験 法 1 条 ） 。 直接的 に は 、 裁判所 法 66 条 2 項 で 定める 司法 修習 生 に なる ため の 採用 試験 で ある 。  2000 年代 以降 、 司法 制度 改革 （ 法科 大学院 制度 の 導入 ） に 伴っ て 、 司法 試験 の 概要 は 大きく 変化 し た 。  2005 年 （ 平成 17 年 ） 以前 の 司法 試験 および 2006 年 （ 平成 18 年 ） から 2011 年 （ 平成 23 年 ） まで の 移行 期間 中 に 現行 の 司法 試験 （ 当時 の 名称 は 「 新 司法 試験 」 ） と 並行 し て 実施 さ れ た 「 旧 司法 試験 」 について は 「 旧 司法 試験 」 を 参照 。 2006 年 （ 平成 18 年 ） に 始まっ た 現行 の 司法 試験 について は 「 司法 試験   ( 日本 )」 を 参照  韓国 における 司法 試験 は 、 2009 年 の 法曹 養成 制度 の 転換 （ 大学 → 法学 専門 大学院 → 弁護士 試験 → 合格 により 法曹 資格 取得 ） により 、 2017 年 が 最終 実施 と なる 予定 で ある 。  イギリス （ イングランド ・ ウェールズ ） において は 、 法曹 は バリスタ （ 法廷 弁護士 ） と ソリシタ （ 事務 弁護士 ） に 分かれ て おり 、 いずれ も 大学 法 学士 取得 か 共通 資格 試験 合格 の のち 実務 教育 ・ 実務 研修 を 経 て 資格 を 取得 できる 。  アメリカ で は 州 ごと に 司法 試験 が 行わ れ て おり 、 合格 で 得 られる 法曹 資格 は 当該 州 限定 で ある 。 司法 試験 の 受験 資格 は アメリカ 法曹 協会 が 認証 し た ロー スクール で 法務 博士 の 学位 を 取得 する こと で ある 。 外国 の 法曹 資格 を 有する 者 や 法律 事務所 で 一定 の 実務 経験 を 有する 者 に 受験 資格 を 認める 州 も ある 。法 の 支配 （ ほう の し はい 、 ） は 、 専断 的 な 国家 権力 の 支配 を 排し 、 権力 を 法 で 拘束 する という 英 米 法 系 の 基本 的 原理 で ある 。 法治 主義 と は 異なる 概念 で ある 。  「 法 の 支配 」 と は 、 統治 さ れる 物 だけ で なく 統治 する 側 も また 、 より 高次 の 法 によって 拘束 さ れ なけれ ば なら ない という 考え方 で ある 。 大陸 法的 な 法治 主義 と は 異なり 、 法 の 支配 で は 法律 を もっ て し て も 犯し え ない 権利 が あり 、 これ を 自然 法 や 憲法 など が 規定 し て いる と 考える 。  「 法 の 支配 」 の 原型 は 、 古代 ギリシア の プラトン や アリストテレス の 思想 を 経 て 発展 し た ローマ 法 や ヘレニズム 法学 に 求める 見解 や 、 古き 良き 法 に 由来 する 中世 の ゲル マン 法 に 求める 見解 も あり 、 一定 し ない 。  「 法 の 支配 」 が 、 明確 な 形 として あらわれ た の が 中世 の イギリス において で ある こと に は 、 ほぼ 異論 が ない 。  ヘンリー・ブラクトン の 「 王 は 人 の 下 に あっ て は なら ない 。 しかし 、 国王 と いえ ども 神 と 法 の 下 に ある 」 という 法 諺 が 引用 さ れる よう に 少なくとも 中世 の イギリス に 「 法 の 優位 」 ( Supremacy   of   Law )   の 思想 は 存在 し て い た と さ れる 。 中世 の イギリス で は 、 国王 さえ 服従 す べき 高次 の 法 （ higher   law ） が ある と 考え られ 、 これ は 「 根本 法 」 ないし 「 基本 法 」 （ Fundamental   Law ） と 呼ば れ 、 この 観念 が 近代 立憲 主義 へ と 引き つが れる の で ある 。 その ため 、 法 の 支配 は 、 立憲 主義 に 基づく 原理 と さ れ て いる 。  当時 は ボローニャ 大学 で 、 ローマ 法 の 研究 が 進み 、 1240 年 に ローマ 法 大全 の 『 標準 注釈 』 が 編纂 さ れる と 、   西欧 諸国 から 留学生 が 集まる よう に なり 、 英国 に も オクスフォード 大学 、 ケンブリッジ大学 が 相次い で 設立 さ れる など し て ローマ 法 の 理論 が 研究 さ れ 、 一部 持ち込ま れ た という 時代 で ある が 、 既に 英国 全土 の 共通 法 と も いえる コモン・ロー の 発展 を 見 て い た 英国 で は 、 大陸 において 発展 し た 「 一般 法 」 （ ユス・コムーネ 、 jus   commune ） を 取り込む 必要 は 乏しかっ た 。 その ため 、 後 に ローマ 法 に 由来 する 主権 の 概念 と コモン・ロー と の 緊張 関係 が 問題 と なっ た が 、 英国 で は 、 「 法 の 主権 」 の 概念 の 下 、 「 法 の 優位 」 が 説か れ た こと が あっ た 。 しかし 、 その 思想 は 、 封建 領主 と 領民 と の 間 の 封建 的 身分 が 前提 と さ れ た 関係 理論 に 基づい て い た の で あっ て 、 マグナ・カルタ において は 、 バロン の 有する 中世 的 特権 の 保護 する ため に 援用 さ れ た の で ある 。 また 、 その 思想 は 、 被治者 の 権利 ・ 自由 の 保護 を 目的 と し て い た わけ で は なく 、 道徳 ・ 古来 の 慣習 法 と 密接 に 結びつい た 当時 の キリスト教 的 な 自然 法 論 と 親和 性 の ある もの で あっ た の で ある 。  以上 に対し 、 被治者 の 権利 ・ 自由 の 保障 を 目的 と する 近代 的 な 意味 で の 「 法 の 支配 」 は 、 中世 以後 徐々に コモン・ロー 体系 が 確立 し て いっ た イギリス において マグナ・カルタ 以来 の 法 の 歴史 を 踏まえ 、 中世 的 な 「 法 の 優位 」 の 思想 を 確認 する 形 で 、 16 世紀 から 17 世紀 にかけて 、 法曹 によって 発展 さ せ られ た 。  1606 年 、 エドワード ・ コーク 卿 は 、 王権 神授 説 によって 「 国王 主権 」 を 主張 する 時 の 国王 ジェームズ 1 世 に対し 、 ブラクトン の 法 諺 を 引用 し た 上 で 、 「 王権 も 法 の 下 に ある 。 法 の 技法 は 法律 家 で ない と わから ない ので 、 王 の 判断 が 法律 家 の 判断 に 優先 する こと は ない 。 」 と 諫 め た と さ れる 。 ここ で は 、 コモン・ロー 裁判所 裁判官 の 専門 的 法 判断 の 王権 に対する 優位 が 説か れ て おり 、 中世 的 特権 の 保護 から 、 市民 的 自由 の 保護 へ の 足がかり が 得 られる きっかけ を 作ら れ た と いえる 。  1610 年 、 コーク による 医師 ボナム 事件 の 判決 は 、 コモン・ロー に 反する 制定 法 は 無効 と 判示 し 、 司法 権 の 優位 の 思想 を 導く きっかけ を 作っ た と さ れる 。  1610 年 、 トマス・ヘドリィ ( Thomas   Hedley ) の 庶民 院 における 長大 な 演説 によって ノ ルマン 征服 以前 の 古き 国 制 （ ancient   constitution ） の 伝統 を 理由 に コモン・ロー の 本質 が 明らか に さ れ 、 以後 、 議会 で は ヘドリィ によって 定式 化 さ れ た コモンロー の 優位 が 繰り返し 説か れる こと に なっ た 。 ここ で は 、 「 庶民 」 （ commoner ） が 議会 に 政治 的 参加 を する こと によって 制定 さ れる 法律 の 王権 に対する 優位 が 説か れ て おり 、 民主 主義 と 法 の 支配 が 密接 に 結びつく きっかけ が 作ら れ た の で ある 。 その ため 、 法 の 支配 は 、 民主 主義 とも 密接 に 関連 する 原理 と さ れ て いる 。  1688 年 、 メアリー と その 夫 で オランダ 統 領 の ウィリアム 3 世 （ ウィレム 3 世 ） を イングランド 王位 に 即位 さ せ た 名誉 革命 が 起こる と 、 これ を 受け て 1701 年 王位 継承 法 で 裁判官 の 身分 保障 が 規定 さ れる こと によって 法 の 支配 は 現実 の 制度 として 確立 し た の で ある 。  1787 年 、 アレグサンダー・ハミルトン ら によって 成文 憲法 として 起草 さ れ た の が アメリカ合衆国 憲法 で ある が 、 これ は 「 法 の 支配 」 を 成文 憲法 によって 実現 しよ う と する もの で あっ た 。 合衆国 は 、 イギリス が 立憲 君主 制 を とる の と 異なり 、 共和 制 を 採用 し 、 執政 体 として は 、 君主 に 代わり 大統領 を 選挙 によって 選出 する もの と し た 上 で 間接 民主 制 を とっ て 立憲 主義 を 採用 し た の で ある 。 ここ で いう 共和 制 と は 、 人民 主権 の 下 、 選出 さ れ た 代表 者 が 権力 を 行使 する 政体 の こと で ある 。  1803 年 、 マーベリー 対 マディソン 事件 を きっかけ に 米国 で 発祥 し た 違憲 立法 審査 権 は 、 コーク の 医師 ボナム 事件 の 判決 に ヒント を 得 て 、 「 法 の 支配 」 から 発想 さ れ た 憲法 原理 の 一つ で ある 。  法 の 支配 における 法 ( Law ) と は 、 不文法 で ある コモン・ロー および 国会 が 制定 する 個々 の 法律 （ a   law 、 laws ） を 含め た 全 法 秩序 の うち 、 基本 法 （ Fundamental   laws ） の こと を 指す 。 基本 法 は 、 形式 的 意義 の 憲法 （ 憲法 典 ） と 区別 する 意味 で 、 実質 的 意義 の 憲法 と 呼ば れ て いる 。 アメリカ合衆国 、 日本 で は 、 成文 憲法 典 を 制定 さ れ て いる ので 、 基本 法 は 原則 として 憲法 典 の こと を 指す が 、 それ に 限定 さ れる わけ で は ない 。  法 の 支配 は 、 国会 が 権限 を 濫用 し て 被治者 の 自由 ないし 権利 を 侵害 する こと が あり 得る こと を 前提 と する もの で あっ て 、 権力 に対し 懐疑 的 で 、 立憲 主義 、 権力 分立 と 密接 に 結び付い て いる 。 ただし 、 どの よう に 権力 を 分離 する の か は その 国 の 歴史 によって 異なり 、 合衆国 の よう に 厳格 に 三権 に 分立 する という もの で は 必ずしも なく 、 イギリス の よう に 議会 と 裁判所 を 明確 に 分離 し ない という よう な 国 も ある 。 詳細 は 英国 法 # 英国 法 の 歴史 を 参照 。  法 の 支配 は 、 名誉 革命 によって 近代 的 憲法 原理 として 確立 し た もの で あり 、 上 掲 の ヘドリィ の 庶民 院 で の 演説 によって 明らか に さ れ て いる よう に 民主 主義 とも 密接 に 結びつい て いる 。 ただし 、 イギリス の よう に 立憲 君主 制 と も 、 合衆国 の よう に 共和 制 と も 結びつき 得る もの で あり 、 その 国 の 歴史 によって 異なる 多義 的 な 概念 で ある 。 ここ で いう 共和 制 と は 、 人民 主権 の 下 、 選出 さ れ た 代表 者 が 権力 を 行使 する 政体 の こと で ある 。  その 目的 は 、 人 の 支配 を 排し 、 全て の 統治 権力 を 法 で 拘束 する こと によって 、 被治者 の 「 権利 ない し 自由 」 を 保障 する こと で ある 。 ので 、 そこ で の 法 の 支配 は 権利 で は なく 、 市民 的 自由 を 保障 する こと を 目的 と し て いる と 長く 解さ れ て き た が 、 1998 年 人権 法 が 制定 さ れ て から は 、 伝統 的 な 解釈 に 変化 が み られる 。  法 の 支配 は 、 戦後 現代 的 変容 を 余儀なく さ れ て おり 、 その 多義 性 ゆえ 議論 は 錯綜 を 極め て いる 。  法 の 支配 を 理論 化 し た の は 、 ダイシー の 『 憲法 序説 』 で あり 、 以後 国会 主権 （ Parliamentary   Sovereignty ） と 法 の 支配 が イギリス 憲法 の 二 大 原理 と さ れる よう に なっ た 。  ダイシー に よれ ば 、 法 の 支配 は 以下 の 三つ の 内容 を もつ もの と さ れる 。  ただし 、 ダイシー 流 の 法 の 支配 に対して は 、 ダイシー 自身 の 政治 思想 や 当時 の イギリス の 政治 状況 、 例えば 、 コレクティビズム （ 集 産 主義 ） という 概念 を 作り出し 批判 する の は 、 自身 の 政治 信条 で ある ホイッグ を 擁護 する 点 に ある の で は ない か 、 フランス で は 行政 行為 に 司法 審査 が 及ば ない と 誤解 し た こと に 端 を 発する 行政 法 に対する 不 寛容 、 法 の 支配 の 第 3 番目 の 内容 は 国会 主権 を 否定 する に 等しい など ジェニングズ （ W . I . Jennings ） による 体系 だっ た 批判 が なさ れ て いる が 、 ダイシー 流 の 法 の 支配 は 現在 でも イギリス の 公法 学界 において 多大 な 影響 力 を 有し て いる 。  また 、 国会 主権 と 法 の 支配 と の 関係 について は 、 ハート VS ロン・フラー （ ） 論争 を 代表 に 議論 が なさ れ て いる が 、 ダイシー 流 の 法 の 支配 は 、 国会 を 上訴 権 の ない 裁判所 と とらえる こと など により 国会 主権 が 多数 者 支配 を 是認 する もの と は とらえ ず 、 コモン・ロー の 伝統 的 理解 に むしろ 忠実 な もの で ある と の 理解 が イギリス の 公法 学界 で は 通説 と さ れ て いる 。  大陸 法 系 において は 、 ローマ 法 が 普及 する に 伴い 「 法 の 支配 （ Rule   of   Law ） 」 は 衰退 し 、 19 世紀 後半 に ドイツ の ルドルフ・フォン・グナイスト が 理論 的 に 発展 さ せ た 「 法治 主義 」 （ rule   by   laws 、 独 ： Rechtsstaat ） が 浸透 し て いっ た 。  法治 主義 は 、 法律 によって 権力 を 制限 しよ う と する 点 で 一見 「 法 の 支配 」 と 同じ に みえる が 、 法治 主義 は 、 手続 として 正当 に 成立 し た 法律 で あれ ば 、 その 内容 の 適正 を 問わ ない 。 したがって 、 「 法 の 支配 」 が 民主 主義 と 結びつい て 発展 し た 原理 で ある の と 異なり 、 法治 主義 は どの よう な 政治 体制 とも 結びつき 得る 原理 で ある 。 この よう な 意味 で の 法治 主義 を 後 に 述べる 実質 的 法治 主義 と 対比 する 意味 で 「 形式 的 法治 主義 」 と 呼ぶ こと も ある 。  他方 、 「 法 の 支配 」 の 下 において は 、 たとえ 「 法律 （ 立法 ） 」 の 手続 を 経 て なさ れる として も 、 法律 の 内容 は 適正 で なけれ ば なら ず 、 権利 ・ 自由 の 保障 こそ 本質 的 で ある と する 点 に 法治 主義 と の 差 が ある 。 この よう な 違い が 歴史 的 に 生じ た の は 、 イギリス において は 、 法 と は 、 「 古き 国 制 」 に 由来 する 人 の 意思 を 超え た もの で あっ て 、 人 の 手 によって 創造 さ れ 得る もの で なく 、 発見 する もの で ある と 伝統 的 に 考え られ て き た こと が 背景 に ある と さ れ て いる 。  もっとも 、 現在 で は 、 ドイツ で は 、 法律 の 内容 の 適正 が 要求 さ れる 「 実質 的 法治 主義 」 の 考え方 が 主流 と なっ て いる が 、 反対 に 、 イギリス で は 、 アンドレ ・ マルモー が 代表 する 「 古き 良き 法 と 法 の 支配 は 異なる 」 と する 論調 の よう に 、 多義 的 な 概念 で ある 法 の 支配 に 政治 哲学 的 な 価値 を 持ち込む こと 自体 を 批判 し 、 法 の 支配 と （ 形式 的 ） 法治 主義 を 同視 する 見解 が 多い 。  日本 の 法体 系 は 、 長らく 慣習 法 を 基調 と し て き た が 、 近代 化 の 推進 の 為 、 明治 憲法 は 、 プロイセン ・ ドイツ 法 に 準拠 する こと と なり 、 以後 、 法体 系 は 大陸 法 系 を 基調 として 、 明治 憲法 下 で も （ 形式 的 ） 法治 主義 （ 法律 による 行政 の 原則 ） は 認め られ て き た 。  その後 、 アメリカ 法 に 影響 を 受け た 日本国 憲法 が 制定 さ れる と 、 日本国 憲法 が 法 の 支配 を 採用 し て いる もの な の か が 問題 と なっ た が 、 制定 法 主義 を とり 、 判例 法 主義 を とる もの で は ない という 前提 が ある 以上 、 ダイシー 流 の 法 の 支配 は 採用 さ れ て い ない という 点 に は 異論 は なく 、 結局 は 多義 的 な 法 の 支配 の 内容 を どの よう に 解する か によって その 結論 が 導か れる と 解さ れる よう に なっ た 。  現在 の 日本 の 憲法 学 において は 、 「 法 の 支配 」 の 内容 は 以下 の 4 つ と さ れ て いる 。  日本国 憲法 は 、 権利 の 保障 は 第 3 章 で 、 憲法 の 最高 法規 性 は 第 10 章 で 、 司法 権 重視 は 76 条 ・ 81 条 で 、 適正 手続 の 保障 は 31 条 で 、 それぞれ 定め て いる ので 、 「 法 の 支配 」 を 満足 し て いる と 見なさ れ て いる 。  これ に対して は 、 日本国 憲法 施行 の 当初 から 、 GHQ による 検閲 や 農地 改革 等 により 権利 の 保障 は 大きく 歪め られ 、 また 、 最高裁 の 下す 違憲 判決 の 少な さ から 、 日本 において 「 法 の 支配 」 は 十分 に 機能 し て い ない と する 見解 も ある 。  この よう に 、 現在 の 日本 の 公法 学 において 、 「 法 の 支配 」 という 概念 が 広く 受容 さ れる よう に なっ た が 、 その ため 戦前 とら れ て い た 法治 主義 と の 関係 が 問題 と さ れる よう に なっ た 。  現在 の 日本 の 憲法 学 で は 、 ドイツ と 同様 に 実質 的 法治 主義 と 法 の 支配 を 統一 的 に 理解 する 見解 が 多数 で ある が 、 以下 に 述べる とおり 両者 を 厳格 に 区別 し 、 法 の 支配 に 一定 の 積極 的 な 意義 を 見出す 論者 も いる 。  佐藤 幸治 は 、 伝統 的 な 「 法 の 支配 」 における 「 法 」 という 観念 が 自律 的 で 自然 発生 的 な ルール という 意味合い を 有し て いる こと を 指摘 し て 、 日本 の 「 法律 」 という 観念 と の 違い に 言及 し 、 法 の 支配 を 採用 し て 、 行政 裁判所 を 廃止 し た 日本国 憲法 下 において も 、 公定 力 といった 旧 憲法 下 で の 行政 法理 論 が 生き 続ける 日本 の 公法 解釈 の あり方 に 疑問 を 呈する だけ で なく 、 （ 実質 的 ） 法治 主義 は 行政 による 事前 抑制 に 親和 的 で ある の に対し 、 法 の 支配 は 司法 による 事後 抑制 に 親和 的 で 、 国民 の 司法 へ の 積極 的 な 参加 と これ を 支える 多く の 法曹 の 存在 が 必要 で ある という 積極 的 な 意義 が ある 点 に 違い が ある と する 。  これ に対して 、 阪本 昌 成 は 、 法 の 観念 について は 、 佐藤 と 同じく 自生 的 秩序 で ある として 法 の 支配 と 法治 主義 を 厳格 に 区別 し つつ も 、 法 の 支配 を 主権 者 も 法律 さえ も 拘束 する メタ ・ ルール で ある と とらえ 、 佐藤 と は 正反対 に 、 国民 に 一定 の 行為 を 要求 する もの で は あり え ず 、 むしろ 法 の 形式 に 着目 し 、 それ が 一般 的 ・ 抽象 的 で なけれ ば なら ず 、 その 内容 も 没 価値 的 ・ 中立 的 な もの で ある こと を 要求 する もの で ある として 、 法 の 支配 に 政治 哲学 的 な 価値 を 持ち込む こと に 反対 する 。 英国 の 公法 学界 の 通説 と 結論 を 同じく する が 、 阪本 の 学説 は 、 スコットランド の 古典 的 自由 主義 の 渓流 を 継ぐ もの な ので 、 当然 の こと と いえる 。  なお 、 中川 八 洋 は 、 日本 の 憲法 学 における 「 法 の 支配 」 の 理解 は 、 ダイシー 説 に 依拠 し て おり 、 伝統 的 な 「 法 の 支配 」 の 概念 と 相容れない と 主張 し て いる 。  国連 の 2030 年 まで に 達成 す べき 目標 として 掲げる 持続 可能 な 開発 目標 ( SDGs ) の ターゲット 16 . 3 において 、 法 の 支配 を 国家 及び 国際 的 な レベル で 促進 し 、 すべて の 人々 に 司法 へ の 平等 な アクセス を 提供 する こと を 謳っ て いる 。掟 （ おき て ） と は 、 それぞれ の 集団 ・ グループ 内 における 私的 な 規則 ( ルール :   rule ) の 総称 を 表す 。  一般 的 な 友人 関係 、 会社 内 の 派閥 、 業界 、 不良 集団 、 ヤクザ など といった コロニー で 、 時には 暗黙 の 了解 を 踏まえ た 形 で 掟 は 存在 する 。 ルール 設定 は 基本 的 に フレキシブル で あり 、 グループ 存続 に 関わる 案件 以外 は 、 ルール の 適用 外 に 扱わ れる 事 が 多い 。  中世 の 掟 と は 村落 社会 における 取り決め を 指す 。 水 に関する 権利 など 、 死活 問題 が 含ま れ た ため 、 違反 者 に対して は 、 村八分 など 、 強い 制裁 が 科さ れ た 。 転じ て 、 結束 の 固い 集団 における 決まり ごと も 指す 。 村落 社会 同様 、 違反 者 に対して は 、 共同 絶交 ・ 集団 から の 追放 など の 制裁 が 科さ れる 。  掟 そのもの は 閉鎖 的 な イメージ を 他者 に 与える が 、 実質 的 に は 社会 に対して グループ 内部 の 統制 を とる 為 に 必要 な 、 ブレーキング・システム という 役割 も 果たし て いる 。  但し 、 その 掟 を 犯罪 集団 （ 未成年 及び 成年 の 強盗 、 強姦 グループ 等 ） や 狂信 者 達 （ DV を 平均 生活 と する 特殊 な 家族 など ） が 自身 達 に 適用 する 場合 、 掟 の 本質 で ある 「 仲間 を 裏切ら ない 」 は 、 たやすく 崩壊 する 。 これ は 集団 として の カテゴリー 維持 より も 個 として の イズム が 優先 さ れ た 結果 で ある 。 こうした 反応 が もっとも 端的 に 発生 し やすい の が 上記 の 犯罪 集団 で ある 。 彼ら は 個 を 、 広義 の 意味 で 認め ない 。 故に 集団 性 維持 の 為 に メンバー 内外 で 暴力 的 な 活動 を 誇示 し 、 内外 で 威圧 を 続ける 。 結果 的 に こうした コロニー は 長期 の タイム スパン で 崩壊 、 又は リゾーム 的 に 分離 し 、 再 生成 し て いく 。  狂信 者 の ケース で は 、 高度 の マインド ・ コントロール により 洗脳 さ れ た 場合 、 裏切り 行為 そのもの が ダイレクト に 行為 者 を 追い詰め 、 時には 自 傷 、 自殺 を 行う パターン も ある 。  稀 に 狂信 的 犯罪 集団 と 称さ れる 2 種類 の 性質 を 持つ グループ が 発生 する 事 が ある が 、 この 場合 は 「 カリスマ の 存在 ＝ 掟 」 という ケース が 多い 。違法 収集 証拠 排除 法則 （ い ほうし ゅうしゅうしょうこはいじょほうそく ） と は 、 証拠 の 収集 手続 が 違法 で あっ た とき 、 公判 手続 上 の 事実 認定 において その 証拠 能力 を 否定 する 刑事 訴訟 上 の 法理 で ある 。 排除 法則 と も 呼ば れる （ 以下 、 排除 法則 と 表す ） 。  供述 証拠 の 場合 、 収集 過程 に 違法 性 が あれ ば 虚偽 の 供述 が 疑わ れる など 証明 力 に 影響 を 及ぼす こと が ある 。  一方 、 非 供述 証拠 の 場合 に は 押収 手続 に 違法 性 が あっ て も その 押収 物 の 証明 力 自体 に 影響 を 及ぼす と は 考え にくい 。 この よう な 非 供述 証拠 の 証拠 能力 を 否定 する こと は 実体 的 真実 主義 に 反する と も 考え られ 、 コモン・ロー など で は その 証拠 能力 は 否定 さ れ なかっ た 。 しかし 、 19 世紀 後半 に アメリカ で 違法 な 押収 物 の 排除 法則 が 確立 さ れ た 。  排除 法則 の 根拠 として は これ まで 主として 規範 説 ・ 司法 の 廉潔 性 説 ・ 抑止 効 説 の 3 つ の 説 が 唱え られ て き た 。  今日 で は 、 抑止 効 説 を 主流 と し ながら 、 これら 3 つ の 説 が 総合 的 に 排除 法則 の 根拠 を なし て いる と 考え られ て いる 。  アメリカ で は もともと コモン・ロー の もと 収集 手段 に 違法 性 の 瑕疵 が あっ て も 原則 として 事件 に 関連 性 の 認め られる 証拠 で あれ ば 採用 を 許容 する 証拠 法則 が とら れ て い た 。 しかし 、 1886 年 の ボイドケース で アメリカ合衆国 憲法 修正 第 4 条 に 違反 し て 不法 に 押収 さ れ た 証拠 を 採用 する こと は 違憲 と さ れ た （ 同 判決 で は 修正 第 4 条 と 不可分 の 関係 で 修正 第 5 条 も 引用 さ れ た ） 。 また 、 1914 年 の ウィークス・ケース で は 不当 に 押収 さ れ た 物 を 証拠 として 採用 する こと を 認めれ ば 憲法 修正 第 4 条 が 無意味 に なる として 証拠 から 排除 し た 。 これら の 判例 は 連邦 刑事 規則 第 41 条 において 明文 で 規定 さ れる こと と なっ た 。  供述 証拠 に関して は 強制 等 による 自白 の 証拠 能力 を 否定 する 規定 （ 日本国 憲法 第 38 条 2 項   、 刑事 訴訟 法 319 条 1 項 ） が ある 。 これ に対して 違法 に 収集 さ れ た 非 供述 証拠 の 証拠 能力 に関する 明文 規定 は なく 、 排除 法則 は 判例 によって 採用 さ れ た もの で ある 。 なお 、 上記 の 憲法 38 条 2 項 及び 刑事 訴訟 法 319 条 1 項 を 排除 法則 の 特別 規定 と する 見解 も 主張 さ れ て いる 。  非 供述 証拠 の 排除 法則 は 、 前述 し た よう に 明文 規定 は ない ものの 、 憲法 31 条 ・ 35 条 や 刑事 訴訟 法 218 条 1 項   の 趣旨 に 由来 する もの で ある と いえる 。  すなわち 、 言い換える なら ば 、 排除 法則 は 憲法 の 定める 適正 手続 と 令状 主義 の 要請 と いえる 。  この うち 、 憲法 31 条 を 根拠 と する の が 田宮 説 、 33 条 ・ 35 条 を 根拠 と する の が 渥美 説 で ある 。  違法 収集 証拠 の 排除 の 基準 に は 絶対 的 排除 説 と 相対 的 排除 説 の 二つ の 考え が ある 。  最高裁 判例 が 示し た 基準 は 「 令状 主義 の 精神 を 没却 する よう な 重大 な 違法 が あり 、 これ を 証拠 として 許容 する こと が 、 将来 における 違法 な 捜査 の 抑制 の 見地 から し て 相当 で ない と 認め られる 場合 において は 、 その 証拠 能力 は 否定 さ れる 」 という もの で あり 、 相対 排除 説 の 立場 を とっ て いる と いえる 。  排除 法則 が 、 日本 の 最高裁 判例   で 採用 さ れ た の は 、 昭和 53 年 （ 1978 年 ） から の こと で ある 。 それ まで の 判例 は 、 押収 物 は 押収 手続 が 違法 で あっ た として も 物 自体 の 性質 、 形状 に 変異 を 来す はず が ない から その 形状 等 に関する 証拠 たる 価値 に 変わり は ない という もの で あっ た   （ 最 判 昭和 24 ・ 12 ・ 13 ） 。  しかし 、 学説 上 は 、 アメリカ 法 の 影響 を 受け 、 少なくとも 収集 手続 に 重大 な 違法 が ある 証拠 の 証拠 能力 は 否定 す べき と する 見解 が 有力 に なっ て い た 。 また 最高裁 昭和 36 年 6 月 7 日大 法廷 判決 で は 、 15 人 中 6 名 の 裁判官 が 反対 意見 として 、 理論 的 に 違法 収集 証拠 排除 法則 を 認め た 。 下級 審 において も 、 違法 収集 証拠 排除 法則 を 肯定 する 裁判 例 が 増え て き て い た 。 この よう な 状況 の 下 、 最高裁 は 昭和 53 年 9 月 7 日 第 一 小 法廷 判決 において 、 排除 法則 を 理論 的 に 認め た 。訴訟 社会 （ そし ょうしゃかい ） と は 、 トラブル を 裁判 によって 解決 しよ う と する 傾向 の 強い 社会 、 また 一般 に 訴訟 が 多く 日常 的 で ある 社会 を 指す 。 通常 は 否定 的 意味 を こめ て 用い られる 用語 で ある 。  社会 の 相対 的 比較 の 文脈 において 用い られる 場合 が 多く 、 厳密 な 定義 ある 用語 で は ない 。 日本語 文面 において 用い られる 場合 に は 、 一般 に 現在 の アメリカ合衆国 を し て 訴訟 社会 ないしは 訴訟 大国 と する 例 が 多く 見 られる 。  創作 ないしは 誇張 が 指摘 さ れる 例 も 見 られる 。除 斥 （ じょせ き ） と は 、 一定 の 要件 を 有し 手続 の 公正 さ を 失わ せる 恐れ の ある 者 を 、 その 手続 における 職務 執行 から 当然 に 排除 する こと を いう 。 また 、 除 斥 の 対象 と なる 事由 の こと を 、 除 斥原因 と いう 。  裁判 における 裁判官 の 除 斥 が 典型 的 な 除 斥 の 例 で ある 。  裁判官 以外 に も 、 裁判所 書記官 、 公証 人 、 執行官 、 審査 官 、 審判官 、 検察 審査 員 など について も 除 斥 が 規定 さ れ て いる 。 また 、 地方 公共 団体 の 議会 における 議長 や 議員 に も 除 斥 が 定め られ て いる 。 手続 の 公正 を 図る ため に 一定 の 者 が 職務 から 排除 さ れる 類似 の 制度 として 、 忌避 と 回避 が ある 。  なお 、 除 斥期間 は 、 法律 関係 を 速やか に 確定 さ せる ため 、 一定 期間 の 経過 によって 権利 を 消滅 さ せる 制度 で 、 本 項 と は 意味 が 異なっ て いる 。  刑事 訴訟 法 第 20 条 は 、 以下 の 場合 に 裁判官 が 除 斥 さ れる と 規定 し て いる 。  民事 訴訟 法 第 23 条 は 、 以下 の 場合 に 裁判官 が 除 斥 さ れる と 規定 し て いる 。廃止 ・ 失効 し た 教育 法令 一覧 （ はいし ・ しっこう し たき ょういくほうれいいちらん ） は 、 廃止 さ れ た か 、 もしくは 効力 を 失っ て いる 法令 の 一覧 で ある 。弁護士 ・ 丸山 和也 の 正義 の ミカタ !（ べ ん ごし ・ まるや まか ず や の せい ぎのみかた ） は 、 TBS ラジオ を キー ステーション に 放送 さ れ て い た ラジオ 番組 。  2005 年 10 月 から 2006 年 3 月 にかけて 、 ナイター オフシーズン に 放送 さ れ て い た 。ヨーロッパ における 政教 分離 の 歴史 （ ヨーロッパ における せい き ょうぶんりのれきし ） で は 、 ヨーロッパ における 政教 分離 原則 の 成立 史 、 すなわち ヨーロッパ の 諸 国家 ・ 政治 社会 と 宗教 （ キリスト 教 ） と の 関係 性 の 歴史 について 叙述 する 。  ヨーロッパ において 、 政教 分離 原則 の 成立 は 突発 的 な 歴史 事象 として あらわれ た の で は なく 、 長い 歴史 的 過程 の なか で 徐々に 進行 し た 結果 、 成し遂げ られ た もの で ある 。 したがって ここ で は 、 その 成立 史 を 近代 以前 の 政治 社会 に も さかのぼり 、 国 制 や 宗教 政策 を 軸 として 社会 的 背景 や 政治 思想 史 ・ 宗教 思想 史 と の 関連 も 含め て 記述 し 、 ヨーロッパ において 統治 機構 と 宗教 組織 が 分離 し て いく 過程 として 説明 する 。  冒頭 に 述べ た よう に 、 政教 分離 は 突発 性 をもって 説明 し うる 歴史 事象 で は なく 、 7 世紀 ・ 8 世紀 、 地中海 を 中心 と し た 統一 的 な 世界 が 消滅 し 、 コンスタンティノープル を 中心 と する 東方 の 正教 世界 から 離れ 、 西 ヨーロッパ が ローマ を 中心 と し た カトリック 世界 として 成立 し て 以来 、 長い 歴史 過程 の なか で 徐々に 進行 し て き た 歴史 事象 で ある 。  国法 学 の 日比野 勤 は 、 政教 分離 を 「 国家 の 非 宗教 性 、 宗教 的 中立 性 の 要請 、 ないし その 制度 的 現実 化 」 と 規定 し て おり 、 その 制度 的 現実 化 によって 「 宗教 は 公権力 の 彼岸 に 位置づけ られ 、 『 私事 』 として 主観 的 内面 性 を 保障 さ れる 」 と し て いる 。 そして 、 そのうえで 、  の 3 つ の 事象 を 、 政教 分離 を 巨視的 に み た 際 の 重要 な 画 期 として 指摘 し て いる 。  国家 の 非 宗教 性 （ 脱 宗教 性 ） について は 、 しばしば 「 ライシテ 」 （ ） の 語 も 用い られる 。 ライシテ は 一般 に 、 国家 が 国教 を 立て たり 特定 の 宗教 を 保護 し たり せ ず 、 複数 の 宗教 が 国家 ないし 政治 から 自立 し ながら 相互 に 平等 な 地位 を 保障 さ れる ほか 、 そこ における 個人 や 集団 も 宗教 の 選択 や 信教 の 自由 が 保障 さ れる 原理 、 または その 制度 という 理解 が 一般 的 で ある 。 換言 すれ ば 、 ライシテ と は 公的 領域 を 脱 宗教 化 する こと で 私的 領域 における 宗教 の 自由 を 保障 しよ う と する 公私 二元論 で あり 、 これ は 宗教 的 ないし 民族 的 な 出自 を 問わ ない 普遍 的 市民 権 の 土台 を なす もの で ある 一方 、 決して 個人 の 社会 的 ・ 文化 的 生活 における 宗教 の 役割 が 小さく なっ たり 後退 し たり する という 意味 （ それ を しばしば 「 世俗 化 」 という ） で は ない 。 この よう な 原理 や 制度 は 、 もとより 一朝一夕 で 生まれ た もの で は なく 、 何 世紀 に も およぶ ゆっくり し た 歩み の 結果 、 徐々に 形成 さ れ て き た もの で ある 。  中世 ヨーロッパ において は 、 国家 と 教会 、 国権 と 教権 と が 分かち がたく 結びつい て それ が 一体 と なっ て い た ため 、 信教 の 自由 は 認め られ ず 、 国教 ないし 公認 の 宗教 ・ 宗派 以外 は 「 異端 」 として 刑罰 を 受け 、 迫害 さ れ て き た （ 詳細 は 、 「 異端 審問 」 を 参照 ） 。 16 世紀 ・ 17 世紀 の 宗教 戦争 以降 、 ヨーロッパ で は 宗教 的 寛容 と 国家 の 宗教 的 中立 の 制度 が しだいに 広まり 、 現代 において は 世俗 的 な 立憲 国家 の 憲法 原則 として 広く 採用 さ れる ところ と なっ て いる 。  「 信教 の 自由 」 と の 関連 で は 、 日本国 憲法 を 含む 多く の 近代 憲法 で 、 その 権利 の 保障 を 確実 に する 手立て として 政教 分離 原則 が 採用 さ れ て いる 。 他方 、 政教 分離 が 信教 の 自由 を 維持 する ため に 必ずしも 不可欠 の 必要 条件 という わけ で は ない 。 イギリス など 国教 制 を 採用 する 国 も あれ ば 、 スペイン など 特定 宗教 に 優越 的 な 地位 を 認め たり する 国 も あり 、 そうした 国家 で も 現代 で は 信教 の 自由 を 保障 する 規定 を 設け て いる 場合 が 多い 。 と は いえ 、 信教 の 自由 を 徹底 さ せよ う と する なら ば 政教 分離 の 裏づけ を 与える こと は 望ましく 、 政教 分離 の ない ところ で は 相対 的 に 信教 の 自由 が 侵害 さ れ やすい 傾向 に ある 。 政教 分離 は 、 信教 の 自由 を 保障 する 手段 として ヨーロッパ における 国家 と 宗教 の 錯綜 し た 関係 性 の なか で 徐々に 確立 し て き た もの で あり 、 国家 と 宗教 と が それぞれ 自ら に 固有 の 職務 と 領域 に 専心 する こと で 宗教 が 国家 から 不当 な 干渉 や 圧力 から 守ら れる と 同時に 、 国家 も また 宗教 の 側 から の 不当 な 影響 から まぬがれる こと を めざす もの で ある 。  本 項 で は 、 ルネサンス ・ 宗教 改革 および 宗教 戦争 の 時期 から 、 絶対 王政 や フランス 革命 を 経 て 国民 国家 が 成立 する まで の 、 16 世紀 初頭 から 19 世紀 前 葉 にかけて の ヨーロッパ における 政教 分離 の 歴史 について 説明 する 。  なお 、 叙任 権 闘争 を はじめ と する 中世 の 政教 関係 史 の 詳細 について は 「 中世 ヨーロッパ における 教会 と 国家 」 および 「 叙任 権 闘争 」 を 参照 。  14 世紀 、 イタリア 半島 で は 、 船体 の 改良 、 新型 帆船 の 登場 、 羅針盤 の 使用 、 海図 の 制作 など が 進み 、 地中海 から 大西洋 沿岸 を 経 て 北方 に 連なる 航路 が 開か れ 、 さらに 15 世紀 末 に は イベリア 半島 から 新大陸 へ 向かう 航路 が 開か れ 、 各地 を 結ぶ 交易 が 活発 化 し て 商 工業 が めざましく 発展 し 、 その 富 を もと と する 都市 文化 が 発展 し た 。 特に 、 北部 ・ 中部 の イタリア 都市 において 市民 によって 発展 さ せ られ た 学問 や 芸術 は 、 15 世紀 に は フィレンツェ の 町 を 主 な 舞台 として 、 その 内容 や 様式 を めざましく 革新 し た 。 この 革新 は 、 キリスト 教 成立 以前 の 古典 古代 文明 を 意識 的 に 規範 と し て いる ゆえ 、 この 文化 ないし 文化 運動 を 「 ルネサンス 」 （ 「 再生 」 ） と 呼ん で いる 。  フィレンツェ 生まれ の 詩人 ダンテ・アリギエーリ は 、 13 世紀 末葉 から 14 世紀 初頭 にかけて 都市 国家 相互 および 国家 内部 の 峻烈 な 抗争 を 体験 し た ところ から 、 その 激しい 対立 を 調停 する もの として の 皇帝 や 、 平和 を 実現 する 基盤 として の 普遍 的 帝国 を 熱望 し た 。 ダンテ は フィレンツェ 市 執政 官 と なり ながら も 亡命 を 余儀なく さ れ 、 その 旅 中 に 名作 『 神 曲 』 を 著し た が 、 これ は 当時 の 教会 用語 で あっ た ラテン語 に対し 、 感情 を 直接 に 表現 する もの として 「 俗語 」 、 すなわち 彼ら の 日常 語 で ある トスカーナ 語 を 用い た 点 も 、 大きな 特徴 で あっ た 。 ラテン語 を 必要 と する 職業 の 人々 、 とりわけ 都市 国家 の 書記 として 外交 文書 など を 作成 する 公証 人 は 、 修辞 や 語法 を 学ぶ ため に 古典 作品 を 研究 し 、 その なか で 聖職 者 が 説く よう な 人間 の 悲惨 さ や 罪深 さ 、 あるいは 人生 の むなし さ ばかり で は なく 、 市民 として 現世 を 生き 、 高貴 さ を も 有する 現実 の 人間 そのもの を 肯定 する 古代 の 思想 に 共鳴 する よう に なっ て いっ た 。 かくして 、 亡命 フィレンツェ 人 公証 人 を 父 に もつ ペトラルカ の よう に 、 市民 の なか から 古典 の 修辞 のみ なら ず 思想 を も 研究 する 「 人文 主義 者 」 と 呼ば れる 一 群 の 人々 が 出現 し た 。 ペトラルカ も 俗語 で 著作 し 、 こうして トスカーナ 語 は 洗練 さ れ 、 やがて イタリア 各地 で ラテン語 に 代わる 標準 的 な 文語 の 地位 を 獲得 し て いっ た 。 ペトラルカ の 若き 友人 ジョヴァンニ・ボッカッチョ は その 俗語 作品 『 デカ メロン （ 10 日 物語 ） 』 において 、 キリスト 教 の 僧侶 の 実態 を 暴露 し つつ 彼ら を 揶揄 し て いる 。 全部 で 100 話 ある 『 デカ メロン 』 収載 の 「 3 つ の 指輪 」 で は 、 キリスト 教 、 ユダヤ 教 、 イスラーム の 優劣 を 語る こと は 無意味 で ある と し て おり 、 そこ に は 他 宗教 に対する 寛容 の 精神 が みてとれる 。  フィレンツェ で は 、 1400 年 前後 の 国家 存亡 の 危機 を 契機 に 、 人文 主義 者 が 、 君主 政治 に対する 共和 政治 の 優越 という 政治 宣伝 を おこない 、 市民 の 政治 へ の 積極 的 な 参加 を 促し た 。 この 危機 を 脱出 し た のち 、 フィレンツェ で は 古代 文化 へ の 嗜好 が 急速 に 普及 し 、 美術 において も 古代 ローマ の 様式 や 題材 、 すなわち 非 キリスト教 的 な 題材 を 取り入れ た 作品 が 数多く 制作 さ れる よう に なっ た 。 芸術 家 たち は 個人 の 表情 や 性格 、 風景 を 正確 に 描く ため に 人体 や 自然 を 細かく 観察 し 、 幾何 学 的 遠近 法 や 比例 原理 （ 黄金 分割 比 ） など を 盛ん に 研究 し た が 、 ここ でも 古代 ギリシア ・ 古代 ローマ の 建築 や 彫刻 が 参考 に さ れ た 。 1439 年 に は コンスタンティノープル の 東方 教会 と ローマ の 西方 教会 の 合同 公 会議 が フィレンツェ で 開催 さ れ 、 東方 教会 の 一行 に は 多数 の ギリシア 人 古典 学者 が 含ま れ て い た が 、 彼ら の 滞在 を 契機 として ギリシア 語 による 古典 研究 が 盛ん と なっ た 。 フィレンツェ の コジモ・デ・メディチ は マルシリオ・フィチーノ に プラトン を はじめ ギリシア 語 文献 の 翻訳 を 命じ 、 その 周囲 に 集まっ た プラトン・アカデミー の なか に は ピーコ・デラ・ミランドラ の 姿 も あっ た 。 ピーコ に よれ ば 、 神 が 創造 し た 宇宙 は 人間 の 知性 で は 理解 し がたい もの で 満ち て おり 、 人間 は 信仰 と 知性 に 分裂 し て 不安 の 只 中 に ある ものの 、 その 一方 を 選択 する 意志 の なか に こそ 人間 の 自由 が 存在 し 、 この 自由 によって 人間 は 宇宙 の 中心 に 置か れ て いる と 説き 、 フィチーノ の 人間 中心 主義 を 自由 意思 の 哲学 に 発展 さ せ た 。 プラトン 哲学 の 神髄 に ふれ て 「 人間 の 尊厳 」 という アイディア を 引き出し た ピーコ は 、 900 に およぶ 教 説 集 を 準備 し た が 、 その なか に は キリスト教 教義 と 正反対 の もの が 13 も ある と いわ れ て いる 。  1513 年 、 前年 まで フィレンツェ 政府 書記官 で あっ た ニッコロ・マキャヴェッリ は 『 君主 論 』 の 執筆 に 取りかかっ た 。 ニッコロ は 、 イタリア の 政治 的 安定 を 至上 命題 に 掲げ た うえ で 、 理想 的 な 君主 と は 「 獅子 」 の ごとき 有無 を 言わ せ ぬ 実力 と 「 狐 」 の ごとき 狡知 を 兼ね備え た 人物 で ある と 説く 。 そこ で は 、 キリスト 教 的 道徳 から 独立 し た 現実 主義 的 な 政治 論 が 語ら れ て いる 。 一方 、 マキャヴェッリ は 古代 の 道徳 と ローマ の 宗教 を 復権 さ せ て いる 。 マキャヴェッリ に よれ ば 、 市民 宗教 の おかげ で 古代 ローマ の 人びと は 法 に 従う 習慣 を 身 に つけ た の で あり 、 そこで 肯定 さ れる 宗教 と は 、 のち に ジャン ＝ ジャック・ルソー が 「 市民 の 宗教 」 と 呼称 し た もの に 内容 として 近い もの で あっ た 。 これ に対し 、 ネーデルラント の ロッテルダム 出身 の 人文 主義 者 デジデリウス・エラスムス は 寛容 を 称賛 し て いる 。 エラスムス の 代表 作 『 痴愚 神 礼 讃 』 は 、 彼 の 名 と その 才智 を 全 ヨーロッパ に 知ら しめ た 。 そこ で は 、 人々 の 無知 を よい こと に 偽善 を 働く 聖職 者 の 腐敗 ぶり が 徹底的 に 扱き下ろさ れ て いる 。  自然 科学 の 領域 で も 教会 の 権威 を ゆるがす 学説 が 登場 し た 。 ポーランド 出身 の 司祭 ニコラウス・コペルニクス （ ミコワイ・コペルニク ） は 世界 で 初めて 地動説 を 唱え 、 その 著作 『 天球 の 回転 について 』 が 刊行 さ れ た の は 1543 年 の こと で あっ た 。  15 世紀 なかば 、 ドイツ の マインツ で 、 ひとり の 職人 が 金属 活字 を 開発 し 、 ブドウ 圧搾 機 を 転用 し て 活版 印刷 の 実用 化 に 成功 し た と いわ れ て いる 。 これ が 、 「 ルネサンス の 三 大 発明 」 の ひとつ と さ れる 、 世に いう 「 グーテンベルク の 活版 印刷 」 で ある 。 活版 印刷 術 は イタリア や フランス へ 波及 し 、 各地 に いくつ か の 印刷 センター が 生まれ た が 、 その なか で ヴェネツィア と リヨン は 重要 な 拠点 で あっ た 。 印 刷本 は 当初 は キリスト教 関係 の 書籍 が 大 多数 を 占め て いる が 、 人文 主義 者 による 古典 の テキスト も 少なく なかっ た 。 いずれ に し て も 、 活版 印刷 の 発明 は 、 文献 そのもの が それ まで の 狭い サークル や 特権 的 な ギルド の なか で 専有 さ れる の で は なく 、 いわば 「 解釈 の 市場 」 が 開発 さ れる という 意味 で きわめて 大きな 影響 力 を もつ 革命 的 な 出来事 で あり 、 それ は 宗教 改革 ・ 宗教 戦争 あるいは 啓蒙 主義 ・ 市民 革命 など 、 時代 が 進む につれて さらに 重大 な 社会 的 影響 を ヨーロッパ 社会 に およぼし て いく こと と なっ た 。  西 ヨーロッパ における キリスト 教 は 、 教会 の 明確 な 多元 性 を 創出 し た プロテスタント （ 「 抗議 する 者 」 ） の 宗教 改革 とともに 分解 し 、 政治 と 宗教 の 関係 は そこ から 大きく 変化 し て いっ た 。  宗教 改革 は 純粋 に 宗教 内部 の 問題 から 出発 し た に も かかわら ず 、 すぐ に 世俗 的 問題 と 結びつい て ヨーロッパ 近代 思想 の 成立 に も 影響 を およぼし た 。 宗教 改革 が 主権 国家 を 単位 として 宗教 生活 を 規定 する 方向 に 進ん だ こと は 、 普遍 的 な キリスト教 世界 に 立脚 し て い た 一つ の 教会 という 理念 を 崩壊 さ せ 、 教権 の 基盤 を 脅かし た 。 近代 に 入る と 、 すでに 教権 は 各 主権 国家 に対して 優位 性 を 主張 する こと が でき なく なり 、 今日 まで 続く 国民 を 単位 と し た 政治 社会 が 形成 さ れる 端緒 と なっ た 。 一方 、 思想 面 において は 内面 の 自由 、 良心 の 自由 が 以後 、 大いに 問題 と さ れる こと に なる 。  1517 年 アウグスティノ 修道 会 士 で あっ た ルター が 当時 、 サン・ピエトロ 大 聖堂 改修 資金 として 販売 さ れ て い た 贖宥状 を 批判 し た 「 95 ヶ条 の 論題 」 を 提示 し 、 さらに 行為 義 認 で なく 信仰 によって のみ 義 と さ れる と 唱える 信仰 義 認 や 、 万 人 祭司 を 主張 し て カトリック の 教 階 制 （ 聖職 位階 制 ） を 否定 し 、 教会 は 全 信徒 によって 構成 さ れる もの と する 宗教 改革 が 始まっ た 。  「 95 ヶ条 の 論題 」 は 活字 印刷 さ れ て 反響 を 呼び 、 1518 年 8 月 、 ルター は 2 か月 以内 に ローマ に 出頭 せよ という 命令 を 受ける が 、 これ を 拒否 し 、 同年 10 月 の 教皇 使節 カエタヌス 枢機卿 の 審問 で は 自説 の 撤回 を 頑強 に 拒ん だ 。 翌年 の ライプツィヒ 討論 で は さらに 公 会議 の 無 謬性 を 否定 し 、 ローマ 教会 と の 断絶 を 宣告 する に 至っ た 。 1521 年 、 教皇 は ルター を 破門 し 、 ルター と 彼 を 支持 する 人々 （ ルター 派 ） は カトリック から 分離 し た 。 これ に対し 、 ザクセン 選 帝 侯 の フリードリヒ 3 世 （ 賢 公 ） は ルター を 保護 し た 。 「 論題 」 発表 当初 は 贖宥状 を めぐる 僧職 同士 の 内輪もめ と 世間 に 受け取ら れ て い た が 、 やがて 教皇 首位 権 が 主要 な 争点 に なる と 、 人文 主義 者 も 続々 と この 論争 に 関与 する よう に なっ た 。  ルター の 思想 は 古代 （ 初期 キリスト教 ） の アウグスティヌス の 思想 から 決定的 な 影響 を 受け て いる 。 その 要点 を 示す と 、 信仰 における 個人 主義 と 内面 の 尊重 、 自由 意志 の 否定 、 「 」 で ある 。  ルター は アウグスティヌス に従って 人間 の 原罪 を 重視 し 、 人間 は 本質 的 に 罪人 で ある うえ に 神 の 絶対 的 支配 の 下 に ある の だ から 、 神 の 意志 を 超え た 人間 の 意志 による 善行 が ある と すれ ば 、 それ によって 救わ れる の で は ない として 自由 意志 を 否定 し 、 ただ 神 の 恩寵 （ 恵み ） によって のみ 救わ れる こと が 可能 で ある と し た 。 これ は 善行 を 積む こと によって 救わ れる と 説く 当時 の カトリック 教会 に 異 を 唱える もの で あり 、 この 神 の 恩寵 に 与る ため に は ひたすら 神 を 信頼 し て 信仰 を 寄せる こと により 、 救い に 至る こと が できる と し た 。 すなわち 、 これ が 上述 し た 「 信仰 義 認 」 で あり 、 ルター は 「 塔 の 体験 」 を 通じ 、 神 の 義 と は 神 が 罪人 を 罰する 「 能動 的 な 義 」 で は なく 、 罪人 が 罪 ある まま で 神 から 無償 の 賜物 として 与え られる 義 、 すなわち 「 受動 的 な 義 」 で ある こと に 目覚め た の で ある 。 そして 、 この 神 と 個人 と の 間 に 介在 する もの は なく 、 ここ から 万 人 司祭 主義 、 神 の 前 で の 信仰 における 人間 の 平等 、 聖職 者 の 特権 の 否定 が 説か れる 。 従来 、 教義 を 含め た 信仰 の 根拠 は 教会 に 求め られ て い た の に対し 、 ルター は それ を 聖書 に ある と し 、 教会 の 教え で あっ て も 聖書 に 記載 の ない もの は 神 の 言葉 で は ない と 主張 する 。 「 聖書 のみ 」 の 考え方 が それ で 、 聖書 に 根拠 の ない マリア 崇拝 や 煉獄 、 秘蹟 を 排除 する 一方 、 聖書 を ドイツ 語 訳し て 一般 信徒 も 読める よう に し 、 教会 が 独占 し て い た 聖書 の 解釈 も 万 人 が 自由 に おこなっ て よい と 述べ た 。 以上 の よう に 、 ルター は 聖書 解釈 や 信仰 における 教権 の 優位 性 を 否定 し た 。 ただし 、 ルター は 神 の 言葉 へ の 奉仕 者 として の 牧師 （ 教師 ） 職 は 必要 と 考え た 。  政治 社会 と の 関係 で いえ ば 、 「 二 王国 論 」 が 重要 で ある 。 ルター は 神 が この 世界 に 二 種 の 支配 （ 2 つ の 王国 ） を 作り出し た と いい 、 1 つ は 霊的 な 教会 で 、 目 に 見え ない もの で あり 、 かつ キリスト教徒 のみ に 許さ れ て いる と いう 。 もう 1 つ は 世俗 的 な 剣 の 支配 で 、 これ は キリスト教徒 に 限ら れ ず 、 世界 の あらゆる 民族 を 包含 し て いる 。 ルター は キリスト教 に 反し ない 限り 世俗 支配 は 積極 的 に 受け入れる べき で ある と 説く が 、 教皇 もしくは 皇帝 が 違反 し た 場合 に は これ に 抵抗 する こと が できる と し て いる 。 すなわち 、 ルター は キリスト教 世界 の 問題 として これ を 考え て い た に も かかわら ず 、 宗教 権力 の 優越 という 考え方 に は 異議 を 唱え 、 結果 的 に 政治 的 な もの を 利する こと に なっ た の で あり 、 ある 意味 で は 政教 分離 の 強力 な 推進 者 と なっ た 。 と は いえ 、 ルター は あらゆる キリスト教徒 が 抵抗 の 主体 と なる こと を 認め て いる わけ で は なかっ た 。 抵抗 の 主体 と なり える の は 、 自ら の 領民 を キリスト 教 の もと に 保護 する 責務 が ある 諸侯 のみ で ある 。 しかも 、 世俗 法 において 皇帝 と 諸侯 は 契約 によって 関係 を 結ん で いる から 、 同等 で ある と する 。 農民 など の 民衆 は 皇帝 と 対等 で は ない ので 、 抵抗 すれ ば 反乱 と なる 。 これ は 結果 として 信仰 における 諸侯 の 絶対 的 権限 および 領 邦 教会 制度 （ 後述 ） を 理論 的 に 認める もの で あり 、 ルター の 社会 的 ・ 政治 的 見解 は 、 この よう に きわめて 保守 的 な もの で あっ た 。  ルター の 宗教 改革 は 福音 主義 運動 という 性格 を 濃厚 に 有し て おり 、 その 教義 は 彼 個人 の 思想 を 超え て はるか に 複雑 な 様相 を 呈し た 。 この こと は 、 一つ に は 聖職 者 に対する 失望 と 幻滅 の 長い 歴史 の 産物 で も ある 、 一般 信徒 における 根深い 反 聖職 者 主義 が 援用 さ れ た こと に も 由来 し て いる 。 聖職 者 たち は 偽善 、 暴君 的 行為 、 詐欺 を 働き 、 あるいは 一般 信徒 の 宗教 心 を 食いもの に し 、 不当 な 報酬 請求 や 不 必要 な 取り立て で 人々 を 困窮 さ せ て いる という 理由 から 攻撃 の 対象 と なっ た うえ 、 「 福音 の 敵 」 すなわち 悪魔 の 同盟 者 として 描か れ 、 その 最たる もの が ローマ 教皇 と さ れ た 。 教皇 は 悪魔 の 目的 の ため に ドイツ の 人々 を 搾取 し 、 地理 的 に も 形而上学 的 に も 「 外部 の 人 」 と さ れ た 。 逆 に いえ ば 、 俗人 は 救い の ため に もはや 聖職 者 を 必要 と せ ず 、 キリスト 教徒 は 個人 において 聖書 を通じて 神 と 直接 出会い 、 救い を 自由 に 得 られる こと でも あっ た 。  1520 年 、 ルター は 宗教 改革 の 三 大 文書 、 『 教会 の バビロン 捕 囚 』 『 キリスト 者 の 自由 』 『 ドイツ 国民 の キリスト教 貴族 に 与える 書 』 によって 改革 の 理論 と 実践 を 固め た 。 とくに 『 ドイツ 国民 の キリスト教 貴族 に 与える 書 』 で は 、 ドイツ の 諸侯 に対し 、 その 職務 に 基づい て 改革 運動 に 加わる よう 呼びかけ た ため 、 結果 的 に 政治 へ の 関与 を 促し た 。 ローマ 教皇 レオ 10 世 は 1520 年 6 月 、 ルター の 教 説 を 批判 する 勅書 を 発布 し た が 、 ルター は これ を 公然 と 火中 に 投じ 、 1521 年 1 月 に は 上述 し た よう に レオ 10 世 から 破門 さ れ た 。 ルター を かくまっ た フリードリヒ 賢 公 は 神聖 ローマ 皇帝 カール 5 世 （ スペイン 王 として は カルロス 1 世 ） と 交渉 し 、 皇帝 の 保障 する 安全 通交 証 の もと に ヴォルムス 帝国 議会 で ルター を 査問 さ せる こと と し た 。  1521 年 4 月 17 日 、 ヴォルムス 帝国 議会 で 査問 を 受け た ルター が 主張 の 撤回 を 拒否 し て 「 私 は ここ に 立つ 」 と その 決意 を 述べ た こと は 、 よく 知ら れ て いる 。 皇帝 カール 5 世 は 1521 年 5 月 26 日 、 ヴォルムス 勅 令 を 発し 、 ルター と その 教 説 に 従う こと 、 その 著作 を 印刷 または 頒布 する こと を 禁じ 、 ルター を 異端 者 として 処罰 する こと 、 彼 の 逮捕 に 協力 し た 者 に 報酬 を 与える こと など を 伝え た 。  しかし 、 宗教 改革 は 決して ルター 個人 によって 担わ れ た わけ で は なかっ た 。 上述 し た エラスムス や ジャック・ルフェーヴル・デタープル といった 人文 主義 者 は 活発 に 聖書 の 翻訳 や 解釈 に 勤しみ 、 宗教 改革 の 温床 と なっ た 。 宗教 改革 が 「 エラスムス が 卵 を 産み 、 ルター が それ を 孵化 し た 」 と いわ れる 所以 で ある 。 すでに 宗教 改革 を 予告 する よう な 思想 を 表明 し て い た エラスムス は ローマ 教会 の 外形 的 な 儀式 など は どう で も よい もの として 退け 、 当初 は ルター に対して も 好意 を 示し て い た が 、 「 自由 意思 」 の 問題 をめぐって 鋭く 対立 し た 彼 から の 反論 も あり 、 1524 年 に は 決別 し た 。 後述 する フルドリッヒ・ツヴィングリ 、 一時期 ルター を 支持 する が のち に ツヴィングリ の もと に 逃れる ウルリヒ・フォン・フッテン 、 ルター の 思想 の 体系 化 に 尽力 し た フィリップ ・ メランヒトン の ほか 、 など も 大きな 役割 を 果たし た 。 ルター の もと に 集まっ た 人々 の もと 、 メランヒトン は ルター と ほぼ 同じ 路線 で 改革 を 進め た が 、 聖職 者 の 独身 制 を 廃止 し 、 より 簡素 な ミサ を 始め た ヴィッテンベルク の 教授 は ルター と 対立 する まで と なり 、 さらに 「 すべて の 聖職 者 を 殺せ 」 と 主張 する ツヴィカウ 急進 派 など も 出 て き た 。 「 ツヴィカウ の 預言 者 」 と 呼ば れる 一 群 の こうした 過激 な 行動 を 、 ルター は 抑えよ う と し て いる 。  1522 年 、 ルター 支持 の 困窮 する 騎士 階級 ・ 貴族 階級 の 人々 が フッ テン ら による 指導 の もと で 蜂起 し 、 ドイツ の 自由 と 真 の 信仰 の 実現 を 求め て 各地 で 戦闘 し た が 、 1 年 後 に は 鎮圧 さ れ た 。 これ が 「 騎士 戦争 」 で ある 。 また 、 「 ツヴィカウ の 預言 者 」 の ひとり で ある トマス・ミュンツァー は 、 大胆 な 社会 変革 なし に 宗教 上 の 改革 は 実現 不可能 だ として 立ち上がり 、 これ に 共鳴 し た 貧農 が 大 規模 な 農民 一揆 を 起こし 、 ミュンツァー に 指導 さ れ て ドイツ 農民 戦争 （ 1524 年 - 1525 年 ） に 発展 し た 。 ここ で は 、 農民 たち によって 牧師 を 自由 に 選択 する 権利 、 教会 税 の 軽減 、 農奴 制 の 廃止 が 要求 事項 として 掲げ られ た 。 当初 、 ルター は 農民 に 同情 的 だっ た が 、 現世 の 国 の こと は 世俗 権力 に 委ねる べき だ と し 、 戦闘 を やめ ない 農民 を 「 狂犬 」 と 呼ん で シュヴァーベン 同盟 軍 による 農民 鎮圧 に 加勢 し た 。 ミュンツァー と ルター の 対立 は 決定的 と なり 、 ルター は ミュンツァー を 「 アルシュテット の 悪魔 」 と 呼び 、 ミュンツァー 側 は 諸侯 に対して 妥協 的 な ルター を 「 うそ つき 博士 」 と 罵倒 し た 。  1526 年 、 ルター に対して それ まで 敵対 的 で あっ た 皇帝 カール 5 世 は 、 スレイマン 1 世 率いる オスマン 帝国 の 脅威 が 迫る なか 、 諸侯 の 協力 が 不可欠 と み て シュパイアー 帝国 議会 （ 第 一 次 ） を 開催 し 、 ルター 派 諸侯 の 領内 で の 宗教 改革 を 許し た 。 ザクセン 選 帝 侯 は ルター に 領内 の 教会 の 組織 化 を 命じ 、 1528 年 に は ザクセン の 各 教区 を 州 知事 が 任命 する 牧師 に 任せ 、 教会 巡察 制度 を 設け た 。 他 の 改革 派 諸侯 も これ に 準じ 、 ルター 派 教会 が 各地 に 広がっ て いっ た 。 巡礼 、 贖宥状 、 聖人 崇拝 、 聖 遺物 崇敬 、 兄弟 会 など の 習俗 は 廃止 さ れ た が 、 実際 に 領 邦 教会 制度 が 始動 し た の は この 当時 で あっ た 。  1529 年 、 カール 5 世 は 再度 シュパイアー 帝国 議会 （ 第 二 次 ） を 開催 し た が 、 カトリック 諸侯 の 巻き返し によって 宗教 改革 の 自由 は 取り消さ れ 、 ヴォルムス 勅 令 が 復活 し た 。 この 措置 に対し 、 改革 派 の 諸侯 と 帝国 都市 が 抗議 （ プロテスト ） し た 。 これ が 、 「 プロテスタント 」 の 名 の 起こり で ある 。  1530 年 、 カール 5 世 は アウクスブルク （ 現 ： バイエルン 州 ） に 帝国 議会 を 招集 し 、 両派 の 歩み寄り の 努力 が さ れ た が 、 結局 は 決裂 し た 。 さらに 同 議会 で は ルター 派 側 から 穏健 ルター 派 メランヒトン の 手 に なる 「 アウクスブルク 信仰 告白 」 が 提出 さ れ た が 、 ツヴィングリ や シュトラースブルク （ ストラスブール ） など の 改革 派 4 都市 が 独自 の 「 信仰 」 を 提出 し 、 プロテスタント 内部 の 宗派 分裂 も 明らか と なっ た 。 議会 で は カトリック が 優勢 を 占め 、 最終 的 決定 は 翌年 の 議会 に 持ち越さ れ た ものの 、 カール 5 世 は 1521 年 の ヴォルムス 勅 令 を 厳しく 執行 する よう 命じ た 。  これ に対し 、 アウクスブルク 帝国 議会 の 直後 に （ 現 ： テューリンゲン 州 ） に 集まっ た プロテスタント の 帝国 諸侯 ・ 諸 都市 は 皇帝 と カトリック 諸侯 に 対抗 する ため の 軍事 同盟 結成 を 協議 し 、 翌 1531 年 2 月 に は ヘッセン 方 伯 と ザクセン 選 帝 侯 を 盟主 と する シュマルカルデン 同盟 が 結成 さ れ た 。 宗教 戦争 が 一触即発 に 迫っ た が カール 5 世 は 妥協 し 、 1532 年 に ニュルンベルク の 宗教 平和 によって 暫定 的 に プロテスタント の 宗教 的 立場 が 保障 さ れ た 。 この 宗教 平和 を 境 に 、 プロテスタント は 勢力 を 一気に 拡大 し た 。 南 ドイツ の ヴュルテンベルク 公 領 で は 、 プロテスタント で あっ た ため に 追放 さ れ て い た ヴュルテンベルク 公 ウルリヒ が 1534 年 に 復位 し 、 北 ドイツ で も 同年 ポメルン 公 、 1539 年 に ザクセン 公 と ブランデンブルク 選 帝 侯 が プロテスタント に 転じ た 。 西南 ドイツ で は ルター 派 以外 の 改革 派 信仰 が 広がっ て い た が 教義 上 の 問題 で 妥協 し 、 プロテスタント の 政治 勢力 は 統一 性 を 持つ よう に なっ た 。 カトリック 諸侯 の 側 も ニュルンベルク で 同盟 を 結成 し 、 プロテスタント に 対抗 し た 。  カール 5 世 は 対外 的 な 事情 から 情勢 を 静観 し て い た が 、 フランス と の 講和 が 成立 する と 一転 し 、 ドイツ 国内 の 問題 に 専心 する よう に なっ た 。 1546 年 に は ルター が 死去 し 、 ザクセン 公 が 選 帝 侯 の 地位 を 条件 に 皇帝 支持 に 転じ た 。 それ 以前 に ヘッセン 方 伯 も 重婚 問題 を カール 5 世 に つけこま れ 、 政治 的 に 中立 を 守ら ざる を え なく なっ て い た 。 自身 に 有利 な 条件 が 整っ た と 感じ た カール 5 世 は シュマルカルデン 戦争 を 起こし て シュマルカルデン 同盟 を 壊滅 さ せ 、 翌年 の アウクスブルク 帝国 議会 で は カトリック に 有利 な 「 仮 信条 協定 」 が 帝国 法 として 発布 さ れ た 。 皇帝 は 西南 ドイツ の 帝国 都市 の ツンフト が 宗教 改革 の 温床 で ある と 考え 、 これ を 解散 さ せる など の 強硬 な 政策 を 実施 し た 。 カール 5 世 の 強硬 な 政策 を み て 徐々に カトリック 諸侯 も 反 皇帝 に 転じ 、 息子 フェリペ （ のち の スペイン 王 フェリペ 2 世 ） に ドイツ ・ スペイン の 領土 と 帝位 を 継承 さ せよ う と する と 、 ますます 反発 を 招い て カール 5 世 は 孤立 し た 。  この よう な 情勢 の なか 、 ザクセン 公 が 再び 反 皇帝 ・ プロテスタント の 側 に 転じ 、 1552 年 に 起こっ た 第 二 次 辺境 伯 戦争 で は カール 5 世 の 軍 を 破り 、 パッサウ 条約 を 結ん で アウクスブルク 仮 信条 協定 を 破棄 し た 。 この 敗北 から カール 5 世 は 弟 の フェルディナント （ のち の 神聖 ローマ 皇帝 フェルディナント 1 世 ） に 宗教 問題 の 解決 を 任せ 、 1555 年 に アウクスブルク 帝国 議会 を 開催 し 、 アウクスブルク 宗教 平和 令 を 決議 さ せ た 。  これ により 、 諸侯 は カトリック 教会 か ルター 派 教会 の いずれ か を 選ん で それ を 領民 に 課す 権利 を 得 た と 同時に 、 カトリック と ルター 派 は 信仰 を 理由 と し た 暴力 の 行使 を 禁止 さ れ た ものの 、 カルヴァン 派 や ツヴィングリ 派 は 信仰 の 自由 の 対象 から 除外 さ れ た 。 また 、 この 平和 令 によって 諸侯 の 信仰 の 自由 が 認め られ 、 領民 は それ に 服する べき で ある と さ れ 、 やがて 「 一つ の 支配 ある ところ 、 一つ の 宗教 が ある   ("" Cuius   regio ,   eius   religio "")」 の 原則 の もと 、 諸侯 が 自身 の 選ん だ 信仰 を 領内 に 強制 できる 領 邦 教会 制度 が 成立 し た 。 ただし 、 帝国 自由 都市 において は カトリック 派 と ルター 派 の 両派 が 共存 できる こと と し た 。 また 、 大司教 など の 聖職 者 が 改宗 し た 場合 に は その すべて の 権限 を 失い 、 領地 を 放棄 し て カトリック 教会 に 明け渡す 必要 が ある と し た 一方 、 パッサウ 条約 （ 1552 年 ） 時点 で ルター 派 の もと に あっ た すべて の 財産 は そのまま に する こと と し た 。 前者 は 、 「 （ 教会 的 留保 、 教会 領 維持 )」 の 原則 と 呼ば れる もの で あり 、 事実 上 、 カトリック 司教 の 改宗 の 禁止 を 意味 し て い た 。 この 規程 は 、 後年 の 三 十 年 戦争 に 至る 対立 の 原因 と なっ た 。  領 邦 教会 制 は 宗教 を 政治 に 従属 さ せる もの で 、 領 邦 国家 の 自立 を 教皇 も 皇帝 も 認め ざる を え なかっ た ため 、 ドイツ の 宗教 改革 における 真 の 勝利 者 は 領 邦 君 主 で あっ た と も いわ れる 。 領 邦 君 主 は カロリング 朝 や リウドルフィング 家 の オットー 朝 の よう に 「 キリスト の 代理人 」 として 教会 を 支配 し た わけ で は なく 、 端的 に は 世俗 国家 による 宗教 管理 で あり 、 その 意味 から は 聖俗 分離 の 帰結 で あり 、 信仰 の 個人 化 と 政治 の 世俗 化 の 進行 を 促す もの で あっ た 。 アウクスブルク の 宗教 和議 は 、 神聖 ローマ帝国 という 1 つ の 政治 単位 の なか に 、 従来 の カトリック 教会 と は また 別に 新しい 教会 として ルター 派 教会 （ ルー テル 教会 ） を 認め 、 2 つ の 信仰 共同 体 に 対等 な 法的 地位 を 認め た こと に 画 期 性 が 認め られる 。 ここ で は 、 個人 における 信教 の 自由 は 保障 さ れる べく も なかっ た が 、 それ に も かかわら ず 国 制 における 宗教 多元 化 の 第一歩 だっ た から で ある 。 他方 、 カトリック 教会 も 中世 以来 の 世俗 権力 を 有し て おり 、 トリアー 、 ケルン 、 マインツ の 大司教 は 神聖 ローマ帝国 選 帝 侯 で も あっ た 。 この よう に ドイツ の 領 邦 教会 制 で は 、 中世 の 国家 ・ 教会 関係 が 、 大枠 において は 継承 さ れ た の で あっ た 。  ルター 派 教会 は ドイツ から さらに 北方 の 諸 地域 へ 広がり 、 現在 でも なお デンマーク 、 スウェーデン 、 ノルウェー 、 フィンランド で は 「 国教 会 」 として の 地位 を 得 て いる 。 これら の 地域 で は 、 カトリック から ルター 派 へ 信仰 が 置き換わっ た ものの 、 2 つ の 教会 間 に 強い 同 延性 が 認め られ た 。 これら の 地域 で 教会堂 の 内部 に ルター の 巨大 な 立像 を 見かける こと が 多い の も 、 そうした 同 延性 の 原則 が 保持 さ れ て き た 現れ と みなせる 。  ドイツ で ルター によって 宗教 改革 の 火蓋 が 切ら れ た 頃 、 スイス で も ほぼ 同時に フルドリッヒ・ツヴィングリ によって 福音 主義 的 改革 が 進行 し て い た 。 ツヴィングリ は 改革 の 半ば で 戦場 に 斃 れ 、 その 事業 は 頓挫 し た が 、 ジュネーヴ に カルヴァン が 現れ 、 より 厳格 な 改革 を 実行 し た 。 当初 は 非常 に 不 寛容 で 妥協 を 許さ なかっ た カルヴァン 主義 で ある が 、 各国 で 政治 権力 により 迫害 を 受ける よう に なる と 、 「 寛容 」 を 主張 し て 変貌 し 、 やがて 近代 的 な 政教 分離 の 主張 を 展開 し て いく こと に なる 。  スイス の 建国 神話 として 今日 一般 に ヴィルヘルム・テル の 物語 が 知ら れる が 、 これ は スイス の 国民 意識 が 高まっ た 15 世紀 中 ごろ に 世 に 広まり はじめ た もの で ある と 考え られ て いる 。  1200 年 ころ 、 ゴッタルド 峠 （ ザンクト・ゴットハルト 峠 ） が 開削 さ れる と 、 多く の 商人 が この 新しい 峠 を 好ん で 利用 する よう に なり 、 それ まで 周囲 から の 隔絶 で 僻地 と さ れ て き た ウーリ 地方 は 、 交通 の 要衝 と みなさ れる よう に なっ た 。 ホーエンシュタウフェン 朝 の 神聖 ローマ 皇帝 フリードリヒ 2 世 は 、 この 地 の 支配 権 を ハプスブルク 家 に 担保 として 提供 し 、 イタリア 政策 の 遂行 資金 に あてよ う と し た が 、 峠 の 開通 で 比較的 富裕 に なっ て い た ウーリ の 住民 は 自力 で 抵当 を 解除 し た 。 1231 年 、 フリードリヒ 2 世 によって ドイツ 統治 を 任さ れ て い た ハインリヒ は 証書 を 発給 し て ウーリ は 「 帝国 自由 」 （ 帝国 直属 ） の 地位 を 獲得 する こと が でき た 。 これ により 、 ウーリ は 近隣 領主 の 支配 を 受け ず 、 「 自由 と 自治 」 を 享受 できる よう に なっ た 。 1239 年 に は 同じく シュヴィーツ 地方 も 帝国 直属 の 地位 を 獲得 し た 。 ニトヴァルデン 、 オプヴァルデン の 両 渓谷 地方 （ 合わせ て ウンターヴァルデン という ） も ウーリ や シュヴィーツ と 同等 の 地位 を 願っ た が 、 これ は 簡単 で は なく 、 1291 年 8 月 1 日 に は ウーリ 、 シュヴィーツ 、 東部 の ニトヴァルデン が 「 永久 同盟 」 を 結び 、 同年 12 月 に は 西部 の オプヴァルデン も 盟約 に 加わっ た 。  1314 年 冬 、 放牧 地 を 巡る 争い から シュヴィーツ が アインジーデルン 修道院 を 襲撃 する と 、 これ を 口実 に ハプスブルク 家 の フリードリヒ 3 世 （ 美 王 ） は 1315 年 11 月 15 日 大軍 を もっ て スイス に 侵攻 し た が 、 原初 三 邦 （ ウーリ 、 シュヴィーツ 、 ウンターヴァルデン を スイス 形成 の 核 に なっ た 地域 という 意味 で こう 呼ぶ ） の 農民 軍 は モルガルテン 山 から の 奇襲 攻撃 により 、 これ を 壊滅 し た （ モルガルテン の 戦い ） 。 この のち 、 12 月 9 日 に は 盟約 が 更新 さ れ 、 スイス 盟約 者 団 は さらに 結束 を 強化 し た 。 14 世紀 に は 、 ルツェルン （ 1332 年 ） 、 チューリヒ （ 1351 年 ） 、 グラールス （ 1352 年 ） 、 ツーク （ 1352 年 ） 、 ベルン （ 1353 年 ） の 各 地域 が 原初 三 邦 の 盟約 に 加わり 、 八 邦 同盟 の 時代 と 呼ば れ た 。 ただし 、 八 邦 同盟 は 決して 一枚岩 で は なく 、 内容 も 質 も 異なる 複数 の 盟約 の ゆるい 結合 で あり 、 すべて の 同盟 に 加わっ て いる の は 原初 三 邦 だけ で あっ た 。 この のち 、 14 世紀 から 15 世紀 を通じて スイス 盟約 者 団 と ハプスブルク 家 と の 抗争 は 続き 、 15 世紀 に 入る と その 力 関係 は 逆転 し 、 盟約 者 団 は ハプスブルク 家 の 勢力 を スイス から 駆逐 し て いっ た 。  1499 年 、 ハプスブルク 家 出身 の 皇帝 マクシミリアン 1 世 が スイス 盟約 者 団 によって 古 領 を 奪わ れ た として 戦争 を 仕掛け た が （ ） 、 盟約 者 団 は これ を 撃退 し 、 この 勝利 によって 事実 上 神聖 ローマ帝国 から の 独立 を 果たし た 。 そして 、 盟約 者 団 （ ） は 1513 年 の の 加盟 によって 13 の 地域 が 結合 する 国家 団体 と なり 、 今日 の スイス の 基本 的 な 国家 枠組み に つながる 十 三 邦 同盟 体制 が 確立 し 、 この 体制 は 1798 年 まで 維持 さ れ て いっ た 。  長期 の 軍事 的 緊張 を 乗り越え た スイス は 、 ヨーロッパ 有数 の 軍事 力 を 持つ 国家 と なっ て い た 。 強力 な 軍事 力 を 頼ん で スイス は 当時 の イタリア 戦争 に 介入 し 、 一時 は ミラノ 公国 を 保護 国 化 する 勢威 を 示し 、 1513 年 の では 強大 な フランス 軍 を 大敗 さ せ 、 ロンバルディア 地方 に 覇権 を 確立 し た 。 ところが 、 1515 年 に ルイ 12 世 が 没し 、 名君 として 知ら れる フランソワ 1 世 が 登 位する と 、 同年 の では 盟約 者 団 は この 若き 王 に 大 敗北 を 喫し 、 以後 の スイス は 南方 へ 向け て の 膨張 政策 を 完全 に 断念 し た 。 しかし 、 フランス は 積極 的 に スイス の 傭兵 を 軍事 的 に 重視 し 、 これ を 頼り に する 策 に 転じ て いっ た 。  スイス の バーゼル で は 1431 年 以降 、 大 規模 な 公 会議 （ バーゼル 公 会議 ） が 長期 にわたって 開催 さ れ 、 ヨーロッパ 各地 から 学者 ・ 文人 が 集まり 、 1460 年 に は バーゼル 大学 も 創設 さ れ て 盟約 者 団 や アルザス 地方 から 多く の 学生 を 集め 、 人文 主義 運動 の 一大 拠点 と なっ て い た 。 『 阿呆 船 』 の 大 ベストセラー で 知ら れる も この 大学 で 学ん だ 。 画家 で は 、 若き アルブレヒト・デューラー や ハンス・ホルバイン が この 地 で 活躍 し た 。 ヨーロッパ 中 を 放浪 し た 人文 主義 者 エラスムス も 、 1514 年 以降 は ここ に 定住 し た 。 詩人 で 音楽家 の グラレアヌス 、 ザンクト・ガレン の 宗教 改革 者 、 そして フルドリッヒ・ツヴィングリ も この 地 で 学ん で いる 。 ツヴィングリ は ウィーン に 滞在 し て 人文 主義 の 影響 を 強く 受け た のち 、 1502 年 に は バーゼル に 戻っ て 勉学 に 精励 し 、 1506 年 に は 修士 の 学位 を 取得 し て 同年 から 1516 年 まで は グラールス の 司祭 、 1516 年 から 1518 年 末 まで は アインジーデルン 修道院 の 司教 司祭 を 務め た 。 エラスムス と は 司祭 時代 の 1514 年 に 出会い 、 親交 を 結ん だ 。 この ころ に は ツヴィングリ も スイス 人文 主義 の 頂点 に 立つ 存在 と なっ て い た 。 1518 年 末 、 都市 チューリヒ は すでに 高名 な 人文 主義 者 と なっ て い た ツヴィングリ を 司祭 として 招い た 。  フルドリッヒ・ツヴィングリ は 後世 に 「 ツヴィングリ 派 」 と も いう べき 固有 の 宗派 を 残さ なかっ た ため 、 その 業績 は やや も する と 限定 的 に 捉え られ がち だ が 、 彼 を ルター や カルヴァン ら と 比べ て 二 次 的 な 地位 に 留める こと は 適切 で ある と は いえ ない 。 ツヴィングリ の 思想 は 多く の 点 で ルター と の 一致 を 示す もの の 彼 と は 異なり 、 人文 主義 や スコラ 学 の 著しい 影響 が 認め られる の で あり 、 ツヴィングリ を ルター の 亜流 と 見なす 考え は この 点 で 明らか な 誤解 に 基づい て いる 。  ツウィングリ は 聖書 原理 の 実現 を 図り 、 四 旬 節 における 肉食 禁止 の 廃棄 、 聖書 に 根拠 の ない 聖人 崇拝 の 廃止 、 修道院 制度 の 廃止 、 聖職 者 の 独身 制 の 解除 など を 主張 し 、 生活 全般 が 「 聖書 のみ 」 によって 規定 さ れる べき で ある と 説い た 。 そして 、 信仰 義 認 を いっそう 明確 に し て 宗教 を 含め た 生活 の 監督 は 信徒 の 共同 体 （ ゲマインデ ） により 、 つまり 教会 で は ない 住民 の 自治 組織 によって 行わ れる べき だ と し た 。 ツヴィングリ は この よう な 自治 組織 の 権威 は 神 に 由来 し 、 聖書 の 解釈 を する 権威 さえ も 保持 し て いる と 唱え た の で ある 。  1518 年 12 月 の 末 から チューリヒ の 教区 司祭 ・ 説教 者 と なっ て い た ツヴィングリ は 、 1519 年 初頭 から 「 マタイ による 福音 書 」 の 説教 を 開始 し た 。 これ が スイス における 福音 主義 的 改革 の 幕開け と なる 。 ツヴィングリ は エラスムス を通じて キリスト 教 を 原典 から 学ぶ こと の 重要 性 を 認識 し て い た ため 、 この マタイ 連続 説教 において は ヴルガタ （ ヴルガータ 訳 ラテン語 聖書 ） を 使用 せ ず 、 エラスムス の 『 校訂 ギリシア 語 新約 聖書 』 を 使用 し た 。 やがて 、 ツヴィングリ の 周囲 に は 新しい 福音 理解 に 共鳴 する 信奉 者 が 集まる よう に なり 、 旧来 の カトリック 的 信仰 理解 を 堅持 する 者 たち と の 間 に は 徐々に 疎隔 が 生じ て いっ た 。 ドイツ の 広大 な 領 邦 に 比べ て 狭小 な 地域 共同 体 で ある カントン （ 邦 ） の 内部 で の 対立 は 、 たちまち 先鋭 化 し た 。  1522 年 3 月 、 受難 節 の 断食 期間 が 訪れ た 際 、 ツヴィングリ 支持 者 は 集まっ て 乾い た ソーセージ を 切り分け て 食し 、 「 聖書 のみ 」 の 考え を 実践 し た 。 ツヴィングリ は 聖書 に 記載 さ れ て い ない 事柄 は 聖書 の 教え に 反し て おり 、 禁止 さ れる べき という 考え を 持っ て い た 。 さらに その 10 日 後 、 ツヴィングリ は 「 食物 の 選択 と 自由 」 という 説教 を 実施 し 、 これ に対して チューリヒ 市 参事 会 は 支持 を 表明 し た 。 チューリヒ は ツヴィングリ の 福音 主義 運動 の 拠点 と なっ た の で ある 。 そして 、 ツヴィングリ は 『 最初 に し て 最終 的 な 弁明 の 書 』 を コンスタンツ 司教 に 宛て 、 明確 に 「 聖書 のみ 」 を 規範 と す べき こと を 表明 し た 。 ツヴィングリ 派 と カトリック 派 の 対立 は 激化 し 、 市内 で の 武力 衝突 の 危機 も 迫っ た ので 、 チューリヒ 市 参事 会 は 最終 的 な 決定 を 下す べく 、 1523 年 1 月 29 日 に カトリック 側 聖職 者 を 迎え て 公開 討論 を 開催 する こと と し た 。 チューリヒ の 市長 および 市 参事 会 は 都市 と 支配 下 の 農村 の 全 聖職 者 を 参集 さ せ 、 ツヴィングリ の 主張 する 教 説 に対して は 聖書 のみ に もとづき 、 ドイツ 語 で 討論 する よう 命じ た 。  ツヴィングリ は 公開 討論 の ため に 自ら の 信仰 を 明らか に しよ う と 、 『 67 カ条 の 提 題 』 を 公表 し た 。 この 文書 の 中 で ツヴィングリ は 「 聖書 のみ 」 の 原則 を 表明 し 、 聖書 に 根拠 が ない 教皇 制度 や 祝祭日 ・ 修道 制 ・ 独身 制 ・ 煉獄 を 批判 し た 。 その 一方 、 教会 の 監督 は 信徒 の 集まり が 行う べき で ある と し 、 市 参事 会 による 宗教 の 管理 を 暗に 正当 化 し て い た 。 さらに 社会 倫理 について 『 神 の 義 と 人間 の 義 』 の 説教 を 実施 し た こと により 、 チューリヒ における 宗教 改革 の 方向 性 が 明確 に 定め られ た 。 すなわち 、 チューリヒ で の 宗教 改革 は 都市 共同 体 という 政治 秩序 の 積極 的 な 関与 の 下 に おこなわ れ た の で ある 。  1523 年 10 月 に は 第 2 回 の 公開 討論 会 が 開か れ 、 聖 画像 や ミサ の 廃止 が 現実 の 議論 の 対象 と なっ た 。 その 結果 、 これら カトリック 儀式 の 廃止 を 原則 として 廃止 が 決定 さ れ た が 、 その 廃止 時期 をめぐって は 激しい 対立 が 生じ た 。 ツヴィングリ に 従っ て い たら のち に 再 洗礼 派 を 形成 する 過激 派 は 、 ミサ や 聖 画像 が 非 聖書 的 と さ れ た 以上 は ただちに 廃止 す べき と 主張 し た の に対し 、 ツヴィングリ は 急激 な 廃止 による 騒擾 の 発生 を 懸念 し て い た 。 結局 、 1524 年 6 月 に は 市内 全域 から 聖 像 画 ・ 聖 遺物 ・ ステンドグラス が 取り除か れ 、 12 月 に は 修道院 が すべて 閉鎖 さ れ 、 その 資産 は カントン に 接収 さ れ た 。 そして 、 1525 年 3 月 の 復活 節 を 境 に ミサ は 完全 に 廃絶 さ れ 、 替わっ て 福音 主義 の 聖 晩餐 が 導入 さ れ た 。 また 、 同年 6 月 に は 福音 主義 の 司祭 養成 の ため 、 「 カロリーヌム 」 が 開設 さ れ た 。 こうして スイス における 福音 主義 運動 は 着々 と 橋 頭 保 を 築き つつ あっ た が 、 この 時点 で は スイス 内 における 福音 主義 の 孤立 は 明らか で あっ た 。 ウーリ・シュヴィーツ・ウンターヴァルデン など の 保守 的 な カントン で は カトリック 信仰 に 揺らぎ は なく 、 福音 主義 に 染まっ た チューリヒ に対して 旧来 の 信仰 へ の 復帰 を 求め 、 彼 を 異端 と 断じて 盟約 から の 追放 を 宣言 し た 。  1528 年 1 月 、 盟約 者 団 中 でも 有力 な カントン で ある ベルン が 福音 主義 に 転じ 、 1529 年 2 月 に は バーゼル で 民衆 蜂起 が 起こり 、 こちら も 福音 主義 に 転じ た 。 さらに 盟約 者 団 の 外部 で ある が 、 近隣 の ザンクト・ガレン や コンスタンツ で も 福音 主義 が 影響 力 を 増し 、 福音 主義 の カントン と 軍事 同盟 を 結ん だ 。 一方 、 廃止 後 の 修道院 の 継承 者 は ベルン から の 自立 を 図ろ う と し て い た が 、 修道院 長 が 支配 権 を 都市 に 引き渡し て 修道院 内 の 財宝 ・ 銀器 が ベルン に 持ち去ら れ た こと を 契機 に 、 憤激 し た 農民 が カトリック に 再び 戻り 、 それ を カトリック 諸 邦 が 支援 する という 事態 も 生じ た 。 カトリック 派 の カントン は 宿敵 で あっ た はず の ハプスブルク 家 も 巻き込ん で 軍事 同盟 を 結成 し 、 両者 は 同年 6 月 に カッ ペル の 野 で 対峙 し た （ 第 一 次 カッ ペル 戦争 ） 。 一触即発 の 危機 が 迫っ た が 、 ここ で 両者 は 歩み寄り 、 グラールス の 調停 も あっ て 「 現状 維持 」 を 約束 し て 和睦 し た 。 この で は 、 福音 主義 に 転向 し た カントン は その 信仰 を 認め られる が 、 カトリック の カントン へ の 布教 を 許さ れ ず 、 その 逆 も 然 り と さ れ た の で あっ た 。 ここ に 信仰 の 「 属地 主義 」 、 すなわち 「 一つ の 支配 ある ところ 、 一つ の 宗教 が ある   ("" Cujus   regio ,   ejus   religio "")」 が 認め られ 、 スイス は 他 の ヨーロッパ 諸国 に 先駆け て 改革 派 と カトリック の 共存 する 地域 と なっ た 。 上述 し た アウクスブルク 和議 より 20 数 年 前 の こと で あり 、 スイス は ヨーロッパ における 宗教 多元 化 の 最初 の 例 と なっ た の で ある 。  第 一 次 カッ ペル 和議 は スイス に 平和 と 安定 を もたらし た か に 見え た が 、 ツヴィングリ は 現状 維持 に 不満 で 、 福音 主義 の 宣教 を 軍事 的 拡張 によって でも 実現 す べき と 考える よう に なっ て い た 。 一方 、 ドイツ で は ルター 派 は 皇帝 の 圧迫 を 受け て 存亡 の 危機 が 迫っ て い た ため 、 同盟 者 を 必要 と し て い た 。 ここ に ルター と ツヴィングリ の 利害 の 一致 点 が あり 、 1529 年 10 月 に は ヘッセン 方 伯 フィリップ の 斡旋 により 、 マールブルク 城 で 会談 が 開か れ 、 ルター と ツヴィングリ の 間 で 軍事 同盟 と 教義 の 一致 が 検討 さ れ た 。 この 会談 において 、 両者 の 教義 の 多く の 点 で 一致 を 見 た ものの 、 最終 的 に は 聖餐 理解 を 巡っ て 鋭く 対立 し た （ 聖餐 論 ） 。 カトリック で は 、 パン と 葡萄 酒 は 聖 別 さ れる と 、 実体 的 に キリスト の 身体 と 血 に 変化 する という 「 化 体 説 」 を 公認 し て い た が 、 ルター は キリスト の 身体 と 血 は 聖体 拝領 の パン と 葡萄 酒 の 中 に 、 その 下 に それ とともに 実在 する という 「 両 体 共存 説 」 を とっ て カトリック 的 痕跡 を とどめ た 。 それ に対し 、 ツヴィングリ は 「 象徴 説 」 を 採用 し 、 パン と 葡萄 酒 に は いかなる 意味 において も キリスト の 身体 と 血 は 実在 せ ず 、 彼 の 死 を 象徴 する 記号 で ある に すぎ ない と し て おり 、 ただ この 1 点 について 折り合い が つか なかっ た ため 、 物別れ に 終わっ た の で ある 。 これ は 、 プロテスタント 内部 の 分裂 の 一因 と なっ た 。  ツヴィングリ は その後 も 強硬 に カトリック 諸 州 の 軍事 的 制圧 を 主張 し た が 、 ベルン を はじめ と する 同盟 諸 邦 の 賛同 を 得 られ ず 、 ベルン の 提案 に したがっ て カトリック 諸 州 に対し 、 経済 封鎖 が 実施 さ れる に とどまっ た 。 この 経済 封鎖 によって カトリック 諸 州 は たちまち 困窮 し た ため 、 軍事 力 に 訴え ざる を え なく なり 、 1531 年 10 月 4 日 に カトリック 諸 州 は カッ ペル に 再度 進軍 し （ ） 、 これ に対して ツヴィングリ は チューリヒ 市民 軍 を 率い て 邀撃 し た 。 この 当時 、 カトリック 側 の 兵 8 , 000 に対して チューリヒ の 市民 軍 は 数 百 に 過ぎ ず 、 乱戦 で ツヴィングリ は 戦死 し た 。 これ は 、 スイス の 傭兵 制 に対して ツヴィングリ が かつて 厳しい 批判 を おこなっ た ため 、 チューリヒ が 傭兵 を 充分 に 用い え なかっ た こと に も よっ て い た 。  しかし 、 その後 は ベルン を 核 と する 福音 主義 派 が 反撃 し 、 第 一 次 カッ ペル 和議 を ほぼ 踏襲 し た が 締結 さ れ 、 スイス における 宗教 の 属地 主義 が 再 確認 さ れ た 。 ツヴィングリ の 死 により 、 福音 主義 運動 は 後継 者 ハインリヒ ・ ブリンガー に 受け継が れ 、 その 頃 に は ツヴィングリ の 信仰 告白 を 受け入れる 都市 は スイス に とどまら ず ドイツ 南部 に まで 広がっ て い た 。 これら は 、 やがて カルヴィニズム の なか に 解消 さ れ て いく こと と なっ た 。  フランス 北東 部 の ノワイヨン の 町 に 生まれ た ジャン ・ カルヴァン は 、 1523 年 に パリ に 上り 、 パリ 大学 で 、 近代 的 教育 法 の 祖 と いわ れる の もと で ラテン語 の 教育 を 受け 、 人文 学 ・ スコラ哲学 を 学び 、 さらに フランス ・ カトリック の 一大 根拠地 で あり 、 反 福音 主義 の 牙城 と も いう べき で 5 年 にわたって 哲学 、 文法 、 弁論 術 など を 学ん で 、 次いで オルレアン と ブールジュ の 大学 で 法学 を 修め 、 合わせ て ギリシア 語 ・ ヘブライ 語 も 学ん だ 。 1533 年 11 月 1 日 、 パリ 大学 の 新しい 総長 は 福音 主義 者 で 、 信仰 義 認 を テーマ と し た 総長 就任 演説 を おこなっ た が 、 そこ に ルター の 表現 が 含ま れ て い た ため 、 その 演説 直後 に は 異端 の 申し立て が なさ れ 、 コップ は フランス 国内 を 転々 と し た 。 この 演説 の 草稿 づくり に カルヴァン も 関与 し た こと から 彼 自身 も パリ を 脱出 せ ざる を 得 なく なり 、 1534 年 に は 檄文 事件 で 激化 し た 弾圧 を 避ける ため に コップ とともに スイス の バーゼル に 亡命 し た 。 こうして 改革 者 へ の 道 を 歩み 出す こと と なっ た カルヴァン は 、 バーゼル の 地 で 主著 『 キリスト 教 綱要 』 を 1536 年 に 刊行 し て いる 。  カルヴァン の 神学 は 信仰 義 認 、 聖書 中心 主義 を はじめ ルター や ツヴィングリ の それ から 受け継い だ 部分 が 多い 。 そうした なか で 、 カルヴァン の 思想 を 特徴 づける の は 、 徹底 し た 神 中心 主義 と 救霊予 定説 で ある 。 カルヴァン の 教理 において は 、 神 の 栄光 、 神 へ の 祈り と 服従 が つねに 強調 さ れる 。 ルター において は 力点 が 人間 の 苦悩 に 置か れる の に対し 、 カルヴァン で は あくまでも 神 自身 に 置か れる の で ある 。 カルヴァン に よれ ば 、 神 を 認識 する こと こそ が 人生 の 主要 目 的 な の で あり 、 それ によって 自己 を 認識 する の で ある 。 神 の 像 に 似せ て 創造 さ れ た 人間 は 、 本来 的 に は 神 の 栄光 の 輝き を 受け て いる 。 自由 意志 を もっ た 人間 は 、 それ によって 永遠 の 生命 を 得る こと も 可能 で あっ た はず な のに 、 アダム が 原罪 を 犯し て 以来 、 その 自由 意志 によって 神 に 反逆 し 、 罪 に 陥っ て 人間 の あり方 は 堕落 し た 。 この 堕落 から 救済 さ れる ため に は 、 人 は イエス ・ キリスト において 再 創造 さ れ なく て は なら ない 。 人間 の 罪 の 身代わり として 地上 に 送ら れ た 神 の 子 イエス に つらなる こと によって 、 我々 は 値 なく し て 救わ れる こと が できる の で ある 。  神 は 憐れみ によって イエス を 世 に 送っ た が 、 これ は すべて の 人間 を 赦す ため で は なく 、 恩恵 に 浴する こと が できる の は その 一部 だけ で ある 。 人 は 神 の 意志 により 、 ある 者 は 永遠 の 救い に 、 ある 者 は 永遠 の 滅び に 定め られる 。 これ は もっぱら 神 が 自由 に 決定 する 領域 に 属し 、 しかも 神 は あらかじめ これ を 定め て いる と 説く 。 これ が 、 カルヴァン の 唱える 予定 説 で ある 。 で は 、 こうした 神 の 選び の 絶対 的 自由 を 前 に し て 、 人 は ただ 絶望 する しか ない の か 。 カルヴァン は 決して そう で は ない と 説く 。 なぜなら 、 神 の 憐れみ は 無限 で あり 、 それ は 人々 にとって は 無限 の 恵み （ 恩寵 ） で あり 、 神 を 信じ て 我々 に 説か れ て いる 神 の 教え を 受け入れ 、 こうして キリスト と 一体 と なっ た 信徒 は 自ら が 選ば れ て いる こと を もはや 疑わ ない から で ある （ 信仰 義 認 ） 。 そして 、 神 は 救わ れる はず の ない 者 まで 選びだし て 救お う と する の で ある 。 人間 の 善き 行い も 、 神 の 憐れみ を 強く 信じる とき に こそ 、 選び の しるし と なる 。 そうして 、 人間 の 日々 の 生活 の 営み は 信仰 を 介し て 聖 化 さ れ て いく 。 人生 の 目的 は 神 は 知り 、 神 に 栄光 を 帰し て 従い 、 祈り を 捧げる こと に ある 。 それぞれ の 各 個人 が 営む 職業 も 神 が 定め た ところ な の で あり 、 あらゆる 職業 が 「 天職 」 で ある 。 それ が 「 召命 」 で ある 以上 、 これ に 精励 し なけれ ば なら ない もの で あり （ 職業 召命観 ） 、 一方 で この 考え は 職業 における 聖俗 の 区別 の 否定 に つながる の で ある 。  カルヴァン は 、 再 洗礼 派 と の 論争 の なか で 、 「 神 の ことば が 述べ 伝え られ て 、 聖 礼典 が 執行 さ れる ところ に 教会 が 存在 する 、 それ 以外 に 何 が 必要 な の か 」 と 述べ て いる 。 この世 に 完全 無欠 な 教会 など ない と 考える カルヴァン は 、 ルター と は 異なり 、 最初 から 目 に 見える 制度 的 な 教会 の 必要 性 を 認め た 。 そして 、 ルター が 教会 という もの の 中味 を カトリック と 同様 、 洗礼 を 受け た すべて の 者 の 集まり で ある と し た の に対し 、 カルヴァン は そう で は なく 「 信仰 を 告白 し 、 善き 生活 を 営む 信徒 の 集まり 」 と 考え 、 より 狭い もの として これ を とらえ た 。 そこで 、 教会 の 構成 員 は 真 の 信仰 と 善き 道徳 と の 厳しい 実践 者 たる こと が 義務づけ られる 。 牧師 は 神 の 言葉 を 説き 、 公 教 要理 を 教え て 聖 礼典 を おこなう 存在 で あり 、 聖 礼典 は 洗礼 と 聖餐 式 の 2 つ で 、 信徒 が 信仰 を より 強固 に する こと を 助ける 。 聖餐 式 に関して は 、 カルヴァン は ルター の 共 在 説 とも ツヴィングリ の 象徴 説 と も 異なり 、 いわば その 中間 的 な 立場 を とっ て い た 。 つまり 、 イエス は パン と 葡萄 酒 の なか に 実在 する が 、 それ は 「 霊的 に 」 実在 する という 理解 で ある 。  信徒 の 日常 生活 を 監視 し 、 これ を 正しく 導き 、 信徒 相互 の 紛争 を 調停 する の は 聖職 者 で は なく 「 長老 」 と 称さ れる 俗人 で あり 、 貧者 の 救済 も 俗人 の 「 執事 」 に 任さ れる （ 長老 教会 制 ） 。 道徳 的 に の ある 信徒 は 、 聖餐 式 へ の 参加 を 行い が 改め られる まで 禁止 さ れ 、 行状 の とくに 悪い 者 に対して は 破門 も ある 。 それ のみ なら ず 、 世俗 の 権力 者 から の 処罰 も 甘受 し なけれ ば なら ない 。 カルヴァン の 思想 は 社会 生活 全般 を 宗教 一色 で 染め上げよ う という 指向 を もち 、 その 意図 は 彼 の 国家 観 に も 現れ て いる 。 カルヴァン は 、 アウグスティヌス の 「 神 の 国 」 「 地 の 国 」 の 考え方 に 影響 を 受け 、 教会 と 国家 の 権力 の 差異 と 非 類似 性 から いっ て 、 「 霊的 王国 」 と 「 政治 的 王国 」 は 常に 区別 し なけれ ば なら ない と し た 。  カルヴァン の 政治 思想 に は 2 つ の きわだっ た 特徴 が ある 。 1 つ は 教会 を 世俗 権力 から 独立 さ せる こと 、 もう 1 つ は 世俗 権力 に 教会 の 目的 へ の 奉仕 を さ せる こと で ある 。 彼 は 教権 と 俗 権 という 「 二 本 の 剣 」 は 分離 不可 の 関係 で は ある が 、 明確 に 弁別 さ れる べき で ある と 述べ た 。 カルヴァン は アウグスティヌス に従い 、 教会 を 神 によって 定め られ た 独自 の 権威 を 持つ もの と 考え 、 この世 に は 「 見える 教会 」 と 「 見え ない 教会 」 が ある と いう 。 見え ない 教会 は 正しい 信徒 の 作る 精神 的 な 共同 体 で 、 時間 と 空間 の 制約 を 受け ない 。 見える 教会 は 信徒 が 集まっ て 儀礼 や 礼拝 、 説教 が 行わ れる 場所 で 、 この 見える 教会 において は 成員 すべて が 必ずしも 完全 な 信仰 を 有し て いる わけ で は ない 。 その ため 、 見える 教会 は 成員 すべて を 完全 な 信仰 に 導く ため に 規律 を 必要 と し 、 内部 に 政治 が 必要 と さ れる ほか 、 教会 の 幹部 は 道徳 を 含む 世俗 の 問題 に対して も 判決 を 下せる 。  一方 、 世俗 権力 の 担い手 で ある 国家 は 、 神 の 地上 の 代理人 に し て 下僕 で ある と カルヴァン は 考える 。 為政者 は 、 信仰 の 正しい 実践 を 保っ て 人民 の 安全 と 財産 を 守り 、 正義 を 行わ なけれ ば なら ない 。 そして 、 この よう な 為政者 に対し 、 人民 は 絶対 的 に 服従 し なけれ ば なら ない 。 服従 を 免除 さ れる の は 、 為政者 が 神 の 命令 に そむい た 場合 に 限ら れる 。 国家 と は 真 の 宗教 、 正しい 信仰 を 広める ため の もの だ と 考え た カルヴァン は 、 政治 権力 に 「 三位一体 説 」 という 教会 にとって 最も 重要 な 教義 を 認め させる 一方 、 世俗 の 司法 機関 における 世俗 的 な 裁判官 の 権限 を 高め た 。 カルヴァン の 思想 の うち 、 無抵抗 について は 彼 の 死後 現実 の ユグノー 弾圧 へ の 対応 として 、 理不尽 な 支配 に対して は 抵抗 し て も よい という モナルコマキ の 政治 理論 が 登場 し た 。 それ と 同様 に カルヴァン の 思想 に ある 非 寛容 で 妥協 を 許さ ない 部分 も 、 カルヴァン 主義 が 深刻 な コンフェッショナリズム （ 後述 ） に 直面 する うち に 動揺 し 、 その なか から 寛容 論 が 起こっ て くる 。  カルヴァン と 彼 の 一派 は 、 新旧 両方 から 異端 と さ れ た ミカエル・セルヴェトゥス （ ミシェル ・ セルヴェ ） を ジュネーヴ 市 当局 が 火刑 に 処し た こと に 、 公然 と 賛意 を 表し て いる 。 カルヴァン は 、 国家 による 異端 者 弾圧 を 容認 し 、 場合 によって は 支持 さえ し た の で ある 。  1536 年 7 月 から 8 月 にかけ 、 ジュネーヴ に 滞在 し て い た カルヴァン は 同地 で 福音 主義 的 改革 の 導入 を 考え て い た に 援助 を 懇請 さ れ た 。 当時 の ジュネーヴ は 少し 前 まで ベルン の 実質 的 な 保護 領 で あり 、 同年 5 月 に は ベルン の 援助 を 受け て 福音 主義 に 転じ た が 、 いまだ 改革 の 緒 に つい た ばかり で 方針 も 定まっ て おら ず 、 ファレル は 当時 匿名 で 出さ れ て い た 『 キリスト 教 綱要 』 の 著者 が カルヴァン で ある こと を 知り 、 彼 を 強引 に 引き止め た の で ある 。 カルヴァン は 当時 ストラスブール へ 向かう 途中 で あっ た が 、 これ に 協力 する こと を 決意 し た 。 1537 年 1 月 16 日 に は カルヴァン ら 牧師 団 により 、 市 参事 会 に対して 教会 改革 の 具体 案 が 提出 さ れ 、 ここ に ジュネーヴ は ツヴィングリ 派 と は 異なっ た 、 新た な 改革 の 方針 に 従う こと と なっ た 。 ただちに 新しい 「 信仰 告白 」 を 含む 要理 書 （ カテキズム ） が 刊行 さ れ 、 市民 は この 「 信仰 告白 」 に対して 宣誓 を 求め られ た 。 こうして 改革 が 本格 的 に 開始 さ れ た が 、 カルヴァン ら は この 「 信仰 告白 」 が 守ら れ て いる か 厳しく 監督 し た ため 、 市民 の 間 に は 改革 へ の 抵抗 感 が 芽生え た 。 また 、 当初 から 市 参事 会 は カルヴァン ら の 主張 に 教会 を 世俗 の 権力 から 独立 さ せ 、 むしろ 世俗 権力 を 教会 に 従属 さ せよ う と する 意図 が ある こと に 気づい て い た 。 カルヴァン は 教会 を 国家 から 切り離し て 新しい 教会 制度 を 目指し た が 、 市民 側 に 反対 さ れ て 頓挫 し た の で ある 。  1538 年 4 月 23 日 、 新しい ジュネーヴ 市 参事 会 が 発足 する と 、 カルヴァン と ファレル は この 参事 会 によって 追放 さ れ 、 カルヴァン は マルティン・ブツァー の 勧め により 、 ストラスブール の フランス 人 難民 教会 の 説教 師 を 務める こと と し た 。 ストラスブール で の 聖書 講義 は 3 年 に および 、 1539 年 に カルヴァン は ビューレン の イデレッテ と 結婚 し て いる 。  やがて ジュネーヴ で は 再び ファレル 派 （ 福音 主義 派 ） が 勢い を 盛り返し 、 彼ら によって 再び 招聘 さ れ た カルヴァン は 1541 年 9 月 13 日 、 自身 もう 二度と 戻る こと は ない と 思っ て い た ジュネーヴ に 帰還 し た 。 帰任 早々 の 9 月 20 日 に カルヴァン は 「 ジュネーヴ 教会 規則 」 を 立法 化 し 、 牧師 ・ 教師 ・ 長老 ・ 執事 という 4 職 を 定め た 。 牧師 と 教師 は 説教 など を通じて 司 牧 の 役割 を 担い 、 聖書 解釈 の 問題 など について 定期 的 に 審議 し た 。 長老 は 牧師 ・ 教師 とともに 監督 院 を 形成 し 、 市内 の どの 家 に も 自由 に 立ち入れる 権利 を 有し て 市民 生活 を 監督 し た 。 また 、 執事 は 教会 施設 の 管理 と 救貧 を 担っ た 。 カルヴァン は 教育 において は 政教 分離 を 実践 し て 公 教育 と 教会 教育 を 区別 し 、 後者 の ため に 「 ジュネーヴ 教会 教理 問答 」 を 作成 し た 。  カルヴァン の 改革 政治 は 「 神権 政治 」 と も 称さ れ て いる 。 「 神権 政治 」 開始 後 の 最初 の 5 年間 に 56 件 の 死刑 判決 と 78 件 の 追放 が おこなわ れ て 反対 派 は ことごとく 弾圧 さ れ 、 1553 年 に は 高名 な 人文 学者 で あっ た ミカエル・セルヴェトゥス が 三位一体 説 を 批判 し た 嫌疑 で 火刑 に 処せ られ て いる 。 1559 年 に は 神学 大学 が 設立 さ れ 、 プロテスタント 系 の 神学 大学 として は 、 すぐ に ヴィッテンベルク 大学 に 勝る ほど の 勢い と なり 、 ヨーロッパ 各地 に 改革 派 の 説教 師 や 教師 を 送り出す まで に なっ た 。 1564 年 の 死 に いたる まで カルヴァン は カトリック と の 戦い に 明け暮れ た が 、 さらに 死後 の 1566 年 に は ツヴィングリ 派 と の 間 で 合同 が 成立 し て スイス の 改革 派 は 改革 派 教会 として 統一 さ れ 、 勢力 を 強め た 。  カルヴァン は 上記 の よう に 1540 年代 に ジュネーヴ で 独自 の 宗教 改革 を 実現 し て 「 改革 派 教会 」 発展 の 基礎 を 構築 し 、 それ は 「 ルター 派 教会 」 と 並ん で プロテスタント における 二 大 教派 と なっ た 。 ルター 派 教会 が 「 アウクスブルク 信仰 告白 」 と ルター の 「 教理 問答 書 」 を 信仰 の 規範 と し 、 教会 政治 において は 「 監督 制 」 を 保持 し た の に対し 、 改革 派 教会 で は 監督 制 を 廃 し た うえ で 牧師 に 加え て 教 会員 から 選ば れ た 長老 たち で 「 長老 会 」 を 組織 し 、 それ によって 信徒 の 指導 監督 に あたる 「 長老 制 」 を 採用 し て 各 個別 教会 における 信仰 告白 を 重視 する 点 が 、 両者 の 大きな 相違 で ある 。  カルヴァン の 思想 は 、 彼 の 生前 から スイス に とどまら ず 近隣 の 諸国 に 広まっ て い た が 、 その 伝播 の 過程 で ニュアンス を 失い 、 特定 の 要素 が 誇張 さ れ たり 薄め られ た リ し た 。 ルター 派 の 強い ドイツ で は カルヴァン 派 は ほとんど 浸透 し なかっ た が 、 スイス で は カトリック 信仰 に とどまる 地域 も 多く 、 ドイツ 同様 に 教会 分裂 が み られ た が 、 ツヴィングリ と カルヴァン によって 宗教 改革 が 主導 さ れ た 経緯 により 、 ルター 派 は 浸透 し なかっ た 。 宗教 上 の 不和 は 厳然 と 存在 する 一方 、 スイス で は ヴィルヘルム・テル や 聖 ニコラウス （ ） は 相変わらず 「 古き 良き 盟約 者 団 」 の 象徴 で あり 、 国民 的 英雄 として 崇敬 さ れ た 。  スイス と それ に 隣接 する 南西 ドイツ で は 、 きわだっ た 対照 性 を 示し て い た 。 スイス で は 、 ツンフト （ 商人 ギルド ） に 代表 さ れる 中 下層 の 市民 が 都市 における 門閥 支配 を 打破 する とともに 周囲 の 諸侯 ・ 修道院 領 を 領域 支配 に 組み込む 契機 として 宗教 改革 が 期待 さ れ た という 側面 が あり 、 ここ で 重視 さ れ た の は カルヴィニズム で あっ た 。 ツヴィングリ 派 から 分離 発展 し た 再 洗礼 派 は その 信仰 を 守る 信者 のみ で 共同 体 を 構成 しよ う と し 、 農村 部 で は 自治 運動 と 結びつく こと も あっ た 。 それ に対し 、 南西 ドイツ で は シュマルカルデン 戦争 の 結果 、 カール 5 世 によって 徹底的 に ツンフト が 解体 さ れ て 門閥 支配 が 強化 さ れ 、 ここ で 公認 さ れ て い た の は ルター 派 で あっ た 。  フランス に対して は 、 生前 の カルヴァン は ジュネーヴ から 伝道 者 を 派遣 し て 祖国 フランス の 宗教 改革 を 組織 化 しよ う と 努め 、 彼 の 勧告 に したがっ て パリ に 改革 教会 が 設立 さ れ た 結果 、 1561 年 末 に は 670 以上 の 改革 教会 が フランス 国内 で 組織 さ れ た 。 1559 年 に は 、 フランス 改革 教会 の 最初 の 国民 会議 が パリ で 開催 さ れ て いる 。 フランス の カルヴァン 派 プロテスタント は 「 ユグノー 」 と いわ れ た が 、 その 広がり と 同時に 迫害 も 始まり 、 1562 年 に は 北東 部 の ヴァシー で カトリック 教徒 による 新 教徒 虐殺 （ ヴァシー の 虐殺 ） が 起こっ て いる （ 詳細 は 後述 ） 。  カルヴァン 派 は また 、 ネーデルラント （ 低地 地方 ） とくに オランダ で は 著しい 影響 を およぼし 、 それ は 外国 支配 から の 解放 運動 の 大きな 原動力 と なっ た （ 詳細 は 後述 ） 。 スコットランド において は 、 1540 年代 に この 国 で 最初 に カルヴァン 主義 を 奉じ た 聖職 者 が 火刑 に 処せ られ 、 カルヴァン 派 貴族 が 蜂起 し た ものの 、 それ も 制圧 さ れ た 。 ジュネーヴ に 一時 亡命 し て カルヴァン の 影響 を 強く 受け た ジョン ・ ノックス が 1559 年 に 帰国 し 、 プロテスタント の スコットランド 貴族 を 動かし て スコットランド 教会 （ スコットランド 長老 派 教会 ） を 設立 し 、 1560 年 に は ノックス ら の 信仰 告白 （ スコットランド 信条 ） が スコットランド 議会 に 承認 さ れ て 「 国教 」 の 地位 を 獲得 し た 。 のち に その なか で イギリス 国教 会 を 批判 する 勢力 が 、 ピューリタン （ 清教徒 ） を 形成 し た 。 ジョン ・ ノックス の 改革 派 教会 で は 信仰 上 の 原理 が 政治 上 の 規律 と さ れる など ジュネーヴ 的 な 改革 が なさ れ 、 神政 政治 が 一時 実現 し た 。 当時 の スコットランド 各地 で は 多く の 聖堂 が 破壊 さ れ 、 偶像 崇拝 は 徹底的 に 否定 さ れ て いる 。 信徒 が 牧師 を 選出 し て いる 点 で は 、 この 国 の 教会 制度 は むしろ ジュネーヴ の それ より も 民主 的 で あっ た 。  イングランド で は 、 ロ ラード 派 の 異端 思想 、 ルター 主義 、 反 聖職 者 主義 、 反 教皇 主義 など が 混合 し て 宗教 改革 の 気運 が 非常 に 高まっ た が 、 国家 主導 で 改革 が なさ れ た （ 詳細 は 後述 ） 。  メルセン 条約 によって 東 フランク と 西 フランク に 分 属 する こと と なっ た 低地 地方 は 、 中世 後期 に 至る まで 政治 的 統一 と は 無縁 で あっ た が 、 14 世紀 に ヴァロワ ＝ ブルゴーニュ 家 の 支配 下 に 入る と 、 地域 の 政治 的 統一 が 促進 さ れる こと と なっ た 。 その後 、 同家 は 断絶 し て ハプスブルク 家 が この 地 を 相続 し 、 中央 集権 的 な 支配 を およぼそ う と し た が 、 これ に対して 低地 地方 の 貴族 は 不満 を 募ら せ て 1568 年 に 反乱 を 起こし 、 やがて 北部 は オランダ 共和 国 として 独立 し た 。 オランダ 共和 国 で は 改革 派 が 多数 で あっ た わけ で は ない が 、 独立 の 過程 において は 改革 派 が 主導 的 な 影響 を およぼし 、 やがて 改革 派 の 中心 国家 として 台頭 する こと に なっ た 。  12 世紀 まで に 、 低地 地方 に は ホラント 伯 や ゲルデルン 公 、 ブラ バント 公 、 エノー 伯 、 ルクセンブルク 伯 、 フランドル 伯 など の 世俗 領主 、 ユトレヒト 司教 や リエージュ 司教 といった 教会 領主 が 分立 割拠 し 、 あたかも 寄木 細工 の 様相 を 呈し て い た 。 大枠 で は フランドル 地方 のみ が 西 フランク すなわち フランス の 領域 に 属し 、 残る 大 部分 は 神聖 ローマ帝国 の 領域 に 属し て い た が 、 11 世紀 後半 ごろ から この 地域 に対する 神聖 ローマ 皇帝 の 勢威 が 減退 し て いき 、 低地 地方 は 徐々に 英 仏 両国 の 影響 を 受ける よう に なっ て いっ た 。  低地 地方 南部 の フランドル 伯 は 、 フランス と 神聖 ローマ帝国 に またがる 広大 な 領域 を 支配 し て フランス 王 と の 緊張 を 強め 、 とくに 支配 下 の 諸 都市 は イングランド と の 交易 上 の 結び つき も 強く 、 歴代 の フランドル 伯 も 婚姻 関係 など を通じて イングランド 王 に 接近 し た 。 フランドル 伯 ボードゥアン 9 世 の 時代 に は 、 ノルマンディ を イングランド 王 ジョン から 取り上げ た フィリップ 2 世 が フランドル を うかがう 情勢 と なっ た 。 ボードゥアン の 娘 ジャンヌ・ド・コンスタンティノープル の 時代 に は イングランド 王 および 神聖 ローマ 皇帝 （ オットー 4 世 ） と 同盟 し て フランス 王権 に 挑戦 し た が 、 1214 年 の ブーヴィーヌ の 戦い で 敗北 し 、 以後 は しばらく フランス へ の 服属 を 余儀なく さ れ た 。  14 世紀 中葉 、 低地 地方 は 相続 と 婚姻 を通じて ブルゴーニュ 家 の フィリップ 2 世 （ 豪胆 公 ） の 支配 下 に 入り 、 この 公国 の もと で 政治 的 統一 が 進め られ た 。 ブルゴーニュ 公国 は その 収入 の 大 部分 が 臨時 収入 で あり 、 低地 地方 から の 収入 割合 は その うち の 約 75 パーセント を 占め 、 経常 収入 において も ブルゴーニュ 本領 から 収入 は およそ 5 パーセント に 過ぎ なかっ た 。 この よう に 、 公国 は 財政 的 に 低地 地方 に 大きく 依存 し て おり 、 自然 と 政治 の 重心 も 低地 地方 へ 移動 せ ざる を 得 なく なっ た 。 ジャン 1 世 （ 無 畏 公 ） は 上訴 権 を 強化 し て 都市 裁判 を 公 の 裁判 へ 従属 さ せる など し た が 、 百 年 戦争 中 の フランス 宮廷 の 政争 に 関わっ た こと から 、 アルマニャック 派 によって 暗殺 さ れ た 。 次 の フィリップ 3 世 （ 善良 公 ） の 治世 は 長き に わたっ た が 、 当時 は すでに 聖職 者 、 貴族 、 有力 都 市民 から なる 身分 制 議会 が 低地 地方 で も 開か れ て おり 、 善良 公 は これ を 存続 さ せ て 新た に 課税 賛否 権 と 請願 権 を 与え 、 1464 年 に は ブルッヘ に 低地 地方 の 代表 を 集め て 公 位 継承 を 審議 さ せ た 。 この 議会 は 「 全国 議会 （ エタ・ジェネロー ） 」 の 始まり と さ れ て いる 。  1477 年 に シャルル 突進 公 が ロレーヌ ・ アルザス ・ スイス 軍 と の 戦い で 戦死 する と 、 フランス 国内 の ブルゴーニュ 公 領 は たちまち フランス 王権 に 回収 さ れ 、 相続 者 マリー・ド・ブルゴーニュ に 残さ れ た の は 低地 地方 と フランシュ ＝ コンテ のみ で あっ た 。 マリー は 同年 ハプスブルク 家 出身 の 神聖 ローマ 皇帝 神聖 ローマ 皇帝 マクシミリアン 1 世 と 結婚 し 、 これら の 地域 も 一円 的 に ハプスブルク 家 の 支配 に 収まっ た 。  なお 、 この 地方 で は デフェンテル （ 現 ： オランダ 中部 ） で 1370 年代 に やら により 、 が 創設 さ れ て いる 。 これ は 、 ローマ 教会 を 頂点 と する 信仰 の 組織 化 に 対立 し た 共同 体 的 結社 で あり 、 神秘 主義 者 の 影響 を 受け て 本源 的 キリスト教 の 生活 を 実践 しよ う と する もの で あり 、 そこ で は 司祭 も 一般 信者 も ともに 隣人 愛 的 共同 生活 の なか で 、 観想 、 祈り 、 清貧 を 実践 し て いく こと が 目的 と さ れ た 。 『 キリスト の まねび 』 の 著者 トマス・ア・ケンピス は その 推進 者 で あっ た が 、 人文 主義 者 として 著名 な エラスムス も デフェンテル の 共同 生活 兄弟 会 附属 の 寄宿 学校 生 で あっ た 。  1506 年 、 マクシミリアン と マリー の 子 で フランドル で 育っ た フィリップ 端麗 公 が 急死 する と 、 その 長子 で わずか 6 歳 の シャルル （ のち の カール 5 世 ） が 低地 地方 を 相続 し 、 1515 年 1 月 に 全国 議会 で 即位 し た 。 さらに シャルル は 1516 年 に は カスティリャ・アラゴン 両 王国 の 君主 と なり 、 新 世界 に 勢力 を 拡大 し 続ける スペイン の 国王 カルロス 1 世 と なっ た 。 これ により 、 低地 地方 は スペイン 領 と なっ た 。 1519 年 、 祖父 マクシミリアン 1 世 が 死去 する と 、 シャルル は フッガー 家 の 財力 を 背景 に 対抗 馬 の フランス 王 フランソワ 1 世 を 破っ て 皇帝 選挙 に 勝利 し 、 ドイツ 皇帝 として 登 位 し た （ 神聖 ローマ 皇帝 カール 5 世 ） 。 こうして 東 は トランシルヴァニア から 西 は スペイン に いたる 、 ヨーロッパ 全体 を 包含 する か の よう な 「 帝国 」 が 形成 さ れ た 。 しかし 、 この 「 ハプスブルク 帝国 」 に は 一体 的 な 国家 組織 が なく 、 個別 の 国家 が ただ 単に カール 5 世 個人 の もと に 集約 さ れ て いる に 過ぎ なかっ た 。 カール は 対 フランス と の 緊張 関係 を通じて これ を まとめよ う と し 、 低地 地方 は 「 帝国 」 にとって 辺境 の 位置 に ある に も かかわら ず 、 対 フランス の 軍事 的 ・ 政治 的 拠点 で ある うえ 、 アントウェルペン （ アントワープ ） の 金融 は 「 帝国 」 の 重要 な 財源 で あっ た 。 カール は 低地 地方 の 行政 的 中心 を ブリュッセル に 置き 、 中央 集権 化 を 進め て 低地 地方 の 政治 的 統一 を 促進 さ せる 一方 、 周辺 地域 の 武力 的 制圧 を 進め 、 メルセン 条約 以来 分断 さ れ て い た この 地 を 初めて 統一 し た 。 低地 地方 が 17 州 と 呼ば れる の は 、 この カール 5 世 が 帯び た 低地 地方 の 17 の 称号 に 由来 し 、 1548 年 の アウクスブルク 帝国 議会 で 正式 に 承認 さ れ た 。 1549 年 に は 低地 地方 が 「 永久 に 不可分 」 な 形 で ハプスブルク 家 に 継承 さ れる こと を 定め た 国事 詔書 （ プラグマティック・サンクシオン ） が 発布 さ れ 、 全国 議会 で 承認 さ れ た 。  低地 地方 は 、 共同 生活 兄弟 会 （ 上述 ） 発祥 地 だけ あっ て 宗教 改革 の 気運 も 高く 、 ルター 派 が 活動 し て 急進 的 な 再 洗礼 派 の 運動 も 広がり を みせ て い た こと から 、 カール は これ に 激しい 弾圧 を 加え た 。 1540 年 以降 に 再 洗礼 派 の 活動 が 沈静 化 する と 、 代わっ て 人びと の 心 を とらえ た の は カルヴァン 派 で あっ た 。 特に フランス 国境 に 近い エノー 、 トゥールネ 、 リル など の 各地 に 流入 し 、 当初 は 再 洗礼 派 と 混同 さ れ て い た が 、 他 宗派 に は み られ ない 強固 な 教会 組織 の ほか 、 職業 へ の 精勤 を 奨励 し 、 蓄財 を 認める 教義 は 16 世紀 における 商 工業 の 発展 と 調和 的 で あり 、 都市 の 手工業 者 に 広がっ て アントウェルペン は その 最大 の 拠点 と なっ た 。  アウクスブルク の 和議 の 翌年 （ 1556 年 ） 、 カール 5 世 は 退位 し て 神聖 ローマ 皇帝 位 を 弟 の フェルナンド （ フェルディナント 1 世 ） 、 スペイン 王位 を 長子 の フェリペ （ フェリペ 2 世 ） に 譲り 、 ハプスブルク 家 は スペイン ・ ハプスブルク 家 と オーストリア ・ ハプスブルク 家 に 分かれ た 。 カール 5 世 に 続い て 低地 地方 を 支配 し た フェリペ も カール 5 世 の 基本 路線 を 継承 し 、 法典 や 裁判 制度 の 統一 を 図っ て 低地 地方 を 中央 集権 化 しよ う と 試み た 。 低地 地方 の 政治 の 実権 は グランヴェル など の 寵臣 が 握っ て おり 、 オラニエ ＝ ナッサウ 家 など の 大 貴族 と 対立 し た 。 フェリペ は 低地 地方 で の 支配 権 を 強化 する ため に 低地 地方 で の 教区 再編 を 計画 し 、 1559 年 7 月 に は 教皇 パウルス 4 世 から 許可 を 得 た 。 これ により 、 低地 地方 に は カンブレ・メヘレン・ユトレヒト の 3 大司教 区 が 新設 さ れ 、 これら の 司教 区 の 司教 に は 従来 王権 の もと で 異端 審問 に 関与 し て い た 神学 者 が 多数 登用 さ れ た 。 低地 地方 の プロテスタント 弾圧 で 有名 な アントワーヌ・ド・グランヴェル も 、 メヘレン 大司教 と なっ て いる 。 この ころ 、 フランス から は 多数 の 改革 派 が 流入 し つづけ て おり 、 宗教 的 緊張 が 高まっ て 低地 地方 に 不穏 な 空気 が 流れ 始め た 。  1565 年 に フェリペ が 改めて 低地 地方 で の 異端 審問 の 強化 を 命令 する と 下級 貴族 は 反発 を 強め 、 1566 年 に は 異端 審問 の 中止 を 求める 訴状 を 執政 （ 全 州 総督 ） に 任じ た 異母 姉 マルハレータ に 提出 し た 。 執政 マルハレータ は 異端 審問 の 一時 緩和 を 発表 し た が 、 これ によって 改革 派 が 公然 と 低地 地方 で 活動 を 開始 する に 至っ た 。  1566 年 に は フランドル で カトリック 教会 や 修道院 を 狙っ た 暴動 が 発生 し 、 その 反乱 は 低地 地方 各地 へ 広まっ た 。 フェリペ が 重税 など の 圧政 を 行っ て い た ため 、 まだ プロテスタント が 浸透 し て い ない 北部 に まで 暴動 は 拡大 し た 。 この 暴動 は 一見 宗教 的 動機 に 隠さ れ て は い た が 、 実は その うち に 深刻 な 経済 的 理由 が 存在 し て い た 。 これ は 改革 派 が それほど 浸透 し て い ない 低地 地方 北部 で も 暴動 が 起こっ て いる こと から も 、 明らか で ある 。 この 年 は 北欧 で の 大 規模 な 戦争 （ 北方 七 年 戦争 ） によって バルト海 方面 から の 穀物 流入 が 激減 し 、 食糧難 と 経済 危機 によって 低地 地方 の 人々 は 苦しん で い た の で ある 。 1567 年 8 月 に は フェリペ が 事態 の 収拾 を 図る ため 、 アルバ 公 に 指揮 権 を 与え て 軍隊 による 介入 を 指示 し 、 1 万 ほど の 軍勢 とともに 派遣 し た 。 アルバ 公 は 「 騒擾 評議 会 」 なる 特別 法廷 を 設置 し 、 暴動 の 参加 者 を 徹底的 に 弾圧 し た 。 同年 12 月 に は マルハレータ に 替わっ て 執政 と なり 、 ネーデルラント 貴族 に この 暴動 の 責任 を 問う た 。  1568 年 6 月 5 日 、 異端 撲滅 の 名 の もと に エフモント 伯 ラモラール 、 ホールン 伯 フィリップ を 含む 大 貴族 20 人 余り が ブリュッセル で 処刑 さ れ た 。 この 際 、 大 貴族 の 一 人 で あっ た オラニエ 公 ウィレム 1 世 （ 沈黙 公 ） は 1567 年 4 月 時点 で ドイツ に 逃れ て 無事 だっ た が 、 彼ら 亡命 貴族 の 財産 ・ 領地 の 多く が 没収 さ れ た 。 1569 年 に は 十 分の 一 税 を 導入 し 、 スペイン の 財政 改善 の ため に 低地 地方 に 経済 的 圧迫 を もたらし た 。  ウィレム が 1568 年 4 月 に 軍 を 率い て オランダ 北部 と 中部 から 一斉 に 進攻 し た この 抵抗 運動 は ネーデルラント 独立 戦争 へ 発展 し 、 「 八 十 年 戦争 」 と 呼ば れる 長い 戦い と なっ た が 、 これ に は 12 年間 の 休戦 期間 も 含ま れ て いる 。 ウィレム 軍 は 国王 で は なく 「 奸臣 」 を 標的 と し た もの で あり 、 同年 5 月 23 日 に は ヘイリヘルレー の 戦い に 勝利 し た ものの 、 結局 は 低地 地方 北部 の 制圧 に 失敗 し た 。 ウィレム は フランス の ユグノー に 合流 し 、 「 海 乞食 党 （ ワーテルヘーゼン ） 」 を 組織 し て 低地 地方 の 沿岸 を 無差別 に 攻撃 ・ 略奪 し た 。 1572 年 4 月 1 日 に は 海 乞食 党 が 小 都市 の 占拠 に 偶然 に も 成功 し 、 これ を 機 に 低地 地方 の 港湾 都市 を 少し ずつ 制圧 し て いっ た 。 同年 7 月 に は ホラント 州 が 反乱 側 に 転じ 、 ウィレム を 州 総督 に 迎え た 。 低地 地方 北部 の ホラント 州 と ゼーラント 州 に 海 乞食 党 が 足場 を 整え た 後 に は 低地 南部 から 改革 派 が 続々 と 流入 し 、 徐々に 2 州 の 主導 権 を 握る よう に なっ た 。 こうして 低地 諸 州 は 、 反乱 2 州 と 国王 に 従順 な 他 の 諸 州 に 二分 さ れ 両者 間 の 抗争 が 始まっ た 。 北部 2 州 の プロテスタント 化 は 急速 に 進み 、 1573 年 2 月 に は ホラント 州 で カトリック の 礼拝 が 禁じ られ た 。 この とき 、 オラニエ 公 も 初めて カルヴァン 派 の 聖餐 式 に 参列 し て いる 。  1576 年 に は 給料 の 未払い から 低地 地方 に 駐留 し て い た スペイン 軍 が 略奪 に 走る と 、 スペイン に 協力 的 で あっ た 南部 州 も 反乱 州 と の 提携 に 転じ 、 が 結ば れ た 。 和 約 は 全部 で 25 か条 ある が 、 最初 の 3 か条 は とくに この 条約 の 基本 性格 を 表し て いる と 考え られ て いる 。 第 1 条 で は スペイン 王 による 無条件 大赦 を 要求 し 、 第 2 条 で は 諸 州 の 連帯 と 低地 地方 の 平和 維持 を 規定 、 第 3 条 で は 宗教 問題 など 諸 州 の 問題 を 解決 する ため に 全国 議会 を 開く こと を 決め て い た 。 しかし 、 この 和 約 は まったく 効果 的 な 裏付け を 欠い て い た 。 そもそも 約束 さ れ た 諸 問題 を 解決 する ため の 全国 議会 は 開か れ なかっ た うえ 、 条約 は 北部 と 南部 が 互いに 都合 良く 解釈 する 余地 を 残し て い た 。 たとえば 、 フェリペ 2 世 の 意向 を 気 に する 高級 官僚 は 1576 年 11 月 9 日 付け の 国王 宛 書簡 で 「 和 約 」 を 容認 し た やむ べき 経緯 を 釈明 し た うえ で 和 約 の 実施 にあたって は 修正 を 加える こと を 示唆 し て いる 。 同様 に オラニエ 公 ウィレム の 側 で も 、 側近 が イングランド 宛 の 書簡 で 宗教 問題 について 、 ホラント・ゼーラント 両 州 で は まったく 妥協 する 気 が ない こと を 述べ て いる 。 この よう に ヘント の 和 約 は 一時 的 な 妥協 に 過ぎ ず 永続 性 を 欠い て おり 、 状況 の 推移 によって 簡単 に 崩れる 脆い 地盤 の 上 に あっ た 。 ただし 、 低地 地方 における カルヴァン 派 教会 の 創設 は その後 も 進展 し て おり 、 カルヴァン 主義 の 「 ベルギー 信仰 告白 」 が 第 一 回 改革 派 全国 大会 で 確認 さ れ た 。  ヘント の 和平 は 宗教 政策 や 新 総督 ドン・フアン・デ・アウストリア へ の 対応 など を めぐり 、 ホラント や ゼーラント と 他 の 諸 州 の 意見 が 合わ ず 崩壊 し 、 1579 年 に 南部 の エノー と アルト ワ 両 州 による 「 アラス 同盟 」 が 成立 する と 、 北部 7 州 は それ に 対抗 し て 「 ユトレヒト 同盟 」 を 結ん だ 。 1581 年 7 月 、 北部 7 州 （ ユトレヒト 同盟 ） は フェリペ 2 世 の 統治 権 を 否認 し た 。 これ は しばしば オランダ 独立 宣言 として 扱わ れる が 、 あくまでも フェリペ へ の 抵抗 姿勢 の 表明 で あっ た 。 ただ 、 それ こそ が のち の ネーデルラント 連邦 共和 国 （ 現在 の オランダ ） の 成立 を 準備 し た こと は 確か で ある 。  テューダー 朝 第 2 代 の ヘンリー 8 世 は 1509 年 に イングランド 王 と なり 、 当初 は 修道院 改革 や 聖職 者 教育 の 改善 に 努める 一方 、 ルター 派 を 弾圧 し て 聖餐 における 化 体 説 を あらためて 支持 し て 聖職 者 の 結婚 を 禁ずる など 、 カトリシズム 強化 策 を とっ て い た が 、 1530 年 に は スペイン 王家 出身 の 王妃 キャサリン ・ オブ ・ アラゴン と の 離婚 の 許可 を ローマ 教皇 庁 に 訴え 出 た 。 しかし 、 ローマ 教皇 クレメンス 7 世 は これ を 受理 せ ず 、 1533 年 に は ヘンリー 8 世 を 破門 に 処し た 。 同年 、 ヘンリー 8 世 は を 定め て 国王 が 聖俗 を 一元 的 に 支配 する こと を 決定 し た 。 翌 1534 年 に は 国王 至上 法 （ 首長 令 ） によって イングランド 国教 会 が 成立 し 、 イングランド 議会 は 国王 を 国教 会 の 首長 の 座 に 据え 、 ローマ 教会 から 離脱 し た 。 こうして 、 イギリス で は 国王 の 離婚 という 私事 を 契機 として いわば 「 ローマ 教会 なき カトリシズム 」 という 形式 で の 宗教 改革 （ あるいは 「 旧教 離脱 」 ） を 実現 し た 。 イングランド 国教 会 の 内部 で は ルター 主義 的 諸 改革 が 一時 なさ れ た ものの 、 ヘンリー 8 世 統治 下 で は やがて ほぼ カトリック の 教理 と 教会 規則 に 立ち戻る 逆行 現象 が 起こり 、 聖母 マリア の 崇敬 や 聖人 崇敬 が 奨励 さ れ 、 聖書 を 私的 に 読む こと が 禁じ られ た 。 イングランド 国教 会 は 以後 、 何 度 か の 内部 改革 運動 を 経 ながら 、 基本 的 に 政教 未 分離 の まま 現代 に いたっ て おり 、 国教 会 の 長 で ある カンタベリー 大 主教 は 「 全 イングランド の 首位 聖職 」 として 国政 上 も 絶大 な 発言 権 を 有し て いる 。  1547 年 、 ヘンリー 8 世 と ジェーン ・ シーモア の 子 エドワード は 9 歳 で イングランド 王 エドワード 6 世 として 即位 し た 。 プロテスタント として 育て られ た エドワード 6 世 は 宗教 改革 の 推進 者 と なり 、 ラテン語 に 代わっ て 英語 で 聖書 を 朗読 し 、 聖餐 式 を 改め 、 教会 内陣 に 聖 画像 を 置く こと を 禁止 し 、 司祭 の 結婚 も 認め た 。 1840 年代 の ジュネーヴ で 発展 し た カルヴァン 主義 は イングランド に も 波及 し 、 イングランド 国教 会 の 教理 と 典礼 に 採用 さ れ た 。 1552 年 、 カルヴァン 神学 が 『 一般 祈祷 書 』 に 取り込ま れ た 。 大 主教 トマス・クランマー によって プロテスタント 的 な 信仰 箇条 『 42 箇条 』 が 答申 さ れ 、 王 は これ を 許可 し た の で ある 。  エドワード 6 世 が 若く し て 死没 する と 、 ヘンリー 8 世 と キャサリン の 子 メアリー 1 世 が イングランド 女王 として 即位 し 、 1555 年 に は ローマ 教会 と の 和解 が 成立 し て カトリック に 復帰 し 、 没収 し た 教会 財産 も 返還 さ れ て 異母弟 エドワード の 定め た 諸法 を 廃止 し た うえ 、 ヘンリー の 反 教皇 的 諸法 も 廃止 さ れ た 。 福音 主義 的 な 傾向 の ある 司教 たち は 次々 に 処刑 さ れ 、 迫害 は 一般人 に も および 、 その 犠牲 者 は 273 名 と 数え られ て いる 。 大 主教 クランマー も メアリー 統治 下 で 殉教 し た 。  メアリー が 病死 し て 後継 者 として 異母 妹 エリザベス 1 世 （ ヘンリー 8 世 と アン ・ ブーリン の 子 ） が 即位 する と 、 事態 は 再び 逆転 し た 。 女王 は 1559 年 に 再び 国王 至上 法 を 復活 さ せ て イングランド 国教 会 を 再建 し 、 国教 会 を 総攬 する 至上 の 統括 者 と なっ た 。 また 、 1563 年 に 定め られ た 39 箇条 （ 聖 公会 大綱 ） の 教義 は 主として カルヴァン 主義 を 土台 と し た もの で あっ た が 、 長老 制 を 退け て 主教 制 を 保持 し た 。 エリザベス は 「 よき 女王 ベス 」 と 称さ れ 、 多く の 国民 の 支持 を 得 た 。 イングランド 国教 会 は カトリック と プロテスタント の 折衷 的 ないし 中間 的 な 性格 を 有し 、 イギリス の 場合 は 国家 と 宗教 は 緊密 に 結びつい て 今日 に 至る が 、 ヨーロッパ 全体 で み た 場合 、 16 世紀 の 初頭 に は 普遍 的 な カトリック 教会 しか なかっ た 西 ヨーロッパ の 教会 が 、 この 世紀 の 中葉 に は ローマ 教会 、 ルター 派 教会 、 カルヴァン 派 （ 改革 派 教会 ） 、 イギリス 国教 会 の 4 つ に 分裂 し 、 後葉 に は それ が ほぼ 固定 し た と も いえる 。  なお 、 この 時期 の イングランド の 重要 な 神学 者 に リチャード ・ フッ カー が いる 。 フッ カー は 16 世紀 末葉 に 『 教会 政治 論 』 を 著し 、 国教 会 が カトリック と ピューリタン の 中道 に 立つ こと に 賛意 を 表し た ほか 、 聖書 解釈 にあたって は 伝統 と 同 程度 に 理性 と 経験 が 重要 で ある と 論じ た 。 キリスト 教徒 は 団結 す べき で ある と 考える フッ カー は 宗教 における 寛容 と 自由 を 説い て おり 、 17 世紀 の ジョン ・ ロック の 寛容 論 にとって 先駆 的 な 意味 を 有し て いる 。  宗教 改革 が ヨーロッパ 中 で 猛威 を 振るう と 、 カトリック 教会 も 積極 的 に 自己 改革 に 乗り出し た が 、 その 動き を 「 対抗 宗教 改革 」 ないし 「 反 宗教 改革 」 と 呼ん で いる 。 カトリック 教会 の 内部 で しきりに 発生 する 「 異端 」 は 、 一種 の 内部 改革 で ある という 見方 も 可能 で ある 。 その 一 例 として は 、 15 世紀 末 の フィレンツェ における 修道 士 ジロラモ・サヴォナローラ の 改革 が 挙げ られる 。 サヴォナローラ は 、 その 神権 政治 の なか で 贅沢 品 や 華美 な 美術 品 を シニョリーア 広場 に 集め て 焼却 する 「 虚栄 の 焼却 」 を おこない 、 一時 は サンドロ・ボッティチェッリ で さえ 絵 を 描く の を やめ て しまう ほど で あっ た 。 16 世紀 前半 に は 新しい 修道院 が 多数 設立 さ れ 、 聖職 者 自身 の 生活 改革 運動 も 活発 で あっ た 。  しかし 、 もっとも 本格 的 な カトリック 改革 は イグナチオ・デ・ロヨラ によって 設立 さ れ た 修道 会 「 イエズス 会 」 により 、 推進 さ れ た 。 バスク 人 貴族 で 武人 でも あっ た ロヨラ は 戦傷 の 療養 生活 中 に 回心 し て 民衆 救霊運 動 を 開始 し た が 、 異端 の 嫌疑 を かけ られ て パリ 大学 で 神学 を 学び 、 1534 年 に は ピエール・ファーヴル や フランシスコ・ザビエル ら 自身 も 含め て 7 人 で モンマルトル の 丘 で 誓願 を 立て 、 1537 年 に イエズス 会 を 創設 し た 。 ロヨラ は 神秘 的 な 恍惚 に よら なく て も 人間 の 自然 的 能力 の 訓練 によって 神 と の 合一 が 可能 で ある と し 、 会 士 たち に 軍隊 式 の 苛酷 な 規律 と 訓練 を 課し て 「 清貧 」 「 貞潔 」 「 服従 」 を モットー と し た ほか 、 教皇 へ の 絶対 服従 を 説く とともに ギリシア ・ ローマ の 古典 教育 を 重んじ 、 学院 経営 に も 積極 的 で あっ た 。 フランス の 出版 ・ 印刷 業 も 、 典礼 書 、 公 教 要理 、 教父 著作 集 など を 大量 に 刊行 し て カトリック 改革 に 貢献 し た 。  1542 年 から の トリエント 公 会議 で は 、 教会 で の 最高 権力 は 教皇 に ある と さ れ た 。 聖書 と 、 伝承 に もとづく 信仰 上 の 真理 と 制度 の 総体 と が 信仰 の より どころ で あり 、 人間 に は 「 自由 意志 」 が ある こと 、 救い において は 神 の 恩恵 と 人間 の 行い が 等しく 重要 で ある こと 、 7 つ の 秘蹟 と 化 体 説 と を 維持 する こと など が 決定 さ れ た 。 また 、 司教 の 権限 を 強化 し 、 聖職 者 の 質 の 向上 と 監督 を 司教 に 課し た 。 これら 一連 の 決定 事項 に は 、 プロテスタンティズム に対する 非 妥協 的 な 方向 性 が みてとれる 。 フランス の 王権 は ガリカニスム （ フランス 教会 自立 主義 ） の ため に 公 会議 の 決定 を 王国 の 法 として 受容 する こと は 拒否 し た が 、 公 会議 の 精神 に もとづく 改革 が 主として 聖職 者 の 手 で 推進 さ れ て いっ た 。  イエズス 会 の 創設 と トリエント 公 会議 の 開催 は 、 カトリック 教義 の 正統 性 の 再 確認 で ある と 同時に 超 国家 的 な 組織 ・ 制度 で ある カトリック 教会 の 中央 集権 化 を 目指し た もの で あり 、 全 欧州 的 に 広がる 領 邦 教会 体制 の 進展 に 呼応 する 動き と みなす こと が できる 。 公 会議 の 決定 や イエズス 会 の 熱心 な 活動 により 、 16 世紀 末 まで に は バイエルン 、 フランス 、 オーストリア 、 ポーランド 、 チェコ が カトリック の 勢力 圏 に 入っ た 。  宗教 改革 の 影響 は 東方 に も および 、 ポーランド で は 1520 年代 に は バルト海 沿岸 など に ルター 派 が 、 1540 年代 に は ヤン・フス の 流れ を 汲む ボヘミア 兄弟 団 （ モラヴィア 教会 ） や カルヴァン 派 の 教義 が シュラフタ （ 貴族 ） 層 に 広がり 、 1562 年 に は カルヴァン 派 の なか から 急進 的 な 反 三位一体 派 （ ユニテリアン ） が 分離 し て を 形成 し た 。 ポーランド で は 宗派 対立 より も シュラフタ における 身分 的 紐帯 が 上 まわり 、 もともと 東方 正教会 など カトリック 以外 の 宗派 も 存在 し て い た こと から も 、 多様 な 宗派 の 共存 が 可能 で あっ た 。 1570 年 に は 、 で ルター 派 、 カルヴァン 派 、 ボヘミア 兄弟 団 の 三 者 間 の 相互 協力 が 成立 し て いる 。 また 、 1573 年 に は シュラフタ による 国王 自由 選挙 が おこなわ れ た ポーランド ・ リトアニア 共和 国 において 空位 期 の 治安 用 に ワルシャワ 連盟 が 組織 さ れ 、 宗派 間 の 寛容 を 保障 する ワルシャワ 連盟 協約 が 締結 さ れ た 。 規約 に は 、 「 … 異なっ た 信仰 と 諸 教会 における 差異 の ため に 血 を 流す こと を せ ず 、 財産 没収 、 名誉 剥奪 、 投獄 、 追放 によって 罰 し ない 」 （ 小山 哲 訳 ） と 記さ れ て いる 。  一方 、 16 世紀 前半 において ハプスブルク 家 の 支配 下 に あっ た ハンガリー 王国 は 、 1526 年 の オスマン 帝国 と の モハーチ の 戦い で の 大敗 後 、 1529 年 と 1541 年 の 2 度 にわたって スレイマン 1 世 の 親 征 を 受け 、 その 過程 で オスマン 直轄 領 、 ハプスブルク 支配 域 、 オスマン の 宗主 権 を 認め つつ も 高度 な 自治 権 を 有する 東 ハンガリー 王国 （ のち の トランシルヴァニア 侯 国 ） に 三 分 さ れ た 。 この 地域 で は イスラーム へ の 大量 改宗 は 起こら なかっ た が 、 都市 部 において は ハンガリー 人 と オスマン 人 の 日常 的 な 交流 が み られ た 。 民族 的 に は 、 ハンガリー 人 、 セーケイ 人 、 サース 人 （ ザクセン 人 ） と 称さ れ た ドイツ 人 など による 多 民族 社会 で 、 ヴロフ と 呼ば れ た 牧羊 民 や ルーマニア 系 など は 少数 派 で あっ た 。 東 ハンガリー の 君主 と なっ た の は 、 トランシルヴァニア 出身 で かつて フェルディナント に 対抗 し て ハンガリー の 対立 王 と なっ た サポヤイ・ヤーノシュ の 嗣子 、 ヤーノシュ・ジグモンド で あっ た 。 1556 年 、 コロジュヴァール の 国会 は トランシルヴァニア の ハンガリー 王国 から の 独立 と 新 国家 の 財政 用 に 教会 所 領地 の 世俗 化 を 宣言 し た 。 トランシルヴァニア 侯 と なっ た ヤーノシュ・ジグモンド は ユニテリアン の 信仰 に 立っ て い た が 、 1564 年 に カルヴァン 派 の 信仰 を 公認 し 、 1568 年 に は カトリック 、 ルター 派 、 カルヴァン 派 を 公認 宗教 として 認める トランシルヴァニア 侯 国 議会 の 議決 を 受け 、 全面 的 な 信教 の 自由 を 認める トゥルダ 勅 令 を 発布 し た 。 1571 年 に は 、 ほか の ヨーロッパ で 異端 と みなさ れ た 反 三位一体 派 （ ユニテリアン ） を 公認 宗教 に 加え た 。 トランシルヴァニア を 含む 旧 ハンガリー 王国 領 で は 、 新教 擁護 と 信仰 の 自由 を かかげる トランシルヴァニア 侯 の 威光 は 絶大 かつ 長期 にわたり 、 その 点 で ハンガリー は 1620 年代 以降 に プロテスタント 勢力 が ほぼ 一掃 さ れ て しまっ た オーストリア や ボヘミア 諸 邦 と は 好 対照 を なし て いる 。 ただし 、 トランシルヴァニア 侯 国 議会 に 代表 を 送れ た の は 、 ハンガリー 、 セーケイ 、 ザクセン の 「 3 民族 」 だけ で あり 、 農業 や 遊牧 に たずさわっ た 当時 の ルーマニア 系 住民 の 宗教 で ある 東方 正教会 の 信仰 は 、 寛容 さ れる だけ に とどまっ た 。  ポーランド や トランシルヴァニア の 例 は 、 政教 分離 の 先駆 的 な 形態 と 見なせる 。 ポーランド に あっ て は 16 世紀 末葉 に カトリック 側 の 攻勢 が 強まり 、 宗教 的 寛容 は 停滞 し た が 、 トランシルヴァニア で は カトリック の バートリ・ジグモンド 、 反乱 を 経 て トランシルヴァニア 侯 に 認め られ た カルヴァン 派 の ボチカイ・イシュトヴァーン 、 同じく カルヴァン 派 の ベトレン・ガーボル 、 など 、 歴代 の 君主 は 自身 の 宗教 に 関係 なく 宗教 寛容 策 を 継続 し た 。 これ は 、 当時 に あっ て ほか に 類 の ない もの で あっ た 。 とくに 、 ベトレン・ガーポル は 再 洗礼 派 や ユダヤ 式 の 土曜 安息日 派 の 宗教 も 認め 、 カトリック に対して も 複数 の 教会 を 返還 し て 司教 総 代理 を 許可 し 、 イエズス 会 士 は 国内 で は 禁じ られ て い た ものの 何 人 か は 入国 を 許す など 、 公平 な 宗教 政策 を 展開 し 、 政治 、 法律 、 経済 、 軍事 、 文化 、 教育 の 各 方面 で 多大 な 業績 を あげ た 。  トランシルヴァニア は 16 世紀 から 17 世紀 にかけて の 中 東欧 に その 宗教 的 寛容 で 名 を 馳せ 、 ジョルジオ・ビランドラタ 、 ヨハネス・ゾンマー 、 クリスチャン ・ フラン ケン 、 ヤコブス・パレオロゴス 、 マティアス・ヴェヘ ＝ グリリウス など 故国 を 追わ れ た 神学 者 たち は 、 この 地 に 隠れ 棲ん だ の で ある 。  「 コンフェッショナリズム 」 と は 本来 、 キリスト 教 の プロテスタント 諸 会派 において 、 信仰 無 差別 論 に対して 自身 の 信仰 や 教義 の 防衛 義務 を 主張 する 立場 を 指し て い た が 、 やがて 「 宗教 上 の 信条 的 対立 が 政治 闘争 の 形 を とる 状態 」 を 指し示す 用語 と なっ た 。 特に 中世 において 普遍 宗教 と さ れ た カトリック 教会 が 16 世紀 以降 の 宗教 改革 によって 教会 分裂 を 余儀なく さ れ 、 それ に ともなう 抗争 が 激化 し た 16 世紀 から 17 世紀 にかけて の ヨーロッパ の 政治 状況 を 指し て いる 。  上述 し た よう に 、 ドイツ や スイス で は 宗教 改革 の 帰結 として 宗教 戦争 が 起こり 、 16 世紀 の ドイツ で は 騎士 戦争 （ 1522 年 - 1523 年 ） 、 ドイツ 農民 戦争 （ 1524 年 - 1525 年 ） 、 ミュンスター の 反乱 （ 1534 年 ） 、 シュマルカルデン 戦争 （ 1546 年 - 1547 年 ） 、 第 二 次 辺境 伯 戦争 （ 1552 年 - 1555 年 ） など 一連 の 宗教 戦争 の 結果 、 各 領 邦 で 国教 制度 を とる 領 邦 教会 制度 が 成立 し た が 、 17 世紀 の 大 規模 な 宗教 戦争 と なっ た 三 十 年 戦争 （ 詳細 は 後述 ） は ヨーロッパ 各国 を 巻き込ん で 長期 化 し 、 ここ で は 再び ドイツ が 主戦 場 と なっ て 大きな 損害 を 被っ た 。 宗教 改革 に ともなう 教会 分裂 によって 神聖 ローマ帝国 は しだいに 衰退 し 、 主権 的 国家 が 登場 し た こと によって 政治 の 世俗 化 が 方向づけ られ た 。 イギリス で は 16 世紀 に イングランド 国教 会 が 成立 し 、 17 世紀 に は 清教徒 革命 （ 1641 年 - 1649 年 ） が 起こっ た 。 イスパニア は 対抗 宗教 改革 の 拠点 と なり 、 そこ で は ウルトラモンタニズム （ 教皇 中心 主義 ） が 採ら れ た 。 その イスパニア の 支配 から 逃れよ う と し た の が 、 ネーデルラント （ オランダ ） で ある 。 ネーデルラント で は カルヴィニズム が 社会 を リード し 、 イスパニア へ の 抵抗 は 経済 的 要因 も 含ん で 長期 化 し た 。 これ が 八 十 年 戦争 （ 1568 年 - 1648 年 ） で ある 。  こうした なか 、 フランス は コンフェッショナリズム の 激突 が 最も 典型 的 に おこっ た 国 で ある 。 フランス は カトリック 信仰 の 強い 国 で あっ た が 、 カルヴァン の 祖国 で も あり 、 宗教 改革 において は カルヴァン 派 が 主流 で あっ た 。 カルヴァン 派 は 「 ユグノー 」 と 呼ば れ 、 カトリック 教会 から 弾圧 を 受け た 。 16 世紀 後葉 の フランス で は ユグノー 戦争 （ 1562 年 - 1598 年 ） という 内戦 が 起こり 、 その なか から カトリック に 対抗 する カルヴァン 派 の 抵抗 権 理論 が 発展 し て 「 モナルコマキ 」 を 主張 する 暴君 放伐 論 者 が 現れ 、 一方 で は 主として 知識 人 の なか から 宗教 的 寛容 を 説く 思潮 が 生まれ た 。  歴史 的 に は 、 ユグノー 、 フランス 王権 、 カトリック 勢力 の 三 者 間 の 政治 闘争 を 通じ 、 フランス 絶対 王政 が 形成 さ れ て いっ た 。  フランス において も 宗教 改革 と 通じる 福音 主義 的 思想 が 現れ た 。 その 最初 期 の もの として は 、 ジャック・ルフェーヴル・デタープル による パウロ の 書簡 の 注解 （ 1512 年 ） や フランス語 訳 新約 聖書 （ 1523 年 ） が あげ られる 。 しかし 、 パリ 大学 の 神学 者 や パリ 高等法院 から 弾圧 さ れ 、 デタープル が ストラスブール へ 亡命 する など 、 改革 運動 に 迫害 が 加え られ た 。 1533 年 に は パリ 大学 総長 が ルター に 依拠 し て 演説 し 、 1534 年 に は カトリック の ミサ 聖祭 の 中止 を 訴える 檄文 事件 が 起こる など 、 改革 派 の 影響 は 衰え ず 、 1550 年代 に は カルヴァン の 指導 下 で 組織 化 が 図ら れる よう に なっ た 。  神聖 ローマ 皇帝 カール 5 世 の 好敵手 で あっ た フランス 国王 フランソワ 1 世 は 、 ナヴァル 王家 に 嫁い だ 姉 の マルグリット・ダングレーム とともに 人文 主義 や 改革 運動 に 理解 が あり 、 当初 は 改革 派 を 保護 し て い た が 、 上述 の 檄文 事件 を きっかけ に 新 思想 に対して 態度 を 硬化 さ せ 、 1534 年 から 翌年 にかけて 書籍 商 や 印刷 業者 を 含む 20 名 を 処刑 する など プロテスタント 弾圧 に まわり 、 パリ 高等法院 に 異端 審問 委員 会 を 設置 し た 。 後継 者 の アンリ 2 世 は 1547 年 に 特設 異端 審問 法廷 を 設け 、 2 年間 で 61 名 に 追放 刑 、 39 名 に 死刑 を 課し た うえ 、 1551 年 の により 、 さらに 弾圧 を 強化 し た 。  これ に対し 、 カルヴァン は 1555 年 以降 ジュネーヴ で 養成 さ れ た 牧師 を フランス に 派遣 し 、 1559 年 に は 第 1 回 全国 改革 派 教会 会議 を 開催 し て 信仰 箇条 や 教会 の 規則 を 定め 、 組織 化 を 進め た 。 この ころ から ブルボン 家 や コン デ 親王 家 を はじめ と する 貴族 が 改革 派 へ 参加 し た 。 とくに ブルボン 家 など の 大 貴族 層 は 、 政敵 で ある カトリック の 大 貴族 ギーズ 家 へ の 対抗 という 政治 的 意図 から 改宗 を 選ん だ と いわ れ て いる 。  フランス の プロテスタンティズム にとって 、 1559 年 から 1565 年 にかけて は 一大 拡張 期 で あっ た 。 プロテスタント の 教会 は とくに 南 フランス に 多数 現れ 、 北部 は パリ や ルー アン 、 オルレアン など の 都市 部 を 拠点 として 分散 し て い た 。 改宗 者 総数 は およそ 200 万 人 程度 と 推計 さ れ 、 当時 の 人口 の 10 パーセント ほど を 占め た と 考え られる 。 この 時期 が ユグノー 人口 の 最盛 期 で あり 、 ユグノー 戦争 によって 5 パーセント 程度 まで 減少 し た と 考え られる 。 改宗 者 の 内訳 は 貴族 ・ 農民 ・ 手工業 者 ・ 商人 ・ 金融 業者 など 、 多様 な 社会 階層 に およん だ 。 そのうち 貴族 層 は 政治 的 意図 も 濃厚 だっ た ので 、 その 目的 が 達成 さ れ た ユグノー 戦争 後 に は プロテスタント 信仰 を 離れる 場合 も 多かっ た 。 ユグノー が 大きな 勢力 を 持っ た 南部 で は 農民 層 に も プロテスタンティズム が 浸透 し た が 、 全体 から みれ ば とりわけ ブルジョア 層 へ の 浸透 が 広範囲 に およん だ 。 なお 、 マックス・ウェーバー は フランス の 改革 派 が 「 フランス 工業 の 資本 主義 的 発展 の 最も 重要 な 担い手 の 一つ だっ た 」 と 述べ 、 彼ら が 16 世紀 から 17 世紀 にかけて の フランス 経済 に 大きな 影響 を およぼし た こと を 指摘 し て いる 。  1559 年 、 アンリ 2 世 が イタリア 戦争 終結 を 祝う 席 の 馬上 槍 試合 で 不慮 の 事故 によって 死去 する と 、 後継 の フランソワ 2 世 は 病弱 で 若年 だっ た こと から 王権 は 弱体 化 し て カトリック 強硬 派 の ギーズ 家 が 勢力 を 伸ばし 、 ギーズ 公 フランソワ や その 弟 シャルル・ド・ロレーヌ が 実権 を 掌握 し 、 ブルボン 家 の アントワーヌ と その 弟 コン デ 親王 ルイ 、 武人 として 知ら れる ガスパール・ド・コリニー （ コリニー 提督 ） など の プロテスタント 勢力 が それ に 対抗 し た うえ 、 故 アンリ 2 世 の 妃 で 母后 として 息子 を 後見 し た メディチ 家 出身 の カトリーヌ・ド・メディシス が 王権 護持 と 王国 統一 維持 の ため に 宮廷 から 権謀術数 を 弄 し て 政局 は 複雑 化 し 、 ここ に 王家 と 改革 派 、 カトリック 強硬 派 の 三つどもえ の 抗争 が 生じ た 。  こうした 状況 の なか 、 1560 年 に は ギーズ 家 の 影響 排除 を 狙っ て 改革 派 が 国王 フランソワ を 拉致 しよ う として 失敗 し た 「 アンボワーズ の 陰謀 」 、 1562 年 に は カトリック 派 によって 北東 フランス の ヴァシー で ユグノー が 虐殺 さ れる 「 ヴァシー の 虐殺 」 など 不穏 な 事件 が 相次い だ 。 この 虐殺 事件 を 契機 として 最初 の 武力 衝突 が 起こり 、 1598 年 の ナント の 勅 令 公布 まで の 間 、 フランス は 断続 的 な 内戦 状態 に 陥っ た 。 これ を 「 ユグノー 戦争 」 と 呼ん で いる 。 この 宗教 戦争 で は どの よう な 和解 や 妥協 も 両 勢力 から 拒否 さ れ 、 国王 殺害 さえ も 宗教 によって 正当 化 さ れ 、 行政 も 司法 も 所属 する 派閥 に 支配 さ れ て 統制 を 失っ た こと から 、 王政 は ほとんど 機能 不全 に 陥っ た 。 この間 、 王権 の 宗教 政策 も めざましく 転変 し 、 1562 年 の を はじめ 、 8 次 にわたる 戦争 の 終結 の たび に プロテスタント の 公的 礼拝 は 無 制限 ない し 制限 付き で 認め られる が 、 すぐ に この 約束 は 反故 に さ れ た 。  この 内戦 の なか で 最も 凄惨 な 様相 を 呈し た の は 、 1572 年 の サン・バルテルミ の 虐殺 と み られ て いる 。 1570 年 の 和議 によって ユグノー は 大幅 な 信教 の 自由 を 認め られ 、 そうした なか で 改革 派 の コリニー 提督 が 国務 会議 の 構成 員 として 迎え られ た が 、 コリニー は 翌 1571 年 に は 宮廷 内 で 影響 力 を 増大 さ せ 、 国王 シャルル 9 世 に 執拗 に 迫り 、 新教 国 と 連携 し て フランス を 八 十 年 戦争 に 介入 さ せよ う と し た 。 これ に対し 、 イスパニア と の 戦争 を 望ま ない 母后 カトリーヌ は 提案 は 反対 し 、 ついに は コリニー の 暗殺 の 意志 を 固める の で ある 。 聖 バルテルミ の 祭日 にあたる 1572 年 8 月 24 日 が 決行 の 日 に 選ば れ た 。 命令 は おそらく シャルル 9 世 から 発せ られ た もの と 思わ れる 。 かくして コリニー 提督 は 、 アントワーヌ の 子 で ユグノー の 若き 指導 者 と 目 さ れる アンリ・ド・ナヴァル （ のち の ブルボン 朝 初代 アンリ 4 世 ） と 王 妹 （ カトリーヌ ・ ド・メディシス の 娘 ） マルグリット・ド・ヴァロワ の 婚礼 の 儀 に 集まっ た カルヴァン 派 貴族 数 十 名 とともに ルーブル 宮 で 殺害 さ れ た 。 事態 は これ で 収まら ず 、 パリ で は その後 3 日間 にわたって カトリック 教徒 が 2 , 000 と も 3 , 000 と も いわ れる プロテスタント を 襲撃 し 、 虐殺 に およん だ 。 12 の 地方 都市 を あわせる と 約 1 万 人 が 虐殺 さ れ 、 両 勢力 による 暗殺 、 婦女 暴行 、 拷問 、 略奪 が 相次い だ 。  サン・バルテルミ の 事件 は 改革 派 に 恐慌 を 引き起こし 、 その 一部 は ジュネーヴ に 亡命 し た ほか カトリック に 改宗 し た が 、 さらに 1574 年 に は 第 1 回 改革 派 政治 会議 を 開い て カルヴァン 派 の 優勢 な 地域 で の 徴税 と それ を 財源 と し た 常備 軍 設立 を 決定 し 、 オランダ の 改革 派 と 結びつい て ほとんど 独立 国家 の 組織 を もつ 「 南部 連合 州 」 が 形成 さ れ た 。 1581 年 に は アンリ・ド・ナヴァル を 「 保護 者   ("" Protecteur "")」 として 推戴 し た 。 アンリ は 改革 派 の 総 大将 として 軍事 指揮 権 と 改革 派 支配 地 で の 司法官 や 財務 官 の 任命 権 を 得 た が 、 ユグノー の 顧問 会議 によって その 権力 は 制限 さ れ て い た 。 これ に は 、 後述 する ユグノー の 共和 政 的 政治 思想 の 影響 も 無視 でき ない 。  一方 、 カトリック 貴族 も ギーズ 公 アンリ を 中心 に 「 カトリック 同盟 （ ラ ・ リーグ 、 "" la   Ligue ""）」 を 結成 し 、 独自 の 軍事 組織 を 持っ た 。 この 内戦 に ローマ 教皇 は 積極 的 に カトリック 支援 を 意図 し て 介入 し 、 とくに グレゴリウス 13 世 は サン・バルテルミ の 虐殺 において カトリック 同盟 を 支持 し た 。 また 、 グレゴリウス 14 世 は 旧教 同盟 支援 の ため に 軍隊 を 派遣 し た 。 かくして 政治 闘争 は ますます 激化 し 、 ユグノー の 背後 に は オランダ と イングランド が 、 カトリック 同盟 の 背後 に は スペイン と 教皇 庁 が 存在 する かたち で 、 内戦 は 国際 的 な 宗派 対立 と 密接 に 連動 し て い た 。  思想 面 で は 、 こうした 状況 の なか で 2 つ の 著作 が 発表 さ れ 、 相反 する 見解 が 表明 さ れ た 。 1 つ は 著者 不明 の 『 暴君 に対する 反抗 の 権利 』 （ 1579 年 ） で 、 もう 1 つ は ジャン・ボダン の 『 国家 論 六 編 』 （ 1576 年 ） で あっ た 。 これ について は 、 「 モナルコマキ と ポリティーク 」 の 節 で 詳述 する 。  アンリ 2 世 夫婦 の 子 で ある フランソワ 2 世 と シャルル 9 世 は ともに 夭折 し 、 その 弟 で 国王 自由 選挙 によって ポーランド 王 と なっ て い た ヘンリク は 1574 年 に 兄 の シャルル 王 が 死去 する と 祖国 フランス に 「 逃亡 」 し 、 アンリ 3 世 として 即位 し た 。 ハプスブルク 家 の スペイン 王 フェリペ 2 世 が 1580 年 ころ から ギーズ 公 アンリ 率いる カトリック 同盟 を 露骨 に 援助 する よう に なる と 、 国王 アンリ 3 世 は ユグノー に 接近 し た 。 しかし 、 王 弟 アン ジュー 公 フランソワ が 1584 年 に 死去 し 、 第 一 王位 継承 権 が 王 の 従兄弟 で あり 、 妹 マル グリッド の 配偶 者 で も ある ブルボン 家 の アンリ・ド・ナヴァル に 移る に およぶ と 、 事態 は さらに 緊迫 し た 。 カトリック 強硬 派 にとって 、 プロテスタント の 国王 の 誕生 は 看過 し がたい こと だっ た から で ある 。 ここ において 、 いわゆる 「 」 は いっそう 複雑 な 様相 を 呈し た 。 カトリック 同盟 が 再び 結成 さ れ 、 第 8 次 の 、 そして 最後 の ユグノー 戦争 が 始まっ た 。  アンリ 3 世 は いったん カトリック 同盟 側 に 歩み寄っ た が 、 カトリック 勢力 は 異端 撲滅 に 失敗 し た 彼 の フランス 国王 として の 資格 を 問題 に し た ため 、 王 は 同盟 の 指導 者 ギーズ 公 アンリ とも 激しく 対立 し 、 刺客 を 放っ て 1588 年 に ギーズ 公 を 暗殺 さ せ た 。 そして 今度 は 、 カトリック 同盟 を 敵 に まわし て アンリ・ド・ナヴァル と 結ん だ が 、 翌 1589 年 、 国王 も また 同盟 側 の カトリック 修道 士 によって 「 邪悪 な ヘロデ 王 」 の 名 の もと に 暗殺 さ れ 、 ナヴァル 王 アンリ のみ が 残っ た 。 ここ において 、 フランス 王家 として 260 年 続い た ヴァロワ 朝 が 断絶 し た 。  1589 年 、 アンリ 3 世 の 死 によって アンリ・ド・ナヴァル が 新 王 宣言 を おこない 、 アンリ 4 世 として フランス 国王 に 即位 し た 。 新 国王 アンリ は 血統 において は 正統 な 継承 者 で は あっ た が 。 ユグノー 勢力 の 総 大将 でも あっ た ので 、 カトリック 貴族 たち は 信仰 と 既得 権益 を 失う こと を 恐れ 、 す なお に 新 国王 の 継承 権 を 認めよ う と は せ ず 、 執拗 に 抵抗 し た 。 パリ は カトリック 同盟 の 「 16 区 総代 会 」 という 組織 の 支配 下 に あり 、 新 王 の 入 市 を 拒ん だ ため 、 アンリ 4 世 は 首都 に さえ 入れ なかっ た 。 しかし 、 アンリ 4 世 は 1593 年 に カトリック に 改宗 し て カトリック 信者 の 支持 を 獲得 する こと に 成功 し 、 翌年 に は 敬虔 な 王 の 装い の もと で パリ 入城 を 果たし 、 シャルトル 大 聖堂 で 成 聖 式 を 迎える こと が でき た 。 カトリック 同盟 の 残党 も 次々 と アンリ 4 世 に 帰順 し た 。 秩序 回復 を 求める 国民 の 声 や 、 スペイン の 介入 に対する 懸念 の 広がり など も 、 新 王 に 味方 し た 。  アンリ 4 世 の カトリック 改宗 に対して 今度 は 改革 派 側 が 危機 感 を 覚え 、 改革 派 政治 会議 を 全国 組織 と し 、 1595 年 から 1597 年 の 間 、 王権 と 並ぶ 統治 機関 として 機能 さ せ た 。 この 会議 は オランダ の 改革 派 と の 合同 も 模索 し た が 、 アンリ 4 世 は 改革 派 に対して カルヴァン 派 も 含め て その 信教 の 自由 を 一定 程度 認める ナント の 勅 令 を 1598 年 に 発布 し 、 スペイン とも 和 を 結ん だ 。 改革 派 は これ に 満足 し 、 王権 へ の 忠誠 を 誓っ た 。 これ により 、 長い 宗教 戦争 に 一応 の 終止符 が 打た れ た こと に なる 。 プロテスタント は 、 ひとつ の 身分 として 王国 の なか に 位置づけ られ た の で ある 。  と は いえ 、 ナント の 勅 令 は あくまでも 妥協 の 産物 で あっ た 。 信仰 の 自由 は 完全 と は いえ ず 、 カトリック と プロテスタント に対する 扱い も 平等 で は なく 、 あくまで プロテスタント へ の 寛容 を 表明 する に とどまっ て い た 。 また 、 プロテスタント 側 の 支配 する 200 余 の 都市 において 、 礼拝 の 自由 が 行政 と 軍 によって 保障 さ れる という 内容 で しか なかっ た と も いわ れ て いる 。 しかしながら 、 勅 令 は 国家 を 絶対 的 で ある と 同時に 政治 的 な 党派 や 地域 的 な まとまり の 上 に 立つ 統率 者 、 調停 者 と 見なす こと に つながっ た ので 、 国家 の 権威 を いっそう 強固 な もの に し た 。  ナント の 勅 令 の 実施 状況 の 監督 にあたって は 、 各州 の 改革 派 と カトリック の 双方 から 選ば れ た 国王 親任 官 が 各 教区 を 巡回 し た 。 ただし 、 パリ 高等法院 や カトリック の 聖職 者 たち は この 勅 令 を 非 寛容 な 方向 に 厳密 に 解釈 し て 適用 しよ う と し 、 種々 の 訴訟 を 起こし て 改革 派 を 陰 に 陽 に 弾圧 しよ う と し た 。 1610 年 、 改革 派 にとって 最大 の 後ろ 盾 で あっ た アンリ 4 世 が 狂信 的 な カトリック 教徒 によって 暗殺 さ れ た 。 それ 以降 の 改革 派 内部 に は 明確 な 亀裂 が 生じ 、 北部 の パリ や ノルマンディ の 改革 派 は 王権 へ の 服従 と カトリック と の 妥協 を 目指す 「 穏健 派 」 を 形成 し 、 南部 の ギュイエンヌ や ラングドック の 改革 派 は 「 強硬 派 」 を 形成 し た 。 「 穏健 派 」 は 徐々に 王権 神授 説 に 傾い た が 、 強い 危機 感 を 抱い た 新 教徒 は 何 度 か 武装 蜂起 を 試み た 。 しかし 、 その 都度 鎮圧 さ れ 、 やがて 新 教徒 は その 軍事 力 を 国家 に 取り上げ られ た 。  上述 の よう に 、 ユグノー 戦争 で は コンフェッショナリズム が 最も 激しい かたち で 展開 し 、 フランス の 国家 と 社会 は 深刻 な 分裂 状態 に 陥っ た 。 その なか で 、 近代 における 「 信教 の 自由 」 や 「 「 主権 国家 」 の 考え方 に つながる 思想 も 現れ て き た 。 それ が モナルコマキ と ポリティーク で ある 。 政治 的 立場 として は 、 他 に 、 上述 し た ラ ・ リーグ など カトリック 強硬 派 が あっ た 。 都市 民衆 に は ここ に 加わる 人びと も 少なく なかっ た 。 また 、 新 教徒 同様 に 国王 の 専制 を 嫌い 、 国家 における 自ら の 影響 力 教化 を 狙う 穏健 派 カトリック 貴族 の なか に は 「 不満 派 」 と いう べき 勢力 が 形成 さ れ 、 拡大 さ れ た 国務 会議 と 全国 三 部会 と 国王 による 主権 の 共同 行使 を 求め た 。  カルヴァン 自身 は 信徒 に 反乱 や 抵抗 を 認め なかっ た が 、 カルヴァン 死後 の カルヴァン 派 は 国家 から の 弾圧 に 抵抗 し 、 上述 の よう に 1572 年 に は 聖 バルテルミ の 虐殺 事件 が 発生 し た 。 その 翌年 、 ジュネーヴ の テオドール・ド・ベーズ は 『 臣民 に対する 為政者 の 権利 について 』 において 、 人民 の 同意 し ない 僭主 や 、 また 正当 な 君主 で あっ て も 権力 を 濫用 する 場合 の 抵抗 権 を 主張 し た 。 ただし 、 ベーズ は 抵抗 する 資格 の ない 個人 の 権利 について は 制限 し て おり 、 抵抗 する 資格 が ある の は 次位 の 為政者 、 具体 的 に は 大 貴族 や 三 身分 会 で ある と し て いる 。  同年 に は フランソワ・オットマン 著 『 フランコガリア 』 が 刊行 さ れ 、 ゲル マン 人 の 伝統 で ある 等 族 国家 の 「 祖先 の 良き 法 」 によって 絶対 主義 に 対抗 する 思想 を 表明 し た 。 ローマ 人 が 専制 政治 を 持ち込み 、 ゲル マン 人 に は 本当 の 自由 が ある という 観念 は 、 18 世紀 の シャルル・ド・モンテスキュー も 「 自由 は ゲル マン の 森 より 」 と 述べ て おり 、 こうした ゲル マン 的 自由 を 制度 に し た もの が 選挙 王政 や 等 族 国家 における 立憲 主義 と みなさ れ た 。  暴君 へ の 抵抗 理論 の 典型 例 と いわ れる の が 、 「 ユニウス・ブルートゥス 」 なる ペンネーム の 著者 が 著し た 『 暴君 に対する 自由 の 擁護 』 （ 『 暴君 に対する 反抗 の 権利 』 ） で ある 。 この パンフレット で は 、 君主 は 「 神 の 代理人 」 として 神 の 法 を 行う 義務 を 負う と 述べ て 『 旧約 聖書 』 を 引用 し 、 神 、 君主 、 人民 の 間 に は 契約 が ある と する 。 したがって 、 君主 が 神 の 法 を 侵し た 場合 に は 服従 し なく て も よい という こと に なる 。 そして ベーズ 同様 に 、 王 に 抵抗 できる の は 次位 の 為政者 で ある 貴族 だけ で ある と さ れ 、 ここ でも 等 族 国家 を モデル と し た 考え が うかがえる 。 一方 、 近隣 の 暴君 の 支配 に 苦しむ 国 に 干渉 戦争 を おこなう こと は 真 の 宗教 を 擁護 する こと で ある として 肯定 さ れる 。 この よう な 暴君 放伐 論 者 は 、 モナルコマキ   (" Monarchomaque ")   と 称さ れ た 。  カトリック 側 で も 虐殺 は 行き過ぎ だ と する 反省 の 意見 が 出 て くる と 、 これ に 反発 する イエズス 会 など の カトリック 強硬 派 が ユグノー を もっと 弾圧 す べき で ある と 主張 し 、 リーグ と よば れる 同盟 を 結ん だ 。 1584 年 に 王位 継承 者 が アンリ・ド・ナヴァル と なっ た とき 、 将来 的 に ユグノー の 王 が 出現 する 可能 性 が 生じ た ため 、 これ を 抑える 意見 として ユグノー 側 から 発せ られ た モナルコマキ の 理論 を 借用 し て 、 権力 は 人民 から 来 て おり 、 契約 違反 が あれ ば 抵抗 権 が 認め られる と 主張 し た 。 イエズス 会 の ロベルト・ベラルミーノ は 『 至高 の 権力 について 』 において ローマ 教皇 の 権威 を 強調 し 、 ジャン ・ ブーシェ が 国王 アンリ 3 世 暗殺 の のち 『 アンリ 3 世 の 正統 な 退位 について 』 で アンリ は 契約 違反 で あっ た と 論じ た 。 この ほか 、 イスパニア の マリアナ や フランシスコ・スアレス が おり 、 スアレス は 国法 と 自然 法 を 区別 し た こと によって フーゴー・グローティウス の 先駆 者 と さ れる 。 しかし 、 リーグ の 教皇 至上 主義 （ ウルトラモンタニズム ） は フランス の 国益 という 観点 から 支持 さ れ なく なり 、 また 暗殺 の よう な 手段 を とっ た こと で 勢力 を 失っ た 。  抵抗 理論 が 現れる 一方 で 国家 を 重視 し 、 宗教 より も 世俗 の 秩序 を 優先 さ せる 、 言い換えれ ば 宗教 上 の 寛容 によって 内戦 を 終結 さ せる 「 ポリティーク 」   (" Politique ")   と 呼ぶ 勢力 が 現れ た 。 王国 の 統一 の ため に は 新旧 両 教徒 は 教理 を 超え て 市民 として 平和 的 に 共存 す べき だ と する もの で 、 政教 分離 の 土台 と なる 考え方 の ひとつ で ある 。 ポリティーク の 支持 者 は 官僚 層 や ブルジョワジー に 多く 、 宗派 の 争い による 政治 の 混乱 を 避け た 。  ポリティーク の 代表 的 論者 は ジャン・ボダン で あっ た 。 ボダン は サン・バルテルミ の 虐殺 後 に 著し た 『 国家 論 六 編 』 （ 1576 年 ） において 、 国家 を 「 多く の 家族 と それら の 間 で 共通 の 事柄 と の 主権 的 権力 を 伴っ た 正しい 統治 」 と 定義 し て いる 。 ボダン に よれ ば 、 家族 は 家父 長 の もと に 統治 さ れ 、 さらに 家族 相互 の 武力 抗争 の 結果 、 勝っ た 者 が 主権 者 と なり 、 勝利 者 に 従っ て い た もの が 国民 に なり 、 負け た 者 は 奴隷 に なる 。 ここ で の 「 国民 」   ( citoyen )   と は 、 他人 の 主権 に 依存 する が 自由 な 「 臣民 」   ( sujet )   で ある 。 ボダン は 中世 的 な 国王 大権 を 発展 さ せ 、 主権 概念 を 定式 化 し た 。 この 主権 と は 「 見え ざる 主権 」 で あり 、 国家 を 支配 - 被 支配 の 関係 で 捉え た 際 に 支配 者 側 が 持つ 絶対 的 な 権限 で あり 、 国家 に あっ て は 国王 に のみ 固有 の もの で ある 。 ボダン は 宗教 戦争 に対する 反省 から 、 「 家族 において も 国家 において も 主権 者 は ただ 1 人 で なけれ ば なら ない 」 と し 、 これ に 反する いかなる 説 も 「 暴君 による 悪政 に も 劣る 放 埓 な アナーキー 」 の 状態 を 招く として 、 これ を 断罪 し た 。 ボダン に よれ ば 「 国家 の 絶対 的 な 権力 が 主権 」 で あり 、 「 主権 による 統治 が 国家 」 な の で あっ て 主権 は 国家 そのもの と 分かち がたく 結びつい て いる 。 すなわち 、 伝統 的 な 封建 制 や 従来 の 身分 制 社会 で は 国王 と 末端 の 被 支配 者 で ある 人民 と の 間 に 、 大 貴族 や 群小 の 領主 の よう に 中間 権力 が 存在 し た が 、 ボダン は ここ に 主権 概念 を 設定 する こと によって 中間 権力 を 排除 し 、 支配 者 と 被 支配 者 の 二 者 関係 で 国家 を 定義 し なおし た の で ある 。  同じ ころ 、 『 エセー 』 の 著者 で モラリスト の ミシェル・ド・モンテーニュ は 穏健 派 として 新旧 両 教派 の 融和 に 努め 、 「 良心 の 自由 」 を 擁護 し て いる 。  信仰 的 に は カトリック に とどまり つつ も ローマ 教皇 から 一定 の 距離 を 置く ガリカニスム （ フランス 教会 自立 主義 ） を 奉じる 人々 の 多く も 、 ポリティーク の 潮流 に 加わっ た 。 教皇 や 皇帝 に対して は フランス の 独立 を 掲げ 、 国内 に あっ て は 神 から 直接 権限 を 委託 さ れ た 存在 として 王権 の 強化 を 図ろ う と する この グループ が 、 アンリ 4 世 の 周囲 で 国政 の 主流 を 担う こと に なる 。 ヨーロッパ 国際 政治 の 焦点 で あっ た ユグノー 戦争 は 、 王国 分裂 の 危機 の なか で 主権 国家 の 論理 を 明確 な かたち で 立ち 上げ た 。 フランス に あっ て は 、 それ が 絶対 王政 という かたち と なっ て 次代 に 展開 し て いく の で ある 。  16 世紀 は 、 スペイン ・ ポルトガル の 両 カトリック 国 が 南北 アメリカ大陸 や アジア ・ アフリカ の 諸 地域 に 進出 し て いく 一方 、 ヨーロッパ 内部 で は ドイツ や スイス の 地 を 中心 に ルター 、 ツウィングリ 、 カルヴァン ら によって 宗教 改革 が 始まり 、 プロテスタント の 思想 が ヨーロッパ 各地 に 広がっ て 教会 は 分裂 し 、 各地 で 宗教 戦争 が 発生 し た 。 そうした なか 、 スイス と オランダ で は ハプスブルク 家 支配 から の 自立 傾向 が 強まり 、 ドイツ で は 領 邦 教会 制度 が 確立 さ れ 、 フランス で は ユグノー 戦争 の なか から ナント の 勅 令 が 発せ られ 、 イギリス で は イングランド 国教 会 という 新しい 教会 が 建て られ 、 宗派 による 一 種 の 棲み 分け が 実現 さ れ つつ あっ た 。 ポーランド や トランシルヴァニア で は 寛容 政策 が 採ら れ 、 制限 付き ながら 信教 の 自由 が 実現 し た 。 思想 的 に は 、 カルヴァン 派 の なか から 暴君 討伐 論 （ モナルコマキ ） 、 世俗 主義 的 立場 から は ポリティーク の 考え方 が 現れ た 。 17 世紀 前半 、 最大 に し て 最後 の 宗教 戦争 で ある 三 十 年 戦争 が 起こる が 、 これ は ヨーロッパ 中 を 巻き込む かたち で 展開 し 、 一方 で は 宗教 戦争 の 枠 に 収まら ない 世俗 的 性格 を 有し て い た 。  1581 年 7 月 26 日 、 低地 地方 の 全国 議会 において フェリペ 2 世 の 「 国王 廃位 布告 」 が 議決 さ れ た ものの 、 新しい 君主 として フランス 王 アンリ 3 世 の 弟 アン ジュー 公 フランソワ の 即位 が 決まっ て い た 。 カトリック 教徒 で ある アン ジュー 公 を 国王 として 迎える こと について は 低地 地方 側 に も 懸念 が ない わけ で は なかっ た が 、 新 君主 の 即位 は 現 君主 の 廃位 を 前提 と する もの で あり 、 外交 交渉 の 場 において オラニエ 公 ウィレム は 抜群 の 指導 力 を 発揮 し て い た 。 ところが 、 新 君主 アン ジュー 公 は 反乱 指導 部 の 意 に 反し て あまりに も 力量 不足 で 、 クーデター 未遂 事件 を 起こし て フランス に 逃げ帰っ て しまっ た 。 ホラント と ゼーラント の 両 州 は 、 もともと アン ジュー 公 即位 に 強い 警戒 心 を もっ て おり 、 こう なっ た 以上 は オラニエ 公 自身 を フェリペ の 後任 に すえよ う と 画策 し た 。 しかし 、 1584 年 6 月 に アンジュー 公 が 病死 し た の に つづき 、 7 月 に は オラニエ 公 自身 が カルヴァン 派 を 装っ て 彼 に 近づい た カトリック 教徒 に 暗殺 さ れ て しまっ た 。 翌年 、 南部 の 中心 都市 アントウェルペン が 敵 軍 の 手 に 落ち た 。 北部 反乱 諸 州 は なおも 外国 の 君主 に 主権 を 委ねよ う と 努め た が アンリ 3 世 に 断ら れ 、 イングランド のみ は 女王 エリザベス 1 世 が 反乱 勢力 の 支援 要請 に 応え て レスター 伯 ロバート ・ ダドリー を 救援 軍 の 派遣 は 認め た ものの 、 彼 は ユトレヒト 同盟 の 内紛 に 介入 し て 事態 を かえって 悪化 さ せ 、 軍事 的 成果 は 何ら あげ られ ぬ まま 1587 年 11 月 に イングランド に 帰っ た 。  1588 年 、 北部 反乱 諸 州 は ようやく 独力 で この 難局 を 乗り切る 決意 を 固め 、 主権 を 担う こと を 決意 し た 。 オランダ 独立 へ の 歩み を 踏み出し た の は まさに この 時 で あり 、 執政 パルマ 公 アレッサンドロ の 軍 が ブリュッセル を 陥落 さ せ て 南部 から 進軍 する なか 、 1588 年 に は フェリペ 2 世 が パルマ 公 に対し 、 スペイン 無敵 艦隊 による 対 イングランド 作戦 へ の 参加 を 命じ た （ アルマダ の 海戦 ） 。 フェリペ の 主 な 関心 が イギリス ・ フランス に 向い た の は 、 オランダ 人 にとって 幸い で あっ た 。 1589 年 、 フェリペ 2 世 は ユグノー の 指導 者 アンリ・ド・ナヴァル の フランス 王位 継承 を 阻む ため 、 パルマ 公 に フランス へ の 進軍 を 命じ た の で ある （ 1592 年 末 、 パルマ 公 は 戦傷 と 過労 から 同地 で 死去 し た ） 。  父 ウィレム の 遺志 を 継い だ オラニエ 公 マウリッツ は 、 従兄 の ウィレム・ローデウェイク・ファン・ナッサウ とともに 軍制 改革 を おこない 、 スペイン 軍 へ の 反撃 を 開始 し た 。 2 人 は の 先駆 者 と いわ れ 、 とくに ウィレム・ローデウェイク は 火縄銃 の 連続 斉射 を 考案 し た こと で 知ら れる 。 一方 、 ホラント 州 法律 顧問 の は 外交 関係 の 改善 に 尽力 し 、 1596 年 に は イギリス ・ フランス 両国 と 対等 の 同盟 を 結ぶ こと に 成功 し た 。 エリザベス 1 世 も アンリ 4 世 も 、 連邦 共和 体制 の オランダ を 独立 し た 政治 勢力 として 扱っ た の で ある 。 軍事 的 に は 、 1588 年 から 1598 年 まで の 10 年間 で ライン 川 や マース 川 など の 大 河川 以北 に 展開 し て い た スペイン 軍 は すべて 一掃 さ れ た うえ 、 ブラ バント 州 の 北西 部 が 制圧 さ れ た が 、 オラニエ 公 ウィレム の 居城 が あっ た ブレダ の 奪回 は 数 ある 戦闘 で も 象徴 的 な 意味 を もっ て い た 。 1609 年 に は スペイン と の 間 に 「 」 が 成立 し た が 、 これ は 事実 上 一時 的 で は あれ 、 スペイン が オランダ を 独立 国家 として 認め た こと を 意味 し て い た 。 こうして 低地 地方 の 反乱 は 、 北部 の 連邦 共和 国 の 誕生 という 予想 外 の 結果 を 生ん だ 。  従来 、 低地 地方 の 経済 的 繁栄 は アントウェルペン や ヘント 、 ブリュージュ を 中心 と する 南部 の フランドル 地方 に 限ら れ て おり 、 連邦 共和 国 として 独立 し た 北部 の オランダ は 南部 の 後塵 を 拝する 地域 で あっ た が 、 1590 年代 以降 は アムステルダム を 中心 と する 北部 が 繁栄 する よう に なり 、 立場 は 逆転 し た 。 近世 の 西 ヨーロッパ で は 、 政治 的 な 理由 から 大量 の 難民 が 発生 し 、 大 規模 な 人口 移動 を 引き起こし た 事象 として 、 15 世紀 末 の スペイン から の ユダヤ 人 追放 、 16 世紀 中葉 の スペイン 領 ネーデルラント から の プロテスタント の 流出 、 16 世紀 末葉 の ネーデルラント の 南部 から 北部 の 大量 移住 、 17 世紀 後半 の フランス から の ユグノー の 集団 亡命 の 4 例 が 挙げ られる が 、 16 世紀 末葉 の それ は これら の うち 最大 の もの で あっ た 。  1621 年 、 三 十 年 戦争 の 展開 は 低地 地方 を も 巻き込ん で スペイン と の 再戦 と なっ た が 、 この 時期 の オランダ 共和 国軍 の 指揮 を とっ た の は 、 マウリッツ と その 腹違い の 弟 フレデリック・ヘンドリック で あっ た 。 父 の 政治 能力 と 兄 の 軍事 能力 を 兼ね備え た 人物 と 評価 さ れ た ヘンドリック の 時代 、 オランダ の 国力 は おおいに 伸長 し て 1602 年 創設 の オランダ 東 インド 会社 など を 中心 として 、 積極 的 に 海外 進出 に 乗り出し た 。 低地 諸 州 の ハプスブルク 家 へ の 反抗 から 始まっ た 八 十 年 戦争 は 、 さらに 1648 年 の 「 ミュンスター の 講和 」 （ ヴェストファーレン 条約 ） まで 続き 、 南部 国境 地帯 の 争奪 戦 として 展開 さ れる 。  議会 が 国政 を 主導 し た オランダ 共和 国 は 、 同 時代 人 の 証言 に よれ ば 、 17 世紀 中葉 に あっ て は カトリック 、 カルヴァン 派 、 その ほか （ 他 宗派 や 態度 保留 者 など ） が それぞれ 人口 の 約 3 分の 1 ずつ を 占め 、 多様 な 宗教 が 共存 する 社会 で あっ た 。 しかし 、 人口 の 過半数 も 達し ない カルヴァン 派 が この 国 の 唯一 の 公認 宗教 で あり 、 その 内部 に は 神学 者 ヤーコブス・アルミニウス の 主張 を 支持 する アルミニウス 派 （ 寛容 派 、 レモンストラント 派 ） と を 支持 する ホマルス 派 （ 厳格 派 、 コントラレモンストラント 派 ） の 論争 など カルヴァン 派 の 教義 を めぐり 、 激しい 対立 が あっ た 。 ただし 、 オランダ の 場合 に は 、 一方 で 厳格 派 と 穏健 派 の あいだ に 「 だれ と で も うまく やろ う と する 人々 」 と 称さ れる 中間 派 の 層 が 厚かっ た こと も 事実 で ある 。 12 年 にわたる スペイン と の 休戦 期間 に は カルヴィニズム の 内部 闘争 が 生じ 、 厳格 派 の オラニエ 公 マウリッツ が 教義 上 の 問題 で アルムニウス 主義 を 奉じる 法律 顧問 ファン・オルデバルネフェルト を 死刑 に 処し 、 「 国際 法 の 父 」 として 知ら れる フーゴー・グローティウス を 禁固刑 に 処する という 事態 も 生じ て いる 。 この 対立 は 、 教義 を めぐる 対立 で あっ た と 同時に オランダ が 反乱 州 から 独立 国家 へ 歩ん で いく 過程 で 終始 主導 権 を 掌握 し て い た マウリッツ や 海 乞食 団 ら 改革 派 亡命 者 （ ホマルス 自身 も その 一 人 で あっ た ） と 、 土着 の 上層 市民 と の 主導 権 争い という 性格 も 帯び て い た 。  しかし 、 全体 から みれ ば オランダ は 当時 の ヨーロッパ で 最も 世俗 化 が 進み 、 宗教 的 多様 性 が 認め られ た 地域 で あっ た 。 迫害 さ れ た ユダヤ 教徒 や プロテスタント の 少数 派 を 受け入れ 、 カトリック に対して も 寛容 な 姿勢 を 示し た 。 限定 的 で あり 、 現代 における 「 信教 の 自由 」 に は 遠く およば ない まで も 、 オランダ が 周辺 国家 に 先駆け て 宗教 的 寛容 を 実現 し た 国 で あっ た の も 事実 で ある 。 三 十 年 戦争 中 、 理 神 論 者 の ルネ・デカルト に 安住 の 地 を 与え 、 イングランド 王政 復古 の 時代 に は ジョン ・ ロック を 亡命 者 として 受け入れ た の も 、 新 思想 に 寛大 な オランダ ならでは の こと で あっ た 。 亡命 中 の ロック と 意気投合 し た オランダ の も 、 終生 にわたって 宗教 的 寛容 を 説い た 。 フランス 人 プロテスタント で 寛容 を 説い た ピエール ・ ベール も 、 晩年 は ロッテルダム で 活動 し た の で ある 。  ドイツ における プロテスタント 諸侯 と カトリック の 対立 は 1570 年代 以降 再燃 し 、 ケルン 大司教 職 を めぐる 紛争 で は カトリック 側 が 勝利 し た 。  1608 年 、 カルヴァン 派 の プファルツ 選 帝 侯 によって プロテスタント 同盟 （ ウニオン ） が 結成 さ れる と これ に オランダ が 協力 し 、 翌 1609 年 、 バイエルン 選 帝 侯 を 中心 に カトリック 連盟 （ リーガ ） が 結成 さ れる と 、 スペイン が これ を 後援 し て コンフェッショナリズム の 様相 を 呈し た 。 ユーリヒ ＝ クレー フェ ＝ ベルク 連合 公国 の 君主 が 1609 年 に 死去 する と 、 公 位 継承 問題 が 発生 し 、 ブランデンブルク 選 帝 侯 の ヨーハン・ジギスムント は 新教 に 改宗 し て プロテスタント 同盟 に 加盟 、 カトリック の 国 フランス も 新教 陣営 に 加わっ た 。 これ に対し 、 プファルツ ＝ ノイブルク 公 の ヴォルフガング・ヴィルヘルム は ローマ 教会 に 入っ て カトリック 連盟 に 加盟 、 神聖 ローマ 皇帝 も これ を 後押し し た 。 この 対立 は へ と 発展 し た が 、 フランス 王 アンリ 4 世 の 死 も あっ て 規模 は 拡大 せ ず 、 1614 年 の クサンテン 条約 で 講和 し た 。 遺 領 は 、 ユーリヒ と ベルク が ブランデンブルク 選 帝 侯 、 クレーフェ など 3 邦 が プファルツ ＝ ノイブルク 公 によって それぞれ 分割 相続 さ れ た 。 この 戦争 は 三 十 年 戦争 の 前哨 戦 と なっ た （ ただし 、 後述 する シュタインベルク の 見解 に したがえ ば 、 この 戦争 も 「 三 十 年 戦争 」 も 一連 の 戦争 の 一部 という こと に なる ） 。  神聖 ローマ帝国 内 の カトリック 、 プロテスタント 両 勢力 の 対立 は 三 十 年 戦争 に 発展 し た 。 1617 年 、 ハプスブルク 家 の フェルディナント （ のち の 神聖 ローマ 皇帝 フェルディナント 2 世 ） が ボヘミア 王 に 即位 し た 。 彼 は 、 幼少 より イエズス 会 の 教育 を 受け た 熱烈 な カトリック 教徒 で あり 、 プロテスタント 弾圧 を 開始 し た 。 1618 年 5 月 23 日 、 弾圧 に 抗議 し た 急進 改革 派 の ボヘミア 貴族 が 、 皇帝 顧問 官 マルティニツ と スラヴァタ および 書記官 3 名 を 言い合い の うち ボヘミア （ チェコ ） の プラハ 王宮 （ フラチャニ 城 ） の 窓 から 突き落とす プラハ 窓 外 投擲 事件 が 起こっ た 。  ボヘミア の 領 邦 等 族 は 対抗 し て フェルディナント を 罷免 し 、 新教 同盟 の プファルツ 選 帝 侯 フリードリヒ 5 世 を 新しい ボヘミア 王 に 迎え た 。 1619 年 、 フランクフルト の 帝国 議会 で フェルディナント が 神聖 ローマ 皇帝 に 選出 さ れる と 、 彼 は スペイン と 旧教 連盟 と 組ん で 反乱 貴族 の 鎮圧 に 向かい 、 ボヘミア の 新 教徒 は 処刑 さ れ 、 フリードリヒ は ボヘミア を 追わ れ た 。 以後 、 ボヘミア で は カトリック 化 政策 が 断行 さ れ た 。 この よう に 、 三 十 年 戦争 の 直接的 な 原因 は 宗教 対立 に あり 、 宗教 戦争 として は ヨーロッパ 最後 の もの に なっ た が 、 一方 で は 皇帝 と 帝国 等 族 の 対立 、 領 邦 君 主 と 領 邦 等 族 の 対立 など も からみ 、 以下 に みる よう に 、 単純 に 宗教 戦争 の 枠組み に 収まら ない 複雑 な 経過 を たどっ た 。  三 十 年 戦争 は 、 おおむね 以下 の 4 つ の 段階 に 分類 し て 説明 さ れる こと が 多い 。 なお 、 ジークフリート・シュタインベルク は 、 「 三 十 年 戦争 」 と は 1610 年 頃 から 1660 年 頃 まで に およぶ 、 ヨーロッパ の 勢力 均衡 を めぐる 約 50 年間 の 抗争 、 つまり 、 休戦 や 和平 によって 中断 さ れ た 12 の 戦争 の うち 、 その間 の 一部 を さす 便宜 的 な 名称 と みなし て いる 。  三 十 年 戦争 に 当初 から 一貫 し て 参戦 し て い た 国 は 、 実際 の ところ 神聖 ローマ帝国 内 で も それほど 多く は なく 、 皇帝 ハプスブルク 家 以外 に カトリック を 終始 奉じ て い た の は バイエルン だけ で あっ た し 、 新教 側 だっ た はず の ザクセン や ブランデンブルク も 当初 は 及び腰 で 、 途中 で 皇帝 側 に 鞍替え し た の で あっ た 。 帝国 外 で も 終始 一貫 し て 親 皇帝 勢力 として 戦っ た の は スペイン だけ だっ た 。 プロテスタント 側 で は 、 常に 関与 し て い た の が オランダ 共和 国 で 、 国内 の 戦争 に 忙殺 さ れ ながら も 主として 資金 援助 を つうじ て 反 皇帝 側 を 支援 し た 。 したがって 、 三 十 年 戦争 が 「 神聖 ローマ帝国 内 の 紛争 として 始まり 、 北欧 諸国 の 参戦 によって 国際 戦争 に 発展 し た 」 という 説明 は 必ずしも 正確 で は なく 、 むしろ 、 スペイン と オランダ の 敵対 関係 を 最初 から 内包 し て い た の で あり 、 換言 すれ ば 、 それ ゆえ に こそ 戦争 は 長期 化 し た の で ある 。 いずれ に せよ 、 多く の 国々 が それぞれ 異なる 目論見 と 戦略 によって 、 それぞれ の 方法 で この 戦争 に 参加 し た の で ある 。 なお 、 スイス 盟約 者 団 は この 戦争 において 中立 政策 を 採用 し た が 、 実際 に は 多数 の スイス 人 傭兵 が スウェーデン の 陣営 で 戦っ て い た 。 他国 と の 傭兵 契約 同盟 と スイス の 中立 と が 矛盾 し た もの と は 考え て い なかっ た 。 しかし 、 アルプス の 峠 道 の 封鎖 や 戦争 激化 に ともなう 領土 侵犯 から 国境 を 保全 する ため 、 盟約 者 団 会議 は 1640 年 に は 諸 邦 による 国境 防衛 軍 の 創設 を 決定 し 、 以降 、 武装 中立 政策 が とら れ 、 それ に ともなっ て 連邦 的 組織 化 が 進ん で いっ た 。  三 十 年 戦争 において 、 対立 の 芽 は 大小 合わせ て いくつ も あっ た と 思わ れる 。 大久保 桂子 の 見解 に したがい 、 あえて 単純 化 し て 主要 な もの を 空間 的 に 取り出す なら ば 以下 の 3 つ の ライン が あげ られる 。  1 . について いえ ば 、 戦略 的 に 北 へ の 勢力 拡大 を 図る ハプスブルク 家 と 、 それ を 阻止 しよ う と する バルト海 沿岸 諸国 の 対立 に 相当 し 、 1620 年代 後半 の デンマーク （ デンマーク ＝ ノルウェー 同君 連合 ） や 1630 年 以降 の スウェーデン （ 「 バルト 帝国 」 ） の 参戦 は 、 これ を 裏打ち する 歴史 事象 で ある 。  2 . は 、 オランダ と スペイン 、 フランス と オーストリア の 対立 が 交錯 する ライン で ある 。 1635 年 の フランス の 参戦 は その こと を 示し て いる が 、 以後 、 ラインラント で 攻囲 戦 や 合戦 が 多発 し て 激戦 地 と なっ た 。 1631 年 から 1632 年 にかけて 、 「 北方 の 獅子 」 と いわ れ た 軍人 王 グスタフ 2 世 アドルフ 率いる スウェーデン 軍 の 大 遠征 が ザクセン から 西 に 向かっ て マインツ に 至っ た の も 、 この 一帯 の 戦略 的 重要 性 を 物語っ て いる 。  3 . は 、 ミラノ から ブリュッセル まで 1000 キロメートル あまり つづく 街道 と ほぼ 重なっ て おり 、 これ は 当時 「 」 と 呼称 さ れ て い た 。 この 街道 は 、 スペイン の 主要 補給 路 で あり 、 西 ヨーロッパ における スペイン 覇権 を 支える 生命 線 と も なっ て い た 。 スペイン は 実 の ところ 、 オランダ と の 戦争 （ 八 十 年 戦争 ） および 三 十 年 戦争 遂行 にあたって の 戦費 や 物資 の 供給 、 兵員 そのもの さえ 一切 を 「 大 スペイン 王国 」 の 一員 たる ミラノ 公国 と ジェノヴァ の 商人 ・ 銀行 家 たち に 依存 し て い た の で ある 。 スペイン の 意図 として 同じ ハプスブルク 一族 の 神聖 ローマ 皇帝 を 支援 し 、 帝国 内 の カトリック 勢力 を 維持 拡大 さ せる 目的 で 参戦 し た こと は もとより 間違っ て い ない が 、 しかし 、 より 直接的 に は スペイン の 存亡 を 握る この 街道 を 固守 する ため で あっ た 。 したがって 、 ボヘミア 新 教徒 の 反乱 が ライン ＝ プファルツ へ と 波及 し た 時点 で 早々 と 参戦 を 決め た の で ある 。 北イタリア から フランドル 地方 に 至る スペイン の 軍事 回廊 に 強い 関心 を 抱い た の は 言うまでもなく フランス で あり 、 イタリア 戦争 を はじめ 、 北イタリア をめぐって は ヴァロワ 朝 の 時代 から ハプスブルク 家 と の 抗争 を 繰り返し て き た 経緯 が ある 。 1629 年 、 ミラノ 公国 と ヴェネツィア 共和 国 に はさま れ た 小国 マントヴァ 公国 の 公 位 をめぐって フランス と スペイン の あいだ で 軍事 衝突 が 起こっ た 。 これ は 両国 の 全面 戦争 ， へ と 発展 し た 。 戦争 の 結果 、 ケラスコ 条約 によって フランス の 支持 し た ヌベール 公 シャルル が マントヴァ 公 位 に 就き 、 イタリア における オーストリア と スペイン の 独占 状態 が くずれ た 。  1631 年 、 フランス と スウェーデン は ベールヴァルデ 条約 を 結ん で 同盟 を 組み 、 フランス が スウェーデン 軍 を 資金 的 に 援助 し て 軍人 王 グスタフ ・ アドルフ を 後押し し た 。 スウェーデン 軍 は ブライテンフェルト の 戦い や レヒ 川 の 戦い を はじめ として 各地 で 勝利 を 収め 、 前線 は 南下 し た 。 窮地 に 陥っ た 神聖 ローマ 皇帝 フェルディナント 2 世 は いったん 罷免 さ れ た 傭兵 隊長 の アルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン を ふたたび 皇帝 軍 の 総 司令 官 に 任命 し て 巻き返し を 図っ た 。 両者 は 1632 年 の リュッツェン の 戦い で まみえ 、 破竹 の 勢い だっ た スウェーデン 軍 は グスタフ ・ アドルフ を 失っ た が 戦い に は 勝利 し 、 宰相 アクセル・オクセンシェルナ は プロテスタント 勢力 の 結集 を 図っ て 南 ドイツ まで 進軍 し た 。 一方 の ヴァレンシュタイン は 、 独断 で 敵対 勢力 と 和平 を 結ん だり し た ので 皇帝 の 猜疑 を 受け 、 1634 年 に は 皇帝 から 派遣 さ れ た 軍隊 に 殺害 さ れ て しまっ た 。 スウェーデン 軍 は 1634 年 の ネルトリンゲン の 戦い で 、 スペイン から の 援軍 を 受け た 皇帝 軍 に 初めて 大 敗北 を 喫し 、 翌年 、 皇帝 と プラハ 条約 を 結び 、 講和 し た 。 この 戦況 の 変化 に 危機 感 を いだい た ルイ 13 世 の 宰相 リシュリュー は オクセンシェルナ の 要請 に 応え て 、 同盟 条約 を 更新 し 、 1635 年 、 ラインラント に 侵攻 し た 。 今 まで 背後 に ひかえ て い た フランス の 登場 で 戦況 は 再び 逆転 し 、 以後 、 宗教 的 な 要素 は 薄れ て 抗争 は 完全 に 政治 的 性格 を 帯びる よう に なっ た 。 三 十 年 戦争 の 最後 の 10 年間 は 、 神聖 ローマ帝国 は 西 から の フランス 軍 、 北東 から の スウェーデン 軍 による 破壊 的 な 侵略 を 受け 、 事態 は 泥沼 化 を 呈し た 。 膠着 状態 が つづく なか 1641 年 頃 に は 和平 の 気運 が 高まり 、 同年 、 和平 交渉 を おこなう 約束 も なさ れ た が 、 実際 の 交渉 が 始まっ た の は 1645 年 に なっ て から で あっ た 。 この間 、 フランス と スペイン は 、 1643 年 、 フランドル 国境 に 近い フランス 北部 で 衝突 し 、 大会 戦 と なっ た （ ロクロワ の 戦い ） 。 フランス は これ に 大勝 し た が 、 この 戦い は スペイン が 西 ヨーロッパ の 覇者 の 地位 から 転落 し 、 フランス が それ に 取っ て 代わる という 、 歴史 的 に み て 重大 な 意味 を もっ て い た 。  1647 年 10 月 、 スペイン 王室 は 、 17 世紀 に 入っ て 3 度目 の 破産 布告 を 発し 、 翌年 1 月 、 ドイツ 西部 ヴェストファーレン 地方 の ミュンスター において オランダ と の 講和 条約 に 調印 し 、 八 十 年 戦争 が 終結 し た 。 これ により スペイン は オランダ の 独立 を 認め 、 あわせ て 国境 線 の 画定 を おこなっ た 。 同年 10 月 に は スウェーデン 軍 に ボヘミア の 首 邑 プラハ を 攻囲 さ れ た 神聖 ローマ 皇帝 フェルディナント 3 世 が 、 ミュンスター と それ に 約 44 キロメートル 離れ た オスナブリュック で 話し合わ れ て き た 三 十 年 戦争 の 講和 条約 に 、 ついに 応じ ざる を 得 なく なっ た 。 この 話し合い に は 1645 年 から の 3 年間 で ヨーロッパ 諸国 と ドイツ 諸 邦 の 君主 194 名 、 全権 委任 者 176 名 が 加わり 、 ヨーロッパ 初 の 国際 会議 と なっ た 。 こうして 1648 年 10 月 24 日 、 オスナブリュック の 講和 条約 、 通称 「 ヴェストファーレン 条約 （ ウェストファリア 条約 ） 」 が 調印 さ れ た 。  ヴェストファーレン 条約 の 内容 は 、 大きく は 国際 問題 に かかわる こと と ドイツ の 国内 問題 に かかわる こと に 分け られ 、 前者 において は 領土 変更 ない し 確定 が 合意 さ れ た 。 ロレーヌ （ ロートリンゲン ） の メス （ メッツ ） 、 トゥール 、 ヴェルダン や アルザス （ エルザス ） の 一部 （ ズントガウ ） など が フランス に 割譲 さ れ 、 これ により フランス の 勢力 が 一部 で は ある が ライン 川 に 達し た 。 スウェーデン は シュチェチン （ 現 、 ポーランド ） を 含む 西 ポンメルン 、 また 、 フェルデン と ブレーメン の 大司教 領 を 獲得 し て 、 さらに 、 神聖 ローマ帝国 の 議席 も 得 た 。 この よう に 、 フランス と スウェーデン は 三 十 年 戦争 の 最大 の 勝利 者 で あり 、 この 条約 の 保証 国 と なっ た 。 また 、 スイス 連邦 と ネーデルラント 連邦 （ オランダ ） は ， 神聖 ローマ帝国 に対する 法的 な 諸 義務 から 解放 さ れ 、 主権 を もつ 独立 の 共和 国 として 正式 に 承認 さ れ た 。 スイス の 独立 は 、 三 十 年 戦争 を通じて 終始 中立 を 維持 し て き た 結果 で あっ た 。 一方 、 スペイン は 和平 の 対象 から はずさ れ 、 その 結果 、 フランス と スペイン の 抗争 は 1659 年 の ピレネー 条約 まで 続い た 。 スペイン として は オランダ と 単独 講和 し た こと により フランス と の 戦争 を 継続 でき た わけ で ある 。 ドイツ 諸侯 の 得失 は フランス 、 スウェーデン 、 オーストリア の 都合 次第 で 決定 さ れ 、 西 ポンメルン を 失っ た 代わり に 東 ポンメルン を 得 、 また 、 カミン や ハルバーシュタット 、 ミンデン の 諸 司教 領 を 加え た ブンランデンブルク が 北 ドイツ の 雄 として 登場 する こと と なっ た 。  ドイツ の 国内 問題 として は 、 宗教 問題 と 帝国 国 制 の 問題 が ある 。 宗教 問題 に関して は アウクスブルク の 平和 令 の 有効 性 が 再 確認 さ れ た 。 ただ 宗派 的 対立 の 原因 の ひとつ と なっ た 1552 年 を 基準 と する 「 聖職 者 に かんする 留保 」 の 条項 は 破棄 さ れ 、 その かわり に 1624 年 を 標準 年 と 定め 、 その 時点 で の 宗派 の 分布 が 基準 と さ れ た 。 また 、 カルヴァン 派 も 公認 さ れ 、 カトリック 、 ルター 派 と ならぶ 権利 を 獲得 し た 。 さらに 、 今後 宗教 問題 に かんし て は 帝国 議会 内 で 福音 主義 団 （ プロテスタント 会派 ） と カトリック 会派 が 別々 に 協議 し た うえ で 、 多数決 で は なく 、 両者 の 合意 によって 決定 さ れる こと と し た 。 これ により 、 宗教 問題 が 帝国 内 の 紛争 の 原因 と なる こと は 原則 なく なっ た 。 また 、 ハプスブルク 諸 領域 以外 に あっ て は 、 公認 の 諸 宗派 に 属さ ない 信徒 で あっ て も 、 私的 な 礼拝 や 良心 の 自由 、 移住 の 権利 が 認め られ た が 、 神聖 ローマ帝国 内 において は 、 信教 の 自由 は 領 邦 君 主 に のみ 許さ れる という 原理 は 変わら ず 、 個人 の 宗派 選択 の 自由 は 認め られ なかっ た 。  国 制 に あっ て は 、 神聖 ローマ 皇帝 の 権限 が 大きく 後退 し 、 帝国 等 族 の 権利 が 強化 さ れ た 。 宣戦 布告 や 法 の 発布 など 、 帝国 の 重要 な 決定 にあたって は 必ず 帝国 等 族 の 同意 が 必要 と さ れ た 。 また 、 帝国 等 族 が 従来 有し て い た 諸 権利 が 改めて 承認 さ れる とともに 、 皇帝 と 帝国 へ の 忠誠 に 反し ない 限り という 留保 を と も ない つつ も 外国 と の 交戦 権 や 条約 調印 権 さえ 認め られ た 。 これ により 諸侯 は 国際 法 上 の 主権 も 一部 認め られ た こと に なる 。 かくして 皇帝 による 一元 的 支配 の 追求 と 諸侯 の 側 の 連邦 制 へ の 志向 と の 間 で 起こっ た 1 世紀 に およぶ 闘争 の 歴史 は 終焉 を むかえ 、 皇帝 と 帝国 等 族 の 二元 主義 は 帝国 等 族 の 側 に 大きく 傾い て 「 ドイツ の 自由 」 が 国是 と なっ た 。 ただし 、 ここ における 自由 と は 「 帝国 等 族 の 自由 」 で あっ て 、 それ を フランス と スェーデン が 強国 として 保証 しよ う という こと で あっ た 。 その 意味 で は ドイツ の 国民 国家 として の 統一 と 権力 国家 へ の 発展 の 道 が 阻害 さ れ 、 ドイツ の 政治 的 後進 性 と ハプスブルク 家 の 弱体 化 が もたらさ れ た 。 他方 、 連邦 制 的 な 領 邦 の 分裂 は 文化 や 教育 の 普及 など を もたらし 、 この 面 で は 集権 的 国家 より むしろ 優れ た 面 を もっ て い た 。 また 、 ハプスブルク 家 に関して は 、 オーストリア 固有 の 領土 の 安定 性 は 、 この 体制 下 において むしろ 著しく 向上 し た の で あり 、 この のち 南 ドイツ 最大 の カトリック 国 として 再 出発 し 、 東 の オスマン 帝国 と の 紛争 を つうじ て 、 やがて 東西 の 勢力 バランス の 逆転 に 成功 し て ヨーロッパ 屈指 の 大国 に 変貌 する 基 と なっ た 。  以上 、 ヴェストファーレン 条約 によって 形成 さ れ た 新しい 国際 秩序 を 「 ヴェストファーレン 体制 （ ウェストファリア 体制 ） 」 と 呼ぶ こと が ある 。 ここ で は 、 ヨーロッパ の 平和 を はじめて 国際 会議 によって 保証 し 、 多国 間 交渉 によって 勢力 均衡 の 視点 が 芽生え た こと に 画 期 性 が 認め られる 。 さらに 、 世界 史 の 文脈 で は 、 国家 における 領土 主権 、 領域 内 の 法的 主権 、 主権 国家 による 相互 内政 不可侵 の 諸 原理 が 確立 さ れ 、 近代 外交 や 現代 に つながる 国際 法 の 根本 原則 が 確立 さ れ た として 、 「 ヴェストファーレン 体制 ＝ 主権 国家 体制 」 として 高く 評価 さ れ て き た 。 ただし 、 近年 で は ヴェストファーレン 条約 によって 国際 法 が 確立 し た という の は 過大 評価 で あり 、 「 19 世紀 の 神話 」 に すぎ ない という 指摘 、 あるいは 北欧 に関して は ヴェストファーレン 条約 で は なく 1660 年 の オリヴァ 条約 、 スペイン に関して は 1659 年 の ピレネー 条約 が もたらし た 秩序 の 方 が いっそう 重要 で あり 、 その 意味 で は 「 未完 の 国際 秩序 」 で あっ た という 指摘 が ある 。  自身 の カトリック 改宗 と 新 教徒 に も 信仰 の 自由 を 認める ナント の 勅 令 によって フランス における 宗教 戦争 （ ユグノー 戦争 ） に 終止符 を 打っ た アンリ 4 世 は 、 国土 の 回復 と 国内 秩序 の 安定 、 財政 再建 に 尽力 し た 。 アンリ 4 世 を 支え た の は 、 カルヴァン 派 の 宰相 や 、 彼 が カトリック 同盟 に 対抗 し て い た ナヴァル 公 時代 に アンリ の もと に 集まっ た カトリック の 人材 で あっ た 。 モラリスト として 知ら れる モンテーニュ は シャルル 9 世 と アンリ 3 世 の 両 カトリック 王 の 侍従 を つとめ た のち プロテスタント だっ た ナヴァル 公 時代 の アンリ の 侍従 を 務め て おり 、 宗派 を 超え た 協力 関係 は ここ に も 見出せる 。  1610 年 の アンリ 4 世 暗殺 後 は 、 わずか 9 歳 の ルイ 13 世 が 王位 を 継承 し 、 母后 の マリー・ド・メディシス が 摂政 と なっ た 。 ルイ 13 世 の 治世 は 当初 、 先王 に 抑え込ま れ て い た 大 貴族 や プロテスタント 勢力 が 王権 に 反旗 を ひるがえす 構え を 見せ 、 その 基盤 は 不安定 で あっ た 。 その ため 、 フランス 王権 は 1614 年 、 コン デ 公 アンリ の 要請 により 全国 三 部会 の 開催 を 余儀なく さ れ て いる 。 1620 年 、 国王 ルイ 13 世 が 改革 派 が 多数 を 占める ベアルヌ 地方 で カトリック 支持 の 裁定 を 下し た こと に 改革 派 は 反発 、 その 年 の 12 月 に 開か れ た 改革 派 の 全国 会議 で 「 強硬 派 」 が 優勢 と なっ て 武装 蜂起 を 決定 し た 。 ユグノー 側 の 軍事 的 指導 者 と なっ た の は で あっ た 。 1621 年 から 1622 年 まで つづい た 両者 の 戦い は 、 ほぼ 王 側 の 優勢 の うち に 決着 し 、 を 結ん だ が 、 ここ で は ルイ 13 世 が 譲歩 する 形 で ナント の 勅 令 が 再 確認 さ れ た 。 しかし ルイ 13 世 が モンプリエ 条約 の 遵守 に 熱心 で ない こと に 改革 派 は 不満 を 隠し きれ ず 、 1625 年 に 再び 戦闘 が 開始 さ れる と 、 宰相 で あっ た リシュリュー は ユグノー 戦争 時代 以来 の 改革 派 の 拠点 ラ・ロシェル を 包囲 し 、 ロアン 公 アンリ 率いる 改革 派 を 打ち破り 、 この とき リシュリュー は 外交 方針 を 変更 し て 三 十 年 戦争 で プロテスタント 側 と の 提携 を 検討 し て い た ため 、 1626 年 に は 講和 し 、 パリ 条約 を 結ん で 宗教 の 自由 の 保障 を 再 確認 し た 。  リシュリュー 枢機卿 は 1624 年 、 国務 会議 に は いる と すぐ に 宰相 の 地位 を 確立 し 、 ルイ 13 世 を 支え た 。 政治 的 動揺 は なおも つづき 、 三 部会 に 準じ た 名士 会 が 1627 年 に 召集 さ れ て いる 。 しかし 、 これ を 最後 に 三 部会 は 革命 前夜 の ルイ 16 世 の とき まで 開か れ ず 、 これ は 絶対 王政 確立 の ひとつ の 目安 と みなす こと が できる 。 1627 年 、 リシュリュー は 再び プロテスタント 勢力 の 反乱 と 対峙 し 、 13 か月 に およぶ ラ・ロシェル 包囲 戦 を 戦っ た 。 改革 派 は イングランド と の 提携 を 図っ た が 、 イングランド 艦隊 は 有効 な 支援 が でき ず 、 1628 年 10 月 、 ラ・ロシェル は 陥落 し た 。 1629 年 に は 王 軍 が ラングドック も 制圧 し て 決定的 な 勝利 を 獲得 し 、 ロアン 公 アンリ を 国外 に 追放 し た 。 同年 6 月 、 和平 が 成立 し 、 が 発せ られ た 。 宗教 的 寛容 の 持ち主 だっ た リシュリュー は 、 カトリック 教徒 の 不満 に も かかわら ず ナント 勅 令 に 認め られ て い た プロテスタント の 信仰 の 自由 の 維持 を 約束 し た が 、 他方 で は 、 プロテスタント に対して 武装 解除 を 命じ 、 ナント 勅 令 で 認め られ て い た 彼ら の 政治 的 ・ 軍事 的 権利 について は 、 これ を 剥奪 し た 。  リシュリュー の 政策 は 、 外交 面 で は ハプスブルク 家 と の 対決 姿勢 を 基本 と し 、 内政 面 で は 戦争 遂行 の ため に 課税 可能 な 体制 の 構築 を めざす もの で あり 、 彼 の 指導 の もと 、 フランス は ドイツ を 主戦 場 と する 三 十 年 戦争 に 本格 的 に 介入 し た 。 しかし 、 マリー・ド・メディシス ら の 親 スペイン の 動き は フランス 国内 の プロテスタント を 動揺 さ せ 、 抵抗 へ と 向かわ せ て い た し 、 増税 は 各地 で 民衆 蜂起 を まねい て い た 。 1635 年 、 ブルボン 朝 フランス 王国 は ともに カトリック 信仰 に 拠っ て 立つ ハプスブルク 家 と の 全面 戦争 に 踏み切っ た 。 カトリック を 国教 と する フランス が プロテスタント 勢力 と 手 を 組み 、 西 の スペイン 、 東 の 神聖 ローマ帝国 と 戦う こと を 選択 し た の で ある 。 1642 年 に リシュリュー が 、 1643 年 に は ルイ 13 世 が 相次い で 死去 し た が 、 「 国家 理性 」 の 名 において 正当 化 さ れ た 2 人 の 対 ハプスブルク 政策 は 、 外交 的 に は 好 結果 を 生み 、 上述 の よう に 1648 年 の ヴェストファーレン 条約 と 1659 年 の ピレネー 条約 によって フランス は スペイン から ヨーロッパ 列強 首位 の 座 を 奪う こと に 成功 する の で ある 。  この 時期 の 文化 政策 で 特筆 さ れる の は 、 1635 年 、 リシュリュー 枢機卿 の 庇護 の もと 学術 団体 「 アカデミー・フランセーズ 」 が 創設 さ れ た こと で ある 。 アカデミー・フランセーズ 設立 の 中心 人物 と なっ た は 王室 秘書 に し て 改革 派 の 文筆 家 で あっ た 。 アカデミー・フランセーズ で は フランス語 辞典 の 編纂 事業 が おこなわ れ 、 フランス語 の 「 純化 」 が はか られ た 。 古代 の 帝政 ローマ の 歴史 を 参照 し 、 至高 の 王権 の もと に 規律 と 服従 を 旨 と する 新しい 政治 文化 の 形成 を 追い求め た リシュリュー は 、 言語 において も その ある べき 規範 を 示そ う と し た の で ある 。 コンラール は 熱心 な プロテスタント 信仰 の 持ち主 で あっ た に も かかわら ず 、 リシュリュー は 終生 王室 秘書 の 地位 を 保障 し た 。  近世 の フランス 経済 は 、 農業 に 圧倒的 な 比重 が あり 、 17 世紀 末 まで 、 全 人口 の 少なくとも 85 パーセント は 農村 人口 が 占め た 。 都市 人口 も 少なく 、 別格 の パリ で さえ 18 世紀 初頭 段階 で 約 50 万 人 に すぎ ず 、 それ に 次ぐ の は リヨン 、 マルセイユ 、 ルー アン 、 リール 、 オルレアン の 五 大都市 で あり 、 いずれ も 10 万 人 を 切っ て い た 。 農業 は 、 技術 的 に は 中世 から ほとんど 進歩 が み られ ず 、 定期 的 に 一定 の 土地 を 休耕 せ ざる を え ない 二 圃制 ・ 三 圃制 の 採用 が 主流 で 、 生産 性 は 概して 低かっ た 。 そして 、 フランス 経済 は 農業 が 支配 的 で ある こと に 起因 する 脆弱 性 を 内包 し て おり 、 つねに 凶作 から 始まっ て 経済 全般 に 波及 する タイプ の 経済 危機 を 引き起こす 構造 を ともなっ て い た 。 工業 は 小規模 な 手工業 が 支配 的 で あり 、 技術 的 進歩 が 乏しく 、 工業 生産 の 大 部分 が 限ら れ た 地域 的 な 需要 に 応じ た 小規模 な もの で あり 、 その 中心 は 繊維 工業 で あっ た 。  毛織物 工業 で は 、 ラングドック 、 プロヴァンス 、 ドーフィネ は レヴァント 地方 へ の 輸出 用 ラシャ が 生産 さ れ て い た 。 シャンパーニュ 地方 の スダン は 北 ドイツ へ の 輸出 用 ラシャ を 生産 し て い た が 、 ここ で は ユグノー の 製造 業者 が 織機 の 半数 を 所有 し て い た 。 絹織物 工業 において は 、 17 世紀 中葉 トゥール や リヨン で の 顕著 な 発展 が 知ら れる が 、 これ は ユグノー の 貢献 に 拠る ところ が 大きい 。 リンネル 工業 を フランス に 導入 し た の も ユグノー で あり 、 これ イングランド へ の 輸出 用 商品 として 貴重 な もの で あっ た 。 亜麻 織物 や 麻 織物 は 西部 で 盛ん で あっ た 。  オーヴェルニュ や アングーモワ で は 製紙 業 が 発達 し て い た が 、 その 主 な 担い手 も ユグノー で あっ た 。 ここ で 製造 さ れ た 紙 は フランス 国内 のみ なら ず 、 イングランド や オランダ で も 消費 さ れ た 。 とくに オーヴェルニュ の アンベール 産 の 紙 は 当時 ヨーロッパ で 最良 の もの と さ れ て い た 。 ユグノー の 手工業 者 が に なっ た これら の 工業 は 、 1685 年 の フォンテーヌ ブロー の 勅 令 （ 詳細 後述 ） 以後 、 急速 に 衰退 し て いっ た と 説明 さ れる こと が 少なく ない 。 その ほか の 重要 な 工業 部門 として は 、 建築 と それ に 付随 する 奢侈 品 の 生産 が あっ た が 、 鉱業 や 製鉄 業 は まだ 二 次 的 な 役割 しか 果たし て い なかっ た 。  ユグノー は ラ・ロシェル や ボルドー における 海上 交易 の 発展 に も 貢献 し た 。 ボルドー において は 主として イングランド ・ オランダ と の 交易 を 担い 、 ラ・ロシェル において は ナント の 勅 令 直前 まで 貿易 は 彼ら の 独占 状態 に ある という 状態 で あっ た 。 ユグノー の 銀行 家 として は 、 17 世紀 初め に は リシュリュー の 財源 と なっ た タルマン 家 や ラムブイエ 家 、 ユグタン 家 が 知ら れる 。 なお 、 ユグタン 家 は 、 もともと リヨン の 出版 業者 で あっ た が 、 1685 年 に アムステルダム に 移住 し 、 そこで 17 世紀 最大 の 銀行 家 に まで 成長 し た 。  長期 的 に は 、 フランス は 他 の ヨーロッパ 諸国 同様 、 中世 末 の 14 世紀 から 15 世紀 にかけて 戦乱 や ペスト による 人口 の 激減 ・ 商業 活動 の 減退 の 傾向 が 著しかっ た 。 その後 、 大 航海 時代 が 本格 化 する 15 世紀 末 以降 は 長期 的 好況 を 享受 し 、 1560 年代 から 16 世紀 末葉 まで の あいだ は ユグノー 戦争 の 影響 で いったん 深刻 な 不況 に みまわ れ た が 、 17 世紀 に は いっ て 再び 活力 を 回復 し た 。 しかし 、 1630 年代 に は 三 十 年 戦争 へ の 参戦 と 度重なる 疫病 や 飢饉 によって 経済 は 停滞 し た 。 一方 で その間 、 市場 経済 の 進展 が み られ た 。 ただし 、 16 ・ 17 世紀 の フランス は まだ 一体 的 な 国民 経済 を 形成 し て おら ず 、 多様 な 地域 経済 の 寄せ 集め に すぎ ない 状態 で あっ た 。 その ため 、 穀物 の 市場 価格 も 国内 に 統一 的 な 価格 は 存在 し なかっ た 。 そして 、 これら 地域 経済 は 17 世紀 前半 に ナント や ボルドー など 大西洋 岸 の 都市 商人 が オランダ 商船 の ため の 仲買人 として 活動 し て い た こと で 知ら れる よう に 、 しばしば 国外 の 経済 的 な ネットワーク と 密接 な つながり を 有し て い た 。  ルイ 13 世 死去 後 は 、 のち に 「 太陽 王 」 と 呼ば れる ルイ 14 世 が 後 を 継い だ が 、 1643 年 に 即位 し た とき 、 彼 は わずか 4 歳 で あっ た 。 摂政 と なっ た 母后 アンヌ・ドートリッシュ は リシュリュー の 腹心 だっ た ジュール ・ マザラン を 宰相 に 任じ た 。 マザラン は 内政 、 外交 の 両面 で リシュリュー の 政策 を 継承 する が 、 戦争 と 重税 に あえぎ 、 国王 の 代替わり を 機 に 変化 を 期待 し て い た 人びと は 新 政権 に 反発 し て 王国 改革 を 求め た 。 1648 年 1 月 、 アンヌ・ドートリッシュ が 親裁 座 を 開い て 増税 の ため の 王 令 の 登録 を パリ 高等法院 に 命じ た の に対し 、 この 席上 、 高等法院 次席 検察官 の は 、 農村 の 疲弊 が 頂点 に 達し て いる と 指摘 し て 王権 を 公然 と 批判 、 この 演説 は ただちに 大量 に 印刷 さ れ 、 地方 に まで 知ら れる よう に なっ た 。 4 月末 、 官職 保有 者 に対する 俸給 を 4 年間 にわたって 支払い 停止 と する こと が 決定 さ れる と 4 つ の 最高 書院 （ パリ 高等法院 、 会計 院 、 租税 院 、 大法 院 ） の 代表 が 集会 を ひらい て 討論 し 、 7 月 に は それ に 基づい て 地方 長官 制 廃止 など を 含む 王国 改革 に 向け た 声明 文 を 発し た 。 反 政府 運動 は 広がり を みせ 、 政府 側 も 若干 の 譲歩 を 余儀なく さ れ た が 、 8 月 に は いっ て 母后 と マザラン は 反撃 に 転じ た 。 最高法院 における 運動 の 中心 人物 を 逮捕 し た の で ある 。 これ に対し パリ の 民衆 が 蜂起 、 5 年 にわたる フロンド の 乱 へ と 発展 し た 。 この 乱 は 、 増税 に 不安 を かかえる ブルジョワジー や 民衆 、 従来 の 政治 的 特権 が 脅かさ れ て いる と 感じ て いる 帯剣 貴族 、 俸給 停止 や 地方 長官 廃止 に 不満 を もつ 官職 保有 者 など 、 王権 に 不満 を いだく 階層 の 動き が 重なっ て 大 規模 な 反乱 に 発展 し た が 、 一方 で は 各層 の 利害 が それぞれ 一致 し ない ため 、 統一 的 な 反 王権 運動 に は 発展 し なかっ た 。 イタリア 出身 の マザラン 枢機卿 は 不人気 で あっ た が 、 政治 家 として は 有能 で 、 ヴェストファーレン と ピレネー の 両 条約 で フランス の 勝ち取っ た もの は 大きかっ た 。 フロンド の 乱 が 終結 し た 1653 年 以降 、 戦時 の 臨時 措置 として 導入 さ れ た 諸 制度 は やがて 恒常 化 し て いっ た が 、 これら は 、 フランス 王権 に 広範 な 自由 裁量 権 を 与える もの と なっ た 。 マザラン は また 、 ユグノー に対し 改革 派 全国 教会 会議 の 開催 を 禁止 し た 。  1661 年 の マザラン の 死後 、 ルイ 14 世 は 宰相 を 置か ず 、 親政 を 開始 し た 。 ルイ 14 世 は 財務 総監 に ジャン ＝ バティスト・コルベール を 用い て 国家 財政 を 健全 化 する とともに 、 従来 の 「 移動 する 宮廷 」 を やめ て パリ 郊外 の ヴェルサイユ に 壮麗 豪華 な ヴェルサイユ 宮殿 を 建設 し 、 貴族 階級 を もっぱら 宮廷 人 の 役割 に あまんじ させる こと に 成功 し た 。 リシュリュー と マザラン の 時代 に 始め られ た 貴族 の 城塞 や 都市 の 非 武装 化 が 継続 さ れ 、 常備 軍 が 拡充 整備 さ れ て 、 フランス 史上 はじめて 国王 による 軍事 力 の 独占 が 実現 し た 。 相次ぐ 対外 戦争 は 財政難 を 招い た が 、 この 時期 の 軍隊 は 以前 より も 定期 的 に 手当て が 支給 さ れ 、 訓練 が 行き届き 、 少なくとも 外国 の 軍隊 が フランス から ほぼ 排除 さ れ た 。 ヴェルサイユ 宮殿 は 貴族 文化 の 中心 と なり 、 ここ から 生まれ た 礼儀 作法 や 上品 な 趣味 など は 社会 の 隅々 に まで 伝え られる 一方 、 政治 的 ・ 文化 的 ・ 芸術 的 な 影響 を 全 ヨーロッパ に 与え 、 フランス は 洗練 さ れ た 文明 の 中心 と 見なさ れ 、 ラテン語 に かわっ て フランス語 が 文明 共通 の ことば と 見なさ れる よう に なっ た 。  ルイ 14 世 の 親政 時代 は 長き に わたっ た が 、 フランス 王権 の 絶対 主義 化 は 政治 の 領域 を 越え て 良心 の 領域 に 及び 、 少数 派 と なっ た プロテスタント および 新しく 起こっ て き た ジャンセニスム に 弾圧 を 加え て いっ た 。 プロテスタント 勢力 は すでに 、 王 の 庇護 を 失う こと を 恐れ た リーダー 格 の 貴族 たち が 多数 離脱 し た ため 、 弱体 化 の 傾向 が 顕著 で あっ た 。  親政 開始 直後 の 1661 年 、 ルイ 14 世 は フランス 全土 に 官吏 を 派遣 し 、 改革 派 の 礼拝 について の 調査 を 行っ た 。 新 教徒 の 公的 礼拝 を 制限 する 王 令 が 増え 、 さまざま な 条例 を 発布 し て 改革 派 を 公職 から 改革 派 を 締め出し て いっ た 。 1679 年 、 「 ドラゴナード 」 という 制度 が 定め られ た 。 これ は 竜騎兵 （ ドラグーン ） を 改革 派 の 家 に 宿泊 さ せ 、 暴力 的 な 威嚇 によって 改宗 を 強制 する もの で あっ た 。 これ に対し 、 1683 年 に 改革 派 の 多い 南部 を 中心 に 散発 的 な 抵抗 運動 が 起こっ た が 、 すぐ に 鎮圧 さ れ た 。 1685 年 、 ついに ナント の 勅 令 廃止 が 宣言 さ れ 、 プロテスタント 信仰 を 禁じる フォンテーヌブロー の 勅 令 が 出さ れ た 。 カトリック は 国教 と なり 、 「 1 人 の 国王 、 1 つ の 教会 、 1 つ の 法 」 という 標語 の 実現 が 強く 求め られ 、 改宗 し ない 改革 派 の 牧師 は 追放 さ れ 、 改革 派 の 学校 は 閉鎖 、 教会堂 は 破 却 を 命じ られ た 。 これ は 、 政教 分離 の 観点 から すれ ば 逆行 する 行為 で ある が 、 他 の 諸 外国 で は 当時 「 一 国 一 宗派 」 の 原則 が 守ら れ て おり 、 ルイ 14 世 は この 原則 を 確信 し て い た 。 スペイン の 国力 が 衰退 し た なか 、 神聖 ローマ帝国 に 対抗 し て カトリシズム の 守護 者 を 自認 し たい という 思い の 現れ と も 考え られる 。  プロテスタント の 一般 信徒 の 亡命 は 勅 令 によって 禁止 さ れ て い た 。 しかし 、 宗教 上 の 弾圧 を 逃れる ため 多数 の 商工 業者 を 含む ユグノー が スイス 、 ドイツ （ とくに ブランデンブルク ） 、 イングランド 、 オランダ 、 新大陸 など の 国外 へ 大量 に 退去 し た 。 禁 を 犯し て 亡命 し た 人 の 数 は 約 20 万 人 と いわ れる 。 これ が フランス 経済 に マイナス に 作用 し た で あろ う こと は 容易 に 推定 さ れる が 、 実は それ 以上 に 亡命 先 の 国々 を 富ま す 結果 を もたらし た の で あっ た 。 オランダ で は 亡命 作家 や 印刷 職人 が ルイ 14 世 に対する 政治 批判 の 文書 を 大量 に 作成 する など 、 反 フランス の 国際 世論 も 沸き上がら せる 一助 と なっ た 。 フランス に 残っ た 人びと に は 、 心ならずも 改宗 し 、 やがて キリスト 教 や 宗教 そのもの に 関心 を 失う よう な ケース も あれ ば 、 他方 で は 、 ジュネーヴ 経由 で 戻っ て き た 牧師 を 迎え て 秘密 集会 を 継続 的 に ひらい て い た ケース も あっ た 。 南 フランス の セヴェンヌ 地方 の 新 教徒 共同 体 は 、 1702 年 に 蜂起 し 、 国王 軍 に対し ゲリラ 戦 を 戦っ た カミザール の 乱 が 発生 し た 。 一方 、 カトリック 教徒 の 側 は ルイ 14 世 の プロテスタント 弾圧 を むしろ おおいに 歓迎 し た の で あっ た 。  ジャンセニスム （ ヤンセニウス 主義 ） と は 、 オランダ 人 神学 者 で スペイン 領 ネーデルラント の イーペル の 司祭 で あっ た コルネリウス・ヤンセン と その 盟友 で あっ た フランス 人 神学 者 （ サン ・ シラン 師 ） が 唱え た 教 説 で 、 カトリック 信仰 の 上 に 立ち ながら 、 人間 存在 は 根本 的 に 堕落 し て いる という 悲観 的 な 人間 観 に 立ち 、 神 が 自由 に 与える 恩寵 （ 恵み ） なし に 人間 の 救済 は ありえ ない と 主張 する など の 点 で ルター や カルヴァン から 大きな 影響 を 受け た 思想 で あり 、 ヤンセン の 遺作 『 アウグスティヌス 』 に は 神 の 予定 と 恩寵 の 絶対 性 が 説か れ て いる 。 1630 年代 後半 以降 、 ジャンセニスト （ ヤンセニウス 派 ） は 、 神 の 恵み を 得る に は 、 ただ それ を 待ちわびる の で は なく 、 祈り と 改悛 の 行 、 禁欲 の 護持 、 自己 規律 による 絶え ざる 回心 の 努力 が 必要 で ある と する 厳格 主義 的 な 信仰 運動 の 徒 として パリ 近郊 の ポール ・ ロワイヤル 修道院 を 中心 に 活動 し た 。 ジャンセニスム は 、 1641 年 、 ローマ 教皇 庁 の 検 邪 庁 から 裁定 を 受け 、 1653 年 に は 教皇 庁 から 異端 宣告 を 受け て い た が 、 フランス 国内 で は 、 科学 者 ・ 哲学 者 として 著名 な ブレーズ・パスカル や 劇 作家 の ジャン・ラシーヌ から 強く 支持 さ れ た だけ で なく 、 政府 高官 や パリ 高等法院 の 司法官 に も 影響 を あたえ 、 その うち の 何 人 か は ポール ・ ロワイヤル 修道院 の 「 隠者 」 として 行動 し て い た 。 イエズス 会 の ジャンセニスム 攻撃 は 激しく 、 パスカル は これ に対して ジャンセニスム を 擁護 し て イエズス 会 学派 の 神学 を 皮肉る 『 プロヴァンス から の 手紙 』 を 著す など 、 イエズス 会 と ジャンセニスト は 激しく 対立 し た 。  なお 、 ジャンセニスム の フランス 的 展開 に 大きく 作用 し た の が 、 パスキエ・ケネル の 存在 で ある 。 ケネル は ジャンセニスム を ガリカニスム と 結びつけ て 展開 し 、 イエズス 会員 を 「 教皇 の 走狗 」 で ある と 非難 し た 。 ジャンセニスト たち は ルイ 14 世 の 反 教皇 主義 的 ガリカニスム を 支持 し て い た に も かかわら ず 、 1709 年 、 国王 は 警察 総代 官 のに ポール・ロワイヤル 修道院 を 急襲 さ せ て 修道 女 たち を 追放 し 、 翌年 に は 礼拝 堂 から 墓地 に いたる まで の 一切 を 破壊 さ せる など 、 ジャンセニスム を 排斥 し た 。 ただし 、 ジャンセニスム に 同調 し た フランス 政官 界 に は 反 イエズス 会 の 傾向 が その後 も 長く つづい た 。  弾圧 さ れ た の は キエティスム （ 静寂 主義 ） も 同様 で あっ た 。 ルイ 14 世 は ジャンセニスム とともに キエティスム を 自ら の 政策 に対する 重大 な 脅威 と みなし た 。 キエティスム の 運動 は 、 スペイン の アンダルシア 地方 出身 の 神学 者 の 神秘 体験 に かかわる 理論 を 、 その 文通 相手 で 文筆 家 の ジャンヌ・ギュイヨン （ ギュイヨン 夫人 ） が フランス に 持ち込ん だ こと によって 急速 に 広まっ た 。  フランス で は キエティスム の 運動 は 、 神 の 愛 （ アガペー ） を 内面 的 静寂 の うち に 受け身 の かたち で 受け取ろ う と する 知的 で 受動 的 姿勢 が 重視 さ れ た が 、 その 背景 に は フランス における 祈り と 霊的 生活 が 組織 化 、 制度 化 さ れ すぎ て おり 、 形式 主義 に 陥っ て いる こと に対する 不満 と 反発 が あっ た 。 キエティスム は 、 一時 は ルイ 14 世 の 秘密 結婚 の 相手 で ある マント ノン 公爵 夫人 の 心 を つかみ 、 大司教 フランソワ ・ フェヌロン という 強力 な 庇護 者 も 得 た が 、 長く 続か なかっ た 。 そして 、 キエティスム の 運動 に 最大 の 反対 者 として 立ちはだかっ た の が 、 宮廷 説教 者 の ジャック ＝ ベニーニュ・ボシュエ で あっ た 。 フェヌロン は ボシュエ によって 才能 を 見出さ れ て 司祭 と なっ た 人物 で 、 若き 道徳 的 指導 者 として とくに 貴族 女性 たち に 人気 が あり 、 ルイ 14 世 の 孫 の 養育 係 を 務める など 王室 から の 信頼 も 厚かっ た が 、 ここ において 師弟 は 決定的 に 対立 し 、 フェヌロン は 4 年間 沈黙 を 守ら さ れ 、 ギュイヨン 夫人 は 1695 年 から 1703 年 の 間 バスティーユ 牢獄 に 投獄 さ れ た 。 これ によって 観想 生活 は カトリック の 教義 に 反する 異端 の 疑い を もつ もの と みなさ れる よう に なり 、 以後 、 フランス 人 の 宗教 生活 は 大きな 打撃 を 受ける こと と なっ た 。  歴代 の フランス 王 は 、 自国 の 教会 の 管理 権 と 権益 を 自ら の 支配 下 に おこ う と 腐心 し 、 これ を 「 ガリカニスム （ フランス 教会 自立 主義 ） 」 と 称する が 、 他方 で は 、 それ と 並行 し て 伝統 的 な カトリック の 教義 を 保持 する こと に も 努め た 。 その 点 から いっ て ルイ 14 世 親政 下 で 権威 的 存在 と なっ た の は 上述 し た ジャック ＝ ベニーニュ・ボシュエ 神父 で あっ た 。 かれ は 、 宮廷 説教 家 に し て 国王 の 顧問 で あり 、 また 、 王権 神授 説 の 熱心 な 提唱 者 で あっ た 。 ボシュエ の 雄弁 な 説教 の 文体 は 、 初期 の フランス 文学 を 代表 する 典型 的 な 散文 で あり 、 フェヌロン 大司教 ら の 説教 家 とともに 、 この 時代 を カトリック 説教 史 における 重要 な 時代 を つくっ た 。 ジャンセニスム や キエティスム が 排斥 さ れ た の は 、 カトリック の 伝統 を 保持 する ため で あっ た が 、 キエティスム を 擁護 し た フェヌロン が その 職 を 追わ れ た の は 上述 し た とおり で ある 。  1682 年 、 ルイ 14 世 は 聖職 者 会議 に ボシュエ の 「 」 を 受諾 さ せ 、 教会 を 王権 の 支配 下 に おく こと に 成功 し た 。 これ は ガリカニスム の 現れ で あり 、 教会 会議 を ローマ 教皇 の 権威 の 上 において フランス の 教会 を ローマ から 独立 さ せる もの で あっ た 。 ルイ 14 世 は 、 「 レ ガール 」 （ 国王 特権 ） によって 国王 が 聖職 者 へ の 任命 権 を もつ こと を めざし た の で ある 。 しかし 、 教皇 インノケンティウス 11 世 は ただちに 「 四 箇条 」 の 無効 を 宣言 し 、 ルイ 14 世 に 厳しく 抗議 し た 。 約 15 年間 、 教皇 庁 は フランス 内 で の 世俗 権力 による 教会 支配 の 企て を 認め ず 、 国王 が 任命 し た 候補 者 を 司教 に 任命 し なかっ た ため 、 多く の 司教 座が 空位 と なっ た 。 ルイ 14 世 は 1516 年 の コンコルダート に 含ま れ ない 特権 へ の 権利 の 主張 について は 、 これ を 取り下げ ざる を 得 なく なっ た 。  王権 神授 説 は 、 王権 を はじめ と する 君主 権 と は 神 から 直接 授け られ た もの で あり 、 それ ゆえ 国民 は 臣民 として これ に 絶対 服従 する 義務 が ある という 教 説 で 、 17 世紀 以前 の ヨーロッパ で は 貴族 や 聖職 者 の 特権 も 強固 に 残り 、 国家 や 君主 の 権力 基盤 が 脆弱 だっ た ところ から 、 君主 の 側 によって 強く 求め られ 、 また 支持 さ れ て き た 政治 思想 で ある 。 ポリティーク の 思想家 で ある ジャン ・ ボダン の 主権 理論 の なか に その 萌芽 が 認め られ 、 17 世紀 初頭 の イギリス で は 、 ステュアート 朝 の ジェームズ 1 世 （ 詳細 後述 ） の 登場 とともに 市民 権 を 獲得 し た 。 国王 は 聖俗 両 権 を 神 によって 授け られ て いる という 思想 は 、 しかし 、 ローマ 教皇 庁 の 決して 認める ところ で は なかっ た 。 1632 年 に は 法服 貴族 の カルダン・ル・ブレ が 『 国王 の 主権 について 』 を 上梓 し 、 その なか で 王権 は 神 から 直接 授け られ た もの で 、 国王 は 他 の だれ の 同意 も 必要 と せ ず 、 自由 に 法 を 作り 、 解釈 し 、 廃棄 できる と 説い た 。 イングランド の ロバート・フィルマー は 、 清教徒 革命 前後 に 『 制限 王政 の 無 政府 状態 』 （ 1648 年 ） 、 『 絶対 王権 の 必要 』 （ 1648 年 ） 、 『 政府 起源 論 』 （ 1652 年 ） など を 著し 、 これ を 定式 化 し た 。 フィルマー の 主著 『 』 （ 1680 年 公刊 ） に は 、 『 旧約 聖書 』 を 根拠 と し 、 神 が 人類 の 祖先 で ある アダム に対して 家族 や 子孫 など を 支配 する 権利 を 授け た の で あり 、 その 権利 は 代々 の 家父 長 に 受け継が れ て 王権 に つらなる という 考え が 示さ れ て いる 。 王権 神授 説 の 大成 者 として 知ら れる ボシュエ は 、 その 著作 『 世界 史 叙説 』 （ 1685 年 ） において 、 「 神 は 国王 を 使者 と し て おり 、 国王 を通じて 人びと を 支配 し て いる 。 … … 国王 の 人格 は 神聖 で あり 、 彼 に さからう こと は 神 を 冒涜 する こと で ある 」 と 記し た 。  1603 年 3 月 、 エリザベス 1 世 死去 の 報 を 受け て スコットランド 王 ジェームズ 6 世 が イングランド 王 ジェームズ 1 世 として 即位 し 、 ステュアート 朝 を 開い た 。 これ により 、 イングランド と スコットランド は 、 別々 の 議会 を もち ながら も 同じ 国王 によって 統治 さ れる 同君 連合 と なっ た 。 新しい 国王 に対し 、 いち早く 行動 し た の は 、 イングランド 国教 会 から カトリック 的 要素 を 一掃 し 、 宗教 改革 を 徹底 しよ う と し た カルヴァン 派 の 人びと で あっ た 。 彼ら は イギリス において 「 ピューリタン （ 清教徒 ） 」 と 呼ば れ た 。 ピューリタン たち は 、 1603 年 4 月 、 戴冠 の ため エディンバラ から ロンドン に 向かう ジェームズ に対し 、 「 千 人 請願 」 という 書状 を 提出 し 、 いっそう 徹底 し た 教会 改革 を 進める よう 求め た 。 これ を 受け て 国王 は 翌 1604 年 1 月 、 ハンプトン ・ コート 宮殿 に 各 宗派 の 代表 を 集め 、   を 開い た 。 ところが 、 この 会議 で ジェームズ は 「 主教 なけれ ば 国王 なし 」 と 述べ て 、 先王 エリザベス から の 申し渡し 事項 で も ある 、 国教 会 体制 堅持 の 姿勢 を 示し た 。 1605 年 11 月 、 火薬 陰謀 事件 が 起こっ て いる 。 これ は 、 カトリック 教徒 が 議会 に 爆薬 を しかけ 、 両院 議員 と 国王 と を 一緒 に 爆殺 しよ う という 事件 で 、 未然 に 発覚 し た ものの 、 ジェームズ 1 世 の 姿勢 は ピューリタン のみ なら ず カトリック 教徒 から も 不満 が あっ た こと が わかる 。 ただし 、 この 事件 は むしろ 、 イングランド の 人びと が 従来 もっ て い た 反 カトリック 感情 を 刺激 する 結果 と なっ た 。 これ は 、 スペイン や フランス など の カトリック 強国 の 脅威 、 ローマ 教皇 や イエズス 会 など の 圧力 に対する 反感 など に 根差し た 歴史 的 な 感情 で あっ た 。 アルマダ の 撃退 や 同君 連合 の 成立 など により カトリック の 脅威 が 相対 的 に 減じる なか 、 ステュアート 朝 の 王権 は 現実 的 な 外交 関係 を 展開 し 、 近接 する 大国 で ある スペイン や フランス に対し 融和 的 に 振舞っ た こと が 、 かえって 議会 から の 非難 を 浴び た の で ある 。 国王 の 側 も 議会 から の 干渉 を 嫌い 、 その 招集 を 極力 回避 しよ う と し た 。 ヨーロッパ 大陸 が 三 十 年 戦争 の 戦乱 に 陥っ た 際 も イギリス は 参戦 に 消極 的 で あっ た が 、 その 背景 に は 戦費 調達 の ため に 議会 を 開会 する こと に 王 が 難色 を 示し た ため で ある 。 しかし 、 多く の イギリス 人 は この 戦争 を カトリック と プロテスタント の 戦争 と みなし 、 イギリス は プロテスタント 側 に 立っ て 戦う の を 期待 し た の で ある 。 国王 と 宮廷 は こうして 反 カトリック 意識 の 標的 と さ れ て いっ た 。 一方 、 ジェン トリ （ 「 郷 紳 」 、 地主 層 ） を 母体 と する 議会 の 庶民 院 は 、 王権 は 直接 神 の 権利 に 由来 する という 「 王権 神授 説 」 を 掲げ て 議会 を 軽視 し がち な 王 に対し 、 イングランド 固有 の 法体 系 で ある コモン・ロー を 根拠 として 抵抗 し た 。 加え て 国王 の 経済 政策 も 、 1620 年代 の 深刻 な 不況 に対して 抜本 的 な 対策 を おこなわ ず 、 むしろ 財政難 の ため に 諸々 の 独占 権 を 濫発 し て ジェン トリ や ヨーマン （ 独立 自営 農民 ） の 活動 を 妨げ た 。 彼ら は 議会 に 議席 を 有し て おり 、 その ため 、 議会 と 国王 は 対立 し た の で ある 。 なお 、 この ころ イギリス は オランダ や フランス とともに 北 アメリカ大陸 に 進出 し 、 ヴァージニア 植民 地 を 皮切り に 東部 で 植民 地 化 を 進め て いっ た 。 植民 地 最初 の 定住 集落 ジェームズ タウン は 国王 ジェームズ の 名 に ちなん で いる 。  ジェームズ 1 世 の 子 で 、 その後 を 継い だ チャールズ 1 世 も 議会 の 同意 なき 外交 や 課税 強化 を おこなう など 議会 軽視 の 姿勢 が みえ た ため 、 1628 年 、 議会 は 「 権利 請願 」 を 王 に 提出 し て 、 議会 の 承認 なく し て 課税 する こと や 国民 を 不法 に 逮捕 する こと は 今後 おこなわ ない と 約束 さ せ た 。 これ に対し 、 王 は 先代 同様 王権 神授 説 を 信奉 し て おり 、 翌 1629 年 に は 議会 を 解散 し て 反対 派 の 議員 を 投獄 し て 専制 政治 を つづけ た 。 当時 成長 し て い た ヨー マン や 中小 の 商工 業者 に は ピューリタン が 多く 、 チャールズ を 敵視 し た 。 チャールズ 1 世 は 、 フランス から カトリック の 王妃 アンリエッタ・マリア を むかえ 、 セント ・ ジェームズ 宮殿 内 に バロック 様式 の カトリック 礼拝 堂 を 建設 する など 親 カトリック 的 な 政策 を 進め 、 当時 、 カンタベリー 大 主教 に 登用 さ れ た ウィリアム ・ ロード は 国教 会 の 正統 性 を 「 使徒 継承 性 」 という 議論 によって 基礎 づける 改革 を 進める 過程 で ピューリタン を 弾圧 し た 。 ピューリタン は いっそう 国王 と 国教 会 に 反発 と 嫌悪 感 を 強め 、 国教 会 支持 に とどまっ て い た 人びと も 、 宮廷 の 官職 に あずかれ ない 人びと を 中心 に 、 国教 会 の 改変 に 反発 し 、 国王 に対して も カトリック 復活 を 意図 し て いる の で は ない か と 疑っ て ピューリタニズム に 接近 し た 。  1641 年 11 月 、 議会 は 国王 に 抗議 し て 「 議会 の 大 諫奏 」 を 発し た 。 1642 年 3 月 、 ロンドン を 離れ て 戦闘 準備 を 始め た 国王 に対して 、 議会 側 が 「 民兵 条例 」 を 採択 し て 軍事 権 を 握り 、 同年 6 月 、 議会 主権 を 主張 する 「 19 か条 提案 」 を チャールズ 1 世 に 提出 し た 。 国王 は 受諾 を 拒否 し 、 同年 8 月末 、 ノッティンガム において 挙兵 し た 。 こうして 、 国王 派 （ 騎士 党 ） と 議会 派 （ 円 頂 党 ） の あいだ に 内戦 （ イングランド 内戦 ） が 勃発 し た 。 当初 、 国王 軍 は 三 十 年 戦争 へ の 従軍 経験 を もつ 貴族 や 戦い の プロフェッショナル で ある 精強 な 騎兵隊 を かかえ 、 土着 性 の 強い アマチュア 集団 で ある 民兵 隊 に対し 優勢 に 戦い を 進め た が 、 議会 派 の オリヴァー・クロムウェル は 議会 軍 を 改革 ・ 再 編成 し 、 「 鉄騎 隊 」 を 指揮 し 、 1645 年 6 月 の ネイズビー の 戦い で 決定的 勝利 を 収め 、 翌年 6 月 、 内乱 は 終結 し た 。 1648 年 12 月 、 長期 議会 で は 国王 の 処遇 に 穏健 な 態度 を 示し た 長老 派 議員 が 追放 さ れ 独立 派 議員 だけ で 構成 さ れる ランプ 議会 が 開か れ 、 1649 年 初め に は 国王 を 裁く ため の 高等 裁判所 が 設置 さ れ た 。 同年 1 月末 、 チャールズ 1 世 は 「 専制 君主 、 反逆 者 、 殺人 者 、 国家 に対する 公 敵 」 の 罪 で 死刑 判決 を 受け 、 公衆 の 前 で 斬首 さ れ た 。 この 年 の 5 月 、 正式 に 共和 政 宣言 が 出さ れ 、 クロムウェル を 首班 と する イングランド 共和 国 と なっ た 。 この 一連 の 動き を 、 清教徒 革命 と いう 。  国王 の 処刑 は 当時 に あっ て は 宗教 的 に も 政治 的 に も 掟 に 反し て おり 、 国内外 に 大きな 衝撃 を 与え 、 スコットランド 議会 は これ に はげしく 反発 し て チャールズ の 息子 （ チャールズ 2 世 ） を 擁立 し た が 、 クロムウェル 軍 に 敗れ た 。 また 、 これ は 文化 的 変容 を も もたらし 、 それ まで 終末 における 「 キリスト の 再臨 」 の 願い は 、 衰退 する 歴史 における 断絶 と 把握 さ れ て き た もの が 、 いまや ピューリタン にとって は 「 真 の 教会 」 が 次第に 勝利 に 向かい 、 この 再臨 を 準備 し 、 進歩 の 思想 が 出現 し つつ ある と 観念 さ れ た 。 そして 、 この 進歩 は 自身 の 行動 に こそ かかっ て いる の だ と 考え られ た の で ある 。 革命 の あいだ なさ れ た 多く の 説教 の なか み が 以上 の よう な 趣旨 で あり 、 個人 の 自由 意志 によって 参加 する 形 で 多数 の プロテスタント 教会 が この 時期 に 組織 さ れ た 。 強い 選民 意識 を 有し て い た クロムウェル を もっ て し て も 宗教 的 統制 を 掌握 する こと は でき ず 、 この 時期 に は 「 神 の 王国 」 を 到来 を 待ち望む 、 いっそう 急進 的 な 教派 （ セクト ） が 出現 し た の で ある 。 この 時期 に 誕生 し た セクト は 、 共有 地 を 開墾 し て 共産 主義 的 コンミューン の 建設 を めざし た や 「 内 なる 光 」 を 重んずる 道徳 律 廃棄 派 の 、 「 見え ざる 教会 」 のみ が 真 の 教会 で あり 、 真理 は 聖書 や 信条 など で は なく 魂 に 直接 語りかける と 主張 し た クエーカー （ フレンド 派 ） など 多数 に およん だ 。  共和 政 成立 後 、 クロムウェル は 航海 法 を 制定 し て オランダ 船 を しめだし 、 カトリック 教徒 の 多い アイルランド へ 軍事 遠征 を おこない 、 これ を 征服 し て 植民 地 と し た 。 アイルランド で は 一般 住民 まで 巻き込ん で 虐殺 も 起こっ て いる 。 護国 卿 と なっ た クロムウェル の 独裁 は きびしく 、 ピューリタニズム に もとづく 厳格 な 統治 に 国民 は 不満 を もつ よう に なっ た 。 1658 年 9 月 、 クロムェル が 死去 する と 息子 の リチャード・クロムウェル が 父 の 跡 を 継い で 護国 卿 に 就任 し た が 、 混乱 状態 を 収拾 する こと が でき ず 、 翌年 5 月 に は 政権 を 投げ出し た こと により 共和 政 は 幕 を 閉じ た 。 1660 年 2 月 、 スコットランド 軍 司令 官 の ジョージ ・ マンク によって 長期 議会 が 再開 さ れ 、 大陸 に 亡命 し て い た チャールズ 2 世 を 国王 に 迎え た （ イングランド 王政 復古 ） 。  チャールズ 2 世 は カトリック に 傾斜 し ながら も 国教 会 体制 を 維持 し た が 、 王位 継承 者 で あっ た 王 弟 ヨーク 公 ジェームズ は カトリック 教徒 で あり 、 その 即位 をめぐって 即位 反対 派 （ 「 嫌悪 派 」 、 ホイッグ 党 ） と 即位 支持 派 （ 請願 派 、 トー リー 党 ） と に 議会 は 分裂 し た 。 結局 、 ジェームズ は 1685 年 、 ジェームズ 2 世 として 即位 し た 。 即位 後 、 ジェームズ 2 世 は 審査 法 に 適用 除外 の 設置 を 主張 し て カトリック 教徒 を 官職 に 登用 する 道 を 開き 、 オックスフォード大学 の カトリック 化 に 着手 する など 、 あからさま な カトリック 容認 政策 を 進め 、 議会 は これ に 危機 感 を いだい た 。 そして 、 1688 年 6 月 、 将来 カトリック として 育て られる で あろ う 王子 が 誕生 し た ため 、 これ を 機 に ホイッグ と トーリー は ジェームズ 2 世 排除 で 合意 し 、 王 の 娘 婿 で プロテスタント だっ た オランダ 総督 の オラニエ 公 ウィレム に 援軍 派遣 を 求め た 。 同年 11 月 、 イングランド に 上陸 し た ウィレム 軍 に 多く の イングランド 貴族 が 帰順 し 、 孤立 無援 と なっ た 王 は 秘か に フランス に 亡命 し た 。 翌 1689 年 2 月 、 ウィレム と その 妻 メアリー は 、 議会 が 提示 する 国民 の 権利 と 自由 を 確認 し た 「 権利 宣言 」 を 受け入れ 、 共同 統治 者 ウィリアム 3 世 および メアリー 2 世 として 即位 し た 。 これ を 、 流血 を ともなわ ず に 成就 し た 革命 で ある として 、 「 名誉 革命 」 と 呼ん で いる 。  議会 は この のち 89 年 5 月 に 「 （ 信教 自由 令 ） 」 、 12 月 に 「 権利 の 章典 」 を 成立 さ せ た 。 いずれ も 、 ピューリタン 革命 以来 の 国王 と 議会 の 対立 に 終止符 を 打ち 、 以後 100 年 にわたる 「 名誉 革命 体制 」 の 出発 点 と なっ た 。  権利 の 章典 は ウィリアム と メアリー の 夫妻 が 受け入れ た 「 権利 宣言 」 を 基礎 と し た もの で 、 これ によって イギリス で は 議会 主権 が 確立 し 、 以後 、 議会 王政 が 定着 し て いっ た 。 王位 継承 について は カトリック の 君主 または カトリック を 配偶 者 と する 者 を 王位 継承 者 から 排除 する という 明確 な 方針 が 打ち出さ れ た 。 これ は 、 「 教皇 絶対 主義 」 と 「 専制 的 権力 」 が 結びつい て いる と 考え られ た ため で あり 、 ここ で は 政治 と 宗教 が 密接 に かかわっ て いる 点 に こそ むしろ 一定 程度 の 人間 的 自律 が 成立 し うる と 考え られ た 。 王位 継承 者 に 特定 宗教 を 受け入れる よう 求める の は 、 議会 によって 代表 さ れる ところ の 国民 で あっ て 、 国王 が それ を 求める の で は ない こと が 強調 さ れ た 。 逆説 的 で は ある が 、 そこ において 部分 的 に で は ある が 多元 主義 と 信教 の 自由 、 世俗 主義 が 成り立っ て いる と みる こと が 可能 と なる 。 これ により 、 王位 請求 者 と なっ た カトリック の ジェームズ ・ フランシス ・ エドワード ・ ステュアート が 1701 年 の 改宗 拒否 によって 即位 でき ず 、 結果 として 、 1714 年 に ステュアート 朝 が 断絶 し て ハノーヴァー 朝 へ の 交代 を もたらす こと と なっ た 。  寛容 法 （ 信教 自由 令 ） で は 、 国王 に 忠誠 を 誓い さえ すれ ば 、 ピューリタン 系 の 非 国教 徒 も 信仰 を 認め られ 、 どの よう な かたち で あれ 宗教 的 罰則 を 適用 さ せ ない こと が 宣言 さ れ た 。 ただし 、 すべて の 非 国教 徒 が 寛容 の 対象 と なる の で は なく 、 カトリック と 無神 論 者 は 例外 と さ れ た 。 また 、 寛容 の 対象 と なっ た ピューリタン で あっ て も 、 審査 法 等 の 法令 は 効力 を 失っ て は い なかっ た ので 基本 的 に は 公職 に 就く こと が でき なかっ た 。 公職 を 得る に は 一 年 に 一 度 聖餐 式 を おこない 、 ローマ 教皇 に対する 忠誠 拒否 を おこなわ なけれ ば なら なかっ た 。 イギリス で は 結局 、 国教 会 中心 の 体制 が 依然として 維持 さ れ た の で ある 。  ドイツ ないし 神聖 ローマ帝国 域 における オーストリア の 存在 感 に対し 、 ブランデンブルク は 「 帝国 の 砂 箱 」 と 呼ば れる よう な 地味 も 資源 も 乏しい 辺境 に すぎ なかっ た が 、 17 世紀 初頭 に ライン 川 流域 の クレーヴェ と マルク 伯 領 を 、 東方 で は ポーランド 王 の 宗主 権 下 に ある プロイセン 公国 を 継承 し （ ブランデンブルク ＝ プロイセン ） 、 上述 の よう に ヴェストファーレン 条約 によって ミンデン など を 獲得 し た 結果 、 支配 領域 が 東西 に 拡大 し て ザクセン 選 帝 侯 領 と ならぶ 雄 邦 へ と 成長 し た 。 と は いえ 、 それ も 同君 連合 として で あり 、 オーストリア の 圧倒的 な 国力 と は 比べる べく も なかっ た 。 その間 、 ヨーハン・ジギスムント 選 帝 侯 は 1613 年 まで に 政治 的 理由 から カルヴァン 派 に 改宗 し て いる 。  17 世紀 後半 において 、 三 十 年 戦争 後 の 経済 再建 は ドイツ 諸 邦 にとって は 焦眉 の 課題 で あり 、 中小 領 邦 の 分裂 する 状況 で は なかなか 進ま なかっ た 。 とくに 国内 関税 は 自由 な 通商 を 妨げる 大きな 障害 と なっ た 。 比較的 大きな 領 邦 国家 や 地理 的 に 有利 な 都市 は 経済 再建 に 向け て 行動 し た が 、 新興 の ブランデンブルク ＝ プロイセン は なかでも 特に 精力 的 に 取り組ん だ 。 1671 年 、 ブランデンブルク ＝ プロイセン の 君主 フリードリヒ・ヴィルヘルム （ 「 大 選 帝 侯 」 ） は オーストリア から 追放 さ れ た 富裕 な ユダヤ 人 家族 に 定住 許可 を 与え 、 保護 状 を 付与 し た 。 一方 で オランダ 人 や フランス 人 など 外国 人 の 入植 政策 を 積極 的 に 進め 、 とくに フランス で 1685 年 に ナント の 勅 令 が 廃止 さ れる と 、 ただちに ポツダム 勅 令 を 発し て ユグノー （ カルヴァン 派 ） を 「 改革 派 宗教 に 心 寄せる 同胞 」 と 称し て 受け入れ を 宣言 し 、 当時 1 万 人 弱 の ベルリン だけ でも 約 6000 人 の ユグノー を 招き入れ た 。 人口 増殖 政策 に 加え て 、 オランダ 人 や ユグノー の 商工 業者 の 指導 の もと で の 産業 の 復活 を めざし た の で ある 。 これ は 、 ルイ 14 世 の 宗教 政策 を 批判 する もの で あり 、 今 まで ルイ 14 世 から の 報奨 金 と 引き換え に 実施 し て い た 親 仏 政策 は 破棄 さ れ 、 オランダ の オラニエ 公 ウィレム 3 世 と の 軍事 同盟 締結 という 政策 転換 に つながっ た 。 この カルヴァン 派 同盟 に は ドイツ や スカンジナヴィア の プロテスタント 諸侯 も 加わっ て 反 ルイ 14 世 陣営 が 形成 さ れ 、 のち に は これ に 神聖 ローマ 皇帝 や スペイン 国王 さえ 加わる こと が あっ た 。  プロイセン が 権力 国家 として 変貌 を 遂げ た の は 、 三 十 年 戦争 後 の 約 100 年 で あり 、 それ は ほとんど 「 大 選 帝 侯 」 フリードリヒ ・ ヴィルヘルム と その 孫 の プロイセン 王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 1 世 （ 「 軍人 王 」 ） の 2 人 に よっ て いる 。 その 出発 点 と なる の が 常備 軍 の 創設 （ 軍隊 の 国有 化 ） で あっ た 。 常備 軍 は 、 ヴェストファーレン 条約 と 1653 年 ・ 1654 年 開催 の レーゲンスブルク 帝国 議会 の 規定 によって 法的 に は 基礎 づけ られ た が 、 ブランデンブルク ＝ プロイセン の 場合 は 、 バルト海 の 覇権 をめぐって スウェーデン と ポーランド が 争っ た 北方 戦争 （ 1650 年 - 1661 年 ） へ の 対応 が その 契機 と なっ た 。 フリードリヒ・ヴィルヘルム は この 戦争 で スウェーデン 側 に 立ち 、 プロイセン の ポーランド 宗主 権 から の 解放 を めざし て 戦っ た 。 これ について は ホーエンツォレルン 家 支配 下 の 各地 の 領 邦 等 族 は 他 地域 で の 戦争 の ため の 兵 の 動員 に 強く 反対 し た が 、 フリードリヒ・ヴィルヘルム は これ を 押し切り 、 さらに 戦争 が 終結 し た のち も 動員 さ れ た 軍隊 を 解散 さ せ ず に 常備 化 する 方針 を 打ち立て た の で ある 。 これ に対して も 、 領 邦 等 族 と の 激しい 対立 が 生じ た が 、 これ を 制し 、 その 過程 で いっそう 君 主権 を 強化 さ せ て いっ た 。 合わせ て 税制 や 官僚 制 の 整備 拡充 や 、 重 商 主義 政策 など を 連鎖 的 に 進め た が 、 その 際 、 模範 と し た の は フランス 絶対 王政 で あっ た 。 上記 の 宗教 的 寛容 や 外国 人 移植 政策 は 、 新興 プロイセン の 重 商 主義 政策 とも 深い 関連 を 有し て い た 。  1657 年 の オリヴァ 条約 で プロイセン 公国 は ポーランド の 宗主 権 から 脱し 、 1701 年 、 フリードリヒ・ヴィルヘルム の 子 フリードリヒ 3 世 は 、 神聖 ローマ 皇帝 から スペイン 継承 戦争 に 参戦 する こと を 条件 に 「 プロイセン の 王 」 を 称する こと が 許さ れ た 。 これ により 、 公国 は プロイセン 王国 に 昇格 し 、 プロイセン 公 フリードリヒ 3 世 は 初代 プロイセン 王 フリードリヒ 1 世 と なっ た 。  イングランド で の 政治 的 迫害 を 逃れ て 新大陸 に 渡っ た ピューリタン たち は 、 北米 の 地 に 信教 の 自由 を 開花 さ せる こと と なっ た が 、 移住 当初 は 、 ヴァージニア 植民 地 や ニューイングランド 各地 で 国教 化 の 試み や 不 寛容 政策 が なさ れ た 。 同時に 、 それ に 強く 抵抗 し 、 反対 する 動き も 各地 で み られ た 。  ジェームズ タウン が 南部 の ヴァージニア に 創設 さ れ た 頃 、 ロンドン 近郊 の 寒村 から 、 新 王 ジェームズ の 宗教 政策 に 失望 し た 少数 の 清教徒 が 低地 地方 へ と 移住 し た が 、 そこ も 安住 の 土地 で は なく 、 1620 年 、 メイフラワー 号 に 乗っ て 新大陸 に 旅立っ た 。 ヴァージニア の はるか 北方 に プリマス 植民 地 を つくっ た 彼ら は 、 信教 の 自由 を 求め て 移住 を 繰り返し た こと から 自ら を 巡礼 者 に なぞらえ た 。 これ が 、 今日 称する ところ の 「 ピルグリム・ファーザーズ （ 巡礼 父祖 ） 」 で ある が 、 実 の ところ 、 この 集団 （ 約 100 名 ） の なか に 女性 が 含ま れ て い た 点 が それ まで と は 違っ て い た 。 家族 単位 の 移住 と 入植 、 この 集団 の 歴史 的 な 新し さ は むしろ そこ に あっ た の で ある 。  ニューイングランド において 、 プリマス より も はるか に 規模 が 大きく 、 やがて それ を 吸収 合併 する こと に なる の が マサチューセッツ 湾 植民 地 で ある 。 1630 年 、 カンタベリー 大 主教 ウィリアム ・ ロード によって 清教徒 迫害 が 始まる と 、 ここ に は 建設 最初 の 年 に 1 , 000 人 以上 、 以後 10 年 あまり で 約 2 万 人 の 移住 者 が 入植 し た 。 ここ でも 移住 者 の 4 分の 1 は 女性 で あっ た 。 マサチューセッツ の 植民 地 で 中心 と なっ た の は 、 ピューリタン の なか でも イングランド 国教 会 から 分離 せ ず に 、 みずから キリスト教 信仰 の 模範 と なるべく 行動 し た 「 非 分離 派 」 で あり 、 その 指導 者 は 本国 で 治安 判事 の 経験 を もつ ジョン ・ ウィンスロップ で あっ た 。 ウィンスロップ が 1630 年 の 航海 に際して 語っ た 説教 『 キリスト 教 的 慈愛 の ひな 形 』 は 、 アメリカ 史 や アメリカ 文学 の 古典 中 の 古典 として 知ら れ 、 そこ に は 神 の 選民 の 砦 を 指す 「 丘 の 上の町 」 という 聖書 的 な 暗喩 を 用い た 強い 使命 感 が 述べ られ て いる 。 この 使命 感 に は 現代 の アメリカ 国家 の 自己 理解 に 通じる もの が あり 、 また 、 その 理念 先行 型 の 国柄 の 一端 を 示し て いる 。  マサチューセッツ の 非 分離 派 は しかし 、 回心 の 経験 を 有する 信徒 の 連帯 を 重んじ て 会衆 派 の 教会 を つくり 、 自由 民 の 資格 も その 教 会員 に 限っ て 、 宗教 上 の 目的 を 有する 非 寛容 的 な 神政 政治 を おこなっ た 。 これ に対し 、 分離 派 に 属する バプテスト 教会 の 牧師 で 、 1631 年 に ケンブリッジ から 移住 し た ロジャー ・ ウィリアムズ は イギリス 国教 会 から 分離 しよ う と し ない 会衆 派 を 批判 し 、 宗教 的 寛容 の 思想 を 説き （ 詳細 後述 ） 、 また 、 植民 地 政庁 が 先住民 （ ネイティブ ・ アメリカン ） から 土地 を 購入 し て い ない こと に も 疑義 を 呈し 、 土地 の 譲渡 権 は 国王 に で は なく 先住民 に ある と 主張 し た 。 一方 、 1634 年 に 移住 し た バプテスト で 、 を 師 と 仰ぐ アン・ハッチンソン は 反 律 法 主義 を 掲げ て カルヴァン の 予定 説 を 極限 まで 徹底 さ せ 、 会衆 派 の 教義 に 挑戦 し た （ アンティノミアン 論争 ） 。 1637 年 、 植民 地 の 指導 者 は ハッチンソン 夫人 を 総会 に 召還 し て 審問 し 、 ウィンスロップ 総督 は 彼女 に対し 植民 地 から の 追放 処分 の 決定 を くだし た 。 また 、 ウィリアムズ や ハッチンソン 女史 以上 に マサチューセッツ で いっそう 厳しい 弾圧 を 受け た の が 、 クエーカー （ フレンド 派 ） の 人びと で あり 、 1650 年代 後半 から 1660 年代 初頭 にかけて は 4 名 の クエーカー 教徒 が 絞首刑 に 処せ られ た 。  ロジャー ・ ウィリアムズ は 、 1636 年 、 マサチューセッツ 湾 植民 地 から 宗教 的 迫害 を 受け て 逃げ て き た 仲間 たち とともに 、 政教 分離 原則 に もとづく ロードアイランド 植民 地 を 設立 し 、 その 本拠地 を 「 プロビデンス （ 神 の 摂理 ） 」 と 名づけ た 。 そこ は 、 先住民 ナラガンセット 族 の 首長 カノニカス から 贈与 さ れ た 土地 で あっ た 。 ここ で ウィリアムズ は ユダヤ 教徒 も 対象 に 含め た 信教 の 自由 を 実現 す べく 、 1644 年 、 本国 政府 から 特許 状 を 取得 し て 、 北米 植民 地 において はじめて 信仰 の 自由 と 政教 分離 を 保障 する 自治領 植民 地 を 建設 し た 。 そこ で は 、 「 公共 の 事項 」 における 多数決 原則 と 「 良心 の 自由 」 を 定め た 憲法 が 制定 さ れ 、 また 、 聖職 者 に対する 公的 資金 を 援助 する こと なく 、 教会 と 国家 が 分離 さ れ た 。 一方 の アン・ハッチンソン は 先住民 より アクィドネック 島 （ ロード 島 ） を 購入 し 、 夫 の ウィリアム・ハッチンソン 、 仲間 の 、 ら とともに 現在 の ロードアイランド 州 ポーツマス に 入植 し た 。  1636 年 に 建設 さ れ た コネチカット 植民 地 で は 、 政教 分離 を 主張 し て ボストン の 長老 と 衝突 し て 追放 さ れ た ピューリタン の 牧師 が ハート フォード の 町 を 建設 し た 。 コネチカット で は 、 1639 年 、 フッ カー の 思想 を 反映 し て 、 被 統治 者 の 同意 を 原則 と する 民主 的 な 基本 法 が 定め られ た 。 なお 、 コネチカット 植民 地 は イングランド 王政 復古 後 の 1662 年 に 国王 チャールズ 2 世 から 特許 状 を 与え られ 、 同年 、 ニューヘイブン 植民 地 を 併合 し て 自治領 植民 地 として 発展 し た 。  ニューイングランド の ピューリタン 植民 地 で は 、 各 の 中心 部 に ミィーティングハウス （ 集会 所 ） が 設け られ 、 安息日 ごと に 集まっ て 礼拝 が おこなわ れる こと が 一般 的 で あり 、 これ を 「 タウン ミーティング 」 と 称し た が 、 そこ で は 典礼 を 重視 する カトリック や 国教 会 と は 対照 的 に 、 説教 が きわめて 重視 さ れ た 。 カルヴァン 派 で は 、 説教 によって 聴衆 を 「 真 の 宗教 」 へ と 導く こと が 目標 と さ れ た から で あり 、 この こと は 植民 地 の 文化 形成 に も 大きく 作用 し た 。 上述 の ウィンスロップ や ジョン ・ コットン は 優れ た 説教 の 語り手 として 知ら れ て いる 。 しかし 、 タウン ・ システム の 閉鎖 性 は 、 上述 し た よう に 宗教 上 ・ 政治 上 の 意見 の 対立 を 追放 という かたち で 隔離 する こと によって 正面 衝突 を 回避 する 一方 、 急速 に 流入 し た 多数 の 移住 者 を 周辺 の 未 定住 地 に 集団 的 に 押し流す もの で あり 、 他方 で は 、 1637 年 の ピクォート 戦争 において 、 「 サタン の 手先 」 として 先住民 ピクォート 族 が 「 掃討 」 さ れ た よう に 、 ある 種 の 暴力 性 を はらむ もの でも あっ た 。  自ら の 信仰 にとって 理想 の 地 を 求め て 移住 し た ピューリタン たち が 他 の 教派 に対して 非 寛容 な 共同 体 を 建設 する こと も 少なく なかっ た 。 タウン ・ システム が 直接 民主 制 的 で あっ た こと は 事実 で ある が 、 それ は 権利 と いう より も 義務 的 要素 の 強い もの で あっ た 。 ニューイングランド で は 、 1689 年 以前 に も 103 人 もの 、 主として 中年 女性 が 「 魔女 」 として 処刑 さ れ て いる が 、 1692 年 の 「 セイ ラム 魔女 裁判 」 は この よう な 非 寛容 性 を 示す 典型 例 で ある 。 当時 の マサチューセッツ 州 セイ ラム （ 現在 の ダンバース ） は 厳しい 禁欲 を 強いる ピューリタン 社会 で あり 、 そこ で は 1692 年 3 月 以降 、 継続 的 に 裁判 が 開か れ 、 200 名 近い 住民 が 魔女 として 告発 さ れ 、 数 人 の 男性 を 含む 20 名 前後 が 処刑 、 1 名 が 拷問 中 に 圧死 、 5 名 が 獄死 し て いる 。 この 魔女 狩り は ちょうど マサチューセッツ 湾 植民 地 の 王 領 化 の 時期 と 重なっ て おり 、 それ に ともなう 住民 の 不安 と 共鳴 する 現象 で あっ た と も 指摘 さ れ て いる 。  クエーカー （ フレンド 派 ） は 、 既存 の 教会 や 聖職 者 の 権威 を 認め なかっ た ところ から イギリス 本国 で 非 国教 徒 として 厳しい 弾圧 を 受け た 。 また 、 その 教義 の うち に 、 平信 徒 が 「 内 なる 光 」 を通じて 神 と 交信 し 、 神 の 導き を 受ける という 教理 を 含ん で い た ため に 、 ピューリタン （ カルヴァン 派 ） の 厳格 な 教義 と は 相いれ ず 、 マサチューセッツ で も ニュー アムステルダム （ 現在 の ニューヨーク ） で も 迫害 を 受け た 。 クエーカー の ウィリアム ・ ペン は 1681 年 、 領主 植民 地 で ある ペンシルヴェニア 植民 地 を 建設 し 、 その 憲章 （ ペンシルヴェニア 憲章 ） で は 信教 の 自由 が 保障 さ れ た 。 さらに 、 陪審 員 制 の 裁判 や 代議 制 政府 の 設立 、 本国 イギリス 並 の 市民 的 諸 権利 の 保障 など を 約束 し た 。  非 国教 徒 で ある ペン が 、 国王 チャールズ 2 世 から ペンシルヴェニア の 領主 に なる こと を 認め られ た の に は 、 いささか 特殊 な 事情 が からん で い た 。 チャールズ 2 世 が イングランド 海軍 の 提督 で あっ た ペン の 父 （ ウィリアム ） に 多額 の 借金 を し て おり 、 さらに ペン の 父 は チャールズ 2 世 に 忠実 で 、 王政 復古 に際して も 大きな 功績 が あっ た ため で ある 。 ペン 自身 も 国王 と は 個人 的 に 親しく 、 ペンシルヴェニア の 地 も 王 弟 ヨーク 公 ジェームズ （ のち の ジェームズ 2 世 ） より 下賜 さ れ た 地 で あっ た （ ヨーク 公 を 領主 と する 植民 地 は ニューヨーク 植民 地 と なっ た ） 。  ウィリアム ・ ペン は 、 この 植民 地 を クウェーカー 派 に かぎら ず 、 宗教 的 迫害 に 苦しむ 人びと を 教派 の いかん に よら ず 受け入れる 姿勢 を 示し た 。 また 、 イギリス 、 オランダ 、 ラインラント の 各地 を 訪れ て 植民 者 を 募集 し た ので 、 ペンシルヴェニア に は 、 デラウェア 川 流域 に い た オランダ 人 、 スウェーデン 人 、 フィンランド 人 が 移り住み 、 ヨーロッパ から も 、 イングランド 、 ウェールズ 、 アイルランド から の クエーカー に 加え て ドイツ の 敬虔 派 や フランス の ユグノー 、 スイス の 再 洗礼 派 など 様々 な 信仰 を もっ た 多様 な 人々 が 集まり 、 ペン の 掲げ た 宗教 的 寛容 は 事実 として 根付い た 。 先住民 に対して も 配慮 し 、 植民 者 たち は 先住民 の 土地 所有 権 を 尊重 する こと が 義務づけ られ て おり 、 彼ら から 土地 を 購入 する こと なし に は 誰 も 定住 でき なかっ た 。 また 、 兵役 を 拒否 する ペン の 勧め で 、 メリーランド 、 ヴァージニア 、 ノースカロライナ など の 地域 から 、 ショーニー 族 、 マイアミ 族 など ネイティブ ・ アメリカン も 移住 し た 。  植民 地 議会 は やがて 次第に 自律 的 な 力 を もつ よう に なり 、 総督 や 領主 の 権威 を 脅かし 、 ついに は ペン 家 の ペンシルヴェニア における 影響 力 を 排除 する に 至っ た が 、 その 一方 で 「 神 の 前 の 平等 」 の 理念 と 共和 主義 は 多く の 人びと を 引きつけ 、 商 工業 の 発展 を もたらし 、 その 中心 都市 フィラデルフィア は 独立 前 の 13 植民 地 における 政治 ・ 経済 の 一大 中心 地 として 栄え た 。  17 世紀 の ヨーロッパ で は 、 寛容 思想 が 各地 で 実現 へ と 向かい 、 トランシルヴァニア や オランダ で は 制限 付き ながら 宗教 的 寛容 が 実現 し 、 イギリス で も 国王 へ の 忠誠 を 誓い 、 ローマ 教皇 に は 従わ ない と 宣誓 する 限り において 非 国教 徒 も 寛容 の 対象 と なっ た 。 「 啓蒙 の 世紀 」 「 理性 の 時代 」 と 呼ば れる 18 世紀 に は 多く の 思想家 が あらわれ 、 啓蒙 思想 、 寛容 思想 を はじめ 、 政教 分離 の 土台 と なる よう な 思想 を 展開 し 、 アメリカ 憲法 修正 条項 や フランス 革命 に 受け継が れ た 。  近代 科学 と 近代 哲学 が 興起 し て 以来 、 啓蒙 主義 の 思潮 が 全 ヨーロッパ 的 に 拡大 し て いっ た が 、 啓蒙 主義 者 たち は 概して 自身 を 、 自身 の 教派 や 民族 ・ 言語 上 の 差異 や 帰属 国家 を 超え た 存在 、 すなわち コスモポリタン で ある と みなし 、 想像 上 の 共同 体 で ある 「 文芸 共和 国 （ レピュブリック・デ・レトル ） 」 の 一員 で ある と 信じ て い た 。 かれ ら の 権威 は 現実 の 社会 的 身分 より も 学問 的 貢献 や 識見 の 高 さ によって 判断 さ れ た ので 、 当時 の メディア を さかん に 利用 し て 自身 の 見解 や 議論 を 活発 に 発信 し た 。 とくに 17 世紀 後半 から 18 世紀 前半 にかけて その 役割 を に なっ た の は 、 オランダ 共和 国 を 起点 として 全 ヨーロッパ に 広がっ た 通信 ・ 定期 刊行 物 ・ 書籍 の ネットワーク 網 で あっ た 。 オランダ が 一大 中心 と なっ た の は 、 上述 の とおり 宗教 的 多元 性 と 宗教 的 寛容 という 条件 が 存在 し て い た ため で ある が 、 1680 年代 の プロテスタント 迫害 が もたらし た 「 ユグノー・ディアスポラ 」 の 結果 でも あっ た 。  18 世紀 中葉 に は 、 ヨーロッパ の 出版 界 は いっそう 多 極 的 と なり 、 オランダ の 影響 力 は 相対 的 に 低下 し た 。 啓蒙 主義 の 旺盛 な 知識 探究 の 精神 は 、 新大陸 や アジア から もたらさ れ た 情報 に も 向け られ 、 ヨーロッパ 諸 都市 を 網 の 目 の よう に 結ぶ サロン や クラブ 、 コーヒー ハウス 、 アカデミー 、 ルナー 協会 を はじめ と する 公益 協会 、 フリーメイソン の 会所 （ ロッジ ） など を とおし て 、 公共 圏 を 拡大 さ せ て いっ た 。  科学 における 聖俗 改革 は 、 17 世紀 以降 着実 に 進展 し て いく 。 いわゆる 「 近代 科学 」 は 、 ニコラウス・コペルニクス の 地動説 の 提唱 後 、 天文学 分野 における ドイツ の ヨハネス・ケプラー 、 イタリア の ガリ レオ ・ ガリ レイ 、 解剖 学 における イングランド の ウイリアム・ハーヴェイ 、 アイルランド 出身 の 化学 者 ロバート ・ ボイル 、 物理 学 分野 における オランダ の クリスティアーン・ホイヘンス 、 イギリス の アイザック ・ ニュートン ら の 研究 によって 成立 し た 。 実験 と 理論 の 両面 における ロバート ・ フック の 貢献 も 大きかっ た 。 こうした 動き は 、 「 科学 革命 」 と 称さ れる 。 ガリ レイ の 宗教 裁判 で の エピソード は 、 しばしば キリスト 教 が 科学 の 発展 を 阻害 する 元凶 で ある という 文脈 で 語ら れる こと も 多い が 、 これ は 必ずしも 正確 で は なく 、 17 世紀 における 科学 的 発見 や 進歩 は むしろ キリスト 教 的 な 世界 観 ・ 自然 観 から 現れ て き た もの と みなす こと が できる 。 ケプラー の 三 法則 の 発見 は 神 の もたらし た 調和 的 秩序 を 確信 する ところ から 生まれ て き た もの で あっ た し 、 ニュートン の 万有引力 の 発見 も また 地上 ・ 天体 の 双方 の 運動 を 統合 的 に とらえる 視点 、 宇宙 を 神 の 被 造物 と とらえる 観点 から 生まれ て き た の で ある 。 教義 と 学説 の 対立 が あっ た として も 、 宗教 そのもの が 否定 さ れ た わけ で は なく 、 宗教 者 と 科学 者 が 対立 し た わけ で は ない 。  と は いえ 、 科学 の 進展 に ともない 、 17 世紀 から 18 世紀 にかけて は 、 科学 史家 村上 陽一郎 が 指摘 する ところ の 「 真理 の 聖俗 革命 」 と 称さ れる べき 現象 が 進行 する 。 すなわち 、 真理 の 相対 化 と 知識 の 世俗 化 で ある 。 自然 を 神 の 本質 の 必然 的 な 表現 と み て 自然 の 営み の 必然 性 を 追究 し 、 それ を 神 なら ぬ 人間 が 発見 し て いく と 、 逆説 的 で は ある が 、 自然 から 神 の 存在 を 棚上げ する こと に つながる 。 ルネ・デカルト ら の 合理 主義 哲学 における 「 機械 論 的 自然 観 」 も キリスト教 的 な 自然 観 に 内在 し て おり 、 そこ から の 必然 的 な 帰結 と も いえる の で あっ た 。 そして 、 その 場合 の 神 と は 、 聖書 に 記さ れ た 神 で は なく 、 理 神 論 的 な 神 で あっ た 。  実験 ・ 観察 の 重視 は 哲学 の 刷新 を もたらし た 。 イングランド の フランシス ・ ベーコン は 世俗 的 な 知識 を 重視 し 、 『 ノヴム・オルガヌム 』 において 「 知識 は 力 なり 」 と 唱え て 、 スコラ哲学 において 特徴 的 な 演繹 法 と あらゆる 偏見 や 先入観 （ 「 4 つ の イドラ 」 ） を 排し 、 自然 に対する 真摯 な 観測 を 出発 点 と する 帰納 法 を 方法 論 と する 経験 論 哲学 を 創始 し た 。 これ は 、 科学 革命 の 進展 と 軌を一に する 思想 上 の 大 転換 で あっ た 。 イングランド の トマス・ホッブズ や ジョン ・ ロック 、 アイルランド の ジョージ ・ バークリー 、 スコットランド の デイヴィッド・ヒューム 、 フランス の エティエンヌ・ボノ・ドゥ・コンディヤック ら は 、 経験 論 に つらなる 哲学 者 で ある 。  フランス の ルネ・デカルト は 、 すべて の もの を いったん 疑い 、 疑い の 余地 の ある もの は すべて 排除 する という 「 方法 的 懐疑 」 を 哲学 の 革新 の 出発 点 に 置き 、 「 我 思う 、 ゆえに 我 あり 」 という 命題 に たどりつい た 。 この 命題 は 、 スコラ哲学 など の 「 信仰 」 による 真理 の 獲得 で は なく 、 人間 の 持つ 「 自然 の 光 （ 理性 ） 」 を 用い て 真理 を 探求 し て いこ う と する ところ から 得 られ た もの で 、 デカルト は これ を 哲学 の 第 一 原理 と し た の で あっ た 。 デカルト は 、 アリストテレス 的 な 目的 論 的 自然 観 に対し 、 ニュートン によって 切り開か れ た 力学 的 な 自然 観 を 代置 し 、 すべて の 伝統 と 権威 を 否定 し た うえ で 人間 理性 のみ を 信頼 す べき もの と し 、 これ を 真理 探究 の 究極 的 な 手段 で ある と 唱え て 、 ヨーロッパ 近代 思想 に 多大 な 影響 を およぼし た 。 オランダ の バールーフ・デ・スピノザ 、 「 モナド 論 」 を 唱え た ドイツ の ゴットフリート・ライプニッツ ら は 、 デカルト に つらなる 合理 主義 哲学 （ 大陸 合理 論 ） の 哲学 者 として 知ら れる 。  「 神 の 存在 証明 」 を 試み た デカルト は 、 宗教 的 に は 理 神 論 の 立場 に 立っ て い た が 、 これ に対して は ブレーズ・パスカル から の 批判 が ある 。 数学 ・ 自然 科学 の 分野 で も 大きな 足跡 を のこし た パスカル は 、 『 パンセ 』 の なか で 「 デカルト を 赦す こと は でき ない 。 彼 は その 哲学 体系 の なか で 、 できれ ば 神 なし で すませ たい と 考え た はず だ 」 と 述べ て いる 。 彼 は 、 カトリック の 立場 に 立つ 神学 者 で も あり 、 宗教 的 に は ジャンセニスム の 立場 に 立っ て い た 。 フランス において ミシェル ・ ド・モンテーニュ や パスカル の 思想 的 立場 は 「 モラリスト 」 と 総称 さ れる 。  近世 ヨーロッパ で は 宗教 改革 によって 教会 の 多元 化 が 進行 し 、 相次ぐ 宗教 戦争 へ の 反省 の なか から 、 寛容 の 思想 が 広がっ て いっ た 。 「 国際 法 の 父 」 と 称さ れ た フーゴー・グローティウス は 、 人類 最初 の 契約 なる もの の 存在 を 想定 し 、 その 契約 によって 人間 は 自然 状態 を 放棄 し た もの と みなし た 。 グローティウス に よれ ば 、 自然 権 は まず もっ て 人間 の もつ 社会 性 に 由来 し 、 「 たとえ 神 が 存在 し なく て も 」 自然 権 は 価値 を 有し て いる と 唱え た 。 彼 の こうした 考え は 、 ヴェストファーレン 条約 調印 に 向け て 大きな 影響 力 を もっ た 。  清教徒 革命 期 に フランス に 亡命 し た イングランド の トマス・ホッブズ は 機械 論 的 世界 観 の 先駆 的 哲学 者 の 一 人 で あり 、 人工 的 国家 論 と 社会 契約 説 を 唱え た 。 ホッブズ に よれ ば 、 人間 は 自然 状態 に あっ て は 利己 心 と 自己 防衛 の 本能 から 「 万 人 の 万 人 に対する 闘争 」 と いう べき 戦争 状態 に 陥り 、 そこ における 相互 の 恐怖 心 から 免れる ため に 、 人為 的 で は ある が 制限 さ れる こと の ない 権力 を 君主 に あたえ た 。 主著 『 リヴァイアサン 』 に 示さ れ た この 思想 は 、 結果 的 に 絶対 主義 を 擁護 する こと に つながっ た が 、 「 人間 の 生存 」 は すべて の 義務 に 先行 する 自然 権 で ある と 説い て 王権 神授 説 を 明確 に 否定 し 、 ロック や ルソー に つらなる 社会 契約 説 の 嚆矢 として 大きな 意味 を もっ て いる 。 キリスト 教 の 分裂 と その 結果 として 生じ た 多様 な 意見 は 、 世俗 権力 と 宗教 権力 の 分裂 に 終止符 を 打っ た の で ある 。  オランダ の バールーフ・デ・スピノザ は 、 「 思想 の 自由 」 を 称賛 し 、 自著 『 』 において 、 「 宗教 的 信仰 実践 と 敬虔 さ の 外的 形状 は 、 平和 と 国家 の 有用 性 — に 基づき 定め られる 」 と 主張 し た 。 同書 で は また 、 聖書 が 歴史 的 に 成立 し た 文書 で ある 以上 、 その 解釈 も 歴史 的 に なさ れる べき で ある という 考え に もとづい て 聖書 解釈 を おこない 、 近代 聖書 学 の 成立 に 道 を ひらい た 。 ユダヤ 人 共同 体 から 追放 さ れ た 彼 で あっ た が 、 無神 論 者 の 疑い を かけ られ ながら も 思索 を 続け られ た の も オランダ ならでは の こと で あっ た 。 ただし 、 『 神学 ・ 政治 論 』 は 1670 年 に 禁書 処分 に さ れ 、 主著 『 エチカ 』 も 生前 は 出版 さ れ なかっ た 。  ドイツ で は 、 ザミュエル・フォン・プーフェンドルフ が グローティウス や ホッブズ の 影響 を 受け た 世俗 的 自然 法 論 を 唱え た 。 プーフェンドルフ は しかし 、 自然 状態 は 完全 な 闘争 状態 で は なく 家族 結合 の よう な 社会 関係 を 想定 し た 。 プーフェンドルフ に 影響 を 受け た クリスティアン・トマジウス は 多数 の 著作 を 著し 、 ライプツィヒ 大学 で は 自然 法 を ドイツ 語 で 講じ た ため 、 後世 クリスティアン・ヴォルフ と 並ん で 「 ドイツ 啓蒙 主義 の 父 」 と 称さ れ た 。 ライプツィヒ を 離れ た トマジウス は プロイセン 公 フリードリヒ （ プロイセン 王 フリードリヒ 1 世 ） によって 領内 の ハレ に 大学 を 設立 する よう 命じ られ た 。 こうして 1694 年 に 創設 さ れ た ハレ 大学 は 教派 を 越え た 学問 研究 の 中心 と なり 、 ドイツ 啓蒙 主義 の 拠点 と なっ た 。 ルター 派 の フィリップ・シュペーナー ら は 硬直 化 し た 教会 を 内部 から 刷新 する ドイツ 敬虔 主義 の 運動 を はじめ て い た が 、 シュペーナー は 多く の 敬虔 主義 者 たち を ハレ 大学 に 集め た ため 、 ここ で は 初期 啓蒙 哲学 と 敬虔 主義 の 合流 が み られ た 。 敬虔 主義 （ ピエティスム ） と は 、 特定 の 教理 を 遵守 する こと で は なく 、 個人 の 敬虔 な 内面 的 心情 に 信仰 の 本質 を みる という 立場 で あり 、 民衆 教育 や 慈善 活動 に きわめて 熱心 に 取り組ん だ 。  1631 年 に ニューイングランド の マサチューセッツ 湾 植民 地 へ 移住 し た 牧師 ロジャー ・ ウィリアムズ は 宗教 的 寛容 の 思想 を 説き 、 また 、 アメリカ 最初 期 の バプテスト 教会 を 創設 し た 人物 で ある 。 マサチューセッツ で 迫害 を 受け て そこ を 逃れ た 彼 は 、 1636 年 、 現在 の ロードアイランド 州 プロビデンス において 、 同じ 境遇 の 友人 たち とともに 新しい 植民 地 を 建設 する こと を 構想 し た 。 ウィリアムズ は ユダヤ 教徒 も 対象 に 含め た 信教 の 自由 を 実現 す べく 1644 年 に 本国 政府 から 特許 状 を 取得 し 、 北米 植民 地 で はじめて 信仰 の 自由 と 政教 分離 を 保障 する 自治領 植民 地 、 ロードアイランド 植民 地 を 成立 さ せ た 。 そこ で は 、 「 公共 の 事項 」 における 多数決 原則 と 「 良心 の 自由 」 を 定め た 憲法 が 制定 さ れ た 。 また 、 「 分離 の 壁 」 という 用語 を 用い て 政教 関係 を 説明 し 、 ロードアイランド で は 実際 に 聖職 者 に対して 公的 資金 を 投入 する こと なく 、 安定 し た かたち で 教会 と 政府 の 分離 が 実現 し て いる 。  ウィリアムズ にとって 、 国家 は 「 本質 的 に 市民 的 」 な もの で あっ て 、 一方 、 教会 は 「 信徒 たち の 結社 で あり 、 医師 会 や 同 業者 組合 と 同じ 性質 」 の もの だ と し て おり 、 ジョン ・ ロック も のち に 同様 の 見解 を 示し た 。 彼 にとって 、 信教 の 自由 は 、 異教徒 で ある ネイティブ ・ アメリカン や ユダヤ 人 、 あるいは 、 無神 論 者 を も 含む すべて の 人 の もの だっ た の で ある 。 万 人 に 有効 な 市民 法 は 宗教 的 規範 から は 明確 に 区別 さ れる べき だ という 彼 の 政教 分離 思想 は 、 多 文化 主義 的 な 風土 において 実験 的 に 試み られ 、 後世 、 トマス・ジェファーソン ら に 引き継が れ て 改良 さ れる こと と なっ た 。  ジョン ・ ロック は 1686 年 から 1689 年 にかけて 亡命 先 の オランダ で 『 』 を 書い た （ 公表 は 1689 年 ） 。 ロック は 、 1683 年 の 冬 、 アムステルダム で レモンストラント 派 の 知識 人 と 出会い 、 意気投合 し た 。 同 書簡 は 、 ロック と ファン・リンボルヒュ の あいだ の 友情 と 意見 交換 の 末 に 生まれ た もの で ある 。 ロック は そこで 、 聖書 に かかわる 議論 と 政治 哲学 的 な 考察 と を 関連づけ ながら 、 「 市民 政府 に かかわる もの と 宗教 に 属する もの 」 を 分ける こと の 必要 性 、 すなわち 政教 分離 の 思想 を 示し 、 「 前者 と 後者 の 権利 を 分ける 正確 な 境界 線 」 を 示す こと が 不可欠 で ある と 主張 し た 。  ロック に よれ ば 、 国家 は 「 市民 の 利益 の 確立 、 維持 、 促進 の ため に のみ 樹立 さ れる 人間 の 社会 」 な の で あっ て 、 それ ゆえ 法 が 人びと の 財産 と 健康 を 保持 しよ う と する なら ば 、 それ を 回避 し て は なら ず 、 人びと が 健康 で 豊か に なろ う という 意志 を 有する なら ば 、 それ を 妨げる こと は でき ない と する 。 これ について 国家 は 人民 に 必要 な 措置 を 外的 に 講じ なく て は なら ない 。 「 内面 的 信念 」 に 支配 さ れる ところ の 宗教 領域 は 、 こうした 外的 措置 の 原動力 に は なら ない し 、 その 能力 も 持た ない と ロック は 指摘 する 。 ロック に あっ て は 、 宗教 は すでに 個人 の 問題 と 考え られ て おり 、 教会 の 多元 性 は すでに 前提 条件 として 想定 さ れ て いる の で ある 。 ロック は また 、 教会 を 出入り 可能 な 結社 として み て おり 、 ムスリム や ユダヤ 教徒 も また 、 その 信仰 する 宗教 を 理由 に 国家 から 排除 さ れ て は なら ない と し た 。 ロック は 、 同 時期 に オランダ に 亡命 し て い た ピエール ・ ベール （ 詳細 後述 ） ら 亡命 ユグノー 知識 人 と 親交 を 結ん だ が 、 ナント の 勅 令 廃止 の 衝撃 から 、 国家 と 教会 の 完全 な 分離 と 、 教会 は その 構成 員 の 自発 的 な 集まり で ある べき だ と 考え た 。  ロック は 、 新 女王 とともに イングランド に 帰国 する まで 、 オランダ の 地 で 『 統治 二 論 』 『 人間 悟性 論 』 『 教育 に関する 考察 』 など を 執筆 し た 。 『 統治 二 論 』 で は 名誉 革命 を 支持 し 、 ロバート ・ フィルマー の 王権 神授 説 を 批判 し 、 ホッブズ 同様 社会 契約 説 を 軸 として 国家 論 を 展開 し 、 その なか で 抵抗 権 も 唱え て アメリカ 独立 戦争 や フランス 革命 に 影響 を あたえ た 。  一方 で ロック は 、 ベール や ロジャー ・ ウィリアムズ と は 異なり 、 無神 論 を 認めよ う と は し なかっ た 。 ロック は 1695 年 に 『 キリスト 教 の 合理 性 』 を 著し 、 思考 する 者 は 同時に 信仰 する 者 で も ある という ところ から 論 を 起こし た 。 ロック に よれ ば 、 全知全能 の 神 の 存在 や 、 その 神 に従い 、 崇敬 する 義務 が ある といった 宗教 における 中心 教義 は 、 理性 や 経験 に 照らし て これら に 合致 し て いる の で あり 、 そうした 前提 に 立て ば 、 キリスト 教徒 で ある こと は 合理 的 な 責務 で ある 。 しかし 、 合理 的 な キリスト教徒 は 、 伝統 的 な 信仰 に関して 、 理性 ゆえ に ためらい を おぼえる 部分 まで 受容 す べき 理由 は ない の で あり 、 最小 限度 に そぎ 落とさ れ た 、 有識者 が 安心 し て 信用 できる 範囲 の 「 合理 的 な 宗教 」 を 理性 を もっ て 信仰 す べき で ある と し た 。  上述 し た よう に 、 フランス で は 「 太陽 王 」 ルイ 14 世 が ガリカニスム に もとづい て 1685 年 に ナント 勅 令 を 廃棄 し 、 プロテスタント 信仰 を 禁ずる と 、 50 万 人 と も いわ れる カルヴァン 派 （ ユグノー ） が 国外 へ 逃れ 、 そこ で は 宗教 的 寛容 や 信教 の 自由 を めぐる 議論 が 活発 化 し た 。 オランダ の ロッテルダム に 亡命 し た カルヴァン 派 の ピエール ・ ベール は フォンテーヌ ブロー 勅 令 の 直後 、 『 〈 強いて 入ら しめ よ 〉 という イエス ・ キリスト の 御 言葉 に関する 哲学 的 注解 』 を 刊行 し 、 「 迷え る 良心 」 は 人間 の 自由 の 表現 で ある として 、 信仰 の 強制 や 宗教 的 迫害 を 正当 化 する ガリカニスム を 批判 し た 。 ベール は しかし 、 一方 で は カトリック 教徒 を 装っ て 偽名 で 小 冊子 『 亡命 者 へ の 忠告 』 を 発表 し 、 年来 の 同僚 で あり 論争 相手 で も ある 、 王権 打倒 を 唱える プロテスタント 強硬 派 の を 批判 し て いる 。 ベール は 、 ジュリュー の 千 年 王国 説 的 な 予言 は 当たら なかっ た し 、 無 政府 状態 や 共和 主義 は 深刻 な 災い を もたらす と 批判 し て 、 ユグノー は 自分 たち の ため に 寛容 を 要求 する が 、 カトリック に対して 信仰 の 自由 を 認め ない の か と 疑問 を 発し て 改革 派 へ の 反省 を 促し た 。 彼 は 、 自ら の 肉親 も フランス 国内 で 迫害 さ れ て いる 現実 を 見すえ ながら 、 迷信 の 打破 に 努め 、 宗教 と 道徳 の 分離 を 図っ た 。 彼 の 代表 的 著作 『   』 （ 1697 年 ） で は 、 歴史 、 道徳 、 科学 、 神学 に かかわる 無数 の 問題 に対する 疑念 や ジレンマ が 強調 さ れ 、 従来 の 権威 に ゆさぶり を かけ て いる 。 懐疑 主義 を もの ごと を 考察 する 基本 と し た 『 歴史 的 批評 的 辞典 』 は 、 ベール の 死後 も 次々 と 版 を 重ね て 18 世紀 前半 まで に 9 版 まで 刊行 さ れ た 。 特に フランス で は 新 思想 を 求める 読者 に 競う よう に 読ま れ 、 英語 や ドイツ 語 による 全訳 版 も 出版 さ れ て 、 その 影響 は 全 ヨーロッパ に および 、 18 世紀 の 啓蒙 思想 に 多大 な 影響 を 与え た 。 ヴォルテール は この 書 を 「 啓蒙 思想 の 宝庫 」 と 評し て いる 。 彼 は 宗教 における あらゆる 束縛 を 拒否 する 革新 的 な 思想家 で あり 、 無神 論 も また 社会 的 紐帯 の 妨げ に なら ない と する 普遍 的 寛容 を 主張 し た の で ある 。  ヴォルテール は 3 年間 の イギリス 亡命 生活 の のち 『 』 （ 1734 年 ） を 著し 、 その なか で ロンドン 証券 取引 所 において 国教 会 の 信者 も 非 国教 徒 、 カトリック 教徒 も 、 ユダヤ 人 や ムスリム に いたる まで 対等 の 立場 で 取引 し て いる 光景 を 描き 、 また 、 議会 主権 の イギリス で は 、 さまざま な 党派 が 平穏 に 活動 し 、 理 神 論 者 も 存在 が 許さ れ て いる として 自国 と 比較 し て の イギリス の 国 制 、 市民 的 自由 、 信教 の 自由 を 称え 、 ジョン ・ ロック が 果たし た 思想 的 役割 を 高く 評価 し た 。 経済 活動 の 自由 は 信仰 の 自由 とともに 歩む もの で あり 、 これ により はじめて 平和 と 繁栄 が 実現 さ れる の だ と 彼 は 主張 し た の で ある 。 一方 で 彼 は 、 自身 の 著作 『 』 （ 1751 年 ） の なか で 人類 の 「 4 つ の 幸福 な 時代 」 として 、 ペリクレス と プラトン に 代表 さ れる 古代 ギリシア 、 キケロ と ユリウス ・ カエサル に 代表 さ れる 古代 ローマ 、 メディチ 家 の ルネサンス 時代 、 そして フランス の ルイ 14 世 の 時代 を 挙げ て いる 。 これら と 対照 的 な の が 「 信仰 の 時代 」 で あり 、 これ を 悲惨 で 遅れ た 暗黒 時代 と みなし た 。  ヴォルテール も また ロック 同様 、 寛容 を 説き 、 少なくとも 当初 は 無神 論 に も 反対 し た 。 彼 は 宗教 が なぜ 必要 な の か について 、 「 法 は 表 に 現れ た 犯罪 に 目 を 光らせ 、 宗教 は 隠れ た 犯罪 に 目 を 光らせる から 」 と 述べ て いる 。 ただし 、 ヴォルテール が より どころ に し た の は 、 自身 の 歴史 哲学 で あっ て 、 「 かつて は おそらく 必要 で あっ た 」 不 寛容 な 勅 令 が 、 もはや 必要 で は なくなっ て いる と みなし た 。 というのも 、 いまや 「 理性 」 が 社会 の 前面 に 現れ 、 人びと を 「 啓蒙 」 し て いる から で ある 。 あるいは また 、 ヴォルテール は ヨーロッパ の 歴史 を 一種 の 例外 と みる 歴史 観 を 持ち合わせ て い た 。 彼 に よれ ば 、 「 ギリシア 人 、 ローマ 人 、 ユダヤ 人 、 中国人 、 日本人 」 など は みずから 寛容 で ある こと を 示し て き た の で あり 、 不 寛容 さ は むしろ キリスト 教 、 とりわけ 教皇 権 至上 主義 者 や イエズス 会 士 、 下層 民 など の カトリック 信仰 とともに ある と 考え た 。  1761 年 、 宗教 対立 の 続い て い た トゥールーズ において 、 新 教徒 の ジャン ・ カラス が カトリック に 改宗 し た 息子 を 殺害 し た 疑い で 死刑 判決 を 受け た が 発生 し た 。 1763 年 、 69 歳 と なっ て い た 老 ヴォルテール は 『 』 を 著す など 精力 的 に 再審 運動 を 展開 し て いる 。 世人 の 関心 を 喚起 する 目的 で 3 年間 に 書い た 手紙 の 数 は 約 500 通 に および 、 その うち の 何 通 か は 国王 の 側近 に も 達し た 。 『 寛容 論 』 で は 狂信 や 偏見 が 人類 に 与え て き た 害 を 告発 し 、 イギリス において カトリック が 享受 し て いる 寛容 さ に 着想 を 得 て 、 フランス の プロテスタント に対して も 「 理性 の 精神 」 に 信頼 し て 寛容 を 発揮 しよ う と はたらきかけ た 。 1765 年 、 国王 諮問 会議 は 判決 無効 を 宣告 し 、 カラス は 無罪 に なっ た とともに 名誉 回復 が なさ れ た 。  ヴォルテール の 説く 寛容 は 、 ロック の 唱え た 政教 分離 の 理論 化 で は なく 、 反 教権 主義 と ガリカニスム の 方向 性 を 有し て おり 、 イエズス 会 の 廃止 という 主張 を ともなっ て い た 。 ヴォルテール は 当初 ローマ 教皇 と イエズス 会 と 司祭 に対し 敵愾心 を 燃やし 、 イングランド の 平和 的 な クエーカー 教徒 （ フレンド 派 ） を 称賛 し て い た が 、 やがて キリスト 教 全般 に対し 攻撃 を 加える よう に なっ た 。  啓蒙 主義 は 、 「 啓蒙 の 時代 」 と 対置 する ところ の 「 暗黒 の 時代 」 を 、 ゴシック 的 な 事物 や 聖職 者 の 狂信 的 姿勢 と に 結びつけ て 、 これ を 批判 し た 。 かれ ら 啓蒙 主義 哲学 の 人びと は みずから を フィロゾーフ （ 哲学 者 ） と 自称 し て い た 。 彼ら は 理性 を 武器 と は し た が 、 必ずしも 理性 が すべて で ある と 信じる よう な 合理 主義 者 で は なかっ た し 、 か と いっ て 感情 ・ 信仰 ・ 直観 ・ 権威 など を 前 に し て 判断 を 停止 し て しまう よう な 非合理 主義 者 で も なかっ た 。 かれ ら は 何 より も 「 批判 者 」 で あっ た し 、 かれ ら が もっとも 心 に 期し た の は 真 の 「 人間 科学 」 を 追究 する こと で あっ た 。 思想 運動 として の 啓蒙 主義 が 批判 し た の は 、 17 世紀 に 強化 さ れ た キリスト 教 信仰 と 王権 神授 説 に もとづく 専制 政治 で あり 、 あわせ て 権威 へ の 盲従 や 無 批判 な 伝統 墨守 、 迷信 や 無知 、 不 寛容 など も 批判 の 対象 と し た 。  フィロゾーフ の なか で ドゥニ・ディドロ と ジャン ・ ル・ロン・ダランベール の 2 人 は 1751 年 から 1772 年 まで 『 百科全書 』 の 監修 と 編纂 に たずさわっ た 。 『 百科全書 』 は 啓蒙 思想 の 精神 を もっとも 広く 普及 さ せ た 書物 で あり 、 項目 の 執筆 者 として は 監修 者 自身 を 含め 150 人 以上 の 人びと が これ に 参加 し た 。 執筆 に 参加 し た フィロゾーフ は 「 百科全書 派 」 と 呼ば れ て いる 。 『 百科全書 』 は 、 婉曲 な かたち で は ある が キリスト 教 と 教会 を 批判 し て 寛容 を 唱え 、 フランス 産業 振興 の ため に 経済 活動 の 自由 を 訴える など 、 啓蒙 主義 の 主 な 主張 が 盛り込ま れ て いる 。  ディドロ は 当初 は 理 神 論 の 立場 に あっ た が 、 壮年 期 に は 神 の 存在 を 全面 的 に 否定 する 徹底 し た 無神 論 の 立場 に 立ち 、 その 著作 の ため に 監獄 生活 を 送っ た 経験 を もつ 思想家 で ある 。 彼 は 、 唯物 論 の 先駆 的 存在 で 、 政治 的 に は ヴォルテール 同様 、 啓蒙 専制 主義 の 支持 者 で あっ た 。 ダランベール は 、 『 百科全書 』 の 「 序文 」 において 、 新しい 時代 に は 、 その 必要 に ふさわしい 新しい 思考 方法 が 必要 で ある と 説き 、 学芸 の 復活 、 理念 の 再生 、 理性 と 「 良き 趣味 」 へ の 回帰 を 読者 に 呼びかけ た 。 フィロゾーフ たち は 、 古代 の 再 発見 によって これから 新た なる 黄金 時代 が 訪れる もの と 確信 し て い た の で ある 。 ただし 、 ダランベール 自身 は 、 途中 で 監修 から 手 を 引き 、 その後 は ディドロ ひとり で 監修 に たずさわっ た 。  ドイツ 出身 の ポール ＝ アンリ・ティリ・ドルバック も また 百科全書 派 における 無神 論 者 として 知ら れ 、 宗教 的 な 圧政 から 人類 を 解放 する こと を めざし た 。 彼 に よれ ば 、 宗教 と は 「 科学 の 幼稚 な 先行 者 」 に すぎ ず 、 未開 の 精神 の 持ち主 こそ が 霊魂 と 天使 、 悪魔 と 魔女 など の 幻想 を 信じる の で あり 、 円熟 し た 理性 は そうした もの は 一切 存在 し ない と 唱え た 。 存在 する もの すべて が 自然 で あり 、 その 自然 も 科学 法則 によって 規則正しく 運動 する 物体 の 物質 的 な 体系 だ と 彼 は 主張 し た 。 『 精神 論 』 を 著し た クロード ＝ アドリアン・エルヴェシウス も また 無神 論 者 で あっ た 。 『 精神 論 』 は 反 カトリック 的 で ある として パリ 大司教 ボーモン から 弾劾 を 受け た 。  この よう に 、 フィロゾーフ に は たしかに 無神 論 者 も い た が 、 その ほとんど は キリスト教徒 で も なく 、 無神 論 者 で も ない 「 理 神 論 」 の 立場 に 立っ て おり 、 その 多く は 世俗 化 さ れ た 絶対 王政 を 支持 し 、 現実 の 社会 秩序 と 政治 秩序 を 認め た うえ で の 改革 主義 者 で あっ た 。 百科全書 派 の なか でも 過激 な 立場 に あっ た 数学 者 の ニコラ・ド・コンドルセ は 、 自分 たち フィロゾーフ が 「 真理 の 発見 で は なく 、 真理 を 広める 」 こと に 関心 を いだく 集団 だ と 述べ て いる 。 ここ において 宗教 から 解放 さ れ た 真理 の 存在 が 主張 さ れ 、 それ を 普及 さ せ て 人びと を 解放 する こと が 目標 と さ れる 。 ここ で 、 宗教 を 社会 から 排除 しよ う と する 戦闘 的 な 世俗 主義 が 出現 し た の で ある 。  ホッブズ 、 ロック に つづき 、 その 2 人 と は 異なる 内容 の 社会 契約 説 を 展開 し た ジャン ＝ ジャック・ルソー は 、 ホッブズ の 重視 する 社会 秩序 と ロック の 重視 する 自由 と を 両立 さ せよ う と し た 。 そこで 彼 は 、 社会 関係 の 土台 と なる 結社 の 協約 を 、 契約 する 当事者 相互 の 合意 だけ で は なく 、 「 市民 の 宗教 」 の 上 に も 基礎 づけ た の で ある 。 ルソー は 、 1762 年 の 『 社会 契約 論 』 最終 章 において 宗教 を 3 つ に 分け 、 「 聖職 者 の 宗教 」 （ カトリック ） は 「 ひと びとに 2 つ の 法体 系 、 2 人 の 首長 、 2 つ の 祖国 を 与え て 、 人々 を 矛盾 し た 義務 に 従わ せ 、 人々 が 信者 と 市民 の 役割 を 使い分ける よう に 仕向ける 」 として 否定 し 、 古代 ギリシア や 古代 ローマ に み られ た 「 市民 の 宗教 」 は 神 へ の 礼拝 と 法 へ の 愛 と を 結びつけ 、 祖国 を 熱愛 の 対象 と する 「 よき 宗教 」 だ が 、 自 国民 以外 に対して 排他 的 で 不 寛容 な こと も ある と し 、 さらに 純粋 な 福音 の 宗教 として の 「 人間 の 宗教 」 において 人間 は すべて 互いに 兄弟 と なる が 市民 たち の 心 を 国家 から も 引き離し て しまう ので 、 社会 的 精神 に 反する として 批判 し た 。  ルソー は すでに 1756 年 に 「 市民 の 宗教 」 の 着想 を 得 て おり 、 これ は ヴォルテール に あて た 書簡 によって 確かめ られ て いる 。 彼 は この 書簡 において 、 「 それぞれ の 国家 に は 1 つ の 道徳 的 法典 、 すなわち 一種 の 市民 的 信仰 告白 」 が 存在 し て おり 、 それ は 、 積極 的 に は 各人 が 認める 義務 が ある 社会 的 な 行為 基準 を 含み 、 あるいは 消極 的 に は 「 不信心 者 として で は なく 、 謀叛 人 として は ねつけ なけれ ば なら ない 狂信 的 な 」 行為 基準 を 含ん で いる と し 、 したがって 、 「 この 法典 と 折り合える 宗教 は すべて 認め られる が 、 それ と 折り合い の つか ない よう な 宗教 は すべて 放逐 さ れる 」 と し て いる 。 言い換えれ ば 、 「 市民 の 宗教 」 と は 、 宗教 的 な 方法 で 課さ れる ところ の 世俗 的 な 道徳 の 教義 で ある 。 そして 、 「 各人 が この 法典 そのもの 以外 に 少し も 宗教 を もた ない の は 自由 」 で ある と 述べ て 、 「 市民 的 信仰 告白 」 さえ なさ れれ ば 無神 論 に 立つ こと も 許容 する の で ある 。 これ は もはや 特定 の 地域 の 特定 宗教 で は なく 、 政治 的 関係 そのもの と いっ て よい 。 「 社会 的 な 道徳 律 」 に 照らし て 異端 的 で あっ たり 、 それ に対して 無神 論 的 で あっ たり すれ ば 追放 さ れる こと も 甘受 し なけれ ば なら ない と し た 。 それ ゆえ に 「 市民 的 信仰 告白 」 は 義務 で あり 、 歴史 的 宗教 の 方 は 任意 な の で ある 。  個人 主義 ・ 分離 主義 的 な ロック の 思想 に対して ルソー の 思想 は いっそう 社会 的 ・ 包括 的 で ある 。 ルソー は 「 宗教 が 国家 の 基盤 の 役割 を 果たす こと なく し て 、 決して 国家 が 建設 さ れ た こと は ない 」 という 歴史 的 な 原理 を 提示 し 、 ロック において は 国家 と 宗教 を 分離 し た うえ で 、 国家 権力 の 制限 における 定義 が 示さ れ た が 、 ルソー は 人民 による 社会 的 信仰 へ の 同意 が 必要 で ある と し た 。 ルソー は 、 「 市民 の 宗教 」 における 「 教義 」 を 「 つよく 、 かしこく 、 親切 で 、 先見 の 明 あり 、 めぐみ 深い 神 の 存在 、 死後 の 生 、 正しい 者 に あたえ られる 幸福 、 悪人 に くわえ られる 刑罰 、 社会 契約 および 法 の 神聖 さ 」 と 列記 し て おり 、 「 不 寛容 」 に関して は 「 自由 を 大事 に し ない 人 たち に 自由 を 与える べき で は ない 」 として 、 不 寛容 者 は 「 それ 故に 国家 から 追い出さ れる べき な の で ある 」 と し た 。 ルソー は 神学 的 不 寛容 と 市民 的 不 寛容 と を 区別 する こと を 拒ん だ の で ある 。  教派 や 国籍 を 超え た 友愛 団体 として 知ら れる フリーメイソン は 宗教 的 寛容 と 政治 的 中立 を 大 原則 と し て いる 。 フリーメイソン の 起源 に は 諸説 ある が 、 もともと は 城塞 や 教会 の 建築 に たずさわっ た 「 自由 な 石工 」 の 集団 だ と いわ れ て いる 。 16 世紀 以降 、 イギリス で は フリーメイソン の 会所 （ ロッジ ） で は 石工 と は 無関係 な 人びと の 入会 も 認め られ た と いわ れ て いる が 、 この 結社 が 大 発展 を 遂げ た の は 、 1717 年 6 月 に ロンドン 市内 の 4 つ の 会所 が 合同 集会 を 開い て ロンドン 大会 所 （ ） を 結成 し た こと に はじまる 。 ロンドン 大会 所 の 結成 に スコットランド 長老 教会 牧師 の と フランス 生まれ の ユグノー 亡命 者 ジャン ＝ テオフィル・デザギュリエ が 深く かかわっ て いる こと も 察せ られる よう に 、 異 教派 共存 を 求める プロテスタント 諸派 の 融和 の 精神 と 重なり合う 部分 が 大きく 、 この のち 、 他 の ヨーロッパ 諸国 へ も 急速 に 広がっ て いっ た 。 フランス に は 1720 年代 に 伝わり 、 当初 は フランス 政府 も 禁止 し た が 、 親王 たち まで メンバー と なっ て 、 やがて 黙認 さ れる よう に なっ た 。  1723 年 、 ジェームズ ・ アンダーソン 牧師 は 「 フリーメイソン 憲章 」 を 編纂 し て いる が 、 ここ で は 宗教 多元 性 が 受け入れ られ て おり 、 フリーメイソン 会員 は 「 愚か な 無神 論 者 で も ない し 、 無 宗教 の 自由 思想家 で も ない 」 と 謳わ れ 、 「 善良 で 忠実 」 で あり さえ すれ ば 各人 が 自由 に 独自 の 信条 を もっ て も よい と 規定 し た 。 1738 年 の フリーメイソン 憲章 で は 、 造物主 として の 神 の 存在 を 信じる こと 以上 の 信仰 は 求め ない と さ れ た 。 ローマ 教皇 は 、 この 結社 の 理 神 論 的 な 性格 と 秘 儀 の 義務 が 反 カトリック 的 で ある として 、 1738 年 と 1751 年 の 2 回 にわたって フリーメイソン に 加入 し た カトリック 教徒 を 破門 する 旨 の 教書 を 発し た 。 しかし 、 カトリック の 国々 において も フリーメイソン の 広がり を 押し とどめる こと を 防ぐ こと は でき なかっ た 。 パリ に は いくつ も の 支部 が 結成 さ れ 、 会合 で は 人類 の 幸福 実現 の 方法 をめぐって 議論 が なさ れ た 。 ナント 勅 令 の 廃止 以後 、 公共 生活 から 完全 に 締め出さ れ て しまっ た ユグノー にとって は 、 フリーメイソン 会所 は 自身 の 社会 性 を 回復 し 、 教派 的 差別 を 乗り越える 社交 空間 を 意味 し て い た 。 ヴォルテール が フリーメイソン の 会員 で あっ た こと は 周知 の 事実 で あり 、 カラス 事件 において カラス の 名誉 回復 が すみやか に おこなわ れ た 背景 に は フリーメイソン と の かかわり が ある と の 指摘 も ある 。 1773 年 、 フランス で は グラントリアン （ 大東 社 ） が 創設 さ れ て おり 、 その 庇護 者 は のち に オルレアン 公 と なる ルイ ・ フィリップ で あっ た 。 1789 年 時点 で の フランス の フリーメイソン 会員 は 約 5 万 人 と 推定 さ れ て いる 。  ドイツ における 最初 の フリーメイソン は 1737 年 に ハンブルク で 設立 さ れ た もの で ある が 、 すぐ に 北 ドイツ 一帯 に 広がり 、 中部 から 南部 へ も 拡大 し た 。 ドイツ で も カトリック 教会 は フリーメイソン を 禁圧 し た が 、 しかし ここ で は バイエルン 選 帝 侯 領 を 中心 に 「 イルミナティ （ 光明 会 ） 」 と 呼ば れる フリーメイソン の 一 分派 を 生じ た 。  人類 の 幸福 の ため の 科学 ・ 技芸 の 推進 を 主たる 目的 と し て い た フリーメイソン は 、 卸売 商人 、 企業 家 、 小売 店主 、 自由 業 、 職人 の 親方 といった 人びと に 広がり 、 彼ら 中小 の ブルジョアジー が 啓蒙 主義 に 接触 し て いく うえ で 大きな 助け と なっ た 。 ただし 、 平 の 職人 や 下僕 、 俳優 など は 排除 さ れ て い た 。 一方 で フリーメイソン は 開明 的 ・ 啓蒙 的 な 君主 や 貴族 を も 惹き つけ て い た 。 プロイセン 国王 フリードリヒ 2 世 は ベルリン の 会所 の ロッジ 長 で あっ た 。 イギリス の イーフレイム・チェンバーズ は 、 『 百科 事典 』 （" Cyclopaedia "   1728 年 ） の 編纂 者 で ある と 同時に フリーメイソン 会員 でも あっ た が 、 各国 の フリーメイソン 会員 は 当初 は チェンバーズ の 百科 事典 を 翻訳 し 、 フランス で は これ に 刺激 さ れ て 上述 の 『 百科全書 』 刊行 に つながっ た 。 フリーメイソン の 活動 は また 改革 派 教会 再建 運動 とも 連動 し て い た 。 各国 の フリーメイソン 会員 は 、 会員 相互 の 交流 によって 、 啓蒙 思想 に ふれ 、 政教 分離 論 に もとづく 宗教 的 寛容 の 思想 を 育て て いっ た 。 「 啓蒙 の 世紀 」 は 、 たんに 偉大 な 思想家 や 文化 人 が 活動 し た という の に とどまら ず 、 「 読書 協会 」 など 身分 を 越え て 関心 を 同じく する サークル や 教派 を 越え て 同一 の 信条 を もつ フリーメイソン など の 広がり によって 広く 人びと の 間 に 新しい 思想 や 文化 が もたらさ れ た 。 18 世紀 が 「 協会 の 世紀 」 と も 称さ れる 所以 で ある 。  上述 し た よう に 、 プロイセン 王国 で は ユグノー 派 を 受け入れ て おり 、 宗教 多元的 な 国家 と なっ て い た 。 敬虔 な カルヴァン 派 の 信仰 の 持ち主 で あっ た 「 軍人 王 」 フリードリヒ ・ ヴィルヘルム 1 世 は 1730 年 、 ユダヤ 人 基本 法 を 発し て 在住 ユダヤ 人 の 権利 を 制限 し た 。 軍事 国家 プロイセン の 強大 化 に 尽力 し た 彼 は およそ 学芸 に 無関心 な 無骨 な 王 で あっ た が 、 先代 が 創設 し た ハレ 大学 に 国家 経営 学 の 講座 を 設け 、 行政 官僚 の 養成 に 努め て いる 。 18 世紀 の プロイセン は 、 国家 規模 に 不 釣り合い な 軍隊 を ヨーロッパ で 最も 高い 税金 と 「 プロイセン の 倹約 」 によって 維持 し 、 活用 し て 成果 を 上げ た が 、 一方 で 無制限 と も いえる 移民 を 受け入れ て おり 、 実 の ところ 、 軍国 主義 と 博愛 主義 は 密接 に 関連 し あっ て い た 。 18 世紀 の プロイセン は 19 世紀 の アメリカ の よう に 、 ヨーロッパ 各地 から 迫害 、 軽侮 、 軽蔑 を 受け た 人 たち の 避難 所 と なっ て い た の で あり 、 他 の ドイツ 諸 邦 や 伝統 的 な ヨーロッパ の 大国 と は 異なる 人工 国家 の 要素 を もっ て い た 。  父 「 軍人 王 」 と は 対照 的 に 学芸 に 関心 深く 、 ヴォルテール とも 親交 の あっ た 啓蒙 専制 君主 で 「 哲人 王 」 と 称さ れ た の が 、 フリードリヒ 2 世 （ フリードリヒ 大王 ） で ある 。 王子 時代 に で 書い た 『 反 マキャヴェッリ 論 』 （ 1739 年 ） の なか の 「 君主 は 国家 第 一 の 下僕 」 の 一節 が 特に 有名 で 、 彼 は 同 著 で 社会 契約 説 に もとづく 国家 理論 を 展開 し て いる 。 父 「 軍人 王 」 が 国家 を 世襲 財産 と みなす 家産 制 的 な 国家 観 に 立っ て い た の に対し 、 フリードリヒ は 国家 を 契約 によって 成り立つ 永続 的 な 組織 と みなし 、 支配 者 は 国家 の 福利 に 奉仕 する もの で ある という 国家 観 を 表明 し た 。 即位 後 は 、 ポツダム に ロココ 風 の 典雅 な 宮殿 、 サンスーシ 宮殿 を 建て 、 自ら も 設計 に たずさわっ た 。 ここ に は 、 ヴォルテール 、 ルネ・デカルト 、 ピエール ・ ベール 、 ジョン ・ ロック など の 著作 を ふくむ 3 , 000 冊 以上 の 蔵書 から なる 図書 室 も あっ た 。 フランス語 で 「 憂い なし （ サンスーシ ） 」 と 名づけ られ た この 宮殿 に は 、 多く の フランス 人 学者 が 招か れ 、 フリードリヒ は フランス語 で 彼ら と 語らっ た 。 1750 年 、 彼 は 改定 特権 規則 基本 法 で 、 ユダヤ 人 の 権利 と 資格 を 6 つ の 級 に 区分 し て いる 。 1 級 は 一般 的 特権 、 2 級 は 正規 保護 、 3 級 は 臨時 保護 、 4 級 は コロニー 公務員 、 5 級 は 恩情 による 居住 許可 、 6 級 は 保護 状 を 持つ ユダヤ 人 の 使用人 で あり 、 国家 にとって 有用 か どう か によって 格差 が 設け られ た 。 キリスト 教徒 に対して は 、 「 みな 同じ 国 の 民 で ある 」 と 述べ 、 寛容 策 によって 臣民 の 統合 を 図っ た 。 大王 の 治下 、 プロイセン は 民族 国家 で は なく 単なる 国家 、 いわば 「 理性 国家 」 で あり 、 万 人 に 開か れ 、 万 人 に 平等 の 権利 そして 平等 の 義務 が ある と さ れ た の で ある 。 フリードリヒ 大王 が 1745 年 に シュレージェン 地方 を 、 1772 年 に ポーランド の 一部 を 併合 し た とき に は 新しく 臣民 と なっ た カトリック 教徒 に対し 、 信教 の 自由 と 市民 権 と を 保障 し て いる 。  フリードリヒ 2 世 の 後継 者 で ある フリードリヒ・ヴィルヘルム 2 世 は 1788 年 、 家臣 の 任命 にあたって その 信仰 する 宗教 を 問わ ない と する 勅 令 を 公布 し た が 、 政治 的 に は 一貫 せ ず 、 父 と は 異なり 啓蒙 思想 を 弾圧 し た 。  プロイセン の 宗教 寛容 策 は 周囲 に も 影響 を およぼし た 。 バイエルン は ドイツ における カトリック の 本拠地 の ひとつ で あっ た が 、 1777 年 に プロテスタント の プファルツ 選 帝 侯 領 を 併合 する に際し 、 その 宗教 的 諸 権利 の 行使 を 保障 し た 。  ハプスブルク 帝国 （ オーストリア ） で は 、 女帝 マリア・テレジア が 啓蒙 主義 に 関心 を 示さ なかっ た の に対し 、 その後 を 継い だ 長子 の ヨーゼフ 2 世 は 母 の 宿敵 だっ た プロイセン の フリードリヒ 大王 を 崇拝 し 、 「 啓蒙 主義 の 申し子 」 と 呼ば れ た 。 彼 は 「 ヨーゼフ 主義 （ ヨセフスムス ） 」 と 呼ば れる 一連 の 宗教 政策 を 展開 し た 。 これ は 従来 、 教会 儀礼 を みずから 先頭 に 立っ て 執り行っ て き た ハプスブルク 家 の 姿勢 から は 大きな 転換 で あり 、 カトリック 教会 の 帝国 へ の 従属 を めざし た 国家 による 反 教権 主義 の 表明 で あっ た 。 ヨーゼフ 2 世 は 観想 修道 会 の 廃止 を 命じ 、 閉鎖 し た 約 700 に およぶ 修道院 の 財産 は 学校 創設 や 慈善 事業 の 基金 に 充て られ た 。 「 迷信 」 と 戦う ため に は 聖職 者 に も 近代 教育 を 授ける 必要 が ある として 「 一般 神学校 」 を 大学 の 管轄 の 下 に 創設 し 、 さらに 、 ウィーン に 2 , 000 人 収容 可能 の 総合 病院 を 開設 し た 。 ヨーゼフ 2 世 は 1781 年 、 あらゆる 信教 の 自由 を 認める 画期的 な を 発し 、 帝国 に 宗教 多元 性 を 打ち立て て いる 。 これ により 、 プロテスタント や 東方 正教会 を 含む 公認 宗教 の 制度 が 創出 さ れ 、 各 教派 は すべて 学校 を 開設 する 権利 を もち 、 また 、 あらゆる 就業 機会 において カトリック 信者 と 同等 の 平等 性 が 確立 さ れ た 。 これ は ユダヤ 人 を も 対象 に 含む もの で あり 、 同化 政策 を 目的 と し た もの で あっ た が 、 実際 に ユダヤ 教徒 の 待遇 も おおいに 改善 さ れ た 。 1783 年 に は 、 民事 における 結婚 と 離婚 が 可能 と なっ て いる 。 彼 は 、 フリードリヒ 大王 に 象徴 さ れる ドイツ 諸 君主 の フランス 文化 崇拝 の 風潮 の なか に あっ て 、 例外 的 に ドイツ 語 で 話し 書き 、 ドイツ 文化 を 愛好 し た 。 ヨーゼフ は 1781 年 に 農奴 解放 令 を 発布 し て いる が 、 その 改革 は いずれ も 性急 で 、 成果 を あげる ため の 訓練 も 欠い て い た と 評さ れる 一方 、 死刑 の 廃止 など 現代 から み て も 先進 的 な 取り組み が なさ れ た の も 事実 で あっ た 。  ロシア 帝国 で は 、 ヴォルテール や シャルル・ド・モンテスキュー の 愛読 者 で も ある 女帝 エカチェリーナ 2 世 が 臣民 に対し 法典 を 授けよ う と 、 1767 年 、 貴族 や 商人 、 国有 地 農民 など 各 身分 の 代表 を 集め て を 開い た 。 開催 の 際 に 読み上げ られ た 彼女 の 統治 理念 が 「 （ ナカース ） 」 で ある 。 訓令 （ ナカース ） は 全体 の 4 分の 3 が モンテスキュー 『 法 の 精神 』 や チェーザレ・ベッカリーア 『 犯罪 と 刑罰 』 など 啓蒙 思想家 から の 引用 で 占め られ て い た 。 しかし 、 新 法典 の 編纂 は 、 編纂 委員 会 が この よう な 作業 に 慣れ て おら ず 、 露 土 戦争 も 差し迫っ て い た ので 、 そのまま 立ち消え と なっ た 。 エカチェリーナ は 、 1773 年 、 「 すべて の 宗教 に対する 寛容 と 、 （ ロシア 正教会 の ） 主教 の 、 非 正教会 の 信仰 問題 へ の 干渉 禁止 」 と 命名 さ れ た 勅 令 を 発し た 。 しかし 、 彼女 は この 不干渉 を 実際 に は 守る こと なく 、 カトリック 教会 や 東方 典礼 カトリック 教会 （ 東方 帰一 教会 、 ユニアト ） の 聖職 者 たち に対し 、 ローマ 教皇 庁 とか かわり を もつ こと を 禁じ た 。 その 一方 で 、 ユダヤ 教徒 に対して は 1786 年 に 一定 程度 の 権利 を 認め 、 1788 年 に は 「 イスラーム 宗教 会議 」 を 設立 し た 。 ドゥニ・ディドロ と 親交 を 結ぶ など 、 当初 は 「 帝位 の 啓蒙 家 」 たる べく 努め 、 ロシア の 農奴 制 に対して も 批判 的 で 農民 に 同情 的 態度 を とっ て き た エカチェリーナ で あっ た が 、 プガチョフ の 反乱 を 機 に 貴族 帝国 の 強化 を 図り 、 その 鎮圧 に は 厳しい 態度 で 臨ん だ 。  啓蒙 専制 主義 は 、 政教 分離 を 推し進める 際 の 強権 的 な 手法 を 代表 し て いる 。 啓蒙 専制 君主 は 、 教会 を 独自 の 権力 と は もはや 見なさ ず 、 君主 によって 支配 さ れ 、 統制 さ れる 組織 で ある と 主張 し 、 それ ゆえ に こそ 、 彼ら は 宗教 一般 が もつ 多元 性 に対して みずから は 相対 的 に 寛容 で ある こと を 示し 得 た の で ある 。  フランス で は 、 数多く の 啓蒙 思想家 が 現れ た に も かかわら ず 絶対 王政 は ほとんど 「 啓蒙 」 的 様相 を みせ なかっ た 。 晩年 の 「 太陽 王 」 ルイ 14 世 は 、 ジャンセニスム を 排斥 し た 1713 年 の 「 ウニジェストゥス 」 （ ウニゲニトゥス 、 「 （ 神 の ） 独り子 」 の 意味 ） と 通称 さ れる 教皇 勅書 の 方針 を 施行 し た が 、 パリ 高等法院 は これ に 反対 し た 。 エリート 層 に 多い ジャンセニスト は 不安 な 状態 に あり 、 プロテスタント へ の 迫害 も 引き続き おこなわ れ た 。  1715 年 、 ルイ 14 世 が 死去 し 、 わずか 5 歳 の 曾孫 ルイ 15 世 が 王位 に つい た 。 摂政 と なっ た の は ルイ 14 世 の 甥 で 、 自由 思想家 （ リベルタン ） として 知ら れる オルレアン 公 フィリップ 2 世 で あっ た 。 パリ 高等法院 は 幼 帝 即位 に際して オルレアン 公 が 摂政 の 地位 に つく よう 骨 を 折り 、 これ により 高等法院 は 先王 によって 剥奪 さ れ て い た 王 令 登録 権 と 建白 権 と を 回復 し た 。 高等法院 が 拒否 すれ ば 、 王 令 は 法 として の 効力 を もつ こと が でき なく なっ た の で あり 、 「 太陽 王 」 の もと で 押さえつけ られ て い た 高等法院 は 強力 な 権限 を 奪回 し 、 以後 、 革命 期 まで さまざま な 局面 で 王権 と 対立 し た 。 同様 に 、 貴族 も しだいに 発言 力 を 復活 さ せ 、 官僚 機構 も 強大 化 する 一方 、 国王 は 政治 に 疎く なり 、 華麗 な 宮廷 の 社交 生活 に 浸る よう に なっ て 、 フランス 絶対 王政 は 全体 として 沈滞 ぶり が 目 に つく よう に なっ た 。 1723 年 、 ルイ 15 世 は 成年 に 達し て 摂政 時代 は 終わり 、 以後 半 世紀 に およぶ 長い 治世 が つづく こと と なる が 、 事実 上 の 宰相 の 地位 に あっ た アンドレ ＝ エルキュール・ド・フルーリー の 支え も あっ て 、 治世 前半 は ある程度 の 安定 性 が み られ た 。 1730 年 、 フランス 王権 は 反 ジャンセニスム の 「 ウニジェストゥス 」 回 勅 を 「 教会 と 国家 の 法 」 と する よう 高等法院 に 強要 し た が 、 ジャンセニスム 的 傾向 を もつ 一部 の 聖職 者 と パリ 高等法院 法官 たち の なか に は 回 勅 採用 の 方針 以来 、 王権 にたいする 不満 が つのっ て い た 。 ジャンセニスム は 18 世紀 に 入る と エリート 層 のみ なら ず 民衆 層 に も 熱狂 的 な 支持 者 を 増やし て おり 、 それ ゆえ ジャンセニスム 問題 は さまざま な 不平 や 不満 を 反 王権 という かたち で 吸収 し 、 結晶 化 さ せる 役割 を 果たし た の で ある 。  1743 年 に フルーリー が 死去 し て 本格 的 な 国王 親政 が はじまっ た が 、 当初 人びと が ルイ 15 世 に いだい て い た 期待 は すぐ に 失望 に 変わっ た 。 1740 年 に 始まっ た オーストリア 継承 戦争 で 、 フランス 軍 は 軍事 的 に は 優位 に 立っ て い た に も かかわら ず 、 1748 年 の アーヘン の 和 約 で は 得る ところ が ほとんど なかっ た から で ある 。 宮中 に あっ て も 国王 の 愛人 ポンパドゥール 夫人 が 国政 に 介入 し 、 宮廷 が 権力 を めぐる 派閥 抗争 の 場 に なっ た こと も 不評 で あっ た 。 1746 年 、 反 ジャンセニスム 派 の クリストフ・ド・ボーモン が パリ 大司教 と なる と 、 彼 の 命令 で 「 ウニジェストゥス 」 を 受け入れ ない 者 に は 終 油 の 秘蹟 を 拒否 する 事件 が 続発 し た 。 これ に対し 、 高等法院 は 国王 政府 の 宗教 政策 を 弾劾 し 、 激しい 政治 対立 が 生じ た 。  18 世紀 半ば の フランス で は 、 「 世論 」 の 登場 によって 、 政治 の 構造 が 変化 し つつ あっ た 。 従来 、 王権 は いわば 「 公共 性 」 を 独占 し て き た が 、 この 時期 に なっ て 、 国家 から 自律 し た 新しい 公共 空間 が 印刷物 の 増加 や 情報 伝達 の ネットワーク の 形成 、 社会 的 結合 関係 の 変化 など によって 形成 さ れ て いき 、 重要 性 を 増し て い た の で ある 。 ボー モン は 1754 年 、 高等法院 から 流罪 の 処分 を 受け た 。 上述 の 1760 年代 の カラス 事件 も また 、 ヴォルテール が 新しい 公共 空間 と いう べき 「 世論 」 に 強く はたらきかけ た 結果 の 逆転 無罪 で あっ た 。 1763 年 、 パリ 高等法院 は ウルトラモンタニズム を 主張 し て き た イエズス 会 を 、 事実 上 、 フランス 国内 から 追放 し た 。 なお 、 イエズス 会 に対する 批判 は 、 啓蒙 主義 が 一定 の 影響 力 を もっ た 他 の 諸国 でも 同様 で あり 、 1773 年 、 教皇 クレメンス 14 世 は やむなく イエズス 会 の 解散 を 命令 し て いる 。  王権 と 高等法院 の 対立 は 宗教 問題 に 限ら なかっ た 。 1749 年 、 国王 政府 の 開明 官僚 は 特権 身分 の 課税 を ねらい と する 20 分の 1 税 の 新設 など 財政 改革 を 進めよ う と し た が 、 既得 権益 の 保護 に 努める 高等法院 や 特権 階級 の 妨害 によって 成果 を あげる こと が でき なかっ た 。 当時 の フランス に は 最高 裁判所 の 役割 を 果たす 法 院 が 合計 13 、 財政 問題 を 審議 する 法 院 が 25 あり 、 高等法院 の 官職 を 購入 し た 者 たち は 罷免 さ れる こと が なかっ た 。 高等法院 は 建白 権 によって 法令 に対する 反対 意見 を 表明 する こと が でき 、 登録 拒否 によって 王 令 の 執行 を 遅らせる こと が でき た 。 1756 年 に 始まっ た 七 年 戦争 で は 、 長年 ライバル 関係 に あっ た ハプスブルク 家 から ヨーゼフ 2 世 の 妹 マリー・アントワネット を 王子 ルイ・オーギュスト （ のち の ルイ 16 世 ） の 妃 に 迎え て オーストリア と 同盟 を 結び （ 外交 革命 ） 、 新興 プロイセン と 仇敵 イギリス を 相手 に 戦っ た が 、 これ は フランス にとって 各地 で 敗れ 、 植民 地 を 奪わ れる など 、 惨憺 たる 結果 に 終わっ た 。 1766 年 、 ルイ 15 世 は 、 修道院 改革 を 目的 と し た 5 人 の 大司教 と 5 人 の 俗人 から 成る 宗務 委員 会 を 発足 さ せ て いる 。 しかし 、 この 宗務 委員 会 は 、 ルイ 16 世 時代 の 1788 年 、 教皇 庁 の 許可 も 所属 司教 の 同意 も ない 状態 で 9 つ の 修道 会 の 解散 を 命じ 、 他 の 修道 会 も 衰退 の 一途 を たどっ て いっ た 。 一方 、 フランス 国内 の 司教 は すべて 貴族 出身 で あり 、 地方 の 僧侶 の 生活 は 一切 顧み られ なかっ た ので 、 聖職 者 の なか に も 貧困 層 が 広がっ て い た 。 革命 の 際 に は 、 フランス の 教会 は 貴族 階級 と の 長年 の 込み入っ た 関係 の ため に 大 損壊 の 被害 を こうむっ た 。  オーストリア 継承 戦争 と 七 年 戦争 の 不首尾 によって 王 の 威信 は 深く 傷つい た が 、 同時に 、 この 2 つ の 戦争 によって 財政 状況 も 悪化 の 一途 を たどっ た 。 大 法官 は 、 1771 年 より 司法 官職 の 売 官制 廃止 や 高等法院 管区 の 分割 など によって 高等法院 の 再 編成 に 取り組ん で いる 。 これ は 反抗 的 な 高等法院 を 馴致 さ せ て 近代 的 官吏 へ と 転身 さ せる こと を 目的 と し た もの で あっ た が 、 1774 年 、 モプー に 一定 の 支持 を あたえ て い た ルイ 15 世 が 没する と 、 モプー は 失脚 し 、 高等法院 改革 は 挫折 し た 。  ステュアート 朝 成立 以来 、 イギリス で は イングランド 王国 と スコットランド 王国 の 同君 連合 の 形態 が とら れ て き た が 、 アイルランド や スコットランド で は 名誉 革命 によって フランス に 亡命 し た ジェームズ 2 世 を 正統 な 君主 と みなす ジャコバイト による 反 体制 運動 が さかん で 、 国内 的 な 脅威 と なっ て い た 。 その ため 、 イングランド と スコットランド の 両国 を 合わせ て 一 国 と する ため の 交渉 が なさ れ 、 1707 年 、 合同 法 が 発効 し て 「 グレートブリテン 王国 」 が 成立 し た 。 1714 年 、 アン 女王 が 継嗣 の ない まま に 死去 し 、 1701 年 イングランド 王位 継承 法 に したがっ て ハノーファー 選 帝 侯 の ゲオルク が ジョージ 1 世 として 即位 し た 。 ジョージ 1 世 は 即位 時 すでに 54 歳 で 、 イギリス の 政治 事情 に も 通じ て おら ず 、 英語 も 話せ なかっ た ため に 議会 に は ほとんど 出席 せ ず 、 ジェームズ ・ スタンホープ ら 有力 閣僚 に 行政 を ゆだね た ので 、 国政 は 内閣 によって 指導 さ れる よう に なっ た 。  フランス で は 政教 分離 化 （ ライシテ 化 ） の プロセス が 優先 し た の に対し 、 イギリス で は 世俗 化 の プロセス が 優先 し た 。 イギリス で は 名誉 革命 後 より 、 王室 財政 と 国家 財政 の 分離 が 進み 、 1694 年 に は ウィリアム 3 世 の 母国 オランダ から の 資本 を もと に イングランド銀行 が 創設 さ れる など 、 「 財政 革命 」 が 進展 し て い た 。 ロンドン の シティ に は 、 国債 や 抵当 証券 の 本格 的 な 取引 市場 が 成立 し 、 土地 で は なく 金融 ・ 有価 証券 に 基礎 を おく 「 証券 ジェントルマン 」 と 呼ば れる 階層 を 出現 さ せ た 。 1720 年 、 投機 ブーム によって 生じ た 株価 の 急騰 と 暴落 は 南海 泡沫 事件 と 呼ば れ て 経済 的 混乱 を 招い た が 、 翌 1721 年 、 ロバート ・ ウォルポール が 第 一 大蔵 卿 に 就任 し て 閣議 を 主催 、 他 の 閣僚 を 統制 し て 実質 的 な イギリス 首相 として 議会 の 支持 を もと に 混乱 を 収拾 、 責任 内閣 制 の 基礎 を 成し た 。 ウォルポール は 対外 的 に は 平和 戦略 を とり 、 国内 的 に は 反対 派 の トーリー 党 を 「 ジャコバイト 」 として 攻撃 する こと で 強力 な 政治 基盤 を つくっ て いっ た 。  しかし 、 「 ウォルポール の 平和 」 は 18 世紀 の イギリス に あっ て は 例外 的 で あっ て 、 この 世紀 は むしろ 、 たび 重なる 対 仏 戦争 の 繰り返し （ 第 2 次 百 年 戦争 ） で あり 、 しかも 、 これら の 戦争 は アメリカ の 独立 を のぞい て 全て イギリス 側 が 勝利 し た 。 イギリス が 戦争 に 勝利 し つづけ た の に は 、 戦費 調達 能力 に すぐれ て い た こと に 理由 が 求め られる 。 つまり は 「 財政 革命 」 の 成功 が その 根本 的 な 要因 で あっ た 。 18 世紀 の イギリス は 後世 「 財政 ・ 軍事 国家 」 と 称さ れる ほど 重い 租税 が 課さ れ て い た が 、 フランス の よう に 徴税 請負人 に は 頼ら ず 、 国家 官僚 による 効率 的 な 徴税 が なさ れ 、 さらに 、 納税 者 各 階層 の 利害 を 反映 し た イギリス 議会 から の 保障 が 付さ れ て い た 。 議会 による 保障 は 、 なおも 世界 金融 の 中心 と なっ て い た アムステルダム の 資金 が イギリス 市場 に 大量 に 流入 する こと も 可能 に し て おり 、 したがって 、 英 仏 戦争 の 勝敗 は 少なから ず オランダ 資本 が フランス に で は なく イギリス （ グレートブリテン 王国 ） に 流れ た という 事実 に 由っ て い た の で ある 。  18 世紀 の イギリス 史 は 「 大 英 帝国 」 形成 の 歴史 で あり 、 植民 地 貿易 の 爆発 的 な 発展 の 歴史 でも あっ て 、 その 過程 で 「 イギリス 商業 革命 」 と 呼ば れる 変化 が 生じ た 。 これ は イギリス 人 の 生活 様式 を 一変 さ せ （ 「 生活 革命 」 ） 、 13 植民 地 で も 生活 における 「 イギリス 化 」 、 すなわち 、 アメリカ における 生活 革命 を も 招い た 。 七 年 戦争 前後 から は 、 いわゆる 「 産業 革命 」 が 進行 し て 社会 構造 も 大きく 変化 し て いっ た 。  ジョン ・ ロック 、 ヴォルテール 、 シャルル・ド・モンテスキュー 、 ジャン ＝ ジャック・ルソー ら ヨーロッパ における 啓蒙 思想 は 、 政教 分離 を 規定 し た 世界 初 の 憲法 、 アメリカ合衆国 憲法 に 大きな 影響 力 を あたえ た 。  アメリカ合衆国 は 、 「 新大陸 」 に 新しい 政治 的 権威 の 創設 という 壮大 な 歴史 的 実験 を 成功 さ せ た が 、 それ は 同時に 憲法 規定 によって 政治 と 宗教 を 分離 する という 実験 で も あっ た 。 ただし この 分離 は 、 宗教 に対する 警戒 感 や 無 関心 から で は なく 、 むしろ 宗教 の 自由 な 実践 の ため に なさ れ た もの で あっ た 。 国家 と 宗教 の あいだ に 築か れ た 「 分離 の 壁 」 （ トマス・ジェファーソン ） は 、 啓蒙 主義 的 な 理 神 論 と 敬虔 な プロテスタント 諸派 の 同盟 の 結果 だっ た の で ある 。  独立 前 の 北米 大陸 で 起こっ た 最も 大きな 宗教 的 な 出来事 として 、 「 大 覚醒 」 」 と 称さ れる 信仰 復興 の 動き が 挙げ られる 。 信仰 復興 （ リバイバル ） と は 、 衰退 し た 信仰 の 炎 を もう一度 燃え立た せよ う と する 営為 で あり 、 それ が 地域 集団 的 に 生み出す 一種 の 熱狂 で ある 。 その後 の アメリカ 史 で も 第 二 次 ・ 第 三 次 、 あるいは 第 四 次 と 周期 的 に 繰り返さ れ て き た 「 大 覚醒 」 で ある が 、 後世 の 人びと が 「 第 一 次 大 覚醒 」 と 呼ん で 規範 と し た の は 1730 年代 頃 より 起こっ て 1740 年代 に きわめて 活発 化 し た 信仰 復興 運動 で あっ た 。  イェール 大学 出身 で ノーサンプトン （ 現 、 マサチューセッツ 州 ） の 牧師 だっ た ジョナサン ・ エドワーズ は 1734 年 以降 、 信仰 の 衰退 を 嘆い て ジャン ・ カルヴァン の 教え に 立ち戻り 、 超越 的 な 神 に ただ 身 を 委ねる こと によって のみ 、 人間 は 堕落 し た 現今 の 境遇 から 脱し て 救済 さ れ うる と 説き 、 これ は すでに 制度 的 に 確立 し て 安定 期 に 入り 、 礼拝 も 形式 的 な もの と なっ て い た 会衆 派 の 人びと の 信仰 を 震撼 さ せ た 。 エドワーズ は 、 ジョン ・ ロック の 認識 論 の 影響 を 受け 、 人 は 知性 より も むしろ 連想 を通じて 神 の 存在 を 直観 する と 考え た 。 彼 は 会衆 派 の 牧師 として 、 自身 の 回心 の 体験 を 生々しく 語り 、 平信 徒 に対して 、 そこ で の 深遠 な 力 の はたらき を 強く 訴え た 。 『 怒れる 神 の 御 手 の 中 に ある 罪人 』 や 『 聖なる 超自然 の 光 』 は こうした リバイバル 説教 として 有名 で あり 、 彼 の 説教 で は 多く の 会衆 が 気絶 や 卒倒 など 激しい 反応 を 示し た と いわ れ て いる 。 ノーサンプトン の 教会 で は 回心 を 経験 する 平 信徒 が 相次ぎ 、 その 評判 を 聞きつけ た 牧師 や 平 信徒 が 彼 の 教会 に 訪れ た こと で 運動 は ニューイングランド 一帯 に 広がっ て いっ た 。 ジョナサン ・ エドワーズ は また 『 ヨハネ の 黙示録 』 の 研究 者 として も 著名 で あり 、 千 年 至福 （ ミレニアリズム ） を 唱え て いる 。  エドワーズ と 並ん で 第 一 次 大 覚醒 の 牽引 力 と なっ た の が 、 イングランド 国教 会 の 牧師 ジョージ ・ ホワイト フィールド で ある 。 1739 年 以降 、 13 回 にわたって 北 アメリカ の 地 を 訪れ た ホワイト フィールド は 、 地獄 の あり さま を 生々しく 思い浮かべ られる よう 人びと に 語っ て 聞か せる など 、 その 透き通っ た 声 と 身振り 手振り を 交え た 雄弁 な 説教 によって 、 その 場 に 何 千 と 集まっ た 聴衆 を 興奮 の 渦 に 巻き込ん だ 。 南部 の ジョージア 植民 地 から ニューイングランド 北端 の 現在 の メイン 州 まで 、 も 含め て 巡回 し た ホワイト フィールド の 説教 は 各地 で 多数 の 回心 者 を 生み 、 大 覚醒 の 運動 を 全 植民 地 規模 に 広め た 。 マサチューセッツ 湾 植民 地 で は 、 ホワイト フィールド の 説教 を 聞い て 回心 し た 農家 の 息子 が 再 洗礼 派 の 信仰 に 目覚め て 1756 年 に バプテスト 教会 を 創設 し て いる 。 この 運動 は 、 回心 の 体験 を 支え に 独学 で 教義 を 学び 、 精力 的 に 布教 する バッカス の よう な 多数 の 巡回 牧師 を 生ん だ の で ある 。  大 覚醒 の 運動 は 会衆 派 や 長老 派 の 教会 に 甚大 な 影響 を およぼし 、 既成 の 教会 を 支持 する 旧派 と 回心 体験 を 重視 する 新派 の 分裂 を 招い た 。 旧派 の 人びと は 、 大 覚醒 における 救済 の 歓喜 や 絶望 の 悲嘆 といった 大げさ な 感情 表現 、 阿鼻叫喚 の 様相 を 呈する 礼拝 、 痙攣 や 引き 付け など 激しい 身体 的 反応 、 それら が 普段 の 日常 生活 を およぼす 悪影響 など を 指摘 し た 。 この 運動 の 牽引 役 と なっ た 牧師 や 説教 師 の なか に は 節度 の ある 者 も 少なく なかっ た が 、 そう で ない 者 も 多数 ふくま れ て い た の で ある 。 一方 、 新派 の 人びと は 、 既存 の 教会 や 牧師 の 権威 を 否定 し 、 自発 的 な 結社 として ニューイングランド だけ で 100 以上 、 中部 に あっ て も おそらく ほぼ 同数 の 教会 を あらた に 創設 し た 。 大 覚醒 に たずさわっ た 人びと は フロンティア へ の 布教 を 重視 し た ので 、 故郷 を 後 に し て 新天地 に 赴い た 、 繋がり に 飢え た 人びと が キリスト 教 的 伝統 や 共同 体 へ の 帰属 を あらためて 確認 する 場 と なっ た 。 かれ ら の なか に は エドワーズ の よう に 先住民 布教 に 熱心 に 取り組む 人 も あれ ば 、 黒人 奴隷 の 参加 も 認め て の 奴隷 制 社会 に 挑戦 する 者 も あっ た 。 ニューイングランド で は 回心 体験 を 重視 する 新派 に 多く の 女性 が 参加 し た が 、 ニュー ポート の も そうした 一 人 で あり 、 1741 年 から 自宅 で 女性 の ため の 集会 を ひらき 、 1765 年 に は 黒人 奴隷 の 参加 も 認め 、 その 頃 に は 彼女 の 集会 の 参加 者 は 300 人 に 達し て い た 。  大 覚醒 運動 について は 、 「 大 規模 で 総合 的 な 覚醒 」 「 理性 の 時代 の アナクロニズム 」 「 アメリカ 思想 の 主流 」 「 精神 上 の 地震 」 「 ピューリタン から ヤンキー へ 」 など 多様 な 立場 から の 毀誉 褒貶 が ある 。 近年 で は 「 大 覚醒 」 という 歴史 事象 そのもの が 従来 あまりに 過大 視 さ れ て き た こと に対する 見直し が なさ れ て いる 。 基本 的 に は どの 植民 地 の どの 教派 で あっ て も 、 地域 ごと に 割り振ら れ た 教会 の 制度 を 維持 し 、 一般 信徒 の 信仰 生活 を 指導 する こと が 最大 の 関心事 だっ た の で あり 、 これ は 、 国教 会 の 教区 制度 が 持ち込ま れ た ヴァージニア など 南部 植民 地 、 ルター 派 、 カトリック 、 クエーカー が 混在 し た 中部 植民 地 、 会衆 派 が 事実 上 の 公定 宗教 で あっ た 北部 の ニューイングランド 、 いずれ の 地域 で あっ て も 大きな 違い は なかっ た 。 大 覚醒 の 運動 は 、 この よう な 多元的 な 素地 に 上乗せ さ れ た 多元 化 現象 と も みなす こと が できる 。 ただし 、 大 覚醒 が 既存 の 宗教 ばかり で なく 、 さまざま な 社会 的 権威 に対して も 批判 的 な 姿勢 を 打ち出し 、 一般 信徒 が 自身 の 信仰 と その 信仰 を 共有 する 人びと と の 連帯 を 重視 する よう に なっ た こと は 重要 で 、 従来 、 各 植民 地 、 そして 各 植民 地 における それぞれ の カウンティ （ 郡 ） や タウン は 自治 的 で ある 反面 、 相互 の 交流 に 乏しかっ た の に対し 、 大 覚醒 は そうした 各 植民 地 間 の 垣根 を 越え て 、 文化 的 な きずな を 醸成 する こと に つながっ た の で ある 。 そして また 、 自ら の 信仰 を 重視 し て 既成 の 宗教 的 ・ 社会 的 権威 を 否定 する こと は 、 イギリス 本国 の 権威 に対して も 自主 性 を 主張 する こと に も つながっ た 。  一方 、 ヨーロッパ で 興起 し た 啓蒙 主義 の 思想 は 滔滔 と 新大陸 に 流れ込ん で おり 、 そこ における 合理 主義 も また 知識 人 や 文化 人 、 エリート 層 に 広く 浸透 し て い た 。 その ため 、 政治 的 指導 者 の 多く が 理 神 論 に 立つ よう な 状況 に あっ た が 、 ここ において 、 大 覚醒 の 敬虔 主義 者 たち と 理性 重視 の 啓蒙 主義 者 たち は 、 まったく 正反対 と いっ て よい 宗教 上 の 見解 に 立脚 し ながら も 「 信教 の 自由 」 という ただ 一 点 において 共闘 関係 が 成立 し た 。 それ が 両者 にとって 共通 の 目的 たり え た から で あり 、 トマス・ジェファーソン が ヴァージニア 信教 自由 法 を 作成 する にあたって 、 宗教 指導 者 たち の 意見 を 参照 し た こと は よく 知ら れ て いる 。  1763 年 2 月 の フレンチ ・ インディアン 戦争 （ ヨーロッパ で は 七 年 戦争 ） の 終結 後 、 イギリス 本国 政府 は 植民 地 政策 を 転換 し 、 従来 の 「 有効 なる 怠慢 」 の 政策 を 改めて 、 植民 地 へ の 介入 を 強化 する 方針 に 転じ た 。 また 、 莫大 な 戦費 に 苦しん だ 本国 が 植民 地 の 人びと に も それ を 負担 さ せよ う として 課税 を 強化 し た 。 この 課税 に対する 反対 運動 が アメリカ 独立 戦争 の 起点 と なっ た 。 1765 年 、 イギリス 本国 の 第 一 大蔵 卿 ジョージ ・ グレンヴィル は 大衆 課税 で ある 印紙 法 の 制定 に 踏み切っ た が 、 13 植民 地 は 「 代表 なく し て 課税 なし 」 と 主張 し て 同 法 に 反対 、 これ を 撤回 さ せ た 。 しかし 、 本国 議会 は 1773 年 、 茶 法 を 制定 し 、 インド 支配 拡大 に ともなう 財政 負担 に あえぐ イギリス 東 インド 会社 に 、 アメリカ で の 茶 貿易 の 独占 権 を あたえ た 。 この とき 、 それ に 抗議 する 人びと が ボストン 港 に 停泊 する 東 インド 会社 の 船 を 襲撃 し て 茶 箱 を 海 に 投げ込む 、 いわゆる 「 ボストン 茶会 事件 」 が 起こり 、 植民 地 と 本国 の 対立 は 決定的 な もの と なっ た 。 反 イギリス 勢力 に 厳しい 報復 措置 を 取ろ う と する 本国 政府 に対し 、 13 植民 地 の 代表 は 1774 年 、 大陸 会議 を 開い て これ に 抗議 し 、 各 植民 地 間 の 連携 を かため て 本国 に 対抗 し た 。 各 植民 地 で は 植民 地 協議 会 が 召集 さ れ て 大陸 会議 の 決定 を 承認 し 、 大陸 同盟 が 実行 に 移さ れ た 。 ペンシルヴェニア 植民 地 の 協議 会 は 、 西部 地域 の スコッチ・アイリッシュ ら の 支持 を すでに 獲得 し て い た 。 フィラデルフィア で は 1774 年 、 クエーカー 教徒 、 国教 会 の 信徒 、 スコッチ・アイリッシュ の 3 集団 が 集まり 、 抗議 運動 の 連帯 を 固め た が 、 これ に は 職人 ・ 小売 商 の 団体 や ドイツ 系 、 バプテスト 教徒 も 参加 し た 。  1775 年 、 ボストン 郊外 の レキシントン と コン コード で 本国 軍 と の 武力 衝突 が おこる と 、 フィラデルフィア で 第 2 次 大陸 会議 が ひらか れ た 。 ジョージ ・ ワシントン が 植民 地 軍 総 司令 官 に 任命 さ れ た 一方 、 ジョン ・ ディキンソン ら 穏健 派 は なおも イギリス 政府 と の 和解 を 追求 し 、 平和 の 象徴 を その 名 に 冠し た 「 オリーブ の 枝 請願 」 を 本国 に対して 提出 する こと について 同意 を 得 た が 、 ジョージ 3 世 は 請願 を 受け取る こと すら 拒否 し 、 北米 が 反乱 状態 に ある と 宣言 、 翌年 1 月 に は ドイツ 人 傭兵 隊 の 北米 派兵 に 踏み切っ た 。 こうして 、 植民 地 人 が いだい て い た 国王 へ の 期待 も 失わ れ 、 アメリカ 独立 戦争 が 本格 化 し た 。  1776 年 6 月 12 日 、 ヴァージニア 権利 章典 が 公布 さ れ た 。 ジョージ ・ メイソン を 主たる 起草 者 と する この 文書 は 、 近代 的 な 意味 で の 最初 の 権利 章典 、 アメリカ 権利 章典 の 先駆け で あり 、 6 月 29 日 採択 の ヴァージニア 憲法 はじめ 他 の 連邦 国家 の 州法 も これ に 倣っ て 作成 さ れ た 。  ヴァージニア 権利 章典 で は 、 以上 の よう に 自然 権 、 社会 契約 説 に もとづい た 主権 在民 、 良心 の 自由 ・ 信教 の 自由 が 明記 さ れ た 。  1776 年 6 月 7 日 、 ヴァージニア 植民 地 代表 の リチャード ・ ヘンリー ・ リー は 大陸 会議 に 「 独立 の 決議 」 を 提案 し 、 6 月 10 日 、 これ に もとづき 、 トマス・ジェファーソン 、 ジョン ・ アダムズ 、 ベンジャミン・フランクリン 、 ロジャー ・ シャー マン 、 ロバート ・ リビングストン の 5 名 で 構成 さ れる 独立 宣言 起草 委員 会 が 発足 し た 。 起草 の 中心 と なっ た の は アダムズ 委員 の 強い 推薦 を 受け た ジェファーソン で 、 フランクリン と アダムズ が これ を わずか に 修正 し て 委員 会 案 と し た 。 7 月 1 日 、 リー の 独立 決議 案 に 9 植民 地 が 賛意 を 表明 、 翌 2 日 に は サウスカロライナ 、 デラウェア 、 ペンシルヴェニア が 賛成 に まわり 、 ニューヨーク 植民 地 を 除く 12 植民 地 で 独立 が 正式 に 決定 し た 。 一方 、 アメリカ 独立 宣言 委員 会 案 は 7 月 4 日 、 大陸 会議 における 若干 の 修正 を 経 た うえ で 正式 に 採択 さ れ た 。 7 月 9 日 、 植民 地 政府 から の 訓令 で 独立 に 賛成 する の を 禁じ られ て い た ニューヨーク が 独立 に 賛成 し た こと で 、 独立 宣言 に は 「 全会 一致 の 」 という 言葉 を 付加 する こと が 可能 と なっ た 。 アダムズ は のち に これ を 回顧 し て 「 13 の 時計 が 同時に 鳴っ た 」 と 形容 し て いる 。 彼 は 、 政治 ・ 宗教 ・ 習慣 も 相互 に 異なる 13 植民 地 が 、 イギリス 帝国 から の 独立 を 連帯 し て 決定 し た こと を 人類 史上 の 快挙 と みなし て い た の で ある 。  独立 宣言 は 、 基本 的 人権 や 革命 権 の 主張 を 述べ た 前文 、 国王 ジョージ 3 世 の 暴政 28 か条 と 本国 議会 ・ 本国 人 へ の 非難 を 述べ た 本文 、 檄文 の 意味 も 込め て 独立 を 宣言 し た 後 文 、 の 3 部分 から なっ て おり 、 この うち 特に 「 すべて の 人間 は 平等 に 造ら れ て いる 」 こと を 高らか に 唱え 、 不可 譲 の 自然 権 として 「 生命 、 自由 、 幸福 の 追求 」 の 権利 を 掲げ た 前文 が アメリカ 独立 革命 の 理論 的 根拠 を 要約 し た 部分 として 著名 で ある 。 独立 宣言 で は 、 自然 権 の 究極 的 な 賦与 者 として 「 自然 の 神 」 という 非 聖書 的 な 言葉 が 選ば れ て おり 、 ここ で は 、 限定 の 少ない 万 人 向け の 信仰 表現 として 理 神 論 的 な 神 が 含意 さ れ て いる の で あり 、 この 表現 を 受け入れる こと の でき ない キリスト教徒 は 少なかっ た だろ う と 考え られる 。 いずれ に せよ 「 奪い がたい 権利 」 を 「 神 」 が 与え た と 明示 し た こと で 、 神 は 人間 の 権利 の 創造 主 で ある と みなさ れ 、 それ ゆえ 人間 の 権利 は 奪い がたく 「 神聖 」 な もの と なっ た の で ある 。 また 、 ここ における 自然 法理 論 が 、 名誉 革命 を 思想 的 に 正当 化 し た ジョン ・ ロック の 自然 法理 論 から 強い 影響 を 受け た こと も よく 知ら れ て いる 。 ロック に あっ て は 、 個人 の 権利 の 内容 は 「 生命 、 自由 、 財産 」 で あっ た が 、 ジェファーソン が 「 財産 」 の 部分 を 「 幸福 の 追求 」 に 変更 し た こと で 、 独立 宣言 は 財産 権 に とどまら ない 、 時代 を 超える 意味 と 価値 を 付与 さ れ た と 評し うる の で ある 。 ただし 、 この 宣言 で は 奴隷 解放 論 者 で ある ジェファーソン が 法文 の 原案 に 盛り込ん だ 奴隷 売買 に関する 厳しい 禁止 規定 が 最終 的 に は 取り除か れ て おり 、 暗い 現実 と の 乖離 も み られる 。  ヴァージニア 権利 章典 や アメリカ 独立 宣言 の 制定 過程 の なか で 、 それぞれ の 邦 において も 州 憲法 の 制定 が 始まっ た 。 実際 的 に 自治領 植民 地 で あっ た ロードアイランド 邦 と コネチカット 邦 を 除く 11 の 邦 で 憲法 が あらた に 制定 さ れ た 。 成文 憲法 は 、 今日 で は どこ の 国家 において も 当然 の こと の よう に 考え られ て いる が 、 元来 は 植民 地 人 が イングランド 議会 の 主権 を 制限 する ため に 主張 さ れ た もの で あっ た 。 各 植民 地 が 独立 し て 州 （ 邦 ） と なり 、 邦 政府 を 樹立 しよ う と し た とき に 、 植民 地 時代 の 基本 法 に 基づく 邦 ごと の 統治 の 伝統 や キリスト教 信仰 に 由来 する 契約 観念 を 背景 として 憲法 を 成文 化 し 、 みずから の 拠り所 と し た もの で 、 いずれ の 邦 に あっ て も 共和 政 を 導入 し た 点 で は 、 アメリカ 独立 は 確か に 「 革命 」 と 称する に ふさわしい 内実 を もっ て い た 。 また 、 いずれ の 邦 でも 、 成文 憲法 が 人民 主導 による もの で ある こと を 明らか に する ため に 憲法 制定 会議 の 召集 や 起草 委員 会 の 設置 、 住民 の 批准 投票 など 、 各種 の 制定 手続き が 周到 に 用意 さ れ た 。  最古 の 州 （ 邦 ） 憲法 は ヴァージニア 憲法 で ある が 、 ここ で は 1776 年 5 月 に 召集 さ れ た 植民 地 協議 会 が 大陸 会議 の 代表 に対する 訓令 を 採択 し た とき 、 邦 憲法 の 制定 も 同時に 決議 さ れ 、 ジョージ ・ メイソン による 権利 章典 案 （ 上述 ） に 引き続い て 邦 政府 機構 案 が 6 月 24 日 に 報告 さ れ た 。 両者 は ヴァージニア 邦 最初 の 正式 な 憲法 として 6 月 29 日 に 採択 さ れ た が 、 同時に 世界 初 の 成文 憲法 でも あっ た 。 ここ で は 、 教会 と 国家 の 分離 を 定め て おり 、 1776 年 の デラウェア 邦 憲法 や でも 政教 分離 が 規定 さ れ 、 翌 1777 年 に は ノースカロライナ 邦 と ジョージア 邦 でも 適用 さ れ た 。  アメリカ 独立 革命 は 、 ペンシルヴェニア で は 内部 革命 が 実現 し 、 ニューヨーク 邦 で は それ が 穏健 派 によって 押し とどめ られ 、 マサチューセッツ 邦 で は イギリス に対する 抗議 運動 において は 急進 派 で あっ た ジョン ・ アダムズ や サミュエル・アダムズ が 、 州 憲法 の なか で も 最も 保守 的 な 憲法 を 制定 する こと に 尽力 し た 。 ヴァージニア で は 権利 章典 の 整備 が なさ れ た ものの 、 その 適用 は 白人 男子 に 限定 さ れ て 黒人 奴隷 の 制度 は 維持 さ れ た 。 この よう に 、 アメリカ 独立 革命 は 邦 （ 州 ） によって 内容 と 性格 を 異に し て い た 。  啓蒙 主義 や 共和 主義 の 立場 は 、 信教 の 自由 や 良心 の 自由 を 個人 の 権利 の なか でも 核心 的 な もの と 位置づけ て い た が 、 信教 の 自由 にとって 最大 の 問題 と みなさ れ た の は 、 特定 の 教派 が 国家 の 保護 を 受ける 公定 教会 として 特権 を 有し 、 それ 以外 の 教派 を 弾圧 する こと で あっ た 。 北米 の 独立 13 邦 において は 、 その 成り立ち から し て 信教 の 自由 を 植民 地 建設 の 目的 に し た ロードアイランド 邦 や ペンシルヴェニア 邦 以外 に も 、 ニュージャージー 邦 や デラウェア 邦 に は 公定 教会 が なかっ た 。  独立 前 の ヴァージニア で は 、 イングランド 国教 会 が 公定 教会 として 認め られ 、 独立 後 は 本国 から 分離 し て 改称 ・ 再 編成 さ れ 「 プロテスタント 監督 派 教会 」 として 特権 的 地位 が あたえ られ て い た 。 この 制度 は 、 トマス・ジェファーソン や ジェームズ ・ マディソン ら 合理 主義 を 奉じる 理 神 論 者 や 「 不 服従 派 」 と 称さ れ た 非 国教 徒 たち （ 長老 派 、 バプテスト 、 メノナイト など ） によって 廃止 が 求め られ て い た 。 ジェファーソン は アメリカ 独立 宣言 の 起草 後 早々 と ヴァージニア に 帰郷 し 、 1779 年 から 1781 年 まで は ヴァージニア 邦 知事 を 務め た 。 1779 年 、 ジェファーソン は 自身 が 起草 し た ヴァージニア 信教 自由 法 を 邦 議会 に 上程 し た 。 知事 時代 の ジェファーソン は また ヴァージニア 大学 を 設立 し 、 この 大学 は 合衆国 で は 宗教 的 原理 から は 完全 に 分離 さ れ た 初 の 大学 と なっ た 。  独立 戦争 は 、 ベンジャミン・フランクリン の 外交 活動 など により 、 イギリス と 長年 争っ て き た フランス を はじめ ヨーロッパ 諸国 が アメリカ 独立 支持 に まわっ た 。 1781 年 、 イギリス 軍 が ヨーク タウン の 戦い で 致命 的 な 敗北 を 喫し た こと により 事実 上 の 戦闘 状態 は 終結 し 、 1783 年 9 月 に は パリ 条約 が 結ば れ 、 イギリス は 「 アメリカ合衆国 」 の 独立 を 承認 、 ミシシッピ 川 以東 の 地 を 譲渡 し た 。  ジェファーソン は マディソン の 協力 を 得 て 「 信教 自由 法 」 の 実現 を めざし た 。 1784 年 に ヴァージニア で 成立 し た 宗教 結社 法人 法 は 、 プロテスタント 監督 派 教会 が 、 国教 会 の 不動産 と 教区 制 の 継承 を 認める 権限 をめぐって の 立法 で あっ た が 、 マディソン は この 法律 に対し 、 ヴァージニア 人 の 反対 の 声 が 高まる の を 待っ て 撤廃 の 動き を 開始 し た 。 マディソン は 「 請願 と 抗議 」 と 題する 請願 書 において 、 信仰 の 自由 は 「 理性 と 信心 」 によって しか 導か れる こと の でき ない 、 個人 の 内面 の 問題 で あり 、 政治 的 に 強制 し て は なら ない と 主張 し た 。 この 請願 の 署名 者 は 1 万 人 以上 に 広がり 、 長老 派 、 バプテスト 派 、 クエーカー 、 少数 の カトリック に 加え 、 メソディスト や 監督 派 の 一部 も 含ま れ て い た 。 1785 年 、 宗教 結社 法人 法 は 撤廃 さ れ 、 翌 1786 年 1 月 19 日 、 ジェファーソン 起草 の 信教 自由 法 が ヴァージニア 邦 議会 において 可決 、 成立 し た 。 これ は 、 ジェファーソン が 駐 仏 公使 として パリ に 赴き 、 アメリカ を 離れ て い た 時期 の こと で あっ た 。  信教 自由 法 で は 、 「 何人 も 宗教 儀礼 に 献金 し たり 、 足 繁く 教会 に 通っ たり する こと を 強制 さ れ ない 」 と 定め 、 また 、 「 すべて の 人 は 、 いかなる 形 で あれ 、 どの人 の 市民 的 権利 に 影響 を 当てる こと なく 、 宗教 問題 について 、 信念 を 表明 し 、 議論 する 自由 を 有する 」 と 明記 し て いる   これ は 、 キリスト 教 を 中心 に すえ た 従来 の 寛容 論 を さらに 一 歩 進め 、 公定 教会 そのもの の 廃止 を 含ん で い た 。 公定 教会 が 存在 する 限り 、 少数 派 の 信教 の 自由 は 保障 さ れ ない という の が 、 ジェファーソン や マディソン の 主張 で あっ た 。 さらに 、 「 信教 の 自由 」 という とき 、 特定 の 教会 ・ 教派 の 特権 的 地位 を 認め ない という の が 従来 の 捉え 方 で あっ た が 、 ここ で は 「 宗教 の 信仰 は 万 人 が 保有 する 平等 の 権利 で あり 、 万 人 は 良心 の 命ずる まま に それ を 信ずる 自由 を 有する 」 と 規定 し 、 個人 の 自由 な 宗教 実践 の ため に こそ 必要 で ある という 積極 的 な 意味合い が 付加 さ れ た 。 「 分離 の 壁 」 の 言葉 は ジェファーソン が ロジャー ・ ウィリアムズ から 影響 を 受け た もの で 、 こうした 積極 性 は 、 自身 『 クルアーン 』 の 英語 訳 を 所有 する など キリスト教 以外 の 宗教 に も 関心 を 寄せ 、 この 法 の 制定 にあたり 、 敬虔 主義 的 な 宗教 指導 者 たち と も よく 話し合っ た こと と も 深い かかわり が ある 。  公定 教会 を 置か ない 動き は 州 （ 邦 ） 憲法 の 制定 過程 において いっそう 進展 し 、 ジョン ・ ジェイ ら が 主導 権 を 発揮 し た の 場合 に は 、 イングランド 国教 会 や オランダ 改革 派 が 公定 教会 の 地位 を 剥奪 さ れ た 。 ノースカロライナ 州 や サウスカロライナ 州 （ 1790 年 ） も それ に つづい た が 、 ニューヨーク に あっ て は カトリック 教徒 や ユダヤ 教徒 に対して も 平等 な 選挙 権 が 保証 さ れ た こと が 注目 さ れる 。  独立 宣言 を 発布 し 、 ヴァージニア 憲法 はじめ 各 邦 の 憲法 が 制定 さ れ 、 パリ 条約 によって 国際 的 に 独立 の 承認 を 得 た ものの 、 合衆国 自体 は まだ 国家 で は なく 、 正確 に は 国家 の 連合体 で あっ た ので 、 特に 憲法 を もつ こと なく 、 独立 13 邦 全体 に かかわる 法令 として は ジョン・ディキンソン ら によって 1777 年 に 起草 さ れ た 連合 規約 （ 大陸 会議 で の 批准 を 経 て 1781 年 に 発効 ） しか なかっ た 。 しかし 、 この 連合 議会 体制 の もと で 、 アメリカ 社会 は 紙幣 の 濫発 による インフレーション が 起こり 、 各 邦 は 財政難 に 陥り 、 1786 年 8 月 から 1787 年 1 月 にかけて マサチューセッツ で   シェイズ の 反乱 が 勃発 する など 政治 的 ・ 経済 的 な 安定 性 を 欠い て い た 。 ここ に 、 列強 間にあっ て 独立 を 保持 し 、 財政 ・ 通貨 ・ 信用 上 の 混乱 を 収束 し 、 国内 的 に も 政治 的 ・ 経済 的 安定 を 確保 する ため 、 「 より 完全 な 連邦 」 の 形成 が 必要 と の 見方 が 強まっ た 。 その 中心 と なっ て 活動 し た の が 、 ヴァージニア 邦 の ジェームズ ・ マディソン で あり 、 彼 は 連邦 憲法 を 制定 し て 13 邦 を 1 つ の 国家 に まとめる 連邦 政府 構想 を いだい た 。 マディソン の 提案 で 開か れ た 1786 年 9 月 の では 、 ニューヨーク 、 ニュージャージー 、 デラウェア 、 ペンシルヴェニア 、 ヴァージニア の 5 邦 の 代表 しか 集まら ず 、 会議 も 3 日 しか 続か なかっ た 。 ニューハンプシャー 、 マサチューセッツ 、 ロードアイランド 、 ノースカロライナ 4 邦 代表 は 間に合わ ず 、 ペンシルヴェニア は 出席 を 見送っ た 。 ニューヨーク 邦 の 代表 アレクサンダー ・ ハミルトン は 、 ここ で 翌年 に 全 邦 代表 が 集まっ て 連合 規約 改正 に関して 話し合う こと を 提案 し 、 規約 改正 のみ を 討議 する 条件 で 了承 さ れ た 。 この よう な 情勢 の なか 、 上述 の シェイズ の 反乱 は 諸 邦 に 大きな 衝撃 を もたらし 、 連合 の 強化 や 中央 政府 樹立 が あらためて 強い 関心 を 呼び 、 また 、 実際 に 民兵 隊 を マサチューセッツ に 派遣 し た 邦 も あっ た 。  1787 年 5 月 、 フィラデルフィア 会議 が 開か れ た 。 マディソン は 、 主権 を 有する 州 間 の 連合 を どの よう な 形態 に する の が 最善 か 、 共和 国 が 広大 な 領土 において いかに し て 可能 か を 考究 する ため 、 フランス 駐在 の ジェファーソン に 連合 に かかわる 古今 の 著作 を 送っ て くれる よう 依頼 し 、 開催 目前 の 1787 年 4 月 に は 「 政治 制度 の 欠陥 」 と 題する 覚書 を 作成 し た 。 マディソン は また 、 ジョージ ・ ワシントン の 出席 を 不可欠 と 考え 、 彼 に 丁寧 に 働きかけ て 承諾 を 得る など 、 周到 な 準備 を おこなっ た 。 フィラデルフィア 会議 に は 、 ペンシルヴェニア 代表 として ベンジャミン・フランクリン も 参加 し た 。 アメリカ 独立 の 功労 者 2 人 が 参加 し 、 議長 に ワシントン が 選出 さ れ た こと によって 会議 は 順調 に 進行 し た 。 当初 、 連合 規約 改正 のみ を 話し合う ため の 会議 で あっ た が 、 マディソン は もとより 合衆国 憲法 の 制定 を めざし て い た 。 合衆国 憲法 は 、 ジョン ・ ロック 、 モンテスキュー 、 ルソー の 思想 を 参考 に し 、 憲法 制定 権力 者 として 人民 主権 を 前提 と し 、 政府 は 人民 より 一定 の 権限 を 信託 さ れ た もの で ある と みなし て 共和 主義 ・ 民主 主義 の 原理 が 立て られ 、 さらに 、 権力 の 集中 は 人民 の 自由 にとって 危険 で ある から 機能 的 に は 三権分立 、 地理 的 に は 連邦 制 という かたち で 分散 を 図る という 構造 と なっ て いる 。 同年 9 月 17 日 、 ジェームズ ・ マディソン 起草 による 連邦 憲法 案 が 採択 さ れ た 。 1788 年 6 月 、 9 州 の 承認 を 得 て 発効 し 、 1789 年 1 月 に は 最初 の アメリカ合衆国 大統領 選挙 が おこなわ れ て ワシントン が 初代 大統領 に 就任 、 ここ に アメリカ合衆国 が 名実 とも に 国家 として 統一 さ れ た 。  合衆国 憲法 は 、 第 6 条 3 項 に 「 いかなる 宗教 的 条件 も 、 合衆国 の 公的 職務 や 任務 に 就任 する ため に 必要 と さ れる こと は ない 」 として 公職 就任 者 に 「 宗教 上 の 審査 」 を 課し て は なら ない 旨 を 規定 し 、 宗教 的 帰属 と 市民 的 帰属 を 明瞭 に 分離 し た 。 ここ で は 神 や 特定 宗教 は まったく 参照 さ れ て おら ず 、 それ ゆえ 、 合衆国 憲法 が 政教 分離 に 基づく 最初 の 憲法 と さ れる 。 クエーカー など 宗教 上 の 信条 によって 新 国家 へ の 忠誠 や 憲法 遵守 の 宣誓 を 拒む 人びと 、 あるいは 、 宣誓 そのもの が 宗教 的 性格 を もつ 行為 で ある として それ を 忌避 する 理 神 論 的 ないし 無神 論 的 傾向 の 人びと に対して は 、 宣誓 の 代わり に 簡単 な 宣言 を おこなう か 「 確約 」 する という 別 の 選択肢 が 用意 さ れ た 。 すなわち 、 宣誓 を 維持 し つつ も 信教 の 自由 の 尊重 による 免除 が 導入 さ れ た の で あっ た 。  合衆国 憲法 の 批准 に際して は 、 マディソン のみ なら ず アレクサンダー ・ ハミルトン や ジョン ・ ジェイ ら 連邦 主義 者 （ フェデラリスト ） が 新聞 紙上 で 賛成 の 論陣 を 張っ た が 、 各州 の 自治 を 重視 する 「 反 フェデラリスト 」 たち は 、 基本 的 自由 や 権利 を 保障 し た 「 権利 の 章典 （ ビル・オヴ・ライツ ） 」 が ともなっ て い ない こと を 訴え 、 批准 に 反対 し て い た 。 そこで 、 修正 条項 として マディソン が 中心 と なっ て 権利 の 章典 12 条 を 作成 し 、 1789 年 の 第 1 回 連邦 議会 で 提案 し た 。 修正 条項 は 上院 ・ 下院 で 採択 さ れ 、 さらに 批准 の ため 各州 に まわさ れ 、 うち 10 条 が 1791 年 12 月 に 成立 し た （ 修正 条項 10 条 ） 。  修正 条項 第 1 条 は 、 以下 の とおり で ある 。  ここ において 、 「 国教 樹立 の 禁止 」 と 「 信教 の 自由 な 実践 」 が 明示 さ れ て いる 。 初代 大統領 と なっ た ワシントン も また 、 クエーカー 、 カトリック 、 ユダヤ 教徒 に対して も 、 容認 として の 「 寛容 」 で は なく 、 権利 として の 「 信教 の 自由 」 を 語っ て 、 連邦 権力 の 動向 を 心配 し て い た 人びと を 安心 さ せ た 。 宗教 を 非 国教 化 する 本 条項 は 、 各州 政府 に も 広がっ て いき 、 1833 年 の マサチューセッツ 州 を 最後 に すべて の 州 で 採用 さ れ た 。  アングリカン・チャーチ （ かつて の イングランド 国教 会 ） は 、 非 国教 化 の 道 を 歩み 、 衰退 を 余儀なく さ れ た ものの 、 以上 み て き た よう に 、 成文 憲法 における 分離 が 独立 後 早い 段階 で おこなわ れ た こと から 正面 衝突 する こと なく 、 政教 分離 は 独立 宣言 に 由来 する 市民 宗教 と 共存 する こと が でき た 。 すなわち 、 メイフラワー 号 の 巡礼 父祖 たち による アメリカ の 建国 神話 を 祝う 「 感謝 祭 」 によって 市民 宗教 の 表明 が なさ れ て いる わけ で ある 。 感謝 祭 の 創設 は アメリカ 文化 へ の 宗教 の 浸透 と 自発 的 結社 の 形成 における 宗教 の 役割 によって 説明 さ れ て いる 。  合衆国 で は 以上 の よう な 歴史 的 経過 から 、 国教 ないし 国教 会 という かたち で は なく 、 国家 の 支配 下 に ない 自由 教会 という かたち で 政教 分離 が 進展 し 、 教派 （ デノミナーション ） あるいは 分派 （ セクト ） という 形態 を とっ て おり 、 個人 が 自発 的 な 意志 と 良心 の 決断 によって 参加 する 同志 的 な 宗教 団体 と なる 。 したがって 合衆国 で は 大小 多数 の 教派 ・ 分派 が 活動 し 、 そこ に いわば 宗派 間 の 自由 競争 が 存在 し 、 教 会員 獲得 の ため の 伝道 集会 や リバイバル 集会 が さかん に 開か れる 。 自由 教会 は 、 アメリカ 史 において しばしば 社会 の 現状 を 批判 し 、 改革 を 訴える 社会 的 機能 を 果たして き た 。 19 世紀 末葉 から 20 世紀 にかけて の 「 社会 的 福音 」 の 運動 、 20 世紀 後半 の 公民 権 運動 、 ヴェトナム 反戦 運動 など は そうした 事象 の 代表 的 な 例 で ある 。  一方 、 合衆国 憲法 は フランス 革命 はじめ ヨーロッパ 諸国 の 政治 や 政策 、 ラテンアメリカ 諸国 の 独立 など に も 大きな 影響 を あたえ た 。  アンシャン・レジーム （ 「 旧 体制 」 ） における カトリック 教会 は 、 国教 として フランス の 王権 と 一体 化 し て おり 、 文化 の 面 で も 行政 の 面 で も ブルボン 朝 による 絶対 王政 を 支え て い た 。 フランス 全土 に 網 の 目 の よう に 張り巡らさ れ た 教区 教会 は 、 1667 年 の （ 民事 王 令 ） 以降 、 教区 司祭 の もと 洗礼 証書 ・ 婚姻 証書 ・ 埋葬 証書 の 認証 という かたち で 戸籍 業務 を 一 手 に 担い 、 教区 内 住民 の 生誕 、 結婚 、 死 や 葬送 に関する 一切 の 記録 を 納め て い た 。 王 から 発せ られる 命令 も ミサ の 祭壇 から 教区 の 人びと に 告知 さ れ た 。 教会 組織 は また 、 民衆 向け の 医療 、 福祉 、 教育 など の 機能 も はたし て おり 、 人びと の 日常 生活 に 深く 入り込ん で 王政 による 臣民 統合 を 基礎 づける もの と なっ て い た 。 一方 、 カトリック 教会 は 、 教 区民 の 助言 者 で あり 、 告解 や ミサ を通じて 信者 の 生活 規範 を 点検 する 道徳 統制 者 で も あり 、 また 、 常に 信者 本人 や 家族 に対して 日々 の 信仰 生活 の あり よう を 問い 、 その 冠婚葬祭 に際して 宗教 的 な 証し を 求め た 。 プロテスタント の 信徒 は と いえ ば 、 カトリック 教会 の 台帳 に は 登録 さ れ なかっ た ため 、 たとえば 結婚 について は 正式 な もの と は 認め られ ず 、 したがって 、 正式 な 夫婦 で ない 男女 から 生まれ た 子ども たち も また 社会 的 に は 私生児 として 扱わ れ た 。 そして 、 洗礼 証書 （ 現代 で いう 出生 証書 ） の ない 死者 の 埋葬 に は 、 しばしば 大きな 困難 が ともなっ た の で ある 。 プロテスタント や ユダヤ 教徒 は 「 不法 に 」 で は なく 、 いわば 「 合法 的 に 」 差別 さ れ て い た 。 その 状態 に 変化 の 兆し が み られ た の は 、 国王 ルイ 16 世 の 名 において プロテスタント 諸派 に 信仰 の 自由 と 戸籍 が 与え られ た 1787 年 の こと で あり 、 ここ に み られる 「 宗教 の 相対 化 」 は したがって 後述 する フランス 革命 の 所産 で は なく 、 「 啓蒙 の 世紀 」 が 培っ た もの で あっ た と いえる 。  一方 、 1780 年代 の フランス の 国家 財政 は 疲弊 の 極 に 達し て い た 。 テュルゴー 、 ネッケル によって 試み られ た 財政 改革 は 停滞 し 、 後 を 引き継い だ カロンヌ 、 ブリエンヌ ら の 改革 も 不調 に 終わっ て 再び ジャック・ネッケル が 財務 総監 に 任命 さ れ た 。 1789 年 5 月 、 国王 ルイ 16 世 は 財政 問題 の 抜本 的 な 立て直し の ため に 3 身分 （ 聖職 者 326 人 、 貴族 330 人 、 平民 661 人 ） の 代表 計 1 , 318 人 による 全国 三 部会 を ヴェルサイユ に 召集 し 、 事態 の 改善 を めざし た 。 しかし 貴族 たち は 新しい 租税 制度 に 反対 し 、 一般 総会 の 開催 を 国王 に 求め た 。 アベ・シェイエス を はじめ と する 第 三 身分 （ 平民 ） は 自分 たち こそ が フランス 国民 の 代表 者 で ある と 主張 し 、 みずから の 会議 を 国民 議会 と 称し 、 憲法 が 制定 さ れる まで は どんな 圧力 が あっ て も 議会 を 解散 さ せ ない と 誓い 合っ て 立憲 王政 を めざし た 。 これ に 第 一 身分 （ 聖職 者 ） 議員 の 大 部分 と 自由 主義 を 支持 する 第 二 身分 （ 貴族 ） の 議員 が 合流 し 、 1789 年 7 月 9 日 、 憲法 制定 国民 議会 が 発足 し た 。 事態 が 急 展開 を みせ た の は 7 月 14 日 の こと で ある 。 政府 が 外国 人 傭兵 を かき集め て パリ 駐屯 隊 を 強化 する 方針 を 定め た という 噂 が 流れ 、 また 、 7 月 11 日 に 財政 問題 を 唯一 解決 できる と みなさ れ て い た 穏健 改革 派 の ネッケル が 罷免 さ れ た という 情報 に 接し た パリ の 群衆 が 激怒 し 、 この 日 、 バスティーユ 牢獄 を 襲撃 し て 、 武器 を 奪い 、 ここ を 占拠 し た 。 まもなく 騒動 は フランス 全土 に および 、 後世 「 大 恐怖 」 と 称さ れる パニック 状態 が 農村 各地 に 広がっ た 。 貴族 の 邸宅 は 農民 たち によって 襲わ れ 、 土地 台帳 は 奪わ れ て 焼き捨て られ た 。 国民 議会 は 、 オノーレ・ミラボー ら の 主導 の もと 、 大 恐怖 に 対応 する ため 改革 を 急ぎ 、 8 月 4 日 、 封建 的 特権 の 廃止 （ 有償 ） を 宣言 し た 。 議会 は また 、 8 月 26 日 、 十 分の 一 教会 税 の 廃止 を 決議 し 、 憲法 前文 として 、 ラファイエット ら の 起草 による 「 人間 と 市民 の 権利 の 宣言 」 が 採択 さ れ 、 自由 と 平等 、 国民 主権 、 言論 の 自由 、 私有 財産 の 不可侵 など の 諸 原則 が ここ に 示さ れ た 。 いわゆる 「 フランス 人権 宣言 」 で ある 。  フランス 人権 宣言 で は 、 国家 は 「 人 の 消滅 する こと の ない 自然 権 を 保全 する 」 という 世俗 的 目的 の ため の 「 政治 的 団結 」 で ある と さ れ 、 フランス 国家 は ここ において 、 真理 へ の 奉仕 や 神 の 喜捨 に で は なく 、 自由 で 平等 な 「 個人 」 の 意思 の うえ に 基礎 づけ られ た 。 ここ における 「 個人 」 と は 、 信教 の 自由 という 権利 を 有し 、 宗派 に かかわり なく 平等 で ある こと を 保障 さ れ た 、 世俗 的 な 存在 として 想定 さ れ た 自律 的 な 個人 で あっ た 。 ここ に 、 国家 と 宗教 の 関係 について 「 中立 化 」 という 方向づけ が 明確 に なっ た の で ある 。 と は いえ 、 この 段階 で は 、 フランス の 国会 と 教会 は まだ 必ずしも 分離 さ れ て い なかっ た 。  十 分の 一 教会 税 の 廃止 は 、 これ まで 自弁 で 維持 し て き た 聖堂 や 学校 、 神学校 、 施療 院 、 捨て子 養育 院 、 貧民 救済 など の 諸 事業 に かかわる 財産 の 一切 を 放棄 し 、 国庫 に 全面 的 に 依存 する こと を 意味 し て おり 、 教会 は また 、 9 月末 に は 教会 が 所有 する 金銀 製 の 聖 器 や 装飾 品 など の 類 も 礼拝 の 儀式 に 必要 な もの を 除い て すべて 国庫 に 供出 する こと に 同意 し た 。 国民 議会 は 、 1789 年 10 月 より 教会 の 組織 再編 を 審議 し はじめ 、 これ は カトリック 聖職 者 の 自治 および その 排他 的 権利 にとって は 脅威 と なっ た 。  1789 年 11 月 2 日 、 フリーメイソン 会員 で 啓蒙 思想 の 影響 を 強く 受け た オータン 司教 の タレーラン・ペリゴール が 憲法 制定 国民 議会 に対し 、 修道院 を 含む 全 教会 財産 の 没収 と 国有 化 を 提案 し た 。 議会 は これ を 採択 し 、 国家 が 祭式 費用 と 聖職 者 の 給与 を 負担 する こと を 決め た 。 教会 所有 地 は 、 フランス 王国 の 2 割 に 達し て い た だろ う と 考え られ 、 その 資産 総額 は 約 30 億 フラン に 達し た 。 接収 し た 土地 の 一部 は 1890 年 5 月 と 7 月 に 出さ れ た 政令 に もとづい て 売却 さ れ た 。 教会 財産 の 国有 化 は 、 かつて プロテスタント の 君主 が 自 領 で おこなっ た 改革 で あっ た が 、 革命 前後 の 混乱 と 税金 不払い の 拡大 の ため 、 財政 状況 の さらなる 深刻 化 から 非常 措置 も やむをえない と さ れ た から で あっ た 。 これ により フランス 国内 の 司教 と 司祭 は 、 神聖 で 特別 な 立場 から 国家 公務員 という 立場 と なり 、 すべて 一定 額 以上 の 租税 負担 を 負う こと の できる 有権者 （ 「 能動 市民 」 ） によって 選ば れる 身分 と なっ た 。 1790 年 3 月 に は 財政 悪化 が さらに 進行 し た ため 、 見積もら れ た 国有 資産 と なっ た 教会 領 を 担保 と する 5 パーセント の 利子 付き 債券 「 アッ シニア 」 の 発行 が 決定 さ れ た 。 教会 に関する 国民 議会 の 当初 方針 は 、 道徳 的 基盤 として の 教会 の 存続 を 脅かす こと で は なく 、 聖書 者 および 聖職 者 による 教育 ・ 慈善 事業 の 国家 管理 で あっ た 。 しかし 、 かねて より 無益 で 費用 が かかり すぎる として 多方面 より 批判 が あっ た 観想 修道 会 など について は 廃止 が 決定 さ れ た （ 1790 年 2 月 13 日 と 1792 年 8 月 18 日 の 法令 ） 。 これ により 実体 の ともなわ ない 男子 修道 会 の 統廃合 が 進ん だ が 、 教育 や 医療 に かかわる もの について は 除外 さ れ た 。 修道 僧 の 強制 的 な 還俗 も 含む この 措置 は 世俗 権力 による 宗教 そのもの へ の 侵害 を 意味 し た が 、 ほとんど 抵抗 なく 実施 さ れ た 。  2 月 13 日 の 法令 で は 、 行政 は 教区 聖職 者 の 組織 体系 に まで は 干渉 し て い なかっ た 。 しかし 、 1790 年 7 月 12 日 、 行政 権力 の 力 で 教会 の 粛正 と 再編 を 図る 聖職 者 民事 基本 法 （ 聖職 者 市民 法 ） が 議会 を 通過 し た 。 従来 135 あっ た 司教 区 は 新た に 導入 さ れ た 県 に あわせ て 83 に 削減 さ れ 、 18 名 い た 大司教 も 10 名 まで と さ れ た 。 市町村 の 小 教区 も 人口 に あわせ て 再編 さ れ た 。 聖職 者 の 位階 も 単純 化 さ れ 、 すでに 有名 無実 化 し て い た 役職 ・ 聖職 禄 は 全廃 さ れ た 。 また 、 修道 誓願 の 禁止 、 観想 修道 会 の 禁止 、 聖職 服 の 禁止 など が 定め られ た 。 教区 司祭 と 司教 は 、 適性 や 資格 が 審査 さ れ た のち 、 行政 単位 ごと に 選挙 集会 の 選挙 において 俗人 によって 選ば れる こと と なっ た 。 つまり 、 これ は 行政 改革 の 原則 が 教会 組織 に まで 拡大 さ れ た こと を 意味 し て いる 。 聖職 者 民事 基本 法 の 本質 は 、 教会 は 国家 と 市民 社会 に 従属 し なけれ ば なら ない と する もの で あり 、 一 面 で は ガリカニスム の 論理 的 帰結 で も あっ た が 、 これ は 、 ローマ 教会 として は 到底 受け入れ がたい もの で あっ た 。 当初 ローマ 教皇 の ピウス 6 世 は 態度 を 保留 し て い た ものの 、 すべて の フランス の 聖職 者 が 公務員 として 革命 政府 に 忠誠 の 誓い を たて なけれ ば なら ない （ 1790 年 11 月 17 日 の 法令 ） と 定め られる や 、 1791 年 3 月 から 4 月 にかけて この 法令 の 内容 を 公然 と 非難 し つづけ た 。 多く の フランス の 聖職 者 たち は 当初 、 教会 の 民主 化 を 喜ん で 受け入れ た ものの 、 135 名 の 司教 の うち 宣誓 に 応じ た の は タレーラン 含め て 7 名 のみ で あり 、 教区 で 直接 信徒 に 接する 司祭 や 助祭 は 約 半数 近く に 相当 する 2 万 4 , 000 名 あまり が 宣誓 を 拒否 し た 。 全体 の 5 割 強 が 国家 へ の 忠誠 を 誓っ た ものの 、 ローマ 教皇 が この よう な 態度 を 鮮明 に する と 、 宣誓 を 撤回 し た 聖職 者 も 少なく なかっ た 。 また 、 教皇 が どの よう な 意見 が わから ない まま 不本意 ながら 聖職 者 民事 基本 法 に 署名 し た ルイ 16 世 は 、 のち に 教皇 の 見解 に 接し た とき 暗澹 たる 表情 を 示し て い た と いう 。  フランス の 教会 は タレーラン に 指導 さ れ た 「 憲法 派 教会 」 と 宣誓 を 拒否 し た 正統 教会 に 分裂 し た 。 信仰 心 の 篤い 地域 で は 、 宣誓 僧 は 無 資格 僧 と みなさ れ 、 「 ユダ 、 裏切り者 」 と 罵倒 さ れ 、 宣誓 拒否 僧 は 聖人 扱い さ れる こと も 多く 、 しばしば 宣誓 拒否 僧 自身 が 反 革命 を 煽動 し た こと も あっ た の に対し 、 革命 派 の 勢力 が 盛ん だっ た 都市 部 など で は 宣誓 を 渋る 僧 に対して 民衆 が 圧力 を かけ 決断 を 強制 する よう な こと 少なく なかっ た 。 「 宣誓 か 縛り首 か 」 を 迫ら れ た 聖職 者 も あれ ば 、 宣誓 拒否 を し た ため に 、 槍 や 鎌 を もっ た 群衆 によって 「 異端 」 宣言 さ れ 、 追放 さ れ た 聖職 者 も い た 。 こうした フランス 全土 に およぶ 深刻 な 教会 分裂 は 1801 年 の ナポレオン・ボナパルト による カトリック 教会 の 復興 まで 続い た 。 ピウス 6 世 に したがっ て 宣誓 を 拒否 し た 聖職 者 に対する 弾圧 は 伝統 的 な 宗教 生活 にとって は 致命 的 な もの で あっ た が 、 一方 で は ヴァンデ の 反乱 （ 後述 ） を はじめ と する 反 革命 に 大きな 力 を あたえる 契機 とも なっ た 。 国家 が 反 聖職 者 的 、 反 宗教 的 な 諸法 を 次々 に 制定 する と 、 カトリック の 伝統 を 支持 する 地域 住民 の 多く は 、 神 と 彼ら を 仲介 する 存在 として 長らく 機能 し て き た 教区 司祭 を 守ろ う と し 、 アン シャン ・ レジーム の 復興 を 強く 希求 する よう に なっ た 。 こうして 教会 内部 で の 抗争 は 激化 し た が 、 過激 派 が 勢い を 得 た 革命 政府 は 1791 年 に ローマ 教皇 庁 と 断交 し 、 当時 教皇 領 だっ た アヴィニョン と を 占領 し た 。  憲法 制定 国民 議会 は 、 1791 年   9 月 3 日 、 フランス 初 の 憲法 （ 1791 年 憲法 ） を 可決 し 、 これ は まもなく 国王 ルイ 16 世 によって 承認 さ れ た 。 この 憲法 は 、 教会 を 国家 権力 の もと に おき 、 権力 の 世俗 化 を 図る こと を 一つ の 特徴 と し て い た 。 これ に 先立つ 新しい 地方 行政 制度 や ギルド の 廃止 を 定め た ル・シャプリエ 法 、 上述 し た アッ シニア の 発行 、 聖職 者 民事 基本 法 、 あるいは 、 その ほか 行政 や 財産 に関する 法令 が 次々 と 成立 し た が 、 1791 年 憲法 と これら 一連 の 法令 に もとづく 体制 を 1791 年 憲法 体制 と いう 。 ここ で は 、 権力 の 世俗 化 とともに ギルド など の 社団 的 な 中間 権力 を なくし て 権力 の 一元化 が 推し進め られ た 。 1791 年 憲法 で は 、 税 の 支払 能力 によって 能動 市民 と 受動 市民 と に 分け 、 能動 市民 による 制限 選挙 によって 選ば れ た 議員 による 、 一院制 の 新しい 議会 を ひらく こと が 定め られ た 。 こうした 自由 主義 的 な 立憲 君主 制 が 軟着陸 する ため に は 、 国王 側 の 協力 が 条件 と なっ て い た が 、 革命 側 から すれ ば 、 これ は 不 確実 な もの と 理解 さ れ て い た 。 議会 が 二院 制 論 を しりぞけ 、 立法 機関 の 行政 機関 に対する 優位 を 強調 し て 国王 拒否 権 に 難色 を 示し た の も 、 宮廷 に対する 疑念 から で あっ た 。 国王 一家 が パリ を 脱出 し 、 その 日 の うち に ヴァレンヌ で 捕捉 さ れ た 1791 年 6 月 20 日 の 事件 （ ヴァレンヌ 事件 ） は 、 国民 を 見捨てよ う と し た 国王 夫妻 に対する こうした 疑念 を 押し ひろげ 、 それ は とき に 激しい 嫌悪 を ともなう もの だっ た の で ある 。  国民 議会 は 制限 選挙 が 実施 さ れ た こと で その 目的 を 終え 、 1791 年 9 月 30 日 、 立法 議会 （ 立法 国民 議会 ） に 引き継が れ た 。 この 議員 の 選挙 で は 、 国民 議会 議員 の 再選 が 禁じ られ て い た ので 、 新人 ばかり の 顔ぶれ と なっ た 。 議会 で は 、 立憲 君主 政 の 定着 を はかる フイヤン 派 と いっそう の 民主 化 を 求める ジロンド 派 が 対立 し た 。 立法 議会 は 、 フランス 国内 の 反 革命 運動 を 支援 する 外国 と の 開戦 を 主張 する ジロンド 派 、 また 、 それ と は 逆 に 敗戦 によって 革命 の 終結 を もくろむ 国王 周辺 の 双方 の 意向 に おさ れ 、 1992 年 4 月 20 日 、 国境 地帯 の 亡命 者 と これ を 支持 する 外国 の 軍勢 に対し 軍事 行動 を とる こと を 可決 し た 。 これ は 事実 上 、 オーストリア に対する 宣戦 布告 と なっ た （ フランス 革命 戦争 ） 。 これ を 受け て オーストリア と 同盟 し た プロイセン 軍 が フランス に 侵入 、 将校 の 大半 が 亡命 し て い た フランス 軍 は 弱体 化 し て おり 、 戦況 は 初め フランス 不利 で あっ た が 、 危機 を 感じ た パリ の 民衆 と 全国 から 駆け付け た 義勇軍 が テュイルリー 宮殿 を 襲撃 し て 国王 を 監禁 、 立法 議会 に対して 、 普通 選挙 制 によって 選ば れ た 議員 から 成る 新しい 国会 （ 国民 公会 ） の 開設 と 新 憲法 の 制定 を 約束 さ せ た （ 8 月 10 日 事件 ） 。 パリ で は この のち 、 9 月 2 日 より 「 九月 虐殺 」 と 呼ば れる 大量 殺戮 が 起こり 、 それ は 全国 化 し て 3 名 の 司教 と 200 名 以上 の 司祭 が 憤激 する 暴徒 によって 殺害 さ れる 惨事 と なっ た 。  保守 派 が 逃亡 し て ジロンド 派 が 多数 派 と なっ た 立法 議会 は 、 さらに 領主 貢 租 の 無償 廃止 や 宣誓 拒否 聖職 者 の 国外 追放 など を 決め た が 、 過激 化 し た パリ の 民衆 は ジロンド 派 へ の 圧力 を 強め た 。 立法 議会 解散 直前 の 9 月 20 日 、 議会 は 住民 の 民事 的 身分 を 認証 する 役務 を 教区 教会 から 地方自治体 に 移し た 。 結婚 は 役所 に 届け出る こと が 正規 の 手続き と さ れ 、 離婚 の 可能 性 が 認め られ た 。 これ により 、 離婚 を 認める 世俗 の 法 と それ を 認め ない カトリック 教会 の 法 は 、 婚姻 に関する 限り 相容れない もの と なっ た 。 なお 、 この 日 は ヴァルミー の 戦い で 国民 を 主体 と する フランス 軍 が 革命 後 、 初めて 勝利 し た 日 でも あっ た 。  国王 の 逃亡 や 対外 戦争 の 開始 など 緊張 の つづく 政治 局面 において 、 人びと の 聖職 者 に対する 視線 も また 厳しい もの に なっ て いっ た が 、 戸籍 の 世俗 化 と 離婚 に関する 法令 は 「 憲法 派 教会 」 の 存立 基盤 を 揺り動かす 意味合い さえ 有し て い た 。 教区 簿 冊 すなわち 戸籍 簿 の 管理 によって かろうじて 自身 の 立場 を 維持 し て い た 憲法 派 ・ 宣誓 派 の 僧 たち は もはや 公務員 的 な 役割 さえ 失う こと と なっ た 。 また 、 離婚 法 の 制定 は 、 カトリック で 禁じ られ て い た 離婚 ・ 再婚 を 可能 に し た ばかり で は なく 、 僧侶 の 結婚 さえ 合法 化 する もの で あり 、 教会 法 は もはや 打ち捨て られ た に 等しかっ た 。  1792 年 9 月 21 日 、 男子 普通 選挙 に もとづく 国民 公会 が ひらか れ 、 9 月 22 日 、 王政 の 廃止 が 宣言 さ れ て フランス 共和 国 が 成立 し た 。 ローマ 教皇 によって 聖 別 さ れ て き た 王政 は 否定 さ れ た 。 1793 年 1 月 21 日 、 祖国 に対する 裏切り の 罪 で 裁判 に かけ られ た 国王 ルイ 16 世 は シャルル ＝ アンリ・サンソン の 手 によって 、 ついに 断頭 台 の 露 と 消え た 。 これ は 、 アン シャン ・ レジーム と の 決別 を 示す 最後 の 象徴 で あっ た の と 同時に 、 ヨーロッパ の 君主 たち に対する 挑戦 で も あっ た 。 フランス 軍 の オーストリア 領 ネーデルラント （ いま の ベルギー ） 占領 に対し 、 英 蘭 両国 が これ を 脅威 と みなし た ところ から 、 1793 年 2 月 、 国民 公会 は オランダ と イギリス に対して も 宣戦 布告 し た 。 2 月 24 日 に は 独身 者 に対する 一般 兵役 義務 が 課せ られ 、 フランス 国民 軍 が 成立 し た 。 30 万 規模 の 新規 徴兵 は 、 しかし 、 一方 で は 農民 の 武装 反乱 を 引き起こし た 。 この のち 、 マクシミリアン・ロベスピエール を 中心 と する ジャコバン 派 独裁 が はじまり 、 サン ・ キュロット たち の 意向 に 配慮 し た 国民 公会 によって 「 国民 の 敵 」 に対する 恐怖 政治 が 展開 さ れ た 。 欧州 で 孤立 無援 の 情勢 と なっ た フランス で は 、 国内 に いる 共和 国 の 敵 を どうしても 殲滅 し なけれ ば なら ない と 考え られ た の で あり 、 一方 で 食糧 危機 が きわめて 深刻 化 し て い た 経済 事情 も これ に 拍車 を かけ た 。  「 恐怖 政治 」 の 時期 に は 、 多く の 聖職 者 が 処刑 さ れ 、 追放 さ れ た 。 教会 は 閉鎖 さ れ 、 多く の 建造 物 は 破壊 さ れ て 美術 品 も 売り に 出さ れ た 。 こうした 「 非 キリスト 教化 運動 」 （ 反 キリスト教 運動 、 キリスト 教 否定 運動 ） が 特に 激しかっ た の は 1793 年 秋 から 1794 年 春 に かけ て で あっ た 。 この 運動 は 、 知識 人 の 反 宗教 感情 と 国民 一般 の 反 教権 主義 と が 結びつい た もの で 、 宣誓 を 拒否 する 聖職 者 は 「 反 革命 的 狂信 者 」 と 断罪 さ れ た 。 一方 で 、 市民 道徳 と 人間 性 回復 の 一環 として 「 理性 」 と 「 最高 存在 （ 至高 存在 ） 」 の 崇拝 が 導入 さ れ た 。 これら は 「 革命 的 宗教 」 ないし 「 革命 的 諸 宗教 」 と も 称さ れる 。 1793 年 11 月 10 日 、 エベール 派 の 主導 によって ノートルダム 聖堂 で 「 哲学 」 の 名 において 「 理性 の 祭典 」 が とりおこなわ れ た 。 この 祭典 は 以後 、 数 か月 にわたって パリ の 各 教会 はじめ 諸 県 の 主要 都市 において くりひろげ られ 、 無神 論 的 で アナーキー な 性格 を もつ もの で あっ た 。 これ に対し 、 1794 年 5 月 7 日 の 法令 に 基づい て 6 月 8 日 に テュイルリー 宮殿 や シャン・ド・マルス 公園 を 中心 に 「 最高 存在 の 祭典 」 が 挙行 さ れ た 。 その 中心 と なっ た の は ロベスピエール 派 で あり 、 理 神 論 的 性格 を もつ もの で あっ た 。 しかし 、 これら は 宗教 を 否定 し て い ながら も 実際 に は 完璧 な 宗教 儀式 の 外観 を 呈し て い た と も 評さ れる 。 1793 年 11 月 、 国民 公会 によって 定め られ た 共和 暦 （ フランス 革命 暦 ） は 、 イエス ・ キリスト の 降誕 を 紀元 と する 従来 の グレゴリウス 暦 に 代わっ て 採用 さ れ た 。 革命 前 から 暦 の 改変 を 提案 し て い た の は ただ ひとり だっ た が 、 共和 暦 は 1806 年 まで 公式 に 使用 さ れ た 。 各月 を 等しく 30 日 に 、 1 日 を 等しく 10 時間 に する こと も おこなわ れ た 。 地名 も また 、 サンテチエンヌ が アルムヴィル （ 武装 せる 都市 ） に 、 サントロペ が エラクレス （ ヘラクレス ） に 改称 さ れる など 、 宗教 色 の 強い 地名 は 改名 さ せ られ た 。 これら は いずれ も 、 日常 生活 から 宗教 を 取り除く 試み で あっ た 。  1793 年 11 月 、 コミューン の 活動 家 たち に 連行 さ れ た の は 国民 公会 の 演壇 に 立っ て 僧職 の 離脱 を 宣言 し 、 彼 の ミトラ （ 司教 冠 ） は 赤い 「 自由 の 帽子 」 に 取り換え られ た 。 彼 は 、 みずから の 叙任 状 と 十字架 、 司教 用 の 杖 と 指輪 を 壇上 に 置い て 「 革命 が 成っ た 以上 は 自由 と 平等 の 宗教 以外 に 国民 的 な 宗教 は もはや 不要 で ある 」 と 述べ た 。 聖職 者 議員 たち は 次々 と これ に したがっ た 。 僧職 離脱 を 拒否 し て キリスト 教 の 信仰 告白 を おこなっ た 勇気 ある 議員 は アンリ・グレゴワール 司教 だけ で あっ た 。 これ 以降 、 聖職 放棄 は 地方 へ も 急速 に 波及 し 、 憲法 派 僧 すなわち 教区 僧 2 万 6 , 542 人 の うち 半数 強 にあたる 1 万 3 , 000 人 ないし 1 万 5 , 000 人 が 聖職 放棄 の 強制 に 応じ た 。 非 教区 僧 を 加え た 聖職 者 全体 は 1 万 6 , 000 人 から 2 万 人 に およぶ と 考え られ て おり 、 教区 聖職 者 は アンシャン・レジーム 期 の 4 分の 1 に 落ち込ん で 、 立憲 教会 体制 は こうして 内側 から 切り崩さ れ た 。 聖職 放棄 に は 妻帯 の 強制 を ともなう こと も 少なく なかっ た 。 僧侶 の 独身 は 「 カトリック 的 偏見 の 産物 」 と みなさ れ 、 聖職 者 と 市民 を 隔てる 障壁 と 考え られ た 。 およそ 6 , 000 名 の 僧 が 教会 法 で は 許さ れ ない 妻帯 に 手 を 染め た 。 こうした 聖職 放棄 や 妻帯 は 国家 へ の 忠誠 宣誓 以上 に 人びと の あいだ に 聖職 者 へ の 抜き がたい 不信 感 を 植え付ける こと と なっ た 。  ジョゼフ ・ フーシェ によって 1793 年 10 月 に 発せ られ た 墓地 令 で は 、 共同 墓地 から 十字架 さえ 撤去 さ れ て 、 死者 を 見守る の は ただ 「 死 は 永遠 の 眠り で ある 」 と 記さ れ た 墓碑銘 だけ と なっ た 。 死生 観 さえ も 世俗 化 さ れ 、 以後 、 死 と 葬送 は 私事 の 領域 へ と 移っ て いく こと と なる 。 共同 墓地 や 教会 から 刈り ださ れ た 十字架 は 火刑 の 薪 と なり 、 告解 の 場 も また 焼却 さ れる か 、 哨舎 に 転用 さ れ た 。  革命 初期 に おこなわ れ た 教会 の 銀器 や 装飾 品 ・ 祭具 の 没収 が 没収 さ れ 、 由緒 ある 教会 ・ 修道院 も 破壊 さ れ て 蔵書 など が 失わ れ た 。 鐘楼 の 鐘 も 没収 さ れ 、 祖国 フランス の 防衛 の ため の 砲弾 として 改鋳 さ れ た 。 聖人 像 は いたる ところ で 首 を 刈ら れ たり 、 引きずり おろさ れ て い た 。 イコノクラスム （ 聖 像 破壊 ） や ヴァンダリズム （ 文化 破壊 ） と 称さ れる 「 民衆 的 暴力 」 が 顕現 し た 。 神 を 冒涜 する か の よう な 火刑 や マス カラード （ 仮装 行列 ） が しばしば 民衆 の 熱狂 を 誘い 、 聖人 像 や ローマ 教皇 を かたどっ た 人形 が 火あぶり に さ れ 、 聖書 や ミサ 典 書 、 祭壇 布 といった 従来 神聖 視 さ れ て き た 諸物 が 焼か れ 、 聖職 放棄 僧 の 叙任 状 と 一緒 に 火 に くべ られ た 。  こうした 運動 は 、 国民 公会 が 派遣 し た 議員 が 主導 し て 行わ れ た ため 、 その 徹底 の 度合い は 派遣 議員 の 熱意 や 地域 性 による ところが きわめて 大きかっ た 。 すでに 教会 の 権威 が 低下 し て い た 中部 の 諸 地域 や パリ 周辺 、 ノルマンディ 、 ローヌ 川 沿岸 地域 など で は 宗教 的 習慣 が いっそう 弱まっ た ものの 、 一方 で は 、 伝統 の 無視 と それ に対する 攻撃 に 反発 を つのら せ 、 聖職 者 が 以前 も まして 崇敬 さ れる よう に なっ た 地域 も 少なく なかっ た 。 民衆 運動 や ジャコバン 派 は 革命 を 反 革命 勢力 から 守り ぬく 決意 を 固め て い た が 、 一方 で は 、 反 革命 の 動き も 顕著 と なっ た 。 当初 は 亡命 貴族 、 そして 民衆 の 側 から も 反 革命 運動 が 激化 ・ 拡大 し て いっ た 。 公的 役割 を になう プロテスタント が 増加 し た こと に対する 反発 や 怖 れ 、 極端 な キリスト教 否定 運動 に対する 反発 、 重税 や 徴兵 、 食糧 や 馬 の 徴用 、 革命 政府 の 土地 政策 に対する 不満 など が その 要因 で あっ た 。 1793 年 3 月 に 起こっ た ヴァンデ の 反乱 で は 大 多数 の 市民 が 教会 の 祭壇 を 守る ため に 立ち上がっ た 。 ヴァンデ 地方 の 民衆 反乱 は 当初 3 万 人 規模 を 擁する 大 規模 な もの で 、 93 年 末 に は ほぼ 鎮圧 さ れ た が 、 ヴァンデ 、 ブルターニュ 、 ノルマンディ など の 西部 地方 で は 、 その後 も 1795 年 ころ まで 「 （ フクロウ 党 ） 」 と 呼ば れる ゲリラ 組織 が つくら れ 、 地域 住民 から の 支持 を 受け て 政府 軍 へ の 抵抗 を つづけ た 。  1794 年 7 月 の テルミドール の クーデター によって ジャコバン 派 の 独裁 は 倒れ 、 1795 年 11 月 に 国民 公会 が 解散 、 同月 、 ポール ・ バラス 、 ジョゼフ ・ フーシェ 、 ラザール・カルノー ら による 総裁 政府 が 発足 し た 。 1795 年 10 月 4 日 に パリ の 王 党派 が 武装 蜂起 し た 際 、 砲兵 隊 を 率い て 注目 さ れ た 若き 将校 が ナポレオン・ボナパルト で あっ た 。 ナポレオン は 、 鎮圧 後 、 国内 軍 司令 官 に 大 抜擢 さ れ 、 以後 、 バラス の 配下 として 活躍 し た 。 1796 年 3 月 、 総裁 政府 は ナポレオン を イタリア 方面 軍 司令 官 に 任命 し 、 第 一 次 イタリア 戦役 が 開始 さ れ た 。 ナポレオン の 軍 は イタリア 北部 を 席巻 し 、 1796 年 5 月 10 日 の ロディ の 戦い で オーストリア 軍 を 破り 、 15 日 に は ミラノ に 入城 し て 旧 ミラノ 公国 の 領域 を 制圧 し た 。 ミラノ に は ロンバルディア 行政府 が 設置 さ れ 、 北イタリア で の パトリオット （ 愛国 派 ） や ジャコビーノ （ イタリア ・ ジャコバン 派 ） の 活動 の 中心 と なっ た 。 6 月 、 ナポレオン は 教皇 国家 北部 の に 侵入 し て ボローニャ と フェラーラ を 占領 、 モデナ 公国 から 分離 し た レッジョ 、 モデーナ も 支配 し て 、 そこ に 「 チスパダーナ 連合 」 を 結成 さ せ 、 のち に チスパダーナ 共和 国 を 建国 さ せ た 。 連戦 連勝 の ナポレオン は 総裁 政府 から の 自立 を 強め 、 みずから の 手 で イタリア 政策 を 推し進め て 自身 の 政治 的 立場 を 強化 し た 。 1797 年 6 月 に は ロンバルディア に チザルピーナ 共和 国 を 樹立 し て チスパダーナ 共和 国 を これ に 併合 し て いる 。 とき の ローマ 教皇 ピウス 6 世 は ナポレオン に対し 強く 抵抗 し た が 、 ナポレオン は 1798 年 、 教皇 領 全体 を 占領 し て ローマ 共和 国 を 発足 さ せ た 。 ナポレオン 軍 は さらに バチカン を 占領 し て 、 ピウス 6 世 は トスカーナ に 亡命 し た ため 、 ここ に ローマ における 教皇 の 世俗 支配 は 崩壊 し た 。  革命 政府 は 上述 の よう に 組織 的 に フランス の 世俗 化 を 推し進め 、 非 キリスト 教化 運動 において は 革命 的 信仰 創設 の 最後 の 試み で あっ た も 不調 に 終わっ て 、 1799 年 ころ まで に 国民 の 多数 は カトリック の 復興 を 望む こと が 明らか に なっ た 。 教皇 ピウス 6 世 は 、 1799 年 8 月 、 フランス で の 幽閉 中 に ヴァランス で 没し 、 1800 年 3 月 、 ピウス 6 世 の 友人 で あっ た ジョルジョ・キアラモンティ 枢機卿 が ピウス 7 世 として 新 教皇 に 選出 さ れ た 。 フランス で は 1799 年 11 月 9 日 から 10 日 にかけて 、 総裁 政府 は 打倒さ れ 、 将軍 ナポレオン・ボナパルト が 権力 を 掌握 し た （ ブリュメール の クーデター ） 。 12 月 22 日 に は 新しい 憲法 （ 共和 暦 8 年 憲法 ） が 発布 さ れ 、 ナポレオン が 第 一統 領 として 強力 な 執政 権 を にぎる 統 領 政府 が 成立 し た 。 執政 官 ナポレオン は オーストリア や イギリス と の 戦争 状態 を 終結 さ せ 、 フランス に 10 年 ぶり の 平和 を もたらす 一方 、 亡命 者 の 帰国 を 促し 、 全般 的 な 恩赦 を 布告 する など 国民 の 和解 に 務め た 。  ナポレオン は また 、 フランス 革命 によって 生じ た 宗教 的 分裂 を 解決 する ため 、 カトリック 教会 と の 和解 を 試み た 。 第 二 次 イタリア 戦役 によって 得 た 北イタリア で の 軍事 的 優勢 を 背景 として 、 1801 年 7 月 15 日 、 ナポレオン は ローマ 教皇 ピウス 7 世 と の あいだ に コンコルダ （ 政教 協約 ） を 結ん だ 。 政教 協約 を 結ん だ ナポレオン 側 の 目的 として は 、 宗教 に 社会 の 管理 の 一端 を 担わ せる こと 、 カトリック 教徒 に 新 政体 を 容認 さ せる こと 、 王 党派 から 統 領 政府 に 反対 する 根拠 を 奪う こと など が あげ られる 。 政教 協約 は カトリック を 国家 の 宗教 （ 国教 ） として は 承認 せ ず 、 「 フランス 国民 の 多数 の 宗教 」 で ある と し 、 司教 は フランス 政府 が 指名 し 、 教皇 によって 教会 法 上 任命 さ れる よう に 規定 し 、 教会 は 広い 分野 で 国家 の 統制 に 服す べき こと と さ れ た 。 在俗 聖職 者 は 国家 から の 俸給 を 受ける こと に なり 、 代わり に 教皇 は 革命 によって 没収 さ れ た 教会 財産 の 返還 を 求め ない こと に 同意 し た 。 ただし 、 国家 が 聖職 者 の 損害 を 弁償 する こと は 約束 さ れ た 。 政教 協約 によって 教会 は 「 良心 の 自由 」 を 保障 し 、 カトリック と プロテスタント の 2 宗派 （ カルヴァン 派 と ルター 派 ） を 公認 宗教 と する こと 、 各 宗派 間 で 法的 平等 を 共有 する こと を 認め させ られ た 。 1806 年 に は ユダヤ 教 も 公認 宗教 と 認め られ 、 ユダヤ 教徒 は これ により キリスト 教徒 と 同一 の 権利 を もつ こと と なっ た 。 コンコルダ の 締結 は 、 啓蒙 思想 の 流れ を 汲む 学者 や 政治 家 から 批判 さ れ た が 、 実際 に は 、 帝政 期 を 含め て フランス 政府 は あらゆる 宗教 権力 から 自立 し て おり 、 その 意味 で は 非 宗派 的 で あり 、 少なくとも 革命 期 の 宗教 政策 を 否定 する もの で は なかっ た 。 カトリック 教徒 も 多く は これ を 歓迎 し た 。 これ が 、 宗教 基盤 そのもの を 脅かす 国家 と 教会 の 対立 を 終わら せる こと が できる だろ う と 期待 さ れ た から で あっ た 。 革命 期 に 廃止 さ れ た 修道 会 について は 、 1800 年 末 以降 、 個別 に 認可 を あたえる かたち で の 復活 を 認め た が 、 実際 に 認可 さ れ た の は 教育 や 看護 にあたる 女子 修道 会 が 中心 で あり 、 イエズス 会 は 復活 が 許さ れ なかっ た 。 以上 、 政教 協約 の この よう な 内容 は 、 1814 年 憲章 、 1830 年 憲章 、 1848 年 憲法 の いずれ において も 維持 さ れ 、 1905 年 の 政教 分離 法 まで ローマ と フランス 国家 と の 関係 を 基本 的 に 規定 する こと と なっ た 。  なお 、 ナポレオン は 政教 協約 締結 直後 「 基本 条項 」 を 付加 し 、 国家 が 教会 に 与える こと を 約束 し た 譲歩 の いくつ か （ 国家 による 聖職 者 の 損害 弁償 など ） について 、 これ を 撤回 し た 。 この 経過 を とおし て フランス 教会 の 当事者 は 、 世俗 主義 的 かつ 反 カトリック 的 と なっ た フランス 政府 を 信用 し なく なり 、 ローマ 教皇 庁 へ の 傾斜 を 強める よう に なっ た 。 こうして フランス の カトリック 教会 に は 、 従来 の ガリカニスム に 対抗 し て ユルトラモンタニスム （ ウルトラモンタニズム 、 教皇 至上 主義 ） を 主張 する 聖職 者 たち も しだいに 増え て いっ た 。  イタリア で は 1802 年 1 月 、 チザルビーナ 共和 国 が イタリア 共和 国 に 改組 さ れ た 。 大統領 に は フランス の 第 一統 領 ナポレオン・ボナパルト が 就任 し 、 副 大統領 に は ミラノ 貴族 の が 任命 さ れ た 。 大統領 府 は ミラノ に 置か れ た 。 1803 年 9 月 、 イタリア 共和 国 は カトリック を 国教 と し た うえ で 信教 の 自由 を 認め 、 司教 の 任命 権 を 国家 が 有する という 内容 の 政教 協約 を ローマ 教皇 と 結ん だ 。 イタリア 共和 国 は 、 1805 年 3 月 、 ナポレオン を 王 と する イタリア 王国 に 移行 し た 。 一方 、 イタリア 半島 北西 部 で は 、 フランス 共和 国 （ のち 帝国 ） が 1802 同年 9 月 に は トリノ の ピエモンテ 、 1805 年 3 月 リーグ レ 共和 国 、 1807 年 以降 は エトルリア 王国 、 パルマ 公国 、 教皇 国家 を 次々 と 併合 し て フランス 直轄 領 と し 、 南 イタリア で は 1806 年 、 ブルボン 王家 が ナポリ を 去っ て シチリア 島 に 逃れ 、 ナポレオン 一族 を 君主 と する 新生 ナポリ 王国 が 成立 し た 。 こうして イタリア 半島 は 、 フランス 帝国 領 、 イタリア 王国 、 ナポリ 王国 に ほぼ 三 分割 さ れ 、 それぞれ フランス の 強い 影響 を 受ける こと と なっ た 。  こうした フランス の ヨーロッパ における 軍事 的 優勢 は 1793 年 に しかれ た 一般 兵役 義務 によって 国民 軍 が 成立 し た こと によって い た 。 徴兵 制 は 、 兵力 の いわば 無尽蔵 な 供給 を 可能 と し 、 傭兵 より も 費用 が 安く 、 脱走 の 心配 も 少なく 、 食糧 の 現地 補給 方針 と あいまっ て 高い 機動 力 を 可能 と し た 。 フランス 国民 軍 を 率い た ナポレオン は 、 第 一 次 イタリア 戦役 の のち アルプス山脈 越え を おこない 、 オーストリア と 抗争 し た 。  神聖 ローマ帝国 （ ドイツ ） の 帝国 クラ イス 軍 は 撃破 さ れ 、 結局 オーストリア は 1797 年 の カンポ・フォルミオ 条約 および 1801 年 の リュネヴィル 条約 によって フランス の ライン 川 左岸 地域 （ ラインラント ） の 領有 を 認める こと と なっ た 。 ライン 左岸 が 神聖 ローマ帝国 から 離脱 する こと により 多く の ドイツ 諸侯 が 領土 を 失う こと と なり 、 その 補償 を 帝国 内 で 行う こと が 決め られ た 。 補償 内容 を 決定 する にあたり 、 ドイツ 皇帝 が 独断 で それ を 行う 権利 は ない ものの 、 帝国 議会 で 審議 する に は あまりに 時間 が かかり すぎる と 予想 さ れ た ところ から 、 1801 年 11 月 7 日 、 レーゲンスブルク の 帝国 議会 に 代表 者 会議 が 設置 さ れ た 。 ナポレオン の ラインラント 支配 は ルイ 14 世 以来 の 「 再 統合 政策 」 の 継続 と 完成 を 意味 し て おり 、 明白 に フランス の 領土 拡張 の 意図 の 賜物 で あっ た が 、 こうした 国家 利害 の 考え方 は 領土 の 取引 という かたち で ドイツ の 全 諸 領 邦 に 強い 影響 を あたえ た 。 神聖 ローマ帝国 全体 と し て み た 場合 、 帝国 議会 と 帝国 最高法院 は 、 国内 的 ないし 国際 的 な 圧力 へ の 反応 を 調整 する 働き が 評価 さ れ て 1790 年代 に は 再び 活性 化 し た ものの 、 結局 の ところ 、 有力 諸侯 とくに プロイセン 王国 と オーストリア の 二 大国 に は 帝国 を どうしても 維持 し て いこ う という 熱意 に 欠け て い た 。 近隣 の 弱小 領 邦 を 維持 しよ う と いう より は むしろ それ を 犠牲 に し て フランス や ロシア と 和解 する 道 を 選ん だ 。 1802 年 から 1803 年 にかけて の 帝国 代表 者 会議 で は 、 その こと が いっそう 鮮明 に なっ た の で ある 。  1803 年 2 月 25 日 、 帝国 代表 者 会議 主要 決議 が 成立 し た 。 その 結果 、 ドイツ で は マインツ 以外 の 全 教会 領 が 接収 さ れ 、 領 邦 司教 の 領土 が 世俗 権力 の 下 に 置か れる 世俗 化 が 進ん だ 。 また 、 帝国 騎士 は 全て が 地位 を 失い 、 帝国 都市 や 小 侯 国 など 112 に およぶ 帝国 等 族 の 所領 が とり つぶさ れ 、 帝国 都市 は 6 つ に 減少 、 すべて は 大中 の 諸 領 邦 に 併合 さ れ て 陪臣 化 の 傾向 が 顕著 に なっ た 。 ドイツ の 領域 は 大幅 に 再 編成 さ れ 、 神聖 ローマ帝国 は 約 40 の 中規模 の 邦国 の 集合 体 と なっ た が 、 世俗 化 と 陪臣 化 は 帝国 を 切り崩す の に 大きな 影響 力 を もっ て おり 、 実際 、 帝国 は ほとんど 有名 無実 化 し た 。 ここ に 「 ドイツ の 自由 」 という ヴェストファーレン 条約 以来 の ドイツ の 国 制 の 原則 は 完全 に 破綻 し た 。  フランス で は 1802 年 8 月 の ナポレオン の 終身 統 領 就任 の のち 、 1804 年 5 月 に は 元老 院 決議 によって 帝政 （ フランス 第 一 帝政 ） が 成立 し た 。 世襲 制 を 含め た 帝政 移行 は 人民 投票 に かけ られ 、 99 パーセント の 賛成 で 批准 さ れ た 。 同年 12 月 2 日 、 パリ の ノートルダム 大 聖堂 で 、 ローマ 教皇 ピウス 7 世 を 招い て の 聖 別 式 が 挙行 さ れ た 。 法的 に は 元老 院 決議 と 人民 投票 による 批准 が あれ ば 帝政 そのもの の 実現 は 可能 で あっ た が 、 ナポレオン は みずから を カール 大帝 （ シャルルマーニュ ） に なぞらえ 、 フランス 君主 政 の 伝統 に もとづい た 壮大 な 儀式 を おこなう こと によって 帝政 に 威厳 を あたえよ う と し た の で あり 、 ピウス 7 世 は 、 ナポレオン に 皇帝 冠 を 授ける ため に パリ に 赴い た の で あっ た 。 しかし 、 ナポレオン は 教皇 の 目 の 前 で 、 自ら 皇帝 冠 を かぶり 、 皇后 と なる ジョゼフィーヌ に は ナポレオン が 冠 を 授け 、 これ を 画家 ダヴィド に 描か せ た 。 これ は 、 教会 を 政治 の 支配 下 に おく 意志 の あらわれ と さ れる 。 第 一 帝政 期 の 政教 関係 を 特徴 づけ た の は 、 ここ に 象徴 的 に み られる ナポレオン 1 世 と ピウス 7 世 の あいだ の 葛藤 で あり 、 フランス は 近代 における 国家 と 教会 の 対立 の 典型 例 と なっ た 。  1804 年 3 月 、 のち に 「 ナポレオン 法典 」 と よば れる 民法 典 が 発布 さ れ た 。 ここ で は 法 の 前 で の 平等 、 信仰 や 労働 の 自由 、 私的 所有 権 の 絶対 と 契約 の 自由 が 規定 さ れ た 。 1806 年 5 月 1 日 、 皇帝 と なっ た ナポレオン は 「 皇帝 要理 書 」 と 通称 さ れる カトリック 要理 書 を 発布 し た 。 その 起草 は ダスト ロ と ジョフレ の 両 師 が 中心 に なっ て おこなわ れ 、 皇帝 と その 後継 者 へ の 忠誠 義務 を 付加 し た 。 ナポレオン は こうして 秩序 回復 の ため に 教会 を 復活 さ せ 、 国内 の 教区 を 再 編成 し 、 政府 中央 の 官吏 ・ 統率 が 宗教 分野 に およぶ よう 努め た が 、 ピウス 7 世 は 皇帝 要理 書 （ ナポレオン 1 世 の 要理 書 ） の 公認 を 拒ん だ 。 なお 、 1806 年 、 フランス で は 共和 暦 が 正式 に 廃 さ れ グレゴリウス 暦 が 完全 な かたち で 復活 し て おり 、 「 共和 国 」 の 呼称 も 1807 年 まで 公文書 に 使用 さ れ た 。  帝国 代表 者 会議 主要 決議 で 特に 領土 を 多く 獲得 し た ドイツ の 領 邦 に は プロイセン 、 バーデン 、 バイエルン 、 ヴュルテンベルク が あっ た が 、 西南 ドイツ の 中規模 国家 と なっ た バーデン 、 バイエルン 、 ヴュルテンベルク ほか 計 16 邦 は 、 1806 年 7 月 、 ナポレオン 1 世 を 保護 者 と し 、 マインツ 大司教 の カール ・ テオドール・フォン・ダールベルク を 総裁 と する ライン 同盟 を 結成 し 、 帝国 議会 に対して 正式 に ドイツ 帝国 から の 離脱 を 表明 し た 。 ドイツ の 弱小 領 邦 にとって は 、 フランス に 編入 さ れる か ドイツ の 周辺 の 大領 邦 に 併合 さ れる か しか 道 が 残さ れ て おら ず 、 今や 選択肢 は 連邦 主義 しか のこっ て い なかっ た の で ある 。 1804 年 以来 「 オーストリア 皇帝 」 の 称号 を 用い て い た 神聖 ローマ 皇帝 フランツ 2 世 （ オーストリア 皇帝 として は フランツ 1 世 ） は 、 ライン 同盟 の 帝国 離脱 を 受け て 1806 年 8 月 6 日 、 ドイツ 皇帝 の 退位 と 神聖 ローマ帝国 の 解散 を 宣言 し た 。 これ は 、 ナポレオン が 神聖 ローマ帝国 の 解体 に 乗り出し た 結果 と も いえる が 、 一方 で ナポレオン が 神聖 ローマ 皇帝 と なっ て ヨーロッパ に 君臨 しよ う と する 野心 を 棄て て い ない こと に対し 、 フランツ 側 が 機先 を 制し た 結果 と も 考え られる 。 いずれ に せよ 、 ここ に 10 世紀 後半 以来 850 年 有余 つづい て き た 神聖 ローマ帝国 は その 長い 歴史 を 閉じ た 。  これ に 前後 し て 、 オーストリア は 1805 年 12 月 の アウステルリッツ の 戦い （ 三 帝 会戦 ） 、 プロイセン は 1806 年 10 月 の イエナ・アウエルシュタット の 戦い で それぞれ フランス 帝国 軍 に 敗れ た 。 反撃 の 機会 を うかがっ て い た オーストリア は スペイン の 反 ナポレオン 蜂起 を 契機 に 、 1809 年 フランス に 宣戦 布告 し た が 、 1809 年 7 月 の ヴァグラム の 戦い で 大敗 し た 。 プロイセン は ティルジット の 和 約 、 オーストリア は シェーンブルン の 和 約 を フランス と 結び 、 フランス へ の 屈服 を 余儀なく さ れ た 。 これ によって ドイツ の 勢力 図 は 、  に 塗り替え られ 、 ここ に ナポレオン の ドイツ 支配 が 決定的 な もの と なっ た 。  ラインラント で は 、 かつて この 地 に 独立 し て い た 97 の 聖俗 諸侯 領 が 一挙 に 取り壊さ れ 、 フランス 的 な 地方 自治 制度 が もたらさ れ 、 身分 制 の 廃止 、 法 の 下 の 平等 、 領主 制 の 廃止 、 ナポレオン 法典 の 適用 など フランス 革命 の すべて の 成果 が 直接 もちこま れ た 。 ヴェストファーレン 王国 や ベルク 大公 国 で も ナポレオン 法典 が 適用 さ れ 、 1807 年 制定 の は ドイツ 最初 の 憲法 と なっ た 。 プロイセン の 場合 は 、 1807 年 に 不名誉 な ティルジット の 和 約 を 強い られ 、 国民 の 総力 を 国家 に 結集 する 体制 を つくる こと が 国内 的 に 求め られ た ため 、 ハインリヒ ・ フリードリヒ・フォン・シュタイン と カール ・ アウグスト・フォン・ハルデンベルク ら を 中心 と する 抜本 的 な 自由 主義 諸 改革 （ プロイセン 改革 ） の 進展 が み られ た 。 ライン 同盟 の 加盟 国 で ある バーデン 、 バイエルン 、 ヴュルテンベルク の 場合 は 、 歴史 的 伝統 も 信仰 する 宗教 も 異なる 多く の 多様 な 旧領 邦 国家 を 併合 し 、 支配 領域 を 数 倍 に 増やし た ため 、 国家 と 社会 の 体制 を まったく 新しく 、 しかも 独力 で 整え て いか なけれ ば なら なかっ た 。 バイエルン 王国 で は 1808 年 に 憲法 が 制定 さ れ 、 身分 制 の 廃止 、 法 の 下 の 平等 、 財産 権 の 保護 、 信仰 と 出版 の 自由 など が 規定 さ れ た 。 これ は 、 ヴェストファーレン 憲法 を 除け ば ドイツ 人 による 初めて の 憲法 で あっ た 。 バーデン と ヴュルテンベルク で は 、 内閣 制度 の 導入 や 領主 裁判 権 の 破棄 、 身分 制 の 廃止 、 思想 や 信仰 の 自由 が 保障 さ れ た 。 プロイセン 改革 と ライン 同盟 諸国 の 改革 は その後 の ドイツ 史 に 与え た 影響 が 大きく 、 いずれ の 地域 で も 政教 分離 の 進展 が み られ た 。  ナポレオン と 教皇 ピウス 7 世 の 関係 は 、 ナポレオン の 離婚 問題 と 大陸 封鎖 令 に 関連 し て 再び 悪化 し た 。 1808 年 、 フランス は 再度 教皇 領 を 占領 し て 帝国 直轄 地 と し 、 1809 年 、 ティブル 県 と トラジメーヌ 県 を 置い た の に対し 、 同年 、 教皇 は ナポレオン を 破門 に 処し た 。 それ に対し 、 ナポレオン は 教皇 逮捕 で 応じ 、 1809 年 から 1814 年 まで 中部 イタリア の サヴォーナ に 幽閉 、 のち フランス 国内 に 移し 、 新しい 政教 協約 に 署名 する よう 圧力 を かけ た 。 1813 年 、 ピウス 7 世 は 、 いわゆる 「 フォンテーヌ ブロー の 政教 協約 」 に 署名 し た 。 しかし 同年 、 ライプツィヒ の 戦い で プロイセン ・ オーストリア ・ ロシア を 中心 と する 同盟 軍 が ナポレオン を 破り 、 1814 年 に は パリ 入城 を 果たし た 。 これ により 、 教皇 は ローマ に 帰還 し 、 ただちに 「 フォンテーヌ ブロー の 政教 協約 」 の 無効 を 宣言 し た 。 第 一 帝政 と 教皇 庁 と の 争い は ナポレオン の 失脚 によって 終焉 を むかえ た の で ある 。  アメリカ と フランス の 革命 を 契機 として 政教 分離 思想 が 普及 し 、 19 世紀 の ヨーロッパ で は それ に もとづい た 制度 的 再編 が なさ れ た 。  アメリカ で は 独立 以来 、 政教 分離 原則 が 確立 し 、 信教 の 自由 が 合衆国 憲法 によって 保障 さ れ 、 人びと の 宗教 活動 は 国家 の 支配 下 に ない 自由 教会 によって になわ れる こと と なっ た 。 そこ で は 、 宗教 が 制度 的 に ほぼ 完全 に 国政 から 分離 さ れ て いる ため 、 しばしば 「 大 覚醒 」 の 運動 が 起こり 、 伝道 集会 や リバイバル 集会 が 社会 問題 を 取り上げ て 革新 を 訴える など 、 かえって 宗教 が 政治 に 大きな 影響 を およぼす という 現象 が み られる 。  フランス 革命 は 「 単一 に し て 不可分 」 の 近代 国民 国家 を ヨーロッパ の 地 に 生み出し た 歴史 的 大 事件 で あっ た 。 封建 制度 下 で は 地域 によって 法 も 慣習 も 言語 も 異なり 、 その 生活 は 多様 で あっ た が 、 フランス 革命 は 、 一 国 の 政治 や 法 が 経済 ・ 文化 を 含め た 人びと の 生活 全体 を 規定 する 新しい 社会 の 始まり で あっ た 。 ナポレオン 帝政 における 集権 的 官僚 機構 の 再編 や 徴兵 制 による 軍 の 国家 独占 、 統一 民法 典 の 編纂 など に み られる フランス の 政治 統合 は いずれ も 革命 期 に 土台 が つくら れ た もの で あっ た 。 換言 すれ ば 、 革命 は 絶対 王政 的 な 国 制 を 解体 し て 身分 制 的 な 特権 と 社団 的 な 社会 編成 に もとづく 国家 から 、 市民 的 平等 と 国民 主権 を 軸 と する 立憲 制 的 な 国民 国家 へ の 転換 で あっ た 。 そして 、 それ は 公民 として の フランス 国民 を 創出 しよ う と し た 文化 統合 における 試行錯誤 の 営み で あり 、 「 習俗 革命 」 の 試み でも あっ た が 、 その 試み は 革命 後 も 長く つづい た 。 フランス における 文化 統合 は 一般 に 第 三 共和 政 において 完成 し た と 評価 さ れる 。  フランス 革命 は 一 国 の 変革 に とどまら ず 、 ヨーロッパ 各地 で ナショナリズム を 引き起こし 、 自由 主義 ・ 民主 主義 の 運動 を 後押し する 革命 神話 を 提供 し た 。 バイエルン ・ プロイセン の 改革 、 ベルギー の 独立 、 イタリア ・ ドイツ の 統一 など は フランス 革命 と ナポレオン 支配 を 抜き に し て は 語れ ない 。 さらに 、 アメリカ 独立 と フランス の 両 革命 は ハイチ 革命 を はじめ として 大西洋 を はさん だ ラテンアメリカ 諸国 の 独立 に 影響 を およぼし 、 「 大西洋 革命 」 と 呼ば れる 広範 な 影響 を およぼし た 。 19 世紀 は 、 人びと が 「 国民 」 に 変わっ て いく 世紀 に なっ た の で ある 。  フランス で は 、 第 三 共和 制 の もと で 国家 の 非 宗教 化 ・ 中立 化 （ ライシテ ） が 進み 、 1905 年 、 政教 分離 法 （ 教会 国家 分離 法 ） が 施行 さ れ た 。  革命 期 の ローマ 教皇 は 、 ピウス 6 世 も ピウス 7 世 も 同様 に フランス 革命 軍 や ナポレオン 軍 から 屈辱 的 な 扱い を 受け た 。 フランス 革命 軍 は ドイツ 、 スペイン 、 イタリア に 攻め 入っ て 各地 の 教会 に 大 打撃 を 与え 、 それぞれ の 社会 を 混乱 に 陥れ た が 、 ローマ 教皇 庁 にとって は 予期 せ ぬ 好 結果 を もたらし た 面 も なく は なかっ た 。 革命 以前 に あっ て ガリカニスム の 本拠 で あっ た フランス で は 、 誰 しも 革命 の 荒波 を 押し とどめる こと が でき なかっ た ため 、 ガリカニスム そのもの の 脅威 は 教皇 庁 の 前 から 消え去っ た 。 ナポレオン 軍 は ドイツ に 侵入 し て ケルン はじめ ラインラント の 領 邦 司教 の 領域 を 俗 権 下 に 置い て 世俗 化 を 敢行 し た が 、 その 結果 、 ヨハン・ニコラウス・フォン・ホントハイム によって 唱え られ て 18 世紀 の ドイツ の カトリック 界 で 一世 を 風靡 し た （ 教会 を 国家 権威 に 従属 さ せよ う と する ガリカニスム に 似 た 思想 ） の 基盤 は かえって 弱まり 、 結果 的 に は ドイツ の 司教 たち の 教皇 庁 に対する 依存 度 を 強め た 。 フランス で は 、 革命 に ともなう 社会 変動 によって 聖職 者 階級 は 絶対 王政 下 で 与え られ て い た 社会 的 地位 、 特権 、 経済 的 優遇 措置 の すべて を 失っ た 。 しかし 、 聖職 者 階級 を 政治 に 結びつけ て ガリカニスム 的 体制 を 支え て き た すべて の 要因 は 消失 し 、 世俗 主義 的 政権 こそ カトリック 信仰 の 前 に 立ちはだかる 唯一 最大 の 敵 で ある こと が 誰 の 目 に も 明らか に 認識 さ れる よう に なっ た の で ある 。  かくして 、 カトリック 教徒 の なか で は ウルトラモンタニズム と 呼ば れる ローマ へ の 回帰 が 次第に 強まっ た 。 ウルトラモンタニズム は 、 世俗 主義 や 俗人 主義 、 あるいは 唯物 論 、 さらに は 社会 主義 や 共産 主義 など 増大 し つつ ある 信仰 へ の 脅威 に対し 、 カトリック 信徒 が 一致 団結 し て あたら なけれ ば なら ない という 気運 から 生まれ た 草の根 的 な 広がり を もつ 運動 と なっ た 。 ローマ 教皇 だけ が 上記 の よう な 脅威 に 対抗 し うる 指導 力 を もっ て いる と みなさ れ た 結果 、 カトリック 諸 教会 の 典礼 様式 、 規律 、 習慣 を ローマ 教会 の それ に 統一 する こと 、 ローマ 教皇 の 首位 権 の もと で 高度 に 中央 集権 化 さ れ た 教会 体制 を 実現 し て いく こと 、 教会 は 社会 全体 の 救済 に 責任 と 権限 を もっ て 世俗 国家 の 干渉 を 受け ない よう に する こと が 必要 で ある と 考え られ た 。 この 運動 は 当初 、 低位 の 聖職 者 や 一般 信徒 の あいだ から 湧き 上がっ て き た もの で ある が 、 やがて 19 世紀 中葉 以降 は ヨーロッパ 社会 を 動かす 大きな 力 の ひとつ と なっ て いっ た 。  ピウス 7 世 は 幽閉 から 解き放た れる と 、 1789 年 以降 壊滅 状態 に あっ た 教会 再興 へ の 強い 意欲 を 示し 、 教皇 庁 の 再建 と 教会 の 権威 を 復活 さ せる ため 、 精力 的 に 行動 し た 。 教皇 国家 を 回復 し 、 ナポレオン 失脚 後 の ウィーン 会議 で は 、 各国 の 代表 に ヨーロッパ 安定 の ため に 保守 的 ・ 王政 的 秩序 の 復活 が 肝要 で ある こと を 訴え 、 1814 年 に は 解散 さ せ られ て い た イエズス 会 の 復興 を 命じ た 。 国内 の 宗教 問題 に対して 管轄 権 を 主張 し て い た 各国 の 政府 と は 政教 協約 を 締結 し て 教会 の 権益 を 最低限 守り 、 外交 交渉 を 進め て 時代 の と 折り合い を つけ ながら 教会 の 影響 力 を 温存 し た 。 ドイツ で は 、 プロイセン 主体 の ゆるやか な 連邦 と なり つつ ある 情勢 の なか 、 単一 の 政教 協約 を 結ぶ の は かえって ローマ へ の 依存 を 低減 さ せ 、 全 カトリック 教会 が 統一 ドイツ の 支配 下 に 置か れる 布石 に なっ て しまう もの と 判断 し 、 1817 年 に は バイエルン 、 1824 年 に は ハノーファー など 、 地域 ごと の 政府 と 政教 協約 を 結ぶ 方針 を とっ た 。 一方 、 領内 の カトリック 教徒 を 服従 さ せよ う と する プロテスタント の プロイセン 王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 3 世 とも 1821 年 に 政教 協約 を 結ん だ 。  現在 の ベルギー にあたる 低地 地方 南部 は 、 第 一 共和 政 期 の フランス 革命 戦争 において 対 オーストリア 戦 に 勝利 し た フランス に 占領 さ れ 、 カンポ・フォルミオ 条約 によって フランス へ の 併合 が 決まっ た 。 ナポレオン 帝政 の 時代 に は フランス 帝国 が 低地 地方 北部 の オランダ を も 占領 し 、 低地 地方 全体 は フランス の 支配 下 に 入っ た 。 1815 年 の ウィーン 会議 で は 「 正統 主義 」 が 掲げ られ 、 低地 地方 南部 は 北部 とともに オラニエ ＝ ナッサウ 家 当主 を 国王 と する オランダ 王国 の 一部 と なっ た 。  1830 年 、 低地 地方 南部 で は ブリュッセル を 中心 に オランダ から の 独立 を めざす ベルギー 独立 革命 が 起こっ た 。 宗教 や 言語 の 相違 も 革命 の 原因 の ひとつ で あっ た が 、 それ 以上 に 北部 オランダ の 経済 支配 と 自由 貿易 政策 に対する 南部 の 不満 が 大きな 理由 として 考え られる 。 1830 年 9 月 26 日 に はら 急進 派 自由 主義 者 を 中心 に 臨時 政府 が 樹立 さ れ 、 10 月 4 日 に は ベルギー 国家 の 独立 が 宣言 さ れる とともに 団体 形成 ・ 信教 ・ 教育 ・ 出版 の 自由 が 掲げ られ た 。 11 月 10 日 に は 憲法 制定 国民 議会 が 招集 さ れ 、 11 月 18 日 に は 代議 制 君主 国家 として 独立 する こと を 宣言 し た 。 同月 、 英 仏 普 墺 露 の ヨーロッパ 五 強国 が ロンドン に 集まり （ ロンドン 会談 ） 、 プロイセン と ロシア は 独立 に 難色 を 示し た ものの 、 イギリス ・ フランス ・ オーストリア は ベルギー 独立 を 強く 支持 し て 新 国家 が 国際 的 に 承認 さ れ た 。 国王 に は ザクセン ＝ コーブルク ＝ ゴータ 家 の レオポルド （ 1 世 ） が 即位 し た 。 南部 独立 を なかなか 認め なかっ た オランダ は 、 1839 年 に なっ て ようやく ロンドン 条約 を 批准 する も ベルギー と フランス の 同盟 を 恐れ 、 新 国家 が 永世 中立 国 と なる こと を 条件 に その 独立 を 認め た 。 新生 ベルギー 国家 で は カトリック 教徒 が 多数 派 を 占め た が 、 国王 と なっ た レオポルド 1 世 は プロテスタント で フリーメイソン 会員 で あっ た 。  1831 年 2 月 7 日 制定 の （ 1831 年 憲法 ） は 、 アメリカ 独立 と フランス 革命 の 諸 原則 の 影響 を 受け た 、 きわめて 自由 主義 的 性格 の 強い 憲法 典 で あり 、 財産 権 の 不可侵 、 信教 ・ 礼拝 ・ 意見 表明 の 自由 、 および 、 教育 ・ 出版 ・ 結社 ・ 言語 選択 の 社会 的 自由 が 保証 さ れ た 。 この 憲法 で は 教会 と 国家 の 分離 も 明示 さ れ て おり 、 政教 分離 を 規定 し た 成文 憲法 として は アメリカ合衆国 憲法 に 次ぐ 歴史 を 有し て いる 。  ウィーン 体制 以降 、 とくに 1830 年代 以降 の イタリア で は 、 政治 、 文学 、 思想 、 科学 など いたる ところ で 「 イタリア （ 人 ） 」 意識 の 高揚 が み られ 、 宗教 界 で も 1846 年 に ローマ 教皇 に 即位 し た ピウス 9 世 は 教会 国家 の 諸 改革 に 着手 し 、 北イタリア における オーストリア 支配 の 現状 に も 遺憾 の 意 を 表明 し て 「 ナショナル な 教皇 」 という 印象 を あたえ た 。 しかし 、 1848 年 革命 と それ に つづく で ピウス 9 世 が カトリック の 長 として オーストリア と の 戦争 に は 加われ ない こと を 声明 する と 、 イタリア 統一 を 願う 人々 に は 失望 が 広がっ た 。 それ 以降 の イタリア 統一 運動 を 主導 し た の は 、 憲法 と 議会 を 唯一 存続 さ せ て い た サルディーニャ 王国 で あっ た 。 首相 カミッロ・カヴール が 自由 主義 的 諸政 策 によって 近代 化 を 進め て 反 教権 主義 と 世俗 化 を 推進 し 、 フランス の ナポレオン 3 世 の 協力 を 得 て オーストリア から ロンバルディア など を 得る こと に 成功 し た 。 さらに 、 イタリア 南部 地方 も 「 青年 イタリア 」 の ジュゼッペ・ガリバルディ が ナポリ 王国 を 征服 し て サルディーニャ 王 ヴィットーリオ・エマヌエーレ 2 世 に 献上 し 、 これら を もと として 1861 年 に は 民族 国家 イタリア 王国 を 発足 さ せ た 。 イタリア 王国 は 1870 年 の 普 仏 戦争 に際して は 教皇 領 を も 併合 し 、 ここ に イタリア 統一 が 完成 し た 。  1869 年 から 1870 年 にかけて は ローマ の サン・ピエトロ 大 聖堂 において 第 1 バチカン 公 会議 が 開か れ 、 ローマ 教皇 の 無 謬性 （ 教皇 不可 謬説 ） と 公 会議 より も 教皇 その 人 が 優越 する こと （ 教皇 首位 説 ） と が 宣言 さ れ た 。 ウルトラモンタニズム の 方針 が こうして 打ち出さ れ た ものの 、 教皇 領 併合 によって 俗界 権力 を 失っ た ピウス 9 世 は 「 」 を 自称 し 、 イタリア 政府 と の 対決 姿勢 を 崩さ なかっ た 。 1871 年 5 月 に は イタリア 政府 が を 制定 し 、 教皇 の 地位 の 保証 と 年金 の 支給 、 そして （ 現在 の バチカン 市 国 の 地域 ） における ローマ 教皇 庁 の 統治 と 独立 を 一方 的 に 定め た が 、 教皇 ピウス 9 世 は 即座 に 拒絶 の 回 勅 を 発し た 。 1874 年 に は 「 」 （ 「 ふさわしく ない 」 の 意 ） を 宣言 し 、 イタリア の 全 カトリック 教徒 に対して 国政 選挙 へ の 立候補 と 投票 を 禁じ た 。  教皇 権力 と 断絶 し て 世俗 主義 を 打ち出し た イタリア 政府 は 、 教皇 へ の 配慮 ぬき に イタリア 全土 に 施行 し た 修道院 ・ 宗教 団体 廃止 法 で 教会 の 土地 を 没収 し て 売却 し 、 そこ から 利益 を 得 た 。 土地 購入 者 は 地主 層 に 限ら れ 、 小作農 に 分配 さ れる こと は なかっ た 。 聖俗 両 権力 の この よう な 断絶 は 、 1929 年 に 教皇 庁 と ファシスト 政権 と の 間 に ラテラノ 条約 が 締結 さ れる まで 50 年 以上 続い た 。  ドイツ で は 、 統一 の 主導 権 をめぐって プロイセン 王国 と オーストリア 帝国 の 対立 が 存在 し て い た が 、 この 対立 は すでに ドイツ 関税 同盟 を 結成 し 、 経済 力 で 優位 に 立っ て い た プロイセン 側 が 「 小 ドイツ 主義 」 を 掲げ て 勝利 し た 。 プロイセン は 首相 オットー・フォン・ビスマルク の 指導 の もと 、 普 墺 戦争 と 普 仏 戦争 の 両 戦争 で オーストリア と フランス を 相次い で 破り 、 1871 年 に は ドイツ 帝国 の 成立 を 宣言 し た 。 ドイツ 帝国 は 大小 22 の 国家 と 3 自由 都市 から なる 連邦 制 で 、 プロイセン 王 が ドイツ 皇帝 を 兼ね た 。 ドイツ 帝国 議会 は 男子 普通 選挙 で 選出 さ れ た が 内閣 制度 は 採用 さ れ なかっ た 。 帝国 宰相 と なっ た ビスマルク は 「 ビスマルク 外交 」 と 称さ れる 巧妙 な 外交 で フランス を 孤立 さ せ て 国内 的 に は 産業 を 保護 し て 育成 し 、 工業 化 を 推進 し た 。  ビスマルク は 政治 的 に は 真正 の 保守 主義 者 で あっ た が それ 以上 に 現実 主義 者 で あり 、 必要 と あれ ば 自由 主義 者 や 民主 主義 者 と も 妥協 し 、 提携 できる 人物 で あっ た と 評さ れる 。 ドイツ の 政治 思潮 は 1870 年代 後半 に は 自由 主義 から 保守 主義 へ 転換 し て いく が 、 それ は ビスマルク が 1871 年 から 1876 年 にかけて おこなっ た 「 文化 闘争 」 と 称さ れる 反 教権 主義 的 ・ 反 カトリック 的 な 諸 政策 と 結びつい て 展開 し た 。 自由 主義 者 たち と 提携 し た ビスマルク は 、 文化 闘争 を 「 カトリック 教会 の 反 近代 主義 的 迷妄 を 打ち破り 、 国民 文化 を 守る ため の 戦い で ある 」 と 主張 し 、 プロイセン 支配 に 抵抗 する 南 ドイツ の カトリック 教徒 や ポーランド 人 など の 少数 派 を 抑え て 国民 意識 の 育成 を 図っ た の で ある 。  上述 し た よう に 、 第 一 回 バチカン 公 会議 は 1870 年 に ローマ 教皇 の 無 謬性 を 宣言 し 、 自由 主義 的 な 政治 体制 ・ 経済 体制 を 批判 し た 。 ドイツ 国内 で は 、 国民 自由党 は ルター 主義 の 立場 から 、 急進 的 自由 主義 者 たち は 近代 科学 主義 の 立場 から これ に 反発 し た 。 カトリック 教徒 の あいだ でも 意見 の 衝突 が 起こり 、 ミュンヘン 大学 の ヨハン・イグナツ・フォン・デリンガー は 教皇 不可 謬説 を 批判 し て 教皇 から 破門 さ れ 、 復古 カトリック 教会 に 合流 し た 。 オランダ 起源 の この 教会 は 、 この 問題 を 機 に スイス や オーストリア へ も 広がっ た 。 ビスマルク は カトリック の 教理 について は 無 関心 だっ た が 、 教会 内 の 内紛 が 聖職 者 の 任免 問題 に 発展 する に およぶ と 介入 し 、 1871 年 の 教壇 条例 、 1872 年 の 学校 監督 法 によって 学校 教育 における カトリック 教会 の 監督 権 の 排除 を 図っ た 。 この 時点 で は 、 ビスマルク の 反 教権 政策 は 政教 分離 の 立場 から する 防衛 戦 の 様相 を 呈し て い た 。  1870 年 12 月 、 ドイツ で カトリック 中央 党 が 結成 さ れ た 。 中央 党 は 、 オーストリア が 除外 さ れ た ため に プロテスタント が 支配 的 と なっ た ドイツ 帝国 に あっ て 少数 派 と なっ た カトリック 信者 の 利害 を 代表 する 政党 で あっ た が 、 ビスマルク は この 党 を 統一 ドイツ に対する 反 政府 勢力 の 震源 地 と みなし て 「 帝国 の 敵 」 と 呼ん だ 。 実際 、 中央 党 は 統一 主義 に対する 連邦 主義 、 旧 プロイセン に対する 西南 ドイツ 、 国民 自由党 の 支持 母体 で ある 大 資本 に対する ところ の 中産 階級 や 労働 者 など 広汎 で 多様 な 勢力 を 引きつけ 、 ポーランド 人 、 新 領土 と なっ た エルザス （ アルザス ） ・ ロートリンゲン （ ロレーヌ ） の 人々 、 ヴェルフ 派 （ ハノーファー 王朝 復辟 派 ） など の マイノリティ も 中央 党 と の 提携 を 図っ た 。  ビスマルク は 1873 年 に 五月 諸法 を 制定 し 、 聖職 者 の 養成 や 認定 、 カトリック 系 教育 機関 の 管理 を 教会 から 帝国 の 監督 下 へ 移し 、 帝国 内 の イエズス 会 の 活動 を 禁止 し た ほか 、 出生 ・ 死亡 ・ 結婚 など 戸籍 事務 を 国家 へ 移譲 し た うえ 、 不 服従 の 牧師 ・ 聖職 者 の 国外 追放 など を 断行 し た 。 これ 以降 の 「 文化 闘争 」 は 強圧 的 ・ 攻撃 的 な 性格 の もの と なり 、 信教 ・ 良心 の 自由 を 侵害 する もの を 含ん で い た が 、 ドイツ の 自由 主義 者 たち は など 少数 の 例外 を 除い て ビスマルク の 反 カトリック 政策 を 支持 ない し 追認 し た 。 反 カトリック 的 諸法 に 抵抗 し た 多く の 聖職 者 は 追放 あるいは 投獄 さ れ た が 、 この よう な 弾圧 は かえって 中央 党 の 議席 を 飛躍 的 に 伸ばす 結果 と なり 、 ルター 派 と プロイセン 国家 の 結合 を 重んじる 保守 勢力 の なか に も 反対 者 を 生ん だ 。 ビスマルク は カトリック の 指導 者 と 和解 し 、 1879 年 に 文化 闘争 は 終結 し た 。  イタリア と ドイツ で は 、 この よう に ウルトラモンタニズム と の 激しい 闘争 を ともなう 緊張 関係 を通じて 統一 国家 を 形成 し 、 その なか で 近代 化 と 政教 分離 を 図っ て いっ た の で ある 。  ウィーン 会議 後 の フランス の 政体 は 、 ブルボン 家 の 復古 王政 （ 1814 年 - 1830 年 ） 、 オルレアン 家 の 七月 王政 （ 1830 年 - 1848 年 ） 、 1848 年 革命 後 の 第 二 共和 政 （ 1848 年 - 1852 年 ） 、 ナポレオン 3 世 による 第 二 帝政 （ 1852 年 - 1870 年 ） と 目まぐるしい 転変 を 繰り返し 、 いずれ の 政権 も 比較的 短命 に 終わっ た 。 1871 年 の パリ・コミューン と その後 の 政治 的 空白 の のち 、 ジュール ・ フェリー を はじめ と する フランス 第 三 共和 政 初期 の 政治 家 たち は 、 しばしば 共和 主義 へ の 「 信仰 」 を 語り 、 教育 の 現場 や 国会 ・ 地方 議会 など 、 公的 な 場 において 宗教 は これ に 介入 し ない という 大 原則 を 打ち立て ない 限り 、 議会 政治 に 基づく 共和 政 の 存続 すら 危ぶま れる と 考え た 。 第 三 共和 政 は 、 しばしば フランス 革命 原理 の 制度 的 な 定着 を もたらし た と 評さ れる が 、 とりわけ 共和 主義 的 世界 観 を もっ た 公民 を 育成 する 「 習俗 革命 」 は 最も 困難 な 課題 と さ れ た 。 実際 に は 、 革命 後 の 市民 的 連帯 感 の 育成 に関して も 、 決して 共和 主義 的 思潮 が これ を 独占 し た の で は なく 、 むしろ 修道 士 や 修道 女 の コングレガシオン （ 集会 ） が 学校 や 病院 、 地域 住民 の 福祉 の ため に 精力 的 に 活動 を 展開 し た こと によって 、 おおいに 担わ れ て い た 。 しかし 、 フランス の カトリック 教会 は 絶対 王政 の 支柱 で あっ た ばかり で なく 、 19 世紀 に あっ て も 、 カトリック 主流 派 が つねに 王 党派 に 加担 し て き た こと も 事実 で あっ た 。 そういう なか で 、 国家 が 「 宗教 から の 自由 」 を 確保 する ため に 、 国民 は 宗教 活動 について 一定 の 制限 を 受け 、 ある 種 の 不自由 さえ 受け入れる こと さえ 要請 さ れ た の で ある 。 これ が 、 第 四 共和 政 、 第 五 共和 政 の 憲法 に も 謳わ れ た 「 ライシテ 」 （""） の 原則 で ある 。  穏健 共和 主義 者 の ジュール ・ フェリー は 、 1881 年 から 翌年 にかけて 初等 教育 の 場 に あっ て 「 無償 ・ 義務 ・ 世俗 化 」 原則 を 導入 する フェリー 法 を 成立 さ せ た 。 フェリー 法 以前 は 、 聖職 者 身分 証 さえ あれ ば 公立 学校 の 教壇 に 立つ こと も 許容 さ れ て い た の に対し 、 この 法律 で は 正規 の 教員 免許 状 を もた ない 聖職 者 は 公立 学校 の 教壇 に 立て ない こと と し た の で ある 。 1880 年 の カミーユ・セー 法 における 女子 中等 教育 の 世俗 化 、 1881 年 の セーヴル 女子 高等 師範 学校 の 開設 など 、 いずれ も カトリック の 青少年 へ の 影響 力 を 削ぐ 政策 で あり 、 共和 政 の 安定 の ため に は フランス の 地方 農村 に なお 根強く のこる 司祭 の 道徳 的 影響 力 を 掘り 崩し 、 師範 学校 卒業 の 教師 に 取っ て 代わら せる こと が 必要 と 考え られ た 。 公立 学校 における 宗教 教育 は 全面 的 に 禁止 さ れ 、 教室 の 壁 から キリスト 像 が 撤去 さ れ 、 マリアンヌ 像 に 替え られ た ところ も あっ た 。 教育 内容 も 、 フランス語 を 国語 として 普及 さ せ て 「 単一 に し て 不可分 な 共和 国 」 の ため の 前提 と し 、 聖 史 に かわっ て 国史 （ フランス 史 ） や 地理 を 教授 し 、 理科 や 算数 の 学習 によって 「 迷信 」 を 払拭 し て 、 祖国 愛 と 科学 的 世界 観 を 備え た 公民 の 育成 に 努め た 。 また 、 1880 年 に は 「 日曜 労働 の 自由 」 を 承認 し た が 、 これ は キリスト教 の 安息日 に 反する もの で あり 、 1884 年 の ナケ 法 も 、 1816 年 に 復古 王政 下 で カトリック の 教義 に 反する として 廃止 さ れ て い た 離婚 を 再び 合法 化 する もの で あっ た 。 1880 年 以降 、 フェリー は 無認可 修道 会 に 解散 命令 を 発し 、 全国 で 約 2 万 人 に およぶ 修道 士 ・ 修道 女 を 追い立て て 、 多く の 修道 会 系 私立 学校 を 閉鎖 に 追い込ん だ 。 これら の 反 教権 的 政策 を 素直 に 受け入れ た 地域 も あっ た が 、 信仰 心 の 厚い 地域 で は 強い 軋轢 を もたらし 、 抵抗 の はげしい 地域 で は しばしば 流血 事件 に 発展 し て 小規模 な 宗教 戦争 の 様相 を 呈し た ところ も あっ た 。 フェリー ら 共和 派 の 政策 は 、 以上 の よう な 反 教権 主義 と 共和 主義 的 自由 、 植民 地 拡張 を 3 つ の 柱 と し て い た 。 国歌 や 国旗 、 国史 、 記念 日 など フランス 革命 の 伝統 が 重んじ られ 、 帝国 主義 に関して は ドイツ と の 対立 と を 避け ながら も 普 仏 戦争 の 敗戦 で 傷つい た 「 フランス の 栄光 」 を ヨーロッパ の 外 で 実現 しよ う という もの で あっ た 。  1880 年代 後半 に は いる と 穏健 共和 派 による 議会 主義 的 な 体制 は 大衆 運動 の 高揚 によって 動揺 し た 。 将軍 ジョルジュ・ブーランジェ を 中心 と する 反 議会 主義 的 な 政治 運動 は ドイツ に対する 報復 の 主張 と 熱狂 的 な 愛国 主義 に 支え られ 、 1889 年 の ブーランジェ 将軍 事件 の 原因 と なっ た 。  1890 年代 に は いる と 、 共和 政 と 教会 と の 対立 抗争 は 小康 状態 と なっ た 。 これ に は 、 ローマ 教皇 レオ 13 世 が 「 レールム・ノヴァールム 」 と 称さ れる 回 勅 を 発し て 、 カトリック 教会 が 近代 社会 に 適応 し 、 同時に 資本 制 が もたらす 社会 問題 に 正面 から 向き合う こと を 表明 し て 、 フランス の 共和 政 に対して は 「 反対 」 で は なく 「 ラリマン （ 加担 ） 」 する 政策 を 打ち出し た こと も おおいに あずかっ て い た 。 しかし 、 1894 年 、 フランス 陸軍 参謀 本部 の 将校 アルフレド・ドレフュス 大尉 が ドイツ の スパイ 容疑 で 告発 さ れる ドレフュス 事件 が 起こり 、 かれ が アルザス 出身 の ユダヤ 人 で あっ た こと から 、 ジャーナリズム を 中心 に 反 ユダヤ 主義 的 世論 が 興る とともに 、 それ に対して 自然 主義 文学 の 作家 エミール・ゾラ が フェリックス・フォール 大統領 へ の 公開 質問 状 「 私 は 弾劾 する 」 を 新聞 紙上 で 発表 し て 再審 要求 が なさ れる など 国論 を 二分 する 冤罪 事件 に 発展 し た 。 1899 年 、 ドレフュス は 再審 の 結果 、 有罪 判決 が 下さ れ た うえ で 大統領 令 によって 特赦 さ れる という 政治 決着 が はか られ 、 ようやく 世論 は 沈静 化 し た 。 ドレフュス 事件 は 、 今後 も 自由 と 民主 主義 を 擁護 する か 否 か 、 あるいは 共和 政 を 今後 も 存続 さ せる か 否 か をめぐって 一大 政治 闘争 の 様相 を 呈し 、 フランス 国内 に 徹底的 な 政界 再編 が 必要 で ある こと を 示し た 。  1902 年 の フランス 総 選挙 は 、 急進 党 、 民主 共和 同盟 、 社会 主義 者 ら の 「 左翼 ブロック 」 の 圧勝 に 終わり 、 急進 共和 主義 者 の が 首相 に 就任 し た 。 1880 年代 の 「 宗教 戦争 」 の 旗手 は フェリー で あっ た が 、 1900 年代 の 旗手 は コンブ で あっ た 。 教皇 庁 の 「 ラリマン 」 政策 に 乗じ て 修道 会 は 復活 を 遂げ て い た が 、 コンブ は 反 教権 主義 の 諸 政策 を 推し進め 、 就任 後 まもなく 多数 の 無認可 学校 と 無認可 修道 会 を 閉鎖 し た 。 前任 者 で ある ピエール ・ ワル デック ＝ ルソー は 、 無認可 修道 会 の 解散 令 を 含む 結社 法 を すでに 前年 に 成立 さ せ て い た ものの 寛容 な 運用 を はかっ て い た の に対し 、 コンブ は 内務 大臣 と 宗教 大臣 を 兼ね 、 この 法律 の 厳格 な 適用 に 踏み切っ た の で ある 。 1902 年 に 無認可 修道 系 の 学校 で 閉鎖 さ れ た の は 約 3 , 000 、 解散 を 命じ られ た 無認可 修道 会 は 300 に および 、 1903 年 に は 、 認可 申請 し て き た 修道 会 の うち 135 会派 の 申請 を 却下 し た 。 こら ら の 措置 によって 1880 年代 同様 、 2 万 人 に およぶ 修道 士 ・ 修道 女 が 追わ れ た の で ある 。 強制 閉鎖 にたいする 抵抗 に は 軍隊 も 出動 さ せる など 、 反 教権 政策 は 苛烈 で 徹底 し た もの で あっ た 。 1904 年 7 月 に は 修道 会 教育 基本 法 を 成立 さ せ 、 認可 修道 会 を 含め た すべて の 修道 会 士 を 教団 から 排除 し て いる 。 これ により 、 私立 で あっ て も 修道 聖職 者 が 教育 に かかわる こと が 全面 的 に 禁止 さ れ た 。 2 , 400 近い 教育 施設 が 閉鎖 さ れ 、 いくつ か は ベルギー や イタリア など に 移転 し て いる 。 同年 、 フランス は バチカン と の 外交 関係 を 断絶 し て いる 。 コンブ 自身 は 、 かつて 神学 を 専攻 し 、 修道 会 系 コレージュ で 教授 し た 経験 を もっ て おり 、 信者 から は 悪魔 と 罵ら れ 、 教皇 庁 から も 断罪 さ れ た が 、 フェリー 法 に 始まっ た 教育 の 世俗 化 は 法的 に は ここ で 完結 し た 。 ただし 、 修道 会 系 の 学校 は 、 私立 世俗 校 の 体裁 で 認可 を 受け 、 実際 に は 聖職 者 が 運営 する という スタイル で 、 その のち も 存続 し た 。  政教 分離 法 は 1904 年 11 月 に 上程 さ れ た が 、 1905 年 1 月 に コンブ 内閣 が 総 辞職 し 、 後任 の 内閣 によって 1905 年 12 月 に 成立 し た 。 この 政教 分離 法 によって 、 フランス 国家 および 地方 公共 団体 の 宗教 予算 は 一切 廃止 と なり 、 信仰 は 完全 に 私的 領域 に 限定 さ れる こと と なっ た 。 聖職 者 の 政治 活動 は 禁止 さ れ 、 宗教 的 祭儀 における 公的 性格 も 剥奪 さ れる こと と なっ た 。 教会 財産 の 管理 と 組織 運営 は 信徒 会 に 委ね られ た 。 これ によって 、 19 世紀 の 政教 関係 を 100 年余 にわたって 規定 し て き た ナポレオン 1 世 と ローマ 教皇 の 間 で 結ば れ た 1801 年 の コンコルダ （ 政教 協約 ） 、 すなわち 、 カトリック を 「 フランス 国民 の 多数 の 宗教 」 と 認め 、 フランス 革命 中 に カトリック 協会 が 受け た 損害 を 聖職 者 に 俸給 を 支払う こと によって 補償 する と し た 協定 は 破棄 さ れ 、 16 世紀 以来 の ガリカニスム 体制 も 最終 的 に は 解体 さ れ た 。 これ は 、 伝統 的 に 国家 と 強く 結びつい て き た フランス の カトリック 教徒 にとって は 容易 に 承認 できる こと で は なかっ た ので 、 翌年 の 財産 目録 作成 の 際 に は バリケード を つくる など 激しい 抗議 行動 を 展開 し た 。 ローマ 教皇 ピウス 10 世 も 、 政教 分離 法 を 掠奪 法 で ある と 称し て 猛然と 非難 し 、 信徒 会 の 結成 も 否認 し た 。  教区 教会 による 抗議 行動 は 全国 化 し 、 前回 を 上回る 激し さ で 攻囲 戦 が 展開 さ れ た ので 、 政府 は 軍 を 派遣 せ ざる を え なく なっ た が 、 これ に は 軍 の 一部 から も 反発 も 出 て 、 それ 以上 の 強硬 策 が とれ なく なっ た 。 1907 年 に は 信徒 会 の 設置 義務 を 緩和 し 、 コンブ が 執念 を もやし た 修道 会 教育 禁止 法 も 厳格 な 適用 が 見送ら れる よう に なっ た 。 こうして 政教 分離 法 は 骨抜き に さ れ た 部分 も あっ た が 、 しかし 、 その 制度 的 枠組み が もつ 意味 は 決して 軽い もの で は なかっ た 。 この 法律 により 、 フランス 革命 期 に 始まっ て 1 世紀 以上 に およん だ 、 共和 派 と カトリック と の 文化 統合 を めぐる 闘争 に 一応 の 決着 が つき 、 1905 年 以降 、 ライシテ （ 非 宗教 性 ） の 国家 原理 は ナチ 占領 期 の 一時期 （ ヴィシー 政権 ） を 除い て 、 現在 まで 一貫 し て フランス 共和 国 の 法的 枠組み を かたちづくっ て いる から で ある 。  近代 は 、 欧米 において 身分 制 社会 を 自由 主義 社会 、 すなわち 能力 や 富 の 量 によって 階層 化 さ れ た 社会 に つくりかえる ため に 、 ナショナリズム に 基づく 国民 国家 の 形成 が 推し進め られ た 時代 で あっ た 。 とりわけ 19 世紀 は 、 その 前後 の 世紀 と 比較 する と 、 地球 上 に 一つ の 世界 が でき た こと 、 言い換えれ ば 「 世界 の 一体化 」 が 進み 、 ヨーロッパ 文明 から み て 「 極東 」 に 位置 する 中国 や 日本 まで が 強制 的 に 単一 の 世界 市場 に 組み込ま れ た 点 に 際立っ た 特徴 を もっ て いる 。 交通 革命 ・ 輸送 革命 によって 地球 そのもの も 「 小さく 」 なっ た が 、 「 世界 の 一体化 」 は 必ずしも 「 世界 の 均質 化 」 を もたらし た の で は なく 、 そこ で は 欧米 へ の 従属 を ともなう 新た な 多様 性 が 形成 さ れ た 。 非 西洋 世界 は しばしば 世界 市場 、 キリスト 教 、 西洋 文明 に対し 抵抗 を 試み た が 、 そこ で は 支配 する 者 と さ れる 者 、 優勢 な 者 と 劣勢 な 者 という 関係 が 新た に 生じ た 。 非 西洋 の 諸 社会 の 多く は 西洋 支配 を 余儀なく さ れ 、 西洋 支配 を 免れ た 場合 でも 西洋 側 が 策定 し た ルール に 従う こと が 求め られ た 。 ただし 、 19 世紀 における 西洋 世界 の 構成 原理 そのもの は 多様 性 を 要求 し て い た 。 西洋 世界 は 文化 的 に は キリスト教 と 古代 ギリシア ・ ローマ 文明 の 系譜 を 引く 点 で 共通 し た 要素 を 引き継い で いる と 同時に 、 他方 で は 国民 国家 という 多元的 競争 の システム を 内包 し て おり 、 そこ で は 国家 を ひとつ の 単位 と する 個性 の 追求 が 求め られ た の で あっ た 。 文化 的 ・ 芸術 的 に は ロマン 主義 、 政治 思想 的 に は ナショナリズム という かたち で 現れ た 国家 単位 の 個性 の 追求 は 、 西洋 の 圧力 から 身 を 守ろ う と する 非 西洋 国家 に あっ て も 利用 可能 な もの だっ た ため 、 西洋 支配 を 免れる ため に 西洋 化 ・ 近代 化 を 進めよ う と する 動き が あらわれ た 。  オスマン 帝国 で は 強まる 西洋 諸国 の 圧迫 の なか 、 1839 年 に 開明 派 官僚 の ムスタファ・レシト・パシャ によって 「 ギュルハネ 勅 令 」 が 発せ られ 、 これ を 端緒 として 「 タンジマート 」 と 呼ば れる 近代 化 に 向け た 諸 改革 が 進め られ た 。 この 勅 令 は 、 必ずしも 近代 的 な 立憲 思想 に もとづく もの と は いえ ない が 、 ムスリム・ 非 ムスリム （ ズィンミー ） に かかわら ず 、 すべて の 帝国 臣民 に は 法 の 下 の 平等 が 与え られる こと の ほか 、 帝国 は 全 臣民 の 生命 ・ 名誉 ・ 財産 を 保障 する こと など を 繰り返し 述べ て いる ところ に 1789 年 の フランス 人権 宣言 の 影響 が 認め られ 、 従来 の イスラーム 的 な 神権 政治 から の 脱却 が 図ら れ た 。 裁判 を 公開 する こと や スルタン 自身 も 「 法 」 に 違反 し ない こと を 宣言 する など 、 スルタン の 権力 の うえ に 「 法 の 力 」 が 存在 する こと を 認め て いる 点 など で も 画期的 な 意味 を もっ て おり 、 ここ に 始まっ た タンジマート は 非 西洋 における 最初 の 近代 化 の 試み で ある 。 1876 年 に は 、 オスマン 帝国 が 西欧 型 の 法治 国家 で ある こと を 宣言 し 、 帝国 議会 の 設置 、 ムスリム と 非 ムスリム の オスマン 臣民 として の 完全 な 平等 を 定め た 「 オスマン 帝国 憲法 」 （ 通称 「 ミドハト 憲法 」 ） が 制定 さ れ た 。  タンジマート 諸 改革 は 、 1860 年代 前半 に 始まっ た 清国 の 洋 務 運動 、 1860 年代 後半 以降 の タイ 王国 の チャクリー 改革 や 日本 の 明治維新 など アジア の 「 欧化 」 の 先駆け と なっ た 。 明治維新 後 の 近代 日本 は 、 開国 和親 の 方針 の もと で 西洋 の ルール を 受け入れ た うえ で 「 殖産 興業 」 ・ 「 富国強兵 」 を 掲げ 、 工業 化 と 新た な 「 国民 文化 」 の 創造 に 継続 的 な 努力 を 注ぎ 、 近代 的 な 諸 法典 の 整備 と 条約 改正 に 尽力 し て 強国 化 の 道 を 歩み 、 最終 的 に は 欧米 主要 国 と 対等 な 地位 を 築い た 点 で 稀有 な 事例 と いえる 。  明治 時代 の 日本 に あっ て は 、 1872 年 の 欧州 視察 団 （ 団長 は 梅 上 沢 融 ） に 加わり 、 海外 教 状 視察 の 任 に あっ た 浄土真宗 の 僧侶 島地 黙雷 は 、 渡 欧 中 の パリ において 先 に 政府 が 提示 し て い た 国民 教化 原則 に対して 批判 建白 書 を 出し 、 帰国 後 は 政教 分離 ・ 信教 の 自由 の 主張 の もと 、 政府 が 進めよ う と し て い た 神道 国教 化 政策 に 抵抗 し て 大 教 院 分離 運動 を 推進 し た 。 一方 、 1868 年 の 五 榜 の 掲示 によって 江戸 幕府 の キリシタン 禁圧 政策 を 踏襲 し て い た 新 政府 は 、 1871 年 に 派遣 さ れ た 岩倉 使節 団 による 視察 を 兼ね た 条約 改正 予備 交渉 において 、 欧米 諸国 の 立場 が キリスト 教 解禁 を 条約 改正 の 条件 と する もの で ある こと を 知り 、 国内 に あっ て は 啓蒙 家 中村 正直 の 1872 年 の 建白 など も あり 、 帰国 後 の 1873 年 に は 従来 の 禁止 令 を 廃止 し た 。 大 教 院 は 1875 年 に 教 部 省 によって 解散 さ れ た が 、 黙雷 は 新 政府 が 維新 直後 に 掲げ た 神仏 分離 令 を 逆手 に とり 、 神仏 分離 を 推し進める ため に は 教 部 省 そのもの の 廃止 が 必要 で ある と 訴え 、 1877 年 に は 教 部 省 が 廃止 さ れ た 。 1889 年 に 発布 さ れ た 欽定 憲法 や 大日本帝国 憲法 において も 、 「 信教 の 自由 」 が 明記 さ れ た 。  20 世紀 に 入り 、 上述 の フランス の 政教 分離 法 （ 1905 年 ） と その ライシテ 原則 は 、 国際 社会 に対して も 広汎 な 影響 を 与え た 。 1910 年 10 月 5 日 革命 によって 王政 が 倒れ た ポルトガル で は 、 テオフィロ・ブラガ による ポルトガル 第 一 共和 政 が 成立 し た が 、 ここ で は イエズス 会 など すべて の 修道 会 が 廃止 さ れ 、 国内 の 教会 財産 は 没収 さ れ た 。 翌 1911 年 に は 政教 分離 法 を 施行 し て ローマ 教皇 庁 と 断交 し 、 ブラジル と フランス の 憲法 を 範 と する 1911 年 憲法 を 採択 し た 。  1917 年 の ロシア 革命 によって 社会 主義 政権 が 成立 し 、 ロシア 内戦 に 勝利 し た ソビエト 社会 主義 共和 国 連邦 で も 政教 分離 原則 が 採用 さ れ た 。 ただし 、 ここ における 政教 分離 は 、 宗教 に対する 敵対 ないし 非 友好 の 関係 に 立つ 分離 で あり 、 政治 に対する 宗教 の 発言 や 学童 ・ 生徒 に対する 宗教 教育 も 禁じ られ た 。 この よう な 姿勢 は 中華人民共和国 など 、 のち に 成立 する ほか の 共産党 政権 で も 維持 ・ 継承 さ れ た 。  ドイツ で は 、 1918 年 に ドイツ 帝国 が 崩壊 し て ヴァイ マル 共和 政 が 成立 し 、 1919 年 制定 の ヴァイ マル 憲法 137 条 で は 「 国 の 教会   ( Stasstskirche )   は 存在 し ない 」 と 規定 さ れ 、 宗教 団体 設立 の 自由 と 個人 の 宗教 の 自由 も 保障 さ れ た 。 しかし 、 教会 は 引き続き 「 公法 上 の 社団 」 と さ れ 、 教会 税 徴収 権 を 有し （ 137 条 ） 、 公立 学校 で 宗教 は 正規 科目 と さ れ た （ 149 条 ） 。 この 規程 は 1949 年 の ドイツ 基本 法 140 条 でも 採用 さ れ 、 ドイツ で は 現在 でも 信教 の 自由 が 保障 さ れる 一方 、 宗教 団体 に は 社団 の 地位 が 与え られ 、 徴税 権 も 認め られ て いる 。 この よう に 、 ひと 口 に 政教 分離 と いっ て も 、 その あり方 は 国 によって さまざま で ある 。  ライシテ の 原則 は 、 1922 年 の トルコ 革命 に も 影響 を あたえ た 。 その 過程 で 生まれ た の が 「 ライクリッキ （" laiklik "）」 と 呼ば れる トルコ 共和 国 （ 1923 年 10 月 29 日 建国 ） 独自 の 政教 分離 原則 で ある 。 建国 の 父 、 ムスタファ・ケマル・アタテュルク は この 原則 を フランス の ライシテ 原則 を 参考 に し て 形成 し 、 1937 年 に は この 原則 を 含む 一連 の 「 ケマル 主義 」 を 確立 さ せ た 。 ライクリッキ 原則 は 、 現行 の 第 三 共和 政 憲法 で ある 1982 年 憲法 において も 継承 さ れ て おり 、 そこ で は 、 宗教 的 自由 （ 第 24 条 第 1 項 ） 、 国家 の 非 宗教 性 （ 第 24 条 第 4 項 および 第 5 項 ） が 定め られ て いる 。  第 二 次 世界 大戦 後 、 日本 で は 政教 分離 について 厳格 な 規定 を もつ 日本国 憲法 が 施行 さ れ た 。 この 憲法 は アメリカ合衆国 憲法 の 影響 を 受け 、 それ に 類似 し つつ も いっそう 厳格 に 国家 と 宗教 の 関係 を 規律 し て いる 。 欧米 諸国 から 独立 し た アジア ・ アフリカ 諸国 で も また 、 政教 分離 規定 や 制度 に関して は 旧 宗主 国 の それ を 引き継い だ 国 が 多い 。 とくに マリ 共和 国 や セネガル など の フランス語 圏 で は 住民 の 多く が ムスリム で ある が 、 その 憲法 で は 明確 に 政教 分離 原則 が 規定 さ れ て いる 。 一方 、 キリスト 教 や イスラーム の なか で は 原理 主義 的 な 動き も また 顕著 と なっ て おり 、 1979 年 に は ルーホッラー・ホメイニー 師 を 宗教 指導 者 と する イラン 革命 が 起こっ た 。 世俗 と 宗教 の 戦い は 今 も 続い て いる の で ある 。萌える 法律 読本 （ もえる ほう りつ どく ほん ） は 、 プロジェクトタイムマシン 編集 の 法律 解説 書 の シリーズ 。 いわゆる 「 萌え 本 」 ブーム の 嚆矢 と なっ た こと で 知ら れる 。  従来 「 堅い 」 イメージ で 捉え られ がち で あっ た 法律 解説 書 に 萌え 系 の キャラクター を アクセント として 起用 する と共に 、 ページ 当たり の 情報 量 を 多く 取る こと に 重点 が 置か れ て いる 独特 の 内容 が 特徴 。 また 、 TM   NETWORK に対する こだわり が 随所 に 感じ られる 頭注 や 「 ゲイム 」 「 ディジタル 」 表記 に 代表 さ れる 癖 の 強い 文体 も 他 の 解説 書 と の 差別 化 を 図る 編集 方針 に 基づい た もの で ある 。  キャラクター 原案 ・ 西園 達 之 。  いずれ も 毎日コミュニケーションズ （ 現 ・ マイナビ ） 刊 。 但し 、 2005 年 より 「 萌える 」 シリーズ は 全て 萌 動 社 の 発売 と なっ て いる 。  2002 年 9 月 30 日 初版 。   ISBN   4839907935  シリーズ 第 1 作 。 「 萌える 法律 読本 」 は 本書 の 企画 段階 で の 仮称 で ある が 、 出版 社 の 近刊 予定 で この 呼称 が 使わ れ て い た こと から 正式 名称 より も 通称 の 方 で 広く 知ら れる こと に なっ た 。 タイトル 通り 著作 権 法 の 解説 が 中心 で ある が 、 後半 で は 不正 アクセス 禁止 法 や スパムメール 問題 、 児童 買春 ・ 児童 ポルノ 禁止 法 について も 取り上げる など 一般 の 法律 解説 書 に 比べる と カバー 範囲 は 極めて 広範 で ある 。 また 、 本書 の 発行 年 から 日本 レコード 協会 の 主導 で 市場 に 投入 さ れ た コピー コントロール CD の 問題 を 中心 に コンテンツ 産業 の 保護 育成 ・ 強化 を 口実 に 著作 権 が 一方 的 に 強化 さ れ 、 それ が 著作 権 法 第 1 条 に 掲げ られ た 「 文化 の 発展 に 寄与 」 する 目的 を 損なう の で は ない か と 言う 問題 提起 を 行っ て いる 。  2004 年 7 月 30 日 初版 。   ISBN   4839915555  「 コンピュータ ユーザ の ため の 著作 権 & 法律 ガイド 」 の 改訂 版 。 全文 の PDF ファイル と 壁紙 を 収録 し た CD - ROM が 付録 。 旧版 と の 主 な 相違 点 は 、 旧版 に 補遺 として 収録 さ れ て い た 著作 権 法 全文 が 無くなっ た こと と 2003 年 ・ 2004 年 の 著作 権 法 改正 に 関連 する トピック を 中心 に 加筆 ・ 修正 が 為さ れ て いる こと で ある 。  2004 年 7 月 30 日 初版 。   ISBN   4839915563  「 ディジタル 時代 の 法律 編 」 と 同様 、 全文 の PDF ファイル と 壁紙 を 収録 し た CD - ROM が 付録 。 民法 や 貸借 関連 法規 、 時事 的 な トピック として 年金 や オレオレ 詐欺 を 取り扱っ て いる 。訴訟 費用 （ そ しょ う ひよ う ） と は 、 訴訟 手続 を 行う 上 で 支出 さ れ た 費用 で あっ て 法律 で 定め られ た 範囲 の もの を 言う 。  民事 訴訟 における 訴訟 費用 は 、 民事 訴訟 費用 等 に関する 法律 により その 範囲 が 定め られ て いる 。  民事 訴訟 における 訴訟 費用 は 、 最終 的 に は 敗訴 者 が 負担 する の が 原則 で ある が （ ） 、 一時 的 に は 申立 人 が 立替 払 する こと に なり 、 本案 判決 の 確定 後 、 訴訟 費用 額 確定 処分 を 経 て 、 本来 支払う べき 者 が 支払う こと に なる 。 < br >  民事 訴訟 における 訴訟 費用 は 、 裁判所 に 納める 訴訟 費用 と 、 証人 等 に対する 給付 に 区分 さ れ 、 裁判所 に 納める 訴訟 費用 は さらに 、 手数料 と 手数料 以外 の 費用 に 分け られる 。 < br >  手数料 は 、 請求 の 目的 の 価額 により 定め られる もの と 、 定額 の もの が ある 。 前者 の 例 として は 訴え の 提起 や 上訴 の 提起 など が 挙げ られ 、 後者 の 例 として は 再審 や 和解 の 申 立て が 挙げ られる 。 手数料 を 要する 申 立て について 、 手数料 の 納付 が ない とき は 、 その 申 立て は 不 適法 な 申 立て と なる ので （ 民事 訴訟 費用 等 に関する 法律 （ 以下 「 法 」 と 略記 する 。 ） 6 条 ） 、 当事者 は 実体 審理 を 求める ため に は 手数料 を 納付 し なけれ ば なら ない 。 手数料 の 納付 方法 は 訴状 など の 申立 書 に 収入 印紙 を 貼付 する こと で 行う 。 （ 消印 は 裁判所 の 側 で 行う ので 当事者 は 消印 し ない ） ただし 、 納める べき 手数料 の 額 が 100 万 円 を 超える とき に は 現金 で 納付 する こと が できる 。 （ 法 8 条 、 民事 訴訟 費用 等 に関する 規則 4 条 の 2 ）< br >  手数料 以外 の 費用 として は 証拠 調べ や 書類 の 送達 に かかる 実費 と 証拠 調べ 等 の ため 裁判官 や 裁判所 書記官 が 出張 し た 場合 に その 支出 し た 旅費 及び 宿泊 料 で 、 証人 の 例 により 算定 し た もの に 相当 する 金額 が 挙げ られる 。 （ 法 11 条 ） 前者 について は 実費 で ある が 、 後者 について は 証人 の 例 により 算定 し た もの に 相当 する 金額 に 限り 訴訟 費用 と なる こと に 注意 を 要する 。 （ なお 、 証拠 調べ の ため 、 裁判所 事務 官 を 同行 し た 場合 に も 、 裁判所 事務 官 は 裁判官 で も 裁判所 書記官 で も ない ので 訴訟 費用 として 当事者 に 負担 さ せる こと は 出来 ず 、 国庫 の 負担 と なる 。 ）< br >  当事者 は 、 手数料 以外 の 訴訟 費用 を 予納 し なけれ ば なら ない 。 予納 が ない 場合 、 裁判所 は その 行為 を 行わ ない こと が できる 。 （ 法 12 条 ） 予納 は 原則 として 現金 で 行わ れる が 、 送達 、 送付 に関する 費用 は 郵便 切手 により 予納 さ せる こと が できる 。 （ 法 13 条 ） 従来 は 郵便 切手 による 予納 が 広く 行わ れ て い た が 、 新しい 事件 処理 システム が 導入 さ れ た 裁判所 において は 郵便 料金 も 現金 で 予納 さ せる こと が 多く なっ て き て いる 。 < br >  証人 等 （ 証人 、 鑑定 人 、 通訳 人 ） に対する 給付 として は 、 旅費 、 日当 、 宿泊 料 が 挙げ られる 。 ただし 、 これら の 者 が 正当 な 理由 無く 陳述 を 拒ん だ 場合 に は 給付 さ れ ない 。 < br >  また 、 第 三 債務 者 の 供託 費用 も 訴訟 費用 と なる 。 具体 的 に は 供託 に 要し た 費用 と 事情 届 の 作成 、 提出 に 要し た 費用 が 訴訟 費用 と なる 。 < br >  代表 例  控訴 は 1 . 5 倍 、 上告 及び 上告 受理 の 申 立て （ 二 重 に は かから ない ） は 2 倍 、 支払 督促 は 半額 。  当事者 （ 代理人 を 含め て ） 1 人 分 まで 。 ただし 、 本人 尋問 の 際 は 、 当事者 及び 代理人 分 も 含む 。  基本 額 　 1 , 500 円 　  を 加算 する  翻訳 料 、 鑑定 料 、 送達 費用 、 登記 費用 など が 訴訟 費用 に 含ま れる  刑事 訴訟 における 訴訟 費用 は 、 刑事 訴訟 費用 等 に関する 法律 により 定め られ て おり 、 以下 の 3 つ に 区分 さ れる 。  刑 の 言い渡し を する 場合 （ 有罪 かつ 刑 の 免除 を し ない 場合 。 刑事 訴訟 法 333 条 1 項 ） に は 、 被告 人 に 訴訟 費用 の 全部 または 一部 を 負担 さ せ なけれ ば なら ない が 、 被告 人 が 貧困 の ため 訴訟 費用 を 納付 する こと の でき ない こと が 明らか で ある とき は 、 被告 人 に 負担 さ せ ない もの と する こと が できる （ 181 条 ） 。  被告 人 に 訴訟 費用 を 負担 さ せる とき に は 、 主文 で その 言渡し を する こと に なっ て おり （ 185 条 ） 、 特に 言渡し が ない 場合 に は 被告 人 の 負担 に は なら ない 。 なお 、 訴訟 費用 の 負担 の 言渡し を 受け た 場合 に 、 貧困 の ため これ を 完納 する こと が でき ない とき は 、 裁判 の 確定 後 20 日 以内 に 訴訟 費用 負担 の 裁判 の 執行 免除 の 申 立て を する こと が できる （ 500 条 ） 。  1992 年 に は 請求 額 が 1 千 万 円 を 超える 訴訟 について 、 値上げ が 行わ れ た 。  また 下表 の とおり 、 訴額 が 少ない ほど 訴額 における 訴え の 提起 手数料 の 比率 が 大きく なる （ 訴額 が 100 万 円 の 場合 は 1 %、 10 億 円 の 場合 は 0 . 3 %） といった 逆進 性 が ある 。  2002 年 に は 大阪 弁護士 会 が 司法 制度 改革 推進 本部 に対し 、 裁判 制度 へ の アクセス の 拡充 を 行う の で あれ ば 提訴 手数料 の 大幅 な 減額 を 行う べき だ と する 意見 書 を 提出 。  2004 年 は 「 民事 訴訟 費用 等 に関する 法律 」 の 改正 が 行わ れ た が 、 訴訟 費用 の 値下げ は 行わ れ なかっ た 。 行政 訴訟 は 民事 訴訟 の 場合 と 同額 の 費用 が かかる が 、 法学 教授 の 阿部 泰隆 は 「 1 億 円 の 課税 処分 の 取消 訴訟 を 最高裁 まで 争え ば 約 188 万 円 かかり 、 もし 10 万 円 分 が 取り消さ れ た として も 印紙 代 に も なら ない 」 という 旨 を 述べ て いる 。  2010 年 に は 日本 弁護士 連合 会 が 提訴 手数料 の 低額 化 と 定額 化 に関する 立法 提言 を 行っ た が 、 未だ 改正 は 行わ れ て い ない 。  他方 、 2016 年 5 月 17 日 付 の 産経新聞 の 報道 に よる と 、 刑事 裁判 で 有罪 と なっ た 被告 人 が 、 支払い 能力 が ある に も かかわら ず 、 訴訟 費用 を 免れ 踏み倒し 、 結果 的 に 徴収 不能 と なる ケース が 、 2011 年 以降 の 5 年間 で 約 5 , 000 件 に も 及び 、 踏み倒さ れ た 総額 が 5 億 3 , 100 万 円 に も 及ぶ こと が 、 同 新聞 の 最高 裁判所 に対する 情報 公開 請求 で 判明 し て いる 。 実 効力 の ある ペナルティ が 存在 し ない こと や 、 被告 人 の 資力 チェック が 厳密 で ない こと など が 、 問題 点 として 指摘 さ れ て いる 。措置 法 （ そち ほう ） と は 、 本来 は 適用 対象 が 一般 的 （ 法 の 受範者 が 不 特定 多数 人 で ある こと ） ・ 抽象 的 （ 適用 さ れる 事件 が 不 特定 多数 で ある こと ） で ある べき 法律 において 、 適用 対象 が 特定 さ れ 、 相当 程度 に 具体 的 な 処分 性 を 有する 規範 として 定め られる もの を いう 。 処分 的 法律 （ し ょぶんてきほうりつ ） と も いう 。  緊急 事態 など に際して 現行 の 法 制度 で は 対応 でき ない 場合 に 、 期間 や 目的 など を 限っ て 集中 的 に 対処 する 目的 で 特別 に 制定 さ れる 法律 。 特措法 と 略さ れる 。  権力 分立 （ 三権分立 ） を 厳密 に 解釈 すれ ば 、 立法府 は 一般 的 抽象 的 な 規範 で ある 法律 を 制定 し 、 これ を 行政府 が 個別 具体 的 に 適用 する という 構図 が 成立 する 。 そこで 、 立法府 が 相当 程度 に 具体 的 な 処分 性 を 有する 規範 を 制定 する こと が 、 権力 分立 に 違反 し ない か が 問題 と なる 。  また 、 法律 の 適用 対象 や 適用 時期 を 区切る こと で 、 いわゆる 「 狙い撃ち 」 が 可能 と なる こと が 考え られ 、 これ が 日本国 憲法 第 14 条 に 定め られ て いる 平等 原則 に 違反 する か も 問題 と なる 。  この 点 につき 通説 は 、 立法府 が 相当 程度 に 具体 的 な 処分 性 を 有する 規範 を 制定 し た として も 、 それ によって 権力 分立 の 核心 が 侵さ れ 、 立法府 と 行政府 の 関係 が 決定的 に 破壊 さ れる こと が ない 場合 において は 、 当該 立法 が ただちに 権力 分立 に 違反 する もの で は ない と する 。  また 、 平等 原則 に関して も 、 当該 立法 が 社会 国家 の 要請 に 基づく 実質 的 合理 的 な 取り扱い の 違い を 設定 する 趣旨 の もの で あれ ば 、 これ が ただちに 平等 原則 に 違反 する もの で は ない と する 。事実 認定 （ じ じつに ん て い ） と は 、 裁判官 その他 の 事実 認定 者 （ 陪審 制 における 陪審 、 裁判 員 制度 における 裁判官 と 裁判 員 など ） が 、 裁判 （ 刑事 訴訟 ・ 民事 訴訟 ） において 、 証拠 に 基づい て 、 判決 の 基礎 と なる 事実 を 認定 する こと を いう 。  日本 法 において は 、 刑事 訴訟 で は 厳しい 要件 を 満たし た 証拠 のみ が 事実 認定 の 基礎 に なる の に対し 、 民事 訴訟 で は 証拠 と なる 資格 （ 証拠 能力 ） に は 特に 制限 が ない 。 いずれ の 場合 も 、 採用 さ れ た 証拠 が 事実 認定 に どの よう に 用い られる か （ 証明 力 の 評価 ） は 裁判官 の 自由 な 心証 に よる 。  刑事 訴訟 法 317 条 に 、 事実 の 認定 は 、 証拠 による 旨 の 明文 規定 が ある （ 証拠 裁判 主義 ） 。 すなわち 、 厳格 な 証明 の 対象 と なる 事実 について は 、 証拠 能力 を 備え た 証拠 について 、 法定 の 証拠 調べ 手続 を 踏ま なけれ ば なら ない 。  例えば 、 被告 人 の 反対 尋問 権 の 保障 および 実体 的 真実 発見 の ため 、 伝聞 証拠 は 原則 として 排斥 さ れ （ 同 法 320 条 ） 、 確度 の 高い 証拠 のみ が 事実 認定 の 基礎 と なる 。  何 が 厳格 な 証明 の 対象 と なる 事実 で ある か は 議論 さ れ て いる 。 刑罰 権 の 存否 および 範囲 を 定める 事実 が 厳格 な 証明 の 対象 で ある こと は 争い が ない 。 他方 、 訴訟 法的 事実 は 自由 な 証明 で 足りる と 解さ れ て いる 。  証拠 の 証明 力 は 、 裁判官 の 自由 な 判断 に 委ねる （ 刑事 訴訟 法 318 条 、 自由 心証 主義 ） 。  証明 の 程度 として は 、 合理 的 な 疑い を 差し挟ま ない 程度 まで 検察官 が 証明 する こと が 要求 さ れる 。 犯罪 事実 について 合理 的 な 疑い を 越える 程度 の 証明 が ない とき は 、 「 被告 事件 について 犯罪 の 証明 が ない とき 」 として 、 無罪 判決 を 言い渡さ なけれ ば なら ない （ 刑事 訴訟 法 336 条 ） 。  すなわち 、 検察官 、 被告 人 ・ 弁護 人 と も 、 証拠 調べ を 請求 する 権限 が ある が （ 刑事 訴訟 法 298 条 1 項 ） 、 犯罪 事実 を 立証 する 証拠 を 提出 し 、 証明 す べき 責任 は 検察官 に ある 。  なお 、 検察官 が 手持ち の 証拠 を 提出 する か どう か は 検察官 の 判断 による ため 、 被告 人 にとって 有利 な 証拠 が 存在 し て も 、 被告 人 ・ 弁護 人 に 開示 さ れ ない と 、 公判 に 提出 さ れ ない こと も ある 。 これ が 冤罪 事件 発生 の 原因 に なる こと が ある と も いわ れ て いる 。  民事 訴訟 において は 、 証拠 と なる 資格 （ 証拠 能力 ） の 制限 は 特に ない ため 、 伝聞 証拠 等 で あっ て も 証拠 として 採用 さ れる 。 民事 訴訟 において も 違法 収集 証拠 の 証拠 能力 が 否定 さ れる べき か 否 か について は 争い が ある 。  事実 の 認定 について 、 裁判官 は 、 口頭 弁論 の 全 趣旨 及び 証拠 調べ の 結果 を しん酌 し て 、 自由 な 心証 により 、 事実 について の 主張 を 事実 として 採用 す べき か 否 か を 判断 する （ 民事 訴訟 法 、 自由 心証 主義 ） 。  必要 な 証明 の 程度 に関して 、 最高裁 は 、 「 訴訟 上 の 因果 関係 の 立証 は 、 一 点 の 疑義 も 許さ れ ない 自然 科学 的 証明 で は なく 、 経験 則 に 照らし て 全 証拠 を 総合 検討 し 、 特定 の 事実 が 特定 の 結果 発生 を 招来 し た 関係 を 是認 し うる 高度 の 蓋然性 を 持ち うる もの で ある こと を 必要 と し 、 かつ 、 それ で 足りる もの で ある 」 と 判示 し て いる （ 最高裁 昭和 50 年 10 月 24 日 判決 ・ 民 集 29 巻 9 号 1417 頁 、 「 東大 病院 ルンバール・ショック 事件 」 ） 。 刑事 事件 より は 若干 緩やか な 基準 で ある という こと も できる 。議決 権 （ ぎけつけん ）温泉 権 （ おん せ ん け ん ） と は 、 温泉 源 を 利用 する 権利 の こと 。 土地 に 存在 する 温泉 の 利用 権 の こと を いい 、 土地 の 所有 権 と は 別に 取引 する こと が できる 。  温泉 権 は 、 物権 的 性質 を 持つ 権利 で ある と 慣習 で 呼ば れ て いる 権利 で ある が 、 日本 は 物権 法定 主義 （ 、 民法 施行 法 35 条 ） を 採っ て いる ため 、 。  法令 に 定め の ない 物権 を 設定 する 契約 は 、 物権 設定 契約 として は 無効 と なる が 、 債権 契約 として は 有効 で あり 、 当事者 間 で 効力 を 有する 。 また 、 土地 の 使用 に関する 永続 的 債権 が 設定 さ れ て いる こと を 知り つつ 、 これ を 第三者 が 所有 権 を 取得 する 等 の 行為 により 侵害 する こと は 、 信義 則 上 許さ れ ない と さ れ て いる 。 大掛かり な 配管 設備 を 用い て 温泉 を 使用 し て いる 場合 など 、 現地 を 実際 に 訪れれ ば 温泉 の 永続 的 使用 権 が 存在 する こと が 予見 できる 場合 に は 、 債権 で あっ て も 信義 則 の 適用 によって 結果 的 に 、 物権 と 同様 の 第三者 対抗 力 が 生じる の で ある 。  温泉 権 は 、 土地 の 賃借 権 や 使用 貸借 権 による 土地 使用 と 同じく 、 土地 に アクセス し 管理 する ため の 占有 権 を 伴い 、 土地 所有 者 等 と共に 占有 権 を 有する 。  温泉 から 湧き出 た 温泉 水 を 、 土地 所有 者 の 負担 で 敷地 外 へ 送り届ける 契約 による 権利 や 、 土地 所有 者 の 施設 管理 下 において 温泉 入浴 サービス を 受ける 契約 による 権利 は 、 占有 権 を 伴わ ない ため 、 温泉 権 で は ない 。 なお 、 占有 権 は 民法 の 定める 物権 で ある が 、 その こと を 理由 に 本 権 で ある 温泉 権 を 物権 と 考える の は 誤り で ある 。  裁判 例 で は 、 温泉 権 を 慣習 上 の 「 物権 的 権利 」 と 称する もの が み られる 。 しかし 、 これら は 当事者 の 主張 の 論理 を そのまま 採用 し た に すぎ ない とも 理解 できる 。 判例 は 、 第三者 へ の 対抗 は 永続 的 な 温泉 の 使用 実態 が あれ ば 足りる として 、 温泉 の 使用 に関する 権利 が 設定 当初 の 時点 において 、 永続 的 債権 として 設定 さ れ た の か 、 「 物権 」 と 称し て 設定 さ れ た の か 、 その 違い について 立証 責任 を 課し て は い ない 。  学説 で も 、 温泉 権 を 「 物権 」 や 「 慣習 上 の 物権 」 に 分類 する もの が 多い 。 しかし 、 これ は 、 世界 各国 の 法 制度 を 比較 検討 し 、 物権 の 一般 的 性質 を 定義 し た 上 で の もの で あり 、 日本 の 法体 系 における 形式 的 分類 に よれ ば 、 「 物権 」 に 分類 し ない の で あれ ば 、 「 債権 」 に 分類 さ れ 、 温泉 権 は 「 債権 」 に 分類 さ れる もの で ある 。 そして 、 物権 法定 主義 は 、 債権 が 信義 則 の 適用 によって 物権 的 性質 を 帯びる こと を 否定 する もの で は ない 。  また 、 そもそも 日本 の 法体 系 を 「 物権 」 で なけれ ば 「 債権 」 に なる から として 、 一般 的 な 債権 の 性質 で 理解 しよ う と する こと について は 、 古く から 批判 も ある 。 しかし 、 そう で ある から こそ 、 裁判 例 で は 信義 則 を 適用 し た 法益 調整 が 行わ れ て おり 、 いかなる 場合 において 信義 則 による 法益 調整 を 要する か という 判断 基準 の 考え方 について は 、 下記 の よう に 様々 な 学説 が 唱え られ て いる と 理解 する こと が できる 。  温泉 権 は 、 永久 の 期間 に対する 温泉 利用 料 を 前納 する こと によって 生じる （ 永久 の 期間 に対する 温泉 利用 料 を 前納 する こと を 約し た うえ で 、 これ の 支払 を 免除 さ れ た 場合 を 含む 。 ） 。 これ を 慣習 的 に 「 温泉 権 の 設定 」 と いう 。 温泉 権 は 、 温泉 が 存在 する 土地 の 所有 者 に対して 永年 利用 を 認め させる 債権 で ある から 、 土地 の 所有 者 が これ を 取り除く ため に は 、 少なくとも 、 永年 の 利用 に 相当 する 補償 が 必要 と なる 。  土地 の 利用 に関する 債権 は 、 土地 所有 者 が 変われ ば 消滅 する の が 原則 で ある 。 しかし 、 温泉 権 の 存在 を 知り つつ 土地 を 所有 し た 者 が 温泉 権 の 消滅 を 主張 する こと は 、 永年 利用 権 として の 温泉 権 を 持つ 者 に 多大 な 損害 を 与える 反面 、 土地 所有 者 側 が 利益 を 得る もの で ある から 、 信義 則 に 反する として 認め られ ない 。 もっとも 、 新しい 土地 所有 者 が 十分 な 補償 を 支払え ば 、 信義 則 による 保護 は 外れる から 、 温泉 権 は 消滅 する 。 これ を 「 滌除 （ てきじょ ） 」 と いう 。 「 滌除 」 は 、 物権 で ある 抵当 権 について 民法 に 規定 さ れ て い た 用語 （ ただし 現在 は 法 改正 によって 削除 さ れ て いる ） で あっ て 、 補償 金 によって 、 その 土地 に対する 所有 権 以外 の 権利 を 消滅 さ せる 行為 で ある 。 ただし 、 温泉 権 の 「 滌除 」 は 、 権利 の 濫用 と なる 場合 は 認め られ ない 。 判例 に よれ ば 、 温泉 を 汲み上げる 装置 や 配管 等 の 費用 が 膨大 で あり 、 容易 に 移転 する こと が 不可能 な 場合 は 、 正当 な 権限 を 有する 場合 で あっ て も 、 権利 の 濫用 として 認め られ ない と さ れる 。  なお 、 全く の 不毛 の 地 に 永 小作 権 が 設定 できる の と 同じく 、 全く 温泉 が 存在 し ない 土地 で あっ て も 、 投機 目的 で 温泉 権 を 設定 できる が 、 その よう な 場合 において も 、 「 滌除 」 を 回避 する こと が できる か どう か について は 、 信義 則 による 保護 の 考え方 によって 判断 が 分かれる ところ で ある が 、 この 点 に関する 判例 は 未だ 出さ れ て い ない 。  温泉 権 は 、 明 認方法 の 設置 が なけれ ば 善意 の 第三者 に 対抗 でき ない 。 明 認方法 の 設置 と は 、 温泉 が 存在 する 土地 に 立て 看板 を 設ける 等 の 方法 で 温泉 権 の 存在 を 示す こと で ある 。 明 認方法 の 設置 は 、 信義 則 により 第三者 の 善意 を 否定 し 、 または 相手方 の 重過失 を 主張 する ため の もの で ある 。 現地 を 実際 に 訪れれ ば 温泉 権 の 存在 が 想定 できる 場合 に は 、 配管 設備 など も 明 認方法 と なる 。 判例 に よれ ば 、 温泉 権 の 明 認方法 は 、 地方 によって は 、 温泉 組合 ・ 地方 官庁 へ の 登録 で も 足りる と さ れる 。 有名 な 温泉 地 において 温泉 の 存在 する 土地 を 購入 する 場合 において は 、 温泉 権 の 存在 について 温泉 組合 や 地方 官庁 へ の 問い合わせ を 行う こと が 慣習 で あり 、 これ を 行わ ない こと は 信義 則 に 違反 する から で ある 。  温泉 権 に 基づく 土地 使用 を 妨害 する こと は 不法 行為 と なる から 、 妨害 排除 請求 は 、 不法 行為 債権 に 基づく 請求 として 当然 に 可能 で ある 。 不法 行為 を 止め て くれ という 請求 で ある から 、 賃借 権 の 物権 的 性質 を 定める 特別 規定 に 基づく 妨害 排除 請求 （ 最高裁 昭和 30 年 4 月 5 日 判決 ） と は 異なる 。 下記 裁判 例 は ， 温泉 権 の 侵害 という 不法 行為 事件 に つき 、 物権 に 準じ た 妨害 排除 請求 を 認め て いる 。  土地 所有 者 が 破産 し た 場合 、 債権 として の 温泉 権 は 、 賃借 権 として 解釈 さ れる 場合 で あっ て も 、 民法 の 定め により 、 温泉 使用 は 最長 で 設定 時 から 1 期間 として 20 年間 で あり 、 それ を 超える 期間 の 収益 権 は 、 破産 財団 に 組み込ま れる 。 「 温泉 権 」 と 称し て い た 場合 で あっ て も 、 実質 が 法律 で 定め られ た 物権 （ 下記 参照 ） で あっ て 、 かつ 、 信義 則 によって 第三者 に 対抗 可能 な 場合 は 、 その 主張 立証 を する こと によって 、 破産 財団 と は なら ず に 温泉 使用 の 継続 が 可能 と なる 。  温泉 権 類似 の 権利 として 、 以下 の もの が ある 。 ただし 、 「 温泉 権 」 という 言葉 自体 は 、 温泉 に関する 権利 で 物権 的 な 性質 の もの を 一 まとめ に し て 呼ば れる こと が あり 、 その 点 において は 、 以下 の 権利 も 「 温泉 権 」 で ある という こと が できる 。  温泉 が 存在 する 共有 入会 地 で は 、 入会 権 者 は 温泉 を 利用 する こと が できる が 、 これ は 、 入会 収益 権 （ 入会 権 の 項目 を 参照 の こと 。 ） で あっ て 、 温泉 権 と は 別物 で ある 。  しかし 、 2 名 の 総有 状態 に ある 土地 において 、 両者 の 合意 により 、 片方 が 温泉 収益 に 特 化 し 、 もう 片方 が 温泉 収益 以外 の 収益 に 特 化 し た 場合 、 温泉 権 と ほぼ 同様 の 性質 を 有する もの と なる 。 入会 権 は 民法 が 規定 する 物権 で あり 、 また 、 土地 に対する 支配 権 を 用益 ごと に 分割 する という 点 において も 物権 で ある 。  温泉 湧出 口 の ある 土地 を 承 役 地 と し 、 温泉 旅館 等 の 温泉 利用 施設 を 要 役 地 と する 地役 権 。 地役 権 は 、 登記 に よら なけれ ば 第三者 に 対抗 でき ない の が 原則 で ある が 、 地役 権 に関する 判例 （ 通行 地役 権 の 事例 ） に よれ ば 、 現地 を 実際 に 訪れれ ば 存在 が 確認 できる 場合 は 、 信義 則 の 働き により 、 登記 が なく て も 、 原則 として 第三者 に 対抗 できる と さ れる （ 最高裁 平成 10 年 2 月 13 日 判決 ・ 民 集 52 巻 1 号 65 頁 ） 。 温泉 地役 権 の 明 認方法 は 、 相手方 の 善意 無 過失 を 否定 できれ ば 足りる から 、 「 温泉 権 」 と 表示 さ れ た もの で あっ て も 有効 で ある 。  一筆 の 土地 の うち 、 温泉 湧出 口 の 部分 のみ を 所有 する 土地 所有 権 。 土地 所有 権 は 、 登記 に よら なけれ ば 第三者 に 対抗 でき ない の が 原則 で ある が 、 判例 に よれ ば 、 現地 を 実際 に 訪れる こと で 部分 的 な 土地 所有 権 の 存在 が 確認 できる 場合 は 、 信義 則 の 働き により 、 登記 が なく て も 、 第三者 に 対抗 できる と さ れる 。 部分 的 な 土地 所有 権 の 明 認方法 は 、 相手方 の 善意 無 過失 を 否定 できれ ば 足りる から 、 「 温泉 権 」 と 表示 さ れ た もの で あっ て も 有効 で ある 。  一筆 の 土地 の うち 、 温泉 湧出 口 部分 のみ を 所有 する 場合 において 、 温泉 湧出 口 部分 を 要 役 地 、 温泉 湧出 口 以外 の 部分 を 承 役 地 と する 地役 権 を 設定 し 、 温泉 湧出 口 に 至る 温泉 水 の 経路 を 保全 し て いる 場合 が ある 。 地下 水脈 の 変動 により 温泉 湧出 口 が 移動 し た 場合 において も 、 取水 管 の 延長 によって 温泉 水 を 確保 する こと が できる 。 この 場合 において も 、 明 認方法 は 、 前記 と 同様 に 「 温泉 権 」 と 表示 さ れ た もの で 有効 で ある 。  一筆 の 土地 の うち 、 温泉 湧出 口 の 部分 のみ を 区分 し て 設定 さ れ た 地上 権 。 打ち込み 配管 など の 工作 物 を 設置 する こと を 目的 として 設定 さ れる 物権 は 、 当事者 間 における 呼称 に かかわら ず 、 民法 の 定める 地上 権 に 他 なら ない 。 地上 権 は 、 土地 の 分筆 を 行え ば 登記 可能 で あり 、 登記 に よら なけれ ば 第三者 に 対抗 でき ない の が 原則 で ある 。 しかし 、 現地 を 実際 に 訪れる こと で 部分 的 な 地上 権 の 存在 が 確認 できる 場合 は 、 信義 則 の 働き により 、 登記 が なく て も 第三者 に 対抗 できる と さ れる 。 部分 的 な 地上 権 の 明 認方法 は 、 相手方 の 善意 無 過失 を 否定 できれ ば 足りる から 、 「 温泉 権 」 と 表示 さ れ た もの で あっ て も 有効 で ある 。  土地 を 温泉 利用 の ため に 借用 する 債権 契約 。 打ち込み 配管 など の 容易 に 移設 でき ない 工作 物 を 設置 し て いる 場合 、 或いは 、 容易 に 移設 でき ない 工作 物 を 設置 する 予定 で ある 旨 の 明 認方法 を 設置 し て いる 場合 は 、 借地 借家 法 の 適用 により 、 登記 が なく て も 第三者 に 対抗 できる と さ れる 。 賃借 権 による 場合 は 、 土地 賃借 料 の 支払い は 、 １月 毎 や １ 年 毎 など 、 短期間 毎 と なる こと が 一般 的 で ある 。 容易 に 移設 でき ない 工作 物 や 明 認方法 が 無い 場合 で 、 前納 し た 土地 賃借 料 に 残余 が ある 場合 は 、 信義 則 により 、 その 残余 に 相当 する 期間 に 限り 、 悪意 の 第三者 に のみ 対抗 できる と さ れる 。  土地 使用 権 の 温泉 権 と は 別に 、 環境 権 の 分野 において も 、 「 温泉 権 」 と 呼ば れる 権利 が ある 。 環境 権 の 代表 的 な もの として 日照 権 が ある 。 例えば 、 日照 を 遮ら れる こと によって 損害 が 生じ た 場合 は 、 日照 権 によって 補償 を 請求 する こと が できる 。 同様 に 、 温泉 水脈 の 上流 が 開発 さ れる こと によって 、 温泉 水量 の 減少 など の 損害 が 生じ た 場合 は 、 温泉 環境 権 によって 、 補償 を 請求 する こと が できる 。 温泉 環境 権 は 、 温泉 権 に 基づい て 温泉 を 利用 し て いる 場合 は もちろん 、 土地 所有 権 や 借地 権 に 基づい て 温泉 を 利用 し て いる 場合 において も 、 主張 する こと が できる 。内部 統制 （ ない ぶと うせ い 、 英 ： internal   control ） と は 組織 の 業務 の 適正 を 確保 する ため の 体制 を 構築 し て いく システム （ 制度 ） を 指す 。 すなわち 、 組織 が その 目的 を 有効 ・ 効率 的 かつ 適正 に 達成 する ため に 、 その 組織 の 内部 において 適用 さ れる ルール や 業務 プロセス を 整備 し 運用 する こと 、 ないし その 結果 確立 さ れ た システム を いう 。 コーポレート・ガバナンス の 要 と も 言え 、 近年 その 構築 と 運用 が 重要 視 さ れ て いる 。 内部 監査 と 密接 な 関わり が ある ので 、 内部 監督 と 訳さ れる こと も ある が 、 内部 統制 が 一般 的 な 呼び名 と なっ て いる 。  内部 統制 自体 は 、 およそ 組織 が 成立 し た 段階 から 事実 上 存在 し て い た もの と 想定 する こと が できる が 、 その 理論 化 に関する 先駆 的 業績 として は 、 アメリカ の トレッドウェイ 委員 会 支援 組織 委員 会 （ COSO ) が 1992 年 に 公表 し た 報告 書 で ある 「 内部 統制 の 統合 的 枠組み 」 （ COSO 報告 書 ） が 重要 視 さ れ て いる 。  国際 決済 銀行 内 に ある バーゼル 銀行 監督 委員 会 は 、 1998 年 1 月 19 日 、 銀行 における リスク 管理 水準 の 向上 を 目指し た 継続 的 な 作業 の 一環 として 、 「 内部 管理 体制 の 評価 の ため の フレーム ワーク 」 と 題し た 論文 を 公表 し た 。 ここ で は 健全 な 内部 管理 体制 に 必須 な 要素 について 記載 し て いる ほか 、 銀行 監督 当局 が 銀行 の 内部 管理 を 評価 する うえ で 利用 する ため の 14 の 原則 を 定め て いる 。  日本 において は 大和銀行 巨額 損失 事件 を 発端 として 取締役 が 内部 管理 体制 を 構築 する こと 自体 が 果たす べき 善 管 注意 義務 で ある として 、 商法 特例 法 により 委員 会 等 設置 会社 に 体制 構築 が 義務付け られ 、 会社 法 施行 に 伴い 広く 適用 さ れる よう に なっ た 。 これ に 伴い 、 企業 会計 審議 会 ・ 内部 統制 部会 が 、 「 財務 報告 に 係る 内部 統制 の 評価 及び 監査 の 基準 」 、 および 「 財務 報告 に 係る 内部 統制 の 評価 及び 監査 に関する 実施 基準 」 を 設定 し 、 日本 における 内部 統制 の 実務 の 枠組み を 定め て いる 。  内部 統制 は 、 企業 統治 に 関連 し て 論じ られる こと が 多い が 、 企業 に 限ら ず 政府 機関 を 含め た あらゆる 組織 が その 対象 と なる 。 内部 監査 と 綿密 な 係わり 合い が ある ため 内部 監督 と 訳さ れる こと も ある 。  英 米 の 会社 組織 で は ( 内部 ) 監査 部 が 組織 の 監督 を 行う とともに 外部 監査 を 行う 監査 法人 と 対応 する 。  監査 を 専門 に 行う 人 は 監査 人 や 監査 士 （ 公認 会計士 で ある 場合 ） あるいは 監察 官 （ 政府 ） によって 行わ れる 。  外部 監査 は 法律 で 公認 会計士 だけ が 行う こと の できる 独占 業務 で ある と 定め られ て いる 。  また 外国 で は 外部 監査 と 企業 の 内部 監督 部 と の 関係 が 強い ため 企業 の 内部 監査 の 人員 は 監査 法人 から 雇わ れる こと が 多い 。 また 独裁 国家 の 軍部 において は 政治 将校 が 同等 の 役割 を 果たす 。 ちなみに 一 組織 が 別 の 組織 を 監督 する こと は 外部 監督 と なる が この 場合 に その よう な 権限 を 有する の は 大抵 が 政府 機関 で あり 、 これら の 省庁 が 監督 責任 の ある 業界 や 組織 を 規制 する 。  広義 に は 、 組織 の 目的 を 果たす ため に 責任 者 または 経営 者 が 整備 ・ 運用 する もの で ある 。  狭義 に は 、 法律 行為 や 財務 報告 における 不正 や 誤り を 防止 する ため に 経営 者 が 主体 と なっ て 整備 ・ 運用 する もの で ある 。 具体 的 に は 、 組織 形態 や 社内 規定 の 整備 、 業務 の マニュアル 化 や 社員 教育 システム の 整備 、 規律 を 守り ながら 目標 を 達成 さ せる ため の 環境 整備 、 および 財務 報告 や 経理 の 不正 防止 が 挙げ られる 。  コーポレートガバナンス は 株主 と 経営 者 と の 間 における 仕組み で ある が 、 内部 統制 は 経営 者 と 労働 者 と の 間 における 仕組み で あり 経営 そのもの で ある 。  また 、 内部 統制 は 4 つ の 限界 も 指摘 さ れ て おり 、 それ を 克服 する ため に 、 業態 や 時代 の 変化 とともに 適 確 に 変化 さ せ て いく ため の 不断 の 努力 が 必要 で ある 。  日本 で は 、 平成 16 年 5 月 の 会社 法 によって 、 業務 全般 に対して この システム を 整備 ・ 運用 する こと が 明確 に さ れ 、 大 会社 および 関連 会社 に 義務付け られ た 。  財務 報告 について は 、 米国 で エンロン 事件 や ワールド コム 事件 といった 巨額 粉飾 ・ 不正 監査 事件 が 多発 し た の を きっかけ に 、 日本 において も 不正 や 誤り を 防止 する 仕組み が 十分 で は ない 上場 企業 が 多い こと が 認識 さ れ た 。 そこで 、 金融 商品 取引 法 において 、 内部 統制 の 整備 状況 や 有効 性 を 評価 し た 内部 統制 報告 書 を 経営 者 が 作成 し 、 公認 会計士 等 が それ を 監査 する 、 二 重 責任 の 原則 に 基づい た 仕組み が 整備 さ れ た 。 この 内部 統制 報告 書 を 基 に 、 公認 会計士 が 会計 監査 の 手順 を 策定 し て 監査 を 実施 する こと に なっ た 。 以前 から も 公認 会計士 が 内部 統制 の 有効 性 の 評価 を 内々 に 行っ て から 会計 監査 の 手順 を 策定 し て い た の を 、 二 重 責任 化 し て 報告 ・ 監査 する よう に 法制 化 し た もの と いえる 。 俗 に J - SOX 法 と 呼ば れ 、 米国 の SOX 法 を 参考 に し た もの で あっ て 、 2008 年 （ 平成 20 年 ） 4 月 1 日 以後 に 開始 する 事業 年度 から 適用 さ れ た 。 本来 は 内部 統制 の 整備 運用 状況 を 単純 に 報告 さ せる もの で ある が 、 内部 統制 の 必要 十分 な 整備 を 促す 効果 も 期待 さ れ て いる 。  2006 年 5 月 に 施行 さ れ た 会社 法 に 明記 さ れ て おり 、 かつ 2006 年 6 月 に 国会 で 成立 し た 金融 商品 取引 法 （ に 記載 さ れ た 内部 統制 報告 書 の 提出 の 義務 に関する 部分 が 日本 版 SOX 法 と 呼称 さ れ て いる ） の 2008 年度 （ 2009 年 3 月 期 ） 施行 時 に 本格 稼動 する こと を 望ま れ て いる 。 企業 会計 審議 会 内部 統制 部会 （ 部会 長   八田 進 二 ） の 公開 草案 で は 、 次 の とおり に 定義 さ れ 、 2007 年 1 月 31 日 に 了承 さ れ た 。  『 内部 統制 と は 、 基本 的 に 、 業務 の 有効 性 及び 効率 性 、 財務 報告 の 信頼 性 、 事業 活動 に 関わる 法令 等 の 遵守 並びに 資産 の 保全 の 4 つ の 目的 が 達成 さ れ て いる と の 合理 的 な 保証 を 得る ため に 、 業務 に 組み込ま れ 、 組織 内 の すべて の 者 によって 遂行 さ れる プロセス を いい 、 統制 環境 、 リスク の 評価 と 対応 、 統制 活動 、 情報 と 伝達 、 モニタリング （ 監視 活動 ） 及び IT （ 情報 技術 ） へ の 対応 の 6 つ の 基本 的 要素 から 構成 さ れる 。 』  2006 年 ( 平成 18 年 ) 12 月 20 日 に 、 この 公開 草案 に関する 意見 は 締め切ら れ 、 本案 どおり 定義 が 定まっ た 。  企業 会計 審議 会 内部 統制 部会 による 実施 基準 の 公開 草案 （ 平成 18 年 11 月 21 日 ） において 、 以下 の とおり 定義 さ れ て いる 。  「 財務 報告 に 係る 内部 統制 の 評価 及び 監査 の 基準 の あり方 について 」 （ 企業 会計 審議 会 内部 統制 部会   平成 １ ７ 年 １２月 ８ 日 。 ） に 、 内部 統制 に は 固有 の 限界 が ある と 示さ れ て いる 。  １ ． 経営 者 が 不当 な 目的 の 為 に 内部 統制 を 無視 ない し 無効 なら しめる こと が ある 。  　 内部 統制 システム の 構築 は 、 経営 者 の 責任 において 行わ れる ので 、 経営 者 自ら が 内部 統制 を 無視 し た 行動 を とれ ば 、 内部 統制 が 機能 し なく なっ て しまう 。  　 　 　 　 ex ) 利益 追求 を 重視 する あまり 、 経営 トップ 自ら が 法令 違反 を 指示 する 。 他 の 役員 や 従業 員 が 法令 に 違反 し て いる こと を 知り ながら 放置 する 。 株価 を 上げる ため に 粉飾 決算 を する よう 経理 担当 者 に 命令 を する 。 etc  ２ ． 判断 の 誤り 、 不注意 、 複数 の 担当 者 による 共謀 によって 有効 に 機能 し なく なる 場合 が ある 。  　 担当 者 が 不注意 など によって 事務 処理 等 を 間違え たり 、 判断 ミス を 犯し て しまっ たり する よう な 場合 や 、 同僚 同士 や 上司 と 部下 など 複数 の 担当 者 が 共謀 し て 計画 的 に 不正 を 行なっ て しまう 。  　 ex ) 社内 の 者 が 取引 先 の 担当 者 など 社外 の 者 と 共謀 し て 不正 を 行なう 。  ３ ． 当初 想定 し て い なかっ た 組織 内外 の 環境 の 変化 や 非 定型 的 な 取引 等 に は 、 必ずしも 対応 し ない 場合 が ある 。  　 内部 統制 システム を 構築 する 前 に は 想定 し て い なかっ た よう な 社内外 の 環境 の 変化 が 生じ た 、 これ まで と は まったく 異なる 取引 を 開始 し た 、 突発 的 に 特別 な 取引 が 生じ た 。 こうした 事態 が 生じ た 場合 、 ルール 作り が 間に合わ ない こと など から 、 内部 統制 が 必ずしも 有効 に 機能 する と は 限ら ない 。  ４ ． 内部 統制 の 整備 及び 運用 に際して は 、 費用 と 便益 と 比 較衡量 が 求め られる 。  　 あらゆる 経営 問題 と 同様 、 どの よう な 内部 統制 システム を 構築 する か は 、 経営 判断 に 委ね られる が 、 内部 統制 システム の 構築 及び 運営 コスト （ 費用 ） と その 結果 得る こと の 出来る ベネフィット （ 便益 ） を 量り ながら 構築 さ れ て しまう ため に 、 コストダウン を 計っ た 結果 、 不十分 な 内部 統制 システム が 構築 さ れ て しまう こと が ある 。  金融 商品 取引 法 24 条 の 4 の 4 ( いわゆる 内部 統制 報告 制度 ） に 基づき 、 企業 が 事業 年度 ごと に 内閣 総理 大臣 に 提出 する 報告 書 。 当該 条項 において は 、 「 当該 会社 の 属する 企業 集団 及び 当該 会社 に 係る 財務 計算 に関する 書類 その他 の 情報 の 適正 性 を 確保 する ため に 必要 な もの として 内 閣府令 で 定める 体制 について 、 内 閣府令 で 定める ところ により 評価 し た 報告 書 」 と 定義 さ れ て いる 。 日本 で は 、 MBA で 税理士 の 南村 博二 が 初めて 単独 で 作成 し た 。  これ を 受け て 、 財務 計算 に関する 書類 その他 の 情報 の 適正 性 を 確保 する ため の 体制 に関する 内 閣府令 が 定め られ 、 そこで ひな型 ( 第 1 号 様式   第 2 号 様式 ) が 示さ れ て いる 。 また 内部 統制 の 評価 の 基準 ・ 監査 の 基準 として 、 金融 庁 企業 会計 審議 会 から 財務 報告 に 係る 内部 統制 の 評価 及び 監査 に関する 基準 。 など が 公表 さ れ て いる 。  内部 統制 報告 書 は 、 上記 の 4 つ の 目的 の うち の 1 つ 、 財務 報告 の 信頼 性 を 目的 として 、 上記 の 6 つ の 基本 的 要素 の 構築 ・ 運用 状況 を 経営 者 自ら が 評価 する 報告 書 で あり 、 公認 会計士 または 監査 法人 の 監査 証明 を 受ける 必要 が ある 。   内部 統制 システム を 構築 し 、 運用 し て いく こと によって 、 会社 の 信用 が 向上 する 。 使用人 や 経営 者 の 法令 違反 、 判断 ミス 、 組織 や 規定 の 未 整備 による 情報 漏洩 、 無計画 な IT の 導入 による 業務 の 混乱 ・ 非 効率 ・ 不透明 化 など 、 企業 は 様々 な 危険 に さらさ れ て いる 。 それら を 適切 に 処理 する ため に 上記 の 6 つ の 基本 的 要素 を 踏まえ て 4 つ の 目的 を 追及 し て ゆく 業務 の 適正 を 確保 する ため の 体制 を 構築 し 、 整備 さ れ た 諸 規程 に 則っ て 運用 する こと が 、 企業 の 信用度 向上 によって 得 られる 社会 的 地位 の 向上 や 収益 の 確保 の ため の 最善 の 策 と 考え られる 。  内部 統制 システム の 構築 に は 、 かなり の コスト が かかる 。 内部 統制 の 法制 化 は 、 本来 は 内部 統制 の 整備 状況 の 報告 を 求め 、 会計 監査 に 資する ため の もの で ある が 、 結果 的 に 厳格 な 内部 統制 の 仕組み の 整備 を 要求 し て しまう 側面 を もつ 。 その 整備 が 遅れ て い て 、 かつ 労働 力 が 不足 ぎみ の 企業 にとって は 、 事業 全体 の プロセス の 総 点検 を し て 、 組織 形態 や 業務 手順 の 変更 と 、 それ に 対応 さ せる ため の 社員 教育 、 運用 を する に は 膨大 な 時間 が かかり 、 初期 費用 も 数 ～ 十 数 億 円 に 上る 場合 が ある 。 しかも 、 内部 統制 の 仕組み は 完成 する こと が ない ので 、 継続 的 な コスト 発生 は 避け られ ない 。 また 、 業務 効率 向上 の ため の 提言 と いえる 「 IT 利用 」 に関して は 、 強制 と 解釈 さ れ て 混乱 や 錯綜 が 生じ た こと も あっ た 。  内部 統制 を 厳格 に 行う と 、 企業 の 成長 を 損なう 恐れ が ある 。 内部 統制 報告 書 の 対象 と なる 企業 の 範囲 は 、 その 支配 下 に おか れる すべて の 会社 で ある 。 関連 子会社 や 、 業務 の 一部 を アウトソーシング し た 委託 先 、 金融 機関 や 企業 が 自己 勘定 で 組成 し た ファンド が 出資 し た ベンチャー 企業 など も 対象 の 範囲 に 含ま れる こと が ある 。 企業 の 勃興 期 は 活力 に 富ん だ 経営 が 求め られる ので 、 厳格 な 内部 統制 システム に 縛ら れ て い て は 企業 の 成長 を 損なう 恐れ が ある 。  日本 企業 は 、 行政 学 や 官僚 制 を 応用 し た 全体 組織 体制 を 重視 する 傾向 に あり 、 日本 企業 や 日本 の 政府 系 機関 に 置い て は 、 組織 全体 の 為 に 働く 総務 、 内務 部門 の 機能 の 発達 が 顕著 に 見 られる 。 そもそも 、 内部 統制 と は 、 金融 （ 金融 庁 ・ 会計士 ） の 視点 で 語ら れる 概念 だ が 、 従来 、 日本 型 経営 に は 社会 学 、 行政 学 系 の 組織 管理 の 理論 が 存在 し 、 相応 する 部署 （ 総務 、 内務 部門 ） が 発達 し て いる 。 （ アメリカ の 企業 に は 、 総務 、 内務 部門 は 殆ど ない ） 。 旧 内務省 系 の 資格 で ある 行政 書士 が 、 許認可 行政 手続 を通じて 、 政府 機関 による 企業 の 外部 監督 に 重要 な 役割 を 果たし て いる 。 行政 書士 が 申請 書 を 作成 する にあたり 、 当然 、 組織 内 の 内部 統制 の 整備 状況 に まで 踏み込ん で 申請 書 を 作成 し て いる 為 、 許認可 行政 と の 二 重 行政 に なる 可能 性 が ある 。 また 、 日本 企業 で は 内部 統制 に関する 日常 業務 は 、 企業 内 の 総務 （ 内務 ） 部門 が 担当 し て いる 事 が 多い 。日本 の 法律 ・ 会計 に関する 資格 一覧 （ に ほんの ほう りつ ・ か いけい に かんする しかくい ちら ん ） は 、 日本 国内 で 実施 さ れ て いる 、 法律 ・ 会計 に関する 資格 の 名称 を 一覧 と し た もの で ある 。内部 監査 （ な いぶか ん さ 、 英 ：" internal   audit "） と は 、 組織 体 の 内部 の 者 による 監査 の こと を いう 。 一般 社団 法人 日本 内部 監査 協会 の 「 内部 監査 基準 」 に よれ ば 、 “ 内部 監査 と は 、 組織 体 の 経営 目標 の 効果 的 な 達成 に 役立つ こと を 目的 として 、 合法 性 と 合理 性 の 観点 から 公正 かつ 独立 の 立場 で 、 ガバナンス・プロセス 、 リスク ・ マネジメント および コントロール に 関連 する 経営 諸 活動 の 遂行 状況 を 、 内部 監査 人 として の 規律 遵守 の 態度 を もっ て 評価 し 、 これ に 基づい て 客観 的 意見 を 述べ 、 助言 ・ 勧告 を 行う アシュアランス 業務 、 および 特定 の 経営 諸 活動 の 支援 を 行う アドバイザリー 業務 で ある ” 。 内部 監査 は 、 取締役 （ 会計 参与 設置 会社 に あっ て は 、 取締役 及び 会計 参与 ） の 職務 の 執行 を 監査 する 監査 役 監査 （ 又は 監査 委員 会 による 監査 ） 、 計算 書類 及び その 附属 明細 書 、 臨時 計算 書類 並びに 連結 計算 書類 を 監査 する 会計 監査 人 監査 と 合わせ て 、 三 様 監査 と 呼ば れる こと が ある 。  海外 で は 、 内部 監査 ・ 外部 監査 という 切り分け が 一般 的 で ある ため 、 必ずしも 国内外 で 内部 監査 の 概念 が 一致 し て いる と は いえ ない 。 しかしながら 、 ビジネス の グローバル 化 が 進み 、 また 、 相次ぐ 不祥事 により 企業 に 厳しい 目 が 向け られる よう に なっ た 近年 、 内部 監査 について も グローバル スタンダード を 視野 に 入れる 必要 が 生じ て き た 。 日本 監査 役 協会 の 「 監査 役 監査 基準 」 において 、 監査 役 と 内部 監査 部門 と の 連係 が 規定 さ れ 、 会計 監査 人 の 監査 において も 、 一定 の 条件 の もと 内部 監査 人 の 作業 を 利用 できる など 、 内部 監査 を めぐる 状況 は 変化 し て いる 。  内部 監査 は 、 本来 、 組織 体 の 特性 に 応じ て 整備 ・ 運用 さ れる べき もの で ある が 、 指針 と なる もの として 、 国内 基準 で は 日本 内部 監査 協会 の 「 内部 監査 基準 」 、 国際 基準 で は 内部 監査 人 協会 （ The   Institute   of   Internal   Auditors ,   IIA ） の 「 専門 職 的 実施 の 国際 フレーム ワーク （ International   Professional   Practices   Framework ,   IPPF ） 」 が ある 。 日本 内部 監査 協会 は IIA の 日本 支部 を 兼ね て いる が 、 2 つ の 基準 は 、 内部 監査 の 指揮 命令 系統 （ reporting - line ） の 記載 など の 点 で 大きく 異なる 。 日本 内部 監査 協会 は 、 日本 国内 で 適用 する 「 内部 監査 基準 」 の 英語 訳 を 上部 団体 で ある 内部 監査 人 協会 （ IIA ） に 提出 を し て い ない 。 日本 内部 監査 協会 が 公表 する 「 内部 監査 基準 」 は 、 内部 監査 人 協会 （ IIA ） が 、 その 内容 が 適正 で ある こと を 保証 ・ 承認 する もの で は なく 、 日本 国内 の ローカル な 基準 に 過ぎ ない 。 逐次 、 グローバル ・ スタンダード に 向け て 改定 が 図ら れ て いる が 、 その 乖離 は 大きい 。  日本 国内 で は 、 内部 監査 は 、 最高 経営 責任 者 に 直属 する こと が 多く 、 内部 監査 の 業務 内容 も 、 最高 経営 責任 者 の 定め た 内部 統制 が 現場 で 遵守 さ れ て いる か の 点検 が 主体 で ある 。 国際 社会 で は 、 内部 監査 部門 は 独立 社外 取締役 が 過半数 を 占める 取締役 会 あるいは 監査 委員 会 に 直属 し 、 その 指揮 命令 下 で 、 経営 全般 を 独立 し た 客観 的 な 立場 で 監査 を 行う 。 最高 経営 責任 者 の 定め た 内部 統制 の 問題 点 が あれ ば 、 それら を 指摘 し て 、 組織 体 の 目標 の 達成 を 支援 する 役割 を 果たす の が 一般 的 で ある 。  なお 、 日本 で は 、 内部 監査 や 常勤 社内 監査 役 は 、 経営 者 から 独立 し た 存在 で は ない 。 これ まで 、 経営 者 の 不正 、 不正 会計 、 重大 な 不祥事 が 発生 し た とき 、 内部 監査 部門 が その 事実 を 知り ながら 監査 報告 書 に 記載 を し なかっ たり 、 常勤 社内 監査 役 が 隠ぺい に 関与 する という 事件 も 少なから ず 起き て おり 、 国際 社会 で は 、 日本 の 監査 ・ ガバナンス 制度 の 問題 点 として 認識 さ れ て いる 。 国際 社会 で 実践 さ れ て いる よう に 、 独立 社外 取締役 の 指揮 命令 下 で 、 執行 ライン に は 戻ら ない と 宣言 し た 専門 職 が 中心 と なっ て 内部 監査 を 行う 態勢 を 整備 する こと が 課題 で ある 。  国内外 の 企業 による 不正 会計 事件 を 受け て 、 2006 年 5 月 に 施行 さ れ た 新 会社 法 、 2006 年 6 月 に 成立 し た 金融 商品 取引 法 （ いわゆる 日本 版 SOX 法 ） は 、 それぞれ 大会 社 と 上場 企業 に 内部 統制 を 求め て おり 、 内部 監査 と 密接 に 関係 する 。  会社 法 は 、 取締役 会 に 「 取締役 の 職務 の 執行 が 法令 及び 定款 に 適合 する こと を 確保 する ため の 体制 その他 株式会社 の 業務 の 適正 を 確保 する ため に 必要 な もの として 法務省 令 で 定める 体制 」 の 整備 を 義務付け て いる 。 取締役 の 職務 の 執行 について は 監査 役 監査 の 対象 で ある が 、 内部 監査 基準 と IPPF で 言及 さ れる 、 リスク ・ マネジメント 、 コントロール および ガバナンス・プロセス の 有効 性 を 内部 監査 で 評価 ・ 改善 促進 する こと により 、 相互 補完 的 な チェック が 可能 と なる 。  金融 商品 取引 法 で 求める 「 財務 計算 に関する 書類 その他 の 情報 の 適正 性 を 確保 する ため に 必要 な もの として 内 閣府令 で 定める 体制 」 において は 、 内部 監査 に 、 より 具体 的 な 役割 が 求め られる 。 内閣 府 令 の なか で 一般 に 公正 妥当 な 基準 と さ れ て いる 、 企業 会計 審議 会 の 「 財務 報告 に 係る 内部 統制 の 評価 及び 監査 に関する 基準 」 において 、 “ 内部 監査 人 は 、 内部 統制 の 目的 を より 効果 的 に 達成 する ため に 、 内部 統制 の 基本 的 要素 の 一つ で ある モニタリング の 一環 として 、 内部 統制 の 整備 及び 運用 状況 を 検討 、 評価 し 、 必要 に 応じ て 、 その 改善 を 促す 職務 を 担っ て いる 。 ” と ある 。  内部 監査 活動 に 従事 する 者 を 内部 監査 人 と いう 。 内部 監査 が 有効 で ある と 判断 さ れる ため に は 一般 に 、 内部 監査 人 について 、 専門 的 能力 と 独立 性 が 求め られる 。  内部 監査 人 個人 について は 、 内部 監査 に関する 十分 な 知識 ・ 技能 ・ その他 の 能力 を 有し て いる か 、 継続 的 に 能力 開発 を 行っ て いる か 、 内部 監査 業務 遂行 に際して 、 客観 性 、 専門 職 として の 正当 な 注意 を 有し て いる か など が 問わ れる 。 内部 監査 人 の 能力 を 証明 する もの として 、 IIA が 認定 する 国際 資格 の 公認 内部 監査 人 ( Certified   Internal   Auditor ,   CIA ) や 日本 内部 監査 協会 が 認定 する 内部 監査 士 が ある 。 CIA に は 、 継続 的 専門 能力 開発   ( Continuing   Professional   Education ,   CPE )   制度 が あり 、 資格 を 維持 する ため に は 、 毎年 所定 の 単位 の 能力 開発 と 報告 が 必要 と なる 。  内部 監査 人 の 組織 体 における 位置づけ について は 、 内部 監査 の 対象 と なる 他 の 部署 等 から 制約 を 受ける こと は ない か 、 内部 監査 の 対象 と なる 業務 および 部署 に対し 直接 の 権限 や 責任 を 負っ て い ない か 、 経営 者 に対し 適時 ・ 適切 に 報告 できる 体制 に なっ て いる か など が 問わ れる 。 この ため 、 経営 者 直属 の 独立 し た 部門 として 設置 さ れる こと が 多い 。  英 米 の 会社 組織 で は 、 （ 内部 ） 監査 部 が 組織 の 内部 監督 を 行う とともに 、 外部 監査 を 行う 監査 法人 と 対応 する 。 日本 の 監査 役 に 相当 する 役員 は 社外 取締役 が 就任 する の が 常 で あり 、 内部 の 経営 陣 と は 独立 し た 指揮 系統 で 監督 する こと によって 、 株主 の 利権 が 保持 さ れる 。 監査 は 、 専門 の 監査 人 や 監査 士 （ 公認 会計士 ） または 監察 官 （ 政府 ） によって 行わ れる 。 外部 監査 は 、 公認 会計士 だけ が 行う こと の できる 独占 業務 で ある と 法律 で 定め られ て いる 。 外国 で は 、 外部 監査 と 企業 の 内部 監督 部 と の 業務 の 関連 から 、 内部 監査 の 人員 は 監査 法人 から 抜擢 さ れる こと が 多い 。  独裁 国家 の 軍部 において は 、 政治 将校 が 同等 の 役割 を 果たす 。 ある 組織 が 別 の 組織 を 監督 する の は 外部 監督 で あり 、 この 場合 に その よう な 権限 を もつ の は たいてい 政府 機関 で あっ て 、 それぞれ の 省庁 が 監督 責任 の ある 業界 や 組織 を 規制 する 。  ISO において は 内部 監査 を 実施 し PDCA サイクル を 回し 、 スパイラル アップ する こと が 必須 の 条件 で ある 。 また 、 内部 監査 の 形骸 化 を 防ぐ ため 相互 監査 や 改善 提案 など を 行い 、 規格 要求 基準 を 順守 維持 する に とどまら ず 、 将来 の 不具合 の 防止 や 潜在 能力 の 発掘 など 実効 性 の ある 内部 監査 を 行う こと が 必要 で ある 。万国 公法 （ ばん こく こう ほう ） は 、 19 世紀 後半 から 20 世紀 前半 にかけて 近代 国際 法 を 普及 さ せ た という 点 で 、 東アジア 各国 に 多大 な 影響 を 与え た 国際 法 解説 書 の 翻訳 名 で あり 、 同時に “ ”   の 現在 の 訳語 「 国際 法 」 以前 に 使用 さ れ て い た 旧訳 語 で も ある 。 以下 で は 最初 に 翻訳 命名 さ れ た の 『 万国 公法 』 と その 重訳 本 を 中心 に 記述 し 、 この 本 が もたらし た 西欧 起源 の 国際 法 が アジア 諸国 に どの よう に 受容 さ れ て いっ た か について も 触れる 。  「 万国 公法 」 と は 、 国際 法学 者 の 代表 的 な 著作   '   が 漢語 訳さ れ た とき の タイトル 名 。 また この 訳 は 、 この 書 が 世に 広く 知ら れる よう に なる とともに 、 “ ”   の 訳語 として も 定着 し て いき 、 '   以外 の 国際 法 解説 書 を 翻訳 する 際 において も 「 万国 公法 」 という ことば が タイトル に 使わ れる よう に なっ た 。 翻訳 者 は 当時 中国 で 布教 し て い た アメリカ 人 プロテスタント 宣教師 ウィリアム ・ マーティン で 、 その 訳書 は 東アジア に 本格 的 に 国際 法 を 紹介 し た 最初 の 書物 で ある 。 国際 法 の 何たる か を 東アジア 諸国 に 伝え 、 各 地域 の 国内 政治 改革 や 外交 に 大きな 影響 を 与え た 。 特に 日本 で は 、 最初 に 刊行 さ れ た 清朝 より も 大きく 素早い 反応 を 生みだし 、 幕末 明治維新 に 及ぼし た 影響 は 無視 でき ない もの が あっ た 。  前 近代 における 東アジア 国際 社会 は 、 政治 的 ・ 経済 的 ・ 文化 的 に 大きな 存在 感 を 放つ 中国 王朝 を 中心 と する 形 で 国際 秩序 が 成り立っ て おり 、 日本 や 朝鮮 、 ベトナム 、 琉球 といった 中国 の 周辺 諸国 は 、 その 中国 から 様々 な スタンス を 取る こと で 安定 的 な 国際 秩序 を 形成 維持 し て き た 。 中国 王朝 に対し どの よう な スタンス を 取る か という 点 で 、 （ 中国 王朝 から 見 て ） 周辺 諸国 は いくつ か の 国際 関係 の 種類 、 たとえば 冊 封 や 朝貢 、 互市 に 分類 さ れる 。 これ まで の 諸 研究 で は 、 この よう な 様々 な 国際 関係 を 束ね た もの を 朝貢 ― 冊 封 体制 、 あるいは 朝貢 システム 、 互市 体制 、 華 夷 秩序 と 表現 する こと が 多い （ 対象 と する 時代 や 研究 者 によって 異なる ） 。 ここ で は 便宜 的 に 華 夷 秩序 と 呼ぶ 。  中国 王朝 から 見 た 華 夷 秩序 は 、 中華 思想 に 基づく 世界 観 を 現実 に 投影 し た もの で 、 中国 を 「 華 」 （ 文明 ） と 自認 し 、 中国 という 同心円 的 ヒエラルキー の 中心 から 離れる に従い 「 華 」 から 離れ 「 夷狄 」 （ 野蛮 ） に 近づい て いく と 考える 国際 秩序 で ある 。 この ヒエラルキー が 特異 な の は 、 中国 王朝 が 直接 支配 する 領域 と それ 以外 の 地域 と が 国境 の よう な 確固たる 分断 線 によって 区切ら れ ず 、 連続 し た もの として 捉え られ て いる 点 で ある 。 具体 的 に は 、  という 大きく 分け て 三つ の カテゴリー が あり 、 前者 から 後者 に 行く に従い 、 漸次 中国 皇帝 の 徳 が 及ば なく なり 、 同時に 中国 の 支配 力 も 低下 し て いく という 観念 で 支え られ て いる 。 したがって 版図 外 と いっ て も 、 その 地 は 中国 の 支配 （ あるいは 中国 皇帝 の 徳 ） が なかなか 及ば ない だけ で 、 本来 中国 皇帝 に 支配 さ れる べき 地 で ある という 意識 は 捨て られ て い ない 。  そして この 版図 外 に ある 諸国 は 、 中国 王朝 に なびく 国家 と そう で ない 国家 に 大別 さ れる 。 まず 中国 に 使節 を 送り 、 臣従 する 諸国 。 これら に は 「 冊 封 」 （ 国王 承認 ） や 「 朝貢 」 （ 貢ぎ 物 と 引替え に 賞賜 が 与え られ 、 さらに 交易 する こと が できる ） という 政治 的 ・ 経済 的 見返り を 与え た 。 それ を 目的 に 中国 を 訪れ た 冊 封 あるいは 朝貢 使節 の 存在 は 、 中国 皇帝 の 徳 が 遠く の 「 夷狄 」 に 及ん だ 証左 と さ れ た 。 中国 と これら の 諸国 と は 、 「 宗主 国 」 ( Suverain   State )   と 「 藩 属国 （ あるいは 「 属国 」 「 付 庸 国 」 ）」( Tributary   State )   という 上下 関係 を 基調 と する 国際 関係 を 結ん だ こと に なる 。 ただ 「 宗主 国 」 と 「 藩 属国 」 と の 関係 は 、 近代 における 「 宗主 国 」 と 「 従属 国 」 ( Subject   State )   の よう な 関係 と は 大きく 異なり 、 内政 外交 全般 に 中国 の 支配 が 及ん で い た わけ で は なく 、 たとえば 中国 は 、 「 藩 属国 」 どうし 、 あるいは 「 藩 属国 」 と 中国 王朝 に 臣従 し ない 諸国 と の 関係 について 特に 関知 し ない 。 その ため 排他 的 な 主従 関係 は 希薄 で あり 、 ある 国 が 中国 以外 の 国 へ も 朝貢 する 「 二 重 朝貢 」 といった 例 も 見 られ た 。  前 王朝 の 明代 において 、 「 冊 封 」 や 「 朝貢 」 は 諸 外国 と の 関係 の 中 で 大きな 比重 を 占め て い た が 、 この よう な 制度 自体 は 、 清 代 まで 大きく 変化 する こと なく 存続 し た 。 しかし 続く 清朝 において も 「 冊 封 」 や 「 朝貢 」 が 、 明朝 の 対外 関係 で 同じ 比重 を 占め て い た わけ で は なかっ た 。 清 代 で は 、 明朝 の 時 以上 に 欧米 諸国 が 中国 を 訪れる よう に なり 、 「 冊 封 」 や 「 朝貢 」 より も 政治 的 意味合い が 希薄 化 し た 交易 が 増加 の 一途 を 辿っ た の で ある 。 この 交易 関係 を 「 互市 」 と いう 。  そして これ まで 述べ て き た よう な 「 冊 封 」 や 「 朝貢 」 、 「 互市 」 によって 中国 と 関係 を 持つ 国々 を それぞれ 「 冊 封 国 」 ・ 「 朝貢 国 」 ・ 「 互市 国 」 と いう 。  以上 の 説明 は 歴代 中国 王朝 が 構想 し た 華 夷 秩序 で ある が 、 日本 や 朝鮮 、 琉球 、 ベトナム 等 の 周辺 諸国 も その 華 夷 秩序 及び その 根拠 と なっ た 中華 思想 を 選択 的 に 受容 、 あるいは 共有 し 、 華 夷 秩序 の 一翼 を 担っ て い た 。 ただ どの 程度 受容 する か について は 、 中国 と 周辺 諸国 と の 力 関係 （ 地政学 的 な 影響 ） から 一元 的 で は なく 、 地域 により 濃淡 が ある 。 たとえば 中国 で は なく 自国 を 中心 （ 「 華 」 ） だ と 自認 する 「 小中 華 思想 」 を もっ た 国家 が 複数 あり 、 中国 の 華 夷 秩序 が 一元 的 に 東アジア 国際 秩序 を 貫い て い た わけ で は なかっ た 。 しかし それら が 思い描く 国際 秩序 も 構造 そのもの は 華 夷 秩序 に 借り た 相似 構造 を もっ て おり 、 その 各国 の 小 華 夷 秩序 が 、 中国 王朝 の 華 夷 秩序 と 折り合い を つけ ながら 併存 し て いる 状態 で あっ た 。 いうなれば 諸国 ごと の 小 華 夷 秩序 の 束 が 、 互いに 重なり ながら 存立 する 状態 こそ が 、 前 近代 の 東アジア 世界 の 国際 秩序 、 すなわち 総体 として 華 夷 秩序 と よぶ もの で あっ た 。 したがって 、 どの 国 ・ どの 地域 に も 貫通 する 一元 的 な 国際 秩序 を 見出す こと は 困難 と いわ ね ば なら ない 。  国 や 地域 によって 均質 ・ 一様 で ない 華 夷 秩序 （ の 束 ） に 、 最終 的 に は 取っ て 代わっ た の が 西欧 起源 の 条約 体制 で あっ た 。  華 夷 秩序 で は 、 国際 関係 を 中華 思想 に 基づく 「 礼 制 」 によって 律し て き た 。 しかし 欧米 諸国 は 、 「 礼 制 」 に 変え て 近代 国際 法 に 基づく 条約 によって 国際 関係 を 律する 国際 秩序 を 東アジア に もたらし た 。 この こと から この 国際 秩序 を 条約 体制 と 呼ぶ 。 また 欧米 によって 強制 さ れ た 条約 が 不 平等 条約 だっ た こと から 「 不平等 条約 体制 」 と 呼ぶ こと も ある 。  近代 的 国際 秩序 の 起源 は ヴェストファーレン 条約 （ 1648 年 ） に 始まる と さ れ 、 その 国際 関係 を 律する 秩序 原理 として 近代 的 国際 法 は 発達 し て き た 。 そして 国際 法 を 担う 主体 は 主権 国家 と さ れ た （ 近代 的 な 主権 国家 について は 後述 「 4 . 4 . 1   『 万国 公法 』 が もたらし た 外交 概念 」 を 参照 の こと ） 。 上記 華 夷 秩序 と の 最も 大きな 相違 点 は 、 主権 国家 間 の 法的 平等 原則 の 存在 で ある 。 華 夷 秩序 で は 、 自国 と 周辺 諸国 を 文化 面 で は 「 華 ／ 夷 」 という 等級 で 順序付け し 、 政治 面 で は 君臣 関係 （ 宗主 国 ― 藩 属国 ） として 捉え て おり 、 中国 王朝 と 周辺 諸国 が 平等 で ある こと は 原則 的 に ありえ ない （ ただし 、 実際 に は 金 と 宋 や 匈奴 と 漢 の よう な 場合 も ある ） 。 一方 で 条約 体制 で は 、 国家 ・ 国力 の 大小 に 関係 なく 、 主権 を 持つ 国家 は 法的 に は 平等 ・ 対等 で ある と さ れる 。  しかし この 近代 国際 法 の 「 万国 平等 」 という 理念 は 単なる 理念 に 留まり 、 現実 に は 万国 に 普遍 的 に 適用 さ れる よう な もの で は なく 、 それ は 本来 キリスト教 諸国 間 だけ に 通用 する 「 キリスト 教 国 国際 法 」 （ “ International   law   of   Chirstendom ” ） と も いう べき もの で あっ た 。  近代 国際 法 は 、 崇高 な 正義 と 普遍 性 と を 理念 と し て いる が 、 他方 、 非 欧米 諸国 に対して は 非常 に 過酷 で 、 欧米 の 植民 地 政策 を 正当 化 する 作用 を 持っ て い た 。 この 国際 法 は 適用 する か 否 か について 「 文明 国 」 か 否 か を 基準 と し て いる が 、 この 「 文明 国 」 と は 欧米 の 自己 表象 で あっ て 、 いうなれば 欧米 文明 に どの 程度 近い の か という こと が 「 文明 国 」 の 目安 と なっ て おり 、 この 目安 によって 世界 は 3 つ に カテゴライズ さ れる 。 まず 欧米 を 「 文明 国 」 、 オスマン 帝国 や 中国 、 日本 等 を 「 半 文明 国 」 （ 「 野蛮 国 」 ） 、 アフリカ 諸国 等 を 「 未 開国 」 と し た 。 「 半 文明 国 」 に 分類 さ れる と 、 主権 の 存在 は 認め られる ものの 、 その 国家 主権 に は 制限 が 設け られる 。 具体 的 に は 不平等 条約 を 砲艦 外交 （ 軍艦 や 大砲 といった 軍事 力 を 背景 に 行わ れる 恫喝 的 な 外交 交渉 ） によって 強制 さ れ た 。 さらに 「 未 開国 」 と 認定 さ れる と 、 その 国家 主権 など は 一切 認め られ ず 、 その 地域 は 有力 な 支配 統治 が 布か れ て い ない 「 無主 の 地 」 と 判定 さ れる 。 近代 国際 法 は 「 先占 の 原則 」 （ 早期 発見 国 が 領有 権 を 有する 原理 ） を 特徴 の 一つ として 持っ て い た ので 、 「 未 開国 」 は 自動的 に 「 無主 の 地 」 と さ れ 、 そこ に 植民 地 を 自由 に 設定 できる という こと に なる （ 小林 2002 ） 。  以上 に 見る よう に 、 近代 国際 法 は その 適用 を 「 文明 国 」 と それ 以外 によって 使い分ける 二つ の 顔 を 持っ て おり 、 これ を 「 近代 国際 法 の 二 重 原理 」 と 呼ぶ 研究 者 も いる （ 高村 1998 ） 。 この 近代 国際 法 は 、 19 世紀 に 入る と 掲げ られ た 理念 と は 裏腹 な 砲艦 外交 によって 中近東 、 アフリカ 、 東アジア 等 世界 全体 に 適用 範囲 を 広げ て いっ た 。  東アジア において 、 この 条約 体制 の はしり は アヘン 戦争 の 後 に 締結 さ れ た 南京 条約 で ある 。 中国 最後 の 王朝 で あっ た 清朝 と イギリス の 間 に 結ば れ た 条約 は 、 近代 国際 法 に 基づい た 不平等 条約 で あっ た 。 この 条約 の 締結 後 、 これ を モデル と し た 条約 を 清朝 は 各国 と 締結 し て いき 、 『 万国 公法 』 が 翻訳 刊行 さ れ た 当時 、 すでに 20 数 カ国 と 条約 が 交わさ れ て い た 。 ただ 条約 の 締結 と 、 意識 レヴェル で 国際 法 の 理念 に 遵う つもり が あっ た か どう か は 別 で ある 。 トルコ で も 中国 で も 不平等 条約 は 当初 、 西欧 諸国 に 与え た 恩寵 という とらえ 方 を し 、 自国 の 不利益 性 を 意識 し て い なかっ た 。 この よう な 国際 法 へ の 認識 を 改め 、 率先 し て 条約 体制 に 参加 する よう 促す 一助 と なっ た の が 、 『 万国 公法 』 という 一 冊 の 国際 法 解説 書 で あっ た 。  『 万国 公法 』 の 原著 は 、 ヘンリー ・ ホ イートン   ()   の 『 国際 法 原理 』 （ 原題 ：" Elements   of   International   Law ",   1836 ） で ある 。 ホイートン は   アメリカ 国際 法学 草創 期 を 代表 する 法律 家 ・ 外交 官 で ある 。 彼 は 弁護士 から スタート し 、 ニューヨーク 海事 裁判所 判事 、 連邦 最高裁 レポーター を 歴任 し た 。 また 法律 キャリア を 重ねる 一方 で 、 アメリカ の 駐 コペンハーゲン 代理 公使 、 駐 プロシア 代理 公使 （ 後 に 特命 全権 公使 ） に 任命 さ れ 、 外交 官 として も 活躍 し て いる （ 松隈 1992 ） 。 法曹界 に 身 を 置き ながら 、 外交 官 で も あっ た 経験 が 結実 し た の が 、 『 国際 法 原理 』 で あっ た 。 なお 明治 期 の 日本 や 片仮名 の ない 中国 で は ホイートン を 「 恵 頓 」 （ 拼音 ： Huìdùn ） と 表記 し た 。  『 国際 法 原理 』 は 、 刊行 当時 グロチウス の 『 戦争 と 平和 の 法 』 に 次ぐ ほど の 権威 と 名声 を 博し て い た 国際 法 解説 書 で ある 。 この 書 の 初版 は 1836 年 に 刊行 さ れ た が 、 アメリカ ・ イギリス といった 英語 圏 のみ なら ず 他 の ヨーロッパ 言語 圏 で も 非常 な 好評 を もっ て 迎え られ 、 フランス語 版 ・ ドイツ 語 版 を はじめ として 各国 の 言語 に 相次い で 翻訳 さ れ た 。  特徴 として は 、 この 書 が 自然 法 及び 実定法 双方 に 立脚 し て 書か れ て いる という 点 が ある 。 詳しく は 自然 法 と 実定法 の 記事 に 譲る が 、 自然 法 と は 法 の 淵源 （ 法律 の 拠っ て 立つ 根拠 、 すなわち 法 源 ） を 人為 的 に 定め られ た もの に 求め ず 、 人 の 理性 によって 発見 さ れる 、 時代 や 地域 を 超越 し た 普遍 性 （ と 思わ れる もの ） と 正義 に 由来 する と 考える 法 概念 で ある 。 他方 実定法 と は 立法 機関 の よう な 人為 的 な 存在 によって 作り出さ れ て き た 法律 で 、 形而上 的 な 普遍 性 を 法 源 として 採用 せ ず 、 法 と は 一定 の 地域 ・ 時代 の 中 で のみ 有効 で ある こと を 自覚 する 性質 を 持つ もの で 、 具体 的 に は 蓄積 さ れ て き た 判例 や 慣習 法 、 制定 法 を 指す 。  以上 を ふまえ て 簡単 に 近代 国際 法 の 潮流 に 触れる と 、 グロチウス は 自然 法 思想 に 重き を 置い て 国際 法 の 基礎 を 構築 し た が 、 その後 の 国際 法学 は 実定法 を より 重視 する 傾向 が 増し 、 E . ヴァッテル   ()   は 、 自然 法 と 実定法 双方 に 軸 足 を おい た 学説 を 唱え た 。 ホイートン も 自然 法 ・ 実定法 折衷 の 立場 を 取る 。 しかし ホイートン が 活躍 し た 時代 は 自然 法 から 実定法 へ という 流れ が さらに 加速 し つつ ある 時期 にあたり 、 自著 『 国際 法 原理 』 を 改訂 する にあたって 実定法 的 立場 へ と 徐々に 重心 を 移し 、 特に 第 三 版 改訂 の 際 は 、 実定法 について の 言及 が 大半 を 占め た 。 ただ 完全 に 自然 法的 側面 を 放棄 する こと は なかっ た ( 松隈 1992 )。  この 『 国際 法 原理 』 は 「 国際 法 の 法 源 と 主体 」 、 「 国家 の 基本 権 」 、 「 平時 における 国家 の 権利 」 、 「 戦時 における 国家 の 権利 」 という 4 章 から 成っ て おり 、 近代 国際 法 の 基本 的 事項 を ほとんど 全て 押さえ て いる 。 その 内容 は 、 『 万国 公法 』 と 重複 する ので 後述 する 。  アヘン 戦争 ・ アロー 戦争 後 に 締結 さ れ た 不平等 条約 によって すでに 多く の 実利 を 得 た 列強 にとって 、 清朝 が 国際 法 を 学ぶ こと は 無論 望ましい こと で あっ た 。 清朝 が 国際 法 を 学び 遵守 する の で あれ ば 、 再度 大 規模 な 砲艦 外交 に 頼ら ず に 交渉 の スムーズ 化 と 安定 化 を 図れる と 考え た ため で ある 。 この ため 『 万国 公法 』 を 紹介 しよ う と する 動き は 、 まず 欧米 側 から 起こっ た 。 当時 の 総 税務 司 として 上海 に い た ロバート ・ ハート （ 、 中国 名 ： ） は   " Elements   of   International   Law "   の 一部 を 翻訳 し 清朝 に 提供 し て いる 。  一方 で アロー 戦争 後 まで 中国 は 中華 思想 に 基づい た 唯我独尊 的 外交 姿勢 を 守り 続け 、 国際 法 や 条約 といった 近代 的 国際 関係 に 不可欠 な 概念 を 積極 的 に 取り込も う と は し なかっ た 。 しかし アロー 戦争 の 結果 締結 さ れ た 天津 条約 や 北京 条約 によって 、 清朝 は 少なくとも 外交 制度 上 は 西欧 諸国 を 自国 と 対等 な 存在 として 認め ざる を 得 なく なる 。 具体 的 に は 、 それ まで 清朝 は 諸 外国 を 中華 思想 的 価値 観 から 「 夷狄 」 と みなし て い た が 、 清朝 の 公文書 に 西欧 諸国 を 指し て 「 夷 」 と 表記 する こと を 禁じ 、 同時に 総理 衙門 という 近代 的 国際 関係 を 担う 外交 機関 を 設け た 。  この よう な 清朝 の 外交 方針 の 大 転換 は 、 アロー 戦争 後 の 清朝 の 政局 を 主導 し た 恭 親王 奕訢 や 文 祥 たち によって 進め られ た 。 彼ら は 講和 交渉 を 担っ た 満 洲 族 系 の 大官 で あり 、 講和 後 新設 さ れ た 総理 衙門 の 中枢 に 陣取り 、 外交 および 近代 化 政策 を 取り仕切っ た 。 恭 親王 たち は 元々 対外 戦争 に 反対 し 、 現実 路線 の 外交 を 展開 しよ う と し た 穏健 派 で ある 。 また 同 時期 太平 天国 の 乱 を 鎮圧 し た 曽 国 藩 や 李 鴻章 ら 地方 の 大官 も 西欧 の 先進 技術 を 学ぶ 重要 性 を 認識 し 、 軍事 ・ 産業 方面 の 近代 化 を 推し進め て い た 。 これ を 洋 務 運動 と いう 。 すなわち 1860 年代 以降 の 清朝 は 、 西欧 の 諸 知識 ・ 技術 を 摂取 しよ う という 機運 が 高まっ て おり 、 国際 法 へ の 関心 も その 延長線 上 に ある もの で あっ た 。 清朝 側 が 外交 交渉 を 西欧 列強 の スタイル に 合わせる の で あれ ば 、 彼ら の 価値 観 ・ 行動 原理 を 知ら ね ば なら ない 。 そこ で 求め られ た の が 国際 法 の 解説 書 で あっ た 。 ただ この 国際 法 受容 は 、 はじめ は 近代 国際 法 の 理念 に 共鳴 し て 率先 し て それ に 参加 しよ う と し た もの で は なかっ た 。 というのも 西欧 列強 と の 交渉 において は 、 清朝 が いくら 「 天朝 の 定 制 」 （ 中華 思想 的 慣例 ） を 持ち出し て も 議論 が 噛み合わ ず 、 列強 側 の 要求 を 拒絶 する こと は でき なかっ た ため 、 列強 間 で 通用 し て いる 国際 法 を 逆手 に 取る こと で 外交 交渉 を 有利 に 運ぼ う という 意図 から なさ れ た もの で 、 多分 に 理念 より も 道具 、 華 夷 秩序 を 保持 する ため の ツール 、 として の 受容 という ニュアンス が 強かっ た 。 その ため この よう な 国際 法 受容 を 「 夷 の 長 技 を 師 と し 以 て 夷 を 制す 」 （ 夷狄 の 得意 技 を 学び 、 それ により 逆 に 夷狄 を 制覇 する 。 魏 源 著 『 海国 図 志 』 の 一節 ） の 外交 バージョン と 評 する こと も ある 。  翻訳 に 着手 し た の は 、 アメリカ 人 宣教師 ウィリアム ・ マーティン （ 、 中国 名 ： ） で あっ た 。 マーティン は 1850 年 に 来 華 し て 以来 中国 に 留まり 、 天津 条約 の 起草 や 北京 同文 館 や 京師 大学 堂 で の 西欧 学問 教授 、 キリスト 教 伝道 など 多方面 にわたり 活動 し た 人物 で ある 。 特に 教育 及び 翻訳 によって 近代 中国 に 多大 な 影響 を 与え た こと で 知ら れ 、 『 万国 公法 』 の 訳出 は その 代表 的 な 事績 と いえる 。  マーティン が 漢語 訳 『 万国 公法 』 に 着手 し た の は 、 在 清 アメリカ 公使 ジョン . E . ウォード （ 、 中国 名 ： ） や アンソン・バーリンゲーム （ 、 中国 名 ： ） 、 ロバート ・ ハート の 強い 薦 め が あっ た ため で ある 。 マーティン 自身 は 長年 中国 に 留まっ て い た ため 、 漢語 の 読み書き に も 不自由 は なかっ た 。 翻訳 は 1862 年 上海 滞在 期 に 着手 さ れ た 。 翌年 、 ある程度 訳出 でき た 時点 で 、 天津 に 赴い て 清朝 の 有力 官僚 の 一 人 崇 厚 に 提出 し 、 その後 総理 衙門 の 公認 を 得 て 出版 する 運び と なっ た 。 刊行 年 について は 、 研究 者 によって 違い が 見 られ 、 1864 年 11 月 と する 説 （ 熊 1994 、 佐藤 1996 、 田 2001 ） と 翌年 1 月 と する 説 （ 坂野 1973 ） が ある 。  『 万国 公法 』 の 翻訳 は 、 幾 人 か の 中国人 の 協力 が あっ て はじめて 可能 で あっ た 。 まず 崇 厚 に 提出 し た 未完 稿 に は 何 師 孟 ・ 李 大 文 ・ 張 煒 ・ 曹景栄 ら 4 人 が 参加 し て 訳文 を 練り上げ た が 、 それ は 「 文義 が 非常 に 不明瞭 で ある 」 と 評さ れる 代物 で そのまま 刊行 する に は 難 が あっ た 。 総理 衙門 の 公認 を 得 て から は 総理 衙門章 京 の 地位 に あっ た 陳 欽 ・ 李 常 華 ・ 方 濬師 ・ 毛 鴻 図 ら が 協力 し て 校訂 に 臨み 半年 がかり で 翻訳 を 完成 さ せ て いる 。 元々 中国 と 西欧 と で は 法 に対する 観念 が 全く 異なる 上 に 、 国際 関係 について の 考え方 も 大きく 違っ て いる ため 、 その 作業 に は 大きな 困難 を 伴っ た 。  困難 に ぶつかり ながら も マーティン が 訳業 を 放棄 し なかっ た の は 、 単なる 名誉 欲 だけ で は ない 、 彼 なり の 強い 信念 が あっ た ため で ある 。 すなわち 宣教師 で あっ た 彼 にとって 、 『 万国 公法 』 の 訳出 は 広い 意味 で キリスト教 伝道 活動 の 一部 で あっ た 。 マーティン は 国際 法 について 「 諸国 間 に 行わ れ 、 一 国 が 私する こと が でき ない 」 （ 『 万国 公法 』 凡例 ） と 述べ 、 欧米 各国 間 に 存在 する この 公的 な ルール こそ キリスト 教 文明 が 生み出し た 最良 の 成果 の 一つ と 捉え て い た 。 その 国際 法 を （ 『 万国 公法 』 の 訳出 を 介し て ） 中国 に 普及 する こと で 、 西欧 を 夷狄 視 する 中華 思想 的 思いこみ を 徐々に 是正 し て いこ う と 考え た の で ある 。 そして その こと は 後々 キリスト教 の 伝道 に プラス に なる と の 展望 を もっ て い た 。 この よう な 宗教 的 使命 感 こそ が 翻訳 動機 の 核 で あっ た と いえる （ 張 嘉 寧 1991 、 佐藤 1996 ） 。  マーティン は 『 万国 公法 』 刊行 後 、 1865 年 に 設立 さ れ た 同文 館 という 外交 における 通訳 者 養成 を 目的 と する 公立 語 学校 の 英語 ・ 国際 法 ・ 政治 学 の 教師 の 職 に 就き 、 後日 校長 に 昇進 し て いる 。 彼 は この 同文 館 の 英語 表記 を “ International   Law   and   Language   School ” と する こと が 多かっ た が 、 この こと から 同文 館 を 単なる 通訳 養成 機関 と は 見 て おら ず 、 国際 法 普及 の 拠点 と 見なし て い た こと が わかる （ 佐藤 1996 ） 。 実際 、 この 同文 館 で は 『 万国 公法 』 に 続き 『 星 軺指掌 』 ・ 『 公法 便覧 』 ・ 『 公法 会 通 』 といった 国際 法 の 翻訳 が 行わ れ 刊行 さ れ て いっ た 。 これら は アジア の 諸 地域 に 国際 法 の 何たる か を 伝え 、 近代 国家 の 礎 を 築く 契機 の ひとつ と なっ た 。  『 万国 公法 』 は 、 全 4 巻 12 章 231 節 から 成り 、 北京 崇 実 館 から 刊行 さ れ た 。 300 部 刷ら れ 、 総督 ・ 巡 撫 を はじめ と する 各地 の 官僚 に 配布 さ れ た 。 構成 は 以下 の 通り と なっ て いる 。 （ ） 内 は 加筆 者 の 訳 。  『 万国 公法 』 で 扱わ れる 内容 は 、 国際 法 の 主体 及び 客体 、 法 の 淵源 、 国際 法 と 各国 内 の 法 と の 関係 、 条約 ・ 外交 と 領事 の 関係 、 主権 の 及ぶ 範囲 として の 領土 や 領海 の 説明 、 国際 紛争 が 発生 し た 際 の ルール 及び 和平 交渉 の ルール 、 戦時 における 第三国 の 中立 の あり方 など 多岐 にわたり 、 国際 法 を まさに 体系 的 に 解説 し た もの と いっ て 良い 。  また 国際 法 の 具体 的 事例 を 示す ため に 、 欧米 各国 の 政治 制度 や 歴史 を しばしば 引用 し て おり 、 当時 渇望 さ れ て い た 欧米 事情 の 供給 源 と も なっ た 。  原著 と 翻訳 を 比較 する 際 、 まず 注意 を 払わ ね ば なら ない の は 、 原著 の 第 何 版 を 底本 と し た の か という 点 で ある 。 簡単 に 原著 『 国際 法 原理 』   (" Elements   of   International   Law ")   の 版本 について 触れる と 、 『 国際 法 原理 』 初版 と 第 二 版 は 、 同じ 1836 年 に ロンドン と フィラデルフィア で 刊行 さ れ た 。 違い は 前者 が 2 巻 に 分け られ て いる の に対し 、 後者 は 1 巻 本 として 出版 さ れ た こと で あり 、 それ 以外 に 内容 など に は 全て 異同 が ない 。 これ に 判例 など の 事例 を 増補 し た の が 第 三 版 （ 1846 年 ） で ある 。 さらに フランス の パリ で 刊行 さ れ た もの が 第 四 版 （ 1848 年 ） 、 ドイツ 語 版 が 第 五 版 （ 1852 年 ） に あたる 。 著者 ホイートン が 直接 手 を 加え た もの は 第 四 版 まで で あり 、 それ 以後 は 友人 で あっ た W . B . ローレンス が 改訂 を 引き継ぎ 、 これ が 1855 年 に 出 た 第 六 版 で ある 。 これ を ローレンス 版 と も いう 。 その後 ローレンス は 1864 年 に 第 七 版 を 出し た が 、 ホイートン の 遺族 と ローレンス の 間 に 齟齬 が 生じ 、 改訂 は 以後 R . H . ダナ に 委ね られ た 。 それ が 1866 年 に 出 た 第 八 版 （ ダナ 版 ） と なる 。 漢語 訳 『 万国 公法 』 が 参照 し え た 版 は 刊行 の 時期 から いっ て 第 七 版 まで で ある が 、 当時 の 交通 事情 を 勘案 する と 第 七 版 が アジア に もたらさ れ た の は 刊行 年 より 非常 に 遅く 、 実際 に は 参照 が 難しかっ た と 考え られ て いる 。 ダナ 版 は 、 『 万国 公法 』 が 刊行 さ れ た 後 に 出版 さ れ て いる こと は 確実 で ある こと から 、 『 万国 公法 』 の 底本 は 第 六 版 まで の どれ か という こと に なる 。 なお 、 第 六 版 は 外部 リンク より 原文 を 見る こと が できる 。  何 を 底本 に し た か という 点 について 、 『 万国 公法 』 に は その 記載 は なく 正確 に は 不明 で ある 。 しかし 訳出 時期 や 段落 構成 、 見出し 、 文章 から 勘案 し て 第 六 版 （ 1855 年刊 ） を 底本 と し た と する 説 が 有力 で ある （ 住吉 1973 、 張 嘉 寧 1991 ほか ） 。  以下 、 翻訳 の 主要 な 特徴 を 列挙 する 。  中国 や 周辺 諸国 は 、 それ まで なかっ た 外交 概念 を 『 万国 公法 』 から 学ん だ 。 現在 日本 や 中国 など の アジア 諸国 において 用い られ て いる 外交 概念 は 、 この 翻訳 書 とともに もたらさ れ た もの で ある 。 そして 以下 に 挙げる 外交 概念 は 単なる 書物 に 書か れ た 知識 と いう だけ で なく 、 近代 国際 法 が 認める 「 文明 国 」 か どう か を 見定める 具体 的 な 要件 ・ 目安 とも なっ て おり 、 その 外交 概念 を 共有 し ない 国家 は 近代 国際 法 が 適用 さ れ ない 、 もしくは 制限 を 受ける もの と 解さ れ た 。  『 万国 公法 』 の 翻訳 が もたらし た もの は 外交 概念 に 留まら ない 。 それ に 付随 し て 、 多く の 思想 が アジア 諸国 の 人々 に 知ら れる よう に なっ た 。  この 他 、 『 万国 公法 』 は 原著 に ない 世界 地図 を 本 冒頭 に 挟み 、 中国 が 世界 の 一部 、 万国 の 一 国 で ある こと を 示し た 。  『 万国 公法 』 を 含む 近代 国際 法 は 、 官僚 ・ 知識 人 に 知ら れ て は い た ものの 、 中国 において その 意義 を 積極 的 に 認める 者 は すぐ に は 多数 派 と なら なかっ た 。 後述 する 日本 と は 異なり 、 その 浸透 は 緩やか だっ た と 言える 。 ただし 外交 官 として 海外 に 派遣 さ れる 官僚 が 増加 し て くる と 、 そうした 人々 の 間 で は 『 万国 公法 』 へ の 関心 が 高まっ て いっ た 。 その 需要 を 見越し て 『 万国 公法 』 は 再版 さ れ て おり 、 上海 申 昌 石印 本 （ 1898 年 ） や 海賊版 など 幾つ か の 刊本 が 出回っ て いる 。 やがて それ は 当時 新た に つくら れ 始め た 洋学 （ 欧米 学問 ） を 教授 する 学校 の 法律 用 教科書 として 採用 さ れる よう に なっ て いっ た （ 田 2001 ） 。  「 万国 公法 」 が さらに 広く 受容 ・ 認知 さ れる よう に なっ た の は 、 日 清 戦争 後 で ある （ 林 1995 ） 。 戦後 における 明治 日本 へ の 関心 の 高まり と 、 それ に 比例 し て 起こっ た 日本 へ の 留学 ブーム によって 、 近代 国際 法 の 受容 と 富国強兵 の 間 に は 密接 な 関係 が ある こと が 大陸 へ と 伝え られ て いっ た 。 留学生 たち は 、 自ら が 日本 の 大学 で 新 知識 の 吸収 に 努め た ばかり で なく 、 雑誌 を 自ら 立ち 上げ て そこ に 翻訳 を 掲載 し たり 、 書物 に まとめ て 刊行 し たり し た 。 それら は 大陸 に も もたらさ れ 、 政治 や 思想 方面 に 大きな 影響 を 与える に 至っ た の で ある 。  この 時期 、 日本 より 大陸 に もたらさ れ た 翻訳 書 は 法律 方面 に 限ら ず 多数 に 上る ため 、 新 知識 を 求める 人々 の 便 と なる よう に 幾つ か 書籍 目録 が 作成 さ れ た 。 たとえば 教育 学 について 中国 訳 さ れ て いる 本 を 探す 場合 、 この よう な 目録 を 紐解い て 書名 を 調べ た の で ある 。 当時 の 代表 的 な 目録 は 『 日本 書目 志 』 （ 1898 年 ） 、 『 増 版 東西 学 書 録 』 （ 1902 年 ） や 『 訳書 経 眼 録 』 （ 1934 年 ） など で ある が 、 その 中 に 書名 が みえる 国際 法 関連 の 書物 は 多数 ある 。 うち いくつ か を 以下 に 挙げる が 、 その 数 の 多 さ から 日本 における 翻訳 書 が 清末 の 人々 の 近代 国際 法 受容 に 一役 買っ て い た こと が わかる 。  さらに 近代 国際 法 の 受容 が 進ん だ こと で 、 単なる 翻訳 で なく 『 万国 公法 』 に 中国人 自ら が 注釈 を 施し た 著作 も 刊行 さ れる よう に なっ た 。 曹廷杰 注 の 『 万国 公法 釋義 』 （ 1901 ） が その 代表 例 で ある 。 曹廷杰 は 、 義和 団 の 乱 後 の ロシア による 東北 三省 進駐 に 遭遇 し た 人 で 、 『 万国 公法 釋義 』 は 国際 法 によって 国防 を 図ろ う として 『 万国 公法 』 に 注釈 を 加え た もの で ある 。  ここ まで 清朝 が 近代 国際 法 を どの よう に 受容 し た か について 述べ て き た が 、 清朝 は ただ それ を 受動 的 に 受け入れ て き た の で は ない 。 そもそも は 後述 する よう に 、 西欧 列強 を 説き伏せる 道具 として 『 万国 公法 』 を 受容 し た の で あり 、 その 道具 として の 活用 そのもの は 、 早期 から なさ れ て いる 。 以下 は 活用 事例 の 一部 で ある 。  中国 で の 『 万国 公法 』 の 受容 は 、 その 当初 こそ 前述 し た よう に 儒教 的 道徳 を 媒介 と し た 自然 法的 理解 から なさ れ た が 、 帝国 主義 が 大手 を 振っ て まかり通る 世界 情勢 と の ギャップ が 次第に 認識 さ れる よう に なっ て いっ た 。 そうした 受容 姿勢 の 変化 に 大きく 寄与 し た の が 、 同じく 欧米 から もたらさ れ た 新 思想 、 社会 進化 論 で あっ た 。 厳 復 が 『 天 演論 』 （ 1898 年刊 ） という タイトル で 翻訳 紹介 し た この 思想 は 、 瞬く 間 に 世紀 末 の 中国 を 席巻 し 、 「 弱肉強食 」 「 適者生存 」 「 優勝劣敗 」 という ことば が 流行 語 と なっ た 。  儒教 的 ・ 自然 法的 な 『 万国 公法 』 理解 は 、 その 公的 ・ 道徳 的 性格 は 天 （ 自然 ） に 由来 する もの だ と 受け止め られ て い た が 、 「 社会 進化 論 」 において は その 同じ 天 が 各国 間 の 競争 を 促し 切磋琢磨 する こと で 進化 さ せる の だ と 説い た 。 そこ で は 弱者 保護 や 平等 といった 観念 は 払拭 さ れ て おり 、 天 の 役割 が 大きく 転換 さ れ て いる 。 すなわち 強国 が 弱 小国 を 併呑 し て いく 当時 の 世界 情勢 （ 帝国 主義 時代 ） は 、 自然 の 摂理 で ある と 受け取ら れ 、 『 万国 公法 』 の 説く 「 万国 並立 」 「 万国 対峙 」 という 理念 は 建前 に 過ぎ ない といった シニカル な 受容 を もたらし た 。  以後 、 西欧 と 同じ 「 文明 国 」 （ ＝ 富強 国 ） と なら なけれ ば 、 不平等 条約 を 解消 し 、 「 万国 公法 」 の 恩典 に は 与れ ない という 考え が 広がっ て いき 、 西欧 列強 を モデル と し た 富国強兵 改革 が 推進 さ れる 思想 的 要因 と なっ た 。  南京 条約 の 締結 によって 中国 に 条約 体制 が もたらさ れ た が 、 正確 に は それ により 冊 封 や 朝貢 といった 華 夷 秩序 が 一 度 に 崩壊 し た わけ で は なく 、 しばらく の 間 華 夷 秩序 と 条約 体制 は 相剋 し つつ も 並存 する こと と なっ た 。 欧米 諸国 と は 条約 を 基礎 と し た 関係 （ 外交 を 担う 役所 総理 衙門 の 設置 や 公使 の 相互 派遣 ） を 結ぶ 一方 で 、 清朝 は 朝鮮 や ベトナム 、 琉球 といった 周辺 の アジア 諸国 と は 旧来 の 華 夷 秩序 を 温存 し 、 それ を 恒久 的 に 維持 しよ う と し た 。  しかし 中国 に対し 冊 封 ・ 朝貢 を 行っ て い た 周辺 諸国 も 、 次第に 欧米 列強 の 植民 地 へ と 変え られ て いき 、 また 清朝 自身 も ロシア の 伊 犂 地方 占領 や 清 仏 戦争 、 日本 の 台湾 出兵 、 日 清 戦争 など アヘン 戦争 以降 の 度重なる 列強 から の 外圧 に さらさ れ た 。 下関 条約 （ 1895 年 ） によって 、 最後 の 朝貢 国 朝鮮 が 華 夷 秩序 から 離脱 し た こと により 、 中国 を 中心 として 機能 し て い た 華 夷 秩序 は 消滅 し た 。  華 夷 秩序 の 崩壊 は 、 その 思想 的 根拠 たる 中華 思想 に も 変容 を 迫っ た 。  中国 で の 『 万国 公法 』 の 受容 速度 は 、 非常 に 緩慢 で あっ た 。 その 理由 として は 、 まず 西欧 列強 に 都合 の 良い 運用 （ 外圧 正当 化 ） が さ れ た こと によって 、 『 万国 公法 』 へ の 根強い 不信 感 が 中国 側 に 植え付け られ 、 その 心理 的 抵抗 から スムーズ な 受容 が なさ れ なかっ た という 点 が 挙げ られる 。  次に 『 万国 公法 』 翻訳 の 動機 に も 原因 の 一端 が ある 。 当初 中国 側 の 意識 で は 、 『 万国 公法 』 の 翻訳 によって 中国 が ただちに 国際 法 制約 下 に 入る こと を 意味 する もの で は なかっ た 。 中国 側 の 認識 で は 条約 体制 は 、 それ まで あっ た 朝貢 や 互市 といった 華 夷 秩序 の 一部 が 変形 し た もの と しか 考え て おら ず 、 国際 法 も ほんの 一部分 の 特例 に 過ぎ ない と 捉え て い た 。 たとえば 『 万国 公法 』 の 翻訳 認可 を 上奏 し た 恭 親王 奕訢 は 、 西欧 列強 側 の 外交 要求 を 論破 する 根拠 として 『 万国 公法 』 を 求め て い た に すぎ ない 。 上奏 文 に は 以下 の よう な 箇所 が ある 。  不平等 条約 における 片 務 的 最恵国 待遇 について も 、 当初 は 不平等 で ある という 意識 すら なく 、 「 一視同仁 」 （ 中国 は それ 以外 の 夷狄 を 平等 に 扱う ） という 儒教 的 観点 から 中華 が 夷狄 に 与える 恩恵 と 考え て い た 。 また 、 領事 裁判 権 も 「 華 夷 分 治 」 （ 中国 と それ 以外 の 夷狄 に対して 別 の 法制 を 適用 する ） という 観点 から 、 唐 や 宋 が アラビア 商人 の 居留民 に対して 彼ら の 法 （ イスラム 法 ） に 基づく 司法 権 を 認め た 先例 と 同じ よう に 各 条約 港 における 夷狄 と の 紛争 を 避ける ため の 手段 として 歓迎 する 意見 すら あっ た 。 中国 側 の 抱く 中華 思想 的 な 国家 概念 に は 国家 主権 に 相当 する もの が 存在 せ ず 、 代わり に 王朝 （ 体制 ） の 永続 性 に 重き が 置か れ て い た 。 従って 、 不平等 条約 によって もたらさ れる 国家 主権 の 喪失 や 侵害 が 、 王朝 の 存続 に 重大 な 支障 を 与え ない 限り は 中国 側 にとって は 許容 範囲 と さ れ て い た の で ある 。  この よう に 中華 思想 的 な 発想 が すぐさま 清朝 首脳 部 から 一掃 さ れ た わけ で は なく 、 むしろ 中国 を 特別 な 存在 として 国際 法 の 適用 外 で ある こと を 当然 と し て い た 。 『 万国 公法 』 の 翻訳 を 共に 求め ながら 恭 親王 奕訢 と 訳者 マーティン の 思惑 は 、 ひたすら すれ違っ て い た と いえる 。  しかし アロー 戦争 の 後 、 欧米 人 たち が 中国 国内 に 植民 地 や 租界 を 設け 、 貿易 や 布教 の ため に 内地 へ 進出 する よう に なる と 様々 な 問題 が 持ち上がる よう に なっ た 。 たとえば 教案 という キリスト教 が 原因 で 発生 する 事件 が 、 各地 で 頻発 し て 中国 側 の 地方 官 を 苦悩 さ せる よう に なり 、 それ は 海岸 線 から 遠く 離れ た 任地 の 地方 官 と いえ ど 例外 で は なかっ た 。 チベット 方面 から 訪れる 欧米 人 も い た ため で ある 。 この よう な トラブル で は 、 常に 国際 法 や 条約 を 楯 に 有利 に 事 を 運ぼ う と する 列強 と の 交渉 に 、 中国 官僚 は 神経 を 尖ら せる 必要 が あっ た 。 この よう な 行政 上 の 苦悩 が 『 万国 公法 』 受容 の 下地 と なっ て いっ た 。  また 徐々に 南京 条約 を はじめ と する 諸 条約 は 天朝 が 夷狄 に 与える 恩寵 で ある と いう より も 、 むしろ 不平等 条約 で ある という こと も 意識 さ れる よう に なり 、 その 改正 が 外交 目標 と なっ て いっ た 。 中国 が 国際 法 圏外 で ある こと は 非常 に 不利 で ある という 認識 が 一部 の 改革 派 官僚 や 知識 人 の 間 に 見 られる よう に なる 。 国際 法 圏外 で ある と 自認 する こと は 、 教案 解決 や 条約 改正 の テーブル に つく こと を 自ら 阻害 し た 。 外交 官 として 活躍 し た 薛福成 は 、 『 万国 公法 』 を 全国 の 地方 官 に 広く 配布 する こと を 提言 し 、 「 中国 の 公法 の 外 に 在る の 害 を 論ず 」 という 論説 を 発表 し て いる 。  中国 を 国際 法 下 に 位置づけよ う と する 外交 的 努力 は 、 やがて 西欧 諸国 の 中 に 夷狄 と は 異なる 「 文明 」 的 な 要素 を 見出さ せ た 。 それ まで 西欧 列強 が 中華 思想 的 に 見 て 夷狄 と 断定 さ れ て い た の は 、 礼 や 徳 より も 力 や 利 を 追求 する こと に 重き を おき 、 無秩序 に 争い を しかける という イメージ が 先験的 に あっ た ため で ある 。 しかし 『 万国 公法 』 を 読む こと によって 、 あるいは 駐在 公使 として 直接 海外 に 赴く 人 が 増え た こと で 、 西欧 諸国 間 に も 徳 に 基づく ルール が 存在 する の だ という 認識 が 徐々に 広まっ て いっ た 。 すなわち 「 万国 公法 」 の 「 公 」 と は 、 諸 国家 より も 上位 に ある 、 公平 かつ 公正 な 徳 で あっ て 、 まさに それ 故に 普遍 的 な ルール として 受け取ら れ た の で ある （ 茂木 2000 ） 。 そうした 国際 法 を 肯定 的 に 捉える 受容 は 、 洋 務 運動 時期 に は まだ 少数 で あっ た が 、 それ は 中国 を 唯我独尊 的 な 存在 と 自認 する 中華 思想 と それ に 基づく 華 夷 秩序 が 動揺 し 、 変化 さ せ られ て いく 契機 の 一つ だっ た と いえる 。 『 万国 公法 』 の 存在 は 中国 を 中華 思想 的 観念 から 脱し 、 万国 の 中 の 一 国 で ある という 認識 へ と 向かわ せる のに 大きな 役割 を 果たし た 。  マーティン の 漢語 訳 『 万国 公法 』 は 中国 で 刊行 後 すぐ 幕末 の 日本 に もたらさ れ 、 以後 大きな 影響 を 日本 史 に 与え て いる 。 伝来 し た と 思わ れる 1865 年 ・ 1866 年 の 両年 に 限っ て も 、 幕末 ・ 明治維新 に 活躍 し た 幾 人 も の 著名 人 が 『 万国 公法 』 の 輸入 に 素早い 反応 を 示し た 。 たとえば 安井 息軒 門下 の 米沢 藩士 雲井 龍雄 が 横浜 で 購入 し 、 勝海 舟 が 松平 春嶽 に 貸し出し て いる 。 また 海舟 の 弟子 坂本 龍 馬 は 『 万国 公法 』 翻刻 を 計画 し て いる 。 仮に 『 万国 公法 』 の 中国 で の 刊行 が 1865 年 1 月 だ と する と 、 一 年 を 経 ずし て 日本 に 伝わり 憂国 の 志士 たち に 読ま れ て い た こと に なる 。 そして 需要 の 拡大 により 中国 から の 輸入 だけ で は 需要 を まかなう こと が でき なかっ た ため 、 すぐ に 『 万国 公法 』 の 「 海賊版 」 が 日本 で 作ら れる よう に なっ た 。  その 日本 で の 最初 の 翻刻 は 江戸 幕府 の 洋学 教育 機関 で あり 研究 機関 で あっ た 開成 所 で なさ れ て いる 。 つづい て 漢語 を 日本語 に 重訳 し た 堤 殼士志 （ つつみ こく   しし ） 訳 の 『 万国 公法 訳 義 』 や 重野 安繹 訳 の 『 和訳 万国 公法 』 が 刊行 さ れ た 。 また ホ イートン 原著 から 直接 訳し た 瓜生 三 寅 訳 『 交道起 源   』 も 出 た 。 幕末 から 明治 初期 にかけて 、 「 万国 公法 」 という ことば を タイトル に 持つ 著作 は 上記 以外 に も いくつ か 刊行 さ れ た こと から 、 その 影響 の ほど が うかがえる 。  日本 において 『 万国 公法 』 の 影響 は 、 この よう に 素早く しかも 大きな もの で あっ た 。 この 点 につき 穂積 陳重 は 「 識者 は 争う て 此書 を 読む が 如き 有様 で あっ た 」 （ 『 法 窓 夜話 』 ） と 記し 、 あたかも 経典 の よう な 権威 を もっ て 『 万国 公法 』 が 読ま れ た と 述べ て いる 。  しかし この 経典 の 如き 扱い に も かかわら ず 、 日本 における 国際 法 の 理解 が 急速 に 進ん だ か と いわ れれ ば 疑問 と せ ざる を 得 ない 。 『 万国 公法 』 の 日本 における 受容 は 、 中国 の それ 以上 に 自然 法的 性格 が 強調 さ れ た 理解 が 一般 に 通行 し た 。 一 例 を 挙げる と さき に 挙げ た 『 万国 公法 訳 義 』 は 「 （ 万国 ） 公法 は 恕 の 道 一筋 のみ 」 と 「 公法 」 を 定義 する 。 この 「 恕 」 と は 『 論語 』 里仁 編 に 登場 する ことば で あり 、 他者 に対し 自分 の こと の ごとく 思いやる こと を 意味 し 、 儒教 倫理 における 基本 概念 で ある 。 すなわち この 一文 は 他国 を 自国 の 如く 思いやる こと を 説い て いる こと に なり 、 ルール として の 法 が 道徳 倫理 的 に 理解 受容 さ れ た こと を 意味 し て いる の で ある 。  『 万国 公法 』 は 多く の 新 漢語 を 日本 に もたらし た 。 知識 人 のみ なら ず 、 下 で 触れる よう に 教育 分野 で も 教科書 として 採用 さ れ た ため 、 新語 の 定着 を 促し た と 思わ れる 。  『 万国 公法 』 に 由来 する と 思わ れる 新 漢語 は 多数 ある 。 この 場合 の 由来 と は 、 必ずしも マーティン たち が 新造 し た こと に 限定 する もの で は なく 、 中国 古典 等 に 使用 さ れ て い た 熟語 を 法律 用語 に 転用 し 、 表記 は 同じ で も 意味 が 変容 さ れ て いる もの も 含ん で いる 。 たとえば 「 公法 」 という ことば は 『 韓非子 』 有 度 篇 に も 確認 さ れる が 、 “ International   Law ” という 国際 法 の 意味 で 使用 し た の は 『 万国 公法 』 に 始まる 。 現在 まで 使用 さ れ て いる ものの 代表 例 に は 以下 の よう な 熟語 が ある （ 松井 1985 ） 。  明治 初期 の 法律 用語 の 翻訳 は 、 津田 真道 ・ 加藤 弘之 ・ 箕作 麟祥 ・ 西 周 の 四 人 によって 進め られ た が 、 彼ら が 参照 し た の が 『 万国 公法 』 で あっ た 。 彼ら は 当時 明 六 社 の 同人 で あり 、 社会 に 大きな 影響 力 を もっ て い た 。 そして 彼ら が 訳語 を 自ら の 著作 の 中 で 積極 的 に 使用 する こと で 『 万国 公法 』 の 新 漢語 定着 に 寄与 し た の で ある 。  『 万国 公法 』 の 伝播 という 事件 は 、 西欧 法 思想 に 留まる もの で は なく 、 以下 に 見る よう に 幕末 ・ 明治 初期 に 大きな 影響 を 与え て いる 。  日本 最初 の 翻刻 で ある 開成 所 版 『 万国 公法 』 は 、 西 周 が 訓点 を 施し た もの で ある 。 その 西 周 は オランダ に 留学 し て 国際 法 を 学び 、 1865 年 に 帰国 し て いる 。 この のち 幕府 開成 所 教授 の 職 に 就い て い た が 、 1867 年 に 改革 案 として 「 議題 草案 」 ・ 「 別紙   議題 草案 」 を 提出 し た 。 この 後者 において 「 万国 公法 」 という 字句 が 登場 し て いる 。 これら 改革 案 は 徳川 家 中心 の 政体 案 で あり 、 且つ 三権分立 を 取り入れ た もの で 、 大政奉還 後 の 展望 を 示し た もの で ある 。 ただ 翌月 に は 王政 復古 の 大 号令 が 発せ られ 、 草案 が 日の目 を 見る こと は ついに なかっ た 。  また 薩長 が 攘夷 論 から 開国 論 へ と 対外 政策 を 転換 する 契機 とも なっ た 。 『 万国 公法 』 は 、 国際 社会 が 遵守 す べき 法規 として 受け取ら れ 、 また 理念 として 世界中 の 国家 が 平等 で ある 権利 （ 「 万国 並立 の 権 」 ・ 「 諸国 平行 の 権 」 ） を 有する こと を 説い て い た 。 この よう な 万国 公法 の 内容 が 広く 知ら れる よう に なっ た こと は 、 薩摩 ・ 長州 ら 維新 政府 側 が 、 江戸 幕府 が 締結 し た 不平等 条約 を 継承 する こと へ の 弁明 や 攘夷 論 者 の 説得 （ ＝ 開国 論 の 正当 化 ） に 根拠 を 与え た （ 吉野 1927 、 尾 佐竹 1932 、 山室 2001 ） 。  なお 、 攘夷 論 を 否定 さ れる に 至っ た 国学 者 たち は 『 万国 公法 』 を どの よう に 受け入れ た の か 。 大国 隆正 は 「 新 真 公法 論 」 を 著し 、 人間 に も 国家 に も 善悪 本末 が ある の に 全て の 国家 が 平等 で ある と 言う の は 道理 に 反する 。 正しい 公法 と は 優れ た 国 の 君主 が 万国 が 仰ぐ こと で 成り立つ の で あり 、 それ こそ が 神代 から 続く 日本 の 天皇 で ある と する 。 反面 、 「 万国 公法 」 は 儒教 的 な 華 夷 秩序 を 否定 し て いる こと に は 評価 し て 、 世界 が 日本 の 天皇 を 理解 する まで は 当面 「 万国 公法 」 に 従う べき で ある と する 。 八田 知紀 ・ 竹尾 正胤 ら 同 時代 の 国学 者 （ 特に 平田 派 ） において も 、 日本 の 神 々 を 世界 の 創造 主として 捉える 立場 から 日本 と 天皇 の 優越 を 否定 する 「 万国 公法 」 を 否定 し て 日本 と 天皇 を 頂点 と する 新た な 「 公法 」 を 創造 し たい と する 意欲 を 示す 一方 で 、 開国 および 文明開化 の 流れ に 直面 する 中 で 中国 中心 の 華 夷 秩序 の 否定 の ため に 「 万国 公法 」 の 一時 的 追認 を 行う 態度 を 示し た の で ある （ 三ツ松 、 2016 ） 。  『 万国 公法 』 は 、 また 一方 で 維新 政府 の 国家 体制 設計 に際し 、 大いに 参照 さ れ て いる 。  まず 明治 政府 の 基本 方針 として 示さ れ た 五 箇条 の 御 誓文 に 、 『 万国 公法 』 の 影響 が 認め られる 。 五 箇条 の 一つ 「 旧来 の 陋習 を 破り 天地 の 公道 に 基く べし 」 、 及び その 原案 「 旧来 の 陋習 を 破り 宇内 の 通義 に 従 ふ へ し 」 に 使わ れ て いる ことば 「 天地 ノ 公道 」 ・ 「 宇内 の 通義 」 は 「 万国 公法 」 （ 国際 法 ） の 意味 だ と さ れる 。  また 1868 年 に ださ れ た 政体 書 は 、 日本 の 国家 体制 を 規定 しよ う と し た 、 いわば 維新 政府 の 青写真 ・ 計画 書 で ある が 、 その 構想 と は 太政官 を トップ に 、 議 政官 （ 立法 ） ・ 行政 官 （ 行政 ） ・ 刑法 官 （ 司法 ） を 配置 する もの で 、 三権分立 思想 を 取り入れ て いる 。 この 政体 書 第 11 条 を 書く に当たって 参照 さ れ た の が 『 万国 公法 』 第 一 巻 第 二 章 第 二 四 節 及び 第 二 五 節 で 、 そこ で は アメリカ合衆国 憲法 や スイス の 国会 権限 について 部分 的 に 訳さ れ 、 紹介 さ れ て いる 。 政体 書 第 11 条 は 、 アメリカ を 例 に し て 連邦 政府 による 連邦 内 の 小 政府 の 権限 制約 について 解説 し た 箇所 で ある が 、 これ を 政体 書 に 取り入れる こと で 中央 集権 の 法理 導入 の 根拠 と しよ う と し た もの で ある 。 というのも 当時 の 江戸 幕府 倒壊 直後 の 日本 は 諸 藩 割拠 状態 で あっ て 、 諸 藩 を どの よう に まとめ 上げ て 統一 国家 と する か という 点 において 、 国家 スタイル として 連邦 制 が 妥当 と 考え られ た 。 この 時点 で は 連邦 型 国家 の 中 でも 、 ドイツ 連邦 の よう な 分権 型 国家 か 、 あるいは アメリカ の よう な より 中央 集権 を 強め た 国家 と する か という 二つ の 選択肢 が 考え られ て い た 。 政体 書 起草 者 たち は 同じ 連邦 国家 でも より 中央 集権 的 な アメリカ 型 を 選択 し 、 その 際 『 万国 公法 』 を 参照 し た の で ある 。 結果 的 に は その後 の 紆余曲折 を 経 て 廃藩置県 により 連邦 国家 アメリカ 以上 の 中央 集権 国家 と なっ た が 、 政体 書 作成 当初 は そこ まで の 展望 は 開け て い なかっ た 。 そういう 時 に 『 万国 公法 』 は 国家 体制 の プラン を 練る 上 で 指針 と さ れ た の で ある （ 井上 1994 ） 。  さらに 民衆 向け に 掲げ られ た 五 榜 の 掲示 （ 第 4 札 ） に も 「 万国 の 公法 」 という 字句 が 登場 し 、 外交 は 朝廷 が 担い 、 条約 を 遵守 する ので 、 庶民 は 外国 人 に 不法 な こと を し ない よう に と 命じ て いる 。  幕末 、 『 万国 公法 』 は 日本 各地 の 藩校 や 郷 校 で 教科書 もしくは 参考 書 として 取り上げ られ た 。 この 傾向 は 明治 に なっ て も 変わら ず 、 1872 年 （ 明治 5 年 ） の 学制 公布 時 に やはり 採用 さ れ て いる 。 小学校 で は 『 万国 公法 』 の 一部 を 抜き出し 「 読み方 」 の 授業 の 教材 と し て いる 。 大学 において は 国立 大 ・ 私立 大 を 問わ ず 学ぶ べき 学科 として 位置づけ られ 、 『 万国 公法 』 や 他 の 国際 法 解説 書 によって 近代 国際 法 が 学ば れ た 。  幕末 ・ 明治 初期 において 『 万国 公法 』 は よく 新た な 権威 の 源 として 参照 ・ 利用 さ れ た 。 当時 攘夷 思想 によって 欧米 人 を 襲撃 する 事件 が 多発 し 、 神戸 事件 や 堺 事件 、 京都 事件 が その 代表 例 で ある が 、 これら の 事件 は 「 万国 公法 」 の 名 の 下 に 外国 人 を 殺傷 し た 日本人 を 極刑 と し て いる 。 『 万国 公法 』 で は 個別 の 事件 について は 特に 触れ て おら ず 、 その 名 の 下 に 裁か れる こと 自体 、 実は 非常 に おかしい こと で ある が 、 注目 す べき な の は そうした 無理 を 「 万国 公法 」 という 名 によって 正当 化 でき た 点 で あっ て 、 当時 における 「 万国 公法 」 の 威名 が いか ほど で あっ た か が これら の 事例 から うかがえる 。  以下 、 「 万国 公法 」 の 威名 が 影響 し た 事件 ・ 事象 を 一部 列挙 する （ 安岡 1998 ） 。  これ まで 見 た よう に 「 万国 公法 」 は 対外 折衝 において 、 依拠 す べき 根拠 として 利用 さ れ て き た 。 しかし 明治 日本 の 最終 目標 は 、 個別 の 外交 案件 において 他国 より も 優位 に 立つ こと で 事足りる もの で は なく 、 条約 体制 に 順応 する こと で 、 かえって 西欧 「 文明 国 」 クラブ 間 だけ に 平等 を 限定 する という 暗黙 の 国際 法 ルール を 打破 し 、 それら と 同等 の 権利 を 勝ち取る こと 、 単純 に 言い換える と 不平等 条約 を 解消 し て 日本 を 「 文明 国 」 に 格上げ する こと で あっ た 。 日本 の 幾度 に も わたる 条約 改訂 交渉 は その ため に 為さ れ た もの で あっ た 。  日本 は 中国 における 西欧 学術 書 翻訳 に対し 、 国際 情報 源 として 非常 な 注意 を 払っ て い た が 、 『 万国 公法 』 が 中国 で 刊行 後 すぐ 日本 に もたらさ れ た の も その ため で ある 。 『 万国 公法 』 は 開成 所 で 刊行 さ れ た 後 も 諸 藩 で 訓読 本 や 和訳 本 など 、 様々 な バージョン が 翻刻 さ れ て いっ た 。 この よう な 「 万国 公法 」 という ことば を 冠する 著作 の 多 さ は 、 近代 国際 法 受容 の 早 さ と それ が 広範囲 に わたっ た こと の 傍証 と いえる 。 主要 な もの は 以下 の とおり で ある 。  ここ で いう 「 非 マーティン 版 」 と は 、 ヘンリー ・ ホ イートン 本 を 原著 と する ものの 、 直接 翻訳 する など し て 、 マーティン 本 を 経由 し て い ない もの を 指す 。  非 ホ イートン 系統 と は 、 「 万国 公法 」 の 名 を タイトル に 冠し て い て も 、 ホ イートン 本 を 原著 と し ない 、 別 の 国際 法学 者 の 著作 を 訳し た もの で ある 。 マーティン 本 の 成功 により 、 「 万国 公法 」 という ことば が 一般 化 し 、 書名 に この ことば が 採用 さ れる に 至っ た 。  『 万国 公法 』 （ と 近代 国際 法 ） は 、 当初 こそ 守る べき 国際 信義 ・ 自然 法的 規 范 として 理解 ・ 受容 が なさ れ た が 、 次第に 国際 社会 における 弱肉強食 を 正当 化 する もの だ という 認識 が 広がっ て いっ た 。 これ は 、 国際 法 が 存在 し て なお 、 拡大 し 続ける 植民 地 分割 競争 が 激化 する 矛盾 が 背景 に あっ た 。  朝鮮半島 に 『 万国 公法 』 が もたらさ れ た の が 史料 上 で 明確 に 確認 できる の は 、 1877 年 12 月 17 日 で ある （ 田保橋 1940 ） 。 この 日 花房 義 質 が 『 万国 公法 』 と 『 星 軺指掌 』 を 朝鮮 側 に 寄贈 し 、 同時に 国際 法 の 説明 を し て いる 。 当時 日 朝 修好 条規 締結 で 解決 でき なかっ た 両国 公使 の 相互 派遣 ・ 駐在 について 、 日 朝間 の 見解 が 衝突 し て い た 。 東アジア における 伝統 的 な 華 夷 秩序 、 朝鮮 で は 事大 体制 と いう が 、 に 留まる こと を 望む 朝鮮 側 と 条約 に 基づく 国際 関係 を 求める 日本 側 で は 公使 派遣 をめぐって も 対立 し て い た の で ある 。 朝鮮 側 の 姿勢 を 少し でも 和らげよ う と 花房 が 持ち出し た の が 『 万国 公法 』 で あっ た 。 公使 交換 が 西欧 の 条約 体制 下 で は 常識 で ある こと を 説明 する ため で ある 。  ただ 「 万国 公法 」 という ことば は 、 1876 年 12 月 の 時点 で 使用 さ れ て おり 、 韓国 の 研究 者 の 間 で は 花房 によって もたらさ れる 以前 に 、 すでに 伝来 し て い た と 推測 する 論者 も いる （ 李 1982 、 金 容 九 1999 、 金 鳳 珍 2001 ） 。  朝鮮 に もたらさ れ た 『 万国 公法 』 は 、 日本 経由 で あれ 、 直接 中国 から で あれ 、 それ は 中国 で 刊行 さ れ た とき の まま 漢文 で 表記 さ れ た もの で あっ た 。 朝鮮 において 知識 人 は 、 日本 で も そう で ある が 、 漢文 の 読み書き に 堪能 で あっ て 文章 として 理解 する 上 で 困難 と いえる もの は なかっ た の で ある 。  朝鮮 における 国際 法 の 受容 は 中国 同様 ゆるやか で あっ た 。 1910 年 に なる まで 朝鮮 語 に 翻訳 さ れ た もの は 刊行 さ れ なかっ た が 、 日本 が すぐ 反応 し て 多く の 読者 を 獲得 し 、 同時に 翻刻 ・ 和訳 ・ 注釈 と 様々 な バージョン が 生み出さ れ て いっ た の と は 好 対照 と いえる 。 仮に 韓国 人 研究 者 たち が 考える よう に 『 万国 公法 』 が 中国 で 公刊 さ れ て すぐ 伝来 し た の だ と する と 、 1877 年 まで の 間 表面 的 に は 国際 法 に 対応 しよ う と する 積極 的 な 動き が なかっ た こと に なり 、 その 対応 の 緩慢 さ は 一層 際だつ こと に なる （ 金 容 九 1999 ） 。 その 背景 に は いくつ か の 理由 が ある 。 まず 西欧 の 事物 へ の 拒絶 が あっ た 。 しかし 単に それ だけ で なく 朝鮮 側 の 取っ た 外交 戦略 も 一因 で あっ た 。 朝鮮 は 、 対 西欧 外交 で は 宗主 国 清朝 を 前面 に 立てる こと で 直接 列強 と 対峙 し ない で すむ よう な スタンス を 可能 な 限り 取り続ける 外交 戦略 を 選択 し た 。 直接 対峙 による 国力 消耗 を 避ける ため で ある 。 また 中国 同様 、 朝鮮 で も 列強 の 砲艦 外交 と ほぼ 同時に 「 万国 公法 」 が もたらさ れ た ため 、 それ へ の 不信 の 念 が なかなか 払拭 さ れ ず 、 受容 の 遅れ に つながっ た ため で も ある 。  そうした 姿勢 が 徐々に 受容 の 方向 へ と 変化 し はじめ た の は 、 国際 情勢 が 緊迫 の 度 を 増し た 為 で ある 。 先述 し た よう に 朝鮮 は はじめ 華 夷 秩序 に 留まる こと を 選択 し た が 、 しかし その 中心 に 位置 する 清朝 自体 が 近代 国際 法 に 対応 し た 動き を し 始める よう に なる 。 琉球 ・ 台湾 ・ ベトナム など 朝貢 国 （ あるいは 「 属 邦 」 ・ 「 藩 属国 」 と も いう ） と 言わ れる 地域 が 華 夷 秩序 から 離脱 し た こと により 、 清朝 は 遅まきながら 国際 法 へ の 対応 を 開始 し 、 朝鮮 を 近代 国際 法 下 における 従属 国 に 位置づけ 直そ う と し 始め た の で ある （ 岡本 2004 、 並びに 2008 ） 。  これ は 明治 日本 の 外交 攻勢 が 大きな 要因 と なっ て いる 。 1876 年 に 日 朝 修好 条規 が 締結 さ れ 、 朝鮮 は 条約 体制 に 参加 する こと と なっ た 。 ただ 朝鮮 側 として は 、 それ まで の 日本 と の 交隣関 係 を 明文化 し た と の 捉え 方 で 、 華 夷 秩序 から 条約 体制 に 乗り換え た つもり は なかっ た 。 朝鮮 最初 の 条約 が 不 平等 条約 で あっ た の は 、 日本 側 の 砲艦 外交 の 結果 で も ある が 、 国際 法 や 条約 体制 に関し 、 朝鮮 側 が 関心 を 払っ て い なかっ た こと も 要因 で ある 。 一方 日本 は 第 一 条 に 「 朝鮮 国 は 自主 の 邦 」 と 挿入 し 、 朝鮮 を 清朝 の 影響 から 切り離し 独立 国 として 認知 しよ う と し た 。 これ が 刺激 と なっ て 、 朝鮮 を 華 夷 秩序 内 に とどめよ う と する 清朝 と 、 条約 体制 の 中 に 引き込み 、 その 上 で 自ら の 勢力 下 に 置こ う と する 日本 の 間 に 確執 が 生じ た の で ある 。 清朝 は 最後 の 朝貢 国 朝鮮 を 失う こと の ない よう 次第に 朝鮮 の 内政 外交 に 積極 的 に 介入 する よう に なっ た 。 当初 、 李 鴻章 が 書簡 を 送っ た 朝鮮 政界 の 大物 李 裕 元 は 頑 なに その 国際 法 受容 を 拒ん で いる 。 しかし 条約 締結 後 に 実施 さ れ た 日本 へ の 数 度 の 視察 団 派遣 、 特に 二 回 目 に 派遣 さ れ た 金 弘 集 は 、 東京 において 何 如璋 ・ 張 斯桂 ・ 黄 遵憲 ら 駐 日 清 国 公使 たち と 面会 し 、 開国 と 西欧 各国 と の 条約 締結 、 貿易 を 勧め られ 、 大いに その 影響 を 受け た 。 なお 張 斯桂 は 『 万国 公法 』 の 序文 の 一つ を 書い た 人物 で ある 。 金 弘 集 は 何 如璋 ら の 説得 に 心 を 動かさ れ 、 その 意向 を 朝鮮 へ 帰国 し た 後 に 高 宗 や 官僚 たち に 伝え た 。 同時に 『 万国 公法 』 を 含む 西欧 について 書か れ た 著作 （ 西 学 書 ） へ の 関心 が 徐々に 高まっ て いき 、 開化 派 と 呼ば れる 開明 的 な 一派 も 形成 さ れ て いっ た 。  さらに 清朝 が 朝鮮 と アメリカ と の 条約 締結 を 仲介 ・ 斡旋 し た 結果 、 米 朝 修好 通商 条約 が 1882 年 に 批准 さ れ た 。 これ は 朝鮮 が 日本 や ロシア によって 侵略 さ れ そう な 場合 、 アメリカ など の 介入 を 期待 する と 同時に 、 朝鮮 が 清朝 の 属国 で ある こと （ 宗 属 関係 の 確認 ） を 条約 によって 明確 化 さ せる 目的 で 為さ れ た 。 ただ 後者 は アメリカ の 拒否 に あい 、 条約 そのもの で は なく 照会 文 で 言及 さ れる こと に なっ た 。  『 万国 公法 』 の 影響 が 見 られる の は 、 駐 日 清 国 公使 と 金 弘 集 の 会談 において で ある 。 何 如璋 ら は アメリカ と 条約 を 締結 する こと を 、 近代 外交 で 主流 だっ た 「 勢力 均衡 」   ( Balance   of   Power )   の 側面 から 説得 し た が 、 その 出所 は 『 万国 公法 』 第 一 巻 の 「 均 勢 の 法 」 に 拠る と さ れる （ 徐 2001 ） 。 さき の 米 朝 修好 通商 条約 の 第 一 条 に は 「 周旋 条項 」 （ 朝鮮 が 他国 と の 紛争 が 起こっ た 場合 、 アメリカ が 仲裁 する こと を 定め た 条項 ） が 挿入 さ れ て いる が 、 これ は 勢力 均衡 を 条文 化 し た もの と いっ て 良い 。 金 弘 集 は この とき 朝鮮 側 副使 として 参与 し て いる 。 しかし 『 万国 公法 』 と その 「 勢力 均衡 」 思想 が 、 朝鮮 の 開国 方針 と 条約 に 影響 を 与え た こと は 明らか で ある 。  この よう な 開国 へ の 政策 転換 に対し 「 衛 正 斥邪 」 思想 を 持つ 保守 官僚 から 激しい 反発 が 起こり 、 1882 年 に は 儒者 たち による 反対 運動 も 起き て いる 。 保守 派 の 上奏 文 の 中 に は 『 万国 公法 』 を はじめ と する 西 学 書 の 廃棄 ・ 焚書 を 求める もの や 、 『 万国 公法 』 を 異教 の 邪 書 と 名指し する もの も あっ た 。 もっとも この こと から 開国 政策 以後 、 『 万国 公法 』 が 保守 派 の 反感 に も かかわら ず 、 認知 度 を 高め て いっ た こと が うかがえる 。  日 朝 修好 条規 締結 以後 、 日本 の 朝鮮 政治 へ の 介入 が 露骨 さ を 増す と 、 それ に 比例 し て 日本 へ の 反感 が 増加 し た 。 その 一つ の 頂点 が 壬 午 事変 （ 1882 年 ） ・ 甲 申 政変 （ 1884 年 ） で ある 。 事件 そのもの は すぐ 鎮圧 さ れ た が 、 これ 以後 日本 の 影響 力 は 減少 し 朝鮮 の 近代 化 は 清朝 の 指導 を 仰ぎ ながら 推進 さ れる こと と なっ た 。 すなわち 「 東道 西 器 」 という 中国 の 「 中 体 西 用 」 に 似 た スローガン を 掲げ 、 新式 軍隊 や 外交 顧問 を 設置 し 、 高 宗 は 「 公法 」 に 依拠 し て 国際 社会 に 参加 する こと を 宣言 し た 。 儒者 たち 保守 層 の 反対 上奏 文 も なり を 潜める よう に なり 、 逆 に 国際 法 の 受容 を 求める もの が 上奏 さ れる よう に なっ て いく 。 たとえば 『 万国 公法 』 など の 西 学 書 を 常備 し た 図書館 兼 教育 機関 の 設置 、 あるいは 全国 へ の 配布 が 官僚 たち から 上奏 さ れ て いる 。  ただ この よう な 事態 は 、 条約 体制 に 朝鮮 が 主権 国家 として 直ちに 参入 し た こと を 意味 する もの で は ない 。 壬 午 ・ 甲 申 両 事変 の 後 に 日本 に 変わっ て 大きな 影響 力 を もつ よう に なっ た 清朝 が 朝鮮 の 背後 に い て 、 華 夷 秩序 の 「 属国 」 から 条約 体制 の 「 属国 」 へ の 転換 を 画策 し て い た ため 、 この 時期 の 朝鮮 に は 華 夷 秩序 と 条約 体制 が 併存 する 状態 に 置か れ て い た 。 これ を 「 両 截体制 」 （ り ょうせつたいせい ） と いう 。 「 両 截 」 と は 二 重 を 意味 し 、 過渡 的 な 性格 を 持っ て い た と いえる 。  近代 国際 法 の 受容 を 進め た 朝鮮 で あっ た が 、 やがて 開化 派 の 中 の 急進 分子 は 積極 的 に 華 夷 秩序 から の 離脱 を 模索 する よう に なっ て いっ た 。 たとえば   朴 泳孝 ら は 来日 し た 折り 、 在日 各国 公使館 を 巡り 、 清朝 が 介在 し ない 形 で の 条約 締結 を 呼び掛け て いる 。 それ は 国家 主権 を 回復 し 、 各国 に 独立 国 として 認め られる ため の 行動 で あっ た 。 急進 的 な 一派 が 形成 さ れる ため に は 、 ある程度 の 国際 法 や 世界 情勢 の 知識 の 普及 が 不可欠 で ある が 、 その 知識 浸透 に 寄与 し た の が 『 漢 城 旬報 』 や 『 漢 城 周 報 』 といった 雑誌 ・ 新聞 （ 近代 メディア ） で あっ た 。 これら は 国際 法 の 知識 や 実態 を 紹介 し て いる が 、 その 情報 は 『 万国 公法 』 や 同じく マーティン 翻訳 の 『 公法 便覧 』 、 中国 の 諸 新聞 に 基づい て いる 。 記事 は 朝鮮 と 清朝 の 関係 を 国際 法 の 知識 から 論ずる もの が 多く 、 「 独立 」 ・ 「 自主 」 ・ 「 均 勢 」 が キー ターム と なっ て い た 。 周辺 に 西欧 列強 が 現れ 、 清朝 や 日本 が 近代 化 する という 国際 環境 に あっ て 、 朝鮮 は いかに 生存 を 図る べき か という こと が 、 人々 の 主要 な 関心 事 として 浮上 し はじめ て い た ため 、 国際 法 の 知識 は 積極 的 に 求め られ て い た 。 「 両 截体制 」 下 において 、 『 万国 公法 』 は 普及 し 、 政局 に も 影響 を 及ぼし 始め た の で ある 。  その 広がり の 中 で 兪吉濬 （ ） の よう に 近代 国際 法 に 非常 に 深い 見識 を もっ た 人 も 現れ て き た 。 彼 の 著作 『 西遊 見聞 』 （ ） は 福沢 諭吉 の 『 西洋 事情 』 から 深い 影響 を 受け て 著さ れ た 啓蒙 書 で あっ て 、 「 両 截体制 」 という ことば は 、 この 著作 に 由来 する 。 この 中 に 「 邦国 の 権利 」 という 部分 が あり 、 これ は 『 西洋 事情 』 に は ない 部分 で ある が 、 ここ に 国際 法 について の 詳しい 知識 が うかがえる 。 それ に よれ ば 朝鮮 は 「 両 截体制 」 に 置か れ て いる が 、 それでも 国際 法 に 照らし た 場合 、 独立 国 に 位置づける こと が できる と する 。 兪吉濬 は その 国際 法 に関する 詳しい こと を 買わ れ て 、 朝鮮 の 外交 政策 に対し 意見 を 求め られ て も いる 。 （ 金 鳳 珍 2004 ）  朝鮮 において 『 万国 公法 』 が 読ま れ た の は 、 国際 法 における 局外 中立 が 朝鮮 を 取り巻く 国際 環境 に 有効 で は ない か と 考え られ た ため で あっ た 。 ヨーロッパ で は ブルガリア や ベルギー といった 小国 が 大国 の 狭間 に あっ て 、 列強 の 相互 利益 が 合致 し て いる ため に 亡国 と なら ず に 済ん で いる 。 この よう な 国際 情勢 は 朝鮮 に も 当てはまり 、 局外 中立 によって 朝鮮 も 生き残れる の で は ない か と の 希望 が 国際 法 に 寄せ られ た 。  しかし 朝鮮 知識 人 たち の 希望 は すぐ 失望 に 変わる 。 1895 年 の 日 清 戦争 は 、 局外 中立 を 宣言 し た に も かかわら ず 、 主戦 場 は 朝鮮 半島 で あっ た 。 アメリカ と 締結 し た 条約 に は 「 周旋 条項 」 が あっ た が アメリカ は 容易 に 介入 し なかっ た 。 さき の 兪吉濬 は 、 条約 を 締結 し て も 、 その 有効 性 は 平時 に 限ら れ 、 戦時 に は 空文 と なる と 述べ て 失望 の 色 を 隠さ ない 。  朝鮮 において 国際 法 へ の 信頼 性 は 下降 線 を 辿っ た ものの 、 それ を 放棄 する 方向 に は 向かわ なかっ た 。 一部 に は 国際 法 に対する 根強い 不信 が 生まれ た が 、 他方 で は むしろ 国際 法 の ダブル スタンダード 的 性格 （ 「 近代 国際 法 の 二 重 原理 」 ） に 眼 が 向け られ 、 国家 が 自力 で 自存 ・ 自立 する 努力 を し なけれ ば 、 国際 法 を 利用 する こと が でき ない と 考え られる よう に なり 、 以後 改革 に 前向き な 姿勢 が 導き出さ れる よう に なっ た 。  ベトナム に も マーティン 訳 の 『 万国 公法 』 は もたらさ れ た 。 どういう 経路 で もたらさ れ た か は 不明 で ある 。 貿易 を通じて 商人 から 得 た の か 、 あるいは ベトナム は 朝貢 使節 を 清朝 に 派遣 し て い た ので 、 その とき に 買い求め た もの かも しれ ない と 考え られ て いる 。 『 万国 公法 』 の 普及 は その 輸入 し た 『 万国 公法 』 を 翻刻 する 形 で なさ れ た 。 それ は 1877 年 （ 嗣徳 30 年 ） という 阮朝末 期 に ほとんど 正確 に 復刻 さ れ て いる 。 つまり 漢文 表記 そのまま で あっ て 、 翻訳 で は ない 。 ベトナム は 近代 まで 漢字 文化 圏 に 属し 、 漢字 ばかり で なく 、 科挙 といった 中国 の 諸 制度 を 導入 し て い た 。 その ため 知識 人 層 にとって 漢文 の 読み書き が 標準 的 素養 で あり 、 政治 指導 者 階層 へ の 普及 という 点 で 漢文 表記 が 阻害 要因 と なる こと は なかっ た 。 中国語 版 と 異なる の は 、 ベトナム 版 の 序文 が 付せ られ て いる こと と 巻数 で ある 。 中国語 版 の 一 、 二 巻 と 三 、 四 巻 を それぞれ まとめ て 一 巻 と し て いる ため ベトナム 版 は 二 分冊 と なっ て いる 。  復刻 し た の は 、 范富庶 や 阮子高 、 武 元二 、 阮進 ら ベトナム 科挙 官僚 で あっ た 。 序文 を 書い た の は 范富庶 で あっ て 、 彼 は 海陽 省 総督 兼 総理 商務 大臣 という 肩書き を もっ て い た 。 当時 海陽 省 に 属し て い た ハイフォン は 第 二 サイゴン 条約 によって 開港 地 に 指定 さ れ た 港 で ある 。 したがって フランス の 進出 著しく 、 地方 官僚 と フランス 人 と の 接触 は 頻繁 で あっ た 地域 と いえる 。 加え て ハイフォン を はじめ 、 ベトナム 各地 に 設け られ た 税関 で は ヨーロッパ 人 が トップ で ある 税関 長 を 占め 、 ベトナム 人 スタッフ と 共同 運営 し て い た が 、 ヨーロッパ ・ ベトナム 間 に は よく 争い が 生じ て い た 。 貿易 に関する 理解 ・ 文化 が 異なっ て い た ため で ある 。 1876 年 に は 国民 の 海外 渡航 や 外国 人 商人 と の 貿易 を 解禁 し 、 完全 な 開国 政策 を 打ち出し た 。 それ に 伴い 、 加速度 的 に 外国 人 と の 折衝 ・ トラブル が 増加 し た こと は いう まで も ない 。  開国 の 翌年 に 、 海陽 の 官僚 が 『 万国 公法 』 を 復刻 しよ う と し た 動機 は 、 自明 で あろ う 。 それ は 日々 発生 する 様々 な 対外 案件 に対し 効果 的 な 対応 を する ため に 他 なら なかっ た （ 武山 2003 ） 。  『 万国 公法 』 が ベトナム に もたらし た 影響 について は 、 研究 上 の フロンティア と いっ て よく 、 詳しい 研究 は 未だ 為さ れ て い ない 。 しかし たとえ 『 万国 公法 』 を 非常 に 効果 的 に 活用 する 場面 が あっ た として も 、 次第に フランス 帝国 主義 が 浸透 し 、 最後 に は 天津 条約 によって 清朝 が ベトナム に対する 宗主 権 を 放棄 し た こと により 、 完全 に フランス の 植民 地 と なっ た という 歴史 の 大勢 に 変わり は なく 、 それ は 後世 の われわれ が よく 知る ところ で ある 。  ここ まで 取り上げ た 『 万国 公法 』 は いずれ も 漢字 文化 圏 に 伝播 し た もの で ある が 、 モンゴル に も もたらさ れ 翻訳 さ れ た 。 モンゴル 国立 中央 図書館 に 収め られ て いる “ tümen   uls - un   yerüde   ča γ aĴa ” は 、 マーティン 本 の モンゴル 語 訳 で ある 。 ただ 第 一 巻 一 章 等 ところどころ 発見 さ れ て おら ず 、 必要 な 箇所 のみ 翻訳 し た の か 、 単に 発見 さ れ て い ない の か は 不明 で ある 。  不明 な 点 は まだ ある 。 翻訳 者 及翻訳 時期 も 判明 し て おら ず 、 かろうじて 1912 年 末 まで に は 翻訳 さ れ て いる こと が わかっ て いる のみ で ある 。  モンゴル が 『 万国 公法 』 を 導入 し た の も 、 国際 政治 の 動向 が からん で いる 。 1911 年 の 辛 亥 革命 によって 清朝 は 倒壊 し 、 それ まで 支配 下 に おか れ て い た モンゴル は 同年 12 月 1 日 に 独立 宣言 を し 、 ロシア など の 列強 諸国 と 直接 交渉 を せ ね ば なら なく なっ た 。 大国 の 圧力 に 直接 さらさ れる よう に なっ た ボグド・ハーン 政権 は 、 少し でも 外交 交渉 を 有利 に 進める ため に 『 万国 公法 』 を モンゴル 語 訳し た と 思わ れる 。 そして 1912 年 の   露 蒙 協定 交渉 で は 、 会談 が 設定 さ れ た ペテルブルク に まで モンゴル 語 版 『 万国 公法 』 を 持参 し て いる 。  モンゴル は 露 蒙 協定 締結 以後 も 、 ロシア や 中国 と 外交 交渉 を 重ね て いく こと に なる が 、 国際 法 の 知識 は モンゴル の 外交 使節 にとって 早急 に 身 に つけ ね ば なら ない もの で あっ た 。 モンゴル の 人々 にとって も 『 万国 公法 』 は 必要 欠く べから ざる 書 だっ た と いえる （ 橘 2006 ） 。  これ まで 『 万国 公法 』 と 近代 国際 法 が 各国 それぞれ において どの よう に 受容 さ れ た の か 、 及び その 国内 的 影響 を 中心 に 記述 し て き た 。 それ は どちら か と いえ ば 東アジア 諸 国家 対 西欧 （ 文明 ） に 比重 を おい て 説明 し て き た が 、 以下 で は 近代 東アジア 世界 全体 に 及ぼし た 影響 、 あるいは 東アジア 諸国 間 に 生じ た 問題 について 触れる 。  『 万国 公法 』 の 普及 と 、 上記 の よう な 様々 な 事件 ・ 問題 の 際 の 近代 国際 法 の 強制 的 な 適用 と 受容 が 、 東アジア 国際 社会 に 大きな 影響 を 与え た こと は 改めて 強調 する まで も ない 。 具体 的 に は 以下 の よう な 影響 が あっ た 。  東アジア 国際 秩序 は 、 アヘン 戦争 以降 それ まで あっ た 華 夷 秩序 から 条約 体制 へ の シフト が 起こっ た が 、 清朝 と 欧米 諸国 と の 新た な 関係 が すぐ に 他 の 東アジア 諸国 と の 関係 に 直接的 に 波及 し た わけ で は ない 。 東アジア 国際 秩序 の 再編 の 第 二 幕 は 、 日本 が 条約 体制 に 順応 し 、 それ を 周囲 の 国 に 及ぼそ う と し た こと から 開始 さ れ た の で ある （ 川島 2007 ） 。  『 万国 公法 』 など の 近代 国際 法 は 、 世界中 の 主権 国家 が 互いに 平等 で あり （ 「 諸国 平行 の 権 」 ） 、 それ は 国家 間 の 様々 な 権利 と 義務 に 基づく の だ という 「 理念 」 を 東アジア に 伝え た が 、 それ は 華 夷 秩序 における 中国 の 圧倒的 な 優位 を 当然 と する 秩序 観 と は 異質 な もの で あっ た 。 しかし 『 万国 公法 』 の 「 理念 」 は 、 西欧 列強 の 強制 という 現実 を 伴い つつ 東アジア に 受容 さ れ て いき 、 徐々に 華 夷 秩序 を 覆す こと と なっ た 。  この よう な 国際 秩序 変容 に 東アジア で 最も 早く 順応 し た の は 明治 日本 で あっ た 。 倒幕 時 は 攘夷 鎖国 を 旗印 に し ながら 、 明治維新 政府 が 成立 する と 対外 的 態度 を 一変 さ せ て 開国 を 国是 と し 、 条約 体制 に 積極 的 に 参加 する 姿勢 を 打ち出し た 。 条約 体制 の 到来 を 、 華 夷 秩序 を 覆す 好機 として 捉え た ため で ある （ 川島 1999 ） 。 その ため に 『 万国 公法 』 等 の 翻訳 普及 と 、 お 雇い 外国 人 から の 近代 国際 法 の 知識 吸収 を 積極 的 に 図り 、 転じ て 「 万国 公法 」 を 周辺 諸国 に 積極 的 に 適用 し て いっ た 。 この こと は 清朝 や 朝鮮 に対し 、 西欧 列強 による 近代 化 ・ 開国 要求 と は 異なる 影響 を 及ぼし て いっ た 。  清朝 や 朝鮮 で は 、 『 万国 公法 』 へ の 不信 から その 「 理念 」 に 素早く 共鳴 する こと は なく 、 条約 体制 へ の シフト は 緩やか で あっ た 。 当初 は 華 夷 秩序 の 堅持 に 努め 、 国際 法 を 単なる 道具 として のみ 活用 し 、 条約 体制 そのもの に は 極力 拒絶 しよ う と する 受容 から 、 次第に 国際 法 の 理念 を も 受容 する 方向 へ と 進ん だ 。 そして 緩やか な シフト は 、 華 夷 秩序 と 条約 体制 が 並存 する 状態 を 東アジア 国際 社会 に もたらし た の で ある 。 清朝 は 対 西欧 列強 において は 条約 を 締結 する 一方 で 、 中国 と 周辺 諸国 の 関係 は これ まで 同様 華 夷 秩序 における 宗主 国 と 藩 属国 の 関係 で あり 続けよ う と し た が 、 度重なる 西欧 列強 と の 戦争 によって 、 次々 と 朝貢 国 を 喪失 し て いき 華 夷 秩序 を 維持 する こと は 事実 上 困難 と なっ て いっ た 。 最後 に 残っ た 朝貢 国 朝鮮 に対し 、 清朝 は 当初 華 夷 秩序 下 の 「 属国 」 と 近代 国際 法 における 「 属国 」 と は 異なる という 主張 を し た が 、 その 説得 力 が ない と 判断 する や 、 近代 国際 法的 な 「 属国 」 へ と 朝鮮 を 改変 しよ う と 試み 、 馬 建 忠 や 袁世凱 を 朝鮮 に 派遣 し 、 直接 朝鮮 国政 に 関与 しよ う と し た 。 その 朝鮮 も 日 清 戦争 後 に 締結 さ れ た 下関 条約 によって 、 清朝 と の 宗主 国 ― 藩 属国 関係 を 完全 否定 さ れ 、 華 夷 秩序 は 終焉 を 迎える こと と なっ た （ 茂木 1997 、 岡本 2004 ） 。  『 万国 公法 』 など が 説く 近代 国際 法 は 、 単に 国際 関係 の 変化 を 迫っ た だけ で は なく 、 国内 改革 の 推進 剤 と も なっ た 。 近代 国際 法 の 完全 な 適用 を 受ける ため に は 「 文明 国 」 と 認め られ ね ば なら ない ため で ある 。 「 文明 国 」 と 認め られる ため に は 以下 の 条件 を 満たす 必要 が あっ た （ 広瀬 1978 、 小林 2002 ） 。  1 及び 2 の 二つ と も 満たさ ない 場合 、 「 未 開国 」 と 見なさ れ 、 その 行き着く 先 は 列強 の 植民 地 で あっ た 。 前者 だけ を 満たす 場合 、 「 半 文明 国 」 と さ れ て 国家 として 承認 さ れる ものの 、 西欧 諸国 と 同等 の 扱い を 受ける こと は でき ず 、 不平等 条約 （ 関税 自主権 喪失 ・ 領事 裁判 権 及び 広範 な 治外法権 の 設定 等 ） によって 著しく 劣等 な 立場 に 置か れ た 。 近代 国際 法 は 「 理念 」 として 万国 平等 を 謳い ながら 、 現実 で は 非 西欧 諸国 を 差別 する 国際 秩序 を 支え て おり 、 この よう な 「 理念 」 と 現実 と の 落差 に対し 、 やがて 失望 と シニカル な 感想 、 そして 理念 より も 国力 を 重視 する 姿勢 が 出 て くる こと は 自然 で あっ た 。 これ まで 挙げ た 薛福成 や 西 周 、 兪吉濬 といった 『 万国 公法 』 に 肯定 的 な 意見 を 持つ 人々 で すら 、 国際 法 の 適用 を 受ける ため に は 富国強兵 という 裏打ち が 必要 不可欠 で ある こと は 強く 意識 し て い た の で ある （ 金 鳳 珍 2004 ） 。 それ は 非 西欧 諸国 が 主権 国家 と なる ため の 国内 改革 を 推進 し て いく 強い 動機 と なっ た 。  さらに 3 の 条件 は 、 具体 的 に は 不平等 条約 の 撤廃 ・ 平等 な 条約 の 再 締結 によって 達成 さ れる が 、 それ は 既存 の 「 文明 国 」 、 つまり 西欧 国家 に どれほど 近似 し て いる か という 主観 的 な 点 から 判断 さ れ た 。 したがって 国内 改革 の 方向 は 必然 的 に 西 欧化 の 方向 を 取ら ざる を 得 なく なる 。 中国 の 洋 務 運動 や 戊 戌 変 法 、 日本 の 明治維新 における 一連 の 改革 、 朝鮮 の 甲 午 改革 ・ 光武 改革 といった 諸 改革 が 、 その 変革 に 当たる 。  だが 、 国内 改革 を 行い 主権 国家 として の 体制 を 確立 する こと と 伝統 的 な 国家 観 を 維持 しよ う と する 既存 の 政治 体制 の 努力 と の 間 に は 矛盾 を 含ん で おり 、 それ が 国家 体制 の 根幹 に 関わる 改革 を 阻む こと と なっ た 。 これ に対して 国家 主権 の 危機 を より 深刻 に 受け止め た 若い 知識 層 を 中心 に 発生 し た ナショナリズム は 既存 の 体制 を 根幹 から 否定 し て 徹底 し た 改革 を 断行 する 体制 の 確立 を 求める よう に なる 。 それ が 日本 で は 朝廷 を 擁し て 江戸 幕府 を 倒幕 する 一方 で 既存 の 朝廷 組織 を 解体 し て 全く 新た な 明治 政府 を 樹立 し た 明治 維新 へ と 向かい 、 中国 において は 王朝 体制 の 存在 そのもの を 否定 する 辛 亥 革命 へ と 向かう よう に なる 。  近代 国際 法 や 国際 情勢 の 要請 によって 、 主権 国家 として 生まれ変わる べく 国内 改革 が 進め られ た が 、 その 影響 は 国内 に 留まる もの で は なく 、 同じ 東アジア に 位置 する 周辺 諸国 （ 近代 国際 法 へ の 順応 速度 は 異なる ） と の 関係 に 摩擦 を 呼び起こし た 。 具体 的 に は 国境 線 画定 や 外交 儀礼 、 藩 属国 の 地位 が 争点 と なっ た 。 以下 に 挙げる 諸 事件 は その 代表 例 で ある 。  国際 法 の 認める 主権 国家 と なる という こと は 、 その 主権 が どこ まで 及ぶ の か を 確定 する 作業 を 経 なく て は なら ない 。 たとえば 清朝 と ロシア の 間 で 結ば れ た 璦琿条 約 （ 1858 年 ） や 、 日本 と 同じく ロシア 間 で 締結 さ れ た 樺太 ・ 千島 交換 条約 （ 1875 年 ） など は 、 清朝 ・ 日本 両国 の 北方 の 国境 線 を 画定 する もの で あっ た 。 これ は 東アジア 諸国 と ロシア と の 間 に 結ば れ た 国境 条約 で ある が 、 やがて 東アジア 諸国 内 において も 国境 確定 の 動き が 現れ て くる こと は 不可避 で あっ た 。 従来 から の 華 夷 秩序 に 基づく 統治 範囲 は 、 対象 と する 人 や 物資 の 移動 によって 伸縮 する もの で あっ て 固定 的 で は なく 、 国家 の 辺境 に対する 領有 意識 は 周辺 諸国 と 重複 する こと が 常態 で あっ た 。 その ため 近代 国際 法 に 基づく 固定 し た 国境 線 の 画定 を 行う と する なら ば 、 それ は 周辺 諸国 と の 紛争 の 種 として 浮上 せ ざる を え なかっ た 。  「 宗主 権 ― 主権 問題 」 と は 、 華 夷 秩序 から 条約 体制 へ と 国際 秩序 が 移行 する 際 に 生じ た ある 二 国家 間 関係 をめぐって 持ち上がっ た 問題 で ある 。 前述 し た よう に 華 夷 秩序 で は 、 中国 王朝 から 冊 封 から 受け 、 あるいは 朝貢 を 行う こと で 、 周辺 諸国 は 宗主 国 ― 藩 属国 の 関係 と なっ た 。 それ は 中国 王朝 の 皇帝 と 周辺 諸国 の 君主 と が 君臣 関係 を 結ぶ こと を 意味 する が 、 それ により 中国 王朝 の 支配 が 周辺 諸国 全域 に 貫徹 する という こと で は ない 。 むしろ 概ね 中国 側 は 周辺 諸国 の 内政 ・ 外交 に 干渉 する こと は ない 。 この 状態 を 清朝 は 「 属国 で ある が 自主 で も ある 」 と 西欧 諸国 に 説明 し た ため 、 歴史 学 で は 「 属国 自主 」 という 表現 を 用いる 。 この よう な 関係 は 『 万国 公法 』 の 説く 主権 の 概念 から 判断 する と 、 曖昧 で 割り切れ ない もの で あっ た 。  もっとも この 問題 が クローズアップ さ れ た の が 、 最後 の 朝貢 国 朝鮮 を どう 捉える か という 清朝 と 西欧 ・ 明治 日本 の 意見 衝突 の 時 で あっ た （ 岡本 2004 ） 。  これ まで 『 万国 公法 』 を はじめ と する 近代 国際 法 を 受容 し た 東アジア 諸国 が 、 外圧 もしくは 自発 的 努力 によって 変革 を 迫ら れ た 過程 を 述べ て き た が 、 東アジア 諸国 と の 遭遇 は 近代 国際 法 自体 に も 変容 を もたらし 、 現代 の 国際 法 へ と 脱皮 する 契機 と なっ た 。  はじめ に 書い た よう に 、 西欧 起源 の 近代 国際 法 は 、 キリスト 教 国家 どうし の 取り決め という ローカル な 性格 を もつ もの で あっ た 。 しかし 西欧 列強 の 海外 進出 と共に 、 キリスト 教 的 価値 観 を 共有 し ない 諸 国家 と の 関係 を 探る うち 、 「 文明 国 」 という 国際 法的 な 意味 で の 国家 概念 を 捻出 し 、 キリスト 教 的 か 否 か より も 「 文明 国 」 か 否 か が 国家 承認 の 要件 と 見なさ れる よう に なり 、 次第に キリスト 教 色 を 薄め 、 国際 法被 適用 資格 は 抽象 化 ・ 一般 化 し て いっ た 。 その 結果 として 、 前述 の 国家 承認 条件 「 主権 国家 で ある こと 」 「 条約 遵守 能力 が ある こと 」 が 打ち立て られ た の で ある 。  これ は 国際 法 適用 を 受ける か どう か の 前提 条件 が 大きく 変化 し た ため で ある 。 キリスト 教 国家 か どう か という 国家 の 特質 的 な もの から 、 国家 制度 という 具体 的 ・ 技術 的 な 条件 へ と 国家 容認 の 条件 が 変化 を 意味 する から で ある 。 すなわち 地理 的 ・ 宗教 的 ・ 文化 的 な 違い が あっ て も 、 西欧 の 国家 制度 を 導入 ・ 模倣 する こと で 国際 法 が 適用 さ れる 道 が 開ける こと と なっ た （ 広瀬 1978 ） 。 明治 日本 の 諸 改革 や 鹿 鳴 館 建設 、 西欧 風俗 （ 衣服 ・ 食事 ・ 暦 他 ） 受容 は 、 この よう な 国際 法 の 変容 を 敏感 に 察知 し た 上 で 為さ れ た もの で 、 国際 法 適用 を 受け 、 西欧 諸国 に 肩 を 並べる ため の 努力 だっ た の で ある 。  脚注 で 触れ た もの は 省略 し た 。  上記 内部 リンク で 特に 触れ なかっ た もの を 挙げる 。『 空想 法律 読本 』 （ くう そう ほうり つ どく ほん ） と は 、 ライター の 盛田 栄一 （ もり た   えい いち ） が 執筆 し た SF 科学 の 法律 的 考察 本 。 法律 面 の 監修 は 弁護士 の 森田 貴英 と 片岡 朋 行 の 2 人 が 手がけ て いる 。  2 巻 まで が メディアファクトリー から 刊行 さ れ 、 1 巻 が 後に 文庫 化 さ れ て いる 。 2012 年 に は メディアファクトリー から 1 巻 と 2 巻 の 新装 版 が 発売 さ れ 、 同時に 新た に 3 巻 が 発売 さ れ た 。 これ は 全国 の 高校 ・ 高専 の 図書館 へ FAX で 配信 さ れ た 『 空想 法律 図書館 通信 』 で 寄せ られ た 高校 ・ 高専 生 から の 質問 を 元 に 再 構成 し た もの と なっ て いる 。  漫画 ・ アニメ ・ 特撮 など の 空想 科学 作品 から 、 オカルト や SF の 要素 が ない 現実 的 な 世界 の 作品 （ 『 けい おん !』『 金田一 少年 の 事件 簿 』 など ） 内 で 起こる 事件 （ 怪人 や 怪獣 と の 戦い 、 宇宙 人 の 出現 など ） を 法律 の 面 から 検証 する と どう なる か という テーマ の 本 。 作品 内 の 出来事 を 科学 的 に 考証 し て い た 『 空想 科学 読本 』 の 姉妹 編 で ある 。  「 宇宙 人 や 怪人 に 人権 は 認め られる か ?」「『 弾 より 速く 』 走る エイト マン は スピード 違反 か ?」 という よう に 、 空想 世界 で 発生 し た 事件 に 法律 を 適用 し 、 時に ちゃ ら けた 、 時に 真剣 な 考証 を 展開 し て いる 。  作品 世界 と の ギャップ で 笑い を とっ たり 、 真面目 な 考証 の 末 に 意外 な 結論 を 導き出す 点 など 、 『 空想 科学 読本 』 に 通じる 作風 が 多い 。 事件 として は 1 作品 の 1 話 内 で 完結 し た 事件 から 空想 科学 の 世界 で よく 起きる 事件 まで 幅広い ジャンル が 取り上げ られ て いる 。  なお 、 本書 で は 基本 的 に 「 出版 さ れ た 時点 （ 2001 年 ～ 2015 年頃 ） の 法律 」 を 基 に 検証 を 行っ て おり 、 作品 の 時代 設定 や 発表 時期 など は あえて 無視 する 形 で 書か れ て いる 。 『 マジンガー Z 』 や 『 仮面ライダー 』 は 1970 年代 の 物語 で あり 、 『 宇宙 戦艦 ヤマト 』 は 西暦 2199 年 の 未来 を 舞台 と し て いる 。  2001 年 4 月 14 日 初版 発行 。 文庫 版 は 2004 年 3 月 発行 。  2003 年 7 月 23 日 初版 発行 。 第 1 章 、 第 15 章 は 新装 版 で は 削除 さ れ て いる 。  2012 年 10 月 29 日 初版 発行 。  2015 年 3 月 19 日 初版 発行 。  2015 年 3 月 19 日 初版 発行 。法令 適用 事前 確認 手続 （ ほうれ い て き ようじ ぜん かく に ん て つづき ） と は 、 特定 の 行為 が 法令 に 抵触 する か どう か を 確認 する ため に 、 事前 に 関連 する 政府 機関 など の 公的 機関 による 確認 を 行う 手続 を いう 。 通常 、 特定 の 行為 が 法令 に 抵触 する 場合 に は 、 その 法令 を 所管 する 機関 が 対処 を 行う こと が 通例 で ある ため 、 法令 に 抵触 し ない と 当該 機関 が 考える 場合 に は 、 その 行為 に対して 特定 の 対処 を 行わ ない 、 こと を 言明 する こと に なる 。 この 点 から 、 本 制度 について ノーアクションレター または ノーアクションレター 制度 と も 呼ば れる 。  日本 において は 、 2000 年 12 月 の 閣議 決定 に 基づき 検討 が 進め られ 、 2001 年 3 月 27 日 に 「 行政 機関 による 法令 適用 事前 確認 手続 の 導入 について 」 が 閣議 決定 さ れ た 。 これ を 受け て 、 各 省庁 において 、 当該 法令 適用 事前 確認 制度 を 実施 する ため の 準備 が 行わ れ 、 それぞれ 導入 さ れ て いる 。 背景 に は 、 経済 環境 における 不況 と 、 経済 活動 において より 迅速 さ が 求め られ て いる こと を 前提 と し 、 民間 企業 の 事業 活動 を 効率 的 に かつ 公平 に 促進 する こと で 経済 を 活性 化 さ せる 意図 が あっ た 。 広い 意味 で は 、 パブリック コメント 制度 など と 並ん で 、 行政 機関 による 規制 緩和 の 一環 として 捉え られる こと が あり 、 それ 以前 から 見 られ た 通達 ・ 行政 指導 など の 方法 による 行政 手法 を 一部 置き換える もの と なっ て いる 。  当初 は 、 制定 当時 の 時代 背景 ・ 経済 環境 を 受け 、 IT ・ 金融 等 新規 産業 や 新 商品 ・ サービス の 創出 が 活発 に 行わ れる 分野 に かかる 法令 に 対象 法令 が 限定 さ れ て い た が 、 2004 年 の 閣議 決定 改正 により 広く 民間 企業 等 の 事業 活動 に 係る 法令 に 拡大 さ れ た 。  細則 は 所管 する 政府 機関 によって 、 それぞれ 個別 に 制定 さ れ て いる が 、 一般 に 、 将来 実際 に 行う こと を 予定 し て いる 行為 について 、 確認 し たい 法令 を 具体 的 に 指摘 し た 上 で 、 その 解釈 について の 申請 者 の 理解 を 示し 、 それ について の 確認 を 求める こと と なる 。 また 、 照会 事項 および 回答 について 原則 公開 さ れる もの と さ れ て いる 。  回答 について は 、 当該 機関 の その 時点 における 判断 を 示す もの として 捉え られ 、 捜査 機関 の 判断 や 、 それ が 実際 に 裁判 として 争わ れ た 場合 の 司法 機関 の 判断 を 拘束 する もの で は ない 、 と 考え られ て いる 。  同様 の 制度 を 地方 公共 団体 が 有し て いる 例 が ある 。 また 、 金融 庁 で は 、 法令 適用 事前 確認 手続 を 補完 する もの として 、 所管 する 法令 について の 一般 的 な 解釈 に関する 書面 紹介 手続 を 設け て いる 。『 憲法 』 （ けんぽう 、 青 林 書院 、 初版 1981 年 ） は 、 憲法 学者 佐藤 幸治 の 主著 で ある 。 京都 学派 憲法 学 を 代表 する 書籍 で あり 、 芦部 信喜 『 憲法 』 ( 岩波書店 ) と 並び 憲法 学 の 二 大 基本 書 と さ れる 。 佐藤 功 の 書 と の 区別 で 『 佐藤 ( 幸 ) 憲法 』 と 略記 さ れる こと が 多い 。  はし がき で は 全編 を 貫き 「 立憲 主義 へ の アフェクション 」 を 以 って 書い た もの で ある と し て いる 。 一般 の 体系 書 と 異なり 統治 機構 - 基本 的 人権 - 平和 主義 の 順 で 叙述 さ れ て いる が 、 有斐閣 から 出さ れ た 法律 学 全 集中 の 清宮 四郎 『 憲法 I 』 宮沢 俊 義 『 憲法 II 』 は I 統治 、 II 人権 と なっ て おり 、 この よう な 叙述 順序 が とりたて て 異様 という わけ で は ない 。  1995 年 の 第 3 版 刊行 以降 長らく 改訂 さ れ なかっ た が 、 2011 年 に 実質 的 な 改訂 版 と なる 『 日本国 憲法 論 』 が 成文 堂 から 刊行 さ れ た 。占領 統治 （ せん りょう と うち ） と は 、 占領 軍 が その 政府 の 命令 に 基づき 支配 下 に 置い た 領域 および 領民 に 行う 立法 ・ 行政 ・ 司法 全般 に 渡る 統治 活動 。 軍 自体 が 統治 を 執り行う 場合 は 特に 軍政 （ ぐんせい ） と いう が 、 これ に は 自国 の 軍隊 による 戒厳 など も 含ま れる ため 、 占領 統治 に 限ら れ ない 。  占領 統治 は 、 占領 軍 が 占領 によって その 統治 地域 の 主権 （ 対内 的 かつ 対外 的 な 最高 独立 性 および 最高 決定 力 ） を 喪失 さ せる か 、 きわめて 制限 さ れ た 領域 において 行わ れる 。 通常 、 占領 国 側 の 当初 の 戦争 目的 が 実現 し 、 戦争 状態 が 正式 に 終結 さ れる か 、 その他 の 事情 で 占領 軍 が その 地 を 退去 する まで 続く 。  占領 軍 は 協力 者 を 見つけ出し 、 親 占領 軍 の 政府 を 作る こと も ある 。 また 既存 の 統治 機構 を 利用 する こと も ある 。 しかし 占領 が 行わ れ て いる 間 に は 占領 軍 の 意向 が 強く 働き 、 時には 方針 の 強制 や 、 占領 軍 の 意向 に 従う よう 機構 を 改組 する こと も ある 。   軍律 と 呼ば れる 軍事 法規 が 施行 さ れ 、 軍律 審判 という 軍事 司法 機関 が 置か れる こと も ある 。  占領 統治 で は 、 占領 軍 の 目的 達成 の ため 、 情報 統制 を 含む 治安 維持 活動 や 被 占領 民 に対する 宣撫 工作 が その 地域 の 実情 に 応じ て 行わ れる こと が 多い 。 更に 人心 掌握 の ため 、 各種 の インフラ 整備 、 都市 計画 、 経済 支援 、 医療 支援 、 食料 援助 、 教育 援助 など が 占領 国 側 の 民生 部門 によって 行わ れる 場合 も 多い 。 また 軍政 時 に は 軍票 を 発行 し て 通貨 と する 場合 も ある 。  義和 団 の 乱 において 英 米 露 仏 独 墺 伊 日 の 連合 軍 が 北京 に 進軍 し て 自 国民 を 保護 する ため 、 北京 の それぞれ の 地域 を 占領 し た 。 その 際 、 治安 維持 を 徹底 する こと によって 北京 一帯 の 治安 が 改善 さ れ 、 安全 を 求め た 住民 が 占領 地域 に 流入 する ほど に 占領 統治 が 成功 し た 。  第 二 次 世界 大戦 において は 、 連合 国 、 枢軸 国 の 双方 が それぞれ 占領 地域 において 占領 統治 を 敷い た 。 場所 や 実施 国 によって 形態 は 様々 で ある 。  ナチス ・ ドイツ の 占領 政策 は 、 地域 によって 大きな 差異 が 見 られる 。 西側 で は 現地 の 協力 者 の 組織 を 支配 下 に 置い て 占領 行政 を 行っ て い た が 、 ナチズム における 劣等 民族 の 居住 地域 で 、 将来 における ドイツ 人 入植 地 （ 東方 生存 圏 ） と さ れ た 東側 地域 （ ポーランド 、 ソビエト 連邦 ） で はや ポーランド 総督 府 など による 苛烈 な 占領 政策 が 敷か れ た 。 また これら の 占領 行政 に は 親衛隊 も 深く 関与 し て おり 、 ホロコースト など 多く の 戦争 犯罪 を 引き起こし た 。  連合 国軍 は 1943 年 に 占領 し た イタリア の 南 半分 に （ AMGOT ） を 設置 し 、 その 占領 行政 を 行っ た 。 この 政策 は 枢軸 国 と その 占領 地 、 ドイツ 、 オーストリア 、 日本 、 ノルウェー 、 オランダ 、 ルクセンブルク 、 ベルギー 、 デンマーク において も 共通 し て い た 。 1944 年 6 月 から 奪還 し た フランス において も AMGOT が 設置 さ れる 予定 で あっ た が 、 フランス 共和 国 臨時 政府 の シャルル・ド・ゴール の 強硬 な 反対 によって 設置 さ れ なかっ た 。  イタリア 王国 は 1943 年 9 月 に 連合 国 に 降伏 し た が 、 ドイツ 軍 の によって 国土 の 北 半分 および バルカン半島 や 南仏 の 占領 地域 を ドイツ によって 占領 さ れ た 。 この ため 南部 で は イタリア 王国 を 支配 する 連合 国軍 （ 米 英 ） 、 北部 で は イタリア 社会 共和 国 を 支配 する ドイツ 軍 による 事実 上 の 占領 統治 が 行わ れ た 。  当初 、 イタリア も 後 の ドイツ 同様 に 米 英 ソ による 共同 統治 が 計画 さ れ て い た が 、 イタリア が 予定 より 早く 降伏 し た こと から イギリス の 気 が 変わり 、 ソ連 の 占領 統治 へ の 参加 を 渋る よう に なっ た 。 結果 、 「 制圧 し た 国 が 占領 し た 国 の 実権 を 握り 、 他 の 連合 軍 は 形式 的 に 参加 する 」 と の 取り決め が なさ れ 、 この 方法 は 「 イタリア 方式 」 と 呼ば れる 。  ドイツ 降伏 後 は 地中海 に 面し た 西側 と サルデーニャ 島 、 シチリア 島 の 大 部分 が アメリカ の 、 アドリア海 に 面し た 東側 と ナポリ と トリエステ 、 シチリア 島 の 東側 沿岸 部 が イギリス の 占領 統治 下 に 置か れ た が 、 途中 連合 軍 に 転じ た 事 から 、 1946 年 に は 重要 拠点 トリエステ と その 周辺 を 除き イタリア の 統治 下 に 復し た 。 故に 当事 国 の 意識 は 、 する 側 ・ さ れる 側 共に 薄く 占領 と 捉え ない 見方 も ある 。 1947 年 に は パリ 条約   ( 1947 年 ) が 締結 さ れ 、 イタリア における 占領 統治 は 終結 し た が 、 トリエステ は 引き続き 占領 下 に 置か れ 、 1954 年 に 南部 を ユーゴスラビア に 割譲 し 、 残り を イタリア 政府 に 返還 さ れ た 。  ルーマニア 、 ブルガリア 、 ハンガリー といった 東欧 の 枢軸 国 は 1944 年 から ソビエト 連邦 軍 の 単独 占領 下 （ イタリア 方式 ） に 置か れ 、 その 状態 が 継続 し て い た 。 この 期間 に ソ連 は 自国 の 協力 者 を 政府 の 要職 に 就け 、 衛星 国 化 し た 。 1947 年 の パリ 条約 によって これら の 国々 の 占領 統治 は 終結 し た 。  第 二 次 世界 大戦 の 各 会議 によって 、 ドイツ の 占領 統治 において は ソビエト 連邦 、 アメリカ 、 イギリス 、 フランス の 四 カ国 による 分割 占領 が 敷か れる こと が 決定 さ れ て い た 。 1944 年 から 連合 国軍 は ドイツ 国内 に 進撃 し 、 それぞれ の 地域 で 占領 統治 を 行っ た 。 ドイツ 降伏 後 、 四国 政府 は ベルリン 宣言 を 発表 し 、 分割 占領 と 、 占領 軍 の 支配 下 に 置い た 各 地方 政府 による 統治 を 確認 し た 。 しかし 冷戦 勃発 の 影響 により 、 西側 と ソ連 占領 地域 の 対立 が 増大 し た 。 1949 年 9 月 21 日 に は 西側 占領 地域 で 、 1949 年 10 月 10 日 に は ソ連 占領 地域 で 軍政 が 終了 し 、 民政 による 占領 統治 に 移行 し て いる 。 1955 年 から 1990 年 の ドイツ 再 統一 まで ドイツ 連邦 共和 国 （ 西ドイツ ） と ドイツ 民主 共和 国 （ 東ドイツ ） という 二つ の ドイツ が 成立 し 、 占領 統治 は 終了 し た 。  ノルウェー や デンマーク 、 ギリシア （ いずれ も イギリス 軍 ） も 占領 統治 下 に 置か れ た が 、 政府 機能 復帰 まで の 一時 的 な もの で あり 、 1945 年 の 内 に 撤退 し た 。  日本 の 占領 統治 において は 、 南西諸島 や 小笠原諸島 を 除い て 日本 政府 を 通じ た 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 （ GHQ ） による 占領 統治 が 敷か れ た 。 当初 、 進駐軍 による 軍政 が 敷か れる 方針 で あっ た が 、 日本 政府 の 反対 によって 間接 統治 方式 が とら れる こと と なっ た 。 GHQ の 要員 は 最高 司令 官 ダグラス ・ マッカーサー を 含め 、 大半 が アメリカ 人 で 構成 さ れ て おり 、 占領 統治 に は アメリカ 政府 の 意向 が 強く 働い た （ イタリア 方式 ） 。 1952 年 、 日本 国 と の 平和 条約 が 発効 し た こと により 、 日本 本土 における 占領 行政 は 終了 し た 。 占領 期間 は 6 年 7 か月 28 日 に 及ん だ 。 南西諸島 や 小笠原諸島 で は その後 、 自治 政府 が 設置 さ れ た ものの 、 アメリカ による 統治 が 続い た 。 1952 年 に トカラ 列島 、 1953 年 に 奄美 群島 、 1968 年 に 小笠原諸島 、 1972 年 に 沖縄 県 が 本土 復帰 し 、 占領 行政 は 終了 し た 。  満州 国 は ソ連 ・ モンゴル 連合 軍 の 侵攻 の 後 、 ソ連 の 占領 統治 下 に 置か れ 、 翌 1946 年 に 中華民国 へ 統治 権 を 引き渡し た が 、 関東 州 を 中心 と する 大連 は 1950 年 まで ソ連 の 支配 下 に 置か れ た 。  フランス 領 インドシナ は 北部 が 中華民国 軍 、 南部 が イギリス 軍 （ 英 印 軍 ） の 占領 統治 下 に 置か れ 、 降伏 し た 現地 日本 軍 へ の 対応 を 行っ た 。 日本 軍 の 降伏 完了 後 は 旧 宗主 国 に 復し た が 、 独立 運動 が 活発 に なる 。 中華民国 は 撤退 の 見返り として フランス の 租借 地 で ある 広州 湾 を 返還 さ れ た 。  オランダ 領 東 インド は イギリス 軍 （ 英 印 軍 ） と オーストラリア 軍 を 主力 と し た 連合 軍 の 占領 下 に おか れ 、 ボルネオ 島 （ サラワク 王国 、 英 領 北 ボルネオ を 含む ） が オーストラリア 軍 の 、 それ 以外 は イギリス ・ オランダ 連合 軍 （ 実質 イギリス 軍 ） の 占領 下 に おか れ た 。 イギリス 軍 の 統治 が 及ん だ の は 、 実質 ジャワ 島 と スマトラ島 の 都市 部 のみ で 、 後 の スラウェシ 島 、 モルッカ 諸島 、 小 スンダ 列島 など は 事実 上 オーストラリア の 占領 下 に 置か れ 、 旧 宗主 国 の オランダ は 唯一 完全 制圧 を 免れ た オランダ 領 ニューギニア を 担当 し た 。 日本 が 降伏 後 、 連合 国 の 占領 が 遅れ 、 引継ぎ まで 事実 上 日本 軍 が 暴徒 鎮圧 と 治安 維持 を 行っ て い た 。 1946 年 に 占領 が 完了 し 、 1947 年 まで の 間 に 旧 宗主 国 に 復し た が 独立 運動 が 活発 に なる 。軍政 または 軍事 行政 （ ぐんせい 、 ） と は 軍事 組織 を 管理 運営 する ため の 行政 活動 を 指す 。  防衛 行政 など と も いう 。  一般 に 行政 と は 公的 な 事業 の 遂行 を 管理 する 活動 で ある が 、 これ は 軍事 的 領域 において も 重要 な 活動 で ある 。 軍事 行政 の 概念 は 部隊 を 運営 する 際 に 発生 する 人事 管理 や 会計 業務 など の 業務 を 管理 する 行政 活動 から 安全 保障 政策 の 実施 にあたって の 政府 と 軍隊 の 関係 を 調整 する こと まで を 総括 し て いる 。 いずれ も において も 、 作戦 部隊 の 運用 が 可能 と なる よう に 準備 する 活動 で は ある が 、 軍事 力 の 直接的 な 使用 に 関わる 軍令 の 機能 を 含ま ない 。 しかし 現実 に は 軍政 と 軍令 を 明確 に 分ける こと は 不可能 で あり 、 不 明確 な 領域 が 広範 に 生じる 。 戦前 の 日本 において も 陸軍 省 と 参謀 本部 の 間 で 、 権限 の 奪い合い 、 責任 の 押し付け 合い が 頻発 し た 。 具体 的 な 軍事 行政 の 問題 として は 教育 計画 、 軍事 費 の 会計 、 装備 調達 、 人事 管理 、 軍事 基地 の 管理 や 民事 など の 業務 が あり 、 軍令 の 機能 で ある 戦略 、 戦術 、 兵站 を 含む 軍事 の 組織 、 管理 、 行動 に際して 影響 を 及ぼし て いる 。  人事 管理 は 戦時 において も 平時 において も 全て の 部隊 で 行わ れ て いる 軍事 行政 で あり 、 人員 の 採用 、 選抜 、 評価 、 配属 、 記録 など を 行う 。 さらに 部隊 の 規律 を 保持 し 、 軍法 を 執行 し 、 退職 者 の 管理 を する 業務 も ここ に 含ま れる 。 さらに 軍事 行政 で は 教育 や 訓練 に関する 業務 も 管理 し 、 個々人 や 部隊 に対する 軍事 教育 と 軍事 訓練 の 計画 立案 と 実施 評価 が なさ れる 。 また 陸海空 軍 に対して 共通 し て 実施 さ れる 医療 支援 や 法務 支援 も 軍事 行政 の 管轄 として 扱わ れる 。 民事 は 諸 外国 の 軍隊 や 活動 する 地域 に 居住 する 住民 に対する 非 軍事 的 な 活動 を 指し て おり 、 広報 活動 や 地方自治体 など と の 交渉 が これ に 該当 する 。大道寺   あや子   （ だい どうじ   あやこ 、 1948 年 10 月 20 日   -   ） は 新 左翼 武装 組織 ・ 東アジア 反日 武装 戦線 の 元 メンバー 。 ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 で 日本 赤軍 に 合流 し た 。  旧姓 ・ 駒沢 。 北海道 釧路 湖陵 高等 学校 を 卒業 。 在校 中 は 成績 優秀 、 スピード スケート 部 で の 活躍 が 認め られ 卒業生 総代 を 務める 。 星薬科大学 に 推薦 入学 し 、 ワンダーフォーゲル 部 に 所属 。 自治 会 活動 、 授業 料 値上げ 反対 闘争 など に 参加 し た 。 この 頃 、 高校 時代 の 同級生 だっ た 大道寺 将司 に 高校 の 同窓会 で 「 研究 会 」 に オルグ   ( 勧誘 )   さ れる 。 高校 在校 中 に は 殆ど 接点 の 無かっ た 二 人 だっ た が 、 この 会 を きっかけ に 交際 、 同棲 する に 至る 。 卒業 後 は 新宿 区内 の 病院 で 薬剤師 として 勤務 。 その後 、 大道寺 と 結婚 。 都内 の 試薬 会社 に 転職 する 。 爆弾 に 使う 薬品 を 入手 する ため だっ た が 、 勤務 態度 は 非常 に 良好 で あり 、 周囲 から の 評価 は 高かっ た 。  東アジア 反日 武装 戦線 で は 「 狼 」 班 に 参加 し 、 三菱重工 爆破 事件 など の 連続 企業 爆破 事件 を 起こす 。 三菱重工 爆破 事件 で は 時限 爆弾 設置 現場 の 見張り 役 を 担当 し た 。 組織 内 で の コードネーム は 「 アサカワ 」 。 浅川 マキ の ファン だっ た から で ある 。 1975 年 5 月 19 日 に 爆発 物 取締 罰則 違反 で 逮捕 さ れ た 。 逮捕 の 間際 に 、 青酸カリ で 自殺 を 図っ た が 、 捜査 員 に 阻止 さ れ た 。  逮捕 後 、 取り調べ の 過程 及び マスコミ の 報道 で は 本人 の 容貌 、 周辺 の 評判 も あり 、 彼女 は 狂信 的 な 過激 思想 の 夫 に従い 、 協力 さ せ られ て い た だけ の 従犯 に すぎ ない の で は ない か という 見方 や 同情 論 が あっ た 。 しかし それら の 声 に 反発 し 、 浴 田 由紀子 ら と 激しい 獄中 ・ 法廷 闘争 を 繰り広げ た 。  1977 年 、 日本 赤軍 による ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 で 、 超 法規 的 措置 で 釈放 ・ 出国 。 現在 も 国際 手配 中 で ある 。  1985 年 、 東アジア 反日 武装 戦線 の 支援 者 ら に アピール を 寄せ た 。  1999 年 、 香港 で 松田 久 とともに 日本 赤軍 最高 幹部 の 重信 房子 と 会合 を 持っ た こと が 確認 さ れ て いる 。  2001 年 、 日本 赤軍 の 解散 を 宣言 し た 重信 房子 に対し 、 南米 から 坂東 國男 とともに 「 日本 赤軍 解散 宣言 無効 宣言 」 を 発表 し た 。  2010 年 4 月 以降 の 手配 写真 は 1994 年 に 撮影 さ れ た もの に 差し替え られ た 。  釈放 さ れ た 時 すでに 、 起訴 さ れ て い た ので 、 公判 が 停止 し た 。 その ため 、 共犯 者 の 桐島 聡 は 現在 も 公訴 時効 が 成立 せ ず 、 指名 手配 さ れ て いる 。『 犯罪 と 刑罰 』 （ はん ざいとけいばつ 、 ） は 、 イタリア の 法学 者 チェーザレ・ベッカリーア の 主著 で 、 1764 年 に 発行 さ れ た 。  明確 な 刑罰 によって のみ 裁か れる べき で ある 、 という 罪刑法定 主義 を 主張 し 、 フランス 革命 時 の 制度 改革 に も 影響 を 与え た 。 社会 契約 論 の 観点 から 国家 は 国民 の 権利 を 譲渡 し た 権利 の 集合 体 で ある ため 、 キリスト 教 で は 自殺 が 認め られ て い ない こと により 、 国家 による 死刑 は 自殺 と 同義 で ある ため 、 禁止 さ れる べき と し た 。法制 史 （ ほう せいし ） と は 、 法律 の 歴史 や 、 歴史 上 の 法律 の あり方 について 研究 する 学問 。 法 史学 （ ほうし がく ） ・ 国 制 史 （ こく せいし ） など と も 呼ば れる 。  歴史 学 として の 側面 と 法律 学 として の 側面 を 併せ持っ て おり 、 歴史 学 の 分野 から は 法律 制度 や これ に 基づく 国家 体制 の 変遷 など を 明らか に する 学問 で あり 、 法律 学 の 分野 から は 法律 の 発展 を 歴史 学 的 方法 を通じて 明らか に する 学問 で ある 。  法制 史 と 法律 学 ・ 歴史 学 と の 関係 について は 、 法制 史 を 法 解釈 学 と 結びつけ て 新た な 法理 の 形成 を 促そ う と する 考え方 と 現行 の 法 社会 と の 直接 統合 の 可能 性 を 否定 し て 法 制度 に関する 歴史 学 として の 立場 を 追究 する 動き が あっ た 。 だが 、 法律 の 法典 化 ・ 近代 化 の 進行 とともに 前者 の 存立 余地 が 減少 し て いっ た のみ なら ず 、 法 の 発展 の 歴史 全体 における 位置づけ が 不 明確 と なり 、 法制 史 が 独立 し て 存在 する 意義 が 失わ れ て しまう と の 批判 が ある 。 一方 、 後者 の 立場 から 法 社会 学 など とともに 基礎 法学 の 一角 を 占め て 「 近代 法 と は 何 か 」 という 基礎 認識 を 導く ため に 法 の 発展 に 関係 する 全て の 歴史 事象 を 研究 する 学問 に 徹する べき で ある と する 見解 も 存在 する 。  特に 、 明治維新 によって 律令 法 ・ 幕府 法 と 近代 法 と の 断絶 が 生じ た 日本 において は 現実 の 法律 運用 に 日本 の 歴史 の 大 部分 を 占める 明治 以前 の 法制 史 研究 が 生かさ れる 事 が 皆無 に 近く 、 専ら 比較 法学 の 立場 から 日本 法 の 歴史 的 特殊 性 を 論じる 事 に 終始 し た ため 、 法律 学 の 立場 から は その 存在 意義 に 疑問 が 出さ れ 続け て き た 。  第 2 次 世界 大戦 後 、 社会 史 や 経済 史 の 観点 から 法制 史 へ の 関心 が 高まる 一方 で 、 従来 の 国家 制度 と その 法律 の 歴史 研究 に 限定 さ れ て き た 法制 史 研究 に 批判 も 登場 し た 。 この ため 、 法律 そのもの の 歴史 のみ なら ず 、 それ を 生み出し て き た 社会 の 仕組み や 人々 の 法 観念 など の 研究 も 行わ れる よう に なり 、 比較 対象 も 中国 や ヨーロッパ のみ なら ず 全 世界 的 と なっ た 。 この ため 、 従来 の 固定 さ れ た 「 法制 史 」 という 枠 から 決別 し て 社会 規範 全般 の 歴史 を 扱う 意味 で の 「 法 史学 」 や 反対 に 従来 の 「 法制 史 」 の 中核 で あっ た 国家 体制 ・ 法制 の 歴史 に 特 化 し た 「 国 制 史 」 （ 憲法 史 ・ ドイツ 語 の 「 ""」） など の 呼び名 も 用い られる よう に なっ た 。  なお 、 現在 の 日本 の 大学 の 法制 史 教育 は 法学部 において 主 に 行わ れ 、 法制 史 を 日本 法制 史 ・ 東洋 法制 史 （ もしくは 中国 法制 史 ） ・ 西洋 法制 史 （ ローマ 法 ・ カノン 法 ・ ドイツ 法 ・ フランス 法 ・ イギリス 法 など ） に 分け て 講座 が 編成 さ れる 事 が 多い 。  ルネサンス 以後 の ヨーロッパ において 、 古代 ローマ帝国 の ローマ 法 が 継受 さ れ て 復権 し た こと により 、 古い 法 制度 を 研究 し て 現在 の 法 制度 の あり方 に 反映 さ せる 意図 で 発達 し た 。 特に 19 世紀 の ドイツ で は 法典 論争 の 勃発 を 機 に サヴィニー を 中心 として 「 歴史 学派 」 が 形成 さ れる が 、 やがて ドイツ 法 の 根源 を ローマ 法 に 求める サヴィニー を 中心 と する ロマニステン と 、 ギールケ （/） や サヴィニー の かつて の 弟子 で あっ た ヤーコプ・グリム ら を 中心 と する ゲル マン 法 に 求める ゲルマニステン が 対立 する 法典 論争 が 勃発 し て 、 現在 の 法律 及び その 根源 を 求める ため の 法制 史 研究 が 特に 盛ん に なっ た 。 結果 的 に は サヴィニー が 起こし た パンデクテン 法学 に 基づい た ドイツ 民法 典 が 制定 （ 1896 年 ） さ れ て 一区切り が 付く 。 だが 、 ゲルマニステン の 活動 は ローマ 法 の 継受 を 受け て い ない 社会 （ 例えば 日本 ） において も 法制 史 の 形成 を 促し た 点 は 大きい 。 また 、 ローマ 法 の 影響 を 直接的 に は 受け なかっ た イギリス で も 歴史 学派 が 勃興 し 、 イギリス における ローマ 法 史 を 研究 し た ヘンリー ・ メイン （ ） や 法 の 歴史 的 類型 の 研究 を 行っ た ヴィノグラドフ （ ） を 経 て メイトランド （ ） によって コモン・ロー の 歴史 研究 が 本格 化 する こと と なる 。  日本 で は 明治 以前 において も 明 法 道 ・ 有職故実 の 研究 の 一環 として 律令 や 格式 、 官制 など の 研究 が 行わ れる 事 も あっ た が 、 明 法 道 にとって の 律令 格式 や 室町 幕府 の 武家 故実 （ 御 成敗 式目 など の 鎌倉 幕府 の 法令 を 含む ） など は 、 形式 上 は 現行 法 で あっ た こと に 加え て 明 法家 や 故 実家 が こうした 知識 を 家学 化 し て その道 の 権威 として 自己 の 家格 を 維持 する ため に 用い られ た ため に 、 知識 そのもの が 「 秘伝 」 と さ れ 、 あるいは 蓄積 さ れ た 知識 を 用い て 自己 都合 による 解釈 が 行わ れる など 「 学問 」 から かけ離れ た 側面 も 有し た 。  江戸 時代 中期 以後 に なる と 、 古 辞 学 の 発展 の 影響 を 受け て 古い 法制 に関する 研究 が 盛ん に なっ た 。 これ は 江戸 幕府 が 自己 の 法体 系 の 確立 を 進める 中 で 、 従来 の 法 が 現行 法 として の 色彩 を 薄め て き た という 事情 も ある 。 新井 白石 ・ 本 居 宣長 ・ 塙 保己一 など が 代表 的 な 研究 家 として 挙げ られる 。 また 、 律令 が 中国 法 から の 継受 で ある と さ れ た こと から 、 中国 律令 に関する 研究 も 行わ れ 、 享 保 年間 の 伊藤 東涯 （ 『 制度 通 』 ） や 荻生 北 渓 、 高瀬 喜 朴 の 研究 が 知ら れ 、 『 唐 六 典 』 の 校勘 を 行っ た 近衛 家 煕 も ここ に 含める 事 が 出来る 。 ただし 、 こうした 研究 は 儒学 や 国学 から の 派生 的 研究 として 行わ れ て い た こと 、 また 動機 の 中 に 「 先例 」 の 1 つ として 実際 の 政治 ・ 法制 へ 生かす こと が 含ま れ て い た こと も 特徴 として 挙げ られる 。 また 、 壺井 義知 ・ 伊勢 貞丈 ら 有職故実 研究 の 立場 に 立っ た 律令 ・ 官制 研究 も 展開 さ れ て いく こと に なる 。  明治維新 に 伴う 西洋 の 法制 及び 法律 学 の 移入 とともに 、 近代 日本 の 法制 史 の 始まる 事 に なる 。 1874 年 に 東京 開成 学校 （ 後 の 東京大学 ） において 、 イギリス 人 講師 による 「 羅 馬 法 （ ローマ 法 ） 」 講義 が 行わ れ 、 3 年 後 の 1877 年 に 小中村 清矩 によって 「 日本 古代 法律 」 と 呼ば れる 日本 法制 史 の 講義 が 行わ れ た 。 もっとも 、 当時 の 太政官 制 を 中心 と する 政治 体制 は 旧来 の 律令制 と 近代 国 制 の 混合 形態 で あり 、 当時 の 日本 法制 史 も 旧来 の 有職故実 の 延長 で あっ た 。 この 頃 から 、 法制 整備 を 目的 に 律令 法 や 幕府 法 の 研究 が 行わ れ 、 『 憲法 志 料 』 や 『 大 日本 租税 志 』 、 『 徳川 禁令 考 』 、 『 古事 類 苑 』 など が 刊行 さ れ た 。 この 時期 に 活躍 し た の は 国学 や 水戸 学 の 研究 家 で あり 、 前述 の 小中村 清矩 や 『 大 日本 史 』 の 官職 志 や 刑法 志 を 編纂 し た 栗田 寛 、 日本 経済 史 の 草分け の 1 人 で ある 横井 時 冬 、 1890 年 に 日本 最初 の 法制 史 の 概説 書 で ある 『 日本 制度 通 』 を 執筆 し た 萩野 由之 ・ 池辺 義象 、 その他 に 木村 正辞 、 黒川 真頼 、 横山 由 清 など が その 代表 的 な 研究 家 で あっ た 。 特に 小中村 や 栗田 は 東京 帝国 大学 における 歴史 学 の 基礎 を 築い た 事 から その後 の 法制 史 に 与え た 影響 も 大きい 。 その 一方 で 、 西洋 の 法制 史 の 文献 も 日本 に 流入 し て き て おり 、 1884 年 に は ヘンリー ・ メイン の 『 Ancient   Law 』   が 文部省 の 委託 を 受け た 鳩山 和夫 の 翻訳 によって 『 緬 氏 古代 法 』 として 刊行 さ れ て いる 。  本格 的 な 法制 史 研究 は 明治 における 獨逸学 導入 の 一環 として の ドイツ の 法制 史 研究 の 導入 による ところ が 大きい 。 その 先駆 者 は ドイツ に 渡っ て グリム ら の ゲルマニステン 法制 史 を 摂取 し て 帰国 し た 宮崎 道 三 郎 で ある 。 1893 年 、 東京 帝国 大学 の 教授 で あっ た 宮崎 は 法制 史 比較 法制 史 講座 の 設置 を 実現 さ せ 、 自ら 担当 教官 に 就任 し た 。 宮崎 の 講義 は 平安 時代 末期 まで の 体系 化 に 留まっ た が 、 中国 や ドイツ の 法制 と 日本 の 法制 の 比較 を通じて 日本 法制 史 の 発展 の 歴史 を 把握 しよ う と し た ほか 、 古代 日本語 と 朝鮮 語 と の 比較 から 官制 の 源泉 を 探ろ う と し た 。 1902 年 に 法制 史 比較 法制 史 講座 は 、 日本 法制 史 を 扱う 法制 史 講座 と 西洋 法制 史 を 扱う 比較 法制 史 講座 に 分離 する こと に なる 。 宮崎 の 門人 で 同じく ドイツ に 留学 し た 中田 薫 は ドイツ 法制 史 と の 比較 を通じて 荘園 や 土地 所有 、 封建 制 の 歴史 を 研究 し て 様々 な 著作 を 発表 し た 。 また 、 宮崎 の 退官 後 に 日本 法制 史 ・ 西洋 法制 史 両方 の 講義 を 担当 し て 1937 年 の 退官 まで 東京 帝国 大学 史 学科 における 法制 史 研究 の 中心 的 存在 に なっ た 。 一方 、 宮崎 が 法制 史 講座 を 設置 する 直前 に 卒業 し た 三浦 周 行 は 、 小中村 や 栗田 による 有職故実 系 の 法制 史 の 継承 者 として の 側面 を 有し て い た 。 その 一方 で 明治 以後 に 日本 で も 盛ん に なっ た 文化 史 や 社会 史 の 成果 を 取り入れ て 「 文化 史 的 法制 史学 」 と 呼ば れる 一派 を 自ら が 設立 に 関与 し た 京都 帝国 大学 史 学科 に 打ち立て た 。 こうして 東京帝大 の 中田 を 中心 として 過去 の 法体 系 に 現在 の 法体 系 を 比較 ・ 適用 し て 論理 構成 を 図ろ う と する 人々 と 京都 帝 大 の 三浦 を 中心 と する 法 の 文化 的 ・ 歴史 的 背景 と その 変遷 を 重視 する 人々 に 分かれる 事 に なる 。 前者 を 「 文科 派 」 、 後者 を 「 法科 派 」 と 呼ぶ 。 また 、 既存 の 有職故実 の 立場 から も 『 古事 類 苑 』 の 編纂 に 尽し た 佐藤 誠実 の 律令 研究 が 文科 派 ・ 法科 派 双方 に 大きな 影響 を 与え て いる 。 また 、 宮崎 から ローマ 法 分野 を 引き継い だ 戸水 寛人 （ 七 博士 意見 書 で も 著名 ） も この 時期 の 代表 的 な 法制 史家 で ある 。 また 、 日本 の 律令 法 が 中国 律令 法 から の 継受 で ある こと から 、 明治 後期 から 中国 法制 史 に対する 関心 も 高まり 、 『 清国 行政 法 』 を 執筆 し た 織田 萬 や 浅井 虎夫 、 広池 千 九 郎 、 東川 徳治 、 桑原 隲蔵 など が 現れ た 。 だが 、 その 一方 で こうした 研究 が 日本 の 大陸 政策 と 深く 関わっ て いっ た 側面 も 見落とす 事 は 出来 ない 。  大正 から 昭和 戦 後期 にかけて 、 三浦 の 系統 は 牧 健二 ら 、 中田 の 系統 は 石井 良助 や 高柳 真 三 ら に 継承 さ れる 。 牧 は ドイツ 封建 制度 と の 比較 を 取り入れ ながら 鎌倉 幕府 の 成立 過程 や 藩 法 研究 など を 行い 、 特に 文 保 年間 の 守護 補任 を 巡っ て 中田 薫 と 論争 を 繰り広げ た 。 石井 は 中世 武家 の 土地 法 の 研究 から 知行 に関して ゲル マン 法 の ゲヴェーレ と 根本 概念 を 同一 と する 中田 説 を 否定 し て 、 ゲヴェーレ と ローマ 法 の ポセシオ の 中間 形態 と する 新説 を 唱え て 牧 や 高柳 と 論争 を 行っ た 。 高柳 は 家族 法 の 研究 から 明治 法制 の 研究 の 必要 性 を 唱え た が 戦前 において は 異端 扱い を 受ける こと も あっ た が 、 戦後 において は 一転 し て 近代 法制 史 研究 の 先駆 者 として 評価 さ れる 事 に なる 。 また 、 江戸 時代 の 刑法 ・ 家族 法 に関する 著作 も 多く 残し た 。 この 他 に も 法科 派 の 立場 から スタート し ながら も 国学 や 文科 派 の 成果 を 取り入れ て 律令 研究 を 押し進め 、 更に 文化 史 ・ 民衆 史 に も 取り組ん だ 瀧川 政次郎 や 、 牧 とともに 藩 法 研究 の 先駆 者 として 知ら れ 、 近世 民事 法 の 研究 で も 知ら れ た 金田 平一郎 、 牧 の 門下 から 後 に 法科 派 に 転じ て 近世 民事 法 ・ 藩 法 の 研究 から 明治 公法 の 研究 に 進ん だ 小早川 欣吾 など が 活躍 し た 。 中国 法制 史 分野 で は 仁井田 陞 や 島田 正郎 、 ローマ 法 分野 で は 原田 慶 吉 や 後 に 芦田 内閣 国務相 に も なっ た 船田 享二 など 多種 多様 な 人材 が 現れ た 。  第 2 次 世界 大戦 後 、 法制 学 において は 文科 派 と 法科 派 の 研究 方法 に対する 対立 が 深まっ た 上 に 、 法律 学 のみ なら ず 歴史 学 の 立場 から も 存在 意義 に 疑問 を 呈さ れる よう に なる 。 法律 学 側 から は 伝統 的 な 法 実証 主義 に 固執 し て 現行 法 の 法体 系 と の 比較 など 、 現在 の 法律 学 に対する 客観 的 視点 の 付与 といった 基礎 法学 として 果たす べき 役目 を 果たし て い ない と の 批判 を 受け た 。 一方 、 歴史 学 の 立場 から も 歴史 における 社会 的 な 諸 現象 を 無視 し て 現行 法 の 概念 で 法体 系 の 違う 過去 の 法制 を 研究 し て おり 、 当時 の 社会 ・ 経済 的 な 背景 と 関連づけ て 更 なる 深化 を 図ろ う と する 歴史 学 の 流れ から 乖離 し て いる として 批判 を 受け た 。 こうした 中 で 1949 年 に は 法制 史 学会 が 結成 さ れ て 11 月 23 日 に 中央 大学 で 創立 大会 が 開か れ た 。 戦後 は 、 社会 史 や 経済 史 の 立場 から 法制 史 研究 に 携わっ て 国家 や 支配 層 以外 の 町村 や 寺院 、 商人 団体 など 社会 関係 を 規律 し て き た あらゆる 規定 に 関心 が 向け られ 、 また これ まで は 未開拓 の 部分 が 多かっ た 中世 法 や 近代 法 、 更に は 日本国 憲法 の 制定 によって 現行 法 として の 地位 を 失っ た 大日本帝国 憲法 の 法体 系 を 中心 に 明治維新 以後 の 法体 系 を 研究 する 近代 法 の 研究 も 次第に 盛ん に なっ て き た 。 特に 近代 法 は 日本 の 国家 及び 法 の 近代 化 の 過程 と 深く 関係 し て おり 、 加え て 「 旧法 」 として 現在 の 法体 系 と の 関連 性 を 有し て いる 事 から 注目 さ れ て いる 分野 で ある 。  こうした 法制 史 を 巡る 変化 に関する 動き は 世界 的 に 強く 、 法制 史 と 実定法 の 関係 が 強い と さ れる ドイツ で も ローマ 法 と ドイツ 民法 典 と の 関係 の 希薄 化 や ゲル マン 法 と ナチズム と の 関係 に対する 批判 から 法制 史 の 衰退 が 見 られ た が 、 ハインリヒ ・ ミッタイス （ ） や カール ・ クレッシェル （ ） など によって 法 解釈 における 法制 史 の 役割 について 再 構築 を 行う 動き が 見 られ た 。司法 積極 主義 （ し ほう せっきょく し ゅぎ ） と は 、 司法 、 特に 最高 裁判所 が 憲法 判断 により 法令 を 拡大 （ 過大 ） 解釈 する こと によって 事実 上 の 立法 や 行政 の 機能 を 果たす こと を 言う 。  政治 的 な 目的 を 果たす ため に まったく の 詭弁 と も 取ら れ かね ない 論法 による こじつけ の 判決 で ある こと も あり 、 その 意義 に対する 論議 は 今 でも 続い て いる 。  例 として は 、 アメリカ において 最高裁判所 が 憲法 の 権利 章典 の 修正 第 14 条 の 「 デュープロセス 条項 の 自由 」 は 広義 に は プライバシー を 意味 する もの で あり プライバシー は 憲法 で 保障 さ れ て いる 権利 で ある と 解釈 、 さらに 中絶 も 含め た 医療 行為 は 個人 の プライバシー に あたる と の 論 に 基づき 中絶 の 禁止 は 違憲 と の 判決 を 出し た ロー 対 ウェイド が 有名 だ が 、 他 に も 「 憲法 に は 明記 さ れ て い ない が 、 ソウル は 韓国 の 歴史 的 な 首都 で あり 遷都 は 違憲 」 と の 判断 を 下し た 韓国 の 最高 裁判所 の 判例 、 他 に も 日本 の 自衛隊 の 地位 に 関わる 最高 裁判所 の 判断 など 、 事例 は 各国 で 見 られる 。  狭義 に は 違憲 立法 審査 権 に 関連 し て 言わ れる が 、 広義 に は 裁判所 が 政策 形成 によって 行政 など に 働きかける こと も 言う 。 意識 として は 「 裁判所 は 市民 を 守る 最後 の 砦 で あり 、 問題 解決 に際して 行政 等 の 不備 が あっ た 場合 に は 、 司法 が 違憲 判断 や 政策 形成 を通じて 正し て いく 」 という もの に なる 。  柔軟 な 対応 と なる 一方 で 、 一意 制 を 保つ こと が 難しく なり 、 例えば 裁判官 が 変わっ たら 「 判断 が 変わる かも しれ ない から もう一度 訴訟 を 起こし て みる か 」 と いっ た こと も 起こる 。  一般 的 に アメリカ は 司法 積極 主義 と 言わ れ て いる （ 「 コモン・ロー 」 も 参照 。 対する 概念 として は 「 大陸 法 」 を 参照 ） 。 一方 、 ドイツ や 日本 は 司法 消極 主義 と 言わ れ て いる が 、 実態 は 必ずしも そう と は 言い きれ ない 部分 も ある 。 逆 に イギリス で は 条文 の 解釈 は あくまでも 言葉 の 一般 的 な 意味 を 以 って 行う という 黄金 律 （ GoldenRule ） が 法 解釈 において 規範 と なっ て いる ため イギリス は コモンロー における アメリカ の 対極 に 位置 する 。  アメリカ の 裁判官 が 積極 的 に 政策 形成 や 違憲 判断 を 行う こと が できる の は 、 以下 の 制度 要因 に 起因 する と いう 。  日本 の 裁判官 が 政策 形成 や 違憲 判断 に 消極 的 な の は 、 以下 の 制度 要因 に 起因 する と いう 。  一方 で 、 日本 の 裁判官 が 消極 的 な の は 違憲 立法 審査 権 について で あり 、 私法 において は 積極 的 に 判断 を 行っ て いる と いう 。 その 流れ は 江戸 時代 まで さかのぼる こと が できる 。 戦後 も 、 女性 の 労働 問題 （ 結婚 退職 の 強要 、 退職 年齢 の 男女 差 など ） や 公害 問題 （ 企業 へ 無過失責任 の 証明 を 求める ） など において 、 裁判所 は 行政府 に 先んじ て 問題 解決 の ため の 判決 を 下し て おり 、 法律 は 判決 の 後 追い を する 状況 に なっ て いる 。神明 裁判 （ しん め いさ いばん ） と は 、 神意 を 得る こと により 、 物事 の 真偽 、 正邪 を 判断 する 裁判 方法 で ある 。 古代 、 中世 （ 一部 の 地域 で は 近世 まで ） において 世界 の 各地 で 類似 の 行為 が 行わ れ て いる が 、 その 正確 な 性質 は 各々 の 神 、 宗教 によって 異なる 。 ヨーロッパ で は 神 判 （ ） 、 日本 で は 盟 神 探湯 （ く が たち ） が 行わ れ た 。  試罪法 とも 。  中世 ヨーロッパ 国家 に は 捜査 とか 取り調べ といった 治安 維持 を つかさどる 組織 は ほとんど 存在 せ ず 、 告発 さ れ た 者 の 有罪 無罪 を 判断 する 方法 は 限ら れ て い た 。 神 判 は 、 神 の 奇跡 を たより に 真実 を 知る 方法 で あり 、 当時 の 民衆 から 支持 さ れ て い た 裁判 方法 で ある 。  政治 的 局面 で も 神 判 が 用い られる こと が あっ た 。 王 が 誰 か に 嫌疑 を かけ て その 真実 性 を 知る ため に 神 判 を 利用 し たり 、 逆 に 疑わ れ た 者 が 自ら 神 判 を 申し出る こと も あっ た 。 申し出 て 神 判 に 成功 すれ ば 、 神 の お墨付き を 得 た 者 として 、 自分 の 立場 が 強化 さ れる から で ある 。 宮廷 で は 神 判 は 、 この よう な 駆け引き の 道具 として の 一 面 を 有し て い た 。  以下 は 裁判 の 進め方 の 一 例 で ある 。 裁判 の 構成 員 は 原告 と 被告 の ほか 、 裁判 長 と 判決 発見 人 ならびに 裁判 集会 に 集まっ た 近隣 住民 で ある 。 勝訴 し た 者 は 贖罪 金 を 取り立てる こと が できる 。 執行官 の よう な 立場 の 者 は 存在 せ ず 、 実力 で 償金 等 を 回収 する 必要 が あっ た 。  西洋 の 神 判 は 、 キリスト 教 聖職 者 が 執り行う こと に なっ て い た 。 準備 として 水 ないし 鉄 に 清め の 儀式 を ほどこす 。 司祭 が 決め られ た 口上 を 読み上げ て 、 神 に 真実 の うかがい を 立てる 厳粛 な もの で あっ た 。 神 判 そのもの に は 、 以下 の よう な 方法 が 取ら れ て い た 。 以下 は 代表 的 な 例 で あり 、 ヨーロッパ 各地 で 多様 な 神 判 が 行わ れ て い た し 、 その 方法 も 統一 さ れ て は い なかっ た 。  この よう な 神 判 で 有罪 に なる の を 恐れ て 、 あるいは 神 判 自体 を 恐れ て 、 多く の 者 が 逃亡 し た 。  神 判 は 証拠 が なく 無罪 を 証明 でき ない とき に 、 主 に 以下 の よう な 場合 に 用い られ た 。 しかし 神 判 の 適用 範囲 は 時代 ・ 地域 によって かなり 大きい 。  信仰 （ 異端 ） や 性 （ 姦通 など ） といった 、 証拠 は 得 られ ない が 、 さりとて 判断 の 留保 も 許さ れ ない 事件 に 、 神 判 が よく 用い られる 傾向 に あっ た 。 また 神 判 を 免除 さ れ た 人々 も い た 。 すなわち 市民 権 を 有する 正規 都 市民 、 貴族 など で ある 。 キリスト 教 の 儀式 で ある ため 異教徒 とくに ユダヤ 人 も 神 判 の 対象 外 と さ れ た 。 この よう な 場合 、 以下 の よう な 別 の 方法 が 用い られる 。  ヨーロッパ の 神 判 は フランク 族 を 起点 と する 考え方 が 主流 で あり 、 もと は フランク の 風習 で あっ た と 考え られ て いる 。 史料 で は 510 年 に 見 られる の が 中世 ヨーロッパ で は 最初 だ が 、 記録 が 少なく 初期 の 実態 は ほとんど 分かっ て い ない 。 史料 が 増える の は シャルルマーニュ 治世 の 8 ～ 9 世紀 ごろ から で ある 。  神 判 の 広がり は 、 キリスト 教 布教 の 広がり と 一致 する ところ が 大きい 。 ドイツ など ゲル マン 系 諸 民族 に 行き渡り 、 12 世紀 に は 東欧 や ロシア に まで 広がっ た という 記録 が ある 。 ゲル マン 諸 族 が キリスト 教化 し て いく なか で 、 当時 の キリスト教 も また 一定 程度 ゲル マン 化 し 、 神 判 という 風習 を 組み込ん で いっ た 。  神 判 は 聖書 や 教会 内 に その ルーツ を 持つ もの で は なく 、 したがって 神 判 を 正当 化 する 理論 上 の 困難 は 自明 の こと で ある 。 神 判 の 普及 と 軌を一に し て 、 神 判 批判 も また 大きく なっ た 。 神 判 の 結果 の 曖昧 さ や 神 判 そのもの の ごまかし など で 疑念 を 持つ 者 も 市井 に は い た 。 しかし 主 な 神 判 批判 の 担い手 は 、 当時 の 知識 人 で ある 聖職 者 で あっ た 。 なかでも 著名 な の は 9 世紀 の アゴバール と 12 世紀 の ペトルス で ある 。  リヨン の 大司教 アゴバール （ 779 頃 – 840 ） が なし た 神 判 批判 と は 、 神学 の 枠 内 から の 主張 で ある 。 彼 の 主旨 は 以下 の よう な もの で ある 。  時代 が くだる と 、 教会 内部 で スコラ 学 や ローマ 法 が 盛ん に 研究 さ れ 、 合理 的 思考 が 芽 を 出す よう に なっ た 。 神 判 に関して も 以前 より 合理 的 な 批判 が なさ れる よう に なる 。 神学 者 で あり パリ 大学 教授 でも あっ た ペトルス・カントール の 論点 を かいつまむ と 、 以下 の よう に なる 。  従来 は 自然 現象 は ことごとく 神 の 「 み わざ 」 と さ れ て い た が 、 ギリシャ 哲学 など の 流入 により 、 自然 現象 を 合理 的 に 説明 できる よう に なっ て いく 。 スコラ 学 は こうした 知見 を もと に 信仰 と 理性 の 合一 を はかっ た もの で 、 理性 による 信仰 を 目指し た 。 13 世紀 ごろ ピーク を 迎え 、 のち 近代 的 合理 的 精神 の 祖 と なる 。 神 判 は この よう な スコラ 学 と は 相容れない 、 迷信 的 で 野蛮 な 風習 な の で あっ た 。 と 同時に 、 民間 で は 最も 支持 さ れ た 判定 方法 でも あっ た 。  前項 の よう な 学問 的 下地 を 受け て 1215 年 、 ラテラン 公 会議 において 、 教皇 インノケンティウス 3 世 は 聖職 者 が 神 判 に 関わる こと を 禁じ た 。 神 判 は 神 の 奇跡 を 前提 と する の で ある から 、 司祭 なし に 継続 さ せる こと は 難しかっ た 。 さまざま な 歴史 学 上 の 論争 が ある ものの 、 神 判 が 衰え て いく の は この 公 会議 が 契機 で あっ た こと は おおむね 了解 さ れ て いる 。  この 禁止 令 を 受け て 神 判 は 、 ヨーロッパ 全土 で 次第に 下火 に なっ て いく 。 1216 年 デンマーク 、 1219 年 イングランド で の 神 判 廃止 は 、 当時 として は 迅速 な 反応 と 言え た 。 教皇 の 権威 が 届き やすい 地域 や 教皇 に 従順 な 支配 者 の いる 場所 で は 禁令 は 素早く 、 そう で ない 地域 は なかなか 浸透 し なかっ た 。 ドイツ は 教皇 と 対立 し て い た うえ 小 領主 の 分権 化 が 進ん で おり 、 教皇 の 意思 伝達 が 困難 で あっ た 。 地域 によって は 聖職 者 に 神 判 主宰 を 強要 する こと も あり 、 民間 で は なお 神 判 信仰 は 根強かっ た こと が 窺わ れる 。 バルカン半島 地域 で は 16 世紀 に も まだ 神 判 が 行わ れ て い た し 、 下っ て 19 世紀 に も 神 判 らしき 風習 の 記録 が 残っ て いる 。  この 神 判 廃止 によって 、 それ まで 未 分化 で あっ た キリスト 教 の 罪 （ ） と 刑法 上 の 犯罪 （ ） が 次第に 分かれ て いっ た と 指摘 さ れ て いる 。 訴訟 ・ 取り調べ から 聖職 者 が 引く こと で 、 各地 の 王 たち は 神 の 権威 に 頼ら ず に 訴訟 を 処理 し なけれ ば なら なく なっ た 。 叙任 権 闘争 によって 王 は 聖職 上 の 権力 を 失い 、 また 教会 は 世俗 権力 から 独立 的 地位 を 確保 し た 。 こうして 聖 と 俗 が 分離 し 、 さらに 刑事 法 と 民事 法 が 分かれ た の も この 頃 で あり 、 法制 史上 の 転換 点 と さ れる 。  神 判 が 廃止 さ れ て も 犯人 特定 の ため の 方法 は 必要 で ある 。 代替 手段 は 地域 によって まちまち で あっ た が 、 雪冤 宣誓 に 頼っ たり 、 陪審 制度 を 整備 する 地域 も あっ た 。 しかし ヨーロッパ で もっとも 多用 さ れる の は 、 自白 を 得る ため の 拷問 で あっ た 。 中世 後期 ・ 近世 を通じて 拷問 は 広く 使わ れる こと に なる 。 拷問 は 自白 を 得る のに もっとも 簡便 な 方法 で あっ た が 、 冤罪 を 多く 生み出す 結果 も もたらし た 。 拷問 廃止 に 流れ が 傾く の は 遠く 18 世紀 、 啓蒙 思想 の 登場 を 待た ね ば なら ない 。  科学 捜査 など 望む べく も ない 時代 において 、 事件 の 犯人 を 知る 手段 は 限ら れ て い た 。 と に も かく に も 「 一 件 落着 」 さ せる 現実 的 方法 の 需要 が あっ た 。 それぞれ の 立場 で 神 判 を 必要 と し て いる 人々 が い た の で ある 。  神 判 は キリスト教 にとって は 、 有力 な 布教 の ツール で あっ た 。 もと は 当地 の 風習 と 折り合う ため に 容認 し た もの で あっ た が 、 聖職 者 が 神 判 を 主宰 する こと で 、 神 判 は 身内 の 儀式 で は なく 社会 的 拘束 力 を 持つ 裁判 手続 と なり え た 。 神 判 で 有罪 か 否 か を 判定 し て みせる こと で 、 キリスト 教 の 神 の 正し さ ・ 優位 性 を 人々 に 示す こと が でき た 。  王 や 諸侯 といった 世俗 支配 者 は 、 神 判 を 便利 な 道具 として 活用 し て い た 。 神 判 を 行う 場所 や 立ち会い を 規定 する こと は 、 王 の 権力 を 分かり やすく 見せつける 一種 の プロパガンダ 効果 が あっ た 。 それどころか 、 政敵 に 嫌疑 を かけ て 神 判 を 強制 する こと すら 行わ れ た 。  民衆 の レベル で は 、 中世 当時 に 合理 的 思考 は ほとんど 浸透 し て おら ず 、 世界 の でき ごと や 自然 現象 は すべて 神 の 意志 による もの と 考え られ て い た 。 近代 的 な 意味 で の 真実 など 求め られ て は い なかっ た の で ある 。 神 判 の よう な 儀式 で 罪 の 有無 を 決する こと は 、 当時 の 人々 にとって 、 まことに 正しき こと で あり 、 何より 神 判 は 証拠 や 雪冤 宣誓 など より ずっと 盛り上がる イベント で あっ た 。  神 判 以外 に 有罪 無罪 を 決する に は 雪冤 宣誓 が しばしば 利用 さ れ た が 、 この 宣誓 に対して は 根強い 不満 が あっ た 。 特に 貴族 階級 が 集団 で フェーデ の 名 の もと に 盗賊 まがい の 乱暴 狼藉 を 働き 、 その 彼ら が 仲間 内 で 雪冤 宣誓 の 人数 を 揃えれ ば 無罪 と なる 。 当時 の 人々 も これ は 容認 する ところ で は なく 、 神 判 は 雪冤 宣誓 へ の 不満 を 解消 する 良い 方法 な の で あっ た 。  日本 で は 「 盟 神 探湯 （ く が たち ） 」 の 他 、 様々 な 「 うけ い 」 が 行わ れ て いる 。  信長 公 記 で は 、 織田 信長 が 火 起請 （ 火 を 使っ た 誓約 ） を 行っ た 逸話 が 記載 さ れ て いる 。  日本 神話 で は 、 邇邇芸 命 に 不義 の 疑い を かけ られ た 妻木 花 之 佐久 夜 毘売 が 火中 出産 という 神明 裁判 を 受け て いる 。税理士 試験 （ ぜ いり し しけ ん ） と は 、 税理士 と なる の に 必要 な 学識 及び その 応用 能力 を 有する か どう か を 判定 する こと を 目的 として 国税 審議 会 が 行う 試験 で ある 。   次 の いずれ か 一つ に 該当 する 者 は 、 税理士 と なる 資格 を 有する 。 ただし 、 第 1 号 又は 第 2 号 について は 、 租税 に関する 事務 又は 会計 に関する 事務 で 政令 で 定める もの に 従事 し た 期間 が 通算 し て 2 年 以上 ある こと を 必要 と する 。  ここ で は 、 主として 1 号 及び 2 号 について 記述 する 。  受験 者 層 の 特徴 として は 、 税理士 試験 受験 者 を 年齢 別 で みる と 、 41 歳 以上 の 税理士 試験 受験 者 の 占める 割合 が 増加 する の に対し 、 25 歳 以下 の 者 が 受験 を 取り止める 傾向 に ある 。 この こと は 、 学歴 別 で みる ところ 、 大学 在学 中 の 税理士 試験 受験 者 数 が 年々 減少 する こと から も 読み取れる 。  例年 、 年 一 回 、 8 月 第 一 週 の 火 、 水 、 木 の 3 日間 に 渡り 、 札幌 市 、 仙台 市 、 埼玉 県 、 東京 都 、 名古屋 市 、 金沢 市 、 大阪 府 、 広島 市 、 高松 市 、 福岡 県 、 熊本 市 、 那覇 市 で 行わ れる 。  詳細 は 国税庁 HP 参照 。  通常 、 税 に 携わる 職業 を 希望 する 場合 、 日本 全国 で の 大学 進学 率 上昇 ( 学歴 社会 )、 院 免除 、 国家 公務員 採用 総合 職 試験 や 国税 専門 官 採用 試験 ( 国税庁 経験 者 採用 試験 含む )、 さらに 税理士 試験 後 に 司法 試験 や 司法 試験 予備 試験 や 公認 会計士 試験 を 受験 する 等 の 選択肢 を 得る ため に も 偏差 値 が 高い 大学 へ 進学 さ れ て いる 。 一般 社会 と 同様 、 税理士 試験 受験 者 は 上記 の よう な 将来 の 多様 な 選択肢 の 幅 を 保持 する ため に も 、 世間 一般 に 評価 が 高く 各種 試験 の 採用 率 や 合格 率 が 高い 大学 ( 東京大学 、 京都大学 、 慶應義塾 大学 、 早稲田大学 等 ) へ 進学 する こと が 考え られる 。  税理士 試験 の 会計 学 と 税法 は 高度 な 知的 水準 の 内容 と なっ て いる 。 それ ゆえ 、 税理士 試験 受験 者 の 学歴 別 割合 として は 、 大学 卒業 者 が 大 多数 と なっ て いる 。  税理士 制度 沿革 史 編集 委員 会 『 税理士 制度 沿革 史 [ 増補 改訂 版 ]』 日本税理士会連合会 事業 本部 （ 昭和 62 年 6 月 25 日 増補 改訂 版 発行 ） で は 、 科目 制度 で ある 税理士 試験 において 、 試験 実施 回数 や 受験 者 数 の 増加 と 比較 し て 合格者数 は 少ない こと について 、 「 当該 試験 が 職責 上 かなり 高度 の 知識 や 能力 を 要求 し て いる に も かかわら ず 受験 者 に 相当 な 能力 の 格差 が あり 、 会計 学 と 税法 を ともに こなせる 者 の 少ない こと を 如実 に 物語っ て いる もの と いえよ う 。 」 と 指摘 し て いる 。  代表 的 な 受験 資格 として は  など が あげ られる 。  試験 科目 は 、 税法 に 属する 科目 （ 所得 税法 、 法人 税法 、 相続 税法 、 消費 税法 又は 酒税 法 、 国税 徴収 法 、 地方 税法 の うち 道府県 民 税 及び 市町 村民 税 に関する 部分 又は 地方 税法 の うち 事業 税 に関する 部分 、 地方 税法 の うち 固定 資産 税 に関する 部分 ） と 会計 に 属する 科目 （ 会計 学 の うち 簿記 論 及び 財務諸表 論 の 二 科目 ） の 計 11 科目 ( 同 法 6 条 )。 税理士 試験 の 試験 科目 に関して は 、 会計 関係 2 科目 の 受験 者 は 減少 が 文部 科学 省 の 審議 会 にて 指摘 さ れ て いる 。  試験 科目 は 、 選択 可能 性 によって 、 必修 科目 （ 簿記 論 、 財務諸表 論 ） 、 選択 必修 科目 （ 法人 税 、 所得 税 ） 、 選択 科目 （ 相続 税法 、 消費 税法 又は 酒税 法 、 国税 徴収 法 、 事業 税 又は 住民 税 、 固定 資産 税 ） に 分類 さ れる 。  必修 科目 は 、 2 科目 の 両方 が 課さ れる 。 選択 必修 科目 は 、 法人 税 または 所得 税 の いずれ か 1 科目 の 選択 が 必須 と さ れる 。 選択 科目 は 、 相続 税法 、 消費 税法 又は 酒税 法 、 国税 徴収 法 、 事業 税 又は 住民 税 、 固定 資産 税 、 及び 選択 必修 科目 として 選択 し なかっ た 科目 の うち いずれ か 2 科目 を 選択 する 。 合計 5 科目 の 合格 により 、 税理士 法 3 条 1 項 1 号 の 要件 を 充足 し 、 税理士 と なる 資格 を 有する こと と なる 。  ただし 、 消費 税法 と 酒税 法 、 事業 税 と 住民 税 は それぞれ どちら か しか 選択 でき ない 。 また 選択 必修 科目 の 法人 税法 ・ 所得 税法 は 両方 選択 し て も 良い 。 なお 一 回 の 試験 で は 最大 5 科目 まで しか 受験 でき ない 。  合格 発表 は 例年 12 月 。 合格 基準 点 は 各 科目 60 点 以上 だ が 、 例年 の 科目 合格 率 は 10 ～ 20 ％ （ 科目 により 差 が ある ） で 概ね 安定 し て いる 。 受験 者 に は 結果 通知 書 が 送付 さ れる ほか 、 登録 に 必要 な 科目 全て に 合格 する と 、 合格 発表 の 日 の 官報 に 公示 さ れる 。  税理士 試験 の 特徴 として 科目 合格 制 が ある 。 合格 し た 科目 は 税理士 と なる まで 有効 と なる 。  我が国 の 事業 者 数 および 事業 所 数 の 減少 、 一般 事業 会社 における SaaS 利用 の 急激 な 普及 、 フィン テック を はじめ と する 金融 サービス と 会計 の 融合 の 促進 、 クラ ウド 会計 ソフト の 誕生 、 AI 、 RPA により 、 税理士 を 取り巻く 環境 が 激変 し 、 受験 者 数 が 毎年 大幅 減少 し て いく 傾向 が 止まら ない 。  近年 、 税理士 試験 の 一部 の 問題 において 、 設問 の 不備 により 正答 が 判然 と し ない 問題 が 出題 さ れ て おり 受験 者 や 予備校 講師 等 から 疑問 の 声 が 上がっ て いる 。 また 、 採点 や 合格 基準 が 不透明 で ある こと に対して も 批判 が あり 、 適切 な 試験 を 実施 する よう 国税 審議 会 に 要望 する 署名 活動 が 行わ れ て いる 。  受験 者 の うち 、 修士 または 博士 の 学位 を 持つ 者 は 、 条件 を 満たせ ば 試験 の 一部 が 免除 さ れる 。  2002 年 （ 平成 14 年 ） 3 月 まで に 大学院 へ 進学 し た 者 の うち 、 商学 の 学位 （ 修士 または 博士 ） を 持つ 者 は 会計 系 の 科目 （ 簿記 論 、 財務諸表 論 ） の 試験 が 免除 さ れ 、 法学 、 または 経済 学 の うち 財政 学 の 学位 （ 修士 または 博士 ） を 持つ 者 は 税法 系 の 科目 （ 選択 必修 及び 選択 科目 ） の 試験 が 免除 さ れ て い た 。 この ため 商学 系 及び 法学 系 の 両 大学院 の 修士 号 を 取得 し て いる 場合 （ ダブル マスター ） に は 税理士 試験 を 受ける こと なく 税理士 資格 が 取得 でき た 。  しかし 2002 年 （ 平成 14 年 ） 4 月 1 日 以降 に 大学院 へ 進学 し た 場合 、 修士 号 取得 者 について は 、 会計 系 なら ば 会計 に関する 修士 論文 を 、 税法 系 なら ば 税法 （ 租税 体系 ・ 法人 税 ・ 所得 税 ・ 消費 税 など ） に関する 修士 論文 を 作成 し 、 かつ 、 関係 する 科目 1 科目 を 合格 する こと が 、 免除 を 受ける 要件 と なっ た 。 つまり 、 例えば 商学 の 修士 号 を 持っ て いる 者 は 、 会計 に関する 修士 論文 を 作成 し て おり 、 かつ 簿記 論 又は 財務諸表 論 の どちら か に 合格 する こと により 、 もう 片方 が 免除 さ れる の で ある 。 なお 、 論文 審査 が ある ため 、 修士 論文 を 作成 し て い ない 者 や 、 税理士 試験 と 関係 の ない 研究 を し た 者 は 、 たとえ 修士 号 を 取得 し て も 試験 は 免除 さ れ ない 。  また 、 博士 号 取得 者 について は 、 会計 学 に関する 研究 により 学位 を 取得 し た 者 は 会計 系 の 科目 2 科目 が 、 税法 に関する 研究 により 学位 を 取得 し た 者 は 税法 系 の 科目 3 科目 が 、 それぞれ 免除 さ れる よう に なっ た 。  「 学位 による 試験 科目 免除 」 制度 に 基づく 認定 を する 国税 審議 会 で の 審査 に関して は 、 申請 者 の 入学 する 研究 科 は 問わ れ ず 、 指導 教授 の 経歴 が 課税 庁 出身 で ある か 否 かも 問わ れ ない 。  院 免除 する こと で 税理士 資格 取得 に つながる こと から 、 一部 の 私立 大学 など は 、 少子化 の 流れ の 中 で 学生 募集 の 宣伝 材料 として 積極 的 に 「 学位 による 試験 科目 免除 」 （ 略称 ： 院 免除 ） を 宣伝 し て いる 。  以前 は 、 インターネット の 掲示板 など で は 、 課税 庁 出身 教員 に 指導 さ れる こと が 免除 要件 で ある か の ごとき 誤解 が 一部 受験生 の 間 で 存在 し た 。 しかし 、 その よう な 特定 の 大学院 を 出る 者 だけ が 院 免除 出来る わけ で は ない 。 現実 に は 、 東京 大学 を はじめ と する 国公立 大学 、 慶應義塾 大学 や 早稲田大学 など の 私立 大学 で も 院 免除 さ れ て いる 。  また 、 研究 科 や 専攻 等 も 問わ ない こと から 、 理系 の 修士 課程 で あっ て も 院 免除 し て いる 。 慶應義塾 大学 など を はじめ と する 理工 系 大学院 出身 者 も 当然 院 免除 を 受け て いる 。 重要 な こと は 、 修士 論文 の タイトル と 中身 で ある 。  23 年 以上 税務署 に 勤務 し 、 指定 研修 を 受け た 国税 従事 者 （ 税理士 法 8 条 1 項 4 号 乃至 10 号 、 同 条 2 項 ）  税務署 に 10 年 〜 15 年 勤務 する と 、 税理士 試験 科目 の うち 、 税法 科目 が 免除 さ れる 。  指定 研修 と は 、 税理士 法 に 定める 研修 で あり 、 修了 する こと で 試験 科目 の 免除 が 受け られる よう に なる 。  現在 、 指定 研修 は 、 税務大学校 で の 本科 研修 、 専科 研修 が ある 。  専科 研修 は 、 国税 専門 官 が 受講 する 研修 で ある 。  8 月 の 税理士 試験 の 前後 、 12 月 の 合格 発表 前後 に 就職 活動 が なさ れる 。 求人 窓口 として は 、 ハローワーク （ 公共 職業 安定 所 ） 、 試験 予備校 の 掲示板 等 を 中心 として 行わ れる 。 また 、 一般 企業 へ の 就職 は 他 の 職種 と 同様 で ある 。 資格 者 と なる まで の 間 は 、 事務所 内 で 補助 者 として 経験 を 積む 。  独立 後 は 、 日本 各地 の 地域 社会 の 名士 として 中小 企業 等 を 支え て いる 。 国会 議員 も 多数 輩出 し て いる 。公共 機関 （ こう きょう きか ん ） と は 、 公共 的 な 機関 一般 を 指す 概念 。 具体 的 に は 、  及び  など を 総称 し た 概念 で ある 。 なお 、 事象 により 公共 機関 の 範囲 は 異なる が 、 多く の 場合 、 官公庁 、 役所 など の 公的 な 機関 を 指す 。  一部 に は 、 民間 委託 など により 公共 機関 と 呼び にくく なっ て いる もの も 中 に は ある 。  公共 機関 の 定義 として は 、 明確 な 定義 は 少ない が 、 韓国 で は 公共 機関 の 個人 情報 保護 に関する 法律 により 「 国家 行政 機関 ・ 地方 自治 団体 その他 公共 団体 中 大統領 令 が 定める 機関 」 と 定め て いる 。  日本 で は 、 災害 対策 基本 法 及び 国民 保護 法 において 、 災害 または 武力 攻撃 事態 、 武力 攻撃 予測 事態 、 緊急 対処 事態 その他 の 緊急 事態 に際して 国民 の 生命 、 身体 、 財産 の 安全 を 守る 上 で 一定 の 義務 を 付与 さ れ た 機関 として 指定 公共 機関 及び 指定 地方 公共 機関 が 定め られ て いる 。  災害 対策 基本 法 第 2 条 で は 「 独立 行政 法人 （ 独立 行政 法人 通則 法 （ 平成 11 年 法律 第 103 号 ） 第 2 条 第 1 項 に 規定 する 独立 行政 法人 を いう 。 ） 、 日本銀行 、 日本赤十字社 、 日本 放送 協会 その他 の 公共 的 機関 及び 電気 、 ガス 、 輸送 、 通信 その他 の 公益 的 事業 を 営む 法人 で 、 内閣 総理 大臣 が 指定 する もの 」 と さ れ て いる 。 指定 地方 公共 機関 と は 「 地方 独立 行政 法人 （ 地方 独立 行政 法人 法 （ 平成 15 年 法律 第 118 号 ） 第 2 条 第 1 項 に 規定 する 地方 独立 行政 法人 を いう 。 ） 及び 港湾 法 （ 昭和 25 年 法律 第 218 号 ） 第 4 条 第 1 項 の 港湾 局 、 土地 改良 法 （ 昭和 24 年 法律 第 195 号 ） 第 5 条 第 1 項 の 土地 改良 区 その他 の 公共 的 施設 の 管理 者 並びに 都道府県 の 地域 において 電気 、 ガス 、 輸送 、 通信 その他 の 公益 的 事業 を 営む 法人 で 、 当該 都道府県 の 知事 が 指定 する もの 」 と さ れる 。浴 田   由紀子 （ え きだ   ゆきこ 、 1950 年 （ 昭和 25 年 ） 12 月 19 日   -   ） は 、 元 東アジア 反日 武装 戦線 “ 大地 の 牙 ” 部隊 の メンバー 。 同 部隊 リーダー 齋藤 和 の 内縁 の 妻 で あっ た 。 なお 、 「 え きた 」 と いわ れる こと も 多い が 、 本当 の 発音 は 「 え きだ 」 で ある 。 山口 県 長門 市 出身 。  現在 の 長門 市 に 生まれる 。 生家 は 地主 だっ た が 、 農地 改革 で 没落 し て い た 。  1969 年 （ 昭和 44 年 ） 、 県立 大津 高校 卒業 後 、 北里大学 衛生 学部 に 一般 入試 で 入学 。 北里大学 へ の 進学 にあたって は 、 一般 入試 受験 前 に 推薦 入試 で 不 合格 と なっ て い た の だ が 、 その 際 に 、 親族 の 紹介 で 地元 選出 国会 議員 の 安倍 晋 太郎 の 東京 の 家 で 書生 ・ 行儀 見習い を し ながら 北里 の 夜学 に 通う すべ も 用意 さ れ て い た という エピソード が ある 。  1971 年 （ 昭和 46 年 ） 、 学生 運動 と は 無縁 だっ た が 、 高校 の 同級生 の 逮捕 を きっかけ に その 救援 活動 に 入り 、 伊達 政 保 ら と 知り合う 。 同年 初夏 に 渋谷 駅前 で ハンスト 中 の 平岡 正明 ら の テック 闘争 に 遭遇 し 、 斎藤 和 と 出会う 。 程なく し て その 年 の 秋 、 斎藤 ら と 出かけ た 韓国 へ の 「 学習 旅行 」 が 大きな 契機 と なり 、 反日 思想 を 醸成 さ せ て いく 。  1973 年 （ 昭和 48 年 ） 、 大学 卒業 。 新宿 の 三越 診療 所 で 臨床 検査 技師 として 勤務 。  同年 、 平岡 、 伊達 、 朝倉 喬司 ら と共に 楊明雄 ・ 戦後 補償 闘争 、 ダニエル ・ ロペス 戦後 補償 闘争 、 ミクロネシア 独立 闘争 など に 参画 。 ロペス 戦後 補償 闘争 に関して は 、 ロペス と の 偽装 婚約 を 行い 、 身元 引受 人 と なっ た が 、 ロペス と の 生活 に 疲れ 、 右翼 や ヤクザ と の 共闘 も 行っ て い た 闘争 の 方向 性 に も 疑問 を 感じ て い た ころ 、 相談 相手 と なっ た の が 斎藤 で あっ た 。  1974 年 （ 昭和 49 年 ） 、 母校 の 研究 職 に 転じる 。 その 少し 後 に 斎藤 と 同棲 。 当初 は 前歴 が なく 、 警察 に 顔 の 割れ て い ない 浴 田 が 、 単に 住所 不定 無職 の 斎藤 に 住居 を 提供 する ため のみ の 同居 だっ た が 、 内縁 関係 と なる 。 10 月 、 東アジア 反日 武装 戦線 の 「 大地 の 牙 」 に 正式 に 加入 。 1974 年 10 月 14 日 の 三井物産 爆破 事件 で 爆弾 を 設置 する など 、 「 大地 の 牙 」 部隊 が 起こし た 連続 企業 爆破 事件 の 犯行 に 関わっ た と さ れる 。 なお 、 浴 田 本人 に は 爆弾 製造 に関する 知識 は なく 、 目覚し 時計 を 元 に 時限 装置 を 作り 斎藤 に 渡し た と さ れる が 、 それ が 犯行 に 使わ れ た か どう か は 不明 で ある 。  1975 年 （ 昭和 50 年 ） 2 月 、 朝日生命 成人病 研究所 へ 転職 。  1975 年 5 月 19 日 朝 8 時 ごろ 、 居住 し て い た 亀戸 の ツタバ・マンション で 就寝 中 、 踏み込ん で き た 警察官 に 齋藤 と共に 逮捕 さ れる 。 齋藤 は 逮捕 直後 に 青酸カリ を あおり 同日 死亡 。 ちなみに 浴 田 は 、 逮捕 さ れる まで 内縁 の 夫 で ある 齋藤 の 下 の 名前 （ 和 ） の 正しい 読み方 を 知ら なかっ た と いう 。 齋藤 の 自殺 を 翌日 取調べ 中 に 警察官 から 聞かさ れ 、 「 夫 殺し !」「 同志 殺し !」 といった 誹謗 中傷 を 受け た あと に 、 「 革命 に 殉じ た 」 と 言わ れ たり 、 四 十 九 日 に は お はぎの 差し入れ を 受ける といった 自供 を 引き出す ため の 作戦 及び 、 親族 と 名乗る 女性 の 泣き 脅し といった 、 救援 連絡 センター や 他 の 東アジア 反日 武装 戦線 の メンバー から 引き離す 作戦 を 受け た が 、 結果 的 に 警察 及び 検察 側 に は 逆 効果 と なり 、 獄中 者 組合 に 加入 し た 浴 田 は 他 の メンバー ら と 東アジア 反日 武装 戦線 の 新 部隊 “ KF 部隊 ” を 結成 し 、 女性 メンバー で ある 大道寺 あや子 ら と共に 、 当初 収容 さ れ た 女 区 、 彼女ら を 隔離 し た 男 区 に 於い て 激しい 獄中 闘争 を 繰り広げる こと と なっ た 。 初 公判 で は 「 革命 戦士 です 。 職業 は 東アジア 反日 武装 戦線 兵士 。 本籍 は 全 世界 人民 共和 国 です 」 と 自己 紹介 し た 。 また 当時 、 「 革命 は 義 」 という 言葉 を 常に 語っ て い た と 、 浴 田 と 佐々木 規夫 の 実兄 ら 支援 者 ら から 自白 の 自己 批判 を 執拗 に 迫ら れ て い た 益 永 利明 に 証言 さ れ て いる 。  1977 年 （ 昭和 52 年 ） の ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 において 、 日本 赤軍 の 要求 に 基づき 超 法規 的 措置 で 釈放 さ れる 。 その後 逃亡 し 、 日本 赤軍 に 加入 。 国際 手配 さ れる 。  1981 年 （ 昭和 56 年 ） に 一子 を 出産 し た 。 1995 年 （ 平成 7 年 ） 、 ペルー から ルーマニア に 日系 ペルー 人 を 装っ て 入国 し 、 潜伏 活動 を し て い た ところ を 3 月 20 日 に 身柄 を 拘束 さ れ 、 偽造 有印 私文書 行使 の 容疑 で 国外 退去 と なり 日本 へ 向かう 飛行機 内 で 逮捕 さ れ た 。 この こと について 、 後 の 裁判 において 弁護 側 は 、 本人 は 日本 行き に 反対 で あっ た こと 、 移送 の 状況 が 強制 送還 と 考え られる こと など を 挙げ 、 違法 性 を 指摘 し て いる 。  2002 年 （ 平成 14 年 ） 7 月 4 日 、 検察 は 無期 懲役 を 求刑 し た が 東京 地方裁判所 にて 懲役 20 年 の 判決 が 下さ れる 。 「 大地 の 牙 」 単独 の 事件 に関して 裁判所 の 判決 が 出 た の は 初めて で あっ た 。 検察 側 ・ 弁護 側 共に 量刑 が 不当 だ として 控訴 し た が 、 2004 年 5 月 11 日 、 東京 高等 裁判所 は 双方 の 控訴 を 棄却 。 浴 田 は 上告 し た ものの 、 8 月 5 日 に 上告 を 取り下げ 、 懲役 20 年 の 判決 が 確定 し た 。  服役 中 は 栃木 刑務所 で 過ごし 、 2017 年 （ 平成 29 年 ） 3 月 23 日 に 刑期 満了 で 釈放 さ れ た 。 釈放 の 際 は 東京 拘置 所 へ 移っ て い た 。  2017 年 3 月 、 「 え き た ゆきこ 」 の 筆名 で 作家 デビュー し た 。  ※ 活動 における 同志 、 また 私生活 において の 齋藤 の パートナー で あっ た こと から 、 当該 文献 に は 自身 の 来歴 、 自伝 的 内容 も 含ん だ 、 150 ページ 強 に 及ぶ 詳述 が 掲載 さ れ て いる 。警察 比例 の 原則 （ けい さ つ ひれ い の げん そく ） と は 、 警察 権 の 発動 に際し 、 目的 達成 の ため に いくつ か の 手段 が 考え られる 場合 に も 、 目的 達成 の 障害 の 程度 と 比例 する 限度 において のみ 行使 する こと が 妥当 で ある 、 という 原則 を 言う 。 実質 的 に は 、 複数 の 手段 が ある 場合 は 、 対象 （ 国民 ） にとって 最も 穏和 で 、 侵害 的 で ない 手段 を 選択 し なけれ ば なら ない 、 という 原則 が 導か れる と 考え られる 。  歴史 的 に 警察 権 は 過度 の 行使 に 傾き やすく 、 人権 保障 の 観点 から 意識 さ れる よう に なっ た 。 目的 達成 という 効果 を 認める ものの 、 その 効果 を 達成 する ため の 手段 として の 警察 権 の 行使 による 弊害 を 最小限 に 食い止めよ う と する もの で ある 。 警察 権 を 合理 的 に 制限 する べく 判例 ・ 学説 によって 観念 さ れ て き た 諸 原則 の 1 つ 。  日本 国内 法 で 法文 化 さ れ た もの として は 、 警察官 職務 執行 法 1 条 2 項 が ある 。  また 、 日本国 憲法 で は 31 条 以降 に 刑事 手続 に関する 詳細 な 規定 を 定め て おり 、 間接 的 に 警察 ・ 司法 作用 の 濫用 を 戒め て いる 。  警察 以外 の 行政 機関 も 、 措置 命令 を 発する こと が でき 、 社会 公共 の 安全 及び 秩序 の 維持 の ため の 国民 に 命令 を 強制 し 、 その 自由 を 制限 する 作用 を も 言う 。  例えば 、 消防 機関 における 消防 法 第 3 条 第 1 項 及び 第 5 条 の 3 など は 、 これ に 該当 する 。  関連 項目法 諺 （ ほう げん 、 、 ） と は 、 法律 に関する 格言 ( 法 格言 ） や ことわざ の こと で ある 。  日常 において 社会 生活 を 送る 上 で 必要 な 法 知識 を 簡単 な 格言 ・ ことわざ 形式 に し た もの で 、 民衆 の 間 に も 広く 知ら れ て い た 。  教会 法 など を 由来 と し た 法 諺 も 存在 する が 、 ローマ 法 は 事例 に 基づき 法体 系 が 形成 さ れ た こと 、 人類 初 の 法典 を 作り上げ た こと から 、 法 諺 （ ほう げん ） を 多く 生ん だ 。大権 （ たい けん ） と は 、 君主 の 政治 的 な 権限 の こと で ある 。 特に 、 議会 の 承認 を 要する こと なく 行使 さ れる もの を いう 。  日本 で は 大日本帝国 憲法 において 天皇 大権 が 規定 さ れ て い た 。 天皇 は 統帥 権 、 宣戦 布告 、 戒厳 令 、 条約 の 締結 、 法案 へ の 認可 権 ・ 拒否 権 など の 大権 を 保持 し て い た 。  イギリス で は 首相 ・ 大臣 ・ 公務員 ・ 軍人 など の 任免 権 、 議会 の 招集 と 解散 、 統帥 権 、 宣戦 布告 、 条約 締結 、 領土 併合 ・ 放棄 、 司法 、 貴族 創 家 、 勲章 授与 など 広範囲 の 分野 が コモン・ロー の 制限 を 受け つつ 国王 大権 に 属する 。  リヒテンシュタイン で は 今 でも 絶対 君主 制 が 存続 し て いる 。 その 理由 は 2 つ ある 。 リヒテンシュタイン 家 が 富裕 で 国庫 から の 歳費 収入 に 依存 し て い ない こと 、 そして 以下 の 経緯 で 大権 を 保持 し て いる こと で ある 。  ドイツ で の ナチス の 躍進 に ともなっ て 公国 内 で も ナチス 支持 者 が 増加 し 、 次回 総 選挙 で は 多数 の 当選 者 が 出る こと が 予測 さ れ て い た 。 この 危機 に対して フランツ ・ ヨーゼフ 2 世 は 君主 大権 によって 総 選挙 を 無期 延期 と し 、 ナチス の 勢力 拡大 を 防い だ 。  この 時 総 選挙 が 延期 さ れ ず に 実施 さ れ て い た なら ば 、 リヒテンシュタイン 公国 は ナチス ・ ドイツ へ の 併合 あるいは 枢軸 陣営 で の 参戦 など という 事態 と なり 、 第 二 次 世界 大戦 の 惨禍 を まとも に 受け て い た と 考え られ て いる 。  リヒテンシュタイン 家 で は 、 この間 の 経緯 について 「 君主 大権 の 行使 により 国難 を 未然 に 回避 し た 」 と 自負 し て いる よう で あり 、 君主 大権 を 保持 する こと の 正当 性 を 示し て いる と 考え て いる らしい 。施設 管理 権 （ し せ つかん り けん ） と は 、 施設 の 管理 者 （= 所有 者 　 施設 管理 権原 者 ） が 所有 する 施設 を 包括 的 に 管理 する 権利 権限 の 事 。 < br >  施設 と は 、 住居 邸宅 等 の 建造 物 ・ 建築 物 、 土地 ・ 用地 等 の 事 。 < br >  施設 管理 権 者 と は 、 その 施設 の 所有 者 や 所有 者 から 管理 を 委託 ・ 委任 さ れ た 者 （ 法人 ・ 個人 ） を 言う 。 < br >  施設 管理 権限 者 が 民事 契約 により 施設 管理 権 の 全て 又は 一部 を 法人 ・ 個人 に 委託 ・ 委任 する 事 が 出来る 。 < br >  具体 的 に は 施設 設備 工作 物 の 維持 管理 を ビルメンテナンス 業者 に 委託 し たり 、 治安 維持 業務 を 警備 会社 に 委託 する 等 で ある 。 < br >  この 際 に 施設 管理 権 の 一部 を 業務 委託 先 に 委任 する 事 が 出来 、 委託 業者 は ある程度 の 委任 範囲 で 施設 を 管理 できる 。  当該 施設 の 治安 を 保持 する 為 に 社会 一般 的 に 認め られる 権利 は 、 憲法 に 規定 さ れる 基本 的 人権 に 抵触 し ない 程度 で 、 刑法 等 の 現行 法 に 抵触 し ない 範囲 で の 人 や 物 の 行為 ・ 言動 を 制限 する もの で ある 。  又 これら を 制限 する 場合 対象 と する 者 が いる 場合 に あっ て は 具体 的 に その 制限 する 内容 を 勧告 する 、 不 特定 多数 に 制限 する 場合 は その 内容 を 文書 等 の 方法 で 広報 掲出 する 事 により 権限 を 行使 できる もの で ある 。  具体 的 に 言う と 、  例 ： 過去 に 施設 内 で 違法 行為 を し た 者 の 出入り 制限  例 ： 公園 等 で の 球技 の 禁止  例 ： 引火 性 危険 物 を 集積 貯蔵 する 施設 へ の 火気 物品 の 持ち込み 制限  例 ： 示威 行進 等 の 制限複 都 制 （ ふく と せい ） は 、 国家 に 複数 の 都 を 置く 制度 で 、 都 を ひとつ だけ 置く 単 都 制 に対する 概念 。 広大 な 領土 を 有する 国 に 多く 採用 さ れる 。 都 が 2 つ の 場合 は 両 都 制 （ りょう と せい ） 、 両 京 制 （ りょう けい せい ） と も いう 。  また 、 国家 の 首都 機能 を 複数 の 都市 に 置く 制度 を 指す こと も ある 。 現代 的 な 複 都 制 について は 首都 # 複 都 制 を 参照 。  中央 集権 国家 の 複 都 制 で は 、 皇帝 が 常住 する 都 を 上京 、 上 都 、 京 城 、 皇 都 、 京師 など と いい 、 その他 の 都 を 陪都 （ ばい と ） 、 留 都 （ りゅうと ） など と いう 。 しかし 、 陪都 に 対応 する 語句 は 西洋 に なく 、 これ は 東洋 的 な もの と さ れ 、 陪都制 （ ばい と せい ） と 呼ば れる 。 日本 史 で 言わ れる 難波 遷都 など は 、 正確 に は 天皇 の 陪都巡 守 や 皇 都 昇格 で あり 、 都 を 移す 遷都 と は 異なる 。  皇帝 が 陪都 に 滞在 し 、 皇帝 不在 の 皇 都 で 国政 を み させる ため に 代理 を 置く とき は 、 権限 を 制限 し た うえ で 太子 を 置い たり （ 太子 監国 の 制 ） 、 信頼 の 厚い 重臣 など の 有力 者 を 置い たり し た （ 留守 官 の 制 ） 。  2 世紀 後半 、 ローマ帝国 で は ディオクレティアヌス 帝 の 時代 に 帝国 の 行政 区画 が 東西 に 分け られ 、 2 人 の 正 帝 と 2 人 の 副 帝 によって 四 分 統治 さ れ た 。 これ により 各 皇帝 が 拠点 を 置い た ニコメディア （ イズミット ） 、 シルミウム 、 メディオラヌム （ ミラノ ） 、 アウグスタ・トレヴェロールム （ トリーア ） が 各 地方 の 実質 的 な 首都 と なっ た が 、 名 目的 に は 元老 院 の ある ローマ が 帝国 全体 の 首都 と さ れ た 。 その後 、 西方 正 帝 コンスタンティヌス 1 世 が 帝国 を 統一 し て 東方 に 新都 コンスタンティノポリス を 建て た 後 も 、 ローマ は 「 唯一 の 都 」 として 帝国 の 名目 的 な 首都 の 座 を 保持 し た 。  395 年 に は 、 東 帝 テオドシウス 1 世 （ 西 帝 は 形式 的 に 幼い 次男 ホノリウス ） の 死 により 長男 アルカディウス が 東 帝 と さ れ 、 東西 皇帝 の 拠点 が 東 の コンスタンティノポリス と 西 の メディオラヌム （ 後 に ラヴェンナ へ 遷都 ） と に 置か れ 、 ラテン語 圏 と ギリシア 語 圏 と なる 東西 二 分 が 進む こと に なっ た 。  中国 の 複 都 制は 都市 国家 時代 の 周 に 始まる 。 渭水流 域 の 盆地 で ある 関 中 に 起こっ た 周 は 東方 の 華北 平原 諸国 の 盟主 で あっ た 商 （ 殷 ） を 滅ぼす と 、 東方 諸国 を 支配 する 拠点 として この 平原 へ の 出口 で ある 洛 水流 域 の 要衝 に 洛陽 を 建設 し て 、 後 の 長安 の 前身 と なる 関 中 の 鎬京 と 洛陽 の 二つ の 拠点 から 臣従 する 都市 国家 諸侯 に 盟主 として 臨ん だ 。  関 中 から 起こり 、 中原 諸侯 の 国際 社会 を 征服 し 統一 王朝 を 拓い た 秦 は 短期間 で 崩壊 し た が 、 それ を 襲っ て 長期 に 安定 し た 統一 王朝 と なっ た 前漢 は 長安 を 首都 と する とともに 洛陽 を 複 都 として 統治 を 行っ た 。 しかし 、 前漢 崩壊 後 に 豪族 の 連合 政権 として 再生 し た 後 漢 は 、 関 中 を 出 て 洛陽 に 重心 を 移し た 統治 を 行っ た 。  漢 朝 の 統一 が 失わ れ た のち の 南北 朝 時代 、 北 周 は 政権 中枢 の 軍事 力 の 集結 する 関 中 の 長安 を 都 と し 、 東方 の 華北 平原 へ の 出口 に 位置 する 洛陽 を 穀倉 地帯 から の 物資 を 集積 する 陪都 と する 複 都 制 を とっ た 。 隋 も これ を 引き継ぎ 、 唐 の 723 年 （ 開 元 11 年 ） に は 、 長安 ・ 洛陽 （ 東都 ） 両 都 に 北都 として オルドス 地方 や 黄土 高原 北部 の 遊牧 地帯 の 騎馬 軍事 力 を 扼する 汾水流 域 の 太 原 を 加え 三京 に なっ た 。 757 年 （ 至徳 2 年 ） に は 更に 西域 を 望む 関 中 渭水盆 地 西端 の 鳳 翔 （ 西京 ） 、 穀倉 地帯 として 重要 な 四川 盆地 の 成都 （ 蜀郡 ） が 加え られ 五 京 を 持つ に 至っ た が 、 この 2 都 は 間もなく 廃 さ れ た 。 これら の 中 でも 華北 平原 や 江南 の 穀倉 地帯 の 物産 が 集積 さ れる 洛陽 は 、 食糧 に 乏しい 長安 に 比べ て 食糧 が 豊富 な ため 、 皇帝 は 皇太子 に 長安 で 監国 さ せ 、 たびたび 洛陽 に 巡幸 し た 。 特に 武則 天 は その 治世 の 間 は 長安 に ほとんど 行か ず 洛陽 の 都 に 住ん で い た 。 この よう に 洛陽 は 重要 な 陪都 として 長安 と 並び 両 京 と 称さ れ た 。  その後 、 モンゴル 帝国 の 皇帝 直轄 政権 として 成立 し た 元 で は 遊牧 国家 の 伝統 に 則り 皇帝 は 直轄 の 遊牧 軍団 と共に 夏 営地 に 設け られ た 夏 都 の 上 都 と 冬営 地 に 設け られ た 冬 都 の 大 都 の 間 の 広大 な 首都 圏 を 季節 巡回 し た 。 元朝 を 華北 から 締め出し た 明 で は 当初 建国 地 の 南京 から 全国 を 統治 し て い た が 、 やがて 北元 と 対峙 する 前線 基地 として 旧 大 都 に 置か れ た 北京 に 重心 を 移し た 複 都 制 に 移行 し た 。 マンチュリア から 興っ た 清 は 建国 の 地 で ある 盛 京 と共に 、 征服 し た 中華 世界 を 統治 する ため に 明 の 北京 ・ 南京 の 首都 機能 を 継承 し た 。 なお 、 やはり マンチュリア から 興っ た 王朝 で ある 渤海 、 遼 、 金 で は 五 京 を 置か れ た 。  王朝 時代 の 中国 は 王朝 の 本拠地 と 征服 地 の 双方 の 統治 、 軍事 力 と 統治 権力 の 首都 機能 と 経済 力 の 首都 機能 の 両立 、 遊牧 国家 の 影響 など から 複 都 制 が 盛ん で あっ た 。  近代 国家 の 時代 に なる と 、 日 中 戦争 で 首都 南京 を 放棄 し た 際 に は 、 一時 的 に 首都 機能 を 移し た 重慶 を 陪都 と 称し た 。  北 宋 は 、 次 の 4 つ の 都 を 置く 四 京 制 を 敷い た 。  遼 は 、 国土 を 次 の 五 道 に 分け 、 それぞれ に 副 都 を 置い た 。  渤海 で は 、 次 の 五 京 が 置か れ た 。  高麗 王朝 は 、 正 都 開 京 （ 開城 ） に 、 東京 （ 慶州 ） 、 西京 （ 平壌 ） を 加え 三京 と し た 。 8 代 顕宗 の 時代 の 1010 年 に 、 南京 （ 漢 城 、 現在 の ソウル ） を 加え 四 京 と し た 。  古代 の 日本 で は 唐 を 強く 意識 し て 複 都 制 が 採ら れ 、 王権 発祥 の 地 で ある 奈良 盆地 と 同時に 水運 の 要衝 で ある 大阪 湾岸 や 琵琶湖 岸 に も 都 が 置か れ た が 、 793 年 （ 延 暦 12 年 ） に 桓武 天皇 により 永らく 陪都 で あっ た 難波 宮 が 廃 さ れ 平安京 に 一 本 化 さ れ た 。ウルトラ・ヴィーレス の 法理   (" ultra   vires   doctrine ")   と は 、 法人 の 権利 能力 が 定款 所定 の 目的 に 限定 さ れる という 考え方 。 ウルトラ・ヴィーレス （ または ウルトラ ・ ヴァイ レース ） の 原理 （ または 原則 ） と も いい 、 イギリス 法 に 由来 する 法理 で ある 。  この 法理 に よる と 、 ある 法人 の 目的 に 属さ ない 行為 は 無効 と さ れる こと に なる 。 これ により 、 その 法人 （ 特に 会社 ） に 出資 する 者 （ 株主 など ） は 、 出資 の リスク を 測定 し 、 また 、 自己 の 出資 の 曝さ れる リスク を 限定 する こと が できる 。 しかし 、 一方 で 、 法人 と 取引 関係 に 立つ 者 など は 、 法人 の 行為 が 無効 と さ れる こと によって 不測 の 損害 を 被る お それ が あり 、 むしろ この 懸念 の 方 が 上述 し た メリット より も 大きい ため 、 いかに し て 同 法理 を 廃棄 す べき か が 議論 さ れ て き た 。 定款 所定 の 「 目的 」 の 範囲 を 最大限 に 広げ て 解釈 する 方法 も 、 その 一つ で ある 。  日本 において は 、 に 「 法人 は 、 … 定款 その他 の 基本 的 約款 で 定め られ た 目的 の 範囲 内 において 、 権利 を 有し 、 義務 を 負う 。 」 と の 定め が ある 。  一般 社団 法人 及び 一般 財団 法人 に関する 法律 の 制定 に 伴い 改正 さ れる 前 の 民法 43 条 は 、 「 法人 は 、 … 定款 又は 寄附行為 で 定め られ た 目的 の 範囲 内 において 、 権利 を 有し 、 義務 を 負う 。 」 と なっ て い た 。 改正 後 の 34 条 と ほとんど 内容 が 変わら ない ものの 、 改正 前 の 条文 は 公益 法人 に関する 規定 で あっ た ため 、 会社 について も この 規定 が 適用 又は 類推 適用 さ れる か について は 争い が あっ た 。 しかし 、 改正 により 法人 一般 に関する 規定 として 位置づけ られ た ため 、 会社 について も ウルトラ・ヴィーレス の 法理 が 適用 さ れる と 理解 せ ざる を 得 なく なっ た 。  前述 の とおり 、 会社 法 （ 平成 17 年 改正 前 は 商法 ） に 基づい て 設立 さ れ た 会社 について は 、 この 法理 の 適用 について 争い が あっ た が 、 判例 は 八幡 製鉄 事件 判決 など において 、 会社 について も 当時 の 民法 43 条 （ 現在 の 34 条 に 相当 ） の 規定 が 類推 適用 さ れる と し た 。  もっとも 、 ある 行為 が 定款 所定 の 目的 の 範囲 内 と さ れる か という 判断 基準 について 、 法人 の 種類 により 大きな 差 が ある （ 八幡 製鉄 事件 を 参照 ） 。 実務 上 は 、 定款 の 目的 を 列挙 し た 末尾 に 「 以上 の 業務 に 関連 する 一切 の 業務 」 や 「 以上 の 業務 を 遂行 する の に 必要 な 一切 の 業務 」 等 の 包括 条項 （ バスケット 条項 ） を おい て 、 目的 外 行為 と なら ない 対応 を し て いる 。  また 、 法令 に 基づい て 設立 さ れ 、 加入 が 義務付け られ て いる 税理士 会 について も 、 民法 旧 43 条 の 類推 適用 を 前提 と する 判決 が なさ れ て いる （ 南 九州 税理士 会 事件 を 参照 ） 。  前述 の とおり ウルトラ・ヴィーレス の 法理 は イギリス 法 に 由来 する 法理 で ある が 、 その イギリス で は 、 1989 年 会社 法 において 、 取締役 が 定款 の 目的 外 の 行為 を 履行 しよ う と し た 場合 、 その 差 止 請求 が 認め られる ものの 、 実際 に 行為 を 行っ た 場合 に は 取引 は 有効 で ある と さ れ 、 従前 の ウルトラ・ヴィーレス の 法理 の 対外 的 効果 を 廃止 する に 至っ た 。直訴 （ じき そ ） と は 、  の こと 。  日本 で は 、 近世 の 直訴 を 元 に し た 比喩 的 な 用法 から 転じ て 、 周囲 へ の 相談 や 根回し なし に 、 権力 者 や 責任 者 に 直接 談判 を 行なう こと も 指す よう に なっ た 。  鎌倉 幕府 の 御家人 竹崎 季 長 が 元 寇 の 論功行賞 に 不満 を 抱き 幕府 へ 直訴 を 行い 恩賞 を 得 た 、 その 経緯 は 自ら が 作成 さ せ た 蒙 古 襲来 絵詞 に 収録 さ れ て いる 。  以下 で は 、 近世 の 直訴 について 述べる 。  近世 において 一般 民衆 （ 農民 、 町人 ） や 下級 武士 を 原告 と し た 訴訟 は 、 原則 的 に 所轄 の 奉行 所 など が 取り扱う こと と なっ て い た 。 この 原則 を 回避 し て 直接 、 将軍 や 幕 閣 に 訴える 行為 を 直訴 と 呼ん だ 。 また 、 本来 の 手続き や 担当 者 を 「 飛び越し て 」 行なわ れる こと から 、 越訴 （ おっ そ 、 えっそ ） と も 言わ れ た 。 その 方法 として 外出 中 の 駕 籠 に 駆け寄る 方法 を 取る こと も 多く 、 それ を 駕 籠 訴 （ かご そ ） と 言っ た 。  訴え の 目的 は さまざま ある が 、 たとえば 年貢 率 の 問題 など 、 奉行 所 など で は 解決 でき ない 問題 について の 訴え を する 場合 や 、 領主 や 代官 の 非 を 訴える 場合 など が あっ た 。  近世 における 百姓 一揆 の 形態 の 変遷 の 中 、 初期 （ 17 世紀 ） は 佐倉 惣五郎 の 越訴 事件 など を 代表 と する 、 直訴 による もの が 中心 で あり 、 これ を 「 代表 越訴 型 」 の 一揆 と 呼ん で いる 。  明治 以降 に も 、 足尾 銅山 鉱毒 事件 で 、 田中 正造 が 明治 天皇 に 直訴 を しよ う と し た こと が 知ら れ て いる 。 彼 は 当初 は 裁判 等 の 遵法 的 な 手段 で 反対 運動 を 行っ た が 、 様々 な 妨害 に 遭い 、 最後 の 手段 として 天皇 へ の 直訴 を 選ん だ 。  世間 に 流布 さ れ た 直訴 の イメージ は 年貢 の 減免 や 悪 代官 など の 不正 を 農民 が 訴える など という 今日 の 行政 訴訟 に 該当 する 事案 が ほとんど で あっ た よう に 誤解 さ れ て いる 。 しかし 実際 に は 民事 事件 が 直訴 の ほとんど を 占め て い た 。 これ は 近世 の 訴訟 手続き 上 一般 民衆 が 訴え を 提起 する に は 所属 する 町 や 村 の 役人 の 同意 が 必要 と さ れ て い た こと に 起因 し て いる 。 例えば 江戸 町民 を 原告 と する 民事 事件 で は まず 最初 に 原告 が 所属 する 町役人 に 事件 の 相談 を 行う 。 相談 を 受け た 町役人 は 被告 側 の 町役人 経由 で 調停 を 行い その 結果 町役人 が 調停 による 解決 が 不可能 で ある と 判断 し て 初めて 町奉行 所 に 訴え を 提起 する こと が でき た 。 いわゆる 現在 で いう ところ の 調停 前 置制度 で ある 。 この 町役人 の 調停 に 当事者 が 不満 を 抱い た 場合 『 町役人 が 怠慢 で 真面目 に 活動 し て い ない 』 あるいは 『 相手方 と 結託 し て こちら に 不利 な 調停 を 行っ て いる 』 など の 理由 を 挙げ て 町役人 の 同意 なし に 『 直ちに 訴訟 を 受け付け て 欲しい 』 として 直訴 が 行わ れ た 。  また 町民 側 の 調停 力 、 裁判 権 が 及び にくい 武家 や 寺社 など の 特権 階級 を 相手方 と する 民事 事件 で も 直訴 が 行わ れ た 。 この 場合 に は 幕 閣 のみ なら ず 相手 の 武家 の 上役 や 親類 筋 など に も 直訴 が 行わ れ た 。  そして 刑事 事件 において も 再 審理 や 刑 の 減免 など を 願う 駕 籠 訴 が 行わ れ て おり 、 現実 に は 民事 、 刑事 、 行政 それぞれ の 訴訟 分野 で 直訴 が 行わ れ て い た 。  旧 事 諮問 録 に 収録 さ れ て いる 元 評定 所 留 役 の 小 俣景徳 の 談話 に よる と 「 越訴 （ 直訴 ） は 毎日 二 、 三 人 あっ た 」 と さ れ て おり 直訴 は 特別 な 行為 で は 無く 日常 茶飯事 で あっ た 事 が うかがわ れる 。 また それら の 訴状 の 取り扱い は 「 不法 行為 で は ある が 事柄 によって は 取り上げ られる こと も あり まし た が 殆 ん ど は 廃棄 さ れ まし た 」 と 述べ て おり 、 正規 の 手続き を 経 て い ない 直訴 で あっ て も 訴え の 内容 を 確認 し た 上 で 受理 ・ 不 受理 を 決定 し て いた事 が うかがわ れる 。 また 桜田 門外 の 変 でも 襲撃 者 が 直訴 ( 駕 籠 訴 ) の 訴人 を 装い 待ち伏せ を し て おり 直訴 が 日常 茶飯事 で あっ た こと が うかがえる 。  直訴 は ある程度 作法 化 さ れ て おり 、 例えば 駕 籠 訴 で は 以下 の よう に なっ て い た 。  訴人 は 紋付き 羽織 と 袴 で 正装 し 、 訴状 は 「 上 」 と 上書き し た 紙 に 包み 、 先 を 二つ 割 に し た 青竹 の 棒 の 先 に 挟ん で 持つ 。 始め に 行列 前方 より 訴状 を 捧げ て 訴人 が 行列 に 接近 しよ う と する 、 すると 供 侍 が これ を 制止 する 、 訴人 は 制止 さ れ て も 諦め ず 再度 接近 しよ う と する 、 供 侍 は また これ を 制止 する 、 それでも 訴人 は 諦め ず に み たび 接近 しよ う と する 。 そこで 初めて 供 侍 は 『 再々 に わたる ので 仕方 なく 』 として 訴状 を 受け取り 、 供頭 に 訴人 の 身柄 を 拘束 する よう に 指示 を 行う 。 この 時 訴人 の 身柄 が 拘束 さ れる の は 訴状 の 内容 や 訴人 の 身許 など の 事実 関係 を 確認 する 事情 聴取 の ため で あり 、 訴人 を 処罰 する ため の もの で は ない 。 事情 聴取 が 終わり 身許 が 確認 さ れ 訴状 の 内容 に 虚偽 など 問題 が なけれ ば 訴人 は 解放 さ れる 。 この 時 農民 で あれ ば 領主 が 身許 引き受け 人 として 引き取る こと に なる 。 勿論 受け取っ た 領主 側 で 更に 事情 聴取 が 行わ れる が いきなり 問答 無用 で 処罰 など という こと は なかっ た 。 処罰 など を し た 場合 は 農民 を 引き渡し た 側 の 体面 を 潰す こと に なる から で ある 。  訴状 を 受け付け た 側 に は 積極 的 に 介入 し 能動 的 に 事件 解決 に あたる という まで の 義務 は なかっ た が 、 関係 方面 に 照会 を 行い 必要 と 認めれ ば 善 処方 を 要請 する 程度 の こと は 行わ れ た 、 これ により 事件 が 明るみ に でる こと に なり 関係 者 は 適切 な 対応 を する 必要 に 迫ら れる こと に なっ た 。 また 事件 が もみ消さ れる の を 防ぐ ため に 複数 の 方面 に対し 直訴 を 行う という 訴訟 戦術 も しばしば 採用 さ れ て い た 。  直訴 は すべて 原告 が 死罪 と 確定 し て いる もの と 広く 認識 さ れ て いる が これ は 誤解 で ある 。 直訴 行為 自体 が 処罰 対象 と なっ た ケース は 少ない 。 領主 や 代官 の 非 を 訴え た 場合 で あっ て も 、 これ といった 処罰 は なく 「 正規 の 手続き に 従う よう に 」 という 口頭 注意 くらい で あっ た 。 処罰 さ れ た ケース で は 『 直訴 の 内容 が 不届き で あっ た 』 あるいは 『 徒党 を 組ん で 騒動 を 起こし 狼藉 を 働い た 』 など という 直訴 行為 そのもの を 対象 と し ない 処罰 理由 が ほとんど で ある 。 例えば 天保 11 年 の 三 方 領 知 替え で は 庄内 藩 の 転 封 に 反対 する 領民 により 多数 の 直訴 が 行わ れ た 。 大名 の 転 封 という 幕府 の 政策 ( 大 公儀 御 政道 ) に 反対 する 直訴 で ある に も かかわら ず 直訴 を し た 領民 に対する 処罰 は 無かっ た 。 徳治 主義 が 標榜 さ れ て い た ため 、 民 の 声 で ある 直訴 を 拒絶 する こと は 不徳 と みなさ れ て い た の で ある 。  しかし 、 明治 以後 の 自由 民権 運動 の なか で 義民 伝説 が 数多く 伝え られ た こと から 、 直訴 ＝ 死罪 という 誤解 が 浸透 し て いっ た もの と 考え られる 。  以下 で は 、 中国 における 中央 政府 へ の 陳情 制度 について 述べる 。  中国 の 直訴 は 、 信 訪条例 によって 定め られ て いる 。 中国 の 政治 体制 は 一 党 独裁 制 で 、 民意 が 反映 さ れ にくい 。 その 中 で 、 直訴 は 苦情 申し立て 、 被害 救済 制度 として 民衆 に 利用 さ れ て き た 。 地方 当局 や 司法 当局 が 役に立た ない とき に 、 中央 政府 へ 直訴 を 行う と いう 。  直訴 の 規模 は 、 2003 年 で 約 1000 万 件 。 この 値 は 、 増加 傾向 に ある 。 陳情 者 増加 の 背景 に は 、 企業 誘致 による 工場 建設 により 、 農地 を 二束三文 で 買いたたか れ たり 、 奪わ れ たり する 農民 の 増加 （ 失地 農民 ） や 、 地方 当局 の 公務員 の 腐敗 が 指摘 さ れ て いる 。  ただし 、 訴え が 増加 する 中 で 、 直訴 の うち どの 程度 が 解決 さ れ た か について は 、 わずか 0 . 2 % に 過ぎ ない という 調査 が ある 。  中国 における 直訴 の 問題 点 は 、 以下 の とおり 。  中央 政府 に 直訴 を 行う べく 、 地方 から 北京 へ 上京 し た 民衆 が 集まる こと により でき た 集落 の こと 。  十 七 党 大会 前 に も 撤去 の 動き が あっ た が 、 北京 オリンピック に 備え て 中央 政府 は 強制 撤去 を 行っ た 。所持 （ しょ じ ） と は 、 「 持っ て いる こと 」 ・ 「 携帯 する 事 」 で ある 。 所持 し て いる もの を 所持 品 （ しょ じ ひん ） と も いう 。二 審 制 （ にしん せい ） と は 、 裁判 において 確定 まで に 上訴 する こと が できる 裁判所 が 1 階層 あっ て 、 裁判 の 当事者 が 希望 する 場合 、 合計 2 回 まで の 審理 を 受ける こと が できる 制度 を いう 。  日本 で は 三 審 制 が 基本 で ある が 、 以下 の 裁判 で は 二 審 制 と なっ て いる 。  また 、 三 審 制 の 裁判 で あっ て も 、 最高 裁判所 裁判官 の 定員 が わずか 15 名 と 極端 に 少ない 日本 で は 上告 理由 が 著しく 制限 さ れ て おり 、 上告 の ほとんど は 「 上告 理由 に あたら ない 」 として 棄却 さ れ て しまう ため 、 日本 の 司法 は 事実 上 二 審 制 に 等しい と 言わ れる こと も ある  当事者 に 申立 権 が ない 場合  裁判所 の 決定 に対して 抗告 が できる 手続 は 、 当事者 に 申立 権 が 認め られ て いる 手続 に 限ら れる 。 すなわち 、 裁判所 の 職権 発動 に 委ね られ て いる 手続 （ 当事者 に 申立 権 は なく 、 職権 発動 を 促す こと しか でき ない 手続 ） に対して は 、 抗告 が でき ない 。 例えば 、 弁論 の 分離 ・ 併合 （ 民訴 法 152 条 ） 、 弁論 の 再開 （ 民訴 法 153 条 ） など が これ に あたる 。  証拠 調べ の 必要 性 が ない として し た 文書 提出 命令 申立 棄却 決定 の 場合  裁判所 は 、 たとえ 文書 提出 義務 （ ） の ある 証拠 に関する 申 立て で あっ て も 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として 申 立て を 棄却 する こと が できる 。 さらに 最高 裁判所 は 2000 年 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として し た 棄却 決定 に対する 抗告 を 認め ない こと を 判例 の 傍 論 として 示し た 。 これ 以降 は 判例 のみ を 見 て も 、 「 証拠 調べ の 必要 性 が ない 」 として 抗告 を 認め なかっ た 事例 は 複数 存在 する 。  中華人民共和国 （ 中国 ） の 裁判所 は 下 から 基層 人民法院 ・ 中級 人民法院 ・ 高級 人民法院 ・ 最高 人民法院 の 四 階層 が 存在 する が 、 事件 の 種類 によって 裁判 が 開始 さ れる 法 院 の 階層 が 異なり 、 裁判 は 二 審 制 で ある 。 たとえば 基層 人民法院 から 開始 さ れる 裁判 は 中級 人民法院 まで で 審理 が 終了 し 、 高級 人民法院 や 最高 人民法院 へ 審理 を 移す こと は 認め られ ない 。 ただし 、 日本 の 裁判所 で は ほとんど 認め られ ない 再審 が 中国 で は 広く 適用 さ れ て おり 、 実質 的 に は 三 審 制 に 近い と も 言わ れ て いる 。 また 、 死刑 の 判決 に 関わる 裁判 だけ は 例外 的 に 三 審 制 が 採用 さ れ て おり 、 裁判 自体 は 中級 人民法院 から 開始 さ れる が 、 最終 的 に 被告 人 を 死刑 と する か 否 か は 最高 人民法院 の 判決 を 待た なけれ ば なら ない と 定め られ て いる 。  中華民国 （ 台湾 ） の 裁判 は 基本 的 に 「 地方 法 院 （ 地方裁判所 ） → 高等法院 （ 高等 裁判所 ） → 最高法院 （ 最高裁判所 ） 」 の 三 審 制 で ある が 、 行政 訴訟 は 「 高等 行政 法 院 → 最高 行政 法 院 」 の 二 審 制 で ある 。 2012 年 から 一部 の 行政 訴訟 について は 地方 法 院 で の 審理 も 可能 に なっ た が 、 その 場合 は 「 地方 法 院 → 高等 行政 法 院 」 の 二 審 で 審理 が 終了 し 、 最高 行政 法 院 へ 審理 を 移す こと は 認め られ て い ない 。以遠権 （ いえ ん け ん ） は 、 国際 航空 運輸 において 、 自国 から 相手 国 を 経由 し て 、 相手 国 から さらに 先 に ある 別 の 国 へ の 区間 について も 営業 運航 を 行なう 権利 で ある 。  国際線 の 運航 が 開始 さ れ た 当初 の 航空機 は 航続 距離 が 短く 、 直行 便 の 運航 できる 区間 が 限ら れ て い た ため 、 直行 でき ない 路線 で は 給油 の ため に 途中 の 空港 に 着陸 する 必要 が あっ た 。 しかし 、 途中 経由 地 において も 空港 利用 料 が 発生 する など 、 運航 経費 が 増加 し て しまう 。 そこで 、 途中 経由 地 から 最終 目的 地 まで の 営業 （ ＝ その 区間 のみ の 航空 券 を 販売 する こと ） が 可能 に なれ ば 、 その 区間 のみ の 利用 者 から の 運賃 収入 も 得 られ 、 収益 に 寄与 する こと に なる 。 その よう な 営業 を 行なう 権利 の こと を 以遠権 と いう 。  1949 年 に フランス と アメリカ の 間 で 締結 さ れ た 航空 協定 において 、 二 国 間 の 輸送 量 ・ 運航 会社 ・ 路線 ・ 運賃 など を 定め た 際 に 、 以遠権 について も 認め られる こと に なっ た もの が 最初 で ある 。  しかし 、 実際 の 航空 交渉 において は 、 自国 の 航空 権益 を 守っ たり 、 航空 会社 を 育成 する 立場 から 、 政治 的 な 駆け引き が 行なわ れる 。 この 政治 的 な 駆け引き に は 、 二 国 間 の 力 関係 も 大きく 作用 する こと から 、 本来 は 権益 の 平等 な 許 与 が 原則 で ある に も かかわら ず 、 不 平等 な 内容 に なる こと も ある 。  例えば 、 日本 と アメリカ の 間 で 1952 年 に 定め られ た 協定 において は 、 締結 当初 から アメリカ 側 に 有利 と なる 内容 に なっ て い た 。 この 中 で もっとも 顕著 な 権益 格差 として 指摘 さ れ て い た の が 以遠権 で 、 1977 年 の 時点 で は 米国 側 2 社 （ ノースウエスト航空 ・ パン アメリカン 航空 ） が 日本 以遠 に対して 無 制限 の 以遠権 を 有し て いる の に対して 、 日本 側 は ニューヨーク を 経由 し て 欧州 ・ 南米 へ 向かう 権利 しか 認め られ て い なかっ た 。 その後 、 1998 年 に 日 米 航空 協議 において 、 以遠権 について も 日 米 3 社 ずつ と 平等 化 が 図ら れ て いる 。  以遠権 行使 が 認め られ ない 場合 、 途中 経由 地 から 最終 目的 地 まで の 営業 は でき ない 。 例えば 、 現在 は 運航 さ れ て い ない ものの 、 過去 に ベトナム 航空 に は ホーチミン   -   成田   -   ダラス の 経由 便 が あっ た が 、 成田 - ダラス 間 のみ を ベトナム 航空 便 として 搭乗 する こと は でき なかっ た 。 しかし 、 この 成田 - ダラス 区間 は アメリカン 航空 および 日本航空 と の コード シェア 便 で あっ た ため 、 これら の 航空 会社 で アメリカン 航空 便 または 日本航空 便 として 購入 すれ ば 成田 - ダラス 間 のみ の 搭乗 も 可能 で あっ た 。  以遠権 の 行使 方法 は 、 大きく 2 つ に 分け られる 。  2006 年 1 月 13 日 まで 日本 に 乗り入れ て い た ヴァリグ・ブラジル 航空 で は 、 日本 と ブラジル を 直行 できる 航続 距離 を 持つ 旅客機 が 存在 し なかっ た ため 、 アメリカ の ロサンゼルス 経由 と し て い た 。 この 時 に は 、 以遠権 を 行使 し 、 日本 と アメリカ 相互 間 のみ の 利用 も 認め られ て い た 。  前述 の 通り 、 ノースウエスト航空 が 日本 以遠 の アジア 路線 に対して 無 制限 の 以遠権 を 有し て おり 、 デルタ 航空 も これ を 継承 し て いる 。 これ を 利用 し て 、 成田 国際 空港 を ハブ 空港 として 運用 し 、 アメリカ 本土 路線 と 接続 する ため の 日本 から アジア 各国 へ の 路線 を 運航 し て いる 。 デルタ 航空 で は この よう な 路線 の 運航 の ため に 、 ボーイング 757 を 成田 を 事実 上 の 所属 港 として 運用 さ せ 、 格納庫 も 整備 し て いる 。  ユナイテッド 航空 も パン アメリカン 航空 から 太平洋 線 を 買収 し た 際 に 、 同様 の 以遠権 を 継承 し て いる 。 近年 の アジア 方面 路線 で は 、 以遠権 を 行使 せ ず 直行 便 主体 と なり つつ ある が 、 コンチネンタル 航空 と の 合併 を 機 に アメリカ 本土 路線 と 日本 から アジア 各国 へ の 利便 性 を 強化 する 為 、 再度 成田 国際 空港 を 活用 し た 路線 の 拡充 を 図っ て いる 。  日本 の 航空 会社 による 以遠権 路線 は 全て 消滅 し て いる 。   日本航空   エア・インディア   キャセイ パシフィック 航空   デルタ 航空   エア アジア   X   エチオピア 航空   エティハド 航空   大韓航空   アシ アナ 航空   シンガポール 航空   ティー ウェイ 航空   スクート   ジェット スター ・ アジア 航空  キャセイ パシフィック 航空   チャイナ エアライン   デルタ 航空   イラン 航空   大韓航空   マレーシア 航空   パキスタン 国際 航空   ヴァリグ・ブラジル 航空   ユナイテッド 航空   ジェット スター ・ アジア 航空   エチオピア 航空   キャセイ パシフィック 航空   中国 国際 航空   ブリュッセル 航空   エミレーツ 航空   ケニア 航空   KLM オランダ 航空   モーリタニア 航空板 舟 権 （ いたぶ ね けん ） は 、 東京 日本橋 に あっ た 魚河岸 で 、 江戸 時代 以降 、 認め られ て い た 権利 。  日本橋 魚河岸 で 魚類 を 販売 する のに 、 市場 区域 内 、 西側 3 尺 の ところ へ 、 幅 1 尺 、 長 さ 5 、 6 尺 の 平板 を ならべ た が 、 これ を 「 板 舟 」 と いっ た 。  また 海 から 運ん で き た 魚類 を 陸揚げ する ため 河岸 で いったん 艀 舟 に 積ん だ が 、 この 艀 舟 を 「 平田 舟 」 と いっ た 。  板 舟 を ならべる 権利 、 平田 舟 を 利用 する 権利 は 営業 権 の 象徴 として 売買 、 譲渡 、 さらに は 賃貸 まで さ れる よう に なり 、 相当 高価 な もの に なっ て い た 。  魚河岸 が 築地 に 移転 する に際して 旧 日本橋 魚河岸 の 営業 者 ら は この 権利 を 失う こと に なり 、 東京 市 が これ を 賠償 す べき か 否 か が 問題 と なり 、 ついに は 疑獄 まで 引き起こさ れ た 。アダット （ adat ） と は 、 インドネシア 、 マレーシア 、 ブルネイ など で 慣習 、 慣行 、 慣習 法 を 意味 する インドネシア 語 および マレーシア 語 。 アラビア 語 で 「 通常 」 を 意味 する عادة   （ ādah ） が 起源 に なっ て いる 。  アダット の 内容 は 地域 ごと に 非常 に 異なる が 、 大きな 意味 で は 「 慣習 」 ないし 「 慣行 」 と 訳す こと が できる 。 その 地 の 住人 にとって 「 常識 」 的 な ニュアンス が 強い が 、 慣習 、 掟 、 文化 的 価値 観 、 組織 制度 など が 基 と なっ て おり 、 超 自然 的 な 力 に対する 畏怖 や 祖先 崇拝 など も 含ま れ て いる 。  「 常識 」 と 区別 し て 「 法律 」 的 要素 で 言葉 を 使う とき は フクム・アダット （ Hukum   adat   慣習 法   ※ hukum は 「 法律 」 ） が 使わ れる 。 アダット は 一部 を 除き 文書 化 さ れ て おら ず 、 多く は 口承 で あり 、 解釈 と 適用 に は 弾力 性 を 持っ て 行わ れる 。  アダット の 体系 は 、 植民 地 政府 や 近代 独立 国家 が 施行 する 近代 法 制度 と の 関連 において 、 さまざま な かたち で 問題 に さ れ て き た 。  アダット を 初めて 研究 対象 と し た の は 、 20 世紀 初頭 の オランダ ・ ライデン 大学 の 法学 者 ・ ファン・フォレンホーフェン で ある 。 フォレンホーフェン は 、 オランダ 領 東 インド （ のち の インドネシア ） 全域 で の 共通 法典 の 制定 に 向かう 政策 を 批判 し 、 各 地域 の アダット の 多様 性 を 尊重 する こと を 主張 し た 。  そして 植民 地 政庁 は 、 一方 で は 宗主 国 の 西欧 法 を 持ち込む と 同時に 、 地域 ごと に 異なる 慣習 法 として の アダット を 保護 ・ 温存 し 、 分割 統治 の 一助 と する こと に なっ た 。 たとえば 、 バリ島 で は 、 オランダ が 当地 の 地域 住民 組織 で ある デサ と バンジャール について 、 アダット と ディナス に 分割 し 、 デサ・ディナス を 末端 行政 組織 として 活用 し た 。 こうした 複数 の 法律 体系 を 併存 さ せ て いく という 統治 政策 の 遺産 は 、 独立 国家 における 統一 的 な 法制 を 困難 に する とともに 、 近代 化 による 地域 秩序 の 均質 化 を 免れ させる 要因 とも なっ た 。  また 、 この こと から 、 今日 で は 、 アダット を 地方 分 権化 の 基盤 として 高揚 す べき で ある と する 論議 も 生まれ て いる 。  なお 、 上述 の フォレンホーヘン は 、 インドネシア 各地 の 慣習 法 に もとづき 、 以下 の 19 の アダット 法域 圏 を 設定 し て いる 。法制 史 学会 （ ほう せいし がっ かい 、 ） は 、 法制 史 に関する 研究 及び 研究 者 間 の 相互 協力 の 促進 、 外国 の 学会 と の 連絡 など を 目的 として 創設 さ れ た 日本 の 学会 。  1949 年 11 月 23 日 に 中央 大学 で 創立 大会 が 開催 さ れ 、 石井 良助 ・ 猪熊 兼 繁 ・ 久保 正 幡 ・ 高柳 眞 三 ・ 田中 周 友 ・ 仁井田 陞 ・ 原田 慶 吉 ・ 牧 健二 ・ 三戸 壽 ・ 矢田 一男 の 10 名 が 発起人 と なり 、 原田 が 代表 者 で ある 代表 理事 に 就任 （ 石井 ・ 猪熊 ・ 久保 ・ 高柳 ・ 仁井田 ・ 矢田 の 6 名 が 理事 就任 ） する が 、 翌年 に 急死 し た ため に 、 石井 良助 が 代表 理事 に 就任 し て 以後 32 年間 にわたって 代表 理事 を 務め た 。 この間 に 機関 誌 『 法制 史 研究 』 を 創刊 （ 1952 年 創刊 ） など 、 学会 組織 の 基礎 が 築か れ た 。 2015 年 現在 の 代表 理事 は 西川 洋一 （ 東京大学 ） 、 事務 局 は 東京大学 法学部 内 に ある 。 この 他 に 東京 ・ 中部 ・ 近畿 の 3 地区 に 支部 にあたる 部会 が 設置 さ れ て いる 。奥平   純三 （ おく だい ら   じゅん ぞう 、 1949 年 2 月 9 日   -   ） は 、 日本 の 新 左翼 活動 家 、 革命 家 。 日本 赤軍 最高 幹部 で テルアビブ 空港 乱射 事件 で 死亡 し た 奥平 剛士 は 次兄 で 、 自身 も 日本 赤軍 に 所属 し た 。  山口 県 下関 市 で 生まれ 、 1969 年 京都大 学 工学部 に 入学 し パルチザン グループ に 所属 する 。 1973 年 卒業 後 に 建設 会社 に 勤務 する が 、 1974 年 5 月 に 偽造 旅券 で 出国 し て 日本 赤軍 に 参加 。 1974 年 9 月 に 和光 晴生 ら とともに ハーグ 事件 に 参加 し 警察官 2 人 に 発砲 、 1975 年 に クアラルンプール 事件 に 関わっ た 。  1976 年 に ヨルダン 入国 の 際 に 偽造 旅券 の 容疑 で 日高 敏彦 とともに 逮捕 さ れ 、 10 月 13 日 に 日本 に 移送 さ れ た 。 1977 年 に ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 で 超 法規 的 措置 で 釈放 さ れ 出国 し た 。  1987 年 6 月 9 日 、 ベネチア ・ サミット 開催 中 、 ローマ の アメリカ大使館 と イギリス 大使館 に ロケット 弾 が 発射 さ れ た 他 、 カナダ 大使館 で 車 が 爆破 さ れ た ローマ 事件 で は レンタカー から 奥平 の 指紋 が 検出 さ れ 、 イタリア 公安 当局 から 奥平 の 犯行 と 断定 さ れ た 。  1988 年 4 月 14 日 、 イタリア の ナポリ に ある アメリカ 軍 関連 施設 （ クラブ ） 前 における 自動車 爆弾 テロ によって アメリカ 軍 兵士 1 人 を 含む 5 人 を 死亡 さ せ 、 4 人 の アメリカ 軍 兵士 を 含む 15 人 を 負傷 さ せ た 容疑 で アメリカ 政府 の （ 最大 500 万 ドル の 懸賞 と 安全 な 転居 を 保障 さ れる ） 「 正義 へ の 報酬 プログラム 」 により 手配 さ れ た 。  1998 年 、 佐々木 規夫 とともに 他人 名義 の 旅券 を 不正 に 取得 する ため 東京 を 訪れ て い た こと が これ まで の 捜査 で 明らか に なっ た 。  1998 年 と 1999 年 の 少なくとも 2 回 、 日本 に 入国 し て 重信 房子 と 接触 し て い た こと が 、 2000 年 11 月 に 重信 の 逮捕 時 に 押収 し た 資料 から 判明 し た 。  現在 も 奥平 の 生死 は 不明 で 、 国際 手配 さ れ て いる 。 2010 年 4 月 以降 の 手配 写真 は 1998 年 に 撮影 さ れ た もの に 差し替え られ た 。城崎   勉 （ しろ さき   つと む 、 1947 年 12 月 5 日   -   ） は 日本 の 新 左翼 活動 家 。  「 イシダ・ヒロフミ （ Hirofumi   Ishida ） 」 「 キクチ・シュンスケ （ Shunsuke   Kikuchi ） 」 といった 偽名 を 持っ て い た 。  富山 県 下新川 郡 入善 町 出身 。 ベトナム 戦争 へ の 反戦 運動 に 参加 し 、 徳島 大学 中退 後 、 共産 同 赤軍 派 に 参加 。 M 作戦 に 関与 し て 1971 年 に 逮捕 さ れ 、 懲役 10 年 が 確定 。  府中 刑務所 服役 中 の 1977 年 に ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 で 超 法規 的 措置 で 釈放 さ れ 、 日本 赤軍 に 参加 と さ れ て いる が 、 本人 は 否定 、 日本 赤軍 から の 生活 費 の 支援 は 受け つつ も 加入 せ ず 、 パレスチナ解放人民戦線 に 加入 し た と し て いる 。 その後 、 国際 手配 さ れる 。 1986 年 5 月 、 ジャカルタ 事件 に 関与 。 1992 年 に 刑法 により 有期 懲役 の 時効 の 15 年 が 経過 し た ため 、 服役 中 の 日本 における 懲役 10 年 の 刑 の 時効 が 成立 （ 刑 の 時効 は 公訴 時効 と 異なり 、 国外 逃亡 の 時効 停止 規定 が ない ） 。  1996 年 9 月 23 日 （ 現地 時間 ） 、 潜伏 先 の ネパール で 偽造 旅券 容疑 で 拘束 さ れ た 。 後 に 、 ジャカルタ 事件 の 容疑 で アメリカ に 移送 さ れる 。 なお 、 この 時 、 城崎 が 持っ て い た 旅券 は フィリピン 人 名義 の もの で あり 、 日本 赤軍 の 活動 拠点 の 一つ は フィリピン に あっ た と 見 られ て いる 。  米国 の 陪審 員 裁判 で は 懲役 30 年 の 判決 を 言い渡さ れ た 後 、 アメリカ の テキサス 州 ボーモント 連邦 刑務所 に 服役 。 模範 囚 として 刑期 が 短縮 さ れ た こと で 2015 年 1 月 16 日 （ 現地 時間 ） に 刑務所 から 釈放 さ れ   、 ミシシッピ 州 ヤズーシティ の 収容 施設 へ 移送 、 2015 年 2 月 16 日 朝 （ 現地 時間 ） 、 同 施設 から 釈放 さ れ 、 移民 税関 捜査 局 （ ICE ） に 引き渡さ れ 、 日本 へ 強制 送還 さ れ た 。 警視庁 公安 部 は 成田 国際 空港 内 で 、 インドネシア の 首都 ジャカルタ で の 在外 公館 に対する ジャカルタ 事件 に 関与 し た として 、 殺人 未遂 と 現住 建造 物 等 放火 未遂 容疑 で 逮捕 し た 。 3 月 13 日 に 殺人 未遂 罪 で 起訴 さ れ 、 偽造 さ れ た 他人 の 旅券 を ジャカルタ で 使っ た 偽造 有印 公文書 行使 容疑 で 再 逮捕 し た 。 4 月 3 日 に 偽造 有印 公文書 行使 罪 で 追 起訴 する 一方 で 、 現住 建造 物 等 放火 未遂 罪 について は 不 起訴 処分 と し た 。  2016 年 に 東京 地裁 で 裁判 員 裁判 が 開か れ 、 弁護 側 は 「 事件 当時 レバノン に い た 」 「 ホテル で 見つかっ た 指紋 は 捜査 機関 が でっち上げ た 」 として 無罪 を 主張 し た ものの 、 11 月 24 日 に 「 組織 的 犯行 の ため に 重要 な 役割 を 果たし 、 反省 の 態度 も 見 られ ない 」 「 無差別 に 多く の 命 に 危険 を 及ぼす 極めて 悪質 な 犯行 だ 」 「 被告 が 実行 犯 か どう か の 証拠 が ない が 、 犯行 の 計画 を 知っ て 、 発射 に 適し た ホテル 一室 を 確保 する 重要 な 役割 を 果たし た 」 と 指摘 し 、 懲役 12 年 の 判決 が 言い渡さ れ た 。 弁護 側 は 判決 を 不服 として 即日 控訴 し た 。  2018 年 9 月 26 日 、 東京 高裁 （ 栃木 力 裁判 長 ） は 一 審 判決 を 支持 し 、 弁護 側 の 控訴 を 棄却 し た 。企業 法務 （ きぎ ょうほうむ ） と は 、 企業 に関する 法律 事務 を いう 。  企業 内 において は 、 法務 部門 等 が 担当 する 、 事業 活動 に 伴い 発生 する 法律 問題 の 対応 ・ 指導 、 契約 起案 ・ 交渉 支援 、 株主 総会 ・ 取締役 会 の 事務 局 業務 、 コンプライアンス 等 内部 統制 の 事務 局 業務 等 の 諸 活動 を いう 。  但し 、 狭義 の 法務 部 の 担当 は 、 契約 書 の 審査 、 企業 に関する 紛争 解決 （ 訴訟 や 仲裁 など ） や 企業 刑事 法務 と さ れ 、 総務 部 が 株主 総会 、 取締役 会 の 事務 局 業務 、 コンプライアンス 、 内部 統制 を 担当 する 企業 も 多い 。  現在 、 ほとんど の 大手 企業 ・ 中堅 企業 に は 、 法務 部門 ( 法務 本部 、 法務 部 等 、 企業 により 名称 は 様々 ) が 置か れ 、 契約 書 の 審査 や コンプライアンス 、 訴訟 対応 等 の 中心 的 な 役割 を 担っ て いる 。 小規模 企業 において は 、 総務 部門 、 企画 部門 など に 「 法務 課 」 「 法規 課 」 等 の 名称 で 、 法務 担当 者 を 置く ケース も 見 られる が 、 企業 及び 事業 の 拡大 とともに 、 「 法務 部 」 を 多く 設置 し て いる 。  日本 で は 、 企業 の 法務 担当 者 の 交流 団体 として 「 経営 法 友 会 」 が あり 、 1200 社 以上 が 参加 し て いる 。   弁護士 にとって は 、 企業 活動 に 関わり 企業 の ため に 行う 法律 事務 を 指し 、 狭義 に は 、 金融 以外 の 事業 活動 に 関わる もの （ いわゆる コーポレート ） を 指す 。 狭義 の 企業 法務 に は 、 一般 企業 法務 （ ジェネラル・コーポレート ） 、 M & A 、 独占 禁止 法 （ 競争 法 ） 、 労働 法 （ 使用 者 側 ） 、 商 取引 など が ある 。  広義 の 企業 法務 に は 、 狭義 の 企業 法務 の ほか 、 金融 法務 （ ファイナンス ） や 事業 再生 、 経営 破綻 時 の 法的 整理 （ 倒産 ） など が 含ま れる 。 企業 に関する 紛争 解決 （ 訴訟 や 仲裁 など ） や 企業 刑事 法務 、 危機 管理 など も 含める こと も 可能 で あろ う 。 法律 違反 を 含む 企業 不祥事 が 起き た 場合 、 弁護士 が 記者 会見 に 同席 し て 助言 し たり 、 事実 関係 や 原因 の 調査 、 事後 処理 や 再発 防止 策 の 勧告 を 行う 第三者 委員 会 の 委員 に 就い たり する こと も ある 。  広義 の 企業 法務 に 含ま れ ない 法律 事務 として は 、 一般 民事 や 家事 、 一般 刑事 が ある 。  広義 の 企業 法務 を 担う 弁護士 は ビジネス 弁護士 、 ビジネスロイヤー など と 呼ば れる 。 いわゆる 「 渉外 弁護士 」 は これ に 含ま れる 。 狭義 の 企業 法務 を 担う 弁護士 は コーポレートロイヤー と 呼ば れる 。  企業 は 、 特定 の 弁護士 や 法律 事務所 と 顧問 弁護士 契約 を 結ぶ 場合 も あれ ば 、 弁護士 資格 を 持つ 社員 を 雇用 （ 社内 弁護士 ） する 場合 も ある 。明 法 肝要 鈔 （ み ょうぼうかんようしょう ） は 、 平安 時代 後期 に 書か れ た 法律 書 。 久安 4 年 （ 1146 年 ） 以後 に 僧 乗 恵 によって 書か れ た と さ れ て いる が 、 著者 制作 年代 の 詳細 は 不明 。  『 法曹 類 林 』 など の 先行 の 法律 書 から 内容 を そのまま 抜き出し て 集成 し た 書 と さ れ 、 讃岐 永 直 ・ 惟宗直 本 ・ 中原 明 兼 ・ 小野 有隣 など 平安 時代 の 著名 な 明 法家 の 学説 ・ 明 法 勘 文 ・ 勘 状 など が そのまま 引用 さ れ て いる 。 また 、 戸 婚 律 や 闘訟律 の 逸文 など も 引用 さ れ て いる 点 でも 重要 で ある 。資格 法 （ しかく ほう ） と は 、 業務 独占 資格 、 名称 独占 資格 を 保有 する 従事 者 の 身分 を 示し た 規範 で ある 。 職業 法 と も いう 。  資格 法 は 数 百 種類 ある が 、 ここ で は 法律 名称 に 直接 資格 名 が 入っ て いる もの （ 士 法 、 師 法 等 ） を 例示 する 。ドロワ・ド・アヴァージュ （ ） は 、 シャルル 8 世 が 1495 年 に 公布 し た 勅 令 により 死刑 執行 人 に対して 特許 さ れ た 封建 法   ()   の 権利 で ある 。 日本語 で は 「 ピンはね 権 」 など と 訳さ れる こと が 多い 。  パリ の 死刑 執行 人 は 仕事場 で あり 住居 で あっ た 処刑 人 の 館 と 呼ば れる 場所 に 住ん で い た が 、 死刑 執行 人 は この 周辺 の 市場 から 給料 の 代わり に 一定 の 物品 を 入手 する 特権 が 与え られ て い た 。 二重取り を し ない ため に 、 物品 を 受領 し た 商店 に は チョーク で 十字 の マーク が 付け られ た 。 パリ の 死刑 執行 人 で ある ムッシュ・ド・パリ は この 特権 によって 6 万 リーブル （ 当時 の 平均 年収 の 100 倍 以上 ） を 得 て い た 。  ただし 、 何 でも 取れ た わけ で は なく 、 取っ て は いけ ない 相手 から 取る と 訴え られ て 窃盗 罪 に 問わ れる こと も あっ た 。 事実 サンソン 家 初代 当主 シャルル・サンソン・ド・ロンヴァル の 前任 の ムッシュ・ド・パリ で あっ た ニコラ・ルヴァスール は 、 免税 特権 者 から 徴税 し た こと が 原因 で 罷免 さ れ て いる 。  実際 の 徴収 を 行っ て い た の は 処刑 人 本人 で は なく 、 助手 たち で あっ た 。 現代 で も フランス語 の 辞書 で   ""（ 処刑 人 ） を 引く と 、 用例 として   " Insolent   comme   un   valet   de   bourreau ,   odieusement   insolent ."   （ 処刑 の 側用人 の よう に 横柄 な 、 不愉快 に 横柄 な ） と ある の は 、 ドロア・ド・アヴァージュ の 特権 を 行使 し て ピンはね を 行っ て い た 助手 たち の 行為 に 由来 する 。  この 制度 は 国家 にとって 、 国庫 金 に 一切 手 を つける こと なく 家来 に 特権 を 与える こと で 使役 する という 、 非常 に 都合 の よい もの だっ た 。 私的 に 徴税 を 行う 特権 と も 言える もの で 、 市民 の 間 で は 非常 に 評判 が 悪かっ た 。 特に 、 当時 の パリ 周辺 で は 死刑 執行 人 以外 に も この よう な 私的 徴税 特権 を 持つ もの が 多数 い た ため 、 何 重 に も 課税 さ れ て いる に 等しい 状態 に なっ て い た 。 たびたび トラブル を 起こす こと も あり 、 当時 の 商人 たち は 死刑 執行 人 から の 徴発 に 会わ ない よう に 苦労 し た と 言う 。 あまり の 評判 の 悪 さ から 、 1721 年 から 給料 制 へ 切り替え られ 、 1775 年 に 完全 廃止 さ れ た 。  公文書 として 現存 する 1688 年 に シャルル・サンソン・ド・ロンヴァル に 授与 さ れ た 叙任 状 （ Lettre   de   Provision ） に よる と 、 以下 の よう な 物 を 徴収 する 特権 を 持っ て い た 。武装 権 （ ぶそ う け ん ） と は 、 銃器 を はじめ と し た 武器 など で 武装 する 権利 の こと を いう 。  米国 憲法 修正 条項 第 2 条 （ 大 礒 正美 氏 による 意訳 ）   　 連邦 政府 に対する 潜在 的 抵抗 権 （ 自由 権 ） を 確保 する 必要 から 、 正当 に 組織 さ れ た 義勇軍 は 禁止 さ れ て は なら ず 、   （ したがって ） 義勇 兵 と なる べき 邦 （ 州 ） 民 が 、 自己 の 武器 を 保有 し 携帯 する 権利 も また 、 連邦 政府 によって 侵害 さ れ て は なら ない 。  この 条項 が 根拠 と なり 、 アメリカ で は 広汎 な 武器 の 所持 が 認め られ 、 場合 によって は （ 州 によって も 差違 が ある が ） 携帯 も 認め られる 。現実 的 悪意 （ げんじ つ て き あ くい 、 ） は 、 アメリカ合衆国 連邦 最高裁 の 判例 上 、 名誉 毀損 に 基づく 損害 賠償 請求 を 認める にあたって 要求 さ れる 要件 として の 、 表現 者 の 認識 。 現実 の 悪意 と も 訳さ れ 、 この 概念 を 用い た 上記 判例 法理 の こと を 、 現実 の 悪意 の 法理 又は 現実 的 悪意 の 法理 と いう 。  現実 の 悪意 の 法理 と は 、 公人 が 表現 行為 （ 典型 的 に は マスメディア による 報道 ） の 対象 で ある 場合 、 行為 者 が 、 その 表現 に かかる 事実 が 真実 に 反し 虚偽 で ある こと を 知り ながら その 行為 に 及ん だ こと 、 又は 、 虚偽 で ある か 否 か を 無謀 に も 無視 し て 表現 行為 に 踏み切っ た こと を 原告 が 立証 し ない 限り 、 当該 表現 行為 について 私法 上 の 名誉 毀損 の 成立 を 認め ない 、 と する もの で ある 。  米国 で は 元々 、 名誉 毀損 的 表現 は 表現 の 自由 （ 憲法 修正 第 1 条 ） で 保護 さ れ ない が 、 表現 の 真実 性 を 被告 が 証明 する （ 真実 性 の 抗弁 ） か 、 被告 に 特権 が ある 場合 に は 損害 賠償 を 免れる こと が できる 、 という 枠組み が とら れ て い た 。 しかし 、 1964 年 の 連邦 最高 裁判所 判決 により 「 現実 的 悪意 の 基準 」 が 確立 し 、 被告 が 故意 に 虚偽 の 表現 を し た か 真実 性 を 不遜 に も 無視 し た と 証明 する こと が 原告 に 求め られる よう に なっ た 。 日本 で は 現在 でも 真実 性 の 証明 義務 は 被告 に ある 。  これ は あくまで 、 公人 （ public   figure ） に関する 表現 行為 について のみ 適用 さ れる 法理 と さ れ て いる （ Gertz   v . RovertWelch , Inc ., 418   U . S . 323 （ 1974 年 ） ） 。  元来 、 名誉 権 など といった 類 の 人権 は 、 時 の 権力 者 が 自身 へ の 反論 を 封じ込める ため に 用い られ て き た 経緯 が ある （ 例えば 自分 自身 にとって 都合 の 悪い 記事 を 封じ込める ため に 侮辱 罪 や 名誉 毀損 を 用い たり する など ） 。 ゆえに 殊更 に 、 とくに 公人 の 名誉 権 が 一方 的 に 強く 主張 さ れる こと は 、 民主 制 にとって 大きな 打撃 と なり うる 。  自由 な 言論 において は 、 誤っ た 陳述 が 不可避 で ある こと を 認め 、 しかし そう で あっ た として も 自由 な 言論 の 息づく スペース を 残す ため 、 その 誤り の 存在 さえ も 許し た 。 これ により 「 被害 者 」 が 被害 を 立証 し 、 勝訴 する ため に は 、 以下 の いずれ か を 証明 し なけれ ば なら なく なっ た 。佐々木   規夫 （ ささき   のり お 、 1948 年 8 月 27 日   -   ） は 、 日本 の 新 左翼 活動 家 、 テロリスト 。 元 東アジア 反日 武装 戦線 「 狼 」 部隊 メンバー 。 元 日本 赤軍 メンバー 。 北海道 小樽 市 出身 。  小樽 市 の 呉服 行商 人 の 子 として 生まれる 。 大学 入試 に 失敗 後 、 家業 を 手伝っ た あと 上京 、 兄 が 関わっ て い た 第 三 世界 革命 の 文献 を 紹介 する 「 レ ボルト 社 」 に 関わる よう に なる 。 その 兄 の 証言 で は 、 1967 年 頃 から 齋藤 和 と 知り合う 。 「 朝鮮 革命 研究 会 」 を 結成 し 、 1960 年代 後半 から 度々 韓国 に 渡航 し 、 日本 の 朝鮮 侵略 と 抵抗 運動 史 を 学ぶ 。  1972 年 、 斎藤 と共に アイヌモシリ を 巡り 、 日本 の アイヌ 侵略 史 を 学ぶ 。  1974 年 、 大道寺 将司 から 「 狼 」 に 勧誘 さ れ て 非 公然 ・ 非合法 活動 に 参加 し 、 部隊 の 一員 として 連続 企業 爆破 事件 に 関与 。 三菱重工 爆破 事件 で は 予告 電話 を かけ た 。 1975 年 5 月 に 逮捕 さ れる が 、 8 月 に 日本 赤軍 による クアラルンプール 事件 で 、 超 法規 的 措置 で 釈放 ・ 出国 し 、 日本 赤軍 に 合流 。  その後 、 ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 、 三井物産 マニラ 支店 長 誘拐 事件 に も 関与 し た と さ れ て いる 。  フィリピン 人 名義 の 偽造 旅券 で 日本 に 潜入 する 前 に マドリード で 盗難 に 遭っ た 京都 市 の 会社 員 の 旅券 を 基 に し た 偽造 旅券 で 1987 年 春 頃 に フィリピン ・ マニラ 市 の アパート に 潜伏 し 、 東南アジア や ヨーロッパ の 数 か国 に 出入り し て い た こと が 1988 年 8 月 に 判明 し た 。  1998 年 、 奥平 純三 とともに 他人 名義 の 旅券 を 不正 に 取得 する ため 東京 を 訪れ て い た こと が これ まで の 捜査 で 明らか に なっ て いる 。  現在 も 国際 手配 中 で ある 。 2010 年 4 月 以降 の 手配 写真 は 1998 年 に 撮影 さ れ た もの に 差し替え られ た 。社会 計画 （ し ゃかいけいかく ） と は 、 社会 政策 に かかわる 計画 。 ほか 、 地域 開発 、 余暇 、 文化 コミュニティ 等 、 広く 社会 システム 全般 に関する 総合 計画 において 目的 と 期限 と を 明示 し て 諸 主体 の 社会 的 活動 や その 方針 を 定める こと 。  人口 と 福祉 数 育 ・ 文化 事業 関連 と 都市 問題 等 の 社会 問題 に対して 、 問題 解決 に 有効 な 方策 や システム 、 体制 を 提言 ・ 評価 する こと で 、 関係 者 調整 や 合意 形成 を 回り 、 策定 ・ 実施 する 計画 。『 金玉 掌中 抄 』 （ きん ぎょ くし ょうちゅうしょう ） は 、 鎌倉 時代 末期 に 中原 章 澄 が 著し た 法律 書 。  章 澄 は 西園寺 実 兼 の 家 司 を 務め 、 後 に 明 法 博士 兼 修理 権 大夫 に 昇進 し て 花園天皇 に 律令 を 講じ た こと で 知ら れ て いる 。  刑事 法 を 中心 として 72 の 事例 について 、 律令 格式 の 正文 及び 家学 の 学説 を 引用 し て 解説 し て いる 。 当時 の 明 法 道 及び 公家 法 の 水準 を 知る こと が 出来る とともに 、 散逸 し た 律令 の 正文 の 引用 を 含ん で いる ため 、 その 再現 の ため の 重要 資料 と さ れ て いる 。言語 権 （ げん ご けん ） と は 、 ある 領域 で 言語 話者 の 民族 性 ・ 国籍 ・ 規模 に 拘わら ず 、 公私 の 領域 で 意思 疎通 を 図る ため に 、 言語 を 選択 する   人権 ・ 市民 権 に関する 個別 的 ・ 総体 的 な 権利 の こと で ある 。  言語 権 は 、 それら の 当事者 たち によって 理解 さ れ て 自由 に 選ば れる 言語 による 立法 ・ 行政 ・ 司法 の 行為 、 教育 、 メディア に対する 権利 を 含む 。 特に 、 少数 民族 や 先住民 の 少数 言語 の 保護 という 文脈 で 、 言語 権 は 強制 的 な 文化 的 同化 と 言語 帝国 主義 に 抵抗 する 手段 に なり うる と の 指摘 も ある 。  教育 における 差別 を 禁止 する 条約 の 第 5 条 ( c ) 項 に も 言及 は ある ものの 、 通例 、 文化 的 ・ 教育 的 な 権利 より も より 幅広い 枠組み で 取り扱わ れる 。 国際 人権 規約 （ 市民 的 及び 政治 的 権利 に関する 国際 規約 ） の 第 27 条 は 、 言語 的 少数 民族 が その 固有 の 言語 を 使用 する 権利 を 否定 さ れ ない こと を 明記 し て いる 。  ・ ヨーロッパ 地方 言語 ・ 少数 言語 憲章 ・法服 （ ほう ふく ） と は 、 裁判官 、 検察官 、 弁護士 、 裁判所 書記官 、 廷吏 など 、 職務 上 法廷 に 立ち合う 法曹 関係 者 及び 裁判所 職員 が 法廷 で 着用 する 制服 。  明治 政府 が 近代 法制 の 整備 を 進める 中 、 初期 の 法廷 で は 判事 ・ 検事 の 服装 も まちまち で 、 「 甚だ 見苦し 」 いとも 評さ れ た 。 そこで 、 ヨーロッパ 諸国 で 古く から 使わ れ て き た ガウン 型 の 法服 （ Court   dress ） に 倣い 、 日本 で も 法廷 で 着用 する 制服 を 導入 する こと が 初代 司法 大臣 山田 顕 義 より 提案 さ れ た 。 これ を 受け て 、 1890 年 （ 明治 23 年 ） 2 月 10 日 に 制定 さ れ た 裁判所 構成 法 で は 、 公開 の 法廷 に 於い て 判事 、 検事 及び 裁判所 書記 は 制服 を （ 同 法 114 条 第 1 項 ） 、 弁護士 は 職 服 を （ 同 第 2 項 ） 着用 する 旨 が 規定 さ れ た 。 そして 、 明治 23 年 10 月 22 日 勅 令 第 260 号 （ 判事 検事 裁判所 書記 及執達 吏制服 ノ 件 ） により 判事 、 検事 並びに 裁判所 書記 が 法廷 で 着用 する 制服 及び 執達吏 の 制服 が 制定 さ れ 、 続い て 1893 年 （ 明治 26 年 ） 、 弁護士 資格 制度 の 施行 に 伴い 明治 26 年 4 月 5 日 司法省 令 第 4 号 を 以 って 弁護士 の 職 服 も 制定 さ れ た 。  この うち 執達吏 の 制服 は 、 上着 が 紺 又は 黒 の 毛織 製 で （ 明治 23 年 10 月 22 日 勅 令 第 260 号 執達吏 制服 表 ） 、 立 襟 シングル ブレスト の フロック 型 （ 同 第 9 図 ） 。 袴 も 紺 又は 黒 の 毛織 製 （ 同 執達吏 制服 表 ） で 長 ズボン （ 同 第 10 図 ） 。 帽子 は 黒 ラシャ 製 で （ 同 執達吏 制服 表 ） 、 帽章 は 五条 の 旭日 章   で あっ た （ 同 第 12 図 ） 。  判事 、 検事 並びに 裁判所 書記 の 制服 及び 弁護士 の 職 服 は 、 国学 者 で 前年 に 開校 し た 東京 美術 学校 の 和文 ・ 歴史 教員 で あっ た 黒川 真頼 により 考案 さ れ た 。 古代 美術 や 有識 故実 に 精通 し 、 服飾 史 に関して も 造詣 の 深かっ た 黒川 は 、 聖徳太子 像 より 考証 し た 古代 官服 風 の 東京 美術 学校 最初 の 制服 を 考案 し て おり 、 出来上がっ た もの は 東京 美術 学校 の 制服 に 似 た 古代 官服 風 と なっ た 。 その ため 、 黒川 が 裁判所 に 事件 の 証人 として 召喚 さ れ た 際 、 廷丁 に 判事 と 間違え られ た という 逸話 も あり 、 刑部 は 「 古代 官服 風 の 服 制 は （ 当時 でも ） 稀有 で あっ た 」 と 指摘 し て いる 。  司法官 ら の 制服 及び 職 服 は 上衣 と 帽 から 成っ て い た 。 帽 は 黒地 雲 紋 で 、 古代 の 官 人 が 被っ て い た 冠 に 似 た 形状 で あっ た 。 上衣 は 黒地 の 闕腋袍 で 、 襟 と 胸 に 唐草 模様 と 桐 の 刺繍 が 施さ れ 、 刺繍 の 色 で 官職 、 桐 の 個数 で 裁判所 の 等級 を 区別 し た 。  服 制 を 定め た 当時 、 弁護士 で あっ た 砂川 雄 峻 は 、 「 判事 が 職 服 を 着 て 始め て 訟廷 に 臨ん だ とき は 、 言 ひ 合 は し た 如く 皆 極まり 悪 る 気 に 微笑 を 洩らし て 居 つ た 」 と 回想 する 。  戦後 、 裁判所 構成 法 が 廃止 さ れ 、 裁判所 法 が 制定 さ れ た とき 、 特に 法服 の 規定 は なかっ た 。 その ため 、 従来 の 法服 を 着用 する 者 、 法服 を 着用 し ない 者 と が 混在 し た 。  最高裁 は 1949 年 （ 昭和 24 年 ） に 「 裁判官 の 制服 に関する 規則 」 （ 最高 裁判所 規則 ） で 裁判官 について 新しく 「 制服 」 （ 法服 ） を 定め た 。 なお 、 裁判所 書記官 も 裁判官 に 似 た 法服 を 着用 し て いる 。  裁判官 の 法服 着用 を 定める 実質 的 な 理由 について は 、 「 法廷 が 非常 に 手続き が 厳粛 に かつ 秩序 正しく 行わ れ なけれ ば なら ない 場所 で ある という こと から いたし まし て 、 一方 で は その 公正 さ と 人 を 裁く 者 の 職責 の 厳し さ を あらわす とともに 、 他方 で は 法服 を 着用 する こと によりまして 裁判官 みずから その よう な 立場 に ある こと を 自覚 さ せる もの 」 と 説明 さ れ て いる 。  イギリス 及び 一部 の 旧 イギリス 植民 地 だっ た 国 で は 、 黒 の 法服 とともに 中世 風 の 白い カツラ を 着用 し て いる 。  アメリカ合衆国 で も 法服 が 使用 さ れ て いる 。  中華民国 成立 後 の 1913 年 、 推事 （ 裁判官 ） 、 検察官 、 律師 （ 弁護士 ） 、 書記官 、 承 発 吏 （ 執行官 ） 、 庭 丁 （ 廷吏 ） に 法服 が 導入 さ れ た 。 法 冠 に は 青天白日 章 が あしらわ れ て おり 、 法服 の 袖 と 襟 の 刺繍 で 官職 の 区別 を し た 。  満州 国 で は 、 1913 年 制定 の 中華民国 の 法服 を そのまま 採用 し て い た が 、 中華民国 から 分離 し た 以上 、 独自 の 法服 の 制定 が 必要 と の 論議 が 高まっ た 。  法 冠 は 当初 、 敦煌 莫高窟 に 描か れ た 「 獬豸冠 」 （ 獬豸 は 正義 や 公正 を 象徴 する 祥 獣 ） を 元 に しよ う という 意見 が あっ た が 、 不評 で あっ た 。 そこで 発想 を 転換 し 、 日本 の 鎌倉 時代 の 青砥 藤 綱 に 倣い 、 折烏帽子 型 の 法 冠 と なっ た 。  満州 国 の 法服 に は 黒 の ビロード が 付い て い た の が 大きな 特徴 で あっ た 。  中華人民共和国 で は 、 これ まで 軍人 や 警察官 の よう な 制服 を 着用 し て い た が 、 2001 年 5 月 に 諸 外国 に あわせ て 黒 の 法服 を 着用 する よう に なっ た 。一 審 制 （ いち しん せい ） と は 裁判 において 1 回 しか 審理 を 受ける こと が でき ず 、 上訴 （ または 特別 上訴 ） が でき ない 裁判 の こと 。  上訴 が でき ない ため 、 1 回 の 審理 による 判決 で 確定 する 。  日本 国外 で は 軍法 会議 や 軍事 法廷 や 議会 による 弾劾 裁判 など で 一 審 制 を 採用 し て いる 事例 が ある 。  現在 の 日本 で は 以下 の 2 つ が 一 審 制 の 裁判 に なっ て いる 。 2 つ と も 身分 に関する 弾劾 裁判 で ある 。  また 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 最高 裁判所 は 下級 裁判所 に 提起 さ れ た 人身 保護 請求 について 、 これ を 送致 さ せ 自ら 処理 する こと が できる （ 人身 保護 法 22 条 1 項 ） 。 この 場合 、 当該 人身 保護 請求 は 一 審 制 と なる 。  大日本帝国 憲法 下 の 日本 で は 、 大逆 罪 の 裁判 、 行政 裁判所 や 皇室 裁判所 など の 特別 裁判所 が 一 審 制 で あっ た 。  日本国 憲法 は 裁判 に 、 少なくとも 二 審 制 、 あるいは 三 審 制 を 保障 し て いる と 言わ れ て いる が 、 次 の よう な 場合 は 、 事実 上 の 一 審 制 と なっ て いる 。  裁判官 が 裁量 権 の 全権 を 持っ て いる 場合  裁判所 の 決定 に対して 抗告 が できる 手続 は 、 当事者 に 申立 権 が 認め られ て いる 手続 に 限ら れる 。 すなわち 、 裁判所 の 職権 発動 に 委ね られ て いる 手続 で あっ て 、 当事者 は 職権 発動 を 促す こと が できる が 申立 権 は ない と さ れ て いる 手続 （ 弁論 の 分離 ・ 併合 （ 民訴 法 152 条 ） 、 弁論 の 再開 （ 民訴 法 153 条 ） など ） に関する 決定 に対して は 、 当事者 は 抗告 が でき ない 。  証拠 調べ の 必要 性 が ない として し た 文書 提出 命令 申立 棄却 決定 の 場合  裁判所 は 、 たとえ 文書 提出 義務 （ ） の ある 証拠 に関する 申 立て で あっ て も 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として 申 立て を 棄却 する こと が できる 。 さらに 最高 裁判所 は 2000 年 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として し た 棄却 決定 に対する 抗告 を 認め ない こと を 判例 の 傍 論 として 示し た 。 これ 以降 は 判例 のみ を 見 て も 、 「 証拠 調べ の 必要 性 が ない 」 として 抗告 を 認め なかっ た 事例 は 複数 存在 する 。公開 審査 （ こう かいし ん さ ） と は 、 審議 が 公開 さ れ て いる こと を 指す 。  公開 形式 で 審査 が 行わ れる こと や 、 また 芸術 系 の 分野 で は 、 事業 や 作品 や 設計 、 意匠 、 取り組み 等 について 、 審査 員 の ほか 学識 者 の 学際 的 な 参加 、 あるいは 一般 の 傍聴 者 または 審査 に も 適時 加わり 、 優劣 や 採択 について の 審議 や 決定 を する こと を 呼ぶ 。  建築 設計 、 芸術 を はじめ 、 新規 産業 の 提案 など 、 プロポーザル やき ま ざま な 分野 で 優れ た デザイン を 競い あう コンペティション の 最終 選考 において 、 公開 審査 で 行わ れる こと が ある 。 コンペティション （ こん ぺてぃしょん 　 competition ） という 言葉 自体 は 競争 を 示す が 、 都市 、 建築 分野 で は 設計 ・ デザイン の 競技 を 意味 する 。 一定 の 設計 条件 等 に 基づく 、 公開 、 非公開 の コンペティション を 行い 、 複数 の 審 稚 貝 により 採点 さ れ 、 最良 策 を 実際 の 設計 に 適 輔 する 方法 が とら れる 。 事業 主 は 公共 、 民間 の いずれ の 場合 も ある 。 対象 施設 も 公園 、 地区 計画 、 建築 物 等 さまざま で 、 範囲 も 基本 計画 、 実施 計画 など 異なる レベル で 行わ れる 。 略し て 「 コンペ 」 と も いう 。 産業 デザイン 、 地域 や 都市 デザイン 分野 において は 、 景観 デザイン の 優れ た 施設 、 場所 等 を 対象 に し た もの が ある 。  また 、 芸術 分野 の 作品 （ 美術 、 建築 、 音楽 、 写真 　 デザイン 等 ） において 行わ れる コンクール （ concours 　 仏 ） という 作品 の 優劣 を 競う 催し や 競技 会 など も 、 公開 審査 の 場合 が 多い ほか 、 オーディション など も 公開 審査 の 場合 が 多い 。  その ほか 、 国際 規格 など の 設定 における 、 評価 基準 文書 の パブリック レビュー など を 指す 。  公開 審査 の 場合 、 作品 や 設計 　 意匠 、 取り組み 等 について 、 審査 員 の ほか 学識 者 の 学際 的 な 参加 、 あるいは 一般 の 傍聴 者 または 審査 に も 適時 加わり 、 優劣 や 採択 について の 審議 や 決定 さ れる 。  一般 に 審査 と は 、 いかなる ジャンル 、 分野 で も 基本 的 に は 審査 員 が 非公開 で おこなわ れる もの で あり 、 それ が 公開 さ れる という こと から 、 わざわざ 公開 の 審査 、 という よう に 言葉 が 使わ れ て いる 。基本 計画 （ き ほん けい かく ） と は 、 政策 や 事業 における 基本 的 な 方針 と その 内容 、 プログラム 、 例えば 建築 や 都市 の 開発 、 設計 の 一 過程 など 、 基本 構想 を 受け て 、 当該 敷地 や 地区 の 立地 条件 や 事業 実施 の ため の 具体 的 な 課題 や 条件 を 整理 し 、 具体 的 な 対応 策 や 発想 を 示し 事業 概念 の 確定 や 代替 策 の 検討 、 ボリューム 検討 、 諸 手続き フロー の 確認 、 事業 費 概算 等 、 事業 実施 の ため の 青写真 を 示す こと で 、 具体 的 な 設計 の 指針 と する もの 。  マスタープラン   ( masterplan )   と も 呼ば れ 、 建築 ・ 都市 行政 政策 において 市町村 など の 自治体 が 作成 する 都市 計画 マスタープラン は 、 住環境 基本 計画 や 景観 計画 など 良好 な 市街地 環境 形成 、 維持 、 保全 等 を 実施 する ため の 基本 的 な 方針 と なる 。 具体 的 な 空間 計画 において は 、 土地 利用 や 施設 計画 骨格 形成 、 各種 規制 等 の 全体 指針 で 、 全体 を 統括 する 図面 や 報告 書 、 諸 ルール を 指し 、 設計 段階 で は これ に したがっ て 詳細 な 検討 を 加え て いく 。芸術 法 （ げ いじ ゅつほう 、 Art   Law 、 Droit   Art ） は 、 芸術 ・ 文化 分野 を 規律 する 法 の 総称 。  「 芸術 法 」 は 、 固有 の 法律 の 名称 で は ない 。 狭義 で は 美術 、 広義 で は クリエイティブ 産業 における 取引 慣習 や 裁判 例 等 における 法律 判断 を 含め た 法体 系 を 指す 、 主として 講 学 上 の 用語 で ある 。 詳しく は # 定義 を 参照 。  " 芸術 "（ 音楽 、 映画 、 演劇 、 文学   etc .） は 広義 の   " Art " に 含ま れる が 、 伝統 的 に 芸術 法 ( Art   Law ) は 美術 ( fine   art   そして ／ または 視覚 美術   visual   arts ) に関する もの と 定義 さ れ て き た 。 さらに 、 芸術 法 は 文化財 法 （ 文化 遺産 法 ） の 分野 と 密接 に 関連 し て おり 、 しばしば 重なっ て いる 。  ジュネーブ 大学 の 芸術 法 ページ の 記述 に よる と 、  過去 30 年 にわたる アート マーケット と 文化 振興 の 異常 な 拡大 によって 、 美術 品 と 文化財 の 国際 取引 が 増加 し 、 そこで 発生 し た 数 多く の 法的 な 問題 から 、 芸術 法 機関 における 専門 家 の ニーズ が 示さ れ た 。  芸術 と 文化 の 分野 で は 固有 の 法的 問題 が 生じ 、 芸術 法 は 専門 法 分野 に なり つつ ある 。 芸術 法 は 創造 、 展示 、 複製 、 貿易 ならびに 収蔵 、 美術 品 の 所有 権 および 文化財 に関する 領域 全体 を カバー する 。 また 芸術 法 は 国際 法 （ 公法 および 私法 ） 、 所有 権 、 著作 権 、 保険 、 通関 あるいは 課税 といった 多様 な 領域 を カバー する 。  と さ れ て いる 。  日本 で 「 芸術 法 」 という 言葉 を 著書 に 用い て いる 学者 ・ 実務 家 は 少ない が 、 国際 的 に は Art   Law （ フランス語 において は Droit   Art ） または Art   and   Law   ( Droit   &   Art ) として 通用 し て いる 。 「 エンターテインメント 法   ( Entertainment   Law )」   と 重なる ものの 、 美術 品 ・ 文化財 を 中心 と し た 分野 で あり 、 非 商業 分野 や 、 表現 の 自由 ・ 人格 権 など の 要素 が 強い 。 さらに 広義 に は 、 クリエイター が 関わる 労働 法 分野 を 含める 場合 も ある 。 また 、 arts   policy と 同様 に 、 国家 が 関与 する 文化 政策 について の 法 ・ 制度 の 総称 を 指す 場合 も ある 。  古く は 表現 の 自由 、 著作 権 法 等 の 知的 財産 権 の 問題 や 、 作家 の 契約 問題 、 盗難 美術 品 や 贋作 の 問題 が 中心 で あっ た が 、 近年 で は 、 文化 政策 （ 文化 行政 ） と の 関連 で 、 公共 政策 学 と の 連携 の 必要 性 も 指摘 さ れ て いる 。 さらに 、 インターネット の 普及 と デジタル 作品 の 増加 により 、 情報 法 ・ 政策 学 や 情報 文化 論 と も 重なっ て き て いる 。  アート マーケット が 確立 し て いる 国 に は 芸術 法 分野 の 法律 家 が 必要 と なる ため 、 米国 で は ハー バード 大学 や コロンビア大学 で は ロースクール において これら の 科目 が 開講 さ れ て いる 。  日本 で は 、 法科 大学院 で 芸術 法 科目 を 開講 し て いる 大学 は ない が 、 エンターテイメント 法 の 実務 家 の ニーズ が 徐々に 増加 し て いる こと に 伴っ て 、 芸術 法 の うち 商業 的 分野 に 限れ ば 、 実務 経験 を 持つ 法律 家 は 徐々に 増え て いる と み られる 。  クリエイター や クリエイティブ 産業 、 文化 イベント の マネージャー 等 にとって も 芸術 法 を 学ぶ 必要 性 は 高く 、 欧米 における アート ・ デザイン の 専門 教育 コース で は 必ず と いっ て いい ほど 提供 さ れ て いる 。  しかし 日本 の 美 大 や 専門 学校 等 で は それほど 重視 さ れ て いる と は 言え ない 。 東京 藝 術 大学 、 武蔵野美術大学 、 日本 大学 芸術 学部 、 デジタル ハリウッド 大学 等 において 芸術 法 科目 が 開講 さ れ て いる 。 また 、 人文 系 の 学部 の 一部 で は 、 博物館 学芸 員 科目 として 開講 さ れ て いる 。 その他 、 文化 政策 に 関連 する 法 の 講座 が 、 静岡 文化 芸術 大学 等 で 開講 さ れ て いる 。  ジョージタウン大学 法律 図書館 の 芸術 法 リファレンス ページ の 記述 に よる と 。  芸術 法 は 複数 の 法学 分野 に またがっ た 学際 的 な 分野 で ある 。 Robert   C .   Lind ,   Robert   M .   Jarvis   &   Marilyn   E .   Phelan ,   Art   and   Museum   Law   ( 2002 ) の 定義 に よれ ば 、  芸術 法 は 、 一言 で 言え ば 、 アート に関する 多く の こと 、 例えば 保護 、 規制 、 創造 、 利用 および マーケティング に関する 法的 な 事柄 を 含む 分野 の 名称 で ある 。 芸術 法 は 法学 的 に 独立 し た 分野 で は なく 、 また アート の 世界 が 直面 し て いる 問題 の すべて に 適用 さ れる 統一 的 な 法学 理論 で も ない 。 芸術 法 の 実務 に 携わる 者 は 、 クライアント の 利益 を 保護 する ため に 様々 な ルール 、 例えば 知的 財産 、 契約 、 憲法 、 不法 行為 、 税金 、 商法 、 国際 法 など の 分野 を 用いる 。 これら の 法的 原則 の いくつ か は 米国 全土 で 適用 さ れ 、 それ 以外 は 各州 の 法律 の 発展 に 応じ て 変化 し て いる 。 アート の 創造 、 販売 、 収集 、 展示 は 、 法令 、 条例 、 規制 、 条約 や 判例 法 によって 、 徐々に 専門 的 な 法律 上 の 扱い を 受ける よう に なっ て き て いる 。  研究 と 実践 の 領域 として の 芸術 法 の 発展 について 、 詳しく は 、 Stephen   E . Weil の 「 はじめ に ：" 芸術 法 " について の 一 考察 （ 1981 ） 」 を 参照 の こと 。  現代 美術 作品 の 中 に は 、 芸術 法 を テーマ と し た 作品 も 存在 する 。市民 参加 型 予算 （ しみん さ ん か が たよ さん ） と は 、 自治体 の 予算 配分 を 自治体 職員 で は なく 、 その 自治体 に 住む 住民 が 決定 する 制度 で ある 。 ブラジル の ポルトアレグレ 市 で 1989 年 に 始まり 、 その後 ブラジル 各地 のみ なら ず ウルグアイ や アルゼンチン など の 南米 諸国 や 、 スペイン ・ フランス ・ ドイツ など ヨーロッパ 諸国 に も 広がり を 見せ て いる 。 参加 型 民主 主義 および 連帯 経済 の 一 形態 と みなさ れ て いる 。  具体 的 に は 、 自治体 の 予算 の 中 から 職員 の 給与 や 市 所有 の 施設 の 管理 費 など 、 市政 の 運営上 どうしても 必要 と さ れる 義務 経費 を 除い た 残り の 部分 に関して 、 自治体 で は なく 市民 集会 により 使い道 を 決め て ゆく という もの で ある 。 実際 に は ポルトアレグレ 市 の よう に 人口 100 万 人 を 超す 大都市 で は 市 全体 の 予算 を 各 地区 に 割り振っ た 上 で 、 各 地区 内 で 住民 集会 により その 予算 を 上下水道 ・ 道路 ・ 学校 など の プロジェクト の うち どれ に いくら 配分 する か が 決め られる 。 こうして 、 住民 の 要望 に 沿っ た インフラ 整備 が 可能 と なる 。『 式目 抄 』 （ しき もくしょ う ） と は 、 戦国 時代 の 天文 3 年 （ 1534 年 ） に 清原 宣 賢 が 著し た 御 成敗 式目 の 注釈 書 。 『 式目 抄 』 と 称する 書 は 複数 存在 し 、 また 天正 16 年 （ 1588 年 ） に 宣 賢 の 孫 の 清原 枝 賢 が この 書 を 元 に 全面 的 に 改訂 し た 『 式目 抄 』 （ 続 史籍 集 覧 所収 ） も 存在 する が 、 清原 宣 賢 の 『 式目 抄 』 が 広く 知ら れ て いる 。  御 成敗 式目 は 当初 は 鎌倉 幕府 に 仕える 御家人 に対して 出さ れ た もの で あっ た が 、 その 公正 さ と 平易 性 、 朝廷 の 法制 と の 整合 性 を 保つ 体裁 を 取っ て い た こと から 、 次第に 朝廷 など に も 受け入れ られ て いっ た 。 特に 鎌倉 時代 後期 に は 鎌倉 幕府 ・ 朝廷 とも に 徳政 を 追及 する よう に なり 、 その 理念 に 適っ て いる と さ れ た 御 成敗 式目 の 研究 が 公武 とも に 盛ん に なっ た 。 室町 時代 に 入る と 、 室町 幕府 奉行 衆 の 斎藤 氏 ・ 飯尾 氏 、 公家 で は 明 経 道 の 清原 氏 が 式目 の 注釈 を 家学 と する よう に なっ た 。  清原 氏 で は 幕府 管領 細川 勝元 に 式目 を 講義 し て 『 貞 永 式目 聞書 』 を 著し た 清原 業 忠 が 知ら れ て いる が 、 その 孫 で ある 清原 宣 賢 が 祖父 の 学説 を 継承 し つつ 律令 格式 ・ 公家 法 ・ 明 法 道 由来 の 諸説 を 引用 し て 解説 を 施し た の が 『 式目 抄 』 で ある 。  御 成敗 式目 に 使わ れ て いる 文字 や 語句 の 注釈 を 古今 和漢 の 典籍 から 引用 し て 詳細 な 解説 を 施し た こと 、 加え て 従来 漢文 にて 書か れ て い た 御 成敗 式目 の 注釈 書 の 中 で 初めて 片仮名 交 り 文 を 採用 し た こと 、 従来 は 省み られ なかっ た 追加 法 に対する 解説 を 行っ た こと など 、 当時 の 最高 水準 の 注釈 が 施さ れ 、 後世 に 影響 を 与え た 。 ただし 、 本来 は 武家 法 で ある 御 成敗 式目 を 律令 法 ・ 公家 法 に 基づい て 解釈 し て いる ため に 強引 な 部分 も あり 、 ことに 第 4 条 の 「 贓物 」 を 「 財物 」 、 第 18 条 の 「 忠孝 」 を 「 志 孝 」 と 原文 そのもの を 改め て いる 。 これ は 御 成敗 式目 の 立法 者 で ある 北条 泰 時 ら が 作っ た 御 成敗 式目 の 原文 自体 に 誤り が あり 、 これ を 本来 ある べき 条文 に 修正 す べき で ある と する 清原 氏 の 家学 に 基づく 考え方 による もの で ある 。  清原 宣 賢 の 『 式目 抄 』 は 、 江戸 時代 に 入る と 御 成敗 式目 の 優れ た 注釈 書 として 活字 によって 刊行 さ れ 、 更に は 諺 解 本 と 呼ば れる 「 注釈 書 の 注釈 書 」 が 現れる に 至っ た 。戸 平和 夫 （ と ひ ら   かずお ） は 元 日本 赤軍 の メンバー 。 兵庫 県 神戸 市 出身 。  高校 時代 に 共産 主義 者 同盟 赤軍 派 に 参加 。 1975 年 3 月 に 西川 純 とともに 旅券 法 違反 で スウェーデン で 逮捕 さ れ 、 日本 に 強制 送還 さ れる 。 7 月 に 、 クアラルンプール 事件 で 超 法規 的 措置 で 釈放 ・ 出国 。 その後 、 国際 手配 さ れる 。  1997 年 2 月 15 日 、 レバノン で 身分 を 偽っ て 潜伏 し て い た として レバノン 当局 に 身柄 を 拘束 さ れる 。 その後 、 旅券 偽造 と 不法 入国 で 禁錮 3 年 の 判決 を 受け た 。  2000 年 、 レバノン で の 刑期 満了 後 に 国外 退去 処分 を 受け 、 日本 に 強制 送還 さ れ 日本 で 逮捕 さ れる 。 旅券 法 違反 で 2002 年 9 月 に 懲役 2 年 6 ヶ月 の 実刑 判決 が 確定 し た 。  2003 年 5 月 、 満期 出所 。  戸平 が 所持 し て い た 偽造 旅券 は 北朝鮮 による 日本人 拉致 問題 によって 拉致 さ れ た 石岡 亨 の 偽造 パスポート で ある 。仁平   映 （ に へい   あき ら 、 1946 年 3 月 1 日   -   ） は 日本 の 元 服役囚 。  東京 都 立川 市 生まれ 。 中学 卒業 後 、 簡易 宿泊 所 で 労務者 生活 を し て い た が 、 傷害 ・ 脅迫 など で 何 回 も 逮捕 さ れ 服役 し て いる 。 獄中 に 待遇 改善 を 求め て 、 獄中 者 組合 を 結成 。  1976 年 、 台東 区 清川 の 路上 で 見知らぬ 44 歳 男性 と 口論 と なり 殺害 。 東京 地裁 で 懲役 10 年 の 判決 を 受ける 。  控訴 中 の 1977 年 9 月 28 日 に 起き た ダッカ 日航 機 ハイジャック 事件 で は 、 殺人 犯 で 思想 的 背景 や 日本 赤軍 と は 関係 なかっ た ものの 獄中 者 組合 の 行動 が 反 体制 行動 として ハイジャック 犯 側 に 評価 さ れ 、 釈放 要求 リスト に 指名 さ れる 。 日本 政府 は 当初 は 仁平 を 「 思想 犯 で は なく 刑事 犯 」 で ある 理由 から 2 人 の 釈放 拒否 の 方針 を 持っ て い た が 、 ハイジャック 犯 に 拒否 を さ れ 釈放 対象 と なっ た 。 その後 、 日本 政府 の 超 法規 的 措置 によって 釈放 ・ 出国 し 、 日本 赤軍 に 参加 。  現在 も 国外 逃亡 中 で あり 、 国際 手配 さ れ て いる が 、 詳細 な 消息 は 不明 で ある 。証明 妨害 の 法理 （ し ょうめいぼうがいのほうり ） と は 、 訴訟 手続き において 、 証明 責任 を 負わ ない 当事者 が 、 挙証 責任 を 負う 当事者 の 証拠 の 収集 ・ 提出 （ 立証 ） を 困難 に し たり 、 妨げ た 場合 に 、 妨害 さ れ た 立証 責任 を 負う 当事者 に対して 、 有利 に 取り扱う 法理 を いう 。 単に 、 立証 妨害 または 証明 妨害 と も いう 。  証明 妨害 の 法的 基礎 は 、 事案 の 解明 を 損なう 義務 違反 行為 （ 不作為 も 含む ） により 、 相手方 の 証拠 提出 を 妨げる 場合 に は 、 訴訟 上 の 制裁 をもって 調整 が はから れる と さ れる 。  これ について は 、 法律 に 規定 の ある 場合 も ある が 、 それ に 限ら れ ない 。ロゴグラポス （ ロゴグラフォス 、 ギリシャ 語 ：',   " logographos ", 複数 形 ： ロゴグラポイ 、 ログラフォイ ,   英語 ：'） と は 、 古代 ギリシア の 職業 。 歴史 と 法律 の 分野 で 使わ れる が 、 意味 は 異なる 。 語源 は 、 " logos "（ 話 、 散文 ）+" grapho "（ 書く ） 。  ロゴグラポス と は 、 「 歴史 の 父 」 と 呼ば れる ヘロドトス 以前 の 史学 史家 ・ 年代 記 作者 の こと 。 ヘロドトス は 自分 の こと を 「 ロゴポイオイ （,   " logopoioi ",   単数 形 ： ロゴポイオス ） 」 と 呼ん で い た 。 語源 は " logos "（ 話 、 散文 ）+" poieo "（ 作る こと ） 。 トゥキディデス は 自分 より 前 の 歴史 家 を すべて ロゴグラポス と 呼び 、 その 中 に は ヘロドトス も 含ま れ て い た 。  ロゴグラポス は 小 アジア の イオニア および その 島々 の 出身 者 が 多かっ た 。 地理 的 に 、 東 と 西 の 遠い 国々 に関する 知識 を 得る の に 好都合 だっ た から だろ う 。 ロゴグラポス たち は イオニア 方言 で 書き 、 叙事詩 を 手本 に し て 、 詩的 性格 を 持っ て い た 。 ロゴグラポス の 書く もの は 、 都市 の 創設 、 支配 者 一族 の 系譜 、 個人 個人 の しきたり ・ 習慣 に 関連 し た 伝説 ・ 言い伝え 、 つまり 創設 神話 を 、 荒っぽく こじつけ た よう な もの だっ た 。 科学 的 な 批判 精神 は まったく なく 、 その ため に 歴史 学者 で は なく 、 年代 記 作者 と 呼ば れる こと が 多い 。  最古 の ロゴグラポス として 名前 を 挙げ られる の が 、 紀元前 6 世紀 の ミレトス の 人 カド モス で 、 ミレトス の 歴史 を 書い た と 言わ れる 。 しかし 、 伝説 上 の 人物 だっ た 可能 性 も ある 。  ロゴグラポス の 全盛期 は 、 紀元前 6 世紀 の 中頃 から ペルシア 戦争 の 時 （ 紀元前 492 年   -   紀元前 449 年 ） まで だっ た 。 紀元前 400 年 頃 に 死ん だ レ ロス の ペレキュデース が 最後 の ロゴグラポス と 言わ れ て いる 。  そんな ロゴグラポス の 中 で 、 ミレトス の ヘカタイオス は 神話 の 歴史 と 現実 の 歴史 を 分離 しよ う と 試み た 。 それ は 完全 に 成功 し た わけ で は なかっ た が 、 真 の 歴史 学 発展 の 中 で 、 きわめて 重大 な ステップ と なっ た 。 ヘロドトス も 『 歴史 』 の 中 で ヘカタイオス だけ は 引用 し て いる 。  ヘロドトス 以降 、 ロゴグラポス は 衰退 し て いっ た が 、 ヘレニズム 期 に なっ て 、 いくらか 人気 を 取り戻し た 。  同じ 神話 の 言い伝え を 共有 し ながら 、 叙事詩 環 の 叙事 詩人 たち と ロゴグラポス たち が 違っ た の は 、 散文 で 、 「 ただ 連結 し て いる だけ 」 の 書き方 で 書い て い た こと で ある 。  ハリカルナッソス の ディオニュシオス は 、 古典 世界 で 有名 だっ た ロゴグラポス の 名前 を 挙げ て いる 。  ロゴグラポス と は 、 法廷 弁論 を 書く こと を 職業 と する 人 、 つまり 演説 作者 の こと 。 現代 の スピーチ ライター と ほぼ 近い 。  古代 の アテ ナイ で は 、 法 は 、 訴訟 当事者 （ 原告 ・ 被告 ） に対して 、 裁判官 の 前 で 続け て 演説 し て それぞれ の 主張 を 申し立てる こと を 求め て い た 。 この 時代 、 弁護士 は おら ず 、 法 は それぞれ の 訴訟 当事者 に 、 友人 あるいは 親戚 の うち 1 人 のみ 応援 する こと を 許し た 。 しかし 、 それでも 心許ない と 思っ た 時 、 訴訟 当事者 は ロゴグラポス に 演説 の 作成 を 依頼 し た 。 訴訟 当事者 たち は ロゴグラポス が 作っ た 演説 を 暗記 し て 、 裁判官 の 前 で そら で 述べ た 。 この 職業 を 最初 に 始め た 人々 の 中 に は アンティポン が いる 。 政治 色 を 帯び た 訴訟 の 裁判 から 、 その後 、 多く の ロゴグラポス たち が 政治 の 舞台 で も 活躍 する よう に なっ た 。法律 学 全集 （ ほう りつ がく ぜん しゅう ） と は 、 法律 書 の 出版 を 主力 業務 と する 出版 社 で ある 有斐閣 が 、 1957 年 （ 昭和 32 年 ） に 創業 80 周年 を 記念 し て 刊行 を 始め た 法学 書 の 全集 で ある 。  有斐閣 の 創業 80 周年 で ある 1957 年 （ 昭和 32 年 ） に 刊行 が 始まり 、 1986 年 （ 昭和 61 年 ） に 別巻 で ある 総 索引 の 発行 を 以 って 完結 し た 。 編集 顧問 は 我妻 栄 、 横田 喜三郎 、 宮沢 俊 義 が 、 編集 委員 は 鈴木 竹雄 、 田中 二郎 、 兼子 一 、 石井 照久 が それぞれ 務め て いる 。 各 分野 を それぞれ 当代 きっ て の 法学 者 が 執筆 し て いる ため に 、 多く の 大学 で 教科書 として 採用 さ れ たり 、 司法 試験 受験 の ため の 基本 書 と さ れ たり し た もの も 多い 。 当初 は 全 60 巻 から なる 上製 箱入り で 出版 さ れ て い た が 、 これ は 書籍 の 厚 さ を 揃える ため に 行政 組織 法 と 公務員 法 、 事務 管理 ・ 不当 利得 と 不法 行為 といった 記述 量 の 少ない 近接 し た 分野 の もの を 合冊 し た ため で あり 、 改訂 版 が 出版 さ れる とき に は ほぼ 全て これら を 分け た 形 で 出版 さ れる こと に なっ た 。 その ため 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） 現在 で は 全体 の 冊数 は 60 冊 を 超え て いる 。 法令 の 改正 、 判例 、 学説 、 社会 情勢 の 変化 を 受け て 全巻 が 完結 する より 前 に 改訂 版 の 出版 が 始め られ て おり 、 一部 は 2000 年 （ 平成 12 年 ） ころ まで 改訂 が 続け られ て い た 。 本 全集 は 、 当初 は ほとんど の 巻 が 1 人 の 学者 により 執筆 さ れ て い た が 、 当初 の 執筆 者 が 高齢 に なり 作業 が 困難 に なっ た もの について は 、 弟子 に 当たる 学者 が 作業 に 参加 し て いる 。 当初 の 執筆 者 が 故人 に なっ た 後 に 、 その 弟子 に 当たる 学者 だけ で 改訂 が 続け られ て いる もの も ある 。 改定 さ れ て い ない もの で も 版 を 重ね て いる もの が 多かっ た が 、 一部 に は 入手 が 困難 に なっ た もの も あっ た 。 しかし 有斐閣 が 2001 年 （ 平成 13 年 ） 10 月 に オン ・ デマンド 出版 を 開始 する にあたって 、 本 全集 の うち 絶版 と なっ て い た ほぼ 全て の 書目 を オン ・ デマンド 出版 の 対象 と し た ため 、 ほとんど の 書目 は いずれ か の 形 で 入手 が 可能 で ある 。 2011 年 7 月 に は 全 タイトル （ 全 88 巻 、 188 冊 ） の 紙面 の PDF ファイル が 収録 さ れ た DVD - ROM が 発売 さ れ 、 旧版 と の 対照 も 容易 に できる よう に なっ た 。法人 格 否認 の 法理 （ ほうじん かく ひ に ん の ほうり ） と は 、 法人 格 が 形骸 に すぎ ない 場合 や 法人 格 が 濫用 さ れ て いる 場合 に 、 紛争 解決 に 必要 な 範囲 で 、 法人 と その 背後 の 者 と の 分離 を 否定 する 法理 。  アメリカ の 判例 理論 に 由来 する 法理 で ある 。 日本 の 法律 に 明文 の 規定 は なく 、 1969 年 （ 昭和 44 年 ） の 最高 裁判所 第 一 小 法廷 判決  、 最高裁 によって その 法理 として の 採用 が 初めて 認め られ た 。 以降 、 裁判 例 で の 採用 が 相次ぎ 、 学会 で の 研究 も 進ん だ が 、 実定法 上 の 根拠 は 商法 ・ 会社 法 上 に は 存在 せ ず 、 など の 一般 条項 に 求め られる 。  一方 、 中国 の 新しい 会社 法 （ 2006 年 施行 ） で は 第 20 条 において 、 一定 の 場合 に は 株主 が 会社 の 債務 について 連帯 し て 責任 を 負う 旨 規定 さ れ て いる が 、 これ は 法人 格 否認 の 法理 を 明文 で 採用 し た もの で ある 。  法人 は 構成 員 や 関係 者 （ 株主 、 役員 等 ） と は 別個 の 人格 が 与え られ 、 独立 し て 権利 義務 の 主体 と なる 。 しかし 、 一定 の 場合 に は 法人 の 形式 的 独立 性 を 認める こと が 正義 ・ 衡平 に 反する 結果 を もたらす こと が ある 。 その よう な とき に 法人 と その 背後 の 者 （ 支配 株主 や 経営 者 等 ） と を 同一 視 する こと を 法人 格 の 否認 と いう 。 法人 格 の 消滅 を もたらす わけ で は ない という 意味 で 、 会社 の 解散 命令 （ ） と は 異なる 。  そもそも 会社 に 法人 格 が 認め られる の は 会社 が 国民 経済 的 に 有用 な 機能 を 営ん で いる から で ある 。 ゆえに 法人 格 が 濫用 さ れる 場合 や 法人 格 が 形骸 化 し て いる 場合 に は 会社 が 国民 経済 的 に 有用 な 機能 を 営ん で いる と は いえ ない 。 ゆえに 会社 の 法人 格 を 当該 事案 の 解決 に 必要 な 範囲 内 で 否定 し 会社 と その 背後 に ある もの を 同一 視 する の で ある 。  法人 格 否認 の 法理 の 機能 する 場面 は 従来 は 法人 成り し た ばかり の 個人 企業 といった いわゆる 小規模 閉鎖 会社 における 問題 が ほとんど で あっ た 。 平成 2 年 改正 により 、 商法 に 最低 資本 金 制度 が 導入 さ れ た こと から 、 法人 格 否認 の 法理 の 適用 事例 が 減少 する の で は 、 という 見込み が なさ れ た こと が ある 。 ところが 、 平成 17 年 の 会社 法 において は 、 最低 資本 金 制度 が 廃止 さ れる など 、 会社 債権 者 の 保護 を 目的 と する 法 制度 が 従来 より 手 薄く なる こと に なっ た 。  最低 資本 金 など 従来 の 会社 債権 者 保護 制度 の 代わり として 法人 格 否認 の 法理 の 積極 的 活用 を 期待 する 見解 が ある 一方 、 法人 格 否認 の 法理 は 一般 条項 から 導き出さ れ た 法理 で ある ため 法的 安定 性 の 見地 から かんがみ て なるべく 適用 を 避ける べき で 、 まずは 契約 の 条項 や 弾力 的 解釈 による 解決 を 目指し 、 それでは 解決 が 困難 な 場合 に 適用 する 「 最後 の 砦 」 として の 位置づけ 見解 も ある （ 例えば 、 取締役 の 責任 を 追及 する 場合 に は 、 まずは 取締役 の 第三者 責任 の 条項 に 照らし 合わせ て から 考える べき で ある と する ） 。  また 、 近年 で は 法人 格 否認 の 法理 の 適用 場面 は 親子 会社 間 の 問題 について まで 拡張 し て いる 。  法人 格 否認 の 法理 が 適用 さ れ た 場合 の 効果 として は 、 まず 、 会社 等 の 債務 と 同様 の 債務 を 背後 者 （ 支配 株主 や 経営 者 等 ） が 負担 する こと （ 実定法 上 の 効果 ） に なる こと に は 異論 が ない が 、 会社 等 の 債務 につき 債権 者 が 取得 し た 勝訴 判決 の 効果 （ 既判力 の 拡張 等 ） が 背後 者 （ 支配 株主 や 経営 者 等 ） に まで 及ぶ （ 手続 法 上 の 効果 ） か どう か について は 争い が ある 。 最高裁 は 手続 の 明確 性 や 安定 性 を 理由 に 法人 格 否認 の 法理 の 訴訟 法 上 の 効果 を 否定 し て おり 、 訴訟 法 学者 を 中心 に 否定 説 が 有力 で ある が 、 近年 で は 訴訟 法 上 の 信義 則 を 理由 に 実質 的 に 訴訟 法 上 の 効果 を 肯定 し た 裁判 例 も ある と いう 。コンメンタール （ ドイツ 語 ： Kommentar ） もしくは 逐条 解説 書 と は 、 法律 など に対して 逐条 解説 を 施し た 文書 、 または それ を 書籍 化 し た 書物 の こと 。  法律 等 の 条文 を 少し ずつ （ 基本 的 に は 一 条 ずつ ） 掲げ 、 その後 に 、 その 条文 の 意義 ・ 要件 ・ 効果 等 について 解説 を 付し た もの で ある 。 さらに 必要 なら 関連 する 条文 、 判例 、 行政 実例 、 参考 文献 など を あげ て いる 。 基本 的 に 対象 と する 法令 の 全て の 条文 について 解説 が 加え られる が 、 著者 が 重要 度 が 低い と 判断 し た 条文 について は 条文 を 掲げる だけ で 全く 解説 が 加え られ ない こと も あり 、 制定 時 の 経過 措置 など 現在 参照 する 意味 が 少ない もの について は 条文 の 記載 も 省略 さ れる こと が ある 。  基本 的 に は 単行 本 の 形 で 出版 さ れる が 、 まれ に 大学 の 紀要 など に 複数 回 に 分け て 掲載 さ れる こと も ある 。 書籍 化 さ れ た 場合 の 書名 に は 、 「 コンメンタール 」 の ほか 「 注釈 」 「 注解 」 「 条 解 」 「 逐条 」 「 要義 」 など の 語 が 用い られ て いる こと が 多い 。  現在 、 さまざま な 分野 で 数 多く の コンメンタール が 出版 さ れ て おり 、 主要 な 法令 について は 、 学習 者 用 の 基礎 的 な こと を 中心 に 説明 し た もの や 実務 家 向け に 詳細 を 極め た もの など 小規模 な もの から 大 規模 な もの まで 、 数 多く の コンメンタール が 出版 さ れ て いる 。  代表 的 な コンメンタール として 以下 の よう な もの が ある 。  法律 起草 者 による コンメンタール として 以下 が ある 。国家 プロジェクト （ こっ か プロジェクト ） は 、 政治 主導 ・ 行政 主導 により 、 新興 分野 ・ 新規 事業 に 投資 （ 非 経済 的 分野 に も ） さ れる 活動 の 俗称 で ある 。 一般 的 に は 、 大型 プロジェクト に対し 使わ れる 呼称 で ある が 、 広義 に は 国会 の 予算 承認 を 得 た 全 事業 を 指す 。  国家 の 繁栄 、 利潤 確保 を 目的 と し 、 民間 で は 成し 得 にくい 事業 を 主 に 取り扱う 。 事業 内容 は 、 インフラ 整備 、 土木 建築 、 宇宙 開発 、 先端 研究 等 多岐 に わたる 。  国家 プロジェクト にあたる 根拠 法 として 、 日本国 憲法 第 八 十 五 条 や 財政 法 第 四 条 の 二 および 第 四 条 の 三 が 考え られ て いる 。  先端 研究 分野 や インフラ 整備 へ 先進 的 投資 を 行う こと で 国家 経済 に 多く の 利益 を もたらす 反面 、 多く の 税金 を 投入 し て しまい 、 時に 多大 な 損失 を 被る 危険 性 も ある 。  他自然 権 （ し ぜん けん 、 /、） と は 、 人間 が 、 自然 状態 （ 政府 が できる 以前 の 状態 、 法律 が 制定 さ れる 以前 の 状態 ） の 段階 より 、 保持 し て いる 生命 ・ 自由 ・ 財産 ・ 健康 に関する 不可 譲 の 権利 。 人権 は 、 自然 権 の 代表 的 な もの と さ れ て いる 。 今日 の 通説 で は 、 人類 の 普遍 的 価値 で ある 「 人間 の 自由 」 と 「 平等 」 を 中心 と する 基本 的 人権 、 並びに 、 基本 的 人権 を 基調 と し た 現代 政治 理論 において 、 最も 基本 的 な 概念 ・ 原理 で ある と さ れ て いる 。 ただし 、 その 由来 について は 神 が 個々 の 人間 に 付与 し た と する 考え と 人間 の 本性 に 由来 する 考え が 存在 する 。  古代 ギリシア において 、 自然 権 は 自然 的 正義 に 基づい て 人間 本性 が 持つ 権利 で ある と 考え られ て き た 。 これ に対して キリスト 教 の スコラ哲学 において は 神 から 人間 本性 に 与え られ た もの と 解さ れ て き た 。 ただし 、 この よう な 近世 より も 前 の 時代 において は 自然 法 に関する 議論 に 重き が 置か れ 、 自然 権 自体 に対する 関心 は 決して 高く は なかっ た 。 しかも 、 古代 ・ 中世 を通じて 、 自然 権 は 、 客観 的 に 正しい 秩序 に 服す べき 人間 が 持っ て いる 自然 的 義務 、 に セット に なっ て 対応 する 権利 と 考え られ て い た 。 その 場合 、 人間 へ の 自然 権 付与 の 前提 として の その 自然 的 義務 を 課す 存在 （ 正義 もしくは 神 ） が 、 自然 権 に 常に 伴っ て 想定 さ れ て い た 。 それで 、 人間 に 、 義務 を 履行 し て いる か 否 か に 無関係 に 、 直接的 に 無条件 に 付与 する よう な 自然 法 という もの の 存在 は 考え られ て い なかっ た （ ただし 、 12 世紀 の 教会 法学 や 14 世紀 の ノミナリズム に 近代 的 な 自然 権 観念 に 近い 考え が 存在 し て い た と する 説 も ある ） 。  そうした 古代 的 ・ 中世 的 な 思想 が 大きく 転換 さ れ た の は 、 17 世紀 における 社会 契約 論 に関する 議論 と それ に 基づく 近代 的 自然 法 思想 による ところ が 大きい 。  トマス・ホッブズ は 封建 社会 における 特権 を 中心 と し た 権利 観念 を 転換 し 、 これ まで 自明 の 存在 で ある と さ れ て き た 共同 体 や 社会 の 存在 を 解体 し た 自然 状態 を 想定 し た 。 自然 状態 において 全て の 人間 は 自由 で 平等 な 自己 保存 の 権利 を 持つ として 自然 権 の 普遍 性 を 唱え た 。 その 上 で 自然 権 が 持つ 自己 保存 の 性格 が 時には 自己 の 意志 を 妨害 する 外的 障害 を 排除 する ため に 他者 の 生命 ・ 身体 を 脅かす 可能 性 を 有し 、 その 結果 「 万 人 の 万 人 による 闘争 状態 」 を 招く として 、 理性 の 推論 的 帰結 として の 自然 法 の 存在 と 各人 の 自己 保存 を 維持 する ため の 社会 契約 に 基づく 国家 （ 政府 ） の 必要 性 を 唱え た 。 これ は スコラ哲学 による 神 が 自然 法 に 基づい て 自然 権 を 付与 する という 考え方 を 否認 し 、 法 は 人間 によって 創設 さ れる もの で 自然 法 も また 自然 権 から 発生 し た もの で ある という 法 概念 の 転換 を も もたらし た 。  また 、 フーゴー・グローティウス は 個々 の 人間 が 自己 保存 について の 権利 を 有する という 点 で は ホッ ブス に 近い ものの 、 同時に 自己 保存 の 権利 は 他者 へ の 直接的 な 加害 行為 や その 自己 保存 に 必要 と する 財物 の 奪取 を 禁止 する 自然 法 に 拘束 さ れ て おり 、 その 結果 として 制約 さ れ た 自己 保存 の 権利 を 自然 権 と 位置づけ て いる 。 また 、 自然 状態 を 万 人 が 無主 物 を 共有 し て 使用 できる 状態 と し 、 合意 によって 特定 個人 に 帰属 さ せる 状態 を 生じ させる 人定 的 な 権利 を 所有 権 と 考え た 。  続く 、 ジョン ・ ロック は 何 人 も 侵す こと の 出来 ない 各人 固有 の 権利 （ right   of   properties ） として 「 生命 （ life ） 」 「 健康 （ health ） 」 「 自由 （ liberty ） 」 「 財産 （ possessions ） 」 の 4 つ を 掲げ て 自己 保存 の 中 に 更に 広範 な 自由 の 概念 や 財産 権 を 含み 、 国家 （ 政府 ） は 社会 契約 （ 統治 契約 ） によって 成立 する もの で 、 国家 （ 政府 ） が 統治 契約 に 背い て その 自然 権 を 侵害 すれ ば 、 国民 は 抵抗 権 （ 革命 権 ） によって 革命 も 正当 化 さ れる として 自然 権 の 優位 性 を 唱え た 。 ロック の 思想 は 自然 権 の 社会 化 を もたらす とともに 、 資本 主義 や 市民 社会 に 理論 的 正当 性 を 与え 、 アメリカ 独立 革命 など の 市民 革命 に 大きな 影響 を 与え た 。  この 他 に 自由 権 に関して 唱え た 思想家 として は ザミュエル・フォン・プーフェンドルフ や ジャン ＝ ジャック・ルソー など が 挙げ られる 。 また 、 日本 の 明治 初期 における 自由 民権 運動 で 唱え られ た 天賦 人権 論 も 自然 権 の 日本 における 受容 系 で ある と 言える 。  18 世紀 以降 、 自然 権 の 観念 は 各国 の 憲法 で 採用 さ れ た 。 最も 早く 採用 し た の は アメリカ と フランス で 、 まず 1776 年 に アメリカ で 採択 さ れ た バージニア 権利 章典 は 、 第 1 条 において 「 全て の 人 は 生まれながら に し て 等しく 自由 で 独立 し て おり 、 ある 先天的 な 権利 を 持っ て いる 」 と 規定 し た 。 続い て 1789 年 に フランス で 採択 さ れ た フランス 人権 宣言 は 、 第 1 条 において 「 人 は 、 自由 かつ 権利 に 置い て 平等 な もの として 出生 し 、 存在 する 」 と 規定 し た 。 なお 、 日本国 憲法 も 自然 権 思想 に 立脚 し 、 人権 を 「 侵す こと の でき ない 永久 の 権利 」 （ 第 11 条 ・ 97 条 ） として 規定 し て いる 。  もっとも 、 功利 主義 で も 知ら れ て いる ジェレミ・ベンサム を はじめ と する 法 実証 主義 の よう に 、 実定法 以外 の 全て の 法 は あり え ず 、 自然 権 や 自然 法 の 存在 を 否定 する 立場 も 存在 する 。 その 立場 に 立て ば 、 基本 的 人権 など の 諸 権利 も 全て 憲法 など の 法律 の 制定 によって 初めて 成立 する もの で ある と 解さ れる 。 実際 に 現在 の 民主 主義 国 の 多く で は 、 自然 権 と さ れ て き た 諸 権利 は 憲法 など に 規定 さ れ 、 日本国 憲法 において も 自然 権 は 「 基本 的 人権 」 の 体裁 を もっ て 永久 の 権利 として 保障 さ れ て いる （ ただし 、 自然 権 を 認める 論 に 立て ば 、 基本 的 人権 の 立法 化 は 自然 法 の 実定 化 で あっ て 、 実定法 に 由来 する 権利 で は ない ） 。  だが 、 こうした 理論 は 、 国家 あるいは 君主 （ 元首 ） の 権限 が 強大 で 国民 ・ 議会 の 権限 が 弱く 、 自然 権 ・ 自然 法 による 普遍 的 価値 観 を 認め ない 体制 ・ 社会 において 、 「 法 の 支配 」 が 時 の 君主 （ 元首 ） や 政府 の 意思 が 合法 化 さ せる 仕組み として 機能 し 、 「 悪法 も 法 なり 」 という 思想 と なっ て 発現 し た （ 悪法 問題 ） 。 ドイツ ・ イタリア の ファシズム や ソ連 ・ 北朝鮮 の 共産 主義 など 民主 政治 を 否定 する 政権 の 登場 は 、 そうした 体制 ・ 社会 が 生み出し た 産物 と も 捉え られ て いる 。 また 、 それ 以外 に も 共産 主義 の カール ・ マルクス や 各種 共同 体 論 の 立場 から も 批判 が 出さ れる こと が ある 。  メタ 倫理 学 において は 、 経験 論 から 善悪 の 指針 を 導く こと は でき ない として （ 自然 主義 的 誤謬 ） 、 20 世紀 初頭 に   G .   E .   ムーア   が 著書 『 倫理 学 原理 』 の なか で 批判 を 展開 し た 。  国家 権力 の 及ば ない 個人 の 私的 分野 の 存在 を 認める 自然 権 の 考え方 は 、 多く の 自由 主義 ・ 民主 主義 を 奉じる 国家 ・ 人々 に 受容 さ れ て いる 。 もっとも 、 自由 主義 者 ・ 民主 主義 者 の 間 で も 、 自然 権 の 中核 に ある 権利 を 自由 権 と する か 平等 権 と する か について は 意見 が 分かれ て おり 、 大きな 政治 路線 の 対立 として 表れる 場合 も ある 。モリスコ 追放 （ モリスコ つい ほう 、 スペイン 語 : Expulsión   de   los   moriscos ） は 1609 年 4 月 9 日 に スペイン 王 フェリペ 3 世 が 発令 し た モリスコ 追放 の 布告 で ある 。  モリスコ と キリスト 教徒 と の 間 の 猜疑 心 と 緊張 は 、 しばらく の 間 高かっ た 。 一部 の モリスコ たち が 影響 力 と 力 を 手 に し て 、 バレンシア 貴族 や アラゴン 貴族 の よう な 一部 の 人々 （ 彼ら は モリスコ の 安い 労働 力 に 依存 し て い た ） と 協力 関係 に あっ た 時 、 スペイン における モリスコ たち の 全体 的 な 政治 的 ・ 経済 的 な 比重 は 低かっ た 。 キリスト 教徒 住民 は 絶えず 、 彼ら の キリスト教 信仰 が 本当 で は ない と モリスコ たち を 疑っ て い た 。 モリスコ たち が 改宗 か 亡命 の 選択 を 迫ら れる と 、 彼ら の 多く は むしろ 王家 か 教会 に対する 忠誠 を ほとんど 示す こと は なかっ た 。 一部 の 暴徒 は 反乱 を 起こし た 。 これ は フェリペ 2 世 が アラビア 語 ・ アラビア 語 名 の 禁止 、 モリスコ の 子供 たち を 手元 で 育て ず カトリック 聖職 者 に 教育 さ せる こと を 要求 する 勅 令 に 反抗 し た 、 1568 年 - 1571 年 の （ スペイン 語 ： ） として 非常 に よく 知ら れ て いる 。 反乱 の 制圧 後 、 フェリペ 2 世 は グラナダ の モリスコ を 他 地域 へ 四散 さ せる よう 命じ た 。 フェリペ 2 世 は 、 この 措置 が モリスコ 共同 体 を 分解 し 、 キリスト 教徒 住民 へ の 同化 を 促進 する と 期待 し て い た 。 この 措置 は グラナダ の モリスコ に対して 起き た こと かも しれ ない が 、 バレンシア や アラゴン で は 、 本物 の 隠れ イスラム 教徒 の 飛び地 が まだ 実在 し て い た 。  同じ 時期 に 前後 し て 、 スペイン は プロテスタント の ネーデルラント 連邦 共和 国 に対して 、 低地 諸国 における 自身 の 領土 の 半分 以上 損失 し た こと を 認め て い た 。 スペイン 支配 階級 は 、 スペイン を カトリック ・ キリスト 教 界 の 弁護 者 と 既に 考え て おり 、 この ネーデルラント で の 敗北 は 、 彼ら の カトリック 思想 の 過激 化 と 、 スペイン の 名誉 を 回復 する ため に 一矢 報い たい と 考える 原因 と なっ た 。 プロテスタント 諸国 から の スペイン へ の 一部 の 批判 は 、 スペイン 人 と さ れ て いる イスラム 教徒 と 偽 イスラム 教徒 ら を 、 個人 的 に 雇っ て いる スペイン 貴族 の 一部 は 堕落 し て いる という 、 スペイン 人 へ の 侮辱 を 含ん で い た 。  1600 年代 初頭 に 事態 は さらに 悪化 し た 。 1604 年 の 不況 で 金 の 価値 が 打撃 を 受け 、 スペイン 帝国 が アメリカ大陸 に 所有 する 資産 の 没落 が 起き た の で ある 。 生活 水準 の 縮小 が 、 キリスト 教徒 と 、 貴重 な 仕事 を する モリスコ と の 間 に 緊張 を 増大 さ せ た 。  1609 年 、 850 万 人 の 総 人口 の 他 に およそ 325 , 000 人 の モリスコ が スペイン に い た 。 彼ら は かつて の アラゴン 王国 領 に 集まっ て い た 。 そこ で は モリスコ は 人口 の 20 ％ を 占め 、 バレンシア 王国 で は 特に その 傾向 が 強く 、 総 人口 の 33 ％ を 占め て い た 。 加え て 、 モリスコ の 人口 増加 は 、 キリスト 教徒 の 人口 増加 に 比べ て いくらか 高かっ た 。 バレンシア で は 、 モリスコ 人口 は 、 昔 から の キリスト教徒 の 44 . 7 ％ と 比較 し て 約 69 . 7 ％ の 成長 率 を 持っ て い た 。 モリスコ たち が 田園 地帯 と 都市 の 郊外 貧困 地区 で の 人口 を 占める 間 、 都市 で 暮らし て い た の は 金持ち と ほとんど の キリスト教徒 だっ た 。  かつて の カスティーリャ 王国 で は 、 状況 は 全く 違っ て い た 。 カスティーリャ は 600 万 人 の 人口 を 持っ て い た が 、 モリスコ 住民 は わずか に 10 万 人 ほど だっ た 。 モリスコ は ほとんど 大きい 存在 で なかっ た ので 、 カスティーリャ で の モリスコ へ の 不満 は 、 アラゴン の キリスト教 住民 の モリスコ に対する 不満 より 遙 か に 小さかっ た 。  『 イスラム教 は 脅威 で あり 、 打破 す べき で ある 』 と する 全般 的 な 合意 が 事実 上 スペイン に は あっ た 。 しかし 、 公式 に は キリスト教徒 と なっ て いる モリスコ たち に対し 、 どの よう な 方法 で イスラム 教徒 か 否 か 照会 する か は 不明 で あっ た 。 王家 の 参事官 で ある ルイス ・ デ・アリアガ （ 1619 年 - 1621 年 に は 異端 審問 所 長官 を 務め た ） の よう な 一部 の 聖職 者 たち は 、 同化 し て 、 完全 な キリスト教徒 と なる よう 時間 を 与え て 支援 す べき と し た   。 この 意見 は 、 ローマ の 教皇 庁 も 敏速 に 支持 し て い た 。 モリスコ の 最も 熱心 な 援護 者 は バレンシア と アラゴン の 貴族 たち で 、 この 姿勢 に は 彼ら の 利己 心 が 含ま れ て い た 。 これら の 貴族 は 、 モリスコ が 提供 する 乏しく 安い 労働 力 から 最も 利益 を 得 て い た の で ある 。  この 見解 に 反対 し た の は 、 様々 な 名士 と 階級 の 人々 だっ た 。 アリ アガ に 反対 する 聖職 者 に は ハイメ・ブレダ が 含ま れ て い た 。 彼 は バレンシア で の 異端 審問 の 最も 著名 な 人物 だっ た 。 ブレダ は 初期 に フェリペ 3 世 に対して 数 回 の 申し入れ を 行い 、 モリスコ 問題 を 消す か さもなければ 終わら せる か を 進言 し た 。 彼 は ジェノサイド まで も 勧め て い た 。 最初 、 この 種 の 嘆願 は 成功 に 結びつか なかっ た 。 1596 年 、 フェリペ 3 世 の 財政 担当 者 で ある レルマ 公 は 、 モリスコ は イスラム 教徒 の バルバリア 海賊 と 共謀 し て いる と 告発 し た 。 しかし 、 この 意見 に 多く の 住民 が 固執 する 間 、 残り の 人々 は この 脅威 は ずっと 以前 に 終わっ て しまっ た と みなし た 。 モリスコ へ の どんな 懲罰 的 措置 に も 反対 する アラゴン 議会 は 、 たとえ モリスコ たち が スペイン を 裏切り たかっ た として も 、 『 モリスコ は トルコ 艦隊 の ため に 武器 も 軍用 必要 物資 も 所有 し ない し 、 守備 も 固め ない し 、 基地 も 持た ない 』 ので その よう な 状況 に ない と 書い た 。 その 時 に 何 も 起き なかっ た が 、 レルマ 公 は モリスコ に対する 自ら の 反感 を 持ち 続け た 。 一般 庶民 の うち 、 バレンシア の 小作農 ら は この 件 に 最も 関心 を 抱い て い た 。 彼ら は モリスコ を 敵意 の まなざし で 見 、 彼ら を 経済 的 ・ 社会 的 な 競争 相手 と みなし て い た 。 この 不満 は 1520 年 以前 、 バレンシア 一般 大衆 が バレンシア 貴族 だけ で なく イスラム 教徒 のら に対して も 反乱 を 起こし た の 時 に 沸き立っ た 。 暴徒 は バレンシア の モリスコ を 構成 する イスラム 教徒 人口 の 多く を 殺害 し 、 生存 者 に 大 規模 な 洗礼 と 改宗 を 強い た 。  レルマ 公 は 結局 、 バレンシア 大司教 の 助け を 借り て フェリペ 3 世 を 納得 さ せ た 。 大司教 は モリスコ を 全般 的 に 異教徒 ・ 裏切り者 で ある と みなす 人物 で あっ た 。 大司教 は 王 に 、 より 説得 力 が ある よう 計画 を たてる 構想 を 与え た 。 王 は モリスコ ら の 資産 と 不動産 を 没収 でき 、 この こと によって 王家 の 財源 に かつて の よう な 劇的 な 後押し が 提供 さ れ た 。 大司教 は 『 良心 の うち の どんな 良心 の 呵責 も ない 』 ので この よう な こと が でき た の だ が 、 彼 は 王 に 、 モリスコ を 奴隷 に し て ガレー 船 、 鉱山 、 アメリカ大陸 植民 地 で 働かせる よう に も 勧め た が 、 この 提案 は 拒否 さ れ た 。  1609 年 4 月 9 日 、 モリスコ 追放 の 勅 令 が 署名 さ れ た   。 政府 は 、 それほど 多く の モリスコ を 追放 する こと に は 問題 が ある と 知っ て い た 。 モリスコ 住民 数 が 最大 で ある バレンシア から 追放 が 始め られる こと が 決まっ て い た 。 準備 は 厳正 に 秘密 裡 に なさ れ た 。 9 月 に 入り 、 イタリア から テルシオ の 大軍 が 到着 し た 。 彼ら は バレンシア の 主 要港 、 アルファケス 、 デニア 、 アリ カンテ に 配置 さ れ た 。 9 月 22 日 、 バレンシア 副 王 ・ バレンシア 大司教 フアン・デ・リベラ が 、 勅 令 の 公表 を 命令 し た 。 モリスコ 労働 者 を 失え ば 自分 たち の 農業 収入 は 崩壊 し て しまう と 、 バレンシア 上流 階級 は 追放 に 抗議 する ため 政府 と 会見 し た 。 政府 は 、 彼ら の 損失 と 引き替え に モリスコ の 資産 と 土地 の 一部 を 提供 し た が 、 損失 の 補償 と なる に は 不足 だっ た 。 モリスコ は 、 持ち運べる もの なら 何 でも 持っ て いく よう 許さ れ た 。 しかし 、 彼ら の 住宅 と 土地 は 彼ら の 主人 の もの と なっ た 。 移動 の 前 に 自宅 に 火 を つけ たり 壊し たら 、 死 を 覚悟 しろ と 禁じ られ た 。 特定 の 例外 が 与え られ た 。 全て の 100 世帯 の うち の 6 世帯 は 、 皆 が 去っ た 後 に 残り 、 モリスコ が 優勢 で あっ た 町 で の 基盤 を 維持 し て 良い と 許さ れ た 。 ごく 少数 しか この 特例 に 該当 せ ず 、 彼ら も 後で いずれ は 追放 さ れる だろ う と 考え られ て い た 。 加え て 、 4 歳 未満 の 子供 たち の 追放 は 選択 自由 で あっ た 。 これ は 後 に 16 歳 まで 拡大 さ れ た 。 リベラ 大司教 は 、 強く この 解釈 の 一部 に 反対 し た 。 彼 は 、 少なくとも 、 子供 たち が 両親 とともに 去る こと を 禁じ 、 『 彼ら の 魂 の 救い の ため に 』 隷属 さ せ 、 キリスト 教徒 に さ せ なく て は なら ない と 働きかけ た 。  9 月 30 日 、 最初 の 亡命 者 たち が 港 へ 連行 さ れ 、 そこ で は 最後 の 侮辱 として 、 彼ら に 旅行 代金 を 支払う よう 強制 し た 。 モリスコ たち は 北 アフリカ へ 輸送 さ れ た 。 そこで 彼ら は 時に 、 受け入れ 側 の 人々 から 侵略 者 だ として 非難 さ れ た 。 別 の 時 に は 、 小さな 反乱 が 船上 で 起こり 、 船員 と の 戦闘 で 亡命 者 の 数 人 が 殺害 さ れ た 。 これ が 、 バレンシア に 残っ た モリスコ 住民 の 恐怖 を 引き起こし 、 10 月 20 日 に 追放 に 反対 する 反乱 が 起き た 。 6 , 000 人 を 数え た 反乱 軍 は 、 人里 離れ た アヨラ 谷 と ムエラ・デ・コルテス を 占拠 し た 。 5 日 後 、 新た な 反乱 が バレンシア 南岸 で 起こり 、 15 , 000 人 の 反乱 軍 が ルガル 谷 を 占拠 し た 。 11 月 に 反乱 軍 は 制圧 さ れ た 。 わずか 3 ヶ月 間 で 、 11 万 6 千 人 も の モリスコ が バレンシア から 北 アフリカ へ 輸送 さ れ た 。 1610 年 に アラゴン 王国 で モリスコ 追放 が 始まっ た （ 特定 の 地域 として の アラゴン で あり 、 元 の アラゴン 王国 領 全土 で は ない ） 。 41 , 952 人 が アルファケス 経由 で 北 アフリカ へ 送ら れ 、 13 , 470 人 が ピレネー 山脈 を 越え て フランス へ 送ら れ た 。 アグド の 港 に モリスコ の 大半 が 送ら れ た こと に フランス 人 は 憤慨 し 、 そして 陸路 を とっ た 人々 は 通過 料 と 海上 料金 を 請求 さ れ た 9 月 、 カタルーニャ 君主 国 の モリスコ たち が 追放 さ れ た 。 同様 に アンダルシア は 32 , 000 人 の モリスコ を 追放 し た 。  カスティーリャ で の モリスコ 追放 は 、 最も 困難 な 作業 だっ た 。 どの 場所 に も 固まっ て 住ま ず 、 むしろ 1571 年 の モリスコ 反乱 以後 、 モリスコ たち は カスティーリャ 国内 に 分散 し て い た の で ある 。 この ため に 、 モリスコ は 自発 的 な 出立 という 最初 の 選択 自由 を 与え られ た 。 彼ら は 自分 たち の 一番 価値 の ある 財産 を 売っ たり 他 の こと を する こと が でき た 。 カスティーリャ で の モリスコ 追放 は 1611 年 から 1614 年 まで の 3 年間 続け られ た 。 全体 の 32 , 000 人 ほど の モリスコ が カスティーリャ を 去っ た 。 一部 は 追放 を 避け て スペイン に とどまる こと さえ でき た 。 公式 に 追放 が 完了 さ れ た 後 、 おおよそ 1 万 人 ほど の モリスコ が スペイン に 残っ た と 見積もら れ て おり 、 その 大 部分 は カスティーリャ に い た 。  追放 は 印象 的 に 作用 し た 。 国家 は 、 居住 者 の 地位 の 目録 を 注意深く 保管 し 、 官僚 機構 は 短期間 で 国 から あの よう な 膨大 な 人数 の モリスコ を 追い出す ため に 、 効率 的 に 機能 し た の で ある 。  カスティーリャ 議会 は 1619 年 の 追放 を 評価 し 、 国 にとって の 経済 的 影響 は ない と 結論づけ た 。 これ は カスティーリャ にとって 基本 的 な 真実 で あっ た 。 一部 の 学者 が モリスコ 人口 が 重要 で あっ た 部門 で 経済 的 結果 を 何 も 見いださ なかっ た から で ある 。 しかし 、 バレンシア 王国 で は 農地 は 打ち捨て られ 、 キリスト 教徒 が おそらく 満たす こと が でき なかっ た で あろ う 空白 が 経済 分野 に 残さ れ た 。 バレンシア 王国 の 住民 の 33 ％ を 取り除い た こと で 、 アリ カンテ 北部 に ある 一部 の 郡 で は 事実 上 その 住民 全て を 失っ た 。 経済 ・ 社会 基盤 は 凋落 し 、 キリスト 教徒 貴族 と 大 地主 たち は 支払い の 滞り 状態 と なっ た 。 現金 に 困っ た バレンシア 貴族 の 多く が 、 かつて の 収入 に 近い ほど の 返済 を し なけれ ば なら ない 借地 料 を 、 キリスト 教徒 の 小作 人 ら に対して 増額 し た 。 借地 料 の 増加 は 、 どんな 新しい 借地 人 でも 取り替え られる ため に 、 支払い の でき ない 借地 人 は 追い払わ れる よう に なっ た 。 その 結果 、 バレンシア の 農業 生産 高 は すさまじく 下がっ た の で ある 。  人口 の 4 ％ の 追放 は 少数 に 見える かも しれ ない 。 しかし 、 モリスコ 人口 は 、 考え られ て い た より も 大きな 一般 の 労働 人口 で あっ た こと に 留意 し なけれ ば なら ない 。 実際 、 モリスコ は 貴族 、 兵士 または 聖職 者 に なる ほど 信用 さ れ て い なかっ た 。 これ は 、 徴税 において 目立っ て 税金 収入 が 低下 し た こと を 示し て い た 。 そして 最も 大きな 被災 地 で ある バレンシア と アラゴン は 、 数 十 年 に 渡っ て 経済 的 に 損害 を 受け た 。  追放 は 、 バレンシア と アラゴン の 経済 と いう だけ で なく 、 貴族 の 権力 にとって も 大 打撃 で あっ た 。 しばらく の 間 かつて の アラゴン 王国 は 、 より 豊か で 人口 の 多い カスティーリャ 王国 の 影 で あっ た 。 しかし この モリスコ 追放 で 、 バレンシア と アラゴン の 成長 は さらに 減退 し た 。 イベリア 半島 東部 の 王国 の うち 、 カタルーニャ 貴族 は 今や 傑出 し 、 彼ら の 収入 は 上記 の 2 カ国 より はるか に モリスコ 追放 の 影響 を 受け なかっ た 。 この よう に 、 モリスコ 追放 は 、 バレンシア と アラゴン の 伝統 的 な 経済 中心 地 から カタルーニャ へ と 力 を 移す の を 助け た 。  断固 として カトリック 教徒 の まま いる こと を 望ん だ モリスコ たち は 、 だいたい において 新た な 家 を イタリア （ 特に リヴォルノ ） で 見つける こと が でき た 。 しかし 、 追放 さ れ た 人々 の 圧倒的 多数 は 、 イスラム 教徒 が 掌握 し て いる 北 アフリカ に 定着 し た 。  2008 年 に 実施 さ れ た 遺伝子 研究 に よる と 、 モリスコ を 先祖 に 持つ 人 の 一部 が スペイン に 残る の が 目立ち 、 追放 が それほど 効果 的 で なかっ た かも しれ ない こと を 示し て いる 。 これ は 、 『 宗教 上 の 改宗 （ 任意 か 強制 か に かかわら ず ） を 高水準 で 示す 』 北 アフリカ 出身 者 （ 10 . 6 ％ ） を 先祖 に 持つ 平均 割合 の 高 さ を 示し て いる 。 彼ら は 、 社会 的 ・ 宗教 的 偏見 の 歴史 的 な 出来事 によって 追いたて られ 、 最終 的 に は 子孫 の 同化 に 至っ た 。  数 世紀 後 、 謝罪 の 手段 として 、 もう一度 、 モリスコ の 子孫 で ある スペイン 市民 は 申し出 て ほしい と する 提案 が 2006 年 に なさ れ た 。松田   久 （ まつ だ   ひさし 、 1948 年 8 月 30 日   -   ） は 日本 の 新 左翼 。 元 日本 赤軍 の メンバー 。  茨城大学 中退 。 赤軍 派 の メンバー として 1971 年 3 月 に 横浜銀行 へ の 銀行 強盗 を し M 作戦 の 実行 犯 と なる 。 その 事件 で 懲役 8 年 10 ヶ月 が 確定 し 、 宮城 刑務所 に 収監 。  1975 年 8 月 に 日本 赤軍 が 起こし た クアラルンプール 事件 で 釈放 要求 リスト の 7 人 の 1 人 に 選ば れ 、 超 法規 的 措置 で 出獄 し 国外 逃亡 。 釈放 要求 リスト 7 人 中 6 人 が 公判 中 だっ た が 、 松田 のみ 刑 が 確定 し て い た 。  日本 赤軍 参加 後 は 、 同 組織 最高 幹部 で ある 重信 房子 の 側近 を 務め て い た 時期 が あり 、 その 時 は 「 重信 語録 」 という 標題 を つけ た 手製 の メモ 帳 を 携帯 し て い た と の 証言 が ある 。  1985 年 に 刑法 により 有期 懲役 の 時効 の 10 年 が 経過 し た ため 、 服役 中 の 日本 における 懲役 8 年 10 ヶ月 の 刑 の 時効 が 成立 （ 刑 の 時効 は 公訴 時効 と 異なり 、 国外 逃亡 の 時効 停止 規定 が ない ） 。  1994 年 7 月 、 他人 名義 の ビザ で 東欧 など に 不法 入国 し た として 偽造 有印 私文書 行使 の 容疑 で 逮捕 状 を 取っ た 。  1999 年 12 月 23 日 に 香港 で 重信 房子 や 大道寺 あや子 と 会合 し て い た こと が 、 2000 年 11 月 に 重信 の 逮捕 時 に 押収 し た 資料 から 判明 し た 。  現在 も 国外 逃亡 中 で あり 、 国際 手配 さ れ て いる 。 生死 は 不明 。  『 銃 よ 、 おまえ は 誰 の ため に ― 連合赤軍 総括 へ の 試論   』 査証 編集 委員 会 ( 1973 年 )リステイトメント （ 英 ： Restatement ） は 、 アメリカ合衆国 の 各州 の 州法 と 判例 法 の 現状 を 分析 し 、 おおよそ の 共通 事項 を 各 法 分野 ごと に 法典 の 形 に し て 注釈 を つけ た もの で ある 。 リステイト と は 、 各州 の 判例 法 を 収集 ・ 分析 し て 「 再び 記述 し 直す 」 （ re － state ） という 意味 で ある 。  連邦 制 を とる 合衆国 で は 、 各州 は それぞれ 別個 の 法域 で あり 、 したがって 州 ごと に それぞれ の 判例 法 が 形成 さ れ て いる という 状況 に あり 、 その 内容 も 各州 の 慣習 等 に 応じ て 様々 で あっ た が 、 20 世紀 に なっ て 交通 ・ 通信 技術 が 発達 する と 、 各州 の 慣習 の 地域 差 も 小さく なっ た 。  この よう な 事情 を 受け て 、 何 世紀 に も わたっ て 判例 が 集積 さ れる だけ で は 分かり 難く なる という 考え が 民間 から 出 て 広まる よう に なり 、 1923 年 に アメリカ 法律 協会   ( American   Law   Institute )   が 設立 さ れ 、 現在 の リステイトメント 事業 が 着手 さ れ た 。  アメリカ 法律 協会 は 、 連邦 の 最高裁 裁判官 や 控訴 裁判所 長官 、 州 の 最高裁 長官 、 ロー ・ スクール の 長 、 各 法曹 協会 の 長 、 アメリカ 法曹 協会   ( ABA )   が 組織 する 統一 州法 委員 全国 会議   ( National   Conference   of   Commissioners   on   Uniform   State   Law ： NCCUSL )   の 議長 、 裁判官 、 弁護士 、 法学 者 から 選任 さ れる 2000 人 以上 の メンバー で 構成 さ れ て いる 。   リステイトメント 自体 は 、 あくまで 民間 の 団体 が 発行 する もの に すぎ ない こと から 、 法的 な 効力 を 有する 法律 で は なく 、 二 次 資料   ( secondary   sources )   に すぎ ない と さ れ て いる 。  もっとも 、 アメリカ 法律 協会 の メンバー は 、 学識 と 実務 経験 を 有する 優秀 な 人間 から 構成 さ れ て いる だけ で なく 、 その 発行 に 至る まで の 手続 も 公平 で 厳格 な もの と さ れ て いる こと から 、 判例 において しばしば 引用 さ れる など 高い 信頼 と 権威 を 得 て いる 。  リステイトメント は 、 契約 法   ( Contracts )、 不法 行為 法   ( Torts )、 財産 法   ( Property )、 担保 法   ( Security )   など の 個別 の 法 分野 ごと に 編纂 さ れ て いる が 、 社会 の 進展 や 変化 に 合わせ て 数次 の 改定 が なさ れ て いる 。 例えば 、 1934 年 に 発行 さ れ た 第 一 次 不法 行為 法 リステイトメント は 、 1965 年 の 第 二 次 不法 行為 法 リテイトメント を 経 て 1998 年 に 第 三 次 不法 行為 法 リステイトメント   ( Restatement   of   the   Law   Third   Torts )   と 改定 さ れ て いる 。  リステイトメント は 、 具体 的 な 事件 を 基 に し て いる こと から 、 各 条文 が 極めて 具体 的 で ある という 利点 も ある が 、 反面 、 条文 の 数 が 非常 に 多い こと が 、 かえって 欠点 と なっ て いる と さ れ て いる 。社員 権 （ し ゃいんけん 、 membership ） と は 、 何らかの 社団 について 、 その 社員 （ 構成 員 ） の 地位 を いう 。 日本 法 において は 、 物権 や 債権 、 知的 財産 権 とともに 財産 権 を 構成 する 。  属する 社団 の 種類 に 応じ て 、 株式 、 持分 、 投資 口 、 出資 （ 特定 出資 や 優先 出資 、 普通 出資 ） 、 あるいは 単に 社員 権 など と 呼ば れる 。 出資 について は 、 実務 上 、 出資 行為 と 区別 する ため に 出資 持分 と 呼ば れる こと も ある 。  社員 権 を 有する 者 が 法的 な 意味 における 社員 で ある 。 この 社員 と は 従業 員 の こと を 意味 する もの で は ない 。 社員 は 、 属する 社団 の 種類 に 応じ て 、 株主 （ 自 益 権 、 共益 権 から 構成 さ れる 株主 権 を 有する ） 、 投資 主 、 出資 者 （ 優先 出資 者 、 普通 出資 者 ） 、 あるいは 単に 社員 （ 特定 社員 、 優先 出資 社員 ） と 呼ば れる 。  社員 権 に は 、 社団 に対する 出資 又は 拠出 によって 原始 的 に 取得 さ れる の が 通常 で ある が 、 例外 的 に 、 旧 中間 法人 や 一般 社団 法人 の 場合 に は 基金 を 拠出 する 者 は 社員 で ある 必要 は ない もの と さ れ て いる 。  また 、 社員 権 は 当該 社団 に関する 議決 権 を 伴う が 、 法令 や 定款 等 の 定め により 、 社員 権 の 種類 によって 議決 権 の 内容 に 違い が 設け られる こと が ある 。  また 、 営利 目的 の 社団 の 社員 権 に は 、 配当 請求 権 と 残余 財産 分配 請求 権 を 伴う の が 通常 で ある が 、 これ も 法令 や 定款 等 の 定め により 、 社員 権 の 種類 によって 違い が 設け られる こと が ある 。  社員 権 を 当該 社団 から 取得 する コール ・ オプション が 法律 で 定め られ て いる こと が あり 、 新株 予約 権 や 新 優先 出資 予約 権 が ある 。萌え て 覚える シリーズ （ もえ て おぼえる シリーズ ） は 、 日本 の 出版 社 ・ PHP 研究所 より 刊行 さ れ て いる 萌 え 本 の シリーズ 。 各巻 とも A 5 判 で 、 いずれ も 「 ○ ○ GIRLS   × ×   萌え て 覚える △ △ の 基本 」 で タイトル が 統一 さ れ て いる 。  他社 の 類書 と 比較 し た 場合 に カラー ページ が 少なく 2 色刷り 中心 と なっ て いる 反面 、 解説 に 分量 を 割い て ビジュアル 性 より も 実用 性 を 重視 し た 内容 と なっ て いる 。  2008 年 10 月 31 日 発売   ISBN   9784569702780  スタジオ ・ ハード デラックス 編 、 満田 深雪 監修 。 118 種類 の 元素 を 萌え 擬人 化 し た キャラクター （ 但し 、 112 番 ・ コペルニシウム から 118 番 ・ ウンウンオクチウム は シルエット のみ ） と 電子 構造 図 ・ 利用 例 ・ 特性 ・ 発見 及び 命名 に関する エピソード で 構成 さ れる 。  発売 から 半年 で 4 万 部 を 売り上げる ヒット 作 と なり 、 一般 の 新聞 や 雑誌 で も 何 度 か 紹介 さ れ て いる 。  2009 年 6 月 3 日 発売   ISBN   9784569708966  星座 天文 萌 研究 会 編著 、 渡部 潤一 監修 。 表紙 画 は ヤスダスズヒト 。 星座 編 （ 全 天 88 星座 ） ・ 太陽系 編 （ 惑星 ・ 準 惑星 ） ・ 星雲 編 ・ 宇宙 の 謎 編 の 4 部 により 構成 さ れる 。 巻頭 で は 、 2009 年 7 月 22 日 に 鹿児島 県 の トカラ 列島 を 中心 に 観測 さ れる 皆既 日食 に関する 特集 が 組ま れ て いる 。  2010 年 2 月 12 日 発売   ISBN   9784569773742  鉱物 科学 萌 研究 会 編著 、 松原 聰 監修 。 表紙 画 は 山下 しゅん や 。 約 4300 種 ある 鉱物 から 厳選 し た 100 種 の 鉱物 を 萌え 擬人 化 し た キャラクター と 外観 色 ・ 条 痕 色 といった 鉱物 データ ・ 化学 組成 ・ 結晶 系 ・ 歴史 ・ 採集 方法 ・ 保存 方法 など で 構成 さ れる 。 巻頭 に は 、 紹介 鉱物 100 種 の カラーピンナップ が 付い て いる 。  2010 年 6 月 15 日 発売   ISBN   9784569790565  日本 気象 萌 協会 編著 、 森田 正 光 監修 。 表紙 画 は 夢路 キリコ 。 気象 の しくみ 編 ・ 予報 と 観測 技術 編 ・ 天気 図 の 見方 編 ・ 気象 と 物理 学 編 の 4 部 により 構成 さ れる 。 巻末 に は 気象 予報 士 の 活動 の 内容 の ほか 国際 記号 一覧 を 収録 。  2011 年 9 月 15 日 発売   ISBN   9784569775210  物理 学 フューチャー・ラボ 編著 、 武内 薫 監修 。 力学 編 ・ 熱 力学 編 ・ 音 と 光 編 ・ 電磁波 編 ・ 量子 と 原子 編 の ・ 相対性理論 編 の 6 部 により 構成 さ れる 。 巻末 に は 基本 単位 と 重要 な 物理 定数 の 一覧 を 収録 。  2011 年 6 月 27 日 発売   ISBN   9784569795805  法学 フューチャー・ラボ 編 、 森田 優子 著 。  2012 年 3 月 29 日 発売   ISBN   9784569779843  フィロソフィ 学園 出版 会 編著 、 飲茶 監修 。 古今 東西 の 思想家 ・ 哲学 者 を 萌え 美少女 化 し 、 思想 ・ 哲学 ・ キャラクター を 解説 。 哲学 娘 たち を 「 フィロソフィー 学園 」 の 学生 と 設定 し て 展開 。  2012 年 9 月 26 日 発売   ISBN   9784569808703  元素 周期 萌 化 プロジェクト 編 。 2008 年 出版 の 『 元素 周期 ～』 を ベース に 印刷 を フル カラー 化 する とともに 、 一部 の 既存 元素 の キャラクター が 新た に 描き 直さ れ た 。 また コペルニシウム 以降 に 命名 さ れ た フレロビウム・リバモリウム 含め 、 それ まで シルエット だっ た ウンウンオクチウム まで の 元素 も 改めて 擬人 化 さ れ た 。  2009 年 、 新刊 JP の スペシャル ページ で 『 ELEMENT   GIRLS   元素 周期   萌え て 覚える 化学 の 基本 』 が ラジオドラマ 化 さ れ 、 全 4 話 が 制作 さ れ た 。  2009 年 8 月 14 日 、 『 ELEMENT   GIRLS   元素 周期   萌え て 覚える 化学 の 基本 』 を ドラマ CD 化 し た 『 ELEMENT   GIRLS   元素 周期   聴い て 萌え ちゃう 化学 の 基本 』 が マリン・エンタテインメント より リリース さ れ て いる 。事情 変更 の 原則 （ じじ ょうへんこうのげんそく ） と は 、 契約 締結 時 に 前提 と さ れ た 事情 が その後 変化 し 、 元 の 契約 どおり に 履行 さ せる こと が 当事者 間 の 公平 に 反する 結果 と なる 場合 に 、 当事者 は 契約 解除 や 契約 内容 の 修正 を 請求 し うる と する 法 原理 を いう 。 Clausula   rebus   sic   stantibus （ ラテン語 ） と も 呼ば れる 。  日本 で 初めて 事情 変更 の 原則 について 論じ た の は 、 ドイツ 留学 から 帰国 し た 岩田 新 東京 商科 大学 （ 現 一橋大学 ） 教授 が 、 1924 年 に 『 東京 商 大 商学 研究 』 で 発表 し た 論文 「 clausula   rebus   sic   stantibus に 就 て 」 で ある 。  この よう な 考え方 は 複数 の 実定法 規程 において 具現 化 さ れ て いる が （ 民法 第 589 条 、 第 610 条 、 借地 借家 法 第 11 条 、 第 32 条 等 ） 、 現在 の ところ 一般 原則 として 定め た 規定 は 存在 し ない 。 しかし 、 判例 ・ 学説 は 、 信義 誠実 の 原則 （ 以下 「 信義 則 」 と いう 。 ） を 実定法 上 の 根拠 として 、 一定 の 要件 の 下 で 事情 変更 の 原則 の 適用 を 認め て いる 。  原 契約 の 内容 に 変更 が 生じる 場合 は 十分 に ありえる が 、 契約 変更 を 必ず 行う こと は 、 絶対 条件 で も 常識 で も ない 。 もし 、 当事者 一方 の 事情 で 契約 内容 を 変更 できる なら 、 この とき “ 契約 ” を する 必要 性 が ない 。 契約 締結 後 、 事情 が 変更 し た ため 、 原則 として 、 両 当事者 の 合意 により 契約 内容 を 変更 する こと が できる という もの で あり 、 契約 と は 相互 合意 が 基本 で 、 契約 書 の その 証 と なる 。 ただし 条件 が 変わっ た 時 に 、 契約 書 を 変更 、 修正 する べき か は 、 法律 によって は 必須 として は い ない 。  申込 中 の 契約 で 、 条件 が 変わっ た 時 に 元 契約 は 拒絶 さ れ 新た な 契約 に なる という こと について は 民法 528 条 に 規定 さ れ て いる 。  原 契約 の 内容 を 変更 する 契約 書 は 、 印紙 税法 別表 第 一   課税 物件 表 の 適用 に関する 通則 5 、 印紙 税法 基本 通達 第 17 条 、 別表 第 二 により 印紙 税法 上 の 契約 書 に 含ま れる が 、 原 契約 の 内容 を 変更 と は 既に 存在 し て いる 契約 で ある 原 契約 の 同一 性 を 失わ せ ない で 、 その 内容 を 変更 する こと を 指し 、 この 場合 において 、 原 契約 が 文書 化 さ れ て い た か 、 単なる 口頭 契約 で あっ た か は 問わ ない 。 法 は 契約 上 重要 な 事項 を 変更 する 変更 契約 書 を 課税 対象 と する こと と し 、 その 重要 な 事項 の 範囲 は 基 通 別表 第 2 に 定め られ て い ます が 、 ここ に 掲げ られ て いる もの は 例示 事項 で あり 、 これら に 密接 に 関連 する 事項 や 例示 し た 事項 と 比較 し て これ と 同等 、 若しくは それ 以上 に 契約 上 重要 な 事項 を 変更 する もの も 課税 対象 に なる 。  建設 工事 の 場合 、 各種 の 調査 を 行っ て 実施 さ れる 設計 に 基づく 設計 と 積算 によって 予算 書 が 作成 さ れ 予定 価格 が 算出 さ れ 、 入札 と 落札 を 経 て 工事 契約 が 締結 さ れる 。 しかし 実際 に 工事 に 着手 する と 、 契約 時 の 条件 が 実際 と は 異なる 場合 や 、 工事 着工 以前 に は 予見 でき なかっ た 条件 が 出 て くる 場合 も ある 。  建設 工事 請負 契約 約款 で は 、 第 19 条 に 条件 変更 等 の 規定 が ある 。  提示 さ れ た 図面 、 仕様 書 、 閲覧 設計 書 が 一致 し ない 場合 、 設計 図書 に 誤謬 または 脱漏 が ある 場合 、 設計 図書 の 表示 が 明確 で ない 場合 、 工事 現場 の 形状 、 地質 、 湧 水 等 の 状態 、 施工 上 の 制約 等 設計 図書 に 示さ れ た 自然 的 または 人為 的 な 施工 条件 と 実際 の 工事 現場 が 一致 し ない 場合 が 設計 変更 に 該当 する と さ れ て おり 、 この ほか 設計 図書 で 明示 さ れ て い ない 施工 条件 や 、 予期 する こと の でき ない 特別 の 状態 が 生じ た 場合 について も この 設計 変更 が 適用 さ れる 。 また 、 設計 図書 の 訂正 、 工期 、 請負 代金 額 の 変更 、 あるいは 、 損害 を 及ぼし た 場合 の 補償 について も 規定 さ れ て いる 。  国土 交通省   港湾 局 で は 、 改正 品 確法 の 基本 理念 に 基づき を 設け て いる 。 この ガイドライン で 設計 変更 と は 、 工事 の 施工 に 当たり 、 設計 図書 の 変更 に かかる もの を 、 契約 変更 と は 、 設計 変更 により 、 工事 請負 契約 書 に 規定 する 各 条項 に従って 、 工期 や 請負 代金 額 の 変更 に かかる もの と し て いる 。『 法 の 哲学 』 ()   は 、 1821 年 に ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル によって あらわさ れ た 国家 を 主題 と し た 政治 哲学 ・ 法 哲学 の 著作 で ある 。 『 法 哲学 』 『 法 哲学 綱要 』 『 法 哲学 要綱 』 『 法 哲学 講義 』 など と も 呼ば れる 。  1770 年 に ドイツ で 生まれ た ヘーゲル は 1801 年 から イェーナ 大学 で 勤務 し て おり 、 この 時期 に 為さ れ た 法 哲学 の 論考 『 自然 法 の 法学 的 取り扱い 方 』 、 『 人倫 の 体系 』 など が 本書 『 法 の 哲学 』 の 基礎 に なっ て いる 。 以前 は イェナ 大学 の 講師 、 ニュンベルク・ギムナジウム の 教授 を 経 て 1818 年 に ベルリン 大学 に 移り 、 ここ で 本書 は 出版 さ れ た 。 1831 年 に 死去 する まで に 生前 に 出版 さ れ た 最後 の ヘーゲル の 著作 で ある 。 現在 読ま れ て いる 内容 で は 死後 に ヘーゲル の 講義 の 受講 生 が 編集 し た 解説 や 補遺 が 加え られ て おり 、 ヘーゲル が 直接 執筆 し た 文章 で は ない こと に 注意 を 要する 。 内容 として は 所有 や 契約 、 不法 について 論じる 第 1 部 抽象 法 、 責任 、 福祉 、 良心 について 論じる 第 2 部 道徳 、 家族 、 市民 社会 、 国家 について 論じる 第 3 部 倫理 から 成り立っ て いる 。  ヘーゲル に よれ ば 、 客観 的 精神 と は 家族 や 市民 社会 、 国家 など の 自由 な 人間 の 行為 により 生み出さ れる 精神 の 客観 態 で ある 。 それ は 抽象 法 、 道徳 性 、 人倫 の 三つ の 段階 に 区分 さ れ 、 この 段階 を通じて 個別 性 と 普遍 性 を 統合 する 。 ヘーゲル は 人倫 も また 三 段階 に 区分 し 、 家族 、 市民 社会 、 国家 から 成る もの と 捉える 。 家族 と は 愛情 や 感覚 という 形式 における 主体 と 客体 の 統一 の 段階 で あり 、 市民 社会 は 市場 において もたらさ れる 欲望 に 基づく 労働 の 体系 で あり 、 国家 は 市民 社会 の 欲望 の 体系 を 包摂 し ながら 立法 権 や 執行 権 、 君主 権 を 用い て 普遍 性 を 現実 化 さ せる ため に 市民 社会 の 利己 性 を 監視 する 。 また 国家 は 対外 的 に は 普遍 性 で は なく 国際 社会 における 特殊 性 を 実現 する 意義 が ある 。法的 救済 （ ほうてき きゅう さい ： 、 、 ） と は   、 何らかの 被害 を 受け た 個人 など に対し 、 法 の 規定 に従い 個人 の 被害 を 回復 し たり 支援 する こと など を 意味 する 。  リー ガル サポート という 用法 も ある 。公民 権 （ こう みん けん ） と は 、 公民 として の 権利 の こと 。 公民 として の 権利 と は 、 公職 に関する 選挙 権 ・ 被選挙権 を通じて 政治 に 参加 する 地位 ・ 資格 、 公務員 として 任用 さ れる 権利 （ 公務 就任 権 ） など の 総称 で 、 参政 権 、 市民 権 と ほぼ 同じ 意味 で ある 。  公民 権 は 一般 に 、 選挙 権 ・ 被選挙権 の 行使 の こと を 指す 。  公民 権 制限 が 課さ れる こと を 指す 「 公民 権 停止 」 という 形 で 用い られる こと が 多い 。  公職 選挙 法 第 11 条 ・ 第 252 条 、 政治 資金 規正 法 第 28 条 、 電磁 記録 投票 法 第 17 条 、 沖縄 復帰 特別 措置 法 第 153 条 は 公民 権 停止 規定 と も 呼ば れる 。  なお 、 選挙 違反 、 政治 資金 規正 法 違反 について は 裁判所 は 有罪 で も 情状 によって 公民 権 停止 規定 を 適用 し なかっ たり 短縮 し たり する こと を 可能 で ある こと が 規定 さ れ て いる 。 選挙 違反 による 公民 権 停止 規定 が 日本国 憲法 第 14 条 ・ 第 44 条 （ 国政 選挙 に関して ） に 反する として 争わ れ た 裁判 で は 、 1955 年 2 月 9 日 に 最高 裁判所 で 「 選挙 違反 による 公民 権 停止 規定 は 憲法 第 14 条 ・ 第 44 条 に 違反 せ ず 、 かつ 国民 の 参政 権 を 不当 に 奪う もの で は ない 」 と する 判決 が 出 て いる 。  公民 権 停止 と なる と 以下 の よう な ケース で 権利 が 制限 さ れる 。  1992 年 12 月 15 日 以前 は 公職 政治 家 が 選挙 違反 以外 で 有罪 が 確定 し て も 実刑 が 確定 し ない と 公職 を 失職 する こと は なかっ た 。 しかし 、 法 改正 により 「 公職 在任 中 の 収賄 罪 」 （ 1992 年 12 月 16 日 以降 ） や 「 政治 資金 規正 法 違反 」 （ 1995 年 1 月 1 日 以降 ） で は 執行 猶予 付き の 有罪 確定 で も 公職 を 失職 する こと に なっ た 。  ただし 、 この 規定 が できる 前 に 「 公職 在任 中 の 収賄 罪 」 や 「 政治 資金 規正 法 違反 」 で 執行 猶予 付き の 有罪 に なっ て も 、 憲法 の 遡及 処罰 禁止 規定 （ 39 条 前段 ） により 適用 さ れ ない 。  「 公職 在任 中 の 収賄 罪 ・ 斡旋 利得 罪 」 や 「 選挙 違反 」 や 「 政治 資金 規正 法 違反 」 以外 の 罪 で あれ ば 、 有罪 に なっ て も 執行 猶予 付き の 有罪 で あれ ば 公民 権 停止 や 公職 の 失職 に は なら ず 、 実刑 が 確定 し て も 刑期 終了 から 一定 期間 公民 権 が 停止 さ れる こと は ない 。  政党 助成 法 及び 政党 法 人格 付与 法 の 政党 要件 を 満たせ ば 、 公民 権 が ない 者 が 党首 の 政党 で も 政党 交付 金 を 受け取る こと が できる 。  公民 権 が 停止 さ れ た 者 で も 国会 議員 公設 秘書 に なる こと が できる 。  1992 年 12 月 16 日 から 「 公職 に ある 間 に 犯し た 収賄 罪 で 刑 の 執行 猶予 中 の 者 」 が 公民 権 停止 と なる 規定 と なっ た が 、 首長 や 議員 など 公職 に 該当 し ない 公務員 が 収賄 罪 で 執行 猶予 付き 有罪 判決 が 出 た 際 に 、 検察 事務 官 が 公職 と 勘違い し て 誤っ て 公民 権 停止 と なっ た 例 が ある 。 例 として 、 元 鹿町 町 建設 課長 、 元 輪之内 町 農業 委員 、 元 瑞穂 郵便 局 保険 課長 、 元 建設省 酒田 工事 事務所 副 所長 が ある 。  公民 権 と は 「 公民 として の 権利 」 の こと で あり 、 法令 で は 「 公民 権 」 という 語 の 用例 は 、 労働 基準 法 第 7 条 に 「 使用 者 は 、 労働 者 が 労働 時間 中 に 、 選挙 権 その他 公民 として の 権利 を 行使 し 、 又は 公 の 職務 を 執行 する ため に 必要 な 時間 を 請求 し た 場合 において は 、 拒ん で は なら ない 。 但し 、 権利 の 行使 又は 公 の 職務 の 執行 に 妨げ が ない 限り 、 請求 さ れ た 時刻 を 変更 する こと が できる 」 のみ 見 られる 。  「 公民 として の 権利 」 という 文言 で は 、 自衛隊 法 施行 規則 等 いくつ か の 府 省令 、 人事院 規則 など に 見 られる 。傍聴 （ ぼうちょう ） と は 会議 や 裁判 など について 、 傍 で 議論 等 を 聞く こと 。  傍聴 に は 席 に 限り が ある 。 傍聴 者 が 席 より 少なけれ ば 希望 通り 傍聴 できる が 、 傍聴 希望 者 が 多い 場合 は 抽選 など に なる こと も ある 。  衆議院 や 参議院 、 都道府県 や 区 市町村 など の 地方 公共 団体 の 議会 において 、 傍聴 が 可能 で ある 。  衆 ・ 参議院 本 会議 を 傍聴 する に は 、 一般 傍聴 券 又は 議員 紹介 券 が 必要 で ある 。 一般 傍聴 券 は 、 衆議院 ・ 参議院 各 面会 受付 所 （ 傍聴 受付 窓口 ） にて 当日 分 を 先着 順 で 配布 し て いる 。  なお 、 2001 年 10 月 9 日 より アメリカ 同時 多発 テロ 事件 の 影響 で 一般人 の 傍聴 は 中止 さ れ て い た が 、 2009 年 11 月 6 日 から 再開 し て いる 。  委員 会 や 調査 会 について は 、 衆 ・ 参院 議員 の 紹介 により 委員 長 や 調査 会 の 会長 の 許可 を 得 られれ ば 、 一般人 の 傍聴 が 出来る 。  都道府県 や 区 市町村 議会 で の 定例 会 や 委員 会 において は 、 原則 的 に 公開 さ れ て おり 、 傍聴 が 可能 で ある 。  なお 、 託児 所 を 設け て 子育て 中 の 親 の 傍聴 を 可能 に し たり 、 手話 通訳 を 行っ て い たり と 、 配慮 を し て いる 自治体 が 目立つ 。  裁判 の 傍聴 を する に は 特に 許可 等 は いら ない （ 憲法 37 条 1 項 、 82 条 1 項 ） 。  裁判 において は 世間 の 注目 を 集め た 事件 の 裁判 で は 傍聴 希望 者 が 殺到 する こと が ある 。 司法 記者 クラブ など 報道陣 向け の 傍聴 席 は 一 定数 確保 さ れ て いる が 、 席 に 制限 が ある ため 、 マスコミ は 一般 の 傍聴 席 から も さらに 席 を 確保 しよ う と アルバイト を 雇っ て 、 抽選 に 並ば せる 方法 を 取る こと が ある 。  2002 年 11 月 以降 、 犯罪 被害 者 保護 法 によって 事件 の 当該 被害 者 は 優先 的 に 傍聴 席 で 傍聴 できる よう に なっ た 。  基本 的 に 、 一般人 の 個人 名 は 伏せる もの と する 。 ( ただし 、 本人 が 書籍 など を 出版 する など し て い た 場合 や 、 該当 の 記事 ページ で 本名 が 掲載 さ れ て いる 場合 に は 表記 する )本 項 で は 、 冤罪 その他 の 司法 手続 の 過程 において 生じる 過誤 について 記述 する 。 海堂 尊 は 、 「 医療 過誤 」 や 「 鑑定 過誤 」 に 倣っ て 「 司法 過誤 」 （ し ほう かご ） と 呼ん で いる 。  例えば 、 医療 過誤 訴訟 で は 近年 医学 的 に 明らか に おかしい と 感じ られる 判決 が 目 に 付く よう に なっ て いる として 、 野村 和博 は その よう な “ トン デモ 判決 ” を 以下 の ４つ に 分類 し て いる 。  海堂 尊 は 「 司法 過誤 」 の 例 として 「 足利 事件 」 を 挙げ 、 同 事件 に関して いくつ か の 批判 ・ 提言 を 行っ て いる 。ザクセンシュピーゲル （ ） は 、 中世 ドイツ で 広く 用い られ た 法 書 で ある 。  ザクセン の 騎士 アイケ・フォン・レプゴウ （ Eike   von   Repgow   1180 頃 〜 1233 以降 ） によって 1225 年 によって まとめ られ た 。 当初 は ラテン語 で 記さ れ て い た が 、 ファル ケン 伯 ホイアー の 要請 によって ドイツ 語 に 書き 改め られる 。 なお 、 本書 は 低地 ドイツ 語 で 書か れ た 最初 の 散文 文書 で ある 。  本書 の 題名 ザクセンシュピーゲル は 、 ザクセン の 鏡 という 意味 で ある 。 「 ザクセン 法 鑑 」 と 訳さ れる こと も ある 。  本書 は 4 つ の 序文 と ラント 法 、 封建 法 の 二 部 から なる 本文 によって 構成 さ れる 。  レプゴウ は 当時 各所 で 発生 し て い た 法的 問題 の 解決 の ため に 、 それ まで 口頭 で 伝承 さ れ て い た 慣習 法 を 文書 化 し た 。 彼 は 本書 を ザクセン 法 に 則っ て 記述 しよ う と し た が 、 実際 は 彼 の 生まれ故郷 で ある オストファーレン の 法 で ある と さ れ て いる 。  本書 は 法典 と は 異なり 、 私人 の 編纂 による 法 記録 で しか ない が 、 中世 以降 の ドイツ 法 に 多大 な 影響 を もたらし た 。  14 世紀 に は ザクセン の 裁判所 で 法典 と 同様 に 扱わ れ 、 本書 を 基 に 編纂 さ れ た 普通 ザクセン 法 は ザクセン で は ザクセン 民法 典 の 作ら れる 1863 年 まで 、 プロイセン で は 1794 年 の 一般 ラント 法典 まで 、 テューリンゲン など 一部 の 地域 で は 1900 年 の ドイツ 民法 典 の 成立 まで 効力 を 持っ て い た 。  また 、 各国 語 に も 翻訳 さ れ 、 ドイツ 国外 において も オランダ 、 デンマーク 、 ポーランド 、 ウクライナ など で も 使用 さ れ た 。『 道徳 および 立法 の 諸 原理 序説 』 () と は 、 1789 年 に 刊行 さ れ た イギリス の 哲学 者 ジェレミ・ベンサム による 哲学 の 著作 で ある 。  1748 年 に 生まれ た ベンサム は 法学 を 学ぶ が 哲学 の 領域 で も 成果 を 残し 、 イギリス の 経験 論 的 な 哲学 研究 の 伝統 を 踏まえ 、 個人 と 社会 の 幸福 について 倫理 学 的 に 考察 し て 功利 主義 の 哲学 を 提唱 し た 。 本書 『 道徳 および 立法 の 諸 原理 序説 』 は 功利 主義 の 古典 的 な 基礎 を 示し た もの で あり 、 後 の 功利 主義 者 ジョン ・ スチュアート ・ ミル に も 影響 を 与え た 。  全 17 章 。  功利 ( utility ) と は 役立つ こと を 意味 する 概念 で あり 、 ベンサム は 行為 の 善悪 の 基準 として 功利 を すえ て いる 。 そもそも 人間 は 自己 保存 の 原理 に従って 行動 し て いる 。 この 自己 保存 の 原理 は 功利 の 原理 で も あり 、 人間 は 効用 の 原理 快楽 を 追求 し 、 苦痛 を 回避 しよ う と する 存在 だ と 定義 できる 。 したがって 、 快楽 に 役立つ 功利 性 を 高める こと が 正しい と 考え 、 具体 的 に は 行為 の 源泉 で ある 快 苦 について 14 項目 の 図表 を 作っ て 説明 し て いる 。 また 快楽 の 基準 として 快 苦 の 強 さ 、 持続 性 、 確実 性 、 実現 時期 の 近 さ 、 多産 性 、 純粋 性 、 範囲 の 七つ の 基準 に 基づい て 快楽 計算 を 試み て いる 。 快楽 計算 によって 人間 の 幸福 は 定量 化 する こと が 可能 で あり 、 差し引き 計算 で 効用 が 最大 化 する こと が 人間 の 幸福 だ と 定義 さ れ た 。  しかし この よう な 個人 の 幸福 が 必ずしも 社会 の 幸福 に 直結 する と は 限ら ない と ベンサム は 考え 、 個人 の 幸福 が 過剰 に 重要 視 さ れる こと を 避ける ため に 万 人 の 幸福 を 「 一 として 扱い 、 一 以上 と は 数え ない 」 こと によって 平等 と なる よう に 論じる 。 そして 個人 の 幸福 の 総和 が 社会 全体 の 幸福 だ と 見なし て 、 道徳 の 原理 が 「 最大 多数 の 最大 幸福 」 で なけれ ば なら ない と 主張 する 。 可能 な 限り 多く の 人々 の 効用 を 高め 、 より 少ない 苦痛 に 留める こと が 道徳的 に も 善 で あり 、 これ は 立法 において も 基準 と なる と 考え た 。 この よう に 構築 さ れ た 功利 主義 の 哲学 は 全て の 人々 が 平等 かつ 最大 の 効用 が 得 られる 権利 を 持つ 権利 を 保障 し て いる 。『 立法 と 法学 に対する われわれ の 時代 の 使命 について 』 （ り っぽう と ほう がく にたいする われわれ の じ だい の し めい について 、 Vom   Beruf   unserer   Zeit   für   Gesetzgebung   und   Rechtswissenschaft ） と は 1814 年 に ドイツ の 法学 者 フリードリヒ・カール・フォン・サヴィニー によって 書か れ た 著作 で ある 。  サヴィニー は 『 占有 権 論 』 の 業績 から 高い 評価 を 受け て い た 法学 者 で あっ た 。 ベルリン 大学 で 教鞭 を とっ て い た 時期 に ナポレオン・ボナパルト が 敗北 し た こと から 、 ドイツ の 法学 者 の あいだ で ナポレオン 支配 後 の ドイツ の 法体 系 を どの よう に 整備 する か について 論争 が 起こる 。 1814 年 に 法学 者 アントン・ティボー が 発表 し た 論文 で は ドイツ に 民法 を 立法 する こと を 主張 し た が 、 サヴィニー は これ に 反対 する 立場 から 本書 『 立法 と 法学 に対する われわれ の 時代 の 使命 について 』 を 執筆 し た 。 この 著作 は 小 冊子 ほど の 分量 で あり 、 12 章 から 成り立つ もの で ある が 、 当時 の 論争 における 影響 と 歴史 学派 の 立場 に 立脚 し た 歴史 的 な 研究 として 意義 を 認める こと が できる 。  一般 に 18 世紀 まで 自然 法 の 立場 から 法 は 一般 性 が 重要 視 さ れ て い た が 、 サヴィニー は 法 が それぞれ の 民族 に 固有 の もの で ある と する 歴史 法 学派 の 立場 を とっ て い た 。 サヴィニー は そもそも 法 が 発展 し て き た 歴史 を 鑑みれ ば 、 それ は 諸 民族 が 共有 する 確信 を 根源 と し 、 民衆 の 生活 の 中 で 歴史 的 に 成立 し て き た もの で ある こと を 指摘 する 。 法律 家 が 出現 し て から は 法 は 複雑 化 し て 実際 の 生活 と は 異なる 学問 として 成立 し 、 それ が 自然 法 や 学問 的 な 法 を もたらし た 。 しかし 法 と は 慣習 法 の 形態 として 形成 さ れる もの で あり 、 その 事実 から 乖離 する こと は 好ましく ない 。 サヴィニー は この よう な 歴史 学派 の 観点 から 法典 の 立法 の 問題 について 、 論敵 に対して 批判 を 展開 する 。 優れ た 法典 を 作成 する ため に は いくつ か の 条件 が あり 、 ドイツ の 事情 を 踏まえれ ば 、 法典 を 作成 する 技術 も 素材 も 成熟 し て い ない と サヴィニー は 認識 し て い た 。 そして 性急 な 立法 によって 法典 を 作成 する の で は なく 、 ローマ 法 の 研究 を 進め 、 民族 の 精神 が 法 へ と 結びつく こと を 待た なけれ ば なら ない と 主張 する 。真実 和解 委員 会 （ しんじつ わかい いい ん かい ） と は 、 独裁 政治 や 内戦 や 人種 差別 など 、 公権力 や 軍事 力 により 、 あるいは 、 政府 の 機関 と 在野 の 組織 と の 間 における テロリズム など の 暴力 の 応酬 など により 、 かつて 人々 の 生命 や 自由 など に対する 深刻 な 人権 侵害 が 生じ た 過去 の 歴史 を 抱える 国々 が 、 そういった 過去 の 過誤 を 発見 ・ 公表 する こと で 、 人々 の 間 に 過去 から 積み重なっ た 軋轢 を 解決 する ため に 、 それぞれ の 国 ごと に 設置 さ れ た 同種 の 委員 会 など を 呼ぶ 総称 。 それぞれ 、 その 目的 や 設置 主体 は 様々 で ある 。  最も 代表 的 な TRC として は 、 南アフリカ 共和 国 における アパルトヘイト に対して 設置 さ れ た   が 挙げ られる 。2007 年度 新 司法 試験 漏洩 問題 （ 2007 ねん どし ん し ほう しけん ろうえい もん だい ） と は 、 2007 年度 （ 平成 19 年度 ） の 新 司法 試験 本 試験 内容 の 類似 論点 出題 疑惑 を めぐり 報道 さ れ た 各 問題 。  2007 年 （ 平成 19 年 ） 度 新 司法 試験 において 、 慶應義塾 大学 法科 大学院 の 専任 教授 で あり 、 かつ 、 法務省 司法 試験 考査 委員 で あっ た 植村 栄治 が 、 同校 の 大学院生 を 相手 に 試験 対策 の ため の 講義 や メール の 配信 を 行い 、 答案 練習 会 を 開催 し て い た こと が 問題 と なっ た 。 2007 年 （ 平成 19 年 ） 6 月 29 日 、 法務省 は 、 試験 前 の 答案 練習 会 で 試験 問題 と 類似 の 論点 を 学生 に 教え て い た こと に対する 措置 として 、 同 教授 の 考査 委員 の 職 を 解任 し た 。   同年 8 月 3 日 、 法務省 大臣 官房 人事 課 は 「 植村 元 考査 委員 の 行っ た 不 適正 な 行為 による 影響 について ， 公法 系 の 短 答 式 試験 ， 論文 式 試験 の 双方 の 問題 の 全体 にわたり ， 詳細 な 検討 を 行っ た が ， 植村 元 考査 委員 が   行っ た 受験 指導 の 中 に は ， 本 試験 の 問題 と 同一 ， あるいは 「 類題 」 と 評価 できる よう な 類似 し た 問題 は 全く なかっ た 。 」 と 公表 し 、 調査 過程 について も 若干 触れる に とどまっ て いる 。  結局 、 2007 年度 新 司法 試験 において は 、 法務省 及び 司法 試験 委員 会 は 、 「 試験 へ の 影響 は なかっ た 」 として 特別 の 措置 は 一切 採ら ない こと と 決定 し た が 、 こうした 対応 に対して 一部 から は 批判 の 声 も 上がっ た ものの 、 「 法 」 という もの の 根幹 と 言う べき 公平 を 著しく 害する お それ の ある 行為 に対して 、 当該 教授 の 所属 する 学会 を はじめ として 、 当事者 で ある 大学 の 側 は いまだに 沈黙 を 守っ た まま で あり 、 あまつさえ 当該 元 考査 委員 は 2009 年 から 大東文化大学 法科 大学院 教授 に 就任 し て いる など 、 およそ 学界 に 「 説明 責任 」 は おろか 、 「 自浄 作用 」 など とうてい 期待 でき ない まま の 状態 に ある 。 ただし 、 2008 年 （ 平成 20 年 ） 度 新 司法 試験 から は 、 学者 出身 の 考査 委員 を 半減 さ せる こと など が 決定 し た 。   また 、 新 司法 試験 考査 委員 で ある 大宮 法科 大学院 大学 の 実務 家 教授 2 人 が 2006 年 （ 平成 18 年 ） 夏 に 実施 し た 自 校 の 自主 勉強 会 と 問題 演習 に 参加 し た 学生 に 、 実際 に 同年 の 5 月 に 行わ れ た 新 司法 試験 で 出題 さ れ た 論文 試験 の 問題 とともに 、 独自 の 採点 基準 を 配布 し て い た こと が 報道 さ れ て いる 。 この 件 について も 法務省 は 事情 聴取 する こと と し た よう に 、 新 司法 試験 の ため の 答案 練習 会 など を 各 法科 大学院 が 実施 し て い た こと から 、 他 大学 について も 問題 内容 の 漏洩 が なかっ た か 法務省 による 調査 が 行わ れ て いる と さ れ て いる が 、 特に 表立っ た な 動き は み られ なかっ た 。   こうした 事態 を 受け て 、 作 問 を 担当 する 考査 委員 について は 実務 家 委員 を 中心 と し 、 作 問 を 担当 する 考査 委員 は 自己 が 勤務 する 法科 大学院 において 3 年生 及び 修了 生 に対し 指導 する こと が 禁止 さ れ 、 試験 終了 後 に 採点 のみ を 担当 する 考査 委員 を 改めて 追加 で 任命 する こと に する など の 措置 が 講じ られる こと と なっ た 。  なお 、 2010 年 （ 平成 22 年 ） 3 月 25 日 、 大学 基準 協会 は 、 慶應義塾 大学 内 の 外部 調査 委員 会 委員 の 外部 性 が 不十分 で あり 、 再発 防止 策 も 徹底 さ れ て い ない として 、 2010 年度 以降 も 引き続い て 報告 書 の 提出 を 求め た 。 その他 に 、 駿河台大学 、 中京大学 、 桐 蔭 横浜 大学 の 各 法科 大学院 について も 、 以前 に 過度 の 司法 試験 対策 を 実施 し て い た として 、 同様 に 検証 する と し た 。目 に は 目 を あるいは 目 に は 目 を 歯 に は 歯 を と は 、 報復 律 で ある 。 人 が 誰 か を 傷つけ た 場合 、 その 罰 は 同 程度 の もの で なけれ ば なら ない 、 もしくは 相当 の 代価 を 受け取る こと で これ に 代える こと も できる 、 という 意味 で ある 。 ラテン語 で   lex   talionis   ( レクス・タリオニス 、 同 害 復讐 法 )   と も 表わさ れる 。 ラテン語 「   talio   」 （ タリオ ） は 「 同じ 」 を 意味 する 「   talis   」 を 語源 と し 、 法 で 認可 さ れ た 報復 を 意味 する 。 その 場合 、 報復 の 仕方 や その 程度 は 、 受け た 被害 と 同じ くらい で なけれ ば なら ない 。  lex   talionis という 語 は 、 必ずしも 文字通り 「 目 に は 目 を 」 という 裁判 規約 を 表す だけ で は なく 、 特定 の 犯罪 に対し 、 その 苦しみ に ふさわしい 処罰 を 明記 し た 法 制度 に 、 より 幅広く 応用 する こと が できる 。 この 言葉 の 意図 は 、 過度 な 報復 を 防ぐ こと に ある と 提唱 する 者 も いる 。 lex   talionis を 最も 一般 的 に 表現 する の が 「 目 に は 目 を 」 という 言葉 だ が 、 他 の 解釈 も 行わ れ て き た 。   lex   talionis   の 原則 に 沿っ た 法 規約 に は 、 重罪 に対して は 同 程度 に 報復 する という 共通 点 が ある 。 有名 な ハンムラビ 法典 で は 、 正確 な 相互 関係 が 非常 に 明確 に 規定 さ れ て いる 。 例えば 、 人 が 誰 か を 死に 至ら しめ た なら 、 その 殺人 者 も 処刑 さ れる といった 具合 で ある 。  正常 な 状況 で あれ ば 、 例えば すべて の 関係 者 が 報復 行動 に 加わっ た として も 、 「 目 に は 目 を 」 の 原則 により 数学 的 な 縛り を 受ける 。  「 目 に は 目 を 」 の 原則 は 最も シンプル な 例 で ある 。 この 場合 、 報復 は 正確 に 被害 と 同等 で なけれ ば なら ない 。 反対 に 古代 ローマ の 十 二 表 法 は 、 特定 の 犯罪 に対して 特定 の 刑罰 を 規定 し た だけ で あっ た 。 アングロ・サクソン 人 の 法 規約 で は 、 直接的 に 報復 の 代わり に 贖罪 金 を 支払う こと が 認め られ て い た 。 特別 な 人物 の 生命 に は 、 その 社会 的 地位 に 応じ て 一定 の 価値 が ある と 考え 、 たとえ 殺人 で あっ た として も 意図 に 関係 は なく 、 適切 な 額 の 贖罪 金 を 支払え ば 補償 が 可能 で あっ た 。 英国 法 コモン・ロー の もと 、 原告 は 損失 と 等価 の 贖罪 金 を 受ける こと が でき た 。  現代 の 慣習 法 で も 同様 に 、 非 経済 的 な 損失 を 金銭 的 に 賠償 する 方法 として 考え られ て いる 。  （ 翻訳 途中 ）ケース セオリー （" case   theory "，" theory   of   the   case "） と は 、 刑事 弁護 で 用い られる 法律 用語 で 、 「 当事者 が 事実 認定 者 に対して 提起 する 事件 の 説明 ない し 勝訴 す べき 理由 として 、 全て の 証拠 と 争い の ない 事実 について 矛盾 の ない 説明 を 与える こと 」 で ある 。借家 権 （ しゃく やけん 、 し ゃっかけん ） と は 、 建物 の 賃借 権 の うち 借地 借家 法 の 適用 さ れる もの を いう 。 なお 、 同 法 に 「 借家 権 」 という 文言 は ない 。  日本 で は 、 1920 年 公布 の 借家 法 により 、 建物 賃借 人 （ 借家 人 ） の 保護 が 図ら れ 、 1992 年 に 借地 借家 法 に 移行 し た 。  借地 借家 法 上 、 最長 ・ 最短 期間 の 定め は ない が 、 1 年 未満 の 期間 を 定め た 場合 は 、 定期 建物 賃貸借 の 場合 を 除い て 期間 の 定め の ない 契約 と 見なさ れる （ ） 。 契約 所定 の 期間 満了 と 同時に 明け渡し を 求める に は 、 期間 前 1 年 から 6 か月 前 まで の 間 に 予告 し なけれ ば 更新 の 拒絶 が でき ず 、 更新 拒絶 において は 、 正当 事由 が 必要 と さ れる （ 、 ） 。  上記 以外 の 場合 、 同 法 上 、 賃貸 人 による 解約 申入 から は 6 か月 （ 正当 事由 も 必要 ） 、 賃借 人 による 解約 申入 から は 3 か月 経過 する こと によって 終了 する （ 、 ） 。  借地 借家 法 上 、 借家 権 は 、 登記 する か 建物 の 引き渡し を 受ける こと により 、 第三者 に 対抗 できる （ ） 。  賃料 支払 など 、 賃貸借 一般 と 共通 の もの も ある が 、 建物 の 特徴 的 な もの も ある 。  借地 借家 法 上 、 賃貸 人 の 同意 を 得 て 建物 に 付加 し た 畳 、 建具 その他 の 造作 が ある 場合 に は 、 賃借 人 は 、 賃貸借 が 期間 の 満了 又は 解約 の 申入れ によって 終了 する とき に 、 賃貸 人 に対し 、 その 造作 を 時価 で 買い取る べき こと を 請求 する こと が できる （ 賃貸 人 から 買い受け た 造作 について も 、 同様   -）。  旧 借家 法 で は 特約 で 排除 する こと は 認め られ なかっ た が （ 強行 規定 ） 、 借地 借家 法 で は 、 その 排除 が 認め られ て いる （ 任意 規定 化   -   参考 ） 。   建物 賃借 権 は 、 賃貸 人 の 承諾 が なけれ ば 譲渡 、 転貸 が 認め られ ない ため 、 借家 権 が 交換 市場 において 市場 価格 を 形成 する 状況 は 基本 的 に 見 られ ない 。 店舗 物件 で 予め 賃貸 人 の 同意 を 得 て 借家 権 取引 を 行う 例 も 見 られる が 、 営業 権 （ のれん ） と の 区別 は 判然 と し ない と いう 。 したがって 借家 権 の 経済 価値 は 、 借地 借家 法 等 の 法令 等 によって 保護 さ れ て いる 借家 人 の 社会 的 、 経済 的 な いし は 法的 利益 により 形成 さ れ て いる 、 と 言える 。 取引 の 対象 と なる 状況 という の は 、 決して 一般 的 で は ない が 、 a .   建物 の 建て替え 等 により 借家 人 が 不 随意 の 立ち退き を 強い られ 、 経済 的 利益 を 喪失 する 場合 、 b .   公共 用地 の 取得 に 伴う 補償 、 c .   再 開発 に 伴い 施設 建築 物 の 一部 の 借家 権 を 取得 し ない こと の 補償 金 を 受ける 場合 、 等 が 挙げ られる 。 これら 補償 等 の 対象 に は 、 代替 建物 へ の 入居 に 必要 な 経費 等 が 挙げ られ 、 立 退 料 に 近い 性質 を 有する こと と なる 。  なお 、 不動産 鑑定 評価 基準 各論 第 1 章 は 、 「 貸家 及び その 敷地 」 の 評価 において 、 賃貸借 が 定期 建物 賃貸借 で ある か 否 か という こと は 、 当該 土地 建物 の 価格 評価 に際して 勘案 す べき と し て いる 。 また 、 不動産 鑑定 評価 基準 は 、 各論 第 1 章 賃料 （ 家賃 ） が 適正 水準 から 乖離 し て いる （ 低位 の ） 場合 に 、 借家 人 の 存在 に 伴う 減価 として 、 借家 権 価格 の 発生 が 認め られる 場合 が ある と し て いる 。  立 退 料 の 性質 は 、 移転 費用 の 他 に 上記 借家 権 ・ 借地 権 価格 に 相当 する もの 、 営業 権 的 な もの も あり 、 不 明確 な もの が ある 。 なお 、 国税庁 は 、 所得 税法 上 、 1 　 資産 の 消滅 の 対価 補償 として の 性格 の もの （ 家屋 の 明 渡し によって 消滅 する 権利 の 対価 の 額 に 相当 する 金額   -   譲渡 所得 ） 、 2 　 移転 費用 の 補償 金 として の 性格 の もの （ 立ち退き に当たって 必要 と なる 移転 費用 の 補償 として の 金額   -   一時 所得 ） 、 3 　 収益 補償 的 な 性格 の もの （ 立ち退き に 伴っ て 、 その 家屋 で 行っ て い た 事業 が 休業 又は 廃業 による 営業 上 の 収益 の 補償 の ため の 金額   -   事業 所得 ） と し て いる 。 なお 、 日本 における 借地 権 について は 、 借地 権 取引 の 慣行 が ある 地域 も 多く 、 所有 権 者 による 借地 権 買取 の よう な 形 が 見 られる （ 詳細 は 借地 権 を 参照 ） 。  借家 権 の うち 、 （ 定期 建物 賃貸借 ） の 適用 を 受ける もの を いう 。 同 法 において は 、 期間 の 定め が ある 建物 の 賃貸借 において 、 公正 証書 による 等 書面 によって 契約 を する とき に 限り 、 契約 の 更新 が ない こと と する 旨 を 定める こと が できる という もの で ある 。  日本 で は 、 2000 年 施行 の 借地 借家 法 改正 により 導入 さ れ た 。 立 退 料 支払 から の 解放 、 悪質 入居 者 など へ の 対策 を 通じ た 市場 の 活性 化 が 導入 の 目的 と さ れ た が 、 反対 論 が あり 、 衆議院 で も 何 人 も の 議員 が 請願 の 取り次ぎ を 行っ た といった 状態 で ある 。 この 時点 で 、 定期 借家 は 、 世界 各国 で 広く 導入 さ れ 、 定着 し て い た と いう 。 この 導入 前 の 同 法 に は 、 更新 が なく 書面 により その 旨 規定 し なけれ ば なら ない 「 賃貸 人 の 不在 期間 の 建物 賃貸借 」 が あり 、 定期 建物 賃貸借 に 替わら れ た （ 詳細 は ） 。  定期 借家 権 における 一 時 金 について は 、 賃料 担保 目的 の 敷金 は 一般 の 借家 権 と 違い は ない が 、 立 退 料 など 不 確実 性 へ の 担保 で も ある 礼金 に は なじみ にくい と いわ れる 。  不動産 証券 化 において は 、 対象 不動産 の 投資 適格 性 の 観点 から 、 賃料 収入 の 確保 と 賃貸借 期間 の 明確 化 が 重要 で 、 定期 借家 権 は 絶対 条件 と 言わ れる 。  借地 借家 法 第 38 条 第 2 項 により 、 建物 の 賃貸 人 は 、 あらかじめ 、 建物 の 賃借 人 に対し 、 同 項 の 規定 による 建物 の 賃貸借 は 契約 の 更新 が なく 、 期間 の 満了 により 当該 建物 の 賃貸借 は 終了 する こと について 、 その 旨 を 記載 し た 書面 を 交付 し て 説明 し なけれ ば なら ず 、 説明 を し なかっ た とき は 、 契約 の 更新 が ない こと と する 旨 の 定め は 無効 と なり 、 通常 の 建物 賃貸借 と なる 。   この 説明 について は 、 宅地 建物 取引 業者 の 媒介 による 賃貸借 契約 締結 に際して も 、 宅地 建物 取引 業法 に 基づく 借主 へ の 重要 事項 説明 と は 別個 の もの と 位置づけ られ て おり 、 「 二 重 説明 」 の 問題 が 、 規制 緩和 へ の 逆行 で ある こと は もとより 、 定期 借家 普及 の 支障 とも 指摘 さ れ て いる 。  借地 借家 法 第 38 条 第 4 項 において は 、 賃貸借 期間 が 1 年 以上 で ある 場合 に は 、 建物 の 賃貸 人 は 、 期間 の 満了 の 1 年 前 から 6 か月 前 まで の 間 （ 「 通知 期間 」 ） に 建物 の 賃借 人 に対し 期間 の 満了 により 建物 の 賃貸借 が 終了 する 旨 の 通知 を し なけれ ば 、 その 終了 を 建物 の 賃借 人 に 対抗 する こと が でき ない 。 ただし 、 建物 の 賃貸 人 が 通知 期間 の 経過 後 建物 の 賃借 人 に対し その 旨 の 通知 を し た 場合 において は 、 その 通知 の 日 から 6 月 を 経過 し た 後 は 、 終了 の 対抗 が 可能 と なる 。  定期 借家 権 は 、 借家 権 と 賃料 （ 家賃 ） 収入 期間 の 保護 が 目的 で あり 、 賃貸 人 、 借 賃 人 とも 中途 解約 は 原則 として 認め られ ない が 、 借地 借家 法 で は 、 居住 用 建物 で 床 面積 200 平方メートル 未満 の もの の 場合 、 賃借 人 が やむを得ない 事情 で 自己 の 生活 の 本拠 として の 使用 が 困難 に なっ た とき は 、 賃借 人 から 1 か月 の 予告 期間 で 解約 申入 が できる （ 第 38 条 第 5 項 ） 。 これ は 、 賃貸 人 から 見る と 中途 解約 の リスク で あり 、 定期 借家 普及 の 支障 とも 指摘 さ れ て いる 。私的 所有 権 （ してき し ょゆうけん 、 ） または 私有 権 と は 、 個人 （ 自然人 ） または 法人 が 持つ 所有 権 で ある 。 その 制度 が 私的 所有 制 または 私有 制 、 私的 所有 さ れ た 財産 が 私有 財産 で ある 。  対比 語 は 公的 所有 権 （ ） または 公有 権 で 、 その 制度 が 公的 所有 制 または 公有 制 、 公的 所有 さ れ た 財産 が 公有 財産 または 公 物 で ある 。  私的 所有 権 は 、 経済 的 自由 権 の 1 つ で ある 財産 権 の 1 つ で ある 。 私的 所有 権 を 持つ 個人 や 法人 は 原則 として 、 対象 の 財産 を 自由 に 取得 ・ 保持 ・ 売買 ・ 廃棄 できる 。  近代 以前 で は 私的 所有 権 の 概念 は 、 時代 や 地域 や 民族 に も よる 。 アイヌ や アメリカ 先住民 、 古代 ギリシア の スパルタ 、 インカ 帝国 など を 含む 多く の 地域 や 民族 で は 、 土地 など は 共有 で あり 、 私有 財産 の 概念 は 存在 し なかっ た か 、 明確 に 禁止 または 規制 さ れ て い た 。 ガイウス・ユリウス・カエサル は ガ リア 戦記 で 、 ガ リア 人 は 古代 ローマ 人 と 同様 に 私有 財産 の 概念 を 持つ が 、 ゲル マン 人 は 持た ない と 記し た 。  マルクス主義 は 、 所有 の 概念 が 存在 し なかっ た 段階 を 「 原始 共産 制 」 、 所有 の 概念 は 存在 する が 共有 のみ の 段階 を 「 アジア 的 生産 様式 」 と 呼ん だ 。 私的 所有 権 の 概念 が 存在 し た 時代 や 地域 で も 、 国王 や 貴族 、 教会 など の 特権 的 な 財産 の ほか 、 入会 権 や 入会 地 など 住民 による 公有 の 概念 が 広く 存在 し た 場合 も 多かっ た 。 均 田制 や 班 田 収 授法 など は 土地 公有 を 前提 に し た 制度 で ある 。 王権 神授 説 で は 全て の 所有 権 は 国王 に ある と さ れ 、 私的 所有 権 の 絶対 性 は 否定 さ れ た 。 「 私的 所有 権 絶対 の 原則 」 は 、 近代 私法 の 三 大 原則 の 1 原則 と なっ た 。  近代 以降 の 政治 思想 の 分野 で は 、 私的 所有 権 は 経済 的 な 自由 主義 で ある 資本 主義 の 基本 概念 と なっ て いる 。 これ に対して 各種 の 社会 主義 や ファシズム や 開発 独裁 など は 私的 所有 権 の 制限 を 主張 し 、 更に 共産 主義 は 私的 所有 制 の 廃止 と 財産 の 社会 的 共有 を 主張 する が 、 それぞれ の 定義 や 範囲 は 多く の 立場 が ある 。前文 （ ぜん ぶん ） と は 、 法令 や 憲法 など の 条項 の 前 に 置か れ て いる 文章 で あり 、 その 法 の 趣旨 や 制定 し た 目的 、 基本 原則 を 書き記し た もの で ある 。  日本 の 憲法 で ある 日本国 憲法 の 前文 で は 、 おもに 三 原則 で ある 国民 主権 、 基本 的 人権 の 尊重 、 平和 主義 について 述べ て いる 。 また 、 エイブラハム・リンカーンアメリカ 大統領 の ゲティスバーグ 演説 に ある 、 「" 人民 の 、 人民 による 、 人民 の ため の 政治 "」 という 言葉 の 内容 を 表記 し た 、 「" 国政 は 、 国民 の 厳粛 な 信託 による もの で あっ て 、 その 権威 は 国民 に 由来 し 、 その 権力 は 国民 の 代表 者 が これ を 行使 し 、 その 福利 は 国民 が これ を 享受 する "」 という 言葉 が 入れ られ て いる 。  ユネスコ 憲章 の 前文 に は 、 「" 戦争 は 人 の 心 の 中 で 生まれる もの で ある から 、 人 の 心 の 中 に 平和 の とりで を 築か なけれ ば なら ない "」 という 名文 から 初 まり 、 国際 平和 や 人類 の 共通 の 福祉 を 推進 する こと を 目的 に 、 ユネスコ を 創設 する という 内容 が 書か れ て いる 。  アメリカ の 憲法 で ある アメリカ合衆国 憲法 で は 、 米国 が 統一 国家 で ある こと を 宣言 し て いる 。 また 、 国内 の 平穏 、 一般 の 福祉 の 増進 など といった 、 当 憲法 の 制定 目的 が 述べ られ て いる 。共有 制 または 共有 権 () は 財産 を 共有 する 制度 や 権利 で ある 。 対比 語 は 私有 や 公有 など で ある 。  共有 制 は 、 企業 や 他 の 組織 など の 資産 を 分割 せ ず に 所有 する 原理 に 基づき 、 個人 名義 による 「 私有 」 や 、 あるいは 政府 など の 公的 機関 による 「 公有 」 と は 異なる 。 共有 制 で は 、 その 企業 の 「 オーナー 」 と なる より も 、 その 企業 と その 未来 の 世代 の 資産 の 受託 者 と なる 。 共有 権 は 資本 主義 を 「 中和 化 」 する 1 方法 で あり 、 資本 の 注入 による より も 、 企業 へ の 参加 という 効果 により 企業 の 管理 に 受託 する 。  多く の 社会 主義 運動 は 、 生産 力 の 生産 結果 あるいは 最終 的 な 目標 として 、 生産 手段 の 共有 を 提唱 し た 。 社会 主義 者 達 は 、 企業 の 私有 や 、 あるいは 国有 など の 集 産 主義 的 な 所有 形態 と 、 共有 制 を 明確 に 区別 し た 。  政治 学 で は 共有 制 は 、 社会 の 全 個人 による 集合 的 な 権利 または 参加 と さ れる 。 共産 主義 や いくつ か の 社会 主義 の 形態 で は 、 生産 手段 の 共有 が 提唱 さ れ た 。 共有 は 集 産 主義 的 な 所有 形態 と は 異なる 。 共有 で は 資産 は 全て の 人 に 開か れ て いる が 、 集 産 主義 的 な 所有 形態 で は 資産 は 契約 や 合意 によって 結合 的 に 所有 さ れる 。 集 産 主義 的 な 所有 の 例 に は 生産 者 協同 組合 など の 近代 的 な 企業 の 所有 形態 が ある が 、 全て の 人 に 開か れ て いる 公共 の 公園 の よう な 共有 制 と は 対照 的 で ある   。  土地 の 共有 制 は 、 植民 地 化 によって 遠隔 の 土地 に 一斉 に 移住 さ せ られ た 以前 の 部族 社会 で は 、 慣習 的 な 土地 所有 形態 の 1 つ で ある 。 部族 や 家族 は 伝統 に従って 土地 を 共有 し て 生活 し て い た 。  新 石器 革命 以前 に は 部族 は 全て の 財産 の 共有 を 実践 し て い た が 、 その 財産 は 後 に 私有 制 に 移行 し た 。 アメリカ 先住民 族 は 土地 の 共同 所有 を 実践 し て い た 。 ロバート・ルフェーブル () は 、 土地 の 共同 所有 は エジプト や 中東 で は 農業 の 開始 により 衰退 し 始め た と 論じ た 。 マルクス主義 者 の 理論 で は この 所有 形態 は 、 生存 に 必要 な レベル の 共有 制 で あっ た ため 、 原始 共産 制 と 呼ば れ た 。政府 閉鎖 （ せ いふ へ い さ 、 ） と は 、 政府 機関 が 閉鎖 さ れる こと で あり 、 特に 議会 で 予算 案 （ あるいは 暫定 予算 ） の 成立 が 難航 する こと で 期限切れ と なり 、 政府 庁舎 が 閉鎖 さ れる こと を 指す 。  アメリカ合衆国 連邦 政府 において は 、   合衆国 法典 31 編 1341 条   不足 金 請求 禁止 条項 ） により 、 予算 不足 の 際 は 緊急 の もの を 除き 、 業務 を 停止 し なけれ ば なら ない と さ れ て いる 。  民主党 の ビル ・ クリントン 政権 期 の 1995 年 から 1996 年 にかけて の アメリカ合衆国 の 政府 閉鎖 の 際 に は 、 368 の 国立 公園 、 国立 美術館 、 博物館 、 科学 館 など が 閉鎖 さ れ た 。 また パスポート の 発給 が 停止 し 、 20 万 人 に 影響 が 出 た ほか 、 毒物 処理 機関 が 閉鎖 さ れ 、 社会 保障 給付 や 恩給 が 停止 さ れ た 。 重要 な 政府 機関 の 閉鎖 は 回避 さ れ 、 航空 交通 管制 や 郵便 など 重要 な 機関 は 閉鎖 さ れ なかっ た 。  1995 年   -   96 年 の 際 に は 、 下院 議長 ニュート・ギングリッチ 率いる 共和党 と 、 民主党 クリントン 政権 と の 予算 を めぐる 党派 対立 の 高まり （ 均衡 財政 や 福祉 削減 など ） と 国債 上限 引き上げ 問題 が 同時に 発生 し て い た 。 議会 両院 の 多数 党 を 占め て い た 共和党 は 歳出 法案 （ 予算 法案 ） と 債務 上限 引き上げ 法案 （ 国債 発行 法案 ） を 阻止 する こと で クリントン 政権 から 妥協 を 引き出そ う と し た ものの 、 クリントン 政権 が 容易 に 屈せ ず 対立 が 長引き 政府 閉鎖 が 発生 し た 。  民主党 の バラク・オバマ 政権 期 の 2013 年 3 月 、 暫定 予算 の 期限 （ 3 月 27 日 ） が 迫る 中 で 歳出 削減 を 巡っ て 、 共和党 と 民主党 が 対立 し て 、 政府 閉鎖 の お それ を 生じ た が 、 強制 削減 後 の 水準 に 連邦 政府 支出 を 抑制 し つつ 、 各 省庁 一律 カット と は せ ず 、 国防 関連 費 ・ 農業 ・ 司法 など について は 、 柔軟 な 支出 を 可能 に する 内容 で 折り合っ て 暫定 予算 の 延長 が 成立 し 政府 閉鎖 を 回避 。  2013 年 9 月 、 医療 保険 改革 法 （ いわゆる オバマケア ） を 巡っ て 、 下院 で 多数 を 占める 共和党 は 支出 増大 を 招く として 反対 し て いる の に対し 、 上院 で 多数 の 民主党 は 内政 の 最 重要 課題 で あり 変更 に は 応じ られ ない として 対立 し て 予算 が 成立 し なかっ た ため 、 10 月 1 日 から 一部 政府 機関 の 閉鎖 と なる 事態 が 発生 。 2013 年 10 月 16 日 に 上下 両院 で 政府 機関 の 再開 を 可能 に する 来年 1 月 15 日 まで の 暫定 予算 が 可決 さ れ 10 月 17 日 より 一部 で 閉鎖 さ れ て い た 政府 機関 が 再開 さ れ た 。 スタンダード & プアーズ に よれ ば 、 この 政府 機関 一部 閉鎖 によって 生じ た 経済 的 損失 は 240 億 ドル （ 約 2 兆 3 千 億 円 ） と さ れる 。  共和党 の ドナルド ・ トランプ 政権 期 の 2018 年 1 月 、 若年 移民 に対する 国外 強制 退去 の 延期 措置 の 存続 の 是非 を 巡っ て の 交渉 が 膠着 し 、 1 月 20 日 から 一部 政府 機関 が 閉鎖 さ れ た 。ソドミー 法 ( ソドミー ほう 、 、 ) は 特定 の 性行為 を 性 犯罪 と する 法律 で ある 。 ソドミー の 言葉 が 明確 に どの 性 行動 を 示す か は 、 殆ど 法 の なか で 詳細 に 説明 さ れ ない が 、 裁判 など で は 主として 「 自然 に 反する 」 と 見なさ れる 性 行動 を 指す と さ れる 。 「 自然 に 反する 性 行動 」 は 婉曲 的 な 表現 で あり 、 ここ で の 性 行動 は 一般 的 に 口内 性交 や 肛門 性交 、 獣 姦 が 含ま れる 。 この 法 が 異性 の カップル に 適用 さ れる 事例 は 稀 で ある 。  ソドミー 法 や これ に 類する 法律 は 古代 に その 起源 を 持ち 、 特定 の 性 行動 に対する 宗教 的 な 規制 と 関連 し て いる 。 現代 において は 宗教 的 な 規制 以外 の 理由 で ソドミー 法 が 支持 さ れる こと も ある 。  中 アッシリア の 法典 （ 紀元前 1075 年 ） で は 、 「 男性 が 戦友 と 性 交渉 を 持っ た 場合 は 宦官 に 処す 」 と 記し て いる 。 これ は 軍隊 内 で の 男性 間 の 性 交渉 を 有罪 と する 法律 において 、 現在 記録 の 残っ て いる なか で 最も 古い もの ある 。 『 』 は 古代 ローマ で 用い られ た 法律 で ある 。 同性 間 の 性行為 を 規制 する 内容 が 含ま れ て いる が 、 行動 を 禁止 する もの で は なかっ た 。 男性 奴隷 が 解放 さ れる まで の 間 は 、 彼ら を 同性愛 の 対象 として 使う こと が 違法 と さ れ て い なかっ た 。  西洋 社会 において ソドミー 法 の 規制 が 最も 大きかっ た の は 、 聖書 が 成立 し て キリスト 教 の 世界 観 が 生まれ て から の こと に なる 。 新約 聖書 で は ソドミー を 批難 する 記述 が ある 。 イングランド で は ヘンリー 8 世 が   ""   ( 男女 を 問わ ず 、 肛門 性交 全般 および 獣 姦 ) を 犯罪 化 する 最初 の 犯罪 法 『 Buggery   Act   1533 』 （ ） を 制定 し 、 違反 者 の 刑罰 に 絞首刑 を 規定 し た が 、 実際 に は 1861 年 まで は 刑罰 は 実行 さ れ なかっ た 。  ウィリアム ・ ブラックストン の 『 イギリス 法 釈義 』 （ ） に よる と 、 ソドミー の 犯罪 は 「 自然 に 逆らう 不快 で 忌まわしい 罪 」 もしくは それ に 類する 表現 で しばしば 定義 さ れ 、   何 が 具体 的 な 行為 で ある か という 点 を 広く 解釈 さ せる 結果 に なっ た と 述べ て いる 。  イギリス の 大学 副 総長   ジョン ・ フレドリック・ウォルフェンデン （ ） ら によって 「 成人 同士 の 合意 による 同性 間 性行為 を 犯罪 から 除外 する べき 」 と する レポート   『 ウォルフェンデン 委員 会 の レポート 』 （ ） が 1957 年 に 出さ れ た 後 、 アメリカ合衆国 を 含む 多く の 西側 諸国 で 同性愛 行為 に 限定 し て 禁じる 法律 の 撤廃 に 動き 始め た 。 2003 年 6 月 に 、 アメリカ合衆国 最高 裁判所 は ローレンス 対 テキサス 州 裁判 にて 、 自宅 内 における 成人 間 の 合意 による 私的 で 非 商業 的 な 性行為 を 倫理 に 基づき 州法 が 犯罪 と する こと は 、 人々 の 自由 と プライバシー に 立ち入る 正当 な 理由 に 足ら ない として 違憲 で ある 判断 を 下し た 。  ヨーロッパ 、 北米 、 中米 、 南米 の 国々 で は ソドミー 法 が 多く の 国 で 撤廃 さ れ た が 、 ベリーズ 、 ギア ナ および カリブ 諸島 （ アンギラ 、 アンティグア・バーブーダ 、 バルバドス 、 ドミニカ 国 、 グレナダ 、 ジャマイカ 、 セントクリストファー・ネイビス 、 セントルシア 、 セントビンセント および グレナディーン 諸島 、 トリニダード・トバゴ 共和 国 ） に は 現在 でも 存在 し て いる 。  アジア において は 欧米 を 起源 と し た ソドミー 法 は 、 中華人民共和国 、 台湾 、 北朝鮮 、 韓国 、 ベトナム で は 施行 さ れ た こと が ない 。 日本 、 カザフスタン 、 フィリピン 、 タイ 、 インド で は 撤廃 さ れ て いる 。 その他 の 国 で は 同性 間 に 限定 し た 何らかの 規制 が 存在 し て いる 。  イスラム教 国 で は イスラム 法 の 規定 による ソドミー 罪 が あり 、 アラビア 語 で は لوطي （ リワート ） と 表記 さ れ て いる 。 イスラム教 国 で は 刑罰 が 過酷 で イラン 、 サウジアラビア 、 アフガニスタン など 現在 でも 死刑 が 科さ れる 国 が ある 。  オーストラリア は 植民 地 時代 の 1788 年 に イギリス の ソドミー 法 に 準じ て い た 。 19 世紀 の 間 は 植民 地 議会 よ って 多く の 刑法 が 成立 し 、 連邦 成立 後 は 連邦 議会 によって 行わ れ た   。  『 ウォルフェンデン 委員 会 の レポート 』 に よる と 、 南 オーストラリア 州 の オーストラリア 労働党 下 の 州 政府 は 1972 年 に 「 成人 間 の 私的 な 合意 」 に 類似 する もの に 法的 擁護 を 同 州 内 に 取り入れ た 。 この 擁護 は   Murray   Hill （ 元 国防 大臣   の 父 ） によって 法案 提起 さ れ 、 1975 年 に 州 の ソドミー 法 は 撤廃 さ れ た 。  1970 年代 に は   『 Campaign   Against   Moral   Persecution 』 （ 道徳 的 批難 に 反対 する キャンペーン ） が 注目 を 集め 、   オーストラリア の ゲイ ・ レズビアン コミュニティ の 受け入れ に 寄与 し た 。 南 オーストラリア 州 以外 で の ソドミー 関連 法 の 撤廃 は 1976 年 から 1990 年 にかけて 段階 的 に 行わ れ た 。 この 流れ の 例外 に タスマニア 州 が あり 、 オーストラリア 連邦 政府 （ ） と 国連 の 自由 権 規約 人権 委員 会 の 指導 によって 1997 年 に 撤廃 と なる まで ソドミー 法 が 存在 し た 。 男性 同性愛 の 非 犯罪 化 は 、 オーストラリア 首都 特別 地域 は 1976 年 、 ノーフォーク 島 は 1993 年 、 前述 の 南 オーストラリア 州 は 1975 年 、 ビクトリア 州 は 1981 年 に それぞれ 実施 さ れ た 。 上記 の 合法 化 に際して 、 性的 同意 年齢 を はじめ と し た 性的 指向 による 格差 は 統一 化 さ れ た 。 西 オーストラリア 州 は 1989 年 に 男性 同性愛 の 非 犯罪 化 を 法 修正 にて 実施 、 ニューサウスウェールズ 州 と ノーザンテリトリー は 1984 年 に 非 犯罪 化 を 実施 し た が 、 ニューサウスウェールズ 州 と ノーザンテリトリー は 性的 同意 年齢 を 18 歳 に 、 西 オーストラリア 州 は 21 歳 と し た 。 1997 年 より 各州 および 地域 は ソドミー 法 の 性的 同意 年齢 の 年齢 格差 の 解消 に 動きだし 、 2002 年 に 西 オーストラリア 州 が 、 2003 年 に ニューサウスウェールズ 州 と ノーザンテリトリー が それぞれ 行っ た 。 トーネン 対 オーストラリア 政府 裁判 () および クルーム 対 タスマニア 州 裁判 後 の 1997 年 に タスマニア 州 は ソドミー 法 を 撤廃 し 、 オーストラリア の 州法 に ソドミー 法 は 存在 し なく なっ た 。 その後 タスマニア 州 は 『 Relationships   Act   2003 』 を以て 2004 年 に 同性 カップル の 権利 を オーストラリア で 最初 に 認め た 州 に なる 。   現在 、 クイーンズランド 州 で は 、 クイーンズランド 州 刑法 208 条 により 、 肛門 性交 の 性的 同意 年齢 が 最も 高い 18 歳 に 定め られ 、 口内 性交 および 性交 が 16 歳 まで 禁止 さ れ て いる   。 この 年齢 規制 は カナダ と 同様 で ある 。  ブラジル の 刑法 は 成人 間 の 合意 による 性 交渉 に 制限 を 設け て い ない が 、 強姦 の 禁止 法 と 子供 の 保護 に関する 法律 を 定め て い て 、 成人 と 14 歳 以下 の 行為 について は 起訴 対象 と し て いる 。 ブラジル 軍 刑法   –   DL   1 . 001 / 69 -   に は 、 みだら な 行為 と みなさ れる 接触 行為 を 犯罪 と する 235 条 が 存在 し 、 これ は 同性 間 に 限ら ず 軍 管理 下 の 全域 に 適用 さ れ て いる 。 同 法 に は "「 少年 愛 や その他 の みだら な 行為 について 」" という 主旨 の 題名 が 付け られ て いる 。 同国 の 同性愛 権利 活動 家 達 は ブラジル 国軍 は 殆ど が 男性 に 限ら れ て いる 現状 で は 軍 内部 の 同性愛 者 の 魔女 狩り 行為 に 軍 刑法 が 加担 し て いる と 主張 し て いる 。  1859 年 以前 の カナダ で は 、 ソドミー を 取り締まる 根拠 を 英国 法 に 依っ て い た 。 1859 年 に カナダ 法規 による   " buggery   law "   は 強化 さ れ て 、 罰則 に 死罪 を 設け た 。 この 罰則 は 1869 年 まで 適用 さ れ た 。 1892 年 に 行わ れ た 刑法 の 大幅 改定 の 一環 として 、 同性愛 男性 の 全て の 性 行動 （" gross   indecency "   = 品位 に かける 淫ら な 行為 ） を 対象 と し た より 広範囲 の 規制 法案 が 通過 し た 。 刑法 の 変更 は 1948 年 と 1961 年 に 行わ れ 、 ここ で は 男性 同性愛 者 を 「 犯罪 的 性的 精神病 質 者 」 「 危険 な 性的 違反 者 」 と みなし た 。  当時 の 法 において これら は 無 期限 の 実刑 判決 が 科さ れ た 。 判決 を 下さ れ た なか で 最も 知ら れ た 例 の 一つ は で 、 1969 年 に カナダ 最高 裁判所 は 彼 を 危険 な 性的 違反 者 として 終身 刑 の 判決 を 下し た 。 その後 、 彼 は 1971 年 に 出所 し て いる 。  カナダ の 現行 法 で は 、 18 歳 以上 の 合意 に 基づく 肛門 性交 を 認め て いる が 、 行為 者 2 人 以外 に 人 が 居 ない こと が 条件 と なっ て いる 。 カナダ で 施行 さ れ た ソドミー 法 は 『 』( Bill   C - 150 ) で 、 1969 年 6 月 27 日 に カナダ 国王 の 裁可 を 受け て いる 。 法案 は 「 政府 は 国民 の 寝室 に は 立ち入ら ない 」   という 発言 で 有名 な ピエール ・ トルドー によって 下院 に 提起 さ れ た 。  1995 年 に 、 オンタリオ 連邦 控訴 裁判所 （ ） は   " R .   v .   M .   ( C .)"   の 裁判 で 、 2 人 の いずれ か もしくは 両方 が 16 - 18 歳 で ある 場合 の  カナダ 刑法 （ ） の 第 159 条 は 、 カナダ 人権 と 自由 の 憲章 （ ） の 第 15 条 （ ） が 定める 権利 の 平等 に 違反 し て いる という 判断 を 下し た 。 この 件 について は 再び 裁判 に 掛け られ た こと が ない 。 似 た ケース の 判決 は 1998 年 に ケベック 連邦 控訴 裁判所 （ ） で の   " R .   v .   Roy " 裁判 が ある 。 刑法 の 例外 として 、 結婚 し た 異性 夫婦 間 において は 適法 と する 第 159 ( 2 )( a ) 条 の 項目 が ある 。  清朝 の 1647 年 に 成立 し た 「 清 律 」 に は 、 ソドミー の 中 で 㚻姦 （ 又は 鶏姦 、 肛門 性交 ） を 禁ずる 「 㚻姦罪 條 」 が 設け られ た 。 明代 末期 の 社会 の 混乱 に 対応 さ せ た もの で 、 㚻姦條 で は 違反 し た 者 に 1 ヶ月 の 懲役 と 100 回 の 重い 打撃 刑 が 科せ られ た 。  最高 人民法院 は 1957 年 に 自発 的 行為 に 基づく ソドミー は 犯罪 行為 で は ない と する 判断 を 下し て いる が 、 文革 後 の 1979 年 の 刑法 で は 、 成人 男性 間 の 私的 で 非 商業 的 な 合意 に 基づく 性行為 も 「 流 氓罪 」 として 、 拘留 や 労働 教育 刑 、 罰金 の 対象 に なっ た 。  それでも 1997 年 の 刑法 改定 で 流 氓罪 は 取り消さ れ 、 同性愛 行為 は 非 犯罪 化 さ れ た   。 そして 2001 年 に は 中華人民共和国 衛生 部 の 精神 疾患 リスト から 除外 さ れ た 。  同性 間 の 肛門 性交 について は 、 香港 刑事 犯罪 条例 （ ） の 第 118 C 条 にて 、 両人 とも 21 歳 以上 で ない 場合 は 禁止 さ れ て おり 、 違反 者 両方 に 終身 刑 を 科す 規定 が ある 。 第 118 F 条 で は 、 私的 で ない 同性 間 の 肛門 性交 を 法律 で 禁止 し て おり 、 5 年間 の 収監 を 罰則 に し て いる 。 異性 間 の 肛門 性交 について は 、 第 118 D 条 にて 21 歳 未満 の 女性 に対して 行為 を 行っ た 男性 は 終身 刑 を 科す 規定 が ある 。 私的 な 範囲 の 行為 か 否 か という 区別 は ない 。  2005 年 に 香港 市民 の 申し立て による 司法 審査 を 受け た Hartmann   判事 は 、 これら 4 条例 （ 第 118 C 条 、 第 118 F 条 、 第 118 H 条 、 第 118 J 条 ） が  男性 同性愛 者 に対して 差別 的 な もの で あり 、 香港 特別 行政 区 基本 法 と 民権 条令 に 違反 し て いる と の 見解 を 下し た 。 これ により 同性 間 の 性 行動 の 種類 に 関わら ず 、 同意 年齢 が 21 歳 から 16 歳 に 引き下げ られ た と みなさ れ て いる 。   しかしながら この 判断 後 の 裁判 において 、 同罪 について 有罪 ・ 無罪 の 両方 の 判決 が 出 て おり 、 また 違憲 と さ れ た 4 条例 の 改訂 の 動き は まだ ない 。  マカオ 特別 行政 区 は 、 マカオ 刑法 （ ） の 第 166 条 および 168 条 にて 性別 に 関わら ず 17 歳 以下 の 肛門 性交 を 禁じ て おり 、 違反 者 に は 最長 10 年 （ 相手 が 14 歳 未満 の 場合 ） または 4 年 （ 相手 が 14 - 16 歳 の 場合 ） の 収監 を 罰則 に し て いる 。  台湾 で は 、 中華民国 刑法 （ ） の 第 10 条 で 肛門 性交 を 女性 器 の 性交 や 口内 性交 と 並ぶ 性行為 の 一種 として 定義 し て いる 。 性的 同意 年齢 は 18 歳 と 定め 、 第 277 条 や 子供 や 若者 の 性的 商売 を 禁止 する 条例   を 規定 し て 、 未成年 者 の 性的 接触 を 防止 し て いる 。 これら に は 性別 による 区別 が なく 、 同性愛 も 他 の 指向 と 同様 に 扱わ れる 。  1933 年 、 デンマーク は ヨーロッパ で 3 か国 目 に 同性愛 が 完全 に 合法 と なっ た 。 性的 同意 年齢 は 1977 年 に 15 歳 と 規定 さ れ て いる 。  フランス 革命 下 で 「 1791 年 の 刑事 法典 」 （ ） の 成立 により 、 成年 同性 間 の 合意 における 私的 な 性行為 を 罰する 法律 は 存在 し なく なっ た 。 しかしながら 「 社会 的 良識 に対する 罪 」 といった 他 の 法律 による 制限 が 19 世紀 まで 行わ れ て い た 。 （ ジャン ＝ ジャック・レジ・ド・カンバセレス の 項目 を 参照 ）  1960 年 に 、 ポール ・ ミルギュ （ ） が   «   fléaux   sociaux   »（ 社会 悪 ） の リスト に アルコール 依存 や 売春 と 並べて 同性愛 を 追加 する ミルギュ 修正 条項 () を 議会 に 提出 し た 。 これ によって 同性愛 者 が 公衆 で 性 行動 を 行っ た 場合 の 罰則 が 拡大 し 、 異性 装 や クルージング （ ） で 捕まっ た 同性愛 者 は 警察 による 弾圧 の 対象 と なっ た 。 1960 年 の 法律 は 1981 年 に 撤回 さ れ た 。  1982 年 に 、 フランソワ ・ ミッテラン 大統領 下 で ヴィシー 政権 が 1942 年 に 制定 し た 性的 同意 年齢 の 格差 （ 同性 間 = 18 歳 、 異性 間 = 15 歳 ） を 解消 し た 。 仏 国民 議会 で   議員 が この 法 改正 に対する 反対 声明 を 述べ た 。  「 男性 間 の 姦淫 」 を 有罪 と 規定 する 刑法 175 条 が 1871 年 から 1994 年 まで 存在 し て い た 。 東ドイツ の 性的 同意 年齢 は 1957 年 に 21 歳 と 規定 さ れ 、 西ドイツ も 同様 に 1969 年 に 規定 し た 。 その後 東ドイツ で は 1968 年 、 西ドイツ で は 1973 年 に 18 歳 へ と 引き下げ られ 、 東ドイツ で は 1988 年 に 同性 間 と 異性 間 双方 の 性 行動 に関する 格差 を 解消 し た 。 この 決定 は その後 1994 年 の ドイツ 再 統一 に際して 継承 さ れ 、 ドイツ 全土 に 適用 さ れ た 。  現代 の ドイツ 語 における 「 ソドミー 」 の 語 は 英語 と 意味 が 異なり 、 肛門 性交 で は なく 獣 姦 を 指す 。  刑法 115 条 で 「 他人 または 動物 と の 肛門 性交 」 を 禁じ て おり 、 第 116 条 で 「 他 の 男性 と の 淫ら な 行い 」 を 禁じ て いる 。 第 115 条 および 116 条 の 違法 行為 は 、 男性 2 人 が 私的 な 合意 に 基づく もの で 、 かつ 18 歳 以上 で なかっ た 場合 に 限り 有罪 と の 条件 が ある 。  前述 の 法 で は 男性 へ の 肛門 性交 を 異常 行為 と し て いる が 、 女性 に は 適用 さ れ て い ない 。 さらに 「 私的 」 の 範囲 を 2 人 に 限定 し 、 3 人 の 場合 に は 違法 と なる 。 性的 同意 年齢 について は 、 異性 間 および 女性 同性 間 は 16 歳 と し て いる が 、 男性 同性 間 は 18 歳 と し て いる 。  ハンガリー における 同性愛 は 1962 年 に 非 犯罪 化 さ れ た が 、 刑法 199 条 にて 合意 の 上 で あっ て も 14 歳 から 20 歳 の 未成年 者 を 相手 に 行為 を 行っ た 場合 は 20 歳 以上 の 成人 に 限り 有罪 と さ れ た 。 1978 年 に は この 年齢 が 18 歳 に 下がり 、 次いで 2002 年 に は ハンガリー 憲法 裁判所 が 199 条 を 撤回 し 、 性的 指向 や ジェンダー に 関わら ず 、 性的 同意 年齢 を 14 歳 と 定め た 。  1996 年 に は 「 非 登録 の 同棲 制度 に関する 法   1995 」 が ジェンダー や 性的 指向 の 制限 なく 全て の カップル に 適用 さ れ 、 2009 年 7 月 1 日 より 「 登録 パートナーシップ に関する 法   2009 」 が 施行 さ れ 同性 カップル に パートナーシップ 登録 が 可能 と なっ た 。 異性 カップル に は 結婚 制度 が ある ので 、 彼ら にとって は 制度 の 重複 状態 に なっ て いる   。  アイスランド で の 同性愛 は 1940 年 から 合法 だ が 、 性的 同意 年齢 の 統一 は 1992 年 と なっ た 。 1996 年 に シビル・ユニオン 制度 が アルシング で 可決 さ れ た 。 この 制度 開始 後 に 、 養子 縁組 や レズビアン の 人工 授精 の 解禁 （ 2007 年 6 月 27 日 ） など 追加 の 制度 変更 が 続い た 。 同性 結婚 は 2010 年 より 合法 化 さ れ た 。  インド は イギリス 領 インド 帝国 の 時代 から 刑法 に 反 ソドミー の 法律 を 引き継い で いる が 、 それ 以前 の 慣習 法 集 など に は 類する 法律 が 存在 し て い なかっ た 。 インド 刑法 （ ） の 第 377 条 は 、 インド 憲法 （ ） が 認め て いる 「 生存 権 、 自由 権 、 平等 権 」 の 基本 権利 の 侵害 が 指摘 さ れ   、 2009 年 7 月 2 日 に デリー の 高等 裁判所 は ジェンダー の 区別 なく 成人 間 の 合意 に 基づく 私的 な 性行為 に 限り 同 法 を 適用 でき ない と する 判断 を 下し た 。 第 377 条 は 「 相手 が 男女 および 動物 の 区別 なく 、 自然 の 摂理 に 反する 性行為 」 を 違法 と し 、 最も 重い 刑罰 に 終身 刑 を 定め て いる 。 同性 に対する 強姦 犯 が 逮捕 さ れ た 際 は ニュース として 取り上げ られる が 、 成人 間 の 合意 に 基づく 場合 で は この 法 が 実際 に 適用 さ れる の は 極めて 稀 で ある 。 ゲイ と 疑わ れる または 実際 に そう で ある 人物 に対する 警察 の 弾圧 は 一般 的 で 、 メディア で は しばしば 強調 し て 取り上げ られる 。 同性 結婚 は 法律 にて 禁止 さ れ て いる 。  イスラエル は イギリス 委任 統治 領 パレスチナ 時代 の ソドミー （ buggery ） 法 を 引き継い で いる が 、 成人 間 の 合意 に 基づく 私的 な 同性 間 行為 に 適用 し た 記録 が ない 。 1960 年代 の 後半 に イスラエル 最高裁 （ ） が 同 法 を 適用 し ない 方針 を 打ち出し 、 1988 年 に 同国 議会 の クネセト が 正式 に 廃止 を 行っ た 。 性的 同意 年齢 は 異性 間 ・ 同性 間 ともに 16 歳 と 定め て いる 。  イタリア における 同性 間 の 性行為 について 、 異性 間 の 肛門 性交 と 同様 に 性的 同意 年齢 以上 で あれ ば 犯罪 と さ れ て い ない 。  明治 時代 の 1872 年 （ 明治 5 年 ） に 発令 さ れ た 「 鶏姦 律 条例 」 および 1873 年 （ 明治 6 年 ） に 発令 さ れ た 「 改定 律 例 」 にて 男性 同士 の 肛門 性交 が 違法 と さ れ た 。 その後 1880 年 （ 明治 13 年 ） に 発令 さ れ た 刑法 で は この よう な 規定 が なくなっ た 。 以降 同性愛 を 犯罪 化 する 法律 は 制定 さ れ て い ない 。  同性愛 に関する 法規 制 が 存在 せ ず 、 政府 による 一定 の 理解 も 存在 する と さ れる が 、 西洋 的 ゲイ 文化 は 認め て い ない 。  軍 の 刑法 にて 同性 間 の 性的 接触 が セクシャルハラスメント と みなさ れ て いる 。  刑法 377 条 にて 、 異性 間 および 同性 間 の 肛門 性交 を 禁じ て おり 、 違反 者 に は 最長 20 年 の 収監 および / または 罰金 および 鞭打ち 刑 を 規定 し て いる  1854 年 に イギリス から ソドミー 法 が 継承 さ れ た 。 『 The   Offences   Against   The   Person   Act   1867 』( 対人 犯罪 法 ) の 制定 により 、 肛門 性交 に対する 罰則 が 死刑 から 終身 刑 へ と 変更 さ れ た 。 1961 年 の 刑法 の 改正 により 、 男性 成人 間 の 合意 に 基づく 行為 に対する 罰則 は 最大 7 年間 の 収監 に 減刑 さ れ た 。 の 可決 により 、 同性 間 の 性行為 は 非 犯罪 化 さ れ た 。 同 国内 の 性的 同意 年齢 は 異性 間 ・ 同性 間 ともに 16 歳 と 規定 さ れ た 。  2007 年 9 月 4 日 より 、 ニュージーランド の 自治領 および 自由 連合 3 カ所 の うち 2 カ所   ( ニウエ および トケラウ )   にて 修正 法案 『 Niue   Amendment   Act   2007 』   が 成立 し 、 同性 間 における 性的 同意 年齢 が 統一 化 さ れ た 。 クック 諸島 で は 規定 に ソドミー 法 が 明記 さ れ て いる 。  ポーランド は 同性愛 が 違法 と さ れ た こと の ない 世界 的 に も 稀 な 国 で ある が 、 ポーランド 分割 から 40 年 後 の 1795 年 に ポーランド 領 を 分割 統治 し て い た 当時 の ロシア 帝国 、 プロイセン 王国 、 オーストリア 帝国 の 3 カ国 によって ソドミー 法 が 施行 さ れ て い た 。 この 法 は 3 カ国 が 1932 年 に 破棄 し た が 、 既に 1918 年 に ポーランド は 国家 再生 し て おり 、 実際 と し て は 影響 は なかっ た 。  1934 年 3 月 4 日 に 国家 法 にて 男性 間 の 性行為 が 違法 と さ れ た 。 女性 間 について は 同 法 の 言及 は なかっ た 。 1993 年 5 月 27 日 に 、 合意 に 基づく 男性 間 の 性行為 は 非 犯罪 化 さ れ た 。  シンガポール 刑法 （ ） の 第 377 A 条 （ ） にて 品位 を 乱す 行為 （ outrage   of   decency ） の 禁止 、 金銭 の 授受 、 教唆 、 男性 間 の 品位 に かける 淫ら な 行為 （ gross   indecency ） に対して 最長 2 年 の 収監 の 罰則 を 規定 し て いる 。  同地 で 用い られ て い た ヒンドゥー 法典 （ ） で は 同性 間 の 性行為 を 違法 化 し て い なかっ た が 、 英国 植民 地 統治 時代 の 1858 年 に 第 377 条 が 追加 さ れ た 経緯 が ある 。 その後 2007 年 10 月 に 、 第 377 条 は 第 377 A 条 に 変更 を 行っ た が 、 男性 間 の 性行為 に 最長 2 年 の 収監 罰則 規定 は 維持 さ れ た 。  スウェーデン で は 1944 年 に 同性愛 が 合法 と なっ た 。 性的 同意 年齢 は 15 歳 と さ れ 、 1972 年 より 異性 間 ・ 同性 間 の 年齢 差 は ない 。  スウェーデン の 犯罪 法 （ SFS   1962 : 700 ） の 第 6 章 （ 性 犯罪 ） は 性的 指向 による 区別 が ない 。 性行為 に 限定 し た 法 記述 は 公然 わいせつ 法 （ SUS   1762 : 779 ） の 第 17 章 に 存在 する 。  1956 年 に 非 犯罪 化 さ れ た 。  ソドミー は イングランド および ウェールズ で は 歴史 的 に 「 」 として 知ら れ 、 通例 で は 男性 間 または 男女 の 肛門 性交 に の こと を 指す と 解釈 さ れ て いる 。  イングランド と ウェールズ で は 、   buggery は ヘンリー 8 世   ( イングランド 王 ) 治世 の 時代 の 1533 年 に Buggery 法 （ ） によって 重大 犯罪 と 規定 さ れ た 。  同 法 による 有罪 宣告 者 に は 1861 年 まで 死刑 が 科さ れ て い た 。 軽微 な 未遂 について は 2 年間 の 収監 、 時には さらし 台 と さ れ た 。 1885 年 、 英国 議会 は ラボーチャー 修正 条項 （ ） を 成立 さ せ 、 「 品位 に かける 淫ら な 行為 」 （" gross   indecency "、 男性 間 の 全て の 性行為 を 対象 と する と 解釈 さ れる ） を 禁じる 条項 を 刑法 に 追加 し た 。 『 ウォルフェンデン 委員 会 の レポート 』 （ ） に よる と 、 他 に 人 が 居 ない 状態 で の 成人 男性 間 の 性 交渉 について 1967 年 の イングランド および ウェールズ で は 合法 と さ れ 、 スコットランド で は 1980 年 に 、 北アイルランド で は 1982 年 に それぞれ 合法 と なっ た 。 イギリス 王室 属領 の ガーンジー は 1983 年 に 、 ジャージー は 1990 年 に 、 マン 島 は 1992 年 に 同様 と なっ た 。  1980 年代 から 1990 年代 にかけて 、 LGBT の 人権 保護 団体 によって 性的 同意 年齢 の 異性 間 ( 16 歳 ) と 同性 間 ( 21 歳 ) の 格差 解消 運動 が 展開 さ れ た 。 また 前述 の 「 他 に 人 が 居 ない 状態 」 の 節 の 変更 も 行わ れ た 。   まず 1994 年 に イギリス 保守党 下院 議員 の は 同性 間 の 性的 同意 年齢 を 16 歳 に 引き下げる ため に 刑事 裁判 法 と 公共 秩序 法 の 修正 案 を 提出 し た 。 この 修正 案 は 否決 さ れ た が 、   譲歩 修正 として 性的 同意 年齢 を 18 歳 と する 修正 案 が 承認 さ れ た 。 格差 は 残っ た ものの 、 その 幅 は 小さく なっ た 。 次いで 1997 年 7 月 1 日 の サザーランド 対 イギリス （ ） の 裁判 にて 現行 法 が 人権 と 基本 的 自由 の 保護 の ため の 条約 の プライバシー の 保護 ( 8 条 ) と 差別 の 禁止 ( 14 条 ) を 侵害 し て いる という 申し立て が 認め られ 、 『 Sexual   Offences   Act   2000 』 （ ） の 法 改正 の 際 に 同性 間 の 性的 同意 年齢 の 16 歳 へ の 引き下げ と 、 「 他 に 人 が 居 ない 状態 」 という 節 が 「 未成年 の 居 ない 状態 」 へ 変更 さ れ た 。  現在 、 イングランド ・ スコットランド ・ ウェールズ は 性的 同意 年齢 が 16 歳 に 統一 さ れ て いる 。   2008 年 北アイルランド 性 犯罪 者 法 （ Sexual   Offences   NI   Order   2008 ） の 成立 により 、 2009 年 2 月 2 日 より 北アイルランド も 年齢 16 歳 に 合わせ た が 、 後 に 17 歳 に 引き上げ て いる 。 イギリス 王室 属領 の 性的 同意 年齢 の 16 歳 統一 化 は 、 マン 島 で 2006 年 、 ジャージー で 2007 年 、 ガーンジー で 2010 年 に 実施 さ れ た 。  は 、 アメリカ 軍法 の 範囲 を 除く と 連邦 政府 の 司法 管轄 レベル から 各州 における 対応 差 の レベル に 移行 し て いる 。 裁判 判決 によって 2002 年 時点 で 36 州 が 全て の ソドミー 法 を 撤廃 し て いる 。 残る 州 の ソドミー 法 について は 2003 年 の ローレンス 対 テキサス 州 裁判 にて 合衆国 最高裁 が 無効 の 判決 を 下し て いる 。  アメリカ 軍 は 、 「 市民 社会 と 異なる 固有 の 社会 の 必要 性 が ある 」 として 、 統一 軍事 裁判 法 （ ） の 第 125 条 で ソドミー を 禁じ て おり 、 ローレンス 判断 の 適用 範囲 外 と し て いる 。 陸軍 控訴 裁判所 （ ） は ローレンス 対 テキサス 州 裁判 の 結果 を 受け て 第 125 条 を 追加 し て いる 。 合衆国 対 スタイアウォル および 合衆国 対 マーカム の 両 裁判 にて 「 合衆国 最高裁 の 判定 は 自由 の 名 の 下 における 自然 に 反する 行為 」 と 判断 し 、 加え て 第 125 条 は 「 陸軍 固有 の 要因 」 による 「 ローレンス 判断 の 自由 の 保護 範囲 外 」 を 守る 役目 が ある と し た   。 ここ で の 要因 の 例 は 、 親交 、 公衆 における 性 行動 や 、 命令 や 規律 の 適用 を 妨げる その他 の 要因 など を 指す 。  合衆国 対 メモ と 合衆国 対 ブロック の 両 事件 は 、 陸軍 裁判所 が ローレンス 判決 を 覆し て 合意 の 上 で の ソドミー 行為 を 有罪 と し て いる 。  植民 地 時代 に は 同性 間 の 性 交渉 に関する 規定 の なかっ た ジンバブエ で は 、 ロバート ・ ムガベ 大統領 が 強力 な 反 同性愛 キャンペーン を 展開 し て いる 。 ムガベ の 公的 な 場 で の 同性愛 批判 の 始まり は 1995 年 8 月 の ジンバブエ 国際 ブック フェア と さ れ て いる 。 同 フェア にて ムガベ は 同性愛 について 観衆 へ 向け て 以下 の 様 に 述べ た 。  "... 人間 として の 尊厳 を 傷つけ て いる 。 自然 に 反し て い て 、 犬 や 豚 より も 卑しい 人々 を 見過ごす こと に 疑問 を 持た ない の だろ う か 。 犬 や 豚 が し ない と し たら 、 人間 が する だろ う か ？ 我々 に は 固有 の 文化 が ある の だ から 、 人 を 人 たら しめる 伝統 的 価値 観 に 立ち返ろ う ...。 私 たち が 承認 を そそのかさ れ て いる の は 動物 以下 の 振舞い で あり 、 ここ で は 許さ れる もの で は ない 。 レズビアン や ゲイ を 見つけ たら 、 捕まえ て 警察 に 引き渡そ う ！ "  1995 年 9 月 に 、 ジンバブエ 議会 は 同性愛 行為 を 取り締まる 法律 を 制定 し た 。  1997 年 に 裁判所 は 初代 ジンバブエ 大統領 で あり 前任 者 の カナーン・バナナ を 11 件 の ソドミー 行為 と 強制 わいせつ で 有罪 の 判決 を 下し た 。 公判 で は ムガベ が バナナ の 指向 を 知っ て い た が 止める こと は し て い なかっ た と の 証言 が 出る など 、 ムガベ に 不利 な 事実 も 明らか に なっ た 。 しかしながら 、 バナナ は ジンバブエ から 逃亡 し た が 結局 1999 年 に 戻り 、 同性愛 行為 の 罪 で 1 年間 収監 さ れ 、 また 彼 の 司祭 職 も 剥奪 さ れ た 。  現在 の イラン ・ イスラム 共和 国 刑法 に ソドミー に関する 条文 が あり 、 同性愛 者 に 死刑 を 科し て いる 。  サウジアラビア で は イスラム 法 （ シャリーア ) に 基づき 同性愛 （ リワート ） を 違法 行為 と し て いる が 、 サウジアラビア の 刑法 は 成文 化 さ れ て い ない 点 が 多く 1928 年 に 交付 さ れ た 裁判 の 目安 と なる 文書 を 基 に し て いる ぐらい で 原則 として シャリーア に 基づき 裁判官 （ カーディー ） が 個別 に 判断 する システム で 運用 さ れ て いる 。  イスラム 復古 主義 を 採用 し て いる サウジアラビア で は 前 近代 イスラーム 社会 に 広く 存在 し て い た 同性愛 へ の 寛容 思想 が 強く 、 現代 で も 同性愛 に 寛容 で あり 、 刑罰 は 鞭打ち 刑 100 回 、 罰金 、 懲役 で 通常 は 死刑 を 科す よう な こと は 無い が 、 容疑 者 が 外国 人 や 異教徒 で ある 場合 は 死刑 に なる こと も ある 。  異性 装 の 禁止 は 厳格 で 男性 が 女装 し たり 女性 が 男装 する こと は 禁止 さ れ て おり 違反 者 に は 鞭打ち 80 回 が 科さ れる 。中世 ヨーロッパ 史 において は 、 西欧 諸国 の 学界 において も 日本 の 学界 において も 「 教会 と 国家 」 と 称せ られる 巨大 な 研究 領域 が 存在 する 。 前 近代 社会 において は 政教 分離 を 基本 的 な 原則 と する 現代 の 先進 国 と は 異なり 、 宗教 と 政治 は 不可分 の 要素 として 存在 し て おり 、 西 ヨーロッパ 中世 世界 の 特有 な あり方 に 多く の 研究 者 の 興味 が 寄せ られ て 来 た 。  本 記事 で は 、 中世 ヨーロッパ における 教会 （ カトリック ） と 国家 の あり かた の 推移 を 概説 する 。 この 期間 は 一般 に 封建 時代 と 呼ば れる 。 ここ で は 西 ローマ帝国 滅亡 後 、 キリスト 教 普遍 世界 の 成立 期 から 宗教 改革 の 起こる まで の 、 およそ 500 年 から 1500 年 まで の 約 1000 年間 を 取り扱う 。  古代 末期 または 中世 初期 、 5 ・ 6 世紀 の 段階 において は 、 ゲル マン 人 の 侵入 や 西 ローマ帝国 の 滅亡 など 歴史 的 な 地殻 変動 を 象徴 する 事件 が 起き た 後 で あっ た に も かかわら ず 、 なお 地中海 を とりまく ローマ 世界 は ビザンツ の 帝 権 の 下 に 存続 し て い た と 見る こと が できる 。  6 世紀 の ユスティニアヌス 帝 は 一時 的 に ある に せよ 、 地中海 の 大 部分 を 制圧 し 、 かつて の ローマ帝国 を 再現 する こと も 出来 た 。  しかしながら 、 7 ・ 8 世紀 に なる と 、 地中海 を 中心 と し た 統一 的 な 世界 は もはや 完全 に 消滅 し 、 西欧 は ローマ を 中心 と し た カトリック 世界 として 、 コンスタンティノープル を 中心 と する 正教 世界 と は 分離 する 傾向 が 決定的 と なる 。 その 要因 として は 以下 の 3 つ を 挙げる こと が 出来る 。  まず 、 イスラーム 教徒 が 急速 に 勢力 を 拡大 し 、 北 アフリカ ・ イベリア 半島 を 制圧 する に 及ん で 、 従来 これら の 地 で 高度 に 発達 し て い た キリスト 教 の 文化 は 衰退 し た 。 今日 に 至る まで イベリア 半島 を 除く これら の 大 部分 の 地域 は イスラーム 圈 に とどまっ て いる 。 とくに 教会 会議 が 頻繁 に 開か れ 、 中世 初期 において 西方 の キリスト教 世界 の 一つ の 中心 で あっ た イベリア 半島 陥落 の 影響 は 大きい 。  こうして 東 ヨーロッパ と 西 ヨーロッパ は 、 ローマ帝国 と キリスト 教 という 共通 の 根 を 持ち ながら も 、 それぞれ 独自 の 発展 を し て いく こと に なる 。 この 節 で 中心 的 に 述べる キリスト教 普遍 世界 と は この うち 西欧 を 中心 と し た カトリック 世界 の こと で ある 。  ここ で は やや 時代 を 遡っ て 教皇 国家 あるいは 教皇 領 と 呼ば れる 教皇 の 世俗 支配 の 形成 過程 を 概観 する 。  西 ローマ帝国 の 領域 に ゲル マン 人 が 多数 の 国家 を 形成 し 、 西 ローマ の 皇帝 権 が 没落 し て 古代 的 な 帝国 支配 が 弛緩 する と 、 古都 ローマ は ほとんど ゲル マン 人 の 支配 の 間 に 孤立 し た 形 と なり 、 東 ローマ帝国 と の つながり は 徐々に 薄れ て 西 ローマ帝国 の 領域 は 独自 の 発展 を し て いく よう に なる 。 しかしながら ゲル マン 人 たち が 西 ヨーロッパ で 優勢 を 占め て いる よう に 見え て も 、 かつて の ローマ帝国 の 西側 と 東側 は 地中海 によって 繋が れ て おり 、 文化 的 経済 的 な 繋がり は 維持 さ れ て い た の で あっ て 、 突然 に ローマ 的 な 文明 が ゲル マン 的 な 文明 に なっ て しまっ た わけ で は ない 。 地中海 世界 で の 東 ローマ 皇帝 の 優位 性 は いまだ 揺らい で は い なかっ た し 、 ゲル マン 人 たち は 皇帝 の 支配 を 名目 上 は 受け入れ て 、 彼ら 自身 が 皇帝 に なりかわろ う という 意図 を 持つ こと は ほとんど なかっ た 。  ローマ 司教 が 教会 において 優位 性 を 立証 できる と すれ ば 、 それ は まず イエス の 言葉 に 求め られる べき で あっ た し 、 事実 そこ に 根拠 が 見つけ られ た 。 イエス は ペ テロ に 向かっ て 、 「 汝 は ペ テロ で ある 。 私 は この 岩 （ ペ テロ ） の 上 に 私 の 教会 を 建てよ う 」 と 言っ た と いう 。 ペ テロ が 最初 の ローマ 司教 で あっ た こと は 、 ローマ 司教 こそ が 教会 の 本体 で ある という こと を 指し て いる と 受け取る こと も できる 。  ペ テロ は イエス から 「 天国 の 鍵 」 を 預け られ た と さ れ た   。  初期 の 教会 において 、 この こと は 当初 あまり 重視 さ れ て い た わけ で は なかっ た が 、 3 世紀 半ば まで に ローマ 司教 は 帝国 西方 における 唯一 無二 の 権威 を 獲得 し 始め て い た 。 そして 343 年 の サルディカ 公 会議 は ローマ 司教 の 権威 を 大いに 高め た 。 東方 で の 激しい 神学 論争 で 敗れ 、 追放 さ れ た アタナシオス を 当時 の 教皇 ユリウス 1 世 は 暖かく 迎え入れ 、 対立 する 両 党派 の 司教 を 集め て サルディカ で 公 会議 を 開く こと を 皇帝 に 要求 し た 。 東方 の 司教 たち は アタナシオス の 出席 に 反発 し て 参加 を 拒否 し た が 、 西方 の 司教 たち は 独自 に 集まり アタナシオス を 復位 さ せ た 。 神学 論争 は 解決 さ れ なかっ た が 、 この 公 会議 において ローマ 司教 は 司教 同士 の 争い を 裁定 する ため の 「 上訴 裁判 権 」 が ある こと が 公的 に 決定 さ れ た 。 この 時期 の 教権 の 上昇 に 最も 貢献 し た の は レオ 1 世 で 、 455 年 に ヴァンダル 族 が ローマ を 攻撃 し た とき に 、 その 王 ゲイセリクス と 交渉 し て ローマ の 略奪 を 防い だ 。 この ころ から 「 教皇 （ パパ ） 」 という 称号 は ローマ 司教 だけ に 特別 に 認め られる もの で ある という 観念 が ヨーロッパ 世界 に 定着 し て いっ た 。 4 世紀 の 教皇 シリキウス は テサロニカ 主教 を 教皇 代理 に 任命 し て 、 ダキア と マケドニア へ の 指導 権 を 獲得 し 、 ボニファティウス 1 世 は 改めて これ を 皇帝 ホノリウス に 認め させ て いる 。 5 世紀 前半 に は 教皇 の 権威 は イタリア・ガリア・ヒスパニア・アフリカ・イリュリクム に 及ぶ よう に なっ た 。  しかし この こと で ただちに ローマ 教皇 の 地位 が 、 後世 の よう に 独自 の 権威 性 を もっ て 普遍 的 な 優位 を 確立 し た わけ で は ない 。 東 ローマ 皇帝 ユスティニアヌス が イタリア 半島 を ローマ 皇帝 の 支配 の 下 に 回復 する と 、 彼 は ローマ の 司教 も 皇帝 の 統制 に 服する べき で ある と 考え た 。 教皇 の 側 も それ を 受け入れ 、 帝国 の 支配 に 復帰 する こと を むしろ 歓迎 し て い た 。  ところが 東 ローマ帝国 に 結びつい た こと は 教皇 にとって 必ずしも 良い 結果 を もたらし た の で は ない こと は 次第に 明らか と なっ た 。 東方 で さかん に おこなわ れ て い た 神学 論争 が 西方 に 持ち込ま れる 結果 と なり 、 しかも 神学 論争 に しばしば 政治 的 に 介入 する 皇帝 の 姿勢 は 不満 の 種 と なっ た 。 北イタリア の 大 主教 が 教皇 の 影響 から 離脱 する 動き を 示し た し 、 ガ リア と イベリア 半島 で も 分離 傾向 が 見 られ た 。 関係 が 変化 する の は 「 大 教皇 」 グレゴリウス 1 世 の 時代 で ある 。 彼 の 時代 に は イタリア 半島 に ランゴバルド 族 が 侵入 し 、 再び ローマ は 危機 的 な 状況 を 迎え て い た 。 グレゴリウス 1 世 は フランク 王国 を 重視 し て 、 これ と 友好 的 な 関係 を 結ん だ 。 もともと 行政 官 として 経験 を 積み 、 ローマ 総督 の 地位 に つい た こと も あっ た グレゴリウス 1 世 は 、 おそらく 都市 ローマ の 行政 上 における 教皇 の 影響 力 を 増大 さ せ た 。 ランゴバルト 族 に 連れ去ら れ た 捕虜 の 買い戻し 、 ローマ の 破壊 を 防ぐ 代償 として の ランゴバルド 族 へ の 貢 納 の 支払い に 教皇 は 積極 的 に 関与 し て いる 。 この ころ から 教皇 は 都市 ローマ の 公共 事業 を 担う よう に なっ た と 考え られ て いる 。  分離 傾向 を 示す 西方 諸 地域 の 司教 たち に対して 、 グレゴリウス 1 世 は 教皇 が それら の 上位 に ある こと を 繰り返し 強調 し た 。 司教 は 当時 すでに 有力 な 世俗 領主 と なり つつ あり 、 司教 座 を 熱望 する 動き が 上層 階級 に 見 られる よう に なっ て い た 。 その 結果 、 明らか に ふさわしく ない 候補 者 や 若 すぎる 候補 者 が 司教 選挙 に 立つ よう に なっ た 。 しかし グレゴリウス 1 世 は 司教 座 に対する 支配 を 徹底 し て 、 ナポリ の 司教 を 解任 し 、 メリタ の 司教 を 降格 し 、 タレントゥム・カリャリ・サロナ の 高位 聖職 者 たち を 厳しい 口調 で 批判 し た 。 ブルンヒルド による テウデリク 2 世 ・ テウデベルト 2 世 の 摂政 期 に 起こっ た 数々 の ガ リア 教会 の 醜聞 に 、 グレゴリウス は 諫言 を 書き送っ た が 、 実 を 結ぶ こと は なかっ た 。 この 当時 の ガ リア 教会 は 完全 に メロヴィング 朝 の 「 領 邦 教会 」 と 化し て い た から で ある 。 ビザンツ 帝国 に対して は 一定 程度 の 影響 力 を 行使 し た が 、 従来 教皇 の 指導 権 が 及ん で い た イリュリクム で は 教義 に関する 問題 において さえ 、 無力 で あっ た 。  フランク 王国 で メロヴィング 朝 の 君主 に 替わっ て カロリング 家 が 実権 を 握る よう に なる と 、 教皇 と カロリング 家 は 接近 し 非常 に 親密 な 関係 を 結ぶ よう に なっ た 。 教皇 ザカリアス は カロリング 家 の ピピン 3 世 の 王位 簒奪 を 支持 し 、 つづく 教皇 ステファヌス 3 世 は ガ リア の ピピン 3 世 の 宮廷 に 自ら 赴き 、 フランク 王国 が イタリア の 政治 状況 へ 介入 する という 約束 と 引き替え に 、 ピピン 3 世 の 息 カール と カール マン に 塗 油 の 秘蹟 を 施し た 。  この 時期 ラヴェンナ 大司教 は 東 ローマ 皇帝 の 利益 を 代弁 し 、 ローマ 教皇 と 北イタリア の 教会 の 管轄 権 を 争っ て い た 。 ピピン 3 世 は ランゴバルド 族 を 討伐 する と 、 ラヴェンナ を 征服 し 、 ローマ 教皇 に 献じ た 。 これ を 「 ピピン の 寄進 」 と いい 、 ここ に 教皇 の 世俗 的 領土 として 教皇 領 が 形成 さ れ た 。 ピピン 3 世 の 跡 を 継い だ カール 大帝 も 774 年 に イタリア 半島 へ 遠征 し 、 教皇 ハドリアヌス 1 世 に ローマ を 中心 と し た 中部 イタリア を 献じ た 。 つづく 教皇 レオ 3 世 は 800 年 、 カール 大帝 を ローマ に 招い て ローマ の 帝 冠 を 授け 、 彼 に 西 ローマ 皇帝 の 地位 を 与え た 。  かくして 西 ローマ帝国 が 事実 上 復活 し 、 フランク 国王 で ある 西 ローマ 皇帝 は 西 地中海 において キリスト 教 世俗 国家 を 代表 する こと と なっ た 。 教皇 は 教皇 国家 と いえる よう な 世俗 的 な 領土 を 持っ て い た と は いえ 、 基本 的 に は 教皇 領 も 帝国 の 一部 で 皇帝 から 独立 し て い た わけ で は ない 。 しかし 、 教皇 は 東 ローマ帝国 の コンスタンティノープル 総 主教 と は 異なり 、 皇帝 の 官僚 で ある こと は なく 、 教皇 選挙 によって 皇帝 の 承認 を 必要 と せ ず に 選ば れ た の で あっ て 、 教皇 選任 に対する 皇帝 の 統制 は 制度 として は 介在 する こと は なかっ た 。 また カール 大帝 が 帝 冠 を 教皇 から 与え られ た こと は 、 のち に 世俗 君主 が 皇帝 を 名乗る のに 教皇 の 承認 を 必要 と する という 観念 に つながり 、 教皇 に 優位 性 を 与える 根拠 と なっ た  西 ヨーロッパ で は 、 西 ローマ帝国 が 滅亡 し て も ローマ 世界 は 確か に 存続 し て い た 。 一見 西 ヨーロッパ は ゲル マン 人 の 諸王 によって 分割 さ れ 、 モザイク 模様 を 形成 し て いる か の よう に 見える 。 しかし 彼ら は 「 皇帝 の 名 によって 」 統治 し た の で あり 、 実際 に は 東 ローマ 皇帝 の 超越 的 な 主権 に 服し て い た と 見る べき で ある 。 これら ゲル マン 族 の 国王 は 宗教 的 権威 において 支配 し た の で は なく 、 純粋 に 世俗 的 な もの で あっ て 、 教会 は これら の 国家 にとって 本質 的 な 構成 要素 で は なかっ た 。 国王 の 即位 に際して 何らかの 宗教 的 儀式 が おこなわ れ て い た わけ で は ない 。 ゲル マン 人 の 王国 で は 国王 が 教会 の 首長 で あり 、 司教 を 任命 し 、 宗教 会議 を 開催 し た 。 後世 の 国家 と は 異なり 、 これら の 王国 で は 世俗 的 支配 者 の 同意 なく し て 聖職 者 に なる こと が でき なかっ た 。 ここ で は 西 ゴート 王国 ・ ヴァンダル 王国 ・ メロヴィング 朝 フランク 王国 を 特筆 し 、 それぞれ の 国家 と 教会 と の 関係 を 記述 する 。  西 ゴート 族 は クローヴィス によって 南 フランス から 追い出さ れる と 、 イベリア 半島 の トレド に 宮廷 を 定め た 。 この ころ の 西 ゴート 王国 で は ゲル マン 人 と ローマ 人 の 通 婚 は 禁止 さ れ て おり 、 この よう な 分離 の 背景 に は 信仰 の 相違 が あっ た と 考え られ て いる 。 大 部分 の ローマ 人 が カトリック で あっ た の に対し 、 西 ゴート 族 は アリウス 派 を 信仰 し て い た から で ある 。 西 ゴート 族 は 征服 し た 土地 の カトリック 司教 を 追い出す こと が あっ た が 、 これ を 信仰 の 違い に 帰 する こと は おそらく 適切 で は ない 。 司教 たち の 追放 の 理由 は 彼ら が 国王 の 支配 に 抵抗 し た こと に 由来 する と 考え られ て おり 、 大 部分 の 西 ゴート 王 は カトリック 信仰 に 寛容 で あっ た 。  レオヴィギルド 王 の 時代 に カトリック に 改宗 し た 王子 ヘルメネギルド による 反乱 が あり 、 つづく レカレド 王 の 時代 に は 王 自身 が カトリック に 改宗 し た 。 こうして 西 ゴート 王国 は カトリック 信仰 を 奉じる よう に なり 、 徐々に 首都 トレド は キリスト教 西 ヨーロッパ 世界 の 宗教 的 政治 的 首都 と 見なさ れる よう に なっ た 。 589 年 から 701 年 の 間 に 18 回 も の 宗教 会議 が トレド で 開か れ 、 いずれ も 王 が 召集 を おこなっ て いる 。 これら の 宗教 会議 は 、 後世 の よう に 狭い 教義 上 の 問題 だけ が 取り上げ られ た の で は なく て 、 世俗 的 な 問題 も 議題 と さ れ た 。 したがって 出席 者 は 聖職 者 ばかり に 限ら れ ず 、 世俗 の 高官 も 臨席 し た 。  とくに 618 年 ないし 619 年 の 第 2 回 セビリャ 教会 会議 および 633 年 の 第 4 回 トレド 公 会議 で は セビリャ の イシドールス の 活躍 により 、 西 ゴート 王国 の 教会 は 独立 と 自由 を 維持 し ながら も 国王 に 忠誠 を 誓う という 形 で 、 ローマ 教皇 の 管轄 権 を 排除 し た 。 トレド 大司教 を 頂点 と する 自律 的 な 教会 組織 が 整え られ 、 国王 は 「 王 に し て 祭司 」 として 君臨 し 、 西 ゴート 教会 は ローマ 教皇 から の 自立 性 を 高め た 。 のち に は 国王 の 即位 に 塗 油 の 儀式 も 付け加え られる よう に なっ た 。 確実 に 知ら れる の は 672 年 の ワムバ 王 の 即位 時 で ある が 、 おそらく レカレド 王 時代 から おこなわ れ て い た と 考え られ て いる 。 西 ゴート 王国 で は 、 国王 は 宗教 上 の 問題 に関して も 法令 を 出し た 。  アフリカ 北岸 に 王国 を 築い た ヴァンダル 族 の 場合 は 西 ゴート 族 と は かなり 異なる 。 この 王国 は 東 ローマ帝国 と 敵対 的 な 関係 に あり 、 その 宗教 政策 は 政治 的 対立 に 基づい て い た 。 ヴァンダル 族 は アリウス 派 を 信じ て おり 、 カトリック 司教 が ローマ を通じて 東 ローマ帝国 に 通じ て いる の で は ない か と 疑っ て い た 。  ゲイセリクス 王 は カルタゴ を 占領 する と 、 同地 の カトリック 司教 クオドウルトデウス を 追放 し た 。 以後 24 年間 カルタゴ に は 司教 が 置か れ なかっ た 。 ゲイセリクス の 後継 者 フネリクス 王 は 晩年 の 484 年 に 、 かつて ホノリウス 帝 が ドナティスト に 出し た 告示 を 踏襲 し て 、 カトリック 教徒 を 法 の 保護 外 と する 告示 を 出し た 。 要するに 、 ヴァンダル 王国 で は ほぼ その 全 時代 を通じて 、 カトリック と 王権 の 間 に 軋轢 が 絶え なかっ た 。  カトリック 聖職 者 は 王権 と それ に 結びつい た アリウス 派 に対する 抵抗 運動 を 指導 し た ので 、 王権 は 弾圧 を 加え 根絶 しよ う と し た が 、 すでに アウグスティヌス の 伝統 が 深く 根 を 下ろし て い た 北 アフリカ の 教会 は この 弾圧 に 耐え た 。 ただ この よう な 混乱 と 迫害 は 、 カトリック 聖職 者 の 離散 を もたらし 、 彼ら は プロヴァンス 地方 や カンパーニア 地方 、 イベリア 半島 へ 集団 逃亡 （ 「 エクソダス 」 ） し た 。  メロヴィング 家 の フランク 族 支配 を 確立 し た の は 、 サリー 系 フランク 族 の キルデリクス と その 子 クローヴィス で ある 。 486 年 に クローヴィス は ローマ 人 の ガ リア 軍 司令 官 シアグリウス と ソワソン 付近 で 戦っ て 勝利 し 、 その 支配 地 と し た 。 クローヴィス は 491 年 に テューリンゲン 人 を 服属 さ せ 、 496 年 に アレマン 族 を 破り 、 500 年 に は ブルグント 族 を 、 507 年 に は 西 ゴート 族 を 破り アキテーヌ を 支配 下 に 収め 、 さらに ケルン の リブアリー 族 を 服属 さ せ 、 全 フランク 人 の 王 と なっ た 。 これ 以降 200 年間 にわたって クローヴィス 一族 が 王位 に つく メロヴィング 朝 が 開始 し た 。  フランク 人 は ゲル マン の 神 々 を 信仰 し て い た が 、 クローヴィス の 妻 クロデヒルデ が アタナシウス 派 で あり 、 カトリック へ の 帰依 を 夫 に 求め た 。 トゥール の グレゴリウス に よる と 、 クローヴィス は 496 年 アレマン 人 と の 戦争 中 に 神 に 助け を 求め て 改宗 し 、 カトリック の 洗礼 を 受け 、 主 な 従士 も 改宗 し た 。 したがって フランク 王国 は ゲル マン 諸 部族 の なか で は 比較的 早く 正統 信仰 を 受け入れ た 国 で あっ た 。 511 年 の 死 の 直前 に は オルレアン で 公 会議 を 開き 、 メロヴィング 朝 の 教会 制度 が 組織 さ れ 、 アリウス 派 異端 へ の 対処 が 話し合わ れ た 。  クローヴィス の 死後 王国 は 4 人 の 息子 たち によって 分割 さ れ 、 息子 たち は さらに 領土 を 拡大 し た 。 息子 たち の うち 一 人 が 死ぬ と 、 その 領土 は 生き残っ た 国王 の 支配 に 服し た ので 、 クローヴィス の 息子 の うち で 最後 まで 生き残っ た クロ タール が 死ぬ 頃 （ 561 年 ） に は 再び 王国 は 統一 さ れ て おり 、 しかも 地中海 沿岸 を 支配 し て い た 有力 な ゲル マン 民族 国家 は 、 ユスティニアヌス 1 世 により 滅ぼさ れる か 打撃 を 受け て い た ため 、 フランク 王国 は ゲル マン 民族 の 間 で 最も 有力 な 王国 と なっ て い た 。  クロ タール の 王国 は 再び その 4 人 の 息子 たち によって 分割 さ れ 、 長男 シギ ベルト 1 世 に は 王国 東部 が 与え られ 、 彼 の 分 王国 は 「 アウストラシア 」 と 呼ば れ た 。 アウストラシア の 王 は 飛び地 として プロヴァンス を 支配 し た 。 次男 グントラム に は ブルグント の 支配 が 任さ れ 、 三男 カリ ベルト に は 王国 西部 を 、 末子 キルペリク 1 世 に は 王国 北西 部 の ベルギー 地方 が 与え られ た 。 567 年 に カリ ベルト が なくなる と 、 その 支配 地 は 3 分 王国 の 間 で 分配 さ れ 、 キルペリク 1 世 の 分 王国 は ノルマンディー 地方 に まで 拡大 さ れ て 「 ネウストリア 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。  613 年 、 王国 は クロ タール 2 世 により 再び 統一 さ れ た が 、 各 分 王国 の 自立 性 は 強まっ て おり 、 各 分 王国 の 貴族 たち は 各 分 国王 の もと で 形成 さ れ て き た 政治 的 伝統 を 維持 し たい と 考え て い た 。 614 年 パリ で おこなわ れ た 教会 会議 の 直後 、 クロ タール 2 世 は 「 パリ 勅 令 」 を 公布 し た 。 この 勅 令 は 各 分 王国 の 貴族 たち の 要求 を 受け入れる 形 で 、 アウストラシア と ブルグント で は 宮 宰 を 国王 の 代理人 と する もの で あっ た 。 こうして 各 分 王国 で 宮 宰 が 特別 な 地位 を 認め られる よう に なっ た 。  クロ タール 2 世 の 時代 は メロヴィング 朝 の 教会 政策 において も 転換期 と なっ て いる 。 クロ タール 2 世 は 、 ガロ ・ ローマン 的 セナ トール 貴族 を 支持 基盤 と し て い た 王妃 ブルンヒルド に 反発 し た アウストラシア の ゲル マン 貴族 に 支持 さ れ て おり 、 従来 の セナ トール 貴族 と 結びつい た 司教 制度 は 衰退 に 向かい 、 アイルランド 修道 制 を 導入 し た 修道院 運動 が 活発 化 し た   。 これ は メロヴィング 朝 フランク 王国 内 の 南北 で の 教会 会議 の 開催 数 の 差 によって 確認 する こと が でき 、 アイルランド 修道 制 が 流布 し た ロワール 川 以北 の フランキア 地方 で は 、 640 年 まで に 5 回 を 数える のみ な の に対し 、 ロワール 川 以南 で は 同 時期 40 回 を 数え た 。 ロワール 川 以北 で は 司教 活動 は 明らか に 衰退 し た の で ある 。 司教 の 出自 も 7 世紀 を 境 に 、 セナ トール 貴族 中心 で あっ た もの が 、 ゲル マン 貴族 が 目立つ よう に なっ て くる 。 この よう に ゲル マン 貴族 が 司 教職 に 進出 し た こと の 背景 の 一つ は 、 590 年 聖 コルンバヌス によって 設立 さ れ た リュクスイユ 修道院 が フランク 貴族 子弟 の 教育 機関 と なっ て 、 多く の ゲル マン 人 司教 を 養成 する こと に 成功 し た こと で ある 。 クロ タール 2 世 は 前述 の 614 年 「 パリ 勅 令 」 において 聖職 叙任 規定 に 言及 し 、 パリ 教会 会議 の 決定 に 基づい て 首都 司教 に 司教 の 叙 階 権 のみ を 認め 、 選出 権 は 当該 教区 の 聖職 者 と 信徒 の 共同 体 に 限定 し た 。 しかし 、 選出 と 叙 階 の 間 に 王権 による 審査 を 経 て の 叙任 令 に 基づく 叙任 が 必要 と さ れ て いる 。  のち の カロリング 朝 と 違っ て 、 メロヴィング 朝 で は 多数 の 教養 ある 俗人 が 政府 内 に 存在 し た 。 7 世紀 の クロ タール 2 世 の 時代 まで は 社会 全体 の 識字 率 は カロリング 朝 の ころ より も 高く 、 したがって メロヴィング 朝 の 宮廷 文化 は カール 大帝 の 時代 と は 異なっ て 世俗 的 な 教養 に 支え られ て い た 。 フランク 王国 が ゲル マン 人 の 王国 の 中 で 比較的 早期 に 正統 信仰 を 受け入れ た と は いえ 、 ローマ を 中心 と する 西方 の 教会 の 影響 を 強く 受け た という わけ で は ない 。 この ころ の ローマ 教皇 は ガ リア に まで 強い 影響 力 を 行使 できる ほど 卓越 し て い た わけ で は なかっ た 。 クローヴィス は ローマ 教皇 と で は なく 東 ローマ 皇帝 と 直接 外交 し た 。 クローヴィス の 時代 に は ローマ より は コンスタンティノープル の 宮廷 が 大きな 影響 を 及ぼし て い た と 見る べき で ある 。  上述 の よう に 、 メロヴィング 朝 の 宮廷 は 全く 世俗 的 で あっ た が 、 その 地方 行政 において は 司教 が 中心 的 な 役割 を 担っ て い た 。 メロヴィング 朝 の 宮廷 は 地方 支配 の 組織 を 欠い て おり 、 司教 が 実質 的 に 地方 統治 を 担当 し て い た 。 宮廷 で 官僚 として 出世 し た 者 たち は 地方 に 転出 する とき に 司 教職 を 望ん だ 。 カロリング 家 の 権力 掌握 過程 で も この 事実 は 確認 できる 。 アウストラシア の 宮 宰 で ある カロリング 家 は ネウストリア 、 ブルグント 、 プロヴァンス 各地 の 司 教職 に 一門 を 送り込む こと で 地方 支配 に 影響 を 及ぼし た 。 やがて 8 世紀 半ば に イングランド から の 影響 で フランク 王国 に 大司教 制 が 導入 さ れる と 、 ゲルマニア・ルーアン・ランス・サンス の 大司教 を カロリング 家 が 占め た 。 カロリング 朝 の 時代 に は 司 教職 と 地方 支配 に対する 王権 の 影響 力 は 増加 し た 。  王国 の 経済 に 注目 すれ ば 、 東 ローマ帝国 の 地中海 再 征服 以降 ガ リア は 地中海 の 経済 圏 から 分離 さ れる 傾向 が 強く なり 、 ブリタニア と の 強い 結び つき が 認め られる 。 6 世紀 から は この よう な 経済 圏 の 形成 と 歩調 を 合わせる か の よう に メロヴィング 王朝 の 北方 化 ・ 内陸 化 が 進展 し 、 東 ローマ帝国 の 影響 は 希薄 と なっ た 。 しかし この 経済 圏 は アイルランド まで は 含ん で おら ず 、 アイルランド は イベリア 半島 を通じて 伝統 的 な 地中海 経済 圏 と つながっ て い た 。  最後 に 、 この 時代 の 代表 的 歴史 叙述 家 で ある トゥール の グレゴリウス と 教皇 グレゴリウス 1 世 の 叙述 を 主 に 取り上げ 、 6 世紀 の 思想 状況 において 、 部族 国家 が 、 また 国家 と 宗教 の 関係 が どの よう に 捉え られ て い た か を 概観 する 。  メロヴィング 朝 治下 アウストラシア の トゥール の 司教 で あっ た グレゴリウス は 著書 『 歴史 十 巻 』 で 「 コンスル 」 や 「 プラエフェクトゥス 」 といった ローマ帝国 の 官職 名 や 、 ビザンツ 帝国 の 「 パトリキウス 」 など の 用語 が 使わ れ て いる が 、 皇帝 と クローヴィス と の 間 に 厳密 に 法的 な 関係 を 想定 し て い た わけ で は ない という 見方 が 示さ れ て いる 。 さらに 、 従来 部族 の 王 を 指す 「 rex 」 に は 部族 名 が 付さ れる の が 一般 的 で あっ た が 、 グレゴリウス は 西 ゴート 王 を 記述 する のに 「 レックス・ヒスパノールム 」   ( rex   Hispanorum )   あるいは 「 レックス・ヒスパニアエ 」   ( rex   Hispaniae )   という 称号 を 用い 、 自ら の 属する アウストラシア の 王 を 「 われわれ の 王 」 と 呼び 、 その 王国 を 「 レグヌム・フランキアエ 」   ( regnum   Franciae )   と 呼ぶ など 分 王国 単位 で 属地 主義 的 な 観念 で 捉え て いる 。 また 彼 は 、 フランク の 使者 に ビザンツ 皇帝 を 「 あなた がた の 皇帝 」 と 呼ば せ て いる 。 彼 の 歴史 叙述 に は 皇帝 による フランク 王 へ の ガ リア 統治 権 委託 の 観念 は なく 、 クローヴィス 以来 、 フランク 王 は その 征服 活動 によって 自ら ガ リア の 支配 権 を 打ち立て て いる という 見方 が 示さ れ て いる の で ある 。 彼 が 基本 的 に ビザンツ 皇帝 に のみ 「 インペラートル 」 や 「 インペリウム 」 を 使用 し て いる こと は 、 ビザンツ 帝国 の 優位 性 を 認め て いる 証左 で ある が 、 そこ から 自立 し た 独自 の 西欧 世界 の 萌芽 が 見 られる こと 、 また そこ に 領土 意識 と おぼろ げ ながら も 一定 の 民族 意識 を 見る こと が できる 。  グレゴリウス は また 、 フランク 王 に 司教 を 指導 する 力 を 認め て いる 。 549 年 の オルレアン 公 会議 は 司教 の 叙任 にあたって 、 王権 による 事実 上 の 司教 任命 権 を 承認 し た うえ で 、 その 介入 に 歯止め を かけよ う と し た もの で ある が 、 グレゴリウス は この よう な 王権 による 教会 側 へ の 介入 を 批判 する どころか 疑問 さえ 呈し て い ない 。  グレゴリウス の 歴史 叙述 で は 、 フランク 王権 を 部族 王権 で は なく 、 属地 主義 的 支配 原理 に 基づい た 王権 として 理解 さ れ て おり 、 分 王国 単位 で の 王 と 王 の 関係 で 構成 さ れる 領土 （ patrias ) 的 観念 を 伴っ た 政治 的 共同 体 として 王国 が みなさ れ て いる 。  トゥール の グレゴリウス が かつて の 西 ローマ帝国 の 領域 の 部族 国家 に 生き た 知識 人 を 代表 する 存在 で ある と すれ ば 、 同 時代 の 偉大 な 教皇 グレゴリウス 1 世 は 、 同じ 西方 世界 に 生き ながら も 、 より 東 帝国 に 近い 知識 人 の 代表 で あっ た 。 彼 は ユスティニアヌス による 再 征服 後 の 、 まだ 帝国 の 支配 が 実効 性 を 持っ て いる ローマ に 生き 、 部族 国家 の 定住 によって 西欧 に 生じ た 現実 を 見据え つつ も 、 それら 部族 国家 の 外側 に 生き た の で ある 。 グレゴリウス は 部族 国家 という 政治 単位 に 分断 さ れ つつ ある 西欧 世界 の 現実 の 中 で 、 教会 の 統一 を 守ろ う と し た 。 したがって 、 彼 にとって 教皇 の 優位 性 は 何 に も まして 必要 な もの で あっ た 。 教皇 という 核 が なけれ ば 、 西欧 世界 で の 教会 の 統一 は たちまち 失わ れ 、 部族 国家 ごと に 教会 は 分断 さ れ かね ない 。 現に 一部 の 部族 国家 は 正統 な カトリック 信仰 を 選ば ず に 、 アリウス 派 の 異端 に 堕し て い た 。 グレゴリウス の 、 教会 の 統一 において 教皇 の 首位 性 は 欠く べから ざる もの で ある と 言う 主張 は わかり やすい もの で あっ た が 、 一方 で 彼 は 教皇 と 教会 を 同一 視 する という 観念 に 先鞭 を つけ て しまっ た という 見方 も できる 。  また グレゴリウス は 教皇 ゲラシウス 1 世 の 両 剣 論 を 根拠 に 、 俗 権 の 及ば ない 宗教 的 裁 治 に関する 管轄 権 が 教皇 に ある と 主張 し た 。 しかし 彼 は 、 俗 権 で ある 皇帝 権力 が 霊的 使命 を 放棄 し 、 宗教 領域 へ の 介入 を 捨て 、 世俗 的 職務 に 専念 せよ と 述べ て いる の で は ない 。 国家 は むしろ 教会 と 協 働 し て 霊的 使命 を 果たす の で あり 、 その 霊的 使命 を 放棄 し て は 国家 の 存在 価値 自体 が 失わ れる の で ある 。 グレゴリウス が 教皇 に 選出 さ れ た とき 、 マウリキウス 帝 は それ を 追認 し た が 、 彼 は 皇帝 が ローマ 司教 かつ 教皇 に対して 任命 権 を 行使 し た こと に 何ら 疑問 を 抱か なかっ た 。 彼 は 皇帝 の 権威 が 神 に 由来 する もの で ある こと を 認め 、 その 権威 を 尊重 し て おり 、 両 権 の 協 働 を 唱え た 。  グレゴリウス は 部族 国家 に対して は 、 その 権力 を 認める 代わり に キリスト教 秩序 へ の 参画 を 求め た 。 グレゴリウス は 部族 の 君主 たち に 助言 を 与え 指導 する こと で 、 間接 的 に 道徳 的 権威 を 行使 し た 。 キリスト 教 精神 は 国家 理念 の 欠如 し て い た これら 部族 国家 の 目標 と なり 、 教会 は 国家 に 活力 を 与える 存在 と なり 、 教皇 座 の 霊 的 権能 を 高め た 。 それ まで 各 部族 国家 の 王 は 法律 を 作る 権威 を 持た ず 慣習 に 従属 し て い た が 、 キリスト 教 は この 慣習 を 変える もの で あっ た 。  この 時代 の 宗教 意識 と 国家 意識 の 問題 の 上 で 、 興味深い の が 西 ゴート 王国 で 起こっ た ヘルメネギルド の 反乱 事件 を 巡る 当時 の 歴史 叙述 における 相違 で ある 。 前述 し た よう に 、 レオヴィギルド 王 の 治世 下 に 王 の 第 一 子 ヘルメネギルド が カトリック に 改宗 し 、 アリウス 派 で あっ た 父 に対し 陰謀 を 企て た 。  これ について 、 トゥール の グレゴリウス や 教皇 グレゴリウス 1 世 は 仔細 に 記述 し 、 この 事件 を のち の レカレド 王 の 改宗 に 至る 前史 的 な 出来事 として 特筆 し た 。 これ に対し 、 セビリャ の イシドールス の 『 ゴート 史 』 や ゴート 人 ヨハンネス による 『 年代 記 』 など 、 西 ゴート 王国 で 書か れ た 史料 は この 事件 に ほとんど 注目 し て い ない 。 ここ に 西 ゴート 王国 の 内部 と 外部 で 明確 な 意識 の 違い を 見る こと が できる 。 さらに レオヴィギルド について 、 後者 ヒスパニア の 史料 は この 君主 を 政治 的 軍事 的 統一 を 西 ゴート 王国 に もたらし た 英主 として 描く の に対し 、 教皇 グレゴリウス 1 世 は 「 異端 者 、 子 殺し 」 と 呼ん で おり 、 相違 が 見 られる 。 グレゴリウス 1 世 は レオヴィギルド が 臨終 に際して カトリック に 改宗 し た こと を 記し て 、 彼 に 好意 を 示す もの の その 叙述 は 護 教 的 で ある 。 一方 トゥール の グレゴリウス は グレゴリウス 1 世 と は 異なり 、 レオヴィギルド の 政治 的 手腕 を 高く 評価 し 、 その 視点 は ヒスパニア の 史家 に 近い 。  この 違い は レカレド 王 の 改宗 を 巡る 記述 に も 見 られ 、 この こと は 同じ 西 ゴート 王国 の 外部 者 という 立場 に 立つ 両者 で ある が 、 部族 国家 内部 に 生きる トゥール の グレゴリウス と 、 ローマ で ビザンツ 帝国 の 影響 下 に 生きる 教皇 グレゴリウス 1 世 の 思想 状況 の 違い を 示し て いる 。  メロヴィング 朝 と 西 ゴート 王国 の カトリック へ の 改宗 を 見る と 、 それ は 決して 個人 的 な 理由 のみ で 行わ れ た の で は なく 、 集団 改宗 という 形式 で 一般 に 行わ れ た と 見る 方 が 適切 で あろ う 。 少なくとも クローヴィス の 改宗 は 明確 に 集団 改宗 で ある 。 レカレド 王 の 改宗 は 587 年 に まず なさ れ て いる が 、 この 改宗 が 個人 的 な もの か 集団 的 な もの か は 明らか で ない が 、 589 年 の トレド 公 会議 は 西 ゴート 王国 を 公式 に カトリック 改宗 へ と 導い た 。 この よう な 集団 改宗 は 近代 的 な 個人 の 信仰 心 の あり方 と 同列 に 論じる こと は でき ない で あろ う 。 ゲル マン の 王 は 集団 の 支持 を 必要 と し て おり 、 彼ら の 改宗 は 、 個人 的 な 内面 性 より 集団 に 重点 が 置か れ て い た 。 改宗 が 直接的 に 国王 個人 や 住民 の 生活 習慣 を 変える よう な もの で は なかっ た こと から も 明白 で ある 。 たとえば クローヴィス は 洗礼 を 受け た に も 関わら ず 、 その後 の 有様 は 蛮族 の 王 そのまま で あっ た し 、 そもそも メロヴィング 王国 住民 も 表面 的 に しか キリスト 教化 さ れ て い なかっ た 。  この よう な 改宗 は 何 を もたらし た の で あろ う か 。 一般 的 な 説明 で は 、 改宗 によって 支配 者 と 被 支配 民 の 宗教 が 一致 し 、 統治 に 安定 を もたらし た こと が 述べ られる 一方 、 改宗 の 政治 的 意義 を 小さく 、 あるいは 全く 評価 し ない 論者 も いる 。 たとえば コリンズ   ()   に よれ ば 、 西 ゴート 王国 は 改宗 以前 、 被 支配 民 で ある ローマ 系 住民 は カトリック 、 支配 者 で ある ゴート 族 は アリウス 派 から カトリック へ の 改宗 が 進ん で おり 、 両者 の アイデンティティー の 統合 は 進み つつ あっ た 。 レカレド 王 は 改宗 後 に 徹底的 な アリウス 派 根絶 に 努め て おり 、 それ により 王 を 中心 と する 政治 的 宗教 的 統一 体 形成 の 基盤 を なし た という 見方 も 可能 で ある 。 メロヴィング 朝 で は 7 世紀 クロ タール 2 世 の 統治 期 に 王 の 権威 の 上昇 が 見 られる が 、 これ は キリスト教 が 王権 に 王国 を 守る という 崇高 な 任務 を 与え 、 聖 性 を 付与 し 、 その 意義 を 高め た から で ある 。  西 ローマ帝国 滅亡 後 の イタリア 半島 は 、 東 ゴート 族 の 支配 を 受け た のち 、 東 ローマ帝国 の 支配 に 復帰 し た の で ある が 、 やがて ランゴバルド 族 の 侵入 によって 、 北イタリア から 中部 イタリア にかけて の 大 部分 は ランゴバルド 族 の 支配 に 帰し た 。 ランゴバルド 王国 は しかし 、 イタリア 半島 全体 を 支配 する こと は ついに かなわ ず 、 ローマ と ラヴェンナ の 間 と 南部 イタリア は 東 ローマ帝国 の 支配 下 に 止まっ た 。 やがて カロリング 朝 が ローマ 教皇 の 要請 を 受け て 北イタリア に 侵入 し 、 774 年 に は カール 大帝 により 北イタリア の ランゴバルド 王国 は フランク 王国 に 併合 さ れ た 。  しかし 、 中部 イタリア の ランゴバルド 系 公国 で ある ベネヴェント 公国 は 存続 し 、 分裂 し ながら も 独立 し た 政体 を 維持 し た 。 また ビザンツ 支配 下 の 南 イタリア 都市 も 徐々に 独立 し 、 シチリア 島 は ムスリム の 支配 下 と なる 。 こうして 中世 初期 の イタリア 半島 南部 は 分裂 状態 に おか れる の で ある が 、 やがて 傭兵 として 雇わ れ た ノ ルマン 人 の 集団 が シチリア 王国 を 建国 し 、 地域 の 統合 を もたらす こと と なり 、 新 局面 が 訪れ た 。  ローマ帝国 の 西方 正 帝 （ 西 ローマ 皇帝 ） で あっ た ロムルス・アウグストゥルス および ユリウス・ネポス が 476 年 から 480 年 にかけて オドアケル ら によって 廃位 さ れる と 、 西 ローマ 皇帝 は 存在 し なく なっ た 。 しかし 、 ローマ帝国 の 支配 体制 自体 が 変化 を 蒙っ た わけ で は ない 。 オドアケル は ローマ帝国 の 宗主 権 を 認め て おり 、 その オドアケル の 政権 を 打倒 し た 東 ゴート 王 テオドリック も ローマ帝国 の 宗主 権 を 認め 、 この間 、 西 ローマ帝国 の 元老 院 も 存続 し て い た 。 しかしながら 、 東 ゴート 族 は アリウス 派 を 信仰 し て おり 、 この こと が 東 ローマ帝国 と の 政治 的 対立 に 結びつく こと と なっ た 。 また 王国 の 統治 は ローマ 人 官僚 の 貢献 によって 支え られ て い た が 、 彼ら は 正統 信仰 を 維持 し て おり 、 信仰 上 の 対立 が ゴート 人 と ローマ 人 の 不和 の 原因 と なっ て 王国 の 統治 を 攪乱 する こと と なっ た 。 テオドリック は 寛容 な 宗教 政策 を 展開 し て 王国 内 の 平和 を 保っ て い た が 、 晩年 に は 宗教 問題 が 政治 問題 化 し た 。 たとえば 、 ボエティウス の 事例 が 典型 的 で ある 。 ローマ の 有力 貴族 アルビヌス が 王位 継承 問題 に 絡ん で 東 ローマ帝国 と 通じ た 問題 で 、 ボエティウス は アルビヌス を 弁護 し て 投獄 さ れ 、 524 年 に 処刑 さ れ た 。 東 ローマ帝国 は これ を カトリック 教会 に対する 迫害 と 捉え 、 当時 アリウス 派 に 一時 的 な 寛容 政策 を とっ て い た ユスティヌス 1 世 の 態度 を 硬化 さ せ た 。 ユスティヌス は 527 年 に 異端 に対する 勅 令 を 出し て アリウス 派 を 弾圧 し 、 以前 から カルケドン 信条 を 守っ て い た ブルグント 王 ジギスムント や カトリック 信仰 に 転じ た ヴァンダル 王 ヒルデリック と 同盟 し て テオドリック を 牽制 し た 。  ユスティヌス 1 世 を 継承 し た 甥 の ユスティニアヌス 1 世 は 532 年 に ササン 朝 の ホ スロー 1 世 と 永久 平和 条約 を 結ん で 帝国 東部 辺境 を 安定 さ せる と 、 西方 の 旧 西 ローマ帝国 領 の 再 征服 に 乗り出し た 。 まず ヴァンダル 王国 に 矛先 を 向け 、 533 年 に カルタゴ を 占領 し 、 534 年 に は ヴァンダル 王国 を 完全 に 滅ぼし た 。 さらに 535 年 、 テオダハド が 東 ローマ帝国 と 友好 的 な 東 ゴート 女王 アマラスンタ を 殺害 する と 、 これ を 口実 として イタリア 半島 に 遠征 軍 を 派遣 し た 。 東 ローマ帝国 軍 は 当初 有利 に 事 を 進め た が 、 最高 司令 官 ベリサリウス と 将軍 ナルセス の 間 に 不和 が 生じる など 指揮 系統 に 混乱 が 生じ た 。 ナルセス が 本国 に 召還 さ れる と 、 539 年 に は ベリサリウス は 東 ゴート 族 を 懐柔 する こと に 成功 し た が 、 ベリサリウス は ササン 朝 の 侵入 に 対抗 する ため 540 年 に 本国 に 召還 さ れ て しまい 、 失望 し た 東 ゴート 族 は 再び 反乱 を 起こし た 。 東 ゴート 族 は やがて トーティラ を 王 に 推戴 し て 勢力 を 盛り返し た 。 544 年 に ベリサリウス は イタリア に 戻る が 、 兵力 不足 から 有効 な 反撃 が 出来 ず 、 549 年 に は 再び 本国 へ 召還 さ れ た 。 550 年 に なる と 、 トーティラ 率いる 東 ゴート 軍 は ローマ を 占領 し 、 イタリア 半島 を ほとんど 支配 する 状態 と なっ て 、 シチリア 島 に 侵入 する まで に なっ た 。 552 年 に ナルセス が 大軍 を もっ て 派遣 さ れる と 、 ようやく 東 ローマ帝国 軍 は 反撃 に 転じ 、 （   ） で 東 ゴート 族 を 大いに 破っ た 。 トーティラ は 殺さ れ 、 東 ゴート 族 は なおも 各地 に 拠っ て 抵抗 し た が 、 554 年 に は ほぼ イタリア に 平和 が 戻り 、 561 年 に は 抵抗 は 完全 に 収まっ た 。  しかし この 戦乱 によって イタリア 半島 の 荒廃 は 進み 、 かつて の 繁栄 を 失っ た 。 東 ゴート 王国 下 において は 、 古典 古代 の 文化 を 保存 する 活動 は 維持 さ れ て おり 、 前述 し た ボエティウス が 『 哲学 の 慰め 』 を 著述 し て プラトン や アリストテレス の 哲学 概念 を 用い て キリスト 教 教義 を 論じ たり 、 カッシオドルス が 『 ゴート 人 の 歴史 』 を 書い て ローマ 人 と ゴート 人 の 調和 を 説い たり といった 文化 活動 が 見 られ た 。 カッシオドルス は 修道院 教育 に 自由 七 科 を 導入 する など 修道院 文化 の 育成 に も 関わる が 、 この 伝統 は 戦乱 とともに 一時 廃れ た 。  ユスティニアヌス 帝 による 再 征服 活動 によって 、 イタリア 半島 は 再び ローマ 皇帝 の 支配 に 服す こと と なっ た が 、 その 統一 は 長く 続か なかっ た 。 ランゴバルド 族 が 侵入 し 、 彼ら が イタリア 半島 に 王国 を 築い た から で ある 。 彼ら の 文化 水準 は 低く 、 したがって その 支配 による 影響 は 文化 的 に は 大した こと は なかっ た が 、 政治 的 に は 以後 長く 続く イタリア の 分裂 の 端緒 と なっ た 。  ランゴバルド 族 は 1 世紀 まで に エルベ 川下 流域 に 定住 し 、 その後 547 年 に ビザンツ 帝国 によって 、 パンノニア と ノリクム の 境界 地域 に 定住 を 許さ れ た 。 パンノニア は ゴート 戦争 開始 によって 生じ た 防備 の 弱体 化 を つい て ゲピド 族 によって 占領 さ れ て おり 、 彼ら は シルミウム を 首都 として 王国 を 築い た 。 その ため 、 ビザンツ 帝国 は ゲピド 族 と 東 ゴート 王国 へ の 対抗 の 意味 で 領内 に ランゴバルド 族 を 招き入れ た の で あっ た 。 ランゴバルド 族 は ゲピド 族 を 抗争 を 繰り返し 、 566 年 に なっ て ビザンツ 帝国 が ゲピド 族 と 同盟 を 結ぶ と 、 ランゴバルド 族 は その 東方 に い た アヴァール 人 と 結ん で これ に 対抗 、 結果 として ゲピド 族 は 567 年 に 滅亡 し た 。 しかし 強大 な アヴァール 人 に 圧迫 を 受ける よう に なっ た ランゴバルド 族 は 568 年 に なる と 、 王 アル ボイン に 率い られ て イタリア 半島 に 侵入 し 、 その 年のうち に ヴェネト 地方 の 大半 を 占領 し た 。 569 年 に は メディオラヌム を 、 572 年 に は ティーキヌム を 占領 し 、 後者 を 首都 として ランゴバルド 王国 が 成立 し た 。  572 年 に アルボイン が 暗殺 さ れ 、 王位 を 継い だ クレフ も 574 年 に 暗殺 さ れる と 、 ランゴバルド 王国 は 30 人 以上 の 諸公 が 支配 する 連合 政体 へ と 変化 し た 。 しかし その 勢い は 衰え ず 、 諸公 の 一 人 は スポレート を 支配 下 において スポレート 公国 を 築き 、 他 の 諸公 は さらに 南下 し て ベネヴェント を 占領 、 ベネヴェント 公国 を 打ち立て た 。 ランゴバルド 諸公 に対して 、 ビザンツ 帝国 は 金銭 による 懐柔 外交 を 展開 する とともに 、 フランク 王国 と 同盟 し て これ を 打倒 しよ う と し た 。 フランク 王国 は すでに 574 年 ランゴバルド 王国 を 征討 し 、 これ を 打ち 負かし て 貢 納 と 領土 の 割譲 を 条件 に 講和 し て おり 、 イタリア 半島 情勢 へ の 介入 に は 消極 的 な 姿勢 を 保っ て い た の で ある が 、 ビザンツ の 勧誘 を 受け て 585 年 と 588 年 に イタリア へ 侵入 し 、 クレフ の 子 で ある 王 アウタリウス は 貢 納 を 条件 に 589 年 これ と 講和 し た 。 590 年 に も フランク 族 は 大軍 を もっ て ランゴバルド 王国 を 攻撃 し た が 、 これ は 掠奪 を おこなう に 止まっ た 。 フランク による 対外 危機 は 分裂 する 傾向 に あっ た ランゴバルド 族 に 結束 の 必要 を 認識 さ せ た 。 既 述 の よう に 、 574 年 以来 ランゴバルド 族 は 王 を 戴か ず に 諸公 の 合議 によって 統治 さ れ て い た の で ある が 、 584 年 に なる と 、 アウタリウス が 選出 さ れ て 王 と なっ た 。 アウタリウス の 死後 跡 を 継い だ アギルルフス は 591 年 、 毎年 の 貢 納 を 条件 に フランク 王国 と 和解 し 、 ビザンツ 領 を 侵し 始め 、 593 年 に は ローマ を 包囲 し て グレゴリウス 1 世 と 交渉 し 、 598 年 に は 教皇 と 講和 し た 。 アウタリウス の 治世 に 首都 パヴィア を 中心 として 王国 として の まとまり が 現れ 始め 、 次代 の アギルルフス の 治世 下 に は 統治 制度 が 整備 さ れ て 国家 として の 体裁 を とる よう に なっ た 。 パウルス・ディアコヌス は 『 ランゴバルド 史 』 の 中 で 、 この アギルルフス の 治世 に 実現 さ れ た 平和 を 賞賛 し て いる 。  616 年 の アギフルスス の 死後 は アダロアルドゥス が 継い だ が 、 妃 で あっ た テオデリンダ が 権力 を 握っ た 。 テオデリンダ は カトリック 信仰 に 熱心 で 、 教皇 グレゴリウス 1 世 とも 親しく 、 聖 コルンバヌス による 修道院 設立 を 支援 し た 。 アギフルスス が アリウス 派 を 捨て 、 カトリック に 改宗 し た の も 彼女 の 影響 で ある 。 また 彼女 以後 歴代 の 国王 は 、 三 章 書 論争 で 三 章 書 を 支持 し て 分離 し た ミラノ や アクィレイア の 教会 と ローマ 教会 と の 調停 に 尽力 し た 。 しかし 626 年 に アダロアルドゥス は 義兄 アリオアルドゥス によって 弑 さ れ 、 アリオアルドゥス は 王位 に 就い た 。 この 簒奪 の 背景 に は ビザンツ 帝国 と の 融和 政策 に対する ランゴバルド 武人 の 不満 が あっ た と 考え られる 。 アリオアルドゥス は アリウス 派 で あっ た 。 636 年 に アリオアルドゥス が 死ぬ と 、 その 妃 グンディベルガ を 娶っ た ロターリ が 王 に 選出 さ れ た 。 ロターリ は 東方 で イスラーム 教徒 と 争っ て いる ビザンツ 帝国 の 支配 の ゆるみ を つい て 領土 を 積極 的 に 拡大 し 、 リグーリア・コルシカ・ヴェネツィア 周辺 部 など を 奪取 し た 。 また ロターリ は 643 年 に 「 ロターリ 王 の 告示 」 、 いわゆる ロターリ 法典 を 編纂 し た が 、 これ は ランゴバルド 人 の 法 慣習 を 採録 し た もの で ある 。 ロターリ は ランゴバルド 王国 の 最盛 期 を 現出 し た が 、 652 年 の その 死後 、 王国 は 急速 に 分裂 、 弱体 化 し た 。 彼 の 息子 ロドアルドゥス は 短命 で 、 653 年 に アギロルフィング 家 の アリペルトゥス 1 世 に 王位 が 移っ た 。 アリペルトゥス 1 世 の 死 （ 661 年 ） に際して 2 人 の 息子 に 王国 が 分割 さ れ た が 、 これ が 内紛 を 生じ 、 662 年 ベネヴェント 公 グリモアルドゥス 1 世 が 王位 を 手 に 入れる こと と なっ た 。  前節 で 述べ た よう に 、 クレフ 王 の 死後 の 10 年間 、 ランゴバルド 諸公 は 一種 の 合議 政体 を もっ て 王国 を 運営 し 、 この間 に 地方 に 割拠 する 諸公 の 力 は 強まっ た 。 特に イタリア 中部 の スポレート 公国 と 南 イタリア の ベネヴェント 公国 は ラヴェンナ と ローマ の 枢軸 を 維持 する ビザンツ 帝国 によって 、 北イタリア の ランゴバルド 王国 の 中央 から 隔て られ て いる ため に 、 自立 性 が 高かっ た 。 初代 ベネヴェント 公 ゾットー の 跡 を 継い だ アリ キス 1 世 は ビザンツ 帝国 領 カラブリア と 沿岸 都市 以外 の 南 イタリア を ほぼ 制圧 し 、 広大 な 領土 を 支配 する よう に なっ た 。 第 5 代 の グリモアルドゥス 1 世 は ランゴバルド 王国 で 起き た 王位 継承 を 巡る 争い に 乗じ て 、 ランゴバルド 王位 を 獲得 し 、 ランゴバルド 王 と ベネヴェント 公 を かね て ランゴバルド 人 を 統一 し た 。 しかし 彼 の 死後 は 2 人 の 息子 が ランゴバルド 王位 と ベネヴェント 公 位 を 分割 し て 保持 する こと に なり 、 再び 両国 は 分かた れ た 。 ベネヴェント 公 位 を 継い だ ロムアルドゥス は 弟 の ガリバルドゥス に ランゴバルド 王位 を 譲っ た の で ある 。 まだ 幼かっ た ガリバルドゥス は 即位 後 1 年 で 王位 を ペルクタリトゥス に 奪わ れ 、 ランゴバルド 人 の 統一 は 失わ れ た 。  その後 北 の ランゴバルド 王国 で は 短期間 で の 王位 の 変転 が 続く が 、 712 年 に リウトプランド が 王位 に つく と 、 ビザンツ 帝国 側 の 内紛 を 利用 し て 領土 を 拡大 し た 。 ビザンツ 皇帝 レオン 3 世 が イコノクラスム を 開始 する と 、 教皇 グレゴリウス 2 世 は これ に 反発 し て 皇帝 と 対立 し 、 折しも 対 イスラーム 教徒 戦争 の 重税 に 苦しん で い た 多数 の イタリア 都市 も 帝国 の 支配 に 反抗 し た 。 この 防備 の 弱体 化 を つい て リウトプランド は ビザンツ 領 へ 侵攻 し 、 730 年 ごろ に は ラヴェンナ を 奪取 し た 。 ビザンツ 帝国 は 教皇 グレゴリウス 3 世 の 登 位 後 、 ヴェネツィア の 協力 を 得 て 、 734 年 に これ を 奪還 し た 。 リウトプランド は カール ・ マルテル と 同盟 し て ムスリム とも 戦い 、 725 年 ごろ に は ムスリム 支配 下 の コルシカ 島 を 従属 さ せ た 。 710 年 から 730 年 の 間 に は サルディニア 島 に あっ た アウグスティヌス の 遺骸 が パヴィア に 運ば れ 、 サン・ピエトロ 大 聖堂   ()   に 納め られ た 。 また リウトプランド の 治世 に 、 ロターリ 法典 は 新た に 153 章 の 法文 を 付け くわえ られ た が 、 これら の 中 に は 女性 や 貧者 に 抑圧 に 抗する 一定 の 権利 を 認める もの が 含ま れ て いる 。 リウトプランド の 後 は また 短命 な 王 が 続く が 、 749 年 に 即位 し た アイストゥルフ は 精力 的 で 、 751 年 に ラヴェンナ を 制圧 し て イタリア 半島 を ほぼ 統一 し た 。 しかし 754 年 と 757 年 の 2 度 、 教皇 ステファヌス 3 世 の 懇請 を 受け て ピピン 3 世 が イタリア に 侵入 する と 、 これら の 征服 地 は 奪回 さ れ た 。 アイストゥルフ の 次代 の 王 デシデリウス は カール 大帝 の 弟 カール マン と 結ん で フランク 王国 の 政治 に 介入 しよ う と し 、 また 教皇 領 を 攻撃 し て 領土 拡大 を 目指し た が 、 逆 に 773 年 カール 大帝 の イタリア 遠征 を 招き 、 翌 774 年 に は 首都 パヴィア が 陥落 し て デシデリウス は 廃 さ れ 、 カール 大帝 が 自ら ランゴバルド 王 を 兼ねる に 至っ て 、 ランゴバルド 王国 は 実質 的 に 滅亡 し た 。  他方 、 ロムアルドゥス の 後継 者 たち が 支配 し た 南 の ベネヴェント 公国 は 、 774 年 の ランゴバルド 王国 滅亡 を 傍観 し ながら 生き残り 、 8 世紀 後半 に は ランゴバルド 王国 の 正統 を 自認 し て ベネヴェント 侯 国 を 名乗る よう に なる 。 侯 国 の 地方 統治 は ガスタルディウス   ( gastaldius )   という 地方 役人 が 担っ て い た が 、 彼ら は 徐々に 侯 から 独立 する よう に なり 、 ベネヴェント 侯 国 は 分権 化 し 始め た 。 839 年 に 第 5 代 の ベネヴェント 侯 シカルドゥス が 暗殺 さ れ た 後 、 侯 位 を 巡っ て 争い が 起こり 、 849 年 に は が 分かれ た 。 この サレルノ 侯 国 の 有力 者 カープア 伯 は 861 年 に 自立 し て カープア 伯 領 を 形成 する が 、 900 年 に カープア 伯 が ベネヴェント 侯 に 即位 し て が 成立 し た 。 この 統一 侯 国 は 982 年 まで 続く が 、 その後 は ベネヴェント 侯 国 と に 分かれ た 。 こうして ランゴバルド 三 侯 国 が 成立 し た 。  フランク 王国 で は 7 世紀 半ば に なる と 、 各 分 王国 で 豪族 が 台頭 し 、 メロヴィング 家 の 王権 は 著しく 衰退 し た 。 この よう な 中 、 アウストラシア の 宮 宰 を 世襲 し て い た カロリング 家 は ピピン 2 世 の 時代 に 全 分 王国 の 宮 宰 を 占め 、 王家 を 超える 権力 を 持つ よう に なっ た 。 ピピン 2 世 の 子 カール ・ マルテル は イベリア 半島 から 侵入 し て き た イスラム 教徒 を 撃退 し 、 カロリング 家 の 声望 を 高め た 。 つづく ピピン 3 世 は すでに 述べ た よう に 、 ローマ 教皇 の 承認 の もと で 王位 を 簒奪 し 、 カロリング 朝 を 開い た 。 カール 大帝 の 時代 に は その 版図 は イベリア 半島 と ブリテン 島 を 除く 今日 の 西 ヨーロッパ の ほぼ 全体 を 占める に 至っ た 。 ローマ 教皇 は カール 大帝 に 帝 冠 を 授け 、 西 ヨーロッパ に 東 ローマ帝国 から 独立 し た 、 新しい カトリック の 帝国 を 築い た 。 カール 大帝 の 帝国 は 現実 的 に は 、 後継 者 ルートヴィヒ 1 世 の 死後 3 つ に 分割 さ れ 、 今日 の イタリア ・ フランス ・ ドイツ の もと と なっ た が 、 理念 上 は 中世 を通じて 西 ヨーロッパ 世界 全体 を 覆っ て いる もの と 観念 さ れ て い た 。  パリ 勅 令 で 各 分 王国 で の 宮 宰 の 影響 力 が 増大 し た こと は 、 ただちに メロヴィング 王権 の 衰退 に 結びつい た わけ で は なかっ た 。 宮 宰 は 一 面 で は 豪族 支配 を 統制 し 、 王権 の 擁護 者 として 振る舞っ た 。 ネウストリア で は 特に そう で あっ た 。 それ に対して アウストラシア で は 7 世紀 半ば に カロリング 家 による 宮 宰 職 の 世襲 が ほぼ 確立 し 、 王権 の 影響 の 排除 が 進ん だ 。 659 年 に アウストラシア の 宮 宰 で カロリング 家 の グリモアルド 1 世 は 王位 簒奪 を 謀っ た が 、 失敗 し 処刑 さ れ た 。 673 年 ネウストリア で クロ タール 3 世 が 没し た 際 に 宮 宰 エブロイン は 王権 を 擁護 する 立場 から 、 テウデリク 3 世 を 擁立 しよ う と し た が 、 豪族 たち は 自ら が 国王 選挙 に 参加 する 権利 が ある として 、 この 決定 を 覆し 、 新た に キルデリク 2 世 を 擁立 し た 。 680 年 ないし 683 年 に は エブロイン は 暗殺 さ れ 、 王権 に対する 豪族 の 優位 が 確立 さ れ た 。 この ころ アキテーヌ は ほとんど 独立 し た 状態 と なり 、 王権 の 支配 を 離れ た 。 ブルグント で は 宮 宰 職 は 空位 同然 で あり 、 エブロイン 死後 の ネウストリア の 宮 宰 職 も 混乱 し 影響 力 を 低下 さ せ た 。 ネウストリア で 国王 と 宮 宰 に対する 豪族 の 反乱 が 起こる と 、 ピピン 2 世 は これ に 介入 し 、 687 年 テルトリー の 戦い で ネウストリア 軍 を 破っ て 、 688 年 全 王国 の 宮 宰 職 を 認め られ た 。  714 年 12 月 ピピン 2 世 が 死ぬ と 、 カロリング 家 の 支配 に対する 反動 が 起こり 危機 を 迎え た が 、 ピピン 2 世 の 庶子 カール ・ マルテル によって 717 年 に は クロ タール 4 世 が 擁立 さ れ 、 カール ・ マルテル は アウストラシア の 支配 を 確立 し た （ 宮 宰 在位 714 年 - 741 年 )。 724 年 ごろ に は おそらく ネウストリア を 平定 し 、 アキテーヌ を 支配 し て い た ユード と 和平 を 結ん だ 。 ユード は 719 年 から ネウストリア の 豪族 と 結ん で カール ・ マルテル と 敵対 し て い た が 、 これ 以降 ユード の 生き て いる 間 は カール ・ マルテル の 有力 な 同盟 者 と なっ た 。 カール ・ マルテル は 730 年 に アレマン 人 を 、 734 年 に フリース 人 を 征服 し 領土 を 拡大 し た 。 また 733 年 に は ブルグント を 制圧 し た 。  この ころ イスラム 教徒 が 北 アフリカ から ジブラルタル 海峡 を 越え て ヨーロッパ に 侵入 し 、 711 年 に は 西 ゴート 王国 を 滅ぼし 、 イベリア 半島 を 支配 する よう に なっ た 。 720 年 に は イスラム 教徒 の 軍 が ピレネー 山脈 を 越え て ナルボンヌ を 略奪 し トゥールーズ を 包囲 し た 。 ユード は イスラム の 総督 に 自分 の 娘 を 嫁が せる など 融和 を 図る 一方 、 732 年 に イスラム 教徒 が 大 規模 な 北上 を 企て た 際 に は カール ・ マルテル に 援軍 を 求め 、 これ を 撃退 し た （ トゥール・ポワティエ 間 の 戦い ） 。 こうして カロリング の 宮 宰 が フランク 王国 と カトリック ・ キリスト 教 世界 を イスラム 勢力 から の 守護 者 と なり うる こと が 明らか に なっ た 。  735 年 に ユード が 死ぬ と 、 カール ・ マルテル は ただちに アキテーヌ を 攻撃 し た が 、 征服 に は 失敗 し 、 ユード の 息子 クノルト に 臣従 の 誓い を 立て させる こと で 満足 する に とどまっ た 。 軍 を 転じ た カール ・ マルテル は 南 フランス に 影響 を 拡大 しよ う と し 、 マルセイユ を 占領 し た 。 この こと が 南 フランス の 豪族 に 危機 感 を 抱か せ 、 おそらく 彼ら の 示唆 によって 、 737 年 に は アヴィニョン が イスラム 教徒 に 占領 さ れ た 。 カール ・ マルテル は すかさず これ を 取り返し 、 ナルボンヌ を 攻撃 し た が 奪回 は でき なかっ た 。 カール ・ マルテル は この よう な 軍事 的 成功 によって カロリング 家 の 覇権 を 確立 し た 。 737 年 に テウデリク 4 世 が 死ん で から 、 カール ・ マルテル は 国王 を 立て ず 実質 的 に 王国 を 統治 し て い た 。  カール ・ マルテル は フリースラント へ の カトリック 布教 で 活躍 し て い た ボニファティウス による 、 テューリンゲン・ヘッセン など 王国 の 北 ・ 東部 地域 で の 教会 組織 整備 を 積極 的 に 支援 し た 。 722 年 教皇 グレゴリウス 2 世 により 司教 に 叙任 さ れ た ボニファティウス は 723 年 に カール ・ マルテル の 保護 状 を 得 て 、 当時 ほとんど 豪族 の 私有 と なっ て い た この 地域 の 教会 を 教皇 の 下 に 再 構成 しよ う と 試み た 。 ボニファティウス の 努力 によって 、 747 年 に カロリング 家 の カール マン が 引退 する 頃 に は この 地域 の 教区 編成 と 司教 座 創設 は ほぼ 完成 さ れ た 。 また これら の 地域 で ローマ 式 典礼 が 積極 的 に 取り入れ られ た 。  一方 で カール ・ マルテル は イスラム 勢力 に 対抗 する ため 軍事 力 の 増強 を 図り 、 自ら の 臣下 に 封土 を 与える ため ネウストリア の 教会 財産 を 封 臣 に 貸与 し た （ 「 教会 領 の 還俗 」 ） 。 これ により 鉄 甲 で 武装 し た 騎兵 軍 を 養う こと が 可能 と なっ た 。 カール ・ マルテル の 後継 者 カール マン は アウストラシア の 教会 財産 において も 「 還俗 」 を おこなっ た 。 封 臣 は 貸与 さ れ た 教会 領 の 収入 の 一部 を 地代 として 教会 に 支払っ た が 、 地代 の 支払い は しばしば 滞っ た 。 この 教会 財産 の 「 還俗 」 を 容易 に する ため 、 修道院 長 や 司教 に カロリング 家 配下 の 俗人 が 多く 任命 さ れ た 。  741 年 の カール ・ マルテル の 死後 、 王国 の 実権 は 2 人 の 嫡出 子 カール マン と ピピン 3 世 、 庶子 グリフォ によって 分割 さ れる こと と なっ て い た が 、 カール マン と ピピン 3 世 は グリフォ を 幽閉 し て 、 王国 を 二分 し た 。 743 年 、 2 人 は 空位 で あっ た 王位 に キルデリク 3 世 を 推戴 し た 。 747 年 カール マン は モンテ・カッシーノ 修道院 に 引退 し た ため 、 ピピン 3 世 は 単独 で 実権 を 握り 、 750 年 頃 に は アキテーヌ を 除く 王国 全土 が ピピン の 支配 に 服し て い た 。  カロリング 家 の 君主 たち が 進め た 教会 領 の 「 還俗 」 は カロリング 家 と ローマ 教皇 と の 間 に 疎隔 を もたらし て い た が 、 ボニファティウス を 仲立ち として 両者 は 徐々に 歩み寄っ た 。 739 年 頃 から ボニファティウス を通じて カール ・ マルテル と 教皇 は 親密 に やりとり し て い た 。 742 年 カール マン は アウストラシア で 数 十 年間 途絶え て い た 教会 会議 を 召集 し た 。 745 年 に は ボニファティウス を 議長 として フランク 王国 全土 を 対象 と する 教会 会議 が ローマ 教皇 の 召集 で 開か れ た 。  751 年 ピピン は 、 キルデリク 3 世 を 退位 さ せ て 、 ピピン 3 世 が 自ら 王位 に つい た 。 あらかじめ 教皇 ザカリアス の 意向 を 伺い 、 その 支持 を 取り付け た 上 で ソワソン に 貴族 会議 を 召集 し 、 豪族 たち から 国王 に 選出 さ れ た 。 さらに 司教 たち から も 国王 として 推戴 さ れ 、 ボニファティウス によって 塗 油 の 儀式 を 受け た 。 754 年 に は 教皇 ステファヌス 3 世 によって 息子 カール と カール マン も 塗 油 を 授け られ 、 王位 の 世襲 を 根拠 づけ た 。 この 時 イタリア 情勢 へ の 積極 的 な 関与 を 求め られ 、 756 年 に は ランゴバルド 王国 を 討伐 し て 、 ラヴェンナ から ローマ に 至る 土地 を 教皇 に 寄進 し た （ 「 ピピン の 寄進 」 ） 。  ピピン 3 世 の 時代 に は 、 キリスト 教 と 王国 組織 の 結び つき が 強まっ た 。 おそらく 763 年 ないし 764 年 に 改訂 さ れ た 「 100 章 版 」 サリカ 法典 の 序文 で は 、 キリスト 教 倫理 を 王国 の 法 意識 の 中心 に 据え 、 フランク 人 を 選ば れ た 民 、 フランク 王国 を 「 神 の 国 」 と する よう な 観念 が 見 られる 。 また ピピン 3 世 は 王国 集会 に 司教 や 修道院 長 を 参加 さ せる こと と し 、 さらに これら の 聖 界 領主 に 一定 の 裁判 権 を 認め た 。 一方 で これら の 司教 や 修道院 長 の 任命 権 は カロリング 朝 君主 が 掌握 し て い た 。  768 年 に ピピン 3 世 が 没する と 、 王国 は カール 大帝 と カール マン によって 分割 さ れ た 。 その後 771 年 に カール マン が 早 逝 し た ので 、 以降 カール 大帝 が 単独 で 王国 を 支配 し た 。 773 年 に ランゴバルド 王 デシデリウス が ローマ 占領 を 企てる と 、 教皇 ハドリアヌス 1 世 は カール 大帝 に 救援 を 求め 、 774 年 これ に 応じ て デシデリウス を 討伐 し 、 支配 地 を 併合 し て 「 ランゴバルド の 国王 」 を 称し た 。 781 年 に は ランゴバルド 王 の 娘 を 娶っ て フランク 王国 から 離反 的 な 態度 を 取っ て い た バイエルン 大公 タシロ 3 世 に 改めて 臣従 の 宣誓 を さ せ た が 、 788 年 に は バイエルン 大公 を 廃 し て 王国 に 併合 し た 。 また 772 年 から 王国 北方 の ザクセン 人 に対して 征服 を 開始 し 、 30 年 以上 の 断続 的 な 戦争 の 末 に 、 804 年 併合 し た 。 イスラム 教徒 に対して は 778 年 ピレネー 山脈 を 越え て イベリア 半島 へ 親 征 し た が 、 撤退 を 余儀なく さ れ た 。 801 年 に は アキテーヌ で 副 王 と さ れ て い た 嫡子 ルートヴィヒ によって ピレネー の 南側 に スペイン 辺境 伯 領 が 成立 し 、 イスラム 教徒 へ の 防波堤 と なっ た 。 この よう に カール 大帝 の 支配 領域 は イベリア 半島 と ブリテン 島 を 除い て 、 今日 の 西 ヨーロッパ を ほぼ 包含 する 広大 な もの と なっ た 。  教皇 レオ 3 世 は 800 年 の クリスマス に カール 大帝 に 帝 冠 を 授け 、 西 ローマ帝国 が 復活 し た 。 ローマ 教皇 と の 結び つき が 強く に なる につれ 、 帝 権 は 神 の 恩寵 による もの という 観念 が 強まり 、 宗教 的 権威 を 持つ よう に なっ た 。 教皇 レオ 3 世 の カール 大帝 へ の 外交 文書 は 東 ローマ 皇帝 へ の 書式 に従い 、 教皇 文書 は カール の 帝位 在位 年 を 紀年 と する よう に なっ た 。 カール 大帝 は 教会 や 修道院 を 厚く 保護 する 一方 、 この よう な 聖 界 領主 から 軍事 力 を 供出 さ せ た 。 世俗 の 領主 と 違っ て 、 聖 界 領主 は 世襲 さ れる 心配 が なかっ た から で ある 。 また カール 大帝 は 伯 の 地方 行政 を 監察 し 、 中央 の 権力 を 地方 に 浸透 さ せる ため に 国王 巡察 使 を 設け た が 、 これ は 一つ の 巡察 管区 に 聖俗 各 1 名 の 巡察 使 を 置く もの で あっ た 。 カール 大帝 の 「 帝国 」 は 、 さまざま な 民族 を 包含 し 、 さらに それら の 民族 それぞれ が 独自 の 部族 法 を 持っ て いる 多元的 な 世界 で あっ た が 、 キリスト 教 信仰 と その 教会 組織 を より どころ として 、 カロリング 家 の 帝 権 が それら を 覆い 、 緩やか な 統合 を 実現 し て い た 。 君主 の キリスト 教化 と 教会 組織 の 国家 的 役割 の 増大 は 、 カロリング 朝 の 帝国 を 一つ の 普遍 的 な 「 教会 」 、 「 神 の 国 」 と し て いる か の よう で あっ た 。  広大 な 帝国 は カール 大帝 自身 の 個人 的 な 資質 に 支え られる ところ も 大きく 、 また フランク 人 の 伝統 に従って 分割 さ れる 危険 を はらん で い た 。 すなわち フランク 王国 で は 兄弟 間 による 分割 相続 が 慣習 と なり 強固 な 法 意識 と なっ て い た ので 、 806 年 カール 大帝 は 王国 分割 令 を 発布 し 、 長子 カール に アーヘン など を 含む 帝国 中枢 で ある フランキア を 、 ピピン に イタリア・バイエルン・アレマニア 南部 を 、 ルートヴィヒ に アキタニア の 支配 権 と 領地 分割 を 確認 し た 。 しかし 、 皇帝 権 の 継承 について は 明記 さ れ て い なかっ た 。 ビザンツ 帝国 と は 806 年 より ヴェネツィア で 軍事 衝突 を 繰り返し て い た が 、 810 年 に フランク 王国 と ビザンツ 帝国 は 和平 し 、 ビザンツ 皇帝 と カール に お互い に 「 皇帝 」 の 称号 を 認め た 。 ピピン と カール マン は 早 逝 し て い た ので 、 唯一 生き残っ た ルートヴィヒ （ ルイ ） を アーヘン において 813 年 9 月 に 共 治 帝 （ 共同 皇帝 ） と し た 。 共同 皇帝 制度 は ビザンツ で 行わ れ て い た 制度 で あっ た 。 また 、 ルートヴィヒ の 戴冠 式 に 教皇 は 参列 し なかっ た 。 翌 814 年 1 月 に 「 キリスト 教 帝国 」 を 夢見 た カール 大帝 は 亡くなっ た 。  ルートヴィヒ 1 世 は 817 年 「 帝国 計画 令 （ 帝国 整備 令 また 帝国 整 序 令 )」 を 出し て 長子 ロ タール 1 世 に 皇帝 位 を 与え 、 他 の 王子 は それぞれ 王 として 次子 ピピン に アキテーヌ の 、 末子 ルートヴィヒ に バイエルン の 支配 権 を 確認 し た 。 この 時点 で は ロ タール 1 世 に イタリア の 支配 権 も 認め られ て おり 、 彼 は 後継 者 として 尊重 さ れ て い た 。 しかし シャルル が 生まれる と 、 ルートヴィヒ 1 世 は この 末子 の ため に 829 年 フリースラント・ブルグント・エルザス・アレマニア に 及ぶ 広大 な 領土 を 与える こと と し 、 ロ タール 1 世 も これ を 承認 し た 。 内心 これ を 不満 に 思っ て い た ロ タール 1 世 は 830 年 反乱 し 、 ルートヴィヒ 1 世 を 退位 さ せ て 単独 帝 と なっ た が 、 ピピン と ルートヴィヒ が これ に 対抗 し て ルートヴィヒ 1 世 を 復位 さ せ た 。 その後 840 年 の ルートヴィヒ 1 世 の 死後 も 兄弟 たち は 激しい 抗争 を 繰り広げ た 。  841 年 ロ タール 1 世 と シャルル 、 ルートヴィヒ は オー セール 近郊 で 戦い （ フォントノワ の 戦い ） 、 ロ タール 1 世 は 敗北 し 、 842 年 兄弟 は 平和 協定 を 結び 、 帝国 分割 で 合意 する こと と なっ た 。 843 年 ヴェルダン で 最終 的 な 分割 が 決定 さ れ 、 帝国 は ほぼ 均等 に 三 分 さ れる こと と なっ た （ ヴェルダン 条約 ） 。 帝 権 は ロ タール 1 世 が 保持 し 、 さらに 850 年 ロ タール 1 世 は 子息 ルートヴィヒ 2 世 に ローマ で 戴冠 さ せる こと に 成功 し た 。 ロ タール 1 世 は 855 年 、 帝位 と イタリア 王国 を ルートヴィヒ 2 世 に 、 次子 ロ タール 2 世 に ロートリンゲン 、 三男 の シャルル に ブルグント の 南部 と プロヴァンス の 支配 を 認め た 。 863 年 に シャルル が 死ぬ と 、 遺 領 は ルートヴィヒ 2 世 と ロ タール 2 世 の 間 で 分割 さ れ 、 帝国 は イタリア ・ 東 フランク ・ 西 フランク ・ ロートリンゲン の 4 王国 で 構成 さ れる こと と なっ た 。  869 年 に ロ タール 2 世 も 没する と 、 西 フランク 王 シャルル が ロートリンゲン を 継承 し た が 、 翌 870 年 東 フランク 王 ルートヴィヒ が これ に 異 を 唱え 、 両者 は メルセン で 条約 を 結び 、 ロートリンゲン を 分割 し た （ メルセン 条約 ） 。 西 フランク 王 シャルル は 875 年 の ルートヴィヒ 2 世 の 死後 は イタリア 王国 と 帝位 を 確保 し た 。 876 年 の 東 フランク 王 ルートヴィヒ の 死に際 し て 、 シャルル は 東 フランク に も 支配 権 を 及ぼそ う と し た が 、 アンデルナハ 近郊 で ルートヴィヒ の 息子 たち と 戦っ て 敗れ 、 翌 877 年 失意 の うち に 没し た 。  結局 カール 大帝 の 帝国 は 社会 的 ・ 制度 的 に 永続 性 を 欠い て おり 、 王家 の 分割 相続 により 瓦解 する こと と なっ た 。 この 時代 は 北 から ノ ルマン 人 ・ 南 から ムスリム・ 東 から マジャール 人 が 侵入 し 、 これ に カロリング 家 の 君主 は うまく 対応 する こと が 出来 ず 、 逆 に 辺境 防衛 を 担っ た 貴族 が 軍事 力 を 高める とともに 影響 力 も 強め た 。 885 年 に は カール 3 世 によって 帝国 が 再 統一 さ れる 。 しかし 、 カール 3 世 は ノ ルマン 人 、 サラセン 人 （ イスラム 勢力 ） 、 マジャール 人 の 侵入 に対して 適切 に 対処 でき なかっ た ため 887 年 に 東 フランク 王国 の 貴族 たち によって 廃位 を 宣言 さ れ 退位 後 まもなく 死亡 し た 。 新しい 東 フランク 国王 に は アルヌルフ が 選出 さ れ 、 ノ ルマン 人 を 破っ て ライン 地方 を 平定 し て 896 年 に 皇帝 と なっ た 。  西 フランク で は 、 カロリング 家 と 血縁 で は なかっ た が 、 ノ ルマン 人 を 破っ た 功績 により 、 パリ 伯 ウード が 888 年 に 選出 さ れ た 。 ウード は 支配 の 正統 性 を 維持 する ため に アルヌルフ の 宗主 権 を 認め 、 のち に は カロリング 家 の シャルル 3 世 を 後継 者 として 認め ざる を え なかっ た が 、 ウード の 即位 は 明らか に フランク 王国 史 の 新 展開 を 告げる もの で あっ た 。 西 フランク 王位 は これ 以後 、 カロリング 家 と ロベール 家 の 間 を 行き来 し 、 やがて 987 年 に は ユーグ・カペー の 登 位 とともに カペー 朝 が 創始 さ れ 、 のち の フランス 王国 へ と 変貌 を 遂げ 始め た 。  アルヌルフ 皇帝 が 死に 、 後継 者 ルートヴィヒ 4 世 幼童 王 （ 在位 900 - 911 ) が 早世 し カロリング 家 の 血縁 は 途絶え た ので 、 東 フランク 貴族 は 帝国 や 血縁 に 拘る こと を やめ 、 貴族 の なか から 王 を 選出 する よう に なっ た 。 やがて フランケン や バイエルン の ルイトポルディング 家 ・ ザクセン の リウドルフィング 家 が 大公 位 に 就き 、 さらに 大公 位 を 巡っ て 内戦 （ フェーデ ） が 繰り返さ れ た が 、 フラン ケン 公 コンラート 1 世 が 勝利 し 、 911 年 東 フランク 国王 と なっ た 。 こうして カロリング 帝国 は 瓦解 し 、 ドイツ 王国 の 枠組み が 形成 さ れ て いっ た が 、 内戦 は その後 も 続い た 。 この 過程 で 王国 の 統一 維持 の 観点 から 、 王国 の 分割 相続 が 徐々に 排除 さ れる よう に なり 、 10 世紀 に は カロリング 朝 後継 国家 の いずれ において も 単独 相続 の 原則 が 確立 さ れ た 。  北イタリア で は 、 888 年 以降 カロリング 家 の 影響 が 弱まる と 、 異 民族 の 侵入 と 諸侯 による 王位 争奪 の 激化 から 都市 が 防衛 拠点 として 成長 し 始め た 。 ブルグント 王国 も 888 年 に 独立 し 、 1032 年 に 神聖 ローマ帝国 に 併合 さ れる まで 独立 を 維持 し た 。  カール 大帝 の 宮廷 は 文化 運動 の 中心 と なり 、 そこ に 集まる 教養 人 の 集団 は 「 宮廷 学校 」 と 呼ば れ た 。 この 文化 運動 の 担い手 たち は 、 西 ゴート 人 ・ ランゴバルド 人 ・ イングランド 人 など フランク 王国 外 出身 者 が 多かっ た 。 9 世紀 以降 、 文化 運動 の 中心 は 修道院 へ と 移り 、 書物 製作 や 所蔵 に 大きな 役割 を 担っ た 。 この よう な 例 として は トゥール の サン ・ マルタン 修道院 など が 有名 で ある 。 これら の カール 大帝 の 時代 の 文化 を カロリング・ルネサンス と も 呼ぶ 。  カロリング・ルネサンス は 神政 的 な 統治 政策 に 対応 し た 文化 運動 で あり 、 正しい 信仰 生活 の 確立 を 目指す もの で あっ た 。 聖書 理解 の 向上 、 典礼 書 使用 の 普及 、 教会 暦 の 実行 において 正統 信仰 に 基づく こと が 目指さ れ 、 すでに 地域 差 が 著しく なっ て い た 俗 ラテン語 から 古典 ラテン語 へ と 教会 用語 の 統一 が 図ら れ た 。 これ により ラテン語 が 中世 西欧 世界 の 共通 語 と なる 。 一方 で 、 典礼 形式 の 確立 と 聖職 者 改革 によって 、 カロリング・ルネサンス は 文化 の 担い手 を 俗人 から 聖職 者 へ と 転回 さ せ 、 俗人 と 聖職 者 の 間 の 文化 的 隔たり を 広げる 結果 も もたらし た 。  カロリング・ルネサンス の 意義 について は 、 文献 について の 基本 的 な 2 つ の 要素 、 書記 法 と 記憶 媒体 の 変質 が 特に 中世 文化 の 成立 に 大きな 意義 を 持っ た 。 カール 大帝 は 従来 の 大文字 による ラテン 書記 法 を 改革 し て 、 カロリング 小 字体 を 新た に 定め た 。 この 統一 さ れ た 字体 を 用い て 、 さまざま な 文献 を 新た に コデックス に 書き直さ れ 、 著述 と 筆写 が 活発 に なさ れ た 。 書物 の 形態 の 変化 とともに 、 書写 材料 は パピルス から 羊皮紙 に 変化 し た 。  ここ で は カロリング 朝 が 帝 権 を 手 に 入れ た 9 世紀 初頭 ごろ の 政治 思想 を 概観 する 。 まず カール 大帝 の キリスト教 帝国 の 政治 思想 として   アル クイン の 思想 を 、 次に 教権 の 側 の 政治 思想 として 作者 不明 の 『 コンスタンティヌス 帝 の 寄進 状 』 を 特筆 する 。  アル クイン は ブリテン 島 出身 の 神学 者 で 、 カール 大帝 の 宗教 政策 を 中心 と し た 問題 について の 、 最も 有力 な 助言 者 の 一 人 で あっ た 。 カール 大帝 時代 の いわゆる 「 カロリング・ルネサンス 」 において も 指導 的 役割 を 演じ た と 考え られ て いる 。 アル クイン は カトリック 信仰 が 地上 に 平和 を もたらす もの で ある と 信じ 、 その 実現 者 を カール 大帝 に 見 た 。  カール 大帝 が 795 年 教皇 レオ 3 世 が 選出 さ れ た 際 に 送っ た 外交 書簡 は アル クイン の 手 に なる もの と 考え られ て いる 。 この 書簡 は 、 キリスト 教 の ため の 戦争 、 信仰 の 擁護 など を フランク 国王 の 職務 と 述べ 、 ローマ 教皇 の 職務 は 祈り を通じて 国王 を 補佐 する こと で ある と 述べ て いる 。 799 年 に アルクイン が カール 大帝 に あて た 有名 な 書簡 で は 、 教皇 ・ ビザンツ 皇帝 が いずれ も 堕落 し て いる の に対し 、 カール 大帝 の フランク 王国 のみ が 正しい キリスト 教 君主 で ある と し た 。 その すぐ あと に 出さ れ た 書簡 で は 、 アル クイン は カール の フランク 王国 を 「 キリスト 教 帝国   ("" Imperium   Christianum "")」 と 呼び 、 カール の 王権 を 全 キリスト教 共同 体 を 覆う もの と し て いる 。 この アル クイン の いう 「 キリスト 教 帝国 」 は 800 年 の カール 大帝 の 戴冠 で 劇的 に 現実 化 し た 。  アル クイン は また 両 剣 論 を 取り上げ 、 カール 大帝 が 世俗 の 剣 も 霊的 な 剣 も ともに 神 から 授かっ た として 教権 に対する 帝 権 の 優位 を 説い た 。  『 コンスタンティヌス 帝 の 寄進 状 』 は 、 『 偽 イシドールス 教 令 集 』 に 記載 さ れ て い た もの で 、 作者 は 不明 で ある 。 この イシドールス と は 7 世紀 イベリア 半島 の セビリャ 大司教 の こと で ある 。 イシドールス は 従来 の 教 令 集 に スペイン で の 教会 会議 の 決定 を 増補 し 、 『 ヒスパナ 』 という 教 令 集 を 編纂 し た 。 のち に これ が 『 イシドールス 集録 』 と 呼ば れ 、 カノン 法 の 法 源 と さ れ た 。 『 偽 イシドールス 教 令 集 』 は これ と は 別 の 物 で 、 8 世紀 か 9 世紀 に イシドールス に 仮託 し て 作成 さ れ た 偽 文書 で ある 。  この 文書 は 書簡 形式 で あり 、 その 日付 は 315 年 3 月 30 日 に 書か れ た こと に なっ て いる 。 まず コンスタンティヌス 1 世 は 癩病 を 患い 、 時 の 教皇 シルウェステル 1 世 の 祈り によって 救わ れ た と する 。 コンスタンティヌス は シルウェステル 1 世 を 皇帝 に しよ う と し た が 、 シルヴェステル 1 世 は 帝 冠 を 一度 受け取っ た が 被ら ず 、 帝 冠 を 改めて コンスタンティヌス 1 世 に 被せ た と いう 。 次に この 文書 は 聖 ペ テロ に 向ける 形 で コンスタンティヌス による 以下 の 寄進 の 記録 を 記す 。 すなわち アンティオキア・アレクサンドリア・エルサレム・コンスタンティノポリス と 、 他 の 全て の 教会 に対する 優越 権 、 皇帝 の 紋章 と ラテラノ 宮殿 の 下賜 、 西部 属 州 における 皇帝 権 を 教皇 に 委譲 し た 。 この 架空 の 歴史 的 事実 によって 教皇 は 「 普遍 的 司教 」 で あり 、 皇帝 任命 権 を 保持 し て いる と 主張 し た 。 カール 大帝 の 戴冠 も この 理念 に 則っ た 形 で 行わ れ 、 これ を 先例 として のち に 教皇 は 皇帝 より も 優越 的 な 地位 に ある こと の 根拠 と し た 。  これ まで 述べ た よう に 、 中世 ヨーロッパ という 固有 の 文明 社会 の 成立 に は 、 皇帝 権 と 教皇 権 という 2 つ の 普遍 的 権力 ・ 権威 が 相補 的 役割 を 果たし て い た 。 11 世紀 に 入る と 、 この 皇帝 権 と 教皇 権 の 関係 が 本質 的 な 対立 に 向かい 、 中世 ヨーロッパ 社会 の 秩序 が 根本 的 な 変革 に 直面 する こと と なっ た 。 一般 に グレゴリウス 改革 として 把握 さ れる 一連 の 教会 改革 運動 で ある 。 結果 的 に は 教皇 権 は 、 皇帝 権 に対して 一定 の 自立 を 勝ち得 、 その 完結 性 を 実現 する こと に なり 、 日常 生活 に 関わる 秘蹟 へ の 関与 を 強める こと により 、 民衆 の 精神 支配 において 圧倒的 な 影響 力 を 持つ よう に なる 。 さらに シュタウフェン 朝 の 断絶 後 に 皇帝 権 が 著しく 影響 力 を 弱める と 、 教権 は 全盛 の 時代 を 迎える 。  一方 で 教会 改革 を通じて 高め られ た キリスト 教 倫理 は 、 12 ・ 13 世紀 に なる と 、 民衆 の 側 から 使徒 的 生活 の 実践 要求 という 形 で 教会 に 跳ね返り 、 さらに は 異端 運動 を 生み出す 元 とも なっ た 。 また 14 世紀 に 入る と 、 教皇 権 は 国家 単位 で の 充実 を 果たし た 俗 権 の 挑戦 を 受ける こと に なっ た 。  カロリング 帝国 が 崩壊 し て から 神聖 ローマ帝国 の 成立 する まで に ノ ルマン 人 、 マジャール 人 、 イスラム 教徒 の 攻撃 を 受け て 修道院 は 破壊 さ れ た が 、 10 世紀 の クリュニー 修道院 の 出現 によって 修道院 改革 が はじまっ た 。 中世 最大 の 修道 会 と さ れる クリュニー 修道院 は 910 年 に アキテーヌ 公 ギヨーム 1 世 が 設立 し 、 ベネディクトゥス の 修道 精神 に 厳格 に従い 、 1016 年 から 1027 年 まで は 教皇 直属 と なり 、 「 神 の 平和 」 運動 や 巡礼 を 支援 し 、 アジール 権 など を 持っ た 修道院 院長 の 権威 と 勢力 フランス 国王 に 匹敵 する と も いわ れ た 。  ザクセン 朝 、 ザリエル 朝 の 皇帝 は 皇帝 権 を 維持 する ため 教会 に 裁判 権 、 関税 権 など を 与え て 帝国 直属 と し 支配 する 帝国 教会 政策 を とっ て い た が 、 修道院 改革 運動 によって 攻撃 さ れ た 。 しかし 、 ザリエル 朝 の 皇帝 ハインリヒ 3 世 は 修道院 ・ 教会 改革 に 共感 し 、 聖職 売買 （ シモニア ） を 厳禁 し た 。 しかし 、 息子 の ハインリヒ 4 世 と 改革 の 主導 者 で あっ た グレゴリウス 7 世 は 聖職 者 の 任免 権 を 巡る 叙任 権 闘争 で 争う こと に なる 。  教会 改革 は 教皇 レオ 9 世 によって 着手 さ れ 、 聖職 者 の 倫理 改革 を 目指し て シモニア に対して 厳しく 対処 する こと を 表明 し た 。 。 その後 ニコラウス 2 世 は 1059 年 に 俗人 叙任 を 禁止 し た 教皇 選挙 教 令 で 皇帝 の 聖 性 を 否定 し た 。  しかし クリュニー 精神 も グレゴリウス 改革 も 、 キリスト 教 が 「 危機 」 に 直面 し て いる という 認識 で は 一致 し て い た の で あり 、 この 時代 の 大きな 雰囲気 の 中 から 生まれ た もの で ある こと は 共通 し て い た 。 クリュニー は 世俗 権 から の 「 教会 の 自由 」 を 主張 し 、 この 考え が ロートリンゲン の 修道院 運動 で シモニア 批判 に 結びつき 、 グレゴリウス 改革 で 本格 的 に それ が 主張 さ れる という 、 発展 の 傾向 は 認め られる 。 だが 、 クリュニー は シモニア に対して は 妥協 的 で あっ た し 、 その 運動 の 進展 は グレゴリウス 改革 と 並行 し て い た 。 したがって クリュニー が グレゴリウス 改革 を 生み出し た と いう より は 、 両者 が 間接 的 に 影響 し 合っ て い た と 見る べき で ある と 野口 洋二 は 論じ て いる 。  グレゴリウス 改革 の 最も 重要 な 課題 は 、 叙任 権 闘争 について で あっ た 。 当時 聖職 叙任 権 について は 法的 に 明確 な 問題 が 存在 し て い た 。 原始 教会 制 で は 司教 は 信徒 によって 選ば れ て おり 、 それ は 3 世紀 の キプリアヌス の 『 カトリック 教会 統一 論 （ De   catholicae   ecclesiae   unitate ） 』 に 明らか で ある 。 こうして 信徒 に 選ば れ た 司教 は ほか の 司教 から 聖 別 さ れ て 初めて 職務 に つく こと が でき た 。 教皇 レオ 1 世 の 445 年 の 書簡 で も 司教 は 信徒 の 選挙 に よる べき という 原則 が 述べ られ て いる 。 535 年 の クレルモン 公 会議 は 司教 は 首都 大司教 の 同意 の 下 に 聖職 者 と 信徒 の 選挙 によって 選ば れる と 規定 し た 。 この 教会 法 上 の 規定 は グレゴリウス 7 世 の 時代 まで 存続 し て い た 。  しかし 実際 上 は 世俗 の 権力 者 による 司教 選挙 へ の 介入 が 公然 と 行わ れ て い た 。 すでに メロヴィング 朝 時代 、 クロ タール 2 世 治下 の パリ 公 会議 で は 司教 の 職務 に つく に は 王 の 承認 が 必要 だ という 文言 が 加え られ た 。 カロリング 朝 時代 に 入る と 王 が 事実 上 の 司教 の 選出 者 と なり 、 民衆 は 歓呼 によって これ を 承認 する という 形態 に 変わっ た 。 10 世紀 に は ドイツ で も イタリア で も 司教 の 選任 は 王 によって 行わ れる の が 常態 化 し た が 、 フランス で は 王 の 権力 が 衰え た ため に 、 王 に 加え て 諸侯 が 司教 の 選任 を 行う こと も 増え た せい で 、 王 が 選任 する 司教 座 と 諸侯 が 選任 する 司教 座 の 区別 が 生まれ た 。  結果 として 司教 は 世俗 権力 者 に 忠誠 宣誓 を 行い 、 また 王 は あたかも 司教 に 宗教 的 権力 を 与え て いる よう な 状況 と なり 、 教会 法 上 問題 で ある ばかり で なく 、 信仰 上 の 宗教 的 権威 に も 影響 力 を 行使 し て いる こと は 道徳的 に も 問題 と さ れ た 。 司教 は 信徒 の 魂 の 死後 の 救済 の ため に 信徒 の 日常 生活 を 教え 導く 者 で あっ た から で ある 。  中世 ヨーロッパ において 周縁 に 位置 する イングランド や イベリア 諸国 、 スカンディナヴィア で は 、 そこ が キリスト 教 世界 にとって 前線 で ある が ゆえに 、 西 ヨーロッパ の 中央 と は 異なっ た あり方 で キリスト教 が 存在 し て い た 。 これら の 地域 で は カトリック と は 異なる 典礼 を 発達 ・ 維持 さ せ て い た 教会 が 存在 し て い た の で ある 。 しかし グレゴリウス 改革 の 影響 は これら の 地域 に も 波及 し 、 新た な 展開 を 見せ た 。  ブリテン 島 の キリスト教 の 歴史 は 、 ローマ帝国 時代 に まで 遡る こと が できる 。 古代 末期 に は ペラギウス や 聖 パトリック が 知ら れ て おり 、 後者 によって アイルランド 伝道 が 開始 さ れ た 。 アイルランド が 急速 に キリスト 教化 する の と 対照 的 に 、 ブリテン 島 は アングロ・サクソン 人 の 侵入 を 受け 、 一時 的 に キリスト教 布教 が 停滞 し た 。 しかしながら 563 年 以降 、 アイルランド から 渡っ た 聖 コルンバ が アイオナ 島 を 拠点 に スコットランド 改宗 に 着手 し 、 597 年 6 月 9 日 の 死 に いたる まで 熱心 な 布教 活動 を 続け た 。 ちょうど 同じ 年 の 6 月 2 日 に 教皇 グレゴリウス 1 世 の 命 を 受け た 聖 オーガスティン が ケント 王国 布教 を 開始 し 、 やがて ケント 王 エセルバート が キリスト 教 に 改宗 し 、 681 年 に は アングロサクソン の 全 部族 が キリスト 教 を 信仰 する よう に なっ た 。  こうして アイルランド 人 の ケルト 教会 と カトリック 教会 が 同じ 島 で 同 時期 に 別々 に 布教 を 開始 し た が 、 両者 は 様々 な 面 で 相違 し て い た ため に 、 布教 をめぐって 摩擦 や 対立 が 生じる こと と なっ た 。 両者 は 664 年 、 ホイットビー 教会 会議 で 信仰 について 話し合い 、 結局 この 会議 で は カトリック 側 が 勝利 し た 。 以後 イングランド の 地域 で は カトリック 教会 が 優勢 に なっ た 。 8 世紀 末 の デーン 人 の 侵入 によって 、 イングランド の 教会 は 再び 停滞 の 時期 を 迎え た が 、 10 世紀 に は アルフレッド 大王 の 下 で 復興 が なさ れ た 。 その後 デーン 人 侵入 の 第 二 波 が イングランド を 襲う が 、 その 王 クヌート は キリスト教徒 で あり 、 キリスト 教 を 厚く 保護 し た 。  エドワード 懺悔 王 の 死後 、 1066 年 の ヘイスティングズ の 戦い に 勝利 し た ウィリアム 1 世 が イングランド 王 に 即位 し て ノ ルマン 朝 を 開始 し た 。 ウィリアム は 自身 の 王権 を 強化 しよ う として 、 イングランド に 強力 な 支配 権 を 打ち立てよ う と 試み 、 イングランド 国内 の 司教 や 大 修道 院長 を 自ら 指名 し 、 指輪 と 司教 杖 を 与え て 叙任 し た 。 この こと は 当時 の 教皇 庁 が 進め て い た 、 俗人 による 聖職 叙任 を 排除 しよ う という 改革 運動 と 真っ向 から 対立 する もの で あっ た 。 1073 年 に グレゴリウス 7 世 が 登極 する と 、 グレゴリウス は ウィリアム を 説得 し て 俗人 叙任 を 止め させよ う と し た が 、 徒労 に 終わっ た 。 ウィリアム は 勅 令 を 出し て 、 イングランド の 臣下 が 国王 が 同意 し ない 破門 宣告 に 同意 する こと や 、 司教 が 国王 に 無断 で 出国 する こと 、 国内 の 聖職 者 が 国王 の 認め ない 教皇 書簡 を 受け取る こと を 一切 禁じ た 。 ウィリアム の 宗教 政策 は カンタベリー 大司教 ランフランク の 協力 によって 推進 さ れ た 。 ランフランク は まず 、 カンタベリー 大司教 の イングランド における 首位 性 を 確立 する ため 、 ヨーク 大司教 トマス に 服従 誓願 を 迫り 、 それ を 取り付ける こと で イングランド における カンタベリー 大司教 の 首位 権 確立 に 大きな 前進 を もたらし た 。 ローマ 教皇 庁 は 地域 的 な 首位 教会 という 考え に は 反対 で あっ た ので 、 これ を 支持 し なかっ た が 、 ウィリアム と ランフランク は 伝統 的 な 政教 協力 の 思想 の 下 に 、 イングランド に 強力 な 政府 を 樹立 し 、 イングランド 教会 の 独立 を 守り抜い た 。  ランフランク の 後継 者 で ある アンセルムス は 前任 者 と は 対照 的 に 、 ローマ 教皇 に 忠実 な 人物 で あっ た 。 アンセルムス は 明確 に 教皇 首位 権 を 認め て い た ので 、 1095 年 2 月 の ロッキンガム 教会 会議 で は 、 教会 に対する 国王 の 干渉 を 強く 非難 し た 。 これ に対し 、 国王 ウィリアム 2 世 に 忠実 な イングランド の 司教 たち は 、 逆 に アンセルムス に 教皇 へ の 服従 を 放棄 する よう 忠告 し た 。 つづく ヘンリー 1 世 は 聖職 叙任 に関して 教皇 と アンセルムス に 歩み寄り 、 1107 年 ロンドン 協約 を 結ん だ 。 そこ で は 国王 や 俗人 から 聖職 者 が 叙任 さ れる こと は 原則 的 に 禁じ られ た 一方 、 国王 に対する 臣従 宣誓 を 理由 として 司教 叙任 を 拒ん で は なら ない という 規則 が 設け られ た 。 これ によって イングランド 国王 は 教会 に対する 実質 的 な 影響 力 を 維持 し た 。 しかしながら 、 1114 年 の カンタベリー 大司教 選挙 において 、 国王 が 推薦 する 候補 が 落選 する など 、 国王 の 教会 政策 に 一定 の 疑問 が 投げかけ られる 結果 を もたらし た 。 ヘンリー 1 世 の 跡 を 継い だ スティーブン 王 の 時代 は 混乱 を 極め 、 王 は 自ら の 権力 を 維持 する ため に 教会 に あらゆる 譲歩 を し た が 、 その 約束 は 果たさ れ ず 、 逆 に 国王 と 教会 の 対立 は 深まっ た 。 1139 年 に 国王 が ソールズベリー 司教 ロジャー を 逮捕 投獄 する 事件 が 起こり 、 これ を 機 に スティーブン は 聖 界 の 支持 を 決定的 に 失っ た 。 1141 年 の ウィンチェスター 教会 会議 で 司教 たち は 、 司教 に は 国王 を 聖 別 する 権利 が ある と 主張 し 、 マティルダ を 「 女 支配 者 」   ()   として 認め た 。 スティーブン 王 の 治世 の 間 、 イングランド は 実質 的 な 内乱 状態 に あっ た が 、 教会 は その 混乱 の 中 で 影響 力 を 強め 、 王権 から の 相対 的 な 自由 を 獲得 し た 。  スティーブン 王 の 死後 、 生前 の 約束 通り ヘンリー 2 世 が 即位 し て プランタジネット 朝 を 開い た 。 新 国王 は イングランド の 無秩序 状態 を 収拾 する ため 、 法律 を 整備 する 必要 性 を 感じ 、 裁判 制度 の 改革 に 乗り出し た 。 イングランド で は 、 ウィリアム 1 世 時代 に 世俗 の 裁判所 と 教会 裁判所 が 分離 さ れ て おり 、 聖職 者 は 教会 裁判所 で 裁く こと と さ れ て い た 。 これ は 聖職 者 の 特権 と 見なさ れ て い た が 、 国王 裁判所 で は 死罪 に 当たる よう な 罪 で も 、 教会 裁判所 で は 軽い 罰 で 済ん だ ため に 、 獄吏 を 買収 し て 剃髪 し て 詐 って 聖職 者 を 名乗り 、 刑 を 軽く する よう な 法 の 抜け道 が 存在 し て い た 。 ヘンリー は 法 の 公正 な 執行 の ため に 、 聖俗 で 刑罰 が 異なる この 法 制度 を 改革 する こと を 意図 し 、 クラレンドン 法 を 制定 し た 。 これ に対し カンタベリー 大司教 トマス・ベケット は 一 度 は 不承不承 認め た ものの 、 のち に 教会 の 権利 を 擁護 し て 国王 に 反対 し た 。 長く 追放 さ れ た 後 、 ベケット は イングランド に 帰国 する が 、 カンタベリー 大 聖堂 で 4 人 の 騎士 に 殺害 さ れ た 。 しかし この こと で ベケット は 殉教者 として 崇敬 さ れる よう に なり 、 国王 は 逆 に 譲歩 せ ざる を 得 なく なっ た 。 結局 大逆 罪 に関する 条項 を 除い て クラレンドン 法 の ほとんど は 破棄 さ れ た 。  中世 の 初期 において は 国王 の 強力 な 掣肘 化 に あっ た イングランド 教会 で あっ た が 、 プランタジネット 朝 の 開始 時 に は 大陸 で の 教会 改革 の 成果 も 取り入れ 、 王権 に対して 一定 の 独立 を 守る こと が 可能 と なっ て い た 。 しかし 、 一方 で この 時代 に カンタベリー 大司教 の 首位 権 が 徐々に 確立 さ れ 、 イングランド に おぼろ げ ながら も 一つ の 信仰 共同 体 が 形成 さ れ 始め た こと は 、 後 の 国教 会 体制 を 準備 する もの で あっ た 。  711 年 に 西 ゴート 王国 が 滅亡 し て 後 、 イベリア 半島 は その ほとんど が イスラム 教徒 によって 支配 さ れ た 。 イスラム 教徒 の 支配 下 で は 税 を 支払う 代わり に 西 ゴート 式 の 独自 の 典礼 を 維持 し た キリスト教徒 たち が おり 、 彼ら は 「 モサラベ 」 と 呼ば れ た 。 一方 北部 を 中心 に キリスト教 国 が 残存 し て い た が 、 その 中 でも 山岳 地帯 に 位置 し た アストゥリアス 王国 は 最も 積極 的 に イスラーム 諸国 に 対抗 し た 。 アルフォンソ 2 世 の 治世 後半 に は アル・アンダルス から 移住 し て き た モサラベ の 建言 を 容れ て 、 西 ゴート 方式 の 宗教 儀式 を 部分 的 に 採用 し 、 西 ゴート 王 に 連なる 家系 図 を 作ら せ 、 アストゥリアス が 西 ゴート 王国 の 継承 者 で ある という 「 新 ゴート 主義 」 が 成立 し た 。 アルフォンソ 3 世 の 時代 に なる と 、 植民 活動 を 活発 化 さ せ 、 教会堂 の 建設 事業 を 積極 的 に 行う など キリスト教 布教 に も 力 を 注い で いる 。 つづく ガルシア 1 世 の 時代 に 王国 は 首都 を レオン へ 移し 、 王国 は レオン 王国 と 呼ば れる よう に なっ た 。 レオン・ガリシア・アストゥリアス は それぞれ 別 の 王 を 戴き つつ 、 レオン の ガルシア 1 世 が それら を まとめ て 緩やか な 連合 を 形成 し た 。 一方 同 時期 の イスパニア 辺境 は 弱小 国家 の 集まり で あり 、 イスラム教 国 に 対抗 する こと など 不可能 で 、 アル・アンダルス と は 友好 的 あるいは 従属 的 な 関係 を 結ん で い た 。 ナバラ 王国 も その 点 は 全く 同様 で 、 イスラム教 国 に対し 友好 的 ・ 従属 的 地位 に とどまっ て い た 。 アラゴン 伯 領 も いまだ レコンキスタ 精神 から は ほど遠い 状態 に あっ た 。 一方 の アル・アンダルス で は 、 後 ウマ イヤ 朝 の アブド・アッラフマーン 3 世 や ハカム 2 世 の 宮廷 は 北部 キリスト教 国 のみ なら ず 遠く ビザンツ 帝国 や 神聖 ローマ帝国 から も 使節 を 迎え 、 ナバラ 王国 や レオン 王国 に 遠征 し て これ を 屈伏 さ せ た 。  11 世紀 に は いる と 、 サンチョ 3 世 の 下 で ナバラ 王国 が 台頭 し た 。 王 は 巧み な 婚姻 政策 で カスティーリャ 伯 領 ・ レオン 王国 など の 周辺 キリスト教 国 を 併合 し 、 「 イスパニア 皇帝 」 を 自称 し た 。 その 息子 で カスティーリャ 王国 を 相続 し た フェルナンド 1 世 は レオン 王国 を 併合 （ カスティーリャ ＝ レオン 王国 ） する と 、 南 へ 遠征 し 、 後 ウマ イヤ 朝 滅亡 後 に アル・アンダルス に 割拠 し た タイ ファ 諸国 を 攻撃 し て 金 による 貢 納 （ パ リア ） を 求め た  。 しかし 貢 納金 を 支払わ せる という こと は 、 逆 に フェルナンド を し て これら タイ ファ 国 を 保護 する 義務 を 生じ させる もの でも あっ た 。 フェルナンド と その 息子 の サンチョ 2 世 は タイ ファ 国 の 救援 要請 を 受け て 、 これ を 攻め た キリスト 教 国 と 干戈 を 交え て いる 。 フェルナンド の 晩年 に は いくつ か の アル・アンダルス の 都市 を 征服 する など 「 レコンキスタ 」 的 な 行動 が 見 られ た が 、 同じ キリスト教 を 奉ずる 国々 と の 戦争 も 頻繁 に 行わ れ て おり 、 この ころ の 軍事 行動 が 宗教 的 動機 を 離れ て 行わ れ て い た こと は 注目 に 値する 。  11 世紀 に は サンティアゴ・デ・コンポステーラ が 巡礼 地 として 知ら れる よう に なり 、 フランス 人 の 巡礼 者 を 引き付ける よう に なっ た 。 フランス 人 は クリュニー 修道院 の 改革 精神 を スペイン に もたらし た 。 クリュニー は 王権 から 寄進 を 受け て スペイン 各地 に 修道院 を 獲得 し 、 さらに 新た な 征服 地 の 司 牧 を 任せ られる よう に なっ た 。 例えば アルフォンソ 6 世 は トレド を 攻略 する と 、 トレド 大司教 を クリュニー 派 の ベルナール   ()   に 任せ た 。 一方 で 改革 派 教皇 は その 首位 権 を イベリア 半島 に 及ぼそ う と し 、 「 コンスタンティヌス の 寄進 状 」 を 持ち出し て 西 ローマ帝国 の 故 地 は 教皇 に 捧げ られ て いる と 主張 し た 。 これ は カスティーリャ 王国 の 「 新 ゴート 主義 」 と は 基本 的 に 相容れない もの で あっ た 。 グレゴリウス 7 世 が イベリア 半島 に 首位 権 を 主張 し た 時 、 アルフォンソ は 「 イスパニア 皇帝 」 あるいは 「 トレド 皇帝 」 を 自称 し て 牽制 し た 。 アルフォンソ は クリュニー に 多大 な 寄進 を する こと で 教皇 権 に対する 防壁 として クリュニー を 利用 しよ う と し た 。 アルフォンソ は 他方 、 教皇 や クリュニー の 要求 し て い た 、 モサラベ 式 典礼 から ローマ 式 典礼 へ の 移行 に は 応え 、 イスパニア の 教会 改革 を 実施 し た 。 これ によって イスパニア 教会 が 独自 の 典礼 を 捨て ローマ へ 一致 する 道 は 確定 さ れ 、 イスパニア 教会 史 に 一つ の 画 期 が 訪れ た 。 だが 、 1090 年 の レオン 教会 会議 で 西 ゴート 書体 の 使用 が 禁止 さ れ 、 カロリング 書体 が 義務づけ られ た に も かかわら ず 、 アルフォンソ は 西 ゴート 書体 を 使い 続け た 。  9 世紀 まで 、 スカンディナヴィア において キリスト 教 が 大きな 影響 力 を 持つ こと は なかっ た が 、 キリスト 教 の 信仰 と 典礼 は この 地域 に かなり 早く 波及 し て い た 。 その 信仰 は 西 ローマ帝国 の 滅亡 以前 に 遡る もの も ある が 、 8 世紀 に 形成 さ れ た 北欧 と フランク 王国 など の キリスト教 諸国 と の 間 の 交易 路 が 大きな 影響 を 及ぼし た と 考え られ て いる 。 8 世紀 の 初頭 に は イングランド の 修道 士 で あっ た ウィリブロード   ()   による フリジア 地方 へ の 布教 が 知ら れ て おり 、 彼 は デンマーク 南部 の リベ （ ） まで 足 を 運ん で 、 その 地 から 30 人 の 少年 を 連れ帰っ て 教育 し 、 彼ら に 現地 語 で 布教 さ せよ う と し た 。 また 近隣 の フランク 王国 は 北方 地域 へ の 布教 を 継続 的 に 支援 し て い た 。  9 世紀 初頭 に フランク 王国 は ザクセン 戦争 の 結果 エルベ 川 以南 の サクソン 人 を 服従 さ せ 、 改宗 を 強制 し た 。 この こと は サクソン 人 と 境 を 接し て い た デーン 人 に 脅威 を 抱か せ 、 デーン 人 を 率い て い た ゴッドフリード   ()   は フランク 王国 に 抵抗 する が 、 810 年 に 政敵 によって 暗殺 さ れ た 。 彼 の 死後 は 息子 たち が 抵抗 を 続け た が 、 フランク 王国 と の 宥和 政策 を 主張 する ハラルド   ()   が 台頭 し て 内戦 と なっ た 。 819 年 に フランク 王国 の 支援 を 受け て ハラルド が 権力 を 回復 する と 、 彼 の 支配 領域 で 、 ランス の 司教 エボ   ()   の 主導 によって キリスト 教 布教 が 開始 さ れ た 。 ハラルド の 権力 は つねに 脅かさ れ て い た ため に 、 彼 は フランク 王国 の 支援 を 必要 と し て おり 、 826 年 、 彼 は マインツ で ルイ 敬虔 帝 の 見守る 中 キリスト教 へ 改宗 し た 。 彼 は アンスカル   ()   という 修道 士 を 伴っ て デンマーク へ と 帰還 し た が 、 1 年 後 に は 追放 さ れ た 。 一方 、 829 年 に は スウェーデン 東方 に あっ た スウェーデン 人   ()   の 王 の 要請 で ビルカ に アンスカル が 派遣 さ れ た 。 18 年 の 歳月 を 要し た 彼 の 伝道 活動 は 成功裏 に 終わり 、 ビルカ の 総督 で あっ た ヘリ ガル   ()   を 改宗 さ せ 、 彼 によって 教会堂 が 建て られ た 。  グレゴリウス 改革 以後 、 西 ヨーロッパ 教会 における 教皇 首位 権 は 確立 さ れ た 。 教権 の 伸長 は この 時期 さまざま な 局面 で の 教権 の 世俗 の 領域 へ の 介入 に つながっ た が 、 封建 君主 たち の 激しい 抵抗 に 遭い 、 一連 の 政治 闘争 によって 教皇 権 の 根拠 に対して 厳しい 批判 の 目 が 向け られる よう に なっ た 。  この 時期 封建 制 国家 は 、 特に イギリス と ドイツ で 典型 的 に 身分 制 秩序 が 発展 し 、 身分 制 議会 （ これ を 等 族 議会 という ） が 形成 さ れる よう に なっ た 。 これ は 一方 で 貴族 による 王権 の 制限 という 形式 を 取っ た が 、 同時に 王権 を 中心 と し た 王国 単位 で の 共同 体 を 創設 する こと に も なり 、 普遍 的 な 世界 の 解体 に つながる もの で あっ た 。 この よう な 身分 制 に 基づく 議会 主義 を とる 国家 を 等 族 国家 と いい 、 ヨーロッパ 中世 後期 に 特徴 的 な 国家 様式 で ある と 考え られ て いる 。 等 族 国家 は 西 は ブリテン 島 から 東 は ポーランド 、 さらに は 聖地 に 作ら れ た 十字軍 国家 も 同様 の 形態 を 取る が 、 その 内実 は 地域 により かなり 異なる 。 たとえば ドイツ で は 大 空位 時代 から 諸侯 の 自立 化 が 進み 、 カール 4 世 の 時代 に 金 印 勅書 の 制定 によって 国王 の 選挙 制 が 確立 さ れ た 。 重要 な 帝国 法 は 帝国 議会 で 決定 さ れる の が 常 と なり 、 典型 的 な 等 族 国家 を 形成 し た 。 一方 で フランス で は カペー 朝 による 王 領 拡大 が 諸侯 領 を 破壊 する 形 で おこなわ れ 、 王国 に対する 国王 の 支配 が より 強力 で あっ た ため に 、 等 族 議会 で ある 三 部会 で は 当初 から 国王 が 主導 的 な 役割 を 担い 、 国王 の 政策 の 道具 として 扱わ れる 側面 が 強かっ た 。  ともかく この よう な 等 族 国家 は 、 各 王国 規模 で の 政治 社会 を 定着 さ せる こと に つながり 、 中世 的 な 普遍 世界 から 絶対 王政 へ の 橋渡し を する 役割 を 担っ た と いえる 。 これ は 普遍 的 に キリスト教 世界 に 影響 を 及ぼす 教権 の 側 から 見れ ば 、 王国 ごと に 教会 を 分断 しよ う と する 動き と なり 、 危険 な もの で あっ た 。 なぜ なら 皇帝 権 と の 対立 が 同じ 普遍 性 の 土台 の 上 で 戦っ た もの で あっ た ため に 教権 の 普遍 性 自体 を 疑う もの で は なかっ た の に対し 、 等 族 国家 は まさに 普遍 性 そのもの を 問題 と し た から で ある 。 ところで この よう な 代議 制 的 統治 の 構造 は 、 実に 教会 において まず 発展 し た もの で あっ た 。 そして 教会 において は 教皇 首位 権 に対する 公 会議 主義 の 思想 が 展開 さ れ て いく の で ある 。  この 時代 、 ドイツ の 皇帝 に かわっ て フランス 王権 が 台頭 し 、 イタリア に も 進出 する よう に なり 様々 な 局面 で 教権 と 対立 する よう に なっ て き た 。 13 世紀 後半 に フィリップ 4 世 が 即位 する と 、 この 国王 と 教皇 の 間 で 聖職 者 へ の 課税 権 を 巡っ て 対立 が おこっ た 。 教皇 の 側 で は アエギディウス・コロンナ が 論陣 を 張り 、 一方 の フランス 王権 を 支持 し た の が パリ の ヨアンネス で あっ た 。 ヨアンネス は 聖職 者 は 単なる 精神 的 権威 で ある から 世俗 の こと に 関わる べき で ない として 教皇 の 世俗 へ の 介入 を 批判 し 、 一方 で 世俗 国家 を 自然 的 社会 の 最高 形態 で ある から その 君主 は 教会 による 聖 別 を 必要 と し ない と 論じ た 。  1302 年 に フィリップ 4 世 は 三 部会 を 開い て 等 族 諸 身分 の 支持 を とりつけ 、 教皇 ボニファティウス 8 世 を 捕らえ て これ を 憤死 さ せ た （ アナーニ 事件 ） 。 フィリップ 4 世 は フランス 人 で ある クレメンス 5 世 を 擁立 する と 、 教皇 庁 を アヴィニョン に 移転 さ せ た 。 以後 70 年間 にわたり 教皇 庁 は アヴィニョン に あっ て フランス 王権 の 影響 を うける こと に なり 、 この 時代 を 教皇 の 「 アヴィニョン 捕 囚 」 と いう 。 クレメンス 5 世 の 時代 に は テンプル 騎士 団 が フィリップ 4 世 によって 異端 として 告発 さ れ 、 クレメンス 5 世 は この 異端 裁判 において 教皇 側 の イニシアティヴ を 維持 しよ う と し た が 、 結局 は フランス 王権 に 屈服 し 、 ヴィエンヌ 公 会議 で はっきり と し た 理由 も 示さ ず に テンプル 騎士 団 の 解散 を 宣言 し た 。  この よう に クレメンス 5 世 は フランス 王権 の 影響 を 強く 受け て おり 、 グレゴリウス 11 世 まで の 「 アヴィニョン 捕 囚 」 期 の 教皇 の 立場 は 総じて クレメンス 5 世 と あまり 変わら なかっ た 。 カペー 朝 の 断絶 後 、 1337 年 に 百 年 戦争 が 始まる と フランス は 徐々に 戦争 により 疲弊 し 、 相対 的 に 教皇 庁 は 自立 性 を 強め た 。 「 アヴィニョン 捕 囚 」 期 は 続く 教会 大 分裂 時代 とともに 概して 教権 の 没落 期 ・ 低迷 期 と 考え られる 時期 で ある が 、 一方 で 教会 の 司法 制度 が 整え られ 、 教権 の 教会 法 上 における 権限 の 上昇 が 見 られ た 。  この 時代 に ガリカニスム という 主張 が あらわれ た 。 ガリカニスム と は 「 ガリア 主義 」 という 意味 で 、 ガ リア と は フランス の こと で ある 。 この 主張 は フランス 教会 の 教権 から の 独立 を 説く もの で 、 その 契機 と 考え られる の は 前述 し た パリ の ヨアンネス で ある 。 この ガリカニスム は とくに 16 世紀 以降 法学 者 たち の 間 で さかん に 論じ られる よう に なり 、 やがて イエズス 会 など の 教皇 至上 主義 と 激しく 対立 し て 民族 主義 に 近づい て いっ た 。  神聖 ローマ 皇帝 ルートヴィヒ 4 世 は イタリア 政策 を 積極 的 に 進めよ う と 皇帝 代理 を イタリア に 派遣 し た が 、 この こと が アヴィニョン の ヨハネス 22 世 を 刺激 し 、 教皇 は イタリア における 自身 の 権益 が 脅かさ れ て いる もの と 認識 し た 。 ヨハネス 22 世 は ルートヴィヒ 4 世 が 教皇 による 国王 として の 、 あるいは 皇帝 として の 承認 を 受け て い ない に も かかわら ず 、 国王 として 、 また 皇帝 として 振る舞っ て いる として 批判 し た 。 ヨハネス 22 世 は 以上 の 論法 から ルートヴィヒ 4 世 が 教皇 に 服従 する こと を 求め た が 、 ルートヴィヒ 4 世 が 応じよ う と し ない ので 、 これ を 破門 し た 。 これ に対し ルートヴィヒ 4 世 は 選挙 に 基づく 王権 の 独立 性 を 訴え た 。 彼 に 理論 的 根拠 を 与え た の は パドヴァ の マルシリウス で 、 『 平和 の 擁護 者 』 を 著し て 法 の 権威 を 人民 に 求め 、 教会 の 介入 に対して 政治 社会 の 自律 性 を 主張 し た 。 教皇 首位 権 に対して も 聖職 者 の 平等 を 訴え て これ に 挑戦 する 内容 で あっ た 。  ルートヴィヒ 4 世 は 1327 年 に イタリア 遠征 に 出発 し 、 ローマ に 入城 し て 1328 年 に は ローマ 人民 によって 戴冠 さ れ た 。 カール 大帝 以来 、 帝 冠 は 教皇 によって 戴冠 さ れる もの と 考え られ て い た の に対し 、 この 新式 の 戴冠 は 明らか に 同行 し て い た マルシリウス の 示唆 による もの だっ た 。 ルートヴィヒ 4 世 は ヨハネス 22 世 の 廃位 を 宣言 し 、 ニコラウス 5 世 を 擁立 し た 。 しかし ニコラウス 5 世 は 皇帝 が イタリア を 去る と 、 1330 年 に は ヨハネス 22 世 に 屈服 し た 。 その後 も ルートヴィヒ 4 世 は オッカム の ウィリアム など の 有力 な 理論 的 神学 者 を 用い 、 ヨハネス 22 世 と その 跡 を 継い だ ベネディクトゥス 12 世 、 クレメンス 6 世 と の 間 で 長い 論争 が 続い た が 、 決着 は つか なかっ た 。  論争 が 続け られる 一方 、 1338 年 に 帝国 法 「 リケット・ユーリス 」 が 決議 さ れ 、 皇帝 選挙 の 根拠 が 定め られ た 。 これ は 皇帝 の 位 と 権力 が 神 に 由来 する こと を 示し 、 選挙 侯 による 選挙 によって 選ば れ た 者 が ただちに 国王 で あり 、 皇帝 で ある こと を 定め た もの で 、 ドイツ の 国王 位 と 神聖 ローマ 皇帝 位 に対する 教皇 の 介入 を 徹底的 に 排し た もの で あっ た 。 ルートヴィヒ 4 世 の 死後 、 ルクセンブルク 家 の ベーメン 王 カール が カール 4 世 として 即位 する と 、 金 印 勅書 を 制定 し て 国王 選挙 権 を 7 人 の 選 帝 侯 に 限り 、 さらに その 選 帝 侯 の 権利 は それぞれ の 領国 に 結びつけ られ 、 長子 相続 による こと が 定め られ た 。 これ により ドイツ 国王 は 教皇 の 承認 を 経 なく て も 皇帝 権 の 行使 を おこなう こと が 可能 と なり 、 皇帝 位 が ドイツ 国王 位 と 永久 的 に 結びつけ られ た が 、 一方 で 選 帝 侯 は 領国 内 で の 無 制限 裁判 高 権 、 至高 権 、 関税 徴収 権 、 貨幣 鋳造 権 など の 諸 特権 を 獲得 し 、 国王 から の 自立 性 を 強め た 。  イングランド 王権 と 教権 は ジョン 王 の 時代 に カンタベリー 大司教 の 選任 問題 をめぐって 対立 し た 。 カンタベリー 大司教 ウォルター が 1205 年 に 死ぬ と 、 その 後継 を 巡っ て 王 と イングランド 教会 は 別々 の 人物 を 後任 と しよ う と し 、 ジョン 王 は 教皇 インノケンティウス 3 世 に 仲裁 を 求め た 。 インノケンティウス 3 世 は この 訴え に対し 、 王 と 教会 両方 を 批判 し た 上 で スティーブン・ラングトン を 大司教 に する よう 命じ た 。 ところが この 決定 に ジョン は 不満 を あらわ に し た 。 というのも たとえば 前任 の ウォルター の 例 を あげれ ば 、 彼 は カンタベリー 大司教 で ある とともに 政治 家 で も あっ て 、 先代 の 国王 リチャード 1 世 が 十字軍 遠征 に 参加 し て 不在 の 間 、 国内 の 政治 を とっ て 安定 を 守っ た 。 この よう に カンタベリー 大司教 は イングランド 国内 に あっ て 単なる 宗教 的 権威 に とどまら ず 、 国王 の 重要 な 高級 官僚 として の 役割 も 担っ て い た の で あっ た 。 当時 の イングランド に は カンタベリー 大司教 の 選任 に は 王 の 同意 が 必要 で ある という 慣例 が あっ た 上 、 ラングトン は パリ 大学 出身 の 高名 な 神学 者 で あっ た が 、 伝統 的 に イングランド の プランタジネット 王家 と フランス の カペー 王家 は 対立 関係 に あり 、 フランス の 大学 出 で ある こと も ジョン 王 に は 気に入ら なかっ た 。 教皇 は イングランド における 全 教会 の 聖 務 停止 を 科し 、 ジョン 王 は 報復 として 教会 財産 の 没収 を 命じ た 。 この 争い は 1214 年 まで 続け られ 、 結果 イングランド 王権 は 大司教 選挙 施行 の 許可 権 と 選挙 結果 へ の 同意 権 を 確保 し た ものの 、 ラングトン を 大司教 と する こと を 受け入れ 、 イングランド 王 が 教皇 の 封 臣 と なる こと を 認め させ られ 、 さらに 多額 の 賠償 金 を 払う こと と なっ た 。  この とき ジョン 王 の 王権 に対する イングランド 諸侯 の 反発 は 最高潮 に 達し 、 マグナカルタ を 起草 し て 王 に 承認 を 求め た 。 後述 する マグナカルタ の 「 保証 条項 」 が 王権 の 制限 を もたらす こと を 危惧し た 王 は 直ちに 拒否 し た 。 1215 年 5 月 5 日 諸侯 は 臣従 誓約 を 破棄 し て 反乱 し 、 ジョン 王 は 反乱 諸侯 の 所領 の 没収 を 命じ た 。 しかし ロンドン 市民 が 反乱 に 荷担 し 、 彼ら が ここ を 拠点 と する よう に なる と 、 ジョン 王 は 妥協 を 余儀なく さ れ 、 6 月 19 日 に マグナカルタ が 承認 さ れ た 。 ところが マグナカルタ は 王権 にとって 不利 で ある だけ で なく 、 教権 にとって も あまり 好ましい もの で ない こと は 明らか と なっ た 。 マグナカルタ は 伝統 的 に 「 保証 条項 」 と 呼ば れる 箇所 で 、 25 人 の 諸侯 が 王国 内 の 平和 と 諸 自由 に対して 権利 を 持ち 、 責任 を 担う こと を 規定 し て い た から で ある 。 この こと は イングランド 王 が 教皇 の 封 臣 と なっ て い た 当時 、 教皇 権 の 裁 治 権 を 狭める もの で ある と 考え られ た から で ある 。 教皇 は マグナカルタ を 批判 し 、 これ に 力 を 得 た ジョン 王 は マグナカルタ を 守ら なかっ た 。 反乱 諸侯 は フランス 王権 に 介入 を 依頼 し 、 カンタベリー 大司教 など 幾ばく か の 聖職 者 も これ に 荷担 する 様子 を 見せ た ので 、 いよいよ 混乱 が 避け られ ぬ か と 思わ れ た 矢先 に 、 1216 年 10 月 18 日 突然 に ジョン 王 は 逝去 し た 。 息 ヘンリー 3 世 の 即位 にあたって 、 マグナカルタ から 「 保証 条項 」 が 削除 さ れ 、 さらに この 修正 版 に は 摂政 ウィリアム ・ マーシャル の 印章 と共に 、 教皇 特使 の 印章 が 付与 さ れ た 。  一方 で この 時期 イングランド 国内 で は 議会 制度 が 形成 さ れ た 。 13 世紀 に は すでに 大 会議 （ グレート・カウンシル 、 "" Great   council ""） と 小 会議 （ スモール・カウンシル 、 "" Small   council ""） に 分け られる 封建 的 集会 が 存在 し 、 裁判所 として の 役割 を し て い た こと が 知ら れる が 、 ヘンリー 3 世 が わずか 9 歳 で 即位 する と 、 小 会議 の 役割 が 増大 し た 。 ヘンリー 3 世 は 成人 し て 親政 を 開始 する と 、 小 会議 に 行政 官 や プランタジネット 家 の 故郷 で ある 南 フランス 系 の 親族 を 参加 さ せ 、 彼ら を 重用 し た 。 この こと は 諸侯 と の 対立 を 招き 、 課税 を 巡っ て 彼ら と 対立 し た ため に ヘンリー 3 世 は 一時 的 に 妥協 し た が 、 税金 が 徴収 さ れる と 結局 は 約束 を 破っ た 。 しかし ヘンリー 3 世 は 一連 の 諸侯 と の 交渉 において 何 人 か の 固定 し た 成員 によって 形成 さ れる 常設 の 国王 評議 会 （ キングズ・カウンシル 、 "" King ' s   council ""） を 認め 、 のち に これ が 議会 （ パーラメント 、 "" parliament ""） と 呼ば れる よう に なっ た 。 ヘンリー 3 世 に 不満 を 持つ 諸侯 が シモン・ド・モンフォール を 中心 に 反乱 する と 、 モンフォール は 従来 の 成員 の ほか に 各州 より 2 名 の 自由 民 と 各 都市 から 2 名 の 代表 を 集め て 議会 を 開い た 。 結局 乱 は 鎮圧 さ れ 、 これ は 定例 と は なら なかっ た の で ある が 、 エドワード 1 世 の 時代 、 1295 年 の 「 模範 議会   ("" Model   Parliament "")」 から は 平民 の 代表 が 呼ば れる こと が 規則 と なっ た 。 エドワード 1 世 は この 模範 議会 で 聖職 者 と 平民 に 課税 同意 を 求め た が 、 聖職 者 は 教権 に 訴え 、 教皇 ボニファティウス 8 世 は 教皇 勅書 「 俗人 は 聖職 者 に （ クレリキス・ライコス 、 "" Clericis   laicos ""）」 を 発し 、 俗 権 の 教会 課税 に は その つど 教皇 の 認可 が 必要 で あり 、 違反 に対して は 破門 を 持っ て 応じる と し た ので 、 エドワード 1 世 の 意図 は くじか れ た 。  14 世紀 半ば の エドワード 3 世 の 時代 に なる と 、 イングランド 教会 に対する 教権 の 支配 に対して 国内 の 聖職 者 から の 反発 が 強く なっ て き た 。 というのも 前述 し た よう に 、 この 時期 教皇 庁 は アヴィニョン に 遷移 さ せ られ て イタリア 半島 に ある 教皇 領 は 周辺 勢力 に 浸食 さ れ て 慢性 的 な 資金 難 に あえい で おり 、 収入 の 一環 として 聖職 売買 を さかん に おこなっ て い た 。 とくに ジョン 王 以来 教皇 の 教会 支配 が 強まっ た イングランド で は 聖職 売買 によって 地位 を 得 た 外人 聖職 者 を 受け入れ ざる を え ない 状況 が 続い て い た 。 国王 と 議会 は 1351 年 に 聖職 者 任命 無効 令 を 、 1353 年 に 上訴 禁令 を 出し て イングランド 国内 における 教権 と 教会 法 の 影響 を 排除 しよ う と し た 。 これ は 教権 と の 政治 上 の 駆け引き において 有効 な 武器 として 使わ れる こと も あっ た が 、 実際 に 行使 さ れ た こと は なかっ た 。  教皇 グレゴリウス 11 世 は 教皇 庁 を ローマ へ 戻し 、 アヴィニョン の 時代 は 終わっ た か に 見え た 。 グレゴリウス 11 世 の 死後 、 教皇 選挙 で ウルバヌス 6 世 が 即位 する こと と なっ た 。 ウルバヌス 6 世 は 当初 官僚 的 で 温厚 な 人物 だ と 考え られ て い た が 、 即位 する と 枢機卿 に対し 強圧 的 に なっ た 。 その 結果 フランス 人 枢機卿 が まず ローマ を 去り 、 イタリア 人 の 枢機卿 たち も 結局 は これ に 従っ た 。 彼ら は しばらく 教皇 と 交渉 と 試み た が 、 埒 が あか ない こと を 悟る と 、 一転 し て フランス 王 の 甥 にあたる クレメンス 7 世 を 選出 し 、 アヴィニョン に 拠っ た 。 ここ に ローマ と アヴィニョン に 2 人 の 教皇 、 2 組 の 枢機卿 団 が 並立 する 長い 教会 大 分裂 が 始まっ た （ 1378 年 〜 1417 年 ） 。  ヨーロッパ の 主要 国 は 一方 の 教皇 を 支持 し て 分裂 し た が 、 この こと は 民族 を 中心 に まとまり 始め た 各 国家 の 利害 が 教会 の 内部 の 問題 に も 介在 する よう に なっ た こと を 示し て い た 。 事実 両 教皇 の 死後 も 教権 の 分立 状態 は 解消 さ れ ず 、 主 に フランス 王権 と 神聖 ローマ 皇帝 権 の 意 を 受け た それぞれ の 教皇 が 並び立つ こと と なっ た 。 ローマ で は ウルバヌス 6 世 が 死ぬ と 、 ボニファティウス 9 世 が 跡 を 継ぎ 、 アヴィニョン で は クレメンス 7 世 の 死後 に は ベネディクトゥス 13 世 が 即位 し た 。 この ベネディクトゥス 13 世 は フランス 教会 へ の 支配 を 徹底 しよ う として 、 パリ 大学 を 中心 と する フランス 人 聖職 者 の 反発 を 招き 、 フランス 教会 の ガリカニスム の 傾向 を ますます 強める こと と なっ た 。  この よう な 混乱 の なか 、 譲歩 しよ う と し ない 両 教皇 の 態度 に 業 を 煮やし た 両 教皇 庁 の 枢機卿 団 は 、 公 会議 を 開い て 新しい 教皇 を 選任 し 、 この 分裂 を 解消 しよ う という 動き を 取り 始め 、 公 会議 派 が 形成 さ れ た 。 公 会議 派 は 1409 年 ピサ 公 会議 を 開き 、 両 教皇 の 参加 を 求め た が 受け入れ られ なかっ た 。 この 公 会議 で 公 会議 派 は 両 教皇 の 廃位 を 宣言 し 、 新た に アレクサンデル 5 世 を 選出 し た 。 これ に対し 、 ベネディクトゥス 13 世 は ペルピニャン で 、 グレゴリウス 12 世 は チヴィダーレ で それぞれ 自 派 の 公 会議 を 開き 、 ピサ 公 会議 の 決定 を 受け入れ なかっ た ので 、 ここ に 3 人 の 教皇 が 鼎立 する こと と なっ た 。 アレクサンデル 5 世 は 1 年 後 に 亡くなり 、 その あと は ヨハネス 23 世 が 継い だ が 、 この 教皇 の 評判 は 芳しく なかっ た 。  この とき にあたって 、 ルクセンブルク 家 の 皇帝 ジギスムント は 、 教会 の 再 統一 に 積極 的 な 姿勢 を 見せ 、 ヨハネス 23 世 を 説得 し 、 グレゴリウス 12 世 の 同意 も とりつけ て 1415 年 に コンスタンツ 公 会議 を 開い た 。 この コンスタンツ 公 会議 で は イングランド と フランス が 百 年 戦争 中 で 長い 対立 の 中 に あっ た こと も あっ て 、 国民 的 な 単位 に 基づく 異例 の 投票 形式 が 採用 さ れ た 。 すなわち 公 会議 で の 決定 は 個人 単位 で は なく 、 イングランド ・ フランス ・ ドイツ ・ イタリア の 4 つ の 出身 団 （ ナツィオ 、 "" natio ""） により おこなわ れ 、 1417 年 から は スペイン の 出身 団 と 枢機卿 団 が 加え られ て 投票 権 を 持つ 集団 は 6 つと なっ た 。 公 会議 の 途中 で 教皇 ヨハネス 23 世 は 出奔 し 、 公 会議 は 召集 権 を 持つ 教皇 を 失っ て 一時 危機 を 迎え た が 、 公 会議 派 が 中心 と なっ て 公 会議 の 決定 が 教権 に 優越 する こと が 主張 さ れ 、 公 会議 は 教 令 「 サクロサンクタ   ("" Sacrosancta "")」 を 発し て その 正当 性 を 保持 する こと に 成功 し た 。  しかし 会議 は 難航 し た 。 フス など の 異端 運動 に対する 問題 や 、 教会 改革 を 声高 に 主張 する 急進 者 と 反発 する 保守 派 、 そして 国民 間 の 対立 や 神学 者 同士 の 理論 上 の 対立 が 持ち込ま れる こと も しばしば で あっ た 。 さらに 公 会議 に 教皇 の 選任 権 が ある の か という 問題 も 紛糾 し た 。 とにかく この 公 会議 は さまざま な 論争 と 政治 的 駆け引き に 翻弄 さ れ 、 長引い た ものの 、 鼎立 し た 3 人 の 教皇 を 廃位 し 、 あらた に マルティヌス 5 世 が 選任 さ れる こと で 一致 し た 。 こうして 教会 大 分裂 は 終わっ た が 、 一連 の 過程 の なか で もはや 普遍 的 で ある と 信じ られ て い た 教会 の なか で さえ 、 国民 性 が 影響 力 を 増し て いる こと が 明らか と なっ た 。 教会 大 分裂 の 時代 に も カトリック 教会 の 統一 が 維持 さ れ た こと は 、 普遍 的 な 教会 が 未だ 求心力 を 失っ て い なかっ た こと を 示し て いる が 、 国民 的 な 単位 を通して 世俗 の 権力 が 教会 に対する 支配 を 強め た こと は 確か で あっ た 。  中世 を通じて 王権 は キリスト教 的 な 至上 権 から 普遍 的 な 支配 権 を 主張 する 皇帝 権 ・ 教権 に 対抗 し うる 神聖 性 、 霊 性 を 民衆 の 心性 の うち に 獲得 しよ う と し 、 実際 に 王権 は ある 種 の 霊威 、 あるいは 超 自然 的 権威 を 位置づける こと に 成功 し た 。 この よう な 霊威 は 当初 、 偉大 な 王 の 個性 に 基づい て 「 一 代 限り 」 の もの で ある と 考え られ て い た が 、 徐々に 世襲 さ れる よう に なり 、 儀礼 も 備え て 王権 と それ を 世襲 する 王家 に 一種 の カリスマ を 付与 する こと に なっ た 。 宗教 的 儀式 によって 、 王 は 半 聖職 者 的 性格 や 奇跡 的 治癒 能力 を 付与 さ れる と 解釈 さ れ 、 王 は 聖職 者 に対して は 優位 性 を 主張 し え た から で ある 。 霊威 は 、 王権 が 教権 に対して 一定 の 自立 性 を 示す 根拠 と なっ た 。  イングランド における 国王 の 霊威 を あらわす 初期 の 例 は 、 ノルマン 朝 の ヘンリー 1 世 による もの で 、 王 は おそらく 瘰癧 患者 に その 手 で 触れる こと により 治療 を おこなっ て いる 。 この 王権 による 瘰癧 治癒 能力 は 、 おそらく 後述 する カペー 朝 が すでに おこなっ て い た 瘰癧 治療 に 対抗 する ため に エドワード 懺悔 王 の 説話 を 用い て 設定 さ れ た もの で 、 カペー 朝 の 王権 に 対抗 する ため の もの で あっ た と 考え られ て いる 。 つづく プランタジネット 朝 の 時代 に は ヘンリー 2 世 が すでに 瘰癧 治療 を 「 御 手 によって 」 おこなっ て いる の は ほぼ 確か で 、 エドワード 1 世 時代 に は 治療 を 受け た 者 に 王 が 施し を する の が 明らか に なっ て いる ので 、 会計 記録 から その 集計 を 知る こと が できる 。 この 瘰癧 治癒 の 霊威 の 根源 は 国王 が 塗 油 さ れ 聖 別 さ れ た こと に 由来 する と さ れ た 。  エドワード 2 世 の ころ から 別種 の 奇跡 、 指輪 の 奇跡 が イングランド 王権 の 儀式 に あらわれる 。 これ は 毎年 復活 祭 直前 の 金曜日 に 、 王 が まず 一定 の 金銀 を 寄進 し た 上 で 、 それ を 買い戻し 、 買い戻し た 元 の 寄進 の 金銀 で 指輪 を 作る という 儀式 で 、 こうして 作ら れ た 指輪 は 痙攣 や てんかん の 病人 の 指 に はめ られる と 、 病 を いやす と 考え られ て い た 。 この 儀式 で は 当初 、 寄進 さ れ た 金銀 が 聖 性 を 帯びる と 考え られ 、 王権 は 直接 に 霊威 の 由来 と は さ れ なかっ た の で ある が 、 テューダー 朝 の ヘンリー 8 世 の ころ に は 塗 油 さ れ た 王権 に 由来 する もの と 考え られる よう に なり 、 この 時期 に は すでに 儀式 において 「 買い戻し 」 の 行為 が 省か れ て い た 。 指輪 の 奇跡 は 宗教 改革 の 時代 に 批判 に 晒さ れる よう に なり 、 エリザベス 1 世 によって 廃止 さ れ た 。  一方 で 瘰癧 さわり の ほう は しばらく 存続 し た 。 ステュアート 朝 初期 に は 熱心 に 瘰癧 さわり が おこなわ れ た が 、 オランダ 人 で あっ た ウィリアム 3 世 は この 儀式 に 否定 的 で 患者 に 触ろ う と は し なかっ た 。 つづく アン 女王 は 瘰癧 さわり を おこなっ た が 、 ハノーヴァー 朝 以降 全く おこなわ れ なく なっ た 。  フランス で は カペー 朝 の 初期 、 フィリップ 1 世 が おそらく 瘰癧 さわり を おこなっ た と 考え られ て いる 。 フィリップ 4 世 の 時代 に は フランス 全土 ばかり か 、 全 西 ヨーロッパ 規模 で この 「 瘰癧 さわり 」 は 評判 と なっ て おり 、 教皇 領 で ある ウルビーノ や ペルー ジャ から も 治癒 を 求める 民衆 が やって来 て いる こと が 確認 さ れ て いる 。 また 中世 を通じて 医学 書 に 瘰癧 の 治療 法 として この 「 瘰癧 さわり 」 が 記述 さ れ て い た 。 一方 で ルイ 6 世 の 時代 に は 王 旗 や 王冠 が カール 大帝 の 伝承 に むすびつけ られ 、 カロリング 朝 と フランス 王権 の 間 に 観念 的 な 連続 性 を 生じ させ た 。  フィリップ 4 世 の ころ に は 、 この 瘰癧 さわり が クローヴィス の 洗礼 に 由来 する 塗 油 さ れ た 王 の 霊威 による もの という 観念 が あらわれ て いる 。 そして この 伝説 は ランス 大 聖堂 に クローヴィス 以来 の 聖 香油 が 聖 瓶 （ サント・アンブール ） に 保管 さ れ て おり 、 王 の 即位 式 で 王 は 聖 香油 を 塗 油 さ れ 聖 別 さ れる という 観念 に つながっ た 。  中世 末期 に なる と 、 この 瘰癧 さわり に 別個 の 聖 マルクール の 瘰癧 治療 信仰 が 混入 し 、 区別 が つか なく なっ た 。 ヴァロワ 朝 の フランソワ 1 世 の 時代 に は 、 王 の 瘰癧 治癒 能力 が この 聖者 に 由来 する という 観念 が 一般 化 し て い た 。 フランス 王 は コルブニー に ある 聖 マルクール の 遺骨 の 前 で ミサ を おこなう 際 に 瘰癧 さわり も 施す よう に なり 、 それ を 目的 として 参集 する 病人 が 年々 増大 し た 。  フランス の 「 瘰癧 さわり 」 は ブルボン 朝 の ルイ 16 世 の 時代 まで 熱心 に 続け られ て い た が 、 フランス 革命 が 起こる と 王 は 神授 権 説 とともに この 慣習 も 捨てる こと と なっ た 。 これ 以降 は シャルル 10 世 の 時代 に 「 瘰癧 さわり 」 の 復活 が 試み られ て いる が 、 王 自身 も 否定 的 で あっ た ので 1825 年 に 一 回 おこなわ れ た のみ で これ が 最後 の 事例 と なっ た 。  中世 前期 、 皇帝 派 の 著述 家 たち は しばしば 王 が 霊的 な 権能 を 有し て いる こと を 主張 し た 。 それ に対し 、 教皇 派 の 著述 家 たち は 王権 の 聖職 者 として の 性格 を 拒否 し た 。 王 は 純粋 に 世俗 的 で 肉体 的 な 自然 的 身体 を 持つ 一方 で 、 王 として 塗 油 さ れ た 瞬間 から 他 の 世俗 的 権力 者 を 超越 する 霊的 身体 を 持つ と 考え られ 、 皇帝 派 によって 大いに 喧伝 さ れ た 。 教皇 派 は 「 王 に対する 塗 油 が 、 司教 に対する もの と 違っ て 、 魂 に 何 の 影響 も 与え ない 」 として 、 前者 の 考え を 否定 し た 。  中世 後期 に いたる と 、 王 の 霊 的 権能 の ほとんど は 名目 的 な 称号 や 役職 へ と 退化 し て い た が 、 それでも 著述 家 たち は 王 が 単に 世俗 的 な 支配 者 で ある に 留まる わけ で は ない こと を 強調 し た 。 これ に は 中世 に 発達 し た 法学 の 影響 が あり 、 王 は あらゆる 法的 義務 から 超越 し 、 正義 の 源泉 で ある と 考え られ た 。 その 過程 において 、 王権 は 王 個人 と 区別 し て 観念 さ れる よう に なっ た 。 法学 者 たち は 、 王 に は 自然 的 身体 と 政治 的 身体 の 二つ の 身体 が あり 、 自然 的 身体 は 可 死 的 な 王 の 生まれながら の 身体 で ある が 、 政治 的 身体 は 不可 死 かつ 不可視 で 、 政治 組織 や 政治 機構 から なり 、 公共 の 福利 を はかる ため に 存在 し て いる と 考え た 。  清教徒 革命 時 に は 王 個人 の 行動 が 政治 的 身体 で ある 王権 に 反する もの で ある として 、 議会 の 王 へ の 反抗 が 正当 化 さ れ た 。 彼ら は 「 王   ( King )   を 擁護 する ため に 王   ( king )   に対して 闘え 」 と 叫び 、 さらに チャールズ 1 世 を 「 大逆 罪 」 で 処刑 する こと も でき た の で ある 。  16 世紀 に 新しい 大国 が 西 ヨーロッパ の 政治 舞台 に 登場 し た 。 イベリア 半島 の スペイン と ポルトガル で ある 。 両国 とも 盛ん に 海洋 進出 を はかり 、 新大陸 ・ アジア など へ の 航路 を 確保 し ながら 広大 な 植民 地 を 獲得 し て いっ た 。 また これら の 地域 へ の 布教 活動 において も 重要 な 役割 を 担っ た 。 ヨーロッパ における 教権 と の 関係 で いえ ば 、 スペイン は とくに 重要 な 個性 として ヨーロッパ 政治 史 に 固有 の 位置 を 占める こと に なる 。  カスティリャ 王国 と アラゴン 王国 の 合同 によって 成立 し た スペイン は 、 レコンキスタ を 完成 し て イベリア 半島 から イスラーム の 勢力 を 駆逐 する と 、 国内 の 宗教 的 統一 を はかる よう に なっ た 。 当初 は 征服 地 の イスラム 教徒 で ある ムーア 人 に 信仰 の 自由 を 許し て い た が 、 彼ら が 反乱 し た の を 理由 に 1501 年 、 ムーア 人 に 信仰 を 守っ て 移住 する か 信仰 を 捨て て 洗礼 を 受ける か の 二者択一 を 迫っ た 。 また ユダヤ 教徒 を 国内 から 追放 し 、 キリスト 教 に 改宗 し た ユダヤ 人 （ コンベルソ ） について も 密か に ユダヤ 信仰 を 守っ て いる の で は ない か という 疑い を かけ て い た 。  イサベル 1 世 と フェルナンド 2 世 は 、 王国 の 安定 の ため に は 国内 の 宗教 的 統一 が 不可欠 で ある と 考え 、 教皇 に 要請 し て 1478 年 スペイン 異端 審問 所 を 設け た 。 この 異端 審問 所 で は 当初 から 国王 が 全権 を 握り 、 スペイン 教会 における 王権 の 影響 力 を 高め て 事実 上 教権 から の 自立 を 勝ち取っ た ばかり か 、 王権 による 国家 政策 の 一環 として 政治 目的 に も 利用 さ れる よう に なっ た 。 さらに 支配 下 の ナポリ 王国 に 教皇 が 領主 権 を 主張 する と 、 これ に 激しく 反発 し て 一時 は 教皇 と 断交 寸前 に いたっ た 。 つづく カルロス 1 世 （ 神聖 ローマ 皇帝 カール 5 世 ） の 時代 に は サンティアゴ 騎士 団長 の 位 が 王家 によって 世襲 さ れる こと を 定め 、 国王 は 国内 の 宗教 的 権威 と 権限 を 掌握 し た 。  この 時代 スペイン で は キリスト教 文化 において も 大きな 前進 が 見 られ た 。 具体 的 に は ルネサンス の 人文 主義 の 成果 が 取り入れ られ 、 先進 的 な 神学校 や 大学 など の 教育 機関 が スペイン 各地 に 設け られ た 。 この 時代 の スペイン の キリスト教 アカデミズム を 代表 する の が メンドサ と シスネーロス で ある 。  メンドサ は 1492 年 の グラナダ 攻略 の 際 に スペイン の 首座 大司教 で あり 枢機卿 で あっ た 人物 で 、 宗教 教育 推進 の ため に キリスト教 教育 書 を 書い た 。 シスネーロス は アルカラ・デ・エナーレス 大学 を 創設 し 、 ここ に は 当時 の 主要 な 神学 、 トマス 派 、 スコトゥス 派 、 唯名論 など の 講座 が 設け られ 、 ギリシア 語 ・ ヘブライ 語 も 学ぶ こと が でき た 。 さらに ここ で は 聖書 原典 の 編纂 事業 が 行わ れ 、 『 コンプルトゥム 多国 語 対訳 聖書 』 が 著さ れ た 。 これら スペイン で の キリスト教 文化 の 発展 は 、 人文 主義 に対する 一定 の 寛容 を もたらし 、 とくに エラスムス の 著作 は この 地域 で 大変 な 人気 を 博し 、 よく 読ま れ た 。 この こと は のち の 宗教 改革 において 、 この 地域 で の 宗教 改革 派 の 影響 が 軽微 に 止まる 原因 の 一つ とも なっ た 。  ポルトガル で は 、 1554 年 に イエズス 会 の 手 によって 、 エヴォラ 大学 が 創設 さ れ た 。 エヴォラ 大学 は 、 中世 以来 の コイン ブラ 大学 に 対抗 し 、 近代 的 な 大学 で あっ た が 、 一方 で 科学 の 自由 な 知的 探究 を 排し 、 講義 は ラテン語 で おこなう など 現地 語 主義 を 抑圧 し た 。  イスラム教 と 対立 する 十字軍 の 時代 に は 、 西 ヨーロッパ の キリスト教 世界 で は 、 民間 信仰 が 伝統 的 な 世界 観 と 結びつき 、 ときには 集団 的 な 様相 を 取っ て 大きな 宗教 的 運動 に 結びつい た 。 新しい 信仰 形式 として 托鉢 修道 会 による 清貧 、 また 聖地 巡礼 や 聖 遺物 ・ 聖人 崇拝 、 聖母 マリア 崇拝 など が 盛ん に なっ た 。  ゲル マン 人 の 間 に キリスト教 が 受容 さ れ た 当初 、 「 神 の 全能 」 は 多分 に 魔術 的 に 解釈 さ れ て い た 。 たとえば クローヴィス は 妻 クロティルド に キリスト教 へ の 改宗 を 薦め られる と 、 キリスト 教 の 神 が 彼 の 戦勝 に 貢献 する なら 、 信仰 を 受け入れよ う と 約し 、 勝利 を 得 た 後 に 改宗 し た 。 これ は ゲル マン 神話 の 戦争 の 神 オーディン が ルーン を 習得 し て 魔法 を 使う 魔術 の 神 で あっ た こと を 考えれ ば 、 魔術 的 な 神 へ の 信仰 として キリスト 教 を 見 て い た こと に なる 。 ヴァイ キング の 改宗 で も 当初 キリスト は 魔術 的 な 異国 の 神 として 崇拝 さ れ た 。  10 世紀 末 ごろ から 、 従来 の 修道院 と は 異なっ た 形 で 、 より イエス の あり方 に 近い 修道 生活 を 目指す 運動 が おこっ た 。 この 運動 の 淵源 は 東 ローマ帝国 に 近い 、 南 イタリア の カラブリア 地方 の ギリシア 系 修道 士 たち の 生活 に 端 を 発し 、 南 イタリア に イスラム 教徒 が 攻撃 を 加える よう に なる と 、 彼ら は 難 を 避け て 北上 し た 。 11 世紀 に なる と 全 ヨーロッパ 規模 で 、 この 新しい 運動 に 基づい た 修道院 設立 が 活発 化 し た 。  12 世紀 ころ から 貧しく 苦しみ に 満ち 、 貧者 の 味方 で ある 人間 性 豊か な イエス 像 も 数多く 見 られる よう に なっ た が 、 この キリスト 像 を その 清貧 の 姿勢 と 聖 痕 の 奇跡 によって 体現 し た の が アッシジ の フランチェスコ で あっ た 。 フランチェスコ は 貧しい キリスト に 倣っ て 、 世俗 へ の 執着 を 断ち 、 所有 権 を 放棄 し 托鉢 と 伝道 を 行い 、 自然 の あらゆる 存在 を 兄弟 姉妹 と よび 、 小鳥 や 魚 に 説教 を 試み た 。 教皇 インノケンティウス 3 世 から 修道 会 として の 認可 を 受け 、 フラン シスコ 会 が 設立 さ れ た 。 フラン シスコ 会 の 戒律 は 服従 、 清貧 、 童貞 という ベネディクト 会 戒律 と 同じ だ が 、 フラン シスコ 会 は これ を 文字通り に 実行 し 、 同 時代 に 設立 さ れ た ドミニコ 会 とともに 托鉢 修道 会 や 乞食 僧団 と よば れ た 。 フラン シスコ 会 は どの 教会 管区 に も 属さ ず 、 ただ ローマ 教皇 に だけ 属し た ため 、 教皇 の 尖兵 として 十字軍 の 説教 や 異端 審問 官 として も 活動 し た 。  13 世紀 に は フラン シスコ 会 から は パドヴァ の アントニオ 、 ボナヴェントゥラ 、 オックスフォード で は ロバート ・ グロ ステート や ロジャー ・ ベーコン 、 ドゥンス・スコトゥス 、 ウィリアム ・ オッカム など が 出 て 、 イギリス 経験 主義 哲学 の 基礎 と なっ た 。 ほか 弟子 キアラ ( クララ ) は クララ 会 を 作っ た 。  また 、 聖 遺物 へ の 呪力 信仰 や 聖人 に対する 信仰 が 高まり 、 サンティアゴ・デ・コンポステーラ 、 聖地 エルサレム 、 ローマ を はじめ 各地 に 収め られ た 聖 遺物 や 聖人 の 故 地 へ の 巡礼 が さかん と なっ た 。 中世 ヨーロッパ の 民間 信仰 の なか で も 最も 重要 な もの と さ れる の が 聖 遺物 崇拝 で あり 、 キリスト 教 の 救済 や スコラ哲学 で は なく 、 聖 遺物 の 功徳 が 人々 の 心 を とらえ 、 有徳 の 僧侶 の 遺体 など も 聖 遺物 と さ れ 、 聖 遺物 が 製造 さ れ たり 、 売買 も 行わ れる よう に なっ た 。 聖職 者 だけ で なく 皇帝 も 聖 遺物 と さ れ 、 フリードリヒ 1 世 が 十字軍 司令 官 として シリア で 戦死 し た とき に は 遺体 は シチュー に さ れ て 骨 は 故国 に 運ば れ た 。  聖 遺物 礼拝 や 聖人 崇拝 で は 万 人 が 救い を 求める こと が できる という 大衆 的 性格 を 持っ て おり 、 修道院 や 教会 は 聖 遺物 を 発掘 し たり 、 聖人 祭 （ 聖徒 祭 ） を 開催 さ せる こと によって 、 こうした 民間 崇拝 は 熱狂 化 し て いっ た 。 巡礼 によって 聖地 の ネットワーク が 形成 さ れ 、 徐々に 定期 市 や 港湾 の 交通 網 や 金融 市場 が 形成 さ れ 、 古代 の ローマ帝国 の 街道 網 と は かなり 異なっ た 交通 網 が 成立 し て いっ た 。  12 世紀 の フランス に 成立 し た ワルドー 派 や カタリ 派 （ 清純 派 ） も 俗人 の 贖罪 と 清貧 を 唱え て 、 カタリ 派 は ロアール 川 以南 フランス 、 ワルドー 派 は リヨン 、 ロンバルディア 、 ドイツ 、 スペイン 、 ボヘミア まで 広がっ た 。 ワルドー 派 も カタリ 派 も 聖書 に 典拠 が ない 地獄 や 煉獄 を 否定 し 、 福音 宣布 の 自由 を 説き 、 教会 組織 を 否定 し た 。 ワルドー 派 は 1184 年 に 教皇 ルキウス 3 世 によって 異端 と 断罪 さ れ 、 宗教 改革 以後 は プロテスタント を 称し た 。 12 世紀 後半 に は ブレッシア の アルノルド が 清貧 を 説き 、 教皇 権 と 富 を 批判 し た ため 、 処刑 さ れ た 。 カタリ 派 も 教皇 から 異端 と さ れ 、 1209 年 から アルビジョア 十字軍 が 派遣 し て 殲滅 さ れ た 。 ほか 1230 年 頃 に は ロンバルディア で 大 ハレルヤ 運動 が 発生 し 、 町 を ねり 歩い て 悔い改め と 平和 を 求め て 、 利殖 や 奢侈 に 反対 し 、 負債 者 の 釈放 や 、 異端 狩り に 熱中 し た 。  こうした 異端 の 蔓延 は 、 聖地 エルサレム を イスラム教 から 奪還 する 1096 年 から 1272 年 まで の 十字軍 によって 刺激 さ れ た 異常 な 興奮 状態 が 理由 と さ れる 。  教皇 リキウス 3 世 は 皇帝 フリードリヒ 1 世 とともに 異端 審問 令 を 出し て 、 イノセント 3 世 が 1215 年 に 整備 し 、 審問 官 に 人々 に 異端 告発 の 義務 を 課する 権利 を 認め 、 皇帝 へ の 大逆 罪 に ならっ て 犯人 は 極刑 と さ れ た 。 1231 年 に グレゴリー 9 世 は 教皇 直属 の 異端 審問 官 を 任命 し た 。 裁判 は 非公開 で 、 密告 制 で あり 、 被告 は 弁護 人 を つける こと を 許さ れ ず 、 拷問 による 自白 を 強要 さ れ た 。 しかし 、 異端 裁判 が 過激 に なり 封建 諸侯 さえ 弾劾 さ れる よう に なっ たり 、 また ドミニコ 会 や フラン シスコ 会 による 審問 官 独占 など へ の 反感 から 、 反 教皇 権 運動 の 教会 会議 中心 主義 運動 の いと ぐち が うまれ て いっ た 。 有名 な 審問 官 として ドイツ の コンラート・フォン・マールブルク が い て 、 1231 年 に 大 審問 官 と なる と 超人 的 な 異端 狩り を 初めて 、 「 弟 は 兄 を 、 妻 は 夫 を 、 召使 は 主人 を 、 また 各々 は その 逆 を 訴え た 」 と いわ れる ほど に 密告 制度 を 奨励 し た 。  また 同時に 魔女 狩り も はじまり 、 のち の 15 世紀 末 に なる と 、  1484 年 に 教皇 インノケンチウス 8 世 が 魔女 の 存在 を 断定 し 、 ドミニコ 会 士 で ドイツ の 異端 審問 官 による 『 魔女 に 与える 鉄槌 』 によって 本格 的 な 魔女 狩り が はじまり 、 フランス や ドイツ で 11 万 人 が 裁判 に かけ られ ， 4 万 ～ 6 万 人 が 処刑 さ れ た 。  10 世紀 末 の 南 フランス の 教会 で は 、 領主 層 の フェーデ ( 私闘 ) から 婦人 、 子供 、 商人 、 巡礼 者 、 聖職 者 、 農民 など を 保護 する ため に 暴力 を 抑制 しよ う と する 「 神 の 平和 」 運動 が 起こっ た 。 これ は 農民 の 財産 や 労働 、 商人 の 活動 を 保護 しよ う という 意図 を もち 、 平和 攪乱 者 に対して 破門 を 下す とともに 、 農民 が 武器 を 持っ て 戦う こと も 正当 化 する もの で あっ た 。 11 世紀 半ば まで フランドル 、 北 フランス に も 拡大 し た 。 ブールジュ で は 平和 侵犯 者 に対し 15 歳 以上 の 教 区民 全員 が 武装 闘争 を 義務づけ られ 、 平和 部隊 は 貴族 に 幾度 か 勝利 を 収め た が 、 自家撞着 を きたし 頓挫 し た 。 その後 、 一定 の 日 に 限っ て 武力 行使 を 禁ずる 「 神 の 休戦 」 運動 が おこり 、 11 世紀 末 まで に スペイン 、 フランス 、 イタリア 、 ドイツ に も 拡大 し た が 、 国王 の 平和 立法 や 十字軍 運動 に 吸収 さ れ た 。  一方 ドイツ で は この 平和 運動 に 王権 が 積極 的 な 役割 を 演じ 、 時期 を 限っ て フェーデ を 禁ずる ラント 平和 令 を 出し た 。 この ラント 平和 令 は のち に は 永久 化 さ れ て 、 中世 的 な 自力 救済 に 基づい た 私刑 主義 を 非合法 化 し 、 公権力 を 創出 する もの と なっ た 。  「 神 の 平和 」 運動 における 秩序 と 正義 に 基 づ   く 普遍 的 共同 有機 体   ( universal   cooperative   organism )   は 近代 の 国家 主権 の 観念 の 礎石 とも なっ た 。  イエス ・ キリスト の 母 マリア へ の 崇拝 に対して 初期 キリスト教 教父 は メソポタミア 神話 の イシュタル など の 地 母 神 崇拝 など の 影響 が ある ため 反対 し て き た 。 初代 教父 は 聖母 の 処女 受胎 を 説き 、 「 キリスト の 母 」 で は なく て 「 神 の 母 」 で ある と さ れ た 。 それ に 反対 し た ネストリウス 派 は 異端 と さ れ た が 、 この 時期 から 「 童貞 聖 マリア 」 崇拝 が 広がっ て いっ た 。  12 世紀 に は 、 聖母 マリア も 死後 昇天 し た という 「 聖母 の 被 昇天 」 信仰 が あらわれ 、 祈祷 文 「 アヴェ・マリア 」 が 成立 し た 。 クレルヴォー の ベルナルドゥス など によって 、 イエス ・ キリスト の 母 マリア へ の 聖母 信仰 が 流行 し た 。 イングランド の ウォルシンガム 聖母 マリア 修道院 が 巡礼 地 と なり 、 シトー 派 や アウグスティヌス 派 修道院 で 聖母 マリア 崇拝 が 盛ん に なっ た 。 こうして 原罪 ゆえ に 人間 に 処罰 を 行う 神 から 、 マリア の とり なし によって 人間 を 救済 し て くれる 神 へ と 変化 し て いっ た 。 また ドイツ 騎士 団 の 正式 名称 は 「 聖母 マリア 騎士 修道 会 （ Ordo   domus   Sanctae   Mariae   Theutonicorum   Ierosolimitanorum )」 で あり 、 ゴシック の ノートルダム 聖堂 に は 聖母 マリア 信仰 が 見いだせる 。  14 世紀 に は キリスト を 宿し た マリア が 原罪 を 背負っ て いる はず は ない と する 「 無 原罪 の 御 宿り 」 信仰 が あらわれ 、 激しい 論争 の 種 と なっ た 。  聖母 信仰 は 、 のち に 宗教 改革 派 、 とくに カルバン は マリア 崇敬 を 偶像 崇拝 として 排斥 し た 。 しかし 、 メキシコ の グアダルーペ の 聖母 ( 1531 年 )、 フランス の ルルド 、 ポルトガルファティマ の 聖母 など の 聖母 出現 の 奇跡 など 民衆 の 信仰 にとって は マリア 崇敬 は 根強い 。  大きく は ルネサンス と 宗教 改革 によって 中世 普遍 思想 は 崩壊 し て いっ た 。 福田 歓一 に よれ ば 、 ルネサンス と 宗教 改革 において ただちに 近代 世界 が 誕生 し た わけ で は ない が 、 普遍 世界 から 地域 国家 へ の 変換 、 そして 資本 主義 が 誕生 し 、 また ゲル マン 世界 を 起点 に する と ルネサンス は 中世 文化 の 最終 段階 と みなす こと が できる 。 そして 宗教 改革 は 、 中世 世界 の 基本 で ある 宗教 において の 根底 的 な 変換 で あっ た 。 西 ヨーロッパ の 中世 普遍 世界 において の 頂点 で あっ た イタリア において ルネサンス が 開始 し 、 辺境 に あっ た ドイツ において 宗教 改革 が 開始 し 、 ルネサンス と 宗教 改革 という 二つ の 文化 運動 は それぞれ 中世 普遍 世界 に 対立 する もの として 形成 さ れ て いっ た 。 ルネサンス は 宗教 を 頂点 と し た 中世 の 理想 を 崩し 、 人間 の 営む 文化 の 自律 性 を 明らか に し 、 宗教 改革 で は 内面 の 確信 を 根拠 として 人間 の 良心 の 自律 が 主張 さ れ 、 国民 的 個性 も 生み出さ れ て いっ た 。 なお 、 ルネサンス の 時期 について は 広がり が あり 、 ダンテ から ガリ レオ ・ ガリ レイ まで を 収めれ ば 、 300 年 以上 にわたる 時期 と なる し 、 9 世紀 の オットー 朝 や 11 世紀 の クリ ニュー 改革 、 12 世紀 ルネサンス といった 見方 も ある が 、 いずれ に し て も ルネサンス を ゲル マン 世界 の 古典 古代 継承 の 最後 の 段階 と 見る こと が できる 。 また 、 教皇 が ルネサンス 芸術 の 保護 者 で あっ た こと も 忘れ て は なら ない 。  ルネサンス において は 人間 の 生活 感情 が 解放 さ れ 、 現世 の 喜び が 目的 と なし 、 神 の 秩序 から 解放 さ れ た 人間 本位 の ヒューマニズム が 誕生 し た 。 また 、 同時に 自然 も 宗教 から 解放 さ れ た が 、 これ は トマス・アクィナス の よう な 自然 でも なく 、 近代 の 機械 的 な 自然 でも なく 、 神秘 的 な 自然 観 が うまれ 、 安定 し た 秩序 が 崩壊 し た こと で 人間 にとって 運命 が 不可解 な もの と なっ て いっ た 。  また 、 政治 認識 について は 、 現世 化 さ れ た 社会 における 剥き出し の 人間 の 力 の 交錯 が 、 宗教 的 な 正統 性 や 規範 から 解放 さ れ て 、 政治 を 自律 し た もの と みなす 現実 主義 が 生まれ た 。 この よう な 認識 において 国家 は civitas とも republica ( レス・プブリカ ) と は 異なる stato （ 国家 ) と みなさ れる よう に なる 。 stato は ラテン語 status に 当たる もの で 、 「 状態 」 を 意味 する もの で あっ た が 、 この 時代 、 特に マキャヴェッリ の 国家 論 において 、 支配 する 権力 、 また 権力 機構 を 指す よう に なっ た 。  ルネサンス 時代 に は 、 マキャベリ の stato （ 国家 ) は 芸術 作品 と も みなさ れ 、 ヒューマニズム が 構想 し た もの として の トマス・モア 、 カンパネッラ など の ユートピア 思想 も 生まれ た 。 この 他 、 フランス の モンテーニュ 、 オランダ の エラスムス 、 ドイツ の フッ テン など が いる 。  マキャヴェッリ は 『 君主 論 』 で イタリア 人 の 堕落 の 原因 を 教皇 庁 に ある と する 。 教皇 庁 が 堕落 し 、 まじめ な 信仰 を 破壊 し て いる どころか 、 権力 政治 の 主体 に なっ て いる として 決定的 に 批判 し た 。 また 傭兵 で なく 、 古代 ローマ の よう な 国民 軍 によって 国防 し なけれ ば なら ない と する 。 この よう な こと から 、 マキャベリ は 世俗 君主 が 自己 の 権勢 stato を 拡大 する こと に 期待 し て 、 政治 の 問題 を 、 君主 が いかに し て stato を 獲得 し 維持 し 拡大 し て いく か という 問題 として 論じ て いっ た 。 マキャベリ の 現実 主義 において は 、 人間 は 理性 によって 規律 さ れる の で なく 、 情念 によって 動く 。 秩序 という もの も 作為 さ れ た もの で あり 、 人間 が 徹底的 に 状況 や 運命 の なか で 眺め られる こと に なる 。 1559 年 、 この よう な マキャベリ の 教 説 を 収め た 書物 は 教皇 庁 によって 禁書 処分 と なっ た 。 その後 、 マキャベリ の 教 説 は 、 絶対 主義 の 時代 に 通俗 化 さ れ 、 国家 理性 （ レゾン・デタ ） という 観念 を 生み出し た が 、 悪 について それ が stato の ため に 必要 で ある と は いわ ず に 、 公共 福祉 の ため に 必要 で ある と し た が 、 ここ に は 政治 と 倫理 、 権力 と 道徳 と の 緊張 も なく 、 マキャベリ の 教 説 の 歪曲 と いっ て よい もの で あっ た 。 しかし 、 マキャベリ の 教 説 は フランシス ・ ベーコン 、 ジェームズ ・ ハリントン 、 スピノザ 、 モンテスキュー 、 ルソー 、 フィヒテ 、 ヘーゲル 、 レーニン ら によって 評価 さ れ て いっ た 。  エラスムス と 親交 の あっ た トマス・モア は 著書 『 ユートピア （ 最上 の 国家 、 すなわち ユートピア （ どこ に も ない ） という 新しい 島 の 状態 について 』( 1516 年 ） において 当時 の イングランド を 批判 し 、 「 庶民 は 自分 たち の ため に 国王 を 選ん だ の で あっ て 、 国王 の ため に 国王 を 選ん だ わけ で は ない 」 と のべ 、 さらに common   wealth （ 公共 善 ） として の レス・プブリカ に 値する 本当 の 国家 として ユートピア という 島 において 、 私有 財産 の ない 社会 、 計画 経済 、 教育 、 宗教 など について の フィクション を 提示 し た 。 モア にとって 国家 は 宗教 の 権威 によって 支え られ ない 。 寛容 は 義務 で あり 、 国民 の 信仰 と 、 国家 が 法的 な 保護 を 行う こと を 分離 し 、 信仰 は プライヴェート な 私事 の 領域 に 入っ て いく 。 こうして モア は 国家 を 特定 の 宗教 、 宗派 から 中立 的 な もの に する 。 この 意味 において 、 モア は 政教 分離 思想 の 先駆 者 という こと が できる 。 ただし 、 モア は 無神 論 は 寛容 し なかっ た こと に は 注意 する 必要 が ある 。  。  ブリテン 島 における 経験 主義 の 先駆 として は オックスフォード の ロジャー ・ ベーコン が 挙げ られる 。 彼 は トマス・アクィナス や アリストテレス を 批判 し 、 それ に 依拠 し ない で 自ら 実験 し て 数学 的 な 知識 に 基づい て 研究 し た 。 錬金術 も 行い 、 拡大鏡 を 発明 し た 。 ベーコン に よれ ば トマス・アクィナス の よう な 神学 は 、 経験 的 で ない から 学問 に 値し ない もの で あっ た 。  その後 に オックスフォード に 登場 し た ドゥンス・スコトゥス も トマス・アクィナス を 批判 し た が 、 ベーコン の よう な 経験 的 で ない から と いう こと で は なく 、 十分 に 先験的 で は ない ため に 批判 し た 。 スコトゥス に よれ ば 学問 と は 厳密 な 論理 的 な 演繹 によって 得 られる 知識 で ある 。 したがって 、 神 の 問題 は 論理 的 な 積み上げ によって 得 られる 知識 で は ない から 、 神学 が 学問 の 中心 的 分野 に なる こと は おかしい と 批判 し た 。  フランチェスコ 派 の 修道 士 オッカム の ウィリアム は オックスフォード の 科学 主義 運動 の 頂点 に あたる 。 ウィリアム は ドゥンス・スコトゥス の 考え を 発展 さ せ 、 普遍 的 な もの （ 抽象 ） は 名 辞 によって しか 知ら れ ず 、 事物 の 本質 は それぞれ の 個体 （ 具体 ） に 存する という 考え を 唱え た （ 「 唯名論 」 ） 。 この 考え を 拡張 する と 、 普遍 者 は 人間 の 心 に だけ 存在 する の で あり 、 外界 に 実在 し ない と さ れる 。 トマス の よう な 世界 が 神 の 摂理 で 設計 さ れ て いる という 主知 主義 は 否定 さ れ 、 人間 の 意志 が 強調 さ れ 、 善悪 は あらかじめ 定め られ て も い ない と する 。 これ は カルヴァン の 、 その 欲 する ところ に 従う 暴君 の よう な 神 近い 考え で ある 。 オッカム の ウィリアム は 異端 と みなさ れ 裁判 に かかえ られ た が 、 皇帝 の ドイツ の 宮廷 に 亡命 し 、 『 教皇 権 に関する 八つ の 提 題 』 を 著し 反 教権 論 を 展開 し た 。 ウィリアム は 世俗 国家 の 基礎 を 宗教 から 独立 さ せよ う として 国家 以前 の 自然 状態 を 論じ 、 公共 の 福祉 、 共通 善 の 実現 の ため の 契約 によって 国家 が 成立 し た の だ と 論じ 、 これ は 社会 契約 説 の 最も 早い 提示 で あっ た 。 また 「 万民 に かかわる こと は 万民 によって 約束 さ れ なけれ ば なら ない 」 と 万民 による 立法 を 主張 し た 。 教会 や 教皇 が 本来 は 万民 に 開か れ て いる べき 神 の 啓示 を 独占 し て いる が 、 神 の 啓示 は すべて 聖書 の 中 に 記さ れ て いる ため 、 聖書 を 読める 者 なら 誰 でも 、 神 の 啓示 に 参加 できる と 主張 し て 、 ルター を 先取り し た もの で あっ た 。  宗教 改革 は 思想 史 的 に 言え ば 、 突然 に 起こっ た もの で は なく 、 宗教 改革 諸派 の 思想 は 基本 的 に 前代 の さまざま な 異端 思想 や 人文 主義 思想 と 共通 する 点 が 多い 。 したがって 宗教 改革 は 思想 面 で の 革新 性 を 示し た と いう より は 、 むしろ 中世 を通して 堆積 し て き た 政治 状況 に 注意 す べき 点 が ある と いえる 。 国家 と 宗教 の 関係 について いえ ば 、 これら の 思想 は この 問題 を 直接的 に 扱い 、 論じ て いる もの が 多い 。 宗教 改革 を 巡る 政治 状況 について は 後述 する が 、 ここ で は 思想 史 的 背景 から 宗教 改革 の 前 思想 と も いう べき 様々 な 思想 傾向 を 概観 する 。  1324 年 に 皇帝 ルートヴィヒ 4 世 と 教皇 ヨハネス 22 世 の 間 の 論争 で 皇帝 が 破門 さ れ た 。 フランチェスコ 派 の 聖職 者 パドヴァ の マルシリウス が 『 平和 の 擁護 者 』 を 発表 する と 、 教会 から 破門 さ れ 、 皇帝 の 庇護 を 受け た 。 この 著作 で マルシリウス は 、 現実 の 社会 を 規制 する の は 人定 法 ( lex   humana ) のみ で あり 、 また その 法 の 対象 は 外的 な 行為 に対して のみ で あっ て 、 内面 に は 関わら ない と する 。 また 、 宗教 は 来世 に しか 制裁 手段 を もた ず 、 現世 は 世俗 権力 が 支配 する と する 。 この よう な 人定 法 の 有効 性 は 人民   ( populs ) が それ を 立て た こと に 置か れる 。 したがって 支配 者 は 人民 に 責任 を 負っ て おり 、 また 法 の 決定 も 人民 が 行う 。 この 場合 、 マルシリウス は 大衆 の 叡智 の 方 が 、 専門 家 の 知識 より も 誤り が ない と 主張 し た 。  さらに マルシリウス は 聖職 者 を 共同 体 の 部分 に すぎ ない として 、 世俗 社会 は 自律 し た もの で あり 、 教会 は 世俗 の 事柄 について は 国家 （ civitas ) に 従う べき で ある と する 。 さらに 、 教皇 権 と ヒエラルキア は 人為 的 な 制度 で あっ て 、 教皇 と 聖職 者 は 霊的 に 平等 で ある と し 、 教皇 より も 公 会議 こそ 権威 を 持つ と 主張 し た 。 この マルシリウス の 主張 は 公 会議 主義 の 有力 な 根拠 と なっ た 。  オックスフォード 大学 に 学ん だ イングランド の 神学 者 ウィクリフ は 、 イングランド 議会 と 教皇 庁 の 課税 権 を 巡る 論争 で 、 議会 を 擁護 し た 。 ウィクリフ は やがて 教皇 の 聖職 叙任 権 も 批判 し 、 さらに 教会 財産 の 没収 を 主張 し た ため 、 教会 に 異端 審問 に かけ られ た 。 しかし 、 ウィクリフ を 支持 する ジョン 王子 や ロンドン 市民 の 側 から 圧力 が 加え られ 、 ウィクリフ は 解放 さ れ た 。 この のち ウィクリフ は 教義 の 批判 に 進み 、 教会 の 教え も 聖書 に 根拠 が なけれ ば 認め られ ない として 、 聖職 者 独身 制 、 聖餐 の 化 体 、 告解 など を 批判 、 さらに 人間 の 救済 は 教会 で なく 、 神 の 恩寵 、 それ に対する 個人 の 信仰 だけ に よる と 主張 し た 。 また ウィクリフ は 聖書 の 英語 訳 を 行い 、 特権 的 な 身分 の 言葉 で あっ た ラテン語 による 普遍 世界 から 地域 国家 の 民衆 と むすびつい て いく こと に 貢献 し た 。 ウィクリフ の 支持 者 は ロ ラード 派 （ あるいは ロラーズ 、 "" Lollards ""） と いい 、 1381 年 の ワット ・ タイラー の 乱 において 理論 的 指導 者 と なっ た ジョン ・ ボール は ウィクリフ の 思想 を 説教 し て い た 。 1401 年 に 議会 で 異端 者 を 火刑 に 処す こと を 認める 法 が 成立 し 、 異端 運動 の 弾圧 は 本格 化 し た 。 一方 1402 年 に ロ ラード 派 の 下級 貴族 が 反乱 を 企て （ オールドカースル の 乱 ） 1431 年 に は ロ ラード 派 の 大 規模 な 反乱 ジャック ・ シャープ の 乱 が 起こっ た 。  その後 ロラーズ は 弾圧 さ れ 、 1415 年 の コンスタンツ 公 会議 で すでに 死ん で い た ウィクリフ が フス とともに 異端 と さ れ 、 ウィクリフ の 死体 が 掘り起こさ れ て 焼き捨て られ た 。  神聖 ローマ 皇帝 カール 4 世 の 時代 に ボヘミア は 文化 的 な 隆盛 を 迎え 、 プラハ 大司教 区 や プラハ 大学 が 創設 さ れ た 。 プラハ 大司教 や 聖職 者 は カール 4 世 の 後ろ 盾 に なり 、 宮廷 で 行政 に 携わっ た 。  農民 の 出身 の プラハ 大学 教授 フス は オックスフォード大学 留学 中 に ウィクリフ に 影響 さ れ 、 救い は 神 の 予定 に ある として 、 聖職 者 の 土地 所有 に 反対 し 、 贖有状 を 批判 し た 。 1411 年 、 フス は 贖有状 を 批判 し た ため 破門 さ れる と 、 フス 破門 に 反対 する 運動 が プラハ 大学 など で チェク 人 ( チェコ 人 ) の ナショナリズム むすびつい て フス は 改革 を 説い た 。 皇帝 ジギスムント と 教皇 は 、 フス の 破門 を 一時 的 に 留保 し て コンスタンツ 公 会議 に 出席 する よう フス を 説得 し た ため 、 フス は 公 会議 に 参加 し た が 、 フス は 異端 と 宣告 さ れ 、 弁明 も 許さ ず 、 火刑 に 処さ れ た 。 フス 処刑 によって チェコ 人 の ナショナリズム に 火 が つき 、 ボヘミア 全土 に 教会 改革 が 広がっ て いっ た  ヴェンツェル 死 後 に ジギスムント が ボヘミア 王位 を 相続 する と 、 ボヘミア の フス 派 は これ を 認め ず 、 1419 年 、 フス 派 が 市庁舎 を 襲撃 し て 議員 と 聖職 者 を 窓 から 突き落とし て 殺害 する プラハ 窓 外 投擲 事件 が 発生 し 、 皇帝 が フス 派 討伐 十字軍 を 派遣 し て フス 戦争 が おこっ た 。  フス 派 は タボル 派 と ウトラキスト 派 に 分裂 し た 。 農民 と 職人 と 下層 騎士 から なる タボル 派 は 、 教会 を 否定 し 、 共有 財産 制 、 武器 による 神 の 王国 の 建設 を 急進 的 な 主張 を し た 。 ウトラキスト 派 は 都市 貴族 や 学生 から なる 穏健 派 で 、 神 の ことば の 自由 な 説教 、 平信 徒 による 聖体 拝領 、 聖職 者 の 使徒 的 生活 、 当局 の 大罪 者 へ の 処罰 の 提示 の 四 箇条 を 主張 し た 。 ヤン・ジシュカ 率いる タボル 派 は 、 1420 年 に 自治 共同 体 を 形成 し 、 さらに 政治 的 軍事 的 主導 権 を 掌握 し 、 皇帝 軍 を 5 回 撃退 し た 。 1428 年 から 1433 年 にかけて フス 派 は オーストリア・スロヴァキア・シュレジエン・ポーランド・ドイツ など に 遠征 し た 。 しかし 、 タボル 派 の 勢力 拡大 を 恐れ た ウトラキスト 派 は カトリック 教会 と 連合 し 、 内戦 と なっ た 。 この 内戦 は 1436 年 の バーゼル 公 会議 で フス 派 が ジギスムント の ボヘミア 王位 を 認め た こと で 終結 し た 。 フス 戦争 において ドイツ 人 から の 独立 を 目指す チェコ 人 の 民族 主義 が 背景 に あっ た と いわ れ 、 この チェコ 民族 主義 で は 、 チェコ 人 こそ が すべて の 民族 の 最優秀 の キリスト教徒 で あり 、 堕落 し た 教会 を 再建 する ため に 神 に 選ば れ し 民族 で ある という 排他 的 で 神秘 的 な メシア 主義 が 主張 さ れ て い た 。  ウィクリフ 、 フス 、 そして フス 戦争 という 展開 は 、 やがて 1517 年 に はじまる マルティン・ルター の 宗教 改革 へ と つながっ て いっ た 。ワッパ 騒動 （ ワッパ そう どう ） は 、 1873 年 （ 明治 6 年 ） 末 から 1880 年 （ 明治 13 年 ） 末 の 7 年間 にわたって 、 今 の 山形 県 庄内 地方 の ほとんど 全て の 村 を 巻き込み 、 1 万 数 千 人 も の 農民 が 参加 し て 展開 さ れ た 「 百姓 一揆 」 から 「 自由 民権 運動 」 へ と 発展 し た 大 規模 な 民衆 運動 で 、 雑税 を 廃止 さ せ ・ 租税 率 を 下げ させ 庄内 の 近代 化 を 促し た 事件 で ある 。  明治 新 政府 は 1872 年 （ 明治 5 年 ） 本 年貢 や 雑税 の 石 代納 を 許可 し た が 、 酒田 県 （ 第 2 次 ） は 農民 に 米 を 納め させ 、 御用 商人 が 売却 し て 政府 に 金 を 上納 する 仕組み を 採っ て い た 。 当時 、 米 の 値段 は 高騰 し て い た ため 、 県 で は 米 取引 を 通じ かなり の 利潤 を 得 て い た 。 取り上げ られ た 年貢 米 と 利潤 の 間 に ある 差額 分 の 過 納金 を 取り戻せ ば 、 ワッパ （ 曲げ わっぱ ） で 分配 する ほど の 金 が 戻る はず だ という ところ から 、 その 呼称 を さ れる よう に なっ た という 説 が 現時点 （ 平成 23 年 ） で は 有力 と さ れる 。  明治維新 後 、 庄内 地方 は 最上川 北方 が 酒田 県 ( 第 1 次 )、 南方 が 大泉 県 （ 旧 荘内 藩 ） と 二分 さ れ た 。 戊辰戦争 以来 農民 の 不満 は 募り 、 最上川 北方 で は 雑税 廃止 等 を 訴え 「 天狗 騒動 」 が 起こっ た 。 酒田 県 は この 天狗 騒動 の 鎮圧 に 失敗 し 、 結果 、 大泉 県 が 川北 を 含ん だ 形 で 酒田 県 （ 第 2 次 ） へ の 大 規模 な 再編 に 結びつい た 。 酒田 県 （ 第 2 次 ） の 最大 の 特徴 は 次 の 通り で ある 。 戊辰戦争 で 敗れ た に も 拘わら ず 、 西郷 隆盛 の 口添え も あり 県 官 は 全て 旧 荘内 藩士 族 で 占め られ 、 旧 荘内 藩 家老 松平 親 懐 ・ 同 中老 菅 実 秀 の 執行 体制 を 作り上げ た 。 そして 旧 荘内 藩 より も 広く なっ た 酒田 県政 の 実権 を 引き続き 把握 でき た 。 当時 の 施政 側 の 文章 に 依る と 「 恐悦 々 々 、 百 万 石 より 之 愉快 ニ 御座 候 」 と 地位 安寧 を 喜ぶ 様 が 伺える 。  この 酒田 県政 において は 、 明治 中央 政府 の 諸 改革 の 多く を 無視 、 若しくは 拒否 し 、 以下 の 独自 な 政策 を とろ う と し た 。  さらに 、 荘内 藩 ・ 第 2 次 酒田 県 に は 、 天領 や 他 藩 に は 見 られ ない 、 本 年貢 の 外 に 入 作 与 内 米 （ いり さくよ ない まい ） ・ 種夫 食 利 米 （ たね ふじ り まい ） その他 多く の 雑税 が あり 、 合計 する と 収穫 の 7   -   8 割 に も のぼる 重い 負担 と なっ て い た こと も ワッパ 騒動 の 一つ の きっかけ と なっ て いっ た 。  また 、 酒田 県政 に 批判 的 な 士族 集団 内部 から も 不満 が 現れ た 。 酒田 県 が 西郷 隆盛 の 後押し も あり 、 強硬 に 推進 し た 開墾 事業 に 従事 し て い た 新 徴 組 ・ 新 整 組 の 一部 士族 が 脱走 し 1873 年 （ 明治 6 年 ） 3 月 に 松平 ・ 菅 （ すげ ） 等 の 横暴 、 開墾 の 強制 、 藩 兵 の 維持 等 を 司法省 に 訴え た 。 さらに 、 5 月 に 酒田 県 上層 部 に 批判 的 な 士族 金井 質 直 （ か ない ただ なお ） ・ 本多 允 釐 （ ほん だい ん り ） 等 が 県 官 の 『 奸悪 十 ヶ条 』 を 司法省 に 訴え た 。  酒田 県 （ 第 2 次 ） の 上記 の よう な 政策 に 、 まず 最初 に 上層 農民 が 反対 し た 。 次いで 村 々 の 地主 ・ 農民 ・ 非 特権 商人 の 全面 的 な 反対 を 呼び起こし 、 庄内 の 民衆 達 が 施政 側 に 真正面 から 抵抗 する 形 に なっ て いっ た 。  1873 年 （ 明治 6 年 ） 末 に 米価 の 高騰 から 農民 が 動き を 始め 、 翌 1874 年 1 月 最初 に 片貝 村 の 上層 農民 で 酒造 業 を 営む 鈴木 弥 右 衛門 が 石 代納 嘆願 書 を 提出 し た 。 この 鈴木 弥 右 衛門 の 行動 に 勇気づけ られ 、 他 の 村 々 に 石 代納 闘争 が 急速 に 広がり 、 淀川 村 の 佐藤 八郎 兵衛 、 その他 上 清水 、 高坂 、 下山添 など 各 村 の 農民 が 石 代納 を 酒田 県 に 願い出る に 至っ た 。 しかし 、 酒田 県 （ 第 2 次 ） は これ を 拒否 し 、 村 々 の 指導 者 7 人 を 逮捕 する とともに 、 みせしめ の ため に 年貢 未納 を 理由 に 鈴木 弥 右 衛門 の 居宅 を 取り壊し た 。 なお 居宅 の 取り壊し について 近隣 の 農民 が 執拗 に 抵抗 し た こと が 記録 さ れ て いる 。 この 後 、 鈴木 弥 右 衛門 は 大変 な 苦労 の 末 東京 に たどり着き 、 村 々 の 代表 と 合流 し 内務省 等 へ 嘆願 し た こと が 判明 し て いる 。  政府 の 金納 許可 と その 有利 性 を 知っ た 農民 の 要求 は 全 庄内 に 広がっ た 。 1874 年 （ 明治 7 年 ） 3 月 に 、 農民 たち を 指導 し て い た 士族 本多 允 釐 と 前野 仁助 など 農民 惣 代 が 上京 し 内務省 に 石 代納 嘆願 書 を 提出 し た が 、 内務省 は 嘆願 書 を 却下 する と共に 酒田 県 に 実情 の 報告 を 指示 し た 。 さらに 酒田 県政 に 圧制 が ある の で は ない か として 、 中央 政府 は 7 月 に 内務 少 丞 松平 正直 を 鶴岡 に 派遣 し 、 取り調べ を 行っ た 。 逮捕 者 の 釈放 、 明治 7 年 から の 石 代納 実施 と 雑税 類 の 一部 廃止 、 村 費 について は 村役人 と 話し合う よう 裁定 し て いっ た 。 しかし 、 農民 達 は 中途半端 な この 裁定 に も 不満 を もち 、 金井 質 直 ら に 相談 し つつ 、 1872 ・ 1873 年 （ 明治 5 ・ 6 年 ） の 過 納 米 金 返還 や 雑税 の 全面 廃止 を 強く 要求 し 、 組 村 費 や 地租 改正 事業 の 費用 取立 、 それら の 支出 に も 不満 を いだき 、 戸長 や 村役人 の 家 に 押しかけ 帳簿 の 公開 を 激しく 迫っ た 。  また 本多 允 釐 など 士族 や 酒田 の 商人 森藤 右 衛門 はじめ 川北 の 豪農 ・ 豪商 と が 協議 し 、 農民 が 株主 と なっ て 米 を 売却 納税 する 石 代 会社 （ こく だい が いしゃ ） の 設立 が 構想 さ れ 、 村 々 に 加入 を 勧め て いっ た 。 石 代 会社 加入 は 、 戸長 ・ 肝煎 等 の 支配 機構 を 否定 する 面 で も 雑税 組 村 費 全廃 要求 に 通じる もの で あり 、 富農 層 だけ で なく 、 中農 層 ・ 貧農 層 ・ 職人 ・ 日雇 層 まで を も 含む 、 全 民衆 的 規模 に 発展 し て いっ た 。 当 寺川 南 の 村 数 は 310 あっ た が 、 石 代 会社 へ 約定 書 を 提出 し た 村 は 現在 判明 し て いる だけ でも 約 250 余 を 数え て いる 。 （ 国立 公文書 館 の 資料 より ）  運動 が 広がる と 、 酒田 県 は それ を 士族 を 動員 し て 弾圧 を 始め 、 9 月 11 日 本田 允 釐 ら を 逮捕 し た 。 これ を 知っ た 農民 達 は 、 逮捕 者 の 釈放 を 求め 酒田 県庁 に 押しかけよ う と 各地 に 蜂起 し た が 、 農村 の 指導 者 100 余 名 を 一斉 に 逮捕 さ れ 、 圧倒的 な 武力 の 前 に 鎮圧 さ れ て しまっ た 。 しかし 、 川南 を 中心 と し た 1 万 数 千 人 に のぼる 9 月 の 一斉 蜂起 闘争 により 、 下敷 米 ・ 蔵 番 給 など 雑税 4 項目 の 廃止 と 村 費用 の 一時 取り立て 中止 を 勝ち取っ て いる 。  逮捕 を 逃れ た 指導 者 ・ 農民 達 は 政府 に 出 訴 する 方針 を とり 、 金井 質 直 はじめ 農民 24 名 が 官憲 の 目 を 逃れ て 上京 し 、 司法省 に 允 釐等 の 釈放 と 酒田 県政 の 問題 を 訴え た が 、 却下 さ れ 逆 に 拘束 さ れ 、 酒田 県 に 引き渡さ れ た 。  森藤 右 衛門 は 単独 で 上京 し 、 1874 年 （ 明治 7 年 ） 10 月 ・ 11 月 に 左 院 に 建白 書 を 提出 し て 酒田 県 の 改革 を 訴え た 。 嘆願 に 終始 し ない で 、 建白 ・ 訴訟 運動 を 展開 し た こと により 、 ワッパ 騒動 は 新た な 段階 を 迎える こと に なっ た 。  政府 は 12 月 はじめ 、 三島 通庸 （ み しま みち つね ） を 酒田 県 令 に 任命 し 、 騒動 の 鎮圧 、 処理 を さ せる とともに 酒田 県政 の 確立 を はかろ う と し た 。 1875 年 （ 明治 8 年 ） 1 月 、 森 は 15 ヶ条 の 建白 書 を 三島 に 提出 し た が 、 拒否 さ れ て しまう 。 酒田 に 出張 中 の 内務省 林 茂平 に も 提出 し た 。 しかし 、 進展 が み られ ない ため 、 2 月 に 森 は 5 名 の 農民 とともに 上京 し 、 酒田 県 を 被告 として 司法省 に 訴え た 。 また 、 4 月 に 元老 院 が 設置 さ れる と 、 5 月 から 6 月 にかけて 、 森 は 3 回 にわたり 元老 院 に 建白 活動 を 行っ た 。 その 建白 書 を 郵便 報知 新聞 が 掲載 し 注目 さ れ た ので 、 三島 は 大いに あわて 大久保 に 対策 を 懇願 し て いる 。 森藤 右 衛門 は 東京 で 小野 梓 など 自由 民権 家 たち と 交流 し 、 新聞 が 大きな 力 を 持つ こと を 確認 でき た 。  7 月 、 元老 院 が 森 の 建白 について 垂 問 を 開始 。 この 垂 問 に当たり 森 と 同志 の 栗原 進徳 （ 金井 質 直 の 弟 、 本多 允 釐 の 兄 ） が 校 主 と なり 、 鶴岡 に 「 法律 学舎 支校 」 という 法律 学校 を 創設 し 、 当時 の 日本 最先端 の フランス の 法律 学者 ボアソナード から の 流れ を くむ 清水 齋記 （ しみず さいき ） を 先生 に 迎え て いる 。 農民 の 指導 者 など ワッパ 騒動 の 関係 者 が 内外 の 法律 や 思想 について 学習 し た こと は 注目 す べき 活動 で ある 。 これら の 活動 と あいまっ て 、 10 月 に 元老 院 権 大 書記官 沼間 守一 （ ぬ まもり か ず ） が 鶴岡 に 派遣 さ れ て き た 。 沼間 は 8 年 10 月 から 1 か月 間 、 松平 ・ 菅 を はじめ 県 官 ・ 戸長 ・ 村 吏 ・ 特権 商人 等 を 森藤 右 衛門 の 建白 に 沿っ た 形 で 、 厳しく 取り調べ を 行っ た 。 これ を きっかけ に し て 村役人 不正 追及 運動 が 再発 し た 。 窮地 に 立っ た 三島 は 、 沼間 の 取調べ は 越権 不法 行為 と 元老 院 に 抗議 し 三 条 や 大久保 に 上申 し て いる 。  明治 政府 は 当時 、 大久保 等 を 中心 と する 太政官 側 と 後藤 象二 郎等 を 中心 と する 元老 院 側 が 対立 し て おり 、 それ が ワッパ 騒動 ・ 沼間 の 取り調べ を 巡っ て 表面 化 し て いる 。 1875 年 （ 明治 8 年 ） 11 月 に 入り 元老 院 の 権限 が 縮小 さ れ た が 、 報告 書 は 正院 ・ 司法省 に 引き渡さ れ て いっ た 。  1876 年 （ 明治 9 年 ） 4 月 中旬 、 司法省 は 沼間 の 調査 報告 書 について 審判 する ため 、 児島 惟謙 （ こじ ま これ かた ） による 司法省 臨時 出張 裁判 が 鶴岡 で 開か れ た 。 児島 判事 は 1872 年 （ 明治 5 年 ） の 年貢 米 、 雑穀 類 の 「 石 代納 布告 の 隠ぺい 」 「 鈴木 弥 右 衛門 の 不当 処分 」 「 米 相場 価格 の 不正 申告 」 等々 の 不正 行為 の 件 について も 裁定 し 、 松平 親 懐 ら 関係 県 官 や 特権 商人 ら 11 名 を 有罪 刑 に し て 帰京 し た 。  1876 年 （ 明治 9 年 ） 8 月 、 児島 惟謙 は 判決 案 を 司法 卿 や 右大臣 ら に 上申 し て いる が 、 判決 は 1878 年 （ 明治 11 年 ） 6 月 まで 延期 さ れ た 。 それ は 、 庄内 と は 因縁 浅から ぬ 西郷 隆盛 など の 行動 が 不穏 に なり 、 1877 年 2 月 西南 戦争 が 起こり 、 庄内 ・ 東北 の 士族 も 呼応 ・ 挙兵 する こと を 警戒 し た ため の 処置 だっ た 。  判決 は 1878 年 （ 明治 11 年 ） 6 月 3 日 下さ れ た 。 種夫 食 利 米 を はじめ 雑穀 類 過 納金 下 戻し の 4 ヶ条 は 農民 側 勝訴 で 6 万 3652 円 余 の 下げ戻し 、 1872 年 （ 明治 5 年 ） 、 1873 年 （ 明治 6 年 ） の 年貢 過 納金 と 後田 山 開墾 入費 下 戻し は 被告 鶴岡 県 （ 前 の 酒田 県 ） を 勝訴 と し た 。 児島 判決 は 、 「 原告 ・ 農民 」 と 「 被告 ・ 旧 藩士 族 」 の 双方 の 主張 を 取り入れ た もの で 、 元老 院 の 沼間 調査 より 大きく 後退 し “ 絶対 主義 国家 ” を 目指す 明治 政府 の 本質 ・ 方向 を 示し た 判決 で あっ た 。  さらに 1879 年 （ 明治 12 年 ） 、 酒田 裁判所 で の 組 村 費 不正 問題 で も 、 村役人 が 1 万 5000 円 を 農民 に 弁償 する 判決 を 得 た 。  この 判決 は 、 部分 的 と は いえ 当時 数少ない 農民 側 の 勝訴 と し た もの で 、 『 大阪 日報 』 など 多く の 新聞 で は 、 森藤 右 衛門 ら の 長い 闘い と 世の中 の 民権 運動 の 成果 と 高く 評価 し 、 全国 的 な 反響 を 呼ん だ 。  ワッパ 騒動 は 、 旧藩 勢力 に 多大 な 打撃 を 与え 、 地租 改正 で も 旧 税 も 12 ％ 大幅 減 租 を 獲得 し 、 後 の 庄内 農業 発展 の 土台 と なっ た 。 ワッパ 騒動 の 指導 者 達 は 、 それぞれ の 農村 で 村長 に なっ たり 、 土地 改良 の 旗頭 に なっ たり と 指導 的 な 役割 を 果たし た こと が 知ら れ て いる 。  2009 年 （ 平成 21 年 ） 9 月 11 日 、 『 ワッパ 騒動 義民 之 碑 』 が 建立 ・ 除幕 が 行わ れ た 。  石 代納 要求 運動 の 先駆 者 。 1874 年 （ 明治 7 年 ） 1 月 石 代納 を 戸長 に 願い出る 。 その後 、 本多 允 釐 に 相談 し 、 「 石 代 上納 嘆願 書 」 を 再三 酒田 県 に 提出 する が 、 逆 に 懲戒 の ため 、 未納 を 理由 に 家財 の 差押え と 家屋 の 取り壊し 処分 を 受ける 。 捕縛 を 逃れ 近隣 の 村 々 など に 潜伏 し 、 6 月 出国 上京 、 司法省 に 嘆願 し た 。  小商い の 仕事 柄 、 農民 と 改良 派 士族 と の 「 橋渡し 役 」 として 石 代 上納 願 運動 に 関わっ て いく が 、 やがて 農民 の 指導 者 中 の 指導 者 として 急速 に 成長 する 。 剛 気 で 弁 が 立ち 山 浜通 ・ 京田 通 の 村 々 を 廻っ て 、 石 代 会社 に 組織 し ながら 、 運動 の 輪 を 職人 や 漁民 に も 広げ た 。 9 月 、 上京 嘆願 の ため 出国 し た が 新潟 県 岩船 宿 で 逮捕 さ れる 。 子孫 の 手 に なる 「 白幡 五右衛門 一代記 」 が 大切 に 保存 さ れ て いる 。  2 月 の 指導 者 逮捕 後 も 石 代納 願 を 考え 、 本多 允 釐 ・ 高山 久左衛門 ら と共に 2 度 上京 。 石 代 会社 の 結成 に当たって 白幡 五右衛門 ・ 佐藤 与吉 ら と共に 西郷 組 や 由良 組 ・ 三瀬 組 の 村 々 を 組織 し 、 田川 組 の 帳簿 公開 要求 に も 出向い た 。 9 月 金井 の 帰 県 に当たって 逮捕 を 避ける ため 。 下山添 八幡 社 に 数 百 人 を 動員 する 陽動 作戦 を 指導 し た 。  ワッパ 騒動 全期 にわたる 中心 的 リーダー 。 1874 年 （ 明治 7 年 ） 1 月頃 から 本多 允 釐 ら と 接触 。 2 月 捕縛 さ れ 7 月 に 松平 裁定 により 他 の 農民 たち と共に 釈放 。 石 代 会社 の 結成 を 受け 、 中川 通 ・ 狩川 通 の 村 々 を 廻り 、 きわめて 説得 的 な 話 で 農民 に 感銘 を 与え 村 々 を 会社 に 組織 し て いっ た 。 允 釐 の 逮捕 を み て その 放免 を 上京 嘆願 する も 12 月 警視庁 に 拘束 。  京田 組 の 中心 的 指導 者 。 石 代 会社 結成 にあたり 改良 派 士族 と共に 京田 組 など の 村 々 を 廻り 、 自宅 に 他 の 村 々 から も 百 人 ほど 集め 会社 加入 を 勧め た 。 允 釐 の 救出 の ため の 酒田 襲撃 と 農民 の 大挙 上京 嘆願 の 方針 を 、 渡会 重吉 とともに 金井 の 消極 的 指導 を 押し切っ て 決定 し た 。 自ら は 金井 と共に 上京 嘆願 し た 。  黒川 組 の 中心 的 指導 者 。 石 代 会社 へ の 加入 を 改良 派 士族 と共に すすめる 。 雑税 廃止 ・ 帳簿 公開 要求 で 組 の 村 々 の 戸長 ・ 村 肝煎 等 を 大勢 で 激しく 追求 。 違約 の 村 に も 押し掛ける 。 允 釐逮捕 後 潜伏 し て い た が 、 組 中 の 依頼 で 上京 訴願 し た 。  商売 上 の 出入り で 改良 派 士族 と 接触 。 村 の 総代 として 石 代 上納 願い を 提出 。 捕縛 後 、 親類 預け から 脱走 、 約 1 か月 かけ 乞食 同様 の 姿 で 上京 し 司法省 に 訴え 出る 。  旧藩 時代 の 禄 高 400 石 、 蝦夷 地 郡代 。 1873 年 （ 明治 6 年 ） 酒田 県 官 を 批判 し 、 司法省 に 訴える 。 改良 派 士族 の 中心 者 。 農民 の 石 代納 嘆願 を 指導 する など 活動 する が 、 1876 年 （ 明治 9 年 ） に 運動 から 離脱 。  質 直 の 弟 。 初期 の ワッパ 騒動 を 指導 し た 旧 荘内 藩 の 改良 派 士族 。 石 代 会社 結成 ・ 加入 運動 指導 で 9 月 11 日 逮捕 。 77 年 1 月 警視庁 に 奉職 し 闘争 から 離脱 、 その後 検事 に 任官 。  酒田 三 十 六 人 衆 唐 仁 屋 （ から に や ） 生れ 、 ワッパ 騒動 を 建白 、 訴訟 運動 に 発展 さ せ 、 農民 を 勝利 に 導く 。 騒動 後 民権 結社 尽性社 、 庄内 自由党 を 結成 し 、 自由 民権 の 指導 者 と なり 、 荘内 新報 を 発刊 し た 。 また 酒田 町 戸長 、 県 会議 員 として 活躍 する 。行政 の 中心 （ ぎょうせい の ちゅうし ん ） と は 、 複数 の 国 で 郡 庁 所在地 や 県庁 所在地 を 初め と する 、 その他 の 地方自治体 や 基礎 自治体 の 政庁 所在地 （ せいち ょうしょざいち ） を 指す 用語 で ある 。 特に 、 国家 の 連邦 政府 や 中央 政府 の 所在 する 都市 について は 、 通例 首都 と 呼ば れる 。『 律 集 解 』 （ りつ の しゅう げ ） は 、 平安 時代 前期 に 成立 し た と さ れる 律 の 注釈 書 。 惟宗直 本 の 著作 で 全 30 巻 と 伝え られ て いる が 現存 し ない ため 、 詳細 は 不明 で ある 。  『 本朝 書籍 目録 』 『 本朝 法家 文書 目録 』 など に その 名称 が あり 、 後者 に は その 編目 が 記さ れ て いる 。 その 構成 は 唐 の 『 唐 律 疏議 』 と ほぼ 一致 し て いる 。 中世 の 戦乱 によって 行方 不明 と なっ た と み られ 、 江戸 時代 に は 完全 に 失わ れ た 。 近代 に 入る と 和田 英松 ら によって 『 政事 要略 』 など に 引用 さ れ た 逸文 から 復元 する 試み が なさ れ て いる 。 それ に よれ ば 、 養老 律 の 注釈 に 「 古 答 」 と 呼ば れ た 大宝 律 の 注釈 、 更に 「 物 」 「 穴 」 「 讃 」 「 額 」 「 春 」 など の 明 法家 の 学説 に 基づく 注記 と み られる 書き込み が なさ れ て いる 。日本 インドネシア 法律 家 協会 （ に ほん インドネシア ほう りつ か きょう かい 、 インドネシア 語 ： Perhimpunan   Praktisi   Hukum   Indonesia - Jepang ,   PPHIJ 、   、 ） は 、 日本 及び インドネシア の 法学 者 ・ 法律 家 等 を 対象 と し た 団体 で 日本 と インドネシア の 法学 の 研究 者 、 法律 実務 家 その他 裁判 ・ 仲裁 ・ ADR に 関心 を 有する 者 の 相互 の 協力 を 促進 し 、 学問 および 実務 の 発展 に 寄与 する こと を 目的 と し て いる 。  2011 年 8 月 より 数 度 の 設立 準備 会合 を 経 て 2012 年 ( 平成 24 年 ) 8 月 創設 。 日本 と インドネシア の 法学 の 研究 者 、 法律 実務 家 その他 裁判 ・ 仲裁 ・ ADR に 関心 を 有する 者 の 相互 の 協力 を 促進 し 、 学問 および 実務 の 発展 に 寄与 する こと を 目的 と し て いる 。 毎年 8 月 に 年次 総会 を 開催 する 他 、 随時 臨時 総会 や 分科 会 も 開催 さ れ て いる 。 東京 の 矢吹 法律 事務所 に 事務 局 を 置き 、 同 事務所 所属 の 職員 が 事務 的 作業 に 携わる こと が 多い 。  総会 は ジャカルタ で 年 に 一 回 （ 8 月頃 が 目安 ） 行わ れ て いる 。 将来 的 に は 日本 と インドネシア で 相互 に 開催 さ れる 見通し で ある 。  会員 は 、 総会 において 発表 、 機関 メール へ の 投稿 、 理事 選挙 へ 投票 が できる 。  会員 として 、 入会 する ため の 最低限 の 条件 は 、  で ある 。  デニー・インドラヤナ () インドネシア 法務 人権 副 大臣 が 入会 し て いる こと が 知ら れ て いる 。  法務省 法務 総合 研究所 国際 協力 部 （ 2012 )『 ICD   NEWS 　 第 53 号 』 法務省 法務 総合 研究所 国際 協力 部 　 大阪弁護士 の 放課後   ほな 行こ か 〜(^ o ^) ﾉ （ べ ん ごし の ほう か ご ・ ほな いこ かぁ ） は 、 大阪 弁護士 会 の 監修 ・ 協賛 による MBS ラジオ の 法律 相談 番組 で ある 。  2012 年 10 月 5 日 から 毎週 金曜日 の 20 : 30   -   21 : 00 で 放送 さ れ た 後 に 、 2013 年 4 月 1 日 から は 、 通年 放送 番組 として 毎週 月曜日 の 夜間 に 編成 。 事前 収録 番組 で も ある ため 、 プロ 野球 シーズン 中 に 『 MBS ベースボール パーク 』 として 18 : 00 から NPB の ナイト ゲーム を 中継 する 場合 に も 、 中継 の 終了 直後 から 必ず 30 分間 放送 する 。 ちなみに 、 2016 年 3 月 まで の 基本 放送 枠 は 19 : 00   -   19 : 30 で あっ た が 、 同年 4 月 から は 18 : 30   -   19 : 00 に 設定 さ れ て いる 。  パーソナリティ は 水野 晶子 で 、 大阪 弁護士会館 （ 大阪 市 北 区 ） で 収録 。 同 会 に 登録 する 現役 の 弁護士 が 週 替わり で 登場 する とともに 、 法律 にまつわる 疑問 を わかり やすく 、 学校 の 放課後 の よう な 雰囲気 で 解説 する 。  水野 は 、 当 番組 の 開始 から 2018 年 12 月 31 日 まで 、 毎日放送 の アナウンサー として 出演 。 毎日放送 の 定年 （ 60 歳 ） を 迎え た こと を 機 に 同日 付 で 退職 し た ため 、 当日 の 18 : 00   -   18 : 30 に 放送 さ れ た 当 番組 が 、 同局 アナウンサー として の 最後 の 出演 番組 に なっ た 。 なお 、 退職 後 の 2019 年 1 月 以降 も 、 フリー アナウンサー として 引き続き パーソナリティ を 務める 。植物 の 権利 （ し ょくぶつのけんり 、 英語 : Plant   rights ） と は 植物 が 持つ 権利 で ある 。 この よう な 論点 は しばしば 動物 の 権利 や に 関連 し て 上げ られる 。  動物 の 権利 は 植物 に まで 拡張 し うる か どう か の 疑問 に関して 、 哲学 者 の は 、 動物 に は 彼 が 「 生命 の 主題   ( subjects - of - a - life )   」 と 称する 意識 が ある ため 、 権利 を 保有 し て いる と 主張 し て いる 。 彼 は 、 これ は 植物 に は 適用 でき ず 、 たとえ 植物 に 権利 が あっ た として も 、 動物 を 飼育 する のに 植物 を 使用 する の だ から 、 それでも 肉 を 食べる の を 控える こと は 道徳 的 で ある と 主張 し て いる 。 哲学 者 の マイケル・マーダー に よる と 、 植物 に は 権利 が ある はず だ と する 考え は 「 植物 の 主観性 」 に 由来 し 、 人間 の 人格 と は 区別 さ れる もの だ と いう 。 哲学 者 の は すべて の 命 に が ある と 考え 、 植物 へ の 尊重 を 論じ て いる が 、 植物 に 権利 を 認め て は い ない 。 調査 ジャーナリスト の の 息子 、 クリスティ ファー ・ D ・ ストーン は 「 樹木 の 当事者 適格 （ 原題 :" Should   Trees   Have   Standing ?"）」 と 題さ れ た 1972 年 の 論文 で 法人 に 権利 が ある なら 、 樹木 の よう な 自然 の もの も 同様 で ある べき だ と 唱え た 。  直接 「 権利 」 と 訴え ない ものの 、 マシュー・ホール は 植物 は 人間 の 道徳 的 考慮 範囲 内 に 含ま れる べき だ と 主張 し た 。 彼 の 「 人間 の よう な 植物 :   哲学 する 植物 （ 原題 :" Plants   as   Persons :   A   Philosophical   Botany "）」 で は 西洋 哲学 における 植物 の 道徳 的 背景 を 議論 し 、 これ を 土着 の 文化 含む 他 の 慣例 と 対照 し て おり 、 植物 を 尊重 と 配慮 を 受ける に ふさわしい 、 人間 的 活動 を 行う 知的 な 存在 で ある と 認識 し て いる 。 ホール は 「 植物 は 自己 と 非 自己 の 認識 を 含む 複雑 かつ 適応 性 の ある 振る舞い が できる 、 自発 的 で 知覚 的 な 有機物 だ 」 と ある に 基づく 主張 で 植物 の 倫理 的 配慮 を 求める 声 を 後押し し た 。  植物 生理学 の 研究 において 、 植物 は 環境 の 変化 を 認識 する メカニズム を 持っ て いる と 理解 さ れ て いる 。 この の 定義 は 、 同じく と も 呼ば れる 、 植物 に は 感情 を 生じる 能力 が ある という 考え と は 別 の もの で ある 。 に 加え 、 この 後 の 構想 は 、 ドイツ の 実験 心理 学者 グスタフ・フェヒナー が 植物 は 感情 を 持ち 、 その 一つ は 会話 や 気配り 、 愛情 で 健康 な 成長 を 促進 でき た と 示唆 し た 1848 年 まで 辿る こと が できる 。 人間 以外 の バイオテクノロジー に関する スイス 連邦 倫理 委員 会 は 植物 上 の 科学 的 データ を 分析 し て おり 、 2009 年 に 植物 は 一定 の 「 尊厳 」 を 得 て いる が 、 「 植物 の 尊厳 は 絶対 の 価値 で は ない 。 」 と 結論 が 下さ れ た 。  合衆国 最高裁判所 による 1972 年 の の 判決 の 少数 意見 において 、 判事 は 植物 が 当事者 適格 を 持っ て いる か について 記述 し た 。  サミュエル ・ バトラー の エレホン に 「 野菜 の 権利 に 関連 する エレホン 人 の 哲学 者 の 視点 」 という 章 が 含ま れ て いる 。  スイス 連邦 憲法 に は 動物 や 植物 、 その他 の 有 機体 を 扱う とき 創造 物 の 尊厳 の 考慮 を 要求 する 規定 が 含ま れ て おり 、 連邦 参事 会 は 植物 の 尊厳 は どの よう に 保護 さ れる べき かに 関係 する 倫理 的 研究 を 行っ た 。 植物 の 単一 的 争点 を 掲げ た 党 が オランダ の 2010 年 の 議会 選挙 に 出馬 し た 。 この よう な 憂慮 は 現代 文化 が 「 批判 的 に 考え たり 、 とる に 足ら ない 倫理 的 憂慮 と 真剣 な もの を 区別 する 能力 を 失わ させる 」 もの で ある 証拠 として 批判 さ れ た 。  2012 年 に 、 ニュージーランド の 川 は 、 その 権利 を 守る ため に 法 に 訴える ため に 、 （ 監視 者 経由 で ） 当事者 で ある 人間 で ある と 宣言 さ れ た 。「 マイノリティ の 権利 （ 社会 的 少数 者 ないし 少数 派 の 権利 とも ） 」 という 表現 は 二つ の 別々 の 概念 の 具現 化 で ある 。 まず 、 人種 的 、 民族 的 、 階級 的 、 宗教 的 、 言語 的 、 性的 マイノリティ の 一員 に 適用 さ れる 人並 の 個人 の 権利 。 第 二 に 、 マイノリティ の グループ に 与え られる で ある 。 この 表現 は マジョリティ の 判断 に 与 さ ない 誰 の 権利 に対して も 単純 に 適用 さ れる 場合 も ある 。  は しばしば マイノリティ の グループ に 属し て いる こと で 、 個人 の 権利 が 否定 さ れ ない こと を 保証 しよ う と 努め て いる 。  具体 的 に は 、 世界 的 な 女性 の 権利 や 、 世界 的 な LGBT の 権利 運動 等 か 、 あるいは 世界中 に ある 多様 な 人種 的 マイノリティ の 権利 運動 （ アフリカ 系 アメリカ 人 の 公民 権 運動   ( 1955 年 - 1968 年 ) 等 ） で ある 。  最初 の マイノリティ の 権利 は 1849 年 7 月 に ハンガリー 革命 議会 によって 宣言 ・ 制定 さ れ た 。   マイノリティ の 権利 は 1867 年 に オーストリア の 法 において 成文 化 さ れ た 。   民族 的 、 宗教 的 、 言語 的 マイノリティ と 先住民 族 に 適用 さ れる マイノリティ の 権利 は 、 国際 人権 法 の なく て は なら ない 一部 で ある 。 子供 の 権利 と 女性 の 権利 、 亡命 者 の 権利 の よう に 、 マイノリティ の 権利 は 、 社会 において 攻撃 さ れ やすかっ たり 、 不利 で あっ たり 、 軽 ん じ られ て いる 立場 に ある 特定 の グループ が 平等 を 獲得 でき 、 迫害 から 保護 さ れる こと を 保証 する 為 に 立案 さ れ た 法的 な 枠組み で ある 。 マイノリティ の 生活 に対する 最大 の 脅威 から 彼ら を 保護 する 為 に 立案 さ れ た 、 マイノリティ を 保護 する ため の 最初 の 戦後 の 国際 条約 は 、 国際 連合 の 集団 殺害 罪 の 防止 および 処罰 に関する 条約 で あっ た 。  マイノリティ の 権利 を 成文 化 し た その後 の 人権 の 規範 に は 市民 的 及び 政治 的 権利 に関する 国際 規約 （ 27 条 ） や 国際 連合 の 国民 的 、 種族 的 、 宗教 的 及び 言  語 的 マイノリティ に 属する 者 の 権利 に関する 宣言 、 欧州 評議 会 の 2 つ の 条約 （ と ヨーロッパ 地方 言語 ・ 少数 言語 憲章 ） 、 及び 欧州 安全 保障 協力 機構 ( OSCE )   1990 年 の コペンハーゲン 文書 が 含ま れる 。  マイノリティ の 権利 は 生活 の 保護 、 差別 と 迫害 から の 保護 、 アイデンティティ の 保護 と 奨励 、 政治 生活 における 参加 に 渡る 。 LGBT の 人々 の 権利 に対して は 、 ジョグジャカルタ 原則 が 国際 連合 人権 理事 会 によって 承認 さ れ 、 障害 者 の 権利 に対して は 、 障害 者 権利 条約 が 国際 連合 総会 によって 採択 さ れ た 。  マイノリティ の 権利 を 擁護 する 為 に 、 多く の 国 に 具体 的 な 法 や 委員 会 、 オンブズマン 制度 が ある （ 例えば 、 国家 的 および 民族 的 マイノリティー の ため の ハンガリー 行政 監察 官 ） 。  初期 の 段階 で は 、 国際 連合 は 先住民 族 を マイノリティー の 下位 範疇 で ある と みなし て い た が 、 特に 国際 労働 機関 の と 先住民 族 の 権利 に関する 国際 連合 宣言 （ 2007 年 9 月 14 日 採択 ） において 、 明確 に 彼ら を 対象 に し た 国際 法 の 発展 し た 主文 が ある 。  2008 年 12 月 に 、 LGBT の 権利 に関する 宣言 が 国際 連合 総会 にて 提示 さ れ 、 2011 年 6 月 に LGBT の 権利 に関する 決議 案 が 国際 連合 人権 理事 会 で 通過 し た （ 国際 連合 における LGBT の 権利 を 参照 ） 。  マイノリティ の 集団 の 権利 も 特色 に し て いる 多く の 政治 団体 が ある 。 これ は アファーマティブ・アクション の 割り当て か 、 における 保証 さ れ た マイノリティ の 代表 権 で 見 られる 場合 が ある 。  民族 的 マイノリティー の 擁護 の 分野 における 欧州 連合 （ と EU / EC の 法 も ） の 直接的 役割 は 、 いまだ 非常 に 制限 さ れ て いる （ 人権 の 全般 的 な 擁護 と 同様 ） 。 EU は 、 万一 規範 を 受け入れる 必要 性 が 生まれ た 場合 、 全般 的 な 国際 法 と （ 欧州 評議 会 および 欧州 安全 保障 協力 機構 他 に 基づく ） 国際 法 の ヨーロッパ の 地域 的 システム を 当て に し て き た 。 しかし 、 1990 年代 に 始まっ た 「 ヨーロッパ 統合 の 非 経済 化 」 が この 状況 を 変え た 。 民族 的 マイノリティ の 擁護 に関する 政治 的 妥当 性 は 非常 に 高い 。  現在 （ 2009 年 ） 、 民族 的 マイノリティ の 擁護 は 広く 受け入れ られ た EU の 法的 拘束 力 の ある 原理 に なっ て い ない が 、 多く の 法 において 、 民族 的 マイノリティ の 問題 が 言及 さ れ て いる 。 対外 関係 において 、 民族 的 マイノリティ の 擁護 は 、 EU と の 協力 ない し 加入 へ の 主要 な 基準 の 一つ と なっ た 。律令 要約 （ りつ りょう よう やく ） は 江戸 時代 の 「 公事 方 御 定 書 」 編纂 課程 で 、 その 制定 直前 の 1741 年 （ 寛 保 元年 ） に 幕臣 北条 氏 長 が 各種 法令 の 先例 ・ 慣習 を 総 約し た 書物 。  1741 年 ( 寛 保 元年 )   幕臣 北条 氏 長 、 将軍 徳川 吉宗 の 命 で 律令 要約 の 編集 を 実施 。  1742 年 ( 寛 保 二 年 )   律令 要約 に 基づい て 、 奉行 所 の 刑罰 基準 など を 記し た 公事 方 御 定 書 制定 。  1742 年 （ 寛 保 2 年 ） の 「 公事 方 御 定 書 」 制定 以前 の 江戸 幕府 法 や 律令 の 先例 ・ 慣習 を まとめ た 、 という ところ に この 事業 の 大きな 意味 が ある 。 律令 要約 の 編纂 によって 徳川 吉宗 の 公事 方 御 定 書 が 、 より 確立 し た 法 に なっ た こと で 、 その 影響 を 及ぼし て いる 。 詳細 は 石井 良助 編 『 近世 法制 史料 叢書 』 第 二 に 収録 さ れ て いる 。国民 情緒 法 （ こく みん じ ょうちょほう ） と は 、 国民 世論 次第 で 判決 が 決まる など 罪刑法定 主義 が 崩れ がち な 韓国 の 社会 風潮 を マスメディア など が 皮肉っ た 言葉 で ある 。 国民 情緒 に 合う という 条件 さえ 満たせ ば 、 行政 ・ 立法 ・ 司法 は 実定法 に 拘束 さ れ ない 判断 ・ 判決 を 出せる という 意味 で ある 。  皮肉 を 込め て 「   - 法 」 という 名 が 付く が 、 韓国 における 法律 の 類 で は なく 、 不文 律 で あり 、 法律 や 条例 、 条約 、 大韓民国 憲法 さえ も 超越 する 法 の 軽視 の 風潮 を 揶揄 し た 言葉 で ある 。 一部 の 市民 団体 （ 圧力 団体 ） や 学者 の 私見 によって 具体 化 さ れ 、 大衆 世論 によって 成否 が 判断 さ れ 、 これ を 韓国 メディア が 後押し する こと で 、 国民 情緒 法 は （ 比喩 的 に 言っ て ） 「 制定 」 さ れる 。  法 の 支配 や 時効 や 法 の 不 遡及 といった 近代 法 の 原則 すら 時に 無視 さ れ 、 国民 情緒 という 揺らぎ やすい 世論 に 迎合 し て 、 いかなる 裁定 を も 下す こと が できる と さ れる 。 この 風潮 の 最たる 例 が 「 親日 反 民族 行為 者 財産 の 国家 帰属 に関する 特別 法 」 で 、 この 法律 は 「 日本 統治 時代 の 朝鮮 で 財産 を 得 た 当時 は 合法 だっ た として も 、 親日 行為 を通じて 得 た 財産 を 子孫 から でも 没収 できる 」 という 法律 で あり 、 この 時 に は 「 法令 の 効力 は 過去 の 行為 に 遡及 し て 適用 さ れ ない 」 という 、 法 の 一般 原則 を も 否定 し た 。  国民 情緒 へ の 偏重 は 下級 の 地方 法 院 、 高等法院 の 判決 で 多く 見 られ 、 大法 院 （ 最高裁 ） で は これら の 判決 が 覆る こと も あっ た 。 中央日報 に よる と 「 数 十 年 前 の 偽装 転入 、 半 世紀 を 超え た 父親 の 親日 など の 問題 で 、 国民 情緒 に 背い た （ ある ） 公職 者 は 現職 から 退く 『 恥辱 刑 』 を 受け た 」 。 被告 は 「 通貨 危機 の 直後 、 国民 の 憂 憤 に 押さ れ て 『 政策 も 司法 的 審査 の 対象 』 と 」 さ れ た が 結局 は 「 最高裁 で 無罪 が 宣告 さ れ た 」 と 言う 。 この間 、 6 年間 を 要し て おり 、 当事者 は 長く 不当 な 苦難 を 甘受 し なけれ ば なら なかっ た 。  罪 刑 専断 主義 と の 違い は 、 権力 者 の 恣意 性 が 必ずしも 働か ない という 所 で 、 逆 に 言え ば ポピュリズム に 支配 さ れ 、 国家 の 法的 安定 性 や コントロール が でき なく なる 恐れ が ある 点 で ある 。  具体 的 に は 、 2005 年 に 当時 の 盧 武 鉉大統 領 が 、 日 韓 基本 条約 の 日 韓 請求 権 協定 に （ 慰安 婦 ・ 被爆 者 ・ サハリン 残留 韓国 人 は 含ま れ ない が ） 徴用 工 は 含ま れる と の 見解 を 示し た に も かかわら ず 、 8 年 後 の 2013 年 に 戦時 朝鮮 人 徴用 工 へ の 賠償 再燃 問題 で ソウル 高裁 が 徴用 工 は 請求 権 協定 の 範囲 に 含ま れ て い ない という 逆 の 判断 を し て 新 日 鐵 住金 に 賠償 を 命じ た 件 （ 関連 話 ） が その 代表 例 で ある 。 そもそも その 前提 に なる 朴 正煕 大統領 の （ 1965 年 の ） 政治 判断 を 、 憲法 裁判所 は 2011 年 8 月 に 覆し て おり 、 国民 情緒 を 慮っ て 、 韓国 政府 が 慰安 婦 の 賠償 請求 権 に関して 解決 に 向け て 努力 し ない の は 違憲 だ と 判断 し て い た 。 （ 韓国 憲法 裁判所 判決 ）  日本経済新聞 は 東北 アジア 歴史 財団 の 都 時 煥研究 員 の コメント を 掲載 し 、 韓国 の 行政 ・ 司法 は 世論 の 動き に 流さ れ やすく 「 憲法 の 上 に 『 国民 情緒 法 』 が ある 」 と 指摘 し 、 「 一連 の 判決 は 、 国家 優先 から 人権 重視 へ 移行 する 国際 社会 の 潮流 を 、 韓国 の 裁判 員 が 感じ取っ た 結果 」 で ある と 分析 し た 。  他 の 例 で は 、 靖国神社 の 門 に 放火 し た 中国 籍 の 男 が 政治 犯 に 認定 さ れ て 日本 側 へ の 身柄 引き渡し を 拒否 する 判決 が で た 件 （ 靖国神社 ・ 日本 大使館 放火 事件 ） 、 対馬 の 観音寺 から 盗ま れ 、 韓国 で 発見 さ れ た 仏像 について 、 忠清 南道 の 浮石 寺 が 日本 に 返還 し ない よう 求め た 問題 （ 対馬 仏像 盗難 事件 ） で も 、 盗品 の 返還 を 拒む 司法 判断 を し た 件 、 ソウル 特別 市 の 在 大韓民国 日本国 大使館 前 に 、 韓国 挺身 隊 問題 対策 協議 会 が 建て た 「 慰安 婦 像 」 が 放置 さ れ て いる の も 、 韓国 国内 法 の 違法 状態 で 外交 関係 に関する ウィーン 条約 に も 抵触 する もの で あり 、 国民 情緒 を 法律 の 厳格 な 施行 より も 優先 し た もの で ある と いう 。  また 反日 と は 関係 の 無い 問題 で も 、 国民 情緒 が 司法 に 影響 する 場合 が ある 。 セウォル 号 沈没 事故 の 裁判 で 、 韓国 の 現役 判事 が 業務 上 過失 致死傷 が 妥当 という ところ を セウォル 号 元 船長 以下 4 名 が 異例 の 殺人 罪 で 起訴 さ れ た 件 は 、 検察 が 判例 より も 本件 で 激怒 し た と さ れる 朴 槿恵大 統 領 の 意向 と 死刑 を 求める 世論 に 動かさ れ 、 国民 情緒 に 寄り添っ た 結果 で ある と さ れる 。 ナッツ ・ リターン 事件 で 大衆 の 不興 を 買っ た 財閥 令嬢 の 趙 顕 娥副社 長 に対する 量刑 で も 、 国民 情緒 が 影響 し た と さ れる 。  日本 の マスメディア で は 、 2013 年 ごろ から 使用 例 が 増え た 。 同年 の 産 經新聞 および 同 系列 メディア 、 ニューズウィーク 日本 版 で 特集 さ れ 、 2016 年 に は テレビ朝日 の 番組 『 池上 彰 の ニュース そう だっ た の か !!』 で 地上波 で も 登場 し 、 2018 年 に は 朝日新聞 が 徴用 工 裁判 を 受け て 、 国民 情緒 法 によって 国交 正常 化 の 前提 が 崩れ 、 日本 政府 や 企業 にとって 受け入れ られ ない と 批判 する など 、 韓国 世相 の 表現 として 用い られ た 多数 の 例 が ある 。『 自由 海 論 』 （ じ ゆう か いろ ん 、 ） は 、 フーゴー・グロティウス によって ラテン語 で 書か れ 1609 年 に 初版 が 刊行 さ れ た 本 。 『 海洋 自由 論 』 、 『 海洋 の 自由 』 と 翻訳 さ れる こと も ある 。 正確 な 題名 は 『 自由 海 論 、 インド 貿易 に関して オランダ に 帰属 する 権利 について 』(" Mare   Liberum ,   sive   de   jure   quod   Batavis   competit   ad   Indicana   commercia   dissertatio ") と いう 。 『 戦争 と 平和 の 法 』 （ ラテン語 :" De   jure   belli   ac   pacis "） と 並び 「 国際 法 の 父 」 と いわ れる グロティウス が 著 わ し た 代表 的 な 法学 書 の ひとつ で ある 。 母国 オランダ の 立場 を 擁護 する 観点 から 海洋 の 自由 を 論じ 、 それ を 論拠 として すべて の 人 が 東 インド と の 通商 に 参加 する 権利 を 有する として 、 オランダ は 東 インド と の 通商 を 継続 す べき で ある こと を 主張 し た 。 『 捕獲 法 論 』 （ ラテン語 :" De   jure   praedae "） が グロティウス の 死後 の 1864 年 に 発見 さ れ た こと により 、 この 『 自由 海 論 』 は 『 捕獲 法 論 』 の 第 12 章 として 書か れ た もの に 修正 を 加え た もの で あっ た こと が 明らか に なっ た 。 『 自由 海 論 』 は 学術 的 論争 の 発端 と なり 、 その後 の 近代 的 な 海洋 法 秩序 形成 を 促す こと と なっ た 。 現代 の 公海 に関する 制度 に は この 『 自由 海 論 』 で 論じ られ た 理論 に 起源 を もつ もの も ある 。  グロティウス が 『 捕獲 法 論 』 を 執筆 し た の は 1604 年 秋 から 1605 年 春の 間 、 グロティウス が 22 歳 の ころ で 、 改訂 作業 まで 含める と 執筆 の すべて が 終わっ た の は 1606 年 秋 の ころ と いわ れる 。 執筆 の きっかけ は 1603 年 2 月 25 日 に アムステルダム の 船主 組合 で 商船 隊 を 指揮 し て い た ヘームスケルク 提督 ( グロティウス の 父方 の 祖母 の 弟 ) が マラッカ 海峡 で ポルトガル の 商船 カタリナ 号 を 捕獲 し た 事件 で あっ た 。 この 事件 に関して オランダ の 海事 裁判所 で 裁判 が 行わ れ 、 1604 年 9 月 9 日 に 船主 組合 と 合併 し た 東 インド 会社 に 有利 な 判決 が 下さ れ 、 捕獲 によって 得 た 品々 を 東 インド 会社 が 合法 的 に 没収 する こと が できる こと が 認め られ た 。 しかし この よう な 強引 な 手段 によって 利益 を 受ける こと は キリスト教 の 教え に 反する として 東 インド 会社 の 一部 の 者 たち は この 捕獲 によって 利益 を 受ける こと を 拒み 、 その なか に は 会社 を 脱退 し たり 新た に 会社 を 立ち 上げる 計画 を 立てる 者 も あらわれる など 、 この とき 東 インド 会社 は 混乱 に 陥っ た 。 現在 で は 裁判 の 資料 が 焼失 し て いる ため に 確証 は ない が 、 当時 グロティウス が アムステルダム で 弁護士 を し て い た こと 、 グロティウス 自身 が 東 インド 会社 と 密接 な 関係 に ある こと を 書簡 の 中 で 述べ て い た こと 、 執筆 にあたって グロティウス が 東 インド 会社 の 資料 を 利用 し て いる こと 、 以上 の 理由 から 、 グロティウス が 『 捕獲 法 論 』 を 執筆 し た の は 、 こうした 混乱 の 中 で 東 インド 会社 から この カタリナ 号 捕獲 の 正当 性 を 論証 し 同社 の 立場 を 弁護 する こと を 要請 さ れ た ため と いわ れ て いる 。  グロティウス が この 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 を もと に し て 『 自由 海 論 』 を 著 わ そう という 考え に 至っ た の は 1608 年 11 月 の こと で あっ た と いわ れる 。 オランダ の スペイン に対する 独立 戦争 の 和平 交渉 が 1607 年 から はじめ られ た が 、 スペイン は 当時 密接 な 関係 に あっ た ポルトガル の 立場 を 支持 し て オランダ が 東 インド 通商 に 参加 する こと に 難色 を 示し た 、 スペイン は オランダ 独立 を 承認 する 代わり に 東 インド 会社 の アジア から 撤退 する こと を 要求 し た 。 これ に対し 東 インド 会社 は オランダ が スペイン に 譲歩 する こと を 嫌い 、 オランダ 国内 の 世論 に 東 インド と の 交易 の 必要 性 を 訴える ため に グロティウス に 要請 し 、 グロティウス が 著 わ し た の が 『 自由 海 論 』 で あっ た と いわ れる 。 なぜ グロティウス は 『 自由 海 論 』 のみ を 出版 し 『 捕獲 法 論 』 を 未刊 の まま と し た の か について は 定か で は なく 様々 な 憶測 が ある が 、 九州大学 法学部 教授 伊藤 不二男 は 東 インド 会社 の 活動 が オランダ 国民 に 大きな 利益 を もたらす こと が 明らか と なっ て 会社 に対する 批判 が 少なく なっ た ため に 、 もともと 会社 を 擁護 する ため に 書か れ た 『 捕獲 法 論 』 を 刊行 する 必要 が なくなっ た から で は ない か と 指摘 する 。 あるいは 同じく 九州大学 教授 の 柳原 正治 は 、 スペイン から の 東 インド 貿易 放棄 の 提案 に対し 英 仏 が 明確 に 反対 の 意 を 表さ なかっ た こと から 、 交渉 の 実質 的 責任 者 で あり グロティウス の 上司 でも あっ た ヨハン・ファン・オルデンバルネフェルト が 政治 的 理由 から 航行 や 交易 の 自由 を 真正面 から 論じ た 『 捕獲 法 論 』 の 出版 を こころよく 思わず 、 グロティウス も オルデンバルネフェルト の 許可 なし に は 出版 する こと が でき なかっ た の で は ない か と 指摘 する 。 しかし 『 捕獲 法 論 』 未刊 の 理由 に関して は 確定 的 な 資料 は ない 。 『 自由 海 論 』 の 初版 は 匿名 で 出版 さ れ 、 グロティウス の 名 が 記さ れる よう に なっ た の は 1614 年 の オランダ 語 訳 において 、 ラテン語 の もの で は 1618 年 に 出版 さ れ た 第 2 版 の こと で あっ た 。 『 自由 海 論 』 を 匿名 で 出版 し た 理由 について 、 グロティウス は 1613 年 から 1616 年 にかけて 執筆 し た 『 ウィリアム ・ ウェルウッド によって 反論 さ れ た 自由 海 論 第 5 章 の 弁明 』(" Defensio   Capitis   Quinti   Maris   Liberi   Oppugnati   a   Guilielmo   Welwod ") の なか で 、 他人 の 評価 を 探り 、 そして 反論 さ れ た 際 に は その 反論 について もっと 正確 に 考察 する こと が 自ら にとって 安全 で ある から と 述べ て いる 。  グロティウス 死後 の 1864 年 、 グロティウス の 子孫 コロネー・ドゥ・フロート 家 において グロティウス の 原稿 が みつかり 、 同家 の 依頼 で この 原稿 が オランダ の 書店 マルティヌス・ナイホフ で 競売 に かけ られ た 。 この なか に 「 未刊 の 自筆 の 原稿 。 第 12 章 の 一部 だけ が 、 自由 海 論 の 表題 で 1609 年 に 公刊 さ れ た 。 」 という 目録 が 付さ れ た 全 280 頁 の 原稿 が 発見 さ れ た 。 これ が 　 『 捕獲 法 論 』 で ある 。 この とき まで 『 自由 海 論 』 は はじめ から 独立 し た 著書 として 書か れ た もの で ある と 信じ られ て い た 。 この 『 捕獲 法 論 』 の 原稿 は ライデン 大学 法学部 が 落札 し 1868 年 に 公刊 さ れ た 。 #『 捕獲 法 論 』 第 12 章 と の 比較 も 参照 。  『 自由 海 論 』 は 、 初版 において は 全体 で 80 頁 弱 、 序 の 章 を 除く と 66 頁 程度 、 全 13 章 から なる 。 各 章 は 以下 の 通り 。  序文 で は 、 海洋 に関する 問題 解決 の ため 、 普遍 的 人類 社会 の 思想 を 説き 、 キリスト 教 世界 に対し 問題 の 審議 を 求め て いる 。 この 問題 と は スペイン と オランダ の 間 で 争わ れ て いる 、 一 国 が 大洋 を 領有 できる の か 、 他 国民 同士 の 通商 や 交通 を 禁止 する こと が できる の か 、 他人 の 物 を 他人 に 与える こと が できる の か 、 他人 の 物 を 発見 し た という 理由 で 取得 する こと が できる の か 、 という 論争 で ある と し て いる 。 そして この 問題 は 、 普遍 的 人類 社会 の 法 で ある 万民 法 によって 解決 さ れ なけれ ば なら ない と し て いる 。 この 序文 は 『 自由 海 論 』 の もと と なっ た 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 に は なかっ た もの で 、 『 自由 海 論 』 に 初めて 書か れ た もの で あっ た 。 そして 本文 で は ふたつ の 命題 を 示し 、 以下 の よう に 『 自由 海 論 』 は この ふたつ の 命題 を 論証 する 内容 構成 と なっ て いる 。  上記 の よう に 、 この 『 自由 海 論 』 は "" Mare   Liberum ""（ これ を 日本語 に 正確 に 直訳 する と 「 自由 海 」 ） という 表題 と なっ て いる に も かかわら ず 、 主 に 説か れ て いる の は 通商 の 自由 で あり 、 海洋 の 自由 について は 通商 の 自由 を 論証 する ため の 根拠 として 一部 に 述べ られ て いる に しか 過ぎ ない 。 つまり 全体 として は 、 万民 法 により 東 インド と の 通商 が すべて の 人 に 自由 で ある ため に 、 オランダ 人 も また その 通商 に 参加 する 権利 を 有し て いる 、 という 論旨 で あり 、 オランダ や 東 インド 会社 の プロパガンダ として の 側面 も 大きい 。 グロティウス 自身 も 出版 から 28 年 後 の 1637 年 に 、 『 自由 海 論 』 は 母国 愛 に 基づい て 執筆 さ れ た 若い ころ の 著作 だ と 振り返っ て いる 。  ひとつ 目 の 命題 で ある 航行 の 自由 は 、 支配 権 の 否認 、 そして 海洋 の 自由 の 2 点 に わけ て 論じ られ て いる 。 ポルトガル 人 は 発見 によって も 、 教皇 の 贈与 によって も 、 戦争 によって も 、 東 インド の 支配 権 を 取得 し た こと は ない し （ 支配 権 否認 ） 、 発見 によって も 、 教皇 の 贈与 によって も 、 時効 や 慣習 によって も 、 東 インド へ と つながる 航路 の 独占 を 主張 でき ない （ 海洋 の 自由 ） 、 という 論旨 で ある 。  グロティウス は 次 の よう に 述べ て 東 インド に対する ポルトガル 人 の 支配 権 を 否認 し た 。 支配 する ため に は 所有 が 必要 で ある が 、 ポルトガル 人 は 東 インド を 所有 や 領有 し た こと は ない 。 発見 によって ポルトガル 人 が 東 インド を 取得 し た と 主張 さ れる こと は ある が 、 ポルトガル 人 が 東 インド に 初めて 行っ た とき より も 以前 から 東 インド という 土地 は 知ら れ て い た し そこ に は 住民 も い た 。 教皇 アレクサンデル 6 世 による 分割 （ デマルカシオン ） は スペイン と ポルトガル の 2 国 間 だけ の こと で あっ て 他国 に は 関係 の ない こと で あり 、 また 教皇 は 宗教 上 の 管轄 権 を 有し て いる だけ で 全 世界 の 世俗 的 支配 者 で は なく 、 異教徒 の 土地 で ある 東 インド を 贈与 する 権限 は 教皇 に は ない 。 戦争 によって 支配 権 を 確立 する こと は できる が それ は 占領 の 後 の こと で あり 、 ポルトガル 人 は 東 インド を 占領 し た こと が ない ばかり か 、 東 インド の 住民 は 戦争 も し て い ない し 、 ポルトガル 人 に は 戦争 を 行う 正当 な 理由 も なかっ た 。 以上 の 理由 から グロティウス は 、 東 インド に対する 支配 権 は 東 インド 住民 自身 の もの で あっ て 、 東 インド は ポルトガル の 支配 に 服する わけ で は ない 、 と 説い た 。  全体 の 構成 から みれ ば 海洋 の 自由 について は 通商 の 自由 の 論拠 の 一部 として 述べ られ て いる に しか 過ぎ ない が 、 しかし 『 自由 海 論 』 の なか で は 海洋 の 自由 に関する 記述 も 重要 な 部分 を 占め て いる と いえる 。 その 理由 として 海洋 の 自由 を 解説 し た 文章 量 が 本書 全体 の 中 で 占める 割合 が 指摘 さ れる 。 おもに 海洋 の 自由 を 記述 し て いる の は 第 5 - 7 章 で ある が 、 第 5 章 に 23 頁 、 第 7 章 に 13 頁 が 費やさ れ て おり 、 第 5 - 7 章 だけ で 全 66 頁 の 本文 の 中 の 38 頁 半 を 占め て いる 。 この 海洋 の 自由 について 述べ て いる 5 - 7 章 の 中 でも 、 特に 初版 の 第 13 頁 中 ほど から 第 36 頁 中 ほど まで の 、 本文 全体 の 3 分の 1 で ある 23 頁 を 占める 第 5 章 が 海洋 の 自由 を 述べ た 個所 として は 最も 重要 と いえる 。  グロティウス は 人間 による 所有 や 占有 の 対象 と なる もの と なら ない もの と を 分け 、 その よう な 対象 と なら ない もの は 自然 法 や 万 民法 （# 自然 法 と 万 民法 も 参照 ） により すべて の 人 が 共通 に 使用 する こと が できる と し た 。 そして 海 は その よう な 所有 や 占有 を する こと が でき ない もの に 該当 する と し 、 その 理由 として 2 つ の 点 を 挙げ た 。 ひとつ は 自然 的 理由 で ある 。 これ に よる と 、 物 の 私的 所有 は 占有 によって 行わ れ 、 占有 は 明確 な 境界 を 定める こと によって 可能 で ある が 、 海 は 流動的 で あり 広大 で ある ため その よう な 境界 の 設定 が 不可能 で 、 その ため に 海 を 占有 する こと は でき ず 私的 所有 の 対象 と は なら ない と し た の で ある 。 そして 占有 でき ない もう ひとつ の 理由 として 、 道徳 的 理由 を 論じ た 。 つまり 、 占有 する こと が 不可能 な もの か 、 または これ まで に 一 度 も 占有 さ れ た こと が ない もの は 誰 の 財産 に も なら ず 、 もし その よう な もの を 誰 か が 使用 し た として も 、 後に また 誰 か が 使用 できる よう な かたち で 永久 に 存在 し 続け なけれ ば なら ない 。 土地 は 私的 所有 によって 分割 さ れ た が 、 交通 の 手段 で ある 海 は 他人 に 害する こと なく 利用 する こと が 可能 で ある ため すべて の 人 による 利用 が 可能 な 万民 の 共有 物 に 該当 し 、 海 が 私的 所有 の 対象 と は なら ない こと は 全 人類 の 合意 で ある 、 と 。 ただし この よう な 海洋 の 自由 の 例外 として 、 杭 を 打っ て 囲い 込ん だ 魚 の 生 洲 の よう に 、 海 の 「 狭い 部分 」 について は 一時 的 に 占有 する こと も できる が 、 問題 と さ れ て いる の は その よう な 海 で は なく 大洋 で あり 、 ヨーロッパ と 東 インド を つなぐ 広大 な 海 から ポルトガル 人 は 他国 人 を 排除 する こと は でき ない と 説い た 。 この グロティウス が 論じ た 海洋 の 自由 に関する 理論 を 発端 として 後 に 学術 的 な 論争 が おこり 、 近代 的 な 海洋 区分 の 成立 を 促す 契機 とも なっ た （# 海洋 論争 も 参照 ） 。  グロティウス は 以上 を 論拠 として 、 ふたつ 目 の 命題 で ある 通商 の 自由 を 説い た 。 グロティウス は 資源 や 富 が 世界 に 偏在 する 状況 を 是正 する 必要 から 、 通商 権 や 交通 権 は 普遍 人類 社会 における 基本 的 自然 権 で あり 、 海 は その 権利 実現 の ため の 重要 な 手段 で ある と 位置づけ た 。 つまり 、 すべて の 生活 必需 品 が 世界中 で 入手 できる わけ で は ない 以上 、 さまざま な 場所 で 異なる 生活 必需 品 が 生産 さ れ 、 それ が 民族 間 で 交換 さ れる こと によって 人類 社会 が 成り立っ て いる 。 この 相互 依存 関係 を 阻害 する こと は 人類 社会 を 破壊 する もの で あり 、 すべて の 民族 は 他 の 民族 の ところ に 行っ て 通商 を 行う こと が 許さ れ なけれ ば なら ない 。 君主 や 国家 は 自 国民 の ところ に 他 国民 が やってき て 通商 する こと を 妨げ て は なら ない し 、 他 国民 同士 が 通商 する こと に対して も 妨害 は 許さ れ ない 、 と し た の で ある 。 さらに もしも 他 国民 同士 が 通商 を する こと を 妨げる の なら ば 、 それ は 戦争 の 正当 原因 に も なる と し た 。 そして グロティウス は これら 海洋 の 自由 と 通商 の 自由 を 論拠 として 、 ポルトガル は 東 インド に つながる 航路 を 独占 し たり そこ から 他国 を 排除 する こと は 許さ れ ない と 主張 し た の で ある 。  『 自由 海 論 』 全体 の 結論 は 第 13 章 に 述べ られ て いる 。 その 結論 は 、 どの よう な 状況 で あっ て も オランダ 人 は 東 インド と の 通商 を 維持 し なけれ ば なら ない 、 と する もの で ある 。 この 第 13 章 は 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 の 最後 の 個所 から 大幅 に 書き換え られ て おり 、 章 の 題名 と なっ て いる 「 平和 の とき でも 、 休戦 の とき でも 、 戦争 の とき でも 」 という 点 は 、 『 自由 海 論 』 の 初版 が 発行 さ れ た 1609 年 当時 の 事情 を 反映 し た もの と さ れる 。 つまり 本書 初版 が 発行 さ れ た 当時 は 、 スペイン が オランダ に対し 東 インド 通商 から の 撤退 を 求め て い た 時期 で ある （ # 出版 の 経緯 参照 ） 。 その よう な 情勢 下 において 、 できれ ば 平和 条約 の 締結 が 最も 望ましい けれども 、 そう で は なく 休戦 条約 が 締結 さ れる だけ かも しれ ない し 、 それ に すら 失敗 し 戦争 が 続行 さ れる こと に なる かも しれ ない 、 その よう な 状況 において グロティウス は 、 「 平和 の とき でも 、 休戦 の とき でも 、 戦争 の とき でも 」 オランダ は 東 インド と の 通商 に関して 、 当時 ポルトガル と 密接 な 関係 に あり オランダ の 東 インド 通商 に 反対 し て い た スペイン に対し 、 譲歩 す べき で は ない と 主張 し た の で ある 。  すでに 述べ た よう に 『 自由 海 論 』 は 『 捕獲 法 論 』 の 第 12 章 として 書か れ た もの で あっ た が 、 完全 に 同一 という わけ で は ない 。 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 で は 『 捕獲 法 論 』 の 他 の 章 と 関連 し て 述べ られ て い た 部分 が 除か れ 、 分量 として は およそ 7 分の 5 が 『 自由 海 論 』 として まとめ られ た 。 まず 『 自由 海 論 』 で は 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 の まえがき に 相当 する 最初 の 1 頁 程度 が 削除 さ れ 、 それ に 代わり 序文 「 キリスト 教 世界 の 諸 君主 と 自由 な 諸 国民 に対して 」 が 加え られ て いる 。 また 不当 な 通商 の 禁止 が 戦争 の 正当 原因 と なる こと が 述べ られ た 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 の おわり 約 18 頁 半 程度 が 削除 さ れ 、 その 一部 が 『 自由 海 論 』 で は 全体 の 結論 を 述べ た 第 13 章 として 書き かえ られ て いる が 、 これ は 通商 の 自由 を 主題 と し た 『 自由 海 論 』 で は 不要 で あっ た ため と いわ れる 。 これら の 修正 によって 論旨 は 大きく 変化 し て いる 。 また 『 自由 海 論 』 第 1 章 の 書き出し 3 行 程度 の 文章 と 、 『 自由 海 論 』 第 12 章 の お わり の ところ も 『 捕獲 法 論 』 の 該当 する 個所 を そのまま 用い た 文章 で は なく 、 『 捕獲 法 論 』 の 他 の 個所 に ある 記述 を ここ に 加え たり 、 『 捕獲 法 論 』 に は あっ た 記述 を 省い たり といった 修正 が み られる 。 これら 以外 に も 、 用語 が 訂正 さ れ たり 文章 が 省略 さ れ た ところ が 確認 さ れる 。 『 捕獲 法 論 』 は 前述 の とおり 1603 年 に 東 インド 会社 が ポルトガル の 商船 カタリナ 号 を 捕獲 し た こと を 弁護 する ため に 書か れ た もの で あっ た が 、 その 構成 は 大きく 分け て 3 つ に わける こと が できる 。 第 1 は グロティウス の 法律 思想 や 正当 戦争 、 捕獲 権 行使 に関する 基礎 理論 で あり 、 第 2 が オランダ 人 に対する ポルトガル 人 の 通商 妨害 や カタリナ 号 捕獲 事件 に関する 歴史 的 事実 、 そして 第 3 が 第 1 の 部分 （ 基礎 理論 ） を 第 2 の 部分 （ 歴史 的 事実 ） に 当てはめ カタリナ 号 捕獲 の 正当 性 を 論証 し 、 問題 の 解決 を 図っ た もの で ある 。 『 自由 海 論 』 の もと と なっ た 第 12 章 は この うち の 捕獲 の 正当 性 を 論証 し た 第 3 の 部分 に 当たる が 、 この 第 3 の 部分 も 3 つ に 分け られる 。 第 1 は 法律 的 見地 から の 論証 （ 第 12 - 13 章 ） 、 第 2 は 道徳 的 見地 から み た 論証 （ 第 14 章 ） 、 そして 第 3 が 有利 、 有益 という 見地 から み た 論証 （ 第 15 章 ） で ある 。 第 12 章 は 全体 から みれ ば 法律 的 見地 から み た 論証 を 行っ た 個所 の 一部 で あり 、 具体 的 に は 私 戦 という 観点 から のみ 論証 し た 部分 で あっ た 。 つまり 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 は もともと 、 東 インド 会社 が 行っ た 戦争 が 仮に 私 戦 に 当たる の だ として も 、 それ は 正当 な もの で あっ た 、 という こと を 論じ て い た の で ある 。 この よう に 『 捕獲 法 論 』 第 12 章 は 全体 的 議論 の 中 の 一部 を 論じ た もの に しか すぎ ず 、 そのまま 抜き出し た として も まとまっ た 著書 と は なり え ない 。 前述 の よう な 修正 は その よう な 必要 から なさ れ た もの と いえる 。  グロティウス が 海洋 の 自由 や 通商 の 自由 を 述べる にあたって 論拠 と し た の は 、   普遍 的 人類 社会 の 思想 で ある 。 つまり 、 すべて の 人間 は 人間 の 本質 に従い 普遍 的 な 社会 を 構成 し 、 その 社会 で は すべて の 人 に 当てはまる 共通 の 法 （ 万 民法 ） が 存在 し 、 その 法 により すべて の 人 に 基本 的 な 権利 が 保障 さ れる 、 という 考え方 で ある 。 『 自由 海 論 』 に 示さ れ た グロティウス の こうした 思想 に 影響 を 与え た 先駆 者 として 、 まず フランシスコ・デ・ビトリア が 挙げ られる 。 ビトリア は 著書 『 インディオ について の 特別 講義 』(" Relectio   de   Indis ") の 中 で 、 普遍 的 人類 社会 の 思想 を 背景 に すべて の 人 は 自由 に 交通 し て 他 の 民族 と 交際 する 基本 的 な 権利 を 有する こと を 述べ た 。 ビトリア が 主として 説い た の は 交通 権 の 理論 で あっ て 海洋 の 自由 について は それほど 詳しく 述べ て い た わけ で は なかっ た が 、 グロティウス より も 以前 に 海洋 の 自由 を 説い た 代表 的 な 学者 の ひとり で あり 、 実際 に 『 自由 海 論 』 の 各所 で ビトリア の 説 の 引用 が み られる 。 また 『 自由 海 論 』 で は 、 その ビトリア の 影響 を 受け た スペイン の 学者 フェルディナンド・バスケス の 言葉 も 詳細 に 引用 し て いる 。 特に 第 7 章 で は 、 普遍 的 人類 社会 に 共通 の 万民 法 について バスケス の 言葉 を そのまま 引用 し て いる 。 ただし バスケス の 思想 は ビトリア の 思想 を そのまま 受け継い だ もの で あり 、 基本 的 に は 同一 の もの で ある 。 すでに 述べ た よう に 『 自由 海 論 』 は スペイン と ポルトガル による 大洋 領有 の 主張 に対する 反論 として 著 わ さ れ た もの で あっ た が 、 スペイン に 反論 する ため に わざわざ スペイン 人 の 論説 を 持ち出し た と 見る こと も できる 。 また 『 自由 海 論 』 は イタリア の アルベリクス・ゲンティリス の 影響 も 強く 受け て いる 。 例えば 『 自由 海 論 』 第 1 章 は 、 ゲンティリス の 著書 『 戦争 の 法 』 (" De   jure   belli ") の 第 1 巻 第 19 章 について ほとんど そのまま 述べ た もの と も いわ れる 。 グロティウス が ゲンティリス から 受け た 影響 は 『 自由 海 論 』 だけ で なく 、 グロティウス の もう 一つ の 代表 的 著書 『 戦争 と 平和 の 法 』 (" De   jure   belli   ac   pacis ") に も み られる 。 また 航行 や 通商 の 自由 の 原則 は 、 こうした ヨーロッパ の 論者 だけ で なく 、 インド洋 や 他 の アジア 諸国 の 間 で も 古く から 存在 し た 。 紀元 1 世紀 ごろ から ローマ と インド洋 諸国 は 海上 通商 を し て おり 、 西 ヨーロッパ 諸国 の アジア 進出 以前 から すでに 海洋 や 通商 の 自由 の 原則 は 慣習 法 と なっ て い た 。 13 世紀 末 の マカッサル や マラッカ の 海事 法 で は こうした 慣習 法 の 法典 化 も なさ れ て いる 。 グロティウス は 『 自由 海 論 』 の 執筆 にあたって こうした アジア の 伝統 も 参考 に し た と いわ れる 。  グロティウス が 述べる 自然 法 と 万 民法 の 関係 は 複雑 で ある 。 グロティウス は 『 自由 海 論 』 、 ひいては 『 捕獲 法 論 』 の 中 で 、 自然 法 を 第 一 の 自然 法 と 第 二 の 自然 法 、 万 民法 を 第 一 の 万 民法 と 第 二 の 万 民法 に わけ て 論じ て いる 。 第 一 の 自然 法 と は 神 の 意志 の あらわれ で あり 、 人間 だけ で なく すべて の 神 の 被 創造 物 に 当てはまる 共通 の 法 と し て いる 。 第 二 の 自然 法 と は 第 一 の 自然 法 が 理性 を 有する 人間 に 反映 し た もの で 、 その ため 第 二 の 自然 法 は 理性 を 有する 人間 に のみ 共通 の 法 だ と し て いる 。 さらに 第 一 の 万 民法 と は 、 全 人類 の 合意 に 基づく 法 で あり 、 理性 を 有する 人間 に 共通 な 法 で ある こと から グロティウス は 第 一 の 万 民法 を 第 二 の 自然 法 と 同一 視 する 。 これ に対し 第 二 の 万 民法 と は 、 第 一 の 万 民法 と 市民 社会 の 法 と の 混合 の 法 で あり 、 グロティウス は 第 二 の 万 民法 を 実定法 だ と 論じ て いる 。 『 自由 海 論 』 は 主 に オランダ や 東 インド 会社 の 主張 を 正当 化 する ため に 出版 さ れ た もの で ある ため 、 自然 法 や 万 民法 の 関係 について 述べ て いる 個所 は 限定 さ れ て おり 、 これら の 関係 について 全面 的 に 述べ て いる 個所 は ない 。 そうした 『 自由 海 論 』 の 中 で 自然 法 と 万 民法 の 関係 について まとまっ た 形 で 述べ て いる の は 第 7 章 で フェルナンド・バスケス の 理論 の 引用 として 述べ て いる 個所 で あっ た 。 そこ で は 、 神 の 摂理 に 基づく 不 可変 的 な 自然 法 の 一部 が 第 一 万 民法 で あり 、 これ を 可変 的 で 実定 的 な 第 二 の 万 民法 と 区別 し 、 第 一 の 万民 法 によって 海 における 漁業 や 航行 は 全 人類 に 共有 で あり 、 第 二 の 万民 法 によって 陸地 や 河川 は 分割 さ れ て いる と さ れ た 。 この よう に 『 自由 海 論 』 で は 第 一 の 万 民法 と 第 二 の 万 民法 と を 区別 する が 、 第 一 の 自然 法 と 第 二 の 自然 法 の 区別 について 述べ た 個所 は ない 。 しかし 『 捕獲 法 論 』 に は こうした 自然 法 と 万 民法 の 対応 関係 について 述べ た 個所 が ある こと から 、 『 自由 海 論 』 において も 同様 の 考え方 を とっ て いる と 考え られ て いる 。  オランダ と スペイン の 紛争 は 1609 年 から 1621 年 まで の 休戦 状態 を 除い て 1648 年 の ミュンスター 条約 締結 まで 続き 、 結局 『 自由 海 論 』 が 両国 の 和平 交渉 に 資する こと は なかっ た 。 それ ばかり か 、 『 自由 海 論 』 の 刊行 は オランダ と イギリス 間 の 1 世紀 以上 に も 及ぶ 論争 の 発端 と なっ て しまっ た 。 イギリス 国王 ジェームズ 1 世 は 『 自由 海 論 』 に 触発 さ れ 、 同書 が 出版 さ れ た 直後 の 1609 年 5 月 に イギリス 沿岸 の 海 における 漁業 を 規制 する 旨 の 布告 を 発し た 。 こうした 情勢 の 中 で イギリス と オランダ は 東 インド と の 香辛料 の 貿易 について 交渉 を 行う こと と なり 、 1613 年 3 月 22 日 、 グロティウス は オランダ 東 インド 会社 の 通商 を 巡る イギリス と の 交渉 の ため の 外交 使節 団 の 一員 に 任命 さ れ 、 ロンドン に 行く こと と なる 。 イギリス で は 1614 年 に グロティウス の 名 が 記さ れ た 『 自由 海 論 』 オランダ 語 訳 が 出版 さ れる 前 の 1613 年 に は 、 『 自由 海 論 』 の 著者 が グロティウス で ある こと が 知ら れ て い た と いわ れる 。 この 交渉 において 『 自由 海 論 』 で 海洋 や 通商 の 自由 を 説い た グロティウス は 、 東 インド と の 香辛料 貿易 の 実質 的 独占 を ねらう オランダ の 立場 を 弁護 する こと を 任務 と し た の で ある 。 ここ で グロティウス は 次 の よう に 主張 し た 。 契約 の 権利 は すべて の 人 に 認め られ た 権利 で あり 、 オランダ は 契約 し た 者 に対して だけ 商品 を 販売 する 契約 を し た に しか すぎ ない ため 、 航行 の 自由 を 侵害 し た こと も なけれ ば 通商 の 全面 的 独占 を はかろ う と し て いる わけ で は ない 、 と 。 グロティウス は こうした 主張 を 『 戦争 と 平和 の 法 』 の 中 でも 述べ て いる 。 この よう な グロティウス の 主張 が 『 自由 海 論 』 で 述べ られ た 理論 に 適合 する もの で あっ た か について は 見解 が 分かれる 。 『 自由 海 論 』 に 適合 する という 立場 に よれ ば 、 グロティウス は 個別 の 契約 による 独占 に関する 事例 を 述べ て いる に しか すぎ ず 、 より 全体 的 な 航行 や 通商 の 自由 に関する 理論 は 維持 さ れ て いる と いう 。 しかし 一方 で 、 オランダ が 香辛料 貿易 の 独占 を 主張 し て いる 以上 そうした 全体 的 な 理論 へ の 適合 性 に は 意味 が ない と する 指摘 も ある 。 いずれ に せよ 『 自由 海 論 』 で 航行 や 通商 の 自由 を 説い た グロティウス にとって 、 香辛料 貿易 の 独占 を ねらう 自国 の 立場 を 擁護 する こと は 容易 な こと で は なかっ た と いわ れる 。 結局 この 交渉 で は オランダ と イギリス は 有意 な 成果 を 上げる こと は でき なかっ た 。 イギリス と オランダ の 交渉 は 1615 年 に も 行わ れ 、 グロティウス も これ に 参加 し た が 、 やはり 両国 は 合意 に 達する こと が でき なかっ た 。 その後 ジェームス 1 世 の あと を 継い だ チャールズ 1 世 は 、 1633 年 の 布告 など で 新大陸 へ と 続く 大洋 、 そして 「 イギリス の 海 」 の 支配 を 宣言 し た 。 そして 1651 年 に イギリス が 航海 法 を 制定 し た こと により 、 イギリス と オランダ は 3 度 にわたり 戦争 ( 英 蘭 戦争 ) を する こと と なっ た の で ある 。  学説 上 も グロティウス が 説い た 海洋 の 自由 の 理論 に対して は 多く の 学者 が 反論 し 、 1610 年代 から 30 年代 にかけて 『 自由 海 論 』 に 反駁 する 著書 が 多く 出版 さ れ た 。 例えば 自国 を 擁護 する 観点 から 、 ポルトガル の セラフィム・ジ・フレイタス は 『 アジア における ポルトガル 人 の 正当 な 支配 について 』(" De   justo   imperio   Lusitanorum   asiatico ",   1625 ) を 、 スペイン の フアン・ソロルサノ・ペレイラ は 『 インド 法 』 (" De   Indiarum   jure ",   1629 ) を 著 わ し た 。 また イギリス の ウィリアム・ウェルウッド は 『 海 法 要義 』 (" An   Abridgement   of   All   Sea - Lawes ",   1613 年 )、『 海洋 領有 論 』 (" De   dominio   maris ",   1615 年 ) など を 著 わし グロティウス に 反論 し た 。 ウェルウッド の 反論 に対し グロティウス は 『 ウィリアム ・ ウェルウッド によって 反論 さ れ た 自由 海 論 第 5 章 の 弁明 』(" Defensio   Capitis   Quinti   Maris   Liberi   Oppugnati   a   Guilielmo   Welwodo ") を 執筆 し 再度 海洋 の 自由 を 主張 しよ う と し た が 、 これ は 未 完成 で あり グロティウス によって 出版 さ れる こと は なく 、 『 捕獲 法 論 』 の 原稿 とともに 1864 年 に 発見 さ れ 1872 年 に サミュエル・ムーラー 著 『 閉鎖 海 論 』 (" Mare   clausum ") の 付録 として 出版 さ れ た 。 これ は グロティウス 自身 が 書い た 唯一 の 反論 で ある と いわ れる 。 イギリス の ジョン・セルデン が 著 わ し た 『 閉鎖 海 論 』 (" Mare   clausum ",   1635 年 ) は 『 自由 海 論 』 に 反駁 し た 書籍 の なか で も 最も 有名 な 著書 で ある 。 セルデン は この なか で 、 海水 は 流動的 で あっ て も 海 そのもの が 変化 する わけ で は ない ため 海 の 物理 的 な 支配 が 可能 で ある と し （ グロティウス が 説い た 自然 的 理由 の 否定 ） 、 海 は 無尽蔵 で は なく 航行 ・ 漁業 ・ 通商 など によって 海 の 利益 は 減少 する ため 万民 の 共同 使用 に 適し て いる という 主張 は 事実 に 反する （ グロティウス が 説い た 道徳 的 理由 の 否定 ） と し た の で ある 。 前述 の よう に この 時期 イギリス は 「 イギリス の 海 」 を 主張 し 自国 沿岸 の 漁業 独占 を 目指し て い て 、 とくに イギリス の 学者 たち は イギリス の こうした 立場 を 正当 化 する ため に 『 自由 海 論 』 に 反論 し た 。 つまり グロティウス は オランダ の 東 インド へ の 航行 の 自由 の 論拠 として 海洋 の 自由 を 主張 し た の に対し 、 セルデン は イギリス による 近海 漁業 の 支配 の 論拠 として 海 が 領有 可能 で ある こと を 主張 し た の で ある 。 『 閉鎖 海 論 』 の 出版 当時 に は 『 自由 海 論 』 より も 大きな 支持 を 集め 、 また 『 閉鎖 海 論 』 ほう が より 当時 の 諸国 の 慣行 に 一致 し て い た と も いわ れる 。 こうして 17 世紀 前半 に 展開 さ れ た 学術 的 論争 は 「 海洋 論争 」 と いわ れ 、 近代 の 海洋 法 形成 の 契機 と なっ た 。  その後 諸国 は 『 自由 海 論 』 で 説か れ た 理論 を 大筋 で 採用 する 方向 へ と 向かっ て いく 。 それ は 、 公海 を 領有 する の に 必要 な 費用 に 比べ 、 領有 し た 場合 に 得 られる 見返り の 少な さ から グロティウス の 結論 が 支持 さ れ て いっ た ため で ある と いわ れる 。 例えば ザミュエル・フォン・プーフェンドルフ は 、 海 の 占有 自体 は 陸地 から 管理 し たり 軍艦 による 監視 など で 不可能 で は ない （ グロティウス の 自然 的 理由 の 否定 ） と は し た ものの 、 実際 に は こうした 管理 を 行う の は 非常 に 困難 で それ に 報いる だけ の 収益 も 期待 でき ない と し た の で ある 。 しかし 同時に プーフェンドルフ は 、 海 の 使用 法 の 中 に は 確か に 航行 の よう な 他人 に 害 を 与え ない 活動 も ある が 、 漁業 の よう に 資源 が 無尽蔵 で は ない もの や 、 海岸 に 近接 し た 外国 軍艦 の 航行 の よう に 沿岸 住民 に 脅威 を 与える よう な 使用 法 も ある （ グロティウス の 道徳 的 理由 の 否定 ） と し 、 その ため 沿岸 の 住民 が 自国 沿岸 の 海 を 自国 の 海 と する こと に は 正当 な 理由 が ある と 説き 、 逆 に 沿岸 に 近接 する 海 を 超え て 大洋 の 独占 を 主張 し 他国 の 平和 的 な 航行 まで を 禁じる こと は 許さ れ ない と し た 。 つまり プーフェンドルフ は 沿岸 海域 と 大洋 と を 区別 し て 論じ た の で ある 。 「 海洋 論争 」 の 時代 に は 沿岸 から の 距離 によって 区分 する こと なく 海洋 全般 について 論じ られ た が 、 こうして この 時代 に は 沿岸 から 一定 の 幅 の 「 狭い 領海 」 と その 外側 の 「 広い 公海 」 を 認める という 、 領有 できる 海 と でき ない 海 と を 分ける 考え方 が 広まっ て いっ た 。 こうした 海 を ふたつ に 分ける 考え方 について グロティウス 自身 も 、 1637 年 の 在 ハーグ スウェーデン 使節 カメラリウス 宛 の 書簡 の 中 で 、 海 の どの 範囲 まで が 各人 に 属する の か が 重要 で ある こと を 述べ て いる 。 この 書簡 の 一節 を 根拠 に グロティウス が 後 の 領海 制度 と 同様 の 、 沿岸 から 一定 幅 の 海域 の 領有 について 認め た と いい うるか は 論者 によって 意見 が 分かれる ところ で ある 。 しかし この 書簡 から 、 グロティウス 自身 も 『 自由 海 論 』 の 中 で 述べ た の と 全く 同じ 海洋 の 自由 の 思想 を その後 も 抱き 続け た わけ で は ない と いえる 。 実際 に 、 グロティウス が 後に 著 わ し た 『 戦争 と 平和 の 法 』 第 2 巻 第 3 章 で は 海 の 先占 について 論じ て いる が 、 そこ で は 湾 や 海峡 の よう な 陸地 に 囲ま れ て いる 海 を 沿岸 国 が 領有 する こと は 自然 法 に 反し ない と し て いる 。 その後 18 世紀 中 ごろ に は 海 を 領海 と 公海 と の 二つ の 部分 に 分け 、 公海 で は すべて の 国 が 領有 が 禁止 さ れ 、 すべて の 国 による 使用 が 認め られる という 考え方 が 学説 上 確立 し 、 19 世紀 はじめ まで に こうした 考え は 当時 の 国際 社会 から 受け入れ られ 慣習 国際 法 として 成立 し た の で ある 。  現代 で は この よう な 公海 自由 の 原則 が 慣習 国際 法 として 確立 し て いる だけ で なく 、 1958 年 の 公海 条約 第 1 条 や 1982 年 の 国連 海洋 法 条約 第 86 条 、 第 89 条 で は 国家 による 公海 の 領有 や 排他 的 支配 が 禁止 さ れ 、 国連 海洋 法 条約 第 87 条 第 1 項 で は 公海 使用 の 自由 が 認め られる 範囲 が 定め られ た が 、 こうした 現代 の 公海 自由 に関する 国際 制度 は グロティウス が 『 自由 海 論 』 で 論じ た 理論 に 起源 を 持つ と さ れ て いる 。 しかし 19 世紀 から 20 世紀 前半 で は 公海 と 、 沿岸 国 の 領域 と みなさ れる 領海 を 大きく ふたつ に 分ける という 考え方 が 一般 的 で あっ た が 、 1982 年 の 国連 海洋 法 条約 で は 沿岸 国 に 基線 から 200 海里 まで の 排他 的 経済 水域 が 認め られる こと と なっ た 。 これ により 世界 の 海 は 法的 に は 領海 、 排他 的 経済 水域 、 公海 という 3 つ の 区域 に 大きく 分け られる こと と なり 、 『 自由 海 論 』 で 述べ られ た 海洋 の 自由 が 現代 で も 妥当 する 領域 、 つまり 公海 の 範囲 は 大幅 に 減少 し て 、 現代 で は グロティウス が 説い た 海洋 の 自由 は 後退 する こと と なっ た 。 また グロティウス は 『 自由 海 論 』 の 中 で 海 は 他人 に 害する こと なく 利用 する こと が 可能 な 共有 物 と し た が 、 環境 保護 の 観点 から この よう な 考え方 も 現代 社会 に 妥当 する と は 言え ない 。 『 自由 海 論 』 が 執筆 さ れ た 17 世紀 当時 は 海洋 資源 の 枯渇 の 問題 は 差し迫っ た もの で は なかっ た が 、 技術 の 進歩 により 20 世紀 以降 は 海 の 資源 が 有限 という こと が 認識 さ れる よう に なっ て いる 。  『 自由 海 論 』 全文 の 日本語 訳 を 掲載 し た 文献コケ 植物 （ コケ し ょくぶつ 、 ） と は 、 陸上 植物 かつ 非 維管束 植物 で ある よう な 植物 の 総称 、 もしくは そこ に 含ま れる 植物 の こと 。 コケ 類 （ コケ るい ） や 蘚苔 類 （ せ ん たい るい ） 、 蘚苔 植物 （ せん たいしょく ぶつ ） など と も いう 。 世界中 で およそ 2 万 種 ほど が 記録 さ れ て いる 。 多く は 緑色 で ある が 、 赤色 や 褐色 の 種 も ある 。 大きな 群 として 、 蘚類 ・ 苔 類 ・ ツノゴケ 類 の 3 つ を 含む 。 それ を まとめ て 一つ の 分類 群 と の 扱い を 受け て き た が 、 現在 で は 認め られ て い ない 。  なお 、 日常 用語 にて 「 コケ 」 は 、 その ほか に 地衣 類 など も 含む 。 その他 文化 的 側面 について は 苔 を 参照 さ れ たい 。  重要 な 点 は 、 三つ の 群 で 大きく 異なる が 、 共通 する こと も 多い 。 主 な 共通 点 は 、 栄養 体 が 小型 で 単 相 () で ある こと で ある 。  植物 体 は 小型 で 、 多く は 高 さ 数 cm まで 。 体制 から 茎 と 葉 が 明瞭 な 茎葉 体 （ けい よう たい ） と 明瞭 で ない 葉状 体 （ よう じょうたい ） と に 分け られる 。 茎葉 体 の 場合 、 双 子葉 植物 の よう に 軸 と 葉 の 区別 が つく が 、 構造 は はるか に 簡単 で ある 。 いずれ に せよ 、 維管束 は ない が 、 その 役割 を 代用 する 細胞 は 分化 し て いる 場合 が ある 。 胞子 体 の 頂 端 の 胞子 嚢 に 作ら れる 胞子 によって 繁殖 する （ ただし 、 コケ 植物 で は 胞子 嚢 を 蒴 （ 朔 、 さく ） と 呼ぶ ） 。 蒴 の 形態 や 構造 は 重要 な 分類 上 の 特徴 で ある 。  繁殖 は 、 胞子 による もの の ほか 、 無性 生殖 として 植物 体 の 匍匐 枝 や 脱落 し た 葉 より 不定 芽 を 出し て の 増殖 を 行なう 。 一部 の 種 で は 、 特に 分化 し た 無性 芽 という 構造 体 を 作る もの も 知ら れ て いる 。  生活 環 は 、 シダ 植物 など と 同様 に 世代 交代 を 行う 。 ただし コケ 植物 の 場合 、 主要 な 植物 体 は 配偶 体 で あり 、 核 相 は 単 相   ( n )   で ある 。  配偶 体 が ある程度 成長 する と 、 その 上 に 造 卵 器 と 造 精 器 が 形成 さ れ 、 それぞれ 卵 細胞 と 精子 を つくる 。 雨 など によって 水 に 触れ た 時 に 、 精子 が 泳ぎ だ し 、 造 卵 器 の 中 で 卵 細胞 と 受精 し 受精卵 （ 接合 子 ） が つくら れる 。 受精卵 は その 場 で 発生 を 始め 、 配偶 体 に 栄養 を 依存 する 寄生 生活 の 状態 で 発達 し 、 胞子 体 を 形成 する 。  この 胞子 体 は 複 相   ( 2 n )   で 、 長く 成長 する こと が なく 、 先端 に 単一 の 胞子 嚢 を 形成 する と それ で 成長 を 終了 する 。 先端 の 蒴 （ 胞子 嚢 ） の 内部 で は 減数 分裂 が 行わ れ 、 胞子 （ 単 相   ( n )   ） が 形成 さ れる 。  胞子 は 放出 さ れ て 発芽 し 、 はじめ は 枝分かれ し た 糸状 の 原 糸 体 （ げん し たい 、 protonema ） という もの を 形成 する 。 原 糸 体 は 葉 緑 体 を もち 、 基質 表面 に 伸び た 後 、 その 上 に 植物 体 が 発達 を 始め 配偶 体 と なる 。 なお 、 一部 に 生涯 にわたって 原 糸 体 を 持つ もの が ある 。  配偶 体 は 雌雄 同 株 の もの が 多い が 、 雌雄 異 株 の もの も ある 。 雌雄 異 株 の 場合 、 外見 上 は 差 の ない 場合 が 多い が 、 はっきり 見分け の つく もの も あり 、 中 に は 雄 株 が 極端 に 小さく て 雌 株 上 に 寄生 的 に 生活 する 例 も 知ら れ て いる 。  基本 的 に は 陸上 生活 を する が 、 少ない ながら 淡水 中 に 生育 する もの も いる 。 ただし 海水 中 に 生育 する もの は 確認 さ れ て い ない 。  湿っ た 環境 を 好む 種 が 多く 、 温暖 で 湿潤 な 地域 に 多く の 種 を 産 する 。 乾燥 し た 環境 に も 、 数 は 少ない が 、 適応 し た 種 は ある 。 森林 に 生活 する 種 が 多い が 、 岩場 や 渓流 、 滝 の 周辺 など に も 多く の 種 が 見 られる 。 特に 霧 が よく かかる 雲霧 林 に は 、 樹木 に 大量 の コケ が 着生 する 例 が あり 、 蘚苔 林 （ mossy   forest ） と も 呼ば れる 。 畑地 や 水田 に も それぞれ に 独特 の もの が 見 られる し 、 市街地 で も いくつ か の 種 が 生育 し て いる 。  生育 する 基質 として は 、 土 や 腐植 土 、 岩上 、 他 の 植物 体 （ 樹皮 、 葉 の 表面 、 樹 枝 ） 、 昆虫 等 の 動物 など あらゆる 場所 に 、 さまざま な 形 で 生育 する 。  古く は 陸上 植物 の 中 で 、 小柄 で 維管束 を 有さ ない こと から 、 陸上 生活 へ の 適応 が 不十分 な 原始 的 な 群 と さ れ 、 シダ より 下等 な 一 群 として 扱わ れ て き た 。 その 中 で 蘚類 と 苔 類 が 区別 さ れ 、 さらに 苔 類 から ツノゴケ 類 が 区別 さ れ た 。 しかし 、 最近 の 形態 や 分子 を 用い た 系統 学 的 研究 等 から 、 コケ 植物 は 単 系統 群 で は なく 側 系統 群 で ある こと が 判っ て き た （ 系統 を 参照 ） 。 新しい 分類 で は 、 それぞれ の 単 系統 群 を 門 として 扱う よう に なっ て き て いる 。 下記 の 綱 や 亜 綱 の 分類 は 2009 年刊 の 「 植物 の 百科 事典 」 に よる 。 したがって 、 上 掲 の 分類 表 は 過去 の もの で ある 。  伝統 的 な 分類 で は 、 コケ 植物 は 植物 界 コケ 植物 門   ( Bryophyta )   として 一 群 に まとめ られる 。 内部 分類 は 3 つ の 綱 に 分類 さ れ 、 それぞれ 、 スギゴケ や ハイゴケ など の 蘚類 （ 蘚綱 ） 、 ゼニゴケ や ツボミゴケ など の 苔 類 （ 苔 綱 ） および ツノゴケ 類 （ ツノゴケ 綱 ） で ある （ ツノゴケ は 漢字 で 角 苔 と 書く が 、 カタカナ で 表記 する の が 一般 で ある ） 。  4 つ の 亜 綱 に 分け られる が 、 大 部分 の 種 は マゴケ 亜 綱 に 所属 する 。  コケ 植物 の 3 群 の 系統 関係 について は 、 2 つ の 分岐 パターン が 示さ れ て いる 。 1 つ は 、 最初 に 苔 類 が 、 次に ツノゴケ 類 が 、 最後 に 蘚類 が Polysporangiates （ 、 コケ 植物 以外 の 陸上 植物 を 含む グループ 、 維管束 植物 と ほぼ 同義 ） から 分岐 し た パターン で ある 。 もう 1 つ は 、 最初 に ツノゴケ 類 が 、 次に Polysporangiates が 、 最後 に 蘚類 と 苔 類 が 分岐 し た パターン で ある 。  形態 や 精子 の 微細 構造 、 化学 組成 等 を 用い た 解析 だ と この うち 前者 を 示す 説 が 多い が 、 RNA を 用い た 解析 で は 後者 を 示唆 する 結果 が 示さ れ て おり 、 また 解析 に 使用 し た 植物 や 遺伝子 により 異なっ た 結果 も 示さ れ て いる 。  コケ 植物 を 含む 陸上 植物 と 緑藻類 の 共通 する 形質 は いくつ か 知ら れ て いる 。 例えば 、 光合成 色素 として クロロフィル a および b を 持ち 、 同化 産物 （ 糖 ） の 貯蔵 物質 は デンプン で ある 。 また 精子 の 鞭 毛 を 2 本 持つ こと も 他 の 緑藻類 を 除く 藻類 と の 差異 で ある 。  ただし 、 基本 的 に 陸上 生活 を する コケ 植物 と 水中 生活 を する 緑藻類 は 多く の 点 で 異なっ て おり 、 特に 繁殖 に 関わる 形質 ・ 生態 は 明瞭 で ある 。 生殖 器官 は 緑藻類 は 単細胞 で 、 コケ 植物 は 多 細胞 で あり 造 卵 器 や 胞子 嚢 は 他 の 細胞 に 覆わ れ て いる 。 これ は 配偶 子 や 胞子 など を 乾燥 から 守る 目的 が ある 。 また 受精 後 、 コケ 植物 が 植物 体 に とどまり 胚 を 形成 する こと も 緑藻類 と の 相違 点 で ある 。  なお 、 緑藻類 の 中 でも 車軸 藻類 の " Coleochaete " 属 と 核分裂 の 様式 や 共通 の 光合成 酵素 を 持つ こと 、 分子 系統 の 結果 など より 近 縁 で ある こと が 示唆 さ れ て いる 。  コケ 植物 は 古生代 に 陸上 進出 し た シダ 植物 と は 、 両者 とも に 多 細胞 で 壷 型 の 造 卵 器 を 形成 する が 、 この よう な 構造 は 藻類 に は 見 られ ない 。 また 、 両者 とも に 世代 交代 を 行い 、 配偶 体 の 上 で 胞子 体 が 発芽 する 。 したがって 、 シダ 植物 において 、 前 葉 体 から 幼い シダ が 伸びる 姿 と 、 コケ 植物 の 植物 体 から さく が 伸びる 姿 と は 同等 の もの で ある 。 ただし 、 シダ 植物 や 種子 植物 で は 胞子 体 が 発達 する の に対して 、 コケ 植物 で は 配偶 体 が 発達 する の が 大きな 相違 点 で ある 。 また 葉 緑 体 DNA の 比較 結果 より 苔 類 と ヒカゲノカズラ 類 が 近 縁 で ある こと が 示さ れ て いる 。  コケ 植物 および シダ 植物 ・ 種子 植物 が 側 系統 群 で ある こと が 示唆 さ れ て いる ものの 、 両者 の 系統 関係 について は 説 が 分かれ て いる 。 コケ 植物 に 近い 先祖 から シダ 植物 が 分化 し た の か 、 両者 に 共通 の 祖先 から 両者 が 分化 し た の か 、 近 縁 な 祖先 から 平行 的 に 進化 し た の か など 、 さまざま な 議論 が ある 。 ただし 、 シダ 植物 から コケ 植物 に 退行 進化 を し た こと を 示す 結果 は 示さ れ て い ない 。  コケ 植物 は 、 その 姿 が 小型 で あり 、 しかも 多様 な 生活 環境 に 生育 する 種 が ある 。 これ が カビ と も なれ ば 野外 採集 は でき ず 、 持ち帰っ て 分離 操作 を する の だろ う が 、 コケ は その よう な 方法 が 適用 でき ない 。 どうしても 野外 で 採集 し なけれ ば なら ない 。 小さな もの で は 、 砂岩 の 砂粒 の 間 に 葉 が 隠れ て しまう よう な もの も ある から 、 ルーペ は 必須 で ある 。  したがって 、 コケ 植物 の 採集 家 は 歩み が 遅い 。 一 歩 進む ごと に 樹 の 肌 を 見 、 葉 の 上 を 見 、 枝 を 見 、 樹 の 根元 を 見 、 足元 を 見る 。 沢 で あれ ば 岩 面 の 向き の 違う 場所 を ずっと 見 て 回り 、 岩 の 隙間 を 探し 、 草 の 根元 を 見 、 水しぶき の かかる ところ も 見 て 、 その 周辺 の 樹木 も 見 なけれ ば なら ない 。 素人目 に は 一 塊 の コケ の 集団 で あっ て も 、 複数 種 が 交じっ て いる こと も 普通 で ある 。 日本 の 蘚苔 類 学会 の ある 年 に 行なわ れ た 観察 会 で は 、 山間 部 の 渓谷 に コース を 設定 し て あっ た のに 、 その 入り口 の 駐車 場 周辺 だけ で 1 日 を 過ごし て しまっ た と の 伝説 が ある 。  その 代わり に 、 標本 作製 と 保存 は 簡単 で 、 一般 に は 陰干し し て 、 紙 に 包ん で おく だけ （ 乾燥 標本 ） で ある 。 この 状態 で 虫 が つく こと も ほとんど 無い と 言う 。 シダ や 高等 植物 の 押し葉 標本 が 、 放置 すれ ば あっと言う間に ボロボロ に なる の と は 大きな 違い で ある 。 観察 し たい とき は 水 に 戻す と 、 ほぼ 元 の 形 に 回復 する 。  " 日本 文化 の 文脈 における 「 コケ 」 について は 苔 を 参照 。 "  コケ 植物 が 実用 的 に 用い られる 例 として は 、 圧倒的 に ミズゴケ 類 が 重要 で ある 。 日本 で は その 分布 が 多く ない が 、 ヨーロッパ で は ごく 普通 に あり 、 生き た もの は 園芸 用 の 培養 土 として ほとんど 他 に 換え が ない 。 他 に 乾燥 さ せ て 荷作り の 詰め 物 と し 、 また かつて は 脱脂綿 代わり に も 使わ れ た 。 また それ が 枯死 し て 炭化 し た もの は 泥炭 と 呼ば れ 、 燃料 など として も 利用 さ れ た 。  それ 以外 と なる と かなり 重要 度 が 落ちる 。 日本 で は 庭園 や 鉢植え に 利用 さ れる が 、 主として バックグラウンド として の 価値 を 認め られ て いる と 見 た 方 が 良い だろ う 。  日本 に は 約 1800 種 の コケ 植物 が 分布 し て おり 、 そのうち 200 種 以上 が 絶滅 の 危機 に 瀕 し て いる と いわ れ て いる 。  日本 で は 、 古来 より 蘚苔 類 は 身近 な もの で あり 、 多く の 和歌 の 中 で 詠わ れ て いる 。 現在 、 ミズゴケ 類 や シラガゴケ 類 、 スギゴケ 類 、 ツルゴケ 、 ハイゴケ など 多数 の コケ 植物 が 園芸 用 ・ 観賞 用 として 栽培 、 販売 さ れ て いる 。  日本 で は 、 いくつ か の 大学 や 博物館 、 研究所 で コケ 植物 に関する 研究 が 行わ れ て いる 。  また 、 日本 蘚苔 類 学会 が コケ 植物 を 専門 に 取り扱う 学会 として あげ られる 。栽培 品種 （ さい ばい ひんし ゅ 、 ） と は 、 一般 的 に は 望ましい 性質 を 選抜 し た 増殖 可能 な 植物 の 集合 で ある 。 < br >  選択 ・ 交雑 ・ 突然変異 等 により 人為 的 ( 育種 、 品種 改良 ) あるいは 自然 に 生じ 、 他 の 栽培 品種 や 原種 と 識別 さ れる 特性 を 安定 し て 有し 、 かつ 、 その 特性 を 保持 し た まま 殖やす こと が できる 。 遺伝 的 に 均一 か 否 か は 問わ ない 。 < br >  栽培 品種 は 主 に 農業 ・ 園芸 の 分野 で 古く から 利用 さ れ 、 園芸 分野 において は 園芸 品種 （ えん げ い ひん し ゅ ） の 語 が 使わ れる こと が ある 。 また 、 誤解 の 恐れ が なけれ ば 単に 品種 と 表記 さ れる こと も 多い 。  尚 、 栽培 品種 は 植物 の 分類 の 仕方 の 一つ で は ある が 、 国際 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約 () による 分類 階級 や タクソン で は ない 。 すなわち 、 栽培 品種 名 は 学名 と 混同 さ れる こと が ある が 、 それ 自体 は 学名 で は ない 。  栽培 品種 （   ） の 命名 に関する 国際 的 な 取り決め が () で あり 、 第 9 版 ( 2016 年 ) が 現行 で ある 。  以下 は 、 第 9 版 の 栽培 品種 に 関係 する 内容 の 抜粋 で ある 。  (、 複数 形 :) は 、 栽培 品種 名 など の 名称 を 登録 し 、 管理 する 責任 を 負う 機関 で ある 。 栽培 品種 名 や 植物 を 法的 に 保護 する 機関 で は ない 。 （ ） の 委員 会 により 、 管轄 する 分類 群 ごと に 複数 の 機関 が 指定 さ れ て いる 。  日本 の 組織 として は 、 日本 ハオルシア 協会 が ハオルシア 属 ・ 属 ・ 属 の として 指定 さ れ て いる 。  植物 の 新 品種 の 保護 に関する 国際 条約 ( UPOV 条約 ) における 植物 の 品種 () や 、 それ に 基づく 各国 の 法令 ( 日本 において は 種苗 法 など ) における 品種 は 、 栽培 品種 () の 語句 を 使用 せ ず に 定義 さ れ て いる こと が ある が 、 栽培 品種 を 法的 に 定義 し た 正確 な 同義 語 で ある 。 また 、 UPOV 条約 における 品種 の 名称 () 等 の 語句 と 栽培 品種 小名 () も また 同等 で ある ()。< br >  育成 者 権 の 点 から 品種 を 登録 し 全般 について 管理 し て いる の は 各国 の 行政 機関 ( 日本 において は 農林水産省 ) で ある 。 < br >  尚 、 それら の 法定 の 品種 登録 を 行う 機関 にて 正式 に 登録 さ れ た 品種 名 は 国際 栽培 植物 命名 規約 の 品種 名 の ルール に 則っ て い ない 場合 でも 有効 で ある 。品種 （ ひんし ゅ ） と は 、 生物 の 種 以下 の 生物 集団 の 単位 で ある 。  日本語 で は 、 異なる 意味 を 持つ もの が 混在 し て 「 品種 」 と 呼ば れ うる 。 以下 の もの が 挙げ られる 。  品種 （ ひんし ゅ 、   フォールマ 、   フォーム 、 省略 形 :   f .） は 国際 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約 () によって 定め られ た 、 種 より 下位 の 分類 階級 の 一つ 、 および 、 その 階級 に 属する タクソン で ある 。  専ら 植物 学 のみ で 使わ れる 。  自然 （ 野生 ） 状態 で 、 形態 など において は はっきり と 区別 できる ものの 、 同じ 地域 の 同種 個体 群 と は 生殖 的 に 隔離 さ れ て い ない 個体 群 を 指す 。 多く の 顕花植物 に 見 られる 白 花 品 など は この よう に 扱わ れる 。  による 品種 分類 群 の 学名 の 例  栽培 品種 (、 園芸 品種 とも 。 また 、 単に 品種 と 表記 さ れる こと も 多い ) は 、 他 の もの と 識別 できる 特性 を 安定 し て 有し 、 かつ 、 その 特性 を 保持 し た まま 増殖 可能 な 植物 の 集合 。 遺伝 的 に 均一 か 否 か は 問わ ない 。 また 、 栽培 品種 は 植物 学 における 分類 階級 や タクソン で は ない 。  栽培 品種 の 命名 法 は () で 定め られ て いる 。  特定 の 種 に とどまら ず 、 雑種 や 接木 キメラ に も 栽培 品種 名 を 付ける こと が できる 。  による 栽培 品種 名 の 例  植物 の 新 品種 の 保護 に関する 国際 条約 （ UPOV 条約 ） における 植物 品種 （ ） は 分類 学 上 の 品種 や 変種 で は なく 、 栽培 品種 を 法的 に 定義 し た 語 で ある 。 植物 品種 は 次 の よう に 定義 さ れる 。   種 の 中 で 、 他 の 個体 と 区別 できる 、 人為 的 に 選抜 さ れ た 形質 など の 特徴 が 安定 し て おり 、 それ により 他 と 区別 できる 、 もしくは 産業 上 区別 する 意味 の 認め られる 個体 群 。 クローン 個体 群 も 含ま れる 。 品種 内 で 遺伝 的 に 斉一 か 雑 ぱく か は 問わ れ ない 。 農業 （ 畜産 も 含む ） 上 の ハイブリッド 品種 など 、 ある 品種 同士 の 子孫 が 親 と 同じ 品種 と みなさ れ ない こと も 多い 。  一般 社会 で 使う 場合 、 種 と 混同 し たり する 例 も ある 。 たとえば シェパード や チワワ は種 で は なく 犬 の 品種 で ある 。 植物 、 動物 、 菌 （ キノコ ） で 認め られる 。 細菌 、 酵母 、 カビ など で は 系統 と 言わ れ 、 品種 と は いわ ない 。  ただし 「 」 を 「 変種 」 と し た 場合 は 、 動物 分類 学 において は 、 種 内 の あらゆる 変異 型 を さす 多義 的 な 概念 。 色彩 多 型 ・ 季節 多 型 ・ 栽培 生物 ・ 飼養 生物 ・ 亜 種 および 非 遺伝 的 な 変異 など が これ に 含ま れる 。ジャガイモ （ 馬鈴薯 〈 ばれ い しょ 〉 、 、 学名 ：" Solanum   tuberosum "   L .） は 、 ナス 科 ナス 属 の 多年草 の 植物 。 南 アメリカ の アンデス山脈 原産 。 デンプン が 多く 蓄え られ て いる 地下茎 が 芋 の 一種 として 食用 と さ れる 。  日本語 の 呼び名 は 様々 ある 。 「 ジャガイモ 」 という 名称 について は 、 17 世紀 初め に ジャワ の ジャガトラ （ ジャカルタ ） から もたらさ れ た こと から 「 ジャガタライモ 」 と 呼ば れ た もの が 変化 し て 「 ジャガイモ 」 に なっ た 。 ただし 異説 も あり 、 ジャワ島 の 芋 の 意味 の ジャワ イモ が 変化 し た もの 、 天保 の 大 飢饉 で ジャガイモ の おかげ で 餓死 を 免れ た こと から 呼称 さ れ た 「 御 助 芋 」 が 転じ た もの など と も さ れる 。  「 馬鈴薯 」 （ ばれ い しょ ） という 呼び名 も よく 用い られる 。 これ は 中国 で の 呼び名 の 一つ と 漢字 が 同じ で 、 中国 語 で 読む と マーリンシュー （ ピン 音   ） と なる 。 18 世紀 に 日本人 の 小野 蘭山 『 耋筵小 牘 』 （ 1807 年 ） が 命名 し た と いわ れ て いる が 、 中国 名 を そのまま 輸入 し た もの な の か 、 新しく 付け た 名前 が たまたま 中国 名 と 同じ だっ た の か 、 それとも 蘭山 の 命名 が 中国 に 伝わっ た の か は 明らか で は ない 。 一説 に は 、 ジャガイモ の 形 が 馬 に つける 鈴 に 似 て いる という こと から 、 この 名前 に なっ た と いう 。 また 、 「 マレー の 芋 」 という 意味 から この 名前 が 付け られ た という 説 も ある 。 なお 、 中国 で は 他 に 「 土 豆 」 （ トゥードウ ） 、 「 洋 芋 」 （ ヤンユー ） 、 「 薯 仔 」 （ シューザイ ） など の 呼び 方 も ある 。 なお 、 日本 の 行政 で は 馬鈴薯 と 呼ん で いる 。  英語 の " potato " の 語源 は 、 タイノ 族 の 言葉 で サツマイモ を 意味 する " batata " が スペイン 語 の " patata " に 変化 し た もの に よる 。 なお 、 ジャガイモ の 原産地 で 古く から 使わ れ て いる 言語 の 一つ で ある ケチュア 語 で は " papa " と いう が 、 この 単語 は そのまま 中南米 スペイン 語 で 使わ れ て いる 。 スペイン 語 で " batata " が " patata " に 変化 し た の は この " papa " の 影響 で ある と 考え られ て いる 。 " Papa " は ローマ 教皇 を 意味 する 単語 と 同じ で あっ た ため 、 これ を 忌避 し て " Patata " に 変遷 し た と も いわ れる 。  江戸 時代 以降 、 米 の 収穫 に 不利 な 山間 ・ 寒冷 地 で の 栽培 が 広まっ た こと から 、 地方 名 や 地方 品種 も 多い 。  ジャガイモ は 南米 アンデス 中 南部 の ペルー 南部 に 位置 する チチカカ 湖畔 が 発祥 と さ れる 。 もっとも 初期 に 栽培 化 さ れ た ジャガイモ は   " Solanum   stenotomum "   と 呼ば れる 染色 体 数 24 本 の 二 倍 体 の もの で 、 その後 四 倍 体 の   " Solanum   tuberosum "   が 栽培 化 さ れ 、 現在 世界中 で 広く 普及 する に 至っ た と さ れ て いる 。  この ジャガイモ が ヨーロッパ 大陸 に 伝え られ た の は 、 インカ 帝国 の 時代 、 15 世紀 から 16 世紀 頃 と さ れ て いる 。 当初 、 インカ 帝国 の 食 の 基盤 は トウモロコシ で は ない か と 伝え られ て い た が 、 ワマン・ポマ が 1615 年 に 残し た 記録 や マチュ・ピチュ の 段々畑 の 史跡 研究 、 気象 地理 条件 、 食生活 の 解析 など 、 複数 方面 から の 結果 が 、 食 基盤 が ジャガイモ で あっ た こと を 示し て おり 、 近年 見直し が 図ら れ て いる 。 しかし 、 具体 的 に 「 い つ 」 「 誰 が 」 伝え た の か について はっきり と し た 資料 は 残っ て おら ず 、 スペイン 人 が ジャガイモ を 本国 に 持ち帰っ た の は 1570 年 頃 で 、 新大陸 の 「 お 土産 」 として 船乗り や 兵士 たち によって もたらさ れ た もの で あろ う と 推測 付け られ て いる 。 さらに 1600 年 頃 に なる と スペイン から ヨーロッパ 諸国 に 伝播 する が 、 この 伝播 方法 に も 諸説 あり 、 はっきり と は 判明 し て い ない 。 いずれ に せよ 16 世紀 末 から 17 世紀 にかけて は 植物 学者 による 菜園 栽培 が 主 で あり 、 ヨーロッパ の 一般 家庭 に 食料 として ジャガイモ が 普及 する の は 、 さらに 時 を 待た ね ば なら ない 。 普及 は 、 プロイセン 王国 で 三 十 年 戦争 により 荒廃 し 、 飢饉 が 頻発 し た 際 に 作付け （ 栽培 ） が 国王 の 勅命 により 強制 、 奨励 さ れ た こと や 、 踏み 荒らさ れる と 収穫 が 著しく 減少 する ムギ に 代わり 、 地下 に 実る ため 踏み 荒らし の 影響 を 受け 難い 作物 として 、 農民 に 容易 に 受け入れ られ た 結果 で ある 。 さらに ジャガイモ は 18 世紀 に は 、 アイルランド 移民 の 手 により 北 アメリカ へ 渡り 、 アメリカ 独立 戦争 における 兵士 たち の 胃袋 を 満たす 貴重 な 食料 源 と なっ た 。  アイルランド の 小作農 家 たち は 元来 は 主 に ムギ を 栽培 し て い た が 、 地主 に 地代 を 納め なく て も よい 自分 ら の 小さな 庭 地 で 、 生産 性 の 非常 に 高い ジャガイモ の 栽培 を 始め た 。 それ によって 、 ジャガイモ が 貧農 の 唯一 の 食料 と なっ て ゆき 、 飢饉 直前 に は 人口 の 3 割 が ジャガイモ に 食料 を 依存 する 状態 に なっ て い た 。 ジャガイモ は 寒冷 地 で も 良く 育ち 、 アイルランド 人口 の 増加 を 支え た 。 しかし 、 1845 年 から 1849 年 の 4 年間 にわたって ヨーロッパ 全域 で ジャガイモ の 疫病 が 大 発生 し 、 壊滅 的 な 被害 を 受け た 。 ジャガイモ を 主食 と し て い た 被 支配 層 の アイルランド 人 の 間 から は 、 ジャガイモ 飢饉 で 100 万 人 以上 と も いわ れる 多数 の 餓死 者 を 出し た 。 また 、 イギリス 、 北 アメリカ 、 オーストラリア など へ 、 計 200 万 人 以上 が 移住 し た と いわ れる 。 アメリカ合衆国 に 渡っ た アイルランド 人 移民 は アメリカ 社会 で 大きな グループ を 形成 し 、 経済 界 や 特に 政治 の 世界 で 大きな 影響 力 を 持つ よう に なっ た 。 この 時代 の アメリカ へ の 移民 の 中 に は 、 ケネディ 家 の 先祖 も 含ま れ て い た 。  アイルランド で の ジャガイモ 飢饉 が あっ た ものの 、 寒冷 地 に も 強く 、 年 に 複数 回 の 栽培 が 可能 で 、 地中 に 作ら れる こと から 鳥 害 に も 影響 さ れ ない ジャガイモ は 庶民 の 食料 として 爆発 的 な 普及 を 見せ た 。 アダム ・ スミス は 『 国富 論 』 において 「 小麦 の 三 倍 の 生産 量 が ある 」 と 評価 し て おり 、 瞬く 間 に 麦 、 米 、 トウモロコシ に 並ぶ 「 世界 四 大 作物 」 として その 地位 を 確立 し た 。  諸説 ある が 、 1598 年 に オランダ 人 によって 持ち込ま れ た と さ れる 。 ジャワ島 の ジャガタラ を 経由 し て 伝来 し た ため ジャガタライモ と 呼称 さ れ た が 、 それ が 短縮 さ れ ジャガイモ と なっ た 。  江戸 時代 後期 の 18 世紀 末 に は ロシア 人 の 影響 で 北海道 ・ 東北 地方 に 移入 さ れ 、 飢饉 対策 として 栽培 さ れ た 。 蘭学 者 の 高野 長英 は ジャガイモ 栽培 を 奨励 し て いる 。 また 、 江戸 後期 に は 甲斐 国 の 代官 で あっ た 中井 清 太夫 が ジャガイモ 栽培 を 奨励 し た と さ れ 、 享 和 元年 （ 1801 年 ） に は 小野 蘭山 が 甲斐 国 黒平 村 （ 甲府 市 ） において ジャガイモ の 栽培 を 記録 し て いる （ 『 甲 駿 豆 相 採 薬 記 』 ） 。 また 、 江戸 時代 後期 に は 北海道 の アイヌ も ジャガイモ を 栽培 し て い た 。 寛政 年間 、 探検 家 の 最上 徳内 が アブタ 場所 （ 現在 の 洞爺湖 町 虻田 地区 ） に 種 イモ を 持ち込み 、 地域 の アイヌ に 栽培 さ せ た の が 北海道 で の ジャガイモ 伝来 だ と いう 。  本格 的 に 導入 さ れ た の は 明治維新 後 で 、 北海道 の 開拓 に 利用 さ れ た 。 アメリカ で ウィリアム ・ スミス ・ クラーク に 学び 、 後 に 「 いも 判官 」 と 呼ば れ た 初代 根室 県 令 湯地 定基 により 普及 し 、 川田 龍吉 男爵 により 特に 男爵 いも が 定着 し た 。 当初 は 西洋 料理 の 素材 として の 需要 で あっ た が 、 洋食 の 普及 とともに 、 徐々に 日本 の 家庭 料理 に も 取り入れ られる よう に なっ て いっ た 。  一般 的 な 栽培 を する 場合 、 ジャガイモ は 「 種芋 」 を 植え付け 培土 し 育成 する 。 数 を 意図 的 に 増やす ため に 、 一般 的 に は 種芋 は 、 芋 から 発芽 し た 芽 を 中心 に し て 適度 な 大き さ （ 半分 ～ 数 個 程度 ） に 切り分け 、 芋 が 腐敗 し て しまう の を 防ぐ ため に 切断 面 に 灰 など を つけ 、 切断 面 を 下 に 向け 地面 に 置き 、 土 を かぶせる 。 （ 人 の 手 による 意図 的 な 栽培 で は なく ） 放置 さ れ て いる ジャガイモ の 場合 は 、 前年 に 寒く なっ て 地上 茎 が 枯れ た 後 も 地中 に （ 人目 に つか ない 状態 で ） 残っ て いる 芋 は 越冬 し 、 その 芋 から 特に 何 も し なく て も 自然 に （ 勝手 に ） 芽 を 出し 、 成長 する 。  直立 する 地上 茎 は 50 cm から 1 m 程度 の 高 さ に まで 生長 する 。 葉 は 奇数 羽 状 複葉 。 葉 の 付け根 から 花茎 が 長く 伸び 、 先端 に 多数 の 花 を つける 。 花 は 星 形 で 黄色い 花心 と 5 枚 の 花弁 を もち 、 色 は 品種 によって 異なり 赤 ・ 白 ・ 紫 と 様々 で ある 。 受粉 能力 は 低い が 、 品種 や 条件 によって は 受粉 し て ミニ トマト に 似 た 小型 の 実 を つける 。 実は 熟 する に したがい 緑 から 黄色 、 さらに 赤 へ と 変化 する が 、 落果 し やすく 完熟 に 至る もの は 極 希 で ある 。 果実 の 中 に は 種子 が あり 、 これ を 発芽 さ せ て 生長 さ せる こと も 可能 で ある 。 ジャガイモ の 交配 は この 種子 を 利用 し て 行わ れる が 、 種芋 から 育た ない ため 、 生長 し て も 全体 的 に 小柄 で ある 。 これ を 親株 と 同様 の 大き さ 程度 に まで 育てる に は 3 年 （ 3 代 ） 程度 かかる ため 、 草本 性 植物 として は 交配 に 時間 の かかる 植物 と いえる 。  地下茎 は 種芋 より 上 （ 地表 に 近い 位置 ） に できる ため 、 ジャガイモ を 収穫 する ため に は 、 この 肥大 する 地下茎 を 日光 に 晒さ ない よう に 土寄せ が 行わ れる 。  栽培 に は pH 6 前後 の 酸性 の 土地 が 適し て いる 。 また 冷涼 な 気候 や 硬く 痩せ た 土地 に も 強い 。 その 反面 、 病害 や 虫 の 被害 を 受け やすく 連作 障害 も 発生 し やすい 。 ジャガイモ の 地下茎 は 水分 と 栄養 が 豊富 な ため 、 病原菌 が 繁殖 し やすく 、 保存 状態 の 悪い 種芋 や 、 収穫 から 漏れ て 地中 へ 残さ れ た 芋 は 病害 の 原因 と なる 。 その ため 、 日本 で は 植物 防疫 法 の 指定 種苗 と なっ て おり 、 種芋 の 売買 が 規制 さ れ て いる 。  前述 の 通り 、 ジャガイモ は 連作 障害 が 発生 し やすい 。 連作 を 行う と 土壌 の バランス が 崩れ 、 単純 に 生育 が 悪く なる だけ で なく 、 病害 や 寄生虫 が 発生 し やすく なる 。 ジャガイモ に 限ら ず 、 ナス 科 の 植物 は 基本 的 に この 性質 を 持ち 、 さらに 例えば ジャガイモ の 後 に ナス を 植え た 場合 に も 連作 障害 を 起こす 場合 が ある 。  特に ジャガイモ に 大きな 被害 を 与える 原因 として 、 ジャガイモシストセンチュウ による 生育 阻害 が ある 。 この センチュウ は 地中 で 増殖 し 、 高密度 に なる と ジャガイモ の 生育 を 大きく 妨げる 。 例えば 乾 土 1 g 中 に 100 卵 が 存在 する 状態 （ 高密度 ） で は 、 収穫 量 が 60 % 程度 低下 する 。 センチュウ は 宿主 （ ジャガイモ 等 ） が ない 状態 で も 、 卵 状態 （ シスト ） に なり 10 年 以上 も 生存 し 続ける 場合 が あり 、 シスト 状態 は 薬剤 に も 強い ため 根絶 が 難しい 。 卵 を 含む 可能 性 の ある 土 を 移動 さ せ ない 、 付着 の 恐れ の ある 農具 や 運搬 具 の 洗浄 、 といった 拡散 防止 策 が とら れ て いる 。 また 、 長期 の 休閑 や 非 宿主 の 作付 など も 対策 として 行わ れ て いる が 、 センチュウ 密度 の 低減 に は 効果 は 低く 、 最も 有効 な 密度 低減 対策 は 抵抗 性 品種 の 作付 で ある 。 ただし 、 センチュウ は ジャガイモ に は 被害 を 与える が 、 人体 に は 無害 で ある 。 この センチュウ は 、 種苗 付着 土 や 動物 糞 から 伝染 する と さ れ て いる 。 その ため 日本 で は 、 アイルランド 経由 以外 の 、 検疫 を 受け て い ない 塊茎 類 の 直接 持ち込み は 禁止 さ れ て いる 。 植物 防疫 法 の 指定 種苗 と さ れ 、 種芋 の 販売 が 規制 さ れ て 検査 が 義務づけ られ て いる 。  ジャガイモ の 原産地 で ある アンデス 中央 高地 で は 、 古く から 連作 障害 について 認識 さ れ て おり 、 長期 の 休閑 と 輪作 が 行わ れ て いる 。 ジャガイモ の 次 は 別 の 作物 を 植える よう に する だけ で なく 、 3 から 4 サイクル で 一つ の 区画 を 利用 し た あと 長期 の 休閑 を とる 。 休閑 の 長 さ は 、 人口 密度 や 畑 の 大き さ によって 様々 で ある 。 ただし 、 1950 年代 に 行わ れ た 農地 改革 など で 、 共有 地 が 崩壊 し 始め 、 耕作 地 が 私有地 化 さ れ 、 個人 が 所有 する 土地 区画 が 狭く なっ た ため 、 長期 の 休閑 が 行え ず 、 シストセンチュウ が 再び 問題 に なっ て き て いる 。 また 、 アンデス の いくつ か の 地域 で は 、 マシュア （ イサーニョ とも 、 学名 ：""） と 呼ば れる ノウゼンハレン 科 の 塊茎 類 を 混植 する こと で 、 シストセンチュウ の 発生 を 抑え て いる 。 マシュア は 、 その 根 から シストセンチュウ を 避ける 分泌 物 を 発生 する こと が 科学 的 に 確認 さ れ て いる 。 また 、 インカ 時代 に は 、 この マシュア は 男性 の 性欲 を 抑える 働き が ある こと が 知ら れ て おり 、 長期間 にわたる 兵士 の 出征 や 労働 賦役 に際して 性 衝動 を コントロール する 目的 で 利用 さ れ て い た こと が 、 スペイン 人 の 記録 文書 に 記さ れ て いる 。  ジャガイモ は 、 ポテトグリコアルカロイド   ( Potato   Glycoalkaloids ;   PGA )   として 総称 さ れる ソラニン や （ カコニン 、 ） 、 ソラマリン 、 コマソニン 、 デミツシン など の 有毒 な アルカロイド 配 糖 体 を 含む 。 これら は ジャガイモ 全体 に 含ま れる が 、 品種 や 大き さ により ばらつき が あり 、 特に 皮 層 や 芽 、 果実 に 多く 含ま れる 。 その ため 、 食べる 際 に は 芽 や 緑色 を 帯び た 皮 は 取り除か なけれ ば なら ない 。 PGA は 加熱 による 分解 が 少ない 。 PGA など の 中毒 症状 は 、 喫食後 の 30 分 から 半日 後 まで に 頭痛 ・ 嘔吐 ・ 腹痛 ・ 疲労 感 など の 症状 を 示す 。 毒性 は それほど 強く は ない が 、 小児 は 発症 量 が 10 分の 1 程度 と 成人 より 少なく 、 保育園 、 小学校 の 自家 栽培 による 発育 不良 の 小 芋 など は 特に PGA の 量 が 多い ため 、 中毒 例 が 多い 。 芽 を 大量 に 食べ て 死 に 至っ た 事例 も ある 。 対策 として は 芋 を 日光 に 当て ず 、 暗 所 で 保存 し 、 芽 を （ 緑色 に なっ た 場合 は 皮 も ） 丁寧 に 取り除く 。 PGA は 水溶 性 の ため 、 皮 を むい て 茹で たり 水 に さらす こと で ある程度 除く こと は できる が 、 粉 吹き 芋 で 中毒 し た 例 が 報告 さ れ て いる よう に 、 除き きれ ない 場合 が ある 。 果実 は 芽 ほど で は ない に せよ 、 塊茎 と 比べ PGA の 含有 量 が 高い ため 食用 に 向か ない 。  国際 連合 食糧 農業 機関   ( FAO )   の 統計 資料   ( FAOSTAT ) に よる と 、 2014 年 の 全 世界 における ジャガイモ の 生産 量 は 3 億 8168 万 トン で あり 、 主食 と なる イモ 類 で は 最も 生産 量 が 多い 。 生産 地域 は 大陸 別 で は アジア と ヨーロッパ が 4 割 ずつ を 占め 、 インド を 除く と いずれ も 中 緯度 から 高緯度 北部 に 分布 する 。 上位 5 カ国 で 全 生産 量 の 57 % を 占める 。 日本 の 生産 量 は 245 万 トン （ 世界 シェア 0 . 64 %）。  農林水産省 の 統計 資料 による 平成 28 年度 の 都道府県 別 収穫 量 で は 、 全国 約 216 万 トン 中 北海道 が 約 170 万 トン と 全国 の 8 割 を 占める 。  ジャガイモ の 利用 形態 は 、 生食 （ 青果 ） 、 加工 、 デンプン 原料 の 3 種類 に 大別 さ れる 。 加工 用 として は 、 ポテト サラダ 、 スナック菓子 （ ポテトチップス など ） 、 フライドポテト 、 冷凍 食品 （ コロッケ など ） が ある 。 デンプン は 、 いわゆる 片栗粉 として 流通 し て いる 粉末 の 原料 と する 意味 で あり 、 インスタント 麺 など の 原料 に も なる 。 ジャガイモ は 、 デンプン 源 だけ で なく ビタミン や カリウム も 多く 含ん で いる 。 特に ビタミン C が 豊富 で 、 フランス で は 「 大地 の リンゴ （ ： ポム・ド・テール ） 」 と 呼ば れ 、 ドイツ 語 や 上述 の オランダ 語 で も 同様 の 表現 が 存在 する 。 ジャガイモ の ビタミン C は デンプン に 保護 さ れる ため 、 加熱 による 損失 が 少ない と いう 。 また ジャガイモ の 皮 は 、 それ を 使っ て ガラス や 鏡 を 磨く と 曇り 止め に なる 。 なお 、 ジャガイモ の 品種 の 説明 における 「 生食 用 」 と は 、 家庭 や 飲食 店 で の 調理 素材 として 利用 する こと を 指し て おり 、 通常 、 加熱 し て 食する こと を 意味 する 。 つまり 「 生食 」 の 辞書 的 な 意味 で ある 、 非 加熱 で 食用 と する 意味 で は ない こと に 留意 が 必要 で ある （ 本 項 の 説明 において 以下 同様 ） 。  ジャガイモ は 各 地域 で 様々 な 料理 に 用い られる 。 形状 ・ 加熱 の 具合 や 水分 量 によって 多種 多様 な 食 感 に なり 、 様々 な 調味 料 や 油脂 ・ 乳製品 など と の 相性 が 良い 。  かつて 、 デザイナーフーズ 計画 の ピラミッド で 3 群 に 属し て おり 、 3 群 の 中 でも 、 ローズマリー 、 セージ 、 大麦 、 ベリー と共に 3 群 の 最下位 に 属する が 、 癌 予防 効果 の ある 食材 で ある と 位置づけ られ て い た 。  日本 で は 一般 家庭 料理 の 範疇 に 属する もの として 、 肉じゃが や 粉 吹芋 、 ポテト サラダ 、 いも もち など 、 じゃがいも を 主 な 食材 と する 料理 が ある 他 、 カレー 、 シチュー 、 グラタン 、 おでん 、 味噌汁 など の 具 に も 広く 用い られ て いる 。 単に 茹で た ジャガイモ に 、 バター や 塩 を かけ て 食べる じゃ が バター も ポピュラー な 食べ物 で ある 。 北海道 の 観光 地 で は よく 名物 として 売ら れ て いる 。  フライドポテト 、 マッシュポテト 、 ベイクドポテト 、 ヴィシソワーズ 、 スープ 、 コロッケ など 、 欧米 で は ジャガイモ を 主体 と し た 料理 が 多く あり 、 そのまま 蒸かし て 主食 として の 食べ 方 を する 場合 も ある 。 他 に ジャガイモ が 欠か せ ない 料理 として 、 アイリッシュシチュー 、 トルティージャ など が ある 。  中国 で は 、 千切り し た ジャガイモ の 炒め 物 も 一般 的 で ある 。 また 、 日本 以外 で は 、 パン の 材料 に 用い られる こと が ある ほか 、 パスタ （ ニョッキ ） に 使わ れる こと も ある 。 電気 炊飯 器 で ご飯 を 炊く とき に 、 落とし 蓋 を 入れ て その 上 に ジャガイモ を 置い て おく と 、 手間 を かけ ず に 茹でる こと が できる 。  スナック菓子 として ポテトチップス が 広く 食べ られ て いる 。 ただし 、 タンパク質 の 成分 として トリプトファン が 多く 、 焦がし た 場合 ニトロソアミン に 変化 する こと が ある ので 注意 が 必要 で ある 。 なお 、 ポテトチップス 用 の 品種 も 存在 し 、 その よう な 品種 は 揚げ て も 焦げ にくい （ 無論 、 焦げ ない わけ で は ない ） という 特徴 を 持つ 。 現在 、 日本 で は 、 日本 で 生産 さ れる ジャガイモ の 15 % が 、 ポテトチップス へ と 加工 さ れ て いる 。  ジャガイモ は 、 古く から 凍結 乾燥 さ せる という 方法 で 保存 性 を 高め 、 保存 食 として 利用 さ れ て き た 。 先 コロンブス 時代 、 中央 アンデス 地域 において 、 冷凍 し た ジャガイモ を 踏みつける こと を 繰り返す こと で 水分 と 毒 を 抜く 方法 が 発明 さ れ 、 長期 にわたる 保存 ・ 備蓄 が 可能 に なっ た 。 この 凍結 乾燥 し た ジャガイモ の こと を 「" チューニョ "」 と 呼ぶ 。 現在 でも ボリビア や ペルー の 高地 （ アルティプラーノ ） で は チューニョ が 利用 さ れ て いる 。 乾燥 し た チューニョ は まるで 小石 の よう に 見える 。 塩味 の スープ に 入れ て 長時間 煮込ん で 食べる が 、 質 の 悪い チューニョ は アンモニア の よう な 臭い が する こと が ある 。 また 、 若干 作り方 が 異なり 、 イモ の 種類 も 異なる が 、 原理 的 に は チューニョ と 同じ 凍結 乾燥 ジャガイモ に 「 トゥンタ 」 と 呼ば れる もの が ある 。 これ も ペルー 南部 や ボリビア など で 広く 食べ られ て いる 。  日本 で も 、 山梨 県 の 鳴沢 村 や 長野 県 の 一部 地域 で は 、 ジャガイモ を 寒冷 期 の 外 気温 で 冷凍 さ せ 、 踏みつける こと を 繰り返し て 、 重量 と 体積 を 減らし 、 保存 性 を 高める 方法 が 存在 する 。 「 しみ いも 」 「 ちぢみ いも 」 など と 呼ぶ 。  北海道 の アイヌ 民族 も 、 秋 に 収穫 し 切れ なかっ た ジャガイモ や 傷 の ある ジャガイモ を 畑 に 放置 し 、 雪 に 埋もれ て 凍る に 任せる 。 放置 さ れ た イモ は 凍結 と 解凍 を 繰り返し 、 干からび て 体積 が 減る 。 この 工程 を 経 て 作ら れ た 保存 食 を 「 ポッチェイモ 」 「 ペネコショイモ 」 など と 呼び 、 食べる 際 は 水 で 戻し て 丸め 、 団子 に し て 脂 を 引い た 平鍋 で 焼く 。  こうした 保存 食 と は 異なる が 、 現代 の 北海道 で は 、 低温 で 一 年 半 ほど 保管 し て 熟成 さ せ 、 デンプン を 糖化 さ せ て 甘く し た ジャガイモ が 商品 化 さ れ て いる 。  ジャガイモ は 、 そのもの が 調理 に 使わ れる だけ で なく 、 豊富 に 含ま れる デンプン を 抽出 し た もの が 片栗粉 として 販売 さ れ て いる （ 片栗粉 は 本来 は カタクリ の デンプン を 粉 に し た もの で ある が 、 現在 市場 に 出回っ て いる 片栗粉 の ほとんど は ジャガイモ の デンプン で ある ） 。  豊富 な デンプン を 持つ ジャガイモ は 、 ウォッカ 、 ジン 、 アクアビット 、 焼酎 、 ソジュ （ 韓国 焼酎 ） など 蒸留 酒 の 原料 に も 用い られる 。  日本 において も 、 近年 、 北海道 で は 特産 の ジャガイモ を 使っ た ジャガイモ 焼酎 （ し ょうちゅう 乙 類 ） の 生産 が 広く 行わ れる よう に なっ て いる 。 また 、 長崎 県 で も 特産 品 として ジャガイモ 焼酎 を 製造 し て いる 酒蔵 が ある 。 1979 年 4 月 に 、 北海道 斜里 郡 清里 町 の 清里 町 焼酎 醸造 事業 所 が 、 日本 で 最初 の ジャガイモ 焼酎 を 製造 販売 し た 。 以後 、 北海道 の 多く の 焼酎 メーカー が ジャガイモ 焼酎 に 参入 し て いる 。 ジャガイモ 焼酎 は 、 サツマイモ で 作る 芋 焼酎 と 比べる と 癖 が 少なく 飲み やすい もの と なる 。  日本 で は 99 品種 が 品種 登録 さ れ て いる 。 現在 で は 公的 機関 ばかり で なく 、 農家 により 突然変異 を 基 に し た 新種 育成 も まれ に 行わ れ て いる 。 なお 、 先述 し た 通り 以下 の 説明 における 「 生食 用 」 は 家庭 や 飲食 店 で の 調理 素材 で ある こと を 意味 し 、 非 加熱 で 食用 と する 意味 で は ない 。  16 世紀 に 南米 から ヨーロッパ に もたらさ れ た ジャガイモ は 、 当初 は その 見た目 の 悪 さ （ 現在 の もの より 小さく 黒かっ た ） から なかなか 受け入れ られ ず に い た 。 さらに 民衆 は 、 ジャガイモ は 聖書 に 載っ て おら ず 、 種芋 で 増える という 理由 で 「 悪魔 の 作物 」 として 嫌っ た 。  しかし 、 ヨーロッパ で 栽培 さ れる 従来 の 主要 な 作物 より も 寒冷 な 気候 に 耐える こと 、 痩せ て いる 土地 でも 育つ こと 、 作付 面積 当たり の 収量 も 大きい こと から 、 17 世紀 に ヨーロッパ 各地 で 飢饉 が 起こる と 、 各国 の 王 は 寒 さ に 強い ジャガイモ の 栽培 を 広めよ う と し た 。 とくに 冷涼 で 農業 に 不適 と さ れ た アイルランド や 北 ドイツ から 東欧 、 北欧 で は 、 食 文化 を 変える ほど 普及 し た 。 これ に は 、 地中 で 育つ ジャガイモ は 麦 など と 違い 戦争 で 畑 が 踏み 荒らさ れ て も 収穫 できる こと と 、 農民 が ジャガイモ を 食べる こと で 領主 たち が 自分 の 麦 の 取り分 を 増やそ う と し た 目論見 も あっ た 。 また 西洋 のみ なら ず 、 アメリカ合衆国 など 北米 地域 や 、 日本 など アジア 地域 に も 普及 し 、 ジャガイモ が 飢餓 から 救っ た 人口 は 計り 知れ ない と いわ れる 。 2005 年 に は ジャガイモ の 原産地 の 一つ で ある ペルー が 国連 食糧 農業 機関   ( FAO )   に 提案 し た 「 国際 イモ 年   ( IYP   International   Year   of   Potato )」 が 認め られ 、 2008 年 を ジャガイモ 栽培 8000 年 を 記念 する 「 国際 イモ 年 」 として FAO など が ジャガイモ の 一層 の 普及 と 啓発 を 各国 に 働きかける こと に なっ た 。  ジャガイモ が ヨーロッパ に 流入 し た 当初 、 ヨーロッパ に は 芋 という 概念 が なかっ た 。 その ため 、 芋 という もの を 食べる と 分かる まで 、 本当は 有毒 で ある 葉 や 茎 を 食用 と する 旨 が 書か れ た 料理 本 が イングランド で 出版 さ れ 、 それ を 真に 受け た イングランド 人 が ソラニン 中毒 を 起こし た 。  アイルランド で は 栽培 の 容易 さ や 収量 の ため だけ で は なく 、 支配 者 の イングランド 貴族 が 熱心 に 勧め た こと に も 原因 が あっ た 。 ジャガイモ の 栽培 を 増やし て 農民 が それ を 食べる よう に 仕向けれ ば 、 自分 たち が 収奪 する 麦 の 分量 が 増える と 考え て の こと で ある 。  結果 として アイルランド で は 、 主食 として ジャガイモ が 非常 に 重要 に なっ た 。 この ため 、 1840 年代 に ジャガイモ の 疫病 が ヨーロッパ に 蔓延 し た 際 に 、 ジャガイモ に 依存 し て い た アイルランド で は ジャガイモ 飢饉 が 起こり 、 大勢 の アイルランド 人 が 北 アメリカ に 移住 する こと に なっ た 。 その 移民 の 中 に 、 後 に 第 35 代 アメリカ合衆国 大統領 に なる ジョン ・ F ・ ケネディ の 曾祖父 パトリック が い た の は よく 知ら れ て いる 話 で ある （ ケネディ は パトリック の 次男 の 孫 、 すなわち 4 代目 で ある ） 。  ドイツ 料理 に は ジャガイモ が 多用 さ れる 。 ドイツ で 最初 に ジャガイモ が 普及 し た の は プロイセン で ある 。 プロイセン の 支配 地 で ある ブランデンブルク 地方 は 、 南 ドイツ など と は 違い 寒冷 で 痩せ た 土地 が 多く 、 しばしば 食糧難 に 悩まさ れ た 。 その ため 、 荒地 でも 育つ ジャガイモ は 食糧難 克服 の 切り札 と みなさ れ 、 フリードリヒ 2 世 が 栽培 を 奨励 し た 。 しかし 他 の ヨーロッパ 諸国 同様 、 不恰好 な 外見 から 人々 に 嫌わ れ た ため 、 フリードリヒ 2 世 は 自ら 領地 を 巡回 し て ジャガイモ 普及 を 訴え たり 、 毎日 ジャガイモ を 食べ た と いう 。  ドイツ の 食 習慣 に は 茹で た ジャガイモ を フォーク など で 潰し て から 食べる 場合 が あり 、 第 二 次 世界 大戦 中 、 フランス に 潜伏 し た ドイツ の スパイ が レストラン で ジャガイモ を 潰し て 食 し た ため スパイ で ある こと が 露見 し た 、 など の ジョーク が 存在 する 。 また 、 ドイツ 軍 が 第 一 次 世界 大戦 以降 に 使用 し た 柄 付き 手榴弾 が 形状 が 似 て いる こと から 、 「 ポテトマッシャー （ イモ 潰し 器 ） 」 と 呼ば れ て い た 。  フランス で は 、 プロイセン の 捕虜 時代 に ジャガイモ を 知っ た 農学 者 アントワーヌ ＝ オーギュスタン・パルマンティエ の 提言 により 、 ルイ 16 世 が 王妃 マリー・アントワネット に ジャガイモ の 花 を 飾っ て 夜会 に 出席 さ せる と 、 貴族 は 関心 を 持っ た 。  しかし 食用 として は 他 の 国々 の 例 に 漏れ ず 、 当初 は 庶民 の 間 で 嫌わ れ た 。 ジャガイモ を 国 に 広め たい と 思っ た パルマンティエ は 一計 を 案じ 、 王 が 作ら せ た ジャガイモ 畑 に 昼間 だけ 衛兵 を つけ て 厳重 に 警備 し た 後 、 夜 は わざと 誰 も 見張り を つけ なかっ た 。 王 が そこ まで 厳重 に 守ら せる からには さぞ 美味 な の だろ う と 考え た 庶民 の 中 から 、 夜中 に 畑 に ジャガイモ を 盗み に 入る 者 が 現われ た 。 結果 的 に 、 パルマンティエ の 目論見 通り ジャガイモ は 民衆 の 間 に 広まっ て 行っ た という 話 が 残っ て いる 。  この こと から 、 フランス の ジャガイモ 料理 に は 「 パルマンティエ 」 の 名 が 付く よう に なっ た 。 特に 、 牛 挽肉 と マッシュポテト で 作る キャセロール 「 アッシ・パルマンティエ 」 が 有名 で ある 。  北朝鮮 で は 、 1990 年代 後半 から 食糧 危機 が 発生 し た が 、 この 時 政府 （ 朝鮮 労働党 ） は 「 ジャガイモ 農業 革命 」 を 提唱 し て ジャガイモ の 生産 拡大 を 、 同時に 種子 改良 （ 種子 革命 方針 ） 、 二毛作 方針 を 徹底 し た 。 ジャガイモ は 白米 に 比べ て 、 気候 や 土地 に 依存 せ ず 大量 に 生産 できる 。 この よう に 、 食糧 問題 の 解決 に 用い られる 例 が ある 。  品種 により 貯蔵 性 が 異なり 、 加工 業者 は 使用 時期 別 に いくつ か の 品種 を 組み合わせ て 使う 場合 が ある 。 たとえば 、 長期 貯蔵 性 に 優れる 「 スノーデン 」 種 （ ポテトチップス の 原料 の 一つ ） は 、 4 月 から 6 月頃 の 原料 として 使わ れる 。  茹で た 場合 は 、 冷蔵庫 に 入れ て おけ ば 、 滅菌 状態 で は およそ 1 週間 から 2 週間 程度 もつ 。 ちなみに ジャガイモ 単独 で 茹でる 場合 は 、 皮 は つい た まま 茹で た 方 が 、 ふっくら する 。  茹で た 場合 、 冷凍庫 に は 決して 入れ て は なら ない （ 水分 が 分離 し て スカスカ し た 食 感 に なる ） 。 しかし 、 マッシュポテト や 水分 が 比較的 少ない フライドポテト など は 冷凍 し て も 問題 ない 。  収穫 後 2 か月 から 3 ヶ月 は 休眠 期 で あり 、 好適 な 温度 や 湿度 条件下 で も 発芽 し ない 。 しかし 、 その後 、 本来 繁殖 器官 で ある 塊茎 は 発芽 を 始める 。 発芽 する こと により 、 生食 用 品種 として 商品 価値 を 失い 、 加工 用 や でんぷん 原料 用 で は 減耗 や 歩留まり の 低下 、 品質 の 劣化 が 起こる 。 その ため 、 貯蔵 中 の 発芽 を 抑制 する ため に いくつ か の 方法 が 用い られ て いる 。  3 ℃ から 10 ℃ の 低温 で 貯蔵 する こと により 発芽 を 防ぐ 方法 が 一般 的 で ある 。 最適 な 貯蔵 温度 は 品種 によって 異なる 。 低温 保存 する こと により 、 可溶性 糖 の 含量 が 増える 。  CA 貯蔵   ( Controlled   Atmosphere )   は 、 貯蔵 する 空間 の 気体 の 組成 ・ 湿度 ・ 温度 を 制御 し て 鮮度 を 保持 する 方法 。 青森 県 の リンゴ の 長期 貯蔵 において 一般 的 な 方法 で 、 ジャガイモ で も 実用 化 さ れ て おり 、 8 か月 から 10 か月 の 長期 貯蔵 が 可能 で ある 。  アメリカ合衆国 など で は 、 収穫 後 に クロロプロファム という 薬品 を 散布 し て 発芽 を 抑制 する 方法 を とっ て いる 。 日本 で は 除草 剤 として 登録 さ れ て いる 農薬 で 、 ジャガイモ の 発芽 防止 目的 に 使用 する こと は 許可 さ れ て い ない 。 この 薬品 は カナダ ・ 米国 ・ オランダ その他 の 主要 ジャガイモ 生産 国 において 、 フライドポテト や ポテトチップ など の 加工 用 ジャガイモ に 普通 に 使用 さ れ て いる 薬品 な ので 、 これら の 国 から 輸入 さ れ て いる ジャガイモ 加工 製品 に は 普通 に 検出 さ れる 。  放射線 で ある ガンマ線 を 照射 する 方法 が ある 。 コバルト 60 から 放出 さ れる ガンマ線 により 、 芽 の 組織 の 細胞 分裂 を 阻害 する こと で 発芽 を 抑制 する 。 ジャガイモ へ の 放射線 照射 は 1972 年 に 厚生省 （ 現 厚生 労働省 ） により 認可 さ れ た が 、 1974 年 1 月 から 道 の 許可 を 得 て 北海道 の 士幌 町 農業 協同 組合 が 実施 し て いる のみ で ある 。 なお 、 日本 において 放射線 の 食品 照射 が 認め られ て いる 食品 は ジャガイモ だけ で ある 。  ジャガイモ の 発芽 防止 の ため に 行う 放射線 照射 の 認知 度 は 28 % と 低く 、 安全 性 や 必要 性 など 食品 へ の 放射線 照射 に関する 基本 的 事項 について の 分かり やすい 情報 提供 の 不足 を 指摘 する 声 が 多い 。  暗 冷 所 に リンゴ と 一緒 に し て 保存 する と 発芽 し にくく なる と いわ れ て き た 。 これ に は 異論 も 多く 、 効果 が ない という 報告 も 多かっ た が 、 近年 、 欧米 で の 研究 により リンゴ など から 発生 する エチレン ガス が ジャガイモ の 芽 の 伸び を 抑制 する 効果 を 持つ こと が 明らか に さ れ 、 工業 的 に 生産 さ れ た エチレン を 用い て 正しく 濃度 コントロール を し て 発芽 を 抑制 する 技術 が 確立 さ れ て いる 。 しかし 、 リンゴ と の 共存 による エチレン ガス の 濃度 コントロール は 困難 で あり 、 エチレン ガス の 濃度 や 保存 期間 が 充分 で ない と 、 逆 に 芽 の 伸び を 助長 する こと も 立証 さ れ て いる 。 ジャガイモ は 通常 5 ℃ 以下 の 冷暗所 で 保存 する と いつ まで も 芽 は 伸び ない ので 、 その よう な 場所 で 保存 する こと が 最も 重要 で ある 。 ただし 、 一度 高温 に さらし て 芽 が 伸び 始め た もの は 長い 期間 の 保存 に は 適さ ない ので 、 もともと 芽 が 伸び て い ない ジャガイモ を 選ぶ こと が こ つ で ある 。 リンゴ と 一緒 に 保存 する 方法 について は 、 濃度 や 時間 ・ 温度 の コントロール が 困難 で 失敗 の 確率 が 高く 、 勧め られ ない 。珠 心 胚 実生 （ し ゅしんはいみしょう ） は 、 発芽 し た 芽 が 、 受精 の 結果 生じ た 胚 と は 別に 、 珠 心 胚 と よば れる 親 植物 の 細胞 由来 から の 芽 で ある こと 。ナシ （ 梨 ） は 、 バラ 科 ナシ 属 の 植物 、 もしくは 果物 として 食用 に さ れる その 果実 の こと 。  主 な もの として 、 和 なし （ 日本 なし 、   ） 、 中国 なし   (')   、 洋 なし （ 西洋なし 、 '   ） の 3 つ が あり 、 食用 として 世界中 で 栽培 さ れる 。 日本語 で 単に 「 梨 」 と 言う と 通常 は この うち の 和 なし を 指し 、 本 項 で も これ について 説明 する 。 他 の ナシ 属 は それぞれ の 項目 を 参照 の こと 。  ナシ （ 和 なし 、 日本 なし ） は 、 中国 を 原産 と し 中国 や 朝鮮半島 、 台湾 、 日本 の 本州 、 四国 、 九州 に 生育 する 野生 種 ヤマ ナシ （ ニホンヤマナシ 、   ） を 基本 種 と する 栽培 品種 群 の こと で ある 。  高 さ 15 メートル ほど の 落葉 高木 。 葉 は 長 さ 12 cm 程 の 卵 形 で 、 縁 に 芒 状 の 鋸歯 が ある 。 花期 は 4 月頃 で 、 葉 の 展開 とともに 5 枚 の 白い 花弁 から なる 花 を 付ける 。 8 月 下旬 から 11 月頃 にかけて 、 黄 褐色 または 黄 緑色 で リンゴ に 似 た 直径 10   -   18 センチメートル 程度 の 球形 の 果実 が なり 、 食用 と さ れる 。 果肉 は 白色 で 、 甘く 果汁 が 多い 。 リンゴ や カキ と 同様 、 尻 の 方 が 甘み が 強く 、 一方 で 芯 の 部分 は 酸味 が 強い ため あまり 美味しく ない 。 し ゃりしゃりとした 独特 の 食 感 が ナシ の 特徴 だ が 、 これ は 石 細胞 と 呼ば れる もの に よる 。 石 細胞 と は 、 ペントザン や リグニン という 物質 が 果肉 に 蓄積 する こと で 細胞 壁 が 厚く なっ た もの で ある 。 これ は 洋 なし に も 含ま れる の だ が 、 和 なし より も その 量 が 少ない ため に 、 和 なし と 洋 なし と で 食 感 に 大きな 差 が 生じる 。  野生 の もの （ ヤマ ナシ ） は 直径 が 概ね 2   -   3 センチメートル 程度 と 小さく 、 果肉 が 硬く 味 も 酸っぱい ため 、 あまり 食用 に は 向か ない 。 ヤマ ナシ は 人里 付近 に しか 自生 し て おら ず 、 後述 の よう に 本来 日本 に なかっ た 種 が 、 栽培 さ れ て い た もの が 広まっ た と 考え られ て いる 。 なお 、 日本 に 原生 する ナシ 属 に は ヤマ ナシ の 他 に も ミチノクナシ （ イワテヤマナシ ）   ()   、 アオナシ （ 、 和 なし の うち 二 十 世紀 など 果皮 が 黄 緑色 の もの を 総称 する 青梨 と は 異なる こと に 注意 ） 、 マメ ナシ   ("")   が ある 。  ナシ の 語源 に は 諸説 が ある が 、 江戸 時代 の 学者 新井 白石 は 中心 部 ほど 酸味 が 強い こと から 「 中 酸 （ なす ） 」 が 転じ た もの と 述べ て いる 。 他 に は 以下 の よう な 説 が ある 。  また 、 ナシ という 名前 は 「 無し 」 に 通じる こと から これ を 忌ん で 、 家 の 庭 に 植える こと を 避け たり 、 「 ありのみ （ 有り の 実 ） 」 という 反対 の 意味 を 持た せ た 呼称 が 用い られ たり する こと が ある （ 忌み 言葉 ） 。 しかし 、 逆 に 「 無し 」 という 意味 を 用い て 、 盗難 に 遭わ ぬ よう 家 の 建材 に ナシ を 用い て 「 何 も 無し 」 、 鬼門 の 方角 に ナシ を 植える こと で 「 鬼門 無し 」 など と 、 縁起 の 良 さ を 願う 利用 法 も 存在 する 。  手紙 を 出し て も 返事 の ない こと を 「 梨の礫 （ つぶ て ） 」 と いう 。 「 梨 」 に 「 無し 」 を 掛け た 言葉 で ある 。 したがって 、 「 無し の 礫 」 は 意味 の 上 で は 合っ て いる の だ が 、 誤記 で ある 。  英語 圏 で は 多く の 呼び名 が ある 。  日本 で ナシ が 食べ られ 始め た の は 弥生 時代 頃 と さ れ 、 登呂 遺跡 など から 多数 食用 に さ れ た と さ れる 根拠 の 種子 など が 見つかっ て いる 。 ただし 、 それ 以前 の 遺跡 など から は 見つかっ て い ない こと 、 野生 の ナシ （ 山梨 ） の 自生 地 が 人里 周辺 のみ で ある こと など により 、 アジア 大陸 から 人 の 手 によって 持ち込ま れ た と 考え られ て いる 。 文献 に 初めて 登場 する の は 『 日本書紀 』 で あり 、 持 統 天皇 の 693 年 の 詔 において 五穀 とともに 「 桑 、 苧 、 梨 、 栗 、 蕪菁 」 の 栽培 を 奨励 する 記述 が ある 。  記録 上 に 現れる ナシ に は 巨大 な もの が あり 、 5 世紀 の 中国 の 歴史 書 『 洛陽 伽藍 記 』 に は 重 さ 10 斤 （ 約 6 キログラム ） の ナシ が 登場 し 、 『 和漢 三 才 図会 』 に は 落下 し た 実 にあたって 犬 が 死ん だ 逸話 の ある 「 犬 殺し 」 という ナシ が 記述 さ れ て いる 。  江戸 時代 に は 栽培 技術 が 発達 し 、 100 を 超す 品種 が 果樹 園 で 栽培 さ れ て い た 。 松平 定信 が 記し た 『 狗 日記 』 に よれ ば 、 「 船橋 の あたり いく 。 梨の木 を 、 多く 植え て 、 枝 を 繁く 打 曲 て 作り な せる なり 。 かく 苦しく なし て は 花 も 咲か じ と 思ふ が 、 枝 の びやかなければ 、 花 も 実 も 少し と ぞ 。 」 と あり 、 現在 の 市川 から 船橋 にかけて の 江戸 近郊 で は 江戸 時代 後期 頃 に は 、 既に 梨 の 栽培 が 盛ん だっ た 事 が わかっ て いる 。  明治 時代 に は 、 現在 の 千葉 県 松戸 市 において 二 十 世紀 が 、 現在 の 神奈川 県 川崎 市 で 長十郎 が それぞれ 発見 さ れ 、 その後 、 長らく ナシ の 代表 格 として 盛ん に 生産 さ れる よう に なる 。 一時期 は 全国 の 栽培 面積 の 8 割 を 長十郎 で 占める ほど で あっ た 。 また 、 それ まで は 晩生 種 ばかり だっ た の だ が 、 多く の 早生 種 を 含む 優良 品種 が 多数 発見 さ れ 、 盛ん に 品種 改良 が 行わ れ た 。  20 世紀 前半 は 二 十 世紀 と 長十郎 が 生産 量 の 大半 を 占め て い た が 、 太平洋戦争 後 に なる と 1959 年 に 幸 水 、 1965 年 に 新 水 、 1972 年 に 豊水 の 3 品種 （ この 3 品種 を まとめ て 「 三水 」 と 呼ぶ こと も ある ） が 登場 し 普及 し た 。 その ため 、 現在 で は 長十郎 の 生産 は かなり 少なく なっ て いる 。  ナシ の 種子 は 乾燥 に 弱く 、 播種 の 際 に は 注意 を 要する 。 発芽 後 は 植木鉢 へ 移し て 個別 に 栽培 し 、 十分 に 生育 し て から 圃場 へ 移す 。 定植 さ れ た 苗 は 長 さ 数 cm に も なる 棘 を 付ける が 、 これ は バラ 科 として の 形態 形質 の 一端 で ある 。 ちなみに 、 この 棘 は ナシ の 幼 若 期 に 特有 の もの で あり 、 花芽 形成 が 始まる 頃 に 伸びる 枝 に は 棘 が ない 。  ナシ の 花弁 は 通常 白色 、 5 枚 の 離 弁 が 基本 で ある が 、 色 や 花弁 数 に は 変異 が ある 。 また 、 おし べ は 約 20 本 、 花 柱 は 5 本 で ある 。 ナシ は 本来 虫媒花 で ある が 、 自家 不 和合 性 （ 同じ 品種 間 で は 結実 し ない 性質 ） が 強く 、 栽培 さ れる 場合 に は 経済 的 な 理由 から 他 品種 の 花粉 によって 人工 受粉 が 行わ れる 。 雌蕊 （ めし べ ） の 柱頭 に 付着 し た 花粉 は 発芽 し 、 花粉 管 を 伸長 し て 胚珠 に 到達 、 重複 受精 を 行う 。 果実 の 育成 は 植物 ホルモン の 影響 を 受ける 為 、 人工 的 に これ を 添加 する 事 も 行わ れる 。 また 、 結実 数 が 多 すぎる （ 着 果 過多 ） 場合 に は 、 商品 と なる 果実 の 大き さ を 維持 する 為 に 摘果 が 行わ れる 。  受粉 を 確実 に する ため マルハナバチ など を 養蜂 も さ れ て いる 。  ナシ は 種子 植物 で あり 、 果実 内 に は 一 個   -   十 数 個 の 種子 が 形成 さ れる 。 天然 で は 鳥 など により 種子 が 散布 さ れる が 、 改良 品種 で 種子 繁殖 が 行わ れる 事 は 稀 で あり 、 通常 は 接ぎ木 によって 増やさ れる 。 台木 に は 和 なし の 他 、 マンシュウマメナシ や チュウゴクナシ 、 マルバカイドウ も 用い られる 。 また 、 本来 ナシ は 高 さ 10 m 程 に なる 高木 だ が 、 栽培 の 際 に は 台風 など の 風害 を 避ける ため 、 十分 な 日照 を 確保 する ため など の 理由 により 棚 仕立て （ 平棚 に 枝 を 誘導 し 、 枝 を 横 に 広げる 矮性 栽培 方法 ） が 用い られる 。  ナシ は 同じ 品種 間 で 結実 し ない （ 自家 不 和合 性 ） だけ で なく 、 違う 品種 間 で も 結実 し ない （ 交配 不 親和 性 ） 組み合わせ が 多い 。 これら は S 因子 という 遺伝子 に よる 。 これ に は 、 S   -   S の 9 種類 が 存在 し 、 通常 の 細胞 に は 2 つ の S 因子 が あり 、 花粉 や 卵 細胞 は その いずれ か 一方 を 持つ 。 受粉 時 に 雌蕊 の S 因子 の 一方 と 花粉 の S 因子 と が 一致 し た 場合 に は 、 雌蕊 側 の S 因子 産物 で ある S - RNase の 働き で S 因子 が 一致 する 花粉 管 の RNA が 分解 さ れる 。 その 為 、 花粉 管 が 伸長 せ ず に 受精 に 至ら ず 、 結実 し ない の で ある 。  ナシ の 栽培 は 古く から あっ た が 、 品種 名 が 文献 に 現れる の は 江戸 幕府 が 行っ た 特産 品 調査 （ 1735 年 ） で ある 。 当時 既に 150 も の 品種 が 記録 さ れ て いる 。 品種 改良 は 20 世紀 初め 頃 から 行わ れる よう に なっ た 。 現在 で は 幸 水 、 豊水 、 二 十 世紀 、 新高 の 4 品種 だけ で 、 収穫 量 の 約 9 割 を 占め て いる が 、 いずれ も 19 世紀 後半   -   20 世紀 前半 に 発見 あるいは 交配 さ れ た 品種 で ある 。  ナシ の 品種 は 、 果皮 の 色 から 黄 褐色 の 赤 梨 系 と 、 淡 黄 緑色 の 青梨 系 に 分け られる が 、 多く の 品種 は 赤 梨 系 で 、 青梨 系 の 品種 は 二 十 世紀 、 八雲 、 菊水 、 新 世紀 、 瑞 秋 （ 二 十 一 世紀 梨 ） など 少数 で ある 。 この 色 の 違い は 、 果皮 の コルク 層 による もの で 、 青梨 系 の 果皮 は クチクラ 層 に 覆わ れ て おり 黄 緑色 と なる が 、 赤 梨 系 の 品種 で は 初夏 に コルク 層 が 発達 し 褐色 と なる 。  和 梨 と 洋梨 を 問わ ず 、 ナシ の 品種 は 、 果皮 の 色 から 大きく ４つ に 分け られる 。 幸 水梨 など の 赤 茶色 系 の ラセットタイプ （ Russet   pear ） 、 リンゴ の よう に 赤い 赤色 系 の レッド タイプ （ Red   pear ） 、 中国 梨 の よう に 黄色い 黄色 系 の イエロー タイプ （ Yellow   pear ） 、 二 十 世紀 梨 など の 青色 系 の グリーン タイプ （ Green   pear ） など が ある 。 レッド タイプ と イエロー タイプ の 中間 種 で ピンク タイプ など も 存在 する 。  幸 水 （ こう すい ） は 赤 梨 系 の 早生 種 で 、 和 なし 生産 の 34 % を 占める 最も 生産 量 の 多い 品種 で ある 。 なし 農林 3 号 。  園芸 試験場 （ 現 、 果樹 研究所 ） が 1941 年 に 菊水 に 早生 幸蔵 を 掛け合わ せ て 作り 、 1959 年 に 命名 ・ 発表 さ れ た 。 早生 種 の 中 で も 特に 収穫 時期 が 早く 、 8 月 中旬 から 下旬 で ある 。 ただし 、 収穫 時期 が 短い 。 赤 梨 系 だ が 中間色 （ 中間 赤 梨 ） と 言い 、 若干 黄 緑色 の 地色 が 出る 。 酸味 は 少なく 糖度 が 高い 。 果肉 は 柔らかく 果汁 も 多い 。 早生 種 として は 平均 的 な 方 だ が 、 日持ち が 短い 。  豊水 （ ほう すい ） は 赤 梨 系 の 中 生 種 で 、 和 なし 生産 の 30 % を 占める 生産 量 第 2 位 の 品種 で ある 。 なし 農林 8 号 。  果樹 試験場 （ 現 、 果樹 研究所 ） によって 1954 年 に 作ら れ 、 1972 年 に 命名 さ れ た 。 糖度 が 高い が 、 ほど よく 酸味 も ある 濃厚 な 味 が 特徴 。 幸 水 より やや 大きめ で 、 果汁 が 多い 。 また 、 日持ち も 幸 水 より は 長い 。 長らく リ - 14 号 と 八雲 の 交配 種 と さ れ て い た が 、 2003 年 に 果樹 研究所 の DNA 型 鑑定 によって 幸 水 と イ - 33 の 交配 種 で ある と 発表 さ れ た 。  二 十 世紀 （ にじっ せ い き ） は 青梨 系 の 中 生 種 で 、 和 なし 生産 の 13 % を 占める 生産 量 第 3 位 の 品種 で ある 。 また 、 鳥取 県 産 なし の 8 割 を 占める 。  青梨 系 の 代表 品種 で 、 一般 的 な 唯一 の 青梨 。 1888 年 に 千葉 県 大橋 村 （ 現在 の 松戸 市 ） で 、 当時 13 歳 の 松戸 覚 之 助 が 、 親類 宅 の ゴミ 捨て 場 に 生え て い た もの を 発見 し た 。 松戸 は 「 新 太白 」 と 名付け た が 、 1898 年 に 渡瀬 寅次郎 によって 、 来 たる 新 世紀 （ 20 世紀 ） における 代表 的 品種 に なる で あろ う と の 観測 と 願望 を 込め て 新た に 命名 さ れ た 。 その後 、 1904 年 に 鳥取 県 に 導入 さ れ 、 鳥取 県 の 特産 品 と なっ た 。 同 県 倉吉 市 に は 専門 の ミュージアム 「 鳥取 二 十 世紀 梨 記念 館   なし っ こ 館 （ 倉吉 パーク スクエア 内 ） が あり 、 花 は 鳥取 県 の 県花 に 指定 さ れ て いる 。  発祥 の 地 は 後 に 「 二十世紀が丘梨元 町 」 と 名付け られ 、 覚 之 助 の 業績 を 記念 し て いる が 、 発祥 の 松戸 市 を 含む 関東 地方 で は 幸 水 や 豊水 が 主 で 、 現在 殆ど 栽培 さ れ なく なっ て いる 。  果皮 は 黄 緑色 で 美しく 、 甘み と 酸味 の バランス が 良い すっきり し た 味わい で 、 果汁 が 多い 。 収穫 時期 が 比較的 遅く 、 （ 水分 の 多い ） 梨 の 需要 が 見込ま れる 夏 ・ 初秋 に 収穫 でき ない の が 欠点 で も ある 。 自家 受粉 が 出来 ない （ これ は 二 十 世紀 に 限ら ず ） 、 黒 斑 病 に 非常 に 弱い といった 欠点 を 改良 し た 品種 も ある （ 後述 ） 。  新高 （ に い た か ） は 赤 梨 系 の 晩生 種 で 、 和 なし 生産 の 11 % を 占める 生産 量 第 4 位 の 品種 で ある 。  菊地 秋雄 が 東京 府立 園芸 学校 の 玉川 果樹 園 で 天の川 と 長十郎 を 交配 さ せ て 作っ た 品種 で 、 1927 年 に 命名 さ れ た 。 名前 の 由来 は 当時 日本 で 一番 高い 山 で あっ た 台湾 の 新高山 （ 玉山 ） より 。 当時 の 命名 基準 で は 国内 の 地名 を 用いる こと に なっ て おり 、 優れ た 品種 で ある こと から 、 日本 で 一番 高い 山 の 名称 を 用い た と いう 。 収穫 時期 は 、 10 月 中旬 から 11 月 中旬 。 500 グラム   -   1 キログラム 程度 の 大型 の 品種 で 、 果汁 が 多く 、 歯ごたえ の ある 食 感 で 、 味 は 酸味 が 薄く 甘い 。 洋 なし ほど で は ない が 芳香 も ある 。 比較的 日持ち が 良い 。  新興 （ しんこう ） は 赤 梨 系 の 晩生 種 で 、 生産 量 は 新高 に 次ぐ 5 位 。  1941 年 、 新潟 県 農事 試験場 で 二 十 世紀 と 今村 秋 を 掛け合わ せ て 作ら れ た 。 やや 大きめ の 品種 で 収穫 時期 は 10 月 上旬 から 下旬 。 赤 梨 ながら 青梨 の 性質 を 兼ね備える の が 特徴 で 、 シャリシャリ し た 歯 ざわりがあり 、 遅く に 収穫 し た もの なら 常温 で も 年 を 越せる など 日持ち が 抜群 に 良い 。 果汁 が 多く 、 味 は 二 十 世紀 の 酸味 を 弱め た 感じ で ある 。  ナシ は 沖縄 県 を 除く 日本 各地 、 北海道 南部 （ 但し 、 北部 で も 栽培 収穫 の 例 が ある ） から 鹿児島 県 まで 広く 栽培 さ れ て おり 、 31 都府県 で 累年 統計 を とっ て いる 。 その ため 、 主 産 県 で も 収穫 量 における シェア は それほど 高く なく 、 上位 10 県 合計 で も 全体 の 7 割 弱 で ある 。 産地 は 東日本 と 九州 地方 に 集中 し て おり 、 特に 関東 地方 で 半数 を 超える 。 土壌 は 火山灰 土 、 砂地 など が 栽培 適地 と なっ て いる ほか 、 風害 の 影響 を 受け やすい ため 、 盆地 や 山間 の 扇状地 に 産地 が 発達 し て いる 。  なお 、 主要 産地 の 地方自治体 で は ナシ の 大敵 で ある 赤星 病 対策 として 、 ビャクシン 類 の 植 栽 を 規制 する 条例 を 設け て いる ところ が 多い 。  和 なし 収穫 量 上位 10 県 における 、 和 梨 合計 と 主要 品種 の 収穫 量 ・ シェア を 以下 に 示す 。 （ 出典 ： 農林水産省 統計 情報 、 2006 年 ）  ナシ の 主 な 利用 法 は 食用 、 特に 生食 で ある 。 一般 的 な ナシ の 剥き 方 は リンゴ に 類似 し た もの で 、 縦 に 8 等分 など し て 、 皮 を 剥き 中心 部 を 取り除く 方法 で ある 。 また 、 シロップ 漬け の 缶詰 に も 利用 さ れる が 、 ナシ 単独 の 缶詰 が 売ら れ て い たり 、 それ を 食 し たり する こと は 稀 で あり 、 他 の 果物 と 混ぜ て ミックス フルーツ として 販売 ・ 食用 と さ れる こと が 多い 。  加工 品 として は 清涼飲料水 や 、 ゼリー 、 タルト など の 洋菓子 に 利用 さ れ て いる が 、 洋梨 と 比べる と それら を 見かける 機会 は 少ない 。 料理 に 用い られる こと は 冷 麺 の 具 として 用いる 以外 ほぼ ない が 、 産地 など で は 梨 カレー など といった レシピ も 開発 さ れ て いる 。  一大 産地 の 千葉 県 鎌ケ谷 市 、 白井 市 で は 1980 年代 末 に 梨 ワイン 、 梨 ブランデー を 商品 化 し た 。 この ほか 、 千葉 県 いす み 市 、 埼玉 県 久喜 市 、 秋田 県 男鹿 市 で も 梨 ワイン が 生産 さ れ て いる 。  洋梨 は 、 果実 酒 （ ペア サイダー ） 、 蒸留 酒 （ ブランデー ） など に 利用 さ れ て いる が 、 和 なし で の 梨 ワイン 、 梨 ブランデー の 生産 は 、 現在 、 日本 のみ で ある 。  ナシ は タンパク質 分解 酵素 を 持っ て いる ため 、 生 の 状態 で すり 下ろし た もの を 焼肉 や プルコギ など の 漬け込み だれ として 利用 する レシピ が ある 。  2010 年代 より 、 二 十 世紀 梨 の 産地 で ある 鳥取 県 や 隣接 する 兵庫 県 但馬 地方 において 、 「 梨 の スパークリングワイン 」 の 名称 で 和 梨 の シードル （ ペア サイダー ） も 商品 化 さ れ て いる 。 千葉 県 鎌ケ谷 市 で も 2012 年 から 、 豊水 を 原料 と する スパークリングワイン が 商品 化 さ れ た （ 1980 年代 末 から 商品 化 さ れ て いる 梨 ワイン の 原料 は 幸 水 ） 。  和 梨 および 洋梨 の 発泡 酒 は 、 酒税 法 第 3 条 に よる と 、 発泡 性 酒類 の その他 の 発泡 性 酒類 に 分類 さ れる 。  糖度 は 11   -   14 % 程度 で 、 糖分 として は ショ 糖 、 果糖 、 ソルビトール 、 ブドウ糖 （ 多い 順 ） を 含む 。 酸度 は 0 . 1 % 程度 で 、 リンゴ 酸 や クエン 酸 など で ある 。  和 梨 ・ 洋梨 とも に 果物 として は ビタミン を ほとんど 含ま ず 、 栄養 学 的 な 価値 は 高く ない 。受粉 （ じゅふん ） と は 、 種子 植物 において 花粉 が 雌 性 器官 に 到達 する こと 。 被子植物 で は 雌蕊 （ し ず い 、 めし べ ） の 先端 （ 柱頭 ） に 花粉 が 付着 する こと を 指し 、 裸子植物 で は 大 胞子 葉 の 胚珠 の 珠 孔 に 花粉 が 達する こと を 指す 。 種子 植物 の 有性 生殖 において 重要 な 過程 で ある 。  花粉 は 被子植物 で は 雄蕊 （ ゆう ずい 、 おし べ ） の 葯 （ やく ） で 、 裸子植物 で は 葯 もしくは 小 胞子 葉 の 花粉 嚢 で 形成 さ れ 、 移動 し て 受粉 ・ 受精 する 。 同 一 個 体内 で の 受粉 を 自家 受粉 、 他 の 個体 の 花粉 による 受粉 を 他家 受粉 と いう 。 この 受粉 過程 で 、 どの よう に 花粉 が 移動 する か によって 、 種子 植物 の 受粉 様式 を 風 媒 、 水 媒 、 動物 媒 （ 虫 媒 、 鳥 媒 など ） 、 自動 同 花 受粉 に 分類 する 。 裸子植物 の 大 部分 は 風媒花 で ある 。  被子植物 で は 、 自家 不 和合 性 ・ 雌雄 異 熟   ()   ・ 異形 花 柱 花 といった 自家 受粉 ・ 自家 受精 を 防ぐ 機構 が 発達 し た 植物 種 も 存在 する 。 それら の 機構 は 遺伝 的 多様 性 の 維持 と 近 交弱勢 の 防止 の 役割 を 持っ て いる 。  受粉 は 英語 " pollination " の 翻訳 語 で あり 、 ほか に 授粉 ・ 送 粉 （ そう ふん ） ・ 花粉 媒介 （ か ふん ば いか い ） の 用語 も 用い られる 。 受粉 の 研究 は 植物 学 ・ 園芸 学 ・ 動物 学 ・ 生態 学 ・ 進化 生物 学 など 多く の 学術 分野 に 関連 し て おり 、 受粉 に関する 専門 的 な 学術 分野 として は 送 粉 生態 学 （ 花 生態 学 ・ 受粉 生態 学 ） 、 受粉 生物 学 （ 送 粉 生物 学 ） および 花粉 学 "" など が ある 。  以下 、 本 記事 で は 特に 断り が 無い 限り 、 被子植物 の 受粉 について 記述 する 。 被子植物 で は 、 受粉 後 に 花粉 から 花粉 管 が 伸び 、 それ が 柱頭 組織 中 に 進入 し て 胚珠 に 到達 し 、 卵 細胞 が 花粉 管 の 中 の 精 核 と 融合 する こと で 受精 が 成立 する 。  自ら 動く こと に 制約 の ある 植物 は 花粉 媒介 を 他 の 媒体 に 依存 する こと が 多い 。 その 媒体 の 種類 によって 受粉 様式 は 風 媒 、 水 媒 、 動物 媒 、 自動 同 花 受粉 に 分け られる 。 種子 植物 は 約 90 % が 動物 媒 受粉 で あり 、 残り 10 % が 非 生物 的 受粉 で ある と 推定 さ れ て いる 。 受粉 様式 は 種子 植物 の 進化 上 で 重要 で あり 、 花 の 形質 （ 送 粉 シンドローム ） に 反映 さ れ て いる 。 動物 媒 の 受粉 様式 は 動物 と 植物 の 共 進化 の 例 として 研究 が なさ れ て いる 。 植物 と 動物 の 関係 は 、 受粉 様式 だけ で なく 種子 散布 まで 含め た 共生 関係 に ある もの が ある 。  人間 が 人為 的 に 受粉 さ せる こと を 人工 授粉 と いう 。 詳細 は 人工 授粉 の 項 を 参照 。  非 生物 的 受粉 として 風 媒   ( anemophily )   と 水 媒   ( hydrophily )   が ある 。 裸子植物 の 大 部分 と 一部 の 被子植物 が 風 媒 受粉 で ある 。 裸子植物 の 一部 に 生じ た 虫 媒 の 植物 から 被子植物 が 進化 し た 。 風 媒 の 被子植物 は 虫 媒 から 再び 風 媒 に 戻っ た もの と 考え られ て いる 。 水 媒 は 風 媒 より まれ で あり ほとんど が 水生 植物 で み られる 。  風媒花 は 目立た ない 花 で ある こと が 多く 、 香り も 少ない 。 花 の 構造 として は 雌蕊 （ めし べ ） ・ 雄蕊 （ おし べ ） とも 花 の 外部 に 露出 する もの が 多く 、 花粉 量 も 動物 媒 花 より も 多い 傾向 が ある 。 また 花粉 相互 の 粘着 力 が 少ない 。 これら は 風 媒 に 適応 し た 特徴 で ある 。  水 媒 花 は 水 と の 位置 関係 で 、 水中 媒   ( hydrogamy 、 水中 で 受粉 する )   と 水面 媒   ( epihydrogamy 、 水面 で 受粉 する )   に 分け られる 。  自然 界 で 受粉 （ 送 粉 ） を 行う 動物 を 送 粉 者 と 呼ぶ 。 動物 媒 花 で は 送 粉 者 を 引き寄せる ため に 目 に つき やすい 色 や 特有 の 香り の 花 を 咲かせ たり 、 蜜 や 花粉 を 提供 する など の 戦略 を とる 。  送 粉 者 の 種類 は 約 20 万 種 ある と 推定 さ れ て おり 、 その 大 部分 は 昆虫 で ある 。 昆虫 による 送 粉 を 虫 媒   ( entomophily )   と 呼び 、 虫媒花 は ハチ と アリ （ 膜 翅目 ） ・ コウチュウ （ 鞘 翅目 ） ・ チョウ と ガ （ 鱗翅 目 ） ・ アブ と ハエ （ 双 翅目 ） など の 昆虫 を 引き寄せる 。 また 、 昆虫 類 が 視覚 として 感じる 紫外線 領域 で 独特 の 模様 を 示し 、 昆虫 を 誘引 し て いる 花 も ある 。 進化 的 に は 被子植物 の 原型 は 、 スイレン や モクレン の よう に 送 粉 者 へ 花粉 を 提供 する タイプ の 虫 媒 植物 で あっ た と 考え られ て いる 。  その他 の 動物 媒 "" として は 、 鳥類 ・ コウモリ など の 脊椎動物 による もの が あり 、 約 1 , 000 種 が 送 粉 者 で ある と 考え られ て いる 。 それら 脊椎動物 の 例 として は ハチドリ・オオコウモリ 類 ・ 小型 有 袋 類 が ある 。 コウモリ や ガ を 送 粉 者 と する よう に 適応 し た 植物 は 白い 花弁 と 強い 香り を 持つ 傾向 が あり 、 鳥類 を 送 粉 者 として 適応 し た 植物 は 赤い 花弁 を 発達 さ せ 香り は 持た ない 傾向 が ある 。  遺伝 的 多様 性 を 維持 し 、 近 交弱勢 を 避ける ため に は 他家 受粉 が 有利 で ある 。 しかしながら 、 花粉 媒介 が 起こる 範囲 に 同種 の 植物 が ない 場合 、 他家 受粉 のみ に 頼る 繁殖 法 で は 子孫 が 残せ なく なる 。 したがって 、 自家 不 和合 性 や 雌雄 異 熟 性 を 持た ず に 自 殖可能 な 植物 も 多い 。 特に 、 繁殖 機会 が 1 回 しか ない 1 年 草 で は 、 同じ 花 の 中 で 自家 受粉 を 行う 同 花 受粉 の 道 を 選択 し て いる もの が ある 。  日本 の スミレ 属   " Viola "   では 、 春期 に 通常 の 虫媒花 を 開花 さ せ た 後 に 閉鎖 花 を 着け 、 花弁 を 開く こと なく 同 花 受粉 で 種子 を 形成 する こと が 知ら れ て おり 、 また 、 オニバス で は 水深 が 浅い 場所 で は 虫媒花 と 閉鎖 花 の 両方 を 形成 する が 、 水深 が 深い 環境 で は 閉鎖 花 のみ を 形成 する こと が 知ら れ て いる 。  開放 花 で あっ て も 同 花 受粉 の 機構 を 持つ 植物 が ある 。 それら を 田中   ( 1993 ) は 、 雄 動 同 花 受粉 （ 雄蕊 が 動い て 受粉 ： タチイヌノフグリ ） ・ 雌 動 同 花 受粉 （ 雌蕊 が 動い て 受粉 ： アキノノゲシ ） ・ 両 動 同 花 受粉 （ 雄蕊 も 雌蕊 も 動い て 受粉 ： オシロイバナ ） ・ 不動 同 花 受粉 （ 雄蕊 と 雌蕊 が 開花 の とき に 動い た 状態 で 受粉 ： メヒシバ ） に 分類 し て いる 。  受粉 に は 自家 受粉 と 他家 受粉 が ある が 、 同 一 個 体内 で も 自家 受粉 する 花 も 他家 受粉 する 花 も ある 。  以下 に 花 の 形態 ・ 特徴 と 自家 受粉 ・ 他家 受粉 の 関連 を 示す が 、 閉鎖 花 で ない 場合 は すべて の 花 が 自家 受粉 で ある わけ で も なく 、 雌雄 異 株 あるいは 自家 不 和合 性 で ない 場合 は すべて の 花 が 他家 受粉 で ある わけ で も ない 。  受粉 に関する 科学 的 研究 は による 『 花 の 構造 と 受精 』 （ 1793 年 ） から 始まっ た と さ れる 。 19 世紀 に は ダーウィン による 『 蘭 の 受精 』 （ 1862 年 ） ・ 『 受精 の 研究 』 （ 1876 年 ） が 刊行 さ れ 、 この 分野 の 発展 に 刺激 を 与え た 。 この 時期 に 受粉 方法 の 記録 ・ 分類 が 行わ れ 、 受粉 様式 が 風 媒 ・ 水 媒 ・ 動物 媒 ・ 閉花同 花 受粉 など に 整理 さ れ た 。  20 世紀 に 入る と 、 送 粉 生態 学 は 生物 学 分野 で 重んじ られる こと が なくなり 、 再び 脚光 を 浴びる の は 1950 年代 以降 で ある 。 1955 年 に は ドイツ の Kugler により 『 花 生態 学 』 、 1966 年 に は アメリカ の と Pijl による 『 受粉 生態 学 原理 』 など が 著さ れ て 研究 が 盛ん に なっ た 。  その後 、 動物 行動 学 ・ 進化 生物 学 分野 の 知見 を 取り入れる こと により 、 送 粉 生態 学 から 受粉 生物 学 へ と 発展 し 、 20 世紀 末 に は 受粉 に関する 総合 学術 分野 として の 送 粉 生態 学 ・ 受粉 生物 学 が 確立 し て いる 。植物 （ しょく ぶつ 、 ） と は 、 生物 区分 の ひとつ 。 日常 語 として の 「 植物 」 と 生物 学 として の 「 植物 」 は その 示す 範囲 が 異なる が 、 日常 語 として は 、 草 や 木 など の よう に 、 根 が あっ て 場所 が 固定 さ れ て 生き て いる よう な 生物 の こと で 、 動物 と 対比 さ せ られ た 生物 区分 。  それ に対し 生物 学 で は 科学 的 知見 が 増える につれ 、 植物 という 語 が 指し示す 範囲 は 歴史 的 に 変遷 し て き た 。 2012 年 現在 は 陸上 植物 （ コケ 植物 、 シダ 植物 、 種子 植物 ） を 含む 単 系統 群 として 植物 を 定義 する が 、 どの 単 系統 を 選ぶ か により 複数 の 定義 が 並立 し て いる 。 狭い 定義 で は 陸上 植物 のみ を 植物 として 認める が 、 より 広い 定義 を では 緑色 植物 全体 を 植物 と し たり 、 紅色 植物 、 灰色 植物 を も 植物 に 含め たり する （ 詳細 後述 ） 。  一方 、 二 界 説 ないし 五 界 説 の よう な 古い 学説 で は 植物 と みなさ れ て い た 菌類 （ キノコ や カビ ） 、 褐藻 （ ワカメ など ） は 系統 が 異なる 為 、 2012 年 現在 は 植物 と みなさ れ て い ない 。  以上 の 理由 の ため 、 「 植物 」 を 分類 群 として は 認め なかっ たり 、 別 の 名前 を 採用 し 「 植物 」 は シノニム と する 動き も ある 。 分類 群 として の 名称 は 植物 界 と なる 。  本節 で は 、 2012 年 現在 における 植物 の 複数 の 定義 と 、 それら の 定義 が 提案 さ れる に 至っ た 背景 を 説明 する 。  かつて 「 植物 」 という 単語 は 、 広く 光合成 を する 生物 一般 、 すなわち 光合成 生物 全般 を 指し て い た が 、 生物 に関する 科学 的 知見 が 深まる につれ 、 この 素朴 な 定義 は 大きく 修正 さ れる 事 に なっ た 。 その 理由 は 主 に ３つ ある 。 第 一 の 理由 として 、 生物 全体 が 細菌 、 古 細菌 、 真 核 生物 の ３つ の ドメイン に 分かれる （ 3 ドメイン 説 ） 事 が 分子 系統 解析 により わかっ た 事 が 挙げ られる 。 これ は 細菌 に 属する 光合成 細菌 は 真 核 生物 で ある 陸上 植物 と は 異なる 系統 で ある 事 を 意味 する 。 したがって 陸上 植物 を 含む 単 系統 群 として 植物 を 定義 する の で あれ ば 、 植物 を 真 核 生物 に 属する もの に 限定 し なけれ ば なら ない 。  第 二 の 理由 は 真 核 生物 が いくつ か の スーパー グループ に 分類 できる 事 が 分子 系統 解析 により わかっ た 事 で ある 。 この 分類 に 真 核 光合成 生物 を 当てはめ て みる と 、 下記 の よう に 多 系統 で ある 事 が わかる ：  第 三 の 理由 は 葉 緑 体 の 起源 が わかっ た 事 で ある 。 真 核 光合成 生物 は 、 シアノバクテリア に 類似 し た 原核 生物 を 真 核 生物 が 取り込ん だ 事 により 誕生 し た （ 一 次 共生 ） 。 そして この よう に し て 誕生 し た 真 核 光合成 生物 を さらに 別 の 真 核 生物 が 取り込む こと で 新た な 真 核 光合成 生物 も 誕生 し た （ 二 次 共生 ） 。 二 次 共生 は 生物 の 歴史 で 何 度 も 起こっ た 事 が 知ら れ て おり 、 これ が 真 核 生物 の 様々 な スーパー グループ に 光合成 生物 が 属し て いる 理由 で ある 。 それ に対し 、 一 次 共生 が 起こり 二 次 共生 が 起こっ て い ない 生物 群 は スーパー グループ の アーケプラスチダ と 一致 する 事 が 知ら れ て いる 。  したがって 何 を 持っ て 植物 と 呼ぶ べき か という 問い に対する 一つ の 答え は 「 アーケプラスチダ に 属する 事 」 という 事 に なる 。 2012 年 現在 提案 さ れ て いる 植物 の 定義 の 多く は 、 アーケプラスチダ もしくは そこ に 属する 単 系統 部分 群 で ある 。  なお 、 アルベオラータ や エクスカパーダ に 属する 生物 も かつて は 色素 体 を 持っ て い て 、 それ を 二 次 的 に 失っ た という 仮説 を 元 に 、 これら の 生物 を 含め た 「 超 植物 界 」 という 概念 が 提唱 さ れ て いる が 、 2012 年 現在 主流 の 説 に は なっ て い ない 。  そこで 以下 、 アーケプラスチダ に 焦点 を あて て 、 議論 を 進める 。 アーケプラスチダ の 系統 樹 は 以下 の よう に なる ：  上述 の 系統 樹 を 踏まえ 、 2012 年 現在 植物 の 定義 として 以下 の もの が 提案 さ れ て いる （ 広い もの から 順に 記述 ） ：  植物 という 語 に は 、 現代 で も アリストテレス が 意図 し た よう な 「 動か ない 生物 が 植物 」 という 意味合い が あり 、 植物 状態 という 表現 も ある 。  動物 の 中 に も 植物 的 な 性質 を 認める 、 植物 性 器官 、 植物 極 など の 語 が ある 。  生物 学 の うち 植物 を 研究 対象 と する 分野 を 植物 学   ()   と 呼ぶ 。 これ は 本来 は 植物   (,   )   と は 異なる 語 で 、 分類 学 的 な 植物 を 意味 する もの で は ない 。 具体 的 に は 、 陸上 植物 および 全て の 藻類 を 対象 と する 。 植物 の 学名 の 命名 規約 は 以前 は 国際 植物 命名 規約   ( International   Code   of   Botanical   Nomenclature )   で あっ た が 、 これ も 正確 に 訳せ ば 国際 「 植物 学 」 命名 規約 で 、 分類 学 的 な 植物 で は なく 、 植物 学 の 対象 を 指し て い た 。 なお 、 現在 は 国際 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約   ( International   Code   of   Nomenclature   for   algae ,   fungi ,   and   plants )   と なっ て 、 「 植物 学 」 の 語 は なくなっ た 。  アリストテレス は 、 植物 を 、 代謝 と 生殖 は する が 移動 せ ず 感覚 は ない もの と 定義 し た 。 代謝 と 生殖 を し ない もの は 無 生物 で あり 、 移動 し 感覚 の ある もの は 動物 で ある 。 ただし これ は 、 リンネ 以来 の 近代 的 な 分類 学 の よう に 、 生物 を 分類 群 に カテゴライズ する の と は 異なり 、 無生物 から 生物 を 経 て 人間 （ あるいは さらに 神 ） へ 至る 「 自然 の 連続   ()」 の 中 に 区切り を 設け た もの で ある 。 たとえば カイメン など は 、 植物 と 動物 の 中間 的 な 生物 と 考え られ た 。  カール ・ フォン・リンネ は 、 すべて の 生物 を ベシタブリア   界 （ 植物 ） と 動物   界 （ 動物 ） に 分け た 。 これ が 二 界 説 で ある 。  当時 の 植物 に は 、 現在 は （ 広義 でも ） 植物 に 含め られ ない 褐藻 や 真 菌類 を 含ん で い た 。 ただし 、 微生物 について は まだ ほとんど 知ら れ て い なかっ た 。  微生物 が 発見 さ れ て くる と 、 次 の よう な 植物 的 特徴 を 多く 持つ もの は 植物 に 、 そう で は ない もの は 動物 に 分類 さ れ た 。  こうして 拡大 し て き た 植物 に は 、 現在 から 見れ ば 次 の よう な 雑多 な 生物 が 含ま れ て い た 。  しかし 、 これら の うち 一部 しか 当てはまら ない 生物 が 多い こと が 認識 さ れ て くる と 、 二 界 説 を 捨て 新た な 界 を 作る 動き が 現れ た 。  まず 1860 年 、 ジョン ・ ホッグ が 微生物 など 原始 的 な 生物 を   Primigenum   に まとめ 、 1866 年 に は エルンスト・ヘッケル が その グループ に 原生 生物   （ プロチスタ ）   Protista   界 と 命名 し た 。 これ により 、 微生物 や 真 菌 は 植物 から 外さ れ た 。 また 、 ヘッケル は 同時に 現在 の 植物   界 という 名 を 命名 し た 。 ただし のち に 真 菌 は 、 かつて は 光合成 を し て い た が 光合成 能力 を 失っ た として 再び 植物 に 戻さ れ た 。  1937 年 に は バークリー （ Fred   Alexander   Barkley ） が 、 植物 種 の 過半 を 占める 菌類 が クロロフィル を 欠い て いる 点 を 重視 し て 、 動物 ・ 菌類 ・ 植物 に 分ける 三界 説 を 提唱 し た 。  次いで 1969 年 、 ロバート ・ ホイタッカー が 五 界 説 を 唱え 、 光合成 を する 高等 生物 を 植物 と 位置づけ た 。 表面 栄養 摂取 を する 高等 生物 、 つまり 真 菌 は 菌 界 として 独立 し た 。 なお この 段階 で は 、 藍 藻類 を 含め た 光合成 生物 が 一つ の 系統 的 な まとまり を 形成 する という 考え は 暗に 認め られ て い た 。  しかし 、 分子 遺伝 学 的 情報 が 利用 可能 に なっ た こと 、 原生 生物 各 群 の 研究 、 特に 微細 構造 の 解明 が 進ん だ こと から 、 光合成 生物 の 単 系統 性 は 疑わしく なっ て き た 。 また 、 1967 年 、 リン・マーギュリス の 細胞 内 共生 説 は 、 同じ 葉緑素 を 持っ て いる から と いっ て 同 系統 と は 言え ない こと を 示し た 。  たとえば 、 ミドリムシ 類 は 緑藻類 と 同じ 光合成 色素 を 持っ て いる 。 したがって 系統 上 は 近い もの と 考える こと が でき た 。 しかし 、 近年 の 考え で は 、 これ は 全く 系統 の 異なっ た 原生 生物 が 緑藻類 を 取り込み 、 自ら の 葉 緑 体 と し た もの だ と 考え られ て いる 。 つまり 、 光合成 能力 は 、 その 生物 の 系統 と は 関係 なく 得 られる と 考え られる 。 したがって 、 現代 で は 、 藻類 という まとまり に 分類 学 的 意味 を 見いだす こと は でき なく なっ て しまっ た 。  これ を 受け 植物 界 の 範囲 は さらに 限定 的 な もの へ と 変化 し て いく 。 1981 年 、 マーギュリス は 五 界 説 を 修正 し 、 陸上 植物 を 植物 界 と し た 。 これ は よく まとまっ た 群 で は ある が 、 その 際 に 植物 から 外し て しまっ た 緑藻 植物 など も 当然 系統 関係 は 考え られる 。 実際 、 その後 その よう な 関係 は 認め られ 、 彼女 の 説 は 行き過ぎ と の 批判 も 出 て き た 。  同じ 1981 年 、 トーマス ・ キャバリエ ＝ スミス は 、 八 界 説 を 唱え た 。 緑色 植物 + 紅色 植物 + 灰色 植物 は 、 葉 緑 体 の 唯一 の 一 次 共生 を 起こし た 生物 を 共通 祖先 と する 単 系統 で ある として 、 これ を 植物 界 と し た 。 ただし この 単 系統 性 に は 疑問 が ある など の 理由 で 、 新しい 植物 界 の 定義 は あまり 広まら なかっ た 。 一方 、 それ まで （ マーギュリス 以前 は ） 植物 に 含ま れ て い た が 別 系統 で ある 褐藻 など は 、 単細胞 藻類 の 大 部分 や いくつ か の 原生 動物 と共に クロミスタ   界 として 独立 さ せ た 。  2005 年 に は 、 アドル ら によって 、 「 キャバリエ ＝ スミス の 植物 界 」 が アーケプラスチダ と 命名 さ れ 、 この 呼称 が 専門 分野 で は 一般 的 と なる 。 アドル ら は まったく 新しい 枠組み で 生物 界 全体 を 見直す こと を 意図 し 、 界 など リンネ 式 の 階級 を 使わ なかっ た が 、 リンネ 式 の 階級 システム で は アーケプラスチダ を 界 と さ れる こと が 多い 。  現在 の 普及 度 から 言う と 、 マーギュリス の もの が 最も 一般 的 で ある と 思わ れる が 、 一方 で 生物 界 全体 から 見る と 、 陸上 植物 は 界 として は あまりに も 小さ すぎる という 面 も ある 。 英語 版 ウィキペディア で は 、 陸上 植物 より も 広範囲 と なる 緑色 植物 を 植物 界 として 採用 し て いる 。 また 、 アーケプラスチダ の 単 系統 性 が 確実 に なる につれ 、 これ を 植物 界 と する よう な 流れ も 再燃 し て いる 。  人 と 植物 の 関係 は 実に 多様 で ある 。 人間 と 植物 の 関係 は 、 生物 学 で 言う 食物 連鎖 上 の 《 消費 者 と 生産 者 》 の 関係 に とどまら ず 、 人 は 植物 を 原料 や 材料 として 利用 し たり 、 観賞 する など 文化 や 心 の 豊か さ の ため に も 用い て いる 。 人間 以外 に も 巣 など を 作る 材料 として 植物 を 利用 し て いる 生物 が いる が 、 人間 の 植物 の 利用 の 仕方 の 方 が はるか に 多様 で ある 。 人間 と 植物 の 関係 を いくつ か 挙げる と  人間 生活 の ため の 利用富士山 （ ふじ さん 、 ） は 、 静岡 県 （ 富士宮 市 、 裾野 市 、 富士 市 、 御殿場 市 、 駿東 郡 小山 町 ） と 、 山梨 県 （ 富士吉田 市 、 南都留 郡 鳴沢 村 ） に 跨る 活火山 で ある 。 標高 3776 . 24   m 、 日本 最高峰 （ 剣ヶ峰 ） の 独立 峰 で 、 その 優美 な 風貌 は 日本 国外 で も 日本 の 象徴 として 広く 知ら れ て いる 。 数 多く の 芸術 作品 の 題材 と さ れ 芸術 面 で 大きな 影響 を 与え た だけ で は なく 、 気候 や 地層 など 地質 学的 に も 大きな 影響 を 与え て いる 。 懸垂 曲線 の 山容 を 有し た 玄武岩 質 成層 火山 で 構成 さ れ 、 その 山 体 は 駿河湾 の 海岸 まで 及ぶ 。  古来 霊峰 と さ れ 、 特に 山頂 部 は 浅間 大神 が 鎮座 する と さ れ た ため 、 神聖 視 さ れ た 。 噴火 を 沈静 化 する ため 律令 国家 により 浅間 神社 が 祭祀 さ れ 、 浅間 信仰 が 確立 さ れ た 。 また 、 富士山 修験 道 の 開祖 と さ れる 富士 上人 により 修験 道 の 霊場 として も 認識 さ れる よう に なり 、 登 拝 が 行わ れる よう に なっ た 。 これら 富士 信仰 は 時代 により 多様 化 し 、 村山 修験 や 富士 講 といった 一派 を 形成 する に 至る 。 現在 、 富士 山麓 周辺 に は 観光 名所 が 多く ある 他 、 夏季 シーズン に は 富士 登山 が 盛ん で ある 。  日本 三 名山 （ 三 霊山 ） 、 日本 百 名山 、 日本 の 地質 百 選 に 選定 さ れ て いる 。 また 、 1936 年 （ 昭和 11 年 ） に は 富士 箱根 伊豆 国立 公園 に 指定 さ れ て いる 。 その後 、 1952 年 （ 昭和 27 年 ） に 特別 名勝 、 2011 年 （ 平成 23 年 ） に 史跡 、 さらに 2013 年 （ 平成 25 年 ） 6 月 22 日 に は 関連 する 文化財 群 とともに 「 富士山 - 信仰 の 対象 と 芸術 の 源泉 」 の 名 で 世界 文化 遺産 に 登録 さ れ た 。 日本 の 文化 遺産 として は 13 件 目 で ある 。 富士 の 山 と は 詠ん だ として も 、 「 ふじ や ま 」 という 呼称 は 誤り で ある 。  富士山 について の 最も 古い 記録 は 『 常陸 国 風土記 』 における 「 福 慈岳 」 という 語 で ある と 言わ れ て いる 。 他 に も 多く の 呼称 が 存在 し 、 不二山 もしくは 不 尽山 と 表記 する 古 文献 も ある 。 また 、 『 竹 取 物語 』 における 伝説 も ある 。 「 フジ 」 という 長い 山 の 斜面 を 表す 大和言葉 から 転じ て 富士山 と 称さ れ た という 説 も ある 。 近代 以降 の 語源 説 として は 、 宣教師 バチェラー は 、 名前 は 「 火 を 噴く 山 」 を 意味 する アイヌ 語 の 「 フンチヌプリ 」 に 由来 する と の 説 を 提示 し た 。 しかし 、 これ は 囲炉裏 の 中 に 鎮座 する 火 の 姥神 を 表す 「 アペフチカムイ 」 から き た 誤解 で ある と の 反論 が ある 。 その他 の 語源 説 として 、 マレー 語 説 、 マオリ 語 説 、 原 ポリネシア 語 説 等 が ある 。  明確 に 「 富士山 」 と 表記 さ れる に 至る において は 駿河 国 に 由来 する と する もの が あり 、 記録 として は 都 良 香 の 『 富士山 記 』 に 「 山 を 富士 と 名 づく る は 、 郡 の 名 に 取れる なり 」 と ある 。  富士山 が 日本 を 代表 する 名 峰 で ある こと から 、 日本 の 各地 に 「 富士 」 の 付く 地名 が 多数 存在 し て いる 。 富士 山麓 で は 静岡 県 に 富士 市 や 富士宮 市 、 富士 郡 、 山梨 県 に 富士吉田 市 や 富士 河口湖 町 、 富士川 町 が ある 。 他 に よく ある もの として 富士山 が 見える 場所 を 富士見 と 名づけ たり （ 例 ： 埼玉 県 富士見 市 ） 、 富士山 に 似 て いる 山 （ 主 に 成層 火山 ） に 「 富士 」 の 名 を 冠する 例 （ 信濃 富士 など ） が ある 。 日本 国外 に 移住 し た 日本人 たち も 、 居住 地 付近 の 山 を 「 ○ ○ 富士 」 と 呼ぶ こと が ある 。  全国 各地 に は 、 別称 を 含め て 少なくとも 321 座 を 超える 数 の 、 富士 と 名 の 付く 山 が あり 、 それら を 郷土 富士 と 呼ぶ 。  地名 以外 に も 「 富士 」 を 冠し た 名称 は 多く 存在 する 。  また 、 異名 として 「 芙蓉峰 」 「 富嶽 」 と も 言う 。  地質 学 上 の 富士山 は 典型 的 な 成層 火山 で あり 、 この 種 の 火山 特有 の 美しい 稜線 を 持つ 。  現在 の 富士山 の 山 体 は 、 大きく 分け て 下記 の 4 段階 の 火山 活動 によって 形成 さ れ た もの だ と 考え られ て いる 。  この 中 で 先 小 御岳 が 最古 で あり 、 数 十 万 年 前 の 更新 世 に でき た 火山 で ある 。 東京大学 地震 研究所 が 2004 年 4 月 に 行っ た ボーリング 調査 によって 、 小 御岳 の 下 に さらに 古い 山 体 が ある こと が 判明 し た 。 安山岩 を 主体 と する この 第 4 の 山 体 は 「 先 小 御岳 」 と 名付け られ た 。  古 富士 は 8 万 年 前 頃 から 1 万 5 千 年 前 頃 まで 噴火 を 続け 、 噴出 し た 火山灰 が 降り積もる こと で 、 標高 3 , 000 m 弱 まで 成長 し た 。 山頂 は 宝永 火口 の 北側 1 – 2 km の ところ に あっ た と 考え られ て いる 。  2009 年 10 月 に 、 GPS による 富士山 の 観測 で 地殻 変動 が 確認 さ れ た 。 これ は 1996 年 4 月 の 観測 開始 以来 初めて の こと で ある 。 この 地殻 変動 により 最大 2 センチ の 変化 が 現れ 、 富士宮 市 - 富士吉田 市 間 で 約 2 cm 伸び た 。 これ は マグマ が 蓄積 し て いる （ 活火山 で ある ） 表れ と さ れ て いる 。  プレート の 観点 から は 、 ユーラシア プレート 外縁 部 で 、 北 アメリカ プレート 又は オホーツク プレート と 接する フォッサマグナ （ すぐ 西 に 糸魚川 静岡 構造 線 ） に 南 から フィリピン 海 プレート が 沈み 込む 位置 で あり （ ほぼ 、 相模 トラフ と 駿河 トラ フ 及び 伊豆 ・ 小笠原 ・ マリアナ 島 弧 を 陸上 に 延長 し た 交点 ） 、 3 個 の プレート の 境界 域 （ ） と なっ て いる 。 富士山 下 で 沈み 込ん で いる フィリピン 海 プレート の さらに 下 に 太平洋 プレート が 沈み 込ん で おり 、 富士山 の マグマ は 、 東日本 に ある 島 弧 火山 と 同様 に 太平洋 プレート に 由来 する もの で ある 。 富士山 の 火山 上 の 特徴 は 、 日本 列島 の 陸上 で 他 に ない 均整 の とれ た 山 体 で ある こと 、 日本 の 火山 の ほとんど が 安山岩 マグマ を 多く 噴出 し て いる の に対し 、 富士山 は 玄武岩 マグマ を 多く 噴出 する こと 、 側 火山 が 非常 に 多い こと が ある 。  最終 氷 期 が 終了 し た 約 1 万 1 千 年 前 、 古 富士 の 山頂 の 西側 で 噴火 が 始まり 、 溶岩 を 大量 に 噴出 し た 。 この 溶岩 によって 、 現在 の 富士山 の 山 体 で ある 新富士 が 形成 さ れ た 。 その後 、 古 富士 の 山頂 が 新富士 の 山頂 の 東側 に 顔 を 出し て いる よう な 状態 と なっ て い た と 見 られる が 、 約 2 , 500 – 2 , 800 年 前 、 風化 が 進ん だ 古 富士 の 山頂 部 が 大 規模 な 山 体 崩壊 （ 「 御殿場 岩 なだれ 」 ） を 起こし て 崩壊 し た 。  新富士 の 山頂 から 溶岩 が 噴出 し て い た の は 、 約 1 万 1 千 年 前 – 約 8 , 000 年 前 の 3 , 000 年間 と 、 約 4 , 500 年 前 – 約 3 , 200 年 前 の 1 , 300 年間 と 考え られ て いる 。 山頂 部 から の 最後 の 爆発 的 噴火 は 2300 年 前 で 、 これ 以降 は 山頂 部 から の 噴火 は 無い が 、 長尾山 や 宝永山 など の 側 火山 から の 噴火 が 散発 的 に 発生 し て いる 。  延 暦 19 年   -   21 年 （ 800 年   -   802 年 ） に 延 暦 噴火 、 貞 観 6 年 （ 864 年 ） に 青木 が 原 溶岩 を 噴出 し た 貞 観 大 噴火 が 起き た 。 最後 に 富士山 が 噴火 し た の は 宝永 4 年 （ 1707 年 ） の 宝永 大 噴火 で 、 噴煙 は 成層圏 まで 到達 し 、 江戸 で は 約 4 cm の 火山灰 が 降り積もっ た 。 また 、 宝永 大 噴火 によって 富士山 の 山 体 に 宝永山 が 形成 さ れ た 。 その後 も 火山 性 の 地震 や 噴気 が 観測 さ れ て おり 、 今後 も 噴火 の 可能 性 が 残さ れ て いる 。  噴火 の 年代 が 考証 できる 最も 古い 記録 は 、 『 続 日 本紀 』 に 記述 さ れ て いる 、 天 応元年 （ 781 年 ） に 富士山 より 降灰 が あっ た くだり で ある 。 平安 時代 初期 に 成立 し た 『 竹 取 物語 』 に も 、 富士山 が 作品 成立 の 頃 、 活動 期 で あっ た こと を 窺わ せる 記述 が ある 。 平安 時代 の 歴史 書 『 日本 三 代 実録 』 に は 貞 観 大 噴火 の 状況 が 迫力 ある 文体 で 記載 さ れ 、 平安 時代 中期 の 『 更級 日記 』 に は 、 富士山 の 噴気 や 火 映 現象 を 表し た 描写 が ある 。  宝永 大 噴火 について の 記録 は 、 新井 白石 による 『 折り たく 柴 の 記 』 を はじめ と し た 文書 、 絵図 等 により 多数 残さ れ て いる 。 その後 も 、 噴煙 や 鳴動 の 記録 は 多く 残さ れ て いる が 、 記述 から 見 て 短期間 かつ 小規模 な 活動 で 終わっ た もの と 推測 さ れる 。  宝永 大 噴火 以来 300 年 にわたって 噴火 を 起こし て い ない こと も あり 、 1990 年代 まで 小学校 など で は 富士山 は 休火山 と 教え られ て い た 。 しかし 先述 の 通り 富士山 に は いまだ 活発 な 活動 が 観測 さ れ て おり 、 また 気象庁 が 休火山 という 区分 を 廃止 し た こと も 重なり 、 現在 は 活火山 に 区分 さ れ て いる 。  2013 年 7 月 20 日 、 産業 技術 総合 研究所 は 、 1999 年 から 約 15 年 分 の 踏査 データ や 地質 調査 データ を まとめ 富士 火山 地質 図 第 2 版 ( Ver . 1 ) として 発表 し 、 2016 年 に は 修正 加筆 が 終了 し た 。 同時に 、 溶岩 が 流れ出す 規模 の 噴火 は 過去 2000 年間 に 少なくとも 43 回 あっ た と し て いる 。  地震 および 噴火 活動 に ともなう 山 体 崩壊 （ 岩 屑 （ がん せつ ） なだれ ） が 発生 年代 が 不 明確 な もの も 含め て 南西 側 に 5 回 、 北東 側 に 3 回 、 東側 に 4 回 の 計 12 回 起き た と さ れ て いる 。 また 、 直下 に 存在 が 示唆 さ れ て いる 活 断層 の 活動 による マグニチュード 7 クラス の 地震 による 崩壊 も 懸念 さ れ て いる 。  政府 系 機関 （ 防災 科学 技術 研究所 、 気象庁 、 国土 地理 院 、 産業 技術 総合 研究所 ） や 自治体 （ 山梨 県 富士山 科学 研究所 ） 及び 大学 （ 東京大学 地震 研究所 ） など により 観測 が 行わ れ て いる 。  山頂 は 最 暖 月 の 8 月 でも 平均 気温 が 6 ℃ しか なく 、 ケッペン の 気候 区分 で は 最 暖 月 平均 気温 が 0 ℃ 以上 10 ℃ 未満 の ツンドラ 気候 に 分類 さ れる 。 太平洋 側 の 気候 の ため 1 月 や 2 月 は 乾燥 し 、 3 月 、 4 月 、 5 月 、 6 月 が 最深 積雪 トップ 10 を 占める 。 観測 史上 最低 気温 は － 38 . 0 ℃ で 、 最高 気温 が － 30 ℃ 未満 の 日 も 過去 に 数 回 観測 さ れ て いる 。 － 30 ℃ を 上回る こと が ない 1 日 という の は 北海道 で も 例 が ない 。  かつて 気象庁 東京 管区 気象台 が 富士山 頂 剣ヶ峯 に 設置 し て い た 気象 官署 が 富士山 測候所 で ある 。 現在 は 富士山 特別 地域 気象 観測 所 と なっ て おり 、 自動 気象 観測 装置 による 気象 観測 を 行っ て いる 。  富士 山麓 の 天然記念物 として 、 「 富士山 原始 林 及び 青木 ヶ 原 樹海 」 （ 天然記念物 ： 1926 年 2 月 24 日 指定 、 2010 年 3 月 8 日 追加 指定 ・ 名称 変更 ） 、 「 富士 風穴 」 （ 天然記念物 ： 1929 年 12 月 17 日 指定 ） など が ある 。  富士山 に 降っ た 雨 や 雪 は 、 長い 年月 を かけ 伏流 水 として 地下 水脈 を 流れ 湧き出 て くる 。 最も 高い 地点 から 湧き 出す 湧 水 として 確認 さ れ て いる 例 は 標高 1670 m （ 富士宮 口 二 合 目 付近 ） と さ れ 、 その他 山麓 を 帯状 に 分布 し て いる 。 富士 山麓 における 湧 水 の 総 湧出 量 は 1968 年 で 1 日 あたり 154 万 立方メートル 以上 だ と いう 。 しかし 、 近年 湧出 量 の 減少 が 確認 さ れ て いる 例 が ある 。  また 、 一部 で 駿河湾 や 富士 五 湖 の 西湖 （ 水深 25 m 付近 ） で 湧出 が ある と さ れ て いる 。  富士山 を 源 と する 伏流 水 を 利用 し 、 周辺 地域 で 製紙 業 や 医薬 関連 の 製造 業 など の 工業 が 活発 に 行わ れ て いる 。 また 、 富士山 の 伏流 水 は バナジウム を 豊富 に 含ん で いる ため 、 ミネラル ウォーター として ペットボトル 詰め さ れ 、 販売 さ れ て いる 。  富士 山麓 周辺 に は 大小 100 以上 の 溶岩 洞窟 が 形成 さ れ て いる 。  その 中 でも 総 延長 2139 m の 三ツ池 穴 （ 静岡 県 富士宮 市 ） は 溶岩 洞窟 として 日本一 の 長 さ を 誇る 。 また 、 山麓 周辺 で 最大 規模 の 溶岩 洞窟 として 西湖 コウモリ 穴 （ 山梨 県 南都留 郡 富士 河口湖 町 ） が あり 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 その他 、 鳴沢 氷 穴 （ 山梨 県 南都留 郡 鳴沢 村 ） も 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  富士山 は 標高 は 高い が 、 日本 の 他 の 高山 に 比較 する と 高山 植物 など の 植生 に 乏しい 。 これ は 富士山 が 最終 氷 期 が 終了 し た 後 に 山頂 から 大 規模 な 噴火 が 繰り返し た ため に 山 の 生態 系 が 破壊 さ れ 、 また 独立 峰 で ある ため 、 他 の 山系 から の 植物 の 進入 も 遅れ た ため で ある 。 しかし 、 宝永山 周辺 で は いくらか 高山 植物 が 見 られる 。 山 の 上部 で は タデ 科 オンタデ 属 の オンタデ （ 御 蓼 ） 、 山腹 で は キク 科 アザミ 属 の フジ アザミ （ 富士 薊 ） が 自生 し て いる 。 中部 山岳 地帯 の 高山 の 森林 限界 の 上 に は ハイマツ 帯 が 広がっ て いる の が 通例 で ある が 、 富士山 に は ハイマツ 帯 は 欠如 し 、 その 代替 に カラマツ 林 が 広がっ て いる 。  古代 より 富士山 は 山岳 信仰 の 対象 と さ れ 、 富士山 を 神体 山 として 、 また 信仰 の 対象 として 考える こと など を 指し て 富士 信仰 と 言わ れる よう に なっ た 。 「 神聖 な 場所 」 で ある ため 、 女性 が 登山 する 事 は 長らく 禁止 さ れ て い た 。 特に 富士山 の 神霊 として 考え られ て いる 浅間 大神 と コノハナノサクヤビメ を 主祭 神 と する の が 浅間 神社 で あり 、 摂 末社 が 全国 に 点在 する 。 浅間 神社 の 総 本宮 が 麓 の 富士宮 市 に ある 富士山 本宮 浅間 大社 （ 浅間 大社 ） で あり 、 富士宮 市街 に ある 「 本宮 」 と 、 富士 山頂 に ある 「 奥宮 」 にて 富士 山の神 を 祭っ て いる 。 こうした 歴史 から 、 富士山 が 世界 遺産 に 登録 さ れ た の も 、 世界 自然 遺産 で は なく 世界 文化 遺産 （ 富士山 - 信仰 の 対象 と 芸術 の 源泉 ） として で あっ た 。  古代 で は 富士山 は 駿河 国 の もの で ある と する 考え方 が 普遍 的 で あっ た 。 これら は 「 高く 貴き 駿河 なる 富士 の 高嶺 を 」 （ 山部赤人 『 万葉集 』 ） や 「 富士山 は 、 駿河 国 に 在り 。 」 「 富士山 は 駿河 の 国 の 山 で （ 省略 ） まっ白 な 砂 の 山 で ある 」 （ 都 良 香 『 富士山 記 』 ） 、 「 駿河 の 国 に ある なる 山 なむ 」 （ 『 竹 取 物語 』 ） など 広く 見 られる もの で ある 。 しかし 「 なま よみ の 甲斐 の 国 うち 寄 する 駿河 の 国 とこ ちご ちの 」 （ 「 高橋虫麻呂 」 『 万葉集 』 ） の よう に 駿河 国 ・ 甲斐 国 両国 を 跨ぐ 山 で ある という 共有 の 目線 で 記さ れ た 貴重 な 例 も ある 。  それ より 後期 の 時代 、 イエズス 会 の ジョアン・ロドリゲス は 自著 『 日本 教会 史 』 にて 「 富士山 は 駿河 国 に 帰属 し て いる 」 と し て いる ため 、 帰属 は 駿河 国 という 関係 は 継続 さ れ て い た と 考え られる 。  登山 口 は 末代 上人 が 開い た 登山 道 を 起源 と し 、 登山 道 が 完成 さ れ た それ が 最初 の 登山 道 と 言わ れる 村山 口 で ある 。 これ により 富士 修験 が 成立 し た と さ れる 。 次第に 他 の 登山 道 も 開削 さ れ て ゆき 、 大宮 ・ 村山 口 、 須山 口 、 須走 口 が 存在 し て いる 。  神仏 習合 は 富士山 も 例外 で は なかっ た 。 山頂 部 は 仏 の 世界 と 考え られる よう に なり 、 特別 な 意味 を 持つ よう に なっ た 。 遺 例 として は 正 嘉 3 年 （ 1259 年 ） の 紀年 銘 で ある 木造 坐像 が 古い と さ れ 、 これ は 大日 堂 （ 村山 ） の 旧 本尊 で あっ た 。 鎌倉 時代 の 書物 で ある 『 吾妻 鏡 』 に は 神仏 習合 による 「 富士大 菩薩 」 や 「 浅間 大 菩薩 」 という 呼称 が 確認 さ れ て いる 。 富士 山頂 の 8 つ の 峯 （ 八神 峰 ） を 「 八 葉 」 と 呼ぶ こと も 神仏 習合 に 由来 し 、 文 永年 間 （ 1264 年   -   1275 年 ） の 『 万葉集 註釈 』 に は 「 いただき に 八 葉 の 嶺 あり 」 と ある 。 その他 多く の 書物 で 「 八 葉 」 の 記述 が 確認 できる 。  江戸 時代 に なる と 、 徳川 家康 による 庇護 の 下 、 本殿 など の 造営 や 内 院 散銭 取得 における 優先 権 を 得 た こと を 基 に 江戸 幕府 より 八 合 目 以上 を 寄進 さ れ た 経緯 で 、 現在 富士山 の 八 合 目 より 上 の 部分 は 登山 道 ・ 富士山 測候所 を 除き 浅間 大社 の 境内 と なっ て いる 。 登山 の 大衆 化 と共に 村山 修験 や 富士 講 など の 一派 が 形成 さ れ 、 富士 信仰 を 発展 さ せ て いっ た 。 富士 講 の 隆盛 が 見 られ た 18 世紀 後半 以降 、 新興 宗教 として 旧来 の 登山 道 で は 発展 でき なかっ た ため に 吉田口 を 利用 する 道者 が 目立つ よう に なっ て い た と 考え られ 、 18 世紀 後半 以降 で は 、 他 の 登山 口 の 合計 と 同 程度 で あっ た と いう 。  富士 参詣 の 人々 を 「 道 （ 導 ） 者 」 と いい 、 例えば 『 妙法寺 記 』 の 明 応 9 年 ( 1500 年 ) の 記録 に 「 此年六 月 富士 導 者 参事 無限 、 関東 乱 ニヨリ 須走 へ 皆 導 者 付 也 」 と ある 。 また 、 登山 における 案内 者 ・ 先導 者 を 「 先達 」 と いい 、 先達 の 名 が 見える 道者 帳 （ 『 公文 富士 氏 文書 』 、 文中 に 「 永 禄 6 年 」 と あり ） など が 確認 さ れ て いる 。  慶応 4 年 （ 1868 年 ） に 神仏 分離 令 が 出さ れる と 、 これら 神仏 習合 の 形態 は 大きく 崩さ れる こと と なる 。 富士 山中 や 村山 における 仏像 の 取り壊し など が 進ん だ 。 富士山 興法寺 は 分離 さ れ 、 大日 堂 は 人穴 浅間 神社 と なり 大 棟梁 権現 社 は 廃 さ れる など 改変 が 進ん だ 。 北口 本宮 冨士 浅間 神社 で は 仁王門 や 護摩堂 など が 取り壊さ れる こと と なっ た 。 仏教 的 な 名称 など も 改称 さ れ 、 「 八 葉 」 の 呼び名 も 変更 さ れ た 。 1883 年 （ 明治 16 年 ） に 御殿場 口 登山 道 が 、 1906 年 （ 明治 39 年 ） に 新大宮 口 が 開削 さ れ た 。  富士山 は 平成 23 年 （ 2011 年 ） 2 月 7 日 に 国 指定 文化財 で ある 「 史跡 」 に 指定 さ れ た 。 史跡 として の 富士山 は 複数 の 資産 から 構成 さ れ 「 史跡 富士山 」 として 包括 さ れ て いる 。 指定 範囲 は 静岡 県 は 富士宮 市 と 裾野 市 と 駿東 郡 小山 町 、 山梨 県 は 富士吉田 市 、 南都留 郡 の 富士 河口湖 町 と 鳴沢 村 で ある  。 この とき 富士山 八 合 目 以上 の 山頂 部 や 各 社寺 、 登 拝 道 （ 登山 道 ） が 指定 さ れ た 。 その後 富士山 本宮 浅間 大社 社有地 の 一部 、 人穴 富士 講 遺跡 、 各 登山 道 が 追加 指定 さ れ た 。  富士 登山 の 伝承 において は 伝説 的 な 部分 が 多く 入り 混じっ て おり 、 諸説 存在 する 。  山麓 の 各 地域 に は 各 登山 道 が あり 、 特に 村山 口 と 大宮 口 、 須走 口 、 須山 口 が 古来 の 登山 道 で あり 、 その 登山 道 を 管理 する 地域 の 浅間 大社 が 山 役 銭 を 徴収 し て い た 。 これら の 地域 は 互いに 山 役 銭 など を 巡り 、 争い を 起こし て いる 。 特に 内 院 散銭 は 相当 額 に なる ため 、 争い の 火種 に なり やすかっ た 。 例えば 須走 村 へ の 配分 だけ でも 1 年 で 76 両 を 越え た と いい 、 一 戸 に 約 一 両 が 配当 さ れる 計算 に なる と いう 。 内 院 散銭 の 権利 は 、 大名 など に 与え られ た 権利 を 根拠 に 主 に 3 地域 によって 争わ れ た 。 「 村山 」 と 「 須走 」 と 「 大宮 」 で ある 。 村山 において は 、 1533 年 （ 天文 2 年 ） に 村山 三 坊 の 「 辻之 坊 」 が 今川 氏 輝 により 内 院 散銭 の 取得 権 を 与え られ て いる 。 須走 は 1577 年 （ 天正 5 年 ） に 武田 氏 により 薬師堂 （ 現在 の 久須志 神社 ） の 開帳 日 の 内 院 散銭 の 取得 権 が 与え られ て いる 。 大宮 は 1609 年 （ 慶長 14 年 ） に 徳川 家康 が 内 院 散銭 を 浅間 大社 に 寄進 し 、 内 院 散銭 の 取得 の 優位 権 を 得 て いる 。 浅間 大社 の 大 宮司 が 村山 より 登る 際 は 山 役 銭 を 取ら れ た ので 、 村山 を 避け 「 須走 」 から 登 拝 する 慣例 など も あっ た 。  新規 に 出来 た 登山 道 で ある 現 富士吉田 口 は 、 登山 道 を 管理 し て いる 「 須走 」 に 許可なく 、 浅間 大社 の 大 宮司 富士 信 安 など 富士 氏 が 自分 たち に 山 役 銭 を 支払え ば 、 「 須走 」 の 登山 道 を 利用 する に も 関わら ず 勝手 に 山 がけ （ 登山 道 を 作り 山小屋 を 建てる ） の 許可 を 与え た こと で 論争 と なり 、 「 河口 」 と 「 吉田 」 は 1810 年 に 登山 ルート や 山 役 銭 の 徴収 方法 で 論争 を 起こし 、 「 大宮 」 と 「 吉田 」 で は 薬師堂 における 役 銭 の 配分 で 争っ て いる 過去 など が ある 。  元禄 16 年 （ 1703 年 ） に 散銭 や 山小屋 経営 を 巡り 須走 村 が 富士 浅間 神社 本宮 （ 浅間 大社 ） を 訴え た 争論 が 元禄 の 争論 で ある 。 須走 村 側 は 東口 本宮 冨士 浅間 神社 の 神主 や 御 師 ら が 、 浅間 大社 の 大 宮司 富士 信 安 など 富士 氏 ら を 相手取り 寺社 奉行 に 訴え 出 た 。 訴え は 三 か条 で あっ た 。 1 つ は 浅間 大社 が 吉田 村 の 者 に 薬師嶽 の 小屋掛け を 認め た こと へ の 不服 、 2 つ 目 は 浅間 大社 側 が 造営 し た 薬師堂 の 棟 札 に 「 富士本 宮 が 入 仏 を 勤める 」 という 旨 の 記述 が ある こと を 、 須走 の 既得 権 を 犯す もの で ある という もの 、 3 つ 目 は 内 院 の 散銭 取得 における 2 番 拾い は 須走 側 が 得る という 慣例 と なっ て いる と し 、 それ を 浅間 大社 が 取得 し て いる という 訴え で ある 。 これ に対し 訴え られ た 浅間 大社 側 は 江戸 に 赴き 、 薬師嶽 は 須走 村 の 地内 で は ない こと 、 薬師堂 の 入 仏 について は 浅間 大社 側 が 造営 し た もの で ある ので 権利 は 浅間 大社 に ある こと 、 散銭 の 2 番 拾い の 慣例 は 根拠 が ない という こと を 主張 し た 。 それら は 第三者 に 委ねる 内済 という 扱い と なり 、 その 内済 にて 「 他 の 者 に 小屋 掛け させ ない こと 」 「 薬師堂 の 入 仏 は 須走 村 が 行う こと 」 「 内 院 散銭 は 一番 拾い を 大宮 と 須走 で 6 : 4 で 分け 、 2 番 拾い は 須走 が 得る もの と する 」 という 決定 と なり 、 以後 これら は 遵守 さ れ た 。  安永 元年 （ 1772 年 ） に 、 須走 村 が 山頂 の 支配 権 は 同村 の 支配 に ある として 浅間 大社 を 相手 として 訴え た 争論 が 安永 の 争論 で ある 。 また これ を み た 浅間 大社 側 の 富 士民 済 も 反論 を 起こし た 。 さらに 吉田 村 と 浅間 大社 と で 支配 地域 を 確定 する 争論 も あっ た ため 、 ここ に 大宮 ・ 新規 参入 で ある 吉田 と 須走 の 争い の 決着 が 望ま れる こと と なり 、 勘定 奉行 など も 関わる 大 論争 と なっ た 。 安永 8 年 （ 1779 年 ） に 持ち越さ れる こと と なっ た 。 結論 は 徳川 家康 が 富士山 本宮 浅間 大社 を 信奉 し て い た という 幕府 側 の 配慮 が あり 、 勘定 奉行 ・ 町奉行 ・ 寺社 奉行 の いわゆる 三 奉行 による 裁許 で 、 最終 的 に 富士山 の 8 合 目 より 上 は 、 富士山 本宮 浅間 大社 持ち と する こと が 決定 さ れ た 。  この 2 者 の 争論 を 起因 と する 裁判 により 、 これ まで 曖昧 で あっ た 山頂 の 支配 権 や その他 権利 の 所在 など が 、 江戸 幕府 により 明確 に 定め られる こと と なっ た 。  富士山 は 昭和 27 年 （ 1952 年 ） 10 月 7 日 に 「 名勝 」 に 指定 さ れ 、 同年 11 月 22 日 に 「 特別 名勝 」 に 指定 さ れ た 。 山梨 県 側 は 富士吉田 市 ・ 船津 村 （ 現 ・ 富士 河口湖 町 ） ・ 鳴沢 村 ・ 中野 村 （ 現 ・ 山中湖 村 ） の 範囲 が 指定 さ れ た 。 静岡 県 側 は 御 中道 に 囲ま れる 地域 全部 および 富士宮 口 登山 道 （ 富士宮 市 ） と 御殿場 口 登山 道 （ 御殿場 市 ） を 挟む 標高 1 , 500 m 以上 の 地域 、 また これ と 重複 し ない 一 合 目 以上 御 中道 に 至る 富士宮 口 登山 道 および 須走 口 登山 道 （ 小山 町 ） が 範囲 と なっ て いる 。  富士山 へ の 良好 な 眺望 が 得 られる 128 景 233 地点 を 、 国土 交通省 関東 地方 整備 局 が 関東 の 富士見 百 景 として 、 2005 年 （ 平成 17 年 ） に 選定 し た 。 また 2017 年 に は 環境省 および 都県 ・ 市町村 が 中心 と なり 、 「 富士山 が ある 風景 100 選 」 が 選定 さ れ た 。 富士 箱根 伊豆 国立 公園 指定 80 周年 記念 事業 に 伴う もの で ある 。  羽田空港 から 西 に 向かう 国内 便 など で は 富士山 の 上空 を 通過 する 。 その 際 、 機長 が 富士山 を 案内 する アナウンス を する こと が 多い 。 また 、 新年 の ご来光 を 見る ため の 遊覧 飛行 便 も 運行 さ れる 。  富士山 の 眺望 の 最 遠 は 2013 年 現在 、 和歌山 県 那智勝浦 町 で ある 。 那智勝浦 の 色川 富士見 峠 （ 妙法山 と は 別 ） は 、 富士 山頂 から の 距離 は 322 . 9 キロ で 、 一番 遠く 最も 西 に ある と さ れる 。 また 、 眺望 の 北限 は 2017 年 1 月 16 日 に 福島 県 川俣 町 と 飯舘 村 に またがる 花塚山 （ 標高 919 m ） と 日本地図センター により 認定 さ れ た （ 富士山 から は 308 km の 距離 に ある ） 。 南東 方向 に 約 271 km 離れ た 八丈島 の 三原山 から も 眺望 さ れる 。 富士山 の 見える 都道府県 は 、 理論 上 可能 と さ れ て い た 京都 府 から 2014 年 に 撮影 に 成功 し た こと により 、 20 都道府県 と なっ た 。  富士山 の 表情 は 、 見る 場所 ・ 角度 ・ 季節 ・ 時間 によって 様々 に 変化 する 。 富士 と 名 が 付く 、 いくつ か の 姿 が ある 。  現在 も 富士山 の 山小屋 や 登山 道 の 道標 として 「 表口 」 や 「 裏口 」 という 表現 が み られ 、 一般 的 に 静岡 県 から 見 た 富士山 を 表 富士 、 山梨 県 から の 姿 を 裏 富士 として 認知 さ れ て いる が 、 これ に は 歴史 的 背景 が ある 。 延 宝 8 年 （ 1680 年 ） に 作成 さ れ た 『 八 葉 九 尊 図 』 で は 既に 「 する が 口 表 」 という 表記 が ある 。 他 に 『 甲斐 国 志 』 巻 35 で は この よう な 記述 が ある 。  他 の 資料 に も 共通 し た 記述 が み られ 、 この よう に 南 麓 を 表 、 北 麓 を 裏 と する 考え方 は 一般 的 な 認識 で あっ た と 言える 。 これ と は 別に 「 裏 富士 」 という 言葉 が あり 、 葛飾 北斎 の 『 富嶽 百 景   裏 不二 』 『 冨 嶽 三 十 六 景   身延 川 裏 不二 』 や 歌川 広重 の 『 不 二 三 十 六 景   甲斐 夢 山 裏 富士 』 など 、 作品 名 に 採用 さ れ て いる 例 が み られる 。  活火山 かつ 日本 最高峰 で 、 広大 な 山麓 を 持つ 富士山 は 、 自然 科学 と 人文 科学 の 両面 で 研究 対象 と なっ て いる 。 火山 防災 や 地質 学 、 気象 学 、 生態 系 といった 自然 科学 で は 山梨 県 富士山 科学 研究所 （ 富士吉田 市 ） 、 人文 科学 を 含む 学際 的 研究 で は 静岡 県 富士山 世界 遺産 センター （ 富士宮 市 ） や 富士 学会 といった 専門 の 研究 機関 ・ 団体 も ある 。  地形 の 険し さ や 山頂 近く の 強風 により 、 野外 で 実地 踏査 できる の は 富士山 の 5 - 10 % 程度 で あり 、 植生 が 不明 な エリア も 多い 。 上空 から の 観測 ・ 撮影 も 、 ド ローン の 上昇 限界 が 2750 m 程度 という 制約 が ある 。  富士山 絵画 は 平安 時代 に 歌枕 として 詠ま れ た 諸国 の 名所 を 描く 名所 絵 の 成立 とともに はじまり 、 現存 する 作例 は ない ものの 、 記録 から この 頃 に は 富士 を 描い た 名所 絵 屏風 の 画題 として 描か れ て い た と 考え られ て いる 。 現存 する 最古 の 富士 図 は 法隆寺 献納 宝物 で ある 延久 元年 （ 1069 年 ） の 『 聖徳太子 絵 伝 』 （ 東京 国立 博物館 ） で 、 これ は 甲斐 の 黒駒 伝承 に 基づき 黒駒 に 乗っ た 聖徳太子 が 富士 を 駆け 上る 姿 を 描い た もの で 、 富士 は 中国 山水 画風 の 山岳 図 として 描か れ て いる 。  鎌倉 時代 に は 山頂 が 三 峰 に 分かれ た 三峰 型 富士 の 描写 法 が 確立 し 、 『 伊勢物語 絵巻 』 『 曽我 物語 富士 巻狩 図 』 など 物語 文学 の 成立 とともに 舞台 と なる 富士 が 描か れ 、 富士 信仰 の 成立 に 伴い 礼拝 画 として の 『 富士 曼陀羅 図 』 も 描か れ た 。 また 絵 地図 など において は 反 弧状 で 緑色 に 着色 さ れ た 他 の 山 に対して 山頂 が 白く 冠 雪 し た 状態 で 描か れ 、 特別 な 存在 として 認識 さ れ て い た 。  室町 時代 の 作 と さ れる 『 絹本 著 色 富士 曼荼羅 図 』 （ 富士山 本宮 浅間 大社 所蔵 、 重要 文化財 ） に は 三峰 型 の 富士 と その 富士山 に 登る 人々 や 、 禊 ぎの 場 で あっ た 浅間 神社 や 湧 玉池 が 描か れ て おり 、 当時 の 様子 を 思わ せる もの で ある 。  また 、 伝 雪舟 作 『 富士 三保 清見寺 図 』 （ 永 青 文庫 所蔵 ） は 、 三保の松原 と 富士山 を 同 一 画面 に 収め た 作品 で あり 、 静岡 市 日本平 から の 眺望 と さ れ て いる 。 雪舟 型 の 富士山 図 は 江戸 時代 を通じて 写し の 手本 と さ れ 、 狩野 派 を 中心 に 数 多く の 作品 が 派生 し て いる 。  江戸 時代 に は 明和 4 年 （ 1767 年 ） に 河村 岷雪 が 絵本 『 百 富士 』 を 出版 し 、 富士 図 の 連作 という スタイル を 提示 し た 。 浮世絵 の ジャンル として 名所 絵 が 確立 する と 、 河村 岷雪 の 影響 を 受け た 葛飾 北斎 は 晩年 に 錦絵 （ 木版 多色 摺 ） による 富士 図 の 連作 版画 『 冨 嶽 三 十 六 景 』 （ 天保 元年 1831 年頃 ） を 出版 し た 。 多様 な 絵画 技法 を 持つ 北斎 は 大胆 な 構図 や 遠近 法 に 加え 舶来 顔料 を 活かし た 藍 摺 や 点描 など の 技法 を 駆使 し て 中でも 富士 を 描き 、 夏 の 赤 富士 を 描い た 『 凱風快 晴 』 や 『 山下 白雨 』 、 荒れ狂う 大波 と 富士 を 描い た 『 神奈川 沖 浪 裏 』 など が 知ら れる 。  また 、 歌川 広重 も 北斎 より 後 の 1850 年代 に 『 不 二 三 十 六 景 』 『 冨士 三 十 六 景 』 を 出版 し た 。 広重 は 甲斐 国 を はじめ 諸国 を 旅 し て 実地 の スケッチ を 重ね 作品 に 活かし て いる 。 『 東海道 五 十 三 次 』 で も 、 富士山 を 題材 に し た 絵 が 多く 見 られる 。 北斎 、 広重 ら は これら の 連作 により 、 それ まで 富士見 の 好 スポット と 認識 さ れ て い なかっ た 地点 や 、 甲斐 国 側 から の 裏 富士 を 画題 として 開拓 し て いっ た 。 工芸 品 として は 本 阿弥 光悦 が 自ら 制作 し た 楽焼 の 茶碗 に 富士山 の 風情 を 見出し 、 「 不二山 」 と 銘打っ て いる 。  富士 は 日本 画 を はじめ 絵画 作品 や 工芸 、 写真 、 デザイン など あらゆる 美術 の モチーフ として 扱わ れ て いる 。 日本 画 において は 近代 に 殖産 興業 など を通じて 富士 が 日本 を 象徴 する 意匠 として 位置づけ られ 美術 を はじめ 商業 デザイン など に 幅広く 用い られ 、 絵画 において は 伝統 を 引き継ぎ つつ 近代 的 視点 で 描か れ た 富士山 絵画 が 制作 さ れ た 。 また 、 鉄道 ・ 道路 網 など 交通 機関 の 発達 により 数 多く の 文人 ・ 画家 が 避暑 地 や 保養 地 として の 富士 山麓 に 滞在 し 富士 を 題材 と し た 作品 を 製作 し て いる が 、 富士 を 描い た 風景 画 など を 残し て いる 画家 として 富岡 鉄斎 、 洋画 において は 和田 英作 など が いる 。  富士山 を モチーフ と し た 美術 品 は 当時 の ヨーロッパ で も 多く 流通 し て おり 、 この こと から 富士山 も ヨーロッパ で 広く 知ら れ て い た 。 1893 年 （ 明治 26 年 ） 、 日本 を 旅行 し て い た オーストリア ＝ ハンガリー 帝国 の 皇位 継承 者 フランツ ・ フェルディナント 大公 は 、 日記 に 次 の よう に 書い て いる 。  戦時 下 に は 国家 により 富士 は 国体 の 象徴 として 位置づけ られ 、 富士 は 国家 の シンボル として 様々 に 描か れ た 。 戦後 に は 国体 の シンボル として の イメージ から 解放 さ れ た 「 日本 の シンボル 」 として 、 日本 画家 の 横山 大観 や 片岡 球 子 ら が 富士 を 描い た 。 また 、 現代 美術 の 世界 で は これら の 伝統 的 画題 へ の アンチテーゼ として パロディ や 風刺 、 アイコ ン として 富士 を 描く 傾向 も 見 られる 。  深田 久弥 は 『 日本 百 名山 』 の 中 で 富士山 を 「 小細工 を 弄 し ない 大きな 単純 」 と 評し 、 「 幼童 でも 富士 の 絵 は 描く が 、 その 真 を 現 わす ため に 画壇 の 巨匠 も 手こずっ て いる 」 と いう 。  日本 画 全般 の 題材 として 「 富士見 西行 」 が あり 、 巨大 な 富士山 を 豆粒 の よう な 人物 （ 僧 、 西行 法師 ） が 見上げる という 構図 で 、 水墨 画 や 彫金 で も 描か れ て いる 。  近代 で は 紙幣 や 切手 の デザイン に も 用い られ て いる 。  富士山 は 和歌 の 歌枕 として よく 取り上げ られる 。 また 、 『 万葉集 』 の 中 に は 、 富士山 を 詠ん だ 歌 が いくつ も 収め られ て いる 。  「 田子の浦 ゆ うち 出 で て みれ ば 真白 に ぞ 富士 の 高嶺 に 雪 は 降り ける 」   ( 3 . 318 )   は 山部赤人 による 有名 な 短歌 （ 反歌 ） で ある 。  また 、 この 反歌 の その 次 に は 作者 不詳 の 長歌 が あり 、 その 一節 に 「 … 燃 ゆる 火 を   雪 もち 消 ち   降る 雪 を   火 もち 消 ち つつ … 」 （ 巻 3 ・ 319 ・ 大意 「 （ 噴火 の ） 燃える 火 を （ 山頂 に 降る ） 雪 で 消し 、 （ 山頂 に ） 降る 雪 を （ 噴火 の ） 火 で 消し つつ 」 ） と あり 、 当時 の 富士山 が 火山 活動 を 行っ て い た こと が うかがえる 。  『 新 古今 和歌集 』 から 。 富士 の 煙 が 歌わ れ て いる 。  風 に なびく 富士 の 煙 の 空 に きえ て ゆく へ も しら ぬ 我が 心 か な   西行   (< nowiki >#</ nowiki > 1613 )  都 人 にとって 富士 は 遠く 神秘 的 な 山 として 認識 さ れ 、 古典 文学 で は 都 良 香 『 富士 日記 』 が 富士 の 様子 や 伝承 を 記録 し て いる 。  『 竹 取 物語 』 は 物語 後半 で 富士 が 舞台 と なり 、 時 の 天皇 が かぐ や 姫 から 贈ら れ た 不老不死 の 薬 を 、 つき の 岩 笠 と 大勢 の 士 に 命じ て 天 に 一番 近い 山 の 山頂 で 燃やし た こと に なっ て いる 。 それから その 山 は 数多 の 士 に 因ん で ふじ 山 （ 富士山 ） と 名付け られ た と する 命名 説話 を 記し て いる 。 なお 、 富士 山麓 の 静岡 県 富士 市 比奈 地区 に は 、 「 竹 採 塚 」 として 言い伝え られ て いる 場所 が 現存 し て いる 。  ほか 、 『 源氏物語 』 や 『 伊勢物語 』 でも 富士 に 言及 さ れる 箇所 が ある ものの 、 主要 な 舞台 と なる ケース は 少ない 。 富士 は 甲 駿 の 国境 に 位置 する こと が 正確 に 認識 さ れ て おり 、 古代 において は 駿河 国 に 帰属 し て い た ため 古典 文学 において は 駿河 側 の 富士 が 題材 と なる こと が 多い が 、 『 堤 中納言 物語 』 で は 甲斐 側 の 富士 について 触れ られ て いる 。  また 、 「 八面玲瓏 」 という 言葉 は 富士山 から 生まれ た と いわ れ 、 どの 方角 から 見 て も 整っ た 美しい 形 を 表し て いる 。  中世 から 近世 に は 富士 北 麓 地域 に 富士 参詣 者 が 往来 し 、 江戸 期 に は 地域 文芸 として 俳諧 が 盛ん で あっ た 。 近代 に は 鉄道 など 交通 機関 の 発達 や 富士裾野 の 観光 地 化 の 影響 を 受け て 、 多く の 文人 や 民俗 学者 が 避暑 目的 など で 富士 へ 訪れる よう に なり 、 新田 次郎 や 草野 心 平 、 堀口 大 學 ら が 富士 を テーマ に し た 作品 を 書き 、 山岳 文学 を はじめ 多く の 紀行 文 など に 描か れ た 。  富士 山麓 に 滞在 し た 作家 は 数多く おり 、 武田 泰淳 は 富士 山麓 の 精神 病院 を 舞台 と し た 小説 『 富士 』 を 書い て おり 、 妻 の 武田 百合子 も 泰淳 の 死後 に 富士 山荘 で の 生活 の 記録 を 『 富士 日記 』 として 記し て いる 。 津島 佑子 は 山梨 県 嘱託 の 地質 学者 で あっ た 母方 の 石原 家 を モデル に 、 富士 を 望み つつ 激動 の 時代 を 過ごし た 一族 の 物語 で ある 『 火 の 山 ― 山猿 記 』 を 記し た 。  また 、 北 麓 地域 出身 の 文学 者 として 自然 主義 文学 者 の 中村 星湖 や 戦後 の 在日 朝鮮 人文 学者 の 李 良枝 が おり 、 それぞれ 作品 の 中 で 富士 を 描い て おり 、 中村 星湖 は 地域 文芸 の 振興 に も 務め て いる 。  太宰 治 が 昭和 14 年 （ 1939 年 ） に 執筆 し た 小説 『 富嶽 百 景 』 の 一節 で ある 「 富士 に は 月見草 が よく 似合 ふ 」 は よく 知ら れ 、 山梨 県 富士 河口湖 町 の 御坂 峠 に は その 碑文 が 建っ て いる 。 直木賞 作家 で ある 新田 次郎 は 富士 山頂 測候所 に 勤務 し て い た 経験 を もと に 、 富士山 の 強力 （ ご うり き ） の 生き 様 を 描い た 直木賞 受賞 作 『 強力 伝 』 や 『 富士 山頂 』 を はじめ 数々 の 富士 にまつわる 作品 を 執筆 し て いる 。  高浜 虚子 は 静岡 県 富士宮 市 の 沼久保 駅 で 降り た 際 、 美しい 富士山 を 見 て 歌 を 詠ん だ 。 駅前 に は その 歌碑 が 建て られ て いる 。  「 とある 停車場 富士 の 裾野 で 竹 の 秋 / ぬ ま 久保 で 降りる 子連れ 花 の 姥 」  富士山 一帯 の 宗教 施設 や 避暑 、 富士 登山 を 目的 と する 観光 客 相手 の 観光 業 も 活発 に 行わ れ て いる 。 しかし 、 富士 山麓 に は 温泉 地 として 成立 する 規模 の 湯量 は 湧出 し て い ない 。  富士山 の 利用 について 、 静岡 県 側 が 自然 ・ 文化 の 保護 を 重視 する の に対し 、 山梨 県 側 は 伝統 的 に 観光 開発 を 重視 し て いる 。 山頂 所有 権 問題 、 山小屋 トイレ 問題 、 マイカー 規制 問題 、 世界 遺産 登録 問題 等 、 過去 から 現在 に 至る まで の 折々 で 双方 の 思惑 の 相違 が 表面 化 し て いる 。  富士 登山 に は 登山 の 知識 や 経験 、 装備 が 不可欠 で ある 。 一般 的 に は 、 毎年 7 月 1 日 の 山開き から 9 月 上旬 の 山 じまい まで の 期間 、 登山 が 可能 で ある 。 期間 外 は 、 万全 な 準備 を し ない 者 の 登山 は 原則 禁止 さ れ て いる 。   とくに 積雪 期 ・ 残雪 期 の 登山 は 自殺 行為 で ある 。  その 優美 な 姿 から 、 富士山 が 見える 場所 は 著名 な 観光 地 と なっ て いる こと が 多い 。  2 月 23 日 を 「 2 : ふ ・ 2 : じ ・ 3 : さん 」 と 語呂合わせ で 読み 「 富士山 の 日 」 として 制定 し て いる 自治体 が ある 。  静岡 県 、 山梨 県 どちら も 、 富士山 は 普段 の 生活 に 溶け込み 過ぎ て おり 、 「 あっ て 当たり前 」 の 空気 の よう な 存在 で ある 。 その ため 「 富士山 の 日 」 に 、 各 自治体 や 県内 企業 など が さまざま な イベント 等 を 催し 、 参加 する 事 など 通じ て 、 身近 すぎる 富士山 を 改めて 、 日本 の シンボル として も 名高い 名 峰 として 再 認識 する 機会 と し て いる 。 また 併せ て 富士山 の 世界 遺産 登録 に 向け た 動き を 地元 から 活発 化 し たい と の 期待 も 込め られ て いる 。  静岡 県 教育 委員 会 で 、 各 市町村 に対して 2011 年 （ 平成 23 年 ） より 「 富士山 の 日 」 を 学校 休業 日 と する よう 要望 し た 。 休業 日 として 組み込ん だ 自治体 が ある なか 、 麓 で ある 富士 市 教育 委員 会 で は 「 特定 日 を 学校 休業 日 と する こと は なじま ない 」 という 理由 で 、 2011 年 以降 休業 日 と し て い ない 。 ただし 富士山 の 日 の 意義 から 、 学校 で 学べる 場 の 提供 や 、 富士山 こどもの国 の 無料 開放 、 図書館 や 博物館 など の 社会 教育 施設 に も 富士山 の 日 に ちなん だ 事業 実施 を 要請 し て いる 。  なお 、 富士山 の 日 を 最初 に 宣言 し た の は 、 パソコン 通信 「 NIFTY - Serve 」 内 の 「 山 の 展望 と 地図 の フォーラム ( FYAMAP )」 で 、 1996 年 1 月 1 日 に ネット 上 で 発表 し た 。  静岡 運輸 支局 管内 の 4 市 2 町 と 山梨 運輸 支局 管内 の 1 市 2 町 4 村 を 対象 と し た 、 いわゆる ご 当地 ナンバー として 2008 年 11 月 4 日 から 富士山 ナンバー の 交付 が 開始 さ れ た 。 管轄 支局 が 二 県 に またがる ナンバー プレート は 珍しい 。  「 富士山 検定 実行 委員 会 」 が 主催 する 富士山 検定 が 、 富士 商工 会議 所 、 富士吉田 商工 会議 所 、 静岡新聞社 ・ 静岡放送 、 山梨 日日 新聞 社 ・ 山梨放送 、 NPO 法人 富士山 検定 協会 の 5 者 により 行わ れ て いる 。  富士山 の 湧 水 を 琵琶湖 へ 、 琵琶湖 の 水 を 富士 山頂 へ 注ぐ 交流 が 昭和 三 十 二 年 以降 静岡 県 富士宮 市 と 滋賀 県 近江八幡 市 の 間 で 続け られ て いる 。 これ は 「 近江 の 土 を 掘り 富士山 を 作り その 穴 が 琵琶湖 に なっ た 」 という 伝説 から で ある 。 富士山 の 湧 水 を 琵琶湖 へ 注ぐ こと を 「 お 水 返し 」 と いい 、 琵琶湖 の 水 を 富士 山頂 へ 注ぐ こと を 「 お 水 取り 」 と いう 。  2014 年 に は 日本 富士山 協会 と 中華民国 山岳 協会 と の 間 で 、 富士山 と 玉山 の 友好 山 提携 が 締結 さ れ て いる 。 標高 3 , 952 メートル の 玉山 は 台湾 の 日本 統治 時代 に 新 高山 と 呼ば れ 、 日本 の 最高峰 で あっ た 。  日本 軍 に 苦戦 を 強い られ て い た アメリカ 軍 は 、 降伏 を 早める ため に 富士山 を ペンキ で 真っ赤 に 染め上げ 、 士気 を 下げる という 計画 を 立案 し た 。 しかし 、 計画 に 必要 な 物資 の 量 が B - 29 約 3 万 機 、 ペンキ 約 12 トン という 膨大 な 量 に なる 計算 だっ た ため 、 現実 性 に 欠ける として 計画 は 中止 さ れ た 。ハーブ の 一覧 （ ハーブ の いち らん ） で は ハーブ 名 を 挙げる 。 別称 が あれ ば 記事 名 の 後 に 添え 、 括弧 内 に 原語 表記 など を 、 その後 に 学名 （ 斜体 ） を 示す 。  なお 、 香辛料 # 代表 的 な 香辛料 も 参照 の こと 。サクラ （ 桜 ） は 、 バラ 科 モモ 亜 科 スモモ 属 （ サクラ 属 ）( Prunus ,   Cerasus   , Japanese   cherry   ,   Sakura )   の 落葉樹 の 総称 。  サクラ は 日本 文化 に 馴染み の 深い 植物 で ある （ # 日本人 と サクラ ） 。 また 、 日本 において 観賞 用 として 植え られ て いる サクラ の 多く は ソメイヨシノ という 品種 で ある 。 英語 で は 桜 の 花 の こと を Cherry   blossom と 呼ぶ の が 一般 的 で ある が 、 日本 文化 の 影響 から 、 sakura と 呼ば れる こと も 多く なっ て き て いる 。  現在 、 ヨーロッパ ・ 西 シベリア ・ 日本 ・ 中国 ・ 米国 ・ カナダ など 、 主 に 北半球 の 温帯 に 、 広範囲 に 分布 し て いる 。  サクラ の 果実 は サクランボ または チェリー と 呼ば れ 、 世界中 で 広く 食用 と さ れる 。  サクラ 全般 の 花言葉 は 「 精神 の 美 」 「 優美 な 女性 」 、 西洋 で は 「 優れ た 教育 」 も 追加 さ れる 。  サクラ は 、 バラ 科 スモモ 属 サクラ 亜 属 に 分類 さ れる 落葉 広葉樹 で ある 。 春 に 白色 や 淡紅 色 から 濃 紅色 の 花 を 咲かせる （ 桜 色 ） 。 花 は 日本 で は 鑑賞 用途 として は 他 の 植物 に 比べ 、 特別 な 地位 に ある 。 果実 を 食用 と する ほか 、 花 や 葉 の 塩漬け も 食品 など に 利用 さ れる 。  園芸 品種 が 多く 、 花弁 の 数 や 色 、 花 の つけ かた など を 改良 しよ う と 、 日本 で は フゲンゾウ 等 の 例 に み られる よう に 浅く とも 室町 時代 から 多く の 園芸 品種 が 作ら れ た 。 日本 で は 固有 種 を 含ん だ 10 類 の 基本 の 野生 種 を 基 に 、 これら の 変種 を 合わせ て 100 種 以上 の 自生 種 が あり 、 さらに これら から 育成 さ れ た 園芸 品種 が 200 種 以上 あり 、 分類 によって は 600 種 と も いわ れる 品種 が 確認 さ れ て いる 。 なお この うち 100 品種 余り は 北海道 松前 町 由来 の 桜 を 掛け合わ せる など し て 多 品種 を 作出 し た 浅利 政俊 が 作出 し た もの で ある 。 また 、 これら 多 品種 の サクラ の うち 江戸 末期 に 出現 し た ソメイヨシノ （ 染井吉野 ） は 、 明治 以降 、 日本 全国 各地 に 広まり 、 サクラ の 中 で 最も 多く 植え られ た 園芸 品種 と なっ た 。  日本 で は 平安 時代 の 国風 文化 の 影響 以降 、 桜 は 花 の 代名詞 の よう に なり 、 春 の 花 の 中 でも 特別 な 位置 を 占める よう に なっ た 。 桜 の 花 の 下 の 宴会 の 花見 は 風物詩 で ある 。 各地 に 桜 の 名所 が あり 、 有名 な 一 本 桜 も 数多く 存在 する 。 サクラ の 開花 時期 は 関東 以西 の 平地 で は 3 月 下旬 から 4 月 半ば 頃 が 多く 、 日本 の 年度 は 4 月 始まり で ある こと や 、 学校 に 多く の 場合 サクラ が 植え られ て いる こと から 、 人生 の 転機 を 彩る 花 に も なっ て いる 。  日本 において は 、 サクラ は 国花 として 法的 に 定め られ て は い ない が 、 明治 以降 、 公的 な 機関 の 意匠 として も 多く 見 られる 。  スモモ 属   は 約 400 種 から なる が 、 主 に 果実 の 特徴 から 5 から 7 の 亜 属 に 分類 さ れる 。 サクラ 亜 属   は その 一つ で ある 。 これら の 亜 属 を 属 と する 説 も あり 、 その 場合 、 サクラ 亜 属 は サクラ 属   と なる 。  サクラ 亜 属 は 節 に 分かれ 、 それら は 非公式 な 8 群 に 分かれる 。  サクラ 亜 属 で 日本 に 自生 する もの として は 5 から 7 種類 ほど が 認め られ て おり 、 これら の 変性 や 交雑 など から 数 十 種類 の 自生 種 が 存在 する 。  サクラ 属 で あり 、 やはり 名前 に 「 サクラ 」 と 付く イヌザクラ 、 ウワミズザクラ など は ウワミズザクラ 亜 属   （ もしくは ウワミズザクラ 属   ） で あり 、 サクラ 亜 属 で は ない 。  かつて は ニワザクラ 、 ユスラウメ など を 含む ユスラウメ 節   も サクラ 亜 属 と さ れ た が 、 Krüssmann   ( 1978 )   により ニワウメ 亜 属   に 分離 さ れ た 。 分子 系統 から は 、 ニワウメ 亜 属 は サクラ 亜 属 と は 別 系統 で あり 、 しかも スモモ 亜 属 / モモ 亜 属   内 に 分散 し た 多 系統 という 結果 が 出 て いる 。 ただし 、 サクラ 亜 属 を サクラ 節   （ 通常 の サクラ 亜 属 ） と ニワウメ 節   （ ニワウメ 亜 属 と ウワミズザクラ 亜 属 ?） に 分ける 資料 も ある 。  サクラ は 突然変異 が 多い 植物 として 知ら れ て おり 、 花弁 や 雄蕊 の 変化 、 花 の 大き さ 、 色 の 変化 、 実 の 増減 など が 多分 に 見 られる 。 品種 改良 も 多く 行わ れ 、 また 変化 さ せる だけ で なく 、 代 を 重ねる こと や 接木 によって 、 突然変異 を 固定 化 する こと も 行わ れる 。 一方 で 、 自家 不 和合 性 を 持つ もの も 多い ため 一 代 限り の 突然変異 も 稀 で は ない 。 自家 不 和合 性 を 持つ 場合 、 次 の 代 に は 同じ 特徴 が 受け継が れ ない こと が 多い ため で ある 。  日本 で は 主 に 花 を 変化 さ せる ため に 多く の 努力 が 払わ れ た の に対し 、 西欧 で は 実 を より 有用 な 食品 に する ため 、 実 を 大きく 、 収穫 量 が 多く なる よう な 品種 改良 が 行わ れ て き た 。 花 が 多かっ たり 八 重 で 豪勢 で ある など の 見栄え の よい もの や 花 の 変わっ た もの に 限ら ず 、 虫害 へ の 強 さ 、 樹 形 、 木 の 高 さ 、 寒 さ や 暖か さ へ の 強 さ など も 考慮 さ れ た 園芸 品種 が 存在 し 、 作ら れ て いる 。  桜 の 花 は 日本人 に 非常 に 親しま れ 、 多く の 園芸 品種 が 作ら れ て き た 。 エドヒガン や ヤマザクラ 、 オオシマザクラ など は 比較 的 に 変性 を 起こし やすい 種 で あり 、 園芸 技術 の 発達 に 伴っ て これら を 用い た 品種 改良 が 多く 行わ れ た 。 ソメイヨシノ は 代表 的 で ある 。 のみ なら ず 、 野生 種 、 自生 種 だけ で 100 種 程度 の サクラ が 存在 し 、 各々 の 野生 、 自生 種 の 特徴 を 継が せ ながら の 配合 も 行わ れ て いる 。 現在 、 固有 種 ・ 交配 種 を 含め 600 種 以上 の 品種 が 存在 する と さ れる 。 園芸 種 を サトザクラ と まとめ て 分類 する こと も ある 。  既に 植え られ て いる 株 の 品種 を 、 観察 から 正確 に 同定 する の は 難しい が 、 現代 で は 遺伝子 から たどる こと が 可能 と なっ た 。 人間 が 作っ た 園芸 品種 を まとめ て サトザクラ と 呼ぶ こと が ある 。 八重咲き の 品種 は ヤエザクラ と 総称 さ れる 。  日本 で は 、 ほぼ 全土 で 何らかの 種類 が 生育 可能 で ある 。 さまざま な 自然 環境 に 合わせ て 多様 な 種類 が 生まれ て おり 、 日本 において も いくつ か の 固有 種 が 見 られる 。 たとえば ソメイヨシノ の 片親 で ある オオシマザクラ は 伊豆 大島 など 、 南部 暖帯 に 自生 する 固有 種 と さ れる 。 日本 で は 少なくとも 数 百 万 年 前 から 自生 し て いる と さ れ 、 鮮新世 の 地層 と さ れる 三朝 層 群 から ムカシヤマザクラ の 葉 の 化石 が 見つかっ て いる 。  全て で は ない が 、 多く の 種 に 共通 し て 見 られる 特徴 を 挙げる 。 雌雄 同 株 で あり 、 中 高木 から 低木 程度 の 大き さ で ある 。 若い 樹皮 は 光沢 が あり カバノキ に も 似 た 水平 方向 の 皮 目 が 出来 、 この 部分 は 細胞 に 隙間 が 生じ て 呼吸 孔 に なっ て いる 。 古く なる と 皮 目 が 消え て 表面 から 徐々に 細かく 風化 し て いく 。 葉 の 形 は 楕円 形 で あり 、 枝 に 互生 し 、 葉 の 縁 は ぎざぎざ （ 鋸歯 ） に なっ て いる 。 葉 に 薄い 細 毛 が 生える もの も 少なく ない 。 葉 は 秋 に なる と 紅葉 する 。 根 は 浅く 水平 に 広がり 、 ここ から 新た な 茎 （ ひこ ば え ） が しばしば 生え 、 不定 根 も 良く 発生 する 。  サクラ は 木 を 傷つける と そこ から 腐り やすい 性質 を 持つ 。 昔 は 剪定 し た 部分 の 消毒 も 難しかっ た ため 、 「 桜 切る 馬鹿 、 梅 切ら ぬ 馬鹿 」 という 諺 も ある 。 この ため 、 花見 の 宴会 で サクラ の 木 を 折る 観光 客 の 被害 によって サクラ が 弱っ て しまう こと も ある 。 しかし 適切 な 剪定 は 可能 で ある 。 本来 、 特に 自生 種 は 病害 に も 害虫 に も それほど 弱く は ない が 、 人為 的 に 集中 し て 植え られ て いる 場合 や 人工 的 に 作ら れ た 品種 は これら に 弱く なる 場合 も ある 。  古木 として 知ら れる 桜 も 多い 。 日本 三 大 桜 が いずれ も 樹齢 千 年 を 超える 老 古木 と なっ て いる ほか 、 五大 桜 も 古木 が 多く 、 内 神代 桜 は 樹齢 が 1800 年 を 超え て いる と さ れる 。 それ 以外 に も 有名 で 長寿 の 一 本 桜 が 多く 存在 する 。  花 を 観賞 する 園芸 品種 として 好ま れ た ため 、 さまざま な 姿 の 花 が 見 られる 。 花びら は 五 枚 から 百 数 十 枚 まで さまざま で あり 、 多く の もの が 白 から 桃色 で ある 。 サクラ に 限ら ない が 用語 を 挙げる 。 花弁 が 五 枚 まで の もの を 一 重 、 五 枚 から 十 枚 の もの を 半 八 重 、 十 枚 以上 の 花弁 を もつ もの を 八 重 と いう 。 また 、 花弁 が 非常 に 多く 、 一 枚 一 枚 が 細長い 場合 、 菊 咲き と 称する 。 さらに 萼 、 花弁 、 雄蕊 の 中 に さらに 萼 、 花弁 、 雄蕊 の ある 二 重 構造 の もの も 見 られ 、 これ は 段 咲き と 呼ば れる 。 花弁 の 枚数 の 増え 方 に は 雄蕊 が 花弁 に 変化 する もの と 、 花弁 や 雄蕊 そのもの が 倍数 加 する 変化 が 見 られる 。 同じ サクラ 属 の モモ や ウメ は 花 柄 が 短く 枝 に 付く よう に 咲く が 、 サクラ は これら と 違っ て 長い 花 柄 を もっ て おり 、 枝 から 離れ て 咲く 。  開花 期間 は 、 ソメイヨシノ で は 、 満開 から 一 週間 程度 で 花 が 散る 。 また ソメイヨシノ は クローン で ある ため に 、 株 ごと の ばらつき も 小さく 、 一斉 に 咲く 。 しかし 、 ソメイヨシノ が 爆発 的 に 植え られる 以前 の 日本 で は 、 少し ずつ 別 の 株 、 別 の 種 に 移り ながら 、 様々 な 桜 が 咲く という の が 、 普通 の 姿 で あっ た 。 温度 や 雨 が 散る 散ら ない の 原因 に なる 。 花 が 咲い た 後 に 気温 が 下がる 花冷え が 起こる と 、 花 は 長く 持ち 、 花 が 盛り に なっ た 後 に 雨 が 降る と 早く 散る 。  ソメイヨシノ など で よく 知ら れ て いる 通り 、 葉 が 展開 する 前 に 花 が 咲く もの も 少なく ない 。 花 が 散り 頃 に 葉 が 混ざっ て 生え た 状態 から 初夏 過ぎ まで を 葉桜 と 呼ぶ 。  開花 期 は種 により 、 また 地域 による ばらつき も 大きい 。 日本 において は 1 月 、 沖縄 の カンヒザクラ を 皮切り に 、 カンザクラ 、 次いで ヤマザクラ 、 ソメイヨシノ 、 ヤエザクラ 、 カスミザクラ は 5 月 上旬 くらい まで 花 を 咲かす 。 北海道 で は さらに 遅く 咲く もの も ある 。  サクラ は 花芽 を 作る と 葉 で 休眠 ホルモン を 作り 休眠 する 。 一定 の 寒 さ に 置か れる こと によって 休眠 が 打破 さ れ 、 その後 暖かく なり 始める と 開花 を 迎える 。 この 工程 は 一般 的 に は 冬 から 春 にかけて 行わ れる こと が 多い が 、 秋 に 何らかの 影響 で 葉 が なくなっ た 場合 休眠 ホルモン が 足り ず 、 寒い 日 を 2   -   3 日 経 て その後 小春日和 に なる と この 条件 を 満たし て しまい 狂い咲き が 起きる 。  狂い咲き と は 別に 、 春 に 加え て 秋 から 冬 にかけて 花 を 咲かせる 品種 も 存在 する 。 たとえば ジュウガツザクラ や フユザクラ など で ある 。  サクラ が 以前 に 比べ 若干 早く 咲く 現象 も 見 られ て いる 。 これ に は 温暖 化 の 影響 が 見 られ 、 また 、 都市 部 で 開花 が 早まる こと は ヒートアイランド 現象 も 少なから ず 影響 し て いる 。 また 、 九州 で は 桜 前線 が 、 普通 と は 逆 に 南下 する 例 も 現れ た 。 これ は 、 冬 が 暖か すぎる と 休眠 打破 が 起こり にくい ため 、 暖かい 九州 南部 で は 開花 が 遅れる の だ と 考え られる 。 これら は 季節 学 的 な 自然 環境 の 変化 を 端的 に 表す 指標 に も なっ て いる 。  日本 において は サクラ は 、 関心 の 対象 として 特別 な 地位 を 占める 花 で ある 。  桜 は 穀物 の 神 が 宿る とも 、 稲作 神事 に 関連 し て い た と も さ れ 、 農業 にとり 昔 から 非常 に 大切 な もの で あっ た 。 また 、 桜 の 開花 は 、 他 の 自然 現象 と 並び 、 農業 開始 の 指標 と さ れ た 場合 も あり 、 各地 に 「 田植え 桜 」 や 「 種まき 桜 」 と 呼ば れる 木 が ある （ あっ た ） 。 これ は 桜 の 場合 も 多い が 、 「 桜 」 と 名 が つい て い て も 桜 以外 の 木 の 場合 も ある 。  『 万葉集 』 に は 色々 な 植物 が 登場 する が 、 桜 も その 一つ で ある 。 しかし 、 中国 文化 の 影響 が 強かっ た 奈良 時代 は 和歌 など で 単に 「 花 」 と いえ ば 梅 を 指し て い た 。 万葉集 において は 梅 の 歌 118 首 に対し 桜 の 歌 は 44 首 に 過ぎ なかっ た 。 その後 平安 時代 に 国風 文化 が 育つ に 連れ て 徐々に 桜 の 人気 が 高まり 、 「 花 」 と は 桜 を 指す よう に なる 。  古今 和歌集 仮名 序 に ある 王仁 の 歌 と さ れる 「 難波 津 の 咲く や この 花 冬ごもり 今 は 春 べ と 咲く や この 花 」 の 「 花 」 は 梅 で ある が 、 平安 時代 の 歌人 で ある 紀友則 の 歌 「 ひさ かた の 光 のどけき 春 の 日 に しづ 心 なく 花 ぞ 散る ら む 」 の 「 花 」 は 桜 で ある 。 嵯峨天皇 は 桜 を 愛し 、 花見 を 開い た と さ れ て おり 、 左近の桜 は 、 元 は 梅 で あっ た と さ れる が 桜 が 好き で あっ た 仁明天皇 が 在位 期間 中 に 梅 が 枯れ た 後 に 桜 に 植え 替え た と さ れ て いる 。  歌人 の 中 で も 特に 平安 末期 の 西行 法師 が 、 「 花 」 すなわち 桜 を 愛し た こと は 有名 で ある 。 彼 は 吉野 の 桜 を 多く 歌 に し て おり 、 特に 「 願 はく は 花 の 下 にて 春 死な ん その きさらぎ の 望月 の ころ 」 の 歌 は 有名 で ある 。 西行 は この 歌 に 詠ん だ 通り 、 旧暦 二月 十 六 日 に 入寂 し た と さ れる 。  豊臣 秀吉 は 醍醐寺 に 700 本 の 桜 を 植え させ 、 慶長 3 年 3 月 15 日 （ 1598 年 4 月 20 日 ） に 近親 の 者 や 諸 大名 を 従え て 盛大 な 花見 を 催し た と さ れる （ 醍醐 の 花見 ） 。  江戸 時代 に は 河川 の 整備 に 伴っ て 、 護岸 と 美観 の 維持 の ため に 柳 や 桜 が 植え られ た 。 また 園芸 品種 の 開発 も 大いに 進み 、 さまざま な 種類 の 花 を 見る こと が できる よう に なる 。 江戸 末期 まで に は 300 を 超える 品種 が 存在 する よう に なっ た 。 江戸 末期 に 出現 し た ソメイヨシノ を はじめ 、 明治 以降 に は 加速度 的 に 多く の 場所 に 桜 が 植え られ て いっ た 。  明治維新 後 に 大名 屋敷 の 荒廃 や 文明開化 ・ 西洋 化 の 名 の 下 に 多く の 庭園 が 取り 潰さ れる と 同時に 、 そこ に 植え られ て い た 数 多く の 品種 の 桜 が 切り倒さ れ 燃やさ れ た 。 これ を 憂い た 駒込 の 植木 ・ 庭園 職人 の 高木 孫右衛門 は 多く の 園芸 品種 の 枝 を 採取 し 自宅 の 庭 で 育て た 。 これ に 目 を 付け た 江北 地区 戸長 （ 後 に 江北 村 村長 ） の 清水 謙吾 が 村 おこし として 荒川 堤 に 多く の 品種 による 桜 並木 を 作り 、 これ を 嚆矢 として 多く の 園芸 品種 が 小石川 植物 園 など に 保存 さ れる こと に なり 、 その 命脈 を 保っ た 。  桜 で は 開花 のみ なら ず 、 散っ て 行く 儚 さ や 潔 さ も 、 愛玩 の 対象 と なっ て いる 。 古く から 桜 は 、 諸行無常 といった 感覚 に たとえ られ て おり 、 ぱっと 咲き 、 さっと 散る 姿 は はかない 人生 を 投影 する 対象 で ある 。  江戸 時代 の 国学 者 、 本 居 宣長 は 「 敷島 の 大和心 を 人 問 は ば 朝日 に 匂 ふ 山桜 花 」 と 詠み 、 桜 が 「 もの の あはれ 」 など を 基調 と する 日本人 の 精神 の 具体 的 な 例 えと みなし た 。  平安 時代 や 明治 以降 で は 花 の よう に 散る 人 など の 例え に さ れ て き た 。 ただし 、 江戸 時代 は その よう に すぐ に 花 が 散っ て しまう 様 は 、 家 が 長続き し ない という 想像 を 抱か せ た ため 、 桜 を 家紋 と し た 武家 は 少なく 、 桜 は 未だに 時代 に 根付い て なかっ た と さ れる 。 桜 は 日本 精神 の 象徴 の よう な もの として の 例え として 用い られ て いる が 、 この 喩え が 使わ れ た 時期 は 大正 後期 から で ある 。 日本 軍 において も 桜 は 好ま れ 、 「 歩兵 の 本領 」 や 「 同期 の 桜 」 など といった 歌詞 に 「 桜 」 「 散る 」 という 表現 を 反映 し た 軍歌 ・ 戦時 歌謡 も 多数 作ら れ 、 太平洋戦争 （ 大 東亜 戦争 ） 末期 に は 特攻 兵器 の 名称 に も 使わ れ て いる （ 桜花 や 桜 弾 機 など ） 。 いずれ に せよ 、 桜 は 日本 精神 に 根ざし て おり 影響 力 を 持っ て いる ため 、 国花 の 代表 例 と さ れる こと が ある （ 正式 に は 日本 の 国花 は 存在 し ない 。 ただし 国花 の 代表 例 として 桜 と 菊 が 使わ れる こと が ある ） 。  桜 は 春 を 象徴 する 花 として 日本人 に は なじみ が 深く 、 春本 番 を 告げる 役割 を 果たす 。 桜 の 開花 予報 、 開花 速報 は メディア を 賑わす など 、 話題 ・ 関心 の 対象 として は 他 の 植物 を 圧倒 する 。 入学 式 を 演出 する 春 の 花 として 多く の 学校 に 植え られ て いる 。  各種 調査 に よる と 日本人 の 大 多数 の 人 たち が 桜 を 好ん で いる 。 九州 から 関東 で の 平地 で は 、 桜 が 咲く 時期 は 年度 の 変わり目 に 近く 、 桜 の 人気 は 様々 な 生活 の 変化 の 時期 で ある こと と も 関係 する 。  桜 の 人気 は 平安 時代 に 始まる が 、 宮中 の 桜 に 魅了 さ れ た 藤原 定家 は 、 夜間 に 宮中 に 忍び こん で 庭 の 桜 を 持ち帰り 、 翌朝 発覚 し 天皇 から 咎め を 受け た 。 また 、 沙 石 集 に よる と 、 一条天皇 の 中宮 、 彰子 が 奈良 の 興福寺 の 東円堂 に あっ た 八重桜 の 評判 を 聞き 、 皇居 の 庭 に 植え 替えよ う と 桜 を 荷車 で 運び出そ う と し た ところ 、 興福寺 の 僧 が 「 命 にかけて も 運ば せ ぬ 」 と 行く手 を さえぎっ た 。 彰子 は 、 僧 たち の 桜 を 愛でる 心 に 感じ入っ て 断念 し 、 毎年 春 に 「 花 の 守 」 を 遣わし 、 宿直 を し て 桜 を 守る よう 命じ た と いう 。  日本 で は 国花 が 法定 さ れ て おら ず 天皇 や 皇室 の 象徴 する 花 は 菊 で ある が 、 サクラ は 多く の 公的 機関 で シンボル として 用い られ て おり 、 『 事実 上 の 国花 』 の よう な 扱い を 受け て いる 。 旧 日本 軍 （ 陸軍 ・ 海軍 ） が 桜 の 意匠 を 徽章 など に 積極 的 に 使用 し て おり 、 これ は 自衛隊 （ 陸自 ・ 海 自 ・ 空自 ） でも 同様 で ある 。  1967 年 （ 昭和 42 年 ） 以降 、 百 円 硬貨 の 表 は 桜 の デザイン で ある 。  全米 桜 祭り で 知ら れる アメリカ合衆国 の ポトマック 河畔 の 桜 は 日 米 友好 の ため に 東京 市長 の 尾崎 行雄 が 寄贈 し た もの で あり 、 この 返礼 として 日本 に は ハナミズキ が 贈ら れ て いる 。 その他 の 国 と の 間 で も 友好 の ため に 贈る こと が ある 。  日本 で は 桜 の 開花 予想 （ 「 桜 」 と 表す が 、 殆ど の 予想 は ソメイヨシノ を 取り上げ て いる ） 、 いわゆる 「 桜 前線 」 や 、 開花 や 満開 の 宣言 が 春 に 話題 と なる 。 開花 予想 は 気象庁 が 1951 年 （ 昭和 26 年 ） に 関東 地方 を 対象 に 行っ た の を 初め と し 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） まで 行わ れ た 。 2007 年 （ 平成 19 年 ） から 独自 の 開花 予想 を 行う 民間 の 気象 会社 が 出現 し 、 数社 が 予想 を 出す よう に なっ た ため 、 2010 年 （ 平成 22 年 ） から 気象庁 は 開花 予想 の 業務 を 取り止め て 民間 に 任せ 、 観測 のみ を 行っ て いる 。 なお 、 桜 の 開花 予想 は 気象 業務 法 の 定める 予報 業務 で は なく 、 許可 は 要し ない 。  気象庁 で は 、 桜 の 開花 や 満開 を 生物 季節 現象 の 1 つ として 、 各地 で 特定 の 株 を 標本 木 として 定め て 職員 の 目視 による 観測 を 行っ て いる 。 標本 木 は 南西諸島 や 北海道 の 大 部分 を 除い て ソメイヨシノ で あり 、 東京 都 など 一部 を 除い て 地方 気象台 の 近隣 に 存在 する 。 標本 木 の 蕾 が 5 輪 から 6 輪 ほころびる と 、 「 開花 」 し た と 発表 さ れる 。 これ を マスコミ で は 「 開花 宣言 」 と 呼ぶ こと が ある 。 標本 木 全体 の 80 % 以上 の つぼみ が 開く と 、 「 満開 」 と 発表 さ れる 。  2009 年 まで 気象庁 が 行っ て い た 予想 方法 は 、 各 地点 の 冬期 の 気温 経過 や 春期 の 気温 予想 等 を 考慮 し た 各種 計算 を 経 て 、 標本 木 に対して 開花 予想 日 を 決定 し て い た 。 民間 気象 会社 の 予想 方法 も 概ね これ に 近い が 、 独自 の 手法 を 採り入れ て 行っ て いる もの も ある 。  気象庁 が 定める 東京 の サクラ の 標本 木 は 、 靖国神社 境内 に ある 特定 の ソメイヨシノ で ある 。 本来 標本 木 が どれ で ある か は 非公開 と なっ て いる が 、 東京 の 標本 木 について は 2012 年 に どの 木 が 標本 で ある か を 公開 し て いる 。 現代 日本 において サクラ の 開花 について は 特に 衆目 を 集める 傾向 に あり 、 開花 の 時期 に なる と 、 東京 管区 気象台 の 職員 が 観測 する 風景 を 、 複数 の マスコミ が 取材 に 訪れる 様子 が しばしば 見 られる 。  樹木 全体 から 見 た 開花 具合 によって 咲き 始め 、 三 分 咲き 、 五 分 咲き 、 七 分 咲き 、 満開 、 散り 始め など と 刻 一 刻 と 報道 さ れる 。 この よう に 木々 の 様子 を 逐一 報道 する こと は 、 世界 から 見 て も 珍しい 例 で ある 。  桜 は 春 の 象徴 、 花 の 代名詞 として 和歌 、 俳句 を はじめ 文学 全般 において 非常 に よく 使わ れ て おり 、 現代 で も 多く の 音楽 、 文化 作品 が 生み出さ れ て いる 。  伝統 文化 的 作品 の 例 で は 桜 を 人 に 見立て た 能 の 西行 桜 など が ある 。 江戸 時代 の 代表 的 俳人 ・ 松尾 芭蕉 は 、 1688 年 （ 貞享 5 年 ） 春 、 かつて 奉公 し た 頃 の こと など を 思っ て 「 さまざま の 事 お も ひ 出す 桜 哉 」 と 句 を 詠ん だ 。 俳句 で は 単に 「 花 」 と いえ ば サクラ の こと を 指し 春 の 季語 で あり 、 秋 の 月 、 冬 の 雪 とともに 「 三 大 季語 （ 「 雪月花 ） 」 で ある 。 「 花盛り 」 「 花吹雪 」 「 花 散る 」 「 花 筏 」 「 花 万朶 」 「 花 明かり 」 「 花 篝 」 の 「 花 」 は 桜 で ある 。 楽 において は 江戸 時代 の 箏曲 や 、 地歌 を はじめ と する 三味線 音楽 に 多く 取り上げ られ て いる 。 一般 に 「 日本 古 謡 」 と さ れる 『 さくら さくら 』 は 、 実は 幕末 頃 に 箏 の 手ほどき として 作ら れ た もの で ある 。 明治 時代 以降 で は 瀧 廉太郎 の 歌曲 『 花 』 など が 有名 で ある 。 長唄 『 元禄 花見 踊 』 も 明治 以降 の 作 で ある が よく 知ら れ て いる 。  戯曲 で は 義経 千本 桜 は 本来 その 話 の 中 に は 桜 が 登場 し ない に も かかわら ず 題名 に 桜 を 関し て おり 、 現在 で は 桜 を 背景 に する 例 も 多い 。  現在 でも ポピュラー 音楽 、 映画 、 ドラマ 、 ゲーム など 様々 な 作品 の モチーフ や 題材 に なっ て いる 。 特に 春 に 発表 さ れる ポピュラー 音楽 で は 他 に 比べ て 桜 を 扱っ た もの が 多く 、 これら の 歌 は 桜 ソング として 知ら れ て いる 。  日本 で は 桜 は 花見 や 観桜 など 、 景観 等 の 人気 が 高く 多く の 場所 に 植え られ て いる 。 植 栽 の 場合 街路 樹 、 公園 、 庭木 、 河川敷 等 に 使わ れる こと が 多い 。 近年 で は 、 サクラ は 街路 樹 に 用い られ て いる 樹 種 として イチョウ に ついで 2 番目 に 多く 、 49 万 本 が 植え られ て いる 。 道 や 線路 ・ 河川 など に 沿っ て 植え られる こと が 多く 、 この よう な もの を 桜 並木 と いう 。 道 など の 両側 に 桜 が 並ん で トンネル の よう な 形状 に なっ て いる もの を 桜 の トンネル （ 桜 トンネル ） と 呼ぶ こと が ある 。 この よう に 、 辺り 一 面 が 花 景色 に なる こと も 多い 。 また 、 学校 の 校庭 に は 桜 が 植え られ て いる こと が 多い 。 小学校 など の 校庭 に は 、 児童 や 生徒 の 入学 時 に 桜 の 花 が 咲い て いる よう に する ため 、 ソメイヨシノ に 比べ て 開花 期間 が 長い 八重桜 を 混植 する こと が 多い 。 また 、 古く から 桜 の 花 を 育て て いる 神社 や 寺 も 少なく ない 。 しかし 、 害虫 や 病気 など 手入れ が 大変 で 、 大きく 育つ ため か 、 その 人気 の 割 に は 庭木 に さ れる こと は 少ない 。  日本 で は 、 至る 所 で 花見 に 使わ れる 木 として 重要 で ある 。 花見 の 習慣 とともに 、 桜 の 名所 も 日本 全国 各地 に ある 。 また 、 神社 や 寺 など 桜 を 持っ て いる 団体 や 地域 が 「 桜 祭り 」 を 開い て いる 例 も 多い 。 夜 の 桜 を 楽しむ ため に 、 桜 の ライトアップ も 各所 で 行わ れる 。  果実 を 食用 と する 品種 の 3 系統 は 、 概ね 甘 果 桜桃 （ セイヨウミザクラ 、 " Prunus   avium "）、 酸 果 桜桃 （ スミノミザクラ 、 " Prunus   cerasus "） と 中国 桜桃 （ カラミザクラ 、 " Prunus   pseudocerasus "） に 分ける こと が できる 。  六月 から 七月 にかけて 実 を つける オウトウ （ サクラ の 一種 ） の 果実 を 日本 で は 一般 的 に サクランボ と 呼び 、 栽培 さ れ て いる 多く が ヨーロッパ の 甘 果 桜桃 （ セイヨウミザクラ ） 系 で ある 。 品種 として は 、 佐藤 錦 の 他 に 、 紅 秀峰 、 豊 錦 、 ナポレオン 、 アメリカン チェリー 等 が 有名 で ある 。 佐藤 錦 は 、 明治 より 山形 県 東根 市 の 佐藤 栄助 によって 品種 改良 さ れ 、 岡田 東作 が 名づけ て 世に 広め た もの で ある 。 酸味 が 強い 酸 果 桜桃 （ スミノミザクラ ） は 料理 に 利用 さ れる 。 中国 桜桃 （ カラミザクラ ） は 日本 で あまり 栽培 さ れ て い ない 。  桜 漬け は 、 一般 的 に 八重桜 の 花 を 梅酢 と 塩 で 漬け た もの で ある 。 花 （ 花弁 ） 自体 も 塩漬け に する と 独特 の よい 香り を 放ち 、 和菓子 ・ あん パン など の 香り 付け に 使わ れる 他 に 、 祝い事 の 席 で 桜湯 として 振舞わ れる 。 桜湯 は 、 花 の 塩漬け 2 から 3 輪 に 湯 を 注い だ もの で ある 。 茶碗 の 中 で 花びら が 開く 過程 から 、 祝い事 に 使わ れる 。 婚礼 や 見合い など の 席 で は 「 お茶 を 濁す 」 こと を 嫌い 、 お茶 を 用い ず に 桜湯 を 用いる こと が 多い 。 結納 に は 両家 の 縁 を 結ぶ という 縁起 を 表し 椀 あたり 2 輪 が 用い られる 。  桜 の 葉 は 、 塩漬け に する こと で 加水 分解 酵素 が 芳香 成分 （ クマ リン ） に 変化 し よい 香り を 放つ 。 桜葉 漬け に は 多く の 場合 オオシマザクラ が 用い られ て おり 、 伊豆半島 南部 において 生産 が 盛ん で あり 、 シロップ 漬け に さ れる こと も ある 。 桜餅 は 、 一般 的 な 和菓子 の 一つ で あり 、 桜 の 葉 の 塩漬け で 包ま れ た 桜 色 の 餅 で ある 。 春 に は これら の 風味 を 利用 し た 食品 など も 見 られる 。  桜 の 樹液 を トラガカントゴム の 代わり に 利用 する 例 も 存在 する 。  木 自体 は 材木 として 使わ れる 。 材 として は 硬く 冷たい 部類 で 、 湿気 に は 比較的 強い 。 木目 に は 乏しい が 、 節 の 周囲 に は メイプル や 栃 に 似 た 杢 目 が 出る こと も ある 。 無垢 テーブル 板 や 比較的 高級 な フローリング 材 として 使用 さ れる 。 彫刻 に も 用い られる 。 建築 業界 や 家具 業界 において 安価 で ある 樺 を 樺 桜 あるいは 単に 桜 と 称し て 一種 として 流通 さ せる こと が ある 。 これ による 混同 を 避ける ため に 本来 の 桜 を 地 桜 と 呼ぶ こと も ある 。 材 として は 樺 と 桜 は 全く 別物 で ある 。  桜 の 樹皮 は 水平 方向 に はがれ 、 その 表面 は 灰色 を 帯び て つや が あっ て 美しい ため 、 小物 入れ や 茶筒 など の 細工 物 （ 樺 細工 ） や 版木 に 利用 さ れる 。  オオシマザクラ は 別名 を タキギザクラ とも いい 、 この 名前 から も 分かる よう に 以前 は 燃料 用 として 植樹 さ れ て おり 、 房総半島 や 伊豆 大島 に も この 用途 で 広がっ た と さ れる 。  焚い た とき の 香り が 良い ため 燻製 の スモークチップ として よく 用い られる 。  樹皮 は 桜 皮 （ おう ひ ） という 生薬 に なり 、 鎮咳 、 去痰 作用 が ある 。 また 樹皮 を 薄い ピンク色 の 染色 に 使用 する こと が できる 。  桜 は 「 桜 切る 馬鹿 、 梅 切ら ぬ 馬鹿 」 と いわ れる よう に 、 傷口 が 傷み やすい 。 実際 、 台風 や 人間 により 枝 が 折ら れる など する と 、 傷口 から 腐っ て 一気に 枯れ て しまう こと も ある 。 この ため 、 しばしば 剪定 に は 不向き と さ れる が 、 適切 な 剪定 は 可能 で ある 。  桜 は 水はけ の 良く 、 日当たり の 良い 場所 を 好み 、 根 を 浅く 広く 広げる ため 、 土 が 固く ない 場所 を より 好む 。 また 、 毎年 花 を 咲かせる ため に は 多く の 栄養 を 必要 と する ので 、 他 の 落葉樹 と 同じく 、 寒肥 により 花 を より 多く 咲かせる こと が できる 。 土壌 が 踏み 固め られ て いる と 根 頭 がん し ゅ 病 や ネコブセンチュウ 病 を 誘発 し 、 これら の 病気 は 土壌 を 汚染 する 。 早い うち で あれ ば 土壌 改良 によって 病気 を 止める こと が できる が 、 これら で 桜 が 枯れ た 場合 、 何 度 桜 を 植え て も 枯れる 場合 が ある 。 この ため 、 これら の 病気 に 罹っ た 土壌 は 加熱 殺菌 する こと 、 石灰 など で 消毒 する こと 、 土 そのもの を 入れ替える こと 、 桜 の 枯れ た 後 に は 数 年 の 間 樹木 を 植え ない こと など で 対策 を とる こと が できる 。 桜 の 周り を コンクリート や アスファルト など で 固め ない こと や 、 桜 を 離れ た 位置 から 眺める よう に する こと で 土 を 踏み 固める こと を 避ける こと が できる 。  桜 は 水はけ の 良い 土壌 を 好む が 、 乾燥 に は 強く ない 。 夏場 など は 地面 の 乾燥 に 気 を つける こと が 大切 で ある 。  本来 、 特に 自生 種 は 病害 に も 害虫 に も それほど 弱く は ない が 、 人為 的 に 集中 し て 植え られ て いる 場合 や 人工 的 に 作ら れ た 品種 は これら に 弱く なる 場合 も ある 。 病害虫 は 桜 の 密集 地 で は 互いに 伝染 し 、 集団 発生 する 可能 性 が ある 。  桜 が 多く 罹る 病気 として は 根 頭 がん し ゅ 病 、 根瘤 線 虫 病 、 てんぐ 巣 病 、 膏薬 病 、 う どんこ 病 など が ある 。  根 頭 がん し ゅ 病 、 根瘤 線 虫 病 は 根 や 根 の 付け根 辺り で 瘤 が 発生 する 病気 で ある 。 根元 の 土 が 踏み 固め られ て いる と 促進 さ れる 。 病気 に 罹る と すぐ 枯れる わけ で は ない が 徐々に 樹勢 が 削が れ 、 桜 が 弱っ て いく 。 これら の 病気 は 病変 部位 を 切り取り 、 切り取っ た 部分 を 殺菌 し 、 表面 を 保護 する 塗布 剤 など で 保護 する こと 、 土壌 改良 を 行う こと が 有効 で ある 。 対策 を 行え ば 少なくとも 病気 の 進行 は 抑え られる 。  てんぐ 巣 病 は 枝 に 発生 し 、 枝 が 竹 箒 状 に なる 病気 で ある 。 この 病変 も 徐々に 桜 が 弱り 、 全て の 枝 に 広がる と 手遅れ に なり かね ない 。 発見 し たら 、 休眠 期 を 待ち 、 消毒 し た 鋏 や 鋸 で 病変 部位 を 切り落とす こと が 望ましい 。 切り落とし た 後 は 癒合 剤 など で 回復 を 促し 、 剪定 し た 枝 は 焼却 、 鋏 や 鋸 も 切っ た 後 すぐ に 消毒 する こと が 必要 で ある 。 消毒 の 行わ れ て い ない はさみ を 使う と それ を 元 に 移る 可能 性 も ある ので 気 を つける べき で ある 。 菌 が 原因 で ある ので 風通し を 良く する こと も 対策 に なる 。  膏薬 病 やう どんこ 病 について は 水気 が 多い 場所 や 湿気 の 多い 場所 、 あるいは 病害虫 が 引き起こす 。 胴 の 部分 に 菌 が 入っ たり キノコ が できる こと によって 病気 に なる 。 病害虫 は 菌 が 入る ため の 傷口 を 作っ たり 、 傷口 を 広げる の に 加担 する こと が 多い 。 風通し を 良く する こと や 水気 が たまらない よう に する こと 、 病害虫 を 駆除 する こと によって 病気 を 抑える こと が できる 。  桜 に よく 付く 害虫 として 、 2012 年 （ 平成 24 年 ） 以降 に 顕著 な 話題 と なっ て いる の が 外来 種 の クビアカツヤカミキリ で ある 。 サクラ に 寄生 する 同 カミキリ の 大量 繁殖 と 食害 の 大き さ から 、 各地 で サクラ 、 特に ソメイヨシノ の 大量 伐 倒 に 至っ て おり 、 その 被害 の 深刻 さ から 、 2018 年 1 月 に 同 カミキリ が 環境省 より 特定 外来 生物 に 指定 さ れ た 。 これ を 受け て 埼玉 県 環境 科学 国際 センター で は サクラ へ 寄生 する クビアカツヤカミキリ 対策 を 広く 公開 し て いる 。  他 の 害虫 として は カイガラムシ 、 アブラムシ 、 ハダニ 、 それ に ケムシ ・ イモムシ の 類 で は ハマキムシ 、 コスカシバ 、 オビカレハ 、 アメリカシロヒトリ 、 サクラケンモン 、 モンクロシャチホコ   ( w : Phalera   flavescens )   など が 挙げ られる 。  桜 は 街路 樹 として 植え られる こと も 多い こと など から 、 車 など の 排気 ガス によって 傷め られる こと も 多い 。 この よう な 場合 対策 は とり づらい ため 、 その他 の 要因 で 樹木 が 弱ら ない よう に する こと が 大切 で ある 。 山高 神代 桜 で は 桜 を 守る ため に 近く を 通っ て い た 道路 に 迂回 路 が 作ら れ た 。 酸性 雨 も 木 を 弱める 要因 に なる 。  花見 客 など による 枝 折り 、 火気 、 ごみ の 放置 、 むやみ に 根元 を 踏みつける など の 行為 は 桜 を 傷め つける 原因 と なる 。  「 サクラ 」 の 語源 について は 以下 の 説 が よく 知ら れる :  サクラ を 意味 する 漢字 『 櫻 』 は 元 は ユスラウメ を 意味 する 文字 だっ た 。 『 櫻 』 の 字 は 「 首飾り を つけ た 女性 、 もしくは 首飾り そのもの 」 を 意味 する 『 嬰 』 に 木偏 を 付け た もの で あり 、 ユスラウメ の 実 が 実っ て いる 様子 を 指し た 漢字 で ある 。 日本 に ユスラウメ が 入っ て き た の は 江戸 時代 後期 頃 の ため 、 日本 で は 『 櫻 』 の 字 は サクラ に 転用 さ れ た 。  財団 法人 日本さくらの会 は 1992 年 （ 平成 4 年 ） に 、 3 月 27 日 を 「 さくら の 日 」 で ある と し た 。  桜 関連 :  樹木 で は ない 「 さくら 」 を 含む 語 :  桜井 ・ 桜田 ・ 桜川 ・ 桜 町 など 、 「 桜 」 の 語 を 含む 地名 は 多く 見 られる 。 これら の 地名 は 桜 の 名所 や 土地 に関する 由来 が ある もの の ほか 、 瑞祥 地名 として も 見 られる 。  人名 に も 桜 の 付く もの は 少なく ない 。 桜 が 入っ た 苗字 も そう で ある が 、 近年 は 女性 の 名前 として 「 さくら 」 の 語 が 使わ れる こと が 多い 。芝 （ しば ） と は 、 1 種類 あるいは 数種類 の 芝草 を 人工 的 に 群生 さ せ 、 適宜 刈り込み など の 管理 を 行い 、 地表 面 を 緻密 に 被覆 する よう な 生育 を 維持 さ せ 、 ある程度 の 広がり を もち 、 運動 や 休養 や 鑑賞 や 保安 の 目的 に 利用 さ れる イネ 科 の 多年草 の 総称 で ある 。 芝草 と も 呼び 複数 の 種類 が ある 。 シバ 属 の シバ （" Zoysia   japonica "   Steud .） という 和名 の 植物 も あり 、 これ も 芝 として 利用 さ れる が 、 シバ 属 以外 の 植物 に も 芝 として 使わ れる もの は 多い 。  芝 （ 天然 芝 ） は 、 大きく 日本 芝 と 西洋 芝 に 分け られ 、 そこ から さらに 夏型 芝 や 冬型 芝 に 分け られる 。 日本 芝 は 夏型 芝 のみ で ある が 、 西洋 芝 は 夏型 と 冬型 の 両方 の 種類 が ある 。  芝草 が 密集 し て 生え て い て 、 絨毯 の よう に 一 面 に 生え て いる 状態 を 指し て 芝生 （ しばふ ） と 呼ぶ 。 スポーツ 施設 など 芝 による 舗装 を 芝 舗装 と いい 、 天然 芝 による 舗装 の ほか 人工芝 による 舗装 も ある 。  芝生 は 西洋 で は 庭園 に 利用 さ れ て き た 。 ローマ帝国 の 崩壊 後 、 西洋 庭園 の 造園 に 貢献 し た の は 僧侶 で 、 その 多く は ローマ 風 の 庭園 を 習っ た もの で あっ た が 、 稀 に 芝生 を 敷き詰め た 庭園 も 見 られ た 。  日本 で は 万葉集 や 日本書紀 の 和歌 に 「 芝 」 の 記述 が 見 られる もの が 、 歴史 上 確認 さ れ て いる なか で もっとも 古い 。 ここ で の 芝 は 、 おそらく 自生 する 日本 芝 の 一種 の 野 芝 で ある 。 一方 で 、 平安 時代 に 書か れ た 日本 最古 の 造園 書 「 作 庭 記 」 に は 、 「 芝 を ふせる 」 という 記述 が 見 られる ため に 、 芝 が 造園 植物 材料 として この 時代 に は 認識 さ れ て い た もの と 思わ れる 。 また 、 明治 時代 に 入り 諸 外国 と の 交流 が 活発 化 する と 、 各地 で 西洋 芝 が 導入 さ れ た 。  日本 芝 は 、 日本 に 自生 し て いる 植物 で ある 。 全て が シバ 属 に 属し 、 英語 圏 で は 一般 に ゾイシア ( Zoysia ) と 呼ば れる 。  夏型 で 高温 期 に 生育 する が 、 冬季 は 休眠 し 枯れ た よう に なる 。 高温 多湿 に 適応 し た 芝 で 、 生育 適温 が 23   -   35 と 高い 。 その ため 、 通常 の 管理 を し て いれ ば 、 日本 の 夏 でも 耐える こと が できる 。 しかし 、 気温 が 23 以下 に なる 11 月 から 3 月 の 冬季 に は 、 生育 が 停止 し 、 葉 に 黄 変 が 見 られる よう に なる 。  日本 芝 は 匍匐 型 （ ほふく 型 ） で ある 。 その 成育 形態 は ランナー が 伸びる こと による 節 間 伸張 で ある 。 草丈 が 低く 硬い ため チクチク し た 感触 で ある が 、 刈 込 回数 は 少なく て 済む 。  日本 芝 は 張 芝 （ 栄養 体 繁殖 も 参照 ） による 繁殖 も 特徴 で あり 、 西洋 芝 に 比べ て 新設 する のに 労力 が かかる 。  葉 幅 で は 次 の よう に 区分 さ れる 。  西洋 芝 は 、 耐陰性 、 繁殖 性 など の 点 で 日本 芝 より 優れ た 特性 を 備え て いる もの が 多い 。 その 一方 で 日本 芝 より 多く の 刈り込み を 必要 と する もの が 多く 、 西洋 芝 の 中 に は 病害 に対する 抵抗 力 が 弱い もの も あり 、 農薬 の 散布 を 必要 と する 。 この こと が 、 西洋 芝 を 使用 し た ゴルフ 場 による 環境 破壊 へ つながっ て いる 側面 も ある 。  夏型 芝 は 、 日本 芝 の 性質 と ほぼ 同じ で ある 。  西洋 芝 （ 冬型 芝 ） は 、 生育 適温 が 16   -   24 で 1   -   7 の 低温 まで 耐える こと が できる 。 冬型 芝 は 冬季 でも 緑色 を し て いる もの が 多い 。 冷涼 な 気候 を 好み 、 日本 で の 生育 適地 は 北海道 で ある 。  株立 型 で 草丈 は 高く 葉 も 柔らかい が 頻繁 に 草刈り を し なけれ ば なら ない 。 生育 は 分蘖 （ 株分け ） で 増殖 する 品種 の ほか 、 日本 芝 同様 ランナー や 地下茎 による 増殖 を 行う 品種 も ある 。  繁殖 は 主 に 種子 の 播種 （ 種まき ） によって 行う ため 労力 は 少なく て 済む 。 一部 品種 で は 張 芝 により 行う こと も できる 。  日本 芝 に 比べる と 踏圧 に 弱い もの が 多く 、 夏 の 高温 多湿 時 に は 病気 に なり やすい 。 また 、 酸性 土壌 に は 不向き で 肥料 を 多く 要する ほか 、 乾燥 に 弱い ため 特に 夏場 は 頻繁 に 灌水 を 要する 。  日本 に は 明治 以降 に 芝生 の 植 栽材料 として 輸入 さ れ た 。 もともと は 牧草 から 転 葉 し た イネ 科 植物 で ある 。  芝生 の 造成 の 方法 に は 蒔芝法 （ 播種 法 ） と 芝 付 法 の 2 種類 が ある 。  種子 を 蒔く 方法 。 多く の 西洋 芝 は 種子 により 繁殖 する 。 蒔芝 の 時期 は 湿気 の ある 土壌 で あれ ば 年中 時期 を 選ば ず に 造成 可能 で ある が 春 が 適期 と さ れ て いる 。 冬 が 近く なる と 霜 の 影響 を 受け やすく なり 、 春 に 補 植 が 必要 に なる お それ が ある 。 また 、 夏季 は 他 の 雑草 の 影響 を 受け て 成長 が 阻害 さ れ たり 、 乾燥 による 発芽 の 阻害 を 受ける お それ が ある 。  なお 、 日本 独特 の 方法 として 種子 で は なく 切 芝 （ 芝 の 地下茎 ） を 種子 の よう に 蒔い て 覆土 し 灌水 する 根 蒔法 が ある 。  株分け し た 芝 （ 種 芝 ） を 予め 繁殖 さ せ 、 十分 に 広がっ た ところ で 適当 な 大き さ に 切り取っ て 予定 の 箇所 に 張り付け て いく 方法 で ある 。 切 芝 を 張り付け て ゆく 方法 は 張 芝 と いう 。 日本 芝 は 張 芝 により 繁殖 する 。  なお 、 匍匐 茎 を ほぐし て 株 を 分け 一定 間隔 （ 4 ～ 5 cm ） で 植え付ける 植芝 という 方法 も ある 。  マット 状 で ある 切 芝 の 大き さ は 、 生産 地 で 異なる 。 鳥取 県 で は 、 37 . 1 cm× 30 cm の 切 芝 を 9 枚 で 1 束 と し て いる 。 静岡 県 で は 、 36 cm× 28 cm の 切 芝 を 10 枚 で 1 束 と し て いる 。  また 、 屋上 緑化 用 に 、 育成 基盤 と 芝 が 一体 と なっ た ターフマット で は 、 50 cm× 50 cm の 切 芝 を 4 枚 で 1 束 と し て いる もの や 、 50 cm× 2 m の 細長い 芝 を 巻き 取り ロール 状 と し て いる もの も ある 。  切 芝 の 張り 方 に は 、 ベタ 張り 、 目地 張り 、 筋張り 、 互 の 目張り 、 市松 張り など が ある 。  芝生 の 管理 に は 、 いくつ か の 作業 が ある が 、 いずれ も 短期 ・ 長期 にわたって 芝生 の 品質 に 影響 を 与える 。  春 の 芽 出 時 に は 成長 点 近く で 低く 刈り込み 、 成長 に 合わせ て 刈 高 を 上げる が 、 生育 期間 中 の 刈 高 は 2 ～ 3 cm を 維持 する 。  芝 刈り に は 芝 刈り 機 を 用いる が 、 樹木 の 根元 や 施設 の 周囲 は 手 刈り を 行う 。  刈り込み 頻度 および 刈 高 は 、 利用 目的 や 草 種 によって 大きく 変化 する が 芝生 の 生育 期 において は 概ね 、 以下 の 通り で ある 。  芝生 に は 、 さび 病 、 葉 腐 病 （ ブラウン パッチ や ラージパッチ ） 、 葉 枯れ 病 、 いもち 病 、 雪 腐れ 病 、 ビシウムブライト など が 発生 する こと が ある ため 防除 を 行う 。  春 に は 成長 を 促す ため 窒素 分 の 多い 有機 肥料 を 施す （ 春 肥 という ） 。 秋 に は 耐寒 性 を 強める ため の 遅効 性 の 有機 肥料 を 施す （ 秋 肥 という ） 。  除草 に は 、 除草 ホーク など による 抜き取り 除草 と 薬剤 防除 が ある 。 公園 など で 周辺 環境 に 考慮 する 必要 が ある 場合 に は 薬剤 は 使用 し ない 。  以上 の 天然 芝 の ほか に 舗装 材 として 人工芝 と 呼ば れる 合成 樹脂 製 の もの も ある 。 また 、 天然 芝 と 人工芝 （ または 人工 繊維 ） の 混合 芝 で ある ハイブリッド 芝 も あり 、 この ハイブリット 芝 は 耐久 性 が 高め られ て いる が 管理 の 点 で は 総 天然 芝 と ほぼ 変わら ない 。  公園 や 運動 場 で 、 見栄え の ため に 植え たり 、 運動 を し やすく する ため の クッション として 植え られる こと が 多い 。 しかし 、 芝 へ 立ち入る と 芝 が 荒れる 可能 性 が ある ので 、 立ち入り 禁止 が たびたび 行わ れる 矛盾 について 、 しばしば 議論 を 呼ぶ 。  最近 で は 、 校庭 （ 運動 場 ） に 芝生 を 植え た 小学校 が 増え つつ ある 。 はだし 教育 として 裸足 で 運動 し て も 痛く ない など の メリット が あり 、 また 緑化 として 効果 が ある と さ れる 。  野球 場 の フィールド に は 、 選手 の 膝 や 足 に かかる 負担 を 軽減 できる ため 、 芝 が 敷き詰め られる 。 とくに メジャーリーグベースボール で 使用 さ れる 球場 は 、 内 外野 総 天然 芝 で ある こと が 多く 、 人工芝 の 球場 は 2018 年 現在 で 全 30 本拠地 中 トロピカーナ・フィールド と ロジャーズ・センター の 2 球場 のみ 、 内野 が 土 のみ の 球場 は メジャー 及び トリプル A で は 皆無 で ある 。  一方 、 日本 で は 、 球場 が 屋根 付き で ある ため に 天然 芝 を 育て られ ない こと 、 さらに は 野球 以外 の コンサート など に 貸し出し さ れ た 後 や 天候 の 変化 に 対応 する ため の 芝 の 保守 ・ 管理 コスト が 安い という 理由 により 、 日本 野球 機構 管轄 の プロ 野球 の 一軍 公式 戦 で 使用 さ れる 球場 で は 、 圧倒的 に 人工芝 が 利用 さ れ て いる こと が 多い 。 二 軍 や 独立 リーグ 、 アマチュア 野球 を 主たる 利用 と する 地方 球場 は 外野 こそ 天然 芝 で ある も 内野 が 土 のみ で ある こと が ほとんど で あり 、 軟式 野球 や ソフトボール 専用 の 球場 で は 外野 すら 芝 が 敷か れ て い ない 、 あるいは 常緑 で ない こと も まま ある 。 2018 年 現在 、 天然 芝 を 利用 する プロ 野球 一軍 本拠地 球場 は わずか 3 球場 、 準 本拠地 球場 を 含め て も 4 球場 で あり 、 さらに 内 外野 とも 天然 芝 を 維持 し て いる 球場 に 至っ て は 、 MAZDA   Zoom - Zoom   スタジアム 広島 、 ほっと もっと フィールド 神戸 、 楽天 生命 パーク 宮城 のみ 、 地方 球場 を 含め て も 6 球場 のみ で ある 。  また メジャー リーグ の 球場 が 、 ケンタッキー ブルーグラス に 代表 さ れる 冬 芝 により 1 年 を通じて 常緑 の 状態 を 維持 し て いる の に対し 、 寒冷 地 を 除く 日本 で は 冬 芝 を 夏季 に 維持 する こと は 気候 上 困難 で ある ため 、 MAZDA   Zoom - Zoom   スタジアム 広島 と 阪神 甲子園 球場 で は 、 夏 芝 ティフトン 419 と 冬 芝 ペレニアル・ライグラス の オーバー シード （ 二毛作 方式 ） を 採用 し て いる 。 一方 楽天 生命 パーク 宮城 は ケンタッキー ブルーグラス の 通年 利用 で ある 。  日本 サッカー 協会 で は 、 開催 試合 に 応じ て 競技 場 を 5 クラス （ S ・ 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ） に 分け られ 、 J リーグ の 公式 試合 が 開催 可能 な クラス 2 以上 の 競技 場 は 常緑 の 天然 芝 が 義務づけ られ て おり 、 その ため に 多く の 競技 場 で ウインターオーバーシーディング が 盛ん に 行わ れ て いる 。 2017 年 に は J リーグ 規約 が 一部 改正 さ れ 、 天然 芝 と 人工 繊維 を 編み込ん だ ハイブリッド 芝 （ デッソ・グラスマスター に 代表 さ れる 強化 天然 芝 ） の 敷設 を 承認 し 、 翌 2018 年 より ノエビアスタジアム 神戸 が その 第 1 号 として 導入 する こと に なっ た 。  1994 年 に 設け られ た スポーツターフ 研究 会 は 、 芝生 管理 技術 の 向上 に 後援 し たり 、 財団 法人 都市 緑化 技術 開発 機構 主催 の 「 スポーツターフ 管理 者 の ため の 研修 会 」 に 後援 し たり 、 校庭 の 芝生 化 支援 に 取り組む など 、 何かと 芝生 に対する 関わり の 深い 組織 で ある 。  アメリカンフットボール の 場合 、 シーズン の 気候 及び 競技 の 性質 から 天然 芝 で は フィールド が 傷み やすい こと と 、 プレー の スピード が 出 やすい と の 理由 から 人工芝 の 球技 場 も 目立つ 。 特に 日本 で は 、 ノエビア スタジアム 神戸 の よう に 芝 の 維持 を 理由 に アメリカンフットボール へ の 貸し出し を 中止 する 球技 場 も ある 。 野球 同様 選手 へ の 負担 面 から NFL で は 球技 場 を 新装 する 際 に 天然 芝 に 変える スタジアム も 少なく ない が 、 ジレット・スタジアム や NRG スタジアム の よう に 天然 芝 から 人工芝 に 変更 し た 例 も ある 。 NFL における 天然 芝 球技 場 の うち 、 ステート ファーム ・ スタジアム は 芝 に対する 負担 を 軽減 する ため の 施策 として 、 年間 350 日 ほど フィールド を 球技 場外 に 出し 、 試合 時 のみ 球技 場 内 に 戻し て 使用 する 可動 式 システム を 採用 し て いる 。  近年 は 上述 の 強化 天然 芝 を 採用 し た 例 も ある 。 しかしながら 、 その 特性 上 暖地 芝 を 利用 でき ず 暑い 時期 の 利用 に 難 が ある こと 等 の 理由 から 、 NFL の ホームスタジアム で は グラス マスター を 導入 し た 4 スタジアム の うち 3 つ ( ハインツ・フィールド 、 スポーツ ・ オーソリティ・フィールド・アット・マイル・ハイ 、 リンカーン・フィナンシャル・フィールド ) で は 通常 の 天然 芝 に 切り替え て おり 、 2016 シーズン 時点 で 使用 し て いる の は 寒冷 地 に ある ラン ボー ・ フィールド のみ で ある 。  競馬 場 の コース に は 、 芝 コース と ダート コース 、 オールウェザーコース など が ある が 、 ヨーロッパ の 競馬 場 は 芝 コース が 主体 で 、 かつ 、 芝 コース だけ を 持つ ところ が ほとんど で ある 。 日本 、 アメリカ など で は 芝 コース 、 ダート コース の 両方 が 用い られる 。 芝 の コース は ダート の コース に 比べ 傷み やすく 、 馬場 の 状態 は 天候 に 左右 さ れ やすい 。 日本 の よう に 雨 が 多く 、 かつ 、 ヨーロッパ に 比べ て 競馬 場 あたり の 施行 レース 数 が 多い 環境 で は 、 芝 コース を 保護 する ため に ダート コース と の 併用 が 行わ れる こと と なっ た 。 また 、 かつて は 日本 の 競馬 場 は 野 芝 のみ で 冬 は 黄色く なっ て しまう こと から 、 1992 年 に 阪神 競馬 場 で 採用 さ れ た の を 皮切り に 、 順次 各 競馬 場 で オーバー シード を 用い て 夏 は 野 芝 、 冬 は 洋 芝 を 生やす こと によって 一年中 芝 コース は 緑色 を 保つ よう に なっ た 。 （ 夏 に 高温 に なら ない 北海道 の 札幌 競馬 場 ・ 函館 競馬 場 は 洋 芝 のみ 。 また 、 冬季 に 開催 が 行わ れ ない 新潟 競馬 場 は 野 芝 のみ を 使用 する ） また 、 21 世紀 初頭 から 、 高麗芝 を ベース として 、 より 根 付き の 丈夫 な 「 エクイターフ 」 という 品種 が 開発 さ れ 、 順次 採用 さ れ て いる 。 日本 の 中央 競馬 で は ダート の コース より 芝 の コース の 方 が よく 用い られる が 、 地方 競馬 で は そもそも 芝 コース を 持つ の が 盛岡 競馬 場 のみ で あり 、 圧倒的 多数 の レース は ダート の コース で 行わ れる 。  ゴルフ 場 の コース に は 、 グリーン や フェア ウェイ や ティー グラウンド や ラフ と 呼ば れる 場所 が ある 。 これら に は 、 それぞれ 違っ た 種類 の 芝 が 植え られる 。 日本 で は 1980 年代 後半 、 芝 の 維持 の ため に 使わ れる 農薬 が 含ま れ た ゴルフ 場 排水 が 社会 問題 化 し た 。 それ に 伴い 、 千葉 県 で は 、 1990 年 以降 建設 さ れる ゴルフ 場 で は 農薬 の 散布 が 禁止 さ れ 、 既存 の ゴルフ 場 で は 農薬 散布 を 少なく する など 指導 要項 を 制定 し 、 国 として は 環境省 が 1990 年 に 「 ゴルフ 場 で 使用 さ れる 農薬 による 水質 汚濁 の 防止 に 係る 暫定 指導 指針 」 を 定める など し た 。  アメリカ合衆国 で は 、 一軒家 の 軒先 から 道路 （ 歩道 の ） 、 隣接 地 の 境界 まで 芝生 を 引き 詰め 、 地域 の 景観 として 管理 を 義務づけ て いる 地域 が ある 。 散水 、 刈り込み といった 管理 を 怠る と 地域 の コミュニティ から 非難 さ れる 、 州 や 自治体 が 罰金 を 科す といった ペナルティ が 生じる こと が ある 。  普通 に 見かける 芝生 は 、 上記 の よう に 人工 的 な 物 で ある が 、 自然 の まま で 芝生 が 成立 し て いる 例 も ある 。 日本 で は 琉球 列島 の 海岸 線 で 、 石灰岩 の 上 で 天然 の 芝生 が 成立 し て いる 。 植物 社会 学 で は これ を イソフサギクラス の 下 に ソナレムグラ   -   コウライシバ 群落 として 認め て いる 。 より 岩 の 多い 場所 で は ナハエボシグサ や ハリツルマサキ が 混じる 。 この よう な 物 の 代表 的 な 物 が 万 座 毛 で 見 られる 。 また 、 牧畜 によって 生じる 二 次 植生 として も 類似 の 群落 が 見 られる 場合 が ある 。根 （ ね ） と は 、 植物 の 器官 の 1 つ で ある 。 地中 ・ 水中 に 伸び 、 水分 や 養分 を 吸収 し たり 、 呼吸 し たり 、 植物 の 体 を 支える 機能 を 持つ 。  根 は 植物 の 体 を 基盤 に 固定 し 、 支持 し 、 また そこ から 成分 を 吸収 する 構造 で ある 。 より 厳密 に は 、 維管束 植物 の 地下 部分 で あり 、 茎 から 出 て 地中 に 伸びる 棒状 で 放射 相称 の 構造 で ある 。 真 の 根 は 維管束 植物 の 持つ 独自 の 構造 で あり 、 それ 以外 の 群 で は み られ ない 。  根 の 基本 的 な 構造 は 、 少なくとも 種子 植物 で は 分類 群 に かかわら ず 大差 が ない 。 これ は 主として 地中 器官 で あり 、 その 必要 と さ れる 機能 が ほとんど の 群 で 違い が 見 られ ない ため に 、 進化 による 変化 の 速度 が 遅い の だ と さ れる 。  根 は 茎 の 下 方向 の 延長 として ある 場合 と 、 茎 および 根 の 側 枝 として 出る 場合 が ある 。  根 の 表面 から は 根毛 （ こんもう ） と 呼ば れる 、 ごく 細かい 毛 状 の 突出 物 が 出る 。 生え て いる 草 を 引き抜い て も 見え にくい が 、 ガーゼ の 上 など で 栽培 する と よく 見える 。 これ は 、 根 の 表層 の 細胞 から 生じる 突起 で 、 水 や 栄養 の 吸収 面積 を 大きく する 役割 が ある 。  なお 、 菌 根 菌 と の 共生 が 行わ れる 部分 で も ある 。  茎 は 内部 に 放射 相性 に 配列 し た 維管束 を 持ち 、 先端 成長 を 行う 先端 を 持つ 点 で 、 根 と よく 似 て いる 。 さらに 以下 の よう な 類似 点 も あげ られる 。  なお 、 ヒカゲノカズラ 植物 門 で は 根 とも 茎 と も つか ない 担根体 という 構造 が あり 、 根 は この 上 から 生じる 。 さらに 、 マツバ ラン で は 地上 茎 と 地下茎 が ある 他 は 、 根 を 一切 持た ない 。  植物 における 根 は 、 肥料 成分 や 水 を 吸収 する ため の 構造 で ある と共に 、 植物 体 を 支える 役割 を 果たす 。 樹木 で は 深く 広く 土壌 に 侵入 する が 、 草の根 は それほど 深く ない 。 その 形 は 植物 の 種類 によって も ある程度 決まっ て いる が 、 地形 や 土質 によって 変化 する 。 根 の 細胞 の ため の 栄養分 は 地上 部 から 師 管 を通じて 送ら れる 。 ガス 交換 は 一般 に は 根 の 表面 で 行わ れる 。 したがって 、 湿地 や 水中 で は 根 は 深く 侵入 でき ない こと が 多い 。 湿地 に 森林 が 成立 し にくい の は その ため で ある 。 一部 の 植物 で は 呼吸 根 を 出し たり 、 根 の 内部 に 空気 の 通る 管 を 形成 し て これ に 対応 し て いる 。  動物 に は 、 根 を 餌 と する もの も 多い 。 菌類 は 根から 侵入 し て 病気 を 起こす もの も ある が 、 菌 根 菌 は 根 と 共生 し て 菌 根 を 形成 し 、 植物 から 栄養 の 供給 を 受け 、 肥料 分 を 土壌 中 から 植物 に 運ぶ など の 関係 を 持っ て いる 。 この よう に 、 植物 の 根 の 周り で は 周囲 と の 間 で 特別 な 物質 の やりとり が 行わ れ 、 それ 以外 の 土壌 と は 異なっ た 環境 に ある と 考え られる 。 これ を 根 圏 （ こん けん ） あるいは 根 圏 土壌 と いう 。  また 、 植物 の 根 が 土壌 へ 侵入 する こと は 、 風化 作用 の 一つ で も ある 。ケシ （ 芥子 、 罌粟 、 Opium   poppy 、 学名   " Papaver   somniferum "） は 、 ケシ 科 ケシ 属 に 属する 一 年 草 の 植物 。  日本語 の ケシ は 英語 の poppy と 同義 と さ れる が 、 英語 で は 単に   poppy   と いえ ば イギリス 各地 に 自生 し て おり 、 園芸 種 として も 盛ん に 栽培 さ れ て いる ヒナゲシ   Corn   poppy   を 指す 。 一方 日本語 で 単に ケシ といった 場合 、 それ が 種 指定 を も 包含 し て いる 場合 は もっぱら 本 種 を 指す 。 英語 で は 本 種 を   Opium   poppy   と 呼び   poppy   と は 明確 に 区別 し て いる 。 日本語 で も 、 他 の 園芸 用 ケシ 属 植物 と 区別 する ため 、 特に 本 種 を 阿片 ケシ （ アヘン ケシ ） と 呼ぶ こと が あり 、 学会 など で は種 小名 を 用い ソムニフェルム 種 と 呼ぶ 。  芥子 という 表記 は 本来 カラシナ を 指す 言葉 で ある が 、 ケシ の 種子 と カラシナ の 種子 が よく 似 て いる こと から 、 室町 時代 中期 に 誤用 さ れ て 定着 し た もの で ある と さ れる 。  日本 で は   Opium   poppy   など   Opium   産 生 植物 は あ へん 法 で 栽培 が 原則 禁止 さ れ て いる 種 に 指定 さ れ て おり 、 厚生 労働 大臣 の 許可 を 得 ず し て 栽培 し て は なら ない 。 Opium   と は アヘン 、 麻薬 の 意味 で ある 。  地中海 地方 または 東 ヨーロッパ 原産 と も 言わ れ て いる が 、 野生 下 に ある 原種 が 発見 さ れ て い ない ため 確証 は ない 。  草丈 は 1 - 2 m メートル 程度 で 、 葉 の 形 は 長 楕円 ～ 長 卵 形 で 、 上 の 葉 ほど 小さく なる 。  葉 に関して 他 の ケシ 属 と は 、  といった 点 で 区別 できる が 、 これら の 特徴 は 品種 によって かなり 差 が ある 。  播種 後 半年 ほど で 開花 する 。 通常 は 前年 の 秋 に 播種 する ので 開花 期 は 4 - 6 月 ごろ に なる 。 花 は 茎 の 先端 に 一つ だけ 付き 、 つぼみ の とき は 下向き で 開花 と 同時に 天頂 を 向く 。 また 2 枚 ある がく は 開花 と 同時に 脱落 する 。 一 日 花 で あり 翌日 に は 散る 。 大き さ は 10 - 15 cm と 草丈 に 比較 し て 大きく 、 悪臭 が ある 。 花弁 は 一 重 咲き の 品種 で は 4 枚 で 、 色 は 基本 色 として 紅 、 白 、 紫 が あり 青 と 黄 は ない 。 単色 の 品種 も 多い が 、 園芸 種 は これら の 中間 や 、 これら が 混じっ た 絞り など 様々 な 変化 を 見せる 。 だが Opium   poppy は 基本 色 に 黄 を 欠く こと から 、 他 の poppy に は 多い 黄 や オレンジ 系 の 花 を 作る こと は 不可能 で ある 。 八重咲き の 品種 で は 花弁 の 縁 が 細 裂 する もの が ある 。 なお アヘン 採取 用 に 品種 改良 さ れ た Opium   poppy は どれ も 一 重 咲き で ある 。  花 が 枯れ て 数 日 する と 、 芥子坊主 と 呼ば れる 独特 の 形 の 鶏卵 ～ 握りこぶし 大 の 果実 を 実ら す 。 この 芥子坊主 の 形 も 品種 によって 真 球 に 近い 球形 や 楕円 球形 と 、 様々 に 変化 する 。 八重咲き など の 園芸 種 も 結実 する が 、 実 の 大き さ や モルヒネ 含有 量 は アヘン 採取 用 の 品種 に は 遠く 及ば ない 。 どの 品種 も 未熟 果 の 表面 に 浅い 傷 を つける と 麻薬 成分 で ある モルヒネ を 含む 白色 ～ 淡紅 色 の 乳液 が 浸出 し 、 しばらく する と 粘性 を 示し 黒 化 する 。 これ を へ ら で かき集め 乾燥 し た もの が 生 アヘン で ある 。 果実 が 熟す と 植物 体 は 枯死 し 、 熟し た 果実 の 天頂 に 穴 が あき 、 径   0 . 5 mm   に 満た ない 微細 な 種子 が 飛び出す （ 非常 に 細かい 物 を 「 ケシ 粒 の よう な ～」 と 表現 する の は 、 これ が 由来 ） 。 種子 は 腎 形 で あり 、 表面 に は 網目 模様 が ある が 、 肉眼 で は 確認 し にくい 。 色 は 品種 により 白 から 黒 まで 変化 する が 、 食用 に 売ら れ て いる もの は 象牙 色 と 黒 が 多い 。  非常 に 古く から 栽培 さ れ て いる だけ あっ て 、 数多く の 亜 種 や 品種 が ある 。 下記 は 一部 。  世界 各地 の 気候 に 合わせ た 、 以下 の 基本 六 型 が ある 。 各 亜 種 の 中 に さらに いろいろ な 品種 が ある 。  本 種 の 未熟 果 に 傷 を つける と 出 て くる 乳液 から アヘン が 穫れ 、 それから 精製 さ れる モルヒネ や 、 モルヒネ を 化学 的 に 変化 さ せ た ヘロイン は 麻薬 に 指定 さ れ て いる 。 しかし 完全 な 麻薬 で ある ヘロイン は ともかく 、 モルヒネ は 鎮痛 鎮静 剤 として 医学 薬学 的 に 重要 で あり 、 特に がん 患者 の 激痛 を 和らげ たり ペイン クリニック で の 治療 に 不可欠 で ある 、 適切 な 使用 に 基づけ ば 依存 症 に 陥る こと も 少ない 。 なお アヘン や モルヒネ について の 詳細 は 当該 項目 を 参照 さ れ たい 。  ケシ は 移植 する こと が でき ない ので 、 直 播 し なけれ ば なら ない 。 あぜ 幅 50 cm に 作り 、 9 月 下旬 、 10 a 当たり 180 ml の 割合 で 種子 を まく 。 翌 春 、 間引き し 、 株間 約 10 cm と する 。 5 月 上 中旬 、 開花 、 花弁 が 落下 し 数 日 を 経 て 子房 が 十分 に 発育 し た 頃 、 子房 の 立 隆 線 に そっ て 浅く 切り傷 を つけ 、 アヘン を 採取 する 。  栽培 植物 として の 歴史 は 古く 、 紀元前 5000 年 頃 と 考え られる スイス の 遺跡 から 本 種 の 種子 が 発見 さ れ て いる （ どの よう に 利用 さ れ て い た か は 不明 ） 。 四大 文明 が 興っ た 頃 に は すでに 薬草 として 栽培 さ れ て い た と さ れ 、 シュメール の 楔形文字 板 に も 本 種 の 栽培 記録 が ある 。 本 種 の 薬用 利用 は そこ から エジプト を 経 て ギリシャ に 伝わっ た と 考え られ 、 ローマ帝国 を 経 て ヨーロッパ 全土 に 広まっ た 。 その間 に 帝国 の 退廃 を 映し て 利用 法 も 麻薬 用 へ と 変貌 を 遂げ 、 大 航海 時代 を 経 て アヘン 原料 として 世界 各地 に 広まっ た 。 特に イギリス は 植民 地 で あっ た インド で 本 種 の 大々的 な 栽培 を 行い 、 生産 さ れ た アヘン を 中国 （ 当時 は 清 ） へ 輸出 し 莫大 な 利益 を あげ た 。  多く の 国 が ケシ 栽培 に 何らかの 規制 を かけ て いる 一方 で 、 園芸 用 として の ケシ 栽培 について は 規制 し て い ない 国 も 多い 。 米国 で は モルヒネ 原料 と なる 種 を 含む ケシ の 栽培 も 種子 の 販売 も 自由 で 、 ネット 通販 で 種子 を 安価 に 購入 できる 。 英国 など ヨーロッパ で は 、 一 面 に 咲きほこる ケシ 畑 が 春 の 風物詩 に なっ て いる 。  なお 、 先進 国 において は 乾燥 さ せ た 本 種 の 植物 体 を 有機 溶媒 に 浸し て アルカロイド 成分 を 浸出 さ せる 方法 で 効率 的 に モルヒネ を 回収 し て いる 。 原始 的 な へ ら 掻き による 採取 は 、 モルヒネ の 回収 率 が 非 効率 な こと も あり 、 形 として アヘン を 生産 する 必要 の ある アヘン 輸出 可能 国 か 、 非合法 生産 下 で しか 行わ れ て い ない 。  現在 、 国際 条約 下 で アヘン の 輸出 可能 な 国家 は インド 、 中華人民共和国 、 日本 、 北朝鮮 の 4 ヶ国 に 限定 さ れ て いる が 、 現在 も 輸出 を 継続 し て いる の は インド のみ で ある ため 、 国際 条約 下 において は 、 インド が 本 種 の 最大 の 栽培 地 と いえる 。  この ほか 国際 的 に 紛争 が 起き て いる 地域 で 、 住民 が 手っ取り早く 現金 収入 を 得る ため に 国際 条約 を 無視 し て 本 種 を 栽培 する ケース が 多く 、 旧 ソ連 の 中央アジア や 、 長年 内乱 が 続い た アフガニスタン 、 カンボジア 、 中 米 など が 新た な 非合法 栽培 の 中心 地 と なっ て いる 。 この ケース において 、 20 世紀 に 非常 に 有名 だっ た の が 、 いわゆる 黄金 の 三角 地帯 （ ゴールデン トライアングル ） として も 知ら れる ミャンマー ・ タイ ・ ラオス の 国境 に またがる 地域 で ある が 、 2002 年 以降 は 同 地域 で の 紛争 が 沈静 化 し 、 ようやく 同地 の 支配 権 を 確保 でき た 政府 によって 他 の 換金 作物 へ の 転作 が 奨励 さ れる よう に なっ た ため 、 低調 化 し て いる 。 21 世紀 に 入っ て から 条約 無視 の 不法 ケシ 最大 生産 国 は アフガニスタン で 、 2014 年 時点 で 全 世界 生産 量 の 70 % が 同 国産 と なっ て おり 、 タリバン など 同国 反 政府 組織 の 重要 な 資金 源 と なっ て いる 。 国連 薬物 犯罪 事務所 の 発表 で は 、 2013 年 の 世界 の 不法 な ケシ の 作付け 面積 は 約 29 万 7000 ヘクタール に 及ぶ 。  日本 で は 、 室町 時代 に 南蛮 貿易 によって ケシ の 種 が インド から 津軽 地方 （ 現在 の 青森 県 ） に もたらさ れ 、 それ が 「 ツガル 」 という ケシ の 俗称 と なっ た という 伝承 が ある 。 その後 現在 の 山梨 県 、 和歌山 県 、 大阪 府 付近 など で 少量 が 産出 さ れ が いずれ も 少量 で 高価 で あり 、 用途 も 医療 用 に 限ら れ て い た 。  明治 の 半ば 、 大阪 府 の 農民 二 反 長音 蔵 が ケシ 栽培 を 政府 に 建白 、 地元 の 大阪 府 三島 郡 で 大 規模 生産 に 乗り出す とともに 、 品種 改良 に 尽力 し 、 モルヒネ 含有 量 が 既存 種 の 数 倍 に 達する 一貫 種 と 呼ば れる 優良 品種 を 作出 し た 。 日本 は 台湾 統治 開始 後 、 台湾 において アヘン の 製造 と 消費 が 一大 産業 に なっ て いる こと を 知っ た 。 台湾 総督 府 衛生 顧問 だっ た 後藤 新平 は 台湾 の ケシ 栽培 を 課税 対象 と し 、 段階 的 に 課税 を 厳格 化 する こと で 、 40 年 を かけ 台湾 の ケシ 生産 を 消滅 さ せ た 一方 で 内地 で は 二 反 長音 蔵 の ケシ 栽培 を 積極 的 に 後援 し 、 日本 国内 の アヘン の 生産 と 台湾 へ の 輸出 ・ 販売 を 台湾 総督 府 の 専売 制 と し 、 莫大 な 利益 を 得 た 。 1935 年 頃 に は 全国 作付け が 100 ha に 達し 、 5 月 の 開花 期 に は 広大 な ケシ 畑 に 雪白 の 花 が 広がり 、 非常 な 壮観 を 呈し た 。 当時 の アヘン 年間 生産 量 は 15 t に 達し 、 全国 産額 の 50 % は 和歌山 県 有田 郡 で 、 40 % が 大阪 府 三島 郡 が それぞれ 占め た 。  昭和 に 入る と 日本 は 戦前 朝鮮 や 満 洲 の 一部 （ 熱 河 省 。 現在 の 河北 省 、 遼寧 省 、 内モンゴル自治 区 の 一部 ） で ケシ 栽培 を 奨励 し 、 第 二 次 大戦 中 は 満 洲 国 、 蒙 古 聯合 自治 政府 、 南京 国民 政府 など で 大 規模 栽培 を 行い 、 生成 さ れ た アヘン に 高額 の 税 を かけ 戦費 を 調達 し た 。  終戦 後 の 1946 年 、 GHQ が ケシ 栽培 を 禁止 し 、 国内 生産 は 途絶 し た 。 1954 年 あ へん 法 が 制定 さ れ 、 翌 1955 年 から 栽培 が 再開 さ れ た 。 しかし 戦前 の よう な 大 規模 栽培 は 復活 する こと なく 、 現在 の 栽培 量 は 実験 室 レベル に 留まっ て いる 。  日本 で も あ へん 法 によって アヘン や モルヒネ に対する 規制 が かけ られ て いる が 、 同 法 は 戦前 の 満州 や 朝鮮 で 大 規模 に 行わ れ た 戦費 調達 の ため の アヘン 生産 の 反省 に 基づき 、 国内 で の 大 規模 栽培 を 例外 なく 禁止 する 意図 の 元 に 策定 さ れ て いる 。 ゆえに その 内容 は 他国 に 比較 し て 非常 に 厳しい 。  現在 日本 において あ へん 法 に 基づく 栽培 許可 を 受ける に は 、 栽培 地 の 周囲 に 二 重 の 金網 を 張り巡らせ 門扉 に は 施錠 する 、 夜間 は レーザー センサー を 用い て 警備 する といった 非常 に 厳しい 条件 を クリア し なけれ ば なら ない 。 ゆえに 実際 に 許可 を 得 て 栽培 し て いる の は 国 や 地方自治体 の 研究 機関 や 、 薬科 大学 、 大学 薬学部 の 薬草 園 （ 東京 都 薬用 植物 園 、 日本 大学 薬学部 や 京都薬科大学 の 付属 薬用 植物 園 など ） 、 および 北海道 に 国 の 研究 機関 から 委託 さ れ て 栽培 し て いる 数 軒 の 農家 が ある だけ で 、 国内 の アヘン 生産 量 は 実験 室 レベル に 留まっ て いる 。 これ で は とても 国内 需要 を まかなえ ない ため 、 日本 は 国際 条約 下 で 数少ない アヘン 輸出 可能 国 に も かかわら ず 、 他国 から アヘン を 輸入 し て いる 。  一方 、 前述 し た 個人 輸入 や 他 の 植物 に 種子 が 付着 し て （ ケシ と は 知ら ず に ） 日本 で 栽培 ・ 自生 し て しまう 例 が 少なから ず あり 、 著名 な もの で は 板東 英二 が 妻 の 祖父 に当たる 松本 健次郎 宅 の 庭 で 次女 と 写っ て いる 写真 が 中日 スポーツ に 掲載 さ れ 、 直後 に 警察官 が 松本 宅 を 訪れ 、 ケシ の 花 を 抜い て 帰っ た という エピソード が ある 。 2008 年 に は 茨城 県 下妻 市 に ある 小貝川 ふれあい 公園 で 行わ れる フラワー フェスティバル の 会場 で 、 ポピー 畑 に 誤っ て 栽培 禁止 種 で ある アツミゲシ が 種子 の 時点 で ポピー の 種子 に 混入 し た ため に 数 十 万 本 植え られ て いる こと が 判明 し 、 撤去 ・ 焼却 処分 し て いる 。 2014 年 に は HKT 48 メンバー の 植木 南央 が 、 自生 し て い た ケシ に 、 気づか ず 水 遣り し て しまい 、 やはり 警察 から 指摘 ・ 事情 聴取 さ れ た 。  種子 は 煎る と 香ばしく 、 あん パン や ケーキ に 振り掛け たり 、 七味唐辛子 に 混ぜる など し て 使わ れる 。 和菓子 の 松風 に は 必須 の 材料 で ある 。 中央 ヨーロッパ から 東 ヨーロッパ で は ポピーシード で 作っ た 餡 状 の ペースト を シュトゥルーデル 、 シュトレン 、 パイ 、 ハマンタッシェン など の 菓子 の フィリング として よく 用いる 。 モルヒネ の 含ま れ て い ない 品種 は 特に ポーランド の パン や ケーキ に 大量 に 用い られる こと が 広く 知ら れ て いる 。 東 インド で は 、 種子 を すりつぶし て 煮込み 料理 に 加える 他 、 ケシ の 実 の チャツネ も 作ら れる 。  栽培 品種 に も よる が 、 種子 に は モルヒネ が 含ま れ て い ない か 、 含ま れ て い て も ごく 微量 で ある 。 長年 にわたって 食用 に 供 さ れ て き た 歴史 が ある ため 、 普通 どの 国 において も ポピーシード は 規制 対象 と なっ て い ない 。 日本 において も 『 あ へん 法 』 で は 種子 は 取り締り の 対象 から 外さ れ て おり 、 ゆえに 所持 し て い て も 法的 に は 問題 に なら ない 。 しかし 発芽 する と 法 に 触れる ので 、 日本 で 販売 さ れ て いる ケシ の 種子 は 、 加熱 による 発芽 防止 処理 が 施さ れ て いる 。  例外 として シンガポール の よう に 、 微量 で あっ て も モルヒネ が 含ま れ て いる こと を 問題 視 し 、 ポピーシード の 使用 そのもの を 禁止 し て いる 国 も ある 。 また アメリカ合衆国 に は 、 ポピーシード を 材料 に 用い た 食品 を 食べ た あと に 、 尿 検査 で 陽性 反応 が 出 て 解雇 さ れ た 、 という 事例 が ある 。  また 、 種子 に は 多量 の 油分 が 含ま れ て いる ため 、 これ を 絞っ た けし 油 （ ポピーシードオイル ） も 食用 や 石鹸 の 製造 、 油彩 画 の 絵の具 を 溶く 描画 油 に 使わ れる 。 けし 油 は 植物 油 として は かなり 高価 な 部類 に 入る ので 、 一般 的 に は 食用 より は むしろ 描画 油 として 使用 さ れる 。  ソムニフェルム 種 の 他 に は アツミゲシ など の セティゲルム 種 が 規制 対象 。  アツミゲシ   " Papaver   setigerum "   ハカマオニゲシ   " Papaver   bracteatum "  なお 、 これ 以外 の ヒナゲシ など の 観賞 用 の ケシ は 、 麻薬 成分 を 含ま ない ので 栽培 し て も 問題 は 無い 。イチョウ （ 銀杏 、 公孫樹 、 鴨脚 樹 、 学名 ： ） は 、 裸子植物 門 イチョウ 綱 イチョウ 目 イチョウ 科 イチョウ 属 に 属する 、 中国 原産 の 裸子植物 。 食用 （ 伝統 中国 食品 ） 、 観賞 用 、 材 用 として 栽培 さ れる 。  街路 樹 など 、 全国 で 普通 に 見かける 樹木 だ が 、 分類 上 は 奇異 な 位置 に あり 、 例えば 広葉樹 ・ 針葉樹 の 区分 で は 如何にも 広葉樹 に 該当 し そう だ が 、 むしろ 特殊 な 針葉樹 に 当たる 。  世界 古来 の 樹木 の 一つ で あり 、 イチョウ 科 の 植物 は 中生代 から 新生代 にかけて 世界 的 に 繁栄 し 、 世界 各地 （ 日本 で は 山口 県 や 北海道 など ） で 化石 が 出土 し て いる が 、 氷河期 に ほぼ 絶滅 し 、 イチョウ は 唯一 現存 する 種 で ある 。 現在 イチョウ は 、 生き て いる 化石 として レッド リスト の 絶滅 危惧 IB 類 に 指定 さ れ て いる 。  種子 は 銀杏 （ ぎんなん 、 ぎん きょう ） と 呼ば れ 食用 として 流通 する など し て いる が 、 これ は 中毒 を 起こし 得る もの で 死亡 例 も 報告 さ れ て おり 、 摂取 にあたって は 一定 の 配慮 を 要する （ 詳しく は 後述 ） 。  中国 語 で 、 葉 の 形 を アヒル の 足 に 見立て て   （ ） と 呼ぶ ので 、 そこ から 転じ た と する 説 が ある が 、 定か で は ない 。  果実 や 種子 は 銀杏 （ ギンナン ） と 呼ば れる が 、 これ は 中国 の 本草学 図書 で ある 紹興 本草 （ 1159 年 ） や 、 日用 本草 、 本草 綱目 に 記載 さ れ て いる 銀杏 （ 唐音 の 『 ギン・アン 』 ） に 由来 する と 見 られる 。  一方 、 イチョウ 綱 が 既に 絶滅 し て い た ヨーロッパ で は 、 日本 誌 の 著者 エンゲルベルト・ケンペル の 『 廻国 奇観   ( Amoenitatum   exoticarum )』（ 1712 年 ） で 初めて 植物 学 的 な 記述 で 紹介 さ れ た が 、 ケンペル が 銀杏 （ ギンコウ ） の 音訳 として 、 " Gingko " と 書く べき ところ を   " Ginkgo " と 記し た 。 この 綴り が 引き継が れ て 、 カール ・ フォン・リンネ は 著書 『 Mantissa   plantarum   II 』 （ 1771 年 ） で イチョウ の 属 名 を   と し た 。 この ほか 、 ゲーテ も 『 西東 詩集 』 （ 1819 年 ） で   Ginkgo   の 名 を 用い て いる 。  Ginkgo   は 発音 や 筆記 に 戸惑う 綴り で 、 しばしば   gingko   と 記さ れ て いる 。 植物 命名 規則 に 依れ ば 、 これ は 訂正 さ れ て い ない 。  種 小名   は ラテン語 による 造語 で 、 「 2 つ の 裂片   ( two   lobes )」 の 意味 。 葉 が 大きく 2 裂 する 点 を 指し た もの 。  英語 で は maidenhair   tree と も いう 。 これ は 「 娘   ( maiden )   の 毛 の 木 」 の 意味 で 、 葉 の 形 が 女性 の 陰毛 が 生え た 部分 を 前 から 見 た 形 （ 葉柄 は 太もも の 合わせ 目 ） に 似 て いる ため の 名 で ある が 、 「 木 の 全体 が 女性 の 髪形 に 似 て いる ため 」 と 美化 し た 説明 も なさ れる 。  樹 高 20   -   30 m の 落葉 高木 。 葉 は 扇形 で 葉脈 は 原始 的 な 平行 脈 を 持ち 、 二又 分 枝 し て 付け根 から 先端 まで 伸びる 。 基本 的 に 葉 の 中央 部 は 浅く 割れる が 、 栽培 品種 で は 差異 が 大きい 。 雌雄 異 株 で あり 、 葉 の 輪郭 で 雌雄 を 判別 できる という 俗説 が ある が 、 実際 に は 生殖 器官 の 観察 が 必要 で ある 。  日本 の 関東 地方 など 、 北半球 の 温帯 で は   4   -   5 月 に 新芽 が 伸び 開花 する 。 風媒花 で 、 1 km 程度 離れ て い て も 受粉 可能 と さ れる 。 裸子植物 な ので 、 受粉 様式 は 被子植物 と 異なる 。 まず 受粉 し た 花粉 は 、 雌花 の 胚珠 端 部 の 花粉 室 に 数 ヶ月 保持 さ れ 、 その間 に 胚珠 は 直径 約 2 cm 程度 に 肥大 し 、 花粉 内 で は 数個 の 精子 が 作ら れる 。 9   -   10 月頃 、 精子 は 放出 さ れ 、 花粉 室 から 造 卵 器 に 泳い で 入り 、 ここ で 受精 が 完了 する 。 受精 によって 胚珠 は 成熟 を 開始 し 、 11 月頃 に 種子 に 熟成 する 。 被 （ 果肉 ） は 軟化 し カルボン 酸類 特有 の 臭気 を 発する 。  樹木 として は 長寿 で 、 各地 に 幹 周 が 10 m を 超える よう な 巨木 が 点在 し て いる 。 また 、 落葉 前 の 葉 は 鮮やか な 黄色 に 黄葉 し 、 並木道 など で は 風物 と なる こと も 多い 。 ラッパ 状 の 葉 を 付け たり （ ラッパ イチョウ ） 、 葉 に 実 が つく （ お 葉 付き イチョウ ） 品種 など の 差異 も 見 られる 。   根 の 張り 具合 によって は 枝 から 円錐 形 の 突起 （ 気根 、 乳 と 呼ば れる ） が 垂れ下がる 。 これ は 乳 イチョウ と 呼ば れ 、 安産 ・ 子育て の 信仰 対象 （ 鬼子母神 など ） と さ れる 。  IUCN レッド リスト 1997 年 版 で 希少 種   ( Rare )   に 、 1998 年 版 で 絶滅 危惧 （ 絶滅 危惧 II 類 ） に 評価 さ れ た 。  北半球 で は メキシコシティ から アンカレッジ 、 南半球 で は プレトリア から ダニーディン の 範囲 に 分布 し 、 極 地方 や 赤道 地帯 に は 栽植 さ れ ない 。 年 平均 気温 が 0   -   20 ℃ の 降水 量 500   -   2000 mm の 地域 に 分布 し て いる 。  原産地 ・ 自生 地 は 確認 さ れ て い ない 。 欧 陽 脩 が 『 欧 陽 文忠 公 集 』 に 書き記し た 珍しい 果実 の エピソード が 、 確実 性 の 高い 最古 の 記録 と 見 られる 。 それ は 現在 の 中国 安 徽省宣 城市 付近 に 自生 し て い た もの が 、 11 世紀 初め に 当時 の 北 宋 王朝 の 都 が あっ た 開封 に 植 栽 さ れ 、 広まっ た と する 説 が 有力 と さ れる 。  その後 、 仏教 寺院 など に 盛ん に 植え られ 、 日本 に も 薬種 として 伝来 し た と 見 られる が 、 年代 に は 諸説 ある 。 果実 ・ 種子 として 銀杏 （ イチャウ ） が 記載 さ れる 確実 な 記録 は 、 室町 時代 （ 15 世紀 ） 後期 の 『 新撰 類聚 往来 』 以降 で 、 鶴岡 八幡宮 の 大 銀杏 や 、 新 安海 底 遺物 （ 1323 年 に 当時 の 元 の 寧 波 から 日本 の 博多 に 航行 中 に 沈没 し た 難破 船 ） から の 発見 について は 疑問 も ある 。  ヨーロッパ に は 1692 年 、 ケンペル が 長崎 から 持ち帰っ た 種子 から 始まり 、 オランダ の ユトレヒト や イギリス の キュー 植物 園 で 栽培 さ れ 、 開花 し た と いう 。 その後 、 18 世紀 に は ドイツ を はじめ ヨーロッパ 各地 に 植え られる よう に なり 、 1817 年 に は ゲーテ が 『 銀杏 の 葉 』 と 名付け た 恋愛 詩 を 記し て いる 。  イチョウ は 油分 を 含み 水はけ が よく 、 材料 も 均一 で 加工 性 に 優れ 、 歪み が 出 にくい 特質 を 持つ 。 カウンター の 天 板 ・ 構造 材 ・ 造作 材 ・ 建具 ・ 家具 ・ 水 廻り など 広範 に 利用 さ れ て おり 、 碁盤 や 将棋 盤 に も 適材 と さ れる ほか 、 特に イチョウ 材 の まな板 は 高級 と さ れ て いる 。  火 に 強い 性質 が ある ため 、 江戸 時代 の 火 除け 地 に 多く 植え られ た 。  黄葉 時 の 美し さ と 、 剪定 に 強い という 特性 から 、 街路 樹 として 利用 さ れる 。 2007 年 の 国土 交通省 の 調査 に よれ ば 、 街路 樹 として 57 万 本 の イチョウ が 植え られ て おり 、 樹 種別 で は 最多 本数 。 東京 の 明治 神宮 外苑 や 、 大阪 御堂筋 の 街路 樹 など が 、 銀杏 並木 として 知ら れ て いる 。 秋期 に 落下 し た 果実 （ 銀杏 ） が 異臭 の 原因 と なる 場合 が ある ので 、 街路 樹 へ の 採用 にあたって は 、 果実 の なら ない 雄 株 のみ を 選ん で 植樹 さ れる 場合 も ある 。  健康 な 一般 成人 で は 、 イチョウ は 適切 な 量 で あれ ば 食用 として 安全 で ある 。 しかし 生 もしくは ロースト し た イチョウ 種子 は 、 有毒 で あり 、 深刻 な 副作用 を 起こし える 。  イチョウ の 種子 は 、 銀杏 （ ぎんなん 、 ぎん きょう ） と いい 、 殻 を 割っ て 中 の 仁 が 調理 さ れる 。 仁 は 直径 1 . 5 センチメートル 前後 の ラグビーボール 形 で 、 熱 する と 半 透明 の 鮮やか な 緑色 に なる が 、 水分 を 吸う と 黄色 っぽく 不透明 に なる 。 彩り を 兼ね て 茶碗蒸し や がん も どき 、 おこわ など の 具 に 使わ れ たり 、 酒 の 肴 として も 人気 が ある 。 デンプン が 豊富 に 含ま れ 、 モチ モチ と し た 食 感 と 独特 の 歯ごたえ が ある 。 ただ 、 独特 の 苦味 と 臭気 が あり 、 特に 臭気 において は 強烈 だ と 感じる こと も ある 。 秋 の 食材 だ が 、 加熱 し て 真空 パック 詰め に し た 商品 は 年中 手 に 入る 。 上記 の よう な 鮮やか な 緑色 は 殻 付き の 生 の 種子 を 入手 し ない と 得 られ ない 。  ぎんなん の 収穫 を 目的 と し た 栽培 品種 が あり 、 大粒 晩生 の 藤 九郎 、 大粒 中 生 の 久寿 （ 久治 ） 、 大粒 早生 の 喜平 、 中 粒 早生 の 金 兵衛 、 中 粒 中 生 の 栄 神 など が 主 な もの として 挙げ られる 。  銀杏 は 日本 全土 で 生産 さ れ て いる が 、 特に 愛知 県 稲沢 市 （ 旧 ： 中島 郡 祖父江 町 ） は 生産 量 日本一 で ある 。 ぎんなん 採取 を 目的 と し た イチョウ の 栽培 も この 地 に 始まる と さ れる が 、 それ は 1900 年 前後 の こと と 伝え られる 。 上記 の 栽培 品種 も 、 多く は この 町 の 木 から 接ぎ木 で 広まっ た もの で ある 。 祖父江 町 で は 、 街路 樹 を 目的 として 植え られ た 雄 株 の 影響 で 周囲 の 雌 株 の 銀杏 の 実 が 小さく なっ た として 、 街路 樹 の 雄 株 が 撤去 さ れる こと も あっ た （ 雄 株 は 周囲 1 km の 雌 株 に 影響 を 与える ） 。  熟す と 肉質 化 し た 外皮 が 異臭 を 放つ 。 異臭 の 主成分 は 酪酸 と ヘプタン 酸 で ある 。 異臭 により ニホンザル 、 ネズミ など の 動物 は 食べよ う と し ない が 、 アライグマ の よう に 平気 で 食べる もの も いる 。 ぎんなん の シーズン に 先走っ て 収穫 さ れる もの は 「 走り ぎんなん 」 と 呼ば れ 、 やわらかく 匂い も 少ない こと から 通常 の 時期 に 収穫 さ れる もの より 高級 と さ れる 。  アレルギー性 皮膚 炎 を 誘発 する ビロボール や ギンコール 酸 など を 含み 、 漆 など の よう に かぶれ など の 皮膚 炎 を 引き起こす 。 触れ て すぐ に は 発症 せ ず 、 長期間 継続 し て 実に 触れ 続け た 結果 発症 し た 例 も ある 。 。  食用 と する 種 の 中身 に は ビタミン B 6 の 類縁 体 4 - O - メチルピリドキシン   ( 4 - O - methylpyridoxine ,   MPN )   が 含ま れ て いる が 、 これ は ビタミン B 6 に 拮抗 し て ビタミン B 6 欠乏 と なり GABA の 生 合成 を 阻害 し 、 まれ に 痙攣 など を 引き起こす 。 大人 の 場合 かなり の 数 を 摂取 し なけれ ば 問題 は ない が 、 1 日 5   -   6 粒 程度 で も 中毒 に なる こと が あり 、 特に 報告 数 の 70 % 程度 が 5 歳 未満 の 小児 で ある 。 太平洋戦争 前後 に 中毒 報告 が 多く 、 大量 に 摂取 し た ため に 死に 至っ た 例 も ある 。  一方 で 喘息 等 の 症状 に対する 鎮咳去 痰 作用 など 薬草 として の 効力 も あり 、 前述 の 難破 船 に 遺さ れ た 銀杏 も 薬 の 原料 として 送ら れ た もの で ある と いわ れ て いる 。  現在 の ところ 、 イチョウ が 何らかの 健康 に 役立つ という 決定的 な 証拠 は 存在 し て い ない 。  いくつ か の 臨床 試験 において 、 イチョウ の さまざま な 有効 性 が 報告 さ れ て いる 。  なお 、 これら の 臨床 試験 は 、 医薬品 規格 を 満たす イチョウ 葉 エキス を 用い て 行わ れ て おり 、 市場 で 販売 さ れ て いる もの が 、 同等 の 効果 を 持つ と は 限ら ない 。  しかし アメリカ 国立 補完 統合 衛生 センター による 高齢 者 3000 人 を 対象 と し た 研究 で は 、 イチョウ に は 認知 症 もしくは 認知 機能 低下 の 予防 や 緩和 に は 役に立た ない と さ れ て いる 。  イチョウ に対する アレルギー 反応 を 引き起こす こと が ある 。 医薬品 規格 を 満たさ ない もの の 場合 、 アレルギー 物質 で ある ギンコール 酸 を より 多く 摂取 する こと と なり 、 アレルギー 反応 の 可能 性 も 大きく なる と 思わ れる 。 また 、 出血 傾向 も 認め られる 。 まれ な 副作用 として は 、 胃腸 障害 、 頭痛 、 スティーブンス・ジョンソン 症候群 、 下痢 、 吐き気 、 筋 弛緩 、 発疹 、 口内 炎 など が 報告 さ れ て いる 。  イチョウ 葉 エキス に は 血液 の 抗 凝固 促進 作用 が あり 、 アスピリン など 抗 凝固 作用 を 持つ 薬 と の 併用 に は 注意 を 要する 。 インスリン 分泌 に も 影響 を 及ぼす ため 、 糖尿 病 患者 が 摂取 する 場合 は 医師 と 相談 し た 方 が よい 。 また 、 抗 うつ 剤 や 肝臓 で 代謝 さ れ やすい 薬 （ CYP 2 C 9 、 CYP 1 A 2 、 CYP 2 D 6 、 CYP 3 A 4 の 基質 と なる 医薬品 （ 例 ： ジアゼパム 、 ワルファリン 、 トリアゾラム 、 ハロペリドール ） ） も 相互 作用 が 生じる 可能 性 が ある 。 原因 は 明らか で ない ものの 、 トラゾドン と イチョウ 葉 エキス を 摂取 し た 高齢 の アルツハイマー 症 患者 が 、 こん睡 状態 に 陥っ た 例 も 報告 さ れ て いる 。 利尿 剤 と の 併用 により 、 高血圧 を 起こし た と の 報告 も 1 例 ある 。  .*   青森 県 ： 上北 郡 百石 町 、 上北 町有毒 植物 （ ゆう ど くし ょくぶつ ） と は 、 その 全体 あるいは 一部 に 毒 を 持つ 植物 。 毒草 （ どくそう ） と も 言う が 、 草本 類 だけ で なく 木本 類 も 含め た 言葉 の 厳密 性 から 有毒 植物 という 言葉 が 用い られる 。 植物 に 含ま れる 毒 として は アルカロイド 類 が 多い 。  植物 の 毒 成分 の 働き は 様々 で ある 。 人 や 動物 が 触れ たり 摂 食 し たり する と 、 毒性 の 強い の もの で は 炎症 や 中毒 症状 、 痙攣 、 嘔吐 など の 症状 を 起こし 、 時に 死に 至る こと も ある が 、 弱い もの で は 苦味 や 酸味 を 感じる など の 軽度 の もの も ある 。 有毒 植物 を 加工 し 毒性 を 除去 あるいは 弱める こと によって 、 食用 ・ 薬草 として 利用 さ れる こと も あり 、 有毒 植物 で ある から 無 価値 という わけ で は ない 。 有毒 植物 の なか に は イチョウ （ ぎんなん ） や ウメ 、 ジャガイモ 、 ワラビ の よう に 、 有毒 ながら 処理 法 によって 食料 と さ れる 種 も ある 。 薬草 （ 薬用 植物 ） の よう に 、 古く から その 有効 性 が みとめ られ 薬用 として 利用 さ れ て き た もの も 少なく ない 。 ただし 薬草 で あっ て も 、 経験 や 理論 によって 見いださ れ た 用法 ・ 用量 を 守ら ず に 使う と 毒 と なる ので 注意 が 必要 で ある 。  植物 の 多く は 食料 として 見なし た 場合 に は 、 致命 的 な ほど に 強烈 な 毒性 を もつ 種 は あまり 多く は ない 。 しかし 食味 として 苦かっ たり 渋かっ たり 不快 感 を 与え たり 一時 的 に 健康 を 損なっ たり と 、 動物 にとって 何らかの 害 に なり うる 程度 に は 食料 として 適さ ない 種類 が 非常 に 多い 。 植物 は 摂取 者 から 逃避 行動 が とれ ない ため 、 こうした 「 不味 」 は 致命 的 な 毒 と は なり 得 なく とも 、 摂 食 を 免れる ため の 手段 として 化学 防御 が 発達 し た もの と 考え られる 。 植物 の なか でも 食料 として の 価値 が なく 、 特に 毒性 の 強い 物質 を 有する 種 が 有毒 植物 と 呼ば れる 。  種類 によって は 殺虫 や 狩猟 用 の 毒矢 に 利用 さ れる 。 特に 化学 防衛 の よう な 「 動物 に 食べ られ ない よう に する 変化 」 で は 昆虫 など に対して 選択 毒性 （ 特定 範囲 の 動植物 に 影響 の 出る 毒 の 性質 ） を もつ もの も あり 、 除虫菊 （ 蚊取り線香 ） や 海人草 （ 虫下し ） の よう に 利用 さ れる もの も ある 。  動物 の 種 によって 有毒 ・ 無毒 の 区別 は 異なる 。 身近 な 例 で は 、 ヒト にとって は 無毒 で 頻繁 に 食 さ れる ネギ や タマネギ は 、 適切 な 酵素 を 持た ない イヌ や ネコ にとって は 有毒 で 、 重 篤 な 障害 に 陥る 危険 が ある 。 逆 に ヒト 以外 の 鳥獣 が ふつう に 摂取 し て いる から と いっ て 、 それ を ヒト が 摂る と 有毒 で ある 場合 も ある 。 もの によって は 間接 的 に 摂取 し て も 毒 に なる 場合 が ある ( ミルク 病 など )。  なお こう いっ た 毒性 の ある 植物 だ が 、 ある 種 の 生物 にとって は 生存 戦略 上 で 興味深い 影響 を 与える こと も ある 。 マダラ チョウ は 幼虫 時代 に 有毒 植物 を 摂 食し その 成分 を 体内 に 蓄積 する ため 、 虫 を 捕食 する 種類 の 動物 にとって 「 不味 」 で ある ため 成虫 に なっ て も 捕食 さ れ ない 。 この 不味 という 性質 は 捕食 者 に 学習 さ れ 捕食 が 避け られる という 観点 から 、 特に 他 と 区別 さ れる こと で 同種 の 動物 が より 捕食 さ れ にくく なる 有利 な 性質 として 働く ため 、 目立っ た 姿 （ 警戒色 ） を 持つ 傾向 が あり 、 更に は それ に 擬態 する 種 も ある 。  括弧 内 は 主 な 毒性 成分 。オーク （ 、 、 ） は ブナ 科   コナラ 属 （ 学名 ：" Quercus "） の 植物 の 総称 。 落葉樹 で ある ナラ （ 楢 ） の 総称 。  模 式 種 の ヨーロッパ ナラ （ ヨーロッパ オーク 、 イングリッシュ オーク 、 コモンオーク 、 英名 ： common   oak 、 学名 ：" Q .   robur "） が 代表 的 。  なお アカガシ 亜 属   " Quercus "（" Cyclobalanopsis "） は 別 属 と する こと が ある が 、 その 場合 の オーク に は 含ま れる 。  あわせ て 数 百 種 以上 が 知ら れ 、 亜熱帯 から 亜寒帯 まで 北半球 に 広く 分布 する 。 日本語 で は 落葉樹 の 種 群 は ナラ （ 楢 ） 、 常緑樹 の 種 群 カシ （ 樫 ） は 別種 にあたり 英語 で は 常緑樹 で ある 樫 を さす 場合 は live   oak と 呼ば れる 。 ヨーロッパ の オーク は 日本語 で ナラ （ 楢 ） と 呼ば れる 落葉樹 。 明治 時代 の 翻訳 家 が 落葉樹 の オーク を 樫 と 誤訳 し た 例 が あり 、 現在 も 混同 さ れ やすい 。  加工 し やすい 種 が 多く 、 ヨーロッパ や 北 アメリカ で は 家具 や フローリング （ 床 材 ） 、 ウィスキー や ワイン の 樽 の 材料 など に 広く 使わ れる 。  木肌 は 中 程度 から 粗 め の 堅い 木材 で 、 木目 が はっきり し 、 特に 柾目 面 に は それ が 美しい 模様 として 現れる 。 また 、 虎斑 （ とら ふ ） と 呼ば れる 虎 の 斑紋 を 連想 さ せる 模様 が 現れる こと も 特徴 。 材木 用 として ヨーロッパ 原産 の ヨーロッパ ナラ など 落葉 性 の ナラ 類 が 代表 的 で ある 。  日本 の ミズナラ 材 は この ヨーロッパ ナラ に 匹敵 する 材質 を もつ 高級 オーク 材 で ある 。  他 に 、 北 アメリカ 原産 の レッド オーク （ ロバタエ 節   section   " Lobatae "） や ホワイト オーク （ クェルクス 節   section   " Quercus "）、 樹皮 を コルク として 用いる コルクガシ （" Q .   suber "） など が 有名 。 北米 の ホワイト オーク は ウィスキー の 樽 として 使用 さ れる 。  ヨーロッパ ナラ の 葉 は カシワ に 似 た 特徴 的 な 形 を し て おり 、 オーク リーフ という 意匠 として よく 知ら れ て いる 。 しかし 、 オーク の 葉 の 形 は種 によって さまざま で あり 、 ヨーロッパ ナラ の 葉 は 一 例 に すぎ ない 。 深く 切れ こん で 先端 が とがっ た もの 、 細長い もの など も ある 。 また 、 これ は EU の 硬貨 に も 同じ よう な 形 で 存在 する 。花見 （ はなみ ） は 、 主 に 桜 の 花 を 鑑賞 し 、 春 の 訪れ を 寿ぐ 日本 古来 の 風習 で ある 。 梅 や 桃 の 花 で も 行わ れる 。 別称 は 観桜 （ かんおう ） で ある 。  桜 は 、 日本 全国 に 広く 見 られる 樹木 で ある 。 花見 で 話題 に なる 代表 的 な 品種 の ソメイヨシノ は クローン で ある ため 、 各地 で 「 休眠 打破 」 が なさ れ て から 各地 の 春 の 一時期 において 、 おおむね 地域 毎 に 一斉 に 咲き 競い 、 日本人 の 季節 感 を 形成 する 重要 な 春 の 風物詩 と なっ て いる 。  サクラ は 開花 から 散る まで 2 週間 足らず で あり 、 「 花吹雪 」 と なっ て 散り 行く その 姿 は 、 人 の 命 の 儚 さ に なぞらえ られ たり 、 または 古来 、 「 桜 は 人 を 狂わせる 」 と 言わ れ たり し て き た 。  独り で 花 を 眺める だけ で なく 、 多人数 で 花見 弁当 や 酒 を 愉し む 宴会 を 開く こと が 伝統 的 で ある 。 花 を 見 ながら 飲む 花見 酒 は 風流 な もの で は ある が 、 団体 など の 場合 、 乱痴気騒ぎ と なる こと も 珍しく ない （ 「 諸 問題 」 の 項 を 参照 ） 。 陰陽 道 で は 、 桜 の 陰 と 宴会 の 陽 が 対 に なっ て いる と 解釈 する 。  花見 は 、 訪日 外国 人 旅行 の 来日 目的 に なっ たり 、 風習 として アジア や 欧米 に 伝わっ たり し て いる 。 北半球 と 南半球 は 季節 が 逆転 し て いる ため 、 地域 毎 に 年中 行事 として の 花見 の 時期 は 異なる 。  日本 の 花見 は 奈良 時代 の 貴族 の 行事 が 起源 だ と いわ れる 。 奈良 時代 に は 中国 から 伝来 し た ばかり の 梅 が 鑑賞 さ れ 、 平安 時代 に 桜 に 代わっ て き た 。 それ は 歌 に も 表れ て おり 、 『 万葉集 』 に は 桜 を 詠ん だ 歌 が 43 首 、 梅 を 詠ん だ 歌 が 110 首 程度 み られる 。 これ が 10 世紀 初期 の 『 古今 和歌集 』 で は 、 桜 が 70 首 に対し 梅 が 18 首 と 逆転 し て いる 。 「 花 」 が 桜 の 別称 として 使わ れ 、 女性 の 美貌 が 桜 に 例え られる よう に なる の も この 頃 から で ある 。  『 日本 後 紀 』 に は 、 嵯峨天皇 が 812 年 3 月 28 日 （ 弘 仁 3 年 2 月 12 日 ） に 神泉苑 にて 「 花 宴 の 節 （ せ ち ） 」 を 催し た と ある 。 時期 的 に 花 は 桜 が 主役 で あっ た と 思わ れ 、 これ が 記録 に 残る 花見 の 初出 と 考え られ て いる 。 前年 に 嵯峨天皇 は 地主 神社 の 桜 を 非常 に 気に入り 、 以降 神社 から 毎年 桜 を 献上 さ せ た と いい 、 当時 、 桜 の 花見 は 貴族 の 間 で 急速 に 広まり 、 これ が 日本人 の 桜 好き の 原点 と 見 られる 。 831 年 （ 天 長 8 年 ） から は 宮中 で 天皇 主催 の 定例 行事 として 取り入れ られ た 。 その 様子 は 『 源氏物語 』 「 花 宴 （ はな の え ん ） 」 に も 描か れ て いる 。 また 、 『 作 庭 記 』 に も 「 庭 に は 花 （ 桜 ） の 木 を 植える べし 」 と あり 、 平安 時代 において 桜 は 庭作り の 必需 品 と なり 、 花見 の 名所 で ある 京都 ・ 東山 も この 頃 に 誕生 し た と 考え られ て いる 。  鎌倉 ・ 室町 時代 に は 貴族 の 花見 の 風習 が 武士 階級 に も 広がっ た 。 吉田 兼好 は 『 徒然草 』 第 137 段 で 、 身分 の ある 人 の 花見 と 「 片田舎 の 人 」 の 花見 の 違い を 説い て いる 。 わざとらしい 風流 振り や 騒がしい 祝宴 に対して 冷ややか な 視線 で ある が 、 ともあれ 『 徒然草 』 が 書か れ た 鎌倉 末期 から 室町 初期 の 頃 に は 既に 地方 で も 花見 の 宴 が 催さ れ て い た こと が 窺える 。  織 豊 期 に は 野外 に 出 て 花見 を し た こと が 、 絵画 資料 から 確認 さ れる 。 この 時期 の 大 規模 な 花見 は 、 豊臣 秀吉 が 行っ た 吉野 の 花見 （ 1594 年 （ 文 禄 3 年 ） ） や 醍醐 の 花見 （ 1598 年 4 月 20 日 （ 慶長 3 年 3 月 15 日 ） ） が ある 。  花見 の 風習 が 広く 庶民 に 広まっ て いっ た の は 江戸 時代 と いわ れる 。 桜 の 品種 改良 も この 頃 盛ん に 行なわ れ た 。 江戸 で 最も 名高かっ た 花見 の 名所 が 忍 岡 （ しのぶ が おか ） で 、 天海 大僧正 （ 1536 年 （ 天文 5 年 ） ?   -   1643 年 （ 寛永 20 年 ） ） によって 植え られ た 上野 恩賜 公園 の 桜 で ある 。 しかし 格式 の 高い 寛永寺 で 人々 が 浮かれ 騒ぐ こと は 許さ れ て い なかっ た ため 、 1720 年 （ 享 保 5 年 ） に 徳川 吉宗 が 浅草 （ 墨田 川 堤 ） や 飛鳥山 に 桜 を 植え させ 、 庶民 の 行楽 を 奨励 し た 。 吉宗 は 生類 憐れみ の 令 以降 途絶え て い た 鷹狩 を 復興 さ せ た 際 、 鷹狩 が 農民 の 田畑 を 荒す 事 へ の 対応 策 として 、 鷹狩 の 場 に 桜 の 木 を 植える こと で 花見 客 が 農民 たち に 収入 を もたらす 方策 を とっ た と さ れ て いる 。 江戸 の 城下 ・ 近郊 の 花見 の 名所 は 上野寛永寺 、 飛鳥山 、 隅田川 堤 の 他 に も 、 御殿山   ( 品川 区 )、 愛宕山 、 玉川上水 など 少なから ず あっ た 。 この 時期 の 花見 を 題材 に し た 落語 として は 、 『 長屋 の 花見 』 や 『 あ たま 山 』 、 飛鳥山 の 花見 を 想定 し て 作ら れ た 『 花見 の 仇討 （ あ だ うち ） 』 など が ある 。  明治 に 入る と 、 桜 が 植え られ て い た 江戸 の 庭園 や 大名 屋敷 は 次々 と 取り壊さ れ て 桜 も 焚き 木 と さ れ 、 江戸 時代 に 改良 さ れ た 多く の 品種 も 絶滅 の 危機 に 瀕 し た 。 東京 ・ 駒込 の 植木 職人 ・ 高木 孫右衛門 は これ を 集め て 自宅 の 庭 に 移植 し て 84 の 品種 を 守り 、 1886 年 に は 荒川 堤 の 桜 並木 造成 に 協力 し 、 1910 年 に は 花見 の 新 名所 として 定着 。 78 種 が 植 栽 さ れ た 荒川 の 桜 は 各地 の 研究 施設 に 移植 さ れ て 品種 の 保存 が 行なわ れ 、 全国 へ 広がっ た （ 1912 年 に は 、 日 米 友好 の 印 として 荒川 の 桜 の 苗木 3000 本 が アメリカ合衆国 の 首都 ワシントン に 贈ら れ 、 ポトマック 川 畔 に 植 栽 さ れ た ） 。  桜 は 品種 によって 開花 ・ 満開 時期 が 異なる 。 各 地域 で の 桜 の 開花 予想 日 は 、 毎年 2 月 から 4 月 にかけて 各 民間 気象 会社 から 発表 さ れ 、 同じ 日 に 開花 予想 さ れ た 地域 を 結ん だ 線 は 桜 前線 と 呼ば れる 。 この 前線 は 各地 の ソメイヨシノ （ クローン ） の 標本 木 を 基準 に し て いる ため 、 気候 や 地形 によって も 開花 の 時期 が 前後 する 。 ただし 北海道 で は 道 南 や 札幌 で は ソメイヨシノ を 用いる が 、 それ が 育た ない 他 の 地域 で は エゾヤマザクラ 、 さらに 開花 の 遅い 根室 など で は チシマザクラ が 用い られる 。 逆 に 開花 の 早い 沖縄 で は 標本 木 に カンヒザクラ を 用いる 。 緯度 の 違い や 気候 や 品種 の 違い から 、 日本 全国 の 開花 時期 は 1 月 から 5 月 まで の 長期 に わたる 。  気象庁 で は 、 サクラ の 開花 日 と は 「 標本 木 で 5 〜 6 輪 以上 の 花 が 開い た 状態 と なっ た 最初 の 日 」 を 指し 、 満開 日 と は 「 標本 木 で 80 % 以上 の つぼみ が 開い た 状態 と なっ た 最初 の 日 」 を 指す 。 開花 から 満開 まで の 間 は 、 咲き 具合 によって 「 五 分 咲き 」 など と 表現 さ れる 。  この よう に 花見 の 適期 は 地域 によって 異なる 。 年度 末 の 3 月 が 適期 の 地域 で は 卒業 式 や 送別 会 、 年度 初め の 4 月 が 適期 の 地域 で は 、 入学 式 や 始業 式 、 歓迎 会 など と の イメージ と 重なり合い 、 それら を 祝う 宴会 として 花見 を する 場合 も ある 。  北海道 で は 4 月 - 5 月 の 開花 で ある 蝦夷 霞 桜 も み られる 。 秋 の 紅葉 シーズン に 「 観 楓 会 」 と 呼ば れる 宴会 が 実施 さ れる 習慣 が ある 。  花見 で は 食品 ・ 酒類 が 多く 消費 さ れ 、 宿泊 を 伴っ て 多数 の 観光 客 が 訪れる 「 桜 の 名所 」 も ある 。 この ため 春 に は 日本 各地 で 、 経済 効果 を 期待 し て 「 桜 まつり 」 等 の 名称 で イベント や キャンペーン が 開か れる 。 例えば 、 青森 県 弘前 市 は 弘前 城 で の 桜 の 満開 が 、 関東 地方 で 桜 の 多く が 散っ た 後 の ゴールデンウイーク の 重なる こと が 多い ため 花見 目的 の 旅行 先 として 人気 が 高い 。 近年 は 連休 に 合わせ た 「 弘前 桜 さくら まつり 」 より 満開 が 早まる 傾向 が あり 、 桜 の 樹 の 根元 に 雪 を 積み上げ て 連休 に 重なる よう 開花 ・ 満開 時期 を 遅らせる 調整 が 試み られ た こと も ある 。  桜 吹雪 と は 桜 林 や 桜 並木 の ある 所 で 風 など により 数 多く の 花弁 が 舞い 散る さ まで あり 、 その 美し さ も 愛で られる 。 全て 散っ た 後 に は 葉桜 と 呼ば れる 状態 に なる 。  夜 に 花見 を する こと は 夜桜 （ よ ざく ら ） または 夜桜 見物 （ よ ざく ら けん ぶつ ） と 呼ば れる 。 東京 で は 上野公園 や 靖国神社 など 一部 の 桜 の 名所 で は 夜桜 の ため に 、 ぼんぼり を 設置 する こと が ある 。  東京 国立 博物館 など の よう に 普段 は 一般 公開 さ れ て い ない が 花見 の 季節 に 特別 公開 さ れ たり 、 六義園 など の よう に 幻想 的 に ライトアップ し 夜間 特別 公開 さ れる 。 こうした 機会 は 秋 の 紅葉 で も 持た れる こと が 多い 。  花見 に は 団子 が つきもの と いわ れ て いる 。 「 花見 団子 」 など と も いい 、 庶民 の 花見 の 供 として 江戸 時代 から 定番 と なっ て おり 、 桜 色 （ 薄い 赤色 ） ・ 白色 ・ 緑色 など の 色 で 華やか な 色彩 を 付ける 。 この 3 色 の 組み合わせ が 一般 的 で 桜 色 は 桜 を 表し て 春 の 息吹 を 、 白 は 雪 で 冬 の 名残 を 、 緑 は ヨモギ で 夏 へ の 予兆 を 表現 し て いる 。  「 花 より 団子 」 という 諺 は 花見 団子 に 由来 し 、 花 の 観賞 という 審美 的 な 行為 より 団子 という 実質 を 選ぶ 行動 を 揶揄 し た もの 。 天然記念物 クラス の 枝振り が 見事 な 桜 や 梅 、 歴史 の ある 桜 や 梅 など の 下 で は 茶席 が 設け られる 事 が 多い 。  江戸 時代 から 花見 に は 花見 弁当 が 欠か せ ない もの として あり 、 日本 酒 も 持ち運べる 構造 の 段 重ね の 重箱 など が 使わ れ た 。 現在 でも 、 日本 料理 店 など が 趣向 を 凝らし た 花見 弁当 の 注文 に 応じ て いる 。  花見 シーズン は 、 気温 の 面 で 三寒四温 と も 呼ば れる 不安定 さ が あり 、 日 較差 も 大きい （ 最低 気温 と 最高 気温 の 差 が 大きい ） 傾向 も ある ため 、 花見 当日 の 気温 に 見合っ た 防寒 対策 を し ない と 体調 を 崩す 可能 性 が ある 。 また 、 予定 し て い た 花見 の 日 に 風雨 に 見舞わ れる こと も ある し 、 花見 会場 で の 混雑 や トラブル を 嫌う 人 も 多い 。 さらに 、 花見 シーズン は スギ 花粉 の 飛散 時期 と も 重なり 、 スギ 花粉 症 患者 にとって 野外 で の 花見 は 症状 悪化 を 来す 。  この よう に 、 野外 で の 花見 は 様々 な 困難 を 乗り越え て 実施 さ れる ため 、 それら を 回避 できる 屋内 で 、 疑似 的 な 花見 が 出来る サービス が 生れ て いる 。 桜 の 生花 や 造花 を オーナメント として 飾り付ける 店舗 は しばしば 見 られる が 、 これ を 有料 の 宴会 パッケージ と し た 飲食 の サービス に し た 場合 、 「 エア 花見 」 と 呼ば れる 。  なお 、 従前 に は 無かっ た 桜 の バーチャル リアリティー （ VR ） 画像 配信 （ ウェザーニューズ 社 など が 提供 ） も 、 「 エア 花見 」 と 称さ れる 。  花見 は 人気 が 高い 行事 で 、 酒宴 を 伴う こと が 多い ため 、 集団 心理 や 酒 酔い の 影響 など で トラブル が 起き やすい 。 夜桜 見物 を 目的 に 、 まだ 明るい うち から 陣取り 用 に 広げ られ た ビニール シート は 景観 を 損なう 。  花見 が 始まっ た 後 も 、 大 音量 で の カラオケ を 歌っ たり 音楽 を 流し たり する 、 火気 の 使用 、 立 小便 、 酔っ た 勢い で 桜 の 枝 を 折っ たる 樹 を 傷つけ たり する 等し て 桜 に 悪影響 を 与える 等 、 他 の 花見 客 や 近隣 住民 に対する 迷惑 行為 を 行う 集団 ・ 団体 が 増え たり 、 帰路 に 飲酒 運転 を 行う など 、 大きな 社会 問題 と なっ て いる 。  特に コンビニエンスストア の 増加 により 、 弁当 や ペットボトル など を レジ 袋 に 入れ て 容易 に 入手 可能 に なっ た 半面 、 花見 で 出る ゴミ の 量 が 急増 。 ゴミ を 放置 し て 帰っ たり 、 帰路 に 所 構わ ず 捨て たり する 花見 客 が 増え 、 各地 で 花見 客 による ゴミ 散乱 が 問題 に なっ て いる 。  これら へ の 対処 の ため 、 警察官 が パトロール し たり 、 自治体 や 観光 団体 が 警備 員 を 雇っ たり する こと も ある 。 福岡 市 は 天神 中央 公園 で 、 場所 取り 合戦 へ の 対策 として 予約 制 を 導入 し た こと に 加え て 、 2018 年 に は 有料 制 （ 1 区画 2 時間 で 500 円 ） を 施行 し た 。  同じ よう な ゴミ 問題 対策 として 、 近年 で は 神奈川 県 川崎 市 高津 区 瀬田 の 多摩川 河川敷 の バーベキュー 問題 が あり 、 こちら も 有料 化 や 条例 制定 を 行う こと で 、 問題 の 緩和 に ある程度 成功 し て いる 。  現代 日本 で 桜 の 8 割 程度 を ソメイヨシノ が 占める よう に なっ た の は 、 明治 以降 の 植樹 による 人為 的 な もの で ある 。 中世 以前 に 和歌 に 詠ま れ た 桜 の 多く は 山桜 で あっ た 。 江戸 時代 の 花見 は 、 様々 な 種類 の 桜 が 次々 と 咲く 「 群 桜 」 （ むれ ざく ら ） を 楽しん で い た 。  現在 、 全国 に 多数 植え られ た ソメイヨシノ は 寿命 を 迎え つつ あり 、 病虫害 も 起き て いる 。 この ため 多く の 公園 など で 桜 の 植え 替え が 行わ れ て おり 、 これ により 開花 時期 が 大きく 異なっ て いる 。 例えば 、 三重 県 の とも や ま 公園 で は ソメイヨシノ の 他 に 河津 桜 、 吉野桜 など を 交互 に 植える など し て 桜 並木 の 延命 作業 を 行っ て いる 。  この ため 開花 時期 の 異なる 木 が 混在 する など 、 僅か ながら 花見 の 時期 も 異なり 始め て いる 。  日本 統治 時代 が ある 台湾 や 韓国 で も 花見 を する 習慣 が ある 。 沖縄 県 より 南 に 位置 する 台湾 で は 1 月 下旬 から 4 月頃 まで 様々 な 品種 の サクラ が 咲き 、 特に 旧 正月 明け から 陽明 山 や 阿 里山 といった 名所 に 多数 の 花見 客 が 押し寄せる 。 新潟 県 と ほぼ 同 緯度 に ある 韓国 の ソウル で は 、 4 月 初旬 頃 から 桜 が 咲き 始める 。 漢江 沿い の 1600 本 以上 の ソメイヨシノ の 桜 並木 周辺 で は 「 永 登 浦   汝 矣島   春 の 花祭り 」 が 開催 さ れ 、 数 百 万 人 が 訪れる と いう 。  中国 で は 日本人 が 直接 植え たり 贈っ たり し た サクラ が ある 大連 市 旅順 口 区 （ 龍王 塘桜花 園 、 203 高地 ） 、 武漢 市 （ 東湖 桜 花園 、 武漢 大学 ） など が 有名 で ある 。  個人 ・ 企業 ・ 各種 団体 の 民間 国際 交流 、 あるいは 姉妹 都市 交流 を通じて 、 日本 庭園 が 造ら れ たり 、 街路 樹 として 桜 並木 が 造ら れ たり 、 公園 内 に 桜 並木 が 造ら れ たり し 、 花見 および 日本 文化 祭 が 始まる 例 も 見 られる 。 アメリカ合衆国 の 首都 ワシントン D . C . の ポトマック 河畔 に は 、 1912 年 に 東京 市 から 寄贈 さ れ た 桜 が 植え られ て おり 、 全米 桜 祭り が 毎年 行わ れ て いる 。 同 祭 で は パレード や ステージ ショー も 開催 さ れ 、 アメリカ 最大 の 日本 文化 祭 と なっ て いる 。 ニューヨーク の 園内 の サクラ の 遊歩道 も 第 一 次 世界 大戦 後 に 日本 から 贈ら れ 、 現在 は 桜 祭り が 開催 さ れ て いる 。 アメリカ で は 他 に 、 ジョージア 州 メイコン で は 多数 の 桜 が 植え られ て おり 、 「 世界 の 桜 の 都 」 を 自称 し て おり 、 「 国際 桜 祭り 」 が 開か れる 。 ハワイ 州 は 熱帯 な ので 大 規模 な 桜 並木 は なく 、 ハワイ 島 の ワイメア は 高地 に あり 桜 が 育っ て い て 、 「 ワイメア 桜 伝統 祭り 」 （ ） が 2 月 初旬 に 開か れる 。  札幌 より 緯度 が 高い 北欧 で も 、 フィンランド の 首都 ヘルシンキ の は 2007 年 に 造ら れ た ばかり だ が 、 既に 花見 と 日本 文化 祭 が 開催 さ れ て いる 。 スエーデン の ストックホルム の 王立 公園 （ ） に も 、 日本 から 寄贈 を 受け た 桜 が 多数 植え られ て い て 、 桜 祭り も 行わ れる 。 デンマーク ・ コペンハーゲン の 人魚 姫 の 像 が ある 埠頭 近く の ランゲリニエ 公園 （ ） の 噴水 池 の 両側 に は 、 広島 の アンデルセン が 寄贈 し た 二 列 の 桜 並木 が あり 、 ここ でも 桜 祭り が 行わ れる 。  ブラジル で は 日系 人 移民 が サクラ の 植樹 を する 例 が 見 られ 、 特に サンパウロ の カルモ 公園 に は 約 4000 本 の サクラ が ある 。 南半球 に ある 同市 で は 8 月 初旬 の 見頃 の 時期 に 合わせ て さくら 祭り が 開催 さ れ て おり 、 多く の 人々 が 集まる 。 なお 、 同じ 日本 文化 で ある 「 七夕 祭り 」 の 時期 で も ある ため 、 七夕 の 「 短冊 」 が 満開 の 桜 の 枝 に くくり つけ られる という 独特 の 風習 も 生まれ て いる 。  ショッピング モール の 飾り つけ の 1 つ として 花見 を モチーフ に する 場合 に は 、 日本 文化 を 象徴 する 様々 な アイテム を 混ぜ 込む 例 も 見 られる 。  イタリア の シチリア 島 に ある 世界 遺産 都市 アグリジェント で は 、 同じ サクラ 属 の 花 で ある アーモンド 花祭 （) が 開か れる 。 ポルトガル で も 各所 で アーモンド 花祭 （ Festa   da   Amendoeira   em   Flor ） が 開催 さ れる 。  以下 は 、 桜 や 花見 に 関連 し た 作品 で ある 。  その他 、 サクラ   ( 曖昧 さ 回避 ) も 参照 。鳥取砂丘 （ とっ とり さ きゅう ） は 、 鳥取 県 鳥取 市 の 日本海 海岸 に 広がる 広大 な 砂礫 地 で 、 代表 的 な 海岸 砂丘 。 山陰 海岸 国立 公園 の 特別 保護 地区 に 指定 さ れ て おり 、 南北 2 . 4 km ,   東西 16 km に 広がる 。 観光 可能 な 砂丘 として は 日本 最大 で 、 一般 に 立ち入れ ない 場所 も 含める と 青森 県 の 猿 ヶ 森 砂丘 に 次ぐ 規模 を 誇る 。 1955 年 （ 昭和 30 年 ） に 国 の 天然記念物 に 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） に 日本 の 地質 百 選 に 選定 さ れ 、 伯耆大山 と 並ん で 鳥取 県 の シンボル の 一つ と さ れ て いる 。  日本 三 大 砂丘 の 1 つ だ が 、 その他 の 2 つ について は 諸説 が ある 。  中国 山地 の 花崗岩 質 の 岩石 が 風化 し 、 千代川 によって 日本海 へ 流さ れ た あと 、 海岸 に 集まっ た もの が 砂丘 の 主 な 砂 と なっ て いる 。 海中 の 砂 を 海岸 に 向け て 流れ 寄せる 潮流 と 、 海岸 線 に 堆積 し た 砂 を 内陸 へ 吹き込む 卓越 風 の 働き で 形成 さ れ た 。  砂丘 は 千代川 の 東西 に 広がっ て いる が 、 通常 「 鳥取砂丘 」 と いう と 、 千代川 の 東側 の 545 ha の 「 浜坂 砂丘 」 を 指す 。 砂丘 によって 海 から 切り離さ れ て 出来 た 湖 で ある 多鯰ヶ池 が すぐ 南東 に ある 。  最大 高低 差 は 90 m に も なり 、 すり鉢 に 似 た 形 に 大きく 窪ん だ 「 すりばち 」 と 呼ば れる 地形 が 作ら れ て おり 、 特に 大きな すりばち （ 「 大 すりばち 」 など と 呼ば れる ） は 40 m の 高 さ に なる 。 すりばち の 斜面 に は 、 流れる よう に 砂 が 崩れ落ち た 形 が 簾 を 連想 さ せる 砂 簾 （ さ れ ん ） など の 模様 や 、 風速 5   -   6 m 程度 の 風 によって 形作ら れる 風紋 （ ふう もん ） と 呼ば れる 筋 状 の 模様 が 見 られる 。 地表 は 常に 乾燥 し て いる 訳 で は なく 、 すりばち の 最深 部 に は 「 オアシス 」 と 呼ば れる 地下 水 が 湧出 し て いる 場所 が あり 、 浅い 池 を 形作る 時期 も ある 。 2017 年 は 大雪 による 融雪 水 が 多く 、 馬の背 と 呼ば れる 砂丘 に 近い オアシス は 約 5430 平方 m 、 水深 1 . 4 m と 例年 より 大きく なっ た 。  鳥取砂丘 に は 、 3 本 の 砂丘 列 が 日本海 と ほぼ 平行 に 走っ て いる 。 天然記念物 に 指定 さ れる 前 まで は 、 陸 側 の 砂丘 列 から 数え て 、 第 一 、 第 二 、 第 三 砂丘 列 と 呼称 し て い た 。 現在 で は 逆 に 海 側 から 、 第 一 、 第 二 、 第 三 と し て いる 。 これ に は 、 砂 移動 の 減少 が 原因 で 陸 側 の 砂丘 列 が 消滅 し て しまっ た 場合 でも 呼称 に 都合 が 良い よう 、 という 理由 が ある 。  江戸 時代 に 入る と 、 人間 の 側 から 砂丘 に 手 を 加える よう に なっ て いく 。 1897 年 （ 明治 29 年 ） から 陸軍 歩兵 第 四 十 連隊 の 演習 地 として 利用 さ れ 、 第 二 次 世界 大戦 後 まで ほとんど 自然 の まま 放置 さ れ て い た 。 1927 年 （ 昭和 2 年 ） の 地元 新聞 （ 因 伯 時報 ） の アンケート 結果 に よれ ば 、 鳥取砂丘 は 鳥取 県 八景 に 洩れ て おり 10 位 に も 入っ て おら ず 、 不毛 の 厄介 者 として 扱わ れ て い た よう で ある 。 、 戦後 の ある 鳥取 市長 は 砂丘 について 「 木 も 生え ない よう な ところ は 鳥取 の 恥部 で ある 」 と 述べ て いる 。 戦後 の 食糧 不足 で 、 1953 年 （ 昭和 28 ） に 海岸 砂地 地帯 農業 振興 臨時 措置 法 が 制定 さ れ 、 全国 的 に 砂防 造林 が 本格 化 し 、 砂丘 開発 が 大 規模 に 行わ れる よう に なっ た 。  砂丘 近辺 の 民家 は 砂丘 から 飛ん で くる 砂 の 害 に 悩まさ れ て い た ため 、 防風 林 の 植林 が 行わ れ た が 、 これ が 観光 資源 かつ 貴重 な 自然 で ある 砂丘 の 規模 縮小 や 生態 系 の 変化 の 原因 と なっ た ため 、 防風 林 の 面積 を 減らし ながら 地元 住民 と の 共生 を 図っ て いる 。  もともと の 砂丘 の 規模 は 防風 林 の 植林 以前 より は 小さく 、 周辺 に は 樹木 が 多く 生え て い た が 、 タタラ 製鉄 の 燃料 の ため これら を 伐採 し た 結果 、 砂丘 が 人為 的 に 広がっ た という 経緯 が ある 。  2000 年代 以降 、 夏季 に は 猛暑 の 年 が 多く 、 その 影響 で 防風 林 の 立ち枯れ が 進ん で おり 、 砂丘 南側 の 道路 が 砂 で 埋まる など 、 砂丘 の 砂 の 飛散 に 悩まさ れる こと が 多く なっ て いる 。 鳥取 県 で は 対策 として クロマツ の 植林 に 乗り出し て いる ものの 、 成長 が 遅い ため 、 対策 が 追い付い て い ない 。  鳥取砂丘 の 周辺 に は 「 鳥取砂丘 こどもの国 」 など の 施設 が ある 。 観光 地 として の 鳥取砂丘 の 入り口 と さ れ て いる 場所 に は 、 レストハウス や 土産物 店 が 並ん で いる ほか 、 入口 近辺 で は 観光 の 一環 として ラクダ や 馬 が 飼育 さ れ て いる 。  近隣 の 小 ・ 中 ・ 高等 学校 の 遠足 の 場 や 、 広く ハング グライダー 、 パラグライダー など スカイ スポーツ の 場 として も 利用 さ れ て いる 。 また 砂丘 の 傾斜 を 利用 し 、 全日本 サンド ボー ド 選手権 大会 が 行わ れ て いる 。 夏 の 夜 に は 海岸 に イカ 釣り船 の 漁火 （ い さ り び ） が 見え 、 これ も 風物詩 と なっ て いる 。 鳥取砂丘 近隣 の 砂丘 畑 で 栽培 さ れる 白 ねぎ 、 らっきょう 、 長い も は 特産 品 で ある 。 また 、 テレビ ドラマ や テレビ CM など で 日本 国外 の 砂漠 を 想定 し た シーン の 撮影 で 費用 節約 の ため に 鳥取砂丘 が 使わ れる こと も ある 。  砂丘 独特 の 植物 ・ 動物 が 自生 ・ 生息 し て おり 研究 の 対象 と なっ て いる 。 指定 さ れ た 16 種類 の 砂丘 植物 として ハマゴウ や ネコノシタ 、 ハマベノギク 、 ハマ ヒルガオ など が 、 砂丘 に 生息 する 動物 として ハサミムシ や アリジゴク など が 挙げ られる 。 ただし 、 現在 で は 繁殖 し た 雑草 によって これら 砂丘 植物 の 生息 域 が 狭め られ て おり 、 景観 保護 や 生態 系 の 維持 を 目的 として 除草 作業 が 行わ れ て いる 。  鳥取砂丘 は 鳥取大学 所管 の 共同 利用 施設 で も あり 、 砂漠 の 緑地 化 研究 の 場 として 同 大学 農学部 など が 利用 し て いる 。 その 成果 は 中国 の 砂漠 の 緑地 化 作業 に も 生かさ れ て いる 。  砂丘 に 落書き が さ れる こと が ある 。 自然 公園 法 で は 許可なく 広告 物 を 掲示 する こと を 禁止 し て いる が 、 砂丘 の 落書き が 広告 物 に 当たる か どう か の 判断 は 難しかっ た 。 また 、 落書き も 後 を 絶た なかっ た ため 2009 年 （ 平成 21 年 ） 4 月 1 日 から 「 日本一 の 鳥取砂丘 を 守り 育てる 条例 」 が 施行 さ れ 、 これ によって 落書き が 5 万 円 以下 の 過料 の 対象 と なっ た が 、 条例 施行 後 も 落書き は 止ん で い ない 。  2011 年 （ 平成 23 年 ） 6 月 23 日 、 砂丘 の 西側 で 植物 の 観察 に 訪れ て い た 市内 の 住民 が 人 の 腕 の よう な もの を 見つけ 、 同年 6 月 30 日 、 砂丘 を 管理 する 鳥取 県 砂丘 事務所 を通じて 警察 に 通報 し た 。 警察 が 現場 付近 を 捜索 し た ところ 、 深 さ 30   cm から 40   cm の 砂 の 中 から 4 体 の 人骨 が 頭 を 西 に 向け 縦 1 列 に 並べ られ た 状態 で 発見 さ れ た 。 発見 現場 は 観光 客 が 訪れる 場所 より 西側 に およそ 1 . 5   km 離れ て おり 、 ふだん は 人 が あまり 訪れ ない 所 で ある 。  発見 さ れ た 人骨 は 鳥取大学 医学部 で 鑑定 さ れ 、 同年 8 月 2 日 、 鳥取 県警 は 江戸 時代 後期 から 明治 時代 初期 に 埋葬 さ れ た 30 代 から 40 代 の 男女 3 体 、 20 代 から 50 代 の 男性 1 体 と 見 られる 計 4 体 の 人骨 で ある と 鑑定 結果 を 発表 し た 。 死亡 原因 は 不明 。 事件 性 は なく 、 埋葬 さ れ た 理由 も 不明 。 海難 事故 で 埋葬 さ れ た 遺体 と 推定 さ れ た 。  鳥取 市内 の 医師 で 郷土 研究 家 の 森 納 は 、 明治 時代 の コレラ 患者 が 埋葬 さ れ た もの で は ない か と 推測 し て いる 。 鳥取 で は 1886 年 （ 明治 19 年 ） に コレラ が 流行 し 、 県 西部 を 中心 に 多数 の 死者 を 出し た こと が 記録 さ れ て いる 。  砂丘 近隣 に 有島 武郎 （ 浜坂 の 遠き 砂丘 の なか の し て さびしき われ を 見 出 で つる かも ） 、 枝野 登代 秋 （ 砂丘 を いくつ か 越え し が 波 音 の まぢか に きこえ て 海 まだ 見え ず ） 、 高浜 虚子 （ 秋風 や 浜坂 砂丘 少し ゆく ） 、 森川 暁 水 （ 月 荒き 砂丘 は 古 邑 う づむとや ） 、 与謝野 晶子 （ 砂丘 と は 浮かべる もの に あら ず し て 踏め ば 鳴る か な さびしき 音 に ） など の 歌碑 ・ 句碑 が 点在 する 。  北島 三郎 の 曲 「 港 春秋 」 の 歌碑 も ある 。 また 、 演歌 歌手 水森 かおり の 曲 「 鳥取砂丘 」 は 大 ヒット により 注目 を 集め 、 ご 当地 ソング の 走り と なっ た 。  いずれ も JR 鳥取 駅 から 。炭素 固定 （ たん そこ て い 、 ） と は 、 植物 や 一部 の 微生物 が 空気 中 から 取り込ん だ 二酸化炭素 （ ） を 炭素 化合 物 として 留め て おく 機能 の こと 。 この 機能 を 利用 し て 、 大気 中 の 二酸化炭素 を 削減 する こと が 考え られ て いる 。 同化 反応 の ひとつ 。 別名 、 炭酸 固定 、 二酸化炭素 固定 、 炭素 同化 、 炭酸 同化 など 。  炭素 固定 を 伴う 代謝 系 は 、 大まか に 分け て 以下 の よう に 分け られる 。  炭素 固定 に関して 生物 は 大きく 二つ に 分類 できる 。 それ は 炭素 を 固定 する 「 独立 栄養 生物 」 と 炭素 を 還元 する 「 従属 栄養 生物 」 で ある 。 「 独立 栄養 生物 」 と は 、 「 を 使い 光合成 を 用い て 有機 化合 物 を 作る 植物 や シアノバクテリア 類 （ 光合成 生物 ） 」 と 「 を 使い 光合成 で は なく 無機 物質 の 酸化 反応 を 用い て 有機 化合 物 を 作る 細菌 類 （ 化学 合成 無機 栄養 生物 ） 」 の こと を 指す 。 一方 、 「 従属 栄養 生物 」 と は 生命 活動 に 必要 な 炭素 を 得る ため に 有機 化合 物 を 利用 する 生物 の こと を 指す 。 独立 栄養 生物 以外 の 生物 は 大きく この 「 従属 栄養 生物 」 に 分類 さ れる 。  光合成 生物 や 化学 合成 無機 栄養 生物 で は カルビン - ベンソン 回路 （ 還元 的 ペントースリン 酸 回路 ） で の 固定 を 行っ て いる 。 ただ 、 ある 種 の 嫌気 性 細菌 で は 異なる 方法 で を 固定 し て い て 、 すべて の 生物 が カルビンベンソン 回路 を 利用 し て いる の で は ない こと も 知ら れ て いる 。 また 、 C 4 植物 や ベンケイソウ 型 有機 酸 代謝 ( CAM ) で は 、 最初 の 固定 は ホスホエノールピルビン 酸 カルボキシラーゼ と 呼ば れる 酵素 によって 行わ れる が 、 最終 的 な 産物 は カルビン - ベンソン 回路 から の もの で ある 。 カルビン - ベンソン 回路 に を 取 込む 酵素 は リブロース - 1 , 5 - 二 リン 酸 カルボキシラーゼ ／ オキシゲナーゼ （ Rubisco   ルビスコ ） で ある 。 リブロース - 1 , 5 - 二 リン 酸 と から 2 分子 の 3 - ホスホグリセリン 酸 （ C ３ 化合 物 ） を 生成 する 反応 を 触媒 し て いる 。 この 反応 に 光 エネルギー は 直接 に は 関与 し て い ない 。 光 エネルギー によって チラコイド 膜 で 生成 さ れ た ATP と NADPH は 、 3 - ホスホグリセリン 酸 の 還元 に 用い られる 。 還元 さ れ た 糖 から 種々 の 糖 が 生成 さ れ 、 再び リブロース - 1 , 5 - 二 リン 酸 と なり 、 と の 反応 に 使わ れる 。 同時に 、 この 一部 から デンプン （ 葉 緑 体 中 ） や ショ 糖 （ 細胞 質 中 ） が 合成 さ れ たり 、 細胞 質 に エネルギー を 供給 し て いる 。 Rubisco は 葉 に 含ま れる タンパク質 の 中 で 、 きわだっ て 多い こと でも 有名 で ある 。 葉 の 可溶性 タンパク質 の 30 ～ 50 % に も なる 。 それ は 、 この 酵素 の 反応 速度 が おそく 、 さらに に対する 親和 性 が 低い ため 、 葉 が 適当 な 光合成 速度 を たもつ ため に は 多量 の 酵素 を 持た なけれ ば なら ない から と 考え られ て いる 。 （ 東邦大学   生物 分子 科学 科   － 二酸化炭素 固定 － より ）野菜 の 一覧 （ やさい の いち らん ）トウモロコシ （ 玉蜀黍 、 学名   ） は 、 イネ 科 の 一年生植物 。 穀物 として 人間 の 食料 や 家畜 の 飼料 と なる ほか 、 デンプン （ コーンスターチ ） や 油 、 バイオエタノール の 原料 として も 重要 で 、 年間 世界 生産 量 は 2009 年 に 8 億 1700 万 トン に 達する 。 世界 三 大 穀物 の 一つ 。  日本語 で は 地方 により 様々 な 呼び名 が あり 、 トウキビ または トー キビ （ 唐黍 ） 、 ナンバ 、 トウミギ 、 など と 呼ぶ 地域 も ある （ 詳しく は 後述 ） 。  コーン   ()   と も いう 。 英語 圏 で は この 語 は 本来 穀物 全般 を 指し た が 、 現在 の 北米 ・ オーストラリア など の 多く の 国 で は 、 特に 断ら なけれ ば トウモロコシ を 指す 。 ただし 、 イギリス で は トウモロコシ を   メイズ （ ） と 呼び 、 穀物 全般 を 指し て   コーン （ ） と 呼ぶ の が 普通 で ある 。  イネ 科 の 一 年 草 で 、 イネ 科 として は 幅 の 広い 葉 を つける 。 一生 の うち に 付く 葉 の 数 や 背丈 は 品種 によって ほぼ 決まっ て おり 、 早生 品種 ほど 背丈 は 低く 葉 の 数 も 少ない 。  熱帯 起源 の ため 、 薄い 二酸化炭素 を 濃縮 する 為 の C 4 回 路 を もつ C 4 型 光合成 植物 で ある 。 多 日照 で やや 高温 の 環境 を 好む 。 大型 の 作物 で ある ため 、 育成 期間 中 を通して 10 アール あたり 350   -   500 トン の 水 を 必要 と する 。  発芽 から 3 ヶ月 程度 で 雄花 （ 雄 小 穂 ） と 雌花 （ 雌 小 穂 ） が 別々 に 生じる 。 雄 小 穂 は 茎 の 先端 から 葉 より 高く 伸び 出し 、 ススキ の 穂 の よう な 姿 に なる 。 雌 小 穂 は 分 枝 し ない 太い 軸 に 一 面 に つき 、 包 葉 に 包ま れ て 顔 を 出さ ず 、 絹糸 と 呼ば れる 長い 雌しべ だけ が 束 に なっ て 包 葉 の 先 から 顔 を 出す 。 トウモロコシ の ひ げ は この 雌しべ に あたる 。  花粉 は 風 媒 さ れ 、 受粉 する と 雌花 の 付け根 が 膨らみ 可 食 部 が 形成 さ れる 。 イネ 科 で は 珍しく 、 種子 （ 果実 ） が 熟す と 穎 の 中 から 顔 を 出す 。 種子 の 色 は 黄 ・ 白 ・ 赤 茶 ・ 紫 ・ 青 ・ 濃 青 など 。  旬 は 夏 で 、 日本 で は 6   -   9 月頃 に 出荷 さ れ 、 特に 7 月頃 に 多く 出回る 。  トウモロコシ は 長い 栽培 の 歴史 の 中 で 用途 に 合わせ た 種々 の 栽培 品種 が 開発 さ れ て いる 。 雑種 強 勢 （ 異なる 品種 同士 を 交配 する と 、 その 子供 の 生育 が 盛ん と なる 交配 の 組み合わせ ） を 利用 し た ハイブリッド 品種 が 1920 年 頃 から アメリカ で 開発 さ れ 、 以後 収量 が 飛躍 的 に 増加 し た 。 また 、 近年 で は 遺伝子 組 換え さ れ た 栽培 品種 も 広がり つつ ある 。  一般 に トウモロコシ の 分類 に 用い られる の は 、 粒 内 の デンプン の 構造 によって 種 を 決める 粒 質 区分 で ある 。 種 によって 用途 や 栽培 方法 に 違い が ある 。  以上 に 示さ れ て いる の は 色 や 食味 による 分類 で ある が 、 それら に 関わる 遺伝子 について は 多く が 特定 さ れ て いる 。 甘味 に 関わる 遺伝子 で は su 遺伝子 ・ se 遺伝子 ・ sh 2 遺伝子 など が 特に 重要 で 、 それら の 組み合わせ によって は スイート 種 ・ スーパースイート 種 ・ ウルトラスーパースイート 種 など の タイプ が ある 。 遺伝子 の 組み合わせ によって 、 糖 の 含有 量 や 糖 の 種類 （ 風味 ） の 違い が 生まれる 。 スイート 種 は 缶詰 など の 加工 用 で 、 青果 として 流通 する こと は ほとんど ない 。 青果 として は スーパースイート 種 や ウルトラスーパースイート 種 など で ある が ウルトラスーパースイート 種 で は 甘 すぎる と 感じる 人 も いる 。  現在 最も 支持 さ れ て いる の は テオシント 起源 説 で 、 遺伝子 解析 など の 結果 から 裏付け られ て いる 。 トリプサクム 属 を 起源 と する 説 は マイクロ サテライト 解析 の 結果 、 否定 さ れ て いる 。 また 、 テオシント と トウモロコシ の 分岐 年代 は 約 9200 年 前 と さ れ て いる 。  かつて 起源 を 争っ た 説 として は 、  紀元前 5000 年 ごろ まで に は 大 規模 に 栽培 さ れる よう に なり 、 南北 アメリカ大陸 の 主要 農産物 と なっ て い た （ ただし 、 キャッ サバ を 主食 と し た アマゾン を 除く ） 。 新大陸 において は アマランサス や キノア など の 雑穀 を 除く と 唯一 の 主 穀 たり うる 穀物 で あり 、 マヤ 文明 や アステカ 文明 において も トウモロコシ が 大 規模 に 栽培 さ れ 、 両 文明 の 根幹 を 成し て い た 。 南 アメリカ の アンデス山脈 地域 において は ジャガイモ を 中心 と し た 芋 類 が 主食 作物 として 枢要 を 占め て き た が 、 トウモロコシ も 重要 な 作物 で あり 、 特に 祭祀 や 饗宴 儀礼 に 用い られる 酒 （ チチャ ） の 原料 として 大量 消費 さ れ て き た 。 インカ 帝国 で は 階段 状 の 農地 を 建設 し トウモロコシ の 大量 栽培 を おこなっ て い た 。  起源 地 から メキシコ 高地 で 多様 化 し た 後   →   「 メキシコ 西部 ・ 北部   →   北米 南西 部   →   北米 東部   →   カナダ 」 或いは 「 メキシコ 南部 ・ 東部   →   グアテマラ   →   カリブ 諸島   →   南 アメリカ 低地   →   アンデス 高地 」 へ と 伝播 し た と 考え られ て いる 。  1492 年 、 クリストファー ・ コロンブス が アメリカ大陸 を 発見 し た 際 、 現地 の カリブ 人 が 栽培 し て い た トウモロコシ を 持ち帰っ た こと で ヨーロッパ に 伝わっ た 。 ほぼ 即座 に 栽培 が 始まり 、 1500 年 に は セビリア において 栽培 植物 として の 記録 が 残っ て いる 。 経緯 は 不明 だ が 最初 の 大 規模 栽培 は トルコ 帝国 から 始まり 、 「 トルコ 小麦 」 と 呼ば れ た 。 目新しい 植物 で ある トウモロコシ は 18 世紀 初頭 まで 十 分の 一 税 の 対象 と なっ て おら ず 、 粟 と 転換 する 形 で 急速 に 伝播 し た 。  16 世紀 半ば に は 地中海 沿岸 一帯 に 広がり 、 16 世紀 末 まで に は イギリス や 東 ヨーロッパ に も 広がっ て ヨーロッパ 全土 に 栽培 が 拡大 し た 。 ヨーロッパ において は 当初 は 貧困 層 の 食料 として 受け入れ られ 、 それ まで の 穀物 に 比べ て 圧倒的 に 高い 収穫 率 は 「 17 世紀 の 危機 」 を 迎え て 増大 し て い た 人口 圧力 を 緩和 する こと に なっ た 。 また 、 大 航海 時代 を 迎え た ヨーロッパ 諸国 の 貿易 船 によって この 穀物 は 世界中 に また たくま に 広がり 、 アフリカ 大陸 に は 16 世紀 に 、 アジア に も 16 世紀 はじめ に 、 そして アジア 東端 の 日本 に も 1579 年 に 到達 し て いる 。 この 伝播 は 急速 な もの で 、 1652 年 に アフリカ 南端 の ケープタウン に オランダ 東 インド 会社 が ケープ 植民 地 を 建設 し た 際 に は 、 すでに 現地 の コイ コイ 人 に は 陸路 北 から 伝播 し た トウモロコシ が 広まっ て い た 。  アフリカ において は 伝播 は し た ものの 、 19 世紀 に いたる まで は ソル ガム など 在来 の 作物 の 栽培 も 多かっ た 。 しかし 19 世紀 後半 以降 、 鉱山 労働 者 の 食料 など として トウモロコシ の 需要 が 増大 し 、 また 労働 者 たち は 出稼ぎ を 終え て 自ら の 村 に 戻っ て き た 後 も 慣れ親しん だ トウモロコシ の 味 を 好む よう に なっ た 。 さらに 、 トウモロコシ は ソル ガム より も 熟す の が 早い ため 、 従来 の 端境期 において も 収穫 する こと が でき た 。 この ため 、 特に 東 アフリカ や 南部 アフリカ において ソル ガム から トウモロコシ へ の 転換 が 進ん だ 。 しかし トウモロコシ は ソル ガム に 比べ て 高温 や 乾燥 に 弱かっ た ため 、 サヘル 地帯 など の 高温 乾燥 地帯 で は 旧来 の 雑穀 を 駆逐 する まで に は いたら なかっ た 。  一般 に は 前述 の クリストファー ・ コロンブス によって 旧 世 に 持ち帰ら れ 広まっ た と さ れ て いる が 、 コロンブス 以前 に 旧 世界 に 存在 し 12 世紀 の アフリカ 、 13 世紀 の イベリア 半島 （ スペイン ・ ポルトガル ） で 栽培 さ れ て い た と する 研究 が ある 。  古代 ポリネシア 人 が 太平洋 を 超え て アメリカ の 産物 や 技術 を アフリカ に 移動 さ せ て おり 、 その 中 に トウモロコシ も 含ま れ て い た という 説 も ある 。  日本 へ の 伝搬 は 3 つ の 経路 が ある が 、 もっとも 古い 経路 は 南西 経路 と 呼ば れる ヨーロッパ 人 から 伝え られ た 経路 で ある 。 いくつ か の 説 が ある が 、 ド・カンドル は 1573 年 から 1591 年 頃 （ 天正 年間 ） に ポルトガル 人 によって 熱帯 型 の フリント 種 が 長崎 に もたらさ れ た と し て いる 。 その後 、 阿蘇 山麓 や 四国 の 山中 、 富士 山麓 など 気候 や 水利 の 面 で 稲作 に 向か ない 地域 に 広がり 、 18 世紀 末 に は 蝦夷 地 の モロ ラン （ 現在 の 室蘭 市 ） に 至っ て いる 。  1868 年 頃 に 、 近代 の 育種 法 によって 作ら れ た アメリカ の 早生 の デント 種 、 フリント 種 が 北海道 に 導入 さ れ 、 開拓 使 によって 大 規模 な 畑作 が 始まっ た 。 トウモロコシ は 生食 、 飼料 として 定着 し 、 やがて 東北 、 関東 に 広がっ た 。 この 伝播 経路 を 北海道 経路 と 呼び 、 南西 経路 とともに 日本 へ の 主 な 伝播 経路 と なっ た 。  第 二 次 大戦 後 に 、 育苗 会社 や 農業 試験場 が 世界中 の 苗 を 取り寄せ て 作り出し た 交雑 品種 が 広く 導入 さ れる 事例 が 増え 、 こう いっ た 導入 経路 は 自在 経路 と 呼ば れ て いる 。 1950 年 に 開発 さ れ た 「 ゴールデン ・ クロス ・ バンタム 」 が 最初 の 例 と なっ た 。  トウモロコシ の 世界 全体 の 生産 量 は 、 2009 年 に 約 8 億 1700 万 t で 、 うち 米国 が 3 億 3000 万 t 以上 を 生産 し 、 4 割 程度 を 占め 世界 最大 の 生産 国 と なっ て いる 。 また アメリカ は 世界 最大 の 輸出 国 で も あり 、 シェア は 6 割 を 超える 。 この ため 、 アメリカ の 主要 生産 地帯 の 天候 により 世界 の 在庫 量 ・ 価格 が 左右 さ れる 。 先物 取引 の 対象 とも さ れ て いる 。 近年 で は 、 病虫害 に 強く なる よう に 遺伝子 組 換え を 行っ た 品種 が 広がっ て いる 。 トウモロコシ は 雑種 強 勢 で あり 、 これ を 利用 し た ハイブリッド 品種 の 開発 によって 収量 が 急増 し た が 、 一代 雑種 で ある ため 栽培 農家 は 収穫 から 翌年 用 の 種 を 準備 する こと が でき ず 、 種 は 種苗 会社 から 毎年 購入 し なけれ ば なら ない 。 これ によって 種苗 会社 は 毎年 巨大 な 収益 を 上げる こと が できる よう に なり 、 アグリ ビジネス が 巨大 化 し て いく きっかけ と なっ た 。  20 世紀 中頃 に なる と 、 品種 改良 さ れ た ハイブリッド 品種 による 収量 増加 は 先進 国 から 発展 途上 国 へ と 広がっ て いっ た 。 いわゆる 緑 の 革命 で ある 。 これ により トウモロコシ の 生産 は さらに 増加 し た が 、 新 品種 開発 は 飼料 用 トウモロコシ が 中心 で あり 、 穀物 として 使用 さ れる 主食 用 トウモロコシ において は さほど 進ま なかっ た 。 この ため 、 トウモロコシ を 主食 と する メキシコ や アフリカ 諸国 において は 、 トウモロコシ の 生産 性 は さほど 向上 し て い ない 。 21 世紀 において は 、 収量 の 向上 とともに 後進 国 住民 に 蔓延 する ビタミン A 不足 に 対応 する ため の ハイブリッド 品種 が 開発 さ れ 、 ナイジェリア など へ の 投入 が 試み られ て いる 。  日本 は トウモロコシ の ほとんど を 輸入 に 依存 し て いる 。 農水省 や 総務 、 財務省 など の 統計 上 の 分類 で は トウモロコシ と は 穀類 の こと で あり 、 その ほとんど は 飼料 として 、 一部 が 澱粉 や 油脂 原料 として 加工 さ れる もの で ある 。 その 量 は 年間 約 1600 万 t で 、 これ は 日本 の 米 の 年間 生産 量 の 約 2 倍 で ある 。 日本 は 世界 最大 の トウモロコシ 輸入 国 で あり 、 その 輸入 量 の 9 割 を アメリカ に 依存 し て いる 。  また 、 日本 国内 で 消費 さ れる 75 % は 家畜 の 飼料 用 として 使用 さ れ て いる 。 飼料 用 として は 「 青 刈り とうもろこし 」 が 国内 の 酪農 家 など で 生産 さ れ て おり 、 年間 450   -   500 万 t 程 の 収量 が ある が 、 その ほとんど は 自家 消費 さ れ 「 流通 」 し て い ない ので 統計 上 自給 率 は 0 . 0 % と なる 。 一方 未 成熟 状態 で 収穫 する 甘味 種 で 一般 的 に 小売 さ れ 家庭 や 飲食 店 で 消費 さ れる もの は 統計 上 「 スイートコーン 」 と 呼び 、 野菜 類 に 分類 さ れる 。 年間 国内 生産 量 25   -   30 万 t に対し 輸入 量 は 2000 t 前後 で 推移 し て おり 、 こちら の 自給 率 は 99 . 9   -   100 % と なる 。 平成 22 年度 の スイートコーン 国内 総 生産 量 は 234700 t で あり 、 都道府県 別 に みる と 最も 生産 が 多かっ た の は 北海道 で 107000 t に のぼり 、 国内 総 生産 量 の 約 40 % を 占め て いる 。 次いで 生産 量 が 多い の は 千葉 県 の 16900 t 、 茨城 県 の 14500 t 、 群馬 県 の 10400 t 、 長野 県 の 9400 t の 順 と なっ て いる 。  国内 で 生産 さ れ て いる もの は 、 缶詰め や そのまま 食用 に さ れる もの が ある 。 遺伝子 組 換え トウモロコシ は 、 スーパー など で 一般 的 に 市販 さ れ て いる 食品 に 含ま れる 、 植物 性 油脂 、 異性 化 液 糖 、 アルコール 、 香料 、 デンプン 、 果糖 など の 原料 として 日本 国内 で 流通 し て いる 。 （ 表示 義務 は ない ）  2007 年度 の トウモロコシ の 世界 消費 は 、 家畜 の 飼料 用 が 64 % で 最も 多く 、 ついで コーンスターチ 製造 など に 用い られる 工業 用 が 32 % を 占め 、 直接 の 食用 は わずか 4 % に すぎ ない 。 トウモロコシ の 直接 食用 として の 消費 量 は 、 上 図 の よう に 国 によって 大きく 偏り が ある 。 アメリカ や 中国 の よう に 、 大 生産 国 で あり ながら あまり 食用 に 用い ない 国 も 多い 。 最も 食用 として の 消費 が 大きい の は 、 トウモロコシ から 作る トルティーヤ を 常食 と する メキシコ や 、 パップ 、 サザ や ウガリ といった トウモロコシ 粉 から 作る 食品 を 主食 と する アフリカ 東部 から 南部 にかけて の 地域 で ある （ 右 図 参照 ） 。  なお 、 上記 の よう に 主食 用 トウモロコシ と 飼料 用 ・ 工業 用 トウモロコシ と は 品種 が 違う ため 、 飼料 用 トウモロコシ の 消費 を 減らし て 主食 用 に 転用 する こと は 一概に 可能 と も 言え ない 。 （ 主食 用 を 飼料 用 や 工業 用 に 転用 する こと は できる ） 。 かつて ケニア で 大 旱魃 が 起き た 際 、 アメリカ合衆国 が トウモロコシ 粉 の 食料 援助 を 行っ た が 、 その 粉 が ケニア で ウガリ など に する 食用 の 白 トウモロコシ で は なく 、 ケニア で は 食用 に 用い ない 黄色 トウモロコシ で あっ た ため 、 ケニア 政府 が 援助 を アメリカ に 突き返し た こと も あっ た 。  近年 、 最大 の 生産 国 で ある アメリカ において トウモロコシ を 原料 と する バイオマスエタノール の 需要 が 急速 に 増大 し 、 エタノール 用 の トウモロコシ 需要 は 1998 年 の 1300 万 t から 2007 年 に は 8100 万 t に まで 急 拡大 し た 。 これ により トウモロコシ の 需要 は 拡大 し た が 、 一方 で 生産 が それ に 追いつか ず 、 これ まで の 食用 ・ 飼料 用 の 需要 と 食い合う 形 と なっ た ため に 価格 が 急騰 し 、 2007 年 - 2008 年 の 世界 食料 価格 危機 を 引き起こし た 原因 の ひとつ と なっ た という 説 も ある 。  実際 の 栄養 価 は 、 栽培 条件 、 生育 環境 、 収穫 時期 、 品種 など で 異なる ため 記載 さ れ て いる 値 は 代表 値 で ある 。  トウモロコシ の 栽培 化 が 行わ れ た メソアメリカ で は 、 トウモロコシ は 古来 重要 な 主食 作物 で あっ た 。 乾燥 し た 種子 は 石灰 を 加え た 水 で 煮 て アルカリ 処理 し て から すり潰し 、 マサ という 一種 の パン生地 に 加工 し て 、 各種 の 調理 に 用い られ た 。 代表 的 な もの が 、 薄く 延ばし て 焼い た メキシコ の トルティーヤ で ある 。 この アルカリ 処理 は 、 現在 で は ニシュタマリゼーション と 呼ば れ て いる 。 南米 の アンデス 地域 で は 、 アルカリ 処理 せ ず に 粒 の まま 煮 て 食べる こと が 多い が 、 この 地域 で の 主食 作物 は ジャガイモ など の 各 種芋 類 が より 重要 で 、 トウモロコシ は 先述 し た よう な 煮 て 食べる 以外 に 、 発芽 さ せ た もの を 煮 て 糖化 さ せ 、 さらに 発酵 さ せ て チチャ という 酒 に する こと が 多い 。  古く から 小麦 、 雑穀 など を 製粉 し て 利用 し て き た ヨーロッパ や アジア 、 アフリカ など に トウモロコシ が 導入 さ れる と 、 やはり 製粉 し て 調理 さ れる よう に なっ た 。 米国 の コーンブレッド の よう に 水 で こね て 焼く もの 、 イタリア の ポレンタ や 東欧 の ママ リガ 、 東 アフリカ の ウガリ や ンシマ など の よう に 煮立っ た 湯 の 中 に 入れ て 煮 ながら こね あげ 、 粥 や 固形 状 に する もの 、 中国 の ウォートウ （ 窩頭 ） の よう に 蒸し パン 状 に する もの など が ある 。  現代 の 日本 で は こうした 主食 として の 利用 は あまり なじみ が ない が 、 高度 経済 成長 以前 に は 、 山梨 県 の 富士 北 麓 地方 など 米 の 収穫 量 の 少ない 寒冷 地 や 山間 地 で は 、 硬 粒 種 の トウモロコシ の 完熟 粒 を 粒 の まま 、 あるいは 粗 挽き に し た もの を 煮 て 粥 に し たり 、 石臼 で 製粉 し て 利用 し て い た 地域 も 少なく なかっ た 。  未熟 な 穂 は 、 焼い たり 茹で たり する こと で 野菜 として 利用 さ れる 。 こうした 用途 に は 甘味 種 が 供 さ れる こと が 多い 。 野菜 として 少々 特殊 な もの に ベビー コーン （ ヤング コーン ） が ある 。 これ は 生食 用 甘味 種 の 2 番目 雌 穂 を 若 どり し て 茹で た もの で 、 サラダ や 煮込み 料理 など に 用い られる 。 さらに 特殊 な もの として 、 メキシコ で は クロボキン 類 の 一 種 で ある トウモロコシ 黒穂 病菌 （ ） に 感染 し た 穂 を 「 ウイトラコチェ （ Huitlacoche ） 」 と 呼ん で 食用 と し 、 高級 食材 と なっ て いる 。  その ほか 、 食材 として の 利用 は 多岐 にわたり 、 コーン スープ （ 西洋 料理 の コーン ポタージュ ・ 中華 料理 の 玉 米 羹 ・ 粟 米 羹 ） 、 バター コーン 、 ポップコーン 、   コーン フレーク など に する 。 また コーン パフ として スナック菓子 の 原料 として も 多く 用い られ て いる 。 南アフリカ を 中心 と し た 南部 アフリカ で は トウモロコシ の 粉 を 乾燥 さ せ た を 、 水 や 湯 で 溶かし て から 、 煮 た という 白い マッシュポテト の よう な 、 餅 と 粥 の 間 の 食 感 の もの が 主として 黒人 層 で の 主食 で ある 。 パップ は トウモロコシ の 成分 が 濃縮 し て おり 、 7 割 以上 が 糖 質 の ため 、 これら の 地域 の 肥満 の 原因 の 一つ で も ある 。 若干 発酵 さ せ た もの は サワーパップ と 呼ば れる 。  ビール や ウイスキー （ 主 に グレーン ・ ウイスキー や バー ボン 、 アメリカン ・ ウイスキー 、 テネシー ・ ウイスキー ） など 、 アルコール 飲料 の 原料 と も なる 。  韓国 で は 、 一般 的 に コーン 茶 が 飲ま れ て いる 。  日本 で の 生食 について は 近年 に 至る まで 、 非常 に 新鮮 な 場合 に 稀 に 食べる こと が できる という 状況 で あっ て 、 それ も 人 が 食べ て 大変 おいしい と さ れる 味 を 出す に 至る 品種 は なかっ た 。 しかし 、 1990 年代 後半 に 現れ た パイオニアエコサイエンス の 味 来 （ み らい ） は 糖度 が 当時 の 平均 的 な メロン と 同じ 12 度 と 同等 か それ 以上 に なる 品種 も ある 。  トウモロコシ の 種実 に は 、 体内 で 合成 でき ない 必須 アミノ酸 の ひとつ トリプトファン が 少ない 。 その ため 、 古来 より トウモロコシ を 主食 と する 地域 の 南 アメリカ 、 米国 南部 、 ヨーロッパ の 山間 地 、 アフリカ の 一部 など で は 、 トリプトファン から 体内 で 合成 さ れる ビタミン B 群 の ひとつ ナイアシン の 欠乏症 で ある ペラグラ （ 、 俗 に イタリア 癩病 ） に かかり やすく 、 現在 でも これ が 続い て いる 地域 が ある 。 メソアメリカ で は 、 古来 より 前述 の アルカリ 処理 を 行う こと で 欠乏症 を 防い で い た と さ れる 。  トウモロコシ の 実は 、 人間 の 食用 として の 他 、 畜産 業 で の 飼料 として 大量 に 消費 さ れ て いる 。 その ほか 、 デンプン （ コーンスターチ ） や 、 サラダオイル など に 用い られる コーン 油 の 供給 源 として も 利用 さ れ て いる 。 2007 年度 に は 、 家畜 の 飼料 用 が 世界 総 消費 の 64 %、 コーンスターチ 製造 や コーン 油 など に 用い られる 工業 用 が 32 % を 占め た 。 また 、 鯉 や 黒鯛 等 を 釣る 釣り 餌 として の 需要 も ある 。  トウモロコシ から は 効率 よく 純度 の 高い デンプン が 得 られる ため 、 工業 作物 として も 重要 な 位置 を 占める 。 胚乳 から 得 られる デンプン は 製紙 や 糊 など に 使用 さ れる 他 、 発酵 によって 糖 や エタノール など 、 様々 な 化学 物質 へ 転化 さ れ て いる 。 こうして 作ら れる コーン シロップ は 甘味 料 として 重要 で ある 。 近年 で は 環境 問題 や 持続 的 社会 へ の 関心 から 、 生 分解 性 プラスチック で ある ポリ 乳酸 や 、 バイオマスエタノール として 自動車 燃料 など へ の 用途 も 広がり つつ ある 。  また 、 アメリカ合衆国 で は 、 飼料 用 の トウモロコシ の 実 を 燃料 に する 暖房 用 ペレットストーブ が 、 と 呼ば れ て 製造 販売 さ れ て いる 。  特に アメリカ で は 、 バイオマスエタノール の 原料 として 注目 さ れ て 価格 が 急騰 し 、 2008 年 に は アメリカ 国内 需要 の 3 割 を 占める よう に なり 、 大豆 から の 転作 も 進ん で いる が 、 大豆 や 小麦 に 比べ て 成長 に 水 を 消費 する ため 、 一部 の 地域 で 水 資源 の 不足 が 問題 に なり つつ ある 。 また 、 エタノール 相場 と トウモロコシ 相場 の ミス マッチ や 輸送 供給 の ため の インフラ の 不 整備 によって 起こる 採算 の 悪化 や 、 エタノール に 対応 する 機種 が 少ない こと など から バイオマスエタノール 用 の 需要 が 伸び悩み 、 供給 過剰 によって 生産 さ れ た エタノール の 価格 が ガソリン 価格 の 暴騰 に も かかわら ず 横ばい を 続け て いる など の 問題 も ある 。  実 を 取っ た あと の 軸 （ コブ ） は 、 合成 樹脂 材料 の フルフラール や フルフリルアルコール 、 甘味 料 の キシリトール など の 製造 原料 と なる 。 粉砕 し た 粉 は コブ ミール と 呼び 、 キノコ の 培地 、 建材 原料 、 研磨 材 など に も 利用 さ れ て いる 。  芯 が 柔らかく 円筒 形 に 加工 し やすい こと から 、 喫煙 具 （ コーン パイプ ） として 用い られる 。 第 二 次 世界 大戦 戦後 処理 で 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 総 司令 官 の 任 に つい た ダグラス ・ マッカーサー の 写真 で しばしば コーン パイプ を 手 に し た 姿 を 見る こと が できる 。 現在 の コーン パイプ は 、 1946 年 に 芯 を 使う こと を 目的 として 開発 さ れ た コーン パイプ 用 の 品種 を 材料 に し て 作ら れ て いる 。  イネ 科 の 植物 に 言える こと で ある が 、 トウモロコシ も 茎 や 葉 は 堆肥 の 材料 に 適し て いる 。 抜い た 後 放置 し 、 枯れ た もの を 裁断 し て 土 に すき 込み 、 肥料 として 利用 する こと も できる 。  種子 が 硬く 色彩 の 美しい もの は 包 葉 を 取り除く か バナナ 皮 の よう に 剥い て 乾燥 し 、 観賞 用 と する 。 取り除い た 包 葉 も 繊維 、 あるいは 布 の 代用 と さ れる こと が ある （ 包 葉 を 使っ た バスケット など ） 。  めし べ の 花 柱 （ ひ げ ） は 、 南蛮 毛 （ なんば ん もう 、 なん ばん げ ） という 生薬 で 利尿 作用 が ある 。 この 利尿 作用 は 、 南蛮 毛 に 含ま れる カリウム 塩 に よる 。 南蛮 毛 は 、 初版 の 日本 薬局方 に 収載 さ れ て い た 利尿 薬 「 酢酸 カリウム 」 の 代用 として 考え出さ れ た 。  日本語 で 標準 的 に 用い られ て いる 呼称 の 「 トウモロコシ 」 という 名称 は 、 トウ は 中国 の 国家 唐 に 、 モロコシ は 、 唐土 （ もろこし ） から 伝来 し た 植物 の 「 モロコシ 」 に 由来 する 。 関西 など の 方言 で いう 「 なんば 」 は 南蛮 黍 （ なんば ん き び ） の 略称 で あり 、 高麗 （ こう らい ） または 高麗 黍 と 呼ぶ 地域 も ある が 、 これら は いずれ も 外来 植物 で ある こと を 言い表し て いる 。 これ は ヨーロッパ において も 同じ 状況 で あり 、 フランス で は 「 トルコ コムギ 」 、 トスカーナ で は 「 シシリーコーン 」 、 シチリア （ シシリー ） で は 「 インディアン コーン 」 と 呼ば れる など 、 おおまか に 「 外国 の 穀物 」 という 意味 で 共通 する 各種 名称 で 呼ば れ て い た  『 日本 方言 大 辞典 』 に は 267 種 も の 呼び 方 が 載っ て おり 、 主 な 呼び 方 に は 下記 の もの が ある 。キク （ 菊 ） は 、 キク 科 キク 属 の 植物 。 ここ で は 、 狭義 の キク （ 家 菊 （ イエギク ） 、 栽培 菊 （ 栽培 ギク ） ） について 詳述 する 。 野菊 について は 「 野菊 」 を 参照 の こと 。  日本 で は 日本 で 観賞 用 多年草 植物 として 発展 し た 品種 群 を 和 菊 、 西 ヨーロッパ で 育種 さ れ て 生まれ た 品種 群 を 洋 菊 と 呼ぶ 。  イエギク （ 家 菊 、 学名   ） は 、 キク 科 キク 属 の 植物 。  秋 に 咲く 花 で ある が 、 短 日 性 植物 で 、 電 照 など を 用い た 作 型 の 分化 により 、 周 年 供給 さ れ て いる （ 電 照 菊 を 参照 ） 。 食用 に する 「 もってのほか 」 など の 品種 も ある （ 食用 菊 を 参照 ） 。 花言葉 は 「 高貴 」 で ある 。 観賞 園芸 的 に は 和 菊 、 生産 園芸 的 に は 洋 菊 が 中心 に 栽培 さ れ て いる 。 また 、 切花 として は 温室 で の 電 照 栽培 で 周 年 出荷 さ れ て いる 。 バラ 、 カーネーション とともに 生産 高 の 多い 花卉 と なっ て いる 。  日本 において は 、 菊 は 元々 は 外来 種 で あり 薬草 や 観賞 用 植物 として 中国 から 伝来 し 、 平安 時代 に 用い られ 始め て 宮中 で は 菊の節句 と も 呼ば れる 重陽 の 節句 （ 旧暦 9 月 9 日 ） が 明治 時代 まで 行わ れ 、 現在 でも 皇室 園遊会 （ 観菊 御 宴 ） として 行わ れ て いる 。 日本 で 菊 の 栽培 が 盛ん に なっ た の は 、 栽培 の プロセス が 冬 に 芽 を とり 、 春 に 植え 、 夏 に 成長 さ せ 、 秋 に 観賞 する といった 具合 で 、 イネ の 栽培 と 類似 し て いる こと が 影響 し て いる と の 説 も ある 。 現在 で は 各地 に 愛好 会 が できる 一方 で 、 秋 に は 、 それら が 主催 の 品評 会 が 開か れ て いる 。  物品 へ の 意匠 として 用い られる こと も 多く 、 後鳥羽上皇 が 身の回り の もの に 施し た こと により 天皇 および 皇室 の 紋 と なっ た と いわ れ 、 鎌倉 時代 に は 蒔絵 や 衣装 の 文様 として 流行 し た 。 日本 の 南北 朝 時代 以降 に は 天皇 より 下賜 さ れる こと により 公家 や 武家 の 間 で 家紋 として 使用 さ れる よう に なっ た "（ 詳細 は 「 菊花 紋章 」 を 参照 の こと ） "。 江戸 時代 に は 品種 改良 が 行わ れ た 。  世界 的 に は 、 フランス 、 ポーランド 、 クロアチア 等 の 一部 の ヨーロッパ 諸国 において 白菊 が 墓参 に 用い られ 、 中国 、 韓国 で も 葬儀 の 際 に 菊 が 用い られる こと が 多い 。 日本 で も 古く から 仏 花 や 献花 として 菊 が 使用 さ れ て き た （ なお 、 慣習 として 故人 へ の 供花 と さ れ 、 病室 へ の 見舞い の 花 として は 忌避 さ れる ） 。  キク の 花弁 が 放射線状 に 並ん だ 形状 に 由来 する 慣習 的 な 呼び名 が あり 、 アンモナイト の 化石 の こと を 「 菊 石 」 と いっ たり 、 また 陶芸 や そば 打ち で の 材料 の 練り 方 に 「 菊 練り 」 が ある 。  中国 で 菊 は 古く から 文献 に 現われる が 、 これら は 自生 種 の ハイシマカンギク など を 指す と 考え られる 。 栽培 キク は チョウセンノギク と ハイシマカンギク の 雑種 として 5 、 6 世紀 頃 に 現れ た らしく 、 唐 代 に 入っ て 盛ん に 栽培 ・ 観賞 さ れ た 。 宋 代 に は 劉 蒙 が 『 菊 譜 』 を 出版 し 、 多数 の 園芸 品種 が 育成 さ れ て い た こと が 知ら れる 。  日本 に は 多く の 野菊 （ 下記 参照 ） が 自生 する が 、 家 菊 ・ 栽培 菊 は 日本 に なかっ た 。 『 万葉集 』 に は 157 種 の 植物 が 登場 する が 、 菊 を 詠ん だ 歌 は 一 首 も なく 、 飛鳥 時代 ・ 奈良 時代 の 日本 に 菊 が なかっ た こと を 暗示 する 。 中国 から 奈良 時代 末 か 平安 時代 初め に 導入 さ れ た と 推定 さ れる 。 平安 時代 に 入り 、 『 古今 和歌集 』 あたり から 盛ん に 歌 に も 詠ま れる よう に なっ た 。  春 の サクラ に対して 日本 の 秋 を 象徴 する 花 と なる が 、 それ が 決定的 に なっ た の は 、 鎌倉 時代 の 初め 後鳥羽上皇 が 菊 の 花 の 意匠 を 好み 、 「 菊 紋 」 を 皇室 の 家紋 と し た 頃 から で ある 。 また 、 九州 の 豪族 菊池 氏 （ 平安 時代 に 藤原 から 改名 ） も 家紋 に 「 菊花 」 もしくは 「 菊 葉 」 を 使用 し て いる 。  育種 が 一気に 展開 し た の は 江戸 時代 から 、 特に 元禄 期 （ 17 世紀 末 ） 以降 で ある 。 正徳 頃 から は 「 菊 合わせ 」 と 呼ば れる 新 花 の 品評 が しばしば 行わ れ た 。 江戸 、 伊勢 、 京都 、 熊本 など で それぞれ 独自 の 品種 群 、 系統 が 生じ た 。 「 三 段 仕立て 」 など の 仕立て の 様式 や その 丹精 の 仕方 など も 発達 し 、 菊 花壇 、 菊 人形 など 様々 に 仕立て られ た 菊 が 観賞 さ れ た 。 これら は 江戸 時代 から 明治 、 大正 時代 にかけて 日本 独自 の 発展 を し た 、 現在 で は 「 古典 菊 」 と 呼ば れ て いる 。 全般 に 花 型 の 変化 が 極めて 顕著 で ある の が 特徴 で 、 その 中 で も 「 江戸 菊 」 は 咲き 初め から 咲き 終り まで の 間 に 、 花弁 が 様々 に 動い て 形 を 変化 し て いく 様 を 観賞 する 。 この よう に 発展 し た 日本 の 菊 は 幕末 に は 本家 の 中国 に 逆 輸入 さ れ 、 中国 の 菊 事情 を 一変 さ せ た 。 明治 時代 に なる と 、 花 型 の 変化 より も 大輪 を 求める 傾向 が 強まり 、 次第に 「 大菊 」 が 盛ん に なっ た 。 花 型 として は 厚 物 、 管 物 、 大掴み 、 一文字 など に 収束 し 、 花 の 直径 が 30 センチメートル に 達する 品種 も 現れ た 。 この 傾向 は 菊 を 日本 の 象徴 として 見る 思想 と 関係 し て いる と 思わ れ 、 戦後 に まで 続い て いる 。  ヨーロッパ へ は 1789 年 に 中国 から キク が もたらさ れ た が なかなか 人気 が 出 なかっ た 。 1860 年 に 幕末 の 日本 を 訪れ た イギリス 人 の ロバート ・ フォーチュン が 、 翌 1861 年 に 様々 な 品種 を 本国 に 送っ た こと で 、 流行 に 火 が 付い た 。 以後 イギリス を 中心 に ヨーロッパ で も 菊 の 育種 が 盛ん に なっ た 。 この よう に 、 日本 美術 が 西欧 美術 に 多大 な 影響 を 与え た の と 同じく 、 菊 を はじめ と する 日本 の 園芸 植物 も また 西欧 の 園芸 育種 に 大きな 影響 を 与え た と 言わ れ て いる 。 その後 西欧 で は 切り花 用 や 修 景 用 など 生産 園芸 分野 で の 育種 が 進み 、 スプレーギク など が 生まれ て いる 。  花 の 直径 は 20 センチメートル 前後 。 一枝 に対し 一 輪 だけ 残し て 周り の つぼみ を 摘蕾 する 。  「 三 本 仕立て 」 、 「 ダルマ づくり 」 「 福助 づくり 」 など に し て 楽しむ 。  「 仏 花 」 など に 使用 さ れる 一般 的 な 実用 花 や 、 洋 菊 （ ポットマム ） など が 含ま れる 。 ほか 、 江戸 時代 から 続く 「 古典 菊 」 も この 区分 に 入れ られる 。  花 の 直径 が 1 センチメートル から 3 センチメートル 。 つぼみ は 摘蕾 （ て きらい ） し ない 。 「 懸崖 仕立て 」 や 「 菊 人形 」 など に する 。  花 の 直径 が 6 センチメートル から 3 センチメートル くらい 。 つぼみ は 摘蕾 （ て きらい ） し ない 。 ハウス 栽培 切り花 として 生産 さ れ 、 「 仏 花 」 など の 用途 で 周 年 供給 さ れる 。 スプレイー （ Spray ） と は 先 が 分かれ た 枝 と の 意味 で 、 小枝 の 先 に 多数 の 花 を 付ける 。  いわゆる 西洋 キク で 、 鉢植え で 秋 頃 に 出回る 。 「 矮化剤 」 で 成長 が 抑制 さ れ 、 背丈 が そろえ られ て いる 。  普及 し た の は 1950 年代 に アメリカ の ヨーダーブラザーズ によって 発売 さ れ 1968 年 に 日本 国内 で も 販売 開始 さ れ た 。 しかし 、 1970 年 後半 以降 より 販売 数 の 減少 さ れ た が 1990 年 頃 に 入っ て 新しい パテント が 普及 さ れ 麒麟麦酒 の 子会社 で キリンマム が 発売 さ れ 各 種苗 会社 で は 現在 も 需要 が 多い 。  山形 県内 各地 、 青森 県 八戸 市 など 東北 地方 、 新潟 県 の 中越 から 下越 など で 栽培 さ れ て いる 。  花 を 食用 に する もの で 、 刺身 の つま として 見かける こと も 多い 。 花びら のみ を 食用 と する 。 独特 の 甘み が あり 、 茹で て お 浸し に し たり 、 酢の物 や 胡桃 合え 、 天ぷら や 吸い物 に 用い られる 。 また 、 干し た 加工 品 「 のし 菊 」 が 作ら れる 。 旬 は 秋 。 主 な 品種 に 「 松波 」 「 安房 宮 」 、 桃 紫色 の 花 を 咲かせる 「 延命 楽 」 （ 通称 「 もってのほか 」 ） が ある 。  菊 に は 大菊 、 中 菊 、 小菊 の 3 つ の 区分 が ある が 、 仕立て に 使用 する の は 主 に 大 菊 で ある 。  もっとも 代表 的 な 仕立て 方 、  丸っこい 姿 から この 名 が つい た 。  ずっしり し た 姿 から この 名 が つい た 。  懸崖 用 の 小菊 を 、 前年 秋 の さし 芽 し た もの を 、 摘心 を 繰り返し 、 形 を 作る 。 かまぼこ 状 に 隙間 なく 花 を つける の に は 技術 が 必要 。 大きい もの から 60 センチメートル ほど の 小さな もの も ある 。  秋 に さ し 芽 を し た もの を ひたすら 摘心 し 、 一 鉢 で 直径 3 メートル から 4 メートル ほど の 半球 状 に 花 が 隙間 なく 、 かつ 規則正しく ならべ 咲かせる 。  日本 で 皇室 の 象徴 、 また しばしば 日本 そのもの の 象徴 と さ れる 。  キク 科 の 植物 は 被子植物 の なか で は 最も 繁栄 し て いる ものの 一つ で 、 世界中 に 2 万 種 以上 が 自生 し て いる 。 多く が 「 ○ ○ ギク 」 といった 名 を 持つ 。  日本 に は 350 種 ほど が 自生 し 帰化 植物 は 150 種 が ある 。 そのうち 、 単に 「 キク 」 、 「 野菊 」 と 呼ば れる もの は 、 以下 の もの が ある 。  など  「 高貴 」 「 高潔 」 「 高尚 」  赤 「 あなた を 愛し て い ます 」  白 「 誠実 」 「 真実 」  黄 「 わずか な 愛 」 「 破れ た 恋 」 「 長寿 と 幸福 」種子   （ し ゅし 、 〈 たね 〉 ）   と は 種子 植物 で 有性 生殖 によって 形成 さ れる 散布 体 で ある 。 一般 に は 、 単に 種 （ たね ） と 呼ば れる こと が 多い 。  種子 は 親 植物 の 組織 起源 の 種皮 （ し ゅひ ） という 皮 に 包ま れ 、 その 中 に は 受精卵 から 発育 し た 幼い 植物 体 、 すなわち 胚 が 入っ て いる 。 種子 は めし べ に ある 胚珠 から 発達 する 。 花 の つくり の 場合 は 、 子房 は 柱頭 の 下 など に 多い 。 被子植物 の 場合 、 種子 は 子房 に 包ま れ て い て 、 これ が 後に 果実 と なる 。 裸子植物 の 場合 は 、 めし べ の 表面 に 乗っ て いる 。  農業 上 繁殖 に 用い られる もの は 、 厳密 に は 種子 で なく とも 、 種もみ ・ 種芋 ・ 種馬 など と 呼ば れる 。  たとえば 、 豆 は さまざま な マメ 科 植物 の 種子 で ある 。 これ を 例 に 説明 する 。  この よう に 、 種子 の 中 に は 、 既に これから 発芽 する 苗 が 含ま れ て いる 。  カキ の 種子 で は 、 中 の 様子 が かなり 異なっ て いる 。 種子 を 半分 に 切る と 、 幼い 植物 体 は 種子 に 比べ て ずっと 小さく 、 種皮 の 中 に は 半 透明 の 固い もの が 詰まっ て いる 。 これ は 胚乳 と 呼ば れ 、 胚 嚢 （ はい のう ） の 中央 細胞 （ 2 つ の 極 核 を 含む ） と 花粉 管内 に 生じ た 精 細胞 の 1 つ が 受精 し た もの （ 核 として は 2 個 の 極 核 と 1 個 の 精 核 、 合計 3 つ の 核 が 受精 する ） に 由来 する 。 この よう な 種子 で は 、 胚乳 に 栄養 が 蓄え られ て いる 。 イネ や ムギ で は 幼 植物 は 種子 の 末端 部分 に あり 、 種子 本体 の 大 部分 を 胚乳 が 占める 。  基本 的 に 被子植物 の 種子 は 、 カキ の 例 の よう に 、 発生 の 出発 点 において 極 核 を 含む 中央 細胞 と 精 細胞 が 受精 し た 3 倍 体 核 に 由来 する 胚乳 を 生じる が 、 マメ 科 など 一部 の 植物 で は 二 次 的 に 胚乳 が 退化 し 、 かわり に 子葉 など に 発芽 の ため の 栄養分 を 蓄える 。 ほか に 、 ラン 科 （ エビネ の 種子 ） など 若干 の 植物 で 、 発芽 の ため の 蓄え を 持た ず 、 菌類 と の 共生 に 依存 する など し て 発芽 する 例 が ある 。 裸子植物 の 胚乳 は 1 倍 体 の 雌 性 配偶 体 自体 に 由来 し 、 シダ 植物 の 前 葉 体 と 相 同 の 器官 で 、 被子植物 の 胚乳 と は 異質 な 面 が ある 。  多く の 種子 は 、 幼 植物 が 発芽 する ため の 栄養分 を 子葉 か 胚乳 に 蓄え て いる ため 、 動物 から 見れ ば 魅力 的 な 食料 で ある 。 人間 の 食物 の 中 に も 種子 は さまざま に 用い られ 、 特に マメ 科 や イネ 科 の もの は 、 しばしば 主食 の 位置 を 占める 。 主食 に 使わ れる イネ 科 の 種子 を 穀物 と 呼ぶ 。 蓄え られる 栄養分 は 、 デンプン か 油脂 の 形 で ある 場合 が 多い 。  植物 に は 基本 的 に 移動 能力 が ない 。 ある 場所 で 種子 が 発芽 を すれ ば 、 そこ に 一生 とどまる の が 基本 で ある 。 従って 、 種子 が 好適 な 場所 に 到達 する 何らかの 手段 が なけれ ば なら ない 。 現に 親 植物 が 生息 し て いる 以上 、 親 の 根元 は 好 適地 で ある から 、 親 が 自分 の 根元 に 種子 を 落とす の は 一つ の 方法 だ が 、 それでは 親子 あるいは 子供 同士 で 無意味 な 競争 を せ ね ば なら ない 。 また 分布 拡大 の 意味 から も 、 種子 は ある程度 以上 、 遠く に 運ば れる 必要 が ある 。  実際 に は 、 種子 に も 移動 能力 は ない ので 、 種子 の 散布 は 何 か 外 の 力 に 頼ら ざる を 得 ない 。 その ため それぞれ の 植物 は 、 何 か に 頼っ て 種子 を 散布 する ため の 方法 を 発達 さ せ て き た 。  種子 は 、 内的 な 要因 で 発芽 が 阻害 さ れ て いる 状態 （ 休眠 状態 ） で は 好適 な 条件下 に 置い て も 発芽 し ない が 、 休眠 が 解除 さ れ た 状態 で は 、 好適 な 条件下 に 置か れる と 、 発芽 過程 が 始まる 。 呼吸 による エネルギー 生産 が 始まり 、 種子 の 中 に ある 幼い 植物 体 が 成長 を はじめ 、 種皮 を 破っ て 伸び 、 葉 を 地上 に 現す 。 これ を 発芽 と 言う 。  多く の 植物 で は 、 種子 の 中 の 植物 体 は 休眠 状態 に ある 。 ただし 、 休眠 に 入る 機構 、 休眠 が 維持 さ れる 機構 、 休眠 が 打破 さ れる 機構 は 複雑 で あり 、 解明 さ れ て い ない 部分 も 多い 。 一般 に 、 発芽 過程 を 開始 し て い ない （ 生命 活動 を 停止 し て いる ） 種子 は 、 長い 期間 にわたって 生き延び られる こと が 知ら れ て いる 。 ただし 、 生き延び られる 期間 は種 によって 様々 で あり 、 何 年 も 保た ない もの も あれ ば 、 数 十 年 に も わたっ て 発芽 力 を 維持 する もの も ある 。 長生き で 有名 な の は ハス で 、 日本 で は 弥生 時代 の 遺跡 から 発掘 さ れ た 種子 が 発芽 し た 例 が あり 、 「 大賀 ハス 」 として 知ら れ て いる *。  (*) 長い 間 地層 （ 日本 考古学 で は 「 土 層 」 ） 中 に 保存 さ れ て い た 数 千 年 前 の ハス が 発芽 し 、 いわゆる 古代 ハス と 呼ば れ て いる もの は 、 ハス の 種子 そのもの を 年代 測定 し た 例 は ない 。 これら は 同じ 層 位 や 上下 の 層 位 の 他 の 物質 （ 土壌 有機物 や 木片 など ） を 測定 し た もの から 推定 し た もの で ある 。 発芽 し た 種子 は 現 生 種子 の 混入 の 可能 性 を 排除 でき ず 、 根拠 として の 確実 さ は 乏しい 。 種子 を 直接 測定 し た 例 で は 、 今 の ところ 500 年 程度 の 寿命 が ある こと が 分かっ て いる 。  種子 は 、 好適 な 条件下 で 発芽 する が 、 野生 種 の 場合 、 種子 の 集団 が 一斉 に 発芽 する わけ で は なく 、 発芽 せ ず に 残る もの が ある と いう 。 これ は 、 発芽 の 条件 が 整っ て も 、 成長 の 過程 で 条件 が 悪化 すれ ば 枯れる ので 、 全 種子 が 死滅 する 危険 を 回避 する ため の 適応 で ある と 言わ れる 。 栽培 植物 の 場合 、 発芽 や 収穫 の 効率 を 上げる ため 、 休眠 性 を 失い 、 好適 な 条件下 で 一斉 に 発芽 する よう に 品種 改良 さ れ て いる 。  どの 様 な 条件 で 、 休眠 が 解除 さ れ 発芽 が 始まる か は 、 その 種 の 性質 により さまざま で ある 。  種子 を 形成 し た 最初 の 植物 は 古生代 末期 の シダ 種子 植物 と さ れ て いる 。   化石 として 葉 身 表面 に 種子 を 並べ た よう な シダ 植物 的 な もの が 発見 さ れ て おり 、 この 仲間 で は 杯 状 の 種皮 の 中 に 、 雌 性 前 葉 体 が 閉じこめ られ て いる 。  普通 の シダ 植物 は 、 葉 の 上 に 胞子 を 形成 し 、 放出 さ れ た 胞子 は 湿っ た 地面 で 発芽 し て 前 葉 体 と なる 。 前 葉 体 の 下面 に 造 精 器 、 造 卵 器 を 形成 、 受精 が 起こる 。 受精卵 は 前 葉 体 の 上 で 発生 を 始め 、 植物 体 が 成長 する 。  進化 の 道筋 として は 、 恐らく その よう な 形 から 、 精子 のみ を 作る 雄 性 前 葉 体 と 卵 のみ を 作る 雌 性 前 葉 体 が 分かれる もの が 現れ た と 考え られる 。 現在 でも 水生 シダ 類 など に その よう な もの が あり 、 雌 性 配偶 子 に なる 大 胞子 と 雄 性 配偶 子 に なる 小 胞子 を 別々 の 胞子 のう の 中 に 作る 。  更に 、 大 胞子 が 胞子 の う から 出る 前 に 発生 を 始める もの が 現れ 、 それ を 保護 する ため の 覆い が 発達 し た の が 種子 の 起源 で ある と 考え られる 。 この よう な こと に なっ た の は 、 陸上 生活 する 維管束 植物 の 生活 史 の 中 で 、 前 葉 体 の 時代 が 最も 水 に 依存 する から と 推定 さ れる 。 精子 が 卵 の 所 まで 泳が なけれ ば なら ない 。 その ため に は 水 が 必要 に なり 、 水 が なけれ ば この 段階 を 超え られ ない 。 そこで 、 この 段階 を 母 植物 の 上 で 過ごし て しまう 方向 へ 進化 が 進ん だ の で あろ う 。 精子 を 作る 小 胞子 は 、 種子 の そば で 発芽 し そこ で 精子 を 作れ ば 、 母 植物 の 葉 先 の 水滴 だけ で 受精 が 可能 に なる 。  種子 の 皮 で ある 種皮 は 、 胞子 の うの 袋 と それ を 守る 皮 から でき て いる 。 未 発達 の 種子 を 胚珠 と 呼ぶ 。  受精 し た 卵 は 母 植物 から 栄養 を もらっ て その 場 で 発生 を はじめ 、 小さな 植物 体 に まで 発達 し て 休眠 状態 と なる 。 そして 種子 が 放出 さ れ 、 好適 な 場所 に 落ちる まで を 待つ こと に なる 。  現 生 の 裸子植物 で は 、 大 胞子 のう を つける 胞子 葉 は ごく 簡単 な 形 の もの が 多く 、 ソテツ の 雌花 に 少し だけ 葉 の 形 の 面影 が 見 られる 。 それ 以外 の もの で は 鱗片 状 の 形 で 、 それ が 軸 の 周り に 密 に 折り重なり 、 いわゆる 松ぼっくり の 形 に なっ て いる 。 鱗片 1 枚 を 取り出す と 、 その 上 に 左右 1 つ ずつ の 胚珠 が 並ん で いる 。  さらに 、 胚珠 を 胞子 葉 が 包む よう に なっ た の が 被子植物 で ある 。 胚珠 は 子房 という 袋 状 の 部分 に おさまり 、 小 胞子 （ 花粉 ） は 胞子 葉 （ めし べ ） の 特定 の 部分 （ 柱頭 ） に 付着 し て 、 胚珠 まで 花粉 管 を 伸ばす こと に なっ た 。球根 （ きゅう こん ） と は 、 宿根草 の うち 、 根 、 茎 、 葉 の 一部 に 養分 が たまっ て ふくらん だ 貯蔵 器官 の こと 。 園芸 や 農学 分野 で 用い られる 用語 で ある 。  球根 は 以下 の 6 種類 の 総称 で ある が 、 狭義 に は 鱗茎 だけ を さす 。 塊根 と 担根体 以外 の 4 種 は 植物 学的 に は 地下茎 で ある 。  球根 は 、 植え付け 時期 により 、 春 植え 、 夏 植え 、 秋 植え に 分類 さ れる 。農産物 （ の うさ ん ぶつ ） と は 、 農業 による 生産 物 の こと で ある 。 したがって 正確 に は 畜産 物 を 含む が 、 この こと を 強調 し て 農 畜産 物 と 言い換え られる 場合 が ある 。 なお 、 栽培 の 客体 として の 文脈 で は 、 通常 農作物 （ のう さく ぶつ ） という 語 が 用い られる が 、 この 場合 は 畜産 物 を 含ま ない 。有機 農産物 （ ゆう きのう さん ぶつ ） は 、 一定 の 基準 を 満たす 有機 栽培 によって 生産 さ れ た 農産物 の こと で ある 。  日本 農林 規格 （ JAS ） で は 2000 年 4 月 1 日 から 「 有機 農産物 」 について の 規格 を 設け て いる 。 有機 農産物 に は 有機 JAS マーク が 表示 さ れる 。  かつて は 有機 資材 を 利用 し て 栽培 さ れ た 農産物 も 有機 農産物 と 呼ば れる こと が あっ た が 、 1992 年 に 農林水産省 によって 「 有機 農産物 及び 特別 栽培 農産物 に 係る 表示 ガイドライン 」 が 制定 さ れ 、 「 化学 的 に 合成 さ れ た 肥料 及び 農薬 を 避ける こと を 基本 として 、 播種 または 植付け 前 2 年 以上 （ 多年生 作物 に あっ て は 、 最初 の 収穫 前 3 年 前 ） の 間 、 堆肥 等 による 土 づくり を 行っ た ほ場 において 生産 さ れ た 農産物 」 と 定義 さ れ た 。  1992 年 の ガイドライン は 法的 拘束 力 を 持た なかっ た ため 、 この 定義 に 当てはまら ない もの も 有機 減 農薬 栽培 など と 表示 し て い た もの も あっ た 。  2000 年 、 日本 農林 規格   ( JAS )   が 改正 さ れ 、 農産物 について 有機 農産物 または それ に 類似 し た 表示 を する ため に は 、 農林水産省 の 登録 を 受け た 第三者 機関 （ 登録 認証 機関 ） の 認証 による 有機 JAS の 格付け 審査 に 合格 する こと が 必要 と なっ た 。  これ により 、 有機 農産物 、 また 有機 農産物 を 加工 し て 作ら れ た 食品 の 名称 （ 有機 ○ ○ 、 オーガニック ○ ○ ） の 表示 は 「 農林 物資 の 規格 化 及び 品質 表示 の 適正 化 に関する 法律 （ JAS 法 ） 」 の 適用 を 受け 、 認証 先 を 記し た 「 有機 JAS マーク 」 の 表示 が 必要 と なり 、 違反 し た 場合 に は 罰則 を 受ける こと に なっ た 。  農林水産省 の 定める 「 有機 農産物 の 日本 農林 規格 」 において は 、 3 条 で 「 有機 農産物 」 が 定義 さ れ て おり 、 その 具体 的 な 内容 が 4 条 において 詳細 に 定め られ て いる 。  日本 有機 農業 研究 会 は 、 「 有機 農産物 の 定義 」 として ， 「 有機 農産物 と は 、 生産 から 消費 まで の 過程 を通じて 化学 肥料 ・ 農薬 等 の 合成 化学 物質 や 生物 薬剤 、 放射 性 物質 、 （ 遺伝子 組 換え 種子 及び 生産物 等 ） を まったく 使用 せ ず 、 その 地域 の 資源 を できるだけ 活用 し 、 自然 が 本来 有する 生産 力 を 尊重 し た 方法 で 生産 さ れ た もの を いう 」 と 定め て いる 。  国連 食糧 農業 機関 と 世界 保健 機関 の 合同 組織 で ある CODEX で は 「 オーガニック 」 について の 規格 を 設け て おり 、 検査 を 受け た 商品 に は オーガニック 表示 の 使用 が 許可 さ れ て いる 。  有機 農産物 と 慣行 農産物 と を 比較 し た 研究 は 数多く ある 。  有機 栽培 し た ホウレンソウ の 成分 は 慣行 農産物 と 比べ て 省 窒素 ・ 節水 農法 の 農産物 の それ と 一致 する 。 有機 栽培 ホウレンソウ の 水分 と 総 窒素 量 は より 小さい 。 糖度 は 有機 栽培 し た ホウレンソウ で より 高い 。 ただし 、 ビタミン C 含量 の 差 は ほとんど ない 。  2003 年 、 英国 食品 基準 庁 ( Food   Standards   Agency :   FSA ) は 「 有機 食品 の ほう が 良い という エビデンス （ 研究 による 科学 的 根拠 ） が 全く ない 」 という 見解 を し た 。 しかし 、 2006 年 9 月 、 飼料 として 有機 農産物 を 与え た 乳牛 から 採取 さ れ た 牛乳 で は ω - 3 脂肪酸 含量 が より 高い という エビデンス が あっ た と 見解 を 出し た 。  ニューカッスル 大学   ( イングランド ) の 研究 に よる と 、 第 一 に 、 有機 農産物 は 抗 酸化 物質 を より 多く 含み 、 かつ 、 脂質 を より 少なく 含む という 一般 的 な 傾向 が あっ た 。 第 二 に 、 小麦 、 トマト 、 ジャガイモ 、 キャベツ 、 タマネギ は 栄養素 を 20 ～ 40 % 多く 含ん で い た 。 第 三 に 、 飼料 に 有機 農産物 を 与え て 飼育 さ れ た 乳牛 から 採取 さ れる 牛乳 の 抗 酸化 物質 含量 は 50 - 80 % 高かっ た 。 ただし 、 有機 農法 で 栽培 さ れ た 小麦 、 トマト 、 ジャガイモ 、 キャベツ 、 タマネギ で 20 ～ 40 % 多く 含ま れる という 栄養素 が 何 か も 、 有機 農業 の 牛乳 で より 多く 含ま れる という 抗 酸化 物質 の 物質 名 も 、 当時 の 報道 で 公表 さ れ なかっ た 。  2006 年 、 スイス の 200 以上 の 農場 で 行わ れ た 大 規模 調査 で は 、 有機 農産物 は フィトケミカル や ビタミン C が 多く 含ま れ 、 硝酸 の よう な 望ましく ない 物質 について も メリット が あり 、 保存 性 も 高い と 報告 さ れ た 。  2007 年 10 月 、 カリフォルニア 大学 の Alyson   E .   Mitchell ら は 10 年間 の 調査 の 結果 、 有機 食品 は 慣行 食品 と 比べ て 、 抗 酸化 物質 で ある フラボノイド を 多く 含ん で い た と 報告 し た 。 正確 に は 、 フラボノイド の うち の ケルセチン と ケンフェロール 、 および ナリンゲニン の アグリコン は 有機 食品 で より 多く 含有 する こと が 判っ た 。 この 理由 について 筆者 ら は 、 有機 栽培 と 慣行 栽培 で それぞれ 用い られ た 肥料 の 窒素 分 の 動態 と 量 が 最大 の 要因 と 推定 し た 。 更に 、 慣行 農法 で あれ 、 有機 農法 で あれ 、 過剰 施肥 は トマト が もたらす 健康 面 で の 利点 を 減らす こと に なる だろ う と 警告 し た 。  2009 年 7 月 29 日 、 英国 食品 基準 庁 ( Food   Standards   Agency   ( FSA )) は 、 有機 食品 に対する 包括 的 な レビュー を 二つ 発表 し た 。 二つ の レビュー の 内容 は 、 FSA の 「 消費 者 の ため の 食生活 選択 部門 」 部長 Gill   Fine による 、 有機 食品 と 慣行 農法 による 食品 の 間 に は 栄養素 の 含有 量 や 健康 上 の 利点 において 重要 な 違い が ない という もの で あっ た 。 さらに 、 ロンドン 大学 公衆 衛生 学 ・ 熱帯 医学 大学院 の Dangour は 「 有機 農法 および 慣行 農法 によって 生産 さ れ た 穀物 や 畜産 品 の 間 に は 、 栄養素 の 含有 量 において 少数 の 違い が 見受け られる が 、 その 違い は 公衆 衛生 において 意味 を 持た ない 。 我々 の レビュー は 栄養 上 の 優秀 さ によって 慣行 的 より 有機 的 に 生産 さ れ た 食品 を 選択 する こと を 支持 する 証拠 は 現時点 において ない こと を 示す 」 と 述べ た 。  FSA の レビュー は 、 ニューキャッスル 大学 の 報告 を 踏まえ て い なかっ た 。  1995 年 、 露地 もの と ハウス もの の 両方 の 有機 栽培 ホウレンソウ は 慣行 栽培 ホウレンソウ より も 保存 性 が 高い という 結果 が 示さ れ た 。 すなわち 、 4 度 で 1 週間 貯蔵 後 の ビタミン C 含量 の 減少 割合 は 有機 栽培 ホウレンソウ の 露地 もの と ハウス もの で 非常 に 小さかっ た の に対し 、 慣行 栽培 ホウレンソウ で 大きかっ た 。  有機 農産物 は 「 安全 性 」 が 高い と 一般 的 に 認識 さ れ て いる 。 その 理由 の 一つ として 、 有機 農業 は 農薬 を 用い ない こと が ある 。 すなわち 、 有機 農産物 を 摂取 する こと により 、 農薬 の 暴露 を 回避 する こと が できる という 認識 が 一般 消費 者 に ある 。 農薬 は 健康 に 悪い イメージ が ある ため 、 農薬 の 残留 量 は 消費 者 にとって 食品 の 安全 性 の 指標 の ひとつ で ある 。  有機 農産物 の 摂取 が 、 農薬 の 暴露 の 回避 に なる こと を 示し た 研究 が アメリカ で 発表 さ れ た 。 有機 農産物 を 日常 的 に 摂取 し た アメリカ の 子供 の グループ は 、 慣行 農産物 を 日常 的 に 摂取 し た グループ より も 有機 リン 系 農薬 の 暴露 が 低かっ た こと が 2003 年 の 研究 で 報告 さ れ た 。 この 研究 で は 、 シアトル と ワシントン の 就学 前 の 子供 たち を 対象 に 、 24 時間 で 採取 さ れ た 尿 の 分析 および 、 採尿 前 から の 3 日間 の 食事 内容 の 評価 ( 有機 農法 的 か 慣行 農法 的 か ) が 行わ れ た 。 調査 の 結果 、 尿 中 の ジメチル 代謝 産物 濃度 の 中央 値 は 、 有機 農産物 の 食事 を し た 子供 で より も 慣行 農産物 の 食事 を し た 子ども で 約 6 倍 高かっ た （ それぞれ 、 0 . 17 および 0 . 03 μ mol /   L ;   " p "= 0 . 0003 ） 。  一方 で 、 1988 年度 4 月 ～ 1994 年度 3 月 に 東京 都 で 販売 さ れ て い た 、 無 農薬 および 減 農薬 栽培 表示 の 農産物 30 品種 の 農薬 残留 の 実態 調査 で は 、 野菜 類 の 有機 農産物 と 慣行 農産物 で 平均 的 な 検出 率 ・ 検出 濃度 に 統計 的 な 有意 差 は なかっ た と 報告 さ れ た 。 例外 として 、 無 ・ 減 農薬 栽培 の なす 科 作物 （ ナス 、 レタス 、 ピーマン 、 トマト ） で 慣行 栽培 の もの より 検出 率 および 検出 量 が 低い 傾向 は 認め られ た 。 この 調査 で は 、 基準 値 を 超え た 残留 濃度 および 、 一部 の 慣行 農産物 に 見 られる 極端 に 高い 残留 濃度 は 検出 さ れ なかっ た 。 この 調査 結果 を 受け 、 堀田 博 は 、 残留 農薬 の 分析 で は その 農産物 が 有機 農産物 か どう か 証明 でき ず 、 有機 農法 や 減 農薬 農法 で 栽培 し た という 履歴 を 信用 する しか ない と 主張 し た 。  他 の 農法 の 農産物 と 比較 し た 有機 農産物 の 味 を 評価 し た 研究 は 多い 。 一般 的 に 食品 の 味 は 食味 成分 の 分析 や 官能 試験 により 科学 的 に 評価 さ れる 。  有機 農産物 と 慣行 農産物 と の 味 の 違い は 多く の 研究 で 解析 さ れ て いる が 、 トマト 、 ホウレンソウ 、 米 の 場合 、 差 が ある と する 研究 と ない と する 研究 の 両方 が 存在 する 。  トマト の 比較 研究 を 以下 に 示す 。 1976 年 に 発表 さ れ た Svec ら の 研究 で は 、 有機 肥料 と 無機 肥料 で それぞれ 栽培 し た トマト ( 以下 、 それぞれ 、 有機 施用 トマト 、 慣行 施用 トマト ) に 官能 試験 上 の 差異 は なかっ た 。 しかし 、 日本 で 行わ れ た 、 官能 評価 を 含む 有機 施用 トマト と 慣行 施用 トマト と の 比較 研究 で は 差 が 観測 さ れ て いる 。 有機 肥料 ( 主 に 菜種 油粕 と 骨粉 ) と 無機 肥料 ( 化成 肥料 ) で それぞれ 露地 栽培 し た トマト ( 品種 ： サターン ) を 比較 し た 吉田 企世子 ら の 研究 で は 、 色 と 歯ごたえ に 差 は ない が 、 有機 肥料 で 露地 栽培 し た トマト は 香り 、 味 および 総合 評価 で 有意 に 優れ て い た (" p "> 0 . 01 )。 1994 年 に 発表 さ れ た 北海道 文教 短期大学 の トマト ( 品種 ： ハウス 桃太郎 ) の 研究 で は 、 官能 試験 で は 赤色 の 濃 さ および 旨味 の 強 さ は 有機 施用 トマト で 高く 、 これ に それぞれ 対応 する よう に 成分 分析 で は リコピン と アミノ酸 の 含量 も 高かっ た 。  ホウレンソウ の 比較 研究 を 以下 に 示す 。 1995 年 に 農林水産省 農業 研究 センター が 行っ た 研究 で は 、 有機 施用 および 慣行 施用 ホウレンソウ の 食味 に 差 は なかっ た 。 一方 で 、 同年 に 発表 さ れ た 荒川 義人 ら の 研究 で は 、 有機 栽培 ホウレンソウ は 慣行 栽培 ホウレンソウ より も 食味 が より 高く 評価 さ れ た 。 有機 栽培 ホウレンソウ の 中 でも 、 露地 もの は ハウス もの より も 甘み と 歯ごたえ の 評価 が 高かっ た 。  色 は 測定機 器 により 容易 に 測定 が 可能 で ある ため 、 有機 農産物 と 慣行 農産物 の 色 を 比較 し た 研究 は 多く ある 。 有機 農法 で 栽培 し た ホウレンソウ と 葉 ネギ の 葉色 は 、 慣行 農法 と 比べ て 良かっ た 。 有機 栽培 さ れ た トマト の 色 について は 、 より 良かっ た と する 報告 と 差異 は なかっ た という 報告 と が ある 。 中国 農 試畑地 利用 部 青野 圃場 で 行わ れ た 栽培 試験 で は 、 大根 の 葉色 は 、 有機 肥料 の 施用 より も 化学 肥料 の 施用 で より 濃かっ た 。 また 、 有機 肥料 で も 化学 肥料 で も 施肥 量 が 大きい ほど 濃く なる 傾向 が 見 られ た 。  浅野 次郎 ら による 1980 年代 初頭 の 報告 に よる と 、 トマト 、 ナス 、 キュウリ 、 レタス 、 キャベツ 、 大根 の 各 有機 農産物 は 慣行 農産物 と 比べ て 見た目 が 良かっ た 。 ただし 、 キュウリ の 場合 、 施用 し た 有機 肥料 の 種類 によって は 逆 の 結果 と なっ た こと も この 報告 は 指摘 し て いる 。  貞 野 光弘 は 、 無 農薬 栽培 ・ 減 農薬 栽培 ・ 慣行 栽培 し た 温州 ミカン の それぞれ の 外観 品質 と 商品 化 率 を 比較 し た 。 その 結果 、 無 農薬 栽培 し た 温州 ミカン の 商品 化 率 は 、 農薬 散布 し て 栽培 し た もの と 比較 し て 著しく 低かっ た 。 この 商品 化 率 の 低下 は 、 外観 品質 を 損なう 黒点 病 と そう か 病 の 発症 率 が 無 農薬 栽培 で 非常 に 高かっ た ため で ある 。 一方 、 黒点 病 防除 を 主 目的 と し た 3 - 4 回 散布 の 減 農薬 栽培 で は 6 - 10 回 散布 の 慣行 栽培 と 同じ か 、 それ 以上 の 商品 化 率 が 得 られ た 。  日本 農林 規格 の 改正 によって 、 有機 JAS 規格 を 満たす 農産物 ・ 加工 食品 で 無けれ ば 「 有機 」 等 と 表示 し た （ ＝ 有機 JAS マーク を 付し た ） 商品 を 販売 する こと は 出来 なく なっ た 。 しかし 、 この 規格 は 広告 等 に 「 有機 栽培 」 「 無 農薬 」 といった 表記 を する こと を 制限 する もの で は ない ため 、 生産 者 や 業者 が ホームページ や パンフレット で 「 有機 栽培 」 として 販売 し て い て も （ それ が 虚偽 表示 で 無い 限り ） 問題 と さ れ ない 状況 に ある 。 その ため 、 認証 を 受け て い ない 生産 者 や 団体 は それぞれ 独自 の 規格 を 設ける など し て 安全 性 ・ 妥当 性 を 持た せる 場合 が 見 られる ものの 、 有機 JAS 規格 の よう に 第三者 機関 が 関与 し 公的 に 認め た もの で は ない こと に 注意 が 必要 で ある 。 実際 、 化成 肥料 を 用い て 栽培 し た ため 農林水産省 から 改善 命令 が 出さ れ た ケース も ある 。  消費 者 に対して 適正 な 有機 農産物 を 提供 する ため の 規格 で ある が 、 厳密 な 規格 を クリア する ため の 圃場 や その他 設備 の 整備 ・ 改修 、 認証 手続き など に 多額 の 出費 が 必要 と なり 、 生産 者 にとって は 大きな 負担 と なる 。 この ため 、 認証 を 受け ず に 販売 を 続ける 生産 者 も 少なく ない 。 さらに 、 有機 の 種 、 有機 の 苗 を 使う こと を 定め て おき ながら 、 入手 困難 な 場合 は その 限り で ない 、 といった 矛盾 を 含む 規定 に対して 疑問 の 声 も 上がっ て いる 。ハマナス （ 浜 茄子 、 浜 梨 、 、 学名 ：" Rosa   rugosa "） は 、 バラ 科 バラ 属 の 落葉 低木 。 夏 に 赤い 花 （ まれ に 白 花 ） を 咲かせる 。 根 は 染料 など に 、 花 は お茶 など に 、 果実 は ローズ ヒップ として 食用 に なる 。 晩夏 の 季語 。  皇太子 徳 仁 親王 妃 雅子 の お 印 で ある 。  東アジア の 温帯 から 冷 帯 にかけて 分布 する 。 日本 で は 北海道 に 多く 、 南 は 茨城 県 、 鳥取 県 まで 分布 する 。 主 に 海岸 の 砂地 に 自生 する 。  1 - 1 . 5 m に 成長 する 低木 。 5 - 8 月 に 開花 し 、 8 - 10 月 に 結実 する 。  茎 は 枝分かれ し て 立ち上がり 、 奇数 羽 状 複葉 で 小 葉 は 5 から 9 枚 、 茎 に は 細かい 棘 が ある 。  現在 で は 浜 に 自生 する 野生 の もの は 少なく なり 、 園芸 用 に 品種 改良 さ れ た もの が 育て られ て いる 。  果実 は 、 親指 ほど の 大き さ で 赤く 、 弱い 甘み と 酸味 が ある 。 芳香 は 乏しい 。 ビタミン C が 豊富 に 含ま れる こと から 、 健康 茶 など の 健康 食品 として 市販 さ れる 。 のど 飴 など 菓子 に 配合 さ れる こと も 多い が 、 どういう 理由 による もの か その 場合 、 緑色 の 色付け が さ れる こと が 多い 。 中国 茶 に は 、 花 の つぼみ を 乾燥 さ せ て お茶 として 飲む 玫瑰茶 も ある 。  「 ハマナス 」 の 名 は 、 浜 （ 海岸 の 砂地 ） に 生え 、 果実 が ナシ に 似 た 形 を し て いる こと から 「 ハマ ナシ 」 という 名 が 付け られ 、 それ が 訛っ た もの で ある 。 ナス （ 茄子 ） に 由来 する もの で は ない 。 アイヌ 語 で は 果実 を マウ （ maw ） 、 木 の 部分 を マウニ （ mawni ） と 呼ぶ 。  バラ の 一 種 で あり 、 多く の 品種 が 存在 する 。 北米 で は 観賞 用 に 栽培 さ れる 他 、 ニューイングランド 地方 沿岸 に 帰化 し て いる 。 イザヨイ と 呼ば れる 園芸 品種 は 八重 化 （ 雄蕊 、 雌蕊 とも に 花弁 化 ） し た もの で ある 。  ノイバラ と の 自然 交雑 種 に コハマナス が ある 。  この ほか シロバナハマナス 、 ヤエ ハマナス 、 シロバナヤエハマナス など の 品種 が ある 。   バラ の 品種 改良 に 使用 さ れ た 原種 の 一つ で 、 ハマナス を 交配 の 親 に 使用 し た 品種 群 を 「 ルゴザ 系 」 と 謂う 。  漢方 で は 花 蕾 は 「 （ まい かい か ・ メイグイファ ） 」 と 呼ば れ 、 イライラ を 鎮め たり 気 の 流れ や 血 の 流れ を 良く する 作用 が ある と 言わ れる 。 ストレス による 腹痛 や 下痢 、 月経 不順 に 良く 使わ れ 、 通常 は お茶 として 飲ま れる 。 アイヌ の 間 で は 腎臓 の 薬 として 知ら れ 、 むくみ の 解消 に 根 や 実 を 煎じ た もの を 飲ん で い た 。  また 、 ビタミン C の 豊富 さ から 、 美容 面 で の 効果 も 期待 さ れる 。  ハマナス の 花 を 石油 エーテル で 抽出 し 、 アルコール 処理 し て 得 られる 精油 は フェネチルアルコール 、 ゲラニオール 、 シトロネロール 、 リナロール 、 ベンジルアルコール 、 シトラール など を 含み 、 芳香 を 持つ 。 ハマナス 油 は ダマスクローズオイル の 代 用品 として 化粧 品 など に 用い られる が 、 ハマナス 自体 から 感じる 芳香 は 、 葉 から 生じる セスキテルペンアルコール も 寄与 する 。  日本 において は 、 ハマナス は 北海道 襟裳岬 や 東北 地方 の 海岸 部 、 天橋立 など が 名所 として 知ら れる 。  鳥取 県 （ 鳥取 市 、 西伯 郡 大山 町 ） に は 「 ハマナス 自生 南限 地帯 」 が ある 。エゾマツ （ 蝦夷松 、 学名 ： ） は 、 マツ 科 トウヒ 属 の 常緑 針 葉 高木 。 近 縁 の アカ エゾマツ も 含め て 「 エゾマツ 」 と 総称 する こと も 多く 、 この 場合 に は アカ エゾマツ と 対比 し て クロ エゾマツ あるいは クロエゾ と 呼ば れる 。 本州 の 高山 に 分布 する トウヒ は エゾマツ の 変種 と さ れ て いる 。  千島 列島 、 樺太 、 渡島 半島 以外 の 北海道 、 中国 東北 部 、 シベリア 東部 、 カムチャツカ など に 分布 する 。  大きい もの で は 樹 高 40   m 、 幹 の 直径 は 1   m 以上 に 達する 。 樹皮 は 黒褐色 で うろこ 状 に 割れ目 が 入る の が 特徴 で ある が 、 当年 枝 の 表面 は 滑らか で やや 淡色 で ある 。 天然 に は 広葉樹 や トドマツ など 他 の 針葉樹 と 混交 し て 自生 する 。 防風 林 や 公園 樹 、 庭木 として 植え られる 。 晩霜 に 弱く 、 エゾマツカサアブラムシ による 被害 も ある こと から 人工 造林 は 難しく 、 ほとんど 行わ れ て い ない 。  エゾマツ 材 は 淡 黄色 で 着色 し た 心材 が ない 。 木目 も まっすぐ に 通っ て おり 美しく 、 建築 材料 に 多く 用い られる 。 また 繊維 が 長く 、 製紙 用 原料 （ パルプ 材 ） に も 非常 に 適し て いる 。 切削 など の 加工 も 容易 で 、 家具 、 箱 材 、 楽器 （ ピアノ 、 バイオリン 、 ギター 等 ） 、 経木 、 マッチ の 軸 、 碁盤 など 様々 な 用途 に 利用 さ れ て いる 。  トドマツ とともに 北海道 の 針葉樹 林 の 主要 樹 種 で あり 、 「 北海道 の 木 」 に も 指定 さ れ て いる 。  エゾマツ に は トウヒ を 含む 変種 ・ 品種 が ある  士別 市   ( アカ エゾマツ )  美深 町 ,   津別 町 ,   利尻富士 町 ,   浜頓別 町 ,   置戸 町 ,   中頓別 町 ,   上川 町 ,   足寄 町 ,   上富良野 町 ,   幌延 町 ,  むかわ 町 ( アカ エゾマツ ),  音威子府 村 ,農作物 （ のう さく ぶつ 、 のう さく もつ ） または 作物 （ さく もつ ） と は 広義 に は 田畑 に つくる 栽培 植物 全般 を 指す 。  広義 の 農作物 は 大きく 分け て 5 分類 に 分ける 事 が できる 。  狭義 に は 、 園芸 作物 を 除く 、 普通 作物 、 飼料 作物 、 緑肥 作物 、 工芸 作物 を 指す 。ベニバナ （ 紅花 、 学名 ：" Carthamus   tinctorius "） は 、 キク 科 ベニバナ 属 の 一 年 草 または 越年 草 。 雅称 を 末摘花 （ すえ つむ はな ） と も いう 。 紅色 染料 や 食用 油 の 原料 として 栽培 さ れる 。  原産 は アフリカ の エチオピア と いわ れ 地中海 や エジプト を 通り 世界 へ 広まっ た 。 紀元前 2 世紀 頃 に は 北方 の 遊牧民 族 の 匈奴 へ 伝わり 甘粛 省 付近 で 栽培 さ れ て い た が 、 漢 の 武 帝 が この 地 を 占領 し た 。 後 漢 の 時代 （ 2   -   3 世紀 頃 ） に は 中国 本土 で も 栽培 が さ れ て おり 、 日本 に は 5 世紀 頃 に 渡来 し た と いわ れ て いる （ 6 世紀 伝来 説 も あり ） 。 古く は 和名 を 「 くれ の あい （ 呉 藍 ） 」 と いい 、 中国 伝来 の 染料 と の 意味 。 「 すえ つむ はな （ 末摘花 ） 」 と も 呼ば れる 。  高 さ は 1 m 。 花期 は 6   -   7 月 で 、 枝 先 に 頭状花 を つける 。 花 は 、 はじめ 鮮やか な 黄色 で 、 徐々に 赤く なる 。  大きく 分け て ハイリノール 種 と ハイリノレイック 種 に 分け られる 。 後者 は リノール 酸 に 代表 さ れる 脂肪酸 の 含有 率 が 低く 、 リノール 酸 の 過剰 摂取 が 問題 と なっ て 以降 、 生産 量 を 伸ばし た 。  日本 で は 、 平安 時代 に 千葉 県 長南 町 で 盛ん に 栽培 さ れ た 。 江戸 時代 中期 以降 は 現在 の 山形 県 最上 地方 や 埼玉 県 桶川 市 、 上尾 市 周辺 （ 桶川 宿 の 頁 を 参照 ） で 盛ん に 栽培 さ れ た 。 しかし 、 明治 時代 以降 、 中国 産 の 紅花 が 盛ん に 輸入 さ れ 次いで 化学 的 に 合成 可能 な アニリン 染料 が 普及 し た こと から 、 紅花 生産 は 急速 に 衰退 し た 。 現在 で は 紅花 染め や 観光 用 など に わずか に 栽培 さ れ て いる 。  山形 県 で は ベニバナ が 県花 に なっ て おり 、 同 県 河北 町 に は 「 紅花 資料 館 」 が ある 。 また 、 千葉 県 長南 町 も 紅花 を 町 花 に 指定 し 、 月 1 回 の 紅花 染め 教室 を 開催 し て いる 。  紅花 の 花 を 摘ん で から 発酵 ・ 乾燥 さ せ た もの が 、 紅色 の 染料 や 着色 料 （ 食品 添加 物 、 化粧 品 の 口紅 ） の 材料 と なる 。  ベニバナ の 花 の 色 は 黄色 で ある 。 紅色 に する に は 花 を 摘ん で すぐ に 水 に さらし て 乾燥 さ せる 。 これ を 何 度 も 繰り返す と 紅色 に なる 。 ベニバナ の 花 の 色素 は 水 に 溶け やすい 黄色 の 色素 サフロールイエロー 99 ％ と 水 に 溶け にくい 紅色 の 色素 カルタミン 1 ％ が 混在 し て おり 、 水 に さらす こと によって 分離 する 。  日本 の 伝統 的 な 製法 で は 、 石灰 水 を 含む 川 の 水 が 用い られる （ ＮＨＫ アーカイブス より ） 。  紅花 染め は 、 水 に さらし て 乾燥 さ せ た 花 を 水 に 含ま せ て 餅 つき と 同じ 方法 で 杵 で つい た 後 、 丸 餅 の 形 に し て 乾燥 さ せ た 状態 の 紅 餅 （ べ に もち ） を 灰汁 の 中 に 入れ て かき混ぜ た 状態 に し た のち 、 衣類 を 漬け込ん で 水 に さらす （ 一 次 染め 。 灰汁 は アルカリ性 の 液 な ので 苦く 、 色 も オレンジ 色 に 仕上がる ） 。 次に 、 紅 餅 入り の 灰汁 に 烏 梅 を 少量 加え た もの に 漬け込ん で 水 に さらす （ 二 次 染め 。 烏 梅 は クエン 酸 の 多い 酸性 の 液体 な ので 酸っぱく 、 色 も 赤み が 加わっ て くる ） 。 さらに 、 烏 梅 を 少し ずつ 加え て 配合 を 変え ながら 何 度 も 染め上げ て 水 に さらし 乾燥 さ せる と 完成 する 。 この よう な 手間 を かける の は 、 色 が 繊維 中 に 染み込み にくい 特性 を 持つ こと に よる 。  乾燥 さ せ た 花 は 紅花 （ こうか ） と 呼ば れ 、 血行 促進 作用 が ある 生薬 として 日本 薬局方 に 収録 さ れ て いる 。 この 生薬 は 、 養 命 酒 など に も 含ま れる 。 また 、 紅花 から 作っ た 生薬 を ツボ など の 部位 に 塗る 紅 灸 （ べ に きゅう ） という 灸 の 一種 も ある 。 葛根 紅花 湯 、 滋 血 潤 腸 湯 、 通 導 散 など の 漢 方方 剤 に 使わ れる 。シャクナゲ   （ 石楠花 、 石南花 ）   は 、 ツツジ 科 ツツジ 属   ()   無 鱗片 シャクナゲ 亜 属 、 無 鱗片 シャクナゲ 節 の 総称 で ある 。  主 に 低木 だ が 、 高木 に なる もの も ある 。  また 、 日本 で は その 多く の もの が ツツジ と 称さ れる 有 鱗片 シャクナゲ 亜 属 の もの を 欧米 で は   と 呼ん で いる 。 ただし 、 有 鱗片 シャクナゲ の なか でも 、 ビレア ( マレーシア シャクナゲ ) の 仲間 は 、 カワカミシャクナゲ の よう に 、 日本 で も シャクナゲ と 呼ん で いる 。   として は 主として 北半球 の 亜寒帯 から 熱帯 山地 まで の きわめて 広い 範囲 に 分布 し 、 南限 は 赤道 を 越え て 南半球 の ニューギニア ・ オーストラリア に 達する 。 特に ヒマラヤ 周辺 に は 非常 に 多く の 種 が 分布 する 。  いずれ も 派手 で 大きな 花 に 特徴 が ある 。 花 の 色 は 白 あるいは 赤 系統 が 多い が 、 黄色 の 場合 も ある 。  シャクナゲ は 葉 に ロードトキシン こと グラヤノトキシン など の ケイ レン 毒 を 含む 有毒 植物 で ある 。 摂取 する と 吐き気 や 下痢 、 呼吸 困難 を 引き起こす こと が ある 。 葉 に 利尿 ・ 強壮 の 効果 が ある として 茶 の 代わり に 飲む 習慣 を 持つ 人 が 多く 存在 する が 、 これ は シャクナゲ に 「 石南花 」 という 字 が 当て られ て いる ため 、 これ を 漢方薬 の 「 石 南 （ オオカナメモチ ） 」 と 同一 の もの （ この 2 つ に 関連 性 は ない ） と 勘違い し た ため で あり 、 シャクナゲ に この よう な 薬効 は 存在 し ない 。  シャクナゲ は 常緑 広葉樹 に も かかわら ず 寒冷 地 に まで 分布 し て いる 。 寒冷 地 に 分布 する 種類 の なか に は 、 葉 の 裏側 を 中 に し た 筒 状 に し て 越冬 する ハクサンシャクナゲ など が ある 。 日本 に も 数 多く の 種類 の シャクナゲ が 自生 し て いる が 、 その 多く は 変種 で あり 、 種 の レベル で は 4 種 または 6 種 に 集約 さ れる 。  この ほか 、 園芸 用品 種 として 数 多く の 外国 産 の シャクナゲ が 日本 に 導入 さ れ て おり 、 各地 で 植 栽 さ れ て いる 。  野生 状態 で も 変種 が 数多く 、 また 園芸 植物 として も 数 多く の 品種 が ある 。 その ため 、 種類 数 は 定義 によって 大きく 異なる が 、 おそらく 数 百 種類 は ある と 思わ れる 。ウメ （ 梅 、 学名 ：" Prunus   mume "、） は 、 バラ 科 サクラ 属 の 落葉 高木 、 または その 果実 の こと 。 花芽 は モモ と 異なり 、 一節 につき 1 個 と なる ため 、 モモ に 比べ 、 開花 時 の 華やか な 印象 は 薄い 。 毎年 2 月 から 4 月 に 5 枚 の 花弁 の ある 1 センチメートル から 3 センチメートル ほど の 花 を 葉 に 先立っ て 咲かせる 。 花 の 色 は 白 、 または ピンク から 赤 。 葉 は 互生 で 先 が とがっ た 卵 形 で 、 周囲 が 鋸歯 状 。 樹木 全体 と 花 は 主 に 鑑賞 用 、 実は 食用 と さ れ 、 枝 や 樹皮 は 染色 に 使わ れる 。  梅 に は 500 種 以上 の 品種 が ある と いわ れ て いる 。 近 縁 の アンズ 、 スモモ と 複雑 に 交雑 し て いる ため 、 主 に 花 梅 について 園芸 上 は 諸説 の 分類 が ある 。 実 梅 も 同じ 種 で ある ので 同様 に 分類 できる が 、 実 梅 の 分類 は 一般 に は 用い られ ない 。 梅 は 、 野 梅 系 、 緋 梅 （ 紅梅 ） 系 、 豊後 系 に 大きく 3 系統 に 分類 できる 。  果実 は 、 2 センチメートル から 3 センチメートル の ほぼ 球形 の 核果 で 、 実 の 片側 に 浅い 溝 が ある 。 6 月頃 に 黄色く 熟す 。 七 十 二 候 の 芒 種 末 候 に は 「 梅子 黄 」 （ 梅 の 実 が 黄ばん で 熟す ） と ある 。 特定 の 地域 のみ で 栽培 さ れる 地方 品種 が 多く 、 国内 どこ でも 入手 可能 な 品種 は 比較的 限定 さ れる 。 また 、 品種 によって は 花粉 が 無かっ たり 自家 受粉 し なかっ たり する 品種 も あり 、 その 場合 は 開花 時期 が 重なる よう に 授粉用 の 品種 も 必要 と なる 。  熟 し た 果実 を そのまま 食べる こと も ある が 、 普通 は 熟し 切っ て い ない 青梅 を 梅干し や 梅酒 など に 加工 し て 食用 に さ れる 。 他 に 、 梅酢 、 梅醤 や ジャム など に し て 食用 と する 場合 も ある 。 また 甘露 梅 や のし 梅 など の 菓子 や 、 梅 肉 煮 など の 料理 に も 用い られる 。 強い 酸味 が 特徴 で あり 、 クエン 酸 を はじめ と する 有機 酸 など を 多く 含む ので 健康 食品 として も 販売 さ れ て いる 。 果実 から 種 を 取り出す ため の 専用 器具 も 販売 さ れ て いる 。  果実 の 中心 に あり 、 果肉 を 食べ た 後 に 残る 種 核 は 、 後述 する 菅原 道真 信仰 と の 関連 で 「 天神 様 」 と 呼ば れる 。 これ は 硬い が 、 食用 に でき 、 梅 茶漬け に アクセント として 添える といった 利用 法 が ある 。  中国 で は 紀元前 から 酸味 料 として 用い られ て おり 、 塩 とともに 最古 の 調味 料 だ と さ れ て いる 。 日本語 でも 使わ れる よい 味 加減 や 調整 を 意味 する 単語 「 塩梅 （ あんばい ） 」 と は 、 元々 は ウメ と 塩 による 味付け が うまく いっ た こと を 示し た 言葉 で ある 。 また 、 話 梅 （ 広東 語 :   ワームイ ） と 呼ば れる 干し て 甘味 を 付け た 梅 が 菓子 として 売ら れ て おり 、 近年 で は 日本 に も 広まっ て いる 。  さらに 漢方薬 の 「 烏 梅 （ うばい ） 」 は 、 藁 や 草 を 燃やす 煙 で 真っ黒 に 燻し た ウメ の 実 で ある 。 健 胃 、 整 腸 、 駆虫 、 止血 、 強心 作用 が ある と さ れる ほか 、 「 グラム 陽性 菌 、 グラム 陰性 の 腸 内 細菌 、 各種 真 菌 に対し 試験 管内 で 顕著 な 抑制 効果 あり 」 と の 報告 が ある 。  なお 、 サッポロ 飲料 株式会社 と 近畿大学 生物 理工学部 、 和歌山 県 工業 技術 センター の 共同 研究 で 、 梅 の 果実 成分 による 疲労 軽減 効果 が 報告 さ れ て いる 。  6 カ月 の 梅酒 飲用 で 、 HDL コレステロール が 有意 に 増加 し 、 動脈 硬化 指数 が 有意 に 低下 し 、 血圧 が 低下 傾向 と なり 、 血糖 値 は 変化 が 認め られ なかっ た 、 と の 報告 が ある 。  青梅 に は 青酸 が 含ま れ て いる ので 、 「 食べる と 死ぬ 」 という 警告 が 日本 で は 広く 知ら れ て いる 。 実際 に 、 ウメ や 近 縁 の アンズ のみ なら ず モモ など も 含め て バラ 科 植物 の 葉 や 未熟 な 果実 や 種子 に は 、 青酸 配 糖 体 の アミグダリン や プルナシン が 含ま れ て いる 。 これら の 中 で ウメ は 青梅 、 つまり 未熟 な まま 収穫 さ れる こと が 多い 。 未熟 な 果実 や 種子 に 含ま れ た アミグダリン や プルナシン を 摂取 する と 、 胃酸 により 有毒 性 を 発揮 する 恐れ が ある 他 、 腸 内 細菌 が 持つ 酵素 の 作用 によって も シアン が 生成 する こと が ある 。 この ため 青梅 を ヒト が 多量 に 食べ た 場合 は 、 痙攣 や 呼吸 困難 、 さらに は 、 麻痺 状態 に なっ て 死亡 する と いわ れ て いる 。  ただし 、 胃酸 や 胃 の 消化 酵素 だけ で は 、 シアン の 生成 は 起こら ない 。 中毒 の 危険 は 、 大量 の 未熟 な 種子 を 噛み砕い て 、 その 酵素 を 併せ て 摂取 し た 特殊 な ケース （ アンズ の 種子 を 大量 に 食べ た こと による 重 症例 が ある ） に 限ら れる 。 よって 、 幼児 など が 青梅 の 果肉 を 囓 っ た 程度 で は 、 ほぼ 心配 ない と さ れ て いる 。 また 、 梅酒 の 青い 実 や 梅干し の 種 の 中身 など は 、 アルコール や 塩分 、 天 日干し の 熱 により 酵素 が 失 活 し 、 毒性 は 低下 し て いる 。  これら と は 別に 、 過敏 症 、 アレルギー の 症状 が 、 複数 報告 さ れ て いる 。  農林水産省 が 2014 年 11 月 25 日 に 公表 し た 統計 に よる と 、  農林水産省 の 平成 24 年産 特産 果樹 生産 動態 等 調査 に よる と 、  （ 作況 調査 〈 果樹 〉 各 年度 版 ならびに 市町村 別 データ 長期 累年 一覧 による ）  日本 国内 で は 和歌山 県 で 国内 総 収穫 量 の 6 割 以上 を 占める 寡占 状態 が 続い て いる が 、 ウメ の 産地 は 全国 に 分布 し て いる 。 作況 調査 ( 2014 年版 ) で は 、 14 県 が 年間 生産 量 が 1000 トン 以上 、 また 北海道 と 沖縄 県 以外 は 全 都府県 とも 100 トン 以上 と なっ て いる 。  枝 や 樹皮 、 樹皮 に 付く ウメノキゴケ は 、 煮 出す など し て 布 を 染める の に 使わ れる 。 この 梅 染 の 起源 は 飛鳥 時代 に 遡る と 考え られ 、 加賀 友禅 の 源流 に なっ た 。 月ヶ瀬 梅林 が ある 奈良 市 月ヶ瀬 地区 で は 、 烏 梅 と 紅花 を 組み合わせ た 染色 が 行わ れ て いる 。  別名 に 好 文 木 （ こう ぶん ぼく ） 、 春 告 草 （ はる つげ ぐさ ） 、 木 の 花 （ この はな ） 、 初 名 草 （ は つなぐ さ ） 、 香 散見 草 （ か ざみぐさ ） 、 風 待 草 （ かぜ ま ちぐさ ） 、 匂 草 （ におい ぐさ ） など が ある 。  花 を 扱う 歌 は 以下 で ある 。 そして ウメ は 古里 （ ふるさと ＝ 奈良 平城京 ） の 静か な 美し さ と 文化 的 郷愁 の 花 と なり 、 和歌 や 能 に 取り上げ られる こと に なる 。  天文 14 年 （ 1545 年 ） 4 月 17 日 に 後 奈良 天皇 が 、 京都 の 賀茂 神社 に 梅 を 奉納 し た と 『 御 湯殿 上 日記 』 に ある こと に 因み 、 「 紀州 梅 の 会 」 が 新暦 の 6 月 6 日 を 梅 の 日 に 定め て いる 。 また 、 古来 より 梅 の 名所 として 「 梅 は 岡本 、 桜 は 吉野 、 みかん 紀 の 国 、 栗 丹波 」 と 唄わ れ た 岡本 梅林 （ 兵庫 県 神戸 市 東灘 区 岡本 ） は 、 起源 は 明確 で は ない が 山本 梅 崖 の 『 岡本 梅林 記 』 に 羽柴 秀吉 の 来訪 が 記さ れ て おり 、 寛政 10 年 （ 1798 年 ） に は 摂津 名所 図会 に 岡本 梅林 の 図 が 登場 する ほど の 名所 で あっ た 。  平安 時代 の 政治 家 ・ 碩学 で あっ た 菅原 道真 は 梅 を こよなく 愛し た 。 道真 は 死後 に 天満 大 自在 天神 （ 天神 ） として 神格 化 さ れ 、 梅 は その シンボル と みなさ れ て 、 飛 梅 伝説 （ 後述 ） など を 生ん だ 。 この ほか 、 江戸 時代 の 禅僧 で 禅 画 を 多く 描い た 白 隠 の 代表 作 の 一つ 「 渡 唐 天神 図 」 に は 、 「 唐衣 （ から ころ も ） おら で 北野 の 神 ぞ と は   そで に 持ち たる 梅 にて も 知れ 」 （ 意訳 ： これ が 天衣無縫 の 唐衣 を 着 た 北野 天満宮 の 神 で ある こと を 、 彼 が 袖 に 持っ て いる 梅 によって も 知り なさい ） の 賛 が 残さ れ て いる （ 古く は 『 菅 神 入 宋 授衣記 』 に ほぼ 同様 の 和歌 が 記載 さ れ て いる ） 。 ところで 日本 で は 申 年 は ウメ が 不作 に なる こと が 多い と 言わ れ て き た 。 この 申 年 の ウメ を 使っ て 平安 時代 の 村上 天皇 は 疫病 を 退け た と の 言い伝え が ある 。  庭木 や 盆栽 など に も 用い られ 、 鑑賞 さ れる 。  俳句 で は 梅 は 春 の 季語 で ある が 、 「 早 梅 」 「 寒梅 」 や 「 探梅 （ たん ばい 、 うめ さぐる ） 」 は 冬 の 季語 。  「 ウメ 」 の 語源 に は 諸説 ある 。 一つ は 中国語 の 「 梅 」 （ マイ あるいは メイ ） の 転 という 説 で 、 伝来 当時 の 日本人 は 、 鼻音 の 前 に 軽い 鼻音 を 重ね て い た （ 東北 方言 など に その 名残り が ある ） ため 、 me   を   / mme /（ ンメ ） の よう に 発音 し て い た 。 馬 を （ ンマ ） と 発音 し て い た の と 同じ 。 これ が 「 ムメ 」 の よう に 表記 さ れ 、 さらに 読ま れる こと で   / mume /   となり   / ume /   へ と 転訛 し た 、 という もの で ある 。 上記 の よう に 「 ンメ 」 の よう に 発音 する 方言 も また 残っ て いる 。  梅 紋 （ うめ もん ） は 、 ウメ の 花 を 図案 化 し た 日本 の 家紋 で ある 。 その 一種 で 「 梅 鉢 （ う めばち ） 」 と 呼ば れる もの は 、 中心 から 放射線状 に 配置 し た 花弁 が 太鼓 の 撥 に 似 て いる こと に 由来 し て いる 。 奈良 時代 に 文様 として 用い られ 始め 、 菅原 道真 が 梅 の 花 を 好ん だ こと により 天満宮 の 神 紋 として 用い られ 始め た と 考え られ て いる 。  「 梅 」 は 、 太宰府天満宮 、 「 星 梅 鉢 」 は 北野 天満宮 が 用い て いる 。 武家 で は 、 菅原 氏 の 末裔 や 美濃 斉藤 氏 の 一族 が 菅原 天神 信仰 に 基づい て 用い た 。 おもに 、 加賀 前田 氏 の 「 加賀 梅 鉢 」 や 相良 氏 の 「 相良 梅 鉢 」 など が ある 。 また 、 天理教 の 紋 が 「 梅 鉢 紋 」 で ある の は 、 教祖 ・ 中山 みき の 中 山家 の 家紋 に 由来 する 。  図案 は 、 「 梅 （ うめ ） 」 、 「 梅 鉢 （ う めばち ） 」 、 「 捻じ 梅 （ ねじ うめ ） 」 、 「 実 梅 鉢 （ み う めばち ） 」 など が ある 。 「 匂い 梅 （ におい うめ ） 」 や 「 向う 梅 （ むこ う うめ ） 」 など の 写実 的 な 図案 の 梅花 紋 と 、 「 梅 鉢 」 など の 簡略 的 な 図案 の 梅 鉢 紋 に 大別 さ れる 。  この 他 、 ウメ と は 直接 関係 ない が 、 音 が 「 埋め 」 と 同じ で ある ため に 田 を 埋め た 場所 で ある 埋め 田 を 「 梅田 」 という 漢字 に 変える といった こと が 行わ れ て き た 。  その他 、 長浜 盆 梅 展 （ 滋賀 県 長浜 市 )、 平城京 旧跡 （ 奈良 県 ） 。 大野 下水 処理 場 （ 大阪 市 西淀川 区 ） 枚 岡 神社 （ 東大阪 市 ）レンゲ ツツジ （ 蓮華 躑躅 、 " Rhododendron   molle "   subsp .   " japonicum "） は ツツジ 科 ツツジ 属 の 落葉 低木 で 有毒 植物 。 つぼみ の 様子 が 蓮華 に 見える こと から 名付け られ た と いう 。 「 ウマ ツツジ 」 「 ベコツツジ 」 など の 別名 も ある 。  高 さ 1   -   2 m の 落葉 低木 。 < br >  花 は 直径 5 cm ほど の ロート 状 で 、 4   -   6 月 に 葉 が 出 た のち 葉 が 開く の と 前後 し て 咲く 。 < br >  果実 は 蒴果 、 長 さ 2   -   3 cm の 円筒 状 で 、 10 ～ 11 月 に 熟 する と 5 裂 し て 小さな 種子 を 飛ばす 。 < br >  北海道 南部 から 九州 まで 日当たり の よい 草原 に 多く 自生 する 。 庭木 として も よく 利用 さ れる 。 花 は 朱色 。 花 の 色 が 黄色い 種類 として キレンゲツツジ が ある 。  全 木 に ジテルペン の グラヤノトキシン ("   grayanotoxin "   )、 ロドジャポニン (   " rhodjaponine "   ) など の 痙攣 毒 を 含み 、 呼吸 停止 を 引き起こす こと も ある 。 牛 や 馬 にとって も 有毒 な ため （ ウマ ツツジ 、 ベコツツジ の 別名 は これら の 動物 に 害 を 与える 事 から ） 食べ 残す ので 、 レンゲ ツツジ の 群生 地 に なっ て いる 牧場 も 多い 。 花 に は 蜜 が あり 子供 が 吸う 場合 が ある が 、 摂取 さ せる の は 非常 に 危険 で ある 。 トルコ 産 蜂蜜 で の 中毒 例 が 報告 さ れ て いる 。 この ため 、 日本 の 養蜂 業者 は レンゲ ツツジ が 自生 し て いる 所 で は 蜂蜜 を 採集 し ない か 開花 期 を 避ける など し て いる 。  群馬 県 の 県花 で ある 。  山梨 県 三 窪 高原 が 、 10 万 株 の 群生 地 として 有名 。  長野 県 東 御 市 と 群馬 県 吾妻 郡 嬬恋 村 の 県境 に ある 、 湯 の 丸 高原 、 地蔵峠 周辺 は 、 約 60 万 株 の レンゲ ツツジ の 群生 地 として 、 天然記念物 の 指定 を 受け て いる 。  レンゲ ツツジ を 市 の 花 と し て いる 栃木 県 矢板 市 の 高原山 に は 標高 1200 m の 八方ヶ原 高原 が あり 約 20 万 株 の レンゲ ツツジ が 群生 し て いる 。ナラ （ 楢 ） は 、 ブナ 科   ( Quercoideae )   コナラ 亜 科   ( Quercoideae )   コナラ 属   ( Quercus )   コナラ 亜 属   ( subgenesis   Quercus )   の うち 、 落葉 性 の 広葉樹 の 総称 。 英語 名 は オーク   ( oak )。 秋 に は 葉 が 茶色く なる こと で 知ら れ て いる 。  英語 の （ オーク ） という 単語 （ 他 の ヨーロッパ 言語 も 同様 ） は ヨーロッパ ナラ を 指す 場合 が 多く 、 常緑 性 の カシ のみ を 指す 言葉 は ライヴ オーク （ ） で あり 、 誤訳 と なる こと が たびたび ある 。 英国 に 分布 する は ナラ に 相当 する 。  ロンドン 郊外 の エプソム 競馬 場 で 行わ れる オークス は 、 創設 者 の ダービー 卿 の 義理 の 伯父 で ある ジョン ・ バーゴイン 将軍 が エプソム の 領地 に 別荘 を 構え た とき 、 庭 に あっ た 大きな オーク に ちなみ この 領地 を オークス と 名付け た こと に 由来 する 。クリ 属 （ クリ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 ブナ 科 クリ 亜 科 に 含ま れる 属 の 一つ 。 落葉樹 。 種子 を 食用 に する 。  ほとんど の 種 は 樹 高 20   -   40 m に も なる が 、 チンカピン 類 は 小型 で 灌木状 に なる 。  葉 は 単葉 で 、 卵 型 または 倒卵形 、 葉 の 長 さ は 10   -   30 cm 、 幅 は 4   -   10 cm 。 葉 の 縁 に は 間隔 の 広い 、 鋭く 尖っ た 鋸歯 が あり 、 鋸歯 と 鋸歯 の 間 は 浅く 凹ん で いる 。  花 は 白っぽい 尾 状 花序 を 成し 、 精液 の 臭い と も 評さ れる 特有 の 臭い が ある 。 蜜 源 植物 で も あり 、 独特 の 味 が あり 好み が 分かれる が 、 ミネラル 分 の 多い 蜂蜜 が 採れる 。  果実 は 直径 5   -   11 cm で いが に 覆わ れ 、 1 個 から 7 個 の 種子 が 入っ て いる 。  花崗岩 質 や 結晶 片岩 質 の 酸性 土壌 を 好み 、 石灰岩 質 など の アルカリ性 土壌 に は 生え ない 。  北半球 の 温暖 で 湿潤 な 地域 に 広く 分布 し て いる 。  クリ 属 の 樹 は 硬く 耐久 性 が 高く 、 木材 として は 銘木 に は なら ない ものの 、 比較的 高級 品 の 部類 に 入る 。 耐久 性 の 高 さ から 風雨 に さらさ れる 鉄道 の 枕木 、 同時に 薄く 引き 剥がし やすい 特性 を 生かし 、 屋根 葺き 用 の 薄板 に 使わ れ た 。 また 、 かつて は 銃床 の 材料 として 広く 用い られ た 。 現在 で は 産出 量 が 激減 し 、 テーブル や 無垢 フロア 材 として 使用 さ れる こと が 多い 。 無 塗装 の 状態 で は 楢 の やや 材質 の 黒っぽい 感じ で ある が 、 クリア 塗装 する と 力強い 年輪 が 明瞭 に 現れる の が 特徴 で ある 。 漢字 が 「 西 」 と 「 木 」 の 組み合わせ で ある こと から 西方 浄土 に なぞらえ て 位牌 など の 仏具 に 使用 さ れる こと も 多い 。  果実 は 果皮 が 薄い ため 、 考古 遺跡 において は 遺 存 し にくい が 、 栗 材 は 管理 栽培 さ れ て 大型 化 し て いる こと から ドングリ ・ クルミ など 堅 果 類 が 主要 な 食物 資源 で あっ た 縄文 時代 から 食 さ れ て い た と 考え られ て いる 。 戦国 期 から 近世 に は 蒸し た 栗 果 を 扁平 に 加工 し た 菓子 で ある 勝栗 （ 打 栗 ） が 縁起物 として 重宝 さ れ 、 近世 に は 地方 名物 として 献上 品 に も 用い られ た 。 茹で たり 焼い たり する の が 一般 的 な 食べ 方 。 南 ヨーロッパ の 森林地帯 で は 、 栗 の 実 を 乾燥 し て 粉 に し た もの を 小麦粉 の 代 用品 に し て い た 。  日本 で は 、 栗 を 干し た 後 に 搗 （ つ ） い て 殻 と 渋皮 を 除去 し た カチグリ （ 搗栗 ） が 利用 さ れ て い た 。 カチグリ は 名前 が 「 勝ち 」 に つながる ため 武家 の 縁起物 と さ れ た 。 日本 在来 種 の 栗 は 渋皮 が 取れ にくく カチグリ に する ため の 手間 が かかる ため 、 近年 で は 渋皮 の 取れ やすい 海外 産 の 栗 が 安価 な カチグリ の 原料 と さ れ て いる 。  渋皮 は タンニン が 含ま れ て おり 、 石鹸 など に 用い られる （ 渋皮 石鹸 ） 。クロユリ （ 黒 百 合 、 学名 :   ） は ユリ 科 バイモ 属 の 高山 植物 。 別称 は エゾクロユリ （ 蝦夷 黒 百 合 ） 。  多年草 。 地下 に ある 鱗茎 は 多数 の 鱗片 から なる 。 茎 は 直立 し て 高 さ 10 - 50 cm に なり 、 3 - 5 輪 生 する 葉 が 数 段 にわたって つく 。 葉 は 長 さ 3 - 10 cm に なる 披針形 から 長 楕円 状 披針形 で 、 質 は 厚く 表面 は つや が あり 、 基部 に 葉柄 は ない 。  花期 は 6 - 8 月 。 花 は 鐘 状 で 、 茎 先 に 1 - 数 個 を 斜め 下向き に つける 。 花 被 片 は 6 個 で 、 長 さ 25 - 30 mm の 楕円 形 で 、 暗 紫 褐色 または 黒 紫色 に なり 、 網目 模様 が あり 、 内面 の 基部 に 腺 体 が ある 。 雄蕊 は 6 個 あり 、 花 被 片 の 半分 の 長 さ 。 花 柱 は 基部 から 3 裂 する 。 花 に は 悪臭 が あり 、 英語 で は 「 skunk   lily （ スカンク ユリ ） 」 「 dirty   diaper （ 汚い オムツ ） 」 「 outhouse   lily （ 外 便所 ユリ ） 」 など の 別名 が ある 。  北海道 以北 の 低地 に 分布 する 染色 体 数 が 3 倍 体 3 n = 36 で 、 草丈 が 高く 50 cm に なり 、 花 が 3 - 7 個 つく の もの を エゾクロユリ （ 基本 変種 ） と 、 日本 の 本州 、 北海道 の 高山 に 分布 する 染色 体 数 が 2 倍 体 2 n = 24 で 、 草丈 が 10 - 20 cm の もの を ミヤマ クロユリ （ 変種 ） と 分類 する 場合 が ある 。  日本 の 中部 地方 以北 ・ 北海道 、 千島 列島 、 ロシア 連邦 の サハリン 州 、 カムチャツカ 半島 、 ウスリー 地方 、 北 アメリカ 北西 部 に 分布 。 高山 帯 の 草地 に 生える 。  本州 で は 、 東北 地方 の 月山 、 飯豊山 、 中部 地方 に 分布 し 、 分布 の 西 限 地 は 白山 で 、 室堂 周辺 など に 大量 に 群生 し て いる の が 見 られる 。 石川 県 の 「 郷土 の 花 」 で ある （ 「 県花 」 で は ない 。 ） 。  アイヌ 料理 で は 鱗茎 を 米 と 混ぜ て 炊い たり 、 茹で て から 油 を 付け たり し て 食 さ れる 。 樺太 で は 乾燥 さ せ て 保存 し 冬季 の 料理 に 用い られ た 。 その 調理 方法 は 、 まず チエトイ （ cietoy   珪藻土 ） を 溶かし た 水 で 乾燥 さ せ た 鱗茎 を 煮 て 、 深い 鉢 に 移し て 油 を 入れ 、 すり鉢 で よく 潰す 。 そして 前述 の チエトイ の 水 を 少し 入れ 、 コケモモ の 実 を 入れ て から 静か に かき混ぜる という もの で ある 。  この 鱗茎 を 北海道 の アイヌ 語 方言 で アンラコロ （ anrakor ） または ハンラコロ （ hanrakor ） と いい 、 樺太 の 方言 で は ハハ （ hax ） と 呼ぶ 。 また 花 や 葉 は 染料 として 用い られ た 。  花言葉 は 「 恋 」 「 呪い 」 。 武将 の 佐々 成 政 に シェイクスピア の 『 オセロ 』 に 似 た 、 側室 の 早 百 合 姫 の 「 黒 百 合 伝説 」 が 富山 に あり 、 明治 に なり 金沢 出身 の 作家 泉 鏡花 が 『 黒 百 合 』 という 小説 を 書い て いる 。  川端 康成 は 小説 『 山 の 音 』 の 「 春 の 鐘 」 の 章 の 中 で 、 黒 百 合 の 匂い を 「 いや な 女 の 、 生臭い 匂い だ な 」 と 表現 し て いる 。イチイ （ 一 位 、 櫟 、 学名 ： ） は 、 イチイ 科 イチイ 属 の 植物 。 または イチイ 属 の 植物 の 総称 。 常緑 針葉樹 。 別名 は アララギ 。 北海道 や 北 東北 の 方言 で は オンコ と 呼ば れ 、 アイヌ から は クネニ と 呼ば れ た 。 英語 で は Japanese   Yew と 呼ば れ 、 同属 の ヨーロッパ イチイ   は 単に Yew あるいは European   Yew と 呼ば れる 。  属 の 学名   は ヨーロッパ イチイ の ギリシャ 語 名 で 弓 を 意味 する   taxos から 、 種 小名   は 「 急 に 尖っ た 」 の 意味 。  本州 、 北海道 、 樺太 、 九州 、 四国 、 千島 列島 、 中国 東北 部 、 朝鮮半島 、 ロシア 沿海 地方 に 分布 。 北海道 で は 標高 の 低い 地域 に も 自然 分布 する が 、 四国 や 九州 で は 山岳 地帯 に 分布 する 。 庭木 として は 、 沖縄 県 を 除い た 日本 全国 で 一般 的 に 見 られる 。  雌雄 異 株 ( 稀 に 雌雄 同 株 ) で 、 高 さ 20 メートル ほど の 高木 に なる が 成長 は 遅い 。 樹 型 は 円錐 形 に なる 。 幹 の 直径 は 50   -   100 センチメートル ほど に なり 、 樹皮 に は 縦 に 割れ目 が 走る 。  葉 は 濃緑 色 で 、 線形 を し 、 先端 は 尖っ て いる が 柔らかく 触っ て も それほど 痛く ない 。 枝 に 2 列 に 並び 、 先端 で は 螺旋 状 に つく 。  4 月 ごろ 小形 の 花 を つけ 、 初秋 に 赤い 実 を つける 。 種子 は 球形 で 、 杯 状 で 赤い 多 汁 質 の 仮 種皮 の 内側 に おさまっ て いる 。 外 から 見れ ば 、 赤い 湯飲み の 中 に 丸い 種 が 入っ て いる よう な 感じ で ある 。  イチイ の 変種 、 品種 など として 下記 の もの が ある 。  イチイ の 変種 で ある キャラボク （ 伽羅木 ）   var .   は 、 常緑 低木 で 高 さ は 0 . 5   -   2 メートル 、 幹 は 直立 せ ず に 斜 に 立つ 。 根元 から 多く の 枝 が 分かれ て 横 に 大きく 広がる 。 雌雄 異 株 で 、 花 は 春 （ 3   -   5 月 ） に 咲き 、 雌 木 は 秋 （ 9   -   10 月 ） に なる と 赤い 実 を つけ 、 味 は わずか に 甘い 。  本州 の 日本海 側 の 秋田 県 真昼岳   -   鳥取 県 伯耆大山 の 高山 など 多 雪 地帯 に 自生 する 。 鳥取 県 伯耆大山 の 8 合 目 近辺 に ある キャラボク の 群生 地 は 天然記念物 の ダイセンキャラボク として 知ら れる 。 また 朝鮮半島 に も 分布 する 。  名 の 由来 は 、 キャラボク の 材 が 、 香木 の キャラ （ 伽羅 ） に 似 て いる ため だ が 、 全く の 別種 で ある 。  キャラボク と 通常 の イチイ を 比べ た 場合 。 全体 的 に は イチイ の 方 が 葉 が 明らか に 大きい 。 イチイ と の 最大 の 違い は 、 イチイ の よう に 葉 が 2 列 に 並ば ず 、 不規則 に 螺旋 状 に 並ぶ 点 で ある 。 ただし 、 イチイ も 側 枝 以外 で は 螺旋 状 に つく ので 注意 が 必要 で ある 。  耐陰性 、 耐寒 性 が あり 刈り込み に も よく 耐える ため 、 日本 で は 中部 地方 以北 の 地域 で 庭木 や 生垣 に 利用 さ れる 。 東北 北部 と 北海道 で は サカキ 、 ヒサ カキ を 産し なかっ た ため 、 サカキ 、 ヒサ カキ の 代わり に 玉串 など 神事 に 用い られる 。 また 、 神社 の 境内 に も 植え られる 。  木材 として は 年輪 の 幅 が 狭く 緻密 で 狂い が 生じ にくく 加工 し やすい 、 光沢 が あっ て 美しい という 特徴 を もつ 。 工芸 品 や 机 の 天 板 、 天井板 、 鉛筆 材 として 用い られ 、 岐阜 県 飛騨 地方 の 一 位 一刀彫 が 知ら れる 。 また 弾力 性 に 富む こと から 、 アイヌ は イチイ を 狩猟 用 の 弓 を 作る 材料 として 使用 し た 。 イチイ の アイヌ 語 名 「 クネニ 」 は 、 「 弓 の 木 」 の 意味 で ある 。  古代 日本 （ 一説 に は 仁徳天皇 の 時代 ） で は 高官 の 用いる 笏 を 造る のに この 木 が 使わ れ た 。 和名 の イチイ （ 一 位 ） は これ に 由来 する という 説 も ある 。  水 浸 液 や 鋸屑 から とれる 赤色 の 染料 （ 山 蘇芳 ） も 利用 さ れる 。  ヒノキ より も 堅い と さ れる こと や 希少 性 から 高価 で ある 。  果実 は 甘く 、 そのまま 食用 に し たり 、 焼酎 漬け に し て 果実 酒 が 作ら れる 。  しかし 種子 に は 有毒 ・ アルカロイド の タキ シン （ taxine ） が 含ま れ て いる 。 種子 を 誤っ て 飲み込む と 中毒 を 起こす 。 摂取 量 によって は 痙攣 を 起こし 、 呼吸 困難 で 死亡 する こと が ある ため 注意 が 必要 で ある 。 イチイ の タキシン は 果肉 を 除く 葉 や 植物 全体 に 含ま れる 。  葉 は かつて 糖尿 病 の 民間 薬 として の 利用 例 が ある が 、 薬効 について の 根拠 は なく 、 種子 と 同様 に 有毒 で ある 。  ワシントン 条約 の 附属 書 II に 掲載 さ れ て いる 。  ヨーロッパ の 文学 や 神話 伝承 で しばしば 「 イチイ 」 と 訳さ れる 樹木 が 登場 する が 、 基本 的 に 、 近 縁 種 の セイヨウイチイ （ ） の こと で ある 。 イチイ と 訳さ れる ヨーロッパ 諸 言語 （ 、 、   など ） は 、 広義 に は イチイ 属 を 広く 意味 する 。楽 寿 園 （ ら くじゅ えん ） は 、 静岡 県 三島 市 が 運営 する 有料 の 公園 、 動物 園 。  現在 の 楽 寿 園 の ある 場所 は 古く は 小浜 山 と 呼ば れ 、 愛染 院 （ 廃寺 ） 、 浅間 神社 、 広瀬 神社 の 社寺 域 で あっ た 。 1890 年 （ 明治 23 年 ） 、 小松 宮 彰 仁 親王 の 別邸 として 造営 さ れ 、 彰 仁 の 没後 、 1911 年 （ 明治 44 年 ） に 韓国 王 世子 李 垠 の 別邸 と なり 、 昌徳 宮 と 呼ば れ た 。 1927 年 （ 昭和 2 年 ） 、 伊豆 出身 の 資産 家 ・ 緒 明 圭 造 へ 売却 。 1952 年 （ 昭和 27 年 ） に は 三島 市 が 購入 し 、 同年 7 月 15 日 から 市立 公園 として 一般 公開 し た 。 1954 年 （ 昭和 29 年 ） に は と 周囲 の 自然 林 ・ 植生 を 含む 庭園 が 国 の 天然記念物 および 名勝 に 指定 さ れ た 。 2012 年 （ 平成 24 年 ） 9 月 24 日 、   伊豆半島 ジオパーク の ジオサイト として 指定 さ れ た 。  楽 寿 園 の 地形 を つくる 「 三島 溶岩 」 は 、 下層 部 が 約 1 万 7 千 年 前 、 上層 部 が 約 1 万 500 年 前 の 富士山 の 噴火 で 流出 し た もの 。 この 三島 溶岩 流 は 露頭 し て いる 。 この 地形 を 生かし た 日本 庭園 と共に 小規模 の 遊園 地 と 動物 園 も 併設 さ れ て いる 。 かつて は ゾウ や キリン など の 大型 動物 や も 飼育 さ れ て い た こと も あっ た 。 2011 年 （ 平成 23 年 ） 6 月 26 日 に は 開園 以来 2000 万 人 の 入園 者 を 記録 し た 。  1890 年 （ 明治 23 年 ） に 建て られ た 京都 風 の 高床 式 数寄屋造り の 建物 。 館内 に は 滝 和 亭 など 、 帝室 技芸 員 の 6 人 を 含む 明治 時代 の 画家 の 作品 が 展示 さ れ て いる 。 内部 は 一般 公開 さ れ て いる が 、 指定 さ れ た 見学 時間 まで に 玄関 前 で 待つ 必要 が ある 。  楽 寿 園 の 敷地 内 南側 に ある 湧 水 によって 形成 さ れる 池 。 蓮沼 川 （ 宮 さん の 川 ） と 源兵衛 川 の 起点 と なっ て いる 。 池 の 水位 は 季節 によって 変化 し 、 降水 量 の 多い 夏期 に 増加 、 冬季 に 減少 する 。 かつて は 三島 湧 水 群 を 代表 する 水量 を 誇っ た が 、 昭和 37 年 頃 から 湧 水 の 枯渇 が 続い て おり 、 工業 用水 の 汲み 揚げ と の 関係 が 指摘 さ れ て いる 。  ミシマバイカモ （" Ranunculus   nipponicus   var .   japonicus "） は 1930 年 （ 昭和 5 年 ） に 中井 猛 之 進 により この 小浜 池 にて 発見 さ れ た 。 1950 年代 中頃 、 渇水 や 水質 の 悪化 により 一 度 は 絶滅 し た と 考え られ た が 、 柿田 川 で 再 発見 さ れ 楽 寿 園 に 移植 さ れ た 。  三島 市 周辺 地域 の 歴史 や 文化 、 人々 の 暮らし を 紹介 する 博物館 。 入館 料 は 無料 。  三島 市 郷土 資料 館 の 近く に 、 C 58 形 322 号機 （ 1942 年 （ 昭和 17 年 ） 製造 ） が 静態 保存 さ れ て いる 。  園内 に ある 小 動物 園 。  来客 と 動物 が じかに 触れ合う 広場 。アジサイ （ 紫陽花 、 学名   " Hydrangea   macrophylla "） は 、 アジサイ 科 アジサイ 属 の 落葉 低木 の 一 種 で ある 。 広義 に は 「 アジサイ 」 の 名 は アジサイ 属 植物 の 一部 の 総称 で も ある 。 狭義 に は 品種 の 一つ   " H .   macrophylla "   f .   " macrophylla "   の 和名 で あり 、 他 と の 区別 の ため これ が ホン アジサイ と 呼ば れる こと も ある 。 原種 は 日本 に 自生 する ガク アジサイ   " H .   macrophylla "   f .   " normalis "   で ある 。  6 月 から 7 月 にかけて 開花 し 、 白 、 青 、 紫 または 赤色 の が 大きく 発達 し た 装飾 花 を もつ 。 ガク アジサイ で は これ が 花序 の 周辺 部 を 縁 取る よう に 並び 、 園芸 で は 「 額 咲き 」 と 呼ば れる 。 ガク アジサイ から 変化 し 、 花序 が 球形 で すべて 装飾 花 と なっ た アジサイ は 、 「 手まり 咲き 」 と 呼ば れる 。  日本 、 ヨーロッパ 、 アメリカ など で 観賞 用 に 広く 栽培 さ れ 、 多く の 品種 が 作り出さ れ て いる 。 原産地 は 日本 で 、 ヨーロッパ で 品種 改良 さ れ た もの は セイヨウアジサイ と 呼ば れる 。  なお 、 後述 の 通り 本 種 は 有毒 植物 で ある ため 、 園芸 や 切り花 として 利用 する 際 に は 取り扱い に 注意 が 必要 で ある 。  花言葉 は 「 辛抱強い 愛情 」 「 一家 団欒 」 「 家族 の 結びつき 」 など 。  アジサイ の 語源 は はっきり し ない が 、 最古 の 和歌集 『 万葉集 』 で は 「 味 狭 藍 」 「 安治 佐 為 」 、 平安 時代 の 辞典 『 和名 類 聚抄 』 で は 「 阿 豆 佐 為 」 の 字 を あて て 書か れ て いる 。 もっとも 有力 と さ れ て いる の は 、 「 藍色 が 集まっ た もの 」 を 意味 する 「 あづさ い （ 集 真 藍 ） 」 が なまっ た もの と する 説 で ある 。 その ほか 、 「 味 」 は 評価 を 、 「 狭 藍 」 は 花 の 色 を 示す という 谷川 士 清 の 説 、 「 集まっ て 咲く もの 」 と する 山本 章夫 の 説 （ 『 万葉 古今 動植物 正名 』 ） 、 「 厚 咲き 」 が 転じ た もの で ある という 貝原 益軒 の 説 が ある 。  花 の 色 が よく 変わる こと から 、 「 七 変化 」 「 八 仙 花 」 と も 呼ば れる 。  日本語 で 漢字 表記 に 用い られる 「 紫陽花 」 は 、 唐 の 詩人 白 居 易 が 別 の 花 、 おそらく ライラック に 付け た 名 で 、 平安 時代 の 学者 源順 が この 漢字 を あて た こと から 誤っ て 広まっ た と いわ れ て いる 。 草冠 の 下 に 「 便 」 を 置い た 字 が 『 新撰 字 鏡 』 に は み られ 、 「 安 知佐 井 」 の ほか 「 止 毛 久佐 」 の 字 が あて られ て いる 。 アジサイ 研究 家 の 山本 武臣 は 、 アジサイ の 葉 が 便所 で 使わ れる 地域 の ある こと から 、 止 毛 久 佐 は 普通 トモクサ と 読む が 、 シモクサ と も 読む こと が できる と 指摘 し て いる 。 また 『 言 塵 集 』 に は アジサイ の 別名 として 「 また ぶり ぐさ 」 が 挙げ られ て いる 。  シーボルト は アジサイ 属 の 新種 に 自分 の 妻 「 お タキ さん 」 の 名 を とっ て   " Hydrangea   otaksa "   と 命名 し 、 物議 を かもし た 。 これ は   " Hydrangea   macrophylla "   と 同種 で あっ た 。  樹高 は 1 – 2 メートル 。 葉 は 光沢 の ある 淡 緑色 で 葉脈 の はっきり し た 卵 形 で 、 周囲 は 鋸歯 状 。 5 月 から 7 月 に 紫 （ 赤 紫 から 青 紫 ） の 花 を 咲かせる 。 一般 に 花 と いわ れ て いる 部分 は 装飾 花 で 、 中央 に ある 極小 の 多数 の 両性 花 に は 、 退化 し た 雄蕊 10 本 と 雌蕊 3 〜 4 本 が ある 、 花びら に 見える もの は 萼 （ がく ） で ある 。 数え 方 は 「 ◯ 朶 （ だ ） 」 と いう 。 ガク アジサイ で は 密集 し た 両性 花 の 周囲 に いくつ か の 装飾 花 が み られる が 、 アジサイ （ ホン アジサイ ） や セイヨウアジサイ で は ほとんど が 装飾 花 と なっ て いる 。 また 、 装飾 花 の 欠如 し た 変種 も 知ら れ て いる （ ガク アジサイ 「 三河 千鳥 」 など ） 。  花 （ 萼 ） の 色 は アントシアニン という 色素 による もの で 、 アジサイ に は その 一種 の デルフィニジン が 含ま れ て いる 。 これ に 補助 色素 （ 助 色素 ） と アルミニウム の イオン が 加わる と 、 青色 の 花 と なる 。  アジサイ は 土壌 の pH （ 酸性 度 ） によって 花 の 色 が 変わり 、 一般 に 「 酸性 なら ば 青 、 アルカリ性 なら ば 赤 」 に なる と 言わ れ て いる 。 これ は 、 アルミニウム が 根から 吸収 さ れ やすい イオン の 形 に なる か どう か に 、 pH が 影響 する ため で ある 。 すなわち 、 土壌 が 酸性 だ と アルミニウム が イオン と なっ て 土中 に 溶け 出し 、 アジサイ に 吸収 さ れ て 花 の アントシアニン と 結合 し 青色 を 呈する 。 逆 に 土壌 が 中性 や アルカリ性 で あれ ば アルミニウム は 溶け 出さ ず アジサイ に 吸収 さ れ ない ため 、 花 は 赤色 と なる 。 したがって 、 花 を 青色 に し たい 場合 は 、 酸性 の 肥料 や 、 アルミニウム を 含む ミョウバン を 与えれ ば よい 。 同じ 株 で も 部分 によって 花 の 色 が 違う の は 、 根から 送ら れ て くる アルミニウム の 量 に 差 が ある ため で ある 。 花色 は 花 （ 萼 ） 1 グラム あたり に 含ま れる アルミニウム の 量 が およそ 40 マイクロ グラム 以上 の 場合 に 青色 に なる と 見積もら れ て いる 。 ただし 品種 によって は 遺伝 的 な 要素 で 花 が 青色 に なら ない もの も ある 。 これ は 補助 色素 が 原因 で あり 、 もともと その 量 が 少ない 品種 や 、 効果 を 阻害 する 成分 を 持つ 品種 は 、 アルミニウム を 吸収 し て も 青色 に は なり にくい 。  また 、 花色 は 開花 から 日 を 経る に従って 徐々に 変化 する 。 最初 は 花 に 含ま れる 葉緑素 の ため 薄い 黄 緑色 を 帯び て おり 、 それ が 分解 さ れ て いく とともに アントシアニン や 補助 色素 が 生 合成 さ れ 、 赤 や 青 に 色づい て いく 。 さらに 日 が 経つ と 有機 酸 が 蓄積 さ れ て ゆく ため 、 青色 の 花 も 赤 味 を 帯びる よう に なる 。 これ は 花 の 老化 による もの で あり 、 土壌 の 変化 と は 関係 なく 起こる 。  他 に 花 が 緑色 の 品種 （ ヤマ アジサイ 「 土佐 緑風 」 など ） も 知ら れ て おり 、 観賞 用 として 緑 の 花 が 販売 さ れる こと も ある 。 しかし 日本 で は ファイト プラズマ 感染 による 「 アジサイ 葉 化 病 」 に かかっ た もの も 稀 に み られる 。 この 病気 の 治療 法 は 知ら れ て おら ず 、 感染 拡大 を 避ける ため 発病 株 は 処分 し た ほう が よい と さ れる 。  この 種 は 、 装飾 花 の 分布 から 、 ガク アジサイ と 、 狭義 の アジサイ （ ホン アジサイ ） に 分かれる 。 また これら と は 別に 、 ヤマ アジサイ   " Hydrangea   serrata "   や ハイドランゲア・スティロサ   " Hydrangea   stylosa "   を 同種 と する 説 も ある 。  分子 系統 で は 、 栽培 種 に ヤマ アジサイ に 近 縁 な もの と " H .   stylosa " に 近 縁 な もの と が あり 、 交配 による 多 系統 かも しれ ない 。  鎖国 時代 に 長崎 に オランダ 商館 員 の 一員 として 日本 に 渡来 し 、 オランダ 人 と 偽っ て 出島 に 滞在 し 医療 と 博物学 的 研究 に 従事 し た ドイツ 人 医師 に し て 博物 学者 シーボルト は 、 オランダ に 帰還 し て から 植物 学者 の ツッカリニ と 共著 で 『 日本 植物 誌 』 を 著し た 際 に アジサイ 属   14   種 を 新種 記載 し て いる 。 その 中 で 花序 全体 が 装飾 花 に なる 園芸 品種 の アジサイ を   " Hydrangea   otaksa "   Siebold   et   Zuccarini   と 命名 し て いる 。 しかし これ は すでに カール ・ ツン ベルク によって 記載 さ れ て い た   " H .   macrophylla "   ( Thunberg )   Seringe   var .   " macrophylla "   の シノニム （ 同 一 種 ） と みなさ れ 、 植物 学 上 有効 名 で は ない 。 に も かかわら ず 、 牧野 富太郎 が 自著 の 各種 植物 図鑑 において   " Hydrangea   macrophylla "   Seringe   var .   " otaksa "   Makino   の 学名 を 用い 種 の 記載 者 が   Seringe   で 変種 の 記載 者 が 牧野 自身 で ある と する 事実 と 異なる 処置 を 行っ て いる こと から 、 一部 の 植物 学 書 で あたかも   " H .   otaksa "   が 植物 学 的 な 有効 名 で ある か の よう な 誤解 が 広まっ て しまっ て いる 。  牧野 は 上記 の 植物 学 的 に 不可解 な 処置 と 矛盾 する 言動 を また 、 著書 の 中 で 行っ て いる 。 シーボルト は 自著 の 中 で   otaksa   を アジサイ が 日本 で 「 オタクサ 」 と 呼ば れ て いる と 命名 の 由来 を 説明 し て いる が 、 牧野 は 日本 国内 で この 呼称 が 確認 でき なかっ た こと から シーボルト の 愛妾 の 楠本 滝 （ お 滝 さん ） の 名 を 潜ま せ た と 推測 し 、 美しい 花 に 花柳 界 の 女性 の 名 を つけ た として 強く 非難 し て いる 。 そして 自ら も 新種 の 笹 に 自ら の 妻 の 名 から 「 スエコザサ 」 と 名付け た 。  牧野 の この 推測 によって 「 オタクサ 」 の 名 は シーボルト と お 滝 さん の ロマンス を イメージ さ せ て 文人 作家 の 創作 意欲 を 刺激 し 、 詩歌 に この 名 を 詠み込む こと など が 盛ん に 行わ れ て いる 。  低木 で 、 5 月 から 7 月頃 、 青 、 紫 、 ピンク など の 花 （ 装飾 花 ） を 密 に つけ 、 手毬 状 を なす 。 初夏 あるいは 梅雨 時期 の 風物詩 として 広く 親しま れ 、 鑑賞 用 に 庭園 や 公園 に 植 栽 さ れ て き た 。 また 、 咲き 始め の 頃 は 白っぽく 、 次第に 色 が 変っ て くる こと から 「 七 変化 」 と も 呼ば れる 。 園芸 種 も 多い 。  日本 全国 各地 に アジサイ を 境内 に 多く 植え た アジサイ 寺 と 呼ば れる よう な 観光 名所 が ある 。 公共 の 施設 で は 大阪 府民 の 森 ぬか た 園地 、 神戸 市立 森林 植物 園 、 舞鶴 自然 文化 園 に 約 5 万 株 の アジサイ が 植え られ て いる 。 三重 県 津 市 に ある 「 伊勢 温泉 ゴルフ クラブ 内 の 福祉 と 環境 を 融合 し た あじさい 園 」 に は   2 万 5000 平方メートル に   56   種類 ・ 7 万 5000 株 の あじさい 園 が 2008 年 6 月 より 新設 さ れ た 。 また 神戸 市 の 裏 六甲 ドライブ ウェイ および 奥 摩耶 ドライブ ウェイ 沿い に は 延々と アジサイ が 自生 し て いる 。 箱根登山鉄道 で は 開花 時期 に 合わせ 夜間 ライトアップ さ れ た アジサイ を 楽しめる 特別 列車 が 運行 さ れ て いる 。 岩手 県 一関 市 に ある 「 みちのく あじさい 園 」 は 、 15 万 平方メートル の 杉山 に 300 種 ・ 3 万 株 の アジサイ と 、 元 日本 アジサイ 協会 会長 　 故 ・ 山本 武臣 氏 の 収集 ・ 栽培 品 が 「 山本 コレクション コーナー 」 として 保存 さ れ て いる 。  " 寺院 の 名所 は 、 アジサイ 寺 を 参照 "  万葉集 に は 二 首 のみ 。  平安 後期 に なる と しばしば 詠ま れる よう に なっ た 。  現代 で は 多く の 作品 が 詠ま れ て おり 、 例 を あげる こと は 必ずしも 容易 で は ない 。  俳句 で は 、 あじさい （ 紫陽花 ） は 夏 の 季語 。  中国 で は アジサイ を 「 繡球 」 と 言う 。 チワン 族 に は アジサイ に 模 し た 絹 に 刺繍 を 施し た 手毬 を 作り 、 男女 が 問答 を し ながら 投げ 合っ て お互い の 意志 を 確認 する 求婚 の 伝統 的 な 習慣 が ある 。  狛犬 や シーサー の 起源 と なる （ 訓 み は 「 シシジ 」 「 せき しし 」 ） は 瑞 獣 を 象っ た 石 獣 の 1 つ で 、 一対 で 置か れる 左側 の 雄 獅子 は 足 に 繡球 を 持っ て いる 。  アジサイ の 保有 する 毒性 に関して は 、  アジサイ は 下記 の 市区 町村 の 花 ・ 木 として 制定 さ れ て いる 。植物 学 （ し ょくぶつがく 、 ） と は 、 生物 学 の うち 、 植物 を 対象 と する 学問 分野 で ある 。 自然 史学 の 1 部門 に 由来 する 。 古く は 生物 を 、 動物 と 植物 に 分ける こと が 一般 的 で あり 、 生物 学 が 誕生 する 以前 から 動物 学 と 植物 学 は 存在 し て い た 。 なお 、 近年 の 分子生物学 や 生命 科学 など 発展 に 伴っ て 、 古典 的 な 植物 学 から 脱却 し た という ニュアンス を 込め て 植物 科学 （ し ょくぶつかがく ） と 呼ぶ こと も ある 。  植物 学 の 下位 分野 として 、 植物 形態 学 、 植物 発生 学 、 植物 生理学 、 植物 地理 学 、 植物 生態 学 など の 諸 分野 が ある 。 また 、 対象 と する 生物 ごと に 、 シダ 学 、 コケ 類 学 、 藻類 学 、 樹木 学 など と 分ける こと も ある 。 農学 や 林学 、 園芸 学 、 草地 学 と の 関わり も 深い 。 リンネ の 二 名 法 以降 、 分類 学 的 な 研究 が 発展 し 、 メンデル の 法則 以降 は 遺伝 学 による 育種 学 も 行わ れ て き た 。  最初 に 発見 さ れ た 細胞 が コルク で あっ た よう に 、 植物 細胞 は 細胞 壁 を 持つ ため 、 その 組織 は 観察 が たやすい 。 顕微鏡 の 使用 が 行わ れる よう に なっ て すぐ に 細胞 が 発見 さ れる と 、 組織 学 的 研究 が 進ん だ 。 細胞 説 も 植物 に関して が 一 歩 先んじ て いる 。 ただし 、 それ 以降 の 進歩 は 速い と は 言え ない 。 その 要因 の 1 つ に は 、 動物 の よう な 生体 解剖 が 植物 で は 難しい こと が 挙げ られる 。 動物 で は 体内 に 各種 器官 が あり 、 区別 し て 取り出せる の に対して 、 植物 で は それぞれ が 細胞 単位 で 機能 し て おり 、 しかも 互いに 密着 し て いる 。 したがって 、 その レベル で の 植物 の 機能 について は 単純 な 機構 を 想定 し て の 推測 に なる 面 が 多かっ た 。 この 分野 で は 、 21 世紀 現在 でも 研究 が 進行 中 で ある 。  植物 が 餌 も 採ら ず に 生長 する こと について は 、 ヘルモント （ 1648 年 ） が ヤナギ の 生長 と その間 の 土 の 損失 を 測定 し た 実験 など 、 古く から 探求 が 行わ れ て き た 。 様々 な 光合成 に かかわる 条件 や その 影響 の 出方 から 、 20 世紀 初頭 に は 明 反応 と 暗 反応 の 存在 が 予想 さ れる に 至っ た ものの 、 その 機構 について の 具体 的 な 解明 が 行わ れ た の は 、 呼吸 鎖 の 解明 以降 で あっ た 。  また 、 個体 レベル の 生理学 は 、 成長 の 調節 や 傾性 ・ 屈性 の 研究 から 、 植物 ホルモン の 発見 など が 挙げ られる 。  遺伝 学 は 、 メン デル が エンドウ を 使っ て 法則 を 明らか に し た こと で 発展 が 始まり 、 シロイヌナズナ や イネ 、 タバコ を モデル 植物 と し た 研究 が 盛ん に 行わ れ て き た 。 ただ 、 それ 以前 から 遺伝 学 の 実験 に は 植物 が よく 使わ れ て い た 。 ヒト が 飼育 栽培 する 生物 の 中 で は 、 植物 の 方 が 寿命 が 短く 管理 し やすい もの が 多かっ た ため で あろ う 。  しかし 、 ショウジョウバエ や アカパンカビ など が モデル 生物 として 使わ れる よう に なっ て から は 、 研究 の 最前線 において 、 モデル 植物 の 利用 は 減少 し た 。  植物 地理 学 は 、 世界 の 様々 な 地域 で の 植物 相 の 分布 を 論じる が 、 植物 相 は その 地域 の 相 観 を 決める 重要 な 要素 で ある 。 したがって 、 地理 学 と 強固 に 結びつき 、 気候 帯 の 区分 など に 向かっ た 。 また 、 各地 における 様々 な 植物 群落 の 組成 を 調べる 研究 は 、 植物 社会 学 と 言わ れる 植物 に関する 群集 生態 学 へ 発展 し た 。 他方 で 、 その よう な 植物 群集 の 移り変わり から 、 遷移 の 理論 が 発展 し た 。 さらに 、 それ に 動物 群集 を まとめ て 考える こと で 生態 系 の 概念 が 生まれ た 。 これら は 生態 学 の 重要 な 部分 を 占める 。ワイン 用 ブドウ 品種 の 一覧 （ ワイン よう ブドウ ひんし ゅのいちらん ） で は 、 ワイン 用 の ブドウ 品種 を 以下 に 示す 。 とくに 記載 の 無い 場合 は 、 ヨーロッパ ブドウ （ ヴィニフェラ 種   " Vitis   Vinifera "） で ある 。  アギヨルギティコ ( Agiorgitiko ) は ギリシャ の ペロポネソス 半島 で 主 に 栽培 さ れる 赤ワイン 用 の 品種 で ある 。 深い 紅色 を 呈す ワイン を 産し 、 別名 「 ヘラクレス の 血 」 と も 呼ば れる 。 主 な 産地 に ネメア ( Nemea ) が ある 。  カベルネ・ソーヴィニヨン   (')   は 、 世界 的 に 最も 有名 な 赤ワイン 用 の 代表 ワイン 用品 種 の 1 つ で ある 。 単に 「 カベルネ 」 (')   と も 呼ば れる こと が 多い 。 フランス で は メドック 地区 に 代表 さ れる よう に ボルドー の 最も 重要 な 品種 の 一つ で あり 、 世界 各地 で も 栽培 さ れ て いる が 、 比較的 温暖 な 気候 を 好む 。 ソーヴィニヨン・ブラン と カベルネ・フラン の 自然 交配 によって 誕生 し た と いわ れ て いる 。  果皮 の タンニン 分 が 多く 、 強い 渋 味 の ある 濃厚 な ワイン と なる 。 雑 味 が 多く 、 比較的 長期 の 熟成 を 必要 と する 。 強 過ぎる 渋 味 を 緩和 す べく 、 メルロー 等 の 他 の 品種 と の 混醸 や 混和 も 少なく ない 。 歴史 的 に は 「 ヴィドゥーレ 」 「 ヴェデーレ 」 （ 「 硬い 」 の 意 ） と も 呼ば れ た 。 ソーヴィニヨン・ブラン 同様 メトキシピラジン ( Methoxypyrazine ) に 由来 する アロマ が ある 。  カベルネ・フラン   ()   は 、 赤ワイン 用 の 品種 で 、 同じく 「 カベルネ 」 の 名 を 冠する カベルネ・ソーヴィニヨン より も 、 出来上がっ た ワイン は 柔らか な 渋み を 持ち 、 やや 素朴 な 感 が ある 。 ボルドー ワイン に しばしば 配合 さ れ 、 カベルネ・ソーヴィニヨン と 比較 し て より 冷涼 な 気候 で も 栽培 さ れる 。 フランス で は ボルドー ・ サンテ ミリオン 地区 や ロワール 地方 に よく 見 られる 。  ガメ   ()   は 、 主 に フランス の ボジョレー (" Beaujolais "   )   で 栽培 さ れる 赤ワイン 用 の 品種 で ある 。 正しく は 「 ガメ・ノワール・ア・ジュ・ブラン 」 (";   白い 果汁 を 持っ た 黒い 果皮 の ガメ ) で ある と さ れ 、 赤い 果肉 の 別種 「 ガメ・タンテュリエ 」 ()   と 区別 さ れる と いう 。 遅霜 に 遭っ て も 「 予備 の 」 芽 が 芽吹い て 回復 が 早い 特長 が ある 。 この 品種 から は ライト ボディ で 若い うち に 飲ま れる ワイン が 作ら れる 。  カリニャン ( Carignan ) は 、 南 フランス の ラングドック 等 の 地域 で よく 栽培 さ れる 黒 葡萄 の 品種 で ある 。 日照 時間 が 長く 乾燥 し た 土地 に 適する 。 ワイン は 通常 フル ボディ で プレミアム ワイン も 生産 さ れる が 、 カベルネ・ソーヴィニヨン や シラーズ の よう な 他 の 品種 と 比べ て アロマ や フレーバー に 品種 の 個性 が それほど 無い 。  カルメネール （ ） は 元々 フランス ・ ボルドー 産 の 赤ワイン 用 の 品種 で あっ た が 、 結実 が 悪かっ た ため 現在 この 地域 で は 見かけ ない 。 代り に チリ で は 良く 育ち 、 この 国 を 代表 する 品種 に なっ た 。  クシノマヴロ ( Xinomavro ) は ギリシャ の マケドニア 地方 で 主 に 栽培 さ れる 赤ワイン 用 の 品種 で ある 。 ピノ・ノワール の 類縁 種 と も 言わ れ 、 酸 の 美しい 濃 紅色 で リッチ な 長 熟 型 の ワイン を 産 する 。 ギリシャ で は 最良 の ワイン 用品 種 の 一つ 。 おも な 産地 として ナウサ ( Naoussa )、 グーメニサ ( goumenissa )、 アミィンテオ ( Amyntaio ) など が ある 。  グルナッシュ   (')   または   ガルナチャ   (')   は 、 メルロー に 続き 作付 面積 世界 第 二 位 の 黒 葡萄 で ある 。 単独 で 使わ れる こと は 少なく 、 主として 南 フランス の 「 シャトーヌフ・デュ・パープ 」 (') に 代表 さ れる ローヌ 渓谷 や スペイン の リオハ (') で 、 より 色 の 濃い 他 の 品種 と 配合 さ れる 。 フランス で は 「 グルナッシュ・ノワール 」 ()、 スペイン で は 「 ガルナチャ・ティンタ 」 ()   の それぞれ 別名 が ある 。 日照 時間 が 長く 乾燥 し た 土地 で よく 育つ 。 ワイン は タンニン が 軟らかく 独特 の 土 っぽい フレーバー が あり 熟成 が 早い 。 オーストラリア で は シラーズ と ブレンド さ れる こと が 多い 。 イタリア の サルデーニャ 島 で は カンノナウ   () と 呼ば れ 、 他 地域 と 異なり タンニン の 強い 赤ワイン を 生み出す 。 「 カンノナウ・ディ・サルデーニャ 」 (") は カンノナウ 90 % 以上 で 作ら れる DOC ワイン で ある 。  グレコ・ネロ   ()   は 、 主 に イタリア 南部 で 栽培 さ れ て いる 赤ワイン 用 の 黒 ブドウ 品種 で ある 。 カラブリア 州 で よく 見かける 品種 で あり 、 ガリオッポ と の ブレンド に 用い られる こと が 多い 。 白 ブドウ 品種 の グレコ より も 栽培 面積 は 広い 。  サンジョヴェーゼ   ()   は 、 イタリア で 最も 栽培 面積 の 多い 赤ワイン 用 の 品種 で ある 。 果皮 の 色 の 違い を 含め 数 多く の 亜 種 を 持つ 。 中央 イタリア の トスカーナ 州 が 主 産地 で 、 イタリア で 最も 有名 な 一つ で ある 「 キャンティ ("") を はじめ 、 「 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 」 ()   や 「 ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ 」 ()   、 「 モレッリーノ・ディ・スカンサーノ 」 () など が 生産 さ れる 。 コルシカ 島 で は 、 「 ニエルッキオ 」 () として 知ら れる 。  シラー ( Syrah ) は 「 シラーズ 」 (" Shiraz ") と も 呼ば れる 赤ワイン 用 の 代表 的 な 品種 の 1 つ で ある 。 シラーズ は イラン の 都市 名 で ある が 、 フランス ・ ローヌ 地方 が 起源 と さ れる 。 ローヌ 地方 の 代表 的 な 品種 で ある 他 、 オーストラリア で は 最も 重要 な 品種 で ある 。 南アフリカ 、 チリ など で も 栽培 さ れ て いる 。 ワイン は フル ボディ で 香味 が 強く 、 カベルネ・ソーヴィニヨン に 比べ タンニン が 「 新鮮 」 な の が 特徴 で ある 。 他 の 品種 と の 混醸 や 混和 も 見 られる 。 栽培 さ れる 気候 や 風土 によって 味 が 異なる 。 ローヌ 渓谷 北部 の コート ・ ロティ や エルミタージュ 、 オーストラリア 産 が 有名 。 果実 は 熟する と しなび やすい 。  ジンファンデル   ()   は 、 黒 葡萄 で 、 主として カリフォルニア 州 で 栽培 さ れる 。 DNA 鑑定 で クロアチア の 品種 Crljenak と 同一 と 判明 し た 。 イタリア の プリミティーヴォ () 種 とも 同一 で ある 。 この 種 から 造ら れる 有名 な もの に 、 白 ワイン の 製法 を 用い た 「 ホワイト・ジンファンデル 」 () と 呼ば れる ピンク色 の ワイン が ある 。 雨 に 弱い ので 秋 に 雨 が ほとんど 降ら ない 土地 に 栽培 は 限ら れる 。 実 が 一様 に 熟し にくい 。  タナ もしくは タナット () は 、 フランス 南西 地方 で 主 に 栽培 さ れる 葡萄 品種 で ある 。 フランス の 他 に は ウルグアイ で 重要 な 品種 で ある 。 タンニン に 富む 。  ツヴァイゲルト () は 、 オーストリア で 生み出さ れ た 黒 葡萄 品種 で 、 ブラウフレンキッシュ () と サン ・ ローラン () の 交配 種 で ある 。 1922 年 に ツヴァイゲルト 博士 により 開発 さ れ た 。 耐寒 性 に 優れ 、 比較的 新しい ながら オーストリア における 最も 普遍 的 な 品種 に なっ て いる 。 日本 で も 、 北海道 や 東北 など の 寒冷 な ワイン 産地 で 栽培 さ れ て いる 。 「 ツヴァイゲルトレーベ 」 () と も 言う 。  テンプラニーリョ ( Tempranillo ) は 、 スペイン 原産 の 黒 葡萄 品種 で 、 特に リオハ が 知ら れ て いる 。 早熟 という 意味 だ が 、 熟成 により 味わい が 深まる 。  ネグロアマーロ   ()   は 主 に イタリア の プッリャ 州 で 栽培 さ れ て いる 品種 で ある 。  ネッビオーロ ( Nebbiolo ) は 、 主 に イタリア で 栽培 さ れる 葡萄 品種 で あり 、 ピエモンテ 州 の 最 高級 ワイン で ある 「 バローロ 」 や 「 バルバレスコ 」 の 原料 と なる 。  ネロ・ダヴォラ   () は 、 イタリア で 栽培 さ れる 黒 葡萄 で 、 シチリア 島 を 代表 する 黒 葡萄 品種 で ある 。 非常 に 色 が 濃く 力強い ワイン と なる 。 長らく 安価 な ブレンド ワイン の 原料 として イタリア 各地 や フランス など で 使用 さ れ て い た が 、 近年 この 品種 を 中心 と し た 良質 な ワイン が 生み出さ れる よう に なっ て いる 。  バルベーラ   ()   は 、 イタリア で 栽培 さ れる 黒 葡萄 で 、 北西 の ピエモンテ 州 を 主 産地 と する 。 多産 な ため に 比較的 安価 な ワイン へ の 使用 が 多い が 、 近年 再 評価 さ れ つつ ある 品種 で ある 。 タンニン が 少なく 、 酸味 の 強い 赤ワイン と なる 。 イタリア の 他 で は 、 カリフォルニア で の 栽培 が 知ら れる 。  ビジュノワール   ()   は 、 山梨 27 号 （ 甲州 三 尺 × メルロ ） と マルベック の 交配 から 生み出さ れ た 赤ワイン 用 の 醸造 専用 品種 で ある 。 タンニン が 多く 酒色 が 濃く 味 に コク が ある 。  ピノタージュ   ()   は 、 ピノ・ノワール と エルミタージュ （ サンソー ） の 交配 から 生み出さ れ た 南アフリカ の 品種 で 、 絵の具 の 様 な 香り を 持っ た 赤ワイン を 造る 。  ピノ・ノワール   ()   は 、 フランス の ブルゴーニュ 地方 を 原産 と する 世界 的 な 品種 で 、 紫色 を 帯び た 青色 の 果皮 を 持つ 。 冷涼 な 気候 を 好み 、 特に 温暖 な 気候 で は 色 や フレーバー が 安定 し ない ので 栽培 は 難しい 。 イタリア で は 「 ピノ・ネロ 」 ()、 ドイツ で は 「 シュペートブルグンダー 」 () の 名 が ある 。 遺伝子 的 に 不安定 で 変異 種 が 少なく ない 。 この 中 に は 、 緑 み を 帯び た 黄色 の 果皮 を 持つ ピノ・ブラン () や 褐色 の ピノ・グリ () など が あり 、 時に は 同じ 樹 に 異なっ た 色 の 果実 が なる と も いわ れ て いる 。 フランス 以外 で は 最近 ニュージーランド で の 栽培 が 盛ん で 、 寒冷 地 を 中心 に 栽培 さ れる 。 ワイン は ライト ボディ で 、 弱め の 渋 味 、 繊細 な アロマ と フレーバー が 特徴 で ある 。 シャンパン に も 欠か せ ない 品種 で ある 。  品種 の 分類 は その 葉 の 形 による 類似 性 で 従来 わけ 、 関連づけ られ て き た が 、 昨今 の 遺伝子 研究 の 発展 により 、 シャルドネ の 親 に あたる 事 が 証明 さ れ た 。  プティ・ヴェルド ( Petit   Verdot ) は フランス ・ ボルドー の 黒 葡萄 の 品種 の 1 つ 。 実 の 熟 する の が 他 の 品種 より 遅い 。 色 が 良く 、 酸味 と タンニン に 富む 。 ボルドー で は ブレンド に 少量 使わ れる が 、 オーストラリア で は この 品種 だけ で ワイン が 作ら れる こと が よく ある 。  ブラック・クィーン ( Black   Queen ) は 日本 で 栽培 さ れ て いる 赤ワイン 用品 種 で あり 、 川上 善 兵衛 が ベーリー ( Bailey ) と ゴールデン ・ クィーン ( Golden   Queen ) の 交配 により 作っ た いわゆる 「 川上 品種 」 の 一つ 。 濃い 紫色 の 、 酸味 の 強い ワイン を 産 する 。  マスカット・ベーリー A ( Muscat   Bailey   A ) は 日本 で 栽培 さ れ て いる 醸造 ・ 生食 兼用 の 品種 で あり 、 日本 における 赤ワイン 生産 において 主要 な 地位 を 占める 。 アメリカ 系 で ある ベーリー ( Bailey ) と 欧州 系 で ある マスカット・ハンブルグ ( Muscat   Hamburg ) の 交配 によって 生まれ た 欧米 雑種 で あり 、 川上 善 兵衛 が 日本 の 風土 に 適し た ワイン 用 品種 を 作る ため に 品種 改良 を 行っ た 、 いわゆる 「 川上 品種 」 の 一つ 。 鮮やか な 赤色 を 呈し 、 比較的 渋 味 の 少ない みずみずしい ワイン を 産 する 。  マスカット ・ ベリー A ( Muscat   Berry   A ) と 誤記 さ れる 例 も 少なく ない 。 2001 年 時点 の 日本 で の ブドウ 品種 別 面積 で は 5 位 で ある 。  マルベック ( Malbec ) は 、 フランス の ミディ ＝ ピレネー 地域 圏 ロット 県 カオール 周辺 で 栽培 さ れ て いる 赤 ブドウ 。 「 コ 」 ( Cot ) と も 呼ば れる 。 「 カオール の 黒 」 と 呼ば れる ほど 濃 色 で タンニン の 強い 、 ブルーベリー や ヴァイオレット の よう な 香り の する ワイン を 生む 。 近年 アルゼンチン で も 多く 栽培 さ れ て いる 。 収量 は 少なく 、 結実 が 悪い ため 安定 し ない 。  ムールヴェードル () は 、 フランス 南部 の ほか に スペイン や オーストラリア で 栽培 さ れる 黒 葡萄 品種 で ある 。 スペイン で は モナストレル ( Monastrell )、 豪州 で は マタロ ( Mataro ) と 呼ば れる 。 暑く 乾燥 し た 土地 で 良く 育ち 、 芽吹き が 遅い うえ 遅霜 に 強い 。 若い ワイン は 渋み が 強い ので 他 の 品種 と ブレンド さ れる こと が 多い 。 豪州 で は グルナッシュ 、 シラーズ と ブレンド さ れ 、 各 品種 の 頭文字 を 取っ て よく GSM と 称さ れる 。 ただし 長期 熟成 が 可能 で 、 この 品種 のみ から 作ら れ た 高級 ワイン も 存在 する 。  ムニエ   ()   は 、 シャンパーニュ (") で 用い られる 黒 葡萄 品種 の 一つ で 、 ピノ・ノワール の 変異 種 と さ れる 。 フランス で は 「 ピノ・ムニエ 」 () と も 呼ば れ 、 また ドイツ において は 「 シュヴァルツリースリング 」 () の 名 が ある 。  メルロー   ()   は 、 赤ワイン 用 の 品種 の 中 で は 最大 の 作 地 面積 を もつ 。 とくに フランス の ボルドー や 、 それ を 真似 た 「 ボルドー ・ ブレンド 」 において 非常 に 重要 で あり 、 カベルネ・ソーヴィニヨン と ブレンド さ れる こと も ある 。 カベルネ・ソーヴィニヨン に 比し 爽やか で 、 軽口 で ある 。 また 、 ボルドー の サンテ ミリオン () や ポムロール () といった 地区 で は 、 カベルネ・ソーヴィニヨン より も 多く 配合 さ れ 、 とくに ポムロール 地区 の 「 シャトー・ペトリュス 」 は 、 しばしば この 品種 単独 で 造ら れる 。 日本 で も 長野 県 の 塩尻 市 桔梗ヶ原 地区 など で 栽培 さ れ て いる 。 土壌 の 塩分 に 弱い 。  モンテプルチャーノ   ()   は 、 イタリア 中部 および 南部 で 栽培 さ れ て いる 黒 ブドウ 品種 で ある 。 イタリア の 土着 品種 として は サンジョヴェーゼ に 次ぐ 栽培 地域 の 広範 さ を 誇り 、 モンテプルチャーノ と 他 品種 を ブレンド し た D . O . C ./ D . O . C . G . 認定 ワイン も 多い 。 モンテプルチャーノ・ダブルッツォ   DOC が 有名 。 トスカーナ 州 に ある 同名 の コムーネ と は 関係 が ない 。  ヤマ・ソービニオン は 1990 年 に 山梨大学 が 作出 し た 黒 品種 。 品種 登録 番号 第 2457 号 。 日本 で は ヨーロッパ 系 ワイン 専用 品種 の 栽培 が 容易 で は ない 。 日本 の 気候 風土 へ の 適応 と 病害虫 へ の 耐性 の 付加 を 目的 として 、 母系 品種 を 日本 の 在来 種 で ある ヤマブドウ " と し 、 父系 品種 は カベルネ・ソーヴィニヨン ( Cabernet   Sauvignon ) を 交雑 し 、 実生 選抜 し 作出 さ れ た   なお 、 ヤマ・ソーヴィニヨン の 日本語 表記 は 誤り 。  ルビー ・ カベルネ   ( Ruby   Cabernet ) は 黒 葡萄 の 1 品種 で 、 カリ ニャンと カベルネ・ソーヴィニヨン の 交配 種 で ある 。 オーストラリア で は もっぱら 内陸 部 の 暑い 土地 で 栽培 さ れる 。 ワイン は 色 が 濃い ので ブレンド に 用い られ 、 単一 種 の 商品 は 見 られ ない 。  アルバリーニョ は 、 主 に イベリア 半島 で 栽培 さ れ て いる 白 ブドウ 品種 。 原産地 は スペイン・ガリシア 地方 。  ヴィオニエ ( Viognier ) は 、 主 に フランス ・ ローヌ 地方 で 栽培 さ れる 、 強い 芳香 が 特徴 の 葡萄 品種 で ある 。 主として フランス の ローヌ で 、 コンドリュー や シャトー・グリエ といった 非常 に 小さな 地区 で 使わ れる 。 比較的 栽培 量 の 少ない 品種 で は ある が 、 近年 アメリカ や オーストラリア など で の 生産 が 増え て いる 。 酸味 が 少ない ため 醸造 は 難しい 方 で ある 。 シラーズ に わずか に ブレンド さ れる こと も ある 。  ヴェルメンティーノ   ()   は 、 サルデーニャ 島 、 コルシカ 島 、 イタリア 北西 部 および フランス 南部 を 中心 に 栽培 さ れる 白 ブドウ 品種 で ある 。 ピガート や ファヴォリタ 、 ロール や ヴェルマンチヌ など 、 別名 や 他 品種 と の 混同 が 多数 ある 。 米国 や オーストラリア など ニュー ワールド で も 栽培 さ れ て いる 。  グレコ   ()   は 、 イタリア で 栽培 さ れ て いる 一連 の ワイン 用 ブドウ 品種 の 呼称 で あり 、 白 ブドウ 品種 と 黒 ブドウ 品種 の 両方 に 用い られる が 、 グレコ と いえ ば 通常 は 白 品種 の ほう を 指す 。 ギリシャ が 起源 で は ない か と いわ れ て いる 。 カンパーニャ 州 を 中心 に 栽培 さ れ グレコ・ディ・トゥーフォ   DOCG に 用い られる グレコ 種 と 、 カラブリア 州 を 中心 に 栽培 さ れる グレコ・ビアンコ 種 と は 、 通常 区別 し て 扱わ れる 。  ゲヴュルツトラミネール   ()   は 、 白 ワイン 用 の 品種 で 、 果皮 の 色 の 濃 さ と 強い 芳香 が 特徴 で ある 。 主 に フランス の アルザス にて 栽培 さ れ 、 フランス で は 唯一 ドイツ 語 由来 の 名称 の 認め られ た 品種 と なっ て いる 。 ゲヴュルツ は スパイス の 意味 。 果皮 の 色 に 由来 する 色 の 濃い 白 ワイン が 造ら れ 、 バラ ( の 花びら )、 ライチ や ラベンダー に 喩え られる 独特 の 強い 香り が 非常 に 有名 で ある 。  ケルナー   ()   は 、 トロリンガー () と リース リング による 交配 種 で 、 1969 年 に ドイツ の ヴュルテンベルク で 生み出さ れ た 。 リース リング ほど 洗練 さ れ て は い ない ものの 概ね 良質 の 白 ワイン を 生み 、 日本 で も 寒冷 地 で 栽培 さ れる 。  コロン バール ()   は 白 ワイン 用 葡萄 の 一種 で 、 北米 で は 「 フレンチ ・ コロン バール 」 の 名 の 方 が よく 知ら れ て いる 。  北 カリフォルニア の ワイン 生産 者 の 間 で は 、 旧来 の ワイン 用 葡萄 は 甘口 と 辛口 の 特性 を 併せ持っ た フルーティ な ワイン として 醸造 さ れ て い た 。 しかし コロン バール は その 自然 な 酸味 から 、 廉価 な テーブル ワイン 用 の 白 の 骨格 と なす べく 主 に カリフォルニア で 生産 さ れ て いる 。 フランス で は 伝統 的 に シャラント ( Charente ) と ガスコーニュ ( Gascogne ) で 生産 さ れ て おり 、 前者 で は コニャック 、 後者 で は アルマニャック として 醸造 さ れ て いる 。 今日 でも 一部 の ボルドー AOC で は 白 ワイン の ブレンド 用 に 使わ れ て いる ほか 、 ガスコーニュ で も ヴァン・ド・ペイ ( 地方 ワイン ) に 使わ れ て いる 。 南アフリカ で も 広く 生産 さ れ て いる ほか 、 オーストラリア で も 少量 が 造ら れ て いる 。  甲州 （ こう しゅう ）   は 、 日本 固有 の 葡萄 品種 で 、 中国 原産 の 「 竜眼 」 （ 龍 眼   " ロンガン "） の 変種 と さ れ て い た が DNA 鑑定 により 否定 さ れ て おり 、 現在 も 由来 について は 不明 な 点 が 多い が ヴィニフェラ ７ ５ ％ 中国 ヤマブドウ １ ５ ％ の 交雑 種 と さ れ た こと が あたらしい 。 生食 用 として も 流通 し て いる ため 、 醸造 者 の 調達 経費 が 著しく 高い の が 難点 で ある が 、 ワイン 醸造 に 適し た 強い 酸味 を 持ち 、 日本 で 栽培 さ れる 葡萄 として は 比較的 将来 性 を 秘め た 品種 で ある 。  サル タナ ( Sultana ) は種 無し で 、 ワイン の 他 、 レーズン 、 生食 、 蒸留 酒 に も 利用 さ れる 多 用途 の 白 葡萄 の 品種 で ある 。 カリフォルニア で は トンプソン・シードレス ( Thompson   Seedless ) と 呼ば れる 。 この 品種 は 2 年 目 の 枝 ( ケーン ( cane )) の 根元 に 近い 芽 から 芽吹い た 枝葉 ( シュート ( shoot )) に 実 が 付き にくい ので 、 ケーン を 長く 保つ よう に 剪定 さ れる 。 ワイン は フレッシュ で 品種 の 個性 に 乏しい ( ニュートラル ) ため 、 主 に 安 ワイン の ブレンド 用 で ある 。  シャルドネ   ()   は 、 世界 的 に 最も 名 の 知ら れ た 白 ワイン 用 の 品種 の 一つ で ある 。 元々 は 、 フランス の ブルゴーニュ や シャンパーニュ 地方 に 代表 さ れる よう に 、 涼しい 気候 で 栽培 さ れ て い た が 、 多様 な 気候 の 下 で 実 が 熟する ため 、 現在 は 世界中 の 広範囲 な 地域 で 栽培 さ れ て いる 。 一般 に は 単 品種 ワイン が 多い が 、 オーストラリア で は セミヨン と よく ブレンド さ れる 。 樽 で の 醗酵 や 熟成 により オーク 香 が 付加 さ れる こと が 多い 。 シャンパン の よう に 発泡 ワイン で の 使用 も 多い 。 シャルドネ 単品 種 の ワイン として は 、 フランス の シャブリ ("")   が 最も 有名 で ある 。  シュナン・ブラン ( Chenin   Blanc ) は 、 主 に フランス の ロワール 地方 で 栽培 さ れる 白 ワイン 用品 種 で ある 。 貴 腐 化 する 事 で も 知ら れる 。 この 品種 から は テーブル ワイン 、 スパークリングワイン 、 甘口 ワイン 等 色々 な スタイル の ワイン が 生産 さ れる 。 南アフリカ で は 重要 な 品種 。  セミヨン   ()   は 、 ボルドー 起源 の 白 ワイン 用品 種 で 、 他 の 品種 と よく ブレンド さ れる 。 果皮 が 薄く 貴 腐 が 起こり 易い 。 オーストラリア で は シャルドネ の 次に 多く 栽培 さ れ 、 ハンター・ヴァレー 産 の ワイン が 有名 。  ソーヴィニヨン・ブラン   ()   は 、 白 ワイン 用 で は 作 地 面積 第 三 位 の メジャー 品種 で 、 主 に フランス の ボルドー や ロワール 地方 で 栽培 さ れ て いる 。 近年 香り ( アロマ ) の 強い ニュージーランド ( 主 に マールボロ ( Marlborough ) 地区 ) 産 の もの が 世界 的 に 有名 に なっ た 。 この ワイン の アロマ を 専門 家 は 「 青草 の よう 」 や 「 ハーブ の よう 」 など と 形容 し 、 時に は 「 雄 猫 の よう 」 「 猫 の おしっこ 」 など の 表現 が なさ れる 。 ピーマン の よう な アロマ は メトキシピラジン ( Methoxypyrazine ) に 由来 する 。 カリフォルニア 産 の ワイン は オーク が 用い られる ため アロマ と フレーバー が より 複雑 で フュメ・ブラン ( Fume   Blanc ) と 呼ば れる 。 実 の 色 の 異なる 「 ソーヴィニヨン・ヴェール 」 () や ソーヴィニヨン・グリ () など が 知ら れ て いる 。  トレッビアーノ   ()   は 、 白 ワイン に 使わ れる 葡萄 品種 で 、 イタリア で は ソアーヴェ ( Soave ) や オルヴィエート ( Orvieto ) といった 白 ワイン が 造ら れる 他 、 赤ワイン に も 配合 さ れる 。 「 ユニ・ブラン 」 () の 名 で も 知ら れ 、 フランス で は コニャック ( Cognac ) や アルマニャック ( Armagnac ) といった ブランデー の 原料 ワイン が 生産 さ れ て いる 。 葡萄 の 房 の 先 が 二股 に なる ので 他 の 品種 と 区別 し やすい 。  ピノ・グリ () は 、 ブルゴーニュ 原産 の 白 ワイン 用品 種 で 、 ヨーロッパ ブドウ （ ヴィニフェラ 種   " Vitis   Vinifera "） の 一 種 で ある 。 青 灰色 の ブドウ の ピノ・ノワール の 枝 変わり種 と 考え られ て い て 、 灰色 ぶどう （ 藤 色 や ピンク など の ぶどう ） など 、 同じ 樹 に 異なっ た 色 の 果実 が なる こと が ある 。 フランス で は アルザス 地方 で 多く 生産 さ れる 。 イタリア で は 「 ピノ・グリージョ 」   ( Pinot   Grigio )、 ドイツ で は 「 グラウブルグンダー 」 （ Grauburgunder ） 又は 「 ルーレンダー 」 ( Ruländer ) の 名 が ある 。 地域 によって は 、 シャルドネ を 超える シェア を ほこり 、 世界 各地 に 拡がり つつ ある 。 強 すぎ ず 軽 め の 味わい で 比較的 いろいろ な 料理 に 合わせ やすく 、 海外 で は 地中海 料理 や 日本 食 など の 料理 と 一緒 に 料理 の 旨味 を 引き出す ワイン として 食事 と 一緒 に 楽しま れ て いる 。  ピノ・ブラン () は 、 ブルゴーニュ 原産 の 白 葡萄 品種 で 、 原産地 を 代表 する 黒 葡萄 ピノ・ノワール の 変異 種 の 一つ で ある 。 主 に 白 ワイン に 使わ れる が 、 ブルゴーニュ の 赤ワイン に も 配合 さ れる 。 穏やか な 香り が 特徴 で 、 フランス で は アルザス 地方 で 多く 生産 さ れる 。 この 他 、 ドイツ や 北イタリア で 栽培 さ れ 、 ドイツ で は 「 ヴァイサーブルグンダー 」 ()、 イタリア で は 「 ピノ・ビアンコ 」 () の 名 が ある 。  フィアーノ   ()   は 、 おもに イタリア 南部 で 栽培 さ れ て いる 白 ブドウ 品種 で ある 。 収量 が 少なく 一度 栽培 が 途絶え かけ た が 、 20 世紀 後半 に カンパーニャ 州 の 地元 生産 者 の 努力 で 復活 し 、 近代 的 醸造 技術 の 導入 によって 品質 も 向上 し た 。 オーストラリア で も 生産 が 増加 し て いる 。 蜂蜜 や スパイス など の 強い アロマ を もち 、 長期 熟成 に も 適する 。  マルヴァジーア   ( Malvasia 、 Malvazia とも )   は 、 主 に 地中海 地域 や マデイラ 島 など で 広く 栽培 さ れ て いる ブドウ 品種 の 系統 ・ 総称 で ある 。 多く の 亜 種 が 存在 し 、 地域 によって 主流 と なる 品種 は 異なる 。 例えば 白 ワイン 用 の マルヴァジーア・ビアンカ   ( Malvasia   bianca )   や マルヴァジーア・ディ・カンディア   ( Malvasia   di   Candia )   、 甘口 デザート ワイン 用 の マルヴァジーア・デッレ・リーパリ   ( Malvasia   delle   Lipari )   、 赤ワイン 用 黒 ブドウ 品種 の マルヴァジーア・ネーラ   ( Malvasia   nera )   、 甘口 酒精 強化 ワイン の マデイラ 「 マルムジー   ( Malmsey )   」 用 の マルヴァジア・カンディダ   ( Malvasia   Candida )   など が ある 。 別名 が 多数 あり 、 ブドウ だけ で なく ワイン について も 名称 に 関連 し た 混乱 が 多い 。 とくに マルムジー という 名称 に かんし て は 歴史 的 経緯 が 複雑 な ため 、 注意 が 必要 で ある 。  ミュラー・トゥルガウ   ()   は 、 19 世紀 末 の スイス の トゥールガウ 州 で 生まれ 、 ドイツ の ヘル マン ・ ミュラー 博士 によって 育種 、 開発 さ れ た 品種 で 、 収量 は 多い が 酸味 に は 比較的 乏しい 。 リース リング と シルヴァーナー (,   )   の 交配 から 生まれ た と 伝え られる が 、 これ を 否定 する DNA 解析 結果 も 報告 さ れ て おり 、 それ に よる と シルヴァーナー で は なく 、 ドイツ で 「 グーテーデル 」 () と 呼ば れる 「 シャスラ 」 () 種 で あっ た 可能 性 が 高い と いう 。 生誕 の 地 より も むしろ 、 より 比較的 新しい 産地 で 結果 を 残し て いる 品種 で ある 。 日本 で も 北海道 や 山形 、 山梨 など で 栽培 さ れる 。  ムロン・ド・ブルゴーニュ   ()   は 、 フランス の ロワール 川 沿い の 地域 で 栽培 さ れる 白 ワイン 用 の 品種 で 、 1709 年 の 寒波 で この 地域 の ブドウ が 全滅 し た こと から 、 耐寒 性 が 高い ブルゴーニュ 原産 の この 品種 が 導入 さ れ た と さ れる 。 他 の 地域 で は 殆ど 栽培 さ れ ず 、 イギリス の 女性 ワイン 評論 家 の ジャンシス・ロビンソン は この 品種 について 、 「 その 主 な 特性 は 、 殆ど 特性 が 無い こと で ある と 言える 」 と も 書い て いる 。 この 品種 から 造ら れる こと で 知ら れる 「 ミュスカデ 」 ("") と 呼ば れる ワイン は 、 軽く て 爽やか な の が 身上 で あり 、 品種 特性 を 補う べく 「 シュル・ル・リー 」 と 呼ば れる 特別 な 手法 が 用い られる こと も 多く 、 これ に 由来 する 微 炭酸 の 残る もの も ある 。 その 香り は 「 パン の イースト 香 」 など に 例え られる 。 この 品種 自体 も 「 ミュスカデ 」 と 呼ば れる が 、 アルザス 地方 の 「 ミュスカ 」 種 と は 別種 で ある 。  モス カート ( Moscato ) は イタリア 産 マスカット で 、 主 に ピエモンテ 州 で 作ら れ て いる 白 ぶどう で ある 。 スパークリングワイン の アスティ・スプマンテ と モスカート・ディ・ピエモンテ は ともに 強い マスカット 香 と 快い 甘み を 持っ た ワイン で 、 DOCG ワイン に 指定 さ れ て いる 。 フランス で は ミュスカ ( Muscat ) と よば れ 、 南仏 の 甘口 ワイン 、 VDN （ ヴァン・ドゥー・ナチュレル ） に 用い られる 一方 、 アルザス で は 辛口 で 仕立て られる こと が 多い 。  リース リング   ()   は 、 最も 有名 な 白 ワイン 用 の 品種 の 一つ で 、 ドイツ や アルザス で は 重要 な 品種 で ある 。 この 品種 と は 無縁 の 、 より 品質 の 劣っ た リース リング と 名 の 付く 葡萄 と 区別 する ため に 、 時に 「 ライン ・ リース リング 」 (" Rhine   Riesling ")、「 ホワイト ・ リース リング 」 (" White   Riesling ") と も 呼ば れる 。 品種 独特 の 強い 果実 香 と 酸味 が 特徴 で ある 。 漿果 は 小粒 で 晩熟 性 が 強い 。 一般 に 冷涼 な 気候 に 適する と 考え られる が 、 興味深い こと に 、 豪州 で は それほど 涼しい 地域 と は 言え ない クレア ・ ヴァレー ( Clare   Valley ) 産 の もの が 評価 が 高い 。  リボッラ・ジャッラ   ()   は 、 主 に イタリア の フリ ウリ ＝ ヴェネツィア・ジュリア 州 および スロベニア 西部 で 栽培 さ れ て いる 白 ワイン 用 ブドウ 品種 で ある 。 19 世紀 以降 1990 年代 まで 栽培 は 減少 の 一方 だっ た が 、 21 世紀 を 迎え て から 人気 が 復活 し た 。 ロザッツォ   DOCG の ワイン に 使用 さ れる こと が ある ほか 、 フリウリ・コッリ・オリエンターリ   DOC や コッリオ・ゴリツィアーノ   DOC など において も 重要 な 品種 と なっ て いる 。芋 （ いも ） と は 、 植物 の 根 や 地下茎 といった 地下 部 が 肥大 化 し て 養分 を 蓄え た 器官 で ある 。 特に その 中 で 食用 を 中心 に 利用 さ れる もの を 指す こと が 多い 。 但し 、 通常 は タマネギ の よう な 鱗茎 は 含め ない 。  芋 は デンプン など の 炭水化物 を 多く 含み 栄養 価 も 高い こと から 、 世界 に は 芋 を 主食 と し て いる 地域 が 多数 ある 。 ジャガイモ や サツマイモ の よう に 、 痩せ た 土地 で も 耕作 が 出来る こと から 、 原産地 から 移出 さ れ た 先 で 主食 作物 として の 地位 を 得 た もの も ある 。 例えば 、 アンデス山脈 原産 の ジャガイモ は 、 ヨーロッパ と ロシア で 主食 に 準じる 重要 性 を 占め て いる 。  一般 に 芋 の 栽培 は 穀物 の 栽培 と 比べ て 容易 で 、 天候 の 変化 に も 強い 。 面積 あたり の 生産 量 が 多く 、 面積 あたり の カロリー 生産 量 で も 、 芋 の ほう が 穀物 より 多い 。 その ため 日本 の サツマイモ の 様 に 飢饉 対策 作物 として 栽培 さ れ た 例 や 、 重税 や 非 食用 作物 の 栽培 を 強制 さ れ た 農民 が 自分 たち の 食用 に 栽培 する 事 が ある 。  栄養 上 の 主 な 成分 は デンプン だ が 、 比率 として は 穀物 と 比べ て 遜色 ない タンパク質 も 含む 。 しかし 含有 水分 が 多い ので 、 重量 あたり で みる と カロリー ・ タンパク質 とも 穀物 より 少ない 。 たくさん 食べる か 、 他 の 食物 で 補う か し なけれ ば なら ない 。 もっとも 、 太る まで 食べ 過ぎる こと が ない という の は 、 現代 的 に は 健康 に よい 特徴 と も 言える 。  水分 量 が 多い こと は 腐り やす さ に も つながり 、 穀物 と 比べる と 保存 が 利か ず 、 貯蔵 や 輸送 管理 に 困難 が ある 。  工業 的 に 澱粉 が 分離 精製 さ れる 。 また 、 蒸留 酒 の 原料 とも さ れ て き た が 、 近年 で は アルコール 燃料 （ バイオエタノール ） の 原料 とも さ れる 。  芋 を もつ 植物 は 、 その 進化 の 過程 で 種子 による 子孫 繁栄 より も 栄養 繁殖 器官 （ 塊根 、 塊茎 、 球茎 、 担根体 など ） による 同 一 個体 の 複製 を 目指し た 植物 で は ある が 、 有性 生殖 の 機能 は 完全 に は 失っ て おら ず 、 花 や 種 を 付ける 。 栽培 に 適し た 地域 で ある ほど 花 や 種 を 付ける 事 が 多い 。 この 花 や 種 は 繁殖 手段 として 必ずしも 有効 な もの で は ない が 、 ウイルス による 遺伝子 汚染 の 影響 が 少ない 真正 種子 は 親 と は 異なる 性質 を 持つ こと から 、 芋 植物 の 品種 改良 は 採種 を 介し て 行わ れる 場合 も 多い 。  芋 は 地上 に 出 た 部分 で 光合成 を 行い 、 地下 の 肥大 部分 すなわち 芋 に 栄養 を 蓄え て 、 葉 や 茎 が 枯れ て しまう 冬 や 乾季 を 芋 のみ の 状態 で 過ごし 、 成育 に 適し た 季節 が 訪れる と 再び 芽 を 出し て 育つ 。 多く の 芋 は 多年草 で 、 種子 から 育てる と 一 年 以内 に 芋 が 大きく なら ない 。 種芋 から 育て て 一 年 以内 で 収穫 する の が 普通 だ が 、 中 に は コンニャク イモ の よう に 数 年 越し で 育てる 芋 も ある 。 但し 、 無性 生殖 によって 単一 品種 のみ が 栽培 さ れ た 場合 に は 特定 の 植物 固有 の 病気 が 蔓延 し やすく なる 傾向 （ 連作 障害 ） も あり 、 それ が 原因 と なっ て ジャガイモ 飢饉 の よう な 飢饉 を 招い た 例 も ある 。  食料 として の 芋 は 焼く ・ 煮る ・ 炒める といった 簡単 な 調理 で 食用 と する こと が 可能 な もの が 多い 。 しかし 例えば キャッ サバ の よう に 有毒 な 栽培 種 も あり 、 害虫 や 他 の 動物 に 食べ られる 被害 に あい 難い 利点 が あり 、 毒 抜き し て 食用 に さ れる 。 一般 的 な ジャガイモ で あっ て も 発芽 部分 や 緑色 に なっ た 皮 に は 嘔吐 や 腹痛 ・ 下痢 や 頭痛 といった 食中毒 程度 の 被害 が 主 で は ある と は いえ 毒性 が 存在 し 、 その 食用 に は 注意 を 要する 。  栽培 場所 を 選ば ず 安定 供給 が 可能 な ため 、 得 易く 安価 な 食料 として 庶民 に 広く 親しま れ て き た 。 しかし 、 「 何処 でも 得 られる 食料 」 ゆえ 、 蔑ま れる 傾向 も 見 られる 。 いわゆる 「 イモ 」 と いう と 「 洗練 さ れ て い ない 」 の 意味 を 含ん だ 、 いわゆる 「 ダサい 奴 」 という 意味 で 使わ れる 蔑称 と なる 。 芋 料理 は 、 しばしば 「 田舎 料理 」 （ 郷土 料理 ） の 代表 に 挙げ られる 。 （ 例 ： 九州 大学生 を カリカチュアライズ し た 菓子 『 いも 九 』 ）花粉 （ か ふん ） と は 、 種子 植物 門 の 植物 の 花 の 雄 蘂 （ おし べ ） から 出る 粉 状 の 細胞 。 花粉 が めし べ の 先端 （ 柱頭 ） に つく こと により 受粉 が 行わ れる 。 種子 植物 が 有性 生殖 を 行う 際 に 必要 と なる 。 大き さ は 数 10 μ m ほど で ある 。 種 により 大き さ は 異なる が 、 同 一 種 で は ほぼ 同じ 大き さ に なる 。  ラン 科 植物 で は 花粉 が 塊 に なり 、 はなはだしい 場合 に は プラスチック 片 状 に すら なる 花粉 塊 を 形成 する 。  花粉 は 一見 で は 1 個 の 細胞 に 見える が 共通 の 細胞 壁 内 で 細胞 分裂 が 進ん で おり 、 栄養 細胞 と 生殖 細胞 が 分化 し て いる 。 これ は シダ 植物 の 小 胞子 が 発芽 し た 雄 性 配偶 体 に あたる もの で ある 。  裸子植物 で は 、 小型 の ガ によって 花粉 が 媒介 さ れる グネツム など ごく 一部 を 除き 、 花粉 は 通常 風 に 飛ばさ れ て 他 の 花 に たどりつく 。 これ を 風 媒 と いう 。 被子植物 で は 、 花 が 匂い や 蜜 など を 出し 、 それ を 集め に 来 た 昆虫 によって 運ば れる 虫 媒 が 発達 する 。 花 に 花弁 が でき て 、 目立つ 姿 に なる の も 、 昆虫 の 目 を 引く ため と 考え られる 。 他 に 、 鳥 媒 花 や 、 コウモリ 媒 花 も 存在 する 。 こうした 動物 に 依存 する 花粉 媒介 を 行う 植物 は 、 ハチ 、 ハエ 、 チョウ 、 ガ 、 鳥 、 コウモリ など といった 性質 の 異なる 媒介 動物 ごと に まとまり の 良い 形質 を 共有 する 傾向 が あり 、 この 形質 の 組み合わせ を 送 粉 シンドローム と 呼ぶ 。 被子植物 に も 、 風 媒 の もの が あり 、 それら は 地味 な 花 を 咲かせる 。 水生 植物 に は 水流 で 花粉 を 運ぶ 水 媒 の もの も あり 、 これ も 地味 な 花 を つける が 、 水中 や 水面 で 効果 的 に 花粉 を 授受 する の に 適応 し た 特殊 な 形態 を 持つ こと が 多い 。  花粉 は 、 雄しべ の 先端 に ある 葯 （ やく ） という 袋 の 中 で 形成 さ れる 。 この 内部 に は 花粉 母 細胞 が あり 、 減数 分裂 によって 、 4 個 の 細胞 を 形成 する 。 1 個 の 花粉 母 細胞 から 生じ た 4 個 の 細胞 を まとめ て 花粉 四 分子 と 呼び 、 個々 の 細胞 は 小 胞子 （ または 花粉 細胞 ） と 呼ぶ 。 成熟 過程 で 、 花粉 四 分子 の 4 個 の 細胞 は 互いに 離れ 、 それぞれ が 花粉 と なる 。 小 胞子 は 体 細胞 分裂 する ため 、 成熟 し た 花粉 は 花粉 管 細胞 と 雄 原 細胞 の 2 個 の 細胞 から なる 。  裸子植物 で は 細胞 壁 内 に 前 葉 体 細胞 と 花粉 管 細胞 、 生殖 細胞 を 生じる 。 被子植物 で は まず 花粉 管 核 と 雄 原核 に 核 の 分裂 が 起きる 。 この とき 細胞 質 の 分裂 も 起き 2 つ の 細胞 に 分かれる が 、 雄 原核 を とりまく 原形 質 は 極めて 薄い 。 細胞 分裂 後 、 雄 原 細胞 は 花粉 管 核 を 持つ 細胞 に 取り込ま れ 、 入れ子 状態 と なる 。 雄 原 細胞 は 後 に 再度 分裂 し て 2 個 の 生殖 細胞 と なる 。  花粉 は 細胞 壁 が 厚く なり 、 形 は種 によって 異なり 、 表面 に は それぞれ の 種 で 特有 の 構造 を 持つ 。 風媒花 で ある マツ の 花粉 は 、 空気 を 受ける 袋 状 の 構造 を 持つ 事 で 有名 で ある 。  裸子植物 で は 、 花粉 は 胚珠 の 先端 に 分泌 さ れる 液 滴 （ 受粉 液 ) に 付着 し て 捕捉 さ れる と 受粉 液 の 吸収 によって 胚珠 の 内部 に 引き込ま れ 、 発芽 する 。 花粉 が 発芽 後 、 成熟 し た 花粉 管 に なる まで 数 か月 を 要する 。 花粉 が 発芽 する ため の エネルギー は 、 花粉 粒 内 に 蓄え られ て いる 糖類 が 利用 さ れる 。  被子植物 で は 、 花粉 は めし べ の 上 で 発芽 し て 花粉 管 を 形成 し 、 直ちに 胚珠 内 の 卵 細胞 に 接近 する 。 さらに 花粉 管内 の 2 個 の 生殖 細胞 によって 重複 受精 と 呼ぶ 特殊 な 受精 が 起きる 。 花粉 が 付着 する の は 、 通常 めし べ の 先端 に ある 柱頭 という 部位 で あり 、 胚 殊 は めし べ の 基部 に ある 子房 に ある から 、 花粉 管 は 、 めし べ の 長 さ 分 は 伸びる 事 に なる 。  被子植物 で は 花粉 管 の 中 に わずか しか 原 形質 を 持た ない 生殖 細胞 （ 精 核 ） が 作ら れる のみ で 、 それ が 卵 細胞 と 接合 する 。 裸子植物 の 生殖 細胞 は 厚い 原形 質 を 持ち 、 なかでも イチョウ や ソテツ 類 で は 発達 し た 精子 と なる 。 精子 は 球形 に 近く 、 らせん 状 に 配列 する 多数 の 鞭 毛 を 持つ 。  花粉 を 食物 と する 動物 は いろいろ ある が 、 人間 が 直接 に 花粉 を 集め て 食料 と し た 歴史 は あまり ない 。 ただし 、 ミツバチ の 集め た もの を 摂取 する といった 、 間接 的 な 利用 は 古く から 行わ れ た 。 人体 の 組織 にとって きわめて 重要 な いくつ か の 酵素 および ビタミン B 2 を はじめ と する 補 酵素 を 含ん で いる 。  性 ホルモン で ある エストロゲン や アンドロゲン など の 多数 の 生理 活性 物質 を 含ん で おり 、 カルシウム 、 マグネシウム 、 銅 、 鉄 、 亜鉛 、 リン 、 塩素 、 硫黄 、 シリコン （ 通常 は シ リカ ・ 珪酸 の 状態 で 含ま れる ） といった 主要 ミネラル 、 および クロム を はじめ と する ほか の 多く の 微量 栄養素 を 含ん で いる 。  他方 で 、 いくつ か の 種 の 花粉 は 、 花粉 症 の 原因 と なる こと も 知ら れ て いる 。  花粉 は 単純 な 構造 しか 持た ない が 、 スポロポレニン という 極めて 化学 的 に 安定 な 物質 を 含む ため 、 微 化石 として 残り やすい 。 古い 時代 の もの で は 、 植物 本体 と 花粉 化石 を 関連付ける の は 簡単 で は ない が 、 近い 時代 の 植物 は 現在 の もの と ほとんど 変わら ない ので 、 花粉 化石 から その 地域 の 植物 相 を 知る こと が でき 、 過去 の 気候 など の 古 環境 を 推測 する など といった こと も 行わ れる 。被子植物 （ ひし し ょくぶつ 、 Angiospermae 、 Magnoliophyta 、 Angiosperm ） と は 、 植物 の 分類 の 主要 な 1 グループ 名 。 種子 植物 （ 顕花植物 ） の うち 、 一般 に 花 と 呼ば れる 生殖 器官 の 特殊 化 が 進ん で 、 胚珠 が 心 皮 に くるまれ て 子房 の 中 に 収まっ た もの を いう 。 裸子植物 と 対 を なす 分類 群 で ある 。 「 被子植物 門 」 、 「 被子植物 類 」 。  種子 植物 の うち 、 一般 に 花 と 呼ば れる 生殖 器官 の 特殊 化 が 進ん で 、 胚珠 が 心 皮 に くるまれ て 子房 の 中 に 収まっ た もの を いう 。 その ため 被子植物 と 呼ば れる 。 心 皮 が 発育 し て 果実 と なる 。  もう 一つ の 分類 群 は 裸子植物 と 言わ れ 、 これ は 胚珠 が 子房 に くるまれ て おら ず むき出し に なっ て おり 、 果実 も 作ら ない 。 被子植物 は 、 裸子植物 的 祖先 から 、 胚珠 を 保護 する ため に 大 胞子 葉 が それ を 包み込み 、 雌しべ と なっ て 密閉 し た もの と 見 られる 。 これ によって 花粉 が 直接 胚珠 に 触れる こと が 不可能 と なり 、 花粉 は 雌しべ の 柱頭 に 着き 、 ここ から 胚珠 まで 花粉 管 を のばす 形 に なっ た 。  植物 分類 学 に関する 知識 が 変わる と共に 、 植物 の 分類 法 も 修正 を 重ね て き た 。 形態 など の 表現 型 を 基 に し た 従来 の 分類 法 に は 大きく 分け て 数種類 が 用い られ て おり 、 コンセンサス が ある わけ で は ない が 、 代表 的 な もの に 新 エングラー 体系 や クロンキスト 体系 が ある 。  1980 年代 以前 の 標準 的 な 分類 法 は 、 新 エングラー 体系 で あっ た 。 この 分類 体系 は 直感 的 で 分かり やすい ため 、 市販 の 図鑑 等 に 現在 でも 広く 使わ れ て いる 。  1980 年代 に なる と 、 クロンキスト 体系 （ 1981 年 、 Arthur   Cronquist ） が 登場 し 、 学術 分野 における デファクトスタンダード の 地位 を 占める よう に なっ た 。  以上 は 表現 型 を 基 に し た 分類 法 で ある が 、 1990 年代 以降 は 、 進化 系統 を より 直接的 に 反映 する と 期待 さ れる ゲノム 解析 による 分類 の 研究 が 盛ん と なり 、 その 中 で 有力 な APG 植物 分類 体系 が 将来 の スタンダード に なるべく 整備 さ れ つつ ある 。 これ は 従来 の 分類 法 と 異なる 点 が 多く 、 従来 の 科 が 解体 または 統合 さ れ た 例 も 多い 。 21 世紀 の 現代 において は 、 表現 型 による 上記 各 体系 に 代わり 標準 と なり つつ ある 。  従来 の 分類 で は 、 被子植物 は 大きく 双 子葉 植物 （ 綱 ） （ モクレン 綱 ） と 単 子葉 植物 綱 （ 綱 ） （ ユリ 綱 ） の 二つ に 分類 さ れる （ 新 エングラー 体系 で の 分類 。 （ ） 内 は クロンキスト 体系 ） 。 これ は 種子 から 芽 が 出 て はじめ に 出 て くる 葉 （ 子葉 ） の 数 から つけ られ た 名称 だ が 、 それ 以外 に も 大きく 異なる 点 が 存在 し て いる 。  1990 年代 以降 、 ゲノム 解析 の 発展 と共に 登場 し た APG 植物 分類 体系 の 考え に よれ ば 、 被子植物 の 進化 の 初期 に 、 原始 的 双 子葉 植物 群 が 分岐 し 、 次いで 単 子葉 植物 が 分岐 し た 。 残り が 単 系統 群 の 真性 双 子葉 植物 （ Eudicots ） を 形成 し て いる 。 したがって 、 単 子葉 植物 は まとまっ た 一群 と 見なせる が 、 双 子葉 植物 は まとまっ た 一群 で は ない （ 側 系統 群 ） と 思わ れる 。  代表 的 な 被子植物 を 種 が 多い 順 に 挙げる と 以下 の よう に なる 。  重複 受精 （ ちょうふく じゅせい 、 double   fertilization ） と は 、 被子植物 の 特徴 的 な 受精 形式 で 、 受粉 し た 花粉 から 伸長 し た 花粉 管内 で 生じ た 2 個 の 精 細胞 （ 精 核 ） が 、 卵 細胞 と 中央 細胞 （ 2 個 の 極 核 を 含む ） の それぞれ と 受精 する 現象 を さす 。 精 細胞 と 卵 細胞 の 受精 を 生殖 受精 、 精 細胞 と 中央 細胞 の 受精 を 栄養 受精 と 呼ぶ 。 受精 後 、 受精卵 （ 核 相 は 2 n で ある ） は 胚 に 、 中央 細胞 （ 2 個 の 極 核 と 1 個 の 精 核 が 受精 する ため 核 相 は 3 n で ある ） は 胚乳 に 成長 し 、 胚珠 から 生じ た 種皮 に 包ま れ て 種子 と なる 。  一般 的 に は 最初 の 被子植物 は 、 1 億 4000 万 年 前 （ ジュラ紀 ） に 裸子植物 から 分化 し た と さ れ て いる が 、 もっと 昔 の 三 畳 紀 に 分化 し た と する 説 も ある 。 （ サンミゲリア は 外見 が 被子植物 に 似 て いる が 、 真 の 被子植物 か どう か 定か で ない 。 また シダ 種子 植物 の カイトニア は 心 皮 が 胚珠 を 包む 傾向 が あり 、 これら が 被子植物 の 起源 と も いわ れる 。 ） 現在 確認 さ れ て いる 最も 古い 被子植物 の 化石 は 、 ジュラ紀 から 白 亜紀 に 入る 頃 の アルカエフルクトゥス と さ れ て おり 、 これ は 水中 生活 に 適応 し て 特殊 化 し た と も いわ れる が 、 まだ 花 が コンパクト に まとまら ず 1 つ の 枝 の よう に 見える 。 被子植物 は 、 白 亜紀 以降 、 繁栄 の 時代 を 迎え た 。  被子植物 の 系統 樹 における 、 （ 各 枝 に 現存 種 が 残っ て いる よう な ） 最初 の 分岐 は 、 主 系列 から の アンボレラ 目 の 分岐 で ある 。 続い て 、 スイレン 目 、 アウストロベイレヤ 目 、 カネラ 目 、 コショウ 目 、 モクレン 目 、 クスノキ 目 など が 分岐 し た 。 アンボレラ 目 から クスノキ 目 は 、 単 溝 花粉 型 植物 群 で ある 。 この 後 、 主 系列 は 、 単 子葉 植物 群 を 派生 さ せる 。 単 子葉 植物 群 も また 単 溝 花粉 型 植物 群 で ある 。 その後 、 単 溝 花粉 型 植物 群 の 主 系列 から 、 三溝 花粉 型 植物 群 が 派生 する 。 この 三 溝 花粉 型 は 、 近年 の 分類 学 上 で 、 真正 双 子葉 類 と 呼ば れる 一大 分類 群 で ある 。双 子葉 植物 （ そう しよ う し ょくぶつ ） 、 双 子葉 植物 綱 （ そう しよ う し ょくぶつこう ） と は 、 2 枚 の 初期 葉 もしくは 子葉 を もつ 植物 の こと で ある 。  双 子葉 植物 は 、 名 の 通り 子葉 が 2 枚 で ある 種子 植物 の 群 （ 若干 の 例外 は ある ） で あり 、 子葉 が 1 枚 の 単 子葉 植物 と 区別 さ れる 。 しかし 、 それ 以外 の 特徴 について は 、 極めて 多様 で あっ て 、 共通 の 特徴 を 示す こと が 難しい 。 強いて 言え ば 、 葉脈 は 網状 脈 で ある こと 、 維管束 が 環状 に 並ん だ 真正 中心 柱 を 持つ こと など が ある が 、 これら は むしろ 被子植物 における 祖先 的 形質 で ある 可能 性 が 高い 。 花 の 形 について も 花弁 ・ 雄蕊 ・ 雌蕊 の 数 から その 配置 や 構造 に 至る まで 、 様々 な もの が ある が 、 花 の 各部 の 個数 が 2 または 5 の 倍数 と なる もの が 多い 。 進化 学 の 観点 から 言え ば 、 単 子葉 類 より 進化 過程 で は 前 段階 に ある 。  そういった もの を 体系 づける ため 、 被子植物 の 各 群 の 系統 関係 について 、 様々 な 説 が 立て られ た 。  その 一つ は 、 ヤナギ や ドクダミ など 、 個々 の 花 が 雄 蘂 と 雌 蘂 を 一 本 ずつ 備える 花 が 原始 的 な 花 の 姿 で 、 進化 の 段階 で それ が 増加 し 、 形 を 整え て いっ た と する もの で ある 。 これ に 基づい て 整理 さ れ た の が 新 エングラー 体系 で ある 。 これ に対して 、 モクレン に 見 られる よう な 、 中心 に 多数 の 雄 蘂 と 雌 蘂 が 螺旋 に 配置 し た もの が 原始 的 な 花 で ある と 見 て 、 それ が 次第に 数 を 減らし つつ 形 を 整え た と 見 て 、 その 考え で 整理 し た の が クロンキスト 体系 で ある 。  以前 から も 、 被子植物 は 多 系 的 な 集団 で は ない か と 考える 説 は あっ た が 、 1990 年代 以降 、 ゲノム 解析 の 発展 により 、 双 子葉 植物 は 単 系統 群 として は 扱え ない 、 つまり 側 系統 群 で ある こと が いよいよ 明らか に なっ た 。 その よう な 知見 を 元 に し た APG 植物 分類 体系 で は 、 従来 の 双 子葉 植物 グループ は 、 単 系統 群 の 真正 双 子葉 植物   ( Eudicots ) と 原始 的 な 双 子葉 植物 群 に 分かれる 。 つまり 被子植物 全体 は 、 真正 双 子葉 植物 と 単 子葉 植物 という 2 つの 大きな 単 系統 群 と 、 若干 数 かつ 多 系統 の 原始 的 双 子葉 植物 群 から 成る こと に なる 。  真正 双 子葉 植物 ＝ ユーディコッツ ( Eudicots ) の 別名 は 、 トリコルパテス ( Tricolpates ) すなわち 三 溝 型 花粉 植物 で あり 、 形態 の 上 から も 、 他 の 単 溝 型 花粉 植物 で ある ところ の 原始 的 双 子葉 植物 群 から 区別 する こと が できる 。  クロンキスト 体系 による 双 子葉 植物 綱   Magnoliopsida   の 分類 は 以下 の 通り 。  （ クロンキスト 体系 で は 、 最も 原始 的 な 双 子葉 植物 と する ）  新 エングラー 分類 体系 は 、 新 エングラー 体系 # 双 子葉 植物 綱   Dicotyledoneae を 参照 。植物 の 繁殖 方法 一覧 （ し ょくぶつのはんしょくほうほういちらん ）木 の 一覧 （ きの いち らん ） は 木 を 分類 し て 列挙 し た 一覧 で ある 。  分類 体系 は 裸子植物 および 球 果 植物 門 の 記述 に 従う 。  分類 体系 は クロンキスト 体系 に 従う 。ワラビ （ 蕨 、 学名 ：" Pteridium   aquilinum "） は シダ 植物 の 1 種 。 コバノイシカグマ 科 。 かつて は イノモトソウ 科 に 分類 さ れ て い た 。 草原 、 谷地 、 原野 など の 日当たり の よい ところ に 群生 し て いる 。 酸性 土壌 を 好む 。 山菜 の ひとつ に 数え られ て いる 。  春 から 初夏 に まだ 葉 の 開い て ない 若芽 （ 葉 ） を 採取 し スプラウト として 食用 に する ほか 、 根茎 から 取れる デンプン を 「 ワラビ 粉 」 として 利用 する 。 ただし 、 毒性 が ある ため 生 の まま で は 食用 に でき ない 。 伝統 的 な 調理 方法 として 、 熱湯 （ 特に 木灰 、 重曹 を 含む 熱湯 ） を 使っ た あく 抜き や 塩漬け による 無毒 化 が 行わ れる 。  この 名 は 同時に シダ 類 の 代表 的 な 名 として 流用 さ れ 、 たとえば イヌ ワラビ 、 クマ ワラビ 、 コウヤワラビ など が ある 。 また 、 アイヌ 語 で も ワラビ を 「 ワランビ 」 「 ワルンベ 」 など と 呼称 し て おり 、 日本語 由来 の 言葉 と 考え られ て いる 。  茎 は 地下 を 横 に 這い 、 よく 伸びる 。 葉 は 冬 に は 枯れ 、 春 に 新芽 が 出る 。 成長 する と 0 . 5   -   1 m   くらい の 背丈 に なる 。 葉 は 羽 状 複葉 で 、 小 葉 に は つや が なく 、 全体 に 黄 緑色 で 、 やや 硬い 。  森林 内 に 出る こと は 少なく 、 火事 、 植林 地 など の 攪乱 （ かくらん ） さ れ て 生じ た 日当たり の 良い 場所 に 出現 する 。 山腹 の 畑地 周辺 など に も よく 出 て 、 大きな 集団 を 作る 。  ワラビ は 山菜 の 中 でも 灰汁 が 強く 、 食べる 為 に は 灰汁 抜き （ アク 抜き ） が 必要 で ある 。 処理 の 前 に ある程度 長 さ を 揃え て おき 、 折り 口 を 綺麗 に 切り 揃え て おく と 良い 。 家庭 によって は 切りそろえ た もの を 紐 など で 1 食分 くらい に 束ね て おく 。 ワラビ の 上 から 重曹 や 木灰 を ふりかけ （ 揃え た 切り口 に 重曹 や 木灰 を 擦り込む 方法 も ある ） 、 沸騰 し た 熱湯 を その 上 から かけ 、 新聞紙 や 大き目 の ポリ 袋 で 落し蓋 を し て 一 晩 置く 。 翌日 きれい な 水 で 洗い アク を 流し 、 調理 する 。 おひたし や 漬物 、 味噌汁 の 実 など として 食べる 。  ワラビ の おひたし について は 家庭 によって 様々 な 変わり 醤油 を つけ て 食べる 習慣 が あり 、 三杯酢 、 ワサビ 醤油 、 からし 醤油 、 酢 醤油 、 ポン酢 の 他 に 、 酢味噌 や マヨネーズ 味噌 、 醤油 マヨネーズ など 様々 な つけ ダレ が ある 。 また 、 サラダ に 混ぜ て ドレッシング で 食べる の も 美味しい 。  灰汁 が 防腐 剤 の 代わり と なる ため 、 水 を こまめ に 交換 すれ ば 1 週間 は 大丈夫 という 説 も ある が 、 3 日 を 過ぎる と 腐り やすく なる ので 注意 。 確実 に 日持ち さ せ たい 場合 は チャック 付き 保存 用 バッグ に 練り ワサビ を 溶かし た 水 （ 充分 に 濁る くらい 。 中 の バッグ に チューブ の ワサビ を 絞っ て 3   -   5 センチ 程度 必要 ） と共に 処理 し た ワラビ を 入れ て 空気 を 抜き 、 冷蔵庫 に 保管 する と ワサビ の 殺菌 作用 で 1 週間 ほど は 持つ 。 食べ やすい 大き さ に 小口切り し て おく と 、 袋 から 取り出し て 洗っ て そのまま 食べ られる 。  地方 によって は 、 濃い 塩 湯 （ 熱湯 に 多め の 塩 を 溶かし た もの ） を ワラビ を 敷き詰め た タライ に 流し こん で 、 灰汁 を 抜く という 方法 も ある 。 また 、 温泉 地 で は 単純 アルカリ 泉 （ 飲 泉 が 可能 な もの ） で 灰汁 を 抜く 方法 も ある 。 こうした 場所 で は フキ など 他 の 山菜 も 、 山 から 採っ て 来 た 長い まま で 切ら ず に 茹でる 光景 も 珍しく ない 。  生 の 物 を 5 センチ 程度 に 切っ て かき揚げ に する か 、 1 本 の まま で 天ぷら に し て も 良い 。 生 の まま 揚げ た もの は 灰汁 抜き し た もの より 苦味 が 強い が 、 ほろ苦い 独特 の 風味 が あり 美味 で ある 。 後述 の 中毒 の 事 も あり 食べ すぎ に は 十分 注意 。 茹で て 灰汁 抜き し た もの は 苦味 も 少なく 柔らかい ので 、 1   -   数 本 を 軽く 結ん で 束ね た もの に 衣 を つけ て 揚げ て も 良い 。  塩漬け に する 場合 は 、 多め の 塩 を 振りかけ ながら 束ね た 生 の ワラビ を 漬物 樽 に 敷き詰め て ビニール を 被せ 、 蓋 と 重石 を し て 空気 が 入ら ない よう に 密封 する 。 食べる 時 は 取り出し た ワラビ を よく 洗い 、 一 晩 塩 抜き し て から 調理 する 。 塩漬け し た 物 は 煮付け や 卵 とじ など の 調理 に する 。 そのまま 生 で は 食べ ない 。  牛 や 馬 、 羊 など の 家畜 は ワラビ を 摂取 する と 中毒 症状 を 示し 、 また 人間 で も アク 抜き を せ ず に 食べる と 中毒 を 起こす （ ワラビ 中毒 ） 。 ワラビ に は 発癌 性 の ある プタキロサイド （ ptaquiloside ） が 約 0 . 05 - 0 . 06 ％ 含ま れる 。  1940 年代 に 牛 の 慢性 血尿 症 が ワラビ の 多い 牧場 で 発生 する こと が 報告 さ れ 、 1960 年代 に 牛 に ワラビ を 与える と 急性 ワラビ 中毒 症 として 白血球 や 血小板 の 減少 や 出血 など の 骨髄 障害 、 再生 不能 性 貧血 、 あるいは 血尿 症 が 発生 し 、 その 牛 の 膀胱 に 腫瘍 が 発見 さ れ た 。 これ が 現在 の ワラビ による 発癌 研究 の 契機 と なっ た 。淡 墨 桜 （ うす ずみ ざく ら ） と は 、 岐阜 県 本巣 市 の 根尾 谷 ・ 淡 墨 公園 に ある 一 本 桜 。 樹齢 1500 年 以上 の エドヒガン の 古木 で ある 。 日本 五 大 桜 または 三 大 巨桜 の ひとつ 。 国 の 天然記念物 で ある 。  淡 墨 桜 は 蕾 の とき は 薄い ピンク 、 満開 に 至っ て は 白色 、 散り ぎわには 特異 の 淡い 墨色 に なり 、 淡 墨 桜 の 名 は この 散り ぎわの 花びら の 色 に ちなむ 。 樹 高 16 . 3 m 、 幹 囲目通 り 9 . 91 m 、 枝 張り は 東西 26 . 90 m 、 南北 20 . 20 m 。 樹齢 は 1500 余 年 と 推定 さ れ 、 継 体 天皇 お 手植え という 伝承 が ある 。  近年 で は 幹 の 老化 が 著しく 、 幹 内部 に でき た 空洞 も 広がり つつ ある が 、 樹木 医 や 地元 の 人々 の 手厚い 看護 によって 守ら れ て いる 。 作家 の 宇野 千代 が その 保護 を 訴え て 、 活動 し た こと も よく 知ら れる 。 苗木 を 分け て 、 岐阜 県 や 愛知 県内 あちこち に 子孫 が 植え られ て いる 。  日本 五 大 桜 または 三 大 巨桜 の 1 つ で あり 、 1922 年 （ 大正 11 年 ） 10 月 12 日 に は 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 毎年 の 開花 の 季節 に は 多く の 観光 客 が 訪れる 。 淡 墨 公園 内 に は 淡 墨 桜 の 資料 を 展示 する さくら 資料 館 が ある 。 近く に 財団 法人 NEO 桜 交流 ランド が 管理 運営 の うす ずみ 温泉 と 宿泊 施設 四季 彩 館 が ある 。  伝承 に よる と 、 467 年 （ 雄略天皇 11 年 ） 頃 に 男 大 迹王 （ 後 の 継 体 天皇 ） が この 地 を 去る 時 、 檜 隈 高田 皇子 （ 宣 化 天皇 ） の 産 殿 を 焼き払い 、 その 跡 に 1 本 の 桜 の 苗木 を 植え た という  1913 年 （ 大正 2 年 ） に は 大雪 の ため に 幹 の 一部 に 亀裂 が 発生 し 、 樹勢 が 衰え だし た 。 1922 年 （ 大正 11 年 ） 10 月 12 日 に は 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  1948 年 （ 昭和 23 年 ） に は 文部省 により 調査 が 行なわ れ 、 3 年 以内 に 枯死 と 判断 さ れ た 。 1949 年 （ 昭和 24 年 ） 3 月 10 日 から 4 月 5 日 に は 、 岐阜 市 の 医師 ・ 前田 利行 が 山桜 の 根 を 接木 し た 。 前田 は 人間 を 診る 医師 で ある が 、 梅 など 古木 の 再生 で も 評判 で あっ た 。 1950 年 （ 昭和 25 年 ） に は 再生 し て 開花 し た 。  1959 年 （ 昭和 34 年 ） 9 月 26 日 の 伊勢湾 台風 により 被害 を 受け 、 1967 年 （ 昭和 42 年 ） 4 月 11 日 に は 宇野 千代 が 訪れ て 惨状 を 憂い た 。 1968 年 （ 昭和 43 年 ） に は 雑誌 『 太陽 』 4 月 号 に 宇野 による 寄稿 文 「 淡 墨 桜 」 が 掲載 さ れ 、 岐阜 県知事 の 平野 三郎 が 県 文化財 審議 会 に 保護 再生 を 諮っ た 。 その後 生物 学者 の 堀 武義 （ 岐阜大学 ） により 診断 が 行わ れ 、 再生 策 が まとめ られ た 。  2003 年 （ 平成 15 年 ） に は 飛騨 ・ 美濃 さくら 三 十 三 選 に 選定 さ れ た 。 2008 年 （ 平成 20 年 ） に は 本 桜 を 含む 14 種 の 花 の 種 を 国際 宇宙 ステーション の 日本 実験 棟 「 き ぼう 」 に 8 カ月 半 滞在 さ せ た 後 に 地球 へ 戻し 、 無 重力 状態 が 発育 に 与える 影響 など を 調べる という 実験 が 行なわ れ た 。  花見 客 の 便宜 を 図る ため に 、 樽見 鉄道 は 4 月 1 日 から 15 日 頃 に 特別 ダイヤ （ 桜 ダイヤ ） で 運行 し て いる 。 本巣 地域 で は 淡 墨 桜 に 向かう 国道 157 号 が 「 淡 墨 街道 」 と 呼ば れる 。ヒガンバナ （ 彼岸花 、 学名   :   ） は 、 ヒガンバナ 科 ヒガンバナ 属 の 多年草 で ある 。 曼珠沙華 （ マンジュシャゲ 、 または マンジュシャカ   サンスクリット 語   manjusaka   の 音 写 ） 、 学名 から リコリス・ラジアータ と も 呼ば れる 。  全 草 有毒 な 多年生 の 球根 性 植物 。 散 形 花序 で 6 枚 の 花弁 が 放射状 に つく 。  道端 など に 群生 し 、 日本 で は 9 月 中旬 頃 に 赤い 花 を つける 。 稀 に 色素 形成 異常 で 白み がかっ た 個体 も ある 。 その 姿 は 独特 で 、 夏 の 終わり から 秋 の 初め にかけて 、 高 さ 30   -   50 cm の 枝 も 葉 も 節 も ない 花茎 が 地上 に 突出 し 、 その 先端 に 苞 に 包ま れ た 花序 が 一つ だけ 付く 。 苞 が 破れる と 5   -   7 個 前後 の 花 が 顔 を 出す 。 花 は 短い 柄 が あっ て 横 を 向い て 開き 、 全体 として は 全て の 花 が 輪 生 状 に 外 向き に 並ぶ 。 花弁 は 長 さ 40   mm 、 幅 約 5   mm と 細長く 、 大きく 反り返る 。  開花 終了 の 後 、 晩秋 に 長 さ 30   -   50   cm の 線形 の 細い 葉 を ロ ゼット 状 に 出す 。 葉 は 深緑 で 、 艶 が ある 。 葉 は 冬 中 は 姿 が 見 られる が 、 翌 春 に なる と 枯れ て しまい 、 秋 が 近づく まで 地表 に は 何 も 生え て こ ない 。  ヒガンバナ は 三 倍 体 （ 3 n   =   33 ） の ため 不 稔 性 で ある が 、 変種 の コヒガンバナ （   var .   ） は 二 倍 体 （ 2 n   =   22 ） で 稔 性 が あり 、 他 の 種 と の 交配 により 多様 な 園芸 品種 が 作出 さ れ て いる 。  日本 に は 北海道 から 琉球 列島 まで 見 られる 。 自生 で は なく 、 中国 大陸 から 直接 ないし 間接 的 に 持ち込ま れ た もの と 考え られる 。 その 経緯 について は 、 稲作 の 伝来 時 に 土 と共に 鱗茎 が 混入 し て き て 広まっ た と 言わ れる が 、 土 に 穴 を 掘る 小 動物 （ モグラ 、 ネズミ 等 ） を 避ける ため に 有毒 な 鱗茎 を あえて 持ち込み 、 畦 や 土手 に 植え た と 推測 する 意見 も ある 。 また 鱗茎 は 適切 に 用いれ ば 薬 に なり 、 また 水 に さらし て アルカロイド 毒 を 除去 すれ ば 救荒 食 に も なる 。 その よう な 有用 植物 として の 働き を 熟知 し て 運び込ま れ た 可能 性 も ある 。  人里 に 生育 し 、 田畑 の 周辺 や 堤防 、 墓地 など に 見 られる こと が 多い 。 特に 田畑 の 縁 に 沿っ て 列 を なす 時 に は 花時 に 見事 な 景観 を なす 。 湿っ た 場所 を 好み 、 時に 水 で 洗わ れ て 球根 が 露出 する の が 見 られる 。 なお 、 山間 部 森林 内 でも 見 られる 場合 が ある が 、 これ は むしろ その よう な 場所 が かつて は 人里 （ 里山 ） で あっ た 可能 性 を 示す 。  日本 に 存在 する ヒガンバナ は 全て 遺伝 的 に 同一 で ある と さ れる が 、 この こと が ただちに 中国 から 伝わっ た 1 株 の 球根 から 日本 各地 に 株分け の 形 で 広まっ た と 考える こと は でき ない 。 三 倍 体 で ある ため 一般 に 種子 で 増える こと が でき ない ため 、 持ち込ま れ た 複数 の ヒガンバナ の 採取 地 が 偏っ て い て 、 遺伝 的 に 同一 で ある こと は 充分 に あり 得る ため で ある 。  ただし 、 中国 に は 種子 繁殖 が 可能 で 遺伝 的 に 多様 な コヒガンバナ が 自生 し 、 それら が 三 倍 体 化 する こと で いくつ か の タイプ の ヒガンバナ が 存在 する 。 それら が わずか でも 導入 さ れ て いる 可能 性 が ある ため 、 先 に 書か れ てる よう に 国内 に 分布 し て いる 全て の ヒガンバナ が 同 一 遺伝子 を 持っ て いる か の 確証 は ない 。  全 草 有毒 で 、 特に 鱗茎 に アルカロイド （ リコリン 、 ガランタミン 、 セキサニン 、 ホモリコリン 等 ） を 多く 含む 有毒 植物 。 経口 摂取 する と 吐き気 や 下痢 を 起こし 、 ひどい 場合 に は 中枢 神経 の 麻痺 を 起こし て 死 に 至る こと も ある 。  日本 で は 水田 の 畦 や 墓地 に 多く 見 られ 、 人為 的 に 植え られ た もの と 考え られ て いる 。 その 目的 は 、 畦 の 場合 は ネズミ 、 モグラ 、 虫 など 田 を 荒らす 動物 が その 鱗茎 の 毒 を 嫌っ て 避ける （ 忌避 ） よう に 、 墓地 の 場合 は 虫除け 及び 土葬 後 、 死体 が 動物 によって 掘り 荒さ れる の を 防ぐ ため と さ れる 。 モグラ は 肉食 の ため ヒガンバナ に 無縁 という 見解 も ある が 、 エサ の ミミズ が ヒガンバナ を 嫌っ て 土中 に 住ま ない ため に 、 この 草 の 近く に は モグラ が 来 ない と も いう 。  有毒 な ので 農産物 で は なく 年貢 の 対象 外 と さ れ た ため 、 救荒作物 として 田畑 や 墓 の 草取り の ついで に 栽培 さ れ た 。  鱗茎 は デンプン に 富む 。 有毒 成分 で ある リコリン は 水溶 性 で 、 長時間 水 に 曝せ ば 無害 化 が 可能 で ある ため 、 救飢植 物 として 第 二 次 世界 大戦 中 など の 戦時 や 非常時 において 食用 と さ れ た こと も ある 。 また 、 花 が 終わっ た 秋 から 春先 にかけて は 葉 だけ に なり 、 その 姿 が 食用 の ノビル や アサツキ に 似 て いる ため 、 誤 食 し て しまう ケース も ある 。  鱗茎 は 石 蒜 （ せき さん ） という 名 の 生薬 で あり 、 利尿 や 去痰 作用 が ある が 、 有毒 で ある ため 素人 が 民間 療法 として 利用 する の は 危険 で ある 。 毒 成分 の 一つ で ある ガランタミン は アルツハイマー 病 の 治療 薬 として 利用 さ れ て いる 。  彼岸花 の 名 は 秋 の 彼岸 頃 から 開花 する こと に 由来 する 。 別 の 説 に は 、 これ を 食べ た 後 は 「 彼岸 （ 死 ） 」 しか ない 、 という もの も ある 。 別名 の 曼珠沙華 は 、 『 法華経 』 など の 仏典 に 由来 する 。 また 、 「 天上 の 花 」 という 意味 も 持っ て おり 、 相反 する もの が ある （ 仏教 の 経典 より ） 。 ただし 、 仏教 で いう 曼珠沙華 は 「 白く やわらか な 花 」 で あり 、 ヒガンバナ の 外観 と は 似 て も 似つか ぬ もの で ある （ 近 縁 種 ナツズイセン の 花 は 白い ） 。 『 万葉集 』 に 見える 「 いち し の 花 」 を 彼岸花 と する 説 も ある （ 「 路 の べ の 壱 師 の 花 の 灼然 く 人 皆 知り ぬ 我が 恋 妻 は 」 、 11 ・ 2480 ） 。 また 、 毒 を 抜い て 非 常食 と する こと も ある ので 悲願 の 花 という 解釈 も ある （ ただし 、 食用 は 一般 的 に は 危険 で ある ） 。  異名 が 多く 、 死人 花 （ し びとばな ） 、 地獄 花 （ じ ごく ば な ） 、 幽霊 花 （ ゆう れいば な ） 、 蛇 花 （ へび の はな ） 、 剃刀 花 （ か みそ り ば な ） 、 狐 花 （ きつね ば な ） 、 捨子 花 （ すて ご ば な ） 、 はっ かけ ばば あと 呼ん で 、 日本 で は 不吉 で ある と 忌み嫌わ れる こと も ある が 、 反対 に 「 赤い 花 」 「 天上 の 花 」 の 意味 で 、 めでたい 兆し と さ れる こと も ある 。 日本 で の 別名 ・ 地方 名 ・ 方言 は 千 以上 が 知ら れ て いる 。  学名 の 属 名 （ リコリス ） は 、 ギリシャ 神話 の 女神 ・ 海 の 精 で ある ネレイド の 一 人   Lycorias   から とら れ 、 種 小名   は 「 放射状 」 の 意味 で ある 。  花 の 鮮やか さ 、 毒性 や 死 を 連想 さ せる 名前 など から 、 様々 な 創作 物 の 題名 に 使わ れ て いる 。木炭 （ も く たん ） は 、 木材 を 蒸し焼き に し 炭化 さ せ て 作る 炭 で ある 。 冬 の 季語 。  材料 の 木材 から 揮発 成分 を 抜い た もの で あり 、 木材 と 違い 炎 が 出 ない か 、 もしくは 少ない 。 炭化 さ せる 素材 は もちろん 、 炭化 温度 や 焼成 時間 など の 方法 によって も 生成 する 木炭 の 性状 は さまざま で 価格 も 異なる 。  例えば 黒炭 だけ でも 窯 の 作り 、 温度 、 窯 閉め まで の 時間 など で 品質 が 大きく 異なる 。 また 炭化 不十分 の 場合 、 煙 や 水分 が 発生 し 爆跳 し やすい 炭 と なる 。 また 木炭 の 製造 時 に は 木酢 液 、 木 タール が 発生 し 木酢 液 を 蒸留 ・ 精製 する と メタノール や 酢酸 、 さらに 、 テレ ピン 油 や 木 クレオソート といった 副 生成 物 が 得 られる 。  木炭 が 酸素 の 少ない 灰 の 中 でも 燃える の は 、 炭酸 カリウム が 含ま れ て いる から で ある 。 この 炭酸 カリウム は 植物 中 の カリウム に 由来 する もの で ある 。 水溶 性 な ので 木炭 を 長く 流水 に 浸し た もの は 炭酸 カリウム が 溶け 出し て しまい 、 着火 性 が 極端 に 悪く なる 。  日本 で は ナラ 、 ブナ 、 カシ 、 クヌギ など の 木材 を 炭化 し た 物 が 主 に 使わ れ て き た が 近年 で は 竹 を 炭化 し た 竹 炭 も 注目 さ れ て いる 。 また 、 輸入 炭 に は マングローブ 炭 など も 存在 する 。  オガ 炭 は 比較的 安価 で 扱い やすく 備長炭 の よう な 特性 で ある ため 炭火 焼 の 飲食 店 で 多用 さ れ て いる ものの 、 一般 へ の 知名度 が 低く 、 形状 の 印象 から 練炭 と 誤解 さ れ て いる 場合 も ある が 、 日本 に オガ 炭 の 様 な 形状 の 練炭 は 無い 。 オガ 炭 を 含め た 成形 木炭 は 中国語 で は 「 機 製 炭 （ 机 制 炭 ） 」 と 呼ば れ 日本 の 提携 会社 や 技術 指導 により 現地 の 大 規模 工場 で 製造 さ れ て いる 。  考古学 研究 の 成果 によって 、 日本 列島 において は 新 石器 時代 の 頃 から 木炭 が 用い られ て い た と 推定 さ れ て いる 。  古代 において は 木材 を 積み重ね て 火 を つけ た 後 に 土 を かけ て 蒸し焼き に する 伏 炭 法 で 作ら れ た 柔らかい 和 炭 （ に こ ずみ ） 、 土 や 石 で 築い た 炭窯 で 焼い たり 硬質 の 木材 （ クヌギ ・ ナラ ・ カシ ） を 伏 炭 法 で 焼い た 荒 炭 （ あら ずみ ） 、 和 炭 ・ 荒 炭 を 二 度 焼き し た 炒 炭 （ いり ずみ ） の 3 つ が あり 和 炭 は 製鉄 ・ 冶金 用 、 荒 炭 ・ 炒 炭 は 暖房 ・ 炊事 用 に 用い られ た 。 その他 に 防腐 ・ 防湿 や 飲料 水 の 濾過 など 広範 の 用途 に 用い られ て い た 。  平安 時代 に は 山林 部 を 中心 に 炭焼き が 広く 行わ れ て 商品 化 さ れ た （ 『 本朝 無 題詩 』 、 大原女 も 参照 ） 他 、 荘園 など の 年貢 として も 徴収 さ れ た 。 炒 炭 は 平安 時代 に 登場 し た 比較的 新しい 炭 で 火付 が 悪い が 長く 燃焼 する の が 特徴 で あっ た 。 荒 炭 は 元々 炭焼き の 最後 の 段階 で 釜口 を 大きく 開け て 空気 を 入れ 高温 に し て から 外 に 出し 灰 を かけ て 消す 窯 外 消火 法 による 白炭 が 主流 で あっ た が 、 長持ち は する もの の 硬質 で 火付 が 悪い もの で あっ た 。  室町 時代 後期 から 江戸 時代 にかけて 窯 が 冷え て から 外 に 出す 窯 内 消火 法 による 軟質 で 火付 が 良い 黒炭 が 生み出さ れ た 。 ただし 、 白炭 ・ 黒炭 の 区別 が 確立 し た の は 近代 以後 で ある と 言わ れ て いる 。  日 中 戦争 が 拡大 局面 に なる と 、 木炭 の 生産 と 流通 が 停滞 し 、 市民 生活 に 支障 を 来す よう に なっ た 。 1939 年 から は 農林省 、 文部省 、 大 日本 青年 団 により 木炭 増産 報国 運動 が 行わ れ 、 青年 団 や 学生 が 製 炭 現場 に 赴く 勤労 動員 が 行わ れる よう に なっ た 。 同年 12 月 29 日 から は 木炭 配給 統制 規則 が 制定 さ れ 、 木炭 に も 公定 価格 が 設定 、 やがて 配給 制 の 物品 の 一つ と なっ た 。 木炭 の 流通 統制 は 、 戦後 1950 年 3 月 まで 続い た 。  日本 の 木炭 生産 量 は 、 1950 年 に 年間 約 200 万 トン を 記録 し て い た が 、 その後 は エネルギー 利用 の 変化 により 、 1970 年 に は 約 28 万 トン 、 1980 年 に は 約 7 万 トン と 急激 に 減少 し た 。 当時 の 様子 として は 、 「 炭焼き が 終わる 日 が 来る なんて 考え られ なかっ た 。 」 「 あっという間 の 出来事 。 どれ だけ 炭 を 焼い て も 追いつか なかっ た 時代 が 嘘 の よう に 思え た 。 」 といった 証言 が 残さ れ て いる 。  日本 の 木炭 は 400 ℃ あたり の 温度 で 炭化 を すすめ た 後 、 精錬 工程 として 細か な 「 ネラシ 」 が 入る の が 特徴 で ある 。 白炭 は 空気 を 入れ て 未 炭化 成分 を 焼き 飛ばす ネラシ を 行い 、 黒炭 は 密閉 し た 炉 内 で 時間 を かけ て 炭化 を 上げる ネラシ を 行う 。  主 に 燃料 として 使わ れ て いる 。 日本 で は 戦後 、 石油 や 都市 ガス など が 普及 する まで は 産業 分野 や 都心 の 一般 家庭 でも 普通 に 用い られる 燃料 で あっ た 。 一時期 木炭 自動車 の 燃料 として も 用い られ た 。 また たたら 吹き など 古来 の 製鉄 は 木炭 によって その 純度 の 高 さ を 保つ こと が でき た が 、 西洋 式 製鉄 法 の 流入 によって 伝統 業 を 除き 石炭 に 取っ て 代わら れ た 。  現在 は 日常 の 家庭 用 燃料 として の 用途 より も 、 キャンプ や バーベキュー など の レジャー 用 、 また 焼き鳥 や 蒲焼 、 焼肉 など で 、 「 炭火 焼き 」 を こだわり と する 飲食 店 など 業務 用 と 使用 さ れる 事 が 多い 。  木炭 を 着火 する の は 初心者 に は 難しく 、 燃焼 中 の 着火 剤 投入 など で 事故 も 起き て いる ため 、 注意 が 必要 で ある 。 いずれ の 場合 でも 木炭 で 調理 が 行える よう に なる の は 着火 後 10 分 から 20 分 、 場合 によって は 1 時間 ほど 必要 で 、 それ を 見越し た スケジュール を 組む の が 望ましい 。  熱せ られ た 木炭 が 突然 爆ぜる こと を 爆跳 ( ばく ちょう ) と いう 。 ひどい 場合 は 木炭 の 爆発 的 破砕 と 「 パーン 」 という 鉄砲 でも 撃っ た よう な 大 音量 が 周囲 に 響き 渡る ので 注意 が 必要 で ある 。 これ は 木炭 の 繊維 質 に 閉じ込め られ た 水分 や 揮発 分 が 熱 で 膨張 あるいは ガス 化 し 、 その 圧縮 さ れ た 水蒸気 や 可燃 性 揮発 分 の 繊維 質 内 で の 小 爆発 が 発生 原理 で ある 。 備長炭 の 場合 、 硬質 で ある ため むしろ 危険 で 、 金属 音 を 伴っ て 爆跳 し 、 熱く 熱せ られ た 木炭 片 が 目 など に 飛び込む と 重傷 と なる ため 要注意 で ある 。 爆跳 の 主 な 原因 として は 、 木炭 が 吸湿 し た 水分 による もの が もっとも 多く 、 木炭 に 乾燥 剤 を 添え 厚い ビニール 袋 で 外気 が 入ら ない よう 密封 し 保存 する と 、 ある程度 は 爆跳 を 防ぐ こと が 出来る 。 店舗 に 長期間 置か れ た 段ボール や 紙袋 入り の 木炭 は 爆跳 が 起こり 易い と 言える 。 なるべく なら 窯元 から の 直販 で 購入 し 、 出荷 後 短期間 の うち に 使い切る の が 好ましい 。 なお 、 オガ 炭 や 加工 ヤシガラ 炭 、 ハイカロ 炭 の よう な 成形 木炭 の 場合 は 、 原料 の 繊維 質 が 細かく 裁断 さ れ て いる ため 、 爆跳 は ほとんど 起こら ない 。  備長炭 の 場合 、 既に 熾っ て いる 燃焼 中 の 木炭 の 近く に （ 長 七 輪 の 場合 は 縁 の 上 に 備長炭 を 並べる など し て ） 置い て 15 - 20 分 ほど 予熱 し た のち 、 着火 さ せる 方法 が 有効 で ある 。  木炭 は 、 練炭 と は 異なり 硫黄 や 鉱物 臭 は し ない ものの 、 同様 に 一酸化 炭素 など 有害 な 燃焼 ガス を 多量 に 発生 する ので 、 室内 で の 七 輪 や 、 囲炉裏 など 、 煙突 を 伴わ ない 屋内 燃焼 器具 の 使用 は 、 とくに 換気 に 気 を 付け なけれ ば なら ない 。 日常 的 に 厨房 で 使用 する 場合 は 、 ガスコンロ と 同様 の 位置 に 設置 し 換気扇 を 稼働 さ せ た 方 が よい （ 炭火 焼き鳥 店 の 多く は その よう に なっ て いる ） 。  燃焼 中 に 着火 剤 を 投入 する と 、 思わ ぬ 火災 と なる 危険 性 が ある 。 また 、 バーベキュー など 食品 を 直 火 で 焼い て 調理 する 場合 に 、 安価 で 簡単 に 着火 可能 な ワックス 系 を 使用 する と その 匂い が 食品 に 付着 し 味 と 香り を 劣化 さ せる 可能 性 が あり 、 紙 を 使用 し た 場合 は その 燃え カス の 紙片 が 食品 に 付着 し て しまう 。 特に 、 燃焼 時 の 安全 性 を 考慮 し て い ない インク で 印刷 さ れ た 紙 を 使用 する と 、 当然 その 影響 を 受ける こと に なる 。  美術 の 世界 において 、 木炭 は 古く から 世界中 で デッサン や 絵画 の 道具 として 使用 さ れ て いる 。 これ に 用いる 木炭 は 鉛筆 の よう な 細い 枝 を 炭化 し た もの で あり 、 木炭 で 描か れ た デッサン を 鉛筆 デッサン に対して 木炭 デッサン と 云う 。 木炭 粉末 と 粘土 を 混合 し 芯 に し た 鉛筆 型 の もの を チャコール ペンシル と いい 、 これ も 木炭 デッサン に 用いる 。 一般 的 に チャコール ペンシル を 縮め て チャコ ペン と いわ れる こと が 多く チャコール 単体 で 呼ぶ 場合 は 青み の 掛かっ た 黒 の 意 も ある 。  花 炭 と 呼ば れる 花 や 木の実 を そのまま 炭化 し 、 形 を 楽しむ インテリア が 500 年 以上 前 から 日本 に 存在 する 。 また 、 木炭 に 苔 など を 合わせ た もの が 近年 「 炭 アート 」 として 販売 さ れ て いる 。  漆器 や 金工 など で は 古く から 研磨 に 使用 さ れる 。 研 炭 に は 朴 炭 、 駿河 炭 、 蝋色 炭 など の 種類 が ある 。  木炭 は 主 に 多孔 質 の もの が 多く 、 この 細 孔 に 微細 な 物 を 吸着 する こと から 脱臭 材 や 濾過 材 として 使わ れる 事 も ある 。 特に 活性炭 は それら の 能力 に 優れ て いる 。 土壌 改良 や 調 湿 に も 利用 さ れる 。  「 木炭 は マイナス イオン を 放出 し 、 プラス イオン を 吸収 する ので 健康 に よい 」 と の 説 に 科学 的 な 根拠 は 全く ない 。クズ （ 葛 、 学名 :   var .   ） は 、 マメ 科 クズ 属 の つる 性 の 多年草 で ある 。 日本 で は 、 根 を 用い て 食材 の 葛粉 や 漢方薬 が 作ら れ 、 万葉 の 昔 から 秋 の 七草 の 一つ に 数え られ て いる 。  和名 は 、 かつて 大和 国 （ 現 ： 奈良 県 ） 吉野川 （ 紀の川 ） 上流 の 国栖 （ くず ） が 葛粉 の 産地 で あっ た こと に 由来 する 。 漢字 は 葛 を 当てる （ 「 」 で 表記 する 場合 も ある ） 。  中華人民共和国 等 の 中華 圏 で は 、 鶏 斉 根 （ 、 、 、 雞 は 鷄 の 異体 字 ） と も 呼ば れる 。  地面 を 這う つる は 、 他 の もの に 巻き つい て 10 メートル 以上 に 伸び 、 全体 に 褐色 の 細かい 毛 が 生え て いる 。  根 もと は 木質 化 し 、 地下 で は 肥大 し た 長芋 状 の 塊根 と なり 、 長 さ は 1 . 5 メートル 、 径 は 20 センチ に 達する 。  葉 は 三 出 複葉 、 小 葉 は 草 質 で 幅広く 大きい 。 葉 の 裏面 は 白い 毛 を 密生 し て 白色 を 帯び て いる 。  花 は 8 - 9 月 の 秋 に 咲き 、 穂状 花序 が 立ち上がり 、 濃紺 紫色 の 甘い 芳香 を 発する 花 を 咲かせる 。 花色 に は 変異 が み られ 、 白い もの を シロバナクズ 、 淡 桃色 の もの を トキイロクズ と 呼ぶ 。  花 後 に 剛毛 に 被わ れ た 枝豆 に 似 て いる 扁平 な 果実 を 結ぶ 。  つる を 伸ばし て 広い 範囲 で 根 を 下ろし 、 繁茂 力 が 高い 。 かつて の 農村 で は 、 田畑 の 周辺 に 育つ クズ の つる を 作業 用 の 材料 に 用い た ため 、 定期 的 に 刈り取ら れ て い た が 、 刈り取り を 行わ ない 場合 は 短期間 で 低木 林 を 覆い 尽くす ほど 成長 が 早い 。 伸び 始め た ばかり の 樹木 の 枝 に 巻き付く と 、 それ によって 樹木 の 枝 が 曲がっ て しまう こと も ある ため 、 人工 林 において は 、 若木 の 生長 を 妨げる 有害 植物 と 見なさ れ て いる 。  クズ は 根茎 により 増殖 する ため 、 地上 部 の つる を 刈り取っ て も 地下 に 根茎 が 残り 、 すぐ に つる が 再生 する 。 抜本 的 に 除去 する 方法 として 、 除草 剤 の イマザピル を 使う 手法 が ある 。 薬剤 を 染み こま せ た 楊枝 状 の 製品 で あり 、 根株 に 打ち込む こと により 効果 を 発揮 する 。  様々 な 昆虫 の つく 植物 で も ある 。 たとえば 、 黒 と 白 の はっきり し た 模様 の オジロアシナガゾウムシ 、 マル カメムシ は よく クズ で 見かける 。 また 、 クズ の 葉 に 細かい 虫食い が ある 場合 、 それ は クズノチビタマムシ による 食 痕 で ある こと が 多い 。 東南アジア 原産 の 外来 昆虫 で ある フェモラータオオモモブトハムシ の 幼虫 は クズ の 蔓 を 肥大 さ せ て 虫 こ ぶ （ ゴール ） と し その 中 を 食べる 。  温帯 および 暖帯 に 分布 し 、 北海道 から 九州 まで の 日本 各地 の ほか 、 中国 から フィリピン 、 インドネシア 、 ニューギニア に 分布 し て いる 。 世界 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100   ( IUCN ,   2000 )   選定 種 の 一つ で ある 。 荒れ地 に 多く 、 人手 の 入っ た 薮 に よく 繁茂 する 。  北 アメリカ で は 、 1876 年 に フィラデルフィア で 開催 さ れ た フィラデルフィア 万国博覧会 （ 独立 百 年 祭 博覧 会 ） の 際 、 日本 から 運ば れ て 飼料 作物 および 庭園 装飾 用 として 展示 さ れ た の を きっかけ として 、 東屋 や ポーチ の 飾り として 使わ れる よう に なっ た 。 さらに 緑化 ・ 土壌 流失 防止 用 として 政府 によって 推奨 さ れ 、 20 世紀 前半 は 持て はやさ れ た 。 しかし 、 繁茂 力 の 高 さ や 拡散 の 速 さ から 、 有害 植物 ならびに 侵略 的 外来 種 として 指定 さ れ 、 駆除 が 続け られ て いる 。 現在 で は クズ の 成育 する 面積 は 3 万 km と 推定 さ れ て いる （   も 参照 ） 。  沖縄 に は 同属 の   ()   が ある 。 全体 に クズ に 似る が 、 葉 の 形 や 花 の 姿 など に 若干 の 差 が ある 。 なお 、 沖縄 で は ほぼ 同様 な 姿 で の   ()   も 路傍 に よく 出現 する 。  日本 で は 古く から 食用 や 薬用 、 材料 として 用い られ て い た が 、 2008 年 に 宮崎大学 により 、 クズ 属 植物 から バイオマスエタノール を 抽出 する 技術 が 開発 さ れ た 。 現在 は あまり 利用 さ れる こと は ない が 、 かつて は 飼料 として も 重宝 さ れ た 。 ウマノオコワ 、 ウマノボタモチ といった 地方 名 が ある が 、 馬 だけ で は なく 牛 、 ヤギ 、 ウサギ など 多く の 草食 動物 が 好ん で 食べる 。  古来 から 大きく 肥大 し た 塊根 に 含ま れる デンプン を とり 、 「 葛粉 」 として 利用 さ れ て き た 。 秋 から 冬 にかけて 掘り起こし た もの を 砕い て 洗い 、 精製 する 。 葛粉 を 湯 で 溶かし た もの を 葛湯 と 言い 、 熱 を 加え て 溶かし た もの は 固まる と 透明 もしくは 半 透明 に なり 、 葛 切り や 葛餅 、 葛 菓子 （ 干菓子 ） など の 和菓子 材料 や 料理 の とろみ 付け に 古く から 用い られ て いる 。 あまり メジャー で は ない が 、 春先 から 初夏 にかけて 伸びる つる 先 や 花 も 天ぷら など に し て 食用 に 出来る 。  つる を 煮 て から 発酵 さ せ 、 取りだし た 繊維 で 編ん だ 布 は 葛布 と 呼ば れる 。 現在 に 伝わっ てる 製法 の 葛布 は 平安 時代 ごろ から 作ら れ て い た と さ れる 。 葛 の 繊維 で 編ん だ 布 は 新 石器 時代 から も 出土 し て いる 。 江戸 時代 に は 『 和漢 三 才 図会 』 で も 紹介 さ れ た 。 かつて は 衣服 ・ 壁紙 など に 幅広く 使わ れ た が 、 現在 で は 生活 雑貨 や 土産物 として 、 数少ない 専門 店 によって 小規模 ながら 生産 が 続け られ て いる 。 遠 州 、 現在 の 静岡 県 掛川 市 の 特産 品 で ある 。  また 、 クズ の つる は 長い こと から 、 切り取っ た つる が 乾燥 し て 固く なる 前 に 編む こと で 、 籠 など の 生活 用品 を 作る こと が できる 。  日本 において は 古く から 文化 的 題材 として 扱わ れ 、 クズ 固有 の 小さな 葉 を 意匠 的 に 図案 化 し た 家紋 が 数多く 存在 する 。 また 、 秋 の 七草 の ひとつ に 数え られる とともに 、 秋 の 季語 として 多く の 俳句 に 詠わ れ て いる 。 落語 に 『 葛根 湯 医者 』 が ある 。  皇族 ・ 高円宮 家 の 絢子 女王 の お 印 で ある 。ポルフィリン   ( porphyrin )   は 、 ピロール が 4 つ 組み 合わさっ て 出来 た 環状 構造 を 持つ 有機 化合 物 。 環状 構造 自体 は ポルフィン   ( porphine ,   CAS   101 - 60 - 0 )   という 名称 で ある が 、 これ に 置換 基 が 付い た 化合 物 を 総称 し て ポルフィリン と 呼ぶ 。 古代 より 使用 さ れ て き た 貝 紫 （ ポルフィラ 、 ） が 名前 の 由来 。 類似 化合 物 として フタロシアニン・コロール・クロリン など が ある 。  分子 全体 に 広がっ た π 共役 系 の 影響 で 平面 構造 を とり 、 中心 部 の 窒素 は 鉄 や マグネシウム を はじめ と する 多く の 元素 と 安定 な 錯体 を 形成 する 。 また 、 π スタッキング （ J 会合 ） によって 他 の 化合 物 と 超 分子 を 形成 する こと も ある 。 金属 錯体 で は 、 ポルフィリン 平面 に対して z 方向 に 軸 配 位 子 を 取る こと も 多く 、 この 効果 を 利用 し て も 様々 な 超 分子 が つくら れ て いる 。  ポルフィリン や 類似 化合 物 の 金属 錯体 は 、 生体 内 で ヘム 、 クロロフィル 、 シアノコバラミン （ ビタミン B ） など として 存在 し いずれ も 重要 な 役割 を 担う 他 、 人工 的 に も 色素 や 触媒 として 多様 に 用い られる 。  ポルフィリン を 合成 する に は 、 ピロール と アルデヒド を 酸性 条件 で 縮 合さ せる の が 一般 的 で ある 。 この 手法 は 開発 者 の 名 を とっ て ローゼムント 合成   ( Rothemund   Synthesis )   と 呼ば れる 。 用いる アルデヒド を 変化 さ せる こと で 、 ピロール 間 の 炭素 上 （ メソ 位 ） へ 、 また ピロール の 誘導体 を 使う こと で ピロール 上 （ ベータ 位 ） へ 様々 な 置換 基 を 導入 する こと が できる 。 ただし 、 この 方法 で は 他 に も 多く の ピロール 重合 体 が 生成 する ため 、 収 率 は あまり 高く ない 。  ピロール から 多段 階 で 合成 を 行う こと で 、 非対称 的 な ポルフィリン 化合 物 を 合成 する こと も 可能 で ある 。 また 、 ポルフィリン を ユニット 構造 と する ポリマー （ ポルフィリンアレイ ） の 合成 も 行わ れ て いる 。  金属 錯体 に する 場合 は 、 ポルフィリン を 適当 な 金属 塩 と共に 加熱 する だけ で よい こと が 多い 。 ただし 、 金属 の 酸化 数 によって は 全く 反応 が 進行 し ない 。 また 、 系 中 が 酸性 に なる と ピロール の 窒素 に プロトン が 配 位 し て しまい 、 反応 が 進行 し なく なる ため 、 若干 の 塩基 を 加える 場合 が ある 。  生体 内 で は まず δ - アミノレブリン 酸 （ ALA ） が 合成 さ れ 、 ALA 2 分子 を 脱水 縮 合さ せ て ピロール で ある ポルフォビリノーゲン が 合成 さ れる 。 ついで ポルフォビリノーゲン 4 分子 を 直 鎖 状 に 重合 さ せ て ヒドロキシメチルビラン を 合成 し 、 これ を 閉じ て ポルフィリン の 1 つ で ある ウロポルフィリノーゲン III が 合成 さ れる 。 ウロポルフィリノーゲン III は 生体 内 の 様々 な ポルフィリン および 関連 化合 物 を 合成 する 基点 と なっ て いる 。 δ - アミノレブリン 酸 の 合成 を 第 1 段階 と する と 、 プロトポルフィリン IX の 合成 まで ヘム 合成 と クロロフィル 合成 は 以下 の よう な 共通 の 合成 経路 を たどる 。  D - アミノレブリン 酸 2 分子 が アミノレブリン 酸 脱水 酵素 によって 脱水 縮 合さ れる と 、 ピロール 環 構造 を 持つ ポルフォビリノーゲン （ PBG ） と なる 。  PBG   4 分子 が ポルフォビリノーゲン 脱 アミ ノ 酵素 （ 別名 ： ヒドロキシメチルビラン 合成 酵素 ） によって アンモニア を 脱 離し て 結合 する と 、 ピロール が 4 つ 直線 状 に 連結 し た 構造 を もつ ヒドロキシメチルビラン が 出来る 。  ヘム 合成 回路 において ヒドロキシメチルビラン が ウロポルフィリノーゲン III シンターゼ によって 縮 合し 、 環 を 巻く と ウロポルフィリノーゲン III と なる 。 この 際 、 ウロポルフィリノーゲン III シンターゼ の 働き により 4 つ の ピロール 環 が 整然と 並ん だ ヒドロキシメチルビラン の 一端 の ピロール 環 一つ だけ が 反転 し て 縮 合し 環 を 形成 する 。 ウロポルフィリノーゲン III シンターゼ が 働か ない 場合 、 ピロール 環 が 整然と 並ん だ まま の ヒドロキシメチルビラン が 自発 的 に 縮 環 し て ウロポルフィリノーゲン I   が 生成 する 。 ウロポルフィリノーゲン I   は ウロポルフィリノーゲン 脱 炭酸 酵素 の 基質 と なり コプロポルフィリノーゲン I へ と 変換 さ れる が 、 これ は コプロポルフィリノーゲン 酸化 酵素 の 基質 と なら ない ため 、 プロトポルフィリン に は 至ら ない 。  この よう に ウロポルフィリノーゲン I   や コプロポルフィリノーゲン I が 蓄積 し て いく こと が ポルフィリン 症 の 原因 の 1 つと なり うる 。  ウロポルフィリノーゲン III が 、 ウロポルフィリノーゲン 脱 炭酸 酵素 によって 4 つ の 酢酸 基 が 脱 炭酸 さ れ て メチル 基 と なっ た もの が コプロポルフィリノーゲン III で ある 。  さらに 、 コプロポルフィリノーゲン 酸化 酵素 によって 2 箇所 の プロピオン 酸 基 が 酸化 さ れ 、 ビニル 基 に 変換 さ れる と プロトポルフィリノーゲン IX   と なる 。  最終 的 に プロトポルフィリノーゲン 酸化 酵素 によって 酸化 さ れる と 、 共役 し た ポルフィリン 環 が 形成 さ れ 、 プロトポルフィリン IX   が できあがる 。  ポルフィリン の 生 合成 経路 （ プロトポルフィリン IX まで ） は 、 一部 の 寄生 性 生物 を 例外 として 幅広い 生物 で 共有 さ れ て いる 。 ただし 出発 物質 で ある ALA の 合成 経路 に は 2 種類 が あり 、 生物 の 系統 によって どちら を 用い て いる か は 異なる 。  2 種類 の 経路 を 両方 もつ 生物 は 稀 で ある 。 色素 体 を 持つ 真 核 生物 は ミトコンドリア も 持っ て いる が 、 通常 どちら か 一方 のみ が 用い られる 。 例えば 緑色 植物 ・ 紅 藻 ・ 珪藻 で は 色素 体 の C 5 経路 のみ が 利用 さ れ Shemin 経路 は そもそも 存在 し ない 。 両方 の 経路 を 利用 し て いる 生物 として は ミドリムシ が 挙げ られる 。  ポルフィリン は さまざま な 特徴 を もつ 化合 物 群 で あり 、 錯体 化学 の 中心 的 な 研究 課題 と なる 化合 物 の ひとつ で ある 。 扱わ れる 内容 は 極めて 広く 、 ポルフィリン 類 を 専門 的 に 取り扱う 学術 雑誌   " Porphyrin   and   Phthalocyanine "   が 発行 さ れ て い た ほか 、 百科 事典 的 な 内容 を 持つ   " Porphyrin   Handbook "   が 刊行 さ れ て いる 。  一般 的 な ポルフィリン は ソーレー 帯 と 呼ば れる 400 – 500   nm 付近 の 鋭い 吸収 帯 と 、 Q 帯 と 呼ば れる 500 – 700   nm 付近 の 吸収 帯 を もつ 。 ソーレー 帯 の モル 吸光係 数 は 種類 によって は 10   M / cm の オーダー に 達し 、 理論 値 の 100 % 近い 量子 収 率 を 示す 。 Q 帯 は ポルフィリン 単独 の 場合 4 つ に 分裂 し て いる が 、 錯体 に する と 対称 性 が あがる ため 分裂 数 が 減少 する こと が ある 。 錯体 の 吸収 スペクトル は 中心 の 金属 によって 異なる ため 、 分析 試薬 として 用い られる こと が ある 。  クロロフィル や ポルフィリン 亜鉛 錯体 など で は 、 吸収 し た 光 は 緩和 せ ず 、 光 電子 移動 を 引き起こす 。 この 過程 は 光合成 で の 光 捕 集 部位 で 進行 し て いる 反応 で あり 、 生化学 的 な 興味 から の 他 、 太陽 電池 へ の 応用 など が 検討 さ れ て いる 。  また 、 ポルフィリン は 発光 性 で ある もの も 多い 。 白金 ポルフィリン 錯体 の 発光 特性 は 酸素 分 圧 によって 変化 する ため 、 風洞 実験 を する さい に 感 圧塗料 として 機体 に 塗布 する と 圧力 センサー として 機能 する 。 また 、 有機 EL の 発光 材料 として も 検討 さ れ て いる 。  ポルフィリン や その 金属 錯体 は 安定 な 酸化 還元 特性 を 示す もの も 多い 。 例えば 呼吸 の 電子 伝達 系 で 機能 する シトクロム で は 、 中心 の 鉄 が 2 価 と 3 価 の 間 を 往復 し て 酸化 還元 を 行う こと で 電子 を 運ん で いる 。 この よう な 特性 は 電気 化学 的 な アプローチ によって 多く 研究 さ れ て いる ほか 、 有機 合成 など の 触媒 として も 活用 さ れ て いる 。  ポルフィリン は π 共役 に 由来 する 相互 作用 、 あるいは 軸 配 位 子 による 錯形成 によって 多彩 な 超 分子 を 形成 する 。 ポルフィリン のみ が 高 濃度 で 存在 する と 、 上下 に 連なっ た 一 次元 錯体 を 形成 する 。 また 、 DNA へ も 強く スタッキング する ため 、 光治 療用 の 増 感 剤 として の 研究 が おこなわ れ て いる 。 他 に も 、 フラーレン など π 共役 系 を 持つ 物質 と の 相互 作用 が 強い こと が 知ら れ て いる 。  5 個 以上 の ピロール 環 が 連なっ た 環状 分子 が 知ら れ 、 拡張 ポルフィリン   ( expanded   porphyrin )   と 呼ば れる 。 大須賀 ら は 彼ら が 合成 し た ヘキサフィリン 、 オクタフィリン の 金属 錯体 が   4 n π 電子 共役 系 と ねじれ た 環状 構造 により メビウス 芳香 族 性 を 持つ こと を 見出し た 。スイセン 属 （ スイセン ぞ く 、 学名 :   ） は 、 ヒガンバナ 科 （ クロンキスト 体系 で は ユリ 科 ） の 属 の 一つ 。 この 属 に は ニホンズイセン や ラッパ スイセン など 色 や 形 の 異なる 種 や 品種 が 多く ある が 、 この 属 に 含ま れる 植物 を 総称 し て スイセン と 呼ん で いる 。  狭義 に は 、 学名   や 、 その 変種 で ある ニホンズイセン （   var .   ） を スイセン という こと も 多い 。 しかし 、 本 記事 で は 特に 明記 し ない 限り 「 スイセン 」 を スイセン 属 の 総称 の 意味 で 用いる 。 日本語 の 漢字 表記 は 「 水仙 」 。  多年草 で 、 冬 から 春 にかけて 白 や 黄 の 花 を 咲かせる もの が 多い 。 草丈 は 、 品種 ・ 環境 に よる が 、 15   -   50 cm 程度 で ある 。  茎 は 、 黒い 外皮 に 包ま れ た 鱗茎 の 内部 に ある 。 その ため 切断 し ない 限り 人 の 目 に 触れる こと は ない 。 葉 身 は 、 若干 厚み が あり 扁平 で 細長く 、 つや消し の よう な 表面 を し て いる 。  葉 の 間 から つぼみ を つけ た 花茎 が 伸び 、 伸び きる と つぼみ が 横向き に なり 、 成熟 する と つぼみ を 覆っ て い た 包 を 破っ て 花 が 開く 。 典型 的 な スイセン の 花 の 場合 、 雌蕊 （ し ずい ） は 1 本 、 雄蕊 （ ゆう ずい ） は 6 本 。 6 枚 に 分かれ た 花びら と 、 中心 に 筒 状 の 花びら を 持つ が 、 6 枚 に 分かれ て いる 花びら の うち 、 外側 3 枚 は 萼 （ がく ） で あり 、 内側 3 枚 のみ が 花弁 で ある 。 二つ を あわせ て 花 被 片 （ か ひ へん ） と 呼ぶ 。 一方 、 中心 に ある 筒 状 の 部分 は 副 花冠 （ ふく かかん ） と いう 。 花 被 片 ・ 副 花冠 の 形状 と 花 の 着き 方 により 、 品種 を 区分 する 。  原産地 は 主 に スペイン 、 ポルトガル を 中心 に 地中海 沿岸 地域 、 北 アフリカ まで 広がり 、 原種 は 30 種類 ほど 知ら れ て いる 。 また 、 園芸 用 に 品種 改良 さ れ た もの が 広く 栽培 さ れ て いる 。  日本 において は 、 ニホンズイセン が 古く に 中国 を 経由 し て 渡来 し た と 言わ れ て いる 。 分布 は 、 本州 以南 の 比較的 暖かい 海岸 近く で 野生 化 し 、 群生 が 見 られる 。 越前 海岸 （ 福井 県 越前 町 ） の 群落 が 有名 で あり 、 福井 県 の 県花 とも なっ て いる 。  日本 において は 下記 の もの が 有名 で ある 。  有毒 植物 で 、 毒 成分 は リコリン （ ） や タゼチン （ tazettine ） 、 ガランタミン （ galanthamine ） の アルカロイド 類   と シュウ 酸 カルシウム   ()   。 全 草 が 有毒 で 、 鱗茎 に 特に 毒 成分 が 多い 。 スイセン の 致死 量 は マウス で 10 . 7 g / kg で ある 。 食中毒 症状 と 接触 性 皮膚 炎 症状 を 起こす 。 中毒 は 初期 に 強い 嘔吐 が あり 摂取 物 の 大半 が 吐き出さ れる ため 症状 が 重 篤 に 到る こと は 稀 で ある が 、 鱗茎 を 浅葱 （ あさつき ） と 間違え て 食べ 死亡 し た 例 が ある 。  葉 が ニラ と とても よく 似 て おり 、 家庭 菜園 で ニラ を 栽培 する と 同時に 、 観賞 用 として 本 種 を 栽培 し た 場合 など に 、 間違え て 食べ 中毒 症状 を 起こす という 事件 が 時々 報告 ・ 報道 さ れる 。 厚生 労働省 に よる と 、 2008 年 ～ 2017 年 に 起き た 有毒 植物 による 食中毒 188 件 の うち 、 最多 は スイセン （ 47 件 ） だっ た 。   ニラ と の 大きな 違い は 次 の 通り で ある 。  原種 は 花弁 が 細く ねじれ て おり 、 それ を 平たい 花弁 に する の に 50 年 ほど かかっ た 。 その後 、 八重咲き など の 花 容 の 品種 改良 、 および 、 白 と 黄色 以外 の 色 を 出す ため の 品種 改良 が なさ れ 、 副 花冠 が 赤 、 ピンク の もの が 加わっ た 。 品種 改良 の 中心 地 は 栽培 に 気候 が 適し て いる イギリス が 草分け で ある 。 現在 で は オランダ 、 日本 が それ に 続い て いる 。  チューリップ や ヒヤシンス など と 同様 に 典型 的 な 球根 植物 。 市販 の 球根 を 買っ て 花壇 や 鉢 に 植え て 育てる 。 一定 の 寒 さ に 当たら ない と 開花 し ない 性質 を 有する 。 晩秋 に 球根 が 市場 に 出回る ので 、 それ を 植え て 育てる 。 ニホンズイセン だ と 初春 に は 開花 する が 、 西洋 スイセン は 4 月頃 に 開花 する 。 春先 に は 開花 株 が 出回り 、 それ を 観賞 する こと も できる 。  開花 後 は 葉 と 茎 が 枯れる まで 切ら ず に 置い て おく と 、 球根 が 太る 。 チューリップ と 異なり 、 子株 が 育っ て も 親株 も 残る （ チューリップ は 子株 が 育つ と 、 親株 が 衰える ） 。 被子植物 で ある 以上 、 結果 し 、 種 でも 増える が 、 開花 まで に は 数 年 かかる ため 、 育種 ( 品種 改良 ) を 目的 と する 場合 を 除け ば 一般 に は 行わ れ ない 。 球根 を 分 球 さ せ て 増やす 。  スイセン は 日本 の 気候 と 相性 が 良い ので 、 植え 放し でも 勝手 に 増える 。 球根 が 細分 化 する ばかり で 、 開花 し ない 場合 は 、 土壌 の 窒素 過多 か 、 植え付け が 浅 すぎる こと が 原因 で ある 。 夏場 は 地表 面 を 別 の 植物 で 覆う と 、 温度 が 上がり 過ぎ ず 、 地中 の 球根 に 適し た 環境 を 維持 できる 。   という 学名 は 、 ギリシャ 神話 に 登場 する 美少年 ナルキッソス に 由来 する 。 神話 に よる と 、 ナルキッソス は 、 その 美し さ に さまざま な 相手 から 言い寄ら れ た ものの 、 高慢 に はねつけ て 恨み を 買っ た 。 ついに は 、 そんな 彼 へ の 呪い を 聞き入れ た 復讐 の 女神 ネメシス により 、 水鏡 に 映っ た 自分 自身 に 恋し て しまっ た 。 水面 の 中 の 像 は 、 ナルキッソス の 想い に 決して 応える こと は なく 、 彼 は そのまま 憔悴 し て 死ぬ （ 水面 の 像 に 接吻 を しよ う として 溺死 し た という 説 も ある ） 。 そして 、 その 体 は 水辺 で うつむき がち に 咲く スイセン に 変わっ た 、 という もの で ある 。 だからこそ スイセン は 水辺 で あたかも 自分 の 姿 を 覗き 込む か の よう に 咲く の で ある 。  「 スイセン 」 という 名 は 、 中国 で の 呼び名 「 水仙 」 を 音読み し た もの 。 「 仙人 は 、 天 に ある を 天仙 、 地 に ある を 地 仙 、 水 に ある を 水仙 」 という 中国 の 古典 に 由来 する 。 水辺 で 咲く 姿 を 仙人 に たとえ た の で あろ う 。 別名 に 雪 中花 、 雅 客 。 方言 で は チチロ 、 キンデバナ 、 キン デ 、 シイセン 、 ハルダマ など の 呼び名 が ある 。  また 、 ラッパ スイセン   ()   は ウェールズ の 国 章 で あり 、 ウェールズ で は 3 月 1 日 の 聖 デイヴィッド の 日   ()   に 、 ラッパ スイセン か リーキ を 身 に つける 習慣 が ある 。  ウイリアム・ワーズワース は   " I   Wandered   Lonely   as   a   Cloud "   という 著名 な 詩 を 、 また E ・ E ・ カミングス は   " in   a   time   of   daffodils "   という 詩 を それぞれ 遺し て いる 。  欧米 で は 水仙 は 「 希望 」 の 象徴 で あり 、 ガン 患者 を サポート する 団体 の 多く で 、 春 の 訪れ と共に 咲く この 水仙 が 「 希望 」 の シンボル として 募金 活動 の キャンペーン に 用い られ て いる 。  ここ で は 西洋 スイセン の 花 容 の 説明 を する 。農耕 （ のう こう 、 Farming ） と は 、 ある 共同 体 の 食物 供給 の 一端 や 全体 、 および 他 の 有用 植物 の 需要 を 補う ため に 、 田畑 に 作物 の もと と なる 種子 ・ 苗 ・ 球根 など を 植え て 育て 、 継続 的 および 循環 的 に その 生産 を あげ て いく ため の 活動 や 実践 の こと 。 耕作 （ こう さく ） と も 。 農耕 が 基本 と なる 社会 を 農耕 社会 と いう 。  しばしば 農業 （ agriculture ） と 混用 さ れる が 、 「 農業 は 牧畜 を 含む が 農耕 は 牧畜 を 含ま ない 」 、 「 農業 は 産業 全体 を 指す の に対し 農耕 は 行為 を 指す 」 、 「 人類 学 ・ 考古学 で は 農耕 （ と 牧畜 ） という 言い方 が 用い られる 」 といった 違い が ある 。  農耕 の 起源 について は 諸説 ある 。 ハーバード 大学 、 テルアビブ 大学 と ハイファ 大学 の 共同 チーム は 、 イスラエル の ガリラヤ 湖岸 で 、 23 , 000 年 前 の 農耕 の 痕跡 ( オオムギ 、 ライムギ 、 エンバク 、 エンメル 麦 ) を 発見 し た と 、 ニューヨーク・タイムズ など で 報道 さ れ て いる 。 約 10000 年 ほど 前 に は 、 中国 の 長江 流域 で 稲作 を 中心 と し た 農耕 が 始め られ て い た こと が 最新 の 発掘 調査 で 確認 さ れ て いる 。 また レ バント （ シリア 周辺 、 肥沃 な 三日月 地帯 の 西 半分 ） で は 、 テル・アブ・フレイラ 遺跡 （ 11050 BP ,   紀元前 9050 年頃 ） で 最古 級 の 農耕 の 跡 （ ライムギ ） が 発見 さ れ て いる 。 イモ 類 で は パプアニューギニア にて 9000 年 前 の 農業 用 灌漑施 設 の 跡 「 クック の 初期 農耕 遺跡 」 が オーストラリア の 学術 調査 により 発見 さ れ て いる 。  それ 以前 は 採集 によって 野生 の 穀物 や 豆類 を 集め て おり 、 たとえば ムギ 類 は アナトリア 高原 の 南 、 ハブール 川 流域 で 野生 種 が 利用 さ れ て い た 。  農耕 の 開始 と 同 時期 に 牧畜 も 開始 さ れ た 。 これら の 始まり の 時期 より 主 に 磨 製 石器 が 作ら れ た こと から 、 この 時代 は 新 石器 時代 と 呼ば れ て いる 。 また 、 一連 の 変革 により 食料 の 生産 が 可能 と なり 、 生活 システム ・ 社会 構造 を 変化 さ せ 文明 の 発達 が 始まっ た こと から 、 農耕 革命 、 あるいは 新 石器 革命 （ 英語 :   ） と も 呼ば れる 。  人類 の 祖先 （ ヒト 亜 科 ） は 他 の 霊長 類 と 分岐 し て 以降 の 数 百 万 年 も の 長い 間 、 採集 、 狩猟 、 漁労 など によって 生計 を 立て て き た と さ れる （ 狩猟 採集 社会 ） が 、 それら とともに 新た に 農耕 や 牧畜 が 始め られ た 理由 として 食料 難 が 一つ の 説 として あげ られ て いる 。 農耕 が 始まっ た 時期 は 氷河期 （ 最終 氷 期 ） の 終結 に 伴う 気候 の 変動 が 続い た 時期 （ 急激 な 温暖 化 と 、 それ によって 溶解 し た 氷河 から の 冷水 が 海水温 を 下げ た こと による 一時 的 な 寒冷 化 へ の 揺り 戻し が 発生 し た ） と 重なっ て おり 、 これ によって 従来 通り の 狩猟 採集 で 食料 の 確保 を する こと が 困難 に なっ た こと も きっかけ と さ れる 。 農耕 は 大量 の 水 が 要り 、 ついで その 管理 も 必要 と なっ て くる ため 、 河川 周辺 など 、 定期 的 に 水 の 供給 が 得 られる 場所 が 農地 として 選定 さ れる こと が 多い 。  農耕 や 土器 の 発明 により 、 人類 は 計画 的 に 食物 を 生産 、 そして 貯蔵 する こと が 可能 と なっ た 。 食料 の 安定 供給 は 多く の 人口 を 養う 事 を 可能 に し 、 それ まで 家族 ・ 親族 単位 で あっ た 人類 の 社会 形態 は 大きく 拡大 し 、 多く の 人々 が 定住 し て 社会 生活 を 営む 様 に なる 。 世界 四 大 文明 など の 古代 都市 文明 も 農耕 を 基礎 に おき 、 大 河川 流域 で 大いに 発展 し た 。 そして 政治 と 経済 、 ついに は 国家 の 誕生 へ と 至る 事 と なる 。  さらに 作物 の 管理 や 分配 の ため の 計算 、 気候 の 変化 と 農作業 の 日程 を 知る ため の 暦法 （ 天文学 ） 、 農地 管理 の ため の 測量 など が 必要 と なり 、 これら が 数学 の 基礎 と なっ た 。  現代 の 職業 として の 農耕 について の 詳細 は 農業 を 参照 。ジンチョウゲ （ 沈丁花 ） と は 、 ジンチョウゲ 科 ジンチョウゲ 属 の 常緑 低木 。 チンチョウゲ と も 言わ れる 。 漢 名 ： 瑞香 、 別名 ： 輪 丁 花 。  原産地 は 中国 南部 で 、 日本 で は 室町 時代 頃 に は すでに 栽培 さ れ て い た と さ れる 。 雌雄 異 株 だ が 、 日本 に ある 木 は 雄 株 が 多く 、 雌 株 は ほとんど 見 られ ない 。 挿し木 で 増やす 。 赤く 丸い 果実 を つける が 、 有毒 で ある 。 花 の 煎じ 汁 は 、 歯痛 ・ 口内 炎 など の 民間 薬 として 使わ れる 。  2 月末 ない し 3 月 に 花 を 咲かせる こと から 、 春 の 季語 として よく 詠わ れる 。 つぼみ は 濃 紅色 で ある が 、 開い た 花 は 淡紅 色 で おし べ は 黄色 、 強い 芳香 を 放つ 。 枝 の 先 に 20 ほど の 小さな 花 が 手毬 状 に 固まっ て つく 。 花 を 囲む よう に 葉 が 放射状 に つく 。 葉 の 形 は 月桂樹 の 葉 に 似 て いる が 月桂樹 より も 軟弱 。  沈丁花 という 名前 は 、 香木 の 沈香 の よう な 良い 匂い が あり 、 丁子 （ ちょう じ 、 クローブ ） の よう な 花 を つける 木 、 という 意味 で つけ られ た 。 学名 の 「 Daphne   odora 」 の 「 Daphne 」 は ギリシア 神話 の 女神 ダフネ に ちなむ 。 「 odora 」 は 芳香 が ある こと を 意味 する 。  花言葉 は 「 栄光 」 「 不死 」 「 不滅 」 「 歓楽 」 「 永遠 」 。  ジンチョウゲ の 主 な 品種 は 以下 の もの が 掲げ られる 。 庭木 として 用い られる 。  ジンチョウゲ 科 に は 、 他 に 下記 など が ある 。ATP 合成 酵素 （— ごうせ いこ うそ ） と は 、 呼吸 鎖 複合 体 によって 形成 さ れ た プロトン 濃度 勾配 と 膜 電位 から なる プロトン 駆動 力 を 用い て 、 ADP と リン 酸 から アデノシン 三 リン 酸   ( ATP )   の 合成 を 行う 酵素 で ある 。 別名 ATP シンターゼ 、 呼吸 鎖 複合 体 V 、 複合 体 V など 。  なお 、 シンテターゼ は ATP など の 高 エネルギー 化合 物 の 分解 と 共役 する 反応 を 触媒 する 酵素 を 指す が 、 ATP 合成 に 他 の エネルギー 化合 物 を 用いる こと は ない ので 、 「 ATP シンテターゼ 」 という 呼称 は 正しく ない 。  一部 の 酵素 が 正 反応 と 逆 反応 の 両方 を 触媒 できる よう に 、 ATP 合成 酵素 は 普通 ATP アーゼ 活性 も 持ち合わせ て いる 。  ATP アーゼ の うち イオン 輸送 性 ATP アーゼ の 一群 が ATP 合成 酵素 を 含ん で いる 。 イオン 輸送 性 ATP アーゼ は 以下 の よう に 分類 さ れる 。  すべて の イオン 輸送 性 ATP アーゼ は 電気 化学 的 ポテンシャル を 用い て ATP を 合成 できる 。 ただし 、 以上 の イオン 輸送 性 ATP アーゼ の 中 で 、 生物 が ATP の 合成 に 普段 用い て いる の は F 型 および A 型 で ある 。  F 型 ATP アーゼ は ほぼ 全 生物 が 所持 する ATP 合成 酵素 の 代表 的 な もの で あり 、 α プロテオバクテリア の ATP アーゼ が その 起源 と いわ れ て いる 。 A 型 ATP アーゼ は 古 細菌 に 特有 な ATP 合成 酵素 で あり 、 その後 真 核 細胞 の 中 で V 型 ATP アーゼ に 変化 し た と 言わ れ て いる 。 A 型 ATP アーゼ は その ため V 型 ATP アーゼ に 分類 さ れる こと も 多い 。  ATP 合成 酵素 は 真 核 生物 は ミトコンドリア 内 膜 、 原核 生物 は 細胞 膜 に それぞれ 位置 し て いる 。 呼吸 鎖 複合 体 の 近傍 に 位置 し て いる と 考え られ て いる 。 電子 顕微鏡 を 用いる と 生体 膜 の 内側 （ 細胞 内 側 ） に キノコ 状 の 構造 体 が 確認 できる が 、 この 構造 体 が ATP 合成 酵素 で ある 。  現在 、 その 構造 が 良く わかっ て いる の は F 型 ATP アーゼ のみ で ある 。 F 型 ATP アーゼ は   F   （ エフオー ） と   F   （ エフワン ） の 2 つ の 部位 から なる 。 それぞれ の 部位 の サブ ユニット 名 および その 数 は 以下 の 通り で ある （ 原核 生物 型 ） 。  真 核 生物 の F 型 ATP アーゼ は F 部位 の サブ ユニット 種類 数 は 同じ だ が 、 F   部位 は 最大 で 8 種類 存在 する と いわ れ て いる 。  F   部位 は ε サブ ユニット を 基部 として γ サブ ユニット が 幹 状 に 結合 し 、 その 周囲 を α および β サブ ユニット が 囲う よう に 交互 に 配置 さ れ て いる （ γ サブ ユニット を 幹 と すれ ば α 、 β は 葉 の 部分 ） 。 δ サブ ユニット は α 、 β サブ ユニット の 頂点 に 位置 し て おり 、 F 部位 の 安定 化 に 寄与 し て いる と 思わ れる 。 F 部位 は 活性 を 保っ た まま 界面 活性 剤 で 可 溶化 する こと が 可能 で あり 、 実験 が 行い やすい 。 F 部位 は 立体 構造 が 1994 年 に Walker ら によって 決定 さ れ て おり 、 その 反応 機構 も 明らか に なっ て いる 。  F   部位 は 膜 貫通 型 で あり 、 c サブ ユニット が リング 状 に 配置 さ れ 、 a サブ ユニット が その 横 に 結合 し て 、 b サブ ユニット の 基部 と なっ て いる 。 b サブ ユニット は   F   部位 の δ サブ ユニット と 結合 し   F   部位 の 安定 に 寄与 し て いる と 考え られ て いる 。 F   部位 は 膜 貫通 型 で ある ため に 活性 型 が 得 られ にくく 、 可 溶化 し て も 元 の 正常 を 保て ない こと が 多い 。 いまだ 立体 構造 および サブ ユニット 構成 は 不定 で ある 。  F   部位 は ATP の 反応 に 寄与 し て おり 、 それ は 以下 の 式 で 表さ れる 。  F   部位 で は ATP の 合成 および 消費 を 両方向 触媒 する こと が 可能 で ある 。  一方 、 F 部位 は プロトン を 透過 さ せる 機能 が あり 、 以下 の 式 で 表さ れる 。  プロトン 電気 化学 的 ポテンシャル を 用い た ATP 合成 の 反応 は 以下 の 収支 式 で 表さ れる 。  プロトン が 3 分子 通過 する ごと に 、 1 分子 の ATP の 合成 が 行わ れる 。 この 反応 は 逆 反応 も 可能 で あり 、 ATP の 分解 エネルギー （ アデノシン 三 リン 酸 の 項 を 参照 ） を 用い て 、 H   を 膜 外 に 能動 輸送 する こと も 可能 で ある 。  ATP 合成 酵素 が ATP の 合成 を 生物 体内 で 行っ て いる こと は 古く から 知ら れ て い た が 、 その 反応 素 過程 は 分子生物学 など 生物 学 的 発展 の 目覚しい ごく 最近 に 明らか に なり つつ ある 。 ATP 合成 酵素 の 反応 素 過程 に 革新 的 な 説 として 、 ポール ・ ボイヤー と 吉田 賢 右 による 「 回転 触媒 仮説 」 が あげ られる 。  これ は ATP 合成 酵素 は 位相 を ずらし ながら ATP の 合成 を 行っ て いる の で は ない か と する 説 で あり 、 当初 ボイヤー の 提案 し た 説 は 「 振り子 運動 」 で あっ た 。 しかしながら 吉田 によって β サブ ユニット が ATP 合成 酵素 に 3 個 含ま れる こと が 証明 さ れる と 、 振り子 運動 で は なく 「 回転 し て いる 」 と 言う イメージ が 強まっ た 。  1994 年 、 ジョン ・ ウォーカー ら によって ウシ ATP 合成 酵素   F   部位 の 立体 構造 が 決定 さ れる と 回転 触媒 仮説 を 支持 する 結果 が 得 られ た 。 F 部位 の 3 つ の β サブ ユニット に それぞれ ATP 、 ADP 、 カラ の 状態 、 が 交互 に なっ て いる こと が 判明 し た 。 これ は 回転 触媒 説 を 十分 に 支持 する 結果 で は あっ た が 、 現実 の 回転 を 直視 する 結果 と は いえ なかっ た 。  1997 年 、 ネイチャー   ( vol .   386 ,   pp .   299 – 302 )   に 野地 、 吉田 ら の 研究 による   " Direct   observation   of   the   rotation   of   F 1 - ATPase "   という 題 の 論文 が 掲載 さ れ た 。 これ は ATP 合成 酵素 の   F   部位 の 回転 を 実際 に 観察 し た という 画期的 な 実験 法 を 述べ た 論文 で あり 、 この 論文 を通じて 「 ATP 合成 酵素 は 回転 し て いる 」 という ボイヤー の 説 が 現実 の もの と なっ た 。 この 観察 は 一 分子 細胞 生物 学 の 基礎 と なり うる 歴史 的 な もの で あっ た 。 同年 、 ボイヤー 、 ウォーカー 、 スコウ （ イオン 輸送 ATP アーゼ の 発見 ） が 、 ATP 合成 酵素 の 研究 に 寄与 し た として ノーベル 化学 賞 を 受賞 し た 。  回転 触媒 説 を 実証 し た この 実験 は 、 アイディア に 富ん だ 面白い 実験 で ある 。 以下 に プロセス を 示す 。  少々 乱暴 ながら も 比喩 的 に 説明 する と 、 回転 し て いる と 思わ れる 部分 に 、 回転 方向 と 水平 方向 に 顕微鏡 で 動画 が 観測 できる 大き さ の 細長い 付箋 を 貼り 付け て 、 その 付箋 が 回転 し て いる か どう か を 観測 し た の で ある 。 この 方法 を 用いる と 回転 のみ なら ず 、 アク チン の 長 さ を 変化 さ せる こと によって 発生 トルク も 測定 する こと が できる 。 この 方法 で 測定 し た ATP 合成 酵素 は 、 生体 内 で 毎秒 100 回転 し て いる こと が わかっ た 。 また エネルギー 変換 効率 は   100 %   近く 、 これ ほど 効率 の 高い ATP 利用 系 は 生物 体内 で すら この 他 に 見つかっ て い ない （ 例えば ミオシン は   20 %、 ダイニン は   50 %   程度 ） 。  ATP 合成 の 素 過程 は 、 以下 の よう な モデル が 提唱 さ れ て いる 。  この よう に 、 3 個 の プロトン が   F   部位 を   out → in   通過 する ごと に 、 F   部位 が ADP の リン 酸化 を 行う 。 現時点 で は   F   部位 の 回転 は 直視 さ れ て おり 確実 性 は ある が 、 F   部位 の 回転 は いまだ 確認 さ れ て い ない 。 しかしながら c サブ ユニット の 立体 構造 から 回転子 で ある こと が 提案 さ れ て おり 、 おそらく 回転 し て いる と 考え られ て いる 。 また 、 逆 反応 について は 、 F   部位 の 右 回転 （ 細胞 内 側 から 見 て ） が   F   部位 に 伝わり 、 ATP 合成 酵素 全体 が 右 回転 する 仕組み と なっ て いる と 考え られ て いる 。  120 °   の 回転 を 行う こと は 一 分子 観測 の 実験 で も 確認 さ れ て おり 、 低 濃度   ( 20   nmol / L )   の ATP 存在 下 で は アクチンフィラメント が   120 °   ごと に 回転 し て いる 様子 が 観察 さ れ て いる 。 また 、 ADP が つっかえ て ATP 合成 酵素 が 動か なく なっ たり 、 ATP 合成 酵素 が 「 間違え て 逆 回転 する 」 現象 も 観察 さ れ て いる 。  ATP 合成 酵素 へ の 理解 は 極めて 進ん だ と さ れ て いる が 、 いくつ か の 点 が 明らか に なっ て い ない 。 F   部位 の 構造 解析 、 反応 素 過程 が 現時点 で の 課題 と も いえる 。  また 、 こうした 構造 生物 学 的 な 疑問 と は 異なり 、 「 なぜ ATP 合成 に 使用 さ れる ATP アーゼ のみ が 回転 を し て いる の か 」 と 言う 疑問 も 残っ て いる 。 上記 、 生体 内 で ATP 合成 に 用い られる の は F 型 および A 型 で ある が 、 F 型 について は 回転 し て いる こと が ほぼ 確実 と なり 、 A 型 について も おそらく 回転 し て いる だろ う 、 と の 予測 が なさ れ て いる 。  また 、 A 型 ATP アーゼ を 起源 と する V 型 ATP アーゼ も サブ ユニット 構成 から 回転 し て いる だろ う と 予測 さ れ て いる 。 P 型 ATP アーゼ は 構造 が 単純 で （ 分子 量 10 万 前後 ） エネルギー 効率 も 決して 悪く は 無い が 生体 内 で ATP の 合成 に 用い られ て いる 例 は 存在 し ない 。 複雑 極まりない F 型 ATP アーゼ （ 分子 量 50 万 以上 ） は ほぼ 全 生物 共通 し て ATP 合成 に 用い られる 普遍 的 な 酵素 で あり 、 進化 の 痕跡 が 垣間見 られ ない 。 こうした こと も 、 現時点 の 課題 と 言える 。  また 、 メタン 菌 は F 型 および A 型 の 二つ の ATP 合成 酵素 を 所持 し て いる が 、 F 型 は ナトリウム イオン 駆動 型 の ATP アーゼ で ある こと が 判明 し て いる 。 プロトン 濃度 勾配 に 拠ら ない 、 新規 な イオン 輸送 型 の ATP 合成 酵素 の 存在 も 示唆 さ れ て いる 。  ATP 合成 の 研究 の 歴史 は ATP 合成 酵素 の 研究 の 歴史 に ほぼ 重なる と 言っ て も 過言 で は ない 。クロンキスト 体系 （ クロンキスト た いけい 、 ） は 、 1980 年代 に アーサー・クロンキスト   ()   が 提唱 し た 、 被子植物 の 分類 体系 で ある 。 1990 年代 に APG 体系 が 登場 する まで は 最新 の 分類 体系 だっ た が 、 21 世紀 の 現在 で は 旧 分類 で ある 。  リンネ   ()   の 時代 の 分類 は 形態 分類 で あっ た が 、 現代 の 分類 体系 で は 進化 を 考慮 し た 系統 的 関係 による 分類 が ほぼ すべて の 分類 学者 に も 支持 さ れ て いる 。  本体 系 以前 の 主流 の 植物 分類 の 新 エングラー 体系 で は 、 単純 な 構造 を 持つ 花 を 原始 的 な 形態 と 判断 し 、 そこ から 複雑 な 構造 の 花 が 進化 し た もの として 植物 分類 群 を 系統的 に 配列 分類 する 。 エングラー の 体系 は 直感 的 に 分かり やすい ため 、 市販 の 植物 図鑑 等 で 今 でも よく 使わ れ 、 高校 まで の 教科書 の 記述 で 参考 と さ れる 体系 も これ で ある 。  1980 年代 に 提唱 さ れ た クロンキスト 体系 で は 、 ストロビロイド 説 を 採用 する 。 ストロビロイド 説 は 単純 な 構造 を 出発 点 と する の で は なく 、 「 花 被 ・ おし べ ・ めし べ 等 が 多数 に 軸 の 周り を 螺旋 状 に 配列 し て いる 両性 花 を 出発 点 と し 、 この 原始 的 被子植物 から 種々 の 植物 群 が 進化 し た 」 と する 仮説 で ある 。 単純 な 構造 の 尾 状 花序 群 など は 、 原始 的 被子植物 の 構造 の 一部 が 退化 し て 生成 し た と する 。  この 分類 体系 で は 、 原始 的 被子植物 の 形態 的 特徴 を もっとも よく 保存 し て いる モクレン の 仲間 を 最初 に 配列 する 。  逆 に 双 子葉 植物 の 最後 に 位置 する の は 、 もっとも 進化 し た 形態 特徴 を もつ と さ れる キク の 仲間 で ある 。  ストロビロイド 説 を 支持 する 植物 分類 学者 は 多かっ た が 、 被子植物 の 系統 に は 種々 の 学説 が あっ た ため 、 クロンキスト が 唯一 の 体系 だっ た わけ で は ない 。  1990 年代 以降 は 、 DNA 解析 による 分子 系統 学 が 大きく 発展 し て き た 。 解析 による 知見 を もと に 植物 の 分類 体系 も 、 さらに 見直さ れ た 。  特に 葉 緑 体 DNA の 解析 から 、 被子植物 の 分岐 を 調査 する 研究 は 近年 飛躍 的 に 進み 、 新しい 知見 は 被子植物 系統 グループ   (;   APG )   に 集約 さ れ て いる 。 旧 説 の クロンキスト 体系 は 現在 も 広く 使わ れ て いる ものの 、 学術 先端 分野 で は APG 植物 分類 体系 に 移行 し た 。  本体 系 による モクレン 門 （ 被子植物 門 ）   の 分類 （ 目 以上 ） は 以下 の とおり 。葉 緑 体 （ よ うり ょくたい 、 ） と は 、 光合成 を おこなう 、 半 自律 性 の 細胞 小 器官 の こと 。 カタカナ で クロロプラスト とも 表記 する 。  光合成 生物 に み られる 細胞 小 器官 で あり 、 プラスチド の 一 種 で ある 。 黄色 の カロチノイド や 多量 の クロロフィル を 含む ので 一般 的 に は 緑色 に 見える 。 ただし 褐藻 の 葉 緑 体 は クロロフィル の ほか に フコキサンチン を 持っ て いる ため 褐色 に 、 紅 藻 は フィコビリン 色素 を もっ て いる ため 紅色 に 見える 。  原始 褐藻 の よう に 細胞 体制 が 下等 な 藻 で は 、 細胞 ひとつ あたり 1 個 の 球形 の 葉 緑 体 を 含ん で いる 。 それ が 紅 藻 、 褐藻 、 緑藻 など に なっ て くる と カップ 状 、 星 状 、 螺旋 形 、 板 状 など 様々 な 形 の 大きな 葉 緑 体 を 、 1 個 ないし 数個 ほど 含む よう に なる 。 これ が さらに 多 細胞 の 緑藻 や 陸上 植物 と も なる と 、 細胞 ひとつ あたり 、 通常 10   -   数 百 個 ほど 含ま れる こと に なる 。  その 大き さ や 形状 について 言え ば 、 多 細胞 植物 の 多く で は 、 直径 が 5   -   10 μ m 程度 厚 さ が 2   -   3 μ m 程度 の 凸レンズ 形 で ある 。 内部 構造 は 掲載 図 を 参照 の こと 。  クロロフィル （ 葉緑素 ） 等 の 光合成 色素 を 含む ので 、 はっきり し た 色 が あり 、 生体 観察 で も もっとも 確認 し やすい 細胞 小 器官 で ある 。  維管束 植物 の 場合 、 葉 緑 体 は 、 非 光合成 細胞 で は 、 色素 体 として 存在 する 。 色素 体 に は 、 アミロプラスト 、 クロモプラスト 、 白色 体 など さまざま な 種類 が ある が 、 すべて の 色素 体 は 、 二 重 の 包 膜 で 囲ま れ 、 葉 緑 体 DNA を 持つ こと が 特徴 で ある 。  葉 緑 体 の 形 は 分類 群 によって 様々 で ある が 、 一般 的 に は 藻類 において 多様 性 が 高い 。 高等 植物 の もの は 、 ほとんど が やや 扁平 な 円盤 状 で ある 。 藻類 において は 、 様々 な 形 の もの が 知ら れ て いる 。 もっとも 有名 な の は 、 アオミドロ に み られる 、 リボン 型 で 円筒 形 の 細胞 内 に 螺旋 状 に 入っ て いる もの で あろ う 。 他 に も 、 星 型 に なっ た ホシミドロ の もの や 、 板 状 に なっ て 常に 光 の 方 に 面 を 向ける サヤミドロ の もの など 、 様々 な 形 の もの が 知ら れ て いる 。  種子 植物 の 場合 、 葉 緑 体 の 形 は 単純 な 円盤 状 で ある 。 大き さ は 直径 約 5 μ m 程度 、 顕微鏡 で 見る と 、 細胞 の 外周 に 並ん で 見える こと が 多い 。 これ は 、 細胞 の 中央 部 を 液 胞 が 占め て いる から で も ある 。 原形 質 流動 によって 移動 する の が 見 られる 。  種子 植物 の 葉 緑 体 は 外側 を 二 重 の 膜 によって 覆わ れ て おり 、 その 内側 の 部分 を ストロマ と いう 。 ストロマ 内 に は 、 多数 の 膜 で でき た 薄い 袋 状 の 構造 が 並ん で いる 。 この 袋 を チラコイド と 呼ぶ 。 多数 の 小さな チラコイド は 積み重なっ た 構造 が あちこち に あっ て 、 これ を グラナ と いう 。  ストロマ に は 独自 の DNA （ 葉 緑 体 DNA 、 cpDNA ） が 含ま れ 、 それ と 対応 し て 独自 の リボソーム が ここ に 含ま れ て いる 。 チラコイド 膜 に は 、 光合成 色素 や 、 光合成 の 光 に かかわる 反応 に関する 酵素 が 位置 し て いる 。  光合成 が 最も よく 知ら れ た 主要 な 機能 で ある が 、 その他 に 窒素 代謝 、 アミノ酸 合成 、 脂質 合成 、 色素 合成 など 、 植物 細胞 における 代謝 の 重要 な 中心 と なっ て いる 。  独自 の ゲノム DNA や リボソーム を 持ち 、 真 核 光合成 生物 の 共通 の 祖先 が 光合成 を おこなう 真正 細菌 や 真 核 生物 を 細胞 内 に 共生 さ せ た こと に 由来 する と 考え られ て いる 。 これ について は ， 下記 の 「 起源 」 を 参照 の こと 。  葉 緑 体 DNA は ， さまざま な タンパク質 とともに 核 様 体 を 作っ て おり 、 細胞 核 の 染色 体 と 同様 、 核 様 体 は 葉 緑 体 DNA の 複製 ， 転写 ， 分配 の 単位 と なっ て いる 。 ただし 、 ヒストン は ない 。 また 、 細菌 の DNA 結合 タンパク質 として 知ら れる HU ,   DPS など の タンパク質 も 、 緑色 植物 の 葉 緑 体 に は 、 基本 的 に は 存在 し ない 。 代わり に 亜硫酸 還元 酵素 が DNA 結合 タンパク質 として 機能 し て いる 。  色素 体 の 起源 と なる 共生 体 として は 、 同じ 酸素 発生 を 行う シアノバクテリア の 一 種 と 考え られ て いる が 、 現 生 の シアノバクテリア の どれ に 近い か 、 または それら の 祖先 種 の 近 縁 種 に 由来 する の か は 、 まだ わかっ て い ない 。  ちなみに シアノバクテリア の 起源 として は 、 光化学 系 1 と 2 を 供給 し た もの として ヘリオバクテリア と クロロフレクサス が 考え られ て いる が 、 実際 の 光化学 系 1 ・ 2 と これら の 光合成 細菌 の 光化学 系 は かなり 異なる ので 、 系統 的 に 関連 が ある という こと を 除け ば ， 構成 タンパク質 の 機能 が そのまま 対応 する わけ で は ない 。 また ， 光合成 以外 の 機能 に関して は 、 細胞 の 起源 は わかっ て い ない 。  葉 緑 体 は 、 細胞 核 遺伝子 の 産物 が なけれ ば 機能 でき ない ので 、 昔 考え られ て い た よう な 葉 緑 体 の 培養 が できる こと は ない 。 しかし 、 葉 緑 体 が 細胞 から 分離 し た 状態 で も 機能 できる 証拠 として 、 ウミウシ の 例 が ある 。 ウミウシ の 仲間 の 嚢舌類 は 、 海藻 の 細胞 内 物質 を 吸い込む よう に 食べる が 、 ある 種 において 、 藻類 の 葉 緑 体 を 分解 せ ず に 細胞 内 に 取り込む 例 が 知ら れ て いる 。 こうして 動物 細胞 に 取り込ま れ た 葉 緑 体 は 、 ここ で 光合成 を 行ない 、 動物 細胞 に その 産物 を 供給 する と いう 。  上述 の よう に 、 藻類 において は 葉 緑 体 の 形質 は 多様 で ある 。 光合成 色素 も 群 によって は 異なっ た もの を 持っ て いる 。 比較的 共通 する 形質 として は 、 ピレノイド という 構造 が ある 。 色素 体 の 中 に 1 - 数 個 ある 丸い 粒状 の 構造 で 、 タンパク質 性 で 、 光合成 産物 を 貯蔵 物質 に 変える の に 関与 し て いる と さ れる 。 緑藻類 で は デンプン 合成 が ここ で 行わ れる 。  植物 界 の もの と 藻類 と で 大きく 異なる 点 に 、 藻類 の 葉 緑 体 が 、 往々 に し て 三 重 以上 の 膜 で 覆わ れ て いる 点 が ある 。 また 、 葉 緑 体 の DNA が はっきり し た 塊 に 見える 場合 が ある 。 これら は 、 近年 で は 重複 的 な 細胞 内 共生 による もの と 考え られる よう に なっ た 。 そこで 「 植物 界 や 藻類 の 二 重 膜 葉 緑 体 を 持つ もの は 、 葉 緑 体 を 持た ない 真 核 生物 に シアノバクテリア の よう な 原核 藻類 が 共生 し た の が 起源 」 と 考え られる 。 二 重 の 膜 は 内側 が 原核 光合成 生物 の 細胞 膜 、 外側 が 植物 細胞 の 細胞 膜 に 由来 する と 考える と わかり やすい 。 ただし 、 確証 は 得 られ て い ない 。  それ に対して 、 たとえば クロララクニオン 藻 の 葉 緑 体 は 、 四 重 の 膜 に 包ま れ 、 外側 から 二 枚 目 と 三枚目 の 間 に 、 ヌクレオモルフ と 言わ れる 、 核 様 の 構造 が ある 。 これ に関して 内側 の 二 重 膜 が 本来 の 葉 緑 体 で あり 、 その 外 の 膜 は それ を 所有 し て い た 藻類 の 細胞 膜 、 最 外層 が この 藻類 自体 の 細胞 膜 に 由来 する 。 つまり 、 真 核 藻類 を 、 非 光合成 性 の 真 核 生物 が 細胞 内 に 取り込ん だ こと で 、 藻類 化 し た と 判断 できる 。 ヌクレオモルフ は 、 取り込ま れ た 藻類 の 核 の 名残 で ある 。 この 藻類 の 場合 、 取り込ま れ た の は 緑藻類 と 判断 さ れ て いる 。ヤナギ （ 柳 ・ 楊 、 ） は 、 ヤナギ 科   ヤナギ 属   の 樹木 の 総称 。 風見 草 、 遊び 草 と 呼ば れる こと が ある 。 世界 に 約 350 種 あり 、 主 に 北半球 に 分布 する 。 日本 で は 、 ヤナギ と 言え ば 一般 に シダレヤナギ を 指す こと が 多い 。 ここ で は ヤナギ 属 全般 について 記す 。  落葉 性 の 木本 で あり 、 高木 から 低木 、 ごく 背 が 低く 、 這う もの まで ある 。  葉 は 互生 、 まれ に 対生 。 托 葉 を 持ち 、 葉柄 は 短い 。 葉 身 は 単葉 で 線形 、 披針形 、 卵 形 など 変化 が 多い 。  雌雄 異 株 で 、 花 は 尾 状 花序 、 つまり 、 小さい 花 が 集まっ た 穂 に なり 、 枯れる とき に は 花序 全体 が ぽろり と 落ちる 。 ただし 、 外見 的 に は 雄花 の 花序 も 雌花 の 花序 もさ ほど 変わら ない 。 雄花 は 雄しべ が 数 本 、 雌花 は 雌しべ が ある だけ で 、 花弁 は ない 。 代わり に 小さい 苞 や 腺 体 という もの が あり 、 これら に 綿毛 を 生じ て 、 穂 全体 が 綿毛 に 包ま れ た よう に 見える もの が 多い 。 すべて 虫媒花 （ ただし ケショウヤナギ 属 を ヤナギ 属 に 含める 場合 は この 限り で は ない ） 。  冬芽 は 1 枚 の カバー の よう な 鱗片 に 包ま れ 、 これ が すっぽり と 取れ たり 、 片方 に 割れ目 を 生じ て はずれ たり する 特徴 が ある 。 これ は 、 本来 は 2 枚 の 鱗片 で あっ た もの が 融合 し た もの と 考え られる 。  果実 は 蒴果 で 、 種子 は 小さく 柳絮 （ り ゅうじょ ） と 呼ば れ 、 綿毛 を 持っ て おり 風 に 乗っ て 散布 さ れる 。 なお 、 中国 において 5 月頃 の 風物詩 と なっ て おり 、 古く から 漢詩 等 に よく 詠み込ま れる 柳絮 だ が 、 日本 に は 目立つ ほど 綿毛 を 形成 し ない 種 が 多い 。 しかし 、 日本 において も 意図 的 に 移入 さ れ た 大陸 品種 の 柳 が あり 、 柳絮 を 飛ばす 様子 を 見る こと が できる 。 特に 北海道 において 移入 種 の ヤナギ が 多く 、 柳絮 の 舞う 様 が 見 られる 。  主 に 温帯 に 生育 し 、 寒帯 に も ある 。 高山 や ツンドラ で は 、 ごく 背 の 低い 、 地 を 這う よう な 樹木 と なる 。 日本 で は 水辺 に 生育 する 種 が 多い が 、 山地 に 生育 する もの も 少なく ない 。  ヤナギ の 漢字 表記 に は 「 柳 」 と 「 楊 」 が ある が 、 枝 が 垂れ下がる 種類 （ シダレヤナギ や ウンリュウヤナギ など ） に は 「 柳 」 、 枝 が 立ち上がる 種類 （ ネコヤナギ や イヌコリヤナギ など ） に は 「 楊 」 の 字 を 当てる 。 これら は 万葉集 で も 区別 さ れ て いる 。  日本 で は 、 ヤナギ と いえ ば 、 街路 樹 、 公園 樹 の シダレヤナギ が 代表 的 で ある が 、 生け花 で は 幹 が くねっ た ウンリュウヤナギ や 冬芽 から 顔 を 出す 花穂 が 銀 白色 の 毛 で 目立つ ネコヤナギ が よく 知ら れ て いる 。 柳 の 葉 と いえ ば 一般 的 に シダレヤナギ の 細長い もの が 連想 さ れる が 、 円形 ないし 卵 円形 の 葉 を 持つ 種 も ある 。 マルバヤナギ （ アカメ ヤナギ ） が その 代表 で 、 野生 で 普通 に 里山 に あり 、 都市 部 の 公園 に も 紛れ込ん で いる 。  実際 に は 、 一般 の 人々 が 考える より ヤナギ の 種類 は 多く 、 しかも 身近 に 分布 し て いる もの で ある 。 やや 自然 の 残っ た 河原 で あれ ば 、 必ず 何等 か の ヤナギ が 生育 し 、 山地 や 高原 に も 生育 する 種 が ある 。 それら は ネコヤナギ や シダレヤナギ と は 一見 とても 異なっ た 姿 を し て おり 、 結構 な 大木 に なる もの も ある 。 さらに は 高山 や ツンドラ で は 、 地 を 這う よう な 草 より 小さい ヤナギ も 存在 する が 、 綿毛 状 の 花穂 や 綿毛 を もつ 種子 など の 特徴 は 共通 し て いる 。  ただし 、 その 同定 は 極めて 困難 で ある 。 日本 に は 30 種 を 軽く 越える ヤナギ 属 の 種 が ある 。 これら は 全て 雌雄 異 株 で ある 。 花 が 春 に 咲き 、 その後 で 葉 が 伸び て 来る もの 、 葉 と 花 が 同時に 生じる もの 、 展 葉 後 に 開花 する もの が ある 。 同定 の ため に は 雄花 の 特徴 、 雌花 の 特徴 、 葉 の 特徴 を 知る 必要 が ある 。 しかも 、 自然 界 で も 雑種 が 簡単 に できる らしい の で ある 。  主 な 種 を 下記 に 記す  ヤナギ は 水分 の 多い 土壌 を 好み 、 よく 川岸 や 湿地 など に 、 生え て いる 。 自然 状態 の 河川敷 で は 、 河畔 林 として 大 規模 に 生育 し て いる こと が ある 。 これ は 出水 時 に 上流 の 河川敷 から 流木 化 し た もの が 下流 で 堆積 し 、 自然 の 茎 伏せ の 状態 で 一斉 に 生育 する ため で ある 。 　  挿し木 で 容易 に 増える こと から 、 治山 など の 土留 工 、 伏 工 で は ヤナギ の 木 杭 や 止め 釘 を 用い 、 緑化 を 進める 基礎 と する こと が ある 。街路 樹 （ が いろ じ ゅ ） と は 、 街路 （ 市街地 の 道路 ） に 沿っ て 植え られ た 樹木 の こと 。  街路 樹 は 主 に 高木 の こと を 指す が 、 低木 ・ 地 被 植物 も 含む 。  日本語 に は 、 並 （ なら ） ん で 立っ て いる 木々 を 指す 「 並木 （ なみ き ） 」 という 表現 が あり 、 街路 樹 の 多く は 市街地 の 道路 に 沿っ て 複数 並ん で 立っ て いる こと が 多い ので 、 そうした 街路 樹 群 を 市街 並木 （ し が いなみ き ） と 呼ぶ こと も ある 。  都市 の 美観 の 向上 や 道路 環境 の 保全 、 歩行 者 等 に 日陰 を 提供 する こと など が 目的 で ある 。 一般 に 、 歩道 の 車道 寄り や 中央 分離 帯 に 植え られる 。 街路 に は 多く の 制約 が あり 、 必ずしも 等間隔 で 木 が 並ん で いる わけ で は ない 。 道 の 左右 において 非対称 で ある こと も 多く 、 道 の 片側 に しか ない 場合 も ある 。  古く は 今 から 3000 年 ほど 前 に 、 インド の カルカッタ （ コルカタ ） から アフガニスタン まで を 結ぶ 、 に 街路 樹 が 設け られ た と いう 。 （ → 歴史 ）  街路 樹 の 法的 な 位置付け は 国 ごと に 異なる 。  管理 の 程度 や その 方法 も 国 ごと に 様々 で ある 。 フランス の 首都 パリ など で は 、 街路 樹 に 適する 大き さ について も 判断 し て おり 、 適切 な 大き さ の 木 へ 植え 替え が 行わ れ て いる こと が 多い 。 日本 で は 、 大きく なり すぎ て も 植え 替え ない こと が 多い 。  世界 で 最も 古い 街路 樹 は 、 約 3000 年 前 に ヒマラヤ 山麓 に 造ら れ た 街路 、 グランド ・ トランク ・ ロード （ ） に 列 植 さ れ た 樹木 と さ れる 。 グランド ・ トランク ・ ロード は 、 インド の カルカッタ （ コルカタ ） から アフガニスタン 国境 に つながる 幹線 街路 で 、 一部 に 石 が 敷か れ 、 道 の 左右 と 中央 に 樹木 が 列 植 さ れ た 。 また 、 中国 で も 約 2500 年 前 の 周 代 に は 、 既に 壮大 な 街路 樹 や 並木 が 造ら れ て い た 。  日本 で は 、 6 世紀 後半 の 敏 達 天皇 の 治世 に 、 難波 の 市 に クワ の 並木 を 作っ た と さ れ 、 8 世紀 半ば の 聖武天皇 の 治世 に は 、 平城京 に タチバナ と ヤナギ の 並木 が 作ら れ た 。 また 、 光明皇后 は 貧しい 人 が 飢え ない よう 、 都大路 に モモ と ナシ の 木 を 植え て 並木道 に し た と 言わ れる 。  さらに 、 754 年 （ 天平 勝 宝 6 年 ） に 帰朝 し た 遣唐使 の 僧 ・ 普 照 は 、 唐 の 諸 制度 とともに 、 並木 ・ 街路 樹 の 状況 も 奏上 し た 。 普 照 の 奏 状 に は 、 「 道路 は 百姓 が 絶えず 行き来 し て いる から 、 樹 が あれ ば その 傍ら で 休息 する こと が でき 、 夏 は 暑 さ を 避け 、 飢えれ ば 果樹 の 実 を 採っ て 食べる こと が できる 」 と 記さ れ た 。 これ を 受け て 、 759 年 （ 天平 宝 字 3 年 ） 、 太政官 符 で 畿内 七道 諸国 駅路 の 両辺 に 果樹 と なる 並木 ・ 街路 樹 の 植 栽 を 決め た 。 これ が 日本 における 行政 主導 の 街路 樹 の はじめ で ある 。  8 世紀 後半 の 桓武 天皇 の 治世 に は 、 平安京 に ヤナギ と エンジュ が 約 17 メートル 間隔 に 植え られ 、 地方 に も 果樹 の 並木 が 植 栽 さ れ た 。 鎌倉 時代 に は サクラ 、 ウメ 、 スギ 、 ヤナギ の 並木 が 植え られ た 。 戦国 時代 に は 、 織田 信長 が 旅人 の 安全 、 快適 な 交通 を 確保 する ため に 並木道 を 作っ た と 言わ れる 。  江戸 時代 に は 、 五 街道 など 道路 網 が 整備 さ れ 、 マツ 、 スギ 、 ケヤキ など が 植え られ た 。 街道 に は 並木 が 作ら れる とともに 、 1 里 （ 約 4 キロメートル ） ごと に 一里塚 が 造ら れ 、 距離 の 目印 、 休憩 場所 として 利用 さ れる よう に なっ た 。 また 市街地 の 川 沿い の 道 など に は ヤナギ や マツ が 植え られ た 。 約 1 万 2500 本 が 現存 する 日光 杉 並木 （ 現在 の 栃木 県 ） は ギネス 世界 記録 に 認定 さ れ て いる 。  幕末 の 開国 後 に は 、 1867 年 （ 慶応 3 年 ） 、 横浜 市 の 馬車 道 に ヤナギ と マツ が 植え られ た （ 1979 年 、 横浜 市 は 馬車 道 に 石碑 「 近代 街路 樹 発祥 之 地 」 を 建て た 。 これ に対し 、 近代 の 定義 が 曖昧 な 事 に 疑問 を 呈する 人々 も いる ） 。  東京 の 都市 緑化 事業 で の 街路 樹 は 、 1874 年 （ 明治 7 年 ） 、 銀座 通り に サクラ と クロマツ が 植え られ た の が 始まり で ある 。 しかし 、 木 の 成長 が 悪く 、 1884 年 （ 明治 17 年 ） に シダレヤナギ に 植え 替え られ た 。 1906 年 （ 明治 39 年 ） に 長岡 安平 が 林学 博士 ・ 白沢 保美 と 子爵 ・ 福 羽 逸 人 （ ふく ばい つ せん ） に 計画 依頼 し 、 街路 樹 の 改良 計画 が 急速 に 進展 し た 。 1907 年 （ 明治 40 年 ） 、 両者 により 街路 樹 の 改良 計画 が 立て られる 。 10 樹 種 が 街路 樹 として 選定 ・ 植 栽 さ れ 、 現在 の 街路 樹 の 元 と なり 、 今 まで 継承 さ れる 樹 種 の 基本 と なっ た 。 スズカケノキ 、 イチョウ 、 ユリノキ 、 アオギリ 、 トチノキ 、 トウ カエデ 、 エンジュ 、 ミズキ 、 トネリコ 、 アカメガシワ （ 以上 10 種 ）  東京 ・ 明治 神宮 外苑 で 大正 時代 に 植え られ た イチョウ 並木 の よう に 、 建物 （ 聖徳 記念 絵画 館 ） と 組み合わせ た 景観 を 計算 さ れ て 街路 樹 を 整備 する 取り組み も 行わ れ た 。  街路 は 木 にとって 楽 な 環境 で は ない 。 自動車 の 排気 ガス を 浴びる こと が 障害 の 筆頭 で 、 植え られる 土 が 狭く 固い 場合 （ そう なら ない 方 が 例外 で ある ） に は 、 それ も 問題 に なる 。 これら に は 耐性 が 強い 樹 種 と 弱い 樹 種 が ある 。 20 世紀 後半 から 各地 で 街路 樹 に 夜間 の 電 飾 を かける よう に なっ た が 、 これ も 木 にとって は 負担 要素 で ある 。 成長 する と 、 交通 信号 機 や 道路 標識 の 視認 を 確保 する ため 、 枝 を 払う 必要 が 出 て くる が 、 これ に も 耐性 の 違い が ある 。 さらに 気候 の 適性 が あり 、 木 の 寿命 の 長 さ も 考慮 の 要素 で ある 。 以上 の よう に 様々 な 要素 が 組み 合わさる が 、 結果 として 現代 で は 落葉樹 、 広葉樹 が 好ま れ て いる 。  ただ 、 樹 種 選択 の せい で 直ちに 失敗 する 例 は 少なく 、 たいてい の 木 は ある程度 の 負荷 に 耐え うる 。 また 、 いずれ に せよ 樹木 と て 不老不死 で は ない 。 そこで 、 不利 な 種 を 厳しく 排除 する こと なく 、 様々 な 街路 樹 を 認める 考え が ある 。 21 世紀 初め に は 、 その 土地 に 昔 から 自生 し て き た 樹 種 を 優先 しよ う という 考え も 登場 し て いる 。  また 、 後述 の よう に 街路 樹 に は 効果 と 弊害 が 存在 する 。 効果 自体 が 、 裏返せ ば 、 弊害 そのもの で ある こと も ある （ 例 ： 風 を 防ぐ → 風通し が 悪く なる → 汚れ た 空気 ・ におい が こもる 、 熱 が こもり 暑く なる ） 。 効果 の 大きい 木 ほど 弊害 （ 被害 ） が 大きく なる こと も ある 。 従って 、 効果 を 大義名分 に 樹 種 を 選択 し 植 栽 する と 、 後に 大きな 弊害 を もたらし 、 各種 公共 事業 で 批判 さ れ て いる よう に 、 効果 以上 の 多大 な 弊害 、 税金 の 無駄遣い 、 維持 費 不足 など の 問題 が 発生 する 恐れ が ある 。 その ため 、 将来 を 見据え 弊害 を 回避 し た 選択 ・ 植 栽 を 心がける こと は 、 その 木 が 効果 を 本当に 発揮 する こと に も つながる 。  街路 樹 の 主 な 効果 を 以下 に 挙げる 。 これら 効果 の 中 に は 、 国 ・ 地域 など に 特有 の もの や 、 落葉樹 で 葉 が ない 時期 に は 効果 が 低減 する 場合 が ある 。  街路 樹 による 二酸化炭素 の 吸収 の 検討 は 、 植 栽及 び 維持 、 管理 によって 排出 さ れる 分 を 考慮 し なけれ ば 意味 が 無い 。  国土 技術 政策 総合 研究所 の 委託 による 資料 に よる と 、 樹 高 3 . 5 m の ケヤキ を 50 年間 植える 事 により 、 消費 さ れる 燃料 と 比較 する と 、 正味 で の 吸収 が 期待 さ れる 。  しかし 、 同 資料 で は 、 焼却 による 排出 は 含ま れ て い ない 。 街路 樹 は 毎年 剪定 さ れる 事 も 珍しく なく 、 発生 する 材 の 処分 方法 として 焼却 は 極めて 普通 で ある 。 また 、 樹木 は いつか は 枯れる （ 街路 樹 で は 事故 や 道路 整備 により 、 撤去 に 至る 事 も ある ） 。 もしも 全て の 発生 材 を 焼却 し た 時 は 、 当然 、 維持 の ため に 排出 し た 二酸化炭素 が 、 正味 の 排出 と なる 。  なお 、 同 資料 は 随意 契約 によって 作ら れ 、 契約 金額 は 約 500 万 円 で ある 。  モータリゼーション の 発達 し た 都市 の 道路 沿い （ 道路 上 ） という 自然 界 の 木 と は 全く 異なる 特殊 な 環境 に 人為 的 に 植え られ た 現代 の 街路 樹 は 、 森林 や 公園 など の 木々 と は 異なり 、 それら の 木々 で は 起こり にくい 都市 機能 や 生活 環境 に 支障 を きたす 様々 な 弊害 （ 環境 負荷 ・ 公害 ） を 生み出し て いる 。 街路 樹 を 植える こと により 、 景観 を 良く する つもり が 、 かえって 悪化 し て しまっ たり 、 道路 公害 に 苦しむ 道路 沿い に 住む 人々 を 助ける つもり が 、 さらに 痛めつける こと に なっ て しまっ たり 、 ただ で さえ 危険 の 多い 道路 に 、 さらに 事故 など の 原因 と なり うる 危険 な 木 を 植える こと により 、 ますます 危険 に なっ て しまっ たり と 、 税金 で 苦痛 や 災い を 作る よう な 結果 に なっ て しまっ て いる こと が 多々 ある 。  日本 で は 、 将来 の こと を よく 考え ず に 、 行政 など 一部 の 人間 の 決定 によって 、 半ば 強制 的 に 植え られ た 街路 樹 が 市民 の 苦痛 や 災い の 原因 に なっ て いる 事例 など 、 各地 で 様々 な 問題 が 生じ て いる が 、 景観 ・ 緑化 ・ 環境 （ 環境 問題 ） など の 名 の もと の 植 栽意見 により 、 街路 樹 は 植 栽 さ れ 続け て いる 。 しかし 、 災害 時 など に 街路 樹 は 人命 を 奪う 凶器 と なる こと も ある 。 日本 は 台風 や 地震 が 多く 気候 も 異なる ので パリ や ニューヨーク など と 同じ よう に 街路 樹 を 植える と 、 より 多く の 弊害 が 発生 し て しまう 恐れ が ある 。  その ため 、 むやみ やたら と 木 を 植えれ ば よい 訳 で は なく 、 その 土地 の 気候 ・ 地形 ・ 町並み ・ 交通 安全 ・ 住環境 ・ 防犯 ・ 災害 時 の 危険 性 ・ 弊害 に 直接 さらさ れる 道路 沿い に 住む 人々 の 生活 ・ 意見 など を 十分 に 考慮 し 、 特定 の 住民 に 大きな 不利益 を もたらし たり 、 事故 を 誘発 し たり する こと が ない よう に 、 その 土地 に 適し た 樹木 を 選び 、 適度 な 間隔 で 適当 な 本数 を 適切 な 箇所 に 植 栽 する （ 場合 によって は 植 栽 し ない ） こと が 望ましい 。 そして 、 植え られ た 街路 樹 について は 管理 を 怠ら ず 定期 的 な 点検 ・ 剪定 ・ 清掃 など の メンテナンス を しっかり と 行い 、 異常 や 危険 など の 問題 が 発見 さ れ た 際 は 素早く 治療 ・ 移植 ・ 伐採 除去 など の 適切 な 対応 を とり 、 事前 に 事故 など の 被害 を 回避 する こと が 求め られる 。 その ため に は 、 全て の こと を 行政 任せ に せ ず 、 市民 も 日頃 から 身近 な 道路 ・ 街路 樹 に対して 関心 を 持つ こと も 大切 で ある 。 そして 、 それら の こと を 達成 する ため に は 街路 樹 （ 苗木 ） が 植 栽 さ れ て 数 十 年 後 、 大きく 成長 し た 際 に は どの よう な 弊害 が 発生 する の か を あらかじめ 想定 し 、 よく 理解 し て おく こと が 重要 で ある 。  現代 の 日本 で は 、 住宅 など の 開発 が 進ん だ 1960 年代 ～ 1970 年代 に 大量 に 植え られ た 街路 樹 が 老齢 と なり 、 管理 する 地方自治体 など の  財政 負担 増 、 枝 の 落下 や 倒木 の 被害 など の 問題 が 顕在 化 し つつ ある 。 各 自治体 は 、 樹木 医 を 交え た 点検 ・ 診断 や 植え 替え など を 行っ て いる 。  樹勢 が 衰え て 危険 に なっ た 老木 の ほか 、 公共 事業 の 障害 に なる として 伐採 ないしは 移植 が 検討 さ れる 街路 樹 も ある 。 ただ 、 ランド マーク など として 地域 住民 や 観光 客 に 親しま れ て いる 大木 群 で は 、 反対 運動 が 起き て 工事 計画 の 方 が 変更 さ れる 場合 も ある 。   想定 さ れる 主 な 街路 樹 の 弊害 を 以下 に 挙げる 。 これら 弊害 の 中 に は 、 国 ・ 地域 など に 特有 の もの や 、 落葉樹 で 葉 が ない 時期 に は 弊害 が 低減 する もの も ある （ 街路 樹 の 弊害 は 、 同じ よう に 道路 上 に 存在 する 電柱 の 弊害 と 共通 する もの も 多い ） 。カタクリ （ 片栗 、 学名 ：" Erythronium   japonicum "   ） は 、 ユリ 科 カタクリ 属 に 属する 多年草 。 古語 で は 「 堅 香子 （ かたかご ） 」 と 呼ば れ て い た 。  早春 に 10   cm 程 の 花茎 を 伸ばし 、 薄紫 から 桃色 の 花 を 先端 に 一つ 下向き に 咲かせる 。 蕾 を もっ た 個体 は 芽 が 地上 に 出 て から 10 日程 で 開花 する 。 花茎 の 下部 に 通常 2 枚 の 葉 が あり 、 幅 2 . 5 - 6 . 5   cm 程 の 長 楕円 形 の 葉 に は 暗紫色 の 模様 が ある 。 地域 によって は 模様 が ない もの も ある 。 開花 時期 は 4 - 6 月 で 、 花 被 片 と 雄しべ は 6 個 。 雄蕊 は 長短 3 本 ずつ あり 、 葯 は 暗紫色 。 長い 雄蕊 の 葯 は 短い もの より 外側 に あり 、 先 に 成熟 し て 裂開 する 。 雌蕊 の 花 柱 は わずか に 3 裂 し て いる 。 地上 に 葉 を 展開 する と 同時に 開花 する 。 日 中 に 花 に 日 が 当たる と 、 花 被 片 が 開き 反り返る 。 日差し が ない 日 は 終日 花 が 閉じ た まま で ある 。 開花 後 は 3 室 から なる 果実 が 出来 、 各室 に は 数個 - 20 程 の 胚珠 が 出来る 。 平均 で 60 % 程 の 胚珠 が 種子 と なる 。 胚珠 は 長 さ 2   mm ほど の 長 楕円 形 で ある 。 染色 体 は 大型 で 2 n = 24 で ある 。  早春 に 地上 部 に 展開 し 、 その 後葉 や 茎 は 枯れ て しまう 。 地上 に 姿 を 現す 期間 は 4 － 5 週間 程度 で 、 群落 で の 開花 期間 は 2 週間 程 と 短い 。 この ため 、 ニリンソウ など 同様 の 植物 とともに 「 スプリング・エフェメラル 」 （ 春 の 妖精 ） と 呼ば れ て いる 。 種子 に は アリ が 好む 薄 黄色 の エライオソーム という 物質 が 付い て おり 、 アリ に 拾わ れる こと によって 生育 地 を 広げ て いる （ 同様 の 例 は スミレ など に も 見 られる ） 。  5 月 中旬 から 9 月 末 まで は 、 地下 で 休眠 状態 と なる 。 最大 30   cm 程 の 深 さ に ある 長 さ 5 - 6   cm の 筒 状 楕円 形 の 鱗茎 は 、 10 月 下旬 ごろ に 発 根 し 始める 。 雪解け を 待っ て 、 地上 に 糸 の よう な 細い 葉 を 伸ばす 。  発芽 1 年 目 の 個体 は 細い 糸状 の 葉 を 、 2 年 目 から 7 - 8 年 程度 まで は 卵 状 楕円 形 の 1 枚 の 葉 だけ で 過ごし 、 鱗茎 が 大きく なり 、 2 枚 目 の 葉 が 出 て から 花 を つける 。 毎年 少し ずつ 鱗茎 に 養分 が 蓄積 さ れ 、 発芽 から 開花 まで に は 7 - 8 年 を 要する 。 開花 初期 は 開花 と 結実 が ある 有性 生殖 と 結実 が ない 無性 生殖 を 繰り返し 、 個体 が 大きく 成長 し た 後 は 複数 年 に 渡り 開花 が 継続 する 。 カタクリ の 平均 寿命 は 40 - 50 年 ほど と 推定 さ れ て いる 。 なお 、 鱗茎 は 毎年 更新 し 、 なおかつ 旧 鱗茎 の 下 に 鱗茎 が 作ら れる ため 鱗茎 は 深く なる 。 原則 として 鱗茎 は 分 球 する こと は ない 。 通常 栄養 繁殖 を 行わ ない 。  カタクリ の 葉 に サビ 菌   (" Uromyces   erythronii "   )   が 寄生 し 、 「 さび 病 」 を 起こし 枯れ て しまう こと が ある 。 落葉 広葉樹 林 は 約 3 , 000 万 年 前 に 形成 さ れ 、 カタクリ の 祖先 は この 頃 に 落葉 広葉樹 林 に 出現 し カタクリ に 進化 し た と 考え られ て いる 。  カタクリ は 両性 花 で 自家 不 和合 性 で あり 、 自家 受粉 による 種子 の 形成 は ほとんど 行わ れ ない 。 花 被 片 、 雄蕊 、 雌蕊 は 紫外線 を よく 吸収 し 、 ハチ 目 など の 昆虫 の 視覚 器官 が 感受 し やすく 、 花 へ 誘発 する シグナル と なっ て いる 。 ハナバチ の 仲間 の クマバチ 、 コマルハナバチ 、 マルハナバチ 、 ギフチョウ 、 ヒメギフチョウ 、 スジグロシロチョウ など が 吸蜜 に 訪れ 送 粉 者 （ ポロネーター ） として 受粉 を 行っ て いる 。 クマバチ と マルハナバチ が 最も カタクリ の 受粉 に 貢献 し て いる 。  種子 に 付着 し て いる エライオソーム に は 脂肪酸 や 高級 炭水化物 など が 大量 に 含ま れる 。 アリ が この 成分 に 誘発 さ れ 、 種子 は アリ の 巣 が ある 遠く まで 運ば れる 。 富山 県 婦負 郡 八尾 町 （ 現 富山 市 ） で は 、 アシナガアリ 、 アズマオオズアカアリ 、 クロヤマアリ 、 トゲ アリ 、 トビイロケアリ 、 ムネアカオオアリ など により 運ば れる 様子 が 確認 さ れ て いる 。 トゲ アリ は カタクリ の 種子 を 巣 内 に 運び込ん だ 後 に 、 巣 外 に 搬出 し 周辺 に 散布 する 。  かつて は この 鱗茎 から 抽出 し た デンプン を 片栗粉 として 調理 に 用い て い た 。 精製 量 が ごく わずか で ある ため 、 近年 は 片栗粉 に は ジャガイモ や サツマイモ から 抽出 し た デンプン 粉 が 用い られ て いる 。 若葉 を 茹で て 、 山菜 として 食 さ れる こと が ある 。 鑑賞 用 の 山野 草 として 、 カタクリ の 球根 が 販売 さ れ て いる 。 日本 各地 の 群生 地 で は 、 春 の 開花 時期 に 合わせ て 「 カタクリ 祭り 」 など が 開催 さ れ て いる 。  350 円 普通 切手 の 意匠 に なっ た 。  北東 アジア （ 朝鮮半島 、 千島 列島 、 サハリン 、 ロシア 沿海州 ） と 日本 に 分布 する 。 日本 で は 北海道 、 本州 、 四国 、 九州 の 平地 から 山地 の 林内 にかけて 広く 分布 する 。 中部 地方 以北 に 多く 分布 し 、 四国 と 九州 で は 少ない 。 岡山 県 で は 北部 の 市町村 を 中心 に 分布 が 確認 さ れ て いる 。 九州 で は 熊本 県 のみ に 分布 し 、 日本 の 南限 と なっ て いる 。 比較的 日光 の 差す ブナ 、 ミズナラ 、 イタヤカエデ など の 落葉 広葉樹 林 の 林 床 に 群生 する 。 キクザキイチゲ と ニリンソウ など 同 時期 に 同じ 場所 で 開花 する こと が ある 。 スギ 林 の 林 床 に も 生育 し て いる こと が ある が 、 花 を つける 個体 は 比較的 日 の よく 当たる 林 縁 に 限ら れ て いる 。 鈴鹿山脈 北部 など 石灰岩 質 の 地域 に 群生 地 と なる 例 が ある 。 北海道 の 北見 市 端野 地域 の 隔離 分布 し た 群落 が 日本 の 分布 域 の 東端 と 推定 さ れ て いる 。 昔 は 日本 で は 落葉 広葉樹 林 の ある 各地 で 広く 見 られ た が 、 近年 で は 乱獲 や 盗掘 、 土地 開発 など による 生育 地 の 減少 によって 減少 し て いる 。 北アルプス の 仙人山 の 山腹 （ 標高 約 2 , 000   m の 亜 高山 帯 ） において 、 最高 所 で の 生育 が 確認 さ れ て いる 。 カタクリ は 数 千 - 数 万 の 大 群落 を 作る こと が あり 、 集団 の 全 個体 が 入れ替わる に は 13 - 40 年 程 かかる と 推定 さ れ て いる 。 基準 標本 は 、 日本 の もの 。  田中 澄江 が 『 花 の 百 名山 』 で 奥多摩 三 山 の 御 前山 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し 、 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 で 三 毳 山 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。 最近 で は 人工 的 に 増殖 し た 上 で 野山 に 植え られ て 、 観光 名所 に なっ て いる 所 が 多数 ある 。  ユリ 科 に 属する カタクリ 属   (" Erythronium "   ) に は 、 ユーラシア 大陸 の 大陸 温帯 域 に 4 種 、 北米 大陸 に 20 種 が ある 。 日本 に 分布 する の は この カタクリ   (" Erythronium   japonicum ")   のみ で ある 。 属 の 学名 の " Erythronium " は 、 ヨーロッパ で 赤い 花 を 咲かせる 種 の ギリシャ 語 の 「 赤い 」   ( erythros )   に 由来 する 。  日本 の 多く の 都道府県 で 、 以下 の レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。 四国 と 九州 で の 分布 は 極 一部 に 限ら れ 絶滅 が 危惧さ れ て いる 。 上信越 高原 国立 公園 ・ 中部 山岳 国立 公園 ・ 白山 国立 公園 など で 自然 公園 指定 植物 と なっ て いる 。  750 年 （ 天平 勝 宝 2 年 ） 3 月 2 日 、 大伴家持 が 越中 の 国司 として 富山 県 を 訪問 し た 際 に 、 「 もののふ の   八 十 乙女 ら が   汲み ま が ふ   寺井 の 上 の   堅 香子 の 花 」 （ 万葉集 ・ 巻 18 ） と 詠い 、 カタクリ が 「 堅 香子 （ かたかご ） 」 として 詠ま れ て いる 。 島根 県 鹿足 郡 吉賀 町 樋口 の 「 かたく り の 里 」 に は 、 この 詩 を 刻ん だ 「 六 日 市 万 葉 歌碑 」 の 石碑 が ある 。 松浦 武四郎 は 安政 年間 に 蝦夷 地 を 探検 し 、 その後 の 本 で 当時 の アイヌ 人 の 食用 植物 として 「 延胡索 、 黒 百 合 、 山 慈姑 、 車 百 合 、 菱 実 」 の 5 種 を 絵 つき で 記し て いる 。 そこで 記さ れ て いる 「 山 慈姑 」 は カタクリ の こと で ある 。  カタクリ は 日本 の 多数 の 市町村 の 花 に 指定 さ れ て いる 。 また 合併 前 に 指定 さ れ て い た 。フジ 属 （ フジ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 マメ 科 の 属 の 一つ で 、 フジ （ 藤 ） と 総称 する 。 ただし 、 「 フジ 」 は   の 和名 で も ある （ 別名 ノダ フジ ） 。  異名 に 「 さ の かた の はな 」 、 「 むら さ きぐ さ 」 、 「 まつみ ぐさ 」 、 「 ふた きぐ さ 」 、 「 まつ なぐ さ 」 など が ある 。  なお 、 中国 語 の 藤 は ヤシ 科 の トウ （ 籐 、 ラタン ） に 相当 し 、 フジ 属 は 紫 藤 、 ノダ フジ は 日本 紫 藤 （ あるいは 多 花 紫 藤 ） と いう 。  つる 性 の 落葉 木本 で ある 。  毎年 4 月 から 5 月 にかけて 淡 紫色 または 白色 の 花 を 房 状 に 垂れ 下げ て 咲かせる 。  北 アメリカ 、 東アジア 、 日本 に 自生 する 。 フジ （ ノダ フジ ） と ヤマ フジ の 2 種 が 日本 固有 種 で 、 中国 で シナ フジ 、 欧米 で アメリカ フジ など が 栽培 さ れ て いる 。  フジ 属 に は 8 種 前後 が 属する 。  フジ （ ノダ フジ ） と ヤマ フジ は 日本 の 固有 種 で ある 。 フジ （ ノダ フジ ） と ヤマ フジ は 万葉集 で は 区別 なく 歌 の 題材 と なっ て おり 、 日本 で は 固有 種 の フジ （ ノダ フジ ） と ヤマ フジ の 両 種 を フジ と 総称 する こと も ある 。  日本 で は 園芸 植物 として 藤棚 や 盆栽 に 仕立て られる こと が 多い 。  山林 に 自生 する フジ は 、 つる 性 で ある ため 、 樹木 に 絡みつい て 上部 を 覆い 光合成 を 妨げる ほか 、 幹 を 変形 さ せ 木材 の 商品 価値 を 損ねる 。 この ため 、 植林 地 など 手入れ の 行き届い た 人工 林 で は 、 フジ の つる は 刈り取ら れる 。 これ は 、 逆 に いえ ば 、 手入れ の さ れ て い ない 山林 で 多く 見 られる という こと で ある 。 近年 、 日本 の 山林 で フジ の 花 が 咲い て いる 風景 が 増え て き た 要因 として は 、 木材 の 価格 が 下落 し た こと による 管理 放棄 や 、 藤蔓 を 使っ た 細工 （ 籠 ） を 作れる 人 が 減少 し た こと が 挙げ られる 。  日本 で は 古来 より 、 花 の 鑑賞 や 籠 など の 道具 の 材料 など に 用い られ て き た ため 、 各所 で フジ に 因ん だ 名称 や 意匠 を 目 に する こと が できる 。  名字 ランキング 100 番目 以内 に 多い 順 から 佐藤 、 伊藤 、 斎藤 、 加藤 、 後藤 、 近藤 、 藤田 、 遠藤 、 藤井 、 藤原 、 工藤 、 安藤 、 藤本 の 13 種類 の 名字 が ランク イン し て いる 。  藤原 氏 を 出自 として その 流れ を 汲む 十 六 藤 （ じ ゅうろくとう ）   -   佐藤 、 伊藤 、 斎藤 、 加藤 、 後藤 、 近藤 、 遠藤 、 工藤 、 安藤 、 内藤 、 須藤 、 武藤 、 進藤 、 新藤 、 神 藤 、 春藤 の 名字 （ 読み は 音読み で 「 とう 」 または 「 どう 」 、 人口 の 多い 順 ） 。 多く は 旧 国名 ・ 役職 名 ＋ 藤 と 言う パターン が 多い （ 例 ： 佐藤 は 「 佐渡 」 または 「 佐野 」 の 藤原 の 意 ） 。 この 、 十 六 藤 以外 に も 江藤 、 衛藤 、 斉藤 、 首藤 、 権藤 、 尾藤 など の 名字 も 存在 する 。  「 ○ 藤 」 系 は 北日本 ・ 東日本 、 東海 地方 に 多く 分布 し て おり 、 「 藤 ○ 」 系 は 西日本 の 近畿 地方 や 中国地方 瀬戸内海 側 を 中心 に 多く 分布 し て いる 。 ただし 、 徳島 県 と 大分 県 で は 例外 で 、 前者 は 佐藤 ・ 近藤 、 後者 は 佐藤 ・ 後藤 ・ 工藤 が 多く 集中 し て おり 、 大分 県 独特 の 名字 に 江藤 ・ 衛藤 ・ 首藤 姓 が ある 。  藤 紋 （ ふじ もん ） は 日本 の 家紋 の 一種 。 ヤマ フジ の ぶら下がっ て 咲く 花 と 葉 を 「 藤 の 丸 」 として 図案 化 し た もの で 、 元来 は 「 下り 藤 」 で ある 。 家紋 として 文献 に 載っ た の は 、 15 世紀 ごろ に 書か れ た 『 見聞 諸 家紋 』 など で ある 。 『 吾妻 鏡 』 や 『 太平 記 』 に は 登場 し ない こと を 根拠 として 武家 の 間 で は 14 世紀 後半 の 室町 時代 末期 に 流行 し た と 考え られ て おり 、 また 江戸 時代 に は 武士 における 使用 家 が 170 家 に および 、 五 大紋 の 一つ に 数え られ て いる 。 図案 に は 、 上り 藤 、 下り 藤 、 一つ 藤 巴 、 藤 輪 、 利久 藤 、 三つ 追 い藤 、 黒田 藤 など が ある 。  つる 性 、 花序 が 穂状 、 あるいは 小さな 花 が 寄り 集まっ て いる など 、 形状 が フジ と 似 て いる ところ から 名づけ られ た もの と 考え られる 場合 が 多い 。キャッ サバ （ 学名 ：" Manihot   esculenta "） は キン トラノオ 目 トウダイグサ 科 イモノキ 属 の 熱帯 低木 。 マニオク 、 マンジョカ 、 カサーバ と も 呼ば れる 。  芋 は タピオカ の 原料 で あり 、 世界中 の 熱帯 にて 栽培 さ れる 。 葉 は 5 ～ 10 小 葉 から なり 、 茎 は 垂直 に 立ち上がる 。 茎 の 根元 に は ゆるい 同心円 を 描い て 数 本 の 芋 （ 根 ） が 付く 。 芋 は 両端 が 尖っ た 細長い 形状 で ある 。  栽培 は とても 簡単 で 、 茎 を 地中 に 挿す だけ で 発 根 、 そのまま 生育 する 。  作付 面積 あたり の カロリー 生産 量 は あらゆる イモ 類 、 穀類 より 多く デンプン 質 の 生産 効率 は 高い 。 しかし 食用 と する ため に は 毒 抜き 処理 が 必要 な こと や 、 毒 抜き の ため に 皮 や 芯 を 除去 し た 芋 は その 場 で 加工 し なけれ ば 腐っ て しまう など 、 利用 の 制約 が 大きい 作物 で も ある 。 食用 以外 の 利用 範囲 も 広く 、 葉 を 発酵 さ せ て 毒 抜き し 飼料 として 利用 する ほか 、 アルコール 発酵 による バイオ 燃料 （ バイオマスエタノール ） 製造 も 注目 を 浴び て いる 。 農作物 として は 、 悪 環境 下 （ 乾燥 地 、 酸性 土壌 、 貧 栄養 土壌 ） で も 生育 可能 など 、 これ まで 農地 と さ れ なかっ た 場所 で の 栽培 が でき 、 食糧 問題 や 地球 温暖 化 問題 の 解決 へ の 期待 が 大きい 。  なお 、 熱帯 の 都市 で は 緑地 帯 の 植え込み に も 利用 さ れ 、 室内 で の 観葉 植物 として も 利用 価値 が ある 。 観賞 用 の 斑入り の 葉 の 品種 も ある 。  大きく 分け て 、 苦味 種 と 甘味 種 が ある 。  苦味 種 は 、 シアン 化合 物 （ 青酸 配 糖 体 ） の リナマリン （ linamarin ）   と ロトストラリン （ lotaustralin ） を 外皮 に 多く 含む が 、 大きな 塊根 を 作る ため 、 デンプン 源 作物 として 栽培 さ れる 。 甘味 種 は 、 毒 抜き を 行い ふかし たり 茹で たり する こと で 、 食用 に さ れる 。 味 と 食 感 は 甘味 の 少ない サツマイモ に 似 て いる 。  2013 年 時点 の 全 世界 の 生産 量 は 2 億 7676 万 トン で 、 州 別 で は アフリカ 州 が 1 / 2 強 、 アジア 州 が 1 / 4 強 を 占め 、 残り が 南 アメリカ 州 で ある 。  上位 10 カ国 の 気候 区分 は ほとんど が ケッペン の 気候 区分 で いう 熱帯 の サバナ 気候   ( Aw )   、 インドネシア のみ 熱帯 雨林 気候   ( Af )   で ある 。 アンゴラ 南部 の よう に 温暖 冬季 少雨 気候   ( Cw )   の 地域 で は 栽培 さ れ て い ない 。  他 の イモ 類 と 比較 する と 、 同年 における ジャガイモ の 全 世界 生産 量 は 3 億 7645 万 トン 、 サツマイモ は 1 億 0311 万 トン 、 （ 以上 の 統計 数値 は 、 FAOSTAT   2013 年 統計 による ） 。  現在 栽培 さ れ て いる キャッ サバ の 原型 と なっ た こと が 分かっ て いる " M .   e .   flabellifolia " 亜 種 の 分布 は 中央 ブラジル 西部 を 中心 と し て おり 、 ここ で 少なくとも 1 万 年 前 に は 栽培 が 始まっ た 。 しかし 種 全体 として は ブラジル 南部 と パラグアイ の あたり で 発生 し た らしい 。 現存 する キャッ サバ の 全て は 栽培 種 を 祖先 と し て いる 。 メキシコ 、 タバスコ 州 の サンアンドレス 遺跡 から 出土 し た キャッ サバ の 花粉 から 、 6600 年 前 まで に は そこで キャッ サバ が 生育 し て い た こと が 分かっ て いる 。 現存 する 最も 古い キャッ サバ 栽培 の 証拠 は 、 エルサルバドル に ある 1400 年 前 の マヤ 遺跡 ホヤ・デ・セレン で 見つかっ た 。 食料 用 の 作物 として の 有用 性 から 、 スペイン による アメリカ大陸 の 植民 地 化 が 始まる 15 世紀 末 まで に は 南 アメリカ 北部 、 中央 アメリカ 南部 、 西 インド 諸島 の 人々 の 主食 と なっ て おり 、 モチェ 文化 の 鐙 型 注 口 土器 など 、 コロンブス 以前 に 作ら れ た 工芸 品 の モチーフ とも さ れ た 。 スペイン 人 と ポルトガル 人 による 植民 地 化 後 も 栽培 が 続け られ た 。  17 世紀 に 奴隷 貿易 が 盛ん に なる と 、 アフリカ から 新大陸 まで の 月 単位 を 要する 輸送 期間 、 奴隷 を 船内 で 生かし て おく 必要 が あっ た 。 ブラジル を 支配 し て い た ポルトガル 人 は 栽培 が 容易 な キャッ サバ を 奴隷 貿易 用 の 食料 として 採用 し 、 アフリカ を 中心 に 全 世界 に 広め た 。 ブラジル 先住民 は キャッ サバ や トウモロコシ を 主食 と し て い た が ポルトガル 人 が 米 を 導入 し 、 ブラジル で は 17 世紀 頃 初めて 栽培 さ れ 、 キャッ サバ や トウモロコシ とも に ブラジル 人 の 主食 と なっ て いっ た 。 地域 に よる が 、 現在 も キャッ サバ は ブラジル 人 の 食生活 に 欠か せ ない 食材 で ある 。 また 、 ブラジル 以外 の 南米 諸国 で は ユカ と 呼ば れ 、 アマゾン川 流域 を 中心 に 重要 な 食材 と なっ て いる 。  一方 、 ポルトガル 人 によって キャッ サバ が 伝え られ た アフリカ において も 、 伝播 は 急速 に 進ん だ 。 もっとも 早く キャッ サバ を 受容 し た の は コンゴ 川下 流域 に あっ た コンゴ 王国 付近 で あり 、 16 世紀 後半 に は すでに 盛ん に 栽培 さ れる よう に なり 、 1650 年 ごろ に は 独自 の 調理 法 が 開発 さ れ た と 考え られ て いる 。 さらに コンゴ 王国 から 内陸 の 地域 において も キャッ サバ は 広く 受け入れ られ 、 19 世紀 後半 に は コンゴ 川 流域 の かなり 広い 地域 に 広がっ て い た 。 一方 、 西アフリカ へ の 伝播 は やや 遅れ 、 18 世紀 に 南 アメリカ の 調理 法 と セット で 広がる こと と なっ た 。 キャッ サバ が アフリカ に 受け入れ られ た 理由 として は 、 やせ た 土地 で も 栽培 でき 、 畑 で 長期 保存 が 可能 で あり 、 作付け に 手間 が かから ず 収量 が 多い こと 、 飢饉 の 際 に 現地 の 王 によって 奨励 さ れ た こと 、 奴隷 貿易 の 際 の 保存 食 として 広まっ た こと 、 現地 の 食 文化 に うまく 適合 し た こと 、 そして 20 世紀 に 入る と 拡大 する 都市 へ 食糧 として 供給 する ため の 商品 として 栽培 が 拡大 し た こと など が 挙げ られる 。  2000 年代 の アフリカ で は 、 キャッ サバ に 有害 な 褐色 条 斑 ウイルス の 発生 が 見 られ て おり 、 爆発 的 な 拡大 が 生じ た 場合 、 収穫 量 の 激減 から なる 食糧 危機 が 発生 する という 懸念 材料 が ある 。 この ため 、 抵抗 性 の キャッサバ の 開発 など 品種 改良 に 向け た 取り組み も 行わ れ て いる 。  有毒 品種 を 含む キャッ サバ を 安全 に 食べる ため に 様々 な 方法 が あり 、 5 つ に 大別 さ れる 。  そのうち   1 .   は 甘味 種 の 有毒 な 皮 や 芯 を 除く やり方 で 、 生食 さ れる こと も 多い 。 また   5 .   は 除 毒 法 として 不完全 な ので ここ で は 扱わ ない 。 2 .   は アフリカ の 熱帯 域 で 見 られる やり方 で 、 芋 を 加熱 し て から 小さく 切り 水 に さらす 方法 で ある 。 南米 で は   3 .   が よく 見 られ 、 生 芋 を すり潰し て 一 晩 置き 絞っ て 除 毒する 。 現在 工業 的 な 除 毒 法 として も 、 伝統 的 な 方法 として も 多く 利用 さ れ て いる の は   4 .   で ある 。 好 気 発酵 や 嫌気 発酵 による 除 毒 で 、 多種 多様 な やり方 が 知ら れ て いる 。  キャッ サバ が 栽培 さ れ て いる 地域 で は 、 甘味 種 は 根菜 として 扱わ れ て いる 。 調理 法 は 蒸す 、 茹でる 、 揚げる など 。 薄く スライス し た キャッ サバ を 揚げ た キャッサバチップス も 作ら れる 。 アフリカ で は 火 を 通し た キャッ サバ を つぶし て ウガリ や フフ が 作ら れる 。 コンゴ 川下 流域 で は ペースト 状 に し た キャッ サバ を 発酵 さ せ 、 シクワング と 呼ば れる ちまき 状 の 食品 に し て 食べ られる 。 ブラジル で は 、 キャッ サバ の 粉 を 炒め た ファリーニャ （ 「 製粉 」 という 意味 ） と いわ れる 粉 を 香ばしい 食材 として 用い たり 、 同じく キャッ サバ の 粉 を バター や きざん だ ベーコン で 炒め た ファロファ （ ） を 肉 料理 の つけあわせ に よく 添える 。  また 、 キャッ サバ の 粉 を 用い た パン （ 例 ： ブラジル の ポン・デ・ケイジョ 、 ボリビア の クニャペ や パラグアイ の チパ ） など 、 キャッ サバ 粉 を 用い た 料理 が 庶民 の 食べ物 として 親しま れ て いる 。  根茎 から 製造 し た デンプン は タピオカ と 呼ば れ 、 球状 の 「 タピオカ パール 」 に 加工 し て デザート の 材料 や 飲み物 の トッピング として 使わ れる 。  東南アジア （ タイ が 主要 国 ） など で 栽培 さ れ た キャッ サバ は 乾燥 工程 を 経 て 「 キャッサバチップ 」 へ 加工 さ れ 、 中国 など に 輸出 さ れる 。 その後 、 中国 で は 発酵 工程 を 経 て エタノール （ バイオマスエタノール ） と なる 。 それ を 原料 に 氷 酢酸 と エステル 化 し た 酢酸 エチル が 、 大量 に 生産 さ れ て いる （ 約 80 万 MT / 年 ） 。 中国 で 生産 さ れ た 酢酸 エチル は 年間 約 30 万 MT 程度 海外 に 輸出 さ れ て おり 、 有機 化学 分野 で は 貴重 な 外貨 獲得 手段 と なっ て いる 。  理化学研究所 の 櫻井 ら は キャッ サバ を つかっ た 実験 により 10 , 577 種類 の cDNA から なる cDNA ライブラリ を 作成 し た 。 これ は 、 様々 な 環境 ストレス を 与え た キャッ サバ から 19 , 968 種類 の cDNA を 単 離し 、 その 中 から 同定 さ れ た もの で ある 。 ライブラリ の 中 で 4 , 621 種類 の cDNA は それ まで キャッ サバ で は 知ら れ て い なかっ た cDNA で 、 環境 ストレス を 与え られ た こと により 獲得 し た もの と 考え られ た 。ヨモギ （ 蓬 、 学名 ：" Artemisia   indica "   var .   " maximowiczii "） は 、 キク 科 の 多年草 。  別名 モチグサ （ 餅草 ） 、 エモギ 、 サシ モグサ 、 サセモグサ 、 サセモ 、 タレハグサ 、 モグサ 、 ヤキクサ 、 ヤイグサ 。  英語 で は Japanese   mugwort と も 呼ば れる が 英語 の mugwort と は 異なる こと が ある 。  繁殖 力 が 強く 、 日本 全国 いたる ところ に 自生 し 、 地下茎 は やや 横 に 這い 、 集団 を 作る 。 茎 は 立ち上がり 、 やや 木質 化 する 。 葉 は 大きく 裂け 、 裏面 に は 白い 毛 を 密生 する 。 夏 から 秋 に かけ 、 茎 を 高く 伸ばし 、 目立た ない 花 を 咲かせる 。  セイタカアワダチソウ と 同様 に 地下茎 など から 他 の 植物 の 発芽 を 抑制 する 物質 を 分泌 する 。 この 現象 を アレロパシー （ 他 感 作用 、 allelopathy ） と 言う 。  特有 の 香り が あり 、 春 に つん だ 新芽 を 茹で 、 おひたし や 汁物 の 具 、 また 草餅 （ 蓬 餅 ） に し て 食べる 。 また 、 天ぷら に し て 食べる こと も できる 。 香り の 主成分 は シネオール 、 ツヨン 、 β - カリオフィレン 、 ボルネオール 、 カン ファー 、 脂肪 油 の パルミチン 酸 、 オレイン 酸 、 リノール 酸 、 ビタミン A 、 ビタミン B 1 、 ビタミン B 2 など で ある 。  灸 に 使う もぐ さ （ 艾 ） は 、 葉 を 乾燥 さ せ 、 裏側 の 綿毛 を 採取 し た もの で ある 。 葉 は 、 艾 葉 （ がいよう ） という 生薬 で 止血 作用 が ある （ なお 、 艾 、 艾 葉 に は 、 ヨモギ の 他 に ヤマ ヨモギ （ 学名 " A .   montana "） も 使わ れる ） 。  若い 芽 や 、 育ち 始め た 若い 株 は 、 干し て おい た のち に 煎じ て 飲む と 、 健 胃 、 腹痛 、 下痢 、 貧血 、 冷え性 など に 効果 が ある 。 また 、 もう少し 育っ た もの は 、 これ も 干し て おき 、 風呂 に 入れる と 良い 。 腰痛 を 始め 、 痔 に 効果 が ある 。 また 、 アイヌ の 人々 は 風邪 や 肺炎 の 際 に 、 ヨモギ を 煮る 際 の 蒸気 を 吸引 さ せ て 治し た 。  南西諸島 に は ニシ ヨモギ   " A .   indica "   Willd .   var .   " orientalis "   ( Pamp .)   Hara が 自生 し 、 沖縄 方言 で は 「 フーチバー 」 と 呼ば れる 。 これ は 沖縄 料理 の 沖縄 そば の 具 や ヤギ 肉 の 臭み 消し として 用い られる 。 この 語 は 長崎 弁 や 博多 弁 など 九州 方言 に 見 られる 「 フツ 」 、 「 フツッパ （ フツ の 葉 の 意 ） 」 と 同根 で ある と 考え られる 。 雑炊 に 入れ た 「 ふ ー ち ば ー じ ゅ ー し ー 」 も 著名 な 調理 法 で ある 。  道路 工事 に ヨモギ を 使用 する 例 として は 、 山 や 斜面 を 切り崩し て 道路 を 作っ た 際 に 、 雨水 など で 法 面 （ のり めん ） の 表土 が 流出 し ない よう に 成長 の 早い 低木 の アカシア （ 一般 に 見 られる アカシア および 、 ハチミツ の アカシア は ニセアカシア の こと ） や 、 草 の 種 など を 混ぜ た 土 を 吹き つける 。 ヨモギ は 成長 が 早く 、 多年草 で ある ため 、 地上 部 が 枯れ て も 残っ た 株 が 生き て おり 、 土壌 の 固定 に 適し て いる 。 ただ 、 ヨモギ の 花粉 は ブタクサ と 同様 に 秋 の 花粉 症 の アレルゲン で も あり 、 人工 的 に 多用 する に は 問題 点 も ある 。  中国 地方 の 口伝 で は 本願寺 門徒 の 間 で 蓬 （ ヨモギ ） の 根 に 尿 を かけ た もの を 一定 の 温度 で 保存 する こと により 、 ヨモギ 特有 の 根 球 細菌 の はたらき で 硝酸 が 生成 さ れる こと を 発見 し た と いう 。 馬 の 尿 と ヨモギ で それ は 量産 （ 当時 に し て は ） さ れ た 。 これら は 当時 の 軍事 機密 で あっ た ので 厳重 に 守秘 さ れ て 一般 に 広まる こと は なかっ た が 、 本願寺 派 に 供給 さ れ た 火薬 の 主体 で あっ た よう で ある 。 信長 が 驚い た 本願寺 の 鉄砲 の 数 は 、 実は 弾薬 の 量 に 支配 さ れる もの で あり 、 安価 な 硝酸 が それ を 支え た の で ある 。花言葉 （ はな ことば 、 、 、 ） は 、 象徴 的 な 意味 を 持た せる ため 植物 に 与え られる 言葉 で 、 一般 に 「 バラ の 花言葉 は 愛情 」 の よう に 植物 と 単語 の 組み合わせ で 示さ れる 。 日本 で は 、 主 に 西欧 起源 の もの を 核 として 様々 な バリエーション が あり 、 花 を つける もの だけ で なく 、 草 や 樹木 に も 花言葉 が 考え られ て いる 。 花 詞 とも 表記 さ れる 。  植物 に 象徴 的 な 意味 を 担わ せる 伝統 は 世界 の 多く の 文化 が 持っ て いる が 、 現在 行わ れ て いる よう な 花言葉 の 慣行 は 、 とりわけ 19 世紀 の 西欧 社会 で 盛ん に なっ た 。  その 起源 について は 不明 な 点 が 多い が 、 フランス の 貴族 社会 で は 、 19 世紀 初頭 に は 草花 を 擬人 化 し た 詞華集 が 人気 を 博し 、 草花 と 特定 の 意味 の 組み合わせ 例 を 示し た 手書き の 詩作 ノート が 貴族 サークル 内 で 回覧 さ れ て い た 。 そうした ノート は 、 草花 の 性質 に ことよせ て 恋人 の 美し さ を 賞賛 し たり 、 あるいは 不実 や 裏切り を 非難 する といった 恋愛 の 駆け引き の ため に 参照 さ れ た と も 言わ れる 。  1819 年 頃 に 出版 さ れ た シャルロット・ド・ラトゥール 『 花言葉 』   (" Le   Langage   des   Fleurs ") は 、 こうした 流行 を 背景 に 登場 し た 最初 期 の 花言葉 辞典 で ある 。  ラトゥール は 独自 の 花言葉 を 270 超 の リスト に まとめ て いる が 、 その 命名 手法 の 特徴 は 、 大きく 2 つ に 分け られる 。  第 一 は 、 その 植物 の 外形 や 香り ・ 色 ・ 生態 といった 植物 の 性質 ・ 特徴 を 言葉 で 表現 しよ う と する 観察 重視 の 姿勢 。 たとえば ブラック ベリー について 、 自ら の 観察 を もと に 「 人目 を 避ける よう に 生え 、 ひとたび 口 に 含む と 苦 さ だけ が 残る 」 と まとめ た 上 で 、 花言葉 を 「 嫉妬 」 と 名付ける よう な 手法 が その 例 で ある 。  第 二 は 、 西欧 社会 で 草花 が 積み重ね て き た 文化 史 的 伝統 を 、 一つ の 単語 に 凝縮 し て 形容 しよ う と する 文化 史 重視 の 姿勢 で ある 。 例えば 古代 ギリシア の 伝統 を 参照 し ながら 月桂樹 に 「 栄光 」 の 花言葉 を あて たり 、 聖書 の 記述 を ひい て 「 オリーヴ の 花言葉 は 平和 」 など と する 。  ラトゥール の 著作 において は 、 花 の 中 でも バラ に 重要 な 位置 が 与え られ て いる が 、 これ も 文化 史 的 伝統 を 重視 し た 結果 と みなさ れ て いる 。 バラ は 「 花 の 中 の 花 」 と 称さ れる ほど 西欧 文化 において 重視 さ れ て き た 花 の 一つ で 、 伝承 や 神話 が とりわけ 豊富 だ から で ある 。  西欧 の 伝統 において 赤い バラ は 勝ち誇る 美 と 愛欲 を 象徴 する 一方 で 、 日本 における 桜 の よう に 現世 の うつろい やす さ を 象徴 する として 様々 な 図像 表現 に 登場 し た 。 また 病室 に 白い バラ を 持参 する こと を 忌避 する といった 、 バラ にまつわる 俗信 ・ 慣行 も 少なく ない 。 こうした 伝統 の 豊富 さ から 、 ラトゥール は ほぼ 一章 を バラ の 記述 に さい て 、 色 の 違い の ほか 「 バラ の 花束 」 「 一 輪 のみ の バラ 」 といった 飾り 方 の 違い ごと に 様々 な 花言葉 を 考案 し て いる 。  こうした ラトゥール の 命名 スタイル は 、 後 に 続く 数 多く の 花言葉 辞典 の 踏襲 する ところ と なり 、 彼女 の 本 自体 も 、 フランス 以外 で たびたび 版 を 重ね た 。 社会 の 各層 に 庭園 文化 が 浸透 し て い た ヴィクトリア 朝 の イギリス で も さまざま な 花言葉 辞典 が 出版 さ れる が 、 中でも 著名 な 絵本 画家 ケイト・グリーナウェイ が 著し た 挿絵 入り の 辞典 は 大きな 評判 を 呼び 、 花言葉 という 慣行 の 普及 に 大きく 寄与 し た と さ れる 。  欧米 で は ラトゥール や グリーナウェイ の 考え た 花言葉 を 基本 的 な 輪郭 と し つつ 、 現在 でも 新しい 花言葉 の 考案 が 続け られ て いる 。  花言葉 を 利用 し て 草花 を 楽しむ 習慣 が 日本 に 輸入 さ れ た の は 、 明治 初期 と さ れる 。 当初 は 輸入 さ れ た 花言葉 を そのまま 使っ て い た が 、 その後 、 日本 独自 の 花言葉 も 盛ん に 提案 さ れる よう に なっ た 。  また 、 園芸 産業 の 広がり とともに 、 花言葉 は 花卉 類 の 販売 促進 の ため さまざま に 活用 が 試み られ て いる 。 日本 独自 の 新 品種 が 開発 さ れ た 際 に 開発 者 自身 が 花言葉 を 命名 し て いる ほか 、 生産 者 が 新しい 花言葉 を 消費 者 から 募集 ・ 命名 し たり 、 販売 会社 が 独自 に 命名 する といった ケース が ある 。  上述 の とおり 、 花言葉 は 様々 な 組み合わせ が 考案 さ れ て いる 。 ここ で は 、 ラトゥール と グリーナウェイ の 花言葉 辞典 で 、 共通 し て 紹介 さ れ て いる 組み合わせ の 一部 を 掲げる 。  日本 の 花言葉 の 例シラカンバ （ 白樺 、 学名 ： ） は 、 カバノキ 科 カバノキ 属 の 落葉樹 の 1 種 。 樹皮 が 白い こと から この 名 が ある 。 別名 は シラカバ など 。  温帯 から 亜寒帯 地方 に 多く 見 られる 。 基 変種 で ある コウアンシラカンバ   var .   と それ に ごく 近 縁 に オウシュウシラカンバ   は 、 アジア 北東 部 ・ シベリア ・ ヨーロッパ の 広い 範囲 に 分布 する 。  日本 産 変種 で ある   var .   は 、 福井 県 、 静岡 県 から 北海道 まで の 落葉 広葉樹 林 帯 と 亜 高山 帯 下部 に 分布 する 。 日本 の 高原 を 代表 する 木 の 1 つ で ある 。 長野 県 や 北海道 で 見 られる 。  近 縁 種 として ダケカンバ が ある 。  明るい 場所 を 好み 、 生長 が 速い が 、 一代 の 寿命 は 70 年 程度 と 樹木 の 中 で は 比較的 短い 。 ブナ など の 暗い 場所 を 好む 樹木 にとって 代わら れ て 、 通常 は 一 代 限り で 消え て いく 。 高 さ は 20   -   30 m に なる 。 幹 は 30 cm   -   1 m 程 で まっすぐ に 伸びる 。 枝 は 多岐 に 別れ て 伸び 卵 形 の 樹幹 を 形成 する 。 外皮 は 薄く 、 黄色 み を 帯び た 白色 で 光沢 が あり 、 紙 状 に 剥がれる 。 葉 は 互生 、 卵 状 菱形 もしくは 三角 状 広 卵 形 で 周囲 は 鋸 葉状 。 長 さ が 4   -   10 cm 、 幅 は 3   -   6 cm ほど 。 秋 に は 黄色く 紅葉 する 。  花期 は 春 。 雌雄 同 株 で 、 5 cm ほど の 雄花 は 長 枝 の 先 から 尾 状 に 垂れ下がる 。 雌花 は 短 枝 に 4 cm ほど の 花穂 を つける 。  自家 不 和合 性 が 強く 、 別 の 個体 同士 で 受粉 し 種子 を 付ける 。 種子 は 3 ミリメートル 程度 の 大き さ で 、 風 を 利用 し て 散布 する の に 適し た 薄い 翼 を 持っ た 形状 。 100 グラム 当たり 34 万 個 と 大量 に 散布 さ れる が 、 成木 まで 成長 する の は ごく 一部 で ある 。  耐陰性 の 弱い シラカンバ の 種子 は 、 適地 に 散布 さ れる と 一斉 に 発芽 し て 純 林 を 作る 。 不 適地 に 散布 さ れ た 場合 に は 地中 で 待機 できる 休眠 性 が あり 、 山 火事 の 熱 を 感知 する 事 で 休眠 を 解除 し て 発芽 する 場合 や 、 湿原 が 乾燥 し 陸地 化 し た 後 に 発芽 する 場合 など 、 先駆 種 として の 能力 を 持つ 。  風媒花 で ある ため 花粉 症 の 原因 に も なる 。 シラカンバ が 多く 自生 する スカンディナヴィア 半島 （ スカンジナビア 半島 ） で は 患者 数 も 多い 。 日本 で も 北海道 を 中心 に 患者 数 が 多い （ 一般 的 な 花粉 症 の アレルゲン と なる スギ は 道 南 地域 のみ に 自生 する ） 。  また 、 シラカンバ 花粉 症 は 、 口腔 アレルギー 症候群   ( OAS )   と の 関連 も ある 。 シラカンバ 花粉 症 を 持つ 人 の うち 一定 割合 の 人 が リンゴ や モモ など バラ 科 の 果物 を 食べ た 際 に 舌 や 咽喉 （ のど ） に アレルギー 症状 を 起こす こと が 知ら れ て いる 。  材質 が 堅く 、 木目 も 美しい ので 家具 材 や 、 家屋 の 内装 に 使わ れる 。 また 、 樹皮 は 容易 に 燃え 、 天然 の 着火 剤 として も 使わ れる 。 意外 な ところ で は 、 アイス の 棒 （ スプーン ） や 、 割り箸 、 楊枝 と 云っ た もの も 製造 さ れ て いる 。  春 、 芽吹く 頃 の 白樺 の 幹 に 傷 を 付ける と 、 大量 の 樹液 が 吹き出す 。 アイヌ 民族 は この 樹液 を 「 タッニ・ワッカ 」 （ シラカバ の 水 ） と 呼び 、 水 場 が ない 場所 で 野営 する 際 の 、 炊事 の 水 に 用い て き た 。 また 、 樹液 は 人工 甘味 料 キシリトール の 原料 に なる 。 樹液 に 含ま れる 成分 に ヒト の 表皮 の 保 湿 を 促進 する 効用 が ある こと から 化粧 品 に も 利用 さ れる 。  ヨーロッパ で は 、 五月 祭 に シラカンバ の 葉 や 花 で 飾り付け た メイポール   ( Maypole )   を 広場 に 立て 、 その 周り を 踊り ながら 廻る という 風習 が あっ た 。 ロシア の 民間 療法 で 、 シラカンバ に 寄生 する チャーガ （ 和名 ： カバノアナタケ 、 学名 ： ） という キノコ を 胃腸 の 調子 が 悪い 時 に お茶 の よう に し て 飲む 風習 が ある 。 ソルジェニーツィン の 『 ガン 病棟 』 で は ガン の 民間 薬 として 書か れ て いる 。  ルーン 文字 の ひとつ に これ を あらわす もの が ある 。  日本 で 園芸 店 など で 販売 さ れ て いる シラカンバ は 、 同属 他 種 （ 学名 ：   var .   等 ） の こと が 多い 。  日本 の 皇室 において 、 平成 時代 の 皇后 ・ 美智子 の お 印 に なっ て いる 。ミズバショウ （ 水芭蕉 、 学名 ：   " Lysichiton   camtschatcense "   ） は 、 サトイモ 科 ミズバショウ 属 の 多年草 。  湿地 に 自生 し 発芽 直後 の 葉 間 中央 から 純白 の 仏 炎 苞 （ ぶつ えん ほう ） と 呼ば れる 苞 を 開く 。 これ が 花 に 見える が 仏 炎 苞 は 葉 の 変形 し た もの で ある 。 仏 炎 苞 の 中央 に ある 円柱 状 の 部分 が 小さな 花 が 多数 集まっ た 花序 （ かじ ょ ） で ある 。 開花 時期 は 低地 で は 4 月 から 5 月 、 高地 で は 融雪 後 の 5 月 から 7 月 にかけて 。 葉 は 花 の 後 に 出る 。 根 出 状 に 出 て 立ち上がり 、 長 さ 80   cm 、 幅 30   cm に 達する 。  和名 の 「 バショウ 」 は 、 芭蕉布 の 材料 に 利用 さ れ て いる イトバショウ （" Musa   liukiuensis "   ( Matsumura )   ） の 葉 に 似 て いる こと に 由来 する 。  シベリア 東部 、 サハリン 、 千島 列島 、 カムチャツカ 半島 と 日本 の 北海道 と 中部 地方 以北 の 本州 の 日本海 側 に 分布 する 。 南限 の 兵庫 県 養父 市 の 加保 坂 峠 に も 隔離 分布 し て いる 。 山地 帯 から 亜 高山 帯 の 湿原 や 林下 の 湿地 に 分布 する 。 学名 の 種 小名 は 「 カムチャツカ 半島 」 に 由来 する 。 基準 標本 は 、 カムチャツカ 半島 の もの 。  日本 の 各地 に 多数 の 群落 が ある 。 「 夏 の 思い出 」 （ 作詞 : 江間 章子 、 作曲 : 中田 喜 直 ） で 歌わ れ て いる が 、 実際 に 尾瀬沼 で ミズバショウ が 咲く の は 5 月末 ごろ 、 これ は 尾瀬 の 季節 で いう と 春先 に あたる 。 江間 は ミズバショウ が 夏 の 季語 として 歳時記 に 掲載 さ れ て いる こと から 夏 と 表現 し た 。 また 二 十 四 節気 において も 夏 に あたる 。 北海道 南部 の 大沼 国定 公園 において も 群落 が 多数 あり 場所 により 開花 の 時期 が 違う 、 駒ヶ岳 の 噴火 によって でき た 湿地 で あっ たり 水 の 溜まる 地形 が 多い 為 に ミズバショウ に は 適し た 地 と いえる 。 田中 澄江 が 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 で 、 薬師 岳 と 北ノ俣岳 の 間 に ある 「 太郎 兵衛 平 」 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。  1 つ の 肉質 の 花序 （ 肉 穂 花序 ） に は 数 十 から 数 百 の 小 花 が あり 、 それら すべて が 雄蕊 （ ゆう ずい ） と 雌蕊 （ し ずい ） を 持つ 両性 花 で ある 。 仏 炎 苞 が 開い た 時点 で 、 多く の 小 花 は 雌蕊 が 露出 し て おり 受粉 可能 で ある 。 雄蕊 は 花序 の 表面 に は 現れ て い ない 。 開花 の 後 数 日 する と 、 花序 の 表面 を 押し上げる よう に し て 雄蕊 が 出現 し 、 多く の 花粉 を 放出 する 。 この 際 、 自 花 受粉 する こと が ある 。 その後 は 雄蕊 から の 花粉 の 放出 が 続く 。 この よう に 、 最初 は 雌蕊 だけ が 機能 し 、 やがて 雄蕊 が 機能 を 始める という 開花 システム を 「 雌 性 先 熟 」 と 呼び 、 イネ 科 など の 風媒花 に よく 見 られる 。  受粉 後 、 花序 は 大きく 成長 し 、 緑色 の 肉質 の 果 穂 （ か すい ） に なる 。 種子 が 完熟 し た 果 穂 は 、 ぼろぼろ と 崩れ 、 果肉 を つけ た まま で 種子 が 散布 さ れる 。 果肉 は 軽く スポンジ 状 で あり 、 種子 が 水 に 流さ れる （ 水 散布 ） の を 助ける 。 種子 自体 も 軽く 、 水 に 浮く 。 種子 は 褐色 で 大き さ 約 5   mm の 半球 型 を し て いる 。 種子 は しばしば 野 ネズミ によって 食害 さ れる 。 実生 は 条件 の 良い 場所 に 定着 する と 3 年 程度 で 開花 する まで に 成長 する 。  種子 に は 休眠 性 は なく 、 湿ら せ た 状態 で 温度 条件 が 良けれ ば 簡単 に 発芽 する 。 いっぽう 乾燥 に 弱く 、 乾い た 状態 で 貯蔵 する と 短期間 の うち に 死亡 する 。 発芽 率 は 高い 。  また 、 大きく 成長 し た 個体 の 塊茎 から 、 細長く 短い 地下茎 が 生じ 、 栄養 繁殖 する こと が ある 。 栄養 繁殖 による 子 は 親 個体 の すぐ そば に 見 られる ため 、 しばしば 数 個体 が まとまっ て 株 立ち する 。  葉 など の 汁 に は シュウ 酸 カルシウム が 含ま れ 、 肌 に 付く と かゆみ や 水 ぶ くれ を 起こす こと が ある 。  根茎 は かつて 腎臓 病 や 便秘 など の 民間 薬 として 利用 さ れ た こと も ある が 、 薬効 について の 根拠 は なく 、 逆 に アルカロイド が 含ま れ て いる ため 、 服用 する と 吐き気 や 脈拍 の 低下 、 ひどい 時 に は 呼吸 困難 や 心臓 麻痺 を 引き起こす 危険 が ある ので 利用 は 禁物 で ある 。 ツキノワグマ は ミズバショウ の 葉 や 花 を 食用 と する 場合 が ある が 、 これ は 冬眠 後 など に 体内 の 老 廃物 等 を 排出 する ため の 嘔吐 剤 ･ 下剤 として 食べる ため で あり 、 人間 は 絶対 に 真似 し て は なら ない 。  切手 の 意匠 に なっ た 。  種 として の ミズバショウ は 一種 と さ れる が 、 いくつ か の 地域 に よく 見 られる 個体 変異 が 知ら れ て いる 。 ただし 、 いずれ も その 地域 に 固有 の もの で は なく 、 その よう な 変異 個体 が よく 見つかる といった レベル の 現象 で ある 。  日本 の 以下 の 都道府県 で 、 以下 の レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。 2007 年 8 月 現在 、 環境省 の レッド リスト の 指定 は ない 。 上信越 高原 国立 公園 ・ 中部 山岳 国立 公園 ・ 白山 国立 公園 など で 自然 公園 指定 植物 と なっ て いる 。  日本 の 多数 の 市町村 の 花 に 指定 さ れ て いる 。 また 合併 前 に 指定 さ れ て い た 。  パル システム 生活協同組合 連合 会 で は 、 『 水 ば しょ う 』 という ブランド の 粉 石鹸 を 販売 し て いる 。カルビン 回路 （ カルビ ン か いろ ） は 、 光合成 反応 における 代表 的 な 炭酸 固定 反応 で ある 。 ほぼ すべて の 緑色 植物 と 光合成 細菌 が この 回路 を 所持 し て いる 。 1950 年 に メルヴィン・カルヴィン 、 、 アンドリュー ・ ベンソン によって 初めて 報告 さ れ た 。 ベンソン の 名 を 加え て カルビン・ベンソン 回路 と も 呼ば れる 。  光化学 反応 により 生じ た   NADPH   および   ATP   が 駆動 力 と なっ て 回路 が 回転 し 、 最終 的 に フルクトース - 6 - リン 酸 から 糖 新生 経路 に 入り 、 多 糖 （ デンプン ） と なる 。 この 回路 の 中核 で ある 炭酸 固定 反応 を 担う リブロースビスリン 酸 カルボキシラーゼ   ( RubisCO )   は 地球 上 で もっとも 存在 量 の 多い 酵素 で ある と 言わ れ て いる 。  反応 自体 は 光 が なく て も 進行 する ため 、 光 が 不可欠 な 光化学 反応 （ 明 反応 ） と 対比 し て 暗 反応 と も 呼ば れる 。 ただし 、 反応 に かかわる 酵素 の うち 、 RubisCO   を はじめ と する 複数 の 酵素 は 光 によって 間接 的 に 活性 化 さ れる ため 、 暗 所 で は 炭酸 固定 活性 が 低下 する 。 C 3 の 化合 物 で 行わ れ て いる ので 、 C 3 型 光合成 と も いう 。  カルビン 回路 は チラコイド 膜 外部 即ち 葉 緑 体 基質 で 起こっ て いる 。 また 光合成 細菌 の 場合 は 細胞 質 基質 で 行なわ れる 。 これら の 反応 は その 回転 に 13 種類 の 酵素 の 関与 する 複雑 な 回路 で あり 、  が 共存 し て いる 。 これら の 系 は 共同 的 に 動い て いる 。 炭酸 固定 反応 の 主格 を 担う 糖 は 『 D - リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 』 で ある 。  カルビン 回路 の 多 糖 変換 系 収支 式 は 以下 の 通り で ある 。  この 反応 を 正確 に 書く と  これら の 式 から わかる が 、 二酸化炭素 が 6 分子 カルビン 回路 で 固定 さ れる と （ つまり 炭酸 固定 反応 に 再 使用 さ れる 系 が 6 回転 する と ） 糖 新生 系 に 組み込ま れる の に 十分 な 炭素 が 供給 さ れる 。  カルビン 回路 による 炭素 固定 反応 に は 糖 の 循環 が 必要 で ある 。 上記 に も 筆記 し た が この 炭酸 固定 反応 系 は 以下 の 反応 から なる 。 糖 の 炭素 数 を 特記 し て おく 。  この グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 を 起点 に し て 、 4 つ の 反応 が カルビン 回路 に は 存在 する 。 その 4 つ の 反応 は それぞれ 以下 の 通り で ある 。  うち 、 2   の 反応 は 葉 緑 体外 部 へ 輸送 さ れる ジヒドロキシアセトンリン 酸 を 合成 する 反応 で あり 、 輸送 に は 3 回転 を 要する こと が 判る 。 また 、 3 . は そのまま 多 糖 変換 系 に 続く 反応 で ある が 、 6 回転 分 の 炭素 固定 数 に 足り なけれ ば 、 4   の 反応 へ フルクトース が 使用 さ れる 。  ジヒドロキシアセトンリン 酸 も それ を 起点 に いくつ か の 反応 が 起きる が 、 それら は  で ある 。 上記 の 反応 から 合成 さ れ た セドヘプツロース 1 , 7 - ビスリン 酸 は  という 反応 に 組み込ま れ 、 セドヘプツロース - 7 - リン 酸 は グリセルアルデヒド - 3 - リン 酸 の 反応 1 . に 組み込ま れる 。 グリセルアルデヒド - 3 - リン 酸 の 1 . の 反応 により 合成 さ れる リボース - 5 - リン 酸 および キシルロース - 5 - リン 酸 は それぞれ リブロース - 5 - リン 酸 に 変換 さ れる 。  リブロース - 5 - リン 酸 は 以下 の 反応 により 再び 、 炭酸 固定 反応 に 組み込ま れる 。  なお 、 上記 の 12 反応 に 使用 さ れる 酵素 は 上 から 順番 に 以下 の 通り で ある 。  カルビン 回路 の 多 糖 変換 系 は 最後 に は デンプン に なる ため に 回路 から 炭素 の 出 て 行く 系 の 一つ で ある 。 他 に ジヒドロキシアセトンリン 酸 の 葉 緑 体外 部 へ の 輸送 系 も 存在 する 。 多 糖 変換 系 は 以下 の 反応 から なる 。 判り やすい よう に 全体 の 炭素 数 を   C :   X   と 表記 する 。  6   の 反応 以外 は 全て 、 上記 の 炭酸 固定 反応 系 に 出 て き て いる 。 6 . の 反応 を 起こし て いる 酵素 は  で ある 。 この フルクトースビスホスファターゼ を 加え た 13 の 酵素 が カルビン 回路 の 全 反応 を 担っ て いる 。  カルビン 回路 は 暗 反応 で あり 、 NADPH および ATP の 供給 さえ あれ ば 暗 所 でも 植物 は 二酸化炭素 を 固定 できる はず だ が 、 実際 は 炭酸 固定 反応 は 起こら ない 。 これ は 、 RubisCO を はじめ と する いくつ か の 酵素 が 光 照射 によって 活性 化 を 受ける から で ある 。 それら の 酵素 と 活性 化 システム について は 以下 の 通り で ある 。  中でも 、 もっとも 光 活性 化 の 研究 が 進ん で いる の が RubisCO で あり 、 以下 の 要素 によって 活性 化 する 。  など 。 RubisCO 以外 の 3 酵素 について は 、 光化学 反応 の CF - CFATP 合成 酵素 に も 見 られる チオレドキシン による - SH 基 へ の 還元 と 同じ システム が 働い て いる 。  Rubisco 酵素 が 担っ て いる リブロース - 1 , 5 - ビスリン 酸 と 二酸化炭素 から 二 分子 の 3 - ホスホグリセリン 酸 が 生じる 反応 が 、 カルビンサイクル の 律速 段階 と 考え られ て い た 。 そこで 、 Rubisco を コード する 遺伝子 を 過剰 発現 し て 、 カルビンサイクル の 活性 化 を 上げる 試み が なさ れ た が 、 予想 に 反し 、 Rubisco の 増加 による カルビンサイクル の 活性 化 は 認め られ なかっ た 。  Rubisco の 増加 に も かかわら ず 、 カルビンサイクル が 活性 化 さ れ ない 原因 として 、 以下 の ３つ の 可能 性 が 一般 的 に 考え られ て い た 。 1 つ 目 は 、 リブロース - 1 , 5 - ビスリン 酸 の 再生 能力 の 欠乏 、 2 つ 目 は 、 ATP の 不足 、 3 つ 目 は 、 NADPH の 不足 で ある 。 Rubisco 遺伝子 の 過剰 発現 植物 について 、 CE - MS を 用い た メタボロミクス を 行なう と 、 上記 の 3 つ の 可能 性 は 否定 さ れ た 。 これら の 結果 により 、 律速 段階 が Rubisco の 過剰 発現 により 、 別 の 反応 に 移っ た か 、 あるいは Rubisco の 過剰 発現 により 窒素 利用 が 大きく 変わっ た こと が 、 カルビンサイクル の 活性 化 が 見 られ ない 原因 で ある と 考え られる よう に なっ た 。  カルビンサイクル の 代謝 中間 体 は リン 酸 基 が 付い て いる ため 、 今後 カルビンサイクル の メカニズム を 解明 する に 当たり 、 リン 酸化 代謝 産物 の 同定 、 定量 に 優れ て いる CE - MS を 用い た メタボロミクス は 有効 な 手法 で ある と 考え られ て いる 。パピルス （ ） は 、 カヤツリグサ 科 の 植物 の 1 種 、 または その 植物 の 地上 茎 の 内部 組織 （ 髄 ） から 作ら れる 、 古代 エジプト で 使用 さ れ た 文字 の 筆記 媒体 の こと （ 区別 の ため それぞれ 、 パピルス 草 ・ パピルス 紙 と も 呼ば れる ） 。 「 紙 」 を 意味 する 英語 の 「 」 や フランス語 の 「 」 など は 、 パピルス に 由来 する 。 ただし 、 パピルス は 一度 分散 し た 繊維 を 絡み合わ せ 膠着 さ せ て 紙 状 に 成形 し た もの で は ない ため 、 狭義 の 紙 で は ない 。  パピルス （ 、 和名 ： カミガヤツリ ） は 、 カヤツリグサ 科 の 多年生 植物 。 パピルス 草 とも いい 、 地上 茎 の 繊維 を 紙 状 に 成形 する こと で 、 文字 など を 記す こと が 出来る 筆記 媒体 と なる 。  パピルス は 次 の よう な 工程 によって 作ら れる 。 この 製法 は 20 世紀 に 入っ て 、 復元 及び 確立 さ れ た 物 で 、 古代 エジプト 時代 において も 同様 の 工程 で 製造 さ れ た と さ れ て いる 。  製作 に は かなり の 人手 と 日数 を 要し た 事 、 1 枚 1 枚 手 作業 によって 製作 さ れ て い た ため に 高価 だっ た 。 また 、 エジプト 政府 が 使う ため の パピルス を 確保 する ため に 専売 制 も 導入 さ れ て い た 。 プトレマイオス 朝 時代 の ペルガモン 王国 へ の 禁輸 も 、 同国 の 図書館 と 蔵書 の 数 を 競っ た 為 だけ で なく 、 生産 が 間に合わ ず に 品薄 だっ た と も いわ れる   。  それぞれ の 薄片 が 接着 し て 一 枚 の シート と なる し くみ は 長い 間 謎 と なっ て い た が 、 今 で は 膨潤 し て 潰さ れ た 植物 組織 が 細菌 の 繁殖 により 粘性 の 物質 に 変化 し 、 乾燥 と 同時に 薄片 どうし を 強く 接着 する という こと が 明らか に なっ て いる 。  パピルス の 製法 は 、 生産 が エジプト その他 で 廃れ て 以来 失わ れ て い た 。 大 プリニウス は その 著書 『 博物 誌 』 の 中 で 、 自身 で 実地 に 調査 し た 製法 を 記し て い た が 、 薄片 の 接着 について は 記述 が 曖昧 で あっ た ので 、 その 部分 は 後世 論議 の 的 に なっ た 。 幾 人 か の 人々 が 大 プリニウス の 記述 を たより に 試行錯誤 を 重ね 、 20 世紀 に 復元 に 成功 し て いる 。 パピルス の 製造 及び 栽培 は シチリア 島 や シリア で も しばらく 行わ れ て おり 、 現在 でも パピルス が 見 られる 。  完成 し た 一 枚 の サイズ （ 幅 ） は 最 上質 の もの で は 24 cm ほど 、 最も 大きく て 40 cm 程度 、 長 さ は 25 ないし 30 cm ほど で 厚 さ は 0 . 1 ないし 0 . 25 mm で あっ た 。  薄片 を 二 層 に 接着 し て 作る という 構造 上 、 表裏 で 繊維 の 向き が 異なり 、 また 折り曲げ に 弱い ため 冊子 状 に する こと は 難しい ので 、 数 枚 から 20 枚 程度 の シート を アラビアゴム で 長く 繋ぎ 合わせ て 巻物 として 使用 さ れ た 。 一 枚 目 を protokóllon と いっ て ローマ 人 は そこ に 巻物 の 産地 と 日付 を 記し た 。 この 言葉 は 今 でも 「 プロトコル 」 として 外交 や 通信 の 用語 として 残っ て いる 。  巻き 伸ばし の 頻度 の 高い 外側 ほど 強い 良質 な シート を 使い 、 一 番外 側 に は しばしば 標題 を 記し た 羊皮紙 の カバー を 付け た 。 両端 に 巻物 の 幅 より 長い 木 の 心棒 を 付け 、 読む とき に は 片手 で 巻き を 戻し つつ 、 もう 一方 の 手 で 読み 終わっ た 部分 を 外側 の 心棒 に 巻き 取り つつ 読ん だ 。 多く の 巻物 から 必要 な 情報 を 探す に は 不便 で あっ た が 、 筆記 用 パピルス の 、 ギリシャ など へ 盛ん に 輸出 さ れる 前 まで の 主 な 用途 は 副葬品 で ある 死者 の 書 が 大 部分 で あっ た ので 巻物 でも 不便 は なかっ た 。 古代 ギリシア で 作ら れ た 巻物 は 長く て も 10 m 内外 だ が 、 エジプト で は 30 m に 及ぶ もの が あっ た 。  製品 に は 材料 の 薄片 を 取る 部位 など によって 数等 の 等級 が あり 、 『 博物 誌 』 に は ローマ で 流通 する 商品 として 八 種類 の 名称 が 挙げ られ て ある 。 高級 品 は 純白 で 、 罫線 つき の もの も あっ た 。 最低 級 品 は 包装 用 で あっ た 。 しばしば 古い もの は 表面 を 削っ て 再 利用 さ れ たり 裏 を 使っ たり さ れ た 。 エジプト ほど 気候 が 乾燥 し て い ない 地方 で は パピルス は 注意 し て い ない と カビ など に 侵さ れ やすかっ た 。 また ローマ で は 古い パピルス を 元 の 薄片 に 分解 し 、 表面 を 削っ て 文字 を 消し たり 傷ん だ 薄片 を 除い て 新しい もの と 取り替える など し て 膠 あるいは 小麦粉 から 作っ た 糊 で 張り合わせ た 再生 品 の 販売 も 行わ れ て い た 。  後 に キリスト教徒 が 聖書 を 筆写 する よう に なる と 、 幾度 も 読み返し たり 検索 し たり する 必要 から コデックス （ 冊子 本 ） も 作ら れる よう に なっ た が 、 強度 上 の 問題 が あっ た 。  パピルス に 筆記 する ため に は エジプト で は 葦 の ペン を 使い 、 ギリシア や ローマ で は 葦 の ほか 青銅 製 の ペン も 使っ た 。  プトレマイオス 朝 時代 に は 、 エジプト の 輸出 品 として 各地 に 広まっ た 。 フェニキア 人 の 都市 ビブロス （ 現在 の レバノン の ジュバイル ） が その ギリシャ 向け の 積み出し 港 だっ た ので ビブロス の 名 が パピルス を 意味 する 語 に 、 また 本 を 意味 する よう に も なり 、 現在 英語 で 聖書 を 意味 する Bible という 言葉 も そこ から 来 て いる と さ れる 。  後 に 小 アジア の ヘレニズム 国家 、 ペルガモン 王国 に対する 禁輸 が もと で 同国 で 羊皮紙 の 生産 や 文芸 書 へ の 使用 が 奨励 さ れ 、 使い やすい 羊皮紙 が 生産 さ れる よう に なっ た 。 羊皮紙 を 意味 する パーチメント は この ペルガモン に 由来 する と 言わ れ て いる 。 羊皮紙 も 高価 で は あっ た が 、 強度 が あり 両面 に 書ける など 冊子 として の 利用 に 適し て おり 、 誤字 は 削っ て 書き なおし 可能 という 利点 が あっ た ので 、 エジプト から 遠い 地方 で 普及 し た が 、 全て の 書き物 を 羊皮紙 で 置き換える の は 高く つく ため 、 手紙 や ノート など に は パピルス が 使わ れ 続け た 。  800 年 頃 に 中国 から 紙 の 製法 が 伝わる と やがて パピルス は 生産 さ れ なく なっ た 。 その後 、 20 世紀 後半 に 入っ て 専ら 土産物 として 生産 さ れる よう に なり 、 エジプト 土産 の 一種 として の 地位 を 確立 し て いる 。タラノキ （ 楤木 、 桵木 、 学名 、 " Aralia   elata "） は ウコギ 科 の 落葉 低木 。 新芽 を 「 たら の め （ 楤芽 ） 」 「 タランボ 」 など と 呼び 、 スプラウト として 食用 に 販売 も さ れ て いる 。 テンプラ 等 に 調理 さ れる 。 「 タラ （ 楤 、 桵 ） 」 と 呼ば れる こと も ある 。 地方 によって 呼び名 が あり 、 タランボ 、 オニノカナボウ と も よば れ て いる 。  高 さ は 2 – 4   m 程度 、 あまり 枝分かれ せ ず に まっすぐ に 立ち 、 葉 は 互生 で 先端 だけ に 集中 する 。 樹皮 に は 幹 から 垂直 に 伸びる 棘 が 多く ある 。  葉 は 奇数 2 〜 3 回 羽 状 複葉 で 、 全長 が 50 – 100   cm に も 達する 大きな もの で ある 。 全体 に 草 質 で つや は ない 。 葉柄 は 長 さ 15 – 30   cm で 基部 が ふくらむ 。 小 葉 は 卵 形 から 楕円 形 で 長 さ 5 – 12   cm で 裏 は 白 を 帯びる 。 葉 全体 に 毛 が 多い が 、 次第に 少なく なり 、 柄 と 脈 状 に 粗い 毛 が 残る 。  夏 の 8 月頃 に 、 多数 の 小さな 白い 花 を 複 総状 に つける 花序 を 一つ の 枝 先 に 複数 つける 。 花弁 は 三角形 で 5 枚 、 雄蕊 は 5 本 で 突き出 て いる 。 自家 受粉 を 防ぐ ため 、 雄蕊 が 先 に 熟し て 落ち た 後 、 5 個 の 雌蕊 が 熟し 、 秋 に は 黒色 で 球状 の 果実 と なる 。  分類 上 は 幹 に 棘 が 少なく 、 葉 裏 に 毛 が 多く て 白く ない もの を メダラ ( f .   " subinermis ") と いい 、 栽培 さ れる もの は むしろ こちら の 方 が 普通 で ある 。  日本 各地 、 東アジア に 分布 する 。  林道 脇 など 日当たり の 良い 山野 に 自生 する 。 いわゆる パイオニア 的 な 樹木 で あり 、 森林 が 攪乱 （ かくらん ） を うける と 、 たとえば 伐採 跡地 に 素早く 出現 し 、 生育 環境 に も よる が 1 年 で 20 – 60   cm ほど 伸び 、 5 年 で 3   m に 達する もの も 珍しく は ない 。  特に 有名 な の は 新芽 の 山菜 として の 利用 で ある が 、 樹皮 は 民間 薬 として 健 胃 、 強壮 、 強 精 作用 が あり 、 糖尿 病 に も よい と いわ れる 。  新芽 の 採取 時期 は 桜 の 8 分 咲き ころ に 同期 し て おり 、 里 の 桜 が タラ の 芽 の 採取 時期 で も ある 。 採取 は 先端 から 上 に 向い た 1 番 の 芽 と 、 その 脇 から 斜め に 伸びる 2 番 程度 まで と し 、 あと は 昨年 に 伸び た 枝 を 見 て 芽 の 候補 が 残っ て いる か 確認 する 。 一定 の 時期 を 過ぎる と 候補 と 成る 芽 の 素 は 枯れ て 発芽 し ない 。 脇 芽 を 含め 全て の 芽 を 摘み取る と 立枯れ する 。  スーパー など で 見 られる 綺麗 な 緑色 の タラ の 芽 は 昨年 伸び た 枝 を 伐採 し た もの で 、 敷き詰め た オガクズ や 水 の 入っ た バケツ に 挿し て おい た もの 。 出荷 前 に ビニール ハウス で 気温 を 上げ 発芽 さ せる 。 。  若芽 を テンプラ に する の が 一般 的 で 、 口 いっぱい に ひろがる 独特 の 芳香 が 特徴 的 で ある 。 単に ゆがい て おひたし や ゴマ の 和え物 に し たり 、 油 で 炒め て 食べ て も よい 。  タラノキ 皮 として 、 樹皮 は 楤木皮 （ たら の きか わ ） 、 根 皮 は 楤根皮 （ そう こん ぴ ） と よん で 生薬 として 用い られる 。 樹皮 の 部分 は 刺 老 鴉 （ し ろうあ ） と も よば れる が 、 中国 薬物 名 の 楤木 は タラノキ の 仲間 の 別種 で ある 。  乾燥 さ せ た タラノキ 皮 を 煎じ て 、 1 日 3 回 に 分け て 服用 する と 、 血糖 降下 、 健 胃 、 整 腸 、 糖尿 病 、 腎臓 病 に 効用 が ある と いわ れる 。 また 、 芽 を たべる こと で 同じ よう な 効果 が 期待 できる と 言わ れ て いる 。 根 皮 も 「 タラ 根 皮 」 （ タラ こん ぴ ） という 生薬 で 、 糖尿 病 の 症状 に対して 用い られる 。 高血圧 や 慢性 胃炎 に は 皮 つき 枝 を 刻ん だ もの で お茶 代わり に 飲用 する こと も でき 、 常用 し て も 支障 は 出 ない 。 暖める 作用 が ある 薬草 で 、 熱 が あっ たり 、 のぼせ やすい 人 や 、 妊婦 へ の 服用 は 禁じ られ て いる 。  膵臓 β 細胞 に 障害 を 与え た 糖尿 病 モデル に対して タラノメ 抽出 物 を 投与 し た が 改善 効果 は 認め られ なかっ た 。 一方 、 ラット へ の ブドウ糖 や ショ 糖 の 負荷 投与 に際して 血糖 値 上昇 が 7 - 8 割 も 抑制 さ れ た 。 この こと から 、 タラノメ は 糖尿 病 の 治療 と いう より も 予防 や 悪化 防止 に 効果 が ある と 考え られる と する 報告 が ある 。  なお 、 タラノキ 材 は 小細工 用 に 使わ れる 。細胞 壁 （ さい ぼう へ き ） は 、 植物 や 菌類 、 細菌 類 の 細胞 に み られる 構造 。 動物 細胞 に は 存在 し ない 。 細胞 膜 の 外側 に 位置 する ため に 細胞 外 マトリクス の 1 つ で ある 。  細胞 壁 を 形成 する 物質 は 、 植物 で は セルロース で 、 これ は グルコース （ ブドウ糖 ） が いくつ も つながっ て 出来 て いる 糖 鎖 で ある 。 他 に も 、 リグニン や ペクチン の よう な もの も ある 。 細胞 壁 は 、 二 重 構造 （ 一 次 壁 ・ 二 次 壁 ） に なっ て い て たえず 成長 を 繰り返し て いる 。 細胞 壁 の 主 な 役割 は 、 防御 （ 細胞 膜 から 内側 を 守る ） 、 改築 ・ 補強 、 物質 補給 、 細胞 間 連絡 、 影響 感知 細胞 で ある 。 また 細胞 壁 の 分子 間 は 微細 で は ない ため 、 水 ・ ナトリウムイオン・カリウムイオン など を 容易 に 通す 。 通常 、 植物 細胞 は 緑色 を し て いる が 、 木 など は 茶色 を し て いる 。 これ は 細胞 壁 が リグニン によって 木 化 し た ため で 、 通常 の 細胞 壁 より も 硬い 。  植物 の 細胞 壁 は 、 その 構成 が 細胞 の 生長 とともに 変化 する 。 細胞 壁 で 分け られる べき 細胞 の 相 は 以下 の 2 点 で ある 。  この 2 つ の 細胞 壁 の 成分 は ほぼ 同じ で ある 。 だが 、 構成 成分 の 比率 が それぞれ 異なっ て いる 。 細胞 壁 は 細胞 の 形状 や 大き さ を 決定 し て いる もの で ある が 、 生長 を 必要 と し ない 材 に 至る と 、 より 強固 な 構造 を 必要 と する よう に なる 。  生長 中 の 細胞 壁 は 一 次 細胞 壁 （ いち じ -） という 薄い 細胞 壁 から なる 。 また 細胞 と 細胞 の 間 に は 中層 （ ち ゅうそう ） と 呼ば れる 層 が 確認 できる 。 生長 終了 後 の 細胞 は 一 次 細胞 壁 の 内側 に 二 次 細胞 壁 （ にじ -） という 2 、 3 層 から なる 細胞 壁 を 形成 する 。 また 一 次 細胞 壁 および 中層 で は リグニン が 沈着 し 、 細胞 壁 を 構成 する 繊維 （ 微 繊維 、 後述 する ） を 強固 に 密着 さ せ て 物理 化学 的 強度 を 向上 さ せる 。  一 次 細胞 壁 および 二 次 細胞 壁 の 主要 な 構成 成分 は セルロース で ある 。 セルロース と は d - グルコース が β ( 1 → 4 ) 結合 で 分 枝 無く つながっ て いる 糖 鎖 で ある 。 グルコース の 数 は およそ 2000 - 15000 個 ほど と 言わ れ て いる 。 セルロース の 構成 する 細胞 壁 繊維 は 以下 の 構造 的 段階 を 示し て いる 。  この 微 繊維 の 集合 体 が 細胞 壁 で ある 。 微 繊維 間 に は 空隙 が 存在 する 。  この 空隙 に は 非 セルロース 系 多 糖類 、 ヘミセルロースマトリクス が 満たさ れ て おり 、 微 繊維 間 の 構造 的 強度 を 高め て いる 。  多く の 被子植物 の 細胞 壁 は タイプ I と 呼ば れ 、 セルロース と キシログルカン が 多く 、 ペクチン 、 アラビノキシラン 、 グルコマンナン 、 ガラクログルコマンナン など が 含ま れ て いる 。 一方 で 、 単 子葉 類 の イネ 目 の 細胞 壁 は タイプ II と 呼ば れ 、 セルロース と キシ ラン 、 1 , 3 - 1 , 4 - β - D - グルカン が 多く 、 ペクチン や キシログルカン が 少ない 。 また 、 タイプ I で は 様々 な 糖 タンパク質 が 構造 タンパク質 として 細胞 壁 の 強化 など の 役割 を 果たし て いる が 、 タイプ II で は タンパク質 含量 が 低く 、 代わり に フェノール 酸 の 架橋 が その 役割 を 果たし て いる 。  細胞 壁 に は 酵素 が 含ま れ て いる 。 これら の 酵素 は 細胞 膜 外 に で て いる ため に 細胞 外 酵素 として 扱わ れる 。 これら の 酵素 は 主 に 細胞 壁 の 構築 や 物質 の 取り込み に 関係 し て いる こと が 知ら れ て いる 。  菌類 の 細胞 壁 の 構成 材料 は 主 に 糖類 で あり 、 すべて の 菌類 に 共通 する の は グルコース で 、 ガラクトース と マンノース は 菌類 の 細胞 壁 に 豊富 だ が 、 変形 菌 に は 存在 せ ず 、 アクラシス や 変形 菌 で のみ 関連 し た グルコサミン が 見 られる 。 菌類 の 細胞 壁 の 多 糖類 の 組成 によって 化学 的 に 8 種 に 分類 できる 可能 性 が ある と さ れ 、 酵母 を 含め 、 細胞 壁 の 糖 組成 は 分類 学 上 重要 な 指標 と さ れ た 。  キチン は 、 菌類 の 細胞 壁 に 特徴 的 で ある 。 キチン は " N "- アセチルグルコサミン の 重 合体 （ ポリマー ） で ある 。 だが グルカン の 方 が 豊富 で 、 これ は グルコース に 結合 し た 形 の セルロース で ある 。 酵母 で は 、 細胞 壁 の 80 - 90 % が グルカン 、 マン ナン など の 多 糖類 と なる 。  細胞 壁 は 、 キチン 、 多 糖類 、 タンパク質 から なり 、 いくつ か の 層 と なっ て 構成 さ れ て いる 。 セルロース を 持つ 場合 も ある と の 記述 は 卵 菌 など の もの で ある 。 卵 菌 は 1980 年 の 『 ウェブスター 菌類 概論 』 に も 菌類 として 掲載 さ れ て いる 。 現在 で は ストラメノパイル に 属する 。  細胞 壁 の 構成 は 、 群 によって やや 異なる 。 子 嚢菌 や 担子菌 で は 、 一般 に キチン - グルカン を 主成分 と し て いる こと が 知ら れる 。 接合 菌 で は キトサン - キチン 、 また 酵母 で は マン ナン - グルカン や マン ナン - キチン という 組成 も 知ら れる 。  ペプチドグリカン は 後述 する 一部 の 古 細菌 の 細胞 壁 の 構成 成分 で も ある が 、 分子 構造 が 異質 な ため 、 細菌 の 細胞 壁 の 構成 成分 を ムレイン 、 一部 の 古 細菌 の 細胞 壁 の 構成 成分 を シュードムレイン （ 古 細菌 の 細胞 壁 にて 後述 ） と 呼ぶ 。  細菌 は 、 莢 膜 を 含む 細胞 表層 構造 体 の 違い により 二つ に 分け られる 。  細菌 の 細胞 壁 （ ムレイン ） は 、 糖 鎖 および ペプチド 鎖 から なる 二 種類 の 鎖 から なる 。 ムレイン は グリカン 鎖 が 1 層 あるいは 2 層 から なる 、 単 分子 層 あるいは 二 分子 層 で ある 。  グラム 陽性 菌 で は 、 メソ - ジアミノピメリン 酸 の ほか 、 LL - ジアミノピメリン 酸 、 リジン 、 オルニチン 、 ヒドロキシリジン 、 ヒドロキシオルニチン 、 ヒドロキシ - ジアミノピメリン 酸 、 ジアミノ 酢酸 、 ランチオニン など と なる 。  以上 の 二 種類 の 鎖 は 、 以下 の 結合 様式 で 結合 し 網目 構造 を とっ て いる 。  すなわち 、 グリカン 鎖 が 平行 に 並ん で おり 、 N - アセチルムラミン 酸 に 結合 し て いる テトラペプチド 同士 が 互いに 結合 し 合い グリカン 鎖 に対して 垂直 方向 へ の 構造 的 強度 を 高め て いる 。 。  グラム 陰性 菌 の 外 膜 に は リポ 多 糖 が 存在 する 。 分類 の 指標 と なる 糖類 として 、 アラビノース 、 ガラクトース 、 キシ ロース 、 マジュロース 、 一部 の 放線 菌 で は アコフリオース 、 2 - O - メルマンノース が 検出 できる 。 この 外 膜 は タンパク質 、 脂質 、 リポ 多 糖 から 構成 さ れる 。 外 膜 の リポ 多 糖 は 、 リピド A という 複合 脂質 および 様々 な 糖 を 含む 多 糖 から なる 。 リピド A に は 、 ファージ や バクテオリシン の レセプター が あり 、 抗生 物質 や 毒素 から 防御 する 機能 を 持っ て いる 。  グラム 陽性 および 陰性 菌 とも に 、 細胞 膜 と 細胞 壁 の 間 に ペリプラズム 空間 という 空隙 が ある 。 この 空間 に は 生体 エネルギー や 物質 取り込み に関する 多く の 酵素 が 確認 さ れ て いる 。  古 細菌 の 細胞 壁 は 植物 や 細菌 の もの と 極めて 性状 が 異なっ て おり 、 3 ドメイン を 裏付ける 証拠 の ひとつ と なっ て いる 。 細胞 表層 構造 物質 は 多岐 に わたっ て いる が 、 主 な 細胞 壁 は S 層 で ある （ 80 %）。 次いで シュードムレイン が 多い （ 10 %）。  ほとんど の 古 細菌 の 細胞 壁 は S 層 （ S - レイヤー ） そのもの が 細胞 壁 に なっ て いる 。 S 層 の 構成 成分 は 糖 タンパク質 あるいは 単純 タンパク質 で ある 。 熱 に対して 極めて 高い 安定 性 を 示す が 、 浸透 圧 に対して は 極めて 感受性 が 高く 、 多く の S 層 は 純 水 で 菌 体 を 洗浄 する と 細胞 壁 の 構造 が 解ける 。  S - レイヤー は 1 本 の ペプチド の 先 から 4 本 の ペプチド が 放射状 に 出 て いる 立体 構造 を 示し て おり 、 それら の 放射状 の ペプチド が 隣り 合う S - レイヤー の ペプチド と 結合 し 、 縦横 の 構造 的 安定 性 を 高め て いる 。 軸 と なる ペプチド は 細胞 膜 と 結合 し て いる 。 放射状 の ペプチド の 下部 は 擬似 ペリプラズム 空間 を 形成 し て おり 、 細菌 と 同様 プロテアーゼ など いくつ か の 栄養分 の 細胞 内 輸送 に関する 酵素 が 見 られる 。  シュードムレイン は グリカン 鎖 および ペプチド の 化合 物 という 点 で ペプチドグリカン の 一 種 で ある が 、 細菌 の 有する ムレイン と は 以下 の 点 で 異なっ て いる 。  ペプチド と グリカン 鎖 の 結合 様式 も 似 て いる ため 、 ムレイン と 同じ 網目 状 構造 を 取る 。 厚 さ は 15 ～ 20 nm 程度 で ある 。 また ムレイン と 生 合成 系 が 異なる ため 、 細胞 壁 生 合成 系 に 作用 する 抗生 物質 ペニシリン 、 d - シクロセリン 、 バンコマイシン 等 に 抵抗 性 を 示す 。ヒレハリソウ （ 鰭 玻璃 草 、 学名 ：" Symphytum   officinale "） は 、 ムラサキ 科 ヒレハリソウ 属 の 多年生 草木 で ある 。 英名 の コンフリー   ( Comfrey )   で 知ら れ て いる 。 ヨーロッパ ・ 西 アジア （ コーカサス 地方 ） が 原産 。 高 さ 1 m 程度 まで 育ち 、 全体 に 白い 粗毛 、 初夏 に 淡紅 色 の 釣鐘 状 の 花 を 付ける 。  ヨーロッパ で は 、 古く から 根 や 葉 を 抗 炎症 薬 や 骨折 を 治す の に 伝統 的 に 用い て い た 。  サラセンズ・ルート という 名前 で 昔 から 知ら れ 、 イギリス に は 十字軍 遠征 から 戻っ た 兵士 が 伝え た と 言わ れ て いる 。 接骨 剤 として もちいる ため 、 中世 ヨーロッパ で は 農家 など に 大きく 広まっ た 。  日本 へ は 明治 時代 に 導入 さ れ 、 家畜 の 飼料 や 食用 として 利用 さ れ た 。 昭和 40 年代 に 健康 食品 として 一時期 大 ブーム と なり 、 植え られ た もの が 一部 野生 化 し た 。 日本 で は 、 葉 を 天ぷら など に し て 食べる こと が 多かっ た 。 また 、 胃潰瘍 や 大腸 炎 など の 病気 に 、 コンフリー の 錠剤 や ハーブ ティー を 飲む こと が あっ た が 、 大量 に 服用 する と 肝臓 を 傷める という 事 で 現在 で は 行わ れ て い ない 。  厚生 労働省 は 、 2004 年 6 月 14 日 、 コンフリー を 含む 食品 を 摂取 し て 肝 障害 （ 肝 静脈 閉塞 性 疾患 で ､ 主 に 肝臓 の 細 静脈 の 非 血栓 性 閉塞 による 肝硬変 又は 肝不全 及び 肝臓 癌 ） を 起こす 例 が 海外 で 多数 報告 さ れ て いる として 、 摂取 を 控える よう 注意 を 呼びかける と共に 、 2004 年 6 月 18 日 食品 として の 販売 を 禁止 し た 。 加熱 によって 、 毒性 が 軽減 さ れる という データ は ない   。  この 症状 は 、 ピロリジジンアルカロイド の エチミジン "( echimidine )" によって 引き起こさ れる 。 最も 濃度 が 高い の は 根 で ある 。 シトクロム P 450 による アルカロイド の 体内 変換 が 原因 と 考え られ 、 急性 毒性 が 有る ほか 胎盤 を 通じ た 胎児 ( 新生児 ) へ の 影響 が 報告 さ れ て いる 。ホオズキ （ 鬼灯 、 鬼 燈 、 酸漿 ） は 、 ナス 科 ホオズキ 属 の 多年草 。 または その 果実 。 カガチ 、 ヌカヅキ と も 言う 。 原産地 は 東南アジア で 、 近 縁 種 が 南欧 や アメリカ大陸 など 温帯 に 自生 し て いる 。 主 に 観賞 用 や 食用 として 栽培 さ れる が 、 野生 の もの も ある 。  ホオズキ   (" Physalis   alkekengi "   var .   " franchetii ")   は 多年草 で 、 草丈 は 60 cm から 80 cm 位 に なる 。 淡い 黄色 の 花 を 6 月 から 7 月 ころ 咲かせる 。 この 開花 時期 に あわせ て 日本 各地 で 「 ほおずき 市 」 が 開催 さ れ て いる 。 中でも 、 7 月 初旬 に 開か れる 東京 浅草寺 の もの は 江戸 時代 から 続い て おり 、 60 万 人 に のぼる 人出 が ある 有名 な もの で ある 。 花 の 咲い た 後 に 六 角 状 の 萼 （ がく ） の 部分 が 発達 し て 果実 を 包み 袋 状 に なり 、 熟す と オレンジ 色 に なる 。 食用 や 薬用 として も 知ら れ て いる が 、 腹痛 が 起きる こと が あり 特に 妊娠 中 の 女性 は 禁物 で ある 。  観賞 用 として の ホオズキ は 、 鉢植え や ドライ フラワー など に 用い られ 、 その 愛好 家 も 多い 。 果実 は 、 以前 は ホオズキ 人形 や 口 で 音 を 鳴らす など 子供 の 遊び に も 使わ れ て い た 。  種 や 株分け で 増やす こと が できる が 、 ナス 科 植物 と の 連作 障害 が あり 、 連作 障害 は 不完全 菌 の バーティシリウム   ダーリエ "( Verticillium   dahliae )" によって 生じる 。 アメリカ 原産 の センナリホオズキ "( Physalis   angulata )" が 日本 で 野生 化 し て いる 。 近年 は ペルー 原産 の ショクヨウホオズキ   "( Physalis   pruinosa )" が 日本 で も 栽培 さ れ 始め て いる （ 後述 ） 。 しかし 、 ダイズ 栽培 圃場 で は 近 縁 種 の ヒロハフウリンホオズキ "( Physalis   angulata )" や オオイヌホオズキ "( S .   nigrescens )" など が 厄介 な 雑草 として 駆除 が 行わ れ て いる 。  「 ほほ づき 」 の 名 は 、 その 実 の 赤く ふっくら し た 様子 から 頬 を 連想 し た もの （ 「 づき 」 は 「 顔つき 」 「 目 つき 」 の 「 つき 」 か ） と も いう 。 また 果実 を 鳴らし て 遊ぶ 子ども たち の 様子 から 「 頬 突き 」 の 意 で ある と も 。  ほか に は ホホ （ 蝥 、 カメムシ の 類 ） という 虫 が つく こと を 指す と する 説 も ある 。 ちなみに 、 ホオズキ に しばしば 群生 する ヘリ カメムシ 科 の カメムシ は 、 今日 ホオズキ カメムシ と の 和名 を 与え られ て いる 。  漢字 で は 「 酸漿 」 の ほか 「 鬼灯 」 「 鬼 燈 」 と も 書く 。 中国 語 で は の 名 の ほか に 「 金 灯 」 「 錦 灯 籠 」 など と も 言い 、 英語 で は   Chinese   lantern   plant   と も 呼ば れ て いる 。  古語 で は 「 輝 血 （ カガチ ） 」 「 赤 輝 血 （ アカカガチ ） 」 と も 呼ば れ て い た 。 八 岐大蛇 の ホオズキ の よう に 赤かっ た 目 が 由来 と さ れ て いる 。  地下茎 および 根 は 酸漿 根 （ さんしょ うこ ん ） という 生薬 名 で 呼ば れ て いる 。  ナス 科 植物 の 例 に 漏れ ず 、 全 草 に 微量 の アルカロイド が 含ま れ て いる 。 特に 酸漿 根 の 部分 に は 子宮 の 緊縮 作用 が ある ヒストニン が 含ま れ て おり 、 妊娠 中 の 女性 が 服用 し た 場合 、 流産 の 恐れ が ある 。  平安 時代 より 鎮静 剤 として 利用 さ れ て おり 、 江戸 時代 に は 堕胎 剤 として 利用 さ れ て い た 。 現在 も 咳 や 痰 、 解熱 、 冷え性 など に 効果 が ある として 、 全 草 を 干し て 煎じ て 飲む 風習 が ある 地方 が 存在 する 。 　  日本 の 仏教 習俗 で ある お盆 で は 、 ガク に 包ま れ た ホオズキ の 果実 を 死者 の 霊 を 導く 提灯 に 見立て 、 枝 付き で 精霊棚 （ 盆 棚 ） に 飾る 。  毎年 7 月 9 日 、 7 月 10 日 に 東京 都 台東 区 浅草 の 浅草寺 で ほおずき 市 が 催さ れる 。 約 200 年 前 の 明和 年間 に 始まっ た と さ れ 、 山東 京伝 の 『 蜘蛛 の 糸巻 』 に よる と 、 芝   ( 東京 都 港 区 ) ・ 青松寺 の 門前 の 武家 屋敷 に 奉公 する 中間 （ 使用人 ） が 愛宕 権現 の 霊夢 を 見 た 翌朝 、 庭 で 一 株 の 千 成り ほおずき を 発見 し 、 「 6 月 24 日 の 功徳 日 に 青 ほおずき の 実 を 愛宕 の 神前 で 鵜呑み に すれ ば 、 大人 は 癪 の 種 （ 腹 の 立つ 原因 ） を 切り 、 子供 は 虫 の 気 を 封ずる 」 という お告げ が あっ た と 吹聴 し た ところ 、 不思議 と 効能 が あっ た ため 、 いつしか 「 御 夢想 の 虫薬 」 と 称し て 、 青 ほおずき の 市 が 境内 に 立つ よう に なり 、 さらに 6 月 24 日 が 観音 様 の 四 万 六 千 日 の 功徳 日 で あっ た こと から 浅草 で も ほおずき 市 が 始まり 、 愛宕 より 盛大 に なっ た と いう 。 また 、 江戸 時代 に は 、 青 ほおずき は 解熱剤 や 婦人 の 胎熱 に 特効 が ある と 言わ れ て い た 。  ニジュウヤホシテントウ の 寄 主 植物 の ひとつ で 、 葉 に は ルテオリン 7 – O – グルコシド と 言う 摂 食 刺激 物質 を 含ん で いる 。麻 （ あ さ ） は 、 植物 表皮 の 内側 に ある 柔 繊維 または 、 葉 茎 など から 採取 さ れる 繊維 の 総称 。 狭義 の 麻 （ 大麻 、 " Cannabis   sativa "） と 、 苧麻 （ から むし ） の 繊維 は 、 日本 で は 広義 に 麻 と 呼ば れ 、 和装 の 麻 織物 （ 麻布 ） として 古く から 重宝 さ れ て き た 。 狭義 の 麻 は 、 神道 で は 重要 な 繊維 で あり 様々 な 用途 で 使わ れる 。 麻 袋 、 麻 縄 、 麻紙 など の 原料 と も なる 。  日本工業規格   ( JIS )   で 「 麻 」 と 表記 できる の は 、 苧麻 の 繊維 で ある 「 ラミー 」 や 、 亜麻 から 作ら れる 繊維 の 「 リネン 」 で 、 日本 で は 夏 用 の 衣料 に 適し て いる 。 狭義 の 麻 （ 大麻 ） の 繊維 で ある ヘンプ は 、 冬 用 の 布 として も 2010 年代 に 復元 さ れ て おり 、 乾き やす さ と共に 保温 性 も ある 。 本 記事 で は 、 主 に 大麻 を 、 麻 と 記す 。  麻 繊維 は 、 アサ 科 アサ 属 の 麻 （ 大麻 草 ） から 作ら れ た 繊維 を 指す 名称 で あっ た 。 日本 で は 繊維 利用 の 盛ん な この 麻 や 、 また 苧麻 を 含め て 麻 と 呼称 し て い た が 、 後 に 海外 より 持ち込ま れ た 亜麻 など を 含め た 植物 繊維 全般 を 指し て 「 麻 」 の 名称 を 使う よう に なっ た ため 、 本来 の 麻 " Cannabis   sativa " を 大麻 （ おお あ さ 、 た いま ） と 区別 し て 呼称 する よう に なっ た と さ れ て いる 。 また 元来 、 「 ぬ さ 」 と は 神道 にて 、 神 に ささげる 布 の こと で あり 、 多く が 麻 地 で あっ た こと から 麻 の 字 が 当て られ た 。  日本 で 麻 の 名称 で 流通 し て いる 繊維 の ほとんど は 、 亜麻 から 作ら れる リネン で ある 。 また 、 日本工業規格   ( JIS )   にて 麻 の 名称 で 流通 さ せ て よい 繊維 は 、 亜麻 と 苧麻 のみ で あり 、 本来 の 麻 （ 大麻 ） は 含ま れ て い ない 。 家庭 用品 品質 表示法 に よる と 、 麻 と 呼ば れる 繊維 は 苧麻 と 亜麻 （ リネン ） の 2 種類 を 指す 。 これら は 光沢 と 通気 性 が あり 、 肌触り の 良 さ から 夏物 の 衣料 品 や 寝 装具 など に 用い られる こと が 多い 。 繊維 的 に は 羊毛 や 綿花 より 硬い ので 、 硬質 繊維 と いわ れる 。 なお 、 亜麻 色 と は 、 黄み を 帯び た 薄い 茶色 の こと で 亜麻 から き た 色 名 で ある 。  麻 の 字 は 、 狭義 の 麻 （ 大麻 ） を 指し たり 、 広義 に 類似 の 繊維 の とれる 植物 を 総称 する 。 苧麻 （ から むし ） について 、 苧 （ 同じく 、 から むし ） と も 書か れる 。 青 苧 （ あお そ ） と 書き 、 苧麻 を 指し 、 これ は 上布 の ため の 良質 な 原料 で ある 。 同じく 「 そ 」 と 読む とき 、 『 万葉集 』 に も 見 られる 夏 麻 引く （ なつ そ ひく ） という 夏 の 枕詞 が ある 。  苧 （ お ） と 言う 時 、 単に 麻 や 苧麻 の ひも 状 の 繊維 を 指す 。 苧麻 の 苧 （ お ） を 作る こと を 、 苧 引き （ お ひき ） と 呼び 、 成長 が 遅れ 短 いく なっ た 原料 と する につれ 順に 、 親 苧 （ おや そ ） 、 影 苧 （ かげ そ ） 、 子供 苧 （ こども そ ） と 呼ぶ 。 麻 の 苧 （ あさ お ） を 作る こと を 、 麻 ひき （ お ひき ） という （ しかし 、 苧 引 と 書く こと も ある かも しれ ない ） 。  名称 が 混交 し て 麻 を からむ し と 呼ん で いる こと も あり 、 宮城 県 の 町 誌 で 、 から むし を 蒸す と 記し て おり 、 本来 蒸す の は 麻 な ので 、 さらに 「 から むし 」 を 店名 に 含む 高齢 者 を 訪ねる と 、 種 を 撒く ・ 蒸す など 麻 の 特徴 を 語っ た ため 、 その 地区 で は 麻 を からむ し と 呼ん で い た と さ れる 。 岐阜 県 で も 、 麻 を からむ し と 呼ぶ 混交 が 見 られ た 。  バショウ 科 バショウ 属 の マニラ麻 （" Musa   textilis "） や リュウゼツラン 科 リュウゼツラン 属 の サイザル 麻 （" Agave   sisalana "） は 船舶 用 ロープ として 用い られる 。 シナノキ 科 ツナソ 属 の コウマ （" Corchorus   capsularis "） や シマ ツナソ （" Corchorus   olitorius "） が から とれる ジュート は いわゆる 麻 袋 ( ドンゴロス ) を 作る の に 使わ れ て いる 。 2000 年 頃 から は アフリカ 原産 で アオイ 科 フヨウ 属 の ケナフ （ 洋 麻 。 " Hibiscus   cannabinus "） から とれる 繊維 、 洋 麻 （ アン バリ 麻 、 ボンベイ 麻 ） も ジュート の 代用 で 注目 さ れ て いる ほか 、 紙 の 繊維 分 として も 利用 さ れ て いる 。  麻幹 は 、 建材 、 炭 （ 打ち 合 げ 花火 に 使う ） 、 プラスチック 原料 など に 使わ れる 。 盆 提灯 で 炊く 。 茅 葺屋根 の 下地 と も なる 。 岐阜 県 、 日吉 神社 の 神戸 山王 まつり の たいまつ に 。  岐阜 県 高山 市 の 伊太 祁曽神 社 （ いたき そ -） で は 、 正月 に 、 麻 の 浄衣 （ じ ょうえ ） を 着 た 若い衆 が 、 米 や 小豆 、 大豆 と共に 麻 の 茎 を 煮込ん だ 管 粥 （ くだ がい ） 神事 を 行っ て おり 、 無形 文化財 と なっ て いる 。 京都 で も 麻 の 茎 を たいまつ と する 伝統 行事 「 城屋 の 揚 松明 」 が 行わ れ て いる 。  麻 （" Cannavis   sativa "） は 、 世界 最古 の 繊維 作物 と さ れ 、 その 繊維 は 縄文 時代 の 遺跡 から 出土 さ れ て いる が 、 その 正確 な 同定 を 進め た 研究 者 は 少なく 、 また しかし 2010 年代 に は 研究 が 実施 できる よう に なり その 進展 が 見込ま れ て いる 。 麻 製 の 縄 や 、 籠 も 発掘 さ れ て いる 。 大麻 取締 法 （ 1948 年 制定 ） が ある ため 、 むやみ に 入手 でき なかっ た が 栽培 免許 取得 者 の 協力 を 得る こと が 可能 と なっ た という こと で ある 。 布目 順郎 の 1983 年 の 報告 と 『 目 で 見る 繊維 の 考古学 』 （ 1992 年 ） から 、 最古 と さ れる 鳥浜 遺跡 の 縄文 時代 の 草創 期 の 縄 3 点 の 原料 は 、 大麻 2 、 大麻 様 1 と さ れ て い た が 、 この うち 1 点 は 再 調査 し た ところ 判定 不能 で あっ た こと が 、 2017 年 3 月 に 報告 さ れ 、 また この 時期 の 縄 に 多い 繊維 として リョウメンシダ が 挙げ られ て いる 。  弥生 時代 の 布 は 、 ほとんど が 苧麻 （ カラムシ ） で は なく 麻 製 で ある 。 『 魏 志 倭人 伝 』 で は 、 紵麻 が 育て られ て いる と 記さ れ 、 苧麻 を 意味 する 紵 を 分ける の か 議論 が 分かれる が 、 『 後 漢書 倭 伝 』 で は 、 麻 紵 と 記さ れ 、 一般 に 分け て 読ま れる 。  和 幣 （ にぎ て 、 に ぎたえ ） と は 、 栲 や 古く は 穀 による 帛 （ 布 ） 、 あるいは 麻 や 絹 の 織物 を 指し 、 『 古事記 』 の 天岩戸 （ あま の いわ ど ） の 伝承 の 中 で 、 真 榊 の 上枝 に 八 尺 勾魂 （ やさ かの ま が たま ） 、 中 枝 に 八 咫鏡 （ や た の かがみ ） 、 下枝 に 白丹 寸 手 （ しろ に ぎて ） と 青 丹 寸 手 （ あお に ぎて ） を つけ 、 布 刀 御幣 （ ふと み て ぐら ） として 捧げ 、 祝詞 を 唱え 、 踊り を 踊っ た ところ 、 天 照 大神 が 顔 を 出し 世 が 再び 明るく なっ た 。 『 古語 拾遺 』 に よれ ば 、 麻 によって 青 和 幣 （ あお に ぎて ） を 、 穀 によって 白和 幣 （ しろ に ぎて ） を 作っ た と 記さ れる 。 神 に 捧げ られ た 布 を さす 「 ぬ さ 」 に 、 麻 が 使わ れ た こと から 麻 の 字 が 当て られ た の で ある 。 儀式 が 形式 化 さ れ 、 祓い 具 の 大麻 （ おお ぬ さ ） が 生まれ た 。 『 万葉集 』 に 、 「 夏 麻 （ なつ そ ） ひく 」 という 枕詞 が あり 、 「 なつ そ を ひい て 績 （ う ） む 」 と 、 麻 の 皮 を 剥い で 糸 を つむぐ など という 意味 で 使わ れる 。  『 延喜 式 』 で は 阿波 忌部 （ あわい ん べ ） が 天皇 即位 の 大嘗祭 に際して 、 神 服 （ かむ みそ ） として の 麻 で 織っ た 麁服 （ あらた え ） を 調進 する こと と 定め られ て いる 。 また 、 他 に も 上総 国 （ か ず さ の くに ） の 望 陀 （ もう だ ） 郡 、 現在 の 千葉 県 木更津 市 や 袖ケ浦 市 辺り の 、 麻 織物 の 望 陀布 は 最 高級 品 で あり 大嘗祭 や 遣唐使 の 貢 納 の 品 に 使わ れ た 。 徳島 県 、 木屋平 村 の 三木 家 に 伝わる 古文書 で は 、 1260 年 （ 文 王 元年 ） の 亀山天皇 の 践祚 大嘗祭 にて 麁服 （ あらた え ） を 進上 し た こと が 記さ れ て おり 、 それ 以前 から この 役 を 担っ て い た と 考え られる 。  和紙 として の 麻紙 （ まし ） は 、 正 倉 院 の 文書 を はじめ 古く から 用い られ て おり 、 その 献物 帳 で は 757 年 （ 天平 勝実 8 年 ） 6 月 で は 白 麻紙 、 7 月 は 緑 麻紙 、 天平 実字 2 年 6 月 で は 碧 麻紙 で あり 、 赤 ・ 黄 など 様々 に 残っ て いる 。 奈良 時代 から 平安 末期 にかけて 写経 が 流行 し 、 おびただしい 数 が 今日 まで 残存 し 、 穀 紙 が 登場 する と 麻紙 は 上質 な 紙 として の 位置づけ を 残し つつ 主流 で は なくなっ た が 、 写経 において は 重要 視 さ れ た だけ に 上質 の 紙 を 使っ て あり 、 後 の 昭和 時代 初頭 の 紙 の 歴史 の 研究 に 便利 な ほど で あっ た 。 『 延喜 式 』 に は 、 麻紙 は 麻 を 材料 と し た もの と 、 麻 を 材料 と し た 布 を 材料 と し て いる もの に 大きく 分かれる と 書か れ て いる 。  群馬 の 岩島 麻 は 、 過去 に 上 州 北麻 （ じょうし ゅうきたあさ ） と 呼ば れ 「 吾妻 錦 」 「 黄金 の 一 」 といった 最上級 の 製品 を 生産 し て おり 、 織物 として の 風合い が よく 幻 の 麻 と 言わ れる 。  戦前 で は 、 1909 年 ( 明治 42 年 ) の 小学校 の 理科 の 教科書 で 、 大麻 について 教え られ て おり 、 栽培 方法 や 繊維 の 製法 、 用途 として は 、 布 、 糸 、 縄 、 帆 、 下駄 の 緒 、 茅 葺屋根 、 小鳥 の 餌 に 麻 の 実 を 、 また 麻 油 が ある と し て いる 。 また 、 中学校 の 教科書 で は 、 加え て 紙 に 用い られる こと が 教え られ て おり 、 教員 用 の 教科書 で は 、 大麻 は 衣服 の 原料 として 綿 の ない 時代 から 今日 まで 広く 栽培 さ れ 重宝 さ れ た と 記載 さ れ て いる 。  戦後 、 大麻 取締 法 によって 繊維 用 の 大麻 まで 栽培 が 非常 に 厳しく なり 、 大 麻布 も ほとんど 作ら れ なく なっ た 。  1977 年 に は 岩島 麻 保存 会 が 発足 し 、 後 に 群馬 県 選定 保存 技術 第 一 号 に 認定 さ れ て いる 。 天皇 即位 の 大嘗祭 （ だい じ ょうさい ） は 、 徳島 県 の （ 阿波 忌部 の 末裔 と さ れる ） 三木 家 による 麻 の 献上 が 通例 で あっ た が 、 1990 年 の 天皇 即位 の 大嘗祭 で は 、 技術 が 途絶え た 徳島 に 岩島 麻 保存 会 が 技術 を 提供 し た 。 岩島 麻 は 、 宮内庁 、 神社 庁 、 日本 民族 工芸 技術 保存 協会 など に 納め られ 、 いくばく か は 奈良 晒 、 近江 上布 の ため に 出荷 さ れ 使わ れ て いる 。 長野 県 、 鬼無里 で は 、 従来 、 畳 糸 として の 麻 が 生産 さ れ て おり 、 2008 年 に は 栽培 から 製造 まで を 地元 で 復元 できる よう に と 、 復元 教室 が 開催 さ れ 、 製造 さ れ た 糸 は 柔道 の 講道館 の 畳 を 再現 し たい 畳 職人 に 提供 さ れる 予定 だ と さ れ た 。  画家 出身 の 吉田 真一郎 が 大 麻布 の 収集 や 研究 に 取り組み 、 2014 年 に エイベックス・グループ など と 協力 し て 大 麻布 製品 の ブランド 「 麻世 妙 ( majotae )」 を 立ち 上げ た 。 国 の 認可 を 受け て 栽培 し た 大麻 から の 国産 繊維 の 製造 も 進め て いる 。  大麻 は 生育 が 速く 収量 が 多い こと から 農業 振興 の ため 活用 を 模索 する 地域 も あり 、 北海道 で は 北海道 産業 用 大麻 協会 （ 旭川 市 ） が 設立 さ れ た ほか 、 道庁 や 道 立 研究 機関 、 道 議会 が 原料 として の 利用 を 検討 ・ 研究 し て いる 。 道 産業 用 大麻 協会 に よる と 、 ロープ や 紙 、 住宅 建材 など 2 万 5000 種類 の 工業 製品 の 原料 に なる と いう 。 一方 で 産業 利用 へ の 反対 ・ 慎重 論 も 多く 、 鳥取 県 の 平井 伸治 知事 は 産業 用 を 含め た 栽培 を 全面 禁止 する 薬物 乱用 防止 条例 改正 を 進める 意向 を 2016 年 10 月 に 表明 し た 。 三重 県 で は 、 皇 學 館 大学 と 三重 県 神社 庁 が 神事 に 用いる 麻 の 栽培 を 申請 し た 。 2018 年 に 許可 を 認める 方向 性 が 示さ れ た 。  室町 時代 に 越後 （ 新潟 ） に 越後 青 苧 座 （ あ おそ ざ ） が 組織 さ れ 青 苧 の 販売 が 独占 さ れ 、 後に 会津 （ 福島 ） で の 生産 が 盛ん に なり 、 東北 地方 は 苧麻 の 生産 が 盛ん と なっ た 。 江戸 時代 に は 、 羽 州 （ 現 ・ 山形 、 秋田 ） の 苧麻 の 米沢 苧 が 上質 と さ れ 、 奈良 晒 、 越後 縮 に 使わ れ た 。  現代 において 、 日本 で 最高 品質 の 苧麻 は 、 福島 県 の 昭和 村 にて 栽培 さ れ 、 から むし 織 が 製造 さ れ て いる 。  刈り取ら れ た 麻 は 、 その 午後 に は 麻 釜 に 2 - 3 分 浸し 湯 かけ を する 。 それから 屋内 で 3 - 4 日 干し て 乾燥 さ れる 。  皮 を はぎ 繊維 と 芯 を 分ける が 、 芯 は 麻幹 （ お がら ） と なる 。 麻 の 繊維 を 皮 ひき 機 で ひく 。 精 麻 と なる が 、 新聞 の 文字 が 透け て 見える くらい の 薄 さ の もの が 上質 で ある 。 精 麻 を さらに 細く 裂い て 紡ぐ と 麻 の 糸 と なる 。ラモン の 木 （ ） または ブレッド・ナット の 木 （ ） 、 すなわち   " Brosimum   alicastrum "   は 、 中央 アメリカ 原産 の 木本 。  栄養 価 の 高い 種子 を 食用 に する ため に 、 中米 で 住居 の 周囲 に 植え られ た 。 マヤ 文明 で 重要 な 食糧 で あっ た 。 近年 で は 救荒 食物 と さ れる のみ だっ た が 、 最近 その 生産 性 が 再 評価 さ れ て いる 。 クワ 科 に 属す 常緑 高木 。  マヤ 人 が 使用 し た チュルトゥン と 呼ば れる 地下 貯蔵庫 で 実験 し た ところ 、 とうもろこし が 3 ヶ月 で だめ に なる の に対し 、 ラモン の 実は 1 年 6 ヶ月 貯蔵 でき た という 報告 が ある 。 ラモン の 木 は 、 一度 植えれ ば 100 年 近く 育ち 、 雨量 の 少ない 年 で も 実 が なり 、 1 エーカー （ 約 1200 坪 、 約 4000 m ） あたり 1000 ポンド （ 約 450 kg ） 近い 収量 が ある と 報告 さ れ て いる 。 種子 は 粉 に し て 、 薄い パンケーキ 状 に し て 焼く トルティーヤ に し て 食用 に 供 し た と 考え られ て いる 。  焼畑 （ ミルパ ） 農法 は 、 1 年 の うち 6 ヶ月 の 労働 が 必要 で あっ た が 、 ラモン の 木の実 は 、 住居 の 周り に 植え られ て いる うえ に 、 女性 や 子ども でも 簡単 に 収穫 でき た ので 、 先 古典 期 に 比べ て 同じ 量 の 食糧 を 確保 する の に 要する 労働 力 を 格段 に 減らす こと が でき た 。蘚類 （ せん るい   mosses   ） と は 、 コケ 植物 の 一 群 で 、 スギゴケ 、 ミズゴケ など を 含む 。 茎 と 葉 から なる 茎葉 体 の 体制 を もち 、 寿命 の 長い 胞子 体 を もつ 。 一般 に 、 苔 類 や ツノゴケ 類 と は 異なり 、 葉 に 中 肋 （ ち ゅうろく   " costa "） と よば れる 主脈 状 の 細胞 群 が ある 。  世界中 に 分布 し 、 約 1 万 種 が ある 。 日本 に は 61 科 、 約 1000 種 が 記録 さ れ て いる 。  蘚類 は 、 コケ 植物 の 中 で もっとも 種 数 が 多い 。 その 形 も 生活 も 多様 で ある 。  植物 体 は 数 cm に 満た ない もの が 多い が 、 大きい もの で は 立ち上がっ て 高 さ 30 cm に 達する もの が あり 、 這う もの や 樹 枝 から 垂れ下がる もの で は 、 もっと 大きい もの も ある 。 小さい もの は 1 mm に 満た ない もの も ある 。  植物 体 は 双 子葉 植物 の 茎 と 葉 の よう な 姿 の 、 いわゆる 茎葉 体 （ けい よう たい ） で ある 。 スギゴケ の よう に 、 あまり 枝分かれ せ ず に 直立 する もの や 、 ハイゴケ の よう に 枝分かれ し ながら 横 に 這う もの 、 ごく 茎 が 短く て ロゼット 状 （ タンポポ の 葉 の よう な 感じ ） に なる もの など 、 さまざま で ある 。 多く の 場合 、 群生 し て 集団 を 作る 。 葉 や 茎 など は 、 維管束 植物 の それ に 似 て は いる が 、 はるか に 簡単 で ある 。 しかし 、 それ に 対応 し た 仕組み は 備え て いる 。  葉 は 薄く て 楕円 形 の 、 双 子葉 植物 の それ に 近い 形 で ある が 、 葉柄 に 当たる 部分 を 持つ もの は 少なく 、 茎 を 抱く 形 の 場合 が 多い 。 葉 の 細胞 は ほぼ 1 層 に 並ん で いる 。 中央 に 葉脈 の 主脈 の よう な 筋 が 入る 場合 が 多く 、 これ を 中 肋 （ ち ゅうろく ） と いう 。 この 部分 に は 、 水 を 通す 細胞 も 分化 し て いる 。 葉脈 の よう に 枝分かれ する こと は ない 。 なお 、 セン 類 の 葉 は 、 大きく 裂け た 形 に なる こと は ほとんど ない 。 この 点 、 苔 類 の 多く が 、 大きく 裂け て 背面 側 と 腹 面 側 の 分化 が 見 られる 葉 を 持っ て いる 事 から 、 よい 区別 点 と なる 。 また 、 苔 類 の 葉 に は 中 肋 が ない 。  茎 に は 表面 に 表層 、 中心 に 中心 束 が 分化 し 、 中心 束 は 水 の 輸送 を 担っ て いる と 考え られる 。 分類 群 によって は この間 に レプトイド と 呼ば れる 部分 が 分化 し 、 これ は 有機物 の 輸送 を 行っ て いる と さ れる 。 茎 の 地下 部 から は 糸状 の 毛根 の よう な もの が 出 て いる 。 これ を 仮 根 （ かこ ん ） と いい 、 1 列 の 細胞 から なっ て いる 。  植物 体 の 先端 など から 胞子 のう を 形成 する 。 コケ 植物 の 胞子 のう は さく と 呼ば れる 。 苞 葉 の 間 から 伸び 出し た 胞子 のう 柄 （ さく 柄 ） の 先 に 、 膨らん だ 胞子 のう （ さく ） が 形成 さ れ 、 その 内部 に 胞子 が 作ら れる 。 さく は クロゴケ 類 の よう に 4 つ の 裂け目 を 生ずる など の よう に し て 胞子 を 散布 する もの も ある が 、 多く の 種 で は 、 先端 部 に 口 が 開く よう に なっ て いる 。 先端 部 は 蓋 の よう に 外れ 、 外れる と 丸い 口 が 開き 、 胞子 が 放出 さ れる 。 口 の 周囲 に は さく 歯 と よば れる 三角形 の 突起 が ずらりと 取り囲ん で いる 。 さく 歯 は 湿度 の 変化 によって 開い たり 閉じ たり する 運動 を 行う 。 この 動き は 胞子 の 散布 に 役だっ て いる と 思わ れる 。 さく の 蓋 の 上 に は 帽 と よば れる 膜 状 の 構造 が かぶさっ て いる 。  コケ 植物 一般 と 同様 に 、 主たる 植物 体 は 配偶 体 で あり 、 造 卵 器 と 造 精 器 を 植物 体 上 に 作る 。 造 卵 器 で 受精 が 起きる と 、 受精卵 は 発芽 し て 胞子 体 と なる 。 つまり さく （ 胞子 のう ） が 胞子 体 に 当たる 訳 で ある 。 ただし 、 その 先端 の 帽 は 配偶 体 に 由来 する もの で ある 。 セン 類 の 場合 、 さく が 丈夫 で 、 比較的 長期 にわたって 維持 さ れる 。 初期 に は 葉 緑 体 を 持つ 場合 も ある 。  さく の 内部 で は 減数 分裂 が 起き て 胞子 が 形成 さ れる 。 胞子 が 発芽 する と 、 糸状 の 原 糸 体 と なる が 、 蘚類 の 原 糸 体 は 他 の グループ より 発達 が よい と さ れる 。 糸状 で 分 枝 を し ながら 地表 を 這い 、 葉 緑 体 を 持っ て いる ので 光合成 が できる 。 一部 の 種 で は 植物 体 本体 の 葉 が 退化 し 、 一生 を 原 糸 体 に 頼っ て 生活 する 。 なお 、 一部 の 種 で は 原 糸 体 が 葉状 や 塊状 に なる 。  基本 的 に は 陸上 生活 で ある 。 水際 に 生活 する もの の 中 に は 、 水中 で も 生育 する もの も あり 、 主として 水中 に 見 られる もの も ある が 、 種 数 は 少ない 。 集団 が 波 に ゆら れ ながら 球形 に 成長 する マリゴケ という もの が 知ら れ て いる 。  湿っ た 環境 を 好む 種 が 多く 、 温暖 で 湿潤 な 地域 に 多く の 種 を 産 する 。 乾燥 し た 環境 に も 、 数 は 少ない が 、 適応 し た 種 は ある 。 特に 常時 霧 が かかる 森林 で は 地上 や 樹 上 に 多量 の コケ が 生育 し 、 蘚苔 林 と 呼ば れる 場合 が ある 。 その よう な 森林 で は 、 樹皮 に は 一 面 に コケ が 生え 、 枝 から も 垂れ下がっ て 独特 の 景観 を 呈する 。  森林 に 生活 する 種 が 多い が 、 岩場 や 渓流 、 滝 の 周辺 など に も 多く の 種 が 見 られる 。 畑地 や 水田 に も それぞれ に 独特 の もの が 見 られる し 、 市街地 で も いくつ か の 種 が 生育 し て いる 。 生育 する 基質 として は 、 土 、 腐植 土 に 生える もの 、 岩 の 上 に 生える もの 、 樹皮 上 に 生育 する もの 、 樹 枝 から 垂れ下がる もの など が ある 。  植物 の 分類 で は 近年 、 DNA 解析 など から 系統 を 導き出す 分子 系統 学 の 手法 が 登場 し 、 コケ 植物 の 分類 も 従来 の もの から その 枠組み が 変わっ て き て いる 。 それ まで は 、 コケ 植物 門 として ひとつ に まとめ られ て い た が 、 これ が 側 系統 群 で ある こと が 明確 に なっ て き た こと から 、 その 下位 の 各 単 系統 群 で ある 3 群 を 門 へ と 昇格 さ せる 分類 体系 が 提唱 さ れ て き て いる 。 下記 に 、 系統 分類 と 伝統 的 分類 の 両方 を 掲載 する 。  マゴケ 植物 門   Bryophyta   -   蘚類  伝統 的 分類 で は 、 蘚類 の 分類 階級 は 綱 で ある が 、 その 下位 分類 は 大きく 4 つ の 亜 綱 に 分かれる 。 大 多数 の もの が マゴケ 亜 綱 に 含ま れる 。 所属 する 科 の 数 も 多い ので 、 代表 のみ を 示す 。クルミ （ 胡桃 、 山 胡桃 、 、 、 学名 ：" Juglans "） は 、 クルミ 科 クルミ 属 の 落葉 高木 の 総称 。 また 、 その 核果 の 種子 （ 仁 ） を 加工 し た ナッツ 。 仏語 で は ノア   ()   。 木材 として は ウォール ナット 。  原産地 は ヨーロッパ 南西 部 から アジア 西部 と さ れ 、 北半球 の 温帯 地域 に 広く 分布 する 。 樹 高 は 8 メートル から 20 メートル に 及ぶ 。 日本 に 自生 し て いる 胡桃 の 大半 は オニグルミ と いい 、 核 は ゴツゴツ として 非常 に 硬く 、 種子 （ 仁 ） が 取り出し にくい 。 なお 、 クルミ として 利用 さ れる の は クルミ 属 の 植物 の 一部 に すぎ ない 。  木材 として は 、 日本 国内 で も 「 ウォール ナット 」 という 名称 で 扱わ れる 。 北 アメリカ や カナダ で 産出 さ れ て おり 、 チーク や マホガニー と共に 世界 三 大 銘木 の 一つ に 数え られる 。 1660 年 から 1720 年 にかけ 、 ヨーロッパ 市場 で は イギリス デザイン や ウォール ナット 種 の 製品 が 大きな 人気 を 博し 、 ヨーロッパ 家具 の 歴史 で は 「 ウォール ナット の 時代 」 と 呼ば れる ほど 持て囃さ れ た 。  木質 は 重 硬 で 衝撃 に 強く 、 強度 と 粘り が あり 、 狂い が 少なく 加工 性 や 着色 性 も 良い という 特性 を 持つ 。 落ち着い た 色合い と 重厚 な 木目 から 、 高級 家具 材 や 工芸 材 に 用い られ て き た 。 アメリカ合衆国 大統領 の 指揮 台 や アメリカ合衆国 最高 裁判所 の ベンチ に 使用 さ れる ほか 、 耐衝撃 性 の 強 さ を 生かし て ライフル の 銃床 に も 使用 さ れる 。 また 、 チップ は 薫製 づくり の 際 の スモークチップ として も 用い られる 。  以上 よう な 需要 の 高 さ から 持続 的 な 伐採 が 行わ れ た 結果 、 資源 が 枯渇 ぎみ で あり 、 現代 で は クルミ 材 は 高級 木材 と なっ て いる 。  仙台 など で 「 くるみ 餅 」 （ クルミ ゆ べし ） と 言え ば くるみ 餡 で 和え た 餅 を 指す 。 堺 など で 「 くるみ 餅 」 と 言え ば 大豆 餡 、 または 、 枝豆 餡 で 包ん だ 餅 や 白玉 を 指し 、 植物 の クルミ で は なく 、 餡 で 包む （ くるむ ） こと が 語源 で ある 。翼 細胞 （ よく さい ぼう 、 英語 ： alar   cell ） と は 、 コケ 植物 の 葉 の 基部 に ある 細胞 群 。 分類 群 によって 特徴 的 で ある こと が 多く 、 分類 の 際 に 用い られる 場合 が ある 。 蘚類 で は 分類 の 際 とくに 重要 と さ れる 。千 粒 重 （ せんりゅう じゅう 、 ） と は 、 農学 、 農業 、 あるいは 流通 において 、 子 実 を 用いる 農産物 など の 品質 を 決める 指標 の 一つ で 、 文字通り 、 子 実 千 粒 の 重量 を 示し た もの 。 通常 グラム 表記 に する 。  米 の 場合 、 不完全 粒 を 除い た 完全 粒 の 精 玄米 の 状態 で 測定 する 。  千 粒 重 は 日本 米 の 場合 、 20   -   25 グラム の 範囲 に なり 、 品種 により 異なる 。 例えば 、  と なる 。 千 粒 重 は 条件 により 1   -   2 グラム の 増減 が ある 。国花 （ こっ か 、 ） と は 、 その 国民 に 最も 愛好 さ れ 、 その 国 の 象徴 と さ れる 花 で ある 。  国 の 象徴 と さ れる Floral   emblem は 、 必ずしも 花 と は 限ら ず 、 農作物 、 樹木 や 草 、 隠花植物 が 指定 さ れる こと も ある 。 ただし 国 によって は 国 樹 や 国 果 として それら を 制定 し 、 国花 は また 別 、 あるいは 指定 し ない といった 対処 を し て いる ところ も ある 。 一般 に ヨーロッパ で は 花卉 が 多い が 、 ヨーロッパ 以外 で は 花卉 が 指定 さ れる こと は 少ない 。 また その 国 の 原産 で あっ たり その 国 に 広く 見 られる もの と も 限ら ない ( むしろ 外来 種 が 指定 さ れる こと が 多い )。 指定 範囲 も 単一 種 を 指定 する 場合 も あれ ば 、 複数 種 を 指定 する こと も ある 。 園芸 植物 の 場合 は 細かく 花 の 色 まで 特定 し たり 、 それ と は 逆 に 大まか に 属 科 レベル で 指定 する 場合 も ある 。 中 に は アイルランド の シャム ロック の よう に 、 特定 種 で は なく 表象 的 な 外見 の 形状 ( 三 分岐 の 掌 状 複葉 、 いわゆる 三つ葉 の クローバー 型 の 葉 を 有する ) で 指定 する 場合 も ある 。  国花 の 選定 方法 は 各国 により 異なり 、 法律 や 議会 の 議決 、 勅 令 や 政令 で 定め られ たり 国民 投票 で 決定 し た もの 、 故事 や 伝説 に ちなん だ もの 、 長年 の 慣習 による もの 、 王室 の 象徴 として 用い られ て い た もの など が ある 。 最後 の ケース で は イギリス の バラ ( テューダー・ローズ )、 フランス の アイリス ( フルール・ド・リス ) と 云っ た 、 王室 が エンブレム として 選定 し て い た もの が 有名 で ある 。 現在 ある 国花 の 多く は 公的 な 手続き 、 裏付け を 欠く 慣習 上 の もの で あり 、 成文法 に 基づき 国花 を 指定 制定 する 例 は 実際 に は 少数 派 で ある 。 日本 に も 法定 の 国花 は なく 、 国民 に 広く 親しま れ て いる 桜 や 皇室 の 家紋 の モチーフ で ある 菊 が 事実 上 の 国花 として 扱わ れ て いる 。 国花 は コイン や 紙幣 、 旅券 や 切手 など の 意匠 として しばしば 使用 さ れる ため 、 濫用 を 避ける 意味 で 一部 国 の 国花 は 世界 知的 所有 権 機関 に 届け出 られ 、 管理 下 に 置か れ て いる 。  表 を 見る にあたって の 注記 について 記載 する 。カポック   ( インドネシア 語   、 英語   )   は 、 アオイ 科 （ クロンキスト 体系 や 新 エングラー 体系 で は パンヤ 科 ） セイバ 属 の 落葉 高木 。 学名   '。 パンヤ   ()、 パンヤノキ 。 カポック も パンヤ も 、 本来 は 繊維 の こと で ある 。  同 科 の 別種 キワタ   ""   と しばしば 混同 さ れ 、 インドワタノキ と 呼ば れ たり 、 攀枝花 が パンヤ と 訳さ れ たり する が 、 これら は 本来 は キワタ の こと で ある 。  アメリカ ・ アフリカ 原産 （ キワタ は アジア 原産 ） 。 アメリカ や 東南アジア など で 栽培 さ れ て いる 。  カポック の 実 から 採れる 繊維 は 、 糸 に 加工 する に は 不向き で 、 燃え やすい という 難点 が ある 一方 で 、 撥 水性 に 優れ 軽量 で ある 。 枕 など の 詰め 物 や ソフトボール の 芯 として 使わ れ て いる 他 、 第 二 次 世界 大戦 頃 まで は 救命胴衣 や 救難 用 の 浮き 輪 に も 利用 さ れ て い た 。 今 でも 、 競艇 業界 や 海上 自衛隊 で は 救命胴衣 の こと を カポック と 呼ん で いる 。  近年 、 この 繊維 が 油 を 大量 に 吸収 する こと が 発見 さ れ 、 油 吸収 材 として 使用 さ れる よう に なっ た 他 、 農薬 ・ 化学 肥料 を 使わ ず 、 また 、 樹木 を 切り倒す 必要 の 無い など の こと から 、 地球 に 優しい エコロジー 素材 として も 関心 が 高まっ て いる 。クロガネモチ （ 黒 鉄 黐 ） と は 、 モチノキ 科 モチノキ 属 の 常緑 高木 。 学名 　" Ilex   rotunda "。  高木 に 分類 さ れる ものの 、 自然 状態 で の 成長 は 普通 10 m 程度 に とどまり 、 あまり 高く なら ない 。 明るい ところ を 好む 。 葉 は 革質 で 楕円 形 やや 波打つ こと が 多く 、 深緑 色 。 表面 に つや が ある 。 若い 茎 に は 陵 が あり 、 紫 っぽく 色づく こと が 多い 。 春 4 月 に 新芽 を 吹き 、 葉 が 交替 する 。  雌雄 異 株 で 、 花 は 淡 紫色 、 5 月 から 6 月 に 咲く 。 たくさん の 果実 を 秋 に つける 。 果実 は 真っ赤 な 球形 で 、 直径 6 mm ほど 。  本州 （ 茨城 ・ 福井 以西 ） ・ 四国 ・ 九州 ・ 琉球 列島 に 産し 、 国外 で は 台湾 ・ 中国 ・ インドシナ まで 分布 する 。  低地 の 森林 に 多く 、 しばしば 海岸 林 に も 顔 を 出す 。  しばしば 庭木 として 用い られ 、 比較的 都市 環境 に も 耐える こと から 、 公園 樹 、 あるいは 街路 樹 として 植え られる 。 「 クロガネモチ 」 が 「 金持ち 」 に 通じる から 縁起 木 として 庭木 として 好ま れる 地域 も ある 。 西日本 で は 野鳥 が 種 を 運び 、 庭 等 に 野生 え する こと が ある 。  材木 は 農機具 の 柄 として も 用い られる 。キョウチクトウ （ 夾竹桃 、 学名 :   var .   ） は 、 キョウチクトウ 科 キョウチクトウ 属 の 常緑 低木 もしくは 常緑 小 高木 。 和名 は 、 葉 が タケ に 似 て いる こと 、 花 が モモ に 似 て いる こと から 。  インド 原産 。 日本 へ は 、 中国 を 経 て 江戸 時代 中期 に 伝来 し た と いう 。  葉 は 長 楕円 形 で 、 両端 が とがっ た 形 。 やや 薄く て 固い 。 葉 の 裏面 に は 細かい くぼみ が あり 、 気孔 は その 内側 に 開く 。  花 は 、 およそ 6 月 より 残暑 の 頃 で ある 9 月 まで 開花 する 。 花弁 は 基部 が 筒 状 、 その 先端 で 平ら に 開い て 五 弁 に 分かれ 、 それぞれ が やや プロペラ 状 に 曲がる 。 ピンク 、 黄色 、 白 など 多数 の 園芸 品種 が あり 、 八重咲き 種 も ある 。  日本 で は 適切 な 花粉 媒介 者 が い なかっ たり 、 挿し木 で 繁殖 し た クローン ばかり という こと も あっ て 、 受粉 に 成功 し て 果実 が 実る こと は あまり ない が 、 ごく まれ に 果実 が 実る 。 果実 は 細長い ツノ 状 で 、 熟 する と 縦 に 割れ 、 中 から は 長い 褐色 の 綿毛 を 持っ た 種子 が 出 て くる 。  有毒 な 防御 物質 を 持つ ため 、 食害 する 昆虫 は 少ない が 、 日本 で は 鮮やか な 黄色 の キョウチクトウ アブラムシ が 、 新しく 伸び た 枝 に 寄生 し 、 また 、 新芽 や つぼみ を シロマダラノメイガ の 幼虫 が 、 糸 で 綴っ て 内部 を 食べる 。 九州 の 一部 や 南西諸島 で は 、 キョウチクトウ スズメ （ スズ メガ 科 ） の 幼虫 が 、 葉 を 食べ て 育つ 。  キョウチクトウ は 優れ た 園芸 植物 で は ある が 、 強い 経口 毒性 が あり 、 野外 活動 の 際 に 調理 に 用い たり 、 家畜 が 食べ たり し ない よう 注意 が 必要 で ある 。 花 、 葉 、 枝 、 根 、 果実 すべて の 部分 と 、 周辺 の 土壌 に も 毒性 が ある 。 生木 を 燃し た 煙 も 毒 。 腐葉土 に し て も 1 年間 は 毒性 が 残る ため 、 腐葉土 に する 際 に も 注意 を 要する 。  中毒 症状 は 、 嘔気 ・ 嘔吐 ( 100 %)、 四肢 脱力 ( 84 %)、 倦怠 感 ( 83 %)、 下痢 ( 77 %)、 非 回転 性 めまい ( 66 %)、 腹痛 ( 57 %) など で ある 。   治療 法 は ジギタリス 中毒 と 同様 で ある 。  乾燥 や 大気 汚染 に 強い ため 、 街路 樹 など に 利用 さ れる 。 神奈川 県 川崎 市 で は 、 長年 の 公害 で 他 の 樹木 が 衰え たり 枯死 し たり する 中 で 、 キョウチクトウ だけ は よく 耐え て 生育 し た ため 、 現在 に 至る まで 、 同市 の 緑化 樹 として 広く 植 栽 さ れ て いる 。 高速 道路 沿い に も よく 見 られる 。 さらに 、 広島 市 は かつて 原爆 で 75 年間 草木 も 生え ない と いわ れ た が 、 被 爆焼土 に いち早く 咲い た 花 として 原爆 から の 復興 の シンボル と なり 広島 市 の 花 に 指定 さ れ た 。  キョウチクトウ に は 、 オレアンドリン など 様々 な 強心 配 糖 体 が 含ま れ て おり 、 強心 作用 が ある 。 ほか に 利尿 作用 も ある 。 しかし 、 同種 は 非常 に 毒性 が 強い ため 、 素人 は 処方 す べき で ない 。  オレアンドリン （ 、 CHO ） は 、 キョウチクトウ に 含ま れる 強心 配 糖 体 で 、 分子 量 576 . 73 、 融点 250 ℃、 CAS 登録 番号 は 465 - 16 - 7 で ある 。 ジギタリス に 類似 の 作用 を 持つ 。  ヒト の 場合 、 オレアンドリン の 致死 量 は 0 . 30 mg / kg で 、 青酸カリ を も 上回る 。  この ほか 、 長崎 県 佐世保 市 で も 市 の 花 に 指定 さ れ て い た が 、 毒性 を 理由 として 指定 を 取り消さ れ て いる 。  日本 に は 同属 は 分布 し て い ない 。 琉球 諸島 に は 別 属 の ミフクラギ （ 別名 オキナワキョウチクトウ 、 ） が 分布 する 。 花 は 白く て 、 やや キョウチクトウ に 似 て いる が 、 多 肉質 の 葉 や 大きな 実 を つける ので 、 印象 は かなり 異なる 。  キョウチクトウ 属 （ キョウチクトウ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 キョウチクトウ 科 の 属 の 一つ 。紅葉 （ こうよう ） 、 もみじ （ 紅葉 、 黄葉 ） と は 、 主 に 落葉 広葉樹 が 落葉 の 前 に 葉 の 色 が 変わる 現象 の こと 。 ただし 、 読ん で 字 の 如く 、 葉 の 色 が 赤 変 する こと だけ を 紅葉 （ こうよう ） と 呼ぶ 場合 も ある 。  一般 に 落葉樹 の もの が 有名 で あり 、 秋 に 一斉 に 紅葉 する 様 は 観光 の 対象 とも さ れる 。 カエデ 科 の 数 種 を 特に モミジ と 呼ぶ こと が 多い が 、 実際 に 紅葉 が 鮮やか な 木 の 代表 種 で ある 。 狭義 に は 、 赤色 に 変わる の を 「 紅葉 （ こうよう ） 」 、 黄色 に 変わる の を 「 黄葉 （ こうよう 、 おうよう ） 」 、 褐色 に 変わる の を 「 褐葉 （ かつ よう ） 」 と 呼ぶ が 、 これら を 厳密 に 区別 する の が 困難 な 場合 も 多く 、 いずれ も 「 紅葉 」 として 扱わ れる こと が 多い 。 また 、 同じ 種類 の 木 で も 、 生育 条件 や 個体 差 によって 、 赤く なっ たり 黄色く なっ たり する こと が ある 。 葉 が 何 の ため に 色づく の か について は 、 植物 学的 に は 葉 の 老化 反応 の 一部 と 考え られ て いる 。  なお 、 常緑樹 も 紅葉 する もの が ある が 、 緑 の 葉 と 一緒 の 時期 で あっ たり 、 時期 が そろわ なかっ たり する ため 、 目立た ない 。 ホルトノキ は 、 常に 少数 の 葉 が 赤く 色づく の が 見分け の 目安 に なっ て いる 。 また 、 秋 に なる と 草 や 低 木の葉 も 紅葉 し 、 それら を 総称 し て 「 草 紅葉 （ くさ もみじ ） 」 という こと が ある 。  日本 における 紅葉 は 、 9 月頃 から 北海道 の 大 雪山 を 手始め に 始まり 、 徐々に 南下 する 。 紅葉 の 見頃 の 推移 を 桜 前線 と 対比 し て 「 紅葉 前線 」 と 呼ぶ 。 紅葉 が 始まっ て から 完了 する まで は 約 1 か月 かかる 。 見頃 は 開始 後 20 〜 25 日 程度 で 、 時期 は 北海道 と 東北 地方 が 10 月 、 関東 から 九州 で は 11 月 から 12 月 初め 頃 まで 。 ただし 、 山間 部 や 内陸 で は 朝晩 の 冷え込み が 起こり やすい ため に 、 通常 これ より 早い 。  普段 、 葉 が 緑色 に 見える の は クロロフィル が 含ま れる から で ある 。 秋 に なり 日照 時間 が 短く なる と クロロフィル が 分解 さ れる 。 これ は 植物 学的 に は 葉 の 老化 反応 と 考え られ て いる 。 夏 の 間 、 葉 で は クロロフィル が 光 を 吸収 し て 活発 に 光合成 が 行わ れる 。 落葉樹 の 葉 で は 、 気象 条件 が 光合成 に 適さ ない 冬 を 迎える 前 に 老化 反応 が 起こる 。 この 過程 で は 光合成 の 装置 など が 分解 さ れ て 、 葉 に 蓄え られ た 栄養 が 幹 へ と 回収 さ れる 。 翌年 の 春 に この 栄養 は 再 利用 さ れる 。 栄養 が 十分 に 回収 さ れ た 葉 で は 、 植物 ホルモン の １つ エチレン の 働き によって 葉柄 の 付け根 に 離 層 が でき 、 枝 から 切り離さ れる 。 これ によって 、 無駄 な 水分 や エネルギー が 冬 の 間 に 消費 さ れる の を 防ぐ こと が できる 。 植物 の 葉 は 「 カロテノイド 」 色素 など を 使っ て 光 の 害 から 自分 自身 を 守る 仕組み を 備え て いる が 、 葉 の 老化 過程 で は カロテノイド を 含む 様々 な 分子 が 分解 さ れる ため 、 この 過程 を 進める 間 も 光 による 害 から 葉 を 守る 必要 が ある 。 「 葉柄 の 付け根 に 離 層 が でき 、 葉 で 作ら れ た 糖類 や アミノ酸 類 が 葉 に 蓄積 し 、 その 糖 から 新た な 色素 が 作ら れる 」 と する 俗説 は 誤り で ある 。  紅葉 、 黄葉 、 褐葉 の 違い は 、 植物 によって それぞれ の 色素 を 作り出す 能力 の 違い と 、 気温 、 水 湿 、 紫外線 など の 自然 条件 の 作用 による 酵素 作用 発現 の 違い が 、 複雑 に からみあっ て 起こる 現象 と さ れる 。  葉 の 赤色 は 色素 「 アントシアン 」 に 由来 する 。 アントシアン は 春 から 夏 にかけて の 葉 に は 存在 せ ず 、 老化 の 過程 で 新た に 作ら れる 。 アントシアニン は 光 の 害 から 植物 の 体 を 守る 働き を 持っ て いる ため 、 老化 の 過程 に ある 葉 で クロロフィル や カロテノイド を 分解 する 際 に 、 葉 を 守る ため に 働く と 考え られ て いる 。  葉 の 黄色 は 色素 「 カロテノイド 」 に よる 。 カロテノイド 色素 系 の キサントフィル 類 は 若葉 の 頃 から 葉 に 含ま れる が 、 春 から 夏 にかけて は 葉緑素 の 影響 により 視認 は でき ない 。 秋 に 葉 の クロロフィル が 分解 する こと により 、 目 に つく よう に なる 。 カロテノイド 色素 も 光 による 害 から 植物 を 守る ため に 機能 し て いる 。  紅葉 の 至近 要因 について は 知ら れ て いる が 、 そもそも なぜ 紅葉 が ある の か 、 紅葉 の 進化 的 要因 、 進化 的 機能 について は 長らく 研究 対象 と なっ て こ なかっ た 。 1999 年 （ 平成 11 年 ） に 北半球 の 262 の 紅葉 植物 と それ に 寄生 する アブラムシ 類 の 関係 が 調べ られ 、 紅葉 色 が 鮮やか で ある ほど アブラムシ の 寄生 が 少ない こと が 発見 さ れ た 。 紅葉 の 原因 と なる アントシアン や カロテノイド は それ を 合成 する のに 大きな コスト が 掛かる が 、 直接 害虫 へ の 耐性 を 高める わけ で は ない 。 また アブラムシ は 樹木 の 選り好み が 強く 、 一部 の 種 は 色 の 好み も ある と わかっ て いる 。 その ため 、 紅葉 は 自分 の 免疫 力 を 誇示 する ハンディキャップ 信号 として 進化 し た 、 つまり 「 十分 な アントシアン や カロテノイド を 合成 できる 自分 は 耐性 が 強い の だ から 寄生 し て も 成功 でき ない ぞ 」 と 呼びかけ て いる と みなせる 。 アブラムシ 以外 の 寄生 者 に対する ハンディキャップ 効果 は まだ 調べ られ て い ない 。 紅葉 の 進化 的 機能 について は まだ 議論 が 続い て いる 。  もみじ （ 旧 仮名遣い 、 もみ ぢ ） は 、 上代 語 の 「 紅葉 ・ 黄葉 する 」 という 意味 の 「 もみ つ （ ち ） 」 （ 自動詞 ・ 四 段 活用 ） が 、 平安 時代 以降 濁音 化 し 上 二 段 活用 に 転じ て 「 もみ づ （ ず ） 」 と なり 、 現代 は その 「 もみ づ （ ず ） 」 の 連用形 で ある 「 もみ ぢ （ じ ） 」 が 定着 と なっ た 言葉 で ある 。  秋口 の 霜 や 時雨 の 冷た さ に 揉み 出さ れる よう に し て 色づく ため 、 「 揉み 出る もの 」 の 意味 （ 「 揉み 出 づ 」 の 転訛 「 もみ づ 」 の 名詞 形 ） で ある という 解釈 も ある 。  日本 で は 、 紅葉 の 季節 に なる と 紅葉 を 見物 する 行楽 、 紅葉狩り に 出かける 人 が 多い 。 紅葉 の 名所 と 言わ れる 箇所 は （ 全国 的 に は 奥 入 瀬 （ 青森 県 ） や 日光 （ 栃木 県 ） 、 京都 の 社寺 など が 有名 ） は 行楽 客 で あふれる 。 紅葉 を めでる 習慣 は 平安 の 頃 の 風流 から 始まっ た と さ れ 、 特に 京都 市内 で は 多く の 落葉樹 が 植樹 さ れ て いる 。 また 、 「 草 紅葉 」 の 名所 として は 四万十川 や 尾瀬 、 秋吉台 等 が ある 。 なお 、 この 場合 の 「 狩り 」 という の は 「 草花 を 眺める こと 」 の 意味 を さし 、 平安 時代 に は 実際 に 紅葉 し た 木 の 枝 を 手折り （ 狩り ） 、 手のひら に のせ て 鑑賞 する 、 という 鑑賞 方法 が あっ た 。  日本 において 、 古来 より 紅葉 は 和歌 を はじめ 、 様々 な 芸術 の 題材 と なっ て いる 。 関連 項目 の 項 を 参照 。  大阪 府 箕面 市 で は 、 「 もみじ の 天ぷら 」 が お菓子 として 定着 し て いる 。  紅葉 や 黄葉 が 色づき 始める のに 、 日 最低 気温 8 ℃ 以下 （ 広葉樹 ） が 必要 。 さらに 5 ℃ 以下 に なる と 一気に 進む と さ れる 。 美しい 紅葉 の 条件 に は 「 昼夜 の 気温 の 差 が 大きい 」 「 平地 より 斜面 」 「 空気 が 汚れ て い ない 」 「 適度 な 水分 」 など 光合成 が 行い やすい 条件 が 必要 で ある 。 紅葉 の 名所 に は 上記 の 条件 を よく 満たす 高原 、 渓谷 、 標高 が 高い 湖沼 ・ 滝 周辺 に み られる 。 また 、 広い 敷地 ・ 整備 さ れ た 庭 が ある 寺社 や 公園 に も 名所 が み られる 。  社団 法人 日本 観光 協会 は 、 約 500 か所 の 紅葉 スポット を 紹介 し て いる 。 これ を 基 に し た 日本 紅葉 の 名所 100 選 が ある 。アサガオ （ 朝顔 、 学名 :   、 ） は 、 ヒルガオ 科 サツマイモ 属 の 一 年 性 植物 。 日本 で 最も 発達 し た 園芸 植物 。 古典 園芸 植物 の ひとつ で も ある 。 中国 語 で 牽牛 。 日本 で は 「 蕣 」 の 漢字 も 当て られる 。  つる 性 。  葉 は 広三 尖 形 で 細 毛 を 有する 。  花 は 大きく 開い た 円錐 形 で 、 真夏 に 開花 する 。 1 つ の 花 は ， 外側 から がく 5 、 花弁 5 、 おし べ 5 、 めし べ 1 を 有する 。 5 枚 の 漏斗 状 の 花弁 は 融合 し 、 漏斗 状 に なっ て いる 。 それぞれ の 花弁 の 中央 に 、 放射状 の 中 肋 （ アサガオ で は 特に 「 曜 」 と 呼ば れる ） が 走っ て いる 。 子房 は 3 つ の 子房 室 から なり 、 各 子房 室 に は 2 つ の 胚珠 が つくら れる 。 　  原産地  自生 種 が 存在 する こと から 、  の どちら か が 原産地 で ある と する 説 が 有力 で あっ た 。 しかし 近年 に なっ て 、 熱帯 アメリカ大陸 が 原産地 で ある と する 説 が 出さ れ て いる 。  　 日本 へ の 到来 は 、 奈良 時代 末期 に 遣唐使 が その 種子 を 薬 として 持ち帰っ た もの が 初め と さ れる 。 アサガオ の 種 の 芽 に なる 部分 に は 下剤 の 作用 が ある 成分 が たくさん 含ま れ て おり 、 漢 名 で は 「 牽牛 子 （ け にごし 、 けんご し ） 」 と 呼ば れ 、 奈良 時代 、 平安 時代 に は 薬用 植物 として 扱わ れ て い た 。 和漢 三 才 図会 に は 4 品種 が 紹介 さ れ て いる 。  　 なお 、 遣唐使 が 初めて その 種 を 持ち帰っ た の は 、 奈良 時代 末期 で は なく 、 平安 時代 で ある と する 説 も ある 。 この 場合 、 古く 万葉集 など で 「 朝顔 」 と 呼ば れ て いる もの は 、 本 種 で なく 、 キキョウ あるいは ムクゲ を 指し て いる と さ れる 。  　 種子 は 「 牽牛 子 」 （ け にごし 、 けんご し ） と 呼ば れる 生薬 として 用い られ 、 日本 薬局方 に も 収録 さ れ て いる 。 中国 の 古 医書 『 名医 別 録 』 で は 、 牛 を 牽い て 行き 交換 の 謝礼 し た こと が 名前 の 由来 と さ れ て いる 。  粉末 に し て 下剤 や 利尿 剤 として 薬用 に する 。 煎 液 に し て も 効か ない 。 種子 は 煮 て も 焼い て も 炒っ て も 効能 が ある もの の 毒性 が 強く 、 素人 判断 による 服用 は 薦め られ ない 。  　 世界 的 に 見 て も 、 これ ほど 形態 が 多種 多様 に 変化 し た 園芸 植物 は 他 に ない 。 ほとんど の 変異 は 江戸 時代 に 生まれ た もの で ある 。 変異 の 著しい もの に は 種子 を 作る 事 が でき ない もの も ある 。  この 変異 が 著しい ため に 、 種子 が でき ない 、 または 非常 に 結実 し にくい もの は 「 出物 （ でも の ） 」 と 呼ば れる 。 不 稔 で ある 出物 の 系統 を 維持 する ため に は 、 変化 が 発現 し なかっ た 株 （ 「 親木 （ お やぎ ） 」 と 呼ば れる ） により 遺伝 的 に 伝え て 行く しか ない 。 したがって たくさん の 種 を まき 、 小苗 の 内 に 葉 の 特徴 から 変化 を 有し て いる 株 は 出物 として 鑑賞 用 に 育成 し 、 残り の 株 の 中 から 出物 の 変異 を 隠し持っ て いる 親木 を 鑑別 し 、 こちら は 出物 の 採種 用 として 育成 する こと に なる 。 その ため 江戸 時代 の 人々 は 経験 的 に メンデル の 法則 を 知っ て い た と も 言わ れる 。  　 20 世紀 に 入り 、 多様 な 遺伝子 変異 を 持つ アサガオ は 日本 の 遺伝 学 者 により 遺伝 学 の 研究 対象 と なっ た 。 現在 も 遺伝 学 および 生理学 の 研究 材料 として 用い られ て いる 。  　 江戸 時代 の 2 度 の 朝顔 ブーム を 機 に 品種 改良 が 大きく 進ん で 観賞 用 植物 と なり 、 木版 の 図譜 類 も 多数 出版 さ れ た 。 この 時代 に は 八重咲き や 花弁 が 細かく 切れ たり 、 反り返っ たり し て 本来 の 花 型 から 様々 に 変化 し た もの が 生まれ た 。 これら の 朝顔 を 現代 で は 「 変化 朝顔 」 と 呼ぶ 。 変化 朝顔 は 江戸 、 上方 を 問わ ず 大きく 流行 し 、 特に 珍しく 美しい もの は 、 オモト や 菊 など と 同様 、 非常 に 高値 で 取り引き さ れ た 。 「 大輪 朝顔 」 も 「 正木 （ まさき ） 」 と 呼ば れる 結実 する 変化 朝顔 の 一 種 で ある 。 江戸 時代 の 変化 朝顔 ブーム は 、 文化 ・ 文政 期 （ 1804 年 - 1830 年 ） 、 嘉 永 ・ 安政 期 （ 1848 年 - 1860 年 ） に あり 、 幕末 に は 約 1200 系統 が 作ら れ た 。 ブーム の 発端 は 、 文化 3 年 （ 1806 年 ） の 江戸 の 大火 で 下谷 に 広大 な 空き地 が でき 、 そこ に 下谷 ・ 御徒 町村 付近 の 植木 職人 が いろいろ な 珍しい 朝顔 を 咲かせ た こと に よる 。 その後 、 趣味 として だけ で なく 、 下級 武士 の 御 徒 が 内職 の ひとつ として 組 屋敷 の 庭 を 利用 し て 朝顔 栽培 を する よう に も なっ た 。  　 上記 と は 別に 、 熊本 藩 で は 武士 たち による 園芸 が 盛ん で 、 朝顔 も 花菖蒲 や 菊 、 芍薬 、 椿 、 山茶花 など と共に 愛好 さ れ て おり 、 盛ん に 育種 さ れ て 独自 の 系統 が 生まれ た 。 この 花 は 変化 朝顔 と は 違い 、 本来 の 朝顔 の 花 型 を 保ち 、 大輪 で あり 、 「 肥後 朝顔 」 と 呼ば れる 。 これ が 後世 の 大輪 朝顔 の 祖先 の 一つ に なっ た 。 これら 熊本 の 六 種類 の 園芸 植物 は 現在 「 肥後 六花 」 と 総称 さ れ 、 熊本 に 伝え られ て いる 。  明治 時代 以降 も 変化 朝顔 は 発展 し て 、 「 東京 朝顔 研究 会 」 など の 愛好 会 が 生まれ 、 もてはやさ れ た 。 この 頃 に は あまり な 多様 性 より も 花 型 の 洗練 が 追求 さ れ 、 対象 と なる 花 型 が 絞ら れ た 。 当時 の 名花 は 石版 画 や 写真 として 残さ れ て いる 。  　 やがて 花 型 の 変化 で は なく 、 花 径 の 大き さ を 追求 する 「 大輪 朝顔 」 が 発展 し 始める 。 通常 の 朝顔 の 曜 の 数 は 5 弁 で ある が 、 「 大輪 朝顔 」 で は 曜 の 数 が 6 - 9 弁 程度 に 増える 。 この 曜 の 数 を 増やす 変異 は 「 州浜 」 と 呼ば れ 、 肥後 朝顔 に も み られる 。 この 州浜 変異 を もつ 系統 を 、 他 の 系統 と 交配 する こと により 次第に 発展 し 、 「 青 蝉 葉 系 」 と 「 黄 蝉 葉 系 」 が 生まれ た 。 前者 は 成長 が 早い ため 「 行灯 （ あんど ん ） 作り 」 、 後者 は 「 盆 養 （ 切り込み ） 作り 」 「 数 咲き 作り 」 という 仕立て 方 で 咲かせる の が 本式 で ある 。 行灯 作り と は 、 支柱 三 個 に 輪 が 三 つつい て いる 支柱 、 あるいは 、 らせん 状 に まい た 針金 を 竹 に 取り付け た もの に 蔓 を 絡め て いき 仕立て を する 方法 で ある 。 切り込み 作り は 、 茎 を 切り込ん で 脇 芽 を 出し 、 背丈 の 低い 引き締め た 形 、 まるで 盆栽 の よう に 作る 方法 で ある 。 名古屋 式 が 有名 で ある が それ を 、 容易 な 栽培 方法 に し た 切り込み 作り も 良く 見 られる 。 数 咲き 作り は 同じ よう に 切り込ん で いく が 、 一 辺 に 多く の 花 を 咲かせる 仕立て 方 で 京都 式 が 有名 で ある 。  　 戦後 は 大輪 朝顔 が 主流 を 占める よう に なり 、 直径 20 cm 以上 に も なる 花 を 咲かせる こと の できる 品種 も 現れ た 。 もちろん その ため に は 高度 な 栽培 技術 が 確立 さ れ た こと も 重要 で ある 。 変化 朝顔 は 維持 が 難しい ため ごく 一部 で のみ 栽培 さ れ て いる が 、 最近 再び 注目 さ れ つつ ある 。  　 「 黃色 の 朝顔 」 と 「 黒色 の 朝顔 」 の 両者 は 「 幻 の 朝顔 」 と 呼ば れる 。 この うち 、 「 黄色 の 朝顔 」 について は 昭和 40 年代 に 再現 が 試み られ 開花 に 成功 し 、 NHK の ニュース 番組 で も 報道 さ れ た が 、 その後 は 定着 せ ず に 絶え た 模様 で ある 。 その後 、 2014 年 に サントリー グローバル イノベーション センター 、 基礎 生物 学 研究所 、 鹿児島大学 の 合同 チーム が 、 キンギョソウ から 黄色 色素 オーロン の 遺伝子 を 導入 する こと で 黄色い 朝顔 を 開花 さ せる こと に 成功 し た （ それ まで は 、 黄色 を 求める 試行 の 過程 で できあがっ た クリーム 色 の 「 右近 」 「 月 宮殿 」 が 黄色 に 近い 品種 と さ れ て い た ） 。 一方 、 「 黒色 の 朝顔 」 の 作出 も 試み られ て いる 。 現在 、 黒色 に 最も 近い と いわ れる もの として 「 黒 王 」 という 品種 が ある 。  　 おおよそ は 、 江戸 時代 に 突然変異 により 作ら れ た 品種 を ベース に 交配 を 重ね て 新しい 品種 が つくら れ て いる 。 これ を 育種 と 呼ぶ 。 　  　 近年 の 育種 の 大きい 成果 の 一つ に 曜白 （ ようじ ろ ） 朝顔 が ある 。 作出 は 静岡大学 名誉 教授 の 米田 芳秋 に よる 。 米田 は マルバアサガオ と アフリカ 系 の アサガオ を 交配 さ せ 、 日本 の 園芸 アサガオ を 掛け合わ せ た 。 その 過程 で 花弁 の 曜 の 部分 が 白く なる 系統 が 発見 さ れ 、 曜白朝 顔 作成 に 繋がっ た 。 後 に 大手 種苗 会社 から 発売 さ れ た こと により 一般 に 普及 し た 。  　 かつて は 偶然 の 突然変異 により 新種 が 作ら れ て い た 。 現代 は 主 に 交配 により 研究 者 、 種苗 会社 、 また 競技 花 として 優良 な もの を 作ろ う と し て いる 民間 栽培 家 が それぞれ 新しい もの を 作出 し て いる 。 遺伝子 組 換技術 を 用い たり 、 種子 に 重 イオン ビーム を 照射 し て 強制 的 に 突然変異 を 誘発 し たり する 育種 法 も 開発 さ れ て いる 。  　 朝顔 は 別名 「 牽牛 」 と いい 、 これ は 中華 文化 圏 で の 名称 で も ある が 、 朝顔 の 種 が 薬 として 非常 に 高価 で 珍重 さ れ た 事 から 、 贈答 さ れ た 者 は 牛 を 引い て 御礼 を し た という 謂れ で ある 。 平安 時代 に 日本 に も 伝わり 、 百薬 の 長 として 珍重 さ れ た 。  　 その後 、 江戸 時代 に は 七夕 の 頃 に 咲く 事 と 、 牽牛 に ちなみ 朝顔 の 花 を 「 牽牛花 」 と 以前 から 呼ん で い た こと から 、 織姫 を 指し 、 転じ て 朝顔 の 花 を 「 朝顔 姫 」 と 呼ぶ よう に なり 、 花 が 咲い た 朝顔 は 「 彦星 」 と 「 織姫 星 」 が 年 に 一 度 出会え た 事 の 具現 化 として 縁起 の 良い もの と さ れ た 。 これら の 事 により 、 夏 の 風物詩 として その さわやか な 花色 が 広く 好ま れ 、 鉢植え の 朝顔 が 牛 が 牽く 荷車 に 積載 さ れ て 売り 歩か れる よう に なっ た 。  　 また 珍奇 な 品種 は 愛好 家 たち が 門外不出 として 秘蔵 し て い た が 、 普通 の 品種 は 植木 市 や 天秤棒 を 担い だ 朝顔 売り から 購入 する こと が でき た 。 こう いっ た 一般 販売 用 の 朝顔 は 、 江戸 で は 御家人 など が 内職 として 栽培 し て い た 。 これ が 発展 し て 、 明治 時代 初期 から 入谷 朝顔 市 が 始まっ た 。  　 栽培 が し 易く 種 を 採り やすい 品種 について は 広く 色々 な もの が 市販 さ れ て いる 。 一般 に 市販 さ れ て い ない 朝顔 として 、 変化 朝顔 もしくは 、 各地 の 朝顔 会 で つくら れる 大輪 朝顔 が ある 。  　 出物 変化 朝顔 について は 、 劣性 遺伝子 が ホモ に 組み 合わさっ た 時 の みそ の 形態 が 出る ため 、 大量 に 種 を まく 必要 が ある 。 また その 特殊 な 変化 を 残し て いく に は 、 劣性 遺伝子 が ヘテロ で 残っ て いる 親木 を 使う こと に なる が 、 それ に は 、 試し 蒔き を し たり 、 独自 の 選別 知識 が 必要 に なる 。  　 大輪 朝顔 について は 各種 販売 さ れ て いる が 、 各地 の 朝顔 会 で 作ら れる 品種 の 多く は 市販 さ れ て い ない 。 これら の 種 は 朝顔 会 に 入会 する か 、 各地 で 催さ れる 朝顔 展示 会 で の 販売 など で 入手 する こと が できる 。  　 高温 を 好む 植物 で 短 日 性 の ため 、 イギリス 等 の 高緯度 地域 で の 栽培 は 難しく 欧米 で は あまり 品種 も ない が 、 庭園 用 の 多 花 性 品種 として 鮮紅 色 中 輪 の 「 スカーレット ・ オハラ 」 など が 作出 さ れ て いる 。 なお 近 縁 種 の マルバアサガオ は 比較的 早く から 欧米 で 栽培 さ れ 、 花色 の 変異 も 色々 見 られる 。  さらに 「 ヘブンリー・ブルー 」 など の ソライロアサガオ は 近 縁 の 別種 で ある 。 ソライロアサガオ や マルバアサガオ は まとめ て 「 西洋 朝顔 」 と 呼ば れる こと も ある 。ゼノキシロン 属 （ ゼノキシロン ぞ く 、 " Xenoxylon "） と は 、 中生代 三 畳 紀 から 白 亜紀 にかけて 北半球 に 分布 し た と さ れる 植物 の 一 種 で ある 。 裸子植物 （ 針葉樹 ） で あろ う と さ れ て いる が 、 どの 種 に 近い の か が 判明 し ない 。 ゼノキシロン 属 （ Xenoxylon ） は 、 ラテン語 の 「 xeno -： 不明 な 」 と 「- xylon ： 材 」 から 命名 さ れ た 。 その ため 、 「 ザイシツフメイ 属 」 と 訳さ れる 場合 も ある 。  ゼノキシロン 属 の 種 は 、 ノルウェー の スピッツ ベルゲン の ジュラ紀 後期 の 地層 にて 報告 さ れ た ピヌテス・ラティポロサス （" Pinutes   latiporosus "、 後 に ゼノキシロン・ラティポロスム と 改名 ） が 最初 で ある 。 ゼノキシロン 属 は 、 世界 各地 で 発見 さ れ 10 数 種 ほど 知ら れ て いる 。 ゼノキシロン 属 は 、 三 畳 紀 末 から ジュラ紀 に ヨーロッパ から アジア にかけて の 北半球 に 分布 を 広げ て い た が 、 白 亜紀 に は ヨーロッパ から 衰退 し 、 白 亜紀 後期 に は サハリン や アラスカ に わずか に 分布 変遷 し 、 白 亜紀 末 で 絶滅 し た こと が わかっ て き た 。 しかし 、 木材 構造 から 針葉樹 の 一 種 で ある こと が 分かっ て いる が 、 現在 の どの グループ に 近い の か は 不明 で ある 。  ナギ に 近い ポドザミテス 属 （" Podozamites "） と 共産 する こと が 多く 、 その 仲間 と する 見解 も ある 。  ゼノキシロン 属 の 木材 化石 は 、 ノルウェー の スピッツ ベルゲン 近郊 で 発掘 さ れ た 後 、 ヨーロッパ 各国 や シベリア 地方 、 中国 、 朝鮮半島 で も 発見 さ れ 、 日本 で も 手取 層 群 （ 福井 県 、 石川 県 、 富山 県 、 岐阜 県 ） や 来馬 層 群 （ 富山 県 、 新潟 県 ） 、 成羽 層 群 （ 岡山 県 ） から 発見 さ れ て いる 。トウ カエデ （ 唐 楓 ） は 、 ムクロジ 科 の 落葉 高木 で ある 。 英語 圏 で は trident   maple .  中国 原産 で あり 、 漢字 名 は 「 唐 楓 」 。 成長 は 早く 強健 で あり 一般 に 高木 に なる 。 樹 形 は 立 性 で 耐寒 性 も 高く 、 日本 で は 庭木 の 他 、 公園 樹 や 街路 樹 として よく 用い られ て いる 。 成長 とともに 樹皮 は 縦 に 裂け 剥がれる の が 特徴 。 園芸 品種 として 、 葉 が ピンク から 白 、 黄 緑 、 緑 、 赤 に 変化 する 花 散 里 （ メープルレインボー ） や 斑入り 品種 など が ある 。  トウ カエデ （ 青木 繁 伸 ）シマ ツナソ （ 縞 綱 麻 、 " Corchorus   olitorius "） は アオイ 科 （ 従来 の 分類 で は シナノキ 科 に 分類 さ れ て い た ） の 一 年生 草本 。 別名 を タイ ワン ツナソ 、 ナガミツナソ 、 ジュート 。  近年 は 食材 （ 葉 菜 ） として も 流通 する よう に なり 、 モロヘイヤ （   ;   、 「 モロヘイヤ 」 の 発音 は エジプト 方言 による ） の 名 で よく 知ら れる ところ と なっ て いる 。  北 アフリカ 原産 の 植物 で 、 葉 は 青 しそ に 似 た 形 を し て いる 。 種 小名   は ラテン語 で 「 野菜 畑 の 」 の 意味 。 果実 は 円筒 形 で ナガミツナソ （ 長 実 綱 麻 ） の 名 は ここ から くる 。 日照 時間 が 12 時間 以下 に なる と 開花 結実 する 。  種子 に 強心 作用 の ある ステロイド 類 の ストロファンチジン という 強心 配 糖 体 を 含む こと が 知ら れ て おり 、 種子 を 摂 食 し た ウシ や ブタ の 死亡 例 が 日本 及び オーストラリア で 報告 さ れ て いる が 、 これ まで ヒト における 中毒 例 の 報告 は ない 。 この 強 心配 糖 体 は 収穫 期 の 葉 、 茎 、 根 の 各 部位 に は 含ま れ ず 、 また 野菜 として 流通 する モロヘイヤ 、 モロヘイヤ 健康 食品 、 モロヘイヤ 茶 など から も 検出 さ れ なかっ た こと から 、 通常 の 流通 品 について は 安全 で ある こと が 確認 さ れ て いる 。 しかし 家庭 菜園 など で 栽培 する 場合 は 、 子供 が 種子 を 誤 飲 する こと も あり うる ため 管理 に 気 を つける よう 厚生省 が 注意 喚起 し て いる 。  ACE 阻害 活性 の ある 物質 を 含有 し て いる ため 、 高血圧 の 抑制 に 効果 が ある と する 研究 が ある 。  近 縁 の コウマ （ 黄麻 ） とともに 「 ジュート 」 （ ） と 通称 さ れ 、 繊維 原料 として 利用 さ れる 。  バングラデシュ に 於け る ジュート 生産 の 4 分の 1 は シマ ツナソ の 作付け で ある 。  春 に 播種 し 、 2 - 3 m に 生長 し た ところ を 刈り 、 茎 を 水 で 醗酵 さ せ て 繊維 を 採取 する 。  若葉 を 食用 と し 、 刻ん だり ゆで たり する と ツル ムラサキ 同様 、 ムチ ン による 特有 の 粘り を 呈する 。  カルシウム 、 カロテン 、 ビタミン B 、 ビタミン C 、 食物 繊維 など に 富む 緑黄色 野菜 の 代表 格 で 、 抗 酸化 作用 の ある クエルセチン も 多く 含む 。 全体 的 に 栄養 価 が 極めて 高く 「 野菜 の 王様 」 の 異名 を 持つ 。  インド や 地中海 沿岸 で は 古く から 食べ られ て い た こと が 知ら れ て いる 。 現在 も エジプト など で 栽培 が 盛ん で ある 。  中東 や 北 アフリカ で は 、 刻ん で 肉 （ 羊 肉 、 鶏肉 、 牛肉 など ） と 煮込む こと が 多い 。  日本 に 入っ て き た の は 1980 年代 で 、 飯森 嘉助 ら が 「 全国 モロヘイヤ 普及 協会 」 を 設立 し 、 普及 に 努め た ところ が 大きい 。 現在 は 日本 各地 で 栽培 さ れる が 、 宮城 県 大郷 町 など が 産地 として 有名 。 お 浸し 、 スープ 類 、 天ぷら など に する ほか 、 乾燥 粉末 を パン や クッキー の 生地 に 練り 込ん だり し て 用いる こと も ある 。  pH 6 . 0   -   6 . 5 の 水はけ の 良い 土地 を 好み 、 収穫 期 は 7 月 から 10 月 、 家庭 菜園 でも 容易 に 栽培 が 可能 で ある 。 農家 が 圃場 で 大量 に 栽培 する 場合 、 う どんこ 病 を 発生 する こと が ある 。ニワウルシ （ 庭 漆 、 ） は 、 ニガキ 科 の 落葉 高木 。 別名 、 シンジュ （ 神 樹 ） 。 和名 に 「 ウルシ 」 が つい て いる が 、 ウルシ （ ウルシ 科 ） と は 全く の 別種 。 ウルシ の よう に かぶれる 心配 は ない 。  成長 が 早く 、 庭木 、 街路 樹 、 器具 材 など に 用い られる 。  中国 で は 根 皮 や 樹皮 を 樗 白 皮 （ ちょ はく ひ ） の 名 で 解熱 ・ 止 瀉 ・ 止血 ・ 駆虫 など に 用いる 。ヒョウタン （ 瓢箪 、 瓢 、 学名 ：" Lagenaria   siceraria "   var .   " gourda "） は 、 ウリ 科 の 植物 。 漢語 で は 瓢 （ ひょう 、 瓠 、 匏 とも 表記 ） 、 瓢 瓠 （ ひょう こ ） 、 胡 盧 （ ころ 、 葫盧 、 壺 盧 と も 表記 ） と も いい 、 和語 で は ひさご 、 ふく べ と いう 。  この 植物 の 果実 を 加工 し て 作ら れる 「 ひょうたん 」 は 、 「 瓢 」 の 「 箪 （ 容器 ） 」 という 意味 で ある 。  最古 の 栽培 植物 の 一つ で 、 原産地 の アフリカ から 食用 や 加工 材料 として 全 世界 に 広まっ た と 考え られ て いる 。 乾燥 し た 種子 は 耐久 性 が 強く 、 海水 に さらさ れ た 場合 など も 高い 発芽 率 を 示す 。  狭義 に は 上下 が 丸く 真ん中 が くびれ た 形 の 品種 を 呼ぶ が 、 球状 から 楕円 形 、 棒状 や 下端 の 膨らん だ 形 など 品種 によって さまざま な 実 の 形 が ある 。  ヒョウタン は 、 苦み 成分 で あり 嘔吐 ・ 下痢 等 の 食中毒 症状 を 起こす ククルビタシン を 含有 し 、 果肉 の 摂取 は 食中毒 の 原因 と なる 。  ヒョウタン に は 大小 さまざま な 品種 が あり 、 長 さ が 5 センチ くらい の 極小 千成 から 、 2 メートル を 越える 大長 、 また 胴回り が 1 メートル を 超える ジャンボ ひょうたん など が ある 。  ヒョウタン と 同 一 種 の ユウガオ は 、 ククルビタシン の 少ない 品種 を 選別 し た 変種 で 、 食用 と なり 干瓢 の 原料 として 利用 さ れる 。  また 、 ヒョウタン 型 を し た 品種 の 中 に も 、 ククルビタシン の 少ない 食用 品種 が 存在 する 。  日本 で は 、 縄文 時代 草創 期 から 前期 にかけて の 遺跡 で ある 鳥浜 貝塚 から 種子 が 出土 し て いる 。 文献 史学 上 で は 『 日本書紀 』 （ 720 年 成立 ） の 中 で 瓢 （ ひさご ） として 初めて 公式 文書 に 登場 する 。 その 記述 に よる と 仁徳天皇 11 年 （ 323 年 ） 、 茨 田 堤 を 築く 際 、 水神 へ 人身御供 として 捧げ られ そう に なっ た 茨 田 連 衫子 という 男 が 、 ヒョウタン を 使っ た 頓智 で 難 を 逃れ た と いう 。  主 に 容器 へ 加工 さ れ て 利用 さ れる ほか 、 強壮 な 草 勢 から スイカ や カボチャ の 台木 として も 利用 さ れる 。  果肉 部分 を 除去 し 、 乾燥 さ せ た もの が 容器 として 水筒 や 酒 の 貯蔵 に 利用 さ れ て い た （ 微細 な 穴 が ある ため に 水蒸気 が 漏れ 出し 、 気化 熱 が 奪わ れる ため 中身 が 気温 より 低く 保た れる ） 。  軽く て 丈夫 な ヒョウタン は 、 世界 各国 で 様々 な 用途 に 用い られ て き た 。 日本 で は 上記 の よう に 水 や 酒 を 持ち運べる 容器 として の ほか 、 二つ に 割っ て 水 など を 汲ん だり 掬っ たり の に も 使わ れ た 。 ヒョウタン （ 瓢箪 ） を 指す 瓢 （ ひさご ） の 読み を 柄杓 に 当て て 「 ひしゃく 」 と 呼ん だ と の 説 も ある 。 朝鮮半島 で は ヒョウタン を 二つ割り に し て 作っ た 柄杓 や 食器 を 「 パガチ 」 と 呼び 、 庶民 の 間 で 広く 用い られ て き た 。 韓国 で は プラスチック 製 パガチ が 現代 で も 売ら れ て いる 。 また 、 アメリカ インディアン は タバコ の パイプ に 、 南米 の アルゼンチン 、 ウルグアイ 、 ブラジル で は マテ 茶 の 茶器 に 、 また インドネシア ・ イリアンジャヤ や パプアニューギニア など で は 先住民 によって ペニス ケース として 使わ れ て いる 。  ラテン 音楽 で は 、 ヒョウタン の 内側 を くりぬき 外側 に 刻み を 入れ て 棒 で こすっ たり 叩い たり し て 演奏 する ギロ という 打楽器 が ある 。 ほか に 多く の 弦楽器 （ コラ ） 、 打楽器 、 管楽器 、 笛 、 笙 など に 使わ れる 。  済州 島 の 海女 は 浮き 用 に ヒョウタン を 抱える 漁具 として も 使わ れる 。  出雲 大社 の 爪 剥祭 で は 、 生 の ヒョウタン を 胴 切 に し 、 麻 茎 製 の 柄 を 付け た もの を ヒシャク として 、 御 神水 を 供える 時 に 使用 する 伝統 が ある 。 これ は ヒョウタン に 宿る 霊力 を 用いる という 意味 を 含む と いう 。  ポリネシア 人 が 航海 を する 際 に 用い た と さ れ 「 魔法 の ヒョウタン 」 と 呼ば れ た 。  ニューギニア 島 の 先住民 が 股間 に 着用 する コテカ に 加工 さ れる 。  ヒョウタン は 水筒 、 酒 器 、 調味 料 入れ など の 容器 に 加工 さ れる こと が 多い 。  加工 に は 、 まず 、 完熟 し た ヒョウタン の 実 を 収穫 し 、 ヘタ の 部分 に 穴 を 開ける 。 そこ から 棒 を 突き 入れ 、 果肉 を ある程度 突き 崩す 。 その 状態 で 重石 を 載せ 、 水中 に 漬け込む 。  1 週間 - 1 ヶ月 ほど 経っ て から 、 表皮 を 剥がし 、 腐っ て ペースト 状 に なっ た 果肉 を すべて 掻き出し て 綺麗 に 洗う 。 その後 で 水 を 取り替え 、 一 週間 ほど 漬け て 腐敗 臭 を 抜い て から 陰干し する 。 乾燥 し た ヒョウタン は 、 表面 に 柿渋 や ベンガラ 、 漆 、 ニス など を 塗っ て 仕上げる 。 水筒 や 食器 など 、 飲食 関係 の 容器 に 用いる 場合 は 、 酒 や 番茶 を 内部 に 満たし て 臭み を 抜く 。  なお 果肉 の 腐敗 臭 は かなり 強烈 な ので 、 屋内 や 住宅 密集 地 で の 作業 は 控え 、 手 に は ゴム 手袋 を する の が 望ましい 。 手 に 臭い が 移っ た 場合 、 石鹸 で 洗っ て も 臭い は 容易 に 落ち ない ため 、 手 に 灯油 や 有機 溶剤 を 塗っ て から 石鹸 で 洗う と 臭い が よく 落ちる （ ただし 皮膚 に 灯油 や 有機 溶剤 が 付着 する こと は 有害 な ので 、 あくまでも 緊急 時 の 対処 と する の が 望ましい ） 。 臭気 を 抜く 方法 に 、 塩素 系 （ キッチンハイター ） など の 溶液 に 漬け込む こと も 有効 で ある 。  現在 は 酵素 を 利用 し て 果肉 を 分解 する 加工 液 も 市販 さ れ て おり 、 これ を 利用 する と 腐敗 による 加工 より も はるか に 早く 、 腐敗 臭 も なく 加工 できる 。  観賞 用 の ヒョウタン の 中 に は ククルビタシン という 苦味 成分 の ある 植物 毒 を 含有 し て いる もの が あり 、 嘔吐 と 下痢 を 伴う 重 篤 な 胃 および 腸 不全 を 引き起こし 、 稀 に 死亡 する こと も ある ため 、 注意 が 必要 で ある 。  瓢箪 は 、 「 三つ で 三 拍 （ 三 瓢 ） 子 揃っ て 縁起 が 良い 、 六つ で 無病 （ 六 瓢 ） 息災 」 など と いわ れ 、 縁起物 として 掛け軸 や 器 、 染め物 など の 意匠 に も 見 られる 。 その ため 、 豊臣 秀吉 の 「 千成 瓢箪 」 に 代表 さ れる よう に 、 多く の 武将 が 旗印 や 馬印 など の 意匠 として 用い た 。 大阪 府 の 府 章 は 、 この 豊臣 氏 の 千成 瓢箪 を イメージ し た もの で ある 。  真ん中 で くびれ て いる 、 ひょうたん の 独特 の 形 （ ヒョウタン 型 ） から 、 それ に 因ん だ 名 を 持つ 生物 や 地形 が ある 。  真ん中 が くびれ た 実 を つける 。シュロ （ 棕櫚 、 棕梠 、 椶櫚 ） は 、 ヤシ 目 ヤシ 科 ヤシ 属   の 総称 で ある 。  5 種 以上 が 属する 。 シュロ という 名 は 、 狭義 に は 、 そのうち 1 種 の ワシュロ の 別名 と さ れる こと も ある 。 逆 に 広義 に は 、 他 の さまざま な ヤシ 科 植物 を 意味 する こと も ある 。  常緑 高木 。 排水 良好 な 土地 を 好み 、 乾湿 、 陰陽 の 土地 条件 を 選ば ず 、 耐火 性 、 耐潮性 も 併せ 持つ 強健 な 樹 種 で ある 。 生育 は 遅く 、 管理 が 少なく 済む ため 、 手間 が かから ない 。  中華人民共和国 湖北 省 から ミャンマー 北部 まで 分布 する 。 日本 で は 九州 地方 南部 に 自生 する 。 日本 に 産 する ヤシ 科 の 植物 の 中 で は もっとも 耐寒 性 が 強い ため 、 東北 地方 まで 栽培 さ れ て い て 、 なか に は 北海道 の 石狩平野 で も 地熱 など を 利用 せ ず に 成木 できる もの も ある 。  雌雄 異 株 で 、 稀 に 雌雄 同 株 も 存在 する 。 雌 株 は 5   -   6 月 に 葉 の 間 から 花 枝 を 伸ばし 、 微細 な 粒状 の 黄色い 花 を 密集 し て 咲かせる 。 果実 は 11   -   12 月頃 に 黒く 熟す 。  幹 は 円柱 形 で 、 分岐 せ ず に 垂直 に 伸びる 。 大きい もの で は 樹高 が 10 m ほど に なる 。  幹 の 先端 に 扇状 に 葉柄 を 広げ て 数 十 枚 の 熊手 型 の 葉 を つける 。 葉柄 の 基部 は 幹 に 接する 部分 で 大きく 三角形 に 広がり 、 幹 を 抱く よう な 形 に なっ て いる 。 この 部分 の 下端 から 下 に 30 - 50 cm にわたって 幹 を 暗 褐色 の 繊維 質 が 包ん で おり 、 これ を シュロ 皮 と いう 。  シュロ 皮 を 煮沸 し 、 亜硫酸 ガス で 燻蒸 し た 後 、 天日 で 干し た もの は 「 晒 葉 」 と 呼ば れ 、 繊維 を とる の に 用い られる 。 シュロ 皮 の 繊維 は 、 腐り にくく 伸縮 性 に 富む ため 、 縄 や 敷物 、 タワシ 、 ホウキ など の 加工 品 と さ れる 。 又 、 シュロ の 皮 を 用い て 作ら れ た 化粧 品 も 発売 さ れ て いる 。  1830 年 に フィリップ ・ フランツ ・ フォン ・ シーボルト が 出島 から 初めて 西洋 に 移出 し 、 後 に イギリス の 植物 学者 ロバート ・ フォーチュン に 献名 さ れ た 。 英名 は ロバート ・ フォーチュン が 初めて ワジュロ を 見 た 中国 浙江 省 の 舟山 島 に ちなむ 。  トウジュロ （ 唐 棕櫚 、 ） は ワジュロ と 同種 と する 説 も ある （ その 場合 に 優先 する 学名 は ワジュロ の 学名   ） 。  ワジュロ より も 樹高 ・ 葉 面 が 小さく 、 組織 が 固い 。 その ため 葉 の 先端 が 下垂 し ない の が 特徴 で ある 。 中国 大陸 原産 の 帰化 植物 で 、 江戸 時代 の 大名 庭園 に は 既に 植 栽 さ れ て い た よう で ある 。  トウジュロ は 先述 の とおり 葉 が 下垂 し ない こと から 、 ワジュロ より も 庭木 として よく 利用 さ れ 、 かつて は 鉢植え 用 の 観葉 植物 として 育て られる こと も あっ た 。 現在 は 鉢植え として の 価値 は 大幅 に 減少 し 、 衰退 し て いる 。  ワジュロ と トウジュロ の 間 に は 雑種 を 作る こと が 可能 で 、 この 交雑 種 は アイジュロ （ 合い 棕櫚 ） 又は ワトウジュロ （ 和 唐 棕櫚 ） と 呼ば れ て いる 。 ワジュロ と トウジュロ が 近く に 植え られ て いる 場所 で よく 発生 する が 、 鳥 が 異種 の 花粉 を 運ぶ こと で 、 近辺 に 異種 が 生え て い なく て も アイジュロ を 生じる 事 も 少なく ない 。  アイジュロ は ワジュロ と トウジュロ の 中間 の 性質 を 示し 、 多く は 葉 が 垂れる が 、 ワジュロ ほど 長い 垂れ を 生じ ない 。 成長 の 速度 や 耐寒 性 など も 変わり が なく 、 中 に は 一見 する と アイジュロ と は 分から ない ほど 片親 に 似通っ た 特徴 を 示す もの も いる 。  アイジュロ を 好ん で 作出 する 者 は い ない 。 アイジュロ の 種 （ ワジュロ と トウジュロ の 間 に でき た 種 ） は 質 が 悪く 、 トウジュロ の よう に 葉 が コンパクト に 収まら ない ため で ある 。 尚 、 作出 する 者 は い ない が 、 野外 採集 で 採ら れ た アイジュロ を 栽培 する 者 は いる 。  棕櫚 の 種 は 多く でき 、 鳥 によって 運ば れる ため に かなり 広い 範囲 を 移動 する こと が 可能 で ある 。 この ため 、 通常 シュロ が 生え て い ない 場所 に シュロ の 芽 や 子 ジュロ が 生え て いる 光景 を よく 目 に する こと が できる 。 この よう に 、 人 が 故意 に 植え た わけ で ない のに 芽 を 出し 成長 し て いる シュロ の こと を 俗 に ノラジュロ 又は ノジュロ と いう 。  ノラジュロ は 人家 や 公園 、 森林 、 墓地 など の いたる ところ に 発生 し 、 多く は 群生 する 。  現在 深刻 な 問題 は 発生 し て い ない が 、 ノラジュロ が 増える こと による 環境 へ の 問題 が 心配 さ れ て いる 。 この こと から ノラジュロ を 害 樹 として 指定 し 積極 的 に 駆除 する 自治体 も 存在 する 。 しかし 、 成長 し た 株 は 一見 小さい よう に 見え て も 地中 深く 根 を 張り 幹 を 太ら せ て いる ので 、 駆除 に は 手間 を 要する 。  通常 シュロ は 寒 さ に 弱く 小さな 株 は 越冬 が 出来 ない と 言わ れ て き た が 、 近年 の 温暖 化 による 影響 で 冬 が 越せる 確率 が 上昇 し 、 子 ジュロ の 生存 率 が 上がっ た こと により 東北 地方 で も ノラジュロ の 群れ を 見る こと が 出来る よう に なっ て いる 。  庭園 で 装飾 樹 として よく 用い られる 。  樹皮 は シュロ 縄 として 古く から 利用 さ れ て いる 他 、 ウレタン フォーム の 普及 以前 は 、 金属 ばね など と の 組み合わせ で 、 乗り物 用 を 含む 椅子 や ベッド の クッション 材 として も 一般 的 で あっ た 。  シュロ は 日本 の 温帯 地域 で 古来 より 親しま れ た 唯一 の ヤシ 科 植物 で あっ た ため 、 明治 以降 、 海外 の 著作 に 見 られる 本来 は シュロ と は 異なる ヤシ 科 植物 を 、 「 シュロ 」 と 翻訳 し て いる こと が 、 しばしば 認め られる 。 特に キリスト 教 圏 で 聖書 に 多く 記述 さ れる ナツメヤシ が シュロ と 翻訳 さ れる こと が 多かっ た 。 今日 でも 聖書 など の キリスト教 文献 で 、 ナツメヤシ が シュロ と 翻訳 さ れ て いる こと が 普通 で ある 。  西洋 絵画 において 、 シュロ （ 実際 は ナツメヤシ など ） は 勝利 および 殉教 を 象徴 する 図像 として 描か れる 。 元来 、 戦争 に 勝利 し た 軍隊 が 凱旋 行進 の 際 に 持ち歩く 姿 が 描か れ て い た が 、 初期 キリスト 教会 は これ を 死 に対する 信仰 の 勝利 と 読み替え 、 殉教者 を 意味 する 持物 として とりいれ 、 定着 し た 。  家紋 に シュロ を 図案 化 し た もの が ある 。 富士 氏 など に 代表 さ れる 。  『 長倉 追 罰 記 』 に 「 し ゆろ の 丸 は 富士大 宮司 」 と あり 、 富士 氏 の 分かれ と も いわ れる 米津 氏 も シュロ を 用い て いる 。  「 棕櫚 の 花 」 は 夏 の 季語 で ある 。ハル リンドウ （ 春 竜胆   ） は 、 リンドウ 科 リンドウ 属 の 冬型 一 年 草 。 ごく 小柄 な リンドウ 類 で ある 。  根本 から ロ ゼット 状 の 根 生葉 を 地表 に 広げる 。 葉 は 5 mm - 1 cm の 披針形 。 花期 は 3 - 5 月 。 花茎 を 根 出 葉 の 中 から 抽苔 し 、 高 さ は 10 cm ほど と なり 、 先端 に 紫色 の 花 を つける 。 花冠 は 長 さ 2 - 3 cm の 漏斗 状 で 、 朝 、 日光 を 受ける と 開花 し 、 夕方 に 閉じる 。  近 縁 種 の フデ リンドウ と よく 似 て いる が 、 フデ リンドウ は 、 根 出 葉 が 大変 小さく ロゼット 状 に なら ない こと で 区別 できる 。 また 、 コケ リンドウ に も 似る が 、 がく 片 が 反り返ら ない こと で 判別 できる 。  本州 ・ 四国 ・ 九州 の 日当たり の 良い やや 湿っ た 山野 や 湿地 に 生える 草本 。 群生 する こと が 多い 。  タテヤマリンドウ （ 立山 竜胆   var .   ） は 、 ハル リンドウ の 高山 型 の 変種 。 北海道 から 中部 地方 以北 の 高山 に 分布 する 高山 植物 。 花期 は 5 - 7 月 。 全体 は 若干 ハル リンドウ より 小さい 。トウ シキミ （ 唐 樒 、 学名 ：" Illicium   verum "） は 、 中国 原産 の シキミ 属 の 常緑 高木 で ある 。 大 茴香 （ だい うい きょう ） と も 呼ば れる 。  花 は 赤褐色 で 果実 は 香辛料 に なる 。 中国 広西 チワン 族 自治 区 南部 と ベトナム 北部 の 国境 に 自生 が 見 られ 、 中国 南部 や 南部 インド 、 インドシナ半島 で 広く 栽培 さ れ て いる 。  果実 を 乾燥 さ せ た もの は スターアニス 、 八角 （ はっかく ） 、 八角 茴香 （ はっかく うい きょう ） など と 呼ば れる 香辛料 で ある 。 実 の 形 は 8 つ の 角 を 持つ 星 形 を し て おり 、 アニス や ウイキョウ に 似 た 良い 香り を 放つ 。  主 に 中華 料理 （ 特に 四川 料理 ） に 使わ れ 、 豚 の 角 煮 など の 煮込み 料理 や デザート （ これ も コンポート など の 煮物 が 多い ） に 使わ れる 。 他 の スパイス と 混ぜ て 「 五香 粉 」 として も 使わ れる 。  果実 に は 精油 5   -   10 パーセント を 含み 、 その 主成分 は アネトール （ 80   -   90 パーセント 〉 で あり 、 その他 エストラゴール 、 メチルカビコール 、 シネオール 、 リモネン 、 フェランドレン 、 ピネン など が 知ら れ て いる 。  また 、 成分 の 1 つ で ある シキミ 酸 は インフルエンザ 治療 薬 タミフル の 合成 原料 の 1 つ として 使用 さ れ て いる （ 2006 年 現在 ） 。 2005 年 後半 に 、 細菌 によって シキミ 酸 を 生産 する 方法 が 発見 さ れ た が 、 需要 に対して 供給 が 追い付い て い ない 。  当然 ながら 果実 を 食べ て も インフルエンザ に は 効果 は ない 。  果実 は 、 香辛料 として 以外 に も 医薬品 として 利用 さ れ て いる 。シキミ （ 樒 、 櫁 、 梻 、 学名 ：" Illicium   anisatum "   ) は 、 マツブサ 科 シキミ 属 に 分類 さ れる 常緑 小 高木 - 高木 の 1 種 。 有毒 で 、 実 の 形状 は 中華 料理 で 多用 さ れる 八角 に 似る 。 仏事 に 用いる ため 寺院 に 植 栽 さ れる 。 別名 、 「 ハナノキ 」 、 「 ハナ シバ 」 。  常緑樹 で 、 高 さ は 10 メートル 程度 、 胸高 直径 は 30 センチメートル と なる 。 樹皮 は 暗い 灰 褐色 に なり 、 老木 に なる と 縦 の 裂け目 を 生じる 。 若 枝 は 緑色 。  葉 は 、 枝 の 先端 に 集まっ て つき 、 短い 葉柄 を 持つ 楕円 形 から 倒卵形 を 帯 で 、 長 さ 5 - 10 センチメートル 、 深緑 色 で つや が ある 。 葉 の 質 は やや 厚く 、 何となく 波打っ た よう に なる こと が 多い 。 葉 の 先端 は 急 に 突き出し て 鈍 端 。  花 は 葉 の 付け根 から 一つ ずつ 出 て 春 に 咲く 。 花びら は 淡 黄色 で 細長く 、 やや ねじれ た よう に なる 。 果実 は 扁平 で 周囲 に 8 本 の 突起 が 出 て いる 。 上面 が 裂開 し 種子 が 出る 。 種子 は 褐色 で つや が あり 、 小さい ドングリ を 押しつぶし た よう な 形 を し て いる 。  花 や 葉 、 実 、 さらに 根から 茎 に いたる まで の 全て が 毒 成分 を 含む 。 特に 、 種子 に アニサチン など の 有毒 物質 を 含み 、 特に 果実 に 多く 、 食用 する と 死亡 する 可能 性 が ある程度 に 有毒 で ある 。 実際 、 下記 の よう に 事故 が 多い ため 、 シキミ の 実は 植物 として は 唯一 、 毒物 及び 劇 物 取締 法 により 劇 物 に 指定 （ 毒物 及び 劇 物 指定 令 （ 昭和 40 年 政令 第 2 号 ） 第 2 条 第 1 項 第 39 号 「 し きみ の 実 」 ） さ れ て いる 。  シキミ の 種子 は やや シイ の 実に 似 て いる （ なれ て いれ ば 間違え ない 程度 ） ため 、 誤っ て 食べ て 死亡 し た 例 が ある 。 また 、 後述 する よう に 、 スパイス の 一 種 で ある トウ シキミ の 果実 （ 八角 ） が シキミ の 果実 に 非常 に よく 似 て いる ため 、 シキミ の 果実 を トウ シキミ の 果実 と 誤認 し て 料理 に 使用 し 食べる こと で 中毒 を 起こす 事故 が 多い 。 また 、 第 二 次 世界 大戦 以前 は シキミ の 果実 を 実際 に 「 日本 産 スターアニス 」 として 出荷 し 海外 で 死亡 事故 など が 発生 し て いる 。  中毒 症状 は 嘔吐 、 腹痛 、 下痢 、 痙攣 、 意識 障害 等 で 、 最悪 は 死亡 。  ただし 、 近 縁 の トウ シキミ   " Illicium   verum "   に は 毒性 分 が 無く 、 果実 を 香辛料 （ スターアニス 、 八角 （ はっかく ） または 大 茴香 （ だい うい きょう ） という ） として 用いる 。  家畜 において も シキミ の 毒性 は 、 問題 視 さ れる こと が ある 。 たとえば ウシ は 放牧 中 、 毒性 の ある 草 を 選択 し て 食べ ない こと が 多い が 、 シキミ に関して は 誤 食する 可能 性 が ある こと が 指摘 さ れ て いる 。  1885 年 、 ヨハン・エイクマン によって シキミ の 果実 から シキミ 酸   ( Shikimic   acid )   が 発見 さ れ た 。 この 物質 は 、 芳香 族 アミノ酸 の 前駆 物質 で あり 、 タンニン の 主要 成分 で ある 没食子 酸 の 前駆 体 で も ある 。  中国 、 台湾 、 大韓民国 （ 済州 島 ） と 日本 に 分布 する 。  日本 で は 本州 （ 宮城 県 、 石川 県 以西 ） 、 四国 、 九州 、 沖縄 に 分布 する 。  温暖 帯 の 山地 に やや 普通 に 生育 する 。  地方 により シ キビ 、 ハナノキ （ カエデ 科 に も 別に ハナノキ が ある ） 、 ハナ シバ など と も いう 。 学名 に は リンネ が 命名 し た " Illicium   anisatum "   L . と 、 シーボルト が 命名 し た " I .   religiosum "   Sieb .   et   Zucc .（" religiosum " は 「 宗教 的 な 」 という 意味 ） が 存在 する が 、 リンネ の もの が 有効 と なっ て いる 。  シキミ の 語源 は 、 四季 と おして 美しい こと から 「 し きみ 　 しき び 」 と なっ た と 言う 説 、 また 実 の 形 から 「 敷き 実 」 、 あるいは 有毒 な ので 「 悪しき 実 」 から と も いわ れる 。 日本 特有 の 香木 と さ れる が 、 『 真俗 仏事 論 』 2 に は 供物 儀 を 引い て 、 「 樒 の 実は もと 天竺 より 来れ り 。 本邦 へ は 鑑真 和上 の 請来 なり 。 その 形 天竺 無熱 池 の 青 蓮華 に 似 たり 、 故に 之 を 取り て 仏 に 供す 」 と あり 、 一説 に 鑑真 が もたらし た と も 言わ れる 。  中国 で は （ ） 、 厳密 に は （ ） と 呼ば れ て いる 。 生薬 として は 日本 で も 莽草 （ ボウソウ ） の 名称 を 使う 。  シキミ （ 樒 ） は 俗 に ハナノキ・ハナシバ・コウシバ・ 仏前 草 と いう 。 空海 が 青 蓮華 の 代用 として 密教 の 修法 に 使っ た 。 青 蓮花 は 天竺 の 無熱 池 に ある と さ れ 、 その 花 に 似 て いる ので 仏前 の 供養 用 に 使わ れ た 。 なに より 年中 継続 し て 美しく 、 手 に 入れ やすい ので 日本 で は 俗 古来 より この 枝葉 を 仏前 墓前 に 供え て いる 。 密教 で は 葉 を 青 蓮華 の 形 に し て 六 器 に 盛り 、 護摩 の 時 は 房 花 に 用い 、 柄 香呂 として も 用いる 。 葬儀 に は 枕 花 として 一 本 だけ 供え 、 末期の水 を 供 ずる 時 は 一 葉 だけ 使う 。 納棺 に 葉 など を 敷き 臭気 を 消す ため に 用いる 。 茎 、 葉 、 果実 は 共に 一種 の 香気 が あり 、 日本 特有 の 香木 として 自生 する 樒 を 用い て いる 。 葉 を 乾燥 さ せ 粉末 に し て 抹香 ・ 線香 ・ 丸 香 として も 使用 する 。 樒 の 香気 は 豹 狼 等 は これ を 忌む ので 墓前 に 挿し て 獣 が 墓 を 暴く の を 防ぐ らしい 。 樒 に は 毒気 が ある が その 香気 で 悪しき を 浄 め る 力 が ある と する 。 インド ・ 中国 など に は 近 縁 種 の 唐 樒 （ トウ シキミ ） が あり 実は 薬 と し 請来 さ れ て いる が 日本 で は 自生 し て い ない 。 樒 は 唐 樒 の 代用 と も 聞く 。 樒 は 密 の 字 を 用いる の は 密教 の 修法 ・ 供養 に 特に 用い られる こと に 由来 する 。  古代 に は サカキ と 同様 に 神社 でも 用い られ た と いわ れる が 、 神式 で の 「 榊 」 （ ＝ サカキ ） の よう に 「 梻 」 （ 木偏 に 佛 、 「 佛 」 は 仏 の 旧 字体 ） と 書く 国字 も ある 。 現在 でも 京都 市 の 愛宕 神社 など の 神事 に は 榊 で なく 、 シキミ が 使わ れ て いる 。 シキミ を 挿し た 水 は 、 腐り にくい の で ある 。ポインセチア （ 英名 poinsettia 、 学名   " Euphorbia   pulcherrima "） は トウダイグサ 科 トウダイグサ 属 の 植物 。 常緑 性 低木 。 学術 上 の 標準 和名 は ショウジョウボク で あり 、 ポインセチア は 通 名 で ある 。 日本 で は 11 月 から 12 月 ごろ に 茎 の 上 に ある 葉 が 赤 や 桃色 や 乳白色 に 美しく 色付く 。 クリスマス が 近く なる と 花屋 に 鉢物 が 出回る こと から 「 クリスマス フラワー 」 と も 呼ば れる 。 その ため 日本 で は 仲冬 （ 大雪 から 小寒 の 前日 まで ） の 季語 と さ れ て いる 。  葉 は 薄く 、 楕円 形 。 花 は いわゆる 杯 状 花序 で ある 。 その 下 に 着く 葉 の 形 の 苞 葉 が 赤く 染まる の が 鑑賞 の 対象 と なる 。 その 赤 さ は キリスト の 血 の 色 に 例え られる 。  原産 は メキシコ と 中央 アメリカ 。 原産 国 と さ れる メキシコ 合衆国 で は 、 「 」 （ 原義 は 「 素晴らしい 夜 」 だ が 、 通称 として 「 クリスマス・イヴ 」 の 意味 を 持つ ） と 呼ば れる 。 メキシコ の 伝説 が アメリカ合衆国 の 初代 メキシコ 公使 で あっ た J ・ R ・ ポインセット の 知れる ところ に なり 、 また 真冬 に 花 を 咲かせる こと から 、 アメリカ に 伝わり 、 彼 の 名前 が つけ られ た 。  日本 に は 明治 時代 に 来 た 。 和名 は ショウジョウボク （ 猩々 木 ） 。 大 酒飲み の 赤い 顔 が 特徴 の 、 伝説 上 の 動物 で ある 猩々 に 似 て いる こと から 名付け られ た と いう 。  観葉 植物 として 、 クリスマス の 時期 に あわせ て 短 日 処理 を し て 、 紅葉 さ せ て 緑色 の 葉色 と の コントラスト を 楽しむ 。 ただし 0 ℃ を 下回る よう な 場所 に 放置 する と 葉 が 落ち て しまう ので 、 クリスマス の 時期 の 管理 に は 注意 が 必要 で ある 。 増やし 方 は 、 水 を 張っ た 容器 や 、 土 に 挿し木 を すれ ば 発 根 する （ 水 に 挿す 場合 は 、 水 に 挿す 前 に 切り口 から 出る 乳液 状 の 樹液 を 拭き取っ て おく 。 時期 により 植物 の 活性 が 違う ので 活発 な 暖かい 時期 に 行う ） 。 園芸 品種 が 近年 多様 化 し て おり 、 従来 の 紅色 に 加え て 、 乳白色 、 淡い 黄 緑 、 ピンク 、 斑入り など の バリエーション が 楽しめる 。 強 剪定 に も 耐える 。  一般 に 鉢植え の 植物 という イメージ が 強い が 、 宮崎 県 宮崎 市 堀切 峠 の 沿道 に は 5 万 本 以上 植え られ て おり 、 12 月 の 開花 時期 に は 日南 海岸 の 展望 と 合わせ て 名所 と なっ て いる 。 小さな 花 が 数 個 固まっ て 咲い て いる ため 、 1 つ の 花 の よう に 見える 。  よく 似 た もの に ショウジョウソウ が ある 。 全体 に よく 似 て いる が 草 で あり 、 幹 は 木質 化 し ない 。 また 、 包 葉 も 全部 は 色づか ない の が 普通 で ある 。 日本 で は 時に 帰化 植物 として も 見 られる 。  全 草 に 有毒 成分 ホルボールエステル 類 が 含ま れ 、 皮膚 炎 ・ 水疱 など を 引き起こす 。 致死 的 な 毒 で は ない が 、 1919 年 に ハワイ で 子供 が ポインセチア を 食べ て 死亡 し た 例 が 報告 さ れ て いる 。 ホルボールエステル に は 発がん プロモーション 作用 が ある 。茅 （ かや ） は 、 古く から 屋根 材 や 飼肥料 など に 利用 さ れ て き た 、 イネ 科 あるいは イネ 科 および カヤツリグサ 科 の 草本 の 総称 で ある 。  カヤ と 呼ば れる の は 、 細長い 葉 と 茎 を 地上 から 立てる 一部 の 有用 草本 植物 で 、 代表 種 に チガヤ 、 スゲ 、 ススキ が ある 。  ススキ を 特定 的 に 意味 する こと も ある 。 総称 が 本義 で ススキ の 意 が 派生 だ が 、 逆 に 、 ススキ が 本義 で 意味 が 広がっ た と も 。  語源 に は 諸説 あり 、 屋根 を 葺く こと から 刈屋 あるいは 上屋 、 あるいは 朝鮮 語 起源 とも 。  「 茅 」 は 元来 は カヤ の 1 種 の チガヤ の 意味 で 、 カヤ 全体 の 意味 に 広がっ た 。  「 萱 」 と も 書く が 、 この 字 の 本来 の 意味 は 「 ワスレグサ 」 で あり 、 「 かや 」 と 訓ずる の は 国訓 で ある 。 元来 は 『 和名 抄 』 や 『 名義 抄 』 で 「 萓 」 （ 下 が 亘 で なく 且 ） と 書か れ て い た の だ が 、 誤っ て 「 萱 」 と なっ た 。  イネ や ムギ など の 茎 （ 藁 ） は 水 を 吸っ て しまう の に対し 、 茅 の 茎 は 油分 が ある ので 水 を はじき 、 耐水 性 が 高い 。  耐水 性 の 高 さ から 、 茅 の 茎 は 屋根 を 葺く の に 好適 な 材料 と なり 、 以前 の 日本 で は 最も 重要 な 屋根 材 として 用い られ た 。  屋根 を 葺く ため に 刈り取っ た 茅 を とくに 刈 茅 （ かる かや ） と 呼び 、 これ を 用い て 葺い た 屋根 を 茅 葺 （ か やぶき ） 屋根 と 呼ん だ 。  現在 でも 、 菅笠 を はじめ と する 各種 民芸 品 や 、 茅の輪 （ ちの わ ） など が 茅 を 編ん で 作ら れ て いる 。  かつて の 農村 で は 牛 など 家畜 の 飼料 、 田畑 の 肥料 、 燃料 など さまざま な 利用 が あっ た 。  この よう に 重要 で あっ た 茅 を 確保 する ため に 、 往時 の 農村 で は 、 集落 周辺 の 一定 地域 を 茅場 と し 、 毎年 火 を 入れ て 森林 化 の 進行 を 防ぎ 、 そこ から 茅 を 収穫 する こと が 普通 で あっ た 。  茅 ・ 萱 は 秋 の 季語 で ある 。  カヤ が 和名 に 付く 種 は 多く 、 ほとんど が イネ 科 で ある 。  カヤ が 和名 に 付く 代表 的 な 種 と 、 それ 以外 でも カヤ の 例 と さ れる 種 を 挙げる 。  裸子植物 の カヤ （ 榧 、 イチイ 科 の 木本 ） および イヌ カヤ 、 カヤツリグサ （ 蚊帳 吊 草 ） の 「 カヤ 」 は 「 茅 」 と は 無関係 で ある 。多年生 植物 （ た ねん せいし ょくぶつ ） と は 、 個体 として 複数 年 にわたって 生存 する 植物 の こと で ある 。 多年生 宿根草 や 木本 植物 が それ に あたる 。 しばしば 草本 （ いわゆる 草 ） に対して 用い られる 言葉 で あり 、 「 多年草 」 と 呼ぶ こと が ある 。  多年生 植物 に対して 、 1 年 で 世代 を 終える 植物 は 「 一年生植物 」 と いう 。 また 、 冬 の 前 に 発芽 し 冬 を 越え て 春 から 夏 に 花 を 咲かせ て 枯れる もの を 、 特に 「 二年生植物 」 と 呼ぶ こと が ある が 、 実質 的 に は 一年生植物 で ある 。 一方 で 、 1 年 を 超え 2 年 以内 で 世代 を 終える 植物 （ ハタザオ 、 ツキミソウ など ） の こと を 「 二年生植物 」 と 定義 する 場合 も ある 。  熱帯 の 多雨 地帯 の よう に 年間 を通じて 植物 の 成長 が 維持 できる 環境 で は 、 植物 は 一般 的 に 多年生 で ある 。 厳しい 乾期 や 冬季 など 植物 の 生長 に 不利 な 季節 が ある 場合 、 これ を 乗り越え られれ ば 多年生 植物 と なる 。 その ため 熱帯 で は 多年生 で ある が 、 温帯 で は 一 年生 に なる 植物 も 存在 する 。  通年 にわたって 地上 に 姿 を 見せ て いる もの も ある が 、 越冬 時 など に 地上 部 の 茎 や 葉 が 枯れ 落ちる 一方 で 地下茎 や 根 など が 休眠 状態 で 残り 、 翌年 に そこ から 再び 茎 や 葉 を 伸ばす もの も ある 。 この よう に 地上 部 だけ が 枯れ て しまう もの を 「 宿根草 」 と いう 。 なお 、 園芸 方面 で は 後述 の よう に 「 常緑 草 」 も 含め て 宿根草 と 呼ん で いる 。  やや 珍しい 部類 に 属する が 、 1 年 目 で 発芽 し 、 2 年 目 で 成長 、 3 年 目 に 花 を 咲かせ て 枯れる もの が ある （ ムラサキケマン など ） 。 ただし 、 特に 三 年 草 が 多い という わけ で は なく 、 むしろ もっと 長い 年月 にわたって 花 を つけ ず に 成長 し 、 最後 に 開花 し て 枯れる という 経過 を 辿る 植物 が たくさん 存在 し て おり 、 有名 な もの に タケ や リュウゼツラン が ある 。 この よう な 生活 史 を 持つ 植物 の こと を 「 一 稔 性 」 （ 一 回 結実 性 、 ） と 呼ぶ 場合 が ある 。  ミント や マツバギク の よう に 年中 緑 の 葉 が ある もの を 「 常緑 多年草 」 、 生育 に 適さ ない 時期 （ 多く は 冬 だ が 夏 の こと も ある ） に 地上 部 が 枯れる もの を 「 宿根草 」 （ しゅっ こん そう ） と いう 。 また 、 鱗茎 ・ 塊茎 ・ 球茎 など の 球根 を 形成 する 植物 を 「 球根 植物 」 と いう 。 園芸 で は 、 常緑 草 と 宿根草 を 合わせ て 宿根草 と 呼ん で いる 。  球根 植物 は 原則 として 分 球 によって 増やす が 、 タネ から 1 年 で 開花 する もの を 一 度 に 大量 に 増やし たい 場合 （ ユリ 類 、 アネモネ 、 ラナンキュラス 、 ダリア の 一部 など ） は 、 実生 で 増やす 。 宿根草 で は 実生 の 他 、 挿し 芽 、 株分け など が 行わ れる 。  「 多年生 」 や 「 一 年生 」 という 語 は 、 植物 に 限ら ず 生物 全般 に対して 用いる こと が できる 表現 で ある 。ニチニチソウ （ 日々 草 、 学名 :   ） は 、 キョウチクトウ 科 ニチニチソウ 属 の 一 年 草 。  初夏 から 晩秋 まで 次々 に 花 が 咲く ので 、 「 日々 草 」 と いう 。  原種 は 小 低木 で 、 匍匐 する 傾向 が ある が 、 一般 に は 一 年 草 として 、 観賞 用 に 改良 さ れ た 品種 は 、 直立 する もの が 多い 。  葉 は 長 楕円 形 で 、 対生 する 。  花 は 直径 3 ～ 4 cm 程度 で 、 花弁 は 5 裂 し 、 色 は 白 、 ピンク 、 赤 、 赤 紫 など が あり 、 中心 だけ 色 が 違う もの も ある 。  ニチニチソウ に は 、 「 ビンカアルカロイド 」 と 総称 さ れる 、 10 種 以上 の アルカロイド が 、 全 草 に 含ま れる 。  その うち の 、 ビンクリスチン と ビンブラスチン に は 、 細胞 分裂 阻害 作用 （ チューブリン 脱 重合 による ） が あり 、 抗 がん 剤 として 用い られる が 、 脱毛 など の 副作用 ・ 毒性 が ある ので 、 素人 の 利用 は 危険 。 たんに 食する と 、 嘔吐 や 下痢 程度 で は 済まない こと に なる 。  マダガスカル 原産 で 、 熱帯 各地 に 野生 化 する 。 温帯 で も 栽培 可能 で ある 。  観賞 用 に 栽培 さ れる 。  ニチニチソウ 属 （ ニチニチソウ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 キョウチクトウ 科 の 属 の 一つ 。アイ （ あ ゐ 、 藍 、 学名 ： ） は 、 タデ 科 イヌタデ 属 の 一年生植物 。 別名 は 、 タデアイ （ 蓼 藍 ） 、 アイタデ （ 藍 蓼 ） 。 紀元前 より 世界 各地 で 青色 の 染料 として 重用 さ れ て い た が 、 化学 合成 し た インディゴ 染料 が 発明 さ れ て 以降 は 合成 インディゴ が 工業 的 に は よく 用い られ て いる ため 、 染料 用途 で 用い られる こと は あまり なくなっ た 。  外形 は イヌタデ に よく 似 て いる が 、 アイ は 葉 を 傷つける と 傷口 が 藍色 に なる 。 茎 は 高 さ 60 - 90 cm に なり 、 よく 枝分かれ する 。 葉 は 幅 の 広い 披針形 （ 竹 の 葉 の よう な 先端 が 尖り 基部 の やや 広い 形 ） を し て いる 。 一年生植物 で あり 、 原産地 は 東南アジア 。 葉 は 藍色 色素 の 原料 と なる 他 、 乾燥 さ せ て 、 解熱 、 殺菌 の 漢方薬 として も 用い られる 。  藍 染め に 利用 さ れる 。  藍 染め は 奈良 時代 から 続く 歴史 が あり 、 藍 による 染色 を 愛好 する 人 も いる 。 海外 で は “ " Japan   Blue "” と 呼ば れる こと も ある （ 広重 や 北斎 など の 浮世絵 の 藍色 を さし て 同様 に “" Japan   Blue "” あるいは “ Hiroshige   Blue ” と 言う こと も ある が 、 これ は 正確 に は 藍 で は なく ベロ 藍 （ 紺青 ） で ある ） 。 染色 に は 生葉 染め 、 乾燥 葉 染め 、 すく も 染め が ある 。 生葉 染め に は 、 最も 古い 方法 で ある 布 に 生葉 を そのまま 叩きつけ て 染める 叩き 染め か 、 すり潰し た 汁 で 染める 方法 が ある が 、 濃く 染まら ない 、 葉 が 新鮮 な うち で なけれ ば 染色 でき ない （ 水溶 性 の インディカ ン が 不溶性 の インディゴ に 変化 し て 利用 でき なく なる ため ） といった 欠点 が ある 。  乾燥 葉 染め は 、 アイ 葉 を 乾燥 さ せ た もの を 用いる 方法 。 そのまま で は 色素 が 繊維 に 沈着 し ない ので 、 還元 反応 を 行っ て 色素 の 沈着 が できる よう に し なけれ ば なら ない 。 生葉 に 比べ て 無駄 なく 染色 でき 、 時期 も あまり 選ば ない 。  すく も 染め は 、 乾燥 し た アイ 葉 を 室 の なか で 数 ヶ月 かけ て 醗酵 さ せ て す くも を 造り 、 更に それ を 搗き 固め て 藍 玉 を 作り 、 これ を 利用 する 方法 で ある 。 生産 に 高度 な 技術 と 手間 を 必要 と する ため 、 現在 で は 徳島 以外 で 日本 産 の す くも を 見る こと は ほぼ ない 。 染色 に は 、 藍 玉 （ すくも ） を 水甕 で 醗酵 さ せ て から 行う （ 醗酵 する と 水面 に できる 藍色 の 泡 を 「 藍 の 華 」 と 呼び 、 これ が 染色 可能 な 合図 に なる ） ので 、 夏 の 暑い 時期 が 最適 で ある 。 すく もの 利点 は 、 いつ でも 醗酵 さ せ て 染色 できる こと 、 染料 の 保存 が 楽 な こと 、 木綿 に も 濃く 染め られる こと など が 挙げ られる 。  藍染 は 、 徳島 平野 で 行わ れる もの が 有名 で ある 。  日本 に 存在 する アイ の 品種 は 、 小上 粉 （ こじ ょうこ ） （ 赤花 、 白 花 が あり 、 最も 栽培 さ れ て いる ） 、 小 千 本 （ こせん ぼん ） （ 青 茎 、 赤 茎 が あり 、 株 が 真っ直ぐ に 育つ ） 、 百 貫 （ ひ ゃっかん ） （ 大量 に 収穫 できる 事 から の 名 だ が 、 品質 は 劣る と 言わ れる ） など が ある 。  藍染 し た 布 は 、 抗菌 性 、 消 臭 性 に 優れ て おり 、 虫食い を 受け にくく 高い 保存 性 を 有し て いる 。 また 、 藍染 し た 和紙 で ある 紺 紙 は その 色合い の 美し さ のみ なら ず 防虫 も 目的 として 写経 など に 利用 さ れ て おり 、 平安 時代 末 に 書か れ た 国宝 の 「 紺 紙 金銀 字 交書一 切 経 」 は 紺 紙 の 保存 性 により 朽ちる こと なく 現存 し て いる 。 ただし 、 紺 紙 の 防虫 性 は アイ の 成分 に 由来 し て いる の で は なく 、 何 度 も 水洗い し 表面 を 貝殻 で 擦り 平滑 化 する という 特殊 な 製紙 法 に 起因 し て いる と も 考え られ て いる 。  アイ の 葉 は 古来 より 薬用 植物 として 解熱 、 解毒 や 抗 炎症 薬 等 に 用い られ て おり 、 江戸 時代 に は クモ や ヘビ など の 毒 を 持つ 生き物 に 咬ま れ た 傷 の 治療 に 用い られ て い た 記録 が 残っ て いる 。 近年 の 研究 で は 抗 ガン 作用 を 持つ トリプタンスリン や 抗菌 活性 を 持つ ケンペロール など の 複数 の 生理 活性 物質 が アイ から 単 離さ れ て おり 、 また アイ の 葉 に は フラボノール 配 糖 体 が 豊富 に 含ま れる こと から 、 コレステロール を 低減 さ せる 効果 について も 研究 さ れ て いる 。 その他 、 アイ の 葉 を 刺身 の ツマ に 使っ たり 、 酢 と 混ぜ て アユ の 臭み 取り に 使う など 、 食用 に 用い て いる 地域 も ある 。  日本 に は 6 世紀 頃 中国 から 伝わり 、 藍色 の 染料 を 採る 為 に 広く 栽培 さ れ た 。 特に 江戸 時代 に 阿波 で 発達 し 、 19 世紀 初め に は 藍 玉 の 年産 額 15 万 - 20 万 俵 を 誇っ た 。 しかし 、 明治 時代 に 入る と 藍 玉 が インド から 輸入 さ れ 作付 が 激減 し 、 また ドイツ で 人工 藍 の 工業 化 が 成功 し て 1904 年 ごろ から 盛ん に 輸入 さ れる よう に なり 、 現在 で は ほとんど 栽培 さ れ なく なっ た 。ナンテン （ 南天 、 学名 ： ） は 、 メギ 科 ナンテン 属 の 常緑 低木 。  和名 の 由来 は 、 漢 名 の 「 南天 燭 」 の 略 。 南天 の 花 は 、 仲夏 の 季語 。 実は 三 冬 の 季語 。  高 さ は 2 m 位 、 高い もの で 4 〜 5 m ほど 。 幹 の 先端 に だけ 葉 が 集まっ て 付く 独特 の 姿 を し て いる 。 葉 は 互生 し 、 三 回 羽 状 複葉 で 、 小 葉 は 広 披針形 で 先端 が 少し 突きだし 、 革質 で 深い 緑色 、 やや つや が ある 。  先端 の 葉 の 間 から 、 花序 を 上 に 伸ばし 、 初夏 に 白い 花 が 咲き 、 晩秋 から 初冬 にかけて 赤色 （ まれ に 白色 ） の 小 球形 の 果実 を つける 。  中国 原産 。 日本 で は 西日本 、 四国 、 九州 に 自生 し て いる が 、 古く に 渡来 し た 栽培 種 が 野生 化 し た もの だ と さ れ て いる 。 東北 、 中部 、 東日本 で も み られる 。  山口 県 萩 市 川上 の 「 川上 の ユズ および ナンテン 自生 地 」 は 、 国 の 天然記念物 （ 1941 年 指定 ） 。  庭木 として や 玄関 前 など に 植え られる こと が 多い 。  江戸 時代 に 様々 な 葉 変わり 品種 が 選び出さ れ 、 盛ん に 栽培 さ れ た 。 古典 園芸 植物 として 現在 も その 一部 が 保存 栽培 さ れ て いる 。 錦糸 南天 等 と よば れる 。 園芸 種 の オタフクナンテン は 葉 が 紅葉 し やすく 真夏 で も 赤い 葉 を 付ける 。 実 が つか ない の が 特徴 で 、 高 さ も 50 cm 程度 しか 伸び ない ので 、 下草 など と 一緒 に 庭園 に よく 使用 さ れる 。 葉 が やや 円形 な ので 別名 オカメナンテン と も 呼ば れる 。  稀 に 太く 育っ た もの は 、 幹 を 床柱 として 使う こと が あり 、 鹿苑寺 （ 金閣寺 ） の 茶室 、 柴又 帝釈天 の 大 客殿 など で 見 られる 。  音 が 「 難 転 」 即ち 「 難 を 転ずる 」 に 通ずる こと から 、 縁起 の 良い 木 と さ れ 、 鬼門 または 裏鬼門 に 植える と 良い など という 俗信 が ある 。 福寿草 と セット で 、 「 災い 転じ て 福 と なす 」 と も いわ れる 。 また 、 江戸 の 百科 事典 「 和漢 三 才 図会 」 に は 「 南天 を 庭 に 植えれ ば 火災 を 避け られる 」 と あり 、 江戸 時代 は どの 家 も 「 火災 除け 」 として 玄関 前 に 植え られ た 。 赤い 色 に も 縁起 が 良く 厄除け の 力 が ある と 信じ られ 、 江戸 後期 から 慶事 に 用いる よう に なっ た 。 トイレ の 前 に も 「 南天 手水 」 と 称し 、 葉 で 手 を 清める ため など の 目的 で 植え られ た 。  葉 は 、 南天 葉 （ なん てん よう ） という 生薬 で 、 健 胃 、 解熱 、 鎮咳 など の 作用 が ある 。 葉 に 含ま れる シアン化水素 は 猛毒 で ある が 、 含有 量 は わずか で ある ため に 危険 性 は 殆ど なく 、 食品 の 防腐 に 役立つ 。 この ため 、 彩り も 兼ね て 弁当 など に 入れる 。 熊本 県 旧 飽田 町 ( 現 熊本 市 ) で は 、 すり潰し た ナンテン の 葉 の 汁 を 濾し た もの を 小麦粉 の 生地 に 加え た 麺 料理 「 しる か え 」 を 作る 。 もっとも 、 これ は 薬用 で なく 、 食あたり の 「 難 を 転ずる 」 という まじない の 意味 と の 説 も あり 、 当初 から 、 殺菌 効果 が ある と 分かっ て 赤飯 に 添え られ たり 、 厠 （ 手洗い ） の 近く に 植え られ た の か は 定か で は ない 。  南天 実に 含ま れる 成分 として は 、 アルカロイド で ある ヒゲナミン 、 イソコリジン 、 ドメス チン （ domesticine ） 、 プロトピン 、 ナンテニン （ nantenine ：" o "-   methyldomesticine ） 、 ナンジニン （ nandinine ） 、 メチルドメスチン 、 配 糖 体 の ナンジノシド （ nandinoside ） など の 他 、 リノリン 酸 、 オレイン 酸 が 知ら れ て いる 。 鎮咳作 用 を もつ ドメスチン は 、 多量 に 摂取 する と 知覚 や 運動 神経 の 麻痺 を 引き起こす ため 、 素人 が 安易 に 試す の は 危険 で ある 。 また 、 近年 の 研究 で ナンテニン に 気管 平滑 筋 を 弛緩 さ せる 作用 が ある こと が 分かっ た 。 また 、 ナンジノシド は 抗 アレルギー 作用 を 持ち 、 これ を 元 に し て 人工 的 に 合成 さ れ た トラニラスト が 抗 アレルギー 薬 及び ケロイド の 治療 薬 として 実用 化 さ れ て いる 。ミズメ （ ） は 、 カバノキ 科 カバノキ 属 の 落葉 高木 。 ヨグソミネバリ （ 夜 糞 峰 榛 ） 、 アズサ ( 梓 ) と も 呼ば れる 。 樹皮 や 材 観 が サクラ に 似 て いる こと から 、 ミズメザクラ （ 水目 桜 ） と も 呼ば れる 。  古く は 国内 木材 の 中 から 最も 高い 弾力 性 を 生かし 梓弓 を 作る とき に 使用 さ れ て い た 。 下記 の サリチル酸 メチル 由来 芳香 も あり 魔 除け の 意味 も ある 。  サリチル酸 メチル を 多く 含み 、 枝 を 折る と 独特 の におい が する 。 「 夜 糞 」 という 名 も この におい による らしい 。 実際 に は サリチル酸 メチル は 悪臭 より も 芳香 で ある ため 香料 に も 使わ れる 。  なお 、 「 梓 （ し ） 」 は 、 本来 この 種 を 指す 漢字 で は なく 、 中国 で は ノウゼンカズラ 科 の キササゲ の こと で ある 。  昔 は 湿布 薬 として 使わ れ て い た 。タマリンド （ 、 学名 ：" Tamarindus   indica "） は 、 マメ 科 ジャケツ イバラ 亜 科 タマリンド 属 の 常緑 高木 。 タマリンド 属 で 唯一 の 種 で ある 。 果実 が 食用 に なる 。 別名 、 チョウセンモダマ 。  アフリカ の 熱帯 が 原産 で 、 インド 、 東南アジア 、 アメリカ 州 など の 亜熱帯 および 熱帯 各地 で 栽培 さ れる 。  樹高 は 20 m 以上 に なる 常緑 高木 で 、 葉 は 長 さ 15 - 20 cm の 羽 状 複葉 、 小 葉 は 10 - 20 片 で 長 楕円 形 。 花 は 総状 花序 を なし 、 5 弁 で 径 3 cm 。 黄色 に 橙色 または 赤色 の すじ が 入る 。  果実 は 長 さ 7 - 15 cm 、 幅 2 cm ほど の やや 湾曲 し た 肉 厚 な 円筒 形 の さや で 、 黄 褐色 の 最 外皮 は 薄く もろい 。 1 個 ないし 10 個 の 黒褐色 で 扁平 な 卵 円形 の 種子 と の 間隙 は ペースト 状 の 黒褐色 の 果肉 で 満たさ れる 。 この 果肉 は 柔らかく 酸味 が あり 、 食用 と さ れる 。  半 乾燥 地 に 適応 し て いる が 、 雨 の 多い ところ でも 生育 する 。  酸味 が 弱く 甘味 が 強い 生食 に 適し た 品種 も ある 。  料理 の 酸味 料 や 食品 添加 物 の 増 粘 安定 剤 として 用い られる 他 、 ピクルス 、 シロップ 、 清涼飲料水 に 加工 さ れる など 、 利用 範囲 の 非常 に 広い 果実 で ある 。 その他 に 甘み と 酸味 を 楽しむ ため に 生食 、 ドライ フルーツ 、 砂糖 漬け 、 塩漬け など に 加工 さ れる 。 香り の 主成分 は フルフラール 、 2 - アセチルフラン など 。  種子 の 胚乳 部分 から 抽出 し て 得 られ た もの から 、 食品 添加 物 として の 多 糖類 を 主成分 と する 増 粘 安定 剤 の タマリンドガム （ タマリンドシードガム ） を 製造 する 。  酒石酸 と クエン 酸 による 強い 酸味 を もつ 黒褐色 の 果肉 が 使わ れる 。 果肉 だけ を 集め て 固め た 数 百 g の ブロック か 、 浸出 し た エキス の 形 で 売ら れる の が 一般 的 で ある 。 ブロック の もの は 水 に 浸し て 、 ペースト の よう に なっ た もの を 調理 に 用いる 。  インド 料理 で は 果肉 を 熱湯 に 溶かし て チャツネ を 作る 他 、 サーンバール や ラッサム の 酸味 づけ に 用いる 。 インド の マクドナルド で は 、 マクイムリー （ McImli ： 「 イム リー 」 （ इमली ） と は ヒンディー 語 で タマリンド の 意 ） という タマリンドソース を つけ て もらう こと が できる 。  タイ 料理 の トムソム や フィリピン 料理 の シニガン の 酸味 づけ に も タマリンド が 欠か せ ない 。 イラク 中部 と 南部 で は ドルマ の 酸味 づけ に タマリンド を 用いる こと が ある 。  ベトナム 料理 の 甘酸っぱい スープ で ある カインチュア の 酸味 づけ に も タマリンド を 用いる 。  ラテンアメリカ や 東南アジア で は 、 タマリンド の 果肉 から 清涼飲料水 を 作る 。 タマリンド の 缶 ジュース も 市販 さ れ て いる 。  東南アジア で は ジャム や ソフト キャンディー に 加工 し たり 、 砂糖 漬け 、 塩漬け の お やつ と し て も 売ら れる 。 ベトナム で は クラッシュ アイス と 煎り ピーナツ を 加え た ダー・メ （ Đá   me ： 「 氷 タマリンド 」 の 意 ） や 、 さらに 練乳 を 加え た スア・ダー・メ （ Sữa   đá   me ： 「 ミルク 氷 タマリンド 」 の 意 ） として 飲む 。  生食 に は スイートタマリンド と 呼ば れる 種類 の 果実 を 樹 上 で 成熟 さ せ 水分 が 20 ％ 以下 に し た もの を 収穫 し て 用いる 。  フィリピン で は 、 マラリア に 効能 が ある として 葉 を タマリンド 茶 として 用いる 。シャム ロック （ ） は 、 マメ 科 の クローバー （ シロツメクサ 、 コメツブツメクサ など ） 、 ウマゴヤシ 、 カタバミ 科 の ミヤマ カタバミ など 、 葉 が 3 枚 に 分かれ て いる 草 の 総称 で ある 。   アイルランド 語 で クローバー の 意味 の または 、 若い 牧草 を 意味 する を 、 似 た 発音 で 読める よう に 英語 で 綴っ た 語 で ある 。 アイルランド で 432 年 ごろ に 聖 パトリキウス （ パトリック ） は 「 シャム ロック の 葉 が 3 つ に 分かれ て いる の は 「 三位一体 」 を 表し て いる の だ 」 と 説明 し 、 キリスト 教 の 布教 に 利用 し た 。   アイルランド の 国花 で 、 アイルランド 政府 により 商標 登録 さ れ て いる 。 アイルランド を 表す もの に 使わ れる こと が 多い 。  アイルランド で は 何処 でも 見 られる ため 、 「 エメラルド ・ グリーン の 島 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。   アイルランド の 聖人 と なっ た 聖 パトリキウス （ パトリック ） の 命日 で ある 3 月 17 日 は 聖 パトリック の 日   と 呼ば れ 、 シャム ロック を 胸 に 飾る か 、 緑色 の もの を 身 に 付け て 祝う 。  アイルランド の フラッグ ・ キャリア で ある エアリンガス は 、 尾翼 章 に シャム ロック を 図案 化 し て いる 。  ラグビー アイルランド 代表 （ アイルランド 共和 国 および 北アイルランド から 選出 ） の エンブレム に も 使用 さ れ て いる 。  の 旗 に 使わ れ て い た 。  モントリオール の 市 旗 に 使わ れ て いる 。胞子 （ ほうし ） は 、 シダ 植物 ・ コケ 植物 および 藻類 、 菌類 （ キノコ ・ カビ ・ 酵母 など ） 、 あるいは 原生 生物 の うち の 変形 菌 など が 形成 する 生殖 細胞 を 指す 。 胞子 による 生殖 を 胞子 生殖 と 呼ぶ 場合 が ある 。  また 、 鞭 毛 を 持っ て 運動 する 胞子 を 、 遊走子 と 呼ぶ 。  胞子 と 呼ば れる の は 、 その 生殖 細胞 が 、 以下 の よう な 特徴 の すべて （ あるいは その いくつ か ） を 有し て いる 場合 で ある 。  しかしながら 、 多く の 例外 が あり 、 むしろ 上 に 列記 し た よう な 生物 群 が 形成 する 生殖 細胞 を いちおう ひとまとめ に し て 胞子 と 呼ぶ 、 という 傾向 が ある 。 たとえば 、 菌類 が 形成 する 無性 胞子 の うち に は 、 特定 の 器官 内 に ただ 一 個 しか 形成 さ れ ない 場合 も み られる し 、 そもそも 菌類 に は 「 個体 」 という 概念 が なく 、 「 新しい 個体 」 を 形成 する という 定義 を 当てはめる こと が でき ない 。  種子 植物 の 場合 、 胚 嚢細胞 や 花粉 四 分子 が シダ 植物 の 胞子 と 相 同 の 器官 で は ある が 、 もはや 上記 の 定義 に は そぐわない 。  維管束 植物 や コケ 植物 の 中 に は 、 より 多数 の 細胞 から なり 、 ある程度 組織 化 さ れ た 散布 体 を 作る もの が ある が 、 その よう な もの は 通常 は 胞子 と は 呼ば ず 、 芽 子 など と 称さ れる 。  藻類 など で は 、 単独 で 成長 する こと の できる 生殖 細胞 を 形成 する 場合 が ある 。 これ を も 胞子 の 一 型 に 含める 考え方 も ある 。  また 、 マラリア 原虫 を 含む 原生 動物 に 胞子 虫 と 呼ば れる 分類 群 が いくつ か 存在 し 、 それら の 生殖 細胞 に も 胞子 という 言葉 が 当て られる 。 恐らく 、 胞子 虫 の 生殖 細胞 が 、 一 度 に 多数 の 小さい 細胞 に 分割 さ れ て 分散 する 過程 が 胞子 を 想像 さ せ た もの と 思わ れる 。  菌類 において は 、 ごく 普遍 的 に 見出さ れる 。 核 の 融合 と それ に 続く 減数 分裂 と を 経 て 形成 さ れる 胞子 を 指し て 、 一般 に は 有性 胞子 と 呼ぶ 。 ただし 、 菌 の 種類 によって は 、 核 の 融合 と 減数 分裂 と の 結果 として 作ら れ た 雌雄 それぞれ の 核 が 、 一 個 の 胞子 に 同時に 配分 さ れる 場合 も あり 、 この 場合 、 見かけ 上 から は 胞子 に 性別 が ない よう に 誤ら れ やすい 。  核 融合 および 減数 分裂 を 経 ず に 、 性的 和合 性 を 有し た 複数 の 核 を 含む 細胞 断片 が そのまま 胞子 として 機能 する 例 は ごく 普遍 的 で 、 この 型 の 胞子 は 分 生子 （ ぶん せいし ） と 称さ れ 、 慣例 的 に は 無性 胞子 の 一 型 として 扱わ れる 。 ただし 、 複数 の 核 を 含む 細胞 で あっ て も 、 それら の 核 の 間 に 性的 和合 性 が ない 場合 は 、 他 の 細胞 と の 間 で 性的 和合 （ 接合 ） を 果たさ なけれ ば 以後 の 生活 環 を まっとう でき ない こと に なる ため 、 こちら は 有性 胞子 として 区分 さ れる 。  胞子 に 雌雄 の 性的 二形 が ある 場合 、 雌 性 の 胞子 を 大 胞子 と いい 、 雄 性 の 胞子 を 小 胞子 と いう 。 この 区別 は 、 胞子 の 見かけ のみ に 基づく もの で 、 雌 性 の 胞子 の ほう が より 小形 で ある こと も しばしば 見 られる 。 菌類 で は 、 雌 性 胞子 を 指し て 不動 精子 の 呼称 が 当て られる 場合 も あり 、 さらに 性的 な 区別 と は 別に 、 三つ または それ 以上 の 異なっ た タイプ の 胞子 を 生じる 菌 も 少なく ない 。  胞子 の 形成 過程 において 、 それ が 細胞 内 に 形成 さ れる 場合 、 これ を 内 生 胞子 と 呼ぶ 。 また 、 その 形成 器官 は しばしば 胞子 嚢 と 称さ れる が 、 シダ 類 や 蘚類 など の よう に 、 多数 の 細胞 で 構成 さ れる 場合 に のみ 胞子 嚢 の 呼称 を 当て 、 単一 の 細胞 の 内部 に 胞子 を 形成 さ れる 場合 （ 子 嚢菌類 など ） に対して は 子 嚢 という 呼び名 を 当てる の が 慣例 に なり つつ ある 。 また 、 単一 の 細胞 内 に 形成 さ れ た 胞子 が 鞭 毛 を 備え て いる 場合 （ これ を 遊走子 、 あるいは 遊走細 胞 と 呼ぶ ） 、 その 形成 細胞 を 特に 遊走子 嚢 と 呼ぶ 。  胞子 が 外部 に 形成 さ れる 場合 、 外 生 胞子 と 呼ば れる 。 担子菌 類 、 および ごく 一部 の 変形 菌 において 見出さ れる 。  体 細胞 分裂 によって 形成 さ れる 胞子 を 栄養 胞子 、 減数 分裂 によって 形成 さ れる 胞子 を 減数 胞子 と いう 。  菌類 で は 、 発芽 し た 胞子 が 菌糸 と なら ず 、 より 小形 な 胞子 を 形成 する もの が 存在 する 。 この 場合 に 新た に 形成 さ れ た 胞子 を 二 次 胞子 と 呼ぶ が 、 この 呼称 は 複数 の 細胞 で 形成 さ れ た 胞子 が より 少数 の 細胞 から なる 断片 に 分割 さ れ 、 その 断片 の おのおの が 独立 し た 胞子 として 機能 する 場合 （ たとえば セミ タケ など ） に も 適用 さ れ 、 やや あいまい な 用語 で ある 。 卵 菌類 で は 遊走子 が シスト を 形成 し 、 やや 形 の 異なる 遊走子 に 変形 し た あと で 再び 分散 する 例 が ある が 、 これら を それぞれ 一 次 遊走子 、 二 次 遊走子 と いう 。  菌類 の 場合 、 胞子 が 粘液質 に 埋もれ て 形成 さ れる 例 が あり 、 これ を 湿性 胞子 （ wet   spore ） と いう 。 これ に対して 、 胞子 が 乾燥 し て バラバラ に なる 状態 の もの は 乾性 胞子 （ dry   spore ） と 称さ れる 。 この よう な 相違 は 胞子 分散 の 様式 に 関係 し て いる と も 考え られ て いる 。 粘液 に 閉じこめ られ た もの は 、 動物 など に 付着 し て 運ば れる の で は ない か など と 考え られる が 、 必ずしも そう で は なく 、 たとえば クモノスカビ は 胞子 嚢 の 壁 が いったん 溶解 し て 粘液質 に なり 、 その後 に 再び 乾燥 し て 崩壊 し 、 胞子 は 風 や 水流 によって 分散 さ れる 。  いずれ も 、 複 相 世代 の 植物 体 に 胞子 嚢 が 作ら れ 、 その 中 に 胞子 が 形成 さ れる 。 胞子 形成 時 に 減数 分裂 が 伴う ので 、 胞子 は 単 相 で ある 。  菌類 で は 、 分類 群 によって 胞子 の 形成 様式 に 非常 に 多種 多様 な 違い が ある 。  どの よう な 胞子 を 作る か （ 特に 減数 分裂 に 関わる 胞子 の 形成 様式 ） は 、 菌類 の 分類 で は 非常 に 重要 視 さ れる 。 詳細 は 各 分類 群 を 参照 の こと 。 → ツボ カビ 門 ・ 接合 菌 門 ・ 子 のう 菌 門 ・ 担子菌 門 ・ 不完全 菌  接合 菌 門 の もの は 胞子 嚢胞 子 を 形成 する と さ れ て いる が 、 すべて の 種 が そう で ある か 否 か は 論議 が ある 。  胞子 嚢 の 基部 が 崩壊 し 、 胞子 嚢 そのもの が 分散 単位 と なる 小 胞子 嚢 を 形成 する 菌 群 が あり 、 しかも その 中 に は 、 胞子 嚢内 に 胞子 が ただ 一 個 しか 作ら れ ない もの が ある 。 この 場合 、 分 生子 と の 区別 が 困難 で ある 。 また 、 ハエ カビ 目 や トリモチカビ 目 の 形成 する もの は 、 機能 的 に は 真性 の 分 生子 で ある と の 説 も ある 。  また 、 栄養 菌糸 の 一部 が 区画 さ れ 、 細胞 壁 が 肥厚 し た 厚 壁 胞子 （ 厚 膜 胞子 とも ） の 形成 も 、 さまざま な 菌類 に 見 られる 。 休眠 機能 を 持っ た もの のみ を 真 の 厚 壁 胞子 として 扱う の が 妥当 で ある という 意見 も ある が 、 休眠 機能 を 持つ か どう か の 判断 は 現実 に は 困難 で あり 、 慣用 的 に 細胞 壁 が 厚い 胞子 を 指し て 用い られ て いる 呼称 に 過ぎ ない 。隠花植物 （ いんか し ょくぶつ ） と は 、 顕花植物 の 対語 で あり 、 かつて 下等 植物 と みなさ れ た 生物 に対して 使わ れ て い た 分類 用語 で 、 現在 は 生物 学 用語 として 使わ れる こと は まず ない 。  かつて 、 生物 の 分類 を 動物 と 植物 に 分け て い た （ 二 界 説 ） 頃 、 植物 の 中 で 花 の 咲か ない もの に対して この 語 が 使わ れ た 。  具体 的 に は 、 以下 の よう な 生物 が そこ に 含ま れ て い た 。  これら の 生物 が 、 系統 的 及び 生態 的 に 極めて 多様 性 に 富ん だ もの で ある こと が 判明 し 、 二 界 説 の 根拠 も 薄れ た 時点 で 、 隠花植物 という 用語 の 存在 意義 は なくなっ た と 言える 。 その 使わ れ 方 も 、 その後 の 運命 も 、 動物 の 世界 における 無 脊椎動物 という 用語 と 似 て いる 。  現在 、 生物 学 関連 分野 で この 語 を 見かける の は 「 南方 熊楠 は 隠花植物 の 研究 を 志し … 」 という よう な 科学 史 分野 の 記述 ぐらい で ある が 、 文学 的 に は 今日 でも しばしば 使用 さ れ て いる 。 また 、 写真 家 の 伊沢 正名 が この 分野 全体 を 被写体 として 旺盛 に 撮影 を 行っ て いる 。除草 剤 （ じょそう ざい ） は 、 植物 （ 雑草 ） を 枯らす ため に 用い られる 農薬 で ある 。 接触 し た 全て の 植物 を 枯らす 非 選択 的 除草 剤 と 、 農作物 に 比較的 害 を 与え ず 対象 と する 植物 を 枯らす 選択 的 な 除草 剤 に 分け られる 。 植物 ホルモン 類似 の 効果 で 雑草 の 生長 を 阻害 する もの も ある 。  広く 使わ れ た 最初 の 除草 剤 は 2 , 4 - ジクロロフェノキシ 酢酸   ( 2 , 4 - D )   で 、 第 二 次 世界 大戦 直後 から 使わ れ た 。 これ は 製造 が 簡単 で 、 広葉 （ 双 子葉 ） 植物 を 枯らす の に対し 、 イネ 科 植物 に は 影響 を 与え ず 、 現在 でも 用い られる 。 多く は アミン 塩 や エステル の 形 が とら れる 。 2 , 4 - D の 選択 性 は あまり 高く なく 、 対象 で ない 植物 に も 害 を 与える 。 また 一部 の 広葉 雑草 や つる 植物 、 スゲ 類 など に は 効果 が 低い 。  1970 年代 に は アトラジン が 導入 さ れ た が 、 これ は ヨーロッパ など で 地下 水 を 汚染 し て いる の で は ない か と 疑わ れ て いる 。 アトラジン の 分解 に は 数 週間 かかり 、 降雨 によって 地中 深く 浸透 する と 考え られる ため で ある 。 この こと を 「 キャリー オーバー が 多い 」 と 称し 、 除草 剤 として は 望ましく ない 性質 で ある 。  グリホサート （ 商品 名 :   ラウンド アップ ） は 、 1980 年代 半ば に 導入 さ れ た 非 選択 的 除草 剤 で 、 直接 接触 し た すべて の 植物 を 枯らす 。 現在 で は 遺伝子 操作 により 、 これ に 耐性 を 有する 作物 が 開発 さ れ た ため 、 雑草 防除 用 の 主要 除草 剤 と なっ て おり 、 除草 剤 と 耐性 作物 種子 （ 遺伝子 組 換え 作物 ） が 合わせ て 売ら れる よう に なっ た 。  2015 年 に は 国際 がん 研究 機関 が 除草 剤 グリホサート を 、 グループ 1 に 次ぎ 2 番目 に 発がん 性 リスク の 高い グループ 2 A （ ヒト に対して おそらく 発がん 性 が ある ） に 指定 し た 。 2018 年 8 月 に は 、 アメリカ において がん に なっ た として モンサント を 訴訟 し た 裁判 で 、 損害 賠償 金 ２ 億 ８ ９ ０ ０ 万 ドル （ 約 ３ ２ ０ 億 円 ） の 支払い を 命じ た 。  現在 の 農業 用 除草 剤 は 、 散布 後 短時間 で 分解 する よう に 調製 さ れ て いる 。 これ は 、 現在 目的 と する 作物 の 次に 栽培 する 作物 へ の 影響 を 減らす 意味 で 望ましい 。  除草 剤 は 芝生 の 管理 、 道路 など の 雑草 防除 や 農業 に 広く 使用 さ れる 。 林業 、 牧草 地 、 また 野生 生物 生息 地 の 保護 （ たとえば ガラパゴス 諸島 ） など に も 用い られる 。  除草 剤 は 、 法律 、 作用 の 様式 、 作用 機 序 、 殺 草 選択 性 、 化学 的 な 構造 、 製剤 別 など によって 分類 さ れる 。  農薬 工業 会 が 所属 する CropLife   International   ( CLI 、 世界 農薬 工業 連盟 )   の 対策 委員 会 が 取りまとめ た 、 Herbicide   Resistance   Action   Committee   ( HRAC 、 除草 剤 抵抗 性 対策 委員 会 )   分類 に 準拠 し 、 分類 する 。  作用 機 序 による 分類 は 、 植物 に 適用 後 最初 に 影響 を 及ぼす 酵素 、 タンパク質 、 または 生化学 経路 による 分類 で ある 。 主要 な メカニズム は 次 の 通り 。  化学 的 な 構造 により フェノキシ 系 、 ウレア 系 、 有機 リン 系 、 ジフェニルエーテル 系 、 トリアジン 系 など といった 分類 の 仕方 を する 。  多く の 除草 剤 の 作用 機 序 が 未 解明 で あっ た 時代 に は 構造 による 分類 が 頻繁 に 用い られ た 。 一般 に 共通 構造 を もつ もの が 同じ 作用 機 序 を 有する と 期待 さ れ た から で ある 。 しかしながら 作用 機 序 の 研究 が 進む につれ 、 構造 分類 による 1 グループ に 異なる 作用 機 序 の もの が 混在 し て 含ま れる こと が ある こと 、 PD 阻害 剤 や PPO 阻害 剤 など 作用 機 序 によって は 構造 の 類似 性 が 乏しく 様々 な 構造 系 に 分散 し て しまう こと など から 、 現在 で は 欧米 を 中心 として 作用 機 序 による 分類 を 主として 、 それぞれ の 作用 機 序 を さらに 分類 する もの として 構造 分類 が 用い られる こと が 多い 。  製剤 別 に 区分 し た 場合 、 以下 の よう に 分類 さ れる 。 これ について は 、 農薬 の 項目 に 詳しい 解説 が ある 。  吸収 移行 型 の 非 選択 的 除草 剤 パラコート は 作物 栽培 前 に すべて の 植物 を 枯らす ため に 用い られる 。 これ は 活性 酸素 の 発生 により 作用 する が 、 動物 に対して も 毒性 が 強い 。 除草 剤 の 中 で は 最も 急性 毒性 が 強い もの で あり 、 とき に 自殺 に 使わ れ て （ ただし 解毒 剤 が 存在 し ない 上 に すぐ に は 死ね ず 、 甚だ 悲惨 な 症状 を 呈する ） 問題 と なる 。  2 , 4 , 5 - トリクロロフェノキシ 酢酸   ( 2 , 4 , 5 - T )   は 1970 年代 に 広く 使わ れ た 広葉 用 除草 剤 で ある 。 2 , 4 , 5 - T 自体 の 毒性 は あまり 強く ない が 、 2 , 4 , 5 - T 製造 過程 で 不純物 として 微量 の 2 , 3 , 7 , 8 - テトラクロロジベンゾ -" p "- ジオキシン （ TCDD ） 、 すなわち いわゆる ダイオキシン 類 の 一種 が 合成 さ れる ため 、 問題 と なっ た 。 TCDD は 非常 に 毒性 が 強い 。 2 , 4 , 5 - T は アメリカ合衆国 で は 1983 年 に 失効 し た （ 日本 で は 催奇性 など の 疑い から 1975 年 に 失効 ） 。  オレンジ 剤 （ いわゆる 枯葉 剤 ） は ベトナム 戦争 で 盛ん に 使わ れ た 。 これ は 2 , 4 , 5 - T や 2 , 4 - D の 混合 剤 で ある が 、 一般 の 2 , 4 , 5 - T 剤 より さらに 多く の TCDD を 含ん で おり 、 実際 に ベトナム で 健康 被害 の 原因 と なっ た の で は ない か と 指摘 さ れ て 問題 と なっ た 。  日本 で も かつて 除草 剤 2 , 4 - D や クロルニトロフェン など に 微量 の ダイオキシン 類 が 含ま れ て い た こと が 明らか に さ れ 問題 に なっ た が 、 現在 登録 さ れ て いる 農薬 に は ダイオキシン 類 は 全く 含ま れ て い ない 。  また 、 日本 で 1970 年代 まで 販売 さ れ て い た 高 純度 （ 98 % 程度 ） の 塩素 酸 塩 を 成分 と する 除草 剤 は 火薬 に 転用 可能 で あり 、 極左 テロ 集団 による 連続 企業 爆破 事件 など の 爆弾 テロ に 用い られ た こと から 、 炭酸 塩 など を 混合 し て 塩素 酸 塩 の 純度 を 下げる （ 50 % 程度 ） とともに 法的 管理 が 強化 さ れ た 。  現在 一般 に 販売 さ れ て いる 除草 剤 は 種類 が 多く 、 製剤 方法 も 多岐 に 渡っ て いる ため 、 製品 に 添付 さ れ て いる 説明 書 を 熟読 し た 上 で 取り扱う こと が 大切 で ある 。 不適切 な 取扱い を 行う と 、 除草 効果 が 発揮 でき ない 恐れ が ある 。  また 、 安全 面 から も 注意 が 要る 。 ホームセンター 等 で 販売 さ れ て いる 購入 者 の 身分 証明 の 不要 な もの で あっ て も 、 不用意 に 取り扱う と 体調 不良 を 起こす こと が ある 。 すぐ に は 発症 し ない 場合 も ある ので 、 因果 関係 を 見落とす こと も 多い 。 中 に は 取り扱い 説明 書 の 簡単 な もの も ある 。 十分 に 体 を 保護 できる 衣服 、 手袋 を 用い て 除草 を 行う べき で ある 。 場合 によって は 、 使用 後 に 手 を 洗っ たり 、 う がい を する よう 注意 書き を 入れ て いる もの も ある 。  なお 、 水田 用 除草 剤 の 使用 法 について は 、 外部 リンク （ 下記 ） も 参照 の こと 。日本 で は 、 江戸 時代 頃 より 冬至 に 柚子 を 浮かべ た 湯舟 に 入浴 する 習慣 が ある 。 「 ゆず 湯 に 入れ ば 風邪 を 引か ない 」 と 言わ れ て いる 。 冬至 の 日 において 、 柚子 湯 を 用意 する 銭湯 も ある 。  柚子 湯 の 作り方 として は 、 柚子 の 果実 を 5   -   6 個 輪切り に し て 、 湯 に 浮かべる 。 皮膚 が 弱い 人 は 、 輪切り に し た 柚子 の 果実 を 熱湯 で 20   -   30 分 蒸らし 、 その後 、 布袋 に 入れ て 湯 に 浮かべる と よい 。  「 柚子 湯 」 は 冬 の 季語 で も ある （ なお 柚子 は 秋 の 季語 で ある ） 。  冬至 と 柚子 と の 関連 は 必ずしも 明らか で は ない が 、 柚子 湯 の 習慣 は 銭湯 の 登場 以後 の こと で あり 、 一説 に 湯治 （ とうじ ） と 冬至 （ とうじ ） と の 語呂合わせ で 、 身体 息災 で あれ ば 融通 （ ゆうずう ） が 利く と の こじつけ で ある と いう 。  現代 科学 において 、 血液 の 流れ を 良く する 血行 促進 効果 が あり 、 風邪 の 予防 だけ で は なく 、 冷え性 や 神経 痛 、 腰痛 など を 和らげる 効果 が ある と さ れ て いる 。  検査 で は 、 更 湯 （ 普通 の お湯 ） と 柚子 湯 に 入浴 後 の ノルアドレナリン を 比べ た ところ 、 4 倍 の 差 が 出 た 。 ノルアドレナリン は 血管 を 収縮 さ せる 効果 の ある 成分 な ので 、 それだけ 血管 が 拡張 し て い た こと が 分かる 。 果皮 に 含ま れる クエン 酸 や ビタミン C により 、 ひび ・ あ かぎれ を 改善 し たり 、 皮 の 芳香 油 が 湯冷め を 防ぐ と さ れ て いる 。リグニン （ ） と は 、 高等 植物 の 木 化 に 関与 する 高分子 の フェノール 性 化合 物 で あり 、 木 質素 と も 呼ば れる 。 「 木材 」 を 意味 する ラテン語   " lignum "   から 命名 さ れ た 。  リグニン は 、 光合成 （ 一 次 代謝 ） により 同化 さ れ た 炭素 化合 物 が 更 なる 代謝 （ 二 次 代謝 ） を 受ける こと で 合成 さ れる フェニルプロパノイド の うち 、 " p "- クマリルアルコール (" p "- ヒドロキシシンナミルアルコール ) ・ コニフェリルアルコール・シナピルアルコール という 3 種類 の リグニンモノマー ( モノリグノール ) が 、 酵素 （ ラッカーゼ・ペルオキシダーゼ ） の 触媒 の 元 で 一 電子 酸化 さ れ フェノキシラジカル と なり 、 これ が ランダム な ラジカルカップリング で 高度 に 重合 する こと により 三 次元 網 目 構造 を 形成 し た 、 巨大 な 生体 高分子 で ある 。 その 構造 は 複雑 で 、 いまだに はっきり と は わかっ て い ない 。  シナピルアルコール が 重合 し た もの を シリンギルリグニン ( S リグニン )、 コニフェリルアルコール が 重合 し た もの を グアイアシルリグニン ( G リグニン )、" p "- クマリルアルコール が 重合 し た もの を " p "- ヒドロキシフェニルリグニン ( H リグニン ) と いう 。 裸子植物 で ある 針葉樹 の リグニン は 、 G リグニン で ある 。 被子植物 で ある 広葉樹 の リグニン は G リグニン と S リグニン から なる 。 また 、 被子植物 の 内 、 単 子葉 植物 で ある イネ 科 植物 の リグニン は G リグニン と S リグニン と H リグニン から なり 、 草本 リグニン と よば れる 。  シ ルル 紀 後期 に リグニン を 有し た 植物 が 登場 し た 。 歴史 上 上陸 し た 植物 が 立ち上がる ため に は セルロース 、 ヘミセルロース を 固める ため の リグニン が 必要 で あっ た 。 リグニン を 分解 できる 微生物 が その 当時 は い なかっ た ので 植物 は 腐り にくい まま 地表 に 蓄え られ て いっ た 。 これ が 石炭 の 由来 と なる 。 白色 腐朽 菌 は 、 地球 上 で 唯一 木材 を 完全 分解 できる 生物 で 、 リグニン 分解能 を 獲得 し た の は 古生代 石炭 紀 末期 頃 （ 約 2 億 9 千 万 年 前 ） で ある と 分子 時計 から 推定 さ れ た 。 石炭 紀 から ペルム 紀 にかけて 起こっ た 有機 炭素 貯蔵 量 の 急激 な 減少 は 白色 腐朽 菌 の リグニン 分解 能力 の 獲得 による もの と 考え られ て いる 。  白色 腐朽 菌 など により 低 分子 化 さ れ た リグニン は   " Sphingomonas   paucimobilis "   SYK - 6   など の バクテリア により 分解 さ れ 、 無機 化 する こと が 知ら れ て いる 。  リグニン は 木材 中 の 20 %– 30 % を 占め て おり 、 高等 植物 で は 生育 に 伴い 、 道管 ・ 仮 道管 ・ 繊維 など の 組織 で リグニン が 生産 さ れる 。 生産 さ れ た リグニン は ヘミセルロース と 同じく セルロースミクロフィブリル に 付着 し て いく 。 まず 細胞 間 層 で 堆積 が 始まり 、 徐々に 一 次 壁 、 二 次 壁 へ と 沈着 する 。 同時に ヘミセルロース も 堆積 し 、 木 化 し て ゆく 。 構造 は ランダム で アモルファス で ある 。 木部 の 組織 は 細胞 壁 成分 だけ 残存 し て ほとんど の 細胞 は 死 細胞 と なり 、 通 導 ・ 植物 体 支持 を 担う 。 腐朽 ・ 食害 へ の 抵抗 性 を 有する 。  食品 で は 、 フラックスシード 、 根菜 類 ( ニンジン 、 パセリ 、 ダイコン )、 小麦 ふす ま ( wheat   bran ) など に 比較的 多く 含ま れる と さ れる 。  栄養 学 の 分野 で は 食物 繊維 として の リグニン （ 食用 リグニン ） は 、 腸管 内 の 残留 物 の 排出 に 役立ち 、 大腸 がん 、 肥満 等 の 各種 生活 習慣 病 の 予防 防止 、 便秘 や 腸 内 環境 の 改善 、 ダイエット 等 に 役立つ と さ れ 機能 の 研究 が 進ん で いる 。  リグニン の 利用 方法 として 、 大きな もの の 一つ が 、 木材 から の パルプ ・ 製紙 工程 における 熱源 を 兼ね た 黒 液 として の 利用 で ある 。 木材 から 紙 パルプ を 作る こと は 、 木材 から リグニン を 可 溶化等 により 除去 する 作業 と も いえる 。  リグニン は 、 バニリン や 接着 剤 の 原料 として 利用 さ れ て いる ほか 、 硫黄 を 加え て 加熱 する こと で メタンチオール・ジメチルスルフィド・ジメチルスルホキシド など を 生産 する プラント が 稼動 し て いる 。  一方 、 近年 に なっ て 、 積極 的 に 可 溶化 を 利用 し た 、 新た な 利用 方法 も 試み られ て いる 。  例えば 、 三重大学 が 72 % 硫酸 中 フェノール 溶液 で の 加水 分解 や 、 明治大学 が 水 のみ による 高温 高圧 で の 加水 分解 の 手法 で 低 分子 化 し た リグニン の 可 溶化 による 、 リグニン の 再 利用 方法 を 開発 し て いる 。  ウイスキー を 熟成 する ため の 樽 は 、 内面 を 焦がし て から 利用 する が 、 その 際 に 炭化 さ せる 具合 を 軽く し て 焼き 仕上げる と 、 リグニン の 影響 で 甘い 香り が する ウイスキー が できる 。  リグニン は 、 土壌 汚染 を 引き起こす ダイオキシン 類 と 分子 構造 が 似 て いる 。 この ため 、 腐朽 し た 木材 から リグニン を 分解 する 酵素 群 を 持つ 白色 腐朽 菌 を 採取 し て 、 ダイオキシン 類 に 汚染 さ れ た 土壌 の 浄化 に 利用 する バイオレメディエーション 技術 が 研究 さ れ て いる 。胚乳 （ はい に ゅう ） と は 種子 植物 の 種子 を 構成 する 組織 の 1 つ 。 受精卵 が 発育 し た 幼 植物 で ある 胚 自体 と は 別 の 組織 で あり 、 発芽 に際して 胚 の 成長 に 必要 な 養分 を 供給 する 働き を 持つ 。  胚乳 に は 種子 植物 の 雌 性 配偶 体 で ある 胚 嚢 に 起源 を 持つ 内 乳 と 、 胚 嚢 を 生じる 胚珠 の 珠 心 組織 など 親 で ある 胞子 体 組織 に 起源 する 周 乳 が ある 。 また 、 内 乳 は 裸子植物 と 被子植物 で は 胚 嚢内 の 異なる 部位 が 発達 し て 胚乳 を 形成 する 。  ここ で は 便宜 的 に 古典 的 解釈 に 基づき 内 乳 として 扱う が 、 後述 の よう に 被子植物 の もの と は 発生 学 的 性格 を 著しく 異 に する ため 、 今日 で は 植物 系統 学 の 専門 家 は これ に 内 乳 の 呼称 を 当て ない こと が 多い 。 裸子植物 において 、 雌花 の 胚珠 内 で 減数 分裂 によって 形成 さ れ た 1 倍 体 の 大 胞子 細胞 が 雌 性 配偶 体 で ある 胚 嚢 （ 今日 で は 裸子植物 で は 胚 嚢 と 呼ば ない 傾向 に ある ） に まで 成長 し 、 そこ に 造 卵 器 が 形成 さ れる と それ 以外 の 組織 が 胚乳 と なる 。 たいてい の 場合 、 裸子植物 の 雌花 で は 受粉 直後 は まだ 雌 性 配偶 体 が 未熟 で 受精 は 起き ず 、 数 ヶ月 かけ て 雄 性 配偶 体 で ある 花粉 管 と 雌 性 配偶 体 が 成長 する 。 両者 が 成熟 する と 受精 が 行わ れる が 、 この とき 雌 性 配偶 体 組織 即ち 胚乳 は しばしば 成熟 し た 種子 の 大き さ まで 成長 し て いる 。 受精卵 は この 胚乳 組織 に 埋もれ て 胚 に まで 成長 し 、 種子 完成 時 に いったん 休眠 し た 後 、 発芽 に際して 胚乳 から 養分 の 供給 を 受け て 再び 成長 を 開始 する 。  この 胚乳 は 雌 性 配偶 体 の 本体 そのもの で ある ため 一 次 胚乳 と 呼ば れ 、 シダ 類 の 配偶 体 で ある 前 葉 体 の 本体 と 相 同 で ある と 言える 。 受精卵 から 生まれ た 胚 が 雌 性 配偶 体 から 養分 供給 を 受け て 成長 する 形 も 、 胚 が いったん 休眠 する こと を 除く と ほぼ シダ 類 の 胚 の 成長 様式 と 同じ で ある 。  被子植物 の 胚 嚢 は 裸子植物 に 比べる と 非常 に 小型 化 し て いる 。 シダ 類 の 前 葉 体 と 相 同 な 雌 性 配偶 体 の 本体 部分 は 胚 嚢 の 末端 の たった 3 つ の 反 足 細胞 と なっ て いる 。 反 足 細胞 の 反対 側 に は 造 卵 器 が 卵 細胞 を 含め て 3 細胞 に まで 退化 し た 卵 装置 が あり 、 胚 嚢 の 中央 部 に は 極 核 と 呼ば れる 2 つ の 核 が 位置 し て いる 。 被子植物 で は 裸子植物 と 異なり 、 受粉 後 ただちに 花粉 管 が 胚 嚢 まで 伸び て 受精 が 起きる が 、 花粉 管 によって 運ば れる 2 つ の 精 細胞 の 1 つ が 卵 細胞 と 合体 する の と 同時に もう 1 つ の 精 細胞 が 2 個 の 極 核 と 合体 する 。 これ を 重複 受精 と 呼び 、 2 倍 体 ( 2 n ) の 受精卵 と 同時に 3 倍 体 ( 3 n ) の 核 が 誕生 する 。 この 3 倍 体 核 を 胚乳 核 と 呼び 、 胚 嚢内 で この 核 が 分裂 増殖 し て 胚乳 を 形成 する 。  つまり 、 被子植物 で は 受精 に際して 両親 から の 遺伝子 を 受け継ぐ 受精卵 核 と 胚乳 核 の 2 つ の 核 が 生まれ 、 前者 から は 胚 が 、 後者 から は 胚乳 が 親 植物 で ある 胞子 体 から 養分 供給 を 受け ながら 同時に 成長 する 。 受精 によって 新た に 生まれ た 組織 で ある ため 、 これ を 二 次 胚乳 と 呼ぶ 。 種子 が 完成 する と 胚 と 胚乳 の 成長 は いったん 停止 、 休眠 し 、 発芽 に際して 胚乳 から 養分 供給 を 受け て 胚 が 成長 する 。  裸子植物 の 胚 と 胚乳 の 関係 は いわば 母親 が 子 を 養育 する 様式 で ある の に対して 、 被子植物 で は 兄弟 の 一方 が もう 一方 を 養育 する 様式 と みなせる 。  スイレン 科 、 コショウ 科 、 アカザ 科 など 一部 の 被子植物 で は いったん 生じ た 二 次 胚乳 の 組織 が 発生 途中 で 退化 消失 し 、 替わっ て 胚 嚢 を 保護 し て いる 胚珠 組織 で ある 珠 心 の 一部 が 発達 し て 2 倍 体 の 胚乳 を 形成 する 。 この 場合 は いわば 祖母 が 孫 を 養育 する 様式 と みなせる 。  香辛料 と なる コショウ 科 の コショウ の 種子 や 、 ゆで て 食用 に する アカザ 科 の ホウキギ の 種子 で ある とん ぶり は 、 この 周 乳 を 主 に 利用 し て いる こと に なる 。  被子植物 に は 種子 の 発生 途中 に 胚乳 の 発育 が 停止 し 、 退化 消失 し て しまう もの が 数多く 知ら れ て いる 。 その 中 の いくつ か は 前述 の 周 乳 を 発達 さ せる が 、 多く の 場合 胚乳 そのもの を 持た ない 種子 と なる 。  たいてい の 無 胚乳 種子 は 胚乳 の 代わり に 胚 そのもの の 一部 で ある 子葉 に 発芽 時 に 必要 な 養分 を 蓄え て いる 。 つまり 、 胚 自体 が 自力 で 発芽 する 様式 で ある 。 マメ 科 や ブナ 科 、 キク 科 の 植物 が そうした 植物 の 代表 で 、 食用 と なる マメ 科 の 豆類 、 ブナ 科 の クリ 、 キク 科 の ヒマワリ の 種子 は 養分 を 蓄え て 肥大 し た 子葉 を 食べ て いる の で ある 。  ラン 科 の 微小 な 種子 は やはり 胚乳 が 退化 消失 し て いる が 、 薄い 種皮 の 中 に は 少数 の 細胞 が 集合 し た だけ の 単純 な 胚 が ある だけ で 、 養分 を 貯蔵 する 組織 を 全く 持た ない 。 この 種子 が 特定 の 共生 菌類 （ たいてい は 担子菌 ） の 生息 する 地面 や 樹皮 上 に 落下 する と 、 この 菌 の 菌糸 が 胚 組織 に 進入 し 、 発芽 に 必要 な 養分 を 供給 する 。雑草 （ ざっそう ） と は 、 人間 の 生活 範囲 に 人間 の 意図 に かかわら ず 自然 に 繁殖 する 植物 の こと で ある 。 通常 、 草 （ 草本 ） について いう 。 雑草 を 単に 草 という 場合 も ある （ 草刈り など ） 。  特定 の 分類 群 を 示す もの で は ない が 、 人間 の 活動 によって 強く 攪乱 を 受け た 空間 を 生息 場所 と する 点 で 、 共通 の 生態 学 的 特性 を 共有 する こと が 多い 。 転じ て 、 重視 さ れ ない が たくましい 存在 、 悪く 言え ば しぶとい 存在 として 、 比喩 に 用い られる 。  これら は 、 分類 上 は 多種 多様 な 植物 から なる 群 で ある が 、 シダ 植物 で 雑草 と 見なさ れる もの は きわめて 少ない 。 裸子植物 は 皆無 で ある 。 被子植物 で も 、 イネ 科 ・ キク 科 の もの が かなり の 部分 を 占める 。 これら は 、 被子植物 の 中 でも 進化 の 進ん だ グループ と 見 られ て いる 。 また 、 帰化 植物 も 多い 。 これ は 、 人間 の 生活 範囲 に 密着 し て いる 植物 で ある が ゆえ 、 ある 意味 で 当然 で ある と 言える 。 また 、 特定 の 栽培 植物 に は それ に 対応 する 雑草 が 存在 する 場合 が ある 。  繁茂 状況 によって は これら に 付随 し て 生息 する 動物 群 も 存在 し 、 昆虫 や それら を 餌 に する クモ など の 節足動物 ・ ネズミ 等 の 小型 哺乳類 ・ 小型 の 鳥 といった 小 動物 が 生活 する 格好 の 場所 を 提供 する 。  日本語 で は種 の 名称 に 、 ある 種 の 蔑み を 含ん だ もの が 用い られる こと も ある 。 例えば 、 動物 の 名前 を 冠す もの （ カラスウリ 、 カラスノエンドウ 、 ヘビイチゴ 、 イヌガラシ ） や 、 迷惑 感 を 示す もの （ ワル ナスビ 。 ただし 、 これ は 有毒 で ある ） など が ある 。 その ほか ハキダメギク （ 掃溜菊 ） や ヘクソカズラ （ 屁 糞 蔓 ） といった 有難から ぬ 名前 を 付け られ た 種 も ある 。 これ は 、 人間 にとって 有用 で ない 、 あるいは 一般 に は 取る に 足ら ない 存在 と 捉え られ て いる こと から 名付け られ た 。  雑草 の 研究 は 、 雑草 の 駆除 や 管理 を 対象 に 進め られ て き た 。  雑草 の 定義 として 、 以下 の よう な もの が 挙げ られ て いる 。  この うち の 1 だけ を 雑草 と 見なす 考え方 も ある 。  雑草 は 、 自生 地 によって 以下 の よう に 分類 できる 。  水田 の 場合 、 イネ の 成長 の 間 は 雑草 は 駆除 の 対象 と なる が 、 稲刈り から 次 の 春 まで は 、 雑草 は 比較的 放置 さ れる 。 ここ に は 水田 雑草 と よば れる 特殊 な 植物 群 が 存在 する 。  海藻 を 食べる 文化 の 少ない 欧米 で は 、 これら の 海藻 も 海 の 雑草 （" Seaweeds "） と 一 括り に し て 呼び 習わし て いる 。 日本 で は 、 ワカメ ・ コンブ ・ モズク など の 海藻 について は 食用 と する ため 雑草 と 呼ぶ こと は ない 。  環境 に 共通 する 特徴 は 、 きわめて 人為 的 撹乱 を 激しく 受ける 場所 だ という こと で ある 。 運動 場 や 道路 脇 で は 、 まず 、 強い 日照 、 水不足 、 土壌 の 少な さ と 乏しい 肥料 分 、 埃 や 煤煙 、 それ に 踏みつけ が あり 、 その 上 に 少なくとも 数 か月 ごと に 草刈り が 行わ れる 。 畑 や 庭園 で は 、 水 や 土壌 など の 点 で は 植物 の 生活 に 適し て いる が 、 土壌 は 定期 的 に 撹拌 さ れ 、 草刈り など の 手入れ は もっと 頻繁 に 行わ れる 。 したがって 、 この よう な 環境 で 生活 を 営み 続け られる の は 、 その 生活 に 強く 適応 し た 植物 で あり 、 雑草 の 多く は 、 人家 周辺 で のみ 生活 し て いる もの で ある 。 この よう な 植物 は 自然 の 保存 さ れ た 山野 で は 見 られ ず 、 人 が そこ に 例えば 道 を つける と 、 そこ に 出現 する 。  木本 で は 、 まず この 生育 は 維持 でき ない 。 世代 時間 が 長 すぎる ため 、 また 、 材 に 資源 を 投入 し て も 刈り入れ によって 無駄 に なる から で ある 。 ノイバラ や ササ 類 など に それ に 近い 生育 を 送る もの が ある が 、 それら は 地下 に かなり の 栄養 を 持ち 、 刈り取ら れ て も すぐ に 地上 部 を 再生 さ せる もの で ある 。  雑草 の すむ 過酷 な 生活 環境 を 乗り切る に は 、 特殊 な 能力 が 必要 で ある 。 それぞれ の 種 は 、 それなり の 方法 で 乗り切る 仕組み を もっ て いる 。  代表 的 な の は 、 次 の よう な 能力 で ある 。  人間 の 住む 環境 に は 、 たとえば 堤防 の よう に 、 常に 人間 の 手 が 入る わけ で は ない が 、 定期 的 に 草刈り が なさ れ たり 火入れ が 行わ れ たり する 環境 も ある 。 そこ に 生える 植物 は 、 人里 植物 ( 広義 の 雑草 ) と いわ れる 。 全く 人手 の 入ら ない 環境 と は 異なっ た もの が 出現 し がち で 、 それら に は 雑草 と 共通 する 性質 が 見 られる 場合 も ある 。 里山 は 、 さらに 人間 の 働きかけ の 少ない 環境 ながら 、 やはり 人間 の 影響 下 に ある 自然 で ある 。  農作物 の 耕作 を 行う 際 に は 雑草 が 原因 で 収穫 量 が 減少 し 収益 が 低下 し て しまう 事 が ある ため 、 雑草 の 防除 を 行う 必要 に 迫ら れる 場合 が ある 。 雑草 の 防除 方法 に は 草刈り の 他 に も 、 除草 剤 を 使っ て 効率 的 に 除草 し たり 、 防 草 ブロック や 防 草 シート 等 を 用い て 雑草 が 生える 事 を 抑える 方法 が ある 。アブシシン 酸 （ アブシシン さん 、 アブシジン 酸 、 、 ABA ） は 、 植物 ホルモン の 一種 。 構造 的 に は セスキテルペン に 属する 。 休眠 や 生長 抑制 、 気孔 の 閉鎖 など を 誘導 する 。 また 乾燥 など の ストレス に 対応 し て 合成 さ れる こと から 「 ストレス ホルモン 」 と も 呼ば れる 。 分子 式 CHO 。 CAS 登録 番号 は   [ 21293 - 29 - 8 ]。  植物 の 休眠 ・ 生長 抑制 物質 に関する 研究 は 1950 年代 から 1960 年代 にかけて 精力 的 に 行わ れ た 。  1961 年 、 Liu と Carns は ワタ の 葉柄 から 単 離し た 落葉 促進 物質 を abscission （ 葉 など の 離脱 ） に ちなみ 「 アブシシン   ( abscisin )」 と 命名 し た 。 1963 年 に は 大熊 和彦 ら が ワタ 未熟 果実 から 同様 の 物質 を 単 離し 「 アブシシン II   ( abscisin   II )」 と 命名 し た 。 同じく 1963 年 に 、 イーグルス   ( Eagles )   と ウェアイング   ( Wareing )   は 、 ヨーロッパダケカンバ   (" Betula   pubescens ")   に 含ま れる 出芽 休眠 物質 を 「 ドル ミン （ dormin ） 」 （ 休眠   dormancy   に ちなむ ） と 命名 し た 。  1965 年 に 、 アブシシン II の 構造 が アディコット   ( Addicott )   ら によって 提唱 さ れ 、 同年 に コーンフォース   ( Cornforth )   ら は 、 カエデ 葉 から ドルミン を 単 離し 、 構造 解析 および 全 合成 によって アブシシン II と 同一 物質 で ある こと を 明らか に し た 。 絶対 立体 配置 は コーンフォース ら によって 1967 年 に 決定 さ れ た 。  名称 の 混用 を 避ける ため に 、 1967 年 の 第 6 回 国際 植物 生長 物質 会議   ( IPGSA )   において 、 化合 物 名 を 「 Abscisic   acid （ アブシシン 酸 ） 」 、 略称 を 「 ABA 」 と 統一 する こと と なっ た 。  なお 、 現在 で は 、 正式 な 日本語 表記 は 「 アブシシン 酸 」 で ある と さ れ て いる が 、 「 アブシジン 酸 」 「 アブサイシン 酸 」 と 呼ば れる こと も 依然として 多く ある 。  高等 植物 における アブシシン 酸 生 合成 は 、 ピル ビン 酸 と グルタルアルデヒド 3 - リン 酸 （ いわゆる 非 メバロン 酸 経路 ） から カロテノイド 、 キサントキシン 、 アブシシンアルデヒド を 経由 し て 合成 さ れる 経路 （ 間接 経路 ） が 主 で ある と 考え られ て いる 。 合成 経路 の カロテノイド まで は 色素 体内 、 キサントキシン から 後 は 細胞 質 内 で の 反応 で ある 。 この なか で 、 カロテノイド から キサントキシン が 生成 さ れる 反応 を 触媒 する 、 9 - シス - エポキシカロテノイドジオキシゲナーゼ   ( NCED )   が アブシシン 酸 生 合成 の 主 な 律速 酵素 で ある と 考え られ て いる 。  アブシシン 酸 を 生産 する 植物 病原菌 も いくつ か 知ら れ て いる 。 これら の 菌 における ABA 生 合成 経路 は 植物 と は 異なり 、 メバロン 酸 経路 により イソペンテニル 二 リン 酸   ( IPP )   を 合成 し 、 カロテノイド を 経 ず ファルネシル 二 リン 酸 （ 炭素 数 15 ） から アブシシン 酸 を 生 合成 する 直接 経路 が 主 で ある が 、 カロテノイド 経路 を 持つ 種 も ある 。 直接 経路 における ファルネシル 二 リン 酸 以降 の ABA 生 合成 は種 によって 様々 な 経路 が 知ら れ て いる 。  2006 年 以降 、 植物 において いくつ か の ABA 受容 体 が 報告 さ れ た が 、 ABA の 機能 に 関連 する 役割 について は 論争 が あっ た 。 2009 年 に 、 PYR / PYL / RCAR タンパク質 として 知ら れる タンパク質 ファミリー が 、 有力 な ABA 受容 体 で ある こと が 報告 さ れ た 。  この 受容 体 の 発見 を きっかけ に 、 ABA の シグナル 伝達 経路 の 解明 が 急速 に 進ん だ 。 通常 、 植物 で は 2 C 型 タンパク質 脱 リン 酸化 酵素   ( PP 2 C )   が 、 キナーゼ （ リン 酸化 酵素 ） SnRK 2   ( SNF 1 - related   protein   kinase   2 )   を 脱 リン 酸化 し 不 活性 状態 と し て いる 。 ABA が 受容 体 で ある PYR / PYL / RCAR タンパク質 に 結合 する と 、 PYR / PYL / RCAR タンパク質 と PP 2 C が 複合 体 を 形成 し 、 PP 2 C による 脱 リン 酸化 が 外れ て SnRK 2 が 活性 型 と なる 。 活性 型 SnRK 2 は 下流 の ロイシンジッパー 型 転写 因子 を リン 酸化 し て 活性 化 し 、 ABA - responsive   promoter   element   ( ABRE )   の 制御 下 に ある 関連 遺伝子 が 転写 さ れる 。  アブシシン 酸 は 高等 植物 の ほか に コケ 、 緑藻 、 また 藍 藻 と 一部 の 植物 病原菌 から も 見出さ れ て おり 、 コケ と 緑藻 で は 生長 抑制 作用 が 明らか に さ れ て いる 。 また 苔 類 （ コケ ） に 多量 に 含ま れる ルヌラリン 酸 （ lunularic   acid 、 構造 が アブシジン 酸 に やや 似る ） について も 類似 作用 が 示さ れ て いる 。ドク ウツギ （ 毒 空木 、 " Coriaria   japonica "） は ドク ウツギ 科 ドク ウツギ 属 の 落葉 低木 で ある ） 。 トリカブト 、 ドクゼリ と 並ん で 日本 三 大 有毒 植物 の 一つ と さ れる 。  北海道 ・ 本州 （ 近畿 以北 ） の 山地 、 河川敷 、 海岸 の 荒地 など に 自生 する 。 高 さ 1 m から 2 m 程度 。 花期 は 4 から 5 月 。 実は 約 1 cm 程度 で あり 、 初め は 赤く 、 熟す と 黒 紫色 に なる 。 コリアミルチン 、 ツチン （ Tutin ） など の 有毒 成分 を 含む 有毒 植物 。 人 が 食べる と 痙攣 ・ 呼吸 困難 に 陥り 、 場合 によって は 死 に 至る 。 茎 や 葉 も 有毒 で ある 。 果実 に は 甘み が ある と いい 、 昔 は 農村 で 子供 が 食べ 死亡 する 事故 が 多かっ た （ イチロベゴロシ ＝ 一郎 兵衛 殺し など の 方言 名 も ある ） ため 、 ドク ウツギ 刈り が 行わ れ た 。 充分 に 黒 熟 し た 果実 は 毒 成分 が ほとんど 抜け て いる と も いわ れ て いる が 、 安全 性 が 確認 さ れ て い ない ので 絶対 に 食べ て は いけ ない 。  ドク ウツギ は また 、 植物 学者 の 前川 文夫 が 古 赤道 分布 論 の 基礎 の ひとつ と し た こと で も 知ら れ て いる 。 ドク ウツギ の 仲間 は 、 日本 で は 中 北部 の 一 属 一 種 のみ だ が 、 近似 種 が 十 種 ばかり あっ て 、 国外 で は アジア で は 台湾 、 中国 内陸 部 から ヒマラヤ に 、 オセアニア で は ニューギニア と ニュージーランド に 、 それに 南 アメリカ の 南部 と 北部 の 太平洋 側 、 そして ヨーロッパ の 西部 に 分布 が ある 。 この よう に 、 極めて 飛び離れ た 隔離 分布 を し て おり 、 これ と 西 シベリア の 化石 種 を 併せ て 、 前川 は これ が 白 亜紀 頃 の 赤道 に 沿っ た 分布 で ある と 考え た 。 白 亜紀 の 赤道 に 沿っ て 分布 し て い た 種 が 、 その後 の 気候 の 変化 の 中 で 、 寒く なり すぎ た 地域 で 絶滅 し た ため 、 この よう な 、 世界中 を 点々 と する よう な 分布 が 生じ た の だ という わけ で ある 。セイタカアワダチソウ （ 背 高 泡 立 草 、 学名 ：" Solidago   canadensis "   var .   " scabra "   または   " Solidago   altissima "） は 、 キク 科 アキノキリンソウ 属 の 多年草 で ある 。 日本 で は 代 萩 と も 呼ば れ 、 、 同様 に 茎 を 乾燥 し た もの は 萩 の 代用 として す だれ など の 材料 に 利用 さ れる 。  北 アメリカ 原産 で 、 日本 で は 切り花 用 の 観賞 植物 として 導入 さ れ た 帰化 植物 （ 外来 種 ） で あり 、 ススキ など の 在来 種 と 競合 する 。 11 月頃 まで 開花 し て いる こと から 、 ミツバチ の 蜜 源 植物 として 、 養蜂 業者 が 全国 に 広め た こと も ある 。 河原 や 空き地 など に 群生 し 、 高 さ は 1   -   2 . 5 m 、 良く 肥え た 土地 で は 3 . 5   -   4 . 5 m 程度 に も なる 。 茎 は 、 下 の 方 で は ほとんど 枝分かれ が なく 、 先 の 方 で 花 を 付ける 枝 を 多数 出す 。 花期 は 秋 で 、 濃 黄色 の 小さな 花 を 多く 付ける 。 種子 だけ で なく 地下茎 でも 増える 。 アレロパシー を 有する （ 後述 ） 。  日本 における 分布 状況 は 北海道 の 一部 から 沖縄 まで と なっ て おり 、 一部 調査 で 北限 の 変化 が 確認 さ れ た こと から 、 繁殖 域 が 北上 し て いる 可能 性 が ある 。  同 時期 （ 次節 参照 ） に 増え た 帰化 植物 の ブタクサ と 時折 間違わ れ 、 花粉 症 の 原因 だ と 言わ れる が 、 別 の 植物 で ある 。  英語 で カナディアンゴールデンロッド ( Canadian   goldenrod ) と 言う 。 アキノキリンソウ 属 の 植物 を 総称 し て ゴールデン ロッド と 呼ば れる が 、 セイタカアワダチソウ の 原産地 で ある 北 アメリカ大陸 の 北 中部 （ オンタリオ 州 や オハイオ 州 など ） で は 、 単に ゴールデン ロッド と 言う と セイタカアワダチソウ を 指す こと が 多い 。 これら の 地域 で は 蜜 源 植物 として も 重要 で ある 。  背 の 高く なる 多年生 草本 地下茎 を 伸ばし て 良く 増え 、 大きな 群落 を 作る 。 背 は 高く 、 1 - 2 m に 達する 。 葉 は 茎 に 沿っ て 多数 が 密生 し て 付き 、 披針形 で 先端 は 伸び て 尖り 、 長 さ 6 - 13 センチメートル 、 幅 1 - 2 センチメートル 。 葉脈 は 主脈 と 1 対 の 側 脈 、 計 3 本 の 脈 が 目立つ 。 また 茎 や 葉 の 全体 に 短く て 固い 毛 が 多く 、 手触り が ざらつい て いる 。 ロ ゼット で 越冬 する 。  花 は 10 - 11 月 に 咲く 。 花序 は 全体 として は 円錐 花序 と なり 、 個々 の 枝 は 小さな 頭 花 を 総状 に 多数 つけ 、 その よう な 横 枝 が 主軸 に対して 直角 に 近い 大きな 角度 を 成し て 広がる 。 つまり 主軸 が 上 に 伸びる の に対し 、 多数 の 花 を つけ た 横 枝 が 水平 に 近い 方向 へ 伸びる 。 総 苞 は 長 さ 3 . 2 - 5 mm 、 舌 状 花 の 花冠 は 長 さ 4 mm 。  やはり 帰化 植物 の オオアワダチソウ   " S .   gigantea "   var .   " leiophylla "   は 本 種 に 似 て いる が 全体 に 毛 が ない 。 また 開花 は やや 早く て 7 - 9 月 で ある 。 同属 の 日本 産 の もの に アキノキリンソウ   " S .   virgaure " a   が あり 、 これ は 変異 に 富む 種 で 、 複数 の 変異 を 含み 、 一部 は 別種 と さ れる こと も ある が 、 総じて 小型 で 背丈 は 大きく て も 80 センチメートル 程度 で ある 。 また 花序 は 枝 が 広がら ず 、 花 数 は 遙 か に 少なく 、 個々 の 花 は より 大きい 。  日本 国内 へ の 移入 は 、 明治 時代 末期 に 園芸 目的 で 持ち込ま れ 、 「 昭和 の 初め に は 既に 帰化 が 知ら れ て いる 」 と の 記述 が 牧野 日本 植物 図鑑 に ある 。 その 存在 が 目立つ よう に なっ た の は 第 二 次 世界 大戦 後 で 、 アメリカ 軍 の 輸入 物資 に 付い て い た 種子 による もの 等 が 拡大 起因 と さ れ て おり 、 昭和 40 年代 以降 に は 全国 、 北海道 で は 比較的 少ない が 関東 以西 から 九州 にて 特に 大 繁殖 する よう に なっ た 。 沖縄 県 へ も 侵入 し て いる が 、 沖縄 本島 や 久米 島 など の 一部 地域 で 小規模 な 繁茂 に 留まっ て いる 。  外来 生物 法 により 要注意 外来 生物 に 指定 さ れ て いる ほか 、 日本 生態 学会 によって 日本 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100 に も 選ば れ て いる 。  昭和 40 年代 に 日本 で セイタカアワダチソウ が 社会 問題 と なっ た 理由 として 、 戦後 の 減反 政策 によって 休耕田 と なっ た 土地 に 今 まで 見 た こと の ない 外来 種 の 大きい 草 が 突然 いっぱい 生え て き た という 他 に 、 当時 は 気管支 喘息 や 花粉 症 の 元凶 だ と 誤解 さ れ て い た こと も 一因 で あっ た が 、 セイタカアワダチソウ は 虫媒花 で 風媒花 で は ない ので 、 花粉 の 生成 量 は 少ない 上 に 比較的 重く 形状 も 風 で 飛ぶ の に は 不適 で ある ため 、 無関係 と 考え られ て いる 。  昭和 40 年代 の 繁殖 状況 は 、 アレロパシー （ 後述 ） 効果 で ススキ 等 その 土地 に 繁殖 し て い た 植物 を 駆逐 し 、 モグラ や ネズミ が 長年 生息 し て いる 領域 で 肥料 と なる 成分 （ 主として 糞尿 や 死体 由来 の 成分 ） が 多量 蓄積 し て い た 地下 約 50 センチメートル の 深 さ まで 根 を 伸ばす 生態 で あっ た ので 、 そこ に ある 養分 を 多量 に 取り込ん だ 結果 背 が 高く なり 、 平屋 の 民家 が 押しつぶさ れ そう に 見える ほど の 勢い が あっ た 。  しかし 、 平成 に 入る 頃 に は 、 その 領域 に 生息 し て い た モグラ や ネズミ が 駆除 さ れ て き た こと によって 希少 化 し 土壌 に 肥料 成分 が 蓄え られ なく なり 、 また 蓄積 さ れ て い た 肥料 成分 を 大方 使っ て しまっ た こと 、 自ら の アレロパシー 効果 により 種子 の 発芽 率 が 抑え られる 等 の 理由 により 、 派手 な 繁殖 が 少なく なり つつ あり 、 それほど 背 の 高く ない もの が 多く なっ て いる 。 また 、 天敵 の グンバイ や ガ 、 ウドンコ 病が 時 を 同じく し て 北米 から 日本 に 侵入 し 、 それら へ の 抵抗 性 が 低下 し て い た 日本 個体 群 は 大 打撃 を 受け て しまっ た （ 現在 は 抵抗 性 が 再び 上昇 傾向 ） 。  セイタカアワダチソウ の 勢い が 衰え て き た 土地 に は ススキ など の 植物 が 再び 勢力 を 取り戻し つつ ある 。  日本 各地 で 刈取り や 抜き取り など の 駆除 活動 が 展開 さ れ て いる 。  ちなみに 、 北 アメリカ で は 逆 に ススキ が 侵略 的 外来 種 として 猛威 を 振るっ て おり 、 セイタカアワダチソウ など の ゴールデン ロッド 類 の 生息 地 が 脅かさ れ て いる 。  アレロパシー を 有し て おり 、 根から 周囲 の 植物 の 成長 を 抑制 する 化学 物質 を 出す 。 これ は cis - DME （ シス - デヒドロマトリカリエステル 、 methyl   dec - 2 - en - 4 , 6 , 8 - triynoate ） という 名称 で 知ら れ 、 アルケン 及び アルキン の カルボン 酸 エステル で ある 。  セイタカアワダチソウ は 、 千葉大学 教授 の 沼田 眞 によって 日本 初 の アレロパシー の 実験 に 使わ れ 、 日本 の 植物 で 初めて アレロパシー が 認め られ た こと で 、 日本 の アレロパシー の 代表 的 植物 として 名高く 、 cis - DME の 働き は 1977 年 に 沼田 によって 解明 さ れ た 。 沼田 眞 は 、 ドイツ の ハンス・モーリッシュ が 1937 年 に 提唱 し た アレロパシー を 千葉 の セイタカアワダチソウ で 実証 し 、 1977 年 の 論文 「 植物 群落 と 他 感 作用 」 において 「 アレロパシー 」 を 「 他 感 作用 」 の 名称 で 日本 に 初めて 紹介 し 、 その 概念 を 広め た 、 日本 の 植生 生態 学 の 父 で ある 。  沼田 は 、 セイタカアワダチソウ から 発見 さ れ た 「 cis - DME 」 （ 根 の 乾物 中 に 約 2 . 5 % 存在 ） が 、 セイタカアワダチソウ が 生え て いる 千葉 の 土壌 に も 5 ppm 存在 し 、 しかも すぐ に 土壌 微生物 に 分解 さ れる こと なく 地中 に 留まり 続ける 、 アレロパシー 物質 で ある こと を 解明 。 cis - DME は 、 濃度 が 10 ppm を 超える と イネ・ブタクサ・ススキ の 生育 を 地上 部 ・ 地下 部 共に 顕著 に 抑制 する 。 ただし 、 これら の 種子 の 発芽 障害 は 起こさ なかっ た 。 一方 で 、 cis - DME は 濃度 が 10 ppm を 超える と 、 セイタカアワダチソウ 自身 の 種子 に対する 強い 発芽 障害 を 起こす 。 この よう な 背景 から 、 それ まで セイタカアワダチソウ が 存在 し なかっ た （ cis - DME に 汚染 さ れ て い なかっ た ） 戦後 の 日本 で セイタカアワダチソウ が 急激 に 広がっ た と 沼田 は 論文 中 で 結論 付け た 。  日本 の 休耕 地 に 侵入 し た セイタカアワダチソウ が ススキ によって 抑え られる 運命 に ある こと は 、 沼田 が 一般 向け に 出版 し た 書籍 『 図説   日本 の 植生 』 でも 触れ られ て いる （ 沼田 が 調査 し た 千葉 市 の 耕作 放棄 地 で は 、 耕作 が 放棄 さ れ て から 3 - 4 年 で 一 面 を 覆っ た セイタカアワダチソウ が 、 3 年 で ススキ に 劣勢 と なっ て しまっ た ） 。 ただし 、 乾燥 し た 場所 で は セイタカアワダチソウ が すぐ に ススキ に 抑え られる の に対し 、 湿っ た 場所 で は セイタカアワダチソウ の 優 占 が 長く 保た れる 。 これ は 浸出 し た cis - DME の 作用 による もの と 沼田 は 考え て いる 。 いずれ に し て も 、 草原 に セイタカアワダチソウ や ススキ など の 多年生 草本 が 優 占 する 状態 は 長続き せ ず 、 遷移 において は 草原 の 最終 段階 で あり 、 撹乱 （ 火入れ や 草刈り など の 人為 的 撹乱 ） が 起こら なかっ た 場合 は 普通 10 年 程度 で アカマツ や シラカンバ など が 侵入 し て 、 草原 から 低木 林 に 遷移 する 。  湿地 や 弱 アルカリ性 の 所 を 好む が 、 適応 性 が 広く 、 かなり 乾燥 する ところ や 日 が あまり 当たら ない ところ でも 良く 生える 。 人 の 手 が 入っ た 空き地 、 休耕田 や 川 の 土手 、 鉄道 の バラスト 軌道 に も よく 生え て いる 。 リン 分 が 多い 所 で は よく 成長 する 。 湿気 が 多い 土地 で は 根から アレロパシー 物質 が 浸 み 出す ので 、 競合 する 多年生 草本 （ 日本 で は ススキ ） を 抑え て 強い 。 在来 の 湿地 性 植物 群落 に 取っ て 代わっ た よう な 場所 も あり 、 この よう な 場所 で は 現在 も 駆除 に 苦労 し て いる 。 逆 に 、 リン が 少ない 土地 、 弱酸 性 の 土地 、 乾燥 し た 土地 で は 弱く 、 競合 する 多年生 草本 に 負け て しまう 。  セイタカアワダチソウ も 他 の アキノキリンソウ 属 の 植物 と 同じく 薬効 が あり 、 現地 で は ハーブ として 使わ れる 。 花 は ハーブティ に なり 、 。  セイタカアワダチソウ の 花 から とれる ハチミツ は （ カナディアン ） ゴールデンロッドハニー と 呼ば れる 。 冬 前 に 大量 の 蜜 と 花粉 を 集め られる 最後 の 機会 と なる ので 、 ハチ と 養蜂 家 にとって は 重要 な 植物 だ が 、 特有 の 臭い が ある ので 、 日本 で は あまり 食べ られ ない 。 この 臭い （ 麝香 臭 ） は 「 アンブレットリド 」 と 言う 香水 に も 使わ れる 物質 が 巣 穴 で 濃縮 さ れ た こと による もの で 、 トイレ や 靴下 の 臭い に 譬え られ 、 特に 未 精製 の 状態 で は とても 食べる 気 に なら ない ほど 臭い が 、 味 は 美味 で あり 、 アメリカ で は 人気 が ある 。 「 カナディアンゴールデンロッド 」 の 名前 の 通り カナダ 名産 で 、 ケベック 州 、 オンタリオ 州 など が 主 な 産地 。ヒナタイノコヅチ （ 日向 猪子 槌 、 学名 :   var .   ） は 、 ヒユ 科 イノコヅチ 属 の 多年生 草本 。 日当たり の よい 道端 や 原野 に 生える 雑草 で ある 。  和名 は 、 イノコヅチ （ ヒカゲイノコヅチ ） より も 日当たり の よい 場所 に 生える こと から 。  根 は 地中 深く に 伸び 、 引き抜き にくい 。  茎 は 節 で 枝分かれ する 。  葉 は 対生 。  花期 は 8 - 9 月 で 、 緑色 の 小 花 を 咲かせる 。 果実 は 人 の 衣服 や 獣 の 体 に 付着 し 運ば れる 。  中国 および 日本 に 分布 する 。 日本 で は 、 北海道 の 一部 、 本州 、 四国 、 九州 に 生える 。  本 種 または   （ 本 種 の 基本 種 ） の 根 を 乾燥 さ せる と ゴシツ （ 牛膝 ） という 生薬 に なり 、 月経 不順 、 利尿 、 腹痛 、 関節 痛 、 強壮 など に 利用 さ れる 。 牛膝 は 牛膝 散 、 折衝 飲 など の 漢 方方 剤 に 使わ れる 。チングルマ （ 珍 車 、 稚児 車 、 学名 ：" Geum   pentapetalum "） と は バラ 科 ダイコンソウ 属 の 落葉 小 低木 の 高山 植物 で ある 。 一般 に ダイコンソウ 属 に 分類 さ れる が 、 チングルマ 属 （" Sieversia "） に 分類 する 説 も あり 、 確定 し て い ない 。  東日本 （ 北海道 ～ 中部 地方 以北 ） 、 樺太 、 アリューシャン 列島 、 カムチャツカ 半島 に 分布 する 。 高山 の 雪渓 周辺 の 多湿 地 に 生える 。 高 さ は 10 cm 程度 。 枝 は 地面 を 這い 、 群落 を 作る 。 葉 は 羽 状 複葉 。 花期 は 6 から 8 月 。 花茎 の 先 に 3 cm ほど の 白い 五 弁 花 を 1 つ 咲かせ 、 多数 の 黄色い 雌しべ と 雄しべ が ある 。 花 後 、 花 柱 は 伸び て 放射状 に 広がる 。 果実 は 痩果 。 和名 の チングルマ は 、 この 実 の 形 が 子供 の 風車 （ か ざぐるま ） に 見え た こと から 稚児 車 （ ちご くるま ） から 転じ て 付け られ た 。  大雪山 旭岳 周辺 の 登山 道 沿い に 数 百 m も 続く 大 群落 が 有名 で ある 。 田中 澄江 が 『 花 の 百 名山 』 の 著書 で 、 黒部五郎岳 を 代表 する 高山 植物 の ひとつ として 紹介 し た 。 また 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 で 、 鹿島槍ヶ岳 を 代表 する 高山 植物 として 、 シナノキンバイ 、 オヤマノエンドウ 、 タカネミミナグサ と共に 紹介 し た 。  富山 県 に は 「 ちん ぐる ま 」 という 名 の 和菓子 が ある 。イワカガミ （ 岩 鏡 、 学名 ： ） は 、 イワウメ 科 イワカガミ 属 の 常緑 の 多年草 。 高山 植物 の 一種 で は ある が 、 実質 的 に は 低 山 帯 から 高山 帯 まで 幅広く 分布 する 。  茎 は 細く 、 地 を 這っ て 、 茎 の 先 に 葉 が 束 生 する 。 葉 は 厚く 光沢 が あり 、 葉 身 は 円形 で 、 長 さ 幅 とも に 3 - 6 cm に なり 、 先 は 円形 または 広 三角形 で 頂 部 は 短く とがり 、 縁 は とがっ た 鋸歯 が あり 、 基部 は わずか に 心 形 と なり 、 長い 葉柄 が ある 。 葉 の 基部 の 側 脈 は 1 か所 に 集まる 。  花期 は 4 - 7 月 。 束 生し た 葉 の 中央 から 高 さ 10 - 20 cm に なる 花茎 を 伸ばし 、 先端 に 3 - 10 個 の 花 を 総状 花序 に つける 。 花 は 淡紅 色 。 萼 片 は 5 個 で 、 裂片 は 長 楕円 形 。 花冠 は 径 1 - 1 . 5 cm に なり 、 漏斗 状 で 5 裂 し 、 裂片 の 縁 は さらに 裂ける 。 雄蕊 5 個 と 短い 仮 雄蕊 5 個 が ある 。 雌蕊 は 1 個 。 果実 は 径 3 - 4 mm に なる 球形 の 蒴果 と なる 。  北海道 、 本州 、 四国 、 九州 の 高山 帯 から 山地 に 分布 し 、 草地 や 岩場 に 生育 する 。  和名 イワカガミ は 、 「 岩 鏡 」 の 意 で 、 岩場 に 多く 生え 、 葉 に 光沢 が ある こと から 「 鏡 」 に 見立て た もの 。  種 小名   は 、 「 サクラソウ 科 の   属 に 似 た 」 の 意味 で 、   は 、 イタリア 語 の   soldo （ 小さい コイン ） に 葉 が 似る こと の 意味 。 なお 、 ヨーロッパ 原産 で 、 日本 で 栽培 種 として 流通 し て いる サクラソウ 科 の   に は 、 「 イワカガミダマシ 」 の 和名 が つい て いる 。  生育 地 によって 植物 体 の 大き さ に 変異 が あり 、 コイワカガミ 、 イワカガミ 、 オオイワカガミ という 名 が あて られ て いる が 、 それら の 中間 型 が 存在 し 、 変異 も 連続 的 で 、 類型 分類 で は 区別 でき ない という 見解 が ある 。 DNA 集団 遺伝 構造 解析 で は 、 それら について まったく 違い が 認め られ ない と いう が 、 YList で 「 標準 」 と さ れ て いる もの について 、 次に 示す 。ゴゼンタチバナ （ 御前 橘 、 学名 :   ） は 、 ミズキ 科 ミズキ 属 ゴゼンタチバナ 亜 属 の 多年草 で ある 。  高 さ   5 – 15   cm 。 葉 は 2 枚 の 対生 葉 と 液 性 の 短 枝 に 2 個 ずつ 葉 が 付き 、 計 6 枚 の 輪 生 に 見える 。 花 の 咲く 株 は 葉 が 6 枚 に まで 成長 し た もの で ある 。 < br >  花期 は 6 – 8 月 。 花 は 4 枚 の 白い 総 苞 に 囲ま れ ハナミズキ や ヤマボウシ に 似 て いる 。 < br >  核果 は 、 秋 に ハナミズキ に 似 て 直径   5 – 6   mm   で 赤い 。  和名 の 「 御前 橘 」 は 、 白山 の 最高峰 「 御前峰 」 に 由来 し て いる 。 学名 は 、 スウェーデン の 植物 学者 で ある カール ・ フォン・リンネ が 命名 し た 。  北海道 、 本州 、 四国 に 分布 し 、 亜 高山 帯 - 高山 帯 の 針葉樹 林下 や 林 縁 に 生育 する 。 愛媛 県 で は 、 石鎚 山系 と 赤石 山系 に 分布 し 南限 と なっ て いる 。 国外 で は 、 北東 アジア 、 北米 に 分布 する 。 基準 標本 は カナダ の もの 。  日本 の 3 都道府県 で 、 以下 の レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。 環境省 として の 、 レッド リスト の 指定 は ない 。  環境省 により 、 中部 山岳 国立 公園 ・ 南 アルプス 国立 公園 ・ 白山 国立 公園 など で 自然 公園 指定 植物 と なっ て いる 。  エゾゴゼンタチバナ （ 蝦夷 御前 橘 、 学名 :   ） は 、 北海道 の 根室 ・ 釧路 ・ 北見 地方 の 山地 帯 に 生える 多年草 。 北半球 の 寒 地 に も 分布 する 。 葉 は 輪 生 せ ず に 対生 する 。 環境省 の レッド リスト の 準 絶滅 危惧 種 に 指定 さ れ て いる 。 総 個体 数 は 約 1 , 000 、 平均 減少 率 は 約 50 %、 減少 の 主 要因 が 湿地 の 開発 と 土地 造成 で ある と 推定 さ れ て いる 。オーキシン （ 英語   auxin ） と は 、 主 に 植物 の 成長 （ 伸長 成長 ） を 促す 作用 を 持つ 植物 ホルモン の 一 群 。 天然 に 存在 する オーキシン として は インドール - 3 - 酢酸 （ IAA ） が 最も 豊富 に 存在 し て おり 、 他 に も インドール - 3 - 酪酸 （ IBA ） () は トウモロコシ など に 含ま れ て いる 。 合成 オーキシン として 、 ナフタレン 酢酸 、 ナフトキシ 酢酸 、 フェニル 酢酸 、 2 , 4 - ジクロロフェノキシ 酢酸 （ 2 , 4 - D ） 、 2 , 4 , 5 - トリクロロフェノキシ 酢酸 （ 2 , 4 , 5 - T ） など が ある ．  同じく 植物 の 成長 を 促進 する 植物 ホルモン に ジベレリン が ある が 、 オーキシン と は 働き 方 が 異なる ため 、 ジベレリン に 分類 さ れる 物質 は オーキシン に 含ま れ ない 。  屈光性 の 研究 の 際 、 茎 の 成長 を 促進 する 物質 の 存在 が ウェント   ()   によって 示唆 さ れ 、 ケーグル ら によって 構造 が インドール - 3 - 酢酸 で ある と 決定 さ れ た 。 最初 に 発見 さ れ た 植物 ホルモン で ある 。  オーキシン は 主 に 茎 の 先端 部 （ 頂 芽 ） で 作ら れる 。 その後 植物 全体 に 伝わっ て いく の だ が 、 その 際 に 特徴 的 な ふるまい を 見せる 。  まず 第 一 に 、 オーキシン は 、 ほとんど 茎 に対して 垂直 方向 、 つまり 基部 方向 （ 根 の 方向 ） に しか 移動 し ない 。 これ は 重力 の 影響 による もの で は なく 、 たとえ 茎 （ 植物 ） が 横たわっ て い て も 変わら ず 基部 に 向かっ て 移動 する 。 これ を 極性 移動 と いう 。 （ 茎 に対して 水平 方向 に は この よう な 性質 は ほぼ ない と 考え られ て いる ） この よう な オーキシン の 方向 性 を 持っ た 移動 は 、 細胞 膜 に 存在 する オーキシン 取り込み 輸送 体 と 排出 輸送 体 の 細胞 内 局在 によって 決定 さ れる と 考え られ て いる 。 オーキシン 排出 輸送 体 として は PIN タンパク質 など が 知ら れ て いる 。  第 二 に 、 オーキシン は 光 を 避ける よう に 移動 する 。  これら の 性質 により 、 植物 の 屈光性 、 屈地性 、 屈触性 が 説明 できる と 考え られ て いる 。  植物 が 光 に 向かっ て 屈曲 する 性質 を 「 正 の 屈光性 」 と いう 。 光 屈性 と も いう こと が ある 。  オーキシン は 光 を 避ける よう に 移動 する ため 、 茎 に 光 が 当たっ た とき 、 茎 の 内部 の オーキシン 濃度 に 偏り が できる 。 具体 的 に は 、 茎 の 光 に 当たっ て いる 側 の 濃度 が 低く 、 光 に 当たっ て い ない 側 の 濃度 が 高く なる 。 その ため 、 光 に 当たっ て い ない 側 で の オーキシン 濃度 が 茎 の 最適 濃度 に 近づき 、 より 成長 する よう に なる 。 結果 的 に 、 その 成長 の 差 によって 、 茎 が 光 の 方向 へ 屈曲 する 。  オーキシン が 光 を 避ける よう に 移動 する 原因 に は 、 光 によって 活性 が 変化 する と ある タンパク質 が かかわっ て いる と さ れる 。  植物 を 水平 に 置い た とき 、 根 が 地面 に 向かっ て 屈曲 する 性質 を 「 正 の 屈地性 」 と いう 。 重力 屈性 という こと も ある 。  オーキシン は 、 茎 や 根 に対して 水平 方向 に は 重力 に従って 移動 する ため 、 植物 が 水平 に 置か れ た とき 、 根 の 内部 の オーキシン 濃度 に 偏り が できる 。 具体 的 に は 、 根 の 上側 の 濃度 が 低く 、 下 側 の 濃度 が 高く なる 。 その ため 、 下 側 の オーキシン 濃度 が 根 の 最適 濃度 を 超え 、 成長 が 抑制 さ れる よう に なる 。 結果 的 に 、 その 成長 の 差 によって 、 根 が 地面 の 方向 へ 屈曲 する 。  オーキシン の 水平 移動 が 重力 に 従う 原因 は 、 重力 を 感知 し 、 その 方向 へ オーキシン を 移動 さ せる よう な なんらかの 機構 が 働い て いる よう で ある （ 現在 有力 な 説 で は 、 重力 を 感知 する 特殊 な 細胞 （ 平衡 細胞 ） が 関係 し て いる と の こと で ある ） 。  植物 の つる が もの に 巻き つく 性質 は 、 つる が 何 か に 触れ た とき に その 方向 へ 屈曲 しよ う と する から で ある 。 これ を 「 正 の 屈触性 」 と いう 。 接触 屈性 という こと も ある 。  屈触性 の 機構 は 屈光性 や 屈地性 ほど 明らか に なっ て い ない が 、 オーキシン が かかわっ て いる の は 確か な よう で ある 。  オーキシン が 持つ 性質 は 植物 の 栽培 など で 有利 に 働く ため 、 植物 ホルモン の 中 でも 使用 さ れる こと が 多い 。 上 の 「 生理 作用 」 の 項 に 挙げ た 性質 は 、 ほとんど が そのまま 農業 や 園芸 など に 応用 できる 。 この とき 、 インドール 酢酸 の よう な 天然 オーキシン を 抽出 し て 用いる の は 手間 が かかる ため 、 ナフタレン 酢酸 など の 合成 オーキシン を 用いる こと が 多い 。  植物 の 組織 培養 において 、 サイトカイニン と共に カルス の 形成 ・ 分化 に 用い られる 。 しかし 、 この 仕組み について は 、 オーキシン が どの よう に 働く か わかっ て い ない 。 （ サイトカイニン について は ある程度 わかっ て き て いる 。 ）  人工 的 に 合成 さ れ た 2 , 4 - D や 2 , 4 , 5 - T は 除草 剤 として 使わ れ て い た 。 これら の 物質 は 、 植物 の 異常 成長 を 引き起こし 、 枯死 に 至ら しめる 。 ベトナム 戦争 の 折 に は 枯葉 剤 として 使わ れ た 。  また 、 菌類 の 中 に は 植物 に 寄生 し て オーキシン を 生産 する こと により 、 異常 な 成長 を 引き起こす もの （ 天狗 巣 病 など ） が ある 。  植物 の インドール - 3 - 酢酸 は 主 に トリプトファン から インドール - 3 - ピル ビン 酸 を 経由 し て ２ 段階 で つくら れる こと が シロイヌナズナ で 示さ れ て いる 。 また 、 シロイヌナズナ で は インドール - 3 - アセトアルドキシム から も 少し インドール - 3 - 酢酸 が 合成 さ れ て いる 。 この ほか 、 植物 で は インドール - 3 - アセトアミド や トリプタミン など を 経由 し て インドール - 3 - 酢酸 が 合成 さ れ て いる 可能 性 も ある が 、 これら の 生 合成 中間 体 を 含む 経路 について は まだ よく わかっ て い ない 。  トリプトファン を 経由 し ない で インドール - 3 - 酢酸 を つくる 経路 も 植物 で 提唱 さ れ て いる が 、 これ を 否定 する 研究 報告 も あり 、 その 存在 について は 今後 さらに 検証 が 必要 で ある 。  インドール - 3 - 酢酸 の 受容 体 は 、 ユビキチンタンパク 質 リガーゼ SCF 複合 体 の サブ ユニット で ある F - box タンパク質 TIR 1   ( transport   inhibitor   response   1 )   で ある 。 オーキシン が TIR 1 に 結合 する と 、 TIR 1 は 転写 抑制 タンパク質 （ 転写 因子 ） Aux / IAA と 結合 する 。 その 結果 、 Aux / IAA が ユビキチン 化 ・ 分解 さ れ 、 オーキシン 応答 遺伝子 の 転写 が 促進 さ れる 。ザゼンソウ （ 座禅 草 、 学名 ：" Symplocarpus   renifolius "   ） は 、 サトイモ 科 ザゼンソウ 属 の 多年草 。  仏像 の 光背 に 似 た 形 の 花弁 の 重 なり が 僧侶 が 座禅 を 組む 姿 に 見える こと が 、 名称 の 由来 と さ れる 。 また 、 花 を 達磨 大師 の 座禅 する 姿 に 見立て て 、 ダルマソウ （ 達磨 草 ） と も 呼ぶ 。  冷 帯 、 および 温帯 山岳 地 の 湿地 に 生育 し 、 開花 時期 は 1 月 下旬 から 3 月 中旬 。 開花 する 際 に 肉 穂 花序 （ に くすい かじ ょ ） で 発熱 が 起こり 約 25 ℃ まで 上昇 する 。 その ため 周囲 の 氷雪 を 溶かし 、 いち早く 顔 を 出す こと で 、 この 時期 に は 数 の 少ない 昆虫 を 独占 し 、 受粉 の 確率 を 上げ て いる 。 開花 後 に 大型 の 葉 を 成長 さ せる 。  ザゼンソウ の 発熱 細胞 に は 豊富 に ミトコンドリア が 含ま れ て いる こと が 明らか に なっ て いる 。 しかしながら 、 発熱 の 詳細 な 分子 メカニズム は 、 現在 の ところ 分かっ て い ない 。 動物 における 発熱 に は 、 「 脱 共役 タンパク質 」 （ だ つき ょうやくたんぱくしつ ） が 関わっ て いる こと が 突き止め られ て いる が 、 この タンパク質 は 、 発熱 し ない 植物 に も 幅広く 存在 し て おり 、 ザゼンソウ の 発熱 に 関与 し て いる か は 不明 で ある 。  発熱 時 の 悪臭 と 熱 によって 花粉 を 媒介 する 昆虫 （ 訪花昆 虫 ） で ある ハエ 類 を おびき寄せる と 考え られ て いる 。 全 草 に 悪臭 が ある こと から 英語 で は   Skunk   Cabbage （ スカンク キャベツ ） の 呼び名 が ある 。  一つ の 肉 穂 花序 に は 約 100 個 の 小花 （ 両性 花 ） が ある 。 個々 の 小 花 は 雌 性 先 熟 の 開花 システム を 持ち 、 雌 性 期 （ 雌蕊 のみ が 成熟 し て 露出 し た 期間 ） と 短い 両性 期 （ 雌蕊 と 雄蕊 が 同時に 露出 する 期間 ） を 経 て 、 雄 性 期 （ 雄蕊 のみ が 露出 し た 期間 ） の 順 で 性 表現 を 変える 。 花序 で の 発熱 は 雌 性 期 と 両性 期 で 顕著 で あり 、 雄 性 期 に 至る と 急速 に 発熱 は 低下 する 。 この 植物 は 自家 不 和合 で あり 、 昆虫 など による 送 粉 （ 花粉 の 運搬 ） を 必要 と する 。 しかしながら 気温 の 低い 時期 に 開花 する ため 、 訪花昆 虫 の 活動 は 低調 で あり 、 その ため 種子 の 結実 率 は 低い 。  多く の 種子 は 野 ネズミ によって 食害 さ れる が 、 一部 は 野 ネズミ の 貯食行 為 によって 運ば れる 。 種子 は それ によって 散布 さ れ 、 被 食 を 逃れ て 発芽 する こと が 出来る 。  北 アメリカ 東部 （ カナダ の ノバスコシア 州 と ケベック 州 南部 から アメリカ合衆国 ミネソタ 州 にかけて 、 南限 は ノースカロライナ 州 と テネシー 州 ） および 北東 アジア （ 北東 シベリア 、 中国 北東 部 および 日本 ） 。 滋賀 県 高島 市 （ 旧 ・ 高島 郡 今津 町 ） が 日本 の 南限 で ある 。  田中 澄江 が 『 花 の 百 名山 』 で 伊那 山地 の 守屋山 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し 、 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 で 北信 五 岳 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。 守屋山 の 北側 の 長野 県 諏訪 市 の 有賀 峠 付近 に は 「 ザゼンソウ の 里 公園 」 が ある 。 兵庫 県 美方 郡 香美 町 で は 開花 時期 に 合わせ て 、 「 ザゼンソウ 祭り 」 が 開催 さ れ て いる 。  19 世紀 米国 の 薬局方 で は 、 ドラコンティウム （ dracontium ） の 名 で 呼吸 器 系 疾患 、 神経症 、 リューマチ 、 浮腫 の 治療 に 用い られ た 。 北 アメリカ と ヨーロッパ で は 、 しばしば 観賞 用 植物 として ウォーター ガーデン に 植え られ て いる 。 北米 先住民 は ザゼンソウ を よく 薬草 、 調味 料 、 魔術 的 な お守り として 用い た 。  上述 の 通り ザゼンソウ は 開花 時期 に 発熱 を 行なう 。 この 発熱 の 研究 を通して 、 ザゼンソウ の 発熱 を 制御 する アルゴリズム が 広く 使わ れ て いる PID 制御 と 比較 し て 優れ て いる 点 が 見出さ れ 、 実用 化 さ れ た 。 バイオミメティクス ( 但し ja . wikipedia 内 で は バイオニクス ) の 例 として 紹介 さ れる こと も ある 。  日本 の 以下 の 都道府県 で 、 以下 の レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。 2007 年 8 月 現在 、 環境省 の レッド リスト の 指定 は ない 。 上信越 高原 国立 公園 ・ 八ヶ岳 中 信 高原 国定 公園 など で 自然 公園 指定 植物 と なっ て いる 。  アメリカ合衆国 テネシー 州 で は 、 絶滅 危惧 種 に 指定 さ れ て いる 。  ザゼンソウ 属 （" Symplocarpus "） に は 、 以下 の 種 が ある 。 日本 で 見 られる もの は ザゼンソウ 、 ヒメザゼンソウ と ナベクラザゼンソウ の 3 種 で ある 。 ヒメザゼンソウ は 花 の 大き さ が 数 cm で ザゼンソウ より も かなり 小さく 、 夏 頃 に 開花 する 。 ナベクラザゼンソウ は 長野 県 飯山 市 の 鍋倉山 で 発見 さ れ 、 2001 年 に 新種 と し て と 登録 さ れ た 種 で 、 2011 年 6 月 に ザゼンソウ と 同じ 発熱 植物 で ある こと が 確認 さ れ た 。  その ほか 亜 種 として 、 ザゼンソウ の 斑入り で ある 「 フイリザゼンソウ 」 と ザゼンソウ の 苞 が 緑色 や 黄 緑 がかっ た 白色 を し て いる 「 アオザゼンソウ 」 、 ヒメザゼンソウ に 斑 が 入っ た 「 フイリヒメザゼンソウ 」 と ヒメザゼンソウ の 苞 が 緑色 を し た 「 ミドリヒメザゼンソウ 」 が ある 。出芽 （ しゅつ が ,   Budding ） と は 、 生物 が 数 を 増やす 方法 の 一つ で 、 親 の 体 の ある 部分 から 、 子 の 体 が でき て 、 それ が 次第に 大きく なっ て 独立 する やり方 。 植物 の 芽 が 伸びる 様子 に 似 て いる こと から その 名 が ある 。 無性 生殖 の 一つ で ある 。  動物 の 出芽 で 有名 な の は 、 淡水 産 の 刺 胞動物 で ある ヒドラ で 、 イソギンチャク を 細長く し て 、 触手 を 少なく し た よう な 動物 で ある 。 ヒドラ で は 、 胴体 の 側面 に ふくらみ が でき 、 それ が 伸びる につれて 先端 の 周り に 触手 が でき 、 親 より 一 回り 小さな もの に なっ た とき 、 子 の 根元 から 切り離さ れ て 独立 する 。 同じ よう な やり方 は 、 ミズクラゲ など の ポリプ でも 見 られる 。  出芽 し て も そのまま 繋がっ て いれ ば 、 群 体 に なる 。 サンゴ 、 コケムシ 、 群 体 ボヤ など は 、 出芽 し た 個体 が 繋がっ た まま 数 を 増やし て できあがる 。 サンゴ の 場合 、 分裂 で 増える もの と 出芽 で 増える もの が ある 。 群 体 の 骨格 表面 を 見る と 、 個々 の 個体 の 骨格 が 、 まるで 花 の よう な 模様 で 見 られる が 、 分裂 で 増える もの の 場合 、 個々 の 個体 の 大き さ は 二 倍 以内 で 、 ときおり 横長 に なっ た 分裂 途中 の もの が 見つかる 。 出芽 で 増える もの の 場合 、 時々 極端 に 小さな 個体 の 跡 が ある かわり に 、 特に 大きい もの は 見あたら ない ので 区別 が つく 。  菌類 の 場合 は 単細胞 の 酵母 が 、 出芽 を する もの の 代表 で ある 。 いわゆる 出芽 酵母 の 場合 、 細胞 体 の 端 から 、 小さな ふくらみ が 生じ 、 それ が 膨らん で いっ て 親 細胞 と 同じ くらい の 大き さ まで 成長 する 。 ある 時点 で 、 両者 の 間 に 細胞 壁 が 生じる ので 、 離せ ば 分かれる が 、 くっつい た まま の こと も ある 。 離れ ず に くっつい た まま 成長 し て ゆく と 、 細胞 ごと に 膨らみ の ある 、 も こ も こし た 菌糸 の よう な 姿 に なる もの が あり 、 偽 菌糸 と よぶ 。 この 場合 、 出芽 は 体 細胞 分裂 の 一 形態 と も 言える 。  菌糸 を 形成 する もの で あっ て も 、 出芽 が 見 られる こと が ある 。 特に 胞子 形成 の 場合 、 出芽 の 形 を 取る もの が いろいろ ある 。 子 のう 菌 系 不完全 菌 の アオカビ や コウジ カビ で は 、 フィアライド という 分 生子 形成 細胞 から 分 生子 を 作る が 、 この とき 、 フィアライド の 先 から 分 生子 が 出芽 し て いる 。 クラドスポリウム で は 、 分 生子 柄 先端 から 分 生子 が 出芽 し 、 その 分 生子 の 端 から 新しい 分 生子 が 出芽 し 、 これ を 繰り返し て 、 分 生子 柄 の 上 に 分 生子 の 鎖 が 生じる 。 分 生子 一 個 から 出芽 は 一つ と 決まっ て い ない ので 、 この 鎖 は 所々 で 分 枝 する 。  他 に 、 接合 菌 門 の キクセラ 目 の もの で は 、 胞子 形成 枝 上 に フィアライド と 似 た 構造 が でき て 、 そこ から 分 生子 様 の 胞子 が 作ら れる が 、 この 胞子 は 単 胞子 の 分節 胞子 のう と 考え られ て おり 、 フィアライド 状 の もの は 偽 フィアライド と 呼ば れる 。植物 天然記念物 一覧 は 、 日本 の 文部 科学 大臣 が 指定 し た 天然記念物 （ 特別 天然記念物 を 含む 。 以下 同 ） の リスト 。 天然記念物 指定 基準 「 植物 」 に 基づき 指定 さ れ た 植物 の 個体 ・ 自生 地 ・ 群落 、 原始 林 、 並木 など を 掲載 する 。 なお 、 本 項 で は 文化財 保護 法 に 基づき 国 （ 日本国 文部 科学 大臣 ） が 指定 し た 天然記念物 を 対象 と し 、 地方自治体 指定 の 天然記念物 は 対象 外 と する 。クロンキスト 体系 詳細 は 、 クロンキスト 体系 で の 科 まで の 被子植物 分類 の 一覧 で ある 。新 エングラー 体系 （ しん エングラー た いけい 、 英語 ：   又は   ） は 、 アドルフ ・ エングラー が 提唱 し た エングラー 体系 を もと に 、 1953 年 及び 1964 年 に ハンス・メルヒオール   ()   ら が 提唱 し た 植物 の 分類 体系 で ある 。  アドルフ ・ エングラー は アウグスト・アイヒラー が 1883 年 に 発表 し た 『 薬用 植物 学 講義 提要 』 （ 植物 ・ 医薬 学 の ため の 植物 学 概説 ）""   を 引き継ぐ 形 で 、 1892 年 に 『 植物 分科 提要 』 " Syllabus   der   Pflanzenfamilien "   ()   を 発表 し た 。 これ は 、 1936 年 まで に 、 アドルフ ・ エングラー と 、 彼 の 後継 者 で ある ルートヴィヒ・ディールス が 第 11 版 まで 改訂 し た 。 これ が 「 エングラー 体系 」 や 「 エングラー の 体系 」 と 呼ば れ て いる もの で ある 。  エングラー 体系 の もと と なっ た 、 アイヒラー が 提唱 し た 分類 体系 で は 、 『 進化 は 単純 な もの から 複雑 な もの へ と 進む 』 という 当時 の 進化 論 の 考え を もと に 、 下記 の 要素 が 盛り込ま れ て いる 。 この 隠花植物 に は シダ 植物 、 蘚苔 類 、 藻類 及び 菌類 が 含ま れ て いる 。  エングラー は アイヒラー の 体系 に 、 下記 の 考え を 加え た 。  この 考え により 、 単 子葉 類 は アダン 目 、 沼 生 目 から 細 子 目 へ 、 双 子葉 類 は 輪 生目 、 コショウ 目 から キキョウ 目 へ 、 という 配列 と なっ た 。  これ は 、 『 植物 分科 提要 』 " Syllabus   der   Pflanzenfamilien " や カール ・ プラントル   ()   と の 共著 『 自然 植物 分科 』 " Die   Naturlichen   Pflanzenfamilien "   ( 1887 〜 1915 )   など で まとめ られ て いる 。 日本 で は 、 本田 正次 ・ 向 阪 道治 による 『 大綱 日本 植物 分類 学 』 （ 1930 年 ） や その 改訂 版 、 伊藤 洋 による 『 高等 植物 分類 表 』 （ 1952 年 、 北 隆 館 ） など により 紹介 さ れ た 。  『 植物 分科 提要 』 " Syllabus   der   Pflanzenfamilien "   ( 1892 〜 1936 )   を もと に 、 ハンス ・ メルヒオール ら が 、 1953 年 に 隠花植物 と 裸子植物 の 、 1964 年 に 被子植物 の 新しい 分類 体系 で ある   " Syllabus   der   Pflanzenfamilien "   ed .   12   vol .   1 ,   2 .   を 発表 し た 。 これ が 、 いわゆる 「 新 エングラー 体系 」 と 呼ば れ て いる もの で ある 。 また 、 この うち 、 1964 年 に 公表 さ れ た 被子植物 の 分類 体系 は 「 Melchior   system （ メルヒオール の 体系 ） 」 と も 呼ば れる 。  メルヒオール の 改良 点 は 、 以下 の とおり で ある が 、 これら の 一部 （ 3 点 目 ） は 『 進化 は 単純 な もの から 複雑 な もの へ と 進む 』 という アイヒラー から 続く 考え に 反し 、 ストロビロイド 説 を 取り入れ た もの と なっ て いる 。  その 具体 的 な 内容 について は 、 # 分類 を 参照 。  この 新 エングラー 体系 は 、 伊藤 洋 による 『 新 高等 植物 分類 表 』 （ 1968 年 、 北 隆 館 ） により 日本 に 紹介 さ れ た 。 この 分類 は 直感 的 に 分かり やすく 、 森田 は 、 実用 性 と 全て の 植物 を 網羅 し た 体系 で ある こと を 指摘 し 、 『 この 分類 が 広く 用い られ て いる の は 、 （ 中略 ） 他 に 匹敵 する もの が ない こと に よる と 思わ れる 』 と 述べ て いる 。 この エングラー ら の 体系 は 、 イギリス や その 植民 地 など を 除く 世界 各地 で 受け入れ られ 、 特に 日本 において は 、 例えば 、 『 週刊 朝日 百科   世界 の 植物 』 （ 朝日新聞社 、 1975 〜 1978 年 ） や 佐竹 義 輔 ら 編 『 日本 の 野生 植物 』 （ 平凡社 、 1981 〜 1989 年 ） 、 環境省 『 植物 目録 1987 （ 昭和 63 年 ） 』 、 岩槻 邦男 ら 編 『 Flora   of   Japan 』 （ 講談社 、 1993 年 〜 ） など の 種子 植物 に関する 植物 誌 や 植物 目録 、 図鑑 、 さらに は タイプ 標本 を 保存 し て いる ハー バリウム （ 植物 標本 館 、 植物 標本 室 ） など で 採用 さ れ て き た 。 一方 で 、 日本 国外 で は 、 同 時期 に エングラー ら の 体系 が 必ずしも 採用 さ れ て いる わけ で は なく 、 例えば アメリカ や 中国 で は クロンキスト 体系 が 採用 さ れ て いる 。 なお 、 シダ 植物 の 分類 について は 、 日本 で は 、 エングラー ら の 体系 で は なく 、 エドウィン ・ ビンガム・コープランド の 体系 （ Copeland ,   Edwin   Bingham   ( 1947 )   " Genera   Filicum ,   the   genera   of   ferns ."） が 採用 さ れ て き た 。  この エングラー ら の 体系 に対して 、 チャールズ ・ エドウイン・ベッシー   ()   や アーサー・クロンキスト ら は 、 エングラー ら が 進化 的 ある と 考え た モクレン 類 は 原始 的 な もの で ある （ ストロビロイド 説 ） と し 、 クロンキスト は モクレン 類 を 出発 点 と し た 被子植物 の 分類 体系 で ある クロンキスト 体系 を 1988 年 に 発表 し た 。 新 エングラー 体系 と 比較 し て 、 クロンキスト 体系 で は 双 子葉 類 を 離 弁 花 類 と 合弁 花 類 に 分け て い ない 等 の 大きな 違い が ある ものの 、 両者 とも 双 子葉 類 で は キク 科 が 、 単 子葉 類 で は ラン 科 が 最も 進化 し た 群 で ある と 判断 し て いる こと が 共通 し て いる 。  日本 において 広く 普及 し た 新 エングラー 体系 で は ある が 、 クロンキスト 体系 や 1998 年 に 発表 さ れ た 分子 系統 解析 に 基づく APG 体系 （ 最新 は 2009 年 の APG   III ） により 、 学問 的 に は 古典 的 な もの と なっ て いる 。 具体 的 な 動き として 、 日本 で は 、 『 週刊 朝日 百科   世界 の 植物 』 の 後継 と なる 『 週刊 朝日 百科   植物 の 世界 』 （ 朝日新聞社 、 1994 〜 1997 年 ） で は クロンキスト 体系 が 採用 さ れ た 。 また 、 2012 年 に 国立 科学 博物館 が 労力 を 要する ハー バリウム の 標本 整理 に 伴い 、 新 エングラー 体系 から APG 体系 へ の 変更 が 行わ れ 、 さらに は 、 同年 に APG   III に 基づい た 植物 目録 が 刊行 さ れ て いる 。  新 エングラー 体系 による 種子 植物 の 目 まで の 分類 を 以下 に 示す 。 和名 は 、 伊藤 （ 1968 ） 、 清水 監修 （ 1994 、 4 - 6 頁 ） 及び 大場 （ 2009 、 313 頁 ） に 基づく 。新 エングラー 体系 詳細 （ しん エングラー た いけい しょ う さい ） は 、 植物 の 分類 体系 で ある 新 エングラー 体系 における 科 まで の 一覧 で ある 。 なお 、 新 エングラー 体系 で は 、 隠花植物 （ シダ 植物 、 蘚苔 類 、 藻類 及び 菌類 ） と 顕花植物 に 大別 し て いる が 、 ここ で は 、 顕花植物 、 いわゆる 種子 植物 を 掲載 し て いる 。  和名 は 、 伊藤 （ 1968 ） 、 清水 監修 （ 1994 、 4 - 6 頁 ） 及び 大場 （ 2009 、 313 頁 。 目 以上 ） に よる 。APG 体系 （ エーピジー た いけい ） は 、 1998 年 に 公表 さ れ た 被子植物 の 新しい 分類 体系 で ある 。  APG すなわち 被子植物 系統 グループ   ()   と は 、 この 分類 を 実行 する 植物 学者 の 団体 で ある 。 この 分類 は 特に 命名 さ れ て おら ず 、 「 APG 体系 」 や 「 APG 分類 体系 」 など と 呼ば れる 。  旧い 分類 法 の 新 エングラー 体系 や クロンキスト 体系 が マクロ 形態 的 な 仮説 を 根拠 に 演繹 的 に 分類 体系 を 作り上げ た の に対して 、 ミクロ な ゲノム 解析 から 実証 的 に 分類 体系 を 構築 する もの で あり 、 根本 的 に 異なる 分類 手法 で ある 。  1990 年代 以降 に DNA 解析 による 分子 系統 学 が 大きく 発展 し て き た 。 植物 の 分類 体系 も 、 この 手法 を 試みる 研究 が 分類 学 において 主流 に なり つつ ある 。  特に 葉 緑 体 DNA の 解析 から 、 被子植物 の 分岐 を 調査 する 研究 は 近年 飛躍 的 に 進み 、 新しい 知見 は   ( APG )   に 集約 さ れ て いる 。 学術 先端 分野 は すでに APG の 体系 に 移行 し 、 クロンキスト 体系 は 歴史 的 体系 として 扱わ れ て いる 。  版 に 拠ら ない おおよそ の 分類 を 示す 。 名称 変更 が ある 系統 は 最新 の   APG   III   による 。  APG 分類 体系 の 初版 （ 書誌 ） は 1998 年 に 公表 さ れ た 。 固有 の 名称 は なく 当初 は   APG   system   など と 呼ば れ 、 現在 で は 区別 の ため に   APG   I   と 呼ば れる 。  第 2 版 （ APG   II   2003   または   APG   II   と 表記 する 。 書誌 ） は 2003 年 に 公表 さ れ た 。 主要 な 変更 点 は 以下 の 2 点 で ある ：  2009 年 、 第 3 版 （ APG   III 。 書誌 ） が 公表 さ れ た 。 主 な 変更 点 は 次 の 通り 。  2016 年 、 第 4 版 （ APG   IV ） が 公表 さ れ た 。 体系 の 大まか な 概略 は APG   III を 踏襲 さ れ て いる が 、 いくつ か の 点 で 変更 さ れ て いる 。 主 な 変更 点 は 次 の 通り 。  この 結果 、 目 の 総計 は 64 に 、 科 の 総計 は 416 に それぞれ 変更 と なっ た 。 二つ の 主 な （ 非公式 の ） クレード として 、 バラ 上 群 ()   と   キク 上 群 () が 追加 さ れ 、 それぞれ   バラ 類 ()   と   キク 類 () の 上位 クレード を 構成 する こと に なっ た 。アラビア ガム   ( Gum   arabic )   あるいは アラビアゴム あるいは アカシア 樹脂 は 、 アフリカ 、 ナイル 地方 原産 の マメ 科 ネムノキ 亜 科 アカシア 属 アラビア ゴムノキ   ()、 または その 同属 近 縁 植物 の 樹皮 の 傷口 から の 分泌 物 を 乾燥 さ せ た もの 。 吸水 する と ゼラチン 様 に 膨潤 する 。  以外 で は 、 ソマリランド の 、 、 ナイル 地方 の 、 コルドバ 地方 の   （ Red - bark   acacia ）   、   （ Red   acacia ）   から 色 の 淡い 良品 が 採取 さ れる 。 自然 に 生じ た 樹皮 の 傷口 から も 得 られる が 、 効率 よく 採取 する ため に は 雨季 が 終了 する 2 月 から 5 月 にかけて 樹皮 に 切り付け を 行う 。  乾燥 品 は 不規則 な 粒状 や 塊状 で 良品 は 淡 黄色 。 劣等 品 は 褐色 や 赤色 に 着色 する 。 水 に対する 溶解 性 が 高く 、 水溶液 は 強い 粘性 を 示し 、 良好 な 乳化 安定 性 を 示す ため 、 食品 添加 物 の うち 、 乳化剤 や 安定 剤 として 飲料 や 食品 に 広く 用い られ て いる 。 身近 な ところ で は アイスクリーム など の 菓子 類 や 、 ガム シロップ が 典型 的 な 用途 で ある 。 また 医薬品 の 錠剤 の コーティング 剤 や 、 絵具 、 インク など の 工業 製品 に も 用い られ て いる 。 特に 水彩 絵具 の 固着 材 は アラビア ガム で ある 。 乾燥 時 に べたつか ず 、 わずか な 水分 で 速やか に 粘性 を 示す ので 、 切手 の 接着 面 の 糊 に も 使用 さ れ て いる 。 以前 は 植物 標本 を 台紙 に 固定 する テープ の 糊 に も よく 使わ れ た が 、 今日 で は 博物館 や 植物 園 の よう に 大量 に 使用 する 施設 で は 熱 固定 式 の 合成 接着 剤 に 移行 し て いる 。 ダニ や 微小 昆虫 を 半永久 プレパラート に する とき に 用いる ガム・クロラール 液 や ホイヤー 液 など の ガム・クロラール 系 封入 剤 は 、 アラビア ガム と 抱水 クロラール を 主成分 と する 。  主 産地 は スーダン 、 チャド 、 ナイジェリア 、 セネガル 、 マリ 、 ケニア など 。  弾性 ゴム が イソプレン の 重合 し た 炭化 水素 から 成る の に対し 、 アラビアゴム の 主成分 は 多 糖類 で あり 、 アラビノガラクタン （ 75 - 94 ％ ） 、 アラビノガラクタン － プロテイン （ 5 - 20 ％ ） 、 糖 タンパク質 （ 1 - 5 ％ ） の 混合 物 で ある 。 細胞 壁 を 構成 する ヘミセルロース と は カルボキシル 基 が 遊離 し て いる 点 が 異なり 、 通常 カルシウム 塩 と なっ て いる  日本 で は アカシア と いえ ば 同じ マメ 科 で も 比較的 縁 の 遠い ニセアカシア が 一般 的 で あり 、 真 の アカシア 属 の 植物 は 日本 で は あまり 一般 的 で は ない が 、 関東 以南 に しばしば 植 栽 さ れる フサ アカシア （ ミモザ ） の 樹皮 を 降雨 時 に 観察 する と 、 傷 の ある 部分 に 水 を 吸っ て 褐色 の ゼリー 状 に 膨潤 し た アラビアゴム を 見る こと が できる 。  同じ アカシア 属 から 得 られる が 産地 が 異なる ため 別 の 名称 で 呼ば れる もの に 、 インド の インド アカシア ゴム 、 東 アフリカ の 東 アフリカ ゴム 、 オーストラリア の ワットルゴム （ オーストラリア ゴム 、 ） が ある 。 また 、 アカシア 属 以外 に も アラビアゴム と よく 似 た 多 糖類 質 の 分泌 物 を 樹皮 の 傷 から 分泌 する 樹木 が いくつ か 知ら れ て いる 。 地中海 東部 地方 に 自生 する ゲンゲ （ レンゲ ） と 同属 の マメ 科 低木 （ Goat ' s - thorn ） から 得 られる もの は トラガカンス （ ） （ トラガントゴム 、 タラカントゴム 、 トラガカントゴム ,   Gum   Tragacanth ） と 呼ば れ 、 アラビアゴム と ほぼ 同じ 用途 に 供 さ れる 。 一昔 前 に 微小 昆虫 の 標本 作製 に際して 台紙 貼り 付け に 用い られる 接着 剤 と いえ ば トラガントゴム が 定番 で あっ た 。 他 に も バラ 科 サクラ 属 の サクラ や モモ の 樹皮 や 若い 果実 に 傷 が つく と 、 アラビアゴム と よく 似 た 多 糖類 質 の 分泌 物 が 流出 する 。 これ は サクラ ゴム と 呼ば れ 、 フランス や ドイツ で は 更紗 の 染色 用 に 用い られ て おり 、 また アフガニスタン で は 食用 と さ れる 。ヒメジョオン （ 姫 女 、 学名 :   ） は 、 キク 科 ムカシヨモギ 属 の 植物 。 背 の 高 さ が 30 〜 150 cm に も なる 、 白い 花 を 咲かせる 一 年 草 で ある 。 同属 の ハルジオン と共に 、 道端 で よく 見かける 雑草 で ある 。  若い 時期 は 、 根本 から 長い 柄 の つい た 丸み を 帯び た 葉 （ 根 出 葉 ） を 付ける 。 やがて 、 茎 が 高く 伸びる と 、 根本 の 葉 は 無くなり 、 茎 から 出る 細長い 葉 だけ に なる 。 茎 と 葉 は 黄 緑色 で 、 まばら に 毛 が 生える 。  茎 は 初め は 枝分かれ せ ず 、 先 の 方 で 数 回 の 枝分かれ を し て 、 白 か 薄紫 の 花 を 咲かせる 。 花 は ヒマワリ の よう な 形 だ が 、 周り の 花弁 が とても 細い 。 また 、 ヒメジョオン の 花 に 見える もの は 頭状花 序 で 、 小さな 花 の 集まり で ある 。 中央 の 黄色い 部分 は 、 管状 花 と いい 、 周辺 の 花びら の よう な もの は 、 舌 状 花 と いう 。 花 の 時期 は 初夏 から 秋 にかけて の 5 - 8 月 で ある 。 また 、 花弁 の 白い 部分 が やや 紫 が かる 個体 が 見 られる こと も ある が 、 これ は 清浄 な 空気 の 中 で 育っ た 時 に できる もの で ある 。  1 個体 あたり 47 , 000 以上 の 種子 を 生産 し 、 さらに その 種子 の 寿命 が 35 年 と 長い こと も あり 、 驚異 的 な 繁殖 能力 を もっ て いる 。 したがって 、 駆除 が とても 難しい 。  ヒメジョオン と ハルジオン は 、 花 が よく 似 て い て 混同 さ れる こと が ある 。 < br >  標準 的 に は 、 ヒメジョオン の 方 が 背 が 高く 、 花 は 小さく て 数 が 多く 、 根本 が すっきり し て いる 。 ヒメジョオン の 茎 に は 空洞 が なく 、 ヒメジョオン の 葉 は 茎 を 抱か ない 。  これ に対して 、 ハルジオン は 、 背 は 低く 、 花 は 大きく て 少なく 、 根本 に 葉 が ある 。 また 、 ハルジオン の 蕾 は 下 を 向い て 項垂れ て いる よう な 特徴 が ある 。 ハルジオン の 茎 に は 真ん中 に 空洞 が あり 、 ハルジオン は 茎 を 抱く よう に 付く 。 < br >  従って 、 しっかり と 比べ て 見れ ば 、 はっきり と 見分け が つく 。  最近 で は 、 デジタル カメラ で 花 を マクロ で 撮る 人 が 増え 、 花 だけ を 拡大 し て 写す こと が よく ある 。 その よう な 花 だけ の 写真 で は 、 この 両者 の 区別 が とても 難しい 。 標準 的 な 花 で は 、 ヒメジョオン は ハルジオン より 花 が 一 回り 小さく 、 舌 状 花 の 数 も 少ない ので 、 見分け られる が 、 判断 が 難しい 場合 も ある 。  なお 、 ヒメジョオン と ハルジオン 以外 に も 、 ヘラバヒメジョオン など 近 縁 の もの が ある ので 、 注意 が 必要 。  北 アメリカ 原産 で 、 ヨーロッパ 、 アジア （ 日本 を 含む ） に 移入 分布 する 。  日本 に は 1865 年 頃 に 観葉 植物 として 導入 さ れ 、 明治 時代 に は 雑草 と なっ て い た 。 現在 で は 全国 に 広がり 、 山間 部 に も 入り込ん で いる 。 在来 種 の 植物 の 生育 を 邪魔 する 可能 性 が あり 、 とくに 自然 豊か で 希少 な 植物 が 多く 生育 する 国立 公園 や 亜 高山 帯 で は 問題 と なる 。 その ため 、 ヒメジョオン は 、 ハルジオン とともに 要注意 外来 生物 に 指定 さ れ て いる ほか 、 日本 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100 に も 選定 さ れ て いる 。  ヒメジョオン は 漢字 に 直す と 「 姫 女 」 と なる 。 「 姫 」 は 「 小さい 」 、 「 女 」 は 「 中国 産 の 野草 」 を 表す 。 小さい シオン （ 紫 菀 ） の 一 種 で あり 、 別種 の ヒメシオン と 区別 する ため に 「 ヒメジョオン 」 という 名前 が 付い た という 説 も ある 。 また 、 標準 和名 は ヒメジョオン で ある が 、 同類 の ハルジオン と 混同 し て 、 「 ヒメジオン 」 と 呼ぶ 間違い が み られる 。 見た目 が 非常 に 似 て いる 上 に 、 名前 も 紛らわしい ので 、 注意 が 必要 。 同じ よう に 、 「 ハルジオン 」 を 「 ハルジョオン 」 と 呼ぶ 間違い も み られる 。  日本 に 入っ て き た 当初 は 、 「 柳葉 姫 菊 （ や な ぎばひめぎく ） 」 と 呼ば れ たり 、 鉄道 の 線路 沿い に 広がっ た こと から 「 鉄道 草 （ てつ どう ぐさ ） 」 と 呼ば れ たり し た 。アマ （ 亜麻 、 学名 ：" Linum   usitatissimum "） は 、 アマ 科 の 一 年 草 。 ヌメゴマ （ 滑 胡麻 ） 、 一 年 亜麻 、 アカ ゴマ など の 異称 も ある 。 その 栽培 の 歴史 は 古い （ リネン # 歴史 も 参照 ） 。 日本 で は 江戸 時代 に 種 を 薬 として 使う ため に 限ら れ た 範囲 で 栽培 さ れ 、 明治 から 昭和 初期 にかけて 繊維 用 に 北海道 で 広く 生産 さ れ た 。  茎 の 繊維 は 、 衣類 など リネン 製品 と なる 。 種子 から は 亜麻仁 油 （ あま に ゆ 、 リンシードオイル 、 フラックスシードオイル ） が 採れ 、 これ は 食用 や 塗料 、 油彩 に 用い られる 。  原産地 は カフカス 地方 から 中東 にかけて の 一帯 と さ れる 。 古代 から 中東 や ユーラシア 大陸 西域 で 栽培 さ れ 、 現在 は 各 大陸 で 栽培 さ れる 。 日本 で は 冷涼 な 気候 の 北海道 のみ が 栽培 適地 で ある 。 連作 障害 が 起き やすい ため 6 - 7 年 の 輪作 を 行う 。 北海道 で は 4 月末 から 5 月 にかけて 播種 し 、 繊維 用 は 7 月末 から 8 月 に 抜きとっ て 収穫 さ れ 、 種子 用途 に は 1 - 2 週間 遅れ て 収穫 さ れる 。  亜麻 に は 産業 用 だけ で なく 、 多様 な 園芸 種 が ある 。 多年草 の 園芸 種 の 亜麻 は 花 が 可憐 な こと や 栽培 が 容易 な こと から 愛好 者 が 増加 し 、 北海道 で は 一般 家庭 だけ で なく 、 街路 の 植樹 帯 や 公園 で も 栽培 さ れ て いる 。 特に 札幌 市 の 麻生 町 や 苗穂 地区 および 当別 町 で は 、 亜麻 の 歴史 と 文化 の 普及 の ため に 多彩 な 行事 が 開催 さ れ て 、 亜麻 を 生かし た 街 づくり が 行わ れ て いる 。  日本 で は 、 江戸 時代 元禄 年間 に 、 江戸 の 王子 付近 の 薬草 園 （ 小石川 御 薬園 ） で 、 種子 （ 亜麻仁 ） を 薬種 として 使用 する ため に 、 種子 が 輸入 さ れ 栽培 さ れ た 記録 が ある 。 しかし 当時 は 亜麻仁 を 中国 から 比較的 安易 に 輸入 出来 た ので 栽培 は 定着 し なかっ た 。  本格 的 な 栽培 は 、 明治 時代 に 入り 北海道 で 導入 さ れ た 。 明治 元年 （ 1871 年 ） 、 プロシア 人 の ガルトネル が 北海道 の 七重 村 に 亜麻 を 試作 、 また 1874 年 に 駐 ロシア 公使 の 榎本 武揚 が 北海道 開拓 使 長 の 黒田 清隆 に ロシア の 亜麻 の 種子 を 送り 、 函館 の 郊外 にて 栽培 さ れ た 。 長野 県 で も 栽培 さ れる （ 寒冷 、 山岳 部 など 綿 の 適さ ない 土地 で ） 。 戦中 は 、 麻 製品 全般 の 軍需 で 帝国 製 麻 が 創立 さ れ 、 1914 年 に は イギリス に 亜麻 の 帆 を 1500 反 輸出 し て いる 。 北海道 で は 1920 年 （ 大正 9 年 ） に 最高 の 生産 量 と なる 。 全国 規模 で は 1948 年 の 大麻 取締 法 による 大麻 の 栽培 制限 により 、 1950 年 より 試験 的 に 亜麻 の 栽培 が 奨励 さ れ て いる こと から 、 亜麻 の 栽培 は 衰退 し て い た もの と 考え られる が 、 この 後 1950 年 以降 、 水稲 の 前 に 亜麻 を 栽培 する 換金 作物 として 生産 は 増大 し た が 、 輸入 し た 方 が 安く 1957 年 を ピーク に 減少 し 続け 、 1980 年 ごろ まで 細々 と 生産 さ れ て い た 。  次第に 生産 が 途絶え た が 、 2000 年 に 若者 が 北海道 で の 栽培 の 復活 を 試み 、 何 年 も の 試行錯誤 を 経 て 大塚 農場 にて 栽培 が 続い て いる 。 種子 を 食用 に 利用 する ため に 北海道 の 当別 町 で 亜麻 栽培 が 復活 し 、 北海道 亜麻 ルネサンス プロジェクト が 進行 し て いる 。 2007 年 に は 当別 町 亜麻 生産 組合 が 設立 さ れ て 、 栽培 技術 の 向上 と 普及 に 取り組ん で いる 。 北海道 独自 の 特用 作物 として 亜麻 の 評価 が 高まる につれて 、 十勝 地方 や 上川 地方 に 栽培 が 広がっ て いる 。  亜麻 は 、 日本工業規格   ( JIS )   上 は 、 「 麻 」 と 表記 さ れる （ 麻 繊維 参照 ） 。 麻 （ 大麻 の 繊維 ： ヘンプ ） と 誤解 さ れる こと が ある が 、 まったく 異なる 植物 種 で ある 。 一般 に 大麻 より も 柔らかい 繊維 と さ れる 。 亜麻 は 、 通気 性 ・ 吸湿 性 に 優れ て 肌触り が 良い こと から 織ら れ て 高級 な 衣類 など に なる 。 麻 は 縄 や 麻 袋 など 耐久 性 の 必要 な 用途 に も 使い 、 衣類 として も 庶民 的 な 繊維 と みなさ れる が 、 上布 の よう に 上質 な 織物 に も 使わ れる 。  古く は 亜麻 の 糸 を ライン   ( Line )   と いい 、 この 細く て 丈夫 な 亜麻 糸 から の 連想 で 「 線 ・ 筋 」 を 意味 する 英単語 に なっ た 。 フランス語 で は ラン と 発音 さ れ 、 ランジェリー は アマ の 高級 繊維 を 使用 し た 女性 の 下着 に 由来 する 。 また 繊維 の 強靭 性 から 劣 質 の 繊維 は テント や 帆布 として 利用 さ れ 、 大 航海 時代 の 帆布 は アマ の 織 布 で ある 。  亜麻仁 油 （ アマニ 油 、   /   ） は 、 成熟 し た 亜麻 の 種子 から 得 られる 、 黄色 っぽい 乾性 油 （ 空気 に 触れる と 固まる 油 ） 。 食用 の ほか 、 油絵具 の バインダー や 木製品 の 仕上げ など に 用い られる 。  亜麻 の 種子 を 圧搾 、 又は これ を つぶし て 溶媒 で 抽出 する こと で 得 られる 。 代表 的 な ω - 3 脂肪酸 で ある α - リノレン 酸 を はじめ と する 不 飽和 脂肪酸 に 富み 、 栄養 サプリメント として も 販売 さ れ て いる 。  沸騰 さ せ た 亜麻仁 油 は 油絵具 の バインダー や 、 「 オイルフィニッシュワニス 」 として 木製品 や 皮革 の 仕上げ に 使わ れる 。 加熱 する こと で 亜麻仁 油 は 簡単 に 重合 ・ 酸化 する よう に なる 。  最近 で は 、 VOC を 放出 し ない 溶剤 として シックハウス 症候群 対策 の 塗料 に 使わ れ て いる 。  また 、 亜麻 の 種 は 水 か その他 の 水分 と 乳化 し 、 卵 の 代 用品 として 使用 出来る 。 水分 3 に対し 、 亜麻 の 種 は 1 ほど の 割合 で 。 主 に 焼き 菓子 など の 菓子 作り に 向い て いる 。 亜麻 の 持つ 食物 繊維 も 十分 に 取れ 、 さらに 栄養素 も 高まる 。 栄養 的 に は   100   g の 亜麻 の 種 に は   450   kcal の 熱量 が あり 、 脂肪   41   g 、 食物 繊維   28   g 、 タンパク質   20   g を 含む 。  かつて 、 アマ は デザイナーフーズ 計画 の ピラミッド で 2 群 に 属し て おり 、 2 群 の 中 でも 全 粒 の 小麦 、 玄米 と共に 5 位 中 2 位 に 属する 、 癌 予防 効果 の ある 食材 で ある と 位置づけ られ て い た 。  日本 で は 、 厚生 労働省 医薬 食品 局 食品 安全 部 監視 安全 課 輸入 食品 安全 対策 室 より 、 10 ppm を こえる シアン 化合 物 が 検出 さ れ た 生 の 亜麻 の 実は 食品 衛生 法 違反 として 扱う よう 通達 が なさ れ 、 生 の 亜麻 種子 輸入 者 に 自主 検査 を 指導 し て いる 。  海外 で は 生 の 亜麻 の 実 の ほか 加工 し た 亜麻 種子 が 食用 として 一般 に 販売 さ れ て いる が 、 日本 へ の 輸入 の 際 に は 加熱 加工 し た 亜麻 の 実 の 関連 製品 ( Flax   seed や Flax   meal ) で あっ て も 、 基準 値 以上 の シアン 化合 物 が 検出 さ れる と 廃棄 または 返品 処分 と なる 恐れ が ある 。  亜麻 の 繊維 の 色 。 「 亜麻 色 の 髪 」 等 、 金髪 など の 形容 に 用い られる 。 ただし 、 辞書 に よれ ば 「 黄み を 帯び た 茶色 」 、 色 の 16 進 法 表記 に よれ ば 下 の よう な 色 （ 左 は 「 亜麻 色 」 。 右 は 「 エクルベージュ 」 で 、 これ も 「 亜麻 色 」 と さ れる ） で あり 、 金髪 の 色 と は 少し イメージ が 異なる 。 金髪 で は なく 栗毛 の 形容 に 用い られる こと も ある 。ハルジオン （ 春 紫 、 学名 ：" Erigeron   philadelphicus "   ） は 、 キク 科 ムカシヨモギ 属 に 分類 さ れる 多年草 の 1 種 。 北 アメリカ 原産 で 、 日本 で は 帰化 植物 と なっ て いる 。 ヒメジョオン と共に 、 道端 で よく 見かける 。 一部 の 地域 で は 「 貧乏 草 」 と 呼ば れ 、 「 折っ たり 、 摘ん だり する と 貧乏 に なっ て しまう 」 と 言わ れ て いる 。  北 アメリカ を 原産地 と する 。 日本 を 含め た 東アジア に 外来 種 として 移入 分布 し て いる 。  多年草 で 、 背 の 高 さ が 30   -   80 センチ くらい に なる 。  根元 に は 篦 型 の 根 出 葉 が あり 、 花 の 時期 に も 残る こと が 多い 。 葉 と 茎 は 黄 緑色 で 、 まばら に 毛 が 生える 。 茎 は あまり 枝分かれ せ ず に 伸び 、 先 の 方 で 何 回 か 枝分かれ し て 、 花 を つける 。 花 は ヒメジョオン と 同じく 、 細い 舌 状 花 を 持つ ヒマワリ の よう な 花 だ が 、 白 と ピンク の もの が ある 。 また 、 ヒメジョオン より 一 回り 花 が 大きい 。  ハルジオン と ヒメジョオン は 、 花 が よく 似 て い て 混同 し て しまう こと が ある 。  花びら の 幅 の 違い で 見分けれ ば 直ぐ に 解る 。 1 ㎜ 以下 の 細い 花びら が ハルジオン で   約 1 . 5 ㎜ で 幅 が 広い の が ヒメジョオン 。 花びら の 幅 で 見分ける の が 一番 解り やすく 誰 に でも 簡単 に できる 方法 。  標準 的 に は 、 ヒメジョオン の 方 が 背 が 高く 、 花 は 小さく て 数 が 多く 、 根本 が すっきり し て いる 。 これ に対して 、 ハルジオン は 背 は 低く 、 花 は 大きく て 少なく 、 根本 に 葉 が ある 。 また 、 ハルジオン の 蕾 は 下 を 向い て 項垂れ て いる よう な 特徴 が ある 。 従って 、 しっかり と 比べ て 見れ ば 、 はっきり と 見分け が つく 。  分かり にくい 場合 は 、 茎 を 折っ て みる と よい 。 ヒメジョオン の 茎 に は 空洞 が ない が 、 ハルジオン の 茎 に は 真ん中 に 空洞 が ある 。 葉 の 付き 方 も 違い 、 ヒメジョオン の 葉 は 茎 を 抱か ない が 、 ハルジオン は 茎 を 抱く よう に 付く 。  最近 で は 、 デジタル カメラ で 花 を マクロ レンズ で 撮影 する 人 が 増え 、 花 だけ を 拡大 し て 写す こと が よく ある 。 その よう な 花 だけ の 写真 で は 、 この 両者 の 区別 が とても 難しい 。 標準 的 な 花 で は 、 ハルジオン は ヒメジョオン より 花 が 一回り 大きく 、 舌 状 花 の 数 も 多い ので 、 見分け られる が 、 判断 が 難しい 場合 も ある 。  なお 、 ハルジオン と ヒメジョオン 以外 に も 、 近 縁 の もの が ある ので 、 注意 が 必要 。  また 、 花弁 の 白い 部分 が やや 紫 が かる 個体 が 見 られる こと も ある が 、 これ は 清浄 な 空気 の 中 で 育っ た 時 に できる もの で ある 。  牧草 地 や 畑 、 道端 など 窒素 分 の 多い 場所 を 好ん で 生育 する 。 花 の 時期 は 4 - 6 月頃 で 、 ヒメジョオン の 6 - 10 月頃 より も 早い 。  葉 、 茎 、 新芽 や 若芽 、 蕾 など 大半 が 可 食 部位 と なる 。 野草 と 同じ よう に 天ぷら 、 お 浸し など に し て 食べる こと が 出来る 。 春菊 の よう な 苦み と アク の 強 さ が 特徴 。  日本 で は 1920 年代 に 観賞 用 として 持ち込ま れ た 。 1980 年代 に は 除草 剤 に 耐性 の ある 個体 が 出現 し 、 関東 地方 を 中心 に 全国 へ 分布 が 拡大 し た 。  農作物 や 牧草 の 生育 を 妨害 する ため 、 厄介 な 雑草 として 扱わ れ て いる 。 さらに 、 在来 の 植物 と 競合 し 駆逐 する 恐れ が ある 。  特定 外来 生物 による 生態 系 等 に 係る 被害 の 防止 に関する 法律 により 要注意 外来 生物 に 指定 さ れ て いる 。 また 、 日本 生態 学会 で は 本 種 を 日本 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100 に 選定 し て いる 。  「 ハルジオン 」 を 漢字 に 直す と 「 春 紫 」 と なる 。 「 春 に 咲く 、 キク 科 の シオン （ 紫 ） 」 という 意味 。  また 、 標準 和名 は ハルジオン で ある が 、 同類 の ヒメジョオン と 混同 し て 、 ハルジョオン と 呼ぶ 間違い が 見 られる 。 見た目 が 非常 に 似 て いる 上 に 、 名前 も 紛らわしい 。 同じ よう に 、 「 ヒメジョオン 」 を 「 ヒメジオン 」 と 呼ぶ 間違い も 見 られる 。嬉野 の 大 チャノキ （ うれし の の お お チャノキ ） は 、 佐賀 県 嬉野 市 嬉野 町 不動山 地区 に ある 茶 の 大木 。  大 茶 樹 （ だ いち ゃじゅ ） と も 呼ば れ 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  佐賀 県 南西 部 、 長崎 県 と の 県境 に ある 虚空蔵山 の 東 斜面 、 標高 約 210 メートル の 畑 に ある 茶 の 大木 で 、 1926 年 （ 大正 15 年 ） 10 月 20 日 に 国 の 天然記念物 の 指定 を 受け た 。 日本 で 最初 に チャノキ が 栽培 さ れ た と 言わ れ て いる 同 県 吉野 ヶ 里 町 から 慶安 年間 に 種子 を 取り寄せ 、 この 嬉野 不動山 地区 に 1651 年 に 植え られ た 事 が 嬉野 茶 の 起こり と 伝わり 、 この 大 チャノキ は その 中 の 1 本 が 残っ た もの で 樹齢 は 300 年 を 超える と いう 。 近代 に 入り 数 回 の 台風 による 風害 により 、 枝 が 折ら れ て しまっ た ため 、 防風 林 として イヌ マキ を 植え 、 根元 が 踏み 固め られ ない よう に 周囲 を 防護 柵 で 囲う 等 の 保護 の 結果 、 現在 で は 樹勢 は 回復 し て いる 。 付近 の 名産 品 で ある 嬉野 茶 の 発祥 に 関わる 由緒 ある 古木 で あり 、 嬉野 茶 の シンボル と なっ て いる 。ヘチマ （ 糸瓜 、 天 糸瓜 、 学名 ：" Luffa   cylindrica "   ( L .)   Roem .、 シノニム " Luffa   aegyptica "   Mill .） は インド 原産 の ウリ 科 の 一 年 草 。 また 、 その 果実 の こと 。 日本 に は 室町 時代 に 中国 から 渡来 し た 。  つる 性 の 植物 。 巻き ひ げ で 他 の もの に 絡みつき ながら 生長 する 。 花期 は 7   -   9 月 。 雌花 と 雄花 に 分かれ て おり 、 直径 8 cm ほど の 黄色い 花 を 咲かせる 。 自家 和合 性 で 同 一 株 で 受粉 が 可能 で ある 。  果実 は 細長く 、 大きな キュウリ の よう な 形 を し て いる 。 若い 果実 は 食用 に 、 成熟 し た 果実 は 強い 繊維 が 発達 する ので たわし など に 用い られる 。 果実 は 成熟 後 、 次第に 乾燥 し 、 種子 の 周囲 が 繊維 で 支え られ た 空洞 と なる 。 その 頃 に なる と 果実 の 先端 が 蓋 の よう に 外れ 、 果実 が 風 で ブラブラ と 揺れる 度 に 、 ここ から 遠心 力 で 種子 が 振り出さ れ 、 飛び出す 。 原産地 で 野生 植物 で あっ た とき に は 、 こうして 一種 の 投石 器 の よう な 機構 で 種子 散布 を 図っ て い た と 考え られる 。  本来 の 名前 は 果実 から 繊維 が 得 られる こと から 付い た 糸瓜 （ いと うり ） で 、 これ が 後に 「 と うり 」 と 訛っ た 。 「 と 」 は 『 いろは歌 』 で 「 へ 」 と 「 ち 」 の 間 に ある こと から 「 へ ち 間 」 の 意 で 「 へちま 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。 今 でも 「 糸瓜 」 と 書い て 「 へちま 」 と 訓 じ る 。 沖縄 で は ナーベーラー と 呼ば れる が 、 これ は 果実 の 繊維 を 鍋 洗い （ なべ あらい ） に 用い た こと に 由来 する と いう 。  なお 、 中国 から 渡来 し た 黒 胡麻 、 通称 黒 芝 麻 （ hei   zhima )   が ヘチマ と 聞こえる こと 、 沖縄 に は ゆで た 糸瓜 に 黒 芝 麻 （ ヘチマ ） を かけ た ナーベーラー 田楽 という 料理 が ある こと など から 、 呼称 違い で は ない か という 説 も ある 。  また 、 耐病性 へちま 品種 に 「 浜名 」 、 「 天竜 」 、 「 浜北 」 、 「 あき は 」 など 、 静岡 県 に ちなん だ 名称 が つけ られ て いる の は 、 同 県 浜松 出身 の 織田 利三郎 が 明治 時代 に 輸出 振興 の ため ヘチマ の 生産 力 を 上げる 改良 に 尽力 し た こと に よる 。 市内 で 雑貨 店 を 営ん で い た 織田 は 貿易 商 の 助言 で 農産物 の 輸出 に 目 を つけ 、 前田 正名 の 指導 の もと 、 日本 の 輸出 農産物 で あっ た ヘチマ 、 落花生 、 ショウガ など 特殊 な 農産物 の 生産 向上 に 励ん で 静岡 県内 の 生産 額 を 劇的 に 増やし 、 とくに ヘチマ は 1900 年 まで 8 万 円 だっ た もの を 1917 年 に は 4 、 5 千 万 円 に 引き上げ た 。 パリ 万国博覧会   ( 1900 年 ) で は 日本 産 ヘチマ の 宣伝 の ため 、 ヘチマ で 作っ た ゾウ を 展示 し た ほか 、 1907 年 に 「 静岡 県 生姜 、 糸瓜 、 蕃椒 、 落花生 同業 組合 」 を 設立 、 1909 年 の シアトル 博覧 会 や 1910 年 の 日 英 博覧 会 など 、 多く の 国内外 の 博覧 会 に 出品 し 、 受賞 も 多数 獲得 し た 。  強健 で 作り やすい 植物 で ある 。  発芽 温度 が 高い ので 、 四月 下旬 から 五月 上旬 頃 播種 する 。 タネ は かなり 大きい ので 、 覆土 は 1 ～ 2 cm 位 に する 。 鉢 に まい て 後で 植え 替え て も いい が 、 直 まき に する 方 が 楽 で ある 。 蔓 が 伸び て き たら 、 4 m 位 の 支柱 を 立て て 誘導 し て やる 。 適当 な 排水 が ある 土地 なら 比較的 栽培 は 容易 で ある 。 ヘチマ を とる ほか 、 緑陰 として の 人気 が 高まっ て いる 。コウシンソウ （ 庚申 草 ） は 、 タヌキモ 科 ムシトリスミレ 属 の 食虫植物 。 日本 固有 種 で あり 、 学名 は " Pinguicula   ramosa "   Miyoshi   ex   Yatabe 。 国 の 植物 レッドデータブック で 絶滅 危惧 II 類 に 指定 さ れ て いる 。  1890 年 に 三好 学 により 栃木 県 の 庚申山 で 発見 さ れ 、 山 の 名前 を とっ て コウシンソウ と 命名 さ れ た 。  現在 知ら れ て いる 自生 地 は 栃木 県 の 庚申山 、 男体山 、 女峰山 及び 群馬 県 の 袈裟丸山 で 、 庚申山 の 自生 地 は 国 の 特別 天然記念物 で ある 。 生育 地 は これら の 山 の 標高 1200 〜 2200 m 付近 の 垂直 な 崖 で あり 、 環境 は 常に 霧 が 流れ て 寒冷 多湿 。 夏 で も 気温 が 25 度 を 上回る こと は ない 。  いくばく かの 群落 を 形成 する の は 庚申山 の 数 箇所 のみ で ある が 、 群落 自体 が 目立た ない 、 垂 壁 や 崖 等 の 危険 な 場所 に ある 上 、 特に 目印 など は ない ため 、 観察 の ため に は 、 群落 の 位置 を 知る 者 の 案内 が 必要 で ある 。  植物 体 は 葉 が ロ ゼット 状 に 広がり 直径 は 3 cm 以下 。 6 ～ 7 月 に 高 さ 5 cm 前後 の 花茎 を 伸ばし 、 薄紫 色 の 直径 5 〜 10 mm ほど の 花 を 咲かせる 。 近 縁 の ムシトリスミレ に 似る が 、 一回り 小型 な こと 、 花 の 色 が やや 薄い こと 、 花茎 は しばしば 二股 に 分岐 する こと が 特徴 と なっ て いる 。  なお 、 花軸 は 開花 時 に は 横 を 向く が 、 結実 する と 上 に 反り返り 、 株 の 位置 より 上 の 位置 に 種子 を 押しつける 。 この ため 、 一 列 に 並ん だ 小 群落 を 形成 する 事 が ある 。  秋 に なる と 中心 部 に 芽 が 固く 集まっ た 冬芽 を 作り 、 春 まで の 期間 を 休眠 する 。  食虫植物 として の 捕虫 部 は 葉 や 花茎 で 、 これら から 分泌 し た 粘液 で 小さな 虫 など を 捕らえ 、 消化 吸収 し て 自ら の 栄養分 と し て いる 。草本 （ そう ほん ） と は 、 一般 に 草 （ く さ ） と 呼ば れる 、 植物 の 生活 の 型 の 一つ で ある 。  草本 と は 、 木本 （ も く ほん ） に 対応 する 概念 で 、 木 に なら ない 植物 を 指す 。 すなわち 、 樹木 の よう に 大きく なら ず 、 太く 堅い 幹 を 持た ない 植物 で ある 。  より 具体 的 な 定義 は 茎 の 構造 の 違い に 求め られる 。 樹木 は 幹 の 周囲 に ある 分裂 組織 ・ 形成 層 で 内側 に 道管 を 主体 と する 木部 を 形成 し 、 これ が 材 を 形作る 。 したがって 、 草 と は それ を 行わ ない 植物 に 該当 する 。 双 子葉 植物 で は 、 茎 の 内部 の 周辺 域 に 、 内側 に 道管 、 外側 に 師 管 の 配置 する 維管束 が 並ぶ 。 木本 で は この 道管 と 師 管 の 間 に 形成 層 が 入り 、 内側 に 道管 を 作っ て ゆく が 、 草 で は 形成 層 が ない か 、 または あまり 発達 し ない 。 茎 は 多少 堅く なる もの も ある が 木質 化 は せ ず 、 長 さ は 成長 し て も あまり 太ら ない 。 その よう な 特徴 を 持つ もの が 草本 で ある 。  だが 実際 に は 木本 と 草本 の 境界 は それほど 明確 だ と は 限ら ない 。 例えば タケ は 形成 層 を 持た ず 、 茎 の 太 さ も 木本 の よう な 成長 は 行わ ない が 、 木質 化 する ので 木本 と 考える 場合 が ある 。 高山 植物 の ツガザクラ や イワウメ など は 形成 層 を 持ち 、 茎 も 木質 化 する が 、 ごく 背 が 低く 太く なる の も 遅い ため 、 草 に しか 見え ない もの が 多い 。 これら の 植物 は 場合 によって 木 とも 草 と も 扱わ れる 。  一方 、 バナナ や 熱帯 に 生育 する ショウガ 科 の 植物 に は 背丈 が 数 メートル を 越える よう な もの も ある が 、 これら の 茎 の 構造 は 明らか に 草本 で ある 。 熱帯 雨林 で は その 高 さ で も 樹木 の 下生え に なる 。  草 は 体 が 小さく 、 寿命 も 木 に 比べ て 短い 。 種子 が 芽生え 、 成長 し 、 花 を つけ 、 種子 を 形成 する の が 植物 の 生活 の 一つ の まとまり に なる 。 1 年 以内 に それ を 終え て 枯れる もの を 一 年 草 と いう 。 冬 の 前 に 芽生え 、 春 に 成長 し て 秋 まで に 結実 すれ ば 、 2 年 に またがる ので 二 年 草 と 言う こと も ある が 、 実質 的 に は 一 年 草 で ある 。 また 、 1 年 目 に 発芽 し 、 2 年 目 に 葉 を 広げ 、 3 年 目 に 花 を 咲かせ て 枯れる もの も ある 。 さらに 極端 な もの で は 、 リュウゼツラン の よう に 数 十 年 かけ て 成長 し 、 花 を 咲かせる と 枯れる もの が ある 。 これら は 一 稔 草 と も いわ れる 。  複数 年 にわたって 生育 し 、 何 度 も 種子 を つける もの を 多年草 と いう 。 冬 に 地上 部 が 枯れる もの を 特に 宿根草 と 言う こと も ある 。 どちら か と 言え ば 園芸 関係 で 使わ れる こと が 多い 。  小さな 木 の 枝 の よう な 姿 の 草 も ある が 、 それ と は 異なっ た 姿 の 植物 も 数多い 。 茎 が 地中 や 地表 に あっ て 短い もの は 、 葉 だけ が 地上 に 伸びる 。 この よう な 、 地面 際 から 出る 葉 を 根 出 葉 （ こん しゅつ よう ） と いう 。 根 出 葉 が 地表 に 放射状 に 広がる もの を 、 ロ ゼット と 呼ぶ （ 例 ： タンポポ ） 。 成長 する に従って 、 根 出 葉 を 失う もの も あり 、 その 場合 、 根 出 葉 と 茎葉 の 形 が 違っ て 、 ずいぶん 印象 が 変わる もの が ある 。  地中 に 茎 を 発達 さ せる 草 も 多い 。 球根 や 地下茎 など と 呼ば れる が 、 様々 な 形 の もの が ある 。 冬季 に 地上 部 が かれ 、 地下 部 のみ が 残る もの は 寒い 地域 に 多い 。  地表 を 這う もの で は 、 茎 の 節 から 根 を 出し 、 次第に 伸び て ゆく と 、 古い 茎 から 枯れ て 、 次第に 移動 し て ゆく 場合 も ある 。  陸上 植物 の 進化 を 考え た 場合 、 最初 に 陸上 に 進出 し た もの は 、 草本 の 形 で あっ た と 見る の が 当然 で あり 、 そこ から 次第に 丈夫 な 茎 を 持つ 木本 の 形 が 進化 し た と 考え られる 。 シダ 植物 に は 草 で ある もの が 多い 。 これ は 、 幹 の 構造 の 発達 が 不十分 で ある の が 大きな 理由 で あろ う 。 ちなみに 化石 の シダ 類 に は 樹木 の よう な 大型 の もの も 多い 。 裸子植物 は すべて 木本 で ある 。 被子植物 は 木本 と 草本 が 入り交じる が 、 一般 に 、 草本 は 木本 から 進化 し て き た と 考え られる 。 単 子葉 植物 は ほとんど が 草 で ある 。 したがって 、 現在 の 主 な 草本 は 木本 に 進化 し た もの から 、 改めて 草本 の 形 を 取る よう に 進化 し た もの と 見る べき で ある 。  植物 は 光合成 を 行う 。 地上 における 光 は 太陽 から 来る ので 、 光 は 常に 上 から 来る 。 したがって 、 背 が 高い もの は 背 が 低い もの より 絶対 的 に 有利 で ある 。 に も かかわら ず 、 草 として 生活 する 植物 の 種類 は 、 樹木 より 多い 。  草本 は 背 が 高く なれ ない が 、 その 代わり に 生活 の 融通 が 利く の が 利点 で ある 。 植物 体 が 小さい 代わり に 、 生活 時間 が 短く 、 一 年 草 は 1 年 以内 に 世代 を 終える こと が できる 。 それ によって 、 攪乱 を 受け 、 開い た 場 が あれ ば 素早く 侵入 し 、 世代 を 繰り返す 。 一般 に 、 植物 群落 の 遷移 で は 、 まず 草 が はえ て 、 それから 木 が 侵入 し て 森林 へ 、 という 順番 が 見 られる 。 したがって 、 断続 的 に 攪乱 が 行わ れる 条件下 で は 、 草本 が 長期 にわたって 優 占 する 、 つまり 草原 の 状態 が 長く 続く 場合 も ある 。 雑草 も その 一 例 で あり 、 その よう な 環境 に は 樹木 は 進入 し がたい 。  大きな 樹木 の 生長 し た 森林 で は 、 樹木 の 下 の 空間 を 利用 する 。 あるいは 着生 植物 として 樹 上 に 進出 し 、 蔓植物 として 這い 上がる 。 つまり 、 より 小型 の 体 を 生かし て 、 樹木 の 作る 多様 な 足場 を 利用 する よう に なっ て いる 。  また 、 樹木 の 成立 し にくい 環境 に も 草本 は 生活 する 。 極端 に 乾燥 が 厳しく 、 雨 の 降る 時期 以外 に は 生き延びる の が 困難 な 場所 で も 、 種子 で 休眠 すれ ば やり過ごせる し 、 条件 の 良い 時期 に 一気に 成長 し て 種子 を つける こと が できる 。 樹木 で は 、 1 年 で 種子 を 作る という の は まず ない 。 乾燥 や 寒 さ が 厳しく 、 森林 が 成立 する 限界 以上 の 所 で は 、 草原 が 成立 する こと が 多い 。 大陸 中央 の 乾燥 地帯 など で は 、 イネ 科 を 中心 と する 草原 が 広がる 。 また 渓流 周辺 は 時に 増水 し て 流さ れる ため 、 樹木 は 育ち にくい が 、 渓流 植物 という 一群 の 草本 を 中心 と し た 植物 が ある 。  生殖 において は 株 別れ や 匍匐 茎 など によって 無性 生殖 を 行う もの が 多い 。 横 に 広がっ て 数 を 増やす もの は 、 野外 で は 小さな コロニー を 形成 する もの が 多い 。 その よう な 場合 、 一つ の コロニー は 単一 の 種子 に 由来 する クローン と 見なせる 。 光合成 で 得 た 栄養 から 、 どれ だけ の 種子 を 作る か 、 あるいは どれ だけ を 無性 生殖 に 配分 する か 、 といった 問題 は 、 植物 の 生活 史 戦略 の 研究 課題 で ある 。ソテツ （ 蘇鉄 、 学名 ： ） は 、 裸子植物 ソテツ 科 の 常緑 低木 。 ソテツ 類 の 中 で 日本 で 自生 する 唯一 の 種 で ある 。  日本 の 九州 南端 、 南西諸島 、 台湾 、 中国 大陸 南部 に 分布 する 。 主として 海岸 近く の 岩場 に 生育 する 。 なお 、 自生 北限 は 鹿児島 県 の 薩摩 ・ 大隅半島 南端 で ある 。  カナリーヤシ （ フェニックス ） や ワシントン ヤシ （ ワシントニアパーム ） など と共に 、 九州 南部 ・ 南西諸島 の 南国 ムード を 強調 する 為 の 演出 として 映像 素材 に 用い られる こと が 多い 。 九州 南部 ・ 南西諸島 の 主要 都市 に は 大抵 植え られ て いる 。  「 蘇鉄 」 という 名前 は 、 枯れ かかっ た とき に 鉄 クギ を 打ち込む と よみがえる という 伝承 に 由来 する 。  根 に 珊瑚 状 の 根粒 が あり 、 藍 藻類 を 共生 さ せ て おり 、 それら が 窒素 固定 能 を 持つ ため 、 痩せ地 で も 生育 できる 。 この 窒素 固定 能 の ため 、 ソテツ の 周囲 に 多少 の アンモニア 臭 が 漂う 事 が ある 。 また 、 本州 中部 以南 の 各地 で も 冬季 防寒 （" わら ぼっ ち "） を する 事 で 植 栽 が 可能 で ある 。 記念樹 として よく 公園 、 官公庁 や 学校 など に も 植え られる 。 特に ロータリー の 真ん中 など に よく 植 栽 さ れる 。  生育 は 遅い が 成長 すれ ば 樹 高 は 8 m 以上 に も なり 、 その 際 でも 移植 が 可能 な ほど に 強健 で ある 。 幹 は 太く 、 たま に しか 枝分かれ せ ず 、 細い 枝 は 無い 。 幹 の 表面 は 一 面 に 葉 跡 で 埋まっ て いる 。 葉 は その 先端 に 輪 生し 、 全体 として は 幹 の 先 に 杯 状 に まとまっ て 葉 が つく 。 葉 は 多数 の 線 状 の 小 葉 から なる 羽 状 複葉 で 、 葉 先 は 鋭く 尖り 、 刺さる と 痛い 。 雌雄 異 株 で ある 。 雄花 は 幹 と 同じ くらい の 太 さ の 松かさ を 長く し て 、 幹 の 先端 に 乗せ た よう な 形 で 、 松 傘 の 鱗片 に あたる もの の 裏 一 面 に 葯 が つく 。 雌花 は 茎 の 先端 に 丸く ドーム 状 に 膨らみ 、 雌しべ を 個々 に 見る と 、 上 半分 は 羽 状 複葉 の 葉 が 縮ん だ 形 で 、 下 半分 の 軸 に は 左右 に 胚珠 が 並ぶ 。 種子 は 成熟 する と 朱色 に 色づく 。 この 種子 は 日本 国外 へ も 輸出 さ れ 、 主 な 出荷 先 は 台湾 、 中米 （ コスタリカ など ） 。 取引 が さ れる 場合 に は 主 に 幹 の 長 さ で その 価値 が 決まる 。 大島紬 の 泥 染 で は 染まり が 悪い と 蘇鉄 の 葉 を 入れ て 化学 的 作用 を 強く する 場合 が ある 。  近年 で は 、 新芽 を 食害 する 熱帯 アジア 原産 の 蝶 の 一種 クロマダラソテツシジミ   が 日本 に 帰化 し て おり 、 問題 と なっ て いる 。  ソテツ 属   () の ソテツ   () は 、 日本 の 南西諸島 の 島嶼 域 で は 中世 から 近代 まで 食用 に さ れ て き た 。 ソテツ は 、 有毒 で 発癌 性 の ある アゾキシメタン を 含む 配 糖 体 で ある サイカシン ( Cycasin ) を 種子 を 含め た 全 草 に 含む 。 サイカシン は 摂取 後 に 人体 内 で ホルムアルデヒド に 変化 し て 急性 中毒 症状 を 起こす 。 しかし 一方 で ソテツ に は 澱粉 も 多く 含ま れ て おり 、 幹 の 皮 を 剥ぎ 、 時間 を かけ て 充分 に 水 に 晒し 、 発酵 さ せ 、 乾燥 する など の 処理 を 経 て サイカシン を 除去 し 、 食用 に する 。  上述 の 通り 、 鹿児島 県 奄美 群島 や 沖縄 県 において は 、 サゴヤシ の よう に ソテツ の 幹 から 澱粉 を 取り出し て 食する 伝統 が ある 。 また 、 種子 から 取っ た 澱粉 を 加工 し て 蘇鉄 餅 を 作る 他 、 奄美 大島 や 粟国 島 で は 毒 抜き 処理 と 微生物 による 解毒 作用 で 無毒 化 し た 蘇鉄 味噌 を 製造 し て おり 、 蘇鉄 味噌 を 用い た アンダンスー が 作ら れる こと も ある 。  奄美 ・ 沖縄 地域 で は 、 郷土 食 以外 に も 飢饉 の 際 に ソテツ を 救荒 食 として 飢え を 凌い だ 歴史 が あっ た が 、 正しい 加工 処理 を せ ず に 食べ た こと で 食中毒 により 死亡 する 者 も い た 。 大正 末期 から 昭和 初期 にかけて 、 干 魃 や 経済 不況 により 重度 の 貧困 と 食糧 不足 に 見舞わ れ た 沖縄 地域 は 、 ソテツ 食中毒 で 死者 を 出す ほど の 悲惨 な 状況 に まで 陥り 、 これ を 指し て 「 ソテツ 地獄 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。 与論島 で も 、 戦後 から 本土 復帰 （ 1953 年 ） 後 の 数 年間 は 島民 の 生活 は 大変 貧しく 、 ソテツ の 種子 で 飢え を 凌い で おり 、 その 有り様 も 「 ソテツ 地獄 」 と 称さ れ た 。  ソテツ 澱粉 を 水 に 晒す 時間 が 不十分 で 毒物 が 残留 し て い たり 、 長期間 にわたる 食用 で 体内 に 毒素 が 蓄積 さ れる ケース が 多く 報告 さ れ て おり 、 例えば グアム 島 など 、 ソテツ 澱粉 を 常食 し て いる 住民 が いる 地域 で は ALS / PDC （ 筋 萎縮 性 側 索 硬化 症 / パーキンソン 認知 症 複合 、 いわゆる 牟婁 病 ） と 呼ば れる 神経 難病 が 見 られる こと が ある 。  ソテツ は 、 あくまで 他 の 食料 が 乏しい 時 の 救飢食 として 利用 さ れ て いる もの で あっ て 、 素人 が 安易 に 試す の は 避ける べき と さ れる 。 また 、 同じ ソテツ 属 で も   " revoluta "   以外 の もの は 可 食 性 は 未確認 で ある 。  日本 の 局方 に は 収載 さ れ て い ない が 、   中国 で は 漢方薬 として 、 葉 ・ 種子 ・ 茎 ・ 花 ・ 根 が 薬用 に なる と さ れ て いる 。 葉 に は 止血 ・ 解毒 ・ 止痛 の 効果 が ある と さ れ 、 胃薬 や 血止め の 薬 に さ れる 。 種子 は 男性 機能 増進 や 腰痛 、 打ち身 など に 使わ れる 場合 が ある が 、 前述 の 通り 有毒 で ある ため 、 素人 判断 で の 使用 は 危険 で ある 。 根 や 花 は 血行 を 良く する と さ れ 、 喀血 や 打ち身 など に 効く と さ れる 。 根 に は 、 腎臓 機能 を 高める 効果 も ある と さ れる 。  大正 期 に は 実 が 薬用 に なる として 本土 の 大都市 で 販売 さ れ た が 、 誤っ た 製法 を 用い た ため 中毒 事故 を 起こす 事 も あっ た 。  IUCN レッド リスト で は 、 2003 年 版 で 準 絶滅 危惧 （ Near   Threatened ） に 評価 さ れ 、 その後 、 2009 年 版 で 軽度 懸念 に 変更 さ れ た 。  1977 年 2 月 4 日 に ワシントン 条約 附属 書 II 類 に 指定 さ れ た 。C 型 光合成 （ C 4 がた こうごう せい ） と は 、 光合成 の 過程 で 一般 の CO 還元 回路 で ある カルビン・ベンソン 回路 の 他 に CO 濃縮 の ため の C 経路 を 持つ 光合成 の 一 形態 で ある 。 C 経路 の 名 は CO 固定 において 、 初期 産物 で ある オキサロ 酢酸 が C 化合 物 で ある こと に 由来 する 。 C 型 光合成 を 行なう 植物 を C 植物 と 言い 、 維管束 鞘 細胞 に も 発達 し た 葉 緑 体 が 存在 する の が 特徴 で ある 。 これ に対して カルビン・ベンソン 回路 しか 持た ない 植物 を C 植物 と いう 。  1950 年代 および 1960 年代 初頭 に 、 ヒューゴ・ P ・ コーチャック および ユーリ ・ カルピロフ によって 、 一部 の 植物 が 立証 さ れ て いる C 型 炭素 固定 を 使わ ず に 最初 の 段階 で リンゴ 酸 および アスパラギン 酸 を 生産 し て いる こと が 示さ れ た 。 C 経路 は 最終 的 に オーストラリア の マーシャル・デビッドソン・ハッチ と C ・ R ・ スラック によって 1966 年 によって 詳細 に 解明 さ れ た 。 この ため 、 C 経路 は ハッチ ＝ スラック 回路 と 呼ば れる こと も ある 。  C 植物 は 高温 や 乾燥 など の 気孔 が 閉じ がち に なる 条件下 で は CO を 集め にくく なる が 、 C 植物 は そうした 条件 を 回避 し て 気孔 を 開け 、 CO を 固定 し て おく こと が 可能 で ある 。 高温 や 乾燥 、 低 CO 、 貧 窒素 土壌 と 言っ た 、 植物 に は 苛酷 な 気候 下 に 対応 する ため の 生理 的 な 適応 で ある と 考え られる 。  当初 は 炭素 数 4 の リンゴ 酸 が 初期 産物 だ と 思わ れ て い た が 、 後 に 誤り で ある こと が 判っ た 。  乾燥 など の 悪条件 が なく 、 気孔 を 閉じ て おく 利点 が 特に ない 環境 で は 、 CO の 固定 の ため に C 植物 に 比べ て 余分 の エネルギー が 必要 に なる 。 したがって その よう な 環境 に は あまり 適さ ない 一方 で 、 乾燥 し た 草原 や 、 畑 の 作物 として は 望ましい 性質 で ある と 言える 。 作物 で は トウモロコシ や 雑穀 類 が C 植物 で あり 、 イネ や コムギ といった 主要 作物 は C 植物 で ある 。 他方 で 、 熱帯 で 農業 に 甚大 な 被害 を もたらす 雑草 の 中 に は 、 作物 より よく 環境 に 適応 し た C 植物 が 含ま れ て いる 。  以上 の よう な C 植物 の メリット を 踏まえ て 、 主要 作物 を C 化 する 研究 が 行わ れ て いる 。  C 経路 に は 大きく 分け て 3 種類 あり 、 これら の うち どの 経路 が 主 な CO 濃縮 機構 で ある か によって 、 C 植物 は 3 つ の サブ タイプ に 分類 さ れる 。 どの サブ タイプ も 、 葉 肉 細胞 で ホスホエノールピルビン 酸 （ PEP ） に CO （ 真 の 基質 は HCO ） を 固定 し オキサロ 酢酸 （ 炭素 数 4 ） を 生成 し 、 その後 さまざま な 物質 に 変換 さ れ 、 維管束 鞘 細胞 で 脱 炭酸 酵素 によって CO が 再 放出 さ れ 、 カルビン・ベンソン 回路 に 取り込ま れる 。 以下 の 3 つ の サブ タイプ の 名称 は 、 維管束 鞘 細胞 で CO を 再 放出 する 際 （ 脱 炭酸 ） に 働く 酵素 名 によって 付け られ て いる 。 なお 、 ME は リンゴ 酸 酵素 () の 略 で ある 。  トウモロコシ 、 サトウキビ 、 ソル ガム 、 ススキ など が この タイプ に 含ま れる 。 NADP - ME 型 は まず 葉 肉 細胞 の 細胞 質 基質 で 、 取り込ん だ CO を 水 和 さ せ HCO に し 、 それ を PEP と PEP カルボキシラーゼ （ PEPC ） を 用い て オキサロ 酢酸 に する 。 オキサロ 酢酸 は 葉 緑 体 に 取り込ま れ 、 リンゴ 酸 デヒドロゲナーゼ （ MDH ） の 働き によって 直ちに リンゴ 酸 （ 炭素 数 4 ） に 還元 さ れる 。 この 還元 力 に は NADPH が 利用 さ れる 。 リンゴ 酸 は 葉 緑 体 から 細胞 質 基質 へ 放出 さ れ 、 濃度 勾配 に従って 原 形質 連絡 を 経由 し 、 維管束 鞘 細胞 へ と 移動 する 。 維管束 鞘 細胞 で リンゴ 酸 は 葉 緑 体 に 取り込ま れる 。 リンゴ 酸 は NADP と 反応 し て ピル ビン 酸 （ 炭素 数 3 ） と なり 、 同時に NADPH と CO が 生成 さ れる 。 この 脱 炭酸 の 際 に 働く 酵素 が NADP - リンゴ 酸 酵素   ( NADP - ME )   で ある 。 ここ で 生成 さ れ た CO は カルビン   -   ベンソン 回路 に 入る 。 また 、 ピル ビン 酸 は 維管束 鞘 細胞 の 細胞 質 基質 へ 放出 さ れ 、 濃度 勾配 に従って 原 形質 連絡 を 経由 し て 葉 肉 細胞 へ と 移行 し 、 ここ で 葉 緑 体 へ 取り込ま れる 。 取り込ま れ た ピル ビン 酸 は 、 ATP の エネルギー を 用い て 再び PEP と なる 。 ピル ビン 酸 を PEP に する 際 に ATP が 利用 さ れる が 、 この 反応 を 触媒 する 酵素 を ピル ビン 酸 ‐ リン 酸 ジキナーゼ   ( PPDK )   と いう 。 PPDK は ピル ビン 酸 と 無機 リン 酸 を ATP の エネルギー を 使っ て PEP と ピロ リン 酸 に 変え 、 ATP は 高 エネルギー リン 酸 結合 を 2 個 失い AMP と なる 。 この AMP を ATP に 戻す ため に 2 分子 の ATP が 用い られる 。 したがって 、 NADP - ME 型 で は 1 分子 の CO 濃縮 に 2 分子 の ATP が 必要 で ある 。  キビ 、 シコクビエ など が この タイプ に 含ま れる 。 NAD - ME 型 は まず 葉 肉 細胞 で 、 取り込ん だ CO を 水 和 さ せ HCO   に し 、 PEPC を 用い て PEP を オキサロ 酢酸 に する 。 オキサロ 酢酸 に アミ ノ 基 が 付加 し アスパラギン 酸 と なり 、 濃度 勾配 に従って 原 形質 連絡 を 経由 し 、 維管束 鞘 細胞 へ と 移行 する 。 維管束 鞘 細胞 において アスパラギン 酸 は ミトコンドリア に 取り込ま れ 、 脱 アミ ノ 反応 によって 再び オキサロ 酢酸 と なる 。 オキサロ 酢酸 は NADH によって リンゴ 酸 へ と 還元 さ れ 、 リンゴ 酸 は NAD - ME （ NAD - リンゴ 酸 酵素 ） によって 脱 炭酸 反応 が 起き 、 NADH と ピル ビン 酸 と CO を 生成 する 。 CO は 拡散 によって 、 密接 し て 並ぶ 葉 緑 体 へ 移行 し カルビン・ベンソン 回路 で 再 固定 さ れる 。 ピル ビン 酸 は 細胞 質 基質 へ 放出 さ れ 、 アミ ノ 基 が 付加 さ れ て アラニン に なる 。 アラニン は 濃度 勾配 に従って 原 形質 連絡 を 経由 し 、 葉 肉 細胞 へ と 移行 する 。 葉 肉 細胞 において アラニン は 再び 脱 アミノ 化 さ れ て ピル ビン 酸 に 戻り 、 葉 緑 体 へ 取り込ま れる 。 この 後 は NADP - ME 型 と 同様 に 、 2 分 子分 の ATP エネルギー を 使っ て PEP へ と 戻る 。 NAD - ME 型 において も 1 分子 の CO 濃縮 に は 2 分 子分 の ATP が 必要 で ある 。  PCK 型 と も いう 。 ギニア グラス 、 ローズ グラス 、 ニクキビ など が この タイプ に 含ま れる 。 PEP - CK 型 は 脱 炭酸 酵素 に ホスホエノールピルビン 酸 カルボキシキナーゼ が 使わ れ て いる 。 PEP - CK 型 の CO 濃縮 機構 は 非常 に 複雑 で ある 。 また 、 現在 考え られ て いる 機構 において も 、 葉 肉 細胞 と 維管束 鞘 細胞 と の 間 で アミ ノ 基 の バランス が 取れ ない など の 矛盾 が 指摘 さ れ て おり 、 まだ 完全 に 解明 さ れ て いる と は いえ ない 。  C 植物 の 葉 の 横断 面 を 観察 する と 、 維管束 の 周り を 取り囲む よう に 維管束 鞘 細胞 が 配列 し 、 その 周り を 葉 肉 細胞 が 取り囲ん で いる 様子 が 認め られる 。 これ は まるで 花環 の よう に 見える ので 、 クランツ 構造 （ Kranz ： ドイツ 語 で 花環 の 意味 ） と 呼ば れ て いる 。 C 植物 で は この よう な クランツ 構造 は 認め られ ない 。 C 植物 の 葉 緑 体 は 葉 肉 細胞 で は 発達 し て いる が 、 維管束 鞘 細胞 で は あまり 発達 し ない 。 しかし 、 C 植物 で は 維管束 鞘 細胞 に も 発達 し た 葉 緑 体 が 存在 する の が 特徴 で ある 。  この C 植物 は 一般 的 な 植物 で ある C 植物 に 比べ 、 維管束 鞘 細胞 が 発達 し て おり 、 この 中 に も 葉 緑 体 が 存在 する 。 その ため 、 C 植物 は 、 通常 は 葉 肉 細胞 で 行う カルビン・ベンソン 回路 を 維管束 鞘 細胞 で 行う 。   C 植物 は RubisCO を 用い て CO を 固定 する の に対し 、 C 植物 は PEPC を 用いる 。 この こと は 光 呼吸 の 面 から は 有利 に 働く 。 通常 、 C 植物 の CO 補償 点 は 40 ～ 100   ppm で ある が 、 これ は 高温 に なる と 上昇 し 、 大気 中 の CO 濃度 （ 350   ppm ） に 近づく 。 その ため 、 成長 速度 が 制限 さ れる 可能 性 が 高く なる 。 一方 、 C 植物 で は CO 補償 点 は 2 ～ 5   ppm と 低い 。 また 、 C 植物 は C 植物 に 比べ 水分 使用 率 （ 光合成 に 利用 する 水 と 蒸散 で 失う 水 の 比 ） が 高い 。 これ は 半 乾燥 状態 で の 生育 が 可能 で ある 事 を 意味 する 。 さらに 、 C 植物 は C 植物 に 比べ 、 窒素 利用 効率 が 高い 。 この 要因 として 、 ひとつ は C 経路 による CO 濃縮 機構 により 、 RubisCO の オキシゲナーゼ 反応 が ほとんど 起こら なく なる こと が 挙げ られる 。 この 結果 、 RubisCO の 生成 量 が 少なく て すむ 。 RubisCO は 量的 に 、 C 植物 で は 全 タンパク質 の 50 ％ ほど を 占める ので 、 RubisCO の 量 を 節約 できる C 4 植物 は 窒素 利用 効率 が 高く なる 。 もう ひとつ の 要因 として は 、 光 呼吸 による 窒素 の 再 放出 が 起こら ない こと が 挙げ られる 。 加え て 、 C 植物 は C 植物 に 比べ 、 光 利用 効率 も 高い 。 過剰 な 光 は 光化学 系 II や 光化学 系 I の 還元 力 を 蓄積 さ せ 、 活性 酸素 を 発生 さ せる ので 植物 にとって 害 と なる ため 、 光 を 蛍光 や 熱 として 散逸 さ せ たり 、 光 呼吸 で 還元 力 を 消費 さ せ たり 、 集 光 アンテナ の 効率 を 悪く さ せ たり （ キサントフィルサイクル ） する こと により 、 強 光 から 自身 を 防御 し て いる 。 C 植物 は 、 C 経路 によって 効率 よく 炭酸 固定 が 進む ため 、 C 植物 と 比べる と 光化学 系 II や 光化学 系 I の 還元 レベル が 光合成 の 律速 段階 と は なり にくい 。 この ため 、 C 植物 が 利用 し きれ ない よう な 量 の 光 も 利用 できる 。 これら の 理由 から 、 高温 、 乾燥 、 強 光 下 、 貧 窒素 土壌 で は C 植物 は C 植物 に 比べ 有利 で ある 。 ただし 、 前述 の よう に C 経路 で ATP が 2 分子 余計 に 必要 に なる ため 、 光 呼吸 の 影響 が 少ない 地域 で は C 植物 が 有利 で ある 。  C 植物 は 、 白 亜紀 （ およそ 1 億 3500 万 年 前 から 6500 万 年 前 ） に 初めて 出現 し た と いわ れ て いる 。 しばらく は 細々 と 生育 し て い た と 見 られる が 、 700 万 年 前 に 著しく 増加 し た 。 この 時期 は 、 大気 中 の CO 濃度 が 著しく 減少 し た 時期 と 重なる 。 低 CO 濃度 条件 において は 、 C 植物 より も 光 呼吸 が 少ない C 植物 の ほう が 生育 に 有利 で ある 場合 が 多い 。 こうした 事情 を 踏まえ て 、 C 植物 は 低 CO に 適応 し て 進化 し た という 説 も ある 。 また 、 前述 の よう に C 植物 は 水 利用 効率 が よい ので 、 乾燥 に対する 適応 で 進化 し た と 考える 説 も ある 。 ところで 、 C 植物 は 多元的 に 進化 し て いる こと が 知ら れ て いる 。 すなわち 、 進化 の 起源 が 複数 ある 。 単 子葉 植物 と 双 子葉 植物 の 両方 に C 植物 が 見 られる こと から 、 両者 が 分かれる 前 に 、 被子植物 に は C 植物 に 特異 的 な 一連 の 遺伝子 群 が 備わっ て い た と 考え られる 。 つまり 、 C 植物 で は その 遺伝子 群 の 発現 の スイッチ が オフ に なっ て おり 、 C 植物 で は オン に なっ て いる と 考える こと が できる 。 実際 に C 植物 の イネ など で は 、 C 経路 で は 働く が C 植物 の 光合成 に は 関与 し ない PEPC 、 PPDK など の 遺伝子 の 存在 が 確認 さ れ て いる 。年輪 （ ねん りん 、 growth   ring ） は 、 通常 温帯 から 寒帯 の 木 の 断面 に 生じる 同心円 状 の 模様 で 、 成長 輪 と も いう 。 成長 輪 の うち 1 年 に 一つ ずつ 増加 する もの を 年輪 と いう 。 輪状 に 見える の は 、 春期 に は 幹 の 肥大 成長 が 盛ん で 、 夏期 に は ゆっくり に なる ため で あり 、 色 の 濃い 部分 は 細胞 壁 が 密 に 、 色 の 薄い 部分 は 細胞 壁 が 疎 に なっ て いる 。 熱帯 雨林 の よう に 気温 や 降水 量 の 年 較差 が 少ない 地域 の 樹木 に は 年輪 が ない こと が ある が 、 乾季 と 雨季 が あれ ば 乾季 に は 成長 が 休止 する ため に 成長 輪 が 形成 さ れる 。  年輪 を 数える こと で 、 その 木 の 樹齢 を 知る こと が できる 。 また 、 年輪 に は 大 規模 な 旱魃 や 山 火事 、 虫害 など の 痕跡 が 残さ れ て いる こと が ある 。 この 痕跡 と 様々 な 記録 を 比較 する こと により 、 その 木 の 過去 の 生育 環境 を 調査 する こと が できる 。  広く 知ら れ て いる 俗説 に 、 「 北半球 で は 南側 から 日 が 当たる 為 、 暖かい 南側 は 発育 が 盛ん で 年輪 の 目 が 広く 、 北側 は 目 が 詰まっ て いる ので 、 切り株 が あれ ば 大体 の 方位 が わかる 」 という 説 が ある が 、 これ は 誤り で ある 。 実際 は 、 たとえば 針葉樹 が 斜面 に 生え て いる 場合 に 、 木 が 谷 側 に 傾か ない よう に 谷 側 が より 盛ん に 成長 する 為 、 谷 側 の 目 が 広く 山側 の 目 が 詰まっ て 育つ ので 方角 は あまり 関係 し ない 。 この 時 に 谷 側 に 形成 さ れる 材 を 圧縮 あて 材 と 呼ぶ 。 また 広葉樹 で は 針葉樹 と は 逆 に 山側 に 引っ張り あて 材 が 形成 さ れる 。 この よう に 材 の 成長 に は 様々 な 要因 が 関係 し 、 方角 だけ で 決まる もの で は ない 。 また 、 年輪 を 確認 する ため に は 切り口 が 滑らか で ある 必要 が ある が 、 自然 な 原因 で 木 が 倒れる 場合 、 根本 から ひっくり返る か 、 へ し 折れる よう に なる 場合 が 多く 、 滑らか な 面 は 作ら れ ない ため 、 自然 の 森 で は 年輪 の 見 られる 切り株 は 滅多 に ない 。  サンゴ 、 魚 の 鱗 など 樹木 以外 に も 同様 な 年輪 模様 が できる 。 既製 部分 から 外側 に 追加 する 形 で 成長 する もの において 、 季節 や 時間 によって その 成長 が 変化 する もの で は その よう な もの が 見 られる 。 サンゴ 等 で は 昼夜 の 成長 に も 差 が ある ため 、 日輪 が 見 られる 例 も あり 、 それら によって 、 古代 の 一 年 の 日数 が 分かっ た 、 という 例 も ある 。光 呼吸 （ ひかり こ きゅう 、 こうこ きゅう 、 photorespiration ） と は 植物 が 光 照射 下 において 通常 の 呼吸 （ 酸化 的 リン 酸化 ） と 異なる 方法 で 酸素   ( O )   を 消費 し 二酸化炭素   ( CO )   を 生成 する こと で ある 。 場合 によって は ( CO 濃度 が 低い 、 高温 等 ) といった 条件下 において は 、 光 呼吸 速度 が 光合成 速度 を 上回る 、 つまり 、 光 呼吸 による 二酸化炭素 の 放出 量 が 光合成 の 二酸化炭素 固定 量 を 上回る こと も ある 。  光 呼吸 が 生じる 原因 は 、 リブロースビスリン 酸   ( RuBP )   と   CO   の 反応 を 触媒 する 酵素 で ある 、 リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 カルボキシラーゼ / オキシゲナーゼ   ( RubisCO )   が   RuBP   の 酸化 も 触媒 する ため 、 すなわち   RuBP   に対する   CO   と   O   の 反応 が 競争 関係 に ある ため で ある 。 酸化 反応 （ オキシゲナーゼ 反応 ） で は   RuBP   は   2 - ホスホグリコール 酸 と なり 、 次に 加水 分解 さ れ グリコール 酸 に なっ た あと 、 いくつ か の 酵素 反応 を 経 て 部分 酸化 さ れ 、 CO   が 生じる 。 この 際 に   ATP   と   NADPH   が 消費 さ れる 。  補償 点 （ CO   補償 点 、 ほしょ う てん ） と は 一般 的 な 植物 において 、 光合成 速度 と 光 呼吸 速度 が 等しく なる よう な   CO   濃度 で ある 。 高温 に なる と   RubisCO   の オキシゲナーゼ 活性 が 高まる ので 、 温度 が 上がる ほど 補償 点 は 上昇 する 。  C 4 植物 に は 光 呼吸 が ほとんど 存在 し ない 。 光 呼吸 は O と CO   の 濃度 比 で 決定 する こと と RubisCO が 維管束 鞘 細胞 に 局在 し て いる こと が 重要 な ポイント で 、 C 4 型 光合成 で は 気孔 から 入っ て き た   CO   は 葉 肉 細胞 で 濃縮 （ オキサロ 酢酸 に 変化 ） さ れ 、 維管束 鞘 細胞 に 輸送 さ れる 。 その後 維管束 鞘 細胞 で CO は 放出 さ れ RubisCO と 反応 する 。 その ため 維管束 鞘 細胞 で は O の 濃度 が 低い ので 光 呼吸 は ほとんど 発生 し ない 。  光 呼吸 は 光合成 の 明 反応 で 生じる   ATP   と   NADPH   の 一部 を 無駄 に 消費 し て いる ので 、 光 呼吸 は まったく 意味 を 持た ない と 思える 。 一方 で 、 各種 光合成 生物 において   RubisCO   が オキシゲナーゼ 活性 を 持つ こと は 進化 の 歴史 上 において 何らかの 必要 性 が あり 、 生物 学 的 な 意味 が ある と する 考え方 も ある 。 例えば 、 CO   量 が 光 エネルギー に 比べ 不十分 で ある とき に 過剰 な 光 エネルギー による 障害 、 つまり 光合成 の 光 阻害 を 防ぐ ため 、 など の 理由 が 考え られる 。  また 、 次 の よう な 説 も ある 。 RubisCO   は   CO   と   O   の 濃度 に 依存 し て   CO   →   O   または   O   →   活性 酸素   の いずれ か の 反応 を 行う 。 CO   濃度 が 十分 に 高い 場合 は   O   → 活性 酸素   の 反応 は ほとんど 行わ れ ない が 、 通常 の 空気 下 で は 両方 の 反応 が 行わ れる 。 光 呼吸 は ここ で 発生 し た 有害 な 活性 酸素 を 除去 する ため の 機構 で ある 。  C 4 植物 は   CO   濃度 を 高く 保つ こと によって   O   →   活性 酸素   という 反応 を 起こさ ない よう に できる ので 、 活性 酸素 を 生じ させ ず 、 光 呼吸 も 行う 必要 が ない 。栄養 塩 （ えい ようえん ） と は 、 生物 が 普通 の 生活 を する ため に 必要 な 塩類 の こと 。 一般 に 無機 態 を 指す 。  無機 態と 有機 態 を 含め 栄養 塩類 と も いう 。 対象 と なる 生物 により 内容 が 異なり 、  の 三つ に 分かれる 。  植物 プランクトン あるいは 植物 において は 、 栄養 要求 の 主体 は 塩 として 供給 さ れる 無機 で あり 、 その 生育 において 重要 な 要素 と なっ て いる 。 水産 学 を 中心 に 用い られ 、 農学 において も 見 られる 言葉 で 、 なお 、 塩 は 水溶液 中 で は イオン の 状態 に 分かれ て 存在 し 、 植物 プランクトン あるいは 植物 が 栄養 として 吸収 する 時 は この イオン の 形 と なる ため 、 栄養 塩 と 呼ぶ 場合 、 個別 の イオン を さす こと も ある 。 また 、 栄養 塩 を 種類 別 に 扱う 場合 、 対象 と なる イオン を 構成 する 元素 の うち 、 その 中心 と なる もの の 名前 で 扱わ れる こと も 多い 。  人体 に 必要 な 栄養素 として の ミネラル 、 あるいは ミネラル を 多く 含む 食塩 という 意味 で 用い られる こと も ある 。  一般 に 水域 で は 植物 プランクトン が 基礎 生産 を 担っ て おり 、 植物 プランクトン の 増殖 は 栄養 塩 の 多寡 に 左右 さ れる 。 植物 プランクトン に 必要 な 栄養 は 、 窒素 ・ リン ・ 珪素 （ 珪藻 および 珪質鞭 毛虫 が 要求 ） および 微量 金属 類 で ある 。  この 場合 、 窒素 は アンモニア 態 窒素 、 硝酸 態 窒素 あるいは 亜 硝酸 態 窒素 として 、 リン は リン 酸 態 リン として 、 珪素 は オルトケイ 酸 として の 形態 の もの が 中心 で あり 、 通常 これら の 塩 を 総称 し て 栄養 塩 、 または 微量 金属 類 と 特に 区別 し て 多量 栄養 塩 （ Macronutrients ） と 呼ぶ 。  栄養 塩 は 、 水産 業 において 、 植物 プランクトン だけ で なく 海苔 や ワカメ といった 海藻 の 生育 や 、 赤潮 の 発生 要因 の 一つ で ある こと など 、 水域 の 一 次 生産 に 深く 関係 し て おり 、 水域 の 生態 系 や 生物 多様 性 ・ 生産 性 に 影響 する 非常 に 重要 な 条件 の 一つ と なっ て いる 。 なお 、 農業 で 重要 な 栄養 塩 と は 異なり 、 カリウム は 含ま れ ない 。 これ は 海水 中 に は イオン として 多量 に 存在 し て おり 、 不足 する 心配 が ない から で ある 。  指標 として 表示 する 場合 、 窒素 分 を DIN （ Dissolved   Inorganic   Nitrogen ;   溶存 無機 窒素 ） 、 リン 分 を DIP （ Dissolved   Inorganic   phosphorous ;   溶存 無機 燐 、 あるいは Dissolved   Inorganic   phosphate ;   溶存 無機 燐酸 ） 、 また 、 珪素 分 を DSi   （ Dissolved   Si ;   珪酸 態 珪素 ） と さ れる 。  海洋 や 湖沼 における 水域 の 環境 基準 の 指標 として 、 全 窒素 （ Total   Nitrogen ;   TN ） と 全 リン （ Total   Phosphate または Total   Phosphorous ;   TP ） が 用い られ 、 水域 の 利用 目的 に 応じ て 望ましい 濃度 が 位置づけ られ て いる 。 なお 、 全 窒素 と 全 リン に は 無機 態と 有機 態 が 含ま れ て いる 。  栄養 塩類 を 数値 で 表す 際 に 、 水産 で は mg / l や μ M 等 の 単位 が 用い られ て いる 。 窒素 と リン について 、 mg / l と μ M の 換算 は 下 の 通り 。  農学 において も 用い られる が 、 ほぼ 同様 の 事柄 を 指す 無機 養分 、 無機 栄養 といった 用語 を 用いる か 、 これら を 指し て 単に 栄養 、 あるいは 養分 など と 呼ぶ こと が 多い 。 人為 的 に 供給 する 栄養 塩 として 肥料 （ 無機 肥料 ） が ある 。 植物 の 生育 に 必要 な 養分 として は 、 窒素 、 リン 、 カリウム が あり 、 続け て カルシウム 、 マグネシウム 、 硫黄 など も 比較的 重要 と さ れる 。  窒素 、 リン など の 栄養 塩 は 河 道内 において 流水 中 の 濁り で ある 浮遊 微細 粒子 に 吸着 さ れ 輸送 さ れる 。 水中 の 浮遊 微細 粒子 と 栄養 塩 の 濃度 における 相関 は 浮遊 微細 粒子 の うち 粒 径 が 0 . 075 mm ~ 0 . 005 mm 程度 の シルト が もっとも 高い 。 栄養 塩 は 降雨 や 洪水 時 など 濁り の 発生 に 伴っ て 上流 から 下流 へ 輸送 さ れる 。沖ノ島 （ おき の しま ） は 、 福岡 県 宗像 市 に 属する 、 九州 本土 から 約 60 キロメートル 離れ た 玄界灘 の 真っ 只 中 に 浮かぶ 周囲 4 キロメートル の 孤島 。 福岡 県 最北端 の 地 で ある 。 宗像 大社 の 神領 （ 御 神体 島 ） で 、 沖津 宮 （ おき つぐ う ） が 鎮座 する 。  2017 年 （ 平成 29 年 ） 、 「 神 宿る 島 」 宗像 ・ 沖ノ島 と 関連 遺産 群 の 構成 資産 の 一つ として 、 ユネスコ により 世界 遺産 に 登録 さ れ た 。  「 神の島 」 と 呼ば れ 、 島 全体 が 宗像 大社 沖 津宮 の 御 神体 で 、 今 でも 女人 禁制 の 伝統 を 守っ て いる 。 また 、 男性 で も 一般人 は 毎年 5 月 27 日 の 現地 大祭 以外 は 上陸 を 基本 的 に 認め られ ず （ 後述 ） 、 その 数 も 200 人 程度 に 制限 さ れ て き た 。 世界 遺産 登録 に際して 、 島 へ の 接近 ・ 上陸 対策 の 強化 を ユネスコ から 要請 さ れ た ため 、 2018 年 から は 研究 者 ら を 除く 一般人 の 上陸 は 全面 禁止 と する こと を 宗像 大社 が 2017 年 7 月 に 決定 し た 。  山 の 中腹 に は 宗像 大社 沖 津宮 社殿 が あり 、 宗像 三 女神 の 田 心 姫 神 （ た ご り ひめ の かみ 。 宗像 大社 サイト 参照 ） を まつっ て いる 。 島 は 時 の 大和 朝廷 と 朝鮮半島 を 結ん だ 海 の 道 「 海 北道 中 」 の 中間 地点 に 位置 し 、 韓国 の 釜山 まで も 145 キロメートル しか なく 、 遣 隋 使 や 遣唐使 も 島 を 目印 として 大陸 に 渡海 し た 記録 が 残る 。 元 寇後 の 1297 年 （ 永 仁 4 年 ） に 編ま れ た 『 夫 木 和歌 抄 』 に 「 うつ 波 に   鼓 の 音 を うち 添え て   唐人 よせ ぬ   沖ノ島 守り 」 と 詠ま れ て おり 、 沖ノ島 が 神国 思想 の 拠り所 として 最前線 の 防波堤 の 役割 を 担っ て い た こと が うかがえる 。 1855 年 （ 安政 2 年 ） に 作成 さ れ た 『 皇国 総 海岸 図 』 に は 「 御 号 島 」 と 記載 さ れる 。 無人島 で ある が 、 現在 は 沖 津宮 の 神職 が 10 日 交代 で 派遣 さ れ 、 常時 滞在 し て いる 。  エジプト 考古 学者 の 吉村 作治 が 提唱 し 、 九州 全土 、 特に 宗像 地方 を 中心 に 沖ノ島 を 世界 遺産 に する 運動 が 行わ れ 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） 1 月 5 日 に 「 宗像 ・ 沖ノ島 と 関連 遺産 群 」 （ 現在 の 名称 は 「 『 神 宿る 島 』 宗像 ・ 沖ノ島 と 関連 遺産 群 」 ） の 構成 遺産 の 一つ として 世界 遺産 暫定 リスト に 追加 掲載 さ れ 、 2015 年 （ 平成 27 年 ） 7 月 28 日 に 文化庁 文化 審議 会 により 2017 年 の 審査 対象 として 選出 。 2016 年 （ 平成 28 年 ） 1 月 28 日 に 正式 版 推薦 書 が フランス ・ パリ の ユネスコ 世界 遺産 センター に 提出 し 、 現地 時間 27 日 午後 に 受理 さ れ た 。 9 月 8 日 、 ユネスコ 諮問 機関 国際 記念 物 遺跡 会議 （ イコモス ） から 派遣 さ れ た ニューカレドニア の 研究 者 クリストフ・サンド が 上陸 を 許可 さ れ 現地 調査 が 行わ れ た 。 2017 年 （ 平成 29 年 ）   5 月 6 日 に 、 沖ノ島 と 構成 遺産 の 小屋 島 、 御門柱 、 天狗岩 のみ 登録 す べき と の イコモス 勧告 が 出さ れ た が 、 7 月 9 日 に ユネスコ の 世界 遺産 委員 会 で イコモス によって 除外 さ れ た 残り の 構成 資産 （ 宗像 大社 辺 津宮 ・ 中津 宮 、 沖津 宮 遥拝 所 、 新原 ・ 奴山 古墳 群 ） も 世界 文化 遺産 に 登録 さ れる こと が 決まっ た 。 これ により 、 日本 の 推薦 する 全て の 構成 資産 の 登録 が 決定 し た 。  領海 保持 の 観点 から は 、 領海 及び 接続 水域 に関する 法律 による 特定 海域 （ 対馬海峡 東 水道 ） の 領海 を 示す 基点 で あり 、 排他 的 経済 水域 及び 大陸棚 の 保全 及び 利用 の 促進 の ため の 低 潮 線 の 保全 及び 拠点 施設 の 整備 等 に関する 法律 に 基づく 低 潮 線 保全 区域 に 設定 も さ れ て いる 。  島 の 南西 部 、 標高 75 ～ 85 メートル 付近 で 巨石群 （ 磐 座 ） が 密集 する 黄金 谷 と 呼ば れる 場所 に 鎮座 する 。 石積み 基壇 上 に 木造 銅 板葺き 屋根 の 神明 造 社殿 が 建つ 。 この 社殿 は 17 世紀 半ば に 建立 さ れ た もの で 、 それ 以前 に は 社殿 が ない 状態 で （ 自然 の 聖地 ） 、 長らく 自然 崇拝 の 形式 （ 古 神道 ） を 保っ て い た 。 幕末 の 1851 年 （ 嘉 永 4 年 ） に は 福岡 藩 藩士 の 平野 国臣 ら が 沖津 宮 の 社殿 普請 の ため 宗像 大島 に 滞在 し て いる 。 何 回 か の 改築 ・ 修復 で 1932 年 （ 昭和 7 年 ） に ほぼ 現在 の 形 に なっ た 。 「 宗像 神社 境内 」 として 文化財 保護 法 により 国 の 史跡 に 指定 さ れ て いる 。  宗像 三宮 （ 沖津 宮 及び 中津 宮 辺 津宮 ） は 、 記紀 に 於い て 御 神 名 と 鎮座 地 が 明確 に 記述 さ れ た 最も 古い 社 （ 創 祀 ） で あり 、 古事記 に は 神代 上巻 、 『 故 其先生 神 、 多紀 理 毘売命 胸 形 奥津 宮 坐 、 次 市 寸 島 比 売 命 胸 形 中津 宮 坐 、 次 田 寸 津 比 売 命 胸 形 辺 津宮 坐 、 此三柱 神 胸 形 君 等 以三前 大神 也 』 と あり 。 これ は 大和 国 大神神社 の 三 諸山 伝承 の 記述 より 先 に 出 て き て いる 。   日本書紀 で は 第 六 段 、 アマ テラス と スサノオ の 誓約 で 初出 、 天孫 降臨 より 以前 の アマ テラス の 神 勅 により 、 海 北道 中 に 降臨 し 天孫 を 祀り 天孫 に いつか れよ と 玄界灘 の 島々 に 鎮座 さ れ た 。  前述 の 通り 古事記 に は 「 胸 形 之 奥津 宮 」 と あり 宗像 大社 の 奥宮 と する の は 長年 の 旧慣 で ある が 、 近代 的 土地 登記 制度 上 で は 社寺 等 に 無償 で 貸し付け て ある 国有 財産 の 処分 に関する 法律 （ 国有 境内 地 処分 法 ） により 1952 年 （ 昭和 27 年 ） に 宗像 大社 の 所有 地 （ 神領 ） と なっ た もの で 、 それ 以前 は 大蔵省 所管 名義 で あっ た 。 地籍 登記 上 の 住所 は 、 福岡 県 宗像 市 大島 沖ノ島 2988 番 。  島 に 常駐 する 神職 が 寝泊り する 社務 所 は 御前浜 （ 沖ノ島 漁港 ） と 呼ば れる 港 に 設け られ て おり 、 真水 の 湧 水 が あり 、 太陽光 発電 装置 や 船舶 無線 など が 完備 さ れ て いる 。 以前 は 浜 より 上段 の 高台 に 社務 所 が あり 、 小さな 畑 が 作ら れ 耕作 も 行わ れ て い た 。 神職 は 毎朝 、 神饌 を 供える 「 日 供 祭 」 を 日課 と し て いる 。  2018 年 （ 平成 30 年 ） 2 月 より 社殿 の 修繕 が 行わ れ 、 10 月 に 落慶 し た 。  旧 社務 所 跡地 で の 発掘 調査 で 出土 し た 土器 や 石器 から 、 縄文 時代 前期 に は 漁民 ら が 上陸 し 、 ミチ （ ニホンアシカ ） 猟 の 漁業 基地 として 使用 し て い た こと が 確認 さ れ た 。 出土 し た 土器 など の 特徴 から 、 北部 九州 、 瀬戸内海 、 山口 の 広範囲 から 、 漁民 たち が 訪れ て いた事 が 分かっ て いる 。 第 二 次 大戦 中 に は 、 旧 社務 所 から 北西 に のびる 軍用 道路 の かたわら から 細 形 銅 矛 が 出土 し て おり 、 弥生 時代 の 在地 祭祀 で 奉献 さ れ た もの と み られる 。  沖ノ島 で 国家 的 な 祭祀 が 始まっ た の は 出土 遺物 の 年代 編 年 から 古墳 時代 前期 、 4 世紀 後半 頃 と 推測 さ れる 。 391 年 に 倭国 が 高句麗 へ と 出兵 し た 際 、 北部 九州 が 前線 と なっ た 時期 に 相当 する 。 また 、 宗像 氏 が ヤマト 王権 の 力 を 背景 に 朝鮮半島 や 中国 （ 当時 は 北 魏 ） と の 交易 に 乗り出し た の も 同 時期 で あり 、 そうした 遺物 も 確認 さ れ て いる 。 祭祀 の 終了 は 9 世紀 末 頃 と み られ 、 894 年 （ 寛平 6 年 ） に 遣唐使 が 廃止 さ れ た こと や 神道 ・ 神社 の 形式 が 確立 し た こと 、 仏教 による 鎮護 国家 の 比重 が 増え た こと など と さ れる 。  第 二 次 世界 大戦 後 、 宗像 大社 復興 期成 会 （ 発起人 と 初代 会長 は 出光 佐三 ） により 1954 年 （ 昭和 29 年 ） -   1971 年 （ 昭和 46 年 ） にかけて 三 次 にわたる 発掘 調査 が 行わ れ 、 沖津 宮 社殿 周辺 の 巨石 に 寄り添う 23 の 古代 祭祀 跡 から 約 8 万 点 の 祭祀 遺物 が 出土 （ その ほか 約 2 万 点 の 縄文 時代 ・ 弥生 時代 の 遺物 が 出土 ） し た 。 これら の うち 第 一 次 ・ 第 二 次 調査 出土 品 は 1962 年 （ 昭和 37 年 ） に 国宝 に 指定 、 第 三 次 調査 出土 品 は 1978 年 （ 昭和 53 年 ） に 重要 文化財 に 指定 さ れ た 。 2003 年 （ 平成 15 年 ） に は 上述 の 国宝 と 重要 文化財 を 統合 、 さらに 同年 と 2008 年 （ 平成 20 年 ） に 未 指定 物件 が 追加 指定 さ れ 、 関連 遺物 全て が 国宝 に 指定 さ れ て いる （ 約 8 万 点 と さ れる ） 。 しかし 学術 調査 さ れ た の は 祭祀 遺構 全体 の 3 割 に 過ぎ ず 、 多く は 手付かず の 状態 で 残っ て いる 。 こうした こと から 、 沖ノ島 は 海 の 正 倉 院 と 称さ れる 。  沖ノ島 の 祭祀 遺構 の 特徴 は ながら 一部 は 埋蔵 文化財 化 し て おら ず 、 遺構 や 遺物 が 千 年 以上 も 地表 に 露出 し た まま 荒らさ れ ず に 残さ れ て いる 点 に ある 。 沖津 宮 が 建つ 黄金 谷 という 奥行 約 100 m の 小谷 地形 に 12 個 の 巨石 （ A ～ L 号 と 呼称 ） と 無数 の 岩 が 散乱 する 中 に 点在 する 。 正 倉 院 に も 収め られ て いる シルクロード を 介し て もたらさ れ た ペルシア 産 ガラス 盃 など 地方 豪族 で は 入手 困難 な もの が 多数 含ま れ て いる こと から 、 ヤマト 政権 による 国家 的 な 祭祀 が 行わ れ て い た と 推測 さ れ 、 古代 における 沖ノ島 の 重要 性 を 物語っ て いる 。 位置 関係 と 遺物 編 年 から 四つ の 時期 に 区分 さ れる 。  この 失わ れ た 4 世紀 と 呼ば れる 時代 から の 沖ノ島 祭祀 遺構 は 、 日本 の 国家 祭祀 の 起源 、 神道 考古学 における 原始 神道 の 源流 で ある と 國學院大學 の 岡田 莊司 、 笹生 衛 教授 や 九州大学 の 西谷 正 教授 など が 指摘 し て いる 。 根拠 は 伊勢神宮 で 最も 古い 9 世紀 の 「 皇 太 神宮 儀式 帳 」 に 祭祀 の 方法 など が 酷似 し て いる こと 、 または 奉献 品 が 同一 で ある こと など が 挙げ られ て いる 。 祭祀 空間 が 時代 とともに 遷移 し た の は 、 徐々に 大 人数 が 参加 する 大 規模 な もの へ と 発展 し た こと で より 広い 場所 を 確保 する 必要 性 が 生じ た ため と 考え られ て いる 。  8 世紀 後半 から 9 世紀 に は 神仏 習合 が 起こり 、 宗像 大社 に も 神宮寺 として 鎮国寺 が 併設 さ れ た が 、 沖ノ島 祭祀 に関して は 仏教 的 要素 は み られ ず 、 露天 祭祀 遺構 で の 雛形 製品 は 神祇官 による 律令 祭祀 の 表れ と さ れる 。  発掘 調査 で の 遺物 回収 は 岩上 および 地表 に 露出 し て い た ものの 表層 回収 （ 一部 ） と トレンチ 調査 で 掘削 し た 範囲 内 で 行わ れ た のみ の ため 、 岩 陰 および 露天 祭祀 遺物 の 多く は 現在 でも そのまま 島内 に 残さ れ て おり 、 その後 腐植 土 に 埋もれ た もの や 風雨 で 表土 が 流さ れ 新た に 地表 に 露出 し た 遺物 も ある 。 回収 さ れ た 遺物 の 多く は 宗像 大社 （ 辺 津宮 ） に 併設 さ れ た 神宝 館 で 見る こと が できる ほか 、 東京 の 出光 美術館 も 一部 収蔵 し 不定期 だ が 陳列 する こと が あり 、 千葉 県 の 国立 歴史 民俗 博物館 に は 祭祀 遺跡 や 奉献 品 の レプリカ が 展示 さ れ て いる 。  世界 遺産 登録 審査 が 行わ れ た 第 41 回 世界 遺産 委員 会 で は 、 韓国 が 「 沖ノ島 の 考古 遺物 の 多く が 古代 の 中国 や 朝鮮半島 で 作ら れ た もの で あり 、 その 分析 を 進め なけれ ば 価値 は 完全 に は 証明 でき ない 」 と 共同 研究 の 条件 を 付け て 了承 し た 。  1905 年 （ 明治 38 年 ） 5 月 27 日 、 沖津 宮 の 神官 に 仕え て い た 佐藤 市五郎 （ 1889 ～ 1974 ） が 、 樹 上 から 日 露 戦争 の 日本海 海戦 の 始終 を 目撃 し て いる 。 彼 は 両 艦隊 の 乗組 員 以外 で 同 海戦 を 目撃 し た 数少ない 人物 の 一 人 で あり 、 その 子細 は 創建 以来 書き 継が れ て いる 『 沖津 宮 日誌 』 に 記さ れ て いる 。  沖ノ島 は 対馬海峡 東 水道 に 面する 位置 に ある 。 この ため 1939 年 （ 昭和 14 年 ） 、 陸軍 は 沖ノ島 に 試製 十 五 糎 連装 加 農 砲 を 2 基 4 門 設置 し 、 下関 要塞 重砲 兵 連隊 が 配備 さ れ 、 敵艦 船 ・ 潜水 艦 の 撃退 を 任務 と し た 。 海軍 も 艦船 を 探査 する 防備 衛 所 を 置き 、 戦時 中 に は 陸海 軍 合わせ て 200 人 ほど の 軍人 ・ 兵士 が 駐屯 し て い た 。 白岳 （ 標高 162 m ） 近く の 藪 の 中 に 弾薬 庫 、 島西 部 の 高台 に は 砲台 跡 など 、 戦争 遺跡 が 残さ れ て いる 。 一方 、 記事 の 写真 など で 同じく 多く の 戦争 遺跡 の 残る 千葉 県 館山 市 の 沖ノ島 と 混同 し て いる 場合 が 多々 見受け られる 。  これら 軍事 施設 を 築き 、 炊事 の ため に 神木 で ある 原始 林 を 伐採 し 、 オオミズナギドリ と その 卵 を 食糧 と し た 。  島 は 全域 が 宗像 大社 の 私有地 で ある ため 、 まず 大前提 として 宗像 大社 の 許可 が 無けれ ば （ 公権力 の 行使 を 除い て は ） 島 に 上陸 、 立ち入る こと は でき ない 。 また 、 島 は 重要 な 宗教 施設 で ある とともに 「 沖ノ島 原始 林 」 として 国 の 天然記念物 に も 指定 さ れ て いる 。  2017 年 まで は 一般人 の 上陸 が 許可 さ れ て い た が 、 これ は 通常 毎年 5 月 27 日 に 日本海 海戦 を 記念 し て 開か れる 現地 大祭 の 時 に 限ら れ て い た 。 上陸 できる の は 事前 に 申し込み を 行っ た 中 から 抽選 で 選ば れ た 200 人 程 の 男性 のみ で あっ た 。  特別 な 立入 許可 に関して は 、 地元 青年 団 （ 玄海 未来 塾 など ） による 清掃 奉仕 、 宗像 系 神社 （ 厳島 神社 や 弁財天 ） の 神主 ・ 禰宜 引率 による 正式 参拝 、 政財界 の 有力 者 が 代表 を 務める 参詣 団 、 灯台 と 携帯 電話 アンテナ の 保守 点検 や 文化財 ・ 自然 保全 状況 の 確認 作業 員 など 、 必要 な 場合 の 工事 関係 者 等 が 事前 に 許可 を 得 て 上陸 が 認め られる 。 ほか 、 2012 年 （ 平成 24 年 ） 11 月 1 日 に 宗像 大社 が 招聘 し た 世界 遺産 登録 専門 家 会議 の 韓国 人 ・ 中国人 ・ スリランカ 人 ・ イギリス 人 研究 者 ら 外国 人 が 上陸 、 2015 年 （ 平成 27 年 ） 10 月 24 日 に 福岡 で 開催 さ れ た 国際 記念 物 遺跡 会議 （ イコモス ） 総会 に 伴い グスタボ・アローズ 会長 ら 役員 が 上陸 を 認め られ て いる 。  2015 年 11 月 17 日 に は 近年 で は 初 と なる 報道陣 の 一斉 上陸 を 認め て いる 。 また 、 報道 関係 の 一貫 として テレビ 番組 等 の 取材 も 特別 に 許可 さ れる 場合 が ある 。 なお 、 芸能人 など 有名人 枠 と 言う 物 は 存在 せ ず 、 2017 年 まで の 一般人 枠 の 中 に 入れ て もらう か 、 報道 番組 取材 の 一環 として 参加 する に 止まる 。  前述 の とおり 2018 年 以降 、 大社 の 特別 な 許可 が ない 限り 、 現地 大祭 など の 一般人 の 上陸 許可 を 出さ ない 方針 と し た 。  以上 の 場合 いずれ も 女人 禁制 と 禊 は 守ら れ て いる （ 後述 ） 。  世界 遺産 登録 前 、 葦 津 宮司 は 「 世界 遺産 に なっ て も 沖ノ島 は 開示 する もの で は ない 」 と 明言 し て おり 、 一般 開放 は もとより 、 女人 禁制 の 伝統 的 禁忌 も 継承 さ れる 。 この こと について など から 抗議 の 声 が 上がり 、 観光 業界 で も 懸念 が 広がっ た 。  これ に対し ユネスコ 指針 「 ジェンダー と 世界 遺産 」 で は 、 「 個々 の 宗教 観 や 文化 性 は 尊重 する 」 「 因習 を 話し合う 場 が ある べき 」 と し 、 女人 禁制 が 世界 遺産 登録 審査 の 障害 に は なら ない こと を 示唆 し て い た 。  国内 法的 に は 、 宗像 大社 の 私有地 内 で あり 、 所有 者 が 立ち入り を 拒否 する 権利 が あり 、 女性 差別 など の 違憲 （ 日本国 憲法 第 14 条 へ の 抵触 ） に は 当たら ない と の 見解 が ある 。 世界 遺産 条約 で も 「 当該 国内 法令 に 定める 財産 権 は 害さ ない 」 と し 、 所有 権 と その 権利 の 行使 を 認め て いる 。  沖ノ島 は 無人島 で 監視 員 も 少ない ため 不法 侵入 が 複数 回 起き て いる 。  国際 関係 的 に は 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） に 対馬 海流 に のり 北朝鮮 から の 脱 北 者 が 潜入 し 海上 保安 部 に 身柄 を 拘束 さ れる 事件 が 起き て おり 、 遡れ ば 1963 年 （ 昭和 38 年 ） に は 韓国 から 大挙 34 人 も の 密入国 も あっ た 。 これら の 場合 、 出入国 管理 及び 難民 認定 法 により 退去 強制 する こと に なる 。 領海 は 壱岐島 （ 辰 ノ 島 北西 端 の 岩礁 ） 、 沖ノ島 と 見島 と の 間 で 直線 基線 が 引か れ て おり 、 沖ノ島 の 領海 12 海里 （ 約 22 . 2 km ） に 入る 外国 の 船舶 、 艦船 は 元 より 、 不法 侵入 を 試みよ う として 沖ノ島 の 接続 水域 24 海里 （ 約 44 . 4 km ） に 進入 し た 不法 目的 の 船舶 、 艦船 は 国際 法 により 拿捕 、 強制 退去 等 の 対象 と なる 。 なお 居住 離島 と は 考え られ て おら ず 、 特定 有人 国境 離島 地域 を 構成 する 離島 に は 指定 さ れ て い ない 。  一方 で 日本人 や 在留 資格 者 が 無断 上陸 し た 場合 、 の 住居 侵入 罪 が 適用 さ れ 、 また の 礼拝 所 不敬 罪 に も 問わ れる 可能 性 が ある 。 不法 侵入 対策 として 、 島 の 港湾 部 に 監視 カメラ が 設置 さ れる こと に なっ た 。  なお 、 島 周囲 の 岩礁 （ 実質 的 に 島本 体 の 地 磯 を 含む ） へ の 磯 釣り 目的 の 上陸 は 容認 さ れ て き た が 、 2016 年 より 福岡 県 と 宗像 市 、 宗像 大社 、 漁業 者 が 協議 を 重ね 、 その 結果 、 島 へ の 接近 は 2 km まで と する こと で ほぼ 合意 し た 。 しかし 、 2 km 以内 の 海域 に 入っ た 日本 籍 船 を 取り締まる 法律 や 条例 は ない 。  宗像 大社 に 許可 さ れ た ものの 上陸 は すべて 神事 の 一環 として 行わ れ 、 現地 大祭 の 前日 に 筑前 大島 の 中津 宮 に 参拝 し 、 沖津 宮 奉賛 会費 （ 事実 上 の 船代 ） 2 万 円 を 支払い 、 島内 に 分宿 。 大祭 当日 は 早朝 より 筑前 大島 船籍 の 釣り船 など に 分乗 、 2 時間 弱 で 島 に 到着 する 。 現地 に 着い た あと は 御前浜 で まず 全裸 で 海 に 入っ て 禊 （ 垢離 ） を し なく て は なら ない 。  島 全体 が 国 の 天然記念物 で ある ため 、 島内 の 植物 や 岩石 の 収集 は 禁止 さ れ て いる 。 ただし 、 島内 の 湧き水 （ ご 神水 ） のみ は 例外 と さ れ て いる 。 島 で の 滞在 は 2 時間 程 の 制限 時間 が ある 。  大祭 日 、 女性 は 大島 に ある 沖 津宮 遥拝 所 から 沖ノ島 を 遥拝 する 。  沖ノ島 は 第 4 種 避難 港 指定 を 受け て いる こと から 、 荒天 時 など に 付近 を 航行 中 の 船 が 避難 できる よう 港湾 設備 が 整備 さ れ て いる 。 そうした 際 に 寄港 し て 上陸 する 場合 に は 、 社務 所 に 許可 を 取っ て 禊 を する こと が 必要 で ある 。  前述 の よう に 2018 年 から 、 現地 大祭 時 で あっ て も 一般人 の 入島 は 原則 禁止 さ れる 。 2018 年 2 月 17 日 に 開催 さ れ た シンポジウム （ 於   イイノホール ） において 、 葦 津 敬之 宮司 は 「 人 が 入ら なく なっ た 環境 を 数 年 毎 に 報道 関係 者 に 上陸 し て もらい 広く 伝え て もらう こと を 考え て いる 」 と の 方針 を 表明 し た 。  宗像 市 は 九州 本土 側 の 市内 に ある 「 海 の 道 むなかた 館 」 で 沖ノ島 の 3 次元 映像 を 放映 し 、 実際 の 上陸 に 代え て 島 の 様子 を 見 られる 体験 を 提供 し て いる 。  島 全体 が 御 神体 で ある と さ れ 、 年 一 回 のみ の 上陸 ・ 女人 禁制 ・ 禊 など の 禁忌 から 神聖 性 が 強調 さ れる 沖ノ島 だ が 、 江戸 時代 を通して 福岡 藩 が 防人 を おい て い た 。 これ は 神域 を 守る 目的 で は なく 、 江戸 幕府 の 鎖国 政策 に 伴う 外国 船 の 監視 任務 で あっ た 。  島 で の 見聞 について は 、 島 の 別称 で も ある 「 不言 様 （ お いわ ず さま ） 」 として 一切 口外 が 許さ れ ない と さ れる が 、 江戸 時代 に 入り 貝原 益軒 は 防人 を 務め た 者 から の 聞き 取り を 行っ て おり 、 『 筑前 国 続 風土記 』 に 島 の 詳細 な 様子 を 記し て いる 。 ただし 江戸 時代 より 以前 は 文書 へ の 記述 すら 憚り が 有っ た と の 説 も ある 。 なお 、 現代 で も 「 不言 様 」 の 範囲 は 鳥居 （ 実物 ） から 先 の 境内 で あり 、 船 着き 港 周辺 や 島 の 外貌 は 特に 公開 など 止め られ て は い ない 。  島内 の 「 一 草 一 木 一 石 」 たり と も 持ち帰る こと も 許さ れ ない が 、 筑前 の 大名 黒田 長政 は 祭祀 遺物 の 金銅 製 織機 など を 家臣 に 命じ 取り寄せ させ て おり 、 その後 黒田 家 で 不幸 が 相次い だ の は この 件 に 関わる として 遺物 は 島 に 戻さ れ た 。 また 、 防人 は 嶋 土産 と 称し 山中 から 薬草 を 持ち帰っ て いる 。  島内 で の 殺生 は 禁じ られ て いる が 、 防人 や 水夫 ら は 魚介 を 食し 、 直会 の 後 は 酒盛り も 行わ れ て い た 。 当然 ながら 防人 は 多数 の 武具 を 持ち込ん で い た 。  沖ノ島 に は 筑前 大島 の 漁師 も 訪れ 、 禊 を し て 上陸 し て い た 。 山中 で は 「 唾 を 吐か ない 」 「 用 を 足さ ない 」 「 忌 言葉 を 口 に し ない 」 といった 不浄 を 避ける 行い を する が 、 山 と 磯 と に は 聖俗 の 境界 が あり 、 島 全体 を 神聖 化 し て い た 訳 で は ない 。 地籍 図 に は 島 の 東岸 に 2989 番 と 2990 番 が ふら れ 、 漁業 協同 組合 名義 に なっ て おり 、 係留 設備 や 船 小屋 が 設け られ て い た （ この 工事 の 際 に は 島 の 岩 壁 を 爆破 し て いる ） 。 レジャー として の 釣り が 盛ん に なっ た 現代 で は 、 沖ノ島 周辺 の 海 に 漁礁 を 設ける ため 、 多く の 廃 船 を 沈め て いる 。 なお 、 古く から 地元 漁民 による 漁業 や 釣り は 海洋 神 で ある 宗像 神 から の 授かり 物 （ 賜物 ） という 考え方 により 行わ れ 、 漁師 は 魚 を 宗像 社 へ 奉納 し て い た 。 また 、 頂上 に は 沖ノ島 灯台 （ 後述 ） が あり 灯台 に 携帯 電話 の アンテナ も 併設 さ れ て いる 。 もっとも 、 神社 以外 の 人工 物 は 灯台 と 避難 港 として の 船着き場 の 岸壁 や 擁 壁 護岸 、 係留 施設 、 神職 を 含む 関係 者 の 居住 家屋 （ 太陽光 パネル も ある ） など 限定 的 で ある 。  1888 年 （ 明治 21 年 ） に は 宗像 大社 自身 が 男性 氏子 を 対象 に し た 沖津 宮 参詣 旅行 を 企画 し 、 博多 で 参加 者 を 募集 し て 催行 さ れ た （ 日程 は 6 月 24 ～ 27 日 ） 。  日 露 戦争 時 に は 陸軍 の 防衛 基地 が 設置 さ れ た こと で 駐屯 し た 兵士 の 口 から 島 の 様子 が 語ら れ （ 箝口令 は なかっ た ） 、 1936 年 （ 昭和 11 年 ） に 宗像 高等 女学校 （ 現 宗像 高校 ） の 教師 だっ た 田中 幸夫 （ 1901 ～ 1982 ） が 『 宗像 の 旅 』 を 上梓 し その 存在 が 全国 に 知れ渡り 、 歴史 学 ・ 民俗 学 ・ 宗教 学 など の 学術 論議 が 盛ん に なり 、 個人 的 に 渡島 する 者 も 多かっ た と いう 。  これら の こと から 沖ノ島 の 神聖 性 が 強調 さ れ 文化 的 空間 が 形成 さ れる よう に なっ た の は 明治 時代 、 国家 神道 の 成立 過程 と 関わる 向き も あり 、 イコモス の 勧告 で も 「 自然 崇拝 に 基づく 古代 の 沖ノ島 信仰 と 現在 の 宗像 大社 信仰 に 継続 性 は 確認 でき ない 」 「 女人 禁制 など 沖ノ島 の 禁忌 の 由来 は 17 世紀 まで しか 記録 を さかのぼれ ない 」 と 指摘 し た 。  参考 文献 ： 「 宗像 ・ 沖ノ島 と 関連 遺産 群 」 世界 遺産 推進 会議 （ 福岡 県 人 づくり ・ 県民 生活 部 文化 振興 課 世界 遺産 登録 推進 室   -   福岡 県 ）   島 は 新生代 新 第 三 紀中 新 世 の 地殻 変動 に 伴い 海底 岩盤 が 隆起 し た もの が 原形 と さ れ 、 中核 部 は 主として 石英 斑 岩 から なる 。 第 四 紀 更新 世 の 最終 氷 期 に 日本 列島 が ユーラシア 大陸 と 陸続き で あっ た 時期 、 島 の 原形 も 陸地 の 一部 （ 山 ） と なり 土壌 が 堆積 。 完 新 世 に 氷河期 が 終わり 海面 上昇 で 対馬海峡 や 日本海 が 形成 さ れ た こと で 玄界灘 の 孤島 が 形成 さ れ 、 造山 運動 で 海底 に 堆積 し て い た 対 州 層 が 周辺 海域 で の 火山 活動 で 噴出 し 島 の 表面 に 露出 する 泥 岩 と なっ た 。  島 を 上空 から 見る と 北東 から 南西 に 向かっ て 紡錘形 を なし 、 北部 に 主峰 一ノ岳 （ 標高 243 . 6 m ） が ある 。  沖ノ島 は 亜熱帯 性 植物 の 北限 で ビロウ や オオタニワタリ 等 の 亜熱帯 性 植物 が 生育 し 、 森林 域 は タブノキ や ヤブ ニッケイ 等 を 中心 と し た 原生 林 で ある ため 1926 年 （ 大正 15 年 ） 10 月 20 日 に 「 沖の島 原始 林 」 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 また 、 ヒメクロウミツバメ 、 カンムリウミスズメ 及び オオミズナギドリ など の 海鳥 の 集団 繁殖 地 と なっ て おり 、 1978 年 （ 昭和 59 年 ） 3 月 31 日 に 国 指定 沖ノ島 鳥獣 保護 区 （ 集団 繁殖 地 ） に 指定 さ れ （ 面積 97 ha 、 うち 特別 保護 地区 94 ha ） 、 玄海 国定 公園 の 自然 環境 保全 地域 で も ある 。  その他 の 動物 相 として は 、 爬虫類 で ヘビ が 生息 し て おら ず 、 天敵 が い ない こと で 海鳥 が 繁殖 し て いる 点 が 上げ られる 。 また 、 九州大学 によって 行わ れ た 昆虫 調査 で は 、 99 科 448 種 が 確認 さ れ て いる 。  世界 遺産 推薦 に際し 掲げ られ た テーマ に 「 宗像 信仰 の 根幹 と なる 海神 （ 海洋 ） 崇拝 を 表現 する 海 （ 玄界灘 ） 」 が あり 、 沖ノ島 周辺 海域 の 自然 環境 は 重視 さ れる 。 1980 年代 に 九州大学 が 実施 し た 海洋 調査 で は 64 科 168 種 を 確認 し た が 、 近年 の 調査 で は 南洋 系 の 熱帯 魚 など が 増え て おり 、 海藻 が 育た なく なる 磯 焼け も 発生 し 漁獲 量 が 減少 する など 地球 温暖 化 （ 海水温 上昇 ） を 指摘 する 見方 も ある 。  近年 は 、 韓国 や 中国 において 海洋 投棄 さ れ た 漂流 ・ 漂着 ごみ の 着岸 が 確認 さ れ て おり 、 聖域 を 汚す のみ なら ず 、 景観 や 生態 系 を 損なう 恐れ も ある 。  沖ノ島 の 周囲 に は 小島 や 岩礁 、 瀬 が 複数 ある 。 島 の 南側 約 1 キロ に ある 小屋 島 と 御門柱 ・ 天狗岩 が 沖ノ島 の 鳥居 の 役割 を 果たし て いる と し 付帯 施設 として 世界 遺産 候補 の 構成 資産 と なり 、 世界 遺産 に 求め られる 完全 性 （ インテグリティ ） として の 法的 保護 根拠 を 満たす ため 史跡 の 追加 指定 を 目指し て いる が 、 小屋 島 （ 標高 29 m ） は 瀬 渡し の 釣り船 に 紛れ込ん で 上陸 し た ネズミ が カンムリウミスズメ を 捕食 し 、 生態 系 を 脅かし て いる 。  沖ノ島 の 北岸 から 20 ～ 30 m に ある ノリ瀬 （ ） は 、 「 海洋 管理 の ため の 離島 の 保全 ・ 管理 の あり方 に関する 基本 方針 」 （ 総合 海洋 政策 本部 決定 ） に 基づき 排他 的 経済 水域 の 外縁 を 根拠 付ける 離島 として 2011 年 （ 平成 23 年 ） に 行政 財産 化 さ れ 、 翌年 に ノリ瀬 が 正式 な 名称 として 地図 ・ 海図 に 記載 さ れる こと に なっ た 。  この 他 、 島 の 港湾 施設 目前 に ケーソン の 防波堤 が あり 、 釣り 目的 で 女性 で も 上陸 が 可能 で あっ た が 、 世界 遺産 登録 に 伴う 島 周辺 域 へ の 接近 制限 により 男性 も 含め 上陸 でき なく なっ た 。  また 、 島 北東 部 の 海底 岩礁 で は 人工 的 な 階段 や 道 らしい 遺跡 の よう な 構造 も 見つかっ て いる 。 一般 に 海底 遺跡 と 呼ば れ て いる が 、 学術 的 検証 は 行わ れ て おら ず 正式 な 遺跡 として 確定 し て いる わけ で は ない 。  沖ノ島 灯台 （ おき のし まとう だい ） は 、 島 の 主峰 一ノ岳 の 頂上 に 建つ 白 塔 形 の 灯台 で ある 。 灯火 標高 は 253 m で 、 日本 で は 6 番目 の 高 さ で ある 。  灯台 が 設置 さ れ た の は 、 日本海 海戦 直前 の 1905 年 4 月 の こと 。 1921 年 （ 大正 10 年 ） に 改修 さ れ た 際 、 国産 初 の フレネルレンズ が 設置 さ れ 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） まで 使わ れ 続け て い た 。 現在 は 無人 化 さ れ て いる 。  2002 年 （ 平成 14 年 ） 、 灯台 に NTT ドコモ の アンテナ が 設置 さ れ 、 約 20 キロ 四方 の 洋上 で 携帯 電話 （ 3 G ( FOMA ) のみ ） の 通話 が 可能 に なっ た 。 なお 、 2017 年 7 月 まで に LTE ( Xi ) へ の 対応 が 予定 さ れ て いる 。芽 （ め ） と は 、 一般 に 新た に 生じ て 成長 しよ う と する もの を いう 。  植物 学 において は 、 通常 、 未 発達 の 枝 の こと を さし 、 茎 の 先端 か 、 幹 と 葉 の 間 に 発生 する 。 いったん 形成 さ れ た のち 、 休眠 状態 に 入る 場合 も あり 、 すぐ に 新しい 枝 を 形成 する こと も ある 。  多く の 樹木 において 、 特に 温帯 および 冷 帯 において は 、 芽 は 、 その 繊細 な 部分 が 芽 鱗 （ が りん ） と 呼ば れる 葉 の 変形 物 によって きつく 包ま れ て いる 。 多く の 芽 鱗 は ゴム 状 の 物質 で 覆わ れ 、 さらに 保護 さ れ て いる 。 芽 が 成長 する と 、 芽 鱗 は 若干 は 大きく 成長 する が 、 最終 的 に は 脱落 し て なくなり 、 成長 する 幹 の 表面 に 、 水平 に 伸びる 痕跡 を 残す （ 芽 鱗 痕 と 呼ば れる ） 。  これら の 痕跡 により 、 枝 の 年齢 を 決定 する こと が できる 。 これ は 、 各 年 の 枝 の 成長 が 、 その 年 の 最後 に 芽 が 形成 さ れる こと で 終了 し 、 その 芽 が 新た な 芽 鱗 の 跡 を 形成 する こと に なる から で ある 。 芽 鱗 痕 と 次 の 芽 鱗 痕 の 間 が 、 その 枝 が 一 年間 に 成長 し た 区間 で 、 芽 鱗 痕 の 数 が その 枝 の 年齢 で ある 。 枝 が 成長 を 続けれ ば 、 数 年 後 に は これら の 痕跡 は 消える ので 、 古い 枝 における 全体 の 年齢 は 、 この 方法 で 決める こと は でき ない 。  多く の 植物 で は 、 芽 を 覆う 芽 鱗 は 形成 さ れ ず 、 その よう な もの を 裸 芽 （ ら が ） と 呼ば れる 。 この よう な 芽 における 成長 中 の 微小 な 葉 は 、 往々 に し て 多く の 毛 を 持っ て いる 。 この よう な 芽 は ウルシ や ガマズミ の よう な 低木 や 草本 に 見 られる 。 後者 の 大 部分 で は 、 芽 は さらに 小さく 、 葉腋 （ 葉 と 枝 の 間 の 分岐 ） における 未 分化 の 細胞 から 構成 さ れる 程度 で ある 。 キャベツ の 頭部 は 、 例外 的 な ほど に 大きな 頂 端 の 芽 （ 頂 芽 （ ちょう が ） ） で あり 、 メキャベツ は 巨大 な 側面 の 芽 （ 側 芽 （ そく が ） ） で ある 。  芽 は 葉腋 に 形成 さ れる ため 、 幹 における 分布 は 葉 と 同じ に なる 。 幹 の 先端 以外 に 、 交互 型 、 対称 型 、 らせん 型 と なる 。 多く の 植物 で は 、 予期 し ない 部分 に も 芽 が 現れる 。 その よう な もの は 不定 芽 （ ふて い が ） と 呼ば れ 、 これら は 植物 ホルモン の 働き によって 誘導 さ れ て いる 。  芽 を 観察 する と 、 しばしば 注目 す べき 芽 鱗 の 連続 的 変化 の ある 配列 を 見る こと が できる 。 例えば 、 トチノキ 属 の buckeye で は 、 小さな 外側 の 茶色 の 芽 鱗 から 、 内側 の 緑色 の 、 ほとんど 葉 の よう な 芽 鱗 まで の 完全 な 配列 を 見る こと が できる 。 この よう な 配列 は 、 芽 の 芽 鱗 は 実際 は 葉 で あり 、 植物 にとって 不利 な 時期 に 、 繊細 な 部分 を 守る よう に 変化 し た もの で ある こと を 示し て いる 。  英語 で 芽 を 表す 『 Bud 』 は 動物 学 で も 同様 に 用い られ 、 個体 から 伸び 出 て 新しい 個体 へ と 成長 する もの に対して 用い られる 。 日本語 で は これ を 出芽 と 呼ん で いる 。コウゾ （ 楮 、 学名 ：" Broussonetia   kazinoki "   ×   " B .   papyrifera "） は クワ 科 の 植物 で 、 ヒメコウゾ （ 学名 ：" Broussonetia   kazinoki "） と カジノキ （ 学名 ：" B .   papyrifera "） の 雑種 で ある 。 和紙 の 原料 として も 使わ れ て いる 。  但し 、 ヒメコウゾ の 別名 を コウゾ と する 場合 も ある ので 注意 を 要する 。  コウゾ は 落葉 低木 で 、 厳密 に は カジノキ と は 異なる もの で あり 、 楮 の 字 を 用い 、 カジノキ に は 梶 、 構 、 榖 の 字 を あて て いる が 識別 は 容易 で は ない 。  古代 で は 、 植物 の 名前 も 地方 によって 呼び名 が 異なり 、 混同 や 混乱 が 多い 。 『 本草 綱目 』 や 『 農業 全書 』 で も 両者 の 差 は 葉 に 切れ込み が ある の は 楮 、 ない の は 構 （= 梶 、 カジノキ ） 」 と する だけ で 種別 として は 「 楮 」 に 纏め られ て しまっ て いる 。  「 紙 麻 （ か みそ ） 」 と 言う 語 の 音便 より 「 こう ぞ （ かう ぞ ） 」 という 語 が 生まれ た と する 説 も 存在 する ほど 、 古く から 和紙 材料 として 知ら れ て おり 、 今日 でも 和紙 の 主要 原料 の 楮 と し て いる 。 楮 の 皮 の 繊維 は 、 麻 に 次い で 長く 繊維 が 絡み合う 性質 が 強く 、 その 紙 は 粘り が 強く 揉ん で も 丈夫 な 紙 と なる 。 古く は 、 檀紙 は 真弓 紙 と さ れ て いる が 、 平安 後期 以後 の 檀紙 は ダンシ と 読ま れ 、 楮 紙 と さ れ て いる 。  楮 の 皮 の 繊維 を 蒸し て 水 に さらし 、 細かく 割い て 作っ た 糸 を 木綿 （ ゆう ） と 言う 。 同じ 字 の 木綿 （ もめん 。 ワタ の 繊維 ） と は 別 の もの で ある 。 神道 の 祭事 に 用い られる が 、 後 に 紙 で 作ら れ た 紙 垂 も 用い られる よう に なっ た 。  コウゾ の 果実 は 集合 果 で 、 甘味 が あっ て 食べ られる 。 ただし 、 花 糸 部分 が 残っ て い て ねば 付き 、 舌触り が 悪い ので 、 クワ の 実 の よう な 商品 価値 は ない 。  山間 地 の 傾斜地 に 栽培 さ れる こと が 多い 。 しかし 、 シカ による 食害 など が ある ため 、 生産 意欲 が 減退 し た 地域 も ある 。  日本 国内 で は 、 高知 県 本山 町 ・ い の 町 、 茨城 県 大子 町 ・ 常陸 大宮 市 など が 主 な 産地 で ある が 、 越前 和紙 ・ 美濃和 紙 など 、 多く の 漉き 手 から 高い 評価 を 得 て いる の が 大子 町 産 の 「 那須 楮 」 で ある 。 海外 の 有力 輸入 先 として タイ 王国 ・ 中華人民共和国 ・ パラグアイ など が 挙げ られ 、 うち 中国 産 と パラグアイ 産 の 品質 が 高く 、 価格 も 比較 的 に 安い 。 現在 、 日本 国内 で 流通 し て いる コウゾ の およそ 半数 は 外国 産 と 見 られ て いる 。  平成 20 年度 税制 改正 において 、 法人 税 等 の 「 減価 償却 資産 の 耐用 年数 等 に関する 省令 」 が 改正 さ れ 、 別表 第 四 「 生物 の 耐用 年数 表 」 に よれ ば 平成 20 年 4 月 1 日 以後 開始 する 事業 年度 に かかる コウゾ の 法定 耐用 年数 は 9 年 と なっ た 。石割 桜 （ いし わり ざく ら ） と は 、 岩手 県 盛岡 市 に ある 一 本 桜 。 巨大 な 花崗岩 の 割れ目 から 育っ た 直径 約 1 . 35 m 、 樹齢 360 年 を 越える 桜 で ある 。 見 ごろ は 4 月 の 半ば から 。  JR 盛岡 駅 から 徒歩 20 分の 、 盛岡 地方裁判所 構内 に 所在 する 。 1923 年 （ 大正 12 年 ） に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 寛永 年間 頃 に 南部 藩主 の 分家 にあたる 北 監物 の 庭園 で あっ た と いわ れ 、 明治 初期 に は 桜 雲石 と 呼ば れ て い た 。 家老 の 屋敷 内 の 庭 に あっ た 巨石 が 落雷 を うけ て でき た 割れ目 に エドヒガンザクラ という 桜 の 種子 が 入り込み 成長 し た という 伝承 も 残っ て いる 。 1932 年 （ 昭和 7 年 ） に 盛岡 地方裁判所 が 火災 に 遭い 石割 桜 も 北側 の 一部 が 焼け た が 、 幸い 全焼 を 免れ 翌 春 に は 再び 花 を 咲かせ た 。 火事 の 際 、 庭師 ・ 藤村 治 太郎 が 身 に つけ て い た 半纏 （ はん てん ） を 水 で 濡らし 、 濡れ た 石 で 足 を 滑ら せ て 口 を 切る ケガ を し ながら も 石割 桜 を 守っ た と いう 。  樹勢 の 衰え が 目立っ て い た ため 、 2000 年 （ 平成 12 年 ） 春 に 50 年 ぶり に 樹木 医 による 本格 的 な 治療 が 行わ れ た 。  また 石割 桜 を モチーフ に し た お菓子 も 存在 し 、 岩手 県 盛岡 市 に 本社 を 構える 丸 藤 が 製造 販売 し て いる 。 丸 藤 は 創業 から 72 年 （ 昭和 7 年 創業 ） の 老舗 菓子 店 で 岩手 県内 で は 殆ど の 人々 に 知れ渡っ て いる 。 JR 盛岡 駅 構内 で 購入 できる ほか 、 県内 の 土産 店 で も 購入 可能 。 なお ネット 販売 は 休止 し て いる 。 2018 年 9 月 の 報道 にて 丸 藤 の 自社 工場 を 閉鎖 し 、 菓子 の 生産 を 停止 し た と 伝え られ た 。浮島 の 森 （ うき しま の もり 、 うき じ ま の もり ） と は 、 和歌山 県 新宮 市 に 存在 する 植物 群落 で ある 。 新宮 藺 沢 浮島 植物 群落 （ しん ぐういのそうきしましょくぶつぐんらく ） として 、 1927 年 （ 昭和 2 年 ） 4 月 8 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 植物 群落 の 全体 が 、 沼池 に 浮かぶ 泥炭 で でき た 島 （ 東西 85   m 、 南北 60   m 、 面積 約 5000   m ） の 上 に ある こと から 、 こう 呼ば れる 。  和歌山 県 新宮 市 に ある 日本 最大 の 浮島 で ある 。 島 全体 と 島 が 浮かぶ 沼池 の 底 が 植物 遺体 に 由来 する 暗 褐色 の 泥 炭層 で 構成 さ れ て いる 。 泥 炭層 は 島 状 の 上位 泥 炭層 と 沼 底 の 下位 泥 炭層 に 分かれ て おり 、 島 状 の 部分 で は 30   -   60   cm 、 沼 底 部 で は 少なくとも 300   cm の 厚み が ある こと が 確認 さ れ て いる 。 両 層 の 間 に は 水 層 （ 層 厚 5   -   30   cm ） または 水分 に 富む 層 が 存在 し 、 「 上位 泥 炭層 は 、 浮遊 状態 を 維持 し て いる 「 泥炭 浮遊 体 」 で ある 」 。 浮島 を 構成 する 泥炭 と は 、 植物 遺体 の 分解 物 および 分解 中間 生成 物 で ある 。 そうした 材質 の ため に 、 浮島 は その 名 の 通り に 水 に 浮かび 、 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 頃 まで は 、 台風 や 荒天 など で 大風 が 吹い たり 、 島 の 地表 で 強く 足踏み する など する と 、 島 全体 が 揺れ動い た と いう 。  縄文 時代 前期 の 海 進 期 に は 、 海岸 線 が 現在 の 新宮 市街 に 大きく 侵入 し て おり 、 現在 の 新宮 市 中心 市街 の 全体 が 入江 状 の 湾 （ 内湾 ） に なっ て い た 。 縄文 時代 の 中期 から 終わり にかけて 、 海岸 線 が 後退 を はじめる とともに 、 池沼 や 潟 湖 から なる 湿地 帯 が 広がる よう に なっ た 。  浮島 周辺 の 地層 は 、 新宮 市域 の 地質 の 基盤 と なる 熊野 層 群 および 熊野 酸性 火成岩 類 の 上 に 成立 し た 沖積 低地 で ある 。 この 沖積 低地 の 地質 的 構成 は 、 礫 ・ 砂 ・ シルト から なる 下層 部 の 上 に 、 粘土 層 および 海 成 シルト 質 粘土 層 から なる 中部 層 が 積み重なり 、 その さらに 上層 は 泥 炭層 または 砂礫 層 と なっ て いる 。 中部 層 は 有機物 に 富み 、 潮間 帯 に 生息 する 巻貝 や 内湾 底 に 生息 する 二枚貝 など の 化石 が 多く 産 する ほか 、 下層 部 と の 間 に 、 およそ 6300 年 前 の もの と 推定 さ れる アカ ホヤ 火山灰 層 が ある こと から 、 縄文 海 進 期 の 内湾 の 堆積 物 で ある こと が 分かる 。 上部 層 の 泥 炭層 は 縄文 時代 後期 の 海 退 に 伴っ て 広がっ た 沼沢 に 堆積 し た もの と 見 られ 、 河川 性 の 堆積 物 は 欠け て いる 。 これら の こと から 、 「 「 浮島 」 は 、 内湾 から 沼沢 へ という 変遷 を 経 て 、 沼沢 の 中 で 成立 し た もの で ある と いえ 」 、 とき に 云わ れる よう な 熊野川 の 直接的 な 作用 による 形成 を 示す 証拠 は み られ ない 。  この 沼沢 は 熊野川 沿い の 自然 堤防 や 大浜 沿い の 浜 堤 あるいは 段丘 など によって 囲ま れ て い た ため に ながく 残り 、 近世 初頭 まで は かなり の 広 さ が あっ た と 伝え られ て いる 。 加え て 、 豊富 な 地下 水 の 供給 に 恵まれ た こと で 、 沼池 で 枯死 し た 植物 の 遺体 が 腐敗 する こと なく 泥炭 状 に 変化 し た こと が 泥 炭層 の 形成 に 効果 的 に 作用 し た と 見 られ 、 浮島 を 形成 する 泥炭 は 、 この 沼沢 地 で 形成 さ れ た もの で ある 。  泥 炭層 の 堆積 年代 について は いくつ か の 年代 測定 が 行わ れ て き た が 、 2000 年 に 新宮 藺 沢 浮島 植物 群落 調査 委員 会 が 実施 し た 放射 性 炭素 年代 測定 の 結果 から 推定 さ れる ところ に よれ ば 、 水 層 の 直上 の 泥 炭層 が 堆積 し た の は 1710 年 の 前後 40 年 程 の 期間 と 見 られ 、 歴史 的 に は 宝永 年間 （ 1704 年   -   1710 年 ） 前後 の 江戸 時代 初期 と 重なる 。 これら から 求め られる 泥炭 の 堆積 速度 は 1 . 9   -   2 . 3   mm / 年 と なり 、 一般 的 な 堆積 速度 （ 0 . 6   -   1 . 0   mm / 年 ） から する と かなり 大きい 。  浮遊 する 浮島 の 成立 の 要因 として 指摘 さ れる の は 、 浮遊 体 を 形成 する 泥 炭層 の 存在 、 および 泥 炭層 を 浮遊 さ せる 水位 の 上昇 の 2 点 で ある 。  上位 泥 炭層 は 、 水平 方向 に 伸び た 太い 植物 根 や 倒木 が 骨組み と なっ て 植物 根 や 植物 繊維 を 捕捉 する 構造 と なっ て いる ため に 浮遊 状態 を 維持 する の に 適し て いる 。 また 、 上位 層 と 下位 層 で は 含有 する 植物 遺体 や その 分解 程度 など の 特性 に 相 異 が 見 られる ため 、 両 層 は 癒合 し にくく なっ て いる 。  浮島 周辺 の 沼沢 地 も 、 周囲 の 開発 が 進ん で 規模 が 狭め られ た こと で 水位 の 上昇 が おこっ た 可能 性 が ある 。 『 紀伊 続 風土記 』 に は 、 樹木 の 生え た 浮島 が あり 、 その 上 で 飛び跳ねる と 音 を 立て て 動い た 旨 の 記述 が 見 られる が 、 『 紀伊 続 風土記 』 の 編纂 年代 （ 文化 3 年 〈 1806 年 〉   -   天保 10 年 〈 1839 年 〉 ） と 放射 性 炭素 年代 測定 の 結果 が 符合 する こと から 、 江戸 時代 の 前期 末 から 中期 と の 推定 が 傍証 さ れる 。  浮島 の 森 で 注目 す べき は 島 の 植物 群落 で ある 。 樹木 の 種類 こそ スギ 、 ヤマモモ 、 イヌ ウメモドキ 、 オンツツジ 、 ヤブ ニッケイ 、 コバンモチ 、 タイ ミン タチバナ など 当地 の 平均 的 な もの と 変わら ない ものの 、 高緯度 高層 湿原 に 生育 する オオミズゴケ や 、 本来 は より 寒冷 な 土地 に しか 生育 し ない ヤマドリ ゼンマイ や ミズゴケ と 、 暖地 の 植物 で ある テツホシダ が 同時に 見 られ 、 1999 年 から 2000 年 にかけて の 調査 で は 64 科 ・ 125 種類 の 植物 が 確認 さ れ た 。 この よう に 、 寒 地 暖地 両方 の 植物 が 混在 する だけ で なく 、 温暖 な 南国 の それ も 都市 の 真っ 只 中 に ある 低湿 地 に 高原 性 の 植物 まで 見 られる という 、 植物 学 的 に 極めて 珍しい 混成 群落 を なし て いる ばかり か 、 島 の 上 に 天然 スギ を 優 占 種 と する 森林 が 構成 さ れ て いる 。 こうした 特徴 の ため に 、 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  また 、 近世 以前 に は 神倉 神社 を 拠点 と する 神 倉 聖 （ 熊野 速玉 大社 など 新宮 一帯 の 社寺 の 運営 に あたっ た 修験 者 集団 ） の 聖地 ・ 行場 と 見 られ て い た （ 『 紀伊 続 風土記 』 ） 。  島 に は 「 おい の 伝説 」 と 呼ば れる 伝説 が のこさ れ て おり 、 俗謡 に うたわ れ て いる 。 概要 を 記す と 以下 の よう に なる 。  この 島 の 付近 に 、 おい の という 娘 が 住ん で い た 。 ある 日 、 おい の は 、 父親 とともに 薪 採り に 島 に 渡っ た 。 昼飯 時 に 弁当 を 開い た 父 娘 だっ た が 、 箸 を 忘れ て き た こと に 気がつい た 。 おい の は 、 アカメガシワ の 枝 を 折り とっ て 箸 の 代わり に しよ う と 、 森 の 奥深く に 入っ て いっ た が 、 なかなか もどっ て こ ない 。 怪しん だ 父親 が 探し に 行く と 、 まさに 娘 が 大蛇 に 飲み込ま れよ う と し て いる ところ で あっ た 、 驚い た 父親 が 助けよ う と し た が 、 娘 は 蛇 の 棲む 底なし の 井戸 に ついに 引き込ま れ て しまっ た 。  浮島 内 に は 「 蛇 の 穴 」 と 呼ば れる 沼 が あり 、 伝説 の 井戸 で ある と 言わ れ て いる 。 上田 秋成 は この 伝説 に 題材 を とり 、 『 雨月物語 』 の 一 編 「 蛇性 の 婬 」 を 著し た と いわ れる 。 のち に この 作品 は 、 谷崎 潤一郎 によって 戯曲 化 さ れ た 。  貴重 な 自然 を もつ 浮島 の 森 だ が 、 戦後 の 都市 化 に 伴う 乾燥 と 地下 水位 の 低下 、 汚水 の 流入 による 水質 悪化 、 泥 炭層 の 肥厚 により 、 大きな 影響 を 受け て いる 。 昭和 20 年代 （ 1945 年   -   1955 年 ） まで は 、 島 で 強く 足ぶみ を する と 、 島 全体 が 揺れ動く 様子 を 見る こと が 出来 た が 、 今日 で は 、 西側 の 部分 が 水位 の 変化 に 応じ て わずか に 上昇 ・ 沈降 する のみ で 、 島 全体 が 浮遊 ・ 移動 する こと は なくなっ た 。 これ は 島 が 沼地 の 底 に 座礁 し た ため で 、 特に 堆積 物 の 流入 口 と なっ て い た 北側 で 最も 広範囲 の 座礁 が み られ 、 周囲 の 埋め立て が 進ん だ 東側 ・ 南側 で も 座礁 が 認め られる 。 もっとも 環境 が 悪化 し た 時期 に は 、 島 は 流入 し た 堆積 物 によって 取り囲ま れ て 陸 側 に 捕獲 さ れ た 状態 で あっ た が 、 それら の 堆積 物 は 水質 の 悪化 し た 沼沢 水 が 森 の 内部 へ 直接 流入 する こと を 妨げ て も い た 。 しかしながら 、 水質 の 悪化 による 悪影響 は 植物 群落 の 衰弱 として 現れる よう に なり 、 ヤマドリ ゼンマイ の 株数 減少 、 スギ の 枯死 、 ミズゴケ の 減少 を はじめ と する 寒 地 ・ 高原 性 の 植物 の 減少 、 新芽 の 発芽 の 困難 だけ で なく 、 ハゼ の 木 や 外来 種 の 増加 など 、 悪影響 が 著しい 。  浮島 の 森 の 保存 対策 は 、 早い 時期 の もの で は 、 1953 年 から 1954 年 にかけて 国庫 補助 を 受け て 浚渫 等 の 工事 が 実施 さ れ て おり 、 その後 、 1976 年 に は 国庫 補助 による 排水 路 工事 により 、 土砂 流入 が 防が れる よう に なっ た 。 しかし 、 都市 化 の 進展 に 伴う 地下 水位 の 低下 と 湧 水 の 枯渇 は なおも 著しく 、 水源 を 道路 側溝 から の 雨水 と 家庭 雑 排水 の 混入 し た 下水 に 頼ら ざる を 得 なく なっ た ため 、 悪臭 が 漂う ほど に なり 、 著しい 環境 の 悪化 が 見 られ た 。  そこで 、 1988 年 から 1991 年 にかけて 、 四手 井 綱 英 ・ 京都大 学 名誉 教授 を 委員 長 と し 、 地元 の 専門 家 ら を 交え た 新宮 藺 沢 浮島 植物 群落 調査 委員 会 により 保存 対策 の ため の 基本 的 調査 研究 が 実施 さ れ 、 その 成果 が 刊行 さ れ た 。 これ に 次ぐ 、 1992 年 から 1993 年 にかけて は 、 周辺 の 下水 路 を 改修 整備 し て 下水 流入 を 完全 に 阻止 する とともに 、 井戸 を 掘削 し て その 水 を 導入 する こと による 水質 の 改善 が 図ら れ た 。 これ により 、 オオミズゴケ の 繁殖 面積 が 拡大 する といった 状況 の 好転 が 確認 さ れ た 。  1993 年 に は 、 新宮 藺 沢 浮島 植物 群落 調査 委員 会 による 『 新宮 藺 沢 浮島 植物 群落 基盤 調査 報告 』 が 刊行 さ れ 、 長年 にわたって 流入 し た 堆積 物 を 処理 し 、 浮島 植物 群落 を 再生 さ せる ため の 基礎 調査 が まとめ られ た 。 この 調査 で は ハンド ボーリング や 水中 ビデオ 撮影 といった 手法 により 、 浮島 の 下部 構造 について 多く の 成果 が 得 られ 、 浮島 が 座礁 し つつ も かろうじて 浮遊 状態 を 保っ て いる こと が 確認 さ れ た 。  この 後 、 平成 6 年度 から 8 年度 にかけて 沼沢 池 の 浚渫 が 行わ れ た ほか 、 浮島 の 沼沢 地 に 流入 する 市田 川 ・ 浮島 川 に 熊野川 から の 取水 を 導入 する こと による 水質 改善 事業 が 国 と 和歌山 県 により 行わ れ た 。 この 事業 は 、 熊野川 河口 より 3 . 4   km   の 付近 から 毎秒 1   t の 水 を 取水 し 、 そのうち 毎秒 0 . 7   t を 浮島 川 （ 浮島 の 森 に 毎秒 0 . 03   t を 含む ） に 分水 導入 する もの で 、 2000 年 （ 平成 12 年 ） 3 月 から は 工事 途上 で ある ため 不定期 で ある と は 言え 導水 が 開始 さ れ た 。 工事 完了 まで は 不定期 な 導水 しか でき ない 状況 で あっ た ものの 、 導水 開始 前 まで は 環境 基準 値 を 大きく 上回る 40   mg / L も の BOD 値 を 示す こと も あっ た 浮島 の 森 の 水質 は 大幅 な 改善 を 示し 、 オオミズゴケ の 繁殖 範囲 の 更 なる 拡大 、 ヤマドリ ゼンマイ や スギ 幼 苗 の 発芽 、 マツバ ラン の 再生 等 が 見 られ 、 危機 的 で あっ た いくつ か の 植物 の 状況 が 改善 さ れ た 。  〒 647 - 0014   和歌山 県 新宮 市 浮島  JR 西日本 ・ JR 東海 の 紀勢本線 、 新宮 駅 から 徒歩 6 分アロエ 科 （ あろ え か 、 学名 ： Aloaceae ） は 植物 分類 体系 の 一つ で ある クロンキスト 体系 で 設け られ た 科 で   南アフリカ 、 マダガスカル など に アロエ など 5 属 700 種 ほど が 分布 する 。 単 子葉 植物 に 属し 、 草本 または 木本 で 葉 は 多肉 、 花 被 は 合着 し 筒 状 に なり 、 総状 または 穂状 花序 を つくる 。  新 エングラー 体系 など で は ユリ 科 に 含め られ て い た が クロンキスト 体系 で は 独立 の 科 と さ れ た 。 さらに APG 植物 分類 体系 の 第 2 版 まで は 、 従来 ユリ 科 に 含め られ て い た ツルボラン 属 " Asphodelus "、 シャグマユリ （ トリトマ ） 属 " Kniphofia "   など とともに ツルボラン 科 が 立て られ た 。 APG 体系 の 第 3 版 で は ツルボラン 科 は ツルボラン 亜 科 として ススキノキ 科 に 含め られ た 。アッケシソウ （ 厚岸 草 、 学名 " Salicornia   europaea "） は アカザ 科 に 属する 一 年 性 草本 で 、 世界 的 に は ヨーロッパ 、 アジア 、 北 アメリカ など の 寒帯 地域 に 広範囲 に 分布 する 。 潮汐 の 干満 に 規定 さ れる 、 平均 冠水 位 から 満潮 水位 の 間 の 海 に 接する 陸地 や 内陸 に 発達 する 塩 湿地 に 生育 する 塩生 植物 で ある 。  アッケシソウ の 茎 は 濃緑 色 で 高 さ 10 - 35 cm 、 円柱 形 で 節 を 形成 し 、 節 から 枝 が 対生 する 。 また 、 退化 し た 燐 片 状 の 葉 が 節 部 に 対生 する 。 8 - 9 月 に は 、 茎 および 枝 の 先端 部 が 円柱 状 の 穂状 花序 を なし 、 葉腋 の くぼみ に 3 個 の 花 が 対 と なり 、 1 つ の 節 に 6 個 の 花器 を 形成 する 。 3 個 の 花 の うち 、 中央 に 位置 する もの を 中央 花 、 その 両側 に 位置 する もの を 両側 花 と 呼ば れ 、 中央 花 から は 大粒 種子 、 両側 花 から は 小粒 種子 と 呼ば れる 大小 2 種 の 種子 を 形成 する 。 この こと から アッケシソウ は 花器 と 種子 に 二形 性 が 認め られ て いる 。 大粒 種子 は 環境 ストレス に 強く 、 小粒 種子 は 休眠 期間 が 長い こと から 群落 の 維持 に 関与 する 事 が 推測 さ れる 。 この 植物 の 花器 の 特徴 として 、 花 被 が 退化 し 、 雌 ずい や 雄 ずい を 包み込む よう に がく 片 が 非常 に 発達 し て いる 。  秋 に なる と アッケシソウ の 茎 および 枝 の 濃緑 色 は 紅紫 色 へ 変化 する 姿 から サンゴソウ と も 呼ば れる 。 その 色素 は 同じ アカザ 科 に 属する サトウダイコン の 根 で 合成 さ れる 色素 と 同種 の ベタシアニン で ある 。  アッケシソウ は 塩生 植物 の 中 でも 、 塩 に 特に 強い 耐性 を 示し 、 塩 の 存在 に 依存 的 な 植物 で ある 。 生育 過程 が 進む につれて 、 塩 を 蓄積 する こと により 耐塩性 を 獲得 する 強 塩生 植物 で ある 。 この 生理 的 耐塩性 機構 は 、 過剰 な 塩類 の 液 胞内 へ の 蓄積 と 連動 し て 、 浸透 圧 を 調整 する 細胞 適合 物質 で ある グリシンベタイン を 合成 、 蓄積 する こと により 、 細胞 質 の 機能 を 保護 、 強化 し て いる 。 　  日本 で は 1891 年 に 初めて 椙山 清利 によって 北海道 東部 の 厚岸 町 厚岸 湖 の カキ 島 で 発見 さ れ 、 その 地名 に ちなみ 北海道大学 の 宮部 金吾 により アッケシソウ （ 厚岸 草 ） と 命名 さ れ た 。 続い て 1912 年 に 牧野 富太郎 によって 愛媛 県 で も 発見 さ れ 、 日本 第 二 の 産地 として 発表 さ れ た 。 その後 、 北海道 で は 近隣 の 野付 半島 、 温根沼 および 風蓮湖 や オホーツク 海 沿岸 の コムケ湖 、 サロマ湖 、 能取湖 および 涛沸湖 など に も 分布 し て いる 事 が わかっ て いる 。  瀬戸内海 沿岸 の アッケシソウ の ルーツ として 、 江戸 時代 に 北前 船 で 塩 など の 物資 を 北海道 に 運ぶ 過程 で 、 瀬戸内海 に 戻る 際 に バラスト など に 付い た 個体 や 種子 が 瀬戸内海 沿岸 に 持ち込ま れ た と する 「 北前 船 説 」 が 考え られ て い た 。 しかし 、 東京農業大学 の グループ が 2003 年 に 発表 し た 論文 で は 、 RAPD 法 による 分析 を 行い 、 北海道 に 自生 する アッケシソウ と 岡山 県 に 自生 する アッケシソウ の 遺伝 的 な 組成 が 異なる こと が 示さ れ た 。 その後 、 岡山理科大学 ら の グループ が 2010 年 に 発表 し た 論文 で は 、 北海道 、 岡山 、 愛媛 、 香川 、 韓国 で 採取 し た アッケシソウ の 葉 緑 体 の DNA の 一部 を 分析 し た 。 その 結果 、 北海道 の アッケシソウ と 瀬戸内海 沿岸 の アッケシソウ の 分析 し た 葉 緑 体 DNA の 塩基 配列 が 異なっ て おり 、 瀬戸内海 沿岸 の アッケシソウ と 韓国 の アッケシソウ の 分析 し た 葉 緑 体 DNA の 塩基 配列 が 同じ で あっ た 。 これら の DNA 分析 の 結果 から は 「 北前 船 説 」 は 支持 さ れ なか なかっ た  北海道 以南 で は 宮城 県 、 愛媛 県 および 香川 県 の 塩田 跡地 で 生育 が 確認 さ れ て い た が 、 これら 塩田 跡地 が 開発 によって 住宅 地 や 工業 団地 など に 転用 さ れ た 事 に 伴い 、 アッケシソウ 群落 は ほとんど 絶滅 に 近い と さ れ て いる 。 2003 年 末 に 、 岡山 県 浅口 市 の 寄島 干拓 地 で 自生 し て いる こと が 確認 さ れ 、 2004 年 に 住民 ら が 「 守る 会 」 を 発足 。 自生 地 の 保護 や 生態 調査 を 行っ て いる 。 また 、 岡山 県 に は 瀬戸内 市 の 牛窓 町 、 邑久 両町 に またがる 錦海 塩田 跡地 に アッケシソウ が 自生 し て いる 。 しかし 、 この 跡地 に 存在 する アッケシソウ は 植物 愛好 家 が 香川 県 の 塩田 跡地 より 持ち帰っ た アッケシソウ の 種子 を 蒔い た と 文献 に 残っ て いる 事 から 、 保護 に 成功 し た 珍しい ケース の 場所 と 言える 。 愛媛 県 新居浜 市 が 自生 の 南限 と 言わ れ て いる 。  環境省 の レッドデータブック で は 近い 将来 に 絶滅 の 危険 が 高い 種   ( EN )   に 指定 さ れ 、 さらに 近年 で は 地盤 沈下 や 湖岸 の 侵食 により 、 年々 減少 し て いる と の 報告 が ある 。 最初 に 自生 が 確認 さ れ た 厚岸湖 で は 最奥 部 に 僅か に 見 られる だけ に なっ て いる 。  能取湖 南岸 の 網走 市 卯原内 地区 で は 塩 湿地 を トラクター を 用い て 耕 起し 、 他 の 塩生 植物 を 抑制 さ せる 事 によって 国内 最大 級 の アッケシソウ 群落 を 維持 し 、 毎年 秋 に は 20 万 人 が 訪れる 観光 名所 に なっ て い た 。 しかし 、 環境 改善 を 目的 に し た 杜撰 な 土砂 の 搬入 が かえって 悪影響 を 与え 2011 年 に は 大幅 に 縮小 。 2012 年 から 網走 市 や 東京農業大学 など で 再生 協議 会 を 組織 し て 土壌 改良 等 が 行わ れ 、 2015 年 8 月 秋 まで に 8 割 程度 まで 回復 さ せ た 。  アッケシソウ は 葉 と 茎 が 食用 と なり 、 イギリス を はじめ と する ヨーロッパ で 野菜 として 利用 さ れる 。 塩味 が あり 、 そのまま ゆで て 食べる の が 一般 的 で あり 、 近年 で は 日本 で も 流通 する こと が ある 。 海外 で は サム ファイアー Samphire ( 英 ） 、 パス ピエール Passe   Pierre （ 仏 ） 、 ゼークラル Zeekraal ( 蘭 ） など と 呼ば れる が 、 アスパラガス と 形 が やや 似 て い て 利用 法 が 同じ ため 、 シーアスパラガス の 名 も ある 。 シービーンズ （ Sea   beans ） や シーピクルス （ Sea   pickles ） と 呼ば れる 事 も ある 。ハナイカダ （ 花 筏 、 " Helwingia   japonica "） は モチノキ 目 に 属する 落葉 低木 。 別名 、 ヨメノナミダ （ 嫁 の 涙 ） 。 北海道 南部 以南 の 森林 に 自生 する 。 葉 の 上 に 花 が 咲く の が 特徴 で ある 。  クロンキスト 体系 で は ミズキ 科 に 分類 さ れ て い た 。  落葉 性 の 低木 で 、 高 さ は 2 m 程度 、 太く は なら ない 。 若い 枝 は 緑色 で 無 毛 、 あまり 木質 で ない 。 葉 は 互生 、 楕円 形 で 長 さ 6 - 12 cm 、 楕円 形 で 浅い 緑色 で 柔らかい 。 その 縁 は 低い 鋸歯 に なっ て おり 、 それぞれ の 先端 が 少し 突き出す 。  雌雄 異 株 。 花 は 淡 緑色 で 、 子房 下位 、 花弁 は 3 - 4 枚 。 春 に 葉 の 中央 に 1 - 2 個 （ 雌花 ） または 数個 （ 雄花 ） の 花 が 咲く 。 果実 は 黒い 液 果 で 種子 を 2 - 4 個 含む 。 この 液 果 は 甘味 が あり 食べ られる 。  花 と は 、 本来 は 一つ の 枝 の 先端 に 生殖 用 の 葉 が 集まっ た もの で あり 、 芽 の 出来る 位置 に 作ら れる 。 従って 通常 は 葉 に 花 が 付く こと は ない 。 この 植物 の 場合 、 進化 的 に は 花序 は 葉腋 から 出 た もの で 、 その 軸 が 葉 の 主脈 と 癒合 し た ため に この 形 に なっ た と 考え られる 。  名前 の 由来 は 花 筏 で あり 、 花 の 載っ た 葉 を 筏 に 見立て た もの で ある 。  変種 として 南西諸島 に リュウキュウハナイカダ   var .   " liukiuensis "、 台湾 に タイワンハナイカダ var .   " formosana " が 分布 する 。 同属 に は " H .   chinensis "、" H .   himalaica " が あり 、 中国 南部 、 ヒマラヤ に 分布 する 。ロボク （ 蘆 木 、 学名 ： 、 カラミテス ） は 、 石炭 紀 に 栄え 、 石炭 とともに 見出さ れる 化石 として のみ 知ら れる 木本 様 植物 （ 属 ） で ある 。 現 生 の トクサ 類 に 近 縁 で 、 高 さ 約 80 センチメートル ぐらい の 木 で あっ た 。 （ 現 生 トクサ 類 で も 数 メートル に なる もの も ある が 木 で は ない ） 。 リンボク など とともに 沼沢 地 に 群生 し て い た と 考え られる 。 現 生 の 蘆 （ アシ ） の よう な 形 を し て い た ため 蘆 木 （ ロボク ） と 呼ば れ て いる 。  幹 に は タケ の よう な 「 節 」 が あり 、 そこ に 茎 と 細長い 葉 （ 25 本 ほど ） が 輪 生し 、 茎 の 先端 の 胞子 穂 に 胞子 を 作っ て 繁殖 し た 。 幹 に は 二 次 木部 を 形成 し た （ 二 次 篩 部 は なかっ た ） が 、 幹 や 茎 は 現 生 トクサ 類 と 同じく 中空 で あっ た 。 幹 が 折れ たり 破れ たり する と 樹脂 で 埋め られる こと が あり 、 これ は 化石 に も よく 見 られる 。 また 地下茎 を 横 に 伸ばし 、 これ によって 無性 生殖 する こと も でき た （ この 時代 の 樹木 として は 唯一 の 例 ） 。  ペルム 紀 後期 に 絶滅 し た が 、 その 頃 現 生 の トクサ 科 に 含ま れる 種 が 発生 し た 。絶滅 し た 植物 一覧 （ ぜ つめ つ したし ょくぶついちらん 、 List   of   extinct   plants ） は 、 地球 上 から 絶滅 し た 植物 の リスト で ある 。 野生 個体 の 絶滅 で ある 「 野生 絶滅 」 も 扱う 。 ある 特定 の 国 で の 絶滅 は # 特定 の 国 で の 絶滅 に 記載 する 。  一旦 は 何かしら の 形 で 絶滅 が 確定 し た と 思わ れ て い た ものの 、 近年 に なり 生存 が 確認 さ れ た もの を 列挙 。ツワブキ （ 石蕗 、 艶 蕗 、 学名 ：" Farfugium   japonicum "   、 シノニム ：" Farfugium   tussilagineum "   、 " Ligularia   tussilaginea "   ） は 、 キク 科 ツワブキ 属 に 属する 常緑 多年草 （ 冬 で も 葉 が 緑 の まま で 、 1 年 や 2 年 で 枯れる こと 無く 、 よく 生き残れる 草 ） で ある 。 葉柄 は 食用 に なる 。  つや の ある 大きな 葉 を 持っ て おり 、 毎年 秋 から 冬 に 、 キク に 似 た 黄色い 花 を まとめ て 咲かせる 。 その ため 「 石蕗 の 花 （ つ わ の はな ） 」 は 、 日本 で は 初冬 （ 立冬 〔 11 月 8 日 ごろ 〕 から 大雪 の 前日 〔 12 月 7 日 〕 ごろ まで ） の 季語 と なっ て いる 。  「 ツワブキ 」 という 名前 について は 、 艶 葉 蕗 （ つや はぶき ） 、 つまり 「 艶 の ある 葉 を 持っ た フキ 」 から 転じ た と する 説 の ほか 、 厚 葉 蕗 （ あつ はぶき ） 、 つまり 「 厚い 葉 を 持っ た フキ 」 から 転じ た と する 説 も ある 。 ほか に は 「 ツワ 」 ・ 「 イシブキ 」 ・ 「 オカバス 」 ・ 「 オバコ 」 など と も 呼ば れ 、 沖縄 方言 で は 「 ち ぃぱっぱ 」 、 奄美 方言 で は 「 つば しゃ 」 ・ 「 つば 」 、 宮古 方言 で は 「 つ ぱぱ 」 、 八重山 方言 で は 「 ち ゅぶりんぐさ 」 （ 頭 の 草 ） と 呼ば れる 。  現在 の 中国 の 標準 名 は 「 大 呉 風草 」 （ ） で ある が 、 「 一葉 蓮 」 、 「 活 血 蓮 」 、 「 八角 烏 」 、 「 金 缽盂 」 など の 異名 が ある 。 台湾 語 で は 「 乞食 碗 」 （ khit - chia ̍ h - oá ⁿ 、 キッチャワ ） または 「 山 菊 」 （ soa ⁿ - kio ̍ k 、 ソアキオッ ） と 呼ば れる 。  韓国 語 で は 「 」 （ トルモウィ ） と 呼ぶ が 、 毛 の 生え た 蕗 を 意味 する が 、 葉 の 裏 に 毛 が 多い こと に よる 。 朝鮮 語 で は 「 」 （ マルゴムチュイ ） と 呼ぶ が 、 馬 の オタカラコウ を 意味 する 。  島根 県 の 津和野 （ つ わ の ） の 地名 は 「 石蕗 の 野 （ ツワ の 多く 生える ところ ） 」 が 由来 と なっ て いる と いう 。  日本 において は 、 本州 の 太平洋 側 で は 福島 県 から 、 日本海 側 で は 石川 県 から 西 の 地域 及び 、 四国 や 九州 及び 南西諸島 （ 大東諸島 及び 尖閣諸島 を 除く ） に 分布 し 、 日本 国外 で は 朝鮮半島 及び 鬱陵島 、 済州 島 など の 島嶼 や 中国 東 南部 及び 台湾 に 分布 する 。 表面 の ツヤ が 潮風 から 本体 を 守る ため 、 主 に 海 に ごく 近い 海辺 に 多く 自生 し 、 その ほか 低地 から 山地 の 日陰 など に も 多い 。 有毒 な ピロリジジンアルカロイド という 物質 を 含ん で いる 。  冬 に も 緑 の 葉 が 茂り 、 何 年 も 枯れ ず に よく 生き残れる 常緑 多年草 で 、 草 の 丈 は およそ 50 cm ほど で ある 。 土 の 下 に 短い 茎 が あり 、 土 の 上 に は 葉 だけ が 出る 。 葉 は 土 の 中 の 根 から 生える 根 生葉 で 葉 身 は 基部 が 大きく 左右 に 張り出し 、 全体 で 円 の 形 に 近く なる 。 長い 葉柄 （ 軸 ） を 持ち 、 葉柄 は 大きく 切れ込ん だ 葉 身 の 中心 に つく 。 こうした 持ち前 は 同じ キク 科 の フキ と   よく 似 て いる が 、 フキ は 、 秋 に なる と 葉 が 落ちる 夏 緑 性 の 草 で あり 、 常に 緑 の 葉 を つけ て いる ツワブキ と は 別 属 の 植物 で ある 。 ツワブキ の 葉 は 濃い 緑色 で 、 ぶ厚く て 表面 に つや が あり 、 若い とき に は 綿毛 が 多い 。 葉 の 裏面 に 毛 が 多く 生え て いる 。 葉 の 間 を 抜け て 花茎 を 伸ばし 、 その 先 っぽ に 散 房 花序 を つけ 、 10 月 の 終わり ごろ から 12 月 の 初め ごろ にかけて 直径 5 cm ほど の キク に 似 た 黄色い 花 を まとめ て 咲かせる 。 その ため 日本 において は 、 「 石蕗 の 花 （ つ わ の はな ） 」 や 「 い しぶき 」 は 初冬 の 季語 と さ れ て いる 。  日陰 で も よく 育ち 、 園芸 植物 として 日本 庭園 の 石組み や 木 の 根元 など に 好ま れる 。 台湾 など で も 園芸 用 に 栽培 さ れ て おり 、 斑入り の 葉 を 持つ もの も ある 。 同属 の カン ツワブキ と の 種 間 交雑 種 も あり 、 品種 として は 「 屋久 の 幻 」 「 屋久 姫 」 など が ある  鹿児島 県 や 沖縄 県 を 中心 に 西日本 の 一部 地域 で は フキ と 同じ よう に 葉柄 を 食用 と し て おり 、 特に 奄美 大島 など の 奄美 料理 で は 塩蔵 し た 骨 付き 豚肉 とともに 煮る 年越し の 料理 「 う ゎんふねぃやせぅ 」 の 具 に 欠か せ ず 、 沖縄 県 で も 豚 骨 とともに 煮物 に し て 食べる 。 フキ を 原料 に し た 煮物 、 佃煮 と 同様 に 「 キャラブキ 」 と 呼ば れる こと も ある 。 他 に 炒め 物 や 飴 煮 の 「 つば 菓子 」 に も 使わ れる 。 ピロリジジンアルカロイド を 含む ため 、 軽く ゆがい て 皮 を 剥き 、 酢 を 少量 加え た 湯 で 煮 直し 、 1 日 以上 水 に 晒す など の 灰汁 抜き が 必要 で あり 、 フキ より も 準備 に 手間 が かかる 。 鹿児島 県 など で は 、 灰汁 抜き し た もの が 市場 で 売ら れ て おり 、 また 、 灰汁 抜き し た 状態 で 冷凍 保存 し 、 後日 調理 し て 食べる こと も できる 。 韓国 料理 で は 、 煮物 の 他 、 汁物 、 天麩羅 に も さ れる 。  三重 県 南 伊勢 町 や 高知 県 土佐清水 市 など で は 木 枠 に ツワブキ の 葉 を 敷い て 押し 寿司 で ある 「 つ わ 寿司 」 が 作ら れ て いる が 、 葉 そのもの は 食べ ない 。  民間 薬 （ 生薬 名 橐吾 、 たく ご ） として 、 茎 と 葉 を 打撲 や 火傷 に 用いる 。 但し 、 中国 語 の 「 」 （ 学名   ""） は キク 科 メタカラコウ 属 の 別 の 植物 で 、 主 に 華北 の 山間 や 沼地 に 分布 する 。 黄色い キク に 似 た 花 を 長い 茎 の 先 に 咲かせる 点 は ツワブキ と 共通 する が 、 花 が 密集 し て 咲き 、 葉 に は 光沢 が なく 、 同じ 植物 に は 見え ない 。 中国 で の 民間 薬 として の 呼称 として は 、 浙江 省 ・ 福建 省 など の 「 蓮 蓬 草 」 が ある 。 韓 薬 として は 「 」 （ 連 蓬 草 、 ヨンボンチョ ） 、 「 」 （ 獨脚蓮 、 トッカンヨン ） と 呼び 、 全 草 を 干し て 刻み 、 煎じ て 解熱 、 解毒 薬 、 喉 の 痛み 止め として 利用 する 。サルオガセ （ 猿尾 枷 、 猿 麻 桛 ） と は 、 「 樹皮 に 付着 し て 懸垂 する 糸状 の 地衣 」 （ 広辞苑 ） 。 霧 藻 、 蘿衣 と も いう 。 植物 学 上 で は 、 サルオガセ 科 サルオガセ 属 （" Usnea "） の 地衣 類 の 総称 。  ブナ 林 など 落葉 広葉樹 林 の 霧 の かかる よう な 森林 の 樹 上 に 着生 する 。 その 形 は 木 の 枝 の よう に 枝分かれ し 、 下垂 する 。 しかし 樹木 の ない 南極 に 自生 する ナンキョクサルオガセ （ インモウゴケ ） は 例外 で 、 岩石 に 着生 する 。  日本 で は ヨコワサルオガセ や アカ サルオガセ を はじめ 、 およそ 40 種類 確認 さ れ て おり 、 世界 で は 600 種 以上 と 言わ れる 。  南 アメリカ 原産 の サルオガセモドキ （" Tillandsia   usneoides "） は 外観 が サルオガセ に 酷似 し て いる が 、 地衣 類 で は なく パイナップル 科 チランジア 属 に 属する 被子植物 で ある 。バイ ケイソウ （ 梅 蕙草 、 学名 ：" Veratrum   album "   subsp .   " oxysepalum "()   ） は 、 ユリ 科 シュロソウ 属 に 属する 多年草 。 APG 植物 分類 体系 で は ユリ 目 メランチウム 科 に 分類 さ れる 。  開花 時期 は 、 6 - 8 月 。 直径 1 . 5 - 2   cm ほど の 緑 白色 の 花 を 房 状 に 多数 つける （ 茎 の 上部 に 大形 の 円錐 花序 と なる 。 ） 。 6 枚 の 花 被 片 は 長 さ 1 - 1 . 5   cm 程 の 細 卵 形 で その 先 尖り 、 雄しべ は その 半分 程 の 長 さ 。 開花 期 の 草丈 は 0 . 6 - 1 . 5   m と なる 。 葉 は 長 さ 15 - 30   cm 、 幅 10 - 20   cm の 広 楕円 形 - 長 楕円 形 で 、 その 先 が 尖る 。 この 和名 は 、 花 が ウメ 、 葉 が ケイラン に 似 て いる こと に 由来 する 。  種 （" Veratrum   album "） は 、 ヨーロッパ 、 北 アフリカ 、 シベリア 、 東アジア 、 アリューシャン 列島 、 アラスカ 州 の スワード 半島 に 分布 する 。 その 亜 種 の バイ ケイソウ （" V .   s ."   subsp .   " oxysepalum "） は 北東 アジア と 日本 に 分布 し 、 その 基準 標本 は カムチャッカ 半島 の もの 。 日本 で は 北海道 、 本州 、 四国 、 九州 の 山地 から 亜 高山 帯 にかけて の 林内 や 湿っ た 草地 に 分布 する 。  根茎 に ジェルビン 、 ベラトリン 、 プロトベラトミン など の アルカロイド を 含む 。 根茎 は 白 藜 蘆 根 （ びゃくりろこん ） と 呼ば れ 血圧 降下 剤 として 用い られ た が 、 催吐作 用 や 強い 毒性 が ある ので 現在 で は 用い られ ない 。 また 、 東雲 草 （ しののめ そう ） の 名 で 殺虫 剤 として も 使わ れ た 。  芽生え の 姿 が 、 山菜 の オオバギボウシ （ ウルイ ） や ギョウジャニンニク と よく 似 て いる ため 、 毎年 の よう に 誤 食 し て 中毒 する 事例 が ある 。 血管 拡張 作用 が ある ため 血圧 低下 を 引き起こし 、 重 症例 で は 意識 喪失 し 死亡 する ケース も ある 。 ただし 、 バイ ケイソウ は これら 山菜 と は 味 が 違う （ 不快 な 苦み が ある という ） の が 特徴 。  ミヤマバイケイソウ （ 深山 梅 蕙草 、 学名 ： Veratrum   alpestre   ） は 、 バイ ケイソウ の 高山 型 で 北海道 の 中央 高地 と 本州 の 中部 以北 の 亜 高山 帯 から 高山 帯 下部 の 湿地 に 分布 する 。 バイ ケイソウ より も 小型 で 高 さ は 、 50 - 80   cm 。 シノニム が 、 " Veratrum   album "   subsp .   " oxysepalum "   f   " alpestre " で 、 バイ ケイソウ を 区別 し ない と する 見解 も ある 。  コシジバイケイソウ （ 越路 梅 蕙草 、 学名 ： Veratrum   nipponicum   Nakai ） は 、 バイ ケイソウ と コバイケイソウ と の 雑種 と み られ て いる 。 シノニム が 、 " Veratrum "   x   " nipponicum " で 、 日本 の 固有 種 。 花期 は 8 月 で 結実 し ない 。 花 被 片 は 白色 で 、 基部 は 黄色 を 帯びる 。  近 縁 種 に コバイケイソウ （ 小梅 蕙草 、 学名 ：" Veratrum   stamineum "   ） が ある 。  日本 で は 以下 の 都道府県 で 、 レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。ニガナ （ 苦 菜 、 黄 瓜 菜 、 学名 ：" Ixeris   dentata "） は 、 キク 科 の 多年草 で ある 。  路傍 ・ 田畑 ・ 山野 に 普通 で 環境 により 多 形 を 示し 、 日本 全土 、 東アジア の 温 〜 亜熱帯 に 分布 する 。 高 さ 約 40 〜 70 cm で 、 茎 は 上部 が 枝 分れ し 白 汁 を 有し 、 苦味 が 多く 、 和名 の 由来 に も なっ て いる 。 根 出 葉 は 柄 が 長く 、 茎葉 は 基部 が 茎 を 抱き 、 下 の もの ほど 細長い 。 < br >  5 〜 7 月 に 、 黄色 の 5 弁 花 に 見える 舌 状 花 を 5 〜 7 個 もつ 頭 花 を 散 状 に 開く 。 雄蕊 は 筒 状 に 合着 し 、 先 が 二つ に 分かれ た 雌蕊 を 抱く 。  沖縄 料理 で 野菜 として 利用 する 「 ニガナ 」 （ ンジャナ ） は ホソバワダン という 別種 で ある 。戻し 交配 （ もどし こう はい 、 英語 :） または 戻し 交雑 （ もどし こう ざつ ） と は 、 交雑 で 作っ た 雑種 または 雑種 の 後代 （ 子孫 ） に対して 、 最初 の 親 の うち 片方 を 再び 交配 する こと を 指す 。 ある 生物 の 持つ 特性 を 、 その 特性 を 持た せ たい 別 の 生物 に 取り込ま せる ため に 行わ れる 交配 ・ 交雑 。 複数 回 続け て 行う 場合 、 全体 を 連続 戻し 交配 （ 連続 戻し 交雑 、 英語 :） と いう 。 育種 （ 品種 改良 ） 技術 の 一種 。  取り込ま せ たい 特性 を 持つ 親 を 一 回 親 （ 図 中 の A '） と 呼び 、 その 特性 を 元々 は 持っ て おら ず 特性 を 取り込ま せ たい 親 を 反復 親 （ 図 中 の A ） と 呼ぶ 。 一 回 親 に対して 反復 親 を 交配 し 、 生まれ た 子孫 に対して も 反復 親 を 交配 する 。 交配 し て 得 られ た 各 世代 において 、 望む 特性 の 遺伝子 を 持っ た 個体 を 選ん で 次 の 戻し 交配 する 必要 が ある 。  導入 する 特性 は 優性 遺伝子 支配 ・ 劣性 遺伝子 支配 の どちら で も よい 。 優性 遺伝子 支配 の 場合 は 交雑 各 世代 で 表現 型 による 選抜 を 行う こと が 可能 で ある 。 劣性 遺伝子 支配 の 場合 は 交雑 各 世代 で 表現 型 に 現れ ない ため 、 自 殖後代 ・ 近 交後代 を 作成 し 遺伝子 が 保持 さ れ て いる こと を 確認 する 必要 が ある 。  1990 年代 から 発達 し て き た DNA マーカー 技術 を 用い て 、 連続 戻し 交配 で 特性 （ 遺伝子 ） を 選抜 する 手法 も 行わ れる よう に なっ て き て いる 。 この 場合 、 マーカー と 遺伝子 の 連鎖 が 密接 で あれ ば ある ほど 、 遺伝子 の 優性 ・ 劣性 を 問わ ず に 形質 発現 を 確認 する こと なく 選抜 が 行える 。  戻し 交配 は 、 同一 の 生物 種 の 中 で 行わ れる こと も 、 野生 種 に 存在 する 耐病性 遺伝子 を 栽培 品種 に 取り込む 場合 など 生物 種 や 属 を 超え た 生物 間 で 行わ れる 場合 も ある 。 この とき 、 一 回 親 と 連続 親 の 間 で の 直接 の 交配 が 困難 な 場合 など 、 一 回 親 に対して 橋渡し を する 親 を 一度 交配 し た 後 に 、 その後 代 に対して 連続 親 を 交配 する こと も ある 。  戻し 交配 で 導入 する 特徴 （ 遺伝子 ） として 、 代表 的 な もの に は 耐病性 遺伝子 ・ 耐虫性 遺伝子 ・ 雄 性 不 稔 遺伝子 （ 雄 性 不 稔 細胞 質 へ の 細胞 質 置換 ） と 稔 性 回復 遺伝子 など が ある 。 連続 戻し 交配 の 回数 は 交配 組合せ や 目的 によって 異なっ て おり 、 比較的 少 数 回 で 終える もの （ ネリカ 2 - 4 回 ） 、 5 回 以上 繰り返す もの （ コシヒカリ BL ） など さまざま で ある 。三春 滝 桜 （ みはる たき ざく ら ） は 、 福島 県 田村 郡 三春 町 大字 滝 字 桜 久保 （ ） に 所在 する 、 樹齢 推定 1000 年 超 の ベニシダレザクラ （ 紅 枝垂桜 ） の 巨木 。 国 の 天然記念物 。 三春 の 滝 桜 、 また 単に 滝 桜 と も 呼ば れる 。  日本 五 大 桜 または 三 大 巨桜 の 1 つ として 知ら れる 。 2012 年 時点 で 推定 樹齢 1000 年 超 、 樹 高 12 m 、 根回り 11 m 、 幹 周り 9 . 5 m 、 枝 張り 東西 22 m ・ 南北 18 m 。  三春 町 の 滝 地区 に 所在 する こと 、 毎年 4 月 中 ・ 下旬 に 四方 に 広げ た 枝 から 薄 紅 の 花 が 流れ落ちる 滝 の よう に 咲き匂う こと から 、 この 名 が ある 。 毎年 全国 から 30 万 人 の 観光 客 が 訪れる 。  天保 の 頃 、 加茂 季 鷹 の 詠歌 「 陸奥 に みち たる のみ か 四方八方 に ひびき わたれる 滝 桜花 」 によって その 名 を 知ら れ 、 三春 藩主 の 御 用木 として 保護 さ れ た 。  1922 年 （ 大正 11 年 ） 10 月 12 日 、 2 本 の 桜 と共に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 1990 年 （ 平成 2 年 ） に は 「 新 日本 名木 100 選 」 の 名木 ベスト 10 に 選ば れ て いる 。 また 「 日本 さくら 名所 100 選 」 に は 滝 桜 を 含む 約 2000 本 の 「 三春 町 の シダレザクラ 」 が 選ば れ て いる 。  1996 年 （ 平成 8 年 ） 春 に 極端 に 花 付 が 悪く なっ た こと から 調査 が 行わ れ 、 土壌 の 通気 と 根 系 の 回復 を 中心 と し た 樹勢 回復 工事 を 計画 し た 。  2005 年 （ 平成 17 年 ） 1 月 、 大雪 で 枝 が 十 数 本 折れる 被害 に 見舞わ れ た 。  2008 年 （ 平成 20 年 ） から 2009 年 （ 平成 21 年 ） にかけて 、 本 桜 を 含む 14 種 の 花 の 種 を 国際 宇宙 ステーション の 日本 実験 棟 「 き ぼう 」 に 8 カ月 半 滞在 さ せ た 後 に 地球 へ 戻し 、 無 重力 状態 が 発育 に 与える 影響 など を 調べる という 実験 が 行なわ れ た 。  2011 年 （ 平成 23 年 ） の 東日本 大震災 で は 、 折れ た 小枝 が いくらか あっ た ものの 滝 桜 に 大きな 損傷 は なかっ た が 、 観光 客 へ の 十分 な 対応 が 困難 で あっ た ため 、 前年度 に 始め た 一 人 当たり 300 円 の 観桜 料 の 徴収 を 一時 停止 し 、 夜間 の ライトアップ 、 シャトル バス の 運行 など の 中止 も 余儀なく さ れ た 。  また 、 福島 第 一 原発 事故 の 影響 で 花見 客 が 半減 し 、 観覧 料 収入 が 大幅 に 減少 し た として 、 三春 町 が 東京電力 に対し 、 逸失 利益 など 約 3 , 272 万 円 の 損害 賠償 を 求め 、 福島 地裁 に 訴訟 を 起こし て いる 。  なお 、 開花 期 に は 周辺 の 道路 の 渋滞 が 激しく なる ので 注意 が 必要 。潜在 自然 植生 （ せん ざいしぜんしょくせい 、 potential   natural   vegetation ） は 、 植物 生態 学 上 の 概念 で 、 一切 の 人間 の 干渉 を 停止 し た と 仮定 し た とき 、 現状 の 立地 気候 が 支持 し 得る 植生 の こと 。  1956 年 、 ドイツ の 植物 学者 （ ） によって 提唱 さ れ た 。  現在 、 我々 が 接する 植生 （ 現存 植生 ） の ほとんど は 伐採 ・ 植林 ・ 放牧 ・ 汚染 など による 人間 の 干渉 を 受け て 形成 さ れ て いる 。 これ を 代償 植生 と いう 。 代償 植生 は 、 人間 の 接触 が 始まる 前 の 植生 （ 原 植生 ） と 人間 と の 接触 によって 形成 さ れる 植生 （ 人為 植生 ） が 混在 し て いる 。  1970 年代 に 自然 保護 の 運動 が 世界 的 に 高まる 中 、 この 概念 を 実際 の 植生 回復 へ 応用 する 試み が チュクセン の 弟子 で ある 宮脇 昭 によって 始め られ 、 現在 まで 多く の 成果 を 生ん で いる 。  これら の 植生 は 神社 の 鎮守 の 森 と 呼ば れる 神社 の 境内 に ある 森林 帯 や 昔ながら の 自然 農法 を 活用 し た 屋敷 林 に ある 事 が 多く 、 これら の 植生 は 昔 から 防災 林 として 人々 に 活用 さ れ て き た こと が 多い 。  実際 に 阪神 大震災 の 時 に 大都市 部 で は 甚大 な 倒壊 が あっ た に も 関わら ず 、 宮脇 氏 が 率先 し て 潜在 自然 植生 林 を 防災 林 として 植え た 神戸 市 郊外 の 住宅 街 で は 倒壊 被害 が 殆ど なく （ 半壊 が 2 件 程 だっ た らしい が ） 、 この 潜在 自然 植生 林 が 防災 林 として 素晴らしい 機能 を 発揮 する こと が 証明 さ れ た と 主張 し て いる が 、 潜在 自然 植生 は 人為 の 影響 を はいし た 後 に 成立 する もの で ある ため 、 現存 の 植生 が 防災 機能 を 発揮 し て いる ため 、 自己 矛盾 に 陥っ て いる 。 これら の 防災 林 は 、 1 . 潜在 自然 植生 樹 で 、 また 、 2 . その 地域 に 昔 から ずっと 定着 し て いる 土着 木 と 呼ば れる 樹 を 使う こと が 、 その 地域 の 防災 樹 として 最大 の 効果 を 発揮 する と 同氏 は 答え て いる が 、 科学 的 論文 で 実証 さ れ た こと ない 。菩提樹 （ ぼ だい じ ゅ ） は 、 木 の 名 として は 次 の 1 . ・ 2 . ・ 3 . の 意味 で 使わ れる 。カジノキ （ 梶の木 、 学名 ：" Broussonetia   papyrifera "） は 、 クワ 科 コウゾ 属 の 落葉 高木 。 単に カジ （ 梶 ） または コウ （ 構 ） と も 呼ば れる 。  樹高 は あまり 高く なら ず 、 10 m ほど 。 葉 は 大きく 、 浅く 三 裂 する か 、 楕円 形 で 毛 が 一 面 に 生える 。 左右 どちら か しか 裂け ない 葉 も 存在 し 、 同じ 株 で も 葉 の 変異 は 多い 。 雌雄 異 株 。  古い 時代 において は ヒメコウゾ と の 区別 が 余り 認識 さ れ て おら ず 、 現在 の コウゾ は ヒメコウゾ と カジノキ の 雑種 と いわ れ て いる 。 また 、 江戸 時代 に 日本 を 訪れ た フィリップ ・ フランツ ・ フォン ・ シーボルト も この 両者 を 混同 し て ヨーロッパ に 報告 し た ため に 今日 の ヒメコウゾ の 学名 が 「 " Broussonetia   kazinoki "」 と なっ て しまっ て いる 。  なお 、 カジノキ は 神道 で は 神聖 な 樹木 の ひとつ で あり 、 諏訪 神社 など の 神 紋 や 日本 の 家紋 で ある 梶 紋 の 紋様 として も 描か れ て いる 。  古代 から 神 に 捧げる 神木 として 尊ば れ て い た 為 、 神社 の 境内 など に 多く 植え られ 、 主として 神事 に 用い 供え物 の 敷物 に 使わ れ た 。  煙 など に も 強い 植物 で ある ため 、 中国 で は 工場 や 鉱山 の 緑化 に 用い られる 。  葉 は ブタ 、 ウシ 、 ヒツジ 、 シカ など の 飼料 （ 飼い葉 ） と する 。 樹皮 は コウゾ と 同様 に 製紙 用 の 繊維 原料 と さ れ た 。 中国 の 伝統 紙 で ある 画仙紙 （ 宣 紙 ） は 主 に カジノキ を 用いる 。  また 、 昔 は 七夕 飾り の 短冊 の 代わり として も 使わ れ た 。ガンピ （ 雁皮 ） は ジンチョウゲ 科 ガンピ 属 の 落葉 低木 で 、 学名 は " Diplomorpha   sikokiana "。 奈良 時代 から 製紙 原料 として 用い られ て いる 。 別名 は カミノキ 。  生育 する 東 限 は 静岡 の 伊豆 、 北限 は 石川 の 加賀 市 付近 まで で ある 。 四国 、 九州 、 静岡 、 兵庫 など に 多く 、 暖地 を 好む 。  高 さ 1 - 3 m 、 枝 は 褐色 、 葉 は 卵 型 で 互生 し 、 初夏 に 枝 端 に 黄色 の 小 花 を 頭 状 に 密生 する 。 花 に は 花弁 が なく 、 先端 が 四 裂 し て 黄色 、 下部 が 筒 状 で 白色 の ガク を 持ち 、 花 後 は ガク を 伴っ た そう 果 を 結ぶ 。  繊維 は 楮 の 3 分の 1 程度 と 短く 、 その 質 は 優美 で 光沢 が あり 、 平滑 に し て 半 透明 で しかも 粘性 が あり 緊縮 し た 紙質 と なる 。  富山 県 で は 模造 紙 の こと を 雁皮 と いう 。 新 方言 の 一つ 。  栽培 が 困難 で 野生 品 を 使う 事 が 多い が 、 人工 的 な 繁殖 は 実生 、 根分け 、 挿し木 など に よる 。 苗 を 植え付け て 3 年 目 に 第 一 回 の 収穫 を 行う が 、 4 月   -   11 月 が 適当 。 生皮 を 剥ぎ 、 乾燥 し て 出荷 する 。 製紙 の 過程 は 三椏 和紙 など と 同様 。  遣唐使 と共に 唐 に 渡っ た 最澄 が 、 わざわざ 土産 として 筑紫 の 斐紙 （ 雁皮紙 ） を 200 張り 持参 し て いる 。 紙 の 先輩 国 で ある 中国 に 、 土産 として 持参 できる ほど に 高い 評価 を 得 て い た こと に なる 。  平安 期 の 公家 の 女流 詩人 たち に 、 かな 文字 を 書く の に もっとも ふさわしい 紙 として 愛用 さ れ 、 中世 から 近世 にかけて 、 鳥の子紙 の 名 で 紙 の 王 として その 名 を 知ら れ て いる 。  ガンピ の 名 の 由来 は 、 カニヒ （ 伽 尼 斐 ） という 植物 の 古名 から 転化 し た という 説 と 、 カミヒ （ 紙 斐 ） が 訛っ た と も いわ れ て いる 。ミツマタ （ 三椏 、 学名 ：" Edgeworthia   chrysantha "） は 、 冬 に なれ ば 葉 を 落とす 落葉 性 の 低木 で あり 、 ジンチョウゲ 科 の ミツマタ 属 に 属する 。 中国 中 南部 ・ ヒマラヤ 地方 が 原産地 と さ れる 。 3 月 から 4 月 ごろ にかけて 、 三つ 叉 （ また ） に 分かれ た 枝 の 先 に 黄色い 花 を 咲かせる 。 その ため 、 「 ミツマタ の 花 」 は 日本 において は 仲春 （ 啓蟄 〔 3 月 6 日 ごろ 〕 から 清明 の 前日 〔 4 月 4 日 ごろ 〕 まで ） の 季語 と さ れ て いる 。 皮 は 和紙 の 原料 として 用い られる 。  ミツマタ は 、 その 枝 が 必ず 三叉 、 すなわち 三つ に 分かれる 持ち前 が ある ため に 「 ミツマタ 」 と 名付け られ た 。 三枝 、 三又 と も 書く 。 中国 語 で は 「 結香 」 （ ジエシアン ） と 称し て いる 。  古代 に は 「 サキクサ の 」 という 言葉 が 「 三 （ み ） つ 」 という 言 端 （ ことば ） に 係る 枕詞 と さ れ て おり （ 例 ： 「 三枝 〔 サキクサ 〕 の 三 つば 四 つば の 中 に 殿 づくり せり や 」 〔 催馬楽 ・ この 殿 は 〕 ） 、 枝 が 三つ に 分かれる ミツマタ は 昔 は 「 サキクサ 」 と 呼ば れ て い た と 考え られ て いる 。 そう 名付け られ た 訳 （ わけ ） として は 、 ミツマタ は あたかも 春 を 告げる か の ごとく 一足 先 に 淡い 黄色 の 花 を 一斉 に 開 （ ひ ） らく ため 、 その 故 （ ゆえ ） をもって 「 先 草 ＝ サキクサ 」 と 呼ば れ た の だ と の 考え が ある 。 但 （ ただ ） し 他 に も 、 ミツマタ が 縁起 の 良い 吉兆 の 草 と さ れ て い た ため 「 幸 草 （ サキクサ ） 」 と 呼ば れ た の だ と も 言わ れる 。 最も 古い 用例 で ある 万葉 歌人 ・ 柿本人麻呂 の 和歌 （ ヤマト うた ） で は 、  ● 春 され ば   まず 三枝 （ さ きく さ ） の   幸 （ さき ） く あれ ば   後 に も 逢 む   な 恋 ひそ 吾妹 （ 『 万葉集 』 10 巻 - 1895 ）  （ 春 に なれ ば まず 先 に 咲く 「 サキ 」 クサ の よう に 「 幸 〔 さき 〕 」 く 〔 つつが無く 〕 ある こと が 出来 た なら ば 、 のち に また 会い ましょ う 。 恋し がら ない で ください 、 わが 愛しい 人 よ ）  と あり 、 三枝 （ さ きく さ ） という 言 端 （ ことば ） の 元 が 「 先 草 （ サキクサ ） 」 と も 「 幸 草 （ サキクサ ） 」 と も   とれる 表現 と なっ て いる 。 （ いずれ に せよ 、 この 「 サキクサ 」 が 三枝 [ さい ぐさ 、 さ えぐ さ ] という 姓 の 語源 と さ れる ） 。  日本 の 公共 放送 局 で ある 日本 放送 協会 （ ＮＨＫ ） の ラジオ 番組 ・ 「 ラジオ 深夜 便 」 で は 、 日本 の 季節 に 合わせ て   この ミツマタ の 花 を 2 月 21 日 の 「 誕生 日 の 花 」 と し 、 その 花言葉 を 「 壮健 」 と し て いる 。  園芸 種 で は 、 オレンジ 色 から 朱色 の 花 を 付ける もの も あり 、 赤花 三椏 （ あか ば な みつまた ） と 称する 。  和紙 の 原料 として 重要 で ある 。 ミツマタ が 和紙 の 原料 として 登場 する の は 、 16 世紀 （ 戦国 時代 ） に なっ て から で ある と する の が 一般 的 で ある 。 しかし 、 『 万葉集 』 に も 度々 登場 する 良く 知ら れ た ミツマタ が 、 和紙 の 原料 として 使わ れ なかっ た はず が ない という 説 が ある 。  平安 時代 の 貴族 たち に 詠草 （ えい そう ） 料紙 として 愛用 さ れ た 斐紙 （ 雁皮紙 、 美 紙 と も いう ） の 原料 で ある 雁皮 （ ガンピ ） も 、 ミツマタ と 同じ ジンチョウゲ 科 に 属する 。 古い 時代 に は 、 植物 の 明確 な 識別 が 曖昧 で 混同 する こと も 多かっ た ため に 、 雁皮紙 だけ で なく 、 ミツマタ を 原料 と し た 紙 も 斐紙 （ ひし ） と 総称 さ れ て 、 近世 まで 文献 に 紙 の 原料 として の ミツマタ という 名 が なかっ た 。 後 に 植物 の 知識 も 増え 、 製紙 技術 の 高度 化 により 、 ガンピ と ミツマタ を 識別 する よう に なっ た と も 考え られる 。  「 みつまた 」 が 紙 の 原料 として 表れる 最初 の 文献 は 、 徳川 家康 が まだ 将軍 に なる 前 の 慶長 3 年 （ 1598 年 ） に 、 伊豆 修善寺 に い た 製紙 工 の 文 左右 衛門 に ミツマタ の 使用 を 許可 し た 黒 印 状 （ 諸 大名 の 発行 する 公文書 ） で ある （ 当時 は 公用 の 紙 を 漉く ため の 原料 植物 の 伐採 は 、 特定 の 許可 を 得 た もの 以外 は 禁じ られ て い た ） 。 　  「 豆 州 ニテハ 　 鳥子 草 、 カンヒ 　 ミツマタハ 　 何方 ニ 候 トモ   修善寺 文 左右 衛門   ヨリ 外 ニハ 切 ルヘカラス 」  と ある 。 「 カンヒ 」 は 、 ガンピ の こと で 、 鳥子 草 が 何 で ある か は 不明 で ある が 、 ミツマタ の 使用 が 許可 さ れ て いる 。  天保 7 年 （ 1836 年 ） 稿 の 大蔵 永常 『 紙漉 必要 』 に は 、 ミツマタ について 「 常陸 、 駿河 、 甲斐 の 辺り にて 専ら 作り て 漉き 出せ り 」 と ある 。 武蔵 の 中野 島 付近 で 漉い た 和 唐紙 は 、 この ミツマタ が 主 原料 で あっ た 。 佐藤 信淵 の 『 草木 六 部 畊種法 』 に は 、  「 三又 木 の 皮 は 　 性 の 弱き も の なる を以て 　 其の 紙 の 下品 （ 品質 が 最低 の 意 ） なる を 　 なんとも する こと 無し 」  として 、 コウゾ と 混合 し て 用いる こと を 勧め て いる 。  明治 に なっ て 、 政府 は ガンピ を 使い 紙幣 を 作る こと を 試み た 。 ガンピ の 栽培 が 困難 で ある ため 、 栽培 が 容易 な ミツマタ を 原料 として 研究 。 明治 12 年 （ 1879 年 ） 、 大蔵省 印刷 局 （ 現 ・ 国立 印刷 局 ） 抄紙部 で 苛性ソーダ 煮 熟 法 を 活用 する こと で 、 日本 の 紙幣 に 使用 さ れる よう に なっ て いる 。 国立 印刷 局 に 納める 「 局 納 みつまた 」 は 、 2005 年 の 時点 で 島根 県 、 岡山 県 、 高知 県 、 徳島 県 、 愛媛 県 、 山口 県 の 6 県 が 生産 契約 を 結ん で 生産 さ れ て おり 、 納入 価格 は 山口 県 を 除く 5 県 が 毎年 輪番 で 印刷 局長 と 交渉 を し て 決定 さ れ た 。 しかし 、 生産 地 の 過疎 化 や 農家 の 高齢 化 、 後継 者 不足 により 、 2005 年度 以降 は 生産 量 が 激減 し 、 2016 年 の 時点 で 使用 量 の 約 9 割 は ネパール や 中国 から 輸入 さ れ た もの で あっ た 。 国内 で は 岡山 県 、 徳島 県 、 島根 県 の 3 県 だけ で 生産 さ れ て おり 、 出荷 も この 3 県 の 農協 に 限定 さ れ た 。  手漉き 和紙 業界 で も 、 野生 だけ で 供給 量 の 限定 さ れ た ガンピ の 代用 原料 として 栽培 し 、 現代 の 手漉き 和紙 で は 、 コウゾ に 次ぐ 主要 な 原料 と なっ て いる 。 現代 の 手漉き 鳥の子 和紙 ふす ま 紙 は 、 ミツマタ を 主原 料 と し て いる 。  徳島 県 で は 、 通常 は 廃棄 さ れる ミツマタ の 幹 を 使っ た 木炭 と それ を 成分 と し た 石鹸 が 製造 さ れ て いる 。  平成 20 年度 税制 改正 において 、 法人 税 等 の 「 減価 償却 資産 の 耐用 年数 等 に関する 省令 」 が 改正 さ れ 、 別表 第 四 「 生物 の 耐用 年数 表 」 に よれ ば 平成 20 年 4 月 1 日 以後 開始 する 事業 年度 に かかる ミツマタ の 法定 耐用 年数 は 5 年 と なっ た 。ティー ツリー （ 一般 名 Narrow - leaved   Paperbark   Tea   tree ） は 、 フトモモ 科 の 常緑 植物 、 学名 は ""。 精油 の ティー ツリー 油 （ 、 ティーツリーオイル ） は この 植物 の 葉 から 抽出 さ れ た もの 。 精油 は 消毒 、 皮膚 の 問題 に 用い られ 、 スキン ケア 用品 に 配合 さ れる こと も ある 。 皮膚 刺激 性 の ある シネオール の 少ない もの が 医療 用 に 推奨 さ れ て いる 。 他 に ティー ツリー と 呼ば れる 植物 も 最初 の 項 で 説明 する 。  フトモモ 科 の 植物 は 葉 に 斑点 が あり 絞る と 精油 を 放出 し 、   (" Melaleuca "、 メラレウカ )   に 属する 種 を 、 オーストラリア で は 集合 的 に ティー ツリー と 呼ん で いる ため 混乱 が ある 。  別 の 植物   （ 学名   、 の 原料 ） の 葉 を 煮る こと で 茶 が できる こと から 、 当時 の 探検 家 ジェームズ ・ クック （ クック 船長 ） は   Tea   Plant   と 呼ん で 自家製 ビール に も 配合 し た 。 探検 家 の ジョン ・ ホワイト は 、 1790 年 の 著書 『 』 に は 、 ティー ツリー の 呼称 が 乗船 員 によって 名付け られ た こと が 記さ れ て おり 、 同様 に お茶 （ Tea ） として 利用 さ れ て い た   本 種   (" M .   alternifolia ")   と は 異なる   " M .   attenuatum "   と 見 られる 植物 の 挿絵 が 描か れ て い た 。 こうして 19 世紀 に は 、 総称 として ティー ツリー と 呼ば れる よう に なっ た 。  一般 名   Narrow - leaved   Paperbark   Tea   tree   が 同名 の もの 。  他 に 別 の 種 。  （ 学名   、 通称 ホワイトティーツリー ） も ティー ツリー と よば れる こと が ある 。 精油 の 毒性 試験 や 抗菌 活性 試験 が 行わ れ て いる の は ティー ツリー のみ で あり 、 マヌカ 、 カヌカ は 成分 組成 に 大きな 違い が ある ため 、 アロマテラピー （ 芳香 療法 、 精油 療法 ） で 代用 する こと は でき ない 。  化粧 品 など に 用い られる ティーシードオイル （ Tea   seed   oil ） 、 ティー オイル （ Tea   oil ） は 、 ツバキ 科 の 植物 の 種子 から 作ら れる 。  オーストラリア のみ に 分布 。 オーストラリア 東海岸 の 亜熱帯 地域 。  日光 の よく 当たる 場所 に 生育 し 、 8 メートル ほど まで 成長 する 。 花期 は 春 で 、 5 cm ほど の 筒 状 の 白色 の 花 が 密集 し て 咲く 。  先住民 族 の アボリジニ の 間 で は 、 この 葉 を つぶし て 患部 に つけ 、 上 から 粘土 パック で 覆い ケガ や 皮膚 の 治療 など に 使わ れ て き た 。 西洋 人 は 未開 人 の 知識 として これ を なかなか 受け入れ られ なかっ た が 、 1920 - 1930 年代 に は 各国 で 研究 が 行わ れ 注目 を 集め 、 1949 年 に は 「 英国 薬局方 」 に も 掲載 さ れる 。  1925 年 に は オーストラリア の ニューサウスウェールズ の 科学 者 アーサー ・ ペン フィールド が 体系 的 な 分析 を 発表 し 、 この 地方 に は 30 の 蒸留 器 が 設置 さ れ た 。 1930 年 まで に オーストラリア・ティーツリー・オイル 社 が メラゾル という 製品 を 調剤 、 1930 年代 に は 、 メラゾル 、 水溶 性 混濁 液 の ティートロル という 呼称 で 医師 も 使う よう に なっ た 。 特に 、 第 二 次 世界 大戦 で は 、 ティー ツリー 油 （ ティーツリーオイル 、 ） が オーストラリア 兵 の 救急 箱 の 常備薬 だっ た が 、 合成 薬品 が 登場 し て から 注目 を 奪わ れ た 。 1950 年代 に は 蒸留 器 は 3 つ しか 稼働 し なかっ た 。 その後 、 伝統 医学 へ の 関心 の 高まり と 、 副作用 が 比較的 少ない こと から 、 近代 的 な 医療 から も 注目 が 再燃 し た 。 抗生 物質 の 使用 によって 耐性 菌 が 生じる 問題 は 21 世紀 に なり 大きく なっ て き た が 、 精油 は 、 耐性 菌 の 出現 に ほとんど 影響 し ない 。  ニューサウスウェールズ の 北部 ベリナ の バンガワルビン 川 周辺 の 沼地 に ティー ツリー の 木 が 生息 し て いる が 、 1976 年 に は サーズデイ・プランテーション 社 が 再 開発 を 行い 最高 品質 の 木 を 栽培 し て いる 。 1985 年 に は 生産 量 は 10 トン だっ た が 、 1990 年 に は 60 トン と なり 、 1998 年 に は 需要 は 700 トン と なっ た 。  使用 例  ティー ツリー 精油 は 、 プラスチック に 吸収 さ れる 。 （ また その 結果 、 プラスチック を 脆く する ）  フトモモ 科 の 植物 は 自然 に 化学 種 （ ケモタイプ ） が 生じ て しまう ため 、 産地 による 成分 の 差 が 大きく 、 同じ ティー ツリー 油 で も 薬効 に 差 が ある 。 オーストラリア に は 精油 の 品質 規格 が あり 、 成分 調整 が 行わ れ 質 は 比較的 安定 し て いる が 、 ニュージーランド 産 は 製品 ごと の 成分 の 差 が 大きい ため 、 アロマテラピー に 利用 する の は 難しい 。  医療 用 で は 成分 の テルピネン - 4 - オル は 30 % 以上 が 求め られ 、 一方 で シネオール （ 1 , 8 - シネオール ） に は 粘膜 と 皮膚 へ の 刺激 が ある ため 含有 量 が 多い もの は 傷 や 皮 疹 に は 不向き な ため 、 少ない もの を 医療 用 に 使う べき と さ れ イギリス や オーストラリア で の 規格 化 に つながっ た 。 高 品質 な もの で は テルピネン - 4 - オル は 35 % を 超え 、 シネオール は 5 % 未満 と なる 。 オーストラリア ・ ティー ツリー 産業 協会   ( ATTIA )   は 、 テルピネン - 4 - オル 30 % 以上 、 シネオール 15 % 未満 という 基準 を 満たし て いる 場合 に 証明 書 を 発行 し て いる 。 前述 の 、 最高 品質 の 木 を 栽培 し て いる ベリナ で 生産 さ れ た 精油 で は 生産 者 は それぞれ 36 % 以上 、 7 % 以下 を 保証 し て いる 。  自然 界 に は 珍しい 、 ビリジフロレン 、 ベータテルピネオール 、 L - テルピネオール 、 アリヘキサン 酸 エステル を 含む 。  健全 な 皮膚 を 損傷 せ ず 毒性 は ない と さ れ て き た 。 シネオール に対して アレルギー 反応 を 起こし うる 。 アレルギー の 有無 を 確認 する ため の パッチ テスト で は 手の内 側 など 目立た ない 部位 に 原液 を 塗り 、 1 時間 ほど 待ち 、 アレルギー 反応 が ある なら 希釈 する か 、 使用 を 諦める 。  皮膚 感 作 性 が 近年 数多く 報告 さ れ て いる 。 ティー ツリー に 含ま れる 1 , 8 - シネオール （ シネオール ） による 過敏 症 は 一般 的 で あり 、 オーストラリア の 精油 の 規格 で は 1 , 8 - cineole の 含有 率 を 低く 設定 し て いる 。 また 、 精油 の アレルギー性 過敏 症 は 30 症例 以上 報告 さ れ て おり 、 新鮮 な 精油 で も 弱い 作用 で ある が アレルゲン と なり うる 。 光 酸化 作用 で 生じ た 分解 産物 は アレルギー性 接触 皮膚 炎 の 発症 原因 に なる と 考え られ て いる 。 また 23 カ月 の 乳幼児 で 市販 の 精油 10 ml 未満 経口 摂取 し た 際 に 、 30 分 後 に 錯乱 状態 に なり 歩行 困難 に なっ た 例 が ある （ 摂取 後 5 時間 以内 に 回復 し 、 翌日 退院 し て いる 。 ） 内服 による 蕁麻疹 、 好 中 球 増加 症 、 倦怠 感 、 眠気 の 報告 も ある 。 1 , 8 - cineole の 高い 精油 に は 、 ユーカリ 油 と 同様 の 毒性 を 示す もの も ある が 、 ユーカリ 油 で は 呼吸 障害 、 昏睡 の 他 に 死亡 例 も 報告 さ れ て いる ため 、 注意 を 要する 。  ペット 向け アロマテラピー で 利用 さ れ て おり 、 動物 の 中毒 事故 も 多い 。 ティー ツリー を 始め と する メラルーカ 属 の 精油 を 、 犬 や 猫 といった ペット に 外用 し た 際 の 中毒 症状 が 、 獣医 師 により 多数 報告 さ れ て いる 。 典型 的 な 症状 は 、 沈鬱 、 衰弱 、 協調 運動 失調 、 筋肉 の 震 顫 で 、 四肢 の 麻痺 も 見 られる 。  オーストラリア ・ ティー ツリー 産業 協会   ( ATTIA )   は 、 ラット の 半数 致死 量   LD を 、 1 . 9 - 2 . 6 ml / kg と し た 。シイ （ 椎 ） は 、 ブナ 科 クリ 亜 科   ( Castaneoideae )   シイ 属   (" Castanopsis ")   の 樹木 の 総称 で ある 、 シイ 属 は 主 に アジア に 約 100 種類 が 分布 、 日本 は この 属 の 分布 北限 と なり 2 種 が 自生 する 。 ほか に 日本 で は シイ 属 に 近 縁 の マテバシイ 属   ( Lithocarpus )   の マテバシイ   (" Lithocarpus   edulis ")   も この 名 で 呼ば れ て いる 。  全て が 常緑 の 高木 で あり 、 雌雄 同 株 。 葉 は 2 列 配列 で 基部 は 歪 型 で 星 状 毛 または 鱗片 が あり 、 多く の 種 に 鋸歯 が ある 。 花 は 雌雄 別 花序 で 、 雄花 は 腋 生 の 尾 状 花序 で 、 雌花 は 腋 生 の 穂状 花序 で 花序 の 軸 に 1 個 ずつ 、 または 3 個 ないし 7 個 ずつ つく 、 花 柱 は 棍棒 状 で 1 本 あるいは 3 本 、 退化 し た 雄しべ が 10 〜 12 個 ある 。 堅 果 は 翌年 に 熟し 、 一つ の 枝 に 数個 が 並ぶ 。 殻 斗 に 全て あるいは 中央 部 以下 を 包み込ま れ て いる 。 カシ 類 の 多く が 風媒花 で 花びら 等 を 持た ない の と 同じ 構造 で ある が 、 シイ の 雄花 は 枝 先 に 密生 し 全体 が 黄色 に 明るく 色づく 虫媒花 で 近 縁 の クリ 属 の 雄花 に 似 た 生臭い 香り が 強く 昆虫 が よく 集まる 。  多く の 種 の 果実 は 、 3 つ の 堅 果 が クリ 属 の よう に イガ の 密生 し た 殻 斗 に 包ま れる 。 インドグリ   (" Castanopsis   argentea ")   は 殻 斗 を 含め クリ そのもの の よう な 果実 を つけ 、 葉 も 常緑 で は ある もの の 落葉樹 的 な 形質 を 持っ て いる 、 他 に も 海外 産 の シイ 属 に は この よう な 種 が 多く 存在 する 。 この こと から シイ 属 は “ 栗 に 似 た 樫 ” という 意味 から クリガシ 属 の 別名 が ある 、 属 の 学名 で ある " Castanopsis " も クリ に 似 た もの という 意味 で ある 。 また 、 北米 に 2 種 ある トゲガシ 属 " Chrysolepis " は かつて シイ 属 で あっ た が 、 イガ の ある 殻 斗 が 最初 から 割れ て いる こと 、 中身 の 複数 の 堅 果 が 一つ ずつ 殻 斗 片 で 仕切ら れ て いる 点 から 現在 は 別 属 と さ れる 。  日本 の シイ 属 に は 、 以下 の 2 種 が 分布 し て いる 。 両者 は 共通 点 が 多く 、 また 交雑 により 区別 が 困難 な 場合 や 、 中間 と 思わ れる もの も ある 。 両 種 とも 暖帯 の 平地 における 普通 種 で 、 琉球 列島 ・ 九州 から 本州 にかけて の 照葉樹 林 の 代表 的 構成 種 で 照葉樹 林 で 多く 見 られる 、 また 都市 部 で も 神社 など に よく 残っ て いる 。 また 、 大きい もの は 25 m に も 達する 大木 と なる 。 大木 で は 樹冠 が 丸く 傘 状 に なる 。 葉 は 同じ ブナ 科 の 常緑樹 で ある カシ 類 と 比べ 小さめ で 、 つや の ある 深緑 、 やや 卵 形 で 先端 が 伸び た 鋭 尖 頭 、 全 縁 あるいは 弱い 鋸歯 が ある 、 また 葉 の 裏 は 金色 が かっ て 見える 。 果実 は 完全 に 殻 斗 に つつま れ て 熟し 、 それ が 裂け て 外 に 出る 。 果実 は いわゆる ドングリ （ 堅 果 ） で ある が 、 やや 小型 で 色 が 黒く 、 お 尻 の 白い 部分 と の 境 の 段差 が 、 やや はっきり し ない 。 殻 を 割る と 中 の 種子 は 白く 、 生 で 食べる と やや 甘み が ある 。  両 種 の 果実 は 冬芽 が 扁平 で 芽 鱗 が 2 列 に 配列 し 、 殻 斗 の 表面 に は イボ 状 の 突起 が ある 、 この 点 は 海外 に 産 する シイ 属 の 多く の 種 と 異なっ て おり 、 特殊 な 形態 で ある 、 かつて 日本 産 の シイ 類 および 近似 種 を シイ 属 " Shiia "、 その他 、 海外 産 の 多く の シイ 類 を クリガシ 属 " Castanopsis " として 分離 さ せる こと も あっ た （ 現在 は " Castanopsis " に 統合 さ れ て いる ） 。  果実 の 椎 の 実は 、 縄文 時代 に は 重要 な 食料 で あっ た と いわ れ て いる 。 近年 で は 子供 の お やつ に 用い られ た 。 現在 でも 博多 の 放生会 や 八幡 （ 北九州 市 ） の 起業 祭 といった お 祭り で は 炒っ た 椎 の 実 が 夜店 で 売ら れ て いる 。  生 でも 食べ られる が 、 軽く 煎っ て 食べる こと が 多い 。 紙袋 に 入れ て 電子 レンジ で 加熱 する の も よい 。 食べる にあたって は まず 水 で 洗い 、 浮い て き た 虫食い の 実 を 捨て て から 用いる 。  材 は 建材 の 他 、 シイタケ 栽培 用 の ホダ 木 として 用い られる 。  暖帯 において は 、 身近 な 里山 の 樹木 として 、 現在 まで 親しま れ て いる 。 照葉樹 林 の 重要 な 構成 種 で ある が 、 伐採 など に も 強く 、 人間 による 軽微 な 攪乱 （ かくらん ） が ある と 、 シイ の 純 林 に 近い もの が 生じ やすい 。 攪乱 が なく 放置 さ れれ ば タブノキ など の 樹木 が 侵入 し て 、 より 複雑 な 森林 に なる もの と 考え られる 。オオボウシバナ （ 大 帽子 花 、 学名   " Commelina   communis "   var .   " hortensis "） は 、 ツユクサ の 栽培 変種 。 一般 に は 通称 で ある アオバナ （ 青 花 ） と 呼ば れる こと が 多い 。 滋賀 県 草津 市 で は 市 の 花 に 指定 さ れ て いる 。  通常 の ツユクサ に 比べ て 大型 で 、 栽培 し た もの で は 高 さ 1 メートル 、 花 の 大き さ は 直径 4 - 5 センチメートル に も なる 。 花弁 の 端 は やや 縮れ た よう な 形状 を 示す 。 夏期 （ 6 月 から 7 月 ） の 早朝 に 、 ツユクサ に 似 た 青い 大型 の 花 を 開花 さ せる 。 その 花弁 は 京 友禅 の 下絵 を 描く 染料 に なる 青 花 紙 （ あおば な が み ） の 原料 として 用い られ 、 滋賀 県 草津 市 を 中心 に し た 湖南 地方 で 江戸 時代 中期 から 栽培 さ れ て いる 。  アオバナ の 青色 色素 は アントシアニン 系 化合 物 で あり 、 水溶 性 で 色 落ち し やすい という 特徴 が ある ため 、 下絵 を 描く とき の 顔料 として 染織 工芸 の 分野 、 特に 京 友禅 で 用い られ た 。 アオバナ の 色素 で 描い た 下絵 の 色 は 最終 的 に は 完全 に 抜け落ち て しまい 、 仕上がっ た 染め物 に 残ら ない こと を 利用 し た もの で ある 。  栽培 し た アオバナ の 花弁 のみ を 摘み取っ て 絞り とり 、 得 られ た 青い 汁 を 美濃紙 に 刷毛 で 塗っ て は 天日 で 乾かす 。 この 作業 を もと の 紙 の 4 倍 の 重 さ に なる まで 繰り返し て でき た 、 青い と いう より も むしろ 黒い 紙 が 、 青 花 紙 として 出荷 さ れ 、 これ を 水 に 溶かし た 薄い 青色 の 顔料 が 下絵 付け に 用い られ た 。  アオバナ は 花弁 が 大きく 、 開花 期 に は 毎日 新しい 花 を 咲かせる ため 収量 が 多く 、 商品 作物 として の 栽培 に 適する 。 しかし 早朝 に 開花 し た 花 は その 日 の 昼 頃 に は 萎ん で しまう 上 、 搾り取っ た 汁 は その 日 の うち に 使わ なけれ ば 変質 し て しまう ため 、 青 花 摘み と 青 花 紙 作り は 酷暑 の 中 、 休憩 の 取れ ない 作業 が 連日 続く 、 過酷 な 作業 で あっ た 。 この ため 生産 地 で は 別名 、 地獄 草 、 地獄 花 と も 呼ば れ た 。 後 に 化学 合成 し た 色素 （ 化学 青 花 ） が 代わり に 用い られる よう に なり 、 アオバナ の 需要 は 減り 、 栽培 量 も 減少 し た 。  2000 年 頃 から 、 アオバナ に 含ま れ て いる 成分 に 糖 質 吸収 を 妨げる もの が ある という 研究 結果 が 報告 さ れ 、 以降 健康 食品 として の 応用 に 向け て 、 茶 や 乾燥 粉末 など の 商品 開発 が 行わ れ て いる 。アカザ （ 藜 、 学名 :   var .   ） は 、 アカザ 科 （ APG 植物 分類 体系 で は ヒユ 科 ） アカザ 属 の 一 年 草 。 畑 や 空地 など に 多い 雑草 。  英語 で は 、 ニワトリ の えさ に する ため   （   は 雌 鶏 の 意 ） など と 呼ば れる 。  茎 は 、 直立 し て 縦 に すじ が あり 、 秋 に は 木質 化 する 。 葉 は 、 菱 状 卵 型 で 赤 紫色 または 白い 粉 を つけ た よう に 見える 。  夏 から 秋 にかけて 、 茎 の 先 が 枝分かれ し て 、 黄 緑色 の 小 花 を 密 に つけ 、 平たい 円形 の 果実 が つく 。  生長 が 早く 、 高 さ 1 m 程度 に 達し 、 特に 窒素 分 の 多い 土地 に は よく 育つ 。  風媒花 で ある ため 花粉 が 飛散 し やすく 、 アレルギー の 原因 に なる 。  アカザ の 葉 を 食 草 と する 昆虫 に カメノコハムシ （ ハムシ 科 ） が おり 、 食 痕 の ある 葉 を 裏返し て みる と 、 扁平 な 成虫 や 、 三 葉虫 を 髣髴 と さ せる 形態 の 幼虫 が よく 見 られる 。  アカザ の 若葉 は 赤い 粉 状 の 微細 な 粒 に 覆わ れ 、 未熟 な 葉 の 細胞 を 、 遺伝子 を 傷つける 紫外線 や 、 光合成 に 使い 切れ ず 、 葉緑素 から 活性 酸素 を 発生 さ せ て 組織 を 損傷 する 原因 と なる 過剰 な 光 の エネルギー から 防御 し て いる が 、 この 粒 が 白い もの を シロザ （ 白 藜 、 ） と いい 、 こちら の 方 が 多く 見 られる 。 種 として の シロザ は 世界 的 に 広く 分布 し 、 分類 学 上 は 普通 、 アカザ を シロザ の 1 変種 と し て いる が 、 様々 な 亜 種 や 変種 が あっ て 、 学名 （ 亜 種 、 変種 または 同種 異名 ） として は 、 、   var .   、   var .   、   var .   、   subsp .   、 、 、 、 、 、   など が 用い られる 。  また 、 同属 の 他 種 （ 、 （ コアカザ ） 、 （ ヒロハアカザ ） 、 （ シロザモドキ ） 、 ） と 容易 に 交雑 する 。  世界中 に 広く 分布 し 、 比較的 乾い た 荒れ地 等 に よく 見 られる 。  葉 は ゆで て 食べる こと が でき 、 同じ アカザ 科 の ホウレンソウ に よく 似 た 味 が する 。 シュウ 酸 を 多く 含む ため 生食 に は 適 し ない 。 ただし 、 一般 的 に 畑 の 雑草 として 駆除 さ れる ため 好ん で 食べる 人 は 少ない 。 種子 も 食用 に できる （ 同属 の キノア   は 種子 を 食用 に する 穀物 で ある ） 。 「 藜 の 羹 （ あつ もの ） 」 は 粗末 な 食事 の 形容 に 使わ れる 。 茎 は 太く 硬く なる ため 、 杖 の 材料 に も さ れ 、 アカザ の 杖 は 最 高級 と さ れる 。  生薬 名 は なく 、 民間 薬 として 全 草 が 用い られる 。 茎葉 を 乾燥 し て その 煎じ た 汁 を 口 の 中 に 含め ば 虫歯 の 痛み を 治し 、 1 日 3 回 服用 すれ ば 咽 の 痛み に 効用 が ある と さ れる 。 また 生葉 の 搾り 汁 は 毒虫 など に 刺さ れ た 時 塗る と 痛み が 止まる と さ れる 。  アカザ 属 （ アカザ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 アカザ 科 （ APG 植物 分類 体系 で は ヒユ 科 ） の 属 の 一つ 。世代 交代 （ せ だ いこ う たい ） は 、  世代 交代 として 、 最も よく 知ら れ て いる の は 、 シダ 植物 の それ で あろ う 。  シダ 植物 の 本体 は 、 核 相 として は 複 相 、 つまり 2 n で ある 。 シダ の 本体 は 成熟 すれ ば 、 その 葉 の 裏 に 胞子 嚢 の 集まり を つける 。 胞子 嚢 の 中 で は 減数 分裂 が 行わ れ 、 それ によって 胞子 が 形成 さ れる 。 したがって 胞子 の 核 相 は n で ある 。  胞子 は 単独 で 発芽 し 、 前 葉 体 と なる 。 前 葉 体 の 核 相 は n で 、 この 前 葉 体 の 下面 に 造 卵 器 と 造 精 器 が 形成 さ れ 、 そこ で 造ら れ た 卵 と 精子 の 受精 によって 受精卵 が できる と 、 それ が 発芽 し て シダ の 本体 が 造ら れる 。  この よう に 、 減数 分裂 で 胞子 を 作る 2 n の 体 と 、 配偶 子 を 作る n の 体 が それぞれ 独立 に 存在 する 訳 で ある 。 この よう に 、 2 つ の 体 が 生活 環 の 中 に 、 交互 に 現れる こと を 世代 交代 と 言う 。 胞子 を 作る 世代 を 胞子 体 、 配偶 子 を 作る 体 を 配偶 体 と 言う 。  この こと を 、 胞子 を 作っ て 無性 生殖 する 世代 と 、 配偶 子 を 作っ て 有性 生殖 を する 世代 が 交代 する もの と 見なし 、 胞子 体 を 無性 世代 、 配偶 体 を 有性 世代 と 呼ぶ こと も あっ た 。  シダ 植物 に 見 られる よう な 世代 交代 を 行う の は 、 コケ 植物 ・ 種子 植物 ・ 褐藻 類 ・ 緑藻類 など の 藻類 など に 見 られる 。 菌類 で は ツボ カビ 門 の カワリミズカビ など に 同様 の 世代 交代 を 行う もの が 含ま れる 。 また 、 有 孔 虫 類 も この よう な 世代 交代 を 行う 。 動物 で は この よう な 例 は 知ら れ て い なかっ た が 、 近年 発見 さ れ た 有 輪 動物 門 が この よう な 核 相 の 変化 を 伴う 世代 交代 を 行う こと が わかっ た 。  緑藻類 の アオサ など シオグサ 目 で は 、 配偶 体 と 胞子 体 は ほとんど 同じ 姿 で ある 。 これ を 同型 世代 交代 と 呼ぶ こと が ある 。 褐藻 類 の アミジグサ 目 や イソガワラ 目 など も これ に あたる 。 カワリミズカビ の 世代 交代 する もの も 、 世代 の 違い による 差 は ほとんど ない 。  しかし 、 多く の もの で は 二つ の 世代 は 大き さ が 異なり 、 多く の 場合 に 明確 な 差 が ある 。 これ を 異形 世代 交代 と 呼ぶ 。 シダ 植物 で は 胞子 体 が はるか に 大きく 、 配偶 体 は ごく 小さい 。 この よう に 胞子 体 が 大型 に なる もの は 、 褐藻 類 の コンブ 目 、 緑藻類 の ツユノイト など に 見 られる 。 種子 植物 は これ の 極端 な もの で 、 配偶 体 は 雄 生 の もの が 花粉 （ および 花粉 管 ） に 、 雌 性 の もの が 胚 嚢 に まで 縮小 し 、 外見 上 は 胞子 体 のみ で 生活 環 を 全う し て いる よう に 見える 。 種子 植物 の 体 が 大型 で 複雑 で ある こと を 、 複 相 の 核 を 持つ こと と 関連 さ せ て 考える 見方 が ある 。  しかし 、 コケ 植物 で は 逆 に 配偶 体 が 中心 に なっ て いる 。 同様 の 例 に は 褐藻 類 の カヤモノリ 目 や 緑藻類 の ヒトエグサ や ハネモ など が ある 。  生活 環 の 中 で 、 栄養 を 摂取 し て 成長 する 生活 を 行う 体 を 栄養 体 と 言う が 、 世代 が 2 つ あっ て も 、 一方 が 極端 に 小さく て 一時 的 な もの で ある 場合 に は それ を 栄養 体 と は 見なさ ない 場合 が ある 。  刺 胞動物 の 生活 環 が 世代 交代 と 呼ば れる 場合 が ある 。 世代 交番 （ せ だ いこ う ばん ） と も 呼ば れる 。  例えば ミズクラゲ など は クラゲ が 卵 と 精子 を 放出 する と 、 受精卵 は 発生 を 進め て 楕円 形 の プラヌラ 幼生 と なる 。 この 幼生 は 固い 底面 に 定着 する と 、 上側 の 口 の 周囲 に 触手 を もつ ポリプ と なる 。 ポリプ は 分裂 によって 無性 生殖 を 行っ て 数 を 増やす 。 やがて ポリプ は 多数 の 皿 を 重ね た よう な 姿 に 分裂 し 、 個々 の 皿 が バラバラ に なっ て 、 それぞれ が クラゲ に なる 。 クラゲ は 成長 する と 卵 と 精子 を 作る 。 刺 胞動物 で も 、 イソギンチャク や サンゴ は 世代 交代 を せ ず 、 ポリプ に 生殖 巣 が でき て 有性 生殖 を 行う 。 有 櫛 動物 は 刺 胞動物 に 近い が 、 世代 交代 を せ ず クラゲ のみ が 存在 する 。  この よう に 、 幼生 で ある ポリプ が 無性 生殖 を 行い 、 親 で ある クラゲ が 有性 生殖 を 行う こと から 、 前者 を 無性 世代 、 後者 を 有性 世代 と 呼び 、 この 生活 環 を 世代 交代 で ある と 見なす の で ある 。 しかし 、 この 両者 は 成長 段階 として 連続 し て いる と も 見る こと が でき 、 その 核 相 は どちら も 2 n で ある 。 したがって 、 植物 など に 見 られる 核 相 の 交代 を 伴う 世代 交代 と は 全く 異なる 現象 で ある 。 扁形動 物 の 吸虫類 や 条 虫 類 も 幼生 が 無性 生殖 を 行う ので 、 同様 に 世代 交代 を 行う と 言わ れる こと が ある 。  ただし 、 この 場合 、 2 つ の 世代 は 核 相 として は 同じ で ある 。 また 、 2 つ の 世代 が 本当に 別 の 世代 と 見なせる か どう か に は 問題 が ある 。  工業 製品 や システム で しばしば 世代 という 言葉 が 使用 さ れる 。 これ は 、 製品 や システム の 土台 を なす 基本 的 な 考え方 、 たとえば 、 製造 手法 や キー デバイス 、 システム の インフラ を なす インタフェース や プロトコル など の 枠組み が 大きく 変化 し た 場合 に 用い られる 。 製品 や システム の 土台 を なす さまざま な 技術 に は 、 しばしば 量 や 性能 や 規模 の 拡大 といった 緩やか な 変化 で は なく 、 質的 な 大きな 変化 を 伴う こと が あり 、 この よう な 変化 の 前後 に対して 、 第 x 世代 など の よう な 言葉 が 用い られる 。  歴史 的 な もの で は 、 動力 や エネルギー や 生産 方法 の 質的 な 変化 に 注目 し て 、 世代 の 変化 点 を 産業 革命 や エネルギー 革命 といった 用語 で 表現 する 。ネコヤナギ （ 猫柳 、 学名 ： ） は 、 ヤナギ 科 ヤナギ 属 の 落葉 低木 。 山間 部 の 渓流 から 町中 の 小川 まで 、 広く 川辺 に 自生 する 、 ヤナギ の 1 種 で ある 。 ねこ や なぎ の 花言葉 は 、 「 自由 」 。   北海道 〜 九州 まで の 河川 の 水辺 で 見 られ 、 早春 に 川辺 で 穂 の 出る 姿 は 美しい もの で ある 。 他 の ヤナギ 類 の 開花 より も 一足 早く 花 を 咲かせる こと から 、 春 の 訪れ を 告げる 植物 と も みなさ れ て いる 。 暖かく 湿潤 な 環境 を 好む 。 他 の ヤナギ 類 より も 水際 に 生育 し 、 株 元 は 水 に 浸かる ところ に 育つ 。 根元 から も 枝 を 出し 、 水 に 浸っ た ところ から は 根 を 下ろし て 株 が 増える 。 葉 は 細い 楕円 形 で つや が ない 。 初夏 に は 綿毛 に つつま れ た 種子 を 飛ばす 。  花期 は 3 〜 4 月 。 雌雄 異 株 で 、 雄 株 と 雌 株 が それぞれ 雄花 と 雌花 を 咲かす 。 花 の 高 さ は 3 cm ほど 。  銀 白色 の 毛 で 目立つ 花穂 が 特徴 的 で あり 、 「 ネコヤナギ 」 の 和名 は これ を ネコ の 尾 に 見立て た こと に よる 。 花穂 は 生け花 に も よく 用い られる 。  ネコヤナギ の 樹液 は カブトムシ や クワガタムシ 、 カナブン 、 スズメバチ の 好物 で ある 。 < br >  ネコヤナギ を 利用 し た 護岸 の 緑化 ・ 環境 保全 技術 が 注目 を 集め て いる 。光合成 細菌 （ こうごう せいさい きん 、 ） は 、 光合成 を 行う 細菌 の 総称 で ある 。 酸素 発生 型 光合成 を する 藍色 細菌 および 紅色 細菌 や 紅色 非 硫黄 細菌 など の 酸素 非 発生 型 光合成 細菌 を 含む 。 単に 光 エネルギー を 利用 する 栄養 性 の 細菌 という 意 で は 、 光 栄養 細菌 （ phototrophic   bacteria ） と 呼ば れる 。 従来 記載 さ れ て き た 光 栄養 細菌 の 多く は 光合成 能 （ 光 エネルギー を 利用 し て 炭素 同化 する 能力 ） を 持つ ので 、 慣習 的 に 光合成 細菌 と 総称 さ れる こと も 多い 。  16 S _ rRNA 系統 解析 に 基づく 原核 生物 の 分類 群 の うち 、 光合成 細菌 の 範疇 に 入れ られ て き た もの は 、 藍色 細菌 、 紅色 細菌 、 緑色 硫黄 細菌 、 緑色 滑走 性 細菌 （ クロロフレクサス ） 、 ヘリオバクテリア で ある 。 緑色 滑走 性 細菌 は 緑色 糸状 性 細菌 、 緑色 非 硫黄 細菌 と 呼ば れる こと も ある 。 紅色 細菌 は 栄養 ・ 生理 的 分類 から 紅色 硫黄 細菌 と 紅色 非 硫黄 細菌 に 分け られる 。 しかし 、 ヘリオバクテリア は 、 光 エネルギー を 利用 し て 炭素 固定 を 行なう という 本来 の 光合成 の 性質 が ゲノム 上 でも 表現 型 上 でも 認め られ て おら ず 、 厳密 に は 光 栄養 細菌 と 呼ば れる べき で ある 。  光 栄養 （ phototrophy ） という 点 から は 、 高度 好 塩 菌 は バクテリオロドプシン を 使っ て 光 従属 栄養 的 に 増殖 する 。 光 エネルギー を 使用 する 点 で 光合成 細菌 と 同じ で ある が 、 クロロフィル 類 を 持た ず 、 アーキア で ある こと から 、 光合成 細菌 に は 含め ない 。 近年 は 、 海洋 性 の 細菌 の 中 に も ロドプシン を もつ 種 が 見つかっ て おり 、 一部 に 光 栄養 能 が 証明 さ れ て いる が 、 光合成 を する か どう か 確定 し て い ない 。  光合成 細菌 の うち 、 藍色 細菌 のみ が 酸素 発生 型 の 光合成 を 行い 、 その他 は 酸素 非 発生 型 の 光合成 を 行う 。 また 、 藍色 細菌 は 光化学 反応 中心 I （ 鉄 硫黄 型 反応 中心 ） と 光化学 反応 中心 II （ キノン 型 反応 中心 ） の 両者 を 持っ て いる が 、 その他 は 鉄 硫黄 型 反応 中心 か キノン 型 反応 中心 の いずれ か 一方 しか 持た ない 。  光合成 色素 として は 光合成 細菌 全て において クロロフィル 類 を 用い て いる 。 しかしながら 、 藍色 細菌 で は クロロフィル を 用い 、 その他 で は バクテリオクロロフィル を 用いる 。 反応 中心 色素 （ スペシャルペアー ） として 用い られる 色素 は 基本 的 に クロロフィル   " a "   もしくは バクテリオクロロフィル   " a "   で ある が 、 シアノバクテリア の 一 種 で ある   " Acaryochloris   marina "   では クロロフィル   " d "   を 用い て おり 、 紅色 細菌 の 一 種 で ある   " Blastochloris   viridis "   では バクテリオクロロフィル   " b "   を 用いる ほか 、 ヘリオバクテリア 属 は 全て バクテリオクロロフィル   " g "   を 用い て いる 。 バクテリオクロロフィル   " g "   は 、 酸素 存在 下 で 光 エネルギー を 吸収 する と クロロフィル   " a "   様 物質 へ と 異性 化 する こと が 知ら れ て いる 。  紅色 細菌 と 緑色 滑走 性 細菌 は 酸素 存在 下 で 呼吸 によって 生育 が 可能 で あり 、 酸素 非 存在 下 および 酸素 微 存在 下 で は 光合成 器官 （ 光化学 反応 中心 や アンテナ 色素 系 ） を 作り 光合成 によって 生育 する 。 一方 、 緑色 硫黄 細菌 と ヘリオバクテリア は 酸素 存在 下 において は 生育 でき ない 。 ただし 、 ヘリオバクテリア は 耐性 胞子 を 形成 する こと が 知ら れ て おり 、 それ により 酸素 存在 下 で も 生き残る こと が 知ら れ て いる 。  16 S _ rRNA 系統 解析 に 基づく 原核 生物 の 分類 において 、 光合成 細菌 という まとまり は 存在 せ ず 、 前述 の 5 群 が バラバラ に 存在 し て いる 。 分岐 を 形成 する 順序 は 、 根 により 近い 方 から 緑色 滑走 性 細菌 、 緑色 硫黄 細菌 、 紅色 細菌 、 ヘリオバクテリア 、 藍色 細菌 と なる 。 紅色 細菌 は 、 現在 プロテオバクテリア （ Proteobacteria ） 門 の 中 に 含ま れる 。 ヘリオバクテリア は グラム 陽性 細菌 で ある フィルミクテス （ ファーミキュテス ,   Firmicutes ） 門 の 中 に 含ま れる 。  光 栄養 細菌 として は 、 2007 年 に アシドバクテリア （ Acidobacteria ） 門 に 新しい 菌 群 が 見つかっ た 。 これ は Chloracidobacterium   thermophilum という 好 熱性 の 生物 で 、 バクテリオクロロフィル " a " と " c " を もち 、 光 従属 栄養 で 増殖 する 。 光化学 系 は 鉄 硫黄 クラ スター 型 で ある 。 さらに 、 ゲマティモナス （ Gematimonadetes ） 門 に 光 栄養 細菌 Gematimonas   phototrophica が 見つかっ て いる 。イタヤカエデ （ 板屋 楓 、 学名 :   " Acer   pictum "   Thunb .   subsp .   " mono "   ( Maxim .)   H .   Ohashi ,   1993 ) は 、 ムクロジ 科 カエデ 属 の 各地 の 山地 に 生える 落葉 高木 で ある 。 日本 で は 北海道 と 秋田 、 他 に 朝鮮 、 サハリン 、 アムール 地方 に 自生 し 分布 。 北海道 産 の もの は エゾイタヤ (( 蝦夷 板屋 ) とも 。 他 に 別名 として 、 トキワ カエデ ( 常磐 楓 )。  樹高 は 20 m 、 直径 1 m に 達する 。  建築 、 器具 、 バイオリン ・ ギター など の 弦楽器 、 ハー モニカ 、 車両 、 床柱 など の 装飾 材 。  サトウ カエデ に くらべ て 含有 糖分 が やや 低い ものの 、 イタヤカエデ から も メープルシュガー を 作る こと は 可能 で あり 、 第 二 次 世界 大戦 直後 の 砂糖 不足 の 時代 に 東北 や 北海道 で 製造 が 試み られ た こと が ある が 、 商業 ベース に は 乗ら ず に 終わっ た 。ヒトツバカエデ （ 一葉 楓 、 " Acer   distylum "） は 、 ムクロジ 科 カエデ 属 の 落葉 小 高木 ないし 高木 。 別名 、 マルバカエデ 。 同じ 株 に 雄花 と 両性 花 が 出る 雄 性 同 株 。 古い クロンキスト 体系 で は カエデ 科 に 含め られ て いる 。  幹 は 直立 し 、 樹高 は 5 - 10 m に 、 幹 の 直径 は 30 - 40 cm に なる 。 若い 木 は 皮 目 が 目立ち 、 成木 の 樹皮 は 暗 灰色 で 浅く 裂ける 。 若い 枝 は 紅 褐色 に なり 、 表面 に は 淡 褐色 の 圧縮 毛 を もつ 。 冬芽 の 鱗片 は 2 対 あり 、 敷石 状 に 並ぶ 。 鱗片 葉 は あまり 伸長 せ ず 、 長 さ 約 5 mm で 、 背面 に は 褐色 の 縮 毛 が 密生 する 。 葉 は 花 が つく 枝 に 1 対 、 花 の つか ない 枝 に 1 - 4 対 、 対生 する 。 葉 身 は 、 分裂 せ ず 、 長 さ 7 - 17 cm 、 幅 6 - 12 cm の 卵 状 円心 形 で 、 先端 は 尾 状 に とがり 、 基部 は 深い 心 形 に なり 、 縁 に は 波状 の 鋸歯 が ある 。 花時 まで は 、 葉 の 両面 に 細 伏 毛 が 生える が 、 成 葉 で は ほとんど 無 毛 と なる 。 葉柄 は 長 さ 3 - 5 cm あり 、 花時 に は 軟毛 が 密生 する が 、 成 葉 で は ほとんど 無 毛 と なる 。  花期 は 5 - 6 月 。 葉 の 展開 後 に 、 長 さ 7 - 12 cm の 総状 花序 が 有 花 枝 の 先端 から 直立 する 。 花 は 淡 黄色 で 5 数 性 、 花序 に 30 - 100 個 つく 。 花 柄 は 長 さ 2 - 5 mm 。 萼 片 は 5 個 で 、 長 さ は 花弁 より やや 短い 楕円 形 で 、 外側 に 茶褐色 の 短 毛 が 密生 する 。 花弁 は 5 個 で 、 長 さ 約 2 mm に なる 倒披針 形 。 雄蕊 は 、 雄花 、 両性 花 とも 8 個 で 、 雄花 の もの が 長 さ 約 3 mm 、 両性 花 が 約 2 mm に なり 、 花 糸 は 紅色 を 帯び 、 葯 は 黄色 に なる 。 両性 花 の 子房 に は 赤褐色 から 淡 褐色 の 軟毛 が 密生 し 、 花 柱 は 外 曲 する 。  果 期 は 8 - 10 月 。 果実 は 翼 果 で 、 分 果 の 長 さ は 2 . 5 - 3 . 5 cm に なる 。 翼 果 に は はじめ 淡 褐色 の 毛 が 密生 する が 、 のち に 全体 に 細 毛 が 残る 程度 に なる 。 翼 果 は 上向き に つき 、 翼 は 鈍角 に 開く 。 秋 に は 淡 黄色 に 紅葉 する 。  日本 固有 種 。 本州 の 秋田 県 ・ 岩手 県 以南 から 紀伊 半島 東部 に 分布 し 、 温帯 の 山地 の やや 湿り気 の ある 山腹 や 沢 沿い など に 生育 する 。 標高 700 - 1 , 600 m に 見 られる 。  一般 に カエデ 属 は 葉 に 掌 状 に なる 切れ込み が あり 、 または 3 出 複葉 に なる もの が 多い が 、 本 種 は 葉 に 切れ込み が ない こと により 、 ヒトツバカエデ （ 一葉 楓 ） と いう 。 また 、 葉 の よう すから 、 別名 、 マルバカエデ と も いう 。  材 は 、 器具 材 、 装飾 用 の 建築 材 として 利用 さ れる 。パルプ と は 、 主 に 製紙 に 用いる ため に 分離 し た 植物 繊維 で ある 。 現在 は 主 に 木材 を 原料 として パルプ を 製造 する が 、 水素 結合 を 生じる 繊維 で あれ ば 製紙 原料 として 使用 できる ため 、 草 ・ 藁 ・ 竹 など の 原料 から パルプ を 抽出 する こと も 出来る 。  1719 年 、 フランス 人 の レオミュール は 、 スズメバチ の 巣 が 木 の 繊維 で でき て いる こと を 発見 し 、 木材 パルプ を 使っ た 紙 を 作る こと を 思いつい た 。 1765 年 に なり 、 ドイツ 人 の シェッフェル が それ を 実際 に 行い 、 巣 から 紙 を 作る こと に 成功 する 。 1840 年 に なり 、 ドイツ 人 の ケラー が パルプ を 人工 的 に 製造 する 方法 を 見つけ 、 1854 年 、 砕木機 を ケラー が 開発 し た こと から 紙 を 大量 に 製造 できる よう に なっ た 。  パルプ は 原料 の 違い から 主 に 木材 パルプ と 非 木材 パルプ に 大別 さ れる 。  また 既に 紙 に し た もの を 回収 し て 原料 と し た 古紙 パルプ に対して 、 木材 や 非 木材 から 直接 作ら れ た パルプ を バージン パルプ と 呼ぶ 場合 が ある 。  一般 に 木材 の 幹 の 樹皮 を 取り除き 、 そのまま 、 あるいは 小片 ( チップ ) 化 し た もの を 機械 的 、 半 化学 的 、 化学 的 に 処理 し て 製造 さ れる 。 原料 の 木材 として 成長 が 早く パルプ 化 に 適し た 樹 種 や 品種 を 選定 し 植林 し て 計画 的 に 得 られる 植林 木 の 利用 比率 が 高まっ て いる 。  非 木材 パルプ は 木材 パルプ に 比べ て 一般に 繊維 が 長く 、 白色 度 が 低め で ある 。 多様 な 種類 が ある が 、 その 特性 を 生かし て 和紙 や 薄手 の 特殊 紙 に 利用 さ れる こと が 多い 。 木材 パルプ に 比べ 、 原料 の 集荷 集積 が 効率 的 で は なく 、 大 規模 な 製造 も さ れ て い ない ため 、 一般 に 木材 パルプ より も 高価 と なっ て いる 。 和紙 に 使う コウゾ 、 ミツマタ など の 植物 は 機械 による 大量 生産 に は ほとんど 用い られ ない 。  古紙 や 裁 落 ( さい らく ) を 原料 と する パルプ 。 脱 墨 し た もの を DIP ( De - Inked   Pulp ) と 呼ぶ 。 原料 で ある 古紙 を 水 に 溶解 し 、 機械 的 な 力 や 重力 、 界面 活性 剤 など の 薬品 を 利用 し て 紙 繊維 以外 の 異物 ( 金属 や フィルム 、 粘着 性 樹脂 、 印刷 インキ 、 コピートナー など ） を 分離 ・ 除去 する 。 さらに 用途 に 応じ て 白 さ を 高める よう 漂白 処理 を 加え 、 脱水 ・ 乾燥 し 紙 原料 の 古紙 パルプ と なる 。  古紙 は 回収 量 、 ルート 、 紙 の 種類 、 分別 状態 など によって その 供給 能力 や 品質 ・ 利用 用途 ・ 価格 など が 大きく 左右 さ れる 。 環境 へ の 負荷 を 下げる ため に は 、 回収 ルート を 確立 し て 、 利用 率 を 上げる べき で ある が 、 再 処理 の 過程 で 環境 的 な 負荷 の 発生 は 避け 得 ず 、 より 適切 な 古紙 の 回収 や 古紙 処理 の 方法 を 探る こと が 今後 も 必要 と 言える 。  パルプ は 製法 によって 、 機械 パルプ と 化学 パルプ に 大別 さ れる 。  物理 的 な 力 で 木材 を 破砕 する こと で パルプ 化 する 方法 で 、 でき た パルプ を 機械 パルプ 「 MP 」 ( Mechanical   Pulp ) と 呼ぶ 。 種類 に は 砕木 パルプ （ GP 、 Ground   Pulp ） 、   リファイナーグランドパルプ （ RGP 、 Refiner   Ground   Pulp ） 、 サーモメカニカルパルプ （ TMP 、 Thermo - Mechanical   Pulp ） 、 ケミサーモメカニカルパルプ （ CTMP 、 Chemi - Thermo - Mechanical   Pulp ） など が ある 。 パルプ 繊維 が 剛直 で ある の が 特徴 で ある 。 また 、 繊維 中 に リグニン など を 大量 に 含む ので 、 長時間 保存 する と 褪色 する 。 その 代わり 、 木材 から の パルプ 収 率 は 80 パーセント 程度 と 高い 。  化学 的 な 反応 で 、 木材 （ チップ へ の 破砕 は 必要 ） を 分解 ・ リグニン など を 分離 する （ 蒸解 と 呼ぶ ） こと で パルプ 化 さ れ た パルプ を 、 総じて 化学 パルプ 「 CP 」 ( Chemical   Pulp )   と 呼ぶ 。 種類 に は クラフト パルプ ( KP 、 Kraft   Pulp )、 サルファイドパルプ ( SP 、 Sulfide   Pulp )、 アルカリ パルプ ( AP 、 Alkaline   Pulp )   など が ある 。  パルプ 繊維 は かなり 高い 純度 の セルロース 繊維 で ある ため しなやか で ある 。 しなやか に 絡み合う ため 、 紙 に し た とき の 強度 は 強い 。 ただし 、 セルロース 純度 が 高く なる ため に 、 木材 から の パルプ 収 率 は 50 パーセント 程度 と なる 。  この パルプ は 色 が 茶色 な ので 、 セメント 袋 など 以外 の 用途 に は 漂白 処理 を し て 紙 に する 。 　 この 漂白 工程 で 塩素 系 漂白 剤 を 多く 使っ て い た ので 環境 汚染 が 問題 に なっ た こと も あっ た が 、 酸素 、 オゾン 、 過酸化水素 など を 用いる 酸素 系 漂白 の 技術 が 発展 し 、 現在 で は 日本 で も ほとんど の 製紙 工場 で 酸素 系 漂白 が 主流 に なっ た 。 （ 無 塩素 漂白 パルプ など 参照 の こと 。 ）  分解 ・ 分離 し た 残り の 50 パーセント は 木材 繊維 を 固め て いる リグニン や 樹脂 成分 で ある が 、 この 廃液 （ 薬品 を 含む ） を 濃縮 し た もの を 黒 液 と 呼び 、 回収 ボイラー で 燃焼 さ せ 、 製紙 プラント の エネルギー として 利用 さ れ て いる ほか 、 マツ 材 から でる もの は ロ ジン の 原料 に も なる 。  現在 、 日本 の バージン パルプ は 環境 ・ 社会 ・ 経済 の 面 から 適切 に 管理 さ れ た 植林 木 チップ を 原料 と する KP が 主流 で ある 。  スカンジナビア 半島 、 北 アメリカ大陸 で 針葉樹 原料 の パルプ が 多く 生産 さ れる こと から 、 この 地域 の メーカー が 世界 の パルプ 市況 を 左右 し て い た 。  日本 で は 、 明治 時代 に 国産 パルプ の 生産 が 始まっ た が 限定 的 で あり 、 スウェーデン から の 輸入 品 が 価格 決定 権 を 有し て い た 。 しかし 第 一 次 世界 大戦 が 勃発 する と 欧州 から の 輸送 が 途絶 。 樺太 工業 など が 樺太 に 工場 を 建設 し て 日本 の 需要 を 満たし た 。 以後 、 1941 年 まで は 日本 の パルプ 材 需要 の 80 % は 樺太 材 から 生産 さ れる もの と なっ て い た 。  2000 年代 以降 は 6 年 - 7 年 で 収穫 が 可能 な ユーカリ の 植林 地 が 増加 し て いる ブラジル 、 インドネシア など を 中心 に 広葉樹 の 利用 も 伸び て いる 。  ２ ０ １ ２ 年 における 国 別 の 産出 量 は 以下 の 通り で ある 。  パルプ は 生産 量 の 地域 格差 が ある ため 、 貿易 取引 が 盛ん で ある が 、 （ 特に 木材 パルプ で は ） 原料 自体 が 水分 を 含ん で おり 、 単純 な 重量 単位 当たり の 価格 で は 運送 途上 で の 水分 蒸発 等 により 値 決め が 困難 な 場合 が ある 。 その ため 、 風 乾 や 絶 乾 といった 概念 を 用いる 。取り 木 （ とり き 、 ） と は 、 植物 の 人工 的 繁殖 方法 の 1 つ 。 茎 の 途中 から 根 を 出さ せ 、 そこ で 切り取る こと で 新た な 株 を 得る 方法 で ある 。  主として 木 の 枝 を 対象 と する 。 先端 から ある程度 下 の 位置 で 樹皮 を 一回り 切除 し て 、 その 部分 を 乾燥 し ない よう に ミズゴケ など で 巻い て 不定 根 を 発生 さ せる 。 普通 、 樹皮 を 剥い だ 部分 の 上側 から 根 が でる ので 、 その 直下 で 切る 。  この 方法 は 、 例えば 挿し木 の よう に 新 個体 と する 部分 を 切り取ら ない から 、 失敗 し て 枯れ て しまう 可能 性 が 低い 。 また 挿し木 で は 差し 穂 を かなり 小さく 切りつめ なけれ ば なら ない の に対して 、 この 方法 で は 上側 も 下 側 も 枝 と 葉 を 広げ た 姿 で 残る ので 、 分け た 直後 から それぞれ よく 育っ た 形 で ある 。 下 側 から は 側 枝 が 伸び て くる ので 枝 が 増え て 観葉 植物 など で は 挿し木 より も 都合 が よい 。  ただし 一 度 に 数 を 増やす に は 不向き で ある 。  日本 で は 時期 は 6 月 、 梅雨入り 辺り が 最適 と さ れ て おり 、 鉢 上げ （ 切り離し ） は 9 月 に 切り取る 事 が 多い が 、 樹木 の 種類 によって ずれる 事 が ある 為 、 注意 が 必要 で ある 。  この 期間 で なけれ ば 取り 木 が 不可能 と 言う 訳 で は ない が 、 難易 度 が 高い 。  取り 木 を 行う 場所 は その 年 に 伸び た 枝 で は なく 、 去年 以前 の 古い 箇所 を 選び 、 鋭利 な 刃物 で 幅 1 ～ 2 センチ の 切込み を 入れ 樹皮 を 剥く 。  樹皮 を 剥い た 箇所 に 十分 に 水 で 湿ら せ た ミズゴケ で 巻き つけ 、 外側 を ビニール など で おおい 、 上と下 を 紐 など で 縛る 。  この 際 透明 な 物 を 使う と 1 ～ 2 ヶ月 で 出 て くる 根 の 発育 を 観察 し やすい が 、 光 を さえぎる 黒い ビニール の 方 が 根 が 出 やすい と の 話 も ある 。 また 、 発 根 剤 を 使う 場合 も ある 。  取り 木 を 行っ て いる 最中 は 常に ミズゴケ の 水分 に 注意 を 払い 、 乾燥 さ せ ない 事 が 肝心 で ある 。草 の 一覧 （ く さ の いち らん ）  " 分類 体系 は クロンキスト 体系 に 従っ て い ます 。 "ハマユウ （ 浜木綿 、 学名 :   " Crinum   asiaticum "） は ヒガンバナ 科 の 多年草 。 （ クロンキスト 体系 で は ユリ 科 ） 。 花 の 様子 は 、 コウゾ など の 樹皮 を 細く 裂い て 作っ た 繊維 から 作っ た 布 と 似 て おり 、 神道 神事 で 用い られる 白い 布 を ゆう （ ゆ ふ ） と 呼ぶ 。 別名 の ハマオモト は 、 肉 厚 で 長い 葉 が オモト （ 万年青 ） に 似る こと から 。  水はけ が 良く 日 あたり の 良い 場所 を 好み 、 主 に 温暖 な 海浜 で 見 られる （ 海浜 植物 ） 。 道ばた や 公園 、 庭 に 植え られる こと も ある 。 日本 に 自生 する の は 亜 種   " C .   a ."   var .   " japonicum "   ( Baker )。 宮崎 県 の 県花 と なっ て いる 。  草 姿 は 太い 円柱 状 の 幹 の よう な もの の 上 から 昆布 の よう な 葉 が 周囲 に 広がる 態 を 成す 。 この 幹 の よう な もの は 真 の 茎 で は なく 、 葉 の 付け根 が 多 肉質 の 筒 状 に 重なっ た もの で 偽 茎 と 呼ば れ 、 ヒガンバナ や タマネギ の 鱗茎 と ほぼ 相 同 な もの で ある 。 茎 は この 偽 茎 の 基部 に 、 短縮 し た 円盤 型 の もの が ある 。 ヒガンバナ 科 の 中 でも ヒガンバナ 属 （" Lycoris "） に 縁 が 近く 、 ヒガンバナ と 同じ リコリン という アルカロイド を 、 特に 偽 茎 に 多く 含み 、 食べる と 吐き気 や 下痢 を 催す 。  花期 は 夏 で 、 葉 の 間 の 真ん中 から 太く て まっすぐ な 茎 を 上 に 伸ばし 、 先端 に 多数 の 花 を 散 形 に つける 。 花序 は はじめ 苞 に 包ま れ 、 開花 時 に は この 苞 は 下 に 垂れる 。 花 は 短い 柄 の 先 に あっ て 白く 細長い 6 枚 の 花 被 を 持ち 、 花弁 の 根本 の 方 は 互いに 接し て 筒 状 、 先端 部 は バラバラ に 反り返る 。 花 は 日没 前後 から 強い 芳香 を 発する よう に なり 、 大型 の スズ メガ 科 の ガ が 吸蜜 に 訪れ て 花粉 を 媒介 する 。  受粉 が 成立 する と 、 花 被 筒 と 融合 し た 子房 が 肥大 し て 歪 な 球形 の 果実 と なり 、 熟す と 裂開 し て 丸く コルク 質 の 厚い 種皮 に 覆わ れ た 種子 を 数 個 落とす 。 この 種子 は 海上 を 何 ヶ月 も 生き た まま 漂流 する 能力 が あり 、 海流 によって 現在 の 分布 域 に 広がっ た と 考え られ て いる 。 種子 は 水 が なく て も 発芽 し 、 机 の 上 など に 放置 し た 状態 で 発芽 する の を 観察 できる 。 自然 状態 で は 海岸 に 漂着 し て から 潮 上 帯 の 砂 や 砂礫 の 上 で 発芽 し 、 雨 が 降っ て 周囲 に 水 が 供給 さ れ た とき に 速やか に 根 を 伸ばす もの と 考え られ て いる 。  東アジア から 南 アジア にかけて 温暖 な 地域 に 分布 する 。 日本 で は 、 房総半島 南部 、 三浦 半島 、 伊豆半島 南岸 、 渥美半島 、 紀伊 半島 南岸 、 四国 太平洋 岸 、 山口 県 南西 岸 、 九州 沿岸 、 壱岐 など 、 主 に 黒潮 に 直面 し た 沿岸 部 の 砂丘 で 自生 し て いる 。 ハマオモト は 、 黒潮 の 影響 を 受け て 南方 から 侵入 する 生物 の 典型 的 な 分布 域 を 示し て いる と 考え られ 、 その 分布 北限 は 年 平均 気温 15 ℃ の 等温 線 および 年 最低 気温 の 平均 - 3 . 5 ℃ の 等温 線 と ほぼ 一致 する 。 小清水 卓二 は 1938 年 に これ を 一つ の 分布 境界 線 と 見なし 、 ハマオモト 線 （ Crinum   Line ） と 呼ん だ 。 イネ の 害虫 ・ サンカメイガ の 分布 北限 より 提唱 さ れ た 分布 境界 線 で ある 本州 南岸 線 も 年 最低 気温 の 平均 - 3 . 5 ℃ の 等温 線 と ほぼ 合致 し て おり 、 ハマオモト 線 と 本州 南岸 線 は ほぼ 同一 の もの と 見なさ れ て いる 。 この 、 年 最低 気温 の 平均 - 3 . 5 ℃ の 等温 線 を 分布 の 北限 と する 植物 として は 、 ナチ シダ 、 イヌガシ など が 知ら れ て いる 。  以下 の 市町村 で 市 の 花 ・ 町 の 花 に 指定 さ れ て いる 。  中西 弘樹 著 　 『 海 から 来 た 植物 　- 黒潮 が 運ん だ 花 たち -』（ 2008 ）ハマゴウ （ 浜 栲 、 " Vitex   rotundifolia "） は ハマゴウ 属 の 常緑 小 低木 で 砂浜 など に 生育 する 海浜 植物 。 別名 ハマ ハイ 、 ハマ ボウ （ アオイ 科 に も ハマ ボウ が ある ） 。  茎 は 地面 を 這い 、 半ば 砂 に 埋もれ て 伸びる 。 枝 は 4 稜 が あり 、 直立 または 斜 上し 、 高 さ は 30 - 70 cm に なる 。 葉 は ふつう 単葉 で 、 まれ に 3 出 複葉 に なる もの も あり 、 対生 する 。 葉 身 は 楕円 形 から 広 卵 形 で 、 長 さ 3 - 6 cm 、 幅 2 - 4 cm 、 縁 は 全 縁 、 裏面 は 白い 毛 で 被わ れる 。 葉柄 は 長 さ 5 - 10 mm に なる 。  花期 は 7 - 9 月 。 枝 先 に 円錐 花序 を つけ 、 芳香 の ある 青 紫色 の 花 を つける 。 萼 は 長 さ 3 - 4 mm の 鐘 形 で 5 歯 が ある 。 花冠 は 長 さ 12 - 16 mm に なる 漏斗 状 で 、 5 裂 し 唇 形 に なり 、 下部 の 裂片 が 他 の 裂片 より はるか に 大きい 。 雄蕊 は 4 個 、 花 柱 は 1 本 で 花冠 を 突き抜け 、 柱頭 が 2 裂 する 。 果実 は 球形 の 核果 で 、 水 に 浮き 海流 に 流さ れる 。 　  日本 で は 、 本州 、 四国 、 九州 、 琉球 に 分布 し 、 海岸 の 砂浜 に 群生 する 。 内陸 の 淡水 湖 で ある 琵琶湖 沿岸 に も 生育 する 。 世界 で は 、 中国 、 朝鮮 、 東南アジア 、 ポリネシア 、 オーストラリア に 分布 する 。  砂 が 吹き飛ばさ れ て 何 m も 横 に 伸び た 茎 が 露出 する 場合 も ある 。 砂 に 埋もれ て も 負け ず に 伸びる の は 海浜 植物 として 重要 な 適応 で ある 。  果実 は 蔓 荊子 （ マンケイシ ） と 呼ば れる 生薬 で 鎮痛 、 鎮静 、 消炎 作用 が ある 。 蔓 荊子散 など の 漢方薬 に 配合 さ れる 。  全体 に ユーカリ の 葉 に 似 た 芳香 が あり 、 古く は 香 として 用い られ た ため 「 浜 香 」 と 呼ば れ た と いい 、 また 「 浜 這 」 の 意 と も いう 。  南西諸島 に は よく 似 た ミツバハマゴウ が 普通 。 形態 的 に は よく 似 て いる が 、 海岸 で は なく 内陸 の ひな た に は え 、 低木 状 に なる 。コマクサ （ 駒 草 、 学名 ：" Dicentra   peregrina "） は ケマンソウ 亜 科 コマクサ 属 の 多年草 の 高山 植物 。  美しい 花 と 、 常に 砂礫 が 動き 、 他 の 植物 が 生育 でき ない よう な 厳しい 環境 に 生育 する こと から 「 高山 植物 の 女王 」 と 呼ば れ て いる 。 和名 は その 花 の 形 が 馬 （ 駒 ） の 顔 に 似 て いる こと に 由来 する 。 学名 の 種 小名 「 peregrina 」 は 、 「 外来 の 」 を 意味 する 。 命名 者 Makino は 、 日本 の 植物 学者 の 牧野 富太郎 で ある 。 別名 が 「 カラフトコマクサ （ 樺太 駒 草 ） 」 。 英名 は 存在 し ない 。 花言葉 は 、 「 高嶺 の 花 」 ・ 「 誇り 」 ・ 「 気高い 心 」 ・ 「 貴重 品 」 。  高 さ 5   cm ほど 。 葉 は 根 生葉 で 細かく 裂け パセリ の よう に 見え 、 白く 粉 を 帯びる 。 花期 は 7 - 8 月 。 花茎 は 10 - 15   cm で 淡紅 色 の 花 を 咲かせる 。 花弁 は 4 個 で 外側 と 内側 に 2 個 ずつ つく 。 外側 の 花弁 は 下部 が 大きく ふくらん で 、 先 が 反り返り 、 内側 の 花弁 は やや 小さく 、 中央 が くびれ 、 上端 は 合着 し て いる 。 萼 片 は 2 個 で 早く 落ちる 。 他 の 植物 が 生育 でき ない よう な 砂礫 地 に 生える ため 、 地上 部 から は 想像 でき ない よう な 50 - 100   cm ほど の 長い 根 を 張る 。 タカネスミレ など も 同様 な 場所 に 生育 し 混生 する こと も ある が 、 単独 の 群落 を つくる こと が 多い 。 双 子葉 類 の 植物 だ が 子葉 の 発達 が 悪く 、 子葉 は 1 個 しか 出 ない 。 花 が 枯れる と 長 さ 約 1 . 2   cm の 細長い 楕円 形 と なり 、 光沢 の ある 黒い 種子 が できる 。 染色 体 数 が 、 2 n = 16 の 2 倍 体 で ある 。  日本 で は 北海道大 雪山 に のみ 生育 する 天然記念物 の ウスバキチョウ の 幼虫 は 、 日本 で は コマクサ を 食 草 として い て 、 葉 の 他 に 茎 や 花 も 食べる 。 他 の 国 で は 他 の 同 科 キケマン 属 の 植物 を 食 草 と し て いる 。 花 の 蜜 を 吸い に き た マルハナバチ など が 受粉 を 行う 。  日本 の 薬学 者 の 朝比奈 泰彦 が 、 コマクサ の 成分 分析 の 研究 報告 を 行っ て いる 。 全 株 が 有毒 。 微量 の アルカロイド の ディセントリン や プロトピン など の モルヒネ 様 物質 を 含み 、 中毒 症状 として は 嘔吐 ・ 体温 の 低下 ・ 呼吸 麻痺 ・ 心臓 麻痺 が み られる 。  千島 列島 ・ 樺太 ・ カムチャッカ 半島 ・ シベリア 東部 の 東北 アジア と 日本 の 北海道 から 中部 地方 の 高山 帯 の 風 衝岩屑 斜面 など の 砂礫 帯 に 分布 し て いる 。 大きな 岩 礫 の 地 に も 分布 する が 、 直径 0 . 5 - 20   cm の 礫 地 または 砂礫 地 に 群落 を つくる 。 大雪山 の 赤 岳 と 宮城 県 の 蔵王 連峰 に は 、 「 駒 草平 」 という 地名 が ある 。 秋田 県 田沢湖 町 （ 現 仙北 市 ） の 「 町 の 花 」 で あっ た 。 基準 標本 は 、 北 太平洋 の もの 。 日本 に ある 最も 古い 標本 は 、 1886 年 の 帝 大 標本 目録 に ある 信州 駒ヶ岳 産 （ 1880 年 8 月 に 採取 さ れ た もの ） の もの で ある 。 昔 は 、 花 の 美し さ より も 薬草 として の 価値 が 高く 、 古く から 腹痛 の 妙薬 として 知ら れ て い た 。 御嶽山 で は 登山 記念 として 、 コマクサ を 「 オコマグサ 」 という 名 で 、 一 株 一 銭 で 登山 者 に 売ら れ て い た よう で 、 そこ から コマクサ は 「 一 銭 草 」 と も 云わ れ て いる 。 「 御 百 草 」 （ お ひゃく そう ） の 原料 の 一つ として 、 薬草 が 修験 者 に 利用 さ れ 多く が 採り 尽くさ れ た 。 現在 製造 さ れ て いる 長野 県 製薬 の 御岳 百 草 丸 に は 、 使用 さ れ て い ない 。 同様 に 1905 年 （ 明治 38 年 ） 頃 に 、 乗鞍岳 や 燕 岳 で も 薬草 採り により 採り 尽くさ れ た 。  田中 澄江 が 『 花 の 百 名山 』 の 著書 で 、 白馬 岳 を 代表 する 高山 植物 の 一つ として 紹介 し た 。 また 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 で 、 蓮華 岳 を 代表 する 高山 植物 の 一つ として 紹介 し た 。 観光 用 の おみやげ として 販売 さ れ て いる 山 の バッジ で 、 岩手山 ・ 草津 白根山 ・ 硫黄 岳 ・ 七倉 岳 ・ 燕 岳 ・ 常念岳 ・ 乗鞍岳 など の もの に コマクサ の 花 が 刻ま れ て いる 。 後 立山 連峰 五竜 岳 山腹 の 白馬 五竜 高山 植物 園 で は 、 約 2 万 株 の コマクサ が 栽培 さ れ て い て 、 7 月 中旬 に は 「 こま くさ 祭り 」 が 開催 さ れ て いる 。 絶滅 寸前 だっ た 本白根山 で は 、 地元 の 中学生 や 有志 によって 復元 さ れ 大 規模 な 群落 と なっ て いる 。 御嶽山 に は 群生 地 が あり 、 麓 の 木曽 町立 開田 中学校 の 生徒 ら が 、 毎年 御嶽山 の 学校 登山 を 行い 調査 保護 活動 を 行っ て いる 。 八ヶ岳 の 硫黄 岳 山荘 で は 毎年 「 高山 植物 保護 、 山行 の 安全 祈願 」 の 神事 として 、 「 駒 草 祭 」 が 開催 さ れ て いる 。 白山 で は 本来 分布 し て い なかっ た コマクサ の 種 が 持ち込ま れ 一部 が 生育 し て 、 この 外来 種 を 除去 する ため 「 白山 国立 公園 コマクサ 対策 事業 」 が 実施 さ れ て いる 。  日本 の 主 な コマクサ の 群生 地 は 、 以下 の 高山 帯 で ある 。 大雪 山系 、 白馬 岳 、 蓮華岳 、 燕岳 など で 大 群落 が 見 られる 。 八ヶ岳 で は 横 岳 と 根石岳 で 大 群落 が 見 られる 。 南 アルプス に は 分布 し て い ない 。 御嶽山 が その 西 限 で 、 中央 アルプス が 南限 で ある 。  中央 アルプス の コマクサ は 明治 ・ 大正 期 に 薬草 として 採り 尽くさ れ ほぼ 絶滅 し た と 考え られ て いる 。 大正 末 頃 の 『 信濃 教育 会誌 』 の 木曽 駒ヶ岳 の 植物 調査 結果 に コマクサ は 記載 さ れ て い ない 。 1960 年 頃 から コマクサ の 生育 が 確認 さ れ て い て 、 2011 年 現在 宝剣 山荘 や 西 駒 山荘 周辺 など で 生育 し て いる もの は 、 駒ヶ根 営林署 や 個人 が 植え た もの で ある 。 増殖 し た ものの 盗掘 が 確認 さ れ て いる 。 また 木曽 駒ヶ岳 山頂 部 で も 、 植え た もの が 生育 し て いる 。  日本 の 各 都道府県 で 、 以下 の レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。 上信越 高原 国立 公園 、 中部 山岳 国立 公園 、 八ヶ岳 中 信 高原 国定 公園 、 北海道 立 自然 公園 条例 など の 指定 植物 で あり 、 その 採集 は 禁止 さ れ て いる 。  コマクサ 属 （ 学名 ：" Dicentra "   ） は ケマンソウ 亜 科 の 1 属 。 無 毛 で 粉白 を 帯び た 多年草 で 、 主 に 北 アメリカ に 分布 し 、 アフリカ 東部 に 1 種 、 東アジア に 数 種 が 分布 する 。 日本 に 自生 し て いる 種 は コマクサ と シロバナコマクサ のみ で ある 。 以下 の 種 に 分類 さ れ て いる 。  秋田 県 仙北 郡 に あっ た 田沢湖 町 で は 、 町 の 花 の 指定 を 受け て い た 。  コマクサ の 自生 地 で ある 長野 県 の 木曽 御嶽山 で は 、 「 お こま 」 の 昔話 が ある 。 信州 の 小諸 市 の 小さな 村 の 「 お こま 」 の 娘 が 難病 に なり 、 信州 西端 に ある 木曽 御嶽 神社 で 一心に 娘 の 全快 を 願い 続ける と 、 「 御嶽山 の 頂上 に ある 美しい 桃色 の 小 草 を 娘 に 飲ま せ よ 。 」 と の お告げ を 受け た 。 その後 御嶽山 に 登り その 小 草 を 見つけ 、 家 に 帰っ て 娘 に 飲ま せ た 。 すると すぐ に 全快 し た ため 、 この 小 草 が 「 オコグサ 」 と 呼ば れる よう に なり 、 いつしか 「 コマクサ 」 と 呼ば れる よう に なっ た と 伝え られ て いる 。  以下 の 植物 園 の 施設 など で 、 コマクサ が 栽培 展示 さ れ て いる 。  以下 の 学校 で 、 紋章 や 校章 と さ れ て いる 。流木 （ りゅう ぼく ） と は 、 河川 や 海 に 流れ込ん だ 樹木 や その 一部 、 および それら が 河岸 や 海岸 に 流 漂流 物 として 打ち上げ られ た もの の こと で ある 。  多量 に 発生 する 原因 として 、 河川 の 上流 部 で は 、 山間 部 で 発生 し た 土砂 災害 による 倒木 など が 河川 に 流れ込む こと が 挙げ られる 。 また 、 中 ・ 下流 部 で は 、 倒木 し 川底 に 堆積 し て い た 河畔 林 が 洪水 により 洗い流さ れ て 流木 が 発生 する 。 海浜 部 で は 、 希 に 航行 中 の 貨物 船 から 流出 し た 木材 が 大量 に 漂着 する こと も ある 。  流木 は 本来 水中 に ある もの で は なく 、 偶発 的 に 流入 する もの で は ある が 、 その 頻度 は 低く なく 、 存在 する こと が ほぼ 恒常 的 で ある 。 その ため これ を 資源 として 消費 し 、 そこで 生活 する 動物 は いくつ か ある 。 たとえば フナクイムシ や キクイムシ は 海産 動物 で ある が 、 流木 を 生活 の 場 と し て いる 。  海岸 に 漂着 する 流木 を 使っ て アート 作品 を 作成 する 芸術 家 が いる 。  また 、 アクアリウム の 世界 で は 、 水槽 レイアウト に 利用 する ほか 、 生体 の 隠れ家 や 水草 や 苔 を 活着 さ せる など 、 幅広く 利用 さ れ て いる 。 流木 から 発生 する アク は フミン 酸 ( 腐植 酸 ) で ある 。  ダム に 流れ込む 流木 を 引き上げ て チップ 化 する 事業 が 行わ れ て いる が 、 採算 は 取れ ない と さ れる 。 泥 による 汚れ が 酷い ため 製紙 用 に は 用いる こと は でき ず 、 バーク 堆肥 化 など バイオ マス として 利用 さ れる 。  流木 が もたらす 被害 として 、 以下 の よう な もの が 挙げ られる 。 漂着 し た 流木 の 処分 は 、 地元 自治体 が 行う こと と なる 。フクジュソウ （ 福寿草 、 学名 ：" Adonis   ramosa "） は 、 キンポウゲ 科 の 多年草 。 別名 、 ガンジツソウ （ 元日 草 ） 。 毒草 で ある 。 1 月 1 日 の 誕生 花 。  日本 で は 北海道 から 九州 にかけて 分布 し 山林 に 生育 する 。 シノニム （ 同 一種 を 指す 同意 語 ） の 種 小名 で ある   " amurensis "   は 「 アムール 川 流域 の 」 という 意味 。 花期 は 初春 で あり 、 3 - 4 cm の 黄色い 花 を 咲かせる 。 当初 は 茎 が 伸び ず 、 包 に 包ま れ た 短い 茎 の 上 に 花 だけ が つく が 、 次第に 茎 や 葉 が 伸び 、 いくつ か の 花 を 咲かせる 。 この 花 は 花弁 を 使っ て 日光 を 花 の 中心 に 集め 、 その 熱 で 虫 を 誘引 し て いる 。 その 為 、 太陽光 に 応じ て 開閉 （ 日光 が 当たる と 開き 、 日 が 陰る と 閉じる ） する 。 葉 は 細かく 分かれる 。 夏 に なる と 地上 部 が 枯れる 。 つまり 初春 に 花 を 咲かせ 、 夏 まで に 光合成 を おこない 、 それから 春 まで を 地下 で 過ごす 、 典型 的 な スプリング・エフェメラル で ある 。  根 は ゴボウ の よう な まっすぐ で 太い もの を 多数 持っ て いる 。  春 を 告げる 花 の 代表 で ある 。 その ため 元日 草 （ がん じ つ そう ） や 朔日 草 （ ついたち そう ） の 別名 を 持つ 。 福寿草 という 和名 も また 新春 を 祝う 意味 が ある 。 江戸 時代 より 多数 の 園芸 品種 も 作ら れ て いる 古典 園芸 植物 で 、 緋色 や 緑色 の 花 を つける 品種 も ある 。 正月 に は ヤブコウジ など と 寄せ 植え に し た 植木鉢 が 販売 さ れる 。 ただし 、 フクジュソウ は 根 が よく 発達 し て いる ため 、 正月 用 の 小さな 化粧 鉢 に フクジュソウ を 植えよ う と する と 根 を 大幅 に 切りつめる 必要 が あり 、 開花 後 に 衰弱 し て しまう 。 翌年 も 花 を 咲かせる ため に は 不格好 でも なるべく 大きく 深い 鉢 に 植え られ た フクジュソウ を 購入 する と よい 。 露地 植え で も よく 育つ 。  また 、 根 に は 強心 作用 、 利尿 作用 が あり 民間 薬 として 使わ れる こと が ある 。 しかし 、 毒性 （ 副作用 ） も 強く 素人 の 利用 は 死 に 至る 危険 な 行為 で ある 。 薬理 作用 、 毒性 共 に アドニン という 成分 による もの と 考え られ て いる が 、 他 に シマリン や アドニトキシン も 検出 さ れ て い て 、 特に シマリン に は 調理 残留 研究 報告 も 存在 する 為 に 、 こちら の 方 が 薬毒 主体 と も 考え られる 。  花言葉 は 永久 の 幸福 、 思い出 、 幸福 を 招く 、 祝福 。  郵政省 発行 の 切手 の 意匠 に なっ た 。  地面 から 芽 を 出し た ばかり の 頃 は 、 フキノトウ と 間違え て 誤 食し やすい 。 また 、 若葉 が ヨモギ の 葉 に 似 て いる 。 症状 は 嘔吐 、 呼吸 困難 、 心臓 麻痺 など 。 重症 の 場合 死亡 する 。イチビ （ 莔麻 、 学名 ：" Abutilon   theophrasti "） は 、 アオイ 科 イチビ 属 （ アブチロン 属 ） の 一 年 草 。 インド 原産 。 別名 に キリ アサ （ 桐 麻 ） 、 ボウマ （ 莔麻 ） など 。 かつて は 繊維 植物 など の 用途 で 広く 栽培 さ れ た が 、 現在 で は 利用 法 の 多く が 廃れ 、 もっぱら 畑地 に 害 を 与える 雑草 として 知ら れる 。  高 さ は 1 . 5 m から 時に 2 . 5 m に 達し 、 全体 に 異臭 が ある 。 葉 は 互生 し て 長い 葉柄 を 持ち 、 長 さ 8 ～ 10 cm の 心臓 形 で 、 縁 に は 浅い 波状 鋸歯 が ある 。 株 全体 に 白く 短い 軟毛 が 生える が 、 特に 葉 の 裏面 に 密生 し ビロード の よう な 手触り が ある 。 夏 から 秋 にかけて 径 2 cm ほど の 黄色 の 花 が 葉腋 から 上向き に 咲く 。 果実 は 半球 形 で 径 2 cm ほど 、 12 ～ 16 の 分 果 が 環状 に 並ん で おり 、 各 分室 に 3 ～ 5 個 の 種子 が 入る 。 熟 する と 縦 に 裂ける 。 腎臓 型 の 種子 は 黒色 で 長径 3 . 5 mm ほど 、 毛 が 密生 する 。 種 の 皮 は 硬い ため 20 年 以上 にわたって 発芽 能力 を 保持 する 。 その ため 、 一度 種子 が 土壌 に 撒か れる と 長期間 イチビ の 発生 に 悩まさ れる こと と なる （ シード バンク ） 。  インド 原産 。 現在 で は アジア 、 南 ヨーロッパ 、 北 アフリカ 、 オーストラリア 、 北 アメリカ など 、 世界 の 熱帯 ～ 亜寒帯 に 広く 外来 種 として 帰化 し て いる 。 日本 に は 中国 を 経由 し て 古代 に 伝来 し 繊維 植物 として 利用 さ れ て い た と 考え られ 、 江戸 時代 に は 栽培 の 記録 も ある が 、 古代 から 栽培 さ れ て い た 種 と 、 現在 日本 全国 に 帰化 植物 として 定着 し て いる 種 と は 遺伝 的 に 別 系統 で ある 可能 性 が 指摘 さ れ て いる （ 後述 ） 。 侵入 植物 として の イチビ は 、 日本 で は 1905 年 に 初めて 定着 が 確認 さ れ 、 現在 は ほぼ 日本 全国 に 分布 する 。  播種 は 春 に 行い 、 3 ～ 4 か月 で 成熟 する 。 収穫 し た 茎 を 水 に 浸け 、 表皮 の 下 の 靭 皮 を 取り出し これ を 植物 繊維 として 利用 する 。 繊維 は 粗く もろい ため 、 原産地 の インド で は 単独 で 用い られる こと は ほとんど なく 、 ジュート の 繊維 に 代 用品 として 30 ％ ほど を 混ぜ 込み 、 麻 袋 や ロープ の 素材 と する 。 くず 繊維 は 製紙 の 際 の 混ぜ 物 に 使わ れる 。  日本 で も 同様 に 粗布 や 綱 の 素材 として 用い られ 、 貴族 の 警護 を 務める 随身 が 脛 の 保護 の ため 着用 し た 莔麻脛 巾 （ いちび はばき ） など の 名称 が 残る 。 古く なっ た イチビ の 繊維 は 細かく 切り刻み 、 壁土 に 混ぜ 込ん で つなぎ と する 苆 （ すさ ） として 再 利用 さ れ た 。 壁 が よく 締まり 、 苆 の 素材 として は 上等 な もの で ある 。  繊維 を 取り去っ た 後 の 外皮 は 莔麻稈 （ いちび がら ） と 呼ば れ 、 焼い て 炭 に し 、 たやすく 着火 する ため に 火口 （ ほ くち ） として 利用 さ れ た 。  標準 和名 の イチビ の 由来 は 諸説 あり 判然 と し ない 。 着火 用 の 火口 として 利用 さ れ て き た 歴史 から ウチビ （ 打 火 ） 、 いち早く 燃える ので イチビ （ 痛 火 ） 、 朝鮮 語 の   （ カタカナ 表記 する なら 「 イォジャグウィ 」 に 近い ） に 由来 する 説 、 イトキビ （ 糸 黍 ） から の 約 転 説 など が ある 。 漢字 表記 の 「 莔麻 」 は 中国 名 で あり 、 別名 の ひとつ ボウマ は その 日本語 音読み で ある 。 キリ アサ （ 桐 麻 ） の 別名 は 葉 の 形 が キリ に 似る こと から 。 利用 法 の 歴史 から ホクチガラ （ 火口 稈 ） の 別名 も ある 。 ゴサイバ （ 御 菜 葉 、 五菜 葉 ） の 名称 も ある が 、 アカメガシワ も ゴサイバ の 別名 が ある ため 混同 に 注意 を 要する 。  日本 で も 平安 時代 に は 既に 栽培 さ れ 江戸 時代 まで 利用 さ れ て い た 。 かつて 栽培 さ れ た もの は 山村 など で 野生 化 し て いる の が 見 られる が 、 蒴果 は 黒く なら ず 、 開花 期 は 遅く て 短く 、 また 分 枝 が 少ない ため 種子 生産 量 は 多く なら ない 。 一方 、 近年 畑 や 空き地 の 雑草 として 急 に 増え て き た タイプ は 、 蒴果 が 黒く なり 、 開花 期 は 早く て 長く 、 分 枝 が 多く 一 株 から 多く の 種子 を 生産 する 。 遺伝子 マーカー による 解析 で も 両 系統 は 遺伝 的 に 遠い こと が 明らか と なっ て いる 。 輸入 飼料 など に 混じっ て 最近 侵入 し 、 繁殖 力 が 強い ため 短期間 で 増え た と 考え られ て いる 。  トウモロコシ や ダイズ など の 畑地 や 牧草 地 に 繁茂 し 、 作物 と 競合 する 上 に アレロパシー 作用 を 起こし て 収穫 量 を 減少 さ せる 。 また 乳牛 が 誤っ て 食 し たり 飼料 に 多量 に 混入 し たり する と 牛乳 に 異臭 が つく 。 植物 繊維 に 利用 さ れる 強靭 な 茎 を 持っ て いる ため 、 畑 に 混じっ て い た 場合 収穫 の 際 に ハーベスター に 詰まっ て 作業 を 阻害 する など の 影響 も ある 。  防除 方法 として は 、 強靭 な 茎 の ため 刈り取り は し づらく 、 抜き取り 及び 除草 剤 の 散布 に よる 。 一度 イチビ の 定着 を 許し た 土壌 は 、 地下 の 種子 が 何 年 も 発芽 能力 を 保持 し て 数 年 に 分け て 発芽 する ため 、 長期 的 な 防除 を 続け なけれ ば 根絶 でき ない 。  日本 生態 学会 によって 日本 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100 に 選定 さ れ て いる 。 環境省 の 定める 要注意 外来 生物 に も 指定 さ れ て い た が 、 同 リスト は 2015 年 3 月 26 日 をもって 廃止 さ れ て おり 、 新た に 選定 さ れ た 生態 系 被害 防止 外来 種 に は 含ま れ て い ない 。クワ （ 桑 ） は 、 クワ 科 クワ 属 の 総称 。 カイコ の 餌 として 古来 重要 な 作物 で あり 、 また 果樹 として も 利用 さ れる 。  落葉 性 の 高木 で 、 大きい もの は 15 m に 達する が 、 普段 見かける の は 数 m 程度 の もの が 多い 。 樹皮 は 灰色 を 帯びる 。 葉 は 薄く 、 つや の ある 黄 緑色 で 、 縁 に は あらい 鋸歯 が ある 。 大きい 木 で は 、 葉 の 形 は ハート 形 に 近い 楕円 形 だ が 、 若い 木 で は 、 葉 に あらい 切れ込み が 入る 場合 が ある 。 葉 に は 直径 25 - 100 μ m ほど の プラント ・ オパール が 不 均一 に 分布 する 。  雌雄 異 株 だ が 、 同 株 の もの が ある 。 春 に 開花 する 。 雄花 は 茎 の 先端 から 房 状 に 垂れ下がり 、 雌花 は 枝 の 基部 の 方 に つく 。 果実 は 初夏 に 熟す 。 キイチゴ の よう な 、 柔らかい 粒 が 集まっ た 形 で 、 やや 長く なる 。 熟す と 赤黒く なり 、 甘く て 美味しい 。 果実 に は 子 嚢菌門 チャワンタケ 亜 門 ビョウタケ 目 キンカクキン 科 に 属する キツネノヤリタケ （" Scleromitrula   shiraiana "）、 キツネノワン （" Ciboria   shiraiana "） が 寄生 する こと が あり （ クワ 菌 核 病 ） 、 感染 し て 落下 し た 果実 から 子 実体 が 生える 。  登録 品種 として ポップ ベリー 、 ララベリー が ある 。  日本 の 養蚕 で は 一之瀬 という 品種 が 普及 し た 。 この 品種 は 、 明治 31 年 ごろ 山梨 県 西八代 郡 上野 村 川浦 （ 現在 の 同 県 同 郡 市川 三郷 町 ） で 一瀬 益吉 が 、 中巨摩 郡 忍 村 （ 現在 の 中央 市 ） の 桑 苗 業者 から 購入 し た 桑 苗 （ 品種 鼠 返し ） の うち から 、 本来 の 鼠 返し と は 異 っ た 性状 良好 なる 個体 を 発見 し 、 これ を 原 苗 と し た もの で ある 。  日本 で は クワ / マグワ の 根 皮 は ソウハクヒ と も 呼ば れ 成分 本質   ( 原材料 )   が 専ら 医薬品 に 指定 さ れ て いる 。 葉 ・ 花 ・ 実 （ 集合 果 ） は 「 非 医 」 扱い 。  ログワ の 根 皮 は 桑 白 皮 （ そう はく ひ ） という 生薬 で ある 。 （ 日本 薬局方 による ）  利尿 、 血圧 降下 、 血糖 降下 作用 、 解熱 、 鎮咳 など の 作用 が あり 、 五 虎 湯 （ ご こと う ） 、 清 肺 湯 （ せいは いとう ） など の 漢 方方 剤 に 使わ れる 。  また 、 葉 を 茶 の 代 用品 と する 「 桑 茶 」 が 飲ま れ て い た 地域 も あり 、 現在 も 市販 さ れ て いる 他 、 若く て 柔らかい 葉 は 天ぷら に し て 食べる こと も ある 。 桑 葉 に は 1 - デオキシノジリマイシン （ 1 - deoxynojirimycin ;   DNJ ） が 含ま れ て いる こと が 近年 の 研究 で 明らか に なっ た 。 DNJ   は ブドウ糖 の 類似 物質 （ アザ 糖類 の 一種 、 イミノ 糖 ） で あり 、 小腸 において 糖 分解 酵素 の α - グルコシダーゼ に 結合 する 事 で その 活性 を 阻害 する 。 その 結果 、 スクロース や マルトース の 分解 効率 が 低下 し 、 血糖 値 の 上昇 が 抑制 さ れる 。 クワ を 食餌 と する 蚕 の フン を 乾燥 さ せ た もの （ 漢方薬 で ある 蚕 砂 ） も 同様 の 効果 が ある 。  果実 は 桑 の 実 、 どど め 、 マル ベリー   ( Mulberry )   と 呼ば れ 、 地方 によって は 桑 酒 として 果実 酒 の 原料 と なる 。 その 果実 は 甘酸っぱく 、 美味 で あり 、 高い 抗 酸化 作用 で 知ら れる 色素 ・ アントシアニン を はじめ と する 、 ポリ フェノール を 多く 含有 する 。 旬 は 4 月 ～ 5 月 で ある 。 キイチゴ の 実 を 細長く し た よう な 姿 で 、 赤黒く なる 。 蛾 の 幼虫 が 好み 、 その 体毛 が 抜け落ち て 付着 する ので 食する 際 に は 十分 な 水洗い を 行う 必要 が ある 。  また 、 非 常食 として 桑 の 実 を 乾燥 さ せ た 粉末 を 食べ たり 、 水 に 晒し た 成熟 前 の 実 を ご飯 に 炊き込む 事 も 行わ れ て き た 。  なお 、 クワ の 果実 は 、 キイチゴ の よう な 粒 の 集まっ た 形 を 表す 語 として も 用い られる 。 発生 学 で は 動物 の 初期 胚 に 桑 実 胚 、 藻類 に クワノミモ （ パンドリナ ） など の 例 が ある 。  桑 を 栽培 する 桑畑 は 地図 記号 に も なっ た ほど 、 日本 で 良く 見 られる 風景 で あっ た 。 養蚕 業 が 最盛 期 で あっ た 昭和 初期 に は 、 桑畑 の 面積 は 全国 の 畑地 面積 の 4 分の 1 に当たる 71 万 ヘクタール に 達し た と いう 。 しかし 、 現在 、 養蚕 業 が 盛ん だっ た 地域 で は 、 生産 者 の 高齢 化 、 後継 者 難 、 生糸 産業 全般 の 衰退 の 中 で 、 株 を 抜い て 畑等 に 転用 さ れ たり 、 放置 さ れ た 桑畑 も 多く 残る 。 クワ の 木 は 成長 が 早く 、 大きく 育つ が 、 幹 の 中 が 空洞 で あり 、 若い 枝 は カイコ の 餌 に する 為 に 切り 続け て き た ので 製材 できる 部分 が 少ない 。 養蚕 業 が 盛ん だっ た 頃 は 、 定期 的 に 剪定 等 の 手入れ が 行わ れ て い た クワ 畑 で ある が 、 樹木 として の 利用 は 前述 の 様 に 、 幹 の 中 が 空洞 で 製材 できる 部分 が 少ない 故に 、 養蚕 以外 で の これ と いっ て 有益 な 、 あるいは 利益 の 高い 利用 法 が 無い 。 放置 さ れ た 結果 として 、 現在 、 森 の 様 に なっ て いる 畑 も 多い 。 しかも 、 こう なっ て しまっ た 以上 、 前述 の 様 に 高齢 化 し た 管理 者 にとって は 、 これ を 整理 する こと を 物理 的 に 更に 難しく し て いる 。 毛虫 が つき やすい 樹 種 で も ある 為 、 憂慮 す べき こと で ある 。 この よう に 養蚕 業 が 衰退 する 中 、 利用 さ れる 桑畑 も 減少 し 、 平成 25 年 2 万 5 千 分の 1 地形 図 図式 において 桑畑 の 地図 記号 は 廃止 と なっ た 。 新版 地形 図 や Web 地図 の 地理 院 地図 で は 、 桑畑 は 同時に 廃止 さ れ た 「 その他 の 樹木 畑 」 と 同様 、 畑 の 地図 記号 で 表現 さ れ て いる 。  他方 、 近年 、 クワ の 実 が 郷愁 を 呼ぶ 果物 として 、 注目 を 浴び て き て も いる 。  ちなみに 蚕 が 食べる の は ヤマグワ で ある 。  クワ の 木質 は かなり 硬く 、 磨く と 深い 黄色 を 呈し て 美しい ので 、 しばしば 工芸 用 に 使わ れる 。 しかし 、 銘木 として 使わ れる 良材 は 極めて 少ない 。 特に 良材 と さ れる の が 、 伊豆諸島 の 御蔵島 や 三宅 島 で 産出 さ れる 「 島 桑 」 で あり 、 緻密 な 年輪 と 美しい 木目 と 粘り の ある こと で 知ら れる 。 江戸 時代 から 江戸 指物 に 重用 さ れ 、 老人 に 贈る 杖 の 素材 として 用い られ た 。 国産 材 の 中 で は 最 高級 材 に 属する 。  また 古く から 弦楽器 の 材料 として 珍重 さ れ た 。 正 倉 院 に は クワ 製 の 楽 琵琶 や 阮咸 が 保存 さ れ て おり 、 薩摩琵琶 や 筑前 琵琶 も クワ 製 の もの が 良い と さ れる 。 三味線 も クワ で 作ら れる こと が あり 、 特に 小唄 で は 音色 が 柔らかい として 愛用 さ れ た が 、 広い 会場 に は 向か ない と さ れる 。  なお 、 幕末 に は 桑 の 樹皮 より 綿 を 作る 製法 を 江戸 幕府 に 届け出 た もの が おり 、 1861 年 （ 文久 元年 ） に は 幕府 から これ を 奨励 する 命令 が 出さ れ て いる が 、 普及 し なかっ た よう で ある 。 桑 の 樹皮 から 繊維 ( スフ ) を 得る 取り組み は 、 第 二 次 世界 大戦 による 民需 物資 の 欠乏 が 顕著 と なり 始める 1942 年 （ 昭和 17 年 ） ごろ より 戦時 体制 の 一環 として 行わ れる よう に なり 、 学童 疎開 中 の 者 も 含め 全国 各地 の 児童 を 動員 し て の 桑 の 皮 集め が 行わ れ た 。 最初 民需 被服 のみ で あっ た 桑 の 皮 製 衣服 の 普及 は 、 最終 的 に 1945 年 （ 昭和 20 年 ） ごろ に は 日本 兵 の 軍服 に まで 及ん だ が 、 肌触り に 難 が あっ た 事 から 終戦 と共に その 利用 は 廃れ た 。  現在 の 中国 新疆ウイグル 自治 区 に ある ホータン 周辺 の 地域 で は 、 ウイグル 人 の 手工業 によって 現在 も 桑 の 皮 を 原料 と し た 紙 （ 桑 皮 紙 ） の 製造 が 行わ れ て いる 。 伝承 で は 、 蔡倫 より も 古く 、 2000 年 以上 の 製紙 歴史 が ある と 言わ れ て いる が 、 すでに 宋 の 時代 （ 12 世紀 頃 ） 、 和田 の 桑 皮 紙 は 西 遼 の 公文書 等 で 使用 さ れ て い た 。 新 疆 で は 、 清 及び 民 国 期 の 近代 に 至る まで 、 紙幣 や 公文書 、 契約 書 等 の 重要 書類 に 桑 皮 紙 が 広く 使用 さ れ て い た 。  中国 の 元 王朝 で は 、 紙幣 で ある 交鈔 の 素材 として クワ の 樹皮 が 用い られ た 。 中国 広西 チワン 族 自治 区 来賓 市 など で は 、 養蚕 に 使う ため に 切り落とす クワ の 枝 を 回収 し て 、 製紙 原料 に する こと が 実用 化 さ れ て いる 。 新た に 年産 20 万 トン の 工場 建設 も 予定 さ れ て いる 。  カイコガ と その 祖先 と さ れる クワコ 以外 に も クワ を 食 草 と する ガ の 幼虫 が おり 、 クワエダシャク 、 クワノメイガ 、 アメリカシロヒトリ 、 セスジヒトリ など が 代表 的 。 クワエダシャク の 幼虫 は クワ の 枝 に 擬態 し 、 枝 と 見 間違え て 、 土瓶 を 掛けよ う と する と 落ち て 割れる ため 「 土瓶 割り 」 という 俗称 が ある 。 クワシントメタマバエ も クワ の 木 に よく 見 られる 。 カミキリムシ に は 幼虫 が クワ の 生木 を 食害 する 種 が 極めて 多く 、 クワカミキリ 、 センノカミキリ 、 トラフカミキリ 、 キボシカミキリ 、 ゴマダラカミキリ 等 が 代表 的 で ある 。 これら の カミキリムシ は 農林 業 害虫 として 林業 試験場 の 研究 対象 と なっ て おり 、 実験 用 の 個体 を 大量 飼育 する ため 、 クワ の 葉 や 材 を 原料 と し ソーセージ 状 に 加工 さ れ た 人工 飼料 も 開発 さ れ て いる 。 なお 、 オニホソコバネカミキリ も 幼虫 が クワ の 材 を 専食 する カミキリムシ で ある が 、 摂 食する の が 農林 業 利用 さ れ ない 巨大 な 古木 の 枯死 腐朽 部 で ある ため 害虫 と は 見なさ れ て い ない 。  古代 バビロニア において 、 桑 の 実は もともと は 白い 実 だけ と さ れる が 、 赤い 実 と 紫 の 実 を 付ける の は 、 ギリシャ 神話 の 『 ピュラモス と ティスベ 』 という 悲恋 による この 二 人 の 赤い 血 が 、 白い その 実 を 染め 、 ピュラモス の 血 が 直接 かかり 赤 と なり 、 ティスベ の 血 を 桑 の 木 が 大地 から 吸い上げ て 紫 に なっ た と さ れ て いる 。  桑 の 弓 、 桑弓 （ そう きゅう ） と も いい 、 男の子 が 生まれ た 時 に 前途 の 厄 を 払う ため 、 家 の 四方 に 向かっ て 桑 の 弓 で 蓬 の 矢 を 射 た 。 起源 は 古代 中華 文明 圏 による 男子 の 立身出世 を 願っ た 通過 儀礼 で 、 日本 に 伝わっ て 男子 の 厄除け の 神事 と なっ た 。 桑 の 弓 は 桑 の 木 で 作っ た 弓 、 蓬 の 矢 は 蓬 の 葉 で 羽 を 矧い だ （ はい だ ） 矢 。  養蚕 発祥 の 地 、 中国 において は クワ は 聖なる 木 だっ た 。 地理 書 『 山海 経 』 において 10 個 の 太陽 が 昇っ て くる 扶桑 という 神木 が あっ た が 、 羿 （ げ い ） という 射手 が 9 個 を 射抜き 昇る 太陽 の 数 は 1 個 に し た ため 、 天 が 安らぎ 、 地 も 喜ん だ と 書き残さ れ て いる 。 太陽 の 運行 に 関わり 、 世界 樹 的 な 役目 を 担っ て い た 。 詩書 『 詩経 』 において も クワ は たびたび 題材 と なり 、 クワ 摘み において 男女 の おおらか な 恋 が 歌わ れ た 。 小説 『 三国志 演義 』 において は 劉 備 の 生家 の 東南 に 大きな 桑 の 木 が 枝葉 を 繁ら せ て い た と 描か れ て いる 。  日本 において も クワ は 霊力 が ある と みなさ れ 、 特に 前述 の 薬効 を 備え て い た こと から カイコ とともに 普及 し た 。 古代 日本 で は クワ は 箸 や 杖 という 形 で 中風 を 防ぐ と さ れ 、 鎌倉 時代 喫茶 養生 記 において は 「 桑 は 是 れ 又 仙薬 の 上 首 」 と もてはやさ れ て いる 。  雷 よ け の 呪い として 広く 使わ れ た 言葉 で ある が 、 最も 知ら れ て いる 由来 は 桑原 村 の 井戸 に 雷 が 落ち 、 蓋 を し た ところ 雷 が 「 もう 桑原 に 落ち ない から 逃がし て くれ 」 と 約束 し た ため という 説 が あり 、 これ に は クワ 自体 は 関わり が ない 。 しかし 、 諸説 の 中 に は 宮崎 県 福島 村 で クワ の 上 に 雷 が 落ち 、 雷 が ケガ を し た ので 落ち ない よう に なっ た という 説 、 沖縄 県 で は 雷 が クワ の また に 挟ま れ て 消え た ため 雷鳴 の 折 に は 「 桑木 の また 」 と 唱える よう に なっ た という 説 も ある 。メルヴィン・カルヴィン （ Melvin   Calvin ,   1911 年 4 月 8 日   –   1997 年 1 月 8 日 ） は アメリカ合衆国 の 化学 者 。 カルビン・ベンソン 回路 を アンドリュー ・ ベンソン と と共に 発見 し 、 それ によって 1961 年 に ノーベル 化学 賞 を 受賞 し た 。  アメリカ合衆国 の ミネソタ 州 セント ポール で リトアニア ・ グルジア 系 ユダヤ 移民 の 子供 として 生まれ た カルヴィン は 、 1931 年 に ミシガン 工科 大学 から 学位 を 、 1935 年 に は ミネソタ 大学 から 博士 号 を 得 た 。 その後 、 マンチェスター 大学 で 博士 研究 員 として 4 年間 在籍 し た 。 1942 年 に   Genevieve   Jemtegaard   と 結婚 し 、 2 人 の 娘 と 1 人 の 息子 を 持っ た 。  1937 年 に カリフォルニア 大学 バークレー 校 に 講師 として 加わり 、 1947 年 に 化学 の 教授 に 昇進 し た 。 1963 年 に は 分子生物学 の 教授 の 肩書き が 追加 さ れ た 。 彼 は 化学 生物 動力 学 研究所 の 創立 者 かつ 所長 で あり 、 同時に 1980 年 に 多く の 研究 を 指導 し 、 引退 する まで バークレー 放射線 研究所 の 副 所長 だっ た 。  彼 は ジョン ・ F ・ ケネディ と リン ドン ・ B ・ ジョンソン の もと で 科学 諮問 委員 会 と 科学 技術 政策 局 の 顧問 を 勤め た 。 また 、 アメリカ 科学 アカデミー に 選出 さ れ 、 科学 公共 政策 の 委員 長 や ロンドン 王立 協会 、 日本学士院 、 オランダ 王立 科学 アカデミー に も 就任 し た 。  放射 性 同位 体 で ある 炭素 14 を トレーサー として 用いる こと により 、 カルヴィン ら は 、 光合成 で は 最初 に 大気 中 の 二酸化炭素 が 吸収 さ れ 、 炭水化物 や 他 の 有機物 に 変換 さ れる という 炭素 の 完全 な 移動 を 図示 し た 。 その 際 に カルヴィン の チーム は 従来 信じ られ て い た 二酸化炭素 に で は なく 、 クロロフィル に 日光 が 作用 する こと で 有機 化合 物 の 生成 が 促さ れる こと を 示し た 。 活発 な 研究 の 最後 の 年 に 再生 可能 資源 として の 石油 生産 プラント の 使用 について の 研究 を し た 。 また 、 生物 の 化学 的 進化 について 長年 研究 を 行い 、 1969 年 に それ を 主題 と し た 本 を 出版 し た 。 さらに 、 有機 地球 化学 や 発癌 の 化学 、 月 の 石 の 分析 に関する 研究 も 行っ た 。  その他 、 アメリカ 化学 者 協会   ( American   Institute   of   Chemists )   から は ゴールド メダル を 授与 さ れ て いる 。ヒルガオ （ 昼顔 、 学名 " Calystegia 　 japonica "、 シノニム " Calystegia   pubescens " 他 ） は 、 ヒルガオ 科 の 植物 。 アサガオ 同様 朝 開花 する が 昼 に なっ て も 花 が しぼま ない こと から この 名 が ある 。  つる 性 の 多年草 で 、 地上 部 は 毎年 枯れる 。 春 から 蔓 が 伸び 始め 、 夏 にかけて 道ばた など に 繁茂 する 。 夏 に 薄い ピンク色 で 直径 5 ～ 6 cm の 花 を 咲かせる 。 花 の 形 は 漏斗 形 。 苞 葉 が 萼 を 包み込む ので 、 帰化 植物 の セイヨウヒルガオ ( 西洋 昼顔 、 学名 " Convolvulus   arvensis "） と 区別 できる 。  アサガオ と 違っ て 鑑賞 用 に 栽培 さ れる こと は 、 殆ど 無い 。 また 、 結実 する こと は まれ で ある が 、 地下茎 で 増え 、 一度 増える と 駆除 が 難しい ため 、 大半 は 雑草 として 扱わ れる 。  花 や 蕾 は 食用 に 適し て おり 、 アク も 少ない ため 生食 も 可能 な 野草 として 知ら れ て いる 。 黄色 の ヒルガオ は 無い 。  ヒルガオ の 近 縁 植物 として コヒルガオ （ 小昼 顔 、 学名 " Calystegia   hederacea "） が ある 。  ヒルガオ と 似 て いる が 、 花弁 が 直径 3 ～ 4 cm と ヒルガオ より 小さい こと 、 花 柄 に 縮れ た ひれ が ある こと 、 葉 の 形 など の 差異 が ある 。 大抵 は 雑草 として 扱わ れる が 、 八重咲 の 園芸 種 が 栽培 さ れる こと も ある 。  ハマ ヒルガオ （ 浜 昼顔 、 学名 " Calystegia   soldanella "） は ヒルガオ 科 ヒルガオ 属 。 海岸 の 砂地 に 群生 し 、 日本 全土 、 および 世界 に 広く 分布 する 。 つる 性 多年草 。  茎 は 蔓 性 と なり 、 地下茎 は 砂 中 を はう 。 葉 は 長柄 が あり 互生 し 、 緑色 の ハート 型 ないし 腎臓 形 で 、 厚く 、 光沢 が ある 。 5 ～ 6 月 に は 淡紅 色 で 直径 4 ～ 5 cm の ヒルガオ に 似 た 花 を 開く 。 果実 は 球形 で 、 種子 は 黒い 。セッコク （ 石斛 、 学名 ：""） は 、 単 子葉 植物 ラン 科 の 植物 。 日本 の 中部 以南 に 分布 する 。 岩の上 や 大木 に 着生 する 着生 植物 で ある 。  茎 は 細長く 、 堅く 、 始め は 緑色 を 帯び 、 通常 は 後 に 黒 紫色 に なる 。 多数 の 節 が あり 、 節 ごと に 出る 葉 の 基部 の 鞘 に 包ま れる 。 一 年 目 の 茎 に は 節 ごと に 葉 が ある 。 葉 は 細い 楕円 形 で 、 厚く やや 堅く 、 つや が ある 。 葉 は 年 の 終わり に は 葉 鞘 と の 間 で 脱落 する 。 新しい 芽 は 古い 茎 の 基部 から 横 に 顔 を 出す 。 また 、 茎 の 先 の 方 から 新しい 芽 が 伸び 、 その 根元 から 根 を 生じる 形 で 新しい 個体 が できる こと も ある 。  大き さ が 十分 で あれ ば 、 葉 の なくなっ た 茎 は 、 次 の 年 に 花 を 咲かせる 。 花 は 、 茎 の 先端 に 近い 数 節 から 出る 。 各 節 から は 、 短い 花茎 が 出 て 、 そこ から 数 個 の 花 を 咲かせる 。 花 は 赤 紫 がかっ た 白 の 花弁 で 、 よい 香り が する 。 唇 弁 以外 の 五 弁 は 、 いずれ も 同じ くらい の 大き さ の 卵 状 楕円 形 、 先端 は やや とがる 。 唇 弁 は 外見 は 他 の 花弁 と 似 た よう な 形 で 、 ただし 蕊 柱 と の 間 の 奥 の 方 に くぼみ が 入り込み 、 短い 距 を 作る 。 側 弁 の 基部 が 下 側 の 外 で これ に つながっ て いる 。  花 が 咲い た 後 も 茎 は 数 年間 生き残り 、 場合 によって は 大きな 株 に なる 。  セッコク は 漢字 で は 石斛 で 、 本来 は 中国 産 の 近似 種 （""、"" など ） に 当て られ た 名称 で あり 、 健 胃 、 強壮 作用 など が あり 、 漢方薬 として 用い られる   （ 現在 は 、 細 葉 石斛 "" など も 使わ れる 。 ）   。  日本 名 は 、 そのまま 音読み に し た セキ コク が 使わ れる 場合 も ある が 、 セッコク を 使う 場合 の ほう が はるか に 多い 。 セッコク は セキ コク が 詰まっ た もの と 思わ れる 。 また 、 薬用 に さ れる こと から 記紀 神話 の 医療 神 で ある 少 彦名 命 （ すくな ひこ な のみ こと ） に ちなみ 、 少 彦薬根 （ すくな ひこ な の くすね ） の 古名 も 持つ 。  シノブ 玉 や イワヒバ の 鉢植え 、 庭木 に つける など の 形 で 栽培 さ れる 。  また 、 野生 で 発見 さ れる 葉 変わり 品 など を 選別 ・ 命名 する 形 で 江戸 時代 より 古典 園芸 植物 として も 栽培 さ れ た 歴史 が あり 、 現在 も 栽培 さ れ て いる 品種 が 多い 。 東洋 ラン として の 名称 は 、 長生 蘭 （ ちょう せいらん ） で ある 。 主として 葉 変わり 、 姿 や 模様 の 変化 を 楽しむ 、 いわゆる 柄物 が 主体 で あっ た が 、 昭和 の 終わり ころ より 花 変わり に も 関心 が 集まる よう に なり 、 花 物 の 品種 も 登録 さ れ て いる 。 同様 に 古典 植物 として 栽培 さ れる 着生 ラン の フウラン （ 富貴 蘭 ） と 異なり 、 株分け や 、 古い 茎 を 切り離し て ミズゴケ の 中 で 腋芽 の 発芽 を 促す 「 矢 伏せ 」 により 、 株 の 増殖 は 容易 で ある 。  ただし 、 この よう な 栽培 の ため の 採集 によって 、 野外 の 個体 数 は 激減 し 、 大 株 を 見る こと は ほとんど なくなっ て いる 。 昭和 50 年代 まで は 神社 の 境内 の 木 に 大 株 が 見 られる こと も あっ た が 、 現在 で は その よう な もの は すべて 取り 尽くさ れ た 。 幸い に 、 繁殖 力 の 弱い もの で は ない ので 、 採集 熱 が 冷める につれ 、 次第に 回復 の 気配 が ある よう で ある 。  同属 の 熱帯 産 の 種 に は 、 洋 ラン の デンドロビウム として 栽培 さ れる もの が 多く 含ま れ 、 セッコク も デンドロビウム の 園芸 品種 の うち 、 矮性 品種 作出 の 交配 親 の ひとつ と なっ て いる 。  セッコク は 、 日本 で は 岩手 県 以南 の 本州 から 四国 、 九州 に 以南 に 分布 する 。 海外 で は 中国 まで 分布 が ある 。  沖縄 に は 近似 の オキナワセッコク   (""   Hatusima   et   Ida )   が ある 。 樹 上 に 着生 し 、 茎 は 長く 伸び て たれる 。 乱 穫 による 減少 が 著しく 、 2002 年 に 国内 希少 野生 動植物 種 に 指定 さ れ 無 許可 で の 採集 ・ 販売 など が 禁止 さ れ た 。 その後 2008 年 （ 平成 20 年 ） 8 月 15 日 から は 特定 国内 希少 野生 動植物 種 に 指定 変更 、 現在 は 「 都道府県 知事 等 に 届け出 を おこない 認可 登録 を うけ た 事業 者 が 仲介 し 、 なおかつ 人工 繁殖 さ せ た 個体 を 取り扱う 場合 に 限り 」 一般 の 栽培 家 を 対象 と し た 販売 ・ 引き取り など が 認め られ て いる 。 （ 野生 個体 の 新規 採集 は 現在 も 原則 として 許可 さ れ ない ）  セッコク に 比べる と 頑健 さ に 欠け 、 耐寒 性 も 劣る 。 大型 で 扱い づらく も ある ため 本州 以北 の 一般 家庭 で の 栽培 に は 不向き だ が 、 適切 な 栽培 施設 が 用意 できれ ば 栽培 ・ 増殖 は 困難 で は ない 。 。  キバナノセッコク   (""   Makino )   は 、 四国 、 九州 、 琉球 列島 に 分布 する 。 。 樹 上 から 垂れ下がり 、 花 は 茎 の 先端 付近 から 出 た 花茎 が 長く 伸び 、 数個 の 花 を 垂れ下がる よう に つける 。 花 は 、 セッコク に 似 て いる が 、 緑 を 帯び た 黄色 で ある 。 系統 に も よる が 一般 的 に 栄養 繁殖 し にくく 、 種子 以外 で の 増殖 が 難しい 。  セッコク と 交配 が 可能 で あり 、 交配 種 は 「 イセ 」 と 呼ば れる 。  なお 、 沖縄 の 八重山諸島 に は リュウキュウセッコク   (""   Lindl .)   が ある が 、 こちら は セッコク 属 で は なく 、 オサラン 属 で ある 。色素 体 （ しき そ たい 、 もしくは プラスチド 、 ） は 、 植物 や 藻類 など に 見 られ 、 光合成 を はじめ と する 同化 作用 、 糖 や 脂肪 など の 貯蔵 、 様々 な 種類 の 化合 物 の 合成 など を 担う 、 半 自律 的 な 細胞 小 器官 の 総称 で ある 。 代表 的 な もの として 葉 緑 体 が ある 。  色 や 機能 によって 、 葉 緑 体 、 白色 体 、 有色 体 など に 分け られる が 、 これら は 固定 さ れ た もの で は なく 、 互いに 分化 ないし 再 分化 する こと が できる もの で ある 。  植物 で は 、 色素 体 は それぞれ の 細胞 にとって 必要 な 機能 に 応じ て 数種類 の 型 に 変化 する 。 植物 体 の 全て の 色素 体 は 、 分裂 組織 に ある 未 分化 の 色素 体 で ある 原 色素 体 （ proplastid 、 以前 は エオプラスト   eoplast といった 。 eo - は 暁 、 早い の 意 ） に 由来 し て おり 、 以下 の どの 色素 体 に も 発達 し うる 。  原 色素 体 と 若い 葉 緑 体 は よく 分裂 する が 、 より 成熟 し た 葉 緑 体 も 分裂 能力 が ある 。  一方 藻類 で は 、 葉 緑 体 の 構造 や 色素 組成 が 系統 によって 違い 、 それぞれ 異なっ た 名前 で 呼ば れる こと が ある 。 たとえば 紅 藻 で は 紅色 体 （ rhodoplast ） 、 灰色 藻 や " Paulinella   chromatophora "（ ケルコゾア の 有 殻 アメーバ ） で は シアネレ （ チアネル 、 cyanelle ） と 呼ば れる 。 また 白色 体 という 用語 は 色素 の ない 全て の 色素 体 に対して 使わ れ 、 既に 退化 し て 葉 緑 体 へ の 分化 能 を 失っ た もの も 含ま れる 。 エチオプラスト 、 アミロプラスト 、 有色 体 は 植物 特異 的 で 藻類 に は ない 。 藻類 の 色素 体 は ピレノイド を 含む という 点 で も 植物 の 色素 体 と 異なる 。  植物 で は ストロミュール と 呼ば れる 細長い 隆起 が 形成 さ れ 、 色素 体 から 細胞 質 基質 へ と 伸び たり 、 色素 体 間 を 結合 し たり し て いる 。 タンパク質 と 、 おそらくは より 小さな 分子 も 、 ストロミュール の 中 を 移動 できる が 、 チラコイド 膜 が 通る こと は ない と 考え られ て いる 。  色素 体 に は 3 . 5 - 25 万 塩基 対 （ 35 - 250   kb ） の 環状 ゲノム が それぞれ 複数 コピー 存在 し て いる 。 たいてい の 植物 の 色素 体 ゲノム に は およそ 100 遺伝子 が あり 、 rRNA や tRNA とともに 、 光合成 や 色素 体 遺伝子 の 転写 ・ 翻訳 に 関わる タンパク質 など が エン コード さ れ て いる 。 藻類 の 場合 は もっと 遺伝子 数 が 多い こと も ある 。 しかし ここ に エン コード さ れ て いる タンパク質 は 、 色素 体 の 構造 や 機能 を 維持 する ため に 必要 な 全 タンパク質 の うち の 一部分 に 過ぎ ない 。 色素 体 タンパク質 の 大半 は 細胞 核 に ある 遺伝子 に エン コード さ れ て おり 、 細胞 分化 に 応じ て 適切 な 色素 体 の 発達 が できる よう に する ため 、 色素 体 遺伝子 と 核 遺伝子 の 発現 は 厳密 に 同時 制御 さ れ て いる 。 色素 体 あたり の ゲノム コピー 数 は 変動 的 で 、 未 分化 の 色素 体 で は 数 コピー 程度 の もの が 、 盛ん に 分裂 し て いる 細胞 で は 1000 コピー 以上 、 成熟 し た 細胞 で は 色素 体 分裂 により 色素 体 数 が 増え て 100 か それ 以下 の コピー 数 に なる 。  色素 体 の DNA は 内側 の 包 膜 に 結びつい た 大きな タンパク質 - DNA 複合 体 として 存在 し て おり 、 色素 体 核 様 体 と 呼ば れる 。 それぞれ の 核 様 体 粒子 に は おそらく 10 コピー 以上 の 色素 体 DNA が 含ま れ て いる 。 原 色素 体 で は 中心 に 核 様 体 が 1 つ ある 。 発達 中 の 色素 体 に は 、 周辺 部 に 内包 膜 に 結合 し た 多く の 核 様 体 が ある 。 原 色素 体 から 葉 緑 体 へ の 発達 過程 、 あるいは 色素 体 が 形態 を 変える とき に は 、 核 様 体 も その 形態 、 数 、 位置 を 変化 さ せる 。 核 様 体 の 再 構成 は 核 様 体 タンパク質 の 構成 や 量 が 変化 する こと で 起きる と 思わ れ て いる 。  ほとんど 場合 色素 体 は 片親 から のみ 受け継が れ 、 もう 片方 の 親 由来 の 色素 体 および その DNA は 完全 に 失わ れる 。 被子植物 で は 一般 に 母親 から 、 一方 裸子植物 の 多く は 父親 から 遺伝 する 。 藻類 も 片親 から のみ 遺伝 する 。 通常 の 種 内 交配 の 場合 、 色素 体 DNA は 極めて 厳密 に 100 % 片親 から 遺伝 する 。 しかし 種 間 交雑 の 場合 に は 、 色素 体 の 遺伝 は やや 不規則 に なる 。 顕花植物 の 種 間 雑種 で 、 母親 から 遺伝 する はず な のに 父親 由来 の 色素 体 を 持っ て いる 例 が 多く 報告 さ れ て いる 。  色素 体 は 、 内部 共生 を し た シアノバクテリア に 由来 する と 考え られ て いる 。 シアノバクテリア を 取り込み 色素 体 を 獲得 し た 真 核 生物 は 、 緑藻 と 植物 を 含む 緑色 の 系統 、 紅 藻 の 系統 、 灰色 藻 の 系統 という 色調 の 異なる 3 つ の 系統 （ アーケプラスチダ ） に 分岐 し た 。 これら は その 色調 だけ で は なく 色素 体 の 微細 構造 に も 違い が ある 。 例えば 緑色 系統 の 葉 緑 体 は 、 シアノバクテリア や 紅 藻 、 灰色 藻 に ある 集 光 複合 体 フィコビリソーム を 全て 失っ て いる が 、 一方 植物 と それ に ごく 近 縁 の 緑藻 に 限っ て 、 ストロマチラコイド と グラナチラコイド に 区分 さ れる よう な 複雑 な チラコイド 構造 を 持っ て いる 。 灰色 藻 の 色素 体 は 葉 緑 体 や 紅色 体 と 対照 的 に 、 いまだに シアノバクテリア の 細胞 壁 の 名残 で ある ペプチドグリカン 層 に 覆わ れ て いる 。 これら 一 次 的 な 色素 体 は 全て 、 二 枚 の 膜 に 囲ま れ て いる 。  複雑 な 色素 体 （ complex   plastid ） は 二 次 共生 （ 真 核 生物 が 紅 藻 ないし 緑藻 を 飲み込み 、 その 色素 体 を 保持 する ） に 由来 する もの で あり 、 これら は 普通 二 枚 以上 の 膜 で 囲わ れ 、 代謝 能 が 縮小 し て いる 。 紅 藻類 を 二 次 共生 さ せ た 複雑 な 色素 体 を 持つ 藻類 に は 不等 毛 藻 （ heterokont ） 、 ハプト 藻 （ haptophyte ） 、 クリプト 藻 （ cryptomonad ） および 大 部分 の 有色 渦 鞭 毛 藻類 が 挙げ られる 。 緑藻類 を 二 次 共生 さ せ た もの （ ＝ 葉 緑 体 ） として は ユーグレナ 類 （ ミドリムシ など ） と クロララクニオン 藻類 が ある 。 アピコンプレクサ （ マラリア （" Plasmodium " 属 ） 、 トキソプラズマ 症 （" Toxoplasma   gondi "） を はじめ と する 多く の 人間 や 動物 の 病気 の 病原 体 を 含む 絶対 寄生 原虫 から なる 門 ） も 複雑 な 色素 体 を 持っ て いる 。 アピコプラスト と も よば れる この 色素 体 は 、 光合成 能 を 失っ て いる ものの 必須 な オルガネラ で あり 、 抗 寄生虫 薬 を 開発 する ため の 標的 として 有望 で ある 。 ただし クリプトスポリジウム 症 を 引き起こす " Cryptosporidium   parvum " の よう に 、 この オルガネラ を 失っ て いる もの も いる し 、 緑藻 由来 な の か 紅 藻 由来 な の かも 未だに はっきり し ない 。  ある 種 の 渦 鞭 毛 藻 （" Dinophysis "、" Amphidinium " 他 ） や 一部 の 繊毛 虫 （" Mesodinium "） 及び 鞭 毛虫 （" Hatena   arenicola "） は 、 他 の 藻類 を 摂 食し 、 光合成 の 恩恵 を 受ける ため に 消化 し た 藻類 の 色素 体 を 保持 し て いる 。 しばらく する と 色素 体 も 消化 さ れる 。 この よう な 捕らわれ た 色素 体 の こと を 、 クレプトクロロプラスト （ kleptochloroplast ） と 呼ぶ こと が ある 。ニワトコ （ 接骨木 、 庭 常 、 学名 ：" Sambucus   sieboldiana "   var .   " pinnatisecta "） は スイカズラ 科 ニワトコ 属 の 落葉 低木 または 小 高木 。 ニワトコ 属 は 、 新しい APG 植物 分類 体系 で は レンプクソウ 科 に 移さ れ て いる 。  樹 形 は 下部 から よく 分 枝 し 、 枝 は 独特 な 弧 形 を 描き 、 高 さ は 2 - 6 m に なる 。 幹 の 古い 樹皮 は 黒褐色 で 厚い コルク 質 が あり 、 深い ひび割れ が 入る 。 枝 は 褐灰色 で 皮 目 が あり 、 若い 枝 は 緑色 。 枝 に 太い 髄 が あり 褐色 に なる 。  葉 は 対生 し 、 奇数 羽 状 複葉 で 長 さ 8 - 30 cm 、 花 の つか ない 枝 の 葉 は 長 さ 8 cm の 葉柄 を 含め て 45 cm に なる 。 小 葉 は 長 さ 3 - 10 cm 、 幅 1 - 3 . 5 cm の 楕円 形 、 卵 状 披針形 、 広 披針形 、 まれ に 披針形 で 、 先端 は 鋭く とがり 、 基部 は 円形 か 円い くさび 形 に なり 、 短い 小 葉柄 が あり 、 縁 に は 細 鋸歯 が ある 。 花 の つく 枝 の 小 葉 は 2 - 3 対 、 つか ない 枝 の もの は 3 - 6 対 と なる 。  花期 は 3 - 5 月 。 今年 枝 の 先端 に 長 さ 幅 とも 3 - 10 cm に なる 円錐 花序 を だし 、 小さい 花 を 多数 つける 。 花冠 は 径 3 - 5 mm で 5 深 裂 し 、 ふつう 黄白 色 とき に 淡 紫色 で 、 かすか に 匂い が ある 。 雄 蘂 は 5 個 で 花弁 より 短い 。 子房 は 鐘 状 で 3 室 から なる 。 果実 は 長 さ 3 - 4 mm に なる 球 卵 形 の 核果 と なり 、 6 - 8 月 に 暗 赤色 に 熟す 。 中 に 3 個 の 種子 が 入る 。  日本 で は 、 本州 、 四国 、 九州 （ 対馬 ・ 甑 島 ・ 種子島 ・ 奄美 大島 を 含む ） に 分布 し 、 山野 の 林 縁 に ふつう に み られ 、 湿気 が あっ て 日当たり の よい 所 に 多い 。 世界 で は 、 朝鮮 南部 、 中国 に 分布 する 。  魔 除け に する ところ も 多く 、 日本 で も 小正月 の 飾り や アイヌ の イナウ （ 御幣 ） など の 材料 に さ れ た 。  若葉 を 山菜 として 食用 に する こと も ある が 、 体質 や 摂取 量 によって は 下痢 や 嘔吐 を 起こす 中毒 例 が 報告 さ れ て いる 。  樹皮 や 木部 を 風呂 に 入れ 、 入浴 剤 に し たり 、 花 を 黒焼 に し た もの や 、 全 草 を 煎じ て 飲む 伝統 風習 が 日本 や 世界 各地 に ある 。  果実 は 焼酎 に 漬け 、 果実 酒 の 材料 に さ れる 。 果実 の 中 に は 3 個 の 種子 が ある が 、 成熟 する の は 1 - 2 個 で 、 残り は 不 稔 と なる 。  民間 薬 として 使わ れ 、 接骨木 （ セッコツボク ） の 名 は 、 枝 や 幹 を 煎じ て 水あめ 状 に なっ た もの を 、 骨折 の 治療 の 際 の 湿布 剤 に 用い た ため と いわ れる 。 また 、 古代 エジプト で は 糖尿 病 の 症状 で ある 多 尿 の 治療 の ため に 、 ニワトコ の 実 や 新鮮 な ミルク を 混ぜ た もの が 飲ま れ て い た という 記録 が 残さ れ て いる 。  枝 の 髄 は 太く 発達 し 、 若い 枝 から 抜き出し た 髄 を 乾燥 さ せ た もの は 、 顕微鏡 観察 の 標本 用 に 、 生物 組織 から 徒手 にて 薄い 切片 を 切り出す とき の 支持 材 （ ピス ） として 古く から 利用 さ れ 、 今日 でも キノコ の 同定 など で 簡易 に 組織 切片 を 得る とき など に 重用 さ れ て いる 。  ニワトコ は 小 葉 の 数 、 形 、 大き さ や 果実 の 色 など に 変異 が 多く 、 この 他 に 多く の 品種 （ form ） が ある 。イチイ 属 （ イチイ ぞ く 、 一 位 属 、 学名 ： ） は 、 イチイ 科 に 分類 さ れる 属 。 針葉樹 。  イチイ と 総称 さ れる こと も ある が 、 イチイ は イチイ 属 の 1 種   の 標準 和名 で も ある 。  針葉樹 で 唯一 、 葉 に 樹脂 道 が ない 。  タキ シン   ( taxin )   など の 有毒 アルカロイド を 含む 。 アルカロイド が そのまま 薬 に 使わ れる ほか 、 抽出 し た タキ サン 類似 体 が 抗癌剤 タキソール など さまざま な 薬 の 原料 に なる 。テイカカズラ （ 定家 葛 、 学名 :   ） は 、 キョウチクトウ 科 テイカカズラ 属 の つる 性 常緑 低木 。 有毒 植物 で ある 。  和名 は 、 式子内親王 を 愛し た 藤原 定家 が 、 死後 も 彼女 を 忘れ られ ず 、 ついに 定家 葛 に 生まれ変わっ て 彼女 の 墓 に からみつい た という 伝説 （ 能 『 定家 』 ） に 基づく 。  茎 から は 気根 を 出し て 他 の もの に 固着 する 。 茎 の 表面 に は 多数 の 気根 が 出 た 跡 が 残る ので 、 樹皮 に は 多数 の 突起 が ある 。 大きく なる と 、 枝 先 は 高木 層 の 樹冠 に 達し 、 幹 は 直径 数 cm に 達する 。  成木 に なる と 樹皮 から 離れ て 枝 を 空中 に 伸ばし 、 葉 は 大きく 黄 緑色 に なる 。 葉 は 長 さ 1 cm （ 幼 木 ） から 数 cm （ 成木 ） あり 、 質感 は 様々 で 、 一般 に 幼 木 の 方 が 革 状 で 光沢 が ある 。 特に 幼 木の間 は 地上 を はい まわり 、 地面 に 葉 を 並べる 。 この とき の 葉 は 深緑 色 で 、 葉脈 に 沿っ て 白い 斑紋 が 入る こと が 多い 。  茎 や 葉 を 切る と 白い 乳液 が 出る （ 有毒 ） 。  6 月頃 に 花 を 咲かせる 。 花 は 房 状 の 花序 が 垂れ下がっ た ところ に つく 。 花弁 の 基部 は 筒 状 で 、 先端 は 5 裂 し て 広がる 。 それぞれ の 裂片 は 先端 が 断ち切ら れ て 丸まっ た よう な 三角形 で 、 それぞれ に わずか に ねじれ 、 全体 として プロペラ 状 に なる 。 花 は はじめ 白く 、 次第に 淡 黄色 に なり 、 ジャスミン に 似 た 芳香 が ある 。  果実 は 細長い 袋 果 で 、 2 個 が 対 に なっ て ぶら下がり 、 熟 する と 縦 に 裂け目 を 生じ て 種子 を 散布 する 。 種子 に は とても 長く 白い 綿毛 が あり 、 風 で 飛ぶ 。  朝鮮半島 、 日本 （ 本州   -   四国 ・ 九州 地方 ） の 温暖 な 場所 に 分布 する 。  観賞 用 に 栽培 も さ れる 。 栽培 品種 に ハツユキカズラ （ 斑入り ） 、 ゴシキカズラ （ 葉 が 赤みがかっ て いる ） など が ある 。  古典 に 「 まさき の かづ ら （ 真 拆 の 葛 ） 」 「 ま さき づら （ 真 拆葛 ） 」 と ある の も 本 種 の こと と いわ れる 。  この 植物 は 、 特に 木 に 這い 登っ た とき の 様子 が ニシキギ 科 の つる 植物 で ある ツル マサキ と その 姿 が 非常 に よく 似 て おり 、 区別 が 難しい 場合 が ある 。 ただし 、 この 植物 の 茎 が 灰色 な の に対して 、 ツル マサキ は 茎 が 緑色 で ある こと で 区別 できる 。 また 、 キョウチクトウ と 同じ 鮮黄色 の アブラムシ で ある キョウチクトウ アブラムシ が 寄生 する ので 、 この 寄生 が 見 られる 場合 に は 植物 学 の 知識 に 乏しく て も 識別 は 容易 で ある 。  他 に 、 サカキカズラ （ ） 等 も よく 似 て いる 。ハクサンフウロ （ 白山 風 露 、 " Geranium   yesoemse "   var .   " nipponicum "） は フウロソウ 科 フウロソウ 属 の 多年草 。 高山 植物 の 一つ 。  東北 地方 ～ 中部 地方 （ 伊吹山 まで ） に 分布 。 高山 の 雪渓 周辺 の 草地 に 生える 。 高 さ は 30 - 80 cm 程度 。 花期 は 7 ～ 8 月 。 花色 は ピンク色 だ が 、 花 によって 濃淡 に 差 が ある 。 花弁 は 5 枚 。  母 種 は エゾフウロ （ 蝦夷 風 露 、 学名 ：" Geranium   yesoemse "）  以下 の 似 た 種 が ある 。ハヤチネウスユキソウ （ 早 池峰 薄 雪 草 、 学名 ： ） は 、 キク 科 ウスユキソウ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  北海道 の 大平山 と 崕山 に 特産 する オオヒラウスユキソウ は 、 本 種 の 変種 と さ れ た こと が あっ た が 、 独立 し た 別種 と さ れ て いる 。  ウスユキソウ 属 で は 大型 で 、 茎 の 高 さ は 10 - 20 ( 30 ) cm に なり 、 分 枝 し ない で 、 白い 綿毛 が ある 。 根 出 葉 は 線 状 倒披針 形 で 、 長 さ 3 - 8 cm に なり 、 両面 に 白 毛 が ある 。 茎 に つく 葉 は 7 - 10 個 が 互生 し 、 線 状 披針形 で 先端 が とがり 、 長 さ 3 - 5 cm 、 幅 4 - 6 mm に なり 、 基部 は 細く なり 茎 を 抱く 。 表面 の 綿毛 は 少なく 緑色 で 、 裏面 は 灰白色 の 綿毛 が 密生 する 。  花期 は 7 - 8 月 。 頭 花 は 4 - 8 個 あり 、 総 苞 は 径 7 - 9 mm 。 頭 花 の 縁 に 星 状 に つく 苞 葉 は 5 - 15 個 あり 、 径 4 - 6 cm に なり 、 灰白色 の 綿毛 が 密生 し 、 先端 は とがる 。  岩手 県 早池峰山 特産 で 、 山頂 部 の 蛇紋 岩地 の 礫 地 に 生える 。  （ 2012 年 環境省 レッド リスト ）チョウカイアザミ （ 鳥海 薊 、 ） と は キク 科 アザミ 属 の 多年草 。  鳥海山 特産 で 高山 帯 の 草原 に 生える 高山 植物 。  高 さ は 50 – 150 cm 程度 で ある 。  2007 年 8 月 レッド リスト 。 以前 の 環境省 レッドデータブック で は 絶滅 危惧 II 類 ( VU )ミヤマシオガマ （ 深山 塩釜 ） は 、 シオガマギク 属 の 多年草 の 高山 植物 で ある 。  北海道 から 中部 地方 以北 の 高山 帯 の 砂礫 地 や 乾い た 草地 に 生える 。 高 さ は 5 - 15 cm 程度 。 シダ の よう な 葉 は 、 同属 の ヨツバシオガマ や タカネシオガマ に 似る が 、 小 葉 が 更に 細かく 切れ込ん で いる こと で 区別 が できる 。 花期 は 7 - 8 月 。 他 の 高山 植物 と 比べ 開花 の 時期 が 早い 。 茎 の 先端 に 長 さ 2 - 3 cm の 唇 形 で 鮮やか な 紅紫 色 の 花 を 10 個 ほど 固まっ て つける 。ミヤマ オダマキ （ 深山 苧環 、 学名 ：" Aquilegia   flabellata "   var .   " pumila "） は 、 キンポウゲ 科 オダマキ 属 の 多年草 。 北海道 ～ 中部 地方 以北 、 南 千島 から 朝鮮 北部 、 樺太 に 分布 する 高山 植物 で ある 。 園芸 品種 として 改良 さ れ た もの が 山野 草 として 栽培 さ れる が 、 高山 性 の もの として は 栽培 し やすい 方 で ある 。  根 は 太く て まっすぐ に 下 に 伸びる 。 葉 は 根 出 状 に 数 枚 出る 。 それぞれ 2 回 3 出 複葉 で 、 1 回 目 の 葉柄 は はっきり 出る が 、 2 回 目 は ごく 短く 、 小 葉 は 互いに 集まる 。 小 葉 は 扇形 、 薄く て 淡 緑色 、 表面 は 粉 を 吹い た よう に なる 。  茎 は 高 さ 10 - 25   cm ほど 、 花期 は 6 - 8 月 で 先端 に 数 輪 の 花 を うつむき 加減 に つける 。 花 は 青 紫色 、 萼 片 は 広 卵 形 で 傘 状 に 開き 、 花弁 は 円筒 形 に まとまっ て 付き 、 先端 は やや 白っぽく 、 基部 から は 萼 の 間 を 抜け て 距 が のびる 。  果実 は 袋 果 で 、 5 本 の 先 の とがっ た 筒 を 束ね た よう な 姿 で 上 を 向く 。  秋田 県 ・ 宮城 県 ・ 群馬 県 ・ 石川 県 で レッド リスト の 絶滅 危惧 種 （ 絶滅 危惧 I 類 ） と 岩手 県 で 絶滅 危惧 II 類 に 指定 さ れ て いる 。 基準 標本 は 、 礼文 島 と 利尻島 の もの 。 田中 澄江 が 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 の 著書 で 早池峰山 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。 礼文島 で は 民家 の 近く でも 自生 し て いる 。  和名 の 由来 は 、 苧環 （ おだまき ） という 紡い だ カラムシ （ 苧 ） や 麻糸 を 丸く 巻く 道具 が 花 の 形 に 似 て い て 、 深山 に 咲く こと から 付け られ た 。  種 小名 の   " flabellata "   は 「 扇状 の 」 意味 。 変種 名 の   " pumila "   は 、 「 小さい 」 の 意味 。ミヤマアズマギク （ 深 山東 菊 、 "   Erigeron   thunbergii "   subsp .   " glabratus "） は 、 キク 科 ムカシヨモギ 属 の 多年草 で アズマギク の 高山 型 の 亜 種 で ある 。 また 、 アズマギク   " E .   thunbergii "   の 他 の 変種 も 説明 する 。  ミヤマアズマギク は 、 東アジア と 日本 の 北海道 〜 中部 地方 以北 の 高山 帯 の 乾い た 礫 地 や 草地 に 生える 高山 植物 で アズマギク の 亜 種 。 花期 は 、 7 〜 8 月 。 茎 の 先端 に 直径 3 cm ほど の 頭 花 を 1 つ 咲かせる 。 花 の 中心 は 黄色 、 周り の 花弁 は 薄紫 を し て いる 。 エイサ・グレイ （ Asa   Gray ） が 学名 を 命名 し た 。  アポイアズマギク （ アポイ 東 菊 、 " Erigeron   thunbergii "   subsp .   var .   " angustifolius "） は 、 北海道 日高 地方 の アポイ岳 と 夕張 山系 崕山 に 分布 する アズマギク の 変種 。 ミヤマアズマギク に 比べ て 花 が 白い 。 和名 は 、 分布 し て いる アポイ岳 に ちなむ 。 品種 に シロバナアポイアズマギク （ 白 花 アポイ 東 菊 、   subsp .   var .   f .   ） など が ある 。  2007 年 8 月 レッド リスト 。 以前 の 環境省 レッドデータブック で は 絶滅 危惧 IB 類   ( EN )。  ジョウシュウアズマギク （ 上 州 東 菊 、 "   Erigeron   thunbergii "   subsp .   " glabratus "   var .   " heterotrichus "） は 、 群馬 県 至仏山 〜 新潟 県 谷川 岳 周辺 に 分布 する ミヤマアズマギク の 変種 。 和名 は 、 分布 し て いる 上 州 地方 に ちなむ 。シナノキンバイ （ 信濃 金 梅 、 ） は 、 キンポウゲ 科 キンバイソウ 属 の 多年草 で ある 。  北海道 ～ 中部 地方 以北 の 高山 帯 に 生える 高山 植物 。 雪渓 が 溶け た あと の 湿っ た 草原 に 生える 。 高 さ は 20 ～ 70 cm 。 花 は 直径 3 ～ 4 cm の あざやか な 黄色 で 萼 片 が 5 ～ 7 個 つい て おり 、 花弁 の よう に 見える 。 花期 は 7 ～ 8 月 。  田中 澄江 が 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 の 著書 で 、 笠ヶ岳 を 代表 する 高山 植物 の として 、 ミヤマダイコンソウ と ヒメレンゲ など と共に 紹介 し た 。  チシマノキンバイソウ （ 千島 の 金 梅 草 、 " Trollius   riederianus "） は 、 キンポウゲ 科 の 多年草 。 シナノキンバイ の 母 種 と する 分類 も ある 。 北海道 に 分布 し て いる 。 名前 の 似 て いる チシマキンバイ は バラ 科 で 全く の 別種 。 高 さ は 20 - 70 cm 。 花期 は 6 - 7 月 。トウヤクリンドウ （ 当 薬 竜胆 、 学名 :" Gentiana   algida "） は リンドウ 科 リンドウ 属 の 多年草 の 高山 植物 。  高 さ は 10 ～ 25   cm 。 花期 は 8 ～ 9 月 上旬 。 茎 の 先 に 長 さ 3 ～ 4 cm の 花 を 2 ～ 3 個 つける 。 花 は 淡い 黄色 な の が 特徴 的 で あり 、 花弁 に は 緑色 の 斑点 が ある 。 花 は 日 が 当たら ない と 開か ない 。 茎葉 は 対生 し 、 長 さ 2 ～ 5 cm の 披針形 ～ 長 楕円 状 披針形 で ある 。 学名 の 「 algida 」 は 「 寒冷 な 」 を 意味 する 。 ドイツ 人 の 植物 学者 の ペーター・ジーモン・パラス が 1789 年 に 、 学名 を 命名 し た 。  和名 の トウ ヤク ( 当 薬 ) は 薬草 に なる センブリ の こと 。 トウヤクリンドウ も 胃薬 に なる こと から 付け られ た 。  北 アジア から 北米 にかけて 分布 し 、 日本 で は 北海道 ～ 中部 以北 の 高山 帯 の 砂礫 地 や 草地 に 生える 。 基準 標本 は シベリア 東部 など の もの 。 田中 澄江 が 『 花 の 百 名山 』 の 著書 で 槍ヶ岳 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。  日本 の 環境省 の レッド リスト の 指定 は ない 。  石川 県 で レッド リスト の 絶滅 危惧 I 類 、 新潟 県 で 危急 種 （ 絶滅 危惧 Ⅱ 類 ） 、 北海道 で 準 絶滅 危惧 の 種 に 指定 さ れ て いる 。マツバ ラン (" Psilotum   nudum ") は 、 マツバ ラン 科 の シダ 植物 。 マツバ ラン 科 で は 日本 唯一 の 種 で ある 。 日本 中部 以南 に 分布 する 。  茎 だけ で 葉 も 根 も もた ない 。 胞子 体 の 地上 部 に は 茎 しか なく 、 よく 育っ た もの は 30 cm ほど に なる 。 茎 は 半ば から 上 の 部分 で 何 度 か ２ 又 に 分 枝 する 。 分 枝 し た 細い 枝 は 稜 が あり 、 あちこち に 小さな 突起 が 出 て いる 。 枝 は やや くねり ながら 上 を 向き 、 株 によって は 先端 が 同じ 方向 に なびい た よう に なっ て いる もの も ある 。 その 姿 から 、 別名 を ホウキラン と も 言う 。 先端 部 の 分岐 し た 枝 の 側面 の あちこち に 粒 の よう な 胞子 のう を つける 。 胞子 のう （ 実際 に は 胞子 の う 群 ） は 3 つ に 分かれ て おり 、 熟す と 黄色く なる 。  胞子 体 の 地下 部 も 地下茎 だけ で 根 は なく 、 あちこち 枝分かれ し て 、 褐色 の 仮 根 （ かこ ん ） が 毛 の よう に 一 面 に はえる 。 この 地下茎 に は 菌類 が 共生 し て おり 、 一種 の 菌 根 の よう な もの で ある 。  地下 や 腐植 の 中 で 胞子 が 発芽 し て 生じ た 配偶 体 に は 葉緑素 が なく 、 胞子 体 の 地下茎 に よく 似 た 姿 を し て いる 。 光合成 の 代わり に 多く の 陸上 植物 と アーバスキュラー 菌 根 共生 を 営む グロムス 門 の 菌類 と 共生 し て 栄養素 を もらっ て 成長 し 、 一種 の 腐 生 植物 として 生活 する 。 つまり 他 の 植物 の 菌 根 共生 系 に 寄生 し て 地下 で 成長 する 。 配偶 体 に は 造 卵 器 と 造 精 器 が 生じ 、 ここ で 形成 さ れ た 卵 と 精子 が 受精 し て 光合成 を する 地上 部 を 持つ 胞子 体 が 誕生 する 。  日本 で は 本州 中部 から 以南 に 、 海外 で は 世界 の 熱帯 に 分布 する 。  樹 上 や 岩 の 上 に はえる 着生 植物 で 、 樹 上 に たまっ た 腐植 に 根 を 広げ て 枝 を 立て て い たり 、 岩 の 割れ目 から 枝 を 枝垂れ させ たり といった 姿 で 生育 する 。 まれ に 、 地上 に 生える こと も ある 。  日本 で は その 姿 を 珍し がっ て 、 栽培 さ れ て き た 。 特に 変わり もの について は 、 江戸 時代 から 栽培 の 歴史 が あり 、 松葉 蘭 の 名 で 、 古典 園芸 植物 の 一つ の 分野 として 扱わ れる 。 柄物 として は 、 枝 に 黄色 や 白 の 斑 （ ふ ） が 出る もの 、 形 変わり として は 、 枝 先 が 一方 に しだれ て 枝垂れ 柳 の よう に なる もの 、 枝 が 太く て 短い もの など が ある 。 特に 形 変わり で なく て も 採取 の 対象 に さ れる 場合 が ある 。 岩 の 隙間 に はえる もの を 採取 する ため に 、 岩 を 割っ て しまう 者 さえ いる 。 その ため 、 各地 で 大 株 が 見 られ なく なっ て おり 、 絶滅 し た 地域 や 、 絶滅 が 危惧さ れ て いる 地域 も ある 。  他方 、 繁殖 力 そのもの は 低い もの で は なく 、 人工 的 環境 に も 進出 し 得る 性質 を もっ て おり 、 公園 の 片隅 で 枝 を 広げ て いる もの が 見つかる よう な 場合 や 、 植物 園 や 家庭 の 観葉 植物 の 鉢 で 、 どこ から か 飛来 し た 胞子 から 成長 し た もの が 見 られる 場合 すら も ある 。四君子 （ しくん し ） と は 、 蘭 、 竹 、 菊 、 梅 の 4 種 を 、 草木 の 中 の 君子 として 称え た 言葉 。 また 、 それら を 全て 使っ た 図柄 、 模様 。  本来 、 中国 語 で 君子 は 徳 と 学識 、 礼儀 を 備え た 人 を 指し 、 文人 は みな 君子 に なる こと を 目指し た 。 蘭 、 竹 、 菊 、 梅 の 4 種 の 植物 が もつ 特長 が 、 まさに 君子 の 特性 と 似 て いる こと から 、 文人 画 の 代表 的 な 素材 に も なっ た 。 蘭 は ほのか な 香り と 気品 を 備え 、 竹 は 寒い 冬 に も 葉 を 落とさ ず 青々 と し て いる 上 、 曲がら ず まっすぐ な 性質 を 持っ て いる 。 梅 が 早春 の 雪 の 中 で 最初 に 花 を 咲かせる 強靱 さ 、 菊 が 晩秋 の 寒 さ の 中 で 鮮やか に 咲く 姿 が 好ま れ た 。  それぞれ の 気品 の 高い 美し さ から 、 中国 宋 代 より 東洋 画 の 画題 として よく 用い られ 、 春 は 蘭 、 夏 は 竹 、 秋 は 菊 、 冬 は 梅 と 、 四季 を通じて の 題材 と なる 。  また 、 これら 4 つ の 草木 を 描く にあたって 基本 的 な 筆遣い を 全て 学べる ため 、 書 を 学ぶ 場合 の 永字八法 と 同じ よう に 、 画 法 を 学ぶ 重要 な 素材 と なっ て いる 。  麻雀 牌 の 花 牌 として 4 枚 1 組 で 用い られる こと も ある 。 中国 麻雀 で は 常用 さ れる が 、 日本 の 麻雀 で は ほとんど 用い られ ず 、 日本 で 発売 さ れる 麻雀 牌 の セット から も 省略 さ れ て いる 。 中国 の 麻雀 牌 を モチーフ に し た ゲーム 『 上海 』 で も 花 牌 として 用い られ て いる 。ジギタリス と は 、 オオバコ 科 ジギタリス 属 （ キツネノテブクロ 属 、 学名 ： ） の 総称 。 狭義 で は 、 ジギタリス 属 の 特定 の 種 （ ） を 指す 。  地中海 沿岸 を 中心 に 中央アジア から 北 アフリカ 、 ヨーロッパ に 20 種 あまり が 分布 する 。 一 ・ 二 年 草 、 多年草 の ほか 、 低木 も ある 。 園芸 用 に 数 種 が 栽培 さ れ て いる が 、 一般 に ジギタリス として 薬用 または 観賞 用 に 栽培 さ れ て いる の は 、 " Digitalis   purpurea " 種 で ある 。  学名 の （ ディギターリス ） は ラテン語 で 「 指 」 を 表す digitus に 由来 する 。 これ は 花 の 形 が 指 サック に 似 て いる ため で ある 。 数字 の digit や コンピューター 用語 の デジタル （ ディジタル 、 digital ） と 語源 は 同じ で ある 。  西洋 で は 暗く 寂れ た 場所 に 繁茂 し 不吉 な 植物 として の イメージ が ある 植物 と さ れる 。 いけ に え の 儀式 が 行わ れる 夏 に 花 を 咲かせる こと から ドルイド 達 に 好ま れる と 言わ れる 。 「 魔女 の 指 抜き 」 「 血 の 付い た 男 の 指 」 など と 呼ば れ て い た 地域 も ある 。 メーテルリンク は 、 「 憂鬱 な ロケット の よう に 空 に 突き出 て いる 」 と 形容 し て いる 。  ジギタリス に は 全 草 に 猛毒 が あり 観賞 用 に 栽培 する 際 に は 取り扱い に 注意 が 必要 で ある 。 ジギタリス 中毒 と も 呼ば れる 副作用 として 、 不整脈 や 動悸 など の 循環 器 症状 、 嘔気 ・ 嘔吐 など の 消化 器 症状 、 頭痛 ・ 眩暈 など の 神経症 状 、 視野 が 黄色く 映る 症状 （ 黄 視 症 ） など が ある 。  ジギタリス の 葉 を 温 風 乾燥 し た もの を 原料 として ジギトキシン 、 ジゴキシン 、 ラナトシド C など の 強 心配 糖 体 を 抽出 し て い た が 、 今日 で は 化学 的 に 合成 さ れる 。 古代 から 切り傷 や 打ち身 に対して 薬 として 使わ れ て い た 。 1776 年 、 英国 の ウィリアム・ウィザリング が 強心剤 として の 薬効 を 発表 し て 以来 、 うっ血 性 心不全 の 特効薬 として も 使用 さ れ て いる 。 以前 は 日本 薬局方 に " Digitalis   purpurea "   を 基 原 と する 生薬 が 「 ジギタリス 」 「 ジギタリス 末 」 として 医薬品 各 条 に 収載 さ れ て い た が 、 第 14 改正 日本 薬局方 第 二 追 補 （ 2005 年 1 月 ） で ともに 削除 さ れ た 。  ゴッホ が 「 ひまわり   ( 絵画 )」 など で 鮮やか な 黄色 を 表現 し た の は 、 ジギタリス 薬剤 の 服用 による 副作用 だっ た の で は ない か という 説 も ある 。 晩年 の 作品 「 医師 ガシェ の 肖像 」 に は ジギタリス が 描か れ て いる 。  カルシウム 拮抗 剤 と の 薬物 相互 作用 が 報告 さ れ て いる 。  花 の 形 が ユニーク で 美しい ので 、 花壇 用 に 栽培 さ れ て いる 。 5 月 から 6 月 に 播く と 、 ほぼ 一 年 後 に 開花 する 。 タネ は かなり 細かい ので 、 浅い 鉢 に 播き 、 受け皿 で 吸水 さ せ て 発芽 さ せる 。 水はけ の よい 土地 を 好む が 、 高温 多湿 に やや 弱く 、 日本 の 暖地 で は 栽培 し にくい 。植物 病理 学 （ し ょくぶつびょうりがく 、 英語 ： plant   pathology ） は 歴史 の ある 学問 分野 で あり 、 本来 は 、 植物 の 病害 を 診断 し 、 予防 あるいは 治療 する ため の 学問 領域 で ある 。 現代 に なっ て 、 植物 に 病気 を 引き起こす メカニズム や 媒介 者 （ 昆虫 ・ 花粉 ・ 風雨 ・ ハサミ など 機械 的 あるいは 接触 など ） により 感染 が 広がる メカニズム について 、 植物 の 遺伝子 と の 相互 作用 も 含め 、 極めて 高度 な 分子 レベル の 研究 も 大きな 領域 として 含ま れる よう に なっ た 。 対象 領域 として 、 病原 体 による " 感染 症 " や 、 病原 体 に よら ない （ 物理 ・ 化学 的 条件 による ） 病気 を 含む 。 昆虫 や ダニ による 単純 な 食害 は ふつう 含め ない が 、 病原 体 の ベクター （ 媒介 者 ） と なる 場合 や 奇形 （ 虫 えい など ） の 原因 と なる 場合 は 含む 。 日本 の 研究 レベル は 世界 で も トップクラス で ある 。  植物 の 病気 について その 症状 や 原因 を 究明 し 、 病害 を 防ぐ 原理 や 方法 を 研究 する 科学 が 「 植物 病理 学 」 で あり 、 人類 における 医学 、 獣類 における 獣医 学 に 相当 する 。 植物 病理 学 を 医学 における 病理 学 と 対応 さ せ 、 病気 の 原因 や 病 植物 の 形態 的 ないし 生理 的 変化 を 追究 する 分野 に 限り 、 医学 全体 に 相当 する 分野 名 として 「 植物 医学 」 ないし 「 植物 病 学 」 の 語 を 使用 す べき と 主張 する 学者 も 一部 に ある が 、 国際 的 に も " plant   pathology " ない し " phytopathology " が 一般 的 で あり 、 これ に 対応 し て 「 植物 病理 学 」 が 国内 的 に も 広く 用い られ て いる 。  植物 病理 学 は 、 農林 業 生産 を 高める ため 、 農産物 ・ 林産物 の 病気 による 被害 を いかに すれ ば 防ぐ こと が できる か を 追究 する 学問 として 、 農学 の 一 分野 として 発達 し て き た 歴史 を 有し て いる 。  病原 体 として は 次 の よう な もの が ある 。  病原 体 に よら ない 原因 として は 次 の よう な もの が ある 。  植物 病害 という の は 、 植物 自体 に 害 を 与える という 意味 で ある が 、 なかには 食品 として 摂取 し た 人畜 に 害 を 与える 場合 が ある 。ロウバイ （ 蝋梅 、 蠟梅 、 臘梅 、 唐 梅 〔 カラ ウメ 〕 、 " Chimonanthus   praecox "） は 、 クスノキ 目 ロウバイ 科 ロウバイ 属 に 属する 中国 原産 の 落葉樹 で ある 。 早生 種 で は 12 月頃 に 、 晩生 種 で も 2 月 にかけて 半 透明 で にぶい ツヤ の ある 黄色く 香り 高い 花 が やや 下 を 向い て 咲く 。 果実 は 痩果 で 一見 する と 種子 に 見え 、 花 床 が 発達 し た 壺 状 の 偽 果 に 数個 ～ 10 個 程度 見 られる 。 ロウバイ 属 に は 他 に 5 種 が あり 、 いずれ も 中国 に 産 する 。 なお 、 ウメ は 寒い 時期 に 開花 し 、 香り が 強く 、 花 柄 が 短く 花 が 枝 に まとまっ て つく といった 類似 点 が ある が 、 バラ 目 バラ 科 に 属し て おり 系統的 に は 遠縁 で ある 。  蝋梅 の 名 は 、 本草 綱目 に よれ ば 、 半 透明 で にぶい ツヤ の ある 花びら が まるで 蝋細工 の よう で あり 、 かつ 臘月 （ ろう げ つ ： 旧暦 12 月 ） に 咲く こと に ちなむ と いう 。 日本 において は 晩冬 （ 小寒 〔 1 月 6 日 頃 〕 から 立春 の 前日 〔 2 月 3 日 頃 〕 まで の 間 ） の 季語 と さ れる 。  花 や つぼみ から 抽出 し た 蝋梅 油 （ ろうばい ゆ ） を 薬 として 使用 する 。  ソシンロウバイ （ 素 心 蝋梅 ） 、 マンゲツロウバイ （ 満月 蝋梅 ） 、 トウ ロウバイ （ 唐 蝋梅 ） など の 栽培 品種 が ある 。 よく 栽培 さ れ て いる の は ソシンロウバイ で 花 全体 が 黄色 で ある 。 ロウバイ の 基本 種 は 、 花 の 中心 部 は 暗紫色 で 、 その 周囲 が 黄色 で ある 。  土壌 を あまり 選ば ず 、 かなり 日陰 の ところ で も よく 育ち 開花 する 丈夫 な 花木 で ある 。  繁殖 は 、 品種 もの の 一部 を 除き 挿し木 が 一般 的 だ が 実生 から の 育成 も 容易 。 種まき から 最も 簡単 に 育て られる 樹 種 で ある 。 晩秋 に なる と 、 焦げ茶 色 の 実 が なっ て おり 、 中 の タネ （ 真 の 果実 ） は アズキ くらい の 大き さ で ある 。 寒 さ に 遭わ せ た ほう が よく 発芽 する と いい 、 庭 に 播き 、 5 mm ほど 覆土 し て おく と 、 春分 を 過ぎ て から 生え て くる 。  種子 など に アルカロイド で ある カリカンチン を 含み 有毒 。 中毒 すれ ば ストリキニーネ 様 の 中毒 症状 を 示す 。 カリカンチン の 致死 量 は マウス 44 mg / kg （ 静脈 注射 ） 、 ラット 17 mg / kg （ 静脈 注射 ） で ある 。ハボタン （ 葉牡丹   var .   f .   ） は 、 アブラナ 科 アブラナ 属 の 多年草 。 園芸 植物 として 鮮やか な 葉 を 鑑賞 する が 、 観葉 植物 より 一 年 草 の 草花 として 扱わ れる 事 が 多い 。  名前 の 由来 は 、 葉 を 牡丹 の 花 に 見立て た もの 。 耐寒 性 に 優れ 、 冬 の 公園 を 彩る ほか 、 門松 の 添え物 に も 利用 さ れる が 、 暖地 で は 色づか ず 、 寒 地 で は 屋外 越冬 でき ない 。  様々 に 着色 し た 葉 が 、 サニーレタス の よう に 同心円 状 に 集積 し た 形態 の もの を 鑑賞 する 。  大別 し て 葉 に 葉 緑 体 以外 の 色素 を 持た ない 品種 と 、 赤 キャベツ 同様 に 色素 （ アントシアニン ） を 持つ もの が あり 、 一定 以下 の 低温 に 晒さ れ て から 出 葉 する と 葉緑素 が 抜け 、 白 や クリーム 色 、 または 紫 、 赤 、 桃色 等 に 色づく 。 それ まで に 分化 し た 葉 が 周縁 部 を 緑色 に 縁どり 、 着色 し た 中心 部 の 葉 と の コントラスト が 映える 。  主 に 冬期 の 花壇 や プランター など で 、 屋外 栽培 さ れる 。 花 は 黄色 で 4 - 5 月 に 開花 する が 、 観賞 の 対象 と さ れ ず 、 薹 が 立つ 前 に 処分 さ れ て しまう こと が 多い 。  また 、 多年草 として 育てれ ば 樹木 の よう な 枝 を 出し 、 それぞれ の 枝 の 先端 に ハボタン が つい た 姿 （ 踊り ハボタン ） と なる 。  結球 し ない 古い 品種 の キャベツ 、 または ケール が 主 に 観賞 用 として 栽培 さ れる うち 、 品種 改良 さ れ た と 見 られる 。  ケール の 渡来 時期 は 鎌倉 時代 中期 または 江戸 時代 前期 と さ れる が 、 現在 見 られる ハボタン の 作出 時期 として は 、 園芸 ブーム に 沸き 、 草本 植物 の 斑入り など 葉 変わり が 珍重 さ れ た 江戸 中期 以降 と 見 られ 、 縁起 の よい 紅白 二 色 が 好ま れ た と いう 。 当時 、 博物学 者 の 山岡 恭 安 による 『 本草 正 正 譌 』 （ 1778 年 ） で 牡丹 菜 、 葉牡丹 と 記載 さ れ て いる の が 文献 上 の 初 見 と み られ 、 古典 園芸 植物 とも 言い うる 。  明治 以降 は 冬 の 園芸 植物 として 広まる 一方 で 海外 に 紹介 さ れ 、 戦後 は さらに 品種 も 増え 、 現在 で は 世界 各地 で 栽培 さ れ て いる 。  園芸 品種 に は 、 主 に 葉 の 形状 に 特色 を もつ もの と 、 色づき に 特徴 の ある もの が ある 。 従来 は 花壇 や 鉢植え 用 の 植物 で あっ た が 、 大阪 花 博 （ 国際 花 と 緑 の 博覧 会 ） で 切り花 用 の 茎 が 長く 伸びる 品種 が 発表 さ れる など 、 多様 化 し て いる 。  葉 が 平滑 な 東京 丸 葉 が 江戸 時代 から の 直系 で あり 、 これ に 縮緬 性 の ケール を 再 交配 し 、 葉 の 先 が 大きく 縮れる 名古屋 縮緬 が 鉢植え 向け に 作出 さ れ た 。 戦後 、 両者 を 交配 し て その 中間 の 、 葉 が 波 を 打っ て いる 大阪 丸 葉 が 生まれ 、 この 3 種 が 代表 的 で 、 それぞれ に 白 と 紅 （ 赤 紫色 ） 、 薄 紅 の 3 色 が あっ た 。 品種 名 は 紅 スズメ 、 白 スズメ （ 縮緬 系 ） 、 紅 ハト 、 白 ハト 、 ツグミ （ 丸 葉 系 ） など 。  1980 年代 から 、 葉 が 縮れ て 深い 切れ込み が ある 「 くじゃく 」 や 「 さん ご 」 「 かん ざし 」 、 中央 部 だけ が 紅 に なる 「 日の丸 」 、 葉 の 部分 が 小さな 切り花 用 の 高 性 種 など 様々 な 品種 が 出 て き た 。  その ほか 、 ハボタン は 自家 不 和合 性 を 持つ ため 、 他 の アブラナ 属 近 縁 種 植物 と 交雑 し やすく 、 種取り や 品種 改良 で は 注意 する 必要 が ある （ 販売 さ れ て いる 新 品種 の 多く は キャベツ 同様 の 一代 雑種 で あり 、 種子 を 採っ て も 同じ もの は 育た ない ） 。  播種 期 は 真夏 の 7 月 から 8 月 の 上旬 で ある 。  種 は 2 - 3 日 で 発芽 する が 、 小苗 は 様々 な 害虫 の 大 好物 で 、 一 晩 で 全滅 する こと も 多い 。 種 を まい たら オルトラン 粒 剤 など を 一緒 に まき 、 虫 に 食わ れ ない よう に する 。 発芽 直後 の 徒長 を 抑える ため に 矮化剤 を 使う こと も ある 。  1 ， 2 回 仮植 え し た あと 、 花壇 に 25 cm くらい の 間隔 で 定植 する か 、 6 寸 以上 の 鉢 に 植える 。 矮化剤 の 使用 や 播種 時期 を 遅らせる こと で ミニ ハボタン に 出来る 。 気温 が 下がら ない と 着色 し た 葉 は 出現 し ない 。 着色 後 も 肥料 の 晩 利き で 緑色 の 葉 が 出 たり 、 キャベツ の よう に 葉 が 丸まろ う と する 。 気温 の 上昇 で も 緑色 の 葉 が 出る 。  春 に 開花 し た 株 を 、 花茎 と共に 数 枚 の 葉 を 付け て 切り取る こと で 踊り ハボタン として 育てる こと が できる 。 花茎 を 切り取っ た 後 に 一 回り 大きな 鉢 に 植え 替え て 育てる と 樹木 の よう に 枝 が 伸び 、 秋 に は 踊り ハボタン と なる 。  これら すべて の 害虫 に オルトラン 水 和 剤 が 有効 。  食用 植物 で ある キャベツ や ケール と 同種 な ので 食べる こと は 可能 だ が 、 以下 の 点 に 留意 す べき で ある 。シオガマザクラ （ 新 字体 ： 塩竈 桜 、 正字 体 ： 鹽竈櫻 、 慣用 形 ： 鹽竃桜 。 学名 ：" Prunus   leveilleana   Koehne   cv .   Shiogama   "） は 、 サクラ の 一 種 で あり 、 宮城 県 塩竈 市 の 木 で も ある 。  鹽竈神 社 境内 に ある 31 本 が 「 鹽竈神 社 の 塩竈 ザクラ 」 の 名称 で 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 花 は 八重 で 花 の 色 は 薄 桃色 。  サトザクラ 系 の シオガマザクラ は 花弁 が 約 40 片 から なる 大輪 の 八 重 ザクラ で ある 。 その 歴史 は 古く 、 堀河 天皇 の 御製 に 「 鹽竃櫻 」 と 見 ある こと から 、 平安 時代 に は 品種 として 成立 し て い た もの と 考え られ て いる 。 古く から 著名 な サクラ として 昭和 15 年 （ 1940 年 ） に は 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  その後 高齢 木 の ため 枯死 し た ため 、 昭和 34 年 （ 1959 年 ） に 天然記念物 の 指定 が 解除 さ れ た 。 しかし 枯死 直前 に 鹽竈神 社 の 庭師 で ある 松木 操 により 接木 が さ れ 、 京都 の サクラ 研究 家 で ある 佐野 藤 右 衛門 の 指導 を 受け て 「 塩竈 桜 保存 会 」 が 苗木 を 育成 し た 。  保存 会 の 努力 により 育っ た 苗木 は 、 鹽竈神 社 境内 に 54 本 植え られ 、 この うち 31 本 が 昭和 62 年 （ 1987 年 ） 12 月 17 日 に 国 の 天然記念物 として 再 指定 さ れ た 。八 経ヶ岳 （ はっきょう が たけ ） は 紀伊 山地 の 一角 として 奈良 県 吉野 郡 天川 村 と 上北山 村 の 境 に 位置 する 山 で ある 。 標高 1 , 915   m で 、 奈良 県 および 近畿 地方 の 最高峰 で ある 。 八剣山 （ は ち けんざん ） と も 呼ば れる ほか 、 役行者 が 法華経 八 巻 を 埋納 し た と 伝わる こと から 仏経ヶ岳 （ ぶっ きょう が たけ ） と も 呼ば れる 。  八 経ヶ岳 は 大峰山脈 の 主峰 で あり 、 北方 の 弥山 （ みせ ん 、 標高 1 , 895   m ） や 南方 の 明星ヶ岳 （ み ょうじょうがたけ 、 標高 1 , 894   m ） といった 複数 の 峰 が 近接 し て いる 。 山上ヶ岳 から 連なる 山脈 全体 を 指し て 大峰山 と 呼ぶ 場合 も あり 、 深田 久弥 の 随筆 『 日本 百 名山 』 に も 八 経ヶ岳 山頂 が 大峰山 の 最高峰 として 記述 さ れ て いる 。  八 経ヶ岳 に は 下記 の 原始 林 が 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ 、 ユネスコ の 世界 遺産 『 紀伊 山地 の 霊場 と 参詣 道 』 （ 2004 年 〈 平成 16 年 〉 7 月 登録 ） に 登録 さ れ て いる 。ヨシ または アシ （ 葦 、 芦 、 蘆 、 葭 、 学名 :   ） は 、 イネ 科 ヨシ 属 の 多年草 。 河川 及び 湖沼 の 水際 に 背 の 高い 群落 を 形成 する 。 ヨシ を 3 ないし 4 の 種 に 分ける 場合 が ある が 、 一般 的 に は ヨシ 属 に 属する 唯一 の 種 と みなさ れ て いる 。 日本 で は セイコノヨシ （   ( Retz .)   Trin .） および ツル ヨシ （   Steud .） を 別種 と する 扱い が 主流 で ある 。  英語 で 一般 的 に   リード （ reed ）   と 呼ば れる が 、 湿地 に 生える 背 の 高い 草 の 総称 も （ Reed ） と 呼ば れる 。 本 種 のみ を 示す 場合 は 、 common   reed   と 呼ぶ 。  もともと の 呼び名 は 「 アシ 」 で あり 、 日本書紀 に 著 れる 『 豊葦原 （ と よ あし は ら ） の 国 』 の よう に 、 およそ 平安 時代 まで は 「 アシ 」 と 呼ば れ て い た よう で ある 。 更級 日記 において も 関東平野 の 光景 を 「 武蔵野 の 名花 と 聞く ムラサキ も 咲い て おら ず 、 アシ や オギ が 馬上 の 人 が 隠れる ほど に 生い茂っ て いる 」 と 書か れ て いる 。  8 世紀 、 日本 で 律令制 が 布か れ て 全国 に 及び 、 人名 や 土地 の 名前 に 縁起 の よい 漢字 2 字 を 用いる 好字 が 一般 化 し た 。 「 アシ 」 について も 「 悪し 」 を 想起 さ せ 連想 さ せ 縁起 が 悪い と し 、 「 悪し 」 の 反対 の 意味 の 「 良し 」 に 変え 、 葦原 が 吉原 に なる など し 、 「 ヨシ 」 と なっ た 。 この よう な 経緯 の ため 「 アシ 」 「 ヨシ 」 の 呼び 方 の 違い は 地域 により 変わる の で は なく 、 新旧 の 違い で しか 無い 。 現在 も 標準 和名 として は 、 ヨシ が 用い られる 。 これら の 名 は よく 似 た 姿 の イネ 科 に も 流用 さ れ 、 クサヨシ 、 アイアシ など 和名 に も 使わ れ て いる 。  条件 さえ よけれ ば 、 地下茎 は 一 年 に 約 5 m 伸び 、 適当 な 間隔 で 根 を 下ろす 。  垂直 に なっ た 茎 は 2   -   6 m の 高 さ に なり 、 暑い 夏 ほど よく 生長 する 。  葉 は 茎 から 直接 伸び て おり 、 高 さ 20   -   50 cm 、 幅 2   -   3 cm で 、 細長い 。  花 は 暗紫色 の 長 さ 20 -   50 cm の 円錐 花序 に 密集 し て いる 。  温帯 から 熱帯 にかけて の 湿地 帯 に 分布 する 。  主として 河川 の 下流 域 から 汽水域 上部 、 あるいは 干潟 の 陸 側 に 広大 な 茂み （ ヨシ 原 ） を 作り 、 場合 によって は それ は 最高 100 ha に 及ぶ 。 根本 は 水 に つかる が 、 水 から 出る こと も あり 、 特に 干潟 で は 干潮 時 に は 干上がる 。 水流 の 少ない ところ に 育ち 、 多数 の 茎 が 水中 に 並び立つ こと から 、 その 根本 に は 泥 が 溜まり やすい 。 この よう に 多く の 泥 が 集まり 蓄積 する 区域 は 、 その 分解 が 多く 行わ れる 場所 で も ある 。  他方 で 、 その 茎 は 多く の 動物 の 住み かや 隠れ 場 として も 利用 さ れる 。 ヨーロッパ と アジア で は 特に 、 ヒゲガラ 、 ヨシキリ 、 サンカノゴイ といった 鳥類 と 関わり が 深い 。 泥 の 表面 に は 巻き貝 や カニ など が 多数 生息 する 。 アシハラガニ は この 環境 から その 名 を もらっ て いる 。  この よう に 、 多く の 分解 が 行わ れ 、 多く の 水生 動物 の より どころ と なる 芦原 は 、 自然 の 浄化 作用 の 上 で 重要 な 場所 で あり 、 野生 動物 と 環境 保護 に 重要 な 植物 群落 で ある と 言える 。 また 、 この こと から 釣り の ポイント の 一つ で も ある 。  北米 で は 、 ヨシ は ヨーロッパ から の 帰化 種 だ という 俗信 が 広がっ て いる 。 しかし 、 ヨーロッパ 人 の 移民 以前 に 北米 大陸 に ヨシ が あっ た という 証拠 が 存在 し て いる 。 もっとも 、 遺伝子 を 見る 以外 で は ほとんど 見分け が 付か ない ヨーロッパ 型 は 、 北米 在来 型 より も よく 育つ ため 、 北米 で ヨーロッパ 型 ヨシ が 増加 し て いる 。 これ が 固有 種 を 含む 他 の 湿地 帯 の 植物 に 深刻 な 問題 を 引きおこし て いる 。  最近 の 研究 により 、 移入 型 と 在来 型 の 形態 の 違い が 明らか に なっ た 。 ユーラシア 遺伝子 型 は 北米 遺伝子 型 に 較べ て 短い 葉 舌 （ 1 . 0 mm 未満 ） 、 短い 穎 （ 約 3 . 2 mm 以下 ） を 持ち 、 茎 の 特徴 で 区別 さ れる 。 近年 、 北米 型 は   subsp .   Saltonstall ,   Peterson ,   and   Soreng   という 亜 種 に 分類 さ れ 、 ユーラシア 型 は   subsp .   と 呼ば れ て いる 。  学名 として   L .（ 基礎 異名 ） 、 、 、 、 、 、   と も 呼ば れ て い た 。  まっすぐ に 伸びる 茎 は 木 化 し 、 竹 ほど で は ない に せよ 材 として 活用 できる 。 古く から 様々 な 形 で 利用 さ れ 、 親しま れ た 。 日本 で は 稲刈り の 後 に 芦刈 が 行わ れ 、 各地 の 風物詩 と なっ て い た 。 軽く て 丈夫 な 棒 として さまざま に 用い られ 、 特に 葦 の 茎 で 作っ たす だれ は 葦 簀 （ よ しず ） と 呼ば れる 。 また 、 屋根 材 として も 最適 で 茅 葺民家 の 葺き替え に 現在 でも 使わ れ て いる 。 なお 、 神社 の 儀式 で 用いる 「 たいまつ 」 は 、 ヒデ （ 松の木 の 芯 ） と ヨシ を 一緒 に 束ね た もの を 使用 する 場合 が 一般 的 で ある 。  日本 神話 で は ヒルコ が 葦 舟 で 流さ れる 。 最近 で は 、 葦 舟 の 製作 も 市民 活動 として 行わ れる よう に なっ て き て いる 。 ちなみに 、 南米 で 葦 舟 と いわ れる の は 、 この 葦 で は なく 、 カヤツリグサ 科 の フトイ の 仲間 で 、 古代 エジプト において も 同じく カヤツリグサ 科 の パピルス を 使っ て いる 。  葦 の 茎 は 竹 同様 に 中空 な ので 、 笛 として 加工 する に も よく 、 葦笛 という の が ある 。 西洋 の パンフ ルート は 、 長 さ の 異なる 葦笛 を 並べ た もの で ある 。 ギリシャ 神話 において は 、 妖精 シュリンクス が 牧神 パン に 追わ れ て 葦 に 身 を 変え た ところ 、 風 を 受け て 音 が なっ た ため 牧神 パン によって 笛 に 変え られ た という 逸話 から 、 その 名 が 付け られ て いる 。 古代 中国 における 楽器 、 簫 （ しょ う ） も 同じ 系統 で ある 。  また 、 篳篥 の 「 舌 」 、 中東 の クラリネット に 似 た と 呼ば れる 楽器 や ズルナ 、 西洋 木管 楽器 の 振動 音源 部 「 リード 」 として も 活用 さ れる 。 勘違い さ れる が 、 英語 で 葦 を 意味 する リード に は 幾つ か の 種 が 含ま れ 、 本 種 も 音源 の リード に 使用 さ れる が 、 多く の 西洋 楽器 の リード に 使わ れる の は ダンチク （ ジャイアント   リード ） という 種 で ある 。  製紙 原料 の ヨシ パルプ について は 、 中国 湖南 省 の 洞 庭 湖 周辺 や 上海 市 の 崇 明島 など で 実用 化 さ れ 、 トイレットペーパー や 紙 コップ など に 加工 さ れ て いる 他 、 旧 ソ連 や ルーマニア で 製造 工場 が 稼動 し て い た こと が あり 、 日本 国内 において も 、 滋賀 県 の 琵琶湖 産 の もの など が 名刺 や ハガキ 用 に 少量 生産 さ れ て いる 。  この 他 に も 、 肥料 、 燃料 、 食料 、 生薬 原料 、 漁具 、 葦 ペン 、 ヨシ パルプ など の 用途 が あり 、 現在 でも 利用 さ れる もの や 、 研究 が 行わ れ て いる もの も ある 。  近年 ヨシ 原 は 、 浅い 水辺 の 埋め立て や 河川 改修 など により 失わ れる こと が 多く なり 、 その 面積 を 大きく 減らし て いる 。 ヨシ 原 は 、 自然 浄化 作用 を 持ち 、 多く の 生物 の より どころ と なっ て いる ため 、 その 価値 が 再 評価 さ れ て き て おり 、 ヨシ 原 復元 の 事業 が 行わ れ て いる 地域 も ある 。  葦 に関して 最も 有名 な ヨーロッパ 文学 で の 言葉 は ブレーズ・パスカル による 「 人間 は 考える 葦 （ roseau   pensant ） で ある 」 以外 に ない だろ う 。 ジャン ・ ド ・ ラ・フォンテーヌ の 寓話 「 オーク と 葦 」 （ Le   chêne   et   le   roseau ） で は 傲慢 な オーク が 倒れ て しまっ た の に対し 、 倒れ ない よう に 自ら 折れ て 風雨 を 凌い だ 葦 の 姿 が 描か れ て いる 。  また 、 古事記 の 天地 の はじめ に は 最初 の 二 柱 の 神 が 生まれる 様子 を 「 葦 牙 の ごと 萌え あがる 物 に 因り て 」 と 書き表し た 。 葦 牙 と は 、 葦 の 芽 の こと を いう 。 その 二 柱 の 神 が つくっ た 島々 は 「 豊葦原 の 千秋 の 長五 百 秋 の 水穂 の 国 」 と いわ れ た 。 これ により 、 日本 の 古名 は 豊葦原 瑞穂 の 国 と いう 。 更級 日記 で は 関東平野 の 光景 を 「 武蔵野 の 名花 と 聞く ムラサキ も 咲い て おら ず 、 アシ や オギ が 馬上 の 人 が 隠れる ほど に 生い茂っ て いる 」 と 書き残し 、 江戸 幕府 の 命 で 遊郭 が 一 か所 に 集め られ た 場所 も アシ の 茂る 湿地 だっ た ため 葭原 （ よし はら ） と 名づけ られ 、 後 に 縁起 を 担い で 吉原 と 改め られ た 。  古代 エジプト の 死者 の 書 に 書か れる 人 が 死後 に 行く こと が できる 楽園 アアル は 葦 が 繁る 原野 で ある 。  万葉集 で は 、 蘆 、 葦 、 安之 、 阿 之 という 書き方 で 50 首 に および 詠ま れ て いる 。 和歌 において 様々 な 異名 が 用い られる の も 特徴 で 、 ハマオギ 、 ヒムログサ 、 タマエグサ 、 ナニワグサ といった 別名 が 使わ れる ほか 、 方言 で は スゴロ （ 青森 ） 、 アセ （ 和歌山 ） 、 コキ （ 鳴海 ） 、 トボシ （ 垂水 ） 、 ヒーヒーダケ （ 串木野 ） という 言葉 が 一部 に 未だ 残っ て いる 。  「 難波 の 葦 （ アシ ） は 伊勢 の 浜荻 （ ハマオギ ） 」 は 、 物 の 名前 が 地方 によって 様々 に 異なる こと を いう 。 平安 末期 の 住吉 杜 歌合 において 、 藤原 俊成 の 言 で 「 難波 の 方 で は あし と だけ いい 、 東 （ あづま ） の 方 で は 、 よしと も いう 」 と あり 、 また 「 伊勢 志摩 で は 、 はま を ぎ （ ハマオギ ） と 名づけ られ て いる 」 と 書き残さ れ て いる 。  「 葦 の 髄 から 天井 を のぞく 」 と は 、 せまい 了見 で は 物事 を 捕らえる こと は でき ない という 意味 。 中国 の 荘 子 に ある 「 管 を以て 天 を 窺う 」 という 言葉 と 同じ 意味 を 持つ 。  「 すべて の 風 に なびく 葦 」 と は フランス の ことわざ で 、 都合 によって 節操 を かえる こと を 指す 。  「 折れ た 葦 」 「 葦 により かかる 」 の 両方 とも イギリス の ことわざ で 、 「 あて に なら ない 」 という 意 で ある 。 旧約 聖書 列 王 記 において も エジプト を 折れ かけ の アシ に 例え て 、 頼っ て は なら ない という 同様 の 意味 で 使わ れ て いる 。 ヨーロッパ において アシ は その 弱 さ を 人間 性 の 一 面 と 見る 向き が ある が 、 一方 で は 「 葦 が 矢 と なる 」 という ことわざ が あり 、 実際 に その 茎 の 特性 から 矢 として 使用 さ れ た こと も ある 。 前述 の 寓話 を 元 に し た 「 嵐 が くれ ば オーク は 倒れる が 、 葦 は 立っ て いる 」 という ことわざ も あり 、 ヨーロッパ において アシ は 弱 さ と 同時に 強か な 存在 と さ れ て い た 。  ヨシ 属 （ ヨシ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 イネ 科 の 属 の 一つ 。オオタニワタリ   (" Asplenium   antiquum "   Makino )   は シダ 植物 門 チャセンシダ 科 に 属する 日本 南部 から 台湾 の 森林 内 の 樹木 や 岩 など に 着生 する シダ 植物 。 単に タニワタリ と も 言う 。 本州 南岸 以南 に 分布 する が 、 南 で は 近似 種 が 他 に も ある 。  葉 は 細長く 、 先端 が とがっ た 広 線形 で 、 切れ込み など は ない 。 主軸 は しっかり し て い て 、 褐色 に 色づく 。 基部 に は 少し 葉柄 が あっ て 、 鱗片 が 密生 する 。 胞子 の う 群 は 葉 の 裏側 に 並ぶ 。 葉 の 先端 の 方 から 中程 まで 、 主軸 の 両側 に 、 多数 の 直線 状 の 胞子 の う 群 が 、 主軸 から 斜め 上 方向 へ 、 平行 に 並ん で いる 。  茎 は 短く て 直立 する 。 葉 は 茎 の 先端 に 集中 し て 放射状 に 配列 し 、 斜め 上 に 伸びる ので 、 全体 として は お 猪口 の よう な 姿 に なる 。 茎 の 側面 は たくさん の 根 が 出 て 、 黒褐色 の ふわふわ し た スポンジ 状 の 固まり と なる 。 着生 植物 で 、 熱帯 や 亜熱帯 で は 樹木 の 幹 や 枝 に 付着 し て 成長 する 。 ただし 、 日本 本土 など 比較的 寒冷 な 地域 で は 岩の上 や 地上 で 生育 する もの が 多く なる 。  葉 が お 猪口 型 に なる の は 、 落ち葉 を ここ に 集め て 、 自分 が 成長 する ため の 肥料 と する ため の 適応 と 考え られる 。 ここ に 溜まっ た 落ち葉 は やがて 腐葉土 に なり 、 葉 の 間 から 出る 根 によって 保持 さ れ 、 株 の 成長 とともに 株 の 下部 に 発達 する 根 塊 の 一部 と なる 。 この よう に 、 大量 の 根 が 樹 上 に 大きな クッション 状 の 構造 を 作る ため 、 ここ に 根 を 下ろし て 生育 する 植物 も 出現 する 。 沖縄 で は オオタニワタリ や シマオオタニワタリ の 大 株 に は 、 必ず と 言っ て よい ほど その 下 の 根 の 部分 から 着生 性 の シダ 植物 で ある シマシシラン が 多数 の 葉 を 垂らし て いる の を 見かける 。 同様 な 着生 シダ の ひとつ コブ ラン も この よう な ところ に 生育 する 。 また 、 ここ に もぐりこむ 昆虫 も おり 、 東南アジア に は この 仲間 の 根 塊 に のみ 穿孔 生活 を する クロツヤムシ の 存在 が よく 知ら れ て いる 。 この よう に 、 タニワタリ 類 の 根 塊 は 一つ の まとまっ た 生物 群集 を 支える こと と なる 。  日本 南部 の 暖地 から 台湾 にかけて 分布 する 。  紀伊 半島 以南 から 南西諸島 に 分布 する 。 日本 本土 で の 生育 地 の よう に 冬季 に 冷涼 な 場所 で は 生育 や 繁殖 の 速度 が 遅く 、 山林 の 減少 や 園芸 目的 など の 採集 圧 により 減少 を 続け て いる 。  近 縁 種 の シマオオタニワタリ とともに に 指定 さ れ て いる ほか 、 各 県 の レッドデータブック で は 、 高知 県 、 徳島 県 で 野生 絶滅 、 東京 都 ( 小笠原諸島 )、 三重 県 、 和歌山 県 、 宮崎 県 、 熊本 県 、 長崎 県 、 福岡 県 において 絶滅 危惧 I 類 、 鹿児島 県 、 沖縄 県 で 絶滅 危惧 II 類 に 指定 さ れ て いる 。  日本 に は 、 本州 南岸 以南 に 分布 し 、 三種 ほど を 区別 する が 、 区別 は 難しく 、 種 の 範囲 について も 疑問 が 多い 。 近年 、 分子生物学 的 手法 による 再 分類 が 行わ れ て いる 。  大柄 で 、 見栄え の する 姿 で ある ため 、 栽培 さ れる こと も 多い 。 欧米 で も Bird ' s   nest   fern と 呼ば れ て 人気 が ある 。 海外 で 栽培 さ れる の は シマオオタニワタリ の 場合 が 多い と の こと 。 ただし 、 それ が 目的 で 乱獲 さ れ 、 その ため に 激減 し て いる 地域 も ある 。 和歌山 県 の 南部 海岸 沿い に は 、 何 カ所 か の 自生 地 が ある が 、 大抵 の 土地 で 自生 株 が ほとんど 残っ て い ない 。 栽培 する ため の 乱獲 が 原因 で ある 。 地元 で は 栽培 を 続け て いる ところ も ある ので 、 それ を 元 の 自生 地 に 植え 戻す 活動 も 盛ん に 行なわ れ て いる が 、 盗掘 も 後 を たた ず 、 いたちごっこ の 様相 を 呈し て いる 。 その 一方 で 、 沖縄 諸島 以南 で 多い ヤエヤマオオタニワタリ (" Asplenium   setoi ") は 、 生活 圏 から 山林 まで の 間 に 普通 に 見 られ 、 繁殖 力 が 旺盛 で 、 数 を 減らす こと は あまり ない 。  観葉 植物 として は 海外 の 近似 種 も 持ち込ま れ て いる 。 なお 、 コタニワタリ も 欧米 で は 栽培 種 として 人気 が ある 。  近 縁 種 の ヤエヤマオオタニワタリ の 新芽 は 、 特に 八重山諸島 で 多く 食用 と さ れる 。 そのまま 天麩羅 に する と おいしい 。 八重山 で は チャンプルー の 具 材 に 用い られる こと も ある 。  台湾 で は 、 主 に シマオオタニワタリ （ 中国 語   台 灣山蘇 花 ） や リュウキュウトリノスシダ （ 南洋 山 蘇 花 ） の 新芽 を 「 山 蘇 」 （ シャン スー 、 shānsū ） と 称し て 、 ニンニク 、 梅干 など 好み の 調味 料 と 炒め 物 に し て 食べる 事 が 多く 、 食用 に 広く 栽培 さ れ て いる 。支柱 根 （ し ち ゅうこん ） は 、 木の根 の 構造 の 一つ 。 地表 から タコ 足 状 に 斜め に 根 が 伸び 、 木 の 幹 を 支える 構造 を 言う 。  マングローブ や 熱帯 雨林 を 構成 する 樹 種 に 見 られる 。 タコノキ は 、 支柱 根 を タコ の 足 （ 触手 ） に 見立て て の 命名 で ある 。 身近 な 植物 で は トウモロコシ に も 見 られる 。  マングローブ を 構成 する ヤエヤマヒルギ など の 木 は 、 マングローブ 泥 と よば れる 特殊 な 泥 質 土壌 に 生育 する ので 、 地下 部 で は 酸素 が 不足 し がち に なる 。 その ため 地表 に 顔 を 出す 呼吸 根 を 発達 さ せる もの が 多い 。 ヤエヤマヒルギ など で は それ が 支柱 根 の 形 を 取っ て いる 。 また 、 潮間 帯 に 生育 する ため に おこる 、 波 による 樹 体 へ の ストレス を 和らげる 働き も ある と 考え られる 。  支柱 根 は 地上 部 から 出る ため 、 気根 と の 区別 は 難しい 。 普通 は 幹 や 枝 から 垂れ下がる もの が 気根 で 、 斜め に 出る もの が 支柱 根 で ある 。松竹梅 （ し ょうちくばい ） は 、 慶事 ・ 吉祥 の シンボル として 松 ・ 竹 ・ 梅 の 3 点 を 組み合わせ た もの の こと で 、 日本 で は 祝い事 の 席 で 謡わ れ たり 、 引出物 など の 意匠 に も 使わ れ て き た 。 もともと は 中国 の 「 歳 寒 三友 」 が 日本 に 伝わっ た もの で ある 。  いわゆる 祝儀 曲 として よく 歌わ れる もの も 含ま れる 。  切手  松 ・ 竹 ・ 梅 を 3 種類 の 等級 名 として 使う こと が ある 。  松 を 最上級 と し 、 次いで 竹 、 梅 と する 場合 が 多い が 、 梅 を 最上級 と する 場合 も ある 。 もともと 瑞祥 として の 松竹梅 に は 明確 な 優劣 が ある わけ で は ない 。  江戸 時代 、 京 ・ 嶋 原 や 大坂 ・ 新町 の 遊廓 において は 、 遊女 の 格付け に も 使わ れ た 。  松 は 太夫 （ たゆう ） 、 梅 は 天神 、 竹 は 囲 （ かこい 、 鹿 恋 とも 。 また 単に 鹿 と も 呼ば れ た ） で ある 。ゴムノキ （ ゴム の 木 ） と は 、 ラテックス （ ゴム 質 を 得る こと の できる 樹液 ） など から ゴム を 資源 として 採取 できる 樹木 の 総称 で ある 。 したがって 、 様々 な 種類 が 存在 する 。  今日 の 日本 で は 単に ゴムノキ と 言っ た とき に 、 産業 的 に は 天然 弾性 ゴム の 原料 として 重要 な パラゴムノキ を 意味 する こと が 多い が 、 家庭 で は 、 観葉 植物 として 広く 流通 し 、 普及 し て いる インド ゴムノキ を 指す こと が 多い 。  年中 高温 多湿 の 気候 で ある こと こそ が 、 ゴムノキ の 栽培 に 適し た 自然 条件 と いえる 。 適温 は 24 ～ 27 度 程 で 、 相対 湿度 は 75 ～ 85 ％ が よい 。 雨量 は 多く しかも 乾期 が 無い こと が 望ましく 、 毎月 125 ミリ 以上 の 降雨 の ある こと が 好条件 で ある 。 ゴムノキ は 肥沃 かつ 排水 の 良い 土壌 を 好み は する ものの 、 この 点 で は かなり の 悪条件 に も 耐え られ て 、 痩せ た ラテライト の 土地 や 、 排水 の 悪い 湿地 の よう な 場所 で も 生育 し 得る 。 ただし 、 ゴムノキ は 風 に対する 抵抗 力 が 低い ので 、 強風 を 避ける こと も 考慮 し なけれ ば なら ない 。  なお 、 ゴムノキ が 丘陵 地 や 斜面 を 好む という の は 、 マレーシア で 生まれ た 誤解 で ある 。 マレーシア で ゴムノキ の プランテーション が 発達 し た 頃 まで に は 、 すでに 沖積 地 は 水田 として 利用 さ れ て い た ため 、 マレーシア における ゴム 農園 の 大 部分 が 波状 の 台地 や 丘陵 地 に 作ら れ た 。 この こと が 原因 で 、 丘陵 地 や 斜面 を 好む という 誤解 が 生まれ た の で ある 。ムラサキ （ 紫 、 " Lithospermum   erythrorhizon "） は ムラサキ 科 の 植物 の 一種 。 多年草 で 、 初夏 から 夏 にかけて 白い 花 を 咲かせる 。 栽培 用 に は 、 同属 異種 の セイヨウムラサキ （" L .   officinale "   L .） が 利用 さ れる こと が 多い 。  根 は 暗紫色 で 、 生薬 「 シコン 」 （ 紫根 ） で ある 。 この 生薬 は 日本 薬局方 に 収録 さ れ て おり 、 抗 炎症 作用 、 創傷 治癒 の 促進 作用 、 殺菌 作用 など が あり 、 紫雲 膏 など の 漢 方方 剤 に 外用 薬 として 配合 さ れる 。 主要 成分 は ナフトキノン 誘導体 の シコニン ( shikonin )、 アセチルシコニン 、 イソブチルシコニン など で あり 、 最近 で は 、 日本 で も 抗 炎症 薬 として 、 口内 炎 ・ 舌 炎 の 治療 に 使用 さ れる 。  古く から 紫色 の 染料 として 用い られ て き た 。 色 を 染める に は 、 乾燥 し た 紫根 を 粉 に し 、 微温湯 で 抽出 し て 灰汁 で 媒染 し て 染色 する 。 江戸 時代 に は 染め られ た 絹 を 鉢巻 に し て 、 病気 平癒 の 為 に 頭 に 巻く 風習 が 生まれ た （ 病 鉢巻 ） 。  染料 の 成分 および 薬用 成分 は ナフトキノン 誘導体 の シコニン   ( Shikonin )   で 、 最近 で は バイオテクノロジー により 大量 生産 さ れ て 口紅 など に 用い られ て いる 。  万葉集 に も その 名 が 出る ほど 歴史 は 古く 、 奈良 時代 から 江戸 時代 末期 まで 栽培 が 行わ れ て き た 。 しかし 、 明治 時代 以降 は 合成 染料 の 登場 により 商業 的 価値 を 失い 、 ムラサキ 自体 も 絶滅 危惧 種 レッドデータブック IB に ランク さ れる まで に なっ て しまっ た 。 その ため 、 現在 も 熱心 な 愛好 家 たち が 栽培 を 試み て いる が 、 種 の 発芽 率 が 低い 上 、 ウイルス など に 弱い ため 、 株 を 増やす の は 困難 で ある 。 この ため 、 現在 で は 中国 から 近 縁 種 （ 下記 ） が 輸入 さ れ 、 ムラサキ として 流通 し て いる が 、 ムラサキ と の 交雑 により 純正 種 を 脅かす こと に なっ て いる 。  最近 健康 食品 として 、 美 白 に 効果 が ある など として 広く 販売 さ れ て いる が 、 肝 癌 など を 誘発 する ピロリジジンアルカロイド を 含有 する ため 、 注意 が 必要 で ある 。 近 縁 種 について も 同様 の 危険 が ある 。 （ 詳しく は ピロリジジンアルカロイド を 参照 ）ヨツバシオガマ （ 四葉 塩釜 、 学名 ：" Pedicularis   japonica "） は シオガマギク 属 に 属する 多年草 の 高山 植物 で ある 。 エゾヨツバシオガマ   " P .   chamissonis "   の 変種 と さ れ て い た が 、 詳細 な 比較 から 別種 で ある こと が 分かり 分離 さ れ た 。  北海道 から 中部 地方 以北 の 高山 帯 に 生育 し て いる 。 シオガマギク の 仲間 で は 最も よく 見 られる 種 で ある 。 同属 の ミヤマシオガマ など が 岩場 など に 生える の に対し 、 ヨツバシオガマ は 湿地 帯 に 生える 。 高 さ は 20 - 50 cm 。 名前 の 由来 の とおり 、 シダ の よう な 葉 が 茎 の 節 ごと に 4 つ ずつ 輪 生 する 。 花期 は 6 - 8 月 で 、 薄紫 色 の 太く て 短い 花弁 が 数 段 に 重なり 輪 生 する 。 ヨツバシオガマ の 大型 種 を ハッコウダシオガマ （ または キタヨツバシオガマ ） と 呼ぶ こと も ある が 、 厳密 に 区別 する こと は でき ない 。  次 の 分類 群 も エゾヨツバシオガマ の 変種 と さ れ て いる が 、 その 位置付け に関して は さらなる 研究 が 必要 で ある 。スモモ 亜 属 （ スモモ あ ぞ く 、 ） は スモモ 、 ウメ 、 アンズ など を 含む 、   属 の 亜 属 で ある 。 果実 は いずれ も 核果 で ある 。  この 亜 属 の 植物 は 、 新芽 で は 先端 の 芽 と 側 方 に つい た 芽 が 一つ ずつ 離れ て いる （ 群生 し て い ない ） こと 、 花 が 短い 軸 の 先 に 1 - 5 個 の グループ に なる こと 、 実 の 側面 に 一 本 の 溝 が ある こと 、 および 種 が 滑らか で ある こと で 他 の 亜 属 （ モモ 、 サクランボ 、 エゾノウワミズザクラ など ） と 区別 さ れる 。  スモモ 亜 属 は 三つ の 節 に 分かれる 。  プルーン （ ） の 実は 食用 で 、 甘く 汁 が 多い 。 生食 の ほか 、 ジャム 等 に 加工 し て 利用 さ れる 。 プラム に は 幅広い 様々 な 色 と 大き さ が ある 。 他 の もの より 硬い 果肉 だっ たり 、 黄色 、 白 、 緑 、 または 赤い 果肉 の 物 も ある 。 同じく 皮 に も さまざま な 色 が ある 。  プラム の 絞り 汁 は 発酵 し て プラム 酒 に する こと が できる 。 これ を 蒸留 し 樽 に 詰め て 熟成 する と 、 東欧 で スリヴォヴィッツ として 知ら れる ブランデー に なる 。 樽 詰め の 際 に 生 の プラム を 一緒 に 入れ て おく の が 伝統 で ある 。 果実 の 風味 と 香り が 染み 出す こと で 、 スリヴォヴィッツ に 独特 の 味わい を 加える 。  プラム は ある 種 の 鱗翅 目 （ November   Moth 、 Willow   Beauty 、 Short - cloaked   Moth   など ） の 幼虫 の 餌 に も 使わ れる 。  今日 栽培 さ れ て いる プラム の 栽培 品種 に は 以下 の よう な もの が ある 。  早春 に 花 が 咲く と 、 プラム の 木 は 花 で 覆わ れる 。 適切 な 条件 なら ば 花 の およそ 50 % が 受粉 し プラム に なる 。 開花 は 80 日 で 始まる 。  気候 が 乾燥 し すぎる と 、 プラム は ある 段階 から 成長 し なく なり 、 若芽 の 状態 で 木 から 落ちる 。 気候 が 湿潤 すぎる か 、 実 が 熟し て すぐ に 収穫 さ れ ない と 、 実に カビ が 生え 、 茶 腐れ と 呼ば れる 状態 に なる 。 茶 腐れ に 毒 は 無く 、 感染 し た 箇所 だけ を 切り取る こと が できる が 、 こうした 腐れ を 直ちに 取り除か なけれ ば 、 その 実は もはや 食用 に は なら ない 。植生 （ しょく せい ） と は 、 地球 上 の 陸地 において 、 ある 場所 に 生育 し て いる 植物 の 集団 で ある 。  地球 上 の 陸地 は 、 砂漠 など の 極端 な 乾燥 地域 や 氷河 地域 を 除い て 、 何らかの 植物 被覆 で 覆わ れ て いる 。 そこ に 見 られる 植物 被覆 の こと を 植生 と いう 。 この 植生 は 、 気候 や 土地 条件 の 違い ， あるいは 人為 的 な 作用 の 加わり 方 の 違い 、 場所 に よりけり で 森林 や 草原 、 耕作 地 、 植物 の ごく 少ない 荒原 など と なる 。 この よう に その 場 の 植物 の あり よう によって 、 その 場 その 場 の 景観 （ これ を 相 観 と 言う ） は はっきり と 特色 づけ られる 。 その ため これ を 把握 する 場合 、 植生 もしくは 植 被 と 呼ん で いる 。  植物 群落 （ し ょくぶつぐんらく ） と は 何 種類 か の 植物 が まとまっ て つくる 植物 の 集団 を 指し て いる 言葉 で ある 。 単に 群落 と も いう 。 主 に 場所 ごと に 異なっ た 植物 群 を 識別 する こと が できる 。 その こと により 、 それぞれ 特有 の 種類 組成 を 示し て 見せる こと が できる 。 これ を 比較 し て ゆく と 、 類似 し た 環境 に は ほぼ 同一 の 植物 群 が 出現 する こと が わかる 。 そこで 植物 名 や 環境 の 名称 を 頭 に かぶせ て それぞれ の 植生 を 植物 群落 として 認め 、 それぞれ の 名 を 与え て 用いる 。 植物 社会 学 で 植物 群落 を 分類 する 際 に は 、 群集 を 基本 単位 として 用いる 。 この よう な 研究 に 於い て は 、 まず その 場 に どの よう な 植物 の 種 が 、 どの 程度 の 量 、 面積 で 生育 し て いる か 、 といった 情報 を 集める 必要 が ある 。 その ため の 調査 を 植生 調査 と いう 。  植生 工 は , 工法 と 工 種 で 使用 さ れる 名称 で 、 工法 の 意味 で は 復元 しよ う と する 植物 を 播種 , 植 栽 , あるいは 自然 植生 の 侵入 を 促し たり する 工法 の 総称 で ある ｡  そして 工法 として は 種子 から 導入 する 播種 工 , 植 栽 によって 導入 を 図る 植 栽工 , 植生 の 自然 侵入 を 促す 植生 誘導 工 の 3 つ に 大別 さ れる ｡クララ （ 眩 草 、 苦 参 、 学名 :   ） は マメ 亜 科 の 多年草 。  和名 の 由来 は 、 根 を 噛む と クラクラ する ほど 苦い こと から 、 眩 草 （ くら ら ぐさ ） と 呼ば れ 、 これ が 転じ て クララ と 呼ば れる よう に なっ た と いわ れる 。  本州 、 四国 、 九州 、 中国 大陸 。  日当たり の 良い 草原 など に 自生 する 。 日本 で は 草原 環境 が 農業 形態 の 変化 によって 衰退 し て いる ため 、 自生 地 が かなり 減少 し て おり 、 これ のみ を 食 草 と する チョウ の 一種 オオルリシジミ は かなり 希少 な もの と なっ て いる 。  高 さ 50 - 150   cm 。 一つ の 長 さ 2 、 3 センチメートル の 小 葉 15 から 41 枚 から なる 奇数 羽 状 複葉 は 、 全体 が 長 さ 15 から 25 センチメートル に なる 。 花期 は 6 - 7 月 。 茎 の 先 に 薄 黄色 の 総状 花序 を つける 。 数個 の 種子 が さや に おさまる 。  全 草 有毒 で あり 、 根 の 部分 が 特に 毒性 が 強い 。 ルピナンアルカロイド の マト リン が 後述 の 薬効 の 元 で ある が 、 薬理 作用 が 激しく 、 量 を 間違える と 大脳 の 麻痺 を 引き起こし 、 場合 によって は 呼吸 困難 で 死 に 至る 。 素人 が 安易 に 手 を 出す の は 非常 に 危険 で ある 。  根 は 、 苦 参 （ くじん ） という 生薬 で あり 、 日本 薬局方 に 収録 さ れ て いる 。 消炎 、 鎮痒作 用 、 苦味 健 胃 作用 が あり 、 苦 参 湯 （ くじ ん とう ） 、 当 帰 貝 母 苦 参 丸 料 （ とうき ばい も くじん がん りょう ） など の 漢 方方 剤 に 配合 さ れる 。 また 、 全 草 の 煎 汁 は 、 農作物 の 害虫 駆除 薬 や 牛馬 など 家畜 の 皮膚 寄生虫 駆除 薬 に 用い られる 。  なお 、 延喜 式 に は 苦 参 を 紙 の 原料 と し た こと が 記さ れ て いる が 、 苦 参 紙 と 呼ば れる 和紙 が 発見 さ れ た 例 が 存在 せ ず 、 実態 は 不明 で ある 。 2010 年 10 月 宮内庁 正倉院事務所 の 調査 で 「 続々 修正 倉 院 古文書 第 五 帙 第 四 巻 」 の 1 枚 目 は 和紙 、 手触り や 色合い が 延喜 式 で の 工程 や 繊維 の 特徴 を 持ち 2 枚 目 は 苦 参 の 可能 性 が 高い と 判断 し た 。  日本 の 以下 の 都道府県 で 、 以下 の レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。ポドフィルム （ 学名 ：" Podophyllum   peltatum "） は 、 メギ 科 の 多年草 。 別名 、 アメリカハッカクレン （ 亜米利加 八角 蓮 ） 。  原産地 は 北米 。 開花 期 は 春 ～ 初夏 で 白色 の 花 が 咲く 。  根 は ポドフィルム 根 と いい 、 これ より 抽出 し た 樹脂 を ポドフィルム 脂 と いう 。 これら に は 瀉下作 用 が ある 。 また 、 ポドフィロトキシン という 物質 を 含む が 、 この 誘導体 が 抗 悪性 腫瘍 剤 の エトポシド で ある 。  本 種 は 北米 で mandrake と 呼ば れる が 、 ナス 科 マンドラゴラ 属 の マンドレイク と は 別種 。生島 （ いき しま 、 いく しま ） は 兵庫 県 赤穂 市 の 坂越 浦 沖 に ある 島 。 全域 が 瀬戸内海 国立 公園 の 特別 保護 地区 に 指定 さ れ て おり 、 「 生島 樹林 」 として 国 の 天然記念物 に も 指定 さ れ て いる 。 ひょう ご の 森 百 選 。  港 町 坂越 の 氏神 で ある 大 避神社 の 沖 に 浮かぶ 周囲 1 , 630 m の 小島 で ある 。 古来 より 神域 として 人 の 立入 が 禁じ られ て き た ため 、 原始 の 森 が 保た れ た 。 森林 は 高木 層 を スダジイ 、 モチノキ で 亜高木 層 を カクレミノ 、 アラカシ で 構成 する 典型 的 な 暖地 性 シイ 林 の 自然 植生 で 、 学術 的 価値 の 高 さ から 生島 樹林 （ いき し まじ ゅりん ） として 1924 年 （ 大正 13 年 ） 12 月 9 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  また 島内 に は 7 世紀 半ば に 畿内 から 坂越 に 逃れ 、 この 地 で 没し た 秦 河 勝 の 墓 が ある 。  〒 678 - 0172   兵庫 県 赤穂 市 坂越 生島ワタ 属 （" Gossypium "   spp .、） は 、 アオイ 科 の 属 の 一つ 。 約 40 種 の 多年草 から なる 。 世界 各地 の 熱帯 または 亜熱帯 地域 が 原産 。 子房 が 発達 し て 形成 さ れる 朔 果   ( boll )   の 内部 の 種子 表面 から は 白い 綿毛 が 生じ 、 これ を 繊維 として 利用 する ため 栽培 さ れる 。 この 繊維 は 綿 （ 木綿 ） として 利用 さ れる 。  また 、 繊維 を 採取 し た 後 の 種子 から 取ら れ た 綿実油 は 、 食用 油 として 利用 さ れる 。 油 の 絞り かす に は ポリ フェノール の ゴシポール が 含ま れ て おり 、 有毒 で ある が 、 中国 で は 男性 用 の 経口 避妊 薬 として 用い られ て いる 。  栽培 種 に は 4 大 種 と 呼ば れる 相互 に 異なる 野生 種 に 由来 する 栽培 種 の 系統 が ある 。 これら は 相互 に は 交配 でき ない と さ れる 。  生育 に は 高温 （ 平均 気温 25 ℃ 程度 ） が 必要 。 アメリカ合衆国 の コットン ベルト と よば れる 綿 の 栽培 地帯 は 北緯 37 度 ～ 39 度 。 年 降水 量 は 1000 ～ 1500   mm を 要する 一方 、 開花 期 に は 乾燥 が 必要 。  春 に 播種 し 、 2 ヶ月 程度 で 着 蕾 し 開花 する 。 開花 40 ～ 45 日 後 に 朔 果 が 割れ 、 中 の 繊維 質 が 出 て き て 収穫 時期 と なる 。  塩分 に 強く 、 灌漑 により 塩分 が 上がっ て き た 土地 や 塩分 が 抜け て い ない 干拓 地 など で も 生育 が 可能 で ある 。  ワタ の 遺伝子 組 換え 品種 が 多数 開発 さ れ 、 遺伝子 組 換え 品種 の 栽培 面積 が 急激 に 広がっ て いる 。 2003 年度 において は 世界 の ワタ の 総 栽培 面積 の うち 21 % が 遺伝子 組み換え ワタ で あっ た に すぎ なかっ た が 、 2012 年度 において は 81 % と なっ て いる ( ISAAA 報告 )。  アメリカ において は 、 2009 年度 の 組 換え ワタ の 栽培 面積 は 綿 の 栽培 面積 の 88 %( 約 320 万   ha ) で あっ た 。 2010 年度 で は 、 93 % で ある 。  中国 において は 2003 年度 は 58 % が 遺伝子 組み換え ワタ で 、 2009 年度 は 60 % で 370 万   ha 以上 で あっ た 。  インド において は 、 2008 年度 の ワタ の 栽培 面積 の 76 %( 約 695 万   ha ) は 組 換え 品種 で あっ た 。 なお 、 上記 の データ と 多少 の 誤差 が ある が ISAAA の 調査 に よる と 、 インド の 各 地方 に 適し た 様々 な 品種 が 開発 さ れ 、 2009 年度 に は 87 %( 約 840 万 ha ) が Bt ワタ に なっ て おり 、 2009 年度 に は 560 万 人 の 小農 が Bt ワタ を 栽培 し て いる 。  導入 さ れ た 遺伝子 は 2 種 に 大別 さ れる 。 ひとつ は 殺虫 効果 の ある 結晶 タンパク質 を 作る " Bacillus   thuringiensis "   ( BT )   という 真正 細菌 の 遺伝子 、 もう ひとつ は ラウンド アップ など グリホサート 系 の 除草 剤 に 耐性 を 持つ 遺伝子 で ある 。 これら 両方 の 遺伝子 を 導入 し た 品種 も 作ら れ て いる 。臥 龍 桜 （ がり ゅうざくら ） は 、 岐阜 県 高山 市 一之宮 町 に ある 一 本 桜 。 龍 が 地 に 臥し て いる よう に 見える こと から その 名 が 付い た が 、 伊勢湾 台風 によって 龍 の 胴体 部分 にあたる 部分 が 枯死 し 、 現在 は 2 本 の 桜 から なる 。  1973 年 （ 昭和 48 年 ） に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 種類 は エド ヒガンザクラ 。 1100 歳 を 越える 老樹 で ある 。 大 幢寺 （ 曹洞宗 ） の 境内 に あり 、 1989 年 （ 平成 元年 ） に 周辺 が 臥 龍 公園 として 整備 さ れ た 。 なお 昔 は 「 大 幢寺 （ だい どうじ ） の 大 桜 」 と 呼ば れ て い た が 、 寺 の 和尚 （ 道 仙 ） により 1931 年 （ 昭和 6 年 ） に 臥 龍 桜 と 名付け られ た 。 毎年 4 月 中旬 に 桜 まつり が 開か れる 。 JR 高山本線 飛騨 一ノ宮 駅 の すぐ 近く で あり 、 駅舎 や 停車 中 の 車両 の 中 から も 見る こと が できる 。 飛騨 ・ 美濃 さくら 三 十 三 選 に 選定 さ れ て いる 。エンレイソウ （ 延 齢 草 、 " Trillium   smallii "   ） は 、 ユリ 科 エンレイソウ 属 の 多年草 。 別名 、 タチアオイ 。  「 エンレイソウ 」 という 呼び名 は 、 他 の エンレイソウ 属   (" Trillium ")   植物 に対して 、 または エンレイソウ 属 全般 を 指し て 用い られる 場合 も ある 。  太く 短い 根茎 から 、 高 さ 20 - 50 cm の 茎 が 一 本 伸び 、 その 先端 に 3 枚 の 葉 を 輪 生 する 。 葉 は 葉柄 を 持た ず 、 茎 から 直接 生ずる 。 葉 の 形状 は 丸み を 帯び た ひし形 で 、 直径 は 10 - 20 cm 。 花期 は 4 - 6 月 。 3 枚 の 葉 の 中心 から 短い 花 柄 が 伸び 、 小さな 花 を つける 。 花 は 花弁 を 持た ず 3 枚 の 緑色 または 濃紫 色 の がく 片 を 持ち 、 横向き に 咲く 。  日本 で は 、 北海道 、 本州 、 四国 、 九州 に 分布 し 、 低地 や 山林 の やや 湿っ た 場所 に 生える 。 東アジア で は 、 サハリン （ 樺太 ） 、 南 千 島 に 分布 する 。  黒く 熟し た 果実 は 食用 と なる 。  根茎 は 中国 で は 延 齢 草根 と 呼ば れ 、 古く から 胃腸 薬 や 催吐剤 など の 薬草 と さ れる が 、 サポニン など の 有毒 成分 を 含む 有毒 植物 で あり 、 過 量 に 服用 すれ ば 、 嘔吐 、 下痢 など の 中毒 症状 を 起こす   。  北海道大学 において は 、 学内 の サークル や 会合 、 機関 紙 や 冊子 、 敷地 内 の 施設 など の 命名 に 、 エンレイソウ または 延 齢 草 の 名 が よく 使わ れ て いる 。 ただし 、 大学 の 校章 に 使わ れ て いる の は オオバナノエンレイソウ の 方 で ある 。広葉樹 （ こう ようじ ゅ 、 闊葉樹 〈 かつ ようじ ゅ 〉 と も いう ） と は 葉 が 広く 平たい サクラ や ケヤキ 、 ブナ など の 被子植物 に 属す 木本 の こと で ある 。 広葉樹 で 構成 さ れる 森林 は 広葉樹 林 と 称さ れる 。  双 子葉 植物 が 圧倒的 に 多い が 、 ヤシ 科 、 リュウゼツラン 科 など 、 単 子葉 植物 も 少数 ながら ある 。 常緑 性 と 落葉 性 の 樹木 が あり 、 それぞれ 常緑 広葉樹 、 落葉 広葉樹 と 呼ば れる 。 温帯 から 熱帯 を 中心 に 多く 分布 し て いる 。 針葉樹 に対する 。  被子植物 の こと で ある ので 、 分類 学 上 裸子植物 で ある イチョウ や ソテツ 類 は 、 ヘゴ など の 木 性 シダ 類 とともに 、 葉 が 広く て も 広葉樹 で も 針葉樹 で も ない 。ジャンゼン・コンネル 仮説 （ ジャンゼン・コンネル かせ つ 、 " Janzen - Connell   hypothesis "） と は 森林 生態 系 における 樹 種 の 多様 性 の 確立 について 説明 し た 仮説 。  この 仮説 を ほぼ 同時に 提唱 し た 二 人 の 研究 者 に ちなみ 、 ジャンゼン・コンネル 仮説 として 知ら れ て いる 。  森林 生態 系 において 親木 と なる 成木 から の 距離 が 短い ほど 、 その 成木 の 種子 や 、 実生 にとって 天敵 と なる 特異 的 な 病原菌 、 捕食 者 が 多く なる 。 その ため 実生 や 種子 の 死亡 率 が 高く なり 同種 の 樹木 の 更新 が 妨げ られる 。 病原菌 や 捕食 者 の 数 は 成木 から の 距離 に 反し て 減少 する が 、 一方 で 種子 散布 数 も 成木 から の 距離 に 比例 し て 減少 する 。  その ため 成木 の 真下 において は 同種 の 更新 が 妨げ られる こと で 他 の 樹 種 が 生育 する 余地 が 生まれ 、 その こと が 多様 性 を 確立 する 要因 の 一つ に なっ て いる と 考え られる 。ケナフ   （ Kenaf ,   学名 ：" Hibiscus   cannabinus "）   は 、 アフリカ 原産 の アオイ 科 フヨウ 属 の 植物 、 また これから 得 られる 繊維 を いう 。 洋 麻 、 アン バリ 麻 、 ボンベイ 麻 と も いう 。  アフリカ が 原産地 と さ れる 。  アジア 、 オーストラリア 、 北 アメリカ に 移入 分布 する 。 日本 で は 全国 に 帰化 し て いる 。  一 年 草 で ある が 、 稀 に 多年草 と なる 。 生長 は 非常 に 早く 、 だいたい 100 日 から 125 日 で 成熟 し 、 高 さ   1 . 5 - 3 . 5 m   、 茎 の 直径   1 - 2 cm   に なる 。 あまり 分岐 せ ず 、 木質 の 基部 を もつ 。 葉 は 長 さ   10 - 15 cm   で 、 根 に 近い 部分 に つく もの は   3 - 7 片 に 深 裂 する が 、 先端 に 近い もの は ほとんど きれこま ず 槍 形 に なる 。 花 は 直径   8 - 15 cm   ほど で 、 色 は 白 ・ 黄色 ・ 紫 が ある 。 白 や 黄色 、 紫 花 の 花 は 、 中心 部分 は 暗紫色 と なる 。 果実 は 直径   2 cm   ほど の 蒴果 で 、 中 に 数個 の 種子 を 持つ 。  ケナフ は 繊維 を 目的 として 、 インド 、 バングラデシュ 、 タイ 、 アフリカ の 一部 、 ヨーロッパ の 東 南部 など で 古く から 栽培 さ れ て き た 。 茎 から は 2 種類 の 繊維 が 採れ 、 外側 の 層 から は 目 の 粗い もの が 、 中心 部分 から は 目 の 細かい もの が 得 られる 。 栽培 品種 は 約 200 種 ほど が 知ら れ 、 黄麻 （ コウマ 、 ジュート ） の 代用 繊維 として も 多く 使用 さ れ て いる 。  成長 が 速く 、 収穫 できる 繊維 も 多い ため 、 木材 パルプ の 代替 資源 として 2000 年 頃 から 注目 を 浴びる よう に なっ た 。 「 木材 使用 量 を 低減 し 、 森林 伐採 が 防止 でき 、 環境 に よい 」 と 評価 さ れ 、 日本 各地 の 小中学校 で 総合 的 な 学習 の 時間 における 環境 学習 として 栽培 さ れ て いる ほか 、 ケナフ 製 の 名刺 や ナプキン が 使用 さ れる よう に なっ た 。  一方 、 茎 に 鋭い とげ が あっ て 加工 に 手間 が かかる こと 、 地面 の 養分 を 吸い上げる 力 が 強く 連作 障害 が ある こと 、 強い 繁殖 力 を 持つ こと など の 問題 点 も あり 、 セイタカアワダチソウ など の よう に 一度 野外 に 定着 する と 駆除 が 困難 に なる こと を 危惧 する 声 も ある （ ただし ケナフ は 宿根草 で は なく 、 セイダカアワダチソウ など と 比べ 種子 の 散布 力 も 劣り 、 日本 国内 の 植生 に 深刻 な 影響 を 与え た と の 報告 は 今 の ところ ない ） 。 また 、 ケナフ は 草 で ある ため 木材 に 比べ 腐敗 し やすく 、 製紙 など の 原料 として 長期 に 保存 する に は 難しい という 問題 も ある 。  なお 、 ケナフ は 成長 力 が 大きく 成長 時 に 二酸化炭素 を 吸収 する こと から 、 それ だけ で 地球 温暖 化 対策 に つながる か の よう に とらえ て 学校 園 など で 栽培 を する 例 も ある が 、 成長 し て 刈り取っ た ケナフ を 焼却 し て しまえ ば 、 せっかく 固定 し た 炭素 も ふたたび 環境 中 に 戻っ て しまう ので 、 低 炭素 化 へ の 貢献 は 全く なかっ た こと に なる 。  ケナフ を 製紙 原料 など に 利用 し 、 （ 育てる のに コスト と 時間 の かかる ） 木材 の 消費 を その ぶん 削減 でき て 初めて 、 その こと をもって 低 炭素 化 に 貢献 し た と 言える の で ある こと に 留意 する べき で ある 。  葉 は アサ の 葉 と 間違える ほど よく 似 て いる が 、 陶酔 成分 は 一切 ない 。  その 外観 が アサ の 葉 に 酷似 する 事 から 、 学名 の ヒビスクス・カンナビヌス と 名付け られ た 。 カンナビヌス と は アサ の 学名 で ある 。アザミ （ 薊 ） は 、 キク 科 アザミ 属   (" Cirsium ")   及び それ に 類する 植物 の 総称 。 標準 和名 を 単に アザミ と する 種 は ない 。 スコットランド の 国花 。  葉 は 深い 切れ込み が ある もの が 多い 。 また 葉 や 総 苞 に トゲ が 多く 、 さわる と とても 痛い もの が 多い 。 触れれ ば 痛い 草 の 代表 で ある 。  頭状花 序 は 管状 花 のみ で 作ら れ て い て 、 多く の キク の よう に 周囲 に 花びら 状 の 舌 状 花 が ならば ない 。 花 から は 雄 蘂 や 雌 蘂 が 棒状 に 突き出し 、 これ も 針山 の よう な 景色 と なる 。 花色 は 赤 紫色 や 紫色 を し て いる 。 種子 に は 長い 冠 毛 が ある 。  若い とき に は 根 出 葉 が あり 、 次第に 背 が 高く なり 、 茎葉 を 持つ が 、 最後 まで 根 出 葉 の 残る 種 も ある 。 草原 や 乾燥 地 、 海岸 など に 出る が 、 森林 内 に は あまり 出現 し ない 。 別名 刺草 。 名前 の 由来 は 、 アザム 〈 傷つける 、 驚き あきれる 意 〉 が もと で 、 花 を 折ろ う と する と とげ に 刺さ れ て 驚く から という 説 が ある 。  スコットランド で は 、 その トゲ によって 外敵 から 国土 を 守っ た と さ れ 国花 と なっ て いる 。 花言葉 は 「 独立 、 報復 、 厳格 、 触れ ない で 」 。  青森 県 津軽 地方 や 青森 市 、 東北 町 を 中心 と する 東北 地方 や 長野 県 の 一部 で は 、 春先 に アザミ の 若芽 が スーパーマーケット に 並び 、 食用 として 売ら れ 、 主 に 味噌汁 の 具 として 使わ れる 。 新芽 や 根 は 、 天ぷら など に し て 山菜 として 食べ られる 。 「 山 ごぼう 」 や 「 菊 ごぼう 」 など と いわ れる こと も あり 、 味噌 漬け など の 加工 品 として 山間 部 の 観光 地 ・ 温泉 地 など で 販売 さ れる 「 山 ごぼう 」 は 多く の 場合 、 栽培 さ れ た モリアザミ の 根 で ある 。  世界 に 250 種 以上 が あり 、 北半球 に 広く 分布 する 。 地方 変異 が 非常 に 多く 、 日本 で は 100 種 以上 ある と さ れる が 、 現在 も 新種 が 見つかる こと が ある 。 さらに 種 間 の 雑種 も ある ので 、 分類 が 難しい 場合 も ある 。  以下 の 種 は 比較的 分布 が 広い もの で ある 。  ごく 分布 の 限ら れ た もの も 多い 。  南方 島嶼 に は 以下 の 種 が ある 。  根 が 冬 越し する 他 に 、 綿毛 （ 冠 毛 ） の 着い た 果実 が 風 で 飛散 し て 増える 。 受粉 は 昆虫 による 虫媒花 で ある 。  アザミ 属 の 植物 と よく 似 て い たり 、 名前 に 「 アザミ 」 が 付い たり する が 、 アザミ 属 の 植物 で ない 物 も ある （ ヒレ アザミ 、 キツネ アザミ 、 ミヤコ アザミ 、 マツカサアザミ 、 ルリタマアザミ など ） 。 また 、 トウヒレン 属 や ヒゴタイ 属 も よく 似 た 花 を 咲かせる 。 ゴボウ も 花 は よく 似 て いる 。 チョウセンアザミ （ アーティチョーク ） は アザミ 属 で は なく 、 チョウセンアザミ 属 で ある 。  学術 上 の 種 名 、 ヤマ ゴボウ と ヨウシュヤマゴボウ は いずれ も キク 科 で は なく 、 モリアザミ など の アザミ と は 類縁 関係 の 遠い ヤマ ゴボウ 科 で あり 、 薬用 に は なる が 、 食用 に なる どころか 有毒 植物 で あり 、 混同 し て 誤 食し ない よう 注意 を 要する 。リュウゼツラン 属 （ 竜舌蘭 、 " Agave "、 アガヴェ 〈 あるいは アガベ と 表記 〉 ） は 、 リュウゼツラン 科 の 単 子葉 植物 の 分類 群 。 100 種 以上 が 知ら れ て いる 。 学名   " Agave "   は カール ・ フォン・リンネ が ギリシャ 神話 の アガウエー から 名付け た もの で 、 メキシコ で は マゲイ （ ） と も 呼ば れ て いる 。 リュウゼツラン 属 で は 208 の 種 が 知ら れ て いる 。   メキシコ を 中心 に 米国 南西 部 と 中南米 の 熱帯 域 に 自生 する ほか 、 食用 ・ 繊維 作物 、 あるいは 観葉 植物 として 広く 栽培 さ れ て いる 。 和名 に 「 蘭 」 と ある が 、 ラン 科   ( Orchidaceae )   に 近い 植物 で は ない 。 また 形状 が アフリカ 原産 の アロエ に 似 て いる が 、 アロエ は ツルボラン 科 の 植物 で ある 。  日本 で は リュウゼツラン あるいは アガベ の 両方 で 呼ば れる こと が 多い が 、 趣味 家 にとって リュウゼツラン と は あくまで １つ の 品種 の こと を 指す ので 、 総称 として は アガベ と 呼ば れる 。  先 が 鋭く 尖り 、 縁 に とげ を 持つ 厚い 多 肉質 の 葉 から なる 大きな ロゼット を 形成 する 。 茎 は 大半 の 種 で は 短く 太い ため 、 根から 直に 葉 が 生え て いる よう に も 見える 。  気候 や 土壌 に も よる が 一般 に 成長 は 遅く 、 花 を 咲かせる まで に 数 十 年 を 要する もの も 多い 。 100 年 （ 1 世紀 ） に 一度 開花 する と 誤認 さ れ た こと から 、 英語 で “ century   plant ” （ センチュリー ・ プラント 、 「 世紀 の 植物 」 ） という 別名 が ある 。  花 は ロ ゼット の 中心 から 「 マスト 」 と 呼ば れる 背 の 高い 花茎 が 伸び 、 その 先 に 短い 筒 状 の もの が たくさん つく 。 ごく 少数 の 例外 を 除い て 、 基本 的 に は 開花 ・ 結実 後 に 植物 は 枯れる 一 回 結実 性 （ 一 稔 性 植物 ） で ある 。 種子 による 繁殖 以外 に も 、 球 芽 を 形成 し たり 、 茎 の 根元 から 蘖 （ ひこ ば え ） を 密生 する こと によって 、 新しい 個体 を 増殖 する 。  ある 種 の リュウゼツラン の 汁 に 触れる と 皮膚 が かぶれる こと が あり 、 症状 は 1   -   2 週間 ほど 続く 。 外見 上 治癒 し た 後 も 1 年間 ほど は かゆみ が 再発 する こと が ある 。 しかし 乾燥 し た リュウゼツラン の 葉 で あれ ば 、 素手 で 扱っ て も これら の 症状 は ほとんど 現れ ない 。  リュウゼツラン の 一種 。 本来 、 植物 の 基本 は 葉 に 斑 が 入っ て い ない 物 を 指す ため 、 リュウゼツラン は この 「 アオノリュウゼツラン 」 の こと を 指す が 、 斑入り の 品種 が 日本 に 先 に 輸入 さ れ て しまい 、 斑入り 品種 が 「 リュウゼツラン 」 という 名前 を 先 に 取っ て しまっ た ため 、 基本 種 で ある 斑 なし 品種 が あえて 「 アオノ 」 を 前 に つけ た 呼び名 と なっ た 。  数 十 年 を かけ 成長 し た のち 1 度 だけ 花 を 咲かせ 枯れ て しまう 。 まず 、 「 栄養 成長 期 」 に は 葉 を 次々 に 出し て 栄養 を 貯め て いく 。 原産地 で ある 熱帯 地域 で は 栄養 成長 期 は 10 - 20 年 にわたり 、 その後 開花 する 。 日本 で は 30 - 50 年 で 開花 する 。   開花 期 に なる と 「 生殖 成長 」 へ と 切り替わり 、 葉 から 花茎 へ と 養分 の 転 流 が 起こり 、 下 の 葉 から 枯れ 始める と 同時に 花茎 が 急 成長 を する 。 花茎 は 1 日 に 10 cm 程 成長 し 、 2 ヶ月 ほど で 大きい もの で 高 さ 10 m に も なり 数 千 の 花 を つける 。 花 は 下 の 方 から 咲き 始め 、 それぞれ の 花 で は 雄しべ が 枯れ 始める と 雌しべ が 成長 する という 受粉 に 困難 が ある 成長 形態 で ある が 、 メキシコ で は 蜜 や 花粉 を 食べる オオコウモリ （ ） が 受粉 を 媒介 し て いる 。 午後 6 時 以降 夜間 に 大量 の 蜜 を 分泌 し て いる と の 観測 が あり 、 コウモリ の 活動 時間 と 合致 し て いる 。  また 数 千 という 多数 の 花 を つける が 、 結実 する の は 上 の 方 の 2 - 3 割 の 花 で 、 残り の 花 は 人工 授粉 を し て も 結実 し ない 。 下 の 方 の 花 は 花粉 を より 多く 供給 する ため 、 また 花茎 が 折れ た 時 など の 保険 として 咲い て いる と 考え られ て いる 。  日本 の 植物 園 で は 江の島 サムエル・コッキング 苑 （ 旧 ・ 江の島 植物 園 、 神奈川 県 藤沢 市 ） に 数 十 株 が 展示 さ れ て いる 。 近年 で は 、 星薬科大学 薬用 植物 園 （ 東京 都 品川 区 ） の 栽培 株 が 2018 年 7 月 に 開花 し た 。  近 縁 の 種 で ある リュウゼツラン 属 と ユッカ 属 は 原生 地 が 主 に メキシコ ・ 米国 南西 部 の 乾燥 地帯 、 多肉植物 で 葉 の 形 、 ロ ゼット 状 の 形態 など 類似 点 が 多い 。 　  例外 も ある が 、 主 な 違い は 以下 の とおり で ある 。  リュウゼツラン の 葉 、 茎 、 花茎 、 花 は 可 食 部 で あり 、 植生 の ある 乾燥 地帯 の 先住民 は 食料 と し て い た 。 花 および 花茎 は それぞれ 数 キログラム が 収穫 可能 で ある 。  リュウゼツラン の 仲間 で は 、 開花 期 に なる と 、 それ まで の 栄養 成長 で 蓄え た デンプン の 糖化 が 起き 、 大量 の 糖分 を 含ん だ 液体 の 転 流 が 花茎 に 起こる 。 メキシコ で は 先史 時代 から 、 若い 花茎 を そのまま サトウキビ の よう に 消費 し たり 、 花茎 を 切り取っ て 切り口 を 掘り くぼめる こと で 、 この 液体 を 集め 、 そのまま 甘味 料 と し た 。 この 樹液 を 煮詰め た もの は アガベシロップ あるいは マゲイシロップ の 呼び名 で 甘味 料 として 利用 さ れる 。 この 甘味 料 は グリセミック 指数 が 低い 甘味 料 として 利用 さ れる 。  アオノリュウゼツラン や テキラリュウゼツラン 等 の 樹液 を 発酵 さ せ た もの が プルケ で 、 先 コロンブス 期 から 作ら れ て き た 。 また アオノリュウゼツラン や テキラリュウゼツラン 等 から は 蒸留 酒 も 作ら れ て いる 。 樹齢 数 年 から 12 年 の 花茎 を 伸ばす 前 の 段階 で 収穫 し 葉 を 切り 除く 。 肥大 化 し た 茎 の 部分 （ 葉 を 切り落とし た 姿 が パイナップル に 似 て いる ため 「 ピーニャ ()」 と 呼ば れる ） の 重 さ は 36 - 91 kg に なる 。 この 「 ピーニャ 」 を 蒸し焼き に し て 糖化 を 引き起こし 、 これ を 搾っ て 得 た 糖 液 を アルコール 発酵 さ せ 蒸留 し た もの で メスカル という 蒸留 酒 で ある 。 メスカル の 中 でも メキシコ の ハリスコ 州 テキーラ で 作ら れる テキーラ は 世界 的 に 飲ま れ て いる 。  リュウゼツラン の いくつ か の 種 は 、 葉 から 繊維 を とる こと が でき 、 サイザルアサ・アロー 繊維 の とれる アオノリュウゼツラン・エネケン など が 知ら れる 。 縄 は 、 水 を 吸う と 非常 に 収縮 する 。 その ため 、 推理 小説 で は 、 殺し たい 人物 の 自由 を 奪っ て その 首 に リュウゼツラン の 縄 を 巻き 、 数 時間 後 に 雨 が 降る こと を 予測 し て 屋外 に 放置 し 、 アリバイ を 作る という トリック が 用い られ た 例 が ある 。  観葉 植物 として も 広く 栽培 さ れ て いる 。 様々 な 斑入り の 変種 が あり 、 縁 が 白 や 黄色 に なっ た もの 、 葉 の 中心 に 根元 から 先端 まで 斑 が 入っ た もの など が ある 。 ヨーロッパ に 初め に 持ち込ん だ の は スペイン や ポルトガル の 探検 家 と み られる が 、 人気 が 出 始め た の は 、 19 世紀 に 蒐集 家 が 様々 な 種 を 輸入 する よう に なっ て から で ある 。 大型 の もの は 、 温暖 な 地域 で は 露地 植え で 栽培 さ れる 。 小型 種 は 多肉植物 として 温室 栽培 さ れる 。 これ が アガベ として 広く 知ら れ て いる 。  乾燥 し た 葉 は 燃料 として 使用 さ れ たり 、 日本 の 茅 葺 の よう に 屋根 を 葺く の に 使用 さ れる 。 乾燥 し た 花茎 は 、 柱 など の 建築 材 として も 使用 さ れ た 。 インド で は 、 線路 沿い に 生垣 として 植え られ て いる 。  乾燥 し て 薄く 切っ た 花茎 は 、 剃刀 の 革砥 がわり に なる 。 花茎 は 管楽器 の ディジュリドゥ の 材料 として 非常 に 高い 評価 を 得 て いる 。 また 、 葉 を 絞っ た 液 は 泡立つ ため 、 石鹸 の よう に 使わ れる 。 メキシコ の インディオ は 、 リュウゼツラン から ペン ・ 釘 ・ 針 、 縫い物 や 織物 に 使う 糸 など を 作っ て い た 。  以前 は ユリ 科 や リュウゼツラン 科 、 研究 者 によって は ヒガンバナ 科 に 分類 さ れ て い た 。  2009 年 に 公表 さ れ た APG   III の 体系 で は キジカクシ 科 と さ れ 、 その 中 の リュウゼツラン 亜 科 に 分類 さ れ て いる 。  リュウゼツラン の 仲間 は 同 一種 内 で の 個体 変異 が 大きく 、 また 系統 の 不明 な もの や 野生 種 の 変種 も 多い ため 、 分類 は 難しい 。 ヨーロッパ で 栽培 さ れ て いる 種 の 中 に は 自然 と 異なる 環境 で 何 代 も 無性 生殖 を 繰り返し た ため 、 天然 の いかなる 種 と も 似 て い ない もの が 存在 する 。  日本 国内 で よく 流通 し て いる アガベ の 流通 名 および 学名 を 以下 に 記載 する 。スプリング・エフェメラル （ Spring   ephemeral ） は 、 春先 に 花 を つけ 、 夏 まで 葉 を つける と 、 あと は 地下 で 過ごす 一連 の 草花 の 総称 。 春 植物 （ はる しょく ぶつ ） と も いう 。 直訳 する と 「 春 の はかない もの 」 「 春 の 短い 命 」 という よう な 意味 で 、 「 春 の 妖精 」 と も 呼ば れる 。  たとえば 、 早春 の 花 として 有名 な カタクリ は 、 地中 深く に 球根 を 持っ て 越冬 する 。 地上 に 顔 を 出す の は 本州 中北 部 で は 3 月 、 北海道 で は 4 月 で 、 これ は ほぼ 雪解け の 時期 に 当たる 。 つまり 雪解け 直後 に 地上 に 顔 を 出し 、 すぐ に 花 を 咲かせる 。 花 は すぐ に 終わり 、 本格 的 な 春 が くる ころ に は 葉 のみ と なる 。 葉 も 6 月 ころ に は 黄色く なっ て 枯れ 、 それ 以降 は 地中 の 球根 のみ と なっ て そのまま 越冬 する 。 その 地上 に 姿 を 見せる 期間 は 約 2 ヶ月 だけ で ある 。  この カタクリ の よう に 、 春先 に 花 を 咲かせ 、 夏 まで の 間 に 光合成 を 行っ て 地下 の 栄養 貯蔵 器官 や 種子 に 栄養素 を 蓄え 、 その後 は 春 まで 地中 の 地下茎 や 球根 の 姿 で 過ごす 、 という 生活 史 を 持つ 植物 が 、 落葉 樹林 の 林 床 に は いくつ も あり 、 その ため その よう な 森林 の 林 床 は 、 春先 に とても にぎやか に なる 。 この よう な 一 群 の 植物 を スプリング・エフェメラル と いう 。  スプリング・エフェメラル と 呼ば れる 植物 は 、 いずれ も 小柄 な 草本 で あり 、 地下 に 根茎 や 球根 を 持っ て いる ほか 、 花 が 大きく 、 華やか な 色彩 を 持つ もの が 多い 。 小柄 で ある こと は 、 まだまだ 寒い 時期 で あり 、 高く 伸び て は 寒気 に 耐え難い こと とともに 、 花 に 多く を 割い た 結果 と も 考え られる 。 また 、 地下 に 根茎 や 球根 を 持つ の は 、 気温 も 低く 、 光 も 強く ない 春先 に 素早く 成長 し 、 まず 花 を つける ため に 必要 で ある 。 例外 的 に ショウジョウバカマ は 、 ほぼ 同 時期 に 花 を 咲かせる が 、 常緑 性 で 、 年中 葉 を つけ て いる 。  スプリング・エフェメラル は 、 温帯 の 落葉 広葉樹 林 に 適応 し た 植物 で ある 。 冬 に 落葉 し た 森林 で は 、 早春 に は まだ 葉 が 出 て い ない から 、 林 床 は 日差し が 十分 に 入る 。 この 明るい 場所 で 花 を 咲かせる の が この 種 の 植物 で ある 。 やがて 樹木 に 新芽 が 出 て 、 若葉 が 広がり 始める と 、 次第に 林 内 は 暗く なる が 、 それでも 夏 まで は やや 明るい 。 この 種 の 植物 は 、 この 光 が 十分 に ある 間 に 、 それ を 受け て 光合成 を 行い 、 その 栄養 を 地下 に 蓄える 訳 で ある 。 したがって 、 これら の 植物 は 森林 内 に 生育 し て いる ものの 、 性質 として は 日向 の 植物 で ある 。  日本 の 場合 、 落葉 広葉樹 林 帯 に 当たる の は 、 本州 中部 以北 、 あるいは それ 以南 で あれ ば 標高 の 高い 地域 で あり 、 日本 全体 から 見れ ば 、 北方 系 の 要素 と 言っ て よい 。 ただし 、 実際 に は それ 以南 の 地域 でも 見 られる もの が ある 。 特に 、 里山 は それら が 比較的 よく 出現 する と 言わ れ て いる 。 つまり 、 人為 的 な 撹乱 を 連続 的 に うけ 、 それ によって 常緑 樹林 帯 に あり ながら 落葉 樹林 が 成立 する こと から 、 落葉 樹林 帯 の 植物 は 侵入 し やすかっ た の だ という の で ある 。 ただし 、 里山 の 形成 は 、 どう さかのぼっ て も 2000 年 だろ う から 、 それ 以前 は ごく 限ら れ た 環境 で 細々 と 生き延び て い た の かも しれ ない 。  一方 、 約 1 万 年 前 の 最終 氷 期 の 終焉 に 伴い 、 氷 期 の 落葉 広葉樹 林 の 生態 系 に 適応 し た 生活 文化 を 持つ 旧石器時代 人 が 、 新しい 照葉樹 林 の 生態 系 に 文化 の 適応 を 起こし て 縄文 人 と なっ た とき に 、 生活 資源 の 獲得 方法 を 熟知 し た 落葉 広葉樹 林 を 維持 する ため に 、 森林 の 一部 に 一定 の 手入れ を 続け て 、 今日 の 照葉樹 林地 帯 における 里山 や 草原 の 原型 を 作り出し て 維持 し 続け た という 説 も 提唱 さ れ て いる 。 その 場合 、 日本 の 照葉樹 林地 帯 に 見 られる スプリング・エフェメラル は 、 縄文 人 による 生態 系 操作 によって 間 氷 期 を 生き延び て 現在 に 至っ て いる こと に なる 。  スプリング・エフェメラル は 、 虫媒花 で ある 。 春 の 早い 時期 に 活動 を 始める 少数 の 昆虫 が その 媒介 を 行う 。 多く は 植物 体 に 比べ て 大柄 な 花 を つける の は 、 それほど 数 の 多く ない 活動 中 の 昆虫 の 目 を 引く ため で あろ う 。 この よう な 花 の 受粉 を 担っ て いる 昆虫 は 、 北方 系 の 昆虫 で ある マルハナバチ の 冬眠 から 目覚め た ばかり の 新 女王蜂 や 、 低温 環境 下 で も 活発 に 活動 できる ハナ アブ 科 の ハエ 類 が 多い 。 例えば カタクリ や エゾエンゴサク の 花 は 、 マルハナバチ の 新 女王蜂 に 受粉 を 依存 し て おり 、 フクジュソウ の 黄色 の 皿 状 の 花 は 、 典型 的 な ハナ アブ 類 に 適応 し た 花 の 形態 を 示し て いる 。  なお 、 ギフチョウ や ウスバアゲハ （ ウスバシロチョウ ） など 、 春先 のみ 成虫 が 出現 する 昆虫 の こと を も スプリング ・ エフェメラル という こと が ある 。 この 語 で 呼ば れる の は 、 先 に 挙げ た よう な 、 華やか な チョウ が 対象 に なる こと が 多く 、 同 時期 に 出現 する に し て も 、 ツチ ハンミョウ など が そう 呼ば れる こと は まず ない 。  ちなみに 、 この 2 つ の チョウ は 、 生活 史 まで スプリング・エフェメラル 的 で ある 。 ギフチョウ の 場合 、 春先 に 羽化 し た 成虫 は 、 すぐ に 卵 を 産み 、 卵 は すぐ に 孵化 し て 、 食 草 を どんどん 食っ て 成長 し 、 夏 に は 蛹 に なる 。 ところが この 蛹 が 、 そのまま 春 まで 、 落ち葉 の 下 で 休眠 し て しまう 。 ウスバアゲハ は その 逆 で 、 春 に 孵化 し た 幼虫 は 食 草 の エゾエンゴサク や ムラサキケマン の 若芽 や 葉 を 食べ て 成長 し 5 月 下旬 から 6 月 初め 頃 羽化 する 。 成虫 は 枯れ た 茎 ・ 落ち葉 など に 産卵 し 、 卵 は 翌 春 に 孵化 する 。  ヨーロッパ で は ブナ 林 の 春 の 花 として よく 知ら れ て おり 、 栽培 さ れる もの も 多い 。 球根 や 根茎 で 植える 春 の 花 に は その 例 が 多い 。  日本 産 で 代表 的 な もの として は 以下 の よう な もの が ある 。チューリップ ・ バブル （ 蘭 :   Tulpenmanie 、   Tulpomanie 、   Tulpenwoede 、   Tulpengekte 、   bollengekte 。 英 :   Tulip   mania 、 Tulipomania 、 チューリップ 狂 時代 とも ） は 、 オランダ 黄金 時代 の ネーデルラント 連邦 共和 国 において 、 当時 オスマン 帝国 から もたらさ れ た ばかり で あっ た チューリップ 球根 の 価格 が 異常 に 高騰 し 、 突然 に 下降 し た 期間 を 指す 。  チューリップ ・ バブル の ピーク 時 で あっ た 1637 年 3 月 に は 、 1 個 当たり 、 熟練 し た 職人 の 年収 の 10 倍 以上 の 価格 で 販売 さ れる チューリップ 球根 も 複数 存在 し た 。 1619 年 から 1622 年 にかけて 、 三 十 年 戦争 の 戦費 調達 の ため に ヨーロッパ 全体 で 行わ れ た 貨幣 の 変造 「 Kipper - und   Wipperzeit 」 に も 、 バブル 経済 類似 の 熱狂 が 存在 し た と 指摘 する 研究 者 も いる ものの 、 チューリップ ・ バブル は 、 記録 に 残さ れ た 最初 の 投機 バブル （ または バブル 経済 ） で ある と 一般に 考え られ て いる 。 「 チューリップ ・ バブル 」 という 語 は 、 今日 で は 、 資産 価値 が その 内在 価値 を 逸脱 する よう な 大 規模 な バブル 経済 を 指し て しばしば 比喩 的 に 用い られる 。  1637 年 の 出来事 は 、 1841 年 に 英国 の ジャーナリスト 、 チャールズ ・ マッケイ によって 著さ れ た 『 Extraordinary   Popular   Delusions   and   the   Madness   of   Crowds （ 邦題 ： 狂気 と バブル ― なぜ 人 は 集団 に なる と 愚行 に 走る の か ） 』 において 、 広く 知ら れる よう に なっ た 。 マッケイ に よれ ば 、 ある 時 に は 、 「 Semper   Augustus 」 （ センペル・アウグストゥス 、 日本語 訳 ： 無窮 の 皇帝 ） の 球根 1 個 に対し 、 12 エーカー （ 5 ヘクタール ） の 土地 と の 交換 が 申し出 られ た と いう 。 マッケイ は 、 この よう な 投資 家 の 多く は チューリップ 価格 の 下落 により 破産 し 、 オランダ の 商業 は 大 打撃 を 受け た と 主張 する 。 マッケイ の 著書 は 古典 で は ある が 、 その 記述 に は 異論 も ある 。 現代 の 研究 者 の 多く は 、 チューリップ に対する 熱狂 は マッケイ が 記載 し た ほど 異常 な もの で は なく 、 チューリップ 球根 に関し バブル が 実際 に 発生 し た こと を 証明 する の に 十分 な 価格 の データ は 存在 し ない と 主張 し て いる 。  チューリップ バブル の 研究 は 困難 で ある 。 1630 年代 の 経済 の データ は 限ら れ て おり 、 その 多く は バイアス が かかり また 非常 に 推測 含み の 情報 源 から の もの で ある ため で ある 。 現代 の 経済 学者 に は 、 チューリップ 価格 の 上昇 および 下落 に つき 、 投機 的 な 熱狂 で は なく 、 合理 的 な 説明 を 行お う と する 者 も いる 。 例えば 、 ヒヤシンス の よう な 他 の 花 も また 、 初めて 伝播 し た 時点 で は 高い 価格 が つけ られ 、 すぐ に 価格 が 低下 し た こと から 、 花 の 価格 に は この よう な ボラティリティ が ある の だ という 説明 が ある 。 この ほか 、 買い手 の リスク を 低減 さ せる 効果 を 持つ 議会 令 が 発せ られる だろ う という 市場 参加 者 ら の 期待 が 、 価格 の 高騰 を 誘発 し た 可能 性 が ある という 説明 も ある 。  チューリップ の ヨーロッパ へ の 伝播 は 、 一般 的 に は 、 フェルディナント 1 世 （ 神聖 ローマ 皇帝 ） により オスマン 帝国 の スルターン の もと に 派遣 さ れ た 大使 オージェ・ギスラン・ド・ブスベック による もの と いわ れ て いる 。 ブスベック は 1554 年 、 オスマン 帝国 から ウィーン に 、 チューリップ の 球根 と 種子 を 初めて 送っ た 。 チューリップ 球根 は すぐ に 、 ウィーン から アウクスブルク 、 アントウェルペン および アムステルダム に 広まっ た 。 ネーデルラント 連邦 共和 国 （ 現在 の オランダ ） において チューリップ が 人気 に なり 栽培 が 本格 的 に 開始 さ れ た の は 、 フランドル の 植物 学者 カロルス・クルシウス が ライデン 大学 に 着任 し 、 ライデン 大学 植物 園 を 設立 し た 後 の 1593 年 頃 で ある と 一般 的 に 考え られ て いる 。 クルシウス は 自ら が 集め た チューリップ 球根 を 植え 、 チューリップ が ネーデルラント の 厳しい 環境 に も 耐え うる こと を 発見 し た 。 それ から 間もなく 、 チューリップ の 人気 が 出 始め た 。  チューリップ は 、 他 の 植物 に は ない 鮮烈 な 色 味 あふれる 花弁 を もち 、 当時 ヨーロッパ において 知ら れ て い た どの 花 とも 異なっ て い た 。 比類 ない ステータス シンボル として チューリップ が 登場 し た 時期 は 、 オランダ 黄金 時代 の 幕開け と 重なり 、 新た に 独立 を 果たし た オランダ が 貿易 によって 富 を 増やし て い た 。 アムステルダム の 商人 たち は 、 収益 性 の 高い オランダ 東 インド 会社 の 貿易 の 中心 と なっ て おり 、 その 貿易 で は 1 回 の 航海 で 400 ％ の 利益 を 上げる こと が でき た 。  結果 として 、 チューリップ は 誰 も が 欲し がる 贅沢 品 と なり 、 品種 が 豊富 に なっ た 。 当時 の チューリップ は 、 いくつ か の グループ に 分類 さ れる 。 赤色 、 黄色 または 白色 の 単色 の チューリップ は Couleren 、 多色 の チューリップ は Rosen （ 赤色 もしくは 桃色 の 地 に 白色 の 縞 模様 ） 、 Violetten （ 紫色 もしくは ライラック 色 の 地 に 白色 の 縞 模様 ） または 最も 珍しい グループ で ある Bizarden （ Bizarres とも 。 赤色 、 茶色 もしくは 紫色 の 地 に 黄色 もしくは 白色 の 縞 模様 ） として それぞれ 知ら れ て いる 。 花弁 の 、 複雑 な 線 や 炎 の よう な 形 の 縞 模様 による 多色 の 効果 は 、 鮮やか で 目 を 見張る もの で あっ た 。 この よう な 効果 を 有し 、 多色 の チューリップ を より 異国 情緒 ある 植物 に 見せる よう な 球根 は 大人気 と なっ た 。 今日 で は 、 この よう な 効果 は 、 チューリップ のみ に 感染 する モザイク病 で あり 、 1 つ の 花弁 の 色 を 2 つ 以上 に 分け て （ break ） しまう 「 Tulip   breaking   virus （ チューリップモザイクウイルス ） 」 に 球根 が 感染 し た ため 生じる もの で ある と 知ら れ て いる 。  栽培 家 ら は 、 新 品種 に対し 高貴 な 品種 名 を 付け た 。 初期 の 新 品種 は Admirael （ 提督 ） という 接頭 辞 に しばしば 栽培 家 の 名前 を 組み合わせ た もの で あっ た 。 例えば 、 その よう に 命名 さ れ た 約 50 品種 の 中 で 最も 高く 評価 さ れ た 品種 は 「 Admirael   van   der   Eijck （ アドミラル・フォン・デル・アイク 、 日本語 訳 ： フォン ・ デル ・ アイク 提督 ） 」 で ある 。 Generael （ 司令 官 ） も 、 約 30 品種 に 用い られ た 別 の 接頭 辞 で ある 。 後期 の 新 品種 に は 、 アレクサンドロス 3 世 や スキピオ・アフリカヌス に あやかっ たり 、 「 提督 の 中 の 提督 」 「 司令 官 の 中 の 司令 官 」 という 形 を とっ たり し た 、 より 誇張 し た 品種 名 が つけ られ た 。 しかし 、 品種 名 は 場当たり 的 な もの で あり 、 また 品質 に も 大きな 開き が あっ た 。 これら 当時 の 新 品種 の ほとんど は 現在 で は 絶滅 し て いる 。  チューリップ は 球根 から 育つ 植物 で あり 、 種 から でも 子 球 から でも 増やす こと が できる 。 花 を 咲かせる こと が できる 球根 を 種 から 作る に は 、 7 年 から 12 年 かかる 。 球根 から 花 を 咲かせる と 、 もと の 球根 （ 親 球 ） は 消滅 し て しまう が 、 同じ 場所 に 1 個 または 複数個 の クローン の 球根 （ 子 球 ） が できる 。 適切 に 育てれ ば 、 これら の 子 球 は それぞれ が 球根 に なる 。 モザイク ウイルス は 子 球 のみ が 感染 し 、 種 は 感染 し ない ため 、 最も 人気 の ある 品種 を 栽培 する の に は 時間 が かかる こと と なる 。 また 、 ウイルス により 、 チューリップ の 球根 は 劣化 し て しまう 。 北半球 で は 、 チューリップ は 4 月 または 5 月 に 約 1 週間 にわたって 咲く 。 北半球 における チューリップ の 休眠 期 で ある 6 月 から 9 月 にかけて の 間 に 、 球根 を 収穫 し 運搬 する こと が できる ため 、 （ スポット 市場 における ） 球根 の 現物 取引 は この 期間 に 行わ れ て い た 。 ほか の 期間 は 、 花屋 や チューリップ 投資 家 ら は 、 期間 の 終わり に チューリップ 球根 を 購入 できる よう 、 公証 人 の 前 で 契約 書 に 署名 を し て い た （ 先物 取引 ） 。 この よう に 、 オランダ 人 は 近代 の 金融 取引 の 方法 を 開発 し 、 耐久 消費 財 として の チューリップ 球根 の 市場 を 形成 し た 。 1610 年 の 政令 により 空売り は 禁止 さ れ 、 1621 年 、 1630 年 および 1636 年 に も 同じ 命令 が 出さ れ 規制 が 強化 さ れ た 。 空売り を 行っ て も 訴追 さ れる こと は なかっ た が 、 契約 は 執行 不能 な もの と さ れ た 。  チューリップ の 人気 が 高まっ た ため 、 職業 栽培 家 は ウイルス に 感染 し た 球根 に対し 一層 高い 価格 を 支払う よう に なり 、 価格 は 上昇 し 続け た 。 1634 年 まで に 、 フランス において も 需要 が 高まっ た こと も あり 、 投機 の ため に 投資 家 が チューリップ 市場 で の 取引 を 開始 し た 。 珍しい 球根 の 価格 は 1636 年 を通じて 上昇 し 続け た が 、 11 月 まで に は 、 単色 の 一般 的 な チューリップ 球根 の 価格 まで も 上がり 始め 、 すぐ に 、 チューリップ 球根 で あれ ば 何 で あっ て も 数 百 ギルダー で 取引 さ れる よう に なっ た 。 この 年 に 、 オランダ で は 、 季節 の 終わり に 球根 を 売り買い する ため の 公式 な 一種 の 先物 市場 が 形成 さ れ た 。 投資 家 ら は 、 居酒屋 の 「 college 」 で 会い 、 球根 を 買う 場合 に は 取引 価格 の 2 . 5 % から 取引 あたり 3 ギルダー を 上限 と する 「 ワイン 代 」 を 支払う 必要 が あっ た 。 売り手 も 買い手 も 、 当初 証拠 金 や 変動 証拠 金 を 支払う 必要 は なく 、 取引 も 取引 所 で は なく 個人 の 相対 取引 で 行わ れ て い た 。 オランダ 人 は 、 球根 の 引き渡し が 実際 に は 行わ れ ない こと から 、 チューリップ 球根 取引 を 「 windhandel （ 風 の 取引 ） 」 と 呼ん で い た 。 取引 は 取引 所 で は なく オランダ 人 の 経済 生活 における マージン により 達成 さ れ て い た 。  1636 年 まで に 、 チューリップ 球根 は オランダ にとって 、 ジン 、 ニシン 、 チーズ に 次いで 4 番目 に 取引 高 の 大きな 輸出 品 と なっ た 。 チューリップ 球根 の 価格 は 、 球根 を 実際 に 見 た こと も ない 投資 家 ら による 先物 取引 で の 投機 の ため に 跳ね上がっ た 。 多く の 者 が 、 一夜 の うち に 多額 の 財産 を 築い たり 失っ たり し た 。  チューリップ ・ バブル は 1636 年 から 1637 年 の 冬 に ピーク を 迎え 、 この 時 に は 1 日 に 10 回 も 取引 さ れ た 球根 も ある ほど で あっ た 。 しかし 、 これら の 契約 を 履行 する ため の 球根 の 引き渡し は 行わ れ なかっ た 。 1637 年 2 月 、 チューリップ 球根 の 価格 が 急落 し 、 チューリップ の 貿易 が 停止 し た ため で ある 。 価格 の 急落 は まず ハールレム で 起こり 、 買い手 が 定期 的 な 球根 の 取引 に 現れ なく なっ た 。 これ は 、 ハールレム が ペスト の 大 流行 の さなか に あっ た こと が 原因 で ある 可能 性 が ある 。 ペスト の 流行 により 、 投機 を 急 拡大 さ せる よう な 、 宿命 論 的 な リスク 選好 文化 が 形成 さ れ た かも しれ ない が 、 他方 それ は バブル の 崩壊 の 原因 とも なっ た 可能 性 が ある 。  1630 年代 において 継続 的 に 記録 さ れ た 価格 データ が 存在 し ない ため 、 チューリップ ・ バブル が どの 程度 の もの で あっ た か を 推定 する こと は 困難 で ある 。 利用 可能 な データ の 大半 は 、 バブル の 直後 に 書か れ た Gaergoedt   and   Warmondt （ GW ） による 反 投機 的 な 小 冊子 から の もの で ある 。 経済 学者 の ピーター・ガーバー （ Peter   Garber ） は 、 1633 年 から 1637 年 の 間 の 39 品種 に およぶ 161 個 の 球根 の 販売 に関する データ を 収集 し た 。 その うち 53 個 の データ は 、 GW によって 記録 さ れ た もの で あっ た 。 1637 年 2 月 5 日 の 、 チューリップ ・ バブル 最後 の 日 に は 、 88 回 の 取引 が 行わ れ た と 記録 さ れ て いる 。 球根 の 販売 は 、 「 college 」 で の 先物 取引 、 栽培 家 による 現物 取引 、 栽培 家 による 公証 人 を 関与 さ せ た 先物 取引 、 不動産 取引 といった いくつ か の 市場 メカニズム を 用い て 行わ れ た 。 ガーバー は 、 「 利用 可能 な 価格 データ は 、 大 部分 が リンゴ と オレンジ （ 本来 比較 でき ない もの の 意 ） の 混ざり あっ た もの で ある 」 と し て いる 。  現代 における チューリップ ・ バブル の 議論 は 、 スコットランド の ジャーナリスト で ある チャールズ ・ マッケイ によって 1841 年 に 出版 さ れ た 『 Extraordinary   Popular   Delusions   and   the   Madness   of   Crowds （ 邦題 ： 狂気 と バブル ― なぜ 人 は 集団 に なる と 愚行 に 走る の か ） 』 から 始まっ て いる 。 マッケイ は 、 群衆 は しばしば 合理 的 で ない 行動 を する と 論じ 、 チューリップ ・ バブル は 、 南海 泡沫 事件 および ミシシッピ 計画 とともに 、 その 初期 の 例 で ある と し て いる 。 マッケイ の 議論 の 多く は 、 ヨハン・ベックマン が 1797 年 に 著し た 『 A   History   of   Inventions ,   Discoveries ,   and   Origins （ 邦題 ： 西洋 事物 起原 ） 』 に 依拠 し て いる 。 実際 は 、 ベックマン の 説明 および そこ から 派生 し た マッケイ の 議論 は 、 1637 年 に 匿名 で 発行 さ れ た 投機 へ の 反対 を 掲げる 3 つ の 小 冊子 を 主 な 情報 源 と し て い た 。 マッケイ の 迫真 的 な 本 は 、 以後 何 世代 に も 渡り 経済 学者 や 株式 市場 参加 者 の 間 で 有名 だっ た 。 チューリップ バブル を 投機 バブル だっ た と する マッケイ の 描写 は 現在 でも 有名 だ が 、 瑕疵 が あり 、 1980 年 以降 経済 学者 によって 様々 に 反駁 さ れ て いる 。  マッケイ に よれ ば 、 17 世紀 初頭 における チューリップ 人気 の 高まり は 、 オランダ 全体 の 注目 を 集め 、 「 最 下層 民 まで も が チューリップ の 取引 に 手 を 出す よう に なっ た 」 。 1635 年 まで に 、 ある 取引 において 、 40 個 の 球根 が 100 , 000 ギルダー （ ギルダー ） で 購入 さ れ た と 記録 さ れ て いる 。 これ に対し 、 バター 1 トン の 価格 は 約 100 ギルダー で あり 、 熟練工 の 年収 が 約 150 ギルダー で あり 、 「 肥え た 豚 8 頭 」 の 価格 は 240 ギルダー で あっ た 。   （ 社会 史 国際 研究所 に よれ ば 、 1 ギルダー の 購買 力 は 2002 年 時点 において 10 . 28 ユーロ と 同等 で ある 。 ）  1636 年 まで に は オランダ 中 の 市 や 町 の 取引 所 で チューリップ が 取引 さ れる よう に なっ て い た 。 これ により 社会 の あらゆる 階層 が チューリップ 取引 に 参加 する よう に なっ た 。 マッケイ は 、 チューリップ に 投機 する ため 財産 を 売却 し たり 交換 に 出す 人々 について 詳述 し て いる が 、 中 に は Semper   Augustus の 球根 の 現物 2 個 の うち 1 個 と 12 エーカー （ 49 , 000 m ²） の 土地 の 交換 を 申し出 た 例 や 、 Viceroy の 球根 1 個 を 2 , 500 ギルダー 相当 の 財産 （ 表 に 記載 ） で 購入 し た 例 など が ある 。  高 まる 熱狂 の 中 、 有り そう に 無い が 面白い 小 噺 が 幾つ か 生まれ 、 マッケイ が 記録 し て いる 。 例えば 、 ある 商人 の チューリップ 球根 を タマネギ と 間違え て 、 食べる ため に 持っ て 行っ た という 船乗り の 逸話 が ある 。 商人 と その 家族 は 船乗り を 追いかけ た が 、 見つけ た とき に は 「 自分 の 船 の 船乗り 全員 に 一 年間 大盤振る舞い できる ほど 」 高価 な 朝食 を 食べ て いる 最中 で あっ た 。 その 船乗り は 球根 を 食べ た 咎 により 投獄 さ れ た と いう 。 実際 に は 、 チューリップ は 正しく 調理 し なけれ ば 毒 が あり 、 味 も 悪く 、 飢饉 の とき で さえ まず 食用 さ れ ない 。  転売 益 を 目当て に 買う 人々 で 球根 の 値 は どんどん 上がっ た 。 しかし これ は 球根 を 高値 で 買い求める 人物 が 現れ 続け ない 限り 持続 不可能 で ある 。 1637 年 2 月 、 チューリップ の 売り手 は 、 高騰 し た 球根 代金 を 支払お う と する 買い手 を もはや 見つける こと が でき なく なっ た 。 そう と 知れ渡っ た 途端 、 チューリップ に対する 需要 は 崩壊 し 、 価格 は 暴落 し た 。 投機 バブル が 破裂 し た の で ある 。 ある 者 は 今 と なっ て は 相場 の 10 倍 の 価格 で チューリップ を 購入 する 契約 を 結ん だ まま 取り残さ れ て い た 。 また ある 者 は 手持ち の 球根 の 価値 が 支払っ た 対価 の ほんの 欠片 しか 残っ て い なかっ た 。 マッケイ は 、 オランダ の 人々 は 、 動転 し て 取引 相手 を 告発 し たり 非難 し たり する よう に なっ た と し て いる 。  マッケイ に よる と 、 パニック に 陥っ た チューリップ 投資 家 は オランダ 政府 に 助け を 求め た 。 政府 は 、 球根 の 先物 買い 契約 を し た 者 は 10 ％ の 手数料 を 支払え ば 契約 解除 できる と 宣言 し た 。 すべて の 当事者 が 満足 いく よう に この 状況 を 解決 しよ う と する 試み が なさ れ た が 、 失敗 に 終わっ た 。 マッケイ に よれ ば 、 バブル 崩壊 時点 で 最後 に 球根 を 掴ま さ れ て い た 個人 について は 、 代金 の 支払い を 命じる 裁判所 は 無かっ た と いう 。 何故 なら 裁判官 は これ を ある 種 の 賭博 による 負債 だ と 解釈 し 、 法律 上 強制 でき ない と 判断 し た から で ある 。  マッケイ に よれ ば 、 ヨーロッパ の 他 の 地方 で も 、 オランダ ほど の 状態 に は 至ら ない ものの 、 小規模 な チューリップ ・ バブル は 発生 し て い た 。 マッケイ は また 、 チューリップ 価格 の 落ち込み が 、 その後 何 年 に も 渡っ て オランダ 全土 に 不況 を もたらし た と し て いる 。  不可解 な バブル に関する マッケイ の 説明 は 、 1980 年代 まで 、 批判 さ れる こと は なく 、 また 見直さ れる こと も ほぼ なかっ た 。 しかしながら 、 これ 以降 の チューリップ ・ バブル に関する 研究 、 とりわけ 効率 的 市場 仮説 の 支持 者 ら による 研究 は 、 マッケイ の 説 が 不完全 かつ 不 正確 で ある こと を 示唆 し て いる 。 アン・ゴルガー （ Anne   Goldgar ） は 、 2007 年 の 論文 『 Tulipmania 』 において 、 この 現象 は 「 極めて 小さな 集団 」 に 限ら れ て 生じ た こと で あり 、 当時 の この 現象 へ の 説明 は 「 当時 の 一つ か 二つ の プロパガンダ と 、 それら の 膨大 な 量 の 盗作 に 依拠 し て いる 」 と 述べ て いる 。 ピーター・ガーバー は 、 この バブル は 「 疫病 に 悩まさ れ た 人々 が 活気 ある チューリップ 市場 を 利用 し て 行っ た 、 意味 の ない 冬場 の 酒 合戦 以上 の もの で は なかっ た 」 と 述べる 。  マッケイ の 説明 は 、 当時 の 社会 において 幅広い 人々 が チューリップ 取引 に 関与 し て いる という もの で あっ た が 、 ゴルガー による 保存 さ れ て い た 契約 書 の 調査 で は 、 バブル の ピーク 時 において も 、 チューリップ 取引 は 、 ほぼ 裕福 な 商人 や 熟練 職人 のみ により 行わ れ 、 貴族 は これ を 行っ て い なかっ た こと が 明らか に なっ た 。 バブル に 起因 する 経済 の 停滞 は 非常 に 限ら れ た もの で あっ た 。 ゴルガー は 、 チューリップ 市場 における 著名 な 買い手 および 売り手 を 多数 特定 し 、 バブル 崩壊 期 に 経済 的 な 苦境 に 陥っ た 者 は 半 ダース に も 満た ず 、 また これら の 者 について も チューリップ が 原因 で 苦境 に 陥っ た の か は 定か で は ない という こと を 発見 し た 。 しかし 、 これ は 全く 驚く べき こと で は なかっ た 。 価格 は 上昇 し て い た ものの 、 買い手 と 売り手 の 間 で 代金 の 受け渡し は 行わ れ て い なかっ た ため で ある 。 その ため 、 売り手 において 利益 は 全く 認識 さ れ て い なかっ た 。 売り手 が 利益 を 期待 し て よそ で 掛買い を し て い ない 限り 、 チューリップ 価格 の 暴落 により 金銭 を 失う こと に は なら なかっ た の で ある 。  チューリップ 球根 の 契約 価格 が 1636 年 から 1637 年 の 間 に 上昇 し その後 下落 し た という こと について 争い は ない 。 しかし 、 価格 が 劇的 に 上昇 し 下降 し た から と いっ て 、 必ずしも 、 経済 的 または 投機 的 な バブル が 発達 し 崩壊 し た こと を 意味 する もの で は ない 。 チューリップ ・ バブル が 経済 的 な バブル で ある と いえる ため に は 、 チューリップ 球根 の 価格 が 球根 の 内在 価値 から 乖離 し て いる こと が 必要 で ある 。 現代 の 経済 学者 は 、 価格 の 上昇 と 下落 が バブル を 構成 し なかっ た かも しれ ない 、 いくつ か の あり うる 理由 を 提示 し て いる 。  1630 年代 の 物価 上昇 は 、 三 十 年 戦争 の 停滞 に 対応 し て いる 。 この よう に 市場 価格 は 、 少なくとも 初期 的 に は 、 需要 の 増大 に 合理 的 に 対応 し て い た 。 しかし 、 価格 の 下落 は 、 上昇 より 速く 劇的 で あっ た 。 1637 年 2 月 の 価格 暴落 以降 の 球根 の 販売 に関する データ は ほぼ 失わ れ て いる が 、 チューリップ ・ バブル 後 の 球根 価格 に関する 数少ない データ は 、 バブル 後 数 十 年間 にわたり 、 球根 価格 が 下落 し 続け た こと を 示し て いる 。  ガーバー は 、 チューリップ 価格 の 現存 する データ を 19 世紀 初頭 の ヒヤシンス の 価格 と 比較 し た 。 その 頃 、 流行 の 花 として ヒヤシンス が チューリップ に 取っ て 代わっ た の で ある 。 すると 同様 の パターン が 見出さ れ た 。 ヒヤシンス が もたらさ れ た 当初 は 需要 が 高かっ た ので 、 花屋 ら は 美しい ヒヤシンス の 花 を 育てよ う と 躍起 に なっ た 。 しかし 人々 が ヒヤシンス に 慣れる につれ 価格 は 下がり 始め た 。 最も 高価 な ヒヤシンス の 球根 の 価格 は 、 30 年 以内 に ピーク 時 の 価格 の 1 〜 2 ％ に 低下 し た 。 ガーバー は 「 近年 、 少量 の 試作 品 の ユリ の 球根 が 100 万 ギルダー （ 1987 年 時点 の 為替 レート で 48 万 米ドル ） で 取引 さ れ た 」 と 述べ て おり 、 現代 において も 花 は 極端 な 高値 が つく 場合 が ある こと を 示し て いる 。 ちなみに 、 価格 の 上昇 は その 年 の 球根 の 植え付け が 終わっ た 後 で 生じ た ので 、 栽培 者 は 価格 を 見 て 生産 を 増やす こと は でき なかっ た はず で ある 。  他 の 経済 学者 は 、 上 に 挙げ た よう な 要素 は チューリップ 価格 の 劇的 な 騰落 を 完全 に は 説明 でき ない と 考え て いる 。 また 、 ガーバー の 説 で は 通常 の チューリップ 球根 の 取引 価格 も 同じく 劇的 に 上下 し て いる こと を 説明 でき て い ない という 批判 も ある 。 一部 の 経済 学者 は 投機 バブル に 関連 する 他 の 要素 、 例えば 通貨 供給 量 の 増大 と 言っ た 要因 を 指摘 し て いる が 、 これ は アムステルダム 銀行 の 預金 残高 が チューリップ ・ バブル の 期間 において 増加 し た こと から 示さ れ て いる 。  カリフォルニア 大学 ロサンゼルス 校 の 経済 学者 アール ・ A ・ トンプソン （ Earl   A .   Thompson ） は 、 2007 年 の 論文 において 、 ガーバー の 説明 で は 、 チューリップ 球根 の 売買 契約 における 価格 の 極めて 迅速 な 下落 を 説明 でき ない と 主張 し て いる 。 年間 の 価格 下落 率 は 、 他 の 花 の 平均 が 40 ％ で ある ところ 、 チューリップ は 99 . 999 ％ で あっ た 。 トンプソン は 、 オランダ の チューリップ ・ バブル に つき 別 の 説明 を 行っ て いる 。 オランダ の 議会 は 、 チューリップ の 売買 契約 の 内容 を 変更 する 議会 令 を 検討 し て い た 。  この 議会 令 以前 、 チューリップ の 売買 契約 （ 現代 の 金融 において は 先物 取引 契約 として 知ら れる ） の 買い手 は 、 球根 を 買う 法律 上 の 義務 を 負っ て い た 。 この 議会 令 は 、 仮に 市場 価値 が 下がっ た 場合 に は 、 買い手 は 契約 金額 全額 を 支払う の で は なく 、 球根 の 受け取り を 放棄 し て 違約 金 のみ を 支払う こと と できる よう 、 これら の 契約 の 性質 を 変更 し た 。 議会 令 による この 変更 は 、 現代 の 用語 法 に 従う と 、 先物 取引 契約 が オプション 契約 に 変更 さ れ た という こと を 意味 し た 。 この 提案 は 1636 年 秋 に 議論 が 開始 さ れ て おり 、 もし この 議会 令 が 制定 さ れる こと が 投資 家 ら に 明らか に なっ て いれ ば 、 価格 は 高まっ て い た と み られる 。  この 議会 令 は 、 売買 契約 の 買い手 に対し 、 契約 金額 の わずか 3 . 5 %（ または 約 30 分の 1 ） の 支払い により 契約 を 無効 と する こと を 認め た もの で あっ た 。 こうして 、 投資 家 ら は 価格 が 高騰 する 契約 を 行う こと が でき た 。 投資 家 が チューリップ の 球根 1 個 を 100 ギルダー で 購入 する 契約 を 締結 し た として 、 もし 球根 の 価格 が 100 ギルダー を 上回れ ば 、 投資 家 は 差額 を 利得 と し て 得る こと が できる 。 もし 価格 が 上昇 し なけれ ば 、 投資 家 は わずか 3 . 5 ギルダー で 契約 を 無効 と でき た 。 この よう に 、 名目 上 の 契約 金額 が 100 ギルダー の 契約 も 、 実際 に は 投資 家 にとって 3 . 5 ギルダー 以上 の 支出 を 強いる もの で は なかっ た 。 1937 年 2 月 上旬 、 契約 金額 が ピーク に 達し た ころ に 、 オランダ の 当局 が 介入 し 、 これら の 契約 に 基づく 取引 を 中止 し た 。  トンプソン は 、 チューリップ ・ バブル の 期間 を 通じ 、 実際 の 球根 の 取引 高 は 通常 の レベル に とどまっ て い た と 述べ て いる 。 こうして 、 トンプソン は 、 「 熱狂 」 は 契約 上 の 義務 が 変更 さ れる こと に対する 合理 的 な 反応 で あっ た と 結論 付け て いる 。 トンプソン は 、 「 チューリップ ・ バブル 以前 、 最中 、 以降 の チューリップ の 契約 金額 は 、 『 市場 の 効率 性 』 の 顕著 な 例 を 示し て いる よう に 見える 」 と し 、 先物 取引 契約 および オプション 契約 における 特定 の 支払い について の データ を 用い て 、 チューリップ 球根 の 契約 金額 は 合理 的 な 経済 モデル が 指し示す もの に 近い もの と なっ て いる と 主張 し て いる 。  マッケイ の 説明 は 今日 でも 人気 が あり 、 『 Extraordinary   Popular   Delusions   and   the   Madness   of   Crowds 』 は 定期 的 に 重版 さ れ 、 投資 家 の バーナード・バルーク （ 1932 年 ） 、 金融 ライター の アンドリュー・トビアス （ 1980 年 ） 、 心理 学者 の デイヴィッド・ J ・ シュナイダー （ 1993 年 ） 、 マイケル ・ ルイス （ 2008 年 ） ら が それぞれ 前書き を 提供 し て いる 。 現時点 で 少なくとも 6 版 が 流通 し て いる 。  ゴルガー は 、 「 経済 危機 の 影響 は ほとんど なかっ た かも しれ ない が 、 全て の 価値 体系 が 疑わしく なっ た 」 として 、 チューリップ ・ バブル は 経済 バブル または 投機 バブル と は いえ ない かも しれ ない が 、 オランダ 人 にとって は それ に も かかわら ず 、 別 の 理由 により 、 トラウマ と なる よう な 出来事 で あっ た と 主張 し て いる 。 17 世紀 において は 、 花 の よう な ありふれ た もの が 、 多く の 人々 の 年収 より も ずっと 多額 の 価値 を 有する という の は 、 ほとんど の 人 にとって は 想像 も つか ない こと で あっ た 。 夏 の 間 しか 育た ない 花 の 価格 が 冬 に 騰貴 する という の は 、 「 価値 」 について の 理解 そのもの を カオス に 投げ込む よう な もの で あっ た 。  ベックマン および マッケイ が 後に 報告 し た 反 投機 的 な 小 冊子 の よう に 、 チューリップ ・ バブル による 混乱 を 描い た 情報 源 の 多く は 、 経済 へ の 打撃 が 実際 に 存在 し て い た こと の 証拠 として 引用 さ れる 。 しかし 、 これら の 小 冊子 は 、 バブル により 被害 を 受け た 者 によって 書か れ た の で は なく 、 主 に 宗教 的 な 動機 により 作成 さ れ た もの で あっ た 。 この 大 変動 は 道徳 的 秩序 から の 逸脱 、 すなわち 「 天国 の 花 で は なく 地上 の 花 に 専念 する こと は 悲惨 な 結末 を もたらし うる 」 こと の 証拠 だ と み られ て い た 。 この よう に 、 経済 における 比較的 小規模 な 出来事 が 、 道徳 的 な 寓話 として 独り歩き する よう に なっ た 可能 性 が ある 。  1 世紀 近く 後 の 1720 年代 、 ミシシッピ 計画 の 破綻 や 南海 泡沫 事件 の 時期 に は 、 チューリップ ・ バブル は これら の バブル に対する 風刺 として 持ち出さ れ た 。 1780 年代 に ヨハン・ベックマン が チューリップ ・ バブル について 初めて 言及 し た 際 、 ベックマン は これ を 当時 の くじ に 外れる こと に なぞらえ た 。 ゴルガー の 見解 で は 、 バートン・マルキール の 『 A   Random   Walk   Down   Wall   Street （ 邦題 ： ウォール街 の ランダム・ウォーカー ） 』 （ 1973 年 ） および ジョン・ケネス・ガルブレイス の 『 A   Short   History   of   Financial   Euphoria （ 邦題 ： バブル の 物語 ） 』 （ 1990 年 。 1987 年 の ブラック ・ マン デー の 直後 に 著さ れ た ） といった 、 金融 市場 について の 現代 の 著作 すら も 、 チューリップ ・ バブル を 道徳的 な 教訓 として 用い て いる 。 チューリップ ・ バブル は 1995 年 から 2001 年 の インターネット ・ バブル の 間 も 再び よく 言及 さ れる よう に なっ た 。  21 世紀 に は 、 ジャーナリスト ら は 、 チューリップ ・ バブル を 、 投機 的 な インターネット ・ バブル や サブプライムローン 問題 と 比較 し て き た 。 2013 年 11 月 に は 、 オランダ 銀行 の 元 総裁 で ある ナウト・ウェリンク が 、 ビット コイン を 評し て 「 チューリップ ・ バブル より なお 悪い 」 と し 、 「 （ チューリップ ・ バブル で は ） 最悪 でも チューリップ は 手 に 入る が 、 （ ビット コイン で は ） 何 も 手 に 入ら ない 」 と 話し た 。  チューリップ ・ バブル は 今 なお よく 言及 さ れる が 、 Slate 誌 の ダニエル ・ グロス は 、 チューリップ ・ バブル について 効率 性 市場 仮説 から の 説明 を 試み て いる 経済 学者 ら に関し 、 「 彼ら が 正しい なら … ビジネス ライター は 、 手元 に ある バブル の 例 から 、 チューリップ ・ バブル を 削除 し なけれ ば なら ない 」 と 述べ て いる 。  （ 和文 の もの ）法量 の イチョウ （ ほう りょう の イチョウ ） は 、 青森 県 の 十和田 市 に ある イチョウ の 巨木 。 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  国道 102 号 沿線 の 十和田 市 法量 字 銀杏木 に 所在 する 。  イチョウ の 巨木 として は 日本 で 4 番目 ないし 5 番目 の 大き さ と さ れ て おり 、 雄 株 で 、 樹高 約 30 - 33 メートル 、 幹 周 約 14 - 15 m 、 推定 樹齢 約 1100 年 。 主幹 の 地上 7 m あたり から 6 本 の 気根 が 分かれ 出 て い て 、 大きい もの で は 太 さ 60 cm 、 長 さ 2 . 4 m あまり に も なる 。 これ を 乳房 に 見立て 、 乳 の 出 ない 母親 による 信仰 が あり 、 「 乳 も らい の 木 」 や 「 子安 め の イチョウ 」 と 呼ば れ て い た 。  また 、 南 祖 坊 が 植え た という 伝承 も 残り 、 イチョウ の 所在地 は かつて この 地 に あっ た 善正 寺 の 跡地 で ある と 伝わる 。  1926 年 （ 大正 15 年 ） 10 月 20 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た （ 青森 県内 の 国 の 天然記念物 として は 2 番 め の 指定 ） 。 この ほか 1990 年 に 国際 花 と 緑 の 博覧 会 による 「 新 名木 100 選 」 に 選ば れ て いる 。  きわめて 巨木 で ある こと と 、 雪 が ふる の が 早い 寒冷 地 に ある こと で 、 樹 全体 が 黄葉 する 前 に 葉 が 青い まま 落葉 し て しまう こと が 多い 。 全体 が 黄色く 色づい た 姿 に なる の は 稀 で 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） に は 12 年 ぶり 黄葉 し た こと が 記録 に 残さ れ て いる 。 こうした こと から 、 写真 家 から 「 日本一 気難しい イチョウ 」 として 知ら れ て いる 。オダマキ 属 （ オダマキ ぞ く ） は 、 キンポウゲ 科 の 属 の 一つ 。 ラテン 名 の アキレギア や アクイレギア （" Aquilegia "） という こと も ある 。 本属 の 植物 の 総称 が オダマキ で ある 。  オダマキ は 漢字 で 苧環 を 当てる が 、 これ は もともと は 機織り の 際 に つかう 苧環 という 糸 玉 に 由来 する 。 苧環 は カラムシ （ 苧 、 「 お 」 とも ） 、 アサ （ 麻 ） 、 コウゾ （ 楮 ） の 繊維 を 糸 に し た とき に 丸め て おく もの で 、 丸み の ある 花 の 形 を 中 が 中空 の 苧環 に 連想 し た もの 。 したがって 、 オダマキ から 苧環 は 作ら ない 。  根 出 葉 は 普通 2 回 3 出 複葉 で 細かく 分かれ 、 先端 に は 丸っこい 小 葉 が つく 。 茎 が 高く 伸びる もの で は 、 やや 小型 の 茎葉 が 出る 。 花 の 外側 の 花弁 の よう な もの は 、 じつは 花弁 で は なく 萼 で ある 。 花弁 は その 内側 に あっ て 、 やや まとまっ て 筒 状 に なる 。 花弁 の 基部 から は 角 状 の 距 が 伸び 、 萼 の 間 から 外 に 突き出る 。  全 草 が 有毒 。  日本 、 アジア 、 ヨーロッパ に 約 70 種 自生 し 、 日本 の もの は 山野 草 として 愛好 さ れる 一方 、 外国 産 の もの に は 品種 改良 が 行わ れ 、 園芸 植物 として 広く 市場 に 出回っ て いる もの が ある 。 日本 に は ヤマ オダマキ 、 ミヤマ オダマキ の 2 種 が 山地 から 高山 にかけて 分布 する 。 ミヤマ オダマキ は むしろ 山野 草 として 栽培 さ れる 。  なお 、 ヒメウズ は この 属 に 含める こと が ある 。チガヤ （ 千 萱 、 茅 、 学名 ：" Imperata   cylindrica "   ( L .)   P . Beauv .） は 、 単 子葉 植物 イネ 科 チガヤ 属 の 植物 で ある 。 日当たり の よい 空き地 に 一 面 に は え 、 細い 葉 を 一 面 に 立て た 群落 を 作り 、 白い 穂 を 出す 。 かつて は 食べ られ た こと も ある 、 古く から 親しま れ た 雑草 で ある 。  地下茎 は 横 に 這い 、 所々 から 少数 の 葉 を まとめ て 出す 。 地上 に は 花茎 以外 に は ほとんど 葉 だけ が 出 て いる 状態 で ある 。 葉 に は 細く て 硬い 葉柄 が あっ て 、 その 先 は やや 幅広く なり 、 広 線形 。 葉 は ほとんど 真っすぐ に 立ち上がり 、 高 さ は 30 - 50 cm 程 に なる 。 葉 の 裏表 の 差 は あまり ない 。 葉 の 縁 は ざらつく が ススキ ほど で は ない 。  葉 は 冬 に 枯れる が 、 温暖 地 で は 残る こと も ある 。 この 時期 、 葉 は 先端 から 赤く 染まる の が 見 られる 。  初夏 に 穂 を 出す 。 穂 は 細長い 円柱 形 で 、 葉 より も 高く 伸び上がり 、 ほぼ まっすぐ に 立つ 。 分 枝 は なく 、 真っ白 の 綿毛 に 包ま れ て い て 、 よく 目立つ 。 種子 は この 綿毛 に 風 を 受け て 遠く まで 飛ぶ 。  日向 の 草地 に ごく 普通 に 見 られ 、 道端 や 畑 に も 出現 する 。 地下 に しっかり し た 匍匐 茎 が ある ため 、 大変 しつこい 雑草 で ある 。 河原 の 土手 など で は 、 一 面 に 繁茂 する こと が ある 。  芽 の 先端 が 細く 尖り 、 塩化ビニール 製 の 蛇腹 ホース 程度 なら 貫通 する 場合 も ある と いう 。  花穂 は 白い 綿毛 に 包ま れる が 、 この 綿毛 は 小 穂 の 基部 から 生じる もの で ある 。 小 穂 は 花序 の 主軸 から 伸びる 短い 柄 の 上 に 、 2 個 ずつ つく 。 長い 柄 の もの と 、 短い 柄 の もの と が 対 に なっ て い て 、 それら が 互いに 寄り 沿う よう に なっ て いる 。  小 穂 は 長 さ が 4 mm ほど 、 細い 披針形 を し て いる 。 小花 は 1 個 だけ で 、 これ は 本来 は 2 個 で あっ た もの と 考え られる が 、 第 1 小 花 は なく 、 その 鱗片 も かなり 退化 し て いる 。 柱頭 は 細長く 、 紫 に 染まっ て い て 、 綿毛 の 間 から 伸び 出す ので よく 目立つ 。  日本 で は 、 北海道 から 琉球 列島 まで の 全土 で ごく 普通 。 国外 で は アジア 大陸 の 中西部 から アフリカ 、 オーストラリア にわたる 広い 範囲 に 分布 し 、 現在 で は 北 アメリカ に も 帰化 し て いる 。 なお 、 日本 に ある もの を フシゲチガヤ ( var .   " koenigii "   ()   et   )   として 変種 と する 説 が ある 。 原名 変種 は 地中海 沿岸 に 分布 し 、 節 に 毛 が ない こと 、 小 穂 が やや 大きく 、 柄 が ほとんど ない こと で 区別 さ れる 。  なお 、 チガヤ 属 に は 世界 の 熱帯 から 暖帯 に 約 10 種 が ある が 、 日本 で は 1 種 だけ で ある 。  遷移 の 上 で は 、 多年生 草本 で ある ので 、 1 年生 草本 の 群落 に 侵入 する と 、 次第に 置き換わっ て やや 安定 し た 草原 を 形成 する 。 日本 で は 、 やがて ススキ など が 侵入 する と 、 背 の 高 さ で 劣る ため 、 チガヤ は 次第に 姿 を 消し 、 ススキ 草原 や ササ の 群落 から 松林 へ と 遷移 が 進む 。  河川 の 土手 など で は 、 定期 的 な 草刈り や 土手 焼き など によって 、 チガヤ 草原 が 維持 さ れ て いる 。 昭和 中期 まで は 、 土手 の 草 は 家畜 の 飼料 や 田畑 の 肥料 として 用い られ た ため 、 この よう な 草刈り は 定期 的 かつ 丁寧 に 行わ れ 、 その ため 土手 の 草 は 常に 低く 押さえ られ て い た 。 ここ に チガヤ を 主体 として 、 ツリガネ ニンジン や ツルボ 、 ワレモコウ や 、 あるいは 秋 の 七草 など の 草花 が 咲く 環境 が 維持 さ れ て い た よう で ある 。 それ 以後 は 、 農業 の 形態 が 変わっ て この よう な 土手 の 草 の 需要 が なくなっ た こと も あっ て 、 草刈り や 土手 焼き は 行わ れる こと が 少なく なり 、 また 富 栄養 化 も 進み 、 草丈 が 高く なっ て しまっ た ところ も 多い 。 セイタカアワダチソウ や 、 オオブタクサ など が 侵入 し 、 置き換わっ た 場所 も ある 。 逆 に 、 都市 近郊 で は 、 大 規模 な 改修 が 進み 、 芝生 や コスモス 畑 など の 極めて 人工 的 な 緑地 に なっ て しまっ た ところ も ある 。 しかし 道路 周辺 など の 草刈り の 行き届い た 場所 で は 、 現在 も よく 見る こと が 出来 、 ごく 普通 種 で ある こと に は 代わり は ない 。  なお 、 日本 以外 の 地域 において は 、 チガヤ 草原 が より 広範囲 、 恒常 的 に 存在 する 場所 も ある 。 特に 、 熱帯 から 亜熱帯 にかけて の 雨季 と 乾季 の はっきり し た 地域 で は チガヤ は 非常 に よく 繁殖 し 、 「 世界 最強 の 雑草 」 という 称号 すら ある 。 世界 の 侵略 的 外来 種 ワースト 100   ( IUCN ,   2000 )   選定 種 の 一つ で ある 。 東南アジア など で 森林 を 破壊 する と アランアラン と 呼ば れる チガヤ 草原 に なり やすく 、 そうなると 遷移 を 妨害 し て なかなか 森林 が 回復 し ない と 言わ れる 。  ごく 人間 の 身近 に 生育 する 草 で ある 。 地下 に しっかり し た 匍匐 茎 を 伸ばす ので 、 やっかい な 雑草 で ある 。  他方 、 さまざま な 利用 も 行わ れ た 。 その ため 古く から 親しま れ 、 古名 は チ （ 茅 ） で あり 、 花穂 は チバナ または ツバナ と も 呼ば れ 、 古事記 や 万葉集 に も その 名 が 出る 。  この 植物 は サトウキビ とも 近 縁 で 、 植物 体 に 糖分 を 蓄える 性質 が ある 。 外 に 顔 を 出す 前 の 若い 穂 は 、 噛む と 甘く 、 子供 が お やつ 代わり に 噛ん で い た 。 地下茎 の 新芽 も 食用 と なっ た こと が ある 。 万葉集 に も 穂 を 噛む 記述 が ある 。  茎葉 は 乾燥 さ せ て 屋根 を 葺く の に 使い 、 また 成熟 し た 穂 を 火口 （ ほ くち ） に 使っ た 。 乾燥 し た 茎葉 を 梱包 材 と し た 例 も ある 。  また 、 花穂 を 乾燥 さ せ た もの は 強壮 剤 、 根茎 は 茅根 （ ぼう こん ） と 呼ば れ て 利尿 剤 に も 使わ れる 。  他 に 、 ちまき （ 粽 ） は 現在 で は ササ の 葉 など に 包む の が 普通 で ある が 、 本来 は チガヤ に 巻い た 「 茅 巻き 」 で 、 それ が 名 の 由来 で ある と の 説 が ある 。  もう 一つ の 利用 として 、 園芸 方面 が ある 。 この 植物 は むしろ 雑草 で ある が 、 葉 が 赤く なる 性質 が 強く 出る もの を 栽培 する 例 が ある 。二年生植物 （ に ねん せいし ょくぶつ 、 biennial   plant ） は 、 1 回 の 生活 環 を 完了 する の に 2 年 を 要する 植物 の こと で ある 。 二 年 草 、 二 年生 草本 、 と も 言う 。 一年生植物 や 多年生 植物 など に 比べ て 、 二年生植物 と なる もの は 非常 に 少ない 。  二年生植物 は 、 1 年 目 に は 茎 や 葉 、 根 など の 栄養 器官 を 形成 し て 、 そのまま 休眠 し て 越冬 する 。 そして 2 年 目 の 春 、 あるいは 夏 に 開花 し 、 種子 を 生産 し て 枯れ 、 生活 環 を 終える 。 多く の 二年生植物 は 、 1 年 目 に は 茎 が 短く 、 葉 は ロ ゼット 状 に なっ て いる が 、 2 年 目 に は 茎 が 伸長 し 、 薹 （ とう ） が 立つ 。 また 二年生植物 の 開花 に は 、 通常 春 化 （ 一度 低温 期間 を 経験 する こと ） が 必要 と なる 。 ただし 、 厳しい 気候 条件下 で は 、 二年生植物 の 生活 環 は 非常 に 短期間 （ 3 - 4 ヶ月 ） で 終わる こと も 多い 。 その ため 地域 によって は 、 二年生植物 が 一年生植物 の よう に 生育 し て いる こと も ある 。  園芸 や 農業 の 分野 において は 、 ある 植物 が 一 年生 、 二 年生 、 あるいは 多年生 の どの 生活 環 を とる か は 、 生育 環境 や 栽培 目的 など によって 異なっ て くる 。 例えば 二年生植物 から 種子 あるいは 果実 を 収穫 し たい 場合 は 二 年間 生育 さ せる が 、 食用 と なる 葉 や 根 を 収穫 する 際 に は 、 本来 二 年生 植物 で あっ て も 一 年間 だけ 生育 さ せ て 収穫 する こと に なる （ つまり 一 年 で 生活 環 を 終える ） 。 後者 の 例 として は 、 テンサイ や キャベツ 、 レタス 、 パセリ 、 ニンジン など が ある 。   また 栽培 する 際 の 条件 が 悪い と 、 本来 二 年生 と なる 植物 が 1 年 で 生活 環 を 終える （ 越冬 でき ない ） など といった 場合 も あり 、 逆 に 生育 環境 が 良好 で あっ た 場合 に は 、 本来 一 年生 で あっ た 植物 が 、 二 年生 あるいは 多年生 の よう な 生活 環 を とる こと も ある 。コエビソウ （ 小海 老 草 、 学名 ：" Justicia   brandegeeana "） と は 、 メキシコ 原産 の キツネノマゴ 科 の 植物 。   ( シノニム ：" Beloperone   guttata ")   。 日本 で は 道ばた の 雑草 として ごく 普通 な キツネノマゴ （" Justicia   procumbens "） と 同属 で ある 。  名前 の 由来 は 、 花 の つく 穂 が 苞 （ ほう ） に 覆わ れ て い て 、 その 形 が 小 海老 の 尻尾 に 似 て いる こと に よる 。 花 は その 苞 の 間 から 顔 を 出す 。 別名 は ベロペロネ 。 花期 は 春 - 晩秋 。 繁殖 は 挿し木 で 行う 。ビャクダン （ 白檀 、 学名   " Santalum   album "） は ビャクダン 科 の 半 寄生 の 熱帯 性 常緑樹 。 爽やか な 甘い 芳香 が 特徴 。 香木 として 利用 さ れる 。  原産地 は インド 。 インド で は 古く は サンスクリット で チャンダナ と よば れ 仏典 『 観 仏 三 昧海経 』 で は 牛頭山 （ 西 ガーツ 山脈 の マラヤ 山 （ 摩 羅 耶山 　 秣 刺 耶山 ） と さ れる ） に 生える 牛頭 栴檀 （ ゴーシールシャ・チャンダナ 　 ） として 有名 で あっ た 。 栽培 も さ れ 、 紀元前 5 世紀 頃 に は すでに 高貴 な 香木 として 使わ れ て い た 。  （ サンダル ウッド ） の 名 も 、 この 「 チャンダナ 」 が もと に なっ て いる 。  産出 国 は インド 、 インドネシア 、 オーストラリア など 。 太平洋 諸島 に 広く 分布 する が 、 ニュージーランド 、 ハワイ 、 フィジー など の 白檀 は 香り が 少なく 、 香木 として の 利用 は 少ない 。 特に インド の マイソール 地方 で 産 する 白檀 が 最も 高 品質 と さ れ 、 老 山 白檀 という 別称 で 呼ば れる 。  初め は 独立 し て 生育 する が 、 後 に 吸盤 で 寄 主 の 根 に 寄生 する 半 寄生 植物 。 幼 樹 の 頃 は イネ 科 や アオイ 科 、 成長 する につれて 寄生 性 も 高まり 、 タケ 類 や ヤシ 類 など へ と 移り 、 宿主 と なる 植物 は 140 種 以上 数え られる 。 雌雄 異 株 で 周り に 植物 が ない と 生育 し ない こと から 栽培 は 大変 困難 で 、 年々 入手 が 難しく なっ て おり 、 インド 政府 によって 伐採 制限 ・ 輸出 規制 が 掛け られ て いる 。  5 月頃 、 黄色 や 紫色 など の 小さな 花 を 開く 。 心材 は 濃い 色 を し て おり 香り も 強く 、 辺 材 に なる ほど 白っぽく 香り も 少なく なる 。 芳香 は 樹脂 分 で は なく 、 精油 分 に 由来 する 。  近 縁 の ムニンビャクダン （"   S .   boninense "） が 小笠原諸島 に 特産 する 。  白檀 は 、 香木 として そのまま 用い られる だけ で なく 、 蒸留 し て 取ら れる 白檀 オイル の 主成分 サンタロール に は 、 殺菌 作用 、 利尿 作用 の 薬効 成分 が ある と 言わ れ 、 薬用 に も 広く 利用 さ れる 。 また 、 気分 の 薬 として 胸 の つかえ を とり 、 爽快 感 を 与える 。  沈香 と は 違っ て 熱 を 加え なく て も 十分 に 芳香 を 放つ ため 、 置物 で ある 仏像 、 仏教 儀式 に 欠か せ ない 数珠 等 の 仏具 を はじめ として 、 日本 で は 扇子 の 骨 に 使っ て あおぐ こと で 香り を 発散 さ せ たり 、 匂い 袋 の 香料 の 一つ に 利用 する など 、 身近 な ところ で 多種 多様 に 使わ れ て いる 。 線香 の 原料 の 中 で は 最も 一般 的 で ある 。  仏教 が インド から 中国 に 伝播 する につれ 、 中国 で も 仏教 儀式 に 白檀 が 多く 使わ れる よう に なっ た 。 日本 に は 、 仏教 とともに 中国 から 伝来 し た と さ れる 。  なお 、 サンタロール は 合成 が 困難 で ある ため 、 一般 に は 香り が 酷似 し た 合成 物質 （ トランス - 3 - イソカンフィルシクロヘキサノール ） が 香料 として 利用 さ れ て いる 。  栴檀 （ セン ダン ） は 、 白檀 の 中国 名 で も ある 。 白檀 は 発芽 の ころ から 香気 を 放つ と さ れ た こと から 、 大成 する 人 は 幼少 の とき から 優れ て いる という たとえ （ 実際 に は この 植物 が 自然 に 香気 を 放つ わけ で は ない ） 。八重咲き （ やえ ざき 、 Double - flowered ） と は 、 花びら が 重なっ て 咲く 花 の 咲き 方 の こと で 、 普通 は 変わり もの として 出現 する 。 花 が 派手 に なる ので 園芸 植物 で は 喜ば れる 。  八重咲き と は 、 通常 の 花 において 花びら の 内側 の 雄 蘂 や 雌 蘂 が 並ん で いる 場所 に 、 さらに 多く の 花びら が 並ん で 、 花びら だけ で 花 が 構成 さ れ て いる よう に 見える 状態 を 指す 。  なお 、 通常 の 花弁 の 内側 に もう 一 列 の 花弁 が 生じる もの は 二 重 咲き と 言う 。  普通 は 、 野生 の 植物 に は 雄 蘂 と 雌 蘂 が ある の が 当然 で ある ので 、 この よう な 花 は 突然 変異 によって 出現 する 。 中 に は 、 ヤブ カンゾウ の よう に 、 野生 種 で あり ながら 八重咲き が 普通 、 という もの も ある 。  八重咲き における 、 内側 の 花びら は 、 雄 蘂 や 雌 蘂 にあたり 、 それら が 花弁 化 し た の が 八重咲き で ある 。 花弁 は もともと 雄 蘂 や 雌 蘂 を 囲む 葉 に 由来 する もの で あり 、 雄 蘂 や 雌 蘂 は それぞれ 小 胞子 葉 、 大 胞子 葉 で ある から 、 やはり 葉 が 起源 で ある 。 いずれ も 葉 に 由来 する もの な ので 、 それら が すべて 花弁 化 する こと 自体 に は さほど 不思議 は ない 。  ただし 、 八重咲き の 花 で は 雄 蘂 や 雌 蘂 が 正常 に 形成 さ れ ない ので 、 種子 や 果実 は 作ら れ ない 場合 が 多い 。 繁殖 に は 株分け など の 栄養 生殖 が 行わ れる 。  実際 に 個々 の 八重咲き を 見る と 、 様々 な 点 で 異なっ た もの が ある 。 普通 の 八重咲き は 、 雄 蘂 や 雌 蘂 が 花弁 化 し た もの な ので 、 当然 ながら 雄 蘂 や 雌 蘂 は ない 。 しかし 、 雌 蘂 は 正常 に 残っ て いる 場合 も あり 、 その 場合 に は 果実 が できる こと も ある 。 ただし 、 雄 蘂 が 正常 で 雌 蘂 は 花弁 化 する 、 という の は ない よう で ある 。 また 、 萼 片 も 花弁 化 する もの も ある 。  バラ の 花 は 、 一般 に は 八重咲き が 普通 の よう に すら 考え られ 、 八重咲き の ばら の 花びら の よう な 配列 の こと を 指す 、 ロ ゼット と 言う 言葉 が ある ほど で ある 。 しかし 、 野生 種 は 五 弁 の 花びら だけ を 持つ もの で ある 。 その他 、 多く の 園芸 植物 に 八重咲き の 例 が ある 。  ウメ に は 八重咲き ながら も 雄 蘂 も 雌 蘂 も 正常 な 花 が 見 られる 。 これ は 、 花弁 が 余分 に 形成 さ れ た もの と 考え られる 。  ラン 科 植物 の 場合 、 いわゆる 洋 ラン に は 八重咲き は ほとんど ない 。 これ は 、 もともと の 花 の 形 が おもしろく 、 それ を 楽しむ 向き が 強い から で あろ う 。 品種 改良 は 、 それ より も 、 その 形 の まま に 、 より 大きい 花 、 より 鮮やか な 花 を 求める 方向 に 進め られ た 。 他方 、 東洋 ラン の 世界 で は 、 変わり もの が 重視 さ れる 傾向 が あり 、 いくつ も の 八重咲き が 知ら れる 。 それら を 見る と 、 通常 の 花弁 が 少し 増え た もの 、 唇 弁 が 増え た もの など 、 その 現れ 方 に は 様々 な もの が ある 。 中国 春蘭 の 余 胡蝶 は 、 花弁 とも 唇 弁 と も つか ない 花弁 が 、 非常 に 数多く なっ て いる ので 、 花弁 の 増加 が 起き て いる らしく 見える 。 四 喜 蝶 で は 、 花弁 が 八 枚 に なっ て いる が 、 これ は むしろ 、 二つ の 花 が 背中合わせ に 融合 し た こと による らしい 。  ガーベラ や マリーゴールド など 、 キク 科 の 花 で 八重咲き と 呼ば れる もの は 、 これ まで 述べ た もの と は 全く 異なる もの で ある 。 キク 科 の 「 花 」 は 、 実は 単一 の 花 で は なく 、 頭状花 序 と 呼ば れ 、 小さな 花 の 集まり で ある 。 ヒマワリ の よう に 、 外側 に 花びら が 並ん で いる よう に 見える もの は 、 外側 に 一方 に 広がっ た 形 の 花びら が 大きく 発達 し た 花 （ 舌 状 花 ） が 並び 、 内側 に は 花びら が 小さい 花 （ 管状 花 ） が 集まっ て いる ため で ある 。 そこで 、 管状 花 が ある べき ところ に も 舌 状 花 が つく よう に なっ た もの が 一般 の 花 の 八重咲き と 同じ よう に 見える 。 タンポポ など 、 もともと 舌 状 花 のみ から 花序 が 構成 さ れ て いる もの で は 、 普通 の もの も 八重咲き に 見える し 、 普通 に 種子 が 作ら れる 。  八重咲き の 花 は 、 普通 の 花 より 派手 に なる ので 、 園芸 的 に は 重視 さ れる 。 ほとんど の 園芸 植物 に 八重咲き もの が ある くらい で ある 。 植物 に も よる が 、 様々 な 型 の 八重咲き を 持つ もの で は 、 さらに 細かく 区別 する 呼び 方 が ある 。 よく 使わ れる もの として は 、 花びら が 大きく 膨らん で 、 派手 に なっ た もの を 牡丹 咲き 、 花びら が 細く て あまり 膨らま ない 咲き 方 を 菊 咲き 、 といった 呼び 方 が ある 。 丁字 咲き 、 万 重 咲き など の 言葉 も ある 。ヤクシマシャクナゲ （ 屋久島 石楠花 、 学名 ：" Rhododendron   yakushimanum "） は 、 屋久島 の 高地 に 自生 する ツツジ 科 ツツジ 属 シャクナゲ 亜 属 の 常緑 低木 。 屋久島 の 固有 種 あるいは 固有 変種 で ある 。 屋久島 町 の 花 に 選定 さ れ て いる 。  屋久島 山岳 で は 5 月 下旬 から 6 月 上旬 頃 に 開花 し 、 花冠 は 直径 約 4 cm 、 3 分の 1 ほど 5 裂 し た 鐘 型 で 雄蕊 は 10 本 、 一般 的 に 蕾 の うち は 濃い ピンク色 で ある が 開花 する につれ 退色 し て 淡紅 色 から 白 へ と 変化 する 。 しかし 稀 に 蕾 の 内 から 白い もの や 、 開花 し て も 薄 オレンジ がかっ た ピンク を 呈する 株 も ある 。  標高 1600 - 1700 m から 奥 岳 山頂 周辺 の ヤクシマダケ （" Pseudsasa   owatarii "、 ヤクザサ ） 自生 地 に アセビ 等 と共に 点在 する 風 衝低木 林 の 株 は 葉 が 矮小 化 し 、 長 さ 7 - 14 cm 、 幅 2 - 3 cm 。 長 楕円 形 の 葉 の 裏側 は ビロード 状 の 綿毛 が 密生 し 、 樹高 は 約 0 . 5 - 1 . 5 m 程度 で 成長 も 極めて 遅い 。 発芽 後 の 展開 時 は 葉 は 表裏 共 白色 ～ 褐色 の 綿毛 に 覆わ れる が 、 やがて 表面 の 毛 は 抜け 落ち 照り の ある 濃緑 色 の 葉 と なる 。  風 衝帯 より 標高 の 低い 樹林 帯 に 自生 する もの は 樹高 が 約 2 - 3 m と やや 大きく 成長 し 、 葉 も 大きく 毛 が 少ない もの は オオヤクシマシャクナゲ （ ウスゲヤクシマシャクナゲ ） として 区別 さ れる 。  組織 の 凍結 に対する 耐性 で ある 耐凍度 は 標高 1000 m 附近 に 自生 する もの （ オオヤクシマシャクナゲ ） は 葉 が - 20 ℃、 芽 や 靭 皮 組織 は - 25 ℃、 太忠岳 山頂 ( 1497 m ) 附近 に 自生 する もの は 耐寒 性 が 強く 、 葉 ・ 芽 ・ 靭 皮 組織 とも - 70 ℃ で ある 。  鹿児島 県 屋久島 の 標高 1000 m 前後 から 奥 岳 （ 宮之浦岳 ( 1936 m ) ・ 永田岳 ( 1886 m ) ・ 黒味岳 ( 1831 m ) など ） 山頂 付近 まで の 高地 に 分布 し 、 その 範囲 は 数 千 ヘクタール に 及ぶ 。  ヤクスギランド を 経 て 淀川 登山 口 に 通じる 安房 林道 沿い で は 紀元 杉 ( 標高 1240 m ) 附近 から 出現 し 、 紀元 杉 に も 着生 し て いる 。 荒川 登山 口 から 縄文 杉 を 経る 登山 道 沿い で は 高塚 小屋 ( 標高 1330 m ) 附近 から 出現 する 。  西日本 という 分布 地域 的 に は ツクシ シャクナゲ に 近い ため 、 その 変種 または 亜 種 と する 考え も ある が 、 5 裂 する 花 は アズマシャクナゲ の 特徴 に 共通 し 、 寒 期 に 広く 分布 し た 5 裂 の 種 が 屋久島 に 残存 し た と 考え て アズマシャクナゲ の 変種 と する 見解 も ある 。  1934 年 、 イギリス の シャクナゲ 園 エクスバリー 庭 苑 に 移植 さ れ 、 人気 を 呼ん だ ため 、 西洋 シャクナゲ の 矮小 性 品種 の 母 種 として 多く の 交雑 品種 が 育成 さ れ て いる 。  成長 が 遅く 、 花 を 咲かせる まで に 5 - 10 年 程度 を 要する ため 接ぎ木 が 行わ れる こと も 多い が 、 種 から 育てる 実生 の 栽培 も ある 。 分 枝 性 が 良く 、 横這い 性 で 自然 に 盆栽 風 に なる 。 湿っ た ミズゴケ の 培地 に 種 を 撒き 、 発芽 し た 本 葉 が 2 ,   3 枚 に なっ た 頃 新しい ミズゴケ に 植え 替える 。  シャクナゲ は pH 5 . 0 - 5 . 5 程度 の 弱酸 性 土壌 を 好む ため 、 越年 し た 幼 苗 は ボラ 土 、 又は 赤 玉 土 に ピートモス を 混ぜ た 土壌 等 に 植え 替える 。 水はけ の よい 土 を 好む 反面 、 乾燥 に は 弱い 。 肥料 は 2 、 3 月頃 に 油粕 を 株 元 に 与える 。  群馬 県 嬬恋 村 ・ 浅間 高原 の しゃくなげ 園 に は アズマシャクナゲ 等 と共に ヤクシマシャクナゲ も 植 栽 さ れ て いる 。 島内 でも 宮之浦 の 総合 自然 公園 、 尾之間 の いわさき ホテル 、 栗生 の 石楠花 の 森 公園 など の シャクナゲ 園 に も 植 栽 さ れ て いる 。 屋久島 の 平地 に 植え られ た もの は 山岳 より やや 早く 、 4 月 下旬 - 5 月 上旬 頃 に 開花 する 。  ただし 、 この オオヤクシマシャクナゲ が 基本 種 で 、 奥 岳 周辺 に 自生 する 矮小 種 は 風 衝地 で の 適応 型 と の 見方 も ある 。  また 、 気孔 数 と 毛 基数 は 、  の よう に 杉林 附近 の オオヤクシマシャクナゲ の 方 が どちら も 少ない 傾向 が 見 られる 。  両者 を 変種 関係 に 扱う 意見 も ある が 、 気孔 数 と 毛 基数 の 相関 は 連続 的 に 変化 し て いる よう に 見え 、 両者 が 緊密 な 関係 を 保ち ながら 環境 の 傾斜 に従って 移行 的 に 変化 し て いる よう に も 考え られる 。  シャクナゲ は 山岳 信仰 とも 密接 な 関係 が あっ た 。 屋久島 で は 選ば れ た 青年 が 宮之浦岳 や 永田岳 など の 山 に 登り 、 一品 宝珠 大 権現 を 祀っ た 祠 に 米 、 酒 など を 供える 「 岳 参り 」 が 旧暦 4 月 と 旧暦 8 月 に 行わ れ て き た 。 奥 岳 で シャクナゲ の 蕾 を 採取 し て 里 へ の 土産 として 持ち帰る 風習 が あっ た が 、 近年 で は 自然 保護 の 観点 から この 風習 は 衰退 し た 。アズマシャクナゲ （ 東 石楠花 、 学名 :   ） は 、 ツツジ 科 ツツジ 属 シャクナゲ 亜 属 の 常緑 低木 。  樹高 は 2 – 4 m ほど に なる 。 < br >  葉 は 革質 で 常緑 、 枝 に 互生 し 、 長 さ 1 – 2 . 5 cm の 葉柄 が ある 。 葉 の 形 は 長 楕円 形 で 先端 は とがり 、 基部 は くさび 形 で 葉柄 に 流れ 、 葉 身 の 長 さ 5 – 15 cm 、 幅 1 . 5 – 3 . 5 cm 。 葉 の 表面 は 無 毛 、 裏面 は 淡 褐色 の 綿 状 の 毛 が 密生 する 。 < br >  花期 は 5 – 6 月 で 、 枝 先 に 総状 花序 を 伸ばし 、 5 – 12 個 の 、 5 裂 し た 漏斗 状 鐘 形 の 花 を つける 。 花 の 色 は 紅紫 色 で 、 蕾 の うち は 色 が 濃い が 、 開花 する につれ 薄く なる 。 雄蕊 は 10 本 ある 。  本州 の 東北 地方 （ 宮城 県 、 山形 県 以南 ） 、 関東 地方 、 中部 地方 （ 南部 ） に 分布 し 、 亜 高山 帯 の 林内 、 稜線 上 など に 自生 する 。ハクサンシャクナゲ （ 白山 石楠花 、 学名 ：" Rhododendron   brachycarpum "） は 、 ツツジ 属 シャクナゲ 亜 属 の 低木 。  北海道 ・ 本州 ・ 四国 と 朝鮮半島 北部 の 亜 高山 帯 から 一部 は ハイマツ 帯 まで 分布 する 。 樹 高 は 、 亜 高山 帯 で は 3 m ほど に も なる が 、 ハイマツ 帯 で は 環境 が 厳しい ため 50 cm に も 満た ない 場合 が ある 。 花 は 白 から 淡い 紅色 で 、 内側 に 薄い 緑色 の 斑点 が ある 。 亜 高山 帯 の 暗い 針葉樹 林 内 を 彩る 代表 的 な 花 で ある 。  八重咲き の 品種 として ネモトシャクナゲ （ ヤエハクサンシャクナゲ ）（" Rhododendron   brachycarpum "   D . Don   ex   G . Don   f .   " nemotoanum "   ( Makino )   Murata ） が ある 。  次 の 自生 地 が 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。キバナシャクナゲ （ 黄 花 石楠花 、 学名 :   ） は 、 ツツジ 属 シャクナゲ 亜 属 の 低木 で ある 。  シベリア 東部 ・ 満 洲 ・ 朝鮮半島 北部 ・ 樺太 ・ 千島 列島 ・ カムチャツカ など 東アジア の 寒冷 地 に 広く 分布 する 。  日本 で は 北海道 から 中部 地方 まで の 高山 帯 から 亜 高山 帯 上部 にかけて 自生 する 高山 植物 で ある 。 名前 の とおり 、 淡い 黄色 の 花 を 咲かせる 。 分布 域 が アズマシャクナゲ や ハクサンシャクナゲ より さらに 高地 で あり 、 生息 環境 が 厳しい ため 樹 高 は 3 ～ 40 cm に しか なら ない 。  八重咲き の 品種 を ヤエキバナシャクナゲ （ ） 、 花 の 白い 品種 を ゴシキシャクナゲ （ ） と 称する こと が ある 。ウスユキソウ （ 薄 雪 草 、 学名 ： ） は 、 キク 科 ウスユキソウ 属 に 属する 高山 植物 で ある 。 変種 に ミネウスユキソウ が ある 。  ウスユキソウ は 北海道 から 九州 にかけて の 低 山 帯 から 亜 高山 帯 にかけて 分布 し 、 ミネウスユキソウ は 本州 中部 の 高山 に 分布 し て いる 。 両者 は 同 一 種 で ある が 、 分布 域 の 高度 の 違い と それ に 伴う 環境 の 違い から 呼び 分け られ て いる （ 同 一種 内 の 変種 として 区別 さ れる 場合 も ある ） 。 どちら の 型 も 日本 の ウスユキソウ 属 の 中 で もっとも 分布 域 が 広く 、 数 も 多い 。 宮田 村 の 特別 シンボル に 指定 さ れ て いる 。  花期 は ７ 〜 ８月 、 花 は 小さな 花 が 集まっ た 頭 花 で 、 茎 の 先端 に つき 、 その 下 に 苞 葉 広がる 。 頭 花 は 周囲 が 雌花 で 、 中央 に 両性 花 が あり 、 雌花 が 結実 する 。  花 は ヨーロッパ の エーデルワイス と 比べ て 花びら （ 苞 葉 ） の 幅 が 厚い 。  ウスユキソウ 属 の 中 で は 比較的 綿毛 が 少なく 、 かぶっ て いる 雪 が 本当に 薄い 印象 が ある 。  日本 植物 分類 学会 で は 、 ミネウスユキソウ を 下記 の 様 に ウスユキソウ の 変種 として 扱っ て いる 。オオヒラウスユキソウ （ 大平 薄 雪 草 、 学名 ：   ） は 、 キク 科 ウスユキソウ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  ハヤチネウスユキソウ の 変種 と する 見解 も あっ た が 、 花 の つく 茎 の 葉 の 数 や 形 が 異なり 、 雌雄 異 株 の 傾向 が 強い こと から 、 ハヤチネウスユキソウ と は 独立 し た 別種 と さ れ て いる 。  茎 の 高 さ は 10 - 30 cm に なり 、 分 枝 し ない で 、 白い 綿毛 が ある 。 茎 に つく 葉 は 15 - 30 個 が 互生 し 、 先端 が 急 に 細く なる 。 花期 は 8 月 。 雌雄 異 株 の 傾向 が あり 、 頭 花 は 雄花 だけ の もの 、 雌花 だけ の もの と なる の が 多く 、 まれ に 雌雄 両 花 を つける 個体 も ある 。 頭 花 の 縁 に 星 状 に つく 苞 葉 は 白い 綿毛 が 密生 し 、 先端 は 円み を 帯びる 。 苞 葉 の 数 は ハヤチネウスユキソウ より 多い 。  ハヤチネウスユキソウ とともに 、 日本 産 の ウスユキソウ の 中 で は もっとも ヨーロッパ の エーデルワイス に 似 た 外見 だ と 言わ れ て いる 。 和名 は 自生 地 の 大平山 （ おおびら や ま ） から 来 て いる 。  北海道 後志 総合 振興 局 管内 の 大平山 と 夕張山地 の 崕山 （ きり ぎし や ま ） のみ に 特産 する 種 で 、 高山 帯 の 石灰岩 地 の 岩場 に 生える 。  （ 2012 年 環境省 レッド リスト ）ヒメウスユキソウ （ 駒 薄 雪 草 、 別名 ： コマウスユキソウ 、 学名 ： ） は 、 ウスユキソウ 属 の 多年草 。  中央 アルプス （ 木曽 山脈 ） の 花崗岩 礫 地 の 固有 種   。 将棊頭山 から 仙 涯嶺 にかけて の 高山 帯 に 分布 する 。  田中 澄江 が 『 花 の 百 名山 』 の 著書 で 、 木曽 駒ヶ岳 を 代表 する 高山 植物 の 一つ として 紹介 し た 。 その 産地 が 限ら れ て いる こと や 個体 数 の 少ない こと から 、 長野 県 が 2002 年 に 、 絶滅 危惧 IA 類 に 指定 し た 。 学名 の 「 shinanense 」 は 「 信濃 」 を 意味 し 、 長野 県 を 代表 する 高山 植物 の 一つ で ある 。 宮田 村 の 特別 シンボル に 指定 さ れ て いる 。  日本 産 の ウスユキソウ 属 の なか で は もっとも 小型 で 、 茎 の 高 さ は 4 ～ 15 cm 。 頭 花 は 2 ～ 3 個 。 開花 時期 は 7 ～ 8 月 。 エーデルワイス に 似 た 花 と 称さ れる こと が ある 。  以下 の 近 縁 種 が ある   。マンドレイク （ Mandrake ） 、 別名 マンドラゴラ （ Mandragora ） は 、 ナス 科 マンドラゴラ 属 の 植物 。  古く から 薬草 として 用い られ た が 、 魔術 や 錬金術 の 原料 として 登場 する 。 根茎 が 幾 枝 に も 分かれ 、 個体 によって は 人 型 に 似る 。 幻覚 、 幻聴 を 伴い 時 に は 死 に 至る 神経 毒 が 根 に 含ま れる 。  人 の よう に 動き 、 引き抜く と 悲鳴 を 上げ て 、 まとも に 聞い た 人間 は 発狂 し て 死ん で しまう という 伝説 が ある 。 根茎 の 奇怪 な 形状 と 劇的 な 効能 から 、 中世 ヨーロッパ を 中心 に 、 上記 の 伝説 が つけ加え られ 、 魔術 や 錬金術 を 元 に し た 作品 中 に 、 悲鳴 を 上げる 植物 として しばしば 登場 する 。 絞首刑 に なっ た 受刑 者 の 男性 が 激痛 から 射精 し た 精液 から 生まれ た という 伝承 も あり 、 形状 が 男性 器 を 彷彿 と さ せる こと から 多産 の 象徴 と 見 られ た 。  マンドレイク は 地中海 地域 から 中国 西部 にかけて に 自生 する 。 コイ ナス 属 又は ナス 科 マンドラゴラ 属 に 属し 、 薬用 として は " Mandragora   officinarum "   L .、" M .   autumnalis "   Spreng .、" M .   caulescens "   Clarke の 3 種 が 知ら れ て いる 。 ともに 根 に 数 種 の アルカロイド を 含む 。 麻薬 効果 を 持ち 、 古く は 鎮痛 薬 、 鎮静 剤 、 瀉下薬 （ 下剤 ・ 便秘 薬 ） として 使用 さ れ た が 、 毒性 が 強く 、 幻覚 、 幻聴 、 嘔吐 、 瞳孔 拡大 を 伴い 、 場合 によって は 死 に 至る ため 現在 薬用 に さ れる こと は ほとんど ない 。 複雑 な 根 から は 人 型 の よう に なる の も あり 、 非常 に 多く 細かい 根 を 張る 事 から 強引 に 抜く 際 に は 大変 に 力 が 必要 で 、 根 を ちぎり ながら 抜く と かなり の 音 が する 。 。  春 咲き の 種 （" M .   officinarum "） と 秋 咲き の 種 （" M .   autumnalis "） が あり 、 伝説 で は 春 咲き が 雄 、 秋 咲き が 雌 と みなさ れ た らしい 。 恋 なす びとも 呼ば れる 。  仏 法典 に 出 て くる 「 曼荼羅華 」 や チョウセンアサガオ の 別名 「 マンダラゲ 」 と は 全く 関係 が ない 。 また 、 アメリカ や カナダ で   Mandrake   と いえ ば ポドフィルム の こと で あり 、 これ も また 全く 別 属 別種 の 薬用 植物 で ある 。  伝承 で は 、 カルタゴ の 軍勢 が 放棄 し て 撤退 し た 街 に マンドレイク 入り の ワイン を 残し て ゆき 、 街 に 入っ て き た 敵 軍 が 戦勝 祝い に この ワイン を 飲み 、 毒 の 効能 によって 眠っ て いる 敵 軍 を 皆殺し に し て 勝利 を 収め た と 伝わっ て いる 。 その他 に も 、 ツタンカーメン の 墓 に 栽培 する 様子 が 描か れ て いる 。 また ヘブライ 語 聖書 に 、 受胎 効果 が ある 植物 として 出 て 来る （ 『 創世 記 』 第 30 章 ） 。  魔法 薬 や 錬金術 、 呪術 に も 使わ れる 貴重 な 材料 で あり 、 一説 に は 精力 剤 、 媚薬 、 または 不老不死 の 薬 の 原料 と も 言わ れる 。 外見 は 人参 に 似 た 形状 を し て いる が 、 地中 に 埋まっ て いる 先端 部分 が 二股 に 分かれ て 足 の よう に なっ て おり 、 人間 の よう に も 見える と いう 。 マンドレイク は 完全 に 成熟 する と 自ら 地面 から 這い出し 、 先端 が 二又 に 分かれ た 根 を 足 の よう に し て 辺り を 徘徊 し 始める 。 その 容貌 は ゴブリン や コボルト に 似 て 醜い もの と さ れる 。  地面 から 引き抜く 際 に すさまじい 悲鳴 を 上げる と さ れ て おり 、 この 声 を 聞く と 精神 に 著しい ショック を 受け 、 正気 を 失っ て しまう 。 この 性質 から マンドレイク の 収穫 に は かなり の 危険 を 伴う ため 、 犬 を 茎 に 繋い で マンドレイク を 抜か せる という 方法 が イタリア の 著述 家 ヨセフス によって 提案 さ れ た 。 まず 自分 に なつい て いる 犬 を 紐 で マンドレイク に 繋い で 、 自分 は 遠く へ 行き そこ から 犬 を 呼び寄せる 。 すると 犬 は 自分 の もと に 駆け寄ろ う と する ので 、 その 勢い で マンドレイク が 抜ける 。 犬 は 悲鳴 で 死ん で しまう が 、 犬 一 匹 の 犠牲 で 無事 に マンドレイク を 手 に 入れる こと が できる という 方法 で ある 。  マンドレイク の 亜 種 として ドイツ に アルラウネ （ Alraune ） が ある 。 古高 ドイツ 語 の 語彙 集 において すでに 、 マンドレイク に対して アルルーナ （ Alrûna ） 、 アルルーン （ Alrûn ） という 単語 が 当て られ て おり 、 伝承 の 古 さ が うかがわ れる 。 もと は （ Alruna ） で 、 「 ささやき 」 または 「 ざわめき 」 を 意味 し た （ Rune ） から で 、 「 謎 を 書か れ た もの 」 を 意味 する と いう 。   グリム 兄弟 『 ドイツ 伝説 集 』 第 84 話 に よれ ば 、 盗賊 の 家系 に 生まれ た 者 、 妊婦 な のに 盗み を し たり しよ う と し た 女性 から 生まれ た 者 、 実際 に は 無実 な のに 拷問 に かけ られ て 泥棒 の 「 自白 」 を し た 者 が 縛り首 に さ れ た とき 、 彼ら が 童貞 で あっ て 、 死に際 に 尿 や 精液 を 地 に たらす と 、 その 場所 から アルラウネ 、 または ガルゲンメンライン （ Galgenmännlein 「 絞首 台 の 小人 」 ） が 生じる と さ れる 。  アルラウネ を 引き抜く 方法 は マンドレイク と 同じ で 、 犬 に 引き抜か せる 。 そうして 手 に 入れ た アルラウネ を 赤 ブドウ 酒 で きれい に 洗い 、 紅白 模様 の 絹布 で 包み 、 箱 に 収める 。 アルラウネ は 毎週 金曜日 に 取り出し て 風呂 で 洗い 、 新月 の 日 に は 新しい 布 を 着せ なけれ ば なら ない 。 そうして アルラウネ に いろんな 質問 を する と 、 この 植物 は 未来 の こと や 秘密 の こと を 教え て くれる 。 だから これ を 手 に 入れ た もの は 裕福 に なる の で ある 。 しかし アルラウネ に あまり 大きな 要求 を する と 力 が 弱っ て 死ん で しまう こと も ある 。  持ち主 が 死ぬ と 、 末 の 息子 が これ を 相続 する 。 その とき 父 の 棺 に は パン の 切れ端 と 一 枚 の 貨幣 を 入れ なけれ ば なら ない 。 しかし 息子 が 父 より 先 に 死ん だら 所有 権 は 長男 の もの と なる 。 この とき も 末 の 息子 の 棺 に パン の 切れ端 と 貨幣 を いれ なけれ ば なら ない 。  アルラウネ は 必ずしも 植物 の 根 で ある という わけ で は なく 、 家 の 精霊 コボルト と 混同 さ れ て 「 小さな 人形 」 で あっ たり 「 小 動物 」 で あっ たり する こと も ある 。 いずれ に し て も 入手 困難 で 世話 も 大変 で ある 。  ヤーコプ・グリム は 、 『 ドイツ 神話 学 』 第 37 章 「 薬草 と 鉱石 」 において 、 アルラウネ の 語源 は ドイツ 古代 の 女神 アルラウン （ Alraun ） で は ない か 、 と 主張 し た 。  想像 上 の マンドレイク や アルラウネ は 、 古く から 様々 な 創作 物 に 登場 し て き た 。 シェイクスピア の 『 オセロー 』 や 『 ロミオ と ジュリエット 』 に も その 記述 が 見 られる 。  また 、 小説 のみ なら ず 音楽 の 世界 で も 採用 さ れ て いる 。 フランス の 現代 音楽 の 作曲 家 トリスタン・ミュライユ の ピアノ 曲 『 ラ・マンドラゴール 』 は 、 この 植物 を 題材 と し て いる 。  ドイツ の は 、 絞首刑 に なっ た 男 の 精液 から 生じる という 伝承 を 発展 さ せ て 、 人工 授精 で 生 を 受け た 美少女 が 、 周囲 を 破滅 さ せ て ゆく という ゴシック ホラー 小説 『 アルラウネ 』 （ 1913 年 ） を 書い た 。 同様 の モチーフ は 、 水木 しげる の 『 妖花 アラウネ 』 など の 他 作品 で も 展開 さ れ て いる 。グミ （ 茱萸 、 胡頽子 ） は グミ 科 グミ 属 （ 学名 ：" Elaeagnus "） の 植物 の 総称 で 、 果実 は 食用 に なる 。  なお 、 グミ は 大和言葉 で あり 、 菓子 の グミ （ ドイツ 語 で ゴム を 意味 する " Gummi " から ） と は 無関係 で ある 。  常緑 または 落葉 の 低木 で つる 性 の もの も ある 。 また 常緑 性 種 は 耐陰性 が ある が 耐寒 性 は 弱く 、 落葉樹 性 は 強い 。 葉 は 互生 し 、 葉 や 茎 に は 毛 が 多い 。 また 茎 に は とげ が ある 。 花 は 両性 または 単 性 、 がく は 黄色 で 筒 状 、 先 が 4 裂 し 、 雄蕊 が 4 本 つく 。 花弁 は ない 。 挿し木 、 取り 木 、 接ぎ木 など で 簡単 に 増やせる 。  虫媒花 で ある 。  前年 枝 の 節 から 伸び た 新 梢 に 開花 結実 する 。 開花 後 、 萼 筒 の 基部 が 果実 を 包ん で 肥厚 し 核果 様 に なる 。 果実 は 楕円 形 で 赤く 熟し 、 渋み と 酸味 、 かすか な 甘味 が あっ て 食べ られる 。 形 は サクランボ に 似る 。 リコピン を 多く 含む が 、 種 によって は タンニン を 含む ため 、 渋み が 強い こと が ある 。 ときおり 虫 が 入っ て いる こと も ある ので 注意 が 必要 で ある 。  根 に フランキア 属 の 放線 菌 が 共生 し 窒素 固定 を 行う ので 、 海岸 など の やせ た 土地 に も 育つ 。  方言 名 に 「 グイミ 」 が ある 。 グイ は とげ の こと 、 ミ は 実 の こと を さし 、 これ が 縮まっ て グミ と なっ た と いわ れる 。 その他 に 中国 地方 で は ビービー 、 ブイ ブイ 、 ゴブ など と も 呼ば れ て いる 。  ユーラシア から 東南アジア にかけて 50 から 70 種 ほど が 現存 し 、 " E .   triflora " だけ が オーストラリア に まで 分布 し て いる 。 ギンヨウグミ （""） は 北 アメリカ 唯一 の 固有 種 で ある 。 日本 に は ナツ グミ （" E .   multiflora "）、 アキグミ （" Elaeagnus   umbellata "）、 ナワシログミ （" E .   pungens "）、 ツル グミ （" E .   glabra "） など 十 数 種 が ある 。 商業 的 に は あまり 利用 さ れ ない が 庭 など に 栽培 さ れる 。 ただし 首都 圏 に 自生 する こと は ない 。ホオノキ （ 朴の木 、 " Magnolia   obovata "、 シノニム ：" M .   hypoleuca "） は モクレン 科 の 落葉 高木 。  大きく なる 木 で 、 樹 高 30   m 、 直径 1   m 以上 に なる もの も ある 。  樹皮 は 灰白色 、 きめ が 細かく 、 裂け目 を 生じ ない 。 葉 は 大きく 、 長 さ 20   cm 以上 、 時に 40   cm に も なり 、 葉 の 大き さ で は トチノキ に 並ぶ 。 葉柄 は 3 - 4   cm と 短い 。 葉 の 形 は 倒卵状 楕円 形 、 やや 白っぽい 明るい 緑 で 、 裏面 は 白い 粉 を 吹く 。 互生 する が 、 枝 先 に 束 生し 、 輪 生 状 に 見える 。 花 も 大型 で 大人 の 掌 に 余る 白い 花 が 輪 生 状 の 葉 の 真ん中 から 顔 を 出し 、 真上 に 向かっ て 開花 する 。 白色 または 淡 黄色 、 6 月 ごろ 咲き 芳香 が ある 。  ホオノキ は 花びら の 数 が 多く らせん 状 に 配列 し 、 がく 片 と 花弁 の 区別 が 明瞭 で は ない など 、 モクレン 科 の 植物 の 比較的 原始 的 な 特徴 を 受け継い で いる 。  果実 は 袋 果 で 、 たくさん の 袋 が つい て おり 、 各 袋 に 0   - 2 個 の 種子 が 入っ て いる 。  全国 の 山林 に 見 られる 。  本 種 は 強い 他 感 作用 （ アレロパシー ） を 示す こと が 知ら れ て いる 。 本 種 の 樹冠 下 で は 、 他 の 植物 が 生える こと は 少ない 。 これ は 、 落葉 や 根 など から 分泌 さ れる 他 感 物質 により 種子 発芽 や 、 発芽 し た 植物 の 生育 が 強く 抑制 さ れる ため で ある 。 その ため 、 自生 地 の 樹冠 下 で は 下草 が 少なく 落葉 の 堆積 が 目立つ 。  ホオノキ の 花 は 雌蕊 の 成熟 と 、 雄蕊 の 成熟 の 時期 を ずらす こと で 、 1 つ の 花 で は 自家 受粉 し にくい よう に なっ て いる ものの 、 1 つ の 個体 に は いくつ も 花 が 付き 、 これ が 一様 に ずれる という わけ で は ない ので 自家 受粉 ・ 近親 交配 が 起こっ て しまう 。 ある ホオノキ の 集団 を 調べ た ところ 、 自家 受粉 で 誕生 し た 個体 の 適応 度 は 他家 受粉 で 誕生 し た ものの 2 ％ しか なかっ た 。 自家 受粉 、 他家 受粉 の 種子 を 集め て 秋 まで 育て た ところ 、 発芽 率 は 両者 に 差 は なかっ た ものの 、 苗 の 高 さ や 葉 の 表面積 で は 自家 受粉 由来 の 種子 は 有意 に 小さく 、 生存 率 も 半分 以下 で あり 明らか な 近 交弱勢 が 見 られ た と いう 。 また 、 他家 受粉 によって 出来る 果実 に は 各 袋 に 種子 が 2 つ 入っ て いる こと が 有意 に 多かっ た と いう 。 自家 受粉 で は 受粉 後 の 種子 の 発育 に 悪影響 が あり 、 2 つ の どちら も が 育つ という こと が 起こり にくい という 仮説 が 成り立て ば 、 種子 の 数 の 違い によって 自家 受粉 に 由来 する 種子 か どう か 見分け られる かも しれ ない と いう 。  葉 は 芳香 が あり 、 殺菌 作用 が ある ため 食材 を 包ん で 、 朴 葉 寿司 、 朴 葉 餅 など に 使わ れる 。 また 、 落ち葉 と なっ た 後 も 、 比較的 火 に 強い ため 味噌 や 他 の 食材 を のせ て 焼く 朴 葉 味噌 、 朴 葉 焼き といった 郷土 料理 の 材料 として 利用 さ れる 。 葉 が 大きい ので 古く から 食器 代わり に 食物 を 盛る の に 用い られ て き た 。 6 世紀 の 王塚 古墳 の 発掘 時 に は 、 玄室 の 杯 に ホオノキ の 葉 が 敷か れ て い た の が 見つかっ た 。  材 は 堅い ので 下駄 の 歯 （ 朴歯 下駄 ） など の 細工 物 に 使う 。 また 、 水 に 強く 手触り が 良い ため 、 和 包丁 の 柄 や まな板 に 利用 さ れ たり 、 ヤニ が 少なく 加工 し やすい 為 、 日本 刀 の 鞘 に も 用い られる 。  樹皮 は 厚 朴 または 和 厚 朴 と いい 、 生薬 に する 。 また 、 アイヌ 民族 は ホオノキ の 種子 の 煎じ 汁 を 茶 の よう に 飲用 し た 。スズラン （ 鈴蘭 、 学名 ：" Convallaria   majalis "） は 、 スズラン 亜 科 スズラン 属 に 属する 多年草 の 一種 。 狭義 に は その 中 の 一 変種 " Convallaria   majalis "   var .   " keiskei " を 指す 。 君影 草 （ きみ かげ そう ） 、 谷間 の 姫百合 （ た に ま の ひめ ゆり ） の 別名 も ある 。  強 心配 糖 体 の コンバラトキシン   ( convallatoxin )、 コンバラマリン   ( convallamarin )、 コンバロシド   ( convalloside )   など を 含む 有毒 植物 。 有毒 物質 は 全 草 に 持つ が 、 特に 花 や 根 に 多く 含ま れる 。 摂取 し た 場合 、 嘔吐 、 頭痛 、 眩暈 、 心不全 、 血圧 低下 、 心臓 麻痺 など の 症状 を 起こし 、 重症 の 場合 は 死 に 至る 。  北海道 など で 山菜 として 珍重 さ れる ギョウジャニンニク と 外見 が 似 て いる こと も あり 、 誤っ て 摂取 し 中毒 症状 を 起こす 例 が 見 られる 。 スズラン を 活け た 水 を 飲ん で も 中毒 を 起こす こと が あり 、 これら を 誤 飲 し て 死亡 し た 例 も ある 。  スズラン 属 の 日本 在来 変種 は " C .   m ."   var .   " keiskei " のみ で あり 、 本州 中部 以北 、 東北 、 北海道 の 高地 に 多く 自生 する 。 北海道 を 代表 する 花 として 知ら れる 。 花 に は 強い 芳香 が ある 。  観賞 用 に 栽培 さ れ て いる ものの 多く は ヨーロッパ 原産 の ドイツ スズラン （" C .   m ."   var .   " majalis "） で ある 。 日本 に 野生 する スズラン と 比べる と 大型 で 、 花 の 香り が 強い 。 また スズラン の 花茎 が 葉 より 短い の に 比べ 、 ドイツ スズラン は 花茎 が 葉 と 同じ 長 さ か それ 以上 に 伸びる 。 花色 は 白 が 普通 だ が 桃 、 紅 など も あり 、 葉 に 斑 （ 縞 ） の 入っ た 品種 も ある 。  なお 、 エゾスズラン （" Epipactis   papillosa "） は ラン 科 の 植物 で ある 。  フランス で は 、 花嫁 に スズラン を 贈る 風習 が ある 。 また 、 メーデー に スズラン の 花 を 贈り 合う 。 フィンランド の 国花 で あり 、 スウェーデン の イェストリークランド 地方 の 花 で も ある 。苞 （ ほう ;   ） と は 、 蕾 （ つぼみ ） を 包む よう に 葉 が 変形 し た 部分 。 蕾 が 開い た 後 は 花 の 基部 に 残る 。 苞 葉 と も いう 。 また 個々 の 苞 を 苞 片 と いう 。  多く の 場合 、 普通 の 葉 より 小さく て 緑色 を し た もの で ある 。 しかし 、 花弁 （ 「 花びら 」 の こと ） や 萼 に 見える よう な 植物 も ある 。 逆 に 葉 として よく 発達 し 、 本当 の 葉 の 方 が 退化 し て いる 例 も ある 。  また 、 花序 全体 の 基部 を 包む 苞 を 総 苞 （ ） と いい 、 個々 の 総 苞 を 総 苞 片 （ ） と いう 。 例えば ヒマワリ や タンポポ など キク 科 植物 の 場合 、 一般 に 花 と 思わ れ て いる もの は 多数 の 小さな 花 が 集まっ た もの で 頭状花 序 と いう 。 従って その 花 と 見える 部分 の 基部 を 包む 萼 の よう に 見える の は 総 苞 で あり 、 それ を 構成 する 個々 の 片 が 総 苞 変 で ある 。  また 、 イネ 科 や カヤツリグサ 科 の 花 は 鱗片 が 折り重なっ た もの で 小 穂 と 呼ば れる 。 この 鱗片 は もともと は 苞 ないし 総 苞 に 由来 する もの で ある が 、 それら は 鱗片 や 穎 と 呼ば れ て 苞 と 言わ ず 、 小 穂 の 基部 に 葉状 の 構造 が ある 場合 、 それ を 苞 と いう 。萼 （ がく 、 蕚 は 異体 字 、 ） と は 、 植物 用語 の 一つ で 、 花冠 （ 花弁 、 または その 集まり ） の 外側 の 部分 を いう 。 ひ ら が な 書き で 「 がく 」 と する こと も 多い 。 萼 の 個々 の 部分 を 萼 片 （ がく へ ん 、 ） と いう 。 多く の 場合 、 花弁 （ 「 花びら 」 の こと ） の 付け根 （ 最 外側 ） に ある 緑色 の 小さい 葉 の よう な もの が 萼 で ある 。 萼 は 花 全体 を 支える 役割 を 持つ 。  また 、 果実 に 残り 付い て いる 萼 は 、 蔕 （ へた ） と 呼ば れる こと が ある 。  萼 と 花冠 が 同じ よう に 見える 場合 は 、 ひとまとめ に し て 花 被 （ か ひ ;   ） という こと が 多い 。 花 被 を 萼 と 花冠 で 区別 する 場合 は 、 萼 を 外花 被 、 花冠 を 内花 被 と いう 。 また 、 外花 被 、 内花 被 の ひとつひとつ を 、 それぞれ 外花 被 片 、 内花 被 片 と いう 。 ただし 、 萼 と 花冠 が 一見 し て 区別 できる 場合 でも 、 ひとまとめ に し て 花 被 という こと も ある 。  植物 によって は 、 白 や 紫 といった 色 が 付い て い たり 、 花弁 の よう な 形 を し て いる もの も ある 。 また 、 萼 の よう で ある が 、 正しく は 苞 の こと も ある 。ミツガシワ （ 三 槲 、 " Menyanthes   trifoliata "） は ミツガシワ 科 ミツガシワ 属 の 一 属 一 種 の 多年草 。 日本 を 含め 北半球 の 主として 寒冷 地 に 分布 し 、 湿地 や 浅い 水中 に 生える 。  地下茎 を 横 に 伸ばし て 広がる 。 葉 は 複葉 で 3 小 葉 から なる 。 4 - 5 月 に 白い 花 を 総状 花序 に 多数 つける 。  亜寒帯 や 高山 に 多い が 、 京都 市 の 深泥 池 や 東京 都 練馬 区 の 三宝 寺池 など 暖帯 の 一部 に も 孤立 的 に 自生 し て いる 。 これら は 氷河期 の 生き残り （ 残存 植物 ） と 考え られ 、 これら を 含む 水生 植物 群落 は 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 北海道 岩内 郡 共和 町 の 町 の 花 。  睡 菜 （ スイ サイ ） と 称し 苦味 健 胃薬 として 用いる 。鵜 戸 神宮 （ うど じん ぐう ） は 、 宮崎 県 日南 市 に ある 神社 で ある 。 旧 社格 は 官 幣 大社 で 、 現在 神社 本庁 の 別表 神社 に 指定 さ れ て いる 。  日向灘 に 面し た 断崖 の 中腹 、 東西 38 m 、 南北 29 m 、 高 さ 8 . 5 m の 岩窟 （ 海食 洞 ） 内 に 本殿 が 鎮座 し 、 参拝 する に は 崖 に そっ て 作ら れ た 石段 を 降りる 必要 が あり 、 神社 として は 珍しい 「 下り 宮 」 の かたち と なっ て いる 。  「 ウド 」 は 、 空 （ うつ ） 、 洞 （ うろ ） に 通じる 呼称 で 、 内部 が 空洞 に なっ た 場所 を 意味 し 、 祭神 名 の 「 鸕鷀 （ う ） 」 が 鵜 を 意味 する の に 因ん で 、 「 鵜 戸 」 の 字 を 充て て いる 。 古く は 「 鵜 戸 権現 」 と も 称さ れ た が 、 明治 元年 （ 1868 年 ） の 神仏 判然 令 によって 権現 号 を 廃 し 、 翌 2 年 「 鵜 戸神 社 」 と 改称 、 同 7 年 に 神宮 号 が 宣下 さ れ て 現 社名 と なっ た 。  日子 波 瀲武鸕 鷀草葺 不 合 尊 を 主祭 神 と し 、 相 殿 に 大日 孁貴以 下 の 皇祖 神 と 神武 天皇 を 祀る 。 主祭 神 降誕 の 地 と さ れ 、 縁結び ・ 夫婦 和合 ・ 子 授け ・ 安産 など の 信仰 を 集め て いる 。 また 境内 に は 主祭 神 の 陵墓 と さ れる 古墳 も ある 。  創 祀 の 年代 は 不詳 で ある が 、 古代 以来 の 海洋 信仰 の 聖地 で 、 社 伝 に よれ ば 、 本殿 の 鎮座 する 岩窟 は 豊玉 姫 が 主 祭神 を 産む ため の 産屋 を 建て た 場所 で 、 その 縁 により 崇 神 天皇 の 御代 に 上記 6 柱 の 神 を 「 六所 権現 」 と 称し て 創 祀 さ れ 、 推古天皇 の 御代 に 岩窟 内 に 社殿 を 創建 し て 鵜 戸神 社 と 称し た と 伝える 。 また 、 延 暦 元年 （ 782 年 ） 、 光喜 坊 快 久 という 天台 僧 が 桓武 天皇 の 勅命 を 蒙っ て 別当 と なり 、 神殿 を 再建 する とともに 、 別当 寺院 を 建立 し 、 天皇 より 「 鵜 戸山 大 権現 吾平 山 仁王 護国寺 （ うど さん だい ご ん げん あ びら さん に ん の うごこ くじ ） 」 の 勅号 を 賜わっ た と も 伝える 。  平安 時代 以来 、 海中 に 聳える 奇岩 怪 礁 とも 相 俟 って 、 修験 道 の 一大 道場 として 「 西 の 高野 」 と も 呼ば れる 両部神道 の 霊地 として 栄え た 。 中世 以後 伊東 氏 の 崇敬 を 受け 、 永 禄 3 年 （ 1560 年 ） に 伊東 義 祐 によって 社殿 が 再興 さ れ 、 寛永 8 年 （ 1631 年 ） に は 飫肥 藩主 伊東 祐 慶 による 造 替 、 同 18 年 （ 1641 年 ） に も 同 藩主 伊東 祐久 による 修復 が 行わ れ 、 その後 も 正徳 元年 （ 1711 年 ） に 同 藩主 伊東 祐実 による 造 替 が 、 明和 7 年 （ 1770 年 ） に 修復 が 行わ れ た 。  明治 元年 （ 1868 年 ） の 神仏 判然 令 によって 別当 寺院 の 仁王 護国寺 を 廃 し 、 1874 年 （ 明治 7 年 ） に 「 神宮 号 」 が 宣下 さ れる とともに 官 幣 小社 に 列し 、 1889 年 （ 明治 22 年 ） に 社殿 を 改修 、 1895 年 （ 明治 28 年 ） に 官 幣 大社 に 昇格 し 、 戦後 は 神社 本庁 の 別表 神社 と なっ て いる 。 1965 年 （ 昭和 40 年 ） 、 NHK の 朝 の 連続 テレビ 小説 『 たまゆら 』 の 舞台 に 宮崎 が 選ば れ た こと も 手伝っ て 、 昭和 40 年代 に は 新婚 旅行 の 定番 地 と なっ た 。 1968 年 （ 昭和 43 年 ） に 本殿 及び 末社 を 修復 し た が 、 翌々 1970 年 （ 昭和 45 年 ） 、 文政 年間 （ 1818 ～ 30 年 ） に 建て られ た 茅 葺書院 造 の 社務 所 を 原因 不明 の 火災 により 焼失 し 、 それ とともに 古文書 類 の 大半 を 失っ た 。 1997 年 （ 平成 9 年 ） に 屋根 の 葺き替え と 漆 の 塗り 替え を 施し た の が 現在 の 社殿 で ある 。  前述 の 通り 、 古来 から 仁王 護国寺 が 別当 寺院 として 管掌 し て 来 た 。 社 伝 に よれ ば 、 初代 別当 職 は 快 久 が 勤め 、 第 8 世 以後 3 代 の 別当 職 を 仁和寺 門跡 が 兼ね た と いう 。 すなわち 、 当初 は 天台宗 で あり 、 後 に 真言宗 に 、 そこ から 更に 新 義 真言宗 に 改まっ た よう で ある 。 別当 は 智積 院 で 学び 、 仁和寺 で 任官 する 習わし で 、 明治維新 まで は 仁王 護国寺 を 仁和寺 が 所管 し 、 18 の 寺 坊 が 神門 に 至る 八丁 坂 参道 の 両 脇 に 並ん で い た が 、 明治 の 神仏 分離 で 、 第 59 世 の 観 空 法 院 を 最後 に 廃 さ れ 、 寺 坊 も 悉く 棄却 さ れ た 。  社殿 は 、 本殿 ・ 幣 殿 ・ 拝殿 が 1 体 と なっ た 権現造 （ 八 棟 造 ） こけ ら 葺 で 、 極彩色 を 施す 。 拝殿 に は 千鳥 破風 と 唐破風 を 飾る 。 正徳 元年 に 飫肥 藩主 伊東 祐実 が 改築 し た もの を 、 1889 年 （ 明治 22 年 ） に 大 改修 し 、 その後 1968 年 （ 昭和 43 年 ） 、 1996 年 （ 平成 8 年 ） に も 改修 が 行わ れ た 。 幾度 の 改修 を 経 た と は いえ 、 その 様式 は 往時 の まま で あり 、 文化 的 価値 が 高い こと から 、 1995 年 （ 平成 7 年 ） に 県 の 有形 文化財 に 指定 さ れ た 。 その他 、 玉橋 ・ 千鳥 橋 ・ 楼門 ・ 神門 など が ある 。  仁王 護国寺 の 下 、 江戸 時代 まで は 修験 道 式 の 修法 が 行わ れ た が 、 明治 以降 神道 式 に 改まっ た 。  本殿 周り に 以下 の 3 社 が ある 。  その ほか 洞窟 外 に 、 門 守 社 （ 楼門 左右 。 左 に 櫛 磐 窓 神 、 右 に 豊 磐 窓 神 を 祀る ） 、 鵜 戸 稲荷 神社 、 波切 神社 （ 波切 不動 ） が 鎮座 し て いる 。  日豊本線 宮崎 駅 から 宮崎 交通 バス 日南線 、 鵜 戸神 宮前 下車アルカエフルクトゥス （ 古 果 、 " Archaefructus "） は ジュラ紀 から 白 亜紀 に 入る 頃 生育 し た 被子植物 の 化石 属 。 現在 見出さ れ て いる 最も 古い 被子植物 の 化石 で 、 古い 被子植物 の 形態 を 表し て いる と 考え られ て いる 。  中国 遼寧 省 の 中生代 の 地層 から 、 吉林 大学 の 孫 革 教授 ら によって 発見 さ れ た 。 " Archaefructus " は “ 古代 の 果実 ” の 意味 。  この 属 の 花 は 枝 の 先 の 方 を 占め て おり 、 基部 の 雄蕊 と 先端 部 の 雌蕊 が それぞれ 複数 、 間隔 を 置い て 互生 、 又は 螺旋 状 に 枝 について 構成 さ れ て いる 。 花 被 （ 花弁 、 又は 萼 ） は 無い 。 雄蕊 ・ 雌蕊 の 間隔 が 開い て いる ので 花序 の 様 に も 見え 、 単純 な 花 から なる 花序 と の 見方 も ある 。 雌蕊 は 2 つ に 折れ た 葉 の 形 を し て おり 中 に 複数 の 種子 を 含む （ マメ 科 の 様 に 見える ） 。 雄蕊 は 花 糸 の 先 に 葯 （ 単 溝 粒 花粉 を 含む ） が つい た 被子植物 らしい 形 を し て いる が 、 花 糸 が 分岐 する 点 で 特殊 。 葉 は 細かく 切れ て おり 、 葉柄 の 基部 は 膨らん で いる 。 水中 に 生育 し て い た 草 と 考え られ て おり 、 葉 など の 形態 も 水中 に 適応 し た もの と 考え られる が 、 花 は 水上 に 出 て い た と 思わ れる 。  形態 的 分岐 分析 から は 現 生 の 被子植物 全体 に対する 姉妹 群 と の 結果 が 出 て いる （ 但し スイレン 目 の 系統 に 入れ て も 良い と する 報告 も ある ） 。 この 花 の 構成 は 、 もし 枝 が 短縮 し て 下 の 葉 が 花 被 化 すれ ば モクレン 科 型 の 花 （ 雄蕊 と 雌蕊 が 螺旋 状 に 配列 する ： ストロビロイド 説 で は 原始 的 タイプ と 考え られ て いる ） に なる と 考え られ 、 基本 的 に は 最も 原始 的 な 被子植物 に 近い だろ う と する 考え方 が 有力 で ある 。  なお 、 " Archaefructus " を 含め 原始 的 被子植物 は 水生 植物 から 進化 し た と する 考え も 存在 する 。  http :// www . flmnh . ufl . edu / paleobotany / dldpdfs / 2002 sunetalarchaefructus . pdf総状 花序 （ そう じ ょうかじょ 、 ） は 、 花序 の ひとつ 。 下 から 上 へ 、 あるいは 周り から 中心 部 へ 咲い て ゆく 無限 花序 の ひとつ で 、 柄 の ある 小 花 が 長い 円錐 形 または 円柱 形 に 並び 、 下 から 咲い て いく もの の こと で ある 。 穂状 花序 と の 違い は 、 花 に 花 柄 が ある か ない か だけ で ある 。尾 状 花序 ( びじょうかじょ 、 catkin または ament ) は 、 細い 円筒 状 の 花 の 集まり で ある 。 花弁 は 欠い て い て 目立た ず 、 受粉 は 通常 風 媒 で ある が 、 ヤナギ の よう に 虫 媒 の もの も ある 。 通常 は 単 性 の 花 が 中央 の 茎 の 周り に 密集 し て 付き 、 垂れ 下っ て いる 。 カバノキ 科 、 ブナ 科 、 クワ 科 、 ヤナギ 科 等 の 顕花植物 の 多く の 科 で 見 られる 。 しばらく の 間 、 これら は マンサク 亜 綱 の 共有 派生 形質 で ある と 信じ られ て い た が 、 現在 は 収斂 進化 の 結果 で ある と 考え られ て いる 。  これら の 植物 の 多く で は 、 雄花 のみ が 尾 状 花序 を 形成 し 、 雌花 は 単一 の 花 （ ハシバミ 属 、 オーク ） 、 毬 花 （ ハンノキ 属 ） 、 その他 の タイプ （ クワ ） 等 として 咲く 。 それ 以外 の 植物 （ ポプラ 等 ） で は 、 雄花 も 雌花 も 尾 状 花序 に なる 。  英名 の " catkin " は 、 子猫 の 尾 の 形 に 似 て いる こと から オランダ 語 で 「 子猫 」 という 意味 の " katje " という 言葉 に 由来 する 。 また 別名 の " ament " は 、 ラテン語 で 「 ひも 」 を 意味 する " amentum " という 言葉 に 由来 する 。歳 寒 三友 （ さ いかん の さん ゆう ） は 、 宋 代 より 始まっ た 、 中国 の 文人 画 で 好ま れる 画題 の ひとつ で あり 、 具体 的 に は 松 ・ 竹 ・ 梅 の 三つ を さす 。 三つ 一緒 に 描か れる こと も 多い が 、 単体 でも 好ん で 描か れる 。 日本 で は 「 松竹梅 （ し ょうちくばい ） 」 と 呼ば れる 。  松 と 竹 は 寒中 に も 色褪せ ず 、 また 梅 は 寒中 に 花開く 。 これら は 「 清廉 潔白 ・ 節操 」 という 、 文人 の 理想 を 表現 し た もの と 認識 さ れ た 。 日本 に 伝わっ た の は 平安 時代 で あり 、 江戸 時代 以降 に 民間 で も 流行 する が 、 「 松竹梅 」 と いえ ば 「 目出度い 」 こと の 象徴 と 考え られ て おり 、 本来 の 、 中国 の 認識 と は 大きく 異なっ て いる 。  始原 と 考え られ て いる の は 、 中国 の 宋 代 において 、 文 同 、 蘇 軾等 が 竹 を 水墨 画 の 主題 として 描き 始め 、 後 、 梅 ・ 蘭 ・ 菊 ・ 松 と 画題 の 広がり を 見せ て いく 。 その 中 でも 、 松 ・ 竹 ・ 梅 の 三 者 が 前記 理由 で 特に 頻繁 に 取り上げ られ て いく の で ある 。 元 ・ 明代 に は 、 陶磁器 に 描か れる 主題 として も 好ま れる よう に なる 。 日本 において は 、 主 に 陶磁器 ・ 漆器 ・ 染織 に 描か れる こと が 多い 。 また 、 門松 ・ 雛 飾り そして 婚礼 ・ 出産 等 の 慶事 に 用い られる 主題 として 民間 に 定着 し 、 「 鶴 亀 」 等 の 主題 と 組み合わせ て 用い られる こと も ある 。干し草 （ ほしく さ ） と は 、 主 に 家畜 の 飼料 として 用い られる 、 草 を 刈り取っ て 乾燥 さ せ た もの の こと で ある 。 多く の 場合 、 ライムギ や クローバー 、 アルファルファ 等 が 用い られる 。 通常 は 柔らかく 栄養 価 の 高い 草 から 作ら れる が 、 気温 の 高い 乾燥 地帯 で は 、 やむを得ず 非常 に 硬い 栄養 価 の 低い 草 から 作ら れる こと も ある 。  冬 、 新鮮 な 牧草 が 不足 し た 時 に 、 牛 や 馬 など の 飼料 として 用い られる 。 飼料 が 豊富 な 時季 に 刈り取り 、 数 日間 天 日干し し て 日持ち を 良く さ せる こと によって 、 飼料 を 備蓄 し て いる の で ある 。  乾燥 し た 後 、 長方形 もしくは 円筒 形 （ ロール ） に 梱包 し て 、 倉庫 など に 積み重ね て 保管 する 。ボケ （ 木瓜 、 学名 :   ） は 、 バラ 科 ボケ 属 の 落葉 低木 。 果実 が 瓜 に 似 て おり 、 木 に なる 瓜 で 「 木瓜 （ も け ） 」 と よば れ た もの が 「 ぼけ 」 に 転訛 （ てんか ） し た とも 、 「 木瓜 （ ぼっ く わ ） 」 から 「 ぼけ 」 に 転訛 し た と も 言わ れる 。  学名 の は 、 「 美しい 」 、 「 華やか 」 、 は 「 （ 大きく 裂け た ）+（ リンゴ ） 」 が 語源 だ が 、 現実 に 実は 裂け ない ので 、 勘違い し て つけ られ た 属 名 だ と 思わ れる 。  日本 に 自生 する ボケ は 、 クサボケ と いわ れる 同属 の 植物 。  樹高 は 1   -   2 m 。 若 枝 は 褐色 の 毛 が あり 、 古く なる と 灰 黒色 。 樹皮 は 縦 に 浅く 裂け 、 小枝 は 刺 と なっ て いる 。  葉 は 長 楕円 形 ・ 楕円 形 。 長 さ 5   -   9 cm で 、 鋭 頭 で まれ に 鈍 頭 。 基部 は くさび 形 で 細 鋭 鋸歯 縁 。  花 は 3   -   4 月 に 葉 より も 先 に 開く 。 短 枝 の 脇 に 数 個 つき 、 径 2 . 5   -   3 . 5 cm 。 色 は 基本 的 に 淡紅 、 緋 紅 。 白 と 紅 の 斑 、 白 など が ある 。  原産地 は 中国 大陸 。  日本 で は 帰化 植物 （ 平安 時代 ） 。 本州 から 四国 、 九州 にかけて 植 栽 、 または 自生 。 温暖 地 で よく 育ち 、 北海道 南部 で は 種類 が 限定 さ れる 。  庭園 樹 として よく 利用 さ れ 、 添景 樹 として 花 を 観賞 する 目的 で 植 栽 さ れる 。 盆栽 に も 用い られる 。 好 陽性 で 土壌 を 選ば ず 、 移植 は 容易 だ が 、 大気 汚染 ・ 潮 害 に はさ ほど 強く ない 。  果実 を 果実 酒 など に する こと も ある 。  花言葉 は 「 先駆 者 」 「 指導 者 」 「 妖精 の 輝き 」 「 平凡 」 。  クサボケ （ 草木瓜 、 学名 ： 、 ） は 、 バラ 科 ボケ 属 の 一つ 。 50 cm ほど 。 実 や 枝 も 小振り 。 本州 や 四国 の 日当たり の 良い 斜面 など に 分布 。 シドミ 、 ジナシ と も 呼ば れる 。 花 は 朱 赤色 だ が 、 白い 花 の もの を 白 花 草 ボケ と 呼ぶ 場合 も ある 。 果実 は ボケ や カリン 同様 に 良い 香り を 放ち 、 果実 酒 の 材料 として 人気 が ある 。 減少 傾向 に ある 。インディゴ 、 インジゴ （ ） は 、 鮮やか な 藍色 （ 青 藍 ） を 呈する 染料 で ある 。  アメリカ合衆国 における 主 な 用途 は 綿 製 の 服 や 青い ジーンズ の 染色 で ある 。 世界中 で 10 億 着 以上 の ジーンズ が インディゴ で 青く 染め られ て いる 。 また 、 長年 にわたり ウール 生地 を 深い ネイビーブルー に する ため 使わ れ て き た 。  繊維 に 強く 定着 し ない ため 、 着古し たり 洗濯 を 繰り返す うち に 徐々に 染料 が 落ち て いく 。  インディゴ は そのまま で 不溶性 で ある から 、 顔料 として も 用 られ （ 「 インディゴ 染料 」 は そのまま 「 インディゴ 顔料 」 で ある ） 、 絵具 として も 供給 さ れ て いる 。 ただし 、 絵具 名 に インディゴ ないし インジゴ を 冠する だけ の 代替 品 も 数多い 。 天然 に は 数 種 の 植物 に 由来 する 。  食品 添加 物 、 着色 料 として は スルホン 化 し た インジゴ チン または インジゴカルミン の 形 で 用い られる 。 ジスルホナート は 食品 衛生 法 で 青色 2 号 、 アメリカ 連邦 食品 医薬品 化 粧品法   ( FD & C )   で   Blue   No .   2   の 名 で 指定 さ れ て いる 。 FD & C   Blue   No .   2   の 明細 書 に は インジゴチンジスルホナート など 3 つ の 基質 が 含ま れる 。  インジゴチンスルホナート は 腎 機能 検査 、 硝酸塩 や 塩素 酸 塩 の 検出 、 牛乳 の 検査 など に も 染色 剤 として 使わ れる 。  歴史 上 ウォード （ 、 ホソバタイセイ ） を 含む 様々 な 植物 から 採取 さ れ て き た が 、 天然 インディゴ の 大 部分 は 熱帯 植物 の コマツ ナギ 属   (" Indigofera ")   から 得 られる 。 温暖 な 気候 の 地域 で は タイ セイ   (" Isatis   tinctoria ")   や ダイアーズ・ノットウィード   (" Polygonum   tinctorum ")   から も 、 コマツ ナギ より 量 は 少ない もの の 採る こと が できる 。 アジア で 最も 流通 し た インディゴ は 真 インディゴ （ 木 藍 、 インド 藍 、 ナンバンアイ 、 タイワンコマツナギ " Indigofera   tinctoria "   および   " Indigofera   sumatrana "） だっ た 。 中央 ・ 南 アメリカ で は アニール   ( ナンバンコマツナギ   " Indigofera   suffruticosa ")   と ナタルインディゴ   (" Indigofera   arrecta ")   の 2 種 が 最も 重要 視 さ れ た 。 それ まで は 天然 インディゴ が 唯一 の 原料 だっ た が 、 1900 年 ごろ に 合成 インディゴ が とっ て 代わり 、 今日 で は ほぼ 全て が 合成 品 で ある 。  インディゴ は 染物 や 印刷 に 使わ れ て き た 最も 古い 染料 の 1 つ で ある 。 インド 、 中国 、 日本 など 多く の アジア の 国々 で 何 世紀 に も 亘っ て 用い られ て き た 。 メソポタミア 、 エジプト 、 ギリシャ 、 ローマ 、 ブリ テン 、 ペルー 、 イラン 、 アフリカ など の 古代 文明 で も 知ら れ て い た 。  古 の 世界 において 、 インディゴ 染色 の 最も 古い 中心 地 は インド で あっ た と さ れ て いる 。 グレコローマン 期 の ヨーロッパ は 主 に インド から インディゴ を 輸入 し て い た 。 インディゴ を 介し た インド と ギリシャ の 交流 は 、 この 染料 を 意味 する ギリシャ 語   " indikon "   に 反映 さ れ て いる 。 ローマ 人 は イタリア 語 で の 語源 と なっ た   " indicum "   の 語 を 用い 、 これ が 英語   " indigo "   と なっ た 。  紀元前 7 世紀 の バビロニア の 楔形文字 で 書か れ た 板 に は 毛織物 の 染色 法 が 記さ れ て おり 、 布 へ の 染料 の 浸透 ・ 乾燥 を 繰り返す こと によって ラピス 色 の 毛織物   ( uqnatu )   が 作ら れ て い た 。 インディゴ は 主 に インド から 輸入 さ れ て い た と 考え られ て いる 。  ローマ 人 は インディゴ を 顔料 、 医療 用 、 化粧 品 として 用い て い た 。 アラブ の 商人 によって インド から 地中海 に 輸入 さ れる 高級 品 で あっ た 。  中世 ヨーロッパ で は インディゴ は 貴重 品 で あり 、 ウォード という 、 同名 の 植物 から 採取 さ れる 染料 が 代 用品 として 用い られ た 。  15 世紀 後期 、 ポルトガル の 探検 家 ヴァスコ・ダ・ガマ によって インド洋 航路 が 発見 さ れ 、 インド や 香料 諸島 、 中国 、 日本 と 直接 貿易 する こと が 可能 に なっ た 。 これ により ペ ルシア 、 レ バント 、 ギリシャ の 中間 商人 に 関税 を 支払わ ず に 済む よう に なり 、 また それ まで の 危険 な 陸路 は 不要 に なっ た 。 その 結果 、 ヨーロッパ で の インディゴ の 輸入 量 ・ 使用 量 は 激増 し た 。 大量 の インディゴ が ポルトガル 、 オランダ 、 イギリス の 港 を通して アジア から もたらさ れ た 。 スペイン は 南 アメリカ の 植民 地 から 輸入 し た 。 ヨーロッパ の 列強 国 によって 、 熱帯 地方 に 多く の インディゴ の プランテーション が 作ら れ 、 ジャマイカ や サウスカロライナ は 有数 の 生産 地 と なっ た 。 インディゴプランテーション は ヴァージン 諸島 で も 成功 を 収め た 。 一方 、 フランス や ドイツ は ウォード の 染料 工業 を 保護 する ため 1500 年代 に インディゴ の 輸入 を 禁止 し た 。  西アフリカ において インディゴ は 数 世紀 の 歴史 を 持つ 伝統 的 織物 の 基礎 で あっ た 。 ここ で は インディゴ の 利用 は 前 時代 から 一般 的 な もの で ある 。 サハラ砂漠 から カメルーン の 遊牧民 族 で ある トゥアレグ にとって 、 インディゴ で 染め られ た 衣服 は 裕福 さ の 印 で あっ た 。 ほとんど の 地方 で 女性 は この 染料 で 服 を 染め 、 特に ナイジェリア の ヨルバ や マリ の マンディング は その 技術 の 高 さ で 良く 知ら れる 。 ハウサ 族 の 男 の 間 で は 、 ピット と 呼ば れる 作業 所 で 染め物 屋 として 働く こと が 古都 カノ で 富 を 作る 基本 的 な 稼ぎ 口 で あり 、 今日 でも 同じ ピット で 作業 を 行う 姿 が 見 られる 。  古く は エジプト 古 王朝 時代 の 亜麻 布 に も 見 られる 。  日本 で は かつて タデ 科 の 蓼 藍 が 使わ れ て い た が 、 琉球 で は 在来 の 琉球 藍 （ キツネノマゴ 科 ） より 色 鮮やか な マメ 科 の 印度 藍 が 栽培 さ れる よう に なっ た 。 日本 で は 、 絹 を 使う こと が 禁止 さ れ 、 木綿 の 輸入 と 栽培 を 行う よう に なっ た 江戸 時代 に アイ が 特に 重要 に なっ た 。 木綿 の 繊維 を アイ 以外 で 染める の は 難しかっ た 。 後年 、 青い 海 や 自然 が 想起 さ れる こと から 、 浴衣 の 色 として の アイ の 使用 は 高く 評価 さ れる よう に なっ た 。  はじめ 浮世絵 において も 青 へ の 色 材 として 使用 さ れ て い た が 、 文政 年間 に ベロ 藍 （ 紺青 ） が 輸入 さ れる と 、 瞬く 間 に 取っ て 代わら れ た （ ただし 、 以降 も 主 線 の 色 として 用い られ たり 、 他 の 色 と の 混色用 に 用い られる 場合 は あっ た ） 。  俗 に 広重 の 東海道 五 十 三 次 や 北斎 の 富嶽 三 十 六 景 を 鮮やか な 藍 で 刷ら れ た など と いう が 、 正しく は ベロ 藍 の こと で ある 。  ドイツ の 化学 者 アドルフ ・ フォン ・ バイヤー は 1865 年 に インディゴ の 研究 を 始め 、 1880 年 、 " o "- ニトロベンズアルデヒド と アセトン に 水酸化 ナトリウム 、 水酸化 バリウム 、 または アンモニア の 希薄 溶液 を 加える 方法 によって その 合成 に 成功 し 、 3 年 後 に 構造 を 報告 し た 。 1897 年 に 化学 工業 会社 BASF によって 工業 的 合成 法 が 開発 さ れ 、 1913 年 まで に は 天然 インディゴ は ほぼ 合成 インディゴ にとって 代わら れ た 。 19 世紀 に は イギリス は インド から 大量 の インディゴ を 輸入 し て い た が 、 合成 法 が 登場 する と インディゴ 農家 は 職 を 失っ た 。 2002 年 の 全 世界 における インディゴ 生産 量 は 1 万 7 千 トン で ある 。  インディゴ は 水 に 溶け ない ため 利用 する の が 難しく 、 溶解 さ せる ため に は 化学 修飾 を 施す 必要 が あっ た 。 布地 を 染色 槽 から 引き上げる と 、 インディゴ は すぐ に 空気 で 酸化 さ れ て 不溶性 の 形 に 戻っ て しまう 。 16 世紀 に 初めて ヨーロッパ に 伝わっ た とき 、 染め物 屋 や 印刷 屋 たち は この 特性 に 苦労 し た 。 また 、 インディゴ は 毒性 を 持ち 、 さらに 使用 に 多 段階 の 化学 反応 を 必要 と する ので 負傷 する 機会 が 多かっ た 。 。  ヨーロッパ で 工業 生産 が 始まる 前 に 使わ れ て い た の は 、 インディゴ を 腐っ た 尿 に 溶かす 方法 だっ た 。 尿 は 水 に 不溶 な インディゴ を ロイコ 体 の インディゴ 白 （ ロイコインディゴ ） に 還元 し て 溶解 さ せ 、 黄 緑色 の 溶液 を 生成 さ せる 。 この 溶液 で 染め られ た 繊維 は 、 インディゴ 白 が 空気 で 酸化 さ れれ ば インディゴ に 戻り 、 青色 を 呈する 。 尿 を 代替 する 合成 尿素 は 1800 年代 に 利用 できる 様 に なっ た 。  日本 で 用い られ て い た もう 1 つ の 方法 は 、 好 熱性 ・ 嫌気 性 の バクテリア が 培養 さ れ た 容器 に アイ を 入れ 、 加熱 し て 溶解 さ せる という もの で ある 。 その よう な バクテリア の うち ある 種 の もの は 代謝 物 として 水素 を 発生 さ せ 、 不溶性 の インディゴ を 溶解 性 の インディゴ 白 に 変換 さ せる 。 この 容器 で 染め られ た 布 は 絞り染め 、 絣 、 型染め 、 筒 描 といった 技法 によって 装飾 さ れ た 。 これら の 技法 を 用い た 衣服 や 旗 は 葛飾 北斎 の 作品 など に 見る こと が できる 。  インディゴ を 化学 変化 さ せ ず そのまま 利用 する 方法 が 18 世紀 の イギリス で 2 つ 開発 さ れ 、 19 世紀 に なっ て も 広く 使わ れ て い た 。 1 つめ の 方法 は 鉛筆 や ブラシ に 良く 使わ れ て い た ため 「 ペンシル ブルー 法 」 と 呼ば れ 、 濃い 色 を 出す こと が できる 。 三 硫化 二 ヒ素 と 増 粘 剤 を インディゴ と 混合 し て 用いる が 、 ヒ素 化合 物 は インディゴ の 酸化 を 防ぐ 。 2 つ 目 の 方法 は 中国 の 青 白 の 磁器 と の 類似 性 から 「 チャイナ ブルー 法 」 と 呼ば れる 。 インディゴ の 溶液 を 直接 用いる 代わり に 、 不溶性 の インディゴ を 繊維 の 上 に 塗る 。 次に 硫酸 鉄 ( II ) の 槽 に ひたし て 酸化 さ せ 、 繊維 に 浸透 さ せる 。 チャイナ ブルー 法 で は 細かい 模様 を 作る こと が できる が 、 ペンシル ブルー 法 の よう な 濃い 色調 を 出す こと は でき ない 。  1880 年 ごろ 「 グルコース 法 」 が 開発 さ れ た 。 この 方法 によって 繊維 に 直接 インディゴ を 塗る こと が できる よう に なり 、 チャイナ ブルー 法 で 不可能 だっ た 濃 色 の インディゴ 捺染 布 が 安価 に 作ら れる よう に なっ た 。  インディゴ は 暗 青色 の 結晶 性 固体 で 、 融点 は   390 – 392   ℃ で ある 。 水 、 アルコール 、 エーテル に は 溶け ない が 、 クロロホルム 、 ニトロ ベンゼン 、 濃 硫酸 に は 可 溶 で ある 。  天然 に は インディカ ン として 存在 し 、 これ は 無色 で 水 に 溶ける 。 インディカ ン は 容易 に 加水 分解 し て グルコース と インドキシル に なる 。 空気 に さらす など し て 緩やか に 酸化 する と 、 インドキシル は インディゴ に 変換 さ れる 。  1800 年代 後期 に 開発 さ れ た 工業 合成 法 は いまだに 世界中 で 使わ れ て いる 。 この 方法 で は 、 フェニルグリシンナトリウム を 水酸化 ナトリウム と ナトリウムアミド の 存在 下 に 環 化 さ せ て インドキシル を 合成 する 。  インジゴ を 分解 さ せる と アニリン や ピクリン 酸 など が 生成 する 。 実用 的 な 反応 として は 尿素 による インディゴ 白 へ の 還元 が 挙げ られる 。 インディゴ 白 は 繊維 に 浸透 さ せ た あと 、 酸化 により インディゴ に 戻さ れる 。  インディゴ を 硫酸 で 処理 する と スルホン 化 さ れ て 青 緑色 に なる 。 この 反応 は 1700 年代 中期 に は 知ら れ て い た 。 スルホン 化 さ れ た インディゴ は サクソンブルー   ( Saxon   blue )、 インジゴカルミン と 呼ば れる 。  ティルス 紫   ( Tyrian   purple )   は 古代 ギリシャ ・ ローマ で 貴重 だっ た 紫 の 染料 で ある 。 地中海 の 巻き貝 から 抽出 さ れる 。 1909 年 に その 構造 が   6 , 6 '- ジブロモインディゴ で ある こと が 示さ れ た 。 商業 的 合成 法 は 知ら れ て い ない 。  CAS 登録 番号 は   [ 12626 - 73 - 2 ]、 SMILES 表記 は N 2 C 1 = CC = CC = C 1 C (= O ) C 2 = C 4 NC 3 = CC = CC = C 3 C 4 = O   で ある 。まり も 羊羹 （ まり も よう かん ） と は 、 阿寒湖 周辺 で 販売 さ れ て いる 土産 菓子 で あり 、 阿寒湖 に 生息 する 藻類 の 一種 マリモ を 模 し て 作ら れ た 、 小さな 球形 の ゴム 風船 の 中 に 羊羹 を 充填 し た 商品 の こと で ある 。 玉 羊羹 （ ボンボン 羊羹 ） の 一種 。  緑色 から 抹茶 羊羹 と 勘違い さ れ やすい が 、 実際 は 材料 に 抹茶 は 使わ れ て おら ず 、 着色 料 を 使っ て 緑色 に 染め て いる だけ で ある 。中将 姫 誓願 桜 （ ち ゅうじょうひめせいがんざくら ） は 、 岐阜 県 岐阜 市 大洞 に ある 願成寺 の 境内 に ある 桜 で 、 ヤマザクラ の 変種 で ある 。 同種 の 桜 は 確認 さ れ て おら ず 、 プルヌス・フロリドラ・ミヨシ の 学名 が 与え られ て いる 。  樹齢 は 1 , 200 年 程度 と さ れ て おり 、 平安 時代 初期 に 中将 姫 が 病気 の 治癒 を この 寺 で 祈り 、 平癒 し た ため に この 桜 を 植え た という 伝承 が あり 、 今 でも この 桜 に 祈る と 婦人病 に 霊験 が ある と いわ れ て いる 。 1929 年 （ 昭和 4 年 ） に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 樹 高 8 . 1   m で 幹 径 150   cm 、 20   -   30 弁 の 花弁 を 持っ た 淡い 桜 色 の 花 を 咲かせる 。花 式 （ かしき 、 floral   formula ） と は 、 花 の 構造 を 分子 式 の よう な 表現 で 表す 方法 で ある 。  属 レベル で の 特徴 や 形質 の 違い など を 理解 できる 。  花 の 構成 要素 を 次 の 記号 で 表す 。  それぞれ の 構成 要素 の 個数 は 記号 の 右 下 の 添え 字 で 書き 、 この とき 融合 し て いる もの は 「 ( 個数 )」 と 書く 。 例えば 、 5 枚 の がく 片 が あり 根元 で １つ に なっ て いれ ば formula _ 1 と 書く 。 また 、 構造 的 に 外側 m 個 、 内側 n 個 という 場合 は 「 m + n 」 と 書く 。  子房 の 位置 は G に 線 を つけ て 、 子房 上位 を formula _ 2 、 子房 下位 を formula _ 3 と 書く 。 また G と 個数 に 線 を 引く 流儀 、 個数 に 線 を 引く 流儀 も ある 。 なお 、 ここ で いう 「 上 」 「 下 」 は 、 根から 遠い 方 が 「 上 」 で 、 近い 方 が 「 下 」 で ある 。 この ため 花 が 上向き に 咲こ う が 、 下向き に 咲こ う が 「 上 」 「 下 」 の 取り 方 は 変わら ない 。  それぞれ の 記号 の 順番 は 花 の 外 から 書く ので 、 KCAG や PAG という 順 に なる 。  また 、 以下 の よう な 表記 も する 。  ☆ や ↓ の 記号 は 花 式 の 先頭 に 記す 。  花 の 花びら や 雄しべ など の 配置 を 表し た 模 式 図 を 、 花 式 図 （ 英 ： floral   diagram ） と いう 。 考案 者 は グリーゼバッハ （ 1854 年 ） とも アイヒラー （ 1875 年 ） と も 言わ れる が 、 米国 の 植物 学者 Stevens （ 1994 年 448 頁 目 ） に よれ ば 、 1837 年 の ロンドン・リンネ 協会 誌 （ Bentham 、 1837 年 、 表 17 ） が 初出 と さ れる 。 アイヒラー （ Eichler ） は 花 式 図 の 利用 を 広め た パイオニア として 知ら れる 。イヌガラシ （ 犬 芥子 、 ） は 、 アブラナ 科 イヌガラシ 属 の 多年草 。 水田 の 畔 など の やや 湿っ た 場所 に 生える 雑草 で ある 。  日本 全国 、 朝鮮 ・ 台湾 ・ 中華人民共和国 ・ インド ・ フィリピン 。  草丈 は 20 ～ 50 cm 。 生育 期間 は 10 ～ 7 月 で 、 空地 、 庭 、 水田 、 路傍 に 生育 する 。  葉 は 長 楕円 形 で ギザギザ が あり 、 茎 は 暗 緑色 に 赤み を 帯びる 。 花 は 根本 から 株立 ちと なり 、 4 ～ 6 月 に 黄色 4 弁 の 十字 状 花 を 総状 に つける 。 稀 に 秋 に 咲く こと が ある 。 果実 は 長 さ 約 2 cm の 長 角 果 で 、 弓 状 に 曲がる 。タブノキ （ 椨   " Machilus   thunbergii "） と は クスノキ 科 タブノキ 属 の 常緑 高木 で ある 。 イヌグス・タマグス・ヤマグス・ツママ と も 称さ れる 。 単に タブ とも 。 ワニ ナシ 属 （" Persea "、 アボカド と 同属 、 熱帯 アメリカ など に 分布 ） と する 場合 も ある （ 学名 ：" Persea   thunbergii "）。  高 さ は 20 メートル ほど 。 太 さ も 1 メートル に 達する 場合 が ある 。  若い 枝 は 緑色 で 、 赤み を 帯びる 。 芽 は 丸く ふくらむ 。 葉 は 枝 先 に 集まる 傾向 が あり 、 葉 は 長 さ 8   -   15 センチメートル 、 倒卵形 。 革質 で 硬く 、 表面 は つや が あっ て 深緑 。  花期 は 4   -   6 月 。 黄 緑色 で あまり 目立た ない 花 を 咲かせる 。 8   -   9 月 ごろ 球形 で 黒い 果実 が 熟す 。 果実 は 直径 1 センチメートル ほど で 、 同じ クスノキ 科 の アボカド に 近い 味 が する 。  日本 で は 東北 地方 から 九州 ・ 沖縄 の 森林 に 分布 し 、 とくに 海岸 近く に 多い 。 照葉樹 林 の 代表 的 樹 種 の ひとつ で 、 各地 の 神社 の 「 鎮守 の 森 」 に よく 大木 として 育っ て いる 。 また 横浜 開港 資料 館 の 中庭 の 木 は 「 玉 楠 」 と 呼ば れ 有名 で ある 。  枝葉 に は 粘液 が 多く 、 乾かし て 粉 に する と タブ 粉 が 得 られる 。 タブ 粉 は 線香 や 蚊取線香 の 材料 の 1 つ （ 粘 結 材 ） として 用いる 。  樹皮 や 葉 は 染料 に 用い られる 。  材 は 、 建築 、 家具 など に 使わ れる 。新緑 （ しんりょく ） と は 、 初夏 の 頃 の 若葉 の みずみずしい 緑色 で あり 、 その 立ち木 を も 指す 。 冬枯れ し て い た 木 が 芽吹い て いよいよ 鮮やか な 緑色 の 葉 を 茂ら せる 、 その 現象 を 色 に 着目 し て 表し た 漢語 で ある 。  木 の 種類 や 場所 、 地域 によって 異なる が 、 日本 で は 主 に 毎年 3 月 から 6 月 にかけて 起こる 。 また 、 常緑樹 で も 新緑 は あり 、 落葉樹 の それ より 約 1 か月 遅く 迎える 。 例えば 、 お茶 の 葉 は 5 月 あたり に 出る 新芽 が 原料 で ある 。  季語 し て の 新緑 （ しんりょく ） は 、 夏 の 季語 （ 初夏 の 季語 ） 。 分類 は 植物 。 初夏 の 初々しい 若葉 の 緑 を いう 。 子 季語 として 、 緑 （ みどり ） と 、 緑 さす （ みどり さす ） が ある 。 　 季語 として の 「 緑 」 は 、 新緑 を 意味 する 。 「 緑 さす 」 は 、 目 に も 鮮やか な 初夏 の 若葉 を通して 光 の 照り映える 様子 を いい 、 俳人 ・ 坪内 稔 典 は 『 毎日新聞 』 の 「 季語 刻々 」 で 「 水原秋桜子 編 『 新装 版 俳句 小 歳時記 』 で は 『 若葉 影 が 映る こと 』 と 定義 し て いる 」 と 説明 し て いる 。  また 、 関連 季語 として 、 若葉 （ わかば ） 、 新樹 （ しんじ ゅ ） が あり 、 前者 は 新緑 の 季節 の 木々 の 初々しい 葉 に 、 後者 は 瑞々しい 緑 に 覆わ れ た 木々 に 、 それぞれ 焦点 を 当て た 季語 で ある 。  峰 走り （ みね ば しり ） と は 、 春先 に 新緑 が 山 の 麓 から 頂 へ 駆け 上がっ て ゆく 様子 を 、 秋口 に 紅葉 が 山頂 や 稜線 から 麓 へ と 駆け 下り て ゆく 様子 を 表わし た 、 日本語 表現 で ある 。 それぞれ に 、 新緑 の 峰 走り 、 紅葉 の 峰 走り という こと が 多い 。 日本 における 新緑 の 峰 走り は 、 特に ブナ を 主体 と し た 植生 の それ が 見事 な こと で 知ら れ 、 残雪 の 白 、 顔 を 出し た 土 の 黒 に 、 目 に も 鮮やか な 緑 が 加わっ て 、 他 の 季節 に は 無い 特別 な 美的 景観 を 出現 さ せる 。 こう いっ た 景観 は 日本 画 の 画題 に なる こと も 多い 。花 柄 （ か へ い 、 peduncle ） または 花梗 （ かこう ） と は 、 花序 （ 受精 後 は 果実 ） を 支える ため の 茎 で ある 。  花 柄 は 通常 緑色 で ある が 、 色 が 付い て いる こと も ある 。 また 小さな 葉 が 付い て いる 場合 も ある 。 花 柄 は 分岐 し て いる こと も あり 、 その 場合 、 分岐 は 小花 柄   ( pedicel )   と 呼ば れる 。  ヨーロッパ ナラ は 英名 で " Pedunculate   Oak " と 呼ば れる が 、 これ は 果実 で ある ドングリ が 長い 花 柄 の 上 に つく ため で ある 。  花 柄 が なく 茎 （ 幹 ） に 直接 付く 花 を 幹 生花 と いう 。偽 果 （ ぎか ） は 、 子房 で は なく 、 その 隣接 組織 に 由来 する 果実 状 の 器官 で ある 。  イチジク は イチジク 状 果 と 呼ば れる タイプ の 偽 果 で ある 。 リンゴ や ナシ の よう な ナシ 状 果 は 、 芯 の 部分 が 真 の 果実 で ある 偽 果 で ある 。  英語 で は   accessory   fruit   と 呼ば れる 。 その他 、 false   fruit 、 spurious   fruit 、 pseudocarp   等 と も 呼ば れる が 、 不適切 で ある として 今日 の 植物 学界 で は 使わ れ て い ない 。カロライナジャスミン （ 学名 :   ） は 、 ゲルセミウム 科 または マチン 科 ゲルセミウム 属 の 常緑 つる 性 低木 。 種 小名 は 「 常緑 」 を 意味 する 。 別名 ： ゲルセミウム 、 イエロー ジャスミン 、 イブニング トランペット 、 トランペット フラワー 、 カロリナソケイ 、 ニセ ジャスミン 、 センペルヴィレンス 。  「 ジャスミン 」 という 名前 が つい て いる が 、 モクセイ 科 ソケイ 属 （ ） の ジャスミン と は 全く 違う 種 で ある 。  葉 は 対生 。  花期 は 春 で 、 小型 で ラッパ 状 の 黄色い 花 を 多数 咲かせる 。 一重 咲き 品種 と 八重咲き の 品種 が あり 、 芳香 花 で は ある が 、 八重咲き 品種 の 芳香 は 一 重 咲き に 比べ やや 弱い 。  北米 南部 から グアテマラ 原産 で 、 日本 で も 観賞 用 に 栽培 さ れる 。  近年 で は 、 道路 の 街路 樹 の 他 、 公園 や 遊歩道 など に も よく 植樹 さ れ て いる 。 サウスカロライナ 州 の 州 花 に なっ て いる 。  かつて は 、 アメリカ で は 、 医薬品 として 用い られ て い た 。 抗 ガン 作用 、 血圧 を 下げる 、 片 頭痛 治療 、 神経 痛 、 喘息 、 リウマチ 、 消化 不良 に 薬効 が ある と 言わ れる 。 現在 は 殆ど 用い られ て い ない 。  全 草 に ゲルセミシン 、 ゲルセミン 、 センペルビリン など の 有毒 成分 を 含む 有毒 植物 で ある （ 特に 、 根茎 に シクトキシン を 含む ） 。 脈拍 増加 、 呼吸 麻痺 、 中枢 神経 刺激 作用 、 血圧 降下 、 心 機能 障害 の 症状 。 ジャスミン ティー として カロライナジャスミン の 花 に 湯 を 注い だ もの を 飲み 、 中毒 し た 事例 が ある が 、 一般 的 な 栽培 で 、 根 に 触れ たり 、 剪定 を 行う など によって 中毒 を 起こす こと は ない 。  リンドウ 科 、 キョウチクトウ 科 、 マチン 科 に 属する 植物 の 多く は 有毒 植物 で あり 、 それら は 強い 痙攣 や 呼吸 困難 など の 中毒 を 呈し 、 摂取 量 によって は 死 に 至る こと も ある 。 カロライナジャスミン の 別名 「 ゲルセミウム 」 は 、 同じ ゲルセミウム 属 で 、 かつて は 矢 毒 に も 用い られ た ゲルセミウム・エレガンス と 花色 、 花形 が よく 似 て おり 、 同じ 花 種 と 間違わ れ やすい 。 カロライナジャスミン は 、 ゲルセミウム・エレガンス ほど の 強い 猛毒 性 は ない 。モチ ツツジ （ 黐 躑躅 、 学名 " Rhododendron   macrosepalum "） は 、 ツツジ 科 ツツジ 属 に 属する 植物 。 落葉 （ 半 落葉 ） 低木 。 本州 （ 静岡 県 ・ 山梨 県 ～ 岡山 県 ） と 四国 に 分布 。  主 に 低 山地 や 丘陵 地 に 自生 し 、 高 さ 1 ~ 2 m に なる 。 明るい 林 （ アカマツ 林 など ） の なか で 多く み られ 、 通常 4 ～ 6 月 に 開花 する 。 しかし 、 散発 的 に 年間 を通して 咲い て いる の も 見 られる 。  花びら は 5 枚 あり 、 濃 紅色 の 斑点 など が み られる 。 葉 は 秋 を 迎える と 紅葉 し 、 芽 を 囲む 一部 を 除き 、 大きく 茂っ た 葉 は 落葉 する 。 また 、 樹皮 は 暗 褐色 または 暗 灰色 を し て いる 。  花 の 萼 や 柄 、 葉 （ 両面 ） 、 若 枝 、 子房 、 果実 に 腺 毛 が 多く 見 られ 、 そこ から 分泌 さ れる 液 滴 によって 粘着 性 を 持つ 。 野外 で は ここ に 多く の 昆虫 が 粘着 し て とらえ られ て いる の が 観察 さ れる 。 この 腺 毛 は 花 に やってくる 、 花粉 媒介 に 与る 以外 の 昆虫 を 捕 殺し て 、 花 を 昆虫 に 食害 さ れる の を ふせぐ ため に 発達 し た もの らしく 、 実験 的 に 粘 毛 を 剃る と 、 花 は 手ひどく 食害 さ れる 。  また 、 ここ に 捕らえ られ た 昆虫 を 餌 と する 昆虫 も 知ら れる 。 ヤニサシガメ など の サシガメ 類 が よく ここ に 居 つい て いる 他 、 モチツツジカスミカメ という 、 ここ に 専門 に 居 つく カスミ カメムシ 科 の カメムシ も 知ら れ て おり 、 自ら は 腺 毛 に 粘着 する こと なく 、 この 上 を 自由 に 歩き回っ て 捕らえ られ て いる 昆虫 を 捕食 する 。  花 柄 の 粘り が 鳥もち など に 似 て いる として 、 名前 の 由来 と なっ て いる 。 また 、 餅 が 由来 として 餅 躑躅 と 書か れる 場合 も ある 。  園芸 用 ツツジ の 交配 親 として も 用い られ 、 園芸 種 に は ハナグルマ （ 花車 ） など が ある 。  その ほか 、 野外 で は 花 を 折り 取っ て 、 衣服 や 帽子 に くっつける 、 という 楽しみ も ある 。ヤマ フジ （ 山 藤 、 学名 :   ） は 、 マメ 科 フジ 属 の つる 性 落葉 木本 。 ノ フジ （ 野 藤 ） と も いう 。  他 の 木 に 巻き つい て 大きく 成長 する 。 蔓 は 上 から 見る と 左 回り で 、 フジ と は 逆 。  花 は 淡 紫色 で 、 花序 は フジ に 比較 し て 短い 。  日本 固有 種 で 、 本州 西部 ・ 四国 ・ 九州 （ 暖帯 ） の 山地 に 自生 する 。  観賞 用 に 栽培 さ れる こと が ある 。雄国沼 （ お ぐにぬま ） は 、 福島 県 北塩原 村 （ 裏 磐梯 ） に ある 湖沼 。 湿原 に ニッコウキスゲ の 大 群落 が ある こと で 知ら れ 、 雄国沼 湿原 植物 群落 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  雄国沼 は 猫魔ヶ岳 や 雄国山 、 古城 が 峰 、 厩岳山 など を 外輪山 に もつ 、 猫魔 火山 の カルデラ に ある 湖沼 で ある 。 以前 は 陥没 カルデラ に 水 が 溜まっ た カルデラ 湖 と 考え られ て い た 、 しかし 現在 で は 古 猫魔 火山 が 50 万 年 前 に 北東 方向 へ 山 体 崩壊 する こと で 爆裂 カルデラ を 生じ 、 その 内部 に 後 の 火山 活動 で 猫魔ヶ岳 峰の山 体 が 形成 さ れ 、 そこ に でき た 凹地 に 水 が 溜まっ て 雄国沼 が 生まれ た と 考え られ て いる 。  湖面 は 標高 1 , 090 m の 位置 に あり 、 周囲 の 山々 は ブナ が 多く 、 また 、 初夏 に は レンゲ ツツジ 、 6 月末 から 7 月 初め に は 沼 の 南 の 湿原 地帯 で ニッコウキスゲ の 大 群落 が 咲き誇り 、 この 時期 は 多く の ハイカー や カメラマン が 沼 を 訪れる 。 また 、 近年 は 冬 に 山 スキー や スノーシュー で 訪れる 人 も 増え て いる 。 かつて は 沼 の 面積 は 現在 の 半分 程 で あっ た が 、 江戸 時代 初期 に 大塩 平左衛門 が おこなっ た 灌漑工 事 により 面積 が 拡大 し た 。  ニッコウキスゲ が 満開 に なる と 、 沼 に 最も 近い 駐車 場 が ある 金沢 峠 （ 福島 県 喜多方 市 ） は 休日 に は 大 渋滞 する ほど で あっ た 。 この よう な オーバー ユース の ため 、 遊歩道 以外 の 場所 へ の 人 の 侵入 による 植生 の 破壊 、 し尿 処理 の 問題 、 ごみ の 問題 など 多く の 問題 が おこり 、 自然 の 破壊 を 招い て いる 。 この ため 、 2005 年度 （ 平成 17 年度 ） より ニッコウキスゲ の 時期 （ 概ね 6 月 上旬 から 7 月 中旬 まで ） に 限り 、 金沢 峠 に 至る 林道 について 一般 車両 の 通行 を 制限 し 、 代替 バス 運行 を おこなっ て いる 。  金沢 峠 （ 喜多方 市街地 から 車 で 30 分 ） から だ と 徒歩 30 分 も あれ ば ニッコウキスゲ の 大 群落 地 へ は 到着 する 。 しかし 、 前述 し た よう に バス 利用 と なる 。 他 に 一般 的 な コース として は 、 北塩原 村 雄子 沢口 から 登る コース （ 雄 国 せせらぎ 探勝 路 、 雄国沼 まで 徒歩 1 時間 。 ニッコウキスゲ 大群 落地 まで は そこ から 30 分 ） と 温泉 施設 ラビスパ 裏 磐梯 から 雄国山 を 経由 し て 沼 に 至る コース （ 雄 国 パノラマ 探勝 路 、 雄国沼 まで 徒歩 1 時間 30 分 ） 、 磐梯山 ゴールド ライン の 途中 ・ 八方 台 から 猫魔ヶ岳 を 経由 し て 雄国沼 に 至る コース （ 猫魔ヶ岳 やまびこ 探勝 路 、 雄国沼 まで 徒歩 2 時間 30 分 ） が あり 、 いずれ も 登山 口 に は 駐車 場 が 整備 さ れ て いる 。 また 、 雄国沼 の 北 に は 雄国沼 休憩 舎 と いわ れる 無人 の 避難 小屋 が ある 。深泥 池 （ み どろ が いけ 、 みぞ ろ が いけ ） は 、 京都 市 北 区 上賀茂深泥池 町 および 狭間 町 に ある 池 および 湿地 で ある 。 深泥 ケ 池 と も 記す 。  周囲 は 約 1540 m 、 面積 は 約 9 . 2 ha で 、 池 の 中央 に 浮島 が 存在 する 。 この 深泥 池 に 流入 する 河川 は ない が 松ヶ崎 浄水 場 の 配水 池 より 若干 の 漏水 が 流入 し て いる 。 周囲 は 標高 200 m を 下回る 小高い 山々 に 囲ま れ て おり 、 南西 端 のみ が 開け て 低地 に 面し て いる 。 その 形態 から 、 およそ 1 万 年 前 まで に 、 池 の 南西 部 に でき た 開 析谷 （ かい せき こく ） の 出口 が 、 鴨川 （ 賀茂川 ） の 扇状地 堆積 物 （ 砕屑物 ） によって 塞き止め られ 、 自然 堤防 の 原型 が 造り 上がっ て 、 深泥 池 の 形状 を 保っ て き た と 考え られ て いる 。 また 、 この 時期 の 最終 氷 期 の 地層 から 、 地質 調査 によって ミツガシワ の 花粉 が 確認 さ れ た 。  なお 、 この 場所 に は 人工 の 堤防 が 築か れ て いる 。 『 愛宕 郡 村 志 』 に よれ ば 「 古代 に 於い て 用水 の 為 に 造 築 」 さ れ た と いい 、 6 世紀 前後 に 上述 の 自然 堤防 に 人工 堤防 が 増築 さ れ た もの と さ れる 。  平安 時代 前期 、 菅原 道真 によって 編纂 さ れ た 『 類聚 国史 』 の 中 に 、 「 （ 淳和天皇 が ） 天 長 六 年 （ 829 年 ） 十月 十 日 、 泥濘 池 に 幸 （ みゆき ） し 、 水鳥 を 羅 （ あみ ） で 猟 （ かり ） す 」 と ある 。 この 「 泥濘 池 」 （ 泥 が 滞っ た 池 ） が 深泥 池 を 指す もの と さ れる 。 中期 から 後期 にかけて は 、 『 和泉式部 続 集 』 に 「 名 を 聞け ば   影 だに 見え じ   み どろ 池 」 、 『 小 右記 』 に 「 美 度 呂 池 」 、 『 親 長 卿 記 』 に 「 美 曽 呂 池 」 と それぞれ 記さ れ て いる 。  平安 時代 末期 に 編ま れ た 歌謡 集 『 梁塵 秘 抄 』 に は 、 「 いづれ か 貴船 へ 参る 道 、 賀茂川 箕 里 （ みの さ と ） 御 菩薩 池 （ み どろ いけ ） 、 御 菩薩 坂 」 と ある 。 この 時期 から 、 深泥 池 は 「 京 の 六地蔵 巡り 」 の 一 か所 と なり 、 地蔵 信仰 の 霊地 として あがめ られ て き た 。  室町 時代 中期 に 編纂 さ れ た 辞典 『 壒嚢鈔 』 の 巻 一 の 八 十 三 「 節分 夜 打 大豆 事 」 に は 、 「 美 曽 路 池 ( ミゾロイケ )」 の 表記 が 見 られる 。  室町 時代 後期 の 上杉 家 本 『 洛中 洛外 図 』 に は 「 みそ ろ いけ 」 の 西側 湖畔 に 「 美 曽 呂 関所 」 と 、 その 横 に 「 ぢ さ うたう 」 （ 地蔵堂 ） が 描か れ て いる 。  江戸 時代 に 編ま れ た 書物 『 洛陽 名所 集 』 （ 1658 年 ） 、 『 扶桑 京 華 志 』 （ 1665 年 ） 、 『 京 羽二重 』 （ 1685 年 、 振り 仮名 「 み ぞろい け 」 ） 、 『 山 州 名跡 志 』 （ 1711 年 、 振り 仮名 「 み どろ いけ 」 「 御 ゾロ 池 」 ） など 多く の 資料 中 で 、 引き続き 深泥 池 を 「 御 菩薩 池 」 と 記し て おり 、 近世 まで の 一般 的 な 表記 で あっ た もの と 推察 できる 。  また 、 『 御 影像 谷 祭 禮縁起 』 の 、 文化 8 ( 1811 ) 年 の 写本 に は 、 「 美 曽 呂 池 」 「 御 泥 池 」 の 表記 が 見 られる 。  上述 の 『 扶桑 京 華 志 』 に は 「 御 菩薩 池 、 一 に 深泥 池 又 御 泥 池 と 作る 」 と あり 、 「 深泥 池 」 という 名称 自体 は 江戸 時代 に 存在 し て い た と 考え られる 。 池 周辺 の 地 は 賀茂 別 雷神 社 （ 上賀茂 神社 ） の 所領 で あっ た ため 、 「 御 菩薩 池 」 の 名 の もと に なっ た 地蔵 菩薩 は 、 明治 時代 の 神仏 分離 令 で 上善寺 に 移さ れ た 。 この 時期 を 境 に 現在 の 「 深泥 池 」 という 名称 が 一般 化 し た 。  「 深泥 池 」 の 読み は 、 「 み どろ （ が ） いけ 」 「 みぞ ろ （ が ） いけ 」 の 二 通り が 存在 し 、 特段 の 統一 が なさ れ て い ない 。 京都 市 の サイト で は 「 みぞ ろ が いけ 」 、 京都 市 交通 局 の 市バス 停留所 名称 で は 「 み どろ が いけ 」 と 表記 する 一方 で 、 京都 府 の サイト で は 両方 の 読み方 を 併記 し て いる 。 歴史 的 に も 上述 の 通り 、 それぞれ の 振り 仮名 が 使わ れ 、 混用 さ れ て い た 。  『 類聚 国史 』 書中 の 「 泥濘 」 について 、 観 智 院本 『 類聚 名義 抄 』 に よる と 、 古訓 は 「 ミソ コル 」 と さ れる 。 ミソ は 「 溝 」 、 一般 的 に 人工 水路 を 意味 する が 、 もと は 山中 から 谷 に 出 て くる 自然 の 流れ の こと を 示し た 。 コル は 滞る 意味 の 「 凝 」 で ある 。 時代 を 経 て いつしか 水流 が 滞り 、 池 の 水 が 泥 に なっ た 。 『 大 日本 地名 辞書 』 （ 吉田 東伍 著 、 冨山 房 書店 ） に は 「 御 泥 池   真泥 （ み どろ ） の 義也 」 と 記さ れ て いる 。 この 「 泥 」 （ ど ろ ） 自体 に 着目 する か 、 池 古来 の 水流 「 溝 」 （ みぞ ） に 着目 する か の 違い が もと で 、 両方 の 読み が 残っ た と 考え られる 。  ちなみに 、 文化庁 に 登録 さ れ て いる 名称 は 「 み どろ が いけ 」 で あり 、 付近 の 地名 「 上賀茂深泥池 町 」 「 松ケ崎深泥池端 」 も 、 「 かみ が もみ どろ いけ ちょう 」 「 まつ が さき み どろ いけ ば た 」 と 読む 。 一方 、 『 京童 』 （ 1658 年 ） 、 『 都 名所 車 』 （ 1714 年 ） 、 『 京 城 勝 覧 』 （ 1718 年 ） 、 地蔵堂 正面 の 御詠歌 額 から は 、 それぞれ 「 みぞ ろ 池 」 と 記さ れ て いる こと から 、 地元 で は 「 みぞ ろ （ が ） いけ 」 の 読みで 親しま れ て き た こと が 分かる 。  かつて 、 池 に は 八 大 竜王 が 祀ら れ 、 八 池 の うち の 一つ に 数え られ て い た 。  氷河期 から の 生き残り と さ れる 生物 と 、 温暖 地 に 生息 する 生物 が 共存 し て おり 、 学術 的 に も 貴重 な 池 として 著名 で ある 。  1927 年 （ 昭和 2 年 ） 6 月 14 日 に 、 植物 群落 が 「 深泥 池 水生 植物 群 」 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ 、 その後 、 1988 年 （ 昭和 63 年 ） に 「 深泥 池 生物 群集 」 として 生物 群集 全体 に 対象 が 広げ られ て いる 。 また 、 2002 年 （ 平成 14 年 ） に 発刊 さ れ た 京都 府 レッドデータブック に は 「 要 継続 保護 」 として 掲載 さ れ て いる 。  深泥 池 の 南側 から 水域 を 隔て た 池 の 中央 部分 に 、 池 全体 の 3 分の 1 を 占める 浮島 が 存在 する 。 この 下 に は 水 の 流れ が あり 、 島 が 池 に 浮い て いる こと が 確認 さ れ て いる 。 この 浮島 は 、 標高 が 水面 と ほぼ 等しい ほか 、 窒素 や リン など の 無機 塩類 が ほとんど 含ま れ ない 貧 栄養 性 の 湿原 が 広がる 。 ここ で は 有機物 の 分解 が 進ま ず 、 枯死 し た 植物 が 堆積 し て いく ため に 、 コケ 類 を 始め 多様 な 植物 が 生育 する 絶好 の 場 と なっ て いる 。  浮島 は 夏 に なる と 浮かび上がり 、 冬 に は 沈ん で 冠水 する 動き を 見せる 。 この 特徴 により 、 多様 な 植物 が 生育 し て いる 。 ミツガシワ や ホロムイソウ の よう な 寒冷 地 に 分布 する 植物 や 、 ジュンサイ の よう な 各地 に 自生 する 植物 、 タヌキモ   ( en )   や モウセンゴケ の よう な 食虫植物 、 オオミズゴケ 、 ハリ ミズゴケ 、 ヌマガヤ （ 学名 ：" Moliniopsis   japonica "）、 イヌノハナゴケ といった 高層 湿原 （ ミズゴケ 湿原 ） の 構成 種 が 共存 し て いる 。  また 、 約 60 種 に 上る トンボ を 始め 、 フナ 、 ヨシノボリ 、 スジ エビ 、 クサガメ 、 ニホンイシガメ など の 池 に 生息 する 動物 や 、 ヒドリガモ や ルリビタキ を 始め と し た 、 晩冬 期 を 中心 に 170 種 の 野鳥 の 飛来 が 確認 さ れ て いる 。 1930 年 （ 昭和 5 年 ） に は 、 日本 で 初めて ミズグモ が 発見 さ れる など 、 希少 動物 にとって の 数少ない 生息 地 で も ある 。  春 に なる と ミツガシワ の 白い 花 が 咲く 中 を 、 ニホンミツバチ や ハナ アブ （ ハナダカマガリモンハナアブ ） が 、 花粉 や 蜜 を 食べ ながら 送 粉 の 役割 を 果たして 飛び回る 。 5 月 に は 主 に 白色 の カキツバタ や 赤色 の トキソウ が 、 秋 に は 青色 の サワギキョウ が 咲き 競う 。 また 、 池 の 集 水域 と なる 周辺 の 山々 に は 、 コナラ 、 アベマキ など の 落葉樹 、 アカマツ など の 常緑樹 による 林 が 形成 さ れ て いる 。  ナガバオモダカ （ 学名 ：" Sagittaria   graminea "   ） 、 キショウブ など の 植物 や 、 ブルーギル 、 オオクチバス 、 カムルチー 、 アカミミガメ 、 カダヤシ など の 外来 種 が 問題 視 さ れ て いる 。 これら は 繁殖 力 が 強く 、 生態 系 に 悪影響 を 与え て いる と さ れ 、 メダカ や タモロコ など 、 いくつ か の 在来 種 が 食物 網 （ 特に 捕食 - 被 食 関係 ） の 変化 によって 姿 を 消し て いる 。  また 、 北大路魯山人 が 「 京 の 洛 北 深泥 池 の 産 が 飛切り で ある 。 これ は 特別 な 優品 」 と 評し た ジュンサイ は 、 初夏 から 秋 にかけて 暗紅 紫色 の 花 を 咲かせる 。 かつて 、 深泥 池 の 水質 悪化 、 外来 種 植物 の 繁殖 が 影響 し た ほか 、 ルアーフィッシング の 妨げ に なる と 刈り取ら れ た こと から 、 ほとんど 見 られ なく なっ た 時期 も あっ た 。 この ため 、 地元 住民 や 研究 者 ら が 、 定期 的 に 在来 種 の 調査 や 外来 種 の 駆除 を 行う など 、 生物 群集 の 生育 に 適し た 水質 改善 に 取り組ん で いる 。  観賞 用 の 水草 として 知ら れる 外来 種 の 食虫植物 オオバナイトタヌキモ が 、 2000 年 ごろ に 浮島 の 一部 で 確認 さ れ 、 その後 急速 に 生息 域 を 拡大 さ せ て いる 。 人 の 手 で 池 に 持ち込ま れ た 可能 性 が 高く 、 2012 年 （ 平成 24 年 ） 夏 に は 池 の 水面 を 10 センチ の 厚 さ で 覆い つくす ほど に まで 繁殖 し た 。 後述 の 「 深泥 池 水生 生物 研究 会 」 によって 調査 と 駆除 が 試み られ て いる が 、 まだ 十分 な 効果 は 上がっ て い ない 。 水草 の 水面 増殖 により 日光 が 遮断 さ れ て 水中 まで 届か ず 、 酸素 濃度 の 低下 を 招く こと による 生態 系 へ の 悪影響 が 懸念 さ れる 。  深泥 池 の 北西 側 に 沿っ て 延びる 市道 岩倉上 賀茂 線 は 交通 量 が 多い もの の 狭隘 な 道路 で あり 、 1985 年 （ 昭和 60 年 ） 、 左京 区 岩倉 地域 住民 ら により 道路 整備 が 望ま れ た 。 この 請願 申請 が 京都 市議会 へ 提出 さ れ た こと により 、 1990 年 （ 平成 2 年 ） に 池 を 埋立 て て 道路 拡幅 を 行う 計画 が 持ち出さ れ 、 深泥 池 や その 周囲 の 自然 環境 を どう 保全 する か の 論議 が 湧き おこっ た 。 京都 市 は 「 都市 計画 実現 上 の 大きな 課題 と なる 『 天然記念物 深泥 池 』 に 影響 する ため 、 存続 する こと は 困難 」 と 評価 し て いる 。 その後 2011 年 4 月 2 日 に 計画 の 見直し が 行わ れ 、 市道 岩倉上 賀茂 線 の 都市 計画 は 廃止 さ れ た 。 なお 、 1997 年 （ 平成 9 年 ） に 京都 市 が 地元 の 地権 者 から 池 を 買い上げ て いる 。  1965 年 （ 昭和 40 年 ） 以来 、 地元 住民 を 中心 と する 「 深泥 池 を 美しく する 会 」 が 環境 保護 に 資する 活動 を 続け て いる 。 1990 年 （ 平成 2 年 ） に は 、 上述 の 道路 拡幅 計画 を 反対 する 立場 から 「 深泥 池 を 守る 会 」 が 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） に は 、 外来 種 の 調査 捕獲 や 植生 管理 を する 「 深泥 池 水生 生物 研究 会 」 （ 当初 は 「 深泥 池 水生 動物 研究 会 」 ） が 相次い で 発足 し た 。  社会 福祉 法人 京都 博愛 会 ・ 京都 博愛 会 病院 、 訪問 看護 ステーション はく あい 等 保険 医療 機関 施設 が 池畔 に 存在 する 。  室町 時代 の 説経節 『 小栗 判官 』 に 大蛇 が 棲む という 話 が ある 。  近 現代 において は 、 タクシー 乗客 の 女性 が 突然 消え た 事件 が 新聞 で 取り上げ られ た こと も ある 。ユズリハ （ 楪 、 交譲木 または 譲葉 、 学名 :   ） は 、 ユズリハ 科 ユズリハ 属 の 常緑 高木 。 古名 は ユズルハ 。  花 の 形態 が トウダイグサ 科 に 似る ので 、 古く は トウダイグサ 科 に 含め られ た が 、 心 皮 が 2 個 （ トウダイグサ 科 は 3 個 ） など の 違い から 、 独立 の ユズリハ 科 （ 学名 :   ） と さ れ た 。 APG 分類 体系 で は ユキノシタ 目 に 入れ られ て いる 。  高 さ は 10 m ほど 、 雌雄 異 株 。 葉 は 長 さ 20 cm ほど で 、 枝 先 に らせん 状 に つく 。 花 は 5 月 から 6 月 に 咲き 花 被 が なく 、 葉腋 から 総状 花序 を 出す 。 果実 は 10 月 から 11 月 に 熟し 、 黒褐色 に なる 。  ダフニフィリン 、 ダフニマクリン 、 ユズリミン 、 ダフェニリン など の 複雑 な 骨格 構造 の アルカロイド （ ユズリハ アルカロイド ） を 多数 含み 、 家畜 が 誤 食する と 中毒 の 原因 と なる 。 さらに 、 ユズリハ アルカロイド は その 構造 から 全 合成 の 対象 として よく 取り上げ られる 。  日本 （ 本州 の 福島 県 以西 、 四国 、 九州 、 沖縄 ） 、 韓国 、 中国 中部 まで 分布 する 。 暖地 の 山地 に 自生 する 。  ユズリハ の 名 は 、 春 に 枝 先 に 若葉 が 出 た あと 、 前年 の 葉 が それ に 譲る よう に 落葉 する こと から 。 その 様子 を 、 親 が 子 を 育て て 家 が 代々 続い て いく よう に 見立て て 縁起物 と さ れ 、 正月 の 飾り や 庭木 に 使わ れる 。  また 、 家紋 も 同様 の 由来 で 使用 家 は 桓武 平 氏 良文 流 千葉 支流 の 原 氏 、 出自 不詳 の 城本 氏 が 使用 し た 。  ユズリハ 属 （ ユズリハ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 ユズリハ 科 の 属 の 一つ 。 東アジア から 東南アジア ・ インド に 分布 し 、 35 種 から なる 。エゾエンゴサク （ 蝦夷 延胡索 、 学名 ：" Corydalis   ambigua "   ） は キケマン 属 の 多年草 。 北海道 から 東北 地方 の 日本海 側 に 分布 し 、 山地 の 湿っ た 森林 内 、 林 縁 部 に 生える 。  高 さ は 10 - 20 cm 。 葉 は 楕円 形 の 小 葉 3 枚 から なる 。 花期 は 4 - 5 月 で 、 茎 の 上部 に 総状 花序 の 濃い 青 紫色 の 花 を 咲かせる 。 水色 や 薄紫 や 白色 の 花 を 咲かせる もの や 、 花弁 の 先 だけ ピンク ないし 赤 紫色 の もの や 、 葉 が 細長い 個体 も ある 。  和名 は 、 蝦夷 に 生える こと と 、 地中 の 塊茎 が 漢方薬 の 「 延胡索 」 に 似 て いる こと から 付け られ た 。  春先 に 花 を 咲かせ 、 落葉 広葉樹 林 の 若葉 が 広がる 頃 に は 地上 部 は 枯れ て なくなり 、 その後 は 翌 春 まで 地中 の 地下茎 で 過ごす スプリング・エフェメラル の 一種 。  エゾエンゴサク は 、 同属 の キケマン や ムラサキケマン など と 違い 、 毒性 が 無く 風味 が 良い ので 食用 に 供 さ れる 。 花 を 含む 地上 部 は 普通 の 野菜 の よう に 加熱 調理 し て 食べる 。 塊根 は アイヌ 語 で 「 トマ 」 と 呼ば れ 、 保存 食 として 利用 さ れ て き た 。  有毒 の キケマン は 草 を ちぎる と 不快 臭 が する ので 判別 は 容易 で ある 。 観賞 用 として も 良い が 、 漢方薬 に も 使用 さ れる 。キランソウ （ 金瘡 小 草 、 学名 :   ） は 、 シソ 科 キランソウ 属 の 多年草 。 道端 など に 生える 雑草 。  根 生葉 が 地面 に 張り付く よう に 広がる こと から 、 ジゴクノカマノフタ と も いう 。  全体 に 毛 が 多い 。 茎 は 高く 伸び ず 、 草 全体 が ロ ゼット 状 に 地表 に 張り付い て 円盤 状 の 形 に なる 。 伸びる 茎 は 斜め に 地表 を はう が 、 そこ から 根 を 出す こと が なく 、 その 先端 部 は やはり ロゼット 状 に 葉 を 広げ 、 花 を つける 。 シソ 科 で は 珍しく 、 茎 の 断面 が 丸い 。  葉 は 、 基部 の もの で は 長 さ 4 - 6 cm 、 幅 1 - 2 cm で 、 広 倒披針 形 で 、 先端 側 が 幅広く 、 基部 は 次第に 狭く なる 。 また 葉 の 縁 に は 波状 の 鋸歯 が ある 。 表面 は 深緑 で つや が ある 。  花 は 3   -   5 月 に 開花 し 、 腋 生 で 、 茎 の 先端 近く の 葉 の 基部 から 生じる 。 濃紫 色 の 唇 形 花 で 、 上下 二つ に 分かれ た 上唇 は ごく 小さい 。 下 唇 は 平ら に 大きく 発達 し て 三 裂 、 特に 中央 の 裂片 が 長く つきだし 、 先端 は 切れ た よう に まっすぐ で 、 中央 が 切れ込ん だ よう に なっ て 浅く 二 裂 する 。  日本 （ 本州 、 四国 、 九州 ） 、 朝鮮半島 、 中国 に 分布 する 。  明るい 草地 、 特に 背丈 の 低い ところ に 生え 、 岩 の 多い 草地 や 道ばた で 見る こと が 多い 。  開花 期 の 全 草 は 筋骨 草 （ きんこ つ そう ） という 生薬 で ある 。 高血圧 、 鎮咳 、 去 淡 、 解熱 、 健 胃 、 下痢 止め など に 効果 が ある と さ れる が 、 民間 薬 的 な もの で ある 。 別名 を ジゴクノカマノフタ と いう が 、 。梓 （ あずさ 、 し ） は 、 樹 種 の 名 で ある 。  漢字 本来 の 中国 で の 意味 と 、 日本 で の 国訓 「 あずさ 」 の 2 つ の 意味 が あり 、 さらに それぞれ の 名 を どの 樹 種 に 同定 する か について 諸説 が ある 。  梓 は 、 別名 を 「 木 王 」 と いい 、 百木 の 長 として 尊ば れ た 。  版木 に 使わ れ た ため 、 転じ て 「 上梓 」 「 梓 行 」 の よう な 印刷 ・ 出版 に関する 表現 に 残る 。 ただし 、 「 梓 に 上 す （ しに じ ょうす 、 あずさ に じ ょうす ） 」 、 「 梓 に まとめる （ し に まとめる 、 あずさ に まとめる ） 」 の よう に 、 この 意味 の 「 梓 」 を 「 あずさ 」 と 読む こと も ある 。  この 「 梓 」 は 通説 で は キササゲ の こと だ が 、 異説 も ある 。  現代 中国語 で は 、 「 梓 」 は キササゲ の こと で 、 「 きささげ 」 の 訓 の ある 「 楸 」 が トウ キササゲ の こと で ある 。  「 あずさ 」 という 樹 種 は 古代 の 「 梓弓 」 の 材料 として 言及 さ れる が 、 現在 は 稀 な 方言 として 以外 は 廃れ て いる 。 その ため 、 古代 における 梓 の 実体 について は 、 系統的 に も 大きく 異なる 諸説 が あっ た が 、 現在 は ほぼ 確定 し て いる 。  この ほか 、 方言 として  など を 意味 する 。雄蕊 （ 雄 蘂 、 ゆう ずい 、 ） は 、 被子植物 の 花 を 構成 する 要素 の 一つ 。 一般 的 に は 「 おし べ 」 と いわ れ 、 花粉 を 入れる 袋 状 の 葯 （ やく ） ( Anther ) と 葯 を 支える 花 糸 （ かし ）( Filament ) という 部分 で 構成 さ れる 。 ただし 花 糸 に当たる 部分 が ない もの や 、 糸状 で なく 葉状 に なっ て いる もの も ある 。 さらに 八重咲き など の 花 で は 雄蕊 が 花弁 （ 花びら ） 状 に 変化 し て いる 。  雄蕊 は 、 葯 より 花粉 を 出し て 、 雌蕊 の 先 （ 柱頭 ） に 受粉 さ せる 役割 を 持っ て いる 。 ふつう 葯 は 2 つ の 半 葯 から なり 、 半 葯 は さらに 2 つ の 花粉 嚢 （ 葯室 ） という 袋 から なる 。  花粉 嚢 に は 花粉 が 入っ て おり 、 花粉 の 出口 は 縦 に 裂ける もの 、 横 に 裂ける もの 、 穴 が 開い て いる もの など 植物 により 形状 が 異なる 。  雄蕊 は シダ 植物 の 小 胞子 葉 に 相 同 （ 花粉 が 小 胞子 、 花粉 嚢 が 小 胞子 嚢 に 当たる ） で ある 。 裸子植物 で は 花粉 嚢 の つい た 鱗片 状 の もの が 多く 、 雄蕊 で なく 小 胞子 葉 という こと が 多い （ これ が 集まっ た もの は 雄花 と も いわ れる ） 。根 出 葉 （ こん しゅつ よう 、 ） と は 、 植物 の 葉 の 形態 の 一種 。 根 生葉 （ こん せい よう ） 、 根 葉 （ こん よう ） と も 言う 。 地上 茎 の 基部 に つい た 葉 の こと で 、 地中 の 根 から 葉 が 生じ て いる よう に 見える 。  植物 の 中 に は 非常 に 短い 茎 を 持つ 種 が あり 、 その 葉 は まるで 根から 出 て いる よう に 見える 。 植物 の 根 が 葉 を 付ける こと は ない が 、 外観 から この よう に 呼ば れる 。 また 、 地下茎 が 付け た 葉 も 同様 。  シダ 植物 や 草本 性 の 被子植物 に 多く 見 られる 。  ダイコン や スミレ は 茎 が 短く 、 太い 葉柄 に 葉 を 付ける ため 、 代表 的 な 根 出 葉 を もつ 植物 で ある 。 カブ は 丸い 「 根 」 から 直接 葉柄 を 伸ばし 茎 が ない よう に 見える が 、 丸い 部分 は 根 で は なく 胚 軸 と 呼ば れる 茎 の 一 種 で ある 。  根 出 葉 の 中 で も 特に 、 タンポポ など は 地面 に 貼り 付く 様 に 広がり 立ち上がら ず 、 放射状 に 重なり合っ て 地面 に 密着 する 。 冬 に なっ て も 壊死 する こと が なく 、 多年草 や 越年 草 が 冬 越し の ため に 取る この 形態 は 特に 、 ロ ゼット 葉 （ 座 葉 ） と 呼ば れる 。子葉 （ しよ う ） と は 、 種子 植物 で 種子 の 中 の 胚 に すでに でき て いる 、 個体 として 最初 の 葉 で ある 。 形 は 成体 の 葉 と は 大きく 異なる こと が 多い 。 双 子葉 類 で は 2 枚 ある ため 、 俗 に 双葉 （ ふたば 、 二葉 ） と いう 。  被子植物 で は 子葉 の 数 が 分類 の 基準 として 用い られ て いる 。 双 子葉 類 で は 一部 の 例外 （ ニリンソウ など ） を 除き 子葉 は 2 枚 ある 。 ほぼ 対生 する が 非対称 の もの も ある 。 単 子葉 類 で は 子葉 は 1 枚 で ある 。 これら は 子葉 の 数 に 基づい て 分類 群 として 命名 さ れ て いる （ ただし 双 子葉 類 に は 単 子葉 類 が 分化 する 以前 の 原始 的 被子植物 も 含む ） 。 裸子植物 で は 子葉 の 数 は 様々 で あり 、 数 枚 以上 の もの が 多い 。 （ 多 子葉 という ）  種子 に 胚乳 が なく 、 代わり に 子葉 が 栄養 を 貯蔵 し て いる 植物 も ある 。 身近 な もの で は 豆類 や 栗 、 ドングリ など が そう で ある 。 さらに 発芽 の 際 に 子葉 を 土中 に 残し た まま 地上 に 伸びる 植物 も あり 、 この 場合 子葉 は 光合成 を 全く 行わ ない 。  発芽 後 、 子葉 の 次 に 出 て くる 通常 の 葉 の こと は 、 子葉 （ しよ う ） に対して 本 葉 （ ほん よう ） と 呼ば れ 、 俗 に 双葉 （ ふたば ） に対して は 本 葉 （ ほん ば ） と も 呼ば れる 。国際 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約 （ こ くさい そう るい ・ きん るい ・ し ょくぶつめいめいきやく 、 、 ICN ） は 、 国際 植物 学 会議   ( International   Botanical   Congress )   の 命名 部会 によって 、 6 年 ごと の 会議 で 改正 さ れる 、 植物 の 学名 を 決める 際 の 唯一 の 国際 的 な 規範 で ある 。 同様 の 任 に ある 国際 動物 命名 規約 、 国際 原核 生物 命名 規約 と あわせ て 、 生物 の 学名 の 基準 と なっ て いる 。 通例 、 改正 さ れ た 規約 は その 基 と なっ た 国際 植物 学 会議 の 開催 地 の 名 を 冠し て 「 ○ ○ 規約 」 と 呼ば れる （ 以下 、 本 項目 で は この 表現 を 用いる ） 。 現在 の 最新 版 は 2017 年 深 圳会議 の 結果 を 受け た 深 圳規約 （ 2018 年 ） で ある 。 本 規約 が 定める の は あくまで 学名 の 適切 な 用法 で あり 、 分類 学 的 判断 に は 一切 関与 し ない 。  メルボルン 規約 の 前 まで は 、 国際 植物 命名 規約 （ 、 ICBN ） と 呼ば れ て い た 。 英語 名称 は 大文字 で 書か れる 部分 と そう で ない 部分 が ある 。 小文字 で 書か れ た   " algae ,   fungi ,   and   plants "（ 藻類 、 菌類 、 および 植物 ） は 、 これら の 用語 が 系統 群 の 正式 な 名称 で は ない こと を 示し て いる が 、 これら の 生物 の グループ は 歴史 的 に これら の 名称 で 知ら れ て おり 、 伝統 的 に 植物 学者 、 真 菌 学者 、 藻類 学者 によって 研究 さ れ て き た 。  今 で こそ 、 ほとんど の 生物 に 用い られ て いる 学名 で ある が 、 最初 に この システム （ 二 名 法 ） を 使っ た スウェーデン の 分類 学者 リンネ （ 大 リンネ ） が 植物 学者 で あっ た ため 、 学名 の 起点 は 動物 より 植物 の 方 が 古い 。  （ 動物 も 含め た ） 学名 の 起点 は 、 リンネ の   " Systema   Naturae "（『 自然 の 体系 』 ） 第 10 版 （ 2 巻 、 1758 - 1759 年 、 初版 ： 1753 年 ） と さ れ て いる 。 植物 において は 、 同じく リンネ の   " Species   plantarum "（『 植物 の 種 』 初版 、 1753 年 ） で あり 、 これ が 植物 の 命名 法 の 起点 の 最古 で ある 。 命名 規約 制定 当初 は 、 一部 に やはり リンネ の   " Flora   Lapponica "（ 1735 年 ） を 起点 に す べき だ と の 意見 も あっ た 。 しかし 現在 認め られ て いる の は 、 ほとんど の 分類 群 において この 書 の 発行 を 学名 の 起点 と し て おり 、 別 書 が 起点 に 設定 さ れ て いる 場合 に は 全て これ 以降 の 出版 で ある 。  命名 法 の 国際 基準 化 における 最初 の 試み は 、 1864 年 に ブリュッセル の 第 1 回 植物 学年 会 において アルフォンス・ド・カンドル が 国際 規約 の 草案 制作 を 委託 さ れ た こと に 端 を 発する 。 彼 は 亡き 父 、 オーギュスタン・ド・カンドル が 1813 年 に 著し た   " Théorie   élémentarie   de   la   Botanique "（『 植物 学 の 基本 理論 』 )   など を 参考 に 、 その 仕事 を 完遂 し た 。  その 成果 は 、 3 年 後 1867 年 に パリ で フランス 植物 協会   ( Société   botanique   de   France )   によって 開催 さ れ た 、 第 4 回 植物 学年 会 において   " Lois   de   la   nomenclature   botanique "（" Lois "、「 ド・カンドル 法 」 、 「 パリ 法 」 など と も 略さ れる ） として 公布 さ れ た 。 これ は 国際 的 な 植物 命名 規約 として は 世界 初 の もの で あっ た 。 ところが 、 イギリス 、 ドイツ 、 アメリカ など の 国 は この 規約 を 拒否 する 。 その ため 、 形 だけ の 国際 基準 に 終わっ て しまっ た 。  実質 的 な 国際 基準 として の 規約 が 完成 する の は 、 1905 年 の ウィーン における 第 2 回 国際 植物 学 会議 を 待た ね ば なら なかっ た 。 この 会議 上 で 採択 さ れ 翌年 発行 さ れ た 規則 が 、 現在 の もの に 直接 つながる 「 国際 植物 命名 規約 」 で ある 。 本 規則 は 1867 年 の ド・カンドル 法 を 基本 と する もの で あっ た が 、 この 時 に は イギリス ・ ドイツ を 初め と する ほとんど の 国 が これ を 受け入れ た 。 一般 的 に は これ を もっ て 国際 命名 規約 の 発行 と みなさ れ て いる 。 しかしながら 、 アメリカ の 学者 は 意見 の 相違 から この ド・カンドル 法 を 基 と し た 国際 規則 に 反発 し て い た 。 ついに は 1904 年 に 採択 し た アメリカ 植物 命名 規約   ( American   Code   of   Botanical   Nomenclature )   を 独自 規約 と し 、 ニューヨーク 植物 園 と コロンビア大学 の 研究 者 が 中心 と なっ て 国際 植物 命名 規約 に 反旗 を 翻す 結果 と なっ た 。 以後 、 四半世紀 に 渡っ て この 対立 構造 は 続く こと と なる 。 この アメリカ の 離反 が 解消 さ れ た の は 、 1930 年 の ケンブリッジ における 第 5 回 国際 植物 学 会議 において で あっ た 。 ここ まで における アメリカ 植物 命名 規約 の 国際 植物 命名 規則 に対する 差異 の 主 な 例 は 以下 の よう に なる 。  この 会議 において 、 国際 植物 学 会議 は アメリカ 派 の 主張 を 盛り込ん だ 改正 を 行っ た 。 すなわち 、 例 で の 3 番目 の 点 で ある 、 「 模 式 標本 は 単一 の 標本 で なけれ ば なら ない 」 という 条文 が 国際 植物 命名 規則 に 加え られ た の で ある 。 逆 に 言え ば 、 それ まで の 国際 植物 命名 規則 は 複数 の 標本 を 模 式 標本 として 認め て おり 、 むしろ 現在 の 常識 に 反し て い た こと に なる 。 同 時期 に すでに 模 式 標本 を 単一 と 決め て い た 動物 分類 学 に対し 、 「 個体 」 が 明確 で なく 変異 の 幅 も 非常 に 大きい 植物 の 場合 、 典型 的 な 器官 を 網羅 する ため に は 複数 標本 も やむを得ない と の 判断 だっ た という 見方 も ある 。 しかし 、 この 点 について は アメリカ 派 の 主張 が 正しかっ た という の が 現在 でも 一般 的 な 見解 で ある 。  この 非常 に 重要 な 点 で の 主張 が 受け入れ られ た こと により 、 ラテン語 使用 など の 他 の 点 を 譲歩 し て 、 アメリカ 派 は 独自 規約 から 国際 規約 に 移行 する こと を 承諾 し た 。 ここ に いたっ て 国際 植物 命名 規則 は 真に 「 国際 的 な 規約 」 と なっ た の で ある 。  現在 4 版 まで しか で て い ない 動物 命名 規約 に 比し て 、 上記 の よう に 定期 的 に 開催 さ れる 国際 植物 学 会議 ごと に 改定 さ れる ため 、 植物 命名 規約 は 改訂 版 が はるか に 多い 。 慣例 として 第 ○ 版 という 言い方 は ほとんど さ れ ない が 、 現行 の 深 圳規約 は 版 で 言え ば 第 16 版 と なる 。  また 、 最近 の 規約 について の 簡単 な 説明 を 以下 に 記述 する 。  先取 権 の 原則 は 学名 の 有効 性 の 確認 に は 簡便 で 有益 で ある が 、 これ を 厳密 に 適用 する と 学名 の 安定 性 に は 不都合 が 生じる 。 すなわち 、 それ まで 広く 一般 に 受け入れ られ て い た よく 知ら れる 学名 が 、 出自 の 怪しい 学名 によって 覆さ れる こと も あり 得る の で ある 。 この よう な 事項 は むしろ 学名 を 使用 する 際 の 利便 を 失う と の 考え から 、 命名 規約 に は 先取 権 の 原則 に は 制限 や 例外 が 盛り込ま れ て いる 。  植物 命名 規約 で は その よう な 場合 に 供え て 、 あらかじめ 可能 性 の ある 学名 について 、 保存 する べき 学名 （ 保存 名 ） 、 廃棄 する べき 学名 （ 廃棄 名 ） を リスト 化 し て おく こと で 対処 し て いる 。 たとえば 、 新参 異名 で ある こと が 判明 し た として も 、 保存 名 リスト に 載っ て いれ ば 引き続き その 種 の 学名 として 使用 できる の で ある 。 この リスト は 不変 で は ない が 、 変更 に は 常設 命名 法 委員 会 の 全体 委員 会 の 承認 が 必要 と なる 。  また 規約 で は 、 特定 の 著書 に 記さ れる 学名 を その 著者 によって 「 認可 さ れ て いる 」 と 定義 し て いる 。 認可 名 と 呼ば れる これら の 名前 は 、 保存 名 と 同じ よう に 扱わ れる 。 ただし 、 保存 と 廃棄 は 認可 に対して 優先 さ れる 。  植物 ・ 原核 生物 ・ 動物 それぞれ の 命名 規約 は 互いに 独立 し て おり 、 学名 の 規定 に関する 細部 は 規約 ごと に 異なる 。 これら を 総括 する 規約 は 現在 の ところ 存在 し ない 。 ただし 、 これら を 統一 し て   " Bio   Code "   や   " bionomenclature "   と 呼ば れる もの を 制定 しよ う という 運動 は あり 、 試案 も 作成 さ れ た こと が ある 。 その ため の 歩み寄り も 各 分野 で 少し ずつ 行わ れ て おり 、 植物 で は 門 の 名称 へ の   phylum   の 認可 、 （ 僅差 で 否決 さ れ た ものの ） 種 小名 は 人名 由来 で あろ う と 必ず 小文字 から はじめる 、 など の 提案 が それ に 当たる 。 しかしながら 、 その 統一 へ の 道のり は 果てしなく 遠い 。 ただ 、 規約 の 規定 機関 について は 、 植物 に は 国際 生物 科学 連合   ( International   Union   of   Biological   Sciences ,   IUBS )   へ の 移管 が 視野 に おか れ た 条項 の 規定 が すでに なさ れ て いる 。  この よう な 状況 の ため 、 同じ 界 の 中 で なら 規約 により 禁則 で ある 同名 関係 が 、 植物 と 動物 の 間 で は で 成り立っ て いる こと も ある 。 例えば   " Oenanthe "   属 は 植物 で は セリ 科 の セリ 属 、 動物 で は ヒタキ 科 の サバクヒタキ 属 を 指す 。 一応 、 現在 で は 他 の 界 に ある 名前 は 命名 を 控える よう に 勧告 さ れ て いる 。  植物 命名 規約 と 動物 命名 規約 の 規約 上 の 差異 の 例 について は 藻類 ・ 菌類 ・ 植物 命名 規約 と 動物 命名 規約 の おも な 相違 点 を 参照 。  国際 植物 命名 規約 で 使用 さ れ て いる 、 学名 について の 用語 を いくつ か 解説 と共に 挙げる 。 略号 は 語句 の 対応 する 規約 の 条項 を 示す 。 また 、 動物 命名 規約 で 相当 する 語句 の 呼称 が 異なる もの について は 並 記し て おい た 。 以下 の 解説 に 現れる 「 同 タイプ 異名 」 「 二 次 同名 」 など 、 異名 ・ 同名 の 種類 と その 説明 について は 各 リンク 先 を 参照 の こと 。チーク （ ） は 、 シソ 科 チーク 属 の 落葉 性 高木 の 総称 。 アジア の 熱帯 モンスーン 気候 地方 に 分布 する 。 材質 は 堅く 、 伸縮 率 が 小さく 、 水 に 強い ので 、 船舶 ・ 家具 など の 用材 や 建築 材 として 広く 使用 さ れる 。 「 チーク 」 という 名前 は インド 南部 ケーララ 州 の 言葉 マラヤーラム 語 の 「 thekku 」 に 由来 する 。 「 チークノキ 」 と も 。  南 アジア から 東南アジア の 熱帯 モンスーン 気候 地域 に 分布 する 。 樹 高 は 30   -   40 m 。 雨季 の 開始 と 同時に 展 葉 を 始める 。 展 葉 開始 から 完了 まで に 約 40 日 〜 120 日 かかる 。 雨季 が 終了 する 10 月頃 から 落葉 が 始まり 、 1 月 まで に は 完全 に 落葉 する 。 モンスーン の 影響 により 雨季 の 長 さ が 年々 で 異なる ため 、 成長 期間 も それ に 伴い 変化 し て いる 。 乾季 に は 落葉 し て 成長 を 止める ため 、 年輪 が 形成 さ れる 。 ただし 生長 に は 時間 が かかる 。  チーク は マホガニー と 並ぶ 優良 高級 材 として 様々 な 用途 に 用い られる 銘木 で ある 。 材質 は 堅く 強靭 で 耐久 性 が あり 、 病害虫 に も 強い 。 天然 の 油 成分 が あっ て 、 オイル や ニス で 手入れ し なく て も 耐久 性 が ある 。 加工 も 容易 で 、 よく 乾燥 さ せ た 場合 は 伸縮 率 が 小さく 、 家具 に 向く 。 水 に も 強い ので 、 甲板 ・ 内装 など の 船舶 用材 や 建築 材 として 広く 使用 さ れる 。 高価 で ある ため 、 薄く スライス し て 突き 板 の 表面 材 に も 用い られる 。 天然 の 古木 から 切り出さ れ た チーク 材 は 特に 耐久 性 が ある が 、 大変 に 高価 で ある 。 継続 供給 を 目指し て 植林 が 行わ れ て いる 。 輸出 元 は ほとんど が インドネシア と ミャンマー で ある 。  　 　 歯 が かける こと が ある ので 注意 す べき で あるサラセニア （" Sarracenia "   L .） という の は 、 葉 が 筒 状 に なっ た 食虫植物 で ある 。 APG 体系 で は 、 ツツジ 目 サラセニア 科 、 クロンキスト 体系 で は 、 双 子葉 植物 綱 ウツボカズラ 目 サラセニア 科 に 属する 。 ヘイシソウ （ 瓶子 草 ） と も 呼ば れる 。  サラセニア は 、 筒 状 の 葉 を 持ち 、 それ を 虫 を 捕らえる 落とし穴 として 使う 食虫植物 で 、 湿地 に 生える 多年草 で ある 。 名前 の 由来 は この 植物 の 標本 を ヨーロッパ へ 送っ た カナダ 人 の 医者 、 ミシェル ・ サラザン に ちなむ もの で ある 。 英名 は pitcher   plant で ある 。 学名 仮名書 が よく 用い られる が 、 和名 は ヘイシソウ で 、 葉 が 筒 に なっ て いる の を 酒 器 の 瓶子 （ へいし ） に 見立て た もの で ある 。  茎 は 太く 、 地表 を 横 に はう 。 茎 から は 多数 の 葉 を 寄り合う よう に 出す 。 また 、 よく 枝分かれ し た 根 が 多数 でる 。 葉 は 筒 状 で 、 先端 は 丸く 開く 。 多く の 種 で は 葉 の 背中 側 の 部分 が 丸く 突出 し 、 前 に まがっ て 入り口 の 少し 上 の 空間 で 傘 の よう に 広がり 、 蓋 の 形 に なる 。 蓋 の 裏面 に は 下向き の 毛 が 密生 し 、 昆虫 が 滑り落ち やすく なっ て いる 。 筒 の 腹 面 側 の 外側 に は 一 枚 の 縦 に 伸びる ヒレ が ある 。 葉 全体 は 緑色 で 光合成 も 行う 。 夏 以降 など に は ヒレ の 部分 のみ が 発達 し 、 管状 の 部分 が 小さく なっ た 剣 状 葉 を 出す 。 その 様子 は いわゆる 単 面 葉 で ある 。 特に 温暖 な 地域 を 除い て 、 葉 は 冬 に は 枯れ 、 茎 のみ が 越冬 する 。  春 から 初夏 に 花 を つける 。 茎 の 先端 から 伸びる 花茎 は 、 先端 に 丸い 蕾 を つけ て 立ち上がり 、 次第に 伸び上がり ながら 、 やがて 茎 の 先端 は 曲がっ て 蕾 は 下 を 向く 。 花 は 葉 より も 高く 伸び た 花茎 の 先端 に 一つ だけ つく 。 花 は 非常 に 独特 の もの で 、 萼 は 五 枚 、 花びら も 五 枚 。 雄 蘂 は 多数 、 雌 蘂 は 先端 が 五つ に 分かれる 。 こう 書く と ごく 普通 で ある が 、 雌 蘂 が 変わっ て いる 。 雌 蘂 の 先端 は 大きく 五つ に 分かれ 、 先端 は 大きく 反り返る が 、 実際 に は その間 に 水掻き の よう に 組織 が つながっ て いる ので 、 その 形 は 五 本 の 骨 を 持っ た 雨傘 の よう な もの で ある 。 しかも それぞれ の 先端 に 小さく 突出 する 柱頭 は 内側 に 向かっ て いる 。 花びら は この 雌 蘂 の 柱頭 の 間 に 位置 し 、 下向き に 長く たれる 。 したがって 、 花びら の 間 から 柱頭 の 部分 が 少し 突き出 て いる 。 萼 は 花びら より はるか に 短く 、 花 の 基部 で 平ら に 広がる 。 雄 蘂 は すべて 花びら の 内側 に 収まる 。  この 形 は 、 昆虫 による 花粉 媒介 に 対応 し た 構造 で ある 。 つまり 、 花粉 を つけ た 昆虫 が 内部 に 入り込む と 、 花 から 出る 場合 、 花びら の 隙間 から 出 なけれ ば なら ず 、 その 時 に 必ず 柱頭 に 花粉 を つける こと に なる 。  前述 の よう に 葉 が 筒 に なっ て そこ に 虫 を 落とす 、 落とし穴 式 の 捕虫 器 を 持つ 。 大半 の 種 は よく 似 た 捕虫 器 を 持つ が 、 一部 は 多少 異なっ た 構造 を 持つ 。  普通 の もの は 、 先 に 述べ た よう に 細長い 筒 状 の 葉 を 持ち 、 真っすぐ に 立ち上がる 。 この 型 の もの で 大柄 な の は キバナヘイシソウ で 、 葉 の 高 さ は 1 m 近く なる 。 先端 は 丸く 開き 、 背中 側 から 蓋 が 生じる 。 葉 が 出 て くる 時 に は 、 初め は 入り口 の 部分 は 左右 から 閉じ られ 、 蓋 も 左右 から 二 つ折り に なっ て いる 。 成長 する と 、 やがて 入り口 が 開き 、 その 周囲 は 少し 外 に 向かっ て 巻く 。 袋 の 内側 は 粉 を 吹い た よう に なっ て すべすべ に なっ て いる 。 また 、 内側 の 下方 で は 下向き の 毛 が はえ て い て 、 虫 を 下 へ と 落とす よう に なっ て いる 。  袋 の 中 に は 液体 が たまっ て おり 、 昆虫 が これ に 落ちる と 溺れ て 死に 、 分解 吸収 さ れる 。 ただし 、 消化 液 は 一部 の 種 で 確認 さ れ て いる ものの 、 全体 に は あまり 分泌 せ ず 、 分解 の 主力 は そこ に 生息 する 細菌 類 に よる と 言わ れる 。  コヘイシソウ は 真っすぐ に 立つ 葉 を もつ が 、 蓋 が 丸まっ て ほぼ 完全 に 口 を 覆っ て しまう 点 が 異なる 。 と は いえ 蓋 の ほう が 大きく 隙間 が ある ので 、 昆虫 は 、 そこ から 上 に 進入 する こと で 袋 に 落ちる 。  やや 異なっ た 外見 を もつ の が ムラサキヘイシソウ で 、 捕虫 器 は 太く て 短く 、 また 蓋 は 口 を 覆わ ず に 真っすぐ に 立つ 。 また 、 葉 が ロ ゼット 状 に 地表 に 広がる 。  全く 異なっ た 入り口 の 形 を もつ の が ヒメヘイシソウ で 、 入り口 は 葉 の 先端 に 開か ない 。 葉 は 横 に 伸び 、 ロ ゼット 状 に なる 。 その 先端 は 丸く 膨らみ 、 その 膨らみ が 上 に 尖っ て オウム の 頭 の よう な 形 に なる 。 その 部分 の 基部 向き の 面 に 丸い 小さな 穴 が 空い て いる 。 膨らみ の 先端 側 に は 斑点 状 に 色 の 薄い 部分 が あり 、 ここ が 光 を 通す ため に 昆虫 は 穴 から その 方向 に 進ん で 捕らえ られる 。 これ は 、 形 として は 同じ 科 の ダーリングトニア 属 の 捕虫 器 の 構造 に やや 似 て いる 。  その おもしろい 姿 から 、 観葉 植物 として 栽培 さ れる 。 通常 は 植木鉢 に 水 苔 で 植え 、 腰 水 を し て 栽培 する 。 栽培 は 比較的 容易 。 根 が よく 発達 する ので 、 鉢 は 大きめ が よい 。 また 、 日なた を 好み 、 種 によって は 光 を 当て ない と きれい に 色 が 出 ない 。 温帯 産 の 植物 な ので 、 種 に も よる が 、 本州 中部 以南 で は 野外 で 冬 を 越せる 。 ただし 、 " S .   oreophila " だけ は 高地 の 産 な ので 夏 の 暑 さ を 嫌い 、 栽培 が 難しい 。  園芸 品種 作出 の ため の 交配 も 行わ れ た こと が ある 。 特に アミメヘイシソウ は 鑑賞 価値 が 高く 、 交配 親 として 重視 さ れる 。  約 8 種 が 知ら れ て いる 。 分布 域 は 北 アメリカ 東岸 の 亜熱帯 域 から カナダ に わたる 。 一種 以外 は 交じっ て 生育 し て おり 、 雑種 が でき やすく 、 自然 交雑 種 も 多い 。 コヘイシソウ や ヒメヘイシソウ など 、 袋 の 形 の やや 異なっ た もの も 交配 可能 で 、 雑種 は 両親 の ほぼ 中間 の 形 に なる 。 以下 の リスト は 大き さ の 順 と 見 て 差し支え ない 。  サラセニア 属 （ ヘイシソウ 属 ） の 種 の うち 、 上記 に 挙げ た 3 （ 亜 ） 種 以外 の 全 種 は 附属 書 II 類 に 指定 さ れ て いる 。ウルシ （ 漆 、 学名 :   、 )   は 、 ウルシ 科 ウルシ 属 の 落葉 高木 。  樹 高 3   -   10 m 以上 に なり 、 雌雄 異 株 。 樹皮 は 灰白色 。  葉 は 3   -   9 対 で 、 卵 形 か 楕円 形 の 小 葉 を もつ 奇数 羽 状 複葉 で 、 紅葉 する 。  花 は 6 月 ごろ 、 葉腋 に 黄 緑色 の 小 花 を 多数 総状 に つける 。  果実 は ゆがん だ 扁平 の 核果 で 、 10 月 ごろ 成熟 し て 黄 褐色 と なる 。  アジア が 原産 。 中国 ・ 朝鮮 ・ 日本 で 漆 を 採取 する ため 古く から 広く 栽培 さ れ て い た 。  日本 に は 中国 経由 で 渡来 し た という 説 が ある 。 しかし 、 中国 より 古い 時代 の 漆器 が 日本 の 縄文 時代 の 遺跡 から 発掘 さ れ て おり 、 また 自然 木 と 考え られる ウルシ も 縄文 時代 より 日本 各地 で 出土 し て いる こと から 、 中国 から 持ち込ま れ た の で は なく 、 日本 国内 に 元々 自生 し て い た 可能 性 も 考え られる 。 また 、 採取 法 の 違い など から 、 日本 の 漆器 を 独自 の もの と する 説 も ある 。 1984 年 に 福井 県 若狭 町 の 鳥浜 貝塚 で 出土 し た 木片 を 、 2011 年 に 東北大学 が 調査 し た ところ 、 およそ 1 万 2600 年 前 の もの で ある こと が 判っ て いる が 、 これ が いま の ところ 最古 の ウルシ で ある 。  樹皮 を 傷つけ て 生漆 を 採る 。 材 は 、 耐湿 性 が あり 、 黄色 で 箱 や 挽き 物 細工 に する 。  果実 は 乾かし た 後 、 しぼっ て 木蝋 を 採る 。  若い 新芽 の 部分 は 食べる こと が でき 、 味噌汁 や 天ぷら に する と 美味しく 食べ られる 。 ただし 、 「 食べ た 後 に 舌 が 少し ピリピリ し 出し た 」 という 報告 も ある ため 、 食べ ない 方 が 無難 で ある 。  本 種 を はじめ 、 近 縁 種 は アレルギー性 接触 性 皮膚 炎 （ いわゆる 「 ウルシ かぶれ 」 ） を 起こし やすい こと で 有名 で ある 。 これ は 、 ウルシ オール という 物質 による もの で ある 。 人 によって は 、 ウルシ に 触れ なく とも 、 近く を 通っ た だけ で かぶれ を 起こす と いわ れ て いる 。 また 、 山 火事 など で ウルシ など の 木 が 燃え た 場合 、 その 煙 を 吸い込む と 気管支 や 肺 内部 が かぶれ て 呼吸 困難 と なり 、 非常 に 危険 で ある 。  ウルシ 属 （ ウルシ ぞ く 、 学名 :   ） は 、 ウルシ 科 の 属 の 一つ 。成東 ・ 東金 食虫植物 群落 （ なる とう ・ とう が ね し ょくちゅうしょくぶつぐんらく ） は 、 千葉 県 山武 市 島 （ 旧 成東 町 島 ） と 千葉 県 東金 市 上武射田 （ かみ むざた ） に またがる 国 指定 天然記念物 の 湿原 の こと で ある 。  当 群落 は 、 九十九里平野 の ほぼ 中央 に 位置 し 、 標高 は 5 m 前後 で ある 。 九十九里平野 に は かつて 、 「 茂原 ・ 八積 湿原 」 に 代表 さ れる よう に 、 沼沢 や 低 湿地 が 数多く 存在 し て い た 。 しかし 、 戦中 から 戦後 の 食糧 政策 による 農地 へ の 転用 、 近年 で は 宅地 ・ 工業 地 化 により 沼沢 や 低湿 地 は 激減 し て おり 、 当 群落 は 残さ れ た 貴重 な 湿地 と 言える 。  当 群落 に は 、 千葉 県 に 自生 する 10 種 の 食虫植物 の うち 、 8 種 が 自生 し て いる 。 群落 内 に は 2 本 の 木 道 が 整備 さ れ 、 中央 水路 によって 北 区 ・ 南 区 と 追加 指定 区 に 分かれ て おり 、 地表 の 高低 差 による 水 環境 の 違い により それぞれ 異なっ た 植生 を 呈し て いる 。 作田川 寄り の 北 区 は 他 区 より も 標高 が 低く 地下 水位 が 高い ため モウセンゴケ や ナガバノイシモチソウ が 多く 、 く ぼ 地 部分 に は ミミカキグサ 、 ムラサキミミカキグサ が 自生 し て いる 。 南 区 は 北 区 より も 標高 が 若干 高い ため 、 やや 乾燥 気味 の 土壌 に 育つ コモウセンゴケ 、 イシモチソウ が 多い 。 また 、 全域 にわたって ホザキノミミカキグサ が 自生 し て いる 。 そして 管理 棟 内 に は 、 一時期 群落 から 姿 を 消し て い た タヌキモ が 展示 さ れ て いる 。  群落 の すぐ 北東 側 に は 二 級 河川 作田川 が 流れ て おり 、 江戸 時代 から 作田川 堤防 改修 の ため の 砂 取り 場 や 芝 剥ぎ 地 として 地元 の 人々 に 利用 さ れ て い た 。 その ため 、 人為 的 に 常に 地表 面 が かく乱 さ れ て い た ので ススキ や セイタカアワダチソウ など の 大型 植物 が 育つ こと なく 、 食虫植物 など が 育つ 環境 が 維持 さ れ て い た 。 しかし 、 天然記念物 に 指定 さ れ て から は 砂 取り や 芝 剥ぎ が 行わ れ なく なっ た ため 大型 植物 が 進入 し 、 さらに は 耕地 整理 による 周囲 の 水田 の 乾田 化 など により 地下 水位 が 低下 し 、 群落 全体 が 乾燥 化 し て いっ た 。 その ため 、 乾燥 化 を 防ぐ ため に 作田川 から 水 を 引く ポンプ を 設置 し 、 大型 植物 の 進入 を 防ぐ ため に 毎年 、 ボランティア 団体 の 「 成東 ・ 東金 食虫植物 群落 を 守る 会 」 や 地元 ・ 島地 区 の 「 島 愛 土 会 」 など により 野焼き や 大型 植物 の 刈り取り ・ 掘り 取り 作業 を 行っ て いる 。 また 、 盗掘 も 相次い で いる が 、 これ は 文化財 保護 法 で 禁止 さ れ て おり 、 処罰 の 対象 と なる ため 、 珍しい から 、 花 が きれい だ から など の 理由 で 特別 な 許可なく 動植物 を むやみ に 採取 、 捕獲 し て は なら ない 。 逆 に 、 遺伝子 汚染 や 外来 種 ・ 移入 種 など の 帰化 を 防ぐ ため 群落 以外 から の 植物 を 持ち込む こと も 許さ れ ない 。ネジキ （ 捩 木 、 別名 ： カシオ シミ 　 学名 ：" Lyonia   ovalifolia "   ssp .   " neziki "） と は 、 ツツジ 科 の 落葉 小 高木 。 シノニム ：" Lyonia   ovalifolia "   var .   " elliptica "。  高 さ は 5 ～ 9 m 。 直立 する 幹 は 薄い 灰色 の 樹皮 に 覆わ れ 、 樹皮 は 縦 に 細長く 薄く はがれる 。 新しい 枝 は 赤み を 帯びる 。 葉 の つく 枝 は 往々 に し て 水平 に 伸び 、 互生 の 葉 は 左右 に 広がる 傾向 が ある 。 葉 は 黄 緑色 で 薄い が やや 堅く 、 卵 形 か 長 卵 形 、 先端 が 少し 突きだし ( 鋭 尖 頭 )、 縁 は なめらか （ 全 縁 ） 。 花期 は 5 ～ 6 月 で 、 前年 の 枝 から 横 枝 として 総状 花序 を 出す 。 花序 の 軸 は ほぼ 水平 に 伸び 、 等間隔 で 下向き に 白い つ ぼ 形 の 花 を 咲かせる 。  和名 の 由来 は 、 幹 が ねじれる こと から 。 太い 木 で は 樹皮 が 白っぽい 褐色 で 、 縦 に 細長く 剥がれる ので 、 それ を 見れ ば ねじれ て いる の が わかる 。 材 そのもの も ねじれ て いる ため 、 かつて 燃料 を 薪 に 頼っ た 頃 に は 、 斧 の 刃 が まっすぐ に 入ら ず 、 割り にくい 木 として 有名 で あっ た らしい 。  本州 、 四国 、 九州 の 低 山 から 山地 に まで 自生 する 。 比較的 日向 に 生じ 、 森林 に ギャップ が でき た ところ など に 多い 。 西日本 の 酸性 の 強い 地域 で は 数多く 見 られる 場合 が ある 。  庭園 樹 として 栽培 さ れる こと が ある 。  近 縁 種 で ある アセビ など と 同様 有毒 植物 で あり 、 テルペノイド の グラヤノトキシン ( grayanotoxin ) I ～ III など を 含む 。 かつて 、 島根 県 の 三 瓶 地方 で は 「 霧 酔 病 」 と いわ れる 牛 や 馬 の 原因 不明 の 疾病 が 流行っ た が 、 これ は ネジキ を 食べ た こと による 中毒 で ある こと が 後に 判明 し た 。ポプラ 事件 （ ポプラ じ けん ） と は 、 1976 年 8 月 18 日 （ 現地 時間 、 UTC + 9 ） に 、 韓国 と 北朝鮮 の 軍事 境界 線 上 に ある 板門店 で 発生 し た 事件 で ある 。 ポプラ の ま さかり 事件 と も 呼ば れる 。 韓国 で は 8 . 18 斧 殺害 事件 または 斧 蛮行 事件 、 北朝鮮 で は 板門店 事件 と も 呼ば れる 。  共同 警備 区域 内 に 植え られ て い た ポプラ 並木 の 一 本 を 剪定 しよ う と し た 、 韓国 軍 兵士 と 韓国 人 作業 者 と 国連 軍 を 成す 1 国 で ある アメリカ 陸軍 工兵 隊 に対して 朝鮮人民軍 将兵 が 攻撃 を 行い 、 2 名 の アメリカ 陸軍 士官 を 殺害 、 数 名 の 韓国 軍 兵士 が 負傷 し た 。  同 事件 は 第 二 次 朝鮮 戦争 の 引き金 に なり かね ない 出来事 でも あっ た 。 また 、 この 事件 を 契機 に 共同 警備 区域 内 に も 軍事 境界 線 が 設定 さ れ た 。  この 事件 の 発端 に なっ た ポプラ の 並木 は 、 北朝鮮 側 によって 共同 警備 区域 内 の 「 帰ら ざる 橋 」 の 近く に 30   m にわたって 植え られ て い た もの で 、 事件 当時 は 共同 警備 区域 に 置か れ た 監視 所 、 そして 朝鮮人民軍 の 監視 所 に 囲ま れ た 国連 軍 の 監視 所 の 視界 を 遮る ほど に 成長 し て い た 。  この 為 、 国連 軍 は 朝鮮人民軍 に対して ポプラ の 木 の 剪定 を 行う こと を 通告 し て い た が 、 朝鮮人民軍 は この ポプラ 並木 は 金 日成 主席 が 手ずから 植え て 育て た もの で 現在 も その 指導 下 で 生育 し て いる として 、 国連 軍 による 剪定 を 認め なかっ た 。  1976 年 8 月 18 日 に 、 韓国 陸軍 将校 1 名 と 国連 軍 の アメリカ 陸軍 将校 2 名 、 韓国 人 の 作業 員 と 彼ら を 護衛 する 韓国 軍 と アメリカ 軍 を 中心 と し た 国連 軍 の 8 名 の 兵士 が 、 ポプラ の 剪定 を 行う ため 共同 警備 区域 内 の ポプラ 並木 の 元 へ 送ら れ た 。  彼ら の 行動 は 朝鮮人民軍 によって 監視 さ れ て い た 。 共同 警備 区域 に関する 取り決め の ため 両 軍 とも 武装 し て い なかっ た が 、 米 韓 軍 は 剪定 用 に のこぎり と つるはし 、 斧 を 持ち込ん で い た 。  剪定 が 始まる と 15 名 の 朝鮮人民軍 将兵 が 来 て 、 指揮 官 が 韓国 軍 および 国連 軍 の 指揮 官 に対して 剪定 作業 の 中止 を 求め た が 、 国連 軍 工兵 部隊 指揮 官 で アメリカ 陸軍 の アーサー・ボニファス 大尉 は 剪定 作業 の 継続 を 部下 に 命じ た 。  朝鮮人民軍 側 は しばらく 静観 し て い た が 、 その後 増援 の 朝鮮人民軍 兵士 約 20 名 が 合流 し 人数 で 朝鮮人民軍 が 優位 に なっ た 。 その後 再度 の 作業 中止 勧告 が 聞き 容れ られ ない と 見る や 、 突然 韓国 軍 と 国連 軍 の 将兵 に対して 攻撃 を 始め た 。 発砲 は なかっ た が 、 奪い取ら れ た 斧 によって ボニファス 大尉 と マーク・バレット 中尉 が 殺害 さ れ た 。  韓国 軍 兵士 は トラック で 朝鮮人民軍 の 兵士 に 体 当たり し 、 ボニファス 大尉 の 体 を トラック で 守っ た が 、 大尉 は 治療 を 受ける 前 に 死亡 し た 。 彼ら が 殺害 さ れる 様子 は 第 5 監視 所 から 35   mm カメラ 、 また 国連 軍 第 3 監視 所 から は 映画 用 カメラ によって 記録 さ れ た 。  事件 発生 を 受け て 翌日 の 8 月 19 日 から 朝鮮人民軍 と 韓国 軍 、 国連 軍 の 間 で 会議 が 開か れ た 。 特に 自国 兵士 が 死亡 し た アメリカ 軍 は 事件 を 重く 受け 、 朝鮮人民軍 に 強く 抗議 を 行い 、 ポプラ の 木 を （ 剪定 で は なく ） 伐採 する こと を 主張 し た 。  その後 、 国連 軍 は ポプラ の 木 を 伐採 す べく 、 アメリカ 民話 に 現れる 巨人 の 木こり に 因ん で 名づけ られ た ポール ・ バニヤン 作戦 （ ） を 発令 し 、 事件 から 3 日 後 の 8 月 21 日 午前 7 時 に 決行 さ れ た 。  23 台 の 国連 軍 （ 韓国 及び アメリカ 陸軍 ） の 車両 が 、 北朝鮮 に対する 警告 無し で 共同 警備 区域 に 進入 し た 。 車両 に は ポプラ 並木 を 切り倒す ため に 16 名 の アメリカ 陸軍 工兵 隊員 が 斧 と チェーンソー を 持っ て 乗り込み 、 30 名 の ピストル と 手斧 で 武装 し た 護衛 小隊 、 加え て 大韓民国 陸軍 の テコンドー 熟練 者 64 名 も 同伴 し た 。  彼ら の 上空 に は 米 韓 両 軍 の 20 機 の ヘリコプター 及び 7 機 の AH - 1   コブラ 攻撃 ヘリコプター が 展開 し 、 さらに その 上空 に は アメリカ 空軍 の F - 4 戦闘 機 と 韓国 空軍 の F - 5 戦闘 機 に 護衛 さ れ た アメリカ 空軍 の B - 52 爆撃 機 が 飛行 し た 。 烏山 空軍 基地 で は 、 指令 が あり 次第 出撃 できる よう 武装 と 燃料 補給 を おこなっ た アメリカ 空軍 の F - 111 が 待機 し て い た 。  朝鮮半島 の 沖合 に は アメリカ 海軍 の 空母 ミッドウェイ を 始め と する 機動 部隊 も 展開 し た 。 さらに 非 武装 地帯 の 外側 に は 、 多く の 重 装備 を 施し た 大韓民国 陸軍 および アメリカ 陸軍 歩兵 ・ 砲兵 ・ 装甲 車両 が 待機 し 、 不測 の 事態 に 備え た 。  これ に対し 、 朝鮮人民軍 は 自動 小銃 を 装備 し た 150 名 の 兵士 を 共同 警備 区域 内 に 派遣 し た 。 しかしながら 彼ら は 木 が 切り倒さ れる まで の 42 分間 を 静か に 見守り 、 武力 衝突 は 回避 さ れ た 。  「 ポール ・ バニアン 作戦 」 の 実行 により 大 規模 な 武力 衝突 の 発生 が 懸念 さ れ た が 、 作戦 は 平穏 に 終了 し た 。 この 事件 によって 38 度 線 に 沿っ た 非 武装 地帯 で は 緊張 状態 に 置か れ た が 、 その後 、 北朝鮮 の 金 日成 主席 が 「 遺憾 の 意 」 を 示し て 謝罪 し た ため 、 全面 戦争 に 発展 する こと は なかっ た 。  なお 、 その後 9 月 6 日 まで 両 陣営 間 で 行わ れ た 会議 によって 、 北朝鮮 側 の 提案 で 、 共同 警備 区域 内 に も 軍事 境界 線 を 引い て 両者 の 人員 を 隔離 する 事 を 決定 し た 。  その後 、 非 武装 地帯 内 の 共同 警備 区域 の 警備 を 行う 国連 軍 の 基地 は 、 殺害 さ れ た アーサー ・ ボニファス 大尉 の 名 を 取っ て 「 キャンプ・ボニファス 」 と 改名 さ れ た 。 現在 、 非 武装 地帯 内 の 共同 警備 区域 を 韓国 側 から 訪問 する 者 は 、 この 事件 について の 説明 と 注意 を 受ける こと に なっ て いる 。  2017 年 の 韓国 大統領 選挙 で 当選 し 、 韓国 大統領 と なっ た 文 在 寅 は 、 ポプラ 事件 の 収拾 に 韓国 軍 の 特殊 戦 司令 部 側 として 参加 し た 経歴 を 公表 し て いる 。糸井 の 大 カツラ （ いとい の お お カツラ ） は 、 兵庫 県 朝来 市 和田山 町 竹ノ内 に ある 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た カツラ の 巨木 で ある 。 指定 名称 は 当地 の 旧 村 名 糸井 村 から 名づけ られ て いる 。  カツラ は 雌雄 異 株 で あり 、 糸井 の 大 カツラ は 雄 株 で ある 。 樹齢 は 1 , 000 年 以上 と 推定 さ れ て いる 。  糸井 の 大 カツラ は 兵庫 県 北部 を 流れる 円 山川 の 支流 、 糸井川 最 上流 部 の 標高 約 400 メートル 付近 に 生育 し て いる 。 この 場所 は 関西 百 名山 および ふるさと 兵庫 50 山 の ひとつ で ある 東床尾山 南東 麓 に 位置 し て おり 、 付近 一帯 は 出石 糸井 県立 自然 公園 の ほぼ 中央 の 奥深い 山中 で あり 、 すぐ 東側 に は 京都 府 と の 県境 が ある 。  糸井 の 大 カツラ は 一見 する と 多数 の カツラ の 木 が まとまっ て 生え た 林 の よう に 見える が 、 これ は 朽ち果て た 主幹 の 株 の 根本 から の ひこ ば え が 成長 し た もの で ある 。 朽ち果て た 主幹 は 6 畳 敷き ほど の 空洞 に なっ て おり 、 その 周囲 を 囲む よう に 大小 数 十 本 の ひこ ば え が 林立 し て いる 。  ひこ ば えと は 言え 、 直径 10   cm から 太い もの で は 50   cm ほど も あり 、 幹 周り が 2 メートル に なる もの も ある 。 林立 し た ひこ ば え は 約 80 本 、 枝 張り 東西 30 メートル 南北 31 メートル 、 高 さ は 36 メートル に 達する 。 朽ち果て た 主幹 地上 6 メートル 付近 に リョウブ と オオウラジロノキ の 2 本 が 食い込み 、 キヅタ 、 イワカガミ 、 ツタ ウルシ など が 巻き つき 、 コタニワタリ が 着生 し て いる 。  言い伝え に よれ ば 、 その 昔 この 地域 に 日照り が 続き 困っ た 村人 が 雨乞い の ため に 招い た 高僧 が 、 この 木 に 法衣 を 掛け て 祈願 を し て 干害 を 救っ た と 伝え られ て おり 、 地元 の 人々 は この 木 を 「 衣 木 （ ころ もぎ ） 」 、 または 「 大木 さん 」 と 呼び 注連縄 を 張り 、 水 の 神様 として 崇め て いる 。  奥深い 山中 に ある この 巨木 が 広く 知ら れる よう に なっ た の は 、 地元 の 岩田 豊 の 努力 による もの で 、 1951 年 （ 昭和 26 年 ） 6 月 9 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  糸井 の 大 カツラ は 天然記念物 指定 当初 と 比較 し て 樹勢 の 衰え が 見 られ た ため 、 日本 樹木 医 会 兵庫 県 支部 により 樹勢 回復 の 措置 が 2001 年 （ 平成 13 年 ） 12 月 に 行わ れ た 。 糸井 の 大 カツラ は 糸井川 上流 部 の 左岸 に 隣接 し て 生育 し て いる が 、 この 川 が 大雨 による 氾濫 で カツラ の 根 を 洗い出し た ため 、 大 カツラ 周辺 の 糸井川 上流 部 は コンクリート による 三 面 張り や 砂防 ダム 等 の 護岸 工事 が 行わ れ た 。 その 結果 、 大 カツラ の 木 は 水源 を 絶た れ て しまっ た 。  カツラ は 樹木 の 中 で も 特に 水分 を 好む 木 で 、 生育 地 は 地下 水 が 豊富 な 渓流 沿い に 多い 。 この 工事 の 際 、 大 カツラ 周辺 に 粘土 質 の 盛土 が 施さ れ 大 カツラ は 根 を 伸ばす こと が 出来 なく なり 、 更に 大 カツラ の 東側 に あっ た と 推察 さ れる 水たまり が なくなっ て しまっ た 。 水たまり の 消滅 は 大 カツラ 東側 の 斜面 に 植林 さ れ た スギ など の 樹木 が 多い ため 植林 樹 によって 地下 水 が 吸い上げ られ た こと が 原因 と 考え られ た 。  樹木 医 会 兵庫 県 支部 は 川 の 水 を 大 カツラ に 引き込む べき と 提案 し た が 、 川 の 外 に 川 を 作る こと は 出来 ない と 言う 理由 で 不可能 と なっ た 。 そこで 砂防 堤 の 開口 部 から の 取水 による 自動 灌水装 置 が 設置 さ れ 散水 さ せる 方法 が 採ら れ た 。 また 、 粘土 質 の 盛土 を 慎重 に 掘り 、 大 カツラ の 根 の 周辺 の 土壌 改良 が 施さ れ た 。八百屋 （ やおや 、 英 ： greengrocer ） は 、 野菜 や 果物 を 主 に 販売 する 店 の 日本 で の 呼称 。 「 青果 店 」 （ せい か てん ） と も 呼ば れる 。  「 八 百 」 は 「 沢山 」 と 言う 意味 で 、 数多く の 物 を 扱う ところ から き て いる 。 最初 の うち は 「 八 百 物 屋 （ や お もの や ） 」 、 あるいは 「 八百屋 店 （ やおや だ な ・ やおや みせ ） 」 と 呼ば れ て い た が 、 後 に 八百屋 に と 呼ば れる よう に なっ た 。 また 、 江戸 時代 に は 「 青果物 」 を 扱う 店 という こと で 「 青屋 （ あ おや ） 」 と 言っ た が 、 時代 につれ 発音 が なまっ て 「 やおや 」 に なっ た という 説 も ある 。  一般 的 に は 各 市場 で 仕入れ た 野菜 類 を 末端 の 消費 者 に 販売 する 商売 で ある 。 野菜 類 を 材料 に し た 自家製 の 漬物 など を 扱う 店 も ある 。  近年 で は 大 規模 な 青果物 売り場 を 備える スーパー や 、 一部 の 野菜 ・ 果物 を 扱う コンビニ に 押さ れ 気味 で ある 。 閉店 に 追い込ま れる 店 、 あるいは コンビニ 等 に 改装 する 店 が 増え 、 その 数 は 昭和 時代 と 比べる と かなり 減少 し て いる 。 八百屋 が 加盟 する 東京 都 青果物 商業 協同 組合 の 組合 員数 を 見る と 、 2000 年 の 約 3850 人 から 2018 年 は 約 1620 人 へ と 減少 し て いる 。 同 組合 は 、 買い物 客 に 野菜 を 勧める ため の 知識 など を 教える 「 八百屋 塾 」 を 2000 年 から 開講 し て いる 。   また 、 店 の 名前 に 「 八 百 」 を 付ける 事 が 多く 、 今 でも 店 に 八 百 が 付い て いる 店 は 古く から の 八百屋 か 、 元 ・ 八百屋 の 場合 が 多い 。  また 、 商業 写真 や 舞台 セット で 物品 を 斜め に 配置 する こと を 「 八百屋 に する 」 という 表現 が 使わ れる こと が ある 。マリア アザミ （ 大 薊 、 オオアザミ 、 学名 ： ） は キク 科 オオアザミ 属 の 二 年 草 。 英名 は ミルクシスル   ()   。 原産地 は 地中海 沿岸 。 日本 において も 帰化 植物 として 分布 し て いる 。  葉 に 白 いま だら 模様 が ある の が 特徴 。 模様 は ミルク が こぼれ た よう に 見える ため に 、 ミルク を 聖母 マリア に 由来 する もの として マリア アザミ の 名 が ある 。 種子 に は シリマリン   ( Silymarin )   と 呼ば れる 4 種 の フラボノリグナン 類 が 多く 含ま れ 、 傷つい た 肝 細胞 の 修復 を 助ける と さ れ て いる 。  成分 シリマリン は 、 主 な 活性 成分 シリビニン を 含む 。  ヨーロッパ で は 2000 年 以上 も 前 から 、 主 に 肝臓 の 疾患 など に対して 種子 が 利用 さ れ て き た 。 近年 で は 肝 機能 改善 の ため の サプリメント として 利用 さ れ て いる 。 ドイツ の コミッション E （ ドイツ の 薬用 植物 の 評価 委員 会 ） は 、 粗 抽出 物 の 消化 不良 に対する 使用 、 標準 化 製品 の 慢性 肝炎 と 肝硬変 へ の 使用 を 承認 し て いる 。 米国 ハーブ 協会 の 分類 は クラス 1 で 、 適切 に 使用 さ れる 場合 、 安全 に 摂取 する こと が できる ハーブ に 分類 さ れ て いる 。  アメリカ 国立 補完 統合 衛生 センター による 2012 年 の 臨床 試験 で は 、 一般 的 治療 が 効果 を 示さ ない 慢性 C 型 肝炎 患者 について 、 偽薬 を 上回る 効果 は 確認 でき ない と し て いる 。珪化木 （ けい か ぼく ） は 、 植物 の 化石 の 一 形態 。  木 化石 と も 呼ば れる よう に 、 古代 に 何らかの 原因 で 土砂 等 に 埋もれ た 樹木 が 、 膨大 な 年月 を かけ 地層 から かかる 圧力 により 木 の 細胞 組織 の 中 に ケイ素 と 酸素 、 水素 と の 化合 物 で ある ケイ 酸 を 含有 し た 地下 水 が 入り込む こと によって 、 樹木 が 原型 を 変え ず に 二酸化 ケイ素 （ シリカ ） という 物質 に 変化 する こと で 、 石英 や 水晶 など と 同様 に 固く なり 、 化石 化 し た もの で ある 。  保存 状態 が 良い もの は 年輪 や 木 の 形 まで 保存 さ れる 。 石炭 と ほぼ 同所 的 に 出土 する こと も ある が 、 珪化木 は ケイ素 分 を 多く 含ん で い て かなり 硬く 、 石炭 採掘 の 際 に は 厄介 な 障害 と も なる 。 一部 が 石炭 、 または 石炭 に 近い 状態 に なっ て いる もの も あり 、 いわば 「 石炭 に なり 損なっ た 木 」 と も いえる 。  アフリカ 、 アルゼンチン 、 ブラジル など で 多く 産出 さ れ 、 観賞 用 に 高値 で 取引 さ れ て いる 。 ブレスレット や 数珠 など に も 加工 さ れ 、 製品 化 さ れる こと が 多い 。  日本 で も 各地 で 産出 さ れる が 、 特に 兵庫 県 東条 町 （ 現 ・ 加東 市 ） 黒谷 地区 西側 など の 神戸 層 群 の 一帯 から は ブナ 科 、 メタセコイア 属 など の 珪化木 が 多く 産出 さ れ た が 、 乱獲 も あり 近年 は 採取 さ れる こと が 減少 し て いる 。 岩手 県 一戸 町 に ある 根反 （ ね そり ） の 大 珪化木 は 国 の 特別 天然記念物 に 指定 さ れる など 、 各地 に 国 や 自治体 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる もの が ある 。グロッソプテリス   (" Glossopteris ")   は 古生代 ペルム 紀 に 栄え た 裸子植物 グロッソプテリス 類 で 、 湿地 に 生え て い た 。 ゴンドワナ 植物 群 の 代表 的 植物 で ある 。 舌 の よう な 形 の 大きな 葉 が 特徴 （ グロッソプテリス は 、 「 舌 状 の 葉 」 という 意味 ） で 、 葉 と 向き合う よう に 繁殖 器官 が つい て い た 。 化石 が 南 アメリカ 、 アフリカ 、 インド 、 南極 、 オーストラリア から 発見 さ れ 、 かつて これら の 大陸 が ゴンドワナ 大陸 として 1 つ に つながっ て い た と する 大陸 移動 説 の 証拠 の 1 つ と さ れ て いる 。ヒカゲノカズラ 植物 門 （ ヒカゲノカズラ し ょくぶつもん 、 学名 ： ） は 、 シダ 植物 の 一群 で ある 。 小 葉 植物 門 と も いう 。 維菅束 を 持つ 植物 の 中 で も 古い 体制 を 残す 植物 の ひとつ で 、 細か な 葉 を 持つ もの が 含ま れる 。 古生代 に 栄え た シダ 類 の 生き残り と も 言わ れる 。  ヒカゲノカズラ 植物 門 は 、 ヒカゲノカズラ や クラマゴケ 、 ミズニラ など の 植物 を 含む 。 共通 の 特徴 は その 葉 が 小 葉 から なる こと で ある 。 維管束 植物 は 大きく 真 葉 植物 （ 種子 植物 ＋ 大葉 シダ 類 ） と 小 葉 植物 （ 小 葉 シダ 類 ） の 二つ の 系統 から なる が 、 後者 が ヒカゲノカズラ 植物 門 で ある 。 その 葉 は 細く て 単純 な 形 を し て おり 、 葉脈 が 主脈 だけ しか ない の が 特徴 で ある 。 大葉 類 に も 小さな 葉 と 一 本 だけ の 表 脈 しか 持た ない もの も ある が 、 小 葉 類 の 場合 、 維管束 の 配置 から 異なっ て おり 、 葉 跡 の 上 に 葉 隙 を 生じ ない 。  なお 、 マツバ ラン 類 について は この 門 の 中 に 含め られ て き た が 、 最近 で は シダ 植物 門 の ほう に 含める よう に なっ て き て いる 。  ヒカゲノカズラ 類 、 イワヒバ 類 、 ミズニラ 類 の 3 群 が あり 、 それぞれ を 独立 の 目 や 科 と する が 、 細分 する 説 も ある 。 植物 体 の 形 は それぞれ に 様々 で ある 。 ヒカゲノカズラ 類 、 イワヒバ 類 は 、 長く 茎 を 伸ばし 、 その 表面 に 小 葉 を 並べる 姿 の もの が 多い 。 ミズニラ 類 は 、 ごく 短縮 し た 茎 から 細長い 葉 を 密生 する 。 また 、 この 類 は シダ 類 で は めずらしい 水草 で も ある 。  特殊 な 構造 として 、 ミズニラ 類 と イワヒバ 類 に は 担根体 という もの が ある 。 これ は 、 茎 から 出 て 地表 に 向かう もの で 、 地面 に 接する と そこ から 根 が 出る が 、 葉 を 持っ て い ない ので 茎 と も 言え ない 。 ミズニラ の それ は ごく 目立た ない 。  植物 体 の 表面 に 胞子 嚢 を つける 。 ヒカゲノカズラ 類 、 イワヒバ 類 の 場合 に は 胞子 葉 の 上面 基部 に つく 。 胞子 葉 は 他 の 葉 に まじっ て 着く 例 も あれ ば 、 まとまっ て はっきり し た 穂 の 体 を 成す もの も ある 。 ミズニラ の 場合 も 同様 で ある が 、 茎 が 短く 葉 が 密生 する ので 、 葉 の 付け根 の ところ と 言っ た 方 が 分かり やすい 。  胞子 形成 時 に 減数 分裂 が 行わ れ 、 胞子 が 発芽 する と 前 葉 体 と なり 、 ここ に 精子 と 卵 細胞 が 形成 さ れ 、 受精 によって 親 植物 が 発生 を 始める 、 という 点 は シダ 植物 全体 で 共通 で ある 。 普通 の シダ 植物 の 場合 、 前 葉 体 は 小さな コケ の よう な 姿 で 、 緑色 を し て 自活 する 。 しかし 、 ヒカゲノカズラ 植物 門 の もの の 前 葉 体 は それぞれ に かなり 特殊 で ある 。  ヒカゲノカズラ 類 の 一部 で は 、 前 葉 体 は 地下 で 塊状 に 成長 し 、 菌類 と 共生 し て 菌 根 状態 と なる 。  クラマゴケ 類 と ミズニラ の 場合 、 胞子 に は 形成 さ れる 胞子 のう によって 大 胞子 と 小 胞子 の 区別 が あり 、 それぞれ から は 雌 性 前 葉 体 と 雄 性 前 葉 体 が 形成 さ れる 。 しかも 、 これら の 前 葉 体 は 胞子 の 壁 を 破っ て も 外 へ と 成長 する こと が ない 、 内 生 型 という 型 の 前 葉 体 で ある 。  この 類 は 、 古生代 石炭 紀 頃 に 地上 で 繁栄 し 、 大 森林 を 形成 し 、 その後 ほとんど が 絶滅 し た 群 （ リンボク 、 フウインボク など ） の 生き残り で あろ う と 考え られ て いる 。  下記 三 群 を 現 生 種 と し 、 普通 は それぞれ に 目 を 置く が 、 科 の 分類 について は より 細かく 分ける 場合 も ある 。 上位 分類 について は シダ 植物 、 シダ 植物 門 等 も 参照 の こと 。花冠 （ かかん 、 ） と は 、 複数 の 花弁 （ 花 瓣 、 か べ ん 、 、 いわゆる 「 花びら 」 ） から なる 、 花 の 器官 の こと で ある 。 花冠 は 花弁 の 集まり で ある が 、 花 として 花粉 媒介 者 の 標的 に なる だけ で は なく 、 萼 と 同じく 、 雄しべ 、 雌しべ を 保護 する 役割 を もっ て いる 。  また 、 花 被 の うち 、 内花 被 も 花冠 で ある 。  花冠 は 合弁 花冠 と 離 弁 花冠 に 分け られる 。 合弁 花冠 か 離 弁 花冠 か は 、 科 によって ほとんど 決まっ て いる が 、 例外 も しばしば ある 。  古い 図鑑 など で 採用 さ れ て いる 古い 分類 体系 で ある 新 エングラー 体系 で は 、 植物 は 離 弁 花 から 合弁 花 に 進化 し た と さ れ 、 双 子葉 植物 に 属する 科 を 、 進化 の 遅れ た と する 離 弁 花 類 と より 進化 し た と する 合弁 花 類 と に 無理やり 分類 し て い た 。 その ため 、 所属 する 分類 と 実際 の 花冠 の 形態 が 一致 し て い ない こと も 多かっ た 。 Wikipedia で 採用 さ れ て いる 、 ゲノム 解析 による 最新 の APG 分類 体系 で は この 分類 は 廃止 さ れ て いる 。  花冠 を 分類 する にあたり 、 花 の 相称 性 も 重視 さ れる 。 花 の 相称 性 は 放射 相称 花 と 左右 相称 花 と 非 相称 花 が ある が 、 花冠 で は 放射 相称 花 の もの を 放射 相称 花冠 、 左右 相称 花 を 左右 相称 花冠 として 区別 する 。  なお 、 放射 相称 と は 中心 から 2 本 以上 の 対称 軸 が 引ける 形 、 左右 相称 と は 左右 対称 の 形 （ 1 本 の 対称 軸 が 引ける 形 ） こと で ある 。霧多布 湿原 （ きりたっ ぷしつげん ） は 北海道 厚岸 郡 浜中 町 に ある 湿原 で 厚岸 道 立 自然 公園 に 含ま れる 。 面積 は 3 , 168 ha で 、 釧路 湿原 、 別寒辺牛川 流域 湿原 、 根釧原野 湿原 群 、 サロベツ 原野 に 次いで 国内 5 番目 の 広 さ で ある 。 春 （ 6 月 ） から 秋 （ 9 月 ） まで 、 さまざま な 花 が 咲き 湿原 を 彩り 、 花 の 湿原 と も 呼ば れる 。  湿原 中心 部 の 泥炭 で 形成 さ れ た 高層 湿原 部分 803 ha が 、 1922 年 （ 大正 11 年 ） 10 月 12 日 に 国 の 天然記念物 「 霧多布 泥炭 形成 植物 群落 」 に 指定 さ れ た （ 保全 を 目的 として 指定 当時 より 周辺 国有 地 86 ha が 追加 さ れ て いる ） 。 1993 年 6 月 1 日 に 、 厚岸 湖 と 別寒辺牛 湿原 とともに 、 国 指定 厚岸 ・ 別寒辺牛 ・ 霧多布 鳥獣 保護 区 （ 集団 飛来 地 ） に 指定 さ れ た （ 総 面積 11 , 271 ha 、 うち 特別 保護 地区 7 , 781 ha ） 。 また 1993 年 6 月 10 日 に ラムサール 条約 登録 湿地 に も 登録 さ れ た （ 範囲 は 2 , 504 ha ） 。 2001 年 に は 北海道 遺産 に 選定 さ れ た 。  1986 年 に は 湿原 の 環境 保護 の ため 地元 の 有志 により 民有 の 湿原 を 借り上げ 自然 を 保全 する 活動 が 開始 さ れ 、 その後 NPO 法人 霧多布 湿原 ナショナルトラスト が 保全 活動 を 活動 を 行っ て いる （ 後述 ） 。  1983 年 （ 平成 5 年 ） に 湿原 北側 の 丘 の 上 に 浜中 町 によって 霧多布 湿原 センター が 建設 さ れ た 。 センター に は 専門 員 が 駐在 する ほか 、 湿原 について わかり やすく 展示 解説 さ れ て おり 、 望遠鏡 など で タンチョウ など の 野生 動物 が 観察 できる 。 また 2 階 は 喫茶 コーナー が 設置 さ れ 、 地場 の 食材 を 活用 し た 食事 が 食べ られる 。  2005 年 （ 平成 17 年 ） から は 指定 管理 制度 によって NPO 法人 霧多布 湿原 ナショナルトラスト が 管理 運営 を 行っ て いる 。  北海道 の 東部 、 釧路 と 根室 の ほぼ 中間 の 太平洋 岸 に ある 。 南西 から 北東 に 延びる 海岸 線 に 沿っ て 長 さ 約 9 km 、 奥行き 約 3 km に 広がる 。  「 霧多布 」 の 地名 は アイヌ 語 の 「 キタ 」 （ 茅 ・ を 刈る ・ ところ ） に 字 を 当て た もの と さ れる が 、 実際 に 北海道 東部 太平洋 沿岸 に 特徴 的 な 海 霧 の 影響 を 受け 、 霧 の 多い 土地 で ある 。 湿原 南部 の 琵琶瀬湾 に は 漁港 が あり 近海 の 魚介 の 水揚げ や 昆布 漁 を 行っ て いる 。 本来 の 霧多布 の 集落 は 湿原 から 霧多布 大橋 を 渡っ た 湯 沸 島 （ 霧多布 島 ） に あり 、 浜中 町 役場 や 温泉 施設 も ここ に ある 。 霧多布 岬 （ 島 の 東端 ） の 沖 に ある 小島 （ 無人島 ） は 、 絶滅 危惧 種 エトピリカ の 生息 地 で ある 。  湿原 の 中心 を 横断 する 道 （ 一般 道道 琵琶瀬 茶 内 停車場 線 ） は 湿原 保存 の ため 道 の 下 を 水 が 通る 構造 に なっ て いる 。 この 道 は MG ロード （ Marshy   Grassland   Road ） の 愛称 が 付け られ 、 歩道 が 整備 さ れ 、 各所 に 見晴らし 場所 や 記念 碑 が 設け られ て いる 。  西側 の 高台 に は 琵琶瀬 展望 台 、 北側 の 丘 の 上 に は 霧多布 湿原 センター が ある 。  花 の 湿原 と 呼ば れる の は 釧路 湿原 など に 比べ て 花 の 種類 が 多く 花 の 密度 が 高い ため で ある 。 原生花園 が 広がり 、 春 から 秋 にかけ 多様 な 花 が 咲く 。 特に 初夏 を 告げる 白い ワタ スゲ 、 夏 の 訪れ と共に 咲く 黄色い エゾカンゾウ など は 湿原 一 面 を 彩る 。 夏 に は 数 組 の タンチョウ が 繁殖 を 行っ て おり 、 ツル 以外 に も さまざま な 鳥類 が 観察 できる 。 また 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 湿原 の コア 部分 （ 約 800 ha ） に 立ち入る 際 に は 文化庁 長官 の 許可 が 必要 で ある が 、 コア 部外 の 湿原 内 に は 観察 の ため の 木 道 や 展望 台 が 整備 さ れ て いる 。  湿原 を 彩る 花 は 以下 の とおり で ある （ 季節 順 ） 。  約 6000 年 前 の 縄文 時代 は 世界 的 に 今 より も 気候 が 温暖 で 、 極地 の 氷 床 が 大量 に 溶け て 海水 面 が 上昇 し た こと が 知ら れ て いる （ 縄文 海 進 を 参照 ） 。 当時 は 霧多布 湿原 も 釧路 湿原 も 陸 に 大きく 入り込ん だ 湾 で あっ た 。 その後 　 気候 の 冷涼 化 に従って 海水 面 が 低下 し た が 、 霧多布 で は 海岸 部 に 砂丘 が あっ た ため 内陸 側 に 沼 が 残っ た 。 この 沼 が 水はけ の 悪い 低地 と なり アシ 、 スゲ 類 、 ミズゴケ など が 繁茂 し て 湿原 が 形成 さ れ て いっ た 。  湿原 の 中心 部 は 天然記念物 で ある が 周辺 部 は 民有 地 で ある 。 1986 年 、 地元 の 有志 を 発起人 として 、 美しい 花 の 湿原 を 後世 に 残す こと を 目的 に 「 霧多布 湿原 ファンクラブ 」 が 発足 し た 。 この 活動 は 2000 年 に 特定 非 営利 活動 法人 で ある 「 霧多布 湿原 ナショナルトラスト 」 に 受け継が れ た 。 この トラスト は 民有 地 の 買い上げ や 、 湿原 観察 の ため の 木 道 など の 整備 、 自然 を 大切 に する 教育 ・ 啓蒙 など の 活動 を 行っ て いる 。 これら の 活動 が 評価 さ れ 、 同 法人 は 2007 年 11 月 に 第 3 回 エコツーリズム 大賞 を 受賞 し た 。APG   II   は 、 APG 植物 分類 体系 の 、 2003 年 に 発表 さ れ た 第 2 版 で ある 。  大きな 方 の 科 に 「§」 と 表示 し 、 その 中 に 含め て も 細分 し て も よい 科 を 下 に 「+」 と 表示 し た 。カワゴケソウ 科 （ カワゴケソウ か 、 Podostemaceae ） は 、 双 子葉 植物 に 属する 科 で 、 すべて 水草 から なる 。  世界 に 50 属 約 270 種 が 分布 する 。 主 に 熱帯 ・ 亜熱帯 に 生育 する が 、 アメリカ 東岸 の 北緯 50 度 付近 に 生育 する 種 も ある 。 同 科 に 属する モウレラ （" Mourera "） など は 、 化粧 品 として 用い られる こと も ある 。 日本 で は 宮崎 県 、 鹿児島 県 本土 と 屋久島 の 一部 の 河川 に カワゴケソウ （ 川 苔 草 、 " Cladopus   japonicus "） や カワゴロモ （ 川衣 、 " Hydrobryum   japonicum "） など の 2 属 8 種 が 分布 し て いる 。 この うち オオヨドカワゴロモ （" H .   koribanum "、 大淀川 水系 の 岩瀬川 に 生育 ） は 1999 年 に 新種 で ある こと が 明らか に なっ た 。 また 、 タシロカワゴケソウ （" Cladopus   austro - osumiensis "） は 1977 年 に 発見 さ れ て い た が 、 1995 年 まで 正式 な 新種 として は 記載 さ れ て い なかっ た 。 種子 の 散布 を 河川 に 依存 する ため 、 水系 ごと に 固有 種 が 多い 。  急 流域 の 川底 や 岩盤 に 固着 し て 生育 し て いる 。 形態 的 に は 退化 する 傾向 が 著しく 、 根 は 苔 類 の よう な 葉状 体 に なり 、 この 根 で も 光合成 を 行う 。 日本 に 生育 する 種 は いずれ も 茎 が ほとんど なくなり 、 葉状 体 上 に 鱗片 状 の 葉 と 単純 な 花 が つく 。 多く の 種 は 水中 で 開花 する 。  形態 が 極端 に 退化 し て いる ため 系統 が 明らか で なかっ た （ クロンキスト 体系 で は 独立 の カワゴケソウ 目 に 分類 し て いる ） が 、 近年 の 分子 系統 学 的 な 研究 から オトギリソウ 科 に 近 縁 で ある こと が わかっ た 。 その ため APG 植物 分類 体系 で は 、 キン トラノオ 目 に 分類 し て いる 。  日本 に 分布 する の は カワゴケソウ 属 （" Cladopus "） と カワゴロモ 属 （" Hydrobryum "） のみ で ある 。  1954 年 （ 昭和 29 年 ） 3 月 25 日 に 、 「 カワゴケソウ 科 」 として 鹿児島 県 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 該当 する 種 は カワゴケソウ 、 トキワカワゴケソウ 、 マノセカワゴケソウ 、 カワゴロモ 、 ウスカワゴロモ 、 ヤクシマカワゴロモ の 6 種 で ある 。  また 環境省 の レッドデータブック で は 、 日本 に 生育 する カワゴケソウ 科 の 2 属 8 種 が 、 すべて 絶滅 危惧 IA 類 、 もしくは 絶滅 危惧 IB 類 に 指定 さ れ て いる 。 いずれ の 種 も 分布 域 が 限ら れ て おり 、 絶滅 の 危険 性 が 高い 。  2010 年 （ 平成 22 年 ） 2 月 22 日 に は 、 カワゴケソウ 、 ウスカワゴロモ が 自生 する 鹿児島 県 志布志 市 の 安楽川 および 前川 の 延長 約 9 . 7 km の 生育 地 が 「 志布志 の カワゴケソウ 科 植物 生育 地 」 として 、 2010 年 （ 平成 22 年 ） 8 月 5 日 に は 、 ヤクシマカワゴロモ が 自生 する 鹿児島 県 熊毛 郡 屋久島 町 の 一湊川 （ いっそう が わ ） および 白川 の 生育 地 が 「 ヤクシマカワゴロモ 生育 地 」 として 、 また 、 2016 年 （ 平成 28 年 ） 3 月 1 日 に は 、 宮崎 県 小林 市 の 岩瀬川 に のみ 生育 する 固有 種 で ある オオヨドカワゴロモ の 自生 地 が 「 オオヨドカワゴロモ 自生 地 」 として 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。ジャ スモン 酸 （ ジャ スモン さん 、 jasmonic   acid ） は 植物 ホルモン 様 物質 。 果実 の 熟 化 や 老化 促進 、 休眠 打破 など を 誘導 する 。 また 傷害 など の ストレス に 対応 し て 合成 さ れる こと から エチレン 、 アブシジン 酸 、 サリチル酸 など と 同様 に 環境 ストレス へ の 耐性 誘導 ホルモン として 知ら れ て いる 。  分子 式   CHO 。 略称   JA 。  1962 年 に   Demole ら が ジャスミン の 花 から 得 られる ジャスミン 油 から 香気 成分 として ジャ スモン 酸 の メチルエステル で ある ジャ スモン 酸 メチル を 単 離し た 。 さらに 1971 年 に D .   C .   Aldridge ら が 糸状 菌 の 一種 から 二 次 代謝 産物 の 1 つ として ジャ スモン 酸 本体 を 単 離し て いる 。 類縁 体 として は 香料 に 使わ れる ジヒドロジャスモン 酸 メチル や アルキル 基 が ヒドロキシ 化 さ れ た ツベロン 酸 など が ある 。  果物 の 害虫 で ある ナシヒメシンクイ の 雄 は エピジャスモン 酸 メチル を 性 フェロモン として 用い て いる が 、 これ は 幼虫 及び 成虫 が 摂取 する 植物 由来 で ある と 考え られ て いる 。  植物 体内 で は ジャ スモン 酸 は α - リノレン 酸から 過 酸化 、 環 化 、 β 酸化 を 介し て 合成 さ れる 。 この リノレン 酸 カスケード における 律速 段階 は 最初 の 反応 の 過 酸化 で 、 触媒 する 酵素 は リポキシゲナーゼ で ある 。 続い て ヒドロペルオキシドデヒドラーゼ により エポキシ 化 し 、 アレンオキシドシクラーゼ による 環 化 、 リダクターゼ による 五 員 環 の 還元 の のち β 酸化 を 繰り返し て シス 体 の エピジャスモン 酸 が 生産 さ れる 。 この エピジャスモン 酸 は 熱 力学 的 に 不安定 で あり 、 トランス 体 の ジャ スモン 酸 へ 異性 化 する 。 ただし 、 植物 ホルモン として の 活性 は シス 体 の エピジャスモン 酸 に ある 。  ジャ スモン 酸 は 植物 体内 の どこ でも 合成 さ れる が 、 隣接 する 場所 だけ で なく 離れ た 場所 に も 輸送 さ れる 。 植物 個体 間 で の 移動 は 昆虫 による 摂 食傷 害 を 受け た 際 など に 起き 、 ジャ スモン 酸 メチル に 変換 さ れる こと によって 揮発 性 を 上げ 、 飛散 し て シグナル を 伝達 する 。 これ が いわゆる 「 植物 の 悲鳴 物質 」 （ の 1 つ ） で ある 。  また 、 環境 ストレス （ 乾燥 や 塩 など による 水 （ 浸透 圧 ） ストレス や 、 栄養 が 不十分 な 場合 、 その他 傷害 を 受け た 場合 など ） に 応答 し て 合成 が 促進 さ れる 。  ジャ スモン 酸 及び その 類縁 体 （ ジャ スモン 酸類 ） について の 研究 は 比較的 浅く 、 本格 的 な 研究 が 行わ れる よう に なっ た の は 1980 年代 に 入っ て から の こと で ある 。 アブシジン 酸 の 作用 と 非常 に よく 似 て おり 、 研究 の 初期 に は 効果 が 重なっ て いる と 考え られ て い た 。 一般 に は 環境 ストレス 、 あるいは 季節 など に 応じ て 、 ストレス 耐性 の 強化 や 細胞 増殖 および 生長 の 抑制 など により 、 環境 に対する 適応 を 促す 。 基本 的 に アブシジン 酸 や エチレン と 協奏 的 に はたらき 、 ジベレリン や サリチル酸 と 拮抗 的 に はたらく が 、 当然 状況 によって 協奏 、 拮抗 が 逆転 する こと も ある 。  結果 的 に 、 以下 の よう に 様々 な 効果 を 表す 。フィトクロム   ( phytochrome )   は 植物 や 真 菌 、 細菌 、 シアノバクテリア に 含ま れる 色素 タンパク質 で ある 。 フィトクロム は 、 赤色 光 吸収 型 （ Pr 型 ） と 遠 赤色 光 吸収 型 （ Pfr 型 ） の 間 を 可逆 的 に 光 変換 する こと で 、 それぞれ の 光 を 受容 する 。  1959 年 、 W . L .   Butler ら によって 、 黄 化 芽生え から 赤色 光 照射 と 遠 赤色 光 照射 で 可逆 的 に 吸収 変化 を 示す 色素 タンパク質 として 単 離 同定 さ れ た 。  フィトクロム は 、 N 末端 の 色素 結合 領域 と C 末端 の キナーゼ 様 領域 から なる 。 色素 結合 領域 は PAS 、 GAF 、 PHY と 呼ば れる 3 つ の ドメイン から 構成 さ れ 、 その 中 の GAF ドメイン に フィトクロモビリン （ 直 鎖 状 の テトラピロール 構造 を し た ビリン 色素 ） が 結合 する 。 色素 は 、 タンパク質 の システイン 残 基 と チオエーテル 結合 を 介し て 共有 結合 し て いる が 、 その システイン 残 基 は 、 細菌 と 一部 の シアノバクテリア で は PAS ドメイン に 、 植物 と シアノバクテリア で は GAF ドメイン に 存在 する 。 近年 、 放射線 耐性 菌 の 持つ フィトクロム の 色素 結合 領域 の 結晶 構造 が 高 解像度 で 明らか と なっ た 。  植物 の フィトクロム の 発色 団 は 、 フィトクロモビリン で ある 。 一方 、 カビ や 細菌 類 の フィトクロム （ 細菌 の もの は バクテリオフィトクロム と も いう ） の 発色 団 は ビリベルジン で ある 。 シアノバクテリア の フィトクロム の 発色 団 は フィコシアノビリン の 場合 ( Cph 1 など ) と ビリベルジン の 場合 ( CphB ) が 知ら れ て いる 。 どの 場合 も 、 可逆 的 な 光 変換 で は 、 C 15 = 16 の 二 重 結合 が Z 型 と E 型 の 間 の 異性 化 が 起こる 。 これら の 色素 は 、 開 環 テトラピロール の 仲間 で 、 ビリン 色素 と 総称 する 。  高等 植物 で は 、 フィトクロム は 花芽 形成 や 光 発芽 、 避陰反 応 など 、 様々 な 応答 に 関わる こと が 知ら れ て いる 。 具体 的 な シグナル 伝達 機構 は 不明 の 部分 が 多い 。 ヒスチジンキナーゼ 類似 の 構造 を 有し 、 リン 酸化 経路 に 機能 し て いる の で は ない か と も いわ れ た が 、 最近 は 、 核 内 に 移動 し て 特定 の 転写 因子 と 相互 作用 する こと で 標的 遺伝子 の 発現 制御 を し て いる 経路 が 主要 と 考え られ て いる 。 また 、 緑藻 の ヒザ オリ で は 、 葉 緑 体 の 定位 運動 を 調節 し て いる 。  植物 の 光 受容 体 として は この ほか に 、 青色 光 受容 体 で ある クリプトクロム と フォトトロピン が 知ら れ て いる 。 また 、 シアノバクテリオクロム と 呼ば れる フィトクロム 様 の 光 受容 体 の 存在 が 、 近年 報告 さ れ て いる 。  植物 の 光 センシング   ―   光 情報 の 受容 と シグナル 伝達   （ 秀 潤 社 ）  和田 正三 、 徳富 哲 、 長谷 あき ら 、 長谷部 光 泰ドク ニンジン （ 毒 人参 、 " Conium "） は 、 セリ 科 の 有毒 植物 の ひとつ 。 多年草 で 薬草 として 使わ れる 。 ヨーロッパ （ 特に 地中海 地方 ） が 原産 の   " Conium   maculatum "   と 、 北 アフリカ 原産 の   " C .   chaerophylloides "   の 2 種 が ある 。 葉 の 見た目 から 、 「 毒 パセリ 」 と も 呼ば れる 。  学名 「 コニウム・マクラトゥム 」 が 意味 する 通り 、 ヨーロッパ 種 の ほう が 中毒 性 の ある 「 毒草 」 として 、 はるか に 有名 で ある 。 ハーブ として 有用 な 二 年 草 で 、 1 . 5 メートル から 2 . 5 メートル の 高 さ に 育ち 、 つるつる し た 緑 の 茎 は 、 下 半分 に 、 たいてい 赤 か 紫 の ぶち やまだ ら が 入っ て いる 。 ドク ニンジン は 、 ソクラテス の 処刑 に 毒薬 として 用い られ た こと が 知ら れ て おり 、 茎 の 赤い 斑点 は 、 ヨーロッパ で は 「 ソクラテス の 血 」 と 呼ば れる こと も ある 。  小さな 白い 花 は 、 花序 の 中 で 密集 し て おり 、 全体 で 直径 10 センチメートル から 15 センチメートル ほど に なる 。 葉 は きれい に レース 状 に 分かれ て おり 、 一様 に 三角形 を し て いる 。 とりわけ 若葉 は 、 パセリ や 、 山菜 の シャク と 見 間違え やすい 。 また 植物 全体 が 、 しばしば フェンネル や ワイルドキャロット （ 菜 人参 の 原種 ） と 取り違え られる 。 種子 は ウイキョウ （ フェンネルシード ） に 似 て おり 、 肉色 を し た 根 は 、 たいてい 枝分かれ し て おら ず 、 パースニップ と 取り違え られる 。 ドク ニンジン は 、 植物 全体 が 臭気 を 放っ て いる こと が 特徴 と 言わ れ て いる ため 、 食用 植物 と 区別 する に は 、 臭み が 手がかり と なり うる 。 たとえば ドク ニンジン を 潰し て やる と 、 葉 と 根 は 、 腐っ た よう な （ あるいは カビ 臭い ） 不快 な 臭い が する の に対して 、 フェンネル の 葉 は 、 アニス や リコリス の よう な 芳香 が する （ ただし パースニップ も 同じ くらい 臭い と いわ れる ため 、 どのみち 注意 は 必要 で ある ） 。 ドク ニンジン か それ 以外 の 安全 な 植物 か の 見分け が つか ない よう な 場合 は 、 ドク ニンジン の 毒性 の 高 さ を 考慮 し て 、 廃棄 する こと で ある 。  ドク ニンジン は 、 かつて は 日本 に 自生 し て い なかっ た 。 しかし 近年 北海道 の 山野 に 不法 に 持ち込ま れ た もの が 植生 し て おり 、 この ため シャク と 誤認 し て 採取 さ れ 、 摂取 さ れ た 結果 の 死亡 例 も 報告 さ れ て いる （ 北海道 の ほか に 、 東日本 や アジア 各地 、 北米 大陸 、 豪州 など で も 帰化 植物 と なっ た 例 が 報告 さ れ て いる 。 ドク ニンジン は 、 しばしば 水辺 や ど ぶ など 、 水はけ の 悪い 土地 で 発見 さ れる ） 。  ドク ニンジン は 、 各種 の 毒性 アルカロイド （ コニイン 、 N - メチルコニイン 、 コンヒドリン 、 N - プソイドコンヒドリン 、 γ - コニセイン など ） を 含む 。 これら の 毒 の 中 で も 最も 重大 な の が コニイン で ある 。 コニイン は 神経 毒性 の 成分 で 、 中枢 神経 の 働き を おかし 、 呼吸 筋 を 麻痺 さ せる 。 人間 や 家畜 にとって 有害 で ある 。  ドク ニンジン は 春 に 目立つ 。 春 は かい ば や ま ぐさが 消え て しまう から で ある 。 ドク ニンジン は 全身 に 毒 を 含ん で いる が 、 いったん 乾かし て やる と 、 大幅 に 毒 は 減る 。 それでも 毒 が 完全 に 消滅 する わけ で は ない 。 葉 の 見た目 から 、 「 まだ ら パセリ   (" spotted   parsley ")」 という 別名 も ある 。 蝶 の 中 に は 、 幼虫 の 頃 に ドクニンジン を 好ん で 食べる もの が ある 。  ドク ニンジン は 、 英語 で は 「 ヘムロック 」 （ 「 毒草 」 の 意味 ） と 呼ば れる が 、 この 語 は 時どき 、 同じ セリ 科 の ドクゼリ と 混用 さ れ て いる （ ドクゼリ の 英語 の 俗称 は 「 ウォーター・ヘムロック 」 で ある ） 。 ちなみに スペイン 語 や ポルトガル 語 で は 、 ドク ニンジン の こと を 「 シクータ   (" Cicuta ")」 と 呼ぶ が 、 英語 で は ドクゼリ の 意味 で 「 シクータ 」 を 用いる 。 慣習 的 に この よう な 混乱 が 見 られる ものの 、 ドク ニンジン と ドクゼリ の 違い は 、 容易 に 見分ける こと が できる 。  ドク ニンジン は 、 鎮静 剤 や 、 痙攣 止め の 用途 の ため に 使わ れ て き た 。 古代 ギリシア や 中世 アラビア の 医学 で は 、 関節 炎 など の さまざま な 難病 の 治療 に ドクニンジン を 用い て いる 。 しかしながら 、 治療 法 によって は 必ずしも 効能 が 期待 できる わけ で なく 、 服毒 量 も ごく 少なく し なけれ ば なら ない 。 大量 の 服用 は 危険 が 高く 、 呼吸 困難 に 続い て 麻痺 や 言語 障害 を 引き起こし 、 死に すら 至り かね ない から で ある 。タカネツメクサ （ 高嶺 爪 草 、 学名 ：" Minuartia   arctica "   var .   " hondoensis "） は ナデシコ 科 タカネツメクサ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  小型 の 多年草 。 茎 は 株 状 に なり 、 枝 は よく 分 枝 し 腺 毛 が あり 、 高 さ は 3 - 7 cm に なる 。 < br >  葉 は 対生 し 、 針 形 で 、 長 さ は 8 - 15 mm に なる 。 < br >  花期 は 7 - 8 月 。 花 は 直径 1 cm ほど で 茎 先 に 1 個 つく 。 萼 は 離 生 し 萼 片 は 5 個 、 裂片 は 線 状 長 楕円 形 で 長 さ 4 - 6 mm あり 、 3 脈 が ある 。 花弁 は 5 個 で 白色 、 長 さ 7 - 9 mm で 先端 は やや 2 裂 する 。 果実 は 蒴果 で 浅く 3 裂 し 、 長 さ は 8 - 10 mm 。 < br >  種子 は 長 さ 約 1 mm の 卵 状 腎 形 で 、 平滑 。 < br >  本州 中部 地方 と 飯豊山 に 分布 し 、 高山 帯 の 砂礫 地 に 生育 する 。ミヤマアキノキリンソウ （ 深山 秋 の 麒麟 草 、 学名 ：" Solidago   virgaurea "   subsp .   " leiocarpa "） は 、 キク 科 アキノキリンソウ 属 の 多年草 の 高山 植物 。  高 さ は 15 ～ 30   cm で 、 黄色 の 直径 1 . 2 ～ 1 . 5   cm の 花 を 咲かせる 。 花期 は 8 〜 9 月 。 東北 アジア 及び 日本 の 北海道 と 本州 中部 以北 の 亜 高山 帯 〜 高山 帯 の 草地 、 砂礫 地 に 生育 する 。 別名 コガネギク 。 アキノキリンソウ の 高山 型 。 アキノキリンソウ の 花 が 比較的 まばら に つく の に対し 、 本 亜 種 は 頂 部 に 固まっ て つく 傾向 に ある 。 総 苞 片 は 、 アキノキリンソウ が 四 列 で ある が 、 本 亜 種 は 三 列 。 中間 型 も あり 、 厳密 な 区別 は 難しい 。 和名 の 由来 は 、 黄 花 を ベンケイソウ 科 キリンソウ 属 の キリンソウ に 見立て 秋 に 開花 する こと に よる 。イワウメ （ 岩 梅 、 学名 ：" Diapensia   lapponica "   L .   var .   " obovata "   ） は 、 イワウメ 科 イワウメ 属 に 分類 さ れる 常緑 の 小 低木 の 1 種 。 高山 植物 。 別名 は フキヅメソウ 、 スケロクイチヤク 。  枝 は 横 に は い 、 厚い 革質 の 葉 が 密生 し て クッション 状 と なり 、 一見 し た だけ で は 木本 と は 思え ない 。 葉 は 倒卵状 の くさび 形 で 長 さ 1   cm 前後 、 幅 4   mm 前後 。 花 は 乳 黄白 色 で まれ に 淡紅 色 を 帯び 、 7 - 8 月 に 枝 先 から 伸び た 長 さ 2   cm ほど の 花 柄 上 に 1 個 つく 。 合弁 花 で ある が 、 平 開 する 花冠 が 直径 1 . 5   cm と 小さい 上 に 5 中 裂 する ため 、 花弁 が 5 枚 ある よう に 見える 。 雄 蘂 は 5 個 で 萼 は 5 裂 する 。 果実 の 朔 果 は が 長 さ 約 3   mm の ほぼ 球形 。 花 が 薄 紅色 の 品種 は 、 ベニバナイワウメ （ f .   " rosea "） と 呼ば れ て いる 。  韓国 、 日本 、 サハリン 、 シベリア 、 ウスリー 及び カムチャッカ に 分布 する 。 基準 標本 は サハリン の もの 。 母 種 の ボソバイワウメ （ 学名 ：" Diapensia   lapponica "   L .   subsp .   " lapponica "） は 、 北半球 の 寒 地 に 広く 分布 する 。  日本 で は 北海道 から 本州 中部 にかけて の 高山 帯 に 分布 し 、 岩 礫 地 や 岩 壁 に 張り付く よう に 生育 する 。オヒルギ （ 雄 蛭 木 、 雄 漂木 、 学名 ：" Bruguiera   gymnorhiza "） は ヒルギ 科 オヒルギ 属 の マングローブ 樹 種 の ひとつ 。 別名 アカバナヒルギ （ 赤花 蛭 木 、 赤花 漂木 ） 。  樹高 は 最高 で 25 m ほど に なる 常緑 高木 で 、 日本 国内 で は 樹 高 10 m まで 成長 する 。 幹 は 直立 し 、 樹皮 に は 皮 目 が できる 。  葉 は 対生 で 、 長 さ 10 cm 程度 の 長 楕円 形 で 厚み が あり 、 先端 は 尖り 、 基部 は くさび 型 。 根 （ 呼吸 根 ） は 屈曲 膝 根 と 呼ば れ 、 湾曲 し 人 の 膝 の よう に 見える 根 が ぼこぼこ と 地中 から 出 て いる 光景 が み られる 。 大型 個体 に なる と 根本 が 板 根 状 と なる 。  花期 は 晩春 から 夏 。 葉腋 に 単 生し 、 直径 3 cm 程度 の 花 を つける 。 この 花 の うち 、 よく 目立つ 部分 は 萼 （ 萼 筒 ） で あり 、 形状 は 筒 状 、 赤色 で 、 厚く 、 真っ直ぐ に 突き出し 、 先端 は やや 内 向き に 抱える 。 また 、 先端 が 8 - 12 枚 程度 に 裂け 、 櫛 の 歯 状 に なる 。 この よう に 萼 片 が 赤く 色づき 目立つ こと が 別名 アカバナヒルギ の 由来 と なっ て いる 。 花弁 は 萼 筒 の 中 に ある ため あまり 目立た なく 、 淡 黄 緑色 で 、 先端 は 萼 筒 と 同様 に 8 - 12 枚 程度 に 裂ける 。 雄蕊 は 20 個 程度 で 、 子房 下位 。 花 に は 甘み の 強い 蜜 が ある   こと から 、 小型 の 鳥類 が 多く 近寄る 。  マングローブ の 特徴 の 一つ で も ある 胎生 種子 を 作る 。 果実 は 赤い 萼 の 内側 で 成熟 し 、 外見 的 に は 確認 し がたい 。 やがて 顎 筒 の 内側 から 根 が 長く 伸び 、 20 cm 以上 の 棒状 と なり 、 緑色 から 淡 黄色 で ある 。 メヒルギ の それ より 太く 、 先端 に 向け て 次第に 細く なる 様子 は 、 まっすぐ な バナナ といった ところ 。 胎生 種子 の 生産 の ピーク は 9 月 で あり 、 やがて 顎 の 内側 から 先端 の 芽 ごと 抜け落ち 、 主 に 海流 散布 により 分布 を 広げる 。  染色 体 数 は n = 18 。  熱帯 および 一部 の 亜熱帯 の 河口 干潟 に 生育 する マングローブ 植物 。 比較的 内陸 の 汽水域 を 好ん で 群生 する 。 日本 の マングローブ の 帯状 分布 で は メヒルギ や ヤエヤマヒルギ の 内側 に 群落 を 作り 、 もっとも 背 が 高く なる 。 その 内陸 側 は ほぼ 陸 に 接続 する 。  文献 など に 用い られ て いる 学名 に は " B .   gymno "   r   " hiza "（ 小種 名 に r が 1 つ ） と " B .   gymno "   rr   " hiza "（ 小種 名 に r が 2 つ ） の 2 つ あり 、 ゆらぎ が ある ため 論争 と なっ て いる 。 歴史 的 経緯 より 前者 に 正当 性 が あり 、 IPNI （ The   International   Plant   Name   Index ）   でも " B .   gymno "   r   " hiza "（ r が 1 つ ） の 方 で 登録 さ れ て いる 。 一方 、 日本 の 植物 の 和名 学名 の リスト を 提供 する 「 BG   Plants   和名 − 学名 インデックス 」 （ YList ） において は 、 " B .   gymno "   rr   " hiza "（ 小種 名 に r が 2 つ ） が 登録 さ れ て おり 、 日本 国内 で 発行 さ れ て いる 図鑑 類 で は rr が 2 つ の もの を 使用 し て いる ケース が 多い 。  東 アフリカ から 中国 南部 、 東南アジア 、 オーストラリア 、 ポリネシア に 広く 分布 する 。 日本 で は 奄美 大島 以南 の 南西諸島 （ 奄美 大島 、 徳之島 ?、 久米島 、 南大東 島 、 宮古 諸島 、 八重山諸島 ） に 分布 する 。 奄美 大島 が 分布 の 北限 で ある 。  奄美 大島 笠利 町 を 北限 と し 、 南西諸島 の 河口 干潟 に 広く マングローブ 林 を 構成 する 。 琉球 諸島 で は ヒルギ 科 三 種 （ オヒルギ 、 メヒルギ 、 ヤエヤマヒルギ ） の うち で もっとも 内陸 側 に 生育 し 、 背 が 高く なる 種 で ある  奄美 大島 で は 分布 地点 は 少ない が 、 大きな 集団 を 形成 し て いる 。  徳之島 で は 過去 に 記録 は ある が 、 現在 で は 分布 を 確認 でき ない 。  沖縄 本島 で は 、 島 北部 の 東村 ・ 金武 町 等 の 河口 干潟 に 広く 分布 し て いる 。 また 島 南部 の 漫湖 に も 植 栽 さ れ た もの が 定着 し 、 繁殖 し て いる 。  南大東島 で は 、 汽水域 の 河口 干潟 で は なく 、 淡水 の 閉鎖 水域 （ 大池 ） に 生育 し て おり 、 その 貴重 さ から 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  八重山諸島 に も 多く 分布 し 、 石垣島 の 宮良 川 や 西表 島 の 仲間川 など の 河川 河口 部 で は 大 規模 な マングローブ 林 と なっ て いる 。  樹皮 は タンニン を 多く 含み 、 染料 として 利用 さ れる 。 また 、 養蜂 の 採 蜜 対象 や 木炭 の 原料 、 建材 や 杭 など に 利用 さ れる 。根古屋 神社 の 大 ケヤキ （ ねご やじん じ ゃのおおけやき ） は 、 山梨 県 北 杜 市 須玉 町 江草 （ えぐ さ ） の 根古屋 神社 （ ねご やじん じゃ ） 境内 に ある 一対 の 日本 有数 の 大 ケヤキ で ある 。  神社 の 境内 に 、 本殿 と 舞台 を 挟む 形 で 両 脇 に 大きな ケヤキ が ある 。 向かっ て 右手 が 「 畑木 」 、 左手 が 「 田木 」 と 呼ば れ 、 いずれ も 樹高   20   m 、 目通り 幹 囲   10   m を 超える 巨木 で ある 。 芽吹き の 早 さ によって 、 その 年 の 作柄 を 占う 習わし が あっ た （ 畑木 が 早い と 畑作 が 、 田木 が 早い と 田 が 豊作 と なる ） 。  この 二 本 は セット で 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 枯死 を 防ぐ ため 多数 の 補修 を 受け て いる が 、 今 も なお 青葉 を 繁ら せ て いる 。  同 神社 は 根古屋 集落 に ある 。 同 集落 は 塩川 （ 釜無川 の 支流 で 、 八ヶ岳 と 茅ヶ岳 の 間 を 北 から 南 に 流れる ） 沿い を 溯行 する 小尾 街道 （ 穂坂 路 ） に 沿っ て おり 、 信州 峠 を 越え て 信濃 国 へ 至る 。 甲州 と 信州 と を 結ぶ 街道 の ひとつ で あっ た 。  現在 で は 県道 が 塩川 西岸 に 移っ た が 、 以前 は この 路 が 増富 温泉 や 信州 峠 へ の ルート と なっ て い た 。  「 根古屋 」 「 根小屋 」 は 山城 の 麓 の 集落 に よく 付け られる 名前 だ が 、 この 集落 の 場合 も 戦国 時代 の 山城 で ある 獅子吼 城 （ しし こじ ょう 、 江草 小屋 ） が すぐ 東 の 山上 に 存在 する 。 天正 10 年 （ 1582 年 ） 3 月 に 武田 家 が 滅亡 し 、 同年 6 月 に は 甲斐 ・ 信濃 を 巡る 「 天正 壬 午 の 乱 」 が 発生 する 。 天正 壬 午 の 乱 において 、 徳川 氏 ・ 後 北条 氏 は 韮崎 市 の 七里 岩 周辺 の 城 砦 に 布陣 し て 対峙 し 、 穂坂 路 沿い の 獅子吼 城 後 に は 北条 方 が 布陣 し た 。 同年 6 月 の 合戦 で 徳川 ・ 旧 武田 家臣 団 連合 軍 の 夜襲 により 落城 し た 。  一対 の ケヤキ は 樹齢 1000 年 と 推定 さ れ て おり 、 戦国 の 栄枯 を 見下ろし て き た こと に なる 。イワヒバ （ 岩 檜葉 、 学名 ： ） は 、 ヒカゲノカズラ 植物 門 イワヒバ 科 に 属する シダ 植物 の 1 つ で ある 。 和名 の 由来 は その 枝葉 が 桧 に 似 て おり 、 岩 の 上 に 生じる こと から で 、 別名 を イワマツ （ 岩松 ） と も 言う 。  イワヒバ 科 に 属する 他 の 植物 と 同様 に 、 細く て 分 枝 し た 茎 に 鱗片 状 の 小さな 葉 を 密生 さ せる 。 ただし 、 イワヒバ 以外 は 、 茎 の 先端 が 伸び 、 細長く 地上 を はい 回り 、 コケ 状 に なる が 、 イワヒバ の 茎 は 伸び 続け ず 、 数 回 の 分 枝 を する と それ で 止まっ て しまい 、 新た な 茎 が その 基部 から 出る 。 新た な 茎 の 出る 中心 部 から は 茎 が 放射状 に 出る 。 また その 部分 から は 細かい の が 出 て 、 次第に その 先端 が 持ち上がる 。 つまり 根 の 塊 が 茎 の よう に 見え 、 その 先 から は 葉状 の 茎 が 放射状 、 水平 に 出る ので 全体 の 姿 は ソテツ か ヤシ の 木 の よう に も 見える 。 この 葉状 の 茎 は 乾燥 する と 丸く 縮まっ て 集まる 。  外見 上 は 幹 の 先端 に 葉 を 輪 生 状 に 出し た よう に 見える 。 この 幹 は 実際 に は 根 や 担根体 が 絡み合っ た もの で 、 仮 幹 と 言わ れる 。 仮 幹 は 高 さ が 20 cm に 達する こと も あり 、 分 枝 を する もの も ある 。  仮 幹 の 先端 から は 葉状 の もの を 多数 、 輪 生 状 に 出す 。 これ は 実際 に は 枝 で 、 本当 の 葉 は その 枝 に 着い た 鱗片 で ある 。 この 枝葉 やや 羽 状 に 数 回分 枝 し 、 全体 の 形 は 楕円 形 に 広がる 。 枝 は 普通 は この 形 に 伸び た 後 は 成長 を 止め 、 往々 に し て 先端 に は 胞子 形成 部 で ある 胞子 のう 穂 を 生じる 。 胞子 のう 穂 は 四角 柱状 。 葉 は 鱗片 状 で 枝 の 表面 を 密 に 覆う 。 その 形 に は 背 葉 と 腹 葉 の 区別 が ある 。  また 、 乾燥 する と この 枝 全体 が 内側 に 巻き込む よう に 丸まる 。 雨 など で 水分 が 十分 に 補給 さ れる と 、 数 時間 から 数 日 の 間 に この 枝 を のばし て 輪 生 状 に 広がる 。 その ため イワヒバ 科 は 復活 草 と も 言わ れる 。 この 現象 に は 、 クマムシ や ネムリユスリカ など の クリプトビオシス と 同様 に 二 糖類 の トレハロース が 深く 関与 し て いる と 考え られる 。  主として 岩場 に 着生 する 。 樹 上 に 出る こと は 少ない 。 比較的 乾燥 し た 岩場 に も 出現 する が 、 日陰 や あまり 水 の 当たる よう な 場所 に は 出 ない 。  多く の 場合 、 多数 の 株 が 集まっ て 生育 し その 根 が 集まっ て 岩盤 の 上 に クッション を 形成 する 。 そこ に 根 を 下ろす 植物 も あり 、 何 種類 も の 着生 植物 が 集まっ た 群落 を 形成 する こと も 多い 。  日本 で は ほぼ 全土 にわたって 分布 域 が ある が 温帯 域 より 下 に 生息 し 、 国外 で は 東南アジア の 高山 にかけて 分布 する 。  止血 剤 として 利用 さ れ た こと も ある 。  姿 の おもしろ さ から 盆栽 として 、 栽培 さ れる こと も ある 。 特に 仮 幹 が 高く 伸び上がっ た もの は 古木 の よう な 趣 が ある ので 喜ば れる 。 また その 根 の 塊 は 着生 植物 を 育てる の に も 向い て おり 、 大 鉢 に イワヒバ を 育て その 根 の ところ で セッコク や ムギ ラン など を 育てる 例 も ある 。  また 、 茎 が 斑入り の もの や 枝分かれ に 特徴 が ある も について は 、 鑑賞 用 に 用い られる 。 古典 園芸 植物 として も 扱わ れ 、 現在 も 数 十 の 品種 が ある 。 古典 園芸 植物 として は 巻 柏 と 標記 し 、 読み は イワヒバ で ある 。  岩場 に 自生 し て いる もの は 、 採集 の ため に 減少 し て いる 地域 が ある 。葉脈 （ よう みゃく ） は 、 葉 に 見 られる 、 樹 枝 状 、 あるいは 網目 状 の 構造 の 事 。 その 内部 に は 維管束 が 通っ て おり 、 茎 の 維管束 と 連結 し て 水 や 養分 を 供給 し 、 デンプン など の 合成 産物 を 運ぶ 通路 と なっ て いる 。  普通 に 見掛ける 葉 の 場合 （ たいてい は 被子植物 ） 、 葉 の 面 全体 に 筋 が 走っ て いる の が 見 られる 。 これ が 葉脈 。 葉脈 は 葉 が 茎 と つながっ て いる 葉柄 の 部分 から 始まり 、 枝分かれ し ながら 葉 の 先端 や 縁 の 方向 に 狭く なり 、 所々 で 融合 し て 網状 と なる 。 普通 、 葉 の 中央 に 太い もの が あり 、 その 両側 に 枝分かれ し て 次第に 細く なる 。 中心 の 太い もの を 主脈 、 あるいは 中 肋 （ ち ゅうろく ） と 言い 、 側 方 の 細い もの を 側 脈 と 言う 。 時に それら と は 離れ て 葉脈 に 似 た 筋 が 見 られる 葉 も ある 。 その よう な 筋 は 偽 脈 と 言う 。  葉脈 は 外 から 見 て はっきり 分かる 場合 や 、 明かり に 透かし て みる と よく 分かる 場合 も ある が 、 厚手 の 葉 の 場合 に は 見え ない 事 も ある 。 しかし 、 主脈 は たいてい の 場合 に はっきり と 見える 。 特に 主脈 は 太く て 、 葉 の 裏側 に 突出 する 事 が よく ある 。 逆 に 表面 で は 葉脈 に そっ て 溝 と なっ て いる 例 も ある 。 葉脈 の 先端 は 葉 の 縁 に なる が 、 鋸歯 （ 葉 の 周辺 に ある ぎざぎざ ） が ある 場合 に は 、 その 先端 が 鋸歯 の 先端 や 、 逆 に 凹み の 位置 に なる 。  その 配列 によって 平行 脈 と 網状 脈 に 分かれる 。 網状 脈 は 主脈 に対して 側 脈 が ある程度 角度 を つけ て 出 て 、 それ が 更に 枝分かれ し て 、 全体 として 葉脈 が 網 の 目 状 に なる もの を 言う 。 平行 脈 と は 、 側 脈 が 主脈 に対して ごく 小さな 角度 で 出 て 、 それら が 互いに ほぼ 平行 に 走る もの で 、 時に それら の 間 を 更に 細い 脈 が 連結 する 。 被子植物 において は 、 網状 脈 は 双 子葉 植物 、 平行 脈 は 単 子葉 植物 の 特徴 と みなさ れ て いる が 、 例外 も 少なく ない 。  シダ 植物 の 場合 、 葉脈 に は 二 叉 分 枝 の 色 が 濃い 。 イチョウ の 葉 の 場合 、 ほぼ 全て が 二 叉 分 枝 から なっ て いる 。 この よう な 構造 は 原始 的 な もの と 考え られ て いる 。  なお 、 ヒカゲノカズラ 植物 門 など の 葉 で は 、 葉脈 は 主脈 状 の もの が 一 本 ある だけ で 、 枝 は 存在 し ない 。  葉脈 は 、 維管束 が 葉 の 中 に 入り込ん だ もの 。 その 機能 は 、 物質 輸送 と 葉 の 機械 的 支持 に ある 。  一般 的 な 葉脈 の 場合 、 葉脈 の 構成 として 、 葉 の 表側 に は 木部 が 、 葉 の 裏側 に は 師 部 が ある 。 当然 ながら その間 に 形成 層 は ない 。  茎 の 方 で は 、 葉 に 維管束 が 出 て いる 関係 上 、 出 た 跡 に は 維管束 が 存在 し ない 部分 を 生じる 。 すなわち 、 茎 の 内部 で 筒 状 に 配置 する 維管束 の 一部 が 、 葉 の 方 に 出る こと で 、 筒 の 一部 が 欠損 する 。 この 欠損 は 、 その 左右 側 の 維管束 が 次第に 寄っ て 融合 する こと で なく なる が 、 三角形 の 間隙 が 残る 。 これ を 葉 隙 （ よう げき ） と いう 。  葉脈 が 残っ た 枯れ葉 は 透かし 葉 と 呼ば れ 、 押し花 で 利用 さ れ て いる 。 良い 枯れ葉 が 手 に 入ら ない 場合 は 、 アルカリ 水溶液 を 利用 し て 人工 的 に 作ら れる 。オモト ( 万年青 、 " Rohdea   japonica ") と は 、 中国 から 日本 の 暖かい 山地 に 自生 する スズラン 亜 科 の 常緑 多年草 。 日本 で は 関東 から 沖縄 にかけて の 山地 、 特に 西日本 に 多く 自生 状態 で 生育 し 、 観葉 植物 として も 鉢植え で 栽培 さ れる 。  万年青 栽培 の 歴史 は 三 百 数 十 年 とも 四 百 年 以上 と も 言わ れる 。 古く は 徳川 家康 が 江戸城 へ 入る 時 、 家臣 の 中 に 万年青 を 献上 し た もの が いる と も 伝え られる 。 江戸 時代 は 主 に 大名 の もと で 栽培 が 行わ れ た 。 元禄 から 享 保 年間 の 書物 に は 斑入り の 万年青 が 掲載 さ れ た もの が ある 。 この ころ より 、 栽培 が ある程度 は 一般 庶民 に も 広がっ た よう で ある 。 文化 文政 の ころ に は 、 縞 や 矮性 の もの も 栽培 さ れる よう に なり 、 その 一部 は 利殖 の 対象 と なっ た 。 この ころ は 他 に 錦糸 南天 や 松葉 蘭 など も 同様 に 持て囃さ れ 、 一種 の ブーム として 狂乱 的 な 状況 が あっ た よう で 、 その 中 で 一部 の 万年青 に は 一 芽 百 両 と 言っ た とんでも ない 価格 が つい た 例 も あっ た と いう 。 解説 書 として 長生 主人 「 金生 樹 譜 万年青 譜 」 ( 1833 年 ) など が 出版 さ れ た 。 これら は 天保 の 改革 の 際 の 規制 の 対象 と なっ た 。 植木鉢 に も 専用 の 万年青 鉢 が 作ら れ た 。  明治 に 入り 、 栽培 の 中心 は 武士 階級 から 富裕 階層 へ と 移っ た 。 明治 十 年 頃 に は 京都 を 中心 に 大きな ブーム が あり 、 一 鉢 千 円 （ 現代 の 一 億 円 に 相当 ） という 例 が あっ た 。 その後 も 何 度 か の ブーム を 繰り返し ながら 推移 し て いる 。  愛好 者 団体 として は 、 1931 年 （ 昭和 6 年 ） に 日本 万年青 聯合 会 （ 1945 年 〈 昭和 20 年 〉 に 日本 万年青 連合 会 に 改名 ） という 全国 組織 が 結成 さ れ 、 1992 年 （ 平成 4 年 ） に 当時 の 文部省 の 許可 を 受け 社団 法人 日本 おもと 協会 と なり 、 2011 年 （ 平成 23 年 ） に 内閣 府 の 正式 の 認可 を 受け 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 （ 品種 登録 および 栽培 啓蒙 を 行っ て いる ） と なり 、 現在 に 至る 。  革質 の 分厚い 針 の よう な 形 の 葉 が 根元 から 生え 、 40   cm   ほど の 大き さ に 育つ 。 夏 ごろ 葉 の 間 から 花茎 を 伸ばし 淡い 黄 緑 の 小さな 花 を 円筒 状 に 密生 さ せる 。 秋 ごろ に つく 実は 赤く 艶 の ある 液 果 で 鳥 が 好む 。  有 肺 類 によって 花粉 が 媒介 さ れる （ カタツムリ 媒 花 、 malacophily ） という 特殊 な 生態 を 持つ 。  古く から 中国 医学 で は ロデキシン を 含む 根茎 を 強心剤 や 利尿 剤 として 使っ て い た 。 しかし 、 非常 に 危険 な 行為 で あり 、 死亡 する こと すら ある 。 薬草 と いう より 毒草 と 考え た 方 が よい 。  赤い 実 と 緑 の 葉 の 対照 が 愛さ れ 、 俳諧 で は 秋 の 季語 。 観賞 用 として も 古く から 栽培 さ れ 、 江戸 中期 に 日本 で 爆発 的 に 流行 し 、 斑 が 入っ た もの や 覆輪 の ある もの など さまざま な 種類 が 作出 さ れ た 。 これら の 品種 を 含む 古典 園芸 植物 として の 万年青 （ おもと ） は 現在 も 多く の 品種 が 栽培 さ れ て いる 。  芸 と は 、 万年青 における 葉 の 状態 や 葉 姿 、 柄 など の 特徴 の 総称 を いう 用語 。 以降 に 万年青 に 見 られる さまざま な 観賞 点 を 大まか に 挙げる 。  葉 に 白く なる 部分 が 出る の を 斑 （ ふ 、 斑入り とも ） と 言う 。 一般 的 な 植物 で は 覆輪 、 中 斑 、 縞 など が 普通 で ある 。  しかし 、 万年青 の 場合 、 以下 の よう な より 複雑 な もの が ある 。  葉 の 形 の 変化 。 万年青 の 葉 芸 は 変化 の 幅 が 広く 、 薄く 広い 本来 の 葉 の 姿 と は 似つか ない もの も 多い 。  葉 の 形 の 変化 と 斑入り は 連動 する こと も ある 。 たとえば 覆輪 が ある もの は 、 雅 糸 竜 に それ が 出る 。 雅 糸 竜 は 葉 の 集まり な ので 、 覆輪 の 色 で 雅 糸 竜 の 色 が 決まる 。 覆輪 が 白い 場合 は 白い 雅 糸 竜 が 出る し 、 緑 なら 緑色 の 雅 糸 竜 が 出る 。  葉 の 表面 に 質感 に も 様々 な もの が ある 。 普通 の もの は 、 やや つや が あっ て 滑らか だ が 、 細かい しわ など が ある と 、 微妙 な 照り 具合 が 出る 。 その 様子 によって 、 羅紗 地 とか 、 ユズ 肌 など と 呼ぶ 。  万年青 の 品種 は 多分 古典 園芸 植物 で は 一番 多い （ 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 に 登録 さ れ て いる 品種 で 1000 品種 を 超える ） 。  また 、 同じ 株 で も 芸 の 出方 で 名 が 変わる 場合 も ある 。 ごくごく 代表 的 な もの のみ を ここ で は 挙げる 。  公益社 団 法人 日本 おもと 協会 で 毎年 、 人気 登録 品種 の 銘 鑑 （ め いかん ） を 発行 し て いる 。  銘 鑑 は 、 年 一 回 、 新 品種 登録 審査 後 に 発行 さ れ 、 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 の サイト で 参照 する こと が できる 。  品種 は 以下 の よう に 分類 さ れる が 、 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 の 銘 鑑 上 で は 、 大葉 系 、 薄葉 系 （ 薄葉 系 、 獅子 系 、 縞 甲 系 など を 含む 中 ぐらい の 大き さ の 品種 ） 、 羅紗 系 （ 主 に 小型 系 の 万年青 が 多い ） の 三 種類 に 分類 さ れ て いる （ 登録 年度 は 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 に 登録 さ れ た 年度 で ある ） 。  大柄 で 伸びやか な 葉 を もつ もの 。 大きい もの は 50 cm に も なる 。 大葉 万年青 と も 言う 。  やや 小柄 で 、 葉 は それほど 厚く なら ない もの 。  葉 は 平たく 長い が 、 内 向き に 何 重 に も 巻き込む 。 獅子 系 の 万年青 で は 根 も 巻き込む の も 特徴 の 一つ で ある 。  中 くらい の 大き さ で 葉 は 細長く て 厚み が ある タイプ 。  葉 は 厚く 小さく 、 表面 に 微細 な しわ が あっ て 、 羅紗 に 似 た 肌合い （ 地合い ） を もつ 。 現在 、 最も 品種 が 多い 。  新規 登録 品種 は 、 例年 、 前年 の 11 月 に 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 で 実施 さ れ ます 。  平成 24 年度 の 新規 登録 品種 は 以下 の 通り です （ 順不同 ） 。  万年青 の 繁殖 方法 に は 「 種子 蒔き 」 、 「 割り 子 」 、 「 芋 吹き 」 の 3 種類 が ある 。万年青 （ おもと ） は 、 オモト の 古典 園芸 植物 として の 名 で ある 。 非常 に 豊富 な 葉 の 形 や 模様 を 持ち 、 古典 園芸 植物 の 葉 芸 で は 一つ の 標準 で ある 。  オモト （ 学名 ：" Rohdea   japonica "   Roth ） は 常緑 の 多年生 草本 で 、 本州 南部 から 中国 にかけて の 暖地 に 分布 する 。  本来 は 幅広い 深緑 で 長 楕円 形 の 葉 を つける もの で ある が 、 葉 の 型 変わり や 斑入り など を 選別 し て 栽培 する こと が 古く から 行わ れ 、 多く の 品種 が ある 。 それら を 万年青 （ 読み は 「 おもと 」 ） と 呼ん で 、 古典 園芸 植物 で は 重要 な もの の ひとつ で ある 。  この 項 で は これ について 説明 する 。 なお 、 この 植物 の 場合 、 花 や 実 が 鑑賞 の 対象 と なる こと が 無く 、 種子 植物 の 園芸 植物 で は ほとんど 例 が ない 。 その 代わり 、 葉 に 見 られる 芸 に関して は この 植物 が 一つ の 標準 と なっ て いる 面 も ある 。  万年青 栽培 の 歴史 は 300 年 とも 400 年 以上 と も 言わ れる 。 古く は 徳川 家康 が 江戸城 へ 入る 時 、 家臣 の 中 に 万年青 を 献上 し た もの が いる と も 伝え られる 。 江戸 時代 は 主 に 大名 の もと で 栽培 が 行わ れ た 。  元禄 から 享 保 年間 の 書物 に は 斑入り の 万年青 が 掲載 さ れ た もの が ある 。 この ころ より 、 栽培 が ある程度 は 一般 庶民 に も 広がっ た よう で ある 。  文化 文政 の ころ に は 、 縞 や 矮性 の もの も 栽培 さ れる よう に なり 、 その 一部 は 利殖 の 対象 と なっ た 。 この ころ は 他 に 錦糸 南天 や 松葉 蘭 など も 同様 に 持て囃さ れ 、 一種 の ブーム として 狂乱 的 な 状況 が あっ た よう で 、 その 中 で 一部 の 万年青 に は 一 芽 百 両 と 言っ た とんでも ない 価格 が つい た 例 も あっ た と いう 。 解説 書 として 長生 主人 「 金生 樹 譜 万年青 譜 」 ( 1833 ) など が 出版 さ れ た 。 これら は 天保 の 改革 の 際 の 規制 の 対象 と なっ た 。 植木鉢 に も 専用 の 万年青 鉢 が 作ら れ た 。  明治 に 入り 、 栽培 の 中心 は 武士 階級 から 富裕 階層 へ と 移っ た 。 1877 年 頃 に は 京都 を 中心 に 大きな ブーム が あり 、 1 鉢 1000 円 （ 現代 の 1 億 円 に 相当 ） という 例 が あっ た 。 その後 も 何 度 か の ブーム を 繰り返し ながら 推移 し て いる 。  愛好 者 団体 として は 、 1931 年 に 日本 万年青 聯合 会 （ 1945 年 に 日本 万年青 連合 会 に 改名 ） という 全国 組織 が 結成 さ れ 、 1992 年 に 当時 の 文部省 の 許可 を 受け 社団 法人 日本 おもと 協会 と なり 、 2011 年 に 内閣 府 の 正式 の 認可 を 受け 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 （ 品種 登録 および 栽培 啓蒙 を 行っ て いる ） と なり 、 現在 に 至る 。  野生 種 の オモト は 30 cm 程 の 深緑 の 葉 を 持つ 。 葉 は 左右 に 振り分ける よう に 出る 。 形 は 先端 が 丸い 長 楕円 形 で 両端 は 上 に 曲がり 、 その 断面 は U 字 型 に なる 。 葉 質 は 革質 で やや 厚み が あり 、 表面 に は かすか に 葉脈 が 浮く 。 そのまま を 栽培 する 場合 も ある が 、 園芸 種 として は これ に 斑入り や 葉 変わり が 現れる もの に 多く の 品種 が 知ら れる 。  葉 の 形 や 質 は ほぼ 原種 の まま で 斑入り が 入る もの を 大葉 系 と いう 。 伸び伸び し た 葉 姿 と 大柄 な 柄 を 楽しむ もの で ある が 品種 は 多く ない 。  より 多く の 品種 は 葉 は 小さめ に 、 葉 質 は 厚く なっ た もの で ある 。 葉 に は 多く の 細かい しわ が より 、 多彩 な 表面 の 質感 を 見せる 。 また 、 斑入り も すっきり と し た 明確 な もの も ある が 、 細かい 斑 が 入り組ん だ よう な もの が 多く 、 微妙 な 味わい を 楽しむ 。  万年青 の 葉 芸 は その 幅 が 広く 、 多様 性 が 高い 。 その ため これ を 表す の に 多く の 言葉 が 使わ れ 、 あるいは 作ら れ て おり 、 それら は 他 の 古典 園芸 植物 に も 流用 さ れる 。 いわば 万年青 の 葉 芸 は 古典 園芸 植物 の 芸 の 一つ の 標準 とも なっ て いる 。  芸 と は 、 万年青 における 葉 の 状態 や 葉 姿 、 柄 など の 特徴 の 総称 を いう 用語 。 以降 に 万年青 に 見 られる さまざま な 観賞 点 を 大まか に 挙げる 。  葉 に 白く なる 部分 が 出る の を 斑 （ ふ 、 斑入り とも ） と 言う 。 一般 的 な 植物 で は 覆輪 、 中 斑 、 縞 など が 普通 で ある 。  しかし 、 万年青 の 場合 、 以下 の よう な より 複雑 な もの が ある 。  葉 の 形 の 変化 。 万年青 の 葉 芸 は 変化 の 幅 が 広く 、 薄く 広い 本来 の 葉 の 姿 と は 似つか ない もの も 多い 。  葉 の 形 の 変化 と 斑入り は 連動 する こと も ある 。 たとえば 覆輪 が ある もの は 、 雅 糸 竜 に それ が 出る 。 雅 糸 竜 は 葉 の 集まり な ので 、 覆輪 の 色 で 雅 糸 竜 の 色 が 決まる 。 覆輪 が 白い 場合 は 白い 雅 糸 竜 が 出る し 、 緑 なら 緑色 の 雅 糸 竜 が 出る 。  葉 の 表面 に 質感 に も 様々 な もの が ある 。 普通 の もの は 、 やや つや が あっ て 滑らか だ が 、 細かい しわ など が ある と 、 微妙 な 照り 具合 が 出る 。 その 様子 によって 、 羅紗 地 とか 、 ユズ 肌 など と 呼ぶ 。  万年青 の 品種 は 多分 古典 園芸 植物 で は 一番 多い （ 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 に 登録 さ れ て いる 品種 で 1000 品種 を 超える ） 。 また 同じ 株 で も 芸 の 出方 で 名 が 変わる 場合 も ある 。 ごくごく 代表 的 な もの のみ を ここ で は 挙げる 。  公益社 団 法人 日本 おもと 協会 で 毎年 、 人気 登録 品種 の 銘 鑑 を 発行 し て いる 。 銘 鑑 は 毎年 、 新 品種 登録 審査 後 、 年 1 回 発行 さ れる （ 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 の サイト 参照 ） 。  品種 は 以下 の よう に 分類 さ れる が 、 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 の 銘 鑑 上 で は 、 大葉 系 、 薄葉 系 （ 薄葉 系 、 獅子 系 、 縞 甲 系 など を 含む 中 ぐらい の 大き さ の 品種 ） 、 羅紗 系 （ 主 に 小型 系 の 万年青 が 多い ） の 三 種類 に 分類 さ れ て いる （ 登録 年度 は 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 に 登録 さ れ た 年度 で ある ） 。  大柄 で 伸びやか な 葉 を もつ もの 。 大きい もの は 50 cm に も なる 。 大葉 万年青 と も 言う 。  中 くらい の 大き さ で 、 葉 は それほど 厚く なら ない もの 。  葉 は 平たく 長い が 、 内 向き に 何 重 に も 巻き込む 。 獅子 系 の 万年青 で は 根 も 巻き込む の も 特徴 の 一つ で ある 。  葉 は 厚く 小さく 表面 に 微細 な しわ が あり 、 羅紗 に 似 た 肌合い （ 地合い ） を 持つ 。 現在 、 最も 品種 が 多い 。  新規 登録 品種 は 、 例年 、 前年 の 11 月 に 公益社 団 法人 日本 おもと 協会 で 実施 さ れ ます 。  2012 年度 の 新規 登録 品種 は 以下 の 通り （ 順不同 ） 。  万年青 の 繁殖 方法 に は 「 種子 蒔き 」 、 「 割り 子 」 、 「 芋 吹き 」 の 3 種類 が ある 。ミヤマキリシマ （ 深山霧島 、 " Rhododendron   kiusianum "） は 、 ツツジ の 一種 。 九州 各地 の 高山 に 自生 する 。  1 メートル 程度 の 低木 で 、 花期 は おおむね 5 月 下旬 から 6 月 中旬 。 枝 先 に 2 - 3 個 ずつ 紫 紅色 の 花 を つける が 、 桃色 、 薄 紅色 の 花 も 見 られる 。 また 、 気候 が 似通っ た 秋 に も 少し 咲く こと が ある 。  和名 に 冠さ れ た 霧島山 ・ えびの高原 の ほか 、 阿蘇山 、 九重山 、 雲仙岳 、 鶴見岳 など 九州 各地 の 高山 に 分布 する 。  ミヤマキリシマ は 、 火山 活動 により 生態 系 が 撹乱 さ れ た 山肌 で 優 占 種 として 生存 できる 。 逆 に 、 火山 活動 が 終息 し て 植物 の 遷移 により 森林 化 が 進む と 、 優 占 種 として 生存 でき なく なる 。  害虫 として キシタエダシャク が 大 発生 する こと が ある 。  三 国名 勝 図会 で 、 高原 の 物産 の 花卉 類 の 項目 に 、 映 山 紅 が 「 霧島山 中 特に 多し 。 叢 を なす こと 甚廣 し 。 花 さける 時 は 、 満山 錦 の ごとし 。 」 と 記載 さ れ て いる が 、 これ が ミヤマキリシマ の こと で ある 。  1866 年 に は 坂本 龍 馬 が 新婚 旅行 で 霧島 を 訪れ た 際 、 姉 に 宛て た 手紙 の 中 で 「 きり 島 つ ゝ じ が 一 面 に は へ て 実 つくり 立 し 如く きれい なり 」 と 書い て いる 。 1909 年 に は 同じく 霧島 へ 新婚 旅行 に 訪れ た 植物 学者 ・ 牧野 富太郎 が 発見 し 、 「 深い 山 に 咲く ツツジ 」 という 意味 で 「 ミヤマキリシマ 」 と 命名 し た 。レブンソウ （ 礼文 草 、 学名 ：" Oxytropis   megalantha "） は 、 マメ 科 オヤマノエンドウ 属 の 多年草 。  北海道 礼文 島 の 固有 種 。 礼文島 の 桃岩 展望 台 や 桃岩 歩道 など で 見 られる 。  草丈 は 10 〜 25 cm 。 1 本 の 花 柄 に 数個 〜 十 数 個 の 紫色 の 花 を 上向き に 咲かせる 。 花期 は 6 〜 7 月 。 和名 の 由来 は 、 礼文島 で のみ 見 られる ため 。  環境省 レッドデータブック ・ 絶滅 危惧 IA 類 に 分類 さ れ て いる 。タカネスミレ （ 高嶺 菫 　 学名 :" Viola   crassa "   Makino ） は スミレ 科 スミレ 属 の 多年生 植物 。  分布 域 は 本州 中部 地方 以北 ～ 北海道 ・ 千島 列島 ・ カムチャツカ 半島 ・ 朝鮮半島 ・ チベット の 高山 帯 で 、 日当り の よい 砂礫 地 に 生育 する 。 高 さ は 5 ～ 12 cm 程 。 花期 は 7 ～ 8 月 。 花弁 は 黄色 で 、 唇 弁 は やや 大きく 紫色 の 線 が 入っ て いる 。  以下 の 似 た 種 が ある 。タカネヤハズハハコ （ 高嶺 矢筈 母子 、 学名 ：" Anaphalis   alpicola "   Makino ） と は キク 科 ヤマハハコ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  姿 が ウスユキソウ に 似 て いる こと から 、 別名 で タカネウスユキソウ と も 呼ば れる が 、 ウスユキソウ 属 で は なく ヤマハハコ 属 という 別 の グループ に 属する 。  高 さ 10 〜 12 cm 。 葉 は 互生 で 長 さ 4 〜 6 cm 、 灰白色 の 綿毛 が 覆っ て いる 。 雌雄 別 株 で 雄花 だけ の 雄 株 と 両性 花 の 株 が ある 。 花期 は 8 月 。 頭 花 は 筒 状 花 だけ で 、 白色 で 下部 が 淡紅 色 で ある 。  分布 域 は 本州 中部 以北 〜 北海道 の 高山 帯 の 乾い た 礫 地 。 湿っ た 草地 など に 生育 する 。田 島ヶ原 ･ 田 島ヶ原 サクラソウ 自生 地 （ た じ ま が はら ･ た じ ま が はら サクラソウ じ せいち ） は 、 埼玉 県 さいたま 市 桜 区 に ある 国 の 特別 天然記念物 に 指定 さ れ た サクラソウ の 自生 地 で ある 。 さくら草 公園 が 整備 さ れ て いる 。  田 島ヶ原 サクラソウ 自生 地 は さいたま 市 さくら草 公園 内 に 存在 する サクラソウ の 自生 地 。 （ 周囲 に は さくら草 公園 の 芝 生地 や 野球 場 が 存在 し 、 北側 は 秋 ヶ 瀬 橋 および 秋 ヶ 瀬 公園 に 接する ） 広 さ は 約 4 . 2 ヘクタール 。 『 「 サクラソウ は 野生 の 状態 において 種々 の 先天的 変異 に 富み 、 遺伝 研究 実験 材料 として 、 また 武蔵野 の 古来 有数 の 名勝 地 として 保存 の 必要 が ある 」 という 理由 で 、 国 の 特別 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 』 。  なお 、 柵 が 設け られ 自生 地 内 に 立ち入る こと は でき ない 。 見学 通路 から のみ 見る こと が できる が 、 保護 の ため 各種 の 制限 が ある 。  冬 に は さいたま 市 教育 委員 会 による 草 焼き が 行わ れる 。  埼玉 県 さいたま 市 桜 区 西側 の 大字 田島 ・ 大字 関 ・ 大字 西堀 に 跨っ て いる 。 荒川 及び 鴨川 に 挟ま れ た 堤 外地 で ある 。 交通 手段 は 東武 東上 線 志木 駅 から 国際 興業 バス 浦和 駅 西口 行 （ 中 浦和 駅 経由 ） バス ・ さくら草 公園 停留所 下車 。 自生 地 北側 に 駐車 場 も 備え られ て いる 。 南側 を 武蔵野線 、 北側 を 埼玉 県 道 40 号 さいたま 東村山 線 ・ 埼玉 県 道 79 号 朝霞 蕨 線 （ 志木 街道 ） が 通る 。  毎年 4 月 の 第 3 土日 に は 「 さくら草 まつり 」 が さくら草 公園 内 にて 開催 さ れ 、 多く の 屋台 など が 並ぶ 。 浦和 駅 西口 から 会場 まで の 臨時 バス が 運行 さ れる 。商品 作物 （ し ょうひんさくもつ ） と は 、 自己 消費 より も 市場 で の 販売 を 目的 として 生産 する 農作物 の こと 。  貨幣 経済 の 発達 により 市場 が 形成 さ れる と 、 自給自足 の ため の 作物 を 生産 する より も 、 商品 価値 の 高い 作物 を 生産 し て 市場 で 販売 し 、 販売 利益 で 必要 な もの を 買う 方 が 効率 的 に なっ て くる 。  また 、 個人 の 取り組み として だけ で は なく 、 為政者 や 行政 機関 等 によって 商品 作物 の 生産 が 推奨 さ れる 場合 も ある 。  江戸 時代 中期 以降 、 木綿 や 菜種 といった 作物 が 商品 作物 として 盛ん に 栽培 が 行わ れる よう に なる 。 江戸 幕府 は 、 当初 は 田畑 勝手 作 禁止 令 を 出し 商品 作物 の 生産 を 禁止 し て い た が 、 全国 の 市場 経済 化 に 押さ れ て 後 に 結果 として 認める よう に なる 。  明治 時代 に なっ て から は 木綿 、 お茶 が 海外 へ 輸出 さ れ 、 主要 な 輸出 商品 と なっ た 。  欧米 諸国 の 植民 地 として 統治 さ れ た 東南アジア 、 中南米 で は 、 砂糖 や バナナ など が プランテーション で 生産 さ れ た 。 これら の ケース で は 、 一 国 の 産業 構造 が 歪み 、 問題 を 引き起こす こと と なる 。 詳細 は 、 プランテーション も 参照 。揖斐 二 度 桜 （ い びにどざくら ） は 、 岐阜 県 揖斐 郡 大野 町 大字 南方 字 二 度 桜 184 番地 2 に ある 、 国 の 天然記念物 指定 の 桜 で ある 。 「 飛騨 ・ 美濃 さくら 三 十 三 選 」 に 選定 さ れ て いる 。  ヤマザクラ の 変種 と 考え られ て いる 。 一つ の 木 にて 、 枝 毎 に 「 一 重 」 と 「 八重 」 と 異なっ た の 2 種類 の 花 が 咲く 。 また 、 八重 の 花 は 、 一度 しぼん で から 再び 開花 する 。 この こと から 、 二 度 桜 と 名づけ られ て いる 。 二度咲き する の は 1 本 の 桜 の 木 で 数個 の 花 のみ で ある 。  幹 周 は は 160 cm 、 高 さ は 8 m 、 樹齢 は 140 年 と 推測 さ れ て いる 。  この 桜 は 、 2 つの 小さな 古墳 の 上 に たっ て いる 。  1923 年 3 月 7 日 、 希少 価値 が 認め られ 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 2009 年 2 月 に 3 本 が 追加 指定 さ れ 、 計 4 本 が 指定 さ れ て いる 。  天保 時代 の 1838 年 、 初代 の 揖斐 二 度 桜 は 暴風雨 の 為 倒木 。 この 初代 の 根元 から の 若芽 を 育て て 2 代目 として 復活 し た が 、 この 2 代目 も 昭和 初期 の 1934 年 に 枯れ て しまっ た 。 この 2 代目 根元 から で て き た 4 本 の 若芽 を 育て上げ た の が 、 現在 の 揖斐 二 度 桜 （ 3 代目 ） で ある 。  過去 、 接木 や 種子 から の 育成 など 、 この 揖斐 二 度 桜 の 繁殖 を 試み た が 、 あまりに も 特殊 な 変種 の 桜 の ため 、 成功 し て い ない 。オヒョウ （ 於瓢 、 学名 ：" Ulmus   laciniata "） は ニレ 科 ニレ 属 の 落葉 性 の 高木 。 日本 列島 から 東北 アジア の 山地 に 分布 する 。 日本 の 北海道 に 多い 。  別名 アツシノキ （ 厚司 の 木 ） 、 ヤジナ （ 矢 科 ） 、 ネバリジナ （ 粘 科 ） 。  アイヌ 語 で は オヒョウ の 樹皮 と 繊維 を アッ （ at ） 、 オヒョウ の 木 を アッニ （ atni ） と 呼ぶ 。 樺太 の 方言 で は それぞれ アハ （ ax ） 、 アハニ （ axni ） と いう 。 また 白浦 地方 で は 樹皮 を オピウ （ opiw ） と も 呼び 、 「 オヒョウ 」 の 名称 は これ に 由来 する 。 （ オピウ   opiw →   op - i - u →   i の 後ろ に u の 重母音 に なる ため u が 子音 化 し て w と なっ た 。 op :   尻 の もの →   槍 （ ヤリ ） の 穂先 の 後ろ に 付い て いる 木 の 棒 の こと 。 オプ で たいてい 槍 を 指す 。 i :   それ 。   u :   両 数 。 こちら と あちら 。 槍 と その 持ち 手 の こと 。 つまり 、 獲物 に 刺さっ た 槍 が 引っ張ら れ て 持っ て 行か れ た 時 の ため ヒモ が 付け て あっ て 、 持ち 手 は ヒモ を 送り出し たり 手繰っ たり し て 獲物 を 捕らえる 。 その ため の ヒモ の 材料 に オヒョウニレ の 内皮 を 使っ て い た ところ から の 呼び名 で は ない か と 推論 さ れる 。 ）  高 さ 約 25 m 。 樹皮 は 縦 に 浅く 裂け 、 剥がれ 落ちる 。 樹皮 の 繊維 は 強靭 。 葉 は 広 倒卵型 で 先端 が 3 （ 〜 9 ） 裂 し 、 縁 に は 重 鋸歯 が 見 られる 。 両面 に 白い 短 毛 が びっしり 生え 、 ざらつい た 手触り 。 4 - 5 月 、 新 葉 の 出る 前 に 、 淡紅 色 の 小 花 が 束 状 に 咲く 。 果実 は 長 さ 2 cm ほど の 扁平 な 楕円 形 を し た 翼 果 で 、 6 月頃 、 褐色 に 成熟 する 。  樹皮 （ 靭 皮 ） の 繊維 は 強靭 で 、 アイヌ は これ を 染色 し て 、 アットゥシ （ attus   厚司 ） という 布 や 衣類 を 織る （ 同じ 用途 の シナノキ より 高級 ・ 希少 と さ れる ） 。 別名 の アツシノキ は この こと に 由来 。  樹木 は 器具 材 、 薪炭 材 、 パルプ に 利用 できる 。鳳来寺山 （ ほう らい じさ ん ） は 、 愛知 県 新城 市 鳳来 寺 に ある 山 で ある 。  旧 火山 帯 の 南端 に 位置 する 死火山 で あり 、 標高 は 695 m 。 「 声 の 仏法僧 （ ブッポウソウ ） 」 （ コノハズク ） が 棲息 し て いる こと や 紅葉 の 名所 として 、 更に 鳳来 寺 が ある こと で 知ら れる 山 で ある 。  鳳来 寺 の 本堂 へ は 、 山麓 から 伸びる 石段 （ 1 , 425 段 ） や 元 有料 道路   鳳来寺山 パーク ウェイ が ある 。 登山 道 は 、 門谷 から の 表参道 の 他 に 大野 から の 東海 自然 歩道 、 湯谷温泉 から 湯谷峠 へ の 道 が ある 。  1931 年 （ 昭和 6 年 ） に 国 の 名勝 及び 天然記念物 に 指定 さ れ 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） に は 日本 の 地質 百 選 に 選定 さ れ た 。  山 に は 、 日本一 高い と さ れ て い た 樹齢 800 年 以上 、 樹高 約 60 メートル の 「 傘 杉 」 （ かさ すぎ ） が ある 。  1935 年 6 月 7 日 ・ 8 日 の 両日 に 渡り 、 名古屋放送局 は 鳳来寺山 で ブッポウソウ （ コノハズク ） の 啼き 声 を 夜間 生 中継 する こと に 成功 。 これ を きっかけ に 「 声 の 仏法僧 」 コノハズク と 、 「 姿 の 仏法僧 」 で ある ブッポウソウ の 食い違い が 学術 的 に 解明 さ れ た だけ で なく 、 鳳来 寺 の ブッポウソウ の 声 が 名物 として 広く 知ら れる こと に なっ た 。唐木 （ からき 、 とう ぼく ） は 、 シタン 、 コクタン 、 ビャクダン 、 カリン 、 タガヤサン など 、 熱帯 地方 から 日本 へ の 輸入 銘木 全般 の 総称 。 もと 中国 を 経 て 輸入 し た こと から 「 唐木 」 と いう 。  堅い 材質 と 美しい 色合い や 光沢 から 、 建材 、 家具 、 楽器 、 仏壇 など に 重用 さ れる 。 遣唐使 の 頃 に 多く 輸入 さ れ 始め 、 正倉院宝物 に 当時 の 唐木 細工 が 多く 残る 。 大阪 指物 、 江戸 指物 が 有名 。  特に シタン 、 コクタン 、 タガヤサン が 「 唐木 三 大 銘木 」 と さ れる 。ファイト ケミカル または フィトケミカル （ ） は 、 植物 中 に 存在 する 化合 物 で ある と さ れる 。 直訳 する と 植物 性 化学 物質 と なり 、 化学 的 に は 毒物 など すべて を 含む 植物 中 の 化学 物質 全般 を 指す が 。 一般 的 に は 「 通常 の 身体 機能 維持 に は 必要 と さ れ ない が 、 健康 に よい 影響 を 与える かも しれ ない 植物 由来 の 化合 物 」 を 意味 する 用語 として 使用 さ れ て いる 。 この ため 、 植物 栄養素 （ し ょくぶつえいようそ 、 ） と も 呼ば れる 。  果物 や 野菜 、 マメ 、 全粒粉 、 ナッツ 等 を 豊富 に 含む 食事 の 健康 へ の よい 効果 を 支持 する 証拠 は 十分 に 存在 する が 、 この 効果 が 植物 由来 の 特定 の 栄養素 あるいは ファイト ケミカル に 由来 する か どう か について の 証拠 は 限ら れ て いる 。 つまり 多く の ファイト ケミカル が 健康 効果 は 証明 さ れ て い ない 。  本 項 で は この 物質 の こと を ファイト ケミカル で 統一 し て 使用 する 。  また ファイト ケミカル は 毒物 や 幻覚 剤 として も 利用 さ れ た 歴史 を 持つ 、 ベラドンナ の トロパンアルカロイド は 毒矢 に 利用 さ れ た 。  かつて アメリカ 国立 癌 研究所   ( NCI )   によって 2000 万 ドル の 予算 で がん を 予防 する ため に 、 ファイト ケミカル を 特定 し て 加工 食品 に 加える 目的 で 、 デザイナーフーズ 計画   ( designer   foods   project )   が 開始 さ れ た 。 デザイナーフーズ 計画 で は 、 がん に 有効 性 の ある と 考え られる 野菜 類 が 40 種類 ほど 公開 さ れ た 。 その後 、 デザイナーフーズ 計画 は なくなっ た 。  ファイト ケミカル は 非常 に 多種 の 化学 物質 を 指す 言葉 で ある から 。 アリストロキア 酸 など 発がん の 性 の ある もの や 、 パクリタキセル など の 抗 がん 剤 として 利用 さ れる もの も 含ま れる 。  ファイト ケミカル の 分類 と 含有 さ れる 一般 的 な 植物ハナ アナナス 属 （ チランジア   " Tillandsia "） は 、 708 種 ( 変種 、 品種 、 自然 交配 種 含む 。 2008 年 6 月 現在 ) の 属 で 、 パイナップル 科 の 常緑 の 多年生 植物 で ある 。 中央 および 南 アメリカ 、 アメリカ合衆国 の 南部 、 ならびに 、 西 インド 諸島 の 、 森林 、 山 、 砂漠 に 自生 する 。 樹木 や 岩石 に 着生 する 着生 植物 を 多く 含む 。 これら の 着生 種 は 、 土 や 根 を 必要 と せ ず 葉 から 雨 や 空気 中 の 水分 を 吸収 する こと から 、 「 エアープランツ 」 （ Airplants ） と も 呼ば れる 。  全て 草本 で 、 茎 が 伸びる もの 、 伸び ない もの が ある 。 茎 が 伸びる 場合 、 分 枝 は し ない か 、 また し て も 僅か で ある 。 根 の 発達 は 悪く 、 全く 出さ ない 種 も ある 。 葉 は 多く の 種 で は ロ ゼット 状 だ が 、 束 生 や 2 列 生 など の 形 を 取る 場合 も ある 。 葉 は おおむね 細長く 、 全体 が 湾曲 し たり ねじれ たり と 様々 な 形 を 取る もの が 多い 。 葉 の 縁 に 棘 を 持つ もの は なく 、 また 葉 の 基部 が スプーン 状 に なり 、 これ が 重なっ て 偽 鱗茎 を 形成 する 種 が 多い 。  また 葉 の 表面 に 銀 白色 や 灰色 など の 鱗片 を 持つ 種 が 多く 、 それ が 多い 場合 に は 全体 に 銀 白色 など に 見える 。 これ は 光 を 反射 する こと で 強い 光 に 耐える こと 、 それ に 空中 から 水分 を 吸収 する 機能 を 持っ て いる と さ れる 。 また 葉 鞘 の 重なっ た 部分 に 水 を 貯める よう に なっ て いる 種 も あり 、 これら は 総じて 乾燥 し た 環境 へ の 適応 と 見 られる 。  花 は 両性 花 で 3 数 性 。 多く の 場合 、 花序 は 穂状 で 、 総状 の 種 も ある 。 花序 に は 普通 は 多く の 花 を 含み 、 2 列 に 並ん で 羽 状 に なる か 、 多数 の 列 を なし て 紡錘 状 に なり 、 また その よう な 花序 が 複数 集まっ て 掌 状 など の 複合 花序 を 作る 。 花 の 下 に は 花 苞 が あり 、 多く は 赤 や 桃色 など の 鮮やか な 色 に なる 。 また 花 柄 の 基部 に は 1 次 苞 が あり 、 これ も 同様 に 色づく 例 が 多い 。 萼 は 3 つ に 深く 裂ける か 完全 に 区切ら れ 、 長 楕円 形 など 。 花弁 は 3 個 で 長く 、 毛 も 鱗片 も ない 。 雄しべ は 6 本 で 、 子房 は 3 室 。 果実 は 蒴果 で 円柱 状 を なし 、 種子 は 細い 円柱 状 か 紡錘形 で 基部 に 冠 毛 の よう な 白い 綿毛 が ある 。  属 の 学名 は スウェーデン の 植物 学者 で 医学 教授 で あっ た ティルランツ ( E .   E .   Tillandz ,   1640 - 93 ) に ちなむ 。 和名 は かなり の 振れ が ある 。 サルオガセモドキ 属 は 本属 の 1 種 、 " T .   usneoides "   の 和名 に 基づく が 、 同様 に よく 知ら れ 、 栽培 さ れる 種 で ある   " T .   cyanea "   の 和名 を 取っ て ハナ アナナス 属 も 使わ れる 。 また 学名 カナ 読みで チランジア 、 ティランジア 、 さらに チランドシア も 使用 さ れる 。 本 記事 で は 和名 学名 共 に 振れ が ある こと から ひとまず この 和名 を 使う 。 なお 、 園芸 方面 で は 学名 カナ 読み と共に エアープランツ の 名 も 使わ れる 。  北 アメリカ の 北緯 35 ° から 南 アメリカ の 南緯 43 ° まで 、 それ に 標高 4000 m の 高地 に まで 生息 する 種 が あり 、 これ は パイナップル 科 における 南北 と 標高 の 上限 全て 、 この 属 の 種 で 押さえ て いる と 言う こと に なり 、 また この 科 の 中 で は 耐寒 性 の 高い 種 が 含ま れる こと も わかる 。  アルゼンチン ・ ボリビア ・ ブラジル ・ 中央 アメリカ ・ コロンビア ・ コスタリカ ・ キューバ ・ ドミニカ ・ エクアドル ・ エルサルバドル ・ フロリダ・ガテマラ・ガイアナ・ヒスパニオラ 島 ・ ホンジュラス ・ ジャマイカ ・ メキシコ ・ ニカラグア ・ パナマ ・ パラグアイ ・ ペルー ・ スリナム ・ トリニダード・アメリカ 合衆国 ・ ウルグアイ ・ ベネズエラ ・ 西 インド 諸島  生息 環境 は 、 直射 日光 が 照りつけ 40 度 ℃ 近く に 達する 場所 から 森林地帯 の 木 の 幹 の 様 な ほとんど 日 の 当たら ない 場所 まで 多岐 に わたる が 、 崖 や 丘 、 木 の 上 など の 風通し が 良い 場所 で ある こと が 多い 。 また 、 本属 が 分布 する 乾燥 地帯 で は 、 降雨 が 稀 で ある 代わり に 夜 に なる と しばしば 多量 の 霧 が 発生 する 地域 が 多く 、 根から で は なく 体 表 の 鱗片 から 水分 を 吸収 する 本属 （ 銀 葉 種 ） の 生活 様式 は この よう な 環境 と 対応 する 。  多く の 種 が 樹木 、 岩石 など に 着生 し 、 人家 の 屋根 など に も 出現 する 。 一部 に 垂れ下がる もの も あり 、 また 地上 性 の 種 も ある 。  根から の 吸水 に 全く 頼ら ない 種 が 含ま れ 、 例えば モス ボール の 別名 が ある   " T .   recurvata "   や ブラジル で 「 ブラジル の 開拓 者 」 と 呼ば れる   " T .   stricta "   など は 往々 に し て 電線 に 着生 し て いる 。 また   " T .   purpea "   や   " T .   latifolia "   は 地上 性 で あり ながら 根 が 発達 せ ず 、 束 生し た 葉 のみ の 姿 で 地上 に 転がっ て いる 。 これら は アンデス 山中 の 砂漠 に 見 られる 種 で 、 風 に 転がり ながら 生育 し て いる 。 むしろ 根 で 固定 さ れ て い た 場合 、 砂 に 埋もれ て しまう 危険 が あり 、 それ に対する 適応 と の 見方 も ある 。  また 偽 鱗茎 を 作る 種 に は 、 野外 で アリ を 住み込ま せる アリ 植物 で ある もの が ある こと が 知ら れ て いる 。  500 種 以上 が あり 、 これ は パイナップル 科 で 最大 で ある 。  花 の 構造 など を 元 に 以下 の 7 亜 属 に 分類 さ れる 。 以下 に 代表 的 な もの を 挙げる 。  似 た もの として は インコ アナナス 属   " Vriesea "   が あり 、 この 属 で は 花弁 の 内側 に 鱗片 が ある こと で 区別 さ れる 。ワタ スゲ （ 綿 菅 、 学名 ：" Eriophorum   vaginatum "） は 、 カヤツリグサ 科 ワタ スゲ 属 の 多年草 。 別名 で スズメノケヤリ （ 雀 の 毛槍 ） と いう 。  北半球 の 高山 や 寒 地 に 分布 する 。 日本 で は 北海道 から 中部 地方 以北 の 高山 帯 から 亜 高山 帯 の 高層 湿原 に 分布 し 、 大 群生 を つくる こと が 多い 。 岐阜 県 で レッド リスト の 準 絶滅 危惧 の 指定 を 受け て いる 。 基準 標本 は ヨーロッパ の もの 。  高 さ 30 - 50   cm 。 花期 は 5 - 6 月 。 白い 綿毛 を 付ける 果 期 は 6 - 8 月 。 花 が 終わる と 直径 2 - 3   cm の 名前 の 由来 と も なっ て いる 白い 綿毛 を 付ける 。  ワタ スゲ の 綿毛 が 種子 に 付い た 毛 で ある という 誤解 は 一定 ある よう で 、 清水 ( 1997 ) は 敢えて これ を 否定 し た 後 に 説明 を 始め て いる 。 実際 に この 綿毛 は 種子 ( 正確 に は 果実 、 更に 言え ば 痩果 ) から 出 て いる の で は なく 、 その 基部 から 伸び て いる 。 これ は 花 被 片 と 呼ば れる もの で 、 普通 の 花 の 萼 や 花弁 に 当たる 。 この よう な 種子 は タンポポ と 同様 に 綿毛 と共に 風 で 飛ぶ 。  カヤツリグサ 科 の 花 は ユリ の よう な 単 子葉 植物 の 基本 的 な 花 の 姿 から 風媒花 へ と 進化 し 、 その 過程 で 花 被 片 を 退化 さ せ 、 とても 地味 な 姿 に なっ た 。 カヤツリグサ 属 や スゲ 属 で は それら は 完全 に なくなっ て いる が 、 本 種 の 含ま れる ワタ スゲ 属 や 、 広義 の ホタルイ 属 など で は 存在 する こと が 多く 、 ただし 糸状 や 刺 針 状 など とても 退化 的 な 形 で あり 、 花 を 包む 鱗片 の 内側 に 隠れ て しまっ て いる 。 本属 も その 点 で は 同じ で あり 、 開花 時 に は 糸状 の 花 被 片 は 目 に つか ない 。 ところが 花 が 終わり 、 果実 が 成熟 する 間 に これ が 長く 伸び 出し 、 鱗片 から 長く はみ出し 、 目立つ よう に なる 。 しかも この よう な 花 被 片 は 他 の 属 で は 普通 は 6 まで な の だ が 、 本属 で は 細かく 分かれ て 10 - 25 に も なり 、 尚 更に 目立つ もの と なっ て いる 。ホウチャクソウ （ 宝 鐸草 、 学名 ：" Disporum   sessile "） は チゴユリ 属 に 分類 さ れる 植物 。  アジア 大陸 の 東端 （ 極東 ロシア - 東南アジア ） 全域 に 見 られ 、 日本 全国 に 分布 する 。 雑木林 など の 樹 間 の ひらけ た 場所 に 群生 する 。 初夏 に 地味 だ が 白 から 緑 へ の グラデーション が 美しい 花 を つける 。  ホウチャクソウ は 草丈 は 30 - 60 cm に なり 葉 は 互生 、 茎 は 上部 で 分かれる 。  先端 の 葉 の 付け根 から 長 さ 2 cm ほど の 花 が 1 - 3 個 垂れ下がっ て 咲く 。 花 被 片 は 6 枚 （ 3 枚 の 花びら と 3 枚 の ガク ） で 合着 し ない が 、 チゴユリ （" D .   smilacinum "） の よう に は 開か ない ので 筒 状 に 見える 。 花 被 片 が 合着 し ない 点 で 、 よく 似 た アマドコロ 属   と 見分ける こと が できる 。  花 の 先端 ほど 緑色 が 濃い 。 花期 は 5 月 から 6 月 中旬 で 、 花 の 後 に は 直径 1 cm ほど の 実 が なり 黒 紫色 の 液 果 と なる 。  地下茎 を 延ばし て 先端 に 翌年 の 株 が できる 擬似 一 年 草 。  チゴユリ と 自然 交配 する こと が あり ホウチャクチゴユリ と 呼ぶ 。  若芽 に 有毒 成分 を 含む 。 山菜 として 利用 さ れる アマドコロ や ナルコユリ の 若芽 と 似 て おり 、 注意 が 必要 で ある が 、 ホウチャクソウ は 摘ん だ とき に 独特 の 臭気 を 発する ため 見分け は 可能 。  宝 鐸 （ ほうちゃく 、 ほう たく ） と は 寺院 建築 物 の 軒先 の 四隅 に 吊り 下げ られ た 飾り で あり 、 風 鐸 （ ふう たく ） と も いう 。  花 が 垂れ下がっ て 咲く 姿 が この 宝 鐸 に 似る こと に よる 。長泉寺 の 大 銀杏 （ ち ょうせんじのおおいちょう ） は 、 岩手 県 久慈 市 門前 の 長泉寺 （ 曹洞宗 ） の 境内 に ある 大 銀杏 で 樹齢 1100 年 と 言わ れ 、 信仰 の 対象 と さ れ て いる 。 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる （ 昭和 6 年 2 月 20 日 文部省 告示 第 45 号 ） 。  旧 久慈 市 は 市 の 木 を 制定 する 際 、 国 の 天然記念物 で ある 長泉寺 の 大 銀杏 に ちなみ 銀杏 と 定め た 。センジュガンピ （ 千手 岩 菲 ） は 、 ナデシコ 科 センノウ 属 の 多年草 。  本州 （ 東北 ～ 中部 地方 以北 ） の 山地 ～ 亜 高山 帯 の 林 縁 や 森林 に 生える 。  高 さ 30 ～ 100 cm 。 花期 は 7 ～ 8 月 、 花 は 白色 で 直径 2 cm ほど 、 花弁 の 縁 が ギザギザ に なっ て いる 。  名前 は 、 日光 の 千 手 ヶ 浜 で 発見 さ れ た 中国 原産 の 岩 菲 （ センノウ の こと ） に 似 た 花 から 付け られ た 、 と いわ れ て いる 。ミヤマ キンポウゲ （ 深山 金鳳花 、 学名 :" Ranunculus   acris "   var .   " nipponicus "） は 、 キンポウゲ 科 キンポウゲ 属 の 多年草 の 高山 植物 。  北海道 ～ 中部 地方 以北 の 亜 高山 帯 ～ 高山 帯 の 湿り気 の ある 場所 に 生え 、 雪渓 周辺 に 大 群落 を つくる こと が 多い 。  高 さ は 10 ～ 50   cm 。 葉 は 大きく 3 つ に 裂け 、   裂片 は さらに 細かく 裂け て いる 。 花 は 黄色い 直径 2   cm ほど の 5 弁 花 で 、 丸み を 帯び て いる 。 花期 は 7 ～ 8 月 。 雪解け あと に 開花 する 。  基準 標本 は 、 木曽 駒ヶ岳 の もの 。 田中 澄江 が 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 の 著書 で 、 ミヤマ キンポウゲ など の 高山 植物 と 北ノ俣岳 を 紹介 し た 。 秋田 県 で レッド リスト の 絶滅 危惧 II 類 に 指定 さ れ て いる 。 南 アルプス の 仙丈ヶ岳 など で は 、 ミヤマ キンポウゲ を 含む 高山 植物 が シカ の 食害 を 受け て 減少 傾向 に あり 、 防護 柵 による 回復 実験 が 行わ れ て いる 。  以下 の 似 た 種 が ある 。ショウジョウバカマ （ 猩々 袴 、 学名 ："   Heloniopsis   orientalis   "   ） は 、 メランチウム 科 ショウジョウバカマ 属 の 多年草 。 北海道 から 九州 まで の 、 やや 湿っ た 場所 に 生える 。 垂直 分布 が 広く 、 人里 近く の 田んぼ の 畦道 から 高山 帯 の 高層 湿原 まで 生え て いる 。  葉 は 広い 線形 で なめらか 、 根本 から 多数 出 て ロゼット 状 に 平ら に 広がる 。 花茎 は その 中 から 出 て 高 さ は 10 ～ 20 cm 、 先端 に 横向き に 花 が 付く 。 花 の 色 は 生育 場所 によって 、 淡紅 色 、 紫色 、 白色 と 変化 に 富ん で いる 。 花期 は 低 山 で は 3 ～ 4 月 で ある が 、 高山 で は 雪渓 が 溶け た あと の 6 ～ 7 月 に なる 。 なお 、 花 被 は 花 が 終わっ た 後 も そのまま 残り 、 色あせ は する ものの 、 咲い た とき の 姿 を 残し て いる ので 、 夏 に 緑 の 花 が 咲い て いる 、 といった 姿 と なる 。  繁殖 は 種子 の ほか 、 葉 の 先 に できる 不定 芽 によって も 殖える こと が できる 。  名前 は 、 花 が 赤い の を 猩々 （ 中国 の 伝説 上 の 動物 の こと ） に なぞらえ 、 根 生葉 の 重 なり が 袴 に 似 て いる こと から 名付け られ た と さ れる 。  葉 の 様子 は ノ ギラン も やや 似 て いる が 、 こちら は 花 が 穂状 に 出る 。アカ モノ （ 赤 物 ） は ツツジ 科 シラタマノキ 属 の 常緑 小 低木 。 別名 は イワハゼ （ 岩 黄櫨 ） 。 北海道 、 本州 （ 主 に 近畿 以北 の 日本海 側 ） 、 四国 の 低 山 帯 〜 亜 高山 帯 の 日当たり の よい 場所 に 生える 。  高 さ は 10 〜 30 cm 。 花 は 白 〜 淡い 桃色 。 花 の 大き さ は 6 〜 8 mm で 釣鐘 形 、 縁 が 小さく 5 つ に 裂け 、 軽く カール し て いる 。 萼 は あざやか な 赤色 を し て いる 。 花期 は 5 〜 7 月 。  花 が 終わる と 萼 が 成長 し 、 果実 を 包み込み 、 赤色 の 偽 果 と なる 。 この 偽 果 は 食用 に なり 、 甘み が あり おいしい 。 名前 は 赤い 実 から 「 アカ モモ （ 赤 桃 ） 」 と 呼ば れ 、 これ が 訛っ て 付け られ た と いわ れる 。埋れ木 （ うもれ ぎ 、 ） は 、 樹木 の 幹 が 、 地殻 変動 や 火山 活動 、 水中 の 堆積 作用 など によって 地中 に 埋もれ 、 長い 年月 を かけ て 圧力 や 熱 を 受け た ため に 変成 し 、 半ば 炭化 し た もの で 、 亜炭 もしくは 褐炭 の 一 種 で ある 。 「 埋木 」 「 埋もれ 木 」 と も 表記 し 、 岩木 と も 言う 。  炭化 は 表面 で 著しく 、 内部 は 褐色 で 木 理 を 残す 。 石炭 採掘 の 副産物 として 得 られ 、 木 理 の 美しい もの や 造形 面 で 魅力 的 は 特徴 を 持つ もの は 、 彫刻 を 始め と する 芸術 作品 や 、 埋れ木 細工 の よう な 工芸 品 、 その他 一般 的 な 趣味 の 造形 、 屋内 空間 や アクアリウム を 飾る 自然 木 として の 空間 演出 用 の 小物 など に 用い られる 。 また 低 品位 炭 として 家庭 用 の 燃料 と する 。  日本 で は 、 数 千 万 年 前 以降 の 地層 に 産出 する 。 かつて は 仙台 の 広瀬川 で 珪化木 など と共に 産 する 仙台 亜炭 が 有名 で 、 埋れ木 細工 は 仙台 の 名産 で ある 。 ただし 住宅 の 電化 や 都市 ガス ・ 石油 の 普及 で 、 仙台 亜炭 の 採掘 は 行わ れ なく なっ て おり 、 埋もれ 木 細工 も 過去 の 備蓄 材料 を 使っ て 続け られ て いる のみ で ある 。  青森 県 下北半島 に 広がる 猿 ヶ 森 ヒバ 埋没 林 （ 総 面積 約 3 . 52 ヘクタール ） で 見 られる ヒバ の 古木 は 、 大 森林地帯 で あっ た 約 1000 年 から 800 年 より 前 の 時代 、 津波 や 海水 によって 枯死 寒 滅 し た 結果 、 立ち枯れ 状態 で 残っ た 木々 が 、 海風 と 猿 ヶ 森 砂丘 が 巻き起こす 断続 的 な 飛 砂 に 埋もれ て しまい （ 砂丘 の 移動 による 埋没 ） 、 その後 長い 時 を 経 て 、 今日 見 られる よう な 直立 し た まま の 状態 で の 埋もれ 木 の “ 森 ” に なっ た と 推定 さ れ て おり 、 現在 でも 大半 が 用材 として 使える と共に 、 ヒバ 特有 の 香り を 保っ て いる 。  中国 雲南 省 徳 宏 タイ 族 チンポー 族 自治 州 の 芒 市 に ある 森林公園 に 展示 さ れ て いる もの は 重量 1 トン に も なる 巨木 で ある が 、 まるで 中国 の 地図 の よう な 形 を し て いる 。  日本語 で は 、 世間 から 見捨て られ た 存在 や 、 忘れ去ら れ て しまっ た 存在 を 喩え て 、 「 埋れ木 」 と 呼ぶ こと が ある 。 その よう な もの の なか で 、 幕末 に 大老 を 務め た 彦根 藩主 ・ 井伊 直弼 が まだ 捨扶持 （ すて ぶち ） の 身分 で あっ た 若き 日 に 居所 と し て い た 「 埋木 舎 （ うもれ ぎのや ） 」 は 、 質素 な 武家 屋敷 で あり 、 彼 の 名 と共に 日本 で は よく 知ら れ て いる 。 彦根 藩主 の 十 四 男 として 生まれ た 直弼 は 、 父 や 次代 藩主 と なる べき 兄たち が 早世 する など し ない 限り 、 世に 何ら 働き の 場 を 見出す こと の 許さ れ ない 身の上 で あっ た ため 、 自ら を 「 埋れ木 」 に 喩え た の で ある が 、 果たして 藩主 と 次代 候補 の 早世 が 続い た こと で 、 埋木 舎 から 一躍 世 に 出 て 歴史 的 大役 を 果たす 人物 と なっ て いる 。イワヒゲ （ 岩 髭 、 学名 ：" Cassiope   lycopodioides "   ()   ） は 、 ツツジ 科 イワヒゲ 属 に 分類 さ れる 草本 状 の 常緑 矮性 小 低木 の 一種 。 高山 植物 。  高 さ は 10 cm 程度 。 茎 は 分 枝 し て 緑色 の ひも 状 に なり 、 葉 は 鱗片 状 に 重なっ て 茎 に 密着 し 、 て おり 、 ヒノキ の 葉 の よう に 見える 。  花期 は 7 - 8 月 。 茎 の 上部 の 鱗片 状 の 葉腋 から 短 枝 を 出し 、 その 先 から 長 さ 2 - 3 cm の 細長い 花 柄 を 伸ばし て 、 その 先 に 下向き の 花 を 1 個 つける 。 萼 片 は 長 さ 2 mm の 卵 形 で 、 先 は 円い 。 花冠 は 白色 で 、 長 さ 7 mm の 鐘 形 に なり 、 花冠 の 先 が 浅く 5 裂 し 、 裂片 は 反り返る 。 雄蕊 は 10 個 で 、 花 糸 は 無 毛 。 花 柱 は 1 個 で 糸状 に なり 、 花 柱 は 小さい 。 果実 は 蒴果 で 径 3 mm の 球状 に なり 、 4 - 5 室 に 分かれ 、 上向き に つく 。  日本 、 千島 列島 、 カムチャツカ 、 アラスカ に 分布 する 。  日本 で は 、 本州 中部 地方 以北 、 北海道 に 分布 し 、 高山 帯 の 風当たり の 強い 岩場 の 裂け目 など に 張り付く よう に 生える 。  和名 の イワヒゲ は 、 岩 の 間 から 生え 、 茎 が ヒゲ （ 髭 ） の よう に 細く 見える こと から 付け られ た 。萌芽 更新 （ ほう が こうしん 、 ぼう が こうしん 、 英語 : Coppicing ） と は 、 樹木 の 伐採 後 、 残さ れ た 根株 の 休眠 芽 の 生育 を 期待 し て 森林 の 再生 を 図る 方法 。  萌芽 が 活発 な 広葉樹 を 伐採 し た 翌年 に は 、 根株 から びっしり と 休眠 し て い た 芽 が 萌芽 し 、 生育 を 始める 。 これ が 成長 し て 新た な 森林 を 作る の を 期待 する の が 萌芽 更新 で ある 。 また 、 伐採 さ れ た こと により 地表 に 太陽光 が 届く よう に なる ため 、 周囲 に 落下 し て い た 種子 から の 天然 更新 も 進む 。  萌芽 更新 による 森林 は 、 定期 的 に 伐採 を 行っ て も 再生 を 繰り返す 、 永続 的 な 資源 と なる こと から 、 入会 地 として 地域 で 管理 さ れ て いる もの も 多かっ た 。 この よう な 森林 で は 、 ほぼ 同じ 太 さ の 樹木 から 構成 さ れ 、 また 、 同 一 種 の 2 - 3 本 が ある程度 まとまっ て 存在 する こと が 多い 。 これ は 、 先代 の 切り株 から 生じ た 主幹 が それぞれ 独立 な 株 と なり 、 元 あっ た 切り株 は 腐っ て 無くなっ た ため で ある 。 なお 、 伐採 を 繰り返す と 、 この よう に し て 生じ た 新た な 主幹 は 次第に 距離 を 置く こと に なる 。 これ を 木 が 歩い た と 表現 する 例 も ある 。  かつて は 、 薪炭 生産 を 行っ て い た 日本 の 里山 で 、 萌芽 更新 による 森林 は 普遍 的 に 見受け られ た 。 しかし 、 化石 燃料 へ の エネルギー 革命 が 進展 する に従い 放棄 さ れ たり 、 住宅 用材 として 高騰 し て い た スギ や ヒノキ の 人工 林 に 姿 を 変え 、 消滅 し て いっ た 。  萌芽 更新 の うち 、 地上 1 m 以上 比較的 高い 位置 で 伐採 や 剪定 を 行い 、 萌芽 を 発生 さ せ て 更新 する もの は 、 特に 頭 木 更新 や 台 株 更新 と 呼ば れる こと も ある 。 その よう な 更新 で 樹木 上部 に 発生 し た 萌芽 は 台 伐り 萌芽 （ 英語 : pollard ） と 呼ば れる  和歌山 県 南部 で は 、 備長炭 生産 の ため の 原料 として ウバメガシ 林 が 確保 さ れ た が 、 これ が 萌芽 更新 で 維持 さ れ て い た 。 この 伐採 の 際 、 必ず 鉈 を 使い 、 また ある程度 高い ところ から 切る 習わし が あっ た 。 これ は 、 低い ところ を ノコギリ で 切る と 、 萌芽 の 数 が 多く なり 、 個々 の 枝 が 弱く なる ため で あっ た らしい 。 現在 で は すべて チェーンソー を 使っ て いる よう で 、 今後 の こと が 心配 さ れる と する 向き も ある 。  老木 （ 40 年 以上 ） より 若木 （ 20   -   30 年 以下 ） の 方 が より 活発 に 萌芽 する 。 この ため 、 伐採 は 若木 の うち に 行う 方 が 、 より 確実 に 萌芽 更新 が 期待 できる 。スイバ （ 蓚 、 酸い 葉 、 学名 ：" Rumex   acetosa "） は タデ 科 の 多年草 。 ギシギシ という 地方 名 も ある （ ただし ギシギシ という 標準 和名 を 持つ 植物 は は 同じ スイバ 属 の 別種 ） 。 また 、 スカンポ 、 スカンボ など の 別名 で も 呼ば れる こと も ある が 、 これら は イタドリ の 方言 名 として も 用い られる こと が 多い 。 英名 から ソレル と も 呼ば れる 。 北半球 の 温帯 に 広く 分布 し 、 田畑 や 道端 に よく 見 られる 。  葉 は 長く 、 付け根 は 矢尻 型 に なる 。 雌雄 異 株 で 、 花 は 春 から 初夏 にかけて 咲く 。 葉 を 噛む と 酸味 が あり 、 スイバ （ 酸い 葉 ） など の 語源 と なっ て いる 。  1923 年 に 木原 均 と 小野 知夫 によって 、 X 染色 体 と Y 染色 体 を 持つ こと が 報告 さ れ た 。 これ は 種子 植物 に 性 染色 体 が ある こと を 初めて 示し た 発見 の 一つ で ある 。 スイバ の 性 決定 は 、 ショウジョウバエ など と 同じく 、 X 染色 体 と 常 染色 体 の 比 によって 決定 さ れ て いる 。  日本 で は 野生 の もの の 新芽 を 山菜 として 春先 に イタドリ 同様 に 食べる が 、 ヨーロッパ で は 古く から 葉 菜 として 利用 さ れ 、 野菜 として の 栽培 品種 は ソレル や オゼイユ と 呼ば れる 。 利用 法 は 主 に スープ の 実 、 サラダ 、 肉 料理 の 副 菜 や 付け 合わせ で 、 スイバ を 単体 で 調理 する だけ で なく 、 ホウレンソウ や その他 の 葉菜類 と 混ぜ て 用いる こと も ある 。 例えば フランス 料理 で は ポタージュ 、 オムレツ 、 ベニエ 、 ピュレ 、 料理 に 添える ソース 、 アイルランド 料理 で は スイバ の パイ 、 ギリシア 料理 で は 煮込み 料理 や ピタ （ ブレク 風 の パイ ） 、 ブルガリア 料理 で は チョルバ 、 ルーマニア 料理 で は サルマーレ 、 ウクライナ 料理 で は スイバ の ボルシチ 、 ロシア 料理 で は 緑 の シチー の 素材 として 好ん で 用い られる 。  古代 エジプト で は 、 食用 の ほか に 薬草 として も 使わ れ た 。 また 、 古代 ギリシャ 、 古代 ローマ で は 利尿 作用 が ある 薬草 として 、 特に 胆石 を 下す 効用 が ある として 利用 さ れ た 。 この 葉 の ハーブ ティー は 、 昔 より 解熱 効果 が ある として 知ら れ て いる 。 現在 でも 、 う が い 薬 、 火傷 の 手当 など に 使わ れ て いる 。 ただし シュウ 酸 を 多く 含む ので 、 大量 に 食べる と 中毒 の 恐れ が ある 。青島 （ あ お しま ） は 、 宮崎 県 宮崎 市 の 南東 部 海岸 付近 に ある 周囲 860 m 、 面積 約 4 . 4 ha 、 高 さ 約 6 m の 島 。 陸 繋 島 に なり つつ ある 。 対岸 は 青島 海岸 と 呼ば れ 、 青島 海水浴 場 など を 含む 一大 観光 地 に なっ て いる 。 青島 と 青島 海岸 と は 弥生 橋 によって 結ば れ て いる 。  砂岩 と 泥 岩 が 交互 に 重なっ た 地層 （ 油津 層 群 ） から なる 山 が 沈降 し て 海 に 浸かり 、 波 に 侵食 さ れ た 後 に わずか に 隆起 する こと で 「 隆起 波 食 台 」 と 呼ば れる 地形 が 形成 さ れ た 。 規則 的 に 重なっ た 地層 が 緩やか な 傾斜 を なし て いる ため 階段 状 に 侵食 さ れ て おり 、 巨大 な 洗濯 板 の よう に 見える こと から 「 鬼 の 洗濯 板 （ 岩 ） 」 と 呼ば れる 。 宮崎 県 南部 海岸 に は 南西 から 北東 に 向かっ て 黒潮 が 、 同 北部 海岸 に は 北 から 南 へ 沿岸 流 が 流れ て おり 、 これら の 潮流 によって 貝殻 の 破片 など が 集め られ 隆起 波 食 台 上 に 堆積 する こと で 青島 が 形成 さ れ た 。 珍しい 地形 で ある こと から 「 青島 の 隆起 海 床 と 奇形 波蝕 痕 」 として 日本 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  島 で は 200 種類 以上 の 植物 が 確認 さ れ て おり 、 そのうち 熱帯 性 及び 亜熱帯 性 の 植物 が 27 種 あり 、 北半球 最 北 の 亜熱帯 植物 群落 で ある 。 中でも ビロウ の 大 群落 は 貴重 で ある こと から 「 青島 亜熱帯 性 植物 群落 」 として 日本 国 の 特別 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 本来 なら ば 寒 さ により 枯死 する 高緯度 の 場所 に この よう な 熱帯 性 及び 亜熱帯 性 植物 の 植物 群 が 存在 する 理由 として 、 学者 により 二つ の 説 が 提起 さ れ て いる 。 一つ は 海 着 帰化 植物 説 と いい 、 島 の 沖 を 流れる 黒潮 により フィリピン や 沖縄 方面 から 南方 系 の 植物 の 種子 や 生木 が 漂着 し 繁栄 し た という 説 。 もう 一つ は 遺 存 説 と いい 、 第 三紀 前 に 日本 で 繁栄 し た 高温 に 適する 植物 が 気候 、 風土 、 環境 に 恵まれ た この 場所 に 取り残さ れ 、 今日 まで 繁栄 し た という 説 。 現在 で は 後者 の 遺 存 説 が 有力 視 さ れ て いる 。  島 の 中 に 青島 神社 が あり 、 神聖 な 場所 で ある ため 祭日 以外 に 一般人 が 立ち入る こと は 禁じ られ て い た が 、 1737 年 （ 元 文 2 年 ） 以降 、 弥生 （ 旧暦 の 3 月 ） 後半 の 一時期 に 限り 一般人 の 参詣 が 許さ れる よう に なり 、 明治 以降 は 年間 を通して 立ち入り できる よう に なっ た 。 昭和 に 入る と 周辺 の 青島 海岸 に 遊園 地 や 海水浴 場 が 整備 さ れ 、 ホテル が 建ち並ぶ 観光 地 に なっ た 。 2003 年 （ 平成 15 年 ） において 年間 約 70 万 人 の 観光 客 が 訪れ て いる 。  橘 ホテル は 1990 年 の 閉鎖 後 15 年間 以上 放置 さ れ 、 地元 住民 から 景観 を 損なう など の 意見 が 出 て い た が 、 2008 年 9 月 に 佐賀 県 嬉野 市 の 老舗 旅館 で ある 和 多屋 別荘 が 再 開発 を 行う 事業 者 に 決定 し た 。 2009 年 12 月 より 解体 工事 が 始まり 、 2010 年 6 月 に 完了 し た 。 跡地 に は 新た に ホテル が 建設 さ れる 予定 で あっ た が 、 2012 年 5 月 に 宮崎 市 は 和 多屋 別荘 が 設立 し た 事業 会社 が 撤退 を 決め た と 発表 し 、 再 開発 計画 は 白紙 と なっ た 。 事業 会社 と 土地 を 管理 する 宮崎 市 折生迫 財産 区 と の 間 で は 、 事業 会社 側 から 撤去 費用 の 損害 賠償 を 求める 訴訟 が 、 財産 区 の 側 から は 土地 賃料 の 支払 と 明け渡し を 求める 訴訟 が それぞれ 宮崎 地方裁判所 に 起こさ れ た 。 土地 明け渡し について は 2012 年 11 月 28 日 に 両者 の 間 で 和解 が 成立 、 損害 賠償 訴訟 について は 2014 年 3 月 28 日 に 宮崎 地裁 は 事業 会社 の 請求 を 棄却 し 、 事業 会社 側 は 控訴 を 断念 し た 。  2016 年 に 宮崎 市 は 民間 事業 者 の 公募 に 踏み切る こと と なり 、 9 月 から 11 月 まで 関心 を 寄せ た 11 の 事業 者 と の 対話 を 実施 し た 。 これ を 受け て 宮崎 市 は 2017 年 4 月 より 事業 者 の 公募 を 開始 し た 。 一方 、 跡地 に は 旧 ホテル の 地下 室 や 基礎 杭 など が 地中 に 残存 し て いる ため 、 木造 2 階 建て 以上 の 建造 物 の 建築 が 困難 に なる の で は ない か という 懸念 も 指摘 さ れ て い た 。  2017 年 9 月 、 スタートトゥデイ の 子会社 で ある 「 アラタナ 」 が 再 開発 の 優先 交渉 権 を 獲得 し た と 報じ られ た 。 アラタナ は 再 開発 を おこなう 新 会社 を 設立 し 、 「 青島 ビーチビレッジ 」 の 名称 で 宿泊 施設 や 商業 施設 （ レストラン 、 土産物 店 、 シェア オフィス ） を 建設 し て 2019 年 に 開業 する 予定 と 報じ られ て いる 。  JR 日南線 青島 駅 下車 、 または 宮 交 シティ バス センター （ JR 南 宮崎 駅 向かい ） 18 番 乗り場 より 宮崎交通 バス 青島 ・ 日南 方面 に 乗車 し 、 青島 で 下車 。  列車 （ 1 ～ 2 時間 に 1 本 ） より も バス （ 毎時 2 ～ 3 本 ） の 方 が はるか に 本数 が 多い 。エゾノツガザクラ （ 蝦夷 の 栂 桜 、 学名 ：" Phyllodoce   caerulea "） は ツツジ 科 ツガザクラ 属 の 常緑 小 低木 。 日本 で は 北海道 ～ 東北 地方 以北 の 高山 帯 の 適度 に 湿り気 の ある 岩場 や 草地 に 群生 する 高山 植物 。  高 さ は 10 ～ 30   cm 。 花期 は 7 ～ 8 月 。 花 は 紅紫 色 で 6 ～ 8   mm ほど の 壷 状 の 花冠 を し て いる 。 枝 先 に 2 ～ 7 個 の 花 を 付ける 。 先 は 浅く 5 裂 し 反り返っ て いる 。 雄しべ は 10 個 。  アオノツガザクラ と 同じ 場所 に 生え て いる こと が 多く 、 両者 の 雑種 が 多く 見 られる 。 マルハナバチ など が その 受粉 を 行っ て いる 。 典型 的 な エゾノツガザクラ の 花冠 は やや 細め だ が 、 アオノツガザクラ と の 雑種 は 花冠 が 丸っこく なり 、 色 も やや 薄め に なる 。  名前 は 蝦夷 地 に 生育 する ツガザクラ という 意味 で ある 。  青森 県 で レッド リスト の 絶滅 危惧 II 類 と 岩手 県 で 絶滅 危惧 IA 類 に 指定 さ れ て いる 。 基準 標本 は 、 ラップランド の もの 。ヨウシュヤマゴボウ （ 洋種 山 牛蒡 、 学名 :   ） は 、 ヤマ ゴボウ 科 ヤマ ゴボウ 属 の 多年草 。 別名 は アメリカヤマゴボウ 。  別名 の 通り 北 アメリカ 原産 で 、 日本 で は 明治 時代 初期 以降 に 各地 で 繁殖 し て いる 帰化 植物 で ある 。  高 さ は 2 m 前後 に 達する 。 茎 は 無 毛 で 赤く 、 根 は 太く 長い 。 葉 は 大きく 、 秋 に なる と 紅葉 する 。  6 月 から 9 月 にかけて 白色 ないし 薄 紅色 の 花 から なる 花穂 を 枝 先 に 付け 、 夏季 に 扁平 な 果実 を 付け た 後 に 初秋 に 黒く 熟す 。 熟し た 果実 は 柔らかく 、 潰す と 赤 紫色 の 果汁 が 出る 。 この 果汁 は 強い 染料 で 、 衣服 や 皮膚 に 付く と なかなか 落ち ない 。 この 特性 の ため 、 アメリカ合衆国 で は ポークウィード （ Pokeweed ） や インク ベリー （ Inkberry ） など と も 呼ば れ て いる 。  ヨウシュヤマゴボウ は 有毒 植物 で 、 全体 にわたって 毒 が あり 、 果実 も 有毒 で ある 。 毒性 は 、 根 ＞ 葉 ＞ 果実 の 順 で ある が 、 果実 中 の 種子 は 毒性 が 高い 。 ブルーベリー と 間違っ て 果実 を 誤 食する 事故 も あり 、 注意 が 必要 で ある 。  毒 成分 は 、 アルカロイド で ある フィトラッカトキシン （ phytolaccatoxin ） 、 サポニン で ある フィトラッカサポニン （ phytolaccasaponins ） 、 アグリコン で ある フィトラッキゲニン （ phytolaccigenin ） など で ある 。 また 、 根 に は 硝酸カリウム が 多く 含ま れる 。  誤 食する と 、 2 時間 ほど 経過 後 に 強い 嘔吐 や 下痢 が 起こり 、 摂取 量 が 多い 場合 は さらに 中枢 神経 麻痺 から 痙攣 や 意識 障害 が 生じ 、 最悪 の 場合 に は 呼吸 障害 や 心臓 麻痺 を 引き起こし て 死 に 至る 。 幼児 の 場合 は 、 種子 を 破砕 し た 果汁 を 誤 飲 する と 、 果実 数 粒 分 で も 重 篤 な 症状 を 引き起こし うる ため に 十分 な 警戒 を 要する 。  根 や 種子 に は 、 植物 タンパク質 の 一 種 で ある ポークウィードマイトジェン （ PWM :   Pokeweed   Mitogen ） 、 ポークウィード 抗 ウイルス タンパク質 （ PAP :   Pokeweed   Anti - viral   Protein ） など が 含ま れる 。 これら の 物質 も 毒性 を もつ が 、 同時に 有用 な 薬理 作用 を もつ もの と 期待 さ れ 、 研究 が 進め られ て いる 。  アメリカ合衆国 で は かつて 着色 料 として 安価 な ワイン など に 用い られ た が 、 毒性 を 持つ ため に 現在 は 使用 さ れ て い ない 。 また 、 かつて は 主 に アラバマ 州 など の 南部 地域 において 、 若芽 を 茹で こぼし て 毒 を 抜い た 上 で 食用 に する ところ も あり （ ソウル フード を 参照 ） 、 1969 年 に トニー ・ ジョー ・ ホワイト が 発表 し た ヒット 曲 『 ポーク・サラダ・アニー （" Polk   Salad   Annie "）』 の " Polk "   と は 、 豚肉 （ Pork ） で は なく 本 種 の こと を 指し て いる 。  味噌 漬け など に 加工 し て 売ら れ て いる 山菜 の 「 山 ごぼう 」 は 、 本 種 または 近 縁 の 在来 種 ヤマ ゴボウ と は 全く 異なる 、 キク 科 に 属する アザミ の 一 種 で ある モリアザミ か 野菜 の ゴボウ の 根 で あり 、 類縁 関係 は 遠い 。トウダイグサ （ 燈台 草 、 学名 :   " Euphorbia   helioscopia "） は 、 日本 で は 本州 以南 に 広く 分布 し 、 日当たり の よい 荒地 や 畑 など に 生える 二 年 草 。  草丈 は 20   cm - 30   cm 程度 。 葉 の つき かた に 特徴 が あり 、 茎 の 中程 の 葉 は ヘラ 型 で 互生 する が 、 茎 の 頂 部 の 葉 は 丸み の 強い ヘラ 型 の 葉 を 5 枚 ずつ 輪 生 する 。 茎 の 頂 部 から は 放射状 に 花茎 を 伸ばす 。 花期 は 4 月 - 6 月 。 苞 葉 の 中 に 黄色い 花 を 複数 つける 。 苞 葉 は 椀 状 で 、 その 中 に 黄色い 花 が ある 様 が 、 燈火 の 皿 に 見立て て 和名 が ある 。 茎 や 葉 を 傷つける と 白い 乳液 を 出す 。 全 草 にわたり 有毒 で ある 。こ も 巻き （ こ も まき 、 菰 巻き ） は 、 江戸 時代 から 大名 庭園 で 行わ れ て き た と さ れる 害虫 駆除 法 で 、 マツカレハ の 幼虫 （ マツ ケムシ ） を 除去 する 方法 の ひとつ 。 マツカレハ の 中 齢 幼虫 は 、 冬 に なる と 、 地上 に 降り 、 枯れ葉 の 中 など で 越冬 する 習性 を 持つ 。 この ため 、 11 月頃 、 マツ や ヒマラヤスギ の 幹 の 地上 2 m ほど の 高 さ に 、 藁 で でき た 「 こ も （ 菰 ） 」 を 巻き つける 。 春先 に 、 この 「 こ も 」 の 中 で 越冬 し た マツカレハ の 幼虫 を 「 こ も 」 ともども 焼却 し 、 マツカレハ の 駆除 を する 。 施術 の 時期 的 に 冬 支度 の よう に 解釈 する 向き も ある が 、 決して 防寒 目的 で は ない 。  ただし 、 マツカレハ の 天敵 と なる ヤニサシガメ など も 越冬 場所 が 共通 し て いる こと が 多く 、 共々 に 燃やさ れ て しまう こと と なる 。  この 駆除 法 の 効果 と 問題 点 を 比較 検証 し た 研究 で 新しい もの として は 、 兵庫 県立 大学 環境 人間 学部 の 新穂 千賀子 ら が 2002 年 から 5 年間 かけ て 姫路城 で 行っ た 調査 が あり 、 これ に よれ ば こ も 巻き に 捕まっ た マツカレハ は わずか で あり 、 対し て 害虫 の 天敵 と なる クモ や ヤニサシガメ が 大 多数 を 占め 、 害虫 駆除 の 効果 は ほとんど 無く 、 むしろ 逆 効果 で ある こと を 証明 し た 。  もっとも この 研究 以前 から 、 天敵 や 設置 方法 へ の 配慮 が 必要 と の 声 は 古く から 上がっ て おり 、 天敵 の 捕 殺 の 程度 を 検証 し 、 害虫 を 効果 的 に 選択 する ため の 研究 も 行わ れ て いる 。 その ため 、 皇居外苑 や 京都 御苑 で は 既に 新穂 ら による 研究 の 20 年 以上 前 から 行わ れ て おら ず 、 浜松 市 も 2007 年 から 中止 し 、 姫路城 で も 例年 行っ て い た が 逆 効果 で ある など の 理由 により 平成 27 年 12 月 から 中止 し た 。分 枝 （ ぶん し 、 ,、、、） と は 、 「 枝分かれ 」 する こと で あり 、 本来 は 植物 の 茎 が 先端 に 向け て 伸長 成長 する 際 に 、 その 先端 の 数 を 増やす 現象 で ある 。 あるいは それ によって 生じる 枝分かれ し た 茎 、 及び その 様子 の こと で ある 。 また 、 その 延長 として 先端 成長 する 構造 において の 同様 の 現象 を さす 。 菌類 の 菌糸 、 サンゴ の 群 体 等 に も 適用 さ れる 。  一般 的 に いえ ば 、 分 枝 を 生じる の は 次 の 二つ の 場合 で ある 。  前者 の 場合 において 、 分かれる 成長 部分 が 同等 の もの で あれ ば 、 枝 の 形 は 二 叉 に なり 、 その よう な 枝分かれ の 事 を 二 叉 分 枝 と いう 。 それ に対して 、 主たる 成長 部分 が はっきり し て おり 、 これ に対して 大き さ に 差 が ある 横 枝 を 出す 場合 、 主軸 と 側 枝 の 区別 が 生じ 、 これ を 単 軸 状 分 枝 と いう 。 一般 的 な 感覚 で は 単 軸 状 の 方 が 普通 な よう に 見える が 、 多く の 場合 、 二 叉 分 枝 の 方 が 原始 的 な 形 で ある と 考え られ て いる 。 つまり 、 大き さ に 差 が ない 分裂 によって 分 枝 が 生じる 段階 から 、 主軸 が 区別 できる 形 が 進化 し て 来 た と 考える 。 この 様 な 判断 は 、 維管束 植物 の 枝 や 葉脈 、 あるいは 糸状 の 藻類 、 菌類 の 菌糸 など で も 行なわ れる 。 維管束 植物 の 場合 、 もともと は 茎 や 葉 の 区別 は 存在 せ ず 、 二 叉 分 枝 し た 枝 のみ で あっ た と 考え 、 それら の 変形 で 現在 見 られる 様々 な 形態 の もの が でき た と する テローム 説 が あり 、 ほぼ 定説 と さ れ て いる 。  なお 、 植物 の 分 枝 に は 、 同 一 箇所 から 三つ に 分かれる 三 出 （ さん しゅつ ） 、 水平 により 多数 に 分かれる 掌 状 （ しょうじ ょう ） 等 も ある が 、 それら は この よう な 分 枝 から 二 次 的 に 派生 し た もの と 見なさ れる こと が 多い 。  この 他 に 、 先端 が 成長 を 止め 、 やや 下 側 から 側 方 に 新た に 成長 する 先端 が 生じる 、 という 型 も あり 、 この 結果 生じる 分 枝 の こと は 仮 軸 状 分 枝 と いう 。  茎 の 先端 の 成長 点 で 細胞 分裂 が 行わ れ 、 それ によって 茎 は 伸長 する 。 茎 に 着く 葉 の 基部 の 上側 に は 芽 が 用意 さ れ て いる 。 この 芽 が 伸びれ ば 枝 が 生じる 。 したがって 、 葉 の 着き 方 と 枝 ので 型 は 共通 する 傾向 が あり 、 葉 が 対生 する 植物 は 枝 も 対生 する 。 花 の つく 枝 の 分 枝 の 事 を 花序 と 言う 。  一般 に 、 先端 の 成長 点 が 活動 を 続ける 間 は 、 この 芽 の 活動 が 抑え られる 。 これ を 頂 芽 優勢 と いう 。 これ は 、 先端 の 部分 で 生産 さ れる オーキシン が 側 芽 の 活動 を 抑制 する ため と 考え られ て いる 。 頂 芽 が 損傷 等 によって 活動 し なく なっ た 場合 に は 側 芽 が 活動 を 始める 。  なお 、 天狗 巣 病 は 病気 の 部分 の 枝 が 短い 間 に 多数 の 分 枝 を おこなう もの で ある 。  血管 や 神経 は 、 1 本 から 何 本 も 分かれる こと で 筋肉 や 臓器 に 分布 し 栄養 し たり 、 動かし たり する 。イワオトギリ （ 岩 弟 切 、 学名 ：   var .   ） は 、 オトギリソウ 科 オトギリソウ 属 の 多年草 の 高山 植物 。 東北 地方 および 中部 地方 以北 の 主 に 日本海 側 の 亜 高山 帯 から 高山 帯 に 分布 し て いる 。 オトギリソウ の 高山 型 。  高 さ 10 - 30 cm 。 葉 は 長 さ 4 cm ほど の 楕円 形 を し て おり 、 全体 に 黒点 が 散らばる 。 花期 は 、 7 - 8 月 。 黄色い 5 弁 花 を 咲かせる 。  学名 の 上 で は イワオトギリ 、 シナノオトギリ は ハイオトギリ の 亜 種 と なっ て いる 。灰色 藻 （ かい しょく そう ） は 淡水 に 棲む 単細胞 真 核 藻類 の 小さな グループ で ある 。 細胞 内 に シアネレ （ cyanelle ;   シアネル とも ） と よば れる 原始 的 な 葉 緑 体 を 持つ 事 で 特徴付け られる 藻類 で 、 小規模 ながら も 独立 の 植物 門 （ 灰色 植物 門 ） を 構成 する 。  「 灰色 」 と 名付け られ て は いる が 、 細胞 の 色 は 藍 藻 と 同様 に 深い 青 緑色 で ある （ 写真 を 参照 ） 。 そもそも 灰色 植物 門 「 Glaucophyta 」 の 語源 で ある ギリシア 語 の   " glaucus "   は 地中海 の 色 （ sea - green ） を 表現 する 言葉 で あっ た が 、 これ が 英語 の   glaucous （ 淡い 青 緑色 、 青 味 がかっ た 灰白色 ） を 経 て 和訳 さ れ た 際 に 、 単なる 灰色 に なっ て しまっ た という 経緯 が ある 。  灰色 藻 の 葉 緑 体 （ シアネレ ） は 、 緑色 植物 及び 紅色 植物 と 同様 に 藍 藻 が 細胞 内 共生 （ 一 次 共生 ） し て 生じ た もの と さ れ て いる 。 灰色 藻 と 一部 の 原始 紅 藻 は 、 光合成 色素 として 藍 藻 が 持っ て いる フィコビリンタンパク 質 を 保持 し て いる ため に 青 緑色 に 見える が 、 緑色 植物 で は 既に 失わ れ て いる 。  灰色 藻 の シアネレ は 色素 組成 の 他 に も 、 一 重 の チラコイド が 同心円 状 に 配列 する など 藍 藻 と 共通 する 特徴 を 備える 。 シアネレ は 2 枚 の 包 膜 に 包ま れ て いる が 、 その 2 枚 の 膜 の 間 に は 薄い ペプチドグリカン 層 が 存在 する 。 これ は 細菌 の 細胞 壁 と 同様 の 材質 で あり 、 共生 し た 藍 藻 の 細胞 壁 の 名残 で ある と 考え られ て いる 。 その ため ペプチドグリカン 層 を リゾチーム 処理 で 溶解 する こと で 葉 緑 体 を 破砕 できる 。 また 、 葉 緑 体 の 分裂 で は 、 2 枚 の 包 膜 の うち 、 内包 膜 の 内側 へ の 陥 入 と 外 包 膜 の くびれ は 別々 に 進行 する 。 この 特徴 は 、 通常 の 葉 緑 体 の 外側 から の くびれ 込み と 、 藍 藻 の 細胞 分裂 が 平行 し て 進行 し て いる と 見る こと が できる 。 ストロマ 部分 に は ピレノイド で は なく カルボキシソーム を もつ 点 で も 藍 藻 に よく 似 て いる 。 つまり 灰色 藻 の シアネレ は 、 細胞 内 共生 し た 藍 藻 の 特徴 を 色濃く 残す 葉 緑 体 な の で ある 。  シアネレ は 現 生 の 藍 藻 に 似 て は いる が 、 ゲノム サイズ が 縮小 する など 細胞 小 器官 として の 変化 も 進行 し て いる 。 灰色 藻   " Cyanophora   paradoxa "   では シアネレゲノム の 解析 が 為さ れ て おり 、 それ に よれ ば ゲノム サイズ は 127 kb 程度 、 コード さ れ て いる 主要 な 遺伝子 は 他 の 植物 の 葉 緑 体 と 共通 する と いう 。 ゲノム 内 に 逆行 反復 配列 （ IR ;   Inverted   Repert ） を 持つ 点 も 同様 で ある 。 シアネレ は 、 藍 藻 が 独立 の 藻類 から 葉 緑 体 という 細胞 内 小 器官 へ 移行 し て いく 過程 と 仕組み を 知る 上 で 貴重 な 構造 で ある 。  包 膜 に ペプチドグリカン 層 が ある こと など から 、 葉 緑 体 は 長い 間 、 細胞 内 共生 し て いる 藍 藻 で ある と 考え られ て き た 。 しかし 、 その ゲノム サイズ が 他 の 植物 の 葉 緑 体 と 同 程度 に 縮小 し て いる こと から オルガネラ で ある と 確定 し た 。  灰色 藻 で 遊泳 細胞 を 生じる 属 で は 、 細胞 は 二 本 の 不等 長 鞭 毛 を 備える 。 鞭 毛 に は 非常 に 細かい 小 毛 が 生え て いる 。 灰色 藻 の 鞭 毛 装置 に は 、 多層 構造 体 （ MLS ;   Multi - Layered   Structure ） と 呼ば れる 配列 微小 管 と 層状 構造 の 複合 体 が 存在 する 。 これ は 緑藻類 に 多く 見 られる 構造 で あり 、 灰色 藻 と 緑藻 と の 関係 を 探る 上 で 興味深い 。  真 核 藻類 の 中 で もっとも 古く 分岐 し た と 考え られ て いる 。 葉 緑 体 の 原始 的 な 特徴 、 藻類 に 広く 分布 する クロロフィル 結合 タンパク質 の 遺伝子 を もた ない こと 、 炭酸 固定 の リブロース 1 , 5 ビスリン 酸 カルボキシラーゼ・オキシゲナーゼ の 系統 が 藍 藻 に 近い こと など は 、 原始 紅 藻 より も 古い 特徴 と いえる 。 一方 、 系統 樹 によって は 原始 紅 藻 の 方 が 古く 分岐 し た と する もの も あり 、 その 系統 的 位置 は 確定 し て い ない 。  淡水 域 に のみ 出現 する 。 特に 、 ある程度 標高 の 高い 湿原 など に 多い 。 低地 の 池 に も 見 られる が 、 水量 の 少ない 池 より も ある程度 水量 や 水質 が 安定 し た 大型 の 湖沼 を 好む 。 この よう な 分布 を 踏まえ 、 灰色 藻 の 培養 を 行う 場合 に は 腐葉土 や 泥炭 を 煮 出し た 抽出 液 を 培地 に 添加 する と 良い 。  上位 分類 として は 、 緑色 植物 ・ 紅色 植物 と共に 、 一 次 共生 植物 の グループ で ある アーケプラスチダ に 含ま れる 。 灰色 植物 門 内 に は 4 属 のみ が 知ら れる 。  なお 、 かつて 灰色 藻 として 分類 さ れ て い た が 、 その後 の 研究 で 別 の 系統 の で ある 事 が 判明 し た 生物 も ある 。センニンソウ （ 仙人 草 、 学名 ：" Clematis   terniflora "   ） は 、 キンポウゲ 科 センニンソウ 属 に 分類 さ れる つる 性 の 半 低木 （ 木質 の 多年草 ） の 1 種 。 属 名 （" Clematis "） は 「 若 枝 」 を 意味 し 、 種 小名 （" terniflora "） は 「 3 枚 葉 の 」 を 意味 する 。 和名 は 痩果 に 付く 綿毛 を 仙人 の 髭 に 見 たて た こと に 由来 する 。 別名 が 「 ウマクワズ （ 馬 食わ ず ） 」 、 有毒 植物 で 馬 や 牛 が 絶対 に 口 に し ない こと を 意味 する 。  茎 は 長く 伸び 多岐 に 分かれ て 、 直径 約 7   mm の 円柱 形 、 緑色 で 無 毛 。 葉 は 羽 状 複葉 、 小 葉 は 3 - 7 枚 （ 多く は 5 枚 ） 、 ほぼ 卵 形 、 先 は 細 まり 鈍角 、 先端 が 小さく 突出 し 、 無 毛 、 長 さ 3 - 5   cm 。 しばしば 下部 の 小 葉 は 2 - 3 片 に 切れ込む が 鋸歯 は ない 。 葉柄 は 曲がりくねっ て 他 の 物 に 絡む つる 性 。 枝 の 先端 と 葉腋 から 3 出 集散 状 の 花序 を 出し 多数 の 花 を 付け 、 しばしば 全体 として 大きな 円錐 形 と なる 。 白色 の 花 は 直径 2 - 3   cm で 、 上 を 向い て 全開 する 。 萼 片 は 4 枚 （ 白い 花弁 の よう に 見える もの は 萼 片 で 花弁 は ない ） 、 倒披針 形 で 、 円 頭 - 鋭 尖 頭 、 縁 に 細い 毛 を 密生 する 。 雄蕊 は 無 毛 で 多数 、 雌蕊 も 多数 ある 。 開花 時期 は 8 - 9 月頃 。 赤褐色 の 痩果 は 、 長 さ 7   mm の 楕円 状 卵 形 で 縁 は 隆起 する 。 花 柱 は 長 さ 2 . 5 - 3   cm で 、 銀 白色 の 長い 毛 を 密生 し 、 長い 羽毛 状 、 宿 存 し 花期 後 も 落ち ない 。  中国 中部 、 台湾 、 朝鮮半島 南部 、 日本 の 温帯 から 亜熱帯 の 地域 に 分布 する 。  日本 で は 北海道 南部 、 本州 、 小笠原諸島 、 四国 、 九州 、 沖縄 に 広く 分布 する 。  日当り の 良い 山野 や 道端 の 低木 林 の 林 縁 に 生育 する 。 牧草 地 に 侵入 する 有害 雑草 として 知ら れ て いる 。  以下 の 変種 が 知ら れ て いる 。  センニンソウ の 葉 を 用い て 、 扁桃炎 （ 扁桃腺 炎 ） の 治療 を 行う 民間 療法 が ある （ 外部 リンク 参照 ） 。 園芸 用 の 植物 として 利用 さ れ て いる 。 日本 で は 園芸 用 クレマチス の 台木 に 利用 さ れる こと が ある 。  変種 の ムニンセンニンソウ が 、 環境省 による 第 4 次 レッド リスト （ 絶滅 の お それ の ある 野生 生物 の 種 の リスト ） で 、 絶滅 危惧 II 類 （ UV ） の 指定 を 受け て い て 、 東京 都 小笠原諸島 部 の レッド リスト で 絶滅 危惧 II 類 （ UV ） の 指定 を 受け て いる 。翼 果 （ よく か ） は 、 果皮 の 一部 が 平ら な 翼状 に 発達 し た 果実 。  単 乾 果 で あり 、 果実 が 成熟 し て も 裂開 し ない 閉果 で ある 。 翼 の 生え た よう な 形状 は 、 風 によって 親木 から 離れ た ところ へ 運ば れる ため で ある 。 ニレ 属 や ホップノキ で は 翼 果 の 中心 に 種子 が ある 。 一方 、 カエデ 属 や トネリコ 属 の よう に 翼 果 の 片側 に 種子 が あり 、 そこ から 翼 が 伸び て いる もの も ある 。 この 場合 は 木 から 螺旋 を 描く よう に 落ち て いき 、 その 様子 は しばしば ヘリコプター に 例え られる 。宿根草 （ しゅっ こん そう ） は 多年生 の 草本 の うち 、 生育 に 適さ ない 時期 （ 多く の 場合 冬 で ある が 、 夏 の こと も ある ） に は 地上 部 が 枯れ て しまう が 、 それ を すぎる と 発芽 し て 再び 生育 を 始める もの を いう 。  園芸 で は 、 常緑 多年草 も まとめ て 宿根草 と 呼ぶ ので 、 多年草 は 「 球根 植物 」 と 「 宿根草 」 に 分類 さ れる こと に なる 。 キク 、 キキョウ 、 シャクヤク 、 ハナショウブ など 、 花 苗 として 販売 さ れ て いる ものの ほとんど が この 範疇 に は いる 。 フキ や ウド 、 アスパラガス など 、 宿根 性 の 野菜 （ 蔬菜 ） も ある 。アキー （   または   、 学名 :   ） は ムクロジ 科 アキー 属 の 樹木 または その 果実 。 ジャマイカ の 食 文化 に 重要 な 果実 で ある 。  熱帯 西アフリカ 原産 。 樹木 は 高 さ 8 ～ 12 m に なる 。 果実 は 赤く 内部 が 三つ の 部屋 に 分かれ て いる 。 それぞれ に 黒く 丸い 種子 と 黄色 の 果肉 （ 仮 種皮 ） が 入っ て いる 。  1778 年 以前 、 奴隷 船 によって 西アフリカ から ジャマイカ に もたらさ れ た と 考え られ て いる 。 そして 1793 年 、 イギリス の ウィリアム・ブライ （ William   Bligh ） により ヨーロッパ に 始め て 紹介 さ れ た 。 属 名 の   は 、 ブライ を 記念 し て 付け られ た 。  原産地 の 西アフリカ で は ほとんど 食用 に さ れ ず 、 移植 さ れ た ジャマイカ で のみ 食べ られる 不思議 な 果実 で ある 。 果肉 （ 仮 種皮 ） を 野菜 の よう に 調理 し て 食 さ れる 果実 で 、 味 は フルーツ の 甘味 が 無く 、 クルミ の よう に 脂肪 分 の コク が ある 。 未熟 の 時 は 有毒 で 、 外側 の 赤い 皮 が 弾ける と 食べ られる よう に なる 。 完熟 時 でも 果肉 の 下 に ある 膜 の 部分 は 毒 を 含ん で いる ため 調理 する さい に 取り除か れる 。  ジャマイカ で は とても 好ま れる 食材 で 、 卵 に 似 た 黄色い アキー の 果肉 と 塩漬け の タラ を 炒め た 「 アキー・アンド・ソルトフィッシュ 」 は ジャマイカ の 国民 食 と 言わ れ て いる 。 ジャマイカ で は アキー の 缶詰 が 流通 し て おり 、 ジャマイカ 以外 の 日本 や 北米 など の 地域 で も 一部 の ジャマイカ 料理 店 で 缶詰 を 調理 し た アキー 料理 を 食べる こと が 可能 で ある 。  未熟 の アキー に は 高 濃度 の ヒポグリシン という シクロプロパン を 含む アミノ酸 系 の 毒物 が 含ま れ て いる 。 原産地 の 西アフリカ で は アキー を 漁 の 魚 毒 として 利用 し て いる 。 人間 が ヒポグリシン を 摂取 する と 痙攣 、 昏睡 、 致死 性 の 脳症 など を 誘発 し 、 最悪 の 場合 は 数 時間 で 死亡 する 危険 性 が ある 。 ジャマイカ や 西アフリカ で は 現在 まで アキー の 摂取 が 原因 の 死亡 事故 が 報告 さ れ て いる 。 この 病気 は 、 と 呼ば れ て いる 。  過去 に アメリカ の 厚生省 にあたる FDA は アキー に は 健康 上 の 問題 が 有る として 、 米国 内 で 流通 し て い た アキー の 缶詰 を 回収 し て いる 。ハー バリウム （ herbarium ） は 、 植物 学 において 保存 さ れ た 植物 標本 の 集積 （ 植物 標本 集 ） を 指す 言葉 で ある 。 こうした 標本 に なっ て いる の は 、 植物 の 個体 全体 または 部分 で ある 。 これら は 乾燥 処理 が 施さ れ 台紙 に 貼り 付け られ た もの （ 押し葉 標本 ） が 通例 で ある が 、 素材 によって は アルコール や 他 の 防腐 剤 に 浸し て 保存 さ れる もの （ 液 浸 標本 ） も ある 。  また いくつ か の 言語 において 「 herbarium 」 は 標本 が 所蔵 さ れ て いる 建物 や 、 所蔵 する だけ で なく そうした 標本 について 調査 を する 科学 的 機関 など 、 植物 標本 館 を 指す 言葉 で も ある 。 こうした 施設 として の ハー バリウム は 、 通常 植物 園 や 博物館 の 重要 な 部門 として 設置 さ れ て いる 。  ハー バリウム に ある 標本 は 、 植物 分類 学 に 置い て 、 分類 群 や 類型 を 調べる 参考 資料 として 不可欠 もの で ある し 、 その 標本 が タイプ 標本 （ 基準 標本 ） で ある 場合 は種 の 定義 の 基準 で ある ため なおさら その 重要 度 は 高い 。  また 、 インテリア 装飾 性 の 高い ガラス瓶 と シリコン オイル や 流動 性 パラフィン など を 用い て 、 鑑賞 目的 で 製作 さ れ た 植物 標本 も ハー バリウム と 呼ば れる 。  その 形 や 色 を 保存 する ため 、 野外 から 採集 さ れ た 植物 （ の 一部分 ） は 、 新聞紙 の 上 に 平ら に 広げ て 乾燥 さ せる 。 その 際 、 普通 は 吸取 紙 または 吸収 性 の ある 用紙 を 間 に 挟み 、 植物 圧縮 機 に かける 。 その後 、 標本 は 堅く 白い シート （ 台紙 ） に 貼り 付け られ 、 その 植物 に関する 記載 、 採集 さ れ た 日 や 標高 、 特殊 な 生息 状況 など 必要 な データ ラベル が 貼り 付け られる 。 その後 、 この シート は 保護 用 の ケース に 入れ られる 。 昆虫 類 の 攻撃 に対する 予防 策 として 、 押し葉 標本 に さ れ た 植物 は 凍結 または 毒 が 塗ら れ て 処理 さ れる ほか 、 ケース も 殺菌 消毒 さ れる 。  植物 の 詳細 な 情報 に は い つ どこ で その 植物 が 採集 さ れ た の か 、 生育 地 、 色 （ 時間 が 経つ につれて 色褪せる ため ） 、 そして 採集 者 の 名前 が 通例 含ま れ て いる 。  植物 標本 集 は 植物 の 分類 群 の 研究 、 地理 的 分布 の 研究 、 そして 植物 分類 学 上 の 学名 を 固定 さ せる 上 で 必要 不可欠 な もの で ある 。 この ため 、 植物 標本 に は 、 その 植物 の できる だけ 多く の 要素 を 含ん だ もの が 望ましい と さ れる （ 花 、 茎 、 葉 、 種子 、 果実 など ） 。 植物 学者 として も 有名 な カール ・ フォン・リンネ の 植物 標本 集 は 、 現在 イギリス に ある ロンドン・リンネ 協会 が 所蔵 し て いる 。  多く の 大学 や 博物館 、 植物 園 は 植物 標本 館 を 所有 し て いる 。 アメリカ合衆国 の 有名 な 植物 標本 館 に は ハー バード 大学 植物 標本 館 、 ワシントン D . C . ・ スミソニアン 協会 運営 の 国立 自然 史 博物館 に ある アメリカ合衆国 国立 植物 標本 館 、 ニューヨーク に ある アメリカ 自然 史 博物館 、 ミズーリ 植物 園 など が ある 。 また 標本 館 は 分類 学 および 分子 系統 学 上 利用 さ れる 、 植物 の DNA 情報 源 として も 有益 で ある こと が 明らか に なっ て いる 。ウォード の 箱 （ ウォード の はこ 、 英語 名 : Wardian   case ） は 、 ナサニエル・バグショー・ウォード （ 1791 年 － 1868 年 ） が 1829 年 頃 に イギリス の 首都 ロンドン で 発明 し た ガラス 器 。 発明 は ウォード の 偶然 の 発見 による もの で あっ た 。 ウォード の 箱 は 主 に 植物 の 運搬 に 使用 さ れ 、 近代 における 先駆 的 な 植物 栽培 用 の 容器 と なっ た 。  医師 で あっ た ウォード は 、 植物 学 に も 熱烈 な 興味 が あっ た 。 彼 が 個人 的 に 収集 し た 植物 標本 は 、 実に 25000 個 を 数え た 。 しかし 彼 の 庭園 が ある ロンドン の ウェルクローズ・スクエア に 生息 し て い た シダ 植物 は 、 石炭 を 燃やし た 煤煙 と そこ から 生じ た 硫酸 ミスト が 酷く 蔓延 し て い た ロンドン の 大気 汚染 で 完全 に 侵さ れ て しまっ て い た 。 ところが 外 に ある しおれ た シダ に 比べ 、 ウォード が 蛾 など の 繭 を 保管 し て い た ボトル の 中 で は 、 シダ の 胞子 が 少量 の 肥料 で 発芽 し 成長 する こと を 発見 し た 。 その後 彼 は 大工 に ちょうど ぴったり の 木製 ガラス 容器 を 組み立て て もらい 、 その 中 でも シダ が 成長 する こと を 探り当て た の で ある 。 ウォード は 自身 の 実験 を 公表 し 、 1842 年 に 発行 し た 「 On   the   Growth   of   Plants   in   Closely   Glazed   Cases （ ガラス 容器 内 で の 植物 の 成長 ） 」 の 中 で 、 その後 の 研究 を 綴っ て いる 。  それ まで イギリス の 植物 学者 や 苗木 職人 は 、 16 世紀 末 以来 新た な 種 の 植物 を 求め て 世界中 を 探し まわっ て い た が 、 植物 そのもの を 採集 する と 枯れ て しまう ため 、 種 や 球茎 または 乾燥 さ せ た 根茎 や 根 の 部分 を 集め て 移動 し なけれ ば なら なかっ た 。 しかし 、 新しく 発明 さ れ た ウォード の 箱 は 、 発芽 し て 間 も ない 若い 植物 を 船 の 甲板 に 設置 し て 日光 を 当てる こと が 可能 で 、 さらに 容器 内 の 濃縮 し た 湿気 が 植物 の 水分 を 保つ 上 に 海水 の しぶき から 守る こと が できる もの で あっ た 。 この ガラス 容器 の 検証 が 最初 に 行わ れ た の は 1833 年 7 月 の こと だっ た 。 この 実験 で ウォード は 、 特別 に 組み立て られ た 2 つ の ガラス 容器 に イギリス の シダ や 芝生 を 敷き詰め 、 オーストラリア の シドニー まで 数 ヶ月 間 に 渡っ て 船 で 輸送 する 航海 を 決行 し た が 、 目的 地 に 到達 し て も 容器 の 中 の 植物 は まだ 好ましい 状態 で あっ た 。 また 帰還 する 際 に 、 興味深い 数 種 の オーストラリア の 植物 を 持ち帰っ た が 、 それら は それ より 以前 に 行わ れ た 航海 で 決して 生き延びる こと の なかっ た 種類 の 植物 で あっ た 。 その後 南 アメリカ の ホーン 岬 付近 で 荒れ た 航海 を 経験 する も 、 植物 は 申し分 ない 形状 の まま 目的 地 まで 到着 し た 。  ウォード が よく 文通 し て い た 人物 の 一 人 に 、 後 に キュー ガーデン の 管理 者 を 務める こと と なる 、 ウィリアム ・ ジャクソン ・ フッ カー が い た 。 その 息子 ジョセフ ・ ダルトン ・ フッ カー は 、 1841 年 南極 地方 を 周航 し た HMS エレボス による 先駆 的 な 航海 中 に 、 ニュージーランド から イギリス まで 生き た 植物 を 輸送 する ため ウォード の 箱 を 使用 し た 最初 の 植物 探検 家 で ある 。  ウォード の 箱 は 、 西 ヨーロッパ や アメリカ合衆国 において 、 当時 流行 し て い た 客間 の 目玉 商品 と なっ た 。 ヴィクトリア 時代 の 都市 の 汚染 さ れ た 大気 下 で 、 シダ や ラン を 育てる の が 流行 し た の は 、 この 新しく 発明 さ れ た ウォード の 箱 の 機動 力 の お陰 で も ある 。  さらに 重要 な こと に は 、 ウォード の 箱 は 商業 的 価値 の ある 植物 の 移動 性 に 革命 を 引き起こし て い た の で ある 。 スコットランド の 植物 学者 ロバート ・ フォーチュン は インド 東北 部 の アッサム 州 で 茶 の 大 農場 を 開く ため に 、 中国 の 上海 から 密輸 し た 2 万 本 の 茶 の 木 を ウォード の 箱 に 詰め 、 当時 の イギリス 統治 下 に あっ た インド へ 船 で 輸送 し た 。 また ブラジル から 隠密 裏 に 採取 し た パラゴムノキ の 種子 は キュー に あっ た 温室 で 発芽 さ せ た 後 、 その 苗木 を ウォード の 箱 に 入れ 、 ゴム 農園 を 始める ため に スリランカ の セイロン 島 や 当時 は 新しい イギリス の 領土 で あっ た マレーシア へ 輸送 する こと に 成功 し た 。 この よう に ウォード の 箱 は 、 大きな 影響 力 を 持つ 農産 品 の 生産 において 、 地理 上 の 独占 の 打破 を 直接 招く もの と なっ て しまっ た 。  また ウォード は 加盟 し て い た ロンドン 薬種 商 協会 の 中 でも 活動 的 な 人物 で 、 1854 年 に は 主事 と なっ た 。 つい 最近 まで 、 協会 は イギリス で も 2 番目 に 古い 植物 園 で ある 、 ロンドン の チェルシー・フィジック・ガーデン を 運営 し て い た 団体 で ある 。 ウォード は それぞれ リンネ 協会 と 王立 協会 の 会員 、 エディンバラ 植物 協会 （ Botanical   Society   of   Edinburgh ） と 王立 顕微鏡 協会 （ Royal   Microscopical   Society ） の 創立 メンバー の 一 人 で ある 。  以下 は 翻訳 元 （ w : en : Wardian   case ） の 出典 項目 で ある 。仮 種皮 （ かし ゅひ 、 かり し ゅひ ） と は 種子 の 表面 を おおっ て いる 付属 物 。 種 衣 （ し ゅい ） と も 呼ば れる 。 花 の または が 発達 し て 種子 の 外側 を 覆い 種皮 の よう に みえる 構造 。  一般 的 な 植物 の 果肉 は 子房 壁 に 由来 する 果皮 が 多肉 化 し て 形成 さ れる が 、 仮 種皮 を 果肉 として 発達 さ せる 果実 も 存在 する 。 例 として イチイ 、 ドリアン 、 リュウガン 、 ザクロ 、 アキー が ある 。  仮 種皮 を 説明 する さい の 良 例 として イチイ が ある 。 左 写真 に ある 小さい イチイ 未熟 実 の 緑色 の 帯状 部分 が 仮 種皮 の 初期 状態 で ある 。 この 状態 で すでに 種子 を 覆う 形 で 形成 さ れ て いる の が わかる 。 この 部分 が 茶色 から 赤色 に 変わり ながら 肥大 し 種子 を 覆っ て いき 、 熟成 時期 に は 緋色 の 果肉 質 に 発達 する 。 イチイ の 仮 種皮 は 鳥 や 小 動物 に 魅力 的 な 餌 と なる が 、 イチイ の その他 の 部分 に は 毒 が 含ま れる 。 この ため 仮 種皮 は 鳥 など に 効率 的 に 種子 を 運ん で もらう 役割 を 果たし て いる 。『 毒草 を 食べ て み た 』 （ どくそう を たべ て み た ） は 、 2000 年 に 文藝春秋 より 刊行 さ れ た 新書 。 著者 は 植物 に関する エッセイ や 翻訳 等 で 知ら れる 植松 黎 。  タイトル から する と アングラ 系 の 本 を 連想 さ せる 。 しかし 、 基本 的 に 麻薬 や 法律 で 禁止 さ れ て いる 植物 の 栽培 を 推奨 し て いる 記述 は 一切 無い どころか 、 ケシ の ページ で 「 ケシ ほど 卑しい 目的 （ アヘン の 製造 ） の ため によって 作り 変え られ た 植物 も 無い 」 など と 薬物 に対する 批判 を 行っ て いる ため 、 法律 で 規制 さ れ て いる 薬物 の 使用 や 栽培 を 推奨 し て いる いわゆる アングラ 系 の 本 から は 距離 を 置い て いる 。タテヤマリンドウ （ 立山 竜胆 、 学名 ：" Gentiana   thunbergii "   var .   " minor "   ） は 、 リンドウ 科 リンドウ 属 の 越年 草 。 ハル リンドウ の 高山 型 変種 。 高山 植物 。  高 さ は 10 cm くらい に なる 。 茎 に つく 葉 は 対生 し 、 幅 3 mm 、 長 さ 7 mm ほど の 披針形 で 茎 に 寄り添う 。 花期 に も 根元 に 卵 形 の 根 出 葉 が 残る 。 花期 は 6 - 8 月 で 、 漏斗 状 の 淡 青 紫色 の 花 を 、 茎 の 上部 に 1 個 、 上向き に つける 。 花 は 日 が あたっ て いる 時 だけ 開き 、 曇天 、 雨天 時 は 、 筆先 の 形 を し た 蕾 状態 に なっ て 閉じ て いる 。 白 花 の 種 を シロバナタテヤマリンドウ （ 学名 ：" Gentiana   thunbergii "   var .   " minor "   f .   " ochroleuca "） と いう 。  北海道 、 本州 の 中部 以北 の 日本海 側 に 分布 し 、 高山 や 亜 高山 の 湿原 や 湿り気 の ある 場所 に 自生 する 。 田中 澄江 が 、 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 の 著書 で 八幡平 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。 母 種 の ハルリンドウ は 東アジア に 広く 分布 する 。  日本 で は 以下 の 都道府県 で レッド リスト の 指定 を 受け て いる 。原種 （ げん し ゅ ） に は 、 次 の ２ 通り の 意味 が ある 。  品種 改良 や 種 間 交配 が 行わ れ て 園芸 品種 が 作ら れ た 場合 に 、 野生 種 （ ） を さし て こう 呼ぶ 。  栽培 種 が 改良 さ れる 前 の 、 野生 の とき の まま の もの 。 また 、 全く 改良 さ れ て い ない 植物 の こと を 言う 。 改良 種 （ 交配 種 ) に 比べる と 、 花 や 果実 が 貧弱 だっ たり 、 花 の 色 が くすん で い たり 、 花 付き が まばら あるいは 一時期 しか 咲か ない など 、 改良 種 に 比べ て 劣る 部分 が 多い が 、 丈 が 低く 、 野趣 に 富ん で いる こと から 、 原種 を 愛好 する 人 も いる 。 国外 の 草花 で も 、 原種 や それ に 近い もの は 山野 草 として 流通 する 例 も ある 。 チューリップ の 原種 は 、 花 は 小さい が 、 花弁 が 非常 に 長い もの 、 葉 に 模様 が ある など の もの が あり 、 また 、 シクラメン の 原種 は 鉢物 に なっ て いる 園芸 品種 に 比べ て 耐寒 性 が 強い もの や 香り の ある もの も ある 。 バラ の 原種 は 、 四季咲き 性 こそ ない が 、 花 も 立派 で 豊か 芳香 を 持つ もの が かなり ある 。 また 、 一般 に 栽培 種 より 様々 な 悪条件 に 耐える 性質 が 強く 、 その ため 、 これ を あらためて 品種 改良 の 素材 と する 、 あるいは 交配 親 と する など の 例 も ある 。 一般 に 、 品種 改良 は 、 その 過程 で 特定 の 性質 の もの だけ を 選び出す ため 、 原種 の 持つ 遺伝子 の 多様 性 を 著しく 失う 傾向 が ある 。 その ため 、 新しい 性質 を 求める 場合 に は 原種 から 探す の が 効果 的 な 場合 も 多い 。  ただし 原種 と は 言っ て も 、 野生 の もの を そのまま 持ち込む の で は なく 、 野生 の 個体 群 から 採取 さ れ 栽培 さ れ た 個体 から の 自家 受粉 や 、 その よう な 個体 同士 の 交配 により 得 られ た 個体 も こう 呼ぶ 。 その 際 、 地域 変異 など を 無視 し た 場合 、 野生 に は 存在 し ない 、 もしくは 稀 な 形質 を 持つ 個体 が 出現 する こと も ある 。 特に 野生 の 個体 群 から 採取 さ れる 段階 で 人為 的 な 選別 が 行わ れ て いる 場合 に は この よう な こと が 起こり やすい 。石 細胞 （ せき さい ぼう 、 stone   cell ） と は 厚 壁 細胞 （ こう へ き さ いぼ う 、 ） の 一種 。 細胞 の 細胞 壁 に リグニン 、 ペントザン 、 結晶 化 し た セルロース 、 シリカ （ プラント オパール ） など の 物質 が 蓄積 し 石 の よう に 硬く なっ た もの 。 細胞 壁 が 厚く 発達 し 木 に 近い 状態 に 変化 （ 木 化 ） し て おり 、 細胞 自体 は 死ん で いる 場合 が 多い 。  通常 石 細胞 は 植物 の 皮 など に 存在 し 、 野菜 や 果物 の 皮 の 部分 に 多く 存在 する が 、 ナシ 、 フェイジョア 、 釈迦 頭 、 マルメロ など は 果肉 に 多く の 石 細胞 を 蓄積 し て いる 。 植物 の 表面 に 存在 する 石 細胞 の 役割 は 組織 を 固く し 保護 する 為 と いわ れ て いる が 、 ナシ の 果肉 に 存在 する 石 細胞 の 役割 は よく 分かっ て い ない 。  石 細胞 は 人間 が 食べ た 時 の 食 感 に 影響 し て おり 、 ナシ の シャリシャリ 感 や 釈迦 頭 の 砂糖 を 噛む よう な ジャリジャリ し た 食 感 は 石 細胞 による もの で ある 。 また 石 細胞 は 人間 の 胃腸 で は 消化 さ れ ず 、 。加子母 大杉 （ かし も おお すぎ ） は 岐阜 県 中津川 市 加子母 （ 旧 恵那 郡 加子母 村 ） に ある 杉 の 名称 。 1924 年 （ 大正 13 年 ） 12 月 9 日 に 、 「 加子母 の スギ 」 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 完全 に 独立 し て 生え て いる 為 、 良く 目立つ 。 国道 257 号 から も その 姿 を 見る こと が 可能 。むかご （ 零余子 , 珠芽 ） と は 、 植物 の 栄養 繁殖 器官 の 一つ で 、 わき 芽 が 養分 を 貯え 肥大 化 し た 部分 の こと 。 主として 地上 部 に 生じる もの を いい 、 葉腋 や 花序 に 形成 さ れ 、 離脱 後 に 新た な 植物 体 と なる 。  葉 が 肉質 と なる こと により 形成 さ れる 鱗 芽 と 、 茎 が 肥大 化 し て 形成 さ れ た 肉芽 と に 分け られ 、 前者 は オニユリ など 、 後者 は ヤマノイモ 科 など に 見 られる 。 両者 の 働き は 似 て いる が 、 形態 的 に は 大きく 異なり 、 前者 は 小さな 球根 の よう な 形 、 後者 は 芋 の 形 に なる 。 いずれ に せよ 根茎 の 形 に なる 。  ヤマノイモ など で 栽培 に 利用 さ れる 。  食材 として 単に 「 むかご 」 と 呼ぶ 場合 、 一般 に は ヤマノイモ ・ ナガイモ など 山芋 類 の むかご を 指す 。 灰色 で 球形 から 楕円 形 、 表面 に 少数 の 突起 が あり 、 葉腋 に つく 。 塩ゆで する 、 煎る 、 米 と 一緒 に 炊き込む など の 調理 法 が ある 。 また 零余子 飯 （ むかご めし ） は 晩秋 ・ 生活 の 季語 で ある 。  代表 的 な もの を 記す 。植物 誌 （ しょく ぶつ し 、 英 ・ 仏 ・ 独 ： flora ） と は 、 ある 地域 の 植物 の 総 目録 で あり 、 植物 目録   ( Index )   より 情報 量 が 多い の が 普通 で ある 。 地球 規模 、 大陸 別 、 国 別 、 都道府県 別 、 市町村 別 など 様々 な 植物 誌 が 出版 さ れ て いる 。  かつて 植物 誌 は 書籍 に さ れ た が 新しい もの は CD - ROM や ウェブサイト で も 出版 さ れ て いる 。 植物 誌 で 包括 する 地域 の 分類 は 、 地理 学 による 定義 による もの および 政治 上 の 理由 による もの の いずれ も あり うる 。  植物 誌 は その 地域 の 植物 を 網羅 し た もの で ある から 、 その 地域 の 人間 にとって は 、 その 地域 の 植物 を 同定 する ため の 手 びき と なる 。 その ため 、 その 手助け と なる 検索 表 が 付属 する こと が よく ある 。 往々 に し て それ は 二者択一 式 の もの で 、 繰り返し 植物 を 調査 し ながら 選択肢 の いずれ が その 植物 に 適合 し て いる か を 決定 する こと を 利用 者 に 迫る もの で ある 。  大井 次 三 郎 による 『 日本 植物 誌 』 は 日本 国内 （ 沖縄 を 除く ） の 、 その 当時 まで に 知ら れ て い た すべて の 高等 植物 について 、 分類 体系 を まとめ 、 それぞれ の 分類 群 について 学名 を 整理 し 、 種 を 網羅 し 、 検索 表 を 整備 し た もの で ある 。 琉球 列島 で は 、 『 琉球 植物 誌 』 が これ に 当たる 地位 を 認め られ て いる 。  いずれ も 情報 源 として は 古い が 、 これ に 代わる もの を 作る の は 大変 な 労力 を 要する ため 、 長く 使わ れ 続け て き た 。 現在 は 岩 槻 邦男 ら の 編集 による 英文 の 『 Flora   of   Japan 』 が 講談社 サイエンティフィク より 順次 刊行 さ れ て いる 。  ウィキペディア に は 次 の 分類 による 植物 誌 が ある 。 （ 各 英語 ）イイギリ 科 （ Flacourtiaceae ） は 双 子葉 植物 の 科 。 いずれ も 木本 で 、 世界 の 熱帯 を 中心 に 89 属 800 種 ほど が 分布 する 。 新 エングラー 体系 及び クロンキスト 体系 で は 認め られ て い た が 、 APG 分類 体系 で は ヤナギ 科 に 含ま れ て いる 。  多く は 雌雄 異 株 または 異 花 で 、 花 は 小型 だ が 数 枚 の 花弁 （ ない もの も ある ） および がく が ある 。 葉 は 互生 し 托 葉 が ある 。 日本 に は イイギリ （ 落葉 高木 、 赤い 実 が 房 状 に なり 美しい ので 栽培 する こと も ある ） 、 クスドイゲ 、 トゲイヌツゲ が 自生 する 。 大風子 油 （ かつて ハンセン病 の 薬 と さ れ た ） の 原料 と し た ダイフウシ も この 科 に 含ま れる 。  イイギリ 科 は 以前 から 、 多 系統 で は ない か と 疑う 意見 が あっ た が 、 分子 系統 学 研究 の 結果 、 一部 は 実際 に 別 系統 で ある こと が 明らか に なっ た 。 しかも 大 部分 の もの は 、 従来 の ヤナギ 科 と 共通 の 系統 で ある こと が わかり 、 これ に 基づく APG 植物 分類 体系 で は これら を ヤナギ 科 に 移し て いる （ ダイフウシ は 別 の アカ リア 科 ） 。 これら は ヤナギ 科 と は 見掛け 上 あまり 似 て い ない （ 特に 花 の 形態 は 大きく 異なる ） が 、 葉 の 形態 や 、 サリシン （ サリチル酸 配 糖 体 ） を 含む 点 など 、 共通 点 も ある 。陰 樹 （ いん じ ゅ 、 tolerant   tree 、 shade   tree ） と は 、 光 に対する 要求 性 が 比較的 低い 樹木 の こと 。 対立 する 語 に 陽 樹 が ある 。  遷移 の 段階 において は 、 陽 樹林 から 陰 樹林 へ と 移行 する と 考え られ て いる 。 これ は 、 陰 樹 が 生育 する ため に 最低限 必要 な 光合成 量 が 少ない ため 、 比較的 暗い 場所 で も 成長 が 可能 で あり 、 その ため 、 林 床 の 照度 が 低く 、 陽 樹 が 生育 でき ない よう な 場所 で も 生育 が 可能 で あり 、 これ が 雑木林 が 徐々に 陰 樹 のみ の 林 に 変化 し て いく 理由 で ある と 考え られ て いる 。 極 相 林 は 陰 樹林 で ある 。  しかし 、 陰 樹 で あっ て も 光 が 少ない 方 が よい わけ で は なく 、 光 の 当たる 部分 に 葉 を 伸ばさ なけれ ば 成長 が よく ない 。 最終 的 に は 高木 層 に 出 て 林冠 に 枝 を 広げる こと で 生存 が 維持 できる 。 自分 より 上 により 大木 が あっ た 場合 、 その 下 で 枝 を 広げ 、 上 が 開く の を 待つ こと に なる 。 森林 の 層 構造 で は 、 林冠 を 作る もの を 高木 層 と いい 、 その 下 に まで 伸びる もの を 亜高木 層 と いう が 、 この 層 は この よう な 高木 層 の 空き を 待つ 樹木 が 多く 含ま れる 。 もし 林冠 が 何らかの 理由 で 空け ば 、 そこ に 伸び 出し て 成長 を 続ける が 、 空き が 出来 ない 場合 、 十 数 年 で 力尽きる と いう 。  陽 樹 に 比べ て 発芽 成長 に 光 が 少なく て よい ものの 、 土壌 や 湿度 は より 多く 求める もの が 多い ので 、 開け た 場所 に 侵入 する の は 難しい 。 その ため 、 陽 樹林 が 成立 し た 後 に そこ に 侵入 する 運び と なる 。 極 相 林 に ギャップ が 生じ た 場合 、 その 明るい 林 床 に 陽 樹 が 多数 出現 する の は よく 見る ところ で ある が 、 陰 樹 で あっ て も 明るい の は 嫌い で ない から 、 やはり 出現 する 。 特に 、 シイ カシ 林 で は 林 床 が 明るく なる と シイ の 芽生え が 急 に 出 て くる 。 その ため 、 この よう な 森林 で は 伐採 が 行わ れる と シイ 林 に 移行 し やすい 。  クスノキ 、 カシノキ 、 ブナ 、 シイ 、 ツガ など が 代表 的 な 陰 樹 で ある 。  一方 、 特に 光 の 少ない 環境 に 強く 、 樹高 が 高く なら ない まま 低木 層 で 一生 を 過ごす 種類 も ある 。 アオキ 、 ヤツデ 、 マンリョウ など が 挙げ られる 。陽 樹 （ ようじ ゅ 、 intolerant   tree 、 sun   tree ） と は 、 生育 に 最低限 必要 な 光合成 量 が 比較的 多い タイプ の 樹木 の こと 。 対立 する 語 として 陰 樹 が ある 。 生育 に 多く の 光 を 必要 と する ため 、 ある程度 成長 し た 森林 の 中 で は 生育 でき ない が 、 十分 に 光 を 浴び た 場合 の 成長 量 は 比較的 高い もの が 多い ため 、 若い 雑木林 は この 陽 樹 が 優勢 と なる 。  遷移 の 段階 で は 、 草原 に 陽 樹 が 侵入 し 、 陽 樹 から なる 森林 （ 陽 樹林 ） に 移行 する もの と する 。 森林 が 成立 する と 、 その 樹下 に は 陽 樹 が 発芽 し にくく なる ため 、 森林 内 で も 発芽 成長 する 陰 樹 に 次第に 取っ て 代わら れる 。 したがって 極 相 林 は 陰 樹林 で ある が 、 その よう な 森林 で も 大木 が 倒れ て 林冠 に ギャップ が 生じ た 場合 に は 、 林 床 に 光 が 入る ので 陽 樹 が 発芽 生長 する こと が よく ある 。 これ は 素早く 生長 し て ギャップ を ふさぐ 役割 を 果たし て いる と も 言える 。 この よう に 、 陽 樹 は 樹木 における パイオニア 植物 の 役割 を 果たし て いる 。  また 、 根元 が 乾燥 し て い ない と 機嫌 が 悪い もの も ある が 、 いったん 発芽 ・ 成長 し て 背 が 高く なれ ば 、 高木 層 に 出 て 長生き する こと も あり 、 極 相 林 に その よう な 陽 樹 の 大木 が 混じる 例 は 少なく ない 。 たとえば 本州 南部 の 森林 を 伐採 する と 、 その あと に タラノキ や カラスザンショウ が 多数 芽吹き 、 素早く 成長 し て 数 年 で 数 m に 達する 。 タラ は それ 以上 成長 し ない の に対して 、 カラスザンショウ は 10 m を 超え て 成長 し 、 シイ など に 混じっ て 森林 を 構成 する こと が ある 。  代表 的 な 陽 樹 に 、 クロマツ 、 アカマツ 、 ハンノキ 、 ダケカンバ など が ある 。耐寒 性 （ た いかん せい ） は 、 動物 や 植物 、 材料 、 さらに 機械 類 や 電池 （ バッテリー ） に 代表 さ れる 化学 反応 など が 、 どれ だけ の 低温 に 耐え うる か 、 または どれ だけ の 寒 さ の 下 で も 作動 する か を 示す 尺度 。 生物 の 場合 は 、 飼育 種 または 栽培 種 について 使わ れる こと が 多い 。  地球 表面 において は 、 生物 の 活動 と 生存 にとって 高 すぎる 温度 で ある 場所 は あまり ない 。 しかし 低 すぎる 地域 、 あるいは 冬 に そう なる 地域 は かなり 多い 。 従って 、 その 温度 を 耐え て 生き延びる こと が できる か どう か 、 つまり 耐寒 性 は 往々 に し て その 生物 の 分布 の 限界 を 決める 重要 な 要素 で ある 。 たとえば 日本 における 生物 の 分布 で は 、 北限 は その 生物 の 耐寒 性 に 依存 する 例 が 多い 。 分布 境界 線 の 一つ 、 本州 南岸 線 は ハマユウ を 始め 多く の 南方 系 の 生物 の 分布 の 北限 に 一致 し 、 年間 最低 気温 が - 3 . 5 ℃ の 線 に ほぼ 一致 する 。  また 、 熱帯 系 の 生物 で は 凍結 が 一つ の 大きな 障壁 で あり 、 霜 が 降りる か どう か が 大きな 分布 の 境界 と なる こと も ある 。  熱帯 域 以外 の 生息 域 を 持つ 生物 は 、 冬季 に 特殊 な 方 や 行動 で 対応 する もの が 多く 、 たとえば 冬眠 は その 例 で ある 。 また 、 生活 史 の 中 の 特定 の 段階 で 越冬 を 行う の が 普通 で ある 。 たとえば 昆虫 で は 成虫 越冬 とか 幼虫 越冬 など の 用語 が ある 。  雪 下 野菜 は 自身 が 凍ら ない よう に 糖度 を 上げ 、 耐寒 性 を 向上 さ せる 事 が 知ら れ て いる 。  国土 が 北極圏 の アラスカ から 亜熱帯 の ハワイ まで 広がる アメリカ合衆国 で は 、 ほとんど の 園芸 書 に は 、 ハーディネスゾーン （ hardiness   zone ） という 、 11 段階 の 色分け 地図 が 書か れ 、 それぞれ の 植物 に も その 数字 が 記さ れ て いる 。 最も 寒 さ に 強い ゾーン 1 は - 40 ℃ まで 耐え られる もの で 、 ゾーン 11 に なる と 、 + 4 ℃ まで しか 耐え られ ない 。  日本 で は 、 人口 の 大半 が 、 首都 圏 ・ 近畿 圏 および 中京 圏 と 、 気候 が それ に 良く 似 た 地域 に 住ん で いる ため 、 東京 の 冬 の 寒 さ を 基準 に し て 、 露地 で 十分 に 越冬 できる もの を 耐寒 性 、 霜 よ け や 暖房 の ある 室内 に 取り込ま ない と 越冬 でき ない もの を 半 耐寒 性 、 本格 的 な 温室 が ない と 、 越冬 でき ない もの を 非 耐寒 性 と 呼ん で いる 。  成型 材料 として の プラスチック は 、 一般 に ガラス 遷移 点 以下 の 温度 で は 耐衝撃 性 が 低下 し て 脆 化 する 傾向 に ある 。 また 、 ガラス 遷移 点 は 合成 樹脂 の 種類 によって も 異なる 。  プラスチック の 耐寒 性 は 、 耐熱 性 評価 と 同様 に 、 主 に 機械 的 変形 （ 曲げ ・ たわみ ） 測定 や アイゾット 衝撃 試験 を 常温 下 と 低温 下 で それぞれ 測定 し て 特性 値 の 比較 や 保持 率 （ ％ ） で 示す 。 これら は 、 UL の 温度 インデックス 試験 や JIS   K 7216 （ プラスチック 脆 化 温度 試験 方法 ） で 規定 さ れる 。タヌキモ 科 （ Lentibulariaceae ） は 、 シソ 目 に 属する 植物 の 科 で ある 。 食虫植物 で ある が 、 捕虫 方法 は 属 によって 異なる 。 世界 の 熱帯 から 温帯 に 3 属 300 種 以上 が 分布 し 、 日本 に も いくつ か の 自生 種 が ある 。 すべて 草本 で 、 根 は ムシトリスミレ 属 を 除い て 退化 し て おり 、 沼地 に 浮い て い たり 、 湿っ た 泥 に 生える こと が 多い 。 形態 に は 大きな 差 が あり 、 細長い 茎 を 横 に 這わ せる 水草 や 湿地 生殖 物 と 、 茎 が 短く 、 丸い 葉 を ロ ゼット 状 に 広げる 草 と が ある 。 花 は 左右 対称 か 唇 花 型 で 、 距 が ある もの が 多い 。霞 間 ヶ 渓 （ かま がた に ） は 岐阜 県 池田 町 に ある 渓谷 。 桜 と 渓谷 の 調和 が 非常 に 美しい こと から 、 国 の 名勝 及び 天然記念物 に 指定 さ れ て いる （ 指定 名称 は 「 霞 間 ヶ 渓 （ サクラ ） 」 ） 。 断層 崖 から なる 池田 山 の 東 斜面 を 浸食 し て 形成 さ れ た 渓谷 で 、 地形 は 非常 に 急峻 で ある 。  霞 間 ヶ 渓 は かつて 鎌ヶ谷 と 呼ば れ て い た 。 古く から 桜 の 名所 として 名高く 、 ヤマザクラ 、 シダレザクラ 、 エドヒガン など 数種類 の サクラ が 谷間 に 沿っ て 自生 し て い た 。 そこ へ 大垣 藩 が 治山 政策 の ため に ソメイヨシノ など を 新た に 植樹 、 更に 明治 以後 も 観光 開発 の 一環 として 、 植樹 は 増え 続け 、 全長 2 キロメートル の 渓谷 一帯 に は 約 1 , 500   -   2 , 000 本 の サクラ が 見 られる よう に なる 。 この サクラ が 一斉 に 咲く と 、 遠く から 眺めれ ば 霞 が かかっ た よう に 見える こと から 、 いつしか 「 霞 間 ヶ 渓 」 と 呼ば れる よう に なっ た 。 東海 3 県 有数 の サクラ の 名所 として 知ら れ て おり 、 「 日本 さくら 名所 100 選 」 に も 選定 さ れ て いる 。  また 、 桜 並木 と 並ん で 一帯 は 揖斐 茶 の 特産 地 で も あり 、 桜 並木 の 合間 に 茶畑 が 広がっ て いる 。ニワトコ 属 （ ニワトコ ぞ く 、 学名 ：" Sambucus "、 和名 漢字 表記 ： 庭 常 属 、 接骨木 属 ） は ニワトコ など を 含む 属 の 一つ 。 クロンキスト 体系 まで スイカズラ 科 に 属し て い た が 、 新しい 分類 体系 で ある APG 植物 分類 体系 で は レンプクソウ 科 に 移さ れ て いる 。  落葉 の 小 高木 、 低木 または 多年草 。 茎 に 皮 目 が あり 、 中 に 太い 髄 が ある 。 葉 は 対生 し 、 奇数 羽 状 複葉 で 小 葉 の 縁 に 鋸歯 が ある 。 花 は 両性 で 小型 、 放射 相称 、 枝 先 に 集散 状 散 房 花序 か 円錐 花序 に 多数 つく 。 花冠 は 車 状 に ( 3 -) 5 深 裂 する 。 雄 蘂 は ( 3 -) 5 個 。 子房 は 半 下位 で 3 - 5 室 。 果実 は 液 果 状 の 核果 と なる 。  世界 に 約 25 種 が 知ら れる 。 その 多く が 北半球 の 温帯 から 熱帯 にかけて 分布 し 、 オーストラリア 、 タスマニア 、 南 アメリカ に も 分布 が 及ぶ 。 日本 に は 2 種 が 生育 する 。  欧米 で は 果実 が 赤い セイヨウアカミニワトコ （ ） 、 果実 が 黒い アメリカ ニワトコ （ ） 、 セイヨウニワトコ （ ） など を 利用 し 、 果実 を 果実 酒 や ジャム に し たり 、 花序 を 解熱 ・ 鎮痛 等 の 薬用 に し たり する 。 花序 と ショ 糖 、 柑橘類 など で 煮詰め て 作っ た コーディアル は 、 イギリス や オーストラリア で エルダーフラワーコーディアル （ ） と 呼ば れ 、 カルピス の よう に 、 水 で 薄め て 飲用 さ れる 。 また 、 カルピス ウォーター の よう に 薄め ず に 飲める エルダーフラワー （ ） と 呼ば れ て いる レモネード タイプ も ある 。 また オーストリア 、 ドイツ など で は ホルンダーブルューテン () と 呼ば れ 、 水 や 炭酸 水 で 割っ て 一般に 広く 飲用 さ れ て いる 。  窒素 に 富ん だ 土壌 を 好み 、 古代 の 人間 の 居住 区 跡 や 、 ウサギ の 群生 地 から ニワトコ の 残骸 が 出土 する こと が 多い 。 この ため 、 古代 の 人々 は 、 ウサギ は ニワトコ を 日 よ け 代わり に 利用 し て い て 、 それ ゆえ ニワトコ の 生え て いる 場所 を 好む と 推量 し て い た 。  人々 の 生活 と 密接 な 関係 が ある ニワトコ に は 、 多く の 伝説 が 生まれ た 。 ユダ は ニワトコ の 木 （ セイヨウハナズオウ で ある と も 言う ） で 首 を 吊っ た と 言わ れる 。 ニワトコ の 木 の 根元 に 生える キノコ は 、 首 を 吊っ た ユダ の 呪い が 具現 化 し た もの だ と 畏怖 さ れ 、 「 ユダ の 耳 茸 」 と 呼ば れ た 。 また 、 ニワトコ を 素材 に 作っ た ゆり かご で 赤ん坊 を 寝かせる と 、 ニワトコ に 生気 を 吸い取ら れる 、 ニワトコ の 枝 で 子供 を 叩く と 成長 が 止まっ て しまう 、 ニワトコ の 木 で 家 を 建てる と 、 怪奇 現象 に 見舞わ れる など 、 ニワトコ にまつわる 不吉 な 風聞 は 、 枚挙 に 暇 が ない 。  1997 年 の 刊行 と 同時に 世界 的 な ベストセラー と なっ た ファンタジー 小説 「 ハリー ・ ポッターシリーズ 」 の 作中 で は 、 死 の 秘宝 の ひとつ で ある 最強 の 杖 の 材料 として 選ば れ て いる 。クワズイモ   (" Alocasia   odora ")   は 、 サトイモ 科 クワズイモ 属 の 常緑 性 多年草 で ある 。 大きな もの は 傘 に し て 人間 も 入れる ほど の 葉 を 持つ 。 素朴 な 味わい の ある 大きな 葉 を 持つ 観葉 植物 として も なじま れ 、 その 方面 で は 、 学名 仮名 読みで アロカシア （ または アローカシア ） と も いわ れる 。  サトイモ の よう な 塊状 で は なく 、 棒状 に 伸びる 根茎 が あり 、 時に 分 枝 し ながら 地表 を 少し 這い 、 先端 は やや 立ち上がる 。 先端 部 から 数 枚 の 葉 を つける 。 大き さ に は かなり の 個体 差 が あっ て 、 草丈 が 人 の ひざ ほど の もの から 、 背丈 を 越える もの まで いろいろ 。 葉 は 長 さ が 60 cm に も なり 、 全体 に 楕円 形 で 、 波状 の 鋸歯 が ある 。 基部 は 心 形 に 深く 切れ込む が 、 葉柄 は わずか に 盾 状 に 着く 。 葉柄 は 60 cm - 1 m を 越え 、 緑色 で 、 先端 へ 細く なる 。  花 は 葉 の 陰 に 初夏 から 夏 に でる 。 仏 炎 苞 は 基部 は 筒 状 で 緑 、 先端 は 楕円 形 で それ より やや 大きく 、 楕円 形 で やや 内 に 抱える 形 で 立ち 、 緑 から 白 を 帯びる 。 花穂 は 筒 部 から で て 黄色 味 を 帯び た 白 。 果実 が 熟す と 仏 炎 苞 は 脱落 し 、 果実 が 目立つ よう に なる 。  中国 南部 、 台湾 から インドシナ 、 インド など の 熱帯 ・ 亜熱帯 地域 に 、 日本 で は 四国 南部 から 九州 南部 を 経 て 琉球 列島 に 、 分布 する 。 長崎 県 五島 市 の 八幡 神社 の クワズイモ は 指定 天然記念物 に も なっ て いる 。 一方 、 沖縄 県 で は 道路 の 側 、 家 の 庭先 、 生垣 など 、 あちこち で 普通 に 自生 し て いる の が 見 られる 。 低地 の 森林 で は 林 床 を 埋める こと も ある 。  日本 で は 、 やや 小型 の シマクワズイモ   (" A .   cucullata "   ()   )   が 琉球 列島 と 小笠原諸島 に 、 より 大型 の ヤエヤマクワズイモ   (" A .   atropurpurea "   )   が 西表島 に 産 する 。  しかし 、 よく 見かける の は むしろ 観葉 植物 として 栽培 さ れる 国外 産 の 種 で あろ う 。 それら は 往々 に し て アローカシア と 呼ば れる 。 インド が 原産地 の インドクワズイモ   (" A .   macrorrhiza ")、 緑 の 葉 と 白い 葉脈 の コントラスト が 美しい アロカシア・アマゾニカ 、 ビロード の 光沢 を 持つ アロカシア・グリーンベルベット など が よく 知ら れる 。  クワズイモ の 名 は 「 食わ ず 芋 」 で 、 見た目 は サトイモ に 似 て いる が 、 食べ られ ない ので そう 呼ば れ て いる 。 シュウ 酸 カルシウム は 皮膚 の 粘膜 に対して 刺激 が あり 、 食べる の は もちろん 、 切り口 から 出る 汁 に も 手 で 触れ ない よう に し た 方 が いい 。 日本 で は 、 外見 が 似 て いる サトイモ や ハス イモ の 茎 （ 芋茎 ） と 間違え て クワズイモ の 茎 を 誤 食し 中毒 する 事故 が しばしば 発生 し て いる 。  。 東京 都 福祉 保健 局 の 分類 で は 、 クワズイモ は 毒草 に 分類 さ れ て いる 。  ただし 、 中国 で は 、 腹痛 や 赤痢 、 ヘルニア 、 外的 に は 膿瘍 、 ヘビ 毒 や 虫 刺 症 の 治療 薬 として 、 ベトナム で は 、 風邪 の 治療 薬 として も 利用 さ れる 。  弘法大師 （ 空海 ） と 「 石 芋 」 と 呼ば れる 食べ られ ない 芋 に関する 伝説 が 、 全国 各地 に 伝え られ て いる 。 伝説 の 内容 は ほぼ 同じ で 「 弘法大師 が その 地 を 訪れ た 際 、 ある 村人 が サトイモ を 焼い て いる の を 見 て 、 食べ させ て くれる よう に 頼ん だ が 、 村人 は これ は 食え ない 芋 だ と 断っ た 。 大師 が 去っ た 後 に 村人 が その 芋 を 食べよ う と する と 、 石 の よう に 硬く 全然 食べ られ ない もの に 変わっ て い た 」 という 話 で ある 。 この 伝説 における 「 石 芋 」 の 多く は 、 半 野生 化 し た えぐ 味 の 強い サトイモ の 品種 と 見る の が 妥当 で ある と 考え られ て いる が 、 高知 県 や 愛媛 県 に 伝わる 同様 の 伝説 における 「 石 芋 」 は 、 クワズイモ の こと で ある という 説 も ある 。リービッヒ の 最小 律 （ リービッヒ の さい しょうりつ ） は 、 植物 の 生長 速度 や 収量 は 、 必要 と さ れる 栄養素 の うち 、 与え られ た 量 の もっとも 少ない もの に のみ 影響 さ れる と する 説 。 ドイツ の 化学 者 ・ ユーストゥス・フォン・リービッヒ が 提唱 し た 。  リービッヒ は 、 植物 は 窒素 ・ リン 酸 ・ カリウム の 3 要素 が 必須 で ある と し 、 生長 の 度合い は 3 要素 の 中 で もっとも あたえ られる 量 の 少ない 養分 によって のみ 影響 さ れ 、 その他 2 要素 が いくら 多く て も 生長 へ の 影響 は ない と 主張 し た 。 後 に 養分 以外 の 水 ・ 日光 ・ 大気 など の 条件 が 追加 さ れ た 。  現在 で は 、 それぞれ の 要素 ・ 要因 が 互いに 補い合う 場合 が あり 、 最小 律 は 必ずしも 定まる もの で は ない 、 と さ れ て いる 。  リービッヒ の 最小 律 を 分かり やすく 説明 する もの として 、 ドベネック の 桶 が 知ら れ て いる 。  植物 の 成長 を 桶 の 中 に 張ら れる 水 に 見立て 、 桶 を 作っ て いる 板 を 養分 ・ 要因 と 見立てる 。 これ なら ば 、 たとえ 一 枚 の 板 のみ が どれ だけ 長く とも 、 一番 短い 部分 から 水 は 溢れ 出し 、 結局 水嵩 は 一番 短い 板 の 高 さ まで と なる 。  一般 に 、 バランス の 悪 さ や 一 点 豪華 主義 へ の 皮肉 ・ 警告 として 、 リービッヒ の 最小 律 を 引き合い に 出す 場合 が ある 。スズムシソウ （ 鈴虫 草 、 学名 ：" Liparis   makinoana "） は ラン 科 の 植物 。 和名 は 花 の 唇 弁 が スズムシ の 雄 の 羽 に 似 て いる こと から 。  山野 草 として 人気 が 高い ため 盗掘 が 激しく 、 野生 個体 は 著しく 減少 し て いる 。 環境省 レッド データ の 記載 は 無い が 、 地域 版 レッド データ で は 多く の 県 で 絶滅 危惧 I 類 に なっ て いる 。 自然 公園 条例 など で 採集 禁止 植物 に 指定 さ れ て いる 地区 も ある が 、 実効 性 の ある 盗掘 防止 策 が とら れ て いる 例 は ない よう で ある 。  なお 、 キツネノマゴ 科 イセハナビ 属 に スズムシバナ が 有り 、 これ が かつて スズムシソウ と 呼ば れ た こと が ある ので 、 注意 を 要する 。 イセハナビ 属 自体 も スズムシソウ 属 と 呼ば れ た こと が あり 、 現在 でも オキナワスズムシソウ や セイタカスズムシソウ など 、 この 属 に は その 名 を 持つ もの が 実在 する 。  北海道 から 九州 、 朝鮮半島 および 沿海州 の 疎林 内 の 林 床 に 分布 する 。  地上 に 前年 の 枯れ た 葉柄 に 包ま れ た 偽 球茎 が あり 、 横 から 新芽 を 出し て 新しい 偽 球茎 を 形成 する 。 古い 偽 球茎 は 一 年 で 腐っ て なくなる 。 葉 は 通常 二 枚 、 長 さ 5 ～ 10 cm 、 幅 3 ～ 5 cm 前後 で 縁 は やや ちぢれる こと が 多く 、 黄 緑色 で 弱い 光沢 が ある 。 花茎 は 二 枚 の 葉 の 間 から 上 に 伸び あがり 、 高 さ 10 ～ 15 cm 前後 、 系統 によって は 30 cm に も 達する こと も ある 。 花 は 5 ～ 6 月 に 咲き 、 幅 10 mm 前後 。 側 萼 片 は 淡 緑色 で 細く 、 外側 に 巻い て 糸状 に なる 。 側 花弁 は 淡紅 紫色 で やはり 細い が 唇 弁 は 幅広く 、 淡紅 紫色 で 半 透明 。 数 花 から 数 十 花 が 花茎 先端 に つく 。 秋 に は 根 も 葉 も 枯れ 、 枯れ た 根 に ささえ られ た 偽 球茎 だけ が 地上 に 残っ て 越冬 する 。  冷涼 な 気候 、 十分 な 空中 湿度 を 好み 、 暖地 で の 栽培 に は 適さ ない 。 新しい 偽 球茎 （ 園芸 的 に は バルブ と 呼ぶ ） は 通常 1 個 しか でき ない ため 栄養 繁殖 が 難しい 。 稀 に 2 個 目 の 小さい 偽 球茎 が 形成 さ れ て 増殖 する こと も ある が 、 10 年 以上 栽培 し て い て ようやく 3 株 に なる 、 という 程度 で 繁殖 は し ない に 等しい 。  また 病虫害 に 非常 に 弱い 。 潅水 過多 に なる と 地面 に 接する 部分 に 雑菌 が 繁殖 し 、 腐っ て 倒れる 。 一方 、 空中 湿度 が 低い と 葉 枯れ を 生じ て 衰弱 死する 。 また ナメクジ や ゴキブリ が 偽 球茎 を 好ん で 食害 し 、 食害 を うけ た 個体 は 回復 せ ず に 枯れ て しまう こと が 多い ので 、 何らかの 形 で 隔離 栽培 し なけれ ば 維持 は 困難 で ある 。  東北 以北 の 栽培 適地 で は 長期 維持 でき て いる 例 も 無い で は ない が 、 「 一輪車 で 塀 の 上 を 進む 最長 不 倒記録 」 と 比喩 さ れる ほど で 、 一般 論 で 言え ば 繁殖 どころか 親株 の 維持 すら 難しい 。  なお 、 暖地 で は 人工 交配 し て も ほとんど 結実 し ない 。 特に 自家 受粉 で は 結実 し て も 有 胚 率 が きわめて 低く 、 種子 を 得る こと 自体 が 難しい 。 種子 が 得 られれ ば 無菌 播種 は 比較的 容易 だ が 、 共生 菌 を 使用 し て い ない 場合 、 生長 は 非常 に 遅い 。 また 、 無菌 容器 内 で の 育成 は それほど 問題 ない が 、 外部 に 出し て から の 育成 が 難しい 。  （ 開花 株 に なる まで 無菌 容器 内 で 育成 し 、 花芽 の つい た 偽 球茎 を 出荷 する こと が 技術 的 に は 可能 だ が 、 育成 容器 が 非常識 な サイズ に なり 、 育成 期間 も 長く なる ため 営利 的 ・ 実用 的 な 面 で 実現 は し にくい と 思わ れる 。 ）  園芸 用 として 商業 的 に 大量 採集 さ れる 例 が 多い が 、 自生 地 は 分散 し て おり 効果 的 な 盗掘 監視 は 難しい 。 一般 園芸 店 で 普通 に 販売 さ れ て いる こと が ある が 、 流通 価格 は 人工 増殖 し て 採算 が 取れる 価格 で は なく 、 おそらく ほとんど すべて が 野生 採集 由来 と 推測 さ れる 。 一般 趣味 家 は 盗掘 品 と 知ら ず に 購入 し て しまう 場合 が 多く 、 しかも 前述 の よう に 長期 維持 は 難しく 、 栽培 イコール 消費 と なる こと を 考えれ ば きわめて 問題 が 大きい 。 地域 変種 と 思わ れる 未 記載 系統 が 販売 さ れ て いる 例 も あり 、 絶滅 回避 の ため に アツモリソウ など と 同様 、 法的 な 販売 規制 を 検討 する 必要 も あろ う 。  なお 、 上記 の 流通 状況 の 例外 として 四国 産 の 濃 色 花 系統 、 通称 「 四国 黒 スズムシ 」 が ある 。 この 系統 は 観賞 価値 が 高く 、 園芸 需要 は 多い が 、 野生 個体 は ほぼ 採集 し つくさ れ て おり 、 新規 に 採集 品 が 入荷 する こと は ほとんど ない 。 高額 で 販売 でき 、 人工 増殖 で も 採算 が とれる ため 、 クモキリソウ 属 で は （ 斑入り 個体 など を 例外 に すれ ば ） ほぼ 唯一 、 商業 増殖 が 試み られる 種類 と なっ て いる 。  クモキリソウ 属 は 種類 が 多く 、 地域 的 な 変異 も 多い ため 十 分 に 分類 研究 は 進ん で い ない 。  学術 的 な もの と は 言え ない が 、 生育 状況 から 下記 の よう に 大別 さ れる 場合 も ある 。  落葉 種 の ほとんど は （ 難易 度 の 差 は ある が ） いずれ も スズムシソウ と 同様 、 長期 栽培 は 難しい 。  また コゴメキノエラン は 種の保存法 により 国内 希少 種 に 指定 さ れ て おり 、 原則 として 入手 する こと は でき ない 。 シマクモキリソウ " Liparis   hostifolia "、 ヒメジガバチソウ " L .   krameri "   var .   " shichitoana "、 ヒメスズムシソウ " L .   nikkoensis "、 クモイジガバチ " L .   truncata "、 コゴメキノエラン " L .   viridiflora " は に 指定 さ れ て いる 。高木 （ こう ぼく ） は 、 植物 学 の 用語 で 、 木本 の うち 、 樹高 が   5 m を 超える 植物 の こと で ある 。 10 m 未満 の もの を 小 高木 、 20 m を 超える もの を 大 高木 と 呼ぶ こと も ある 。 広義 （ 一般 ） で は 、 高木 （ こう ぼく 、 た かぎ ） は 丈 の 高い （ 人 の 背丈 以上 の ） 木 を いう 。  喬木 （ きょう ぼく ）   は 、 樹高 が 1 丈 （ 約 3 m ） を 超える 背 の 高い 木 の こと で 、 戦前 使わ れ て い た 。 喬 の 字 は 常用漢字 に 含ま れ ない ため 、 現在 は 「 高木 」 と 表記 さ れる 。  「 喬 」 の 字 は 「 高 」 の 上 の 点 が 伸び て 右 へ 少し 湾曲 し て いる 字 で 、 よく 生育 し た 木 の とがっ た 先端 が 風 に 吹か れ て たわん で いる 様 で ある 。 本来 は 単に 高 さ だけ で なく しっかり し た 主幹 が あり 、 それ に 枝葉 が つい て いる 樹木 という イメージ を 表す 漢字 で あっ た 。  木本 を 高低 で 区別 する の は 、 経済 上 、 つまり 資源 として の 価値 による もの で ある 。 高木 は 木材 として 重要 な もの が 多い が 、 低木 は 、 くし ・ 印鑑 ・ 将棋 の 駒 など 手 工芸 的 な 木工 品 に 一部 が 使わ れる 他 は 、 あまり 価値 の ない 「 雑木 」 、 「 柴 」 など と 呼ば れる 薪 用 で あっ た 。 逆 に 園芸 で は 、 かなり 広い 庭園 で ない 限り 、 高木 は 扱い にくく 、 庭木 として 利用 さ れる の は 低木 が 圧倒的 に 多い 。  植物 生態 学 で は 林冠 を 構成 する 樹木 の 層 を 高木 層 （ こう ぼく そう ） と いう 。 熱帯 多雨 林 で は それ を 超え て 伸び上がる 樹木 が 出現 する 例 が あり 、 これ を 超 高木 と いう 。ニオイスミレ （ 匂 菫 、 学名 ：" Viola   odorata "） は 、 スミレ 科 スミレ 属 の 耐寒 性 多年草 。  寒 さ に は 強い が 暑 さ に は かなり 弱い 多年草 で ある 。 西 アジア から ヨーロッパ 、 北 アフリカ の 広い 範囲 に 分布 し 、 また 、 バラ 、 ラヴェンダー と ならぶ 香水 の 原料 花 として 、 古く から 栽培 さ れ て いる 。  草丈 10 - 15 cm で 、 茎 は 匍匐 し 、 葉 は 根 生 で 、 他 の スミレ 類 と 同じく 、 ハート 形 で ある 。 花 は 露地 植え で は 4 月 から 5 月 にかけて 咲き 、 左右 相称 の 5 弁 花 で 、 すみれ色 または ヴァイオレット・カラー と 呼ば れる 明るい 藍色 が 基本 だ が 、 薄紫 ・ 白 ・ 淡い ピンク など も あり 、 八重咲き も ある 。 パンジー や ヴィオラ に 比べる と 花 も 小さく 花 付き も 悪い が 、 室内 に 置く と 一 輪 咲い て いる だけ で 部屋 中 が 馥郁 たる 香り に 包ま れる ほど の 強い 香り が ある 。  種子 や 根茎 に は 神経 毒 の ビオリン 等 が あり 、 嘔吐 や 神経 マヒ を 発症 する こと が ある 。 反面 、 薬草 として 古来 より 活用 さ れ て き た 。 ヨーロッパ で は 咳 止め や 消炎 剤 、 目薬 として 利用 さ れ て いる 。 古代 ギリシア で は 花 に 含ま れる 鎮静 作用 が 知ら れ て おり 、 怒り を 鎮め たり 就寝 時 に 使用 し た 。 アテネ の 周囲 に は ニオイスミレ が 群生 し て い た ため 「 ニオイスミレ の 都 」 と 呼ば れ て い た と いう 。  ニオイスミレ の 香気 は 、 ヨーロッパ で は 古く から 化粧 品 、 ハーブ ティー や ワイン など の 飲み物 、 砂糖 漬け 、 お菓子 など 、 さまざま な もの に も 使わ れ て 来 た 歴史 が ある 。 ヴァイオレット・リキュール の 香り は ニオイスミレ を 用いる もの と 特筆 さ れ 、 他 の スミレ から は その 独特 の 香り を 出す こと は 出来 ない と さ れる 。  ニオイスミレ は 永遠 の 愛 や 思いやり の シンボル と さ れ 、 プレゼント 用 の 小 箱 など の 装飾 図柄 の モチーフ として よく 利用 さ れる 。 また 、 聖母 マリア の 控えめ さ と 誠実 さ を 象徴 する 花 で あり 、 ヨーロッパ で は 葬儀 の 際 に 墓石 に 撒く 習慣 が あっ た 。  日本 で は 、 冬季 に 栽培 さ れ た 蕾 または 花 付き の 鉢物 が 売り出さ れる 。 イギリス など の 種苗 店 で は いくつ か の 品種 の タネ が 売ら れ て おり 、 タネ から 栽培 する なら インターネット の 通販 など で 買う と 良い 。 八重咲き 品種 と 言う 名称 で 別種 の パルマスミレ と 言う 芳香 を 持つ スミレ が 販売 さ れる こと も ある が 、 この 品種 の 場合 種子 が 出来 ない ので 芽 挿し 等 で 増やさ ざる を 得 ない 。 春 に 他 の タネ と 一緒 に 注文 し て 、 半年 間 冷蔵庫 の 野菜 室 に 保管 し 、 9 月 下旬 頃 に 丁寧 に 鉢 に 播い て 1 mm ほど 覆土 し て おく と 、 十 日 くらい で 発芽 する 。 鉢 や プランター に 定植 し 、 冬 に 強い 霜 に 当て ない よう に すれ ば 、 春 に 開花 さ せる こと が できる 。 日当たり が よく 、 石灰 質 の やや 重い 土壌 を 好む 。押し葉 標本 （ お しば ひょう ほん ） と は 、 高等 植物 の 標本 の 標準 的 な 作り方 の こと で 、 正式 に は 腊葉標 本 （ さく よう ひょう ほん ） と 言う 。 絵画 として 制作 さ れ て いる 押し花 と 同じ で ある が 、 ここ で は 学術 的 な 標本 の 作り方 について 述べる 。  植物 は ドライ フラワー に 見 られる よう に 、 水 を 絶ち 乾燥 さ せれ ば 外形 を 保つ 。 そこで 、 保管 の 利便 性 と 視認 性 を 確保 する ため に 、 平ら に 広げ て 乾燥 さ せ 、 紙 に 張っ た 形 で 標本 と する 方法 が 古く から 採ら れ て き た 。 もともと は 落ち葉 を 書物 に 挟ん だ いわゆる 押し葉 が その 起源 と 思わ れる 。  植物 標本 は 、 丁寧 に 扱わ れれ ば 微細 な 毛 など の 形質 も 失わ れ ず 、 そのまま の 状態 で 植物 の 観察 が 可能 で ある 。 花びら 等 の 柔らかい 部分 は 水分 が 失わ れる こと で シワ が よって 原型 を 留め ない こと も ある が 、 必要 で あれ ば 一部 を 水 や 湯 に 漬け たり 水蒸気 を 当て て 戻し たり す こと で 元 の 形 に 戻す こと も 可能 で ある （ 観察 が 終わっ たら 再び 紙 に はさん で 乾燥 さ せ 、 もと の 標本 に 添付 すれ ば よい ） 。 また 、 虫食い を 防ぐ ため に 防虫 剤 を 使い 、 カビ の 繁殖 を 避ける ため に 適切 な 湿度 ・ 温度 で 管理 さ れれ ば 、 100 年 以上 も 保存 が きく 。 押し葉 状態 の 植物 標本 から DNA を 取り出す こと も 既に 可能 に なっ て おり 、 分子 系統 学 、 分子生物学 的 研究 の 資料 として も 耐える 。 言うまでもなく 、 植物 の 分類 に は 必要 不可欠 な 資料 で あり 、 現在 学名 が つい て いる 種 や 変種 は 必ず 根拠 と なる 植物 標本 が 指定 さ れ て いる （ タイプ 標本 ／ 基準 標本   Type   specimen ） 。  既に 学名 が つい て いる と 考え られる 種 で あっ て も 、 植物 標本 を 蓄積 し て いく こと は 重要 で ある 。 例えば 、 ある 種 について 、 色々 な 地域 で 採取 さ れ た 標本 が 集まる と する 。 する と 、 これ まで 1 種 と 考え られ て い た 種 が 、 ある 地域 と 別 の 地域 の もの は 明らか な 隔たり が ある と 認め られ 、 2 種 に 分け られる こと も 出 て くる 。 その 逆 に 、 今 まで 2 種 に 分け られ て い た もの が 、 標本 の 蓄積 と 再 検討 により 、 1 種 に 統合 さ れる こと も ある 。 ともに 多 地点 、 多 個体 の 標本 が 蓄積 さ れ て い なけれ ば 不可能 で ある 。 また 、 2 種 に 分ける ほど で は ない が 、 例えば 葉 の 大き さ が 地域 により 異なる など の 地域 性 が 明らか に なっ たり する 。 前述 し た よう に 標本 は DNA 情報 を 保存 し て おり 、 DNA を 抽出 、 塩基 配列 を 解析 する こと により 地域 の 系統 の 差異 を 検討 する こと も 可能 で ある 。 この よう に 、 標本 は 分類 において も 、 また 生物 多様 性 を 理解 する 上 でも 、 非常 に 重要 な もの で ある と いえる 。  欠点 として は 、 視覚 性 と 大き さ の 面 において いくつ か 挙げ られる 。 まず 、 色 は ほとんど の 場合 生 時 の 状態 を そのまま 保つ こと が でき ず 、 葉 の 緑色 が 褐色 に なる など 変化 する 。 うまく 乾燥 さ せ て 色 を 保っ て い て も 、 何 十 年 と 経つ 内 に 退色 し て しまう 。 標本 の 大き さ も はさみ 紙 （ 通常 新聞紙 ） の 大き さ に 限ら れる 。 また 、 標本 に する 過程 で 、 本来 の 立体 的 な 構造 が 平面 的 に なる こと で 失わ れ て しまう 。 この よう に 欠点 は ある が 、 花 など の 形 を 保存 し たい 場合 は エタノール 液 浸 標本 を 別途 作成 する こと で 補える し 、 また 色 について は 標本 ラベル など に 生 時 の 色 を 記載 し て おく など の 工夫 が なさ れる の が 普通 で ある 。  その ため 、 簡単 な 押し葉 は ともかく 、 植物 標本 は コレクション 的 収集 の 対象 として は 昆虫 採集 の よう に 普及 し て おら ず 、 分類 学 、 生態 学 など の 専門 家 以外 で は 標本 作製 は 避け られる 傾向 に ある 。 特に 近年 で は デジタル カメラ の 普及 の ため も あっ て 写真 撮影 で 済ます 人 も 多い 。 標本 採取 圧 が 絶滅 に 加担 する こと は 避ける べき あろ う から 、 個体 数 が 少ない 種 の 場合 、 そうした 配慮 も 必要 で ある 。 しかし 、 日本 の 植物 分類 学 の 発展 は 、 在野 の 植物 愛好 家 が 採集 し て 蓄積 し た 膨大 な 標本 が なけれ ば 成し え なかっ た と いっ て よく 、 標本 の 重要 性 は 別に 考慮 さ れる べき で ある 。 いかに デジタル カメラ で 精細 な 写真 を 撮っ た から と いっ て 、 分類 学 的 検討 に 耐える 個々 の 形質 の 記録 は まず 困難 で ある し 、 したがって 分類 学 的 な 再 検討 も 行え ない 。 もちろん 、 撮っ た 植物 が 存在 し た という 証拠 に も なり 得 ない の で ある （ ただし 環境 アセスメント の よう な レベル で は 写真 を もっ て 証拠 に する 例 も ある ） 。  まず 標本 を 採集 し なけれ ば なら ない 。 小型 の 植物 なら ば 植物 体 全体 を 採集 する 。 樹木 の 場合 に は 枝 の 一部 を 採集 する 。 できるだけ 枝 、 葉 、 花 、 果実 など の 重要 な 構造 が 多く 含ま れる 部分 を 取る よう に 心掛ける 。 特に 花 は 最も 重要 な 形質 で ある 。 また 、 花 も 実 も つい て い ない 標本 （ sterile ） は 、 分類 学 的 に は 価値 が 低い 。 シダ 植物 は 胞子 が つい て いる もの を 採取 する 。 植物 採集 の 項 も 参照 さ れ たい 。  標本 は まず 新聞紙 に 挟ん で 乾燥 さ せる 。 それ に あう 大き さ に 切る なり 折る なり し なけれ ば なら ない 。 新聞紙 二 つ折り が 標準 で 、 紙 の 大き さ に すれ ば いわゆる B 4 くらい で ある 。 これ より 大きい 場合 、 途中 で 折り曲げ て 挟む か 、 切り分け て ２つ に する 。  標本 を 新聞紙 の 間 に 置き 、 はみ出さ ない よう に する 。 新聞紙 に データ を 記入 、 あるいは データ を 記入 し た ラベル を 同封 する 。 データ は 日時 、 種 名 、 採集 者 名 、 採集 地 は 一般 に 必須 で ある 。 特に 、 採集 地 データ の ない 標本 は 全く 意味 を 成さ ない 。 その他 、 採集 者 番号 、 緯度 経度 、 標高 、 花 の 色 、 採集 地 の 環境 など も 必要 に 応じ て 記入 さ れる 。 これら の 細かい データ は フィールド ノート に 記入 し て も よい 。  専用 の 吸い取り 紙 が ある 場合 は 、 標本 を 挟ん だ 新聞紙 の 上 に 乗せる 。 そのうえに 新た に 新聞紙 を 置き 、 そこ に 次 の 標本 を 挟む 。 こうして 標本 を 挟ん だ 新聞紙 と 吸い取り 紙 を 交互 に 積み重ねる 。 専用 の 吸い取り 紙 が ない 場合 、 吸い取り 紙 として 新聞紙 を 使う 。 標本 を 挟ん だ 右 開き の 新聞紙 1 枚 に対し 、 左 開き に 2 枚 重ね た 新聞紙 を 1 部 挟む 。 何 枚 か 重ね て いく と 、 標本 の 厚み によって 水平 で なく なっ て くる ので 、 新聞紙 大 の ダンボール 板 や ベニヤ板 を 挟む 。 なお 、 水草 の 場合 は 新聞紙 に 直接 挟む と くっ 付い て しまい 、 剥がす とき に 標本 が 壊れ て しまう ため 、 目 の 細かい 紙 （ 上質 紙 など ） に 挟ん だ 上 で 新聞紙 に 挟む 。  積み重ね た 標本 の 上 に 板 を 置き 、 その 上 に 重し を 乗せる 。 これ は 重けれ ば 重い ほう が 良い 。 某 大学 の 植物 学 教室 で は 鉛 の 塊 が 用意 し て ある と の 噂 も ある 。 重く ない と 、 隙間 が でき 、 標本 の 縮み が 大きく なる ばかり か 、 標本 が でき た 後 も 収納 する とき に 壊れ やすく なる 。  バネ を 使っ て 押さえる 方法 も ある 。 自転車 の タイヤ チューブ を 切り開い て バネ の 代用 と する 場合 も ある 。  もの の 本 に は 重 すぎる と 標本 が つぶれる から よく ない など と 書か れ て いる が 、 信用 し ない 方 が いい 。 という の は 、 専門 家 は は なっ から 重し の 標準 重量 を 10 kg とか 20 kg とか で 考え て いる から で ある 。  新聞紙 の 間 の 吸い取り 紙 を 取りのけ 、 代わり に 新しい 吸い取り 紙 を 入れ て 、 再び 積み上げ て 重し を 乗せる 。 この 交換 は 当初 は まめ に 行っ た 方 が 良く 、 当初 は 一 日 に 二 回 交換 し 、 それから 日 に 一 回 、 その後 は 隔日 交換 で も 良い が 、 標本 から 湿気 が 感じ られ なく なる まで 行う 。 完成 まで の 期間 は 条件 によって 異なる 。 乾燥 季候 の 場合 や 夏季 の 好天 の 時期 に は 一 週間 で でき て しまう 。 吸い取り 紙 を 良く 乾かせ ば なお 早い 。 湿っ た 気候 など で は 数 週間 かかる 場合 も ある 。 また 、 植物 によって も 乾燥 し やす さ に 差 が ある から 、 出来上がり の 時期 に も 違い が 出る 。  なお 、 吸い取り 紙 交換 の 際 に 標本 の 形 を 整える 。 最初 は 植物 に 弾力 が ある ので 、 押し込ん で も はみ出し たり 、 ねじれ たり し がち で ある が 、 少し 押さえ た 後 に は 水分 が 出 て 形 を 整え やすく なる 。 整える 際 の 心掛け として は 、 自然 な 形 を あまり 乱さ ない こと 、 その 範囲 で 各部 の 形 が 分かり やすい よう に 、 各部 が 重なら ない よう に 配慮 する 。 また 、 葉 の 裏 の 特徴 を 示す ため 、 一部 の 葉 を 裏返し に する と よい 。  標本 が 完全 に 乾燥 すれ ば 、 それ を 台紙 に 貼り 、 台紙 に ラベル を 貼る 。 植物 を 張り付ける に は 、 白紙 に アラビアゴム を 塗っ た もの を 細く 切っ て テープ 状 に し て 使う の が 伝統 的 な 方法 で ある 。 木 の 枝 の よう な 太い もの は 糸 で 縫い 付ける 。 バラバラ に なっ た 種子 など が ある 場合 は 、 別に 紙袋 等 に 入れ て 添付 する 。 ラベル に は 植物 の 種 名 、 分類 上 の 位置 、 採集 年月日 、 場所 、 その 環境 、 採集 者 など の 標本 として 必要 な 情報 を 記入 し 、 標準 的 に は 右 下 に 貼る 。 また 、 標本 番号 を つける 場合 、 同 一 個体 から の 標本 に は 同じ 番号 を つける 。  場合 によって は 表面 を パラフィン 紙 で 覆う 、 袋 に 入れる 、 あるいは 防虫 剤 を 塗る など の 保存 の ため の 措置 を 施し 、 保管 の ため の 箱 に 収める 。  上記 の よう な 方法 が 伝統 的 な 植物 標本 作製 の 手順 で ある 。 しかし 、 乾燥 の 手順 に 非常 に 時間 と 手間 が かかる の が 難点 で ある 。 吸い取り 紙 の 交換 し ながら 植物 を 見る の が よい 勉強 に なる の で は ある が 、 やはり 時間 を 取ら れる の が 痛い 。 その ため に 、 現在 で は さまざま な 乾燥 機 が 考案 さ れ て いる 。 たいてい は 手作り で 、 例えば 以下 の よう な もの で ある が 、 布団 乾燥 機 を 使う こと も ある 。  植物 標本 を 積み重ね て 板 に 挟ん で 紐 で 縛っ た もの を 立て た 時 に ちょうど はまる よう な 箱 を 作り 、 箱 の 中 に は 電熱 器 、 電熱 線 、 白熱 電球 など の 発熱 体 を セット する 。 植物 標本 の 間 に は 吸い取り 紙 の 代わり に 段ボール 紙 を 挟む 。 こうして 標本 作っ た の 束 を 、 段ボール の 内部 の 穴 が 縦 に なる よう に 立て て 箱 に セット すれ ば 、 熱せ られ た 暖気 が 段ボール の 中 を 通り抜け 、 この 時 に 標本 を 乾燥 さ せる 。 段ボール で は なく 、 専用 の 波 板 や 段ボール 様 の 専用 の 板 を 用意 する 場合 も ある 。  乾燥 機 を 使っ た 標本 は 注意 し ない と 葉 が よれよれ に なり やすく 、 見苦しく なる 。 また 、 温度 が 高い と こげ た よう に 茶色く 変色 し て しまう 。 乾燥 機 の 1 番 の 利点 は 、 早く 乾かす こと より も 、 虫 や 虫 の 卵 、 カビ など を 殺す 効果 が ある こと で ある 。  なお 、 この よう に 空気 が 通る 段ボール を 吸い取り 紙 代わり に 挟ん で 、 そうして 固め た 標本 の 束 を 自動車 の 上 に 積み上げ 、 適当 に 走る と 良く 乾燥 する らしい 。 この 方法 で 採集 旅行 の 帰り道 で 標本 を 作っ て しまう 人 の 話 を 聞い た こと が ある 。 また 、 一部 で は 段ボール で は なく 、 それ と 同様 の 効果 を 持つ 波 板 を 金属 や プラスチック で 作っ て 使っ て いる ところ も ある 。  この よう な 標本 作製 の 手順 が 通用 し にくい もの は さまざま に ある 。  折り曲げる 。 細い 茎 が 新聞紙 の 長 さ の 数 倍 ある 、 という 場合 に は 、 数 回 折り曲げ て 収納 する 。 折り 方 は できる だけ 急 角度 で W や N の 字 の 形 に 折っ た 方 が 人為 的 に 折り曲げ た もの として わかり やすい 。 小さい 角度 で 折っ たり 、 ゆるく 曲げる よう に する と 全体 の 形 を 見 誤り やすく なる 。 できるだけ つながり が 分かり やすい よう に 配置 する の が こ つ 。  部分 的 に カット する 。 一応 枝 に 数 枚 の 葉 が あれ ば その 特徴 が 見て取れる から 、 邪魔 な 枝 や 葉 を 切る 。 この 時 根元 から 切り取ら ない の が 元 の 形 を 残す ので 良い 。 しかし 、 葉 一 枚 すら 大き すぎる もの も ある 。 それ も 部分 的 に 切る こと が ある 。 たとえば シダ 類 の 葉 は 、 たいてい 左右 が ほぼ 同型 だ から 、 例えば 左側 の 羽 片 を 半ば から カット し て も 全体 の 形 を 見 誤る こと は 無い だろ う 、 という こと で 切り捨て て しまう 。  あえて 全部 を 収める なら 、 切り分ける しか ない 。 葉 と 花 が ともに 大きい 場合 など 、 とにかく 一 枚 に 収まる 部分 に 切り分け て 、 通し番号 か 何 か で 同一 の もの で ある こと を 示し つつ 別々 に 標本 に する 。 切り捨てる より は この 方 が よい 。  植物 採集 に ある とおり 、 植物 の 構造 に は 単位 として の シュート が 繰り返さ れ て いる という パターン が ある 。 標本 は これ を 少なくとも 一つ 含む べき で ある 。 従って 、 これ が やたら 大きい もの は 、 切り捨て て 省略 する こと が 困難 と なり 、 標本 は 非常 に 大きい もの に なら ざる を 得 ない 。 その 典型 が バショウ 科 と ヤシ 科 で ある 。 これら は ともに 一 枚 の 葉 が 数 メートル に 達する 上 、 花序 や 果実 も 非常 に 大きく 、 花 や 果実 の 揃っ た 標本 を 作る と 一 点 で 10 kg を 越える こと が ある 。 しかも 乾燥 さ せ づらい 。 その ため 採集 者 泣かせ で 知ら れ 、 一 枚 の 葉 の 一部 のみ を 標本 と する 例 も ある 。 その ため に 標本 研究 が 進ま ない 側面 が ある と いう 。  厚み が ある もの も 押し葉 に なり にくい 。 果実 など は 液 浸 標本 に する の も 手 で ある が 、 押し葉 に する 場合 に は スライス し て 並べる こと で なんとか 作っ て しまう 場合 も ある 。  逆 に 柔らか すぎる の も やっかい で 、 水草 、 海草 など は 新聞紙 に 張り付い て 固まっ て しまう 。 そういう もの は あらかじめ 台紙 の 上 に 広げ て 、 台紙 ごと 新聞紙 に 挟ん で 乾燥 さ せる など の 対応 を とる 。  もう 一つ 、 標本 に なり にくい もの に 多肉植物 や 着生 植物 が ある 。 これら は 水分 を 多く 含む だけ で なく 、 それ を 逃がさ ない 構造 を 持っ て いる ので 、 少々 の こと で は 乾燥 さ れ て くれ ない 。 某 植物 学 教室 で セッコク を 標本 に しよ う と 紙 に 挟ん で 乾燥 機 にかけ 、 一 週間 後 に 開け て 見る と 中 で 花 を 咲かせ て い た 、 という 伝説 が ある 。 マングローブ 植物 も 乾燥 し ない 。 いくら 乾かそ う として も 葉 の 水分 を 保っ た まま で 枯れ て 行き 、 しまいに は 葉 肉 が 腐敗 し て から クチクラ が 壊れ て あふれ 出し 、 回り の 標本 を 巻き添え に する 。 サボテン など に なる と 、 これ は もう スライス し て 乾かす こと に なる 。 煮沸 か ホルマリン によって 殺し て から 乾燥 する 方法 も とら れる 。  葉 など が 落ち て しまう 場合 。 元気 な 枝 を 取っ て き て も 、 押さえ て いる うち に バラバラ と こぼれ て しまう 。 落ち た もの を 拾い 集め て 添付 する こと は できる が 、 それでは 原型 を 留め ない 。 特に ツガ など の 針葉樹 は 無残 な 姿 に なる 。 この 現象 は 、 植物 が 自ら 葉 の 根元 に 離 層 を 形成 する ため で あり 、 それら を 絶っ て しまえ ば 起き ない から 、 採集 し た もの を 熱湯 や 薬剤 で 処理 する と 止め られる と も 言わ れる 。 しかし 種類 によって は その 処理 の 時点 で 葉 を 落とす 。  同様 に こぼれ落ち やすい もの に 、 熟し た 痩果 や 種子 など 、 元々 外れ やすい よう に なっ て いる 構造 が ある 。 それら は こぼれ て 無くなら ない よう 、 拾い 集め て 小さな 紙 包み など に 収納 し て 保存 する 。 標本 を 台紙 に 添付 する 場合 に は 、 同じ 台紙 の 片隅 に 張っ て おく 。  両面 に ビニール が 貼っ て い ない タイプ の シート 乾燥 材 を 使え ば 、 小さな 物 なら ば スライス せ ず に 作成 できる 。 しかし キノコ は 乾燥 さ せる と 乾燥 剤 と 同じ よう な 性質 を 持ち 、 湿気 を 強く 吸収 し て 再び 柔らかく なっ て しまう 。 密閉 性 が 高い プラスチック 容器 に 強力 乾燥 剤 と 一緒 に し て 入れ なけれ ば 、 長期 保存 は でき ない 。  二 百 年 前 の 標本 でも 十分 に 見 られる もの が あり 、 長野 県 の 旧 諏訪 高島 藩士 ・ 渋 江民 右 衛門 古 伴 が 1719 年 に 採取 し た もの は 、 採取 場所 や 採取 年月日 が 明らか な もの として 日本 最古 で あり 、 保存 状態 も きわめ て よく 、 収蔵 する 諏訪 市 博物館 で 不定期 に 公開 さ れ て いる 。 また 、 細部 は 分かり にくい ものの 、 湯 で 戻せ ば 一応 原型 に 戻る 。 しかし 常に 乾燥 状態 を 保ち 、 また タバコシバンムシ 、 紙魚 、 コナ ダニ 、 コナチャタテムシ 等 の 微小 昆虫 が 入り込ま ない よう に する 工夫 が 必要 で ある 。 これ を 怠る と 、 ボロボロ に さ れ て しまう 。 湿気 を 吸収 し た 場合 は 、 カビ が 生える こと も ある 。 専門 的 な 施設 で は 、 ヒ素 を 台紙 面 に 塗る など の 方法 が 使わ れる 。 大きな 施設 で は 定期 的 に 燻蒸 する 場合 も ある 。  海藻 の 標本 も ほぼ 同じ よう な 形 で 作る 。 ただし 、 幾つ か の 点 で 陸上 植物 と は 違う 注意 を 要する 。  海藻 は 陸上 植物 より 組織 が 軟弱 で ある 上 、 構造 的 に も 嚢状体 で あっ たり と 偏平 に 押し 潰さ れ た 場合 に 失わ れる 情報 も 多い 。 緑藻類 の バロニア の 仲間 や 、 紅 藻類 の フクロツナギ など は その 代表 例 で ある 。 また 、 緑藻類 の ミル の よう に 、 水分 含量 が 多く 厚み の ある 植物 体 を 形成 する もの も 押し葉 に は 向か ない 。 これら の 海藻 において は 、 液 浸 標本 や プレパラート 標本 、 あるいは グリセリン を 浸透 さ せ た なめし 皮 状 の 標本 と 併用 する 事 が 望ましい 。  学術 研究 用 の 標本 で は 行わ ない が 、 教材 用 や 観賞 用 の 目的 で 作成 し た 海藻 押し葉 標本 は 、 ラミネート 加工 を 施す 事 で より 破損 し がたい 状態 で の 保存 が 可能 で ある 。  近年 で は 学術 的 な 標本 の 他 に 、 押し花 と 同様 に 海藻 の 美し さ 自体 に 着目 し た 文化 活動 として の 海藻 押し葉 を 楽しむ 動き も ある 。  新聞紙 に 挟ま れ た まま 保存 さ れ た 場合 、 それ が 採集 旅行 に 出 た 先 で 調達 し た 部数 の 少ない 地方 紙 で あっ たり 、 また 植物 体 が 良く 保存 さ れる 環境 は 当然 紙 の 保存 に も 良い など 、 新聞紙 が 年月 を 経 て 史料 として の 価値 を 見出さ れる 場合 も ある 。宇美 八幡宮 （ うみ はちまん ぐう ） は 、 福岡 県 糟屋 郡 宇美 町 に ある 神社 で ある 。 旧 社格 は 県 社 で 、 現在 は 神社 本庁 の 別表 神社 。  安産 の 神 として 信仰 さ れる 。  応神天皇 ・ 神功 皇后 ・ 玉 依 姫 命 ・ 住吉 大神 ・ 伊 弉諾尊 を 祀る 。  社 伝 「 伝 子孫 書 」 に よれ ば 、 神功 皇后 が 三 韓 征伐 から の 帰途 に 応神天皇 を 産ん だ 地 に 、 敏 達 天皇 3 年 に 応神天皇 を 祀っ た の に 始まる 。 「 宇美 」 の 地名 も 「 産み 」 に 由来 する もの で ある 。 平安 時代 ごろ から 石清水八幡宮 と 本末 関係 と なっ た 。 鎌倉 時代 初期 から 安産 の 神 として 信仰 さ れる よう に なっ た 。 別当寺 も 宇美 山 誕生寺 と 称し て い た 。  明治 5 年 に 村社 に 列 格 し 、 明治 24 年 に 県 社 に 昇格 し た 。  境内 に は 、 神功 皇后 が 出産 の とき に すがりつい た という 「 子安 の 木 」 、 応神天皇 の 産湯 に 使っ た と 伝え られる 「 産湯 の 水 」 など が ある 。 境内 末社 ・ 湯 方 殿 の 前 に は 「 子安 の 石 」 と 呼ば れる 拳 大 の 石 が 納め られ て おり 、 妊婦 は 安産 を 祈願 し て この 石 を 持ち帰り 、 出産 後 は 別 の 新しい 石 を 添え て 返す という 風習 が ある 。植物 学 における 変種 （ へん し ゅ 、 、 ） は 、 によって 定め られ た 、 における 階級 の 一つ 。 二名 法 で 記載 さ れる 学名 の 後ろ に 「 」 と 省略 さ れ て 表記 さ れる 。 なお 植物 新 品種 保護 国際 同盟 で は 、 変種 の 語 を 法律 用語 として 扱っ て いる 。  国際 動物 命名 規約 で は 、 種 小名 の 後ろ に つけ られる 階級 は 亜 種 のみ が 認め られ て おり 、 変種 という 階級 は 認め られ て い ない 。  変種 は 、 同じ 植物 種 の 他 の 変種 と は 区別 さ れる が 、 異なる 変種 間 で も 交雑 は 可能 で ある 。 しかし 変種 間 で 生態 的 特性 や 好適 環境 が 異なる 場合 も あり 、 その 場合 分布 域 が 重なら ない こと も ある ため 交雑 が 起こり づらく なる 。 例えば イヌビエ 、 ヒメイヌビエ 、 ヒメタイヌビエ の 3 変種 は 、 どれ も 湿性 条件 に 適応 し て 生育 する が 、 ヒメイヌビエ は 乾燥 に 比較的 強く 路傍 や 畑地 など で も 生育 できる の に対し 、 ヒメタイヌビエ は 乾燥 に 弱く 水田 で イネ と 共存 する 適応 性 を もつ など 、 それぞれ の 変種 で 生態 的 に 大きく 異なる 特性 を 持っ て いる こと が ある 。  また 、 2 種類 の 変種 が 同所 的 に 生育 し 、 生殖 隔離 が 起こっ て いる と 考え られる 場合 に は 、 その 変種 が 種 に 格上げ さ れる こと が 検討 さ れる こと も ある 。 例えば ネコノメソウ 属 の ボタンネコノメソウ は 、 同属 の ホクリクネコノメ の 変種 として 扱わ れ て いる が 、 同所 的 に 生育 する 例 が ある こと や 形態 的 な 特徴 の 著しい 差異 から 、 別種 として 扱う べき だ と 示唆 さ れ て いる 。  変種 の 中 に は 、 作物 として 非常 に 重要 な もの が いくつ か 含ま れ て いる 。 例えば 、 アブラナ 科 の ラパ は 多く の 栽培 植物 の 原種 で ある と さ れ て おり 、 その 変種 として アブラナ や カブ 、 コマツナ 、 チンゲンサイ 、 ハクサイ など 重要 な 作物 植物 が 多く 知ら れ て いる 。上 日 寺 の イチョウ （ じ ょうにちじの イチョウ ） は 、 富山 県 氷見 市 の 朝日山 公園 に 隣接 する 高野山 真言宗 の 古刹 ・ 上 日 寺 境内 に 生え て いる 、 樹齢 約 1000 年 以上 の イチョウ 。 1926 年 （ 大正 15 年 ） 10 月 20 日 、 国 の 天然記念物 に 指定 。 雌 株 。 樹 高 約 24 m 、 幹 回り 約 12 m 。御 油 の 松 並木 （ ご ゆ の まつ な みき ） は 、 愛知 県 豊川 市 御油 町 の 東海道 御油 宿 と 同 県 同市 赤坂 町 の 赤坂 宿 の 間 に ある 松 並木 。 松 並木 は かつて 五 街道 の 各所 に 存在 し た が 、 様々 な 理由 で 伐採 さ れ たり し て 現存 し て いる 松 並木 は 少ない 。 御油 の 松 並木 は 、 現存 し て いる 数少ない 松 並木 の 一つ で ある 。  御油 宿 の 西端 から 赤坂 宿 の 東端 まで の 約 600 メートル にわたって 271 本 （ 2003 年 の 調査 による ） の 松の木 が 立ち並ぶ 。  夏 は 日差し を 避け 、 冬 は 防風 ・ 防雪 の 役目 を 果たし て い た 。 また 江戸 時代 の 滑稽本 『 東海道 中 膝栗毛 』 の なか で 、 弥次郎兵衛 と 喜多 八 が ここ で キツネ に 化かさ れ た 話 が 描か れ て いる 。  現在 で は 生活 道路 が 通り 、 松 並木 を ひっきりなしに 車 が 通る よう に なっ た ため 、 松 並木 を 歩く 際 に は 注意 が 必要 で あっ た が 、 2009 年 に 車道 部分 を 狭く し て 歩道 が 整備 さ れ た ため 、 以前 より 安全 に 歩行 者 が 通行 できる よう に なっ た 。ハマ ウツボ 科   ( Orobanchaceae )   は 、 双 子葉 植物 の 科 の ひとつ 。 アジア と ヨーロッパ の 温帯 地方 を 中心 に 分布 する 。  ほとんど が 程度 の 差 は ある が 寄生 植物 で ( 例外 は 後述 )、 葉 が 退化 し て 鱗状 の 痕跡 に なっ て いる もの が かなり ある 。 日本 に も ナンバンギセル 、 ハマ ウツボ など 数 種 が 分布 し て いる 。  従来 の 分類 （ クロンキスト 体系 等 ） で は およそ 15 属 180 種 ほど （ すべて 全 寄生 ） から なる と さ れ て い た 。 以下 に 属 を 示す ：  新しい APG 植物 分類 体系 で は 、 従来 は ゴマノハグサ 科 と さ れ て い た 次 の 属 （ 多く は 半 寄生 、 一部 全 寄生 、 ただし 二 属 " Lindenbergia " ・ " Rehmannia " は 独立 栄養 ） も ハマ ウツボ 科 に 移し て おり 、 全体 で 70 属 ほど と なっ て いる 。フウインボク （ 封印 木 、 シギラリア 、 学名 ： ） は 、 石炭 紀 に 栄え た シダ 植物 で ある 。 高 さ は 20   -   30 メートル ほど あり 、 幹 の 葉 が 落ち た ところ に 六角形 の 形 が つく ため 、 この 名 が つい た 。 リンボク など と共に 、 世界 の 主要 な 石炭 の 元 と なっ て いる 植物 で ある 。 現 生 種 で は 、 ヒカゲノカズラ 科 など が 近 縁 。  フウインボク に 含ま れる 種 :綿 （ わた ） は 、 繊維 が 絡まり あっ て 塊 の 状態 に なっ て いる ものの 総称 。  現代 日本 で は 、 通常 、 ワタ （ アオイ 科 ワタ 属 の 総称 。 ここ で は 、 カタカナ で 書く とき は この 意味 で 使う ） から 取ら れ た 木綿 を 意味 する 。 しかし 、 戦国 時代 に 木綿 が 普及 する 以前 の 古代 や 中世 で は 、 蚕 の 繭 から 作ら れ た 絹 の 真綿 を 意味 する の が 普通 で ある 。  現代 で も 、 布団 や 座布団 の 詰め 物 は 、 繊維 の 種類 を 問わ ず 「 綿 （ わた ） 」 と 呼ば れる 。 現代 の 日本 で は 「 布団 （ ふとん ） 」 「 座布団 」 など の 詰め 物 に おおく 使用 さ れ て い て 、 日本 の 産業 に は 欠か せ ない 原料 で ある 。クロモジ （ 黒文字 、 " Lindera   umbellata "） は 、 クスノキ 科 の 落葉 低木 。 枝 を 高級 楊枝 の 材料 と し 、 楊枝 自体 も 黒文字 と 呼ば れる 。 香料 の 黒文字 油 が とれる 。  本州 、 四国 、 九州 など の 低 山 や 疎林 の 斜面 に 分布 する 。 < br >  茎 は 高 さ 5 メートル 程度 まで 成長 する 。 若 枝 は はじめ 毛 が ある が 次第に なくなり 、 緑色 の すべすべ し た 肌 に 、 次第に 黒い 斑紋 が でる こと が 多い 。 古く なる と 次第に ざらつい た 灰色 の 樹皮 に 覆わ れる 。  葉 は 洋紙 質 で 楕円 形 、 深緑 で つや は ない 。 葉 裏 は やや 白っぽい 。  雌雄 異 株 。 花 は 黄 緑色 で 、 春 に 葉 が 出る の と 同じ 頃 、 葉 脇 から 出 た 散 形 花序 に 咲き 、 雄花 に は 9 本 の 雄蕊 、 雌花 に は 子房 が ある 。 < br >  果実 は 液 果 で 10 月頃 に 黒 熟する 。 葉 や 枝 に は 芳香 が ある 。  黒文字 の 名 は 若 枝 の 表面 に でる 斑紋 を 文字 に 見立て た もの と いわ れる 。 古く から これ を 削っ て 楊枝 を 作る 。 特に 根本 に 皮 を 残す の が 上品 と さ れる 。 現在 でも 、 和菓子 など 特に 選ば れ た ところ で は クロモジ の 楊枝 が 使わ れる 。  千葉 県 の 久留里 地域 で は クロモジ の 楊枝 作り が 明治 期 から 副業 として 行わ れ て おり 、 上総 楊枝 として 特産 品 化 さ れ て いる 。  枝葉 を 蒸留 する こと で とれる 黒文字 油 は 、 テルピネオール や リモネン など を 含有 する 。 現在 は あまり 使わ れ ない が 、 香料 として かつて は 化粧 品 、 石鹸 など に 盛ん に 使わ れ 、 輸出 も さ れ た 。  枝 （ 烏 樟 ） や 根 （ 釣 樟 ） を 薬用 に も する （ 養 命 酒 など ） 。  クロモジ の 葉 の 煎じ 汁 が 腹 に よい という 風習 が 、 長野 県 阿智 村 や 喬木 村 に ある 。  東北 や 北越 で は 鳥木 と 呼ば れ 、 狩り の 獲物 を クロモジ の 木 の 枝 に 刺し 、 神 へ の 供物 と する 風習 が ある 。 鷹狩 で 取っ た 獲物 を 贈る 際 に クロモジ の 枝 で 結ぶ こと が 多く 、 鳥 柴 と も 呼ば れる 。  クロモジ 属 は 東南アジア など の 旧 世界 熱帯 から 温帯 にかけて 100 種 ほど 、 北 アメリカ に 数 種 が ある 。 日本 に も ダン コウバイ 、 アブラチャン 、 ヤマコウバシ 、 シロモジ など が 自生 する 。 テンダイウヤク は 漢方薬 に さ れ 、 ほか に も 香料 、 薬用 や 食用 に 用い られ た もの が ある 。  クロモジ に は 類似 種 や 変種 が 多い 。 種 内 の 変種 として は  よく 似 た 別種 として は草木 染め あるいは 草木染 （ くさき ぞ め ） は 、 合成 染料 （ 化学 染料 ） を 用い た 染色 に対して 、 天然 染料 を 用い た 染色 を 区別 する ため に 生じ た 呼称 。  昆虫 から 得 られる コチニール の よう な 植物 由来 の 染料 で なく とも 天然 染料 で 染める こと 、 または 染め た もの を 草木 染め と いう 。 タマネギ や 落花生 の 皮 の よう な 家庭 で 生 ゴミ に なっ て しまう もの も 染料 として 使用 さ れ て いる 点 で 家庭 的 な 面 が ある 。  作家 の 山崎 斌 が 1930 年 12 月 に 資生堂 ギャラリー （ 銀座 ） で 行っ た 「 草木染 信濃 地織 復興 展覧 会 」 が 創始 と さ れる 。 それ まで 植物 を 使用 し た 染色 に対して 特定 の 呼称 が なかっ た ため 、 展覧 会 に際して 新た に 考える よう 周囲 に 薦め られ た と いう 。 同時に 山崎 は 登録 商標 を 申請 し 、 1932 年 に 受理 さ れ た 。 すでに 商標 の 期限 は 切れ て いる が 、 後継 者 で ある 息子 の 山崎 青樹 （ せい じ ゅ ） は 追加 申請 を 行っ て い ない 。 これ は 「 草木染 を 愛する 人 に 自由 に 使用 し て もらい たい 」 という 願い による もの で ある 。  その後 、 斌 の 孫 で あり 青樹 の 息子 で ある 山崎 和樹 （ かずき ） へ と 引き継が れ 、 三 代 による 「 草木染 」 の 啓蒙 活動 が 続い て いる 。  主 に 植物 の 葉 、 茎 、 根 、 実 など を 煮 だし た 液 に 繊維 を 浸し 、 20 分 程度 加熱 し 、 染まっ た 色素 を 金属 イオン と 結合 さ せ て 発色 さ せる 。 金属 イオン と の 結合 を 媒染 と いい 、 アルミニウム 、 銅 、 鉄分 など を 溶かし た 液 に 繊維 を 20 分 程度 浸す 。 植物 抽出 液 と 媒染 を 繰り返す こと で 色素 の 繊維 染 着 を 良く し 、 染色 濃度 を 上げる 。  草木 染め は 合成 染色 に 比べ て 、  こうした 化学 染料 と の 違い は 、 工業 的 に 量産 という 点 で は 欠点 が ある と 捉え られる が 、 身近 な 材料 で 家庭 でも 手軽 に 染め られる こと や 、 趣味 や 手工 芸 の 分野 で は 同じ もの が でき ない こと を 魅力 だ と 捉える 人 も おり 、 草木 染め ならでは の 面白 さ だ と さ れる 。  動物 性 の 染料 として 、 貝 紫 、 セピア 、 コチ ニール 、 ラックダイ など が ある 。黒炭 （ こく た ん 、 くろずみ 、 ） は 、 木材 を 土窯 を 使い 炭化 さ せ た 木炭 で ある 。 主成分 は ほぼ 炭素 で あり 、 ごく 少量 アルカリ 塩 を 含ん で いる 。  黒炭 は 主 に ナラ 、 カシ 、 クヌギ など が 専用 の 土窯 で 比較的 低温 で 炭焼 さ れ 、 密閉 鎮火 し て 製造 さ れ た 木炭 で ある 。  備長炭 に 代表 さ れる 白炭 と の 大きな 違い は 製法 に あり 、 白炭 は 精錬 時 に 内部 温度 が 1000 度 ほど に なる の に 比べ 、 黒炭 は 400 度 から 700 度 ほど と さ れ て いる 。 ただし 、 近年 で は 白炭 精錬 時 と 同等 の 1000 度 に 達する 高温 で 精錬 し 、 炭化 率 も 白炭 と 同等 の ユーカリ 材 等 を 使用 し た 高 品位 な 黒炭 も 存在 する 。  黒炭 と 白炭 の 大きな 違い は 消火 方法 で あり 、 白炭 は 灼熱 し た 状態 で 窯 の 外 へ 掻き だし 、 白色 の 消し 粉 を 掛け て 急冷 鎮火 さ せる が 、 黒炭 は 焚き 口 に 蓋 を し た うえ で 煙突 に も 蓋 を し 、 酸 欠下 で 消し 壺 の よう に 時間 を かけ て 鎮火 さ せる 点 に ある 。  黒炭 は 白炭 に 比べ て 柔らかく 、 白炭 より は 比較的 容易 に 着火 剤 や バーナー で 着火 する こと が でき 、 燃焼 温度 や 火勢 自体 は 強く 、 着火 し やすい 。  黒炭 の ブランド だ が 、 各地 に 色々 な 樹木 を 使用 し た 炭 が ある 。 代表 的 な 黒炭 に は 、  など が ある 。  黒炭 の 主 な 用途 は 燃料 で ある 。 近年 は バーベキュー 用途 など で 旺盛 な 需要 が ある 。  囲炉裏 など の 灰 に 埋め て の 緩やか な 燃焼 を 利用 し た 昔ながら の 暖房 に も 使わ れる 場合 が ある が 、 燃焼 中 に 一酸化 炭素 や 木酢 由来 の 成分 が 多く 発生 する ため に 換気 が 必要 で あり 、 近年 の 高 断熱 ・ 高 気密 住宅 で は 非常 に 危険 で ある 。  黒炭 の 用途 は 様々 で 、 各 分野 で 有効 利用 さ れ て いる 。  黒炭 に は 小さな 隙間 が 沢山 あり 、 そこ に 湿気 や 臭気 を 吸着 する こと が できる 。 部屋 や 収納 スペース の 脱臭 ・ 除 湿 の ほか 、 床下 に 敷き詰め て 家屋 全体 の 除 湿 に も 用い られる 。 時間 経過 とともに 除 湿 脱臭 能力 を 喪失 する ため 、 定期 的 に 日干し し て 乾燥 さ せる か 、 数 年 ごと に 入れ替える の が 好ましい 。  鍛造 に は 、 高温 で 燃焼 する 黒炭 が 使わ れる 。 主として 火力 の 強い 、 松 炭 、 栗 炭 、 雑木 炭 が 使わ れ 、 総称 し て 鍛冶屋 炭 と 呼ば れ て いる 。 樹脂 など 炭素 以外 の 可燃 成分 を 多く 含み 、 送風 する と 1000 度 以上 の 高温 が 得 られ 、 鍛造 に は 不可欠 で ある （ 逆 に 鍛冶屋 炭 を 調理 や 暖房 に 使う と 火の粉 や 煙 臭 の ため 危険 で ある ） 。  また 陶芸 の 分野 で は 、 家庭 で も 、 黒炭 と 七 輪 、 送風 機 が あれ ば 、 小規模 な 七 輪 陶芸 を 行う こと が できる 。キタダケソウ （ 北岳 草   " Callianthemum   hondoense "） は キンポウゲ 科 キタダケソウ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  南 アルプス 北 岳 の 固有 種 で 、 高山 帯 の 草地 に 生育 する 。 花茎 の 高 さ は 10 - 20 cm で 、 先端 に 直径 約 2 cm の 白い 花 を つける 。 花期 は 雪解け の 6 月 中旬 から 7 月 上旬 と 他 の 高山 植物 より も 早く 、 登山 最盛 期 の 8 月 に は 姿 を 消し て しまう 。 1931 年 （ 昭和 6 年 ） 7 月 17 日 に 千葉 高等 園芸 研究 科 生 の 清水 基夫 が 北岳 山頂 直下 で 新種 の この 植物 を 採取 し 、 後 に キタダケソウ と 名付け られ た 。立木 （ たち き 、 りゅう ぼく ） 、 立ち木 （ たち き ） と は 、 地面 に 生育 し て いる 樹木 を いう 。 また 、 法律 上 特定 の 樹木 に関して 立木 （ りゅう ぼく ） と 定義 し て 特別 の 扱い を する こと が ある 。  日本 において は 、 一般に 言う 立木 （ たち き ） ・ 樹木 の うち 、 立木 ニ 関 スル 法律 （ 立木 法 、 りゅう ぼく ほう ） の 適用 対象 と なる もの を 立木 （ りゅう ぼく ） と 定義 し て いる 。 立木 法 で は 、 立木 と は 「 一筆 の 土地 又は 一筆 の 土地 の 一部分 に 生立 する 樹木 の 集団 で 、 その 所有 者 が 本法 により 所有 権 保存 の 登記 を 受け たる もの 」 の こと を いう と 定義 する 。  立木 は 土地 の 定着 物 で あり 、 不動産 と さ れる 。 原則 として 、 土地 の 構成 部分 と さ れ 、 独立 の 取引 対象 と は なら ない 。 しかし 、 伐採 前 の 立木 の まま 取引 を する 慣行 が ある ため 、 立木 法 で 対抗 要件 として 立木 の 登記 を する こと により 、 独立 の 取引 対象 と なる 。 また 、 立木 登記 が さ れ て い なく て も 、 明 認方法 を し た 場合 に も 、 独立 の 取引 対象 と なる 。  明 認方法 と は 、 立木 の 幹 の 一部 を 削り 所有 者 の 住所 氏名 を 墨書 し たり 、 それら を 書い た 札 （ 明 認札 ） を 立木 に 掛け たり する こと で あり 、 登記 を し なく て も 慣習 的 に 対抗 要件 を 満たす と さ れ て いる 。 これ を 利用 し て 、 土地 収用 の 問題 が 起き た とき など に 、 反対 派 が 立木 を 所有 し て 抵抗 する 「 立木 トラスト 」 （ 一木 運動 ） と よば れる 手法 が とら れる こと が ある 。石徹白 の 大杉 （ いとし ろ の おお すぎ ） は 、 岐阜 県 郡上 市 に ある 巨大 な スギ の 古木 で ある 。 国 の 特別 天然記念物 に 指定 さ れ 、 白山 国立 公園 内 に ある 。  白山 信仰 の 修験 道 （ 美濃 禅定 道 ） 沿い に あり 、 道標 の 役割 も 果たし て いる 。 泰 澄 上人 が 白山 を 開山 し た 際 、 使用 し て い た 杖 が この 大杉 に なっ た という 伝承 が ある 。 樹 高 24   m 、 幹 囲目通 り 14   m 、 樹齢 は 1 , 800 余 年 と 推定 さ れる 。 現在 、 幹 の 半分 は 枯れ て しまっ て いる が 、 残り の 半分 は 健在 で ある 。 縄文 杉 が 発見 さ れる まで は 、 日本 有数 の スギ の 大木 で あっ た 。 1924 年 （ 大正 13 年 ） 12 月 9 日 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れる （ 名称 は 「 石徹白 の スギ 」 ） 。 1957 年 （ 昭和 32 年 ） 7 月 2 日 、 国 の 特別 天然記念物 に 指定 さ れる 。府馬 の 大 クス （ ふま の おおく す ） は 、 千葉 県 香取 市 府馬 に ある クスノキ 科 の タブノキ の 巨樹 。 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  府馬 の 高台 に 位置 する 宇賀神 社 の 境内 に 生える 樹 高 約 20 m 、 根 周り 約 27 . 5 m 、 幹 周り 約 12 m 、 樹齢 1300 年 から 1500 年 と 言わ れる タブノキ の 巨樹 。 1926 年 （ 大正 15 年 ） に 「 府馬 の 大 クス 」 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 昭和 44 年 の 調査 で タブノキ で ある こと が 判明 。 当時 は 俗 に イヌグス と 呼ん で い た ため と 考え られ て いる 。  2001 年 （ 平成 13 年 ） に 環境省 の かおり 風景 100 選 に 選定 さ れ た 。  境内 の 裏 に は 展望 台 が 設置 さ れ 、 黒部川 沿い の 千丈 が 谷 （ せんじょう が やつ ） と 呼ば れる 水田 や 小見川 市街地 、 鹿嶋 方面 を 望む こと が できる 。 2006 年 ( 平成 18 年 )、 千葉 県 のち ば 眺望 100 景 に 選定 さ れ た 。  千葉 交通 、 小見川 駅 ～ 旭 駅 間 バス 府馬 局 前 下車 徒歩 1 kmキク モモ （ 菊 桃 、 " Amygdalus   persica "   cv .   Stellata ） は バラ 科 サクラ 属 の 落葉 小 高木 で モモ の 1 品種 。 名前 は 、 花弁 が 細長く キク に 似 て いる こと に 由来 する 。 別名 は 、 ゲンジグルマ （ 源氏車 ） 。  濃い 紅色 の 八重咲き 。 花期 は 3 月 下旬 から 4 月 上旬 ごろ 。  江戸 時代 に 中国 北部 より 渡来 し 観賞 用 に 改良 さ れ 、 現在 に 至る 。メキシコ ヒマワリ （ 学名 ： ） は キク 科 ニトベギク 属 の 一 年 草 。 中央 アメリカ 原産 。 和名 は 、 英名 で ある   Mexican   sunflower   の 日本語 訳 から 。 また 、 属 の 学名 から チトニア と も 呼ば れる 。  草丈 は 150 〜 200 cm と 高く 、 横 に も 同 程度 に 広がる 大型 の 植物 で ある 。 夏 から 秋 にかけて 鮮やか な 朱色 の 花 が 咲く ため 観賞 用 として 栽培 さ れる 。  葉 は 柄 が ある 大きな もの が 互生 する 。 茎 や 花茎 は 中空 に なっ て いる ため やや 折れ やすい 。 花 の 直径 は 7 〜 12 cm で 花弁 は 12 〜 13 枚 が 多い 。 花色 は 朱色 の 他 に 橙色 や 黄色 の 品種 も ある 。 花弁 が 散っ た 後 に できる 実 は 、 種 が 熟す に従って 鋭い 棘 状 に なる 。  属 の 学名 は ギリシア 神話 の 登場 人物 ティトニア に 由来 する 。  北海道 追分 町 （ 現在 は 早来 町 と 合併 し て 安平 町 ） で は 「 赤い ひまわり 」 の 愛称 で 町 の 花 に 指定 し て い た 。 また 、 北海道 出身 の 歌手 、 美咲 じゅん子 が キング レコード から 発売 し た 「 赤い ひまわり 」 （ KICM - 30645 「 情愛 に 流さ れ て ( 失 楽 の 海 )」 に 収録 ) という 曲 が ある 。クリンソウ （ 九輪 草 、 学名 " Primula   japonica "） は 、 日本 原産 の サクラソウ 科 サクラソウ 属 の 多年草 。  北海道 、 本州 、 四国 の 山間 地 の 、 比較的 湿潤 な 場所 に 生育 し 、 せせらぎ や 渓谷 の 湿地 など に 時に 群生 する 。 高 さ 30 - 90 cm ほど に なり 、 日本 に 自生 する サクラソウ 科 の 植物 の なか で は 最も 大型 で ある 。 10 - 20 cm ほど の 鋸歯 を 持つ 葉 の ロゼット を 作り 、 花 季 と なる 4 - 6 月 に その 中心 から 花茎 が 伸びる 。 花 は 花茎 を 中心 に 円 状 につき 、 それ が 数 段 に 重なる 姿 が 仏閣 の 屋根 に ある 「 九輪 」 に 似 て いる こと から 名前 の 由来 と なっ て いる 。 花 の 色 は 濃い 紅紫 色 （ 径 2 - 2 . 5 cm ） が 普通 だ が 、 とき に ピンク や 白 、 絞り 咲き など の 変種 も 見 られる 。  花 が 大きく 美しい ため 山野 草 として 人気 が あり 、 庭 に 植え られる こと も 多い 。 園芸 品種 は ヨーロッパ で いくつ か 作出 さ れ た が 、 普及 は し て い ない 。  サクラソウ 科 は 、 アレルゲン を 持つ こと が 多く 、 その 毒性 から ニホンジカ など 草食 動物 は 忌避 する 。 しかし 、 シカ の 個体 数 増加 が み られる 奈良 県 春日山 で は 、 クリンソウ の 葉 まで 食害 を 受ける 事例 が 見 られ て いる 。  播種 は 2 - 3 月 と 秋 まき の 9 - 10 月 。 春 と 秋 は 日当たり の いい 場所 に 置き 、 夏季 は 広葉樹 の 下 など 日陰 を 好む 。 性質 は 強健 だ が 、 高温 多湿 に は 弱い 。 元来 が 渓流 沿い など に 自生 する 植物 の ため 、 乾燥 や 水切れ に 注意 。 休眠 中 の 冬季 に も 極度 の 乾燥 は 避ける 。 花 季 を 過ぎ た ころ から 直射 日光 の 当たら ない 明るい 日陰 が 適す 。 寒 さ に は 強い 。 アオムシ や ヨトウムシ など の 害虫 に 注意 。 株分け と 種 で 繁殖 さ せる 。 種まき は 6 - 7 月頃 に 種子 を 採取 し すぐ に 蒔く が 、 一定 の 低温 に 当たら ない と 発芽 し ない ため 翌 春 以降 に 発芽 する 。イヌ サフラン   は イヌ サフラン 科 の 植物 で ある 。 かつて は ユリ 科 に 分類 さ れ て い た 。 ヨーロッパ 中 南部 から 北 アフリカ 原産 。 種 小名   " autumnale "〈 秋 の 〉 の 通り 、 秋 に 花 が 咲く 。 なお 名前 に 「 サフラン 」 と 付き 見た目 も 良く 似 て いる が 、 アヤメ 科 の サフラン と は 全く 別 の 植物 で ある 。  アイルランド 、 アルバニア 、 アンドラ 、 イギリス 、 イタリア （ 本土 ） 、 ウクライナ 、 オーストリア 、 オランダ 、 ギリシャ （ 本土 ） 、 クロアチア 、 スイス 、 スペイン （ 本土 ） 、 スロヴェニア 、 チェコ 、 ドイツ 、 ハンガリー 、 フランス （ 本土 ） 、 ブルガリア 、 ベルギー 、 ポーランド 、 ルーマニア に 自生 する 。  イヌ サフラン の 球茎 （ 球根 ） や 種子 に は コルヒチン ( colchicine ) という 物質 が 含ま れ て いる 。 この 物質 は 痛風 薬 として も 薬事 法 で 認可 、 販売 、 処方 さ れ て いる 。 また 植物 の 細胞 分裂 に 影響 を 与え て 倍数 体 に する 作用 が あり 、 品種 改良 など に 使わ れる 。  医学 ・ 薬学 方面 で は イヌ サフラン を コルヒクム 、 種子 を コルヒクム 子 、 球根 を コルヒクム 根 という こと が ある 。  猛毒 。 日本 の 有毒 植物 の 代表 格 で ある トリカブト が 、 2006 年 から 2016 年 の 間 に 3 人 の 死者 を 出し て いる の に対し 、 イヌ サフラン は 同じ 期間 に 6 人 の 死者 を 出し て おり 、 誤 食 による 食中毒 が 発生 し やすい 植物 と さ れる 。  イヌ サフラン の 葉 は 時に 食用 の 山菜 で ある ギョウジャニンニク と 、 りん 茎 は ジャガイモ や タマネギ と 間違え られる こと が ある 。 また 、 ミョウガ に 間違わ れ た 事例 も あっ た 。 イヌ サフラン は 上記 の とおり コルヒチン を 含ん で おり 、 これ を 誤っ て 摂取 する と 下痢 、 嘔吐 、 皮膚 の 知覚 麻痺 、 呼吸 困難 を 発症 し 、 重症 の 場合 は 死亡 する こと も ある 。 また サフラン と 似 て いる ため 、 花 柱 を 乾燥 さ せ た 物 が スパイス や 鎮静 ・ 鎮痛 ・ 通 経 薬 として 使用 できる と 誤認 し て の 中毒 例 も ある 。  イヌ サフラン を 園芸 用 に 品種 改良 し た もの は コルチカム （ コルヒカム 、 コルキカム とも ） という こと が 多い 。  コルチカム は 球根 草 で ある が 、 球根 を 土 に 植え なく て も 秋 に なる と 花 が 咲く という 変わっ た 性質 が ある 。 葉 は 開花 後 に 出 て くる 。 日当たり の よい 室内 など に 球根 を 置い て 、 花 を 鑑賞 し て から 土 に 植え て も 全く 問題 は ない 。 土 に 植え て おく と 自然 分 球 し て 殖え て いく 。  球根 を 犬 が 食べ て 死亡 し た 例 が 報告 さ れ て いる 。 土 に 植え ない 、 または 室内 など に 球根 を 置い て 花 を 咲かせる 場合 は 特に 注意 が 必要 で ある 。デルフィニウム 属 （ デルフィニウム ぞ く ） と は キンポウゲ 科 の 属 の 一つ 。 学名 の " Delphinium " は 、 ギリシア 語 で イルカ を 意味 する Delphis から 。 これ は 、 つぼみ の 形 が イルカ に 似 て いる こと に 由来 する 。  和名 は オオヒエンソウ 属 （ 大 飛燕 草 属 ） で ある が 、 あまり 和名 は 使わ れ ない 。  ヨーロッパ 、 北 アメリカ 、 アジア 、 熱帯 アフリカ の 山地 に 250 種 程度 が 分布 する ｡   元来 多年草 で ある が 、 日本 の 夏 の 暑 さ に 耐え られ ない ため 、 園芸 店 など で は 一 年 草 として 扱わ れ て いる こと も ある 。  アルカロイド の 一種 、 デルフィニン を 有し 、 食べる と 下痢 や 嘔吐 を 起こし 、 死 に 至る 場合 が ある 。キクザキイチゲ （ 菊 咲 一 華 、 学名 ：" Anemone   pseudoaltaica "   ） は 、 キンポウゲ 科 イチリンソウ 属 の 多年草 。 キクザキイチリンソウ （ 菊 咲 一 輪 草 ） と も 呼ば れる 。  北海道 、 本州 の 近畿 地方 以北 に 分布 し 、 落葉 広葉樹 林 の 林 床 など に 生育 する 。 高 さ 10 - 30   cm 。 花期 は 3 - 5 月 で 、 白色 ～ 紫色 の 花 を 一 輪 つける 。 キク に 似 た 花 を 一 輪 つける こと から この 名 が つい た 。  春先 に 花 を 咲かせ 、 落葉 広葉樹 林 の 若葉 が 広がる 頃 に は 地上 部 は 枯れ て なくなり 、 その後 は 翌 春 まで 地中 の 地下茎 で 過ごす スプリング・エフェメラル の 一種 。  山梨 県 など 複数 の 都道府県 で 、 レッド リスト の 絶滅 危惧 I 類 や 絶滅 危惧 II 類 など の 指定 を 受け て いる 。クルクミン   ( curcumin )   は 、 ウコン （ ターメリック 、 学名 " Curcuma   longa "） など に 含ま れる 黄色 の ポリ フェノール 化合 物 。 クルクミノイド に 分類 さ れる 。 スパイス や 食品 領域 の 着色 剤 として 利用 さ れ 、 日本 で は ウコン 色素 として 既存 添加 物 ( 着色 料 ) に 指定 さ れ て いる 。 ウコン 由来 の クルクミン は 「 医薬品 の 範囲 に関する 基準 」 で は 医薬品 で ない もの に 分類 さ れ 、 効用 を 謳わ ない 限り は 食品 扱い と なる 。  鮮やか な 黄色 を 持つ こと から 、 天然 の 食用 色素 として 用い られる 。 食用 色素 として の 表示 例 として は 、 ウコン 色素 、 クルクミン 、 ターメリック 色素 、 など の よう に 表記 さ れ 、 伝統 的 な 用途 例 として は 、 漬物 、 水産 ねり 製品 、 栗 の シロップ 漬 、 和菓子 など が あげ られる 。 上 掲写真 の よう に 鮮やか な 黄色 が 有名 で ある が 、 酸性 - 中性 条件 の 溶液 中 で は 明るい 黄色 を 、 弱酸 性 （ アルカリ ） 条件 で は 赤褐色 （ 赤 茶色 ） を 呈す 。 アルコール 溶液 （ または ジエチルエーテル 溶液 ） で も 鮮黄色 と なる が 、 紫外線 下 で は 青 緑色 の 蛍光 を 発する 。  俗 に 、 「 抗 酸化 作用 が ある 」 「 肝臓 に よい 」 「 発がん を 抑制 する 」 など さ れ 、 様々 な ドリンク 剤 や 健康 食品 （ 栄養 補助 食品 ） が 販売 さ れ て いる が 、 人間 で の 有効 性 ・ 安全 性 に関して 、 信頼 に 足る 立証 は なさ れ て い ない 。  ホウ 酸 と 反応 し て 赤色 の 化合 物 ロソシアニン を 生じる ため 、 ホウ素 の 定量 に 用いる こと が できる （ クルクミン 法 ） 。  。 ケト 型 と エノール 型 の 2 つ の 互変異 性 体 が 存在 し 、 固体 および 溶液 中 において は 後者 の 方 が エネルギー 的 に 安定 で ある 。 フィトケミカル （ 植物 が 由来 の 化学 物質 で 、 植物 が 自分 達 の 身体 を 守る ため に 作り出す 自己 防衛 成分 - 野菜 の 色素 や 辛味 成分 ） に 分類 さ れ 、 上記 の よう に ポリ フェノール 類 の 一種 で も あり 、 抗 酸化 物質 として も 知ら れ て いる 。  クルクミン は いくつ か の 官能 基 によって 構成 さ れ て おり 、 ポリ フェノール の 芳香 族 環 が 、 2 つ の α , β - 不 飽和 カルボニル 基 で 連結 さ れ た 構造 を とっ て いる 。 ジケトン 体 は 安定 し た エノール 型 もしくは 、 α , β - 不 飽和 カルボニル 基 中 で 容易 に 脱 プロトン 化 し た エノラート を 形成 し 、 マイケル 反応 の 良い 受容 体 に なっ て 求 核 付加 を 受ける 。  この 化学 的 構造 は 、 1910 年 に 、 J .   Miłobędzka 、 Stanisław   Kostanecki および Wiktor   Lampe によって 同定 さ れ た 。  水 に 難 溶性 で あり 、 可視 光 や 、 紫 外 光 、 弱 アルカリ 条件下 で 分解 さ れ 易い 性質 を 有する ため 、 利用 できる 範囲 を 拡大 できる よう に 、 各種 の 改善 手法 （ 配 糖化 、 補助 剤 添加 、 ナノミセル 化 、 超 細 粒 化 、 フィトソーム 化 など ） が 試み られる こと が 多い 。 熱 に は 比較的 安定 で ある が 、 耐光性 （ 特に 紫外線 ） に は 弱く 、 微量 の 金属 イオン （ 特に 鉄 イオン ） の 共存 で も 暗色 化 する 傾向 に ある 。  商業 ベース で の クルクミン は 、 伝統 的 な 生薬 原料 の 製作 と 同様 に 、 栽培 さ れ た ウコン 等 を 原材料 に し 、 有機 溶媒 抽出 法 や アルコール 抽出 法 など によって 、 分離 および 抽出 を 行い 、 生産 する こと が 現在 は 主 と さ れ て いる （ 抽出 によって 得 られ た クルクミン は 有機 溶媒 等 の 除去 が 必要 と なる 場合 が ある ） 。 また 下記 の よう に 生 合成 の 正確 な 経路 の 探索 および 生化学 的 な （ 酵素 利用 による ） 合成 法 の 研究 も さかん に 検討 さ れ て いる 。  クルクミン の 生 合成 経路 を 定義 する こと は 、 これ まで 合成 研究 者 にとって 非常 に 困難 で あっ た 。 まず 、 1973 年 に 、 Roughly と Whiting が クルクミン の 生 合成 について 2 つ の 経路 を 提唱 し た 。 最初 の 合成 経路 は 、 ケイ 皮 酸 （ cinnamic   acid ； シンナミック 酸 ） と 5 分子 の マロニル CoA による 鎖 伸長 反応 が 含ま れる （ 最終 的 に は アリール 基 と 結合 し て クルクミノイド と なる ） 。 第 2 の 経路 に は 、 2 つ の シンナメート （ ケイ 皮 酸 エステル ） を マロニル CoA によって 会合 する 反応 が 含ま れ て いる もの で あっ た 。  どちら の 合成 経路 も 出発 物質 として 、 ケイ 皮 酸 （ cinnamic   acid ； シンナミック 酸 ） が 用い られ て おり 、 元来 は アミノ酸 の フェニルアラニン から （ アンモニア が 脱 離 する こと で ） 派生 し て くる もの で ある 。 植物 の 生 合成 において 、 ケイ 皮 酸 を 出発 物質 として 活用 し て いる という こと は 、 より 一般 的 な " p "- クマル 酸 の 利用 と 比べる と 稀 な こと で あり 、 注目 に 値する 事項 で ある 。 他 に は わずか に 、 アニゴルホン   ( anigorufone ) および ピノシルビン   ( pinosylvin ) のみ が 少数 例 として 、 ケイ 皮 酸 を 出発 物質 として 利用 する 。  また 2008 年 まで は 実験 的 に 確証 の とれ た 合成 経路 は 存在 し て おら ず 、 この とき の 喜多 ら の 実験 で 仮定 さ れ た 生 合成 の 経路 も Roughly と Whiting によって 提唱 さ れ た 第 1 および 第 2 の 経路 に 従っ た もの で あっ た 。  しかしながら 、 C 同位 体 標識 法 による データ は 、 5 分子 の マロニル CoA が ケイ 皮 酸 と 反応 し て クルクミン を 形成 する という 第 1 の 経路 を 支持 し て は い た が 、 ヒドロキシ 基 や メトキシ 基 といった 官能 基 が クルクミノイド に 組み込ま れ て いく 順番 が 、 第 2 の 合成 経路 を 強く 支持 する もの で あっ た 。 したがって 、 Roughly と Whiting の 提唱 し た 経路 の うち 第 2 の 経路 が 正しい こと が 結論づけ られ た 。  従来 の 植物 （ 栽培 さ れ た ウコン 等 ） から の 抽出 法 、 石油 資源 由来 の 炭素 源 を 元 に する 化学 合成 法 に 加え て 、 他 の 植物 ポリ フェノール と 同じ よう に 微生物 による 生産 法 の 研究 も 進め られ て いる （ 上記 の 生 合成 経路 の 判明 により 、 本格 的 な 検討 が 可能 と なっ て き た ） 。 微生物 による 生産 は 、 従来 法 と 比べ て 大量 生産 （ スケール アップ ） が 可能 で あっ たり 、 出発 基質 の 変更 による 改良 さ れ た 派生 物質 の 生産 、 産業 廃棄 物 （ 米糠 ） の 有効 利用 など の 点 について 、 利点 が 見いだせる と 言わ れ て いる 。  クルクミン は 、 芳香 族 ポリケチド （ ポリケタイド ） に 分類 さ れる 。 ここ で いう ポリケチド と は 、 アセチル CoA など の CoA エステル （ もしくは ACP 体 ） を 出発 基質 と し 、 マロニル CoA を 代表 物質 と する 伸張 鎖 基質 を 伸張 物質 として 、 ポリケトン 鎖 を 合成 （ 縮 合 反応 ） し た 後 、 様々 な 修飾 を 受け て 生 合成 さ れる 化合 物 の 総称 で ある （ 詳しく は ポリケチド の 項 を 参照 ） 。 代表 的 な ポリケチド として は 、 エリスロマイシン 、 ピクロマイシン など の マクロライド 系 抗生 物質 、 ラパマイシン など の ポリ エン 系 抗生 物質 、 芳香 族 ポリケチド （ ポリ フェノール ） 、 ウバリシン など の 抗 癌 作用 物質 が あげ られる 。  また 、 ポリケチド は ポリケチド 合成 酵素 （ PKS ） を 触媒 として 生 合成 さ れる 。 PKS に は I 型 、 II 型 、 III 型 の 3 種類 が 存在 する が 、 III 型 PKS と は 植物 の 中 で ポリケタイド という 成分 が 作ら れる 時 に 働く 酵素 の 総称 と なる （ 植物 から は 、 さまざま な 種類 の ポリケタイド を 作る さまざま な 種類 の 酵素 が 見つかっ て おり 、 構造 や 性質 が 似 て いる これら の 酵素 を III 型 PKS と 総称 し て いる ） 。  III 型 PKS として は 、 カルコン 合成 酵素 （ CHS ） が 代表 的 で ある が 、 ウコン 中 で クルクミン が 作ら れる 時 に 働く 酵素 は 、 DCS （ Diketide   CoA   synthase : ジケイド CoA 生 合成 酵素 ） と 、 CURS （ Curcumin   synthease : クルクミン 生 合成 酵素 ） の 2 種類 の 酵素 が 働い て 、 クルクミン を 作っ て いる 可能 性 が 高い こと が 報告 さ れ て いる （ なお 、 通常 の マロニル CoA を 伸張 物質 と する III 型 PKS と 違い 、 CURS は マロニル CoA で は ない 物質 （ フェルロイル CoA ） を 付加 する 珍しい 酵素 で ある ） 。  クルクミン を 合成 する 酵素 は 、 現在 まで に DCS で 1 つ 、 CURS で 3 つ の 遺伝子 が 単 離さ れ て いる 。 これ は 、 当初 、 全 ゲノム 解析 の 行わ れ て い た イネ ゲノム 中 で 、 約 30 種類 の 機能 未知 な カルコン 合成 酵素 様 遺伝子 を 網羅 的 に 解析 し て い た 過程 で 、 クルクミノイド 合成 酵素 として 報告 さ れ て き た 遺伝子 で ある 。 その 情報 を 元 に し て 、 上記 の ウコン で の 生 合成 経路 の 探索 も 進め られ て いっ た 。 上記 の 知見 で 得 られ た 酵素 を 利用 し 、 工業 微生物 と 安価 な 基質 （ 産業 廃棄 物 として の 米糠 ） を 用い た 生産 工程 も 研究 さ れ て いる 。  クルクミン の 生理 作用 として 抗 腫瘍 作用 や 抗 酸化 作用 、 抗 アミロイド 作用 、 抗 炎症 作用 など が 知ら れ て いる 。  抗 炎症 作用 は エイコサノイド 合成 の 阻害 による もの だ と 考え られ て いる 。 また 、 フリーラジカル 捕捉 能 を 持ち 、 脂質 の 過 酸化 や 活性 酸素 種 による DNA 傷害 を 防ぐ 。 クルクミノイド は グルタチオン -" S "- トランスフェラーゼ を 誘導 する ため 、 シトクロム P 450 を 阻害 し うる 。  クルクミン の 生理 活性 と 医学 的 有用 性 は 近年 盛ん に 研究 さ れ て いる 。 抗 がん 効果 で は 、 がん 細胞 特異 的 に アポトーシス を 誘導 する と の 報告 が ある 。 また 、 クルクミン は がん を はじめ と し た 多く の 炎症 性 疾患 に 関連 する 転写 因子 で ある NF - κ B を 抑制 し うる 。 実際 、 事前 に 発がん 物質 を 投与 さ れ た マウス や ラット に 、 0 . 2 % の クルクミン を 添加 し た 食餌 を 与え た ところ 、 大腸 癌 の 発症 において 有意 な 減少 が 見 られ た と の 報告 が ある 。  2004 年 、 カリフォルニア 大学 ロサンゼルス 校   ( UCLA )   の 研究 チーム は アルツハイマー 病 モデル マウス を 用い て 実験 を 行い 、 クルクミン が 脳 における β アミロイド の 蓄積 を 抑制 し 、 アミロイド 斑 を 減少 さ せる こと を 示し た 。  クルクミン が 精神 的 機能 に 影響 を およぼす と の 疫学 的 調査 結果 も 存在 する 。 高齢 の アジア 人 を 対象 と し た ミニメンタルステート 検査 で 、 半年 に 1 度 以上 黄色 カレー を 食する 群 において 相対 的 に 高い スコア が 見 られ た 。 ただし 、 科学 的 見地 から 見れ ば 、 この 結果 は カレー 食 が もたらし た もの か 、 精神 的 に 健康 な 人 が カレー を 好ん で 食べる の か 判断 でき ない し 、 これら と は 全く 異なる 理由 による の かも 知れ ない 。  食事 から は ごく 少量 の クルクミン しか 体内 に 吸収 さ れ ない と の 報告 も ある 。 黒 コショウ 成分 ピペリン と 同時に 摂取 する こと で 腸管 吸収 性 の 改善 が 見 られる と の 報告 も ある が 、 この 成分 は 薬物 代謝 に 影響 を およぼす ため 、 摂取 に は 注意 を 要する 。 クルクミン に 期待 さ れる 有益 な 作用 の 中 に は 、 例えば 大腸 癌 の リスク 低減 など 、 必ずしも 腸管 吸収 を 必要 と し ない もの も ある 。  2007 年 に は 、 クルクミン の 高分子 ナノ 粒子 を 用い た カプセル 化 製剤 （ ナノクルクミン   " nanocurcumin "） が 製剤 化 さ れ た 。 この 製剤 は 、 フリー 体 （ 遊離 体 ） の クルクミン に 付き物 の 、 難 水性 や 低い 生物 学 的 利用 率 （ バイオアベイラビリティー ） といった 欠点 の 多く を 回避 できる 可能 性 が 期待 できる 。  この ナノクルクミン 粒子 は 平均 100   nm 未満 の サイズ で あり 、 ヒト 癌 細胞 株 モデル において 、 フリー 体 の クルクミン と 比べ て 優れ た 効果 に 相当 する 結果 を 示し て いる 。 しかしながら 、 この ナノ 粒子 で の 実際 の " in   vivo " で の 吸収 は まだ 示さ れ て い ない 。  2008 年 7 月 に は 前述 の UCLA の 神経 学 の 研究 者 たち が 、 50 回 の 臨床 試験 を 重ねる こと で 、 脳 内   (" in   vivo ")   で 5   μ M 以上 の 濃度 を 得 られる 脂質 化 クルクミン の 形成 について 結果 を 報告 し て いる 。  また 一方 で は 、 2006 年 に クルクミン の バイオアベイラビリティー 増加 さ せる 手法 （ 大豆 リン 脂質 と の 混合 物 を 作成 する 簡易 な 手順 を 含む ） が 特許 出願 さ れ て いる 。 この 手法 を 用い た 場合 、 血漿 中 クルクミン 濃度 が 、 フリー 体 の クルクミン で 約 5 倍 、 グルクロン 酸 抱合 体 で は 20 倍 増加 し て いる と の 報告 が ある （ 対照 コントロール として の 等 モル 量 の 未 製剤 化 クルクミン と 比較 する と 、 フリー 体 の 場合 、 血漿 中 濃度 が 33 . 4   nM / 6 . 5   nM と なり 、 グルクロン 酸 抱合 体 の 場合 、 4420   nM / 225   nM という 実測 値 と なっ た ） 。  2010 年 に は 、 食品 用 の 高分子 ナノミセル の 封入 システム により 、 クルクミン の 水 へ の 溶解 性 および " in   vitro " で の 抗 がん 活性 が 向上 する こと が 示さ れ た 。 通常 、 風味 等 を 封入 する 用途 に 用い られる 疎水 性 の 変性 デンプン が 、 高分子 ナノミセル を 形成 する こと が 明らか に なっ た 。 よって 簡単 な 高速 ホモジナイズ 法 を 用い て 、 クルクミン を 疎水 性 の コア （ 核 側 ） の 部分 に 充填 し 、 クルクミン の 可 溶化 を 行う こと が できる 。 検証 の ため の HepG 2 細胞 株 を 用い た 細胞 培養 実験 で は 抗 がん 活性 の 増幅 が 明らか に なっ た 。 ただし バイオアベイラビリティー の 比率 の 観点 で 見 た 、 有効 性 の さら なる 証明 に は 、 " in   vivo " で の 追加 試験 が 求め られる 。  日本 で も 、 細 粒 化 技術 により 生体 へ の 吸収 性 を 改善 し た クルクミン 製剤 が 開発 さ れ て いる 。 本 製剤 で は 血 中 濃度 で の フリー 体 クルクミン で の 約 30 倍 の 濃度 増加 を 確認 し て いる （ セラクルミン の 項 を 参照 ） 。  クルクミン に は 鉄 を キレート する 作用 が ある と 考え られ て おり 、 実験 動物 にて 肝臓 や 脾臓 など の 臓器 から 鉄 を 減らし 酸化 ストレス を 低減 さ せる 作用 が 報告 さ れ て いる 。   一部 の 慢性 肝臓 病 や 癌 など いくつ か の 疾患 で は 鉄 の 過剰 蓄積 と その 酸化 ストレス と 関連 が ある 場合 が 存在 する と み られ て おり 、 それら の 予防 など へ の 応用 が 期待 さ れる 。  クルクミン は MAO - A および MAO - B の 両方 を 阻害 する 。  以上 の よう に 、 健康 に 有益 な 作用 の 期待 さ れる クルクミン で ある が 、 クルクミン を 主たる 成分 と する 「 うこ ん （ 春 ウコン 、 秋 ウコン 、 クスリウコン など ） 」 は 、 生薬 や 漢方薬 の 素材 、 食品 、 民間 的 な 傷 薬 、 および 天然 顔料 として 、 主 に インド 、 東南アジア 、 中国 、 琉球 諸島 など の 諸 地域 で 、 古来 より 長く 利用 さ れ て いる 。 その 経験 から 鑑みる に 、 食品 および 天然 色素 として の クルクミン の 使用 について は 恐らく 安全 で ある と 考え られ て いる 。  また 、 うこ ん 茶 等 による 肝 障害 例 も 報告 さ れ て いる が 、 秋 ウコン の 根茎 は 、 クルクミン 原 体 の 他 に も ミネラル 分 （ 鉄分 ） が 豊富 に 含ま れ て いる もの が ある 。 例えば C 型 慢性 肝炎 患者 は 、 鉄 過剰 を 起こし やすい こと から 鉄 制限 食 療法 が 実施 さ れる が 、 その よう な 場合 に は 、 うこ ん 含有 の 鉄分 が 肝臓 に 過剰 な 影響 を 及ば す こと が あり 、 注意 が 必要 と いわ れ て いる （ なお 精製 さ れ た クルクミン 原 体 の 場合 に は 、 含有 ミネラル の 問題 は 起こら ない ） 。  また 、 ワーファリン （ ワルファリン ） 等 を 服用 し て いる 場合 、 クルクミン に も 血小板 凝集 抑制 作用 が 知ら れ て いる ので 、 薬理 効果 が 増強 さ れる 可能 性 が あり 、 他 の ビタミン K 含有 食品 と 同様 に 食べ 合わせ や 摂取 量 に 留意 する 必要 が 生ずる 。 なお 、 医薬品 的 効能 効果 を 目指す 場合 の 検証 も 、 報告 例 が 見受け られる 。  安全 性 について 、 がん 患者 における 第 1 相 臨床 試験 の 結果 で は 、 クルクミン 8 , 000   mg / 日 、 3 ヶ月 間 の 経口 投与 は 安全 で あっ た と の 報告 が ある 。  また 、 クルクミン は 、 第 61 回 JECFA （ 2003 年 6 月 ） において 添加 物 として の 再 評価 が なさ れ 、 NOEL は 250 - 320 mg / kg   bw 、 ADI は 0 - 3   mg / kgbw と さ れ た  下記 の 2 項 は ヒト で の 有用 性 の 評価 状況 で ある 。  クルクミン が 経口 摂取 で 慢性 の ブドウ 膜 炎 （ ブドウ 膜 ： 虹彩 ・ 毛 様 体 ・ 脈絡 膜 の 総称 ） の 治療 に 有用 で ある 可能 性 を 示す 予備 的 な 臨床 知見 が ある が 、 この 現象 について は さらなる 検証 が 必要 で ある 。  また 、 慢性 的 な 前部 ブドウ 膜 炎 患者 15 名 を 対象 に クルクミン 375   mg× 3 回 / 日 、 12 週間 摂取 さ せ た ところ 、 症状 の 改善 が 見 られ た という 予備 的 な 報告 が ある 。  一方 で は 潜在 的 な リスク および 副次的 効果 の 側面 も 報告 さ れ て いる 。 例えば 、 抗 癌 効果 と は 全く 逆 の 、 発癌 性 を 有する と の 報告 も なさ れ て いる 。 腫瘍 抑制 に 働く p 53 経路 に 干渉 する 可能 性 が ある が 、 マウス や ラット を 用い た 動物 試験 で は 、 クルクミン 摂取 と 腫瘍 発生 の 関連 性 は 証明 さ れ なかっ た 。 クルクミン の 投与 により 皮膚 炎 に なっ た 、 不整脈 が 発生 という 報告 も ある 。 また 乾癬 患者 12 名 に 投与 し た ところ 3 名 の 症状 が 悪化 し た と さ れる 。  クルクミン は 抗 炎症 作用 を 呈する 細胞 毒性 の ない 濃度 において DNA に対する 酸化 ストレス を 誘導 する と の 報告 が ある 。対 （ つい 、 たい ） と は 、 2 つ 一 組 で 存在 する もの の 場合 に 、 その 2 つ を 一 組 と する 見方 の 元 で それ を 指し ていう 表現 で 、 それら が 対 を なす と いう 。 特に 、 その 2 つ が 対象 物 の 中 で 反対 に 位置 する もの を こう 言う こと が 多い 。 つまり 、 そのもの の 軸 に対して 向かい合っ た 位置 に 同等 の もの が 存在 する 場合 に 、 それら を まとめ て 言う 表現 で ある 。  また 名詞 の 前 に 置い て 「 ～ に対する 」 という 意味 で 使う こと も ある 。 対 戦車 兵器 や 対 米 従属 など の 用例 が ある 。 二つ の 語 に 挟ん で 用いる 場合 は 、 双方 が 競争 の 相手 、 比較 の 対象 で ある こと を 意味 する よう に なる （ 「 阪神 対 巨人 」 、 「 二 対 一 」 など ） 。 その ほか 、 引き分け を 意味 する タイ （ tie ） の 音訳 として や 、 対屋 （ つい の や ） の 略称 として の 用例 が 存在 する 。菖蒲湯 （ しょうぶ ゆ ） と は 5 月 5 日 の 端午 の 節句 の 日 に 、 ショウブ （ 菖蒲 ） の 根 や 葉 を 入れ て 沸かす 風呂 の こと で ある 。 年中 行事 の ひとつ 。  ショウブ を どの よう に 入れる か について は 各人 さまざま で あり 、 写真 の よう に 長い まま 入れる 場合 も あり 、 また 、 刻ん で 入れる 、 と 明記 し て いる 文献 も いくつ か ある 。  菖蒲湯 の 歴史 は 遡る と 長い 。 中国 の 古い 歴史 に まで 遡る と する 文献 も ある 。  そもそも 、 菖蒲 は 昔 から 病 邪 を 払う 薬草 だ と 考え られ て い た 。 中国 の 書物 『 荊楚歳 時 記 』 （ けい そさい じき 、 6 世紀 に 梁 の 宗 懍 が 著し た 中国 最古 の 年中 行事 記 ） に も 、 古く から 中国 の 人々 が 長寿 や 健康 を 願っ て 菖蒲 を 用い て い た と 記さ れ て いる 。 昔 から 端午 の 日 という の は 春 から 夏 へ の 変わり目 と 考え られ て い た 。 そして 季節 の 変わり目 という の は 体調 を 崩し やすい もの だ と 見なさ れ て いる 。 端午 の 日 に は 、 菖蒲酒 、 菖蒲湯 、 菖蒲 刀 など 、 菖蒲 を 用いる 習俗 が 多い 。  日本 の 戦国 時代 の 宮廷 生活 が 記さ れ た 『 御 湯殿 上 日記 』 に は 、 天文 2 年 （ 1533 年 ） 5 月 5 日 の 条 に 「 こよ ひ の 御 いわい （ 祝 ） も いつも の ことし 、 し や うふ （ 菖蒲 ） の 御 ゆ （ 湯 ） め さし ます 」 と ある 。 5 月 4 日 に 菖蒲 の 枕 を 用い て 、 5 月 5 日 に は その 枕 を 解き 、 それ を 湯 に 浮かべ た 菖蒲湯 に 浴 し た らしい 。  一般 庶民 が 菖蒲湯 を 楽しむ よう に なっ た の は 意外 に 遅く 、 江戸 時代 に なっ て から だ と も 言う 。  江戸 時代 の 庶民 の 生活 の 様子 を 綴っ た 『 東都 歳 事 記 』 の 5 月 6 日 の 項 に は 、 「 諸人 菖蒲湯 に 浴す 」 と 書か れ て いる 。 5 月 5 日 の 夜 あるいは 5 月 6 日 の 朝 に 、 各 家 で は 菖蒲湯 に 入る 風習 が あっ た の で ある 。 江戸 時代 、 長屋 暮らし の 庶民 も 湯屋 へ 行っ て 菖蒲湯 を 楽しん だ 。 宝井 其角 は 次 の よう な 句 を 詠ん だ と いう 。  この 句 から 、 端午 の 節句 に は 銭湯 の 湯 を 菖蒲 が 埋め 尽くし 、 さながら 沼 の よう に なっ て い た と 推察 さ れる 。 銭湯 の 客 は 、 普段 の 湯銭 に 加え て わずか の 祝儀 を お ひねり に し て 、 番台 の 上 に 置か れ た 三 方 に 置く という の が 決まり だっ た と いう 。  銭湯 と 言え ば 、 5 月 5 日 に は 入り口 に 「 五月 五 日 菖蒲湯 仕 候 」 という 紙 が 貼り 出さ れ た もの だっ た と いう 。 現在 でも 銭湯 や 温泉 等々 で 、 その 日 、 その 季節 に なる と 菖蒲湯 が 用意 さ れ て いる こと が ある 。  菖蒲湯 や あやめ 湯 は 、 薬湯 の 一 種 で ある 。 また 、 その 香り によって 悪疫 を 退散 さ せよ う と する 民間 療法 で も ある 。 菖蒲湯 は 薬草 を 入れ た 温水 浴 として の 民間 医療 行為 として の 意味 が あり 、 これ が 年中 行事 と 結びつい た 例 と いえる 。 同様 の 例 として 、 冬至 の 日 の 柚子 湯 が ある 。  現代 で も 5 月 5 日 （ こども の 日 ） に たて た 風呂 に 菖蒲 を 入れ 、 これ に 入れ ば 暑い 夏 を 丈夫 に 過ごす こと が できる と 信じ られ て いる 。 また 、 風呂 の 中 で 菖蒲 の 葉 の 鉢巻 を 締める と 、 その 効果 は さらに 高まる 、 と 信じ られ て いる 。  菖蒲 に は アサロン や オイゲノール という 精油 成分 が 多く 含ま れ て いる 。 腰痛 や 神経痛 を 和らげる 効果 が 期待 できる 。 店頭 で 売ら れ て いる 菖蒲 は 葉 の 部分 が 多い が 、 血行 促進 や 保 湿 効果 の 薬効 が ある 精油 成分 は 根 の 部分 に ある ので 、 それ を 望む 場合 は 漢方薬 局 で 相談 する と よい 。  また 、 菖蒲 に は 独特 の 香り が ある 。 菖蒲湯 に は アロマセラピー 効果 も あり 、 心身 とも リラックス する こと を 期待 できる 。  なお 、 菖蒲湯 は 夏 の 季語 と なっ て いる 。  江戸 中期 の 俳人 ・ 加舎 白雄 （ かや   しら お ） の 詠ん だ 歌 に 次 の よう な 句 が ある 。花 の 発生 における ABC モデル は 、 被子植物 の 花 の 発生 を 遺伝子 の 発現 調節 から 説明 する モデル で ある 。  花 の 発生 と は 、 被子植物 が メリステム （ 分裂 組織 ） において 遺伝子 の 発現 を 変化 さ せ 、 有性 生殖 の ため の 器官 、 すなわち 花 の 形態 を 形成 し て いく 過程 の こと を 指す 。 この 過程 において は 次に 示す 3 つ の 生理学 的 な 変化 が 起こる 必要 が ある 。 第 一 に 、 植物 体 は 性的 に 未 成熟 な 状態 から 成熟 し た 状態 に 移行 し なけれ ば なら ない （ すなわち 、 花 成 へ と 移ら なけれ ば なら ない ） 。 第 二 に 、 頂 端 メリステム の 機能 を 栄養 成長 から 生殖 成長 へ と 転換 さ せ なけれ ば なら ない 。 そして 最後 に 、 花 における それぞれ の 器官 を 成長 さ せ なけれ ば なら ない 。 この 花 器官 形成 の 過程 を 分子 ・ 発生 遺伝 学 の 観点 から 記述 し 、 モデル 化 し た の が ABC モデル で ある 。  ABC モデル は 、 異なる 3 クラス の 転写 因子 が 花 の 異なる 部分 で 発現 する こと により 、 発生 を 制御 する 様式 を 次 の よう に 説明 する 。  ABC モデル は 1991 年 に E .   Coen と E .   Meyerowitz によって 提唱 さ れ た 。 シロイヌナズナ や キンギョソウ など の 花 の 各 器官 （ 葉 が 変化 し た もの と 考え られる ので 花 葉 と 呼ば れる ） に 異常 を 起こす 突然変異 体 の 研究 成果 に 基づい て おり 、 その後 、 他 の 多く の 植物 に 適用 できる こと が 示さ れ つつ ある   。  花 を 作る メリステム へ の 分化 を 引き起こす の は 、 外部 から の 刺激 で ある 。 この 刺激 が 特に メリステム の 側面 における 有 糸 分裂 を 活性 化 さ せ 、 新しい 器官 の 原 基 を 形成 さ せる 。 また 同じ 刺激 が メリステム に 働きかけ て 、 葉 を つくる 栄養 成長 メリステム から 花 メリステム へ の 転換 を 引き起こす 。 この 二 種類 の メリステム の 違い は 、 それ によって 作ら れる 器官 が 明らか に 違う こと は 別 に する と 、 花 メリステム において 作ら れる 器官 の 配列 、 すなわち 葉 序 が 多く の 栄養 成長 メリステム と は 違っ て 輪 生 状 に なっ て いる という こと が 大きい 。 つまり 、 上方 に 向かっ て 萼 （ がく ） 片 、 花弁 、 雄蕊 （ おし べ ） 、 心 皮 （ めし べ の 構成 単位 ） の 順 に それぞれ が 同心円 状 に 形成 さ れ 、 その間 に 茎 は 伸長 し ない 。  この 各 器官 が 形成 さ れる 同心円 状 の 場所 の こと を 、 " whorl " と 呼び 、 最も 外側 の whorl から 第 一 、 第 二 、 第 三 、 第 四 whorl （ whorl   1 ,   whorl   2 ,   whorl   3 ,   whorl   4 ) と 定義 する 。 典型 的 な 花 で は whorl   1 に は 萼 片 、 whorl   2 に は 花弁 、 whorl   3 に は 雄蕊 、 whorl   4 に は 心 皮 が 形成 さ れる  この 4 つ の whorl に つくら れる 器官 の アイデンティティー は 、 機能 の 異なる 少なくとも 3 つ の タイプ の 遺伝子 産物 （ タンパク質 ） の 相互 作用 の 結果 で ある 。 ABC モデル は この 3 つ の タイプ の 遺伝子 、 すなわち A クラス 、 B クラス 、 C クラス の 遺伝子 が 器官 アイデンテティー の 決定 に かかわる 仕組み を 説明 する もの で ある 。  詩人 ・ 文学 者 として 有名 な ゲーテ は 18 世紀 に 、 花 を 構成 する 要素 は 、 葉 が 繁殖 や 防御 の ため に 特殊 化 し 形態 変化 し て でき た もの だ と する 説 を 唱え た 。 この 説 は 1790 年 に 著さ れ た 『 植物 変態 論 』 ("" Versuch   die   Metamorphose   der   Pflanzen   zu   erklaren "") で 初めて 記さ れ た 。 ゲーテ は 以下 の よう に 述べ て いる 。  ゲーテ が 提唱 し た この 考え方 を 提唱 から 200 年 の 時 を 経 た 1990 年代 に 現代 生物 学 の 立場 から 証明 する こと に 成功 し た の が 、 ABC モデル で ある 。  ABC モデル が 適用 さ れる 花 器官 形成 に 先立っ て 、 栄養 成長 期 から 生殖 成長 期 へ の 移行 が 起こる 。 この 移行 は 植物 の 生命 周期 における 劇的 な 変化 、 それ も おそらく 最も 重要 な 変化 を 伴う 。 というのも 、 確実 に 子孫 を 残す ため に は この 移行 が 正しく 遂行 さ れる こと が 必須 だ から で ある 。 その 過程 は 花序 の メリステム が 誘導 さ れ 発生 する こと に 特徴 づけ られる 。 この 花序 メリステム が 花 の 集合 、 あるいは 場合 によって は ただ 一つ の 花 を 作り出す の で ある 。 以上 の よう な 花 の 形態 形成 の 開始 に は 内的 要素 と 外的 要素 の 両方 が 影響 を 与える 。 例えば 、 この 変化 が 開始 さ れる に は 、 その 時点 で 植物 体 が 一 定数 の 葉 を つけ て い なく て は なら ず 、 また 植物 体 全体 の バイオ マス が 一定 量 に 達し て いる 必要 が ある 。 ある 特別 な 光 周期 （ 例えば 、 長日 条件 など ） など の 環境 条件 も 必要 と さ れる 。 植物 ホルモン も この 過程 で 大きな 役割 を 果たし て おり 、 特に ジベレリン の 働き が 重要 と さ れる 。  この 過程 を 分子生物学 的 に 制御 する シグナル は 多数 知ら れ て いる 。   とくに " FLOWERING   LOCUS   T "   (" FT ")、   " LEAFY "   (" LFY ")、 そして " SUPPRESOR   OF   OVEREXPRESSION   OF   CONSTANS 1 "   (" SOC 1 "、" AGAMOUS - LIKE 20 " とも 。 ) という 3 つ の 遺伝子 が モデル 植物 の シロイヌナズナ において 、 花 成 へ の 転換 において 一般 的 で 独立 し た 機能 を 持つ と さ れる 。 " SOC 1 " は 「 」 と 呼ば れる タイプ の 転写 因子 で 、 光 周期 、 春 化 、 ジベレリン に対する 応答 を 統合 する 役割 を 果たす と さ れ て いる 。  メリステム は 、 あらゆる タイプ の 細胞 組織 を 生み出す こと の できる 未 分化 な 幹 細胞 を 含む 組織 、 あるいは 組織 群 として 定義 できる 。 その 維持 と 確立 は 栄養 成長 メリステム において も 、 花序 メリステム において も 遺伝 的 な 細胞 運命 決定 の メカニズム によって 制御 さ れ て いる 。 この こと は つまり ある 遺伝子 群 が 直接 幹 細胞 の 性質 の 維持 を 制御 し たり （" WUSCHEL " 遺伝子 ） 、 あるいは 他 の 遺伝子 群 が 幹 細胞 の 性質 を 阻害 する ため に 負 の フィードバック 制御 を通して はたらい て い たり し て いる （ " CLAVATA " 遺伝子 ） という こと で ある 。 この 両者 の メカニズム により フィードバック ループ が 形成 さ れ 、 システム に 堅牢 性 を 与え て いる 。 " WUSHEL " 遺伝子 とともに " SHOOTMERISTEMLESS "   (" STM ")   遺伝子 も メリステム 領域 の 分化 を 抑制 し て いる 。 この 遺伝子 は 幹 細胞 の 分化 を 抑制 する と 同時に 娘 細胞 における 細胞 分裂 を 許す 。 その 娘 細胞 における 分化 の 抑制 が 解除 さ れれ ば 、 そこ から 明瞭 な 器官 が 形成 さ れる こと に なる 。  花 器官 形成 の ABC モデル は アメリカ の E .   Meyerowitz の グループ および イギリス の E .   Coen の グループ が 、 それぞれ シロイヌナズナ (" Arabidopsis   thaliana ") と キンギョソウ (" Antirrhinum   majus "） で の 研究 に 基づき 独立 に 確立 し 、 両者 の 共著 で 1991 年 に 提唱 さ れ て いる 。 シロイヌナズナ は バラ 類 、 キンギョソウ は キク 類 に 属し 、 両 種 とも 4 つ の whorl に 4 種 の 花 器官 （ 萼 、 花弁 、 雄蕊 、 心 皮 ） を 作る 。 それぞれ の whorl の アイデンティティー は ホメオティック 遺伝子 の 発現 の 差 によって 定義 さ れる 。 すなわち 、 萼 は A クラス 遺伝子 のみ の 発現 によって 特徴 づけ られ 、 花弁 は A クラス と B クラス の 遺伝子 が 同時に 発現 する こと により 作ら れる 。 B クラス 遺伝子 と C クラス 遺伝子 の 同時 発現 は 雄蕊 の アイデンティティー を 与え 、 心 皮 の 形成 に は C クラス 遺伝子 のみ が 活性 化 し て いる 必要 が ある 。 また 、 タイプ A の 遺伝子 と タイプ C の 遺伝子 は お互い の 発現 を 抑制 し あっ て いる 。  これら の ホメオティック 遺伝子 が 器官 の アイデンティティー を 決定 し て いる 事実 は 、 ある 特定 の 機能 を 持つ 遺伝子 、 例えば A クラス の 遺伝子 が 発現 し て い ない 時 に 明確 に なる 。 シロイヌナズナ において は この 欠 失 によって 、 最も 外側 の whorl （ whorl   1 ） に 心 皮 が 、 その ひとつ 内側 の whorl （ whorl   2 ,   whorl   3 ） に 雄蕊 の whorl が 、 最も 内側 （ whorl   4 ） に は 再び 心 皮 が 形成 さ れる こと に なる 。  A ,   B ,   C クラス に 加え て 、 D クラス 、 E クラス という 補足 的 な 機能 を 持つ 遺伝子 の 存在 も すでに 議論 さ れ て いる 。 D クラス 遺伝子 は 心 皮 の 運命 の 決定 に 続い て 胚珠 の アイデンティティー を 特定 する 機能 を 持つ と さ れる 。 E クラス の 遺伝子 は はじめ 内側 3 つ の whorl において 花 器官 の アイデンティティー を 決定 する 働き を 果たす と さ れ た 。 しかしながら 、 現在 で は E クラス の 働き は 広義 に 捉え 直さ れ 、 4 つ の whorl 全て に 花 器官 として の アイデンティティー を 与える の に 働く と 考え られ て いる 。 したがって 、 D クラス の 遺伝子 の 働き が 失わ れる と 胚珠 の 構造 は 葉 の それ と 類似 し た もの と なり 、 広義 の E クラス 遺伝子 が 失わ れる と 全て の whorl に 葉 の よう な 構造 が み られる よう に なる 。  興味深い こと に 、 A ,   B ,   C クラス の 遺伝子 の ほとんど に 加え 、 D ,   E クラス の 遺伝子 も その 産物 は MADS ボックス 型 の 転写 因子 で ある 。  ABC モデル の 構築 の ため の 遺伝 学 的 解析 において は 、 花 において ホメオティック 遺伝子 の 特徴 を 知る ため に 、 花 器官 に 異常 な 表現 型 を 示す 突然変異 体 を 解析 する こと が 大きな ステップ で あっ た 。 それ に 続き 、 ABC モデル を 裏付ける ため に 各 遺伝子 の 発現 場所 を 特定 する よう な 解析 が 行わ れ た 。  花 の 形態 に 影響 を 及ぼす 突然変異 は 極めて 多数 ある が 、 その 解析 が できる よう に なっ た の は 近年 の 進歩 で ある 。 その 中 でも ABC モデル の 構築 に 大きな 役割 を 果たし た の は 。 ある 器官 が 他 の 器官 が 生じる べき ところ に 異 所 的 に 形成 さ れ て しまう 突然変異 体 で ある 。 この よう な 変異 体 を ホメオティック 変異 体 と 呼び 、 キイロショウジョウバエ で 初めて 発見 さ れ た ホメオティック 遺伝子 と 類似 の 機能 を 持つ 遺伝子 の 変異 が その 原因 と なっ て いる 。 シロイヌナズナ と キンギョソウ の 花 における この 種 の 変異 体 は 決まっ て 隣り 合う whorl に 同時に 影響 を 与え て おり 、 次 の 三つ の タイプ に 分類 でき 、 それぞれ の 原因 と なっ て いる 遺伝子 が A クラス 、 B クラス 、 C クラス と 分類 さ れ た 。  以上 の 変異 体 の 表現 型 は 、 ABC モデル を 導入 する こと によって 説明 出来る 。 すなわち 、 ABC の 各 クラス の 遺伝子 の 各 whorl で の 発現 の 組み合わせ によって つくら れる 花 器官 が 異なる こと 、 そして タイプ A の 遺伝子 と タイプ C の 遺伝子 は お互い の 発現 を 抑制 し あっ て いる ため 一方 の 機能 が 失わ れる と もう 一方 が 発現 場所 を 相補 する こと を 考え 合わせる と 、 各 変異 体 における 遺伝子 の 発現 と 作ら れる 花 器官 は 右 の 図 の よう に なる 。チラコイド ( Thylakoid ) は 、 葉 緑 体 や シアノバクテリア 中 で 膜 に 結合 し た 区画 で ある 。 光合成 の 光化学 反応 が 起こる 場所 で ある 。 チラコイド という 言葉 は 、 「 嚢 」 を 表す ギリシャ 語 の   （" thylakos "） に 由来 する 。 チラコイド は 、 ルーメン の 周り を 取り巻く チラコイド 膜 から 構成 さ れる 。 緑色 植物 の 葉 緑 体 の チラコイド は 円盤 状 で 、 積み重なっ て グラナ と 呼ば れる 構造 を なし て いる 。 グラナ は ストロマ と つながり 、 単一 機能 を 持つ 構造 を 作っ て いる 。  チラコイド は 膜 と 結合 し た 構造 で 、 葉 緑 体 の ストロマ に 埋め込ま れ て いる 。  チラコイド 膜 は 、 直接 埋め込ま れ た 光合成 色素 内 で 光化学 反応 が 起こる 場所 で ある 。 1 nm 幅 の 暗い バンド と 明るい バンド が 交互 に 重なっ た 模様 として 見える 。 チラコイド の 脂質 二 重層 は 、 原核 生物 の 膜 や 葉 緑 体内 膜 と 同じ 性質 を 持っ て いる 。 例えば 、 チラコイド 膜 や シアノバクテリア 、 その他 の 光合成 細菌 の 膜 で は 酸性 脂質 が 見 られ 、 光合成 の 機能 的 統合 に 関わっ て いる 。 高等 植物 の チラコイド 膜 は 、 主 に リン 脂質 と ガラクト 脂質 が 非対称 に 配列 し て 構成 さ れ て いる 。 チラコイド 膜 の 脂質 は 、 小 胞体 と 色素 体 包 膜 の 内 膜 の 脂質 前駆 体 を 交換 する 複雑 な 経路 で 合成 さ れ 、 内 膜 から 小 嚢 を 通っ て チラコイド に 輸送 さ れる 。  チラコイドルーメン は 、 チラコイド 膜 に 結合 し た 区画 で ある 。 光合成 過程 で の 光 リン 酸化 に 不可欠 な 役割 を 果たす 。 光化学 反応 の 際 に は 、 チラコイド 膜 を 通過 し て ルーメン 内 に プロトン が 輸送 さ れ 、 pH 4 まで 酸性 化 さ れる 。  グラナ は 、 チラコイド の 円盤 が 重なっ た 構造 で ある 。 葉 緑 体 は 1 つ 当たり 10 個 から 100 個 の グラナ を 持つ 。 グラナ は 、 ラメラ と 呼ば れる 細長く 伸び た チラコイド によって 結ば れ て いる 。 グラナ を 構成 する チラコイド と ストロマ 内 の チラコイド は 、 タンパク質 組成 によって 区別 できる 。 グラナ は 、 葉 緑 体 が 体積 に対して 大きい 表面積 を 持つ の に 貢献 し て いる 。 また チラコイド の 電子 断層 撮影 の 解釈 によって 、 グラナ の 構造 について 2 つ の モデル が 作ら れ て いる 。 どちら も 、 ラメラ は グラナ の 円盤 の 重なり と 平行 に 交差 する と 仮定 し て いる が 、 グラナ の 重 なり の 軸 と 垂直 に 交差 し て いる か 、 それとも 右 巻き の らせん を 描い て いる か について 、 論争 が ある 。  葉 緑 体 は 、 植物 が 地面 から 発芽 する 際 に 色素 体 から 発展 し て できる 。 チラコイド の 形成 に は 光 が 必要 で ある 。 胚 の 段階 で 光 が 当たら ない と 、 色素 体 は 、 プロラメラ 体 と 呼ば れる 半 結晶 の 膜 構造 を 持つ エチオプラスト に なる 。 光 に 曝露 さ れる と 、 プロラメラ 体 は チラコイド に なる 。 光 の 量 が 不十分 だ と チラコイド の 形成 に 失敗 し 、 葉 緑 体 が でき ず に 植物 は 死ん で しまう 。  チラコイド の 形成 に は 、 vesicle - inducing   protein   in   plastids   1   ( VIPP 1 ) と 呼ば れる タンパク質 の 働き が 必要 で ある 。 この タンパク質 を 欠く と 植物 は 生きる こと が でき ず 、 VIPP 1 の 発現 量 を 減らす と 光合成 の 能力 が 落ち 、 成長 は 遅く 、 色 は 薄く なる 。 VIPP 1 は チラコイド 膜 の 形成 に 必要 だ と 考え られ て いる が 、 チラコイド 膜 上 の タンパク質 複合 体 に は 含ま れ て い ない 。 この タンパク質 は 、 シアノバクテリア 、 クラミドモナス の よう な 緑藻 、 シロイヌナズナ の よう な 高等 植物 を 含む チラコイド を 持つ 全て の 生物 で 保存 さ れ て いる 。  チラコイド は 、 重力 遠心 法 と 分 画 遠心 法 を 組み合わせる こと によって 、 植物 細胞 から 単 離さ れる 。 機械 せん断 力 が 働く と 、 ルーメン 分 画 が 流出 し て しまい 、 チラコイド の 単 離 は 上手く いか ない 。 表 在 性 膜 や 内在 性 膜 は 、 膜 画 分 の 残 渣 から 抽出 さ れる 。 炭酸 ナトリウム による 処理 により 表 在 性 膜 タンパク質 を 分離 し 、 界面 活性 剤 や 有機 溶媒 による 処理 により 内在 性 膜 タンパク質 を 可 溶化 する こと が できる 。  チラコイド は 、 内 腔 タンパク質 の 他 に 、 多く の 表 在 性 及び 内在 性 膜 タンパク質 を 持つ 。 チラコイド 画 分 の プロテオーム 解析 の 研究 により 、 チラコイド の タンパク質 組成 が より 詳細 に 理解 さ れ た 。 これら の データ は 、 いくつ か の オンライン の タンパク質 データベース で 入手 する こと が できる 。  これら の 研究 に よる と 、 チラコイド の タンパク質 は 少なくとも 335 種類 から 構成 さ れる 。 そのうち 、 89 種類 は 内 腔性 、 116 種類 は 内在 性 、 62 種類 は ストロマ 側 の 表 在 性 、 68 種類 は ルーメン 側 の 表 在 性 で ある 。 さらに 、 コンピュータ を 用い た 方法 により 、 存在 量 の 少ない 内 腔性 の タンパク質 が 予測 さ れ た 。 機能 別 に 見る と 、 42 % が 光合成 に 関わる もの 、 11 % が フォールディング の 際 の タンパク質 標的 に 関わる もの 、 9 % が 酸化 ストレス へ の 応答 に 関わる もの 、 8 % が 翻訳 に 関わる もの で あっ た 。  チラコイド 膜 に は 、 光合成 の 際 の 光 受容 や 光化学 反応 において 重要 な 役割 を 果たす 内在 性 タンパク質 が 存在 する 。 主要 な タンパク質 複合 体 に は 、 次 の 4 つ が ある 。  光化学 系 II タンパク質 複合 体 は 、 主 に グラナ の チラコイド に 、 光化学 系 I タンパク質 複合 体 は 主 に ストロマ の チラコイド や グラナ の 外層 に 存在 する 。 シトクロム b 6 f 複合 体 は チラコイド 膜 に 平均 的 に 広がっ て いる 。 チラコイド 膜 上 で 2 つ の 光化学 系 の 存在 する 位置 が 離れ て いる ため 、 電子 の 運搬 が 必要 で ある 。 この ため に は 、 プラストキノン や プラストシアニン が 稼働 型 電子 運搬 体 と なっ て 電子 を 運ぶ 。 プラストキノン は 光化学 系 II タンパク質 複合 体 から シトクロム b 6 f 複合 体 まで 、 プラストシアニン は シトクロム b 6 f 複合 体 から 光化学 系 I タンパク質 複合 体 まで 電子 を 運搬 する 。  また これら の タンパク質 は 、 光 エネルギー によって 電子 伝達 系 を 動かし て チラコイド 膜 を 挟ん で 電気 化学 的 勾配 を 作り出し 、 酸化 還元 反応 の 最終 産物 で ある ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン 酸 ( NADPH ) を 作り出す 。 ATP 合成 酵素 は 電気 化学 的 勾配 を 用い て 、 光 リン 酸化 により アデノシン 三 リン 酸 ( ATP ) を 作り出す 。  これら の 光化学 系 は 、 光 で 稼働 する 酸化 還元 中心 で 、 それぞれ が 葉 緑 体 及び カロテノイド や フィコビリンタンパク 質 等 の その他 の 光合成 色素 を 用い て 様々 な 周波数 の 光 を 受容 する アンテナ 複合 体 から 構成 さ れ て いる 。 アンテナ 複合 体 は それぞれ 250 個 から 400 個 の 色素 分子 を 持ち 、 これら が 吸収 する エネルギー は それぞれ の 光化学 系 中心 が 持つ 特殊 な クロロフィル a に 共鳴 輸送 さ れる 。 反応 中心 の 2 つ の クロロフィル a 分子 の どちら か が 光 を 吸収 する と 、 電子 が 励起 し て 電子 受容 分子 に 転移 する 。 光化学 系 I は 、 700 nm まで の 波長 の 光 を 吸収 する P 700 と 呼ば れる 1 対 の クロロフィル a を 持つ 。 光化学 系 II は 、 680 nm の 波長 の 光 を 最も 良く 吸収 する P 680 と 呼ば れる クロロフィル を 持つ （ これら の 波長 は 、 深紅 色 で ある ） 。 P は 色素 ( pigment ) という 言葉 を 縮め た もの で あり 、 数字 は それぞれ の 反応 中心 の クロロフィル 分子 が 吸収 する 波長 の ピーク を nm 単位 で 表し た 値 で ある 。  シトクロム b 6 f 複合 体 は 、 チラコイド の 電子 伝達 系 の 一部 で あり 、 1 対 の プロトン が ルーメン の 中 に 取り込ま れる 。 エネルギー 的 に は 2 つ の 光化学 系 の 間 に 位置づけ られ 、 光化学 系 II - プラストキノン から 光化学 系 I - プラストシアニン に 電子 を 転移 する 。  チラコイド の ATP 合成 酵素 は 、 ミトコンドリア の ATP アーゼ と 類似 し た FF - ATP 合成 酵素 で ある 。 ストロマ に 突き出 た チラコイド 膜 の CF - 1 部位 に 埋め込ま れ て いる 。 その ため 、 ATP 合成 は 光合成 の 暗 反応 が おこる チラコイド の ストロマ 側 で 行わ れる 。  電子 伝達 タンパク質 の プラストシアニン は ルーメン 内 に 存在 し 、 シトクロム b 6 f 複合 体 から 光化学 系 I に 電子 を 輸送 する 。 プラストキノン は 脂 溶性 で チラコイド 膜 内 を 移動 する の に対し 、 プラストシアニン は チラコイドルーメン 内 を 移動 する 。  ルーメン に は 、 光化学 系 II の ルーメン 側 とともに 水 を 酸化 する 酸素 発生 複合 体 も 存在 する 。  内 腔性 タンパク質 は 、 ターゲット シグナル に 基づき 、 コンピュータ で 予測 する こと が できる 。 シロイヌナズナ で は 、 Tat シグナル を 処理 する 最も 大きい グループ で は 、 19 % が タンパク質 プロセシング ( タンパク質 分解 や フォールディング ) に 、 18 % が 光合成 に 、 11 % が 代謝 に 、 7 % が 酸化 還元 の 運搬 や 防御 に 関与 する もの だっ た 。  葉 緑 体 は 、 多数 の チラコイドタンパク 質 を コード する 独自 の ゲノム を 持つ 。 しかし 、 シアノバクテリア から の 色素 体 の 進化 の 過程 で 、 葉 緑 体 ゲノム から 細胞 核 へ の 広範 の 遺伝子 転移 が 生じ た 。 これ により 、 チラコイド の 4 つ の 主要 な タンパク質 複合 体 が 、 部分 ごと に 葉 緑 体 と 細胞 核 の 両方 で コード さ れる こと に なっ た 。 植物 は 、 化学 量 論 的 に 適切 な 量 を 発現 し 、 タンパク質 複合 体 を 組み立てる ため 、 2 つ の 別々 の 器官 に コード さ れる 異なる サブ ユニット の 発現 を 共同 制御 する 様々 な 機構 を 発展 さ せ て き た 。 例えば 、 光合成 装置 の 一部 を コード する 細胞 核 ゲノム の 転写 は 、 光 によって 制御 さ れる 。 チラコイドタンパク 質 複合 体 の 合成 、 維持 、 分解 は 、 チラコイド 膜 の Redox 感受性 キナーゼ による リン 酸化 によって 制御 さ れる 。 葉 緑 体 に コード さ れる タンパク質 の 転写 速度 は 、 エピスタシス によって 制御 さ れる 。 この 機構 の 中 に は 、 過剰 の タンパク質 が 葉 緑 体 mRNA の 5 ' 非 転写 領域 に 結合 する こと による ネガティブフィードバック も 含ま れる 。 葉 緑 体 に は 、 光化学 系 I と 光化学 系 II の バランス も 重要 で ある 。 チラコイド 膜 の 電子 を 運搬 する プラストキノン の 酸化 還元 状態 は 、 光化学 系 の 反応 中心 の タンパク質 を コード する 葉 緑 体 遺伝子 の 転写 に 直接 影響 し 、 電子 伝達 系 の バランス を 調節 する 。  チラコイド は 光合成 の 光化学 反応 が 行わ れる 場所 で ある 。 これ に は 、 光 による 水 の 酸化 と 酸素 の 生成 、 プロトン と 電子 の 勾配 形成 等 が 含ま れる 。  光合成 の 第 一 段階 で は 、 光 により 水 を 酸化 し 、 電子 伝達 系 に 電子 を 供給 する とともに プロトン 勾配 を 形成 する 。 水 の 開 裂反応 は チラコイド 膜 の ルーメン 側 で 行わ れ 、 光化学 系 によって 捕獲 さ れ た 光 の エネルギー が 用い られる 。 この 水 の 酸化 反応 によって 、 細胞 呼吸 に 不可欠 な 酸素 が 廃棄 物 として 生成 さ れる 。 生成 さ れ た 酸素 分子 は 、 大気 中 に 放出 さ れる 。  光合成 で は 、 以下 の 2 種類 の 方法 で 電子 伝達 が 行わ れる 。  チラコイド 膜 と 光化学 系 の 主要 な 役割 は 、 化学 浸透 圧 を 形成 する こと で ある 。 電子 伝達 系 で の 輸送 は 、 電子 の エネルギー を 用い て ストロマ から ラメラ に プロトン を 能動 輸送 する 。 光合成 の 際 に は 、 ルーメン は pH 4 程度 の 酸性 、 ストロマ は pH 8 程度 の 塩基 性 で ある 。 これ は 、 チラコイド 膜 を 挟ん で プロトン の 濃度 が 約 1 万 倍 も 違う こと を 意味 し て いる 。  ルーメン の プロトン の 供給 源 に は 、 主 に 以下 の 3 つ が ある 。  ストロマ 内 で NADP レダクターゼ により NADP + から NADPH を 生成 する 際 に も プロトン 勾配 が 発生 する 。  葉 緑 体内 で の ATP 生成 の 分子 機構 は 、 ミトコンドリア 内 で の 機構 と 類似 し て おり 、 プロトン 駆動 力 が 用い られる 。 しかし 、 葉 緑 体 で は ATP 合成 に 必要 な ポテンシャル エネルギー を プロトン 駆動 力 の 化学 ポテンシャル により 大きく 依存 し て いる 。 プロトン 駆動 力 は プロトン 勾配 による プロトン の 化学 ポテンシャル と 膜 を 挟ん だ 電位 の 総和 で ある 。 電荷 の 分離 による 膜 電位 が かなり 大きい ミトコンドリア 内 膜 と 比べ 、 チラコイド 膜 で は 電位 勾配 は ほとんど ない 。 これ を 埋め合わせる ため に 、 ミトコンドリア 内 膜 の プロトン 勾配 が 10 倍 程度 で ある の に対して 、 チラコイド 膜 の プロトン 勾配 は 1 万 倍 に も 達する 。 結果 として の ルーメン と ストロマ の 間 の 電気 化学 的 勾配 は 、 ATP シンターゼ を 用い た ATP 合成 に 十分 な もの と なっ て いる 。 プロトン が ATP シンターゼ の チャネル を 通っ て 勾配 に 沿っ て 元 に 戻る と 、 ADP   +   Pi が 結合 し て ATP が 生成 する 。 この よう な 機構 で 光化学 反応 は プロトン 勾配 を 通じ 、 ATP 合成 と 協調 し て いる 。  シアノバクテリア は 、 高度 に 分化 し た 膜 系 を 持つ 光合成 原核 生物 で ある 。 シアノバクテリア は 内部 に チラコイド 膜 を 持ち 、 そこ で は 光合成 と 呼吸 の 電子 伝達 が 行わ れる 。 別 の 膜 系 の 存在 も あり 、 シアノバクテリア は 細菌 の 中 でも 独特 の 細胞 と なっ て いる 。 シアノバクテリア は 、 膜 の 再 構成 、 新しい 膜 脂質 の 合成 、 正しい 膜 へ の タンパク質 の ターゲッティング が 可能 な はず で ある 。 細菌 外 膜 、 原 形質 膜 、 チラコイド 膜 は 、 シアノバクテリア 細胞 の 中 で それぞれ が 特殊 な 役割 を 果たす 。 膜 系 の 組織 、 機能 、 タンパク質 構成 等 を 調べる こと は 、 シアノバクテリア 細胞 生物 学 の 大きな 課題 として 残っ て いる 。コケ タンポポ （ 学名 ： ） は 、 キク 科 コケ タンポポ 属 の 多年草 草本 < ref   name =" RDBOK - P / F - Sm "> 横田 ・ 平岩 （ 2006 、 179 頁 ） </ ref >。 日本 の 固有 種 で ある 。  本 種 は 、 コケセンボンギク 属   に 含め られる 事 も 多い  コケセンボンギク 属 に 含める 場合 の 学名 は   ()   Koidz .   ex   で ある 。  ここ で は 、 自生 地 で ある 日本 の レッド リスト で 採用 さ れ て いる   を 採用 し た 。  なお 、 コケ タンポポ 属   は 、 本 種 の 他 に 3 種 が 確認 さ れ て いる が 、 それら は 全て オーストラリア に 分布 し て いる （ 隔離 分布 ） 。  日本 の 琉球 列島 固有 種 。 鹿児島 県 の 奄美 大島 及び 徳之島 、 沖縄 県 の 沖縄 島 及び 西表島 に 分布 する 。 個体 数 は 数 千 個体 と 推定 さ れ て いる 。  小型 の 多年草 で 。 葉 は 倒披針 状 楔 形 で 、 羽 状 に 裂ける か 、 または 先端 が 3 裂 し 、 両面 共 に 白色 の 微 毛 を 持つ 、 ロ ゼット 状 に 広がる 根 生 葉 で ある 。 花期 は 7 〜 9 月 。 頭状花 序 で 、 高 さ 1 . 5 〜 3 cm 程度 の 花茎 1 つ につき 直径 1 . 5 mm 程度 の 、 白 または 淡 黄色 の 数個 の 管状 花 を つける 。 果実 は 痩果 で 、 長 さ 1 . 5 mm 程度 で 無 毛 で ある 。  染色 体 数 は 2 n   =   18 。  生育 環境 は 日当たり の 良い 渓流 の 岩上 で 、 葉 の 複雑 な 形状 から も 分かる とおり 渓流 植物 で ある 。  自生 地 の 1 つ は 「 安波 の タナガーグムイ の 植物 群落 」 （ 沖縄 県 国頭 村 ） として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる が 、 この 植物 群落 を 特徴 づける 植物 として 本 種 が あげ られ て いる 。  和名 の 由来 は 「 苔 」 の よう に 小さな 「 タンポポ 」 に 似 た 植物 で ある から だ と 言わ れ て いる 。  生息 地 が 限ら れ て いる こと 、 個体 数 が 少ない こと 、 森林 の 伐採 や ダム 建設 等 の 河川 開発 による 生育 環境 の 改変 （ 水没 または 乾燥 化 ） により 、 個体 数 の 減少 が 懸念 さ れ て いる 。 また 、 人 の 踏みつけ による 影響 も 確認 さ れ て いる 。水戸 の 梅 大使 （ みと の うめ たい し ） は 、 茨城 県 水戸 市 の 観光 PR スタッフ 。  茨城 県 を 代表 する 観光 大使 、 キャンペーン クルー 的 存在 で 、 毎年 公募 で 10 名 が 選ば れる 。  1896 年 、 上野 － 水戸 間 の 鉄道 開通 を 機 に 、 観 梅 列車 が 運行 さ れ 、 水戸 の 梅 まつり が 茨城 県 を 代表 する 催し として はじまっ た 。  1963 年 から 、 観光 推進 の ため 、 水戸 市 観光 土産 品 協会 初代 会長 の 中山 繁雄 の 発案 により 、 梅 まつり PR の ため 選出 さ れる こと に なっ た 。 当時 は 水戸 の 梅 むす め という 名称 だっ た 。  新 世紀 を 迎え た 2001 年 、 男女 雇用 機会 均等 法 改正 や 男女 共同 参画 社会 基本 法 の 施行 を うけ 、 「 梅 むす め 」 から 「 梅 大使 」 へ 名称 が 変更 さ れ た 。 男性 で も 応募 可能 で ある が 、 現在 まで 梅 大使 に 男性 が なっ た こと は ない 。  2001 年 の 初代 水戸 の 梅 大使 は 、 水戸 の 梅 むす め から 数え て 第 39 代目 で ある 。  1 年間 。 当年 の 1 月 ～ 12 月 。 前年 の 10 月 に 審査 会 （ 非公開 ） が 開か れ 、 12 月 に 研修 （ 5 日間 ） を 受ける 。  1 月 ～ 3 月末 の 水戸 の 梅 まつり 終了 まで 「 振袖 」 で の 勤務 が 主 で ある 。  屋外 勤務 の 汚れ 等 を 考慮 し て か 、 薄い 色 地 の 振袖 は 過去 20 年 ほど 採用 さ れ ず 、 帯 も 黒 系 の 地 に 金銀 が 多い 。 振袖 ・ 帯 とも に 梅 大使 の 特注 品 で 、 必ず 「 梅 」 が あしらわ れ て いる 。  4 月 ～ 12 月 は 主 に 洋服 で の 勤務 と なる 。 最初 の 数 年 は 、 赤 や 白 の スーツ で あっ た が 、 2004 年度 から 毎年 同一 と なっ た 。 丈 の 長い ピンク の スーツ に 黒い スカート 。 襟元 に 水玉 スカーフ （ 白地 に 黒 ） を 蝶結び する 。マツヨ イグサ （ 待 宵 草 、 学名 ： ） は 、 アカバナ 科 マツヨ イグサ 属 の 一 年 草 。  原産地 は チリ や アルゼンチン といった 南米 で 、 嘉 永年 間 （ 1848 年 〜 1853 年 ） に 日本 に もたらさ れ 、 当初 観賞 用 として 植え られ て い た もの が 逸出 し 、 昭和 30 年代 に 同属 の オオマツヨイグサ   とともに 空き地 など に 大 群落 を 形成 し た 。 しかし 近年 は これ も 同属 の メマツヨイグサ   に 押さ れ 、 姿 を 見る 機会 は 減っ た 。  オオマツヨイグサ   と 似 た 環境 に 自生 する ので 紛らわしい が 、 オオマツヨイグサ に 較べ 丈 が 低く 、 葉 が 細い こと から 区別 できる 。  花色 は 黄色 で 、 径 は 約 3 cm 程度 で ある 。ウラジロガシ （ 裏 白樫 、 学名 ：" Quercus   salicina "） と は 、 ブナ 科 コナラ 属 の 常緑 広葉樹 。 ウラジロ カシ とも 。  高木 で 20 m 以上 に 達する 。 樹皮 は 暗 褐色 から 灰色 で 、 滑らか 。 葉 は 互生 し 、 倒卵状 - 楕円 状 長 楕円 形 、 長 さ 5 - 13 cm 、 鋭 尖 頭 で 、 葉 縁 に 鋸歯 を 持つ 。 アラカシ など に 比べ て 、 鋸歯 が 鋭く とがる の が 特徴 。 葉 の 裏面 に 粉白 色 を 呈す （ これ が 和名 の 由来 で ある ） 。  雌雄 同 株 。 花 は 穂状 で 5 - 6 月頃 に 咲き 、 雄花 序 は 新 枝 の 基部 から 下垂 し 、 長 さ 4 cm 前後 、 褐色 の 軟毛 を 密生 する 。 雌花 序 は 新 枝 の 上部 の 葉腋 に 付き 、 長 さ 7 mm 前後 。 堅 果 （ どんぐり ） は 広 卵 状 楕円 形 - 長 楕円 形 、 長 さ 2 cm 前後 で 他 種 より も 比較的 細長い 、 色 は 濃 褐色 。  日本 で は 本州 の 宮城 県 ・ 新潟 県 以南 から 四国 、 九州 、 琉球 列島 に 分布 する 。 日本 国外 で は 朝鮮半島 南部 と 台湾 に 分布 する 。  低地 - 山地 の 尾根 沿い や 渓流 沿い 等 の 温暖 湿潤 な 環境 に 生育 する 。 人里 周辺 で は あまり 見 ない が 、 本州 中 南部 以南 の 山腹 地域 における 照葉樹 林 の 重要 な 構成 要素 で ある 。 人里 周辺 で は 往々 に し て シイ や アラカシ と 入れ替わる 。  材 は 堅く 有用 で あり 、 建材 や 家具 材 等 に 用い られる 他 、 園芸 用 に も 使用 さ れる 。 また 、 葉 を 乾燥 し て お茶 に し て 飲む と 胆石 や 腎臓 結石 を 溶かす という 触れ込み で 商品 化 さ れ て いる 。 エキス は 胆石 ・ 腎臓 結石 排出 促進 作用 が 確認 さ れ 、 医薬品 として も 流通 し て いる 。 ウラジロガシ を 入浴 剤 として 使用 する と 、 切り傷 ・ やけど ・ にきび 等 の 肌荒れ ・ 痔 等 に 効果 が ある 。  森林 開発 や 伐採 等 により 個体 数 及び 生育 地 が 減少 し て おり 、 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。  ※ 日本 の 北限 で ある 宮城 県 ・ 新潟 県 と 南限 で ある 沖縄 県 で リストアップ さ れ て いる 。  都道府県 指定  市町村 指定サキシマエノキ （ 先 島 榎 、 " Celtis   biondii "   var .   " insularis "） は ニレ 科 エノキ 属 の 落葉 小 高木 。  日本 で は 沖縄 県 の 宮古 諸島 のみ に 、 日本 国外 で は スラウェシ 島 と ニューギニア に 分布 する 。 石灰岩 地 の 崖 上等 に 生育 する 。  小 高木 で 樹 高 2 ～ 5 m 。 葉 は 卵 形 ～ 広 倒卵形 、 長 さ 3 ～ 7   cm 、 葉 縁 に は 鋸歯 を 持ち 、 尾 状 鋭 尖 頭 で 、 3 行 脈 を 持つ 。 葉 身 は 厚く 、 表面 は ざらつく 。 開花 は 5 ～ 6 月頃 。 核果 （ 果実 ） は 球形 で 直径 6 mm 程度 、 黒褐色 に 熟す 。  宮古 諸島 に 分布 し て いる 個体 群 が 日本 で 唯一 で ある とともに 、 本 変種 の 分布 の 北限 に あたる 。 個体 数 が 元々 少ない 上 に 自生 地 の 開発 等 により 絶滅 の お それ が ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。ムクイヌビワ （ 無垢 犬 枇杷 、 " Ficus   irisana "） は クワ 科 イチジク 属 の 常緑 高木 。  日本 で は 琉球 列島 の 沖縄 島 ～ 与那国島 及び 大東諸島 に 、 日本 国外 で は 台湾 、 フィリピン 、 スラウェシ 島 に 分布 する 。 また 、 奄美 群島 に 生育 し て い た 可能 性 も ある 。 低地 ～ 山地 の 石灰岩 地 に 生育 する 。  高木 で 樹 高 8 ～ 15 m 。 樹皮 は 灰白色 で 、 縦 に 筋 が 入っ て いる 。 葉 は 互生 で 、 卵 形 ～ 卵 状 楕円 形 、 長 さ 6 ～ 18 cm 、 全 縁 で 、 3 行 脈 ・ 葉柄 を 持つ 。 新 枝 及び 葉 に は 硬い 毛 が あり ざらつく 。 雌雄 異 株 。 無花果 （ 果実 ） は 球形 で 、 直径 1 cm 程度 、 黄色 ～ 黄 褐色 を 呈し 、 葉腋 から 生える 。  自生 地 で ある 御嶽 林 や 石灰岩 地 の 森林 など の 開発 により 、 個体 数 ・ 生育 地 とも に 減少 する 可能 性 が ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ニオウヤブマオ （ 仁王 藪 苧麻 、 " Boehmeria   gigantea "） は 、 イラクサ 科 カラムシ 属 の 多年草 。  日本 固有 種 で 、 山口 県 から 以西 、 九州 地方 、 大隅 諸島 の 種子島 〜 奄美 群島 の 徳之島 まで 連続 し て 分布 し 、 そこ から 飛ん で 沖縄 県 粟国 島 に 分布 する 。 海岸 の 日当たり の よい 岩場 や ソテツ 群 落内等 に 生育 する 。  多年草 で 、 「 仁王 」 と 名 が つく よう に イラクサ 科 の 中 で は 大きく なる 種 で 高 さ 1 〜 1 . 5 m に なる 。 葉 は 対生 、 卵 円形 〜 円形 で 、 長 さ 15 〜 26 cm 、 葉 の 先端 は 急 に とがる （ 短 鋭 劣 頭 ） 、 表面 に 毛 が あり 、 葉 縁 に 鋸歯 を 持ち 、 5 行 脈 。 雄花 序 は 単 立 し 長 さ 10 〜 20 cm 、 雌花 序 は 円錐 花序 で 、 葉腋 から 腋 生し 長 さ 10 〜 20 cm に なる 。  研究 者 によって は 、 近 縁 種 の オニヤブマオ （" Boehmeria   holosericea "） や サイカイヤブマオ （" Boehmeria   pannosa "） と 同一 に さ れる こと が ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ランダイミズ （ 巒大冷 清 草 、 " Elatostema   platyphyllum "） は 、 イラクサ 科 ウワバミソウ 属 の 多年草 。  日本 で は 沖縄 県 西表 島 のみ に 、 日本 国外 で は 台湾 、 中国 南部 、 ヒマラヤ山脈 に 分布 する 。 山地 の 河川 沿い 等 に 生育 する 。  多年草 で 、 高 さ 50 ～ 100 cm に なる 。 葉 は 互生 、 倒披針 状 長 楕円 形 で 、 長 さ 10 ～ 22 cm 程度 。 雌雄 異 株 。 雄花 序 は 集散 花序 で 、 雌花 序 は 小形 。  西表島 は 分布 の 北限 で あり 、 個体 数 が 少ない 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。クニガミサンショウヅル （ 国頭 山椒 蔓 、 " Elatostema   suzukii "） は 、 イラクサ 科 ウワバミソウ 属 の 多年草 。  日本 の 沖縄 県 沖縄 島 固有 種 。 沖縄 島 北部 森林地帯 （ やん ばる ） の 河川 沿い や 湿気 の 多い 場所 に 生育 する 。  多年草 で 、 茎 は 直立 し 、 長 さ 6 〜 12 cm 、 基部 は 匍匐 する 。 葉 は 互生 で 、 長 さ 3 〜 3 . 5 cm で 、 長 楕円 形 、 葉 縁 に 鈍 鋸歯 を もち 、 裏面 は 白身 を 帯びる 。 単 性 花 で 、 直径 4 〜 6 mm 、 色 は 白色 。 また 、 雄花 は 頭状花 序 、 雌花 は 集散 花序 で ある 。  ダム 等 の 建設 や 森林 伐採 により 生育 環境 が 減少 し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。ヨナクニトキホコリ （ 与那国 時 ほこり 、 " Elatostema   yonakuniense "） は 、 イラクサ 科 ウワバミソウ 属 の 多年草 。 なお 、 名前 の 「 ほこり 」 は 茂る と 言う 意味 で ある 。  日本 の 沖縄 県 与那国 島 固有 種 。 低地 の 石灰岩 地帯 の 湿気 の 多い 場所 に 生育 する 。 現在 知ら れ て いる 自生 地 は 2 箇所 。  多年草 で 、 茎 は 直立 し 、 高 さ 10 ～ 20 cm 、 基部 は 匍匐 する 。 葉 は 互生 で 、 長 さ 1 . 5 ～ 4 cm で 、 斜 楕円 形 、 先端 は 鈍 頭 、 葉 縁 に 鋸歯 を もち 、 表面 及び 中 肋 は 粗毛 を 帯びる 。 通常 は 雌雄 同 株 だ が 、 まれ に 雌雄 異 株 。 雄花 は 集散 花序 で 葉 の つけ ね に 腋 生し 、 長 さ 1 ～ 3 cm の 柄 の 先 に 4 ～ 8 個 の 花 を つける 。 雌花 は 頭状花 序 で 、 直径 2 ～ 3 mm の 小さい 花 が 集合 し て いる 。 花 は 白色 。  元々 個体 数 ・ 自生 地 が 少ない 上 に 、 シマミズ 等 の 他 種 と の 競争 や 自生 地 の 開発 ・ 赤 土砂 流出 による かく乱 など により 個体 数 が 減少 し て いる 。栢野 大杉 （ かや の おお すぎ ） は 、 石川 県 加賀 市 山中 温泉 栢野 町 の 菅原 神社 境内 に ある 杉 の 巨木 で 、 同 神社 に 4 本 ある 神木 の 1 つ 。 別名 天覧 の 大杉 （ てん らん の おお すぎ ） 。  菅原 神社 境内 に ある 4 本 の 神木 の うち 、 最大 の もの で ある 。 古く から 著名 で あっ た ため 、 栢野 の 大杉 や 栢野 の 大 スギ など 、 別 表記 も 多い 。 1928 年 （ 昭和 3 年 ） 11 月 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 指定 名称 は 栢野 の 大 スギ で ある 。  樹高 約 54 . 8 m 、 根元 周 約 11 . 5 m （ 径 3 . 41 m ） 、 胸高 幹 周 9 . 6 m （ 径 3 . 0 m ） 、 地上 高 4 . 9 m で 幹 周 5 . 1 m と 5 . 75 m の 2 つ に 分岐 し 分岐 部 直下 の 幹 周 約 9 m の 、 二又 の 杉 の 巨木 で ある 。  なお 、 境内 に 立つ 他 の 3 本 の 杉 も 栢野 大杉 より は 小振り ながら 、 各 胸高 幹 周 8 . 8 m 、 6 . 65 m 、 7 . 8 m の 巨木 で 2005 年 （ 平成 17 年 ） 8 月 、 「 菅原 神社 の 大 スギ 」 の 名称 で 石川 県 指定 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  この 地域 の 原始 植生 時代 の 林相 の 残存 と の 見方 も ある が 、 4 本 の 杉 で 長方形 を 成す 位置 関係 、 太 さ 、 推定 樹齢 、 土器 の 出土 等 を 勘案 すれ ば 自然 林 で は なく 、 神 を 祀り 植樹 さ れ た と も 考え られる 。  明治 ・ 大正 ・ 昭和 期 の 植物 学者 三 好学 （ 東京大学 教授 、 日本 植物 学会 長 ） が 内務省 の 嘱託 として 1928 年 （ 昭和 3 年 ） に 樹齢 2 , 300 年 と 鑑定 。 同年 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  樹齢 で は 及ば ない が 屋久島 の 縄文 杉 や 米国 カリフォルニア 州 レッド ウッド 国立 公園 の 木 、 世界一 と 言わ れる セコイア の 樹齢 、 大き さ とも 対比 し 得る 。  神社 横 の 高台 の 「 うえ の かち 」 と 呼ぶ 畑地 から 縄文 土器 も 出土 し て おり 、 有史 以前 から 人 が 住み着い た 土地 と 考え られる 。  大杉 は 僧 泰 澄 （ 717 年 ） が 百 本 の 木 （ 木 へ ん に 百 の つくり で 栢 ） に 勝る と し 栢野 寺 を 設け 白山 の 妙 理 観世音 大 菩薩 を 祀り 、 平安 の 頃 は 栢野 社 、 明治 5 年 に 廃仏毀釈 で 古文書 を 焼却 し 史実 も 明らか で ない が 、 明治 20 年 天神 様 を 併せ て 祀り 菅原 神社 と し 、 神饌 料 供 進 指定 社 と なる 。  古く は 平 氏 、 源氏 、 朝倉 氏 、 富樫 氏 の 武将 の 多く が 参詣 し た と 伝え られ 、 大聖寺川 を 挟む 対岸 の 菅谷 町 へ 渡る 平岩 橋 たもと の 天井 壁 と 呼ぶ 岩山 の 上 に 、 柴田 勝家 の 甥 で 麾下 の 佐久間 盛 政 の 家来 の 栢野 城 と 呼ば れ た 山城 の 土台 石 の 痕跡 が 有り 、 加賀 平野 （ 金沢 平野 ） 南端 が 見える この 地 の 地勢 から 加賀 一向 一揆 時代 、 朝倉 氏 時代 、 一揆 平定 の 柴田 勝家 の 時代 まで 越前 領地 の 東北 端 境 で あっ て 一揆 約 100 年間 加賀 と 越前 の 境 で 翻弄 の 中 に 有っ た と も 言える 。  倶利伽羅峠 の 戦い に 続く 篠原 の 戦い で 負傷 し た 武士 が 「 千 年 の 杉 を 目指せ 、 よ もぎ 草 だ ん ご を 食べよ 」 と 二 度 の 観音 様 の お告げ から 傷 を 癒し 無事 に 京 へ 辿り 着 い た と 伝え られ 古来 から の 地元 で は 草 だ ん ご を 食す 風習 が ある 。  1947 年 （ 昭和 22 年 ） 第 二 回 国民 体育 大会 が 石川 県 で 開催 の 折り 、 昭和 天皇 が 当地 を 訪れ 、 栢野 の 青年 の 説明 の もと この 大杉 を 見 た こと から 天覧 の 大杉 と も 呼ば れる 。 生物 学者 でも あっ た 昭和 天皇 は 栢野 から 山中 温泉 へ 国道 364 号 の 砂利 道 約 2 キロ を 徒歩 にて 帰る 途中 、 道端 の 草々 や その 茎 を 手 に 取り 観察 し 、 存分 に 楽しん だ こと を その 夜 香 淳 皇后 に 長電話 し た と いう 。 また 途中 後 から 来 た 地元 の トラック が 天皇 を 追い越す こと が でき ず 、 後 から 離れ て つい て き た が 、 しばらく し て その こと に 気付き 、 先 に 行か せよ と 告げ 、 その 運転 手 は たいそう 恐縮 の 体 で あっ た など の 逸話 も ある 。  石川 県 に は 国 の 天然記念物 の 杉 は 3 本 あり 、 他 の 2 本 は 大聖寺川 対岸 の 加賀 市 山中 温泉 菅谷 町 八幡 神社 に ある 、 栢野 大杉 と ほぼ 同じ 樹齢 と さ れる 三つ又 大杉 、 白山 市 吉野 の 御 仏 供 杉 （ お ぼけ すぎ ） で ある 。  1968 年 （ 昭和 43 年 ） から 大杉 の 保護 を 目的 に 土盛り し 柵 を 設け 、 翌年 に は 落ち た 種子 から 多数 の 若木 が 境内 に 生え 、 それら 若木 は 県内 外 の 希望 者 に 配ら れ た こと も ある 。 1983 年 （ 昭和 58 年 ） 石川 県 で の 全国 植樹 祭 に は 大杉 から 採取 さ れ た 種子 が 昭和 天皇 によって 蒔か れ その 1 本 を 移植 し て 境内 に 育て て いる 。  2003 年 （ 平成 15 年 ） から 樹木 医 の 奨め により 境内 参道 の 石畳 の 上 に 木製 の 浮き 橋 「 浮橋 参道 」 を 設け 4 本 の 神木 の 健康 を 維持 の ため さらなる 土壌 保護 を 施し て いる 。ケイタオミズ （" Pellionia   keitaoensis "） は 、 イラクサ 科 サンショウソウ 属 の 多年草 。  日本 で は 沖縄 県 西表 島 のみ に 、 日本 国外 で は 、 台湾 に 分布 する 。 常緑樹 林 の 林 床 に 生育 する 。  多年草 で 、 茎 は 直立 し 、 高 さ 30 cm 程度 、 基部 は 匍匐 する 。 葉 は 互生 で 、 長 さ 6 ～ 8 cm 、 長 楕円 形 ～ 卵 状 長 楕円 形 、 5 ～ 8 対 の 鋸歯 を 持つ 。 雌雄 同 株 と 雌雄 異 株 の 両方 が ある 。 雄花 序 、 雌花 序 とも に 集散 花序 で 葉 の つけ ね に 腋 生し 、 長 さ 1 cm 前後 の 柄 の 先 に 直径 4 mm 前後 の 花 を 複数 つける 。  沖縄 県 の 西表島 が 北限 で ある 。  本 種 について は 、 島袋 （ 1997 ） が アリサンサンショウソウ （" P .   arisanensis "） の シノニム に 、 初島 ・ 天野 （ 1994 ） が キミズ （" P .   scabra "） と オオサンショウソウ （" P .   radicans "） の 種 間 雑種 と し て いる 。 また 、 キミズモドキ （" P .   japonica "） の シノニム に さ れる 場合 も あり 、 分類 が はっきり し て い ない 種 で あり 、 今後 の 研究 が 望ま れる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。サンショウソウ （ 山椒 草 、 " Pellionia   minima "） は 、 イラクサ 科 サンショウソウ 属 の 多年草 。  日本 固有 種 で 本州 の 関東 以西 、 四国 、 九州 、 種子島 、 屋久島 、 奄美 大島 及び 沖縄 島 に 分布 する 。 山地 の 湿っ た 森林 内 や 河川 沿い 等 に 生育 する 。 名前 は 平面 的 に 葉 の 並ん だ 枝 先 を サンショウ の 複葉 に 見立て た もの だろ う 。  多年草 で 、 茎 の 基部 は 這い 回り 、 先端 部 は 斜 上し 、 高 さ 15 cm 程度 。 葉 は 互生 で 、 平面 上 に 並ぶ 。 黒み を 帯び た 深緑 で 長 さ 1 cm 程度 、 歪 状 楕円 形 、 葉 縁 に 3 〜 5 対 の 鈍 鋸歯 を 持つ 。 雌雄 異 株 。 雄花 序 に は 柄 が あり 、 雄花 の 色 は 紫 褐色 で 、 雌花 序 に は 柄 が 無く 、 雌花 の 色 は 淡い 緑色 。  沖縄 県 の 沖縄 島 が 本 種 の 南限 で ある 。  開発 による 森林 伐採 等 で 自生 地 、 個体 数 が 減少 し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。  『 土佐 の 自然 』 ギャラリー   -   サンショウソウ の 雄花 序 と 雌花 序 の 写真オオサンショウソウ （ 大 山椒 草 、 " Pellionia   radicans "） は 、 イラクサ 科 サンショウソウ 属 の 多年草 。  日本 に は 本州 の 近畿 以西 、 四国 、 九州 、 薩摩 黒島 、 屋久島 、 トカラ 列島 、 沖縄 島 及び 西表島 に 、 日本 国外 に は 台湾 及び 中国 に 分布 する 。 山地 の 湿っ た 森林 内 や 河川 沿い 等 に 生育 する 。  多年草 で 、 茎 は 無 毛 で 匍匐 する 。 サンショウソウ （" Pellionia   minima "） より も 大きく 高 さ 30 〜 50 cm 。 葉 は 互生 で 、 長 さ 2 〜 6 cm 、 歪 状 楕円 形 、 裏面 に は 微 毛 が あり 白色 、 葉 縁 に 鋸歯 を 持つ 。 雌雄 異 株 または 雌雄 同 株 。 花 季 は 3 〜 6 月 。 雄花 序 、 雌花 序 とも に 集散 花序 で 葉 の つけ ね に 腋 生 する が 、 雄花 序 は 柄 の 先 に 着き 直径 1 cm 前後 で 花 の 色 は 紅紫 色 、 雌花 序 は 柄 が 無く 球状 で 直径 4 mm 前後 で 花 の 色 は 緑色 。  沖縄 県 の 西表島 産 について は 他 種 と 混同 し て いる 可能 性 が ある 。  開発 による 森林 伐採 等 で 自生 地 、 個体 数 が 減少 し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。ミヤマミズ （ 深山 み ず 、 " Pilea   petiolaris "、 シノニム ：" Pilea   angulata "） は 、 イラクサ 科 ミズ 属 の 多年草 。  日本 に は 本州 の 関東 以西 、 四国 、 九州 、 屋久島 、 沖縄 島 及び 西表島 に 、 日本 国外 に は 台湾 及び 中国 に 分布 する 。 山地 の 湿っ た 森林 内 や 河川 沿い 等 に 生育 する 。  多年草 で 、 茎 は 無 毛 、 高 さ 40   -   80 センチメートル 。 葉 は 対生 で 、 長 さ 7   -   15 センチメートル 、 長 楕円 形 、 先端 は 尖り 、 3 行 脈 、 葉 縁 に 鋸歯 を 持つ 。 雌雄 同 株 。 花 季 は 3   -   6 月 。 花 季 は 7   -   10 月 。 雄花 序 、 雌花 序 とも に 葉 の つけ ね に 腋 生 する が 、 雄花 序 が 上部 に 、 雌花 序 に 下部 に 着く 。 花 は 淡 緑色 。  元々 個体 数 が 少ない 上 、 森林 伐採 や 河川 工事 等 で 自生 地 、 個体 数 が 減少 し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ハシリドコロ （ 走 野老 、 莨 菪 、 " Scopolia   japonica "） は 、 ナス 科 ハシリドコロ 属 の 草本 。 別名 、 キチガイイモ 、 キチガイナスビ 、 オニヒルグサヤ 。  日本 の 本州 から 四国 ・ 九州 にかけて 分布 する 多年草 。 山間 の 日陰 など の 湿っ た 木陰 に 群生 する 。 早春 に 葉 に 包ま れ た 新芽 を 出し 、 全長 は 40   -   50   cm 程度 に 成長 する 。 花期 は 4 月 から 5 月 。 釣鐘 状 の 暗 紫紅 色 の 花 を 咲かせる 。 夏 先 に は 休眠 状態 に 入る ため 枯れる 。 夏 から 冬 まで は 見る こと が でき ない 典型 的 な 春 植物 で ある 。  和名 は 、 食べる と 錯乱 し て 走り回る こと 、 また 、 根茎 が トコロ （ 野老 ） に 似 て いる こと から 付け られ た 。  アルカロイド 類 の トロパンアルカロイド を 主 な 毒 成分 と する 有毒 植物 で 、 全 草 に 毒 が あり 根茎 と 根 が 特に 毒性 が 強い 。 中毒 症状 は 、 嘔吐 、 下痢 、 血便 、 瞳孔 散大 、 めまい 、 幻覚 、 異常 興奮 など を 起こし 、 最悪 の 場合 に は 死 に 至る 。 これ は 、 同じ ナス 科 の ベラドンナ など と 同様 の 症状 で ある 。  また 、 ハシリドコロ に 触っ た 手 で 目 を こする と 瞳孔 が 開き 、 眩しく 感じ られる 。  ハシリドコロ の トロパンアルカロイド の 成分 は 、 " l "- ヒヨスチアミン や その ラセミ 体 で ある アトロピン （" dl "- ヒヨスチアミン ） 、 他 に ノルヒヨスチアミン 、 " l "- スコポラミン など が 含ま れる 。 これら の 物質 は 副 交感神経 を 麻痺 さ せる ため 、 先述 の よう な 症状 が おこる の で ある 。  日本 で は 、 江戸 時代 に フィリップ ・ フランツ ・ フォン ・ シーボルト が 薬効 に 気付い た の が 契機 と なり 、 以降 ベラドンナ の 代 用品 として 用い られ て いる 。 中国 で は 「 東 莨 菪 （ とう ろうと う ） 」 と 呼ん で いる （ 「 莨 菪 」 は ヒヨス の 変種 シナヒヨス   " Hyoscyamus   niger "   var .   " chinensis "   を 指す ） 。  専門 家 が 所定 の 用法 ・ 用量 で 使用 すれ ば 有用 で あり 、 成分 の 強い 根茎 と 根 は ロートコン （ 莨 菪根 、 " Scopoliae   Rhizoma "） という 薬品 として 日本 薬局方 に も 収め られ て いる 。 ロートコン に 含ま れる アトロピン は 硫酸 アトロピン の 原料 に なり 、 ロートコン の 成分 を 水 または エタノール に 浸出 さ せ た もの は ロート エキス と 呼ば れる 。  なお ロート製薬 の 胃腸 薬 「 パンシロン 」 シリーズ に も ロート エキス を 含む 製品 が あり 、 これ が 同社 の 社名 の 由来 に なっ て いる という 俗説 が ある 。 しかし 実際 は 目薬 の 処方 を 手がけ た 当時 の 眼科 医界 の 権威 ・ 井上 豊太郎 の ドイツ 留学 時代 の 師 で ある ミュンヘン 大学 教授 アウグスト・フォン・ロートムント の 名前 に ちなむ もの で あり 、 ロートコン が ロート製薬 の 社名 の 由来 という わけ で は ない 。  早春 に 土 から 顔 を 出す 新芽 は ハンゴンソウ 、 フキノトウ 、 オオバギボウシ と 間違える 事 が あり 、 葉 は 青々 と し て 食べ られ そう に 見える ため 誤 食 さ れ やすい 。地衣 類 学 （ ちい るい がく 、 英語 ： lichenology ） は 、 植物 学 から 分岐 し た 学問 領域 の ひとつ で 、 微細 な 藻類 と 糸状 菌 の 複合 体 で ある 地衣 類 を 研究 対象 と する 、 分類 学 、 生理学 、 生態 学 など の 部分 の 集合 体 で ある 。  現在 は 真 核 生物 全体 を 貫く 系統 分類 学 の 植物 の 定義 が 非常 に 流動的 と なっ て い て 藻類 を 植物 と みなす べき か どう か の 判断 が 分かれ て き て おり 、 また 菌類 は むしろ 動物 に 近い 系統 群 で ある こと が 判明 し て いる ため 、 地衣 類 を 植物 と 判断 す べき か どう か は 微妙 な 位置 に ある が 、 歴史 的 経緯 や 組織 運用 の 便宜 上 、 自然 史 系 の 博物館 に 地衣 類 学 の セクション が ある 場合 に は 、 植物 部門 の 中 に 含め て いる こと が 多い 。  地衣 類 を 近代 科学 的 な 分類 学 の 一部分 として 最初 に 研究 し た の は 、 カール ・ フォン・リンネ の 弟子 で あり 、 ｢ 地 衣類 学 の 父 ｣ と 言わ れる スウェーデン 人 植物 学者 の エリク・アカリウス で ある 。 彼 は 以下 の よう な 著書 を 書い て 、 地衣 類 学 を 創始 し た 。  後 の 代表 的 な 地衣 類 学者 に は 、 アメリカ 人 の 植物 学者 エドワード・タッカーマン や ロシア 人 の 進化 生物 学者 コンスタンチン・メレスコフスキー ら が いる 。ニンドウバノヤドリギ （ 忍 冬葉 宿木 、 " Taxillus   nigrans "） は 、 オオバ ヤドリギ 科 （ または ヤドリギ 科 ） マツ グミ 属 の 寄生 植物 。  日本 に は 沖縄 県 の 石垣島 及び 西表島 に 、 日本 国外 に は 台湾 に 分布 する 。 森林 内 で スダジイ （ イタジイ ） や アコウ 等 に 寄生 する 。  常緑 低木 で 、 幹 は 1 m 程 に 成長 する 。 葉 は 対生 で 、 3 - 5 cm 程度 、 卵 状 楕円 形 ～ 楕円 形 、 先端 は 鈍く 尖り 、 基部 は 円 脚 、 革質 。 葉 の 裏面 に は 毛 が 密生 し 、 灰 褐色 ～ 赤褐色 で ある 。 雌雄 同 株 。 花 は 筒 状 で 、 花 被 は 長 さ 2 - 2 . 5 cm 。  近 縁 種 に オオバ ヤドリギ （" S .   yadoriki "） が ある が 、 葉 の 裏面 の 色 と 花 被 が より 短い 点 で 区別 する 。  生育 地 で ある 沖縄 県 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ベラ ドン ナ （ 学名 ：" Atropa   bella - donna "） は 、 ナス 科 オオカミ ナスビ 属 の 草本 。 和名 は 、 「 オオカミ ナスビ 」 、 「 オオハシリドコロ 」 、 「 セイヨウハシリドコロ 」 。  ベラドンナ は 西欧 で 自生 する 多年草 で 、 最近 で は 北 アフリカ および 西 アジア 、 北 アメリカ の 地域 で 帰化 し て いる 。 自生 し て いる 場所 は 山間 の 日陰 など で 、 湿気 が 多く 、 石灰 質 の 肥え た 土壌 の 場所 で 群生 し て いる の を 見る こと が できる 。 早春 に 葉 に 包ま れ た 新芽 を 出し 、 全長 は   40 cm   から   50 cm   程度 、 最高 で   5 m   ほど に も なる 。 花期 は 夏 ぐらい まで で 、 くすん だ 紫色 の 花 を 咲かせる 。 この 花 が 過ぎ た 後 に 緑色 の 実 を つけ 、 1 cm   ほど に 膨らん で 、 黒色 に 熟し て いく 。 この 実は 甘い と いわ れる が 、 猛毒 を 含ん で いる ため 絶対 に 食 し て は いけ ない 。  名前 は 、 イタリア 語 で 「 美しい 女性 」 を 意味 する   " bella   donna "   の 読み そのまま で 、 古く に は 女性 が 瞳孔 を 拡大 さ せる ため の 散 瞳 剤 として 、 この 実 の 抽出 物 を 使用 し た こと に 由来 する 。  栽培 する 際 に 注意 す べき 点 は 、 日光 に 非常 に 弱い ので 日 よ け を する 必要 が ある こと 、 栽培 地 によって は ノミ ハムシ の 一 種 で ある   " Longitarsus   waterhousei "   （ 日本 に は 分布 せ ず ） の 食害 に 遭い やすい ため 、 定期 的 に 農薬 を 散布 する 必要 が ある こと で ある 。 また 、 種子 から の 発芽 は 発芽 抑制 物質 の 存在 の ため に 容易 で は ない こと も 考慮 し なけれ ば なら ない 。  全 草 に 毒 を 含む が 、 根茎 と 根 が 特に 毒性 が 強い 。 また 、 葉 の 表面 に も 油 が 浮い て おり 、 これ に 触れる と かぶれ （ ひどい 場合 は 潰瘍 ） が おきる 。 主 な 毒 の 成分 は トロパンアルカロイド で 、 摂取 し 中毒 を 起こす と 、 嘔吐 や 散 瞳 、 異常 興奮 を 起こし 、 最悪 の 場合 に は 死 に 至る 。 これ は 、 ハシリドコロ 属 の ハシリドコロ など と 同様 の 症状 で ある 。 ベラドンナ の トロパンアルカロイド の 成分 は 、 ヒヨスチアミン や アトロピン （" l "- ヒヨスチアミン   ） 、 他 に ノルヒヨスチアミン 、 スコポラミン 等 が 含ま れる 。 これら の 物質 は 副 交感神経 を 麻痺 さ せる ため 、 先述 の よう な 症状 が 起こる 。 また 、 鳥類 と 鹿 、 ウサギ など の 多く の 動物 は ベラドンナ を 食べ て も 中毒 を 起こさ ない 。 （ 犬 猫 は 中毒 を 起こす ） ベラドンナ を 食べ た 動物 を 人間 が 食べ て 死 に 至っ て しまう 場合 が ある 。  日本 国外 で は 、 実 を ブルーベリー など と 誤認 し 食中毒 を 起こし た 例 が 報告 さ れ て いる 。  用法 ・ 用量 を 守っ て 使用 すれ ば 有用 で あり 、 成分 の 強い 根茎 と 根 は ベラドンナコン （ ベラドンナ 根 ） という 薬品 として 日本 薬局方 に も 収め られ て いる 。 ベラドンナコン に 含ま れる アトロピン は 硫酸 アトロピン の 原料 に なり 、 ベラドンナコン の 成分 を 水 または エタノール に 浸出 さ せ た もの は ベラドンナエキス と 呼ば れる 。 また 、 ベラ ドン ナ 総 アルカロイド 成分 は 鼻 み ず を 抑える 効果 が ある こと から 多く の 市販 鼻炎 薬 に 含ま れる こと が ある ため 、 まれ に 全身 に 発熱 を 伴う 発疹 など の 薬 疹症状 を 呈する こと が ある 。キツネノボタン （ 狐 の 牡丹   " Ranunculus   silerifolius "） は 、 キンポウゲ 科 キンポウゲ 属 の 多年草 。 実 の 形 から コンペイトウグサ と 呼ば れる こと も ある 。  日本 の 北海道 ・ 本州 ・ 四国 ・ 九州 、 朝鮮半島 南部 に 分布 し 、 川 や 水田 の 近く など 湿り気 の ある 土地 に 生える 。  草丈 は 30 - 60 cm 。 根 生葉 は 葉柄 が 長く 、 一つ の 柄 に 3 枚 の 葉 が つき （ 3 出 複葉 ） 、 それぞれ の 小 葉 に 切れ込み が ある 。 茎 生葉 は 上 に いく ほど 柄 が 短い もの が 互生 する 。 5 - 7 月 ごろ 分岐 し た 茎 の 先 に 黄色い 5 弁 の 花 が 咲く 。 花 の 直径 は 1 - 1 . 5 cm で 花弁 に 光沢 が ある の が 特徴 。 花 後 に コンペイトウ の よう な 角 の ある 直径 1 cm ほど の 果実 が つく 。 果実 は 集合 果 で 、 角 状 の 突起 それぞれ が 一つ の 実 で あり 、 その 形状 は 扁平 で 先端 は 鈎 状 に 曲がっ て いる 。  同じ キンポウゲ 属 の ウマノアシガタ や タガラシ と 共通 する 成分 （ ラヌンクリン   ranunculin ） を 含む 有毒 植物 で あり 、 誤っ て 食べる と 口腔 内 や 消化 器 に 炎症 を 起こし 、 茎葉 の 汁 が 皮膚 に つく と かぶれる 。 湿り気 の ある 土地 で 山菜 採り を する 際 は 、 本 種 を いっしょ に 採取 し ない よう に 注意 が 必要 で ある 。 特に セリ と は よく 似 た 環境 に 生育 し 、 葉 の 一部 だけ だ と よく 似 て 見える こと も ある ので 、 気 を つけ た 方 が よい 。  民間 療法 で 皮膚 に 貼る と 関節 痛 に 効く という もの が ある が 、 実際 の 効果 は 不明 。 それ による 皮膚 炎 が 報告 さ れ て おり 、 紅 斑 が でき て 痛み 、 悪化 し て 水疱 、 潰瘍 を 起こす 場合 も ある 。リュウキュウツチトリモチ （ 琉球 土 鳥黐 、 " Balanophora   fungosa "、 シノニム ：" B .   kuroiwai "） と は 、 ツチトリモチ 科 ツチトリモチ 属 の 寄生 植物 。  小型 の 寄生 植物 で 、 12   -   1 月頃 、 高 さ 8   -   15 cm の 植物 体 （ 花茎 ） を 地上 に 出す 。 鱗片 葉 は 橙色 、 地上 に 出 始め の 頃 は 花茎 に 密着 し て いる が 、 次第に 開い て いく 。 地下茎 は 塊状 で 、 皮 目 が ない 。 花茎 は この 地下茎 の 頂 端 から 複数個 出る 。 花序 は 短く て ほぼ 球形 を し て いる 。 雌雄 同 株 で 一つ の 花穂 に 雄花 と 雌花 が 一緒 に つく 。 花穂 （ 花 ） は 球形 から 楕円 形 （ 卵 型 ） で 、 長 さ 1 . 5   –   3   cm 、 普通 は 帯 紅色 。 ごく 微少 な 雌花 が 花穂 の 表面 に 密生 し 、 雄花 は 花穂 の 基部 を 取り巻く よう に つく 。 雄花 の 花 被 は 四 枚 で 、 成熟 後 に 反り返る 。 雄しべ は 四つ ある が 、 互いに 寄り合う ので 花びら の 真ん中 に 雄しべ が 一つ だけ 突き出し て いる よう に 見える 。  石灰岩 地域 の 海岸 林内 で 、 クロヨナ や リュウキュウガキ 、 オオバギ に 寄生 し 、 場所 によって は 森林 の 地表 に 一 面 に 姿 を 見せる 。 南西諸島 で は キイレツチトリモチ も 似 た 場所 に 姿 を 見せる 。  日本 に は 沖縄 県 の 沖縄 諸島 （ 沖縄 島 、 伊計 島 、 久高島 ） 、 宮古 諸島 （ 宮古島 ） 、 八重山諸島 （ 石垣島 、 竹富 島 、 西表 島 、 与那国島 ） 及び 尖閣諸島 （ 魚釣島 、 久場島 ） に 、 日本 国外 に は 台湾 、 フィリピン 、 オセアニア 、 スラウェシ 島 に 分布 する 。  リュウキュウツチトリモチ は 、 牧野 富太郎 により 琉球 諸島 固有 種 の " B .   kuroiwai " と さ れ 、 古い 図鑑 等 で は これ を 採用 し て いる こと が 多い が （ 沖縄 県 、 1997 ・ 多和田 、 1989 ） 、 最近 で は 、 琉球 諸島 及び 東南アジア ・ オセアニナ 等 に 広く 分布 する " B ． fungosa " と 同一 する 事 が 定説 に なっ て いる （ 沖縄 県 、 2006 ） 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に も 掲載 さ れ て いる 。キイレツチトリモチ （ 喜入 土 鳥黐 、 " Balanophora   tobiracola "） と は 、 ツチトリモチ 科 ツチトリモチ 属 の 寄生 植物 。  小型 の 一 年生 あるいは 二 年生 の 寄生 植物 で 、 10 月 下旬   -   11 月 中旬 頃 、 高 さ 3   -   11 cm の 植物 体 （ 花茎 ） を 地上 に 出す 。 全体 が 黄色 で 、 花穂 は やや 細長い 。 鱗片 葉 は 10 枚 前後 で 、 白色   -   黄色 で 葉緑素 を 持た ず 、 小型 。 地下茎 は 塊状 で 、 皮 目 が ない 。 花茎 は この 根茎 の 頂 端 から 3   -   10 個 出る 。 雌雄 同 株 で 、 一つ の 花穂 （ 花 の 集合 体 ） に 雄花 と 雌花 が つく 。 花穂 は 長 卵 形 で 先端 が 細く 尖り 、 黄白 色 。 雌花 が 花穂 の 表面 全体 に 密生 し 、 それ より も 大きい 雄花 は その間 に まばら に 散 生し て いる 。 雄花 は 三 枚 の 花びら が あっ て 、 はっきり 分かる 大き さ を し て いる 。 したがって 、 外見 上 は 塊 の 上 に 花 が 散らばっ た よう な 姿 に なる 。 葉緑素 を 持た ない ため 発芽 し た 種子 の うち 、 寄 主 の 根 に 付着 し た もの だけ が 成長 する 事 が できる 。  海岸 付近 の 低地 林内 で 、 トベラ や シャリンバイ 、 ネズミ モチ 、 ハマヒサカキ 、 リュウキュウクロウメモドキ 等 に 寄生 する 。  和名 の 由来 は 、 1911 年 （ 明治 41 年 ） に 鹿児島 県 揖宿 郡 喜入 町 （ 現 鹿児島 市 ） で 採取 さ れ た 標本 により 、 記載 さ れ た こと に よる 。 なお 、 鹿児島 市 吉野 町 磯 の 生育 地 は 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  日本 に は 九州 （ 長崎 県 、 熊本 県 、 宮崎 県 、 鹿児島 県 ） 、 大隅 諸島 （ 種子島 、 屋久島 ） 、 宇治 群島 、 トカラ 列島 （ 宝島 ） 、 奄美 群島 （ 奄美 大島 、 喜界 島 、 徳之島 、 沖永良部島 ） 、 沖縄 諸島 （ 伊平屋島 ） 、 宮古 諸島 （ 多良間島 ?）、 八重山諸島 （ 石垣島 、 竹富 島 、 西表島 ） に 、 日本 国外 に は 台湾 に 分布 する 。 北限 は 長崎 県 佐世保 市 黒島 。 南西諸島 で は リュウキュウツチトリモチ が よく 似 た 場所 で 見 られ 、 一緒 に 生え て いる こと も ある 。  鹿児島 県 鹿児島 市 吉野 町 磯 の 自生 地 は 、 1921 年 （ 大正 10 年 ） 3 月 3 日 に 、 「 キイレツチトリモチ 産地 」 として 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ホソバノウナギツカミ （ 細 葉 鰻 攫 、 " Persicaria   hastato - auriculata "、 シノニム ：" Polygonum   hastato - auriculata "、" Persicaria   praetermissa "） と は 、 タデ 科 イヌタデ 属 の 草本 。 タデ 属 （" Polygonum "） に 含め られる こと も ある 。  日本 で は 本州 の 関東 地方 以西 から 四国 、 九州 、 沖縄 諸島 に 、 日本 国外 で は 朝鮮 、 台湾 、 中国 、 ヒマラヤ 、 フィリピン 及び スリランカ に 分布 する 。 湖沼 や 湿地 、 田んぼ の 畦 等 に 生育 する 。  一 年 草 で 、 高 さ 30 ～ 80 cm 。 茎 に 稜角 を 持ち 、 基部 は 匍匐 し 、 上部 は 斜 上 する 。 また 、 茎 に は 逆 刺 を 付ける 。 葉 は 互生 、 披針形 で 、 長 さ 4 ～ 10 cm 、 先端 は 尖り 、 基部 は 矛 形 。 また 葉 縁 に 剛毛 を 持つ 。 花期 は 8 ～ 11 月 。 花 は 茎 頂 や 葉腋 から 花軸 を 出し 、 その 先 に まばら な 穂状 に 付く 。 色 は 淡紅 色 。  日本 で は 湿地 等 の 開発 により 自生 地 が 減少 し て いる 他 、 除草 剤 による 影響 も 受け て いる 。  また 、 水中 で も 生育 し やすい ため 、 水槽 等 の 水草 として 用い られる 。  ウナギツカミ の 名 を 持つ 植物 は 、 この イヌタデ 属 に 6 種 ほど ある （ ナツノウナギツカミ 、 ナガバノウナギツカミ など ） 。 いずれ も 湿地 に 生え 、 長く 這い 回り 、 茎 に 逆 棘 が ある 。 滑り やすい ウナギ でも 掴める と の 名 で ある 。 他 種 は 多く は 花 が 頭 状 に つく ので 、 本 種 の まばら な 穂状 の 花 は 独特 で ある 。 その 分 、 見栄え は し ない 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。アラゲタデ （ 荒 毛 蓼 、 " Persicaria   tomentosa "、 シノニム ：" Persicaria   lanatum "、" Persicaria   attenuata "   subsp .   " pulchra "） と は 、 タデ 科 イヌタデ 属 の 草本 。  日本 で は 沖縄 県 の 大東諸島 （ 北大東島 ・ 南大東 島 ） のみ に 、 日本 国外 で は 朝鮮 、 台湾 、 アジア の 熱帯 地域 、 アフリカ と 広く 分布 する 。 湿地 に 生育 する 。 大東諸島 が 北限 。  多年草 で 、 高 さ 60 ～ 100 cm 。 基部 は 匍匐 し 、 上部 は 斜 上し 、 長 さ 2 m 程度 まで 成長 する 。 葉 は 互生 、 披針形 ～ 長 披針形 で 、 長 さ 5 ～ 10 cm 、 先端 は 尖る 。 葉 の 両面 に 白い 絹 毛 を 持つ 。 花 は 穂状 花序 で 、 茎 頂 や 葉腋 から 長 さ 3 ～ 7 cm 花軸 を 出し 、 その 先 に 白色 の 花 を 蜜 に つける 。  日本 で は 生育 地 が 限ら れる 他 、 自生 地 で ある 湿地 の 開発 、 除草 剤 による 影響 で 個体 数 が 減少 し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。オキナワマツバボタン （ 沖縄 松葉牡丹 、 " Portulaca   okinawensis "、 シノニム ：" Portulaca   pilosa "   ssp .   " okinawensis "） と は 、 スベリヒユ 科 スベリヒユ 属 の 多肉 性 草本 。  日本 の 南西諸島 （ 奄美 大島 ～ 沖縄諸島 ） 固有 種 。 海岸 の 石灰岩 上 に 生育 する 。  多年草 で 、 高 さ 5 ～ 10 cm 。 根 は 石灰岩 の 岩盤 に 固着 し 、 太い 根茎 から 茎 が 束 生 する 。 葉 は 互生 、 多 肉質 で 、 狭 楕円 形 ～ 長 楕円 状 楕円 形 、 先端 は 鈍く 尖り 、 長 さ 3 ～ 5 mm と 非常 に 小さい 。 花 は 茎 の 頂 端 に 付き 、 直径 約 1 cm 、 花弁 は 5 枚 、 色 は 黄色 ～ 橙 黄色 。 果実 は 蒴果 （ さく か ） で 、 球形 、 長 さ 約 1 . 7 mm 。  春 に 新芽 を 吹い て 秋 まで 生長 を 続け 、 晩春 から 晩夏 まで 不定期 に 開花 する 。 晩秋 に 茎 の 先端 の 大 部分 が 枯れ 落ち 、 地下 部 と 太い 地上 茎 のみ が 越冬 する 。  減少 要因 として 園芸 採集 が あげ られ て いる が 、 園芸 種 の マツバボタン や ハナ スベリヒユ と 比較 し て 花 が 著しく 小型 で あり 、 しかも 晴天 の 日 に 数 時間 しか 開花 し ない ので 園芸 植物 として の 価値 は 乏しい 。 一般人 が 見 て 興味 を もつ よう な 植物 で は なく 山野 草 として 商業 的 に 採集 販売 さ れ た 事例 も 確認 でき ない 。 沖縄 島 の 有名 な 景勝 地 に 自生 が ある が 、 一般 観光 客 は 採集 する どころか そもそも 存在 に 気付い て い ない よう で 、 頻繁 に 踏みつけ られ て いる 形跡 が ある 。  温度 と 日照 が 保てれ ば 人工 栽培 自体 は 困難 で は なく 、 一般 の 多肉植物 と 同様 に 茎 の 先端 を 切り取っ て さし 芽 を する こと により 容易 に 増殖 できる 。 茎 の 先端 部 は 秋 に は 枯れ 落ち て しまう が 、 晩夏 まで に 採取 すれ ば 新 苗 の 生産 に 利用 する こと が できる 。  また 種子 から も 苗 の 育成 が 可能 で ある 。  ただし 前述 の よう に 育て て も 園芸 的 価値 は 皆無 に 近い 。 また 日本 本土 で は 越冬 に 温室 が 必要 で ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。カワラナデシコ （ 河原撫子 、 ） と は 、 ナデシコ 科 ナデシコ 属 の 多年草 。 秋 の 七草 の 1 つ で ある ナデシコ （ 撫子 ） は 本 （ 変 ） 種 の こと を 指す 。 別名 （ 異名 ） は ナデシコ 、 ヤマトナデシコ  日本 で は 本州 以西 四国 、 九州 に 広く 分布 する ほか 、 沖縄 諸島 （ 久米島 ・ 渡名喜 島 ） に 少数 が 自生 する 。 日本 国外 で は 朝鮮 、 中国 、 台湾 に 分布 する 。 主 に 日当たり の 良い 草原 や 河原 に 生育 する が 、 路傍 や 山地 の 斜面 、 海岸 の 砂浜 等 で も 生育 する 。  多年草 で 、 高 さ 30 ～ 50 cm 。 茎 は 根から 叢生 し 、 節 が 膨らむ 。 葉 は 対生 、 線形 ～ 線 状 披針形 で 長 さ 4 ～ 7 cm 、 先端 は 鋭く 尖り 、 基部 は 茎 を 抱きこみ （ 抱茎 ） 、 無 毛 で 、 粉白 色 を 呈す 。 葉柄 は 無い 。 花期 は 6 ～ 9 月 。 花 は 茎 の 頂 端 に 付き 、 直径 4 ～ 5 cm 、 がく 片 は 3 ～ 4 cm 、 苞 （ ほう ） は 3 ～ 4 対 ある 。 花弁 は 5 枚 で 、 先 が 糸状 に 細 裂 し て いる 。 雄蕊 は 10 本 、 雌蕊 は 花 柱 2 本 。 色 は 、 淡紅 色 が 一般 的 だ が 、 白色 も 多い 。 また 、 淡紅 色 と 白色 が 混ざっ て いる 個体 も ある 。 栽培 し て いる と 白色 の もの が 淡紅 色 に 変化 し たり も する 。  日本 で は 、 自生 地 の 開発 や 園芸 用 の 採集 、 動物 による 食害 、 外来 種 の 影響 等 で 減少 し て いる 地域 も ある 。 また 、 カワラナデシコ は 草原 等 の 開け た 環境 を 好む 種 で あり 、 その よう な 環境 が 遷移 の 進行 に 伴い 、 日当たり の 悪い 陰 的 な 環境 に 変化 する と 生育 に 適さ なく なる 。 これ は 自然 現象 で は ある が 、 昔 は 、 草原 や 山地 、 河原 等 の 環境 は 人 の 手 により 草刈 や 枝打ち 等 さ れ 、 里山 的 な 利用 が 行わ れ て き た 。 これ で 、 日当たり の 良い 開け た 環境 が 継続 し て き た という 背景 が ある 。 近年 の 人間 の 生活 習慣 の 変化 で 、 この よう な 「 人為 的 な かく乱 」 が 行わ れ なく なる と 、 カワラナデシコ に 代表 さ れる 人間 と 密接 な 関係 の ある 普通 種 が 、 その 自生 地 や 個体 数 を 減少 さ せ て しまう 結果 と なり うる 。  秋 の 七草 の 1 つ で ある こと から 分かる よう に 観賞 価値 を 認め られ た 。 栽培 も 行わ れ 、 特に 江戸 時代 に は 変わり 花 の 栽培 が 盛ん で 、 古典 園芸 植物 の 一つ とも なっ て い た が 、 現在 で は ほとんど 見 られ なく なり 、 わずか に 伊勢 ナデシコ と 呼ば れる 一 群 など が 維持 さ れ て いる 。 また 、 他 の ダイアンサス （ ナデシコ ） 類 の 交配 材料 に も 用い られる   。  薬用 として も 利用 さ れ て おり 、 開花 期 の 全 草 を 瞿麦 （ く ばく ） 、 種子 を 乾燥 し た もの を 瞿麦 子 （ くば くし ） と 言い 、 利尿 作用 や 通 経 作用 が ある 。  日本 に は 、 ナデシコ 属   ()   に 属する 種 が 本 変種 の ほか に 生育 する （ ナデシコ # ナデシコ 属 を 参照 ） 。  本 種 カワラナデシコ   ()   の 基 変種 は 、 エゾカワラナデシコ （ 、 蝦夷 河原撫子 ） で あり 、 北海道 及び 本州 の 中部 地方 以北 及び ユーラシア 大陸 に 分布 する 。 本 変種 と の 相違 点 は 、 がく 片 の 長 さ が 2 ～ 3 cm と やや 短く 、 苞 が 2 対 で ある 。 また 、 タカネナデシコ （ 、 高嶺 撫子 ） が 、 同じく 北海道 及び 本州 の 中部 地方 以北 及び ユーラシア 大陸 の 高山 帯 に 分布 し て おり 、 相違 点 は 苞 が 2 対 で 、 草丈 が 低く 10 ～ 30 cm 程度 で ある 。 この よう に 地域 による 変異 が 大きい 種 で ある 。 さらに 、 沖縄 諸島 （ 久米島 ・ 渡名喜 島 ） の 集団 は 、 別 変種 と する 説 も ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ヒメハマナデシコ （ 姫浜 撫子 、 " Dianthus   kiusianus "） と は 、 ナデシコ 科 ナデシコ 属 の 多年草 。  日本 固有 種 で 、 本州 （ 和歌山 県 ） 、 四国 （ 愛媛 県 ） 、 九州 （ 長崎 県 ・ 熊本 県 ・ 大分 県 ・ 宮崎 県 ・ 鹿児島 県 ） 及び 南西諸島 （ 種子島 ～ 徳之島 、 伊江島 、 西表島 ） に 分布 する 。 日当たり の 良い 海岸 の 砂浜 や 岩場 に 生育 する 。  多年草 で 、 高 さ 10 ～ 30 cm 。 茎 は 株 状 で 直立 し 、 根茎 は 木質 で 地面 を 這う か 斜 上 する 。 葉 （ 茎葉 ） は 対生 、 狭長 楕円 形 ～ 倒披針 形 で 長 さ 1 ～ 3 cm 、 先端 は 鋭く 尖る 。 根 生葉 は 倒卵状 楕円 形 ～ へ ら 状 長 楕円 形 で 、 長 さ 3 ～ 5 cm 、 先端 は 鈍く 尖る か 円く なる 。 茎葉 ・ 根 生葉 とも に 葉 縁 に 微 毛 を 生やし 、 表面 は 光沢 の ある 緑色 。 花期 は 4 ～ 9 月 。 花 は 集散 花序 で 、 茎 の 頂 端 に 1 ～ 6 個 付き 、 花弁 は 5 枚 で 、 苞 （ ほう ） の 先 が 短い 針 状 に なる 。 色 は 紅紫 色 。  自生 地 の 開発 や 園芸 用 の 採集 の 影響 で 減少 し て いる 地域 が ある 。  日本 に は 、 ナデシコ 属 （" Dianthus "） に 属する 種 が 本 変種 の ほか に 、 3 種 生育 する （ ナデシコ # ナデシコ 属 を 参照 ） が 、 その 中 でも ハマ ナデシコ （" D .   japonicus "） は 分布 域 、 生育 環境 が 類似 し 、 しばしば 混生 する 。 相違 点 は 、 ハマ ナデシコ の 方 が 背 が 高く 、 花 の 数 が 多く 密 に つき 、 苞 の 先 が 尾 状 に なる 点 で ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。カナビキボク 科   ( Opiliaceae )   は 被子植物 の 科 の ひとつ で 、 寄生 性 の 高木 あるいは 低木 、 10 - 12 属 80 種 が 含ま れる 。  中米 、 南米 と マダガスカル 、 インド から マレーシア 、 ニューギニア 島 、 オーストラリア に 分布 する 。 日本 に は 自生 種 は ない 。  APG 植物 分類 体系 、 クロンキスト 体系 、 新 エングラー 体系 いずれ も ビャクダン 目 に 所属 さ せる 。  APG 体系 で は ビャクダン 科 と 姉妹 群 に ある と する 。  10 属 を 認める 場合 の 例 を 示す 。  " Agonandra ",   " Cansjera ",   " Champereia ",   " Gjellerupia ",   " Lepionurus ",   " Melientha ",   " Opilia ",   " Pentarhopalopilia ",   " Rhopalopilia ",   " Urobotrya "オカヒジキ （ 陸 鹿尾菜 、 陸 羊 栖菜 、 学名 ：" Salsola   komarovii "） と は 、 ヒユ 科 オカヒジキ 属 の 一 年 草 。 別名 ミルナ （ 水松 菜 ） 。  日本 で は 北海道 から 本州 、 四国 、 九州 及び 南西諸島 （ 種子島 ～ 与那国島 ） に 、 日本 国外 で は 朝鮮 や 東アジア に 分布 する 。 日当たり の 良い 海岸 の 砂浜 や 砂礫 地 、 塩 生地 等 に 生育 する 。  一 年 草 で 、 高 さ 20   -   30 cm 。 茎 は 斜 上 又は 匍匐 する 。 葉 は 互生 、 多 肉質 で 、 線 状 円柱 形 で 、 長 さ 1 . 5 cm 前後 、 先端 は 刺 状 、 葉 縁 は 全 縁 、 無 毛 。 葉柄 は 無い 。 花期 は 7 月 から 10 月 。 花 は 葉腋 に 1 個 付け 、 花 被 片 は 5 枚 、 色 は 淡 緑色 。 果実 は 乳白色 。  和名 の 由来 は 、 多 肉質 の 葉 が 海藻 の ヒジキ に 似 て おり 、 陸上 （ おか ） に 生育 する こと から 。 また 、 別名 の ミルナ も 同じく 海藻 の ミル に 似 て いる こと に 由来 する 。  海岸 の 開発 により 自生 地 が 減少 し て いる 地域 も ある 。  食用 に なり 、 若い 葉 や 茎 を 茹で て 食し 、 しばしば 栽培 さ れ て いる 。 海岸 に 自生 し て いる もの は 、 生 で 齧る と 塩気 が 効い て キャベツ の 浅 漬け の よう な 味 が する 。 本 種 そのもの は 特に 味 に 主張 が 無く おひたし や 和え物 など として 食す 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。クロボウモドキ （" Polyalthia   liukiuensis "） と は 、 バン レイシ 科 クロボウモドキ 属 の 高木 。 和名 の 「 クロ ボウ 」 と は カキノキ 科 の リュウキュウガキ の 沖縄 方言 で ある 。  日本 で は 沖縄 県 の 八重山諸島 （ 西表島 及び 波照間島 ） に 、 日本 国外 で は 台湾 の 蘭 嶼 に 分布 する 。 低地 の 石灰岩 地 の 森林 内 に 生育 する 。 また 、 波照間島 の 御嶽 林 に は クロボウモドキ の 純 林 が ある 。  常緑 高木 で 、 樹 高 15 m 。 幹 は 直立 し 、 樹皮 は 黒褐色 。 葉 は 互生 、 長 楕円 形 、 革質 で 、 長 さ 15 ～ 25 cm 、 先端 は 尖り 、 基部 は 円形 、 無 毛 で 、 表面 は 光沢 が ある 。 果実 は 枕 状 楕円 形 、 長 さ 3 ～ 4 cm 、 熟す と 赤色 から 黒色 に なる 。 種子 は 枕 形 、 直径 1 . 5 ～ 2 cm 、 長 さ 2 ～ 3 cm 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ケスナヅル （ 毛 砂 蔓 、 " Cassytha   pubescens "、 シノニム ：" Cassytha   filiflormis "   var .   " duipraticola "） と は 、 クスノキ 科 スナヅル 属 の つる 性 寄生 植物 。  日本 で は 、 沖縄 諸島 （ 沖縄 島 、 伊平屋 島 、 伊是名島 ） に 、 日本 国外 で は オーストラリア に 分布 する 。 日当り の よい 低木 林 等 で 、 オオマツバシバ や シバ ニッケイ 等 に 寄生 する 。  つる 性 寄生 植物 で 、 長 さ 3 ～ 5 m 。 茎 は 直径 1 mm 程度 で 、 匍匐 し 、 その 名 の 通り 褐色 の 毛 を 持つ 。 葉 は 鱗片 葉 で 目立た ない 。 花 は 穂状 花序 で 、 長 さ 1 cm の 花序 の 先 に 2 ～ 5 個 付ける 。 果実 は 、 球形 、 直径 5 mm 。  日本 に は 、 同属 に 、 ケスナヅル を 含め て 3 種 （ 2 種 3 変種 と する 説 も ある 。 ） が 生育 する 。 スナヅル は 、 ケスナヅル の 基 変種 で 、 茎 が 太 さ 1 ～ 2 mm 、 無 毛 で 、 色 は 緑色 を し て いる 。 また 、 イトスナヅル は ケスナヅル より も 細く 、 茎 は 直径 0 . 3 ～ 0 . 5 mm 、 無 毛 で 、 色 は 赤 黄色 で ある 。 沖縄 県 の 伊是名島 で は この 3 （ 変 ） 種 が 、 1 つ の 島 に 分布 し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。イトスナヅル （ 糸 砂 蔓 、 " Cassytha   glabella "、 シノニム ：" Cassytha   pergracilis "   ( Hatusima )   Hatusima ） と は 、 クスノキ 科 スナヅル 属 の つる 性 寄生 植物 。  日本 で は 、 沖縄 諸島 （ 伊是名島 ・ 久米 島 ） に 、 日本 国外 で は オーストラリア に 分布 する 。 日当り の よい 低木 林 等 で 、 オオマツバシバ に 寄生 する 。  つる 性 寄生 植物 で 、 長 さ 3 ～ 5 m 。 茎 は 直径 0 . 3 ～ 0 . 5 mm 程度 で 、 匍匐 し 、 無 毛 。 葉 は 鱗片 葉 で 目立た ない 。 花 は 穂状 花序 で 、 長 さ 1 cm の 花序 の 先 に 2 ～ 3 個 付け 、 色 は 乳白色 。 果実 （ 核果 ） は 、 広 楕円 形 、 直径 3 . 5 mm 。  日本 に は 、 同属 に 、 イトスナヅル を 含め て 3 種 （ 2 種 3 変種 と する 説 も ある 。 ） が 生育 する 。 イトスナヅル は この 3 （ 変 ） 種 の 中 で 最も 茎 が 細く 、 分布 域 が 限ら れ て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。スナヅル （ 砂 蔓 、 " Cassytha   filiformis "） と は 、 クスノキ 科 スナヅル 属 の つる 性 寄生 植物 。 別名 シマネナシカズラ 。 なお 、 ネナシカズラ は ヒルガオ 科 の つる 性 寄生 植物 で ある 。  学名 について は 、 日本 の 環境 に 適応 し 、 分化 し た 別種 という 説 も ある 。  日本 で は 小笠原諸島 、 九州 南部 、 南西諸島 （ 屋久島 ～ 尖閣諸島 ） に 分布 する 。 ただし 四国 の 高知 県 （ 2016 年 に 室戸 市 ） で も 生育 が 確認 さ れ た 。 日本 国外 で は 台湾 、 中国 南部 、 南 アメリカ 、 中央 アメリカ 、 ハワイ 、 フロリダ に 分布 する 。 主 に 日当り の よい 海岸 の 砂浜 に 生育 する 。 寄 主 は 多く 、 日本 で は 主 に グンバイヒルガオ や ハマゴウ 等 の 海浜 植物 に 寄生 する 。  つる 性 寄生 植物 で 、 長 さ 3 ～ 5 m 。 茎 は 直径 1 ～ 2 mm 程度 で 、 匍匐 し 、 緑色 から 黄 褐色 、 無 毛 。 外見 で は ネナシカズラ 類 に 似 て いる が 、 その 感触 は かなり 硬く 、 全 草 に 葉 緑 体 を 含む ため 光合成 が できる 。 葉 は 鱗片 葉 で 目立た ない 。 花 は 穂状 花序 で 、 長 さ 3 ～ 4 cm の 花序 の 先 に 直径 3 mm 程度 の 淡 黄色 の 花 を 付ける 。 果実 （ 核果 ） は 球形 で 、 直径 6 ～ 7 mm 、 色 は 緑 ～ 淡 黄色 。 熟 する と 褐変 し て 一 個 の 黒色 の 殻 に 覆わ れ た 種子 を 露出 する 。  南西諸島 で は 海岸 で ごく 普通 に 見 られ 、 砂浜 の 海浜 植物 群落 を 覆う よう に 這い 回っ たり 、 岩上 の 植物 に 絡ん で 崖 に 垂れ下がっ たり し て いる の を よく 見かける 。 植物 社会 学 の 観点 から は 、 沖縄 県 の 海岸 に クロイワザサ   -   スナヅル 群落 を 認め 、 これ は 海岸 側 の ハマニガナ   -   ハマボウフウ 群落 と 内陸 側 の クサトベラ 群落 の 間 に 出現 する もの と し て いる 。 この よう な 群落 名 に 寄生 植物 が 入る 例 は 珍しい 。  海外 の 生育 地 で は 果樹 や 花卉 など に 寄生 し て 収穫 量 を 減らす など 問題 化 し て おり 、 沖縄 において も パイナップル など へ の 被害 を 危惧 する 声 も ある 。  カッシフィリン （ Cassyfiline ） など の アルカロイド を 含み 、 台湾 及び アフリカ で は 薬用 として 用い られる 。 茎 は 切る と クスノキ 様 の 香気 を 発する 。  日本 に は 、 同属 に 、 スナヅル を 含め て 3 種 （ 2 種 3 変種 と する 説 も ある ） が 生育 する 。 スナヅル が これら の 中 で 茎 が 最も 太く 、 分布 域 が 広い 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。マルバニッケイ （ 丸 葉 肉桂 、 " Cinnamomum   daphnoides "） と は 、 クスノキ 科 ニッケイ 属 の 常緑 亜高木 。 別名 コウチニッケイ 。  日本 固有 種 で 、 九州 （ 福岡 県 、 長崎 県 、 鹿児島 県 ） 及び 南西諸島 （ 種子島 ～ 硫黄鳥島 ） に 分布 する 。 主 に 海岸 林 や 山頂 部 等 の 風 衝地 に 生育 し 、 種子島 から トカラ 列島 にかけて 、 特徴 的 な 海岸 低木 林 を 成立 さ せる 。 また 、 庭木 など に も 利用 さ れ て おり 、 自生 地 以外 でも 見る こと が できる 。  常緑 亜高木 で 、 樹 高 10 m に 達する 。 幹 は 枝 を 多数 分 枝 する 。 若 枝 は 四 稜 形 で 絹 毛 が 密生 する 。 葉 は 対生 または 互生 、 倒卵形 で 、 長 さ 3 ～ 4 cm 、 先端 は 丸く 、 革質 で 、 三 行 脈 が あり 、 裏面 に 絹 毛 が 密生 する 。 花期 は 5 ～ 6 月 。 花序 は 長 梗 を 有し 、 絹 毛 が 密生 する 。 果実 （ 液 果 ） は 楕円 形 、 長 さ 約 9 mm 、 熟す と 黒 紫色 に なる 。 また 、 ニッケイ 属 の 特徴 で ある 芳香 も 、 樹皮 と 葉 に ある 。  マルバニッケイ は 、 同属 で 本土 に 普通 に 見 られる ヤブ ニッケイ 等 と 比べ て 、 葉 の 大き さ が 半分 か それ 以下 と ずいぶん 小さい の が 特徴 で ある 。 同様 に 葉 の 小さい もの に 奄美 大島 以南 の 琉球 列島 に シバ ニッケイ （" Cinnamomum   doederleinii "   Engler  ） が 分布 し 、 マルバニッケイ に 似 て いる が 葉 の 裏 の 毛 が 少ない 。 また 、 奄美 大島 や 慶 良 間 諸島 に は 両者 の 中間 的 な ケシバニッケイ （" C .   doederleinii "   Engl .   var .   " pseudodaphnoides "   Hatusima ） が 分布 する 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。オキナワコウバシ （ 沖縄 香ばし 、 " Lindera   communis "   var .   " okinawensis "） と は 、 クスノキ 科 クロモジ 属 の 常緑 亜高木 。 別名 オキナワヤマコウバシ （ 沖縄 山 香ばし ） 。  日本 の 固有 変種 で 、 沖縄 島 及び 石垣島 に 分布 する 。 主として 低地 から 山地 の 石灰岩 地 に 生育 する が 、 石垣島 で は 非 石灰岩 地 に 生育 する 。  常緑 亜高木 。 若 枝 に は 伏 毛 が ある が 、 成長 する と 無 毛 と なる 。 葉 は 互生 、 倒披針 状 楕円 形 で 、 長 さ 4 ～ 8 cm 、 側 脈 は 4 ～ 5 対 で 、 裏面 は 隆起 する 。 葉 の 裏面 は 灰白色 。 花 は 傘 形 花序 で 、 総 花梗 の 長 さ は 2 ～ 3 cm 、 小 花梗 の 長 さ は 2 mm 、 色 は 淡 黄 緑色 。 果実 は 球形 で 、 直径 6 mm 、 熟す と 深紅 色 に なる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ショウキラン （ 鍾馗 蘭 、 学名 :" Yoania   japonica "） は ラン 科 ショウキラン 属 の 多年草 。 葉 緑 体 を 持た ず 菌類 に 寄生 する 腐 生 植物 。 なお 、 ヒガンバナ 属 の ショウキズイセン の 別名 で も ある 。 ここ で は ラン 科 植物 の 方 について 述べる 。  通年 地下茎 の 形 で 成育 し 、 7 - 8 月 の 花期 のみ 花茎 を 地上 に 伸ばし 、 花 を 咲かせる 。 花茎 の 高 さ は 10 - 25 cm で あり 、 鱗片 状 の 葉 を 持つ が 目立た ない ので 、 地表 から 唐突 に 花序 だけ が 生え た 姿 に 見える 。 花 は 美しい ピンク色 を し て おり 、 1 週間 程度 で 黒く しおれる 。 腐 生 植物 で あり 、 光合成 を 行わ ず 、 菌 根 を 形成 し 、 共生 により 栄養 を 得 て いる 。  腐 生 植物 の ラン 科 は 数多い が 、 多く は 黒っぽい 褐色 、 あるいは 白っぽい もの で あり 、 この よう に 華やか な 色 の もの は 珍しい 。 別 の 意味 で 派手 な もの に ツチ アケビ が ある 。 名前 は 、 花 の 形 を 烏帽子 を かぶっ た 鍾馗 の 姿 に 見立て た もの 。  北海道 西南 部 、 本州 、 四国 、 九州 、 屋久島 に 広く 分布 し 、 山地 の 比較的 日当たり が 悪い 場所 に 生育 する 。 大分 県 や 山口 県 ほか 数 県 で レッドデータブック の 絶滅 危惧 種 に 指定 さ れ て いる 。  近 縁 種 に 、 キバナノショウキラン (" Yoania   amagiensis ")   環境省 の 絶滅 危惧 IB 類 、 シナノショウキラン (   " Y .   flava ")   環境省 の 絶滅 危惧 IB 類 が ある が 、 ともに 個体 数 は 少ない 。  この 属 の 人工 栽培 の ため に は ラン 菌 根 菌 と の 共生 状態 を 作る 必要 が あり 、 キバナショウキラン において 研究 が かつて 行わ れ た 。  類似 し た 名 を 持つ もの に 、 エンレイショウキラン (" Acanthephippium   yamamotoi ")   環境省 の 絶滅 危惧 IA 類 、 タイワンショウキラン (   "   A .   sylhetense ")   環境省 の 絶滅 危惧 IA 類 が ある が 、 別 属 で あり 、 腐 生 植物 で は ない 。リュウキュウヒキノカサ （ 琉球 蛙 の 傘 、 " Ranunculus   ternatus "   var .   " lutchuensis "） と は 、 キンポウゲ 科 キンポウゲ 属 の 多年草 。  日本 の 固有 変種 で 、 南西諸島 の 喜界 島 、 徳之島 、 沖永良部 島 、 沖縄 島 、 伊江島 及び 瀬底 島 に 分布 する 。 やや 湿っ た 原野 や 林 縁 、 路傍 等 に 生育 する 。  多年草 で 、 高 さ 15 ～ 30 cm 。 ひ げ 状 に のびる 根 と 紡錘形 に 肥大 し た 根 を 持つ 。 根 出 葉 は 、 3 出 または 無 分 枝 で 、 長 さ 1 ～ 3 cm 。 葉柄 は 長 さ 2 ～ 5 cm 。 花茎 は 1 ～ 5 本 。 花 は 花茎 の 先端 に 付き 、 直径 12 ～ 17 mm 、 花弁 は 5 枚 、 倒卵形 で 長 さ 6 ～ 7 mm 、 色 は 黄色 で 、 基部 に 蜜 腺 が ある 。 果実 は 集合 果 で 、 広 楕円 形 、 長 さ 4 ～ 7 mm 。  和名 の 由来 は 、 やや 湿っ た 場所 を 好む 本 変種 の 花 を カエル （ 蛙 ） の 傘 に 見立て た 事 に よる 。  リュウキュウヒキノカサ の 基 変種 で ある ヒキノカサ （" R .   ternatus "） は 、 日本 で は 本州 ～ 九州 、 日本 国外 で は 中国 、 台湾 、 朝鮮 に 分布 し 、 リュウキュウヒキノカサ より も 大型 で ある 。  また 、 沖縄 島 北部 に 八重咲 の 品種 ヤエリュウキュウヒキノカサ が 生育 する 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。植物 に関する カテゴリ の 目次 。  か  き  く  こ  さ  し  せ  そ  あ  い  う  え  お  か  き  く  け  こ  さ  し  す  せ  た  ち  つ  て  と  な  に  ぬ  ね  の  は  ひ  ふ  へ  ほ  ま  み  む  め  も  や  ゆ  ら  り  ろ  主要 な 分野 の カテゴリ を ツリー 形式 で 示す 。  Category : 植物  < Categorytree > 植物 </ Categorytree >コバイケイソウ （ 小梅 蕙草 、 学名 ：" Veratrum   stamineum "） は ユリ 科 シュロソウ 属 の 多年草 。 新しい APG 植物 分類 体系 で は 、 シュロソウ 属 は 、 ユリ 目 メランチウム 科 に 分類 さ れる 。  山地 草本 の 中 で は 大型 で 、 高 さ は 1 m ほど に なる 。 6 月 から 8 月 に 穂 の 先 に 白い 花 を つける 。 花茎 の 先端 部 は 両性 花 、 横 に 伸びる 花 は 雄花 で ある 。 群生 する こと が 多く 、 初夏 の 山 を 代表 する 花 の 一つ 。 光沢 が あり 、 硬く 葉脈 が はっきり と し た 長 楕円 形 の 葉 が 互生 する 。  有毒 で あり 、 全 草 に プロトベラトリン 等 の アルカロイド 系 の 毒 成分 を 持つ 。 誤 食する と 嘔吐 や 痙攣 を 起こし 、 血管 拡張 から 血圧 降下 を 経 て 、 重 篤 な 場合 死 に 至る 。 若芽 は 山菜 の オオバギボウシ や ノ カンゾウ の 若芽 に 似 て おり 、 誤 食 による 食中毒 が 毎年 の よう に 発生 し て いる ため 注意 が 必要  名前 の 由来 は 、 花 が 梅 に 似 て おり 、 葉 が 蕙蘭 に 似 て いる ため 。  日本 の 本州 中部 地方 以北 、 北海道 に 分布 し 、 山地 から 亜 高山 の 草地 や 湿地 の よう な 、 比較的 湿気 の 多い ところ に 生える 。アキカラマツ （ 秋 唐松 、 秋 落葉松 、 " Thalictrum   minus "   var .   " hypoleucum "） と は 、 キンポウゲ 科 カラマツソウ 属 の 多年草 。 別名 タカトウグサ （ 高遠 草 ） 。  初夏 から 秋 にかけて 、 カラマツ の 葉 を 思わ せる 黄 緑色 の 小さな 花 を 枝 先 に 群がる よう に 咲かせる こと から 、 「 秋 カラマツ 」 の 名 が 生まれ た と さ れる 。  日本 で は 北海道 、 本州 、 四国 、 九州 、 南西諸島 に 、 日本 国外 で は 朝鮮 、 中国 に 分布 する 。 水はけ が よい 日当たり の よい 場所 を 好み 、 主 に 草原 や 路傍 、 丘陵 地 など に 生育 する が 、 沖縄 島 で は 山地 に 生育 する 。  多年草 で 、 高 さ 60 〜 130 cm に なり 、 茎 は 直立 し 上部 で 枝分かれ する 。 葉 は 、 互生 で 3 出 複葉 。 小 葉 は 円形 〜 広 卵 形 、 扇形 など 様々 で 先端 は 2 〜 3 裂 し 、 長 さ は 約 1 cm 。 花期 は 7 〜 10 月 。 花序 は 円錐 花序 で 、 茎 の 頂 端 に 付き 、 多数 の 淡 黄白 色 の 小 花 を つける 。 花弁 は 無く 、 花弁 の よう に 見える 長 さ 2 mm 、 長 楕円 形 の がく 片 が 3 〜 4 枚 付き 、 開花 する と 落ち て 糸状 の 雄しべ が 多数 つき 、 長く 目立つ 。 果実 は 痩果 で 紡錘形 で 枝 は なく 、 長 さ 約 3 mm で 筋 が 目立ち 、 2 〜 4 個 ほど が 集まる 。  なお 、 奄美 大島 と 沖永良部島 の 分布 について は 、 標本 が 無く 疑問 視 さ れ て いる 。 沖縄 島 産 の もの は 、 北海道 〜 九州 産 の もの と 比べ 、 高 さ 15 〜 30 cm と 小形 で あり 、 生育 環境 も 違う こと から 詳しい 調査 が 必要 で ある と さ れ て いる （ 沖縄 県 、 2006 年 ） 。  カラマツソウ に 似る が 、 カラマツソウ の 花 が 白色 に対して 、 本 種 は 黄色 み を 帯び て いる 。  コムギ の 赤さび 病菌 の 中間 宿主 植物 と なっ て いる 。  民間 薬 として 胃腸 薬 等 に 用い られ 、 茎 を 天日 で 乾燥 さ せ て もの を 煎じ て 服用 する と 、 腹痛 など 、 下痢 止め 、 食あたり 食欲 不振 など に 効能 が ある と さ れる 。 地上 部 の 茎葉 部 を 刈り取っ て 日干し に し た もの に 、 マグノフロリン （ アルカロイド ） 、 タカトニン など を 含ん で おり 、 これら の 成分 は 苦み が 強い ため 口内 の 味覚 神経 を 刺激 し て 胃 の 粘膜 に 直接 作用 する こと から 、 胃液 の 分泌 を 促し て 胃 の 活動 を 活発 化 さ せる こと によって 、 健 胃 や 整 腸 に 役立つ と 考え られ て いる 。 なお 、 生育 地 により 含有 成分 に 差違 が 生じ て いる と する 報告 が ある 。  一方 、 同じ キンポウゲ 科 の カラマツソウ 、 オオカラマツ 、 シキンカラマツ 、 ツクシ カラマツ など は 、 作用 の 激しい 成分 を 含む 毒草 として 扱わ れ て いる ため 薬用 に は 用い られ ない 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。サダソウ （ 佐田 草 、 " Peperomia   japonica "） と は 、 コショウ 科 サダソウ 属 の 多年草 。 別名 スナゴショウ 、 サタソウ 。  日本 で は 四国 以西 、 九州 、 南西諸島 に 、 日本 国外 で は 台湾 に 分布 する 。 山地 から 海岸 の 岩場 や 石灰岩 地 に 生育 する 。 切り立っ た 際 の 側壁 など に 着生 的 に 生育 する 。  多 肉質 の 多年草 で 、 高 さ 15 ～ 40 cm 。 茎 は 直立 し 、 わずか に 分 枝 する 。 葉 は 対生 または 3 ～ 5 輪 生 、 倒卵形 ～ 倒卵状 楕円 形 で 、 長 さ 1 ～ 4 . 5 cm 、 先端 は 円 頭 または 鈍く 尖り 、 光沢 が ある 。 葉柄 は 3 ～ 8 mm 。 全体 に 短 毛 が ある 。 葉 は 多 肉質 で 厚み が あり 、 それ が 茎 に まばら に つい て いる 様子 は 独特 。  花序 は 肉 穂 花序 で 、 長 さ 3 ～ 12 cm 、 茎 の 先端 または 葉 の 付け根 から 出 て 直立 する 。 花 は 、 小さく て 目立た ない 。  和名 の 由来 は 、 鹿児島 県 の 佐多岬 で 発見 さ れ た こと に よる 。  オキナワスナゴショウ （" P .   okinawensis "） が 九州 南部 ～ 南西 諸島 に 分布 する 。 サダソウ は 短 毛 を 持つ が 、 本 種 は 毛 を 持た ない 。 初島 は 本 種 を サダソウ の 品種 ケナシサタソウ （ ケナシサダソウ 、 f .   " okinawensis "） に し て おり 、 沖縄 県 版 レッドデータブック で は こちら を 採用 し て いる 。 環境省 版 RDB で は オキナワスナゴショウ として 絶滅 危惧 IA 類 に 、 沖縄 県 版 RDB で は ケナシサタソウ として 絶滅 危惧 II 類 に 評価 さ れ て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ヤブガラシ （ 藪 枯らし 、 " Cayratia   japonica "） は 、 ブドウ 科 ヤブガラシ 属 の 一 種 で ある 。 つる 植物 で 、 日本 で は よく 見かける 雑草 で ある 。 標準 和名 は ヤブ カラシ 。  和名 は 藪 を 覆っ て 枯らし て しまう ほど の 生育 の 旺盛 さ を 示し て いる 。 別名 ビンボウカズラ （ 貧乏 葛 ） と も 呼ば れ 、 その 意味 として は 、 庭 の 手入れ どころ で は ない 貧乏 な 人 の 住処 に 生い茂る 、 あるいは この 植物 に 絡ま れ た 家屋 が 貧相 に 見える 、 または この 植物 が 茂っ た こと が 原因 で 貧乏 に なっ て しまう 、 など の 意味 に 解釈 さ れ て いる 。  多年草 。 道端 、 林 縁 、 荒れ地 など に 生え 、 市街地 で は 公園 の フェンス など に よく 絡まっ て いる 。  つる の 長 さ は   2   ないし   3   メートル 。 葉 と 対生 する 巻き ひ げ が 伸び て 他 の もの に 巻き付き 、 覆い 被さっ て 葉 を 茂ら せる 。  葉 は 5 枚 の 小 葉 から なる 鳥 足 状 複葉 が 互生 する 。 それぞれ の 小 葉 は 縁 に 鋸歯 の ある 先 の とがっ た 卵 形 。  花 は 葉 と 対生 する 散 房 状 の 集散 花序 につき   6   -   8 月 ごろ 徐々に 開花 する 。 花 は 直径 約   5   ミリメートル で 薄 緑色 の 花弁 4 枚 と 雄蕊 が 4 本 雌蕊 が 1 本 ある 。 花弁 と 雄蕊 は 開花 後 半日 ほど で 散っ て しまい 、 白色 の 雌蕊 が 中央 に 立っ た 直径 約   3   ミリメートル の 橙色 の 花 盤 （ 盤 状 の 花 托 ） が 残る 。 この 花 盤 は 蜜 が 豊富 で 、 蜂 や 蝶 など の 昆虫 が よく 集まる 。  日本 国外 で は 東アジア から 東南アジア 、 日本 国内 で は 北海道 西南 部 から 南西諸島 まで 分布 する 。 関東 以北 は すべて 3 倍 体 で 実 を 付け ない が 、 中部 以西 に は 実 を 付ける 2 倍 体 が まじる 。 球状 の 液 果 で 、 最初 薄 緑色 の もの が 熟す と つや の ある 黒色 に なる 。  若芽 は 茹で て あく 抜き する と 食用 に なる 。 漢 名 は 「 烏 歛苺 （ ウレンボ ） 」 で 、 根 は 利尿 ・ 解毒 ・ 鎮痛 など に 薬効 の ある 生薬 として 利用 し て いる 。  駆除 が 困難 な 草 で ある 。 地上 部 を 抜き取っ て も 土中 に 根茎 を 残す と 春 から 夏 にかけて 盛ん に 芽 を 出す 。 地下茎 は 横 に 長く 伸びる ため 、 一度 広がっ て しまう と 、 その 土地 から 完全 に 取り除く の は 難事 で ある 。コウシュンウマノスズクサ （" Aristolochia   tubiflora "、 シノニム " Aristolochia   zollingeriana "） と は 、 ウマノスズクサ 科 ウマノスズクサ 属 の 多年 性 つる 植物 。  日本 で は 琉球 諸島 の 宮古 諸島 と 魚釣島 に 、 日本 国外 で は 台湾 、 中国 、 東南アジア に 分布 する 。 低地 の 林 縁 等 に 生育 する 。  多年 性 つる 植物 で 、 長 さ 5 m に も 達する 。 葉 は 互生 、 卵 形 ～ 卵 状 楕円 形 で 、 長 さ 5 ～ 10   cm 、 先端 が 尖り 、 基部 は 心 脚 、 上面 は 光沢 が あり 、 裏面 は 淡白 色 。 葉柄 は 5 cm 程度 。 花 は 、 筒 形 で 基部 は 丸く ふくれ 、 長 さ 3 cm 、 直径 0 . 5 mm 、 色 は 黄 褐色 。  他 の ウマノスズクサ 属 の 植物 と 同様 に アルカロイド 系 の 毒 を 生成 する 。 ジャコウアゲハ や ベニモンアゲハ は 、 コウシュンウマノスズクサ を 食 草 と し 、 体内 に 有毒 成分 を 蓄積 する 事 で 、 鳥 など に 捕食 さ れ ない よう に し て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。光 周 性 （ こう しゅう せい ） と は 、 昼 の 長 さ （ 明 期 ） と 夜 の 長 さ （ 暗 期 ） の 変化 に 応じ て 生物 が 示す 現象 で ある 。 北半球 で は 、 昼 の 長 さ （ 日長 ） は 夏至 で 最長 と なり 、 冬至 で 最短 と なる 。 生物 は 、 この よう な 日長 変化 を 感知 する こと で 、 季節 に 応じ た 年 周期 的 な 反応 を 行う と 考え られ て いる 。  光 周 性 は 、 1920 年 に ガーナー ( Garner )( 米 ) と アラー ド ( Allard )( 米 ) によって 発見 さ れ た 。 彼ら は 、 同じ ダイズ の 種子 を 少し ずつ 時期 を ずらし て 蒔い た ところ 、 それぞれ 生育 期間 が 異なる に も かかわら ず 、 どの 個体 も ほぼ 同じ 時期 に 花 を 咲かせる こと に 気づい た 。 この こと から 、 花芽 の 形成 時期 を 制御 し て いる 条件 が 、 土壌 の 栄養 状態 や 空気 中 の 二酸化炭素 濃度 など で は なく 、 日照 時間 （ 正確 に は 明 期 の 長 さ で は なく 暗 期 の 長 さ ） で ある こと を 発見 し 、 Photoperiodic   Response   （ 光 周期 的 反応 ） と し た の で ある 。  日長 の 変化 が 動植物 の ホルモン 生成 と 分泌 に 影響 し て 生じる と 考え られ て いる 。  動物 ・ 植物 を 問わ ず 、 多く の 生物 で 光 周 性 が 認め られる 。 動物 で は 渡り や 回遊 、 生殖 腺 の 発達 、 休眠 、 毛 変わり など 、 植物 で は 花芽 の 形成 、 塊根 ・ 塊茎 の 形成 、 落葉 、 休眠 など が 光 周 性 によって 支配 さ れ て いる 。 中でも 花芽 の 形成 と 光 周 性 の 関係 について は 最も 研究 が 進ん で おり 、 有名 で ある 。  なお 、 動物 の 夜行 性 ・ 昼 行 性 や オジギソウ の 葉 の 開閉 など の 、 一 日 を 単位 と する 周期 的 反応 は 日 周 性 と 呼ば れ 、 生物 の 体内 時計 に よる 。  年 周期 的 に 変化 する 外的 要因 に は 、 日長 の ほか に 気温 が ある が 、 気温 は 日長 に 比べ て 不安定 な 要因 で あり 、 日 によって は しばしば 一 か月 前 や 後 の 平均 気温 を 示す こと も めずらしく ない 。 したがって 、 気温 の 変化 によって 花芽 の 形成 や 落葉 など の 時期 が 決定 さ れ て しまう と 、 季節はずれ の 時期 に 花 が 咲い たり 、 葉 が 落ち たり し て しまう こと に なり かね ない 。 生物 の 年 周期 的 な 反応 は 、 花芽 の 形成 に しろ 生殖 腺 の 発達 に しろ 、 生存 上 重要 な もの が 多い 。  光 周 性 に も いくつ か の 種類 が ある ため 、 これ を 用い て 生物 を 分類 する こと が ある 。  一 日 の 日長 が 一定 時間 （ 限界 日長 ） より 長く なら ない と 反応 が 起き ない こと を 長日 性 と いい 、 花芽 の 形成 が 長日 性 で ある 植物 の こと 。 （ 正しく は 、 長日 植物 と は 、 連続 し た 暗 期 が 一定 時間 （ 限界 暗 期 ） より 短く なる と 花芽 が 形成 さ れる 植物 の こと で ある 。 ）  例 として アブラナ 、 ホウレンソウ 、 コムギ など が 挙げ られる 。  一 日 の 日長 が 一定 時間 （ 限界 日長 ） より 短く なら ない と 反応 が 起き ない こと を 短 日 性 と いい 、 花芽 の 形成 が 短 日 性 で ある 植物 の こと 。 （ 正しく は 、 短 日 植物 と は 、 連続 し た 暗 期 が 一定 時間 （ 限界 暗 期 ） より 長く なる と 花芽 が 形成 さ れる 植物 の こと で ある 。 ）  例 として アサガオ 、 キク 、 オナモミ 、 コスモス など が 挙げ られる 。  一 日 の 日長 （ 暗 期 ） と 反応 が 無関係 で ある こと を 中性 と いい 、 花芽 の 形成 が 中性 で ある 植物 を 中性 植物 と いう 。 例 として トウモロコシ 、 キュウリ 、 トマト 、 エンドウ など が 挙げ られる 。  人工 的 な 照明 で 明 期 を 長く する （ 暗 期 を 短く する ） こと で 花芽 形成 を 遅らせる こと を 長日 処理 と いい 、 電 照 菊 など に 応用 さ れ て いる 。  また 、 太陽光 を 遮断 し 、 暗 期 を 長く する こと で 花芽 形成 を 促進 する こと を 短 日 処理 と いう 。オモロカンアオイ （ 学名 ：" Asarum   dissitum "、 シノニム ：" Heterotropa   dissitum "） と は 、 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 多年草 。  日本 固有 種 で 、 琉球 諸島 の 石垣島 のみ に 分布 する 。 山地 の 林内 に 生育 する 。  多年草 。 葉 は 互生 、 卵 心 形 で 、 長 さ 6 ～ 11 cm 、 表面 に は 淡い 緑色 の 斑紋 が あり 、 葉脈 部 は 裏面 に 向かっ て へこみ 、 裏面 に は 毛 が ある 。 花期 は 1 ～ 3 月 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の がく 片 で ある 。 がく 片 の 根元 の がく 筒 は 楕円 形 で 、 長 さ 1 cm 程度 、 先端 から 1 / 3 の ところ で くびれる 。 がく 片 の 表面 は 紫 褐色 で 、 がく 筒 の 内部 は 黒色 。 雄しべ は 6 個 、 雌しべ は 3 個 。  園芸 用 の 採取 で 、 個体 数 を 減らし て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。エクボサイシン （ 笑窪 細 辛 、 学名 ：" Asarum   gelasinum "、 シノニム ：" Heterotropa   gelasina "） と は 、 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 多年草 。 別名 エクボカンアオイ 。  日本 固有 種 で 、 琉球 諸島 の 西表島 のみ に 分布 する 。 山地 の 林内 に 生育 する 。  多年草 。 葉 は 互生 、 卵 心 形 で 、 長 さ 6 ～ 11 cm 前後 、 裏面 は 帯 紫色 。 花期 は 1 ～ 4 月 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の がく 片 で ある 。 がく 片 の 根元 の がく 筒 は 筒 型 で 、 長 さ 1 cm 程度 、 また がく 筒 の 開口 部 が 広い 事 が 本 種 の 特徴 で ある 。 雄しべ は 6 個 、 雌しべ は 3 ～ 4 個 。  園芸 用 の 採取 で 、 個体 数 を 減らし て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。オナガサイシン （ 尾長 細 辛 、 学名 ：" Asarum   caudigerum "、 シノニム ：" Asarum   leptophyllum "） と は 、 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 多年草 。 別名 カツウダケカンアオイ 。  日本 で は 琉球 諸島 の 沖縄 島 に 、 日本 国外 で は 台湾 に 分布 する 。 石灰岩 地 の 林内 に 生育 する 。  多年草 。 匍匐 枝 は 10 ～ 20 cm 程度 で 、 全体 に 白い 毛 が 生え て いる 。 葉 は 対生 、 三角 状 卵 形 ～ 卵 状 楕円 形 で 、 長 さ 7 ～ 18 cm 前後 、 先端 は 鋭く 尖り 、 表面 は 暗 緑色 で 光沢 が あり 、 裏面 は 淡 緑色 で 粗毛 が ある 。 葉柄 は 長い 。 花期 は 2 ～ 3 月 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の がく 片 で ある 。 がく 片 が 集合 し た がく 筒 は 筒 型 で 、 先端 が 尾 の 様 に 伸びる の が 特徴 で ある 。 また 、 がく 筒 は 赤 紫色 で 、 毛 が 密生 する 。 雄しべ は 9 ～ 10 個 、 雌しべ は 6 個 。  園芸 用 の 採取 や 開発 等 で 、 個体 数 を 減らし て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。  2017 年 （ 平成 29 年 ） に 、 国内 希少 野生 動植物 種 および 特定 国内 希少 野生 動植物 種 に 指定 さ れ た 。モノドラカンアオイ （ 学名 ：" Asarum   monodoriflorum "、 シノニム ：" Heterotropa   monodoriflorum "） と は 、 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 多年草 。 過去 に は 、 カン アオイ 属 （" Heterotropa "） に 含め られ て い た 。  日本 固有 種 で 八重山諸島 の 西表島 のみ に 分布 する 。 山地 の 林内 に 生育 する 。  多年草 。 葉 は 対生 、 卵 心 形 で 、 短 毛 を もち 、 裏面 は 帯 紫色 で ある 。 葉柄 は 長い 。 花期 は 4 ～ 5 月 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の がく 片 で ある 。 がく 片 の 内側 に は 蜜 毛 が ある 。 がく 片 の 根本 に ある がく 筒 は がく 片 より 小さい 。 がく 片 は 紫色 。 雄しべ は 12 個 、 雌しべ は 6 個 。  園芸 用 の 採取 で 、 個体 数 を 減らし て いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。ヒナカンアオイ （ 雛 寒 葵 、 学名 ：" Asarum   okinawensis "、 シノニム ：" Heterotropa   okinawensis "） と は 、 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 多年草 。  日本 固有 種 で 琉球 諸島 の 沖縄 島 のみ に 分布 する 。 石灰岩 地 の 林内 に 生育 する 。  多年草 。 葉 は 対生 または 束 生 、 卵 状 心 形 ～ 広 卵 状 心 形 で 、 長 さ 5 ～ 6 cm 程度 、 先端 は 鋭く 尖り 、 表面 は 深緑 色 で 、 雲 斑 が ある 。 葉柄 は 長い 。 花期 は 2 ～ 4 月 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の がく 片 で ある 。 がく 片 の 縁 は 反り返ら ず 、 色 は 淡 黄白 色 。 がく 片 の 根本 に ある がく 筒 は 、 長 さ 7 mm 程度 で 、 くびれ ず 、 暗 緑色 。 雄しべ は 12 個 、 雌しべ は 6 個 。  園芸 用 の 採取 で 、 個体 数 を 減らし て いる 他 、 生育 地 周辺 で 開発 は 進ん で いる 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。  2017 年 （ 平成 29 年 ） に 希少 野生 動植物 種 および 特定 国内 希少 野生 動植物 種 に 指定 さ れ た 。センカクアオイ （ 尖閣 葵 、 " Asarum   senkakuinsulare "、 シノニム ：" Heterotropa   senkakuinsularis "） と は 、 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 多年草 。 別名 センカクカンアオイ （ 尖閣 寒 葵 ） 。  日本 固有 種 で 琉球 諸島 の 魚釣島 のみ に 分布 する 。 山地 の 林内 に 生育 する 。  多年草 。 葉 は 対生 、 卵 心 形 ～ 広 卵 状 円形 で 、 先端 は やや 丸み を 帯び 、 長 さ 10 ～ 17 cm 程度 、 表面 は 濃緑 色 、 裏面 は 淡 緑色 で 、 光沢 が ある 。 花期 は 2 ～ 4 月 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の がく 片 で ある 。 がく 片 は 広 卵 形 で 、 縁 は 反り返ら ず 、 色 は 帯 緑 淡 紫色 。 がく 片 の 根本 に ある がく 筒 は 円筒 形 で 、 長 さ 15 mm 程度 。 がく 片 の 基部 （ 口 環 ） に いぼ 状 の 突起 が あり 、 黄色 み を 帯びる の が 特徴 で ある 。 雄しべ は 12 個 、 雌しべ は 6 個 。  園芸 用 の 採取 や 魚釣島 に 放逐 さ れ た ヤギ による 生育 環境 で ある 森林 植生 の かく乱 等 が 要因 で 、 自生 地 及び 個体 数 を 減らし て いる （ 尖閣諸島 # 尖閣諸島 の 固有 種 の 絶滅 の 危機 を 参照 ） 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。カンシロギク （ 寒 白菊 、 学名 :   ） または ノースポールギク は 、 キク 科 フランスギク 属 の 半 耐寒 性 多年草 で ある 。 しかし 、 高温 多湿 に 極端 に 弱い ため 、 日本 で は 一 年 草 として 扱わ れ て いる 。 今日 で は 冬 の ガーデニング に は なく て は なら ない 存在 に まで なっ た 。  和名 の 由来 は 、 花 付 が よく 株 全体 を 真っ白 に 覆う よう に 見える ところ が 北極 を 連想 さ せる こと に よる 。 「 ノース ポール 」 は サカタのタネ の 商品 名 で ある が 、 種苗 登録 など は さ れ て い ない ため 、 一般 名 として 定着 し て いる 。 旧 学名 または シノニム の 「 クリサンセマム・パルドスム 」  と 表記 さ れる こと も ある 。  草丈 は 15 cm - 25 cm ほど 。 矮性 で よく 分 枝 する 。  まだ 寒い 12 月 ごろ から 翌年 6 月 まで の 長期間 、 マーガレット に よく 似 た 白い 花 を 付ける 。 芯 の 管状 花 は 黄色 。  原産地 は アフリカ の アルジェリア 周辺 ないしは ヨーロッパ 。 地中海 沿岸 に 広く 分布 し て いる 。 日本 へ は 1960 年代 に 入っ て 輸入 さ れ た 。  比較的 強健 で 、 こぼれ種 で も よく 増え 、 雑草 混じり の 場所 など で も よく 育つ 。 しかし 、 市販 品 の タネ から 育てる とき は 、 タネ の 数 が 少ない ので 、 浅 鉢 に まき 、 覆土 し ない か 、 タネ が 隠れる 程度 に 覆土 し て 、 鉢 底 から 吸水 さ せる 方 が よい 。 蒔き 時 は 東京 付近 で 9 月 中旬 から 10 月 上旬 、 日 の よく 当たる 場所 を 好み 、 乾き 気味 に 管理 する 。 過 湿 は 根 腐れ の 原因 と なる 。 日本 で は 6 月頃 まで よく 咲く が 、 暑く なる と 急速 に 枯れ て しまう 。  パンジー や ヴィオラ など とともに 、 春先 から 初夏 まで の 庭 を 彩る 主役 を つとめる 。 とくに 、 性質 の よく 似 た 植物 で 黄 花 の クリサンセマム・ムルチコーレ と 一緒 に 植える と 、 コントラスト が 美しい 。  日本 放送 協会 の ラジオ 番組 『 ラジオ 深夜 便 』 で は 、 日本 の 季節 に 合わせ て   この カンシロギク の 花 を 2 月 22 日 の 「 誕生 日 の 花 」 と し 、 その 花言葉 を 「 清純 」 と し て いる 。イワブクロ （ 岩 袋 、 学名 ：" Pennellianthus   frutescens "、 シノニム ：" Penstemon   frutescens "） は ゴマノハグサ 科 の 多年草 。 別名 、 タルマイソウ （ 樽前 草 ） 。  北海道 から 東北 地方 の 高山 帯 に 分布 する 高山 植物 。 火山 系 の 山 の 岩場 や 砂礫 地 に 多い 。 高 さ は 10 - 20 cm ほど 。 花期 は 6 - 8 月 で 5 片 に 裂け た 釣鐘 型 の 合弁 花 を 咲かせる 。 花 の 長 さ は 4 cm ほど で 草丈 に 比べ て 大型 で ある 。  和名 の イワブクロ は 、 花冠 が 袋 状 に なっ て いる こと から 。 別名 の タルマイソウ は 、 北海道 樽前山 に 多い こと に よる 。  種 小名 " frutescens " は 「 低木 状 の 」 を 意味 する 。タカネグンナイフウロ （ 高嶺 郡 内 風 露 ） は フウロソウ 科 フウロソウ 属 の 多年草 。 高山 植物 の 一 。  本州 中部 の 亜 高山 帯 から 高山 帯 にかけて 分布 し 、 明るい 草地 に 生育 する 。 高 さ は 30 ～ 50 cm で 、 紫色 の 花 を 数 輪 つける 。 花期 は 7 ～ 8 月 。センカクオトギリ （ 尖閣 弟 切 、 " Hypericum   senkakuinsulare "） と は 、 オトギリソウ 科 オトギリソウ 属 の 低木 。  日本 固有 種 で 沖縄 県 の 魚釣島 のみ に 分布 する 。 断崖 の 風 衝地 に 生育 する 。  常緑 の 低木 。 樹 高 は 約 60 cm で 、 赤褐色 の 樹皮 を 持つ 。 葉 は 対生 、 楕円 形 ～ 長 楕円 形 で 、 長 さ 2 ～ 4 cm 、 表面 に 斑点 が ある 。 花期 は 夏 。 花 は 黄色 。  園芸 用 の 採取 や 、 魚釣島 に 放逐 さ れ た ヤギ による 食害 ・ 植生 の かく乱 等 が 要因 で 、 自生 地 及び 個体 数 を 減らし て いる （ 尖閣諸島 # 尖閣諸島 の 固有 種 の 絶滅 の 危機 を 参照 ） 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。メマツヨイグサ （ 雌 待 宵 草 、 学名 :   ） は 、 アカバナ 科 マツヨ イグサ 属 の 2 年 草 。 道端 や 荒れ地 など に 生える 雑草 。  この 草 は 北 アメリカ 原産 で 、 アメリカ 原住民 は 傷 など に 利用 し 、 今日 で は 月見草 油 として も 用い られる が 、 その 効果 を 裏付ける 研究 は 十分 で は ない 。  茎 に 上向き の 毛 が 生える 。  葉 の 先端 は とがり 、 浅い 鋸歯 が ある 。  花 は 、 夕方 黄色い 花 が 咲く 。 しぼん で も 赤く なら ない 。  花弁 と 花弁 の 間 に 隙間 の ある もの を アレチマツヨイグサ （ ） と 呼ぶ 場合 も ある 。  北 アメリカ 原産 で 、 欧州 や 南半球 で も 生育 する 。 日本 で は 明治 時代 に 確認 さ れ た 帰化 植物 。  アメリカ 原住民 は 、 植物 全体 を 傷 に 、 根 を 痔 に 、 葉 は 軽症 の 傷 や 、 消化 器 の 不良 、 咽喉 の 痛み に 使っ た 。 今日 で は その 油 が 、 月見草 油 （ evening   primrose   oil ） として 利用 さ れ 、 湿疹 、 関節 リウマチ 、 月経 前 症候群 、 更年期 症状 に 利用 さ れ て いる が 、 ほとんど の 健康 状態 に関して の 科学 的 証拠 が 十分 で は なく 、 湿疹 で は 役に立た ない と 考え られる 。 乳がん に 効く の で は と 取り上げ られ た こと も あっ た 。 油 は 、 ほとんど の 人 に 安全 で ある 。  月見草 油 に は γ - リノレン 酸 が 含ま れる 。ケードネズ （ ケード 杜 松 、 学名 ： ） は 、 ヒノキ 科 ビャクシン 属 に 属する 針葉樹 。 アジア 南西 部 および 地中海 沿岸 に 分布 し 、 乾い た 丘陵 および 森林 内 に 生育 する 。 葉 は 2 . 5 cm 前後 、 三 輪 生 で 枝 に 開い て 付き 、 針 型 で 細く 鋭く 尖っ て いる 。 樹皮 は 紫 がかっ た 褐色 で 、 縦長 の 細い 欠片 と なっ て 剥がれる 。  ケード 油 （ 杜 松 油 ） は ケードネズ の 材 を 蒸留 し て 採れる 精油 で 、 古来 より 皮膚 病 の 治療 薬 や 化粧 品 の 原料 、 香料 として 利用 さ れ て き た 。 また 、 地中海 南西 部 の バレアレス 諸島 で は セイヨウネズ が 自生 し て い ない ため 、 この 種 の 球 果 を ジン の 香り 付け の 代 用品 として 利用 し て き た 。コロラドビャクシン （ 学名 ： ） は 、 ヒノキ 科 ビャクシン 属 の 針葉樹 で ある 。 北 アメリカ 西部 に 分布 。 山地 の 森林 内 および 岩石 地 に 生育 し て いる 。 葉 は 鱗片 状 で 小型 、 緑色 ないし 灰色 がかっ た 青色 を し て おり 枝 に 密着 し て いる 。 英名 は   Rocky   mountain   juniper   だが 、 別に   Colorado   red   cedar 、 river   juniper 、 Rocky   mountain   red   cedar   など と も 呼ば れる 。 イトスギ   ( cypress )   に 似 て いる ので 、 この 種 が 多く 自生 し て いる アメリカ ワシントン 州 の 1 島 は サイプレス 島 と 呼ば れ て いる 。  公園 樹 や 街路 樹 、 庭木 として 植え られ て いる 場合 が 多い 。 高い 鑑賞 性 を もつ が 根 が 粗い ため 移植 性 に 劣る 。 寒 さ に 強い が 、 側 枝 が 長く 直上 〜 斜 上 する ため 、 雪 による 枝 割れ を 起こし やすい ので 枝 を 紐 で 縛る など 積雪 地域 で は 冬 囲い が 必要 に なる 。 また 、 肥料 不足 で は 発色 や 枯れ 込み が 起こる など 肥培 管理 に 注意 し なけれ ば なら ない 。  代表 的 な 栽培 品種 として 以下 の もの が ある 。  栽培 品種 として は   ' Skyrocket '   スカイ ロケット が 最も よく 知ら れ て いる 。ジャ ニンジン （ 蛇 人参 、 " Cardamine   impatiens "） と は 、 アブラナ 科 タネツケバナ 属 の 一 年 草 又は 二 年 草 。  日本 で は 北海道 から 本州 、 四国 、 九州 及び 南西 諸島 に 、 日本 国外 で は 、 ユーラシア の 温帯 ～ 亜熱帯 地域 に 分布 する 。 やや 日当たり が 悪く 湿っ た 環境 に 生育 する 。  一 年 草 又は 二 年 草 。 草丈 は 10 ～ 80 cm で 、 茎 は 細く 、 稜 が 有る 。 葉 は 互生 、 奇数 羽 状 複葉 で 薄い 。 小 葉 は 2 ～ 9 対 で 、 深く 切れ込み 、 鋸歯 を 持ち 、 基部 に 耳 片 を 持つ 。 花期 は 3 ～ 6 月 。 花序 は 総状 花序 で 、 茎 の 先端 や 葉 の つけ根 に 付く 。 花 は 4 枚 の 花弁 を 持つ 十字形 花 で 、 花弁 は 長 楕円 形 へ ら 形 で 、 長 さ 3 mm 程度 、 色 は 白色 。 果実 は 長 角 果 で 、 長 さ 2 cm 程度 。 ロ ゼット 葉 で 越冬 する 場合 も ある 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。  日本 の 南西諸島 で は 、 元々 生育 地 、 個体 数 が 少なく 、 生息 地 の 開発 など で 減少 し て いる 。リュウキュウベンケイ （ 琉球 弁慶 、 " Kalanchoe   integra "） と は 、 ベンケイソウ 科 リュウキュウベンケイ 属 の 多 肉質 の 多年草 。 別名 ヘラバトウロウソウ 。  日本 で は 琉球 諸島 （ 沖永良部島 、 与論島 、 沖縄 島 、 伊江島 、 宮古 島 、 伊良部島 、 多良間島 ） に 、 日本 国外 で は 台湾 、 中国 南部 、 東南アジア に 自然 分布 する が 、 日本 で は 伊良部島 以外 の 現状 は 不明 で あり 、 伊良部島 の 個体 群 も 栽培 個体 が 逸出 し た 可能 性 が ある 。 また 、 栽培 個体 は 分布 地 だけ で なく 各地 で 見る こと が できる 。 自然 状態 で は 、 日当たり の よい 海岸 や 岩 礫 地 、 岩上 など に 生育 する 。  多 肉質 の 多年草 。 草丈 は 30 - 100 cm で 、 茎 は 斜 上 または 直立 する 。 葉 は 対生 、 へ ら 状 長 楕円 形 で 、 長 さ 5 - 20 cm 、 多 肉質 、 葉 縁 に は 鈍い 鋸歯 が あり 、 3 裂 する こと が ある 。 葉柄 が ある 。 花期 は 1 - 4 月 。 花序 は 散 房 花序 で 茎 の 頂 端 に 付く 。 花弁 は 4 枚 あり 、 花冠 はつ ぼ 型 あるいは 高 杯 形 、 色 は 黄色 - 橙色 だ が 基部 のみ 緑色 。  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。  本 種 の 野生 個体 は 、 園芸 用 の 採取 や 生育 地 の 開発 など が 原因 で 絶滅 し た と 考え られ て おり 、 自然 環境 で 確認 さ れる 個体 は 栽培 個体 が 逸出 し た もの と さ れ て いる 。 その ため 環境省 及び 鹿児島 県 の レッドデータブック で 「 野生 絶滅 」 で 評価 さ れ て いる が 、 沖縄 県 の レッドデータブック で は 、 上述 の 伊良部島 の 個体 群 が 野生 個体 か 栽培 品 の 逸出 個体 か はっきり し ない ため 、 「 絶滅 危惧 IA 類 」 で 評価 さ れ て いる 。タカネシオガマ （ 高嶺 塩釜 ） は 、 シオガマギク 属 の 高山 植物 。 高山 植物 として は 珍しい 一 年 草 で ある 。  本州 の 中部 地方 から 北海道 の 高山 帯 に 分布 し 、 砂礫 地 や 草地 に 生える 。 高 さ は 5 - 15 cm 。 茎 の 上部 に 唇 形 の 紅紫 色 の 花 を 10 個 ほど つける 。 花期 は 7 - 9 月 。  ミヤマシオガマ や ヨツバシオガマ に 似る が 、 ミヤマシオガマ と 比べ 葉 の 切れ込み が それほど 細かく ない 点 、 ヨツバシオガマ と 比べ 高 さ が 低い 点 など で 区別 が できる 。オオクサアジサイ （ 大草 紫陽花 、 " Cardiandra   mollendorffii "、 シノニム :   " Cardiandra   alternifolia "   subsp .   " mollendorffii "） と は 、 アジサイ 科 クサアジサイ 属 の 多年草 。  多年草 。 草丈 は 30 – 60 センチ で 、 茎 および 葉 に 微 毛 を 生やす 。 葉 は 互生 、 長 楕円 状 披針形 から 長 卵 状 楕円 形 で 、 長 さ 10 – 18 センチ 、 先端 は 尖る 。 花序 は 円錐 花序 で 、 茎 の 頂 端 に つく 。 花 は 両性 花 と 、 その 周り に 2 枚 の がく 片 から なる 中性 花 （ 装飾 花 ） を 持ち 、 色 は 淡紅 色 。  日本 で は 西表島 のみ に 、 日本 国外 で は 台湾 、 中国 （ 南東 部 ） に 分布 する 。 山地 の 河川 沿い に 生育 する 。  クサアジサイ 属 は 、 オオクサアジサイ を 含め て 4 種 が 確認 さ れ て いる 。 アマミクサアジサイ （" C .   amamioshimensis "） は 奄美 大島 に 分布 し 、 中性 花 を 持た ない で 区別 できる 。 クサアジサイ （" C .   alternifolia "） は 本州 から 九州 に 分布 し 、 中性 花 は 3 枚 の がく 片 から なる 。 台湾 、 中国 に シマクサアジサイ （" C .   formosana "） が ある 。  （ 2017 年 、 環境省 ）  生育 地 で ある 下記 の 地方 公共 団体 が 作成 し た レッドデータブック に 掲載 さ れ て いる 。車軸 藻 植物 門 （ ） は 、 車軸 藻 綱 の 上位 分類 で ある 。  従来 、 車軸 藻 綱 の 上位 分類 は 緑藻 植物 門   ( Chlorophyta )   で あっ た が 、 分子 系統 学 が 発達 する につれ 、 車軸 藻 綱 が 別 系統 で ある こと が 明確 に なっ て くる 。 この 場合 、 ストレプト 植物   ( Streptophyta )   が 、 車軸 藻類 の 上位 分類 と なる が 、 ストレプト 植物 を 門 と し て しまう と 、 陸上 植物 の 下位 分類 と の 不 整合 等 が 生じる 。 車軸 藻 植物 門 は その 代わり に 組み入れ られる 場合 が ある 分類 階級 で ある 。  藻類 と 陸上 植物 の 分類 体系 を 融合 する 場合 、 その 周辺 に 少し 工夫 が 必要 で ある 。 おおよそ 次 の 3 種 の 体系 が 考え られる 。  この ほか に は 、 メソスティグマ 藻 など の 原始 的 な ストレプト 植物 の 群 を 、 所属 門 なし と する 方法 等 も 考え られる 。オオシマウツギ （ 大島 空木 、 学名 ：" Deutzia   naseana "） と は 、 アジサイ 科 ウツギ 属 の 落葉 低木 。  日本 固有 種 で 奄美 大島 、 喜界島 及び 徳之島 に 分布 する 。 また 変種 の オキナワヒメウツギ （ var .   " amanoi "） が 沖縄 島 に 分布 する 。 日当たり の 良い 低地 から 山地 の 林 縁 や 路傍 など に 生育 する 。  落葉 低木 。 葉 は 対生 、 楕円 形 ～ 卵 状 楕円 形 で 、 長 さ 3 - 8 cm 、 先端 は 鋭く 尖り 、 基部 は 鈍 形 又は 円形 、 葉 縁 に は 細かい 鋸歯 を 持つ 。 花期 は 春 。 花序 は 円錐 花序 で 、 茎 の 頂 端 に つく 。 花 は 白色 で 、 花弁 は 長 さ 6 - 7 mm 。  オオシマウツギ に は 基本 変種 var .   " naseana " の 他 に 2 変種 が 確認 さ れ て いる 。ヒカリモ （ 光 藻 、 学名 ： ） は 、 日本 各地 の 水 の きれい な 洞窟 や 、 山陰 など の 池 に 生息 する 藻類 で あり 、 暗 所 で 光 を 反射 さ せる こと で 黄金 色 に 光っ て 見える こと が 和名 の 由来 で ある 。  普段 は 単細胞 生物 として 、 長短 1 本 ずつ 、 計 2 本 の 鞭 毛 で 移動 する 。 周 年 で 構成 さ れる 生活 環 の うち 、 通常 は 4 月 から 6 月 の 浮遊 期 に 、 疎水 性 の 柄 の 上 に 複数 の 層 で 構成 さ れる 細胞 塊 を 形成 し 、 これ が 鏡 の よう に 入射 光 を 反射 さ せる こと で 黄金 色 に 光る よう に 見え 、 その 様子 は 「 金粉 を しきつめ た よう 」 だ と の こと 。 光る 仕組み について は 、 かつて は 葉 緑 体 が 光 を 反射 さ せる と さ れ た が 、 これ は 誤り で ある 。 しかし 、 詳しい 仕組み について は 十分 に 解明 さ れ て い ない 。  一般 に は 浮遊 期 は 4 月 から 6 月 で ある が 、 日立 市 東滑川 海浜 緑地 の ヒカリモ 群 生地 の よう に 、 年間 を通して 光っ て 見える 場所 も ある 。  日立 市 が 北限 と いわ れ て い た が 、 近年 福島 県 や 宮城 県 で も 発生 が 確認 さ れ て いる 。  現在 、 分類 は 混乱 し て おり 、 文献 により " Chromulina   rosanoffii " や " Chromulina   vischeri " と さ れる こと も ある が 、 本稿 で は 神戸 市 環境 保健 研究所 の 研究 に従い 、 オクロモナス 属 ( ハダカヒゲムシ 属 ) と し て いる 。  産地 によって 種 が 異なっ て いる かも しれ ない 。  千葉 県 富津 市 竹岡 の 群生 地 は 、 日本 で 初めて ヒカリモ が 発見 さ れ た 場所 で あり 、 「 黄金 井戸 」 の 名前 で 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。ハエドクソウ （ 蠅 毒草 、 学名 ：" Phryma   leptostachya "   subsp   " asiatica "   ） は ハエドクソウ 科 ハエドクソウ 属 （ クロンキスト 体系 で は クマ ツヅラ 科 ） の 多年草 。 有毒 植物 。  茎 の 高 さ は 50 - 70 cm に なり 、 直立 し 上部 は 枝分かれ する 。 茎 に は 下向き の 短 毛 が 生える 。 葉 は 対生 し 、 長い 葉柄 を もち 、 葉 身 は 卵 円形 または 長 楕円 形 で 、 長 さ 7 - 10 cm 、 幅 4 - 7 cm に なる 。 葉 の 両面 、 とりわけ 葉脈 上 に 毛 が 生え 、 縁 に は あらい 鋸歯 が ある 。  花期 は 7 - 8 月 。 茎 の 先 または 葉腋 から 出る 枝 先 に 細長い 穂状 花序 を 出し 、 対生 する 花 を まばら に つける 。 花穂 の 長 さ は 10 - 20 cm に なり 、 花 は 小さな 苞 ごと に 1 個 ずつ つける 。 萼 は 先端 が 唇 形 と なる 筒 状 で 、 果 期 の 長 さ 5 - 6 mm 、 上唇 の 先端 は 長 さ 約 1 . 5 mm の 3 歯 の ある 刺 状 に なり 、 下 唇 は 小型 の 2 歯 が ある 。 花冠 は 白色 または 淡 桃色 を 帯び 、 筒 状 で 先端 は 唇 形 、 上唇 は 浅く 2 裂 し 下 唇 は 3 裂 し て 広く 開く 。 雄蕊 は 4 個 。 子房 は 2 個 の 心 皮 から なり 1 室 が ある 。 果実 は 蒴果 で 、 萼 の 先 の 刺 状 の 歯 が 成長 し 、 硬く 残っ て イノコヅチ に 似 た 下向き に なり 、 人 や 動物 など に くっつい て 運ば れる 。 1 果実 に 1 個 の 種子 が ある 。  基本 種 の アメリカハエドクソウ は アメリカ合衆国 北東 部 に 分布 し 、 本 種 は 日本 、 ネパール 、 インド 、 パキスタン 西部 に 分布 する が 、 本 種 を 亜 種 扱い と する か 同種 と する か で 議論 が ある 。 本 種 より 大型 の もの を ナガバハエドクソウ （" P .   leptostachya "   L .   subsp .   " asiatica "   ( H . Hara )   Kitam .   f .   " oblongifolia "   ( Koidz .)   Ohwi ） と 呼ん で 区別 する 場合 が ある 。  和名 ハエドクソウ は 、 蠅 毒草 の 意 で 、 この 植物 全体 に 有毒 成分 が あり 、 根 を すり おろし たり 、 煮詰め た 汁 で ハエ 取り 紙 を つくる の に 使わ れ て いる こと に 由来 する 。 主 な 毒 の 成分 は リグナン の 一種 フリマロリン （ Phrymarolin ） で 、 食べる と 嘔吐 など を 引き起こす 。ハマ エンドウ （ 浜 豌豆 、 学名 ：" Lathyrus   japonicus "） は マメ 科 レンリソウ 属 の 多年生 。  北海道 から 九州 まで の 日本 各地 の 海岸 に 分布 する 海浜 植物 。 日当たり の 良い 砂地 や 岩場 など に よく 見 られる 。 まれ に 内陸 部 の 湖岸 でも 見 られる 。  全体 に 粉白 色 を 帯び て おり 、 草丈 は 高く なく 、 地表 面 に 沿っ て 茎 を 伸ばし 這い 広がる 。  葉 は 偶数 羽 状 複葉 。 葉 の 先端 に は 巻き ひ げ が あり 、 樹木 や 柵 など が あれ ば 、 巻き ひ げ で 絡み付い て 立ち上がる 。  花期 は 4 - 7 月 。 濃紫 色 の 花 を 咲かせる 。 花 は スイートピー に 似 て おり 、 美しい ので 栽培 さ れる こと も ある 。 果実 は エンドウ マメ の よう な 形状 で 、 若い もの は 芽 と共に 食用 に できる が 、 ラチリズム を 引き起こす オキサリルジアミノプロピオン 酸 など の 毒 成分 を 含む ため 、 過食 は 禁物 で ある 。  和名 の 由来 は 、 浜辺 に 生え て 、 エンドウ マメ に 似 て いる こと から 。  種 小名 は japonicus （ 日本 の ） と なっ て いる ものの 、 汎 世界 種 で あり 、 アジア ・ ヨーロッパ ・ 北 アメリカ ・ 南 アメリカ など の 海岸 に 分布 し て いる 。イワベンケイ （ 岩 弁慶 、 学名 ：" R .   rosea   "   ） は 、 ベンケイソウ 科 イワベンケイ 属 に 分類 さ れる 多年生 草本 の 1 種 。 別名 が 、 ナガバノイワベンケイ 、 イワキリンソウ 。  高 さ は 4 - 35   cm 。 多様 な 形 の 多 肉質 の 葉 を 持ち 、 6 - 8 月 の 花期 に 黄 緑色 の 花 を つける 。 雌雄 異 株 で あり 、 雄 株 の 花 は 黄色 み が 強く 、 雌 株 の 花弁 は 小さく 子房 が 目立ち 、 秋 に 鮮やか な 紅色 の 果実 を 作る 。 根茎 は 太く て 長く 、 ハーブ として 用い られる こと が ある 。 乾燥 する と バラ の よう な 芳香 が ある ため 「 ローズ ルート 」 の 名 が ある 。  北海道 を 含む 亜寒帯 地方 の ほか 、 北半球 の 高山 に 散らばっ て 分布 する 。 ヨーロッパ の アルプス山脈 、 北 アメリカ 東部 、 日本 で は 本州 中部 地方 の 山々 で ある 。 高山 の イワベンケイソウ は 、 最終 氷 期 に 南下 し た もの が 遺 存 し た と 考え られ て いる 。  日本 で は 、 非 火山 性 の 山 に 生え 、 火山 に 生える 近 縁 の ホソバイワベンケイ と 混生 する こと は 稀 で ある ただし 、 富士山 と 立山 に は ない 。  岩場 など の 厳しい 環境 で 生育 する 。 ベンケイソウ の 一 種 で あり CAM 型 光合成 を 行う ため 乾燥 に 強く 、 栄養 に 乏しく 風当たり の 強い 、 岩 礫 ・ 砂礫 地 に 生育 する こと が できる 。  イワベンケイ （ ロディオラ・ロゼア ） は 気分 を 向上 さ せ たり 、 鬱 を 軽減 し たり する 効果 が ある と いわ れ て いる 。 ロシア の 調査 に よる と 、 それ は 肉体 的 、 精神 的 パフォーマンス を 向上 さ せ 、 疲労 を 減らし 、 高山病 を 改善 する こと が 示さ れ て いる 。  イワベンケイ の 効果 は 、 セロトニン や ドーパミンレベル を 最適 化 し 、 また 、 β - エン ドルフィン の よう な オピオイドペプチド に 影響 を 与える ため で ある と 考え られ て いる 。 この 効果 は 、 ニコチン の よう な 中枢 神経 刺激 薬 と 比べ て 、 健康 に 深刻 な ダメージ を 与える こと は 少ない 。 この よう な 効果 を 示す 物質 は 、 アダプトゲン と 呼ば れる 。 スマート ドラッグ として 取り扱わ れる こと も あり 学習 効果 を 増大 さ せる と さ れ て いる 。コルダイテス （" Cordaites "） は 裸子植物 の 属 で 、 すでに 絶滅 し 化石 として 見出さ れる 。 コルダボク （ コルダ 木 ） と も いう 。  石炭 紀 中期 から ペルム 紀 初期 にかけて 栄え た 木本 で 、 石炭 中 に 特に 多く 見出さ れる 。 時として 根 の 間 に 汽水性 の 二枚貝 や 甲殻 類 が 見つかり 、 海 成層 に も 葉 が 見出さ れる こと から 、 海 に 近い 湿地 に 生育 し て い た と 考え られる 。 この 類 の 種子 も 径 1 cm ほど に なる ため よく 見つかり 、 " Cardiocarpus "   と 命名 さ れ て いる 。 葉 は 長 楕円 形 で 平行 脈 を 持ち 、 現 生 の 球 果 植物 の 一部 の もの （ ナギ など ） に やや 似 て いる 。 球 果 植物 あるいは イチョウ 類 に 類縁 が ある と も 言わ れ て いる 。ナラノヤエザクラ （ 奈良 の 八重桜 ） もしくは ナラ ヤエザクラ （ 奈良 八重桜 ） （ 学名 :   ） は サクラ の 栽培 品種 の 一つ 。 オクヤマザクラ （ カスミザクラ ） の 変種 で 、 4 月 下旬 から 5 月 上旬 に 開花 する 八重桜 で ある 。 他 の 桜 に 比べ て 開花 が 遅く 、 八重桜 の 中 で は 小ぶり な 花 を つける の が 特徴 で ある 。  ナラノヤエザクラ は 『 詞花集 』 の 伊勢大輔 の 和歌 により 著名 に なっ た 八重桜 で ある 。 『 詞花集 』 に は 「 一条院 御 時 、 奈良 の 八重桜 を 人 の たてまつり て 侍 ける を 、 その おり 御前 に 侍 けれ ば 、 その 花 を たま ひ て 、 歌 よめ と お ほせ られ けれ ば よめる 」 と あり 、 伊勢大輔 は 「 いにしへ の 奈良 のみ や この 八重 ざく ら け ふ 九 重 に に ほ ひ ぬ る か な 」 と 詠ん で いる 。 一条院 御 時 から 数え て ちょうど 1000 年 目 を むかえ て いる 。 奈良 の 文化 の 一片 を 今 に 伝える 桜 で ある 。  奈良 を 代表 する 花 として 、 奈良 県 花 、 奈良 市 章 ・ 市 花 に 用い られる 。  「 奈良 の 八重桜 」 は れっきとした 八重桜 の 一 品種 で あり 「 奈良 に 植わっ て いる 八重桜 」 の 総称 で は ない 。  ナラノヤエザクラ は 落葉 高木 で あり 、 カスミザクラ が 重弁 化 し た 変種 で ある と 考え られ て いる 。 ナラノヤエザクラ の 繁殖 力 は 極めて 弱く 、 殖やす の が 非常 に 難しい 。 樹勢 は 弱く 、 寿命 も 短い 。 後述 する 「 知足 院 奈良 八重桜 」 も 1923 年 に 天然記念物 に 指定 さ れ た 樹 は 既に 枯れ て しまっ て いる 。  芽 は 赤 紫色 を 帯び た 褐色 を し て いる 。 芽 は 最終 的 に 、 長 さ   5   センチメートル から   9   センチメートル 、 幅   2 . 5   センチメートル から   5   センチメートル   に 成長 し た 葉 に なる 。  葉 身 の 全体 の 形 は 長 楕円 状 倒卵形 で 、 葉 身 の 先端 は 尾 状 鋭 尖 形 を し て いる 。 葉 身 の 基部 は 円形 もしくは 心臓 形 （ ハート 型 ） で 、 ほとんど が 円形 で ある 。 葉 身 の 周辺 に ある 鋸歯 は 重 鋸歯 （ 大きな ギザギザ に さらに 小さな ギザギザ ある こと ） で 先端 は 鋭く 尖っ て いる （ 鋭 尖 形 ） 。 葉 身 の 表側 は 暗い 黄 緑色 を し て おり 、 光沢 は 無く 、 表側 の 全面 に 毛 が まばら に 存在 する 。 葉 身 の 裏側 は 白っぽい 黄 緑色 を し て おり 、 葉脈 の 上 に 毛 が 生え て いる 。  葉柄 に は 伏せ て い ない 毛 （ 開出 毛 ） が 生え て おり 、 上端 から 少し 下 に 濃い 紅紫 色 の 蜜 腺 が 存在 する 。  花序 は 散 房 花序 を し て おり   2   -   4   花 から なる 。 鱗片 葉 は 紅紫 色 、 苞 は 緑色 で 基部 は 紅紫 色 を し て いる 。 花 柄 と 小花 柄 に は 白色 の 開出 毛 が 存在 する 。 萼 筒 は 長 鐘 形 を し て おり 、 外側 に 毛 が まばら に 存在 する 。 萼 裂片 は 内側 外側 とも 毛 が ない が 縁 に 縁 毛 が ある 。 花弁 は 「 奈良 市 史   自然 編 」 に よる と   22   枚 から   79   枚 、 「 新日本 の 桜 」 に よる と   30   枚 から   36   枚 と さ れる 。 花弁 は 楕円 形 で 先端 は 二つ に 深く 裂け た いわゆる 「 桜 の 花びら 」 の 形 を し て いる 。 花弁 の 色 は 淡い 紅色 で ある 。 雄しべ は 「 奈良 市 史   自然 編 」 に よる と   10   本 から   42   本 、 「 新日本 の 桜 」 に よる と   32   本 から   45   本 と さ れる 。 雌しべ は   1   本 から   4   本 で ある 。  ナラノヤエザクラ は カスミザクラ が 重弁 化 し た 品種 で ある ため 、 八重桜 に し て は 小ぶり で 清楚 な 花 を 咲かせる 。 花 は   4   月下 旬 から   5   月 上旬 に 咲き 、 ゴールデンウィーク の 頃 に 満開 と なる 。  他 の 八重桜 と 違い 、 ナラノヤエザクラ に は 果実 が よく 実る 。 ただし 、 果実 は 若い とき に 枝 から 落ちる こと が 多く 、 残っ て 成熟 する 果実 は 珍しい 。 ナラノヤエザクラ の 花 に は 複数 の 雌しべ が ある ため 、 果実 も しばしば 複数個 くっつい た 状態 に なっ て いる 。 果実 は 黒く 熟し 、 食べる と 苦味 と 酸味 が ある 。  岡本 勇治 は ナラノヤエザクラ は ケヤマザクラ が 重弁 化 し た もの で ある と その 著 で 指摘 し て いる 。 ケヤマザクラ の 学名 は その後 に いく ど か の 変更 が あり 、 また 和名 について は ケヤマザクラ は ヤマザクラ に も 毛 の ある もの が ある ため 現在 で は カスミザクラ が 採用 さ れ て いる （ 和名 に は 命名 規約 が ない ） 。 ナラノヤエザクラ は カスミザクラ が 重弁 化 し た もの と なる 。 ナラノヤエザクラ に は 果実 が 複数 実る こと が ある 。 三好 学 （ 1922 ） は 「 Kapell （ 心 皮 ） 1 - 2 」 と 指摘 し 、 牧野 富太郎 （ 1926 ） は 「 ovarios   often   2 」 と し て いる 。 これ 以降 の 一文 は これら から 援用 し て 表現 さ れ た もの で ある 。  三 好学 は ナラノヤエザクラ の 学名 を   " Prunus   antiqua "   （ antiquus   =   ' 古代 の '；「 いにしえ の 桜 」 の 意 ） と 名づけ た 。 しかし 、 ナラノヤエザクラ は 重弁 化 し た もの で あり 種 や 変種 と する の で は なく 品種 と する の が 適当 で ある 。  奈良 市 の 告示 「 市 徽章 ノ 件 」 は 、 当時 の 学問 水準 が まだ 充分 で なかっ た ため に 間違い が 多い 。  奈良 の 旧都 に 美しい 八重桜 が あっ た 事実 は 『 詞花 和歌集 』 『 袋 草子 』 『 沙 石 集 』 『 徒然草 』 など の 文献 に 、 また 江戸 時代 の 図譜 として 残さ れ て いる 。  江戸 時代 初期 、 1678 年 に 出版 さ れ た 『 奈良 名所 八 重 桜 』 は 奈良 の 八重桜 について 記述 し て いる 。 『 奈良 名所 八 重 桜 』 は 名所 案内 記 に 名 を かり た フィクション で あり 、 東大寺 、 興福寺 はじめ 作り話 が 多い 。 北川 尚史 は 評し て 「 講談 師 見 て き た よう な ウソ を つき 」 と 記し て いる 。 記述 に よる と 、 天平 時代 、 聖武天皇 は 三笠 山奥 の 谷間 で 美しい 八重桜 を 見つけ 、 その 八重桜 の 話 を 光明皇后 に し た ところ 、 光明皇后 は 一 枝 でも 構わ ない から 見 て み たい と 大変 興味 を 持っ た 。 聖武天皇 の 臣下 たち は 気 を きかせ 、 その 八重桜 を 宮中 に 移植 し た 。 以来 、 春 ごと に その 桜 を 宮中 の 庭 で 楽しみ 続け られ た と いう 。 まさに 講談 師 の 演目 そのもの で ある 。 天理大学 の 教授 は この 書 を 絶賛 し て いる 。 すでに 和田 萬吉 （ 1916 ） は この 書 を 「 往々 荒唐無稽 に 陥り 、 かの 愚 夫 愚 婦 の 迷信 を 助長 する 縁起 集 を 読み 行く が 如き 感 あり 」 と し て いる 。  ナラノヤエザクラ は 伊勢大輔 の 詠ん だ 和歌 により 名高い 。  いにしへ の   奈良 の 都 の   八重桜   け ふ 九 重 に   匂 ひ ぬ る か な  『 七 大寺 巡礼 私記 』 に は 、 奈良 の 都 の 八重桜 が 植わっ て い た 場所 と 開花 時期 が 記載 さ れ て いる 。 記載 に よる と 、 奈良 の 八重桜 は 興福寺 の 東円堂 に あり 、 他 の 全て の 桜 が 散っ て から 咲く 遅咲き 桜 で あっ た と さ れる 。  於興福 寺東 門 之 北脇 、 其堂南 門 之 西脇 有 櫻 樹 所 謂 奈良 都 之 八 重 櫻 是也 、 古 傅 云 、 此櫻一 切 櫻 花 散 之 後 、 始 以開敷 、 是 爲奇特 アハレテフコトヲアマタニヤラシトヤ 、 ハルニヲクレテヒトリサクラム   奈良 の 八重桜 は 奈良 市 が 市制 施行 し た 5 年 後 の 1903 年 に 制定 さ れ た 奈良 市 章 の 素地 と なっ て いる 。 この 市 章 は 天平 時代 から 奈良 に ゆかり の 深い 、 奈良 の 八重桜 を かたどり 、 花 芯 を 「 奈 」 の 字 に 見立て た デザイン で ある 。 当時 の 名所 案内 記 に も 東円堂 跡 ・ 師範 学校 内 に ナラノヤエザクラ が 記載 さ れ て いる 。  1922 年 に 東京大学 の 植物 学者 で あっ た 三 好学 が 東大寺 知足 院 の 裏山 に 植わっ て い た 特徴 ある 八重桜 を 岡本 勇治 の 案内 で 視察 （ 調査 ） し た （ 三好 の 岡本 へ の 追悼 文 より ） 。 小清水 卓二 は 1922 年 4 月 に 三好 が 発見 し た と する が 、 三好 の 論文 の 掲載 号 は この 年 の 1 月 で ある 。 三好 は 論文 で 産地 として 「 京都 と 奈良 」 を あげ て いる 。 ナラノヤエザクラ は 岡本 勇治 が 大正 10 年 頃 （ この 年 に 三好 が 来 県 し て いる ので 早い 月 か 前年 ） に 天然記念物 指定 申請 を おこなっ て いる 。 申請 は 知足 院 の ほか 師範 学校 、 春日 神社 （ 現 春日大社 ） の 三 樹 で ある 。 大阪 朝日新聞 大和 版 に も 関連 の 記事 が ある 。 この 「 知足 院 の 奈良 八重桜 」 は 1923 年 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 三好 や 戦前 の 文部省 で は 「 知足 院 の 奈良 八重桜 」 と し て いる が 官報 に 印刷 ミス が あっ た らしく 「 知足 院 ナラノヤエザクラ 」 （ 戦後 は 名前 は カタカナ で 表記 する こと に なっ た ） と し て いる が 、 申請 は 三 樹 で あり 、 やはり 「 知足 院 の ナラノヤエザクラ 」 と する の が 正しい 。  ナラノヤエザクラ は 奈良 を 代表 する 花 として 1968 年 に は 奈良 県 花 に 制定 さ れ た 。 さらに 1998 年 に は 奈良 市 花 に 制定 さ れ て いる 。チシマフウロ （ 千島 風 露 、 学名 ：" Geranium   erianthum "） は フウロソウ 科 フウロソウ 属 の 多年草 。  北海道 ～ 東北 地方 の 亜 高山 帯 ～ 高山 帯 に 分布 する 。 日当たり の 良い 草地 や 砂礫 地 に 生える 高山 植物 。  高 さ は 20 ～ 50 cm 。 花期 は 6 ～ 8 月 。 花 は 5 弁 花 で 、 茎 の 先 に 直径 3 cm ほど の 青 紫色 の 花 を 多数 咲かせる 。 花弁 の 基部 や 萼 片 に 長い 白 毛 が ある 。クリ （ 栗 、 学名 ： ） と は 、 ブナ 科 クリ 属 の 木 の 一種 。  クリ の うち 、 各 栽培 品種 の 原種 で 山野 に 自生 する もの は 、 シバグリ （ 柴栗 ） または ヤマグリ （ 山 栗 ） と 呼ば れる 、 栽培 品種 は シバグリ に 比べ て 果実 が 大粒 で ある 。 また 、 シバグリ も ごく 一部 で は 栽培 さ れる 。  落葉 性 高木 で 、 高 さ 17 m 、 幹 の 直径 は 80 cm 、 あるいは それ 以上 に なる 。 樹皮 は 灰色 で 厚く 、 縦 に 深い 裂け目 を 生じる 。  葉 は 長 楕円 形 か 長 楕円 状 披針形 、 やや 薄く て ぱりぱり し て いる 。 表 は つや が あり 、 裏 は やや 色 が 薄い 。 周囲 に は 鋭く 突き出し た 小さな 鋸歯 が 並ぶ 。  雌雄 異 花 で 、 いずれ も 5 月 から 6 月 に 開花 する 。 雄花 は 穂状 で 斜め に 立ち上がり 、 全体 に クリーム 色 を 帯び た 白 で 、 個々 の 花 は 小さい もの の 目 を 引く 。 また 、 香り が 強い 。 非常 に よく 昆虫 が 集まる 。 ブナ 科 植物 は 風媒花 で 花 が 地味 の もの が 多い が 、 クリ や シイ は 虫媒花 と なっ て いる 。 一般 に 雌花 は 3 個 の 子房 を 含み 、 受精 し た 子房 のみ が 肥大 し て 果実 と なり 、 不 受精 の もの は しい な と なる 。  9 月 から 10 月頃 に 実 が 成熟 する と 自然 に いが の ある 殻 斗 が 裂開 し て 中 から 堅い 果実 （ 堅 果 で あり 種子 で は ない ） が 1   -   3 個 ずつ 現れる 。 果実 は 単に 「 クリ （ 栗 ） 」 、 または 「 クリ ノミ （ 栗 の 実 ） 」 と 呼ば れ 、 普通 は 他 の ブナ 科 植物 の 果実 で ある ドングリ と は 区別 さ れる （ ただし 、 ブナ 科 植物 の 果実 の 総称 は ドングリ で あり 、 広義 に は ドングリ に 含ま れる と も 言える ） 。 また 、 毬 状 の 殻 斗 に 包ま れ て いる こと から この 状態 が 毬 果 と 呼ば れる こと も ある が 、 中 に ある クリ ノミ 自体 が 種子 で は なく 果実 で ある ため 誤り で ある 。  香り の 主成分 は メチオナール （ サツマイモ の 香り の 主成分 ） と フラノン （ 他 に は イチゴ や パイナップル に 含ま れ て いる ） 。  日本 と 朝鮮半島 南部 原産 。 北海道 西南 部 から 本州 、 四国 、 九州 に 分布 。 暖帯 から 温帯 域 に 分布 し 、 特に 暖帯 上部 に 多産 する 場合 が あり 、 これ を クリ 帯 と いう 。  ただし 、 現在 で は 広く 栽培 さ れ て いる ため 、 自然 分布 と の 境目 が 判り にくい 場合 が ある 。 中華人民共和国 東部 と 台湾 で も 栽培 さ れ て いる 。  日本 において 、 クリ は 縄文 時代 初期 から 食用 に 利用 さ れ て い た 。 長野 県 上松 町 の お宮 の 裏 森 遺跡 の 竪穴 式 住居 跡 から は 1 万 2900 年 前 ～ 1 万 2700 年 前 の クリ が 出土 し 、 乾燥 用 の 可能 性 が ある 穴 が 開け られ た 実 も あっ た 。 縄文 時代 の クリ は 静岡 県 沼津 市 の 遺跡 でも 見つかっ て いる ほか 、 青森 県 の 三 内 丸山 遺跡 から 出土 し た クリ の 実 の DNA 分析 により 、 縄文 時代 に は 既に クリ が 栽培 さ れ て い た こと が わかっ て いる 。  生食 も 可能 で ある が 、 現代 において は 、 ほんのり と し た 甘 さ を 生かし て 石 焼き に し た 甘栗 、 栗 飯 （ 栗 ご飯 ） の 具 、 菓子 類 （ 栗 きん と ん など ） の 材料 に 広く 使わ れ て いる 。  年間 平均 気温 10   -   14 ℃、 最低 気温 が   - 20 ℃ を 下回ら ない 地方 で あれ ば 栽培 が 可能 で 、 日本 において は ほぼ 全 都道府県 で み られる 。 生産 量 は 、 茨城 県 、 熊本 県 、 愛媛 県 、 岐阜 県 、 埼玉 県 の 順に 多い 。 また 、 名産 地 として 丹波 地方 （ 京都 府 、 大阪 府 、 兵庫 県 ） や 長野 県 小布施 町 、 茨城 県 笠間 市 が 知ら れる 。 これら の 地域 で は 「 丹波 栗 」 の よう な ブランド 化 や 、 クリ を 使っ た 菓子 ・ スウィーツ 開発 による 高 付加 価値 化 、 イベント 開催 による 観光 誘客 へ の 活用 が 進め られ て いる 。  果実 として の 採取 以外 に 、 甘み が ある 栗 焼酎 の 醸造 や 茶 飲料 、 蜂蜜 を 採取 する 蜜 源 植物 として も 利用 さ れる 。  戦前 に 中国 から 持ち込ま れ た クリタマバチ により 、 昭和 20 年代 に は 日本 全土 に 存在 し た 100 種 を 超える 品種 の 大半 が 消滅 し た 。 現在 栽培 さ れ て いる 品種 は 、 その後 育成 さ れ た クリタマバチ に対する 抵抗 性 品種 で ある 。 クリタマバチ 被害 について は 、 1979 年 以降 、 クリタマバチ の 天敵 で ある チュウゴクオナガコバチ が クリ の 主 産地 で 放 飼 さ れ た こと により 被害 が 激減 し た 。  次に 問題 と なっ て いる の が 、 クリシギゾウムシ による 果実 被害 で ある 。 これ まで は 、 収穫 後 の 臭 化 メチル による くん蒸 を 主として 防除 が なさ れ て い た が 、 臭 化 メチルガス は 温室 効果 が 高い ため 、 全廃 さ れる こと が 決定 し た （ 2005 年 に 全廃 する 予定 で あっ た が 、 2015 年 まで 不可欠 用途 申請 さ れ て 使用 さ れ て い た ） 。 臭 化 メチル くん蒸 の 代替 技術 として ヨウ 化 メチル が 登録 さ れ た が 、 ヨウ 素 の 逼迫 による 価格 上昇 や 、 臭 化 メチル に 比べ て 沸点 が 高く 扱い にくい など の 理由 で 、 製造 が 中止 さ れ た 。 代替 法 として は 、 氷蔵 庫 （ 壁面 に 不凍液 を 循環 さ せ て 庫 内 温度 を 高 湿度 の まま 一定 に 保つ 保冷 庫 ） によって   - 2 ℃ で ３ 週間 程度 貯蔵 する 氷蔵 処理 と 、 50 ℃ の お湯 に 30 分間 浸 漬 する 温湯 処理 が 確立 さ れ て いる 。  日本 の クリ は シナグリ に 次いで クリ 胴 枯病 に対する 抵抗 性 が 高い 。  シナグリ など と 比較 し て 、 渋 皮剥 皮 が 困難 で あり 、 生食 用 用途 で は 渋皮 を 直下 の 果肉 とともに 削り取る 作業 が 必須 で ある 。 特に この こと が 近年 の 家庭 における クリ の 需要 を 低下 さ せる 原因 と なっ て き た 。 その よう な 中 、 近年 独立 行政 法人 農業 ・ 食品 産業 技術 総合 研究 機構 果樹 研究所 において 、 シナグリ 並 に 渋皮 剥皮性 の 優れる クリ 品種 「 ぽ ろ たん 」 （ 2007 年 10 月 22 日 品種 登録 ） が 育成 さ れ た 。  2014 年度   23 , 401   t   作況 調査 2014 年版 に よる と 、 沖縄 県 以外 の 46 都道府県 で 収穫 実績 あり 。 その うち 33 都府県 は 収穫 量 100 トン 以上 と なっ て いる 。  堅く て 腐り にくい こと から 、 建物 の 柱 や 土台 、 鉄道 線路 の 枕木 、 家具 等 の 指物 に 使わ れ た が 、 近年 は 資源 量 の 不足 から 入手 し づらく なっ た 。 成長 が 早く 、 よく 燃える ので 昔 は 薪 木 として も 使わ れ て い た 。 縄文 時代 の 建築 材 や 燃料 材 は クリ が 大半 で ある こと が 、 遺跡 出土 の 遺物 から 分かっ て いる 。 触感 は 松 に 似 て いる が 、 松 より 堅く 年輪 も はっきり し て いる 。 楢 より は 柔らかい 。ピレノイド （ pyrenoid 、 " pyren "   ' 果実 の '   +   " eidos "   ' 形 '） は 、 藻類 など の 葉 緑 体 において 炭素 固定 の 中核 を 担う 区画 で ある 。 1882 年 、 シュミット （ Schmitz ） により 発見 さ れ た 。  ピレノイド は 葉 緑 体 の 中 に 存在 する 細胞 小 器官 で ある 。 ピレノイド は 多く の 場合 、 光合成 産物 で ある デンプン など の 貯蔵 物質 に 囲ま れ て おり 、 葉 緑 体 の 他 の 部分 と 明瞭 に 区別 できる 。 これ は 通常 の 光学 顕微鏡 で も 観察 できる ため 、 しばしば 細胞 核 と 誤認 さ れる 。 ピレノイド は 膜 系 を 持た ない 細胞 小 器官 で ある が 、 ここ に は 葉 緑 体内 の RuBisCO が 高密度 で 集積 し て いる 。 生物 によって は 、 RuBisCO   が 結晶 化 し て いる もの も ある 。  ピレノイド の   RuBisCO   活性 は 1991 年 に 報告 さ れ て いる 。 RuBisCO   は 二酸化炭素 を 五 炭 糖 リン 酸 （ D - リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 ） と 結合 さ せ 、 2 分子 の C 3 化合 物 （ ホスホグリセリン 酸 ） を 作る （ カルボキシラーゼ 反応 ） 。 これ と 競合 的 な 反応 として 、 RuBisCO   は 炭素 固定 を 伴わ ない リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 へ の オキシゲナーゼ 作用 も 持つ 。 ピレノイド は 炭素 固定 の 場 における 溶存 二酸化炭素 の 拡散 を 防い で 濃度 を 高め 、 同時に 酸素 濃度 を 低下 さ せる （ 光化学 系 II を 隔離 する ） こと で 、 競合 的 な オキシゲナーゼ 反応 の 抑制 に 役立っ て いる と 考え られ て いる 。  ピレノイド の 起源 は 藍 藻 の カルボキシソーム で ある と 言わ れ て いる 。 これ は やはり   RuBisCO   の 結晶 体 で 、 黒っぽく 角 ばった 構造 で ある 。  ピレノイド は 高等 植物 に は 見 られ ない 。 これ は 、 水中 で は 空気 中 より も 二酸化炭素 の 拡散 速度 が 小さく （ およそ   1 / 1000 ） 、 藻類 の よう に 水中 に 棲む 小さな 生物 の 方 が ピレノイド の 存在 が 有利 に 働く ため で あろ う と 考え られ て いる 。 例外 として 、 唯一 ツノゴケ の 仲間 に は 退化 的 な ピレノイド が 見 られる 。 また 、 どの 藻類 の 植物 門 に も ピレノイド が 無い 生物 が 含ま れ て おり 、 分類 群 と その 有無 を 単純 に 対応 づける こと は でき ない 。  ピレノイド の 形状 は 分類 群 毎 に 異なっ て おり 、 しかも 群 毎 に 安定 し た 形態 形質 で ある 。 したがって 、 藻類 の 分類 形質 として 非常 に 重要 な もの で ある 。 生物 によって は ピレノイド 中 に 葉 緑 体 DNA が 局在 し て いる もの や 、 また ピレノイド が 細胞 核 を 包む よう な 形状 を と なっ て いる もの も ある 。 その 為 、 細胞 核 と ピレノイド が 何らかの 遺伝 情報 を やり取り し て いる という 意見 も ある が 、 実際 の ところ は 不明 で ある 。レンゲショウマ （ 蓮華 升 麻 、 学名 :" Anemonopsis   macrophylla "） は 日本 特産 の 1 属 1 種 の 花 。 キンポウゲ 科 、 レンゲショウマ 属 の 多年草 。  花 が 蓮 に 、 葉 が サラシナショウマ （ 晒 菜 升 麻 ） に 似 て いる ので 、 レンゲショウマ （ 蓮華 升 麻 ） の 名 が つけ られ た 。 。  花茎 の 下部 に 茎葉 と 根 出 葉 が ある 。 葉 は 二 － 四 回 三 出 複葉 で 、 小 葉 は 卵 形 、 あらい 鋸歯 を 持つ 。  高 さ は 80 センチ 程度 と なり 、 丸い 蕾 を つける 。 赤み を 帯び た 光沢 の ある 薄紫 の 上品 で 気品 あふれる 花 が 、 様々 な 方向 を 向い て 咲く 。 花 の 直径 は 4 センチ ほど 。 萼 も 花弁 も 共に 花弁 状 に 見える 。 萼 は 花弁 状 で 平ら に 開き 、 花弁 は 抱える よう に 咲く ため 、 一見 で は 二 段 構え に 花弁 が 並ん で いる よう に 見える 。 類似 し た 和名 の 種 として ユキノシタ 科 の キレンゲショウマ （ 黄 蓮華 升 麻 　" Kirengeshoma   palmata "） が ある 。 これ は 本 種 に 似 て 、 黄色い 花 を つける こと から の 命名 で ある 。  本州 （ 東北 地方 南部 ～ 近畿 地方 ） の 太平洋 岸 の 温帯 域 に 分布 し 、 山地 から 深山 の かけ て の 湿り気 の ある 林下 に 生える 。 複数 の 都道府県 で レッド リスト の 絶滅 危惧 種 （ 絶滅 危惧 I 類 ） や 絶滅 危惧 II 類 など に 指定 さ れ て いる 。 田中 澄江 が 『 新 ・ 花 の 百 名山 』 の 著書 で 甲 武信 岳 を 代表 する 花 の 一つ として 紹介 し た 。 御岳 登山 鉄道 が 毎年 8 月 に 、 「 御岳山 レンゲショウマ まつり 」 を 開催 し て いる 。テングノムギメシ （ 天狗 の 麦飯 ） と は 日本 の 中部 地方 の 火山 地帯 に 産 生 する 微生物 の 塊 で ある 。 産 生地 の ひとつ 、 長野 県 小諸 市 の もの は 天然記念物 に 指定 さ れ て いる ため 採取 が 禁止 さ れ て いる ほか 、 他 の 産 生地 も 国立 公園 内 に あり 採集 を する 為 に は 国 の 許可 が 必要 で ある 。  形 は さまざま で ある が 、 大き さ は 0 . 1 mm から 1 cm ぐらい の 小さな 粒状 で 、 弾力 が あり 、 乾燥 する と 味噌 の 塊 の よう に 見える 。 『 食べ られる 土 』 として 紹介 さ れる 事 も あり 、 古く は 長者 味噌 、 謙信 味噌 や 飯 砂 （ い い ず な ） と も 呼ば れ た 。 「 桃 の 木 から 分泌 さ れる 樹脂 を 少し 堅く し た もの 」 を 想像 する と よい 、 と 菌類 学者 の 小林 義雄 は 記し て いる 。 長野 県 の 「 飯縄山 （ 飯綱 山 ） 」 の 名称 は これ に 由来 する 。  明治 の 半ば より 多く の 生物 学者 の 目 を 引き 、 大野 直枝 、 川村 多 実 二 、 ハンス ・ モーリッシュ など 、 多く の 研究 者 が これ に 係わっ て いる 。 その 結果 に よる と 、 藍 藻類 、 細菌 類 、 古 細菌 類 、 糸状 菌 など が そこ から 見出さ れ て おり 、 その 正体 は 菌類 ・ 藻類 の 複合 体 と いわ れ て いる 。 また 、 微生物 学者 の 中村 浩 に よる と 、 。  2010 年 に 行わ れ た 調査 で は 、 10 種類 程度 の 真正 細菌 の 集合 体 で 、 " Ktedonobacteria "   綱   " Ktedonobacterales "   目 、 " γ - proteobacteria "   綱   " Ellin 307 "/ WD 2124 、" α - proteobacteria "   綱   " Beijerinckiaceae "/ Methylocystaceae ," Acidobacteria "   門   " subdiv ."   など が 検出 さ れ た 。  戸隠山 、 黒姫山 、 飯縄山 、 群馬 県 嬬恋 村 、 浅間山 周辺 など 比較的 高地 に 分布 。  山間 部 の 草地 で 、 凝 灰 質 火山 噴出 物 中 の 地下 に 層 を なし て 見つかる 。 深 さ は 地下 数 センチ から 40 cm 程度 に 渡っ て 分布 し 、 場所 によって は 地上 に 露出 し 、 深い ところ で は 2 m に も 達する 。 長野 県 小諸 市 で は 産出 地 が 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 他 に 群馬 県 嬬恋 村 に も 産 生地 が ある 。 産 生地 は 天然 ガス の 産出 地 で ある こと から 生育 に は 天然 ガス が 必要 と 考え られ た こと も ある が 、 実態 は 解明 さ れ て い ない 。  産 生地 の うち 、 しな の 鉄道 ・ 東日本旅客鉄道 （ JR 東日本 ） 小諸 駅 の 南東 約 1 km に ある 通称 “ 味噌 塚 ” と 呼ば れる 小高い 丘 の 一角 が 、 テングノムギメシ 産地 （ ） として 、 1921 年 （ 大正 10 年 ） 3 月 3 日 に 国 の 天然記念物 の 指定 を 受け て いる 。 分類 は 藻類 ・ 細菌 類 の 発生 地 として の 指定 で ある 。  産 生地 で は 古く から テングノムギメシ を 『 修験 者 が 食用 に し て い た 』 『 飢饉 の 時 に 食べ た 』 など の 伝説 が あり 、 産 生地 一帯 は 通称 「 味噌 塚 」 と 呼ば れ て いる 。 特に 味 は なく 、 食中毒 や 感染 症 、 胃腸 障害 を 起こす など 有害 で ある と の 報告 も ない ため 食べる こと 自体 は 可能 で ある と 考え られ て いる 。植物 学 において 植物 相 （ フローラ   flora 。 複数 形   " floras "   または   " florae "   ） は 、 ある 地域 もしくは 時代 における 全て の 植物 の 種 の 総体 を 意味 し 、 とくに 自生 の 植物 あるいは 在来 種 の 植物 で ある 。 " Flora "   のも う ひとつ の 意味 は 、 特定 地域 、 あるいは 時代 区分 における 植物 種 の 記載 を 行っ た 書物 または それ に 類する 記録 で 、 日本語 で は 植物 誌 を 充てる 。 両者 とも 、 英語 の 読み そのまま に フローラ と 言う こと も ある 。  フロラ という 語 は ローマ 神話 の 花 の 女神 の ラテン 名 で ある 。 動物 で これ に 対応 する の は   ""（ 動物 相 または 動物 誌 ） で ある 。 生物 の 分類 学 や 生態 学 で は 植物 相 と 動物 相 および 菌類 など その他 の 生物 群 を あわせ て 集合 的 に 生物 相 と よぶ 。  地域 ・ 時代 ・ 環境 の 特徴 ・ 気候 により 、 植物 は 各種 の 植物 相 に グループ 化 さ れる 。 たとえば 山岳 地帯 や 低地 など 地理 的 区分 が 変わる と 、 自生 する 植物 に は 違い が 生じる 。 植物 相 は 化石 植物 相   " fossil   flora " に み られる よう な 歴史 時代 の 植物 界 を も 意味 し うる 。 植物 相 は 環境 の 特徴 により 細分 化 さ れる 。  細菌 相 は 植物 相 の 中 に 組み入れ られる こと も ある が 、 別々 に 扱わ れる こと も ある 。  植物 相 ごと の 地理 的 区分 を 植物 区 系   (,   floristic   region )   と 呼ぶ 。 その 最大 区分 は 植物 区 系 界   ( floristic   kingdom )   と 呼ば れ 、 世界 を 6 つ の 地区 に 区分 する 。 区 系 界 の 下位 区分 として 区 系 区   ( region )、 さらに その 下 に 地方   ( province )   が 置か れる 。樹皮 （ じ ゅひ 、 バーク 、 、 、 、 ） と は 、 木本 幹 の 表面 に 形成 さ れる 組織 で ある 。  樹皮 は 木本 の 周り を 覆う よう に 形成 さ れる 。 一般 的 に 葉 に は 形成 さ れ ない 。 元々 は 死ん だ 組織 の 集まり で 、 コルク 形成 層 から 形成 さ れ 、 やがて 剥がれ 落ち て しまう 。 普通 は 古く なる につれて 部分 的 に 剥がれ 落ちる 。 この 剥がれ 形 に は種 によって 独特 の 特徴 が ある 。 サルスベリ の よう に 樹皮 が 全体 に きれい に 剥がれる もの も ある 。 また 、 バクチノキ は 、 その 剥がれ 方 が 派手 な の を 博打 に 負け て 身ぐるみ 剥がさ れる 様子 に なぞらえ た もの で ある 。  また 、 樹皮 に は 呼吸 の ため の 独特 の 穴 を 生じる もの が あり 、 これ を 皮 目 （ ひも く ） と いう 。  樹木 に 於い て 、 中心 の 木部 は 細胞 壁 が 発達 し た 後 に 死亡 し た 細胞 の 集まり で あり 、 樹皮 の 外側 も また そう で ある 。 樹皮 の 下層 の コルク 形成 層 から 木部 表面 の 形成 層 まで の 部分 が 生き た 細胞 で 作ら れ て いる 。 木 が 枯れる と この 部分 が 早く に 崩壊 し 、 樹皮 と 材 と が 剥がれ やすく なる 。  樹皮 を 剥ぎ 取っ て 樹木 の 一部 を 食べる 野生 生物 も 存在 する 。 日本 で は 、 ニホンジカ や エゾシカ の 樹皮 食害 による 、 林業 へ の 打撃 や 森林 荒廃 が 問題 に なっ て いる 。アダン （ 阿 檀 、 ） は 、 タコノキ 科 タコノキ 属 の 常緑 小 高木 。 亜熱帯 から 熱帯 の 海岸 近く に 生育 し 、 非常 に 密集 し た 群落 を 作る 。 時に マングローブ に 混生 し て 成育 する 。  アダン は 高 さ   2 - 6 m   ほど に なる 常緑 の 小 高木 で ある 。 成長 とともに 太い 枝 が 横 に 展開 し 、 そこ から 気根 （ 支柱 根 ） を 垂らし て 接地 する 。 この 支柱 根 が 木 を 安定 さ せ 、 風 倒 を 防い で いる 。  葉 は 幅   3   -   5 cm 、 長 さ   1   -   1 . 5 m に も 達する 細長い 披針形 。 基部 は やや 広がっ て おり 、 茎 を 包む よう な 形 で 生じる 。 葉 は 皮質 で 硬く 厚く 、 落ち て も 茎 に は 跡 が 残る 。 アダン の 葉 の 辺 縁 部 や 主脈 に は 鋭い 棘 が ある 。 主脈 上 の それ は 先端 近く で は 先 向き 、 根本 近く で は 根本 向き に なっ て おり 、 中程 で は 交互 の 向き に 並ん いる ため 、 どちら 向き に でも 刺さる よう に なっ て いる 。  アダン は 雌雄 異 株 で あり 、 夏季 に 雄 株 は 房 状 の 花序 、 雌 株 は 球状 で 小型 の 花序 を つける 。 雄花 序 は 長 さ   20   -   25 cm で あり 、 複数 の 緑色   -   黄白 色 の 葉状 の 総 包 と 白色 の 肉 穂 花序 から なる 。 総 包 は 長 さ   10   -   20 cm 、 肉 穂 花序 は   4 - 5 cm   ほど 。 肉 穂 花序 は 多数 の 小 枝 に 分岐 し て おり 、 そこ から 多数 の 雄蕊 が 生じる 。 雌花 序 は 太い 軸 の 先端 から 生じる 広 楕円 形 。 葉状 で 白色 の 長 さ   10   -   20 cm の 総 包 十 数 枚 を 伴う 。 雌蕊 は 楕円 型 。  果実 は 直径   15   -   20 cm ほど で パイナップル に 似 た 外見 で あり 、 パイナップル と 同様 に 集合 果 で ある 。 個々 の 果実 は 倒卵形 で 、 長 さ   4   -   6 cm 、 幅   3   -   5 cm 。 内 果皮 は 繊維 質 、 外 果皮 は 肉質 。 若い うち は 緑 だ が 熟す と 黄色く なり 、 甘い 芳香 を 発する 。  葉 や 幹 は 利用 価値 が 高く 、 葉 は 煮 て 乾燥 さ せ た 後 、 パナマ帽 等 の 細工 物 と し たり 、 細く 裂い て 糸 と し 、 筵 や カゴ を 編む 素材 として 利用 さ れる 。 観葉 植物 や 街路 樹 として も 利用 さ れる 。  沖縄 で は 古く から その 葉 で 筵 や ご ざ 、 座布団 、 草履 を 作る など の 利用 が あっ た 。 凧 の 糸 に も アダン の 繊維 を 撚っ た 糸 が もつれ にくく 適し て いる と いう 。 明治 時代 以降 、 加工 技術 の 進歩 に 伴い 、 巻き 煙草 入れ や 手提げ 鞄 など が 作ら れる よう に なっ た が 、 その後 新た な 素材 の 出現 で 衰え た 。 葉 を 漂白 し て 作ら れ た アダン 葉 帽子 は 一時期 に ブーム を 起こし 、 国外 に まで 輸出 さ れる ほど の 好評 を 得 た 。 モーリシャス で は 製紙 原料 と さ れる と も 言う 。 また 、 気根 を 裂い て 縄 と し 、 また その 縄 を 編ん で アンツク という 手提げ 鞄 と する 事 も 八重山 で は 伝統 的 に 行わ れ 、 これ に 昼食 用 の 芋 や 豆腐 など を 入れ て 畑 に 出 た と いう 。  防潮 林 ・ 防風 林 ・ 砂防 林 として も 利用 さ れ 、 また 観賞 用 に 庭園 など に 栽培 さ れる こと も ある 。  パイナップル の よう な 外観 と 甘い 芳香 の ため 、 果実 は いかにも 美味 に 見える が 、 ほとんど が 繊維 質 で 人間 が 食べる の に は 適さ ない 。 果実 の 表面 に 存在 する 突起 の 一 箇所 ごと が 種子 に なっ て い て 、 その 中心 の 松 の 実 の よう な 柔らかい 白い 箇所 が 可 食 部 で ある 。 果実 は 硬い 繊維 質 に 包ま れ て おり 、 可 食 部 を 取り出す 手間 に 見合う 味 と 量 で は ない ため 、 現在 の 沖縄 県 で 食べる 習慣 は 廃れ て しまっ た が 、 過去 に は アダン の 果実 で アンダンスー を 作っ た 。 また 、 沖縄 で は 昔 食用 と さ れ た こと から お盆 に は 仏前 に アダン の 果実 を 供える 習慣 が あっ た が 、 現在 は パイナップル が 使わ れる 。 また 、 石垣島 で は アダン の 柔らかい 新芽 を 法事 や お盆 など の 際 の 精進 料理 に 用いる 習慣 が ある 。 他 の 野菜 と共に 精進 煮 と し 、 くせ の ない 若 筍 の よう な 味 だ と いう が 、 灰汁 を 抜か ない と 食べ られ ず 、 手間 が かかる ため 現在 で は あまり 食用 に さ れ ない 。 インド 料理 で は 花 から 香料 を とる 。  日本 で は トカラ 列島 以南 の 沿岸 域 に 分布 する 。 中国 南部 や 東南アジア に も 見 られる 。 ポリネシア を 中心 に 生育 する   も 混同 さ れる 場合 が ある が 、 これ は 別種 で ある と さ れる 。 近 縁 種 について は タコノキ 属 を 参照 。維管束 形成 層 （ いかん そく けい せいそう 、 vascular   cambium ） と は 、 植物 の 茎 や 根 において 、 維管束 の 木部 と 師 部 の 間 に 存在 し 、 活発 に 分裂 活動 を 行う 細胞 層 から 成る 側 方 分裂 組織 ( lateral   meristem ) で ある 。  一般 的 に 、 形成 層 と 呼ば れる こと が 多い 。 通常 は 、 茎 や 根 の 維管束 に 存在 する が 、 稀 に 葉 の 維管束 に 存在 する 場合 も ある 。 また 、 他 の 側 方 分裂 組織 として は 、 樹皮 を 形成 する コルク 形成 層 が 知ら れ て いる 。  双 子葉 植物 や 裸子植物 の 茎 や 根 で は 通常 、 維管束 が 環状 に 規則正しく 配置 さ れ て おり 、 形成 層 が 維管束 間 を 繋ぐ よう に 伸び て いる ため 、 維管束 形成 層 は 環状 の 層 を なし て いる 。 一方 、 単 子葉 植物 で は 維管束 が 散在 し て いる ため 、 層 として は 存在 し ない 。  維管束 形成 層 に は 主 に 二 種類 の 細胞 が 含ま れる 。 軸 の 方向 に 長く 延び た 紡錘形 始原 細胞 ( fusiform   initials ) と 、 それ より も 比較的 短い 放射 組織 始原 細胞 ( ray   initials ) で ある 。 これら の 細胞 から 、 通常 、 内側 に 二 次 木部 、 外側 に 二 次 師 部 が 生成 さ れる 。 また 、 茎 頂 や 根 端 に 存在 する 一 次 分裂 組織 ( primary   meristem ) と は 異なり 、 維管束 形成 層 は 分化 が 不完全 で あっ た 胚 細胞 から 生じる 組織 で ある と 考え られ て いる 。キダチチョウセンアサガオ 属 （- ぞ く 、 学名 ：" Brugmansia "） ナス 科 の 属 の ひとつ で 、 低木 または 高木 で ある 。 学名 の カタカナ 表記 で 、 ブルグマンシア 属 と 呼ぶ こと も ある 。 また 、 園芸 名 で エンジェルストランペット 、 エンジェル トランペット （ Angel ' s   Trumpet ） と 呼ば れる こと が 多い 。 花言葉 は 、 愛敬 、 偽り の 魅力 、 変装 、 愛嬌 。  かつて は 近 縁 の チョウセンアサガオ 属 に 含め て い た 。 その ため 園芸 名 で は チョウセンアサガオ 属 （" Datura "） の 学名 から ダチュラ の 名 が 使わ れる 場合 も ある 。  オランダ の 植物 学者 セバールド・ユスティヌス・ブルグマンス に ちなみ 、 クリスティアーン・ヘンドリク・ペルズーン により 命名 さ れ た 。  春 から 秋 にかけて 、 下向き に 垂れ下がっ た 花 を つける 。 つぼみ に は 卵 形 、 球形 、 紡錘形 など が あり 、 花 は つぼみ から 飛び出す よう な 形 で 咲く 。 花弁 の 先端 は 、 5 つ に 分かれ 反り返る 。 原産地 は アメリカ の 熱帯 地方 だ が 、 暑 さ が 苦手 で 高地 に しか 生息 し て い ない 。 その ため 温帯 気候 の 日本 で は 、 夏季 の 生育 が 緩慢 に なり 、 管理 を 怠る と 最悪 枯れ て しまう 場合 も ある 。 しかし キダチチョウセンアサガオ 属 は 低温 に 強く 、 丈夫 で 育て やすい 植物 で ある 。 春 温かく なっ て から 旺盛 に 生育 し て ゆき 、 開花 時期 に は 大型 の 株 に たくさん の 花 を つける の が とても 魅力 的 で ある 。  かつて は キダチチョウセンアサガオ 属 （" Brugmansia "、 ブルグマンシア ） が チョウセンアサガオ 属 （" Datura "、 ダチュラ ） から 独立 し て い なかっ た が 、 現在 は 別 属 として 扱わ れる 。 その 名残り から か 両 属 よく 混同 さ れ て いる 。 ダチュラ と 呼ば れ て い て も 、 実際 は ブルグマンシア という こと が 珍しく ない 。 両 属 の 違い は 以下 の 通り 。  キダチチョウセンアサガオ 属 の 植物 は 広義 の チョウセンアサガオ の 仲間 で あり 、 同様 に 有毒 植物 で ある 。 含ま れ て いる 成分 は スコポラミン （ ヒヨスチン ） 、 ヒヨスチアミン など で ある 。 薬草 に 使わ れる こと も ある が 、 一般 に は 毒草 として 扱わ れる ので 、 取り扱い に は 十分 注意 が 必要 で ある 。 主 に 地下茎 から 抽出 し た 成分 は 、 聴覚 性 幻覚 ・ 急性 痴呆 ・ 行動 異状 を 引き起こす 。  花 の 色 や 形 など で 、 様々 な 種類 が 存在 する 。植物 生理学 （ し ょくぶつせいりがく ） と は 、 植物 学 の 一 分野 で 、 植物 の 生理 機能 を 研究 する 領域 で ある 。 光合成 、 呼吸 、 植物 ホルモン 、 生長 、 栄養 、 環境 に対する 応答 （ 屈性 や 休眠 ） など を 研究 対象 と する 。   関係 する 分野 に は 植物 形態 学 、 作物 学 、 植物 病理 学 、 生化学 、 分子生物学 など が ある 。  歴史 は 古く 、 17 世紀 まで さかのぼる 。 フランシス ・ ベーコン は 水栽培 実験 により 、 土壌 は 植物 を 支える だけ で ある と 考え た 。 続い て ヤン ・ バプティスト・ファン・ヘルモント は 1648 年 に 定量 的 な 実験 を 行い 、 植物 の 重量 は 土壌 で は なく 水 のみ から 得 られる と 結論 し た 。 17 世紀 末 に は ジョン ・ ウッドワード が 土壌 成分 も 生育 に 重要 で ある こと を 示し 、 18 世紀 に スティーヴン・ヘイルズ が これ を さらに 発展 さ せ た 。  19 世紀 に なる と ユリウス・フォン・ザックス が 以上 の よう な 植物 の 栄養 に関する 研究 を まとめ 、 植物 生理学 という 分野 を 確立 し た 。 19 世紀 に は 生長 や 屈性 について の 研究 も 始まり （ ザックス ら の ほか 、 ダーウィン 父子 の 研究 も よく 知ら れる ） 、 植物 ホルモン を 示唆 する 結果 が 得 られ た 。  20 世紀 に なる と 光合成 の 明 反応 ・ 暗 反応 の 存在 が 予想 さ れ 、 これ は 20 世紀 半ば の 生化学 の 発展 により 具体 的 に 解明 さ れ た 。 一方 、 生長 調節 など に 関わる 植物 ホルモン も 20 世紀 前半 から 実体 が 次第に 明らか に さ れ 、 現在 で は 長らく 不明 だっ た 花 成 ホルモン の 実体 や 、 その他 の ホルモン の 分子 メカニズム の 解明 が 進み つつ ある 。ヤエヤマヒルギ （ 八重山 蛭 木 、 八重山 漂木 、 学名 ：" Rhizophora   mucronata "） は 、 ヒルギ 科 ヤエヤマヒルギ 属 の 常緑 高木 。 別名 オオバヒルギ （ 大葉 蛭 木 、 大葉 漂木 ） 、 シロバナヒルギ （ 白 花 蛭 木 、 白 花 漂木 ） 。 また 、 学名 に " Rhizophora   stylosa "   Griffith が 採用 さ れる こと も ある 。  樹高 は 8 - 10 m 程度 と なる 常緑 高木 。 幹 の 根本 近く から 周囲 に 向かっ て 、 多数 の 弓なり の 形状 の 呼吸 根 を 伸ばす 。 この 呼吸 根 は 、 幹 の 下部 から 斜め 下 に 向かっ て 出 て 、 枝分かれ し ながら 泥 に 入り込む ので 、 見かけ は タコノキ 類 の もの に 似 て いる 。 むしろ 幹 を 支え て いる よう に も 見える ので 、 支柱 根 と 言う こと も ある 。  葉 は 厚い 革質 で 滑らか 、 全体 は 楕円 形 で 、 先端 に とがっ た 突起 が ある の が 特徴 。 葉 の 裏側 に は 無数 の 小さい 黒点 が ある 。  花期 は 5 - 7 月 。 腋 生 の 集散 花序 で 、 花弁 は 4 枚 で 白く 、 この 花 の 色 から 、 別名 シロバナヒルギ と 呼ば れる こと も ある 。 萼 片 は 4 枚 で 、 萼 片 の 先 は 裂け て おり 、 形状 は 三角形 で ある 。 花 の 後 、 果実 は 卵 形 で 、 萼 片 が 付か ない の が 本 種 の 特徴 で ある 。 やがて その 果実 の 先端 から 長 さ 30 cm 以上 に も 及ぶ 細長い 褐色 の 胎生 種子 の 根 が 伸びる 。 成熟 し た 胎生 種子 は 、 他 の マングローブ 植物 と 同様 に 果実 から 抜け落ち て 海流 に 乗っ て 移動 し 、 海流 散布 により 分布 を 広げる 。  感 潮 帯 の 、 比較的 海水 に 晒さ れる 干潟 に 生える マングローブ の 構成 種 の 一つ 。 他 の ヒルギ 科 植物 と 比較 し て 塩分 に対する 耐性 が 強く 、 マングローブ の 帯状 分布 で は 、 より 海 側 に 生育 する 。  東 アフリカ から 南 アジア 、 オセアニア の 熱帯 および 一部 の 亜熱帯 に 広く 分布 する 。 日本 で は 南西諸島 （ 沖縄 諸島 ・ 宮古 島 ・ 八重山諸島 ） に 分布 する 。 分布 の 北限 は 沖縄 本島 で ある 。  沖縄 本島 を 北限 と し 、 沖縄 諸島 以南 で マングローブ を 構成 する 。 特に 八重山諸島 に 多く 、 優 占 種 と なっ て いる 。 沖縄 本島 で は 、 元々 島 北部 の 東村 慶佐次 など で しか 見 られ なかっ た が 、 1970 年代 に 漫湖 に 植 栽 さ れ 、 繁殖 し て いる 。 石垣島 および 西表島 の 干潟 に は 大 群落 を 形成 する 。  本 種 の 学名 について は 、 Flora   of   Japan により " Rhizophora   mucronata " が 採用 さ れ て いる 。 しかしながら 、 本 種 の 和名 及び 学名 について は 、 いくつ か の 混乱 が 指摘 さ れ て いる 。  初島 住 彦 は 、 当初 オオバヒルギ " R .   stylosa " を 採用 し た が 、 その後 オオバヒルギ " R .   mucronata " を 採用 し 、 最終 的 に は ヤエヤマヒルギ " R .   mucronata " を 採用 し 、 " R .   stylosa " について は 琉球 諸島 に 産 する もの は 栽培 種 と し て いる 。 一方 、 島袋 敬一 は ヤエヤマヒルギ " R .   stylosa " を 採用 し 、 " R .   mucronata " を シノニム と し て いる 。  瀬戸口 浩 彰 は 、 1997 年 の 著書 で 、 ヤエヤマヒルギ " R .   stylosa " を 採用 し 、 " R .   mucronata " を 別種 として 紹介 する ものの 、 本 種 の 分類 の 混乱 が ある こと を 指摘 し 、 1999 年 の Flora   of   Japan で 、 " R .   mucronata " に 変更 し て いる 。  また 、 日本 の 植物 の 和名 学名 の リスト を 提供 する 「 BG   Plants   和名 − 学名 インデックス 」 （ YList ） で は オオバヒルギ " R .   mucronata "   を 採用 し 、 " R .   stylosa " を シノニム に 、 ヤエヤマヒルギ を 別名 と し て おり 、 アメリカ合衆国 農務 省 の 作成 し た Germplasm   Resources   Information   Network （ GRIN ） で は 、 日本 に 産 する 種 は " R .   mucronata " と し 、 " R .   stylosa " は 東南アジア 以南 に 産 する こと と し て いる 。  樹皮 を 染料 と する 。 また 、 材 、 木炭 の 原料 と なる 。ハマ ナツメ （ 浜 棗 、 学名 ：" Paliurus   ramosissimus "） は クロ ウメモドキ 科 の 落葉 低木 。  本州 東海 以西 、 四国 、 九州 、 沖縄 、 台湾 、 インドシナ の 沿海 地 の 湿地 に 分布 する 。  花期 は 7 ～ 9 月頃 で 淡 緑色 の 小 花 を 咲かせる 。 枝 に は 棘 が ある 。 絶滅 危惧 IB 類 （ EN ) の 絶滅 危惧 種 で ある 。路傍 樹 （ ろ ぼう じ ゅ ） と は 、 道路 上 に 生え て いる 樹木 の こと 。  道路 を つくっ て から 並木 として 植え られ た 木 で は なく 、 道路 が できる 前 から 生え て い て なんらかの 理由 で 切ら れ ず に 残さ れ た 木 の こと で ある 。 一般 に 、 街路 に あれ ば 街路 樹 と も 呼ば れる 。  その 土地 の 寺社 等 の 神木 だっ た ので 、 残さ れ た もの は 多い 。  日本 全国 に たくさん あり 、 たとえば 大阪 市内 に は 20 以上 の 路傍 樹 が ある と 言わ れ て いる 。  路傍 樹 に 似 た もの として 、 京阪本線 萱島 駅 の 駅舎 に 生え て いる （ ホーム ・ 屋根 を 貫通 ） クスノキ が ある 。グロリオサ は 熱帯 アジア 及び アフリカ 原産 の イヌ サフラン 科 （ APG 植物 分類 体系 。 旧 分類 で は ユリ 科 ） グロリオサ 属 の 植物 の 総称 。  球茎 を 持つ 落葉 性 の 多年生 植物 。 乾季 の ない モンスーン 気候 に 適し て いる 。 別名 、 ユリグルマ 、 キツネ ユリ 。  日本 で は 高知 県 など で 観賞 用 の 球根 の 商業 栽培 が 行わ れ て いる 。  グロリオサ は 、 葉 先 が 巻き ひ げ に なり 、 他 の 植物 に 巻き ひ げ を からみ つける こと で 、 高 さ 3 メートル に も 達する こと が ある 。 花 の 色 は 鮮やか な 赤 または オレンジ で ある 。 花びら は 、 はっきり と 反っ て いる 。  グロリオサ の 球根 は ヤマノイモ や ナガイモ の 担根体 に 似 て いる が 、 コルヒチン や グロリオシン という 毒 （ アルカロイド ） が 含ま れ て いる ため 、 食べる と 危険 で ある 。  2007 年 10 月 21 日 、 静岡 県 に 住む 男性 が 観賞 用 に 栽培 し て い た もの を ヤマイモ と 間違え て 食べ た ところ 、 同月 23 日 に 死亡 し た 。 同様 の 死亡 事故 は 2006 年 9 月 に 高知 県 で も 発生 し て いる 。  英語 で Glory   Lily （ 栄光 の ユリ ） 、 あるいは Flame   Lily （ 炎 の ユリ ） と 呼ば れる こと も ある 。 グロリオサ の 一種 、 " G . rothschildiana " は 、 ジンバブエ の 国花 で あり 、 かつて ローデシア の 国花 でも あっ た 。ヤッコソウ 科   ( Mitrastemonaceae )   は 被子植物 に 属する 寄生 植物 の 科 。 葉緑素 を 持た ない 全 寄生 植物 で 、 森林 の シイノキ など の 根 に 寄生 する 。  ヤッコソウ は 高知 県 で 発見 さ れ 、 牧野 富太郎 により 命名 さ れ た 。 短い 地上 茎 に 数 枚 の 小さい 葉 が 対生 し 、 先 に 花 が 単 生 する 。 ヤッコソウ と は 大名 行列 の 奴 に 見立て て の 命名 。  他 の 数 属 の 全 寄生 植物 とともに ラフレシア 科 に 含め られる こと も 多かっ た が 、 これら は 多 系統 で ある こと が 分子 系統 解析 により 明らか と なっ た 。 ヤッコソウ 属 は APG 植物 分類 体系 の 初期 の 版 で は 所属 不 確定 と さ れ て い た が 、 第 3 版 で は ツツジ 目 に 含め て いる 。  日本 で は 九州 ・ 四国 地方 に 分布 し 、 徳島 県 を 北限 と する 。 天然記念物 に 指定 さ れ て いる もの も ある 。  1 属 2 種 だけ から なる 。タカトウダイ （ 高 燈台 、 学名 :   " Euphorbia   lasiocaula "） は 、 日本 で は 本州 以南 に 広く 分布 し 、 日当たり の よい 荒地 や 畑 、 湿地 など に 生える トウダイグサ 科 トウダイグサ 属 に 属する 多年草 。  草丈 は 70 センチメートル ほど と なり 、 背 の 高い トウダイグサ の 意 で 形態 は よく 似 て いる 。 葉 は 、 茎 の 中程 は ヘラ 型 で 互生 する が 、 茎 の 頂 部 の 葉 は 丸み の 強い ヘラ 型 の 葉 を 5 枚 ずつ 輪 生 する 。 茎 の 頂 部 から は 放射状 に 花茎 を 伸ばす 。 花期 は 6 月 - 8 月 。 苞 葉 の 中 に 黄色い 花 を 複数 つける 。 秋 に なる と 紅葉 する 。 秋 の 湿原 の 草 紅葉 の ひとつ 。 茎 や 葉 を 傷つける と 白い 乳液 を 出す 。 全 草 にわたり 有毒 で あり 、 毒 の 主成分 は ジテルペン の ユーホルニン で ある 。  根 を 漢方薬 の 大 戟 として 用いる 。 その ため 近 縁 種 に は 「 タイ ゲキ （ 大 戟 ） 」 の 名前 を 持つ もの が 多い 。  タカトウダイ を 含め これら は 分類 によって は 、 トウタカトウダイ （" Euphorbia   pekinensis "   ） の 変種 や 亜 種 として 扱わ れる 。  和名 に 「 タイ ゲキ 」 、 「 タカトウダイ 」 が 含ま れる 種 。那智 原始 林 （ な ちげ ん し りん ） は 、 和歌山 県 那智勝浦 町 の 那智山 中 に あり 、 那智滝 の 東 に 広がる 原始 林 。 熊野 那智 大社 の 社 有 林 で 、 1928 年 （ 昭和 3 年 ） 3 月 3 日 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 面積 は 約 33 . 5 ha 。 ユネスコ の 世界 遺産 『 紀伊 山地 の 霊場 と 参詣 道 』 （ 2004 年 〈 平成 16 年 〉 7 月 登録 ） の 一部 。  イスノキ 、 シイ 、 ウラジロガシ など 、 暖地 性 の 広葉樹 を 中心 に 温帯 性 広葉樹 や 針葉樹 も あり 、 本州 屈指 の 混交 林 と なっ て いる 。 群生 する 植物 は 155 種 、 または 300 種 以上 と も いわ れ 、 ナゴラン 、 キイセンニンソウ など 12 種 の 希少 な 植物 も ある 。 シダ 植物 や つる 植物 など 、 林 床 植物 の 多い こと で も 古く から 知ら れ て き た 。 近年 も 新た な 植物 が 発見 さ れ 、 直径 5 m 近い ホルトノキ の 大木 など も ある 。クリプトクロム （ Cryptochrome ,   Cry ） は 青色 光 受容 体 タンパク質 で ある 。  ギリシャ 語 で 「 隠れ た 色素 」 ()   という 意味 で あり 、 元来 は 植物 に ある と 想定 さ れ た 青色 光 受容 体 を 指し た 。 現在 で は 特定 の 一群 の タンパク質 の 名称 で あり 、 植物 に は もう 一種 の 青色 光 受容 体 で ある フォトトロピン も 見つかっ て いる 。 クリプトクロム は 緑藻 から 高等 植物 まで に あり 、 さらに 動物 など に も よく 似 た タンパク質 が ある こと が 明らか に なっ て いる 。  クリプトクロム は フラ ビン タンパク質 で 、 植物 で は 光 に 基づく 花芽 形成 、 伸長 、 概 日 リズム など の 調節 に 関与 し て いる 。 青色 光 は 光 屈性 に も 関わっ て いる が 、 これ は クリプトクロム で なく フォトトロピン による こと が わかっ て いる 。 植物 に は この ほか に 赤色 ・ 近 赤 外 光 受容 体 フィトクロム が ある 。 多く の 植物 で は クリプトクロム に は 2 種類 あり 、 CRY 1 および CRY 2 と 呼ば れ て いる 。  クリプトクロム は 、 光 を エネルギー 源 として DNA 修復 を 行う 細菌 の 酵素 で ある フォトリアーゼ に 構造 が 似 て おり （ 酵素 活性 は 失っ て いる ） 、 進化 的 に は これ に 由来 する と 考え られ て いる 。 色素 団 として プテリン と フラ ビン の 2 つ を 含ん で いる 。 プテリン が 光子 を 吸収 し 、 これ により 電子 が 放出 さ れ 、 この 電子 は フラ ビン に 吸収 さ れる 。 これ により クリプトクロム 分子 は リン 酸化 を 受け 、 さらに シグナル 伝達 の 引き金 を 引く もの と 考え られ て いる が 、 詳細 は 不明 で ある 。  クリプトクロム は 動物 （ 脊椎動物 、 昆虫 、 サンゴ など ） や シアノバクテリア （ 藍 藻 ） に も 見つかっ て いる が 、 これら は 植物 の もの と は 別 系統 と さ れる ( Zhu ,   etal . 2005   CurrBiol )。  動物 で は 概 日 リズム に 働く 2 タイプ の Cry が ある 。 ほ乳類 の Cry は 光 受容 能力 は なく 、 CLOCK / BMAL の 抑制 に 働く 。 キイロショウジョウバエ の CRY は 青い 光 を 受容 し て 概 日 リズム を リセット する が 、 抑制 能力 は ない 。 ただし 蝶 ,   ミツバチ ,   ハマダラカ など 他 の 昆虫 で は ほ乳類 型 と ショウジョウバエ 型 の 両方 の Cry を 持っ て いる 。フォトトロピン （ Phototropin ） は 植物 の 青色 光 受容 体 タンパク質 の 一 種 で ある 。 光 屈性 （ Phototropism ： 茎 など が 光 の 方向 に 曲がる 現象 ） に 関わっ て おり 、 これ を 語源 と する 。  植物 に は この ほか に 青色 光 受容 体 クリプトクロム と 赤色 光 受容 体 フィトクロム が あり 、 ともに 光 に 基づく 応答 ・ 調節 に 関与 し て いる 。  多く の 植物 に は PHOT 1 および PHOT 2 の 2 種類 の フォトトロピン が ある 。 色素 団 として FMN を 2 分子 含み 、 N 末端 側 に ある LOV と 呼ば れる ドメイン （ これ は リズム 形成 など に 関わる いろいろ な タンパク質 に 含ま れる PAS ドメイン に も 似 て いる ） に 結合 し て いる 。 また C 末端 側 に は セリン・スレオニンキナーゼ 構造 が あり 、 青色 光 により 自己 リン 酸化 が 起こる 。 これ が 引き金 と なっ て シグナル 伝達 経路 が 活性 化 さ れる と 考え られる 。 また 一部 の 植物 に は フィトクロム と の キメラタンパク 質 が 見出さ れ て いる 。  フォトトロピン は 光 屈性 の ほか 、 気孔 の 開閉 、 また 葉 緑 体 の 光 定位 運動 （ 光 に 反応 し て 位置 を 変える ） に も 関与 する 。 また 茎 の 伸長 で も 初期 段階 （ クリプトクロム が 反応 する 前 ） に 働く 。 PHOT 1 は 光 に 反応 し て 特定 の mRNA が 不安定 化 さ れる 効果 に も 関わっ て いる 。ダールグレン 体系 （ ダールグレン た いけい 、 ） は 、 1980 年代 に ロルフ・ダールグレン ら が 発表 し た 、 被子植物 の 分類 体系 で ある 。  クロンキスト 体系 など と 同じく 、 ストロビロイド 説 に 基づい て 提唱 さ れ た 。 R ・ ダールグレン および その 死後 に 妻 ガートルード   ()   が 引き継い で まとめ た 。  R ・ ダールグレン 自身 が 単 子葉 植物 の 専門 家 で も あり 、 従来 ユリ 科 など として まとめ られる こと が 多かっ た 群 を 、 目 レベル まで 分類 し 、 さらに 多数 の 科 に 分け た 。 特に キジカクシ 目 という 分類 群 は 、 その後 分子 系統 学 に 基づい て 提唱 さ れ た APG 体系 で も （ ダールグレン の 提唱 し た もの と 一部 ずれる が ） 採用 さ れ 、 進化 系統 を 反映 し た もの と いえる 。  分類 階級 として は 、 双 子葉 類 が モクレン 亜 綱 、 単 子葉 類 が ユリ 亜 綱 と さ れ 、 また 、 目 の 上 に 上目 が 設け られ て いる （ この 「 上目 」 が クロンキスト 体系 の 「 亜 綱 」 に ほぼ 対応 する 部分 も ある ） 。 クロンキスト 体系 ほど 普及 は し なかっ た が 、 部分 的 に 採用 し た 文献 も 多い 。  以下 詳細 を 示す 。ネナシカズラ 属 （- ぞ く 、 " Cuscuta "） は つる 性 の 寄生 植物 から なる 属 。 クロンキスト 体系 で は 単独 で ネナシカズラ 科   ( Cuscutaceae )   と し て いる が 、 ヒルガオ 科 に 含める こと も 多い （ 分子 遺伝 学 的 に も ヒルガオ 科 の 系統 に 属す と さ れる ので 、 APG 植物 分類 体系 で も ヒルガオ 科 と する ） 。  多く の 種 は 全 寄生 植物 で 葉緑素 が なく 、 その 代わり 黄色 、 橙色 、 赤 など に 着色 する 。 つる が 分岐 し ながら 伸び て 寄 主 植物 や 地面 を 覆い 、 「 ラーメン 」 ・ 「 網 」 あるいは 「 太い 髪の毛 」 の よう に 見え たり する 。  100 ないし 170 種 を 含み 、 世界 の 温帯 から 熱帯 に 広く 分布 し 、 特に 熱帯 に 多く の 種類 が ある 。 < br >  本属 の 植物 は クスノキ 科 の スナヅル 属 に 外部 形態 が よく 似 て いる 。 しかしながら 、 両 属 の 細部 構造 や 系統 は 異なっ て おり 、 収斂 進化 の 一 例 と さ れ て いる 。 日本 に も 分布 する スナヅル 属 の スナヅル は 熱帯 から 亜熱帯 の 海岸 域 で 普通 に 見 られる 。  種子 は 地中 ・ 地表 で 発芽 し 、 初め は 根 が ある 。 発芽 後 数 日 以内 に 寄 主 植物 に たどり着け ない と 枯れる 。 クシロネナシカズラ について は 揮発 性 物質 （" に おい "） で 寄 主 を 選ぶ という 研究 報告 も ある 。 つる が 伸び て 寄 主 に 巻き つく と 、 寄生 根 を 出し て 寄 主 の 茎 の 維管束 に 挿し こみ 、 ネナシカズラ という 名 の 通り に 元 の 根 は 枯れる 。  葉 は ある が 鱗片 状 で ごく 小さい 。 葉緑素 を 持ち わずか に 光合成 する もの （" C .   reflexa " など ） も ある が 、 全く 葉緑素 を 持た ない もの が 多い 。 花 は 花冠 は ある （ つ ぼ 状 、 5 裂 ） が 小型 で 、 花序 を つくる が 茎 と 同じ よう な 色 で あまり 目立た ない 。 果実 は さく 果 、 種子 は 小さく 多数 あり 、 数 年 以上 生存 する 。  寄 主 植物 の 範囲 は 広く 、 同時に 複数 の 寄 主 に 寄生 する こと も ある 。 熱帯 で は 多年生 で 、 高く 伸び て 樹木 を 覆う こと も あり 、 また 作物 に 多大 な 被害 を 及ぼす こと も 多い 。 温帯 で は 一 年 草 で それほど 大きく は なら ない が 、 マメダオシ という 種 名 の よう に 作物 を 害する こと も ある 。 被害 の 程度 は 寄生 種 および 寄 主 の 種類 に よる 。 また 寄 主 が ウイルス に 感染 し た 場合 に は それ に対する 抵抗 性 を 低下 さ せ 、 さらに 複数 の 寄 主 に 寄生 し て いる 場合 に は ウイルス を 媒介 する こと に も なる 。  ネナシカズラ の 種子 は 菟 絲子 （ と し し 、 菟 糸子 とも ） と いっ て 漢方 で は 補 陽 ・ 固 精 ・ 明 目 ・ 止 瀉 ・ 強壮 の 効能 が あり 、 一般 に は 滋養 強壮 剤 として 腎 陰 虚 や 腎 陽 虚 など に 用い られる 。 なお 、 ハマネナシカズラ や マメダオシ から も 同様 の 薬 が 作ら れる 。  ネナシカズラ を 搾っ て 汁 を 出し 、 イボ の 患部 に 塗っ て 治す という 伝統 風習 が 長野 県 阿智 ・ 喬木 地域 に ある 。根 栽農耕 （ こん さい の うこ う ） と は 、 紀元前 1 万 3 , 000 年 頃 に 東南アジア の 潤 湿地 帯 において サトウキビ や タロイモ 、 ヤムイモ 、 バナナ など の 栽培 によって 始まっ た 原始 的 な 農耕 で ある 。  これ は 、 農業 形態 として は 最古 に 属す もの と 推定 さ れる 。  焼畑 を 基本 として 、 根 や 茎 を 土 に 埋め て 栽培 する ため 、 生産 力 や 人口 支持 力 が 低い 。  東南アジア で 始まり 、 ミクロネシア や ポリネシア 、 インド 、 中国 を 経 て 沖縄 等 に 伝わっ た と さ れ て いる 。チョウセンアサガオ （ 朝鮮 朝 顔 、 学名 ：" Datura   metel "） は 、 ナス 科 の 植物 。 園芸 用 に は ダチュラ の 名 で 広く 流通 し て いる ほか 、 マンダラゲ （ 曼陀羅華 ） 、 キチガイナスビ （ 気違い 茄子 ） の 異名 も ある 。 原産地 は 南 アジア で あっ て 、 「 チョウセン 」 は 、 後述 の 通り 特定 の 地域 を 表す もの で は なく 、 朝鮮半島 原産 という 意味 は 持た ない 。 日本 へ は 、 江戸 時代 （ 1684 年 ） に 薬用 植物 として もたらさ れ 、 現在 は 本州 以南 で 帰化 ・ 野生 化 し た もの が 見 られる 。 日本 に 渡来 し た の は シロバナヨウシュチョウセンアサガオ より も 前 だ が 、 国内 の 個体 数 は 少ない 傾向 に ある 。  一 年 草 。 草丈 は 1 m ほど で 茎 は よく 枝分かれ する 。 葉 は 大型 の 卵 型 で 、 長 さ 10 ～ 20 センチメートル 、 幅 7 ～ 15 センチメートル 。 夏 から 秋 にかけて 長 さ 10 ～ 15 センチメートル ほど の 漏斗 状 の 白い 花 を 咲かせる 。 がく は 筒 状 で 、 長 さ 4 ～ 5 センチメートル 、 先 が 5 つ に 分かれる 。 果実 は 球形 で 直径 3 ～ 5 センチメートル 。 短い とげ が 多数 付い て おり 、 中 に 多く の 種子 が 入っ て いる 。 熟す と 割れ て 種子 を 飛ばす 。  有毒 植物 で 、 経口 後 30 分 程度 で 口 渇 が 発現 し ， 体 の ふらつき 、 幻覚 、 妄想 、 悪寒 など 覚醒剤 と 似 た 症状 が 現れる 。 ヒヨスチアミン   " Hyoscyamine "，   スコポラミン   " Scopolamine "   など の トロパンアルカロイド 。  チョウセンアサガオ の 薬効 は 、 古く から 知ら れ て おり 、 中国 明代 の 医学 書 「 本草 綱目 」 に も 、 患部 を 切開 する 際 、 熱 酒 に 混ぜ て 服用 さ せれ ば 苦痛 を 感じ ない と の 記述 が ある 。  ベラドンナ や ハシリドコロ など と 同様 に アトロピン を 含ん で おり 、 過去 に は 鎮痙薬 として 使用 さ れ た 。 世界 初 の 全身 麻酔 手術 に 成功 し た 江戸 時代 の 医学 者 で ある 華 岡 青 洲 は 、 本 種 を 主成分 と し て い た 精製 し た 麻酔 薬 「 通 仙 散 」 を 使用 し て い た 。 この こと から 日本 麻酔 科 学会 の シンボルマーク に 本 種 の 花 が 採用 さ れ て いる 。  薬用 植物 で は ある が 毒性 も 著しく 強く 、 「 キチガイナスビ 」 といった 別名 を 持つ 。 オウム真理教 が 「 ダツラ の 技法 」 と 称し て 信者 を 洗脳 、 自白 さ せる ため の 薬物 原料 に 本 種 を 用い た ため 、   和名 の チョウセン は 特定 の 地域 を 表す もの で は なく 、 単に 海外 から 入っ て き た 物 の 意味 で ある 。 また 、 アサガオ の 名 を 冠し て は いる が 、 チョウセンアサガオ は ナス 科 に 属し 、 ヒルガオ 科 に 属する アサガオ と は 別種 で ある 。 単に 花 が アサガオ に 似 て いる こと による 命名 で ある 。  注意 点 として 、 が 、 キダチチョウセンアサガオ 属 は 、 木本 化 する 多年草 の グループ で あり 、 明確 に 種類 の 異なる もの で ある 。馬場 大門 の ケヤキ 並木 （ ばば だい もん の ケヤキ なみ き ） は 東京 都 府中 市 に 所在 する 日本国 指定 天然記念物 の 並木 で あり 、 大國 魂 神社 の 参道 で も ある 。 約 150 本 の ケヤキ が 全長 約 500 m の 馬場 大門 に 沿っ て 並木 を 構成 する 。 並木 の 起源 は 古く 、 平安 時代 の 植樹 から 始まっ た と も さ れ 、 『 武蔵 名勝 図会 』 に 記さ れ た 寛文 7 年 4 月   ( 1667 年 )   本所 社頭 の 制札 に も 現れる 。 1924 年 （ 大正 13 年 ） 史蹟 名勝 天然 紀年 物 保存 法 により 東京 府 より 天然記念物 として 指定 さ れ 、 2010 年 現在 も ケヤキ 並木 として 唯一 の 国 指定 天然記念物 で ある 。 この ケヤキ 並木 の 中 に は 周囲 6 m を 越える 古木 も 存在 する 。  この 並木 が ある 道 は 府中 市道 で あり 「 け やき 並木 通り 」 の 名称 が 付い て いる 。  馬場 大門 は 東京 都道 133 号 小川 山 府中 線 のけ やき 並木北 交点 （ 東京 都立 農業 高等 学校 前 ） から 大国 魂 神社 前 交点 の 間 、 全長 約 600 m の 古称 で ある 。 馬場 大門 は 本道 の 「 馬場 中道 （ 大門 ） 」 と 側 道 の 「 東馬場 」 「 西馬場 」 から 構成 さ れ 、 本道 の 馬場 中道 両側 に は 並木 が 存在 する 。 この 並木 が 馬場 大門 の ケヤキ 並木 で ある 。  馬場 の 名前 が 示す とおり 、 安政 年間 ごろ まで 東馬場 、 西馬場 で 馬市 が 立っ て い た 。 東馬場 、 西馬場 は 馬 を 品評 する ため の 場所 （ パドック の よう な 存在 ） で 、 馬場 中道 と 東馬場 ・ 西馬場 それぞれ の 境 に 馬 留 の 土手 が 存在 し た 。 また 、 馬場 大門 の 北端 に は 六 所 宮 （ 現代 の 大國 魂 神社 ） の 一 の 鳥居 が 、 南端 に は 二 の 鳥居 （ 現代 の 大鳥居 ） が 存在 し 、 「 馬場 中道 」 は 六 所 宮 の 参道 として 機能 し た 。  馬場 大門 の ケヤキ 並木 は その 名 の とおり 、 並木 の 樹木 の ほとんど が ケヤキ で ある が 、 20 科 30 種 が 確認 さ れ た 。 2004 年 の 調査 に よる と 152 本 の ケヤキ 、 38 本 の イヌシデ 、 8 本 の トウ カエデ など 、 計 215 本 の 樹木 が 生育 し て いる と さ れる 。 樹木 の 本数 は 1949 年 の 調査 で の 499 本 が ピーク で 、 2004 年 まで に 半減 し て いる 。 地下 水 の 大量 くみ上げ 、 大気 汚染 、 ケヤキ の 根 は 地中 で 広がっ て いる 事 から 自動車 による 踏圧害 など ケヤキ 並木 の 環境 悪化 により 、 特に イロハモミジ や スギ が 激減 し た ところ が 大きい 。  2004 年 現在 に 成育 する ケヤキ の 植 栽年代 を 見る と 、 1956 年 以前 に 植 栽 さ れ た ケヤキ が 45 本 、 1956 年 から 1976 年 に 植 栽 さ れ た ケヤキ が 66 本 、 1976 年 から 1985 年 に 植 栽 さ れ た ケヤキ が 19 本 、 1985 年 から 1993 年 に 植 栽 さ れ た ケヤキ は 存在 せ ず 、 1993 年 から 2004 年 に 植 栽 さ れ た ケヤキ が 21 本 と なっ て いる 。 2004 年 の 調査 に よる と 1956 以前 に 植 栽 さ れ た ケヤキ の うち 26 本 は 胸高 周囲 は 300 cm を 超え て おり 、 その 26 本 の 中 に は 胸高 周囲   600 cm   を 超える 古木 が 2 本 確認 さ れ て いる 。  府中 市 の シンボル で あり 、 この ケヤキ 並木 の 保護 に対する 府中 市民 の 意識 は 高く 、 周辺 景観 と の 調和 を 求める 声 が 大きい （ アンケート 調査 ･ 市政 世論 調査 ･ 市民 ワークショップ ） 。 1994 年 （ 平成 6 年 ） に は 、 読売新聞社 選定 の 「 新 ・ 日本 街路 樹 100 景 」 の ひとつ に 選定 さ れ て いる 。  日本 の 街道 、 参道 、 馬場 、 堤防 、 沿岸 など に は 古来 から 並木 が 設け られ た 。 しかし 、 古来 の 並木 の 形態 を 今 に 伝える 例 は 非常 に 少ない 。 2007 年 現在 、 例えば 日光 杉 並木 など の よう に 日本 政府 が 史跡 名勝 記念 物 として 保護 する 並木 は 計 7 件 に すぎ ない 。  馬場 大門 の ケヤキ 並木 の よう に 、 馬場 に 植 栽 を 行っ て 並木 を 設ける 行為 は 江戸 時代 ごろ に 日本 各地 で 行わ れ た 。 しかし 、 堤防 の サクラ 並木 は 例外 として 、 江戸 時代 中期 の 並木 は マツ や スギ など の 針葉樹 で 構成 する の が 常識 で あっ た 。 明治 時代 以降 、 並木 は 広葉樹 が 一般 的 に なり 、 各地 に ケヤキ 並木 が 設け られ た が 、 馬場 大門 の ケヤキ 並木 は 江戸 時代 に あっ て 広葉樹 の ケヤキ を 中心 に 植 栽 さ れ た 珍しい 例 で ある 。 また 、 古木 が 多く 残っ て いる 点 も 評価 さ れ て いる 。  以上 の 価値 が 認め られ 、 日本 政府 は 1924 年 に 馬場 大門 の ケヤキ 並木 を 天然記念物 に 指定 し た 。  馬場 大門 の ケヤキ 並木 の 起源 は 諸説 ある 。 時代 の 古い 順に 以下 の 4 説 が 挙げ られる が いずれ も 決め手 に なる 証拠 が 見つかっ て おら ず 、 起源 は はっきり し ない 。  1982 年 に ケヤキ の 樹齢 に関する 科学 的 な 鑑定 が 行わ れ た が 、 起源 を 断定 する だけ の 確証 は 得 られ なかっ た 。  並木 の 起源 として よく 話 に のぼる 説 は 、 源 頼義 ・ 義 家 父子 が 苗木 を 寄進 し た 伝承 で ある 。 前 九 年 の 役 の ため 、 源 頼義 ・ 義 家 父子 が 東方 遠征 に 向かう 途中 、 六所 宮 に 立ち寄り 戦勝 祈願 を 行っ た 。 東方 を 平定 し た 彼ら は 凱旋 時 に 再び 六 所 宮 に 立ち寄り 、 六所 宮 の 加護 に対する 礼 として 苗木 を 1000 本 寄進 し た と いう 。 この 伝承 は 六 所 宮の 社 伝 や 縁起 を通じて 広まっ た と み られ 、 江戸 時代 後期 に 出版 さ れ た 数 多く の 地誌 に 紹介 さ れ て いる 。 この 伝承 が 記載 さ れ た 史料 の うち 刊行 年代 が はっきり し た 史料 は 1760 年 （ 享 保 21 年 ） に 出さ れ た 田沢 義章 著 の 『 武蔵野 地名 考 』 に 記さ れる 以下 の 一節 で ある 。 参考 文献 より 引用 する 。  みちのく みち の 方 へ 、  左右 に 槻 の 古木 あり 、  大 なる は めぐり 二 丈 あまり 、  此馬場 むかし  義 家 朝臣 奥州 征伐 の とき に  開か れ し よし  六所 宮 が 初めて 登場 する 現存 の 史料 は 鎌倉 幕府 の 正史 『 吾妻 鑑 』 で ある 。 六所 宮 自身 も 何らかの 記録 を 持っ て い た と 考え られる が 、 六所 宮 は 何 度 か の 火災 で 古い 記録 が 焼失 し 、 現代 まで に 伝わる の は 江戸 時代 以降 の 社 伝 ・ 縁起 が 大半 で ある 。 現代 まで に 伝わる 縁起 の うち 六 所 宮 の 神主 で あっ た 猿渡 盛 章 が 1828 年 （ 文政 11 年 ） に 記し た 『 新撰 総社 伝記 考 證 』 の 中 で 、 盛 章 は 並木 の 起源 が 源 頼義 ・ 義 家 父子 に ある という 伝説 に対し 「 久しく 伝わっ て いる が 、 証拠 を 他 の 書 で 見 た こと は ない 」 と の 見解 を 示し て いる 。 六所 宮 の 史料 に 源 頼義 ・ 義 家 父子 が 並木 の 起源 で ある 根拠 を 求める の は 難しい よう で ある 。  源 頼義 ・ 義 家 父子 が 戦勝 祈願 に対する 礼 を 施し た 伝承 は 関東 地方 ・ 東北 地方 に 20 件 以上 残っ て いる 。 しかし 、 植物 を 寄進 し た 伝承 は 少なく 、 1000 本 も 植物 を 寄進 し た 伝承 は 破格 で ある 。 これら 伝承 の 特徴 から 、 もともと 存在 し た 並木 に 源 頼義 ・ 義 家 父子 の 伝承 が 重なっ た の で は ない か という 見方 が ある 。 源義家 にまつわる 伝承 の 多く は 、 江戸 時代 の 後半 に 成立 し た と いわ れる 。 しかし 、 六所 宮 と 源義家 に関して は 苗木 の 寄進 の 伝承 の ほか 、 南北 朝 時代 の 終わり ごろ に 成立 し た 『 源 威 集 』 に 、 源義家 が 奥州 合戦 の 間 の 擁護 の ため 南 向き の 六 所 宮 社殿 を 北 向き に 改め させ た と の 伝承 が 残っ て いる 。 よって 、 並木 に 源 頼義 ・ 義 家 父子 を 結びつける の は 難しい として も 、 彼ら が 六 所 宮 に 何らかの かかわり を 持っ て い た 可能 性 は 十分 に ある 。  徳川 家康 は 江戸 幕府 を 開く 前 、 関東 の 支配 を 堅固 と する ため 領国 内 の 有力 寺社 に 領地 の 寄進 を 行っ た 。 六所 宮 は 武蔵 国府 の 威儀 を 背負う 存在 として 500 石 の 社領 の 寄進 を 受け て いる 。 そして さらに 、 家康 は 新た な 馬場 の 寄進 、 そして 1606 年 （ 慶長 11 年 ） に は 社殿 の 造営 を 行っ て いる 。  古来 より 武蔵 国 は 良質 の 馬 を 産 する と さ れ て おり 、 武蔵 国府 の 馬市 は 権威 ある 存在 で あっ た 。 家康 は この 馬市 で 求め た 馬 の おかけ で 、 大坂 の 役 （ 関ヶ原 の 戦い とも ） に 勝利 でき た として 、 勝利 へ の 礼 として 六 所 宮 に 新た な 馬場 を 寄進 し 、 馬市 の 法 を 定め た 。 家康 が 馬場 を 寄進 する まで 、 武蔵 国府 の 馬場 は 六 所 宮 の 境内 の 東西 両側 に 所在 し た 。 家康 は 境内 の 北側 に 馬場 を 移転 し 、 馬場 の 左右 の 土手 に 植樹 を 行っ た と さ れる 。 この 植樹 は 源 頼義 ・ 義 家 父子 が 行っ た 苗木 の 寄進 に ならっ た と さ れる 。 この 馬場 の 左右 が どこ の 左右 を 指す の か は はっきり し ない 。 また 、 1604 年 （ 慶長 9 年 ） に 甲州 街道 が 開通 し た こと により 、 元々 の 馬場 に 街道 が 横断 し 馬場 として 役立た なく なっ た ため 、 馬場 の 移転 が 行わ れ た という 説 が ある 。  ただ 、 家康 が 馬場 の 左右 の 土手 に 植樹 を 行っ た と の 話 は 、 六所 宮 の 縁起 類 以外 に は 記載 が なく 確認 が 取れ ない 。 また 、 現存 する 六 所 宮 の 縁起 類 の うち 慶長 造営 に 一番 近い 時期 、 1624 年 （ 寛永 元年 ） に 六 所 宮 神主 猿渡 盛 道 が 書い た 『 六所 宮 縁起 』 『 武蔵 国 総社 六所 宮 縁起 并社伝 』 に は 家康 が 植樹 を 行っ た 話 が 記載 さ れ て おら ず 、 後世 の 1800 年 （ 寛政 12 年 ） に 六 所 宮 神主 猿渡 盛 房 が 書い た 『 六所 宮 伝記 』 以降 の 縁起 類 に は 記載 さ れ て いる という 点 で 、 家康 が 植樹 し た 説 に は 疑問 が 残る 。  馬場 大門 へ の 並木 の 植樹 を 示す 記録 の うち 年月日 が 特定 可能 な 最古 の 記録 は 六 所 宮 の 二 の 鳥居前 に 立て られ た 制札 の 文章 で ある 。 1667 年 （ 寛文 7 年 ） に 出さ れ た 触れ が 幕末 まで 掲示 さ れ て い た 。 並木 に関する 記述 の 一部 を 参考 文献 から 引用 する 。  　 　 　 　 條 々  一 　 六所 大明神 境内 之 竹 木 猥 に  　 　 不可 伐採 之 并馬場 之 土手 に  　 　 植 之 苗木 ぬき 捨て へ から さる 事  （ 中略 ）  右 之 條 々 可 相 守 　 此旨違 背 之 族  於有之 者 　 可 為 曲事 者 也  　 　 寛文 七 年 四月 廿 日 　 　 奉行  現代 語 訳 も 合わせ て 引用 する 。  　 　 　 　 條 々  一 　 六所 明神 境内 の 竹 木 を 勝手 に  　 　 伐採 し ない こと 、 また 馬場 の 土手 に  　 　 植え た 苗木 を 抜き 捨て ない こと  （ 中略 ）  右 の 箇条 を 守り なさい 、 これ に 違反 する 者 が  あれ ば 罪 に なる  　 　 寛文 七 年 四月 廿 日 　 　 奉行  1646 年 （ 正保 3 年 ） 、 六所 宮 は 大火 に 見舞わ れ 建物 ・ 古記 録 の ほとんど が 失わ れ た 。 そして 、 1667 年 に 江戸 幕府 による 復興 造営 と 並木 の 植 継 が 竣工 し た の で ある 。 制札 の 触れ は 竣工 時 に 出さ れ た 触れ で ある 。 以上 の 記録 により 、 樹 種 は 不明 で は ある ものの 、 少なくとも 1667 年 に は 馬 留 の 土手 に 苗木 が 植 栽 さ れ て い た こと が わかる 。  1982 年 1 月 、 当時 一 番 の 古木 と み られ て い た 立ち枯れ の ケヤキ を 伐採 し 、 1982 年 3 月 にかけて 東京農工大学 の 中村 克哉 ら が 標本 の 永久 保存 処理 とともに 樹齢 の 鑑定 を 行っ た 。 この 古木 は 前述 の 源 頼義 ・ 義 家 の 寄進 と 伝わる ケヤキ で あり 、 大国 魂 神社 の 御 神木 の 一つ で ある 。 古木 の 太 さ （ 周囲 ） の 記録 を ひもとく と 1815 年 に 6 . 4 m 、 1913 年 に 8 . 3 m 、 1942 年 に 9 . 1 m で あっ た 。 1942 年 以降 は 枯死 し やせ 細っ た ため 、 伐採 さ れ た 1982 年 に は 太 さ 6 . 0 m に なっ て い た 。 古木 の 内部 に は 腐朽 による 大 規模 な 空洞 が 発生 し 、 年輪 の 数え上げ だけ で は 正確 な 樹齢 を 鑑定 でき ない 状態 で あっ た 。  樹齢 の 推定 は この 古木 の 残存 部分 により 行わ れ た 。 中村 ら は 材 が 半径 方向 に 厚 さ 56 cm と 一番 多く 残っ て い た 部位 「 第 1 の 測定 部位 」 と 材 が 半径 方向 に 厚 さ 「 18 cm   +   隙間   +   22 cm   +   隙間   +   8 cm 」 の 寸法 で 二 番目 に 多く 残っ て い た 部位 「 第 2 の 測定 部位 」 の 年輪 を 数え 、 樹齢 を 推定 し た 。 結果 、 第 1 の 測定 部位 から は 480 年 、 第 2 の 測定 部位 から は 689 年 という 推定 樹齢 を 得 た 。 以上 の 結果 から 中村 ら は この 立ち枯れ の ケヤキ の 樹齢 を 600 年 以上 と 推定 し て いる 。 また 、 ケヤキ は 長い 樹齢 の 中 で 生長 不良 を 起こす 可能 性 が あり 、 生長 不良 を 考慮 すれ ば この 古木 の 樹齢 は 900 年 以上 として も 差し支え ない と 意見 し て いる 。  この 節 で は 、 馬場 大門 の ケヤキ 並木 について 、 はっきり と し た 記録 の 残る 江戸 時代 から の 歴史 を 述べる 。  1678 年 （ 延 宝 6 年 ） 、 府中 周辺 で 大々的 に 検地 が 行わ れ た 。 この 検地 を 延 宝 検地 と 呼び 、 六所 宮 の 社領 を 検地 し た 記録 が 『 六所 大明神 領 御 検地 水 帳 』 として 残さ れ て いる 。 馬場 大門 は この 水 帳 の 5 冊 目 の 「 高 外 （ 石高 に 含ま ない 土地 ） 」 の 項目 に 記載 さ れ て いる 。 記載 を 参考 文献 より 引用 する 。 この 検地 は 寛文 の 造営 から 7 年 後 に 行わ れ た ため 、 寛文 の 造営 完成 後 の 姿 を 記録 し て いる と 考え られる 。  馬場 中道  長 　 三 百 四 拾 五 間 　 南町 なみ より 北 一 ノ 鳥居 迄  横 　 南町 間 ニ 而四間 弐尺 　 中北 共 ニ 五 間 壱 尺 ツ ゝ  西馬場  長 　 弐百六 拾 八 間 　 南 馬 留 土手 より 北 土手 迄  横 　 南中 共 ニ 四 間 五 尺 ツ ゝ 　 北 四 間 　 土手 高 平均 三 尺 五 寸  東馬場  長 　 弐百八 拾 間 　 南 馬 留 土手 より 北 土手 迄  横 　 南中 北 共 ニ 六 間 ツ ゝ 　 土手 高 平均 五 尺  馬場 中道 （ 大門 ） 、 西馬場 、 東馬場 の 長 さ は それぞれ   345 間   =   621 m ,   268 間   =   482 . 4 m ,   280 間   =   504 m   と 一定 で は なく 、 幅 も それぞれ の 筋 で 南側 、 中 側 、 北側 で 差 が ある 。 また 、 西馬場 、 東馬場 に は 南北 に 土手 が 、 さらに 南端 に は 馬 留 土手 が 存在 する 。 土手 の 高 さ は 西馬場   3 尺 5 寸   =   1 . 06 m   に対し 、 東馬場   5 尺   =   1 . 52 m   で 東馬場 の ほう が 高い 土手 を 持つ 。 土手 は 馬場 の 柵 の 代わり を 務め て い た と 考え られ て おり 、 実際 、 土手 に は 埒 （ 柵 ） が なかっ た と 村尾 正 靖 が 『 嘉 陵 紀行 』 で 記録 し て いる 。 西馬場 の 方 が 短い の は 1744 年 まで 西馬場 の 南端 に 善明寺 が 立地 し て い た ため と 考え られ て いる 。  2007 年 現在 、 馬場 大門 の ケヤキ 並木 は 馬場 中道 に 沿っ て 2 列 で 存在 する が 、 過去 に は 西馬場 、 東馬場 の 外側 に も 並木 が 存在 し 、 計 4 列 で 並木 を 構成 し て い た と の 説 が ある 。 江戸 時代 後期 の 基本 文献 と さ れる 『 新編 武蔵 風土記 稿 』 の 挿絵 に は 4 列 の 並木 を 持っ た 馬場 大門 が 描か れ て いる 。 さらに 、 『 新編 武蔵 風土記 稿 』 の 調査 に かかわっ た 植田 孟 縉 が 記し た 『 武蔵 名勝 図会 』 の 挿絵 も 同様 に 4 列 の 並木 が 描か れ て いる 。 しかし 、 地元 の 史料 で は 、 1870 年 に 写さ れ た と さ れる 「 慶長 境内 図 の 写し 」 に 東馬場 、 西馬場 の 内側 ・ 外側 土手 4 列 に 「 土手 並木 」 と 記載 さ れ て いる 以外 、 その他 地元 の 史料 に は 4 列 の 並木 は 登場 し ない 。  1876 年 生まれ で 馬場 大門 の ケヤキ 並木 沿い に 住ん で い た 梶川 啓 蔵 の 記憶 に 基づき 1970 年 ごろ に 描か れ た 記憶 図 で は 西馬場 、 東馬場 の 外側 の 土手 に 背 の 低い 樹木 が 植え られ て いる 。 梶川 啓 蔵 は 「 外側 の 土手 の 並木 は 明治 に なっ て から 府中 町 が 植え た サクラ で 、 折ら れ たり 抜か れ たり し て なくなっ て しまっ た 」 と 証言 し て いる 。 この 証言 が 正しい と する と 、 並木 が 4 列 で は なかっ た 可能 性 が ある 。  馬場 大門 の ケヤキ 並木 が 2 列 だっ た の か 4 列 だっ た の か 、 馬場 大門 の ケヤキ 並木 に かかわる 基礎 的 な 事柄 さえ も 、 確証 が なく 、 謎 の まま と なっ て いる 。 また 、 梶川 啓 蔵 は 馬場 大門 の 3 筋 の 道 は 窪ん で じめじめ し て い た と も 証言 し て いる が 、 この 窪み と 土手 が いつ ごろ なくなっ た の か も 明らか に なっ て い ない 。  江戸 時代 初期 から 中期 にかけて 、 東馬場 、 西馬場 の 馬市 は 江戸 幕府 の 保護 下 に あっ た 。 毎年 の 馬市 の たび に 、 幕府 は 御厩 方 の 役人 を 府中 に 派遣 し 馬 を 買い上げ た 。 この 恒例 行事 を 「 府中 御馬 御 買上げ の 儀 」 と 呼ぶ 。 幕府 の 保護 の 下 、 大名 、 旗本 、 御家人 が 盛ん に 府中 馬市 へ 馬 を 求め た と いう 。  この 馬場 の 状況 が 1722 年 （ 享 保 7 年 ） に 一変 する 。 1722 年 、 「 御馬 御 買上げ の 儀 」 は 江戸 城西 ノ 丸 下 で 開催 さ れる こと に なり 、 府中 馬市 へ の 幕府 の 保護 が 終焉 し た 。 平和 に なり 軍馬 の 需要 が 落ち込ん だ こと 、 江戸 の 都市 化 が 進み 浅草 藪 の 内 や 麻布 十 番 に 馬市 が 立っ た ため 府中 まで 出向い て 馬 を 購入 する 意義 が 失わ れ た こと が 背景 に ある と 考え られ て いる 。 その後 有志 の 申し合わせ により 、 1859 年 （ 安政 5 年 ） まで に 3 度 の 馬市 再興 が 試み られ た が 、 1859 年 以降 、 馬市 が 立つ こと は なくなっ た 。  馬市 が 立た なく なる と 、 馬場 は 馬市 以外 の 用途 に 利用 さ れる よう に なっ た 。 六所 宮 神主 猿渡 盛 房 が 記し た 1804 年 （ 文化 元年 ） の 日記 に は 、 府中 新宿 の 名主 民八 が 商売 の ため に 所望 し た 東馬場 の 東南 角 を 借地 し た 記録 が 残っ て いる 。 民八 は 六 所 宮 に対し 「 甲州 街道 は 込み合っ て いる が 、 馬場 尻 は 無用 の 土地 な ので 拝借 し たい （ 意訳 ） 」 と 頼ん で いる 。 また 、 この 日記 に 描か れ た 地図 を 見る と 東馬場 の 東南 角 が ごみ捨て 場 と 化し て いる こと が 読み取れる 。  また 、 行事 等 に 供する ため の 馬場 の 短期 借用 も 何 度 か 行わ れ て いる 。 1848 年 （ 弘 化 5 年 ） に は 相撲 興行 の 期間 、 小屋掛け の 土地 として 馬場 を 貸し出し て いる 。 また 、 1847 年 に も 馬場 すぐ 横 に 所在 し た 称名寺 の ため に 東西 の 馬場 を 貸し出し て いる 。  江戸 時代 が 終わり 、 明治 時代 に なる と 馬場 は 大門 とともに 新た な 幹線 道路 として の 性格 を 持ち 始める 。 もともと 、 府中 付近 の 人 の 流れ は 甲州 街道 沿い に あり 、 六所 宮 の 付近 が 一番 にぎやか で あっ た 。 『 甲州 街道 分間 延 絵図 』 に は 、 六所 宮 から 馬場 大門 を 北上 し 、 一 ノ 鳥居 を 越える と 、 その 先 は 細い 野道 が 続く 様 が 描か れ て いる 。  1889 年 に 甲 武 鉄道 が 開通 し 国分寺 駅 が 開設 さ れる と 、 人 の 流れ が 国分寺 駅 へ 向く よう に なる 。 先立つ 1871 年 、 明治 新 政府 の 指導 により 馬場 大門 は 新 政府 に 上地 さ れ 、 国有 地 と なっ た 。 以降 、 馬場 大門 は 並木 の ある 公道 として の 性質 を 強め て ゆく 。 府中 から 国分寺 駅 へ 向かう 道 に は 当初 、 東馬場 が 当て られ た 。 西馬場 は 並木 の 根 の 張り出し が 多く 使用 さ れ なかっ た と 伝わる 。 後 に 馬場 中道 （ 大門 ） の くぼみ が 埋め られ 、 馬場 大門 は 乗合 馬車 の 通れる 幹線 道 と なっ た 。 1916 年 、 京王 電気 軌道 が 馬場 大門 の すぐ 東側 まで 開通 し 、 府中 駅 が 開設 さ れ 、 1920 年 に は 馬場 大門 を 含む 国分寺 駅 へ 通じる 道 が 東京 府 道 80 号 府中 国分寺 停車場 線 （ 現在 の 東京 都道 133 号 小川 山 府中 線 ） に 指定 さ れ た 。  明治 の 廃仏毀釈 の 後 、 20 世紀 に 入る と 名所旧跡 を 保存 す べき という 国家 的 機運 が 高まり 、 1913 年 に 設立 さ れ た 府中 町 青年 会 は 『 武蔵 国府 名 蹟 誌 』 の 刊行 を 事業 として 掲げ 、 名所旧跡 の 保存 と 府中 町 と その 周辺 を 世に 広める 努力 を 行っ た 。 『 武蔵 国府 名 蹟 誌 』 は 1916 年 に 刊行 さ れ た 。 また 、 同じ 1916 年 『 国民 新聞 』 紙上 で 行わ れ た 「 理想 的 郊外 生活 地 の 募集 」 の 際 に は 町民 挙げ て の 投票 活動 により 、 1 位 を 獲得 し て いる 。 『 国民 新聞 』 に 掲載 さ れ た 府中 町 の 紹介 で 、 ケヤキ 並木 に関して 「 府中 の 町 の 誇り と す べき 」 「 広野 に 叫ぶ 巨人 」 と 形容 し て いる 。  これら 活動 熱 が 高まる 中 、 1924 年 、 馬場 大門 欅 並木 が 日本 政府 から 「 天然 紀 念 物 」 に 指定 さ れ た 。  しかし 、 馬場 大門 が ケヤキ 並木 として にぎやか に なる につれ 、 市中 の 開発 による 弊害 が 出る よう に なる 。 1928 年 、 京王 電気 軌道 は 新宿 追分 駅   -   東 八王子 駅 間 の 直通 運転 を 開始 する 。 この 直通 運転 開始 により 、 馬場 大門 の ケヤキ 並木 が 踏切 で 分断 さ れ た 。 しかし 、 この 分断 を 問題 視 する 当時 の 意見 は 記録 として 残さ れ て い ない 。  馬場 大門 の ケヤキ 並木 の 保護 を 訴え た 人物 として 、 宇津木 雅一 郎 が 挙げ られる 。 宇津木 は 東京日日新聞 の 記者 で 、 昭和 初期 に 府中 に 在住 する 。 宇津木 は 1936 年 「 欅 並木 会 」 という 句会 を 定期 的 に 開催 する よう に なる 。 そして 、 1942 年 に ケヤキ 並木 の 調査 報告 書 を 作成 し 、 トラック の 往来 を すぐ に やめ 、 早急 に 並木 を 保護 せよ と 訴え た 。 1946 年 に は 「 欅 並木 会 」 を 改組 し 、 ケヤキ 並木 の 保護 に 賛同 する 会員 を 集める よう に なる 。  初め は 目的 の はっきり し ない ところ が あっ た 「 欅 並木 会 」 だ が 、 ほどなく し て 都市 計画 道路 の 路線 変更 嘆願 を 行っ た 。 この 都市 計画 道路 が 完成 する と 、 またもや 並木 が 分断 さ れ て しまう という 主張 を 展開 し た の で ある 。 結果 的 に は この 主張 は 認め られ ず 、 1956 年 に 甲州 街道 の バイパス （ 国道 20 号 ） が 開通 し 、 ケヤキ 並木 が またし て も 分断 さ れる こと に なっ た 。 「 欅 並木 会 」 に は 道路 推進 派 の 府中 町 関係 者 も 参加 し て おり 、 この 関係 者 ら は 嘆願 に 署名 し なかっ た 。 しかし 、 この 府中 町 と の つながり が 行政 による 積極 的 保護 に 続い て ゆく 。  1954 年 に 市制 施行 し た 府中 市 は 1956 年 に 文化財 専門 委員 会 を 発足 さ せる 。 この 文化財 専門 委員 会 に 「 欅 並木 会 」 の メンバー が 合流 する 。 宇津木 の 他 、 疎開 後 府中 市 に 在住 し て い た 植物 学者 大賀 一郎 など 、 「 欅 並木 会 」 の メンバー が 数多く 委員 に 就任 し た 。 そして 、 文化財 専門 委員 会 の 第 一 回 の 議題 として 馬場 大門 の ケヤキ 並木 が 取り上げ られ た の で ある 。  しかし 、 高度 経済 成長 期 に は 、 街 中 の ケヤキ 並木 は 日陰 に なっ て 暗い 、 落ち葉 の 清掃 が 手間 など 、 ケヤキ 並木 の 保護 に 否定 的 な 意見 も あっ た 。 例えば 、 1960 年 に は 「 邪魔 な 天然記念物 」 という 題 で 、 「 街 中 で 人 に 迷惑 を かける 天然記念物 など 不要 」 と の 投書 が 週刊文春 に 掲載 さ れ て いる 。 これら 否定 的 な 意見 は 時代 の 流れ とともに 小さく なり 、 1974 年 の 市政 世論 調査 で は 92 % の 市民 が 並木 の 積極 保存 を 望ん で いる と の 結果 を 得 て いる 。 しかし 、 宇津木 雅一 郎 が 訴え た トラック や 都市 計画 道路 の 問題 は 、 現代 で も ケヤキ 並木 の 保護 と 交通 政策 と の 兼ね合い の 問題 として 、 解決 し て い ない と いえる 。  1970 年代 に なる と 、 日本 経済 の 発展 により 府中 市 の 人口 が 増加 し 、 府中 駅前 の 再 開発 の 必要 性 が 議論 さ れる よう に なっ た 。 1975 年 に は 馬場 大門 の 南西 端 部 が 拡幅 さ れ 、 西馬場 が 90 m 延長 さ れ た 。 延長 部分 に は ケヤキ が 植樹 さ れ 、 西側 の 並木 が 大国 魂 神社 前 まで 到達 する 。 1982 年 に は 府中 駅 南口 市街地 再 開発 事業 計画 が 決定 さ れる 。 1993 年 に は 京王帝都電鉄 が 高架 化 さ れ 、 1928 年 以来 、 馬場 大門 を 分断 し て い た 踏切 が 解消 さ れ た 。 そして 、 1996 年 、 再 開発 事業 に 基づき 伊勢丹 府中 店 等 が 開店 する と 同時に 、 馬場 大門 の 南東 端 部 が 拡幅 さ れ 、 2 列 の 並木 が 大国 魂 神社 前 に 到達 し た 。 再 開発 計画 は 建物 の ケヤキ 並木 側 を 緩衝 地帯 と する 旨 を 定め て おり 、 近い 将来 、 馬場 大門 の ケヤキ 並木 周辺 に は ゆったり と し た 空間 が 確保 さ れる 予定 で ある 。 2006 年 現在 、 府中 市 は 市民 の 共有 財産 として ケヤキ 並木 を 管理 ・ 保存 する 方針 を 固め て おり 、 市民 が 自ら 保存 管理 に 参画 できる よう な 仕組み 作り を 目指し て いる 。  ケヤキ 根際 一 面 に ヘデラ 類 が 植 栽 さ れ て いる が 、 これ が ケヤキ へ に 必要 な 水分 浸透 を 阻害 し て いる 事 が わかっ た 。 この ため に 、 一部 から 除去 を 行い どの よう な 植生 が 適し て いる か の 作業 が 行わ れ て いる 。  府中 市 は 、 「 周辺 の 建築 物 によって 、 生育 を 妨げ 、 根 へ の 阻害 や 損傷 が 起き て いる 」 と し 、 「 周辺 建築 物 の セット バック や 、 樹木 へ の 日当たり など 、 ルール つくり が 必要 」 と し て いる 。  また 、 「 良好 な 景観 形成 を 重視 し た 美しい 風格 の ある まち づくり の 実現 」 ケヤキ の 保護 など の 為 に 、 け やき 並木 通り の 車両 交通 規制 を 実施 し て いる 。ゼンマイ （ 薇 、 学名 " Osmunda   japonica "） は 、 ゼンマイ 科 の 多年生 シダ 植物 。  山野 に 生える 。 水気 の 多い ところ を 好み 、 渓流 の そば や 水路 の 脇 など に よく 出現 する 。  根茎 は 短く 斜め から 立つ 。 葉 は 高 さ 0 . 5 ～ 1 メートル 、 新芽 は きれい な うずまき 状 で 、 その 表面 は 綿毛 で 覆わ れ て いる が 、 成長 する と 全く 毛 は なく なる 。 葉 は 2 回 羽 状 複葉 。 シダ として は 切れ込み が 少ない タイプ に 属する 。 栄養 葉 で は 個々 の 小 葉 は 幅広い 楕円 形 っぽい 三角形 で 先端 は 丸く 、 表面 に つや が なく 、 薄い 質 で ある 。 胞子 葉 が 独立 し 、 栄養 葉 より 高く まっすぐ に 立っ て 棒状 の 小 葉 が 並ぶ 。 まれ に 栄養 葉 の 一部 に 胞子 嚢 が 出る 場合 が あり 、 これ を ハゼンマイ として 区別 する 説 も ある が 、 偶発 的 な もの の よう で ある 。 新芽 の 外観 は やや コゴミ と 似る 。  北海道 から 沖縄 まで 、 国外 で は 樺太 、 朝鮮 、 中国 から ヒマラヤ まで 分布 する 。  アメリカ に は 姉妹 種 の レガリスゼンマイ   (" O .   regalis "   L .)   が ある 。 ゼンマイ に 似る が 、 胞子 葉 が 独立 し て おら ず 、 栄養 葉 の 先端 の 羽 片 に 胞子 嚢 が つく 。  ゼンマイ 属 は 世界 に 十 数 種 、 日本 に は 5 種 が ある が 、 その うち で ヤシャゼンマイ   (" O .   lancea "   Thunb .)   は ゼンマイ に ごく 近 縁 な シダ で 、 外見 は 非常 に よく 似 て いる 。 異なる 点 は 葉 が 細い こと で 、 特に ゼンマイ の 小 羽 片 の 基部 が 丸く 広がり 、 耳 状 に なる の に対して 、 はるか に 狭く なっ て いる 。 また 、 植物 体 も 一 回り 小さく 、 葉 質 は やや 厚い 。 日本 固有 種 で 、 北海道 南部 から 九州 東部 にかけて 分布 する 。 生育 環境 は はっきり し て い て 、 必ず 渓流 の 脇 の 岩 の 上 で ある 。 ゼンマイ も 水辺 が 好き で ある が 、 渓流 の すぐ そば に は 出現 せ ず 、 ヤシャゼンマイ と は 住み 分け て いる 。 上記 の 特徴 は いわゆる 渓流 植物 の 特徴 そのもの で あり 、 その よう な 環境 へ 適応 し て 種 分化 し た もの と 考え られる 。  なお 、 この 両 種 が 生育 し て いる 場所 で は 、 両者 の 中間 的 な 型 の もの が 見 られる 場合 が ある 。 これ は 両者 の 雑種 と 考え られ て おり 、 オオバヤシャゼンマイ   " O ."   × " intermedia "   ( Honda )   Sugimoto   と いう 。 その 形 や 大き さ は ほぼ 中間 で ある が 、 やや 変異 が 見 られる と 言う 。 また 、 胞子 葉 は 滅多 に 形成 さ れ ず 、 でき た 場合 も 胞子 は 成熟 し ない らしい 。  若い 葉 は 佃煮 、 お 浸し 、 胡麻和え 、 煮物 など に し て 食べる 。 かつて の 山里 で は 棚田 の 石垣 に 一 面 に 生え て い た 。 春 の 芽生え 前 に 草刈り を し て おけ ば 鎌 で 収穫 でき た と いう 。  山菜 採り の マナー で は 、 ゼンマイ に は 男 ゼンマイ （ 胞子 葉 ） と 女 ゼンマイ （ 栄養 葉 ） が あり 、 男 ゼンマイ を 採る と その後 再生 し なく なる ため 採っ て は なら ない と さ れ て いる 。  新芽 が 平面 上 の 螺旋 形 （ 渦巻き 形 ） に なる 。 その 表面 に は 綿毛 が 被さっ て いる 。 スプラウト として 食用 に する に は 根元 を 折り 、 表面 の 綿毛 を 取り去り 、 小 葉 を ちぎっ て 軸 だけ に し 、 ゆで て あく 抜き し 天日 に 干す 。 干 しあがる まで に 何 度 も 手 揉み を し て 柔らかく し 、 黒い 縮緬 状 の 状態 で 保存 する 。  天日 で 干し た もの を 「 赤 干し 」 と 呼び 、 松葉 など の 焚き火 の 煙 で 燻し た もの を 「 青 干し 」 と 呼ぶ 。  また 、 韓国 料理 で は ナムル の 材料 として 使わ れる 。  東北 地方 で は 、 ゼンマイ の 綿毛 を 使っ た 織物 も ある 。  ゼンマイ の 新芽 を 採取 し た 後 、 食用 の 茎 と 綿毛 を 分離 する が 、 その 綿毛 を 集め て おい て ゴミ を 取り除き 、 天日 で よく 乾燥 さ せ て おく 。 夏 頃 に 90 度 程度 で 蒸し 上げ 、 それ を 乾燥 さ せ 、 真綿 や 水鳥 の 羽毛 を 混ぜ合わ せ て 糸 を 紡ぐ 。 縦糸 ・ 横糸 の どちら か に 綿糸 や 絹糸 を 用い 、 もう 一方 に 前述 の 混合 糸 を 使っ て 布 を 織る 。 ゼンマイ の 布 は 保温 性 や 防水 性 に 富み 、 また 防虫 ・ 防 カビ 効果 も ある 。  ただ 2013 年 現在 で は 織り 手 が あまり おら ず 、 今後 ぜんまい 織り の 布 を 入手 する の は 困難 に なる と 思わ れる 。  ゼンマイ の 綿毛 を 綿 として 使う ゼンマイ の 綿 。 手まり や 布団 に 使わ れる 。  大きな 株 で は ハリガネ の よう な 黒っぽい 根 が 塊状 に なる 。 これ を オスマンダ と 称し 、 園芸 用 の 培養 材 として 用いる 。  新芽 の 渦巻 から 、 平面 の 上 の 渦巻 に なっ て いる 形状 の もの 総じて ぜんまい と 称する 。 ぜんまい ばね が その 代表 例 で 、 これ の こと を 省略 し て ゼンマイ と 言う こと も ある 。  シダ として は 名 が 通っ て いる ので 、 何 々 ゼンマイ という ふう に 、 シダ 類 の 普通 名詞 として 使わ れる 例 も ある 。  ゼンマイ の 語源 として は 「 せん まき （ 千 巻き ） 」 に 由来 する という 説 、 銭 巻 で あり 、 巻い た 姿 が 古銭 に 似る から と の 説 が ある 。根回し （ ね ま わし ） と は 、 樹木 を 移植 する に 先立ち 準備 する 一連 の 作業 の こと 。 転じ て 、 物事 を 行う 際 に 事前 に 関係 者 から の 了承 を 得 て おく こと （ 下 打ち合わせ や 事前 交渉 など の 段取り ） を 指す 言葉 とも なっ た 。  成長 し た 樹木 を 移植 する 場合 、 根 系 を 傷める こと から 、 活着 でき ず に 枯死 し たり 生育 不良 に 陥る 場合 が 多い 。 これ を 避ける ため に 、 半年 前 から 1 年 程度 前 に 、 根元 近く の 太い 根 を 切断 し 、 切断 部 周辺 から 活発 な 新しい 根 の 生育 を 促す 。 新しい 根 は 、 水分 や 養分 を より 活発 に 吸収 する こと から 、 移植 先 で も 活着 する こと が 期待 できる 。 根 切り の 部位 は 適切 に 判断 し ない と 、 移植 する 前 に 樹木 が 衰微 する こと も ある ので 、 慎重 に 行う 必要 が ある 。  2010 年代 の アメリカ合衆国 に は 、 政 ・ 官 ・ 財 関係 者 の 間 で の 根回し 、 ロビー 活動 を 行う ロビイスト が 約 3 万 人 存在 する 。根 切り （ ね きり ）  樹木 の 苗木 は 、 肥料 分 に 富む 苗 畑 で 育成 が 行わ れる ため 、 必要 以上 に 徒長 し 、 寒 冷害 を 受け やすく なる 。 これ を 予防 する ため に 周辺 部 の 掘り起こし を 行い 根 を 切断 し 、 無駄 な 徒長 を 制限 さ せる とともに 新しい 根 系 を 生育 さ せ て 耐久 性 を 向上 さ せる 。 掘り起こし は 地味 を 豊か に する こと から 、 次 年度 の 健全 な 成長 に も 有効 な 行為 と なる 。  上記 の 作業 が 転じ て 物事 の 原因 を 絶つ こと 、 根絶やし 、 皆殺し の 意 でも 用い られる 。  地上 の 構造 物 の 基礎 や 地下 構造 物 を つくる ため に 計画 地盤 線 より 下 を 掘削 する こと で 、 土砂 等 を 掘り起こし て 構造 物 等 を 付近 に 設置 する まで の 作業 、 跳ね 上げ や 跳ね 付け 、 土砂 積み込み の 一連 の 作業 を 含ん で いる 。 そして 、 基礎 形状 により 、 布 基礎 → 布 堀 、 独立 基礎 → つ ぼ 堀 、 べた 基礎 → 総 堀 、 といった 3 種 に 大別 さ れる 。ビブリス 科 （ Byblidaceae ） は 双 子葉 植物 に 属する 食虫植物 の 科 の ひとつ 。  クロンキスト 体系 で は ビブリス 属 （" Byblis "、 オーストラリア など に 分布 ） と ロリドゥラ 属 （" Roridula "、 南アフリカ ） の 2 属 を 含める 。 しかし 新 エングラー 体系 、 APG 植物 分類 体系 で は ビブリス 属 のみ から なる 単 型 科 と する （ ロリドゥラ 属 は 別 の 単 型 科 ロリドゥラ 科 Roridulaceae と する ） 。  ビブリス 属 は オーストラリア 西部 ・ 北部 と ニューギニア 島 南部 の 湿地 に 自生 する 草本 。 3 から 6 種 に 分類 さ れる 。 葉 は 茎 と 同様 に 細長く 、 表面 に 密生 し た 毛 から 粘液 を 分泌 し て 虫 を 捕える 。 見かけ は ロリドゥラ 属 や モウセンゴケ 科 の ナガバノイシモチソウ など に 似る 。 花 は 紅 または 白色 の 両性 花 で 5 数 性 、 放射 相称 で 茎 の 先 に 単 生 する 。 果実 は さく 果 で 2 つ に 割れる 。  かつて は ロリドゥラ 属 と 同じ よう に 、 粘着 し た 虫 が 分解 さ れ た もの を 栄養 源 として 吸収 する " 半 食虫植物 " と 思わ れ て い た が 、 2005 年 に なっ て 消化 酵素 を 分泌 する こと が 明らか に なり 、 モウセンゴケ 科 など と 同じ 「 真正 の 食虫植物 」 と さ れ た （ なお ロリドゥラ 属 について は カメムシ と の 特異 な 共生 関係 が 明らか に なっ て いる ） 。 野生 の もの は 減少 し 絶滅 が 危惧 さ れる が 、 花 が 美しい ので よく 栽培 さ れる 。 属 名 は ギリシア 神話 の ビブリス （ ビュブリス ） に ちなむ 。  従来 、 ビブリス 科 の 分類 学 上 の 位置 は 一定 せ ず 、 古く は モウセンゴケ 科 など と の 類縁 が 考え られ 、 新 エングラー 体系 ・ クロンキスト 体系 で は ロリドゥラ 科 とともに バラ 目 に 入れ られ た 。 APG 植物 分類 体系 による 系統 分類 で は 、 ロリドゥラ 科 と 別 に し て シソ 目 に 入れ て いる 。柴 （ しば ） は 、 山野 に 生える 、 小さな 雑木 で ある 。 「 柴木 （ しば き ） 」 と も 。  折っ て 薪 （ 燃料 ） に する 。 また 、 垣根 や 壁 、 その他 の 材料 として も 使わ れる 。  特に 木 の 種類 は 限定 し ない が 、 結果 として 多く は ツツジ 科 の 雑木 ・ 灌木 。  柴 を 採取 する こと を 「 柴 を 刈る 」 と 言う 。 刈っ た もの （ 多く は 束ね て 用いる ） は 「 粗朶 （ そ だ ） 」 と いう 。  「 柴 紋 」 は 、 刈っ て 束ね た 柴 の 意匠 の 家紋 で ある 。 「 結い 柴 」 など が ある 。イラクサ （ 刺草 ・ 蕁麻 、 英名 ： Nettle 、 学名 ：" Urtica   thunbergiana "） と は 、 イラクサ 科 イラクサ 属 の 多年生 植物 の 一種 、 または 総称 。 多年生 植物 で 30 ～ 50 cm の 高 さ に なり 、 茎 は 四角く 、 葉 と 茎 に 刺 毛 が ある 。 6 月 から 9 月 にかけて 葉腋 から 円錐 形 に 緑色 の 花 を つける 。  「 イラクサ 」 は   " Urtica   thunbergiana "   の 標準 和名 で ある 。 ヨーロッパ や 北米 の 近 縁 種 セイヨウイラクサ   ()（ 英名 ： Stinging   nettle ） も 「 イラクサ 」 と 訳さ れる こと が 多い が 、 日本 に 野生 する イラクサ と は 別種 で ある 。  また 、 若芽 が 山菜 として 利用 さ れる ミヤマ イラクサ も 、 時として 「 イラクサ 」 と 称さ れる こと が ある が 、 ミヤマ イラクサ は ムカゴ イラクサ 属   (" Laportea ")   で あり 、 イラクサ と は 別 属 で ある 。  日本 で も イラクサ の 方言 は 多く 、 アイコ （ アエコ ） 、 イラナ （ イラ ） 、 アエダケ （ アイダケ・エダケ ） など 、 地域 によって 呼び名 が 変わる 。 イタイタグサ とも イラグサ と も 呼ば れる 。  夏 から 秋 に かけ 、 緑 白色 の 雄花 と 淡 緑色 の 雌花 が 咲く 。 茎 や 葉 の 表面 に は 毛 の よう な とげ が ある 。 その とげ の 基部 に は アセチルコリン と ヒスタミン を 含ん だ 液体 の 入っ た 嚢 が あり 、 とげ に 触れ その 嚢 が 破れ て 皮膚 に つく と 強い 痛み が ある 。  関東 以南 の 本州 、 四国 、 九州 に 自生 し 、 北 アメリカ 、 ヨーロッパ に も 見 られる 。 近年 で は 北海道 で も 自生 する 。  薬用 部分 は 全 草 。 夏 から 秋 にかけて 全 草 を 採り 、 日干し し て 乾燥 さ せる 。 近年 で は セイヨウイラクサ の 葉 を 乾燥 し た もの が 「 ネトル 茶 」 など として 流通 し て おり 、 「 花粉 症 に 悩む 方 の 体質 改善 に 」 など と 謳わ れる こと が 多い 。  ヨーロッパ の セイヨウイラクサ は 料理 ・ 薬用 ハーブ や コンパニオンプランツ として 用い られ て いる 。 ロシア で は スープ の 具 として も 用い られる 。  皮 から は 、 滑らか で 白い 色合い を 持っ た 繊維 が 取れる 。 アイヌ 民族 は 、 イラクサ の 繊維 から 織っ た 布 や 着物 を レタルペ （ 白い もの ） と 呼ん で 珍重 し て い た 。  奈良 県 に ある 奈良公園 で は 、 シカ による 食害 を 防ぐ ため に 自身 が 「 毒 を もつ トゲ 」 を 多く 持つ よう に 進化 し た 、 と の 研究 結果 を 奈良女子大学 ・ 加藤 禎 孝 ら の グループ が まとめ た 。 グループ は 、 県 南部 など の イラクサ に 比べ 50 倍 以上 も トゲ が 多く 、 この 特徴 が 種子 に も 受け継が れ て いる こと を 確認 。 実際 、 公園 内 の イラクサ 、 県 南部 の イラクサ で シカ に 食べ られ やすい の は どちら か 、 という 実験 を 行っ た ところ 、 県 南部 の もの は 全て 食べ られ た が 、 公園 内 の イラクサ は 60 % 以上 も 残っ た と いう 。 これ について 教授 は 「 1200 年 という 長い 間 に 、 シカ に対する 防御 機構 が 進化 し た の だろ う 」 と 話し て いる 。  セイヨウイラクサ は 、 アンデルセン 「 野 の 白鳥 」 （ グリム 童話 「 六 羽 の 白鳥 」 と 似 た 話 ） に 呪い を 解く 鍵 として 出 て 来る 。食 人 木 ( し ょくじんぼく 、 ) は 、 伝説 上 の 食虫植物 の 一種 で 、 人 や 大型 動物 を 殺し て 食い 尽くす もの で ある 。 走り回っ たり 悲鳴 を 上げる 植物 は マンドラゴラ など と 呼ば れる 。  目下 、 もっとも 巨大 で 知ら れ て いる 食虫植物 で ある ウツボカズラ の 一種 で は 、 袋 が 35 センチ の 高 さ に なり 、 時々 小型 哺乳類 を 捕食 する 。  広く 知ら れ て いる 中 で もっとも 古い 食 人 木 の 報告 は 、 いたずら ( hoax ) に 端 を 発し て い た 。  1881 年 、 ドイツ 人 探検 家 の 自称 カール・リッヒェ ( Carl   Liche ) は 「 South   Australian   Register 」 () 誌上 に 、 マダガスカル の 「 ムコド 」 ( Mkodo ) という 部族 によって 行なわ れ て い た 人身御供 に 遭遇 し た 、 と 書い て いる 。  「 蠢く 細い 蔓 、 飢え た 大蛇 の 暴れ 、 彼女 の 頭 の 上 ま ぎわで 震わせ て 、 突然 彼女 の 手 や 首 を ぐるぐる に 絡みつき 悪魔 の よう な 本能 で 彼女 を 締め付け 、 悲鳴 を あげる が 、 もっと 恐ろしい 笑い声 が 生じ て 、 うめく よう に 喉 を ならし て 再び 閉め 落とさ れ た 。 後ろ から は 蔓 は 、 巨大 な 緑色 の 大蛇 の よう に みえ 、 残忍 な エネルギー に みち すばやく 引っ込め 、 彼女 を 折りたたん で 包 まっ た 。 残酷 な まで の 引き締め を 迅速 かつ 凶暴 な アナコンダ の 粘り強い 締め付け られ 獲物 と なっ た 」  1924 年 、 元 ミシガン 州 知事 の チェイス・オズボーン ( Chase   Osborn ) の 書い た 『 Madagascar ,   Land   of   the   Man - eating   Tree 』 により 、 この 木 は さらに 知れ渡っ た 。 オズボーン は マダガスカル の 部族 と 宣教師 双方 に この 忌まわしい 木 について 知っ て いる か 問いかけ 、 また 、 上記 リッヒェ の 報告 を 繰り返し た 。  しかし 、 1955 年 に 、 科学 ライター の ウィリー・レイ が 著書 『 Salamanders   and   other   Wonders 』 において 、 「 ムコド 」 、 「 カール ・ リッヒェ 」 、 マダガスカル 食 人 木 は 全て 捏造 だっ た と 結論 し 、 終了 さ せ た 。  ヤ = テ = ベオ ( Ya - te - veo ) は 、 中央 アメリカ と 南 アメリカ の 一部 に 生息 する と 言わ れ た 食 人 植物 で ある ( その 親類 が アフリカ 大陸 および インド洋 沿岸 部 に 生息 する とも )。 名前 の 意味 は スペイン 語 で 「 私 は 既に あなた を 見 て いる 」 。 この 植物 に関する 描写 は 資料 によって 様々 だ が 、 短く 太い 幹 を 持ち 、 長い 蔓 で 獲物 を 捕らえる と する もの が 多い 。 J ・ W ・ ビューエル の " Land   and   Sea "   ( 1887 )   では 、 ヤ = テ = ベオ は 大型 の 昆虫 を 捕食 する が 時には 人間 を も 襲う と し て いる 。  食 人 植物 は フィクション 作品 において ホラー 作品 や ゲーム の 敵 キャラクター として 多数 見受け られる 。テローム 説 （ テローム せつ ） は 、 維管束 植物 の 形態 の 進化 を 説明 する ため の 説 で ある 。 根 ・ 茎 ・ 葉 など の 構造 を 、 すべて テローム という 単純 な 枝 の よう な もの から 説明 する もの で ある 。  シダ 植物 や 種子 植物 （ 裸子植物 ・ 被子植物 ） を 含む 維管束 植物 （ 以下 、 植物 と 略す ） の 基本 的 な 構造 は 根 ・ 茎 ・ 葉 と 考え られる 。  これら の 構造 の 細部 で は 、 中心 柱 など に いくつ か の 違い が ある が 、 根 ・ 茎 ・ 葉 から なる こと で は 多く は 一致 する 。 これら が 組み 合わさっ た 現在 の よう な 構造 が 、 どの よう な 形 で 作ら れ た の か について は 諸説 が 古く から あっ た 。 その 中 で 、 現在 も ほぼ 定説 の 位置 に ある の が この 説 で ある 。  この 説 以前 の 代表 的 な 考え方 として は 、 例えば ゴーディ ショウ は フィトン 説 ( 1841 ) を 唱え た 。 これ は ゲーテ の 変態 論 に 由来 する と も 言わ れる 。 ゲーテ は 茎 と 葉 を 同一 の 器官 と 考え 、 その 先端 が 葉 に 、 基部 が 茎 に なる と 考え た が 、 ゴーディ ショウ は この 単位 を フィトン と 名付け 、 これ が 多数 集合 する こと で 植物 体 が 形成 さ れる と し た 。  この よう な 説 は 主として 現 生 の 植物 の 構造 を 比較 する 中 から 生まれ た もの で ある 。 他方 、 1917 年 から 1920 年 にかけて 、 スコットランド の ライニー 地方 から 多数 の デボン 紀 の 陸上 植物 化石 が 発見 さ れ （ ライニー 植物 群 ） 、 ごく 初期 の 陸上 植物 について の 知見 が 一気に 増加 し た 。 その 結果 、 初期 の 陸上 植物 に は リニア の よう に 葉 が 全く なく 、 中心 に 維管束 を 持つ 二又 分 枝 を し た 枝 だけ から なる もの が ある こと が 分かっ た 。 この よう な 形 から すべて の 植物 の 構造 を 導こ う と する の が テローム 説 で ある 。 テローム 説 は （ 同名 の 作曲 家 と は 別人 ） によって 1930 年 に 発表 さ れ た 。  ここ で 言う テローム と は チンメルマン によって 名付け られ た もの で 、 二又 に 分かれ た 枝 先 の こと で ある 。 その 中心 に は 一 本 の 維管束 が 通っ て おり 、 先端 に 成長 点 が ある 。 または 先端 に 胞子 嚢 が つく こと も ある 。  彼 は リニア や 現 生 の マツバ ラン の よう な 外見 を し た 植物 が 陸上 植物 の 最も 原始 的 な 姿 と 見 て 、 その 体 を 構成 する 基本 要素 として テローム を 提唱 し た 。 そして それ 以外 の 植物 に 見 られる さまざま な 構造 が これから の 変形 によって 導か れる と 考え た 。  その 変形 の 過程 は 大きく 五 通り ある と さ れる 。  また 、 特に 茎 において は 内部 構造 や 中心 柱 の 複雑 化 も 考え ね ば なら ない 。  根 や 茎 は テローム に 直接 由来 する と 考える こと は さほど 難しく ない 。 主軸 の 分化 が 起きれ ば 、 現在 見 られる よう な 姿 が 導ける 。  葉 について は 、 イチョウ の 葉 を 見る の が 分かり やすい 。 イチョウ の 葉 は 、 すべて の 葉脈 が 二又 分 枝 から なっ て おり 、 扁平 化 し た テローム が 互いに 癒合 し た と 考える の は ごく 自然 で ある 。 先端 中央 に 裂け目 を 持つ 例 が よく ある の も 、 癒合 が 不十分 な 状態 と 見れ ば 分かり やすい 。 ちなみに 、 化石 種 の イチョウ 類 で は より ばらばら に 裂け た 形 の 葉 を 持つ 例 が 多く 、 癒合 が 進ん で い ない こと を 伺わ せる 。 より 一般 的 な 葉 の 場合 、 葉脈 に 主軸 化 が 進ん だ もの と 考えれ ば よい で あろ う 。 シダ 類 で は 葉 の 裏 に 胞子 嚢 が つく 例 が 多い が 、 これ は 湾曲 による もの と 理解 できる 。  トクサ 類 の 胞子 葉 の 場合 、 盾 状 に なっ た 平面 の 内側 に 胞子 嚢 が 配置 する が 、 これ は 胞子 嚢 を 先端 に 持っ た テローム の 枝 先 が 下 を 向き 、 その 上面 が 癒合 し た と 見る か 、 シダ 類 の 胞子 葉 から 変形 し た と 見る か は 意見 の 分かれる ところ で ある 。  コモチシダ や セイロンベンケイソウ など 、 葉脈 の 末端 から 新芽 を 生ずる 例 も 、 本来 は ここ に 成長 点 が あっ た こと を 彷彿 と さ せる 。 それ 以上 に シダ 植物 で は たとえば ウラジロ や カニクサ など 、 葉 が 無限 成長 する 例 が あり 、 これら は いずれ も 原始 的 な 群 と 考え られ て いる 。  チンメルマン は ヒカゲノカズラ 植物 門 の いわゆる 小 葉 類 の 葉 について も テローム 説 によって 説明 できる と 考え た 。 上記 の よう な 葉 の 形成 の 後 に 、 葉脈 の 退化 縮小 によって 作ら れ た もの と 考え た の で ある 。 これ に対して 、 イギリス の バワー ( 1935 ) は 、 小 葉 は 茎 の 表面 の 突起 に 由来 し 、 後に これ に 維管束 が 侵入 し た もの という 「 突起 説 」 を 唱え 、 現在 で は これ が 認め られ て いる 。  マツバ ラン は 根 も 葉 も なく 、 胞子 嚢 を 載せる 地上 茎 と 、 仮 根 を もつ 地下茎 のみ で その 体 が 構成 さ れ て おり 、 上記 の よう に 葉 を 形成 する 前 の 植物 の 姿 を 彷彿 と さ せる 。 ただし 、 胞子 嚢 は 想定 さ れる よう な 枝 の 先端 で は なく 、 途中 の 側面 に 形成 さ れる 。 ところが 、 古典 園芸 植物 の 松葉 蘭 の 品種 の ひとつ で ある 「 霊 芝 角 」 で は ほとんど の 胞子 嚢 が 枝 の 先端 に 着く 。  この ため 、 これ を その よう な 原始 的 な 陸上 植物 の 形 を 今 に 残し た 祖先 的 な もの と 考え た こと も ある 。 ただし 、 現在 で は マツバ ラン は 大葉 類 で あり ハナヤスリ 目 に 近 縁 な もの と 考え られ て おり 、 その 一見 で は 原始 的 な 体制 は 、 実は 二 次 的 な もの と 考え られる 。鯉 ヶ 窪 湿原 （ こい がく ぼ し つげん ） は 岡山 県 新見 市 に ある 湿原 。 オグラセンノウ 、 ビッチュウフクロ 、 ミコシギク など 300 種 を 超える 植物 が 自生 する 地域 で 、 「 鯉 ヶ 窪 湿性 植物 群落 」 として 1980 年 3 月 6 日 に 日本 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 「 西 の 尾瀬沼 」 と も 形容 さ れる 。  吉備高原 の 北西 部 、 標高 550 m に ある 鯉 ヶ 窪 池 の 上流 部 に 集中 し て 広がっ て いる 。 その 面積 は 3 . 6 ha で あり 、 木 の 遊歩道 を 一周 する と 2 . 4 km に およぶ 。 春 の リュウ キンカ から 始まっ て 秋 の スイラン が 終わる まで 、 季節 ごと に 違う 花 が 楽しめる の が 特徴 で ある 。  鯉 ヶ 窪 湿原 は 1920 年 、 植物 研究 家 小坂 弘 によって 初めて 紹介 が なさ れ た 。 1952 年 岡山 県 の 天然記念物 に 指定 さ れ た が その後 指定 解除 、 周辺 一帯 が 総合 商社 によって 買い上げ られ 土地 開発 の 対象 地 と なっ た 。 しかし 、 付近 住民 の 強い 反対 も あり 、 商社 は 開発 を 中止 、 管理 を 哲西 町 （ 現在 は 新見 市 と 合併 ） に 委託 する こと と なる 。 哲西 町 は 湿原 の 周囲 を 柵 で 囲い 、 遊歩道 や 案内 板 の 整備 を 行い 、 湿原 の 保護 に 積極 的 に 取り組ん だ 。 1977 年 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た こと も あり 、 鯉 ヶ 窪 湿原 は 哲西 町 によって 買い上げ られ 、 現在 は 新見 市 哲西 町 が 保護 管理 に あたっ て いる 。 2002 年 に 岡山 県 自然 環境 保全 地域 の 指定 を 受け て いる 。  鯉 ヶ 窪 祭 は 1990 年 より 地元 の 町 興し として 毎年 5 月 3 日 実施 さ れ て いる 祭り で 、 哲西 町 で 古く から 行わ れ て い た 「 太鼓 田植え 」 の 実演 や 、 草餅 や 大野部 焼 の 販売 が 行わ れ て いる 。リュウ キンカ （ 立金 花 、 学名 :" Caltha   palustris "   var .   " nipponica "） は 、 キンポウゲ 科 リュウ キンカ 属 の 多年草 。  根 出 葉 は 長い 葉柄 を もっ て 束 生し 、 葉 身 は 心 円形 から 腎 円形 で 、 長 さ 、 幅 とも 3 - 10 cm に なり 、 縁 に は 低い 鈍 鋸歯 を 持つ 。 茎 は 直立 し 、 花茎 の 高 さ は 15 - 50 cm に なる 。 茎 は 中空 で 、 茎葉 は 茎 の 上部 に つき 、 根 出 葉 に 似る が 小型 に なる 。  花期 は 5 - 7 月 。 茎 の 先端 および 葉腋 から 長い 花 柄 を 伸ばし 、 径 2 . 5 - 3 cm の 黄色い 花 を つける 。 花弁 は なく 、 花弁 に 見える の は 萼 片 で 、 ふつう 5 枚 、 とき に 6 - 7 枚 ある 。 雄蕊 は 多数 あり 、 雌蕊 は 4 - 12 個 ある 。 果実 は 袋 果 と なり 、 長 さ 1 cm に なる 。 根 は 白色 で ヒゲ 状 に なる 。  茎 が 直立 し 、 黄金 色 の 花 を つける こと から 立金 花 と 呼称 さ れる よう に なっ た 。 属 の 学名 と なっ て いる " Caltha " は ラテン語 で 「 強い 匂い の ある 黄色い 花 」 という 意味 を 持つ 。  日本 で は 、 本州 、 九州 に 分布 し 、 アジア で は 朝鮮 に 分布 する 。 水辺 や 湿地 など に 生育 し 、 ミズバショウ の 群生 地 で 見 られる こと も ある 。  若芽 は 山菜 として 食用 可能 で ある が 基本 的 に 有毒 で あり 、 食す と 下痢 など の 症状 を 起こす 場合 が ある 。  熊本 県 球磨 郡 あさ ぎり 町 で は 町 花 と さ れ 、 町 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 日本 において は 本町 が 自生 の 南限 と 言わ れ て いる 。オグラセンノウ （ 小倉 仙 翁 ） は 、 ナデシコ 科 センノウ 属 の 多年草 。 夏 に 引き裂い た よう な 紅い 色 の 花 を つける 。 朝鮮半島 北部 、 九州 地方 、 岡山 県 以西 の 中国 地方 など の 山間 部 の 湿地 帯 に 生育 する 。 絶滅 危惧 種 。  1 m 程 の 細い 茎 を 持ち 、 10 cm 前後 の 対 葉 を つける 。 茎 や 葉 は 産毛 の よう な 毛 を 持つ 。 6 月 から 8 月 にかけて 紅色 の 花 を 咲かせ 、 花弁 は 薄い 紫色 を し て いる 。  1903 年 の 熊本 県 阿蘇山 で 採取 さ れ た 標本 に 基づい て 植物 学者 の 牧野 富太郎 によって 新種 として 紹介 が なさ れ 、 本草 図説 の 植物 に 当てはめ 、 オグラセンノウ と 命名 さ れ た 。 岡山 県 で 1921 年 に サワ ナデシコ と 命名 さ れ た 植物 と 同 一 種 で ある 事 が 判明 し て いる 。  岡山 県 阿哲 郡 哲西 町 （ 現在 は 新見 市 ） の 町 花 で あっ た 。練馬 白山 神社 の 大 ケヤキ （ ねり ま はく さんじん じ ゃのおおけやき ） は 、 東京 都 練馬 区 練馬 の 白山 神社 境内 に ある 、 2 本 の ケヤキ の 大木 。 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  白山 神社 境内 の 石段 の 上下 に 各々 ある 。 石段 上 の 木 は 、 樹 高 14 メートル 、 幹 周り 7 . 2 メートル 、 推定 樹齢 700 - 800 年 、 都内 最大 の ケヤキ 。 石段 下 の 木 は 、 樹 高 19 メートル 、 幹 周り 8 メートル 。 拝観 無料 。狩宿 の 下馬 ザクラ （ か りや どの げ ば ザクラ ） は 、 静岡 県 富士宮 市 に ある 一 本 桜 。 日本 最古 級 の ヤマザクラ で あり 、 正式 な 和名 は アカメシロバヤマザクラ と いう 。 国 の 特別 天然記念物 で あり 、 日本 五 大 桜 の 1 つ 。  1193 年 （ 建 久 4 年 ） に 源 頼朝 が 富士 の 巻狩り を 行っ た 際 に この 場所 に 立ち寄っ た という 伝承 から 、 「 狩宿 の 下馬 ザクラ 」 と 呼ば れる 。 また この 桜 に 馬 を 繋ぎ 止め た という 伝承 から 駒 止め の 桜 という 別名 も 存在 する 。 樹齢 は 800 年 を 越える 老樹 で あり 、 開花 時期 は 4 月 中旬 で ある 。  1922 年 （ 大正 11 年 ） 10 月 12 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ 、 1952 年 （ 昭和 27 年 ） 3 月 29 日 に は 特別 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 また 当 桜 から 望む 富士山 の 風景 は 、 環境省 が 公開 し た 「 富士山 が ある 風景 100 選 」 に 選定 さ れ て いる 。  文部省 編 「 天然 紀 念 物 調査 報告 」 に よる と 、 かつて は 地上 3 尺 6 寸 の 高 さ における 幹 囲 は 8 . 48 m 、 枝 張 は 東西 21 . 81 m ・ 南北 16 . 33 m で あっ た と いう が 、 その後 の 度重なる 台風 の 影響 で 弱っ て おり 樹勢 は 衰え て いる 。  江戸 幕府 第 15 代 征夷大将軍 で ある 徳川 慶喜 は この 桜 について の 歌 を 詠ん で いる 。ビオラ ( Viola ) と は スミレ 科 スミレ 属 の ラテン語 名 で ある 。 園芸 上 は パンジー の 小 輪 多 花 性 種 を ヴィオラ （ ビオラ ） と 呼ん で いる 。  ビオラ は 園芸 に よく 用い られ 、 観賞 用 に 販売 さ れ て いる 。 パンジー と の 定義 の 区別 は かなり 曖昧 で ある が 、 花 径 5 cm 以上 を パンジー 、 4 cm 以下 を ヴィオラ と する こと が 多い 。 パンジー に 比べ て 、 開花 期 が やや 短い （ 咲き 出し が 遅い ） が 、 その 分 強健 で 、 栽培 が 容易 と さ れ て いる 。 品種 は 、 1980 年 ころ まで は 、 数 種 に 過ぎ なかっ た が 、 現在 は かなり の 色合い の もの が 作出 さ れ て おり 、 一方 、 パンジー の ほう も 強健 多 花 性 の 種 も 多く 作出 さ れ て いる 。 現在 で は 見た目 が 豪華 な の が パンジー 、 かわいらしい の が ビオラ と する 、 かなり 主観 的 な 分け 方 に なっ て いる 。  ビオラ という 名 は イーオー に 由来 し 、 ゼウス が 雌牛 に 変え られ た 彼女 に 食べ させる 為 に 作ら れ た と さ れる 。  花言葉 は 誠実 。人工 授粉 または 人工 受粉 （ じん こう じゅふん 、 英語 : artificial   pollination ,   hand   pollination ,   mechanical   pollination ） は 、 人間 が 植物 の 花粉 を 媒介 する 行為 （ 受粉 ） の こと 。 送 粉 者 が 外部 から 到達 し にくい 温室 や ビニール ハウス で 農産物 の 生産 を 行う 場合 、 人工 授粉技 術 なし で は 産業 として 成立 し ない 。   ビニール ハウス など の 閉鎖 環境 内 で の 虫 媒 は 、 人 が 主導 的 に 関与 する こと から 広義 の 人工 授粉 で ある 。  自家 不 和合 性 を もつ 作物 の 生産 、 特に 果樹 生産 で は 人工 授粉 を 行う 例 が 多い 。 商業 栽培 さ れる 果樹 で は 、 一つ の 品種 の 苗 や 穂 木 は 同 一 クローン で ある こと が 多々 あり 、 その 場合 に 自家 不 和合 性 で ある と 自家 受精 が でき ない 。 バラ 科 果樹 の 多く は 自家 不 和合 性 で あり 、 受精 ・ 結実 さ せる ため に は 花粉 源 と なる 別 の 植物 が 必要 と なる 。 花粉 源 として 栽培 さ れる 植物 を 受粉 樹 "" と 呼び 、 果樹 園 の 中 に 混植 する 。  また 、 育種 で は 新 品種 育成 の ため の 交配 ・ 遺伝 的 に 固定 する 交配 ・ 戻し 交配 で 人工 授粉 を 行う 。  人工 授粉 の 歴史 は 古く 、 古代 アッ シリア で は ナツメヤシ の 人工 授粉 が 行わ れ て い た 。  花粉 親 の 花 を 切り取っ て 種子 親 の 花 に 花粉 を 振りかける 原始 的 手法 から 、 予め 収集 ・ 保存 し て い た 花粉 を 噴霧 器 で 種子 親 に 吹きかける 方法 まで 、 様々 な 手法 が 存在 する 。  果樹 栽培 や 野菜 の 温室 栽培 で は 、 送 粉 者 で ある マルハナバチ・ミツバチ・ハナアブ を 放し飼い に し て 、 作物 の 送 粉 に 使う こと が ある 。  生産 物 の 安定 し た 量 と 品質 を 求め 、 技術 革新 が 進ん で いる 。 人 が 送 粉 者 と なる 初期 の 技術 で は 採集 し た 花粉 を 、 そのまま 羽毛 や 刷毛 或いは 筆 など を 用い めし べ に 受粉 さ せ て い た 。 現在 で は 、 圃場全 て の 花 に 使用 する ため の 花粉 量 を 効率 的 に 確保 する 為 、 溶媒 により 花粉 を 抽出 する 方法 や ジャガイモ の デンプン 粉 や 石松 子 （ せき しょうし ： ヒカゲノカズラ の 胞子 ） を 増量 剤 として 用いる 方法 が 考案 さ れ て いる 。 また 、 一斉 に 開花 する 全て の 花 の めし べに花 粉 を 届ける ため 、 花粉 水溶液 として 散布 する 方法 も 作物 によって は 用い られる 。スポロポレニン （ sporopollenin ） と は 、 植物 由来 の 有機物 。 非常 に 分解 さ れ にくい 高分子 物質 で 、 アルカリ に も 酸 に も 不溶 。  花粉 や 胞子 の 外壁 （ エキシン 、 exine ) の 主成分 。 花粉 ・ 胞子 が 酸素 の 供給 の 少ない 条件 の 中 で 長い 年月 を 化石 として 残る 事 が 出来る の は 、 この スポロポレニン が 細胞 膜 に 含ま れ て いる から で ある 。  ゼッチェ （ Zetzshe ,   F . 1928 ） は 花粉 ・ 胞子 を アルカリ で 煮沸 し 、 その 中 の アルカリ 不溶性 で あっ た 部分 に さらに 強酸 を 加え て 加水 分解 さ せる こと で アルカリ に も 酸 に も 不溶 の 物質 を 得 て いる 。 当初 は 、 胞子 の 場合 は スポロニン （ sporonine ） 、 花粉 の 場合 は ポレオニン （ polleonin ） と 名付け て い た が 、 後 に 区別 せ ず に スポロポレニン （ sporopollenin ） と 呼ぶ 事 に し た 。駒止湿原 （ こま どし つげん ） は 福島 県 南会津 郡 南会津 町 、 大沼 郡 昭和 村 に ある 標高 1 , 100 m の 高層 湿原 。  水無 谷地 ・ 白樺 谷地 ・ 大谷地 の 3 湿原 を はじめ と する 大小 の 湿原 が ある 。 1970 年 （ 昭和 45 年 ） 12 月 28 日 に 、 湿地 の 植物 群落 として 指定 さ れ た 国 の 天然記念物 。 指定 面積 は 約 148 ha 。  ミズバショウ 、 ショウジョウバカマ 、 タテヤマリンドウ 、 リュウ キンカ 、 ワタ スゲ 、 ニッコウキスゲ 、 ヒオウギ アヤメ 、 サワ ラン , ノリ ウツギ 、 コオニユリ 、 ミズギボウシ 、 ミタケスゲ 、 カキラン 、 ネジバナ 、 キンコウカ 、 モウセンゴケ 、 ミズギク 、 オオバセンキョウ 、 アキノキリンソウ 、 ヤナギ ラン 、 ウメバチソウ 、 ツル コケモモ 、 エゾリンドウカン アオイ （ 寒 葵 、 学名 ：" Asarum   nipponicum "、 シノニム ：" Heterotropa   nipponica "、" Asarum   kooyanum "   var .   " nipponicum "） は 、 ウマノスズクサ 目 ウマノスズクサ 科 カン アオイ 属 の 植物 で ある 。 研究 者 によって は " Heterotropa " 属 に 含め られる が 、 最新 の 植物 誌 （ フロラ ） で は " Asarum " 属 に 分類 さ れる 。 別名 ： カントウカンアオイ 。  ギフチョウ の 幼虫 の 食 草 として も 知ら れる 。  日本 固有 種 で 、 本州 の 関東 地方 から 近畿 地方 、 四国 に 分布 する 。  山地 や 森林 の 林 床 に 生育 する 。  小型 の 多年草 。 茎 は 短く 、 地面 を 匍匐 する 。 葉 は 互生 、 卵 形 ～ 卵 状 楕円 形 で 、 先端 は 尖り 、 基部 は 心 脚 、 長 さ 6 - 10 cm 、 幅 4 - 7 cm 、 濃緑 色 で 白い 斑紋 が ある 。 < br >  花期 は 秋季 （ 10 - 11 月 ） で 地面 に 接し て 咲く 。 花 の よう に 見える の は 花弁 で は なく 3 枚 の 萼 片 で ある 。 萼 片 は 基部 で 癒着 し 萼 筒 を 形成 する 。 萼 筒 は 先 が くびれ ず 、 直径 2 cm 、 長 さ 1 cm 程度 で 、 暗紫色 、 内側 に 格子 状 の 隆起 線 が ある 。 萼 筒 の 先端 の 萼 裂片 は 三角形 で 萼 筒 より も 短く 、 濁っ た 黄色 。 雄蕊 は 12 本 、 雌蕊 は 6 本 。 芳香 が ある 。 染色 体 数 は 2 n = 24 。  基 変種 。 関東 地方 から 東海 地方 （ 千葉 県 、 東京 都 、 埼玉 県 、 神奈川 県 、 静岡 県 、 三重 県 ） に 分布 。 形態 は 上記 参照 。  紀伊 半島 （ 和歌山 県 ） 及び 四国 （ 徳島 県 、 高知 県 ） に 分布 。 萼 筒 は 先 が くびれ が ある 。 佐竹 ・ 籾山 （ 1982 ） で は 独立 種 に し て いる 。  佐竹 ・ 籾山 （ 1982 ） で は アツミカンアオイ （ var .   " rigescens "） 及び スズカカンアオイ （ var .   " brachypodion "） を カン アオイ の 変種 に し た が 、 Sugawara （ 2006 ） で は 、 アツミカンアオイ を 独立 種 " Asarum   rigescens " に スズカカンアオイ を アツミカンアオイ の 変種 " A .   rigescens "   var .   " brachypodion " と し て いる 。オキナグサ （ 翁草 、 学名 ："   Pulsatilla   cernua   "） は 、 キンポウゲ 科 オキナグサ 属 の 多年草 。  根 出 葉 は 2 回 羽 状 複葉 で 、 長い 柄 を もち 束 生 する 。 小 葉 は さらに 深 裂 する 。 茎 に つく 葉 は 3 枚 が 輪 生し 、 無 柄 で 基部 が 合着 し 、 線 状 の 裂片 に 分裂 する 。 葉 や 花茎 など 全体 的 に 白い 長い 毛 に おおわ れる 。 花茎 の 高 さ は 、 花期 の 頃 10 cm くらい 、 花 後 の 種子 が 付い た 白い 綿毛 が つく 頃 は 30 - 40 cm に なる 。 花期 は 4 - 5 月 で 、 暗 赤 紫色 の 花 を 花茎 の 先端 に 1 個 つける 。 開花 の 頃 は うつむい て 咲く が 、 後 に 上向き に 変化 する 。 花弁 に みえる の は 萼 片 で 6 枚 あり 、 長 さ 2 - 2 . 5 cm に なり 、 外側 は 白い 毛 で おおわ れる 。  白く 長い 綿毛 が ある 果実 の 集まっ た 姿 を 老人 の 頭 に たとえ 、 翁草 （ オキナグサ ） と いう 。  ネコグサ という 異称 も ある 。  日本 で は 、 本州 、 四国 、 九州 に 分布 し 、 山地 の 日当たり の よい 草原 や 河川 の 堤防 など に 生育 する 。 アジア で は 、 朝鮮 、 中国 の 暖帯 から 温帯 に 分布 する 。  かつて 多く 自生 し て い た 草地 は 、 農業 に 関わる 手入れ により 維持 さ れ て い た 面 が あり 、 草刈 など の 維持 管理 が なさ れ く なり 荒廃 し た こと 、 開発 が 進ん だ こと 、 それ に 山野 草 として の 栽培 を 目的 と し た 採取 により 、 各地 で 激減 し て いる 。  全 草 に プロトアネモニン・ラナンクリン など を 含む 有毒 植物 。 植物 体 から 分泌 さ れる 汁 液 に 触れれ ば 皮膚 炎 を 引き起こす こと も あり 、 誤 食 し て 中毒 すれ ば 腹痛 ・ 嘔吐 ・ 血便 の ほか 痙攣 ・ 心 停止 （ プロトアネモニン は 心臓 毒 ） に 至る 可能 性 も ある 。 漢方 において は 根 を 乾燥 さ せ た もの が 白頭翁 と 呼ば れ 、 下痢 ・ 閉経 など に 用い られる 。配偶 体 （ はい ぐうたい ） と は 、 世代 交代 を 行う 植物 、 藻類 もしくは 菌類 など で 、 単 相 （ 半数 体 ） 、 すなわち 相 同 染色 体 を 1 組 のみ 持つ 世代 もしくは 多 細胞 体 を いう 。 対義語 は 胞子 体 。  配偶 体 は 細胞 分裂 により 雌 性 または 雄 性 （ あるいは 両方 ） の 配偶 子 を 作る 。 雌雄 両性 の 配偶 子 が 融合 する と 複 相 （ 二 倍 体 ） の 接合 子 が でき 、 これ が 細胞 分裂 を 繰り返し て 多 細胞 の 胞子 体 を 形成 する 。 成熟 し た 胞子 体 は 減数 分裂 により 胞子 を 形成 し 、 この 半数 体 の 胞子 が 細胞 分裂 を 繰り返し て 配偶 体 を 形成 する 。  また 、 配偶 子 を 形成 する こと から 、 これ が 有性 生殖 で ある と し 、 この 世代 を 有性 世代 と 呼ぶ こと も ある 。  コケ 植物 で は 、 配偶 体 が 普通 に 見 られる 植物 体 （ 栄養 体 ） で ある 。 初期 の 配偶 体 は 原 糸 体 （ げん し たい ） と いい 、 それ が 発達 し て 茎葉 体 または 葉状 体 の 形 を とる 。 その 上 の 造 卵 器 と 造 精 器 で 卵子 と 精子 が 形成 さ れる 。 受精 によって 胞子 体 が 形成 さ れる が 、 胞子 体 は 配偶 体 に 寄生 し て 胞子 を 作る だけ で ある 。  シダ 植物 の 配偶 体 は 前 葉 体 （ ぜん よう たい ） と いい 、 コケ の 配偶 体 より はるか に 微小 で ある が 、 葉状 体 に 似 て 扁平 で 地面 に 生育 する もの が 多い 。 一般 に 胞子 体 （ 普通 見る 植物 体 ） が 育つ と 枯れる が 、 一部 の 種 で は 長く 生き残る 。 前 葉 体 は種 によって 雌雄 同体 （ 大 部分 の シダ 植物 ） または 雌雄 異体 （ イワヒバ 科 や 水生 シダ ） の もの が ある 。 雌雄 異体 の 場合 は 配偶 子 として それぞれ 卵子 と 精子 の 一方 だけ を 作る 。 その もと に なる 胞子 に も 区別 が あっ て それぞれ 大 胞子 ・ 小 胞子 と いう 。 種子 植物 の 祖先 も この 雌雄 異体 タイプ だっ た と 考え られる 。  種子 植物 の 配偶 体 は 顕微鏡 レベル に まで 退化 し 、 栄養 体 で ある 胞子 体 に 寄生 する 。 雌 性 配偶 体 は 胚珠 内 の 胚 嚢 、 雄 性 配偶 体 は 花粉 で ある （ また これら から 発生 する 器官 を 含め て それぞれ 大 配偶 体 、 小 配偶 体 と も いう ） 。 裸子植物 の うち 原始 的 な 性質 を 保つ ソテツ 類 および イチョウ で は 、 小 配偶 体 が 胚珠 上 で 成熟 し て 精子 を 作り 、 これ が 卵 細胞 と 融合 する 。 その他 の 裸子植物 で は 精子 は でき ず 精 細胞 に 退化 し て いる 。 また 裸子植物 の 胚乳 も 大 配偶 体 に 由来 する 。 被子植物 で は 花粉 は 胚珠 に 到達 せ ず 雌蕊 の 柱頭 に つき 、 ここ で 花粉 管 を 発芽 し て 精 核 を 胚珠 まで 送り込む （ 被子植物 の 胚乳 は 裸子植物 と 違い 、 精 核 1 個 と 極 核 2 個 が 融合 し て できる 3 倍 体 で ある ） 。  多 細胞 藻類 （ 緑藻 ・ 褐藻 ・ 紅 藻 ） で は 、 胞子 体 と 配偶 体 が 同形 の もの も ある が 、 多く は 配偶 体 の 方 が 小さい 。ムグラ （ 葎 ） は 、 密生 し 藪 を つくる 草 。 荒地 や 湿地 など に 雑草 として 生える 。 ウグラ 、 モグラ とも 。  茎 に 刺 が 生え て いる もの が 多い （ トゲナシムグラ の よう な 例外 も ある ） 。 種子 に は 鉤状 の 小 刺 が あり 、 ひっつき 虫 と なる 。  アカネ 科 アカネ 亜 科 フタバ ムグラ 属 を 中心 に 近 縁 の 数 属 に 、 ムグラ を 和名 に 含む 種 が ある 。 ただし 、 特定 の タクソン や 系統 を 指す 言葉 で は なく 、 たとえば フタバ ムグラ 属 に は ほか に キヌタソウ 類 や カワラマツバ 類 も 含ま れる 。 また カナ ムグラ は アカネ 科 で は ない 。  人 が 訪れ ず 荒れ果て た さま を 表す の に ムグラ の 言葉 が 使わ れる 。モウセンゴケ 属 （ 毛氈苔 属 、 学名 ：'） は 、 ウツボカズラ 目 モウセンゴケ 科 に 属する 食虫植物 の 一 属 で あり 、 湿原 に 多く 生育 する 草本 で ある 。 特徴 として 、 葉 の 縁 および 表面 に 粘液 滴 を 持つ 腺 毛 を 持ち 、 ハエ や ガ など の 小型 の 昆虫 を 捕らえ て 窒素 化合 物 や リン 酸 など を 得る こと で 、 土壌 の 栄養 塩類 に 乏しい 湿原 に 適応 し て いる 。 英語 名 は 、 陽光 の 下 で 輝く 粘液 滴 を 露 に 見立て て   （ 太陽 の 露 ） で あり 、 学名 の   '   は 、 ギリシャ 語 で 「 露 」 を あらわす   が 語源 と なっ て いる 。 また 、 日本語 の モウセンゴケ は 、 群生 地 で の 赤い 色 で 毛羽立っ た 葉 を 緋 毛氈 に 見立て た もの で ある 。  大 部分 が 多年生 で 一部 が 一 年生 で ある 。 地下 部 は 短い 根 を 数 本 持つ だけ の もの 、 20 cm 以上 の 根 を 水平 または 鉛直 に 伸ばす もの 、 肥大 し た 地下茎 を 持つ もの など が ある 。  花 は 総状 花序 に つき 、 未 熟 時 に は その 先端 が 渦巻き 状 に 巻い て いる 例 が 多い 。 葉 は さじ 形 、 倒卵形 等 で 、 その 縁 から 表面 にかけて 腺 毛 を 持ち 、 その 先端 は ねばねば し た 粘液 に 覆わ れる 。 腺 毛 は 昆虫 など の 小 動物 を 粘り つける と 同時に 、 腺 毛 や 葉 は 湾曲 を 始め 、 包み込む 形 の 傾性運 動 により 獲物 を 巻き込ん で いく 。 捕獲 さ れ た 小 動物 は 、 続い て 分泌 さ れる 各種 の 消化 酵素 により 分解 、 吸収 さ れる 。  傾性運 動 は モウセンゴケ 科 の 他 属 で ある ムジナモ 属 、 ハエトリグサ 属 と 共通 する が 、 それ に 加え て 腺 毛 に 粘り つけ て 小 動物 を 効率 的 に 捕獲 する の は 本属 の 大きな 特徴 の ひとつ で ある 。  本属 の 植物 は 、 他 の 植物 と の 競争 が 少ない 、 湿原 等 の 土壌 の 酸性 度 が 高く 、 栄養 塩類 に 乏しい 環境 に 適応 し て いる 。 地上 部 の 形態 は 次 の 三つ が ある 。  成熟 し た 葉 に 密生 する 腺 毛 の 先端 は やや ふくらみ 、 その 細胞 の 隙間 から 粘液 と 消化 酵素 を 分泌 する 。 表面 は クチクラ 層 で 覆わ れ て おり 、 消化 酵素 による 自己 消化 を 防い で いる 。  腺 毛 や 葉 を 湾曲 さ せ 、 獲物 を 包み込む 傾性運 動 は 、 腺 毛 の 先端 の 細胞 群 の 刺激 により 生じ た 電位差 の 伝播 により 、 柄 の 細胞 群 に 膨圧 の 勾配 が 作ら れる 一方 、 植物 ホルモン で ある オーキシン の 成長 制御 作用 による 細胞 の 急速 な 伸張 により 起きる 。 腺 毛 の 湾曲 は 10 分 - 15 分 、 やや 遅れ て 葉 身 の 湾曲 は 15 - 20 分 で 終了 し 、 獲物 を 抱え込む 。 以後 、 分泌 細胞 群 が 強い 酸性 の 分泌 液 と 、 酸性 条件下 で 強い 活性 を 持つ パーオキシダーゼ 、 エステラーゼ 、 酸性 フォスファターゼ 、 プロテアーゼ 等 の 消化 酵素 を 分泌 し 、 獲物 の 分解 が 起きる 。  分解 さ れ て 液状 と なっ た 消化 物 は 腺 毛 より 吸収 さ れ 、 窒素 源 や リン 酸 源 として 利用 さ れる 。 ダーウィン は 本属 （ モウセンゴケ ） の 研究 を 行っ て いる 。 その 中 で 、 例えば 、 葉 の 上 に 各種 の 物質 を 滴下 し て 腺 毛 と 葉 の 運動 性 を 観察 し た 結果 、 タンパク質 や アミノ酸 に対して 強い 反応 が 見 られる こと を 確認 し て いる 。  南極大陸 を 除く 全 世界 的 に 分布 する 。 170 種 以上 が 知ら れ て おり 、 その 半数 近く が オーストラリア に 分布 する 。  北海道 や 東北 地方 の 冷涼 な 山地 から 南西諸島 まで 、 日本 全国 の 湿原 ・ 湿地 に 6 種 ほど が 自生 する 。 広く 分布 する もの も ある が 、 ごく 限ら れ た 場所 に のみ 産 する もの も ある 。 また 、 園芸 用 に 栽培 さ れ て いる 国外 の 種 も いくつ か ある 。  日本 に 自生 する の は 以下 の 通り 。  この 他 、 モウセンゴケ と ナガバノモウセンゴケ の 自然 雑種 と さ れる もの に サジバモウセンゴケ   " D .   obovata "   Mert .   et   Koch   が ある 。  日本 国外 に 分布 する 種 を 記す 。  日本 国外 で の 栽培 種 に は 以下 の よう な もの が ある 。  薬用 および 観賞 用 として 利用 さ れ て いる 。マダガスカル ジャスミン （ 英 ： Madagascar   jasmine 、 学名 ：" Stephanotis   floribunda "） は 、 ガガイモ 科 シタキソウ 属 に 属する マダガスカル 原産 の つる 植物 。 多年草 で 、 葉 は 対生 、 楕円 形 で 厚い 。 筒 状 の 白い 花 を 5 - 9 月頃 咲かせる 。 別名 アフリカシタキヅル 。  観賞 用 に 栽培 さ れる ほか 、 ブーケ 等 の 材料 として も 利用 さ れる 。 花 の 香り が ジャスミン に 似 て いる が 、 ジャスミン の 仲間 で は ない （ ジャスミン は モクセイ 科 ） 。象頭山 （ ぞう ずさん ） は 、 香川 県 の 西部 に 位置 する 山 で ある 。 隣 の 琴平山 （ 標高 524 m ） と共に 「 象頭山 」 として 瀬戸内海 国立 公園 、 名勝 、 天然記念物 に 指定 さ れ 、 香川 の みどり 百 選 に も 選ば れ て いる 。  標高 538 m 。 北 麓 を 善通寺 市 が 、 南 麓 を 三豊 市 が 占める 。 「 象頭山 」 の 名 は 、 琴平 街道 から 眺め た 山容 が 象 の 頭 を 思わ せる こと から 付け られ た と いう 。 地質 は 下位 から 花崗岩 、 凝 灰 角 礫 岩 、 讃 岐岩質 安山岩 で ある 。 花崗岩 の 風化 によって 崩れ て いる 不完全 な メサ で ある 。小枝 （ こえ だ ） は 、 森永製菓 から 発売 さ れ て いる チョコレート 菓子 。  1971 年 発売 開始 。 小 枝 に 似せ て 作ら れ た チョコレート で クランチ チョコレート の 一種 。 基本 的 な もの は 、 棒状 の チョコレート の 中 に 、 米 パフ 、 アーモンド が 入っ て いる 。 卵 や ピーナッツ は 含ん で い ない が 、 それら を 使う 設備 と 共通 の もの を 使用 し て いる 。  ちなみに 、 この 「 小枝 」 という 名前 は 、 60 年代 後半 、 イギリス から 世界中 に ミニスカート ブーム を 巻き起こし た 元祖 スーパー モデル 、 ツイッギー の 来日 を ヒント に し て いる と 言わ れ て いる 。 （ Twiggy   =   小 枝 の 意 ）  発売 当初 から の 「 小枝 」 の 筆 文字 ロゴ は 、 初代 デザイナー の 母親 による もの と いわ れる 。  小 枝 として 、 以下 の シリーズ が リリース さ れ て いる 。  代々 「 高原 の 小 枝 を 大切 に 」 という フレーズ を 使用 し て いる （ シチュエーション や 尺 の 都合 で 不 使用 の CM も あり ） 。植物 油 （ し ょくぶつゆ ） は 採取 方法 で 大きく 三つ に 分け られる 。 まず 圧力 で 絞る 方法 が あり 、 この 方法 で 作ら れ た もの を 圧搾 油 と 言う 。 次に 、 水 など の 別 の 液 に 溶かし 込む 方法 が あり 、 この 方法 で 作ら れ た もの を 抽出 油 と 呼ぶ 。 圧搾 と 抽出 を 組み合わせる こと も ある 。 圧搾 油 と 抽出 油 を あわせ て 粗 油 と 言う 。 粗 油 は 吸着 や 濾過 処理 を し て 使用 する 。 三つ め は 、 粗 油 を 水蒸気 蒸留 など で 精製 する 方法 で 、 この 方法 で 得 られ た 油 を 精油 （ エッセンシャルオイル ） という （ 詳細 は 精油 # 精油 を 採る 方法 参照 ） 。 精油 に ハーブ の 香り など の 成分 を 抽出 さ せ た もの を 浸出 油 と 呼ぶ 。  ほとんど の 植物 に は 油 が 含ま れ て いる が 、 食用 に 使える もの は 少なく 、 余り 知ら れ て い ない もの を 含め て も それほど 多く ない 。  植物 油 の 分類 法 は いくつ か ある 。 例えば ：  本 記事 で は 、 主として 用途 で 分類 し た 。  次に 挙げる 油 は 、 いずれ も 世界 各地 で 食用 油 として 使わ れ て いる 。 燃料 油 として 使わ れる こと も 多い 。  ナッツ 油 は 料理 の 香り 付け に 使わ れる こと が 多い 。 油 の 採取 が 難しい ため 、 概ね 高価 で ある 。  ウリ 科 植物 の ヒョウタン 、 メロン 、 カボチャ の 種 に は 油 が 多く 含ま れる 。 しかし 、 抽出 法 が 確立 さ れ て い ない ため 、 あまり 利用 さ れ て い ない 。 食用 と する 実 の 副産物 として 得 られる 場合 が 多い 。  栄養 価   が 高く 、 サプリメント として 使わ れる 植物 油 も ある 。  バイオ 燃料 に 使わ れる 植物 油 も ある 。 食用 油 が 使わ れる もの も あり 、 バイオ 燃料 のみ に 使わ れる もの も ある 。 なお 、 バイオ 燃料 に は エタノール や メタノール が 使わ れる こと も 多い 。   ディーゼル 燃料 として は ほとんど が 石油 系 の 燃料 が 使わ れ て い た 。 しかし 2003 年 頃 から 始まっ た 原油 価格 の 上昇 により 、 植物 油 が バイオ 燃料 として 注目 さ れ て いる 。 バイオ 燃料 に 適し て いる か どう か は 次 の 点 が 重要 で ある ：  ここ で は 、 エンジン 油 、 照明 油 など に 使わ れる もの を 挙げる 。  次 の リスト は 、 植物 油 として も バイオ 燃料 として も 使える 植物 油 で ある 。 ただし 桐油 は もっぱら バイオ 燃料 として 使わ れる 。 以下 は 、 主として バイオ 燃料 として の 特性 を 述べる 。  次に 挙げる 油 は 、 バイオ 燃料 の ため だけ に 栽培 さ れる 植物 から 得 られる もの で ある 。 前述 し た # 主 な もの と 合わせる と 、 バイオ 燃料 の ほとんど 全て が ここ に 含ま れる 。 なお 、 バイオ 燃料 として は ユーカリ 属 の よう に エタノール を 産す る タイプ が ある が 、 ここ で は 油脂 以外 は 含め ない 。  乾性 油 は 、 室温 で 乾燥 する 植物 油 で ある 。 油絵具 、 一般 塗料 、 ワニス の 溶剤 として 使わ れる 。 次に 挙げる も の 以外 に も 、 クルミ 油 、 ヒマワリ 油 を 乾性 油 として 扱う こと も ある 。清田 の 大 クス （ せい だ の おおく す ） は 、 愛知 県 蒲郡 市 清田 町 に ある クス の 古木 で ある 。  愛知 県 下 で は 最大 で 、 中部 地方 の 代表 的 な クス の 木 で ある 。 樹齢 は 推定 1 , 000 年 以上 。  源義家 が 奥州 （ 現在 の 東北 地方 ） の 反乱 平定 に 出陣 する 際 に 植え た と の 伝説 が ある 古木 で 、 1929 年 （ 昭和 4 年 ） 12 月 17 日 に 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  樹高 が 22 m 、 根回り 13 . 6 m 、 幹 回り 14 . 3 m ある 。  明治 初期 まで は 、 この 辺り 一帯 が クス の 樹海 で あっ た が 、 宅地 や 畑 の 開発 が 進ん だ ため 、 ミカン 畑 など の 中 に 位置 する 形 と なっ た 。  枝 など の 一部 が 枯れる など の 問題 が 見 られ た こと から 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） に 岐阜大学 名誉 教授 の 樹木 医 ・ 林 進 が 樹勢 など の 調査 を 行っ た 。  蒲郡 市 博物館 が 林 進 の 助言 に 基づき 、 周囲 に ある コンクリート 柵 や 石組み など を 根 の 生育 の 妨げ と なる もの を 除去 する など の 保護 策 を 進め た 。  また 、 2008 年 （ 平成 20 年 ） に 近隣 の 住民 など が 「 清田 の 大 クス 愛好 会 」 を 発足 さ せ 、 林 進 の 助言 を 受け ながら 、 踏み 固め られ た 土 を 掘り返し て 柔らかく する と共に 石 など も 取り除き 、 さらに 表土 の 乾燥 を 防ぐ ため に ヨシ を 敷き詰める など の 根 の 生長 を 促す といった 作業 を ボランティア で 行う よう に なっ た 。花 （ はな 、 華 と も 書く 。 花卉 - かき ＝ 漢字 制限 の ため 、 「 花き 」 と 書か れる こと が 多い ） と は 植物 が 成長 し て つける もの で 、 多く は 綺麗 な 花びら に 飾ら れる 。 花 が 枯れる と 果実 が でき て 、 種子 が できる 。 多く の もの が 観賞 用 に 用い られる 。 生物 学的 に は 種子 植物 の 生殖 器官 で ある 。 また 、 植物 の 代表 的 器官 として 、 「 植物 （ 種 ） 」 そのもの の 代名詞 的 に 使わ れる こと も 多い 。 植物 の 花 を 生花 （ せい か ） 、 紙 や 布 ・ 金属 など で 作ら れ た 花 を 造花 （ ぞう か ） と いう 。  花 は 雌蕊 や 雄蕊 を 含む （ ない もの も ある ） 、 一 個 の 有限 の 茎 頂 に 胞子 葉 （ 花 葉 ） と 不 稔 の 付属 物 など から 構成 さ れ た 、 種子 植物 の 生殖 器官 で ある 。  しかし 、 その 厳密 な 定義 について は 複数 の 考え方 が 存在 する 。  花 は 、 胞子 葉 が 枝 先 に 固まっ た 構造 から 生じ た と 見 られる が 、 この 意味 を 広く 考えれ ば 、 普通 の 被子植物 の 花 以外 に 、 裸子植物 における 松ぼっくり など の 元 に なる 構造 や 、 さらに は スギナ の 胞子 葉 で ある ツクシ の よう な もの まで が 花 と 言え て しまう 。 2 は 、 松ぼっくり まで は 花 だ という もの で 、 3 は 、 ツクシ も 花 だ という 立場 と 言える 。  1 は アメリカ の 研究 者 に 多く 、 2 は ヨーロッパ の 研究 者 に 多い 。 19 世紀 は 3 の 考え方 が 主流 だっ た が 、 現在 で は 一番 合理 的 と さ れる 2 が 主流 に なり つつ ある 。  花 全体 の 構造 は 、 1 本 の 枝 に 、 先端 の 方 から 大 胞子 葉 、 小 胞子 葉 、 不実 の 葉 が 並ん だ 構造 が 、 ごく 短く つまっ た もの と 見なせる 。  典型 的 な 花 は 、 枝 から 伸び た 柄 の 先 に つき 、 中心 に 雌蕊 を もち 、 その 周囲 を 雄蕊 が 囲む 。 その 周囲 に は 、 花びら や 萼 など が 配置 する 。 雄蕊 で は 花粉 が 作ら れ 、 雌蕊 に は 胚珠 が 入っ て いる 。 この 両者 の 働き で 種子 が 作ら れる 。  裸子植物 において は 、 雌雄 異 花 が 普通 で 、 軸 を 中心 に 胞子 葉 由来 の 鱗片 状 の 構造 が 並ん だ 形 を 取る の が 普通 で ある 。  被子植物 で は 、 花びら や 萼 といった 装飾 的 な 構造 が 多数 加わる こと が 多い 。 したがって 、 その 構造 は 中心 に 大 胞子 葉 由来 の 雌蕊 、 その 外側 に 小 胞子 葉 由来 の 雄蕊 、 そして その 外側 に 葉 由来 の 花弁 、 そして 一 番外 側 に やはり 葉 由来 の 萼 が 取り巻く という 形 に なる 。 花弁 、 萼 は まとめ て 花 被 と 呼ば れる 。 ただし 、 すべて の 花 が この よう な 構造 を 持っ て いる わけ で は なく 、 花びら や 萼 など が ない 花 も 多い 。 特に 、 風媒花 など で は 、 花びら の 欠損 や 退化 が 見 られる もの が 多い 。 イネ 科 の 場合 この よう な 花 を 小 穂 と いう 。  1 つ の 花 に 雄蕊 と 雌蕊 を 備える 花 が 多い が 、 どちら か だけ を 持つ 、 雌雄 異 花 の もの も ある 。 雄蕊 と 雌蕊 が 両方 備わっ て い て も 、 片方 が 機能 し て い ない 例 や 、 どちら か が 先 に 熟し 、 同時に は 熟さ ない よう に なっ て いる 例 も 多い 。  花 の 配列 状態 を 花序 と いう 。 花序 は 花 によって 異なる が 、 ある 一定 の 方式 に 沿っ て 並ぶ 。  苞 は 、 花 や 花序 の 基部 に つく 葉 の こと を いう 。 包 葉 と も いう 。 通常 は 、 小型 で ある が 花弁 状 に なる もの も ある 。  種子 植物 が シダ 植物 から 進化 する に 伴い 、 雄蕊 は 小 胞子 のう を つける 胞子 葉 が 、 雌蕊 は 大 胞子 のう を つける 胞子 葉 が 各々 変化 し て でき た と 考え られる 。 また 、 花びら 、 萼 も 葉 が 起源 の もの と 考え られる 。  被子植物 の 花 が 、 どの よう に し て 進化 し た か について は 、 大きく 2 説 が ある 。  クロンキスト 体系 で は 、 双 子葉 植物 綱 で は キク 目 を 最も 進化 し た もの と し 、 単 子葉 植物 綱 で は ラン 目 を 最も 進化 し た もの と する 。  花粉 により 受粉 を さ せ 、 生殖 を 行う 。 受粉 の 様式 は 、 花 の 構造 により 自家 受粉 と 他家 受粉 に 分け られる 。 通常 、 他家 受粉 が 起きる こと が 望ましい ので 、 種類 によって は 自家 受粉 を 妨げる よう な 仕組み が 見 られる 。 例えば 、 雄蕊 と 雌蕊 の どちら か 先 に 成熟 する よう に なっ て いる の も その ひとつ で ある 。 どちら が 先 か で 雄 性 先 熟 または 雌 性 先 熟 と よば れる 。  また 、 花粉 は そのまま で は 移動 でき ない ため 、 受粉 を 行う ため に は 何らかの 媒介 が 必要 と なる 。 おもに 媒介 者 と なる の は 風 と 動物 で あり 、 風 が 媒介 する もの は 風媒花 と 呼ば れる 。 動物 が 媒介 する もの は その 媒介 者 によって 虫媒花 ・ 鳥 媒 花 ・ コウモリ 媒 花 など に 分かれる 。 動物 媒 の 中 で は 特に 虫 による 媒介 が 多い 。 最も 古い 媒介 方式 は 風 媒 で ある が 、 のち により 確実 性 の 高まる 動物 媒 が 発展 し た 。 しかしながら 冷 帯 地域 において は 単一 樹 種 による 樹林 が 多い こと や 媒介 者 と なる 動物 の 不足 から 、 再び 風 媒 に 戻る もの が 多く 、 かなり の 樹木 が 風媒花 と なっ て いる 。 逆 に 媒介 動物 の 多い 熱帯 地域 において は 動物 媒 が 圧倒的 で 、 熱帯 樹木 の 95 % を 占める 。 風 媒 と 違い 、 虫 や 鳥 など 動物 に 受粉 を 媒介 さ せる 場合 、 花 に 動物 を 引き寄せる 必要 が ある ため 、 多く の 花 は 蜜 腺 から 蜜 を 分泌 し 、 動物 に 花 を 訪れる よう に さ せる 。 こうした 蜜 食 動物 にとって 花 の 蜜 は 重要 な 食料 で ある が 、 他 に 花粉 そのもの を 食糧 と する 昆虫 も 多く 存在 する 。  花 は 人目 を 引く 魅力 が ある 。 一般 的 な 概念 の 花 は 、 それ 以外 の 部分 が 緑 など の 地味 な 中 に あっ て 、 それ と は 対照 的 に 鮮やか な 色合い の 花弁 など を 並べ て よく 目立つ よう に なっ て いる 。 これ は 、 そもそも 花 の 存在 が 、 他者 の 目 を 引く こと を 目的 と し て いる から で ある 。 ただし 、 本来 は ヒト の 目 で は なく 、 昆虫 や 鳥 など の 目 を 引く ため の もの で ある 。 顕著 な 例 として ミツバチ の 可視 領域 は 紫外線 を 含み 、 ミツバチ の 目 で 花 を 見る と 蜜 の ある 中央 部 が 白く 反射 する 花 が ある 事 など が 知ら れる 。 これ は 、 植物 が 固着 性 の 生活 様式 を 持つ ため 、 繁殖 時 の 生殖 細胞 、 具体 的 に は 花粉 の 輸送 に 他者 の 力 を 借り なけれ ば なら ない ため で ある 。 被子植物 の 多く が その 対象 を 昆虫 や 鳥 など の 小 動物 と し 、 彼ら を 誘う ため に 美しい 花びら で 飾ら れ た 花 の 構造 が 発達 し た 。 また 同じ 目的 で 、 虫媒花 の 多く は 強い 香り を 持つ 。 その 香り は 媒介 者 の 好み の 香り で ある ため 、 人間 にとって 素晴らしい 香り と は 限ら ない 。 また 鳥 は 嗅覚 が 弱い ため 、 鳥 媒 花 の 多く は 強い 香り を 持た ない 。  他方 、 無生物 によって 花粉 を 運搬 する 植物 の 花 は 目立つ 必要 が ない ため 、 花 の 色 は 地味 な もの で 香り も 弱い 。 現 生 の 裸子植物 は 一部 の 例外 を 除く ほとんど 全て が 風 媒 な ので 、 花弁 など を 持た ない 。 被子植物 で も イグサ 科 や イネ 科 など は 虫媒花 から 進化 し て 二 次 的 に 風 媒 と なっ た もの で 、 イグサ 科 で は 花弁 は ある が 極めて 地味 に なっ て おり 、 イネ 科 で は 花弁 は 完全 に 退化 し 、 開花 時 に も 全く 目立た ない 。  花 を 発色 さ せる 色素 は 、 開花 時 に 細胞 内部 で 酵素 を 用い た 化学 反応 が 起こり 生成 さ れる 。 元来 花 の 色 は 送 粉 者 を 惹き つける ため に 着ける もの で 、 蕾 の 時 に は 必要 が 無い 。 主 な 色素 は フラボノイド・カロテノイド・ベタレイン・クロロフィル の グループ で あり 、 総数 は 数 千 に も なる 。 さらに 水素 イオン 指数 ( pH ) や 存在 する イオン の 影響 で 色 が 変化 する 事 も あり 、 多様 な 色 で 知ら れる アジサイ の 場合 は アルミニウム イオン 濃度 で 左右 さ れる 。  色素 が 無い 花びら は 白く 見える 。 花びら の 材質 は 本来 透明 だ が 、 中 に 気泡 が ある ため に 白く 見える 。 花びら が 色素 を 持た ない メカニズム に は 、 作ら れ た 色素 が 別 の 酵素 で 破壊 さ れる 場合 と 、 色素 を 作る 酵素 の 機能 が 阻害 さ れ た 場合 が ある 。 前者 の 例 は 白い キク で 、 花 に は カロテノイド を 分解 する 酵素 が 存在 し 、 作ら れ た 色素 が 壊さ れる 。 後者 に は アサガオ が あり 、 フラボノイド の 一種 アントシアニン を 作る 酵素 の DNA 内 に トランスポゾン が あり 色素 生成 を 阻害 する 。 この トランスポゾン が 開花 中 に DNA 上 の 別 な 場所 に 移動 する と 酵素 は 色素 を 作れる よう に なる 。 これ によって 一つ の 花 の 中 に 色素 が ある 細胞 と 無い 細胞 が 混在 し 、 アサガオ の 模様 が 作ら れる 。 トランスポゾン の 動き 方 は 一定 で は なく 、 それぞれ の 頻度 や タイミング によって 花 の 模様 が 異なっ て くる 。 トランスポゾン を 含む アサガオ は 江戸 時代 に 偶然 発見 さ れ 、 品種 改良 を 経 て 広まっ た 。  人工 的 に 花 の 色 を 変える 試み に は 、 品種 改良 や 遺伝子 組み換え 技術 または DNA を 変質 さ せる 突然変異 の 利用 など が ある 。 品種 改良 で は 、 色素 を 作る 酵素 が 無かっ たり 色素 を 破壊 する 酵素 が 存在 する ため 、 例えば 青い バラ や 黄色い アサガオ など は 作れ ない 。 他 の 花 から 色素 を つくる 酵素 の DNA を 組み入れる 試み で は 、 青い バラ が 生産 さ れ た 例 も ある が 、 pH など 他 の 条件 が 異なる ため 元 の 花 と 同じ 発色 は 難しい 。  花 は 魅力 的 な 姿 を し て いる ため 、 それ を 鑑賞 する こと は 世界中 で 古く から おこなわ れ て おり 、 そこ から さまざま な 利用 法 が 生じ て き た 。  花 を 摘み 集め て 装飾 と する 風習 は 世界中 に 広く 見 られる 。 ポリネシア など で は 、 花 を 髪 に さして 髪 飾り と する こと も 広く 行わ れ て いる 。 茎 から 切り取っ た 花 を 切り花 と いい 、 これ を 花 を 方向 を そろえ て 束ね た もの を 花束 （ ブーケ ） 、 組み合わせ て 輪 に し た もの を 花輪 と いう 。 こうした 花 は 結婚式 や 葬儀 といった 冠婚葬祭 における 装飾 に 広く 用い られ 、 キリスト 教 系 の 献花 や 仏教 における 仏 花 など 、 死者 を 弔う ため の 供え物 に も 用い られる 。  また 花 は 、 贈答 品 として も 一般 的 な もの で ある 。 花 を 贈答 品 と する 場合 、 見かけ の 美し さ 以外 に 、 その 香り を 重視 する 場合 も ある 。 ヨーロッパ や アメリカ で は バレンタインデー の 贈り物 に は 花 、 とくに バラ が 多く 用い られ 、 また 母 の 日 に は カーネーション が 主 に 贈ら れる など 、 花 を 贈る こと が 一般 的 な 祭日 も 存在 する 。  花 は 装飾 に 多用 さ れ 、 日本 の 華道 、 いわゆる 生け花 も この 方向 で 高度 に 発達 し た もの で ある 。 また 生花 だけ で なく 、 花 を 乾燥 さ せ た ドライ フラワー も 装飾 に 使用 さ れる 。  花 を 育て て 楽しむ こと も 古く から おこなわ れ た 。 庭園 を 飾る ため に 花 を 育てる 例 は 広く 見 られる 。 花 を 中心 と する 庭 を 花園 、 花畑 など と いい 、 擁 壁 や 煉瓦 など で 囲ま れ た スペース に 花 を 植 栽 し た もの を 花壇 と 呼ぶ 。 観賞 用 の 植物 の 栽培 を 園芸 と 言う が 、 特に 草 の 花 を 目的 と する 栽培 を 花卉 園芸 と いう 。 長い 歴史 の 中 で 、 多く の 観賞 用 の 花 が 選別 栽培 さ れ 、 後 に は 人工 交配 など による 品種 改良 も 行わ れ た 。  花 は しばしば 広い 地域 に 植 栽 さ れ 、 地域 住民 に 長く 親しま れ て いる ところ も 多い 。 オランダ の キューケンホフ 公園 など 、 世界 各所 に 花 の 名所 は 存在 し 、 近隣 のみ なら ず 世界中 から 観光 客 が 訪れる ところ も ある 。 こうした 名所 は 必ずしも 花園 や 植 栽 さ れ た もの だけ で は なく 、 たとえば 南アフリカ 北西 部 の の よう に 、 一 面 の 荒野 が 短い 雨季 の 到来 とともに 地平線 まで 野生 の 花 で 埋め 尽くさ れる ところ も 存在 する 。 日本 で は 桜 が 国土 の 広い 地域 に 植 栽 さ れ 、 春 に は 花見 を 楽しむ ため に 多く の 観光 客 が 訪れる が 、 その ほか に も スイセン や 梅 、 シバザクラ 、 フジ 、 チューリップ 、 アジサイ 、 ラベンダー 、 コスモス 、 キク など 様々 な 花 の 名所 が 存在 し 、 観光 客 を 集め て いる 。  こうした 庭園 造り は 公共 の 場 だけ で は なく 、 個人 宅 に 庭 や 花壇 など を 作っ て さまざま な 花 を 育てる ガーデニング も 楽しま れ て いる 。  花 を 食用 と する こと は 、 洋 の 東西 を 問わ ず 古く から おこなわ れ て き た 。 花 を 食用 と する 場合 は ほとんど は 野菜 に 分類 さ れ 、 花 菜 と 通称 さ れる 。 日本 で は 食用 花 として は 、 キク 、 ナノハナ 、 シュンラン 、 フキノトウ など が 用い られ て き た 。 一方 、 欧米 の エディブル・フラワー として ナスタチウム 、 コーン フラワー 、 バラ 、 パンジー 、 キンセンカ 、 キンギョソウ など が 挙げ られる 。 上記 の 食用 花 は 食味 と 同様 に 見た目 の 美し さ や 飾り として の 役割 も 重視 さ れる が 、 一方 で ブロッコリー や カリフラワー 、 ミョウガ 、 アーティチョーク の よう に 飾り に は あまり 使用 さ れ ず 、 食味 を 重視 し て 食用 と さ れる 花 も 存在 する 。 生花 だけ で なく 、 スミレ や パンジー の よう に 砂糖 漬け に し たり 、 桜 の 花 の よう に 塩漬け に し て から 飾り と さ れる 場合 も ある 。  直接的 な 食用 の ほか 、 虫媒花 が 虫 を おびき寄せる ため に 分泌 する 花 の 蜜 は ミツバチ によって 採集 さ れ 、 巣 の 中 で 蜂蜜 へ と 変化 する 。 蜂蜜 は 人類 最古 の 甘味 料 と も 呼ば れ 、 現代 において も 甘味 料 として 重要 な 地位 を 占め て いる 。 ミツバチ は 同一 の 蜜 源 植物 から 蜜 を 採取 する 傾向 が 強い ため 、 その ミツバチ の 群れ が 採取 する 花 の 種類 によって さまざま な 味 や 香り の 蜂蜜 が できる 。 さまざま な 蜜 源 植物 から まんべんなく 蜜 を 集める こと も まれ に あり 、 この 場合 は 百花 蜜 と 呼ば れる 。 代表 的 な 蜜 源 植物 として は 、 日本 で は レンゲソウ や アカシア など が 挙げ られる 。  バラ や ラベンダー 、 ジャスミン など 魅力 的 な 香り を 放つ 花 から 精油 など で 香り 成分 を 取り出し 、 そのまま 利用 し たり 香水 の 原料 と する こと も 行わ れ て いる 。  上記 の よう な 広範 な 用途 が 存在 し 旺盛 な 需要 が 期待 できる ため 、 現在 で は 、 花 を 生産 する こと が 産業 として 成立 し て いる 。 切り花 は かつて は 大 消費 地 の 近く で 生産 さ れ て おり 、 ヨーロッパ は オランダ 、 アメリカ や 日本 は 国内 で 主 に 生産 が 行わ れ て い た 。 しかし 切り花 は 商品 価値 が 高く 比較的 重量 も 軽い ため 、 1980 年代 以降 大 消費 地 から 離れ た 土地 で 生産 し 消費 地 まで 空輸 する こと が 盛ん に なっ て き て いる 。 ヨーロッパ 向け の 輸出 を 主 と する ケニア や エチオピア 、 アメリカ 向け の 輸出 を 柱 と する コロンビア や エクアドル など は この 切り花 産業 が 急 成長 し て おり 、 重要 な 産業 の ひとつ に 成長 し つつ ある 。 この 国際 化 によって 従来 の 切り花 産地 は 衰退 し 、 特に アメリカ 国内 の 生産 は 激減 し た 。 オランダ の 切り花 生産 も 2007 年 以降 大 打撃 を 受け た ものの 、 世界 最大 の 花卉 園芸 市場 で ある アールスメール 花 市場 など で の 花 の 取引 は いまだ 非常 に 盛ん で あり 、 世界 の 花卉 市場 の 中心 と なっ て いる 。 ただし 鉢植え に関して は 土 を 必要 と する ため 、 重量 と 検疫 の 関係 で 貿易 が ほとんど 行わ れ て おら ず 、 いまだ 大 消費 国内 で の 生産 が 主流 で ある 。 なお 、 花卉 園芸 で 実際 に 扱う 対象 は 花 に 限ら ず 、 いわゆる 枝 も の 、 実 もの も 含む 。  こうして 生産 さ れ た 花 は 、 小売 業者 に 直接 販売 さ れる こと も ある が 、 日本 で は 80 % 近く ( 2012 年 ） は 卸売り の 生花 市場 を通して 小売 業者 （ 花屋 ） へ と 届き 、 一般 消費 者 に 販売 さ れる 。 花 の 流通 は 卸売り 経由 が 大半 を 占める こと が 特徴 で 、 卸 の 割合 が 急激 に 減少 し て いる 青果 や 水産物 と は 大きく 異なっ て いる 。  品種 改良 が おこなわ れる 場合 、 それ を 支える 市場 の 要求 が 高い 場合 が ある 。 ヨーロッパ において も 、 日本 において も 、 花 の 栽培 の 歴史 の 中 で は 何 度 か 特定 の 花 の ブーム が あり 、 新 品種 が 考え られ ない よう な 高値 で 取引 さ れ た こと が ある 。 ヨーロッパ で は チューリップ が 17 世紀 に オランダ で 大 ブーム を 起こし 、 この チューリップ ・ バブル で は ひどい とき は 球根 一 個 が 豪邸 より 高かっ た と 伝え られる 。  花 の 消費 に関して は 、 日本 で は 1970 年代 に は 、 葬式 や 結婚式 、 店内 装飾 など に 使用 さ れる 業務 用 、 生け花 など に 使用 さ れる 稽古 用 、 そして 仏 花 や 贈答 、 個人 消費 など に 使わ れる 家庭 用 の 3 用途 が ほぼ 等量 と なっ て い た 。 その後 、 稽古 用 の 消費 割合 が 減少 する 一方 で 経済 の 成長 に 伴っ て 業務 用 や 贈答 用 の 需要 が 急 拡大 し 、 1990 年代 前半 に は ピーク に 達し た 。 しかし その後 は 不況 によって 業務 用 消費 が 急減 し 、 花 の 消費 量 は 減少 傾向 に 向かっ た 。 家庭 用 消費 も 減少 し た もの の 他 の 用途 に 比べ 減少 が 緩やか だっ た ため 比率 は 拡大 し 、 2007 年 に は 消費 の 6 割 が 家庭 用 と なっ た 。  言語 的 文化 として は 、 漢字 文化 圏 で は 「 華 」 と 書き 日本語 に は 「 華やか 」 「 社交 界 の 花 」 「 華 が ある 」 など は 肯定 的 表現 として 用い られ て いる 。 「 きれい な 薔薇 に は とげ が ある （ Every   rose   has   its   thorn . There ' s   no   rose   without   a   thorn .）」＝ 美人 に 裏 が ある 、 といった 外国 の 慣用 句 も 単純 な 肯定 で は ない が 、 ヒト の 感性 において 美しい と 認識 する 人間 を 花 に 例え て いる 。 強い 色彩 を 持つ 観賞 用 の 火薬 の 爆発 に 「 花火 」 という 字 を 当てる の は 漢字 文化 圏 に 共通 で ある （ ただし 、 中国 語 で は 「 烟 火 」 が 主 ） 。 自然 現象 による もの として は 、 「 雪 の 花 」 は 形状 が 花 に 似 て いる こと に 由来 する 名 で ある 。 温泉 の 成分 が 集まる こと で 発生 する 「 湯の花 」 や 、 美しい 結晶 を 薔薇 の 花 に 譬え た   " desert   rose   （ 砂漠 の 薔薇 ）"   など 、 「 花 」 を 美的 な 存在 の 代名詞 として 扱う 向き は 日本 で も 外国 でも 見 られる 。  日本人 特有 の 価値 観 で は 少し 違っ た 意味合い を 付け られる こと も あり 、 もの の あはれ など といった 無常 観 や 四季 の 変化 の もと で その 儚 さ が 愛で られ て き た 。 それ は 戦死 を 意味 する 「 散華 」 など 死に も 近似 する が 、 生命 力 と 矛盾 する わけ で も ない 。 短い 命 で ある から こそ 、 束の間 の 栄華 ・ 華やかさ が 美しく 感じ られる という こと で ある 。 これ は 平家 （ 伊勢 平 氏 ） の 栄華 と その後 の 没落 を 描い た 古典 文学 『 平家 物語 』 など に も 見 て とる こと が できる 。 「 少し ずつ 咲い て いっ て 全体 で は 長い 間 を 咲き 続ける 、 梅 の 花 」 から 「 いっせい に 咲い て すぐ に 散っ て ゆく 、 桜 の 花 」 へ と 「 日本人 が 最も 好む 花 」 および 「 花 の 代名詞 」 が 移ろ っ た こと は 、 民族 特有 の 美意識 の 確立 を 物語る 事象 の 一つ に も 位置付け られる 。 「 様々 な 花 の 色 」 あるいは 「 色とりどり に 咲く 花 の 様子 」 を 日本語 で は 千紫万紅 （ 千 紫 萬 紅 、 せんし ばん こう ） と 言う 。  日本 で は 、 奈良 時代 から 平安 時代 初期 まで は 中国 文化 の 影響 を 強く 受け て 梅 の 花 が 、 平安 時代 初期 以降 は 桜 の 花 が 最も 盛ん に 愛で られる 花 で あり 、 日本 で 花見 と 言え ば 一般 的 に は これら の 花 を 観賞 する こと を 意味 する 。  花 は その 美し さ から 、 様々 な 芸術 の モチーフ と なっ て き た 。 すでに 古代 エジプト の 絵画 に も スイレン が えがか れ て おり 、 17 世紀 の オランダ 黄金 時代 の 絵画 で は 静物 画 の 題材 として 花 は 非常 に 好ま れ て い た 。 その後 も 花 が 絵画 の 題材 として 好ま れる こと に は 変わり が なく 、 ゴッホ の ひまわり など の よう な 名画 も 生み出さ れ た 。 詩 に も 古く から 謳わ れ 、 洋 の 東西 を 問わ ず 数々 の 大 詩人 が 花 を 詠ん だ 詩 を 作っ て いる 。  また 、 花 は 古来 より アニミズム の 対象 と なっ て いる 。 万葉集 で は 頭 に 花 を 飾り 、 花 の 持つ 霊力 を 我が身 の もの と する 挿頭 花 （ かざし ） の 風習 が 歌わ れ て いる 。 また 、 平安 時代 に は 現在 今宮 神社 で 行わ れる やすらい 祭 の よう に 、 花 の 霊 が 及ぼす 災い を 鎮める 鎮花祭 が 盛ん に 行わ れ た 。  世界 の 多く の 国 において 、 その 国 の 国民 に 最も 愛好 さ れる 花 を 国花 として 当該 国 の 象徴 と する こと が 行わ れ て いる 。 正式 な 国花 を 制定 し て い ない 国 も 多い が 、 日本 の サクラ や キク の よう に 非公式 に 国花 と みなさ れ て いる 花 の 存在 する 国 も ある 。 また 国 章 に 花 の 絵柄 を 用い て いる 国 も 多く 、 日本 も 正式 な 国 章 で は ない ものの 、 皇室 の 菊花 紋章 （ 十 六 八 重 表 菊 ） が 事実 上 の 国 章 として 扱わ れ 、 パスポート に も デザイン は 少し 変わっ て いる ものの この 紋章 が あしらわ れ て いる 。 また 、 日本 政府 は 桐 紋 を 用い て いる 。  世界 各地 、 古今 東西 の 遺跡 や 壁画 において も 、 花 の 絵柄 は 普遍 的 に 見かけ られる もの の ひとつ で ある 。 文様 として も 花 は 多く 用い られ 、 日本 の 家紋 に も 花 を モチーフ と し た もの は 多数 存在 する 。 この ほか 、 硬貨 の デザイン や 切手 など に も 花 の 絵柄 は 多用 さ れる 。  花 の 種類 によって それぞれ に 意味 を 持た せる こと も よく おこなわ れ 、 日本 で は 葬式 に キク の 花 が 用い られる という よう な 定番 が ある 。 また 、 それ を もっと 推し進め て それぞれ の 花 に いくつ か の 意味 を 与える 花言葉 も 、 19 世紀 ヨーロッパ で 盛ん に なり 広まっ た 。サワギキョウ （ 沢 桔梗 、 学名 ：   "   Lobelia   sessilifolia "   ） は キキョウ 科 ミゾカクシ 属 の 多年草 。 美しい 山野 草 で ある が 、 有毒 植物 として も 知ら れる 。  茎 の 高 さ は 50 cm から 100 cm に なり 、 枝分かれ し ない 。 葉 は 無 柄 で 茎 に 互生 し 、 形 は 披針形 で 、 縁 は 細かい 鋸歯 状 に なる 。  花期 は 8 月 から 9 月頃 で 、 濃紫 色 の 深く 5 裂 し た 唇 形 の 花 を 茎 の 上部 に 総状 に 咲かせる 。 花びら は 上下 2 唇 に 分かれ 、 上唇 は 鳥 の 翼 の よう に 2 裂 し 、 下 唇 は 3 裂 する 。 萼 は 鐘 状 で 先 は 5 裂 する 。 キキョウ と 同じく 雄 性 先 熟 で 、 雄しべ から 花粉 を 出し て いる 雄花 期 と 、 その後 に 雌しべ の 柱頭 が 出 て くる 雌花 期 が ある 。  北海道 、 本州 、 四国 、 九州 に 分布 し 、 山地 の 湿っ た 草地 や 湿原 など に 自生 する 。 普通 、 群生 する 。  他 の キキョウ 類 と は 花形 が 全く 異なる 。  同属 は 世界 に 200 種 あり 、 大柄 な 植物 も 多い が 、 日本 に は 4 種 しか ない 。 小笠原諸島 に は 低木 状 に なる オオハマギキョウ (" L .   boninensis "   Koidz .) が ある が 、 日本 本土 に は 以下 の 種 が 普通 。  サワギキョウ は 毒草 として も 知ら れる 。 麻酔 など の 効能 を 薬草 として 利用 さ れ た 例 も ある が 、 危険 が 大きい よう で ある 。  横溝 正史 の 長編 推理 小説 『 悪魔 の 手毬 唄 』 で は 「 お 庄屋 殺し 」 の 名 で 登場 し 、 場面 を 盛り上げ た 。オオバミゾホオズキ （ 大葉 溝 酸漿 、 学名 ：" Mimulus   sessilifolius "） は ハエドクソウ 科 （ APG 植物 分類 体系 ） ミゾホオズキ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  旧 分類 で は ミゾホオズキ 属 は ゴマノハグサ 科 に 分類 さ れ て い た 。  茎 は 直立 し 、 高 さ は 10 - 30 cm 。 葉 は 茎 に 対生 し 、 形 は 卵 形 または 卵 円形 、 葉 の 長 さ 2 . 5 - 6 cm 、 幅 1 - 3 cm 、 縁 は 尖っ た 鋸歯 を もつ 。 葉柄 は ない 。  花期 は 7 - 8 月 。 花 は 黄色 、 筒 型 で 長 さ 2 . 5 - 3 cm 。 上部 の 葉腋 に 細長い 花 柄 を もっ て 花 を つける 。 果実 は 長 楕円 形 の 蒴果 と なる 。  和名 は 「 大きな 葉 を 持つ ミゾホオズキ 」 の 意味 。 また 、 ミゾホオズキ （ 溝 酸漿 ） は 水辺 （ 溝 ） に 生え 、 実 が ホオズキ に 似 て いる こと から 。  日本 で は 、 本州 の 中部 以北 の 日本海 側 、 北海道 に 分布 し 、 高山 で 、 沢 沿い や 湿地 など の 水気 の ある 場所 に 群生 する 。 日本 以外 で は 南 千 島 、 樺太 に 分布 する 。ベネチテス 目 （ ベネチテス も く 、 学名 ：" Bennettitales "、 キカデオイデア 目 と も いう ） は 化石 裸子植物 の 一 群 で 、 中生代 三 畳 紀 に 現れ 、 白 亜紀 の 終わり 頃 絶滅 し た 。 一般に 太い 幹 、 羽 状 複葉 と 茎 の 先 に つく 生殖 器官 を 特徴 と し 、 見かけ は 現 生 の ソテツ 類 に 似 て いる が 、 気孔 の 配置 など に 違い が ある 。  キカデオイデア 科 （ Cycadeoidaceae 、 キカデオイデア を 含む ） と ウィリアムソニア 科 （ Williamsoniaceae ） の 2 群 に 分け られる 。 キカデオイデア 科 は 幹 が 異様 に 太く 、 生殖 器官 （ 花 あるいは 胞子 葉 穂 ） は 両性 で 、 茎 の 先 に 雌 胞子 葉 、 根元 に 雄 胞子 葉 が 配置 し 、 その 点 で は 被子植物 の 花 と 似 て いる 。 ただし 、 具体 的 な 形 の 復元 に は 諸説 ある 。 また 、 この 共通 性 は それぞれ 独自 に 生じ た もの で あり 、 直接 の 関係 は ない と の 考え が 有力 で ある 。 ウィリアムソニア 科 は 幹 が やや 細く 、 分 枝 し 、 生殖 器官 は ソテツ 類 と 同じ よう に 雌雄 別 に なっ て いる 。  なお 、 命名 の 基 に なっ た ベネチテス   " Bennettites "   は 葉 の 化石 に 、 キカデオイデア   " Cycadeoidaea "   は 幹 と 生殖 器官 の 化石 に対して 当初 つけ られ た 属 名 で 、 両者 は あと から 同じ もの で ある こと が わかっ た 。ロボク 科 （ ロ ボク か 、 学名 ： 、 カラミテス 科 ） は 、 トクサ 綱 トクサ 目 に 属する 科 で 、 すべて 古生代 石炭 紀 の 化石 植物 から なる 。 現 生 の トクサ 科 に 近 縁 と 考え られる が 、 はるか に 大型 で ある 。 次 の よう な 属 および 種 に 分類 さ れる が 、 植物 体 の 一部 に対して 命名 さ れ た もの が 多く 、 中 に は 同じ 種 の 別 の 部位 に 過ぎ ない もの も 含ま れる 可能 性 が ある 。ミヤマホツツジ （ 深山 穂 躑躅 、 学名 ：   ） は ツツジ 科 ホツツジ 属 の 落葉 小 低木 。  高 さ は 30 - 50 cm に なる 。 葉 は 枝 に 互生 し 、 葉 の 形 は 倒卵形 で 長 さ 1 - 5 cm 、 先端 は まるく 、 縁 は 全 縁 。  花期 は 7 - 8 月 で 、 枝 先 に 総状 に まばら に 花序 を だす 。 花弁 の 色 は やや 赤み を 帯び た 緑 白色 で 、 3 枚 が 反り返っ て 丸まる 。 雌しべ が 弓 状 に 象 の 鼻 の よう に 曲がる の が 特徴 。 ホツツジ 属 の ホ ツツジ の 雌しべ は 、 長く ほぼ まっすぐ に 伸びる 。  北海道 、 本州 の 中部 以北 に 分布 し 、 亜 高山 の 林 縁 や 高山 の 岩場 など に 自生 する 。城山 （ しろ や ま ） は 鹿児島 市 中央 部 に ある 山 、 あるいは 丘陵 。 西南 戦争 最後 の 激戦 地 で あり 、 国 の 史跡 および 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 かつて は 鶴丸 山 ・ 上之山 と 呼ば れ て い た 。  城山 展望 台 の 標高 は 107 m もしくは 108   m 。 やや 北方 の MBC 南日本放送 城山 送信 所 跡地 （ 鹿児島 市 長田 町 ） 付近 に ある 三角 点 の 標高 は 123 . 4 m .   大 部分 が シラス で 構成 さ れ て いる 。  現在 は 城山 公園 として 整備 さ れ て 、 徒歩 の 他 自動車 で 登る こと も 可能 で ある 。 決して 高い 山 で は ない が 、 鹿児島 市内 で 鹿児島 湾 および 桜島 を 望む 絶好 の ポジション に あり 、 夜景 ポイント として 人気 の ある 場所 と なっ て いる 。 昼間 でも 天候 が よい 場合 は 霧島 山系 や 開聞岳 も 見 られる 。  また 、 クスノキ 、 シダ 、 サンゴジュ など 分かっ て いる だけ で 600 種 以上 の 亜熱帯 植物 が 自生 し 、 遊歩道 沿い に それら の 植物 を 観察 する こと も 可能 で ある 。  この 山 は 先述 の よう に 西南 戦争 最後 の 戦地 と なっ た が 、 現在 も 西郷 軍司 令 部 の 置か れ た 洞窟 （ 通称 「 西郷 洞窟 」 ） 、 西郷 隆盛 終焉 の 地 など 西南 戦争 関連 の 史跡 が 残っ て いる 。  現在 、 山 の 南部 （ 鹿児島 市 新照院 町 ） に は 城山 ホテル 鹿児島 （ 2018 年 5 月 に 城山観光 ホテル から 改称 ） や NHK - FM 放送 の 送信 所 （ 鹿児島 親 局 テレビ ・ FM 放送 所 。 かつて は アナログ テレビ の 電波 も 送信 し て い た ） が 建て られ て いる 。 また 公園 整備 の 時 に 駐車 場 も 作ら れ た 。 この ため 、 この 区域 に あっ た 上之山 城 の 城郭 部 は 破壊 さ れ て 残っ て い ない 。  「 城山 」 の 名前 は 中世 に 地元 の 豪族 ・ 上山 氏 が 山城 を 築い て い た こと に 由来 する 。  1601 年 （ 慶長 6 年 ） 、 島津 忠 恒 （ のち 「 家久 」 に 改名 ） は 、 いくつ か の 候補 地 の 中 から この 地 を 選び 、 内城 に 代わる 新しい 島津 氏 の 本拠 を 築い た 。 それ が 鹿児島 城 （ 鶴丸 城 ） で ある 。 この 時 に 城山 に も 手 が 入れ られ 、 麓 に ある 屋形 に 万が一 の こと が あっ た 場合 の 後 詰め の 城 「 上之山 城 」 （ または 上山 城 ） として 整備 さ れ 、 城代 に は 忠 恒 の 近親 で ある 島津 常久 が 入城 し た 。 しかし 1614 年 （ 慶長 19 年 ） に 常久 が 死去 する と 、 その後 城代 は 任命 さ れ ず 上之山 城 は 立入禁止 と なっ た 。 その 結果 、 現在 も 見 られる よう な 樹木 が 繁茂 する 原生 林 に 戻っ て いっ た 。  過ぎる こと 1877 年 （ 明治 10 年 ） 9 月 、 西南 戦争 において 撤退 を 余儀なく さ れ た 西郷 軍 は この 城山 に 立てこもり 最後 の 抵抗 を 試み た が 、 圧倒的 な 官軍 の 前 に 西郷 隆盛 は 自刃 に 追い込ま れ 、 他 の 西郷 軍 側 将兵 の 多く も 戦死 し た 。  1906 年 （ 明治 39 年 ） に 城山 公園 （ 15 . 6 ha ） が 開設 さ れ 、 その 一部 （ 10 . 9 ha ） が 1931 年 （ 昭和 6 年 ） 、 国 の 史跡 及び 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 なお 、 西郷 洞窟 は 城山 公園 の 区域 に は 入っ て い ない 。茅 （ かや 。 「 萱 」 と も 書く ） は 、 古く から 屋根 材 や 飼肥料 など に 利用 さ れ て き た 草本 の 有用 植物 の 総称 。  「 茅 」 と 呼ば れる の は 、 細長い 葉 と 茎 を 地上 から 立てる 草本 植物 で 、 チガヤ 、 スゲ 、 ススキ など が その 主要 な もの で ある 。  イネ や ムギ など の 茎 （ 藁 ） は 水 を 吸っ て しまう の に対し 、 茅 の 茎 は 油分 が ある ので 水 を はじき 、 耐水 性 が 高い 。  この 特徴 から 茅 の 茎 は 屋根 を 葺く の に 好適 な 材料 と なり 、 以前 の 日本 で は 最も 重要 な 屋根 材 として 用い られ た 。  屋根 を 葺く ため に 刈り取っ た 茅 を とくに 刈 茅 （ かる かや ） と 呼び 、 これ を 用い て 葺い た 屋根 を 茅 葺 （ か やぶき ） 屋根 と 呼ん だ 。  その他 か つて の 農村 で は 牛 など 家畜 の 飼料 、 田畑 の 肥料 、 燃料 など さまざま な 利用 が あっ た 。  現在 でも 、 各種 民芸 品 や 茅の輪 （ ちの わ ） など が 茅 を 編ん で 作ら れ て いる 。  この よう に 重要 で あっ た 茅 を 確保 する ため に 、 往時 の 農村 で は 、 集落 周辺 の 一定 地域 を 茅場 と し 、 毎年 火 を 入れ て 森林 化 の 進行 を 防ぎ 、 そこ から 茅 を 収穫 する こと が 普通 で あっ た 。  茅 ・ 萱 は 秋 の 季語 。  カヤ が 和名 に 付く 種 は 多く 、 ほとんど が イネ 科 で ある 。  以下 は 、 カヤ が 和名 に 付く 種 の ほんの 一部 で ある 。  イネ 科  カヤツリグサ 科  なお 、 裸子植物 の カヤ （ 榧 、 イチイ 科 の 木本 ） および イヌガヤ 、 カヤツリグサ （ 蚊帳 吊 草 ） の 「 カヤ 」 は 「 茅 」 と は 無関係 で ある 。ストレプト 植物 （ ストレプト しょく ぶつ ） と は 、 広義 の 緑色 植物 （ ＝ 緑色 植物 亜 界 ） の 中 の 分類 群 で ある 。  単に ストレプト 植物 と 言っ た 場合 に は 、 ストレプト 植物 門 （ Streptophyta ） を 意味 する こと が 多く 、 陸上 植物 （ 有 胚 植物 ） と 車軸 藻類 を 含み 、 緑藻 植物 門   を 含ま ない よう な 最大 の 単 系統 群 を 意味 する 。 また 、 ストレプト 植物 亜 門 （ Streptophytina ） という 分類 も あり 、 これ は 狭義 車軸 藻類 と 陸上 植物 （ 有 胚 植物 ） と を 含む よう な 最小 の 単 系統 群 の 意味 と なる 。  ストレプト （" strepto -",   " strepsis "） は ギリシア 語 で 「 螺旋 」 を 意味 し 、 この グループ （ 接合 藻 を 除く ） の 精子 が 螺旋 状 に ねじれ て いる こと に 由来 する 。 広義 車軸 藻類 の 中 の 接合 藻類 は 精子 の よう な 遊泳 細胞 、 鞭 毛 、 基底 小体 を 欠く 特異 な 群 で ある が 、 細胞 分裂 の 様式 など から ストレプト 植物 に 含め られ て いる 。  ストレプト 植物 の 特長 に は 以下 の もの が ある 。  この よう な ストレプト 植物 に対し 、 狭義 の 緑藻 植物 門 に 属する 緑藻類 など で は 核 膜 残存 型 の 細胞 分裂 、 崩壊 性 中間 紡錘 体 、 ファイコプラスト （ phycoplast ） といった 特徴 が み られる 。  この ストレプト 植物 という 分類 は 、 その 下位 分類 に 後生 植物 と 藻類 と を 含む 。 つまり 、 それ まで 別々 の 体系 の 下 に あっ た もの を 姉妹 群 と し て いる ため 、 これら を 同 一 系統 樹 内 で 、 階級 分類 の 整合 性 を 合わせる ため に 、 ひと 工夫 を 要する の で ある 。 具体 的 な 例 で 言う と 、 単 子葉 類 は 綱 の 階級 に あたる が 、 その 上位 の 被子植物 、 種子 植物 、 真 葉 植物 、 維管束 植物 、 陸上 植物 、 および ストレプト 植物 の 各 階級 の それぞれ に 門 の 可能 性 が ある 。 この 問題 が 解決 さ れ 、 体系 が 安定 的 に 理解 さ れる ため に は 、 もう少し 時間 が 必要 で ある 。 車軸 藻 植物 門 も 参照 の こと 。  なお 、 大枠 で は 、 陸上 植物 の 直下 と その 同 レベル に 適量 数 の 門 を 置く の が 、 本来 的 な 立場 で ある 。 その 上 で 「 陸上 植物 」 を 階級 なし と する 例 が 、 ネット 上 で は 多い よう で ある 。 ストレプト 植物 に関して は 、 下界 もしくは 階級 なし といった 例 が 見 られる 。阿蘇 北 向谷 原始 林 （ あ そ き た むき だに げん し りん ） は 、 熊本 県 菊池 郡 大津 町 に ある 原始 林 。 北 向山 原生 林 （ き た むき や まげん せい りん ） と 表記 さ れる こと も ある 。 日本 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  白川 が 支流 の 黒川 と 合流 する 阿蘇 外輪 山立野 火口 瀬 の 左岸 斜面 に ある 、 約 84 ヘクタール の 常緑 広葉樹 林 で ある 。  1969 年 8 月 22 日 に 国 の 天然記念物 （ 植物   -   代表 的 原始 林 、 稀有 の 森林 植物 相 ） に 指定 さ れ た 。 火口 瀬 を 成す 南側 尾根 から 白川 へ と 下る 斜面 が 北 向き で ある こと から 、 天然記念物 として の 指定 で は 北 向谷 と 命名 さ れ て いる が 、 地元 で は ここ を 北向 山 と 呼ぶ 。 また 、 管理 主体 で ある 林野庁 で も 北向 山 という 名称 を 用い て おり 、 北向 山林 木 遺伝 資源 保存 林 として 保護 林 に 指定 し て いる 。  原始 林 内 に は ウラジロガシ 、 ヤブ ツバキ 、 シイ 、 モッコク 、 タブノキ など が 群生 し て いる 。  白川 の 対岸 に は 立野 ダム 建設 に 伴う 工事 用 道路 が 通り 、 展望 台 や 駐車 場 、 案内 板 が 整備 さ れ て いる 。 また 対岸 から 原始 林 に 向かっ て 南 阿蘇 鉄道 高森 線 の 第 一 白川 橋梁 が わたっ て おり 、 列車 内 から も 原始 林 を 展望 できる 。 対岸 の 台地 上 に は 国道 57 号 や JR 豊肥本線 が 通る など 、 日本 国内 に ある 他 の 原始 林 と 比べ て 人家 に 近い 点 も 特徴 の ひとつ で ある 。フラワー ロック   ( FLOWER   ROCK )   は 、 タカラトミー の 玩具 。  タカラトミー が 1988 年 11 月 に 発売 し た 。  鉢植え に 植え られ た 1 輪 の ヒマワリ または ハイビスカス の 花 が サングラス を かけ て 楽器 を 持っ た デザイン と なっ て いる 。 周辺 で 音 が 鳴る と 、 それ に 反応 し て 本体 が あたかも 踊る よう に 動く 仕掛け に なっ て いる 。  これ に 先駆け て 1987 年 10 月 に 、 テレビ アニメ 『 のら くろ クン 』 と の タイアップ で 音 に 反応 する 人形 「 のら くろ ロック 」 が 発売 さ れ て い た が 、 この 玩具 が 子供 だけ で は なく 大人 に も 売れ た こと から 、 同 商品 を ヒント に 「 フラワー ロック 」 が 開発 さ れ た 。  20 代 から 30 代 半ば の 若者 を 中心 に 大 ヒット し 、 さらに 日本 国外 で は 「 ロックンフラワーズ 」 として 販売 さ れ 、 売上 台数 は 全 世界 で 850 万 個 に のぼっ た 。  2004 年 2 月 、 タカラ は フラワー ロック に よく 似 た コンセプト の 「 フラワー キューブ 」 を 発売 し た 。 動力 に は 太陽 電池 を 使用 し 、 光 に 反応 し て 揺れ動く 。 小型 の 植木鉢 を 模 し た ジョイント を 介し て 横 に 繋げ た もの 同士 は 同じ 方向 に 動く 仕掛け と なっ て いる 。 期間 限定 、 地域 限定 商品 の ほか 、 タカラ の 株主 に 配布 さ れ た 非売品 など 、 多く の 種類 が 存在 する 。 2004 年 後半 に は サボテン を 模 し た 「 サボ キューブ 」 、 キノコ を 模 し た 「 マッシュ キューブ 」 といった 姉妹 品 も 発売 さ れ た 。  初代 フラワー ロック の 発売 から 20 年 後 の 2008 年 10 月 30 日 、 進化 版 で ある 「 フラワー ロック 2 . 0 」 が タカラトミー から 発売 さ れ た 。 同社 と 三洋電機 と の 共同 開発 で ある 。 「 ノース ポール タイプ 」 と 「 コスモス タイプ 」 の 2 種類 が 存在 する 。  初代 フラワー ロック の 機能 に 加え て 、 玩具 として は 初 の 採用 と なる 平面 フル カラー LED による 光 の 演出 が 追加 さ れ た 。 光る 色 の パターン や 輝度 の 調整 は 、 ユーザー ボタン を 操作 する こと によって 行う こと が できる 。 また 、 携帯 音楽 プレーヤー を 接続 する こと により 、 本体 の スピーカー から その 音楽 を 流す こと も 可能 に なっ て いる ほか 、 本体 同士 を 直列 に 接続 する こと も 可能 で ある 。  タカラ は 同じ よう な 玩具 として 他 に 「 ミュージカン 」 という 、 清涼飲料水 の 缶 が 変形 する 玩具 を 作っ て いる 。樹齢 （ じ ゅれい ） と は 木 の 年齢 の こと で ある 。  年輪 を 調べる こと で 樹齢 を 決定 する こと が でき 、 これ が もっとも 確実 な 方法 と さ れる 。 対象 木 が 天然記念物 で あっ たり 病気 で あっ たり する など 伐っ て 年輪 を 調べる こと が 困難 な 場合 に は 、 林野庁 で は 「 成長 錘 （ せいちょう すい ） 」 と 呼ば れる 細い 円筒 状 の ドリル 状 の 器具 を 突き刺し 、 直径 5 mm 程度 の 年輪 の 標本 を 取り出し 、 年輪 を 数える 。 抜き取っ た 標本 は 測定 終了 後 に 元 に 戻し て いる 。 これ 以外 に も 樹高 、 幹 の 周 径 、 根回り など から 推定 し たり 、 対象 木 の 記載 の ある 文献 記録 を 調査 する 方法 も ある 。緑色 植物 亜 界 （ り ょくしょくしょくぶつあかい 、 学名 ： ） は 、 緑藻 や 陸上 植物 を 含む 光合成 を する 真 核 生物 の 一群 で ある 。 紅色 植物 、 灰色 植物 とともに 、 アーケプラスチダ という 単 系統 群 を 形成 する と さ れる 。  本 群 を 「 植物 」   と する 場合 も ある が 、 伝統 的 に 植物 は もっと 広く 考え られ て き て おり 、 また 近年 も 植物 を 広く 捉える 傾向 （ あるいは 植物 を 廃止 する 傾向 ） が ある ため 、 この グループ は 緑色 植物 と 呼ぶ こと が 多い 。 なお 、 緑色 植物 という 語 は   （ 緑藻 植物 ） の 意味 で も 使わ れる こと が ある ため 、 ここ で は 緑色 植物 亜 界 として 範囲 の 明確 化 を 図っ て いる 。  緑色 植物 亜 界 に 属する 生物 は クロロフィル   a   と   b   を 光合成 色素 として 持ち 、 葉 緑 体 は 二 重 膜 に 包ま れ 、 葉 緑 体内 部 に デンプン を 蓄積 する 。 ミトコンドリア の クリ ステ は 板 状 。 細胞 壁 は 主として セルロース を 含む 。  なお 、 同じく クロロフィル a と b を 持つ 生物 に ユーグレナ 藻 や クロララクニオン 藻 が ある が 、 これら は いずれ も 緑藻 が 二 次 共生 し て 成立 し た 生物 で あり 、 全く 別 の 系統 に 属する 。  下位 分類 に は 、 緑藻 植物 と ストレプト 植物 の 二 大 系統 が ある 。 詳細 は それぞれ の 項目 を 参照 。ヒダカソウ （ 日高 草 、 学名 :   ） は キンポウゲ 科 キタダケソウ 属 の 多年草 。 高山 植物 。  北海道 日高山脈 南部 の アポイ岳 固有 種 で 、 かん らん 岩 ・ 蛇紋 岩地 帯 や その 周辺 の 草地 に 生育 する 。  花茎 の 高 さ は 10 - 25 cm で 、 先端 に 直径 約 2 cm の 白い 花 を つける 。 花期 は 5 - 6 月 。送 粉 シンドローム （ そう ふん シンドローム 、 英語 : pollination   syndrome ） は 、 受粉 （ 送 粉 ） 様式 に 合わせ て 特 化 し た 花 の 特徴 （ 形質 群 ） で ある 。 一般 的 に は 動物 媒 花 の 送 粉 者 の 種類 ごと に 分類 する が 、 風媒花 ・ 水 媒 花 に も 特有 の 送 粉 シンドローム が ある 。 それら の 形質 に は 、 花 の 形 ・ 大き さ ・ 色 、 受粉 媒介 行動 へ の 報酬 （ 花 蜜 または 花粉 ・ それら の 量 や 成分 ） および 受粉 時期 など が ある 。 例えば 、 筒 状 の 赤い 花 と 多量 の 蜜 は 鳥 を 引きつけ 、 異臭 を 放つ 花 は ハエ を 引きつける 。  これら の 送 粉 シンドローム は 、 類似 し た 選択 圧 に 対応 し た 収斂 進化 の 結果 で あり 、 送 粉 者 と 植物 の 共 進化 の 産物 で ある 。  非 生物 的 な 花粉 媒介 が 起きる 風媒花 と 水 媒 花 は 、 送 粉 者 を 引き寄せる こと は ない が 、 それぞれ の 受粉 様式 で 共通 し た 送 粉 シンドローム を 持つ 。  風媒花 は 小さく 目立つ こと が なく 、 色 も 緑 など 派手 で は ない 傾向 が あり 、 小さな 粘着 力 が 低い 花粉 粒 を 大量 に つける 。 花粉 粒 を 捕える ため に 、 小形 の 花 ながら 比較 的 に 大きな 羽 状 の 柱頭 を 持つ 。 彼ら は 多様 性 が 少ない 群落 に 生育 し 、 その 群落 で は 比較 的 に 背丈 の 高い 植物 種 で ある 。 花粉 を 集める ため に 昆虫 が 花 を 訪れる こと も ある が 、 効果 的 な 送 粉 者 で は なく 、 選択 圧 に も ほとんど 寄与 し ない 。  水 媒 花 は 小さく 目立つ こと なく 、 大量 の 花粉 粒 を つけ 、 花粉 を 捕らえる 大きな 羽 状 の 柱頭 を 持つ 。 水 媒 は 水中花 を つける 植物 に 見 られ 、 それ 以外 の 水面 より 高い 位置 で 花 を つける 水生 植物 の 多く は 虫 媒 受粉 で ある こと が 多い 。  以下 、 送 粉 者 と なる 昆虫 類 および 脊椎動物 の 種類 別 に 送 粉 シンドローム を 記述 する 。  ハナバチ 媒 花 は 次 の 2 種類 に 大別 さ れる 傾向 に ある 。  ハナバチ 媒 花 は 白色 ・ 黄色 ・ 青色 で ある 傾向 が あり 、 しばしば 紫外線 領域 の 蜜 標 を 持ち 、 香り を 放っ て いる 。 花 蜜 の 糖分 は ショ 糖 が 主体 で ある 。  ハナバチ は ミツバチ・マルハナバチ ほか など 多様 な ハチ を 含ま む 大きな グループ で あり 、 それら は 体長 ・ 口吻 の 長 さ ・ 行動 （ 単独 性 と 社会 性 ） が 全く 異なっ て いる 。 したがって ハナバチ 全体 を 総括 する の は 難しい 。  チョウ 媒 花 は 大きく 目立ち 、 赤 系統 色 もしくは 薄紫 色 で ある 傾向 が あり 、 しばしば 外側 に 広がっ た 花弁 を 持っ て い て 、 通常 は 香り が する 。 ほとんど の チョウ が 花粉 を 消化 し ない ので 、 チョウ 媒 花 の 多く は 花粉 より も 花 蜜 を 提供 する 。 通常 は 蜜 腺 の 近く に 細い 管 もしくは 距 で 隠さ れ た 簡単 な 蜜 標 が 花 に あり 、 チョウ は 長い 口吻 で 蜜 を 吸い取る 。  ガ の 中 でも 重要 な 送 粉 者 は スズ メガ で ある 。 スズ メガ の 行動 は ハチドリ に 似 て おり 、 花 の 正面 で 素早く 羽ばたき 停止 飛翔 （ ホバリング ） する 。  ガ の 多く は 薄明 活動 性 （ 薄明 性 ） もしくは 夜間 活動 性 （ 夜行 性 ） で ある 。 ガ 媒 花 の 多く は 、 白っぽく 、 夜間 開花 し 、 管状 の 花冠 で 大きく 目立ち 、 夕方 から 朝 にかけて 作ら れる 強く 甘い 香り を さ せる 傾向 が ある 。 スズ メガ 媒 花 は 、 スズ メガ の 飛翔 に 必要 な 高い 代謝 効率 を 支える ため 、 大量 の 蜜 を 作る 。  ヤガ など の 他 の ガ は 、 ゆっくり 飛び 花弁 に 降り て 吸蜜 する 。 彼ら は 停止 飛翔 する スズ メガ ほど 多く の 花 蜜 を 必要 と し ない 。 それら の ガ 媒 花 は 、 （ ガ が 頭 花 に 複数 が 停 まる かも しれ ない が ） スズ メガ 媒 花 より 小さい 傾向 が ある 。  双 翅目 （ ハエ ・ アブ など ） による 送 粉 に は 、 " myophily "（ 仮 意訳 : 双 翅目媒 ） および " sapromyophily "（ 仮 意訳 : 腐 生 双 翅目媒 ） の 2 種類 が ある 。  双 翅目昆 虫 は 多く の 異なっ た 食料 源 を 利用 し て おり 、 送 粉 活動 は 頻度 が 低く 不安定 で ある 。 しかしながら 、 年間 を 通し た 各種 の 双 翅目昆 虫 の 存在 と 、 その 圧倒的 な 生息 数 は 、 双 翅目昆 虫 が 多く の 植物 にとって 重要 な 送 粉 者 で ある 要因 に なっ て いる 。  他 の 昆虫 類 の 種類 が 少なく 双 翅目昆 虫 が 比較 的 に 多く なる 寒冷 な 状態 （ 高山 ・ 高緯度 地域 、 晩秋 から 早春 ） で は 、 双 翅目昆 虫 は 重要 な 送 粉 者 で ある 。  甲 虫媒花 は 、 通常 大きく 、 緑色 ・ 灰色 ・ 黄色 がかっ た 白っぽい 色 で 、 無臭 から 強い 香り の 花 まで ある 。 香り は 、 香辛料 臭 ・ 果物 臭 ・ 腐敗 物臭 など と 似 て いる 傾向 が ある 。 甲 虫媒花 は 、 花粉 に 接し やすい よう に 平たい 形 か 皿 状 で あり 、 甲虫 を より 長く 留める よう な トラップ を 持つ 場合 も ある 。 胚珠 は 通常 、 甲虫 の 刺す よう な 口器 から 、 充分 に 保護 さ れ て いる 。 南アフリカ や 南 カリフォルニア といった 半 砂漠 気候 地帯 で は 、 甲虫 類 は 特に 重要 な 送 粉 者 で は ない か と 推定 さ れ て いる 。 日本 で は ラン 科 の タカネトンボ だけ が 甲虫 媒 として 知ら れ て いる 。  鳥類 による 送 粉 は 世界 各地 で 観察 さ れ 、 それら の 鳥 として ハチドリ・タイヨウチョウ・ハナドリ・ミツスイ・ミツドリ・マミジロミツドリ・ヒインコ・インコ など が 挙げ られる 。 ハチドリ 科 は 蜜 食 に 非常 に 特 化 し た 最古 の 鳥類 グループ で ある 。 花 の 正面 で ホバリング できる ハチドリ を 誘引 する 花 は 、 大きく 、 赤 もしくは オレンジ 色 の 筒 状 で 、 日 中 は 隠さ れ て いる 大量 の 薄い 花 蜜 を 持つ 傾向 が ある 。 鳥 は 香り に 強く 反応 し ない ので 、 鳥 媒 花 は 無臭 の 傾向 が ある 。 花 に とまる 鳥 は 着陸 領域 を 必要 と する ので 、 タイヨウチョウ・ミツスイ に 送 粉 さ れる 花 は 筒 状 で ない こと も ある 。 また 、 ヨーロッパ に は 鳥 媒 植物 は 自生 し て い ない 。  コウモリ 媒 花 は 、 大きく 目立ち 、 白色 か 薄い 色 を し て おり 、 夜 に 開花 し 、 強烈 な 匂い を 持つ 傾向 が ある 。 それら は しばしば 大きい 鐘 状 で ある 。 コウモリ の 吸蜜 に対して 、 一般 的 に は コウモリ 媒 花 は 長時間 に 渡っ て 花 蜜 を 提供 する 。 コウモリ は 視覚 ・ 嗅覚 ・ 聴覚 （ 反響 定位 ） を 最初 に 用い て 花 を 探し出し 、 優れ た 空間 記憶 能力 を 使っ て 繰り返し 訪花 する 。 2003 年 に は コウモリ が 反響 定位 で 蜜 提供 花 を 同定 する こと が 示さ れ た 。 いわゆる 新 世界 で は コウモリ 媒 花 は しばしば 硫黄 臭 が する が 、 これ は 世界 の 他 の 地域 で は 当てはまら ない 。 コウモリ 媒 花 植物 の 花粉 は 近 縁 植物 種 より も 大きい 傾向 が ある 。  送 粉 シンドローム は 、 植物 を 訪れる 送 粉 者 の 種 の 数 を 制限 する 表現 型 の 方 へ 収斂 進化 し て いる 。 それ は 受粉 に関して 植物 の 特殊 化 を もたらす 。 この 傾向 は 、 送 粉 対象 が 多い 送 粉 者 によって もたらさ れる 一般 的 な 選択 圧 に対する 反応 で あり 、 形質 の 間 で 相関 を 作り出す 。 たとえば 、 もし 二つ の 遠縁 の 植物 種 が 共に 夜行 性 の ガ によって 送 粉 さ れる なら ば 、 最も 魅力 的 な 形質 が 最多 の 子孫 を 生む ので 、 それら の 花 は ガ に 最も 魅力 的 な 形質 （ つまり 淡い 色 ・ 甘い 香り ・   距 の 奥 で 分泌 さ れる 花 蜜 ・ 夜間 開花 など ） に 収斂 する 。  以下 に 、 送 粉 者 と 植物 の 相互 関係 が 、 特殊 化 し て いる 場合 と 一般 化 し て いる 場合 について 、 それぞれ の 利点 を 述べる 。  受粉 の 効率  送 粉 者 へ の 報酬 、 一般 に 花 蜜 ・ 花粉 または 両方 、 時として は 精油 ・ 香り 成分 ・ 蝋 など を 生産 する に は 、 植物 にとって 負担 が かかる 。 花粉 は 比較的 多く の 窒素 化合 物 を 含む ため 負担 が 多く 、 花 蜜 は それ より も 負担 が 少ない 。 植物 は 最小限 の 報酬 で 最大 の 花粉 媒介 を 求める 。 大き さ ・ 体形 ・ 行動 に 応じ て 送 粉 者 の 送 粉 効率 は 異なり 、 花 の 特徴 は 受粉 効率 に 影響 を 及ぼす 。 オダマキ の 花 に 改変 を 加え て スズ メガ に 提供 する 実験 で は 、 花 の 向き ・ 形 ・ 色 が 訪問 率 または 花粉 運搬 に 影響 を 及ぼす こと が 判明 し た 。   送 粉 者 の 恒常 性  効率 的 に 送 粉 を 行う ため に は 、 他 の 植物 を 無視 し て 一つ の 植物 種 のみ に 送 粉 者 が 集中 する こと が 、 その 植物 種 にとって は 最良 で ある 。 そう で ない 場合 は 、 花粉 は 無駄 に 他 の 植物 種 の 柱頭 に つい て しまう 。 動物 にとって は 当然 の こと ながら 、 送 粉 は 目的 で は なく 、 可能 な 限り 速く 餌 を 集め て いる に 過ぎ ない 。 しかしながら 多く の 送 粉 者 は 、 利用 可能 な 別 の 花 を 無視 し て 一つ の 植物 種 の 花 を 訪れる 恒常 性 を 示す 。 なぜ 動物 は 、 別種 の 次 の 花 へ の 移動 より むしろ 特定 の 植物 種 を 専門 と し なけれ ば なら ない の で あろ う か ?   送 粉 者 の 恒常 性 は アリストテレス も 認識 し て い た が 、 動物 とっ て の 利益 は 完全 に は 判明 し て い ない 。 最も 一般 的 な 仮説 は 、 「 送 粉 者 が 特定 の 種類 の 花 を 取り扱う こと を 学習 する 必要 が あり 、 送 粉 者 が 異なる 種類 の 植物 について 学ぶ 能力 に は 上限 が ある 」 という もの で ある 。 すなわち 、 「 送 粉 者 が 効率 的 に 報酬 を 得る こと が できる の は 1 種類 の 花 から だけ で ある 」 と 言う 仮説 で ある 。  送 粉 者 の 個体 数 や 行動 活性 は 植物 と は 独立 に 変動 し 、 ある 1 動物 種 は ある 年 に は 送 粉 に 失敗 する かも しれ ない 。 したがって 植物 は 、 毎年 の 送 粉 者 を 確実 に する ため に 、 数 種 あるいは 数 通り の 送 粉 者 を 引き寄せる こと が できれ ば 、 有利 に なる 。 多く の 植物 種 で は 、 もし 自家 不 和合 性 で ない とき に は 、 自家 受粉 を バックアップ ・ オプション と し て いる 。  ある 特定 の 1 種類 の 送 粉 者 よっ て のみ 送 粉 が 行わ れる 植物 は 、 その 種類 の 送 粉 シンドローム に 適合 し て いる 場合 が 多い 。 しかしながら 、 複数 の 送 粉 者 たち が 訪れる 植物 も 多数 観察 さ れ て いる ため に 、 送 粉 シンドローム という 概念 に対して 批判 が 続い て いる 。  送 粉 シンドローム に 寄せ られ た 批判 は 、 この 概念 の 再 構築 に つながっ た 。 第 一 に は 、 送 粉 者 を 分類 群 のみ に 基づい て 分ける の で は なく 、 送 粉 に関する 機能 で 分ける 必要 が ある こと が 明確 に なっ た 。 例えば 、 「 どの よう に 花粉 と 花 蜜 を 集める か 」 、 「 どの よう に 花 を 見つける か 」 で ある 。 機能 で 分け た 送 粉 者 の グループ は 、 類似 し た 選択 圧 を 与える 多く の 生物 種 を 含む 。 第 二 に 明らか に なっ た の は 、 送 粉 者 の 送 粉 成功 の 率 は 、 訪花頻 度 より も 重要 で ある という こと で ある 。 もし 多く の 花粉 を 運搬 でき なかっ たり 、 もし 多く の 異なっ た 植物 種 の 花 を 渡り歩い たり する なら ば 、 頻繁 に 訪花 する 動物 で あっ て も 、 送 粉 者 として は 劣っ て いる 。 最も 効果 的 な 送 粉 者 は 、 訪花頻 度 が より 少ない かも しれ ない 。 送 粉 シンドローム の 概念 に 批判 的 な 研究 の ある もの は 、 実際 の 花粉 媒介 で は なく 訪花頻 度 の 計測 によって 行わ れ て いる 。  オオバコ 科 イワブクロ 属 植物 49 種 の 花 の 形質 と 訪花 を 解析 し た 研究 で は 、 鳥 媒 の 植物 種 と ハチ 媒 の 植物 種 は 明確 に 分け られ た が 、 ハチ の 種類 で 訪花 を 分ける の は 容易 で は なかっ た 。 「 タスマニア 島 において 送 粉 シンドローム で 送 粉 者 を 推定 する こと は 有効 で なかっ た 」 という 研究 も ある 。 しかしながら 、   Fenster ら は 、 通常 の 変異 の 範囲 を 超え て 花 を 改変 し た 研究 および 近 縁 植物 種 と 異なる 送 粉 者 と 関連付け て 比較 し た 研究 から 、 「 花 の 形質 に対して 異なる 選択 圧 を 与える 機能 集団 について の 圧倒的 な 証拠 」 が ある と 結論 し て いる 。  以下 は の 引用 文献 " references " で あり 、 日本語 化 の 際 に は 必ずしも 参照 し て い ない 。  和書 ・ 日本語 サイト自家 不 和合 性 （ じ か ふわ ご うせ い 、 英語 : self - incompatibility ,   SI ） は 、 被子植物 の 自家 受精 を 防ぐ 数種類 の 遺伝 的 性質 の 総称 で ある 。 ある 植物 個体 の 正常 に 発育 し た 花粉 が 同じ 個体 の 正常 な 柱頭 に 受粉 し て も 受精 に 至ら ない こと 、 あるいは 正常 種子 形成 に 至ら ない こと を 自家 不 和合 と 呼ぶ 。 一般 的 に 両性 花 で 観察 さ れる が 、 クリ・ヘーゼルナッツ など の 雌雄 同 株 異 花 など で も 観察 さ れる 。  自家 不 和合 性 の 植物 で は 、 同一 または 類似 の 遺伝子 型 を 持つ 個体 の 柱頭 に 花粉 が 到達 し て も 、 花粉 の 発芽 ・ 花粉 管 の 伸長 ・ 胚珠 の 受精 ・ 受精 胚 の 生育 の いずれ か の 段階 が 停止 し 、 結果 として 種子 が 形成 さ れ ない 。 雌蕊 と 花粉 と の 間 の 自己 認識 作用 によって 起こる 事象 で あり 、 その 自己 認識 は 柱頭 上 （ アブラナ 科 ・ キク 科 ） 、 花 柱 内 （ ナス 科 ・ バラ 科 ・ マメ 科 ） 、 子房 内 （ アカシア ・ シャクナゲ ・ カカオ ） で 行わ れる 。  自家 不 和合 性 は 、 被子植物 において 自 殖 （ 自家 生殖 ） を 防ぐ 最も 重要 な 手段 で あり 、 新しい 遺伝子 型 を 作成 し 、 地球 上 に 被子植物 が 広がっ た 成功 の 要因 の 一つ で ある と 考え られ て いる 。 一般 的 な 自家 不 和合 性 は 、 配偶 体型 と 胞子 体型 、 または 同形 花 型 と 異形 花 型 に 分け られる （ 下表 ） 。 自家 不 和合 性 は 種子 植物 で 一般 的 と は 限ら ない 。 かなり 多く の 植物 種 は 自家 和合 性 ( self - compatible   ,   SC ) で ある 。 被子植物 種 の 半分 が 自家 不 和合 性 で あり 、 残り 半分 が 自家 和合 性 で ある と 推定 さ れ て いる 。  最も 良く 研究 が なさ れ て いる 自家 不 和合 性 の メカニズム は 、 花 柱 で の 花粉 の 発芽 阻害 および 花粉 管 伸長 の 阻害 によって 作用 する 。 これら は タンパク質 と タンパク質 の 相互 作用 に 基づき 、 一般 的 に は " S " と 表記 さ れる 一つ の 遺伝子 座 で 制御 さ れ 、 その 遺伝子 座 に は 多 種類 の 対立 遺伝子 が ある 。 自家 不 和合 性 は 、 全体 として 類似 の 組織 間 反応 あるいは 類似 の 遺伝 様式 に 見える が 、 独立 に 進化 し た 異なっ た 細胞 内 物質 に 基づく メカニズム を 総括 し た もの で ある 。 したがって 、 それぞれ の メカニズム に は それぞれ 特有 の 遺伝子 が 関係 し て いる 。  " S " 遺伝子 座 は 2 種類 の 基本 と なる タンパク質 （ それぞれ 雌蕊 と 葯 ・ 花粉 で 発現 し 、 雌 性 決定 要素 と 雄 性 決定 要素 と 呼ば れる ） を コード する 領域 を 含む 。 この 2 つ の コード 領域 は 遺伝 的 に 連鎖 し て おり 、 1 つ の ユニット として 受け継が れる 。 この ユニット は 、 その他 に も 自家 不 和合 性 に 関連 する DNA 塩基 配列 を 含ん で おり 、 " S " ハプロタイプ と 呼ば れる 。 同 一 植物 種 の " S " ハプロタイプ において も 、 内部 の タンパク質 コード 領域 の 配列 順 ・ 方向 に 違い が ある 例 も 報告 さ れ て おり 、 " S " ハプロタイプ 内部 で の 組 換え が 起こり 難い 要因 の 一つ と さ れ て いる 。 以降 の 記述 において は 、 S ハプロタイプ の 意味 で 「" S " 遺伝子 ・ " S " 対立 遺伝子 」 、 その " S " 遺伝子 の 染色 体 上 の 位置 の 意味 で 「" S " 遺伝子 座 」 の 表記 を 用いる 。  同じ " S " ハプロタイプ に 含ま れる 雌 性 決定 要素 と 雄 性 決定 要素 の 翻訳 産物 は 、 相互 に 作用 する こと によって 花粉 発芽 や 花粉 管 伸長 の 阻害 を する 2 種類 の タンパク質 で ある 。 それら は 、 自家 不 和合 性 反応 を 起こし 、 受精 を 防ぐ 。 しかし 、 異なる ハプロタイプ の 雌 性 決定 要素 と 雄 性 決定 要素 と の 間 で は 、 自家 不 和合 性 と なら ず 、 受精 が 起こる 。 以上 は 、 自家 不 和合 性 の 一般 的 な メカニズム を 非常 に 単純 化 し た 説明 で ある 。 植物 種 によって は 、 " S " 遺伝子 座 は 3 つ 以上 の 連鎖 し た タンパク質 コード 領域 から 構成 さ れ て いる 。  配偶 体型 自家 不 和合 性 ( gametophytic   self - incompatibility ,   GSI ) で は 、 花粉 の 表現 型 は 、 花粉 自体 の 半数 性 遺伝子 型 で 決定 さ れる 。 これ は 比較 的 に 良く 見かける 自家 不 和合 性 の タイプ で あり 、 ナス 科 ・ バラ 科 ・ オオバコ 科 ・ マメ 科 ・ アカバナ 科 ・ キキョウ 科 ・ ケシ 科 ・ イネ 科 で 観察 さ れる 。 以下 に 、 配偶 体型 自家 不 和合 性 について 二つ の 異なっ た メカニズム について 詳細 を 記述 する 。  胞子 体型 自家 不 和合 性 ( sporophytic   self - incompatibility ,   SSI ) で は 、 花粉 の 表現 型 は 、 それ が つくら れ た 葯 （ 胞子 体 ） の 二 倍 性 遺伝子 型 で 決定 さ れる 。 この タイプ の 自家 不 和合 性 は 、 アブラナ 科 ・ キク 科 ・ ヒルガオ 科 ・ カバノキ 科 ・ ナデシコ 科 ・ アオギリ 科 ・ ハナ シノブ 科 で 確認 さ れ て いる 。 胞子 体型 自家 不 和合 性 の メカニズム の うち 1 種類 のみ について 、 アブラナ 科 アブラナ 属 で 分子 レベル の 詳細 が 判明 し て き た 。  胞子 体型 自家 不 和合 性 が 二 倍 性 遺伝子 型 で 決定 さ れる ので 、 雄蕊 と 雌蕊 で は 各々 2 つ の 異なる 対立 遺伝子 （ つまり 2 種類 ずつ の 雄 性 および 雌 性 決定 要素 ） の 翻訳 産物 が 発現 する 。 対 に なる 対立 遺伝子 の 間 に は 優性 - 劣性 関係 が しばしば 存在 し 、 和合 性 / 自家 不 和合 性 の 複雑 な パターン が できる 。 これら 優性 - 劣性 関係 は 、 " S " 遺伝子 座 の 劣性 遺伝子 ホモ 接合 型 個体 が 生まれる 元 に なっ て いる 。  " S " 対立 遺伝子 の すべて が 共 優性 で ある 集団 と 比較 する と 、 " S " 対立 遺伝子 に 優性 - 劣性 関係 が ある 集団 は 、 個体 間 の 和合 性 交配 の 機会 を 増やす 。 " S " 遺伝子 座 に ある 劣性 および 優性 対立 遺伝子 の 比率 は 、 劣性 遺伝子 による 生殖 で の 保険 （ リスクヘッジ ） と 優性 遺伝子 による 自 殖回避 の 動的 平衡 を 反映 し て いる 。  以下 の メカニズム は 、 事例 が 豊富 で は なく 、 科学 研究 において の 注目 も 限ら れ て いる 。 したがって 、 いまだに 知見 は 不十分 で ある 。  通常 の 交配 で は 、 自家 不 和合 性 植物 の 類似 遺伝子 型 個体 間 の 交配 種子 は 得 られ ない が 、 育種 など で 行わ れる 人為 交配 （ 人工 授粉 ） で は 自家 不 和合 性 を 打破 する 手法 が 用い られる 。 未 開花 の 蕾 において 未熟 な 雌蕊 に対して 交配 を 行う 「 蕾 受粉 」 、 開花 後 時間 が 経っ た 花 に 行う 「 老 花 受粉 」 など が 代表 例 で ある 。 蕾 受粉 において は 、 未熟 な 柱頭 で は 雌 性 決定 要素 の タンパク質 の 蓄積 が 少ない ため 、 自家 不 和合 性 を 打破 できる と 考え られ て いる 。 その他 に 、 不 和合 性 組み合せ の 受粉 後 に 、 柱頭 を 体積 比   3 - 6 % の 二酸化炭素 を 含む 気体 に 曝す こと によって も 自家 不 和合 性 が 打破 できる 。 また 、 本来 は 自家 不 和合 性 で ある 植物 において 、 突然 変異 によって 和合 性 系統 を 作出 する こと も 行わ れ て いる 。  一般 脚注 ・ 引用  用語  以下 は の 引用 文献 " references " で あり 、 日本語 化 の 際 に は 必ずしも 参照 し て い ない 。キワタ （ 木 棉 ） は 、 アオイ 科 （ クロンキスト 体系 や 新 エングラー 体系 で は パンヤ 科 ） キワタ 属 の 1 種 の 落葉 高木 で ある 。 学名   '。 なお 、 同じ 科 に キワタ の 種 小名 と 同じ 属 名 の セイバ 属   '   が ある ので 注意 。  和名 キワタ は 「 木 に 生る 綿 」 の 意味 で あり 、 漢字 で は 木 棉 で 「 も くめ ん 」 と も 読む が 、 「 もめん 」 と 読ん で は なら ない 。 紅 棉 （ こう めん ） 、 コットン ツリー   ()、 攀枝花 ・ 斑 枝 花 （ はん しか ） 。 ワタノキ 、 インドワタノキ と も 言う が 、 この 呼び名 は 同 科 の 別種 パンヤ   ""   と しばしば 混同 さ れる 。  熱帯 アジア 原産 （ パンヤ は アメリカ ・ アフリカ 原産 ） 。 中国 で は 古代 から 栽培 さ れ て いる 。  トックリキワタ に 似 て 、 綿 に 包ま れ た 種子 を 飛ばし 、 幹 に 棘 が ある 個体 も 多い が 、 幹 が トックリ 型 に なら ない こと や 、 葉 が やや 大型 で 鋸歯 が なく 、 小 葉柄 が 明瞭 な 点 で 区別 できる 。  鮮やか な 赤色 を し た 肉質 の 五 弁 花 を 春 に 咲かせる 。 花 は 木 棉花 （ も くめ ん か ） ・ 紅 棉花 （ こう めん か ） と 呼び 、 五 花 茶 など の 涼 茶 （ ハーブ ティー ） に 使わ れる 。  種子 に は 白い 毛 が 生え て おり 、 枕 、 布団 の 綿 など として 使う 。  キワタ の 花 は 広東 省 広州 市 、 潮 州 市 、 四川 省 攀枝花 市 、 台湾 高雄 市 など の 市 花 で あり 、 金 門 県 の 県花 で ある 。 また 、 広州 市 を 拠点 と する 中国 南方 航空 の シンボルマーク の モチーフ に なっ て おり 、 同社 の 機体 の 垂直 尾翼 に 描か れ て いる 。  桜 の よう に 、 花 が 葉 より も 先 に 開き 、 幹 が まっすぐ な こと が 多い ため 、 中国 で は 英雄 の 木 と も 見なさ れ て いる 。 香港 の 作曲 家 ・ 歌手 で ある テディ ・ ロビン は 、 「 紅 棉 」 という 楽曲 で 、 中国人 の 気骨 の イメージ に この 木 を 取り上げ て いる 。コウゾ 属 （ コウゾ ぞ く ） または カジノキ 属 （ カジノキ ぞ く ） は 、 クワ 科 の 1 属 で ある 。 落葉 低木 。 樹皮 を 利用 する ため に 栽培 さ れる 。  次 の 4 種 が 認め られ て いる 。  この ほか 、 雑種 コウゾ   が ある が 、 ""   の 和名 を コウゾ と する こと も ある 。  コウゾ 、 ヒメコウゾ 、 カジノキ は 、 古い 文献 で は 明確 に 区別 さ れ て い ない こと も 多い 。 現在 でも 産業 界 で は 区別 せ ず コウゾ と 呼ぶ こと も ある が 、 輸入 品 は カジノキ が 主 で ある 。  丈夫 な 繊維 で でき た 樹皮 が 利用 さ れる 。 種 により 品質 が 違う と も さ れる が 、 利用 法 の 違い は ほとんど ない 。  日本 で は 糸 に ほぐし て 木綿   ( ゆう ) を 作り 、 それ を 織っ て 太 布 （ た ふ ） に する 。 また 、 繊維 に 分解 し 、 和紙 、 画仙紙 など の 紙 の 原料 に も なる 。  ポリネシア で は 、 樹皮 を そのまま 叩い て 伸ばし 張り合わ せ 、 タパ に する 。  葉 は 家畜 の 飼料 に 用い られる もの が ある 。石戸 蒲 ザクラ （ いし とか ば ざく ら ） は 、 埼玉 県 北本 市 石戸宿 に ある カバザクラ の 古木 で ある 。 東光寺 の 境内 にて 生育 し て いる 。  1922 年 10 月 12 日 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 また 、 日本 五 大 桜 の 1 本 に 数え られ て いる 。  樹高 は 約 12 メートル 、 根回り は 約 7 . 2 メートル 。 樹齢 は 約 800 年 と さ れ て いる 。 「 石戸 蒲 ザクラ 」 という 名前 は 、 「 蒲 冠者 」 の 異名 を 持つ 武将 ・ 源範頼 に 由来 する と さ れる 。  カバザクラ は エド ヒガンザクラ と ヤマザクラ の 自然 雑種 で あり 、 自生 する もの は 石戸 蒲 ザクラ 1 本 のみ で ある 。 花 は 小ぶり で 淡い ピンク色 を し て おり 、 4 月 10 日 前後 に 見 ごろ を 迎える 。  石戸 蒲 ザクラ は 、 往時 は 幹 が 4 本 あっ た が 、 昭和 40 年代 に 樹勢 の 衰退 が 進行 し 、 昭和 50 年代 半ば に は 幹 が 1 本 に 減っ て しまう 。  この ため 、 石戸 蒲 ザクラ の 樹勢 を 回復 さ せよ う という 試み が 行わ れる よう に なる 。 まず 1973 年 に 、 根回り へ の 負担 を 減らす ため 、 木 の 根元 に あっ た 板 石 塔婆 10 基 を 移転 さ せる 措置 が 取ら れ 、 その 結果 、 1977 年 に 石戸 蒲 ザクラ は 10 年 ぶり に 開花 し た 。 その後 も 、 木 の 周辺 の 環境 整備 や 幹 の 腐朽 部分 の 除去 といった 取り組み が なさ れ て い た が 、 2004 年 から 、 根 を 活性 化 さ せる ため に 、 液体 肥料 を 土中 に 噴射 する という 土壌 改良 に 取り組み 、 結果 、 花 の 付き 具合 を 良く する こと に 成功 し て いる 。大阪 エコ 農産物 （ Osaka   Eco   Agricultural   Products ） と は 、 大阪 府内 で 生産 さ れ た 農産物 の うち 、 農薬 や 化学 肥料 の 使用 回数 を 、 大阪 府 の 定める 基準 以下 （ 大阪 府内 平均 の 使用 回数 を 元 に 、 半分 の 値 に 定め られ て いる ） に なっ て いる もの で 、 播種 日 や 収穫 量 など の 生産 計画 とともに 大阪 府庁 に 届出 を 行い 認証 さ れ た もの を いう 。 主 な 農産物 は 、 水稲 、 大豆 、 野菜 、 果樹 、 花 で あり 、 2008 年 に は 2 , 586 件 （ 916 名 の 生産 農家 ） 、 2010 年 に は 3 , 377 件 （ 1 , 042 名 の 生産 農家 ） が 認証 さ れ て いる 。 また 、 大阪 府内 4 箇所 の 農 と 緑 の 総合 事務所 （ 普及 指導 センター ） に 所属 する 専門 技術 者 で ある 普及 指導 員 （ 農業 改良 助長 法 に 基づく 国家 資格 保有 者 ） が 、 農家 へ の 技術 指導 や 認証 事務 を 行っ て いる 。 2001 年 12 月 より 認証 が 始まり 、 市場 出荷 は 2002 年 4 月 から 始まっ た 。  大阪 エコ 農産物 として 認証 さ れ た 農産物 は 、 生産 時 において は 圃場 に 認証 さ れ た 旨 の 表示 看板 を する と共に 、 販売 時 に は 認証 マーク を 添付 する こと が 出来る 。  なお 、 有機 農産物 と の 違い は 、 肥料 および 農薬 の 使用 が 認め られ て いる 減 農薬 ・ 減 化学 肥料 農産物 で ある こと で ある （ 大阪 府 平均 の 50 % 減 ） 。  大阪 エコ 農産物 の うち 野菜 について は 特に エコ 野菜 と 呼ば れ て おり 、 この 野菜 を 用い た " エコ サラダ " が 2009 年 より 販売 さ れ て いる 。 また 、 東大阪 市内 の 農業 協同 組合 が 、 大阪 エコ 農産物 の 販売 促進 とともに 、 最近 10 年間 で 20 % 以上 減少 し た 同 市内 の 都市 農地 の 減少 を 食い止める 事 を も 狙っ た 「 ファームマイレージ 」 という 販促 ポイント 制度 を 2009 年 より 行っ て いる 。  各 府県 や JA で も エコ 農産物 、 エコ 野菜 の 認証 が 行わ れ て いる 。 その 基準 は 減 化学 農薬 ・ 減 化学 肥料 を 採用 し て いる 事 が 多い 。 呼称 も " ち ば エコ 農産物 "、" 石川 県 エコ 農産物 "、" いばらき エコ 農産物 " 等 、 県 名 に エコ 農産物 の 文言 を つけ た もの が 多い 。 また 、 宮崎 県 の よう に 、 " みや ざき エコ 野菜 " と 野菜 を 特に 取り上げ て 呼称 を 付け て いる 場合 も ある 。  1999 年 の JAS 法 改正 により 創設 さ れ た 「 有機 食品 の 検査 認証 制度 」 によって 、 有機 農産物 と 表示 できる 条件 が 非常 に 厳しく なっ た ため 、 減 農薬 ・ 減 化学 肥料 の 農産物 について 新た な 認証 を 求める 声 が 生産 者 や 消費 者 から 高まっ た 。 1988 年 に 岡山 県 で 独自 の 認証 制度 が 制定 さ れ て 以来 、 2001 年 に は 大阪 府 を 含む 多数 の 都道府県 で 認証 制度 が 創設 さ れ た 。 これら の 都道府県 の 認証 制度 を 包含 する 形 で 、 2001 年 に 農林水産省 が 「 特別 栽培 農産物 に 係る 表示 ガイドライン 」 を 改正 し て 、 減 農薬 ・ 減 化学 肥料 の 農産物 を 特別 栽培 農産物 と 表示 し て 生産 ・ 出荷 出来る よう に なっ た 。 都道府県 の 認証 制度 に は 、 この 特別 栽培 農産物 に 係る ガイドライン と 同 レベル の もの や 、 上乗せ 基準 を 設け た もの など 種々 あり 、 大阪 府 の 大阪 エコ 農産物 認証 制度 は 上乗せ 基準 を 設け た もの と なっ て いる 。  "※ 注 ： 化学 合成 農薬 から は 、 有機 農産物 JAS 規格 で 使用 可能 な もの は 除く 。 例 ： フェロモン 剤 "コカ または コカノキ （ 学名 " Erythroxylum   coca "） は 、 コカノキ 科 コカ 属 の 常緑 低木 樹 。 南 アメリカ など が 原産 。  南米 の 最古 の 栽培 植物 の ひとつ 。 葉 から 成分 の コカイン が 抽出 できる 。 葉 は 、 伝統 的 に 嗜好 品 として 嗜ま れ て き た 。  南米 で 葉 として 用い られ 、 興奮 作用 が ある 似 た もの に カート が ある 。  原産 地域 は 、 南 アメリカ 、 メキシコ 、 インドネシア 、 西 インド 諸島 で ある 。  高 さ は 2   -   3 メートル に なる 。 葉 は 楕円 形 で 両端 が 尖り 、 裏 の 葉脈 の 両側 に 2 条 の 縦 条 が 入る 。 花 は 5 弁 で 黄白 色 、 果実 は 熟せ ば 赤く なる 。  南米 の 原住民 の アイマラ 族 で は 、 アイマラ 語 で 木 を 意味 する   Khoka   と 呼ば れ 、 この 言葉 が 現代 の コカ ( coca ) という 呼称 の 源流 と なる 。  葉 から コカイン （ 局所 麻酔 薬 、 興奮 剤 、 麻薬 ） を 抽出 できる 。 一部 の 国 （ 主 に 南米 ） で は 主 に 高山病 対策 として 葉 を 茶 として 飲用 する など 、 一種 の 嗜好 品 や 薬用 として 伝統 的 に 利用 さ れ て いる 。  コカ の 葉 自体 は コカイン 濃度 が 薄い ため 、 依存 性 や 精神 作用 は 、 抽出 さ れ た コカイン に 比較 し て 弱い 。  古代 文明 で は 、 宗教 や 儀式 といった 理由 から コカ の 葉 が 使用 さ れ て おり 、 ペルー の ミイラ に も 葉 が 残っ て いる もの が ある が 、 怪我 の ため に 唾液 と 混ぜ て 局所 麻酔 薬 として 用い た の か 、 儀式 的 な 目的 が あっ た の か は 定か で は ない 。 1492 年 に スペイン 人 が 南米 を 征服 し た 際 に 、 コカ の 葉 の 使用 を 廃止 しよ う と し た が 、 原住民 が 主張 する 「 葉 が 与える 力 」 を 見出し た ため 合法 化 さ れ 、 税金 を 課し て 販売 さ れる 制度 と なっ た 。 また 、 疲れ にくく 食欲 を 減らす ため 、 鉱山 で の 労働 に 使わ れ た こと も あり 、 広く 使用 さ れ て い た 。  摂取 によって 「 恐怖 感 を 喪失 さ せる 」 「 疲労 感 を 薄れ させる 」 「 空腹 感 を 薄れ させる 」 「 眠気 を 忘れ させる 」 など という 効果 が 得 られる ため 、 ボリビア で は 鉱山 労働 者 など の 重労働 者 が コカ の 葉 を 噛み ながら 仕事 を する 習慣 が ある 。 朝 、 入坑 する とき に 頬 いっぱい に コカ の 葉 を 詰め込み 、 その エキス を 飲む こと で 、 鉱山 崩落 事故 の など の 危険 の 恐怖 を 忘れ 、 疲労 や 空腹 を 癒し ながら 夕方 まで （ 昼食 も とら ず に ） 働き 続ける と 言わ れ て いる 。 しかし 、 コカ の 葉 の 服用 を 継続 的 に 行う こと で 、 覚醒 状態 で の 注意 力 の 欠如 など により 、 事故 を 誘発 する 原因 と なる と も 考え られ て いる 。  南米 （ 特に ペルー や ボリビア ） で は 、 コカ の 葉 は 日常 一般 的 に 茶 として 飲ま れ て おり 、 コカ 茶 と 呼ば れる 。 ボリビア など で は ハーブ ティー 全般 を マテ と 呼ぶ ので 、 コカ 茶 は 「 」 （ ） と 呼ば れ て いる 。 そこで 2011 年 に 、 ボリビア など から コカ の 葉 は 伝統 的 嗜好 品 で あり 、 麻薬 対象 から 除外 する よう 国際 連合 に 申請 が あっ た が 、 アメリカ合衆国 など は 除外 に 反対 し て いる （ 麻薬 戦争 も 参照 ） 。 なお 、 ボリビア は コカ を 麻薬 指定 する 麻薬 に関する 単一 条約 から も 一時 脱退 、 自国 内 に 限っ て 噛む 行為 を 認め させる 留保 つき で 再 加盟 し た 。  コカ 茶 は 、 一般 に は 、 コカ の 葉 を 干し た もの 数 枚   -   数 十 枚 に 熱い 湯 を 注ぎ 、 しばらく 待っ て から 飲む 。 砂糖 を 入れ て 飲む こと も 多い 。 きわめて 日常 的 な 飲み物 で 、 ティー バッグ も 売ら れ て いる 。 カモミール （ 現地 の スペイン 語 で は 、 マンサニージャ ( manzanilla )） と 混合 し た ティー バッグ など も 売ら れ て おり 、 愛飲 する 人 が 多い 。 コカ の 成分 による 覚醒 作用 に は 「 空腹 を 忘れ させる 」 という 効果 も 含ま れる ため 、 コカ 茶 は 食前 より も 食後 に 飲ま れる こと が 多い 。 また 、 ボリビア の ラパス 市 （ 標高 約 4000 メートル ） や など の 標高 が 高い 地域 で は 、 旅行 者 など が 高山病 に 罹り やすい ため 、 コカ の 葉 を 直接 口 に 入れ て 噛ん だり （ この 時 に 効果 を 補助 する もの として 石灰 や ピーナッツ など を 一緒 に 噛む こと も ある ） 、 コカ 茶 を 飲む こと によって 、 コカ の 成分 を 体内 に 取り入れ て 、 高山病 の 症状 （ 頭痛 、 内臓 の 不快 感 など ） を 対症療法 で 緩和 さ せる こと も ある 。  19 世紀 に は 成分 の アルカロイド の コカイン が 、 ドイツ で 単 離さ れ 、 1884 年 に は 局所 麻酔 薬 として 使用 さ れ た 。  1863 年 に は 、 化学 者 の   ( Angelo   Mariani )   が 、 という ワイン を 開発 し た 。 これ は コカ の 葉 に 含ま れる コカイン を 、 アルコール を 溶媒 として 抽出 し た ワイン で ある 。 特に ビン・マリアーニ で あり 、 コカイン は ワイン の 一般 的 な 成分 と なり 、 教皇 、 王 の よう な 人々 から の 支持 も 得 た 。 （ なお 21 世紀 の 薬理 学 の 知識 で は 、 アルコール と コカイン が 併用 さ れる と 心臓 に 有害 な コカエチレン と なる ）  また 当時 の コカ・コーラ に は 、 コップ 1 杯 に 9 mg の コカイン が 含ま れ て い た が 、 1903 年 に は コカイン は 除去 さ れる よう に なっ た 。 それ 以降 も こうした 形 の コカ 葉 エキス が 使用 さ れ て いる 。  抽出 精製 し て 作ら れる コカイン は 、 濃縮 し て 多く 摂取 できる ため 興奮 作用 が 強い 。 この こと によって 、 攻撃 性 が 増し たり 薬物 中毒 によって 幻覚 や 妄想 を 生る 精神 刺激 薬 精神病 を 生じる こと も ある 。  1920 年代 に は 、 アメリカ合衆国 で の 流行 は アンフェタミン へ と 移っ て いっ た 。  コカ の 葉 は 、 コカイン の 原料 と なる こと から 、 多く の 国 で 麻薬 として 扱わ れ 、 使用 ・ 所持 ・ 販売 が 規制 さ れ て いる 。 日本 など 先進 国 の 大半 で は コカイン による 危険 性 から 、 コカノキ 、 コカ の 葉 を 含め すべて 麻薬 ・ 麻薬 原料 植物 に 定め られ 、 栽培 ・ 持ち込み ・ 流通 など が 厳しく 規制 さ れ て いる 。  原住民 は 胃腸 の 不調 に 用い 、 胃 の 痛み や 、 下痢 など 。 また 咀嚼 し て 、 口内 炎 に も 用い られる 。山頂 現象 （ さん ちょう げん しょ う ） は 、 山頂 において 見 られる 植生 の 形態 を 表す 現象 で 、 植物 が さまざま な 要因 により 山頂 と それ 以外 の 場所 で 異なっ た 生態 系 を 示し て いる 場合 を 指す 単語 。  しばしば 他 に 見 られ ない 独自 の 景観 と なる 。 具体 的 に は 樹木 の 生長 が 悪く 、 場合 によって は 低木 や 草地 で ある 例 も ある 。 これ は 、 山頂 部 が その 山塊 で もっとも 突出 し た 地点 で ある ため 、 風当たり が 特に 強かっ たり 、 水 条件 が 悪かっ たり する など 、 特殊 な 条件下 に ある ため と 思わ れる 。  また 、 山 で は 垂直 分布 と いわ れる 一種 の 帯状 分布 が 知ら れ 、 標高 が 高く なる に 連れ て 寒 地 の 植物 が 見 られる が 、 山頂 周辺 で は その 標高 から 期待 さ れる より も より 標高 の 高い 地域 に 見 られる もの が 出現 する 例 が ある 。オオヤマザクラ （ 大山 桜 、 学名 ：   " Cerasus   sargentii "   ( Rehder )   H . Ohba ） は バラ 科 サクラ 属 の 植物 。 北海道 、 北陸 、 中部 地方 以北 、 山陰 、 四国 （ 剣山 ・ 石鎚山脈 ） 、 など に 自生 し て いる 野生 種 の 桜 で ある 。  ヤマザクラ （ 山桜 ） に 比べ 花 や 葉 が 大きい こと から この 名 が つけ られ た 。 別名 で は 、 花色 が 淡紅 色 で ある こと から ベニヤマザクラ （ 紅 山桜 ） 、 北海道 に 多く 生育 し て いる こと から エゾヤマザクラ （ 蝦夷 山桜 ） と も いう 。  英語 圏 で は Sargent ' s   cherry として 一般 に 知ら れ て いる 。 アイヌ 語 で は カリンパニ と いう 。 学名 の 由来 は アメリカ の 植物 学者 チャールズ ・ スプレイグ・サージェント に 因む 。  サクラ の 属 名 は 日本 で は 長い こと " Prunus "、 和名 で は スモモ 属 と する 分類 が 主流 だっ た が 、 昨今 の 研究 で は " Cerasus "( サクラ 属 ) と する もの が ある 。 日本 で は 前者 、 分け て も サクラ 亜 属 ( subg .   " Cerasus ") と する もの が 多かっ た が 、 近年 は 後者 が 増え て き て いる 。 しかし " Cerasus " と する こと で 決着 し た 訳 で は ない 。 海外 で は 、 現在 も " Prunus " に 分類 する の が 主流 で ある 。  花 は 直径 3 - 4 . 5 cm 。 色 は 淡紅 色 だ が 、 ソメイヨシノ 等 の 白い 種 と 比べる と しっかり と 色 が つく 。  本州 中部 で は カスミザクラ より 標高 の 高い ところ に 分布 する が 、 分布 の 下部 において カスミザクラ と 混在 する 。 また 、 カスミザクラ と 交雑 し て いる こと も 多く 、 区別 の つき にくい 個体 も 多い 。  オオヤマザクラ は 7 m から 15 m 程度 の 高 さ に 育つ 落葉樹 。 20 m 程度 まで 育つ こと も ある 。 また 根元 近く から 枝 を 生やし 、 枝 の 範囲 も 7 m から 15 m 程度 に まで 成長 する 。  葉 は 長め の 卵 形 で 、 葉 は 鋸 状 に なっ て いる 。 大き さ は 8 cm から 15 cm 程度 に 広く なり 、 互生 し て いる 。 若い もの は 赤い 色 を し て いる が 、 夏 に は 暗い 緑色 に 変化 する 。 秋 に なる と 葉 は 紅葉 し 、 赤 、 黄色 、 橙色 と 様々 に 色 を 変える 。 葉 に は 毛 が 少ない か 、 なく 、 葉 の 裏面 が 緑色 で 光沢 を 帯び ない こと で カスミザクラ と 区別 できる 。  夏 に なる と 黒 紫色 の 実 を ならす 。 実は 小さな えん どう 豆 程度 の 大き さ だ が なり やすい 。 鳥 が 良く 食する が 、 人間 にとって は 小さく 目立た ない ため 食用 に は さ れ て い ない 。  東アジア に 分布 し 北海道 、 本州 、 四国 、 南 千 島 、 樺太 、 朝鮮半島 など で 野生 の もの が 見 られる 。  日本 において 、 九州 で の 分布 は 知ら れ て い なかっ た が 、 宮崎 県 の 白岩山 で 変種 が 確認 さ れ 、 キリタチヤマザクラ （ 霧立山 桜 ） と 命名 さ れ た 。  オオヤマザクラ は 日当たり の よく 、 水はけ の 良い 土壌 を 好む 。 この よう な 場所 で よく 早く 育つ 。 風 に は 強い が 、 大気 汚染 に は 弱い 。 また 、 寒 さ に も 耐える 。 水 の 少な さ に も ある程度 は 耐える 。  この 特徴 から 街路 樹 として 非常 に よく 使わ れ て いる 。 また 、 観賞 用 として も よく 使わ れ て いる 。  もともと 日本 に あっ た もの が 1908 年 に アメリカ や 英国 に 紹介 さ れ た 。  幅 が 二 十 間 （ 約 36 m ） ある こと から 二 十 間 道路 と 呼ば れる 通り に 、 約 3 , 000 本 の 桜 が 直線 約 7 km に 及ん で 咲き 渡り 、 見渡す 限り 一直線 に 続く 桜 並木 と なっ て いる 。 「 日本 の さくら 名所 100 選 」 「 日本 の 道 百 選 」 「 新 ・ 日本 街路 樹 100 景 」 「 北海道 遺産 」 に 選定 さ れ 、 毎年 多く の 花見 客 で 賑わう 。  国泰寺 境内 に は 、 厚岸 町 の 天然記念物 で ある 樹齢 170 年 を 越える 老 桜 樹 （ オオヤマザクラ ） を 見所 に 、 チシマザクラ など 約 120 本 の 桜 が 花開く 。 近く の 子野日 公園 で は 、 厚岸湖 を 望み 約 1 , 200 本 の オオヤマザクラ が 開花 する 。  「 どうせ 作る なら 世界一 の 桜 並木 に し たい 」 という 地元 草案 者 の もと 、 1985 年 （ 昭和 60 年 ） から 始まっ た 桜 並木 づくり 。 総 延長 20 km に も 渡る 長い 道 を 、 オオヤマザクラ を 中心 と し た 6 , 500 本 も の 桜 が 植樹 さ れ 、 どこ まで も 続く 桜 並木 と なっ て いる 。  標高 800 m の 高台 に 広がる 亀ヶ森 牧場 で は 、 樹高 約 6 m 、 幹 囲約 3 . 5 m 、 枝 張り 約 15 m と なる オオヤマザクラ が 、 支柱 も なく 枝 を 大きく 広げ た 姿 を 見 られる 。  標高 600 ｍ の 西蔵王 高原 に 開か れ た 放牧 場 で は 、 広い 敷地 内 に オオヤマザクラ が 自生 し 、 点在 する 野生 の オオヤマザクラ 郡 を 見る こと が できる 。  推定 樹齢 300 年 、 樹 高 10 m 、 幹 回り 5 . 2 m 、 枝 幅 17 m の 見事 な 枝 ぶり の 巨木 で ある 。 群馬 県 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  境内 に ある 野中 ザクラ は 、 オオヤマザクラ が 天然 変形 し た もの で ある 。 花 は 径約 6 cm 、 花序 ごと に 2 個 から 3 個 の 濃 紅 大輪 の 美しい 花 を 咲かせる 。 植物 学 上 でも 貴重 な 品種 の ため 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。  推定 樹齢 130 年 、 樹高 約 20 m 、 幹 周り 5 . 1 m に も なる 巨木 で 、 花 は 色濃い 紅紫 色 の 鮮やか な 桜 を 咲かせる 。   長野 県 の 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。ツル シキミ （ 蔓 樒 、 学名 ：" Skimmia   japonica "   var .   " intermedia "   f .   " repens "） は ミカン 科 ミヤマ シキミ 属 の 常緑 低木 。 ミヤマ シキミ （ 深山 樒 、 学名 ： ） を 分類 上 の 基本 種 と し た 変種 。 有毒 植物 。 別名 、 ツルミヤマシキミ 。  雌雄 異 株 。 おもに 日本 の 太平洋 側 に 分布 する 、 分類 上 の 基本 種 で ある ミヤマ シキミ の 、 北海道 、 本州 の 日本海 側 の 多 雪 地帯 に 適応 し た 変種 。  積雪 に 適応 し て 茎 の 下部 が 地 を 這い 、 高 さ は 30 - 100 cm ほど に なる 。 枝 は しなり 、 折れ にくい 。 葉 は 枝 に 互生 し 、 長 さ 0 . 5 - 1 cm ほど の 葉柄 を 持ち 、 葉 の 形 は 倒披針 状 長 楕円 形 で 長 さ 4 - 8 cm 、 幅 2 - 3 cm 、 基部 は くさび 形 で 、 先 は 短く 尖り 浅く へこむ 。 葉 の 縁 は 全 縁 で 、 表面 は 濃緑 色 で 光沢 を 持ち 、 裏面 は やや 緑 白色 を 帯びる 。  花期 は 5 - 6 月 、 花 は 白色 で 、 枝 先 に 散 房 状 の 円錐 花序 を 出す 。 花弁 は 4 枚 で 、 雄花 と 雌花 が 異なる 。 果 期 は 10 月 から 翌年 の 5 月 、 径 1 cm ほど の 赤 熟 し た 球状 の 果実 を つける 。  全 草 および 果実 は アルカロイド （ ジクタミン ） を 含み 有毒 。  日本 で は 、 おもに 北海道 、 本州 の 東北 地方 および 中部 地方 以西 の 日本海 側 に 、 東アジア で は カラフト に 分布 し 、 多 雪 地 の 林 床 に 自生 する 。 本州 の 関東 地方 以西 、 四国 、 九州 の 太平洋 側 で は 、 山地 の 上部 の 冷温 帯 に も 自生 する 。  ユキ ツバキ や ヒメモチ 、 ヒメアオキ 、 エゾユズリハ 、 ハイイヌガヤ など の 日本海 要素 の 常 緑地 這植物 とともに 、 ブナ 林 など の 林 床 に み られる 。絞め殺し の 木 （ Strangler   Fig ） と は 、 熱帯 に 分布 する イチジク 属 や 一部 の つる 植物 など の 俗称 で ある 。 絞め殺し 植物 や 絞め殺し の イチジク など と も 呼ば れる 。 他 の 植物 や 岩 など の 基質 に 巻き つい て 絞め殺す よう に （ あるいは 実際 に 殺し て ） 成長 する ため に この 名前 が 付い て いる 。 代表 例 として 以下 の 植物 が ある 。  これら の 木 は 宿主 植物 を 絞め殺す という 共通 の 特徴 を 備え て おり 、 イチジク 属 の もの を 中心 に 多く の 熱帯 雨林 に 見 られる 。 この 特性 は 、 太陽光 を 巡る 競争 が 苛烈 な 暗い 森林 の 環境 に 適応 し た 結果 、 獲得 さ れ た もの で ある 。 絞め殺し の 木 は 着生 植物 として 成長 を 始める 。 多く の 場合 種子 は 鳥 によって 散布 さ れ 、 宿主 と なる 植物 の 樹 上 の 幹 の 表皮 の 割れ目 など に 落ち て 発芽 する 。 種子 が 発芽 する と 、 その 苗 は 地面 へ と 根 （ 気根 ） を 伸ばし て 地表 に 達する と 幹 として 太く なり 、 さらに 多く の 根 が 宿主 の 表面 を 覆う よう に なる 。 その 一方 、 枝 は 上方 へ と 成長 し て 宿主 の 樹冠 を 超え 、 日光 を 得る 。  「 絞め殺し 」 の 結果 として 宿主 側 の 植物 が 枯死 し た 場合 に は 、 絞め殺し の 木 の 中心 部分 （ 宿主 植物 が あっ た 部分 ） が 円筒 形 の 空間 と なり 、 しばしば 空い た まま 残る （" columnar   tree "）。能満 寺 の ソテツ （ の うまん じ の ソテツ ） は 、 静岡 県 榛原 郡 吉田 町 の 能満 寺 境内 に ある ソテツ で ある 。  大阪 の 妙 国 寺 の ソテツ 、 静岡 市 清水 区 の 龍 華 寺 の ソテツ とともに 、 日本 の ソテツ の 三 名木 と 呼ば れ て おり 、 1924 年 （ 大正 13 年 ） 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。 1000 年 頃 、 陰陽 師 として 有名 な 安倍晴明 が 、 能満 寺 に 植え た と 伝え られ て いる 。  能満 寺 の ソテツ に は 次 の よう な 2 つ の 言い伝え が ある 。  安倍晴明 が 大井 川 を 流れ て 来 た 大蛇 を 見つけ 、 これ を 葬り 、 その 上 に ソテツ を 植え た 。 する と 、 ソテツ は 、 大蛇 の 精 を うけ て 大きく 大蛇 の よう な 姿 に なっ た 。 そこで 、 晴 明 は 、 人々 に 害 を 与え ない よう に 、 大蛇 の 精 を 封じ た と 言わ れ て いる 。  駿府 城 に い た 徳川 家康 が 、 ある 時 、 能満 寺 を 訪れ 、 ソテツ の みごと さ に 驚い て 、 どうしても ソテツ を ほしく なっ た 。 家康 の 頼み に 、 住職 も 仕方 なく ソテツ を 掘り起こし 、 船 に 乗せ て 駿府 城 へ と 運び こん だ 。 すると 数 日 後 の 夜 から 、 毎夜 、 城 の 庭 で 人 の 泣く 声 が する 。 調べ て みる と 、 「 能満 寺 へ 帰り たい 。 能満 寺 へ 帰り たい 。 」 と ソテツ が 泣い て いる こと が わかっ た 。 家康 は 、 かわいそう な こと を し て しまっ た と 思い 、 仕方 なく 、 また ソテツ を 能満 寺 へ 送り返し た と いう 。  静岡 県 榛原 郡 吉田 町 片岡フコキサンチン （ Fucoxanthin ） は 分子 式   CHO   で 表さ れ 、 非 プロ ビタミン A 類 の カロテノイド の 一つ で あり 、 キサントフィル に 属し アレン 構造 、 エポキシド および ヒドキシル 基 を 有し て いる 。 フコキサンチン は 、 褐藻 や その他 の 不等 毛 藻 に 存在 し て 茶色 - オリーブ色 を 呈する とともに 、 葉 緑 体 において 光合成 の 補助 色素 として 機能 し て いる 。 フコキサンチン は 可視 光線 の うち 主 に 青色 （ 400 - 500 nm ） の 波長 域 を 吸収 し 、 450 nm   付近 に 吸収 極大 を 持つ 。 特に 、 褐藻 類 中 の カロテノイド の 大 部分 が フコキサンチン で ある 。  生物 が フコキサンチン を 摂取 し た 場合 の 栄養 学 的 （ ニュートリゲノミクス 的 ） な 研究 が 、 ラット や マウス を 用い て 北海道大学 で 行わ れ て いる 。 これ により 、 フコキサンチン が 、 通常 は 褐色 脂肪 細胞 に 特異 的 に 存在 する タンパク質 で ある サーモゲニン （ ； 熱 産 生 タンパク質 ） の UCP 1 （ uncoupling   protein   1 ） の 発現 を 白色 脂肪 細胞 において 促す こと で 、 脂肪 組織 における 脂肪 の 燃焼 を 助ける こと が 明らか と なっ た 。  また 、 フコキサンチン による 抗 腫瘍 作用 の 研究 が マウス や ヒト 癌 細胞 を 用い て 、 1990 年 頃 から 各 大学 研究所 や 食品 総合 研究所 など で 行わ れ て いる 。 これら の 研究 により 、 フコキサンチン は カスパーゼ - 3 の 活性 化 を 促し 、 腫瘍 細胞 へ の アポトーシス 誘導 （ DNA 断片 化 ） 及び 、 抗 腫瘍 作用 を 促す こと が 明らか と なっ た 。  さらに フコキサンチン は 、 腫瘍 細胞 で の N - myc の 減少 や の 発現 を 誘導 する こと で 、 G 1 期 で の 細胞 周期 進行 を 停止 さ せ 、 抗 腫瘍 ・ 抗 細胞 増殖 作用 を 促す こと が 明らか と なり 、 その他 に は 、 抗 血管 新 生活 性 を 促す こと が 明らか と なっ た 。  生体 内 に 摂取 さ れ た フコキサンチン は 、 主 に 誘導体 で ある フコキサンチノール として 血 中 に 存在 する 。  その後 、 一部 は 酸化 型 の ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド により 酸化 さ れ 、 アマローシアキサンチン A と なる 。  ヒト 向け の フコキサンチン を 添加 し た 食品 は 、 まだ 開発 段階 で ある 。 理由 として 、 化学 合成 や 遺伝子 組 換 など の 手法 による フコキサンチン の 生産 が 現在 の ところ 不可能 な ため 、 供給 源 が 褐藻 のみ で ある こと 、 加え て 褐藻 中 に 含ま れる フコキサンチン 量 は 、 多い もの で も 乾燥 重量 の 0 . 1 % 程度 と さ れ て いる こと など が あげ られる 。  各 大学 研究所 の 研究 で は 、 高 濃度 で 高 含有 の フコキサンチン を 用い て いる が 、 現在 既に 褐藻 類 から 抽出 し た フコキサンチン 原料 を 使っ た いくつ か の 製品 が 発表 さ れ て おり 、 濃度 について は 0 . 001 ～ 1 . 0 ％ 以下 の 低 濃度 フコキサンチン を 配合 し て いる もの が 主流 で ある 。 これら の 中 に は フコキサンチン の 配合 量 を 表示 し た 製品 も 一部 ある が 、 フコキサンチン の 分析 試験 データ に 基づい た 含有 量 や さらに 重要 で ある 濃度 の 表示 が まったく さ れ て い ない の が 現状 で ある 。  この こと から 、 各 研究 データ に 基づい た 効果 は ほとんど 見込め ない もの で ある と 示唆 できる 。 低 濃度 の フコキサンチン を いくら 高 配合 し て い て も 同じ 結果 と 言える だろ う 。  京都 大学 大学院 農学 研究 科 の フコキサンチン による 血管 新生 抑制 と シワ 抑制 効果 の 研究 において も 、 「 フコキサンチン を より 高 濃度 に 含有 する 製品 が 必要 」 と 書か れ て いる 。  京都府立医科大学 や 鹿児島大学 で は 、 フコキサンチン による 十二指腸 癌 ・ ヒト 神経 芽 細胞腫 ・ 肝臓 癌 ・ 前立腺 癌 の アポトーシス 誘導 や 腫瘍 細胞 の G 1 期 細胞 周期 停止 が 報告 さ れ て いる 。 国立 がん 研究 センター で は 、 皮膚 ・ 十二指腸 癌 における 抗 腫瘍 作用 、 京都大 学 で は 、 フコキサンチン の 抗 血管 新 生活 性 及び アポトーシス 誘導 、 北海道大学 大学院 　 水産 科学 研究所 や 金沢医科大学 　 病理 学部 、 食品 総合 研究所 で は 、 ヒト 前立腺 癌 細胞 における アポトーシス 誘導 や 結腸 癌 細胞 の アポトーシス 誘導 、 ヒト 前 骨髄 性 白血病 細胞 へ の アポトーシス 誘導 が 報告 さ れる 。 また 、 神戸大学 大学院 　 農学 研究 科 で は 、 結腸 癌 細胞 の 増殖 抑制 、 ヒト 肝 癌 HepG 2 細胞 の 細胞 周期 G 0 / G 1 期 で の 停止 による 癌 細胞 の 抑制 など が 報告 さ れ て いる 。花粉 分析 （ か ふん ぶん せき 、 pollen   analysis ） と は 花粉 や 胞子 の 含ま れる 堆積 物 を 分解 し て 花粉 や 胞子 化石 を 取り出す 方法 で ある 。  厳密 に は 堆積 物 を 分解 し 、 花粉 を 取り出す 方法 を 花粉 分析 と いい 、 胞子 を 取り出す こと を 胞子 分析 （ ほうし ぶん せき 、 spore   analysis ） と いう 。 花粉 と 胞子 を 同時に 取り扱う こと が 多い ため 、 総括 し て 花粉 分析 と 呼ぶ こと が 一般 的 で ある 。  花粉 分析 は 植物 学 ・ 植生 学 ・ 地理 学 ・ 考古学 ・ 気候 学 ・ 気象 学 ・ 地質 学 など 多岐 にわたる 分野 と 密接 に 関わっ て いる 。  顕微鏡 の 発達 により 、 18 世紀 から 19 世紀 にかけて スウェーデン を 中心 と する 北欧 から 始まり 、 徐々に 欧州 諸国 へ 広がっ た 。  ニルス ・ グスタフ ・ ラーゲル ハイム （ Nils   Gustav   Lagerheim ） や レナルト・フォン・ポスト （ Lennart   von   Post ） は 北欧 の 泥 炭層 において 、 花粉 や 胞子 の 化石 の 研究 を 行い 、 花粉 分析 の 先覚 者 と いわ れ て いる 。  また 1992 年 、 アメリカ で ティセン （ R . Thiessen ） が 古生代 の 石炭 層 の 研究 に 成功 し て いる 。  欧州 における 古生代 の 石炭 層 の 研究 における 先駆 者 は 、 ポトニエ （ R . Potonie ） を はじめ と し 、 ランゲー （ Th . Lange ） や ツェルン （ J . Zernt ） が 名 を 連ねる 。  ポトエニ は 花粉 分析 の 研究 を 石炭 から 褐炭 （ 亜炭 ） へ と 広げる など 、 花粉 分析 の 分野 に 大きく 貢献 し て いる 。  そして 、 近代 花粉 学 の 体系 整備 が 行わ れる につれ 、 花粉 形態 の 研究 や 花粉 の 空中 散布 に関する 研究 など 、 花粉 分析 研究 の 対象 も 多様 と なり 、 花粉 分析 法 が 確立 さ れ て いっ た 。  1935 年 頃 に なる と 、 欧州 を 中心 に 森林 樹 種 のみ を 対象 と し て い た 花粉 分析 法 は 、 不十分 で ある こと から フィル バス （ F . Firbas ） 等 は 森林 樹 種 の 花粉 のみ なら ず 、 それ 以外 の 花粉 へ と 対象 を 広げ て いっ た 。 また 、 スウェーデン の エルドマン （ G . Erdtman ） は 植物 学 の 立場 から の 花粉 研究 や 、 第 四 紀 層 における 花粉 研究 を 大きく 進展 さ せ 、 同じく スウェーデン の イバーセン （ J . Iversen ） や ノルウェー の フェグリ （ K . Faegri ） 等 も 熱心 に 研究 を 続け 、 成果 を 残し た 。 また 、 日本 で も 1956 年 に 『 日本 植物 の 花粉 』 が 発刊 さ れ 、 後 の 花粉 学者 の 間 で 広く 用い られ て いる 。  まず 、 花粉 分析 を 行う にあたって の 注意 点 、 または 考慮 す べき 点 で ある が 、 現 生 の 花粉 を 採取 する に は 、 その 植物 の 種 名 を 明確 に 同定 ・ 認識 し 、 同定 ミス や 後 の 分類 学 的 再 検討 に も 耐え うる よう に さく 葉 標本 を 採取 し た 上 で 、 現 生花 粉 標本 の プレパラート を 作成 する こと 、 そして 分析 結果 を 解釈 する 際 に は 層 序 の 知識 、 母 植物 群 の 生態 学 的 背景 、 花粉 ・ 胞子 の 生産 量 など 様々 な 情報 を 考慮 する 必要 が ある 。 つまり 、 植物 分類 学 ・ 植物 生態 学 ・ 地質 学 など 関連 の ある 分野 の 知識 を 得る 必要 が ある 。  次に 、 一般 的 な 花粉 分析 の 手順 で ある が 、 アルカリ 溶液 による 腐植 の 分解 （ 溶解 ） ・ 花粉 粒子 の 遊離 、 アセトリシス という 強酸 混合 液 による さらなる 腐植 の 分解 ・ 花粉 の 染色 は 必須 の 処理 で あり 、 さらに 花粉 と それ 以外 の 植物 質 や 鉱物 を 分離 する ため に 比重 分離 を 行う の が 通例 で ある 。 堆積 物 に 砂粒 が 含ま れる など シリカ 鉱物 が 多い と 検 鏡 の 妨げ に なる ため 、 これ に 加え フッ 化 水素 による 鉱 物質 粒子 の 分解 を 行う 必要 が ある 。  以下 は 、 手順 の 一 例 で ある 。  絶対 体積 もしくは 質量 の 測定 → 10 ％ （ 重量 ％ ） の KOH 水溶液 を 加え て 10 ～ 15 分間 、 約 90 ℃ で 湯せん → 遠心分離機 にて 水洗 （ 3 ～ 4 回 ） → 氷 酢酸 で 脱水 → アセトシリス 処理 （ 無水 酢酸 9 ： 濃 硫酸 1 の 混合 液 で 3 分間 湯せん ） → 氷 酢酸 を 加え て 遠心 分離 → 水洗 （ 3 ～ 4 回 ） → 70 %（ 重量 ％ ） 塩化 亜鉛 あるいは ブロモフォルム 液 を 使用 し て 比重 分離 → 遠心分離機 にて 水洗 （ 3 ～ 4 回 ） → 10 %（ 重量 ％ ） フッ 化 水素 処理 ※ 鉱 物質 物質 の 量 により 数 十 分 ～ 半日 程度 → 遠心分離機 にて 水洗 プレパラート 作製 、 検 境  また 、 花粉 分析 の 結果 は 花粉 ダイアグラム として 表さ れ 堆積 時代 の 柱状 図 や 年代 ・ 分析 試料 の 採取 地点 、 そして 各 花粉 の 出現 率 が 示さ れる 。  分析 方法 によって 使用 する 機材 は 異なる が 、 分析 を 行う にあたって 特に 必要 な 機材 は 遠心分離機 、 ふるい 、 鉄 乳鉢 、 顕微鏡 、 顕微鏡 写真 撮影 装置 、 写真 引伸機 、 上 皿 天秤 、 遠 沈管立 、 湯煎 器 、 ガスバーナー 、 ビーカー 、 遠 沈管 （ 遠心 分離 用 管 ） 、 メスシリンダー 、 試薬 びん 、 小管 びん 、 洗滌 びん 、 スライド グラス 、 カバー グラス 、 比重 計 など で ある 。  薬品 は 市販 の もの で 十 分 まかなえる もの が ほとんど で ある が 、 機材 と 同様 に 分析 方法 によって 使用 する 薬品 も 異なる 。 よく 使用 する もの は 水酸化 カリウム （ KOH ） 、 無水 酢酸 、 氷 酢酸 、 弗 化 水素 酸 、 硫酸 、 苛性ソーダ 、 塩化 亜鉛 、 グリセリン 、 石炭酸 、 ゼラチン 、 マニキュア 液 など で ある 。  古 生態 学 の 目的 は 、 過去 の 生物 と 相互 関係 を 明らか に する こと に ある が 、 その 成立 に は 生物 間 と 環境 と の 相互 関係 は 過去 も 現在 も 同様 で あっ た という 前提 条件 が 必要 で ある 。 実質 的 に も 、 過去 の 相互 関係 は 推論 する しか でき ない ため 、 現在 の 生態 学 的 知見 や 植生 学 的 知見 を 過去 に も 応用 し て 考察 が なさ れる こと に なる 。 とくに 、 最終 氷 期 以降 の ある 時期 から 後 の 時代 に関して は 、 相対 的 に は 安定 し た 環境 に あり 、 現在 の 植生 の 成立 に つながる ため に こうした 応用 が か ほぼ 可能 で ある 。  第 四 紀 研究 で は 一般 に 多量 の 花粉 、 または 胞子 を 生産 する 種子 植物 や コケ 植物 が 研究 の 対象 に なり やすい 。  これら の 空気 中 に 放出 さ れ た 花粉 ・ 胞子 は 湖沼 や 海 に 堆積 する 。 花粉 ・ 胞子 の 外 膜 を 構成 する スポロポレニン は 化石 として 保存 さ れる 。 この よう に 、 花粉 ・ 胞子 を 採取 し 調べる こと で 植物 の 特異 性 を 見出し 、 母 植物 群 を 知る こと で 過去 の 植生 や 気候 や 古 環境 を 推定 する こと が できる 。  第 四 紀 研究 の 例 として は 浜名湖 における 柱状 堆積 物 の 採取 による 植生 変遷 の 復元 、 北 アメリカ 東部 の 植生 の 復元 、 福岡 市 板付 遺跡 における イネ 花粉 採取 による 稲作 農耕 研究 が 挙げ られる 。  浜名湖 の 研究 で は 黒潮 による 気候 緩和 作用 の 影響 で 、 完 新 世 初期 から シイ 林 の 発達 が 著しい という こと が 明らか に なっ た 。 また 北 アメリカ の 研究 で は 古 気候 ・ 古 植物 植生 分布 図 を 時代 別 に 復元 し 、 各 分類 群 ごと の 変遷 図 について 様々 な 議論 が なさ れ て いる 。 福岡 市 板付 遺跡 の 研究 で は イネ 科 の 消長 が 明らか に さ れ た ほか 、 稲作 史 解明 の ため に 様々 な 測定 や 研究 が 行わ れ た 。  堆積 物 から 検出 さ れる 花粉 や 胞子 は 、 いずれ も 過去 に 植物 が 生産 し た もの で ある から 花粉 化石 ・ 胞子 化石 と 呼ば れる こと も ある が 、 その 化学 的 組成 は 現在 の もの と ほぼ 同じ で あり 、 外 膜 のみ を もつ 。 外 膜 は exine と intexine の 二 層 に 区別 する こと が でき 、 その 化学 的 組成 は ポレーニン と スポロニン で ある 。 したがって 、 花粉 分析 を 行う にあたり 最も 優先 し て 解決 す べき 問題 は 、 外 膜 の 性質 に 基づい て 当時 の 母 植物 を 知る こと で ある 。  外 膜 の 内部 構造 、 表層 の 模様 、 発芽 孔 （ 発芽 溝 ） 、 花粉 の 輪郭 、 おおき さ など が 花粉 分析 の 対象 と なる 。  堆積 物 中 に 含ま れる 量 と 花粉 の 生産 量 は 比例 する ため 、 生産 量 に関する 研究 も 行わ れ て いる 。 この 研究 は 花粉 病 の 基礎 的 知見 として も 重視 さ れ て いる 。  一方 で 花粉 は 散布 が 広範囲 にわたる こと から 花粉 分析 の 結果 を 考察 する 上 で 、 混乱 を 引き起こす 要素 と なる こと が ある 。 つまり 、 復元 しよ う と する の が 分析 地点 周囲 の 植生 で あっ て も 、 その 外側 から 飛散 し て 堆積 し た 遠方 由来 の 花粉 によって 、 ダイアグラム が ゆがめ られる こと で ある 。  この 問題 に対して は 、 花粉 生産 量 が 大きい 風 媒 樹 種 で 、 先駆 樹 種 で あり しばしば 極端 な 消長 を 示す ハンノキ 属 など を 、 ダイアグラム 作成 の 際 に 分母 として 用いる 基数 から 除外 する 等 の 方法 が とら れる 。  また 、 ある 地点 で 得 られる 花粉 組成 が 、 周囲 の どの 程度 の 範囲 の 植生 を 反映 し て いる の か という 基礎 研究 も 、 表層 花粉 や 空中 花粉 、 シミュレーション モデル を 用い た 解析 により おこなわ れ て き た 。 それら の 研究 に よれ ば 、 堆積 盆 や 堆積 する 場所 の 空間 的 広がり が 広い ほど 、 より 広範囲 の 植生 を 反映 する という 結果 が 得 られ て いる 。 したがって 、 ごく 狭い 沼 における 分析 結果 は 、 林 分 レベル を 反映 する もの で しか ない 可能 性 が ある し 、 また 遺跡 の 堆積 物 など 、 開け た 場所 における 分析 結果 は 、 虫媒花 粉 を 除い て 一般に 周辺 の 広い 範囲 の 植生 を 反映 し た もの と なる 可能 性 が 高い 。  また 、 堆積 物 中 の 花粉 は 種類 によって 様々 な 腐蝕 作用 を うける ため 、 砂 質 分 の 多い 堆積 物 で は 結果 として 腐食 に 強い 外 膜 の 厚い 花粉 が 残り やすく なる など 、 分析 結果 に 悪影響 を 与える こと も ある 。  後 氷 期 と は 欧州 の 最後 の 氷 床 が 気候 の 温暖 化 に 伴い 、 次第に 後退 し 始め た 時代 （ 約 14000 － 15000 年 B . P .） から 現在 まで の 時代 で ある 。 氷河期 と 間 氷 期 の 繰り返し は 生物 の 分布 の 変化 に 大きく 影響 を 与え て いる 。 第 四 氷 期 の 最盛 期 （ Pleniglacial , Fullglacial ） の 植生 は ミズゴケ や ハイゴケ 類 を 含む スゲ 、 イネ 科 植物 の 草原 が 主体 で 、 乾燥 地 で は ヨモギ 、 ヒメカラマツ 、 アカザ 科 、 チョウノスケソウ など の 草原 や 矮性 カバノギ や ヤナギ が 点在 （ park - land ） し て い た 。 晩 氷 期 に は 氷 床 が 溶ける こと により 、 有機物 が ほとんど 堆積 せ ず 花粉 分析 の 対象 と は なら なかっ た 。  北 アメリカ で は 北欧 や アルプス と 同様 に 、 氷 床 の 影響 が 堆積 物 や 植生 に 非常 に 顕著 に 表れ て い た ため 、 花粉 分析 による 研究 が 盛ん で あっ た 。 まず 、 ウィスコンシン 氷河 最盛 期 に は 現在 の カナダ 大陸 の 大 部分 を 占め て いる タイ ガ （ Taiga ） や その 南部 に 広がる 落葉 広葉樹 林 が 、 また 氷 床 の 末端 付近 に は ツンドラ 植物 が 分布 し て い た 。 また カロライナ 州 の 南北 の 調査 資料 によって 、 トウヒ 林 の 南下 が 明らか に なっ て いる 。 北 アメリカ で は 欧州 と 大きく 異なり 、 氷 床 の 近く まで タイ ガ が 残存 し て い た 。 晩 氷 期 に は トウヒ 類 の 検出 は あっ た ものの 、 トウヒ 時代 として 区分 し ない こと が 多い 。 後 氷 期 に は いる と 氷 期 に 南下 し て い た 温帯 系 落葉 樹林 や 北方 系 針葉樹 林 （ タイ ガ ） など の 森林 が 急速 に 北上 し 、 現在 に まで 至る 。  大阪 層 群 における 花粉 分析 で は 、 日本 における 第 三 期 の 終わり （ 鮮新世 ） から 第 四 紀 に 移行 する 植生 変遷 が 研究 さ れ て い た 。 この 研究 で 明らか に なっ た 花粉 集団 が 、 以降 訪れる 氷 期 の 植生 変遷 に も 影響 し て いる 。 また 、 日本 の 大きな 研究 テーマ は 氷 期 に つながる 寒冷 時代 の 堆積 物 を 発見 する こと で あっ た 。 1952 年 に 中村 純 が 尾瀬ケ原 上田代 湿原 の 最 下層 部 から 寒冷 時代 末期 の もの と 考え られる 堆積 物 を 発見 し 、 時代 区分 を 行い 、 その後 多く の 研究 者 が 各地 において 様々 な 地層 の 調査 を 行っ た 。  極東 の ソ連 で は 第 二 次 世界 大戦 以降 、 急速 に 花粉 分析 の 研究 が 発達 し た 。 ノイスタット （ I . M . Neustadt ） が その 先覚 者 で あり 、 1959 年 に Grana   Palynologica を 発表 し た 。 朝鮮半島 で は 松島 真 次 や 山崎 次男 の 報告 が 主 な もの で 、 ハンノキ 、 マツ 、 モミ など が 各層 にわたり 観察 さ れ た 。 台湾 で は 正宗 厳 敬 など が 台北 における 泥 炭層 から の 堆積 物 を 観察 し 、 ナラ 、 モミ 、 シャクナゲ 科 、 シダ 類 など について の 報告 を 行っ た 。 その後 、 日本 の 研究 者 により 台湾 中央 部 における 堆積 物 について の 分析 が 発表 さ れ た 。ホンオニク （ 学名 :" Cistanche   salsa "） は 、 ハマ ウツボ 科 の 多年生 草本 。  中国 内陸 部 から 内 蒙 古 、 中央アジア の 乾燥 地 に 分布 する 。  アカザ 科 の 植物 の 根 に 全 寄生 する 寄生 植物 で 光合成 を 行わ ない 。  高 さ は 10 – 45 cm 。 茎 は 多 肉質 で 直立 し 無 分岐 または 稀 に 2 - 3 分岐 する 。 葉 は 多 肉質 で 長円 形 – 卵 状 披針形 で 0 . 6 – 1 . 6 cm   ×   5 – 8 mm 、 退化 し て 鱗片 化 し 茎 の 周囲 を 覆う 。 花序 は 茎 頂 につき 8 – 20 cm 、 苞 は 卵 形 - 卵 状 披針形 で 1 – 1 . 5 cm 、 縁 に 黄白 色 の 長 軟毛 が 密生 し 、 背 軸 側 に 細 軟毛 が 散 生 する 。 小 苞 は 卵 状 披針形 で 萼 と ほぼ 同じ 大き さ で ある 。 萼 は 淡 黄色 - 白色 、 鐘 形 で 長 さ は 花冠 の 約 、 裂片 は 5 枚 、 長円 形 – 亜 円形 で 2 . 5 – 3   ×   3 – 3 . 5 mm 。 花冠 は 筒 形 – 鐘 形 で 2 . 5 – 4 cm 、 花冠 筒 は 白色 ・ 黄白 色 、 裂片 は 5 枚 で 薄紫 色 ・ 紫色 、 亜 円形 で 5 – 7   ×   5 – 7 mm 。 花 糸 は 1 . 2 – 1 . 4 cm 、 葯 は 長 卵 形 で 約 2 . 5 mm 、 基部 は 突起 状 で 白色 の 長 軟毛 が 密生 する 。 子房 は 卵 形 、 花 柱 は 1 . 6 – 2 cm 、 無 毛 で 宿 存 し 、 柱頭 は 亜 球形 。 朔 は 卵 形 – 長 円形 、 1 – 1 . 4 cm   ×   8 – 9 mm 。 種子 は 亜 球形 で 直径 が 約 0 . 5 mm 。 5 – 6 月 に 開花 、 6 – 9 月 に 結実 する 。  ホンオニク の 肉質 茎 を 乾燥 し た もの は   “ ニクジュヨウ ” （ 、 、 “ ニクショウヨウ ”   と も いう ） と 呼ば れ 、 滋養 強壮 作用 を 有する 生薬 として 用い られる 。 ニクジュヨウ は 黒褐色 で 甘い 香り が する 。 ニクジュヨウ の 主 な 有効 成分 は フェニルプロパノイド 配 糖 体 や モノテルペン で ある 。  ニクジュヨウ は 、 薬用 酒 で ある 養 命 酒 （ 養命酒製造 ） 、 遼 伝来 福 酒 （ 薩州濱 田屋 、 プラント テクノロジー ） 、 生薬 配合 の 滋養 強壮 剤 で ある ゼナ （ 大正製薬 ） 、 ナン パオ （ 田辺 三菱 製薬 ） 、 ユンケル 黄 帝 ゴールド （ 佐藤製薬 ） 、 ユースゲンキング （ エスエス製薬 ） など に 配合 さ れ て いる 。ホソバワダン （ 細 葉 海 菜 、 " Crepidiastrum   lanceolatum "） は 、 キク 科 の 多年草 で ある 。 近 縁 種 の ワダン   " C .   platyphyllum "   より 葉 が 細い こと から 命名 さ れ た 。  分布 は 島根 県 ・ 山口 県 の 日本海 側 から 沖縄 、 朝鮮半島 南部 ・ 中国 の 海岸 の 岩場 から 山裾 にかけて 生育 する 。 高 さ 約 20 ～ 30 cm で 、 地表 面 に ロ ゼット 状 の 葉 を 広げ 、 長 さ は 20 〜 30 cm に 達する 。 長 楕円 形 の もの と 羽 状 に 深 裂 し た 葉 の 2 形 が ある 。 基部 から 多く の 茎 を 出し 、 太く 木 化 する 。  花 は 10 〜 11 月 に 、 黄色 の 舌 状 花 を 約 12 個 もつ 頭 花 を 散 状 に 開く 。 2 〜 3 . 5 cm ほど の 痩果 に なる （ 冠 毛 は 3 〜 5 mm ） 。  近 縁 種 の アゼトウナ   " C .   keiskeanum "   に 酷似 し て いる が 、 ホソバワダン は 葉 が 茎 の 基部 を 抱く こと から 区別 できる 。  強い 苦味 を 持ち 、 沖縄 県 で は 、 葉 を ニガナ （ ンジャナ ） の 名 で 食用 と し て いる （ 日本 に 自生 する ニガナ   " Ixeris   dentata "   は 別種 ） 。アポミクシス （ 無 融合 生殖 、 Apomixis ） と は 、 主 に 植物 において 通常 有性 生殖 によって 生じる 繁殖 体 が 、 受精 を 伴わ ない 無性 生殖 によって 生じる 繁殖 体 に 置き換わる こと で ある 。 本来 花 が つく ところ に 球根 や むかご 、 あるいは 芽 が 形成 さ れる こと は 、 典型 的 な アポミクシス の 例 で ある 。 しかし 、 挿し木 や 切れ 藻 から の 無 性的 な 生長 は アポミクシス と は 言わ ない 。 受精 を 伴わ ない ため 、 アポミクシス によって 生じ た 繁殖 体 は 親 植物 と 遺伝 的 に 同じ クローン と なる 。   被子植物 において は 、 アポミクシス は 受精 を 伴わ ない 種子 生産 （ 無 融合 種子 形成 、 Agamospermy ） の こと を 指し 、 より 限定 的 な 意味 で 用い られる 。 また 、 アポミクシス によって 繁殖 する 植物 の こと は 、 アポミクト と いう 。  アポミクシス は 、 受精 を 伴わ ず に 種子 など の 繁殖 体 を 生産 する 生殖 過程 の 総称 として 用い られる 用語 で ある 。 具体 的 に は 、 卵 細胞 から そのまま 繁殖 体 を 生じる 単 為 生殖 や 、 助 細胞 や 反 足 細胞 から 繁殖 体 を 生じる 無配 生殖 （ アポガミー ） 、 体 細胞 から 発生 する 無 胞子 生殖 （ 偽 単 為 生殖 ） 、 不定 胚 形成 など が アポミクシス に 含ま れる 。  この よう に 、 アポミクシス （ 無 融合 種子 形成 ） は 様々 な メカニズム によって 生じ て おり 、 異なる メカニズム による 種子 生産 を 単純 に 分類 する こと は でき ない 。 従って 、 アポミクシス という 用語 は 、 学者 （ もしくは 扱う 対象 ） によって 微妙 に 異なっ た ニュアンス で 用い られる 。 また 「 減数 分裂 が 正しく 行わ れ なかっ た 卵 細胞 は 受精 する こと が でき ない 」 という 誤っ た 情報 に 基づい た 古い 文献 の 中 に は 、 動物 学 用語 で ある 単 為 生殖 を アポミクシス と 符合 さ せよ う として 、 アポミクシス を 異なっ た 解釈 で とらえ て いる もの も ある 。  アポミクシス によって 繁殖 し て いる 被子植物 の 例 として は 、 サンザシ 、 ザイフリボク 、 ナナカマド 、 キイチゴ 、 ブラック ベリー 、 タンポポ など が 挙げ られる 。 また シダ 植物 の 配偶 体 は 、 本来 雌雄 の 配偶 子 が 融合 し て 胞子 体 を 形成 する が 、 配偶 子 が 単 為 生殖 によって 胞子 体 を 形成 する 無配 生殖 を 行う こと が あり 、 これ も アポミクシス に 含ま れる 。 一代 雑種 （ F 1 ） の 親 品種 の 遺伝子 型 を アポミクシス で 維持 し 、 特性 の 均一 な 品種 を 大量 に 生産 する 技術 など に 応用 さ れ て いる 。  アポミクシス は 、 大きく 分け て 複 相性 アポミクシス と 減数 性 アポミクシス に 分け られる 。 前者 は 体 細胞 など から 直接 繁殖 体 を 生じる ため に 、 減数 分裂 を 伴わ ない アポミクシス （ 核 相 は 2 n ） 、 後者 は 卵 細胞 など 減数 分裂 によって 生じ た 生殖 細胞 から 、 単 為 的 に 発生 する アポミクシス （ 核 相 は n ） で ある 。 また アポミクシス の 過程 に は 様々 な 種類 が 存在 し 、 細かく 分ける と 以下 の よう に 分類 さ れる 。  また 特殊 な 例 として 、 種子 が 胚珠 など の 雌 性 細胞 なし に 、 花粉 のみ で 種子 など の 繁殖 体 を 生産 する 、 雄 性 アポミクシス の 例 も 知ら れ て いる 。 この 例 は 、 2000 年 に サハラ砂漠 の 針葉樹 で ある イトスギ の 一種 （" Cupressus   dupreziana "） で 発見 さ れ た 。 これ に 似 た メカニズム は まれ に 他 の 動植物 で 起こっ て おり 、 雄 性 発生 （ Androgenesis ） として 知ら れ て いる 。  アポミクシス によって 生じ た 子孫 は 親 と 遺伝 的 な 違い が ない クローン に なる ため 、 親 の 特徴 が 次世代 に 保存 的 に 受け継が れ 、 同種 の 別 クローン 由来 の 個体 と 形態 的 、 生殖 的 に 隔離 さ れる こと も 多い 。 したがって 、 形態 的 に 区別 できる クローン を 小種 （ microspecies ） として 分類 する こと も ある 。 一つ の 属 （ あるいは 一つ の 種 ） に 、 何 百 あるいは 何 千 の 小種 が 確認 さ れる こと も ある 。 その 小種 は 慣例 的 に 「 属 名   種 小名   agg .」 と 記載 さ れる 。 例えば ブラック ベリー の 学名 は 、 「 Rubus   fruticosus   agg .」 と 記載 さ れる 。  無 性的 に 繁殖 する こと で 有性 生殖 の 進化 的 な 長所 （ 遺伝 的 多様 性 の 増加 など ） は 失わ れる が 、 それ を 補う よう に 有性 繁殖 を する こと も ある 。 クラウセン は 「 ヘンリー ・ フォード が 流れ 作業 を 自動車 の 製造 に 取り入れる ずっと 前 に 、 植物 で は アポミクシス によって 効果 的 に 大量 生産 が 行わ れ て い た 。 … … 条件 的 アポミクシス は 多様 性 を 減じる どころか 、 変種 を 生じる こと すら ある 。 」 と 述べ た 。 ここ で 言う 条件 的 アポミクシス （ Facultative   Apomixis ） と は 、 アポミクシス 以外 の 有性 生殖 による 繁殖 も 行っ て いる こと を 意味 する 。 実際 の 植物 で は 、 全て の アポミクシス は 条件 的 アポミクシス で ある よう に 思わ れる 。 言い換えれ ば 、 絶対 的 アポミクシス （ Obligate   Apomixis ） で ある という 判断 は 、 不十分 な 観察 （ 稀 に おこる 有性 繁殖 を 見逃し て いる ） による 間違い で ある 可能 性 が ある 。  アポミクシス によって 生じる 植物 は 、 元 の 植物 と 遺伝子 的 に 同一 な クローン と なる ため 、 農作物 で 利用 さ れる 一 代 雑種 の 親 品種 を 固定 する 時 など に 利用 さ れる 。 例えば ギニア グラス （" Megathyrsus   maximus "） で は 、 有性 生殖 を 行う 系統 が アフリカ で 発見 さ れ て おり 、 その 系統 を 掛け合わ せ て 目的 の 特性 を 持っ た 品種 を 作出 し 、 それ 以降 は アポミクシス によって その 特徴 を 維持 する こと で 品種 を 固定 し て いる 。 また もともと アポミクシス を 行わ ない 植物 に アポミクシス 性 を 導入 する こと によって 、 一代 雑種 の 生産 を 容易 に する 試み が なさ れ て いる 。 実際 に コムギ など で は アポミクシス によって 繁殖 する 系統 が 見出さ れ 、 育種 に 利用 さ れ て いる が 、 イネ など で は アポミクシス 性 を 持つ 野生 種 が 見つかっ て おら ず 、 アポミクシス 性 を 持つ イネ は まだ 品種 改良 に 利用 さ れ て い ない 。種子 銀行 ( し ゅしぎんこう 、 種子 バンク 、 シード バンク 、 英 ： Seed   bank ) と は 、 遺伝 的 多様 性 の 維持 の ため に 植物 の 種子 を 保存 する 施設 または 組織 の 事 。 遺伝子 資源 の 保存 という 観点 から 、 ジーン バンク の 一 種 で ある と も いえる 。  その 目的 は 様々 あり 、 農業 利用 さ れ て いる 植物 の 収量 増加 や 耐病性 、 乾燥 耐性 に 関わる 遺伝子 を 確保 する こと や 、 一般 的 に 生物 多様 性 を 守る ため の 生息 域外 保全 の ひとつ として 保存 さ れ て いる 。 また 、 自然 災害 や 病害虫 、 戦争 など の 不測 の 事態 から 種子 を 守る こと が 出来る 。 多く の 種子 銀行 は 数 十 年 、 あるいは 数 世紀 に 渡っ て 公的 支援 によって 活動 し て おり 、 公的 な 研究 活動 の ため に 利用 可能 で ある 。  種子 は 生き物 で あり 、 長期間 生存 可能 な 状態 に 保つ ため に は 適切 な 湿度 と 温度 で 保存 する 必要 が ある 。 親 植物 体内 で 成熟 する につれて 、 多く の 種子 が 耐乾性 を 得る こと が できる 。 この よう な 性質 を 持つ オーソドックス 種子 （ Orthodox   seed ） は 乾燥 および 低温 条件 で 長期 保存 が 可能 で ある 。  国際 連合 食糧 農業 機関 は 国際 農業 研究 協議 グループ や 国際 生物 多様 性 センター など の 助言 を 元 に 、 2014 年 1 月 に 種子 の 長期 保存 の 標準 規格 を 策定 し た 。 この 文書 で は 種子 の 保存 法 について 、 5 - 20 ℃、 相対 湿度 10 - 25 % で 乾燥 後 （ 条件 は 植物 種 に 依存 する ） 、 密閉 容器 に 入れ 、 最も 大元 に 近い 種子 や 大元 から 適切 に 増やさ れ た 種子 は - 18 ± 3 ℃、 相対 湿度 15 ± 3 % の 条件 で 長期 保存 する 。 配布 する ため や 保存 状態 の 確認 の ため に 短期 、 中期 保存 する 場合 は 相対 湿度 15 ± 3 %、 5 - 10 ℃ の 冷蔵 条件 で 保存 する こと を 提唱 し て いる 。  種子 が 生存 能力 を 失う 時期 を 予測 する の は 難しい こと から 、 保存 中 に 発芽 率 を 確認 し て いる 。 発芽 率 が 一定 限度 を 下回っ た 場合 、 種子 は 再 播種 さ れ 新鮮 な 種子 が 再度 収集 、 長期 保存 さ れる 。  オーソドックス 種子 の 場合 は それ で 長期間 の 保存 が 可能 で ある が 、 その よう な 条件下 で 死亡 、 あるいは 発芽 し て しまう よう な 難 貯蔵 性 種子 （ recalcitrant   seed ） など は 保存 でき ない という 問題 点 が ある 。 また 、 種子 銀行 に 世界 各地 の 植物 の 種子 を 多量 に 蓄積 する こと は 、 バイオパイラシー （ Biopiracy 、 生物 資源 の 略奪 ） に当たる 可能 性 が ある として 非難 さ れる 事 も ある 。  2006 年 現在 、 世界中 の 1300 あまり の 種子 銀行 に 約 600 万 系統 が 維持 さ れ て いる 。春 化 （ しゅん か 、 Vernalization ） と は 、 植物 が 冬 の 低温 状況 に 一定 期間 さらさ れる こと によって 、 開花 もしくは 発芽 能力 が 誘導 さ れる こと で ある 。 英語 読み に ならっ て バーナリゼーション という こと も ある 。 特に 人為 的 な 低温 処理 を 施す 場合 など に は 春 化 処理 と も いう 。 農業 など で 出荷 時期 を 調整 する ため に 、 春 化 処理 を 行っ て 開花 、 結実 時期 を 調節 する こと も ある 。 また 春 化 の あと に 一定 期間 高温 に さらさ れる と 、 春 化 の 効果 が 失わ れる こと も ある が 、 この こと は 脱 春 化 （ ディバーナリゼーション ） と いう 。  温帯 に 生息 する 多く の 植物 は 、 開花 プロセス を 進行 、 促進 する ため に 、 春 化 を 必要 と する 。 また 果実 を つける 多く の 種 で も 、 休眠 状態 を 打破 する ため に 、 冬 の 低温 期間 を 経験 し なけれ ば なら ない 場合 が ある 。 開花 や 結実 に 春 化 を 必要 と する こと で 、 その 植物 は 生殖 成長 や 種子 生産 を 好適 環境 条件下 で 行う こと が 可能 に なる 。 ちなみに 開花 に 低温 を 必要 と する こと は 、 低温 要求 （ Chilling   Requirement ） と いう 。 通常 植物 は 春 化 後 に 開花 能力 を 獲得 する が 、 実際 に 開花 する ため に 更 なる 季節 的 シグナル や 植物 体 の 生長 を 必要 と する こと も ある 。  植物 体内 で は 、 春 化 によって 葉 に 発現 し て いる フロリゲン という 植物 ホルモン が 活性 化 さ れ 、 フロリゲン の 働き によって 開花 が 誘発 さ れる 。 春 化 に 必要 と なる 温度 は 、 通常 5 - 10 ℃ と さ れる 。  ルイセンコ 論争 において 、 獲得 形質 が 次世代 に 受け継が れる こと を 説明 する 際 に 、 小麦 を 低温 処理 する こと によって 小麦 の 開花 時期 が 変わる こと が 例 に 挙げ られ た 。 これ は 春 化 処理 の 典型 例 で ある が 、 ルイセンコ は 低温 処理 など 後天的 な 操作 によって も 遺伝 的 性質 が 変化 する と 主張 し 、 遺伝 学 や 進化 論 を 否定 する 材料 と し た 。  また ルイセンコ の 主張 から 、 低温 処理 によって 小麦 の 増収 を 図る ヤロビ 農法 （ ミチューリン 農法 ） が 開発 さ れ た 。ハクサンオミナエシ （ 白山 女郎花 、 学名 ：" Patrinia   triloba "   var .   " triloba "） は 、 オミナエシ 科 オミナエシ 属 の 多年草 。 別名 、 コキンレイカ 。  茎 の 高 さ は 20 - 60 cm 。 葉 は 茎 に 対生 し 、 茎 の 下方 の 葉 に は 長い 柄 が つく 。 葉 の 形 は 広 卵 形 で 、 幅 は 3 - 10 cm 、 掌 状 に 3 - 5 中 裂 し 、 裂片 は 歯牙 または 欠 刻 が ある 。 花期 は 7 - 8 月 、 オミナエシ に 似 た 、 花冠 が 5 裂 し た 径 5 mm の 黄色 の 小 花 を 集散 花序 に つける 。  本州 の 北陸 地方 から 東北 地方 に 分布 し 、 山地 の 岩場 に 自生 する 。パキスタキス （ 学名 ：" Pachystachys "） は 、 メキシコ から ペルー 原産 の キツネノマゴ 科 の 植物 。  寒 さ に 弱い 熱帯 性 の 花木 で 、 コエビソウ と 同様 に 花 の つく 穂 が 苞 （ ほう ） に 覆わ れ て いる 。  園芸 種 として 栽培 さ れ て いる パキスタキス は ルテア (" Pachystachys   lutea ") という 種 で 、 パキスタキス と いえ ば パキスタキス・ルテア を 示す 。  パキスタキス は 中南米 原産 の 熱帯 性 の 花木 で 冬場 の 管理 は 5 ℃ 以上 が 必要 。 草丈 は 100 - 150 cm に なる が 、 鉢植え で 栽培 する 場合 、 刈り込ん で 枝 数 を 増やす 事 で 背丈 を 低く 仕上げ 花 数 を 増やす 事 が できる 。  花期 は 春 から 晩秋 。 繁殖 は 挿し木 で 行う 。クロサンドラ （ 学名 ：" Crossandra   infundibuliformis "） は 、 キツネノマゴ 科 ヘリトリオシベ 属 の 常緑 小 低木 に 分類 さ れる 植物 。 アフリカ 、 インド 、 マダガスカル 、 スリランカ 原産 。 別名 「 サマー キャンドル 」 。  寒 さ に 弱い 熱帯 性 の 花木 で 、 コエビソウ や パキスタキス と 同様 に 花 の つく 穂 が 苞 （ ほう ） に 覆わ れ て いる 。  花色 は 主 に 橙色 か 黄色 で 、 花 径 は 3 - 5 cm 、 草丈 は 15 - 80 cm 。 葉 は 濃い 緑色 で 強い 光沢 が ある 。 高 さ 約 1 m 位 に 成長 する 。  Crossandra （ クロサンドラ ） の 語源 は 、 おし べ の 形 に 由来 し 、 ギリシャ 語 の Krossos （ 房 飾り ） と aner （ 雄 ） に よる 。 日本 へ は 1912 年 に 渡来 。 実用 種 は 、 数 種 ある 。  夏 は 多湿 に 、 冬 は 乾燥 気味 に 管理 する 。 耐寒 性 は なく 越冬 は 10 ℃ 以上 と し 、 冬 は 乾燥 気味 に する 。 夏場 は 日焼け 防止 の ため に 半日 陰 に 置く 。 15 度 以上 に 管理 すれ ば 、 冬 で も 花 を 付ける 。  この 翡翠 色 の 花 を つける 植物 は 、 クロサンドラ で は なく ， 全く 別 属 の エクボリウム・ビリデ （ Ecbolium   viride ： キツネノマゴ 科 エクボリウム 属 ） と いい 、 アフリカ 中部 原産 で 、 アラビヤ や インド に も 分布 し て いる 。 異 学名 は ジャスティシア・ビリデ （ Justicia   viride ） で 、 キツネノマゴ や ベロペロネ （ コエビソウ ） と 同じ 属 に 分類 さ れ て い た こと が ある 。 園芸 業者 が エクボリウム で は 売れ ない ので 、 よく 知ら れ て いる クロサンドラ という 名 で 流通 さ せ た よう で ある 。  など 。中心 柱 （ ち ゅうしんちゅう ） と は 、 維管束 植物 において 、 その 茎 の 内部 の 維管束 を 含む 部分 を 指す 。 植物 体 の 基本 的 な 構成 要素 と 考える 立場 も ある が 、 単に 維管束 の 配置 の 意味 で 使わ れる 場合 も 多い 。 維管束 植物 の 進化 を 考える 上 で 重要 と 考え られる 。  維管束 植物 の 内部 に は 、 水 や 栄養 を 輸送 する 管状 の 構造 が あり 、 それら は まとまっ て 束 状 に なっ て いる 。 これ を 維管束 と 言う 。 それぞれ の 維管束 に は 主として 水 を 運ぶ 道管 から なる 部分 と 栄養 を 運ぶ 師 管 から なる 部分 に 分かれ 、 前者 を 木部 、 後者 を 師 部 と 呼ぶ 。  維管束 は 葉 など で は 細かく 分かれ て バラバラ に 広がっ て いる が 、 茎 で は 特徴 的 な 配置 を する 。 特に 一 次 組織 における 維管束 の 配置 の こと を 中心 柱 ( central   cylinder ,   stele ) と 呼ん で いる 。 最も よく 知ら れ て いる の は 、 真正 中心 柱 で あろ う 。 裸子植物 と 被子植物 の 大 部分 （ 単 子葉 類 を 除く ） の 茎 に 見 られる もの で ある 。 若い 茎 の 断面 で その 形 が 観察 できる 。 ただし これら の 植物 の 根 で は 放射 中心 柱 と なっ て いる 。 また 、 単 子葉 植物 で は 散在 中心 柱 が 見 られる 。 それ 以外 の 型 の 中心 柱 の ほとんど は シダ 植物 に 見 られる もの で ある 。  なお 、 中心 柱 と 維管束 の 形 に は 強い 関連 が ある 。 たとえば 真正 中心 柱 の 場合 は 並立 維管束 で ある が 、 原生 中心 柱 や 管状 中心 柱 で は 包囲 維管束 で ある 。  中心 柱 の 概念 を 提出 し た の は ヴァン・ティガン ( 1886 ) で ある 。 彼 は 茎 を 表皮 、 皮 層 、 中心 柱 の 三つ に 区分 し 、 これら は 茎 頂 部 における 原 表皮 、 原皮 層 、 原 中心 柱 に 対応 する もの と し た 。 彼 に よれ ば 、 皮 層 と 中心 柱 の 間 に は 内皮 が あり 、 これ によって 両者 は 区別 できる 。  しかし 、 内皮 は 根 で は 恒常 的 に 見 られる ものの 、 茎 で は 不明 の 場合 が 多く 、 実際 に は この 両者 を 明確 に 区別 でき ない 例 も 多い 。 また 、 分裂 組織 と の 対応 も 混乱 が 見 られる 。 その ため 、 本来 の 意味 で は この 語 を 使う こと が 少なく なっ て いる 。 ファンティガン 自身 は これ を 植物 体 を 構成 する 基本 的 な 組織 系 の 一つ と 見 て 、 植物 体 は これ と 皮 層 、 それ に 表皮 の 三つ の 組織 系 の 組み合わせ で 説明 しよ う と し た 。 しかし この 考え方 が そのまま 認め られる こと は 現在 で は ほとんど なくなっ て いる 。  つまり 、 はっきり 周り から 区別 できる 実体 として の 中心 柱 は 明らか で は ない こと が 多い 。 それでも 、 維管束 の 構造 と 配置 を まとめる 言葉 として は 中心 柱 は 有効 で ある と 考え られ 、 今日 で は この 意味 で 使わ れる こと が 多い 。 維管束 の 配置 は 特に シダ 植物 で は 群 による 違い が 大きく 、 これら は 陸上 植物 の 進化 の 早い 段階 で の 発達 の 経過 を 示唆 する もの と 考え られる 。  真正 中心 柱 で は 、 楕円 形 の 維管束 が 複数 、 茎 の 中心 から ほぼ 等距離 に 円 を 描く よう に 並ん で いる 。 個々 の 維管束 で は 内側 に 道管 を 含む 木部 、 外側 に 師 管 を 含む 師 部 が 位置 する 並立 維管束 で ある 。 維管束 より 内側 は 髄 と なる 。  なお 、 二 次 肥大 成長 が 行わ れる 場合 、 分裂 組織 は 維管束 の 木部 と 師 部 の 間 に 割っ て 入り 、 この 形成 層 から は 内側 に 木部 、 外側 に は 師 部 を 形成 する 。 それ が 続く と 本来 の 真正 中心 柱 の 形態 は 内側 に 押し 潰さ れ 、 全体 に 木部 と 師 部 が 充満 し た 姿 と なる 。 普通 の 材木 は この 木部 の 部分 に 当たる 。  この 型 は 単 子葉 植物 以外 の 種子 植物 に 見 られ 、 他 に ハナヤスリ 類 に 見 られる 。 また 、 トクサ 植物 の もの は やや 異なっ て いる が 、 これ の 一つ の 型 だ と 考え られ て いる 。  放射 中心 柱 は 、 木部 と 師 部 が 別個 に まとまり 、 それら が 同 一 円周 上 に 交互 に 並ぶ もの で ある 。 維管束 の 形 として 放射 維管束 と 言う こと も ある 。 維管束 植物 で は 、 根 で この 形 が 見 られる 。 なお 、 肥大 成長 する 場合 、 形成 層 は 師 部 の 内側 、 木部 の 外側 を 蛇行 する よう に 配置 し 、 内部 へ 木部 を 、 外側 へ 師 部 を 作る ので 、 その 断面 は 次第に 幹 の それ に 似 て くる 。  単 子葉 植物 の 茎 に 見 られる もの で 、 維管束 が 茎 の 断面 に 不規則 かつ まばら に 入っ て いる 状態 の もの を 指す 。 個々 の 維管束 に関して は 真正 中心 柱 の それ と 同じく 、 木部 が 内側 に 位置 する 並立 維管束 で ある の が 普通 で ある 。  この 型 の 中心 柱 で は 、 維管束 と 見える もの の 多く は 実際 に は 葉 へ 向かう 維管束 、 つまり 葉 跡 で ある 。 単 子葉 植物 で は 一 枚 の 葉 に 入る 維管束 の 数 が 多く 、 それら が 茎 の 中 を 長く 走る ため に 多数 の 維管束 が ある よう な 形 に なっ て いる 。  原生 中心 柱 は 、 ヒカゲノカズラ 類 など に 見 られ 、 それ 以外 の シダ 類 に も 点々 と 見 られる 。 茎 の 中心 に 一 本 だけ 維管束 が あり 、 その 中心 を 木部 が 、 外側 を 師 部 が 覆う 包囲 維管束 で あり 、 それら 全体 が 内皮 に 包ま れる 。 最も 原始 的 な 中心 柱 だ と 考え られる 。 一般 的 な シダ 類 の 中 に も スジヒトツバ の よう に この 形 に なる もの が あり 、 これら で は むしろ 退化 的 に 出現 し た と の 見方 も ある 。  木部 が 管状 に なっ た もの を 管状 中心 柱 と いう 。 これ は 原生 中心 柱 の 中心 が 柔 組織 に なっ た もの と 考え られ 、 その 場合 、 師 部 は 木部 の 内外 側 に 層 を 成す 。 これ を 外 師 管状 中心 柱 と いう 。  さらに 、 内側 に も 師 部 が ある もの を 両 師 管状 中心 柱 と いう 。 この 形 で は 、 葉 に 向かう 維管束 が 出る ところ は 葉 跡 として 管 の 一部 が 切り 欠か れ た 状態 と なる 。 この よう な 葉 跡 が 多数 生じる と 、 管 が 穴 だらけ の 網 で 作ら れ た よう な 状態 と なり 、 これ を 網状 中心 柱 と 言う 。 たとえば イノモトソウ 科 は この どちら か の 形 を 取る 。  さらに 、 管 が 複数 、 同心円 状 に 配置 し た もの を 多 環 中心 柱 と いう 。 たとえば ワラビ は 網状 中心 柱 が 二 重 に なっ た 二 環 中心 柱 で ある 。  これら の うち で 最も 原始 的 な の が 原生 中心 柱 と 見 られる 。 上記 の よう に 管状 中心 柱 は これ の 中心 に 髄 が 発達 し た もの に 由来 する と 考え られる 。  真正 中心 柱 は 、 やはり 原生 中心 柱 から 、 むしろ 放射状 の 方向 へ 分断 が 生じ た もの に 由来 する と 考え られる 。 また 、   不 斉 中心 柱 は 上記 の よう に 真正 中心 柱 に 由来 する と 考え られ て いる 。シアノバクテリオクロム   ( cyanobacteriochrome )   と は 、 シアノバクテリア が 持つ 独自 の フィトクロム 様 光 受容 タンパク質 で ある 。  一般 的 に フィトクロム は 、 650 – 670 nm の 赤色 光 吸収 型 と 710 – 740 nm の 遠 赤色 光 吸収 型 の 間 を 、 可逆 的 に 光 変換 する 。 フィトクロム は 、 フィトクロモビリン と 呼ば れる 開 環 テトラピロール を 結合 し 、 光 変換 の 際 に 開 環 テトラピロール の 二 重 結合 の 異性 化 反応 が 報告 さ れ て いる 。  近年 、 フィトクロム と は 異なる 開 環 テトラピロール 結合 ドメイン を 持つ 光 受容 タンパク質 の 一群 が シアノバクテリア から 発見 さ れ 、 「 シアノバクテリオクロム 」 と 呼ば れ て いる 。 これ まで に 、 シアノバクテリオクロム は 、 430 nm 付近 の 青色 光 吸収 型 と 530 nm 付近 の 緑色 光 吸収 型 、 または 、 530 nm 付近 の 緑色 光 吸収 型 と 660 nm 付近 の 赤色 光 吸収 型 の 間 で 光 変換 する もの が 見つかっ て いる 。 この よう に 、 シアノバクテリオクロム は フィトクロム より も かなり 短波 長 領域 の 光 を 受容 する が 、 その 分子 機構 の 詳細 は まだ 解明 さ れ て い ない 。  これ まで に 、 いくつ か の シアノバクテリオクロム が 、 フィコビリソーム と よば れる 集 光 装置 の 発現 制御 や 、 走 光 性 に 関わる こと が 報告 さ れ て いる 。光合成 （ こうごう せい 、 、 、 拉 、 英 :   photosynthesis ） は 、 主 に 植物 や 植物 プランクトン 、 藻類 など 光合成 色素 を もつ 生物 が 行う 、 光 エネルギー を 化学 エネルギー に 変換 する 生化学 反応 の こと で ある 。 光合成 生物 は 光 エネルギー を 使っ て 水 と 空気 中 の 二酸化炭素 から 炭水化物 （ 糖類 ： 例えば ショ 糖 や デンプン ） を 合成 し て いる 。 また 、 光合成 は 水 を 分解 する 過程 で 生じ た 酸素 を 大気 中 に 供給 し て いる 。 年間 に 地球 上 で 固定 さ れる 二酸化炭素 は 約 10 kg 、 貯蔵 さ れる エネルギー は 10 kJ と 見積もら れ て いる 。  「 光合成 」 という 名称 を 初めて 使っ た の は アメリカ の 植物 学者 チャールズ ・ バー ネス （ 1893 年 ） で ある 。  ひかり ごうせ いとも 呼ば れる こと が 多い 。 かつて は 炭酸 同化 作用 （ たん さん どう かさ よう ） と も 言っ た が 現在 は あまり 使わ れ ない 。  1648 年 に フランドル の 医師 で ある ヤン ・ ファン・ヘルモント は 、 鉢植え の ヤナギ に 水 だけ を 与え て 成長 さ せる 実験 を 行っ た 。 生育 前 と 後で は 鉢植え の 土 の 重量 が ほとんど 変わら なかっ た ため 彼 は 「 木 の 重量 増加 は 水 に 由来 する 」 と 考え た 。 質量 保存 の 法則 が 確立 する 1 世紀 も 前 の こと で あっ た 。  1771 年 、 イギリス の 化学 者 および 聖職 者 で ある ジョセフ ・ プリーストリー は 、 「 植物 は きれい な 空気 を 出し て 空気 を 浄化 し て いる 」 と 考え た 。 彼 は 、 密閉 し た ガラス瓶 の 中 で ロウソク を 燃やし て 「 汚れ た 空気 」 を つくり 、 そこ に ハッカ と ネズミ を 入れ た もの と ネズミ だけ を 入れ た もの を 用意 し た 。 すると ハッカ を 入れ た 方 の ネズミ は 生き 続け た が 、 入れ ない 方 の ネズミ は 数 秒 で 気絶 、 その後 死亡 し た 。 この 実験 結果 を 元 に 彼 は 「 呼吸 で 汚れ た 空気 を 浄化 する 何 か が ある 」 と 考え た の で ある 。 彼 は その後 1774 年 に 酸素 を 発見 し 、 「 脱 フロギストン 空気 」 と 名付け た 。 しかし 、 酸素 の 燃焼 と 呼吸 で の 役割 を 解明 し た の は アントワーヌ・ラヴォアジエ で ある 。 さらに 、 ラヴォアジエ は 酸素 （ oxygen ） と 二酸化炭素 （ carbon   dioxide ） の 名付け親 で も ある 。  1779 年 、 ジョセフ ・ プリーストリー の 発見 に 影響 を 受け た オランダ の 医師 ヤン・インゲンホウス は 、 水草 による 実験 を 行っ た 。 当時 、 水草 から 発生 する 気体 は 「 ふつう の 空気 」 で ある と 考え られ て い た 。 しかし 、 彼 は この 気体 を 集め て 火 を 入れ て み た ところ 勢い よく 燃える 事 を 発見 し た 。 次に 、 日光 の 当たる 場所 と 暗闇 に 置い た 場合 の 水草 を 比べ て み た ところ 、 前者 から は 気体 が 発生 し た が 、 後者 から は 気体 は 発生 し なかっ た 。 この よう な 実験 の 結果 から 、 彼 は 「 植物 の 空気 浄化 能 は 葉 の 緑色 部分 で あり 、 光 の 影響 を 受ける 」 こと を 発見 し た 。 また 彼 は 、 火 を 燃やす こと が できる 「 きれい な 空気 」 と 植物 を 入れ た 容器 を 暗闇 に 置く と 、 その 容器 内 の 空気 が 燃焼 が 起き ない 「 汚れ た 空気 」 に 変わる こと も 発見 し て いる 。 今 で 言う 「 呼吸 」 が 起こっ て い た の で ある 。  1782 年 、 スイス の 司祭 ジャン・セネビエ は 、 当時 「 固定 空気 」 （ common   air ） と 呼ば れ て い た 二酸化炭素 が 光合成 で 取り込ま れる こと を 示し 、 二酸化炭素 は 根から 取り込む と 考え た 。  1804 年 、 同じく スイス の ニコラス・テオドール・ド・ソシュール は 、 ジャン ・ セネビエ の 二酸化炭素 は 土 から 取り込ま れる という 考え に 疑問 を 持ち 、 ソラマメ を 土 で は なく 小石 の 上 で 育てる 実験 を 行っ た 。 すると ソラマメ は 普通 に 育っ た ため 、 植物 は 空気 から 二酸化炭素 を 得 て いる こと が 分かっ た 。 また 、 植物 の 枝 （ 使わ れ た の は " Lonicera   caprifolium 、 Prunus   demestica 、 Ligustrum   vulgare 、 Amygdalus   persica "   の 4 種 ） を 二酸化炭素 を 吸収 する 石灰 と 同封 し て 育て た ところ 葉 が すべて 落ち て しまっ た こと から 、 植物 は 二酸化炭素 が 無い と 生き て いけ ない こと を 発見 し た 。 さらに 、 有機物 と 酸素 の 総 重量 が 植物 が 取り込ん だ 二酸化炭素 の 重量 より も 大きい こと も 発見 、 光合成 に は 水 が 必要 で ある と し 、 以下 の 式 を 導い た 。 （ 当時 は まだ 化学 式 が 使わ れ て い なかっ た ため 言葉 の 式 と なっ て いる ）  1842 年 に は 、 ドイツ の 物理 学者 ユリウス ・ ロベルト ・ フォン ・ マイヤー によって 、 光合成 は 「 光 エネルギー を 化学 エネルギー に 変換 し て いる 」 こと が つきとめ られ た 。  1862 年 、 ドイツ の 植物 生理学 者 ユリウス ・ フォン・ザックス は 、 葉 緑 体 を 顕微鏡 で 見 た とき に 現れる 白い 粒 は 取り込ま れ た 二酸化炭素 に 関係 が ある の で は ない か と 考え た 。 彼 は 当時 既に 知ら れ て い た ヨウ 素 デンプン 反応 を 参考 に 、 日光 に 十分 当て た 葉 に ヨウ 素 液 を つけ た 。 すると 葉 は 紫色 に 変色 し た 。 この 結果 から 彼 は 「 植物 は 日光 が 当たる と 二酸化炭素 を 取り込ん で 葉 緑 体 の 中 で デンプン を 作り 、 それ を 使っ て 生き て いる 」 こと を 発見 し た の で ある 。  光合成 を 行っ て いる の は 葉 緑 体 の 中 の 細胞 小 器官 で ある 。 葉 緑 体 は 細胞 内 に 1 〜 1000 個 ほど 存在 し 、 大き さ も 形 も さまざま で ある 。 最も 平均 的 な の は 長 さ 約 5 μ m の 回転 楕円 体 状 の もの で ある 。 葉 緑 体 は 全 透 性 の 外 膜 と 半 透 性 の 内 膜 の 二 重 膜 で 囲ま れ て いる 。 内 膜 の 内部 の こと を ストロマ と いう 。 ストロマ に は 酵素 、 DNA 、 RNA 、 リボソーム 、 そして 膜 で 囲ま れ た チラコイド が ある 。 チラコイド 膜 の 内部 は チラコイドルーメン と いう 。 チラコイド は 積み重なっ て グラナ を 構成 し 、 グラナ 同士 は ところどころ で チラコイドラメラ （ または ストロマチラコイド ） で 繋がっ て いる 。 グラナ の 数 は 10 〜 100 程度 で ある 。 チラコイド 膜 は 葉 緑 体 の 内 膜 が 陥 入 する こと で 作ら れる 。  チラコイド 膜 の 組成 は 特殊 で 、 リン 脂質 は 10 % しか ない 。 膜 の 構成 成分 で 一番 多く 、 全体 の 80 % を 占め て いる の は 糖 脂質 （ ガラクトシルジアシルグリセロール と ジガラクトシルジアシルグリセロール ） で ある 。 そして 残り の 10 % は スルホリピド （ 6 - スルホキノボシルジアシルグリセロール ） と キノ ボース （ 6 - デオキシグルコース ） で ある 。 チラコイド 膜 の 脂質 は 高度 に 不 飽和 で ある ため 流動 性 が 大きい 。 葉 緑 体 は 光 の 強弱 に 反応 し て 細胞 内 を 移動 する こと が でき 、 強 光 下 で は 光 阻害 を 避け 、 弱 光 下 で は 光 を 捕 集 する よう に 配置 を 変える 。 この とき 光 受容 体 と なる の が 、 青色 光 受容 体 （ フォトトロピン ） で ある 。 葉 緑 体 の 運動 に は アク チン という タンパク質 が 関与 する 。  光合成 は 光化学 反応 と カルビン 回路 の 2 つ の 段階 に 大別 さ れる 。 光化学 反応 は 光 エネルギー から NADPH と ATP を 合成 する 過程 で 、 カルビン 回路 は NADPH と ATP を 使っ て CO を 固定 ・ 還元 し て 炭素 数 ３ の 化合 物 （ グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 ） を 合成 する 過程 で ある 。 光化学 反応 が 行わ れる の は チラコイド 膜 で ある 。 カルビン 回路 は ストロマ で 行わ れる 。 カルビン 回路 の 産物 として 得 られ た グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 は ， 葉 緑 体内 で でんぷん に 変換 さ れ 蓄積 する 。 この よう に 光 エネルギー を 使っ て 水 を 酸化 し 、 二酸化炭素 を 還元 し て 、 でんぷん を 生成 する 反応 が 葉 緑 体 の 中 で 完結 する 。  葉 緑 体 を 持た ない 光合成 原核 生物 で は 細胞 膜 か 細胞 膜 が 何 層 も 陥 入 し て でき た クロマトホア で 光化学 反応 が 行わ れる 。  現在 、 最も 研究 の 進ん で いる 酸素 発生 型 光合成 は 緑色 植物 の 光合成 経路 で ある 。 緑色 植物 の 光合成 経路 は 基本 的 に 全て の 酸素 発生 型 光合成 に 応用 可能 で あり 、 上記 に 上げ られる 生物 群 全て に 以下 の 経路 を 当てはめ て も 良い 。 酸素 発生 型 光合成 経路 の 最大 の 特徴 は 「 水分 子 を 電子 供与 体 として 用いる こと が できる 」 という 点 で ある 。 水 は 酸化 還元 電位 の 高い 酸素 原子 と それ の 低い 水素 原子 の 結合 し た 安定 な 物質 で ある 。 この 「 水 の 光 分解 」 を 開発 し た こと が 、 現在 の 酸素 呼吸 型 生物 の 発展 を 生ん だ と も いえる 。  チラコイド 膜 で は 、 クロロフィル （ 光合成 色素 ） が 光 エネルギー を 使っ て 水 を 分解 、 プロトン （ H ） と 酸素 分子 （ O ） 、 そして 電子 （ e ） を 作る 。 この とき に でき た 電子 によって NADP （ 酸化 型 ） から NADPH （ 還元 型 ） が 作ら れる 。 さらに 、 チラコイド 膜 内外 の プロトン 濃度 勾配 を 利用 し て 、 ATP 合成 酵素 によって アデノシン 三 リン 酸   ( ATP )   が 作ら れる 。 以上 が 光化学 反応 （ 明 反応 、 Light - dependent   reactions ） で ある 。  次に チラコイド 膜 の 外側 に ある ストロマ （ 葉 緑 体 基質 ） で 、 光化学 反応 で 作ら れ た NADPH と ATP を 使っ て 二酸化炭素 を 固定 ・ 還元 し て 糖 が 作ら れる 。 この 一連 の 反応 は 酵素 反応 （ 暗 反応 、 Light - independent   reactions ） で ある 。  光化学 反応 と は 光 エネルギー を 化学 エネルギー に 変換 する 系 で ある 。 光 を 必要 と する ため 明 反応 と も 呼ば れる 。 狭義 に は 光 エネルギー が 関与 する （ PSII ） および （ PSI ） の 反応 を 指す が 、 広義 に は 光化学 反応 に 関わる 電子 伝達 系 の すべて の 反応 を 指す 。  光化学 反応 は 、 光化学 系 II （ PSII ） 、 シトクロム " b "" f "、 光化学 系 I （ PSI ） の 3 種 の タンパク質 複合 体 で 構成 さ れ 、 これら は すべて チラコイド 膜 に 存在 する 。 PSII と シトクロム " b "" f "   の 間 は プラストキノン （ PQ ） 、 シトクロム " b "" f "   と PSI と の 間 は プラストシアニン （ PC ） で 結ば れ て いる 。 PSII に 光 （ h ν ） が 当たる こと によって HO から NADP に 電子 が 流れ （ 青 矢印 ） 、 プロトン が チラコイドルーメン に 取り込ま れる （ 赤 矢印 ） 。 また 、 酸素 発生 複合 体 （ OEC ） によって 水 が 分解 さ れ て 酸素 が 発生 する とき も プロトン が チラコイドルーメン に 生成 する 。 チラコイドルーメン と ストロマ の 間 に でき た プロトン の 濃度 勾配 の 浸透 圧 エネルギー によって ATP 合成 酵素 が ATP を 合成 する 。 ATP 合成 酵素 は 1 秒間 に 17 回転 し 、 ADP から ATP を 合成 し て いる の で ある 。  光化学 反応 の 収支 式 は 以下 の 通り で ある 。  生じ た 、 NADPH および ATP は ストロマ にて 行なわ れる カルビン 回路 で 使用 さ れる 。 また 生じる ATP 数 は 理論 的 な もの で あり 、 実際 に は プロトン の 漏れ が チラコイド 膜 外 に 発生 し て いる と 見 られ 、 24 ATP を 生じ て いる と は 考え にくい 。 事実 、 カルビン 回路 に 使用 さ れる ATP 数 は 光化学 反応 で 生じる ATP 数 より も 少ない 。  植物 で は 光化学 反応 は 葉 緑 体 の チラコイド 膜 で 起こり 、 光 エネルギー を 使っ て ATP と NADPH を 合成 する 。 狭 議 の 光化学 反応 は 、 非 循環 的 電子 伝達 系 と 循環 的 電子 伝達 系 の 2 つ の 過程 に 分け られる 。 非 循環 的 電子 伝達 系 で は プロトン は 光化学 系 II 内 の アンテナ 複合 体 に 光 が 捕獲 さ れる こと によって 獲得 さ れる 。 光化学 系 II の 光化学 系 反応 中心 （ RC ） に ある クロロフィル 分子 が アンテナ 色素 から 十分 な 励起 エネルギー を 得 た とき 、 電子 は 電子 受容 体 分子 （ フェオフィチン ） に 運ば れる 。 この 電子 の 動き を 光 誘起電 荷 分離 と 呼ぶ 。 この 電子 は 電子 伝達 系 を 移動 する が 、 これ を エネルギー 勾配 で 表し た の が Z 機構 （ Z - scheme ） で ある 。 ATP 合成 酵素 は エネルギー 勾配 を 使っ て 光 リン 酸化 によって ATP を 合成 する が 、 NADPH は Z 機構 の 酸化 還元 反応 によって 合成 さ れる 。 電子 が 光化学 系 I に 入る と 再び 光 によって 励起 さ れる 。 そして 再び エネルギー を 落とし ながら 電子 受容 体 に 伝え られる 。 電子 受容 体 によって 作ら れ た エネルギー は チラコイドルーメン に プロトン を 輸送 する の に 使わ れ て いる 。 電子 は カルビン 回路 で 使わ れる NADP を 還元 する の に 使わ れる 。 循環 的 電子 伝達 系 は 非 循環 的 電子 伝達 系 に 類似 し て いる が 、 これ は ATP の 生成 のみ を 行い NADP を 還元 し ない という 点 が 違う 。 電子 は 光化学 系 I で 光励起 さ れ 電子 受容 体 に 移さ れる と 再び 光化学 系 I に 戻っ て くる 。 ゆえに 循環 的 電子 伝達 系 と 呼ば れる の で ある 。  カルビン 回路 は 暗 反応 と も 呼ば れる 過程 で 、 二酸化炭素 の 固定 ・ 還元 を 行なう 炭酸 固定 反応 で ある 。 カルビン 回路 は 複数 の 酵素 と 中間 代謝 物 から なる 複雑 な 回路 で ある が 、 リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 カルボキシラーゼ / オキシゲナーゼ （ RubisCO ） を 初発 酵素 と し 、 炭素 数 5 の 化合 物 リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 と 二酸化炭素 から 炭素 数 3 の 化合 物 3 - ホスホグリセリン 酸 2 分子 を 生成 する 二酸化炭素 の 固定 反応 から 始まる 。 3 - ホスホグリセリン 酸 は 還元 さ れ 、 グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 を 生成 する 。 二酸化炭素 の 固定 反応 を 継続 する ため に は 、 産物 として 生じ た グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 から RubisCO の 基質 と なる リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 を 再 生産 し なけれ ば なら ない 。 この ため 、 ５ 分子 の グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 （ 炭素 数 3 の 化合 物 ） が 3 分子 の リブロース 1 , 5 - ビスリン 酸 （ 炭素 数 5 の 化合 物 ） へ 転換 さ れる 。  これら 一連 の 「 二酸化炭素 の 固定 ・ 還元 ・ 基質 の 再 生産 」 の 過程 が カルビン 回路 を 構成 する 。 従って カルビン 回路 が 3 回転 する こと により 、 3 分子 の 二酸化炭素 が 固定 さ れ 、 1 分子 の グリセルアルデヒド 3 - リン 酸 を 生成 する 。 この 過程 で 、 光化学 反応 によって 生じ た NADPH および ATP が 消費 さ れる 。 収支 式 で 示す と 以下 の よう に なる 。  光化学 反応 を 含め て 光合成 の 収支 式 を まとめる と 以下 の よう に なる 。  この 式 は 好 気 呼吸 の 収支 式 の 逆 反応 で あり 、 炭素 消費 および 固定 の 収支 が 極めて 巨大 な 生態 系 視野 で も うまく 行く こと が 理解 できる 。  光合成 と は 狭義 に は 『 緑色 植物 の 行なう 酸素 発生 型 光合成 』 を 指す が 、 広義 に は 『 光合成 細菌 の 行なう 酸素 非 発生 型 光合成 』 を 含める 。 さらに 広い 定義 で は 高度 好 塩 古 細菌 の 行う レチナール を 使っ た 光 エネルギー 変換 （ ロドプシン 型 光合成 ） を 含める こと も ある 。 光合成 を 行なう 生物 群 および その 光合成 の 種類 について 以下 に 記す 。  酸素 発生 型 光合成 は 全て の 生物 にわたって 反応 中心 、 電子 伝達 系 など の 配列 類似 性 が 高い 。 唯一 集 光 色素 のみ が かなり 異なっ て おり カロテノイド で は β - カロテン 、 クロロフィル で は クロロフィル a のみ が 共通 に 存在 し て いる 。 酸素 非 発生 型 光合成 は 系統 樹 上 極めて 古く 、 光化学 系 を 一つ しか 有し て い ない 。 緑色 硫黄 細菌 の 光化学 系 は 光化学 系 I と 配列 類似 性 が 高く 、 紅色 細菌 の 光化学 系 は 光化学 系 II と 配列 類似 性 が 高い 。  各 光合成 の 収支 式 は 以下 の 通り で ある 。 なお 、 電子 供与 体 および 電子 受容 体 を 太字 で 示す 。  光合成 を 行う 植物 や 一部 の 動物 （ ミドリムシ など ） は 、 同時に 呼吸 も 行っ て いる 。 したがって 、 光 が 当たっ て いる 状態 で 放出 さ れる O 量 は 、 見かけ の 光合成 速度 で ある 。 これ に対し 、 真 の 光合成 速度 は 見かけ の 光合成 速度 に 呼吸 速度 を 加え た もの で ある 。  光合成 による CO 吸収 速度 と 呼吸 による CO 放出 速度 が 同じ に なる 光 の 強 さ を 、 補償 点 と いう 。 この 時 、 見かけ の 光合成 速度 は 0 に なる 。  光合成 速度 は 、 光 の 強 さ は もちろん CO 濃度 や 温度 など の 外的 要因 を 強く 受ける 。 光合成 速度 は 、 これら の 要因 の うち 、 最も 少ない もの によって 決定 さ れる 。 この 、 光合成 速度 を 決定 する 要因 を 限定 要因 と いう 。  例えば 10 ℃ と 30 ℃ の 環境 下 で その他 の 条件 を 同じ に し て 光 の 照度 を 徐々に 強め て いっ た とき 、 10 ℃ の 時 に 速度 の 上昇 が 停止 する 照度 と 、 30 ℃ の 時 の 照度 で は 、 30 ℃ の 時 の 照度 が 一般 的 に 高い 。 つまり 、 10 ℃ の 時 は 温度 が 光合成 速度 の 限定 要因 に なっ て いる 。 光 を それ 以上 強く し て も 光合成 速度 が 増加 し なく なる 光 の 強 さ を 、 光 飽和 点 と いう 。 もちろん 、 照度 ・ 温度 ・ 二酸化炭素 濃度 の どれ も が 限定 要因 に なり 得る 。 これら の 関係 は 、 長 さ の 異なる 板 で 箱 を 作っ た とき 、 水 は 長 さ の 最も 短い 板 の 高 さ まで しか 入る こと の でき ない 事 を 例 に 説明 さ れる 事 が 多い 。  酸素 非 発生 型 の 光合成 を 行う 生物 は 、 主たる 代謝 として 二酸化炭素 を 固定 する か し ない か によって その 栄養 的 分類 が 異なる 。 それら の 分類 を 以下 に 示す 。  酸素 非 発生 型 光合成 も それぞれ 、 光化学 反応 、 カルビン 回路 に 該当 する 反応 系 が 存在 する が 、 そうした 言葉 を 当てはめる こと は ない 。 その ため 、 それぞれ 光化学 反応 系 および 炭素 固定 経路 と 呼称 さ れる 。 光化学 系 複合 体 は 通常 1 つ しか 持っ て おら ず 、 電子 は 循環 的 に 光化学 系 内 を 回転 する （ 循環 的 光 リン 酸化 ） か 、 非 循環 的 に 酸素 や NAD に 電子 伝達 さ れる （ 非 循環 的 光 リン 酸化 ） 。 また 緑色 硫黄 細菌 の 光化学 系 は 緑色 植物 の 光化学 系 I と 配列 類似 性 が 高く 、 紅色 細菌 の 光化学 系 は 同じく 光化学 系 II と 配列 類似 性 が 高い 。  光合成 独立 栄養 生物 の 場合 は 炭素 固定 経路 に は カルビン 回路 を 用い て いる ケース が 多い が 、 例外 的 に   " Chlorobium   limicola   f .   thiosulfatophilum "   は 還元 的 クエン 酸 回路 を 用い て 炭酸 固定 を 行う 。 光化学 系 で は 硫化 水素 など を 酸化 する こと で 還元 力 を 生ん で いる 。  光合成 従属 栄養 生物 の 多く も カルビン 回路 による 炭素 固定 を 行っ て 独立 栄養 的 に 生育 できる こと が 知ら れ て いる 。 また 、 従属 栄養 的 に 生育 する 場合 も 有機物 代謝 系 より 生じ た 余剰 還元 力 の 調整 の ため に 炭素 固定 を 行う 。 光化学 系 で は 循環 的 光 リン 酸化 による ATP の 合成 が 行わ れ て いる 。植物 防疫 官 （ し ょくぶつぼうえきかん ） と は 、 主 に 空港 、 港湾 等 に 付随 する 検疫 所 に 勤務 し 、 植物 防疫 法 に 基づい て 検疫 業務 を 担当 する 農林水産省 所属 の 職員 （ 国家 公務員 ） の 官職 名 で ある 。 「 植物 防疫 官服 制 」 （ 昭和 63 年 10 月 1 日 農林水産省 告示 第 1579 号 ） によって 制服 ・ 制帽 および 襟章 が 定め られ て おり 、 貸与 が なさ れ て いる 。タカネマンテマ (" Silene   uralensis "   ( Rupr .)   Bocquet ) は 、 寒冷 地 または 高山 地帯 に 生息 する ナデシコ 科 マンテマ 属 ( シレネ 属 ) の 多年草 。 属 名 「 マンテマ 」 の 由来 は 諸説 あり 、 牧野 新 日本 植物 図鑑 で は ムギセンノウ 属 ("") の 「 アグロステムマ 」 が 訛っ た もの 、 植物 和名 語源 新 考 で は 、 近 縁 の ハマベマンテマ ("") の 種 小名 「 マルティマ 」 が 語源 と なっ た もの と 言わ れ て いる 。 また 属 学名 (" Silene " の 由来 も はっきり と せ ず 、 ギリシャ 語 の 唾液 ( Sialon ) から 来 た という 説 と 、 ギリシャ 神話 にて ディオニュソス の 従者 で ある 半 人 半 馬 シレノス ( Silenos ) が 語源 に なっ た という 説 が ある 。 なお 、 種 小名 " uralensis " は 、 本 種 の 基準 標本 が 採取 さ れ た ウラル 地方 を 表す 。  高 さ 10 cm ～ 20 cm 、 根茎 から 枝分かれ し た 株 から 2 対 から 4 対 の 小さな 根 葉 と 、 花茎 および 無 花茎 を 叢生 する 。 無 花茎 は ほとんど 伸長 せ ず 、 先端 に 葉 を つける 。 茎葉 は 対生 、 線形 披針状 で 長 さ は 6 cm 程度 まで 伸びる 。 花茎 は 高 さ 20 cm 程度 まで 枝分かれ せ ず 伸長 し 、 7 月 ～ 8 月 、 先端 に 花 を つける 。 花 は 12 mm 程度 の 先 が すぼまっ た 釣鐘 状 。 最初 は 下向き に 咲く が 、 後 に 直立 する 。 茎 、 花 、 葉 ともに 細かい 毛 を 持つ 。 さく 果 は 10 mm ～ 12 mm 程度 で あり 、 その 先 が 10 片 ～ 12 片 に 裂開 する 。 種子 は 翼 を 持つ 扁平 型 で 、 2 mm 程度 。 2 n = 24 , 48 。  北 アメリカ 、 千島 列島 、 シベリア 、 北 ヨーロッパ 、 日本 の 高山 帯 。  日本 で は 、 南 アルプス の 3000 m 前後 の 高山 帯 に 分布 する 。  日本 において 、 本 種 は 希少 種 で ある ため 盗掘 が 問題 と なっ て おり 、 個体 数 は 減少 を 続け て いる 。  また 本 種 は 、 休眠 打破 の ため に 次 亜 塩素 酸 ナトリウム 水溶液 処理 を 行う 方法 や 、 株分け で の 人工 的 な 繁殖 が 検討 さ れ て いる 。オーストラリア の 植物 相 （ ） は 20 , 000 種 以上 の 維管束 植物 、 14 , 000 種 以上 の 非 維管束 植物 、 25 ， 000 種 以上 の 菌類 、 3 , 000 種 以上 の 地衣 類 を 含む 莫大 な 種類 の 植物 で 成り立っ て いる ゴンドワナ 大陸 起源 の 植物 相 が 多く 存在 し 、 科 レベル で は 大陸 の 移動 と 白 亜紀 以降 の 気候 変化 の 影響 により 多様 性 が 生まれ た 、 非常 に 多く の 被子植物 相 から なる 。 オーストラリア の 植物 相 の 顕著 な 特徴 は 、 硬 葉 植物 や （ 種子 の 発芽 に なんらかの 特別 な 外部 要素 （ 火 など ） が 必要 で ある 植物 の 特性 ） を 含む 植物 が 乾燥 や 火 に 適応 し て いる こと で ある 。 これら の 適応 は ヤマモガシ 科 （ バンクシア など ） 、 マメ 科 （ アカシア など ） 、 フトモモ 科 （ ユーカリ など ） など の 植物 を 含む 。  70 , 000 - 48 , 000 年 前 に オーストラリア の 先住民 が 、 そして 1788 年 に ヨーロッパ 人 が 入植 し て 以来 、 植物 相 に 多大 な 影響 を 与え て き た 。 先住民 による 火 かき 棒 農業 は 長期 にわたり 植物 の 分布 域 に 変化 を 与え 、 1788 年 以来 の 農業 や 都市 化 による 大 規模 な 植生 の 改変 や 破壊 は 多く の 固有 の 生態 系 に 影響 を 与え 、 61 種 の 植物 を 絶滅 に 、 1000 種 以上 の 植物 を 絶滅 危惧 種 に 追いやっ た 。  ゴンドワナ 大陸 起源 の 植物 相 が 多く 存在 し 、 アフリカ 大陸 および 南 アメリカ大陸 の 植物 相 と 類似 性 が ある 。 大陸 移動 と 白 亜紀 から の 気候 変化 により 、 オーストラリア の 植物 相 は 独自 の 進化 を 遂げ 、 多く の 固有 種 が 存在 する 。 多く の オーストラリア の 植生 は 、 乾燥 、 頻発 する 火事 、 風化 し た 土壌 に 適応 し て おり 、 硬い 葉 を 持つ 植物 （ 硬 葉 樹林 ） が 多い 。 一部 の ナンキョクブナ 科 の 植物 、 熱帯 モンスーン 気候 に 生育 する ボトル ツリー 等 を 除き 、 木本 植物 は 全て 常緑 で ある 。 主要 な 被子植物 は ユーカリ を 含む フトモモ 科 、 バンクシア など を 含む ヤマモガシ 科 、 アカシア を 代表 と する マメ 科 で ある 。ケマンソウ （ 学名   " Lamprocapnos   spectabilis "） は ケマンソウ 亜 科 の 多年草 。 観賞 用 に よく 栽培 さ れ 、 花色 は 桃色 の ほか に 白 が ある 。 別名 タイツリソウ と も いう 。 ケマン は 仏具 の 華鬘 から 。  草丈 は 30 - 60 cm 程 に なり 、 葉 が 緑 白色 を 帯びる 。 2 回 3 出羽 状 複葉 で 小 葉 は 細 裂 する 。  花期 は 4 - 6 月 で 、 斜め に 伸び た 総状 花序 に コマクサ に 似 た ハート 型 の 花 を 付ける 。 花茎 は アーチ 状 に 湾曲 する 。 花茎 一 本 に 花 が 最大 で 15 輪 ほど 釣り 下がっ て 咲き 、 あたかも 鯛 が 釣竿 に ぶら下がっ て いる よう に 見える ため 、 「 タイツリソウ 」 の 名 が 付い た 。 9 月 ごろ に 地上 部 が 枯れ て 休眠 に 入る 。 株分け で 増やす こと が 出来る 。  全 草 、 特に 根茎 と 葉 に ビククリン 、 プロトピン など を 含む 。 誤 食 し た 場合 、 嘔吐 ・ 下痢 ・ 呼吸 不全 ・ 心臓 麻痺 など を 引き起こす 。殖芽 （ しょく が 、 Turion ） は 、 主 に 水生 植物 が 形成 する 、 栄養分 を 貯蔵 し た 芽 で ある 。 ヒルムシロ 属 や タヌキモ 属 、 ムジナモ など で 見 られる 。 越 冬芽 （ えっとう が ） と も いう 。  通常 、 気温 の 低下 や 日長 の 減少 など 、 植物 の 生育 に 不適 な 条件 に 置か れる と 形成 さ れ やすい 。 その よう な 環境 シグナル を 受ける と 殖芽 を 発達 さ せる こと が 多い 。 形成 さ れ た 殖芽 は 、 好適 な 条件 に 置か れる と 発芽 し 、 生長 を 開始 する 。 その ため 、 植物 体 そのもの は 一 年 で 枯れる 場合 でも 、 殖芽 で 冬 を 越す 植物 は 多年草 として 扱わ れる こと が 通例 で ある 。 殖芽 は 、 糖分 など の 栄養分 を 貯蔵 する 器官 として も 有用 で ある 。 また 、 フミン 酸 の ある 条件下 で は 、 より 殖芽 を 形成 し やすく なる という 知見 も ある 。  殖芽 を つける 位置 は 植物 によって 異なる が 、 クロモ や ヒルムシロ の よう に 葉腋 に つくる 植物 が 多い 。 ただし ガシャモク の 殖芽 は 地下茎 に 形成 さ れる ほか 、 タヌキモ 属 の 各種 は 葉 の 先 に 球形 の 殖芽 を 形成 する 。 また マルバオモダカ の よう に 、 本来 花 を つける 部位 から 殖芽 を 生じる 偽 胎生 （ Pseudovivipary ） の よう な 例 も ある 。  殖芽 は もと の 植物 体 から 容易 に 脱落 し 、 無 性的 な 繁殖 体 として 散布 さ れる こと も 多い 。 主 に 水流 によって 散布 さ れる こと で 、 生息 域 を 拡げる の に 貢献 し て いる と 考え られる が 、 殖芽 の 分散 能力 、 定着 率 など について の 研究 は 少ない 。ヒカマ   ( 別名 : ヤムビーン 、 スペイン 語 : Jícama 、 ナワトル 語 : Xīcamatl ) は メキシコ 原産 の マメ 科 の 多年生 草本 で 、 先住民 族 の 伝統 的 な 野菜 で ある 。 若い 株 の 塊茎 状 の 根 が 食用 に 供 さ れる 。 和名 は 地表 部 が 同じ マメ 科 の クズ （ 葛 ） に 似 て おり 、 地下 の 芋 を 食用 に する こと から クズ イモ （ 葛 芋 ） の 名 が 当て られ て いる 。 熱帯 アジア など に も 伝播 し て 普及 し 、 日本 で も 沖縄 など で 栽培 さ れる こと が ある ものの 、 日本 の 食品 市場 で は 極めて 稀 に しか 流通 し ない 。  蔓 は 支柱 を 与える と 4 - 5 m まで 伸び 、 その 塊茎 は 最大 で 20 kg 近く まで 成長 する こと が ある が 、 フィリピン で 23 kg の 個体 が 見付かっ た こと が ある 。  塊茎 の 表皮 は 黄色 から 茶色 を 帯び て おり 、 やや ザラザラ し て いる 。 生食 時 の 食 感 は 梨 や 生 の ジャガイモ に 似 て いる 。 でんぷん の よう な 甘い 香り が あり 、 リンゴ や マメ も 連想 さ せる 。  葉 や 蔓 など の 塊茎 部 以外 の 部分 、 特に 種子 に は 多く の ロテノン が 含ま れ て いる 。 塊茎 に も 多少 は 含ま れる が 、 ロテノン は 消化 器官 から は 吸収 さ れ にくい ので 人 が 死 に 至る こと は 稀 で ある 。 ただし 、 中毒 を 起こし た ケース も しばしば 報告 さ れ て いる 。 尚 、 ロテノン は 魚 や 昆虫 に は 猛毒 。  塊茎 の 90 % 近く が 水分 で 、 炭水化物 と 食物 繊維 を 多く 含む 。 タンパク質 と 脂質 は ごく わずか で ある 。 爽やか な 甘味 は イヌ リン による もの 。  メキシコ で は 他 の 野菜 や 果物 と共に 使用 する 野菜 として 非常 に ポピュラー で あり 、 サラダ に 入れ て 食 さ れる が 、 炒め 物 や スープ に 使用 さ れる こと も ある 。 また 、 健康 的 な お つまみ として 、 カット し て サルサ に 浸け て 食 さ れる 。  塩 、 ライム ジュース 、 チレ （ 唐辛子 ） パウダー を かけ て 食べる の も 一般 的 で ある 。 醤油 、 ゴマ油 、 レモン ジュース 、 生姜 、 玉葱 、 パクチー など と も 良く あう 。  現在 で は 中央 アメリカ 諸国 、 中国 、 インドネシア 、 ベトナム 、 フィリピン を はじめ 東南アジア 全域 で も 広く 栽培 さ れ て いる 。  特に インドネシア で は バン クアン   ( bengkuang ) と 呼び 、 スマトラ島 や ジャワ島 で は 非常 に 一般 的 に 利用 さ れ て いる 。  その他 の アジア 諸国 でも 独自 の 呼び名 を 持ち 、 庶民 の 野菜 として 広く 定着 し て いる 。 中国語 圏 で は 豆 薯   ( とう ちょ ) と なる 。  米国 など いくつ か の 国々 で は ヤム もしくは ヤムビーン と 呼ぶ こと が 多い 。 その 為 、 熱帯 地方 で 食用 に 栽培 さ れる ヤマノイモ 科 の 芋 一般 を 指す ヤムイモ と 混同 さ れる こと が ある が 、 ヒカマ は 双 子葉 植物 の マメ 目 、 ヤムイモ は 単 子葉 植物 の ユリ 目 で 分類 学 上 、 全く 異なる 植物 で ある 。 更に 北米 で は ヒルガオ 科 の サツマイモ を ヤム と 呼ぶ こと も あり 、 ますます ややこしい 状況 に なっ て いる 。 近年 、 日本 で も 種子 が 入手 できる よう に なり 、 原産地 メキシコ と 同じ ヒカマ の 名称 が 使わ れ て いる 。  12 ℃ から 16 ℃ 程度 の 乾燥 し た 環境 で 1 - 2 ヶ月 間 保存 する こと が できる 。 低温 で は ダメージ を 受ける 。タカネヨモギ （ 高嶺 蓬 、   学名 :" Artemisia   sinanensis "） と は キク 科 ヨモギ 属 の 多年草 。 日本 特産 の 高山 植物 。  ロ ゼット を つける 短 茎 と 花 を つける 長い 花茎 が ある 。 ロゼット や 花茎 の 下部 に つく 葉 の 葉柄 は 長 さ 3 . 5 - 7 cm 、 葉 身 は 長 さ 8 cm に なる 。 葉 は 緑色 で やわらかく 、 3 回 羽 状 に 全 裂 し 、 裂片 は 線形 で 幅 1 mm に なり 、 裂片 の 先端 は 尖る 。 花茎 は 高 さ 20 - 50 cm で 、 ほとんど 枝分かれ し ない 。 花茎 中部 より 上 に つく 葉 に は 葉柄 が 無い か あっ て も 短 柄 。 葉 は 2 - 3 回 羽 状 に 全 裂 する 。  花期 は 8 月 。 頭 花 は 花茎 に 総状 または 副 総状 花序 に つき 、 頭 花 の 直径 は 約 12 - 14 mm と ヨモギ として は 大型 で 、 半球 形 を し て いる 。 総 苞 片 は 3 列 で 、 やや 同 長 。 果実 は 痩果 で 無 毛 に なる 。  日本 固有 種 。 本州 の 中部 地方 および 東北 地方 に 特産 し 、 高山 帯 の 日当たり が 良い 裸 地 に 生育 する 。みかん 風呂 （ みかん ぶろ ） は 、 みかん を 湯船 に 浮かべる こと により 、 美容 や 健康 に 良い と さ れる 入浴 方法 。  似 た よう な 入浴 方法 として 柚子 湯 や ぽん かん 湯 など が ある が 、 他 に も 地域 によって さまざま な 入浴 方法 が ある 。匍匐 茎 （ ほふく けい 、 ストロン / stolon ） は 、 植物 において 、 地上 近く を 這っ て 伸びる 茎 の こと 。 匍匐 枝 （ ほふく し ） 。  走出 枝 （ ランナー / Runner )   と 呼ば れる 場合 も ある 。 厳密 に は 匍匐 茎 （ ストロン ） と 走出 枝 （ ランナー ） は 異なる 物 で ある が 、 実際 上 、 両 語 を 明確 に 区別 し て 使用 さ れる 場面 は 少ない 。  匍匐 茎 の 節 から 、 新しい 植物 体 （ ラメット ） が 形成 さ れる 。 なお 、 匍匐 茎 など で 一 つながり に なっ て いる 個体 全体 の こと は 、 ジェネット （ 栄養 繁殖 集合 体 ） と いう 。  匍匐 茎 （ ストロン ） 或いは 走出 枝 （ ランナー ） は 、 節 から 定 根 ・ 不定 根 を 伸ばす 点 や 、 通常 上 方向 で は なく 地面 と 水平 に 伸長 する 点 など で 、 通常 の 茎 と 異なる 。  匍匐 茎 （ ストロン ） と 走出 枝 （ ランナー ） の 違い は 、 新た に 繁殖 し た 子株 或いは 孫 株 が 、 元 の 親株 の 持つ 主 根 と 同様 の 根 を 持つ か で ある 。 子 ・ 孫 株 が 主 根 を 持ち 、 親株 同様 に 生育 する 場合 に は 「 匍匐 茎 （ ストロン ） 」 と 呼称 し 、 根 を 張ら 無い か 、 張っ た として も ひ げ 根 状 の 不定 根 のみ しか 無い 場合 に は 「 走出 枝 （ ランナー ） 」 と 呼ぶ の が 学術 上 の 定義 で ある 。  しかし 、 これら 匍匐 茎 （ ストロン ） と 走出 枝 （ ランナー ） の 厳密 な 区別 は 、 図鑑 や 百科 事典 など の 記載 に 置い て も しばしば 曖昧 で あり 、 前述 の 通り 明確 に 区別 さ れ て 居る 場面 は 少なく 、 両者 を 区別 する 事 に どれ ほど の 意味 が ある の か に 付い て も 、 大いに 議論 の 余地 の ある 所 で ある 。  また 、 匍匐 茎 （ ストロン ） 或いは 走出 枝 （ ランナー ） は 、 通常 の 茎 に 比べ て 、 節 間 が 長く なり 、 節 から 出る 葉 の 数 は 少ない 。 匍匐 茎 や 匍匐 茎 に 似 た 形状 の 地下茎 から 生じる 植物 体 は 、 匍匐 茎 性   ( stoloniferous )   の 植物 と 呼ば れる こと も ある 。 なお 、 地下茎 の よう に 地中 に ある 茎 を 匍匐 茎 と 呼ぶ こと も ある 。  匍匐 茎 或いは 走出 根 による 繁殖 は 栄養 繁殖 にあたり 、 匍匐 茎 から 生じる ラメット は すべて 元 の 植物 と 遺伝 的 に 同じ クローン で ある 。 また 植物 によって は 、 匍匐 茎 を通じて 同化 産物 など の 資源 を ラメット 間 で 受け 渡す こと が できる （ 生理 的 統合 ） 。 その ため 、 それぞれ の 個体 が ばらばら に 生育 する より 効率 的 に 生長 する こと が 可能 と なる 。 また 、 匍匐 茎 など で 各 ラメット が つながっ て いる 場合 、 ある ラメット は 光合成 に 特 化 し 、 ある ラメット は 地下 部 に 栄養 を 貯蔵 する など 、 各 ラメット が その 環境 に 特殊 化 し た 分業 を 行う こと が でき 、 それぞれ の ラメット で 不足 する 資源 を 別 の ラメット から 補う こと も 可能 に なる 。  カヤツリグサ 属 の 一部 など 、 匍匐 茎 の 一部 を 肥大 化 さ せ て 塊茎 を 作る 植物 も ある 。分蘖 （ ぶん げ つ ） と は イネ 科 など の 植物 の 根元 付近 から 新芽 が 伸び て 株 分かれ する 事 。  植物 の 根元 付近 や 切り株 から 伸び た 新芽 を 蘖 （ ひこ ば え ） と 言う が 、 蘖 が 伸び て 株 が 増える 事 を 分蘖 と 言う 。  植物 の 栽培 において 、 稲 ・ 麦 ・ サトウキビ など で は 成長 時 に 分蘖 し て 株 が 増え て 大きく なる の を 見越し て 、 間隔 を 開け て 苗 を 植える 。  「 蘖 」 の 字 が 画数 が 多い 為 、 「 分 げ つ 」 と 書か れる 事 が 多い 。 この 際 に 誤っ て 「 ぶんけつ 」 と 書か れ て いる こと が 多い が 「 蘖 」 の 読み 仮名 は 「 ひこ ば え ・ げ つ ・ げ ち 」 で あり 、 「 ぶん げ つ 」 と 濁る の が 正しい 。赤井 谷地 沼野 植物 群落 （ あか いや ち し ょうやしょくぶつぐんらく ） は 、 福島 県 会津若松 市 北東 部 に ある 標高 525 m の 高層 湿原 。 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ 、 日本 の 重要 湿地 500 に 選定 さ れ て いる 。  赤井 谷地 は 、 猪苗代湖 の 西岸 から 約 1 キロメートル に 位置 する 。 猪苗代湖 に 注ぐ 赤井川 の 谷 の 出口 付近 の 低地 に 所在 し 、 南北 に 約 1 キロメートル 、 東西 に 約 0 . 4 - 1 キロメートル あり 、 現在 の 指定 面積 は 約 68 . 4 ヘクタール で ある 。 1928 年 （ 昭和 3 年 ） 3 月 24 日 に 、 寒 地 性 湿原 植物 群落 として 指定 さ れ た 国 の 天然記念物 で ある 。 当初 指定 さ れ た 面積 は 約 52 . 8 ヘクタール で あっ た が 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 食糧 増産 の ため 、 約 9 . 2 ヘクタール が 開墾 地 として 現状 変更 が 許可 さ れ 、 近年 まで 湿原 として 保護 さ れ て き た 面積 は 約 43 . 6 ヘクタール に とどまっ た 。  2002 年 （ 平成 14 年 ） に は 、 湿原 の 乾燥 化 を 抑制 し 天然記念物 として 保存 を 図る ため 、 過去 に 払い下げ られ 開墾 さ れ た 指定 区域 内 民有 地 の 公有 化 が 行わ れ た 。 また 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） 2 月 に は 既 指定 区域 の 周辺 部分 の 約 15 . 6 ヘクタール の 農地 や 原野 が 追加 し て 指定 さ れ た 。  指定 地 内 に 木 道 など は 整備 さ れ て おら ず 、 湿原 内 に 立ち入る こと は でき ない 。  エゾリンドウ 、 ガンコウラン 、 サギ スゲ 、 サワ ラン 、 ウメバチソウ 、 ミズバショウ 、 ミツガシワ 、 モウセンゴケ 、 ヤチスギラン 、 ヤマドリ ゼンマイ 、 ワタ スゲ 。帰り 花 （ かえり ば な ） と は 、 11 月頃 の 小春日和 に 、 桜 、 梅 、 梨 、 躑躅 など の 草木 が 本来 の 季節 と は 異なっ て 咲かせ た 花 の こと 。 ひと が 忘れ た 頃 に 咲く ので 、 「 忘れ 花 」 といった 言い方 も さ れる 。 「 返り 花 」 と も 書き 、 「 二 度 咲 」 「 狂い 咲 」 と も いう 。  また 、 帰り 花 に は 、 遊女 が 再び 遊郭 に 勤め に 出る 意味 も ある 。  俳句 で は 冬 の 季語 の 一つ と なっ て いる 。 和歌 や 連歌 に は 詠 題 として は ない が 、 俳諧 に 到っ て 盛ん に 作ら れる よう に なり 、 「 凩 に 匂 ひ や つけ し 帰 花 」 （ 松尾 芭蕉 『 後 の 旅 』 ） 、 「 か へり 花 暁 の 月 に ちり つくす 」 （ 与謝 蕪村 『 夜半 叟句集 』 ） 、 「 あたら 日 の ついと 入り けり 帰り 花 」 （ 小林 一茶 『 享 和 句 帖 』 ） など の 例 が 見 られる 。蘖 （ ひこ ば え 、 ベーサルシュート 、 英語 ： Basal   shoot ） と は 、 樹木 の 切り株 や 根元 から 生え て くる 若芽 の こと 。  太い 幹 に対して 、 孫 （ ひこ ） に 見立て て 「 ひこ ば え （ 孫 生え ） 」 と いう 。 春 から 夏 にかけて 多く 見 られる が 、 俳句 で は 春 の 季語 と なっ て いる 。  森林 伐採 の 後 、 切り株 から の 蘖 によって 新た な 森林 が できる よう に する こと を 萌芽 更新 と いう 。 かつて の 里山 は これ によって 維持 さ れ た 。 カシ 類 など は 種子 から の 株 は 単独 の 茎 を まっすぐ に 立てる が 、 切り株 から で た 場合 は やや 斜め 、 切り株 から 外 向き に でる こと が 多い 。 芽 が 大きな 木 に まで 成長 する 頃 に は 切り株 自体 は 枯れ て 腐っ て 消失 する が 、 わずか に 間 を 開け て 複数 の 幹 が 、 それぞれ やや 外 向き に 伸び て いれ ば 、 その 内側 に 切り株 が あっ た の だ と 分かる こと も ある 。  幹 を 切ら なく て も 、 環境 悪化 など によって 主 茎 が 弱っ た 場合 など に は 蘖 が 多数 でる こと が ある 。  樹木 で は ない が 、 刈り取っ た 稲 の 株 から 生える 、 稲 の 蘖 に 相当 する 芽 を 穭 と 呼ぶ 。神島 （ かし ま ） は 、 和歌山 県 田辺 市 に ある 無人島 。 全島 が 照葉樹 林 に 覆わ れ 、 南方 系 の 植物 が 多く 知ら れる こと から 、 天然記念物 に 指定 さ れ て いる 。 南方 熊楠 が 保存 運動 に 動い た こと で も 知ら れ て いる 。  神島 は 田辺湾 の 内側 に ある 無人島 で 、 行政 区分 として は 田辺 市 新庄 町 3972 番地 で ある 。 古来 より 島 全体 を 海上 鎮護 の 神 として 崇め 、 樹林 は 神林 として 、 また 魚 付き 林 として 地元 の 保護 を 受け 、 明治 まで 人手 の ほとんど 入ら ない 森林 を 維持 し 続け た 。  この 島 が 貴重 な 生物 の 住む ところ で ある こと は 古く から 知ら れ て おり 、 特に この 島 に 生育 する ハカマカズラ の 種子 で 作ら れ た 数珠 は 熊野 詣で の 人 たち に 特別 な お守り として 珍重 さ れ た こと が 知ら れ て いる 。 明治 期 に は 南方 熊楠 が 再三 この 島 に 渡り 、 生物 採集 を 行っ た 。  神社 合祀 によって この 島 の 森林 が 伐採 さ れる 計画 が 出 た とき 、 南方 は これ に 猛烈 な 反対 運動 を 行い 、 地元 の 協力 を 得る と共に 、 中央 の 研究 者 や 役人 に 働きかけ 、 法律 的 な 保護 が つく こと と なっ た 。 1929 年 に は 昭和 天皇 が この 地 を 訪れ た こと も 知ら れ て いる 。  1990 年代 に 入る と 、 海鳥 の 集団 が 島 に 居着く こと が 起こり 、 その 糞 によって 森林 に 大きな 影響 が 出る こと が 複数 回 にわたって 起こっ た 。 鳥 を 追い払う 計画 も 行わ れ た が 、 被害 は 大きく 、 森林 の 荒れ が 目立つ よう に なっ て おり 、 これ を どう 回復 さ せる か が 当面 の 課題 と さ れ て いる 。  神島 は 北緯 33 ° 42 '、 東経 135 ° 22 ' 50 " に ある 面積 2 . 99 ha の 小島 で ある 。 一番 近い 陸地 は 新庄 町 鳥ノ巣 で 、 その間 の 距離 は 500 m 足らず で ある 。 位置 として は 田辺湾 の 南側 の 湾口 に やや 近い 位置 に あり 、 より 湾口 側 の 隣 に は 畑島 が ある 。 湾口 の 反対 側 に は 天神 崎 が ある 。  島 は 大きく 2 つ の 島 から 成り 、 大きい 方 を 「 おやま 」 、 小さい 方 を 「 こやま 」 と 呼び 、 両者 は 干潮 時 に は 岩礁 で つながる 。 「 こやま 」 は 標高 約 20 m で 、 周囲 は 崖 に 近い 急 傾斜 で あり 、 背 の 低い 樹木 に 覆わ れ て いる ものの 、 あまり 大きな 樹木 は ない 。 「 おやま 」 の 方 は 標高 約 30 m 近く 、 やや 東西 に 細長く 、 南側 の 斜面 は 崖 だ が 、 北側 は なだらか な 部分 も あり 、 海岸 に は 砂浜 も ある 。 全体 が 背 の 高い 森林 に 覆わ れ 、 神社 の ほこ ら も こちら の 山頂 近く に ある 。 川 は ない が 、 わずか に 水 が わき 出す ところ は ある 。  「 おやま 」 の 岩礁 に 船 が 接岸 できる よう に なっ て おり 、 地元 の 釣り船 で 渡る こと が 出来る が 、 上陸 は 田辺 市 教育 委員 会 の 許可 が 必要 で ある 。 ときおり ボランティア による 海岸 の 清掃 作業 が 行わ れる 。 この 砂浜 に は 昭和 天皇 の 行幸 を 記念 し た 南方 熊楠 の 歌碑 が 建て られ て いる 。  古く から 魚 付き 林 として 大事 に さ れ た よう で ある 。 神島 の 名 も 古く から ここ に 神 を 祀っ た こと による よう だ が 、 古い 記録 で は 神 の 名 が 挙げ られ て い ない 。 上述 の よう に この 島 の ハカマカズラ の 種子 は 数珠 として 珍重 さ れ 、 1940 年代 まで は 秋 に 新庄 村 で これ を 採取 し て 京都 の 仏具 屋 に 売っ て おり 、 その 量 は 毎年 数 十 リットル に 達し た と 言わ れる 。 ハカマカズラ の 産地 は 他 に も 何 カ所 か ある が 、 神島 の もの が 特に 珍重 さ れ た と も 言わ れる 。  神島 へ の 船 の 出る 田辺 市 磯 間 に 近い 場所 に ある 和歌山 県立 田辺 商業 高校 （ 現在 は 和歌山 県 立神 島 高等 学校 ） は 、 その 校章 が ハカマカズラ から 取ら れ て おり 、 これ は 学校 が 神島 に 近い こと から 選ば れ た もの で ある 。 学校 創設 時 の 教頭 で あっ た 楠本 定一 は 南方 熊楠 の 長男 、 熊 弥 の 親友 で あっ た 由 。  現在 で は 法的 保護 の 下 に おか れ て いる ため に 島内 は 立ち入り 禁止 で あり 、 上陸 を 求める 場合 に は 田辺 市 の 許可 が 必要 で ある 。 ただし 近辺 の 岩礁 は 釣り に よく 用い られ 、 そこ へ 行き来 する 船 は 近く に ある 磯 間 漁港 など から 出る 。 また 、 南方 熊楠 賞 の 受賞 者 が 授賞 式 の 翌日 に この 島 を 訪れる の が 半ば 慣例 の よう に なっ て いる 。 椿 啓介 や 青木 淳一 が 上陸 し て 、 それぞれ に サンプル 採集 を 行っ て いっ た 。  以下 の 記述 は 田辺 市 教育 委員 会 ( 1988 ) および 真砂 ( 1987 ) に 依っ て いる 。  田辺 地方 の 伝説 に は 、 この 島 と 、 より 北 の 南部 沖 の 鹿島 （ かし ま ） に関する 伝説 が ある 。 それ に よる と 、 昔 に 巨人 が 島 を 天秤棒 で 担い で い て 、 その 天秤棒 が 折れ て 海 に 落ち た の が この 2 つ の 「 かし ま 」 に なっ た と 言う 。  一説 に は 神島 の 名 が 現れる 最古 の 文献 は 『 万葉集 』 で ある 。 遣 新 羅 使 人 の 歌 に 「 月 よみ の 光 を 清 み 、 神島 の 磯 間 の 浦 に 船出 す われ は 」 が この 島 を 指す と の 説 が ある （ ただし 、 この 歌 の 神島 は 岡山 県 の 、 あるいは 広島 県 の もの と する 二 通り の 説 が 主流 で ある ） 。 磯 間 の 浦 は 神島 に 近い 、 田辺湾 奥 の 地名 で あり （ 現在 は 田辺 市 磯 間 ） 、 現在 も 神島 へ の 船 は ここ から 出る 。 これ 以降 も 平安 時代 以降 まで 神島 と 磯 間 の 浦 の 組み合わせ が いくつ か の 歌 に 見える 。 また 江戸 時代 に は 『 紀伊 続 風土記 』 など いくつ か の 書物 に 名勝 として その 名 が 挙げ られ 、 紹介 さ れ て いる 。 そこ で は 「 祀ら れ て いる 神 は 不詳 」 と さ れ て いる が 、 新庄 村 の 史蹟 登録 に は 祭神 について 「 健 御 雷 之 男 命 、 武 夷 鳥 命 」 と ある 。  この 頃 から 神島 は むしろ 生物 研究 の 対象 として 挙げ られる こと が 多く なる 。 すでに 江戸 時代 の 本草学 の 分野 で その 名 が 見える 。 小野 蘭山 が この 島 に 渡っ た と の 説 も ある が 、 これ は 根拠 に 乏しい 。 畔田 翠 山 の 『 熊野 物産 初志 』 に は ワンジュ （ ハカマカズラ の こと ） の 産地 として その 産地 名 に 田辺 加島 が 、 大 辺 路 、 江須崎 など と 並ん で 取り上げ られ て いる 。  幕末 に 日本 近海 を 測量 し た イギリス 船 アクティオン 号 の 船医 アーサー ・ アダムス は 貝類 の 研究 家 で 、 紀伊 半島 で も 数カ所 で 採集 を 行っ た 。 その 際 、 1861 年 に 神島 に も 上陸 し た らしい こと が 、 採集 品 や 記録 から 推定 さ れ て いる 。 1901 年 に は 日本 の 貝類 研究 家 の 平瀬 与五郎 の 採集 人 で あっ た 中田 次 平が 紀南 地方 で 採集 を 行い 、 やはり 神島 に 上陸 し た らしい 。 この よう な こと から 、 ハカマカズラ と共に 陸 産 貝 の 産地 として も その 名 が 知ら れ て い た 。  1902 年 に は 南方 熊楠 が 初めて この 島 に 渡り 、 2 年 後 に は 田辺 に 居 を 定め 、 神島 を 含む 周辺 の 生物 研究 に いそしん だ 。 神島 の 粘 菌 について は 「 植物 学 雑誌 」 に 報 文 を 出し て いる 。  ところが 1907 年 頃 から 始まっ た 神社 合祀 運動 の 中 で 、 神島 神社 も 新庄 村 の 大潟 神社 と の 合祀 が 決まり 、 神体 の なくなっ た 島 は 伐採 し て よい 、 という こと で 伐採 が 始まり 、 その 代金 で 新庄 小学校 の 校舎 改築 の 代金 に する 事 に なっ た 。 熊楠 は 神社 合祀 に 反対 運動 を 行っ て い た が 、 特に 神島 は 学術 上 の 重要 性 が ある として 大いに 反対 し た 。 彼 は 神島 の 森 の 伐採 が 漁業 に 大きな 悪影響 が ある こと 、 ハカマカズラ の 重要 性 や その 保護 の 意義 など を 説い て 新庄 村長 を 説得 し た ところ 、 村長 も 納得 し 、 村議 会 で 伐採 の 中止 を 決議 、 代金 の 払い戻し を 行っ た 。 ただし 、 この 時点 で 「 こやま 」 の 伐採 は すでに 行わ れ て いる 。  熊楠 は これ に 飽き 足らず 、 神島 について は 法律 的 な 保護 が 必要 と 考え 、 東京大学 教授 の 松村 任 三 と 貴族 院 書記 長官 の 柳田 國男 に 長文 を 送っ て 保護 を 訴え た （ 南方 二 書 と いわ れる ） 。 これ を 受け て 和歌山 県 は 1912 年 に 神島 を 魚 付き 保安 林 に 指定 し た 。 熊楠 は これ だけ で は 不足 と 考え 、 さらに 田辺 高等 女学校 の 宇井 縫 蔵 と共に 「 ハカマカズラ の 北限 自生 地 」 として 和歌山 県 の 天然記念物 に 指定 する よう 申請 を 行い 、 1930 年 に は 県 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  1929 年 に 昭和 天皇 が 田辺湾 に 軍艦 で 来訪 、 神島 に 上陸 し て 生物 調査 を 行い 、 その 際 に 熊楠 は 軍艦 の 上 で 進講 し た 。 それ を 機 に 熊楠 は 大阪毎日新聞 に 「 紀州 田辺湾 の 生物 」 を 連載 、 そこで 神島 の 生物 や 貴重 性 について も 詳しく 書き 、 また すでに 一部 が 伐採 さ れ た こと に も 触れ た 。 また 翌年 に は 天皇 行幸 を 記念 し て 熊楠 の 自 詠 自筆 による 歌碑 が 建て られ 、 それ を 機会 に 彼 は 神島 を 国 の 天然記念物 に する こと を 提唱 し た 。 彼 は その 資料 を 作る ため に 1934 年 に 田辺 営林署 に 依頼 し て 島 の 詳しい 地形 図 を 作成 さ せ 、 営林署 員 や 地元 の 学校 教員 など の 協力 を 得 て これ に すべて の 樹木 の 位置 と 種 名 を 書い た 「 田辺湾 神島 顕著 樹木 所在 図 」 を 作成 、 それ に 調査 報告 書 を 添え て 文部省 に 提出 、 国 の 天然記念物 の 指定 を 申請 し た 。 それ に対して その 翌年 、 植物 学 の 三 好学 、 地質 学 の 脇 水 鉄五郎 が 調査 の ため に 来島 、 それら を 受け て 1935 年 12 月 24 日 、 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 。  なお 、 熊楠 の 死後 、 1962 年 に 昭和 天皇 が 行幸 の 際 に 熊楠 を 偲ん で 詠ん だ もの による 歌碑 は 、 白浜 番所山 の 、 ちょうど 神島 を 見通せる 尾根 に 建て られ て いる 。  それ 以降 も この 島 で の 学術 調査 は 数多い 。 特に 陸 産 貝 で は 畔田 徳 米 や 波部 忠重 も この 島 で 調査 を 行い 、 1949 年 に 日本 貝類 学会 が 白浜 京都大 学 臨海 実験 所 で 行わ れ た 際 に は エクスカーション が この 島 で 行わ れ た 。  その後 、 新庄 村 が 田辺 市 と 合併 し 、 島 の 管理 が 田辺 市 に 移っ た 。 1955 年 、 田辺 市 教育 委員 会 に 文化財 調査 会 が 設置 さ れ 、 その 最初 の 事業 として 神島 の 調査 が 行わ れ た 。 これ は 戦後 の 混乱 期 に 神島 で 盗伐 が 行なわ れ た こと や 、 熊楠 の 調査 から 20 年 も 経過 し て いる こと など に よる 。 この 調査 で は 土壌 動物 の 調査 を 愛媛大学 の 森川 圀康 に 依頼 し た 。  まとまっ た 調査 として は 、 第 三 回 の もの が 1983 年 から 田辺 市 教育 委員 会 によって 行わ れ た 。 これ は 熊楠 の 調査 から ほぼ 半 世紀 を 経 て い た こと 、 その間 に 様々 な 変化 が あっ た らしい こと が わかっ て き た ため で ある 。 調査 は 3 年 にわたって 行わ れ 、 その 報告 書 は 1988 年 に 出さ れ た 。 以下 の 生物 相 など の 記述 は 主として これ に よっ て いる 。  その後 も 個別 の 研究 者 が この 島 を 訪れる こと は あり 、 それぞれ に 成果 が 上がっ て いる 。  2015 年 9 月 24 日 、 吉野 熊野 国立 公園 が 拡張 さ れ 、 神島 も 国立 公園 に 含ま れる こと と なっ た 。 同 10 月 7 日 、 神島 を 含む 熊楠 ゆかり の 地 13 ヵ所 が 「 南方 曼陀羅 の 風景 地 」 として 国 の 名勝 に 指定 さ れ た 。  植生 は 昭和 期 の ほぼ 安定 し て い た 頃 の 状況 として 、 1988 年 の 調査 を 元 に 記述 する 。 全体 が 森林 に 覆わ れ て いる 。 「 こやま 」 や 「 おやま 」 外周 崖 地 で は 背 の 低い 風 衝地 と なっ て おり 、 ウバメガシ を 中心 と し 、 トベラ や マサキ を 交え 、 林 床 に は ヒトツバ が 多い 。 植物 生態 学的 に は トベラ － ウバメガシ 群集 に あたる 。  「 おやま 」 の 大 部分 は より 背 の 高い 森林 で 覆わ れ て いる 。 構成 樹 種 として は 大きい もの は ホルトノキ 、 ヤブ ツバキ 、 ハゼ 、 クスノキ など が あり 、 その他 に イヌ マキ 、 タブノキ 、 ヤブ ニッケイ など 様々 な 樹 種 が ある 。 また ハカマカズラ や テイカカズラ など の つる 植物 も 多く 、 林 床 に は キノクニスゲ など が 見 られる 。 新谷 は これ を ムサシアブミ － タブ 群集 の 北限 的 な もの と 見 て いる 。  種子 植物 について は 太田 と 後藤 が 66 科 179 種 を 、 シダ 植物 について は 真砂 が 8 科 14 種 を 報告 し て いる 。 数 として は 多い もの で は なく 、 これ は 小さな 島 で ある から 当然 で ある 。 しかし シダ の 中 に は より 山間 部 に 出現 する はず の イワヤナギシダ や ヌリトラノオ が 含ま れ 、 森林 の 深 さ と 水 環境 の それなり の あり方 を 示し て いる 。 種子 植物 で は 、 きわめて 分布 が 限定 さ れ て いる 植物 として 、 キノクニスゲ 、 タキ キビ 、 ハカマカズラ が 挙げ られる 。 なお 、 ハカマカズラ は この 島 が 北限 で は なく 、 和歌山 県 で は さらに 北 の 由良 町 黒島 から も 知ら れ て いる 。  哺乳類 、 鳥類 に は 定着 し て いる もの は い ない 。 ただし 鳥 は 当然 ながら 、 哺乳類 で も 海 を 越え て の 行き来 が 確認 さ れ て いる 。 後述 の よう に 、 海鳥 の 糞 騒動 の 際 に は 多数 の ドブネズミ が 見 られ た し 、 それ を 食う ため か キツネ が 侵入 し た こと も 知ら れ 、 また アライグマ が 入っ た 記録 も ある 。 野鳥 について は 1988 年 の 調査 で 17 科 36 種 が 記録 さ れ て いる 。 爬虫類 で は カナヘビ が 生息 し て いる 。 両生類 は い ない 。  1955 年 の 総合 調査 で は 森川 ら による 陸上 無 脊椎動物 の 調査 も 行わ れ た 。 この とき カシマイボテカニムシ 、 カシマセスジアカムカデ など の 新種 が 発見 さ れ た 。 1988 年 の 調査 で も 様々 な 分類 群 の 調査 が 行なわ れ 、 以下 の よう な 結果 を 得 て いる 。 （ ） 内 は 担当 者 。  1988 年 の 調査 で は 小野 新平 が 粘 菌 の 調査 を 行い 、 6 科 19 種 を 記録 し て いる 。  なお 、 南方 熊楠 は 、 この 島 の 特異 な 生物 、 特に 北限 の ハカマカズラ など に 力点 を 置い て 保存 運動 を 展開 し た が 、 実際 の 考え は やや 違っ た ところ に あっ た らしい 。 この 島 が 国 の 天然記念物 に 指定 さ れ た 後 に 地元 の 牟婁 新聞 に 「 新庄 村 合併 に 就い て 」 を 書き 、 その 中 で 神島 に 触れ て 「 神島 を 天然記念物 に 指定 し た の は 、 特に 珍しい もの が ある ため で なく 、 むしろ 周辺 の 森林 が どんどん 荒らさ れる 中 で 、 せめて この 島 が そのまま 保存 さ れれ ば 、 それ が どんな もの だっ た か が わかる だろ う と 思っ た から だ 」 という 旨 の こと を 述べ て いる 。  1983 年 の 調査 が 行わ れ た 理由 の 一つ に 、 その 頃 に 南方 熊楠 の 再 評価 が 行わ れ 、 そこ から 熊楠 による 神島 の 調査 に 見直し が 行わ れ た 点 が ある 。 熊楠 の 調査 に は 「 こやま 」 と 「 おやま 」 の 「 顕著 な 樹木 」 すべて の 位置 と 種 名 が 記さ れ て いる こと に なっ て いる が 、 それ と 実際 に 見 られる 樹木 に 違い が あっ た 。 その ため 、 同様 の 調査 が 行わ れ た 。 その 結果 わかっ た こと は 、 タブノキ と アキ ニレ 、 それ に クロマツ など が 大きく 減少 し た こと 、 それ に対して ホルトノキ 、 イヌ マキ 、 エノキ など が 増加 し て い た 。 クロマツ について は この間 の 松 食い 虫 被害 に よる と 考え られる 。 タブノキ について は 、 大 径 の 木 が あっ た こと が 枯れ て 腐っ た 株 の 痕跡 から 確認 でき た 。 「 おやま 」 に は 朽ち木 で 径 100 cm 、 150 cm の もの が あっ た 。 ここ から 、 後藤 ら は 熊楠 の 調査 以降 の ジェーン 台風 、 室戸 台風 、 第 二 室 戸 台風 の 被害 が あり 、 それ によって これら の 大木 が 被害 を 受け て 枯死 し 、 それ による ギャップ に パイオニア 的 樹木 が 育っ た 結果 で あろ う と する 。 つまり 、 タブ 林 が 壊れ て その 代償 植生 として ホルトノキ 林 が 生まれ た と いう 。 ただし 、 たかだか 数 十 年 に 一 度 程度 の 規模 の 台風 で おそらく それ より はるか に 長い 寿命 を 持つ 樹木 が 軒並み 倒れる 、 という の は 納得 でき ない として 、 熊楠 の 保存 運動 の 際 に すでに 「 こやま 」 の 大木 が 伐採 さ れ た こと が 何らかの 影響 を 与え た 可能 性 に も 言及 し て いる 。  1990 年代 より 、 この 島 に 海鳥 の 集団 が 居着く こと が 多く なり 、 その 糞 による 被害 が 問題 視 さ れ 始め た 。  上記 の 1988 年 の 報告 で も この 島 で 若干 の サギ 類 が 営巣 し て いる こと の 報告 が あり 、 おそらく 周辺 の 海面 で の 養殖 漁業 の 影響 で ある と 述べ られ て いる 。 養魚 用 の 生け簀 に 餌 を 与える と 、 これ が 周囲 の 海 に も こぼれる ので 多数 の 小 魚 が 集まり 、 それ を 狙っ て 鳥 が 集まる という の で ある 。 しかし この 頃 は その 数 も 少なく 、 目立っ た 影響 は なかっ た 。  しかし 1991 年 に は ウミウ と カワウ （ ヒメウ も 混じっ て い た ） から なる 混成 群 が この 島 や 近隣 の 陸地 の 森 で 集団 で 休息 する よう に なり 、 時に 一夜 の 飛来 数 が 1200 羽 を 超える まで に なっ た 。 彼ら は 大木 の 枝 先 で 夜 を 過ごし 、 それら の 糞 の ため に 樹木 は 全体 に 白っぽく なり 、 一部 の 木 は 落葉 し た 。 田辺 市 で は 緊急 の 調査 を 行い 、 樹木 や 下草 、 土壌 動物 など に 様々 な 影響 が 出 て いる こと を 確認 し 、 鳥 を 追い払う 方法 を 模索 し た 。 その ため に 爆音 発生 装置 を 設置 し たり 、 鳥 が 枝 に 止まり にくく なる よう に 樹木 の 上 に 網 を かけ たり 、 といった 対策 を 講じ 、 ひとまず は 鳥 の 居着く こと は なくなっ た 。 しかし 、 その後 の 経過 調査 によって 、 糞 の 影響 は すぐ に は なくなっ て い ない 上 に 、 これ に 平行 する よう に ドブネズミ の 大 発生 が 起こっ て い た こと が わかっ た 。  ネズミ が 住ん で いる らしい 形跡 は 1986 年 に も あっ た と いう が 、 確認 でき ない 程度 の もの だっ た 。 ところが 1990 年 頃 より 大きい ネズミ が 居る と の 噂 が 立ち 、 1993 年 に は 無視 でき ない 程度 の 数 に 達し て い た 。 至る 所 に 巣 穴 らしい 穴 が あり 、 地表 の あちこち に 小 動物 が 頻繁 に 通っ た らしい 道 が つい て い た 。 1994 年 1 月 はじめ に 罠 を 仕掛け て 3 頭 を 捕獲 、 それ が ドブネズミ で ある こと が 確認 さ れ た 。 ところが 1 月 後半 に 改めて 調査 が 行わ れ た 際 に は 、 ネズミ の 個体 数 が 意外 に 少ない 、 という 印象 と共に 、 フクロウ や キツネ の 糞 が 発見 さ れ た 。 これら は 対岸 の どこ か から ネズミ を 狙っ て やってき た と 考え られる 。  こうして 大群 の 糞 による 直接 被害 や ドブネズミ による 被害 そのもの は 次第に 収束 し た が 、 糞 害 について は 全く なくなっ た わけ で は なく 、 その後 も より 小規模 ながら も 海鳥 の 不定期 な 寄り つき が 見 られる 。 結果 として 「 おやま 」 を 覆っ て い た 高木 の かなり の 部分 が 被害 を 受け 、 枯死 し た もの も 多い 。 かつて の 森林 の 様子 を 残す 部分 は 「 おやま 」 の 緩 斜面 の 部分 に 限ら れる のみ 、 という 様相 で ある 。 さらに 枯死 部分 を 覆う よう に テイカカズラ を 中心 と する つる 植物 の 繁茂 が 激しく なっ て いる 。 これ は 植物 群落 の 壊れ た 部分 を 覆い 隠す 役割 を 担っ て は いる が 、 高木 の 生長 を 阻害 する お それ も あり 、 それら を 考慮 し ながら 、 島 の 植物 群落 の 復活 を めざし て 何 を どう すれ ば よい か が 現在 検討 さ れ て いる 。木 （ き ） と は 、  「 き 」 「 木 」 や 「 樹 」 という の は 古代 から 用い られ て き た 呼称 ・ 概念 で ある 。  現代 で は 、 「 木 」 は 高木 と 低木 の 総称 で ある とも 、 木 は 大き さ によって 高木 （ 喬木   きょう ぼく ） と 低木 （ 灌木   かん ぼく ） に 区別 する 、 と も 。  「 木 ・ 樹 」 と 言っ て 、 たち き （ 立木 ） を 指し て いる こと も ある 。 また 「 木 ・ 樹 」 と 言っ て 、 特に 高木 を 指す 場合 も ある 。  現代 の 植物 学 で は （ 素朴 な 言葉 として 用い られ て いる 「 木 」 という 語 を 避け 、 学術 的 な 用語 を 用いる 場合 ） 「 木本 植物 」 という 用語 で 呼ん で おり 、 これ は 「 草 （ 草本 植物 ） 」 と 対比 する 語 で ある 。  高 さ は 、 高い もの で は たとえば オーストラリア の ユーカリ の 一種 や 北米 の セコイアオスギ の よう に 130 m ほど に 達する もの が あり 、 小さい もの で は フッキソウ や ヤブコウジ の よう な 例 が ある 。  高木 が 集まっ て でき た 植物 社会 が 森林 で あり 、 地球 の 陸地 の ほぼ 半分 は 森林 で 占め られ て いる ものの 、 近年 は 伐採 （ 森林 破壊 ） が 進行 中 で ある 。 樹木 が 高い 密度 で 集まっ て いる もの を 密林 、 まばら に 生育 し て いる もの を 疎林 と 呼ぶ が 、 基本 的 に 樹木 の 生育 できる 気候 において 自然 状態 で まったく 樹木 が 生育 し ない という こと は 珍しく 、 何らかの 形 で 樹木 は 生育 し て いる 。 ただし 気候 が 限界 を 超え て 寒冷 で あっ たり 乾燥 し て いる 場合 、 樹木 は 生育 し ない 。  ケッペン の 気候 区分 において は 乾燥 し すぎ て 樹木 が 生育 し ない 地帯 を 乾燥 帯 、 寒冷 すぎ て 樹木 が 生育 し ない 地帯 を 寒帯 と 呼び 、 樹木 の 生育 する 3 気候 （ 熱帯 、 温帯 、 冷 帯 ） と 区別 する 。 ただし 、 これ は あくまでも 降雨 量 と 気温 による 区分 で あり 、 乾燥 帯 において は 外来 河川 や オアシス など 、 降雨 に よら ず 水分 を 得る こと の できる 地点 において は 樹木 は 生育 し て いる 。 また 、 まれ に 樹木 が 発芽 し 十 分 に 発育 し て 地下 の 水脈 に 根 を 到達 さ せ た のち に 周囲 の 気候 が 乾燥 し た 場合 、 本来 全く 樹木 が 生育 できる 条件 が ない の も かかわら ず 樹木 が 存在 する こと と なる 。 こうした 例 で 最も 著名 な もの の 一つ に 、 アフリカ の テネレ 砂漠 に 存在 し た テネレ の 木 が ある 。 この 木 は 地球 上 で もっとも 孤立 し た ところ に 立っ て い た 木 として 知ら れ 、 もっとも 近い 別 の 木 から 少なくとも 200 ㎞ は 離れ た ところ に 立っ て い た 。  木 は 古来 、 人間 の 生活 ・ 文化 と 密接 な 関係 が あり 、 洋 の 東西 を 問わ ず 祭祀 に 何らかの かかわり を 持っ て いる 。  大 多数 の 専門 家 が 同意 する よう な 明瞭 な 植物 学 的 な 定義 は 提唱 さ れ て い ない 。  たとえば 岩波 生物 学 事典 の 【 木本 】 の 項 で は 「 茎 および 根 において 肥大 成長 により 多量 の 木部 を 形成 し 、 その 細胞 壁 の 多く が 木 化 し て 強固 に なっ て いる 植物 。 草本 と 対する 」 と し て いる 。 ただし 、 この 定義 に 厳密 に 従え ば 木 か どう か 迷う パパイヤ など は もちろん 、 ナス 、 キク など 一般 に は 「 草 」 として 扱わ れる 多く の 植物 が 木 に なっ て しまう 。 しかも 、 これら も 種 に 固有 の 性質 で は ない 。 ナス 科 、 キク 科 、 マメ 科 、 アブラナ 科 など に は 、 通常 は 草 として 生育 し て いる が 、 条件 が そろえ ば 枯れる こと なく 連続 的 に 生長 し 、 軸 を 肥大 ・ 木 化 さ せる 種 も たくさん ある 。 例えば 、 ナス や トウガラシ は 温帯 で は 草 で ある が 、 熱帯 ・ 亜熱帯 で は 明瞭 に 灌木 に 分類 さ れる 性質 を 示す 。  一般 的 に は 顕花植物 の 双 子葉 植物 で 木本 化 する もの は 樹皮 の 裏側 に ある 形成 層 のみ が 生き て おり 、 それ の 成長 に 基づき 二 次 成長 し 肥大 する の が 木本 と さ れる が 、 単 子葉 植物 の 場合 は 、 成長 組織 が 幹 内 に 拡散 し て いる ので 、 二 次 成長 が あっ て も 、 樹皮 の 裏側 だけ が 成長 し て いる 訳 で は ない 。 例えば 、 ドラセナ の 一種 の リュウケツジュ など は 推定 3000 年 の 古木 が ある が 、 単 子葉 植物 な ので 、 四季 の 有る 場所 で 育て て も 年輪 は 出来 ない 。 また 、 双 子葉 植物 の バオバブ は 気温 が 常に 暖かい 場所 に 自生 する が 、 雨季 と 乾季 の 成長 差 で 年輪 が 出来る 報告 が ある 。  一方 で 明瞭 な 茎 の 肥大 が 認め られ ない モウソウチク 、 ココヤシ など は 、 その 地上 部 は 強固 かつ 10 m を 超える 「 高木 」 に なる が 、 木 に は 分類 さ れ ない 。 葉 が 合わさっ て でき た 偽 茎 が 幹 の 代り に なり 、 丈 が 高く なる バナナ や 、 根 が 茎 を 補強 する こと により 高く なる ヘゴ など も 10 メートル 近く の 「 大木 」 に なり 、 成長 に従って 「 幹 」 が 太く なる が 、 これら は 木 に は 分類 さ れ ない 。 造園 界 樹木 学 上 で は 「 特種 樹 」 として 扱わ れ て いる 。  他 に よく さ れる 議論 として は 以下 の よう な もの が ある 。 年輪 が できる 植物 を 木 （ 木本 類 ） 、 でき ない 植物 を 草 （ 草本 （ そう ほん ） 類 ） と 定義 する 。 ところが 、 「 パパイア の 木 」 に は 年輪 が でき ない ので 、 「 草 」 に 分類 さ れる 。 ただし 、 年輪 は 、 季節 による 寒暖 の 変化 や 、 乾燥 ・ 湿潤 の 変化 により 組織 の 生長 スピード が 変化 し た 結果 生じる から 、 明らか に 木 で あっ て も 、 連続 的 に 生長 する 条件 （ 熱帯 雨林 の よう に 、 1 年 を通じて 寒暖 等 が 変化 し ない 環境 で 生長 し た 場合 など ） で は 、 年輪 は でき ない か 、 非常 に 不明瞭 な もの と なる 。  さらに 別 の 見解 として 、 木 と は 非常 に 厚く なっ た 細胞 質 を 持つ 死ん だ 細胞 により 生体 が 支持 さ れ て いる 植物 で ある 、 と する もの が ある 。 細胞 が 非常 に 厚い 細胞 壁 を 発達 さ せ 、 死ん で 生体 の 支持 に 使わ れる よう に なる こと を 木 化 、 あるいは 木質 化 と いう 。 具体 的 に いう と 、 いわゆる 木材 は 、 主として 道管 から 成り立っ て いる が 、 この 道管 は 細胞 壁 が 厚く なっ て 、 最後 に は 細胞 そのもの は 死ん で 、 残っ た 細胞 壁 が パイプ の 形 で 水 を くみ上げる 仕事 を 続ける もの で ある 。 その よう な 部分 を もつ 植物 が 樹木 だ 、 という 判断 で ある 。 上述 の 竹 や ココヤシ など は 、 これ に よれ ば 木 と 見なさ れる 。  しかし 、 現実 に は ほとんど の 維管束 植物 で 道管 や 仮 導管 の 細胞 壁 は 二 次 壁 により 肥大 する ため （ つまり 程度 も の ） 、 なに を もっ て 「 非常 に 厚い 細胞 壁 」 と する か は 完全 に 恣意 と なり 、 厳密 に 適用 すれ ば ほぼ 全て が 木 に 分類 さ れ て しまう 。  上田 弘 一郎 京大 名誉 教授 （ 世界 の 竹 博士 ） は 『 竹 は 木 の よう で 木 で なく 、 草 の よう で 草 で なく 、 竹 は 竹 だ ！ 』 と 力説 し て い た 。  つまり 、 この 発言 も 示す よう に 専門 家 で も 維管束 植物 を 木 か 草 に 2 分類 する よう な 定義 は 策定 ・ 同意 し かねる もの で ある 。  木 は 陸上 植物 のみ に 見 られる 植物 の 形 で ある 。 水中 の 植物 に も コンブ の よう に 大きく なる もの は ある が 、 それら は 柔軟 で 細長い 構造 を し て おり 、 幹 の よう な 構造 を 持た ない 。 これ は 、 水中 で は 体 を 支える 必要 が ない こと 、 逆 に 陸上 で は それ を 支える 仕組み なし に は 生存 でき ない こと に よる 。 陸上 生活 を 行う ため に 、 植物 は 空気 中 で 広げ られる 葉 や 、 それ を 支える 茎 、 それ に 体 を 固定 し 保持 し 、 水 を 吸い上げる 根 を 発達 さ せ た 。 その こと で 体 を 空中 に 突き出す こと が できる よう に なっ た こと が 、 今度 は 他者 より 高い 位置 に 出 て その 上 に 葉 を 広げる 競争 を 生み出し た の で あろ う 。 そして これ を 大 規模 に 行う ため の 適応 が 、 木質 化 や 肥大 成長 で あり 、 それ を 支える 根 も さらに 発達 し 、 その よう な 構造 を 獲得 する こと で 植物 は 地上 で もっとも 背 の 高い 生物 と なり 得 た 。 また 、 胞子 による 繁殖 から 種子 の 形成 に 至る 生殖 方法 の 進化 は 、 自由 な 水 に 依存 し ない 生殖 を 確保 する 方向 の 進化 と いわ れる が 、 同時に その よう な 構造 が 地表 を はるか に 離れ た 枝 先 に 形成 さ れる よう に なっ た こと の 影響 も 考え られる 。  樹木 は 、 それ が 可能 な 条件下 で は 、 ほとんど の 陸上 環境 において 、 その 地 で 最も 大きく なる 植物 で ある 。 樹木 が 生育 すれ ば 、 それ によって 地面 は 覆わ れ 、 その 下 は それ が ない 場合 と は はるか に 異なっ た 環境 と なる 。 これ によって 形成 さ れる 相 観 、 あるいは そこ に 見 られる 生物 群集 を 森林 と いう 。 したがって 、 樹木 の 生育 は 、 ある 面 で その 地域 の 生物 環境 の 重要 な 特徴 を 形成 する 。 気候 や 生態 系 を そこ に 成立 する 森林 の 型 で 分ける の は その ため で ある 。  また 、 樹木 は 、 その 体 を 支持 する ため に 太く て 固い 幹 を 持つ 。 この 部分 は その 群集 、 あるいは 生態 系 における 生物 量 の 大きな 部分 を 占める 。 つまり 、 木 は 生産 物 を 多量 に 蓄え 、 保持 する という 点 で 、 極めて 特異 な 生産 者 で ある 。 その 資源 の 大 部分 は セルロース と リグニン という 、 いずれ も 分解 の 困難 な 物質 で あり 、 しかも 頑丈 で 緻密 な 構造 を 作る ため 、 これ を こなせる 生物 は 少ない 。 菌糸 を のばし 、 その 表面 で 消化 吸収 を 行なう という 生活 の 型 を もつ 菌類 は 、 この 資源 を 利用 し て 進化 し て き た という 面 が ある 。 それ を 含め て 、 この 資源 を 巡っ て は 、 分解 者 と 呼ば れる よう な 、 独特 の 生物 の 関わり が 見 られる 。 そこ に 生息 する 動物 に も 、 シロアリ や キクイムシ など 、 菌類 や 原生 生物 と の 共生 関係 を 持つ もの が ある 。  他方 、 太く て 高く 伸びる 茎 や 、 細かく 分かれ た 枝葉 は 、 他 の 生物 にとって は 複雑 で 多様 な 構造 を 提供 する もの で あり 、 生物 多様 性 の 維持 に 大きな 意味 を もつ 。 また 、 森林 において 、 生産 層 は 樹木 の 上部 に 集中 する 。 しかし 、 それら 地上 に 離れ離れ に 存在 する 幹 から 伸び た もの で ある 。 したがって 、 ここ を 生息 の 場 と する 場合 、 場所 を 変えよ う と すれ ば 、 飛ば ない 限り は 、 一旦 地上 に おり なけれ ば なら ない 。 これ は 大変 な エネルギー ロス で ある 。 動物 の 飛行 や 滑空 の 能力 の 発達 は 、 ここ に かかわる 場合 も 多い と 考え られる 。  樹木 に なる 植物 は 、 シダ 植物 と 種子 植物 のみ で ある 。 コケ 植物 に は 樹木 は ない 。  シダ 植物 に は 、 古生代 に は リンボク など 多数 の 樹木 が 存在 し た が 、 それら の 子孫 は ごく 小型 の 草本 として 生活 し て いる 。 現在 の シダ 類 で 大型 に なる の は 、 ヘゴ など 、 いわゆる 木 生 シダ で ある 。 ただし 、 その 茎 は 肥大 成長 を 行う こと が なく 、 下部 は 表面 を 覆う 根 に 支え られ て いる 。  裸子植物 の 祖先 と さ れる シダ 種子 植物 も 大型 で 、 裸子植物 の ほとんど が 木本 で ある 。 中生代 の 地上 を 覆っ た の は 、 裸子植物 の 森林 で あっ た 。 それ 以降 は 、 その後 に 出現 し た 被子植物 に 、 多く の 場所 で 取っ て 代わら れ 、 裸子植物 は 、 寒冷 地 など に その 勢力 の 多く を 保持 し て いる 。  被子植物 は 木本 の もの も 草本 の もの も ある が 、 どうやら 草本 の 性質 は 木本 から 二 次 的 に 出現 し た と 考え られ て いる 。 特に 双 子葉 植物 に 木本 の もの が 多い 。 非常 に 多く の 群 が ある が 、 森林 の 形成 から 見る と 、 ブナ 科 植物 が 重要 で ある 。  単 子葉 植物 は 大 部分 が 草本 で ある 。 樹木 的 外見 を 持つ もの は ある が 、 多く は 普通 の 意味 で の 木本 は なく 、 いずれ も 特殊 な 構造 を し て いる 。 バナナ は 茎 で は なく 偽 茎 で 、 葉 鞘 が 重なり合っ た もの で ある 。 イネ 科 の タケ は 草本 の まま で ある が 、 木質 化 が 強く 、 木本 ・ 草 どちら と も 取れる 。 ヤシ 科 、 タコノキ 科 など は より 木本 で ある が 、 二 次 成長 の ため の 構造 が ない ため 、 茎 は 太っ て いか ない 。 センネンボク など は 特殊 な 維管束 形成 層 を 発達 さ せ 、 肥大 成長 を する ため 、 木本 と いっ て いい 。  樹木 は その 性質 によって 様々 に 分類 さ れる 。 葉 の 形状 によって も 、 樹木 は 葉 の 細い 針葉樹 と 葉 の 広い 大きく 広葉樹 と に 大きく 二分 さ れる 。 広葉樹 は 温暖 な 熱帯 から 温帯 にかけて 広がり 、 夏 緑 樹林 、 硬 葉 樹林 、 照葉樹 林 など の 樹林 を 形成 する 。 針葉樹 は 寒冷 な 地域 に 適応 し た 樹 種 で あり 、 温帯 北部 から 冷 帯 にかけて 広大 な 針葉樹 林 を 形成 する 。  落葉 の 有無 について は 、 一 年 中葉 を つけ て いる 常緑樹 と 、 季節 により 葉 を すべて 落とす 落葉樹 と に 大別 さ れる 。 落葉樹 は 一 年 ごと に すべて 葉 を 落とす が 、 常緑樹 の 葉 も 生え かわら ない わけ で は なく 、 おおよそ 3 年 から 5 年 で 古い 葉 を 落とす 。 常緑樹 は さらに 、 広い 葉 を もつ 常緑 広葉樹 （ ツバキ 、 タブノキ 、 クスノキ など 。 常緑 広葉樹 林 を 造る ） と 、 細い 葉 を 持つ 常緑 針葉樹 （ 耐寒 性 が あり 温帯 北部 から 冷 帯 に 分布 する 。 モミ 、 トウヒ など ） に 分かれる 。 落葉樹 も 同様 に 、 温帯 に 分布 する 落葉 広葉樹 （ ブナ 、 ミズナラ など ） と 冷 帯 北部 に 分布 する 落葉 針葉樹 （ カラマツ 、 メタセコイア など ） に 大別 さ れる 。  樹木 の 常緑 と 落葉 は 、 その 地域 の 気候 条件 によって 左右 さ れる 。 植物 の 生育 に 特に 不利 な 期間 が ない 場合 、 葉 を 落とす 必要 が ない ため 常緑 と なる 。 熱帯 雨林 が 常緑樹 によって 構成 さ れる の は この ため で ある 。 温帯 の うち でも それほど 強い 乾燥 や 寒気 に さらさ れ ない 場合 は 、 乾燥 に 適応 し た 硬 葉 樹 や 寒気 に 適応 し た 照葉樹 など の よう に 、 ある程度 抵抗 力 を 備え た 常緑 の 葉 を 茂ら せ て いる 場合 が 多い 。 しかし 温帯 の うち で も 強い 乾季 や 寒冷 な 冬 など 、 葉 を つけ た まま で は 不利 に なる 期間 の 多い 地域 において は 落葉樹 が 優勢 と なる 。 しかし 冷 帯 に 入る と 、 1 年 で 葉 を 落とし て 再び 茂ら せる だけ の 余裕 が なく 光合成 が できる よう に なっ た 場合 に は すぐ に それ を 開始 し なけれ ば なら ない ため 、 樹木 は 再び 常緑 と なる 。 しかし 冷 帯 で も 寒帯 に ほど近い 地域 に なる と 、 冬 の 寒気 が あまりに も 厳し すぎる ため 葉 を 落とさ ざる を 得 なく なり 、 落葉 針葉樹 が 生育 する よう に なる 。  木 の 基本 的 な 構造 は 、 草 と それほど 変わる もの で は ない （ 上述 ） 。 すなわち 光合成 を 行い 糖 を 生産 する 葉 と 、 地中 深く に 伸び て 養分 と 水 を 吸収 する 根 、 そして その 二つ を つなぎ 養分 や 水 を 送る 構造 を 持つ 硬い 幹 を もち 、 そこ から 幾 本 も の 枝 を 伸ばす 。 幹 は 木質 化 し 、 次第に 太く 成長 する 。 幹 の もっとも 外側 に は 外 樹皮 が あり 、 これ が 木 の 表面 を 覆っ て いる 。 その すぐ 内側 に ある 内 樹皮 は 師 部 と も 呼ば れ 、 葉 で 生産 さ れ た 養分 を 根 や 木 全体 へ と 運ん で いる 。 その 内側 に は 形成 層 が 存在 し 、 ここ で 行わ れる 細胞 分裂 によって 木 は 年々 太く なっ て いく 。 形成 層 の 内側 は 木部 と なり 、 基本 的 に は 死ん だ 細胞 によって 構成 さ れる が 一部 生き た 細胞 も 存在 する 。 木部 は 外側 の 辺 材 と 内側 の 心材 と に 大別 さ れ 、 辺 材 部分 において 根から 吸収 さ れ た 水分 を 木 全体 へ と 輸送 し て いる 。 ただし この 輸送 は 辺 材 全体 で 行わ れる の で は なく 、 その ほとんど が もっとも 外側 の 辺 材 （ 最新 の 年輪 ） の 部分 によって 行わ れる 。 また 、 年輪 において 色 の 薄く 幅広い 部分 は 早 材 と 呼ば れ 夏季 に 成長 し た 部分 、 色 が 濃く 狭い 部分 は 晩 材 と 呼ば れ 冬季 に 成長 し た 部分 で ある 。 早 材 の 部分 は 主 に 水 を 通し 、 晩 材 の 部分 は 通 水 より も 木 全体 の 強度 の 増進 に 役だっ て いる 。 辺 材 は やがて 内側 から 徐々に 心材 へ と 変化 し て いく 。 心材 部分 において 通 水 は 行わ れ ず 、 木全 体 を 支える 役割 を 果たす こと に なる 。  枝 の 先 に は 芽 を 付け 、 花 を 咲かせ 、 主 に 種子 を もっ て 繁殖 する 。  土壌 で は 、 樹木 に 限ら ず 多く の 植物 の 根 が 真 菌 の 菌糸 と 接続 し て いる 。 木 は 真 菌 から リン など の ミネラル を 獲得 し 、 一方 真 菌 は 木 から 光合成 の 炭水化物 生成 物 を 得る 。 菌糸 は 異なる 樹木 を 結ぶ こと が でき 、 ネットワーク が 形成 さ れ 、 ある 場所 から 別 の 場所 へ 栄養素 および シグナル を 伝達 する 。  木 は 古代 から 豊穣 な イメージ を 提供 し て いる 主題 で あり 、 現代 で も そう あり 続け て いる 。 特に 大きな 樹木 を 神聖 視 し て 、 神木 として 祭り 崇める こと を 巨木 信仰 と いう 。 世界 樹 の よう に 天 に 届く 木 や 、 世界 を 支える 木 に関する 神話 伝説 が あちこち に 見 られる 。 単独 の 樹木 で は なく 、 森林 、 あるいは それ を 置く 山 を 信仰 の 対象 と する 場合 も ある 。  木 は 、 自然 の 事物 の うち で 最も 豊富 に し て 広範囲 にわたる 象徴 を もつ 主題 の 一つ だ 、 と 飯島 ・ 濱谷 ら は 指摘 し て いる 。 人類 の あらゆる 時代 ・ 地方 の 文化 で 木 は 主題 として 現れる が 、 それ を 大まか に 要約 する と 、 中心 軸 、 生命 と 豊穣 、 元祖 の イメージ 、 に 大別 する こと も 可能 で ある と 飯島 ら は 指摘 し た 。 分類 の しかた は 他 に も いくつ も ある が 、 ここ で は 便宜 的 に それ を 採用 し て 説明 を 進め て みる 。  人類 にとって 木 は 最も 身近 に ある 存在 の ひとつ で あり 、 木 を そのまま 、 あるいは 素材 として 、 有史 以前 から さまざま な 用途 に 使用 し て き た 。  木 の 利用 として 最も 一般 的 な もの は 、 木 を 切り倒し て 木材 と する こと で ある 。 木材 は 建築 材 や 家具 、 楽器 や スポーツ 用品 、 各種 日 用品 など さまざま な 道具 の 材料 として 利用 さ れる 。 材木 の 供給 を 求め て の 人工 林 も 作ら れる 。 内装 に 無垢 材 を 使用 し た 家 は シック ハウス 症候群 対策 に 再び 見直さ れ はじめ た 。 また 、 フィトンチッド と 総称 さ れる 木 の 発する 香り は リラックス 効果 が 認め られ て いる 。 沈香 や 白檀 など の 芳香 を 持つ 木 は 香木 として 古来 より 珍重 さ れ 、 これら の 香 を 楽しむ 香道 と 呼ば れる 芸道 も 日本 に は 存在 する 。 中世 に 入り 蒸留 法 が 一般 化 する と 、 こうした 香り 成分 を 蒸留 し て 精油 （ エッセンシャルオイル ） と 呼ば れる 芳香 成分 を 抽出 する こと が 広く 行わ れる よう に なり 、 食品 や 化粧 品 、 薬 、 そして アロマテラピー など で 盛ん に 使用 さ れる よう に なっ た 。  また 、 人類 の 歴史 の はじめ から 、 燃料 として も 利用 さ れ て き た 。 木 を そのまま 切っ た のち 乾燥 さ せ た もの は 薪 と 呼ば れ 、 人類 の もっとも 基本 的 な 燃料 の 一つ と なっ た 。 さらに この 木 を 蒸し焼き に し て 炭化 する こと で 、 燃料 として の 有用 性 を 高め た の が 炭 （ 木炭 ） で ある 。 木炭 は 石炭 が 燃料 の 主役 と なる まで 世界 で 広く 使用 さ れ 、 現代 において も 一部 で 使用 さ れる こと が ある 。 先進 国 において は 電気 や ガス が 完全 に 燃料 の 主体 と なり 、 木 を 燃料 と する こと は 特殊 な 状況 を 除き それほど 行わ れ なく なっ て いる が 、 こうした インフラ の 整っ て い ない 発展 途上 国 において は 木 は いまだに 燃料 の 主役 と なっ て いる 。 しかし こうした 薪炭 用 の 木材 使用 は 途上 国 における 森林 破壊 の 主因 の 一つ と なっ て いる 。 また 、 先進 国 において も 2000 年代 以降 、 地球 温暖 化 や 原油 価格 の 高騰 など によって 再生 可能 エネルギー が 注目 さ れる よう に なり 、 木 も その 一部 として 木質 ペレット の よう に 固形 化 し たり 、 セルロース を 分解 し て バイオマスエタノール の 原料 に する など の 方法 で 再び 燃料 として の 注目 度 が 高まっ て いる 。 なお 、 木 を 直接 燃やす ほか に 、 ハゼノキ や シロダモ 、 ウルシ の 実 から 蝋 を 取っ て 木蝋 と し 、 ろうそく の 原料 と する こと も かつて は 広く 行わ れ 、 現代 において も 使用 さ れる こと が ある 。  樹皮 も また 、 古来 より 様々 な 用途 に 用い られ た 。 樹皮 から は 長い 繊維 が 取れる ため 、 オヒョウ の 樹皮 から 作ら れる アイヌ 人 の アットゥシ や 、 カジノキ から 作ら れる 南太平洋 の タパ の よう に 、 樹皮 から 布 や 服 を 作る こと も 行わ れ た 。 カジノキ の 樹皮 は 紙 の 原料 として 中国 で 使用 さ れ 、 日本 において も カジノキ の 近 縁 で ある コウゾ が 和紙 の 主 原料 として 使用 さ れ た 。 樹皮 で は なく 木 全体 の 繊維 を 使用 する よう に なっ た ものの 、 木 は いまだに 紙 の 主 原料 で ある こと に は 変わり なく 、 木材 の 消費 において 大きな 部分 を 占め て いる 。 木 を 基盤 と し た 製材 業 ・ 木材 工業 ・ 製紙 業 は いずれ も 現代 工業 の 中 で ある 程度 の 割合 を 占め て いる 。 また 、 木 を 焼く と 初期 の 化学 工業 に 重要 で あっ た 灰 を 生産 する こと が でき 、 これ が 近代 化 以前 の ヨーロッパ において ガラス 工業 が 森林 に 立地 する 理由 と なっ た 。 木 は この ほか に も 、 加熱 処理 を 行う こと で 様々 な 化学 物質 を 生産 する こと が できる 。 この 処理 は 木炭 生産 に 付随 し て 行う こと が でき 、 19 世紀 に いたる まで は 、 木炭 生産 の 副産物 として 酢酸 や メタノール 、 アセトン 、 テレ ピン 油 、 クレオソート 、 ピッチ など が 生産 さ れ て い た 。 こうして 木材 の 利用 から 初期 の 化学 工業 が 成立 し た が 、 やがて コークス 生産 時 に 出る コールタール や 石油 に 原料 の 座 を とっ て かわ られる こと と なっ た 。  この ほか 、 木 を 傷つけ て そこ から 流れ だす 樹脂 を 使用 する こと も 広く 行わ れ て いる 。 こうした 利用 の うち 最も 重要 な もの は ゴム の 採取 で あり 、 電気 機械 や 輸送 機械 の 発展 に 非常 に 重要 な 役割 を 果たし た 。 合成 ゴム が 開発 さ れる と 天然 ゴム の 重要 性 は 低下 し た が 、 現代 において も 採取 は 行わ れ て いる 。 樹液 の 利用 として は 、 ウルシ の 木 から 採取 さ れる 漆 は 塗料 として 漆器 など に 使用 さ れ 、 松脂 および それ から できる テレ ピン 油 と ロ ジン も 各種 用途 に 使用 さ れる 。 コルクガシ は 樹皮 を コルク として 使用 する 。  上記 の よう な 素材 として の 利用 の ほか 、 木 を そのまま 食料 源 と する こと も 広く 行わ れる 。 木質 化 し て いる 部分 は 人間 の 食糧 として 使用 する こと は でき ない が 、 若葉 や 果実 、 塊茎 など さまざま な 部分 が 人類 の 食糧 として 使用 さ れ て き た 。 なかでも 木 の 食糧 利用 として 最も 重要 な もの は 、 果実 を 果物 として 使用 する こと で ある 。 果物 が 収穫 できる 木 （ 果樹 ） は しばしば 田 や 畑 の よう に 一定 の 区画 に ひとつ の 種 を 集め て 栽培 さ れ 、 その 区画 は 果樹 園 と 呼ば れる 。 果物 を 収穫 する ため に ブドウ や リンゴ 、 柑橘類 など さまざま な 果実 が 栽培 さ れ て いる 。 この ほか 、 アーモンド や ピスタチオ など の よう に 種子 を ナッツ として 食用 と する こと も 行わ れる 。 ナッツ に は アーモンド や クルミ の よう に 油脂 を 主成分 と する もの と 、 クリ や トチ の よう に デンプン を 主成分 と する もの が あり 、 とくに 後者 は 非 農耕 社会 や 山村 において は 主食 として 大きな 役割 を 果たして き た 。  直接 食用 の ほか 、 アカシア など の 木 は ミツバチ が 集める 蜂蜜 の 蜜 源 として も 使用 さ れる 。 サトウ カエデ や サトウ ヤシ の よう に 、 樹液 から 砂糖 や メープルシロップ といった 甘味 料 を 採取 できる 木 も ある 。 セイロンニッケイ （ シナモン ） の 樹皮 や コショウ の 種子 の よう に 、 香辛料 として 使用 さ れる 木 も ある 。 アブラヤシ の 木 から パーム 油 、 ココヤシ から ココナッツ オイル といった 油脂 を 採取 できる 木 も あれ ば 、 カカオ や コーヒーノキ といった 嗜好 品 生産 に なく て は なら ない 木 も ある 。  2018 年 に は 木 に 酵素 と 酵母 を 加え て 発酵 さ せ 、 木 の 香り の ある 酒 を 作る 技術 が 森林 総合 研究所 で 開発 さ れ た 。  特殊 な 利用 法 として 、 サゴヤシ の 木 から は 木質 化 し た 樹幹 に 蓄え られ て いる デンプン を 採取 し 主食 と する 。  生き た 木 は 木陰 を 作り 、 日除け 、 風除け として 利用 できる 他 、 果実 や 葉 、 樹液 や 幹 が 食糧 と なる 種 も あり 、 人家 周辺 に 木 を 植える 事 は 世界 に 広く おこなわ れ て いる 。 地域 によって その 有り様 は 様々 で ある 。  潤い と 木陰 を 求め て 樹木 を 栽培 する こと も よく 行なわ れる 。 市街地 の 道路 に 沿っ て 植 栽 さ れ た もの を 街路 樹 、 道路 の 他 、 河川 や 単 に 並ん で 生え て いる もの は 並木 、 庭 の 仕切り と する もの を 生垣 、 家 を 覆う よう に 作ら れる の が 屋敷 林 といった ふう に 、 様々 な 呼び名 が ある 。 また 、 屋敷 林 と は 別に 、 住居 に 付属 する 庭園 に 庭木 を 植 栽 し 、 美観 を 整える こと は 広く 行わ れ て いる 。 こうした 用途 に 使用 する ため の 樹木 の 栽培 は 、 園芸 農業 の 重要 な 一 部分 を 占め て いる 。 世界 の 各地 に は 開発 や 災害 など から 逃れ 長い 時間 生き延び た 巨木 や 老木 が 多く 存在 し て おり 、 一部 は 保護 対象 や 観光 名所 と なっ て いる 。  また 、 近年 地球 温暖 化 の 危険 性 が 叫ば れる 中 で 、 樹木 の 効用 が 注目 さ れる よう に なっ て き て いる 。 樹木 は 光合成 によって 大気 中 の 二酸化炭素 を 吸収 し 自身 を 成長 さ せ て いる ため 、 樹木 を 増やす こと は 温暖 化 対策 として 非常 に 有効 な もの の ひとつ で ある 。偽 鱗茎 （ ぎりんけい 、 ） は 、 茎 の 節 間 から 生じる 貯蔵 器官 で ある 。 ラン 科 の 、 特に 着生 性 の 種 に 見 られる 。 偽 球茎 （ ぎきゅうけい ） 、 擬球茎 （ ぎきゅうけい ） 、 仮 鱗茎 （ かりん けい ） 、 バルブ など と 呼ば れる こと も ある 。 ただし バルブ は 鱗茎 （ 球根 ） の 英訳 で も ある 。  形状 は種 によって 異なり 、 非常 に 肥厚 する 偽 鱗茎 を もつ 種 や 、 通常 の 茎 に 似 た 形態 の 偽 鱗茎 を もつ 種 など さまざま で ある 。 例えば マメヅタラン 属 の 種 は 、 1 つ の 球形 の 偽 鱗茎 から 1 、 2 枚 の 葉 を つける 。  偽 鱗茎 それ 自体 の 寿命 は 1 - 5 年 と 短い が 、 偽 鱗茎 から 塊茎 など を 産 生 する こと で 長期間 生存 する こと が 可能 と なる 。  偽 鱗茎 は 、 主 に 複 茎 性 （ 仮 軸 性 、 ） の ラン に 見 られる もの で 、 熱帯 の 着生 ラン など 単 茎 性 （ ） の ラン は 違っ た 形態 を もつ 。アミガサユリ （ 編笠 百 合 ） ユリ 科 バイモ 属 の 半 蔓 性 多年草 。 原産地 は 中国 で 、 観賞 用 として 栽培 さ れる 事 が 多い 。  茎 高 50 cm 程度 、 葉 は 三 〜 五輪 生し 線 状 披針形 で 無 柄 。 上部 で は 互生 し 、 先端 が 反 巻 する 。 花期 は 早春 で 、 茎 頂 に 2 つ ほど の 花 を 下向き に 咲かせる 。 花 被 片 は 淡 緑色 で 6 個 ある 。 花 径約 3 cm で 鐘 状 花 で あり 、 内側 に 黒 紫色 の 網目 状 斑紋 を 持つ 。 その ため 編笠 百 合 の 名 が ある 。 地下 に 鱗茎 を 持ち 、 梅雨 頃 から 休眠 する 。 鱗茎 は 二 枚 の 厚い 貝 状 の 鱗片 が 相対 し て おり 、 貝 母 の 名 の もと と なっ て いる 。  乾燥 さ せ た 鱗茎 は 貝 母 と 呼ば れる 生薬 として 日本 薬局方 に 収載 さ れ て おり 、 粉末 が 去痰 ・ 鎮咳 ・ 催乳 ・ 鎮痛 ・ 止血 など に 用い られる 。 貝 母 は 、 清 肺 湯 、 滋 陰 至宝 湯 など の 漢方 処方 に 用い られる 。 鱗茎 を はじめ 全 草 に フリチリン・フリチラリン・ベルチシン など の アルカロイド を 含む 。 心筋 を 侵す 作用 が ある ので 副作用 として 血圧 低下 、 呼吸 麻痺 、 中枢 神経 麻痺 を 引き起こす 事 も ある 。 また 、 呼吸 数 や 心拍 数 が 低下 する 事 も ある ため 、 使用 時 は 量 に 注意 す べき で ある 。ウスユキソウ 属 （ 薄 雪 草 属 、 学名 ：" Leontopodium "） は 、 キク 科 キク 亜 科 の 1 属 で ある 。 ウスユキソウ   や セイヨウウスユキソウ （ エーデルワイス ）   など が 属する 。  ユーラシア 大陸 の 中 緯度 山岳 地帯 に 広く 分布 する ほか 、 南米 アンデス山脈 に も 自生 し て いる 。 とりわけ ヨーロッパ アルプス や ピレネー に 自生 する エーデルワイス は ミュージカル サウンド ・ オブ ・ ミュージック の 挿入 歌 に なっ た こと も あっ て 、 高山 植物 の 代表 的 存在 として 知ら れ て いる 。 原語 は ドイツ 語 の （ エーデルヴァイス ） で 、 「 高貴 な 白 」 という 意味 で ある 。 オーストリア 共和 国 、 スイス 連邦 の 国花 として も 有名 。  日本 に は 北海道 から 中部 山岳 地帯 にかけて 5 種 と 2 変種 が 分布 する 。 主 に 高山 帯 に 自生 する が 、 低 山 から 亜 高山 帯 にかけて 分布 する 種類 も ある 。  名前 の とおり 、 薄く 雪 を かぶっ た よう な 白い 花 を 咲かせる 。 ただし 、 本当 の 花 は ごく 小さく 、 花 の よう に 見える の は 花序 の 周囲 を 飾る 苞 葉 と 呼ば れる 葉 で 、 その 表面 に 白い 綿毛 が 密生 し て いる ため 、 まるで 雪 を かぶっ て いる よう に 見える 。  花期 は 6 月 から 8 月 。ヤドリギ 科 （ 学名 ： Viscaceae ） は 被子植物 の 科 。 すべて 半 寄生 植物 から なり 、 他 の 樹木 の 枝 に 着生 する 。 いわゆる 「 ヤドリギ 類 」 に 含ま れる 。 APG 植物 分類 体系 で は ビャクダン 科 に 含め て いる が 、 クロンキスト 体系 で は 独立 の 科 と し 、 世界 の 熱帯 から 温帯 に 分布 する 約 7 属 450 種 を 含め て いる 。 新 エングラー 体系 等 で は オオバ ヤドリギ 科 など 、 いわゆる ヤドリギ 類 を 含め て いる 。  半 寄生 の 低木 で 、 他 の 樹木 の 枝 に 生え 寄生 根 で 固着 する 。 葉 は 対生 し 、 葉 が 小型 に 退化 し 茎 で 光合成 する 種 （ ヒノキバヤドリギ 属 ） も ある 。 果実 は 液 果 で 1 個 の 粘着 性 の ある 種子 を 含み 、 鳥 など に 食べ られ 排泄 さ れ た あと も 枝 など に 粘着 し やすい 。オオバ ヤドリギ 科 （ Loranthaceae ） は 真正 双 子葉 類 ビャクダン 目 に 属す 科 。 すべて 半 寄生 の 低木 から なり 、 他 の 樹木 の 枝 に 着生 する 。 いわゆる ヤドリギ 類 に 含ま れる 。 世界 の 熱帯 から 温帯 （ 特に 南半球 ） に 約 70 属 940 種 が 分布 する 。  古い 分類 （ 新 エングラー 体系 等 ） で は 他 の ヤドリギ 類 とともに まとめ ヤドリギ 科 と し て い た が 、 クロンキスト 体系 等 で は 独立 の 科 と し 、 現在 の APG 分類 体系 で も ビャクダン 科 （ 旧 ヤドリギ 科 を 含む ） と は 別 系統 として 認め て いる 。  The   Plant   List よりグローバル 作物 多様 性 トラスト () は 、 世界 レベル の 食糧 安全 保障 の ため に 、 作物 多様 性 の 保存 と その 利用 可能 性 の 確保 を 目的 と する 独立 し た 国際 機関 で ある 。 国連 食糧 農業 機関 （ United   Nations   Food   and   Agriculture   Organization 、 FAO ） と 国際 農業 研究 協議 グループ （ Consultative   Group   on   International   Agricultural   Research 、 CGIAR ） の 連携 によって 2004 年 に 設立 さ れ た 。  2004 年 に 発効 し た 、 食料 及び 農業 の ため の 植物 遺伝 資源 国際 条約   （ International   Treaty   on   Plant   Genetic   Resources   for   Food   and   Agriculture ） の 締結 国 理事 会 と 関係 協定 を 結び 、 この 条約 で 定め られ た 主要 食物 の 食物 遺伝 資源 の 収集 、 生育 域外 保全 及び 持続 可能 な 利用 に 必要 な 費用 を まかなう 資金 調達 メカニズム として の GCDT と の 関係 が 規定 さ れ て いる 。 また 、 資金 調達 と 資金 供与 を 行なう にあたり 、 GCDT の 科学 的 専門 性 の 自立 性 が 認め られ て いる 。  GCDT は 、 作物 トラスト 基金 を 設置 し 、 その 運用 益 を 、 既存 の 組織 が 独特 かつ 重要 な 作物 の 多様 性 の 保存 に 必要 な 費用 を 永続 的 に 供与 する ため に 充当 。 作物 多様 性 は 農業 の 生物 基盤 そのもの で あり 、 植物 育種 学者 と 農業 従事 者 にとって 、 病虫害 に 対処 できる 品種 改良 の 原材料 で ある 。 将来 、 農業 が 気候 変動 に 適応 し 水 資源 と エネルギー の 制約 に 対応 し て いく ため に は 、 この 作物 多様 性 が 中枢 の 役割 を 担う こと に なる だろ う 。  グローバル 作物 多様 性 トラスト （ GCDT ) の 事務 局 は ドイツ の ボン に 置か れ て いる 。 執行 理事 会 の 議長 は ワルター・フスト ( Walter   Fust 、 スイス )、 副 議長 は チム・フィッシャー （ Tim   Fischer 、 オーストラリア ） 。 資金 供与 者 評議 会 （ Donors ’ Council ) の 委員 長 は バーバラ・コザック （ Barbara   Kosak 、 ドイツ ） 。 これ まで に 、 １ 億 ７ 千 万 ドル 相当 の 作物 トラスト 基金 が 造成 さ れ て いる 。 2014 年 3 月 現在 、 基金 の 90 ％ は 14 の 参加 政府 の 政府 開発 援助 の 任意 拠出 による もの で 、 最大 拠出 国 は 米国 、 次いで ノルウェー 、 英国 、 オーストラリア 、 ドイツ 、 スウェーデン 、 スイス 等 、 エジプト 、 エチオピア 、 インド 等 、 開発 途上 国 も 拠出 し て いる 。 残り 10 ％ は ゲイツ 財団 、 デュポン など 民間 基金 から の 寄付 金 。  事務 局長 は マリー・ハーガ （ Marie   Haga ,   ノルウェー ） 2013 年 に 事務 局長 に 就任 する 以前 は 、 ノルウェー 中央 党 党首 （ 2003 − 2008 ） 、 ノルウェー 王国 文化 大臣 （ 1999 − 2000 ） 、 ノルウェー 王国 地方 自治 ・ 地域 開発 大臣 （ 2005 − 2007 ） 、 ノルウェー 王国 石油 ・ エネルギー 大臣 （ 2007 − 2008 ） で あっ た 。 事務 局 次長 は ポーラ・ブラメル （ Paula   Bramel ), 財務 部長 は マイケル ・ コック （ Michael   Koch )。  グローバル 作物 多様 性 トラスト は 設立 以来 、 2006 年 暮れ に 作物 遺伝 資源 の 長期 保全 の 事業 に 初めて の 援助 供与 を 実施 し て 以来 、 これ まで 80 カ国 以上 で 援助 供与 を 展開 し て き た 。 2011 年 現在 、 作物 トラスト 基金 を 活用 し て 、 イネ 、 キャッ サバ 、 小麦 ・ 大麦 、 ソラマメ 、 トウジンビエ 、 トウモロコシ 、 飼い葉 、 バナナ 、 サトイモ 、 グラスピー 、 ソル ガム 、 ヤムイモ 、 レンテイル 豆 といった 15 の 主要 穀物 の 遺伝 資源 コレクション の 永続 的 な 支援 を 確立 し た 。  2007 年 に は 、 開発 途上 国 の 作物 多様 性 の ため に 優先 度 の 高く 、 危機 に さらさ れ た 植物 遺伝 資源 コレクション の 救済 事業 、 これら の 遺伝 資源 の 保全 と 利用 を 改善 する ため の 情報 システム 整備 事業 を 開始 し て いる 。 国際 農業 研究 協議 グループ の ジーン バンク や 開発 途上 国 の ジーン バンク から 、 スヴァールバル 世界 種子 貯蔵庫 （ Svalbard   Global   Seed   Vault ） へ 、 コレクション の バックアップ 資源 を 安全 に 収蔵 する 活動 も 支援 し て いる 。  2010 年 に は 、 22 の 主要 穀物 の 野生 種 を 発掘 、 収集 、 目録 化 、 保存 する 10 年 計画 プログラム に 着手 し て 、 農業 の 将来 の 挑戦 に 役立つ よう な 未 利用 の 作物 多様 性 を 追求 し て いる 。  グローバル 作物 多様 性 トラスト （ GCDT ) は 、 ノルウェー 王国 政府 と 北欧 ジーン バンク と 協力 し て 、 フェイルセーフ 装備 の スヴァールバル 世界 種子 貯蔵庫 （ Svalbard   Global   Seed   Vault 、 所在 ： ノルウェー の スヴァールバル ） を 設立 し た 。 戦争 、 内紛 、 自然 災害 といった 危機 的 状況 から 、 また 設備 故障 や 管理 ミス といった 危険 から 現存 の ジーンパンク を 保護 する ため に 、 パック アップ の 遺伝 資源 を 安全 に 収蔵 する 施設 で 、 何らかの 地球 規模 の 大 惨事 の 際 、 農業 を 立て直す 手段 を もたらす と いわ れ て いる 。   種子 など の 状態 で 400 万 種 の 農業 作物 を 貯蔵 できる よう に 設計 さ れ て いる 。  https :// www . youtube . com / watch ? v = BYK 11 SJzgJkケショウヤナギ （ 化粧 柳 、 学名 ： ） は 、 ヤナギ 科 ヤナギ 属 の 樹木 。 中国 、 日本 、 韓国 及び ロシア など の アジア 東部 の 寒冷 地 に 多く 、 日本 で は 、 北海道 の 日高 ・ 十勝 地方 と 、 長野 県 の 梓川 上流 部 に 自生 する 。   ケショウヤナギ の 名前 の 由来 は 、 植物 学者 牧野 富太郎 に よる 。 春先 に なる と 白い 粉 を 吹き 、 まるで 化粧 を し て いる よう な 姿 を とらえ て 名付け られ た 。  ( 脚注 １ )　 牧野 新 日本 植物 図鑑 、 山 渓 ハンディ 図鑑 樹 に 咲く 花 　 離 弁 花 1  2005 年 ごろ から ガイド の 武川 俊二 （ 脚注 ２ ） によって ケショウヤナギ の 名前 の 由来 を 「 ケショウヤナギ の 若木 は 、 冬芽 が 赤く 染まり ます 。 冬 、 雪景色 を 背景 に 赤く 染まる 冬芽 の 群生 が 若い 娘 が 口紅 を 指し た よう に 美しい 」 と 呼ぶ の が 相応しい として 「 この 美し さ は 、 冬 だけ しか 見 られ ませ ん 」 と 冬 の 上高地 へ 誘い込む ため の 口上 として 使い 始め た 通説 が ある 。  ( 脚注 ２ )　 日本 山岳 ガイド 協会 認定 の 自然 ガイド  落葉 性 の 木本 で 、 樹 高 25 メートル ほど の 高木 に なる もの も ある 。 葉 は 互生 で 葉 身 は 長 さ 5 〜 7 . 5 cm 、 幅 3 〜 5 cm の 長 楕円 形 で ある 。 托 葉 を 持ち 、 葉柄 は 短い 。 花期 は 、 松本盆地 で 4 月 下旬 、 上高地 で は それ より 1 か月 遅れ で ある 。 ヤナギ 科 な ので 雌雄 異 株 で 、 花 は 尾 状 花序 つまり 小さい 花 が 集まっ た 5 センチ に も 及ぶ 穂 に なり 、 咲き 終える と 花序 全体 が 落ちる 。 雄花 は 雄しべ が 5 本 、 雌花 は 雌しべ が ある だけ で 、 花弁 も 蜜 腺 も なく 、 ヤナギ 科 として は 例外 的 に 風媒花 で ある 。 小さい 苞 や 腺 体 が あり 、 これら に 綿毛 を 生じ て 、 穂 全体 が 綿毛 に 包ま れ た よう に 見える もの が 多い 。 冬芽 は 1 枚 の カバー の よう な 鱗片 に 包ま れ て いる 。 種子 に は 柳絮 （ り ゅうじょ ） と 呼ば れる 銀色 に 輝く 綿毛 が つい て おり 、 風 に 乗っ て よく 飛散 する 。 風 に 乗っ て 種子 が 柳絮 で 飛散 する 様子 は 壮観 で ある 。 ヤナギ 科 植物 の 種子 は 胚乳 が なく 種皮 が 薄く 短命 だ が 、 ケショウヤナギ の 種子 の 寿命 も 1 か月 程度 と 短い 。 種子 が 飛ぶ の は 上高地 で 6 月 初旬 から 7 月 初旬 の 約 1 か月 で ある 。 生育 に 適し た 場所 （ 特に 水分 ） に 到達 し た 種子 だけ が 発芽 ・ 定着 でき 、 新た な 群落 を 形成 できる 。 若木 の 生長 は 早く 、 よく 花 を つける 。 しかし 、 接ぎ木 や 挿し木 は むずかしく 、 若木 で ない と 移植 も 容易 で ない など 、 一般 の ヤナギ と は 異なる 点 が 多い 。 冬 の 間 に 枝 を とっ て 挿し木 を すれ ば 発 根 する と も いわ れる 。 アジア 東部 の 寒冷 地 で ある 朝鮮半島 北 中部 、 中国 東北 部 、 バイカル 湖 以東 の シベリア ・ カムチャツカ 、 カラフト など の 日本海 寄り に 多く 見 られる 。 上高地 で は 、 河童橋 わき に 大木 が ある が 、 主として 中ノ瀬 園地 から 横尾 まで の 河原 ・ 川岸 に 自生 し 、 山 の 斜面 に は 見 られ ない 。  十勝 川 、 歴舟川 、 札内川 、 戸蔦別川 、 日高幌別川 、 猿留川 、 渚滑川 に 自生 し て いる 。 札内川 で は 日本 最大 の 群落 を 形成 し て いる 。 札内川 の 河原 は ゴロゴロ と し た 石 に 覆わ れ て おり 、 植物 が 育つ に は 不向き だ が 、 ケショウヤナギ は 他 の 植物 が 生育 でき ない 礫 質 の 河原 で 生長 する こと が できる 。 札内川 は 河床 の 移動 が 激しく 、 洪水 による 河岸 浸食 により 寿命 に 満た ない うち に 倒壊 する ケショウヤナギ が 多く 見 られる が 、 同時に 新た な 河原 が 形成 さ れ 、 ケショウヤナギ の 更新 に 適し た 環境 が 提供 さ れる 。  1927 年 に 上高地 で 自生 し て いる もの が 発見 さ れ て 有名 に なっ た 。 その後 は 長く 、 標高 の 高い 寒冷 地 で なけれ ば 育た ない もの と 思わ れ て い た 。 しかし 1949 年 に 、 山崎 林治 が 梓川 の 河原 で 自生 し て いる ケショウヤナギ を 発見 し た 。 その後 、 1969 年 に 梓 橋 から 3 キロメートル ほど 下流 で も 群落 が 発見 さ れ 、 1983 年 に は さらに 下流 の 奈良井川 と の 合流 点 で も 見つかっ た 。  現在 み られる 下流 域 の 群落 として は 、 松本 市 波田 地区 押出 （ おし で ） 、 同市 梓川 地区 八 景山 （ やけ や ま ） の もの が ある 。  2012 年 11 月 、 大町 市 の 鹿島川 で 、 推定 樹齢 3 ～ 5 年 ・ 樹高 約 3 ｍ の 幼 木 が 1 本 発見 さ れ た 。 鹿島 大橋 上流 100 ｍ の 河原 の 中 で 、 大町 山岳 博物館 の 学芸 員 が ケショウヤナギ で ある こと を 確認 し た 。 発見 さ れ た の は 1 本 だけ で 、 他 に は まだ 見つかっ て い ない 。  環境省 の レッド リスト で は 、 2000 年 に 販売 さ れ た レッドデータブック まで は 絶滅 危惧 II 類 で あっ た が 、 2007 年 に 公表 さ れ た レッド リスト で は 削除 さ れ た 。ひょう ご 安心 ブランド 農産物 （ ひょう ご あんしん ブランド の うさ ん ぶつ ） と は 兵庫 県 が 独自 に 定め た 要件 を 満たし 、 限り なく 有機 栽培 に 近い 農法 で 作ら れ た 農産物 で ある 。 認証 を 受け た 農産物 は 兵庫 県 認証 食品 として マーク が 貼付 さ れる 。  兵庫 県 で は 、 安全 、 安心 かつ 個性 と 特徴 を 持つ 兵庫 県 産 の 食品 に対し 認証 を 与える 「 兵庫 県 認証 食品 」 制度 を 実施 し て おり 、 2007 年度 末 で 県 産 食品 流通 量 の 21 % にあたる 995 食品 が 該当 し て いる が 、 さらに その 中 で も 特に “ 土 づくり を 基本 に 化学 合成 の 農薬 や 肥料 を 低減 し て 生産 する 農産物 ” と 定義 し 「 ひょう ご 安心 ブランド 農産物 」 として 認証 し て いる 。 また 、 2008 年 より は 、 ひょう ご 安心 ブランド 農産物 」 を はじめ と する 兵庫 県 認証 食品 の 県民 へ の PR と 安定 的 な 供給 の 目的 で 、 量販 店 に 常設 販売 コーナー を 設置 し た 。  2001 年 （ 平成 13 年 ） より 認証 が 始まり 、 2008 年 3 月 時点 で の その 数 は 129 産地 、 延べ 370 品目 で と なり 、 2009 年 10 月 現在 で は 502 品目 の 農産物 、 174 産地 に まで 増え た 。 人 と 自然 に やさしい 栽培 方法 （ ひょう ご 安心 ブランド 農産物 生産 方式 ） に 基づき 、 農薬 を 使用 し た 場合 、 残留 農薬 が 国 基準 の 10 分の 一 以下 と する など 、 化学 肥料 、 化学 合成 農薬 を 極力 減らし た 減 農薬 栽培 により 育て られ て いる 。  また 、 認定 生産 者 が 生産 し た 農産物 は 、 ひょう ご 安心 ブランド 農産物 として 認証 マーク を 貼付 できる 。 2006 年 （ 平成 18 年 ） 4 月 の 条例 施行 により 「 ひょう ご 安心 ブランド 」 から 「 ひょう ご 安心 ブランド 農産物 」 として 流通 し て いる 。  （ 2008 年 現在 ）  ※ 「 ひょう ご 安心 ブランド 農産物 」 の 説明 パネル 、 ミニ のぼり 、 パンフレット など が 設置 さ れ て いる 。将軍 （ し ょうぐん ） は 、 比較的 大きな 軍隊 の 指揮 官 に 与え られる 官職 および 称号 の 一つ 、 また 軍閥 の 指導 者 の 地位 で も ある 。 称号 として の 将軍 を 将軍 号 と も いう 。  古く から 東洋 における 軍隊 の 指揮 官 の 役職 名 の 一つ で あっ た 。 外交 上 または 軍隊 内 の 敬称 として は 閣下 が 用い られる 。 なお 、 古代 中国 で は 「 将軍 は 皇帝 に 任命 さ れ た 官職 」 「 将 は 王侯 や 地方 領主 に 任命 さ れ た 官職 」 と 区別 さ れ て いる 。  将軍 は 中国 において 発祥 し た 語 で ある が 、 その 意味 は 文字通り 、 「 軍 を 将 いる 」 こと で あり 、 軍勢 を 指揮 する 司令 官 の 官 名 として 使用 さ れ た の が はじまり で ある 。 その 用例 は 古く は 春秋 時代 に まで 確認 する こと が できる 。 後 に 司馬 に 代わっ て 軍隊 の 指揮 官 の 名称 として 用い られる よう に なる 。 漢 で は 将軍 職 は 常設 で は なく 、 臨時 の 官 として 任 ぜ られ た 。  近代 以降 の 軍隊 で は 、 陸軍 ・ 空軍 ・ 海兵 隊 の 将官 以上 の 階級 として は 、 准 将   ( Brigadier   General )   、 少将   ( Major   General )   、 中将   ( Lieutenant   General )   、 大将   ( General )   が 存在 する （ 英語 表記 は アメリカ 軍 の 場合 ） 。 また 将官 の 上 に 元帥 （ アメリカ 陸軍 の 場合 は   General   of   the   Army ） が 存在 する 。 ただし 呼びかけ や 表記 の 際 の 呼称 として は 、 准 将 から 大将 、 元帥 まで ひっくるめ て   General   が 用い られる 。 この 将官 を ひっくるめ た 呼称 として の   General   の 和訳 語 として 将軍 が 用い られる 。 具体 的 に は 、 XXXX   なる 名前 の 将官 を 、 XXXX   将軍   等 と 表記 する 。 たとえば ダグラス ・ マッカーサー の 階級 は 陸軍 元帥   ( General   of   the   Army )   で あり 、 日本語 で は 「 マッカーサー 元帥 」 と 呼称 さ れる 事 が 多い が 、 英語 の 呼称 で は   " General   MacArthur "   で あり 、 これ を そのまま 訳し た 場合 は 「 マッカーサー 将軍 」 と なる 。 アメリカ の テレビ 作品 の 邦題 として 「 パッ トン 将軍 」 「 将軍 アイク 」 なる 言葉 が 使わ れ て いる （ ただし これ は アメリカ 軍 の 場合 で あり 、 元帥 に関して は ヨーロッパ 各国 で は   Marshall   の 語 を 使っ て いる 国 も 多い 。 そういった 国 で は 大将 から 准 将 まで を ひっくるめ た 呼称 が 将軍 で あり 、 元帥 は 将軍 と は 別個 の 物 として 扱わ れる ） 。  海軍 における 将官 の 呼称 は   Admiral   で あり 、 これ の 和訳 語 は 「 提督 」 で ある が 、 日本 で は 海軍 の 場合 も 准 将 ・ 少将 ・ 中将 ・ 大将 と 陸軍 など と 同じ 階級 を 用いる ため 、 海軍 における 将官 の 呼称 として も 「 将軍 」 を 用いる 場合 が ある 。 例えば 上村 彦之丞 （ 海軍 の 軍人 ・ 最終 階級 は 海軍 大将 ） の 渾名 は 「 船乗り 将軍 」 で ある 。  日本 で は 日本書紀 の 記述 する 時代 から 使わ れ て いる 。 東アジア 史 レベル で の 将軍 として は 倭 王 武 が 中国 から 倭国 王 安東 大将軍 に 任 ぜ られ た など の 記録 が ある 。 なお 、 将軍 を 和語 で 訓ずる 場合 は 「 いくさ の かみ 」 で ある 。  日本 の 律令制 で は 、 軍 防 令 24 条 に 将軍 の 規定 が ある 。 それ に よれ ば 、 将帥 が 出征 する とき 兵 一 万 人 以上 なら 将軍 一 人 、 副 将軍 二 人 を 置く 。 また 、 三軍 ごと に 大将軍 一 人 を 置く 。 しかし 実際 の 任命 は この 兵 数 に は 基づか ず 、 特に 大将軍 の 下 に 複数 の 将軍 を 置く という 形態 は 一 度 も とら れ なかっ た 。 将軍 は 原則 として 臨時 任命 で あり 、 任命 さ れ た 事態 は 、 東 の 蝦夷 に対する 遠征 、 南西 の 隼人 や 外国 に対する 遠征 、 天皇 の 行幸 の 護衛 、 都 に 来 た 外国 使節 や 蝦夷 ・ 隼人 の 迎接 の 四つ で ある 。 各 将軍 は それぞれ 異なる 称号 を 冠し 、 単なる 「 将軍 」 だけ の 官 名 は なかっ た 。 例示 すれ ば 、 対 蝦夷 戦 で は 陸奥 鎮東将 軍 ・ 征 越後 蝦夷 将軍 ・ 征 狄将軍 ・ 征 東 将軍 ・ 征 夷 将軍 など 、 対 隼人 戦 で は 討卑賊 将軍 ・ 征 隼人 持 節度 大将軍 、 外国 に は 征 新 羅 大将軍 など 、 行幸 と 迎接 で は 左 将軍 ・ 右 将軍 ・ 御前 騎兵 将軍 ・ 御 後 騎兵 将軍 ・ 騎兵 大将軍 など で ある 。 唯一 常設 さ れ た の が 鎮守 将軍 （ 後 に 鎮守 府 将軍 ） で 、 蝦夷 に対する 防備 に つい た 。  中世 に なる と 、 鎌倉 時代 に は 征夷大将軍 しか 任命 さ れ なかっ た ため 、 征夷大将軍 の 略称 として 通用 さ れる よう に なっ た 。 これ は 幕府 の 支配 が 固まっ た こと により 事実 上 、 鎮守 府 将軍 の 役割 が 征夷大将軍 の 職権 として 吸収 さ れ た こと による もの と なり 、 鎌倉 幕府 の 滅亡 まで 通用 さ れる 。  南北 朝 時代 に は 鎮守 府 将軍 が 復活 する 。 南 朝方 の 北畠 親房 は わが子 　 北畠 顕家 が 陸奥 守 ・ 鎮守 府 将軍 に 任 ぜ られる にあたり 、 三 位 以上 の 将軍 は 鎮守 大将軍 と する よう に 奏請 。 これ により 顕 家 は 鎮守 大将軍 として 記録 さ れ て いる 。  室町 時代 から 江戸 時代 にかけて は 、 再び 征夷大将軍 しか 任命 さ れ なかっ た ため 、 近世 に は 征夷大将軍 ＝ 将軍 という 認識 が 再度 生まれる 。 一般 的 に は 公方 様 、 御所 様 、 上様 など という 呼び 方 （ 時代 によって 異なる ） が なさ れる よう に なっ て いっ た 。 外交 呼称 として 対外 的 に 「 日本 国王 」 「 日本国 大君 」 を 称し た 場合 も ある 。 隠居 し た 前 将軍 を 大御所 と いう 。  しかし 、 1867 年 （ 慶応 3 年 ） に 江戸 幕府 の 15 代 将軍 徳川 慶喜 が 大政奉還 を 行なっ た 。 この 後 、 明治 政府 が 征夷大将軍 の 地位 と 幕府 制度 を 廃止 し た 。 この ため 、 将軍 の 地位 を 得 た の は 徳川 将軍家 が 事実 上 最後 と なっ て いる 。  西欧 語 に 借用 さ れ た   ""   は 、 特に 日本 の 征夷大将軍 を 指す 。 また 、 『 将軍   SHOGUN 』 は 、 ジェームズ ・ クラヴェル の 小説 、 小説 を 原作 と し た 映画 ・ テレビ ドラマ で ある 。  漢 代 に 於け る 将軍 は 軍 の 指揮 官 として 必要 な 時 に 皇帝 により 置か れ た もの で 、 最上級 の 大将軍 は 三公 に も 匹敵 する 重職 で あっ た 。 その 下 に 驃騎将 軍 ・ 衛 将軍 ・ 車 騎 将軍 が あり 、 その 下 に 上 将軍 ・ 伏 波 将軍 など 臨時 に 任命 さ れる 雑 号 将軍 が ある 。 後 に 戦乱 など によって 将軍 号 が 増加 し 、 南朝 梁 の 武 帝 が 将軍 号 を 整理 し た 際 に は 12 班 で 合わせ て 125 号 に 分類 整理 さ れ た と いう 。 唐 の 時代 に は 、 官職 として の 将軍 の 他 に 武 散 官 の 称号 として の 将軍 も 並存 し た 。 北 宋 で は 、 武 散 官 の 称号 として のみ 残さ れ 、 それ も 神 宗 の 時代 に 廃 さ れ て 「 大夫 」 「 郎 」 と 改称 さ れ た 。 元 の 時代 に 武 散 官 の 称号 として 復活 し 、 続く 明 の 時代 に は 総 兵 官 及び その 麾下 で ある 軍 指揮 官 の 官職 名 として も 復活 し た 。 清 の 時代 に は 臨時 の 官職 として 大将軍 が 設置 さ れ た こと が ある ものの 、 常設 官 において は 総 兵 官 として の 将軍 の 称号 は 再び 廃 さ れ て 、 副将 以下 の 軍 指揮 官 及び 駐 防 八 旗 兵 の 司令 官 の 称号 として 残り 近代 に 至る 。  国際 的 に は 、 軍事 政権 や 一 党 独裁 国家 において 最高 権力 者 が 、 政権 掌握 当時 の 階級 を 意図 的 に 名乗っ たり 国民 の 間 に 流布 し たり し て いる 例 が ある 。 あるいは 政権 獲得 後 に 軍人 として の キャリア の 有無 に かかわら ず 将官 の 階級 を 自ら に 与える ケース も ある 。  例 を あげる と パナマ の マヌエル・ノリエガ 、 イラク の サダム ・ フセイン 、 北朝鮮 の 金 日成 ・ 金 正日 父子 など も 「 将軍 」 と 呼ば れ て い た 。 存命 人物 で は 北朝鮮 の 金 正 恩 が そう 呼ば れ て いる 。 この うち フセイン と 金 正日 ・ 金 正 恩 父子 は 職業 軍人 として の 経歴 を 持た ない 。 金 日成 は 、 ソ連 赤軍 の 朝鮮 人 義勇 部隊 に 従軍 し た が 、 ソ連 赤軍 で の 最終 階級 は 大尉 で ある 。 また 、 金 日成 の 階級 は 朝鮮民主主義人民共和国 大元帥 、 金 正日 と 金 正 恩 は 共和 国 元帥 （ 金 正日 は 死後 に 大元帥 追贈 ） で あり 、 将官 で は なく 軍事 的 指導 者 の 意味 で 将軍 と 称さ れ て い た 。  金 正日 は 「 将軍 様 」 （ 、 チャングンニム ） と も 呼ば れる が 、 朝鮮半島 （ 北朝鮮 ・ 韓国 ） で は 上司 や 上位 者 に対して は 肩書き の 下 に 「 様 」 （ 、 ニム ） を つける 習慣 が あり 、 朝鮮 語 で は 社長 様 （ サジャンニム ） 、 部長 様 （ ブジャンニム ） 、 先生 様 （ ソンセンニム ） など の 言葉 は 一般 的 に 使用 さ れ て いる 。 それ 故 金 正日 も また 、 その 延長線 上 で 「 将軍 様 」 と 呼ば れ て いる だけ で あり 、 日本語 で そのまま 将軍 様 と する の は 適訳 で は ない という 意見 も ある 。政治 学 （ せい じ がく 、 , また 特に 科学 性 を 強調 する 場合 は science   of   politics という ） は 、 政治 を 対象 と する 学問 分野 。 なお 政治 学 の 研究 者 を 政治 学者 と 呼ぶ 。 日本 で は 主 に 法学部 で 研究 ・ 教育 が 行わ れ て いる が 一部 の 私立 大学 で は 政治 学 と 経済 学 両方 の 修養 が 国家 統治 にとって 有用 と さ れ た 経緯 から 政治 経済学部 で 教え られ て いる 。  大別 する と 広義 の 政治 哲学 と 広義 の 政治 過程 論 の 二 領域 に わたる が 、 狭義 に は 政治 過程 論 のみ を 指す 。  政治 と は 、 人間 集団 、 とくに 国家 や 国家 間 における 権力 （ Power ） の 配分 や その 行使 の さ れ 方 を めぐる 事象 で ある という 見解 が 20 世紀 以降 、 とくに アメリカ合衆国 を 中心 に 有力 な もの と なっ て いる 。 この よう な 見方 の 代表 例 として 、 デイヴィッド・イーストン による 、 政治 と は 「 社会 に対する 希少 価値 の 権威 的 配分 」 という 著名 な 定義 が ある 。 ここ で いう 「 価値 」 と は 富 （ 貨幣 ） や 天然 資源 、 名誉 、 食糧 など 、 広く 誰 も が 必要 と し て おり ながら 、 全員 に 等しく 、 必要 と し て いる 分 だけ 配分 できる ほど に は 量 の ない （ これ を 「 希少 性 」 という ） もの の 総称 で あり 、 権力 そのもの も 希少 な 価値 に 含ま れる 。  他方 で 、 政治 と は 、 対立 する 利害 を 調停 し 、 人々 の 集合 体 における 取り決め 、 決定 を 行う こと で ある と も 定義 さ れる 。 すなわち 権力 と 利害 対立 は 政治 学 の 中心 的 な テーマ で ある 。 しかし 、 これら （ 権力 および 利害 対立 ） の 概念 について は 必ずしも 明確 で ない 部分 が ある 。  政治 について は 2 つ の 主要 な 見解 が ある 。  また 政治 の 基本 的 性質 について は 2 つ の 主要 な 見解 が ある 。  政治 研究 として の 政治 学 は 、 さまざま な 公共 政策 の 内容 と その 目的 を 対象 と し て おり 、 個々 の 具体 的 政策 の 検討 から 、 それら が 含ま れ て いる 一連 の 包括 的 政策 、 政策 プロセス など を 研究 する もの で ある 。 サイモン に よれ ば 、 この よう な 公共 政策 の 構造 は 一般 に 政策 の 目的 と 手段 の 連鎖 から なる ピラミッド 構造 で 把握 さ れる 。 この ピラミッド 構造 において 、 その 頂点 に 近づく につれ 、 より 漠然 として 抽象 的 な 価値 の 領域 、 すなわち 政治 の 道徳 的 基礎 や 倫理 的 当為 を 必然 的 に 考察 の 対象 と する よう に なる 。 したがって 政治 学 の 下位 領域 として 政治 思想 も 主要 な 対象 として 成立 する 。  政治 学 が 一つ の 学問 領域 （ ディシプリン ） として 認識 さ れ た 19 世紀 末 以降 、 政治 学 は 科学 的 手法 を 採り入れ 科学 化 し て き た と 言える 。 それ まで の 政治 に 関わる 研究 の 手法 は 、 哲学 や 歴史 学 、 或いは 法学 といった 他 の 学問 領域 に 由来 する もの で あっ た 。 そこ で は 政治 史 の 研究 に 見 られる よう に 政治 現象 を 記述 する こと や 、 政治 哲学 もしくは 制度 論 に 見 られる よう に 政治 の 望ましい あり方 を 研究 する こと に 重点 が 置か れ た 。 この よう な アプローチ は 多分 に 規範 的 で あり 、 また 価値 判断 を 伴う もの で あっ た 。 政治 学 の 科学 化 は 、 政治 学 の 研究 において 記述 する こと もしくは 価値 判断 を 行う こと から 政治 現象 を 観察 の 上 で 説明 し 分析 する こと へ の 力点 の 変化 を もたらし た 。 すなわち 現代 の 政治 学 で は 或 る 政治 現象 が 何故 起こっ た の か 、 政治 において 何故 特定 の 変化 が 起こっ た か （ 例えば 政権 交代 や 政府 の 政策 の 転換 ） 或いは 当然 A という 帰結 が 予測 さ れる はず な のに 何故 B という まったく 異なる 結果 と なっ た か を 説明 ・ 分析 する こと が 求め られる 。 もっと 言え ば 特定 の 政治 現象 について その 因果 関係 を 割り出し 、 現象 の 起こる メカニズム を 解明 する こと を 目的 と する 学問 と いえる 。 そこ で は 起こっ た 政治 現象 が 望ましい もの か そう で ない か という よう な 価値 判断 は 要求 さ れ ない し 、 むしろ 可能 な 限り 排除 さ れる こと が 求め られる 。 すなわち 、 政治 学 の 研究 に は ある程度 の 価値 中立 性 が 前提 と なる 。  政治 学 は 政治 現象 もしくは 一般 に 政治 と いわ れる 概念 を 研究 する という 、 研究 対象 によって 規定 さ れる 学問 で ある 。 従って どの よう に 研究 を 行う か という 、 方法 によって 規定 さ れる 学問 で は ない 。 すなわち 、 政治 学 に 独自 かつ 固有 の 方法 論 または 政治 学 的 方法 論 という の は 存在 し ない と 言っ て よい 。 この こと は 他 の 社会 科学 、 端的 に は 経済 学 と 対照 的 で ある 。 この ため 政治 学 における 方法 論 や 分析 の ため の 理論 的 枠組 ・ モデル といった もの は 、 隣接 する 学問 領域 から の 借り物 で ある という 印象 を しばしば 与える 。 この よう に 政治 学 における 方法 は 実に 多様 な もの で ある 。 また 現代 政治 学 は 政治 学 の 科学 化 を 推進 し て き た が 、 その こと は 伝統 的 な 規範 的 で 価値 判断 を 含む 研究 の 重要 性 を 損なう わけ で は ない 。 特に 政治 に 関わる 倫理 的 基盤 を 考察 する 政治 哲学 は 、 政治 の 原理 的 ・ 本質 的 な 研究 と 言える だろ う 。  この こと を 考慮 する と 、 政治 学 の 方法 は 次 の よう に 大別 さ れる 。  なお 、 科学 的 アプローチ において は 社会 選択 理論 や ゲーム 理論 といった 数学 的 方法 および 統計 学 的 な 手法 が しばしば とら れる 。  また 政治 学 の 研究 対象 は 以下 の 3 つ に 大別 さ れる 。  なお 、 この よう な 方法 論 的 多様 性 から しばしば 政治 学 の 名称 に関する 問題 が 浮上 する 。 日本語 において 政治 に関する 研究 を 指す 語 として は 政治 学 しか 存在 し ない が 、 英語 など の 他 言語 で は いくつ か の 語 が 政治 学 に 対応 する もの として 挙げ られる から で ある 。 ここ で は 特に 英語 の ケース を 例 に 、 この 問題 を 考え て み たい 。 政治 に関する 研究 を 指す 語 として 最も 一般 的 な の は 、 political   science （ 政治 科学 ） で ある 。 この 名称 は 現代 政治 学 において 科学 的 方法 が 主流 で ある という 事実 に 基づく 。 しかしながら 政治 学 が 本当に 科学 的 で ある か に関して は 常に 論争 が ある 上 に 、 概観 し た よう に 政治 学 の 方法 は 科学 的 手法 に 収まら ない 。 この こと から より 幅広い アプローチ を 含む こと を 意識 し て 、 political   studies （ 政治 研究 ） という 呼び 方 を 好む 向き も ある 。 特に この 問題 が クロース アップ さ れ た の は 、 イギリス 政治 学会 が 設立 さ れ た 1950 年 で あっ た 。 設立 に当たって イギリス の 主要 な 政治 学者 の 間 で 、 学会 の 名称 を 巡る 論争 が 展開 さ れ た から で ある 。 当初 political   science の 語 を 名称 に 入れる の が 有力 で あっ た が 、 ハロルド・ラスキ ら の 強硬 な 反対 で Political   Studies   Association という 名称 に 落ち着い た 。 大学 及び 大学院 教育 で は 、 Department   of   Political   Science （ 政治 学部 ） の よう に political   science の 語 を 入れ た もの を 政治 学 教育 の ため の 機関 の 名称 として 採用 し て いる 。 だが 、 コーネル 大学 、 ダート マス 大学 、 ジョージタウン大学 、 ハーヴァード 大学 或いは ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス （ LSE ） で は 政治 学部 を Department   of   Government と 呼称 し て いる 。  なお 、 国際 連合 教育 科学 文化 機関 で は 1948 年 9 月 に 政治 学 会議 を 開催 し て 政治 学 の 範疇 について 定め た 。 その 際 に 政治 学 を 「 政治 理論 」 ・ 「 政治 制度 」 ・ 「 政党 ・ 団体 及び 世論 」 ・ 「 国際 関係 」 の 4 分野 から 構成 さ れる もの と さ れ 、 「 政治 史 」 は 含ま れ て い ない 。 近代 的 な 議会 ・ 行政 制度 を 外国 から 導入 し た 日本 で は 政治 史 は 政治 学 を 理解 する ため に 必要 な もの として 常に 関連付け られ 、 大学 で は 政治 学部 ・ 学科 に 設置 さ れる 場合 が 多かっ た が 、 そうした 背景 の ない イギリス ・ アメリカ で は 政治 学 は 純粋 な 歴史 学 の 一 分野 として 扱わ れ 、 オックスフォード ・ ケンブリッジ大学 を はじめ として イギリス や アメリカ の 大学 で は 政治 史 は 歴史 学部 ・ 学科 の 範疇 と 考え られ て いる から で ある 。  政治 について の 認識 は 個人 によって 異なり 、 政治 は 必然 的 に 党派 性 を 帯びる もの で ある から 、 政治 思想 は つねに イデオロギー 化 する 傾向 が ある 。 今日 の 政治 思想 が まず イデオロギー 論 として 語ら れる の は この ため で ある 。 イデオロギー 研究 で は 、 イデオロギー の 思想 そのもの より も 、 それ が 現実 の 社会 で どの よう な 影響 力 、 機能 を 持つ か を 研究 する こと が 重要 視 さ れ て いる 。  政治 を 対象 と する 学問 は 政治 学 だけ で は ない 。 社会 学 ・ 経済 学 など 多く の 社会 科学 が 政治 を 主要 な 対象 領域 の 一つ と し て おり 、 政治 学 自体 も 法 ・ 経済 ・ 道徳 ・ 宗教 ・ 教育 ・ 人間 心理 など を 研究 対象 として 含む 。 また 、 政治 学 から 主 に 経営 学 に 影響 さ れ て 独立 し た 学問 分野 として 行政 学 が あり 、 現在 で は 別個 の 学問 分野 として 扱わ れる の が 一般 的 で ある 。  ここ で は 政治 学 で 特に 頻出 さ れる 用語 について 、 政治 学 上 の 定義 ・ 命題 を 簡単 に 示す 。  " 詳細 は 政治 学 史 を 参照 "  政治 現象 または 政治 という 概念 に関する 研究 と 政治 学 を 定義 し た 場合 、 その 歴史 は 古代 ギリシア に まで 遡れる 。 古代 ギリシア における 政治 学 研究 の 代表 格 が 、 プラトン と アリストテレス による 著作 で ある 。 しかし プラトン 以前 に も 政治 学 の 萌芽 と 考え られる 著作 は 存在 する 。 ホメロス 、 ヘシオドス 、 エウリピデス 、 アリストパネス ら の 詩作 に は 政治 に関する 記述 が 見受け られる から だ 。 さらに トゥキディデス の 『 ペロポネソス 戦争 史 』 等 の 歴史 記述 は 、 プラトン に 先立つ 政治 学 的 な 文献 として は 最も 重要 な もの の 一つ で ある 。 これら の 歴史 記述 に は トゥキディデス 自身 の 政治 思想 が 反映 さ れ て おり 、 その 思想 は 後 の 現実 主義 の 系譜 に つながり 国際 政治 学 に 影響 を 与える こと と なる 。 プラトン と アリストテレス は 政治 を 扱う 際 に 哲学 的 な 方法 を 持ち込ん だ という 点 で 、 政治 学 の 歴史 に 大きな 転機 を もたらし た 。 この 後 政治 学 は 倫理 学 （ 道徳 哲学 ） と 分かち 難い 連関 を 持ち つつ 発展 する こと に なる が 、 こうした 伝統 的 な 政治 学 の あり方 は プラトン 及び アリストテレス に 多く を 負っ て いる 。 さらに アリストテレス は 、 当時 ギリシア の ポリス で 見 られ た 様々 な 政治 体制 もしくは 制度 を 分類 し 比較 する こと を 試み て いる 。 これ は 後 の モンテスキュー の 体制 の 分類 など 法学 的 ・ 制度 的 アプローチ に 多大 な 影響 を 与え た と いえる 。  古代 ローマ において は 、 政治 学 も 他 の 学問 の 例 に 漏れ ず 古代 ギリシア の 影響 を 受け た 。 その ため 理論 的 な 部分 で は 古代 ギリシア の 政治 学 を 継承 し た という 側面 が 強く 、 顕著 な 進展 が 見 られ た という わけ で は ない 。 しかし ローマ の 政治 体制 の 変遷 を 記述 し た ポリュビオス 、 リウィウス ら 歴史 家 の 著作 は 大変 示唆 に 富ん で いる 。 特に ポリュビオス の 政体 循環 論 は ローマ 時代 を 代表 する 知見 で ある と 言える 。 さらに ローマ 時代 は 多く の 哲学 者 が 政治 家 として 政治 に 関わり 、 哲学 者 で は ない 政治 家 も 積極 的 に 自ら の 政治 思想 ・ 信条 に関する 文献 を 残し た 時代 で ある 。 特に 共和 政 末期 の マルクス・トゥッリウス・キケロ と ユリウス ・ カエサル は その 最も 顕著 な 例 で ある 。 キケロ は 共和 政 を 擁護 し 、 正当 化 する ため の 哲学 的 著作 を 残し た 。 一方 で カエサル は 共和 政 の 改革 者 として 現れ 、 活発 な 活動 を 行っ た 。 この よう に 古代 ローマ における 政治 学 は 理論 的 な 発展 と いう より も 、 実践 的 な 発展 を 遂げ た と いえる 。 ローマ は 都市 国家 から いわゆる 世界 帝国 へ と 拡大 する 中 で 政治 体制 の 複雑 な 変遷 を 経験 し た ため 、 その 多様 な 政治 体制 の 経験 、 体制 を 正当 化 する 理論 、 さらに その 変遷 の 記述 は 後代 に 多大 な 影響 を 与え た 。 特に 共和 政 の 経験 は ルネサンス 以降 の 政治 学 に 強い 影響 を 与え た 。  西洋 古典 古代 における 政治 学 の 誕生 、 発展 に対して 東洋 で も やはり 古代 に 同様 な 政治 に関する 考察 が 見 られる 。 ここ でも 政治 に 関わる 研究 は 哲学 とりわけ 道徳 哲学 と 密接 に 結びつい て い た 。 特に 中国 で は 規範 論 的 な 政治 論 が 盛ん で 、 諸子 百 家 と 呼ば れる 一連 の 哲学 の 学派 は 様々 な 形 で 政治 を 論じ て き た 。 その なか で も 後世 に 影響 を 与え た もの として は 、 孔子 ・ 孟子 ・ 荀子 ら の 儒学 と 荀子 に 影響 を 受け た 韓 非 の 法家 が 挙げ られる 。  ヨーロッパ の 中世 に あっ て は 、 教会 権力 の 世俗 の 権力 に対する 優位 が 確立 さ れ た 。 一方 で 教皇 と 皇帝 を 頂点 に 、 封建 制 が 成立 し た 時代 で も ある 。 キリスト 教 が 社会 全体 に 強い 影響 を 与え て い た ため 、 政治 に 関わる 研究 において も キリスト教 の 影響 が 濃厚 で あっ た 。 すなわち キリスト教 の 神学 が 、 古代 における 道徳 哲学 に 代わっ て 政治 に関する 考察 の 方法 論 的 基礎 を 与え て い た 。 中世 の 政治 学 は 古代 に 引き続い て 正義 に 適う 政治 の あり方 を 考察 する もの で あっ た 。 しかし 、 人間 世界 における 世俗 的 な 政治 社会 で は 正義 は 実現 さ れ ない と する の が 神学 の 立場 で ある 。 すなわち 、 「 神 の 国 」 において こそ 正義 が 実現 する と 主張 する わけ で ある 。 そこで 問題 に なる の は 、 「 神 の 国 」 に対する 「 地 の 国 」 すなわち 世俗 的 政治 社会 で あり ながら 「 神 の 国 」 の 入り口 で あり 従って 「 神 の 国 」 に 最も 近い もの として の 教会 で ある 。 つまり 中世 における 政治 学 は 教会 と 他 の 世俗 的 政治 社会 、 或いは 世俗 的 権力 と の 関係 に 最大 の 焦点 が 置か れる 。 この よう な 中世 の 政治 理論 の 基礎 を 成し た の が ヒッポ の アウグスティヌス と 彼 の 著作 『 神 の 国 』 で ある 。  古代 ・ 中世 の 政治 理論 の 継承 ・ 発展 の 末 、 近代 的 な 政治 理論 と 呼ば れ うる もの が やがて 登場 し た 。 近代 的 政治 理論 が 初めて はっきり と 形 を 現し た の は 、 ニッコロ・マキャヴェッリ と トマス・ホッブズ の 著作 において で あっ た 。 マキャヴェッリ は 古代 ローマ の 共和 政 の 伝統 に 影響 を 受け つつ 、 次第に 現実 主義 的 な 思想 を 形成 し て いっ た 。 彼 は 政治 において は 何 より も 現実 認識 が 重要 で ある こと を 説い た 。 すなわち 政治 的 な 目的 の ため に は 現実 に 最も 適合 し た 手段 が とら れ なけれ ば なら ず 、 場合 によって は 道徳 が 犠牲 に さ れる こと も あり うる という 主張 で ある 。 これ まで 政治 学 は 倫理 学 と 不可分 に 発展 し て き た ため 、 政治 と 道徳 も また 不可分 で あっ た 。 政治 において は 常に 道徳 的 に 正しい 手段 が とら れ なけれ ば なら なかっ た わけ で ある 。 マキアヴェッリ は 政治 を 道徳 から 解放 し 、 政治 学 と 倫理 学 が 峻別 さ れる 可能 性 を 示し た と いえる 。 一方 の ホッブズ は 、 自由 で 自立 し た 個人 から 如何 に し て 政治 的 な 共同 体 が 成立 し うる か 、 もしくは この よう な 個人 の 集合 として の 政治 的 共同 体 の あり方 は どの よう な もの が 相応しい か を 考察 し た 。 ホッブズ の 理論 は 方法 論 的 に は プラトン 以来 の 哲学 的 方法 を 継承 し 、 政治 学 と 倫理 学 の 密接 な 関わり に 疑問 を 投げかけ た わけ で は ない 。 彼 の 理論 の 斬新 さ は 、 個人 に 着目 し その 個人 間 の 契約 として 社会 の 成立 を 捉え た 事 に ある 。 これ が いわゆる 社会 契約 論 で あり 、 ホッブズ の 理論 は ジョン ・ ロック の 批判 的 継承 を 経 て 近代 政治 の 背景 思想 を 提供 し た 自由 主義 に 影響 を 与える こと に なる 。  この 他 16 世紀 以降 の 概念 で 後世 の 政治 理論 に 大きな 影響 を 与え た もの として 、 フーゴー・グロティウス の 自然 法 が ある 。 自然 法 自体 は 古代 の 哲学 や キリスト教 神学 に も 存在 する 概念 で ある が 、 グロティウス は 古来 の 自然 法 から 近代 自然 法 の 理論 枠組 を 生み出し た 。 また モンテスキュー は 、 各国 の 諸 制度 を モデル 化 し て それら を通じて 体制 の 分類 を 行っ た 。 その 上 で 理想 の 政治 制度 について の 考察 を 行い 、 いわゆる 三権分立 論 を 展開 し た 。 これ 以降 、 憲法 ・ 法 制度 ・ 政治 制度 を 中心 に 政治 の 制度 的 側面 の 研究 すなわち 法学 的 ・ 制度 的 アプローチ が 盛ん に なっ た 。  この よう な 近代 的 な 理論 もしくは 概念 の 影響 下 に 、 ドイツ の 国家 学 や 英 米 の 伝統 的 政治 学 の よう な 近代 の 政治 学 が 19 世紀 まで 展開 さ れ た 。  19 世紀 半ば 以降 、 20 世紀 初頭 にかけて 政治 学 は 独立 し た 学問 領域 として 最終 的 に 確立 さ れ た と いえる 。 1880 年 に は 政治 学 の 専門 教育 機関 として 、 世界 初 の 政治 学部 （ 政治 学 大学院 ） が コロンビア大学 に 設置 さ れ た 。 さらに 1903 年 に は 初 の 政治 学 の 学術 団体 として アメリカ 政治 学会 が 誕生 し て いる 。 この 時期 に 政治 学 に は 新た な 動き が 見 られ た 。 実際 に どの よう に 政治 が 作動 し て いる か という 点 に関する 動 学 的 な 研究 の 登場 で ある 。 これ を 以 って 現代 政治 学 が 成立 し た と さ れる 。 これ まで の 政治 学 の 研究 は 哲学 的 ・ 歴史 学 的 ・ 法学 的 （ 制度 的 ） の いずれ の アプローチ を 取る に せよ 、 政治 の 枠組 が どの よう に なっ て いる か 、 或いは どの よう な 枠組 が 望ましい か という 静態 的 ・ 形式 的 な 研究 に 留まっ て い た 。 新しい 政治 学 の アプローチ において は 、 政治 の 枠組 の 中 で 生起 する 現象 の メカニズム を 観察 し 解明 する と いう より ダイナミック な 研究 が 求め られ た 。 この よう な 新しい アプローチ は 主 に アメリカ や イギリス で 提唱 さ れ た 。 主 な 提唱 者 として は アーサー ・ F ・ ベン トリー 、 グレアム・ウォーラス が 挙げ られる 。  こうした 政治 学 の 新しい アプローチ の 流れ から 、 1920 年代 に 政治 学 の 科学 化 が 始まっ た 。 科学 化 の 初期 の 推進 者 は 、 チャールズ ・ メリアム 、 ハロルド・ラズウェル ら いわゆる シカゴ 学派 の 人々 で ある 。 とりわけ シカゴ 学派 の 創始 者 として の メリアム は 、 政治 学 と 心理 学 ・ 統計 学 など の 「 隣接 諸 科学 と の 重婚 」 を 主張 し これら の 学問 の 方法 を 政治 学 に 導入 し た 。 第 二 次 世界 大戦 後 、 この シカゴ 学派 の 系譜 から 社会 学 や 行動 科学 の 影響 を 受け 行動 科学 政治 学 が 成立 し た 。 この 行動 科学 アプローチ は 「 行動 科学 革命 」 と 呼ば れる ほど の 衝撃 を 学会 に 与え 、 政治 学 における 主流 の 方法 論 と なっ た 。 行動 科学 政治 学 の 担い手 は 、 デイヴィッド・イーストン 、 ガブリエル・アーモンド 、 ロバート ・ ダール ら で あっ た 。 行動 科学 政治 学 は 政治 学 の 科学 化 の 一つ の 帰結 で あっ た 。  しかし 、 行動 科学 政治 学 は その後 各 方面 から の 批判 を 受け た 。 その 結果 現在 でも 一定 の 影響 力 を 持つ ものの 、 かつて の よう な 政治 学 の 中心 的 パラダイム の 座 を 失っ て いる 。 こうした 中 で 現代 政治 学 の 展開 とともに 軽視 さ れ て き た 伝統 的 な 政治 学 の あり方 も 見直さ れ て き た 。 その 中 でも 政治 哲学 は 1970 年代 に 見事 に 復権 を 遂げ た と いえる 。 また 制度 論 的 アプローチ は 、 様々 な 科学 的 方法 が 制度 を 分析 対象 として 採り入れ 始め た こと によって 新 制度 論 に 発展 し た 。 また 1950 年代 以降 に は アンソニー・ダウンズ ら により 経済 学 的 方法 の 政治 学 へ の 導入 が 本格 化 し 、 合理 的 選択 理論 が 政治 学 において 台頭 し 始め た 。 合理 的 選択 理論 は 、 ウィリアム ・ ライ カー による ゲーム 理論 など の フォーマル ・ セオリー 、 数理 的 分析 の 導入 により 精緻 化 さ れ 主要 な 方法 論 の 座 を 占める に 至っ た 。 この よう に 現代 において 政治 学 の 方法 は さらなる 多様 化 の 様相 を 見せ て いる 。  詳細 は 政治 学者 の 一覧 を 参照 。首都 （ し ゅと 、 ） と は 、 一 国 の 中心 と なる 都市 の こと を 指す 。 ほとんど の 場合 に は その 国 の 中央 政府 が 所在 し 、 国家 元首 等 の 国 の 最高 指導 者 が 拠点 と する 都市 の こと で ある 。 ただ 、 場合 によって は 、 中央 政府 の 所在 と は 別に 、 その 国 の シンボル 的 存在 として 認め られ て いる 都市 が 首都 と さ れる こと も ある 。 首府 ・ 国 都 ・ 都 など と も 呼ば れ 、 また 、 帝 制 国家 や 王制 国家 の 場合 は 帝都 ・ 王 都 等 の 称 が ある 。  「 首 」 は かしら （ 頭 ） く び 、 こう べ 、 かみ （ 上位 : 首座 ） 、 かなめ （ 要 ） 、 かしら （ 魁 帥 ） 、 お さ （ 長 ） など の 意 。 「 都 」 は みやこ 、 天子 の 宮城 の ある 首府 を あらわす 。 周 代 の 行政 上 の 区画 で は 君主 の 宗廟 の ある 場所 を 都 （ ト・ツ ） と いい 、 無い 場所 を 邑 （ イウ ） と 呼ん だ 。 「 都 」 は 寄せ 合わ せ 残らず 集める 意 。 曹丕文 「 頃 撰 二 遺文 、 一 都 爲二一 集 」 。 「 京 」 は みやこ （ 帝都 ） 切り立っ た 高い 場所 、 丘 、 高い 、 多い 、 くじら （ 鯨 ＝ 京 ） など の 意 。 「 京師 」 は 天子 の 居 ます みやこ 、 京 は 大 、 師 は 衆 、 大衆 の おる 所 の 意 、 春秋 成 十 三 「 公 如京師 」 。 「 京都 」 は 晋 の 時代 、 景 王 の 諱 を 避け て 京師 を 京都 と し た こと による 、 魏 志文 帝 紀 「 任 城 王 薨於京 都 」 。 清 代 に 編纂 さ れ た 佩文韻 府 に は みやこ を 首 に 例える 用例 「 首都 」 「 首府 」 の 採録 は なく 、 熟語 「 首 善之 區 」 の 元 と なっ た 首 善 を 採録 する 。 これ は 漢書 ・ 儒林傳 序 の 「 故 教化 之 行 也 ， 建 首 善 自 京師 始 」 に 由来 する 。 英語 Capital の 語源 は ラテン語 kaput で あり 印欧語 の 「 頭 」 あるいは 「 ウシ の 頭 」 を あらわす 。 Capital は 「 資本 」 と も 翻訳 さ れる 。 メトロポリス は ギリシャ 語 で 「 母 都市 」 の 意 （ mḗtēr 「 母 」 + pólis 「 都市 ｣）。  日本 で は 一般 的 に 京 、 洛 と 呼ば れ 、 古代 から 明治 まで の 律令 において は 「 皇 都 」 、 明治 期 から 戦前 にかけて は 「 帝都 」 、 戦後 は 「 首都 」 と 呼称 する こと が 多い 。 「 帝都 」 の 字句 は 幕末 期 の 文書 : 船 中 八 策 に 登場 し て いる 。  漢字 検定 テキスト など によって は 、 「 主 都 」 は 「 首都 」 の 誤字 ・ 誤用 と さ れ て いる 。 ただし 、 「 主 」 は きみ （ 君主 ） 国家 の 元首 や あるじ 、 ぬ し （ 家長 ） 、 つかさどり （ 宰 ） まもり （ 守 ） すべる （ 領 ） ひと 、 神 や 神霊 の やどる ところ 、 神 など を あらわす 意 で あり 、 帝都 を 主 都 と 表記 し て も 字義 的 に は 誤り で は ない と 解する こと も できる 。  また 、 国 の 首都 と は 別に 、 その 地域 の おもだった 都市 （ プライメイトシティ ） を 指し て 「 主 都 」 と 記述 する こと が ある （ 例 ： ドイツ の バイエルン の 主 都 で ある ミュンヘン ） 。 「 都 」 で は なく その 地域 で の おもだった ムラ （ 邑 ） という 意味 で 「 主 邑 」 （ し ゅゆう ） と の 表現 が ある 。  日本 の キリスト教 で は 「 主 都 」 を 冠する 会派 が ある 。  「 首都 」 の 他 に 「 首都 圏 」 という 用語 も ある 。 「 首都 」 は ひとつ の 都市 で ある の に対して 、 「 首都 圏 」 は 首都 と その 周辺 に 広がる 都市 の 群 、 即ち 圏 域 （ 都市 圏 ） を 指す 。 いわば 、 「 首都 」 は 点 で ある の に対して 「 首都 圏 」 は 面 で ある こと に なる 。 首都 圏 を 1 個 の 地方 行政 区分 と する 例 （ フィリピン の マニラ 首都 圏 、 インド の デリー 首都 圏 ） も あれ ば 、 日本 の よう に 一部 の 法律 に 定義 さ れる 程度 の 事例 まで 存在 する 。 また 、 中国 の 北京 市 など 、 首都 の 地方 行政 区分 の 区域 を 広げる 例 も ある 。  日本 の 首都 について 直接 定める 法令 は ない が 、 日本 の 現状 や 様々 な 理由 から 東京 都 あるいは 東京 と さ れる 。 東京 都 から は 衆議院 国会 等 の 移転 に関する 特別 委員 会 に対して 、 日本 の 首都 の 定義 に関する 質問 を 何 度 か 行っ て いる 。  なお 、 2018 年 2 月 に は 衆議院 議員 逢坂 誠二 の 質問 に対し 、 「 首都 を 東京 都 で ある と 直接 規定 し た 法令 は ない が 、 東京 都 が 日本 の 首都 で ある こと は 、 広く 社会 一般 に 受け入れ られ て いる もの と 考え て いる 」 と 政府 見解 が 示さ れ て いる 。  首都 の 位置 を 憲法 や 法令 で 明示 的 に 記述 し て いる 国 も 存在 する 。 たとえば ドイツ 連邦 共和 国 は 憲法 や 法律 により 首都 を 具体 的 に 指定 し て おり 、 ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 第 22 条 ( 1 )「 ドイツ 連邦 共和 国 の 首都 は ベルリン 」(   ドイツ 連邦 法務省 の サイト より )   と 明記 する 。  また 、 逆 に 法定 の 首都 を 持た ない 国 も 存在 する 。 たとえば イギリス や 日本 は 首都 の 地位 を 明示 する 法 が 存在 し ない 。  しかし 、 アメリカ合衆国 の 様 に 首都 の 具体 的 な 地域 は 指定 し ない が 1790 年 の 合衆国 首都 設置 法 は 首都 の 位置 を ワシントン D . C . と 明示 し て い たり 、 オランダ や ボリビア 、 タンザニア など の よう に 、 法的 に 定め られ て いる 首都 と 実際 に 首都 機能 が 置か れ て いる 都市 が 違う 場合 も ある 。  首都 と 呼べる 都市 を 複数 持つ 国 も ある 。 現在 日本 で も 首都 が 地震 や 災害 など で 機能 し なく なる 事 を 防ぐ 為 、 首都 機能 を バックアップ する 為 に 近畿 圏 に 副 首都 を 設置 ・ 整備 する 副 首都 構想 が ある 。  古代 の 東アジア で は 、 中国 の 唐 が 長安 と 洛陽 と 太 原 の 三 都 制 （ 後 に は 鳳 翔 と 成都 を 加え た 五 都 制 と なる ） を 採用 し て おり 、 さらに 日本 （ 天武 朝 など ） や 渤海 など の 諸国 が それ を 模倣 し た よう に 、 複 都 制 が 広く 行わ れ た 。 この 類型 の 中 に は 、 首都 が 移動 する という 場合 も ある 。 複 都 制 を 採っ て い た 唐 も 、 実質 的 に は 長安 が 第 一 首都 （ 正 都 ） で あっ て その他 の 都 は 名目 上 （ 副 都 ） に とどまっ て い た が 、 時には 皇帝 は 長安 を 離れ て 洛陽 に 移動 し 、 後者 が 正 都 として の 機能 を 果たす こと も あっ た 。  鎌倉 時代 後期 ・ 江戸 時代 の 日本 で も 首都 機能 が 分散 さ れ て おり 、 名目 上 の 首都 （ 天皇 の いる 京 ） と 、 行政 機関 所在地 （ 幕府 の ある 江戸 ） と が 別々 に 置か れ て い た 。  モンゴル 帝国 ( 元朝 ) で は 、 大 ハーン は 宮廷 を 引き連れ 、 中国 の 最北端 に ある 大 都 （ 現 北京 ） と 、 上 都 （ 草原 の 南端 部 、 万里 の 長城 を はさん で 大 都 と 対 の 位置 に ある ） を 季節 移動 し た 。  ガンデンポタン 時代 前期 （ 1642 - 1732 ） の チベット で は 、 歴代 の チベット ・ ハン たち は ラサ の ガンデン・カンサル 宮殿 と ダム 草原 を 季節 移動 し た 。  三権分立 の 観点 から 、 国家 の 中枢 機能 を 複数 の 都市 に 分割 し て いる 国 が ある 。  稀 な 例 で ある が 、 時期 によって 首都 を 移動 さ せる 国 も ある 。  王国 で は 、 王宮 所在地 と 首都 が 一致 し ない こと が ある 。  稀 な 事例 で は ある が 、 首都 と 、 実権 を 握る 国家 元首 の 常住 地 が 異なっ て いる 場合 も ある 。  憲法 や 法律 で 首都 を 規定 し て いる 国家 で は 、 憲法 や 法律 で 規定 さ れ た 名目 上 の 首都 と 、 国家 機関 が 集中 する 事実 上 の 首都 が 異なる 例 が 存在 する 。  遷都 を 宣言 し た に も かかわら ず 、 新 首都 に 国家 機関 の 移転 が 進ま ず 、 実際 の 首都 機能 の 大半 が 未だ 旧 首都 に とどまっ て いる 事例 も ある 。  それ と は 逆 に 、 新た な 都市 を 建設 し て 首都 機能 の 主要 部分 を 移転 する という 事例 も ある 。 この 場合 、 遷都 は 宣言 さ れ ない 。 また 、 法的 な 首都 の 方 に も 首都 機能 の 一部 は 残る こと に なる 。  政治 的 な 事情 により 、 事実 上 の 首都 と 形式 上 の 首都 が 異なる 国 も ある 。 極端 な 場合 、 実際 に は 統治 し て い ない 場所 を 政治 的 理由 から 首都 と 主張 する こと も ある 。 事実 上 の 首都 は 「 臨時 首都 」 など の 名称 で 呼ば れる こと も ある 。  これ も 政治 的 な 事情 により 、 事実 上 の 首都 が 国際 的 に は 認知 さ れ て い ない という 場合 も ある 。  都市 国家 について は 、 1 つ の 都市 が 主権 を 持ち 国家 と なっ て いる ため 、 国家 と 都市 と 首都 が 同義 で ある 。 シンガポール 、 モナコ が その 事例 で あり 、 前者 は 首都 シンガポール 市 が そのまま シンガポール という 国家 、 モナコ は 首都 モナコ 市 が そのまま モナコ 公国 という 国家 に なっ て いる 。 こうした 国家 で は 、 地方自治体 が 存在 し ない 。  面積 の 小さな ミニ 国家 で は 、 首都 が 存在 し ない 場合 も ある 。  首都 は 、 国政 の 中心 として 交通 の 便 が 良い 場所 が 選定 さ れる こと が 多い 。 したがって 、 首都 と 国家 内 最大 都市 は 、 必ずしも 一致 し ない 。  首都 が 最大 都市 かつ 経済 の 中心 地 で ある 国 （ 例 ： 日本 、 韓国 、 北朝鮮 、 フランス 、 ロシア 連邦 、 イギリス など ） も あれ ば 、 首都 と 最大 都市 （ もしくは 経済 ・ 行政 中心 地 、 憲法 上 の 首都 ） が 異なる 国 も ある 。  外国 大使館 は 基本 的 に 首都 に 置か れる が 、 イスラエル の よう に 、 承認 に 係る 事情 から 外 の 都市 に 置か れる 例 も ある 。  また 、 政治 の 中心 地 と 経済 の 中心 地 （ その 国 の 最大 都市 で ある こと が 多い ） を 分離 する 場合 も ある 。 パキスタン 最大 の 都市 カラチ （ 旧 首都 ） は 人口 1200 万 人 を 超える （ 非公式 推計 で は 2000 万 人 に 達する と も いわ れる ） が 、 首都 イスラマバード は 人口 80 万 人 程度 で ある という 極端 な 例 も ある 。 これら の 中 に は 、 それ まで 政治 中枢 と 経済 中枢 を 兼ね て い た 首都 が 過密 に なり 過ぎ 、 また 一 極 集中 の 弊害 も 無視 でき なく なっ た ため に 、 別 の 場所 に 新 都市 を 建設 し て 遷都 し た という 例 も ある 。  一時期 のみ 異なっ て い た 例 も 含め て いる 。 以下 、 「 首都 」 と ある 都市 は すべて その 国 の 政治 中枢 で ある 。  一般 に 、 首都 は 過密 地 に なり やすい 。 これ は 、 国家 機関 （ 日本 で いう ところ の 国会 議事堂 、 中央 省庁 、 最高裁判所 ） が 置か れ て いる ため に 、 国家 機関 の 周り に 企業 が 密集 する ため で ある 。 この よう に 、 本来 、 首都 は 政治 と 行政 の 中心 地 で ある が 、 経済 の 中心 地 に なる こと も 珍しく ない （ 例 ： 東京 特別 区 、 パリ 、 バンコク 、 ソウル ） 。 こういう 経過 に 至っ た 国家 で は 、 首都 を 移転 する こと （ 遷都 ） によって 、 経済 の 中心 地 で は ない 都市 を 新しく 首都 に 選定 する こと も ある 。  ただし 、 ブラジリア （ ブラジル ） や キャンベラ （ オーストラリア ） の よう に 、 何 も ない 原野 など に 国家 機関 だけ を 建設 し た 場合 は 、 この 限り で は ない 。 ベリーズ の 首都 で ある ベルモパン に 至っ て は 、 人口 が 1 万 人 程度 で ある 。  政治 の 中心 地 で ある ので 、 政界 など で は しばしば その 国 の 中央 政府 を 指す の に 首都 名 を 使う 。 例えば 「 ワシントン 」 は アメリカ 政府 を 指し 、 「 北京 」 は 中国 政府 を 指す 。  1 市 単独 で 広域 自治体 （ 県 や 州 ） を 構成 する 市 は 、 特別 市 と 称さ れる 。 特に 首都 は 過密 化 し やすい 点 から 、 特別 市 と なっ て いる 所 が 多い 。 また 、 首都 以外 でも 、 首都 に 伍する 過密 都市 （ 大抵 は 1 つ ） は 、 特別 市 と さ れる 所 も ある 。  一方 で 、 首都 で あっ て も 国内 の ほか の 主要 都市 同様 、 上位 の 広域 自治体 の 管轄 区域 内 に 含ま れる ケース も 少なから ず 見 られる 。 たとえば 、 カナダ の 場合 は 連邦 政府 の 直轄 行政 地区 が 存在 せ ず 、 同国 の 首都 オタワ は 行政 上 オンタリオ 州 内 の 一 都市 として の 位置づけ で ある 。 また 、 イタリア の 首都 ローマ は ローマ 県 、 および その 上位 地方 行政 区画 で ある ラツィオ 州 の 区域 に それぞれ 属し 、 同時に その 県 都 ならびに 州都 で も ある 。プロトコル または プロトコール （   ,   、   ） と は 、 複数 の 者 が 対象 と なる 事項 を 確実 に 実行 する ため の 手順 について 定め た もの 。  もともと は 「 人間 同士 の やりとり 」 だけ に関する 用語 で あっ た 。 戦 間 期 の 学術 的 批判 を 経 て 、 情報 工学 分野 で マシン や ソフトウェア 同士 の やりとり に関する 取り決め （ 通信 規約 ） を 指す ため に も 用い られる よう に なっ た 。  日本語 に 意訳 し た 語 として は 、 「 規定 」 「 議定 書 」 「 儀典 」 など が ある 。  古代 ギリシア で パピルス で 作ら れ た 巻物 の 最初 の 1 枚 目 を （ ） と 呼び 、 巻物 の 内容 など を 記す ため の ページ として 使わ れ て い た 。 その後 、 草稿 、 議事 録 という 意味 を 経 て 議定 書 、 外交 儀礼 といった 意味 へ と 発展 し た 。  プロトコル の 「 プロト 」 は 「 最初 の 」 、 「 コル 」 は 「 糊 」 という 意味 で 、 表紙 に 糊付け し た 紙 を 表し て いる 。  ウィーン 学 団 の 一 人 、 オットー・ノイラート の 1932 年 の 論文 「 プロトコル 命題 」 において 、 「 プロトコル 」 を 含む 用語 が 用い られ て いる 。  1968 年 に 大型 コンピュータ を 共有 する ため に 世界 で 最初 に 作ら れ た インターネット で ある ARPANET が 稼働 し 、 これ が 「 プロトコル 」 という 用語 および 手順 が インターネット で 使わ れ た 最初 と なっ た 。  その後 、 最初 期 の パケット 交換 技術 の 方式 の ひとつ で ある X . 25 が 登場 し 、 研究 者 のみ の 利用 で あっ た ARPANET から 成長 し 一般 ユーザ も 利用 出来る もの を 目指し 作成 さ れ た 結果 、 世界中 の パケット 交換 技術 者 間 で プロトコル という 用語 が 定着 し 、 共通 語 と なっ た 。  政治 、 その 中 で も 特に 外交 の 用語 として 、 複数 の 用法 が 存在 する 。 プロトコル の 成立 当初 より も 排他 的 な 用語 で ある 。  外交 儀礼 として の プロトコル と は 、 外交 の 場 や 国際 的 催し で 、 その 実務 や 交流 の 場 における 公式 な 規則 や 手順 など を 、 ひとつ の 典拠 として 利用 できる よう まとめ た 基本 原則 と も なる もの 。 歴史 的 外交 事例 に 基づい た 慣行 や 慣習 を 整理 し 成文 化 し た もの で あり 、 法的 な 拘束 力 は もた ない 。  具体 例 として は 、 列席 者 の 序列 、 国旗 の 取扱い 、 式 例 の 進行 手順 、 参列 者 の 服装 、 物事 の 言い表し 方 など について 、 その 一般 的 な 運用 法 を あらかじめ 決め て 明示 する もの だ が 、 そもそも 成文 化 さ れ て い ない 純粋 な 慣例 も 多く 、 その 内容 は 時 と 必要 に 応じ て さまざま に 変化 する 。  また 国際 的 に 尊重 さ れる べき 大枠 で の 合意 で は ある ものの 、 運用 国 の 実情 や 慣習 に 応じ て その 内容 が 変化 する 場合 も ある 。 例えば 国旗 の 取扱い で は 、 国際 的 に は 自国 旗 を 他 国旗 より も 上位 （ 左側 ） に 掲揚 または 配置 する の が 一般 的 な プロトコル だ が 、 日本 で は 相手 国 に 敬意 を 表する 意味 で 逆 に 他 国旗 を 日章旗 の 上位 に 持っ て くる 場合 も 多い 。  なお 外交 関係 者 の 中 に は 、 この 外交 儀礼 の 「 プロトコル 」 を 「 プロトコール 」 と 延ばし て 書い たり 言っ たり する 者 が 多い 。 これ は かつて の いわゆる 「 外交 共通 語 」 が 英語 で は なく フランス語 だっ た 時代 の 名残 で も ある 。  世界 共通 の 一般 的 マナー として 活用 さ れる こと も ある が 、 あくまでも 国家 間 の 儀礼 上 の ルール で ある 。  国際 法 における 条約 の 一 種 で ある 議定 書 は 、 英語 の   protocol   の 訳語 で ある こと から 、 外交 関係 者 の 間 で は これ を プロトコル と 呼ぶ こと も ある 。  コンピュータ 等 の 電子 機器 間 で 通信 する 際 の 取り決め 。 どの よう な 状況 で どの よう な タイプ の データ を どの よう な 順番 で 送る か が 記載 さ れ て いる 。 例えば インターネット で は 、 Request   for   Comments   ( RFC )   という 形 で プロトコル が 提案 さ れ て いる 。  インターネット に 限ら ず 、 機器 同士 が 通信 する 場合 に は 何らかの 手順 が 必要 で あり 、 それら は プロトコル として まとめ られ て いる 場合 が 多い 。 複数 の 手順 を 階層 化 する 例 として 、 OSI 基本 参照 モデル など が ある 。  実験 プロトコル は 分子生物学 や 生化学 など の 実験 において 、 実験 の 手順 、 及び 条件 等 について 記述 し た もの で ある 。戦争 （ せん そう ） と は 、 複数 の 集団 の 間 で の 物理 的 暴力 の 行使 を 伴う 紛争 で ある 。 国際 紛争 の 武力 による 解決 で ある 。 対義語 は 対話 。 広義 に は 内戦 や 反乱 も 含む （ 戦争 一覧 ） 。 人類 が 、 集団 を 形成 する よう に なる 有史 以来 、 繰り返さ れ て き た もの で ある 。 銀行 など が 引受け た 巨額 の 戦費 は 慢性 的 な 租税 負担 と なる 。 市民 生活 に対する 制限 と 攻撃 は 個人 の 尊厳 を 蹂躙 する 。 時代 ごと の 考え方 によって 違法 性 が 認定 さ れ て き た 。 。 21 世紀 に 入り 、 地球 規模 で 敷設 さ れ た IT インフラ を通して 膨大 な 情報 が 世界中 で 流通 する よう に なる と 、 物理 的 な 攻撃 を 伴わ ない 国家 間 の 争い が 増加 し た 。 その よう な 争い の 比喩 として 、 情報 戦 ， 経済 戦争 ， 貿易 戦争 ， サイバー 戦争 など という 言葉 も 用い られる よう に なっ た 。  戦争 と は 軍事 力 を 用い て 様々 な 政治 目的 を 達成 しよ う と する 行為 （ 行為 説 ） 、 または 用い た 結果 生じる 国家 間 の 対立 状態 で ある （ 状態 説 ） 。 一般 に 、 国家 もしくは それ に 準ずる 集団 が 、 自衛 や 利益 の 確保 を 目的 に 武力 を 行使 し 、 戦闘 を 起こす 事 。 戦争 は 太古 から 続く 人類 の 営み の 側面 で あり 、 最も 原始 的 かつ 暴力 的 な 紛争 解決 手段 で ある と 言える 。  政治 だけ で なく 、 経済 、 地理 、 文化 、 技術 など 広範 にわたる 人間 の 活動 が 密接 に 関わっ て おり 、 その 歴史 的 な 影響 は 非常 に 大きい 。 近代 以降 の 戦争 は 陸海空 軍 等 の 軍隊 のみ の 武力 戦 だけ で なく 、 一般 国民 を 広く 巻き込む 総 力戦 の 様相 を 呈する こと も あり 、 外交 戦 、 宣伝 戦 、 謀略 戦 、 経済 戦 、 貿易 戦 、 補給 戦 、 技術 戦 、 精神 戦 など の 闘争 を 本質 的 に 包括 し て おり 、 相互 に 関係 し て いる 。 そして 結果 的 に は 、 その 規模 に も よる が 、 国際 関係 や 社会 や 経済 など 幅広い 分野 に 破壊 的 な 影響 を 与え 、 軍人 や 民間 人 の 人的 被害 から インフラ の 破壊 、 経済 活動 の 阻害 など 社会 の あらゆる 部分 に 物的 被害 を 与える こと と なる 。 一方 で 、 科学 、 技術 、 外交 、 戦略 論 、 組織 論 、 戦術 論 、 兵器 ・ 武器 の 発展 を もたらし て き た 側面 も ある 。 また 、 軍需 景気 により 生産 設備 に 被害 を 受け なかっ た 戦勝 国 や 第三国 の 経済 が 潤う 場合 も ある （ 例 ： 第 一 次 世界 大戦 と 第 二 次 世界 大戦 後 の 米国 や 第 一 次 世界 大戦 後 と 朝鮮 戦争 後 の 日本 ） 。 また 、 戦争 の 敗北 により 近代 オリンピック や FIFA ワールドカップ 等 の スポーツ 国際 大会 へ の 参加 を 禁じ られる ケース も ある 。  今 で は 、 大 規模 戦争 の 多く が 総 力戦 や 核 戦争 と なり 、 勝敗 に 関わら ず 国家 や 国民 を いたずら に 消耗 さ せる 事 から 起こり にくく なっ て いる 。 戦争 による 国家 の 成長 は 過去 の もの と なり 、 人道 主義 の 観点 から も 忌避 さ れる 傾向 と なっ て いる 。 1928 年 の パリ 不戦 条約 締結 以降 、 国際 法的 に 自衛 戦争 以外 の 侵略 戦争 は 禁止 さ れ て いる 。  その 発展 や 勝敗 に は 原則 的 、 法則 的 な 事象 が 関連 し て いる と 考え られ て おり 、 軍事 学 において 戦 理 や 戦略 ・ 戦術 理論 の 研究 、 戦闘 教義 の 開発 、 兵器 開発 、 定量 的 な 作戦 研究 、 戦史 研究 など が 行わ れ て いる 。  戦争 という 概念 は 国際 法 上 の 概念 と 軍事 上 の 概念 で は 差異 が ある ため 、 区別 し て 用い なけれ ば なら ない 。  軍事 的 な 観点 から 、 戦争 は 軍事 力 の 実質 的 な 戦闘 行動 が 実行 さ れ て いる 状態 を 指す 。 その 軍事 力 の 主体 は しばしば 国家 で ある が 、 法的 な 定義 と は 異なり 、 その 実質 的 な 能力 を 重視 する ため 、 国家 で は なく 武装 勢力 に対して も 使用 さ れ て いる 軍事 力 の 規模 によって は 用いる 場合 が ある 。 米 軍 で は 武力 衝突 の レベル を 、 比較的 危機 の 程度 が 低く 、 平和 維持 活動 や 対 テロリズム 作戦 など を 展開 する 「 紛争 」 と 、 比較的 危機 の 程度 が 高く 、 大 規模 な 武力 行使 を 伴う 戦闘 作戦 を 展開 する 「 戦争 」 と 区別 し て いる 。 また 米 軍 は 紛争 を 規模 によって 三 段階 に 分類 し て おり 、 その 中 の 「 高 強度 紛争 」 は 伝統 的 な 戦争 の レベル に 該当 する 。  国際 法 において 、 戦争 の 当事者 は 一般 的 に 国家 で ある と 考え られ て おり 、 伝統 的 な 慣習 国際 法 の 観点 から は 宣戦 布告 によって 始まり 、 講和 によって 終結 する もの で ある と 考え られる 。 しかし 、 歴史 上 宣戦 布告 が 行わ れ ず 「 実質 戦争 状態 」 に 突入 し た 事例 が 存在 する ため 、 現在 で は この 形式 は 重要 視 さ れ て い ない 。 また 国家 以外 の 武装 集団 間 で の 武力 衝突 は 紛争 と 呼ば れ 、 たとえば 民族 間 で あれ ば 「 民族 紛争 」 と 呼ば れる 。  ただし 、 国家 で ない 集団 の 対立 に も 「 戦争 」 という 語 が 用い られる こと は ある 。 例えば 、 南北戦争 において 1861 年 に イギリス が 南 軍 に対して 交戦 団体 承認 を 行っ て いる 。 以下 に 具体 的 な 例 を 挙げる 。  歴史 学 関連 で は 、 戦争 の 定義 を 共有 する こと は 難しい 。 例えば 、 。 考古学 で は 、 考古 資料 に もとづい て 認める こと の できる 多数 の 殺傷 を 伴い うる 集団 間 の 武力 衝突 と し て いる 。  人類 は 、 いつ から 争い 、 殺し合い 始め た の だろ う か 。 初め から だ という 見方 と 、 ごく 最近 に なっ て から 、 という 見方 が 大きく 対立 し て いる 。  猿 人 や 原人 の 食 人 説 が 、 オーストラリア の 考古 学者 レイモンド・ダート によって 1960 年代 まで 繰り返し 主張 さ れ た 。 また 、 1930 年代 に 北京 原人 食 人 説 が ドイツ の 人類 学者 フランツ ・ ワイデンライヒ によって 疑わ れ た 。 しかし 、 世間 で は 北京 原人 食 人 説 は いよいよ 有名 に なっ て しまっ た 。 これら の こと から 、 猿 人 ・ 原人 の 食べ 合い が 人類 の 歴史 とともに あっ た と 解釈 し 、 広め た の が アメリカ の 作家 ロバート ・ アードリー で あっ た 。 さらに 動物 行動 学 を 興し て ノーベル 賞 を 受け た オーストリア の コンラート・ローレンツ は 『 攻撃 』 という 、 人類 の 攻撃 的 本能 を 説い た 。 この 本能 説 が さらに 広がっ た 。 という 説 を 立て て いる 。  ただし 、 猿 人 の 殺人 ・ 食 人 の 疑い を 考古 学者 ボブ・ブレイン が 示し て いる 。 また 、 北京 原人 の 食 人 説 について は 、 その後 の 研究 で 世界 の 人類 学者 が 疑い を 示し て いる 。  判明 し て いる 情報 で は 、 3400 年 前 から 今日 まで 、 世界 で 戦争 が なく 平和 だっ た 期間 は わずか 268 年 で ある 。  文字 記録 が 残っ て い ない 先史 時代 の 戦争 形態 について 正確 に 知る こと は でき ない が 、 太古 から 紛争 形態 を 受け継い で いる アフリカ や オセアニア の 地域 から 、 その 形態 を 推察 する こと が できる 。 狩猟 採集 社会 の 観察 から は 、 原初 の ヒト が 置か れ た 環境 において も 資源 の 獲得 や 縄張り 争い によって 集団 対 集団 の 戦争 が 行わ れる こと を 示唆 し て いる 。  イラク の シャニダール 洞窟 に 葬ら れ た 男性 ネアンデルタール 人 は 、 5 万 年 前 に 槍 で 傷 を 受け て 死ん だ 人 だっ た 。 殺人 か 事故 か は 分から ない が 、 人 が 人 を 殺し た 最古 の 証拠 で ある 。  縄文 時代 の 暴力 による 死亡 率 は 1 . 8 パーセント で ある 。 この 結果 は 他 地域 の 狩猟 採集 時代 の 死亡 率 、 十 数 パーセント より 低い と いう 。  12 , 000   -   10 , 000 年 前 頃 （ 後期 旧石器時代 末 ） の ナイル 川 上流 に ある ジェベル = サハバ 117 遺跡 は 墓地 遺跡 で ある が 、 幼児 から 老人 まで の 58 体 の 遺体 が 埋葬 さ れ て いる 。 これら の うち の 24 体 の 頭 ・ 胸 ・ 背 ・ 腹 の そば に 116 個 も の 石器 （ 細石 器 ） が 残っ て い た 。 また 骨 に 突き刺さっ た 状況 の 石器 も 多い 。 この 遺跡 は 農耕 社会 出現 前 の 食料 採集 民 の 戦争 の 確実 な 例 と さ れ て いる 。  古代 で は 、 農業 の 発達 により 人口 が 増加 し 経済 的 な 富 が 蓄え られ た こと で 、 国家 体制 が 整え られ て いき 通信 が 整備 さ れ た 。 この 為 、 戦争 の 規模 や 軍事 組織 も 拡大 し た 。 それぞれ の 文明 は 自己 の 安全 を 保障 し 、 また 自己 の 勢力 を 拡大 する ため に 闘争 し 、 集団 的 利益 の ため に 征服 戦争 すら 行わ れ た 。  また 土器 ・ 石器 から 青銅器 ・ 鉄器 を 利用 し た 兵器 や 武器 の 開発 が 進み 、 軍事 力 の 能力 が 飛躍 的 に 発展 し て 大国 化 する 国家 が 現れ 始める 。 部族 集団 が 都市 国家 へ と 成長 し 、 ペルシア や ローマ の よう な 帝国 に 発展 し た の が 例 として 挙げ られる 。 また この 時代 に は 科学 技術 が 発達 し て 、 戦車 （ 二 輪 ） や 投石 器 、 弓矢 など が 新 兵器 として 登場 し 、 戦争 の 形態 を かつて の 儀式 形式 から 会戦 という 形態 に 移行 し て いっ た 。  中世 ヨーロッパ において は 儀式 的 な 要素 も 根強く 残っ て おり 、 カトリック 教会 による 世俗 権力 へ の 政治 的 な 統制 は 戦争 の 発生 を 抑制 し て い た 。 ただし 中世 に も 多く の 軍人 が 存在 し 、 また 技術 的 に は 甲冑 を 装備 し た 騎兵 が 有力 で あっ た が 、 たとえば イギリス の プランタジネット 朝 と フランス の バロア 朝 による 百 年 戦争 は 王位 をめぐって 長期間 にわたって フランス において 行わ れ た ものの 、 フランス 社会 全体 に 作戦 期間 相応 の 壊滅 的 な 被害 を もたらす こと は なく 、 断続 的 かつ 散発 的 な 戦闘 が 休戦 を 挟み ながら 行わ れ て い た 。 これ は 長期間 にわたって 大 規模 な 戦力 を 維持 する こと が 当時 の 軍隊 に は 能力 的 に 困難 で あっ た こと や 、 キリスト 教 世界 として の 政治 的 な 団結 を 保持 し て い た こと 、 また 軍事 技術 の 制約 から 作戦 行動 の 長期 化 や 大 規模 化 が 難しかっ た こと など が 理由 として 挙げ られる 。 戦争 の 恐怖 は むしろ 作戦 部隊 の 兵站 （ 物資 の 補給 ） 業務 が 不在 で あり 、 また 規律 が 不十分 な 兵士 たち が 自ら の 糧食 を 確保 する ため に 勝手 に 現地 で 略奪 を 行う ため 、 現地 住民 は その たび に 被害 を 受け て い た 。  また 、 カトリック 教会 そのもの が 呼びかけ て 数 次 にわたる 成果 に 乏しかっ た 十字軍 戦争 も 行わ れ た 。  帝国 主義 に 基づく 植民 地 支配 は 富 の 集積 を 実現 し 、 英国 は 産業 革命 を 実現 でき た 。 それ によって 工業 の 発達 が 軍艦 や 銃器 の 性能 を 引き上げ た 。 軍事 技術 の 発達 は 戦争 の 形態 を 大きく 変化 さ せる 。 グスタフ 2 世 アドルフ   ( スウェーデン 王 ) は 軍事 改革 の 中 で 常備 軍 の 制度 を 確立 し 、 その後 の 戦争 の あり方 を 基礎 付け た 。 また 計画 的 な 兵站 や 規律 を 保つ ため の 軍事 教育 など も この ころ に 整備 さ れ 、 各国 で 同様 の 制度 が 採用 さ れる よう に なる 。 特に 歩兵 の 重要 性 が 小銃 の 開発 により 高まっ た こと は 、 完璧 な 陣形 や 規律 正し さ を 軍隊 の 各 兵員 に 求める こと に なる 。 また 火砲 の 登場 により 砲兵 という 兵科 が 確立 さ れ た の も この 時代 で あり 、 戦略 や 戦術 、 軍事 土木 工学 など の 分野 も 大きな 前進 を 見る 。 近代 が 、 さらなる 戦争 の 拡大 に つながる と 考える 人 が 、 非常 に 多数 派 で ある 。  フランス で 起こっ た フランス 革命 が 国民 国家 の 体制 を もたらし て 中央 集権 に 基づく 徴兵 制 によって 、 軍隊 の 大 規模 化 を 可能 と し た 。 そして ナポレオン・ボナパルト は これ まで の 戦略 ・ 作戦 ・ 戦術 の 抜本 的 な 合理 化 を 行う 改革 に 取り組み 、 国家 総 力戦 の 体制 の 原型 を 整え た 。 さらに 銃器 ・ 火砲 など の 兵器 の 発展 が 被害 者 数 を 甚大 な もの と し 、 ナポレオン は この よう な 高度 な 軍事 力 を 運用 し て 殲滅 戦 を 行い 、 ナポレオン 戦争 において は ヨーロッパ 大陸 の ほとんど を 支配 する に 至っ た 。 この ナポレオン の 戦争 指導 は アメリカ 南北戦争 や その後 の 軍事 研究 に 大きな 影響 を 残す 。  第 一 次 世界 大戦 や 第 二 次 世界 大戦 で は 戦争 は ただ の 武力 戦 で は なくなり 、 国家 が その 経済 力 ・ 技術 力 など の 国力 を 総動員 し 、 非常 に 多大 な 消費 が 長期間 に わたる という 新しい 戦争 の 形態 で ある 国家 総 力戦 が 発生 し た 。 その 戦争 形態 を 維持 する 必要 性 から 「 国家 総 力戦 体制 」 と 呼ば れる 戦時 体制 が 出現 する こと に なる 。  第 一 次 世界 大戦 は ナポレオン 的 な 攻撃 による 短期 決戦 を 目指し て 、 両 勢力 が 約 200 万 という 大 兵力 を 動員 し た ものの 、 塹壕 と 機関 銃 による 防衛 線 を 突破 する こと が でき ず 、 戦争 の 長期 化 と 大 規模 化 が 決定 付け られ た 。 結果 的 に は この よう な 大 戦争 により もたらさ れる 経済 的 または 心理 的 な 損害 により 、 各国 は 深刻 な 社会 的 混乱 や 政治 的 な 打撃 を 被っ た 。 この よう な 戦争 を 繰り返さ ない ため に も 国際 連盟 を 通じ た 戦争 の 抑制 が 企図 さ れ た が アメリカ は 参加 せ ず 、 また ドイツ は 莫大 な 賠償 金 により 経済 的 な 打撃 を 受ける 。 第 二 次 世界 大戦 において は 再び 大 規模 な 戦争 が 繰り返さ れ 、 この 大戦 で は せん滅 的 な 長期 戦 に 展開 し て 一 次 世界 大戦 の 二 倍 の 戦死 者 が 出 た 。 また 航空機 の 発達 によって 航空 作戦 が 実施 さ れる よう に なり 、 航空機 による 戦略 爆撃 は 戦闘 員 だけ で なく 民間 人 に も 多数 の 被害 者 が 出る こと と なり 、 政治 的 または 経済 的 な 混乱 が 長期間 にわたって 続い た 。  世界 大戦 の 反省 から 国際 連合 など の 国際 機関 が 発展 し て 戦争 の 抑制 が 図ら れる ものの 、 アメリカ と ソビエト の 台頭 、 さらに 大量 破壊 兵器 の 登場 によって 核兵器 や ミサイル による 核 戦争 の 可能 性 を 生み出し た 。 また 現代 的 な 軍事 技術 の 開発 が 躍進 的 に 進ん だ こと から 現代 の 戦争 の 勝敗 は 科学 技術 の 開発 に 大きく 左右 さ れる よう に なっ て いる 。 しかし 同時に 従来 の 正規 軍 による 軍事 作戦 と は 異なる 革命 または 反乱 という “ 非対称 の 戦争 ” が 行わ れる よう に なり 不正規 戦争 と 呼ば れる よう に なる 。 核 戦争 へ と 発展 し ない よう に 限定 的 かつ 段階 的 な 軍事 力 が 行使 さ れる 戦争 として 限定 戦争 （ 朝鮮 戦争 、 ベトナム 戦争 、 ソ連 による アフガン 侵攻 など ） が 行わ れる に 至っ て いる 。  冷戦 後 は イデオロギー の 対立 と いう より も 民族 ・ 宗教 の 対立 による 内戦 が 世界 各地 で 勃発 する よう に なり 、 形態 は かつて の 伝統 的 な 戦争 より も 複雑 多様 化 し て いる （ ボスニア 紛争 など ） 。 特に イスラム 原理 主義 や 民族 主義 による テロ が 先進 国 を 悩ま せ 、 それ に対する 報復 戦争 や 内戦 が 起きる 事態 と なっ て いる （ アメリカ による アフガン 侵攻 、 イラク 戦争 、 チェチェン 紛争 など ） 。  2 つ の 世界 大戦 以後 から 冷戦 期 にかけて 、 領土 の 占有 を 最終 目的 と する 形態 の 戦争 は 減少 し 、 特に 冷戦 後 は 、 政治 体制 や 宗教 体制 を 自陣 の 望む もの と する ため の 戦争 や 紛争 が 主体 と なっ て いる 。  戦争 の 類型 に関して は 、 時代 や 戦術 ・ 戦略 の 変化 に 伴っ て 多様 化 し て おり 、 また 観察 する 視点 によって も さまざま な 見方 が できる ため 、 断定 的 に 行う こと は 難しい 。  「 自衛 戦争 」 「 予防 戦争 」 「 制裁 戦争 」 など と 類別 さ れる こと も ある が 、 これ に は 当事者 の 主観 の 入り込む 余地 が 大きく 、 客観 性 に 欠ける 分類 に なる 傾向 が ある 。  フランス の 歴史 学者 に よる と 、 戦争 は 歴史 的 な 観点 から 以下 の よう に 分類 さ れる 。  戦争 に どの よう に 勝利 する の か で は なく 、 戦争 と は 何 な の か という 問題 を 考察 する ため に は 戦争 の 内部 の 構造 が どの よう に なっ て おり 、 どの よう な 原理 が 認め られる の か を 明らか に する こと が 必要 で ある 。 古代 の 戦争 学 的 な 論考 に 、 哲学 者 プラトン の 『 国家 』 が あり 、 その 中 で 哲学 者 ソクラテス は さまざま な 領域 の 職人 、 専門 家 によって 構成 さ れ た 自足 的 な 国家 を 想定 し て いる が 、 国家 が 成立 し た として も 人間 の 欲求 は 際限 なく 拡大 し 続ける ため に 、 自足 する 以上 の 資源 を 求め て 他 の 共同 体 に対して 戦争 が 発生 する と 論じ て いる 。 これ は 戦争 の 根本 を 国家 に 求める 見方 で あり 、 実際 に 軍事 史 において も 国家 は 戦争 の 主要 な 行為 主体 で あっ た 。 しかし これ は 戦争 の 限定 さ れ た 本質 を 明らか に し て いる に 過ぎ ない 。  そもそも 戦争 が 成り立つ 以前 に 、 人間 が なぜ 対立 する の か という 問題 が ある 。 社会 学者 ヴェーバー の 『 社会 学 の 根本 概念 』 に よれ ば 、 ある 主体 が 相手 の 抵抗 を 排除 し て でも 自分 自身 の 意志 を 達成 しよ う と する 意図 に 方向付け られ た 社会 的 関係 が 闘争 で ある と 定義 する 。 また この 闘争 は 物理 的 暴力 に 基づい た 闘争 や 闘争 手段 を 非 暴力 的 な もの に 限定 し た 平和 的 な 闘争 に 分類 できる 。 この よう な 闘争 が 社会 の 中 で 発生 する 根本 的 な 理由 について 政治 思想家 ホッブズ は 『 リヴァイアサン 』 において 国家 や 政治 団体 が 存在 し ない 自然 状態 を 想定 し て いる 。 つまり 各 個人 が それぞれ 等しく 自己 保存 の 法則 に従って 生活 資源 を 獲得 する ため 、 また 敵 の 攻撃 を 予防 する ため に 、 結果 として 万 人 の 万 人 に対する 闘争 が 生じる こと に なる 。 闘争 において 常に 暴力 が 使用 さ れる と は 限ら ない 。 暴力 によって 相手 を 抹消 し なく とも 、 交渉 や 協力 によって 争点 を 解決 する こと は 原理 的 に 不可能 で は ない 。 しかし 経済 学者 マルサス が 『 人口 論 』 で 述べ て いる よう に 、 人口 は 生活 手段 の 分量 を 超え て 常に 増大 さ れる ため 、 その 過剰 人口 の 出現 は 疫病 、 飢餓 、 戦争 など の 積極 的 制限 によって 調整 さ れる ため に 闘争 は 流血 の 事態 に まで 発展 する こと に なる 。 なぜ なら 生存 が 脅かさ れる 事態 は 人間 にとって 常に 極限 状況 で あり 、 社会 全体 にとって も 闘争 を 暴力 化 さ せる 重大 な 動機 で あり うる もの で ある 。  暴力 と は 万 人 が 持つ 個人 の 身体 的 、 精神 的 な 諸 力 の 中 でも 他者 に対して 強制 的 に 働きかける 力 に 限定 する こと が できる 。 これ は 政治 思想家 アーレント の 定義 で あり 、 暴力 は 他者 と の 相互 作用 を通じて 行使 する 必要 は なく 、 その 機能 は 相手 を 殺害 する こと で ある 。 しかし 戦争 における 暴力 を 論考 し た 研究 で は 、 暴力 を 通じ て ある 種 の 相互 作用 が 発生 する こと が 論考 さ れ て いる 。 この 領域 における 古典 的 な 著作 に 軍事 学者 クラウゼヴィッツ の 『 戦争 論 』 が ある 。 戦争 を 特徴付ける 最も 重要 な 要素 として 着目 さ れる べき は 暴力 で ある 。 クラウゼヴィッツ に よれ ば 暴力 は 三 種類 の 相互 作用 を もたらす もの で あり 、 それ は 相互 に 敵対 的 感情 と 敵対 的 意図 を 拡大 さ せる 第 1 の 相互 作用 、 相手 を 撃滅 しよ う と する 第 2 の 相互 作用 、 そして 戦闘 手段 を 敵 と 拮抗 さ せよ う と する 第 3 の 相互 作用 で ある 。 これら 相互 作用 を 前提 として 考えれ ば 、 戦争 における 暴力 は 無制限 に 拡大 する 理論 的 な 必然 性 が ある 。 つまり 集団 間 の 戦争 を 想定 すれ ば 、 それ は 暴力 の 性質 に従って 相互 に 暴力 手段 を 拡大 し 続け ながら 相手 を 攻撃 し 続け 、 また その ため の 敵意 を 増大 さ せ 続ける こと に なる 。 クラウゼヴィッツ は この よう な 戦争 の 理念 型 を 絶対 戦争 と 呼ん だ 。 しかし 同時に この よう な 形態 の 戦争 は 現実 の 戦争 で 出現 し て いる わけ で は ない 。 その 理由 として 絶対 戦争 と 並ん で 提起 さ れ て いる もの が 政治 目的 の 着眼 点 で ある 。 つまり 戦争 の 無 制限 的 な 暴力 化 を 抑制 する もの として 政治 的 制約 が 作用 し て おり 、 戦争 の 性質 を 規定 し て いる という もの で ある 。 この こと を 端的 に 表現 する クラウゼヴィッツ の 命題 が 「 戦争 と は 他 の 手段 を 以 って する 政治 の 延長 で ある 」 という もの で ある 。  戦争 は 単なる 暴力 的 な 闘争 状況 で ある だけ で なく 、 本質 的 に 政治 が 連関 し て いる という クラウゼヴィッツ の 考察 は 政治 学者 シュミット によって より 思想 的 に 発展 さ れ た 。 シュミット は 独自 の 友 敵 理論 を 展開 する 中 で 政治 的 な 概念 に は 常に 闘争 的 な 意味 が あり 、 不可避 的 に 敵 と 味方 に 区分 さ れる と 論じる 。 この よう な 政治 観 は マキアヴェッリ の 政治 思想 や マルクス の 階級 闘争 など に も 認め られる もの で ある 。 シュミット に よれ ば 政治 に 内在 する 敵 と 味方 の 二分 法 は さらに 敵 概念 の 詳細 に 注意 する こと で 深める こと が できる 。 シュミット は 『 パルチザン の 理論 』 において 三 種類 の 敵 を 導入 し て おり 、 すなわち 因習 的 で 形式 的 な 性質 を 持つ 在来 的 な 敵 、 実際 的 な 性質 を 伴う 現実 の 敵 、 犯罪 者 という 性格 を 持つ 絶対 的 な 敵 で ある 。 在来 的 な 敵 は 人道的 な ルール に 基づい た 国家 間 の 戦争 における 敵 で あり 、 現実 の 敵 と は 自ら の 実存 にとって 脅威 と なる 敵 、 そして 絶対 的 な 敵 と は 相手 を 文明 や 階級 、 民族 に対する 犯罪 者 として 差別 化 さ れる 敵 で ある 。 戦争 において 相手 が どの よう な 特性 を 持つ 敵 な の か によって 、 政治 目的 は 相手 に 僅か な 制裁 を 加える よう に 軍事 的 手段 を 制限 する こと も 、 また 相手 の 存在 を 根本 的 に 抹消 さ せる 軍事 的 手段 を 拡大 さ せる こと も 可能 に する の で ある 。 戦争 にとって 政治 の 重要 性 は 普遍 的 な もの で あり 、 戦争 の 規模 、 期間 、 列 度 、 その 影響 は 政治 の 状況 や 機能 によって 左右 さ れる と 考え られる 。  戦争 における 諸 活動 は 高度 に 複雑 で あり 、 量的 に は 以下 の よう に 分類 する こと が できる 。  兵士 単位 で の 戦い で ある 「 決闘 」 が 複数 集まっ て 、 「 合戦 」 が 構成 さ れ 、 複数 の 合戦 から 交戦 が 構成 さ れ て いる 。 ただし この よう な 個々 の 兵士 の 活動 、 師団 の 活動 、 国家 の 活動 など で 戦争 の 全体 像 を 区分 する こと は でき ない 。 交戦 単位 が 艦艇 や 航空機 と なれ ば 戦闘 と 決闘 の 間 の 区分 は 消失 する もの で あり 、 また 総 力戦 に 至ら ない 戦争 において は より 事態 は 複雑 で ある 。  戦争 は 人間 社会 における 対立 によって 生じる もの で あり 、 何らかの 意志 や 理由 を 伴う 。 しかし 戦争 の 原因 について の 一般 理論 は 未だ 完成 さ れ て い ない 。 その 発生 の 過程 に は さまざま な 要因 、 誘因 、 環境 が 有機 的 に 起因 する は 確か で あり 、 無 政府 状態 、 勢力 均衡 、 攻撃 ・ 防御 バランス 、 好戦 的 イデオロギー 、 ナショナリズム 、 誤認 など の 多く の 理論 が 提唱 さ れ て いる 。 ここ で は いくつ か の 戦争 の 原因 として 考え られ て いる 学術 考察 または 理論 について 述べる 。 （ 戦争 哲学 を も 参照 ）  国際 政治 学 で は まず 国際 社会 において 戦争 が 生じる 理由 は 、 国際 政治 が 無 政府 状態 （ アナーキー ） で ある こと が まず 挙げ られる 。 すなわち 国際 政治 に は 国内 政治 の よう に 中央 政府 の よう な 集権 体制 が 不在 で あり 、 紛争 の 平和 的 解決 が 強制 でき ない 。 従って 各国 は 自助 努力 を 行う 必要 性 に 迫ら れる 。 第 二 に 情報 の 不完全性 が ある 。 つまり 戦争 を 回避 する ため に 必要 な 情報 が 必ずしも 入手 でき ず 、 例えば 軍事 情報 について は しばしば 軍事 機密 によって 秘匿 さ れる ため に 合意 達成 が 確認 でき ず 、 ここ に 猜疑 心 が 生じる 可能 性 が ある 。 そして 三つ 目 の 原因 として 国内 政治 と 国際 政治 の 相互 作用 の 関係 が 挙げ られる 。  軍事 史上 の 戦争 を 調べ て 、 その 戦争 を 開始 する 直接的 な 要因 に 注目 し て 統計 化 すれ ば 大まか に 直接的 な 不満 、 国内 的 な 混乱 、 軍事 的 な 優位 、 軍事 的 な 劣位 、 以上 の 四つ に 分類 できる と 言わ れる 。  世界 的 な 大国 が 存在 する こと によって その 統一 的 な 影響 力 を 用い て 国際 秩序 を 安定 化 さ せる 「 単 極 平和 論 」 が 存在 する 。 この よう な 国際 体制 において は 反抗 できる 勢力 が そもそも 存在 し ない ため 、 戦争 が 発生 する 可能 性 を 大きく 低減 できる 。 また 反抗 勢力 を 圧倒 する こと によって 覇権 国家 も 政治 的 目的 を 達成 する ため に 軍事 力 を 行使 する 必要 が なくなる 。 ただし この 場合 、 属国 群 が 長期 的 な 不満 を 覇権 国家 に対して 形成 する 危険 性 が ある 。 平和 主義 の 中 で 語ら れる 世界 連邦 政府 構想 や 国連 常備 軍 構想 は 世界 全体 の 単 極 平和 論 を 志向 し た もの と 言え 、 現在 の パックス・アメリカーナ は 完全 で は ない が 単 極 勢力 構造 に 近い 形態 と さ れる 。 日本 の 江戸 時代 や 中国 の 統一 王朝 時代 、 米国 が 新大陸 において アメリカ 先住民 掃討 に 専念 する 一方 米 墨 戦争 や 南北戦争 が あっ た 孤立 主義 （ モンロー 主義 ） 時代 など は 概ね 平和 が 保た れ て おり 、 地域 における 単 極 平和 論 を 支持 する 例 と さ れる 。  また 勢力 が 均衡 する 二つ の 大国 が 互いに 拮抗 する 場合 、 戦争 が 発生 し にくい と する 「 双極 平和 論 」 も 論じ られる 。 この 理論 は 不 確実 性 による 誤認 ・ 誤算 によって 戦争 が 勃発 する 点 に 注目 し 、 双極 で あれ ば 相互 に 相手 の 動向 により 的確 に 対応 できる よう に なる ため 、 安定 的 に 勢力 が 均衡 する 可能 性 を 論じ て いる 。 米 ソ 冷戦 時代 が 双極 勢力 分布 の 分かり やすい 例 で あり 、 現実 に は 双方 の 軍拡 競争 や ベトナム 戦争 や 朝鮮 戦争 といった 代理 戦争 は 起こっ た が 、 恐怖 の 均衡 により 米 ソ の 直接 の 戦争 は 起こら なかっ た 。  また 複数 の 大国 が 存在 する 場合 、 戦争 は 発生 し にくい と する 「 多 極 平和 論 」 も ある 。 複数 の 国家 が より 柔軟 かつ 適切 に 同盟 や 勢力 圏 を 形成 する こと が 可能 と なる ので 、 対立 関係 が 硬直 化 し にくい と し 、 勢力 均衡 を 維持 し やすい と 論じ て いる 。 現実 の 例 として は 戦前 の 米 ・ 英 ・ 独 ・ 仏 ・ ソ連 （ ロシア ） ・ イタリア ・ 日本 が 世界 における 列強 として 君臨 し た 時代 が ある 。 第 二 次 世界 大 戦前 の ヨーロッパ 、 中国 の 三国志 時代 や 日本 の 戦国 時代 など は 地域 内 で 複数 の 勢力 が 存在 し て い た 。  しかし 、 どの 勢力 分布 も 歴史 的 に 見れ ば 戦争 の 頻度 や 規模 を 最小 化 する こと について 最適 な 組み合わせ で は ない と 一般 的 に は 考え られ て いる （ 勢力 均衡 を 参照 ） 。 なお 、 国連 憲章 の 目指す ところ は 国連 常備 軍 による 単 極 平和 論 で あり 、 1 極 を 覇権 国家 専有 武力 で は なく 国連 加盟 国 共同 武力 と する こと で 覇権 国 の 専横 を 防ぎ つつ 平和 を 目指す 考え方 で ある 。  1970 年代 に なる と それ まで の 勢力 均衡 理論 による 静態 的 な 国際 情勢 の 理解 から 転換 し て 、 世界 秩序 の 構成 要素 の 国力 など は 可変 的 で ある と 考える 動態 説 が 現れ た 。 例えば ウォラスティン は 16 世紀 以降 の 資本 主義 の 発達 は 世界 に 強国 と 弱国 の 格差 を 生み 、 巨視的 に は 中核 、 準 周辺 、 周辺 の 世界 システム を 形成 し た 。 さらに 中核 において も 、 時代 的 に は 長期 的 優勢 と 中期 的 優勢 の 二 種類 が ある こと が 認め られ 、 長期 的 優勢 で は 生産 力 の 拡大 から プロレタリアート の 政治 運動 に 次いで 福祉 国家 化 及び 社会 主義 的 世界 経済 へ と 段階 的 に 進ん で いき 、 中期 的 優勢 で は 資本 主義 の 矛盾 が 表面 化 、 経済 成長 の 停滞 、 恐慌 など に 次いで 準 周辺 国 へ の 技術 移転 並びに 相対 的 な 優位 の 低下 という 段階 を 進む と し て いる 。 また 1987 年 に は モデル スキー ( Modelski ) によって 大 規模 な 戦争 は 大体 100 年 周期 で 発生 する 点 に 注目 し た 100 年 周期 説 が 提唱 さ れ た 。 これ は あらゆる 秩序 の エントロピー 的 衰退 、 国際 的 な 秩序 形成 の 衝動 など が 理由 として 挙げ られ て いる 。  経済 と 戦争 の 危機 に は 全く 相反 する 視点 が ある 。  まず 第 一 に 国際 経済 が 停滞 ・ 後退 すれ ば 戦争 の 危機 は 高まる という 考え方 で ある 。 経済 成長 が 不況 や 恐慌 など によって 悪化 すれ ば 、 その 縮小 し た 利益 を めぐる 利害 関係 が 国内 経済 、 国際 経済 において 悪化 し 、 それ が 戦争 の 危機 を 高める こと に なる と 考え られる 。 また 軍事 費 の 拡大 によって 市場 に 資本 を 投入 し 、 経済 成長 を 促す ため 、 軍拡 競争 が 激化 する こと も 考え られる から で ある 。  一方 で 、 戦争 に かかる 膨大 な コスト に 注目 し 、 経済 の 成長 が 順調 で なけれ ば 戦争 が 起こせ ない ため 、 成長 期 に むしろ 戦争 の 危機 は 高まる という 考え方 も 存在 する 。 経済 成長 を 目指し て 資源 や 戦略 的 な 要所 の 必要 性 が 高まる ため 、 競争 が 激化 し やすく なる 。 また 経済 成長 が ある から こそ 軍事 費 を 増大 する こと が 可能 と なり 、 軍拡 競争 が 発生 し 、 経済 成長 を 維持 する ため に 膨張 主義 的 な 世論 や 社会 的 な 心理 が 形成 さ れる と 考え られる 。  ただし 、 経済 と 戦争 の 関係 性 について は データ や 指標 が 非対称 で ある 場合 や 研究 途上 で ある こと も あっ て 、 完結 に 結論 でき ない 。  数学 の ゲーム 理論 において は 囚人 の ジレンマ 状況 と チキン ゲーム 状況 の 理論 が 戦争 の モデル と さ れ て いる 。  囚人 の ジレンマ に よる と 、 例えば 核兵器 の 保有 を 両方 が 自制 する の が 最も 平和 で 安全 で ある が 、 疑心暗鬼 の 心理 が 働い て 両方 とも 核保有 で 自国 の 安全 と 相手 国 の 支配 権 を 得 たい と 考える 。 しかしながら 自国 だけ 自制 し て 相手 国 が 核 を 保有 し た 場合 に は 自ら 不利 に なる こと を 選ぶ こと に なる 。 ただし 両国 とも 核保有 する と 核 戦争 勃発 の 危険 が 最大 と なる 。  チキン ゲーム に よる と 、 例えば 両国 とも 利益 の 追求 を 完全 に 放棄 すれ ば 最も 平和 で 安全 で あり 、 また 互いに 申し合わせ た 妥協 を 履行 すれ ば 二分 し た 利益 と 安全 を 確保 できる 。 一方 で 相手 国 が 譲歩 する こと を 衝突 の 直前 まで 期待 し て 強硬 策 を 実施 し て 成功 すれ ば 半分 以上 の 利益 を 確保 出来る が 、 失敗 すれ ば 戦争 が 勃発 する こと に なる 。  ただし 戦争 と は 大 規模 に なれ ば なる ほど 、 上記 し た 要因 以外 に 、 さまざま な 軍事 的 、 政治 的 要因 だけ で なく 、 法的 、 経済 的 、 社会 的 、 集団 心理 的 、 文化 的 な 外的 ・ 内的 な 構造 や 誘因 が より 高度 に 複雑 に 関係 し て 発生 する 重層 的 な 事象 で あり 、 個人 の 人間 性 や 一 国 の 内部 事情 など に の みそ の 根本 的 原因 を 求める こと は 非常 に 非 現実 的 、 非 歴史 的 な 考え と 指摘 できる 。  歴史 から 学び 、 国内 的 な 事情 と 国外 的 な 環境 を 関係 さ せ 、 個人 の 感情 や 意思 を 内包 し た 歴史 的 必然 性 に 戦争 の 原因 という もの は 求め られる べき もの で ある 。 バター フィールド の 『 ウィッグ 史観 批判 』 で 「 歴史 の 教訓 と は 、 人間 の 変化 は かく も 複雑 で あり 、 人間 の 行為 や 決断 の 最終 的 結果 は 決して 予言 できる よう な 性質 の もの で は ない という こと で ある 。 歴史 の 教訓 は 、 ただ 細部 の 研究 において のみ 学ぶ こと が でき 、 歴史 の 簡略 化 の 中 で は 見失わ れ て しまう 。 歴史 の 簡略 化 が 、 歴史 的 真理 と 正反対 の 宣伝 の ため 企て られる こと が 多い の も その ため で ある 」 と 論じ られ て いる とおり 、 本質 的 に 戦争 、 特に 近代 における 複合 的 な 国際 政治 の 展開 によって 発生 する 戦争 は 単一 の 誘因 によって 引き起こさ れ た と する 考え は きわめて 側面 的 な 考え で ある 。  軍事 学 において 戦争 は その 作戦 戦略 の 差異 を 主体 別 に 見 て 侵略 と 防衛 の 二つ の 作用 が 衝突 し て 発生 する もの で ある と 考え られる 。  まず 侵略 に は 法的 な 定義 も 存在 する が 、 軍事 的 な 定義 として は 外敵 または 内 敵 によって 軍事 力 が 先制 行使 さ れ 、 侵入 （ invasion ） 、 攻撃 （ attack ） など の 攻勢 の 作戦 行動 が 実行 さ れる こと で ある 。 一方 で 防衛 は 狭義 に は 侵略 に 反応 し て これ を 排除 する ため に 軍事 力 が 使用 さ れ 、 防御 や 後退 など の 防 勢 の 作戦 行動 が 実行 さ れる こと で あり 、 広義 に は 抑止 活動 を も 含む 。  侵略 は その 手段 から 直接 侵略 と 間接 侵略 に 分類 さ れる 。 直接 侵略 は 外国 が 軍事 力 の 行使 を 行う 伝統 的 な 侵略 方式 で あり 、 間接 侵略 は 防衛 側 の 国家 内 の 反 政府 勢力 など を 教唆 、 指導 し た うえ で 反乱 、 革命 など によって 軍事 力 を 間接 的 に 行使 する 侵略 方式 で ある 。 実際 の 侵略 は この 二 種類 の 手段 を 同時に 使用 する 場合 や 、 時間 差 で 使用 する 場合 など が ある 。  また 敵 が 内 敵 で あれ ば 、 これ も また 区別 し て 考え られる 。 内 敵 と は 国内 の 勢力 が 主体 とり 、 政府 転覆 や 国体 の 破壊 など を 目的 を 持ち 、 武力 を 行使 する 敵 で ある 。 内 敵 の 侵略 は 外国 に 一時 的 に 外国 に 逃れ 、 外部 から 侵略 する 外部 侵略 と 、 内部 で ゲリラ 戦 や 反乱 、 クーデター など を 行う 内部 侵略 の 方式 が ある 。 内 敵 と 外敵 は 軍事 目的 が 同じ で ある ので 、 結託 し やすい 。  防衛 は 安全 保障 形態 から 集団 安全 保障 と 個別 的 安全 保障 に 大別 さ れる 。 集団 的 安全 保障 は 集団 内 の 国家 が 侵略 を 行っ た 場合 に その他 の 国々 が 侵略 国 に 制裁 を 行う こと によって 防衛 国 を 援助 する こと で 安全 を 保障 する こと で ある 。 個別 的 安全 保障 は 防衛 国 が 独力 で 、 または 同盟 国 の 援助 によって 安全 を 保障 する こと で ある 。  個別 的 安全 保障 は さらに 単独 防衛 （ 自主 防衛 ） 、 同盟 、 集団 防衛 、 中立 の 形態 が ある 。 集団 防衛 は 防衛 的 な 性格 のみ を 持つ ため に 集団 安全 保障 の 側面 も 持つ 。 同盟 に は その 作戦 目標 から 侵略 的 な 場合 と 防衛 的 な 場合 が ある 。 自主 防衛 は 防衛 線 の 位置 によって 前方 防衛 、 国境 防衛 、 国土 防衛 に 区分 さ れる 。 前方 防衛 は 国境 より も 遠隔 地 において 侵略 し て くる 敵 を 排除 する 防衛 方式 で あり 、 公海 上 で 行わ れる こと が 多い 。 国境 防衛 は 国境 において 軍事 力 を 準備 し 、 侵略 する 敵 を 待ち受け て これ を 排除 する 防衛 方式 で あり 、 国境 線 を 要塞 化 する こと が 多い 。 国土 防衛 は 国境 を 突破 し て 国土 に 侵略 する 敵 を 国内 において 排除 する 防衛 方式 で ある 。 しかし 一般 的 に 兵法 など で は 、 侵略 する 側 は 、 防衛 する 戦力 の 3 倍 の 戦力 で ある こと が 望ま れる ので 、 小国 と 大国 の 戦争 で も ない 限り 、 完全 に 侵略 さ れる こと は まず ない 。  戦争 は 永遠 に 続く もの で は なく 、 一定 の 段階 を 過ぎれ ば 収束 し て いく （ ただし 、 ゲリラ 戦 や 断続 的 な テロ 攻撃 は 戦線 を 維持 する 必要 が ない ため 、 戦争 と は 本質 的 に 性質 が 異なる ） 。 兵力 や 軍需 物資 の 補填 など の 兵站 能力 的 限界 から 、 どの よう な 国家 、 勢力 でも 激しい 戦闘 を 長期間 にわたって 継続 する こと は 不可能 で ある から で ある 。 その 発展 の 過程 は 無秩序 に 見える が 、 ある程度 の 段階 が 存在 し て いる と 考え られ て いる 。  安定 的 な 秩序 が 維持 さ れ て おり 、 各国 （ 一部 の 国 で は 平時 において も 国内 の 不安定 が ある ） は 基本 的 に 平和 に 過ごし て いる 。 戦争 の 危機 は 認識 さ れ て おら ず 、 準備 も なさ れ て い ない 。  戦争 勃発 の 誘因 と なり うる 事件 や 問題 が 発生 ・ 表面 化 し 、 急速 に 事態 が 緊張 化 し て いく 。 奇襲 を 受ける 場合 は この 段階 を 通過 し ない 場合 も ある 。 この 時点 で は まだ 戦争 を 未然 に 防止 する こと は 外交 によって 可能 で ある と 考え られる が 、 不安定 化 末期 から 準 戦時 の 外交 交渉 は しばしば 非常 に 切迫 し た もの と なる 。  戦争 の 危機 が 高まり 、 急速 に 事態 が 緊張 化 し て 制御 不能 と なっ て いく 。 国家 として 戦時 体制 が 敷か れ 、 軍隊 が 動員 さ れ 、 外交 交渉 は 絶望 的 に なっ て いく （ 最後 通牒 、 宣戦 布告 を 参照 ） 。 この 段階 に なれ ば もはや 事態 を 収拾 しよ う と する こと は 極めて 困難 と なる 。 この 時点 で 戦争 勃発 を 阻止 しよ う と する の は 遅 すぎる 。  開戦 を 告げる 宣戦 布告 が 行わ れ （ これ は 伝統 的 な 国際 法 に 基づく 行為 で あり 、 現代 で は 行わ れ ない 場合 も ある ） 、 軍隊 が 戦場 に 展開 し 、 敵 戦力 と の 戦闘 に 入る 。 また 戦時 体制 に 基づい て あらゆる 経済 、 情報 開示 、 生活 が 軍事 上 の 必要 から 統制 さ れる 。 この 段階 で 戦争 の 経過 を 当初 の 計画 通り に 進ん で いる か など を 考慮 し 、 いかに 有利 に 戦争 を 収束 さ せる か という 点 が 注目 さ れる 。  一方 が 圧倒的 な 勝利 を 獲得 し た 場合 、 また 戦況 が 双方 にとって 好転 せ ず 停滞 的 に なっ た 場合 、 対立 し て いる 両国 が 講和 を 行う こと を 決定 すれ ば 、 その 戦争 は 収束 に 向かう 。 この 際 に 締結 さ れる の が 講和 条約 と 呼ば れる もの で ある （ 休戦 協定 は 戦闘 の 一時 的 な 中断 で あり 、 戦争 の 終結 で は ない ） 。 しかし 、 講和 の 交渉 と は 外交 官 にとって 最も 困難 な 外交 交渉 の 一つ で あり 、 その 交渉 過程 に は さまざま な 不満 や 問題 が 発生 する こと も ある 。  戦争 終結 し て も その 決着 が 新た な 問題 や 不満 を 生ん で いれ ば 、 それ が 起因 し て 新しい 戦争 を もたらす こと と なる 。 外交 的 な 解決 が 不可能 と なっ た 場合 、 戦争 は 軍事 力 を 以 って 自国 の 利益 を 相手 から 奪う こと が できる 。 ただし その 過程 で 失わ れる もの は 人命 、 経済 基盤 、 生活 の 安全 だけ で なく 、 勝敗 によって は 国際 的 な 信用 や 政府 、 国家 主権 が 奪わ れる 場合 も ある 。 なお 近 現代 において は 敗北 で 民族 が 消滅 する こと は ない 。  主権 国家 体制 において 付 庸 国 （ 附 庸 国 、 ふ よう こく ） 、 従属 国 （ じ ゅうぞくこく ） （ ） と は 、 宗主 国 から 一定 の 自治 権 を 認め られ て いる が 、 その 内政 ・ 外交 が 宗主 国 の 国内 法 により 制限 を 受ける 国家 を 指す 。 。  主権 を 不完全 に しか 持た ない ため 、 被 保護 国 と 合わせ て 半 主権 国 （ ） 、 従属 国 （ ） と も 呼ば れる 。  傀儡 政権 （ かい ら いせ いけん 、 ） と は 、 ある 領域 を 統治 する 政権 が 、 名目 上 に は 独立 し て いる が 、 実態 で は 事実 上 の 支配 者 で ある 外部 の 政権 ・ 国家 によって 管理 ・ 統制 ・ 指揮 さ れ て いる 政権 を 指す 。  戦争 に は 武力 を 用い た 戦闘 から 、 諜報 活動 、 輸送 、 外交 交渉 など 非常 に さまざま な 分野 で 争い が 発生 する 。 英語 で は この よう な さまざま な 闘争 の 局面 を   " warfare "   と 呼ぶ 。 ここ で は 戦争 に 伴っ て 起こり うる さまざま な 分野 における 闘争 について 述べる 。  政治 戦 と は 戦争 における 政治 的 な 闘争 の 局面 で ある 。 政治 戦 に は 我 の 政府 と 国民 、 敵 の 政府 と 国民 、 国際 社会 という 主 に 五つ の 行為 主体 が あり 、 国際 社会 に 働きかける 政治 戦 を 国際 政治 戦 、 敵 政府 に対する 政治 戦 を 直接 当事者 政治 戦 、 敵 国民 に対する 政治 戦 を 間接 当事者 政治 戦 、 自 国民 や 政府 内部 に対する 政治 戦 を 国内 政治 戦 と 呼ぶ 。 戦争 によって 得 られ た 戦果 は 外交 交渉 を通じて 政治 的 な 権力 または 影響 力 として 政治 戦 に 貢献 する 。  武力 戦 は 戦争 において 最も 激しい 闘争 の 局面 で あり 、 主 に 戦闘 において 行わ れる 。 対立 する 戦力 同士 が 互いに 支配 領域 の 制圧 、 敵 戦力 の 無力 化 や 撃破 など を 目的 として 作戦 し 、 武力 を 行使 し て 敵対 する 勢力 を 排除 する 。 この 過程 で 殺傷 ・ 破壊 活動 が 行わ れ 損害 が 生じる 。 戦闘 を 遂行 する ため に は 兵士 たち の 体力 と 技能 だけ で なく 、 戦術 、 武器 や 爆発 物 の 知識 、 兵器 操作 の 技能 、 戦術 的 知能 、 チームワーク 、 軍事 的 リーダーシップ 、 また 後方 において は 作戦 戦略 、 戦場 医療 、 兵器 開発 など の 総合 的 な 国家 、 組織 、 個人 の 能力 求め られる 困難 な 活動 で ある 。 （ 戦闘 を 参照 ）  情報 戦 は 戦争 において 情報 優勢 を 得る ため に 発生 する 闘争 で ある 。 主 に 諜報 活動 によって 行わ れ 、 相互 に 相手 の 軍事 的 な 情報 に 限ら ず 、 経済 的 、 政治 的 な 状況 に関する 情報 を 得る ため に 合法 的 に 外交 官 や 連絡 将校 を 送り込ん だり 、 相手 国内 に 協力 者 を 獲得 する ため に さまざま な 活動 を 展開 する 。 同時に 防諜 として 相手 国 の スパイ を 摘発 する ため の 国内 における 捜査 も 行わ れ 、 敵 の 情報 活動 を 妨害 する 。  補給 戦 は 後方 支援 または 兵站 を 巡る 闘争 で あり 、 特に 補給 と 輸送 を 行う 際 に 発生 する 闘争 の 局面 を 言う 。 兵力 や 物資 の 補填 が なけれ ば 前線 の 部隊 は 戦闘 力 が 維持 でき ず 、 また 戦闘 以外 の 被害 による 損害 は 戦闘 による もの より も 時には 非常 に 多く なる ため 、 戦闘 が 活発 で ない 時期 で あっ て も 物資 は 絶えず 輸送 さ れ なけれ ば なら ない 。 すなわち 戦場 に は 常時 消費 物資 を 送り 続け なけれ ば 戦闘 力 が 低下 する こと に つながる ため 、 輸送 作戦 を 確実 に 実施 する こと は 前線 の 勝敗 を 左右 する 作戦 で ある 。 この 輸送 作戦 を 的確 に 実行 する の に 必要 な 経済 的 、 軍事 的 、 事務 的 な 努力 は 非常 に 巨大 な もの で ある 。 また 相手 国 も 航空 阻止 、 破壊 工作 、 後方 地域 へ の 攻撃 など で この 輸送 作戦 を 妨害 し て くる ため 、 輸送 部隊 の 司令 官 は 強行 輸送 や 強行 補給 という 手段 を 用い て 、 これ に 対抗 し なけれ ば なら ない 場合 も ある 。 つまり 戦争 において は どの よう に し て 効率 的 な 輸送 作戦 を 遂行 し 、 適量 の 物資 を 調達 し て 、 適地 に 輸送 し 、 的確 に 分配 する か という 兵站 上 の 困難 に 常に 直面 する こと に なる 。  外交 交渉 は 戦争 中 に は 行わ れる 場合 と 行わ れ ない 場合 が ある が 、 戦争 を 収束 さ せる ため に は 絶対 に 避け て は 通れ ない 争い で ある 。 講和 や 休戦 を 行う ため に は 政府 間 の 利害 関係 を 調整 する 実務 的 な 交渉 が 必要 で あり 、 また その 過程 に は 双方 が 国益 を 最大 化 する ため の 交渉 の 駆け引き が 行わ れる 。 また 同盟 や さまざま な 支援 を 取り付ける ため の 外交 も 戦争 の 行方 に 大きな 影響 を 与える 。 （ 外交 交渉 を 参照 ）  電子 戦 と は 通信 機器 など で 用い られる 電磁波 を 巡る 争い で ある 。 平時 において も 情報 収集 など を 目的 と し た 電波 の 傍受 や 分析 など の 電子 戦 は 行わ れ て いる が 、 戦時 において は 指揮 組織 、 通信 拠点 、 SAM   システム に対して より 攻撃 的 な ECM が 実施 さ れる 。 現代 の 戦争 において は 非常 に 重要 な 通信 手段 は 電磁波 を 用い た もの が 多く 、 また 通信 手段 は 指揮 統率 における 要 で ある ため 、 その 重要 性 は 大きい 。 日 露 戦争 以降 世界 各国 の 軍隊 が 電子 戦 に 対応 する 部隊 を 保有 する よう に なっ て いる 。  謀略 と は 敵国 の 戦争 指導 を 妨げる 活動 で あり 、 一般 的 に 極秘 裏 に 遂行 さ れる 。 間接 的 に は 政治 的 ・ 外交 的 ・ 経済 的 ・ 心理 的 な 妨害 活動 が あり 、 直接的 に は 軍事 的 な 破壊 工作 が ある 。 破壊 工作 と は 交通 拠点 、 政府 機関 、 生産 施設 、 堤防 、 国境 線 など の 重要 拠点 に対する 爆発 物 など を 用い た 放火 や 爆破 など の 活動 の こと で ある 。 しばしば 敵国 に 特殊 部隊 や スパイ を 送りこん で 実行 する が 、 秘密 裏 に かつ 迅速 に 行わ れる ため に 無効 化 が 難しい 。 敵 部隊 の 戦闘 力 の 無力 化 など を 目的 と し た 戦闘 と は 性格 が 異なり 、 対 反乱 作戦 や 対 テロ 作戦 に 分類 さ れる 。  心理 戦 と は 、 テレビ や 新聞 など を 用い た 広報 活動 、 政党 や 思想 団体 の 政治 活動 、 学校 教育 など によって 情報 を 計画 的 に 活用 し 、 民衆 や 組織 の 思想 や 考え を 誘導 し 、 自ら に 有利 に 動く よう に 間接 的 に 働きかける さまざま な 活動 と 、 敵 の 同様 の 手段 へ 対抗 する 活動 の 総称 で ある 。 戦争 が 開始 さ れれ ば 両国 とも 自国 の 正統 性 を 主張 し 、 支持 を 得よ う と 試みる 。 また 相手 国 の 国民 に対して 、 自国 に 有利 に なる よう に 反 政府 活動 を 支援 し たり 、 相手 国 の 非 人道 性 を 宣伝 する こと によって 政権 の 行動 を 制限 する こと など が 可能 で ある 。 これ は 対 ゲリラ 作戦 や 対 テロ 作戦 、 政権 転覆 など さまざま な 局面 で 実施 さ れる （ 心理 戦 を 参照 ） 。  軍備 拡張 競争 は 軍備 の 量的 な 拡張 と 軍事 技術 の 開発 競争 を 言う 。 現代 の 戦争 において 勝利 を 納める に は 、 兵力 や 戦略 のみ なら ず 、 優秀 な 兵器 が 不可欠 で ある 。 その ため 、 敵国 ・ 対立 国 より 優れ た 兵器 を 多く 保持 する こと が 重要 に なり 、 戦時 中 は もちろん 平時 において も 、 その 開発 ・ 生産 が 活発 に 行わ れ て いる 。  例えば 、 東西 冷戦 において は 、 米 ソ の 直接 対決 こそ なかっ た ものの 、 核兵器 や 戦車 など の 熾烈 な 開発 競争 が 行わ れ （ 核兵器 について は 、 開発 競争 により 核 戦力 の 均衡 が 保た れ て い た から こそ 現実 に 核 戦争 が 起こら なかっ た と する 見方 も ある ） 、 代理 戦争 は それら の 兵器 の 実験 場 で も あっ た 。 また 、 人類 を 宇宙 や 月 に 送っ た 宇宙 開発 競争 も 、 ロケット 技術 が 戦略 核 を 搭載 する 大陸 間 弾道 ミサイル など の ミサイル 技術 に 直結 し て い た こと が 大きな 推進 力 と なっ て い た 。  戦争 に関する 国際 法 に は 大きく 二つ の 体系 が ある 。 軍事 力 の 行使 が 合法 か どう か を 定め て いる 「 開戦 法規 」   ( jus   ad   bellum ,   ） 」 と 、 戦争 における さまざま な 行為 を 規律 する 「 交戦 法規 」   ( jus   ad   bello ,   )   の 二つ で ある 。 前者 は 国連 憲章 が 基本 的 に 根拠 に なっ て おり 、 後者 は 「 戦時 国際 法 」 「 武力 紛争 法 」 「 国際 人道 法 」 と も 呼ば れ 、 その 主 な 根拠 と なっ て いる 条約 に ジュネーブ 条約 など が ある 。 一般 的 に 戦争 犯罪 と 呼ば れる 行為 と は 、 戦時 国際 法 に 違反 する 行為 を 指す 。 （ 極東 国際 軍事 裁判 における A 級 戦犯 は この 戦時 国際 法 と は 無関係 で ある ） また 戦時 国際 法 は 作戦 領域 から 、 陸戦 法規 、 海戦 法規 、 空戦 法規 に 分類 さ れる こと も ある 。  伝統 的 国際 法 において は 、 戦争 は 国家 の 権利 で あっ た が 、 現代 国際 法 において は 武力 行使 の 禁止 に 伴い 、 戦争 そのもの が 禁止 さ れ て いる 。 具体 的 に は 、 1928 年 の パリ 不戦 条約 （ ケロッグ ＝ ブリアン 条約 ） および 1945 年 の 国連 憲章 2 条 4 項 により 、 武力 行使 は 違法 化 さ れ た 。 ただし パリ 不戦 条約 で は 実質 的 な 紛争 解決 機能 が 盛り込ま れ なかっ た ため に 第 二 次 世界 大戦 が 勃発 し 、 その ため 国連 憲章 が 改めて 定め られ た 。 国連 憲章 において 国際 社会 の 平和 と 安全 が 破壊 さ れる 違法 行為 が あれ ば 、 集団 安全 保障 体制 で 場合 によって は 軍事 的 措置 を 講ずる こと も 定め られ た 。 また 国連 加盟 国 は 個別 的 、 集団 的 自衛 権 の 行使 が 認め られ て いる 。 すなわち 現代 における 戦争 を 行う 原則 は 以下 の 通り と なる 。  戦争 において は 無 制限 の 暴力 が 交戦 国 によって 行使 さ れる が 、 しかし 現代 の 戦時 国際 法 において は 「 軍事 的 必要 性 」 と 「 人道 性 」 の 原則 が ある 。 軍事 的 必要 性 は さまざま な 軍事 作戦 の 遂行 に 不可欠 な 行動 など を 正当 化 する 原則 で あり 、 一方 で 人道 性 と は 最小限 の 人命 損失 、 不要 な 破壊 、 文民 に対する 攻撃 、 過剰 な 苦痛 など の 軍事 作戦 にとって 不適切 な 行動 を 禁止 する 原則 で ある 。 また この ほか に も 戦時 国際 法 において は 攻撃 目標 、 戦闘 方法 、 非 戦闘 員 の 対応 、 中立 国 と の 関係 など が 定め られ て おり 、 軍隊 の 各 級 指揮 官 や 部隊 の 戦闘 行動 を 規定 し て いる 。 この 戦時 国際 法 を 違反 する こと は 、 国際 社会 から の 非難 を 受ける こと や 、 責任 者 が 戦争 犯罪 に 問わ れる こと など によって 処罰 さ れる こと に なり 得る 。 （ 戦時 国際 法 を 参照 ）  物品 ・ サービス の シェア ・ 覇権 争い など を 、 現実 の 戦争 に なぞらえ て 「 ○ ○ 戦争 」 と 呼ば れる こと が ある （ ビデオ 戦争 、 ブラウザ 戦争 、 HY 戦争 など ） 。国際 連合 （ こく さ いれん ご う 、 、 、 、 略称 は 国連 （ こく れん ） 、 UN 、 ONU ） は 、 国際 連合 憲章 の 下 、 1945 年 に 設立 さ れ た 国際 機関 で ある 。  第 二 次 世界 大戦 を 防げ なかっ た 国際 連盟 の 反省 を 踏まえ 、 1945 年 10 月 24 日 、 51 ヵ国 の 加盟 国 で 設立 さ れ た 。 主たる 活動 目的 は 、 国際 平和 と 安全 の 維持 （ 安全 保障 ） 、 経済 ・ 社会 ・ 文化 など に関する 国際 協力 の 実現 で ある 。  英語 表記 の 「 United   Nations 」 は 、 第 二 次 世界 大戦 中 の 枢軸 国 に 対し て い た 連合 国 が 自 陣営 を 指す 言葉 として 使用 し て い た もの が 継続 使用 さ れ た もの で ある が 、 日本語 において は 戦時 中 の 連合 国 と 区別 し て 「 国際 連合 」 と 呼ば れる 。  2017 年 5 月 現在 の 加盟 国 は 193 か国 で あり 、 現在 国際 社会 に 存在 する 国際 組織 の 中 で は 、 敵国 条項 が 存在 する など 第 二 次 世界 大戦 の 戦勝 国 の 色 が 強い ものの 、 最も 広範 ・ 一般 的 な 権限 と 、 普遍 性 を 有する 組織 で ある 。  国際 連合 は 、 第 二 次 世界 大戦 を 防ぐ こと が でき なかっ た 国際 連盟 （ 1919 年 - 1946 年 ） の 反省 を 踏まえ 、 アメリカ合衆国 、 イギリス 、 ソビエト 連邦 、 中華民国 など の 連合 国 ( the   united   nations ) が 中心 と なっ て 設立 し た 。 1945 年 4 月 から 6 月 にかけて アメリカ ・ サンフランシスコ で 開か れ た サンフランシスコ 会議 で 国連 憲章 が 署名 さ れ 、 同年 10 月 24 日 に 正式 に 発足 し た 。  発足 時 の 原 加盟 国 は イギリス 帝国 や ソビエト 連邦 の 構成 国 で あっ た 一部 の 国 を 含め た 51 か国 で あっ た 。 2011 年 7 月 現在 、 国際 連合 の 加盟 国 数 は 193 か国 で 、 世界 の ほとんど の 全 地域 を 網羅 し て いる 。 最も 新しい 加盟 国 は 、 南 スーダン （ 2011 年 7 月 14 日 加盟 ） で ある 。  国連 の 目的 は 、 次 の 三つ で ある （ 国連 憲章 1 条 ） 。  これら の 目的 を 達成 する ため 、 総会 、 安全 保障 理事 会 、 経済 社会 理事 会 、 信託 統治 理事 会 、 国際司法裁判所 、 事務 局 という 6 つ の 主要 機関 と 、 多く の 付属 機関 ・ 補助 機関 が 置か れ て いる 。 加え て 、 数多く の 専門 機関 ・ 関連 機関 が 国連 と 連携 し て 活動 し て おり 、 全体 として 巨大 かつ 複雑 な 国連 システム （ 国連 ファミリー ） を 形成 し て いる 。  国際 連合 の 本部 は 、 アメリカ合衆国 の ニューヨーク ・ マンハッタン 島 に ある 。 本部 ビル は 、 オスカー ・ ニーマイヤー を 中心 と し た 建築 家 国際 委員 会 が 設計 し た が 、 現在 老朽 化 し て おり 、 新館 を 建築 家 ・ 槇 文彦 が 設計 予定 で ある （ ただし 、 国際 連合 の 資金 難 により 計画 は 滞っ て いる ） 。 その ほか 、 ジュネーヴ など 世界 各地 に 事務所 が 置か れ て いる 。  国際 連盟 と の 間 に は 法的 な 継続 性 が ない ものの 、 国際司法裁判所 や 国際 労働 機関 ( ILO ) 等 の 機関 を 連盟 から 引き継い で いる 。 また 、 旧 連盟 本部 施設 も 連盟 から 移管 さ れ て い て 、 部分 的 に は 継続 し た 組織 と いえる 。  公称 で は 、 国連 の 前身 は 国際 連盟 で ある 。 国際 連盟 は 、 1919 年 、 国際 協力 を 促進 し 、 平和 安寧 を 完成 する こと を 目的 として 設立 さ れ た 。 しかし 、 アメリカ が 参加 せ ず 、 ソビエト 連邦 も 1934 年 まで 加盟 せ ず 、 一方 、 日本 、 ドイツ 、 イタリア が 脱退 する など 、 有力 国 の 参加 を 欠い た こと も あっ て 、 十分 な 力 を 発揮 する こと が でき ず 、 第 二 次 世界 大戦 を 防ぐ こと が でき なかっ た 。  1941 年 8 月 、 カナダ 東海岸 ニューファンドランド 島 沖 の プリンス・オブ・ウェールズ の 艦上 で 、 アメリカ の フランクリン・ルーズベルト 大統領 と イギリス の ウィンストン・チャーチル 首相 が 会談 し 、 大西洋 憲章 を 提唱 し た 。 そこ で は 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 世界 に 国際 連盟 に 代わる 国際 平和 機構 を 創設 する と の 構想 が 、 抽象 的 に で は ある が 既に 示さ れ て い た 。  その後 、 コーデル・ハル 国務 長官 率いる アメリカ 国務省 の 内部 で 、 戦後 国際 機構 の 構想 が 急速 に 進ん だ 。 サムナー・ウェルズ 国務 次官 の 下 に 国際 機構 小 委員 会 が 設置 さ れ 、 1942 年 10 月 作業 を 開始 し て 1943 年 3 月 に は 「 国際 機構 憲章 草案   ()」 が ほぼ 完成 し て い た 。 ハル 長官 が これ を 練り直し て 、 同年 8 月 「 国際 連合 憲章   ()   草案 」 を 完成 さ せ た 。 同年 7 月 、 イギリス も ヨーロッパ の 安全 保障 に 力点 を 置い た 構想 を 策定 し て アメリカ に 提示 し た が 、 アメリカ の 案 は 、 より 世界 的 な 機構 と し 、 安全 保障 だけ で なく 経済 社会 問題 も 扱う べき だ と の 考え に 基づい た もの で あっ た 。 そして 、 同年 8 月 に ケベック で 米 英 首脳 会談 が 開か れ た が 、 その 時点 で 、 米 英 ソ 中 の 4 国 が 「 すべて の 国 の 主権 平等 に 基礎 を 置き 、 大国 小国 を 問わ ず すべて の 国 の 加盟 の ため に 開放 さ れる 、 国際 の 平和 と 安全 の 維持 の ため の 一般 的 国際 機構 」 を 創設 する 必要 が ある と の 、 後 の モスクワ 宣言 の 草案 が 既に 作成 さ れ て い た 。  1943 年 10 月 に モスクワ で 開か れ た アメリカ 、 イギリス 、 ソ連 による 外相 会議 で 「 一般 的 安全 保障 に関する 4 か国 宣言 」 が 出さ れ 、 ほぼ 草案 どおり の 文言 で 、 第 二 次 世界 大戦 後 に 国際 的 な 平和 機構 を 再建 する 必要 性 が 訴え られ た 。 こうして 、 アメリカ 案 に 沿っ た 国際 機構 の 創設 が 連合 国 側 の 構想 として 公式 に 示さ れる こと に なっ た 。 同年 の カイロ 宣言 （ 米 英 中 ） 、 テヘラン 宣言 （ 米 英 ソ ） で も 、 米 英 ソ 中 の 4 大国 が 「 世界 の 警察官 」 (「 四 人 の 警察官 」 と 呼ぶ 事 も ある 。 ) として の 役割 を 果たす こと が 合意 さ れ た 。  これ を 受け て 、 1944 年 8 月 〜 10 月 、 ワシントン D . C . の ジョージタウン に ある ダンバートン・オークス・ガーデン において 、 アメリカ合衆国 、 イギリス 、 ソビエト 連邦 、 中華民国 の 代表 が 会議 を 開き 、 国際 連合 憲章 の 原案 （ 「 一般 的 国際 機構 設立 に関する 提案 」 ） を 作成 し た （ ダンバートン・オークス 会議 ） 。 ここ で は 、 加盟 国 全部 を 含む 総会 と 、 大国 中心 に 構成 さ れる 安全 保障 理事 会 の 二つ を 主体 と する 普遍 的 国際 機構 を 作る こと が 合意 さ れ た 。  その後 、 安保理 常任 理事 国 の 拒否 権 を どの 範囲 で 認める か について 、 米 英 と ソ連 と の 交渉 が 続い た が 、 1945 年 2 月 に 開催 さ れ た ヤルタ 会談 において 、 大国 の 拒否 権 は 実質 事項 のみ で 、 手続 事項 に は 適用 さ れ ない こと 、 紛争 の 平和 的 解決 が 試み られ て いる 間 は 当事 国 は 表決 に 加わら ない と の 妥協 が 成立 し た 。 すなわち 、 米 英 ソ 中 に 、 イギリス の 希望 により フランス を 加え た 5 か国 が 拒否 権 を 有する 安保理 常任 理事 国 と なる という 「 5 大国 一致 の 原則 」 が 合意 さ れ た 。  1945 年 4 月 25 日 から 6 月 26 日 にかけて 、 日本 または ドイツ （ なお 同国 は 会議 中 の 5 月 7 日 に 降伏 し た ） に 宣戦 し て いる 連合 国 50 か国 の 代表 が サンフランシスコ に 集まり 、 国際 連合 設立 の ため の サンフランシスコ 会議 を 開い た 。 ダンバートン・オークス 会議 で 作成 さ れ た 憲章 原案 に 基づき 審議 が 行わ れ 、 6 月 26 日 、 50 か国 が 国際 連合 憲章 に 署名 し て 会議 は 集結 し た 。 ポーランド は 会議 に 代表 を 送っ て い なかっ た が 、 その後 国連 憲章 に 署名 し 、 原 加盟 国 51 か国 の 一つ と なっ た 。 そして 、 アメリカ 、 イギリス 、 フランス 、 ソ連 、 中華民国 および その他 の 署名 国 の 過半数 が 批准 し た 1945 年 10 月 24 日 に 、 国際 連合 が 正式 に 発足 し た 。  10 月 24 日 は 国連 デー として 各国 で 記念 さ れ て いる 。  「 」 （ 連合 国 ） という 言葉 が 初めて 用い られ た の は 、 第 二 次 世界 大戦 中 、 日 独 伊 の 枢軸 国 と 対戦 し て い た 26 か国 が ワシントン D . C . に 集まり 、 1942 年 1 月 1 日 、 枢軸 国 へ の 対決 を 明らか に し た 「 連合 国 共同 宣言 （ ワシントン 宣言 ） 」 において で ある 。 この 名称 は 、 前日 の 1941 年 12 月 31 日 、 ルーズベルト 米 大統領 が チャーチル 英 首相 に 提案 し て 同意 を 得 た と さ れる 。 戦後 の 国際 的 な 平和 組織 の 名称 として は 、 前述 の とおり 1943 年 8 月 に 作成 さ れ た アメリカ 国務省 の 案 の 中 で 既に 使用 さ れ て い た が 、 その後 、 連合 国 側 の 構想 の 中 で 使用 さ れる よう に なっ た 。 一方 の ソ連 は 「 世界 連邦 」 という 名称 を 提案 し て い た 。  国際 連合 の 設立 に 尽力 し た ルーズベルト 大統領 は 、 サンフランシスコ 会議 開幕 直前 で ある 1945 年 4 月 12 日 に 死去 し た 。 会議 で は 、 「 」 という 英語 は 複数 形 で あり 国際 機構 を 意味 する もの として は 不 適当 で は ない か と の 意見 も あっ た が 、 彼 に対する 敬意 を 表し て この 名称 を 採用 する こと が 合意 さ れ た 。 しばらく は 文法 上 の 理由 から という 名称 も 使わ れ た が 、 次第に 使わ れ なく なっ た 。  一方 、 フランス語 で は 「 機構 」 を 示す 「 」 を 付し て Organisation   des   Nations   unies から 、 「 」 と の 略称 を 用い て いる 。 スペイン 語 （ Organización   de   las   Naciones   Unidas ） 、 イタリア 語 （ Organizzazione   delle   Nazioni   Unite ） も 同様 で ある 。 。 ドイツ 語 で は 「 連合 国 」 と 直訳 し て いる 。  日本 において は 、 戦争 中 の 国家 連合 の 名称 として は 「 連合 国 」 、 国際 機構 に対して は 「 国際 連合 」 と の 訳語 が 一般 に 用い られ て き た 。 後者 を 軍事 同盟 の 連合 国 と 区別 する ため に 「 国際 連合 」 と 意訳 し た の は 外務 官僚 で ある と さ れる 。 ただし 、 連合 国 側 も 日本 の 占領 時 に は 連合 国 について " the   Allied   Powers " と 表記 し て おり 、 " the   United   Nations " という 用語 を 軍事 的 な 意味 で 継続 し て 使用 する 意思 は なかっ た 。 1944 年 （ 昭和 19 年 ） 10 月 に ダンバートン・オークス 会議 で 発表 さ れ た 「 国際 連合 憲章 の 原案 （ 「 一般 的 国際 機構 設立 に関する 提案 」 ） 」 を 同年 12 月 に 外務省 が 翻訳 し た 際 に は 、 既に 「 国際 連合 」 という 訳語 が 用い られ て おり 、 その後 も 国際 機構 を 指す 言葉 として は 戦中 から 戦後 、 現在 に 至る まで 使用 さ れ て いる 。 朝日新聞 は 、 駐 英 大使 の 森 治樹 が 名付け親 だ と する 話 を 報じ て いる 。  日本 と 同様 に 漢字 を 使用 し て いる 中華民国 や 中華人民共和国 で は 「 」 （ 戦前 の 諸国 連合 の 名称 として は 「 」 ） が 主 に 用い られ て いる 。 大韓民国 で は 、 日本 と 同じく 「 （ 국제연합 ） 」 で ある が 、 英 音 短縮 で ある UN （ 「 ユーエン 」 と 発音 、 表記 は 「 」 ） が 用い られる 方 が 一般 的 で ある 。  1946 年 から 1953 年 まで の 間 、 初代 事務 総長 を 務め た の は トリグブ・リー （ ノルウェー 出身 ） で あっ た 。 その 任期 中 に は パレスチナ 問題 が 顕在 化 し 、 1947 年 11 月 29 日 の 総会 で パレスチナ 分割 決議 が なさ れ た が 、 翌 1948 年 から 第 一 次 中東 戦争 に 至っ た 。 国際 連合 休戦 監視 機構   ( UNTSO )   が 派遣 さ れ 、 事実 上 初 の 国連 平和 維持 活動   ( PKO )   と なっ た 。 また 1950 年 に は 朝鮮 戦争 が 勃発 し 、 安全 保障 理事 会 で の ソ連 不在 の 間 に 米国 を 中心 に 「 国連 軍 」 が 派遣 さ れる 事態 と なっ た 。 国連 の 目指し た 集団 安全 保障 は 、 東西 冷戦 の はざま で 、 機能 不全 に 陥っ た 。 一方 、 1948 年 に 世界 人権 宣言 が 総会 で 採択 さ れ 、 1951 年 に は 難民 条約 が 採択 さ れ て 国連 難民 高等 弁務 官 事務所   ( UNHCR )   が 発足 する など 、 安全 保障 以外 の 面 で の 活動 も 始まっ て いっ た 。  1953 年 から 1961 年 まで の 第 2 代 事務 総長 ダグ・ハマーショルド （ スウェーデン 出身 ） の 任期 中 に も 、 パレスチナ 問題 は 再燃 し 、 1956 年 の 停戦 違反 を 機 に スエズ 危機 （ 第 二 次 中東 戦争 ） に 至っ た 。 安保理 は 英 仏 の 拒否 権 により 機能 停止 に 陥っ た が 、 事務 総長 の リーダーシップ により 、 総会 決議 に 基づい て 第 一 次 国連 緊急 軍   ( UNEF   I )   が 派遣 さ れ 、 これ が 初 の 正式 な PKO と なっ た 。 他方 、 1953 年 の アイゼンハワー 米 大統領 による 国連 総会 で の 平和 の ため の 原子力 演説 を 契機 として 、 1957 年 国際 原子力 機関   ( IAEA )   が 発足 し た 。 1956 年 に は 、 日本 も 国連 加盟 を 果たし た 。 ハマーショルド 事務 総長 の 手腕 は ソ連 圏 を 除く 加盟 国 から 絶大 な 信頼 を 得 、 1958 年 の レバノン 事件 、 タイ と カンボジア の 紛争 、 ラオス 問題 など で 緊張 緩和 に 努め 、 「 国連 の プレゼンス 」 という 言葉 が 国際 外交 で 常用 語 と なっ た 。 1960 年 の コンゴ 動乱 で は PKO として 国連 コンゴ 活動 が 展開 さ れ 、 事務 総長 も 調停 に 努め た が 、 1961 年 9 月 、 事務 総長 は 任務 遂行 中 に 北 ローデシア （ 現 ザンビア ） の 飛行機 事故 で 死亡 し た 。  1961 年 から 1971 年 まで 第 3 代 事務 総長 を 務め た の は ウ・タント （ ビルマ 出身 ） で ある 。 これ に 先立つ 1960 年 の 植民 地 独立 付与 宣言 （ 総会 決議 ） に 象徴 さ れる よう に 、 1960 年代 に は 多く の 植民 地 が 独立 を 果たし 、 次々 と 国連 に 加盟 し た 。 1961 年 、 第 1 回 非 同盟 諸国 会議 が 開か れ 、 米 ソ いずれ の 陣営 に も 属し ない 非 同盟 諸国 が 国連 の 多数 派 として 出現 し 、 1965 年 に は 加盟 国 の 約 7 割 に 達し た 。 1964 年 、 第 1 回 国連 貿易 開発 会議   ( UNCTAD )   が 開か れ 、 そこで 途上 国 による 77 ヶ国 グループ   ( G 77 )   が 結成 さ れ た 。 77 ヶ国 グループ は 、 その後 も 構成 国 を 増やし 、 国連 で の 投票 等 で 一致 し た 行動 を とる こと によって 先進 国 に 対抗 する 大きな 力 を 有する に 至っ て いる 。 ウ・タント 事務 総長 も 、 非 同盟 主義 に 共鳴 する 立場 から 、 冷戦 下 において 東側 と 西側 が 持つ イデオロギー 性 を 批判 し 、 ベトナム 戦争 をめぐって リン ドン ・ ジョンソン 米 大統領 と 距離 を 置く とともに 、 途上 国 の 開発 の 問題 を 訴え た 。 なお ベトナム 戦争 と 中 ソ 対立 の さなか で 、 常任 理事 国 で ある 中華民国 が 追放 さ れ 、 同国 と 対立 する 中華人民共和国 が 代わり に 加盟 する （ アルバニア 決議 の 採択 ） 。 彼 の 任期 中 に は 、 1963 年 に 初 の 核軍縮 条約 で ある 部分 的 核 実験 禁止 条約   ( PTBT )   が 署名 さ れ （ 同年 発効 ） 、 1968 年 に 核 不 拡散 条約   ( NPT )   が 総会 で 採択 さ れる （ 1970 年 発効 ） など 、 核軍縮 へ の 取組み も 始まっ た 。 また 、 彼 は 宇宙船 地球 号 を 掲げ て 地球 環境 問題 に も 取り組み 、 アース デー の 制定 と 後 の 国連 人間 環境 会議 の 開催 決定 や 国連 環境 計画   ( UNEP )   設立 決定 に 関わる など 国連 は 新しい 任務 を 負う こと と なっ た 。  1972 年 から 1981 年 まで の 第 4 代 事務 総長 クルト・ヴァルトハイム （ オーストリア 出身 ） の 任期 中 に は 、 1973 年 の 第 四 次 中東 戦争 と それ に対する 第 二 次 国連 緊急 軍   ( UNEF   II )   の 派遣 、 キプロス 問題 の 再燃 など が あっ た 。 また 、 社会 経済 開発 分野 で は 、 南北 問題 も 深刻 化 し 、 石油 輸出 国 機構   ( OPEC )   による 石油 禁輸 （ オイルショック ） 、 1974 年 の 国連 資源 特別 総会 の 開催 に 見 られる よう に 資源 ナショナリズム が 高揚 し た 。 1981 年 の カン クン で の 南北 サミット で は 事務 総長 の 努力 に も かかわら ず 南北 関係 が 好転 し なかっ た 。  1982 年 から 1991 年 まで の 第 5 代 事務 総長 ハビエル・デクエヤル （ ペルー 出身 ） の 任期 中 に は 、 イラン ・ イラク 戦争 、 アフガニスタン 紛争 、 ナミビア 内戦 、 アンゴラ 内戦 など が あり 、 国連 の あっせん ・ 仲介 で 停戦 など 一定 の 成果 が 上がっ た 。 1990 年代 に 入る と 、 冷戦 の 終結 に 伴っ て 、 安保理 の 平和 維持 機能 が 復活 し 、 1991 年 の 湾岸 戦争 で は 安保理 の 武力 行使 容認 決議 に 基づき 多 国籍 軍 が 派遣 さ れ た 。  1992 年 から 1996 年 まで の 第 6 代 事務 総長 ブト ロス ・ ガリ （ エジプト 出身 ） の 任期 中 に は 、 カンボジア 、 ソマリア 、 ルワンダ 、 ボスニア （ 旧 ユーゴスラビア ） 、 モザンビーク など に 次々 PKO が 派遣 さ れ 、 ガリ 事務 総長 が 1992 年 の 『 平和 へ の 課題 』 と 題する 報告 書 で 訴え た とおり 、 PKO に 平和 執行 部隊 として の 機能 も 期待 さ れ た 。 しかし 、 一定 の 成果 を 上げ た カンボジア や モザンビーク と 異なり 、 ソマリア 、 ルワンダ 、 ボスニア で は PKO は 十分 な 役割 を 果たす こと が でき なかっ た 。 社会 経済 開発 の 分野 で は 、 1992 年 、 リオデジャネイロ で 環境 と 開発 に関する 国際 連合 会議 （ 地球 サミット ） が 開か れ 、 「 持続 可能 な 開発 」 の 理念 が 普及 し た 。 1994 年 、 国連 開発 計画   ( UNDP )   が 年次 報告 書 で 「 人間 の 安全 保障 」 という 理念 を 提唱 し た 。  1997 年 から 2006 年 まで 第 7 代 事務 総長 を 務め た コフィー・アナン （ ガーナ 出身 ） は 、 国連 の 行政 改革 に 取り組み 、 縦 割り を 是正 する ため 執行 委員 会 の 設置 など を 行っ た 。 彼 の 任期 中 に は 、 1998 年 に 国際 刑事 裁判所   ( ICC )   設立 の ため の ローマ 規程 が 採択 さ れ たり （ 2003 年 発足 ） 、 2000 年 の ミレニアム 記念 総会 で 途上 国 の 開発 目標 など を 定める 国連 ミレニアム 宣言 が 採択 さ れ たり し た 。 2001 年 、 国連 は アナン 事務 総長 とともに ノーベル 平和 賞 を 受賞 し た 。 もっとも 、 イラク 民衆 救済 の ため の 石油 食料 交換 プログラム （ 1995 年 - 2003 年 ） に関し 、 国連 事務 局 幹部 の 不祥事 が 後に 発覚 し 、 アナン の 息子 が 勤め て い た 会社 と 国連 と の 不透明 な 関係 も 指摘 さ れる など 、 事務 総長 自身 の 廉潔 性 も 問わ れる こと と なっ た 。 安全 保障 理事 会 の 承認 が ない 対外 的 な 軍事 力 の 行使 は 常に 批判 さ れる が 、 安全 保障 理事 会 の 常任 理事 国 で ある アメリカ 、 イギリス 、 フランス 、 ロシア 、 中国 の 五 大国 の 軍事 力 の 行使 は 、 国際 社会 や 国際 連合 は それ を 抑止 する 力 が ない ので 、 だれ に も 抑止 でき ない 状態 で ある 。  2007 年 から 2016 年 まで 潘 基 文 （ 韓国 出身 ） が 第 8 代 事務 総長 を 務め た 。  2017 年 、 第 9 代 事務 総長 アントニオ・グテーレス （ ポルトガル 出身 ） が 就任 し た 。  国際 連合 は 、 6 つ の 主要 機関 と 、 その 下 に 置か れ た 付属 機関 ・ 補助 機関 から 成る 。 また 、 国際 連合 と 連携 関係 を 持ち 、 独立 し た 専門 機関 、 関連 機関 も ある 。 こうした 諸 機関 を 総称 し て 国連 システム （ 国連 ファミリー ） と いう 。  国際 連合 の 主要 機関 として 、 総会 、 安全 保障 理事 会 、 経済 社会 理事 会 、 信託 統治 理事 会 、 国際司法裁判所 、 事務 局 の 6 つ の 主要 機関 を 設け て いる 。  総会 は 、 全 加盟 国 で 構成 さ れ 、 国連 の 関与 する すべて の 問題 を 討議 する 。 各国 が 1 票 の 表決 権 を 有し 、 重要 問題 について は 3 分の 2 、 一般 問題 について は 過半数 で 決する 多数決 制 が 取ら れ て いる 。 総会 の 決議 は 加盟 国 または 安全 保障 理事 会 に対する 勧告 を する こと が できる に とどまり 、 法的 拘束 力 を 持た ない 。 しかし 、 重要 な 国際 問題 に対する 世界 の 世論 を 示す もの で あり 、 国際 社会 の 道徳 的 な 権威 を 備え て いる 。  総会 の 通常 会期 は 、 毎年 9 月 第 3 週 目 の 火曜日 に 始まり 、 翌年 の 9 月 上旬 まで 続く 。 議長 は 、 会期 ごと に 、 5 つ の 地域 グループ から 持ち回り で 選ば れる 。 会期 の 始め に は 、 全体 会議 （ プレナリー ） が 開か れ 、 そこで 各国 の 国家 元首 ・ 政府 の 長 による 一般 討論 が 行わ れる 。 その後 、 ほとんど の 議題 は 分野 別 に 次 の 6 つ の 主要 委員 会 で 審議 さ れる 。 全体 会議 は 決議 ・ 決定 を 採択 し た 後 、 12 月 に 休会 に 入る が 、 主要 委員 会 や 他 の 下位 機関 で の 活動 は 様々 な 形 で 翌年 の 7 月 ころ まで 続く 。  安全 保障 理事 会 （ 安保理 ） は 、 国連 において 国際 の 平和 と 安全 に 主要 な 責任 を 負う 機関 で ある 。 15 か国 で 構成 さ れ 、 アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 ロシア 連邦 （ 1991 年 まで は ソビエト 連邦 ） 、 中華人民共和国 （ 1971 年 まで は 中華民国 ） の 5 か国 が 常任 理事 国 、 それ 以外 の 10 か国 は 総会 で 2 年 の 任期 で 選ば れる 非 常任 理事 国 で ある 。  各 理事 国 は 1 票 を 有し 、 手続 事項 に関する 決定 は 15 理事 国 の うち 少なくとも 9 理事 国 の 賛成 投票 によって 行わ れる が 、 実質 事項 に関する 決定 は 、 5 常任 理事 国 の 同意 投票 を 含む 9 理事 国 の 賛成 投票 によって 行わ れる （ 国連 憲章 27 条 ） 。 すなわち 、 常任 理事 国 の 1 か国 でも 反対 投票 を 投じれ ば 決議 は 否決 さ れる ため 、 常任 理事 国 は 拒否 権 を 有し て いる こと に なる 。 常任 理事 国 の 拒否 権 行使 により 、 安全 保障 理事 会 は 国際 社会 の 平和 の 維持 や 回復 の ため に は 機能 し て い ない 。 すべて の 国連 加盟 国 は 、 安保理 の 決定 を 受諾 ・ 履行 する こと に 同意 し て おり （ 憲章 25 条 ） 、 国連 の 中 で この よう に 履行 義務 を 伴う 決定 を なし 得る の は 安保理 のみ で ある （ 総会 等 の 決議 は 勧告 的 効力 に とどまる ） 。 なお 、 安保理 の 構成 や 拒否 権 の 扱い について は 改革 の 議論 が なさ れ て いる "（ 後 出 国際 連合 改革 ）"。  平和 へ の 脅威 が 生じる と 、 安保理 は 、 通常 、 平和 的 手段 による 合意 を 当事者 に 勧告 する 。 自ら 調査 ・ 仲介 を 行っ たり 、 使節 団 を 派遣 し たり 、 国際 連合 事務 総長 特別 代表 を 任命 し たり 、 事務 総長 に あっせん を 要請 し たり する こと も ある 。 紛争 が 激化 する と 、 戦闘 の 拡大 を 防ぐ ため 停戦 命令 を 発する こと が ある 。 さらに 、 平和 維持 軍 を 派遣 し たり 、 国連 憲章 第 7 章 に 基づき 、 経済 制裁 、 武器 禁輸 、 渡航 禁止 、 集団 的 軍事 行動 など の 強制 措置 を 発動 する こと も あり 、 安保理 の 重要 な 権限 の 一つ で ある "（ 後 出 平和 と 安全 の 維持 ）"。  安全 保障 理事 会 の 目的 は 国際 社会 の 平和 の 維持 と 回復 な の だ が 、 国際 連合 設立 後 の 現実 として は 、 安全 保障 理事 会 の 常任 理事 国 で ある 、 アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 ロシア 連邦 、 中華人民共和国 の 五 大国 と 、 アメリカ合衆国 が 常に 擁護 し て いる イスラエル の 六 国 こそ が 、 世界 における 軍事 力 行使 の 大 部分 を 行っ て い て 、 安全 の 保障 に 反し て 軍事 力 が 行使 さ れ て いる 。  安保理 の 補助 機関 として 、 人道 に対する 罪 を 訴追 する ため に 設け られ た 旧 ユーゴスラビア 国際 刑事 裁判所 ( ICTY )、 ルワンダ 国際 刑事 裁判所 ( ICTR )、 また アメリカ 同時 多発 テロ 事件 を 受け て 設け られ た 反 テロリズム 委員 会 が ある 。  経済 社会 理事 会 （ 経 社 理 、 ECOSOC ） は 、 経済 ・ 社会 ・ 文化 ・ 教育 ・ 保健 の 分野 で 、 専門 機関 等 を 含む 国連 ファミリー の 活動 を 調整 する ため に 設置 さ れ た 機関 で ある 。 54 か国 で 構成 さ れ 、 理事 国 は 3 年 の 任期 で 総会 で 選ば れる 。 各国 が 1 票 を 有し 、 決定 は 過半数 で 行わ れる 。  経 社 理 は 、 年間 を通じて 多く の 準備 会議 、 円卓 会議 、 市民 社会 メンバー と の パネル ・ ディスカッション など を 開催 する ほか 、 毎年 7 月 、 ニューヨーク と ジュネーヴ で 交互 に 4 週間 の 実質 的 な 会期 を 開く 。 もっとも 、 経済 社会 分野 の 実質 的 な 活動 は 、 諸 計画 ・ 基金 、 専門 機関 、 関連 機関 によって 担わ れ て おり 、 これら の 機関 は 経 社 理 に 報告 を 行っ たり 、 勧告 を 行っ たり する 。 経 社 理 の あり方 について は 、 形骸 化 し て おり 決定 に 実効 性 が ない 、 総会 討議 と 重複 し て いる 、 世界銀行 グループ の よう な 専門 機関 に対する 指導 力 が ない といった 批判 が ある 。  また 、 経 社 理 は 、 資格 を 有する 非 政府 組織 ( NGO ) と 協議 を する こと が できる （ 国連 憲章 71 条 ） 。 2870 以上 の NGO が 経 社 理 と 協議 する 地位 を 与え られ て いる 。 NGO は 特別 の 経験 や 専門 知識 を 持ち 、 国連 と 市民 社会 と を 結びつける 貴重 な 存在 で ある と 考え られ て おり 、 国連 と 提携 NGO と の 関係 は 、 時代 の 進展 とともに 増大 し て いる 。  信託 統治 理事 会 は 、 未 独立 の 信託 統治 地域 が 自治 ・ 独立 に 向け た 準備 を する こと が できる よう に する こと を 目的 に 設立 さ れ た 。 1994 年 まで に 、 すべて の 信託 統治 地域 が 自治 または 独立 を 達成 し た こと から 、 その 任務 を ほぼ 完了 し た として 活動 を 停止 し た 。  国際司法裁判所 ( ICJ ) は 、 国連 の 主要 な 司法 機関 で ある （ 国連 憲章 92 条 ） 。 所在地 は オランダ の ハーグ で ある 。 15 名 の 裁判官 で 構成 さ れ 、 その うち の いずれ の 2 人 も 同一 の 国籍 で あっ て は なら ない （ 国際司法裁判所 規程 3 条 ） 。 実際 に は 、 西欧 ・ 北米 5 名 、 東欧 2 名 、 中南米 2 名 、 アジア 3 名 、 アフリカ 3 名 という 地理 的 配分 の 原則 が とら れ て いる 。 任期 は 9 年 で 、 3 年 ごと に 5 名 が 改選 さ れる （ 規程 13 条 ） 。  すべて の 国連 加盟 国 は 自動的 に 国際司法裁判所 規程 の 当事 国 と なり （ 憲章 93 条 ） 、 ICJ は 同 規程 当事 国 の すべて に 開放 さ れ て いる 。 国際 組織 や 個人 は 当事者 と なる こと が でき ない 。 もっとも 、 ICJ が 事案 を 審理 し 、 判決 を 下す の に 必要 な 管轄 権 を 有する ため に は 、 当事 国 の 同意 が なけれ ば なら ない （ 規程 36 条 ） 。 判決 は 、 出席 し た 裁判官 の 過半数 により 決定 さ れる （ 規程 55 条 ） 。 判決 は 、 当該 紛争 の 当事 国 間 において 、 かつ 当該 事件 について のみ 拘束 力 を 持つ （ 規程 59 条 ） 。 当事 国 は 判決 に 従う 義務 が ある 。 国際司法裁判所 は 判決 を 執行 する 能力 が 無い ので 、 当事 国 の 政府 が 判決 に 従わ なけれ ば 、 判決 は 履行 さ れ ない 。  その ほか 、 総会 と 安保理 、 また 総会 の 許可 を 受け た その他 の 国連 機関 （ 経 社 理 および ほとんど の 専門 機関 など ） は 、 いかなる 法律 問題 について も 、 ICJ に 勧告 的 意見 を 求める こと が できる （ 憲章 96 条 、 規程 65 条 ） 。 国家 は 勧告 的 意見 を 求める こと は でき ない 。 勧告 的 意見 は 、 国連 憲章 の 解釈 や 権限 の 行使 の 適法 性 など について 述べ られる もの が 多い 。 勧告 的 意見 は 法的 拘束 力 が ない ので 、 紛争 を 解決 でき た 実績 は ない 。  また 、 裁判 の 強制 権 が 無い ため 、 裁判 を 申し込ま れ た 国 が 拒否 すれ ば 裁判 を 行う こと が でき ない 。  事務 局 は 、 国連 の 日常 業務 を 遂行 する 機関 で あり 、 他 の 主要 機関 に 役務 を 提供 する とともに 、 それら の 機関 が 決定 し た 計画 ・ 政策 を 実施 する 。 事務 総長 が 統括 する 。 1 年 以上 の 契約 を 持つ 事務 局 職員 は 約 2 万 5530 人 、 短期 契約 職員 は 約 3 万 0500 人 で ある 。 事務 総長 および 事務 局 職員 は 、 いかなる 国 の 政府 から も 、 国連 以外 の いかなる 当局 から も 指示 を 受け ない （ 国連 憲章 100 条 ） 。  事務 総長 は 、 国連 の 行政 職員 の 長 で ある とともに （ 国連 憲章 97 条 ） 、 総会 、 安保理 、 経 社 理 、 信託 統治 理事 会 から 委託 さ れる 任務 を 遂行 する （ 同 98 条 ） 。 また 、 国際 の 平和 ・ 安全 の 維持 へ の 脅威 について 、 安保理 の 注意 を 促す こと が できる 権限 が 与え られ て いる （ 同 99 条 ） 。 事務 総長 が 公的 または 私的 に 行う 国際 紛争 の 「 あっせん 」 は 最も 重要 な 役割 の 1 つ で あり 、 キプロス 、 東ティモール 、 イラク 、 リビア 、 中東 、 ナイジェリア 、 西 サハラ など の 紛争 に際して 行わ れ て き た 。 現在 の 事務 総長 は ポルトガル 出身 の アントニオ・グテーレス で ある 。  国連 事務 局 に は 次 の よう な 部局 が 置か れ て いる 。  国連 の 本部 ビル は ニューヨーク に ある が 、 世界 各地 に 事務所 が あり 、 その 中 で 中心 的 な 役割 を 担う の は ジュネーヴ 事務 局   ( UNOG )、 ウィーン 事務 局   ( UNOV )、 ナイロビ 事務 局   ( UNON ) で ある 。  国連 システム に は 、 次 の よう な 計画 ・ 基金 が 含ま れる 。 これら は 国連 憲章 7 条 2 に 基づい て 設置 さ れ た 総会 の 補助 機関 で ある が 、 それぞれ 個別 の 予算 を 持っ て いる 。 1960 年代 から 1970 年代 にかけて 第 三 世界 から 多数 加盟 し た 国々 が 総会 で 多数 派 と なっ た 結果 、 総会 決議 により UNDP を はじめ と する 開発 関係 の 補助 機関 が 設置 さ れ た （ そのうち UNIDO など 、 いくつ か は 専門 機関 に 移行 し た ） 。 他 の 国連 機関 と 活動 内容 が 重複 する もの も ある が 、 統廃合 は 進ん で い ない 。  この ほか 、 総会 の 補助 機関 として 、 いくつ か の 調査 訓練 機関 や 国連大学 ( UNU ) など の 機関 が ある 。  専門 機関 は 、 政府 間 の 協定 によって 設け られ 、 経済 ・ 社会 等 の 各 分野 において 国際 的 責任 を 有する 国際 組織 で 、 かつ 国連 と の 間 で 連携 協定 を 締結 し て いる もの を いう （ 国連 憲章 57 条 、 63 条 ） 。 国連 ファミリー に 含ま れる が 、 国連 と は 別個 の 国際 法 主体性 を 有する 、 独立 し た 国際 組織 で ある 。 中でも 、 国際 金融 機関 で ある 世界銀行 グループ と IMF は 最も 独立 色 が 強く 、 規模 も 国連 本体 に 並び 、 次いで WHO 、 FAO 、 ILO 、 UNESCO の 4 機関 の 規模 が 大きい 。 これら の 専門 機関 が 力 を 持つ 余り 、 経 社 理 が 形骸 化 し て 経済 社会 分野 の 国連 改革 が 進ま ない と の 批判 も ある 。  現在 存在 する 専門 機関 は 、 次 の とおり で ある 。  関連 機関 は 、 国連 と 関係 を 有する が 、 専門 機関 として の 連携 協定 を 結ん で い ない 国際 組織 で ある 。 国連 に は 次 の 関連 機関 が ある 。  国連 事務 局 の 作業 言語 は 、 英語 と フランス語 で ある 。 実質 的 に は 英語 が 使用 さ れる こと が 多い 。 国連 の 公用 語 は 、 英語 、 フランス語 、 ロシア 語 、 中国 語 （ 普通 話 ・ 簡体字 ） 、 スペイン 語 、 アラビア 語 の 6 言語 で ある 。 公式 文書 と 公式 会合 で の 発言 は 、 最小 限 これら の 公用 語 に 翻訳 さ れる 。 国連 発足 時 から の 公用 語 は 、 現在 の 言語 より アラビア 語 を 除い た 5 言語 で あっ た 。 アラビア 語 が 公用 語 に 追加 さ れ た の は 、 1973 年 の 第 30 回 総会 において で ある 。  国際 連合 本部 は 米国 ニューヨーク 市 に 置か れ て いる が 、 国際 連合 で 用い られ て いる 英語 は イギリス 英語 で ある 。 日付 が 「 24   October   1945 」 と 表記 さ れ たり （ アメリカ 英語 :「 October   24 ,   1945 」 ） 、 単語 の つづり が 「 」 など 英国 式 に なっ たり する （ ） 。  国連 の 予算 は 、 主 に 通常 予算 と PKO 予算 に 分かれ て いる 。  通常 予算 は 、 2 年 が 単位 で ある 。 事務 総長 が 提出 し 、 専門 家 から 成る 行政 予算 問題 諮問 委員 会 が 審査 する 。 そして 、 総会 で 承認 さ れる （ 国連 憲章 17 条 ） 。 2006 年 - 07 年 の 予算 は 38 億 ドル で あっ た 。 通常 予算 の 主 な 財源 は 加盟 国 から の 分担 金 で あり 、 分担 率 は 専門 家 から 成る 分担 金 委員 会 の 勧告 に 基づい て 、 総会 が 承認 する 。 分担 率 は 基本 的 に 加盟 国 の 支払 能力 （ 全 世界 の GNP に 占める 加盟 国 の 割合 等 ） を 考慮 し て 決め られる が 、 2000 年 、 いかなる 国 も 分担 率 の 上限 を 22 ％ と する こと が 総会 で 決定 さ れ た （ なお 、 上限 に かかる の は アメリカ のみ で ある ） 。 2010 年 における 上位 10 か国 の 分担 率 は 右 表 の とおり で ある 。 しかし 、 多く の 加盟 国 が 分担 金 を 滞納 し て おり 、 国連 の 財政 状況 は 不安定 で ある 。 2006 年 末 現在 、 財政 的 義務 を 負う 191 加盟 国 の うち 分担 金 を 全額 支払っ た 国 は 134 か国 に とどまり 、 滞納 額 は 3 億 6200 万 ドル に 達し た 。 例えば 、 アメリカ は 、 国連 の 組織 と 業務 に 無駄 が 多い として 、 分担 金 の 支払 を 制限 し て いる 。  PKO 予算 は 、 毎年 7 月 1 日 から 1 年間 を 単位 と し 、 総会 が 承認 する 。 これ も 加盟 国 の 分担 金 によって まかなわ れる が 、 通常 予算 より も 安保理 常任 理事 国 の 分担 率 が 高く 設定 さ れ て いる 。 額 は 1990 年代 以降 増加 傾向 に あり 、 2009 年 7 月 から 2010 年 6 月 まで の 1 年間 の 平和 維持 活動 予算 は 約 79 億 ドル で あっ た 。 PKO 予算 の 滞納 額 も 、 2006 年 末 で 19 億 ドル に 達し て いる 。  なお 、 国連 児童 基金 （ UNICEF ） 、 国連 開発 計画   ( UNDP )、 国連 難民 高等 弁務 官   ( UNHCR )   といった 諸 計画 ・ 基金 や 、 専門 機関 は 、 それぞれ 独立 し た 予算 を 持っ て おり 、 各国 や 個人 から の 拠出 金 によって 財政 を まかなっ て いる 。  国際 の 平和 と 安全 の 維持 は 、 国連 の 主要 な 目的 の 一つ で ある 。 国連 憲章 は 、 国際 の 平和 及び 安全 の 維持 に関する 責任 を 安保理 に 負わ せ て いる （ 24 条 ） 。  国連 は 、 ある 国家 が 侵略 等 の 重大 な 国際 法 違反 を 犯し た 場合 に 、 国連 加盟 国 が 団結 し て 終了 さ せる という 集団 安全 保障 の 理念 の 下 に 設立 さ れ 、 その 手段 として 後述 の 国連 軍 を 想定 し て い た 。 しかし 、 米 ソ 冷戦 の 下 、 安保理 常任 理事 国 の 拒否 権 に 阻ま れ て 国連 軍 の 規定 は 発動 さ れ なかっ た 。 それ に 代わる もの として 、 北大西洋 条約 機構   ( NATO )   や ワルシャワ 条約 機構 という 地域 的 防衛 機構 が 、 国連 憲章 51 条 により 認め られ た 集団 的 自衛 権 を 行使 する という 集団 防衛 体制 が 生まれ た 。 他方 で 、 国連 総会 は 、 1950 年 11 月 3 日 、 安保理 が 「 その 主要 な 責任 」 を 果たせ ない 場合 に 、 総会 が 軍隊 の 使用 を 含む 集団 的 措置 を 勧告 でき 、 24 時間 以内 に 緊急 特別 総会 を 招集 できる と する 平和 の ため の 結集 決議 を 採択 し た 。 総会 決議 に は 安保理 決議 と 異なり 法的 拘束 力 は ない ものの 、 今 まで 度々 同 決議 に 基づい て 紛争 地域 における 平和 維持 活動   ( PKO )   が 展開 さ れ て き た 。  冷戦 が 終結 し た 1990 年代 以降 は 、 後述 の とおり 、 PKO の 役割 が 拡大 する とともに 、 安保理 の 武力 行使 容認 決議 により 多 国籍 軍 が 結成 さ れる こと も 多く 、 近年 で は 両者 の 役割 分担 ・ 協力 関係 も 見 られる 。  安保理 は 、 「 平和 に対する 脅威 、 平和 の 破壊 、 侵略 行為 」 に対し 、 経済 制裁 等 の 勧告 を する こと が できる ほか （ 39 条 ） 、 国連 憲章 第 7 章 の 下 における 非 軍事 的 強制 措置 として 、 包括 的 な 経済 制裁 や 禁輸 措置 （ 武器 禁輸 、 渡航 禁止 、 金融 規制 ） 、 外交 関係 の 断絶 など の 制裁 を とる こと が できる （ 41 条 ） 。 今 まで 、 独立 紛争 に関する 対 南 ローデシア 輸出入 禁止 （ 1966 年 、 1968 年 ） 、 アパルトヘイト に関する 対 南アフリカ 共和 国 武器 禁輸 （ 1977 年 ） 、 クウェート 侵攻 に関する 対 イラク 経済 輸出入 禁止 （ 1990 年 ） 、 内戦 における 非 人道的 行為 に関する 対 ユーゴスラビア 輸出入 禁止 （ 1992 年 ） 、 テロ 防止 へ の 非 協力 を 理由 と する 対 リビア 航空機 乗入れ 禁止 ・ 武器 禁輸 （ 1992 年 ） 、 民主 政権 移行 の 不履行 を 理由 と する 対 ハイチ 輸出入 禁止 （ 1993 年 ） など が 行わ れ て き た 。 もっとも 、 経済 制裁 は 被 制裁 国 の 弱者 に 大きな 経済 的 打撃 を 与える という 問題 が ある こと から 、 個人 資産 の 凍結 や 政府 関係 者 の 入国 禁止 など 、 エリート 層 へ の 打撃 に 的 を 絞っ た 「 スマート な 制裁 」 が 提唱 さ れ て いる 。  国連 憲章 第 7 章 は 、 非 軍事 的 強制 措置 で は 不十分 で ある 場合 に 、 安保理 は 「 必要 な 空軍 、 海軍 または 陸軍 の 行動 」 を とる こと が できる と し て いる （ 42 条 ） 。 すなわち 、 国連 軍 の 名 の 下 で の 軍事 的 行動 を とる こと が できる 。 国連 軍 は 軍事 参謀 委員 会 の 指揮 下 に 置か れ （ 47 条 ） 、 国連 軍 創設 に は 、 加盟 国 と 国連 と の 間 に 兵力 提供 に関する 「 特別 協定 」 が 締結 さ れ なけれ ば なら ない （ 43 条 ） 。 しかし 、 現在 まで 特別 協定 が 締結 さ れ た こと は ない ため 、 本来 の 意味 の 国連 軍 が 創設 さ れ た こと は ない と いえる 。 朝鮮 戦争 の 際 、 米国 軍 を 中心 と し た 「 国連 軍 」 が 創設 さ れ た が 、 これ は 本来 の 意味 の 国連 軍 で は ない 。  現在 まで 、 国連 軍 が 創設 さ れ なかっ た 代わり に 、 安保理 による 武力 行使 容認 決議 が 行わ れ て き た 。 1990 年 11 月 、 イラク の クウェート 侵攻 に対し 、 安保理 は 、 国連 憲章 第 7 章 の 下 、 イラク が 関連 諸 決議 を 完全 に 履行 し ない 場合 に 「 クウェート 政府 に 協力 し て いる 加盟 国 に対して … … あらゆる 必要 な 手段 を 行使 する こと を 容認 する 」 と する 決議 （ 安保理 決議 678 ） を 採択 し た 。 同 決議 に 基づい て 米国 軍 を 中心 に 多 国籍 軍 が 編成 さ れ 、 1991 年 1 月 から 戦闘 に 入っ た （ 湾岸 戦争 ） 。 その後 も 、 1994 年 に ハイチ 軍政 問題 に関して 、 1997 年 に アルバニア 暴動 問題 に関して 、 1999 年 に コソボ 紛争 に 、 同年 と 2006 年 に 東ティモール 紛争 に 、 それぞれ 多 国籍 軍 の 派遣 が 認め られ た 。 一方 、 2003 年 3 月 の アメリカ および イギリス を 始め と する 有志 連合 による 対 イラク 武力 行使 （ イラク 戦争 ） について は 、 一連 の 安保理 決議 によって 正当 化 さ れる か どう か について 各国 の 意見 が 分かれ た 。 なお 、 こうした 軍事 行動 は 、 参加 国 の 管理 の 下 に 置か れる もの で あり 、 安保理 が 設立 し 事務 総長 の 指揮 の 下 に 置か れる PKO と は 異なる 。  国連 が 行う 平和 維持 活動   ( PKO )   は 、 地域 的 な 紛争 の 悪化 を 防ぐ ため 、 国連 の 権威 の 下 に なさ れる 軍事 的 活動 で ある 。 主 に 安保理 決議 に 基づい て 行わ れる が 、 総会 決議 （ 平和 の ため の 結集 決議 ） の 勧告 に 基づい て 行わ れる こと も ある 。 国連 憲章 上 、 PKO について 明文 の 規定 は ない が 、 憲章 に 違反 する もの で は なく 、 国際司法裁判所 は 、 1962 年 の 「 ある 種 の 経費 に関する 事件 」 勧告 的 意見 において 、 第 一 次 国連 緊急 軍   ( UNEF   I )   および 国連 コンゴ 活動   ( ONUC )   の 活動 経費 を 国連 憲章 17 条 2 項 に いう 「 この 機構 の 経費 」 に 該当 する と 判断 し た 上 で 、 両 活動 は 憲章 第 7 章 の 強制 行動 と は 性格 を 異に する と し た 。 PKO は 「 6 章 半 」 で ある という 言い方 を さ れる こと も ある 。  1948 年 、 第 一 次 中東 戦争 の 際 、 パレスチナ へ 国連 休戦 監視 機構   ( UNTSO )   が 派遣 さ れ て 国境 や 停戦 ライン の 監視 を 行い 、 これ が PKO の 先駆け と なっ た 。 続い て 1956 年 、 スエズ 危機 （ 第 二 次 中東 戦争 ） に 際し て 、 国連 総会 決議 に 基づい て 第 一 次 国連 緊急 軍   ( UNEF   I )   が 派遣 さ れ た の が 、 初 の 正式 な PKO で あっ た 。 その後 も いくつ も の PKO が 紛争 地域 に 派遣 さ れ た が 、 1980 年代 まで の 冷戦 下 における 伝統 的 な PKO は 、 軍人 による 軍事 情勢 の 安定 と 停戦 の 監視 を 目的 と する もの で あり 、 ( 1 ) 当事者 の 合意 により 設立 さ れる こと 、 ( 2 ) 当事者 に対して 不偏 性 と 中立 を 守る こと 、 ( 3 ) 武力 の 行使 は 自衛 の ため に 必要 な 最小限 に 留める こと 、 という PKO 3 原則 が 守ら れ て き た 。  1990 年 前後 に 米 ソ 冷戦 が 終わっ た ころ から 、 PKO は 、 和平 合意 が 結ば れ た 後 の 暫定 的 期間 に 、 治安 の 維持 、 選挙 の 組織 ・ 監視 、 難民 の 帰還 、 戦後 の 復旧 ・ 復興 など を 行う という 新しい 任務 を 負わさ れる よう に なっ た 。 軍人 以外 に 、 専門 の 異なる 文民 （ 軍事 監視 員 、 文民 警察官 、 行政 官 、 選挙 専門 家 、 難民 担当 官 、 人権 専門 家 、 復旧 支援 担当 官 、 国連 ボランティア など ） が 多数 参加 する よう に なっ た 。 1992 年 - 93 年 に 派遣 さ れ た 国連 カンボジア 暫定 統治 機構   ( UNTAC 　 アン タック )   や 1992 年 - 94 年 の 国連 モザンビーク 活動 （ ONUMOZ )   は 、 この よう な 第 二 世代 PKO の 代表 例 で あり 、 十分 な 成果 を 挙げ た 。  ブト ロス ・ ガリ 事務 総長 は 、 1992 年 の 『 平和 へ の 課題 』 で PKO を 「 平和 執行 部隊 」 として 事実 上 の 軍事 的 強制 措置 を 担わ せよ う と する 構想 を 提案 し た 。 これ を 受け て 、 1993 年 - 95 年 の 第 二 次 国連 ソマリア 活動   ( UNOSOM   II )、 1992 年 - 95 年 旧 ユーゴスラビア に 展開 し た 国連 保護 軍   ( UNPROFOR )、 1993 年 - 96 年 の 国連 ルワンダ 支援 団   ( UNAMIR )   は 、 いずれ も 違法 行為 停止 の ため 自衛 を 超え て 武力 行使 を 行う 「 戦う PKO 」 として の 任務 を 負わさ れ た （ 第 三 世代 PKO ） 。 しかし 、 任務 に 見合う 予算 や 兵力 が 与え られ ず 、 また 有力 国 の 協力 が 得 られ なかっ た 結果 、 ジェノサイド など の 人道的 惨劇 を 前 に し ながら 、 実効 的 に 対処 する こと が でき なかっ た 。 これ に対して 国連 内部 や 加盟 国 から の 反省 が あり 、 ガリ 事務 総長 も 、 1995 年 の 『 平和 へ の 課題 ―― 追 補 』 において 、 現状 で は こうした 平和 執行 型 PKO を 意図 す べき で は ない と 軌道 修正 し た 。 1990 年代 後半 から は 、 PKO は 紛争 後 の 後始末 という 本来 の 任務 を 担当 し 、 違法 行為 の 停止 は 国連 憲章 第 7 章 の 下 の 多 国籍 軍 が 担当 する という 役割 分担 が 行わ れる よう に なり 、 PKO と 多 国籍 軍 と の 間 で 協力 や 任務 の 引き継ぎ など も 行わ れ て いる 。  その後 も PKO の あり方 について は 様々 な 改革 が 提案 さ れ て いる 。 事務 総長 特別 代表 の ラフダール・ブラヒミ は 、 2000 年 8 月 の 報告 において 、 PKO が 十分 な 抑止 能力 を 備える ため に 必要 な 予算 ・ 兵力 ・ 装備 を 承認 す べき こと 、 紛争 や 戦争 の 後 の 平和 構築 活動 の ため に 、 必要 な 予算 が 含ま れる べき こと など 、 PKO の 見直し を 提言 し た （ ブラヒミ 報告 ） 。 また 、 潘 基 文 事務 総長 の 改革 提案 により 、 2007 年 6 月 事務 局 に フィールド 支援 局   ( DFS )   が 設置 さ れ 、 PKO ミッション の 策定 、 展開 、 持続 に 責任 を 持つ こと と なっ た 。 同じ 事務 局 に ある 平和 維持 活動 局   ( DPKO )   は 、 戦略 的 監視 や 作戦 上 の 政治 的 指針 の よう な 問題 に 集中 する こと と なっ た 。  国連 は 、 設立 当初 は 、 集団 安全 保障 体制 の 強化 に 重点 を 置い て おり 、 軍備 管理 と 軍縮 に は 消極 的 で あっ た 。 しかし 、 核兵器 の 時代 が 国連 創設 と ほぼ 同時に 到来 し た こと 、 集団 安全 保障 体制 が 機能 し なかっ た こと も あっ て 、 否応 なく 対応 を 迫ら れ て き た 。 実際 、 1946 年 に 総会 が 最初 に 採択 し た 決議 は 、 核軍縮 に関する もの で あっ た 。 国連 憲章 は 、 「 軍備 縮小 及び 軍備 規制 を 律する 原則 」 等 を 審議 する 主 な 責任 を 総会 に 与え て いる （ 11 条 ） 。 毎年 、 総会 の 第 一 委員 会 において すべて の 議題 が 審議 さ れ 、 数多く の 決議 が 採択 さ れ て いる ほか 、 その 下部 機関 で ある 国連 軍縮 委員 会   ( UNDC )   が 特定 の 問題 を 取り上げ て 審議 し て いる 。 多国 間 軍縮 交渉 の 常設 機関 で あり 、 後述 の CWC や CTBT の 交渉 を 成功 に 導い て き た ジュネーブ 軍縮 会議   ( CD )   は 、 国連 の 枠組み の 外 に ある が 、 国連 総会 の 勧告 を 考慮 し 、 また 毎年 総会 に 報告 を 行う 。 この ほか 、 国連 事務 局 の 軍縮 部 は 、 軍縮 問題 に関する 総会 の 決定 を 実施 する 。  国連 が 特に 優先 的 な 課題 と し て き た の は 、 大量 破壊 兵器 の 問題 、 すなわち ( 1 ) 核兵器 の 削減 と 究極 的 な 廃絶 、 ( 2 ) 化学 兵器 の 廃棄 、 ( 3 ) 生物 兵器 禁止 の 強化 で あっ た 。 ( 1 ) 核兵器 の 封じ込め の 努力 は 米 ソ の 二 国 間 条約 で も ある程度 進展 し た が 、 1968 年 に 核 拡散 防止 条約   ( NPT )   が 国連 総会 で 採択 さ れ 、 最も 普遍 的 な 軍縮 条約 と なっ た 。 締約 国 は 、 国連 の 関連 機関 で ある 国際 原子力 機関   ( IAEA )   の 保障 措置 を 受け入れる よう 求め られる 。 しかし 、 非 締約 国 で ある イスラエル 、 インド 、 パキスタン による 核 開発 問題 や 、 締約 国 で も 核 開発 疑惑 の ある イラン 、 脱退 を 表明 し た 北朝鮮 の 問題 など 、 条約 の 実効 性 が 問題 と なっ て いる 。 1996 年 に は 包括 的 核 実験 禁止 条約   ( CTBT )   が 加盟 国 の 圧倒的 多数 により 採択 さ れ 、 署名 の ため に 開放 さ れ た が 、 まだ 発効 の 目処 が 立っ て い ない 。 ( 2 ) 化学 兵器 に関して は 、 1997 年 に 化学 兵器 禁止 条約   ( CWC )   が 発効 し 、 国連 の 関連 機関 で ある 化学 兵器 禁止 機関   ( OCPW )   が 査察 を 行っ て いる 。 ( 3 ) 生物 兵器 について は 、 生物 兵器 禁止 条約   ( BWC )   が 1972 年 に 署名 さ れ 、 1975 年 に 発効 し た 。 同 条約 に は 検証 機構 について の 規定 が なく 、 検証 や 履行 確保 の 方法 が 課題 と なっ て いる 。 2006 年 の 再 検討 会議 で 、 実施 支援 班 を 設置 する こと が 決め られ た 。 近年 、 2001 年 9 月 11 日 の アメリカ 同時 多発 テロ 事件 を 受け て 、 大量 破壊 兵器 が 、 テロリスト など 非 国家 主体 の 手 に 落ち た 場合 の 危険 が 認識 さ れる よう に なり 、 総会 は 2002 年 、 テロリスト が 大量 破壊 兵器 と その 運搬 方法 を 取得 する こと を 防止 する 措置 に関する 決議 を 採択 し た 。 また 、 安保理 は 、 2004 年 、 大量 破壊 兵器 を 開発 、 所有 、 利用 等 しよ う と する 非 国家 主体 に対して いかなる 支援 も 控える こと を 全 加盟 国 に 義務付け た （ 安保理 決議 1540 ） 。  一方 、 通常 兵器 に関して は 、 特定 通常 兵器 使用 禁止 制限 条約 （ 残忍 兵器 禁止 条約 ） が 国連 で 採択 さ れ 1983 年 に 発効 し た が 、 さらに 交渉 が 続け られ た 結果 、 対人 地雷 の 使用 、 貯蔵 、 生産 及び 移譲 の 禁止 並びに 廃棄 に関する 条約 が 1997 年 に 採択 さ れ 、 1999 年 に 発効 し た 。 これ により 、 対人 地雷 の 破壊 ・ 除去 が 進ん で いる 。 この ほか 、 国連 で は 、 小型 武器 非合法 取引 の 規制 に 向け た 取組み や 、 国連 通常 兵器 移転 登録 制度 の 設立 を 行っ て いる 。  世界 の 人々 の 経済 的 ・ 社会 的 福祉 の 実現 は 、 国連 の 主要 な 目的 の 一つ で ある 。 その ため の 開発 の 必要 性 、 特に 先進 工業 国 と 開発 途上 国 と の 格差 を 埋める こと の 重要 性 は 、 1961 年 に 始まっ た 数次 の 国連 開発 の 十 年 を 機 に 強く 表明 さ れる よう に なっ た 。 1995 年 に コペンハーゲン で 行わ れ た 世界 社会 開発 サミット で 、 国際 社会 が 貧困 、 失業 、 社会 の 崩壊 といった 問題 と 戦う 必要 性 が 訴え られ た の を はじめ として 、 1990 年代 に は 多く の 開発 関係 の 世界 会議 が 開催 さ れ た 。 2000 年 9 月 の 特別 総会 （ ミレニアム ・ サミット ） で 採択 さ れ た 国連 ミレニアム 宣言 は 、 開発 の 問題 に 重点 を 置き 、 具体 的 な 開発 目標 を 設定 し た 。 同 宣言 と 、 1990 年代 の 国際 会議 や サミット で 採択 さ れ た 国際 開発 目標 と を 統合 し 、 2015 年 まで に 達成 す べき 目標 として まとめ た の が ミレニアム 開発 目標   ( MDGs )   で ある 。 すなわち 、 ( 1 ) 極度 の 貧困 と 飢餓 を 撲滅 する こと 、 ( 2 ) 普遍 的 な 初等 教育 を 達成 する こと 、 ( 3 ) ジェンダー の 平等 を 推進 し 、 女性 の 地位 向上 を 図る こと 、 ( 4 ) 乳幼児 死亡 率 を 下げる こと 、 ( 5 ) 妊産婦 の 健康 を 改善 する こと 、 ( 6 ) HIV / エイズ 、 マラリア 、 その他 の 病気 と 戦う こと 、 ( 7 ) 環境 の 持続 可能 性 を 確保 する こと 、 ( 8 ) 開発 の ため の グローバル ・ パートナーシップ を 推進 する こと が 目標 と さ れ た 。  国連 機関 の 経済 社会 活動 を 調整 する 主要 な 機関 は 経済 社会 理事 会 で あり 、 その 諮問 機関 として 、 専門 家 から 成る 開発 政策 委員 会 が 置か れ て いる 。 事務 局 で は 、 経済 社会 局 が 経済 社会 政策 の 分析 ・ 調整 等 を 行っ て いる 。 国連 開発 計画   ( UNDP )   は 、 開発 途上 国 の 開発 を 担当 する 機関 で あり 、 2005 年 に 国連 システム が 開発 援助 活動 に 費やし た 金額 は 137 億 ドル で あっ た 。  人権 の 国際 的 な 保障 は 、 国連 の 主要 な 使命 の 一つ で ある 。 国連 憲章 において は 、 前文 で 「 基本 的 人権 と 人間 の 尊厳 及び 価値 と 男女 … … の 同権 と に関する 信念 」 を うたっ て おり 、 第 1 条 でも 「 人種 、 性 、 言語 または 宗教 による 差別 なく すべて の 者 の ため に 人権 及び 基本 的 自由 を 尊重 する よう に 助長 奨励 する こと 」 を 国連 の 設立 目的 の 一つ と し て いる 。 この 目的 を 達成 する ため 、 加盟 国 は 国連 と 協力 し て 「 共同 及び 個別 の 行動 を とる こと を 誓約 」 する もの と さ れ た （ 55 条 c 、 56 条 ） 。 また 、 経済 社会 理事 会 の 補助 機関 として 「 人権 の 伸長 に関する 委員 会 」 を 設ける こと と さ れ た （ 68 条 ） 。 これ は 、 ナチス ドイツ を はじめ と する 全体 主義 国家 による 人権 弾圧 を 踏まえ て 、 人権 の 国際 的 な 保障 が 必要 と 考え られ た こと など に よる 。  1946 年 、 国連 憲章 68 条 に 基づい て 、 経 社 理 の 補助 機関 として 国連 人権 委員 会 が 設立 さ れ 、 憲章 の 人権 規定 を 具体 化 する 作業 に 着手 し た 。 その 結果 、 1948 年 12 月 10 日 、 国連 総会 は 、 「 すべて の 人民 にとって 達成 す べき 共通 の 基準 」 として 、 世界 人権 宣言 を 採択 し た 。 同 宣言 は 30 条 から 成り 、 「 すべて の 人間 は 、 生まれながら に し て 自由 で あり 、 かつ 、 尊厳 と 権利 において 平等 で ある 」 と 述べ た 上 （ 1 条 ） 、 各種 の 自由 権 、 社会 権 について 規定 し て いる 。 ただし 、 総会 決議 で ある ため 、 国家 に対する 法的 拘束 力 を 持た ない こと を 前提 と し て い た こと から 、 国連 人権 委員 会 は 続い て 条約 化 の 作業 を 進め た 。  1966 年 、 総会 は 、 社会 権 規約 、 自由 権 規約 、 自由 権 規約 の 選択 議定 書 という 三つ の 条約 から 成る 国際 人権 規約 を 採択 し た 。 社会 権 規約 は 1976 年 に 発効 し 、 現在 160 か国 が 締約 国 と なっ て いる 。 自由 権 規約 も 同じ 年 に 発効 し 、 現在 167 か国 が 締約 国 と なっ て いる 。 両 規約 は 、 民族 自決 権 、 天然 の 富 及び 資源 に対する 権利 について 規定 し て おり （ 両 規約 1 条 1 項 、 2 項 ） 、 個人 の 人権 だけ を 規定 し た 世界 人権 宣言 と 異なる 。 また 、 個人 の 人権 について も 、 世界 人権 宣言 より 詳細 な 規定 を 設け て おり 、 人権 の 国際 的 保障 の 仕組み において 、 最も 重要 な 役割 を 果たし て いる 。 1989 年 に は 、 自由 権 規約 の 第 2 選択 議定 書 （ 死刑 廃止 条約 ） が 採択 さ れ 、 73 か国 が 締約 国 と なっ て いる 。  その ほか 、 国連 の 枠組み の 中 で 、 個別 的 な 人権 の 保障 を 目的 として 、 以下 の もの を 含め 約 80 件 の 条約 ・ 宣言 が 採択 さ れ て いる 。  1993 年 、 ウィーン で 開か れ た 世界 人権 会議 が 契機 と なっ て 、 長年 提唱 さ れ て い た 国連 人権 高等 弁務 官 の 設置 が 実現 し た 。 その 任務 は 、 人権 の 促進 ・ 保護 、 助言 的 サービス の 提供 、 人権 侵害 に対する 緊急 の 対応 、 侵害 予防 など 、 広範 に わたる 。 人権 高等 弁務 官 事務所   ( OHCHR )   は 、 後述 の 人権 理事 会 など の 人権 機関 の 事務 局 を 務める 。  また 、 2006 年 、 国連 人権 委員 会 を 発展 さ せる 形 で 国連 人権 理事 会 が 設置 さ れ た 。 理事 会 は 、 総合 的 な 政策 ガイダンス を 提供 する とともに 、 人権 問題 に関する 研究 、 新しい 国際 規範 の 発展 、 人権 順守 の 監視 など を 行う 。  自然 災害 や 、 紛争 を 含む 人為 的 災害 により 大 規模 な 被害 が 生じ た 場合 、 国連 機関 は 緊急 援助 や 長期 援助 を 提供 し て き た 。  人道 援助 の 主体 と なる の は 、 主 に 国連 児童 基金 （ ユニセフ ） 、 世界 食糧 計画   ( WFP )、 国連 難民 高等 弁務 官   ( UNHCR )   の 3 機関 で ある 。 ユニセフ は 、 水 と 衛生 施設 の よう な 基礎 サービス の 再建 や 、 学校 の 再開 を 支援 し 、 また 予防 接種 ・ 医薬品 の 提供 など を 行う 。 2006 年 に ユニセフ は 53 件 の 緊急 事態 に関して 人道 援助 を 行い 、 その 額 は 5 億 300 万 ドル を 超え た 。 WFP は 、 国内 避難 民 、 難民 、 エイズ 孤児 、 紛争 や 自然 災害 （ 洪水 、 旱魃 など ） の 犠牲 者 ら に対して 食糧 等 の 援助 を 行っ て いる 。 2006 年 に は 78 か国 で 約 8800 万 人 に 食糧 援助 を 行っ た 。 UNHCR は 、 難民 の 地位 に関する 条約 （ 1951 年 ） 、 同 議定 書 （ 1967 年 ） に 基づき 、 難民 の 基本 的 人権 が 尊重 さ れる よう に し 、 いかなる 者 も 強制 的 に 送還 さ れ ない よう に する 。 また 、 大量 の 難民 の 移動 に 伴う 緊急 事態 の 際 の 援助 や 、 教育 ・ 保健 ・ 住居 の 援助 、 帰還 ・ 統合 ・ 第三国 で の 再 定住 など の 支援 を 行う 。 さらに 、 近年 は 条約 に 定め られ た 難民 だけ で なく 、 国内 避難 民 、 元 難民 、 無 国籍 者 、 庇護 請求 者 （ 難民 の 認定 を 申請 し た が まだ 結論 が 出 て い ない 人々 ） など 、 広義 の 難民 に対する 緊急 人道 支援 も 行っ て いる 。 なお 、 パレスチナ 難民 について は 国連 パレスチナ 救済 事業 機関   ( UNRWA )   が 支援 を 行っ て いる 。  この ほか 、 国連 食糧 農業 機関   ( FAO )   は 、 防災 情報 や 世界 の 食料 情勢 に関する 最新 の 情報 を 提供 し 、 また 、 農業 生産 の 回復 と 復興 の 支援 を 行う 。 世界 保健 機関   ( WHO )   は 、 栄養 ・ 伝染 病 の 監視 、 エイズ を 含む 感染 症 の 予防 、 予防 接種 、 薬品 や 医療 器具 の 管理 、 性 と 生殖 の 健康 、 精神 の 健康 など 、 被災 者 の 保健 に関する 情報 を 収集 ・ 提供 し 、 緊急 援助 計画 を 実施 する 。 国連 人口 基金   ( UNFPA )   は 、 混乱 時 に しばしば 発生 する 妊娠 に関する 死亡 、 性的 暴力 など に 対応 し 、 リプロダクティブ・ヘルス を 保護 する 。 国連 開発 計画   ( UNDP )   は 、 自然 災害 の 緩和 、 予防 、 事前 対策 など の 活動 を 調整 する ほか 、 元 戦闘 員 の 動員 解除 、 地雷 除去 、 難民 ・ 国内 避難 民 の 帰還 と 再 統合 、 政府 機関 の 復旧 など の 計画 も 支援 する 。  複雑 な 緊急 事態 に対して は 、 政府 や 非 政府 組織   ( NGO )、 国連 の 諸 機関 が 同時に 対応 を 図る こと から 、 これら の 主体 が 行う 援助 活動 を 調整 し 、 一貫 し た 救援 の 仕組み を 作る ため 、 国連 事務 局 に 国連 緊急 援助 調整 官 が 率いる 国連 人道 問題 調整 事務所   ( OCHA )   が 置か れ て いる 。 24 時間 の 監視 警戒 態勢 を 有し 、 自然 災害 等 の 緊急 事態 が 発生 する と 12 時間 から 24 時間 以内 に 国連 災害 評価 調整 チーム を 派遣 する こと が できる 。 また 、 OCHA は 2006 年 、 緊急 事態 に対する 融資 機構 として ( CERF )   を 発足 さ せ た 。  国際 連合 は 、 国際 法 の 発達 へ の 貢献 という 役割 を 果たして き た 。 国際 人権 法 、 国際 人道 法 、 国際 環境 法 、 軍縮 など 様々 な 領域 で 多数 国 間 条約 の 締結 を 手助け し て おり 、 国連 の 関与 の 下 に 成立 し た 多数 国 間 協定 （ 批准 する 国家 を 法的 に 拘束 する もの ） は 500 件 以上 に 上る 。 また 、 紛争 の 司法 的 解決 を 担う 機関 も ある 。  国連 憲章 は 、 総会 が 「 国際 法 の 漸進 的 発達 と 法典 化 を 奨励 する こと 」 など の 目的 の ため に 研究 を 発議 し 、 勧告 を する こと と し て いる （ 13 条 ） 。 その ため に 1947 年 に 総会 の 付属 機関 として 設け られ た の が 国際 法 委員 会 で ある 。 同 委員 会 は 、 各種 条約 の 草案 作成 作業 を 行っ て おり 、 今 まで 、 国際 水路 の 非 航行 利用 に関する 条約 （ 1997 年 総会 採択 ） 、 条約 法 に関する ウィーン 条約 （ 1969 年 ） 、 外交 関係 に関する ウィーン 条約 （ 1961 年 ） 、 領事 関係 に関する ウィーン 条約 （ 1963 年 ） など の 草案 作成 を 行っ て き た 。 1966 年 に 総会 によって 設置 さ れ た 国際 連合 国際 商 取引 法 委員 会   ( UNCITRAL )   は 、 仲裁 規則 （ 1976 年 ） 、 商事 調停 規則 （ 1980 年 ） 、 国際 物品 売買 契約 に関する 国際 連合 条約 （ 1980 年 ） 、 各種 の モデル 法 を 作成 し て き た 。 また 、 「 海 の 憲法 」 と 呼ば れる 海洋 法 に関する 国際 連合 条約 は 、 最も 包括 的 な 国際 法 の 文書 の 一つ で ある 。 その ほか 、 環境 法 、 国際 人道 法 、 国際 テロリズム 対策 の 分野 で も 国連 の 条約 が 大きな 役割 を 果たし て いる 。  また 、 紛争 の 司法 的 解決 に関して は 、 主要 機関 で ある 国際司法裁判所   ( ICJ )   が 責任 を 負っ て いる 。 1946 年 の 設立 から 2007 年 10 月 まで の 間 に 、 93 件 の 判決 と 25 件 の 勧告 的 意見 を 出し た 。 国際 人道 法 の 分野 で は 、 国際 刑事 裁判所 は 国連 の 組織 で は ない が 、 国際 刑事 裁判所 ローマ 規程 （ 1998 年 ） を 採択 し た の は 国連 総会 が 開催 し た 外交 官 会議 で あっ た 。 この ほか 、 安保理 の 補助 機関 として 旧 ユーゴスラビア 国際 刑事 裁判所 （ 1993 年 -）、 ルワンダ 国際 刑事 裁判所 （ 1994 年 -） が 置か れ て いる 。 シエラレオネ 特別 法廷 （ 2002 年 -） は シエラレオネ 政府 と 国連 と の 協定 に 基づい て 設置 さ れ た 独立 の 司法 機関 、 カンボジア 特別 法廷 （ 2006 年 -） は カンボジア 国内 裁判所 に 国連 の 関与 の 下 置か れ た 特別 法廷 で ある 。  国連 は 、 1945 年 の 設立 から 半 世紀 を 経過 し た ころ から 、 新た な 時代 状況 に 対応 し た 国連 組織 の 抜本 的 改革 を 求める 動き が 強まっ て き た 。 その 中 でも ( 1 ) 安全 保障 理事 会 改革 が 最大 の 争点 で あり 、 その ほか ( 2 ) 敵国 条項 の 削除 問題 、 ( 3 ) 信託 統治 理事 会 の 改編 問題 など が ある 。 さらに 国連 総会 を 含め た 国家 を 単位 と し その 利害 に 影響 さ れる 現在 の 意思 決定 方法 から 脱却 し 、 世界 の 市民 、 立法 者 の 意思 が 直接 反映 さ れる 国際 連合 議会 会議 の 創設 が 構想 さ れ て いる 。 これら の 改革 に は 国連 憲章 の 改正 が 必要 で ある 。  安保理 は 、 現在 、 常任 理事 国 5 か国 、 非 常任 理事 国 10 か国 （ 発足 時 は 6 か国 、 1965 年 に 増加 ） の 合計 15 か国 から 成り 、 常任 理事 国 のみ 拒否 権 を 有する 。 しかし 、 国連 加盟 国 数 が 設立 時 の 51 か国 から 190 か国 以上 まで 増大 し た こと 、 日本 の 国連 分担 率 が 常任 理事 国 で ある 英 仏 ロ 中 の 4 か国 合計 の 分担 率 を 上回る など 財政 負担 の 偏り が 生じ て いる こと から 、 安保理 の 拡大 を 求める 声 が 高まっ た 。 1995 年 、 有識者 から 成る 「 グローバル・ガバナンス 委員 会 」 が ダボス 会議 で 国連 改革 の 提言 を まとめ た 報告 書 を 発表 し た 。 そこ で は 、 5 か国 （ 先進 国 から 2 か国 、 発展 途上 国 から 3 か国 ） を 拒否 権 なし の 「 常勤 理事 国 」 と し 、 非 常任 理事 国 を 3 か国 程度 増やし 、 合計 23 か国 で 安保理 を 構成 する と の 案 が 示さ れ た 。  1997 年 3 月 、 総会 議長 は 、 同 委員 会 案 を 下敷き に し ながら 、 常任 理事 国 を 5 か国 （ 先進 国 2 か国 、 途上 国 3 か国 ） 、 非 常任 理事 国 4 か国 増やし 、 新規 の 常任 理事 国 に は 拒否 権 を 与え ない 、 敵国 条項 は 廃棄 する といった 内容 の 改革 案 を 各国 に 提示 し た （ ラザリ 案 ） 。 その 新規 常任 理事 国 は 、 先進 国 から は 日本 と ドイツ 、 途上 国 から は インド 、 ブラジル 及び アフリカ の 1 国 と なる こと が 暗黙 の 了解 で あっ た 。  しかし 、 イタリア の フルチ 国連 大使 が 、 ドイツ の 常任 理事 国 入り を 阻止 する ため 、 韓国 、 パキスタン 、 インドネシア 、 メキシコ 、 アルゼンチン など を 集め て 「 フルチ・コーヒークラブ 」 と 呼ば れる グループ を 結成 し 、 これ に 非 同盟 諸国 も 加え て 、 1997 年 12 月 ラザリ 案 を 棚上げ に 持ち込ん だ 。 2000 年 9 月 の ミレニアム 宣言 で は 、 安保理 改革 実現 の ため の 努力 の 強化 が 記さ れる に とどまっ た 。  その後 、 アナン 事務 総長 が 2003 年 9 月 に 安保理 改革 の 再開 を 提唱 し た こと により ハイレベル 委員 会 が 設置 さ れ た 。 同 委員 会 が 2004 年 12 月 に 提出 し た 報告 書 で は 、 次 の 2 案 が 提示 さ れ た 。  しかし 、 中国 ・ 韓国 が モデル A に 反対 し 、 日本 と アフリカ 諸国 と の 連携 ・ 調整 も 順調 に 進ま なかっ た 結果 、 2005 年 9 月 の 総会 で は 、 安保理 改革 の 具体 案 の 決定 は 先送り さ れ た 。 敵国 条項 について は 、 「 国連 憲章 第 53 条 、 第 77 条 および 第 107 条 における 『 敵国 』 へ の 言及 を 削除 する こと を 決意 する 」 と の 総会 決議 が 採択 さ れ た 。 また 、 アナン 事務 総長 は 、 その ほか に 総会 改革 、 人権 委員 会 の 人権 理事 会 へ の 格上げ 、   ( PBC )   の 設置 など の 機構 改革 を 提言 し て い た が 、 そのうち 人権 委員 会 と 平和 構築 委員 会 の 設置 が 2005 年 の 総会 で 決定 さ れ た 。  国連 へ の 加盟 は 、 国連 憲章 に 掲げる 義務 を 受諾 し 、 かつ 国連 によって この 義務 を 履行 する 意思 と 能力 が ある と 認め られる すべて の 平和 愛好 国 に 開放 さ れ て いる 。 加盟 は 、 安保理 の 勧告 に 基づい て 総会 が 承認 する （ 憲章 4 条 ） 。 憲章 に は 加盟 国 の 資格 停止 ・ 除名 の 規定 が ある が 、 これ まで これら が 発動 さ れ た こと は ない 。  ほとんど の 加盟 国 が 、 国連 における 意思 決定 に 参加 する ため 、 ニューヨーク に 国連 代表 部 を 置い て いる 。 その 長 で ある 外交 官 を と いい 、 それ に 次ぐ 者 を 次席 代表 と いう 。 なお 、 国連 大使 は 常駐 代表 と 同義 で は なく 、 次席 代表 を 含め 複数 の 外交 官 が 大使 として 任命 さ れ て いる 場合 が ある 。 アメリカ は 5 名 、 日本 は 3 名 、 イギリス は 2 名 の 国連 大使 を 派遣 し て いる 。  2017 年 5 月 現在 、 国連 加盟 国 は 193 か国 で ある 。 設立 から 現在 まで の 加盟 国 は 以下 の とおり で ある （ 常任 理事 国 は 太字 ） 。  国連 の 招待 を 受け た 国際 連合 総会 オブザーバー は 総会 に 参加 する こと が できる 。  国際 連合 は 元々 、 第 二 次 世界 大戦 の 連合 国 が 母体 と なっ て スタート し た もの で ある 。 その ため 国連 憲章 の 53 条 に は 、 第 二 次 世界 大戦 で 枢軸 国 側 に 立っ た 国 （ 特に ドイツ と 日本 ） が 侵略 行動 を 行っ た 場合 に は 、 安全 保障 理事 会 の 議決 に 基づか ず に 強制 行動 が とれる という 規定 が あり 、 また 107 条 で は 旧 敵国 に対する 行動 について は 国連 憲章 に 拘束 さ れ ない という 規定 が ある 。 この 2 条 と 敵国 という 語 を 含む 77 条 について は 、 1995 年 に は 国際 連合 総会 決議 50 / 52 において 敵国 条項 は すでに 「 死文 化 （ ） 」 し て いる と さ れ 、 憲章 改正 の 際 に は 削除 する という 内容 を 含む 決議 案 が 三 か国 のみ 棄権 という 圧倒的 な 賛成 多数 で 採択 さ れ て いる 。 また 2005 年 9 月 15 日 に は 国連 総会 特別 首脳 会合 で 採択 さ れ た 「 成果 文書 」 に は 「 敵国 条項 の 削除 を 決意 する 」 という 決議 が 採択 さ れ て いる 。 ただし 、 国連 憲章 改正 に は 総会 で の 3 分の 2 以上 の 賛成 および 、 常任 理事 国 すべて を ふくむ 安全 保障 理事 会 3 分の 2 以上 の 賛成 、 そして 3 分の 2 以上 の 加盟 国 による 批准 措置 が 必要 で あり 、 また 常任 理事 国 の 追加 問題 など も 絡ん で いる ため に 削除 に は 至っ て い ない 。  国際 連合 の 採決 に は 常任 理事 国 5 カ国 と 非 常任 理事 国 10 カ国 と の 合同 で の 採択 で 決定 する が 、 常任 理事 国 が 拒否 権 を 発動 し た 場合 、 採択 は 全て 否決 さ れる 。 今 まで 、 東西 冷戦 時代 等 を 中心 に 採択 で 常任 理事 国 が 拒否 権 を 発動 し 否決 さ れ た ケース が 数多く あり 国連 で 拒否 権 の 在り方 が 問題 に なっ て いる 。  2004 年 に は イラク に対する 石油 食料 交換 プログラム を 利用 し た ベノン・セバン 事務 次長 や アナン 事務 総長 ・ ガリ 前 事務 総長 の 縁者 が 関与 し た 大 規模 な 不正 事件 が 発覚 し た 。  また 2006 年 1 月 に は 国連 調達 を めぐる 3 億 ドル に のぼる 汚職 事件 が 発生 。 国連 は 、 関与 し た と さ れる 8 人 の 職員 を 勤務 を 一時 停止 に し た 。 監査 し た 国連 内部 監理 室 調達 タスクフォース で は 報告 書 において 、 「 犯罪 と なる よう な 誤っ た 行動 」 は なかっ た が 、 「 2000 年 に まで さかのぼり 3 件 の 調達 の 事例 において 、 職権 濫用 と 管理 不行き届き が あっ た 」 と し て いる 。  また 、 2008 年 に は 東京 に ある 国連 広報 センター （ UNIC ） が 不正 経理 を し て い た として 国連 から 内部 監査 を 受け て い た こと が 明らか に なっ た 。 しかし 、 日本 は 国連大学 の 建物 を 無償 で 提供 し て いる が 、 その 建物 に 入っ て いる UNIC 東京 の 家賃 を 、 日本 政府 が 国民 の 税金 を 使い 国連大学 に 払っ て いる こと が 判明 し た 。  国際 連合 は 1968 年 に 国連 人権 賞 を 制定 し て いる 。 また それ 以外 に も 国連 が 制定 し た 賞 、 顕彰 は 多く 存在 する 。 一 例 として 国連 平和 賞 （ United   Nations   Peace   Medal ） は 国連 によって 制定 さ れ た 賞 で ある が 、 類似 し た 名称 や 訳 で も 国連 が 無 関与 の 賞 も 存在 する 。行政 （ ぎょうせい 、 英 :   administration ） と は 、 立法 および 司法 と 並ぶ 国家 作用 の 1 つ で 、 国家 が 国民 を 支配 する 作用 の こと 。 法律 や 条例 など により 決定 さ れ た 内容 を 実現 する こと で ある 。  「 政治 体系 において 権威 を 有する 意思 決定 者 によって 行わ れ た 公共 政策 の 決定 を 実行 する こと に 関連 する 活動 」 など と 定義 さ れる 。  法律 学 において は 立法 や 司法 と 並ぶ 一つ の 国家 作用 で ある 。 立法 権 、 司法 権 と 並び 、 統治 権 の 一つ として 、 行政 を 行う 権能 を 行政 権 と いう 。 軍事 作用 は 含ま れ ない 。  国家 作用 が 作用 自体 の 性質 という 点 に 着目 し て 立法 、 司法 、 行政 に 三 分類 さ れる とき 、 これら は それぞれ 実質 的 意義 の 立法 、 実質 的 意義 の 司法 、 実質 的 意義 の 行政 と 概念 づけ られる 。  実質 的 意義 の 行政 と は 何 か という 点 について は 、 現代 の 行政 は 複雑 で 多岐 な 内容 に わたっ て おり 、 これ に 必要 かつ 十分 な 定義 を 与える の は 、 容易 で ない 。 その ため 、 行政 の 定義 について は 、 内容 的 に 定義 する こと を 放棄 し 、 消極 的 に 定義 する に とどまる 控除 説 （ 消極 説 ） と 、 なんとか 行政 の 内容 を 積極 的 に 定義 し て その 内容 を 明らか に しよ う と 努める 積極 説 が 対立 する 。  実質 的 意義 の 行政 を 主たる 任務 と する 機関 を 行政 機関 と いう が 、 実質 的 意義 の 行政 は 、 行政 機関 のみ なら ず 、 立法 機関 や 司法 機関 に も 存在 する 。  行政府 に 属する 一切 の 作用 の 総称 を いう 。  国家 作用 は 作用 自体 の 性質 という 点 に 着目 する と 実質 的 意義 の 立法 、 実質 的 意義 の 司法 、 実質 的 意義 の 行政 と それぞれ 概念 づけ られる が 、 個々 の 国家 作用 が 現実 に いずれ の 機関 に 配当 さ れる か は 憲法 の 体制 ・ 個別 の 法律 により 異なる 。 そこで 、 現実 に 配当 さ れ て いる 機関 という 点 に 着目 し て 国家 作用 を 分類 し た もの が 形式 的 作用 で ある 。  日本 の 場合 、 政令 の 制定 は 実質 的 意義 において は 立法 作用 で あり 、 また 、 恩赦 の 決定 や 行政 審判 は 実質 的 意義 において は 司法 作用 で ある が 、 行政府 に 属する 権限 と さ れる ため 、 形式 的 意義 において は 行政 に 含ま れる こと に なる 。  行政 法 は 行政 の 組織 ・ 機構 に関する 行政 組織 法 、 行政 の 手続 に関する 行政 作用 法 、 違法 な 行政 活動 によって 不利益 を 被っ た 国民 の 救済 に関する 行政 救済 法 の 3 部門 に 大別 さ れる 。  行政 主体 と は 「 行政 という 国家 作用 を 担当 する 行政 機関 が 帰属 する 法 主体 」 と 定義 さ れ 、 また 、 これ と 対 を なす 行政 客体 と は 「 行政 主体 の 行う 行政 の 相手方 と なる 法 主体 」 と 定義 さ れる 。  行政 主体 の 代表 例 は 国 （ 中央 政府 ） と 地方 公共 団体 （ 地方 政府 ） で ある 。  近代 統一 国家 の 下 で は 立法 ・ 行政 ・ 司法 など すべて の 国家 権力 は 国 に 集中 する が 、 地方 分権 主義 が 進む につれ 地方 公共 団体 が 国 と 並ぶ 重要 な 行政 主体 と なる に 至っ て いる 。  法治 国家 ないし 行政 の 原則 の 下 において は 法 に従って なさ れる こと が 要求 さ れる 。  行政 法 において 、 市民 の 権利 が 行政 によって 違法 か 適法 か を 問わ ず 侵害 さ れ た 場合 、 その 権利 を 救済 する 。  日本 で は 、 憲法 第 65 条 で 、 行政 権 は 内閣 に 属する と 定め て いる 。 これ は 、 一般 的 に は 行政 権 が 内閣 総理 大臣 一 人 に 属し て いる の で は なく 、 内閣 総理 大臣 と 国務大臣 の 合議 体 から なる 内閣 に 帰属 し て いる という こと を 意味 する と 理解 さ れ て いる （ 憲法 第 66 条 第 1 項 ・ 内閣 法 第 2 条 第 1 項 参照 ） 。 ただし 、 例えば 内閣 総理 大臣 が 自己 の 任命 式 を 終え た 後 、 人事 熟考 の ため に 時間 を かけ て 組閣 を 行う など の 場合 、 その間 において 、 内閣 総理 大臣 のみ を もっ て 内閣 が 組織 さ れる こと が あり うる （ いわゆる 一 人 内閣 。 憲法 第 68 条 ・ 第 71 条 参照 ） 。  都道府県 と 市町村 が ある 。  行政 組織 の 人的 要素 で ある 。  行政 組織 の 物的 要素 で ある 。  行政 契約 と は 、 行政 目的 を 達成 する ため の 契約 。  行政 指導 と は 、 指導 ・ 勧告 ・ 助言 等 で 処分 に 該当 し ない 行為 。  行政 調査 は 、 行政 機関 が 行政 作用 を 公正 に 行う ため に 、 身体 ・ 財産 を 半 強制 的 に 調査 し 情報 を 収集 する こと 。規制 緩和 （ きせ いかん わ 、 ） は 、 経済 学 や 公共 政策 など の 文脈 で 、 ある 産業 や 事業 に対する 政府 の 規制 を 縮小 する こと を 指す 。 市場 主導 型 の 産業 の あり方 が 望ましい と 考え られる 際 に とら れる 基本 的 な 政策 手段 の ひとつ で 、 市場 競争 を 促進 し 経済 活性 化 を 果たす ため に 採用 さ れる が 、 導入 による 弊害 の 解決 の ため 、 セーフティー ネット など の 構築 が 必要 と さ れ て いる 。  もともと の 英語   " deregulation "   は 本来 、 規制 「 緩和 」 で は なく 規制 撤廃 の 意味 が 強い 言葉 で ある が 、 日本 で は 規制 撤廃 に 反対 する 官僚 が 意図 的 に 意味 を ずらし て 翻訳 し た （ ダブルス ピーク ） ため 、 そのまま 国内 に 広まっ た と いう 。  規制 は 安全 基準 ・ 技術 規格 ・ 所有 ・ 事業 範囲 など 企業 活動 の さまざま な 側面 を 扱う もの で ある ため 、 規制 緩和 の 形 も さまざま で ある 。 一般 に 、 どの よう な 場面 で どの よう に 規制 緩和 が 行わ れる べき で ある か について の 実践 的 な 指針 は 、 体系 的 な 形 で は 存在 せ ず 、 政策 は 過去 の 事例 研究 を通して 形成 さ れる の が 普通 で ある 。  世界 的 に は 、 金融 ・ 航空 ・ 電話 ・ 電力 ・ ガス など の いわゆる ネットワーク 産業 の 自由 化 を 促し 、 自由 主義 経済 を 広げる 物 として 規制 緩和 は 先進 国 で も 途上 国 で も 重要 な 検討 課題 に なっ て いる 。 世界 貿易 機関 ( WTO ) や 国際 通貨 基金 ( IMF ) など の 国際 機関 も そうした 動き を 積極 的 に 支持 し て いる 。  経済 学者 の 飯田 泰之 は 「 政府 による 産業 の 規制 は 、 基本 的 に は 潜在 GDP 成長 率 に マイナス に しか 働か ない 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 大竹 文雄 は 「 市場 へ の 参入 規制 が 強い と 、 競争 は 少なく なり 、 市場 参加 者 全員 が 高い 利潤 を 得 られる 。 一方 で 規制 が 緩和 さ れる と 、 競争 が 厳しく なり 市場 参加 者 間 の 格差 が 大きく なる 。 参入 規制 が 強い と 、 市場 参加 者 と 参加 でき ない 者 と の 格差 が 大きい が 、 その 格差 は 実感 さ れ ない 」 と 指摘 し て いる 。 また 大竹 は 「 規制 緩和 が 進ん だ 地域 、 競争 が 激しい 産業 の 就労 者 ほど 他人 を 信頼 する 傾向 が 高い という 研究 が ある 」 と 指摘 し て いる 。  みずほ 総合 研究所 は 「 規制 改革 は 、 既得 権益 を 崩す 作用 を 持つ ため 、 規制 によって 守ら れ て き た 既存 の 事業 者 にとって は 不利益 を もたらす こと も ある 。 しかし 、 新規 参入 の 拡大 ・ 価格 競争 の 促進 など により 、 消費 者 が 得 られる 利益 は 大きい 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 野口 悠紀雄 は 「 規制 緩和 によって 経済 活動 を 活発 化 さ せる 必要 が ある という 点 で は 、 多く の 人 が 賛成 する だろ う 。 しかし 、 個別 の テーマ に なる と 、 賛成 と 反対 が 対立 する 」 と 指摘 し て いる 。 みずほ 総合 研究所 は 「 規制 改革 は 総論 で 大方 の 支持 が 得 られ て も 、 各論 に なる と 関連 事業 の 消極 姿勢 から 実施 が 進ま ない ケース が しばしば み られる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 田中 秀臣 は 「 貿易 自由 化 や 規制 緩和 の 効果 が 実際 に 現れる の は 、 長い スパン が 必要 で あり 、 5 - 10 年 で 見 ない と 良し 悪し は 言え ない 」 と 指摘 し て いる 。 田中 は 「 1980 年代 の 日本 は それ 以後 より も 規制 の 多い 経済 で あっ た が 、 1990 年代 から 2000 年代 より も 高い 成長 を 達成 し て いる 。 それ は 適切 な マクロ 経済 政策 の 成果 ゆえ に あっ た 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ （ コロンビア大学 教授 ） は 、 規制 緩和 の 誤り について こう 述べ て いる 。 「 目指す べき は 規制 緩和 など で は ない 。 議論 す べき は 、 適切 な 規制 と は 何 か という こと で ある 。 規制 なし で 、 機能 する 社会 は ありえ ない 。 問う べき な の は 、 どんな 規制 が 良い 規制 な の か という こと で ある 。 規制 緩和 が 世界 金融 危機 を 引き起こし た 。 規制 緩和 が バブル を 生成 さ せ た 。 もちろん 、 そんな バブル の よう な 好景気 は 持続 可能 な もの で は ない 。 アメリカ が 率先 し て 金融 部門 で 規制 緩和 を し て 、 その 結果 、 世界 全体 が 打撃 を 受け 、 この 大 不況 に 突入 し た 。 」  経済 学者 の ラグラム・ラジャン は 「 規制 を 設け ず に すべて を 市場 に 任せる の は 論外 で ある が 、 規制 で がんじがらめ に する の も 間違い で ある 。 要するに 、 競争 を 阻害 し ない よう に 注意 を 払い ながら 、 適切 な 規制 を 導入 す べき で ある 。 安全 性 確保 という 大義 の ため に 規制 を 強化 する に し て も 、 競争 条件 の 公平 性 を 歪め て は いけ ない 」 と 指摘 し て いる 。  日本 で は いわゆる 「 親方 日の丸 」 の 官僚 主義 の 非 効率 性 が 経済 成長 を 阻害 し て いる という 議論 が ここ 30 年 ほど 盛ん に 行わ れ て おり 、 グローバリズム の 進展 と 合わせ て 規制 緩和 や 自由 化 を 唱える 声 は 特に 経済 界 に 根強く 、 小泉 政権 以後 の 自民党 政権 や 民主党 政権 も 規制 緩和 に 積極 的 で ある 。 また 1999 年 から 2012 年 まで 東京 都知事 で あっ た 石原 慎太郎 や 大阪 市長 で ある 橋下 徹 、 そして 宮城 県知事 の 村井 嘉浩 の よう に 地方自治体 の 首長 に も 規制 緩和 に 積極 的 な 人物 が 増え て いる 。  1980 年代 以降 の 規制 緩和 ・ 民営 化 ・ 自由 化 の 例 を 以下 に 挙げる 。  内閣 府 は 電気 通信 分野 で の 民営 化 ・ 料金 規制 の 緩和 によって 2000 年度 に 4 兆 円 を 上回る 消費 者 の 利益 が 得 られ た という 試算 結果 を 示し て いる 。   内閣 府 の 資産 に よる と 、 2005 年度 における 1990 年代 以降 の 規制 改革 の 経済 効果 は 、 約 18 兆 3452 億 円 と なっ て いる 。戦後 （ せ ん ご 、 英 ： Post - war ） は 、 戦争 の 終結 後 の 短期 または 長期 的 な 期間 を 指す 言葉 ・ 概念 。  戦争 で は 多く の 破壊 や 社会 システム の 大 変革 が 行わ れる ため 、 戦争 が 終結 し た 後 は 社会 体制 など が 新しく 作り直さ れ 、 価値 観 まで 変化 する 。  この ため 、 大きな 戦争 を 一つ の 時代 の 区切り として 、 戦前 ・ 戦中 ・ 戦後 という 区分 を する 。  「 戦後 」 は しばしば 、 戦争 による 混乱 を 抜け きっ て い ない 時代 という 意味合い を 併せ持つ 。  しかし 、 終わり を 設け ず 現在 まで を 含める こと も ある 。 一時 は 流行 語 と なっ た 。  21 世紀 の 日本 において 、 戦後 と は 、 第 二 次 世界 大戦 （ 太平洋戦争 ） 終結 後 を 指す 。  ただし 、 その 時期 について は 明確 な 定義 は なく 、 太平洋戦争 （ 1941 年   -   1945 年 ） を 挟み 、 戦前 ・ 戦後 と 区別 する という 長期 的 な 定義 や 戦後 と は 一度 焼 野原 に なっ た 日本 が 再び 国際 社会 の 一員 と なり 、 「 もはや 戦後 で は ない 」 と いわ れ た 1956 年 （ 昭和 31 年 ） まで の 激動 の 期間 と 定義 する 意見 として 、 1975 年 （ 昭和 50 年 ） 頃 から 1993 年 （ 平成 5 年 ） 頃 まで の 1970 年代 後半 から 1990 年代 初期 の 時期 （ 安定 成長 期 ） を 、 「 戦後 」 ひいては “ 近代 ” の 終わり と 規定 する 考察 も ある （ 故に ポスト モダン という 言葉 が 大いに 流行っ た 。 中曽根 康弘 首相 による 「 戦後 政治 の 総 決算 」 なる 言葉 も ある ） 。  日本 において は 戦後 に 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 （ GHQ / SCAP ） により 様々 な 戦後 改革 が 実施 さ れ た こと 、 連合 国軍 占領 期 以降 アメリカ合衆国 や イギリス 、 フランス など から の 文化 が 戦前 より 広範 に もたらさ れ た こと 、 新 技術 が 開発 さ れ た こと など により 、 戦前 ・ 戦中 に 比べ て 社会 システム が 急速 に 大きく 変化 し た ため 、 他 の 国 より も 「 戦後 」 という 言葉 の もつ 意味合い は 大きい 。 日本 は 第 二 次 世界 大戦 以後 、 大 規模 な 国際 紛争 ・ 戦争 に 巻き込ま れ て い ない ため 、 「 戦後 」 ＝ 「 第 二 次 世界 大戦 後 から 現在 」 という イメージ が 固定 さ れ て いる 。  太平洋戦争 ( 大 東亜 戦争 ) 終結 を 具体 的 に い つ と みなす か は 種々 の 意見 が ある ため 、 “ 戦後 ” の 始まり について も 同様 に 種々 の 意見 が ある 。 玉音 放送 によって ポツダム 宣言 を 受諾 し 日本 が 降伏 し た こと を 多数 の 日本 国民 が 知る こと に なっ た 日 （ 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 8 月 15 日 ） を 戦後 の 始まり と する 意見 、 ならびに 同じく 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 8 月 23 日 終結 の ソ連 に対する 樺太 の 戦い の 終結 を もっ て 始まり と する 意見 、 1952 年 （ 昭和 27 年 ） 4 月 28 日 の 日本 国 と の 平和 条約 の 発効 まで は 、 占領 期間 で あり 、 文書 を 調印 し 、 独立 国家 として の 主権 が 回復 し 歩み だし た 以降 を “ 戦後 ” と する 意見 。 なお 、 2013 年 （ 平成 25 年 ） に は 第 2 次 安倍 内閣 （ 安倍 晋 三 首相 ） により 今上 天皇 ・ 皇后 美智子 の 臨席 の 下 に 「 主権 回復 の 日 記念 式典 」 が 挙行 さ れ た 。 また 占領 期間 中 に 日本国 憲法 が 施行 さ れ た 1947 年 （ 昭和 22 年 ） 5 月 3 日 （ 憲法記念日 ） 、 さらに は 沖縄 返還 の 1972 年 （ 昭和 47 年 ） 5 月 15 日 において 沖縄 県 を 含む 全 47 都道府県 の 日本 の 領土 が ほぼ 確定 し た こと を 始まり と する 意見 が 存在 する 。  今日 で は 特に 日本人 にとって 精神 的 に 大きな 影響 を 与え た 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 8 月 15 日 以降 を 戦後 の 始まり と し 、 太平洋戦争 を 挟み 「 戦前 」 ・ 「 戦後 」 として 区分 し 、 認識 さ れ て いる 場合 が 多い 。 この 1945 年 （ 昭和 20 年 ） を 「 戦後 0 年 」 として 、 現在 の 年 を 「 戦後 n 年 」 と 表現 する こと も あり 、 年 は 「 戦後 - 1945 年 」 に 当たる 。  “ 戦後 ” という 用語 ・ 概念 は 、 日本人 ・ 日本 にとって 1603 年 （ 慶長 8 年 ） の 江戸 幕府 成立 や 、 1868 年 （ 明治 元年 ） の 明治維新 以来 の 非常 に 大きな 変革 を 及ぼし た 。 第 二 次 世界 大戦 の 経験 を 踏まえ 、 国民 主権 と 戦争 放棄 ・ 恒久 平和 主義 を 謳う 日本国 憲法 を 新た に 制定 し た 日本 は アメリカ合衆国 と 軍事 同盟 を 締結 し 西側 陣営 の 資本 主義 ・ 民主 主義 国家 の 一員 として 国際 社会 に 復帰 し 、 高度 経済 成長 を 経 て 世界 第 2 位 の 経済 大国 と なっ た 。 1989 年 （ 平成 元年 ） に 冷戦 終結 、 ソ連 崩壊 により 冷戦 期 の 仮想 敵国 で あっ た 東側 陣営 が 消滅 し て 国際 社会 が 多様 化 し 、 多極化 する 世界 で 、 再び 「 戦後 」 という 概念 は 日本 の 針路 に 大きな 影響 を 及ぼし て き て いる として 、 さまざま な 論争 が 行わ れ て いる 。  スイス で 「 戦後 」 は 一般 的 に 1815 年 以降 （ ナポレオン 戦争 後 ） の こと を 指す 。 1815 年 の ウィーン 会議 において スイス は 国家 として の 「 永世 中立 国 」 が 認め られ た から で ある 。 第 一 次 世界 大戦 と 第 二 次 世界 大戦 で も 武装 中立 を 維持 し 積極 的 に 戦争 に は 加わら なかっ た ため 、 他 の ヨーロッパ 諸国 と は 違い 1815 年 から の 「 戦後 」 は 続い た 。  第 二 次 世界 大戦 以降 も 10 年 から 20 年 単位 で 不正規 戦争 を 繰り返し て いる アメリカ合衆国 で は 、 「 戦後 」 という 概念 は 存在 し ない 。 辛うじて 同国 史上 唯一 の 内戦 で ある 南北戦争 を 境 に 「 戦前 」 「 戦後 」 と いわ れる こと も ある 。電子 政府 （ でん しせ いふ ） は 、 主 に コンピュータネットワーク や データベース 技術 を 利用 し た 政府 を 意味 する 。 その よう な 技術 の 利用 によって 政府 の 改善 、 具体 的 に は 行政 の 効率 化 や より 一層 の 民意 の 反映 ・ 説明 責任 の 実行 など を 目指す プロジェクト を 指す 。  最も 単純 な 形態 として は 、 イントラネット の 導入 による 行政 処理 の 効率 化 や 、 ウェブサイト における 行政 活動 の 紹介 、 情報 公開 、 行政 サービス に関する 情報 の 提供 が 挙げ られる 。  より 複雑 な 技術 的 、 組織 的 取組 を 伴う もの として は 、 行政 サービス の 提供 を オンライン （ ウェブサイト や 専用 端末 の 専用 インターフェース など ） で 行う もの が ある 。 これ は 一般 市民 に対して 住民 票 を 提供 する よう な サービス も あれ ば 、 行政 が 管轄 下 の 事項 に関する 各種 の 申請 手続 を 電子 的 に 、 すなわち ウェブサイト や 電話 回線 を 利用 し た 通信 で 、 受け付ける もの など も ある 。  取引 を 伴う 場合 に は 、 電子 商 取引 と 同じく 、 セキュリティ 、 暗号 化 、 電子 認証 、 個人 情報 保護 など の 技術 的 、 政策 的 問題 が 関わる こと に なる 。  類似 の 取組 として 政策 論議 や 世論 調査 、 投票 など を 電子 的 に 行う いわゆる 電子 民主 主義 の 試み が ある 。 ただし 、 パブリック コメント 制度 など の 電子 化 を通じて 行政 機関 の 意志 決定 に 市民 や 利害 関係 者 が 参加 できる よう に なる 場合 など も ある ため 、 個別 の プロジェクト が 行政 機能 と 立法 機能 の いずれ か に 明確 に 分類 できる と は 限ら ない 。  英語 で e - Government など と 称さ れる プロジェクト は 、 Government の 定義 が 必ずしも 行政府 に 限定 さ れ ず 、 電子 投票 、 市民 立法 など 立法 部門 に 関わる 電子 技術 の 活用 も 含む こと が ある 。  1994 年 の 高度 情報 通信 社会 推進 本部 の 設立 、 行政 情報 化 推進 計画 の 策定 から 始まり 、 2000 年 12 月 に 高度 情報 通信 ネットワーク 社会 形成 基本 法 （ IT 基本 法 ） が 制定 さ れ た 。 これ に 基づき 2001 年 作成 さ れ た IT 基本 戦略 （ 後 の e - Japan 戦略 ） によって 電子 政府 の 実現 は 重点 政策 課題 の ひとつ と さ れ た 。  ここ で 、 電子 政府 は 行政 の 諸 業務 で 書類 や 対面 ベース で あっ た もの を 電子 情報 を 用い た もの に する こと だ と 定義 さ れ て いる 。 この よう な 取組 は 、 行政 の 情報 化 など と 呼ば れ て き た 政策 の 継承 で ある と 言える 。憲法 記念 日 （ けんぽう き ねん び ） は 、 憲法 の 制定 （ 公布 、 施行 など ） を 記念 する 日 。 祝日 に 指定 さ れる こと が 多い 。独裁 政治 （ ど くさい せい じ ） と は 、 一個人 、 少数 者 または 一 党派 が 絶対 的 な 政治 権力 を 独占 し て 握る 政治 体制 を 指す 。 独裁 制 と も 言う 。  「 独裁 政治 」 という 言葉 は 、 戦争 や 内乱 など の 非常 事態 において 、 法的 委任 の 手続き に 基づき 独裁 官 に 支配 権 を 与える 古代 ローマ の 統治 方法 に 由来 する 。 独裁 政治 は 、 一般 に 、 戦時 や 社会 の 混乱 期 に 多く 出現 する 。  絶対 君主 制 と の 違い は 世襲 を 伴わ ない こと など が 挙げ られる 。 専制 政治 で は 固定 的 または 身分 的 な 支配 層 が 非 支配 層 を 支配 する が （ 社会 階級 ） 、 独裁 で は 支配 者 と 被 支配 者 の 身分 は 基本 的 に は 同一 で ある 。 ただし 、 広義 の 独裁 体制 （ 権威 主義 体制 ） に は 君主 制 など も 含ま れる 。  軍事 的 な 手続き で ある クーデター や 内戦 によって 独裁 者 と なる 場合 が 多い が 、 民主 主義 的 な 手続き の 結果 として 独裁 者 が 生まれる こと も ある 。 ナチス ・ ドイツ の アドルフ ・ ヒトラー は 、 民主 主義 、 民主 憲法 で ある ヴァイ マル 憲法 の もと で 独裁 化 し た 例 で ある 。 独裁 政治 を とる 場合 において 政党 は 必ずしも 不要 な もの で は なく 、 統治 の 補助 ・ 翼賛 機構 として 支配 政党 を 一つ 作り 、 それ 以外 の 政党 を 認め ない 一 党 制 が 敷か れる こと も 多い 。  独裁 政治 は 、 その 独裁 の 主体 によって 絶対 君主 制 、 軍事 独裁 、 文民 独裁 の 3 タイプ に 分かれ 、 文民 独裁 は さらに 個人 独裁 と 一 党 独裁 と に 分け られる 。  絶対 君主 制 は 君主 が 独裁 権 を 握る もの で あり 、 政権 は 世襲 によって 継承 さ れる 。 君主 および 王族 によって 支配 体制 が 固め られ て いる こと が 多い 。 4 つ の 分類 の 中 で は 最も 政権 維持 の 期間 が 長く 、 安定 し た 体制 と なっ て いる 。 なお 、 君主 の 権力 が 憲法 により 規制 さ れ て いる 立憲 君主 制 は 独裁 政治 と は みなさ れ ない 。  軍事 独裁 は 軍 が それ まで の 政府 を 打倒 し 直接 政治 を 執る もの で 、 政権 は 軍 の リーダー や エリート が 握る 。 軍 が 継続 し て 独裁 権 を 握る こと は あまり 多く なく 、 上記 の 4 類型 の うち で 最も 持続 期間 が 短い 独裁 体制 で ある が 、 支配 体制 を 固め て 長期 化 する 場合 も 存在 する 。  一 党 独裁 制 は ひとつ の 支配 政党 が 独裁 権 を 握る もの で 、 党内 で 選出 さ れ た 人物 が 政権 首座 に つく もの で ある 。 この 場合 政権 の トップ に は 任期 が 定め られ て いる こと も 多く 、 後継 者 は ふたたび 党内 から 選出 さ れる 。 権力 継承 の システム が 確立 さ れ て いる ため 、 絶対 君主 制 に 次いで 安定 度 が 高く 長期 化 し やすい 。 支配 政党 の ほか に いくつ か の 衛星 政党 が 存在 を 許さ れる 場合 も ある が 、 こうした 衛星 政党 は 支配 政党 に 異議 を 唱える こと は 許さ れ ず 、 形式 的 に 存続 し て いる だけ の もの で 、 実質 的 に は 意義 を 失っ て いる 。 こうした 形式 的 複数 政党 制 は ヘゲモニー 政党 制 と 呼ば れ 、 人民 民主 主義 を とる 社会 主義 国 の 一部 で は こうした 体制 が 存続 し て いる 。 マルクス ・ レーニン 主義 を 掲げる 社会 主義 国 の 一部 で は 、 プロレタリア 独裁 を 根拠 に 共産党 による 一 党 独裁 制 を 採用 し て いる 。 朝鮮民主主義人民共和国 の よう に 世襲 が 行わ れる 場合 も ある 。  政権 奪取 時 に ある 個人 が 他 の 有力 者 を 粛清 し て 権力 を 一身 に 集中 さ せる こと に 成功 し た 場合 、 個人 支配 型 の 独裁 体制 が 成立 する 。 政権 内 に 独裁 者 を 脅かす だけ の 対抗 者 が 存在 し ない ため 政権 は かなり 安定 し て いる が 、 独裁 者 個人 が 死去 し た 場合 は 終了 する 。  独裁 的 な 政治 体制 の 下 で は 体制 批判 は 許さ れ ず 、 個人 の 自由 は 著しく 制限 さ れる 。 民衆 の 意思 表示 は 抑圧 さ れ 、 反対 派 は 何らかの 形 で 排除 さ れる 。 また 、 為政者 の 権力 行使 に 抑制 が 効か ず に 、 恣意 的 な 国家 運営 に 堕す こと も あり 、 国家 として の 方向 性 を 失っ て 行く 場合 も 多い 。  中国共産党 中央 政治 局 常務 委員 会 に は 「 68 歳 定年 制 」 という 不文 律 が あり 、 権力 の 暴走 を 防い で いる 。  この ほか の 独裁 制 の 欠点 として 、 現代 の 大国 や 先進 国 は 中華人民共和国 を 除き すべて 民主 国家 で ある ため 、 独裁 国家 は 外交 上 不利 な 状況 と なる こと が 挙げ られる 。 特に 1990 年代 以降 、 冷戦 の 終結 とともに 先進 諸国 が 独裁 国家 へ の 民主 化 を 求める 動き が 非常 に 強く なり 、 発展 途上 国 へ の 政府 開発 援助 は 民主 化 を 前提 と する こと が 多く なっ た 。 なかでも 援助 に 頼る 部分 の 多かっ た アフリカ 諸国 において 、 先進 諸国 は 独裁 国家 に対する 援助 の 削減 や 停止 を 行い 、 独裁 制 国家 は 民主 制 国家 に対し 得 られる 援助 額 が 非常 に 少ない 状態 と なっ た 。 この こと は 、 1990 年代 前半 において ブラック アフリカ で 急速 な 民主 化 を もたらす 原因 の 一つ と なっ た 。  独裁 制 は トップ の 意思 の 伝達 が スムーズ で あり 、 有能 な 独裁 者 が ビジョン に 基づき 独裁 を おこなっ た 場合 、 国家 が 大幅 に 発展 する こと も 不可能 で は ない 。 こう いっ た 体制 は 20 世紀 後半 の 東アジア や 東南アジア に 多く 見 られ 、 開発 独裁 と 称さ れ た 。  この よう に 独裁 政治 に も メリット が ある が 、 前 ブータン 国王 の ジグミ・シンゲ・ワンチュク は 、 「 今 の まま の 方 が 幸せ 」 と 独裁 体制 の 継続 を 望ん だ 国民 を 「 今 の 国王 は 良き 君主 で も 、 もし 悪しき 君主 が 現れ たら どう する の だ ？ 」 と 諌め 、 自ら 民主 化 を 進め た 。  普通 選挙 による 議会 制 民主 主義 や 大統領 制 など に 加え て 、 権力 分立 や 公職 の 多選 禁止 （ アメリカ合衆国 が 憲法 修正 22 条 で 定める 三 選 の 禁止 、 憲法 条文 による 韓国 ・ フィリピン ・ チリ における 再選 禁止 など ） は 、 政治 の 独裁 化 を 防ぐ 理念 に 基づく もの と 考え られ て いる 。  共和 政 ローマ 時代 の 独裁 制 に 注目 し た ドイツ ・ ワイマール 時代 の 政治 学者 カール ・ シュミット は 、 独裁 制 と 専制 政治 の 違い を 「 具体 的 例外 性 」 に みいだし て いる 。 シュミット に よる と 、 独裁 制 は 、 非常時 に 現行 法規 を 侵犯 する が 、 それ は 法 秩序 を 回復 する という 具体 的 目的 に 従属 し 、 したがって 独裁 は 、 秩序 回復 の のち に は 当然 に 終了 する 例外 的 事態 で ある 。 独裁 が この 具体 的 例外 性 を うしなえ ば 、 専制 政治 に 転化 する こと に なる 。  さらに シュミット は 、 独裁 を 「 委任 的 独裁 」 と 「 主権 的 独裁 」 に 分類 し た 。 委任 的 独裁 は 、 現行 の 憲法 秩序 が 危機 に 陥っ た 時 、 憲法 秩序 を 維持 する ため に その 機能 を 一時 的 に 停止 する 独裁 を いう 。 憲法 の 規定 に 非常 大権 が 定め られ て いれ ば 、 この 独裁 は 形式 的 に も 憲法 に 違反 し て おら ず 、 「 立憲 的 独裁 」 と よば れ うる 。  これ に対して 主権 的 独裁 と は 、 現行 憲法 で は なく 将来 実現 さ れる べき 憲法 秩序 、 政治 イデオロギー に もとづい て おこなわ れる 独裁 を いう 。 この 場合 の 独裁 は 、 主権 を もつ 人民 から その 権限 を 委任 さ れ て いる が ゆえに 許さ れる と し 、 現行 法 秩序 を まったく 超越 し て 成立 する 革命 権力 が これ に 相当 する 。 主権 的 独裁 の 歴史 的 事例 として は 、 フランス 革命 における ロベスピエール 独裁 、 ロシア 革命 や 中国 革命 における 共産党 独裁 が あてはまる 。  歴史 的 に 、 一般 的 に 広く 「 独裁 」 と 呼ば れ て いる 思想 、 集団 、 体制 に は 以下 が ある 。 民衆 または 民主 主義 より 発生 し た もの が 、 相対 的 に 「 独裁 」 と 呼ば れ て いる 場合 が 多い 。  現存 する 国家 で 、 憲法 等 で 公式 に 「 独裁 」 を 明記 し て いる 主 な 国 は 以下 の 2 ヶ国 で ある 。  これら は マルクス ・ レーニン 主義 を 掲げる 社会 主義 国 で 、 共産党 （ 共産党 幹部 ） が 独裁 し て いる 。 「 プロレタリア 独裁 」 という 概念 など を 根拠 と し て いる 。 ただし 、 実際 に は 共産党 の 幹部 は 多く が 世襲 化 し て おり 、 親 の 代 から プロレタリアート （ 労働 者 ） として 働い て も おら ず 、 さまざま な 利権 を 独占 し て い て 賄賂 など を 受け取り 、 一般 大衆 と は 別格 の 裕福 な 生活 を 送っ て おり 、 結局 、 17 世紀 や 18 世紀 の 貴族 による 支配 と ほとんど 変わら なく なっ て しまっ て いる （ 共産 貴族 、 ノーメンクラトゥーラ ） 。  特に 、 北朝鮮 の 場合 は 「 党 による 独裁 」 という システム が ある ものの 、 その システム 全体 を 、 特定 の 一族 が 乗っ取っ て しまっ て いる 。立法 （ り っぽう 、 ） と は 、 形式 的 意味 において は 議会 の 議決 を 経 て 法律 を 定立 する こと を いう が 、 実質 的 意味 において は 法規 という 特定 の 内容 の 法 規範 を 定立 する 国家 作用 の こと を いい 、 行政 ・ 司法 と 並ぶ 国家 作用 の 一つ で ある 。 この 国家 作用 を 行う 権能 を 立法 権 と いう 。  この 考え方 は 、 19 世紀 の 議会 勢力 が 弱体 で あっ た ころ の 立憲 君主 制 の 下 で 採用 さ れ た 見解 で ある 。 一般 的 ・ 抽象 的 な 法 規範 の うち 、 国民 の 利益 に 最も 関係 の ある 「 自由 と 財産 」 に関する 権限 だけ を 君主 から 奪い 議会 に 留保 する という 考え方 による もの で ある 。 大日本帝国 憲法 下 における 通説 的 な 見解 で も ある 。 この 考え方 に よる と 、 国家 組織 を 定める 一般 的 な 法 規範 など は 立法 の 範疇 に 入ら ない 。  およそ 一般 的 ・ 抽象 的 な 法 規範 または 命題 を すべて 含む と する 説 。  この 考え方 は 、 議会 制 民主 主義 の 発展 に 伴い 、 前者 の 考え方 で は 議会 の 守備 範囲 が 狭 すぎる という 問題 意識 から 採用 さ れる に 至っ た 見解 で ある 。 「 一般 的 ・ 抽象 的 」 と は 、 不 特定 多数 の 人 ・ 場合 ・ 事件 に 適用 さ れる 法 規範 で ある こと を 意味 する 。 日本国 憲法 下 で 通説 化 し た 。  近代 以後 は 、 実質 的 意味 における 立法 について は 議会 の 関与 を 必要 と する の が 一般 的 で ある 。  日本 において も 、 日本国 憲法 下 で は 、 国会 は 唯一 の 立法 機関 で ある と さ れ て いる （ 同 憲法 41 条 ） 。ヒュー ミント （ 、 Human   intelligence ） と は 、 人間 を 媒介 と し た 諜報 活動 の こと 。 合法 活動 や 捕虜 の 尋問 等 も 含み 、 スパイ 活動 のみ を 指す わけ で は ない 。 外交 官 や 駐在 武官 による 活動 を リー ガル （ Legal ― 合法 ） 、 身分 を 偽る など 違法 な 手段 で 不法 に 入国 し て の 活動 を イリーガル （ Illegal ― 非合法 ） と 呼ぶ 。主権 （ し ゅけん ） と は 、 国家 の 構成 要素 の うち 、 最高 ・ 独立 ・ 絶対 の 権力 、 または 近代 的 な 領域 国家 における 意思 決定 と 秩序 維持 における 最高 で 最終 的 な 政治 的 権威 を 指す 。 国家 主権 の こと 。 具体 的 に は 以下 の 3 つ が 基本 的 意義 と なる 。  もともと の フランス語 、 英語 で の 意味 は 「 至上 、 最高 、 他 より 上位 の 」 で あり 、 多義 的 な 用語 ・ 概念 で 、 論者 によって さまざま な 意味 が 盛り こま れる ため 、 また 、 国家 や 政府 、 そして 国家 の 独立 や 民主 主義 に関する もの で ある ため 、 主権 概念 について は 多く の 論争 が ある 。 また 国際 関係 を 規律 する 国際 法 で は 各国 の 主権 が 平等 で 尊重 さ れる とともに 制限 さ れる など 多く の 問題 を 残し て いる 。  もともと は ヨーロッパ の 政治 において 「 至高 性 」 を 指す 用語 ・ 概念 で 、 フランス 国王 の 権力 が 、 一方 で は ローマ 皇帝 や 教皇 に対し 、 他方 で 封建 領主 に対して 、 独立 で あっ たり 最高 の 存在 で ある こと を 示す ため の 用語 として 登場 し た 。 宗教 戦争 の 最中 、 反抗 的 な 封建 諸侯 に対して フランス 王 の 権力 を 正当 化 する ため に ジャン・ボダン は 「 主権 と は 国家 の 絶対 的 かつ 恒久 的 権力 で ある 」 と 定義 し た 。 ボダン は souverainetie と共に majeste ( 至上 権 、 尊厳 、 権威 ) や summa   potestas ( 最高 の 権能 ) も 同義 語 として 使っ て いる 。 ボダン の 主権 論 は 封建 主義 から ナショナリズム へ の 移行 を 促進 する こと と なっ た 。 トマス・ホッブズ は 主権 概念 は 近代 化 さ れ 、 すべて の 正式 の 国家 において 特定 の 個人 または 人々 の 体 は 至高 かつ 絶対 の 権威 を 保有 する と 法 で 布告 す べき で ある し 、 この 権威 を 分ける こと は 国家 の 統一 性 を 本質 上 破壊 する もの で ある と し た 。 ロック や ルソー ら の 社会 契約 論 によって 国民 主権 ・ 人民 主権 ( Popular   sovereignty ) の 教義 が 生まれ 、 アメリカ合衆国 の 独立 ( 1776 年 ) や フランス 革命 に も 影響 を 与え た 。  国際 法 における 概念 として は 、 ヨーロッパ 全土 を 巻き込ん だ 宗教 戦争 の 到達 点 で ある ヴェストファーレン 条約 によって 確立 さ れ た 。 その後 、 近代 国家 が 形成 さ れ 発展 する 過程 で 、 さまざま な 政治 的 背景 を 織り込み つつ 、 様々 な 意味 で 用い られる よう に なっ た 用語 で ある 。  語源 は ラテン語 の superanus   で あり 、 フランス語 souveraineté で ある 。  また 、 日本語 で 「 主権 」 と 翻訳 し た こと で 権利 の 概念 と まぎらわしい こと も 指摘 さ れ て いる 。  主権 の 基本 的 意義 と は 、 「 国家 （ 領土 ・ 領海 ・ 国民 ・ 国家 体制 など ） を 支配 する 権限 」 で ある 。 いいかえれ ば 、 一定 の 境界 ( 領 界 ) を もつ 基盤 的 な 集団 的 自己 決定 権 、 すなわち 国家 機関 と 国民 の 行動 に関して その 正当 ・ 不当 の いかん を 確定 する 国家 における 権利 の こと を 指す 。  具体 的 な 内容 について は 、 実定法 上 も 用い られる もの として 、 次 の 三つ の 基本 的 意義 が 一般 的 な 理解 として ある 。  第 一 に 、 国権 ( 国民 を 統治 し 支配 する 国 の 権力 ) ない し 統治 権 、 国民 および 国土 （ 領土 ） を 支配 する 権利 （ 例 ： ポツダム 宣言 8 項 ） 。  「 国家 が 内 に対して 最高 至上 で ある 」 という こと が 、 「 主権 」 の 内容 として 語ら れる 。 近代 国家 において は 、 国家 は 、 自ら の 領土 において 、 いかなる 反対 の 意思 を 表示 する 個人 ・ 団体 に対して も 、 最終 的 に は 、 物理 的 実力 （ physische   Gewalt ） を 用い て 、 自己 の 意思 を 貫徹 する こと が できる 。 この 意味 で 、 国家 は 対内 的 に 至高 の 存在 で あり 、 これ を 「 主権 的 」 と 表現 する の で ある 。 私法 上 の 権利 と 区別 さ れ た 公法 上 の 権利 で ある という 意味 で 高 権 と よば れる こと も あり 、 国民 に対する 支配 権 を 「 対人 高 権 」 、 領土 に対する 統治 権 即ち 「 領土 高 権 」 と いう 。  主権 は 国家 における 最高 の 統治 権 で ある が 、 統治 権 一般 、 国家 機構 が 行使 する 統治 の 実権 と は 別もの で あり 、 主権 以外 の 統治 権 が 明確 で ある の に対して 民主 主義 国家 において は 主権 は 不 明確 で あり 、 その 所在 で ある 主権 者 も 曖昧 模糊 と し て いる 。  第 二 に 、 国権 の 属性 として の 最高 独立 性 （ 例 ： 日本国 憲法 前文 3 項 ） 。 国家 が 他国 から の 干渉 を 受け ず に 独自 の 意思 決定 を 行う 権利 として の 国家 主権 。 内政 不干渉 の 原則 および 国家 主権 平等 の 原則 ( 国際 連合 憲章 第 2 条 第 7 項 、 友好 関係 原則 宣言 ) で は 、 各国 は 明確 な 領域 に 基づく 国家 管轄 権 を 確立 し 、 その 管轄 領域 内 へ の 他 の 国家 の 介入 を 排除 さ れる 。 したがって 、 主権 を 排他 的 管轄 権 として の 公権力 と 定義 する こと も できる 。  グスタフ・ラートブルフ は 「 主権 は 国際 法的 主体性 に 外 なら ない 。 即ち 国家 は 主権 的 で ある が 故に 国際 法 主体 で ある の で は なく ， 国際 法 主体 で ある が 故に 主権 的 で ある の で ある 」 と し 、 主権 は 国際 法 、 国際 関係 を 前提 と し た もの で ある と する 。  ハインリヒ ・ トリー ペル は 国際 法 の 基礎 を 国家 間 の 合意 に おき 、 また H . コルテ ( Korete ) は 主権 を 他 の 支配 力 から の 独立 として 把握 し 、 H . ヤライス ( Jahrreiss ) は 外部 の 支配 者 に 従属 する こと の ない 場合 に 国家 が 主権 的 で ある と し た 。 したがって 対外 的 に は 主権 と 独立 は 同義 で ある と さ れ た 。 1923 年 アメリカ の モンタナ 州 最高 裁判所 は 主権 を 「 それ によって 独立 国家 が 統治 せ られる 最高 ・ 絶対 ・ 無 制約 の 権力 」 と 定義 し た 。 この よう に 国家 が 他 の 国家 権力 に 拘束 さ れ ない こと を 対外 主権 と いう 。  近代 国際 法 において は 、 国家 間 の 「 主権 平等 の 原則 」 が 認め られ て おり 、 国家 は 主権 的 地位 において 平等 で ある と さ れる （ 、 友好 関係 原則 宣言 )。 主権 平等 原則 に 基づき 、 一 国 一 票 制 を とっ て いる  第 三 に 、 国家 統治 の あり方 を 終局 的 に 決定 し うる 権威 ないし 力 。 国家 の 政治 を 最終 的 に 決定 する 権利 （ 例 ： 国民 主権 や 君主 主権 と いわ れる 場合 の 主権 観念 の こと 。 日本国 憲法 前文 1 段 および 1 条 。  ある 国家 の うち で 、 「 国政 の 在り方 を 最終 的 に 決定 する 最高 の 地位 に ある 機関 は 『 誰 』 な の か ？ 」 あるいは 「 実際 に 最終 的 に 決定 する 『 力 』 を 持っ て いる の は 『 誰 』 な の か ？ 」 という 帰属 主体 の 問題 も 「 主権 」 の 問題 として 語ら れる 。 その 場合 の 「 最終 的 に 決定 する 『 力 』 」 と は 何 か という 問題 も ある が 、 一般 に は 、 最高 法規 で ある 憲法 を 制定 する 権力 、 即ち 、 憲法 制定 権力 ( 独 ： erfassunggebende   Gewalt ,   仏 ： pouvoir   constituant ) で ある と さ れ て いる 。 ただし 、 その 性質 について は 、 本当 の 「 力 」 で ある という 実 力説 、 機関 として の 権限 で ある という 権限 説 や 監督 権 力説 など 諸説 が ある 。  主権 を 権力 と する 主張 （ ボダン 、 アイザイア・バーリン 、 Jo - Anne   Pemberton   ペンバートン ) に対して 、 主権 を 権威 と する 主張 も ある （ ウィリアム ・ ブラックストン 、 アーネスト ・ バーカー 、 オーク ショット 、 ロバート ・ ジャクソン ） 。 アーネスト・バーカー は 「 主権 は 最終 決定 権 を 持つ 権威 で ある 」 と 定義 する 。 また 、 権力 と 権威 を 複合 的 な 力 として ヒンズリー は 「 共同 体 に 最終 的 ・ 絶対 的 な 政治 的 権威 」 として 主権 を 定義 する 。  戦後 は 、 平和 主義 と 国際 協調 主義 の 下 、 主権 を 制限 し 、 または 国際 機関 に 委譲 できる 旨 の 規定 を 有する 憲法 ( ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 第 24 条 、 イタリア 共和 国 憲法 第 11 条 ) が ある が 、 これ が 伝統 的 な 絶対 性 を 特徴 と する 主権 概念 の 相対 化 を 示す もの で ある か どう か は 議論 が なさ れ て いる 。  他方 、 佐々木 毅 は 主権 制限 論 に対して 内在 的 制限 と 外在 的 制限 という 二つ の 基準 を 設定 し 、 内在 的 制限 で は 主権 の 絶対 性 は 制限 を 内包 し た もの と 解し 、 他方 の 外在 的 制限 で は 、 主権 は 無 制限 絶対 的 で ある が 他 の 国家 構成 要素 と の 関係 で 外在 的 に 制限 を 受ける と する 。 この よう な 制約 外在 説 で は 、 ボダン の いう 「 正しき 統治 」 は 統治 論 の 問題 と なり 、 主権 を 主権 たら しめる もの は 諸 制限 へ の 服従 で は なく その 権力 の 永遠 性 と 絶対 性 で あり 、 従って 主権 論 の 中 で その 制限 論 に 言及 する 必要 は ない と さ れる 。  古典 期 以前 の 君主 政 ギリシア に は 「 主権 」 の 概念 は なかっ た が 、 少なくとも アリストテレス の 時代 に は 主権 概念 の 萌芽 は 存在 し た 。 古代 ギリシア の ポリス は 国家 と も 訳さ れる が 、 明確 に その 意義 は 区別 さ れ て い ない 。 しかし 、 アリストテレス にとって 人間 は ポリス 的 存在 で あり 、 また 政治 社会 ポリス は 人間 集団 または 共同 体 の 最高 形態 で あっ た 。 ポリス は 部族 社会 から 十分 に 分離 さ れ た もの で は なかっ た し 、 国家 の 形態 を 生み出し た わけ で は なかっ た 。 しかし 、 アリストテレス は 『 政治 学 』 で 、 至高 の 権力 を 有する 役 （ 国政 に 携わる 役職 ） を 秩序 づけ た もの を 国 制 と し て おり 、 ここ に 主権 概念 の 萌芽 を 見る こと が できる 。 アリストテレス の この 定義 は ボダン の 主権 理論 に 影響 を 与え た が 、 ボダン の よう な 「 主権 による 統治 」 といった 観念 は み られ ない 。  ローマ の imperium は 主権 概念 に 近い もの で あっ た が 、 市民 権 または 軍事 上 の 命令 権 に すぎ なかっ た 。 ローマ の 法学 者 で 『 ローマ 法 大全 』 に その 多く の 学説 が 採録 さ れ た ドミティウス・ウルピアーヌス は 「 元首 は 法 に 拘束 さ れ ず 」 （ princeps   legibus   solutus   est ） 、 「 元首 の 意思 は 法律 として の 効力 を 有する 」 （ Quod   principi   placuit 、 legis   habet   vigorem ） と 法 解釈 を し た 。 この ウルピアーヌス の 命題 について ダントレーヴ は summma   potestas （ 最高 の 権力 ） の 存在 が 前提 と さ れ て いる と いう 。 また 、 ウルピアーヌス の legibus   solutus は 、 法 を 超越 し た 主権 者 という 思想 、 法 の 拘束 から 解放 さ れ た 主権 という ボダン に も 影響 を 与え た 。  10 世紀 に なる と フランス で souvrain という 言葉 が 使用 さ れ て おり 、 これ は ラテン語 supremus に 由来 する もの で 「 最 上位 の もの 」 で あっ た 。 当時 は 国内 の 権力 が 多元 化 し て おり 、 国王 のみ を 主権 者 と は み ず に 、 「 すべて の バロン は 封土 内 において 主権 者 で ある 」 として 封建 諸侯 も 主権 者 と よば れ た 。  1100 年 頃 ボローニャ に 法 学校 が でき 、 やがて 大学 へ と 発展 し て 、 1240 年 に ローマ 法 大全 の 標準 注釈 が 編纂 さ れる と 、 全 ヨーロッパ から 留学生 が 集まる よう に なり 、 ローマ 法 が 普及 し て いっ た 。 中世 の フランス の レジスト （ Legisten 、 レギステン ） と 呼ば れる ローマ 法 の 注釈 学者 の 一派 が 主権 概念 に 先鞭 を つけ た と さ れる 。 ローマ 法 普及 に 伴い カトリック 教会 は 、 宗教 的 権威 を 背景 に 教会 法 を 制定 し 、 独自 に 教皇 領 を 持っ て 世俗 的 な 権力 を 行使 する よう に なっ て いっ た 。 ダントレーヴ に よれ ば 、 主権 概念 が 最初 に 整然と 仕上げ られ た の は 、 教会 を 弁護 する 教会 法 の 学説 において で あっ た 。 教皇 は 地上 における 最高 の 権威 ・ 権力 の 完全 性 （ plenitudo   potestatis ) を 持つ と さ れ 、 これ は 近代 的 な 主権 概念 に 近い 。 中世 ヨーロッパ は レス・プブリカ・クリスティアナ ( キリスト教 共同 体 ) と よば れる 普遍 社会 を 形成 し て い た が 、 教皇 と 皇帝 の 二つ の 焦点 が 秩序 を 支配 する 権威 と みなさ れ て い た 。  1302 年 に 、 フランス 王 フィリップ 4 世 と 課税 問題 で 対立 し た 教皇 ボニファティウス 8 世 は ウナム・サンクタム 教皇 勅書 を 出し 、 教皇 の 権威 は 他 の あらゆる 地上 の 権力 に 優越 する と し 、 地上 に 二 人 の 平等 な 代理 者 （ 教皇 と 皇帝 ） を 置く こと は 異端 と し た 。 これ は 単一 性 論議 と いわ れ 、 唯一 の 最高 の 権力 の 保持 者 という 考え は 、 教皇 と 皇帝 による 世界 の 二 重 支配 を 不条理 と する とともに 、 これ こそ まさしく 主権 の 論理 で あっ た と 、 ダントレーヴ は いう 。 しかし 、 アナーニ 事件 で 教皇 を 襲撃 する など 、 フランス 王 は ローマ へ の 圧力 を 強め 、 教皇 座 を アヴィニョン に 置い て アヴィニョン 捕 囚 と なり 、 さらに 1378 年 から 1417 年 まで 教会 大 分裂 と なっ た  中世 ヨーロッパ の 秩序 において は 、 神聖 ローマ 皇帝 や 諸侯 は 、 ローマ ・ カトリック 教会 の 宗教 的 権威 に 従属 し （ 参照 ： カノッサ の 屈辱 ） 、 世俗 的 支配 関係 は 、 土地 を 媒介 として 重層 的 に 支配 服従 関係 が 織り成さ れる 封建 制 により 規律 さ れ て い た 。 例えば 、 神聖 ローマ帝国 において は 、 領 邦 君 主 は 帝国 等 族 として 皇帝 に 従属 し 、 領 邦 において は 、 領 邦 等 族 が 領 邦 君 主 に 従属 し て い た 。  ゲオルグ・イェリネック は 中世 において 国家 の 独立 を 否定 する 勢力 として 教会 、 神聖 ローマ帝国 、 大 封地 所有 者 （ レーンストレーガー ） および 社団 （ ケルパーシャフテン ） が あり 、 この ３つ の 勢力 と の 戦い によって 主権 の 観念 が 成立 し た と する 。  封建 時代 に は 、 封建 的 主従 関係 は 幾重にも 重なっ た ため 、 古代 ローマ の インペリウム や ポテスタス といった 命令 権 の よう な 公権力 、 支配 権 の 公的 な 性質 は 消滅 し て い た 。 そして 、 個々 の 国家 の 完全 な 独立 という 観念 は 中世 末 まで に 普遍 的 に 承認 さ れ て い た と いわ れ 、 主権 概念 誕生 の 条件 は 整っ て い た の で ある 。  近代 初期 に なる と 、 君主 が  国内 の 権力 が 徐々に 君主 に 集中 し て 絶対 王政 が 確立 する に従い 、 中世 的 秩序 は 徐々に 崩壊 し 近代 国家 が 成立 する 。  フランス で は 、 神聖 ローマ帝国 （ 現在 の ドイツ ） に 対抗 する という 政治 的 な 理由 から 、 フィリップ 2 世 が 1219 年 ローマ 法 の 適用 を 禁止 し 、 神聖 ローマ 皇帝 に対する 独立 性 を 擁護 する ため の 理論 を 模索 し た 。 フィリップ 4 世 は 、 レジスト と 呼ば れる ローマ 法学 者 を 重用 し 、 君主 の 神聖 ローマ 皇帝 、 ローマ 教皇 から の 対外 的 独立 性 を 擁護 する ため の 理論 の 確立 を 図り 、 1302 年 に 聖職 者 、 貴族 、 平民 の 代表 者 を 集め て 全国 身分 会議 （ l ' États   généraux ） を 開催 し た 。 1303 年 の アナーニ 事件 を はじめ と する バビロン 虜囚 を きっかけ に 教皇 、 ローマ ・ カトリック 教会 の 権威 は 失墜 し た 。 ガリカニスム で は ローマ 教皇 に対し フランス 教会 の 自立 を 主張 し た 。  マルティン・ルター 等 の 宗教 改革 により 、 カトリック 教会 の 宗教 的 ・ 政治 的 権威 が 揺らぎ 、 宗派 間 の 対立 が 激化 し 、 多く の 宗教 戦争 が 起っ た 。 1555 年 、 宗派 間 対立 の 妥協 として 、 アウクスブルク の 和議 により 「 ある 者 に 領土 の 属する 場合 に は 、 その 者 に 宗教 も また 属する （ cuius   regio ,   eius   religio ） 」 という 領 邦 教会 制 が 生まれ た 。 この 結果 、 領 邦 君 主 が 領 邦 の 宗教 を ルター 派 と する こと により 、 カトリック 教会 の 支配 から 独立 する こと が 可能 と なっ た 。  ジャン ・ ボダン は ユグノー 戦争 の 時代 に 、 教会 や 帝国 から 独立 し た 国家 の 本質 的 特徴 そ を 主権 と し た 最初 の 思想家 で ある 。 1576 年 に ボダン は 『 Les   Six   livres   de   la   République （ 国家 論 ） 』 で 「 主権 ( souverainete ) と は 国家 ( Republique ) の 絶対 的 かつ 恒久 的 権力 で ある 」 と 定義 し た 。 また 同書 ラテン語 版 ( 1586 年 ) で は 「 統治 大権   ( majestas ) と は 、 市民 と 臣民 に対する 最高 に し て 且つ 法   ( の 拘束 )   から 解放 さ れ た 権力 ( legibusquesolutapotestas ) で ある 」 と 定義 する 。 ボダン は souverainetie と共に majeste ( 至上 権 、 尊厳 、 権威 ) や summa   potestas ( 最高 の 権能 ) も 同義 語 として 使っ て いる 。 これ に対して J . アルト ジュース は 1603 年 『 政治 方法 論 解説 』 で ボダン の いう 絶対 的 つまり 最高 に し て すべて の 法 から 解放 さ れ た 権力 は 専制 政治 で ある と 批判 し 、 神 法 ・ 自然 法 こそ 最高 法 で ある と し た 。 ただし 、 ボダン は 国家 を 「 主権 的 権力 を もっ て する ところ の 正しき 統治 」 と 定義 する が 、 その 究極 の 基準 として 神 法 ・ 自然 法 重視 の 大前提 が ある と も いわ れる 。 他方 ボダン は 暴君 も また 主権 者 で ある と する が 、 これ は 当時 の 戦争 における 無 政府 状態 に対して 「 世界 で 最悪 の 暴政 より も 悪しき もの 」 と し て おり 、 戦争 の なか の 無 政府 状態 における 危機 を 克服 する もの は 、 絶対 的 な 国家 権力 として の 主権 のみ で ある こと を 念頭 に 置く べき で ある 。 こうして ボダン によって 君主 主権 が 確立 し 、 中世 に は 消滅 し て い た 公権力 が 復活 し 、 近代 的 民族 国家 すなわち 絶対 主義 国家 が 成立 し て いく こと に なっ た 。  1648 年 、 ヨーロッパ の 主要 国 が 参加 し た 三 十 年 戦争 の 講和 条約 として 、 ヴェストファーレン 条約 が 締結 さ れ た 結果 、 ヴェストファーレン 体制 という 勢力 均衡 の 国際 的 な 枠組 が 生まれ 、 国際 法 上 国家 は 平等 で ある という 原則 、 主権 国家 体制 が 形成 さ れ た 。 ヴェストファーレン 条約 によって 神聖 ローマ 皇帝 と ローマ 教皇 の 権威 が 否定 さ れ 、 独立 し た 国家 （ Staat ） が 帝国 ( Kaisertum )   に 代わっ て 成立 し た 。  17 世紀 フランス で は 、 ルイ 14 世 が 絶対 王制 を 確立 し 、 自国 内 の 最高 統治 権 を 把握 し た 。 「 朕 は 国家 なり 」 と の 言葉 の とおり 王権 神授 説 に 基づき 主権 を 有する 君主 ＝ 国家 と 考え られ て い た 。 主権 概念 は 絶対 主義 体制 を 正当 化 する 原理 として 登場 し 、 その 過程 で 主権 概念 を 原理 と する 国民 国家   nation - state が 誕生 し た 。  ホッブズ は 、 ボダン の 主権 論 と 社会 契約 説 を 結びつけ て 、 絶対 王制 を 擁護 し た 。 ホッ ブス は 分割 さ れ た 諸 権力 は 相互 に 滅ぼし あう として 主権 分割 説 に 反対 し た 。 その後 、 ロック や モンテスキュー によって 立法 権 と 執行 権 と 裁判 権 など に 統治 権力 を 分割 し た 権力 分立 論 が 形成 さ れ た 。 フランス 革命 に 影響 を 与え た ルソー は 主権 を 意志 ( 一般 意志 ) と みなし 、 主権 は 分割 さ れ え ない 不可分 の 単一 の もの で あり 、 主権 者 は 統治 者 で は なく 人民 で ある と 述べ た 。  ブラックストン は 『 イギリス 法 釈義 』 ( 1765 - 69 ) で 、 主権 の 自然 的 基礎 に は 、 共同 体 の 利害 を 識別 する 知恵 、 利害 を 追求 する 上 で 必要 な 徳 、 そして これら の 知恵 と 意図 を 行動 に 移す る 権力 または 強 さ の 3 つ が あり 、 これら の 主権 の 基礎 は 、 十分 に 組織 さ れ た あらゆる 政府 において 必要 な もの で あり 、 また あらゆる 政府 に は 至高 の 、 抵抗 でき ない 、 絶対 の 、 支配 さ れ ない 権威 が あり 、 そこ に jura   summi   imperii ( 最高 権力 ) は 属する と 主張 し た 。 ブラックストン の 解釈 は イギリス 、 そして アメリカ合衆国 に も 非常 に 強い 影響 を 与え た 。  1775 年 、 アメリカ 独立 戦争 が 起こり 、 1783 年 、 パリ 条約 で イギリス が アメリカ合衆国 を 主権 国家 として 認め た 。 アキル・アマー は アメリカ合衆国 憲法 で は 人民 主権 が 定め られ た と する 。  19 世紀 イギリス の 法学 者 オースティン は ブラックストン の 教 説 に 影響 を 受け て 、 あらゆる 政体 は 主権 を 保持 す べき で ある と 主張 し た 。 また オースティン は 主権 は 、 法 を 制定 する 最高 機関 の 国民 議会 に 属する と し 、 また 法 は 主権 者 の 命令 で ある と し た 。 オースティン の 主著 The   Province   of   Jurisprudence   Determined ( 1832 年 ) で は 、 主権 者 と 主権 体 (   a   sovereign   person   or   body ) の 法 概念 を 生み出し た 。  ベンサム は 『 統治 論 断片 』 において ブラックストン を 批判 的 に とらえ 、 「 政府 の 権威 は 代表 者 会議 によって さえ も 制限 さ れ ない し 、 ドイツ 帝国 や ネーデルラント 王国 や スイス 各州 や 古代 アカイア 同盟 における 政府 など は 存在 し ない と いえる 」 と 述べ た 。 オースティン と 違っ て ベンサム は アメリカ の よう な 連邦 制 国家 に 主権 は 認め なかっ た 。 ベンサム と オースティン は 規範 的 な 意味 で は ない 「 服従 の 習慣 」 が 政治 と 法 の 理解 に 欠か せ ない と し た 。 ベンサム に よれ ば 、 国民 が 統治 者 へ 服従 する という 習慣 が ある こと によって 政治 的 社会 は 存在 する 。 オースティン と 違っ て ベンサム は 服従 という 習慣 が いかに 主権 を 限定 できる の か について 、 服従 傾向 は 制限 し うる の で あり 、 諸 国民 は 自分 の 国家 に も 他 の 統治 組織 に も 服従 し ない 準備 が ある と し て いる 。 ベンサム は 自然 権 論 や 社会 契約 説 を フィクション で ある として フランス 人権 宣言 など は 法 秩序 と 両立 し ない 危険 な 過ち で ある として 批判 し た 。 しかし 、 ベンサム は 1820 年代 に 執筆 し た 憲法 案 において 国家 権力 は 憲法 など の 法 構成 権力 （ Constitutive   power ） に 負っ て いる と し 、 その 法 権力 は 国民 の 総体 に 属する と し 、 国民 の 幸福 の ため の 安定 保障 は 人民 の 主権 という こと に まとめる こと が できる と し た 。 ベン サム 憲法 において 国家 権力 は 、 立法 ・ 行政 ・ 司法 権力 に あり 、 法 構成 権力 （ Constitutive   power ） という 思想 が 誕生 し た 。 こうして ベンサム は 主権 を 「 私 達 人民 」 へ と 移譲 し 、 ホッブズ 的 な 主権 理解 を 変革 する こと に 成功 し た 。 現在 で は 主権 を 絶対 的 で 無 制約 な もの と 理解 する 人 は 少ない し 、 主権 は もっと 幅広い 思想 として 規定 さ れ て おり 、 国家 の 権力 と 権威 は 諸 集団 や 制度 の 多元 性 の の なか へ 分け られ て いる 。  また ダイシー も 国会 主権 （ Parliamentary   Sovereignty ） と 法 の 支配 を 主張 し た 。 また 、 アメリカ合衆国 最高 裁判所 は マーベリー 対 マディソン 事件 において 違憲 か どう か を 司法 審査 する 違憲 審査 制 を 世界 で 初めて 確立 し た が 、 これ は 司法 主権 と は いえ ない 。  この ほか ハロルド・ラスキ や ヒューゴ・クラベ ( Hugo   Krabbe ) など の 多元 主義 国家 論 は 、 国家 の 統治 は 様々 な 政治 的 、 経済 的 、 社会 的 、 宗教 的 集団 によって 担わ れ て いる と 考え 、 国家 のみ が 特別 な 権威 を もっ て いる の で は ない と し 、 国家 主権 を 避け 、 団体 主権 、 共有 主権 、 分割 主権 など が 主張 さ れ た 。  フランス 革命 当時 、 君主 主権 を 否定 する 共和 主義 運動 に は 人民 主権 論 と 国民 主権 論 が あり ３つ の グループ が あっ た 。 第 一 の 国民 主権 グループ は ブリソ 、 トマス・ペイン 、 コンドル セ ら で 、 最終 決定 権 を 議会 に 置く 。 第 二 の 人民 主権 グループ 、 コルドリエクラブ や 両性 愛国 者 友愛 協会 ら は 、 主権 は 人民 に あり 、 議会 は それ に 従う べき で ある と する 。 第 三 の 人民 主権 グループ 、 パリ 市民 や マルセイユ 連盟 兵 ら は 8 月 10 日 事件 の 直前 に 、 議会 が 義務 不履行 の 場合 、 住民 が 公権力 を 代行 する と する 。  1789 年 の 人間 と 市民 の 権利 の 宣言 で は 主権 が 国民 に 属する と 明言 さ れ た （ 第 3 条 )。  1791 年 憲法 が 成立 する と 、 第 3 編 「 公権力 」 1 条 で は 以下 の よう に 国民 主権 について 定め られ た 。  1791 年 憲法 で は 、 主権 は 国民 に 属し 、 人民 および 個人 は 国民 に 属する 主権 を 奪う こと が でき ない と さ れ た 。 この 「 国民 」 は 、 国民 各人 で は なく 、 超 個人 的 な 国民 集団 の こと で ある と マル ベール は いう が 、 この 国民 と は 抽象 的 な 概念 の こと で あっ た  。 また 1791 年 憲法 において 国民 主権 が 明記 さ れ た の は 、 君主 主権 に対する の は もちろん の こと 、 革命 期 に 主張 さ れ た 人民 主権 に も 対抗 する もの で あっ た 。 革命 フランス 憲法 における 国民 主権 で は 、 特定 の 有権者 や 集団 に 主権 が 属する の で は なく 、 「 国民 ( Nation )」 に 属する 。  さらに 1791 年 憲法 第 3 編 「 公権力 」 2 条 で は 、  と 書か れ て おり 、 主権 は 立法府 （ 議会 ） によって のみ 行使 さ れる と さ れ た 。 すなわち 、 主権 は 移譲 でき ない が 、 国民 から 委任 さ れ た 代表 機関 として 議会 は 主権 を 行使 する と さ れ  た 。 この よう に 主権 は 人民 で なく 国民 に 属する ため 、 フランス の 政体 は 、 人民 が 直接 に 主権 を 行使 する 直接 民主 制 で は ない こと が 明記 さ れる とともに 、 国王 （ 執行 府 ） は 議会 が 定め た 法律 に従って 執行 権 を 行使 する ( 法 の 支配 )。 また 、 1791 年 憲法 で は 政府 は 君主 制 で ある と 明記 さ れ た （ 第 3 編 4 条 ） 。 しかし 、 8 月 10 日 事件 によって 1791 年 憲法 は 破綻 し た 。  ジロンド 派 の 1793 年 憲法 で は 主権 が 人民 に ある と 明記 さ れ た ( 第 25 条 ） が 、 非常 事態 による 混乱 によって この 憲法 は 施行 さ れ なかっ た 。  テルミドール 派 総裁 政府 によって 新た に 制定 さ れ た 1795 年 憲法 で は 、 主権 は 「 市民 の 総体 」 に 存在 する と さ れ ( 第 17 条 ） 、 恐怖 政治 へ の 反省 から 二院 制 と なっ た 。  ナポレオン が ブリュメール の クーデター によって 総裁 政府 を 倒し 全権 を 掌握 する と 、 ナポレオン 政府 は 1799 年 憲法 ( 共和 暦 8 年 憲法 ) を 発布 し た 。 1799 年 憲法 は 主 発案 者 の エマニュエル ＝ ジョゼフ ・ シエイエス が 、 人民 は 主権 者 で ある が 、 それ について 十分 に 啓蒙 さ れ て い ない から 主権 を 直接 に 行使 す べき で は ない 、 その ため 、 人民 は 主権 を 委任 する という 構想 の もと に 起草 し た 。 1799 年 憲法 で は 三 院 制 が とら れ 、 また 、 主権 について の 条項 は 消え た 。  共和 暦 10 年 憲法 ( 1802 年 ） で は 、 第 1 コンスル の 権限 が 強化 さ れ 、 共和 暦 12 年 憲法 ( 1804 年 憲法 ) で は 、 統治 は 皇帝 に 委任 さ れ た （ 1 条 ） 。  復古 王政 の 元老 院 憲法 （ 1814 年 4 月 6 日 フランス 憲法 ） で は 執行 権 は 国王 に あり 、 国王 の 一身 は 不可侵 で あり かつ 神聖 で ある と さ れ た ( 第 4 ・ 21 条 )。  1814 年 6 月 4 日 の 憲章 で は 、 前文 で 崇高 な 神 が 王 に 義務 を 課し た という 王権 神授 説 が 書か れ 、 執行 権 は 国王 に あり 、 国王 の 一身 は 不可侵 で あり かつ 神聖 で ある と さ れ た ( 第 13 条 )。  1830 年 8 月 14 日 憲章 で は 王 は 神聖 不可侵 で あり 、 執行 権 は 王 に だけ 属する と さ れ た （ 第 12 条 )。  第 二 共和 政 の 1848 年 憲法 で は 、 主権 者 は フランス 市民 全体 と し （ 1 条 ） 、 公権力 は 人民 から 出る （ 第 18 条 ） 、 フランス 人民 は 立法 権 は 単一 議会 に 委任 し （ 第 20 条 ） 、 執行 権 を 大統領 に 委任 し た （ 43 条 ）  ナポレオン 3 世 による 第 二 帝政 の 1852 年 憲法 で は 、 立法 権 は 大統領 ・ 元老 院 ・ 立法院 によって 行使 さ れ （ 4 条 ） 、 大統領 は 執行 権 を もち （ 6 - 12 条 )、 大臣 は 大統領 に のみ 従属 し 忠誠 を 誓う （ 13 - 14 条 )、 さらに 憲法 を 修正 し た 元老 院 規則 によって フランス 皇帝 が 復位 さ れ た 。  第 三 共和 国 憲法 で は 、 立法 権 は 二院 制 議会 に あり 、 大統領 は 法 の 執行 を 監督 する 。  1946 年 の 第 四 共和 政 憲法 で は 公権力 は 主権 者 たる 人民 に 奉仕 せ ね ば なら ない （ 第 20 条 ） 、 主権 は 人民 に 属し 、 主権 は 憲法 に従って 行使 さ れる （ 第 43 条 ） 、 フランス 人民 は 議会 議員 によって 主権 を 行使 する （ 第 47 条 ） 。 第 四 共和 政 憲法 は 第 五 共和 制憲 法 によって 廃止 さ れ た 。  この よう に フランス 革命 以降 の フランス で は 復古 王政 、 帝政 、 共和 制 の 交代 を 繰り返し て き た が 、 現在 の 第 五 共和 制憲 法 （ 1958 年 ） で は 国民 主権 と 人民 主権 と 代表 者 （ 大統領 、 国会 ） と について 以下 の よう に 明記 さ れ て いる 。  と 明記 さ れ た 。 ここ で の 投票 は 、 国民 投票 または 人民 投票 （ 国民 投票 と 住民 投票 を 含む ） と 解釈 さ れ て いる  国民 主権 によって 個人 と 一 人 一 票 の 民主 制 が 成立 する の に対して 、 人民 主権 は 中間 団体 を 復活 さ せる 危う さ を 持っ て い た と 指摘 さ れ て いる 。 デヴェルジェ は フランス 革命 期 の 国民 主権 の 原理 について 「 きわめて 明確 な 現実 的 目的 の ため に 形成 さ れ た か なり 狡猾 な 理論 に 立脚 し て いる 」 として 、 絶対 君主 制 の 危険 と 、 人権 宣言 の   起草 者 で あっ た ブルジョワ が 反対 し て い た 純粋 民主 制 （ 直接 民主 制 ） という 二つ の 危険 を 回避 する ため に 設定 さ れ た と し て いる 。  しかし 、 人民 主権 論 と 国民 主権 論 によって 近代 民主 主義 国家 の 基礎 で ある 個人 と 政治 的 平等 を 成立 さ せ た 意義 は 大きい 。 フランス 革命 によって 絶対 主義 は 姿 を 消し た が ， 主権 概念 は 、 君主 から 国民 へ 移り 、 国民 国家 の 基本 的 属性 として 継承 さ れ た 。  しかし 、 主権 を どこ に おく か を めぐる 論争 は 君主 主権 、 国民 主権 、 人民 主権 に関する 論争 だけ で は ない 。 18 世紀 の 法学 者 J - J . ビュルラマキ は 主権 について 「 絶対 的 権力 を ， 恋 意 的 で 専制 的 で 限界 の ない 権力 と 混同 し て は なら ない   」 「 主権 は その 本性 自体 によって ， 主権 者 が それ を 引き出す ところ の 人々 の 意向 によって また 神 の 法 自体 によって 制限 さ れ て いる 」 と し た 。  ナポレオン の 侵攻 によって 1806 年 の ライン 同盟 が 成立 し 、 神聖 ローマ帝国 は 消滅 し た 。 この 結果 、 領 邦 国家 は 、 法的 に は 他者 に 従属 し ない 存在 と なっ た 。 その ほか に も 神聖 ローマ帝国 において 次 の こと が 起こり 、 中世 的 な 身分 秩序 は 完全 に 崩壊 し た 。 世俗 化 （ Säklarisation ） により 聖 界 諸侯 の 領 邦 は 廃止 さ れ 、 陪臣 化 （ Mediatisierung ） により すべて の 聖 界 諸侯 と 多く の 俗界 諸侯 が 、 皇帝 で は なく 領 邦 君 主 から レーン 権 （ Lehnsrecht ） を 封じ られる こと に なっ た 。 つまり 、 帝国 直属 の 等 族 （ reichsunmittelbare   Stände ） で は なくなっ た 。 結果 として 、 残存 し た 領 邦 は 大 規模 化 し た 。 なお 、 ドイツ で は souverainetie に 相当 する 語 は 18   世紀 まで なく 、 19 世紀 初め に ナポレオン の 影響 を 受け て 外国 語 Souveränität が 輸入 さ れ た 。  19 世紀 ドイツ で は 理性 主権 、 国家 主権 など の 主張 が あり 、 また 法主 権 説 で は 主権 の 所在 の 棚上げ を し た 。 ドイツ で は 、 君主 主権 説 と 人民 主権 説 ( Volkssouveränität ) が 対立 し 、 その 帰属 主体 を あえて 問わ ない という 問題 回避 的 な 国家 主権 説 が 唱え られ た 。 ヘーゲル 以来 、 ドイツ で は 国家 を 主権 の 主体 と し 、 主権 を 国家 権力 、 国家 意思 、 国家 人格 の 特性 と 主張 し て き た 。 しかし 、 国家 主権 説 の 真意 は 専制 的 君主 主権 へ の アンチテーゼ で ある と さ れる 。 ゲオルグ・イェリネック は 主権 的 国家 権力 は 独立 ・ 最高 の 権力 で あり 、 国際 法 において も 国家 は ただ 自己 の 意志 に のみ 服する と し 、 また 国家 は 人格 を 有する 法 主体 で ある と する 国家 法人 説 を 主張 し 、 。  ドイツ 帝国 時代 の 国法 学 ・ 国家 学 について カール ・ シュミット は アルブレヒト ら の 国家 法人 説 も 国家 主権 説 も 、 憲法 制定 権力 の 主体 と 政治 的 単 一体 の 代表 者 に関する 問題 を 回避 する もの に すぎ ない と 批判 し た 。  また アドルフ ・ ラッソン ( 1832 - 1917 ) も 主権 は 国家 の 自己 目的 の 具現 化 し た もの で 、 国家 は 主権 を 有する 主体 として 法 秩序 に 服する 必要 は ない と し た 。 ラッソン は 異なる 民族 を 同一 の 法 の 下 に 服せ しめる こと は 非 性的 で ある と し 、 国民 の 自由 を 原理 と する 国際 関係 に は 法 が 存在 し ない として 国際 法 へ の 懐疑 論 を 主張 し た 。 ただし 、 平和 は 諸 国家 の 共通 の 利益 で ある と 述べ て おり 、 また 勢力 均衡 が 平和 の 条件 で ある と する 。  1899 年 、 第 一 回 ヘーグ 平和 会議 で ドイツ 代表 は 常設 仲裁 裁判所 裁判官 名簿 作成 について ドイツ 国家 の 主権 を 傷つける として 反対 し 、 また ドラゴー も 公債 発効 は 主権 行為 で あり 、 国家 主権 の 名 において 外国 の 参加 を 排除 する と し た 。  他方 、 主権 の 教理 は 、 国家 間 の 関係 において 多大 な 影響 を 持っ た 。 ボダン は 法 を 制定 する 主権 者 は 、 制定 し た 法 に 拘束 さ れ ない   ( majestas   est   summa   in   cives   ac   subditos   legibusque   soluta   potestas ) と し た が 、 この 思想 は 、 主権 は 何者 に も 責任 を 持た ない し 、 いかなる 法 に も 拘束 さ れ ない と 解釈 さ れる よう に なっ た 。 しかし 、 ボダン は 、 神 の 法 、 自然 法 、 理性 、 そして 全て の 民族 に 普遍 的 な 法   ( jus   gentium   万 民法 )、 さらに 主権 者 を 決定 し たり 主権 の 限界 を 定める 国家 の 原理 法 など そこ から 主権 が 導出 さ れる 諸々 の 基本 原則 を 、 主権 は 遵守 す べき で ある と 強調 し て い た 。 この よう に ボダン において 主権 は 、 国家 の 憲法 や 、 全て の 人類 に 拘束 力 を 持つ 高 法 （ the   higher   law ) によって 制限 さ れる 。 これら 諸々 の 基本 原則 は 後年 、 国際 法 へ と 組織 さ れ て いっ た が 、 他方 で 、 ボダン の 主権 論 は 国際 的 な 政治 秩序 において 絶対 主義 を 正当 化 する ため に 使用 さ れ た の で あっ た 。  ボダン の 主権 論 は さらに ホッブズ の リヴァイアサン において 発展 さ れ た 。 ホッブズ は 主権 を 法 より も 力 として 捕らえ 、 法 と は 主権 者 が 指揮 する もの で あり 、 主権 を 制限 する こと は でき ない 。 主権 は 絶対 的 で ある と 主張 し た 。 永遠 の 戦争 状態  で ある 国際 社会 において 、 一 主権 者 は 他 の 主権 者 に対して 主張 を 力 によって 強いる 傾向 に ある 。 しかし 、 主権 国家 は 、 主張 さ れ た 権利 を 判定 する 論議 を 続け 、 また 実際 の 戦争 という 手段 を とっ て 権利 を 主張 し たり 、 人民 の 保護 や 、 他 の 国 へ の 影響 を 無視 し た 経済 政策 を とる よう に なっ た 。 たとえば 、 欧州 で の 征服 は ウィーン 会議 ( 1814 ~ 1815 年 ) 以降 に 法的 に 制限 さ れる よう に なる が ， 欧州 外 の 非 文明 地域 は 無主 地 と さ れ ， 国際 法 の 主体 と は 認め られ ず ， 多く の 国 は 植民 地 と さ れ た 。 また 交戦 国 は みな 自ら の 正当 性 を 主張 し た から ， 戦争 は 事実 上 「 国家 の 正当 な 権利 」 で ある と さ れ た 。  しかし 、 20 世紀 に 入る と 国家 の 行動 の 自由 を 制限 する よう に なっ た 。 1899 年 万国 平和 会議 で ハーグ 陸戦 条約 が 採択 さ れ 、 戦争 が 制限 さ れ た 。  第 一 次 世界 大戦 後 の 1920 年 に 発効 さ れ た 国際 連盟 規約 で は 「 締約 国 ハ 戦争 ニ 訴 ヘサルノ 義務 ヲ 受諾 ス 」 ( 前文 )「 連盟 各国 ノ 領土 保全 及現在 ノ 政治 的 独立 ヲ 尊重 シ ， 且外部 ノ 侵略 ニ 対 シ 之 ヲ 擁護 スルコトヲ 約 ス 」 ( 第 10 条 ) と 規定 さ れ 、 1928 年 の ケロッグ ＝ ブリアン 条約 ( パリ 不戦 条約 ) で は 戦争 放棄 と 平和 的 手段 による 紛争 解決 が 規定 さ れ た 。  そして 第 二 次 世界 大戦 後 の 国際 連合 憲章 において 加盟 国 は 国際 紛争 を 平和 的 手段 によって 解決 する こと ( 第 2 条 3 項 )、 また 「 武力 による 威嚇 又は 武力 の 行使 を 、 いかなる 国 の 領土 保全 又は 政治 的 独立 に対する もの も 、 また 、 国際 連合 の 目的 と 両立 し ない 他 の いかなる 方法 による もの も 慎ま なけれ ば なら ない 。 」 ( 第 2 条 4 項 ) と 規定 さ れ 、 同時に 主権 国家 の 主権 は 相互 に 平等 で ある という 主権 平等 の 原則 も 規定 さ れ た ( 第 2 条 1 項 )。 主権 平等 の 原則 は 1970 年 の 友好 関係 原則 宣言 で も 確認 さ れ た 。  この よう に 征服 と 戦争 は 非合法 化 さ れる よう に なり 、 主権 は 国際 機構 や 国際 条約 など によって 制約 が 加え られ て いる ものの 、 国際 連合 において は 国家 の 主権 自体 は 否定 さ れ て い ない 。  こうして 現代 国際 法 において 主権 の 概念 は 、 政治 的 統一 体 や 共同 体 を 保証 する こと で 諸 国家 の 領 界 的 膨張 を 防ぐ 基盤 的 な 規範 として の 側面 を 持つ に いたっ た 。 グローバル 化 が 進む 中 、 統治 の 実権 が 国境 を 超え て ゆく 中 で ， 主権 だけ が 一定 の 領 界 を 単位 と し た 諸 権利 の 調整 を 担い うる の で あり 、 主権 だけ が 人権 等 の 普遍 的 価値 を 基軸 と し た 政治 的 達成 の ため の 制度 的 基盤 で ある と さ れる 。  主権 概念 へ の 批判 も あり 、 憲法 学者 レオン・デュギー は 、 主権 概念 抹消 ない し 不要 論 の 立場 から 、 その 帰属 主体 を あえて 問わ ない 法主 権 説 を 唱え 、 国家 の 権威 と 権力 を 擁護 する アデマール・エスマン と 論争 し た 。  ハロルド・ラスキ は 主権 概念 は 正確 で なく 、 危険 な 道徳 的 結果 を もたらす こと も ありえる と し 、 ジャック ・ マリ タン は 主権 概念 は 本質 的 に 誤 まっ て いる と し 、 国際 法学 者 で 元 国連 事務 総長 ブトロス・ブトロス ＝ ガーリ は 「 絶対 的 かつ 排他 的 な 主権 の 時代 は 過ぎ去っ た 」 と し た 。 一方 で 、 かつて 先進 国 の 植民 地 で あっ た 新興 国 や ソ連 国際 法 など において は 国家 主権 擁護 論 が 出さ れ た が 、 これ は 西欧 における 主権 政策 に対する 反論 ない し 抗議 概念 として 主権 が 用い られ た もの で ある 。  日本 で は 明治 6 年 、 政府 翻訳 官 柴田 昌吉 と 横浜 税関 の 翻訳 官 子安 峻 の 『 附 音 挿図 英和 字彙 』 で 英語 sovereignty に 「 主権 」 の 訳語 を 付し た 。 「 主権 」 という 漢語 は 『 管 子 』 ( 七 臣 七 主 ) で 「 君主 の 権力 」 という 意味 が 初出 と さ れる 。  明治 14 年 国会 開設 の 詔 を 受け て 人権 ・ 主権 論争 が 展開 し 、 明治 16 年 、 文部省 編輯 局 が ホッブズ 『 リヴァイアサン 』 部分 訳 を 『 主権 論 』 と 題し て 刊行 し た 。  明治 22 年 に 公布 さ れ た 大日本帝国 憲法 第 4 条 で は 「 天皇 ハ 国 ノ 元首 ニシテ 統治 権 ヲ 総攬 シ 此 ノ 憲法 ノ 条規 ニ 依 リ 之 ヲ 行 フ 」 と 定め た が 、 この 統治 権 は 主権 の 意味 に 解せ られ 、 「 しろしめす 」 という 日本 古来 の ことば に 該当 する もの として 「 主権 」 より も 「 統治 権 」 が 適切 で ある と 考え られ た 。  明治 憲法 下 の 天皇 は 《 統治 権 の 総攬 者 》 で あり ， 統治 行為 の 最終 的 確定 者 で ありえ た が 、 その 統治 の 現実 は 絶対 的 主権 者 は おろか 主権 者 から も おおむね 遠い 儀礼 を 中心 と する もの で あっ た 。 穂積 八束 や 上杉 慎吉 など は 天皇 主権 を 主張 し 、 ほか 天皇 機関 説 論争 など も 起こっ た 。 また 美濃部 達吉 は 国家 は 目的 と 意思 の 主体 で あり 、 国家 は 永遠 の 一体 として それ 自身 生活 力 を 持つ という 国家 有 機体 説 に もとづく 国家 法人 説 を 主張 し 、 「 最高 権 」 「 統治 権 」 「 最高 機関 の 地位 」 の 三つ に 加え て 、 「 国家 の 意思 力 そのもの 」 を 主権 概念 に 含める 。 これ が ドイツ 法 の 「 国権 」 ( Staatsgewalt ) を 表す 概念 で ある こと は 明らか で ある が 、 「 統治 権 」 と 区別 が し にくい と 難点 が 指摘 さ れ て いる 。  戦後 は 、 日本国 憲法 における 主権 、 とくに 国民 主権 の 解釈 として 、 杉原 泰雄 と 樋口 陽一 ら の 論争 、 尾高 朝雄 と 宮沢 俊 義 ら の ノモス 主権 論 論争 が ある 。  主権 は しばしば 、 国際 的 事件 において 問題 と なっ て き た 。国民 （ こく みん ） と は 、 「 国 に 属する 個々 の 人間 」 を 指す 場合 と 、 「 国 に 対応 する 人間 集団 を まとめ て 」 指す 場合 と が ある 。  共産 主義 的 な ニュアンス を 嫌悪 する など の 理由 で 「 人民 」 （ じん みん ） の 言い換え として 用い られる こと も 多い が 、 外国 人 を 含む か どう か など 意味合い も 変わる ため 、 「 国民 」 で は なく 「 人々 」 など と 言い換える 場合 も ある 。  個々 の 人間 を 指す 場合 、 国民 と は ある 特定 の 国 において 、 その 国 の 国籍 を 持つ 者 を いう 。 国民 と 対比 し て 、 その 国 の 国籍 を もた ない 者 を 外国 人 と いう 。  日本 国内 において 法用 語 として 用い られる 場合 、 国民 の 要件 を 定め た 日本国 憲法 における 「 国籍 法   ( 日本 )」 を 参照 。  何らかの 共通 属性 を 根拠 に し て まとまっ た 広域 の 政治 的 共同 体 を 、 集合 的 に 国民 と 呼ぶ こと も ある 。 国民 は 、 居住 する 地理 範囲 に 一つ の 国家 を 形成 する こと が 予定 さ れる 。 その よう な 条件 を 満たす 国家 を 、 国民 国家 と 呼ぶ 。 この 意味 で の 国民 は 、 民族 と 重なる 例 が 多い が 、 言語 ・ 文化 に もとづか ない 国民 も ある ため 、 完全 に 同等 という わけ で は ない 。  国民 が 持つ と さ れる 属性 は 、 文化 ・ 言語 ・ 宗教 ・ 歴史 経験 など 国 によって 基準 が 異なる 。 また 、 どの よう な 基準 を とっても 国内外 に そこ から 外れる 人 が で て くる 。 その よう な 逸脱 に対して は 、 同化 ・ 排斥 ・ 追放 など の 動き が 生じる 場合 が ある 。  国民 は 、 共通 属性 の 産物 で は なく 、 政治 の 産物 で ある 。 国民 の 擁護 者 が 出現 し 、 その 宣伝 や 教育 が 成功 し て 、 人々 が 自ら を 宣伝 さ れ た 区分 で の 国民 で ある と 自覚 し た とき に 、 国民 が 生まれる 。 ベネディクト・アンダーソン は 以上 の よう に 説き 、 国民 を 「 想像 の 共同 体 」 と 規定 し た 。 実際 に 、 共通 属性 を 持つ 集団 が 国民 意識 を 生ま ない こと は 非常 に 多く 、 スイス の 例 の よう に 共通 属性 が ない ところ に 国民 意識 が 生まれる こと も 稀 に ある 。  デイヴィッド・ミラー は 、 ナショナリティ （ 国民 意識 ） は ナショナル ・ アイデンティティ として 、 人間 の アイデンティティ の 構成 する 重要 な 要素 だ と いう 。 ただし 、 他 の アイデンティティ を 排除 し たり 、 特権 的 な 位置 に ある わけ で も 無い と 注意 し て いる 。 また 、 ナショナリティ に は ネーション （ 同胞 国民 ） という 倫理 共同 体 を 作り 、 正義 や 分配 といった 規範 を 形成 し 、 ある 種 の 義務 感 を 生じ させる 機能 が ある 。 ナショナリティ によって 作り上げ られ た ネーション は 、 共同 で 物事 を 決め て いく 政治 の 基本 的 な 単位 で ある と いう 。  一方 、 対 内的 に は 、 国民 という 概念 は 、 政治 を 一部 の 特権 者 や 有力 者 だけ に 関わる もの と する 考え を 退ける 。 少なくとも 観念 的 に は 、 その 範囲 内 の すべて の 人 を 身分 、 財産 、 能力 等 に 関わら ず 政治 共同 体 の 中 に 含め 、 国家 の 行為 を すべて の 人 の 共同 行為 と みなす 。  それ ゆえ 、 国民 という 概念 から は 、 ある 共通 属性 から 外れる 人 を 排除 し （ 場合 によって は 差別 し ） つつ 、 区切っ た 範囲 内 において は 人 を 平等 化 する という 二 重 の 作用 が 生まれる 。 この よう な 国民 を 求める 運動 は 、 歴史 的 に は 、 18 世紀 の ヨーロッパ で 国民 主義 として 始まり 、 20 世紀 に は 世界中 に 広まっ た 。  最高 法規 で ある 憲法 において 国民 主権 を 定める 国家 において 、 国民 は 主権 を 有し 、 主 に 選挙 権 及び 被選挙権 を 以 って 参政 権 を 行使 する こと が できる 。  元来 、 nation は ラテン語 において 「 生まれ 」 を 意味 する natio （ ナティオ ） に 由来 する 概念 で あり 、 gens （ ゲンス ） と ならん で 血統 と 出自 の 女神 を 意味 し た 。 家族 より 大きく 氏族 より も 狭い 、 「 同じ 生まれ に 帰属 する 人々 」 を 指す 言葉 で あっ た 。  中世 に は natio という 言葉 は ボローニャ 大学 や パリ 大学 を はじめ として 、 同じ カレッジ の 構成 員 、 または 学生 たち の グループ を 指し た 。 彼ら は 同じ 地域 の 出身 で 、 同じ 言語 を 話し 、 自分 たち の 慣習 法 に 従う もの と さ れ た 互助 的 な 自治 組織 で あっ た 。 しかし これら は 国家 を 基準 と し た もの で は なく 、 あくまでも ゆるい 地理 的 な 基盤 による もの で あっ た 。 たとえば 、 1383 年 と 1384 年 に は 、 パリ 大学 で 神学 を 学ん で い た ジャン ・ ジェルソン は 二 度 にわたって フランス 人 学生 団 ・ 同郷 団 （ French   nation ・ フランス 生まれ で フランス語 を 話す 学生 たち ） の 代表 に 選出 さ れ た 。 パリ 大学 で の 学生 の natio へ の 分割 は プラハ 大学 で も 踏襲 さ れ た 。 1349 年 の 開校 以来 、 ストゥディウム・ゲネラーレ （ studium   generale ） は 、 ボヘミア 、 バイエルン 、 ザクセン （ マイセン ） 、 そして 、 ポーランド の nation に 分割 さ れ て い た 。  リーア・グリーンフェルド に よれ ば 英語 として の   nation   は 以下 の よう な 五 段階 の 変化 を 経 て き た 。  nation を 政治 的 独立 を 獲得 する 独特 な 共同 体 として 考える 定義 として は 、 まず ヘルダー を あげる こと が できる 。 ヘルダー は nation を 一種 の  と みなし た 。 19 世紀 の はじめ 、 フィヒテ は この 考え方 を 推し進め 、 一 個 の 独特 の 言語 グループ は かならず 一 個 の 独立 の nation で あり 、 自ら の 生活 を 持た ね ば なら ず 、 そして また その 自ら の 生活 を 制御 でき なけれ ば なら ない と 主張 し た 。  スターリン による 、 1913 年 の 論文 『 マルクス主義 と 民族 問題 』 で の 定義 は 以下 の よう な もの で ある 。  しかし 、 研究 者 の 中 に は これら の 客観 的 特質 が nation の 定義 の 十分 条件 を なす こと を 、 はなはだしい 場合 に は 必要 条件 を なす こと すら 否定 する 者 も いる （ Canovan   1996 ;   Gellner   1983 ;   Hobsbawm   1992 ;   Renan   1994 ） 。  ホブズボーム の 説得 力 の ある 指摘 に よれ ば 、 もしも 、 nation に 一 個 の 定義 を 下さ なけれ ば なら ない なら ば いわゆる 客観 的 な 条件 は すべて 適切 な 基準 で は ない 。 言語 を 例 に 挙げ て 、 ホブズボーム は 資料 に 訴え て いる 。 イタリア が 1860 年 に 統一 さ れ た とき 、 正統 な 標準 イタリア 語 を 話せ た の は 全体 の 2 . 5 % に すぎ なかっ た 。 他 に も 、 1789 年 の フランス 革命 の 勃発 時 に 半分 以上 の フランス 人 は フランス語 を 話せ ず 、 南 フランス 住民 の 殆ど は オック 語 話者 だっ た 。 言い換える なら ば 、 いわゆる 民族 言語 という もの は 、 主として ナショナリズム の 実践 の 結果 な の で あっ て 、 ネーション や ナショナリズム の 原因 と みなす こと は でき ない の で ある 。 そのうえ 、 こうした nation を 定義 する の に 用い られ て き た 「 客観 的 」 基準 、 言語 、 エトニ 、 その他 の もの も 、 それ 自身 が 変化 し うる もの で あり 、 明確 な 定義 も 欠い て いる 。  われわれ は ゲルナー に こうした 観察 に 関連 し た 論点 を 見る こと が できる 。  nation の 本質 は 主観 的 な 意識 ( subjective   consciousness ) な の で あっ て 、 それ が 政治 的 、 文化 的 、 生物 学 的 な もの で ある か どう か に かかわら ず 、 客観 的 に 共有 さ れる 特質 に は よら ない と する 議論 も ある 。  ヒュー ・ シートン ＝ ワトソン は 「 ひとつ の グループ が 相当 部分 を 占め 、 みずから を 一 個 の nation を なす べき と 考える よう に なっ た とき ( consider   themselves   to   form   a   nation )、 あるいは かれ ら が すでに 一 個 の nation を なし て いる か の よう に 振舞う よう に なっ た とき ( behave   as   if   they   formed   one )、 たちまち ひとつ の nation が 存在 する よう に なる 」 と 主張 する 。  エリック ・ ホブズボーム も 同様 の 立場 を とる 。 「 最初 の 作業 仮説 として 、 人々 の 十分 に 大きな 集団 が あっ て 、 その 成員 が 自ら を 「 ネイション 」 の 一員 と みなし て いる の で あれ ば 、 それ を ネイション として 取り扱う こと に しよ う 」  また アーネスト ・ ゲルナー は 一方 で は 、 まず 闘争 が はじめ に あっ て 、 その あと に 、 nation が やって来る こと が できる という こと を 主張 し 、 他方 で は また 、 ひとつ の nation は かならず 、 互いに ひとつ の nation に 属し て いる と みなし て いる 人々 から なる 必要 が ある こと を 強調 する 。  実際 、 こうした 現代 の 研究 者 が nation の 主観 的 な 構築 性 を 指摘 する はるか 以前 に 、 こうした 観点 は いま で は 古典 と なっ て いる 社会 科学 の 著作 の なか に 早くから 現れ て い た 。 社会 学 の 巨匠 マックス・ウェーバー は 民族 体 ( nationhood ) の 間 主観 的 側面 を 強調 し 、 グループ の いわゆる 客観 的 特質 は 、 nation を 定義 する の に は 役に立た た ず 、 その ため 、 nation という 概念 が 、 「 価値 的 領域 ( sphere   of   values )」 に 属し て いる こと を 発見 する に 至っ た 。 nation という 概念 は 、 主として 、 本質 的 に 、 「 他 の グループ を 前 に し て もつ 一種 特別 の 連帯 感情 」 の 上 に 作り上げ られ て いる 。  ルナン も また 1882 年 に 早く も 指摘 し て いる 。 「 共同 の 地理 や 地域 、 言語 、 種族 あるいは 宗教 、 そうした 条件 を 持っ て いる という こと は 、 少し も nation の 存在 の 十 分 、 あるいは 必要 条件 と みなす こと は でき ない 。 それ に 反し て 、 nation は 互いに 関連 し た 二つ の 要素 を もっ て いる 。 ひとつ は 、 過去 の 記憶 の 豊か な 遺産 の 共有 で あり 、 もう ひとつ は 、 ともに 暮らし 、 これら の 遺産 を 受け継い で いこ う という 欲望 で ある 。 その ため 、 われわれ が nation の 本質 について 認識 を 深めよ う と 思う の なら ば 、 こうした 特別 な 歴史 の 意識 から 出 て き た 連帯 感 ( solidarity ) の 探求 を 進め なけれ ば なら ない 。 その ため 、 nation は 一種 の 道徳 的 形式 ( a   form   of   morality ) として 理解 さ れる べき な の で ある ( Renan   1994 )。  ベネディクト・アンダーソン の 有名 な 定義 が ある  アンダーソン に よれ ば nation は 一種 の 人工 物 で あり 、 一 個 の 「 想像 さ れ た 政治 的 な 共同 体 」 で ある 。 しかし 、 この こと は 、 nation が 「 虚偽 の 」 存在 で ある こと を 意味 し ない 。 採用 す べき 戦略 は 、 想像 の 様式 、 及び この 想像 を 可能 に し た 制度 を 用い て 、 この 2 つ の 点 で の nation の 特殊 性 を 理解 する こと な の で ある 。 アンダーソン が 挙げ て いる 例 は 「 印刷 - 資本 主義 ( print - capitalism ) で あり 、 また それ によって 出現 し た 、 nation を 一 個 の 社会 学 的 な 共同 体 へ と 変え た 新しい 文学 の ジャンル で ある ところ の 、 新聞 と 小説 で ある 。  スタイル 以外 でも 、 共同 体 を 区別 する その他 の 基準 を われわれ は 当然 見出す こと が できる 。 たとえば 、 その 規模 の 大小 や 、 行政 組織 の 階層 化 の 程度 、 内部 で の 平等 の 程度 など など で ある 。 nation と ナショナリズム を 研究 する 上 で 主要 な 目的 は 、 nation に かかわる 「 想像 さ れ た 」 集合 的 な 連帯 感 の 特殊 な 形式 を 見出す こと で ある 。 クレイグ・キャルホーン の 提供 する 以下 の リスト は 、 多かれ 少なかれ ひとつ の 共同 体 が nation として 想像 さ れる ため の 基礎 的 条件 に なり うる と 思わ れる もの を あげ て いる 。  注意 す べき こと は 、 これら の 特徴 は ナショナル な 「 修辞 」 な の で あっ て 、 通常 nation を 記述 する 特徴 として 主張 さ れる もの な の で ある 。 実際 、 われわれ は 経験 的 な 手段 に 訴え て nation を 定義 する こと は でき ない 。 たとえば 、 主権 が 達成 さ れ て いる か どう か 、 内部 が 分裂 し て いる か 、 一貫 性 が 維持 さ れ て いる か 、 あるいは はっきり と し た 境界 線 を 引ける か どう か 、 という こと を いう こと は でき ない 。 逆 に 、 nation は 通例 大いに これら の 主張 によって 構成 さ れ て いる の で あり 、 これら の 主張 は 単に 記述 的 な もの で は なく 、 規範 的 な もの で も ある 。 これら の 特徴 は 、 ナショナル な 感情 の 基礎 を 提供 する に 十分 で あり うる が 、 しかし 、 ひとつ として 絶対 に 必要 な 特徴 という もの は ない 。  異なる グループ に対して 、 彼ら が 自分 たち が ひとつ の nation を 成す 所以 を 主張 する とき 、 その こと によって 実際 に 、 別 の 種類 の グループ が 事実 上 建設 さ れる の で ある 。 われわれ は すべて の こうした 主張 を 仔細 に 検討 し 、 これら の 主張 を 、 その 人々 を 結び付け て いる 一種 の 信仰 として 認識 する 必要 が ある 。 ケラス は 、 以下 の よう な 定義 を 提案 し て いる 。差押え （ さしおさえ ） と は 、 国家 権力 によって 特定 の 有体物 または 権利 について 、 私人 の 事実 上 ・ 法律 上 の 処分 を 禁止 し 、 確保 する こと 。 新聞 ・ テレビ など で は 一般 に 「 差し押さえ 」 と 表記 さ れる 。  民事 執行 法 上 の 差押え は 、 債権 者 の 権利 の 実現 の ため に 、 国 が 債務 者 に 、 財産 （ 不動産 、 動産 、 債権 ） の 処分 を 禁止 する こと を いう 。 原則 として 強制 執行 （ 競売 や 強制 管理 ） に 入る 前 段階 の 措置 として 行わ れる 。 この よう な 処分 禁止 措置 が 強制 執行 の 開始 決定 時 に 講じ られる の は 、 開始 決定 が あっ た に も 関わら ず 、 いつ まで も 債務 者 が 自己 の 財産 を 自由 に 処分 できる 状態 に し て おく と 、 債務 者 は 執行 を 免れよ う と 財産 の 譲渡 や 隠蔽 を 行なう 可能 性 が ある ため で ある 。 しかし 、 債務 者 の 財産 処分 の 全て を 禁止 する と する と 私的 自治 の 原則 に 反し 、 債権 者 の 権利 濫用 に も つながる 。 そこで 、 債務 者 の 総 財産 の うち で 債務 者 の 生存 に 必要 な 部分 を 差押 禁止 財産 と し 、 なおかつ 、 無 剰余 差押 （ 強制 執行 後 配当 が 出 ない 差押 ） と 、 超過 差押 （ 債権 者 の 被 保全 債権 の 額 が 予想 配当 額 を 上回る 差押 ） を 原則 禁止 する こと で 債務 者 の 保護 を 図っ て いる 。  差押え の 申 立て に は 、 時効 中断 効 が ある （ 民法 2 号 ） が 、 権利 者 の 請求 により または 法律 の 規定 に 従わ ない こと により 取り消さ れ た とき は 、 時効 中断 効 を 生じ ない （ ） 。  民事 執行 法 上 の 差押え は 、 差押 財産 の 種類 によって 大別 し て 3 種類 に 分かれる 。  なお 、 仮 差押え について は 民事 保全 法 及び 仮 差押え を 参照 。  刑事 手続 における 差押え と は 、 物 の 占有 を 強制 的 に 取得 する 処分 を いう （ これ に対し 、 任意 に 占有 を 取得 する 処分 は 領 置 と 呼ば れ 、 差押え と 領 置 を 総称 し て 押収 と 呼ぶ ） 。 基本 的 に 証拠 物 を 対象 と する が 、 逮捕 に 伴う 無 令状 の 差押え （ 刑訴法 220 条 1 項 2 号 ） の 場合 に は 、 武器 や 逃走 用具 の 差押え も 可能 と 解さ れ て いる 。  捜査 段階 における 差押え は 原則 として 裁判官 の 発する 令状 により 執行 さ れる が （ 刑事 訴訟 法 218 条 ） 、 適法 な 逮捕 の 現場 で 行わ れる 場合 に は 令状 を 要し ない （ 憲法 35 条 、 刑事 訴訟 法 220 条 ） 。  差押え は 、 逮捕 に 伴う 無 令状 の 差押え （ 刑訴法 220 条 1 項 2 号 ） の 場合 を 除き 、 捜索 差押 許可 状 によって なさ れる 。  検察官 、 検察 事務 官 又は 司法 警察 員 は 、 捜索 差押 許可 状 の 発 付 を 裁判官 に対して 請求 する こと が できる （ 刑訴法 218 条 3 項 ） 。 裁判官 は これ を 受け て 令状 を 発 付する 。  令状 に は 、 以下 の 記載 事項 が 必要 で ある （ 刑訴法 219 条 1 項 ）  検察官 、 検察 事務 官 又は 司法 警察 職員 は 、 犯罪 の 捜査 を する について 必要 が ある とき は 、 裁判官 の 発する 令状 により 、 捜索 及び 差押え を 行う こと が できる （ 刑訴法 218 条 1 項 ） 。  執行 にあたって は 、 令状 は 被 処分 者 に対して 示す 必要 が ある （ 刑訴法 222 条 1 項 、 110 条 ） 。  国税 徴収 法 が 、 租税 の 滞納 処分 の 一 段階 として 差押 を 規定 し て いる （ 47 条 から 81 条 ） 。罪刑法定 主義 （ ざいけいほうていしゅぎ ） と は 、 ある 行為 を 犯罪 として 処罰 する ため に は 、 立法府 が 制定 する 法令 において 、 犯罪 と さ れる 行為 の 内容 、 及び それ に対して 科さ れる 刑罰 を 予め 、 明確 に 規定 し て おか なけれ ば なら ない と する 原則 の こと を いう 。 対置 さ れる 概念 は 罪 刑 専断 主義 で ある 。  罪刑法定 主義 と 邦訳 さ れる この 概念 は ローマ 法 に 原典 を もつ もの で は なく 、 近代 刑法 学 の 父 と いわ れる ドイツ 刑法 学者 フォイエルバッハ により 1801 年 に 提唱 さ れ た もの で ある 。 この 原則 の 淵源 は 1215 年 の マグナ・カルタ に 遡る と さ れ 、 そこ で 謳わ れ た 法定 手続 の 保証 が 英国 で 再三 確認 さ れ た のち 米国 に 渡り 、 1776 年 ヴァージニア 州 権利 章典 8 条 に 、 1788 年 合衆国 連邦 憲法 に 、 また 欧州 に 戻り 1789 年 フランス 革命 人権 宣言 8 条 が これ を 宣言 し 1791 年 の フランス 憲法 に 盛り込ま れ 、 以来 ほぼ 全 ヨーロッパ 諸国 の 刑法 に 採用 さ れる こと で 罪刑法定 主義 は 「 近代 刑法 の 大 原則 」 として 承認 さ れる に 至っ た と さ れる 。  罪刑法定 主義 の 根拠 は 、 以下 の よう に 自由 主義 ・ 民主 主義 の 原理 に これ を 求める こと が できる 。  罪刑法定 主義 の 派生 原理 として 以下 の よう な 事項 が 要求 さ れる 。  従来 の 法律 が 想定 し て い た 可能 性 を 超え た 態様 の 事件 が 発生 し た 場合 に 、 法律 規定 から 処罰 が 難しかっ たり 刑罰 に 上限 が 出来 て しまい 、 悪質 だ が 処罰 が 難しかっ たり 厳罰 に する こと が でき ない 、 という 点 について 、 これ を 柔軟 に 処罰 する こと が でき ない 罪刑法定 主義 は 批判 的 に 捉え られる こと も ある 。  これ に対し 、 罪刑法定 主義 という 観念 を 有 し ない 伝統 的 な 英 米 法 の 法域 で は 、 後述 の とおり 行為 時 に 成文法 で 禁止 さ れ て おら ず 、 判例 上 も 犯罪 として 認知 さ れ て い なかっ た 行為 が 、 裁判 の 結果 として コモン・ロー 上 の 犯罪 として 処罰 さ れる こと が あり 得る 。 その 意味 で 、 コモン・ロー 上 の 犯罪 に は 、 「 弾力 性 」 が ある 。  犯行 発生 当時 に 従来 の 法律 が 想定 し て い なかっ た よう な 態様 の 事件 として は 以下 の もの が ある 。  律令 を はじめ と する 日本 も 含め た 近代 以前 の 東アジア 諸国 の 法体 系 において は 、 刑罰 は 法律 の 条文 に 基づい て 行わ れる こと に は なっ て い た が 、 その 一方 で 社会 秩序 の 維持 を 名目 として 、 法令 に 該当 し ない 犯罪 を 裁く 規定 で ある 「 断罪 無 正 条 」 や 、 法令 に 該当 し ない 軽犯罪 の 裁判 を 行政 官 の 情理 による 裁量 に 委ねる 「 不 応為条 」 が 必ず 設け られ て おり 、 類似 の 犯罪 行為 の 規定 から の 類推 適用 が 許さ れ て おり 、 「 法律 なく し て 犯罪 なし 」 と する 罪刑法定 主義 の 主旨 と は 対極 に 位置 し て い た 。 これ は 東アジア の 法体 系 における 刑罰 は 厳格 な 絶対 的 法定 刑 （ 固定 刑 ） を 原則 と し て おり 、 こうした 類推 適用 は 国家 や 官吏 の 擅断 によって 刑罰 が 行わ れる 危険 性 を 持つ 一方 で 、 「 法 の 欠 缺補充 機能 」 及び 「 減刑 機能 」 によって 絶対 的 法定 刑 を 原則 と する 刑事 法 の 弾力 的 運用 を 図る という 側面 を 有し て い た 。 この ため 、 こうした 類推 適用 を 排し て 罪刑法定 主義 を 導入 する ため に は 法定 刑 の 仕組 を 見直す など の 法体 系 の 抜本 的 な 変更 を 必要 と し た 。  ただし 、 ヨーロッパ で 罪刑法定 主義 思想 が 主張 さ れる 以前 の 徳川 期 の 刑法 で も 、 類推 や 拡張 解釈 について は 厳重 な 拘束 が あり 、 裁判官 の 自由 に 委ね られ て い た の で は ない こと が 指摘 さ れ て いる 。  罪刑法定 主義 が 日本 で 制度 的 に 確立 さ れる の は 明治 時代 の 旧 刑法 施行 以後 の こと で あり 、 大陸 法 の 影響 を 受け た 明治 憲法 （ 第 23 条 ） や 、 現行 の 日本国 憲法 （ 第 31 条 、 第 39 条 ） に は 罪刑法定 主義 に 該当 する 条文 が 存在 する 。 現行 刑法 に は 罪刑法定 主義 について 直接 触れ た 条項 は 存在 し ない 。  英 米 法 は 、 伝統 的 に 罪刑法定 主義 の 観念 を 有さ ず 、 裁判所 は 、 成文法 で 禁止 さ れ て い ない 行為 で あっ て も 、 コモン・ロー 上 の 犯罪 として 、 適当 な 刑罰 を 科す こと が できる 。 この 法理 は 、 現在 でも 、 イギリス や アメリカ の 多く の 法域 において 維持 さ れ て いる （ 他方 で 、 現在 で は 、 法域 によって 、 議会 制定 法 が 罪刑法定 主義 に 相当 する 規定 を 定め 、 この 法理 を 制限 し て いる 場合 も ある 。 ） 。   コモン・ロー 上 で 「 犯罪 」 と さ れる 行為 の 多く は 、 「 先例 」 によって 古く から 「 犯罪 」 と さ れ て き た 行為 で ある が 、 「 先例 の ない 行為 」 で あっ て も 、 新た に 「 コモン・ロー 上 の 犯罪 行為 」 として 認知 さ れ 、 刑罰 を 科さ れる こと が ある 。 例 として 、 イギリス の Shaw 事件 （ 1961 年 ） や アメリカ の Mochan 事件 （ 1955 年 ） など が ある 。  英 米 法 において も 、 「 事後 法 の 禁止 」 という 考え方 は 一応 存在 する （ アメリカ合衆国 憲法 第 1 編 9 節 3 項 、 10 編 1 節 など ） 。 しかし 、 新た に 「 コモン・ロー 上 の 犯罪 」 を 認め た として も 、 「 事後 法 の 禁止 」 に 抵触 し ない と さ れる 。 コモン・ロー は 、 「 十全 な 体系 として 昔 から 存在 する もの で あり 、 判例 は 、 それ を 宣明 する もの に すぎ ない 」 という 立場 に 基づい て 正当 化 さ れ て いる 。 但し 、 人権 意識 の 進展 し た 近年 において は 、 デュー・プロセス・オブ・ロー の 拡張 概念 で ある の 理論 により 、 可 罰 性 の 拡大 は 非常 に 謙抑 的 な もの と なっ て おり 、 実質 的 な 罪刑法定 主義 的 抑制 は 機能 し て いる と いえる 。判例 （ はん れい ） と は 、  判例 は 、 「 先例 」 として の 重み付け が なさ れ 、 それ 以後 の 判決 に 拘束 力 を 持ち 、 影響 を 及ぼす 。 その 根拠 として は 、 「 法 の 公平 性 維持 」 が 挙げ られる 。 つまり 、 「 同類 ・ 同 系統 の 訴訟 ・ 事件 に対して 、 裁判官 によって 判決 が 異なる こと は 不公平 で ある 」 という 考え方 で ある 。 なお 、 同類 、 同 系統 の 事例 に対して 同様 の 判決 が 繰り返さ れ て 積み重なっ て いく と 、 その後 の 裁判 に対する 拘束 力 が 一層 強まり 、 不文法 の 一 種 で ある 「 判例 法 」 を 形成 する こと に なる 。  英 米 法 の 国 で は 、 判例 が 第 一 次 的 な 法 源 と さ れ て いる 。 ただし 、 制定 法 も 第 二 次 的 な 法 源 で ある 。  判例 は 、 法的 拘束 力   ( doctrine   of   stare   decisis ) を 有する と さ れ 、 成文法 が 全く 、 或いは 、 殆ど 無い に も 拘ら ず 、 判例 のみ で 一つ の 法 分野 を 形成 する こと も ある 。 法的 拘束 力 について 、 英国 で は 1898 年 に 貴族 院 で 厳格 な 先例 拘束 性 が 確立 （ London   Tramways   Co ., Ltd . v . London   County   Council 事件 による ） さ れ 先例 拘束 性 の 原理 が とら れ て いる の に対し 、 アメリカ合衆国 だ と 厳格 な 先例 拘束 性 の 原理 が 成立 し て おら ず 、 比較的 緩やか に 判例 変更 が 認め られ て いる 。  大陸 法 の 国 で は 、 判例 は 英 米 法 の 国 ほど の 法的 拘束 力 が 無く 、 法 源 の 一つ で なく 、 制定 法 や 慣習 法 のみ が 法 源 で ある と 解する の が 、 伝統 的 な 理解 で ある 。 しかし 、 法 解釈 について 最終 判断 を 委ね られる 最上級 の 裁判所 の 判例 は 、 下級 裁判所 にとって 拘束 力 を 有する だけ で なく 、 あらゆる 法律 実務 に対して 事実 上 の 拘束 力 を 有する 。 したがって 、 大陸 法 の 国 において も 、 広い 意味 で の 判例 法 は 、 存在 する と 言える 。  裁判所 法 は 1947 年 に 成立 し た が 、 当時 の 帝国 議会 裁判所 法案 委員 会 で は 英 米 法学 者 の 貴族 院 議員 高柳 賢三 が 、 米国 で は 判例 集 は 裁判所 外 の 第三者 機関 が 作成 する もの で ある こと 、 裁判所 法案 は 大日本帝国 時代 の 手法 を 踏襲 し 英 米 式 を 採用 し て い ない こと 等 について 、 司法省 に対し 強い 反対 論 を 述べ て いる 。 しかし 逆 に 「 裁判所 は 法律 において 特に 定める 権限 を 有する 」 という こと が 裁判所 法 に 定め られ た （ 第 3 条 ） 。  また その後 、 1998 年 の 改正 訴訟 法 は 、 ある 判決 が 判例 に 反する 場合 は 上告 等 の 理由 と なる として 、 判例 の 拘束 性 を 増大 さ せ た 。  そう で あっ て も 、 日本 は 実質 的 に 法典 法 主義 を 採用 し て おり 、 法律 制度 上 は いわゆる 判例 拘束 性 の 原理 を 採ら ない 。 とくに 憲法 39 条 の いう 「 適法 」 と は 実定法 の こと で あり 判例 法 で は ない 。  日本 における 判例 と は 、 法律 上 は 上級 下級 裁判所 に 関わる 論点 で あり 、 判例 法 の 法 源 性 について は 学説 が 分かれ て いる 。  「 憲法 その他 の 法令 の 解釈 適用 について 、 意見 が 前 に 最高 裁判所 の し た 裁判 に 反する とき 」 は 大 法廷 で 判断 する こと が 必要 と さ れ （ 裁判所 法 10 条 3 号 ） 、 同 一 事件 について 上級 裁判所 が 下し た 判断 は 、 当該 事件 限り において 下級 裁判所 を 拘束 する （ 裁判所 法 4 条 ） 。 ある 判決 が 最高 裁判所 の 判例 や 大日本帝国 憲法 下 の 大審院 ・ 高等 裁判所 の 判例 に 反する 場合 、 刑事 訴訟 で 上告 理由 と なり （ 刑事 訴訟 法 405 条 2 号 3 号 ） 、 民事 訴訟 で 上告 受理 申立 理由 と なり （ 民事 訴訟 法 318 条 1 項 ） 、 また 許可 抗告 事由 （ 民訴 法 337 条 2 項 ） と なる 。 上級 裁判所 は 、 法令 解釈 に 誤り が ある 場合 は 原 裁判 を 破棄 する こと が できる （ 刑訴法 397 条 1 項 2 項 、 400 条 。 民訴 法 325 条 1 項 、 337 条 5 項 ） 。  現行 制度 は 最高 裁判所 の 判例 に つき その 変更 は 慎重 な 手続き を 設け て 、 容易 に 変更 が 出来 ない よう に し て おり 、 また これ に 反する 下級 審 の 裁判 が あっ た とき に は 法令 解釈 の 違背 が ある として 取り消す こと が できる 。 法令 の 安定 的 な 解釈 と 事件 を通して の 事後 的 な 法令 解釈 の 統一 を 図る ため で あり 、 最高 裁判所 の 判例 に は 後 の 裁判所 の 判断 に対し 拘束 力 が ある もの と 解釈 さ れ て いる 。  一般 に 判例 集 に 登載 する 裁判 の 選択 は 、 最高 裁判所 に 置か れ て いる 判例 委員 会 で なさ れる （ 判例 委員 会 規程 1 , 2 条 ） 。 7 人 以下 の 裁判官 が 委員 と なり 、 調査官 および 事務 総局 の 職員 が 幹事 と なり 、 原則 として 月 1 回 開か れ て いる 。 そこで 、 判例 集 に 登載 さ れる こと が 決定 さ れ た 判例 について は 、 幹事 の 起案 し た 判示 事項 、 判例 要旨 、 参照 条文 など も 審議 決定 さ れる 。 判例 委員 会 は 、 何 か が 判例 で ある か を 公的 に 決定 する もの で は ない が 、 この 判例 委員 会 の 決定 は 重要 な 手がかり に なる と 見なさ れ て いる 。 また 判例 集 の 記述 が なんらかの 確定 的 事実 を 述べ た もの で は ない こと に は 注意 す べき だ と さ れる 。  大陸 法 系 の 訴訟 手続 を とる 日本 で は 、 判例 に 法律 や 政令 と 同じ よう な 価値 は ない 。 国会 の 定める 法律 （ あるいは より 下位 の 存在 で ある 条例 ） が 法 源 として 採用 さ れる こと が 原則 で ある 。 一方 で 裁判 により 規範 性 を もつ 準則 （ rule ） として の 法 が 形成 さ れる こと は 、 しだいに 認め られる よう に なっ て き て いる と いえる 。 労働 法 における 「 整理 解雇 の 四 要件 」 （ 四 要素 と する 裁判 例 も ある ） の よう に 法 源 性 の 高い 判例 も あり 、 「 譲渡 担保 」 も 判例 によって 認め られ て いる 。  また 、 最高裁 の 場合 、 「 判例 変更 」 という 制度 が ある ため 、 異なる 判例 の 共存 は 、 概念 上 成立 し 得 ない 。政治 体制 （ せい じたい せい ） と は 、 ある 国家 における 政治 的 諸 制度 の 総体 を 指し て 言う 。  政治 体制 （ political   regime ） は 多く の 場合 「 政治 システム 」 （ political   system ／ 政治 体系 ） と 区別 さ れ 別個 に 規定 さ れ て いる （ 政治 システム について は デイヴィッド・イーストン も 参照 ） 。  第 一 に は 、 政治 体制 を 制度 の 集合 と 見 た うえ で 静態 的 な 構造 概念 として 捉える 見方 によって 区別 さ れ て いる 。 特に イーストン の 「 政治 システム 」 の うち 、 機能 的 側面 を 捨象 し た 構造 概念 として 捉え られる こと が 多い 。  第 二 に は 、 政治 体制 を 支配 - 服従 関係 の 側面 に 注目 し た 概念 と 捉える 見方 によって 区別 さ れ て いる 。 政治 体制 を 政治 制度 の 総体 と 言う 場合 、 服従 を 確保 し 安定 し た 支配 を 持続 し て いる 諸 制度 を 前提 として 考える こと が 一般 的 で あり 、 特に 「 体制 」 という 語 によって 、 その なか における 支配 - 服従 関係 を 捉えよ う と する こと が 多い 。  第 三 に 、 政治 システム が 自己 再 生産 的 に 可変 的 で ある の に対して 、 政治 体制 は しばしば 変動 し 、 放棄 さ れ 、 新た な もの に 移行 する もの と 捉え られ て いる 点 が 政治 システム 概念 と の 大きな 違い で ある 。 政治 体制 を 構成 する 諸 制度 は 相互 に 連関 し た 1 つ の セット として 把握 さ れ 、 支配 － 服従 関係 の あり方 を 表現 する もの として 把握 さ れる 。 一つ の 政治 体制 が 放棄 さ れ た とき に は 支配 － 服従 関係 の 変化 と も 捉え られる 。  近代 以降 の 政治 体制 の 類型 として もっとも 広く 流布 する もの は 、 ホアン ・ リンス による 民主 主義 体制 、 権威 主義 体制 、 全体 主義 体制 の 三 分 法 で ある 。 ほぼ 全て の 体制 は この 3 つ の いずれ か に 分類 可能 で ある 。 しかし リンス 自身 による 修正 も 含め 、 政治 体制 の 類型 と 特徴 付け は 他 に も 多数 ある 。 例えば リンス は この 3 つ に ポスト 全体 主義 体制 、 スルタン 主義 体制 を 加え 、 若干 の 修正 を 行っ て いる 。地政学 （ ち せい がく 、 ： ジオポリティクス 、 ： ゲオポリティク 、 ： ジェオポリティク ） は 、 地理 的 な 環境 が 国家 に 与える 政治 的 、 軍事 的 、 経済 的 な 影響 を 、 巨視的 な 視点 で 研究 する もの で ある 。 イギリス 、 ドイツ 、 アメリカ合衆国 など で 国家 戦略 に 科学 的 根拠 と 正当 性 を 与える こと を 目的 として 発達 し た 。 「 地政学 的 」 の よう に 言葉 として 政治 談 議 の 中 で 聞か れる こと が ある 。  歴史 学 、 政治 学 、 地理 学 、 経済 学 、 軍事 学 、 文化 学 、 文明 、 宗教 学 、 哲学 など の 様々 な 見地 から 研究 を 行う 為 、 広範 にわたる 知識 が 不可欠 と なる 。 また 、 政治 地理 学 と も 関係 が ある 。  大陸 国家 系 地政学 は 組織 学派 の 影響 が 大きく 、 海洋 国家 系 地政学 と の 差異 を 生ん で いる 。  地政学 、 すなわち 、 地理 と 政治 や 軍事 と の 関係 性 について の 研究 は 、 すでに 古代 ギリシア の 時代 、 ヘロドトス の 『 歴史 』 に その 起源 が 読み取れる 。 彼 は 民族 の 命運 が 地理 的 な 環境 と 深く 関係 し て いる こと を ペルシア 戦争 の 研究 から 述べ て いる 。  より 「 政治 地理 学 」 という 名称 を 用い 、 体系 的 に 政治 と 地理 の 関係 について 論じ た の は 18 世紀 の ドイツ の 哲学 者 カント で ある と 考え られ て いる 。 この 研究 は ドイツ の 経済 学者 フリードリッヒ・リスト や ドイツ の 歴史 学者 ハインリヒ ・ フォン・トライチュケ 、 ドイツ の 地理 学者 アレクサンダー ・ フォン ・ フンボルト 、 カール ・ リッター たち を 経 て 地理 学者 フリードリヒ・ラッツェル によって 引き継が れ 、 スウェーデン の 政治 学者 ルドルフ・チェレン （ Rudolf   Kjellen ） が さらに 体系 化 を 加え て 「 地政学 」 と の 名称 を 与え 、 20 世紀 の ドイツ の 陸軍 将校 で あっ た カール ・ ハウスホーファー によって 国家 は 国力 に 相応 の 資源 を 得る ため の 生存 圏 （ レーベンスラウム ） を 必要 と する という 大陸 国家 系 の 地政学 の 説 を 唱え た 。  ドイツ において こう いっ た 理論 が 集中 的 に 発展 し た 背景 について は 、 ドイツ が ヨーロッパ の 中央 部 に 位置 し 、 しばしば 外国 と の 戦争 によって 国土 を 破壊 さ れ 、 国家 の 発展 が しばしば 頓挫 し た 歴史 が 関係 し て いる と 考え られる 。  ドイツ の 地政学 の 系譜 と は 別に 、 英国 や 米国 で 発展 し た 英 米 系 地政学 （ 海洋 国家 系 地政学 ） の 系譜 が 存在 し て おり 、 イギリス や アメリカ が 中心 と なっ て 発展 し て き た 。 19 世紀 の 米国 海軍 将校 で あっ た アルフレッド ・ セイヤー・マハン は シーパワー 理論 を 打ち た て 、 イギリス 地理 学者 の ハルフォード・マッキンダー は ユーラシア 大陸 の 中央 部 （ ハートランド ） を 制する もの が 世界 を 制する と 主張 し て 、 イギリス の 立場 から ロシア へ の 対抗 を 説く ランド パワー の 理論 を 構築 し た 。  後 に 、 20 世紀 の アメリカ の 政治 学者 で ある ニコラス・スパイクマン は ランド パワー と シーパワー の 対立 構造 を すべて の 戦争 に 当てはめる こと は 乱暴 な 単純 化 で ある と 批判 し 、 大陸 縁辺 部 （ リム ランド ） を 定義 し た 。  アドルフ ・ ヒトラー が 率い た ナチス ・ ドイツ と 大日本帝国 の 帝国 主義 的 な 拡張 政策 に 一定 の 影響 を 与え た と 考え られ て いる 。 事実 、 ハウスホーファー の 副官 で あっ た ルドルフ・ヘス が ナチス 党 に 入党 し て おり 、 『 わが 闘争 』 の 口述 筆記 を 行い 、 後 に 、 ナチス の 副 総統 と なっ て おり 、 『 わが 闘争 』 に も ハウスホーファー の 理論 が ある程度 影響 し て いる と 考え られ て いる 。  また 、 日本 において も 、 昭和 初期 に 、 ドイツ と の 地理 的 な 類似 性 から ドイツ 地政学 の 影響 を 大きく 受け て おり 、 小牧 実 繁 が 『 日本 地政学 宣言 』 （ 弘文 堂 書房 、 1940 年 ） を 著し 、 「 大 東亜 共栄 圏 」 の 概念 を 形成 し 、 また 、 岩田 孝三 の 『 国防 地政学 』 （ 帝国 書院 、 1943 年 ） において も 、 その 地政学 理論 を 日本 の 拡張 政策 に 結びつける べき で ある と の 記述 が み られる 。  地政学 の 理論 が 当時 の 政策 立案 に 決定的 な 影響 を 与え た こと を 立証 する こと は でき ない が 、 この よう な 地政学 の 姿勢 という もの は 、 日本 で は 軍国 主義 の 理論 として 差別 的 に 排斥 さ れ た 。 特に 、 国際 関係 を 地理 的 要因 、 軍事 的 要因 のみ で 分析 する 地政学 的 アプローチ は 、 経済 、 通商 、 投資 関係 が 国際 関係 を 説明 する 極めて 重要 な 要素 で ある こと を まったく 無視 し て いる こと から し て 致命 的 欠陥 が ある 。  また 、 確か に 国家 は 現在 でも 国際 関係 における 基本 的 アクター で は ある が 、 20 世紀 後半 以降 、 国際 機関 や 大 規模 多 国籍 企業 を 始め として 、 NPO など 国際 関係 における アクター の 多様 化 が 顕著 に なっ て いっ た に も かかわら ず 、 その よう な 変化 に 対応 でき なかっ た 。 しかも 、 国家 内部 において も 利害 関係 は 多様 で あり 、 政策 決定 は 重層 的 かつ 多様 な もの と なる 。 そして 、 かかる 意思 決定 過程 が 国際 関係 に 影響 を 及ぼす に も かかわら ず 、 「 一枚岩 の 国家 」 という あり も し ない 前提 を 元 に 議論 を 構築 し て いる という 欠陥 が ある 。  大戦 に 勝利 し た アメリカ において は 、 マハン の 理論 は 勝者 として 賞賛 さ れ た 。 1944 年 、 ピーティ 教授 は 北極圏 を 中心 と し た 半島 環状 地帯 、 島嶼 内側 環状 地帯 、 島嶼 外側 環状 地帯 に 分類 しよ う と し た 。 また 、 1973 年 に は サウル・コーヘン が 特定 地域 に 地 戦略 的 な 同質 性 は 存在 し ない と し 、 世界 を 海洋 世界 と 大陸 世界 と 破砕 帯 に 大別 し て 呼称 し た 。  1988 年 に 、 国立 政策 研究所 の グレイ 所長 は 東欧 と 中東 が ソ連 の 防壁 または 米国 の 前進 基地 の 二 面 性 が あり 、 これ は 地 戦略 的 な 見地 に よる と 考え た 。 そして 、 冷戦 期 における 欧州 で の 米国 の 脅威 は 領土 を 巡る 紛争 で は なく 、 ソ連 の 軍事 力 が 西側 諸国 へ 与える 間接 的 な 影響 で ある と 論じ た 。 また 、 核兵器 の 時代 に なる と 、 従来 の ランド パワー 至上 主義 、 シーパワー 至上 主義 に 加え て 、 新しく エア パワー 至上 主義 が 登場 する こと に も なっ た 。  日本 で は 、 戦後 地政学 が 公的 に は 議論 し 難い 環境 が あり 、 また 研究 の 歴史 も 浅い ため に 研究 の 成果 は 限定 的 で ある が 、 小牧 門下 の 足利 健 亮 、 藤岡 謙二郎 、 神尾 明正 （ かん お ・ あき まさ ） ら が 、 小牧 地政学 の 学 統 を 歴史 地理 学 や 先史 地理 学 として 発展 継承 し 、 地理 学 と 歴史 学 、 考古学 の 境界 領域 的 な 研究 で 業績 を あげ た 。  フリードリッヒ・ラッツェル は ドイツ の 政治 地理 学者 で ある 。 ビスマルク 時代 における 植民 地 獲得 の 外交 政策 の 理論 的 根拠 として 用い られ た 。 ラッツェル は 国家 を 単なる 国民 の 集合 で は なく 国土 と 国民 から 形成 さ れる 生命 体 として 考え 、 国力 は その 国土 面積 に 依存 し 、 国境 は 内部 同一 性 の 境界 線 で あり 、 同時に 、 国家 の 成長 に したがっ て 流動的 に 国境 が 変化 する など の 前提 を 打ち立て て 、 以下 の よう な 法則 性 を 導い た 。  は スウェーデン の ウプサラ 大学 で の 政治 学者 ・ 歴史 学者 で あり 、 また 、 地理 学者 でも あっ た 。 ラッツェル の 理論 を 継承 し 、 国家 は 高度 な 生命 組織 体 で あり 、 それ は 国土 に 依存 し て いる と 考え 、 その 理論 を さらに 発展 さ せ 、 大陸 国家 系 地政学 の 発展 を もたらし た 。 そして 、 以下 の よう な 新しい 理論 を 展開 し た 。  ドイツ 陸軍 将校 で あり 、 第 一 次 世界 大戦 で は 旅団 長 として 従軍 し 、 後 に 、 ミュンヘン 大学 の 地理 学 と 軍事 学 の 学部 長 と なっ た カール ・ ハウスホーファー は 、 ラッツェル ら の 従来 の 大陸 国家 系 地政学 の 研究 を 踏まえ て 自給自足 を 重視 する 観点 から 生存 圏 の 理論 を 論じ た 。 従来 の 地政学 と は 異なる 点 を 以下 に 述べる 。  ハウスホーファー の 生存 圏 の 理論 は 、 国家 が 発展 する ため に は 小国 の 権益 を 武力 で 奪取 する こと も 厭わ ず 、 自給自足 の ため に は 重要 な 経済 拠点 を 経済 的 に 支配 する という 考え方 を 正当 化 する もの で ある と 現代 において は 批判 さ れる 。 しかし 、 こう いっ た 政策 は 彼 の 独善 的 な 考え で は なく 、 第 一 次 世界 大戦 後 の ヴェルサイユ 条約 において は 戦勝 国 によって 行わ れ た こと で あっ た 。 しかし 、 科学 として は 彼 が ドイツ 民族 を 常に 念頭 において 研究 を 行っ た ため に 客観 性 を 欠く ところ も ある と 考え られ て いる 。  米国 海軍 の 将校 で あっ た アルフレッド ・ セイヤー・マハン は 『 海上 権力 史 論 』 など の 多数 の 著作 を 残し 、 海洋 戦略 の 観点 から シーパワー 理論 を 提唱 し た 。 その 理論 の 要旨 と は 以下 の 通り で ある 。  マハン は 、 海洋 、 すなわち 、 海上 交通 路 を 制する こと の 国益 を 、 カルタゴ 、 スペイン 、 イギリス など の 海洋 国家 の 歴史 から 、 また 、 工業 ・ 商業 の 大 規模 化 による 重要 性 から 非常 に 大きい もの で ある と 評価 し て いる 。 また 、 大陸 国家 は 隣接 する 国家 と の 生存 競争 が 常に 存在 する と の 前提 に 立ち 、 ゆえに 、 海洋 に 進出 する ため の 費用 が 大陸 国家 に は 負担 でき ない という 考え を 示し て いる 。  彼 は 、 アメリカ が イギリス に 匹敵 する 強国 と なる ため に 、 海軍 力 を 増強 し 、 海上 交通 路 を 確立 する 必要 が ある と 主張 し た 。 この 考え方 は 米 海軍 の 戦略 に 大きな 影響 を 与え 、 米国 は 、 パナマ 運河 や ハワイ 、 グアム 、 フィリピン など を 支配 下 に いれ 、 現代 において も 強大 な 海軍 の 海洋 へ の 展開 によって アメリカ の 軍事 的 優位 や 海上 交通 路 の 確立 に 貢献 し て いる 。  ハルフォード・マッキンダー は 英国 の 地理 学者 で あっ た 。 マッキンダー は マハン の シーパワー 理論 の 対称 と なる ランド パワー 理論 を 提唱 し た 。 地上 の 7 割 は 海 で ある が 、 人間 生活 の 基盤 は 地上 に ある ので 、 広大 な 陸地 を 支配 し て いる 勢力 を ランド パワー と 考え 、 また 、 世界 の 陸地 の 3 分の 2 を 占め て いる ユーラシア 大陸 を 「 世界 島 」 、 世界 島 の 中央 部 で シーパワー の 影響 外 に ある 地域 を 「 ハートランド 」 と 名づけ 、 ランド パワー の 中心 地 は ハートランド を 基盤 に 世界 島 へ 展開 さ れる と 考え た 。  また 、 ハートランド の 外側 に 二 重 の 半月 型 の 地域 を それぞれ 「 内側 の クレセント 」 と 「 クレセント 」 として 分類 し 、 内側 の クレセント において ランド パワー と シーパワー が 対決 する という 国際 情勢 の 長期 的 な 構図 を 論じ た 。 これら の 理論 と 当時 の 第 一 世界 次 大戦 後 という 国際 情勢 から 、 ドイツ という 大陸 国家 の ランド パワー の ハートランド へ の 拡張 を 警戒 し 、 「 東欧 を 制する もの は ハートランド を 制し 、 ハートランド を 制する もの は 世界 島 を 制し 、 世界 島 を 制する もの は 世界 を 制す 」 という 有名 な 言葉 を 第 一 次 世界 大戦 後 の 講和 会議 に 出席 する 英国 の 委員 に対して 述べ た 。  また 、 第 二 次 世界 大戦 において マッキンダー は 、 当時 の 国際 情勢 の 変化 に 適応 し て 、 ハートランド の 範囲 を 一部 変更 し て 北米 大陸 を 含め た 「 拡大 さ れ た ハートランド 」 と し 、 世界 島 の 外部 に 米国 という 大きな パワー の 出現 を 考慮 し 、 世界 島 を 制し よう と する 脅威 は 東欧 で は なく ハートランド から 生じる もの と 考え直し た 。  米国 の イェール 大学 で 政治 学 の 教授 で あっ た ニコラス・スパイクマン は 、 ランド パワー 理論 や ハートランド 理論 を 踏まえ て リム ランド （ ユーラシア の 沿海 地帯 ） 理論 を 提唱 し た 。 その 理論 を 踏まえ 、 彼 は 米国 の 政策 に 以下 の 提案 を 行っ て いる 。  スパイク マン は 、 現代 （ 当時 は 第 二 次 世界 大 戦中 ） の 船舶 技術 において 、 アメリカ を とりまく 大西洋 も 太平洋 も 「 防波堤 で は なく 、 逆 に 高速 道路 で ある 」 と 認識 し て おり 、 現代 の 兵器 技術 において 、 いかなる 国 の パワー も 地球 上 の いかなる 場所 で あれ 、 「 地理 的 距離 と は 無関係 に 投入 できる 」 と 見抜い て おり 、 アメリカ の 孤立 主義 （ モンロー 主義 ） の 不毛 と 危険 を 警告 し 続け た 。 この 提言 を 基 に し て 大戦 後 の アメリカ の 国家 戦略 が 実行 さ れ て おり 、 これから の アメリカ の 戦略 、 国際 情勢 を 予測 する 上 で 大きな ヒント と する 専門 家 も いる 。  従来 の 近世 から 近代 にかけて 研究 さ れ て き た 地政学 は 、 主 に 、 マキャベリ の 現実 主義 的 な 国際 関係 観 に 立っ た もの で あり 、 国際 協調 主義 が 一般 化 し て いる 現代 において は 、 主観性 や 前 時代 的 な 性質 、 イデオロギー 性 が 現れ て いる 。 大陸 国家 系 地政学 （ ハウスホーファー や 、 ラッツェル など の 地政学 ） は 、 国家 の 自給自足 を 重視 し 、 国際 関係 は 常に 生存 競争 の 状態 に ある と 考え 、 国家 を 一 個 の 生命 体 と みなし て 発展 し 続ける 必要 性 が ある と 定義 し 、 その ため に は 拡張 政策 を も 正当 化 する 。  ゆえに 、 ナチス により 政策 の 理論 的 支柱 として 利用 さ れ た と の 批判 が 強い 。 また 、 地政学 に対する 立場 が 政治 的 な 立場 が 強く 影響 する ため に 、 その 客観 性 に は 常に 疑問 が 持た れる と の 根本 的 な 懐疑 も ある 。  しかし 、 ドイツ で 生まれ た 大陸 国家 系 地 政 の 発展 の 過程 に も ドイツ の 歴史 的 背景 が 深く 関わっ て いる 。 ドイツ 国土 を 破壊 し た 三 十 年 戦争 、 北方 戦争 といった ドイツ 国土 を 蹂躙 し た 戦争 の 歴史 、 また 、 三 度 にわたる 分割 による 隣国 ポーランド 王国 滅亡 の 悲劇 、 ナポレオン 戦争 の 勃発 など 、 ドイツ の 陸上 の 国境 線 が 長く 、 欧州 列強 と 隣接 し て おり 、 外国 軍 による 国土 の 破壊 を 何 度 も 経験 し て き た 歴史 が ドイツ の 地政学 の 発展 を もたらし 、 大陸 国家 系 地政学 を 排他 的 、 拡張 主義 的 な 性格 を 持つ よう に 育て て いっ た こと は 注目 す べき 点 で あり 、 第 二 次 世界 大戦 の 侵略 正当 化 の 道具 として 構築 さ れ た 理論 として のみ 見る こと は 側面 的 な 視点 で ある 。  また 、 実証 性 が 薄く 、 非常 に 観察 者 の 主観性 が 強い こと を 批判 さ れる こと も ある （ ただし 、 これ は 社会 科学 全般 に いえる ） 。 地政学 という 学問 が 、 その 基礎 的 な 理論 が 確立 さ れ 、 長期間 にわたる 総合 的 な 研究 が まだ 行わ れ て い ない 未熟 な 学問 で ある こと も 注目 す べき 点 で ある 。 また 、 地政学 が 体系 化 さ れる 以前 から 、 地理 的 な 条件 と 政治 の 関係 性 が ある程度 認め られる こと は 古代 から 近代 にかけて の 歴史 的 な 事実 で も ある 。  人間 の 営み と 地理 と の 間 に 深い 関係 性 が 存在 する こと は 否定 し がたい 事実 で あり 、 世界 各地 に は 生存 適地 と 資源 地域 が 局地 的 ・ 不 平等 に 存在 し て いる 。  それに 関連 し て 、 人口 密度 も 国家 発展 の 度合い も 一律 で は ない 。 人間 の 適応 能力 は 限定 的 で ある ため 、 地域 の 特性 は 人間 の 行動 へ の 影響 に は 一定 の 法則 性 が 存在 する こと は 歴史 を み て も 明らか で ある 。 近年 は 人口 増 が 急速 に 地球 規模 で 進み 、 各国 の 経済 発展 による エネルギー 需要 が 増加 し 、 また 、 国際 関係 は 様々 な 問題 に 直面 し つつ ある 。  人文 地理 学 の 一 分野 で ある 政治 地理 学 （ political   geography ） と の 関係 は とても 深く 、 取り扱う テーマ も 20 世紀 前半 まで は ほぼ 同一 視 さ れ て い た 。 現代 において も 地政学 と 政治 地理 学 と を 厳密 に 区別 する 人 と 、 曖昧 に 扱う 人 が いる 。  しかし 、 歴史 の 項 でも みる とおり 、 政治 地理 学 は イデオロギー 的 な 内容 で タブー に 近い もの として 、 第 二 次 世界 大戦 後 は 日本 や ドイツ など の 敗戦 国 の イデオロギー 色 の 強い 高等 教育 機関 の 学者 の 間 で 公的 に は 議論 し 難い 環境 が あっ た が 、 地理 学者 ら が 中心 と なり 地道 な 努力 により 、 政党 など の 政治 集団 や 自治 行政 といった 政治 色 の ない 分野 の 計量 的 な 分析 を 取り入れ たり 、 社会 や 経済 など の 概念 も 取り入れ たり し 、 地政学 から は 距離 を 置い て 独自 の 道 を 歩も う と する 傾向 が ある 。  しかし 、 マクロ な 視点 で は 地政学 と は 不可分 な 関係 で も ある 。 政治 地理 学 は 現在 で は 再び 人文 地理 学 の 重要 な 一 分野 として 認知 さ れ て いる が 、 地政学 と 政治 地理 学 と の 明確 な 境界 線 を 引く こと は 難しい の が 現状 で ある 。  （ 土曜 社 、 2013 年 ） プロジェクト シンジケート 叢書 3議院 内閣 制 （ ぎいんないかくせい ） と は 、 政府 （ 内閣 ） が 議会 （ 特に 下院 ） の 信任 によって 存立 する こと と する 制度 。  議院 内閣 制 は 大統領 制 、 超然 内閣 制 、 議会 統治 制 など と 並ぶ 、 議会 と 政府 と の 関係 の 点 から 見 た 政治 制度 の 分類 の 一つ で 、 議会 と 政府 （ 内閣 ） と が 分立 し た 上 で 、 政府 は 議会 （ 特に 下院 ） の 信任 によって 存立 する 政治 制度 で ある 。 議院 内閣 制 は イギリス で 誕生 し た 政治 制度 で あり 、 そこ で は 首相 が 内閣 を 、 内閣 は 多数 党 を 、 多数 党 は 議会 を 、 それぞれ 統率 ・ 指導 ・ 統制 し 、 議会 の 多数 党 は 国民 の 投票 によって 決定 さ れる 。  議院 内閣 制 を 他 の 政治 制度 と 比較 する と 以下 の よう な 特徴 によって 表さ れる 。  政治 モデル として は 、 アメリカ 型 大統領 制 は 立法 権 と 行政 権 を 厳格 に 分離 し 権力 の 分散 という 点 を 強調 し 権力 分立 を 指向 する の に対し 、 イギリス 型 議院 内閣 制 は 立法 権 と 行政 権 が 政権 党 によって 結合 さ れ 強力 な 内閣 の もと に 権力 の 集中 を 容認 する 制度 で ある と さ れる 。 議院 内閣 制 に は 集権 性 ・ 集約 性 が み られる と さ れ 、 特に イギリス で は 首相 統治 制 ・ 二 大 政党 制 を 背景 に 首相 権力 の 強い 議院 内閣 制 と なっ て いる 。 しかし 、 日本 で は 歴史 的 ・ 制度 的 な 点 から 長い 間 にわたり 議院 内閣 制 の ため に 権力 の 集中 は 生じ ない と み られ て き た という 指摘 が ある （# 日本 の 議院 内閣 制 ） 。  国民 による 公選 によって 選出 さ れる 大統領 と は 異なり 、 議院 内閣 制 における 内閣 は 国民 から 直接 選ば れる わけ で は ない ため 、 自ら の 民主 的 正統 性 の 根拠 について 議会 から の 信任 に 依拠 する こと に なる 。 議院 内閣 制 の 下 で は 原理 的 に は 議会 は 内閣 に 優位 する こと に なり 、 アメリカ 型 の 大統領 制 に 比し て 権力 分立 という 自由 主義 的 側面 は 後退 する こと に なる が 、 国民 （ 有権者 ） → 議会 （ 議院 ） → 内閣 （ 首相 ・ 大臣 ） → 行政 各部 （ 官僚 ） という 権限 の 委任 と 監督 の 連鎖 と 、 内閣 → 議会 （ 議院 ） → 国民 （ 有権者 ） という 責任 の 連鎖 を 構築 する こと によって 行政 権 の 民主 的 コントロール を 確保 する とともに 、 議会 （ 主 に 下院 ） の 多数 党派 が 行政 部 の 中枢 機関 を 担う こと として 政治 上 の 責任 の 所在 を 明確 に し て 民主 主義 的 要請 に 応えよ う と する 制度 で ある と さ れる 。  大統領 制 の 下 で は 大統領 と 議会 と は 別々 に 選出 さ れる ため 民意 は 二元 的 に 表れる 二 元 代表 制 で ある の に対し 、 議院 内閣 制 で は 議会 のみ が 選挙 により 選出 さ れ て 内閣 は それ を 基盤 として 成立 する ため 民意 は 一元 的 に 表れる 一元 代表 制 で ある 。 そして 、 議院 内閣 制 の 下 で 議会 と 内閣 の 協 働関係 が 破綻 し た 際 に は 、 内閣 不信任 決議 、 内閣 総 辞職 、 議会 解散 権 の 行使 の いずれ か によって 解決 が 図ら れる 。  議院 内閣 制 で は 議会 多数 派 が 政権 を 握る こと に なる ため 、 基本 的 に 与党 の 分裂 や 連立 与党 の 関係 破綻 など の 問題 を 生じ ない 限り 内閣 提出 法案 は 成立 する 。 議院 内閣 制 の 下 で は 立法 及び 行政 の 統治 責任 は 議会 を 支配 し 現に 内閣 を 組織 し て いる 政権 党 に 一元化 さ れる 。 議会 選挙 で は 内閣 与党 の 治績 の 良否 、 政策 競争 の 優劣 など の 点 から 国民 の 審判 を 仰ぐ こと に なる 。  以上 の 点 は 立法府 と 行政府 の 厳格 な 分離 を とり 、 大統領 の 任期 が 定め られる 一方 、 議会 解散 権 が なく 、 大統領 の 所属 政党 と 議会 多数 派 と が 異なる 場合 も 出現 し やすい アメリカ 型 の 大統領 制 と 異なる 点 で ある 。  議院 内閣 制 の 利点 を 実際 に 活かす こと が できる か 否 か は 政治 上 の 諸 条件 に かかっ て いる と さ れ 、 議会 や 政党 に 頽落 を 生じる 場合 に は アメリカ 型 の 大統領 制 より も より も 大きな 構造 的 な 問題 を 抱える こと に なる と さ れる 。  議院 内閣 制 の 問題 点 として は 、 政権 与党 が 議会 の 圧倒的 多数 を 占める こと に なる と 独裁 に 陥り かね ず 、 他方 で 政権 与党 が 小 政党 の 連立 で ある 場合 に は 政権 基盤 は 著しく 不安定 な もの と なる 点 が ある 。  議院 内閣 制 の 本質 について は 解散 権 の 有無 と 関連 し て 責任 本質 説 と 均衡 本質 説 の 対立 が ある 。  議院 内閣 制 と 議会 統治 制 （ スイス 型 ） と の 違い について 、 均衡 本質 説 に よれ ば 内閣 の 解散 権 の 有無 により 、 責任 本質 説 に よれ ば 辞職 の 自由 の 有無 により 区別 す べき と さ れる 。  議院 内閣 制 の 下 で 内閣 に 議会 解散 権 が 広く 認め られる 政治 制度 が とら れる とき 、 議会 に は 内閣 に対する 不信任 決議 、 一方 の 内閣 に は 議会 解散 権 が 認め られ て いる ため 、 両者 に 意思 の 対立 が あれ ば （ 解散 を 経 て ） 議会 選挙 を通じて 国民 が その 問題 に 決着 を つける こと に なる 。 この こと は 議院 内閣 制 において は 議会 の 解散 によって 選挙 と なれ ば 国民 の 審判 に さらさ れる という 緊張 関係 を 常に 生じ て いる こと を 意味 し 、 その ため 議院 内閣 制 の 下 で は い つ 選挙 が 行わ れ て も 国民 から の 支持 を 得 られる よう に 民意 へ の 接近 という 動因 が 絶えず 働く こと に なる と さ れる 。 実際 の 政党 政治 の 下 で は 議会 において 多数 を 占める 政党 が 政権 を 担う （ 内閣 を 組織 する ） こと から 、 この 要素 は 内閣 と 議会 と の 間 に で は なく 、 与野党 間 、 連立 与党 の 各党 間 、 与党 の 主流 派 と 反 主流 派 など において 働く と さ れる 。  また 、 国民 の 支持 の 厚い 首相 = 党首 を 擁する 場合 は 、 不信任 決議 と は 関わり なく 解散 を 行い 、 選挙 に 勝利 する こと によって 議会 の 多数 を 確保 する こと で 、 さらに 自党 による 政権 期間 を 将来 にわたって 延ばす こと が できる 。 不人気 な 首相 が 自ら 辞任 し て 後継 自党 党首 に 託す の も 、 たった それ だけ で 国民 の 支持 が 回復 する こと が 現実 に あり 得る から で ある 。  この よう な 考え方 に対して 、 議会 解散 権 が 不意打ち によって 行使 さ れる こと は 防ぐ べき として 制限 的 に 位置づける 考え方 も ある 。 イギリス で は 2011 年 に 議会 任期 固定 法 が 成立 し 、 内閣 不信任 決議 に対する 解散 権 行使 か 、 下院 の 3 分の 2 以上 の 賛成 による 自主 解散 のみ が 認め られる こと と なっ た 。 ただ 、 2016 年 6 月 23 日 に イギリス で 行わ れ た EU 離脱 の 是非 を 問う 国民 投票 で は 離脱 が 多数 を 占め た が 、 下院 で は EU 残留 派 が 多数 を 占め て い た ため 、 議会 制 民主 主義 と 国民 投票 による 民主 主義 の 矛盾 （ EU 残留 派 と EU 離脱 派 の 対立 ） を 解消 する ため に 下院 の 解散 も その 選択肢 として 取り上げ られ た が 、 議会 任期 固定 法 により 下院 の 任期 途中 で の 解散 総 選挙 の ハードル が 高く なっ た ため 、 意思 決定 プロセス の あり方 が 注目 さ れる こと と なっ た 。  議院 内閣 制 は 議会 多数 派 （ 一般 的 に は 政党 ） が 内閣 を 組織 し て 政治 を 主導 する こと から 政党 内閣 制 と も 呼ば れる 。 一 党 で 内閣 が 組織 さ れる 場合 に は 単独 内閣 、 複数 党 で 内閣 が 組織 さ れる 場合 に は 連立 内閣 と 呼ば れ 、 また 、 内閣 に は 加わら ない もの の 内閣 の 方針 を 基本 的 に 支持 する 形 を とる こと を 閣外 協力 と 呼ぶ 。  議院 内閣 制 の 下 で の 内閣 総理 大臣 に 選出 方法 について 、 イギリス で は 二 大 政党 制 の 下 で 下院 の 第 一 党 の 党首 が 、 国王 により 首相 に 任命 さ れる の が 慣行 と なっ て いる 。 日本 や ドイツ で は 議会 で 首相 指名 選挙 が 行わ れ 、 連立 政権 と なる 場合 に は 必ずしも 第 一 党 の 党首 が 就任 する わけ で も ない 。 例えば 日本 の 細川 護煕 首相 、 羽田 孜 首相 、 村山 富市 首相 は 第 一 党 の 所属 で は なかっ た 。 また 、 ドイツ の ヘルムート・シュミット は ヴィリー・ブラント の 後 を 受け て 首相 と なっ た が 第 二 党 の 所属 で しかも 党首 職 に も 就か なかっ た （ ブラント が 党首 職 に 留まっ た ） 。  議院 内閣 制 は 沿革 的 に は 18 世紀 から 19 世紀 にかけて 英国 で 王権 と 民権 と の 拮抗 関係 の 中 で 自然 発生 的 に 誕生 し 慣行 として 確立 さ れる に 至っ た 制度 で ある 。  内閣 制度 の 草創 期 において 閣僚 は 国王 の 「 家僕 」 と さ れ 、 国王 は 自由 に 閣僚 を 任免 する こと が でき た 。  しかし 、 議会 の 力 が 大きく なり 18 世紀 末 に 誕生 し た 初期 の 議院 内閣 制 で は 内閣 は 君主 と 議会 の 双方 に 責任 を 負い 、 大臣 の 地位 は 君主 の 信任 を 受け て 認め られる 地位 で ある とともに 、 議会 の 支持 が 得 られ なけれ ば 政治 的 根拠 を 失い 、 自発 的 に 辞職 し なけれ ば なら ない と する 政治 制度 が 成立 し た 。 この よう に 内閣 が 国家 元首 と 議会 の 双方 に対して 責任 を 負う 類型 を 二元 主義 型 議院 内閣 制 と いう 。  イギリス における 選挙 法 による 下院 の 地位 向上 など 、 議会 の 優位 が さらに 進み 、 19 世紀 に なる と 国家 元首 の 任命 権 は 形式 的 ・ 名目 的 な もの と なっ て 、 1841 年 に は 首相 に は 議会 の 多数 派 党首 を 任命 する 慣行 が 成立 し 、 議会 の 不信任 決議 により 内閣 は 辞職 し なけれ ば なら ない よう に なっ た 。 この よう に 内閣 が 議会 に対して のみ 責任 を 負う 類型 を 一元 主義 型 議院 内閣 制 と いう 。  一元 主義 型 議院 内閣 制 の 下 で は 大統領 や 君主 など の 元首 は 儀礼 的 な 役割 しか 持た ず 、 内閣 が 実際 の 行政 権 を 持つ の が 普通 で ある 。 一元 主義 型 議院 内閣 制 を 採用 し て いる 国家 は 、 イギリス 、 フランス 第 三 ・ 第 四 共和 制 、 日本 、 ドイツ 、 スペイン 、 スウェーデン 、 オランダ など が 挙げ られる 。  内閣 は 議会 （ 特に 下院 ） に対して 連帯 し て 責任 を 負い 、 分裂 し た 状態 で 議会 に対する こと は ない 。 重要 問題 で 首相 と 他 の 大臣 が 対立 し た 場合 （ 閣内 不 統一 ） 、 大臣 が 閣内 に とどまっ た まま 首相 に対する 反対 派 と なる こと は 許さ れ ず 、 首相 に 従う か 辞任 し て 反対 派 に なる か を 選ぶ こと に なる 。 辞任 を通じて 議会 内 の 多数 派 に 変動 が 起き 、 結果 的 に 内閣 が 倒れる こと は 許容 さ れる 。  内閣 は 議会 （ 特に 下院 ） の 明示 的 あるいは 暗黙 的 な 多数 派 に 依拠 し なけれ ば なら ない 。 議会 （ 主 に 下院 ） は 、 内閣 不信任 決議 を 行う こと によって 、 いつ でも 内閣 を 変える こと が できる 。 この とき 内閣 は 不信任 決議 に従って 総 辞職 する か 、 議会 の 多数 派 を 再 形成 する ため に 解散 する か を 選択 する 。 解散 の 後 、 選挙 を 経 て 新た に 作ら れ た 議会 の 勢力 により 内閣 の 命運 が 決まる 。 選挙 で 多数 派 形成 に 成功 すれ ば 不信任 さ れ た 首相 が 引き続き 政権 を 担当 し 、 失敗 すれ ば 再任 を あきらめ 別 の 首相 が 任命 さ れる こと に なる 。  議会 の 優位 が さらに 進む と 政府 が 完全 に 議会 に 従属 する 議会 統治 制 が 出現 する が 、 これ が 好ましい 政治 形態 で ある か は 疑問 と さ れ 、 イギリス など で は この よう な 展開 は 見 られ ない と さ れる 。  なお 、 半 大統領 制 の 下 で は 内閣 が 大統領 と 議会 の 双方 に 責任 を 負う 二元 主義 型 議院 内閣 制 （ 例 ： フランス 第 五 共和 制 ） が み られる が 、 これ は 初期 の 二元 型 議院 内閣 制 における 君主 が 大統領 に 置き換わっ た もの として 理解 する こと が できる と さ れる 。  イギリス で は 二 大 政党 制 の 下 、 庶民 院 （ 下院 ） の 第 一 党 の 党首 が 首相 に 任命 さ れる の が 慣行 と なっ て いる （ 例外 状況 として 、 第 一 党 が 明確 で は ない ハング・パーラメント が 生じる こと も ある ） 。 日本 や ドイツ の よう な 、 議会 による 首相 指名 の 手続 は ない 。  閣僚 の 任免 は 首相 の 指名 ・ 申出 に 基づい て 国王 が （ 形式 的 に ） 行う が 、 庶民 院 か 貴族 院 （ 上院 ） の いずれ か に 議席 が なけれ ば 閣僚 と なる こと は でき ない 。  閣僚 に は 約 20 名 の 閣議 の メンバー と なる 閣内 大臣 、 そして その ほか に 閣外 大臣 が おり 、 その 下 に 政務次官 が 置か れ て いる 。 与党 所属 の 庶民 院 議員 の うち 約 100 名 が 行政府 に 籍 を 置く こと と なる と いわ れ 、 与党 と 内閣 と は 一体 的 で 一元 化 さ れ て いる 。  日本 で は 内閣 総理 大臣 その他 の 国務大臣 は 議席 の 有無 に 関係 なく 議院 出席 の 権利 義務 が 定め られ て いる （ 日本国 憲法 第 63 条 ） 。 しかし 、 イギリス で は 庶民 院 所属 の 閣僚 は 貴族 院 で の 審議 に 参加 でき ず 、 反対 に 貴族 院 所属 の 閣僚 は 庶民 院 で の 審議 に 参加 でき ない と さ れ 、 他 院 で は その 院 に 属する 閣外 大臣 や 政務次官 が 審議 に 応じる 形 を とる 。  官僚 は 政治 的 中立 性 の 原則 の 下 で 選挙 によって 成立 し た 政権 に 忠誠 を 尽くす とともに 、 指揮 関係 を 乱す こと の ない よう 議員 で あっ て も 大臣 で は ない 者 と の 接触 は 忌避 さ れる と いう 。  国会 は 貴族 院 と 庶民 院 から なる 二院 制 を とっ て いる 。 しかし 、 実際 に は 「 庶民 院 の 優越 」 が 確立 し て いる ため 、 国民 の 代表 で ある 庶民 院 が ほぼ すべて の こと を 決定 できる よう に なっ て おり 、 上院 は 形式 的 な 存在 に 過ぎ なく なっ て いる 。 その ため 、 イギリス の 場合 、 実質 的 に は 一院制 に 近い 。  行政府 の 長 で ある 連邦 首相 は 、 連邦 議会 議員 から 選出 さ れ 、 内閣 を 組閣 する 議院 内閣 制 を 採っ て いる 。 内閣 は 連邦 政府 と 呼ば れる 。 連邦 首相 の 任期 は 4 年 で ある 。 元首 で ある 連邦 大統領 は 、 基本 的 に 象徴 的 ・ 儀礼 的 な 権限 しか 持っ て い ない 。  内閣 の 不信任 案 および 連邦 議会 の 解散 について は 、 短期 政権 と なる の を 防ぐ ため 「 建設 的 不信任 制 」 という 制度 を 採用 し て いる 。  「 建設 的 不信任 制 」 は 憲法 に当たる ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 で 定め られ て いる もの で 、 この 制度 の 下 で は 、 ドイツ 連邦 議会 は 次 の 連邦 首相 候補 を 選出 し た 後 に しか 内閣 不信任 案 を 提出 でき ない 。 逆 に 首相 の 信任 決議 が 否決 さ れ た 時 以外 、 内閣 は 連邦 議会 を 解散 でき ない 。 次 の 連邦 首相 を 決める と なる と 、 連立 政権 で 首相 や 副 首相 など の ポスト で 様々 な 思惑 が で て くる ため 、 連邦 首相 の 不信任 は 困難 な こと と なっ て おり 、 1949 年 から 2013 年 まで の 間 に 「 建設 的 不信任 」 が 可決 さ れ た の は 、 1982 年 に ヘルムート・シュミット 政権 が 倒さ れ た とき の 1 回 のみ で ある ｡  「 建設 的 不信任 制 」 は ヴァイ マル 共和 政 時代 に 倒閣 だけ を 目的 と し た 内閣 不信任 が 乱発 さ れ た 結果 、 後継 首相 も 決まら ず 、 政治 が 安定 せ ず 、 ナチス の 台頭 を 許し て しまっ た こと へ の 反省 による もの で ある ｡  また 、 建設 的 不信任 と 、 基本 的 に 議会 の 解散 が ない こと も あり 、 長期 安定 政権 を 生み出し やすい ｡  スウェーデン は 、 代表 制 議会 民主 主義 の 国 で 、 その 立法 機関 は 国会 で ある 。 スウェーデン 国会 は 、 4 年 に １ 度 選挙 が 行わ れる 。  行政府 の 長 で ある 総理 大臣 は 、 国会 議員 から 選出 さ れ 、 内閣 を 組閣 する 議院 内閣 制 を 採っ て いる 。  国会 は 一院制 で 、 議席 は 349 議席 。 選挙 制度 は 完全 な 比例 代表 制度 で あり 、 選挙 の 得票 数 により 、 各 政党 に 議席 が 振り分け られる 。 小 政党 の 乱立 を 防止 する 観点 から 、 政党 が   1   議席 を 獲得 する ため に は 、 少なくとも 総 投票 数 の 4 ％ を 獲得 する こと が 必要 と さ れる 。  英国 に 次いで 長い 議会 政治 の 歴史 を 有する スウェーデン で は 、 1866   年 以降 、 地方 議会 の 間接 選挙 を 基盤 と する 第 一院 及び 直接 選挙 を 基盤 と する 第 二院 から 構成 さ れる 二院 制 が 採用 さ れ て い た が 、 1971   年 に 、 一院制 に 移行 し た 。  この 背景 に は 、 貴族 制 （ イギリス 型 ） も なくなり 、 連邦 国家 （ ドイツ 型 ） で も ない スウェーデン において 、 多額 の 経費 が かかる 二院 制 を 維持 する 理由 は ない と する 合理 主義 の 思想 が ある と 考え られ て いる 。  また 、 一院制 へ の 移行 に 伴い 、 議員 総数 も 削減 さ れ た 。  大日本帝国 憲法 において は 、 各 大臣 は 天皇 に 責任 を 負う 体制 で あり 、 憲法 上 は 議院 内閣 制 で は なかっ た 。 ただし 、 大正 デモクラシー の 流れ を 受け 、 政党 政治 が 活発 と なり 、 一時 は 憲政 の 常道 として 、 慣行 的 に 議院 内閣 制 が 行わ れ た 。  以下 の 条文 から 日本国 憲法 は 議院 内閣 制 を 採用 し て いる もの と 理解 さ れ て いる 。  なお 、 日本国 憲法 は 議院 内閣 制 を 採用 し た もの で は ない と する 少数 説 も ある 。 小嶋 和司 の 主張 の よう に 、 首相 （ 内閣 総理 大臣 ） が 国会 の 指名 によって 定まる こと （ 日本国 憲法 第 67 条 ） 及び 衆議院 議員 総 選挙 後 に 初めて 国会 の 召集 が あっ た とき は 内閣 は 総 辞職 し なけれ ば なら ない と さ れ て いる 点 （ 日本国 憲法 第 70 条 ） から 、 日本国 憲法 の 議院 内閣 制 は 伝統 的 な もの と は いえ ず むしろ 議会 支配 制 （ 議会 統治 制 ） の 原理 を 浸透 さ せ た もの で ある と する 見解 も ある 。  日本 の 内閣 制度 は 官僚 内閣 制 と 表現 さ れる こと が ある 。 議院 内閣 制 の 下 で は 国民 （ 有権者 ） → 議会 （ 議院 ） → 内閣 （ 首相 ・ 大臣 ） → 行政 各部 （ 官僚 ） という 権限 の 委任 と 監督 の 連鎖 が 本来 生じる はず で ある が 、 日本 の 内閣 制度 の 基本 的 特徴 は この 権限 委任 の 連鎖 が 首相 以降 の 部分 で 断ち切ら れ て いる こと に ある と さ れる 。  内閣 の 意思 決定 は 全会 一致 を 基本 原則 と する が 、 各 省庁 は 高い 自律 性 を 持つ 官僚 集団 で あり 、 大臣 は 各 省庁 の 代表 者 として その 意思 を 代弁 する 者 と なっ て しまい 、 また 、 個々 の 政策 決定 に は 官僚 の 同意 を 必要 と し 、 内閣 の 意思 決定 の ため に は 省庁 の 官僚 間 で の 調整 が 必要 と さ れる こと と なり 、 首相 が 積極 的 に 政策 形成 や 意思 決定 、 政策 転換 を 行う こと は 困難 と なる という 指摘 が ある 。  歴史 的 に は 日本 で は 戦前 から 超然 主義 の 下 で 権力 分立 の 原理 を 意図 的 に 持ち込み 政党 政治 勢力 を 行政 権 から 排除 する 運用 が なさ れ て き た と の 指摘 が ある 。  英国 で は 与党 と 内閣 は 一体 的 で 一元 化 さ れ て いる の に対し 、 日本 で は 与党 が 内閣 に 並立 的 に 存在 し 、 政務 は 首相 以下 の 閣僚 など 、 党務 は 幹事 長 以下 の 党 役員 が 担い 、 個々 の 法案 成立 に は 与党 による 事前 審査 手続 が 必要 と さ れ て き た 。 政府 と 与党 の 権力 の 二 重 構造 とも 表現 さ れ 、 この よう な 構造 は 政治 過程 を 不透明 で 解り にくい もの に する と の 指摘 が ある 。  事前 審査 制は 1970 年代 に 定着 し た 日本 独特 の 慣行 で 、 官僚 が 法案 を 説明 し 、 与党 議員 は 必要 で あれ ば 直接 政府 側 に 修正 を 要求 し うる と する もの で ある が 、 政党 全体 として の 自律 的 意思 形成 能力 の 向上 を 妨げる 、 政官 関係 の 固定 化 、 国会 で の 論戦 を 著しく 制約 する といった 弊害 が 指摘 さ れる 。  日本 において は 、 衆議院 の 優越 の 関係 から 衆議院 の 多数 派 の 支持 を 得 た 者 が 最終 的 に 首相 に 指名 さ れ 、 また 、 衆議院 のみ が 内閣 不信任 を 決議 でき （ 参議院 は 政治 的 意味 を 有する に とどまる 問責 決議 のみ ） 、 一方 、 内閣 は 衆議院 のみ 解散 できる （ 参議院 は 解散 でき ない ） 。 この よう な こと から 日本 において 実質 的 に 議院 内閣 制 の 関係 が 成立 し て いる の は 内閣 と 衆議院 の 間 だけ で 、 内閣 と 参議院 の 間 で は この よう な 関係 が 成立 し て い ない と の 指摘 が ある 。  問題 と さ れる の は 衆議院 の 多数 派 を 形成 し て 内閣 を 組織 し て いる 政権 党 が 参議院 で の 多数 を 失っ て いる 場合 に 立法 活動 が 滞る という 点 で ある （ ねじれ 国会 も 参照 ） 。  その 原因 として は 日本 で は 議院 内閣 制 を 採用 する に し て は 上院 （ 参議院 ） が 強 すぎる という 問題 が ある と さ れる 。 憲法 上 、 法律 案 について は 参議院 の 支持 を 得 られ なけれ ば 、 衆議院 は 3 分の 2 で 再 可決 し て 成立 さ せる こと が できる と 衆議院 の 優越 について 定め て は いる が 、 この 要件 を 満たす こと は 非常 に 難しく 容易 で ない 。  また 、 この よう な 制度 上 の 特質 は 内閣 の 存立 が 参議院 選挙 の 結果 に も 左右 さ れる こと と なり 、 現行 憲法 下 で は 衆参 の 国政 選挙 が およそ 1 年 6 か月 ごと と 頻繁 に 行わ れ て おり 安定 政権 の 不 存在 の 要因 と なっ て いる と の 指摘 が ある 。 議院 内閣 制 を とる ヨーロッパ の 国々 で は 下院 の 任期 は 4 年 以上 で 、 上下 両院 で は 選出 方法 が 大きく 異なり 、 上院 で の 選挙 結果 が 内閣 の 存立 を 左右 する こと は ない と さ れる 。  かつて 参議院 は 衆議院 の カーボン コピー と 揶揄 さ れ た が 、 1989 年 （ 平成 元年 ） の 参議院 選挙 以降 、 与野党 間 の 差 は 縮まり 、 連立 内閣 の 組織 や 重要 法案 の 成否 など の 点 において 参議院 は 影響 力 を 高め て いる 。 参議院 議員 に は 首相 の 解散 権 が 及ば ない ため 直接的 に けん制 する 手段 は ない 。 その ため 、 衆参 で 「 ねじれ 」 が 生じ て 参議院 が 法案 を 支持 し ない と み られる 場合 に 、 首相 が 衆議院 で 法案 を 再 議決 できる だけ の 多数 を 得る ため 、 あるいは 参議院 の 翻意 を 促す ため に 衆議院 の 解散 が 行わ れる こと も ある （ 例 として 郵政 解散 ） 。  議院 内閣 制 の 下 で は 国民 （ 有権者 ） → 議会 （ 議院 ） → 内閣 （ 首相 ・ 大臣 ） → 行政 各部 （ 官僚 ） という 権限 の 委任 と 監督 の 連鎖 を 生じる 。 しかし 、 日本 の 参議院 における 民意 の 反映 の 仕方 は 内閣 統治 に 必要 な 権力 の 融合 を 難しく し て いる と の 指摘 が ある 。 そこで 参議院 の 内閣 総理 大臣 の 指名 を 削除 する など 一院制 的 な もの に 編成 を 改め 、 衆議院 総 選挙 を 実質 的 な 首相 選出 の 選挙 として 直結 さ せ 、 首相 の 地位 （ 民主 的 正当 性 ） を 高める など 政府 ・ 首相 と 国民 と の 関係 を 明確 な もの に す べき と の 意見 も ある 。  2000 年 （ 平成 12 年 ） 4 月 に まとめ られ た 参議院 議長 の 私的 諮問 機関 で ある 参院 の 将来 像 を 考える 有識者 懇談 会 の 意見 書 で は 、 衆参 の 役割 分担 を 明確 に す べき と し 、 衆議院 で の 再 議決 要件 を 3 分の 2 以上 から 過半数 に 改める 、 参議院 の 内閣 総理 大臣 指名 の 権限 を 廃止 する 、 参議院 から の 閣僚 就任 を 自粛 する 等 の 内容 が 盛り込ま れ た が 、 この よう な 改革 論 に は 参議院 側 から の 強い 反発 が ある 。政治 システム は 、 ある 政体 における 政治 に 関わる 人間 行動 の 総体 を 指す 。 政治 機構 、 政治 体系 、 政治 制度 、 政治 制 と も 。 政治 システム の 外側 に は 、 政治 に 関係 し ない 行動 、 自然 の 作用 、 別 の 政体 が あり 、 これら を 「 環境 」 と 総称 する 。 政治 システム は 内部 に ある程度 の まとまり を 持っ て 、 環境 と 相互 作用 し て いる 。  政治 システム 概念 は 、 社会 システム 論 が 政治 分野 に 波及 し て 生まれ た もの で ある 。 と 同時に 、 憲法 的 な 制度 に 着目 し た 従来 の 政治 学 に対し 、 社会 内 で の 政治 行動 に 着目 し 対象 領域 を 大幅 に 広げよ う と し た 政治 学 内部 の 動き から も 生まれ て いる 。 社会 学 ・ 心理 学 と の 境界 領域 で 扱う 現象 や 、 政治 文化 が 、 政治 システム に 含め られる 。  定義 を 満たす 政治 システム 像 は 様々 に 異なる もの で あり うる が 、 政治 学 で 広く 受け入れ られ て いる の は 、 デイヴィッド・イーストン の 政治 システム 論 で ある 。 その 政治 システム は 、 入力 と 出力 という 二つ の 面 で 環境 と 相互 作用 する 。 入力 は 、 具体 的 に は 人々 の 要求 と 支持 で あり 、 出力 は 政策 で ある 。 フィードバック は 具体 的 に は 、 政策 と その 結果 が 人々 に 評価 さ れ て 、 要求 ・ 支持 に 変化 を 起こし たり 補強 し たり する こと で ある 。 こうして 、 入力 → 政治 システム → 出力 → フィードバック → 入力 という 循環 が 描か れる 。 以上 説明 は もっとも 簡略 な イメージ で あり 、 循環 の 各 節 は 以後 の 研究 を通じて 精緻 化 さ れる こと が 予定 さ れ た 。  数量 化 と 統計 に もとづく 研究 は 、 入力 と 出力 を 数量 的 に おさえ 、 その間 に ある 複雑 な 過程 を ブラックボックス に 入れ て 捨象 する という 設計 を とる 場合 が 多い 。 その よう な 研究 設計 を 図示 する と 、 イーストン の 政治 システム 論 と よく 似 た 形 に なる 。 入力 から 出力 を 導き出す 関数 として 政治 システム を 見る 見方 は 、 数量 化 と 統計 を 道具 に 用いる 行動 論 政治 学 を 巨視的 レベル で 総合 し た もの と みなさ れ 、 アメリカ 政治 学 で 歓迎 さ れ た 。  政治 システム 論 は 、 政治 システム を 関数 として ブラックボックス 化 する こと を 推奨 する もの で は ない 。 しかし 新しく 政治 学 に 迎え入れ た 制度 外 領域 は 入力 部分 に 集中 し て 存在 し た ので 、 イーストン の モデル を 前提 と し た 研究 で は 、 入力 の 影響 で 出力 が 決定 さ れる という 説明 法 が 主流 に なっ た 。 この 点 は 、 政治 システム を 無色 ・ 中立 の もの と 誤っ て 解し かね ない として 、 イーストン を 含む 研究 者 から 批判 を 受け た 。政策 科学 （ せい さく か がく 、 ） と は 、 政府 など の 公的 機関 が 行う 政策 を 改善 する ため の 学問 で ある 。  政策 科学 は その 見方 によって は さまざま に 特徴付け 、 定義 する こと が 可能 で ある 。 その 研究 領域 の 広 さ から 政策 研究 （ policy   study ） や 政策 分析 （ policy   analysis ） と も 呼ば れる 。 政策 科学 を 提唱 し た 政治 学者 ハロルド・ラスウェル は 、 「 社会 における 政策 作成 過程 を 解明 し 、 政策 問題 について の 合理 的 判断 の 作成 に 必要 な 資料 を 提供 する 科学 」 で ある と 政策 科学 を 定義 し て いる 。 また ドロア は 政策 科学 を 「 体系 的 な 知識 、 構造 化 さ れ た 合理 性 および 組織 化 さ れ た 創造 性 を 政策 決定 の 改善 の ため に 貢献 さ せる こと に 関わる 科学 」 と 定義 する 。 したがって 政策 科学 と は 政策 課題 や その 政策 の 費用 対 効果 、 また 政策 の 適切 な 方法 や 社会 的 背景 など を 研究 する 学問 で ある と 捉える こと が できる 。  政策 科学 の 研究 は 法学 、 政治 学 、 行政 学 、 経済 学 、 社会 学 など の 社会 科学 の 研究 と 重複 する 分野 が 特に 多く 、 学際 的 な アプローチ が 採用 さ れる 。 研究 者 も 、 政治 、 法律 、 行政 、 経済 など の 知識 の 他 、 環境 問題 、 医療 ・ 福祉 問題 、 商 取引 、 先端 技術 など 政策 課題 に 応じ た 様々 な 分野 の 知識 を 持つ 者 が この 分野 の 研究 に 携わる こと に なる 。 ラスウェル に よれ ば 政策 科学 の 基本 的 な 方向 は 多様 で あり ながら も 、 コンテクスト 志向 、 問題 志向 、 そして 方法 多様 性 志向 の 三 種類 が 挙げ られ て いる 。 コンテクスト を 志向 する 政策 科学 で は 社会 の 制度 や 資源 に 作用 し ながら も 価値 を 最適 化 しよ う と する 人間 の 社会 過程 を 研究 する もの で ある 。 問題 を 志向 する 政策 科学 で は 問題 解決 の 一般 的 方法 に 基づい て 専門 的 問題 に対する 解決 策 を 考察 する 。 そして 方法 多様 性 を 志向 する 政策 科学 は 複雑 な 政策 過程 を 把握 できる よう に 複合 的 な 研究 方法 を 総合 し て 研究 する 。  分野 の 成立 について は 、 第 二 次 世界 大戦 中 の アメリカ が 起源 で ある と する 説 が ある 。  アメリカ の 第 32 代 大統領 の フランクリン・ルーズベルト による 、 アメリカ 史上 初 と も いわ れる 経済 計画 の 「 ニューディール 政策 」 が 行わ れ た 。 その なか で 、 国家 復興 法 、 農業 調整 法 、 テネシー 渓谷 開発 公団 の 設立 など の 国家 計画 が 次々 と 発表 さ れ 、 統計 や 科学 的 管理 の 手法 を 用い た 政府 の 行政 管理 が 行わ れ た 。 この よう な 積極 的 な 政策 介入 が 、 政府 部門 に 社会 科学 者 の 流入 を もたらし 、 戦後 の 大統領 経済 諮問 委員 会 設立 へ と つながっ た 。  政策 科学 の 最も 顕著 な 成長 は 、 60 年代 から で ある 。 ケネディ 政権 から ジョンソン 政権 まで 、 行わ れ た 「 偉大 な 社会 （ ） 」 プログラム によって 、 史上 まれ に 見る ほど の 社会 実験 が 行わ れ た 、 全米 に シンクタンク や 政策 系 大学 の 発展 を もたらし た 。 特に 、 ケネディ 政権 下 で 行わ れ た 、 教育 、 住宅 、 保健 政策 は 、 完全 雇用 や 黒人 など の マイノリティー へ の 支援 策 は 、 「 対 貧困 戦争 」 と 呼称 さ れ 、 政策 評価 法 など の 法 整備 も 進ん だ 。国際 関係 （ こく さ いかん けい 、 ） と は 、 国家 と 国家 の 間 に 生じる さまざま な 関係 を 指す 。  二 国 間 関係 から 多国 間 関係 まで を 包括 する 概念 で あり 、 政治 的 、 経済 的 、 社会 的 、 文化 的 、 軍事 的 な 関係 性 を 含ん で いる 。 これ を 研究 する 学問 に 国際 関係 論 が ある 。  国際 関係 は 誰 により 動かさ れ て おり 、 どの よう な メカニズム で 動い て いる の か を 理解 する ため に は 、 まず 国際 関係 が 国内 政治 と 決定的 に 異なる 本質 を 認識 し なけれ ば なら ない 。 それ は 国際 関係 の 無 政府 秩序 性 で ある 。 国家 において は 権力 を 一元 的 に 掌握 する 政府 機関 が 存在 し 、 その 政府 機関 によって 制定 さ れ た 法 に 基づく 秩序 の 下 で 社会 が 活動 する 。 しかしながら 複数 の 国家 が 存在 する 国際 関係 において 一元 的 に 権力 を 保有 する 超 国家 機関 など 存在 し ない 。 この こと は 国際 関係 が 無 政府 状態 （ アナーキー ） と なる こと の 自然 な 帰結 だ と 考え られ て いる 。 したがって 国際 関係 は 単一 の 主体 により 動かさ れ て いる もの で は なく 、 複数 の 主体 が それぞれ に 動く こと によって 成り立っ て いる と 言える 。  ただし 無 政府 状態 で ある こと は 無秩序 状態 と は 異なっ た もの で ある 。 国際 関係 は しばしば 国際 社会 と も 呼ば れる が 、 これ は 国際 関係 の 主要 な 主体 が 国家 で ある という こと を 示し て いる 。 国家 が 保有 する さまざま な 権力 の 総体 で ある 主権 は 絶対 的 な もの で あり 永久 に 不可分 で ある と 論じ た の は ジャン・ボダン で あっ た 。 この 近代 的 な 主権 の 概念 、 さらに 17 世紀 における ヴェストファーレン 条約 は 主権 国家 の 国際 的 な 地位 を 確立 し た 。 国家 の 要件 を 満たし た 場合 のみ 国家 の 承認 明示 的 または 黙示 的 方式 で 行わ れ 、 近代 国家 は 独自 の 立法 権 や 外交 権 など を 行使 する 権限 を 獲得 し た 。 また 国家 と 国家 は それぞれ が 承認 し あう こと によって 外交 関係 を 設立 し 、 その 関係 性 の 中 において のみ 国家 は 国家 として の 行為 や 権利 を 「 主権 の 平等 性 」 に 基づい て 均等 に 認め られる 。 従って 国家 で は ない 単なる 政治 的 共同 体 は 国際 社会 の 行為 者 と なり え ず 、 権限 や 影響 力 を 持た ない 。 これ が 国際 社会 の 基本 的 な 構造 で ある 。  しかしながら 現代 における 国際 関係 は 国家 だけ が 重要 な 主体 で は なくなっ て き て いる 。 国際 機関 や 多 国籍 企業 、 非 政府 組織 （ NGO ） など の 新た な 行為 主体 の 出現 が その 原因 で ある 。 国際 関係 が 進展 し て 国境 の 障害 が 取り払わ れ て いく と 、 それ まで 近代 国家 だけ で 構成 さ れ て い た 国際 関係 に 民間 団体 が 介入 する よう に なっ た 。 特に 多 国籍 企業 は 国際 経済 の 飛躍 的 な 発展 を もたらし た 一方 で 、 この よう な 経済 の 国際 化 は 国家 の 主権 にとって の 脅威 と する 見方 も 述べ られ て いる 。 また 国家 が 盛ん に 二 国 間 関係 だけ で は なく 多国 間 関係 の 構築 の 乗り出し て いる こと は 国際 機関 の 急速 な 発展 を もたらし て いる 。 国際 機関 の 下 で は 国際 法 秩序 の 構築 、 平和 問題 や 軍備 管理 、 人権 問題 や 環境 対策 など 多様 な 分野 にわたって 活動 が 行わ れ て いる 。 また 欧州 連合 の よう な 国際 機関 で は 国家 が 自ら の 主権 の 一部 を 委譲 する よう な 新た な 連合 の 形態 も 現れ て おり 、 伝統 的 な 国際 社会 の システム は 転換 し つつ ある 。  歴史 的 に は 、 「 他国 」 と 捉え られる 存在 が 現れ た とき から 国際 関係 と よび うる 関係 の 萌芽 が 発生 し 、 抗争 、 支配 、 従属 、 協力 、 連合 など 、 その 関係 も 多様 な もの で あっ た 。 主権 国家 相互 による 国際 関係 は 、 17 世紀 の ウェストファリア 会議 など によって 成立 し 、 近代 的 な 意味 で の 国際 社会 も それ を 機 に 成立 し た 。 当初 の よう に 2 か国 間 、 3 か国 間 など の 限ら れ た 国家 の 間 で の 関係 から 、 交通 や 輸送 、 通信 の 発達 し た 現代 で は 、 多く の 国 が 同時に 複雑 に 結びつく よう に なり 、 単に 「 二 国 間 関係 」 「 隣国 関係 」 と 呼ぶ だけ で は 足り なく なっ た 。  現代 で は 、 それ を 調整 する ため に 、 国際 機関 が 置か れ たり 、 国際 会議 が 開か れる など さ れ て いる 。  国際 関係 は アナーキー で ある が 、 完全 な 無秩序 で は ない 。 主権 国家 が 並存 する こと により 分権 的 な 秩序 が 形成 さ れ て いる 。 しかし 主権 国家 に 優越 する 全 世界 的 な 統治 機関 が ない ため に 、 その 秩序 は それぞれ の 国家 の 対立 関係 や 協力 関係 の 帰結 で ある 。 しかし この よう な 主権 国家 が 形成 する 秩序 は 相互 作用 の まとまり と 認識 できる 場合 に は 国際 システム と 呼ば れる 。  主権 国家 で 構成 さ れる 国際 システム は ヨーロッパ において 三 十 年 戦争 後 の 1648 年 に ウェストファリア 条約 に 起源 を 持っ て いる 。 しかし これ が 世界中 に 定着 する の は 20 世紀 に なっ て から で あり 、 例えば 東アジア で は 中華 秩序 の 下 で 国際 関係 が 秩序 付け られ て おり 、 西 アジア で は イスラーム に 基づい た 国際 関係 が 形成 さ れ て い た 。 19 世紀 初期 に は 34 カ国 しか なかっ た 主権 国家 も 第 二 次 世界 大戦 後 に は 66 カ国 、 ソヴィエト 連邦 崩壊 後 に は 193 カ国 に まで 増大 し 、 主権 国家 の 国際 システム は 普及 し た 。  現代 の 国際 システム は 従来 型 の 主権 国家 が 主体 と なる 秩序 に 加え て 非 国家 的 主体 が 台頭 し つつ ある 。 国際 連合 や 世界銀行 の よう な 国際 機構 、 国際 的 に 経済 活動 を 展開 する 多 国籍 企業 、 国境 なき 医師 団 の よう な 非 政府 組織 など が それ で ある 。 また ヨーロッパ 連合 の よう な 地域 的 な 国家 の 連合体 も 登場 し て おり 、 以前 の 主権 国家 を 単位 と する システム は 変容 し つつ ある 。 これ は 関税 や 為替 管理 、 出入国 管理 など による 交流 の 拡大 、 通信 技術 の 発展 による 情報 網 の 拡大 など により 促進 さ れ て いる と 考え られる 。 また それ まで ナショナリズム によって 統合 さ れ て い た 国民 国家 の 中 でも 民族 や 部族 など の 単位 に 分離 する エスノ・ナショナリズム が 掲げ られる よう に も なっ て いる 。  紛争 と は 二 者 以上 の 当事者 の 間 に 、 価値 の 対立 状況 の 認識 が 相互 に あり 、 かつ 各 当事者 が 自己 の 価値 を 実現 する ため に 競合 する 状況 を 意味 し 、 物的 な 強制 力 を 伴う よう な 場合 は 狭義 の 武力 紛争 で ある 。 しかし 対立 関係 と 協力 関係 が 完全 に 区分 できる わけ で は なく 、 常に 曖昧 な 要素 が 含ま れる 。 国際 紛争 と は 一義的 に 国家 間 に 生じる 紛争 で ある が 、 非 国家 主体 と の 紛争 を も 近年 で は 状況 によって 呼ば れる 場合 が ある 。 政治 紛争 、 経済 紛争 、 民族 紛争 、 武力 紛争 に 分け られる 。 国際 関係 は この よう な 紛争 により 形成 さ れる もの と 考え 、 国益 や 権力 を 重視 する 立場 を 現実 主義 と 言う 。  国際 紛争 を 現実 主義 の 立場 から 説明 する 場合 に は 勢力 均衡 理論 が 適用 さ れる 。 勢力 と は 国家 が 保有 する 国力 で あり 、 均衡 と は 二 国 間 または 多国 間 で 同等 の もの に なる こと を 指す 。 国家 が 外国 の 勢力 下 に おか れる こと を 避ける ため に 、 もし 外国 が 勢力 を 増大 さ せる と それ に 対抗 し て 国家 も 勢力 を 増強 する 動機 づけ が 働く 。 この 原理 によって 秩序 は 勢力 の 均衡 によって 形成 さ れ て いく 。 勢力 均衡 は 超 大国 の 覇権 主義 や 軍拡 競争 、 同盟 、 戦争 など の 事象 を 合理 的 に 説明 する こと に 役立つ 理論 で ある 。  国際 協力 と は 国際 的 に 協力 し た 活動 で あり 、 紛争 の 防止 、 人権 の 保障 、 国家 建設 の 援助 など 幅広い 。 国際 紛争 を 防止 する ため の 取り組み は 大きく 予防 と 対処 の 二つ に 分け られる 。  紛争 を 予防 する ため の アプローチ に 集団 安全 保障 が ある 。 集団 安全 保障 は 国際 連盟 や 国際 連合 による 国際 協力 で あり 、 体制 の 参加 国 で 武力 の 不 行使 を 承諾 し 、 紛争 は 手続 に 則っ て 平和 的 に 処置 、 もしも 特定 の 国家 が 武力 を 行使 し すれ ば 他 の 諸国 が 総力 を 挙げ て 制裁 を 加える 。  これ に 加え て 国際 的 な 軍拡 競争 や 兵器 の 拡散 を 防ぐ ため の 軍縮 ・ 軍備 管理 、 不安定 な 地域 における 平和 維持 活動 、 また 包括 的 な 紛争 防止 の ため の 開発 援助 、 軍事 支援 など も あり 、 多様 な 国際 協力 が 行わ れる 。  国家 と 国家 の 間 で 、 合意 に 基づい て 、 権利 ・ 義務 を 定め た もの  その 主要 な 法 源 は 条約 と 慣習 国際 法 で ある 。  松井 芳郎 ほか に よれ ば 、  国際 法 の 古く から ある 第 一 の 役割 は 、 各 国家 の 管轄 の 範囲 と 内容 を 規制 する こと で あっ た が 、  近年 で は 第 二 の 役割 として 、 諸国 共通 の 目的 を 実現 する ため の 仕組み と なる こと が あり 、 その 結果 、 国際 法 の 主体 （ 対象 ） が 国家 以外 と なる 場合 も 出 て いる 、 と さ れる 。独立 （ どく りつ ） と は 、 他者 ・ 他 国家 など によって 支配 さ れ 、 従属 的 立場 に あっ た もの が その 支配 から 離れ 、 1 つ の 主体 として 成立 する こと で ある 。 とりわけ 従属 的 立場 に あっ た 民族 が 別個 の 国家 を 樹立 する 際 に 用い られる 。  国家 の 独立 と は 、 既存 の 国家 に 所属 する 一部 の 地域 や 、 他国 の 支配 下 に あっ た 領域 が 、 その 支配 を 離れ 、 新た な 国家 として 成立 する こと を 指す 。 ただし 、 何 をもって 独立 と さ れる か は 、 必ずしも 明確 な もの で は ない 。  明らか な 支配 下 に ある もの として 、 植民 地 ・ 被 保護 国 ・ 信託 統治 領 が ある 。 第 二 次 世界 大戦 後 に は 、 民族 自決 の 考え の 下 、 世界 各地 で 独立 運動 が 起こり 、 アジア や アフリカ の 植民 地 が 次々 と 独立 し た 。 現在 でも 各地 で 独立 運動 は 展開 さ れ て いる が 、 それら に は 国際 社会 から 支持 さ れ て い ない もの も 多い 。 　  ある 地域 が 独立 し た 、 と 言わ れる ため に は 、 国家 として 成立 する 必要 が ある 。 国際 法 において は 、 国家 の 要件 として 一定 の 領域 、 国民 、 及び 主権 が 必要 と さ れる 。 主権 と は 、 その 領域 を 排他 的 に 支配 する 権力 で あり 、 いわば 統治 能力 で ある 。  ただし 、 その 地域 が 国家 として の 実態 を 備え た か どう か を 判断 する の は 他 の 国家 に 委ね られ て おり 、 各 国家 は その 地域 を 新た な 国家 として 認める か 否 か 、 つまり 国家 承認 を する か 否 か を 自由 に 決定 する こと が 出来る と さ れる 。  その ため 、 たとえ ある 地域 が 一見 国家 として の 実体 を 持っ て いる よう に 見える 場合 でも 、 国家 として は 扱わ れ ない 場合 （ 例えば 台湾 など 。 ただし 台湾 を 中華民国 として 承認 し て いる 国 も 一 定数 存在 する ） も あり 、 国家 の 4 つ 目 の 要件 として 、 他国 から の 承認 を 挙げる 説 も 存在 する 。  国家 の 成立 に は 主権 を 確立 し て 、 その 地域 を 有効 に 統治 する 必要 が ある 。 しかし 、 その 地域 を 支配 する 既存 の 国家 は 、 地域 の 独立 を 認め ない 場合 も 多く 、 既存 の 国家 の 軍隊 や 警察 による 制圧 が なさ れ たり 、 独立 を 求める 勢力 と 既存 の 国家 の 間 で 内戦 と なる 例 も 多い 。  とりわけ 、 独立 を 求める 勢力 が 少数 で 既存 の 国家 が 大国 で ある 場合 （ ロシア と チェチェン 、 中国 と チベット など ） や 、 独立 しよ う と する 地域 に 資源 が 存在 する 場合 など 、 地域 の 価値 が 高い 場合 （ アメリカ合衆国 と 南部 連合 、 ナイジェリア と ビアフラ 共和 国 、 インドネシア と アチェ など ） に は 、 反発 が 大きく 、 独立 は より 困難 な もの と なる 。  現在 の 国際 法 で は 、 民族 自決 が 認め られ て いる 。 しかし 、 何 を もっ て 民族 と する か は 明確 な もの で は なく 、 また 民族 自決 権 が 侵害 さ れ て い た として も 、 侵害 国 に対し 、 何らかの 制裁 を 行わ なけれ ば なら ない わけ で は ない 。 既存 国 と の 関係 の 維持 など 、 各国 の 利害 も あっ て 、 独立 が 支持 さ れ ない 場合 も 多い 。  また 、 そもそも 1 つ の 民族 のみ で 、 一定 の 領域 が 構成 さ れ て いる こと は 稀 で あり 、 多く の 場合 において 複数 の 民族 が 混ざっ た 状態 で 居住 し て いる ため 、 当該 地域 の 居住 民 の 中 でも 、 独立 に 賛成 する もの （ 主 に 独立 によって 多数 派 と なる もの ） と 反対 する もの （ 主 に 独立 によって 少数 派 と なる もの ） と の 対立 が 発生 する 。 その よう な 地域 で の 民族 自決 は 、 独立 による 達成 は 困難 で ある （ 独立 し た 結果 として 新た な 民族 紛争 の 火種 と なる こと も ある 。 チェコ スロバキア の 成立 により 少数 民族 と なっ た ズデーテン 地方 の ドイツ 人 問題 など ） 。  一方 、 自国 の 利害 関係 など から 、 独立 勢力 に対して 何らかの 支援 が なさ れる 場合 も あり 、 既存 国 に対して 非難 や 制裁 が 加え られ たり 、 独立 勢力 に対する 資金 や 武器 の 供給 、 軍事 的 支援 が 行わ れる 場合 も あり 、 既存 国 から は 内政 不干渉 の 原則 が 主張 さ れる こと も 多い 。 また 国家 として 十分 成立 し て いる と は 言い 難い もの で も 、 国家 承認 が 行わ れる 場合 も あり 、 尚早 の 承認 と 言わ れる 。  軍事 介入 の 口実 として 「 独立 運動 の 当事者 から の 援軍 要請 」 が 主張 さ れる こと が ある 。 この 場合 、 軍事 介入 に 反対 する 側 から は 「 独立 運動 」 自体 が 傀儡 政権 的 な もの と 見なさ れる こと が 多い 。  独立 宣言 と は 、 独立 の 際 に 発せ られる 、 自国 が 独立 し た 旨 の 宣言 で ある 。 アメリカ 独立 宣言 、 インドネシア 独立 宣言 など 。  独立 宣言 で は 、 自国 の 正当 性 や 掲げる 理念 、 今後 の 方針 など が 盛り込ま れる こと が 多く 、 人権 や 自決 権 が 謳わ れる 。  もちろん 、 独立 宣言 を 出し た から と いっ て 、 本当に 独立 できる という わけ で は なく 、 独立 宣言 を 出し た ものの 結局 成立 し なかっ た 国家 も ある 。  植民 地 から 独立 し た 国 の 多く は 、 独立 し た 日 を 祝日 と し て いる （ 一部 例外 は ある が ） 。 詳細 は 、 建国 記念 日 を 参照 。本 記事 で は 官僚 制 （ かん りょう せい 、 ） について 解説 する 。  広辞苑 で は 、 官僚 制   bureaucracy は 「 専門 化 ・ 階 統 化 さ れ た 職務 体系 、 明確 な 権限 の 委任 、 文書 による 事務 処理 、 規則 による 職務 の 配分 といった 諸 原則 を 特色 と する 組織 ・ 管理 の 体系 」 と 説明 さ れ て いる 。  スーパー・ニッポニカ の 解説 で は 、 今日 において 「 官僚 制 」 という 用語 ・ 概念 は 次 の 3 つ の 意味合い を 含ん で いる 、 と さ れ て いる 。  官僚 制 は ヒエラルキー （ 位階 、 階層 ） 構造 を 持っ た システム で ある 。 基本 的 な 特徴 として は 、 以下 の 点 が 挙げ られる 。  特に 政府 の 装置 として の 行政 官僚 制 が 重要 視 さ れる が 、 上記 の 特徴 を 備え た 官僚 制 的 システム という の は 政府 に 限ら ず 、 大 政党 ・ 大 政治 団体 、 大 企業 、 大きな 労働 組合 、 大きな 社会 福祉 団体 、 大 規模 な NGO など に も 広く 存在 し て いる 。  古代 ローマ で は 政治 家 は 軍人 で あり 行政 官 で も あっ た が 、 軍政 と 民政 を 兼務 する こと は 効率 が 悪く 軍人 皇帝 時代 に 混乱 を 引き起こし た ため 、 ディオクレティアヌス は 武官 と 文官 の キャリア を 分離 する など 官僚 制 を 整備 し た 。  アルビン・トフラー は 1970 年代 に 、 官僚 制 bureaucracy を 乗り越える 概念 ・ 組織 論 で ある adhocracy を 提唱 し た 。 → アドホック # adhocracy   アドホクラシー  官僚 制 について の 本格 的 な 研究 は 、 ドイツ の 社会 学者 、 マックス・ヴェーバー に 始まる 。 ヴェーバー は 、 近代 社会 における 特徴 的 な 合理 的 支配 システム として の 近代 官僚 制 に 着目 し 、 その 特質 を 詳細 に 分析 し た 。 上 に 記し た 官僚 制 の 基本 的 な 特徴 も ヴェーバー の 定義 に 基づい て いる 。  近代 官僚 制 は 、 前 近代 に 見 られる 家父長制 的 な 支配 に 基づく 家産 型 官僚 制   と は 異なり 、 組織 を 構成 する 人間 の 関係 は 、 能率 を 重視 する 非 人格 的 （ 非 人間 的 で は ない ） な 結び つき によって 成り立っ て いる と さ れる 。 つまり 、 血縁 による つながり や 感情 的 な 結び つき など で は なく 、 合理 的 な 規則 に 基づい て 体系 的 に 配分 さ れ た 役割 に したがっ て 人間 の 関係 が 形成 さ れ て いる という こと で ある 。 なお 近代 官僚 制 は 、 以下 の よう な 特質 を 備え て いる こと が ヴェーバー によって 指摘 さ れ て いる 。  ヴェーバー は 、 近代 官僚 制 の もつ 合理 的 機能 を 強調 し 、 特に 機能 障害 について は 論じ て おら ず 、 官僚 制 は 優れ た 機械 の よう な 技術 的 卓越 性 が ある と 主張 し た 。 ただし 、 官僚 制 支配 の 浸透 によって 個人 の 自由 が 抑圧 さ れる 可能 性 や 、 官僚 組織 の 巨大 化 によって 統制 が 困難 に なっ て いく といった 、 近代 官僚 制 の マイナス 面 について は 予見 し て いる 。  ヴェーバー が 詳しく 言及 し なかっ た 近代 官僚 制 の マイナス 面 について は 、 ロバート ・ キング・マートン 、 アルヴィン・グールドナー 、 フィリップ ・ セルズニック 、 ハロルド・ラズウェル など の アメリカ の 社会 学者 ・ 政治 学者 たち の 官僚 制 組織 の 詳細 な 研究 によって 明らか に さ れ た 。  なかでも 、 マートン による 「 官僚 制 の 逆 機能 」 について の 指摘 は 有名 で ある 。  これら は 、 一般 に 官僚 主義 と 呼ば れ て いる もの で ある 。 例えば 、 先例 が ない から という 理由 で 新しい こと を 回避 しよ う と し たり 、 規則 に 示さ れ て い ない から 、 上司 に 聞か なけれ ば わから ない といった よう な もの から 、 書類 を 作り 、 保存 する こと 自体 が 仕事 と 化し て しまい 、 その 書類 が 本当に 必要 で ある か どう か は 考慮 さ れ ない （ 繁文縟礼 ） 、 自分 たち の 業務 ・ 専門 以外 の こと やろ う と せ ず 、 自分 たち の 領域 に 別 の 部署 の もの が 関わっ て くる と それ を 排除 しよ う と する （ セクショナリズム ） 、 という よう な 傾向 を 指し示し て いる 。  なお 現代 で は 、 民間 企業 の 同様 の 組織 システム の 問題 点 について は 「 大 企業 病 」 と 呼ぶ こと も 行わ れ て いる 。  日本 の 政治 学者 ・ 行政 学者 で ある 辻 清明 は 、 明治 時代 以来 の 日本 における 官僚 機構 の 特質 を 研究 し 、 その 構造 的 特質 の 一つ として 「 強圧 抑制 の 循環 」 という 見解 を 表明 し た 。  彼 は 『 新版 ・ 日本 官僚 制 の 研究 』   ( 1969 )   にて 、 戦前 において 確立 さ れ た 日本 の 官僚 は 特権 的 な エリート による 構造 的 な 支配 、 すなわち 支配 ・ 服従 の 関係 が 組織 の 中核 を 成し て おり 、 さらに 組織 外 の 一般 国民 に まで その 構造 が 拡大 さ れ て いる 状況 を 指摘 し た 。 つまり 、 組織 内部 において 部下 が 上司 の 命令 に 服従 する の と 同様 に 、 日本 社会 で は 軍人 ・ 官僚 へ の 国民 （ 臣民 ） の 服従 を 強要 する 「 官尊民卑 」 の 権威 主義 的 傾向 を 有し て い た と する 説 で ある 。  さらに 辻 は 、 この 社会 的 特質 は 戦後 の 改革 の 中 で も 根強く 生き残り 、 政治 的 な 民主 化 へ の 阻害 要因 に なっ て いる と も し て いる 。 この 「 強圧 抑制 の 循環 」 という 見解 は 、 日本 の 官僚 が 政治 家 より も 大きな 政策 決定 へ の 影響 力 を 有する という 前提 に 立つ もの で あり 、 政治 学 および 行政 学 における 官僚 優位 論 の 代表 的 研究 と 見 做 さ れ た 。  この 他 に も 、 イギリス の 歴史 学者 ・ 政治 学者 で ある による 指摘 も よく 知ら れ て いる 。 パーキンソン による 官僚 組織 の 非合理 性 について の 指摘 は 「 パーキンソン の 法則 」 と 呼ば れ て いる 。 これ は 、 実際 に こなさ なけれ ば なら ない 仕事 量 に 関係 なく 、 官僚 の 数 は どんどん 増え 続け て いく という もの で 、 官僚 組織 の 肥大 化 の 特質 を 示し て いる （ 成長 の 法則 ） 。 もちろん 官僚 が 増えれ ば 、 その 分 仕事 が なけれ ば なら ない が 、 それ は 実際 に 必要 で は ない 仕事 を 創造 する こと で まかなわ れる 。 つまり 、 無駄 な 仕事 ばかり が 増え て いく という こと で ある （ 凡俗 の 法則 ） 。  これら の こと は 、 官僚 自体 が 膨大 な エネルギー を 費やし て 官僚 組織 の 維持 に 努め て いる こと 、 そして 、 なに より も 政治 家 が 官僚 に 依存 し て いる 状況 において 、 官僚 組織 を 統制 する ため の 制度 として の 「 民主 主義 」 が 十分 に 整備 さ れ て い なかっ た こと の 表れ で ある 。 つまり 、 組織 管理 の 体系 として 民主 主義 制度 は 官僚 制 に 勝る もの として 十分 に 確立 さ れ て い ない という こと 指し示し て いる の で ある 。法律 の 留保 （ ほうり つのり ゅうほ ） は 、 法律 による 行政 （ 独 ： Vorbehalt   des   Gesetzes ） と 法律 の 留保 型 人権 保障 （ 独 ： Gesetzesvorbehalt ） の 2 つ の 意味 が ある 。  行政 は 法律 に 従わ なけれ ば なら ない という 原理 を 法律 による 行政 の 原理 と いい 権力 分立 主義 の 当然 の 帰結 と なる もの で ある 。 ドイツ の 法学 者 で ある オットー・マイヤー は それ を 「 法律 による 支配 」 として 捉え 、 法律 の 法規 創造 力 、 法律 の 優位 、 法律 の 留保 に 分け た 。  法律 の 留保 として オットー・マイヤー が 提示 し た 考え方 は 、 行政 が 私人 の 自由 と 財産 を 侵害 する 行為 について は 法律 の 根拠 を 必要 と する という もの で ある 。  人権 に は 不可侵 性 が 認め られる が 、 少なくとも 人権 相互 の 調整 という 観点 から 一定 の 規制 は 免れ 難い ため 、 かかる 人権 の 限界 を どの よう な 方法 ・ 形式 で 認定 する か が 問題 と なる が 、 近代 立憲 主義 で は それ は 「 法律 」 に よる べき と さ れ て いる 。 その 意味 で 「 法律 の 留保 」 （ 独 ： Vorbehalt   des   Gesetzes ） と 呼ば れる こと が ある 。 法律 による 行政 の 原理 は 行政 上 の 法 の 一般 原則 として 現代 に まで 引き継が れ て いる 。  ただ 、 この 原理 は もともと は 自由 と 財産 に対する 行政 の 侵害 を 防ぐ という もの で あっ た ため 、 法律 の 内容 自体 に対する 防波堤 は 用意 さ れ て い なかっ た （ この 点 で 形式 的 法治 主義 と 英 米 法 由来 の 「 法 の 支配 」 と の 差異 が 説か れる こと も ある ） 。 19 世紀 の 西欧 諸国 の 憲法 や 明治 憲法 で は 、 議会 制定 法 ヘ の 信頼 を 前提 に 、 議会 の 制定 法 に よら なけれ ば 憲法 所定 の 権利 を 制限 する こと は でき ない という 形 で の 権利 保障 が とら れ た 。 議会 に 最終 判断 権 を 委ねる もの で 、 憲法 は 「 法律 の 範囲 内 において 」 権利 を 保障 する という 形式 が 一般 的 に とら れ て い た 。 この 意味 で 「 法律 の 留保 」 （ 独 ： Gesetzesvorbehalt ） という 語 が 用い られる こと も ある 。 しかし 、 「 法律 」 による 人権 侵害 の 可能 性 という 問題 に対し 、 この 方法 で は 議会 の あり方 によって は 人権 保障 は 実 の ない もの と なる 。 権利 保障 が 法律 の 範囲 内 で 認め られる もの に すぎ ない 場合 に は 立法 権 により ほとんど 自由 に 制限 し うる もの に なる から で ある 。 第 二 次 世界 大戦 後 に 制定 さ れ た 日本国 憲法 や ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 で は 、 立法 部 と いえ ども 侵害 でき ない 部分 を も 含む 形 で の 保障 を 採用 し て いる 。 この 場合 でも 私的 権利 の 行使 や 私的 活動 が 絶対 的 で 無 制約 という わけ で は なく 、 立法 による 制約 の 対象 と なり うる が 、 ただ それ が 一定 の 限度 を 超える 場合 に は 違憲 という 判断 を 受ける こと と なる 。  法律 による 行政 における 法律 の 留保 の 範囲 は 、 それ によって 議会 の 授権 を 必要 と し ない 行政 権 の 活動 範囲 を 画する こと と なる ため 議論 が ある 。行政 国家 （ ぎょうせい こっ か ） と は 、 政府 が 社会 の 秩序 維持 に とどまら ず 、 一定 の 理念 の 実現 を 目指し て 国民 の 生活 、 経済 活動 の 在り方 に 積極 的 に 介入 しよ う と する 国家 を いう 。 立法 国家 、 消極 国家 、 夜警 国家 と 対比 さ れる 。  社会 主義 へ の 対抗 も ある 中 で 、 伝統 的 な 自由 主義 に 立脚 する 小さな 政府 、 夜警 国家 が 批判 さ れ 、 国家 が 社会 保障 制度 を 設け 、 公共 事業 や 各種 の 経済 政策 を 行っ て 広く 国民 の 活動 に 介入 する よう に なる と 、 国家 の 果たす 役割 は 大きく 増加 し 、 また 複雑 で 専門 的 な もの と なっ て いっ た 。 これ に対して 、 国会 議員 など の 政治 家 や 、 主として それ から 選ば れる 大臣 は 、 福祉 や 経済 について の 専門 的 な 知識 ・ 経験 を 持た ない （ あるいは 少ない ） 場合 も 多く 、 どの よう な 問題 が あり 、 どう すれ ば よい か を 自ら 判断 する こと が 困難 な もの と なる 。  そこで 、 各 分野 において その 専門 的 な 知識 ・ 経験 を 持つ 官僚 に 頼ら ざる を 得 なく なり 、 本来 行政 権 下 で 事務 を 担当 する はず の 官僚 が 、 法案 の 作成 や 政策 決定 など の 立法 に関する こと まで 強い 影響 力 を 持つ よう に なる 。 そうすると 行政 は 、 本来 国民 による 選挙 を 背景 に 強い 正統 性 を 持つ 立法 より も 優越 し た 立場 に なり 、 国民 の 意見 が 反映 さ れ 難く なる 。  また 、 社会 保障 や 経済 政策 の ため に 各種 の 規制 が 行わ れる よう に なる と 、 行政 は 国民 の 活動 に 広く 介入 する よう に なり 、 行政 組織 は 肥大 化 し 、 社会 の 中 で 行政 が 大きな 割合 を 占める よう に なる 。 この よう な 行政 の 優越 する 国家 を 行政 国家 と 呼び 、 また この よう に なる 現象 を 行政 国家 現象 と 呼ぶ 。  国家 に 複雑 ・ 多様 な 役割 が 求め られる 現代 で は 、 相応 の 規模 の 行政 組織 と 専門 的 な 知識 ・ 経験 に 基づい た 判断 は 不可欠 で あり 、 程度 の 差 こそ あれ 、 どの 国家 において も 行政 国家 現象 が 見 られる と 言わ れる 。利益 団体 （ りえ き だ ん たい 、 interest   group ） と は 、 特定 の 集団 の 利益 を 図る べく 政治 活動 を 行う 団体 で 、 目的 を 実現 する ため に 政治 に 組織 的 に 影響 力 を 及ぼす が 、 政党 と は 異なり 、 政治 活動 を 専門 と は せ ず 、 政権 を とろ う と する こと は ない 団体 で ある 。 圧力 団体 （ あ つり ょくだんたい ） など と も いう 。  利益 団体 の 具体 的 な 活動 形態 として 政治 家 や 政党 へ の 献金 （ 政治 献金 ） 、 請願 、 票 集め 、 パブリック ・ コメント における 政策 提言 や 情報 提供 、 各種 メディア を 通じ た 広告 キャンペーン の 展開 など が ある 。  NPO や NGO は 公益 利益 団体 と 呼ば れ 、 負担 を 国民 に 強いる 事 なく 全体 の 利益 を 目指す ため に 、 フリー ライダー 問題 が 起き やすい 。  また ロビー 活動 と 呼ば れる 政治 の 院外 活動 に関して 、 日本 で は 、 利益 団体 が 議員 を通して 官僚 へ 働きかける こと が 多い 。  アメリカ で 発達 し 、 利益 団体 が 政治 に 与える 影響 の 強 さ を 示す エピソード として しばしば 挙げ られる もの に 、 銃 の 所持 の 問題 が ある 。 銃 による 犯罪 や 事故 が 相次ぐ アメリカ で は 、 犯罪 銃 規制 を 強化 しよ う と する 動き が ある が 、 全米 ライフル 協会 は 政治 献金 や 広告 キャンペーン を通じて これ に 反対 し 、 一般人 による 銃 の 所持 を 規制 し ない よう に 働きかけ て いる 。 同 協会 の 活動 が なけれ ば アメリカ の 銃 事情 は 大きく 違っ て い た だろ う と する 見方 も 多い 。選挙 権 （ せ ん き ょけん ） と は 参政 権 の うち の 1 つ で あり 、 選挙 人 の 資格 すなわち 選挙 に 参加 できる 資格 もしくは 地位 を 指す 。  これ は 選挙 において 投票 する 権利 （ 投票 権 ） のみ なら ず 、 選挙 人 名簿 へ の 登録 や 選挙 の 公示 を 受ける 権利 など を 含み 、 広義 で は 被選挙権 （ 選挙 の 候補 者 と なる 権利 ） を 含める 場合 が ある 。 また 、 選挙 における 議員 定数 に 著しい 不 均衡 が 生じ た 場合 に 、 選挙 人 が その 是正 の ため の 立法 措置 を 求める 権利 も 含ま れる と さ れ て いる 。  今日 で は 国民 主権 の 原則 から 、 国民 は 主権 者 として の 主権 行使 の 一環 として 選挙 に 参加 できる と する 選挙 権 権利 説 （ せ ん き ょけんけんりせつ ） が 有力 で ある が 、 古く は 選挙 人 団 （ 選挙 人 の 集団 ） の 一員 として の 公務 の 一環 として 選挙 に 参加 する 選挙 権 公務 説 （ せ ん き ょけんこうむせつ ） も 有力 で あっ た 。  前者 の 解釈 を とっ た 場合 に は 全て の 国民 は 主権 者 として それぞれ が 平等 の 権利 を 有する ため に 普通 選挙 が 原則 と なる が 、 後者 の 解釈 を とっ た 場合 に は 公務 を 執行 する に ふさわしい と 認定 さ れ た 者 に のみ 選挙 権 の 付与 を 限定 し て も よい と する 制限 選挙 の 肯定 を 導き出す こと も 可能 で あっ た 。  その 選挙 の 立候補者 で あっ て も 選挙 権 は ある ので 投票 する こと は 可能 （ 例外 は ある ） 。 自分 に 投票 しよ う が 他 の 候補 者 に 投票 しよ う が 自由 で ある 。  日本 において は 、 1889 年 に 大日本帝国 憲法 及び 衆議院 議員 選挙 法 が 公布 さ れ 、 一定 以上 の 財産 を 持つ 25 歳 以上 の 男子 に 選挙 権 が 与え られ たり 、 一時 は 一定 の 税金 を 納め た 25 歳 以上 の 男子 のみ の 時 が あり 何 度 も の 改正 を 経 て 、 1925 年 に 25 歳 以上 の 男子 全員 に 選挙 権 が 与え られ た 。  ただし 、 第 二 次 世界 大戦 終戦 前 まで は 、 女性 、 破産 者 、 貧困 により 扶助 を 受け て いる 者 （ 例外 として 、 軍事 扶助 法 による 扶助 が ある ） 、 住居 の ない 者 、 6 年 以上 の 懲役 ・ 禁錮 に 処せ られ た 者 、 華族 当主 、 現役 軍人 、 応召 軍人 に は 選挙 権 は 与え られ て い なかっ た 。  終戦 後 、 1946 年 に 日本国 憲法 が 公布 さ れ 、 これ を 受け て 新た に 制定 さ れ た 公職 選挙 法 で 20 歳 以上 の 男女 と 定め られ た 。 以来 、 選挙 権 は 20 歳 以上 で あっ た が 、 後述 する 公職 選挙 法 の 改正 で 、 2016 年 6 月 22 日 以後 に 公示 さ れる 選挙 から 18 歳 以上 に 変更 さ れ て 18 歳 選挙 権 が 認め られる よう に なっ た 。  選挙 権 年齢 の データ が ある 192 の 国 ・ 地域 の うち 、 170 の 国 ・ 地域 が 選挙 権 年齢 が 18 歳 以上 と なっ て いる 。  世界 ・ 地域 における 選挙 権 年齢  2007 年 6 月 に オーストリア が 国政 レベル の 選挙 権 年齢 を 18 歳 から 16 歳 に 引き下げ て おり 、 ドイツ の よう に 一部 の 州 が 地方 選挙 の 選挙 権 年齢 を 先行 的 に 16 歳 と し て いる 例 も ある 。 イギリス や ドイツ で は 16 歳 へ の 引き下げ が 議論 さ れ て いる 。 また 韓国 は 選挙 年齢 を 20 歳 から 18 歳 に 引き下げる 段階 的 措置 として 、 2005 年 6 月 に 19 歳 に 引き下げ た 。 日本 で は 2015 年 6 月 に 18 歳 選挙 権 を 認める 改正 公職 選挙 法 が 成立 し  2016 年 6 月 19 日 に 施行 さ れ た こと により 、 不在 者 投票 ・ 期日 前 投票 を 含めれ ば 参議院 議員 選挙 （ 公示 日 : 6 月 22 日 ・ 投票 日 : 7 月 10 日 ） の 公示 日 翌日 から 18 歳 ・ 19 歳 選挙 権 が 行使 できる よう に なっ た （ 投票 日 で は 6 月 26 日 告示 日 ・ 7 月 3 日 投票 日 の 福岡 県 うきは 市長 選挙 が 参院 選 より 1 週間 早く 、 初 の 18 歳 ・ 19 歳 選挙 権 と なっ た ） 。  日本 で は 例外 的 に 選挙 権 を 有 し ない 者 について は 、 公職 選挙 法 第 11 条 1 項 ・ 第 252 条 、 政治 資金 規正 法 第 28 条 、 電磁 記録 投票 法 第 17 条 に 規定 が ある 。  イギリス で は かつて コモン・ロー の 下 で 知的 障害 者 及び 心神喪失 者 に は 選挙 権 が 認め られ なかっ た が 、 2006 年 の 選挙 管理 法 73 条 で これら の 選挙 権 の 欠格 条項 は 全廃 さ れ た 。  フランス で は 、 かつて 成年 被 後見人 は 欠格 条項 と さ れ て い た が 、 2007 年 の 法 改正 で は 後見 措置 を 受け たり 更新 し たり する 場合 に 裁判所 の 判事 が 選挙 権 の 維持 ・ 停止 を 判断 する こと と なっ た 。  カナダ で は 、 かつて 選挙 法 で 「 精神 疾患 により 行動 の 自由 を 制限 さ れ て いる 者 又は 自己 財産 の 管理 を 禁じ られ て いる 者 」 が 欠格 要件 と なっ て い た が 1993 年 に 欠格 条項 は 削除 さ れ て いる 。  オーストリア で は 、 1971 年 国民 議会 選挙 法 で 行為 能力 を 剝奪 さ れ た 者 は 選挙 権 を 有 し ない と 規定 さ れ て い た が 、 1984 年 の 代弁 人 制度 導入 により 代弁 人 を 付さ れ た 者 が 欠格 事由 と なっ て い た 。 しかし 、 1987 年 に 憲法 裁判所 が 欠格 条項 を 憲法 違反 と し た ため 1988 年 に 削除 さ れ た 。  オーストラリア で は 1918 年 連邦 選挙 法 で 「 精神 疾患 の 状態 に ある 者 」 が 欠格 要件 と さ れ て い た が 、 1983 年 の 法 改正 を 経 て 、 1989 年 の 法 改正 で 医師 の 証明 書 を 添える こと で 異議 を 申し立てる こと が できる よう に なっ た 。  日本 で も 2013 年 （ 平成 25 年 ） まで は 、 成年 被 後見人 も 欠格 者 で あっ た が 、 同年 3 月 に 東京 地方裁判所 で 違憲 判決 が 出さ れ た こと を 受け 、 同年 5 月 に 改正 公職 選挙 法 が 成立 し 、 2013 年 （ 平成 25 年 ） 7 月 1 日 から 選挙 権 を 回復 し た 。  アメリカ で は 、 メーン 州 と バーモント 州 を 除く 全て の 州 が 収監 中 の 重罪 犯 の 投票 を 禁じ て いる が 、 大半 の 州 は 釈放 後 あるいは 保護 観察 中 に 選挙 権 を 回復 さ せ て いる 。 フロリダ を 含む 少数 の 州 は 、 元 重罪 犯 が 選挙 権 を 回復 する まで に 追加 の 待機 時間 や 措置 を 義務付け て おり 、 貧困 層 や アフリカ 系 住民 が 狙い撃ち さ れ て いる と 指摘 する 声 が 上   がっ て い た 。被選挙権 （ ひせ ん き ょけん ） と は 、 参政 権 の うち の 1 つ で あり 、 当選 人 の 資格 すなわち 選挙 を 経 て 公職 に 就任 する 資格 もしくは 地位 を 指す 。 被 選 資格 （ ひせ ん しかく ） と も 称する 。 なお 、 選挙 権 と 被選挙権 が 同じ 要件 の 選挙 を 互選 （ ご せん ） と 呼ぶ 。  被選挙権 を 選挙 権 によって 認め られ た 選挙 に 参加 する 権利 の 一環 で ある 「 立候補 の 自由 」 と みなす 見解 が ある 一方 で 、 選挙 を通じて 当該 公職 に 相応しい 人物 を 選び出す の が 選挙 の 目的 で ある として 、 被選挙権 を 権利 そのもの で は なく て 権利 能力 と する 見方 を 採用 し て 、 選挙 で 選ば れ た 場合 に 公職 に 就く こと を 許さ れる 資格 と 捉える 見解 も ある 。 その ため 、 選挙 権 と 異なる 要件 を 付さ れる 場合 が あり 、 その 場合 に は 選挙 権 より も 要件 が 狭く とらえ られる こと と なる 。  世界 ・ 地域 における 被選挙権 年齢 （ 国 の 議会 ）  日本 で は 例外 的 に 被選挙権 を 有 し ない 者 について は 、 公職 選挙 法 第 11 条 1 ～ 2 項 ・ 第 252 条 、 政治 資金 規正 法 第 28 条 、 電磁 記録 投票 法 第 17 条 に 規定 が ある 。南北 問題 （ なんぼ くもん だい 、 ） と は 、 1960 年代 に 入っ て 指摘 さ れ た 、 先進 資本 国 と 発展 途上 国 の 経済 格差 と その 是正 を めぐる 問題 。 豊か な 国 が 世界 地図 上 の 北側 に 、 貧しい 国 が 南側 に 偏っ て いる こと から 南北 問題 と 呼ば れる 。  『 南北 問題 』 という 用語 の 概念 は 、 イギリス の ロイズ 銀行 会長 職 に あっ た オリヴァー・フランクス が 、 1959 年 に アメリカ合衆国 で 行なっ た 講演 「 新しい 国際 均衡 ― 西欧 世界 へ の 挑戦 」 に 端 を 発する もの で ある 。 フラン クス は 、 イデオロギー と 軍事 の 対立 で ある 東西 問題 に 比肩 する 重要 課題 として 、 地球 上 の 北側 に 位置 する 先進 工業 国 （ Industrial   Countries ） と 南側 に 位置 する 開発 途上 国 （ Developing   Countries 、 発展 途上 国 と も いう ） における 問題 提起 を 行う とともに 、 世界 の バランス の 中心 が 西 ヨーロッパ から 新た に 発展 し つつ ある 国々 に 移る で あろ う と 述べ た 。  19 世紀 末 に 、 世界 経済 が 成立 し 国際 分業 が 広まる と 、 農業 国 や 工業 国 へ の 分化 が 起き た 。 植民 地 は 、 宗主 国 により モノ カルチャー 経済 へ と 転換 さ れる ケース が 多く 、 著しい 特 化 が 進展 し た 。 特に アフリカ 大陸 において は 、 列強 による 領土 分割 によって 、 ほぼ 強制 的 に 資源 の 供給 国 として の 役割 を 担わさ れ た 。  第 二 次 世界 大戦 終結 から 間 も ない 頃 は 、 農業 によって 経済 を 成り立た せ て いる 国 も 多く 、 そういった 国 の 所得 水準 は 工業 国 に 比べ 際立っ て 低い わけ で は なかっ た 。 むしろ 、 商品 作物 の 輸出 など により 高い 所得 水準 を 実現 し て いる 国 も あっ た 。  技術 革新 の 進展 など により 安価 な 代替 商品 が 生まれ た こと から 、 いくつ か の 農産 品 は 需要 の 減退 に 見舞わ れ た （ 例 ： バングラデシュ の ジュート など ） 。 また 、 緑 の 革命 や 競争 力 の ある 工業 国 の 農産 業 による 輸出 攻勢 （ アメリカ や フランス ） により 、 農産 品 の 相対 価格 は 著しく 低迷 。 工業 品 輸出 により 発展 を 遂げる 日本 や 西ドイツ と の 格差 は 次第に 広がっ た 。 一旦 、 特 化 し た 経済 は 社会 構造 も 特 化 し て いる ため 容易 に 転換 でき ず 、 長期間 にわたって 格差 が 固定 化 さ れる こと と なっ た 。  開発 途上 国 の 経済 開発 促進 と 南北 問題 の 経済 格差 是正 の ため に 、 1962 年 に は 初 の 第 三 世界 出身 の 国連 事務 総長 と なっ た ウ・タント の 主導 で 国際 連合 貿易 開発 会議   ( UNCTAD ) 設立 が 決定 さ れ 、 1964 年 に 第 1 回 の UNCTAD 総会 が ジュネーブ で 開催 さ れ 、 非 同盟 諸国 を 中心 に 開発 途上 国 を 集め た 77 ヶ国 グループ （ G 77 ） が 結成 さ れ た 。 なお 、 開発 途上 国 という 用語 が 「 後進 国 」 「 低 開発 国 」 に 代わっ て 一般に 使用 さ れる よう に なっ た の は UNCTAD 設立 以降 の こと で ある 。  また 、 UNCTAD を 含め 、 この 時期 に 国際 援助 に 関連 する 組織 や 法案 が 各国 で 設立 さ れ て いる 。  発展 途上 国 の 多く は 資本 輸入 により 工業 化 を 試み た 。 しかし 、 国内 市場 の 狭 さ 、 国際 競争 力 を 欠い た こと など から 失敗 する 国 が 多く 、 貿易 赤字 と 対外 債務 を 増加 さ せる 結果 と なる 。 その 中 でも 東アジア の 韓国 ・ 台湾 ・ マレーシア や 、 中南米 の メキシコ ・ ブラジル など は 一定 の 工業 化 を 成功 さ せ た 。  1970 年 9 月 に 開催 さ れ た 国連 総会 で は 、 1960 年代 の 「 国連 開発 の 十 年 」 を 総括 する と共に 、 「 第 2 次 国連 開発 の 十 年 」 の 決議 が 採択 さ れ た 。 この 決議 で は 、 先進 国 の ODA が GNP の 0 . 7 % と なる よう に 定め られ た 。 ODA に対し 、 具体 的 な 国際 目標 が 導入 さ れ た の は 初めて で あり 、 また 決議 の 特徴 で ある 。  1973 年 に 始まっ た 第 四 次 中東 戦争 から 第 1 次 石油 ショック が 発生 する 。 原油 価格 の 高騰 は 不況 を 招き かね なかっ た が 、 産油 国 を はじめ 、 天然 資源 を 保有 する 発展 途上 国 にとって は 、 自国 が 保有 する 天然 資源 が 国際 社会 における 交渉 力 と なる という 認識 が 強まり 、 自国 の 天然 資源 を 先進 諸国 の 資本 の 支配 から 取り戻し 、 自国 主権 の 下 で の 開発 を 目指す 資源 ナショナリズム が 盛ん に なっ た 。 この 一方 で 、 工業 化 の 途上 に あっ た 他 の 途上 国 の 中 に は 、 この 石油 ショック により 重い 対外 債務 負担 を 負う 国 も 現れ た 。  1974 年 4 月 に は 国連 資源 特別 総会 において 強まる 資源 ナショナリズム を 背景 に 、 「 新 国際 経済 秩序 樹立 に関する 宣言 ( Declaration   for   the   Establishment   of   a   New   International   Economic   Order )」（ 新 国際 経済 秩序   ( NIEO )） が 採択 さ れ 、 同年 秋 の 国連 第 29 回 総会 で 、 この 宣言 の 内容 を 具体 化 し た 「 諸 国家 の 経済 権利 義務 憲章 （ 国際 連合 総会 決議 3281 ） 」 が 採択 さ れる 。  1980 年 に 第 35 回 国連 総会 において ｢ 第 3 次 国連 開発 の 十 年 」 が 採択 さ れ 、 1981 年 に は メキシコ の カン クン で アメリカ合衆国 ・ 日本 ・ 西ドイツ など 先進 国 と インド ・ 中華人民共和国 ・ ブラジル など 発展 途上 国 の 首脳 が 集まっ て 初 の が 開催 さ れ た 。  1980 年代 は 、 1970 年代 の 主 に 国際 機関 と 外国 の 政府 に対する 重 債務 によって アフリカ や 中南米 の 国々 は 、 元利 返済 に 苦しみ 、 ハイパーインフレーション など が 発生 し 国民 経済 は 混乱 し た 。  その後 、 石油 産出 国 や 新興 工業 国 （ NIES や BRICs など ） は 所得 が 向上 し て いっ た 一方 、 最貧 国 は 停滞 あるいは 衰退 し た こと から 、 中 進 国 と の 格差 が 増大 する 南 南 問題 が 起こっ た 。  環境 問題 が 国際 的 な 課題 として 捉え られる よう に なっ て から は 、 環境 対策 を 求める 先進 国 と 、 開発 優先 志向 が 強い 途上 国 と の 間 で 利害 が 対立 し て いる 。  1990 年 に 第 46 回 国連 総会 において ｢ 第 4 次 国連 開発 の 十 年 」 が 採択 さ れる 。  東西 冷戦 時代 に は 、 発展 途上 国 へ の 援助 は 自 陣営 に つなぎとめ て おく 手段 の 一つ でも あっ た が 、 冷戦 終結 に 伴い 、 この よう な 援助 の 構造 は 過去 の もの と なり 、 これ まで と は 違っ た 非 軍事 的 な 面 を 含む さまざま な 考え方 や 開発 、 援助 の 形態 が 提唱 さ れ 、 各種 の 国際 会議 が 世界 各地 で 開催 さ れる よう に なっ た 。  しかしながら 、 1990 年代 の ODA は 急減 し 、 2002 年 メキシコ の モンテレイ で 開か れ た 国連 開発 資金 国際 会議 で は 、 ODA を 増加 する こと が 合意 さ れる こと に なる 。  地球 規模 で の 南北 問題 と 同様 の 意味合い で 、 比較的 狭い 地域 における 経済 格差 も 南北 問題 と 呼ば れる こと が ある 。  イタリア において は 早期 に 王国 領 へ と 併合 さ れ た ミラノ・ジェノヴァ・トリノ を 中心 と する 北部 が 重工業 地域 （ 北イタリア ） として 発展 し て いる の に対し 、 南部 （ 南 イタリア ） は 一 次 産業 を 中心 と し て いる が 故に 生じ て いる 経済 格差 が 問題 と なっ て いる 。 1960 年代 の バノーニ 計画 によって ターラント 製鉄 所 や アウトストラーダ が 建設 さ れる など 、 南部 で の 重工業 発展 と 社会 基盤 の 整備 が 図ら れ ある程度 の 改善 は 見 られ た が 、 根本 的 な 解決 に 至っ て はおら ず 、 南部 の 失業 率 は 北部 の 4 倍 と も 言わ れ て いる 。 その 為 、 古く から 農民 層 を 中心 に ドイツ など 他国 へ 出稼ぎ や 移民 に 向かう 者 が 多く 、 一種 の コロニー を 形成 し て いる （ イタリア 語 の 章 を 参照 ） 。 一方 、 本来 南部 が 収める べき 分 の 税金 を 負担 する 格好 に なっ て いる 北部 で は 、 不況 に 伴い 南部 に 税金 を 吸い上げ られ て いる と の 批判 が 強まり 、 北部 同盟 の よう な 南北 の 分離 を 唱える 勢力 （ こうした 民族 的 問題 で なく 、 経済 的 問題 から 分離 を 主張 する 政党 は 過去 に あまり 例 は 無い ） を 生み出し て いる 。 ただし 、 北部 同盟 を 支持 する 人々 が 必ずしも 国家 の 分離 を 望ん で いる 訳 で は なく 、 南部 へ の 批判 票 として の 意味合い が 強い こと に 留意 する 必要 が ある 。  しかし 近年 で は マフィア の 衰退 や 電子 ・ 情報 産業 など の 先進 工業 の 成長 （ 半導体 メーカー の STMicroelectronics 社 や 鉄道 関連 企業 の メリディオリ・メッカニカ 社 など ） により 南部 経済 は 好転 に 向かっ て いる と の 声 も ある 。 事実 、 南部 の 失業 率 も 改善 傾向 に あり 、 北部 と の 失業 率 も 3 倍 程度 （ 中部 と 比べ た 場合 は 2 倍 程度 ） に 低下 し 、 批判 の 多かっ た 大 規模 投資 による 南部 開発 計画 も プロディ 政権 下 で 改め られ 、 現在 は 「 第 三 の イタリア 」 を 参考 に し た 新た な 経済 作り が 進め られ て いる 。 前述 の 北部 同盟 も 攻撃 対象 を 南部 から 不法 移民 へ と 切り替え 、 先 の 総 選挙 で は イタリア 南部 で 党勢 を 伸ばす という 逆転 現象 が 起きる など 、 イタリア の 南北 格差 は 新た な 局面 に 入り つつ ある 。  伝統 的 に 南仏 と 北 仏 の 対立 構図 が 存在 する 。  第 二 次 世界 大戦 の 終結 に 伴い 日本 の 統治 下 から 外れ た 朝鮮半島 で は 、 北側 に 朝鮮民主主義人民共和国 （ 北朝鮮 ） 、 南側 に 大韓民国 （ 韓国 ） と 2 つ の 政権 が 樹立 し 、 分断 国家 と なっ た 。 両 陣営 が 争っ た 朝鮮 戦争 は 東西 冷戦 の 代理 戦争 と 化し 、 休戦 こそ し た ものの 、 正式 に は 終戦 が なさ れ ない まま 21 世紀 に 至っ て いる 。 政治 的 ・ 経済 的 に も 、 漢江 の 奇跡 と 呼ば れる 経済 成長 を 果たし 、 民主 化 も なさ れ た 韓国 に対し 、 金 一族 による 世襲 が 続き 、 経済 的 に も 疲弊 し て いる 北朝鮮 と 大きな 差異 が ある 。  台湾 の 人口 は 西海岸 側 に 集中 し て いる が 、 それでも 政治 ・ 経済 ・ 報道 の 要衝 で ある 台北 市 および 周辺 部 の 台北 都市 圏 を 擁する 北部 と 、 高雄 市 や 台 南市 といった 大都市 を 抱える 南部 で は 産業 構造 の 違い による 求人 格差 、 所得 格差 は 他 の 国 ほど で は ない が 国内 で 深刻 化 し て いる 。 北部 を 地盤 と する 中国 国民党 と 南部 を 地盤 と する 民主進歩党 の 覇権 争い を 起因 と し た 政治 的 要素 が これ を 増幅 し て いる 見方 も ある 。 当初 は 階級 間 格差 を 指す インターネット スラング で ある 「 天龍 人 / 天龍 国 」 も 台北 人 / 台北 市 を 揶揄 する もの と 拡大 ・ 変容 し 、 地域 格差 を も 内包 する 意味 が 色濃く なっ て いる 。  関東 地方 で も 特に 茨城 県 における 南北 問題 が 近年 、 注目 を 集め て いる 。 東京 通勤 圏内 に あり 、 つくば エクスプレス 開業 で 人口 増 が 続く つくば 市 ・ 守谷 市 など の 県南 地域 と 高齢 ・ 過疎 化 が 進む 県 北部 の 間 の 格差 は 年々 拡大 し て おり 、 速やか な 対応 策 が 求め られ て いる 。  三重 県 は 南北 に 長く 、 南北 において 、 人口 ・ 高齢 化 率 や 産業 の 集積 状況 が 大きく 異なる 。 三重 県 の 北部 において は 、 中京 圏 や 近畿 圏 と 比較的 近距離 で ある こと から 、 産業 や 人口 が 集積 し て いる 一方 で 、 南部 において は 、 豊か な 自然 ・ 歴史 ・ 文化 資源 は ある ものの 、 道路 網 や 鉄道 網 等 の 基盤 が 弱い こと から 、 それら を 地域 活力 に 十分 結びつけ られ ず に 、 地域 経済 ・ 社会 の 存立 基盤 が 脆弱 化 し て いる 。 地域 経済 で の ウェイト が 高い 農林 水産 業 、 中部 ・ 近畿 圏 から の 集客 が 重き を なす 観光 を 取り巻く 環境 も 厳しい 現状 が ある 。 この よう な 問題 は 同じ 東海 地方 において は 南部 （ 美濃 地方 ） に 多く の 人口 を 抱え 、 北部 （ 飛騨 地方 ） に 過疎 地域 を 抱える 岐阜 県 で も 同じ よう な こと が いえる 。  府庁 所在地 で ある 京都 市 へ の 人口 集中 率 が 約 55 % と 、 東京 都 （ 旧 東京 府 ） 以外 の 道府県 で は 第 一 位 で ある 。  京都 府 は 南北 に 細長く 、 南部 （ 旧 山城 国 ） と 北 ・ 中部 （ 旧 丹波 国 、 旧 丹後 国 ） と の 格差 が 大きく 、 南部 と 北部 で は 異なる 地域 を 形成 し て いる 。  戦後 の 経済 成長 において 、 南部 は いち早く 発展 し た の に対して 、 北部 は 取り残さ れる 傾向 に あっ た 。 近年 で は 、 高速 道路 （ 京都 縦貫 自動車 道 など ） 建設 や 山陰本線 複線 電化 工事 が 施工 さ れる など 、 南北 格差 の 是正 が 図ら れ て いる 。 また 、 旧 丹波 国 域 の うち 1965 年 頃 から 亀岡 市 及び 旧 園部 町 、 旧 八木 町 など 南 丹 地区 は 京都 市 や 大阪 府 と の 結び つき が 強く なり 、 行政 で は 京都 府 を 南北 のみ で 区分 する 場合 は 、 船井 郡 以南 を 南部 と する （ ただし 、 行政 で は 亀岡 市 及び 南 丹 市 、 船井 郡 京 丹波 町 を 中部 と 区分 する 場合 が 多い ） 。  同様 の こと は 、 同じ 近畿 地方 において は 、 人口 の 大 部分 が 北部 に 集中 する 奈良 県 ・ 和歌山 県 、 南部 に 人口 の 集中 する 兵庫 県 ・ 滋賀 県 において も いえる 。国家 有 機体 説 （ こっ かゆう きた いせ つ 、 英   organistic   theory   of   the   state 、 独   Staatsorganismus ） と は 、 国家 を ひとつ の 生物 で ある か の よう に みなし 、 その 成員 で ある 個人 は 全体 の 機能 を 分担 する もの で ある と する 国家 観 。 古く は プラトン に 始まり 、 ヘーゲル や バーク 、 ハーバート・スペンサー ら によって 論じ られ て いる 。 社会 契約 説 と 逆 の 立場 。  ヘーゲル に よれ ば 、 国家 と は 、 個 を 含む 全体 で ある とともに 、 個 の 独立 性 を も 許容 し 、 高次 の 統一 と 調和 を 実現 する 有機 的 統一 体 だ と する 。 バーク に よれ ば 、 国家 と は 現に 生き て いる 人々 だけ で なく 、 死者 や 将来 生まれ て くる 人々 と の 共同 体 で ある と する 。 ヨハン・カスパル・ブルンチュリ や ハンス ・ ゲル バー 、 オットー・フォン・ギールケ など ドイツ 国法 学者 たち も 、 国家 と は 、 単に 法的 組織 に とどまら ない 、 文化 的 多様 性 を もっ た 歴史 的 存在 として の 倫理 的 ・ 精神 的 有機 体 、 つまり 生命 体 で ある と し た 。軍事 （ ぐんじ 、 、   レース ・ ミーリターリス ） と は 戦争 、 軍人 、 軍隊 など に関する 事柄 の 総称 で ある 。  軍事 は 軍隊 が 司る 事柄 を 指す 用語 で あり 、 その 内容 は 公共 的 利益 と 政治 的 な 重要 性 を 伴う もの で ある 。 軍事 は 民事   ( Civil   affairs )   の 対 概念 で あり 、 外交 や 経済 など と 並ぶ 政府 の 主要 な 行政 機能 の 一つ に 位置づけ られる 。 軍事 が なぜ 公益 と 重要 性 を 伴っ て いる か を 理解 する 上 で 、 フィレンツェ の 政治 思想家 で ある ニッコロ・マキアヴェリ の 見解 が 参考 と なる 。 彼 は 『 政略 論 』 において 「 戦い に 訴え ね ば なら ない 場合 に 、 自 国民 から なる 軍隊 を もっ て い ない 指導 者 は 国家 は 恥じ て しかる べき だ と 思う 」 と 論じ て いる 。 なぜ なら ば 、 自ら の 安全 を 自力 で 確保 する 意志 が なけれ ば 、 国家 の 独立 と 平和 を 期待 する こと は でき ない から で ある 。 戦争 が 勃発 する こと は 不可避 で あり 、 それ に 対処 する ため に 軍備 が 必要 で ある という 現実 主義 の 政治 思想 は 軍事 の 基本 的 な 考え方 と なっ て いる 。  軍事 の 基本 的 な 問題 と は 軍隊 の 根本 的 な 任務 で ある 戦争 における 戦闘 に 勝利 する こと に ある と 要約 する こと が できる 。 ただし この 基本 的 な 問題 に関して も 幅広い 視角 が 存在 し て いる 。 例えば 自然 科学 の 視角 から 軍事 問題 を 観察 すれ ば 、 戦場 の 地理 学 的 特性 、 戦闘 で 使用 さ れる 武器 や 兵器 など の 工学 的 性能 、 戦闘 力 や 戦闘 行動 の 数学 的 な 性質 など の 側面 が 認め られる 。 これ に 社会 科学 の 視点 を 導入 すれ ば 、 戦闘 行動 を より 大局 的 な 観点 から 指導 し て いる 国家 の 安全 保障 政策 や 国際 法 と の 関係 、 軍隊 を 支える 国家 の 行政 機能 、 戦闘 を 組織 化 する 戦略 と 戦術 、 そして 作戦 計画 を 具体 化 する ため の 補給 や 輸送 、 通信 など の 兵站 活動 など の 多く の 側面 が ある こと が 分かる 。 さらに 人文 科学 の 視座 を 持ち込め ば 、 戦争 に関する 文学 的 記述 、 戦闘 の 様相 に関する 歴史 的 観察 、 戦闘 における 兵士 の 心理 的 反応 など の 着眼 点 も 指摘 する こと が できる 。 つまり 軍事 と は 軍隊 の 活動 で ある 戦争 と 戦闘 において 勝利 する ため の 諸々 の 問題 で ある が 、 広義 において は 上記 で 述べ た よう な 複雑 な 諸 問題 を 含ん で いる 。  複雑 さ に 加え て 軍事 という 問題 は 時代 に 応じ て 流動的 で ある 。 軍隊 の 使命 は 歴史 を 経 て 変化 し つつ あり 、 古代 ギリシア の 歴史 家 ヘロドトス が 『 歴史 』 で 叙述 し た ペルシア 戦争 において 軍隊 は 敵 の 軍隊 を 殲滅 する こと のみ を 使命 と し て い た 。 しかし 近代 において ポーランド の 戦争 研究 者 イヴァン・ブロッホ は 『 将来 の 戦争 』 で は 戦争 が 軍事 技術 の 進歩 によって 大量 の 損害 を 伴う 長期 戦 に 発展 する と 論じ 、 第 一 次 世界 大戦 、 第 二 次 世界 大戦 の 様相 を 予測 し た 。 また 冷戦 後 で は イギリス の 軍人 ルパート ・ スミス が 『 軍事 力 の 有用 性 』 で 戦争 の 歴史 的 変容 を 指摘 し て おり 、 戦争 は 国家 の 武力 衝突 や 敵 軍 の 殲滅 、 領土 の 占領 に 特徴付け られる もの で は なく 、 人々 の 間 で 生じる 戦争 、 前線 と 後方 の 混在 など に 特徴付け られる 戦争 に 変化 し て いる と 論じ た 。 三者 は 一様 に 戦争 について 論じ て いる ものの 、 その 問題 意識 は それぞれ 異なっ て いる 。 ヘロドトス が 描い た 戦争 で は 戦場 で 刀剣 など で 武装 し た 両 軍 が 機動 や 打撃 を 行っ て い た が 、 ブロッホ が 予測 し た 戦争 において は 高度 な 火力 戦闘 を 行う 両 軍 が 決定的 戦果 を 挙げる こと が できる こと なく 全て の 国力 を 動員 し た 長期 戦 と なり 、 スミス の 戦争 観 で は 敵 の 存在 が 不 明確 な 混乱 地帯 において 軍隊 が 行動 する という もの で ある 。 この よう に 軍事 において 問題 意識 の 力点 が 変化 し 続け て おり 、 現在 において 新しい 課題 が 出現 し 続け て いる 。  軍事 の 全般 的 な 理解 の ため に 、 ここ で は 主 に 社会 科学 の 見地 から 述べ て おり 、 その ため 本 項目 で は 軍事 に関する 基本 的 な 主題 を 戦争 、 軍事 システム 、 戦争 能力 、 軍事 ドクトリン と まとめ て いる 。 これら 四つ の 主題 に 沿っ て 、 戦争 の 理論 的 枠組み 、 戦争 の 一つ の 形態 で ある 総 力戦 、 制限 戦争 、 ゲリラ 戦 の 特性 、 戦争 の 政治 理論 として の 国際 政治 の 問題 、 戦争 法 の 枠組み 、 国防 の 基本 概念 、 軍隊 の 制度 的 成り立ち 、 指揮 統制 の 基本 システム 、 軍事 教育 の あり方 、 政府 と 軍隊 の 関係 、 軍事 能力 の 機能 と 種類 、 陸上 戦力 、 海上 戦力 、 航空 戦力 の 概念 、 軍事 力 を 支える 経済 的 基盤 、 そして 軍事 行動 を 指導 する 安全 保障 政策 、 軍事 戦略 、 戦術 、 兵站 、 そして 戦争 以外 の 作戦 について 説明 する 。 詳細 について は 個別 の 記事 で 述べ て いる 。 また 本 項目 で は 取り上げ られ なかっ た 戦争 や 軍隊 、 戦闘 の 歴史 的 説明 について は 軍事 史 を 、 工学 的 見地 に 基づく 諸々 の 装備 について は 兵器 を 、 各国 の 軍事 情勢 について は や 各国 の 軍隊 の 一覧 から 該当 する 記事 を 参照 さ れ たい 。  戦争 が 国家 の 存亡 を 決定 する 極めて 重大 な 出来事 で ある こと は 古来 から 『 孫子 』 が 論じ て き た こと で ある 。 戦争 において 国家 は 敵 の 軍事 力 によって 安全 を 脅かさ れる 事態 に 直面 する の で あり 、 それ は 領土 や 都市 の 破壊 と 占領 、 国民 の 生存 と その 財産 所有 権 の 侵害 、 政治 的 自由 や 独立 の 制限 など の 方法 で 行わ れる 。 同時に 戦争 は 社会 現象 の 中 で も 特に 分析 が 難しい 複雑 な 主題 の 一つ で あり 、 戦闘 など の 軍事 的 な 出来事 だけ で 生じる の で は なく 、 対外 政策 や 国内 で の 政治 過程 など の 政治 的 文脈 に 基づい て 生起 する もの で ある 。 しかも その 展開 において は 戦時 特有 の 動員 や 生産 など の 経済 的 要素 、 国民 心理 など の 社会 的 要素 と 関連 する もの で ある 。 しかも 戦争 は 敵国 と 自国 の 相互 作用 によって 生じ た 結果 で ある ため 、 戦争 において 最適 な 意思 決定 が 何 で ある か を 明確 に 理論 化 する こと は でき ない 。 つまり 重大 な 戦争 の 原因 と その 実態 を 理解 する ため に は 、 その 複雑 性 を 概観 できる 理論 的 な 把握 が 必要 と なる 。  プロイセン の 軍事 学者 カール ・ フォン・クラウゼヴィッツ は 『 戦争 論 』 において 戦争 の 一般 理論 を 構築 し た 戦略 家 で ある 。 彼 は 二 人 の 間 で の 決闘 に 戦争 を なぞらえ た 上 で 、 戦争 と は 「 敵 を 強制 し て われわれ の 意志 を 遂行 さ せる ため に 用い られる 暴力 行為 で ある 」 と 説明 しよ う と し た 。 そして 戦争 において 生じる 暴力 は 相互 作用 によって 無 制限 に 極大 化 する 法則 が ある こと を 明らか に し た 上 で 、 その よう な 戦争 を 絶対 戦争 として 定式 化 し た 。 絶対 戦争 で は 軍事 的 な 合理 性 の 下 で あらゆる 事柄 が 徹底的 に 合理 化 さ れ 、 最大限 の 軍事 力 が 敵 を 殲滅 する ため に 使用 さ れる こと に なる 。 ただし 戦争 は 単に 軍事 において 完結 する 現象 で は ない こと に クラウゼヴィッツ は 注意 を 払っ て おり 、 この 絶対 戦争 の よう な 形式 が 現実 に 起こっ て いる 戦争 と は 異なる こと を 認識 し て い た 。 つまり 戦争 は 固有 の 法則 に従って 無制限 に 暴力 性 を 高める だけ で は なく 、 その 戦争 行為 を 制限 する こと が できる 政治 的 目的 を 伴う もの で ある 。 戦争 の 発生 に は 必ず 外交 的 または 経済 的 、 心理 的 な 情勢 が 起因 し て おり 、 あらゆる 戦争 は 政治 的 目的 を 究極 的 に は 達成 しよ う と 指導 さ れる もの で ある 。 この クラウゼヴィッツ の 戦争 理論 は 「 戦争 は 他 の 手段 を 以 って する 政治 の 継続 で ある 」 と 理解 さ れ て おり 、 戦略 研究 で は 広く 参照 さ れ て いる 。  しかし 現代 の 戦略 研究 で は クラウゼヴィッツ が 前提 と し て い た 主権 国家 による 戦争 が 戦争 の 全て で は ない こと が 分かっ て いる 。 非 国家 主体 によって 戦争 が 遂行 さ れる 可能 性 を 提唱 し た の は 社会 主義 の 政治 イデオロギー を 掲げ て 革命 戦争 を 指導 し た マルクス主義 者 たち で あっ た 。 レーニン は クラウゼヴィッツ が 定式 化 し た 戦争 と 政治 の 関係 を 再 解釈 し 、 政治 を 武力 に よら ない 戦争 、 戦争 を 武力 による 政治 で ある と 捉え て 革命 戦争 の 理論 に 適用 し た 。 この こと で パルチザン 部隊 による 戦争 の 形態 が 成立 する こと に なり 、 国家 と 国家 の 戦争 という 図式 は 陳腐 化 する こと に なっ た 。 また クラウゼヴィッツ に対する 批判 を 展開 する 戦略 研究 者 の マーチン・ファン・クレフェルト は 『 戦争 の 変遷 』 において 戦争 の 歴史 的 事例 に 基づい て 理論 を 構築 し て いる 。 クラウゼヴィッツ の 戦争 理論 で の 国家 の 前提 は 政府 、 軍隊 、 国民 から 成立 し て いる 三位一体 の 戦争 モデル で あっ た が 、 クレフェルト は 非 三位一体 の 戦争 が 存在 する こと を 指摘 し て おり 、 したがって クラウゼヴィッツ の 理論 が 主権 国家 による 戦争 に 限定 さ れ た モデル で ある と 論じ て いる 。 つまり 必ずしも 戦争 は 理性 的 な 政治 の 延長 で は なく 、 むしろ 宗教 や 正義 など の 価値 観 を 実現 する ため の 手段 として 行わ れ て いる もの と 考える 。  総 力戦   ( Total   war )   と は 戦争 が 採り うる 形態 の 一つ で あり 、 軍事 力 の 行使 だけ で なく 、 軍事 力 を 支える 経済 的 基盤 を 構成 する 工業 生産 力 や 労働 力 の 総動員 、 民間 人 の 全国 的 な 戦争 協力 、 そして 戦争 遂行 を 正当 化 する ため の イデオロギー や 思想 の 宣伝 活動 など を 伴う よう な 、 国家 の 総力 を 挙げる 戦争 遂行 の 形式 で ある 。 この よう な 概念 を 提唱 し た の は 第 一 次 世界 大戦 で 敗北 し た ドイツ 軍 を 指導 し た 軍人 エーリッヒ・ルーデンドルフ で あっ た 。 ルーデンドルフ は 著作 『 総 力戦 』 の 中 で 第 一 次 世界 大戦 を 契機 に 戦争 の 主体 が 政府 と 軍隊 だけ で は なく 民衆 を 巻き込ん で 遂行 さ れる 形式 へ と 変化 し た こと を 指摘 し 、 これ を 総 力戦 と 命名 し た 。 総 力戦 の 概念 の 画 期 性 と は 従来 の 戦争 が 戦場 で の 軍事 行動 で 完結 し て い た もの から 、 銃後 の 経済 活動 や 生活 まで も が 軍事 行動 と 結び付け られ た こと で ある 。 したがって 、 総 力戦 において は 海上 封鎖 や 戦略 爆撃 の よう に 敵 の 経済 活動 を 破壊 する ため の 行動 が 継続 的 に 行わ れ 、 また 敵 の 抗戦 意志 を 減耗 さ せる ため に ラジオ や ビラ など の マスメディア を 利用 し た 思想 宣伝 を 実施 する 。 これら に 対抗 する ため に 経済 活動 は 政府 により 統制 さ れ 、 人員 や 物資 、 情報 など は 軍事 作戦 を 支援 する ため に 配分 、 管理 さ れる 。 ルーデンドルフ は 特に ドイツ 敗戦 を 招い た 原因 として 革命 運動 を 指示 する よう な 思想 的 要因 を 重要 視 し て おり 、 国民 士気 の 低下 は ドイツ 軍 の 士気 そのもの に 悪影響 を 及ぼし て い た と 述べ て いる 。 その ため に 総 力戦 を 遂行 する ため に は 総力 政治 が 不可欠 で ある と 主張 し て いる 。 総力 政治 は 総 力戦 に 関わる あらゆる 要素 を 統制 する 機能 を 担っ て おり 、 単独 の 指導 者 によって 総力 政治 は 実践 さ れ なけれ ば なら ない 。 つまり 総 力戦 と は 従来 の 武力 紛争 だけ で は なく 、 経済 紛争 や 情報 紛争 が 結合 し た 複合 的 な 戦争 の あり方 で あり 、 核兵器 が 存在 する 現代 において は 核 戦争 を 意味 する もの で ある 。  制限 戦争   ( Limited   war )   と は 軍事 力 を 抑制 的 に 行使 する こと で 、 戦争 の エスカレーション を 制御 する こと を 可能 と する 戦争 の 形態 の 一 種 で ある 。 アメリカ の 外交 官 ヘンリー ・ キッシンジャー は 『 核兵器 と 外交 政策 』 この よう な 戦争 を 「 特定 の 政治 目的 の ため （ 中略 ） 相手 の 意志 を 押しつぶす の で は なく 、 影響 を 及ぼし 、 課せ られる 条件 で 抵抗 する より 魅力 的 で ある と 思わ せ 、 特定 の 目標 を 達成 せ ん と する 」 戦争 と 描写 し た 。 つまり 限定 戦争 の 主眼 と は 、 軍事 力 だけ で 敵 に 我 の 意志 を 全面 的 に 強制 する の で は なく 、 外交 交渉 を 交え ながら 軍事 作戦 を 遂行 する こと で 、 目標 を 達成 する 手段 として 戦争 の 規模 や 程度 を 抑制 する こと に ある 。 キッシンジャー は 核兵器 の 登場 によって 戦争 そのもの が 遂行 不可能 に なる という 見解 を 退け 、 この 限定 戦争 に 基づい た 限定 核 戦争 という 戦争 方式 を 提唱 し た 。 事実 、 核兵器 が 登場 し て から も 朝鮮 戦争 や インドシナ 戦争 など の 戦争 が 勃発 し て おり 、 これら は 限定 戦争 の 形式 に 則っ て 遂行 さ れ て いる 。 限定 戦争 を 成り立た せ て いる 外交 は 通常 の 外交 と 区別 さ れ て おり 、 アメリカ の 政治 学者 アレキサンダー・ジョージ など の 研究 者 たち によって 強制 外交 と 呼ば れ て いる 。 強制 外交 が 敵 と の 間 で 成立 する ため に は 、 彼我 双方 にとって 軍事 行動 に 伴う 損害 を 抑制 する 意図 を 共有 し なけれ ば なら ず 、 戦略 防 勢 の 立場 を 採る ため に 作戦 の 主導 権 を 喪失 する 危険 が 伴う が 、 総 力戦 と 比べ て 最小限 の 費用 と 危険 で 目的 を 達成 する 選択肢 と さ れ て いる 。  ゲリラ 戦争   ( Guerrilla   war )   または 革命 戦争 と は 本質 的 に 国家 に対する 非 国家 主体 により 遂行 さ れる 戦争 の 形態 で ある 。 この よう な 戦争 の 形態 が 成立 し た 背景 に は マルクス主義 を 指向 する 政治 運動 が あり 、 ロシア 革命 、 キューバ 革命 、 国共 内戦 など の 革命 が 勃発 し た こと で 、 ゲリラ 戦争 の あり方 が 研究 さ れ て き た 。 革命 家 で あり ながら ゲリラ 戦争 の 理論 を 確立 し た 毛沢東 は ゲリラ 戦争 に は 正規 軍 によって 遂行 さ れる 在来 戦争 と は 異なる 背景 を 持っ た 固有 の 領域 が ある こと を 指摘 し 、 『 遊撃 戦 論 』 で この 問題 を 論考 し て いる 。 ゲリラ 戦争 の 特徴 と は 戦略 防 勢 の 立場 に 置か れ ながら も 、 分散 さ れ た 小規模 な 部隊 による 急襲 で 敵 に 連続 的 に 損害 を 強いる こと で 戦争 そのもの を 主導 する こと に ある 。 したがって 、 ゲリラ 戦争 において 短期 決戦 は 発生 せ ず 、 決戦 を 想定 し た 戦闘 部隊 は 必ずしも 優位 で は なく なる 。 革命 家 チェ・ゲバラ は 『 ゲリラ 戦争 』 において ゲリラ 戦争 を 成立 さ せる ため の 戦略 と 戦術 について 論じ て いる 。 そこ で は 負ける 戦い を 避け 、 常に 遊撃 し 、 敵 から 武器 を 略取 し 、 行動 は 秘匿 し 、 奇襲 を 活用 する という ゲリラ 戦 の 原則 が 示さ れ て いる 。 ゲリラ 戦争 は 戦略 的 に は 防 勢 に 置か れる が 、 しかし 一撃 離脱 を 繰り返す ゲリラ 戦士 は 決して 包囲 殲滅 さ れる こと は ない ため に 、 戦争 の 主導 権 を 維持 する こと が できる 。  クラウゼヴィッツ が 論じ た よう に 、 戦争 は それ 自体 で 孤立 し た 事象 で は なく 、 より 広い 社会 の 文脈 に従って 政治 的 、 外交 的 な 過程 から 生じる もの で ある 。 戦争 の 政治 的 文脈 について 論じ た 歴史 家 に は 古代 ギリシア の 歴史 家 トゥキディデス が いる 。 彼 は 『 戦史 』 で ペロポネソス 戦争 を 叙述 する こと を通じて 現実 主義 の パラダイム を 示し た 歴史 家 として 知ら れ て いる 。 トゥキディデス は その ペロポネソス 戦争 の 勃発 に 先立っ て 生じ て い た 都市 国家 間 の 紛争 の 背景 に まで 遡り 、 開戦 に 至る まで の 経緯 を 政治 家 たち の 議論 を 交え ながら 説明 し て いる 。 戦争 を 引き起こす 原因 として 名誉 、 恐怖 、 利益 の 三 種類 が 述べ られ て いる 。 つまり 権威 の 保持 や 権力 の 争奪 、 敵 の 軍事 力 へ の 恐怖 感 、 そして 経済 的 利権 を 巡る 競争 、 これら 三つ の 要因 が 作用 する こと に なる ため 戦争 は 勃発 する もの と 考える こと が できる 。 ただし より 体系 化 さ れ た 政治 学 の 立場 に 基づけ ば より 詳細 な 因果 性 や 対応 策 について 論じ て いる 。  戦争 を 研究 する 政治 学 の 立場 に は 大別 し て 権力 理論 に 依拠 する 現実 主義 と 道徳 的 な 規範 理論 に 依拠 する 理想 主義 の 立場 が ある 。 理想 主義 が 把握 する 戦争 は 抑制 す べき 対象 で あり 、 それ は ドイツ の 哲学 者 イマヌエル ・ カント の 『 永遠 平和 の ため に 』 で 示さ れ て いる 平和 理論 で 示さ れ て いる 。 カント は 国際 平和 を 確立 する ため に どの よう な 規制 が 必要 で ある か を 考察 し て いる 。 その 考察 に よれ ば 、 戦争 を 引き起こす 好戦 的 な 国家 の 政治 体制 が 問題 で あり 、 政治 体制 は 社会 の 構成 員 が 自由 で 平等 な 市民 で ある 共和 制 で なけれ ば なら ない 。 なぜなら 、 その よう な 国家 体制 において は 戦争 の 決定 に 国民 の 同意 が 必要 で あれ ば 、 国民 は 自ら の 労苦 を 考え て 戦争 を 行う こと に 同意 し ない ため で ある 。 さらに 国際 法 に関して は 同様 に 自由 国家 の 連合 制度 に 基づく べき で あり 、 つまり 全て の 国家 が 従う こと が できる 世界 市民 法 を 確立 し なけれ ば なら ない と 考え た 。 この 世界 政府 の 樹立 によって 戦争 の 発生 を 抑制 する 構想 は 国際 連合 の 設立 によって 現実 の 国際 政治 で 進め られ て いる 。  一方 で 現実 主義 の 立場 から 把握 する 戦争 と は 不可避 的 な 事態 で あり 、 ドイツ 出身 の 政治 学者 ハンス・モーゲンソウ は 『 国際 政治 』 において 戦争 が 発生 する 政治 力学 を モデル 化 し て 研究 し て いる 。 そもそも 人間 の 政治 行動 は 利益 を 追求 し て 行わ れる もの で あり 、 しかも 国際 関係 は 本質 的 に アナーキー で ある こと を 理論 的 前提 と し なけれ ば なら ない と モーゲンソー は 考える 。 したがって 主権 国家 も また 国益 を 追求 する ため に 自ら の 権力 を 最大 化 し て 相手 国 に 自ら の 意志 を 強制 しよ う と する 。 現実 主義 の 理論 と 実践 の 中核 に ある 概念 に は 勢力 均衡 が あり 、 これ は 相手 の 勢力 の 程度 に対して 均衡 できる よう に 自国 の 勢力 を 同盟 によって 同 程度 に 高める こと で ある 。 この 勢力 均衡 が 実現 さ れ て いる 政治 情勢 において 政治 的 安定 性 が もたらさ れる もの で あり 、 したがって 戦争 は 勢力 の 不 均衡 によって 生じる もの だ と 論じる 。 モーゲンソー が 体系 化 し た 現実 主義 の 理論 は 近代 の 国際 秩序 における 外交 政策 の 基本 的 発想 として 使用 さ れ て い た もの で も あり 、 現代 の 国際 社会 において も 国際 システム を 構造 的 に 理解 する ため の 学説 として 採用 さ れ て いる 。  戦争 法 と は 戦争 行為 を 規制 する 戦時 における 国際 法 で ある 。 これ は 今日 で は 武力 紛争 法 や 人道 国際 法 と も 呼ば れる 場合 が ある 。 現実 主義 の 立場 に 立つ なら ば 、 戦争 は 本質 的 に は 道徳 や 法律 によって 規制 する こと は できる もの で は ない 。 したがって 戦争 法 が 存在 する 価値 を 認める こと は でき ない もの で ある 。 しかしながら 、 国際 政治 学 における もう 一つ の 立場 で ある 理想 主義 に 立脚 する なら ば 、 戦争 は 決して 許容 でき ない もの で ある 。 この よう な 考え方 は 人文 主義 者 エラスムス が 『 平和 の 訴え 』 において 「 およそ いかなる 平和 も 、 たとえ それ が どんなに 正しく ない もの で あろ う と 、 最も 正しい と さ れる 戦争 より は 良い もの な の です 」 と 論じ た こと で 表現 さ れる 。 戦争 を 回避 する ため に あらゆる 戦争 行為 は 禁じ られ なけれ ば なら ない 。 しかし この 現実 主義 と 理想 主義 の よう な 全面 的 な 肯定 と 否定 の 間 に 立つ もう 一つ の 立場 が ある 。 それ は 国際 法学 者 フーゴー・グロティウス が 「 二つ の 極端 な 説 に 治療 を 施し 、 なに も 許さ れ ない とか 、 すべて が 許さ れる 、 など と 信じ込む こと が ない よう に し なけれ ば なら ない 」 と 表現 し た 、 条件 付き で 戦争 行為 を 許容 する 立場 で ある 。 その 条件 を 法的 理論 として 発展 さ せ た もの が 戦争 法 で ある と 言える 。  戦争 法 に は 開戦 法規 と 交戦 法規 という 二つ の 基本 的 な 部門 が ある 。 開戦 法規 と は どの よう な 場合 において 戦争 を 開始 する こと が できる の か を 定め た 法 で あり 、 交戦 法規 は どの よう な 手段 によって 戦争 を 遂行 する こと が できる の か を 定める 法 で ある 。 開戦 法規 に関して は 主権 国家 は 政策 の 手段 として 戦争 に 訴える 権利 を 持っ て い た が 、 1929 年 の 「 戦争 放棄 ニ 関 スル 条約 」 によって 武力 行使 の 違法 化 が 進み 、 現在 で は 国連 憲章 の 下 で 他国 の 領土 保全 や 政治 的 独立 に対する 武力 行使 や 国連 の 国際 平和 の 維持 する という 目的 と 相反 する 武力 行使 を 違法 化 し た 。 もし 国家 が 侵略 を 受け た 場合 に は 個別 的 、 集団 的 自衛 権 を 行使 し て 防衛 する こと が できる が 、 同時に 国連 は 侵略 国 に対して 集団 安全 保障 に 基づい て 武力 制裁 を 含め た 制裁 措置 が 可能 で ある 。 ただし 自衛 権 を 行使 する 判断 は 国家 が 判断 する こと が できる が 、 国連 が 制裁 措置 を 行う 場合 に は 安全 保障 理事 会 による 決議 が 必要 で あり 、 常任 理事 国 の 全員 の 同意 が 必要 で ある 。  交戦 放棄 に関して は 、 もともと は 騎士 道 の 規範 に 基づい て 非 人道的 な 殺戮 ・ 破壊 活動 を 規制 し て い た が 、 近代 の 軍事 技術 の 発達 によって 戦闘 の 様相 が 変化 する と 新しく 交戦 放棄 を 確立 し なけれ ば なら なく なっ た 。 交戦 放棄 の 一般 的 な 原則 は 効率 性 と 人道 性 の 均衡 ある 両立 で あり 、 これ は 攻撃 目標 を 選定 する 場合 において 、 任務 の 達成 の ため に 市街地 と 軍事 基地 の 二つ が 選択 可能 で ある なら ば 、 不 必要 な 犠牲 が 出る 可能 性 が より 少ない 軍事 基地 を 攻撃 する べき で ある という 原則 で ある 。 交戦 放棄 の 大系 において は 攻撃 目標 や 攻撃 禁止 目標 、 合法 的 な 戦闘 手段 や 方法 、 非 戦闘 員 の 保護 、 中立 国 の 権利 保護 など の 細目 が あり 、 これら の 規則 は 作戦 行動 において 指揮 官 の 責任 を 以 って 遵守 し なけれ ば なら ない 。 この 戦時 国際 法 に対する 違反 が あり 、 その 行為 の 責任 者 が いる 場合 に は 、 戦争 犯罪 として 裁か れ なけれ ば なら ない 。 1990 年代 に 戦争 犯罪 へ の 措置 は 強化 さ れ 、 ボスニア・ヘルツェゴビナ で 非 人道的 な 紛争 が 発生 し た 際 に は 国連 安全 保障 理事 会 は 国際 裁判所 を 設立 し て 戦犯 を 裁き 、 1998 年 に は 常設 の 国際 刑事 裁判所 既定 が 国連 の 外交 会議 で 採択 さ れ た 。  国防 と は 脅威 に対して 国家 の 安全 を 確保 する こと で あり 、 幅広い 範囲 で 捉え られる 国家 安全 保障 の 意味 で 用い られる 場合 と 軍事 力 による 防衛 の 意味 で 用い られる 場合 が ある 。 ここ で の 国家 と は 領域 、 国民 、 主権 の 三 要素 から 成り立っ て いる 政治 的 な 共同 体 で ある 。 領域 は 国家 の 排他 的 な 支配 権 が 及ぶ 地理 的 範囲 で あり 、 領土 、 領海 、 領空 に 区別 さ れる 。 領域 において 生活 する 国家 の 構成 員 と は 国民 で あり 、 国民 は その 国家 の 主権 に 服従 する 。 国家 の 主権 と は 国家 の あり方 を 国家 の 構成 員 が 政治 決定 する 権利 で あり 、 その 具体 的 な 構成 は 国家 体制 によって 国 ごと に 異なっ て いる 。 この よう に 成立 し て いる 国家 の 内部 的 構成 を 概観 すれ ば 、 国家 は 物理 的 な 手段 によって 打撃 を 与える こと が できる こと が 分かる 。 国家 は 領域 の 奪取 や 国民 の 殺傷 によって その 統治 能力 を 低下 さ せる 可能 性 が あり うる の で あり 、 その よう な 事態 に 対処 する ため に 国防 の 準備 が 必要 と なる 。  国防 は 国家 を 単に 守る こと で は なく 、 脅威 から 国家 を 守る こと で ある 。 国防 において 脅威 と は 国家 の 存続 や 利益 を 脅かす 他者 の 存在 や 能力 、 行動 を 指す 。 それ は 武力 による 威嚇 、 領空 侵犯 、 領海 侵犯 、 海上 交通 路 で の 通商 破壊 、 ミサイル や 航空機 による 攻撃 、 全面 的 な 武力 行使 、 など の 軍事 的 脅威 が 主 な もの で ある 。 ただし 、 海上 封鎖 など による 経済 制裁 は 経済 的 脅威 、 大 規模 な 内乱 など の 政治 的 脅威 など の 存在 を 指摘 する こと も できる が 、 ここ で は 軍事 的 脅威 について 述べる 。 軍事 的 脅威 の 程度 を 判断 する 基礎 は 軍事 力 と それ を 行使 する 意志 で ある 。 軍事 力 は 現有 兵力 と 動員 兵力 、 装備 と 兵員 の 配備 状況 など から 定量 的 に 評価 する こと が 可能 で ある 。 しかし 意志 について は 相手 国 の 政策 決定 者 の 思考 から 評価 する しか なく 、 その ため に 国家 政策 や 作戦 計画 など から 定性的 に 推測 する こと に なり 、 判断 が 難しい 。 また 環境 条件 が 相手 国 にとって 有利 か どう か も 重要 な 判断 材料 と なる 。 国際 環境 の 不安定 化 や 国家 の 内部 分裂 による 外部 勢力 の 介入 など は 進攻 を 決定 する 際 に 有利 な 一般 情勢 で ある 。  国防 は 脅威 から 国家 を 守る こと で ある が 、 その ため に は 手段 が 必要 で ある 。 その 手段 として 軍事 力 が 中心 で ある と 考え られ て いる が 、 非 軍事 的 要素 について も 注目 さ れ て いる 。 政治 学者 モーゲンソー は 国家 の 国力 の 構成 要素 として 軍備 以外 に 地理 、 人口 、 工業 力 、 資源 、 国民 性 、 国民 士気 、 政府 や 外交 の 性質 を 上げ て おり 、 また 政治 学者 クラ イン も 領土 、 人口 、 経済 力 、 国家 戦略 を 遂行 する 意志 、 戦略 目的 という 構成 要素 を 列挙 し て いる 。 この よう な 幅広い 国力 要素 が 出現 し た 背景 に は 総 力戦 や 革命 戦争 、 核 戦争 に 特徴付け られる よう に 、 戦争 の 範囲 が 戦闘 だけ で ない 社会 全体 に 及ぶ よう に 変化 し た こと が 理由 として 挙げ られる 。 この よう な 国防 能力 を 使用 する 国防 政策 として 単独 による 国防 だけ で は なく 、 同盟 による 共同 防衛 や 集団 的 安全 保障 、 中立 政策 など が ある 。  軍隊 は 一定 の 規律 ・ 組織 に 基づい て 編制 さ れ た 武装 組織 で ある 。 しかし 今日 の 軍隊 は それ 自体 で 独立 し た 組織 で は なく 、 国家 の 枠組み に 基づい て 政府 組織 の 権力 の 下 で 組織 さ れ て いる 。 したがって その 組織 の あり方 はく 国 によって さまざま で あり 、 その 社会 事情 に 関連 し て 社会 階層 が 部隊 編制 に 反映 さ れ て いる 場合 や 、 政治 権力 と 一体 化 し て いる 場合 も ある 。 アケメネス 朝 の 軍隊 は 貴族 で ある 騎兵 部隊 が 主力 と なり 、 農奴 から 構成 さ れる 歩兵 部隊 が 補助 的 役割 を 任せ られ て い た が 、 始皇帝 は 一般 公募 に 応募 し た 人々 で 編制 さ れ た 軍隊 で 中国 を 統一 し た 。 中世 ヨーロッパ で は 封建 制 を 背景 と し た 騎士 階級 が 軍事 的 義務 を 果たし 、 名誉 を 認め られ て い た 。 しかし 近代 において 新しい 軍事 技術 で ある 小銃 や 火砲 が 戦闘 に 導入 さ れ 、 フランス の 軍人 ギベール が 『 戦術 一般 論 』 が 述べ た よう な 国民 軍 が フランス 革命 を 契機 に 成立 する と 、 その後 ヨーロッパ 諸国 も その 軍制 へ 移行 し て いく 。 近代 ヨーロッパ の 情勢 を 背景 と し た 軍事 制度 について スイス の 軍人 ジョミニ は 軍隊 の 構成 要素 を 列挙 し て いる 。 それ は 徴募 組織 、 部隊 編成 、 予備 役 、 行政 管理 、 軍紀 、 報酬 制度 、 砲兵 や 工兵 など の 特技 兵科 、 攻防 両面 における 装備 、 戦術 教育 の 機能 を 備え た 参謀 本部 、 兵站 組織 、 指揮 系統 の 制度 、 国民 の 戦闘 精神 を 喚起 する こと で ある 。 これら 要素 を 備え て いる こと が 、 ジョミニ が 強調 し て いる よう に 近代 軍 として 不可欠 の 要素 で ある と 考え られる 。  軍隊 組織 の 理論 の 観点 から 見る なら ば 、 軍隊 は 組織 として は ドイツ の 社会 学者 マックス・ヴェーバー が 定式 化 し た 官僚 制 の モデル の 典型 例 で ある 。 つまり 規則 による 職務 権限 の 配分 、 階級 制度 に 基づい た 指揮 系統 、 文章 による 事務 処理 、 専門 性 を 備え た 職員 の 公平 な 選抜 など の 合理 的 な 組織 運営 が 行わ れ て いる 組織 で ある 。 同時に 軍隊 は 専門 的 な 職業 団体 で も あり 、 アメリカ の 政治 学者 サミュエル・ハンチントン は 軍隊 が 暴力 の 管理 に関する 専門 知識 と 責任 、 団体 性 を 備え た 職業 集団 で ある こと を 将校 団 の 分析 から 論証 し た 。 独自 の 行動 様式 や 参加 手続 、 共通 経験 を 持つ 職業 集団 で ある ため に 軍事 問題 に 特 化 し た 組織 的 能力 を 派 発揮 する こと が 可能 で あり 、 この よう な 軍隊 の 職業 的 性格 こそ が 近代 軍 の 基礎 と なっ た 。 プロイセン が 創設 し た 軍事 学 の 研究 機関 で ある 陸軍 大学 と 参謀 本部 は 職業 軍人 を 育成 する ため の 機関 で あり 、 ドイツ の 軍人 モルトケ と シュリーフェン の 職業 軍人 として の 立場 は 政治 野心 を 持つ べき で は ない という 軍人 の 職業 倫理 の 模範 を 示し た 。  軍隊 の 組織 構造 は 地域 や 時代 によって それぞれ 異なる が 、 軍隊 は 他 の 文民 組織 と は 異なる 固有 の 組織 構造 を 形成 し て いる 。 軍隊 の 体制 は 軍事 作戦 の 部門 、 軍事 行政 の 部門 、 そして 軍事 司法 の 部門 に 大別 する こと が できる 。 軍隊 において 軍事 作戦 は 最も 基本 的 な 部門 で あり 、 幕僚 によって 補佐 さ れ た 指揮 官 が 任務 を 達成 する ため に 部隊 を 指揮 する 。 各 部隊 に は さらに 下級 部隊 が 組織 さ れ て いる こと によって 指揮 系統 が 形成 さ れ て いる 。 軍事 行政 の 部門 において は 、 部隊 に 予算 や 兵員 、 装備 を 提供 する こと は 軍隊 で は なく 国防省 や 防衛 省 など の 行政 機関 によって 実施 さ れる 。 軍事 行政 は 政府 の 一員 で ある 大臣 が 指導 する 官僚 によって 軍事 力 を 開発 、 維持 、 管理 する 。 加え て 軍事 司法 の 部門 において は 立法府 によって 制定 さ れ た 軍法 に 部隊 は 服従 し なけれ ば なら ない 。 フランス の 軍人 マル モン は 軍隊 で 起こっ た 犯罪 は 国家 の 司法 権 と 軍隊 の 指揮 権 を 調整 し ながら 法 に 基づい て 裁か なけれ ば なら ない と 『 軍制 要 論 』 で 論じ て いる 。 軍法 は 任務 の 放棄 や 敵前 逃亡 、 利敵 行為 など の 行為 を 軍事 犯罪 と 定め て おり 、 軽微 な 犯罪 で あれ ば その 部隊 の 指揮 官 が 決裁 によって 処罰 する こと が できる が 、 重大 な 軍事 犯罪 で ある と 見なさ れれ ば 軍法 会議 が 召集 さ れ 、 その 判決 に 基づい て 刑 が 執行 さ れる こと に なる 。  軍事 システム において 指揮 統制 と は 指揮 官 が 任務 を 達成 する ため に 隷下 の 部隊 の 作戦 運用 を 指導 する ため に 必要 な 施設 、 通信 、 人員 、 そして 手順 の 総体 で あり 、 軍隊 の 神経 系 と 言う べき 機能 を 果たし て いる 。 この 指揮 統制 の 複合 的 機能 を 整理 する と 、 それ は 指揮 、 統制 、 通信 、 コンピュータ そして 諜報 の 機能 から 成り立っ て おり 、 英語 の 頭文字 から C 4 I システム と 要約 さ れる 。 この システム に 基づい て 情報 資料 を 諜報 により 獲得 し 、 コンピュータ により 情報処理 を 行っ た 上 で 指揮 官 は それ を 通信 で 知らさ れる 。 そして 意思 決定 が 下っ た 後 に は 再び 通信 によって 各 部隊 に対して 指揮 権 に 基づい て 命令 が 各 部隊 に 発せ られる 。 これ は 必ずしも 近代 以後 の 軍事 技術 だけ に 合致 する 概念 で は なく 、 古代 の 軍事 組織 において も 指揮 官 は 歩哨 や 間諜 が もたらす 報告 を 、 伝令 や 狼煙 、 音響 によって 通信 伝達 さ れ 、 幕僚 や 軍師 による 状況 分析 を 参考 に し ながら 状況 判断 を 行っ て 命令 を 発し て い た 。 現代 で は この 情報 の やり取り を さらに 発展 さ せ 、 国防 体制 において 指揮 統制 の 体系 は 早期 警戒 衛星 システム や 長距離 レーダー など の 諜報 活動 の 手段 を 活用 し 、 専門 化 さ れ た 情報 分析 官 から 成る 情報 機関 が 情報 資料 を 分析 し 、 幕僚 本部 や 安全 保障 会議 が 指揮 官 を 補佐 し 、 しかも 無線 中継 システム により 通信 網 を 確保 し て いる ため に 、 より 迅速 で 詳細 な 意思 決定 と 大量 の 情報 伝達 が 可能 と なっ て いる 。  軍事 教育 と は 軍人 に 必要 な 能力 を 付与 する ため の 教育 、 訓練 、 演習 の 体系 で ある 。 軍事 教育 の 重要 性 は 古代 ギリシア から 認識 さ れ て おり 、 体力 と 戦闘 技術 を 練 成し 、 部隊 の 団結 と 規律 を 高める こと で 戦闘 力 を 改善 する こと が 軍隊 で 行わ れ て い た 。 マキアヴェッリ は 国民 軍 の 創設 にあたって 軍事 教育 の 重要 性 を 指摘 し 、 部隊 の 錬 度 に 応じ て 教育 水準 を 段階 的 に 高める こと を 示し て いる 。 オランダ 軍 の マウリッツ 公 は 基本 教練 を 教範 類 として まとめ た こと で 、 規律 正しく 部隊 に 行動 さ せる 操典 が 各国 軍 で 確立 さ れ て いっ た 。 また プロイセン 軍 で は シャルンホルスト など の 功績 により 高級 指揮 官 を 育成 する 陸軍 大 学校 が 創設 さ れ 、 高級 将校 教育 の 原型 を 確立 し て いる 。 この よう な 軍事 教育 の 整備 が なさ れる よう に なっ た 背景 に は 18 世紀 における 軍事 科学 の 成立 が あり 、 ビューロー 、 ロイド 、 ギベール など が 展開 し た 科学 的 方法 を 重要 視 し た 軍事 思想 によって 、 それ まで 断片 的 で あっ た 経験 や 知識 が 概念 、 モデル 、 理論 に 基づい て 体系 化 さ れ て いっ た 。 軍隊 で 行わ れ て いる 教育 体系 は まず 陸海空 軍 に 設置 さ れ た 教育 部隊 で 基本 教練 、 基礎 的 な 歩兵 として の 戦闘 訓練 など を 新兵 教育 の 課程 で 受ける こと に なる 。 しかし 陸海空 軍 の 軍 種 、 そして 兵卒 、 下士官 、 将校 という 階級 によって その後 の 訓練 内容 は 細分 化 さ れ て おり 、 小銃 射撃 の 能力 を 付与 する 射撃 訓練 から 大 規模 な 戦力 を 運用 する 能力 を 付与 する 図上 戦術 まで 分かれ て いる 。 これら 教育 訓練 で 付与 さ れ た 能力 を 評価 する 方法 として 閲兵 や 想定 さ れ た 状況 で 実際 に 行動 する 軍事 演習 を 実施 する こと が 行わ れ て いる 。  政 軍 関係 と は 政府 と 軍隊 の 関係 の あり方 で あり 、 政治 は あらゆる 軍事 行動 の 上位 に 位置 し て 目標 を 規定 する べき で ある と 考え られ て いる 。 その 理由 として クラウゼヴィッツ の 「 戦争 は 他 の 手段 を 以 って する 政治 の 延長 で ある 」 という 命題 が 引用 できる 。 軍事 力 は 侵略 ・ 防衛 の ため に 運用 さ れる もの で ある が 、 それ は 政治 の 意志 に 従属 する もの で あり 、 この こと は 文民 統制 の 理念 として 知ら れ て いる 。 ハンチントン は 『 軍人 と 国家 』 において 軍隊 の 本来 的 な あり方 について 職業 主義 の 概念 を 使用 し て 分析 し て いる 。 そして 軍隊 は 軍事 的 な 職業 主義 を 最大限 に 発揮 する こと で 軍隊 は 軍事 に 専門 化 し 、 政治 に 介入 する 動機 や 機会 は 失わ れる と 論じ た 。 この よう な 職掌 主義 を 最大 化 する 政 軍 関係 を もたらす ため の 文民 統制 を 客体 的 文民 統制 と 呼ん で おり 、 これ は 主体 的 に 政府 が 軍隊 に 介入 する の で は なく 、 政府 と 軍隊 を 分離 し た 上 で 客体 として 統制 する 方式 で ある 。  ただし この ハンチントン の 客体 的 文民 統制 と それ により もたらさ れる 職業 主義 の 概念 は 批判 を 受け て いる 。 社会 学者 ジャノヴィッツ は そもそも 軍人 が 政治 化 する こと は 不可避 的 な 事態 で あり 、 軍人 は 国益 の 保護 者 で ある 以上 、 政治 決定 に対して 国益 を 保護 する よう に 介入 する 権利 を 持っ て いる と 考える 。 その ため 、 軍人 が 文民 の 価値 観 を 持つ こと で 文民 統制 が 実現 さ れる と 主張 し た 。 そして 具体 的 に は 軍隊 に対して 行政 や 立法府 の 監視 を 強め 、 軍隊 の 職業 訓練 に 文民 が 介入 する こと 有効 性 を 述べ て いる 。 また ファイナー は さまざま な 軍 による クーデタ の 事例 を 示し ながら 軍隊 の 政治 介入 を 防止 する ため に 文民 の 絶対 的 な 優位 性 に 軍人 が 従属 し なけれ ば なら ない と 論じ た 。 ファイナー も 『 馬上 の 人 』 において 軍人 が 政治 に 介入 する こと は 軍人 の 宿命 で あり 、 特に 政治 文化 が 未熟 な 国家 において は 文民 政治 家 に は それほど 正統 性 が 認め られ ない ため に 政治 介入 に 至る 傾向 が ある と 考え た 。  軍事 力 と は 平時 、 戦時 において 国家 の 政策 の 目標 を 達成 または 支援 する ため に 活用 さ れる 能力 で あり 、 これ は 政治 的 、 経済 的 、 社会 的 、 軍事 的 な 資源 から 構成 さ れ て いる 。 根本 的 に 軍事 力 と は 人間 や 装備 から 組織 化 さ れ た 暴力 で あり 、 この 組織 的 、 技術 的 な 組合せ や 計画 的 運用 によって 平時 で の 抑止 、 危機 管理 、 戦争 で の 攻撃 や 防御 など の 能力 が 左右 さ れる 。 軍事 力 の 機能 は 基本 的 に は 安全 保障 に関する 、 抑止 、 強制 および 抵抗 の 三 種類 に まとめる こと が できる 。 抑止 と は 敵 の 軍事 行動 を 思いとどまら せる 機能 で あり 、 これ は 敵 に 対抗 可能 な 軍事 力 を 準備 する こと で 果たす こと が できる 機能 で ある 。 一方 で 強制 や 抵抗 は より 直接的 な 機能 で ある 。 強制 は 自分 の 意志 を 相手 に 強制 する 機能 で あり 、 威嚇 的 な 軍事 力 から 全面 的 な 攻撃 など 幅広い 軍事 行動 の 機能 に 該当 する 。 逆 に 抵抗 は 相手 の 強制 を 退ける 機能 で あり 、 威嚇 的 な 軍事 行動 へ の 対処 や 徹底 抗戦 にわたる 軍事 行動 の 機能 が 該当 する 。  軍事 力 の 構成 要素 を 理解 する ため に は 物質 的 要素 だけ で は なく 精神 的 要素 を 考慮 する こと が 重要 で ある こと が 論じ られ て いる 。 フランス の 軍人 モーリス ・ ド ・ サックス は 軍隊 の 精神 的 要素 を 発見 し た 軍人 で あり 、 著作 『 我が 瞑想 』 の 中 で 「 戦争 にまつわる 、 あらゆる 事柄 は 人間 の 「 こころ 」 に 端 を 発する 」 と 述べ て いる 。 サックス は 自ら の 軍務 経験 から 軍隊 の 士気 が 重要 な 働き を 持つ こと を 軍事 思想 として 展開 し た 。 したがって 軍事 力 の 構成 要素 に は 軍用 車両 、 軍艦 、 軍用 機 など の 有形 の 戦力 だけ で は なく 、 指揮 統制 能力 、 兵站 能力 、 錬 度 や 士気 など の 無形 の 戦力 から 成り立っ て いる と 考え られ て いる 。 さらに 軍事 力 の 潜在 的 な 構成 要素 で ある 政府 の 指導 力 や 外交 力 など の 政治 力 、 軍需 産業 や 備蓄 資源 など の 経済 力 、 技術 革新 を 進める ため の 科学 技術 力 、 軍隊 に対する 国民 的 支持 など を 考慮 する こと も 可能 で ある 。  軍事 力 の 構成 要素 は 単に 集合 し て いる の で は なく 、 戦闘 教義 の 下 で 有機 的 に 統合 さ れ た 能力 で ある 。 戦闘 教義 は 軍事 史 において 装備 の 革新 や 部隊 編成 を 伴い ながら 変革 さ れ て き た 。 古代 ローマ の 軍事 学者 ヴェゲティウス は 古代 ローマ の 軍制 について の 研究 を通じて レギオン と 呼ば れ た 戦闘 教義 を 記し て いる 。 レギオン は 120 名 の 中隊 を 三 列 で 間隔 を 保っ て 横隊 に 戦闘 展開 し て 作戦 する もの で あり 、 必要 に 応じ た 疎開 や 密集 、 機動 が 可能 と なっ て いる 。 レギオン は 古代 ローマ の 戦闘 教義 で あっ た だけ で なく 、 近世 における 軍事 思想 史 で マキアヴェリ の 『 戦術 論 』 によって 模範 として 参照 さ れ て いる 。 現代 の アメリカ の 軍事 学者 ビドル は 『 軍事 力   ( ビドル )』 の 中 で 軍事 力 の 運用 方法 に 注目 し て 近代 的 軍事 力 の 特徴 を 近代 システム で ある と 主張 する 。 近代 システム と は 射撃 と 運動 の 組織 的 な 連携 で あり 、 第 一 次 世界 大戦 で ドイツ 軍 により 本格 的 に 導入 さ れ て 戦果 を 挙げ た 。 現在 で は 、 軍事 力 は DOTMLPF （ ドクトリン 、 オーガニゼーション 、 トレーニング 、 軍需 品 、 ロジスティックス 、 リーダーシップ 、 人事 、 施設 の 略 ） の 総合 力 として の ケイパビリティ として 把握 する の が 、 アメリカ を 中心 と し た 西側 先進 国 で 常識 化 し て おり 、 望ましい 軍事 ケイパビリティ を 達成 する ため の 軍事 能力 の 分野 別 の 軍事 能力 の 不足 （ ケイパビリティギャップ ） の 数量 的 把握 と それ に対する 合理 的 な 対処 が 制度 化 さ れ て いる 。  陸上 戦力 と は 陸上 において 作戦 行動 する 能力 を 持つ 戦力 で ある 。 陸上 戦力 の 役割 と は 人間 の 本来 的 な 生活 領域 で ある 陸上 において 軍事 作戦 を 展開 する こと で あり 、 陸上 戦力 を 代表 する 軍事 組織 として は 陸軍 が ある 。 ただし 治安 部隊 や 国境警備隊 、 また 場合 によって は 海兵 隊 や 陸戦 隊 も 陸上 戦力 として 機能 する こと が できる 。 陸上 戦力 が 活動 する 陸上 に は 土地 、 資源 、 そして 住民 の 三つ の 基本 的 要素 が 存在 する が 、 陸上 戦力 は それら を 統制 下 に 置く こと が 可能 で ある 。 これら 三つ の 要素 は いずれ も 密接 に 関連 し て おり 、 土地 を 支配 する こと は その 地域 の 交通 を 管制 する こと に なる ため 、 天然 資源 の 使用 を 制約 する こと が 可能 と なり 、 同時に それ は 住民 生活 に 必要 な 物資 を 統制 する こと を も 可能 と する 。 陸上 戦力 は その 特性 から 地形 と 密接 に 関係 する もの で あり 、 運用 によって 地形 を 戦力 化 する こと が 可能 で ある 一方 で 、 森林 、 市街 、 砂漠 、 山岳 など の 地形 によって 弱体 化 さ れる 可能 性 も ある 。  陸上 戦力 の 戦略 的 役割 を 表現 する ランド パワー と 呼ば れる 概念 が ある 。 イギリス の 地政学 者 ハルフォード・マッキンダー は 『 デモクラシー の 理想 と 現実 』 において ランド パワー と は 海洋 に対して 大陸 に 根拠地 を 持つ 勢力 を 指す 地政学 の 概念 で ある 。 マッキンダー に よれ ば 世界 の 覇権 を 獲得 する ため に は ユーラシア 大陸 の 内陸 部 に 位置 する ハートランド を 支配 する こと が 重要 で ある と 論じ た 。 つまり ハートランド から 投射 さ れる ランド パワー は 全 世界 的 な 支配 権 を 確立 する こと が できる 。 加え て この 大陸 に 基づい た 戦略 思想 を 展開 し た ドイツ の 地政学 者 に は 『 太平洋 地政学 』 の 著者 で ある カール ・ ハウスホーファー が いる 。 ハウスホーファー は 第 一 次 世界 大戦 で 敗北 し た ドイツ が 自給自足 する ため に 必要 な 生存 圏 を ユーラシア から アフリカ に 至る 地域 と 定め 、 アメリカ 、 日本 、 ロシア とともに 世界 を 分割 する 統合 地域 理論 を 主張 し た 。  陸上 戦力 の 具体 的 な 組成 について 観察 すれ ば 、 その 最小 単位 の 部隊 で ある 分隊 から 出発 し 、 小隊 、 中隊 、 大隊 、 連隊 そして 師団 という 部隊 編制 が 採用 さ れ て いる 。 これ は 師団 制度 と 呼ば れる 部隊 編制 で あり 、 この 師団 制度 に 基づい て 歩兵 、 砲兵 、 機構 など の 戦闘 兵科 を 担う 各 部隊 が 師団 の 中 で 組織 さ れ て いる 。 近代 的 な 師団 制度 は 歴史 的 に は スウェーデン の 国王 グスタフ ・ アドルフ によって 確立 さ れ た もの で あり 、 今日 の 陸軍 の 部隊 編制 で も 広く 採用 さ れ て いる 。 また 近代 以後 で は 火器 の 破壊 力 が 向上 し た ため に 要塞 を 使用 する 効率 性 が 失わ れ 、 機動 力 を 活用 する こと が 重視 さ れる よう に なっ て いる 。 ドイツ の 軍人 ハインツ・グデーリアン によって 実践 さ れ た 電撃 戦 は 近代 陸上 作戦 において 戦車 の 最大限 に 活用 し た 戦闘 教義 で あり 、 現在 でも 陸上 戦力 にとって 機甲 部隊 の 重要 性 は 変わっ て い ない 。  海上 戦力 と は 海洋 において 戦闘 力 を 発揮 する 戦力 の 形態 で あり 、 海軍 によって 海上 戦力 は 造成 、 運用 さ れ て いる 。 しかし 海軍 だけ で なく 沿岸 警備 隊 も 海上 戦力 として 把握 する こと は 可能 で ある 。 人間 の 生活 にとって 海洋 という 地理 的 環境 は 陸地 の 住民 にとって は 障害 と なる が 、 船舶 や 港湾 など の 交通 手段 が 確立 さ れれ ば 広大 な 交通 路 と なる もの で ある 。 海上 交通 によって 大量 の 物資 の 輸送 や その 輸送 を 通じ た 沿岸 地域 または 海外 地域 と の 交易 で 得 られる 経済 的 便益 が もたらさ れる 。 海上 戦力 と は この 海上 交通 路 を 保持 し て 管制 する 意義 が あり 、 さらに 敵 の 海上 交通 を 防止 する 意味 も ある 。 海洋 の 環境 は 気象 や 海象 によって 変化 する が 、 それ を 戦力 として 活用 する こと は 困難 で あり 、 戦力 の 優劣 が そのまま 戦闘 結果 に 反映 さ れ やすい 。  海上 戦力 の 戦略 家 として 代表 的 な 人物 に アメリカ の 戦略 家 アルフレッド ・ セイヤー・マハン が いる 。 マハン は 『 海上 権力 史 論 』 や 『 海軍 戦略 』 など の 著作 が あり 、 海洋 が 巨大 な 公道 で あり 、 海上 交通 の 防衛 が 海軍 の 最 重要 目的 で ある と 指摘 し た 。 そして 生産 、 海運 、 植民 地 を 連環 として 繋ぐ 能力 として シーパワー の 概念 を 提起 する 。 シーパワー は 海上 戦力 だけ で なく 、 地理 的 位置 や 自然 的 形態 、 領土 範囲 、 人口 、 国民 性 、 政府 の 性格 など 海洋 に関する 総合 能力 で ある 。 マハン と 同じく 海上 戦力 の 戦略 的 意義 を 論じ た イギリス の 戦略 家 に ジュリアン・コーベット が いる 。 コーベット は 『 海洋 戦略 の 諸 原則 』 で 海軍 だけ で なく 陸軍 と の 連携 を 位置づける 制限 戦争 の 戦略 を 研究 し て おり 、 僅か な 陸上 戦力 で も 戦争 目的 を 制限 し 、 敵 を 海上 戦力 で 孤立 化 できる 地域 に 派遣 する なら ば 、 勝利 する こと が 可能 で ある と 論じ た 。  海上 戦力 は 基本 的 に 洋上 展開 能力 を 持つ 艦艇 、 航空機 を 単位 として 組織 さ れる 戦力 で ある 。 艦艇 は 船舶 工学 の 発達 に ともなっ て さまざま な 艦 種 が 開発 さ れ て き た が 、 現代 において は 潜水 艦 、 航空 母艦 、 巡洋艦 、 駆逐 艦 、 フリ ゲート 、 掃海 艇 、 給油 艦 など の 艦 種 が ある 。 これら の 艦 種 は 排水 量 が 異なる だけ で なく 、 それ に 応じ て 火砲 や ミサイル など の 兵 装 も 異なる 。 しかも 航空 母艦 の 航空 戦力 を 運用 する 能力 や 潜水 艦 の 潜水 能力 は 他 の 水上 艦艇 と は 異なる 能力 として 特別 に 設計 さ れ て いる 。 これら 艦艇 は 艦隊 として 編制 さ れ 、 艦隊 は 各 艦艇 が 保有 する 水上 戦闘 、 対戦 戦闘 、 対空 戦闘 など の 戦闘 機能 を 組み合わせ て 総合 的 戦闘 力 を 発揮 でき なけれ ば なら ない 。 海軍 の 航空機 は 哨戒 機 が 哨戒 任務 に 就き 、 機動 力 を 駆使 し て 広大 な 海域 の パトロール を 行なう 。 海軍 は その 水域 の 制海権 を 確保 する ため に 艦隊 決戦 や 航空 打撃 戦 、 海上 封鎖 など によって 敵 の 艦隊 を 妨げ 、 自国 の シーレーン を 保護 し 、 敵 の シーレーン を 封殺 する 。  航空 戦力 は 空中 で 戦闘 力 を 発揮 する こと が 可能 な 戦力 で あり 、 空軍 が この 航空 戦力 を 組織 し て いる 。 航空 戦力 が 経由 する 空中 に は 陸地 や 海洋 と は 異なる 地理 的 特性 が あり 、 地球 上 あらゆる 地点 に 直接的 に 接触 する こと が 可能 な 唯一 の 空間 で ある 。 また 航空機 は 陸上 や 海上 の 交通 手段 と 比較 し て 短時間 で 広範囲 に 及ぶ 移動 ・ 輸送 能力 を 発揮 する こと が 可能 で ある 。 さらに 現代 社会 において 飛行場 と 航空機 など によって 形成 さ れ て いる 航空 路 は 海上 交通 路 と 並ぶ 重要 な 交通 手段 で ある 。 ただし 航空 戦力 は 迅速 に 機動 する こと が 可能 で ある ものの 、 その 戦闘 力 は 他 の 戦力 と 比べ て 短時間 で 消耗 し て しまう 。 なぜ なら ば 、 航空 戦力 の 本質 的 要素 は 航空機 で ある ため に 、 滞空 する だけ でも 燃料 を 消費 し 、 また 搭載 可能 な 兵 装 も 制約 さ れ て いる 。 したがって 地上 また 空中 で の 燃料 や 弾薬 の 補給 、 航空 要員 の 交替 を 行う 必要 が 出 て くる の で ある 。  航空 戦力 の 戦略 的 効果 について 論じ た イタリア の 軍人 ジュリオ・ドゥーエ は 第 一 次 世界 大戦 で 航空機 の 軍事 的 な 可能 性 を 発見 し 、 『 制 空 』 において 独立 空軍 の 効率 性 を 主張 し た 。 その 理由 として 航空機 が 持つ 飛 距離 が 拡大 し た こと で 敵 の 前線 を 超え て 後方 地域 に 戦略 爆撃 を 行う こと が 可能 に なっ た ため で あり 、 その ため 制空権 の 争奪 が これから の 戦争 の 主要 な 基軸 と なる ため で あっ た 。 同様 に アメリカ の 軍人 ウィリアム ・ ミッチェル も 『 空軍 による 防衛 』 において これから の 戦争 の 主力 は 航空 戦力 で あり 、 独立 空軍 の 創設 を 主張 し て いる 。 彼ら の 主張 は 当初 は 支持 さ れ なかっ た が 、 第 二 次 世界 大戦 で 航空 戦力 の 有効 性 は 認識 さ れる よう に なる 。 イギリス の 軍人 ウィリアム・テッダー は 第 二 次 世界 大戦 で の 航空 戦力 の 働き を 踏まえ て 、 『 戦争 における 空軍 力 』 で 航空 優勢 が 陸海空 いずれ の 作戦 にとって も 不可欠 で ある と 述べ て 航空 戦力 の 普遍 的 な 重要 性 を 論じ た 。  航空 戦力 の 本質 に ある もの は 航空機 で ある が 、 この 航空機 も その 偵察 、 戦闘 、 爆撃 など の 目的 から さまざま な 設計 が 施さ れる 。 軍用 機 の 種類 として は 偵察 機 、 戦闘 機 、 攻撃 機 、 爆撃 機 、 電子 戦機 、 空中 給油 機 など の 種類 が ある 。 しかし 航空機 の 航空 能力 を 継続 的 に 発揮 する ため に 必要 な 航空 基地 も 不可欠 な 要素 で ある 。 航空 基地 で の 航空 管制 や 後方 支援 の 機能 により 航空機 は 航行 が 可能 と なる 。 航空機 は 戦術 的 機能 を 統合 し た 航空 団 など に 編制 さ れ 、 航空 偵察 、 対 航空 作戦 、 航空 阻止 、 近接 航空 支援 、 戦略 爆撃 など の 航空 作戦 で 運用 さ れる 。  戦争 能力 は 軍事 力 だけ で なく 経済 的 要素 は 国力 の 重要 な 構成 要素 で ある 。 なぜ なら ば 、 経済 が 成長 し て いれ ば 政府 は 増加 する 税収 から 財政 における 軍事 費 の 割合 を 拡大 する こと が 容易 と なる から で ある 。 ただし 財政 における 軍事 費 の 問題 は いわゆる 大砲 と バター の 支出 が トレードオフ の 関係 に ある 問題 として 把握 さ れ て おり 、 したがって 自由 主義 の 観点 から しばしば 軍備 は 民生 を 圧迫 する 危険 性 が 指摘 さ れる 。 一方 で ケインズ 主義 の 立場 に 立て ば 軍拡 は 公共 事業 の 一環 として 考える こと も 可能 で あり 、 この よう に 拡大 する 軍需 で 成長 し た 軍需 産業 の 構造 は 軍 産 複合 体 と 呼ば れる 。 戦争 能力 における 経済 力 と は 軍事 力 の 要素 で ある 兵器 を 供給 する ため の 労働 力 や 資源 、 生産 設備 、 資本 など から 判断 できる 。 戦争 に 必要 な 経済 力 を 獲得 する ため に 社会 主義 的 な 経済 統制 が 実施 さ れる 場合 が あり 、 戦時 動員 や 配給 制 が 具体 的 な 施策 として 導入 する こと が できる 。 逆 に 敵 の 経済 力 を 低下 さ せる ため の 政府 や 軍隊 の 経済 対策 として 、 経済 制裁 、 通商 破壊 、 海上 封鎖 、 航空 封鎖 、 市場 価格 へ の 介入 など が 実施 する こと が 可能 で ある 。  経済 と 軍備 の 関係 について 検討 し た 経済 学者 に イギリス の 経済 学者 アダム ・ スミス が いる 。 スミス は 『 国富 論 』 で 市場 経済 の 自由 放任 が 財 を 適切 に 配分 する 原理 を 論じ た 。 そして 経済 の 自然 な 成長 や 植民 地 の 運営 の ため に は 軍事 力 や 行政 能力 が 必要 で あり 、 また これら は 政府 の 財政 状況 に 応じ た 規模 に 調整 する こと を 主張 し て いる 。 軍事 力 の 造成 の ため に 必要 な 産業 政策 を 論じ た アメリカ の 政治 家 アレクサンダー ・ ハミルトン は 軍務 経験 に 基づい て アメリカ の 工業 の 保護 を 主張 する 『 製造 業 に関する 報告 』 を 著し て いる 。 この 考え た 方 は 後 に ドイツ の 経済 学者 フリードリヒ ・ リスト に 受け継が れ 、 ドイツ が 自給自足 を する ため に 必要 な 産業 を 育成 し なけれ ば 、 戦争 に は 対応 でき ない 危険 性 を 指摘 し て いる 。 この よう な 戦争 に 必要 な 産業 を 育成 する 経済 政策 は 世界 大戦 中 に 各国 で 総動員 体制 の 導入 に 伴っ て 遂行 さ れる こと に なる 。  安全 保障 の 概念 と は 、 これ は ある 主体 が 自ら にとって かけがえ の ない 何らかの 価値 を 、 何らかの 脅威 から 何らかの 手段 によって 守る 、 と 定義 できる 。 安全 保障 政策 に は 大別 し て 三つ の 主要 な 学派 が あり 、 それ は 軍備 の 維持 増進 によって 敵対 勢力 と の 勢力 均衡 を 維持 する 重要 性 を 強調 する 現実 主義 の 学派 、 経済 的 な 交流 を通じて 彼我 の 相互 依存 を 高める こと を 重要 視 する 自由 主義 の 学派 、 そして 地球 全体 を 統合 さ れ た 国際 共同 体 と 見なし 、 紛争 予防 と 平和 維持 の システム を 準備 し 、 人間 と 地球 の 安全 を 保障 する こと の 意義 を 主張 する グローバリズム の 学派 の 三つ が ある 。 つまり 安全 保障 政策 は 何 の 価値 を 重要 視 する の か 、 また どの 方法 が 適切 で ある か に関して 論争 的 で あり うる 複雑 な 問題 で ある 。 したがって 、 安全 保障 政策 は 軍事 戦略 の 政治 的 コンテクスト を 形成 する もの で あり 、 その 方針 によって 兵員 や 兵器 の 定数 、 指揮 系統 や 部隊 編制 の 内容 、 また 戦争 における 軍事 戦略 や 作戦 計画 など が 決定 さ れる 。  戦略 と は 戦争 において 目的 を 達成 する ため に どの よう に 行動 す べき か を 指し示し た 計画 で あり 、 また それ を 策定 する ため の 理論 または 技術 を 言う 。 しかしながら 、 戦略 の 概念 は 軍事 思想 史 において 論争 的 で あっ た ため に 画一 的 な 定義 が 定まっ て いる わけ で は ない 。 その 時代 や 地域 の 情勢 によって 戦略 の 概念 は さまざま な 文脈 で 用い られ て き て おり 、 論者 によって その 内容 は 異なっ て いる 。 しかしながら 、 戦略 に 基づい た 思考 は 単に 局地 的 な 戦闘 に 勝利 する だけ で なく 、 より 幅広い 視野 から 戦争 に 勝利 する 意義 が ある こと は 戦略 家 によって 認め られ て いる 。 戦略 という 用語 が 普及 する 以前 から その よう な 思考 法 の 重要 性 は 指摘 さ れ て き た 。 古代 中国 の 戦略 家 孫 武 が 著し た 『 孫子 』 で は 、 戦争 が もたらす さまざま な 弊害 を 認識 し た 上 で 、 可能 な 限り 非 軍事 的 手段 によって 目的 を 達成 する こと を 優先 す べき で あり 、 もし 開戦 し た として も 不敗 の 態勢 を 確立 し た 後 に 短期 決戦 で 勝利 す べき で ある と 論じ た 。 この よう な 戦略 的 思考 は 現代 の 研究 者 によって 戦略 の 原点 として 参照 さ れ て いる 。  軍事 思想 史 において 近代 の 戦略 理論 を 体系 化 し た 戦略 家 として 挙げ られる 人物 は 『 戦争 論 』 を 著し た クラウゼヴィッツ で ある 。 クラウゼヴィッツ が 残し た 戦略 学 の 業績 と は 政治 に対する 戦争 の 従属 的 関係 を 明らか に し た こと で ある 。 理論 的 観点 から 見れ ば 、 戦争 と は 暴力 行為 で あり 、 敵対 関係 の 結果 として 戦争 の 暴力 性 は 無制限 に 増大 し 続ける 法則 が ある 。 つまり 戦争 の 本来 の 目標 と は 敵 の 戦闘 力 を 破壊 する こと に 他 なら ない と 考え られる 。 しかし 現実 の 戦争 を 観察 すれ ば 、 戦争 に は 常に 政治 的 目的 が 与え られ て おり 、 戦争 の 暴力 性 を 合理 的 に 調整 する こと が できる こと が 分かる 。 しかも 戦争 計画 を 実施 に 移す 際 に 直面 する さまざま な 不測 事態 や 不 確実 性 など の 摩擦 によって 戦争 行為 は 妨げ られる 。 この よう に クラウゼヴィッツ が 論じ た 戦略 理論 と は 戦争 の 本質 に 立脚 し た 理論 で あり 、 現代 において も 戦争 の 本性 と 政治 目的 に 合致 し た 軍事 戦略 の 在り方 を 示し て いる 。  現代 の 戦略 家 として 知ら れ て いる イギリス の 戦略 家 リデル ＝ ハート は それ まで の 戦略 の 概念 を より 包括 的 な 概念 として 発展 さ せ た 。 彼 の 著作 『 戦略 論 』 で は 大 戦略 の 概念 と 間接 アプローチ 戦略 の 概念 が 提唱 さ れ て いる 。 大 戦略 と は 政治 目的 を 達成 する ため に 軍事 的 手段 を 適用 する 技術 で あり 、 軍事 戦略 の 上位 に 立っ た 包括 的 な 戦略 の 概念 として 整理 さ れる 。 大 戦略 の 概念 によって 戦争 を 軍事 作戦 の 成否 だけ で は なく 、 より 総合 的 な 観点 に 基づい て 戦争 を 指導 する こと の 意義 が 戦略 理論 に 表現 さ れる こと に なっ た 。 さらに 間接 アプローチ 戦略 は 敵 軍 に対して 直接 対決 する こと を 回避 し 、 敵 の 弱点 に対して 接近 する 戦略 の 理念 で ある 。 ここ で の 敵 軍 の 弱点 と は 物理 的 な 戦力 が 希薄 な 方面 で ある だけ で なく 、 心理 的 な 警戒 が 希薄 な 方面 を 指す 用語 で ある 。 リデル ＝ ハート は 優勢 な 戦力 を 以 って 正面 から 敵 を 圧倒 する の で は なく 、 この よう な 戦略 的 な 機動 を 重要 視 し て い た 。 リデル ＝ ハート の 戦略 理論 に は 導入 さ れ た 大 戦略 の 概念 や 間接 アプローチ の 軍事 思想 は 最小限 の 戦力 で 戦争 に 勝利 する こと の 可能 性 を 示し て いる 。  戦術   ( Tactics )   と は 戦闘 において 戦闘 力 を 効果 的 に 運用 する ため の 科学 、 または 技術 で ある と 考え られ て いる 。 その 作戦 の 形態 の 相違 から 戦術 学 で は 陸軍 の 戦術 、 海軍 の 海戦 術 、 空軍 の 航空 戦術 に 分類 さ れ て 研究 さ れる 。 どれ ほど 優れ た 戦略 で あっ て も 、 その 実行 に は 優れ た 戦術 を も 必要 と する 。 戦闘 を 効率 的 に 指導 する ため に は 優勢 な 戦力 を 投入 する だけ で は なく 、 それら 戦力 を 状況 に 応じ て 適切 に 運用 する こと の 重要 性 が 知ら れ て いる 。 戦術 の 黎明 期 において は 戦闘 隊形 の 重要 性 や 戦場 機動 の 方式 が 研究 さ れ て い なかっ た 。 しかし 古代 ギリシア の ファランクス と 呼ば れる 歩兵 の 密集 隊形 を 活用 し た 戦闘 法 が 導入 さ れ 、 また 騎兵 部隊 が 決定的 な 打撃 力 として 戦場 に 登場 する と 戦闘 陣形 の 選定 や 防御 戦闘 と 攻撃 戦闘 の 連携 など の 戦術 的 な 選択肢 が 広がる こと に なっ た 。  劣勢 で あり ながら も 優れ た 戦術 家 の 力量 によって 勝利 し た 有名 な 戦史 が ある 。 マケドニア の 国王 アレクサンドロス 3 世 （ 大王 ） は その 戦術 家 の 一 人 で あり 、 ペルシア 遠征 で の ガウガメラ の 戦い において は ペルシア 軍 に対して 劣勢 で あり ながら も 敵 部隊 を 誘致 する こと で 敵 中央 の 戦力 を 希薄 化 さ せ 、 その 地点 に対して 突破 を 実施 し た こと で 勝利 する こと が でき た 。 また ポエニ 戦争 において は カルタゴ の 将軍 ハンニバル が カンナエ の 戦い で 采配 を 発揮 し 、 優勢 な ローマ 軍 に対して 歩兵 部隊 の 防御 戦闘 と 騎兵 部隊 の 包囲 機動 を 組み合わせ て 模範 的 な 包囲 殲滅 を 実践 し て みせ た 。 また プロイセン の 国王 フリードリヒ 2 世 は 七 年 戦争 の ロイテン の 戦い で 優勢 な オーストリア 軍 の 横 陣 に対し 、 地形 で 部隊 を 隠匿 し ながら 迅速 に 側面 に 接近 し 、 側面 攻撃 を しかける こと で 勝利 する こと が でき た 。 ナポレオン 戦争 で は フランス の 国王 ナポレオン 1 世 は 優勢 な オーストリア 軍 と アウステルリッツ の 戦い で 衝突 し た が 、 意図 的 な 防御 と 後退 行動 を 組み合わせ て 敵 部隊 を 誘致 し た 後 に その 中央 を 突破 する こと で 勝利 を 収め た 。 これら の 戦史 は いずれ も 戦力 の 劣勢 を 運用 によって 補っ て おり 、 また その 実施 が 成功 し た こと から 戦術 的 に 高く 評価 さ れ て いる 。  スイス の 軍人 アントワーヌ・アンリ・ジョミニ が 『 戦争 概論 』 で 示し た 戦術 理論 の 体系 は 近代 における 戦術 学 の 起源 として 示す こと が できる 。 なぜ なら ば 、 ジョミニ は 戦場 で の 勝利 にとって 不可欠 な 行動 の 原則 が 戦術 に は 存在 する と 捉える こと で 、 その 原則 を さまざま な 戦闘 状況 に 適用 する 方法 を 理論 化 し た 。 ジョミニ の 学説 は 世界 各地 の 士官 学校 の 教範 類 で 採用 さ れ て おり 、 戦力 の 集中 や 戦場 で の 機動 など の 原則 に関して は 戦術 学 の 基礎 知識 として 普及 し た 。 この よう な 原則 は イギリス の 軍人 ジョン ・ フレデリック ・ チャールズ ・ フラー によって さらに 発展 さ せ られ 、 目的 、 主導 、 統一 、 集中 、 機動 、 節約 、 警戒 、 奇襲 、 簡明 から 成る 戦い の 諸 原則 として 整理 さ れ た 。 戦術 的 な 戦闘 行動 で ある 攻撃 と 防御 について も 、 攻撃 が 主導 的 で 能動 的 な 戦闘 行動 で ある 一方 で 戦力 の 消耗 が 激しく 、 逆 に 防御 は 従属 的 で 受動 的 な 戦闘 行動 で あり ながら も 、 消耗 が 少ない など の 特性 が 明らか に さ れ て いっ た 。 そして 戦術 研究 が 進む につれて さらに 戦闘 陣形 や 戦闘 行動 を 表す 戦術 用語 や 戦術 的 決心 に 求め られる 状況 判断 の 思考 法 が 確立 さ れ て いっ た 。  兵站 と は 作戦 中 の 部隊 の 活動 を 後方 から 支援 する 方法 で あり 、 具体 的 に は 物資 の 補給 、 兵器 の 整備 、 輸送 の 管理 、 衛生 業務 など の 業務 を 指す 。 兵站 は 古来 から 戦争 の 勝敗 を 左右 する 重大 な 考慮 事項 で あり 、 その 基本 的 問題 と は 後方 における 根拠地 の 補給 物資 により 、 後方 連絡 線 の 輸送 力 を通じて 、 前線 における 部隊 の 補給 所要 を 充足 さ せる こと で ある 。 しかし 根拠地 で の 補給 物資 の 不足 、 敵 による 後方 連絡 線 の 遮断 、 戦闘 で の 戦力 の 消耗 の 増加 など によって 兵站 の 現実 は より 複雑 で ある 。 したがって 兵站 と は 単なる 輸送 計画 で は なく 、 融通 性 、 継続 性 、 強靭 性 、 効率 性 、 創造 性 が 求め られる 活動 で ある と 捉え なけれ ば なら ない 。 戦争 において 生じる 不測 事態 に 兵站 は 臨機応変 に 対処 し なけれ ば なら ず 、 敵 の 妨害 に 直面 し て も その 活動 を 維持 し なけれ ば なら ない 。 さらに 兵站 問題 として 有限 な 物資 を 部隊 に どの よう に 配分 する か という 効率 化 の 問題 も ある 。 しかも 兵站 は 戦場 の 突発 的 な 障害 に 即応 する ため に 創造 的 な 問題 解決 が 迫ら れる 場合 も ある 。  軍隊 において 兵站 が 体系 化 さ れ た 背景 に は 作戦 や 装備 の 複雑 化 が ある 。 ジョミニ は 軍 が 行軍 する 際 に 兵站 監 が 考慮 し なけれ ば なら ない 事項 を 列挙 し て おり 、 それ は 交通 路 の 選定 、 補給 処 の 警戒 、 行軍 の 管制 、 輸送 手段 の 確保 、 宿営 の 計画 など 細部 に 渡っ て いる 。 図上 で の 軍事 作戦 を 具体 化 する ため に は この よう な 緻密 な 兵站 活動 が 必要 で あり 、 ジョミニ は 兵站 学 を あらゆる 軍事 知識 を 応用 する 科学 で ある と 捉え て いる 。 兵站 の 重要 性 について は 戦略 、 戦術 と の 関係 性 から も 検討 する こと が できる 。 アメリカ の 軍人 ジョージ ・ C ・ ソープ は 『 純粋 兵站 学 』 において 戦争 を 演劇 に 例え て 論じ て おり 、 戦略 が 演技 を 指導 する 脚本 で あり 、 戦術 が 役者 の 役割 で ある なら ば 、 兵站 と は 舞台 や 備品 、 小道具 を 準備 する こと で ある と 位置づけ た 。 つまり 卓越 し た 戦略 や 優れ た 戦術 は 兵站 によって 根拠 付け られ て いる と 考える こと が できる 。 しかし 兵站 が 重要 で ある こと が わかっ た として も 、 軍事 史 において 現実 の 兵站 が 計画 通り いか なかっ た 事例 は 数多い 。 この 歴史 的 事実 は マーチン・ファン・クレフェルト は 『 補給 戦 』 において 明らか に し て おり 、 つまり 知性 を 活用 し た どれ ほど 綿密 な 兵站 の 計画 で あっ た として も 、 クラウゼヴィッツ が 提起 し た 戦争 で の 摩擦 の 力 で 常に 破壊 さ れる の で ある 。 兵站 の 使命 と は その よう な 障害 を 克服 し て 部隊 を 支援 する こと で あり 、 軍事 にとって 末端 の 研究 領域 で は なく 、 むしろ 本質 的 な 研究 領域 と 見なす こと が できる 。  兵站 の 活動 を 機能 別 で 分類 する と 補給 、 輸送 、 整備 、 衛生 に 大別 する こと が できる 。 後方 地域 で 遂行 さ れる 支援 は さらに 多種 多様 で ある が 、 これら 四 種類 の 業務 は 部隊 の 戦闘 力 を 維持 する 上 で 特に 緊要 な もの で ある と 言える 。 補給 と は 部隊 に対して 行わ れる 食糧 、 燃料 、 弾薬 、 医薬品 等 の 消耗 を 提供 する こと で あり 、 補給 所要 の 算定 、 補給 物資 の 入手 、 補給 物資 の 配分 など の 段階 を 踏ん で 行わ れる 。 また 整備 は 車両 や 航空機 、 艦艇 の 状態 を 使用 可能 な 状態 に 維持 する こと で あり 、 装備 の 破損 状況 によって 使用 部隊 の 整備 、 整備 部隊 の 整備 、 外部 委託 の 整備 が 行わ れる 。 輸送 は 人員 や 装備 、 物資 の 位置 を 適時 において 適所 に 移動 さ せる こと で あり 、 その 地形 や 敵情 に 応じ て 陸海空 の 交通 手段 が 選定 さ れ 、 安全 性 と 秘匿 性 、 迅速 性 と 輸送 力 など の 観点 から 判断 さ れる こと に なる 。 衛生 は 戦闘 など で 生じ た 人的 戦闘 力 の 消耗 を 回復 する ため の 活動 で あり 、 前線 の 部隊 で の 処置 、 または 後方 の 野戦 病院 で の 処置 など が 行わ れ 、 回復 し た 兵員 を 復帰 さ せる 機能 が ある 。 この よう な 兵站 の 複合 的 な 業務 は 陸軍 、 海軍 、 空軍 によって それぞれ 別個 に 体系 化 さ れ て いる 。 例えば 陸軍 の 兵站 は 基地 の 外部 において も 兵站 機能 を 維持 し なけれ ば なら ない が 、 海軍 や 空軍 の 兵站 機能 は 根拠地 に 集約 さ れ て おり 、 また 兵器 体系 が 異なる ため 必要 な 補給 物資 も 異なる もの で ある 。  軍事 作戦 は 基本 的 に 戦争 において 実施 さ れる もの で ある 。 しかし 、 戦争 以外 でも 軍事 作戦 を 実施 する こと は あり 得る もの だ と 現在 で は 考え られ て いる 。 これ は 冷戦 が 終結 し て から 地域 紛争 や 人道 危機 に 軍隊 が 対処 する 情勢 が 出現 し た こと に 呼応 し て 、 アメリカ の 統合 参謀 本部 により 1995 年 に 提唱 さ れ た 概念 で ある 。 この 概念 について 詳説 し た 書籍 に 統合 教義 教範 3 - 07 『 戦争 以外 の 軍事 作戦 の ため の 統合 教義 』 が あり 、 ここ で は 戦争 以外 の 軍事 作戦 は 政治 的 考慮 を 踏まえ て 遂行 さ れる 戦争 に 至ら ない 軍事 力 の 使用 として 定義 さ れる 。 その 具体 的 な 内容 に は 戦争 の 抑止 や 解決 の ため の 平和 創造 活動 、 対 テロ 作戦 、 部隊 の 予防 的 展開 、 平和 維持 活動 、 非 戦闘 員 避難 作戦 、 対 暴動 作戦 が 含ま れる 。 さらに 平和 を 促進 する ため の 海上 交通 の 確保 、 対 麻薬 作戦 、 人道 支援 、 海上 護衛 、 文民 支援 など も その 概念 に 含ま れ て いる 。 この よう な 軍隊 の 新しい 任務 について 国連 事務 総長 の ダグ・ハマーショルド は 平和 維持 を 取り上げ ながら 「 平和 維持 活動 は 兵士 の 仕事 で は ない が 、 それ を できる の は 兵士 しか い ない 」 と 述べ て いる 。 戦争 以外 の 軍事 作戦 を 遂行 する ため に は 従来 の よう に 計画 性 や 安全 性 、 戦闘 の 効率 性 など を 高める だけ で は なく 、 政治 ・ 社会 的 影響 に 配慮 し ながら 人道 性 や 公平 性 の 重視 、 民事 作戦 の 円滑 な 実施 、 文民 機関 の 支援 の 確保 を 行う 必要 が ある 。アドボカシー （ 英 ： advocacy ） と は 、 本来 「 擁護 」 や 「 支持 」 「 唱道 」 など の 意味 を 持つ 言葉 で 、 日本 で は 近年 、 「 政策 提言 」 や 「 権利 擁護 」 など の 意味 で 用い られる よう に なっ て いる 。 また 、 アドボカシー を 、 「 社会 問題 に 対処 する ため に 政府 や 自治体 及び それ に 準ずる 機関 に 影響 を もたらし 、 公共 政策 の 形成 及び 変容 を 促す こと を 目的 と し た 活動 で ある 」 と 定義 する 専門 家 も いる 。  日本語 （ カタカナ ） で 「 アドボカシー 」 と 表記 さ れる 場合 、 大別 する と 二つ の 意味 で 使わ れる こと が 多い 。 ひとつ は 権利 擁護 として の アドボカシー で あり 、 もう ひとつ は 政策 提言 として の アドボカシー で ある 。  具体 的 に は 、 社会 的 弱者 、 マイノリティー 等 の 権利 擁護 、 代弁 の 他 、 その 運動 や 政策 提言 、 特定 の 問題 に対する 政治 的 提言 、 保健 医療 、 社会 環境 で の 性差 撤廃 、 地球 環境 問題 など 広範 な 分野 で の 活発 な 政策 提言 活動 を 指し て いる 。 まち づくり における 市民 関与 も この 一つ で 、 反対 運動 、 市民 参加 、 自発 的 まち づくり 活動 、 行政 等 へ の 意見 反映 の ため の 活動 の こと で ある 。  権利 擁護 として の アドボカシー について は 、 （ あまり 組織 的 で なく 、 適度 な ） 権利 の 代弁 、 擁護 の こと を 指す と さ れ 、 その 場合 の 例 として 、 自ら 自己 の 権利 を 充分 に 行使 する こと の でき ない 、 終末 期 の 患者 、 障害 者 、 アルツハイマー 病 、 意識 喪失 の 患者 など の 権利 を 代弁 する こと など が あげ られる 。 また 、 患者 会 や SHG （ セルフヘルプグループ ） など が ある程度 組織 的 に アドボカシー を 行う 場合 も ある 。  一方 、 政策 提言 として の アドボカシー について は 、 特定 の 問題 について 政治 的 な 提言 を 行う こと と 定義 さ れ 、 日本 で も 保健 医療 や 、 雇用 における 性差 撤廃 、 地球 温暖 化 防止 など の 環境 問題 、 公共 事業 問題 など 広範 な 分野 で 活発 な 政策 提言 活動 が 行わ れ て いる 。 特に NGO / NPO など が 行う 市民 活動 の 分野 で は 、 アドボカシー は 反 政府 、 反 企業 といった 対立 の 構図 で は なく 、 論理 的 ・ 科学 的 な 政策 を 代替 案 を 示し て 提言 する 活動 で あり 、 最も NGO / NPO らしい 活動 と 定義 する 学者 や 専門 家 は 多い 。  また 、 ロビイング 活動 そのもの や 、 そこ に いたる 代弁 ・ 弁護 活動 まで も 含め た もの を アドボカシー と する 考え方 も ある 。 最近 で は 成年 後見 制度 など と も 関係 し て 、 超 高齢 社会 の 中 で 話題 に なる こと も 多く なっ て いる 。 また 、 日本 の 政府 が NGO / NPO による 政策 提言 能力 の 向上 を 目的 と し た 表彰 制度 を 行っ て いる が 、 そもそも 提言 を 受ける 側 で ある 国 が 提言 する 側 を 表彰 する こと について は 、 NGO / NPO の 中 に 疑問 の 声 も ある 。  市民 参加 の 都市 計画 や まち づくり プロセス へ の 参加 と 意見 反映 を 目的 と し た 計画 理念 と その 方法 論 を アドボカシープランニング 、 または アドボケイトプランニング （ w : advocacte   planning ) と いう 。国民 主権 （ こく みん し ゅけん 、 、 ） は 、 主権 は 国民 に ある 、 という 思想 で あり 、 つまり 国民 が 政治 権力 の 源 （ 拠り所 ） ・ 責任 主体 で あり 、 政府 は 国民 の 意思 により 設立 さ れ 運営 さ れる 機関 で ある と する 思想 の こと 。 「 主権 在民 」 または 「 人民 主権 」 と も いう 。  ここ で いう 「 主権 」 と は 国政 の あり方 を 最終 的 に 決定 する こと を 意味 する 。  「 国民 主権 」 は 、 歴史 的 で 多義 的 な 概念 で あり 、 その 時代 、 論者 によって 内容 が 異なる 概念 で ある 。 「 主権 在民 」 または 「 人民 主権 」 と も いう 。  「 人民 主権 ないし 国民 主権 」 は 、 17 ～ 18 世紀 にかけて 、 社会 契約 説 の 概念 を 背景 に 、 ロック 、 ルソー によって 発展 さ せ られ た 概念 で ある 。 「 人民 」 と 「 国民 」 は 、 peuple   プープル と nation   ナシオン （ フランス語 表記 。 英語 で は people と nation ） という 対立 的 な 概念 として 図式 化 さ れる こと も ある 。  「 人民 主権 ないし 国民 主権 」 は 、 フランス 、 ドイツ の ほか 、 アメリカ合衆国 、 日本 （ 日本国 憲法 は 「 国民 主権 」 を 明記 し て いる ）   他 、 多く の 国家 の 現行 憲法 で 採用 さ れ て いる 。 ただし 、 その 内容 は 必ずしも 同一 で は ない 。  これら の 国 に対し 、 英国 で は 「 国会 主権 」 が とら れ て いる が 、 政治 的 主権 は 市民 が 有する と さ れ て いる 。  「 人民 主権 」 の 原型 は 、 古代 ギリシア の 民主 政 （ democracy ） に 求める こと が できる 。 democracy は 、 古典 ギリシア 語 の デモス （ demos 、 人民 ） と クラティア （ kratia 、 権力 ・ 支配 ） を あわせ た デモクラティア （ democratia ） が 語源 で あり 、 直訳 すれ ば 「 民権 」 ないし 「 民衆 支配 」 で ある 。 中世 的 な 身分 社会 を 前提 と し た 古典 的 な 意味 で の 民権 論 は 、 アーブロース 宣言 に まで 遡る こと が できる 。  他方 、 「 主権 」 の 概念 の 原型 は 、 ローマ 法 の 法学 者 ウルピアヌス の 「 元首 は 法 に 拘束 さ れ ず 」 （ princeps   legibus   solutus   est ） 、 「 元首 の 意思 は 法律 として の 効力 を 有する 」 （ Quod   principi   placuit 、 legis   habet   vigorem ） に 遡る こと が できる が 、 ジャン ・ ボーダン によって 近代 的 な 意味 を 与え られ て 確立 さ れ た 概念 と さ れ て いる 。  主権 概念 と 結びつい た 近代 的 な 意味 で の 「 人民 主権 ないし 国民 主権 」 の 概念 は 、 17 ～ 18 世紀 にかけて 、 社会 契約 説 の 概念 を 背景 に 、 ロック 、 ルソー によって 発展 さ せ られ た 概念 で ある 。 ロック と ルソー の 人民 主権 は 相当 に 内容 が 異なり 、 ロック 流 の 人民 主権 論 は 、 アメリカ合衆国 憲法 に 、 ルソー 流 の 人民 主権 論 は 、 フランス 革命 に 影響 を 与え た と さ れ て いる が 、 当時 は 、 民主 政 の 概念 と は 区別 さ れ 、 必ずしも 民主 政 と 結びつく 概念 で は なく 、 逆 に 、 君主 政 、 貴族 政 とも 結びつき 得る 概念 で ある と さ れ て い た 。  1776 年 の バージニア 憲法 が 人民 主権 を 採用 し た 初めて の 憲法 と さ れ 、 他 の 州 の 憲法 や 、 アメリカ合衆国 憲法 も これ を 引き継い だ 。  フランス 革命 の 際 、 エマニュエル ＝ ジョゼフ ・ シエイエス は 、 プープル 主権 論 （ souveraineté   du   peuple ） を 採用 し つつ も 直接 民主 制 を 肯定 する ルソー の プープル 主権 論 を 批判 し て 、 主権 と 国家 の 統治 組織 を 創設 する 憲法 制定 権力 （ 制憲 権 ） を 区別 し た 上 で 、 主権 は 人民 のみ が 有し 、 制憲 権 を 有する の は 主権 者 のみ で ある が 、 制憲 権 によって 創設 さ れ た 組織 上 の 権力 を 行使 する 者 は 必ずしも 人民 で は ない として 、 代表 民主 制 を 直接 民主 制 より も 優れ た 制度 で ある と し た 。 1791 年 憲法 は 、 シェイエス の 理論 に 忠実 に 、 代表 制 と 制限 選挙 制 を 採用 し た が 、 主権 は ナシオン に 属する と し た 。 この よう に ナシオン 主権 論 ( souveraineté   nationale ) は 歴史 的 に は 君主 主権 と プープル 主権 論 の 双方 を 否定 する ため に 、 発展 し た 概念 で あっ た 。 ナシオン 主権 論 と プープル 主権 論 の 二 者 の 図式 的 に 対立 さ せ た の は 、 第 三 共和 制 下 における レイモン・カレ・ド・マルベール で あり 、 初めて ナシオン と プープル の 違い を 意識 的 に 区別 し て 、 プープル 主権 を 体現 し た の が 1793 年 憲法 で ある と し た 。 ナシオン 主権 論 に よれ ば 、 主権 者 たる 「 国民 」 の 意思 は 抽象 的 に しか 存在 し え ず 、 これ は 自由 委任 に 基づく 代表 者 による 討論 の 中 で 再現 さ れる ので 、 純粋 代表 制 が 要請 さ れる 。 また 、 制限 選挙 制 と 結びつく の は 、 抽象 的 な 国民 の 意思 を 再現 す べき 自由 委任 に 基づく 代表 者 の 選出 に は 、 一定 の 能力 が 必要 と さ れる と 考え られる から で ある 。 プープル 主権 論 に よれ ば 、 主権 者 たる 「 人民 」 の 意思 は 、 現に 存在 する 人々 の 具体 的 な 意思 で あり 、 直接 民主 制 によって 具体 的 に 表さ れる 。 また 、 プープル 主権 は 普通 選挙 制 と 密接 に 結びつく が 、 それ は 全 国民 から あまねく 意思 を 吸い上げる こと で 、 具体 的 な 国民 の 意思 が 表れる と 考え られる から で ある 。  後進 資本 主義 国 で あっ た ドイツ で は 、 1848 年 に なっ て 、 主権 者 で ある 人民 が 皇帝 を 選挙 によって 選ぶ という 人民 主権 に 基づく 自由 主義 的 な フランクフルト 憲法 が 制定 さ れ た が 、 選挙 によって 選ば れ た フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 が 皇帝 に なる こと を 拒否 し 、 1850 年 、 自ら が 王権 神授 説 ・ 君主 主権 に 基づく 欽定 憲法 で ある プロイセン 憲法 を 制定 し た 。 その後 、 プロイセン は 、 1871 年 、 他 の 君主 制 国 と 合し て 一つ の 連邦 を 作り 、 ビスマルク 憲法 を 制定 し て 君主 主権 を とっ て い た が 、 1919 年 制定 さ れ た ワイマール 憲法 で 「 国民 主権 」 が とら れる こと に なっ た 。  同じく 日本 で は 、 1874 年 から 始まる 自由 民権 運動 が 広がり を 見せ 主権 在民 が 唱え られ た こと が ある が 、 明治 十 四 年 の 政変 によって 、 1889 年 、 プロイセン 憲法 を 参考 に し た 明治 憲法 を 制定 し 主権 という 記述 は 取り入れ られ なかっ た 。 その後 、 主権 の 所在 問題 を 回避 する 民本主義 や 国家 権力 の 源泉 として の 主権 を 国家 に 帰属 さ せ た 天皇 機関 説 が 唱え られ 、 その こと を 誤解 或いは 批判 し た 天皇 機関 説 事件 が 起き た が 、 1946 年 に 公布 さ れ た 日本国 憲法 によって 「 国民 主権 」 が とら れる こと に なっ た 。  合衆国 憲法 自体 に は 、 国民 主権 という 文字 は ない 。 しかし 、 州 憲法 に 国民 が 権力 の 源泉 で ある 旨 記載 さ れ て おり 、 あるいは 合衆国 最高 裁判所 の 判決 によって しばしば 言及 さ れ て おり 、 非 明示 的 に 認識 さ れ て いる 。 以下 の 記述 は 合衆国 政府 の 解説 に よる 。  米国 は 民主 主義 の 国家 として 分類 さ れる こと が 多い が 、 より 正確 に 言え ば 、 立憲 連邦 共和 国 と 定義 する こと が できる 。 これ は どの よう な 意味 だろ う か 。 「 立憲 」 と は 、 米国 の 政府 が 、 国 の 最高 法規 で ある 憲法 に 基づい て いる こと を 指す 。 憲法 は 、 連邦 政府 と 州 政府 の 機構 の 枠組み を 提供 する だけ で なく 、 政府 の 権限 に 大幅 な 制限 を 課し て いる 。 「 連邦 」 と は 、 中央 の 政府 と 50   州 の 政府 から 成る こと を 意味 する 。 「 共和 国 」 は 、 主権 は 国民 が 持つ が 、 選出 さ れ た 代表 者 が その 権力 を 行使 する 政体 で ある 。  「 国民 自身 以外 に 、 社会 の 最高 権力 の 安全 な 預託 先 を 私 は 知ら ない 」  － トマス・ジェファーソン 、 1820 年  合衆国 最高裁 における 初期 の 判決 Chisholm   v .   Georgia ,   事件 において ジョン ・ ジェイ 最高裁 長官 は 、 以下 の よう に 述べ た 。  国 または 国家 の 主権 と は 、 統治 する 権利 で ある 。 国民 または 国家 の 主権 と は 、 一 人 の 人 または 、 住ん で いる 人 たち で ある 。 欧州 において は 、 主権 は 国王 に 与え られ て いる 。 ここ （ 合衆国 ） で は 、 人民 ( the   people ) に 存する 。 欧州 で は 、 主権 は 実際 に 政府 を 運営 さ せ て いる 。 ここ で は 、 決して 単一 の 人 または もの に 存在 し ない 。 我々 の 州 知事 たち は 、 人民 の 代理人 で ある し 、 人民 と 州 知事 たち と の 関係 は 、 国王 と 摂政 の 関係 に 代わる もの で しか ない 。 　 　  別 の 最高裁 判例 で ある 、 Yick   Wo   v .   Hopkins , 事件 において 、 最高裁 長官 Matthews は 以下 の よう に 記述 し て いる 。  我々 が 政府 の 機関 の 理論 と 性質 や 、 よって 立つ こと に なっ て いる 原理 を 考え て 、 これら の 発展 の 歴史 を 眺める とき に 、 私有 的 かつ 恣意 的 な 力 の 振る舞う 余地 を 残す こと を 意味 する こと は ない と 結論 せ ざる を 得 ない 。 主権 それ 自体 は 、 もちろん の こと で ある が 、 法 に 従わ ない 。 主権 は 法 の 著者 で あり 、 源 で ある 。 しかしながら 、 われわれ の システム において は 、 権力 として の 主権 ( sovereign   powers ) は 政府 の 官吏 たち に 与え られ て いる が 、 主権 それ 自体 ( sovereign   itself ) は 、 人民 に 存する 。 そして 、 政府 の 存在 意義 は 、 主権 それ 自体 に ある の で あり 、 政府 の 行動 は 、 主権 それ 自体 によって 立つ もの で ある 。 そして 法 は 、 権力 を 定義 し て 制限 する 。 実際 に は 、 権力 が 最終 決定 の 権限 で ある 何者 か の 手 を通して 行使 さ れる こと は 正しい の で ある 。 そして 、 単に 多く の 行政 の 場合 において は 、 責任 は 、 純然 たる 政治 的 な もの で あり 、 （ 中略 ） 、 参政 権 の 手段 や 、 世論 の 圧力 によって その 責任 は 問わ れる だけ で ある 。 しかしながら 、 個人 が 保有 し て いる と みなさ れる 、 基本 的 な 生命 、 自由 、 幸福 追求 の 権利 に は 、 憲法 的 な 法 の 格言 によって 保護 さ れ て いる 。 そして 、 この 憲法 格言 は 、 人間 に 正当 かつ 平等 な 法 の 統治 の 下 における 市民 的 恵み を 保障 する ため の 争い における 勝利 的 な 進歩 の 記念 碑 な の で ある 。  これら の 判決 で は 、 主権 を 意味 する 単語 " sovereignty ,   sovereign " が 、 現在 の 解釈 と 異なる こと なく 用い られ て いる 。  日本国 憲法 前文 と 日本国 憲法 第 1 条 が 国民 主権 を 定め て いる 。 日本 の 学説 において は 平和 主義 、 基本 的 人権 の 尊重 とともに 三 大 原則 の 一つ と さ れ て いる 。 この 憲法 における 国民 主権 は 、 個人 主義 と 人権 思想 の 原理 に 立脚 する 、 と さ れ て いる 。  国民 主権 の もと で は 、 主権 は 国民 に 由来 し 、 国民 は 選挙 を通じて 代表 機関 で ある 議会 、 もしくは 国民 投票 など を通じて 主権 を 行使 する 。 その 責任 も 国民 に 帰趨 する 。  歴史 的 に は かつて 「 必ずしも 君主 主権 と 相反 する もの で は ない 」 など ともさ れ て い た が 、 日本国 憲法 下 の 学説 で は 君主 主権 を 否定 する 原理 で ある と する もの が 多い 。  日本国 憲法 制定 後 、 まもなく 生じ た 尾高 ・ 宮沢 論争 を 経 て 、 国民 主権 と は 、 全 国民 が 国家 権力 を 究極 的 に 根拠 づけ 正当 化 する 権威 を 有する こと （ 正当 性 の 契機 ） に 尽きる と の 宮沢 説 が 伝統 的 見解 と なっ た 。 この 見解 は 、 国民 主権 を 君主 主権 ないし 天皇 主権 を 否定 する 概念 と する 一方 、 他方 で 、 正当 性 の 契機 における 「 国民 」 は 、 国家 権力 を 正当 化 し 権威 付ける 根拠 で ある から 、 有権者 に 限定 さ れ ず 、 抽象 的 な 全 国民 を 意味 する と する 。 そして 、 その 権威 は 国民 に 由来 する が 、 権力 は 代表 民主 制 に 基づき 、 「 最高 機関 」 で ある 国会 が 行使 する と 解し た 上 で 、 憲法 上 要請 さ れる 代表 制 は 、 選挙 民 の 意思 に 拘束 さ れ ない 自由 委任 を 前提 と し た 「 政治 学 的 代表 」 を 意味 する と する 。  以上 の よう な 伝統 的 見解 に対して は 、 現状 隠蔽 的 機能 ないし 体制 イデオロギー 的 機能 を 有し て おり 、 科学 的 認識 に 基づき 克服 さ れる べき もの と 批判 し て 、 フランス の 学説 を 参考 に 、 「 国民 」 を 「 現に 存在 する 人 の 集団 （ 能動 的 市民 から なる 有権者 団 ） 」 と 考える プープル （ peuple 。 英語 で 言う people ） 主権 論 を 主張 する 見解 が 現われ た 。 杉原 泰雄 は 、 プープル 主権 論 に よれ ば 、 伝統 的 な 見解 は 、 「 国民 」 を 「 過去 から 未来 まで を通じて 存在 する 、 抽象 的 な 人間 の 集団 」 と 考え 、 純粋 代表 制 、 制限 選挙 制 と 密接 に 結びつく ナ シオン （ nation ） 主権 と 同視 し て よく 、 普通 選挙 制 を 採用 する 日本国 憲法 に 合致 し ない 非 民主 的 な 主張 と 批判 さ れる こと に なる 。 もっとも 、 日本国 憲法 は 、 明確 に 代表 制 を 採用 し て おり 、 プープル 主権 によって も 、 直接 民主 制 を 採る こと は でき ない ので 、 実在 する 民意 と の 合致 の 要請 を 含む 半 代表 制 を 要請 する もの と する 。 杉原 は 、 エスマン 流 の 半 代表 制 を とり つつ 、 それ を 更に ルソー 流 に 徹底 さ せ て 、 法律 で 命令 的 委任 、 国会 議員 の リコール 制 等 の 直接 民主 的 制度 を 定める こと も 憲法 上 許容 さ れる と する 。 この よう に 、 プープル 主権 論 に よれ ば 、 主権 は 、 単なる 法的 政治 的 な 理念 で は なく 、 国民 に 国家 の 意思 力 そのもの が 帰属 し て いる 状態 が 確保 さ れる よう に 憲法 組織 が 構成 さ れる べき という 原理 を 含ん だ もの と 解さ れる の で ある 。  樋口 陽一 は 、 事実 と 規範 の 問題 を 峻別 し た 上 で 、 科学 的 な 事実 認識 に 立つ の で あれ ば 、 日本国 憲法 が 採用 する の は プープル 主権 で あり 、 普通 選挙 制度 は その 要請 で ある と する 点 について は 、 杉原 に 賛成 し つつ も 、 規範 の 問題 として は プープル 主権 の 名 の 下 に 、 命令 的 委任 等 の 直接 民主 制 的 制度 の 導入 を 合憲 と する の に 反対 する 。 プープル の 有する 制憲 権 は 、 一度 発動 し た 以上 は 制度 の 中 に 永久 凍結 さ れ て しまい 、 過去 から 未来 まで を通じて 存在 する 、 抽象 的 な 人間 の 集団 で ある 国民 が 主権 を 有する という 建前 に 変化 し た と み て 、 伝統 的 見解 と 結論 を 同じく する 。 他方 で 、 代表 制 について は 、 単なる 政治 学 的 代表 で ある という 伝統 的 見解 の イデオロギー 性 を 批判 し て 、 半 代表 制 で ある と 解し つつ も 、 なお 自由 委任 の 有する 重要 性 は 減じ て い ない として マル ベール 流 の 半 代表 制 を とる 。 樋口 に よれ ば 、 杉原 流 の プープル 主権 論 は 、 かえって その 時々 の 政治 権力 の 行使 を 正当 化 する 反 憲法 ・ 人権 侵害 的 な イデオロギー 的 機能 を 有する こと に なる 。  芦部 信喜 は 、 そもそも 上記 の よう な 特殊 フランス 的 な 議論 の 建て 方 を する 必要 は ない と する 一方 、 他方 で 、 国民 主権 は 正当 性 の 契機 に 尽きる と の 伝統 的 見解 を 前提 と し つつ も 、 プープル 主権 論 の 問題 提起 を 受け止め て 理論 的 に 再 構築 し た 。 それ が 国民 主権 は 、 正当 性 の 契機 に つきる もの で は なく 、 国家 の 最終 的 な 意思 決定 を 行う 権力 を 行使 する 権力 的 契機 の 二つ を 含む という 見解 で あり 、 これ は ボン 基本 法 における ドイツ の 通説 と 基本 的 立場 を 同じく する 。 この 見解 は 、 権力 的 契機 の 面 における 「 国民 」 は 有権者 団 を 意味 する もの と 解し た 上 で 、 権力 的 契機 は 国家 の 最終 的 な 意思 決定 権力 の 行使 で ある から 、 具体 的 に は 国家 の 最高 規範 の 定立 、 すなわち 、 憲法 制定 権力 の 行使 として 表れる が 、 制憲 権 の 行使 を 自由 に 認める こと は 憲法 秩序 の 不安定 化 を 招く ため 、 制憲 権 の 行使 たる 憲法 制定 時 に 、 制憲 権 自身 が その 権力 を 、 制度 化 さ れ た 制憲 権 として の 憲法 改正 権 として 憲法 中 に 封じ込め た と 解し 、 日本国 憲法 の 代表 制 は 、 単なる 政治 学 的 代表 で は なく 、 国会 の 意思 と 実在 する 民意 と の 事実 上 の 合致 の 要請 を 含む 「 社会 学 的 代表 」 で ある と する 。 樋口 流 の プープル 主権 論 に 一定 の 理解 を 示し て 半 代表 と 極めて 類似 し た 概念 を とり つつ も 、 命令 委任 等 の 法的 拘束 力 を 有する 直接 民主 制 的 制度 の 導入 は 憲法 上 禁止 さ れ て いる と 解する 。  日本国 憲法 について は 43 条 に 規定 が あり 、 明文 上 は 自由 委任 を 原則 として 代表 制 を とり 、 例外 的 に 、 憲法 改正 国民 投票 （ 96 条 ） 、 最高 裁判所 裁判官 の 国民 審査 （ 79 条 ） など について 、 国民 投票 制度 を 採用 し て いる が 、 これら 明文 に 定める 以外 に 国民 投票 制度 を 法律 で 制定 する こと が できる か について は 解釈 上 争い が ある 。  「 国会 は 唯一 の 立法 機関 で ある 」 ( 41 条 ) と さ れ て いる こと から 、 投票 の 結果 に 国会 が 拘束 さ れる という 国民 投票 制度 は 違憲 で ある という 点 に は ほぼ 異論 は ない が 、 その 結果 を 国会 が 参照 に する だけ の 諮問 的 な 国民 投票 制度 は 憲法 に 反し ない か が 問題 と さ れる 。 ナシオン 主権 論 に よれ ば 、 自由 委任 ・ 代表 制 に 反する こと から 、 この よう な 制度 を 制定 する こと は 、 憲法 に 反する と さ れる が 、 プープル 主権 論 に よれ ば 、 許容 さ れる のみ なら ず 、 半 代表 制 の 要請 で ある と 解釈 さ れ て いる 。  イギリス は 立憲 君主 国 で あり 、 主権 は 「 議会 における 国王 （ 女王 ） 」 （ King ( Queen )   in   Parlament ） に ある と さ れ 「 議会 主権 ないし 国会 主権 」 （ Parliamentary   Sovereignty ） と 呼ば れ て いる 。 これ は 法学 者 アルバート ・ ヴェン・ダイシー の 著作 （ 『 憲法 序説 』 1885 年 ） に ちなみ ダイシー 伝統 と 呼ば れる 。 ダイシー は イギリス の 政治 体系 は 「 議会 における 国王 主権 」 「 法 の 支配 」 「 憲法 習律 」 に ある と し 、 国王 は 尊厳 を 代表 し 、 実際 の 作用 は 貴族 院 ･ 衆議院 両院 が 行う 。 行政 権 は 下院 に 融合 さ れ て いる が 、 最高裁 は 上院 に 属し て いる 。 それ ゆえ 「 法 の 支配 」 に 従う 。 ただし 、 欧州 人権 裁判所 による 強制 力 を 有する 欧州 人権 条約 に 加盟 し て いる ため 、 EU を 脱退 し ない 限り において は 、 この 条約 に 定め られ て いる 人権 は 、 議会 主権 に 優越 し て いる 。 つまり 、 この 条約 を 国内 法 に 組み込む ため に 制定 さ れ た と の 不適合 性 の 判定 を 連合 王国 最高 裁判所 を 含む 司法 機関 の 判定 によって 判断 できる こと により 、 アメリカ で いう 付随 審査 的 な 違憲 審査 権 を 実装 し て いる 。  この よう に 、 イギリス は 、 「 人民 主権 ないし 国民 主権 」 を とる もの で は ない が 、 「 憲法 習律 」 を 介し て 「 政治 的 主権 」 は 市民 に ある と さ れる こと が ある 。 「 憲法 習律 」 は 、 裁判 規範 で は ない が 、 単なる 政治 慣例 や 慣行 と は 異なり 、 政治 家 に ゆだね られ た 行動 規範 で あり 、 君主 と 政治 家 を 拘束 する 。 憲法 習律違 反 が あっ た とき は 、 市民 は 下院 議員 の 選挙 を通じて 政治 的 な 実権 を 行使 する の で ある 。情報 収集 衛星 （ じ ょうほうしゅうしゅうえいせい 、 ） と は 、 日本 の 内閣 官房 が 、 安全 保障 や 大 規模 災害 へ の 対応 、 その他 の 内閣 の 重要 政策 に関する 画像 情報 収集 を 行う ため に 運用 し て いる 事実 上 の 偵察 衛星 で ある 。  1998 年 （ 平成 10 年 ） 8 月 31 日 、 朝鮮民主主義人民共和国 （ 北朝鮮 ） が 咸鏡北 道 舞 水 端 里 の 発射 場 から 、 何らかの “ 飛翔 体 ” を ほぼ 東 の 方向 （ 発射 場 から 見 て 東 は 北 アメリカ で は なく 南 アメリカ の 方向 ） に 向け て 発射 し た 。 飛翔 体 の 一部 （ ロケット の 1 段 目 と 推定 さ れる ） は 日本海 に 、 他 （ 2 段 目 以降 と 推定 ） は 、 日本 の 東北 地方 上空 を 通過 し て 、 三陸 沖 の 太平洋 に 落下 し た 。 北朝鮮 は 、 これ を 人工 衛星 「 光明 星 1 号 」 の 打 上げ で あり 、 打上げ は 成功 し た と 報道 し た 。 しかし 、 日本国 政府 は これ を 弾道 ミサイルテポドン 1 号 の 発射 実験 と 判断 し 、 北朝鮮 に対する 非難 声明 を 採択 し た 。 それ とともに 、 日本国 政府 は KEDO へ の 資金 拠出 を 凍結 し た 。  この 事件 を きっかけ に 、 与党 （ 当時 ） の 自民党 内 において 、 日本 が 独自 に 偵察 能力 を 獲得 する こと を 希求 する 声 が 高まり 、 他国 の シャッター ・ コントロール に 左右 さ れ ない 国産 偵察 衛星 の 保有 が 検討 さ れ 、 これ に 野党 （ 当時 ） の 民主党 も 概ね 同調 し た 。 同年 11 月 に は 、 早く も 情報 収集 衛星 の 製作 が 決定 さ れ 、 同年 12 月 22 日 に 情報 収集 衛星 の 導入 が 閣議 決定 さ れ た 。 2011 年 （ 平成 23 年 ） まで に 、 8 , 181 億 4166 万 4729 円 が 投じ られ て いる （ 平成 22 年度 まで の 決算 額 及び 平成 23 年度 予算 額 の 合計 額 ） 。  法令 上 の 情報 収集 衛星 の 定義 は 、 「 我が国 の 安全 の 確保 、 大 規模 災害 へ の 対応 その他 の 内閣 の 重要 政策 に関する 画像 情報 の 収集 を 目的 と する 人工 衛星 」 で ある （ 内閣 官房 組織 令 第 四 条 の 二 第 2 項 第 1 号 ） 。  日本 の 衆議院 が 1969 年 （ 昭和 44 年 ） に 全会 一致 で 可決 し た 「 わが国 における 宇宙 の 開発 及び 利用 の 基本 に関する 決議 」 で は 「 宇宙 に 打ち上げ られる 物体 及び その 打上げ 用 ロケット の 開発 及び 利用 は 、 平和 の 目的 に 限り 」 と 言明 し て おり 、 日本 政府 も 宇宙 の 軍事 利用 を 平和 構築 の 手段 として 認識 し て い なかっ た こと から 、 日本 の 衛星 開発 と 利用 は 専ら 非 軍事 目的 に 限ら れ 、 軍事 衛星 用 の 偵察 衛星 の 保有 を 忌避 し て き た 。  しかし 、 北朝鮮 の テポドン 発射 事件 後 、 偵察 衛星 の 保有 が 日本 の 国家 安全 保障 上 の 喫緊 の 課題 と なっ た 。 この ため 、 1985 年 （ 昭和 60 年 ） に 出さ れ た 「 一般 的 に 利用 さ れ て いる 機能 と 同等 の 衛星 で あれ ば （ 軍事 的 に ） 利用 する こと は 可能 」 と する 「 一般 化 原則 」 の 政府 統一 見解 に 則っ て 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） に 大 規模 災害 等 へ の 対応 も できる 多目 的 な 「 情報 収集 衛星 」 を 事実 上 の 偵察 衛星 として 保有 する こと が 決定 さ れ た 。  その後 、 2008 年 （ 平成 20 年 ） 5 月 21 日 に 成立 し た 宇宙 基本 法 で 「 国 は 、 国際 社会 の 平和 及び 安全 の 確保 並びに 我が国 の 安全 保障 に 資する 宇宙 開発 利用 を 推進 する ため 、 必要 な 施策 を 講ずる もの と する 。 」 （ 第 14 条 ） と 明 定 さ れ た こと から 、 非 軍事 という 制約 を 脱し 宇宙 条約 の 国際 標準 で ある 非 侵略 目的 の 衛星 保有 が 法的 に も 正式 に 認め られる こと に なっ た 。 この 流れ を 受け て 、 日本 政府 は 一般 化 原則 の 枠 を 超え て 、 開発 開始 時点 において 商用 衛星 の 分解能 を 超える 情報 収集 衛星 光学 5 号機 の 研究 開発 に 2009 年度 （ 平成 21 年度 ） から 着手 し た 。  宇宙 基本 計画 の 策定 作業 で は 、 弾道 ミサイル 監視 目的 の 早期 警戒 衛星 導入 も 検討 さ れ 、 2009 年 （ 平成 21 年 ） 4 月 5 日 に 再度 発生 し た 、 北朝鮮 の ミサイル 発射 実験 も あっ て 、 一時 これ に関する 議論 が 日本国 政府 において 活発 に なっ た が 、 2013 年 （ 平成 25 年 ） 4 月 時点 で 「 我が国 独自 の 早期 警戒 衛星 を 持つ と する と 莫大 な 予算 が 必要 で あり 、 費用 対 効果 の 観点 も 含め 、 政府 全体 として 考え て いき たい 」 と 導入 に対する 進展 は 見 られ て い ない 。  情報 収集 衛星 は 、 光学 センサ （ 近赤外線 観測 機能 付き の いわゆる 超 望遠 デジタル カメラ ） を 搭載 し て 画像 を 撮影 する 光学 衛星 と 、 合成 開口 レーダー によって 画像 を 取得 する レーダー 衛星 と の 2 機 を 一 組 として 、 二 組 （ 計 4 機 ） の 体制 により 運用 さ れ て おり 、 将来 的 に 光学 衛星 4 機 、 レーダー 衛星 4 機 、 データ 中継 衛星 2 機 の 計 10 機 体制 で の 運用 を 目指し て 構築 中 で ある （ 後述 ） 。 光学 衛星 は 主 に 昼間 の 写真 撮影 を 行う 。 一方 の レーダー 衛星 は 、 光学 衛星 より 分解能 は 落ちる ものの 、 夜間 および 曇天 で も 画像 取得 が 可能 で あり 、 最新 の 情報 収集 衛星 の 光学 衛星 の 分解能 は 30 ㎝ 級 、 レーダ 衛星 の 分解能 は 50 ㎝ 級 と さ れ て いる （ 後述 ） 。 なお 分解能 と は 「 識別 できる 物体 の 大き さ 」 で は なく 「 固体 撮像 素子 の 画素 1 辺 の 長 さ に 相当 する 地上 物体 の 長 さ 」 の 事 で あり 、 その 性能 は 分解能 10 m で 大きな 建物 の 検出 が どうにか でき 、 5 m で 建物 の 存在 が 判別 でき 、 2 . 5 m で 建物 の 種類 の 区別 が どうにか でき 、 1 m で 建物 の 種類 と 車 の 存在 の 判別 が でき 、 50 ㎝ で 車 の 種類 の 区別 が どうにか でき 、 25 ㎝ で 車 の 種類 の 判別 が でき 、 10 ㎝ で 1 台 1 台 の 車 について 説明 が できる 程度 で ある 。  弾道 ミサイル に対する 偵察 を 目的 に 導入 さ れ た 情報 収集 衛星 で ある が 、 地球 低 軌道 の 太陽 同期 準 回帰 軌道 を 1 周 約 90 分 で 周回 し ながら 約 4 日 で 回帰 し て 撮影 する と さ れ て いる ため 、 対象 の 上空 を 通過 し た 時 に 弾道 ミサイル 発射 の 兆候 を 捉える こと は 出来 て も 、 発射 の 瞬間 を 捉え て 警報 を 出す こと は まず 不可能 で あり 、 これ は 静止 軌道 を 周回 する 早期 警戒 衛星 の 役目 で ある 。  情報 収集 衛星 の 管制 ・ 運用 は 、 内閣 直属 の 情報 機関 ・ 内閣 情報 調査 室 の 一 組織 で ある 内閣 衛星 情報 センター により 行わ れる 。 衛星 は 4 日 で 回帰 する ため 、 地球 上 の 任意 地点 を 毎日 最低 1 回 は 観測 可能 と なる よう 、 二 組 計 4 機 の 体制 を 構築 する こと が 目標 と さ れ て い た ものの 、 2003 年 （ 平成 15 年 ） 11 月 の H - IIA ロケット 6 号機 の 打ち上げ 失敗 による 衛星 の 喪失 と 、 レーダ 1 号機 及び レーダ 2 号機 の 早期 故障 の ため に 、 二 組 計 4 機 体制 の 構築 は 予定 より 遅れ た 。 2013 年 （ 平成 25 年 ） 4 月 26 日 に レーダ 4 号機 の 本格 運用 が 始まり 、 約 10 年 遅れ で 念願 の 二 組 計 4 機 体制 が 完成 し た 。  各 衛星 の 設計 寿命 は 、 当初 は 5 年 、 光学 6 号機 と レーダ 7 号機 以降 は 6 年 で 、 実証 衛星 に 限り 2   -   3 年 に なっ て いる が 、 レーダー 衛星 の 相次ぐ 早期 故障 を 受け 、 2015 年 2 月 1 日 に レーダ 予備 機 を 投入 し た 。 これ により 実質 的 に 光学 衛星 2 機 と レーダー 衛星 3 機 の 計 5 機 体制 と なっ た 。 また 設計 寿命 を 超え て 運用 が 続け られ て いる 衛星 も ある ため 、 2018 年 8 月 の 光学 4 号機 の 運用 終了 時点 で 、 光学 衛星 2 機 、 レーダ 衛星 5 機 の 計 7 機 体制 と なる 。  2015 年 、 内閣 衛星 情報 センター は 「 撮像 時間 の 多様 化 及び 撮像 頻度 の 向上 の ため 」 、 従来 の 4 機 体制 を 改め 、 将来 的 に 情報 収集 衛星 8 機 、 データ 中継 衛星 2 機 の 合計 10 機 体制 と する こと を 検討 し た 。 検討 で は 、 新た に 整備 する 情報 収集 衛星 4 機 （ 光学 2 機 、 レーダ 2 機 ） を 「 時間 軸 多様 化 衛星 」 と 位置づけ 、 「 関心 対象 の 発見 、 識別 及び 詳細 監視 の ため に 運用 」 する 従来 の 4 機 の 「 基幹 衛星 」 に対して 、 「 基幹 衛星 により 発見 、 識別 し た 関心 対象 の 動態 的 な 監視 （ 船団 や 車両 群 の 移動 等 ） の ため に 運用 」 し 、 基幹 衛星 と は 異なる 軌道 で 運用 する と さ れ た 。 また 撮影 データ は データ 中継 衛星 （ 2 機 体制 ） を 経由 し て 地上 局 に 送信 する と さ れ 、 さらに 衛星 の 運用 期間 を 、 光学 7 号機 以降 は 1 年 延長 し て 6 年 運用 と し 、 開発 期間 の 繰り下げ と 打上 間隔 の 延伸 により コスト を 縮減 する こと も 検討 さ れ た 。 その後 、 同年 12 月 8 日 に 開催 さ れ た 宇宙 開発 戦略 本部 で 、 時間 軸 多様 化 衛星 と 運用 期間 15 年 の データ 中継 衛星 を 打ち上げる こと 、 光学 6 号機 、 レーダ 7 号機 以降 の 光学 と レーダー 衛星 の 運用 期間 を 1 年 延長 し た 6 年 と する こと が 決定 し 、 改訂 さ れ た 宇宙 基本 計画 工程 表 （ 平成 27 年度 改訂 ） に 盛り込ま れ た 。  2018 年 12 月 11 日 に 開催 さ れ た 宇宙 開発 戦略 本部 で 改訂 さ れ た 宇宙 基本 計画 工程 表 （ 平成 30 年度 改訂 ） に よる と 、 2019 年度 に 最初 の データ 中継 衛星 と なる 「 データ 中継 衛星 1 号機 」 を 、 2025 年度 に 最初 の 時間 軸 多様 化 衛星 と なる 「 光学 多様 化 1 号機 」 と 「 レーダ 多様 化 1 号機 」 を 打ち上げる 予定 で ある 。 工程 表 に は 2 機 体制 の 片方 と なる 2 機 目 の データ 中継 衛星 は 記載 さ れ て い ない が 、 データ 中継 衛星 1 号機 と 同年 の 2019 年度 に 情報 収集 衛星 と は 別枠 の 光 データ 中継 衛星 が 打ち上げ られる 予定 で ある 。  情報 収集 衛星 の 軌道 データ ・ 運用 データ は 非公開 と さ れ て いる ため 、 以下 の データ は 公開 さ れ た 資料 に 記載 の 範囲 、 もしくは マスコミ 報道 による 断片 的 な 情報 で ある 。 打上げ 予定 の スケジュール は 、 宇宙 開発 戦略 本部 の 宇宙 基本 計画 工程 表 を 参照 し た 。 なお 、 レーダー 衛星 は 公式 表記 で は 「 レーダ 衛星 」 と 語尾 の 長音符 が 省略 さ れ て いる 。 NORAD 識別 名 ・ NSSDC   ID ・ カタログ 番号 は 日本国 政府 から 公表 さ れ て い ない ため 、 NSSDC （ 米国 宇宙 科学 データ センター ） 及び 検索 サイト （ SATCAT ） を 参照 し た 。  背景 色 が ■ は 打上げ 失敗 を 、 ■ は 運用 終了 が 判明 し て いる 衛星 を 表す 。  衛星 の 正式 な 諸 元 は 非公開 の ため 、 以下 の データ は 公開 さ れ た 資料 に 記載 の 範囲 の もの で ある 。 システム 設計 、 製作 等 は 三菱電機 が 担当 し た ほか 、 以下 の 省庁 が 開発 に 参加 し た 。  2002 年 （ 平成 14 年 ） 度 に 打上げ られ た 第 1 世代 において は 、 データ 送受 信用 アンテナ に は 従来 の 陸 域 観測 技術 衛星 で 使用 さ れ て い た 全 指向 性 低利 得 アンテナ は 採用 せ ず 、 衛星 の 姿勢 変更 に 柔軟 に 対応 でき 、 指向 特性 に も 優れ た アクティブフェーズドアレイアンテナ が 採用 さ れ て いる 。 人工 衛星 の 重量 は 約 2 トン と 報道 さ れ て いる 。  なお 、 「 情報 収集 衛星 の 観測 性能 の うち 分解能 の 限界 値 を 示す もの （ 実証 衛星 を 除く ） 」 は 、 内閣 官房 の 特定 秘密 に 指定 さ れ て いる 。 この ほか に 情報 収集 衛星 等 の 運用 の ため の 暗号 アルゴリズム 、 暗号 鍵 又は 暗号 鍵 の 配送 方式 に関する 事項 について 19 件 が 特別 管理 秘密 に 指定 さ れ て いる が 、 これら の 具体 的 な 名称 は 、 公開 する と 情報 収集 活動 に 支障 を 及ぼす （ 解析 さ れる ） お それ が ある ため 公表 さ れ て い ない 。  第 2 世代 まで の 光学 衛星 に は 、 陸 域 観測 技術 衛星 だ いち （ ALOS : Advanced   Land   Observing   Satellite 、 エイ ロス ） に 搭載 さ れ た PRISM （ パンクロマチック 立体 視 センサー ） および AVNIR - 2 （ 高性能 可視 近 赤 外 放射 計 2 型 ） を 改良 し た 機器 が 搭載 さ れ て いる 。  第 2 世代 まで の レーダー 衛星 に は 、 光学 衛星 と 同様 に 、 陸 域 観測 技術 衛星 だ いち に 搭載 さ れ た PALSAR （ フェーズドアレイ 方式 L バンド 合成 開口 レーダー ） を 改良 し た 機器 が 搭載 さ れ て いる 。  情報 収集 衛星 の 軌道 要素 は 、 日本国 政府 から 情報 公表 さ れ て い ない が 、 当初 、 アメリカ 航空 宇宙 局 ゴダード 宇宙 飛行 センター に ある NSSDC （ 米国 宇宙 科学 データ センター ） から 、 NSSDC   ID と共に 2 行 軌道 要素 形式 が 公表 さ れ て おり 、 日本国 政府 から 公開 停止 要請 が ある まで 、 2 週間 ほど 公開 さ れ て い た 。  NSSDC の 情報 は 、 NORAD （ 北米 航空 宇宙 防衛 司令 部 ） が 保有 する 軌道 上 を 監視 する レーダー から 得 られ た もの で あり 、 NORAD は 打ち上げ られ た 人工 衛星 に 衛星 カタログ 番号 を 割り振り 、 アメリカ合衆国 連邦 政府 は アメリカ合衆国 の 国益 に 反し ない 限り 、 人工 衛星 の 軌道 要素 を 原則 公開 し て いる 。 内閣 府 の 担当 者 は 、 それ を 知ら ず に 外部 から 指摘 さ れ 、 公開 停止 要請 を し た と 見 られ て いる 。  また 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） 2 月 に 打ち上げ られ た 、 レーダー 2 号機 と 光学 3 号機 実証 衛星 について も 、 NORAD から 情報 が 公開 さ れ て おり 、 高度 約 490 km を 周回 し て いる と 報道 さ れ た 。 軌道 要素 は NASA や NORAD で 公開 さ れ た 情報 を 転載 し て いる 、 民間 団体 の 人工 衛星 検索 エンジン サイト （ SATCAT ） から も 情報 を 得る 事 が でき 、 日本 国内 で も 情報 収集 衛星 の 撮影 に 成功 し て いる 者 が いる 。  しかし 、 そもそも 人工 衛星 の 軌道 要素 は 、 天体 望遠鏡 で 天体 観測 を し て 、 それ に 基づい て 計算 を すれ ば 、 アマチュア 天文 ファン や 、 アマチュア 衛星 を 運用 する アマチュア 無線 家 で も 知る こと が 出来る もの で あり 、 情報 収集 衛星 の 打ち上げ 日 時 が 公開 さ れ て いる 以上 、 情報 収集 衛星 が 地球 上 の 特定 の 地点 を 通過 する 日時 は 、 隠し て おく 事 が 出来 ない もの で ある 。  これ まで 情報 収集 衛星 は 地上 局 へ の データ の 直接 送信 しか 行っ て い なかっ た が 、 大量 の データ を 迅速 に 入手 する に は データ 中継 衛星 が 必要 で ある こと から 、 新た に データ 中継 衛星 を 導入 する 方針 を 固め た 。 2019 年度 （ 平成 31 年度 ） の 打ち上げ を 目指し て 、 2015 年度 （ 平成 27 年度 ） 予算 案 に 、 情報 収 取 衛星 用 の データ 中継 衛星 1 号機 の 関連 予算 の 一部 が 盛り込ま れ た 。 また 情報 収集 衛星 用 の データ 中継 衛星 1 号機 と は 別枠 の 光 データ 中継 衛星 が 2019 年度 に 打ち上げ 予定 で 予算 に 組ま れ て いる 。  衛星 の 打ち上げ は 、 初回 は NASDA （ 宇宙開発事業団 ） により 行わ れ た 。 2003 年 （ 平成 15 年 ） 10 月 に NASDA が 改組 さ れ 、 以降 は 後身 の JAXA （ 宇宙 航空 研究 開発 機構 ） により 行わ れ て いる 。 また 、 2007 年 後半 から ロケット 打ち上げ 関連 業務 の ほとんど が 三菱重工業 に 移管 さ れ た ため 、 2009 年 以降 は 三菱重工業 が 行っ て いる 。 ただし 、 最終 的 な 打ち上げ 実行 ・ 中止 の 判断 や 安全 管理 業務 は JAXA が 行い 、 全 責任 を 負う こと と なっ て いる 。  内閣 官房 長官 が 主宰 する 内閣 情報 会議 に 属する 「 情報 収集 衛星 推進 委員 会 」 が 情報 収集 衛星 の 開発 に関する 基本 方針 等 を 総合 的 に 検討 し 、 事務 方 の 内閣 官房 副 長官 が 主宰 する 「 情報 収集 衛星 運営 委員 会 」 が 情報 収集 衛星 の 運用 に関する 基本 方針 の 定義 ・ 監督 を 行っ て いる 。 「 情報 収集 衛星 運営 委員 会 」 の 委員 は 、 内閣 危機 管理 監 、 内閣 官房 副 長官 補 （ 安全 保障 危機 管理 担当 ） 、 内閣 情報 官 、 内閣 衛星 情報 センター 所長 の 他 、 警察庁 、 公安調査庁 、 外務省 、 防衛 省 の 局長 クラス で 構成 さ れ 、 その 下 に 設け られ た 幹事 会 が 、 利用 省庁 から の 要請 に 基づき 、 撮像 箇所 や 日時 、 競合 し た 場合 の 調整 を 行っ て いる 。 利用 省庁 として は 、 内閣 官房 の ほか 、 警察庁 、 公安調査庁 、 外務省 、 防衛 省 、 消防庁 、 経済 産業 省 、 海上保安庁 、 国土 地理 院 が 挙げ られ て いる 。  日常 の 運用 は 内閣 官房 直属 の 情報 機関 で ある 内閣 情報 調査 室 に 属する 内閣 衛星 情報 センター により 行わ れ て いる 。 衛星 から 送信 さ れ た 情報 は 茨城 県 行方 市 の 副 センター 、 北海道 苫小牧 市 の 北 受信 管制 局 、 鹿児島 県 阿久根 市 の 南 受信 管制 局 で 受信 さ れ 、 東京 都 新宿 区 市谷本村 町 の 内閣 衛星 情報 センター 中央 センター に 伝送 さ れ 、 分析 官 によって 情報 分析 さ れる 。 内閣 衛星 情報 センター 所長 に は 退官 し た 将官 級 の 元 自衛 官 が 、 更に 上部 組織 の 内閣 情報 調査 室 の 長 たる 内閣 情報 官 は 、 警察庁 官僚 が 就任 する 事務次官 級 の ポスト で ある 。  情報 収集 衛星 を 導入 する 前 に は 、 文部 科学 省 の 審議 会 の 宇宙 開発 委員 会 で 情報 収集 衛星 の 開発 について の 審議 と 調査 が 行わ れ て い た が 、 運用 が 始まっ て から は 、 新型 の 情報 収集 衛星 を 開発 する 場合 に も 審議 は 行わ れ なく なっ た 。  情報 収集 衛星 が 撮像 し た 生 の 画像 は 「 情報 収集 衛星 の 性能 及び 運用 状況 が 明らか に なり 、 今後 の 安全 保障 上 の 情報 収集 活動 に 支障 を 及ぼす お それ が ある 」 ため 公開 さ れ て おら ず 、 当初 は 運用 実績 も 公開 さ れ て い なかっ た 。 その後 は 、 大 規模 災害 時 に 限っ て 撮影 画像 を 基 に 作成 さ れ た 「 被災 状況 推定 地図 」 のみ が 公開 さ れ て い た 。 2015 年 （ 平成 27 年 ） 9 月 9 日 に 内閣 官房 は 「 大 規模 災害 時 等 における 情報 収集 衛星 画像 に 基づく 加工 処理 画像 の 公開 について 」 を 発表 し 、 今後 は 大 規模 災害 時 に 撮影 画像 の 解像度 を 落とし た 「 加工 処理 画像 」 を 公開 し て いく 方針 を 明らか に し た 。  災害 時 情報 収集 で は 、 2005 年 （ 平成 17 年 ） の 福岡 県 西方 沖 地震 において 総務 省 消防庁 が 画像 提供 を 受け た こと を 、 2006 年 （ 平成 18 年 ） 4 月 24 日 の 参議院 行政 監視 委員 会 において 当時 の 消防庁 次長 が 答弁 し て いる 。  しかし 一方 で 、 2011 年 （ 平成 23 年 ） の 東日本 大震災 で は 、 最も 必要 と さ れる 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 の 衛星 画像 は 東京 消防庁 ハイパーレスキュー 隊 に 提供 さ れ なかっ た 。 また 、 東京電力 に対して も 「 秘密 保全 措置 が 講じ られ て い ない 」 ため 提供 さ れ ず 、 日本 スペースイメージング 及び 日立 ソリューションズ から 購入 し た 、 QuickBird 、 WorldView - 1 、 WorldView - 2 、 IKONOS 、 GeoEye - 1 が 撮影 し た 衛星 画像 が 使用 さ れ た 。  各 省庁 や 現地 対策 本部 に は 、 衛星 画像 を 基 に 作成 さ れ た 津波 の 浸水 域 が 示さ れ た 「 被災 状況 推定 地図 」 が 提供 さ れ た 一方 、 総理 大臣 官邸 に は 、 情報 収集 衛星 による 福島 第 一 原子力 発電 所 の 撮影 画像 が 提供 さ れ 、 この 際 、 当時 の 内閣 総理 大臣 菅 直人 は 、 撮影 画像 について 「 分かり やすかっ た 」 と 述べ た と いう 。  政府 答弁 に よる と 、 情報 収集 衛星 を 活用 し た 大 規模 災害 として 、 2004 年 （ 平成 16 年 ） の 新潟 県 中越 地震 、 2005 年 （ 平成 17 年 ） の 福岡 県 西方 沖 地震 、 2007 年 （ 平成 19 年 ） の 能登半島 地震 及び 新潟 県 中越 沖 地震 、 2008 年 （ 平成 20 年 ） の 岩手 ・ 宮城 内陸 地震 及び 岩手 県 沿岸 北部 地震 、 2011 年 （ 平成 23 年 ） の 霧島山 （ 新燃岳 ） の 火山 活動 及び 東日本 大震災 を 挙げ て おり 、 内閣 衛星 情報 センター において 撮像 し た 画像 の 判読 ・ 分析 を 行い 、 必要 に 応じ て 関係 省庁 に その 結果 を 配付 ・ 伝達 し た と さ れ て いる 。  2013 年 （ 平成 25 年 ） 11 月 に フィリピン など を 襲い 、 甚大 な 被害 を 出し た 台風 30 号 の 被害 状況 について 、 内閣 情報 調査 室 は 情報 収集 衛星 の 画像 情報 、 公開 情報 等 を 基 に 作製 し た 「 被災 状況 推定 地図 」 を フィリピン 共和 国 政府 に 提供 し 、 内閣 官房 の ウェブサイト に も 掲載 し た 。  2014 年 3 月 27 日 、 日本 政府 は 、 マレーシア 航空 370 便 墜落 事故 で 、 3 月 26 日 に 情報 収集 衛星 によって 撮影 さ れ た 写真 を 解析 し た 結果 、 不明 機 の 残骸 と み られる 漂流 物 約 10 個 を 発見 し た と 発表 し た 。 日本国 政府 は 、 東京 の 駐 日本国 マレーシア 大使館 を 通じ 、 マレーシア 政府 に この 情報 を 提供 し た 。  2014 年 11 月 18 日 に は 、 小笠原諸島 周辺 で 違法 操業 を 続ける 中華人民共和国 の 漁船 と 見 られる 外国 漁船 について 、 昼間 と 夜間 の 船舶 の 位置 を 赤丸 で 表示 し た 状況 図 を 公開 し た （ 中国 漁船 サンゴ 密漁 問題 ） 。 また 、 2014 年 12 月 5 日 に は 、 火山 の 噴火 で 拡大 を 続ける 西之島 の 変化 を 動画 形式 で まとめ た 資料 を 公開 し た 。  2015 年 9 月 11 日 、 平成 27 年 台風 第 18 号 の 『 平成 27 年 9 月 関東 ・ 東北 豪雨 』 で 水没 し た 、 茨城 県 常 総 市 の 鬼怒川 流域 の 被災 地域 の 撮影 画像 を 、 内閣 官房 の ウェブサイト で 2 枚 の 写真 を PDF で 一般 公開 し た 。 特定 秘密 の 保護 に関する 法律 が 適用 さ れる 情報 収集 衛星 の 画像 だ が 、 同月 9 日 に 発表 さ れ た 「 大 規模 災害 時 等 における 情報 収集 衛星 画像 に 基づく 加工 処理 画像 の 公開 について 」 の 方針 が 適用 さ れる 第 1 号 と なり 、 解像度 を 落とし た 「 加工 処理 画像 」 と は いえ 、 情報 収集 衛星 が 撮影 し た 2 枚 の 画像 が 初めて 公開 さ れ た 。  これ について 松浦 晋 也 は 、 同日 に 公表 さ れ た 『 Google クライシス レスポンス 』 の 画像 と 比較 し て 、 内閣 官房 が 発表 し た 情報 収集 衛星 の 画像 は 、 意図 的 に 分解能 を 劣化 さ せ た もの で ある こと 、 Google の 画像 は デジタル グローブ の 分解 解像度 31 センチメートル の 衛星 写真 を 使用 し 、 情報 収集 衛星 が 撮影 し 公開 し た 写真 より 高 精細 で あり 、 Google   マップ に 重ね て 表示 さ れ 、 縮小 拡大 も 自在 で あり 、 ウェブサイト で の 使い勝手 が 良い こと 、 民間 の 衛星 写真 データ に対して 情報 収集 衛星 は 常に 解像度 で 後れ を とり 続け て き て いる こと を 挙げ 、 「 情報 収集 衛星 の 完敗 」 と 論評 し て いる 。  情報 収集 衛星 の 運用 で 、 最終 的 に 得 られる 情報 の 質 と 量 を 決定 する 要素 に は 、 偵察 衛星 の 1 ピクセル 当たり の 画像 分解能 や 観測 面積 （ 観測 幅 × 観測 可能 時間 ） も ある が 、 それ に 優る と も 劣ら ず 重要 な 要素 な の が 、 情報 収集 衛星 によって 得 られ た 画像 の 識別 と 解析 を 行なう 、 地上 の 『 分析 チーム の 要員 数 と 解析 能力 』 で ある 。 この ため 、 偵察 衛星 の 分解能 や 観測 面積 など の 衛星 諸 元 の 優劣 のみ によって 、 その 国家 が 持つ 衛星 の 画像 情報 収集 能力 を 測る の は 、 誤り で ある 。  分析 チーム の 解析 能力 について 解説 する と 、 例えば 、 偵察 衛星 の 光学 センサ に し て も 、 解像度 を 優先 し て モノクロ で 撮影 を 行なう タイプ と 、 解像度 を 犠牲 に し て いくつ か 異なっ た 光 の 波長 で 撮影 を 行なう タイプ が ある 。 情報 収集 衛星 に 即し て いう と 、 パンクロマチックセンサー と マルチスペクトル センサー が 、 それら に 当たる 。  地上 対象 物 は 、 さまざま な 波長 に対して 異なっ た 光学 特性 を 示す 。 同じ コンクリート 構造 物 で あっ て も 、 作ら れ て いる 途中 で 固まっ て いる 最中 な の か 、 建築 後 長い 年月 が 経ち ボロボロ な の か 、 それとも 表面 に コケ が 付い て いる の か によって 、 光学 特性 が 違っ て くる 。 また 、 衛星 に 搭載 さ れ て いる センサ によって も 特性 が 異なっ て おり 、 それら の 違い を 理解 し た 上 で 、 正確 な 解析 情報 を 素早く 導く に は 、 十分 な 経験 と それ を 蓄積 する だけ の 時間 が 必要 と なる 。  当然 、 これら の 高度 な 作業 と 衛星 から 得 られる 膨大 な データ 量 に対して は 、 十分 な 分析 チーム の 要員 数 が 必要 で ある が 、 数 千 人 規模 の アメリカ合衆国 の 分析 チーム に 比べ て 、 日本 は 内閣 衛星 情報 センター の 定員 が 219 名 （ 2011 年 （ 平成 23 年 ） 7 月 現在 ） という 少 人数 体制 で ある 。 この ため 現状 で は 、 あまり 多く の 分析 は 出来 無い と の 指摘 が 挙がっ て いる 。  情報 収集 衛星 の 開発 や 運用 に関する 費用 は 、 内閣 官房 の 予算 で 賄わ れ て いる 。 しかし 、 実際 に は 宇宙 開発 予算 を 削減 し て 流用 し て いる という 意見 が ある 。  独立 行政 法人 宇宙 航空 研究 開発 機構 （ JAXA ） の 2007 年 （ 平成 19 年 ） 度 予算 は 2276 億 円 だ が 、 この うち 432 億 円 は 内閣 官房 から 情報 収集 衛星 の 費用 として 支出 さ れ た 受託 収入 で ある 。 一方 、 JAXA の 前身 と なっ た 3 機関 の 予算 を 合計 する と 2200 億 円 程度 で あり 、 JAXA が 情報 収集 衛星 以外 に 使用 できる 予算 は 1800 億 円 程度 に 減少 し て いる こと に なる 。 すなわち 、 年間 400 億 円 の 情報 収集 衛星 予算 は 、 結局 の ところ 宇宙 開発 予算 の 中 から 捻出 さ れ て いる と 考える こと も できる 。  一方 、 常時 4 機 の 衛星 を 運用 し 、 継続 し て 年間 1 機 程度 打ち上げ られる 情報 収集 衛星 シリーズ は 、 日本 の ロケット にとって 最大 の 「 顧客 」 で も ある 。 当初 は H - IIA ロケット に レーダー 衛星 と 光学 衛星 を 同時 搭載 し て い た が 、 H - IIA ロケット 6 号機 の 失敗 以後 は 1 機 ずつ 打ち上げる こと に なっ た ため 、 使用 する ロケット も 倍増 し て おり 、 打ち上げ 回数 の 増加 に 貢献 し て いる 。  なお 多く の ロケット 運用 国 において 、 軍事 衛星 は ロケット の 需要 を 支える 「 上客 」 で ある ばかり か 、 軍事 衛星 の 自主 的 整備 こそ が 、 宇宙 開発 の 目的 の ひとつ と なっ て いる 。 これ に対して 日本 は 、 宇宙 基本 法 成立 まで は 、 宇宙 平和 利用 原則 に 縛ら れ て 軍事 衛星 を 保有 せ ず 、 純粋 に 非 軍事 目的 だけ で 大型 ロケット を 実用 化 し て き た 点 から 、 ロケット 運用 国 として は 、 むしろ 特殊 で あっ た と も 言える 。  2004 年 （ 平成 16 年 ） 秋 に アメリカ合衆国 が 開発 し た 偵察 衛星 用 の 中枢 部品 に 欠陥 が 見つかり 、 他国 の 衛星 も この 部品 を 利用 し て いる 多数 の 偵察 衛星 に 重大 な 問題 が 発生 する 恐れ が ある と 判明 し た 。 この ため 世界中 の 諜報 関係 者 は 一時 騒然と なる 事態 が あっ た 。 しかし 日本 の 衛星 は 独自 開発 で あっ た ため 、 その 時点 で 打ち上げ て い た 2003 年 （ 平成 15 年 ） 3 月 打ち上げ の 衛星 に 全く 影響 が なかっ た 。日本海 呼称 問題 （ に ほん かいこし ょうもんだい ） と は 、 国際 的 に 「 日本海 」 ないし その 同義 語 で 呼ば れ て いる 海域 の 呼称 を 大韓民国 （ 韓国 ） が 変更 する よう に 求め て いる 呼称 問題 で ある 。 1992 年 に 韓国 が 問題 提起 し て 以降 、 国際 水路 機関   ( 以下 、 IHO )   の 「 大洋 と 海 の 境界   ( S - 23 )」」 の 改訂 に関する 会議 や 、 国際 連合 地名 標準 化 会議 など で 、 日本海 の 名称 変更 および 変更 に 至る まで の 間 の 併記 を 要求 する 運動 を 行っ て いる 。  2019 年 1 月 18 日 、 IHO は 日本 に対し 、 日本海 の 呼称 問題 に関して 韓国 と 早急 に 協議 する よう に 勧告 し た 。 読売新聞 や 中央日報 の 報道 に よれ ば 、 呼称 問題 に関し 日本 が 韓国 と の 協議 に 消極 的 な 姿勢 を 続け て い た ところ 、 IHO が 日本 に対し 、 場合 によって は 「 日本海 」 の 呼称 を 抜く と 通告 し た と し て いる 。  これ を 受け 日本 政府 は 、 IHO の 要請 を 受諾 し 韓国 と の 非公式 協議 を 第三国 において 行う こと に し た と 2 月 6 日 付 で 読売新聞 が 報じ た 。  この 問題 に関して は 、 特に 韓国 が 強く 主張 し 続け て いる が 、 韓国 ・ 北朝鮮 両国 の 主張 は 足並み は 揃っ て おら ず 、 韓国 は 「 東海   ( East   Sea )」 へ の 変更 および 変更 に 至る まで の 間 の 併記 を 要求 し 、 北朝鮮 は 「 朝鮮 東海   ( East   Sea   of   Korea )」 または 「 朝鮮 海   ( Sea   of   Korea )」 へ の 変更 または 併記 を 要求 し て いる 。 この 問題 について 韓国 側 で は 東海 呼称 問題 （ ） など と 呼ば れ て いる 。   日本 政府 は 韓国 側 が 日本海 のみ を 「 East   Sea 」 に する よう 主張 し 、 黄海 について は 韓国 国内 で 同様 に 用い て いる 「 West   Sea ( 西海 )」 に 変更 す べき と は 主張 や 活動 を し て い ない こと から 、 これ が 殊更 に 日本海 のみ を 標的 に し た もの で ある と 分析 し て いる 。  国際 水路 機関   ( IHO )   は 、 各国 の 海図 における 海洋 の 名称 と その 境界 の 基準 と なる 「 大洋 と 海 の 境界 」 （" Limits   of   Oceans   and   Seas ",   Special   Publication   No .   23 、 以降 は 「 S - 23 」 と 略称 ） を 定め て いる 。 これ に よれ ば 、 この 海域 の 呼称 は S - 23 の 初版 （ 1928 年 ） から 一貫 し て 「 Japan   Sea 」 で ある （ 「 Sea   of   Japan 」 で は ない こと に 注意 ） 。  これ を 踏襲 し て 、 日本 の 海上保安庁 海洋 情報 部 は 「 日本海   ( Japan   Sea )」 を 用い て いる が 、 英語 版 の HP において は 「 the   name   Sea   of   Japan   ( Japan   Sea )」 と 「 Sea   of   Japan 」 の 名称 を 優先 さ せ て いる とも 解釈 できる 表記 を 採用 し て いる 。 これ に対して 、 日本 の 外務省 の 英文 による 文書 で は 「 Sea   of   Japan 」 と なっ て いる 。  ほか フランス語 で は 、 Mer   du   Japon 、 スペイン 語 で は Mar   del   Japón 、 ドイツ 語 で は 、 Japanisches   Meer と なっ て いる （ いずれ も 日本海 の 意 ） 。  韓国 側 が 主張 し て いる 「 東海 」 という 名称 は 、 他 の 国 ・ 言語 において も 海域 の 名称 として すでに 使用 さ れ て いる 。  朝鮮半島 で は 日本海 を 伝統 的 に 「 東海 」 と 呼ん で い た 。 開国 後 の 朝鮮 王朝 末期 ・ 大韓 帝国 時代 に は 正式 名称 として 「 日本海 」 を 用いる よう に なっ た が 、 その後 も 「 東海 」 は 歴史 的 呼称 として 、 日本 統治 時代 を 含め 使わ れ 続け た 。 朝鮮 総督 府 鉄道 が 日本海 沿岸 に 建設 し た 鉄道 も 東海 線 と 称し て い た 。 大韓民国 の 国歌 『 愛国 歌 （ 作詞 者 不詳 。 20 世紀 に なっ て 作詞 さ れ た と さ れ 、 1948 年 から 国歌 扱い ） 』 に も 、 歌詞 冒頭 に 「 東海 （ 日本海 を 指す ） が 乾き 果て … … 」 と 記載 さ れ て いる 。  しかし 「 東海 」 の 呼称 は 専ら 韓国 国内 で のみ 使用 さ れ て おり 、 国際 的 に 使用 さ れ て いる 「 日本海 」 の 呼称 に対して 1992 年 まで 異議 を 唱え た こと は なかっ た 。 韓国 は 1957 年 から 国際 水路 機関   ( IHO )   に 加盟 し て い た が 、 1986 年 の 時点 まで は 「 日本海 」 単独 表記 に 同意 し て い た 。 また 、 韓国 政府 発行 の 海図 で も 「 日本海 」 と 表記 さ れ て い た 。  1991 年 9 月 に 朝鮮半島 に 位置 する 南 の 韓国 及び 北 の 北朝鮮 が 国際 連合 へ 同時 加盟 、 その 翌年 の 1992 年 に 開催 さ れ た 第 6 回 国際 連合 地名 標準 化 会議 において 、 韓国 と 北朝鮮 が 国際 的 に 認知 さ れ て いる 日本海 （ Japan   Sea   又は   Sea   of   Japan ） の 名称 を 批判 し 、 呼称 問題 を 国際 社会 に対して 初めて 提起 し た 。 これ 以降 、 韓国 政府 は 日本海 の 呼称 について 「 国際 的 な 海 に 特定 の 国 の 名前 を 付ける の は 相応しく ない 」 など と 主張 し 、 「 日本海 」 と 「 東海 」 の 併記 と す べき と 主張 し 続け て いる 。 そのうえで 、 「 現在 、 『 東海 』 と 『 日本海 』 の 併記 を 推進 し て いる が 、 これ は 一 次 的 な 目標 で あり 、 究極 的 な 目標 は 『 東海 』 の 単独 表記 を 定着 さ せる こと で ある 」 と 表明 し 、 最終 的 に は 「 日本海 」 の 呼称 を 廃止 し て 「 東海 」 に 一 本 化 する こと を 国内 で 目指し て いる 。 また 、 韓国 は 官民 を 上げ て 「 日本海 」 呼称 を 「 東海 」 に 変更 する 運動 を 国際 的 に 行っ て おり 、 韓国 政府 は ディスカウント ジャパン 運動 で も 知ら れる VANK 等 の 民間 団体 の プロパガンダ 工作 活動 を 強力 に 後援 する など し た 。 その 結果 、 1999 年 時点 で 3 % しか なかっ た 世界 の 主要 機関 ・ 地図 制作 会社 ・ 出版 社 の 「 日本海 / 東海 」 を 併記 し た 世界 地図 が 、 13 年 後 の 2012 年 時点 で は 30 % に まで 増加 し た 。  日本海 の 呼称 を 巡っ て 韓国 側 が こうした 立場 を とる 背景 に は 、 「 『 日本海 』 の 呼称 が 一般 化 し た の は 、 20 世紀 前半 の 日本 による 植民 地 支配 が 原因 」 だ と する 歴史 認識 が 現在 の 韓国 国内 で は 一般 的 で ある こと が 挙げ られる 。 この ため 韓国 政府 は 、 「 東海 の 表記 問題 は 、 日本 の 植民 地 支配 の 名残 を 清算 する 作業 の 一環 」 で ある と 強調 し 、 この 問題 を 竹島 の 領有 権 問題 など と 並ぶ 歴史 問題 として 捉え て いる 。  北朝鮮 で は 当該 海域 を 「 朝鮮 東海 」 と 呼称 し て おり 、 韓国 と 同様 に 「 日本海 」 表記 の 変更 を 要求 し て いる 。 主張 は 概ね 以下 の よう な もの で ある 。  北朝鮮 は さらに 「 日本 は 莫大 な 資金 を つぎ込ん で 『 日本海 』 表記 を 国際 社会 に 公認 さ せよ う と 執拗 に 策動 し て いる 」 など と 日本 を 非難 し 、 「 日本海 」 単独 表記 を 支持 し て いる アメリカ 政府 の 対応 に関して も 「 日本 の 海外 侵略 策動 を 庇護 し 、 朝鮮 民族 の 民族 的 自尊心 を 甚だ 愚弄 する 行為 」 「 破廉恥 な 行為 」 など と 非難 し て いる 。 なお 、 北朝鮮 で は 黄海 について も 「 朝鮮 西海   ( West   Sea   of   Korea )」 と 呼称 し て いる 。  日本 政府 は 、 韓国 ・ 北朝鮮 両国 の こうした 主張 を 「 根拠 の 無い 主張 」 で ある と し て おり 、 「 日本海 」 の 呼称 は 地理 学 的 ・ 歴史 的 に 広く 定着 し 、 国際 的 に 確立 さ れ た 唯一 の 名称 で ある と の 立場 を 採っ て いる 。 『 政府 として は 、 日本海 の 名称 を めぐる 問題 に関し 、 韓国 側 の 主張 に対して 断固 反駁 する とともに 、 日本海 の 名称 が 当該 海域 の 国際 的 に 確立 し た 唯一 の 名称 で ある こと について 、 国際 社会 において 正しい 理解 を 得る べく 、 引き続き 努力 し て いく 考え で ある 。 』  国際 連合 事務 局 は 2004 年 3 月 10 日 、 日本 政府 から の 照会 に対し 、 「 Sea   of   Japan 」 が 標準 的 な 地名 で あり 、 国連 公式 文書 において は 標準 的 な 地名 として 「 Sea   of   Japan 」 が 使用 さ れ なけれ ば なら ない と の 方針 を 公式 に 回答 し た 。 「 地名 について 争い が ある 場合 に は 、 それぞれ が 主張 する 地名 を 併記 す べき 」 という 韓国 側 の 主張 に関して も 、 「 併記 する こと は 従来 の 国連 の 慣行 を 破る こと で あり 、 中立 で は なく なる 」 と し 、 中立 ・ 公平 で あろ う と する なら ば 、 従来 の 慣行 を 維持 す べき で ある と 回答 し て いる 。  この 国連 の 回答 に対して 韓国 政府 は 、 国連 の 公式 文書 上 において は 「 地名 について 争い が ある 場合 に は 合意 に 至る まで 最も 広く 使用 さ れ て いる 名称 を 使用 する 」 という 国連 事務 局 の 内部 慣行 に 基づい て 、 便宜 的 に 「 Sea   of   Japan 」 単独 表記 が 使用 さ れ て いる の で あっ て 、 国連 が 「 Sea   of   Japan 」 を 標準 的 な 地名 として 承認 し た わけ で は ない と の 見解 を 採っ て いる 。 そのうえで 韓国 政府 は 、 国連 事務 局 の こうした 慣行 に対して 異議 を 表明 し 、 事務 局 に 慣行 の 変更 を 要請 し て いる 。 韓国 は 、 この 要請 に対して 国連 から は 「 単独 表記 の 慣行 は どちら か 一方 の 立場 を 支持 する ため の もの で は なく 、 また 、 一方 の 当事 国 の 立場 の 強化 の ため に 援用 す べき もの で も ない 」 と の 回答 が あっ た と し て いる 。  日本海 を 沿岸 と し 、 日本海 に 領海 と EEZ を 保有 する 国 は 、 日本 ・ 韓国 ・ 北朝鮮 の ほか ロシア が ある が 、 歴史 上 「 日本海 」 と 最初 に 命名 し た の は 、 ロシア 海軍 の クルーゼンシュテルン 提督 （ 1770 ～ 1846 年 ） で ある こと から 、 ロシア は 韓国 が 主張 し て いる 「 東海 」 は 支持 し て おら ず 「 日本海 の まま で 構わ ない 」 と の 立場 で あり 、 ロシア 連邦 政府 の 公式 サイト において も 日本海 は 「 日本海 」 と のみ 表記 さ れ て いる 。  アメリカ合衆国 連邦 政府 が 使用 する 地名 の 統一 ・ 管理 を 行っ て いる アメリカ 地名 委員 会 は 、 「 Sea   of   Japan 」 が 当該 海域 について 同 委員 会 が 認める 唯一 の 公式 な 名称 で ある こと を 正式 に 決定 し 、 その 旨 を 公表 し て いる 。 韓国 側 の 主張 する 「 East   Sea 」 は 、 日本海 の 呼称 として は 別称 として も 登録 さ れ て おら ず 、 死 海 の 別称 として 登録 さ れ て いる 。 これ により 、 全て の 連邦 政府 機関 は 「 Sea   of   Japan 」 の 使用 を 義務付け られ て いる とともに 、 アメリカ 国内 の 他 の 機関 について も 、 同 委員 会 の 決定 に 基づい た 表記 を 用いる こと が 強く 推奨 さ れ て いる 。  これ に対し 、 韓国 側 は たびたび 反発 し て いる ものの 、 在 韓米 軍 が 日本海 で 韓国 軍 と の 合同 軍事 演習 を 行う 際 に も 、 米 軍 側 で は 「 日本海 」 の 呼称 が 使用 さ れ て いる 。 韓国 側 の 要求 で 止む を 得 ず 、 演習 期間 中 のみ Web サイト 上 で 「 East   Sea 」 の 表記 を 使用 し た こと も ある が 、 この 時 も 演習 終了 の 翌日 に は 「 East   Sea 」 の 表記 を 使用 し た 箇所 全て が 「 Sea   of   Japan 」 に 修正 さ れ た 。  2011 年 8 月 に は 、 日本海 を 「 日本海 」 と 単独 表記 する こと が 望ましい と する 、 アメリカ 政府 の 公式 な 意見 書 が IHO の 実務 者 会合 に 提出 さ れ 、 IHO の Web サイト に 掲載 さ れ た 。 国務省 の 定例 記者 会見 で も 副 報道 官 が 「 我々 は 国際 的 に 認知 さ れ た 用語 で ある 『 日本海 』 を 使う 」 と 明言 し 、 アメリカ 政府 として 「 日本海 」 単独 表記 を 支持 する 従来 から の 立場 に 変更 が ない こと を 改めて 明らか に し た 。  2012 年 6 月 に は 、 韓国 系 アメリカ 人 の 団体 から 提出 さ れ た 、 日本海 の 表記 を 「 東海 」 に 変更 する こと を 求める 請願 に対する アメリカ 政府 の 公式 回答 が 、 ホワイトハウス の Web サイト 上 に 掲載 さ れ た 。 この 中 で アメリカ 政府 は 、 「 各々 の 海洋 を 単一 の 名称 で 言及 する こと は 、 米国 の 長年 にわたる 方針 」 で あり 、 国境 を 接する 複数 の 国々 が それぞれ 独自 の 名称 を 付け て いる 海域 に も この 方針 が 適用 さ れる と し た うえ で 、 日本海 について は 「 " Sea   of   Japan "（ 日本語 で は 「 日本海 」 、 ハングル で は 、 「 일본해 」 （ イルボンヘ ： 「 日本海 」 の 意 ） ） と 呼ぶ の が 長年 にわたる 米国 の 方針 」 で ある と の 見解 を 示し た 。 なお 、 韓国 が 日本海 を   " East   Sea "（ 日本語 で は 「 東海 」 、 ハングル で は 「 동해 」 ） と 呼称 し て いる 点 に関して は 「 韓国 に その 命名 法 を 変更 する よう 求め て は い ない 」 と 回答 し て いる 。  この アメリカ 政府 の 方針 は 、 2014 年 1 月 22 日 の 国務省 で の 記者 会見 で も 確認 さ れ た 。  2017 年 3 月 21 日 に は 、 ホワイトハウス の オンライン 請願 ページ で ある 「 We   the   People 」 （ ） に 「 米国 は 、 2017 年 4 月 24 日 の IHO 会議 における 『 東海 』 と 『 日本海 』 の 両方 の 名称 を 認める 修正 案 に 賛成 する よう 、 米国 の 方針 を 変更 す べき で ある 。 」 と の 請願 が 提出 さ れ た 。 これ に対して 、 ホワイトハウス は 、 地名 を 決定 する アメリカ 地名 委員 会 （ BGN ） が それぞれ の 海 に対して 一つ の 名称 を 「 伝統 的 名称 」 として 使用 する こと を 長年 慣例 に し て いる ため 、 請願 に対して は 、 米 政府 にとって の 伝統 的 名称 で ある 「 日本海 」 を 公式 表記 として 使用 し 続ける と 回答 し た 。  上記 の よう に アメリカ 政府 は 日本海 単独 呼称 を 支持 し て いる が 、 州 に は 独自 の 権限 が ある ため 、 韓国 系 移民 が 州 議会 に 東海 を 併記 する よう 組織 的 に 働きかけ て いる 。 2014 年 に は 、 韓国 系 アメリカ 人 が 多く 居住 し て いる バージニア 州 で 、 公立 学校 の 教科書 において 日本海 について 記載 する 際 に 「 東海 」 も 併記 する よう 求める 州法 案 が 州 上院 と 州 下院 の 本 会議 で 可決 、 バージニア 州 知事 が この 法案 に 署名 し て 成立 し 、 バージニア 州 の 公立 学校 で 使用 する 教科書 において は 、 東海 が 併記 さ れる こと が 決定 し た 。  2014 年 10 月 に は 、 米国 国務省 領事 局   ( U . S .   Passports   &   International   Travel )   は 、 韓国 旅行 情報 ページ に ある 地図 上 の 日本海 について 、 韓国 の 主張 する 「 東海 」 表記 から 「 日本海 」( Sea   of   Japan )   と 改め て おり 、 同時に 竹島 を   と 表記 し て いる 。  なお 、 これ は 米国 国務省 本体 の ホームページ における 韓国 、 日本 、 北朝鮮 の それぞれ の 紹介 ページ の 地図 において も 同様 で ある 。  イギリス 政府 も アメリカ と 同様 に 、 日本海 を 「 日本海 」 と 単独 表記 する こと が 望ましい と する 意見 書 を IHO の 実務 者 会合 に 提出 し て いる 。  中華人民共和国 （ 中国 ） で も 日本 と 同様 に 、 日本海 を 「 日本海 」 と 呼ん で いる 。 韓国 は たびたび 抗議 し て いる ものの 、 中国 で は 慣習 的 に 東シナ海 を 「 東海 」 と 呼称 する こと が 定着 し て おり 、 日本海 を 「 東海 」 と 呼称 する と 混乱 が 生じる ため 、 実用 的 な 観点 から 「 日本海 」 の 表記 が 使用 さ れ て いる 。 この ため 、 同国 における 公的 な 測量 ・ 地図 制作 機関 で ある 国土 資源 部 傘下 の 国家 測 絵 地理 信 息 局 など を はじめ 、 中国 政府 の 公式 サイト において も 当該 海域 は 「 日本海 」 の 単独 表記 と なっ て いる 。  また 、 2008 年 8 月 24 日 に 行わ れ た 北京 オリンピック の 閉幕 式 の 際 、 会場 の 巨大 スクリーン および 世界中 の テレビ 画面 に 、 英語 表記 の 東アジア の 地図 が 登場 し た が 、 地図 の 日本海 に は 「 Sea   of   Japan 」 と だけ 表記 さ れ て い た 。 この 地図 は 韓国 で 波紋 を 呼び 、 韓国 メディア により 批判 的 な 報道 が なさ れ た 。  韓国 側 は 「 『 日本海 』 の 名称 が 支配 的 に なっ た の は 、 20 世紀 前半 の 日本 の 帝国 主義 ・ 植民 地 主義 の 結果 で ある 」 「 17 世紀 から 19 世紀 まで 西洋 人 は この 海域 について 様々 な 名称 を 使用 し た が 、 韓国 に 言及 し た 名称 を 使用 し た 地図 が 最も 多い 」 など と 主張 し 、 その 根拠 として 古 地図 調査 の 結果 を 挙げ て いる 。 韓国 による フランス 国立 図書館 調査 で は 、 16 世紀 から 19 世紀 の 間 に 発行 さ れ た 地図 515 枚 の うち 、 日本海 海域 に 海 の 名称 の 記載 の ある もの は 115 枚 で あり 、 この うち 62 % に当たる 71 枚 が 、 「 朝鮮 海   ( Mer   de   Corée )」 又は 「 東海   ( Mer   Orientale )」 と 表記 し て おり 、 「 日本海   ( Mer   du   Japon )」 と 表記 し た 古 地図 は 19 % に当たる 22 枚 で ある という こと に なっ て い た と 主張 し た 。 なお Mer   Orientale の Orientale と は 、 「 西洋 」 の 対立 概念 として の 「 東洋 」 を 意味 する 語 で あり 、 方角 として の 「 東 」 を 意味 する もの で は ない が 、 韓国 側 は これ を   " East   Sea "   と 同一 視 し て 「 東海 」 として 扱っ て いる 。  これ に対し 、 日本 の 外務省 は 2004 年 （ 平成 16 年 ） に 、 同 フランス 国立 図書館 所蔵 の 16 世紀 から 19 世紀 の 間 に 発行 さ れ た 古 地図 1495 枚 を 対象 に 調査 を 実施 し た 。 その 結果 、 日本海 海域 に 海 の 名称 の 記載 の ある 地図 は 407 枚 あり 、 そのうち 「 日本海   ( Mer   du   Japon )」 表記 は 249 枚 あり 、 「 朝鮮 海   ( Mer   de   Corée )」 は 60 枚 だっ た 。 特に 、 19 世紀 前半 に 発行 さ れ た 地図 で は 、 全体 の 90 % に当たる 99 枚 が 、 19 世紀 後半 に 発行 さ れ た 地図 で は 、 100 % に当たる 105 枚 が 「 日本海 」 と 表記 し て い た 。 韓国 側 が 「 東海 」 と し て い た 「 東洋 海   ( Mer   Orientale )」 は 32 枚 あっ た が 、 「 東海 」 と 記載 さ れ た 地図 は 1 枚 も 発見 さ れ なかっ た 。  また 、 韓国 側 は 、 アメリカ 議会 図書館 所蔵 の 古 地図 も 調査 し て おり 、 その 調査 に よれ ば 、 1800 年 以前 に 発行 さ れ た 同 図書館 所蔵 の 古 地図 228 枚 を 調査 し た 結果 、 103 枚 が 日本海 周辺 を 含む もの で あり 、 この うち 66 % に当たる 68 枚 が 、 「 朝鮮 海 」 又は 「 東海 」 と 表記 し て おり 、 「 日本海 」 と 表記 し た 古 地図 は 14 % に当たる 14 枚 に 過ぎ ない という こと に なっ て い た 。  これ に対し 、 日本 の 外務省 が 1300 年 から 1900 年 の 間 に 発行 さ れ た 同 アメリカ 議会 図書館 の 調査 を 実施 し た ところ 、 韓国 側 が 調査 の 対象 と し た 1800 年 以前 に 発行 さ れ た 地図 だけ でも 445 枚 が 所蔵 さ れ て おり 、 韓国 側 が 調査 し た 228 枚 は その うち の 僅か 51 % に すぎ ない こと が 確認 さ れ 、 さらに 、 日本海 海域 を 示し て いる 地図 は 総計 1728 枚 発見 さ れ た 。 それら の 地図 の うち 、 同 海域 に 何らかの 呼称 を 記載 し て いる 地図 は 1435 枚 あり 、 これら の 地図 の 77 . 4 % に当たる 1110 枚 の 地図 が 「 日本海 」 という 表記 を 用い て い た 。 一方 、 「 朝鮮 海 」 と 記載 し た 地図 は 188 枚   ( 13 . 1 %)、「 東洋 海 」 と 記載 さ れ た 地図 は 20 枚   ( 1 . 4 %)、「 東海 」 と 記載 さ れ た 地図 は わずか 2 枚   ( 0 . 1 %)   に すぎ なかっ た 。  韓国 政府 は 、 大 英 図書館 及び ケンブリッジ大学 所蔵 の 1801 年 から 1861 年 の 間 に 発行 さ れ た 古 地図 に関する 調査 で も 、 大 英 図書館 に は 日本海 周辺 を 含む もの が 1 枚 も 所蔵 さ れ て おら ず 、 ケンブリッジ大学 に は 、 6 枚 のみ （ うち 5 枚 が 「 朝鮮 海 」 、 1 枚 が 「 日本海 」 ） 所蔵 さ れ て いる と 主張 し た 。  しかし 、 これ について も 、 日本 側 が 同じ 調査 を 行っ た ところ 、 大 英 図書館 に は 日本海 周辺 を 含む もの が 37 枚 保存 さ れ て おり 、 そのうち 「 日本海 」 と 表記 さ れ て いる もの は 32 枚 、 「 朝鮮 海 」 と 表記 さ れ て いる もの は 5 枚 で あっ た 。 また 、 ケンブリッジ大学 に は 日本海 周辺 を 含む もの が 21 枚 保存 さ れ て おり 、 そのうち 「 日本海 」 と 表記 さ れ て いる もの は 18 枚 、 「 朝鮮 海 」 と 表記 さ れ て いる もの は 3 枚 で あっ た 。  上記 の 通り 、 イギリス や フランス で の 韓国 側 の 調査 について も 同様 の 問題 点 が 指摘 さ れ て おり 、 調査 の 客観 性 に 疑問 が ある これら の 調査 結果 を 基 に し た 韓国 側 の 主張 に は 根拠 が ない と 結論 付け られ て おり 、 また 日本 政府 の 海外 図書館 所蔵 資料 の 調査 結果 から 、 歴史 的 に も 「 日本海 」 という 表記 が 最も 一般 的 で あっ た こと が うかがえる 。  以下 に 、 「 日本海 / 東海 」 表記 を めぐる 日本 ・ 韓国 双方 の 意見 を まとめ た 。 ここ で 記す 「 日本 」 と は 「 日本 政府 」 、 「 韓国 」 と は 「 韓国 政府 」 を それぞれ 表し 、 意見 と は 公 の 場 で 示し た 見解 を 指す 。 実際 に は 、 この よう な 統一 さ れ た 世論 が 日 韓 両国 に ある わけ で は ない 。  韓国 で は 、 自国 以外 の ほぼ 全て の 国々 において 「 日本海 」 が 公式 な 表記 として 使用 さ れ て いる に も かかわら ず 、 これ を 「 誤記 で ある 」 など と 主張 し 、 韓国 政府 や 政治 家 など による 外交 的 圧力 および VANK など の 民間 の 活動 団体 による 組織 的 な 抗議 活動 （ 抗議 メール の 集団 的 大量 送信 による サイバーテロ 攻撃 など ） によって 、 他国 の 政府 機関 や マスメディア など に対し 、 地図 ・ 政府 広報 ・ 報道 ・ 教科書 ・ 記念 碑 など において 記載 さ れ て いる 日本海 の 表記 を 、 「 Sea   of   Japan 」 から 「 East   Sea 」 へ 書き換える よう 強要 する 活動 が 拡大 し て いる 。  また 、 韓国 国内外 において 地図 の 「 日本海 」 と 書か れ て いる 部分 を ペン や 修正 液 で 塗り潰し た 上 で 、 その 部分 を 「 東海 」 に 書き換える という 悪質 な 落書き も 起き て いる 。 その 中 に は 、 美術館 の 展示 品 として の 地図 を 書き換える など の 、 ヴァンダリズム 行為 を 行っ た 例 も ある 。  韓国 が 国内 で 「 日本海 」 という 呼称 を 避けよ う と する 傾向 は 芸術 作品 に対して も 例外 で は なく 、 2006 年 4 月 25 日 、 韓国 出身 の 世界 的 な 芸術 家 ナムジュン・パイク の 作品 が 、 「 日本海 」( Mer   Du   Japon )   という 表記 を 含ん で いる こと を 理由 に 韓国 国立 現代 美術館 から 撤去 さ れ た 。  2006 年 6 月 に は 、 韓国 国会 の 統一 外交 通商 委員 会 が 発行 し た 便覧 において 「 日本海 」 という 表記 が 使用 さ れ 、 その後 の 指摘 により 回収 する 騒ぎ が 起き た 。  世界 的 家具 販売 企業 の イケア が 韓国 1 号 店 を 2014 年 12 月 18 日 に ソウル 近郊 の 光明 市 に 開店 する 予定 に し て い た ところ 、 韓国 以外 で 販売 し て い た 世界 地図 を 描い た インテリア 用 の 壁掛け に 「 SEA   OF   JAPAN 」 と 表記 さ れ て いる 事 が 韓国 内 で 問題 に なり 、 反発 が 高まり 不買 運動 など が 呼びかけ られ た 。 IKEA   KOREA は 12 月 4 日 に この 壁掛け の 販売 を 全 世界 で 終了 する と 韓国 内 で 発表 し て 、 不快 に 感じ た 顧客 と 従業 員 に 謝罪 し た が その後 、 日本 で その こと が 報道 さ れ 、 日本 で の 反発 が 出 て IKEA   JAPAN の 広報 が 「 韓国 の 非難 によって 販売 を 中止 し た という の は 間違い です 。 そもそも 各国 の 政治 的 な 圧力 を 受け て 商品 の 販売 や デザイン を 変える こと など あり ませ ん し 、 問題 と なっ た 壁掛け について も 、 在庫 が なくなる まで 世界 で 販売 を 続け て 行き ます 」 と 発表 し 、 その後 も 日本 、 韓国 以外 の 国々 で は 販売 を 継続 し て い て 、 2015 年 2 月 に なっ て 韓国 内 で 報道 さ れ 、 再度 反発 が 出 て いる が 、 IKEA 側 は 在庫 が なくなる まで 販売 する 姿勢 は 崩し て い ない 。  Google が 2005 年 に 公開 し た 「 Google   Earth 」 は 、 日本海 を 「 Sea   of   Japan   ( East   Sea )」 と 表記 し た が 、 韓国 側 の 要請 により 2006 年 8 月 18 日 に 「 East   Sea   ( Sea   of   Japan )」 と し た 。 日本 側 から の 非難 により 、 結局 現在 は 、 朝鮮半島 側 の 海 を 「 East   Sea 」 、 日本 側 の 海 を 「 Sea   of   Japan 」 と 表記 し て いる 。 Google は 現在 黄海 において も 朝鮮半島 側 の 海 を 「 West   Sea （ 西海 ） 」 、 中国 側 を 「 Yellow   Sea （ 黄海 ） 」 と 表記 し て いる 。  2007 年 、 韓国 政府 は ニュージャージー 州 ハドソン 郡 の 朝鮮 戦争 記念 碑 の 日本海 表記 を 東海 に 変更 さ せ た 。  2009 年 5 月 、 最も 影響 力 の ある 新聞 の 一つ で ある ニューヨーク・タイムズ 紙 に 、 東海 を 日本海 と 表記 し た 地図 を 掲載 し た こと は 間違っ て いる という 内容 の 意見 広告 が 掲載 さ れ た 。 誠 信女 子 大学 客員 教授 の ソ・ギョンドク が ニューヨーク タイムズ 紙 の 11 面 に NYT の 誤り   ( Error   in   NYT )   という タイトル の 広告 を 掲載 し た 。  米国 の カジュアル ブランド 「 J . クルー 」 が 東日本 大震災 の 復興 支援 Tシャツ を 発売 し た ところ 、 Tシャツ に 掲載 さ れ て い た 日本 の 地図 に 「 日本海   ( Sea   of   Japan )」 の 文字 が 表記 さ れ て いる こと を 理由 に 、 韓国 から 大量 の 抗議 メール など が 殺到 し た 。 当初 、 J . クルー 側 は Tシャツ に 掲載 し た の は 一般 的 な 地図 で ある と し て い た が 、 韓国 側 の 組織 的 な 抗議 活動 により チーフ デザイナー が 謝罪 に 追い込ま れ た 。 Tシャツ は 販売 中断 の 後 、 「 日本海 」 表記 を 削除 し て 再 発売 さ れ た 。  2014 年 、 バージニア 州 で 韓国 系 アメリカ 人 の 要求 を 受け て 「 東海 」 併記 を 承認 する 法案 が 提出 さ れ た 。 法案 は 運動 団体 韓国 系 アメリカ 人 の 声 ら によって 準備 さ れ 、 2017 年 まで に 全米 50 州 の 全 公立 学校 の 教科書 で の 「 東海 」 併記 を 目標 と し て いる 。  佐 々 江 賢一郎 駐米 大使 は 日本 と の 経済 協力 関係 が 損なわ れる と 抗議 し た 。  アメリカ合衆国 連邦 政府 は 「 日本海 」 単独 呼称 を 支持 し て おり 、 ワシントン・ポスト は 社説 で 学校 で 教える 歴史 は 、 歴史 家 の 判断 に 準拠 する べき で 、 議会 が 立法 措置 により 歴史 認識 に 判断 を 下す こと は 妥当 で は ない と 主張 、 また 、 地元 紙 リッチモンド ・ タイムズ ・ ディスパッチ も 社説 で 「 議会 と 議員 は 、 教科書 の 問題 に 関与 し 学校 （ 教育 ） の 詳細 を 管理 す べき で は ない 」 として 州 は 連邦 政府 が 採用 し て いる もの を 採用 す べき だ と 批判 し た 。  しかし 、 1 月 23 日 に バージニア 州 上院 議会 で 賛成 32 、 反対 4 の 圧倒的 多数 で 可決 し た 。 下院 で も 共和党 の ティモシー・ヒューゴ 議員 が 提出 し た 、 2 月 6 日 に 下院 議会 で 圧倒的 多数 で 可決 し た 。 法案 提出 者 で 共和党 の リチャード ・ ブラック 議員 は 「 1929 年 に 国際 水路 機関 が 『 日本海 』 と 決め た 当時 は 、 日本 は 軍国 主義 下 に あり 韓国 を 強制 占領 し た 時期 で 、 韓国 に 発言 権 は なかっ た 」 と 韓国 政府 と 同 内容 の 主張 を 行っ た うえ で 「 米 韓 同盟 ほど 強固 な もの は ない 。 われわれ は 韓国 系 、 在 米 韓国 人 の 側 に 立つ 」 と 述べ た 。  この 「 東海 」 併記 法 は 州 知事 署名 により 2014 年 7 月 1 日 に 施行 さ れ 、 バージニア 州 の すべて の 公立 高校 の 教科書 で も 「 東海 」 併記 が 義務づけ られ た 。 この 種 の 法律 が 成立 する の は 米国 初 で あっ た 。  ニューヨーク 州 、 ニュージャージー 州 で も 同 内容 の 法案 が 提出 さ れ た 。  また 、 メリーランド 州 で も 一部 の 郡 で 教育 委員 会 が 併記 を 決定 し た 。  この 「 東海 」 併記 運動 は 、 ニュージャージー 州 ・ ニューヨーク 州 ・ カリフォルニア 州 ・ バージニア 州 ・ ミシガン 州 など で 推進 さ れ て いる 慰安 婦 の 碑 ・ 慰安 婦 像 の 設置 運動 と 平行 し て すすめ られ て いる 。  2009 年 、 ドイツ の ベルリン の 壁 博物館 の 世界 地図 に ある 「 日本海   ( Sea   of   Japan )」 を 消し て 「 東海   ( East   Sea )」 に 観覧 者 が 書き換え 、 博物館 が 復旧 し て も 幾度 と なく 同じ いたずら が 繰り返さ れ て いる こと が 伝え られ た 。  韓国 は 国連 で は 国際 連合 地名 標準 化 会議 など で 公式 に 抗議 する ほか 、 以下 の よう な 表記 活動 も 行っ た 。  2007 年 10 月 24 日 の 国連 の 日 に 、 国連 事務 総長 主催 の コンサート が ニューヨーク の 国連 本部 で 開催 さ れ 、 加盟 し て いる 192 カ国 の 大使 や 外交 官 ら 約 1600 人 が 出席 し た 。 国連 事務 総長 で あり 、 韓国 人 で ある 潘 基 文 の 意向 により 韓国 の 「 ソウル ・ フィル ・ ハーモニー ・ オーケストラ 」 が 公演 し 、 ソウル 市 と 韓国 国連 代表 部 が コンサート を 後援 し た 。 この コンサート の 場 において 、 韓国 国連 代表 は 「 Welcome   to   KOREA 」 と 題さ れ た パンフレット を 用意 し 、 これ に は 日本海 を 「 東海 」 など と 表記 し た 英文 の パンフレット が 式次第 とともに 配ら れ た 。 さらに 竹島 を 強調 し た 上 で 「 独 島 」 など と 表記 し て 間接 的 に 韓国 の 領土 で ある こと が 明記 さ れ て い た 。  事務 総長 が 主催 する 国連 コンサート で 韓国 側 が こうした パンフレット を 配布 し た の は 過去 に 例 が なく 、 国連 側 は その 場 で 回収 する など の 措置 も 取ら なかっ た 。 翌日 、 日本 の 国連 代表 部 は 国連 事務 局 と 韓国 国連 代表 部 に対し 、 抗議 し た 。  国連 事務 総長 は 複数 国家 の 代表 として 職務 の 中立 性 が 求め られる が 、 潘 は 2008 年 7 月 3 日 に 国連 事務 総長 として 初めて 訪韓 し た 際 、 「 韓国 人 の 国連 事務 総長 として 韓国 の 国力 伸張 に 貢献 できる よう ベスト を 尽くす 」 と 述べ た 。  平成 17 年 から JTB パブリッシング が 出版 し て い た 「 JTB キャンブックス   韓国 鉄道 の 旅 」 について 、 掲載 さ れ て い た 地図 において 、 日本海 が 「 東海 」 と 表記 さ れ て い た こと が 、 2012 年 に 入っ て 判明 し 、 同社 は この 本 を 絶版 と し 、 書店 から 回収 し て いる 。  2007 年 に は 、 鳥取 県 琴浦 町 の 『 韓国 人 救出 記念 碑 』 の 表記 を 巡っ て 事件 が 起き た 。 この 碑 は 1819 年 に 漂着 し た 朝鮮 から の 船 を 住民 が 救出 し た 出来事 を 記念 し 、 両国 の 友好 を 謳っ て 1994 年 に 建て られ た もの で ある が 、 そこ に 「 日本海 」 とともに 「 東海 」 が 併記 さ れ て い た ため 、 2007 年 3 月 に 町民 から の 批判 を 受け て 町長 が 「 東海 」 の 文字 を 削除 し た 。  この 処置 に対して 在日本大韓民国民団 （ 民団 ） が 謝罪 と 「 東海 」 の 併記 を 要求 し 、 5 月 に は 町長 が 民団 鳥取 本部 を 訪問 、 薛幸夫 （ ソル・ヘンブ ） 団長 に 説明 不足 を 謝罪 する 事態 と なっ た 。 民団 は さらなる 謝罪 と 記念 碑 の 原状 回復 を 要求 し 続け て おり 、 町 は 「 日本海 」 と も 「 東海 」 の どちら も 表記 し ない という 方向 で 決着 を 図ろ う と 試み た 。 しかし 、 この 対応 に対して 今度 は 日本 国内 から 抗議 の 声 が 殺到 、 町 は 外務省 に 判断 を 仰ぎ 、 「 日本海 」 を 単独 表記 し た 碑文 に 張り替える こと を 決定 し た 。  2011 年 4 月 、 サントリー （ 現 ・ サントリー ホールディングス ） は 公式 ウェブサイト 内 の 『 鏡 月 グリーン （ 韓国 焼酎 ） 』 商品 紹介 ページ において 、 商品 名 の 由来 を 紹介 する 文章 中 で 「 日本海 」 を 「 韓国 / 東海 （ 日本海 ） 」 と 表記 し 公開 し た 。 これ が きっかけ と なっ て 商品 関連 サイト の 炎上 、 抗議 の 続出 という 事態 と なり 、 同社 は 同年 8 月 19 日 に 該当 表記 を 削除 し た 上 で 、 謝罪 文 を 掲載 し た 。 なお 、 同社 は 2005 年 に も 同 商品 の CM 内 で 「 東海 （ 日本海 ） 」 の 表記 を 行っ て おり 、 抗議 を 受け て 表記 を 削除 し て いる 。  コーエー が 発売 し た MMORPG で ある 大 航海 時代 Online の 拡張 パック 『 El   Oriente 』 の オープニング ムービー において 、 日本海 の 位置 に フランス語 で 「 朝鮮 海 」 と 読み取れる 文字 が 記載 さ れ た 古 地図 が 採用 さ れ た こと について 、 公式 BBS に 抗議 が 寄せ られる など の 問題 と なっ た 。  ソニー・コンピュータエンタテインメント   ( SCE )   の 家庭 用 ゲーム 機 「 PlayStation   3 」 の インターネット サービス 、 Life   with   PlayStation の 画面 に 表示 さ れる 地球儀 に 、 「 日本海   ( Sea   of   Japan )」 と 書か れ て いる の を 「 東海   ( East   Sea )」 に 変更 す べき だ 、 と 韓国 の ユーザー が 主張 。 SCE は 「 表記 は 国際 ルール に 則っ た もの で 、 この よう な 議論 に なる の は 本意 で は ない 」 と 話し て いる 。  2007 年 の 大 英 博物館 展 で は 、 日本 の 展示 コーナー で の 地図 において   " Sea   of   Japan "   という 表記 が 消去 さ れ た 。 さらに 韓国 の 展示 コーナー で は   " East   Sea "   と 表記 さ れ て い た 。 この 問題 に対して 同 展覧 会 の 事業 主 ・ スポンサー で も ある 朝日新聞社 の 朝日新聞 ソウル 特派 員 牧野 愛 博 は 「 日本 が 韓国 の 主張 （ 東海 ） に 耳 を 貸さ ない の は 、 着実 な 経済 成長 を 続ける 韓国 に 日本 が 嫉妬 し て いる から 」 と コメント し た 。  2014 年 10 月 、 東京 都 武蔵野 市 の 市立 中学校 の 授業 で 、 日本海 を 『 「 日本 」 海 （ 東海 ） 』 と 表記 し た プリント が 社会 科 の 教材 として 配ら れ た 。 都 教育 委員 会 は 「 前例 が なく 、 極めて 不適切 」 と 批判 し 、 市 教委 は 「 学習 指導 要領 の 趣旨 から 外れ た 教材 で 不適切 」 と 判断 し 、 学校 に 訂正 を 指導 、 教材 は 差し替え られ た 。 教諭 は 「 うっかり 使っ て しまっ た 」 と 釈明 し た 。  2017 年 8 月 ごろ 、 新潟 県 妙高 市 の 観光 パンフレット の 朝鮮 語 版 の 17 ページ の 地図 の 部分 に 『 東海 』 の 表記 が あっ た として 、 既に 用意 さ れ て い た 5000 部 を 回収 し 、 日本海 表記 に 修正 さ れ た もの を 刷り 直す 事態 と なっ た 。  日本海 と 同様 に 、 特定 の 国家 名 が 付い て い て 争い に なっ て いる 海域 として ペルシア 湾 （ イラン の 旧名 ） が ある 。 1960 年代 より アラブ 民族 主義 の 高まり に 伴い 「 アラビア 湾 」 の 呼称 が 主張 さ れ て いる 。 また ナショナルジオグラフィック 協会 が 世界 地図 で 「 ペルシア 湾 」 と 「 アラビア 湾 」 と を 併記 し た こと に対して イラン が 猛 反発 し て いる 。タカ 派 （ タカ は 、 英語 ： War   Hawk ,   hawk ,   bellicist ） と は 、 政治 的 傾向 の 分類 で 、 戦争 など 武力 を 辞さ ない 姿勢 を 持つ 人 または 集団 を 指す 語 。 強硬 派 （ きょうこう は ） と も いう 。 対義語 は ハト 派 で ある 。  鷹 が 猛禽 類 で ある こと から 、 その 持つ 雰囲気 や 習性 など を 政治 的 傾向 の 分類 に もちい た もの 。  現代 の 日本 で は 、 軍事 力 に 肯定 的 な 人物 が タカ 派 に 分類 さ れる こと が 多い 。 日本 の 政治 において は 、 特定 の 政党 や 派閥 で 分類 さ れる こと も ある が 、 基本 的 に どの 政党 や 派閥 に も タカ 派 と ハト 派 の 議員 が 存在 し て いる 。  右派 と タカ 派 の イメージ は 往々 に し て 同 一 視 さ れる が 、 右派 と タカ 派 は 同じ で は ない 。 左派 において も ハト 派 ・ タカ 派 が 存在 する こと は あり 得る し 、 ハト 派 ・ タカ 派 の 区分 は 他 の 政治 勢力 と 比較 し た 上 で 判断 さ れる 相対 的 な もの で しか ない 。 たとえば 、 現代 で は 軍事 力 を 否定 し て いる 日本 共産党 も 、 かつて は 軍事 革命 路線 の 所感 派 （ タカ 派 ） と 平和 革命 路線 の 国際 派 （ ハト 派 ） で 別れ て おり 、 反戦 と 非 武装 中立 を 訴え て い た 日本 社会党 （ 社民党 の 前身 ） も 、 「 社会 主義 政権 に なれ ば 反戦 と 非 武装 中立 を 破棄 する 」 （ 社会 主義 国 に なれ ば その 軍備 は 帝国 主義 国 に 向け られる もの という 論理 ） と 宣言 し た 社会党 左派 の 向坂 逸郎 など が 一定 の 影響 力 を 持っ て い た し 、 向坂 ら と は 正反対 の 社会党 右派 の 側 に は 日 米 安保 条約 を 容認 する 後 に 民社党 を 結成 する グループ も 存在 し て い た 。 日本 共産党 は 第 六 回 全国 協議 会 で 暴力 による 革命 を 放棄 し 、 一方 これ を 拒否 し て 軍事 革命 に こだわる 勢力 は 新 左翼 と なっ て いる 。  諸 外国 で は 、 アメリカ で 第 二 次 世界 大戦 、 朝鮮 戦争 、 ベトナム 戦争 、 冷戦 において 積極 的 だっ た の は 民主党 で あり 、 一方 、 これら の 戦争 に 消極 的 で 、 デタント を 始め た の は 共和党 （ アイゼンハワー 政権 ～ ニクソン 政権 ～ フォード 政権 の 流れ ） で ある 。 一方 で 、 共和党 も いわゆる 新 冷戦 で ソ連 と の 対決 姿勢 を 強め た （ レーガン 政権 ） ほか 、 湾岸 戦争 （ ジョージ ・ H ・ W ・ ブッシュ 政権 ） 、 イラク 戦争 を 始め と する 対 テロ 戦争 （ ジョージ ・ W ・ ブッシュ 政権 ） において 先導 的 な 役割 を 果たし て いる 。 また ソ連 において は 、 スターリン 、 ブレジネフ といった 社会 主義 の 原則 に 忠実 な 政権 が タカ 派 的 で 改革 開放 を 推進 し た ゴルバチョフ が ハト 派 的 で あっ た 。傀儡 政権 （ かい ら いせ いけん 、 ） と は 、 ある 領域 を 統治 する 政権 が 、 名目 上 に は 独立 し て いる が 、 実態 で は 事実 上 の 支配 者 で ある 外部 の 政権 ・ 国家 によって 管理 ・ 統制 ・ 指揮 さ れ て いる 政権 を 指す 。 内政 も 外交 も 自己 決定 権 が 完全 で は なく 、 支配 者 の 利益 の ため に 支配 者 に 操作 ・ 命令 さ れ 統治 さ れる 。 傀儡 国家 （ かい ら いこっ か 、 ） と も 呼ば れる 。  「 傀儡 」 という 語 は 、 「 操り 人形 」 を 意味 し 、 転じ て 影 に いる 者 に 利用 さ れ て いる 者 を 指す 。 つまり 傀儡 政権 と は 実際 の 支配 者 の 操り 人形 （ 傀儡 ） で ある こと を 意味 する 。 国家 が 別 の 国家 を 傀儡 として 擁立 する 目的 に は 統治 の 安定 や 大義名分 の 確保 など 様々 な もの が ある が 、 いずれ に せよ 支配 国家 の 利益 が 目的 と さ れる 。 傀儡 国 の 従属 の 度合い は 様々 で あり 、 支配 国 の 要求 を 拒否 する こと や 、 時に 独自 性 を 強め て 傀儡 状態 から 脱する こと も ある 。 ヨーロッパ 史 において は 国家 の 保護 関係 が 利用 さ れ 、 条約 によって 保護 国 と さ れ た 国 が 実質 的 に は 傀儡 政権 と なる 事 も 多かっ た 。  実態 として 傀儡 政権 で は ない 政権 で も 、 その 政権 に 批判 的 な 者 が 、 非難 や 糾弾 や 侮蔑 の 感情 を 込め た 主観 的 な レッテル を はる プロパガンダ として 「 傀儡 政権 」 と 表現 する こと も ある 。 例えば 、 一つ の 国家 を 分断 し て 複数 の 政権 が 成立 し た 場合 （ 分断 国家 ） 、 互い の 政権 は 相手 の 政権 を 、 その後 盾 と なっ て いる 外国 の 「 傀儡 政権 」 と 非難 し 合う 。 既に 消滅 し た 政権 について は 、 歴史 的 に 評価 が 定まり 、 やはり 外国 の 支配 下 に 置か れ て い た と 判断 さ れ 、 「 傀儡 政権 」 と の 評価 が 広く 受け入れ られる 事 も 度々 有る 。 しかし 、 ある 政権 が 傀儡 政権 で ある か どう か を 評価 する こと に は 、 価値 判断 が ともなう こと も 多く 、 しばしば 過去 の 歴史 の 評価 を めぐる 論争 の 種 と なる こと も ある 。  以下 に 示す の は 、 世界 の 地域 別 に 分別 し た 「 傀儡 政権 」 「 傀儡 国家 」 と 見なさ れる こと が ある 政権 の 一覧 で ある 。  中国 史 において は 冊 封 と 呼ば れる 、 他国 の 王 を 皇帝 など の 上位 者 が 承認 する 体制 が 行わ れ て いる 。 ただし 多く は 名目 的 な もの で あり 、 実質 的 な 冊 封 国内 へ の 支配 権 を 持っ て い た 例 は 少ない 。  いずれ も ベトナム 南部 に 設立 さ れ た 。  イタリア が 降伏 し た 1943 年 9 月 以降 は ドイツ による 支配 へ と 切り替え られ た身分 制度 （ み ぶん せい ど ） と は 、 職分 や 階級 によって 振り分け られ て いる 社会 的 制度 の こと 。  被 差別 民 を 造っ た の は 、 秀吉 や 家康 など の 権力 者 で ある という 「 近世 政治 起源 説 」 が あっ た が 、 現在 で は 中世 に は すでに 「 非人 」 と 呼ば れる 被 差別 民 が 存在 し て いた事 が 分かっ て おり 、 抑圧 委譲 から 民衆 の 間 に 「 賤視 」 が 生まれ た と する 説 が 唱え られ て いる 。 中世 の 被 差別 民 は 、 「 延喜 式 」 に 清浄 な 地 へ の 「 濫僧 ・ 屠 者 等 」 の 居住 を 禁じる 法 が ある こと から 、 「 おそくとも 10 世紀 に は 鴨川 の 地 に 原形 が 生まれ て い た 」 と 大山 喬 平 は 主張 し て いる 。 10 世紀 の 京都 で は 「 濫僧 ・ 屠 者 等 」 など と 呼ば れ た 人々 が 、 神道 の ケガ レ 観念 によって 排除 さ れ 始め 、 11 世紀 に は 「 牛馬 の 処理 」 が 行わ れ て おり 、 13 世紀 に は 「 え た 」 身分 差別 が 成立 し て い た と いう 。憲法 改正 （ けんぽ うかい せい 、 英 : Constitutional   amendment ） と は 、 成文法 で 示さ れる 憲法 の 条文 を 修正 、 追加 または 削除 する こと で 、 改憲 （ かい けん ） と も いう 。 国 の 成り立ち （ 世界中 で 望ま れる 国家 の 姿 、 統治 者 ( 三 権 の 長 ) を 選出 する 方法 ( 統治 機構 改革 )、 法 の 支配 、 国民 が 国家 に 生活 の 基盤 を 委ねる 信託 の あり方 ） を 再 構築 する もの で 、 問題 点 は 主として 、  に ある 。  支配 者 に は 何らかの 優遇 が 認め られる べき と 考え られる が 、 憲法 の 改正 の 方向 性 に対して 「 改善 」 と 感じる か 「 改悪 」 と 感じる か は 、 個人 と 社会 の どちら に 重点 を 置く か で 異なっ て くる 。 憲法 の 改正 と 峻別 す べき もの として 、 改正 手続 を 無視 または 否定 する 憲法 放棄 、 憲法 廃止 及び 憲法 変遷 が ある 。 「 憲法 改正 の 限界 」 に関して 、 条文 の 一部 を 修正 する 部分 改正 で は なく 、 国民 の 権利 および 改正 手続き に 基づき 国民 の 信 を 得 て 憲法 を 全て 書き換える 全部 改正 を 「 新 憲法 の 制定 」 と みる か は 議論 が ある 。  憲法 改正 権 の 所在 に関し 、 近代 の 立憲 主義 で は 、 権力 分立 は 普遍 的 な 憲法 上 の 基本 原理 で あり 、 議会 に 立法 権 を 保障 する こと が 民主 主義 の 通例 と なっ て いる 。  憲法 改正 について 限界 が ある か 否 か について は 、 一般 に 、  の 三 点 が 議論 さ れる 。 これら 3 つ の 問題 に対する 答え は 、 改正 権 の 上位 に 憲法 制定 権 が 別に 存在 する と 考える か 否 か によって 変わる と 考え られ て いる 。 詳細 について は 、 「 憲法 改正 論議 # 憲法 改正 の 限界 」 を 参照 の こと 。  憲法 に 適切 な 改正 手続き を 定める の は 、 革命 や クーデター など 非合法 な 憲法 の 変更 を 防ぐ 目的 が ある 。 適切 な 改正 手続き が あれ ば 重要 な 政治 体制 の 変革 は すべて 憲法 改正 の 形 で 合法 的 に おこなえる から で ある 。  憲法 の 定める 改正 手続き に よら ない 憲法 の 変更 、 たとえば 、 革命 や クーデター は 、 非合法 で あり 、 許さ れ ない 。 しかし 、 そういう 禁止 が かならずしも 事実 において 守ら れ ない こと も 、 諸国 の 歴史 の 示す ところ で ある 。 もっとも 、 改正 で は なく 新 憲法 の 制定 という 手段 が 最終 的 に 否定 さ れ うる か どう か は 、 革命 や クーデター の 成功 の 度合い 、 新 政府 に対する 国民 の 支持 、 旧 政府 に対する 国民 の 不 支持 の 度合い によって も 変わっ て くる 。 世界 の 国 で は 、 憲法 の 変更 が 改正 手続 で なく 新 憲法 の 制定 という 形 で 行わ れる こと も 多い 。  なお 、 改正 の 実際 上 の 難易 について 、 硬性 憲法 で ある こと は 、 改正 が 常に 事実 として 困難 で ある と は いえ ない 。 同じ 硬性 憲法 で あっ て も 、 明治 憲法 は 、 五 十 年余 にわたって 一 回 の 改正 も なかっ た が 、 スイス 憲法 、 アメリカ の 多く の 州 憲法 は 、 かなり しばしば 改正 さ れ て いる 。 これ に 反し て 、 軟性 憲法 の 一つ と いえる イギリス 憲法 の 場合 、 必ずしも 改正 が 容易 に 行わ れる と は いえ ない 。 憲法 の 規定 が 詳細 か 簡潔 か 、 憲法 を 政府 や 国民 が どの よう な 規範 として 意識 し て いる か 、 政治 的 ・ 社会 的 変化 により 憲法 と 実際 と に 厳しい 隔離 が 生じ て いる か どう か 、 その 空隙 を 埋める 方法 として 、 解釈 運用 の 果たす 役割 を どう 考える か 、 改正 を 実現 する に 足りる 政治 力 が 存在 し て いる か どう か など によって 決まる もの で ある 。  篠田 英 朗 は 、 芦部 信喜 の 「 押し付け 憲法 無効 論 」 を 否定 する 意見 から 、 「 なぜ なら 憲法 改正 の 必要 性 は 、 『 憲法 成立 の 形式 より も 、 憲法 改正 の 内容 そのもの に かかっ て いる から で ある 』 。 」 「 この 芦部 の 見解 を 確立 する こと が 、 東大 法学部 系 の 「 抵抗 の 憲法 学 」 の 主流 派 にとって は 、 自ら の 存立 基盤 に も かかわる 重大 問題 で あっ た 。 」 と 取り上げ て いる 。  改正 の 論点 として 、 一般 的 に 、 統治 機構 ・ 地方 自治 ・ 人権 など の 政体 に かかわる 規定 が 取り上げ られる こと が 多い 。  1945 年 の 第 二 次 世界 大戦 終結 以降 の 、 アメリカ ・ カナダ ・ フランス ・ ドイツ ・ イタリア ・ オーストラリア の 6 か国 における 憲法 改正 について 見れ ば 、 統治 機構 ・ 地方 自治 （ 中央 と 地方 の 権限 変更 等 ） に関する 改正 が 多く 、 人権 に関する 改正 、 憲法 改正 手続き の 改正 も 見 られる 。  八木 秀次 は 、 元々 憲法 （ Constitution ） が 「 国体 を 表す もの 」 で あり 、 憲法 改正 の 必要 性 について 国防 を 取り上げ 、 「 ある 時代 の ある 世代 が 自ら の 命 を 投げ出し て でも 国家 の 存続 を 図る 行為 」 と 意義 づけ 、 ジョン ・ ロック による 「 社会 契約 説 」 （ 傭兵 の 発想 、 名誉 革命 の 擁護 ） と は ベクトル の 向き が 真 逆 に なる 、 と 述べ て いる 。 そして 、 「 歴史 の 連続 性 を いかに 示す の か 、 という こと が 一番 重要 な の です 」 「 憲法 に 歴史 の 視点 を 取り戻し 、 国家 の 連続 性 を 確認 する 必要 が ある の です 」 と 述べ て いる 。  日本 で は 日本国 憲法 第 96 条 において その 改正 手続 を 定め て いる 。  日本国 憲法 に関する 個別 の 条文 に対する 改正 内容 の 論点 は 、 憲法 改正 論議 # 憲法 改正 の 論点 を 参照 。  アメリカ合衆国 憲法 は いわゆる 硬性 憲法 で ある 。 憲法 の 修正 が なさ れ た 場合 に は それ まで の 条文 は そのまま 残さ れ 、 憲法 修正 条項 として 追加 さ れる 形 により 修正 さ れる 。 合衆国 憲法 第 5 条 によって 修正 さ れる 。  連邦 議会 は 、 両 議院 の 三 分の 二 が 必要 と 認める 時 は 、 この 憲法 に対する 修正 を 発議 し 、 または 全 州 の 三 分の 二 の 議会 の 請求 が ある 時 は 、 修正 発議 の ため の 憲法 会議 を 招集 し なく て は なら ない 。  いずれ の 場合 でも 、 修正 は 、 全 州 の 四 分の 三 の 議会 によって 承認 さ れる か 、 または 四 分の 三 の 州 における 憲法 会議 によって 承認 さ れる 時 は 、 あらゆる 意味 において 、 この 憲法 の 一部 として 効力 を 有する 。 いずれ の 承認 方法 を 採る か は 、 連邦 議会 が 提案 する こと が できる 。  ただし 、 一 八 〇 八 年 以前 に 行わ れる 修正 によって 、 第 一 条 第 九 節 第 一 項 および 第 四 項 の 規定 に 変更 を 及ぼす こと は でき ない 。 また 、 いずれ の 州 も その 同意 なく し て 、 上院 における 平等 の 投票 権 を 奪わ れる こと は ない 。  これ まで の 憲法 修正 で は 、 唯一 の 例外 で ある 修正 第 21 条 を 除い て 、 全て 前者 の 方法 （ 議会 による 承認 ） に よっ て いる （ 修正 第 21 条 のみ が 憲法 会議 を 経 て 成立 し た 。 ） 。  なお 、 アメリカ合衆国 は 各州 に も 独自 の 憲法 が 存在 する 。  イギリス は 、 判例 、 慣習 法 、 法律 など の うち 、 国家 の 性格 を 規定 する もの の 集合 体 が 憲法 と さ れる 不文 憲法 国家 で ある 。 よって 、 イギリス における 実質 的 意味 の 憲法 は 、 法的 に は 通常 の 法律 制定 手続き で 成立 し た 法律 によって 変更 さ れる 。  フランス 共和 国 憲法 の 改正 手続 は フランス 共和 国 憲法 第 89 条 に 規定 さ れ て おり 、 概要 は 以下 の 通り で ある 。  フランス 共和 国 憲法 第 11 条 を 根拠 に 、 以下 の 手続き で 改正 さ れ た こと も ある 。  フランス 共和 国 憲法 第 11 条 で は 公権力 の 組織 に関する 法律 案 は 議会 を 通す こと なく 上記 の 手続き で も 成立 する と さ れ て いる 。 また 、 憲法 も ここ で いう 法律 に 含ま れる と さ れる 。 その ため 、 過去 に は 憲法 改正 案 （ 大統領 の 選挙 方法 を 間接 選挙 から 直接 選挙 に 変更 ） が 公権力 の 組織 に関する 法律 案 に 含ま れる として 、 上記 の 方法 で 憲法 改正 が 行わ れ た 。 元老 院 は 憲法 第 89 条 に もとづか ない 憲法 改正 を 違憲 として 憲法 裁判所 に 訴え た が 、 憲法 裁判所 は 国民 投票 で 成立 し た 法律 は 審査 の 対象 外 で 判断 する 権限 を 有さ ない と 判示 し 、 憲法 第 11 条 に もとづい て 憲法 が 改正 さ れる こと が 確定 し た 。  デンマーク 王国 憲法 は 、 1849 年 に 制定 さ れ た あと 、 1953 年 に 二院 制 から 一院制 に 移行 し た 4 回 目 の 憲法 改正 が 最後 と なっ て いる 。  大韓民国 憲法 は 9 回 にわたって 憲法 が 改正 さ れ 、 特に 、 その うち の 5 回 で は 韓国 の 国家 体制 を 大きく 変える ほど の 改正 が さ れ た 。 現在 の 憲法 は 第 六 共和 国 憲法 と 呼ば れる 。  イタリア 共和 国 憲法 は 14 回 の 憲法 改正 を おこなっ て いる 。  アメリカ合衆国 憲法 は 、 18 回 、 27 か条 を 修正 ・ 追 補 し て いる 。  ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 は 、 第 二 次 世界 大戦 後 に 新た に 制定 さ れ 、 51 回 の 憲法 改正 を おこなっ て いる 。 ただし 、 戦う 民主 主義 に もとづき 、 民主 主義 破壊 に つながる よう な 改正 は 認め て い ない （ 第 1 章 「 基本 権 」 ） 。  スイス 連邦 憲法 も 改正 が 多く 、 過去 140 回 以上 に も わたる 憲法 改正 を おこなっ て いる 。 なお 、 スイス 憲法 旧 25 条 の 2 （ 出血 前 に 麻酔 さ せる こと なく 動物 を 殺す こと を 禁止 ） の 削除 の よう に 、 形式 的 意味 の 憲法 で は ある が 実質 的 意味 の 憲法 に 含ま れ ない 条項 の 改正 も 含ま れる 。  メキシコ は 、 1910 年 の メキシコ 革命 で 1917 年 に 制定 さ れ た 後 、 最多 の 憲法 改正 を おこなっ て いる と さ れ 、 2007 年 11 月 まで に 175 回 改正 し て いる 。自衛 権 （ じ え いけん ） と は 、 急迫 不正 の 侵害 を 排除 する ため に 、 武力 を もっ て 必要 な 行為 を 行う 国際 法 上 の 権利 で あり 、 自己 保存 の 本能 を 基礎 に 置く 合理 的 な 権利 で ある と 考え られ て き た 。 国内 法 上 の 正当 防衛 権 に 対比 さ れる こと も ある が 、 社会 的 条件 の 違い から 国内 法 上 の 正当 防衛 権 と 自衛 権 が 完全 に 対応 し て いる わけ で も ない 。  自国 を 含む 他国 に対する 侵害 を 排除 する ため の 行為 を 行う 権利 を 集団 的 自衛 権 と いい 、 自国 に対する 侵害 を 排除 する ため の 行為 を 行う 権利 で ある 個別 的 自衛 権 と 区別 する 。  歴史 上 、 自衛 権 の 概念 は 、 1837 年 の カロライン 号 事件 の 処理 において 、 イギリス が 主張 し た 抗弁 の 中 で 最初 に 援用 さ れ た 。 カロライン 号 事件 と は 、 イギリス 領 カナダ で 起き た 反乱 に際して 、 反乱 軍 が アメリカ合衆国 船籍 の カロライン 号 を 用い て 人員 物資 の 運搬 を 行っ た ため 、 イギリス 海軍 が アメリカ 領内 で この 船 を 破壊 し た 事件 で ある 。 アメリカ 側 から の 抗議 に対し 、 イギリス 側 は 、 自衛 権 の 行使 で ある 旨 、 抗弁 の 一つ として 主張 し た 。 アメリカ 側 は 、 国務 長官 ダニエル ・ ウェブスター が 、 自衛 権 の 行使 を 正当 化 する ため に は 「 即座 に 、 圧倒的 で 、 手段 選択 の 余地 が ない 」 こと が 必要 で ある と 主張 し 、 本件 について これら の 要件 が 満たさ れ て いる こと について の 証明 を 求め た 。 この 自衛 権 行使 に関する 要件 は 「 ウェブスター 見解 」 と 呼ば れる 。  まず 、 第 一 次 世界 大戦 後 、 自衛 権 の 行使 は 、 1928 年 （ 昭和 3 年 ） に 締結 さ れ た 不戦 条約 （ 戰爭抛 棄 に 關 する 條 約 、 パリ 不戦 条約 ） の 中 で 、 禁止 さ れる べき 「 戦争 」 から 留保 さ れる と 解さ れ た 。 そして 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 10 月 に 発効 し た 国際 連合 憲章 （ 国連 憲章 ） で は 、 第 51 条 に 「 個別 的 又は 集団 的 自衛 の 固有 の 権利 」 が 明記 さ れ た 。  国際 連合 憲章 51 条は 次 の よう に 定める 。  この よう に 、 自衛 権 は 国家 の 「 固有 の 権利 」 と 規定 さ れる 。 ただ 、 国際 連合 加盟 国 による 集団 安全 保障 体制 の 下 で は 、 その 権利 の 行使 は 、 国際 連合 安全 保障 理事 会 （ 国連 安保理 ） の 措置 が とら れる まで の 時限 的 な 権利 と さ れ て いる （ なお 参照 ） 。  国連 憲章 第 51 条 の 「 自衛 権 」 の 解釈 について は 、 多く の 問題 が 生じ て いる の も 事実 で ある 。 国家 が 武力 行使 を する 際 に 最も 頻繁 に その 適用 が 主張 さ れ 、 しかも 、 これら の 主張 に対して 、 例えば 国連 の 安全 保障 理事 会 が 必ずしも 、 明確 な 回答 を 与え て い ない という 事情 が 存在 する から で ある 。 さらに 憲章 51 条 等 の 解釈 を 巡っ て も 、 先制 的 自衛 を 容認 し て いる か 、 自衛 行為 における 釣合い の 原則 （ 比例 適合 性 ） の 有効 性 について 、 あるいは 武力 攻撃 の 内容 や 守ら れる べき 法益 について も 議論 が なさ れ て いる 。  自衛 権 の 行使 に当たって は 、 「 ウェブスター 見解 」 において 表明 さ れ た 自衛 権 正当 化 の 要件 で ある 「 即座 に 、 圧倒的 で 、 手段 選択 の 余地 が ない 」 こと を 基礎 に 、 その 発動 と 限界 に関する 要件 が 次 の 3 つ に まとめ られ て いる 。  この 要件 に 基づい て 発動 さ れ た 自衛 権 の 行使 により 、 他国 の 法益 を 侵害 し た として も 、 その 違法 性 は 阻却 さ れ 、 損害 賠償 等 の 責任 は 発生 し ない 。  また 、 19 世紀 以来 の 国際 慣習 法 の 下 、 この 三 要件 が 満たさ れる なら ば 、 機先 を 制し て 武力 を 行使 する 「 先制 的 自衛 権 」 の 行使 も 正当 化 さ れる と 解さ れ た 。 しかし 、 国連 憲章 で は 「 武力 攻撃 が 発生 し た 場合 」 と 規定 さ れる こと から 、 この 要件 を 厳格 に 解し て 、 認め られ ない と する 見解 も 有力 で ある 。 ちなみに 、 「 武力 攻撃 が 発生 し た 場合 」 という 日本語 は 日本 の 外務省 による 公定 訳 による もの 。 国連 憲章 の 公用 語 ( 当時 は 英語 、 仏語 のみ ) で ある 英語 で は " If   an   armed   attack   occurs ..." と なっ て おり 、 過去 形 で は ない 。  日本 政府 は 、 先制 攻撃 が 認め られ て い ない と の 立場 から 、 武力 攻撃 が 発生 し 自衛 権 発動 の 3 要件 が 満たさ れ た 場合 、 効果 が 生じる と の 立場 を とっ て いる が 、 武力 攻撃 の 着手 時 を もっ て 、 武力 攻撃 の 発生 が あっ た と 解し て おり 、 着手 の 有無 は 、 諸般 の 事情 を 勘案 し 個別 具体 的 に 判断 する と の 基準 を 示し て いる 。  個別 的 自衛 権 と は 、 他国 から の 武力 攻撃 に対し 、 実力 を もっ て これ を 阻止 ・ 排除 する 権利 で ある 。 これ に対し 集団 的 自衛 権 は 、 国連 憲章 において 初めて 明記 さ れ た 概念 で 、 「 自国 と 密接 な 関係 に ある 外国 に対する 武力 攻撃 を 、 自国 が 直接 攻撃 さ れ て い ない に も かかわら ず 、 実力 を もつ て 阻止 する 権利 」 と 定義 さ れる こと も ある 。 すなわち 、 他国 に対して 武力 攻撃 が あっ た 場合 に 、 自国 が 直接 に 攻撃 さ れ て い なく て も 、 実力 を 以 って 阻止 ・ 排除 する 権利 で ある 。  集団 的 自衛 権 の 本質 は 、 自衛 権 を 行使 し て いる 他国 を 援助 し て 、 これ と 共同 で 武力 攻撃 に 対処 する と いう ところ に ある が 、 自衛 権 の 概念 について は 、 様々 な 見解 も 存在 する 。多 国籍 軍 （ たこ くせ きぐ ん 、 " Coalition   forces ,   Multinational   force "） は 、 多 国籍 で 構成 さ れ た 軍隊 の こと 。  確立 さ れ た 詳細 な 定義 は ない が 、 国際 連合 安全 保障 理事 会 決議 など の 国際 合意 に 基づき 各国 が 各々 の 裁量 ・ 責任 において 各種 活動 の ため に 派遣 し た 軍 の こと と さ れ て いる 。 国際 連合 憲章 で 規定 さ れ た 国連 軍 と は 異なる 。  多 国籍 軍 は 任務 や 状況 に 応じ 、 様々 な 形態 が ある が 、 安保理 決議 に 基づき 派遣 さ れ た 事実 上 の 多 国籍 軍 として 、 1950 年 の 朝鮮 戦争 国連 軍 が ある 。 参加 各国 軍 は 国連 軍 司令 部 に対し 不 同意 権 を 留保 し て い た 。 1981 年 に は シナイ半島 における 停戦 監視 の ため に シナイ半島 駐留 多 国籍 軍 監視 団 ( Multinational   Force   and   Observers ) が 創設 さ れ て おり 、 この とき 、 すでに 多 国籍 （ Multinational ） の 語 を 用いる よう に なっ て き て いる 。 1982 年 の レバノン 内戦 で 、 パレスチナ 難民 や 自 国民 を 保護 する と の 名目 で 、 アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 イタリア が レバノン 多 国籍 軍 （ ） を 派遣 し た 。 これ は 、 各国 が 各々 の 独立 し た 指揮 権 の 下 に おこなっ た もの で 、 言わば 単に 同じ 紛争 で 同じ 時 に 同じ 場所 へ 派遣 さ れ た 各国 の 部隊 で あっ た 。  1991 年 の 湾岸 戦争 において 、 国連 決議 に 基づき 、 アメリカ を 主力 に 西 ヨーロッパ 諸国 や 中東 諸国 を 含め て 約 30 ヶ国 が 参加 し 、 多 国籍 軍 が 結成 さ れ た 。 実態 上 は 、 アメリカ 中央 軍 が 統一 し て 軍事 作戦 の 指揮 ・ 統制 を 行っ た が 、 名目 上 は アメリカ と サウジアラビア の 協議 による 指揮 で あり 、 各国 は 指揮 権 を 保持 し 、 統制 に 従う 状況 に あっ た 。 この 軍 は 、 日本語 で は 多 国籍 軍 （ 特に 区別 する 場合 は 湾岸 多 国籍 軍 ） と 呼ば れ 、 英語 で は Allied   ( forces ) や Multinational   force と 呼ば れる 。  2001 年 の アフガニスタン の ターリバーン 政権 へ の 攻撃 において 、 北大西洋 条約 機構 が アメリカ 同時 多発 テロ 事件 に対する （ 北大西洋 条約 に 基づく ） 集団 的 自衛 権 を 発動 し て 攻撃 を 行っ た 。 それ に 続け て ターリバーン 政権 が 崩壊 し た 後 に 多 国籍 の 国際 治安 支援 部隊 が 編成 さ れ た 。  2003 年 の イラク 戦争 において 、 アメリカ を 中心 と する 諸国 が   （ 日本語 で 「 有志 連合 」 と も 訳さ れる 、 直訳 すれ ば 「 意志 の 連立 （ 合併 ） 」 と さ れる 。 ） を 形成 し て 攻撃 を 行っ た 。 また 、 戦後 の イラク 駐留 軍 の 正式 な 名称 は 、   で あり 、 直訳 する と 正に 「 多 （ Multi -） 国籍 （ National ） 軍 （ Force ） 」 で ある 。拒否 権 （ き ょひけん 、 ） と は 、 ある 事柄 について 拒み 断る 権利 を 言う 。 この 意味 で の 用例 として は 供述 拒否 権 が ある 。 政治 の 世界 で 拒否 権 と 言う 場合 に は さらに 意味 が 限定 さ れ 、 政策 決定 の 際 に 、 決議 さ れ た 法律 ・ 提案 さ れ た 決議 ・ 締結 さ れ た 条約 その他 を 一方 的 に 拒否 できる 特権 を 意味 する こと が 多い 。  下記 の 国連 安全 保障 理事 会 の 拒否 権 の 例 の よう に 、 権利 が 行使 さ れる と 案件 が 停止 する ため 、 案件 が その 所持 者 の 意 に 直接 対立 し ない よう に 作ら れ たり 、 対立 を 回避 する ため に 曖昧 に さ れ たり する こと が あり 、 拒否 権 は それ を 行使 し なく て も 影響 力 を 発揮 する 。  英語 の は 、 共和 政 ローマ 時代 に 護 民 官 が 保持 し て い た 権限   ()   に 由来 する 。  また 、 後述 の 国連 安保理 や 拒否 権 付き 株式 など の よう に 、 条文 上 は 「 拒否 権 」 の 語 が 現れ ない こと も 多い 。 極端 な 例 として 、 全会 一致 が 必須 要件 で ある 場合 に は 、 「 全員 が 拒否 権 を 持つ 」 と 言っ て も 間違い で は ない （# 近世 ポーランド の 自由 拒否 権 も 全会 一致 に 伴う 拒否 権 で ある ） 。  国際 連合 安全 保障 理事 会 で は 、 実質 事項 について 決議 が 有効 と なる に は 、 理事 国 15 か国 の うち 、 常任 国 全て を 含む 9 理事 国 （ 非常 任国 最低 4 か国 ） の 賛成 を 要する 。 但し 、 第 6 章 （ 紛争 の 平和 的 解決 ） 及び 第 52 条 3 （ 地域 的 取 極 又は 地域 的 機関 による 地方 的 紛争 の 平和 的 解決 ） に 基く 決定 について は 、 紛争 当事 国 は 、 投票 を 棄権 し なけれ ば なら ない 。 大国 一致 の 原則 、 つまり 大国 の 反対 により 理事 会 決定 の 実効 性 が 失わ れる こと を 防ぐ こと を 趣旨 と する もの で ある が 、 逆 に 常任 理事 国 の うち 1 国 で も 当該 決議 案 に 反対 すれ ば 他 の 全 理事 国 が 賛成 し て も 否決 さ れる 。 これ が 国連 安全 保障 理事 会 で の 拒否 権 で ある （ 採決 に当たって 反対 票 を 投じる 事 、 即ち 決議 受け 容れ 拒否 ） 。 安保理 拒否 権 は 、 国連 発足 以来 一貫 し て 常任 理事 国 で ある アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 ロシア （ 1991 年 に ソ連 の 代表 権 を ロシア が 継承 ） 、 中華人民共和国 （ 1971 年 に 中華民国 から 中国 代表 権 を 交代 し た ） の 5 つ の 連合 国 共同 宣言 署名 国 のみ に 与え られ て いる 。  冷戦 期 に は アメリカ ・ ソ連 が たびたび 拒否 権 を 行使 し 、 国際 政治 の 停滞 と 冷戦 長期 化 の 一因 と なっ た と の 批判 も 根強い 。 冷戦 終結 後 は 、 アメリカ合衆国 による パレスチナ 問題 関連 決議 で の イスラエル 擁護 の ため の 行使 が 目立っ た 。 また 、 スエズ 危機 で は イギリス 、 フランス の 拒否 権 行使 が 問題 と なっ て 平和 の ため の 結集 決議 が 行わ れ た 。 これ ゆえ 、 大国 の 利己 主義 （ 同盟 国 擁護 の ため の もの を 含む ） を 通す ため だけ の 規定 と の 批判 も ある 。  中華人民共和国 は 米 ソ 英 仏 に 比べ て 拒否 権 の 行使 に 慎重 （ 中華民国 も モンゴル 人民 共和 国 の 国連 加盟 に対して 1 回 だけ 行っ た ） で 国連 加盟 当初 の 国際 連合 事務 総長 選挙 を めぐる 紛糾 で 拒否 権 を 連発 （ 特に クルト ・ ヴァルトハイム に対する もの ） し た こと は あっ た ものの 、 通常 の 決議 で は 2007 年 時点 で 5 回 のみ だっ た が 、 2007 年 から は ロシア と 中華人民共和国 が 連携 し て ミャンマー 、 シリア 、 ジンバブエ など へ の 非難 決議 で 拒否 権 を 度々 行使 する よう に なり 、 新た な 対立 が 懸念 さ れ て いる 。  2008 年 7 月 現在 の 国立 国会図書館 資料 に 加筆 し た 。  古代 ローマ の 政務 官 は 護 民 官 に 限定 さ れ ず 全て の 政務 官 が 拒否 権 を 保有 し て い た 。 基本 的 に 複数 人 制 の 各 政務 官 は 同僚 の 決定 に対して 拒否 権 を 行使 する こと が でき 、 上位 の 政務 官 は 下位 の 政務 官 の 決定 に対する 拒否 権 を 有し て い た 。 この ため 最も 下位 の 官職 で ある クァエストル は 同僚 へ の 拒否 権 のみ を 有し 、 他 の 政務 官 へ の 拒否 権 は 持た なかっ た 。 逆 に 同僚 を 持た ない 独裁 官 は 下位 の 全て の 政務 官 に 拒否 権 を 行使 でき 、 かつ 護 民 官 を 含め た あらゆる 政務 官 の 拒否 権 が 通用 し ない 強力 な 官職 で あり 、 それ ゆえ 任期 が 半年 と 制限 さ れ て い た 。  護 民 官 は その 設立 経緯 から も 特殊 な 官職 で あり 、 独裁 官 を 除く 全て の 政務 官 や 元老 院 の 決定 に 拒否 権 を 行使 する こと が 可能 で あっ た 。 それ だけ で は なく 護 民 官 の 主要 任務 は こうした 拒否 権 を 使用 し た 「 否定 」 の 作用 で あり 、 それ ゆえ 拒否 権 は 護 民 官 の 名 と共に 語ら れる こと が 多い  ローマ帝国 が 成立 する と 、 拒否 権 は 皇帝 の 特権 と なっ た 。  近世 ポーランド の シュラフタ （ 士族 ） による 議会 「 セイム 」 で は 、 厳格 な 全会 一致 制 を とっ て おり 、 全 議員 に リヴェルム・ヴェト （ リベルム・ベト 、 liberum   veto 、 自由 拒否 権 ） という 拒否 権 の 発動 が 認め られ て い た 。 たった 一 人 の 反対 で あっ て も 議案 を 葬る こと が 出来る この 制度 は セイム で の 決議 において 法案 を ことごとく 廃案 に し て き た 「 無 制限 の 拒否 権 」 といった ニュアンス で 語ら れる こと が 多く 、 当時 として は きわめて 先進 的 な 民主 国家 で あっ た ポーランド ・ リトアニア 共和 国 が ポーランド 分割 へ と 至る 大きな 要因 と なっ た 。 17 世紀 後半 に は 、 リヴェルム・ヴェト は 地方 議会 で ある セイミク に も 適用 さ れ た 。  フランス で 制定 さ れ た 1791 年 憲法 によって 、 執行 権 を 持つ 国王 は 、 立法 議会 の 立法 権 に対して 拒否 権 を 持っ て い た 。 この 憲法 で は 「 フランス 人 の 王 」 たる 国王 と 、 「 主権 の 代表 者 」 で ある 議会 の 両方 が 国民 ・ 国家 の 代表 で あり 、 国王 は 議会 を 解散 する 権限 を 持た ず 、 大臣 に は 議員 資格 を 持つ 者 の 就任 が 禁止 さ れ て い た ため 、 拒否 権 は 執行 府 にとって は 唯一 の 立法府 へ の 関与 の 方法 だっ た 。 立憲 君主 制 や 内閣 制度 を 持つ という 違い は ある が 、 これら は 先 に 成立 し て い た アメリカ合衆国 の 法律 に よく 似 て い た 。 しかし この 憲法 で の 拒否 権 は 停止 を 意味 する だけ で 、 法案 は 廃案 に は でき ず 、 同じ 議会 で 拒否 さ れ た 法案 を 再 提出 は でき ない が 、 国王 が 同意 を 拒否 し た 場合 でも 新しい 議会 が 二 度目 の 可決 すれ ば 法案 は 国王 の 裁可 を 受け た こと に なり 、 再び 新しい 議会 が 三 度目 の 可決 を し て 提出 すれ ば 、 国王 の 署名 が なく て も 法案 は 法律 として 効力 を 持つ という 制度 だっ た 。 議会 の 立法 権 の 優越 が 一応 は 憲法 に 示さ れ て は いる が 、 国王 の 抵抗 に 遭っ た 場合 に は 、 法案 の 成立 は 非常 に 困難 で 、 政治 の 停滞 を 生み出し た 。 フランス 革命 と 革命 戦争 の 最中 で は 、 この よう な 慎重 な 手順 を 踏む こと は 不可能 で 、 それ が 第 二 の 革命 に つながっ た 。  アメリカ合衆国 憲法 第 1 条 第 7 節 で は 、 以下 の こと を 定め て いる 。  この うち 、 3   が 大統領 の 「 拒否 権 （ veto ） 」 で 、 5   が 議会 の 「 拒否 権 を 覆す 権利 （ override ： 上書き ） 」 で ある 。 また 6 の 規定 を 利用 し て 会期 末 日曜 を 除く 10 日 以内 に 議会 から 送付 さ れ た 法案 を 大統領 が 手元 に 留め置い て 廃案 に する こと を 「 握り潰し 拒否 権 （ ポケット ・ ビートー ） 」 と いう 。 議会 の 両院 それぞれ で 3 分の 2 以上 の 賛成 を 得る こと は 至難 の 業 で あり 、 拒否 権 が 行使 さ れ た 法案 の 中 で 5   の 規定 により 法律 に なっ た 割合 は 10 % を 下回っ て いる 。  拒否 権 を 最も 多用 し た 大統領 は 第 32 代 の フランクリン・ルーズベルト で 、 12 年間 の 在任 中 に 635 回 も 行使 し て いる 。 逆 に 第 3 代 の トーマス ・ ジェファーソン は 、 8 年間 の 在任 中 に 一 度 も 行使 し て い ない ( ジェファーソン を 含み 7 人 いる )。 第 43 代 の ブッシュ 大統領 は これ まで に 12 回 拒否 権 を 行使 し て いる 。 以下 一部 抜粋  また アメリカ で は 州 知事 に も 項目 別 拒否 権 という 拒否 権 が あり 、 州 議会 が 提出 し た 法案 の 一部 を 拒否 できる 。 この 項目 別 拒否 権 は 1996 年 3 月 の 法案 によって 、 大統領 も 行使 できる よう に なり 、 連邦 議会 の 無駄 な ポーク バレル 的 な 追加 条項 を 削除 できる よう に なっ た 。  日本 の 国政 において は 拒否 権 は 存在 し ない 。 日本国 憲法 は 議院 内閣 制 を 採用 し て おり 、 通常 は 衆議院 において 与党 が 過半数 を 占め て いる ため 、 与党 の 反対 する 法案 を 衆議院 において 野党 が 発議 し て も それ が 可決 さ れる こと は なく 、 あえて 内閣 に 拒否 権 を 認める 必要 性 は 乏しい 。 参議院 で 野党 が 過半数 を 占め て いる 場合 （ ねじれ 国会 、 逆転 国会 ） に は 、 与党 の 反対 する 野党 発議 法案 が 参議院 で 可決 する こと が ある が 、 その よう な 法案 は 衆議院 に 送付 後 、 与党 の 反対 多数 により 否決 さ れる か 審議 未了 により 廃案 と なる ため 、 この 理由 から も 内閣 に 拒否 権 を 認める 必要 性 は 乏しい 。  また 、 天皇 について は 日本国 憲法 第 4 条 で 国政 に関する 権能 を 有 し ない と さ れ て おり 、 他 の 王制 国 で 国王 が 保持 する 拒否 権 は 認め られ ない と さ れ て いる 。  大日本帝国 憲法 において は 、 第 6 条 において 、 天皇 大権 の 一つ として の 法律 裁可 権 が 定め られ て おり 、 場合 によって は 、 天皇 が 帝国 議会 が 採決 し た 法律 を 拒否 する こと が でき た 。 だ が 実際 に は 、 天皇 が 帝国 議会 が 採決 し た 法律 を 拒否 し た 事例 は 、 一 度 も なく 、 帝国 憲法 における 天皇 の 法律 裁可 権 は 、 事実 上 、 形式 的 な もの で あっ た 。  日本 の 地方 自治 において は 、 普通 地方 公共 団体 の 長 （ 都道府県 知事 および 市町村 長 ） に 一定 の 条件 の もと で 、 議会 の 議決 又は 選挙 に対し 拒否 権 を 行使 する こと が 認め られる （ 特別 地方 公共 団体 の 特別 区 の 区長 に も 準用 さ れる ） 。 条例 について は 公布 後 に 、 予算 について は 執行 後 に 拒否 権 を 行使 する こと は 法的 安定 性 を 害する ため 認め られ ない の が 原則 だ が 、 地方 自治 法 176 条 4 項 に 該当 する 場合 は 例外 で ある 。 長 が 拒否 権 を 行使 し た 議会 の 議決 又は 選挙 は 、 長 が 拒否 権 を 行使 し た 時点 で 効力 を 失う が 、 長 は この 拒否 権 の 行使 を 取り消す こと は 認め られ ない 。 長 の 職務 代理 者 （ 副 知事 、 副 市町村 長 など ） に も 一定 の 条件 の もと で 拒否 権 を 行使 する こと が 認め られる が 、 地方 自治 法 177 条 4 項 、 178 条 1 項 による 議会 解散 権 は 認め られ ない 。  以下 、 この 節 で は 特に 断り が ない 限り 地方 自治 法 は 条 数 のみ 記載 する 。  日本 の 地方 自治 において は 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議長 は 、 条例 の 制定 又は 改廃 の 議決 が あっ た とき は 、 その 日 から 3 日 以内 に これ を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 送付 し なけれ ば なら ず （ 1 項 ） 、 送付 を 受け た 長 は 再議 その他 の 措置 を 講ずる 必要 が ない と 認める とき は 、 20 日 以内 に これ を 公布 し なけれ ば なら ない （ 16 条 2 項 ） 。  また 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議長 は 、 予算 を 定める 議決 が あっ た とき は 、 その 日 から 3 日 以内 に これ を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 送付 し なけれ ば なら ず （ 1 項 ） 、 送付 を 受け た 長 は 再議 その他 の 措置 を 講ずる 必要 が ない と 認める とき は 、 直ちに これ を 都道府県 に あっ て は 総務 大臣 、 市町村 に あっ て は 都道府県 知事 に 報告 し 、 かつ 、 その 要領 を 住民 に 公表 し なけれ ば なら ない （ 219 条 2 項 ） 。  普通 地方 公共 団体 の 長 が 議会 における 議決 に 異議 が ある 場合 、 議決 の 日 （ 条例 又は 予算 に関する 議決 について は 送付 を 受け た 日 ） から 10 日 以内 に 理由 を 示し て これ を 再議 に 付す こと が 認め られ て おり （ 1 項 ） 、 これ を 一般 的 拒否 権 の 行使 と いう 。 議決 の 送付 を 受け て から 10 日 以内 で あれ ば 同一 会期 に 再議 に 付す か （ 一事 不 再議 の 原則 は 適用 さ れ ない ） 、 会期 終了 後 に 臨時 会 を 招集 し て 再議 に 付す か は 長 の 自由 で ある 。  長 は 再議 に 付す 際 に は 議決 の 異議 の ある 部分 だけ で なく 全部 を 議会 に 付議 し なけれ ば なら ない が 、 議会 が 審議 できる の は 長 が 異議 を 唱え た 部分 に 限ら れる 。 議会 の 議決 が 再議 に 付さ れ た 議決 と 同じ 議決 で ある とき は 、 その 議決 は 確定 し （ 176 条 2 項 ） 、 長 は 議決 を 再び 再議 に 付す こと は でき ない （ 議決 に 瑕疵 が ある と 認め られる 場合 に は 176 条 4 項 の 再議 の 対象 と なる ） 。 この 再 議決 について 条例 又は 予算 に関する 議決 の 場合 に は 出席 議員 の 3 分の 2 以上 の 者 の 同意 が 必要 で ある （ 176 条 3 項 、 なお この 議決 は 1 項 の 「 この 法律 に 特別 の 定 が ある 場合 」 に 該当 する ため 議長 は 表決 権 を 有する が 決裁 権 は 有し ない ） 。 議会 は 否決 の ほか 、 修正 議決 も できる が （ 修正 議決 は 出席 議員 の 過半数 の 者 の 賛成 で 足りる ） 、 長 は この 修正 議決 について 異議 が あれ ば 、 送付 を 受け て から 10 日 以内 に 理由 を 示し て これ を 再議 に 付す こと が できる 。 議会 が 会期 内 に 議決 し ない とき は 当該 議案 は 審議 未了 で 廃案 と なる 。 また 、 再議 に 付し た 議案 が 議会 で 否決 さ れ た 場合 は 長 は 当該 議案 を 専決 処分 する こと は でき ない が 、 議会 が 議案 を 議決 せ ず に 放置 し た 場合 に は 1 項 の 「 議会 において 議決 す べき 事件 を 議決 し ない とき 」 を 理由 に 専決 処分 する こと が できる 。  なお 、 一般 的 拒否 権 は 長 の 権限 の 強化 の ため に 1948 年 の 地方 自治 法 の 改正 により 導入 さ れ た もの で ある 。 また 、 2012 年 の 地方 自治 法 の 改正 により 一般 的 拒否 権 の 対象 に 条例 または 予算 以外 の 議決 事件 が 加え られ た 。  長 の 義務 と なっ て いる 。 一般 的 拒否 権 と 異なり 行使 する 期限 は 定め られ て い ない が 、 以下 の 要件 に 該当 する と 判明 し た 場合 に は 長 は 直ちに 拒否 権 を 行使 し なけれ ば なら ない 。  普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議決 又は 選挙 が その 権限 を 超 え 又は 法令 若しくは 会議 規則 に 違反 する と 認める とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 理由 を 示し て これ を 再議 に 付し 又は 再 選挙 を 行わ せ なけれ ば なら ない （ 176 条 4 項 ） 。 この 場合 、 議決 に は 否決 さ れ た 議案 も 含ま れる 。 また 、 執行 後 の 議案 で あっ て も 同 項 に 該当 する と 判明 し た 場合 に は 、 長 は 再議 に 付し 又は 再 選挙 を 行わ せ なけれ ば なら ない 。 議会 の 議決 又は 選挙 が なお その 権限 を 超 え 又は 法令 若しくは 会議 規則 に 違反 する と 認める とき は 、 都道府県 知事 に あっ て は 総務 大臣 、 市町村 長 に あっ て は 都道府県 知事 に対し 、 当該 議決 又は 選挙 が あっ た 日 から 21 日 以内 に 、 審査 を 申し立てる こと が でき （ 176 条 5 項 ） 、 裁定 に 不服 が ある とき は 、 議会 又は 長 は 、 裁定 の あっ た 日 から 60 日 以内 に 、 裁判所 に 出 訴 する こと が できる （ 176 条 7 項 ） 。   普通 地方 公共 団体 の 議会 において 次 の 経費 を 削除 し 又は 減額 する 議決 を し た とき は 、 その 経費 及び これ に 伴う 収入 について 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 理由 を 示し て 再議 に 付さ なけれ ば なら ない （ 1 項 ） 。   1 . の 場合 において 、 議会 の 議決 が なお 当該 経費 を 削除 し 又は 減額 し た とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 その 経費 及び これ に 伴う 収入 を 予算 に 計上 し て その 経費 を 支出 する こと が できる （ 177 条 2 項 ） 。 これ を 長 の 原案 執行 権 と いう 。 この 場合 の 再議 は 、 削除 し 又は 減額 し た 部分 だけ で なく 経費 全部 を 議会 に 付議 し なけれ ば なら ない が 、 議会 が 審議 できる の は 削除 し 又は 減額 し た 部分 に 限ら れる 。  2 . の 場合 において 、 議会 の 議決 が なお 当該 経費 を 削除 し 又は 減額 し た とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 その 議決 を 不信任 の 議決 と みなす こと が できる （ 177 条 3 項 ） 。 不信任 の 議決 と みなす 場合 に は 長 は 議会 から 予算 の 送付 を 受け て から 10 日 以内 に 議会 を 解散 する （ 1 項 ） 。 議会 を 解散 し なけれ ば 議決 が 確定 する 。 長 が 議会 を 解散 し た 場合 、 議会 議員 の 一般 選挙 は 解散 から 40 日 以内 に 行わ れる が （ 公職 選挙 法 33 条 2 項 ） 、 解散 後 初めて 招集 さ れ た 議会 において 長 に対する 不信任 の 議決 を し た とき に は 、 長 は 議会 の 議長 から その 旨 の 通知 が あっ た 日 に 失職 する （ 178 条 2 項 ） 。 この 場合 の 不信任 の 議決 に は 議員 数 の 3 分の 2 以上 の 者 が 出席 し 、 出席 議員 の 過半数 の 賛成 が 必要 で ある （ 178 条 3 項 、 なお この 議決 は 1 項 の 「 この 法律 に 特別 の 定 が ある 場合 」 に 該当 する ため 議長 は 表決 権 を 有する が 決裁 権 は 有し ない ） 。  なお 、 かつて の 地方 自治 法 177 条 に は 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 の 議決 が 収入 又は 支出 に関し 執行 する こと が でき ない もの が ある と 認める とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 理由 を 示し て これ を 再議 に 付さ なけれ ば なら ない 旨 の 規定 が 存在 し た が 、 この 規定 は 2012 年 の 地方 自治 法 の 改正 により 削除 さ れ て いる 。  会社 法 で は 、 株主 総会 の 決議 に対して 拒否 権 の ある 株式 を 発行 する こと が でき 、 これ を 実務 上 黄金 株 と 呼ぶ 。 発行 する 場合 は 通常 1 株 だけ 発行 さ れ 、 譲渡 制限 が 付け られる こと も ある 。 黄金 株 は 経営 安定 化 や 買収 防衛 に 有効 と さ れる が 、 株主 平等 の 原則 上 問題 が ある ため 、 上場 企業 に対して は 黄金 株 の 発行 に 規制 が かかっ て いる 。  また 、 株主 総会 で の 特別 決議 を 可決 する に は 議決 権 の 3 分の 2 以上 が 必要 と なる が （ 2 項 ） 、 ある 1 人 の 株主 が 3 分の 1 を 超える 株式 を 持っ た 場合 、 その 株主 が 反対 すれ ば 特別 決議 は 不成立 と なる ため 、 この 状態 も 「 拒否 権 」 と 呼ば れる こと が ある 。絶対 王政 （ ぜったい おう せい 、 ） は 、 王 が 絶対 的 な 権力 を 行使 する 政治 の 形態 を 指す 。 絶対 主義 や 絶対 君主 制 と も 呼ば れる 。  歴史 的 に 、 中世 まで の 諸侯 や 貴族 、 教会 の 権力 が 地方 に 乱立 し 、 分権 的 で あっ た 状態 から 王 が 強大 な 権力 を 持っ て 中央 集権 化 を 図り 、 中央 官僚 と 常備 軍 （ 近衛 兵 ） によって 国家 統一 を 成し遂げ た 時代 に 特徴 的 で あっ た 政治 形態 を 指す 。 かつて 、 マルクス主義 において は 封建 主義 社会 から 資本 主義 社会 へ の 過渡 期 に 現れ た と 位置づけ られ 、 近年 は 社団 国家 など の 概念 を通じて 説明 さ れる こと が 多い 。  一般 的 に 「 絶対 王政 期 」 「 絶対 王政 の 時代 」 と は 、 西 ヨーロッパ における 市民 革命 以前 の 時代 を 指す 。 おおよそ 16 世紀 から 17 世紀 にかけて 到来 し 、 イングランド の テューダー 朝 、 フランス の ブルボン 朝 、 スウェーデン の ヴァーサ 王朝 ・ プファルツ 王朝 など が 挙げ られる 。 とりわけ 、 ブルボン 朝 が その 典型 例 と さ れ 、 1615 年 から 1789 年 まで 、 身分 制 議会 で ある 三 部会 が 召集 さ れ なかっ た 。 これ は 諸侯 の 権力 の 低下 と 、 国王 の 権力 が あらゆる 権力 に 優先 し た こと を 示し て いる 。 フランス 王 ルイ 14 世 が 諌言 する 家臣 に 言っ た 「 朕 は 国家 なり （ " L ' État ,   c ' est   moi "）」 という 言葉 （ 「 そんな こと を なさっ て は 国家 と 民 の ため に なり ませ ん 」 に対して 「 民 だけ で いい 」 に 続い て 言っ た と さ れる ） は 、 この 状況 を 端的 に 表現 し て いる 。  ただし 、 実際 に は 王権 が 絶対 で あっ た わけ で は ない 。 王権 の 絶対 性 は 、 貴族 ・ ギルド など 特権 を 有する 諸 団体 （ 社団 ） が 統治 に 協力 する こと で 成立 し て い た が 、 彼ら は 常に 従順 な 協力 者 で は なかっ た 。 例えば 、 イングランド で は マグナ・カルタ に 基づく 議会 の 課税 承認 権 を 盾 として 財政 的 な 制約 に 悩まさ れ 続け （ ただし 、 議会 側 の 抵抗 も 当初 は 保守 的 な 封建 主義 的 な 見地 から の もの が 主 で あっ た ） 、 また フランス で 免税 特権 の 剥奪 を ルイ 16 世 が 図っ た 際 に は 、 彼ら は 再び 身分 制 議会 で ある 三 部会 を 開催 し 、 自ら の 特権 擁護 の ため に 王 に 反発 し て いる 。 この こと が 、 社団 の 解体 を もたらす フランス 革命 へ と つながっ た の は 皮肉 で あっ た 。  当初 、 この 「 絶対 王政 」 を 正当 化 する よう な 、 明文化 さ れ た 法 が あっ た わけ で は ない 。 しかし 、 後 に 王権 神授 説 や 自然 法 思想 に 基づく 社会 契約 論 など が 示さ れ 、 絶対 王政 を 肯定 化 する 試み が なさ れ た 。 と は いえ 、 自然 法 思想 に 基づく 社会 契約 論 から は 、 王権 の 絶対 性 に 異 を 唱える ジョン ・ ロック といった 思想家 も 現れ 、 市民 革命 を 擁護 する 論理 的 基盤 が 作ら れる こと に も なる 。  また 、 17 世紀 から 18 世紀 にかけて エルベ 川 以東 で も 、 絶対 主義 国家 を 樹立 し た 西欧 へ の 対抗 上 から 「 絶対 王政 の 時代 」 が 始まり 、 当時 西欧 で 流行 し て い た 啓蒙 主義 思想 と 結びつい て 、 啓蒙 専制 君主 が 出現 し た 。 プロイセン 国王 フリードリヒ 2 世 が 言っ た と さ れる 「 国王 は 国家 第 一 の 下僕 」 という 言葉 は 、 人権 思想 や 市民 権 思想 が 発達 し た 啓蒙 主義 と 結びつい た 啓蒙 専制 君主 像 を 端的 に 示し て いる 。  「 絶対 王政 」 の 時代 において 、 国王 は 当時 の 身分 制 社会 の 枠組み に 縛ら れ ながら も 、 諸侯 の 第一人者 という 立場 から 脱却 し て 、 各 特権 団体 を 従わ せる こと に 成功 し た 。 また 、 絶対 王政 を 通じ た 中央 集権 国家 の 形成 は 、 後 に 続く 国民 国家 の 形成 に 大きく 寄与 し た 。  17 世紀 における 地球 全体 の 寒冷 化 や 、 三 十 年 戦争 に 代表 さ れる 残酷 な 戦乱 の 中 で 、 人間 の 理性 に 絶対 的 な 信頼 を 置き 、 こうした 危機 を 克服 しよ う と する 考え が 生じ た 。 こうした 状況 下 で 啓蒙 主義 思想 は 隆盛 へ と むかい 、 人権 思想 、 市民 権 思想 が 発達 する とともに 、 絶対 王政 の 論拠 で ある 王権 神授 説 に 厳しい 批判 が 加え られ た 。 また 、 18 世紀 まで に 王権 の 統制 が 届か ない サロン 、 カフェ といった 「 公共 」 空間 が 生まれ 、 権力 の 由来 を 神 で なく 「 世論 」 に 求め て 王政 の 打倒 を 図る 革命 思想 が 流布 し て いっ た 。 そして 、 市民 革命 が 勃発 する と 絶対 王政 は 崩れ 、 その後 に 到来 する 近代 市民 社会 において 国民 国家 の 形成 が 進ん だ 。  イギリス において は 清教徒 革命 、 名誉 革命 を 経 た 後 、 国王 が 権利 の 章典 を 承認 し 立憲 君主 制 に 移行 し た こと によって 絶対 王政 の 時代 は 終わっ た 。  フランス において は 、 フランス 革命 において 国王 が 斬首 さ れ 、 政体 は 共和 政 に 移行 し た 。 その後 は 帝政 を 経 て 王政 復古 により 国王 が 復活 する が 、 絶対 王政 を 復活 さ せよ う と 企画 し た 国王 の 意図 は 、 1830 年 の フランス 7 月 革命 によって 打倒 さ れ た 。  フランス の 神学 者 ジャック = ペニーニュ・ボシュエ は 王権 神授 説 を 唱え 、 国王 による 支配 権 は 、 国王 の 先祖 が 神 によって 授け られ た もの で ある から 、 国王 が 失政 を 行っ た 場合 も その 責任 を 問わ れ ない 。 と 説い た 。 また 、 イングランド で も ロバート・フィルマー が 『 父権 論 （ Patriarcha ） 』 において 同じ 理論 を 唱え た 。  トマス・ホッブズ は 、 社会 契約 論 を 用い て 清教徒 革命 が 終了 し た 後 の 王政 復古 後 における 絶対 王政 を 擁護 し た 。 著書 『 リヴァイアサン 』 において 、 人間 が 自然 権 を 思い思い に 行使 する 状態 を 「" 万 人 の 万 人 による 闘争 "」 で ある と し 、 その 混乱 を 避ける ため に は 自然 権 を 国家 （= リヴァイアサン ） に 委譲 する 必要 が ある と 主張 し た 。  マルクス主義 において は 、 絶対 主義 は 封建 社会 と 市民 社会 の 過渡 期 に 出現 する と 説明 さ れる 。 封建 社会 における 支配 階級 で あっ た 貴族 が 没落 し 、 市民 社会 の 担い手 で ある ブルジョワジー が 勃興 する 中 で 、 国王 は 両 勢力 の 調停 者 として 絶対 的 な 権力 を 打ち立てる と する 。  第 二 次 世界 大戦 後 、 「 絶対 主義 」 「 絶対 王政 」 という 概念 の 再 検討 が 迫ら れ た 。 その 要因 は 、 戦 間 期 に 出現 し た ファシズム 勢力 を 分析 する 必要 が 生じ た こと に よる 。 単に 絶対 王政 期 の 王権 が 絶対 的 で あっ た と する だけ で は 、 ファシズム 政権 における 権力 者 と の 差異 化 が 図れ ない ため 、 ファシズム 政権 と 比べれ ば 、 「 絶対 王政 」 期 の 王権 に は 限界 が あっ た という 見解 が 生じ て くる の で ある 。  ファシズム 政権 が 、 大衆 メディア の 活用 など を通じて 国民 一 人 一 人 を 捕捉 し た の に対し 、 絶対 王政 下 で は 国家 の 構成 員 一 人 一 人 に まで 国家 権力 の 支配 が 及ん で い なかっ た 。 この よう に 、 社団 国家 論 において は 、 王権 の 「 絶対 性 」 に 疑問 が 示さ れる 。 当時 の 社会 において は 、 都市 ・ ギルド ・ 村落 共同 体 など 多く の 自律 的 な 団体 が 存在 し て おり 、 国王 の 「 絶対 的 」 に 見える 権力 は 、 こうした 諸 団体 の 利権 を 擁護 する 代償 として 成立 し て い た 。 こうした 国家 を 「 社団 国家 」 として とらえ 、 この 主権 国家 の 第 一 段階 として の 社団 国家 が 、 市民 革命 の 時代 を 経 て 「 国民 国家 」 へ と 発展 し て いく 、 と 説明 さ れる 。ロマン 主義 （ ロマン し ゅぎ 、 、 、 、 、 、 ） は 、 主として 18 世紀 末 から 19 世紀 前半 に ヨーロッパ で 、 その後 に ヨーロッパ の 影響 を 受け た 諸 地域 で 起こっ た 精神 運動 の 一つ で ある 。 それ まで の 理性 偏重 、 合理 主義 など に対し 感受性 や 主観 に 重き を おい た 一連 の 運動 で あり 、 古典 主義 と 対 を なす 。 恋愛 賛美 、 民族 意識 の 高揚 、 中世 へ の 憧憬 といった 特徴 を もち 、 近代 国民 国家 形成 を 促進 し た 。 その 動き は 文芸 ・ 美術 ・ 音楽 ・ 演劇 など 様々 な 芸術 分野 に 及ん だ 。 のち に 、 その 反動 として 写実 主義 ・ 自然 主義 など を もたらし た 。  ロマン 主義 は 教条 主義 、 古典 主義 の 対 概念 として とらえ られる もの で 、 アメリカ の 哲学 者 ・ アーサー ・ ラブジョイ （ ） は 「 ロマン 主義 の 時代 」 を 1780 年 から 1830 年 と し て いる 。 また 、 ロマン 主義 は 部分 的 に は 産業 革命 へ の 反動 で あっ た 。 その 萌芽 は 既に ベルナルダン・ド・サン ＝ ピエール や ディドロ に 見 られ 、 セナンクール 、 スタール 夫人 、 バンジャマン・コンスタン 、 フランソワ ＝ ルネ・ド・シャトーブリアン といった 初期 ロマン 派 作家 によって それ まで 教条 主義 によって 抑圧 さ れ て き た 個人 の 根本 的 独自 性 を 根本 と し た 表現 が 特徴 と さ れる 。 これら は ナポレオン 1 世 の 第 一 帝政 に対する 文化 的 抵抗 運動 の 中 で 文芸 サロン や サークル の 中 で 醸成 さ れ た 。 また 、 フランス の ジャン ＝ ジャック・ルソー の 著作 が ドイツ に 伝え られ た こと で 始まっ た ドイツ の ロマン 主義 は 、 さらに 再び フランス に 逆 輸入 さ れる 形 で その 花 を 開い た 。 フランス の ロマン 主義 運動 は オノレ・ド・バルザック 死後 の 1850 年代 以降 勢い を 失い 、 シャルル・クロス 等 の 小 ロマン 派 を 除い て は その 座 を 写実 主義 、 自然 主義 、 高踏 派 等 に 譲る こと に なる が 、 その 影響 は ヨーロッパ 全域 に 広まり 、 世紀 末 から 20 世紀 の 初頭 の 後期 ロマン 主義 に まで 及ん だ 。 ロマン 主義 を 信奉 する 傾向 や 集団 を 指し て ロマン 派   と も 呼ば れる 。  ロマン 主義 の 底流 に 流れ て いる もの は 、 古典 主義 や 教条 主義 が しばしば 無視 し た 個人 の 根本 的 独自 性 の 重視 、 自我 の 欲求 による 実存 的 不安 といった 特性 で ある 。 ロマン 主義 において は 、 それ まで 古典 主義 において 軽視 さ れ て き た エキゾチスム・オリエンタリズム・ 神秘 主義 ・ 夢 など といった 題材 が 好ま れ た 。 また それ まで 教条 主義 によって 抑圧 さ れ て き た 個人 の 感情 、 憂鬱 ・ 不安 ・ 動揺 ・ 苦悩 ・ 個人 的 な 愛情 など を 大きく 扱っ た 。 また 、 古典 主義 は その 技法 上 の 制約 によって 芸術 的 自由 を 抑圧 し た と 非難 する 主張 から 、 及び 古典 主義 の 欠陥 に対する 反発 から ロマン 主義 の 一部 は 出発 し た と さ れる 。  この 特性 及び 主張 は 道徳 や キリスト教 的 倫理 から 文学 を 解放 し 、 やがて 写実 主義 ・ 自然 主義 へ と 継承 さ れ た 。  ローマ帝国 時代 の ラテン語 に は 文語 として の 古典 ラテン語 と 口語 として の 俗 ラテン語 が 存在 し た が 、 その 差 は さほど 大きく なかっ た 。 衰退 期 に は いる と 文語 と 口語 の 差 は 徐々に 広がっ て ゆく 。 やがて 、 一つ の 言語 の 変種 と は もはや 呼べ ない ほど に まで その 違い は 大きく なり 、 文語 は 、 古典 ラテン語 の 知識 の ない 庶民 に は もはや 理解 困難 な ほど に まで なる 。 対し て 、 その 時代 の 口語 を ロマンス 語 と 呼ん だ 。 その ロマンス 語 で 書か れ た 文学 作品 が 、 ロマンス と 呼ば れる よう に なり 、 ギリシャ ・ ローマ の 古典 文学 の 対立 概念 と さ れる よう に なっ た 。 ロマン 主義 （ ロマンティシズム ） の 語源 は 、 ここ に ある 。 したがって ロマン 主義 の 「 ロマン 」 と は 、 「 ローマ帝国 の （ 支配 階級 、 知識 階級 で は なく ） 庶民 の 文化 に 端 を 発する 」 という 意味 で ある 。  文学 で は 「 ロマンティック   ()」 という 言葉 を 現在 、 その 言葉 に 含蓄 さ れ て いる よう な 意味合い で 初めて 使っ た と いわ れる フランス の ルソー （ 『 孤独 な 散歩 者 の 夢想 』 ） を 嚆矢 と し 、 多く の 作家 が 挙げ られる 。  18 世紀 末 の ベルナルダン・ド・サン ＝ ピエール の 『 』 や ディドロ の 『 』 あるいは ルソー の 『 』 、 『 告白 』 等 に 見 られる ロマン 主義 の 萌芽 は 19 世紀 に 入り 、 スタール 夫人 、 バンジャマン・コンスタン 、 フランソワ ＝ ルネ・ド・シャトーブリアン 、 セナンクール といった 初期 ロマン 派 作家 によって 現実 認識 及び 自我 といった 根源 及び 対象 を 持っ た 本質 的 欲求 の 表現 を通して 、 それ まで 教条 主義 によって 抑圧 さ れ て き た 個人 の 根本 的 独自 性 や それ を 根源 と し た 苦しみ が 明確 な 形 を とっ て 表現 さ れ た 。 倦怠 、 不満 、 無力 、 自己 満足 、 欲求 不満 と 人 に 容れ られ ぬ という 意識 、 こうした 実存 的 不安 、 あるいは シャトーブリアン が 「 情熱 の 空漠 性 」 と 呼び 、 コンス タン が 「 今世紀 の 主要 な 精神 的 な 病 の ひとつ 」 と 呼ん だ もの は それ まで の 教条 主義 で は その 存在 が 否定 さ れ 、 啓蒙 主義 において は その 輝き の 影 に 隠れ た もの で あっ た 。 同時に この 自我 の 流謫 と 、 他者 に対する 夢想 の 中 で 揺れ動く 自我 の 称揚 に ロマン 主義 の 基盤 が 据え られ て いる 。 これら は ナポレオン 1 世 の 第 一 帝政 に対する 文化 的 抵抗 運動 の 中 、 文芸 サロン や サークル の 中 で 醸成 さ れ た 。 また 、 ヴィクトル・ユゴー や その 兄 が 属し た 「 」 誌 、 あるいは 「 」 誌 、 「 フランス 精神 」 誌 など を 発表 の 根拠地 と し て い た 。 そして 1825 年 に ヴィクトル・ユゴー と シャトーブリアン が 自由 主義 化 する こと で ロマン 主義 は より 大きな うねり と なっ た 。 自由 主義 ・ 個人 主義 ・ エゴイズム を 柱 と する ロマン 主義 の 確立 は それ まで の 教条 主義 ・ 古典 主義 に対する 個人 の 解放 だけ で なく あらゆる 専制 に対する 人間 性 の 解放 を も 目指し た 。 ユゴー は 戯曲 『 エルナニ 』 の 序文 で こう 書い て いる 。 「 芸術 における 自由 、 社会 における 自由 、 これ こそ が 筋 が 通り 道理 に 適っ た 全て の 精神 が 足並み 揃え て 目指さ なけれ ば なら ない 二 重 の 目的 で ある 。 （ 中略 ） 文学 の 自由 は 政治 的 自由 の 娘 で ある 。 」 1830 年 、 この 戯曲 『 エルナニ 』 の 上演 における 混乱 は 「 」 と 呼ば れ 、 フランス 芸術 界 を 覆っ た ロマン 主義 における 一大 事件 と なっ て いる 。 19 世紀 前半 の 代表 的 な ロマン 主義 詩人 として は アルフォンス・ド・ラマルティーヌ 、 アルフレッド ・ ド・ミュッセ 、 アルフレッド ・ ド・ヴィニー 、 ヴィクトル・ユゴー 、 ジェラール・ド・ネルヴァル ら が 、 小説 家 として は スタンダール 、 オノレ・ド・バルザック 、 ヴィクトル・ユゴー 、 プロスペル・メリメ 、 ジョルジュ・サンド ら が 挙げ られる 。 1848 年 の 総 選挙 による ラマルティーヌ の 失敗 と 、 1850 年 の バルザック の 死 、 及び 1851 年 12 月 2 日 の ルイ ・ ナポレオン の クーデタ を 通じ 、 ロマン 主義 は 幻滅 の 中 で 写実 主義 ・ 自然 主義 に その 座 を 譲る こと に なる 。 以降 の ロマン 派 は 、 シャルル・クロス 、 エリファス・レヴィ ら の 小 ロマン 派 と 呼ば れる 詩人 ・ 作家 たち に パリ の 文芸 サロン 文化 内 で 細々 と 継承 さ れ 、 やがて 象徴 主義 に たどり着く こと に なる 。  イギリス における ロマン 主義 は 、 ヨーロッパ 啓蒙 主義 に 強い 影響 を 受け 、 ウィリアム ・ ブレイク の 詩 を その 萌芽 と し 、 ウィリアム ・ ワーズワース と サミュエル ・ テイラー・コールリッジ の 共著 で ある 詩集 『 抒情 民謡 集 （ Lyrical   Ballads ） 』 （ 1798 年 ） をもって 本格 的 に 始まる 。 さらに ロバート ・ サウジー ら が 牽引 し た 。 ワーズワース や コールリッジ ら は フランス 革命 後 保守 化 し た が 、 ナポレオン 戦争 後 ジョージ ・ ゴードン ・ バイロン 、 パーシー・ビッシュ・シェリー 、 ジョン ・ キーツ ら は 先鋭 化 し イギリス を 去っ て スイス ・ イタリア 等 に 移り 、 理想 主義 を 掲げ た 。 そうした 中 、 『 穀物 条例 歌集 』 の よう に 政治 に 深く 関わる 作品 も 著さ れ た 。 また バイロン は ギリシャ 独立 戦争 に 従軍 し た 。 これら は 産業 革命 や 重 商 主義 へ の 反動 として 産業 革命 の 浸透 と 時 を 同じく 浸透 し て いっ た が 、 やがて 産業 革命 の 所作 で ある 功利 主義 的 な 思想 にとって 代わら れる こと と なっ た 。 バイロン の 死去 し た 1820 年代 以降 、 イギリス における ロマン 主義 は 急速 に 後退 し て いっ た 。  ドイツ の ロマン 主義 文学 は ゲーテ の 作品 や 疾風 怒 濤期 の 作品 から 理論 の 形成 に 大きな 影響 を 受け た が 、 ゲーテ 自身 は ロマン 主義 に 批判 的 で あっ た 。 ドイツ 文学 における ロマン 主義 運動 は 北部 の イエナ を 中心 と し た 。 イエナ に は ザクセン ＝ ヴァイ マル ＝ アイゼナハ 大 公国 の 宰相 で も ある ゲーテ の 政策 によって 、 国内 を 代表 する 学者 たち が 教授 として 招か れ て い た 。 ドイツ の 初期 ロマン 派 （ ドイツ ・ ロマン 派 、 イエナ ・ ロマン 派 ） の 文学 者 に は 文学 誌 「 アテネーウム 」 を 主宰 し た シュレーゲル 兄弟 、 ティーク 、 ノヴァーリス など が いる 。 イエナ の サークル に は ゲーテ 、 シラー 、 シュライエルマッハー 、 フィヒテ 、 シェリング が 関わっ た 。 また この サークル に は 加わら なかっ た が 、 ヘル ダーリン も イエナ で フィヒテ の 講義 を 聴講 し て いる 。 この 初期 ロマン 派 は 哲学 へ の 志向 を 持っ た 。 この 傾向 は シュレーゲル に 強く 近代 の 特徴 的 所産 として フランス 革命 ・ フィヒテ の 知識 学 ・ ゲーテ の 『 ヴィルヘルム・マイスター 』 を 挙げ て いる 。 しかし この 文学 者 から の 接近 は 哲学 者 から は 必ずしも 歓迎 さ れ なかっ た 。 シュレーゲル は イエナ 大学 で 哲学 の 講義 を 行っ た が 、 哲学 界 から は 黙殺 さ れ た 。 また ヘーゲル や シェリング は シュレーゲル の 思想 を 浅薄 な もの と 非難 し て いる 。 しかし フィヒテ の 後期 知識 学 や 、 シェリング の 後期 哲学 ( 積極 哲学 ) に は 明確 に ロマン 主義 の 影響 が 認め られる 。 これら の ドイツ 観念論 と は 異なる 哲学 的 思索 について は 、 後 に ヴァルター・ベンヤミン が 芸術 批評 の 思想 として 発掘 し 、 カール ・ ハインツ・ボーラー など により 積極 的 に 評価 さ れ た 。 哲学 史 的 意味 において この 時期 の 古代 ギリシア 研究 に アポロン と 対置 さ れ た ディオニュソス 的 な 存在 を 見出し た 影響 は 大きく 、 ニーチェ ら が この 分類 を 用い た ほか 、 世紀 末 芸術 等 に モチーフ が 受け継が れ た 。 彼ら の グループ・イェナロマンティカー は 各人 の 転居 や 死 など により 1800 年 に は 解消 し た 。 後 に ベルリン の アルニム ら による サロン を 中心 と する 小説 家 群 が 輩出 さ れ た 。 この 文学 者 群 を 後期 ロマン 主義 と 呼び 、 グリム 兄弟 、 シャミッソー 、 ホフマン ら が 挙げ られる 。 シュレーゲル の 友人 で ある スタール 夫人 により ドイツ の ロマン 主義 は その 源流 で ある フランス に 紹介 さ れ た 。  ヴィクトル・ユゴー の 戯曲 『 エルナニ 』 の 上演 を めぐる エルナニ 事件 が 起き た 1830 年 に 、 ベルギー は 臨時 政府 議会 による 独立 承認 が 行わ れ て いる 。 独立 前 の 政治 的 混乱 と 産業 革命 の 成功 に 伴う ブルジョワ 階級 の 功利 主義 の 中 で ロマン 主義 の 受容 は 遅れ て い た と いわ れ 、 また 当時 の フランス 王 党派 色 の 強い ロマン 主義 文学 に対して オランダ 王家 （ オラニエ ＝ ナッサウ 家 ） に対する 独立 運動 を 行っ て い た ベルギー 人 の 反応 は 薄かっ た と いわ れ て いる 。 フランス 側 から だけ で なく 、 ドイツ 側 から も 喧伝 さ れ た が 、 一部 の 貴族 以外 から の 反響 は なかっ た 。 ベルギー が ロマン 主義 の 受容 を 始める の は 、 自由 主義 と ロマン 主義 を 明確 に 掲げ た 「 グローブ 」 紙 が 熱心 に 読ま れ 始める 1820 年代 中盤 、 1826 年 に   ()   が パリ から ブリュッセル に 移り 、 バロン の 執筆 し た 「 ブリュッセル ・ ジャーナル 」 誌   ()   と 古典 派 の 拠 城 と さ れる 「 歩哨 」 誌   ()   と の 間 で ロマン 主義 に関する 論争 が 行わ れ て から の こと だっ た 。 また 、 パリ に対して その 約 半分 だっ た ブリュッセル の 印刷 費 と フランス 第 二 帝政 の 厳しい 言論 統制 により 、 ブリュッセル で フランス 向け の 海賊 出版 物 が 数多く 出版 さ れ て いる 。 この 海賊 出版 は バルザック の 『 19 世紀 フランス の 作家 たち へ の 書簡 』 で 激しく 非難 さ れ て いる 。 この 状態 は 1852 年 4 月 22 日 に フランス ・ ベルギー 両 政府 間 で 「 文学 ・ 芸術 著作 権 に関する 相互 保護 協定 」 が 締結 さ れる まで 続い た 。 この 海賊 出版 を めぐる 論争 は フランス の ロマン 主義 に対する 攻撃 に も 発展 し た 。 1836 年 の 『 ベルギー 評論 』 で は 既に 「 想像 力 の もと で 良識 を 抑圧 しよ う と する この 新しい 文学 は 、 風俗 を 廃れ させ 、 道徳 を 破壊 し 、 悪徳 と 罪 と に 、 金 の 小片 を 散りばめ た 真っ赤 な マント を 纏わ せ て いる 」 と 非難 さ れ て おり 、 1846 年 に は 詩人 ラウル の 『 ユゴー に 反し て 』 ()   という ロマン 主義 を 激しく 非難 する 小 冊子 が 刊行 さ れ 、 ブリュッセル で は その後 次々 と ロマン 主義 を 攻撃 する 風刺 的 小 冊子 が 刊行 さ れ た 。 海賊 出版 論争 の 間 に ベルギー 言論 界 は フランス の 自由 主義 的 ロマン 主義 と 自ら の 矛盾 を 自覚 し て ベルギー ・ ナショナリズム が 萌芽 し 、 ゲル マン 的 ロマン 主義 の 模倣 を 経由 し ベルギー 独自 の 幻想 文学 に 至っ て いる 。 この ロマン 主義 を 受容 し た 時期 に 書か れ た 小説 として （ アンリ・コンシャンス ） の ロマン 主義 的 歴史 小説 『 フランデレン の 獅子 』 ( 1839 年 ) が 挙げ られる 。  ポルトガル の ロマン 主義 は フランス の それ の 影響 が 強く 、 ポルトガル において ロマン 主義 は 、 1825 年 に 詩人 の アルメイダ・ガレット が 亡命 先 の フランス で 発表 し た 『 カモンイス 』 ( 1825 ) によって 導入 さ れ た 。 ガレット の 他 に 、 初期 の ポルトガル ・ ロマン 主義 の 形成 に 大きな 役割 を 果たし た 人物 として 、 歴史 家 で あり 、 詩人 で も ある アレシャンドレ・エルクラーノ の 名 を 挙げる こと が できる 。 写実 主義 の 萌芽 が 見 られる ジュリオ・ディニス や 、 『 破滅 の 恋 』 ( 1862 ) の よう な 恋愛 小説 を 残し た カミロ・カステロ・ブランコ   の よう な 第 二 世代 に 続い て 保守 的 で 形式 的 な 超 ロマン 主義 が 文壇 を 支配 し 、 こうした 超 ロマン 主義 に対して 1865 年 に 反 ロマン 主義 者 が その 後進 性 を 批判 し た コイン ブラ 問題 は 、 ポルトガル の 後進 性 を 巡る 文学 論争 に 発展 し た 。  ポーランド の ロマン 主義 （ ） は 、 ポーランド 分割 に 参加 し た ドイツ の 諸 作家 及び イギリス の バイロン の 影響 を 強く 受け た 。 1831 年 の ポーランド 蜂起 から 1863 年 の 第 2 次 ポーランド 蜂起 まで が 盛ん な 期間 で あっ た 。  ポーランド ロマン 主義 三 大 詩人 と 呼ば れる アダム・ミツキェヴィチ 、 ユリウシュ・スウォバツキ 、 ジグムント・クラシンスキ や 、 歴史 小説 で 知ら れる ユゼフ・イグナツィ・クラシェフスキ 等 が 活躍 し た 。 ロマン 主義 隆盛 の 後 、 ポーランド 文学 は 19 世紀 後半 の 実証 主義 、 自然 主義 に 向かっ て 行く こと に なる 。  キューバ において ロマン 主義 は 、 スペイン の 植民 地 支配 に対する 抵抗 の 手段 として の 役割 を 果たし た 。 1830 年代 から 1840 年代 にかけて キューバ の ロマン 主義 文学 者 は ドミンゴ・デル・モンテ が 創刊 し た 雑誌 『 レビスタ・ビメストレ・クバナ 』 ( 1831 - 1834 ) に 集結 し 、 その 中 から 重要 な 批評 家 が 現れ た 。 その他 に も キューバ の ロマン 主義 者 として 、 反 スペイン 運動 に 参加 し た 叙事詩 人 ホセ ・ ハシント・ミラネス の よう な 人物 の 名 を 挙げる こと が できる 。  アルゼンチン において ロマン 主義 は 、 1829 年 から 1852 年 まで アルゼンチン を 独裁 的 に 支配 し た フアン・マヌエル・デ・ロサス と の 関係 の 中 で 培わ れ た 。 ロマン 主義 が ラ・プラタ 川 流域 に 登場 し た の は 、 フランス の ロマン 主義 に 影響 を 受け た エステバン・エチェベリーア の 『 エルビア 、 もしくは エル・プラタ の 恋人 』 （ 1832 ） によって で あっ た 。 エチェベリーア は その後 『 調べ 』 （ 1837 ） など を 著し た 後 に 、 ロサス と 決定的 に 敵対 し た ため に ウルグアイ に 亡命 し 、 亡命 先 で ロサス の 圧政 から 着想 を 得 て 暴力 を 描い た 小説 『 エル ・ マタデーロ 』 （ 1840 ） を 著し た 。  エチェベリーア が そう で あっ た よう に 、 ロサス の 反対 者 は 「 1837 年 の 世代 」 と 呼ば れる グループ を 結成 し 、 亡命 先 から ロサス と 対立 し た が 、 その よう な 人物 の 中 で 特に 優れ て い た の は チリ に 亡命 し て い た ドミンゴ・ファウスティーノ・サルミエント だっ た 。 サルミエント は ラ・リオハ 州 の カウディーリョ 、 フアン・ファクンド・キロガ の 生涯 を 描い た 『 ファクンド 』 （ 1845 ） で 、 アルゼンチン における 「 野蛮 」 な ガウチョ や カウディーリョ と 、 「 文明 」 で ある ヨーロッパ の 文化 と の 対立 を 描い て いる 。  ロサス 失脚 後 の ロマン 主義 に 位置づけ られる 作家 に は 、 『 アマ リア 』 の ホセ ・ マル モル や 、 の 大成 者 で あり 、 「 アルゼンチン の 聖書 」 と も 呼ば れる 叙事詩 『 』 （ 1872 ） を 著し た ホセ ・ エルナンデス の 名 が 挙げ られる 。  ブラジル 帝国 において ロマン 主義 は 、 ゴンサルヴェス・デ・マガリャンイス の 『 詩的 吐息 と 感情 』 （ 1836 ） によって 導入 さ れ た 。 ブラジル の ロマン 主義 は ヨーロッパ の 形式 の 模倣 に 過ぎ なかっ た が 、 扱わ れ た 主題 は 新た な 国民 国家 の アイデンティティ に関する もの だっ た 。 ヨーロッパ の ロマン 主義 において 英雄 と 見なさ れ た の は 中世 の 騎士 だっ た が 、 中世 を 経験 せ ず 、 騎士 も 存在 し なかっ た ブラジル において その 役割 は インディオ によって 担わさ れる こと に なり 、 インディアニズモ と 呼ば れる 文学 潮流 が 生まれ た 。 その 中 で 目標 と さ れ た の は 、 「 ブラジル 語 」 の 創造 だっ た 。 この よう に 、 ロマン 主義 文学 者 の 想像 上 の インディオ は インディアニズモ の 潮流 の 中 で 賞賛 さ れ た が 、 奴隷 制 に 苦しむ 黒人 は 少数 の 例外 を 除い て ロマン 主義 文学 者 の テーマ に は なら ず 、 実際 に 存在 する インディオ に対して は 無 関心 、 または 敵対 的 な 政策 が 採ら れ た 。  ブラジル ロマン 主義 の 文学 者 として は 、 詩 において インディアニズモ を 開拓 し た ムラート の アントニオ・ゴンサルヴェス・ディアス 、 インディアニズモ 小説 の 『 イラセマ 』 と 『 グアラニー 』 で ブラジル ロマン 主義 の 頂点 に 立っ た ジョゼ・デ・アレンカール 、 『 ある 在郷 軍曹 の 回想 録 』 （ 1852 ） で 帝都 リオ の 風俗 を 描き 、 上流 階級 を 揶揄 し た マヌエル・アントニオ・デ・アルメイダ 、 ブラジル ロマン 主義 に 「 笑い 」 を もたらし 『 苦しめ られ し 犠牲 者 たち 』 （ 1869 ） で 黒人 に 若干 の 偏見 を 持ち ながら も 黒人 奴隷 制 を 告発 し た ジョアキン・マノエル・デ・マセード 、 ヴィクトル・ユーゴー の 人道 主義 に 共感 し 、 奴隷 制 廃止 運動 に 携わっ た 詩人 カストロ・アルヴェス 、 『 奴隷 女 、 イザウーラ 』 （ 1875 ） で 白人 女性 の よう な 黒人 女性 を 描い た ベルナルド・ギマランエス など の 名 が 挙げ られる 。  日本 で は 明治 中期 （ 1890 年 前後 ） 以降 、 西欧 の ロマン 主義 文学 の 影響 を 受け 、 森 鴎外 の 『 舞姫 』 （ 1890 年 ） によって ロマン 主義 文学 が 始まり 、 「 文学 界 」 同人 の 島崎 藤村 ・ 北村 透谷 ら によって 推進 さ れ た 。 透谷 は 『 内部 生命 論 』 （ 1893 年 ） で 「 吾 人 は 人間 の 根本 の 生命 に 重き を 置か ん と する もの なり 」 と 主張 し た 。 また 、 写実 主義 に対する 反動 から 泉 鏡花 の 観念 小説 が 書か れ 、 日 清 戦争 後 の 社会 不安 から 広津 柳浪 の 悲惨 小説 （ 深刻 小説 ） が 書か れ た 。 日本 の ロマン 主義 文学 の 主 な 作品 は 、 樋口 一葉 の 短編 小説 『 たけ くらべ 』 （ 1895 年 ） 、 島崎 藤村 の 詩集 『 若菜 集 』 （ 1897 年 ） 、 国木田独歩 の 随筆 的 小説 『 武蔵野 』 （ 1898 年 ） 、 徳 冨 蘆花 の 社会 的 視野 を 持っ た 家庭 小説 『 不如帰 』 （ 1899 年 ） 、 泉 鏡花 の 幻想 小説 『 高野 聖 』 （ 1900 年 ） 、 与謝野 晶子 の 歌集 『 みだれ 髪 』 （ 1901 年 ） 、 高山樗牛 の 評論 『 美的 生活 を 論ず 』 （ 1901 年 ） など で ある 。 国木田独歩 は やがて ロマン 主義 から 自然 主義 的 な 作風 に 変化 し て ゆき 、 島崎 藤村 は 『 破戒 』 （ 1906 年 ） により 、 ロマン 主義 から 自然 主義 文学 に 完全 に 移行 し た 。 日本 の ロマン 主義 文学 は 、 西欧 の それ に 比べ て 短命 で あっ た 。 また 、 夏目 漱石 は 「 浪漫 」 という 漢字 による 当て字 を 考案 し た 。 日本 における ロマン 主義 は 明治 末期 に 始まり 大正 初期 に は 自然 主義 へ の 移行 で 終わっ た が 、 「 ロマン 主義 の 終焉 し た 大正 時代 」 の 文化 世相 を 「 大正 ロマン （ 大正 浪漫 ） 」 と 呼ぶ 。  1935 年 （ 昭和 10 年 ） に なる と 新しい ロマン 主義 を 模索 する 保田 與 重郎 を はじめ と する 日本 浪 曼派 が 登場 し た 。 これ は 国粋 主義 的 な 思想 の 強い もの で あっ た 。 「 日本 浪 曼派 」 の 同人 に は 亀井 勝一郎 、 檀 一雄 、 太宰 治 等 が いる 。  キリスト 教 的 教条 主義 から 表現 を 解放 し た ロマン 主義 は 、 教会 の 指導 から 世俗 権力 に 政治 的 主導 権 が 大きく 振ら れる 過程 と 時 を 同じく し 、 王権 神授 説 によって その 正統 性 を 保障 さ れ た ブルボン 王家 から フランス 革命 によって その 権力 が 離れ 、 ナポレオン によって フランス 帝国 が ヨーロッパ 全体 に 伸張 する 過程 で ブルジョアジー に 支持 さ れ 、 普及 し た 。 この 動き の 中 で ロマン 主義 陣営 から の 政治 参加 が めざましく 見 られ た 。 フランス において は オルレアン 公爵 夫人 の 側近 を 務め 、 後に ルイ ・ ナポレオン 公 の 陣営 に 転じ た ヴィクトル・ユゴー や 、 二月 革命 の 臨時 政府 で 外務 大臣 に 就任 し た ものの 同年 の 大統領 選挙 で 華々しい 失敗 を 演じ た アルフォンス・ド・ラマルティーヌ など の 政治 へ の 参加 が み られ た ものの 、 1851 年 の ルイ ・ ナポレオン の クーデター により ブルジョアジー の 関心 は 急速 に ロマン 主義 から は なれ 、 科学 的 経済 的 進歩 の 競争 に 向け られる よう に なっ た 。 フランス 革命 によって 刺激 さ れ た 国民 意識 の 形成 は 、 東欧 ・ 北欧 ・ スペイン ・ ドイツ など の 諸 民族 が 同様 に 民族 主義 的 な 文化 的 国民 性 及び 民族 として の 一体 性 を 強く 意識 さ せ た 。 ドイツ において は 領 邦 国家 に 分裂 し た 社会 及び 近代 世界 の 克服 が ドイツ における ロマン 主義 の 主要 な 主題 の ひとつ で あり 、 これ は 民族 共同 体 の 意識 が 強かっ た オリエント へ の 憧憬 や 教会 と 神聖 ローマ帝国 の もと に あっ た 中世 へ の 懐古 と 結びつい た 。 こうした ドイツ における 保守 化 ・ 伝統 回帰 の 傾向 は 特に ナポレオン 戦争 後 の ウィーン 体制 ・ 正統 主義 を 背景 と し た 後期 ロマン 派 に 顕著 で ある 。 大戦 間 において 再び 隆盛 し た ロマン 主義 的 な 政治 について は カール ・ シュミット が 、 至上 化 し た 生 の 高揚 の ため に 政治 を 利用 する 機会 偶因 主義 （ 、 オッカジオナリスムス ） で ある と 批判 し た 。  先行 する 新 古典 主義 に対する ロマン 主義 の 反 伝統 的 、 反 制度 的 表現 を 準用 し て 、 絵画 において も ロマン 主義 の 呼称 が 用い られる 。 ロマン 主義 に 属する 画家 として は 、 スペイン の ゴヤ 、 フランス の ドラクロワ 、 テオドール・ジェリコー 、 ギュスターヴ・ドレ 、 イギリス の ウィリアム・ブレイク 、 ジョゼフ ・ マロード・ウィリアム・ターナー 、 サミュエル ・ パーマー 、 リチャード ・ ダッド 、 イタリア の フランチェスコ・アイエツ 、 スイス の ヨハン・ハインリヒ・フュースリー 、 ドイツ で は 山岳 ・ 廃墟 など を テーマ に し た カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ 、 フィリップ・オットー・ルンゲ 、 ノルウェー の ヨハン・クリスチャン・ダール など が 挙げ られる 。  日本 の 絵画 で は 藤島 武二 、 青木 繁 ら が 知ら れる 。  音楽 における ロマン 主義 （ ロマン 派 ） 時代 は 、 バロック 音楽 に 続く 古典 派 音楽 の 次 に 来る 時期 を 指し 、 ほぼ 19 世紀 全体 及び 20 世紀 初頭 に 及ん で いる 。 ただし 19 世紀 後半 に は ロシア や 東欧 ・ 北欧 ・ スペイン で は 民族 主義 的 な 国民 楽 派 が 栄え 、 フランス で は 20 世紀 初頭 に は 印象 主義 音楽 に 移行 し て い た 。 この ため 、 後期 ロマン 派 と 呼ば れる 19 世紀 中盤 以降 の ロマン 派 音楽 は 、 ドイツ ・ フランス ・ イタリア 等 の 限定 的 な 地域 で の 流行 と なっ た 。 代表 的 な 作曲 家 として フランツ ・ シューベルト 、 エクトル・ベルリオーズ 、 フレデリック ・ ショパン 、 ロベルト ・ シューマン 、 フランツ ・ リスト 、 リヒャルト・ワーグナー 等 が 挙げ られる 。マニフェスト （ ） と は  日本 で は その 体裁 から 「 有権者 団 と の 契約 」 と 主張 さ れる こと が 多い が 、 実際 に 法的 拘束 力 が ある もの で は なく 、 あくまでも 選挙 公約 の 一 形態 に すぎ ない 。 本家 の イギリス で も 法的 な 意味 で の 契約 の 命令 的 性格 について は 否定 さ れ て いる 。  日本 で は 、 選挙 において は 政党 の 選挙 公約 の 声明 （ 書 ） において 英語 の マニフェスト が よく 使わ れ た こと から この 意味 に 限定 さ れ て いる こと が 多く 、 有権者 に 政策 本位 の 判断 を 促す こと を 目的 として 、 政党 または 首長 ・ 議員 等 の 候補 者 が 当選 後 に 実行 する 政策 を 予め 確約 （ 公約 ） し 、 それ を 明確 に 知らせる ため の 声明 （ 書 ） と の 意味 に なる 。 この 場合 の マニフェスト は 「 政策 綱領 」 「 政権 公約 」 「 政策 宣言 」 「 （ 政治 的 ） 基本 方針 」 など と 訳す こと が 多い 。 しかし 、 この 用法 は 「 選挙 ごと に 、 政治 の 基本 政策 ・ 基本 理念 が 変わる 」 こと を 意味 する 結果 と なる こと から 、 「 選挙 公約 」 、 「 （ 政治 的 ） 基本 方針 」 と する こと が 適当 で ある と の 論点 も ある 。  「 マニフェスト 」 という 語 について は 有名 な もの として 「 共産党 宣言 」 （ Manifest   der   Kommunistischen   Partei ） が ある 。  マニフェスト （ Manifesto ） の 語源 について は 、 ラテン語 で 「 手 （ manus ） 」 と 、 「 打つ （ fendere ） 」 が 合わさっ た 、 と する 説 が 有力 。 「 手 で 打つ 」 ⇒「 手 で 感じ られる ほど 明らか な 」⇒「 はっきり 示す 」 と 派生 し た と 考え られ て いる 。 これ が イタリア 語 で Manifesto   ( 伊 )「 声明 （ 文 ） ・ 宣言 （ 文 ） 」 と なる 。 その後 、 イギリス において 党首 の 演説 が Manifesto （ 声明 文 ） と 呼ば れる よう に なる 。 manifest ( 英 ) は 英語 の 一般 名詞 ・ 動詞 ・ 形容詞 で ある が 、 イタリア 語 ・ ラテン語 由来 の Manifesto と 記述 する 場合 は とくに 政治 上 の 声明 文 を 意味 する 名詞 と なる 。 manifest の 発音   / ˈ mæn ɪ fest /   は 「 マニフェスト 」 に 近く 、 manifesto は / ˌ mæn ɪˈ fest əʊ /   / ˌ mæn ɪˈ festo ʊ / という よう に 語尾 が 二 重母音 に なっ て おり 「 マニフェストウ 」 に 近い 。 日本語 表記 の さい 「 マ " ニュ " フェスト 」 と は 記述 し ない 。  Manifesto と 呼ば れる 党首 の （ 所信 表明 ） 演説 が イギリス で 最初 に 選挙 公約 として 使わ れる よう に なっ た の は において 保守党 党首 ・ 首相 サー・ロバート・ピール 准 男爵 が の 選挙 区民 に 向け て 出し た もの だ と さ れる 。 この 「 タムワース・マニフェスト 」 は 保守党 党首 で 前 首相 でも あっ た ピール の 個人 的 な 公約 の 性格 が 強い もの で あっ た 。 この 声明 は 翌年 の 総 選挙 において 保守党 の 政治 方針 として 公式 に 採用 さ れ た 。 以来 、 イギリス で は 総 選挙 ごと に 主要 政党 は マニフェスト を 発表 し て き た 。 1906 年 に は 労働党 が 政党 の 公約 として 初めて マニフェスト を 出す 。 現在 の よう に 冊子 の 形 に なっ た の は 1935 年 総 選挙 時 の 保守党 の もの が 最初 で ある と さ れる 。 また 1980 年代 初頭 以降 、 各党 の マニフェスト は 写真 入り の カラー 印刷 冊子 と なっ た 。 現在 、 日本 において いわ れる 選挙 公約 として の マニフェスト は 、 この イギリス の 19 世紀 以来 の 政治 慣行 を 参考 に し た もの で ある 。 しかし 、 イギリス における マニフェスト に は 、 数値 目標 や 財源 が 詳しく 記載 さ れ て いる と 言う 理解 は 誤り で あり 、 イギリス の 下院 議員 や 研究 者 たち も 、 こうした 理解 を 否定 し て いる 。  イギリス の 最初 の マニフェスト は 1835 年 の 総 選挙 において ロバート ・ ピール が 自身 の タムワース 選挙 区 の 選挙 区民 に 向け て 出し た もの だ と さ れる 。 ただし この 「 タムワース・マニフェスト 」 は ピール の 個人 的 な 所信 表明 の 性格 が 強い もの で あっ た 。 1906 年 に は 労働党 が 政党 の 公約 として 初めて マニフェスト を 出す 。 現在 の よう に 冊子 の 形 に なっ た の は 1935 年 総 選挙 時 の 保守党 の もの が 最初 で ある と さ れる 。 また 1980 年代 初頭 以降 、 各党 の マニフェスト は 写真 入り の カラー 印刷 冊子 と なっ た 。  政策 綱領 声明 文 で ある Manifesto が 具体 的 な 選挙 公約 声明 文 と なる 構図 は 本家 の イギリス の 議会 制度 が 大きく 関わっ て いる 。 イギリス で は 当初 Manifesto は 党首 など 政治 家 の 個人 的 な 所信 表明 や 、 党内 で 決定 さ れ た 政策 方針 の 要領 を 党 大会 で 声明 文 として 出す という 内輪 で の 使用 を 念頭 に 置い た もの で あっ た 。 しかし 19 世紀 の 選挙 制度 改革 により 比例 代表 制 が 廃止 さ れ 1 人 区 が 支持 さ れる よう に なる 。 この 小 選挙 区 選挙 制度 で は 、 たいてい の 場合 は 第 一 党 が 過半数 で 与党 と なる 。  一方 で イギリス の 上院 （ 貴族 院 ） は 貴族 議員 による 終身 制 で あり 、 党派 の 固定 が 19 世紀 から 問題 と さ れ て い た 。 特に 19 世紀 後半 の 各種 社会 政策 について 労働党 の 法案 や 予算 案 を しばしば 否決 する こと で 挫折 さ せ て おり 、 1911 年 の 議会 法 を めぐる 議論 、 1918 年 の ブラ イス ・ リポート を めぐる 議論 を 経 て 上院 の 構成 ・ および 権限 の 見直し が おこなわ れ 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 1945 年 に 労働党 が 伸張 し て 以降 、 産業 の 国有 化 など 非 伝統 的 政策 の 議案 について 、 下院 の 総 選挙 で 政権 を 取っ た 党 が 明確 に 掲げ た 政策 公約 について 国民 の 民意 の 反映 として 廃案 に は し ない 、 あるいは 成立 を 遅延 さ せ ない という 伝統 （ ソールズベリー・ドクトリン ） が 確立 し て いる 。 英国 の この 政治 的 慣例 の もと で は 下院 で の 選挙 に 勝つ と たいてい は 過半数 を 獲得 する だけ で なく 上院 で の 公約 の 法案 通過 が 保証 さ れ て おり 、 さらに 内閣 制 な ので 与党 が 立法 し た 公約 を 、 ただちに 行政 に 反映 できる という 極めて まれ な 条件 が 存在 する 。 もっとも 実際 に は 、 ソールベリー・ドクトリン は 、 上院 の 第 二 読会 まで を 保証 し て いる だけ で あっ て 、 その後 の 修正 は かなり の 期間 において 認め られ て いる という こと が 上下 両院 合同 委員 会 で 文書 と なっ て いる 。 実際 、 ブレア 政権 の ID カード 法案 に関して は 、 それ が マニフェスト で も 明記 さ れ て い た に も かかわら ず 、 貴族 院 で 強力 な 抵抗 に あい 、 政府 法案 は 12 回 も 敗北 さ せ られ た 。 。  同じく 英語 圏 の 米国 で は 、 行政 と 立法 ば 大統領 制 によって 分離 さ れ て いる だけ で なく 、 大統領 選 、 上院 選 、 下院 選 が 別々 の 時期 に 定期 的 に 行わ れ 、 上 ・ 下院 だけ で なく 、 立法 と 行政 の ねじれ が 起こり やすい 仕組み に なっ て いる 。 この ため 、 一つ の 選挙 の 勝利 が 直接 政権 獲得 に つながる イギリス と ちがい 、 具体 的 な 公約 を 宣言 し て も 、 選挙 後 ただちに 実行 できる こと が 制度 上 で 予約 さ れ て い ない 。 この こと から 上下 両院 ・ 大統領 選挙 の いずれ の 場合 も 英国 マニフェスト 方式 で は なく 、 より 大まか で 理念 的 な もの か 目標 など を 宣言 する 場合 が 多い 。  2 院 制 を 採用 する 国 で は 、 イギリス の よう に 下院 の 総 選挙 に 政権 運営 の 全て が 集約 し て いる という 政治 文化 は 非常 に 特殊 で ある 。 二 大 政党 制 に 該当 する 国 で も 米国 で は 大統領 に 法案 提出 権 が ない ばかり か 政党 の 長 （ 民主党 全国 委員 長 や 共和党 全国 委員 長 ） に も 法案 作成 上 の 権限 が なく 、 上下 両院 議員 の 議会 活動 に 大きく 委ね られ て いる 。  また 、 比例 選挙 区 制度 の 国 で は 、 選挙 が 終わっ て 議会 の 人数 区分 が はっきり し た 後 の 、 連立 政権 を 構築 する 段階 で 連立 に 参加 し て いる 政党 と の 間 の 協議 で 実際 の 政策 運営 の 指針 が 決定 する 。 「 単一 の 選挙 に 勝つ 」 ＝ 「 下院 過半数 」 ＝ 「 与党 だけ 立法 と 行政 を 牛耳る 」 ＝ 「 公約 を そのまま 立法 し 内閣 で 執行 する 」 の 図式 が 成り立つ の は イギリス ぐらい で ある 。 アメリカ で は 代わり に 「 Party   Platoform 」 など の 用語 が よく 使わ れ 、 あくまでも 党内 の 方策 という 面 が 強い 。 選挙 公約 声明 として の マニフェスト は イギリス で 一般 に 使わ れる 用語 で ある こと を 留意 する 必要 が ある 。 フランス 、 ドイツ の よう に 議員 に対する 命令 的 委任 を 明確 に 否定 する 政体 も あり 、 イギリス の 議会 制度 における マニフェスト は 半 代表 制 や イギリス の 議会 主権 の 伝統 の もと で 独特 の 地位 を 占め て いる 。  イギリス で は マニフェスト を 命令 的 委任 と 解する こと は 原則 的 に 禁止 さ れ て いる 。 これ は マンデイト 論 （ mandate : 命令 ） と 呼ば れ 、 第 一 は マニフェスト を 特定 の 事項 を 実行 する よう 命令 さ れ て いる と 解釈 する 側面 で ある 。 第 二 は 「 授権 ( authorization )」 で あり 、 選挙 民 に 公約 を 示し 与党 に なる こと によって 政権 党 は 公約 を 実行 する 権利 ・ 権限 を 付与 さ れる 、 と 解釈 する 面 で ある 。  命令 と 捉える 概念 は 、 厳密 に 法的 な 意味 において は 、 否定 さ れ て いる 。 1947 年 庶民 院 議員 特権 委員 会 は 「 議会 における 議員 の 完全 な 独立 および 行動 の 自由 を 統御 ない し 制限 する よう な 議会 外 の 組織 と の 契約 的 な 合意 は 」 「 発言 の 自由 という 特権 の 維持 と 矛盾 する 」 として 「 議員 の 独立 」 「 議員 の 発言 の 自由 」 「 議員 の 活動 の 自由 」 「 命令 的 委任 の 禁止 」 を 確認 し て おり 、 その後 も 同 委員 会 は 繰り返し この こと を 確認 し て いる 。 一方 で 判例 の 態度 は 必ずしも 一貫 し て おら ず 、 グラマー スクール の 存続 を 公約 に 掲げ た 事 に関する Tameside 事件 で は 政策 の 実行 が 義務付け られ て いる と の 判断 が 下さ れ て いる 。 ただし 近年 の 判例 の 動向 は マニフェスト に 拘束 さ れ ない と する 方向 で ある と さ れる 。  厳格 に 法的 意味 において 、 マニフェスト が 法的 に 強行 可能 な もの と は いえ ない が 、 政治 的 文脈 で は 一定 の 有効 性 を 有し て いる と さ れる 。 総 選挙 において 、 争点 の 一つ で 当該 問題 に関する 主要 政党 の 立場 が 明確 に 異なり 、 多く の 選挙 民 が それ を 認識 し て い た 場合 に は マンデイト が 成立 する と の 見解 が ある 。 たとえば 1911 年 の 総 選挙 で は 貴族 院 の 権限 削減 について 、 2001 年 の 総 選挙 時 の 労働党 の マニフェスト による ヨーロッパ 人権 条約 の 国内 法 化 、 貴族 院 改革 など も 選挙 民 の 広範 な 支持 が あっ た と し 、 この よう な 場合 に は マンデイト の 概念 が 成立 し た と みる こと も 可能 で ある 、 と する 。  授権 と 見る 場合 に は マニフェスト に 提示 さ れ た 政策 を ワン パッケージ として 選挙 民 は イエス ・ ノー の 選択 を 迫ら れ 、 そこ に 記載 さ れ た 個別 の 事案 について 賛否 を 表明 でき ない こと に なる 。 マニフェスト 内 に 相互 に 矛盾 する 政策 が 掲げ られ て い たり 、 選挙 民 の 支持 が 得 られ ない と 考え られる 政策 が わざと 外さ れる 場合 も あり 、 当該 政党 に 投票 し た 選挙 民 が 当該 政党 の マニフェスト に 掲げ られ た すべて の 公約 を 承認 し た と は いえ ず 、 選挙 民 の 信任 ・ 授権 が あっ た と は 到底 言い 得 ない 、 と の 面 が ある 。  イギリス における マニフェスト・マンデイト 論 は かなり 柔軟 な 原理 として 理解 さ れ て おり 、 この 原理 の 厳格 な 運用 に は 批判 的 見解 が 有力 で ある 。 この 点 日本 において 「 イギリス の マニフェスト 選挙 が 理想 的 な 形 で 実現 し て いる 」 か の よう な 喧伝 に は 大いに 疑問 が 残る ところ で ある 。 さらに 、 日本 で は 、 イギリス における 政党 マニフェスト に 数値 目標 が 多く 含ま れ 、 財源 も 詳しく 記載 さ れ て いる という 誤っ た 理解 が 流布 さ れ た が 、 実際 に は 、 イギリス の 政党 マニフェスト に 詳細 な 財源 を 根拠 に し た 数値 目標 は 記載 さ れ ない 。  従来 の 選挙 公約 と は 異なり 、 何 を いつ まで に どれ くらい やる か （ 具体 的 な 施策 、 実施 期限 、 数値 目標 ） を 明示 する とともに 、 事後 検証 性 を 担保 する こと で 、 有権者 と 候補 者 と の 間 の 委任 関係 を 明確 化 する こと を 目的 と し て いる 。 つまり 、 い つ （ 実施 時期 ） の 予算 （ 目標 設定 ） に 何 （ 具体 的 な 施策 ） を 盛り込ん で 実現 さ せる の か を 明文化 する もの で あり 、 必然 的 に 政権 を 取り 予算 を 制定 し 行政 を 運営 する こと が 条件 と なる ため 、 「 政権 公約 」 という 訳 が あて られ 2003 年 の 衆議院 議員 総 選挙 以降 定着 し つつ ある 。  政権 奪取 ・ 運営 が 前提 と なる ため 、 政権 に 関与 する 可能 性 が 薄い 野党 第 2 党 以下 の 公約 について は 、 マニフェスト として 議論 ・ 検討 の 対象 と す べき で は ない と する 見方 も ある 。 実際 に 野党 は 極めて 実現 可能 性 の 低い 公約 を マニフェスト として かかげる 傾向 が 強い 。  一方 、 「 政権 公約 」 を 選挙 ごと に 変える の は 、 政党 として 一貫 性 が なく 、 場当たり 的 な 性格 を 示す 結果 と なる ので 、 「 『 政権 公約 』 を 『 マニフェスト 』 と する 表現 は 政党 が 自ら 使用 する 表現 で は ない 」 と する 理解 も ある 。 さらに は 、 日本 の マニフェスト 自体 が 上記 の 事後 検証 性 で 与野党 の 双方 の 物 が 検証 さ れ て い ない と 言う こと から も 日本 において は 「 従来 の 選挙 公約 と 大して 変わら ない の で は ない か 」 といった 批判 も 存在 する 。  なお 、 民主党 は 、 2014 年 12 月 の 第 47 回 衆議院 議員 総 選挙 で 「 マニフェスト 」 方式 を 採用 し て いる が 、 それ は 独自 の 判断 による もの と 考え られる 。  また マニフェスト に 縛ら れる と 、 変化 へ の 迅速 な 対応 が でき ない と の 批判 も 存在 する 。  政権 公約 を 発表 し た から と 、 必ず その 公約 を 達成 し なけれ ば なら ない 、 もしくは 逆 に 極めて 重要 な 課題 だ が マニフェスト へ の 盛り込み を 見送っ た 事項 を 推進 し て は なら ない 、 という わけ で は ない が 、 国民 の 不信 感 が 生まれる 。 マニフェスト は 通常 法的 拘束 力 が ある と は みなさ れ ない 。 ここ で いう 法的 拘束 力 と は 、 マニフェスト の 実施 を 司法 的 強制 力 により 実現 さ せる こと が できる か どう か という 観点 で あり 、 日本国 憲法 上 、 国会 議員 に対する 命令 委任 を 認める か どう か について 、 法的 な 議論 が ある （ 参照 : 日本国 憲法 第 43 条 ） 。 政局 において は 、 世相 の 現実 が マニフェスト 作成 時 に 想定 し た 前提 と 異なっ た 場合 、 マニフェスト の 撤回 が 野党 に 絶好 の 攻撃 材料 を 与える こと に なる 可能 性 が ある 。  PHP 総合 研究所 マニフェスト 検証 委員 会 が 2007 年 5 月 に おこなっ た 2004 年 参議院 選挙 マニフェスト の 検証 で は 、 自民党 の 達成 度 が 100 点 満点 中 22 - 43 点 、 公明党 は 19 - 36 点 と なっ て いる 。  マニフェスト に は 、 次 の よう な 効果 が 期待 さ れる 。  その ため に 、 マニフェスト に は 次 の よう な 要素 が 盛り込ま れる 。  さらに 、 マニフェスト を 掲げ 当選 し た 候補 者 に は 次 の よう な 政策 運営 が 求め られる 。  日本 で は 「 マニフェスト 」 manifest は 国際 貿易 や 旅客 業務 、 あるいは 環境 廃棄 物 管理 など 限定 的 な 場面 で 利用 さ れる 技術 用語 （ 品目 一覧 票 、 パッセンジャーマニフェスト 、 排出 工程 管理 票 ） 、 あるいは 共産党 の 宣言 綱要 Manifesto 、 憲法 における プログラム 規定 や 憲法 前文 の 性格 など を 表現 する 際 に 、 稀 に 利用 さ れる 程度 の 術語 で あっ た 。  大戦 後 の 日本 で は 経済 成長 を 最たる 目標 と し て き た が 、 高度 経済 成長 の 達成 により 議会 は その 最たる 目標 を 失う 一方 、 ロッキード 事件 や リクルート 事件 など 議員 による 汚職 が 大々的 に 報じ られる よう に なっ た 。 その 頃 に なる と 議会 に対して の 不信 感 が 拡がり はじめ 、 選挙 で の 投票 率 の 低迷 が 顕在 化 する など 、 世論 の 関心 が 議会 から 離れ て ゆく こと と なり 、 民主 主義 の 根幹 を 揺るがす 問題 として 懸念 さ れる よう に なる 。  国会 で 現在 の 意味 （ 政党 が 示す 政治 目標 ） として の 利用 さ れ はじめ た の は 1991 年 （ 平成 3 年 ） 1 月 29 日 衆議院 本 会議 における 大内 啓伍 （ 民社党 ） の 代表 質問 で あり 、 ルーズベルト・レーガン・アトリー・ネール・ 周 恩来 を 例 に 政治 の 目標 を 国民 に 示す こと の 重要 性 を 説き 、 内外 に 政治 的 マニフェスト を 宣明 す べき だ と 論じ た 。  それ を 受け て   2000 年代 初頭 に は 、 投票 受付 時間 の 拡大 、 不在 者 投票 制度 を 利用 し やすく する ため の 期日 前 投票 制度 の 施行 、 即日 開票 の 実施 など 、 投票 率 向上 を 期待 し た 制度 の 改善 に 取り組ま れる とともに 、 個々 の 候補 者 や 政党 で も 、 議会 へ の 関心 を 高める 方策 が 模索 さ れる よう に なる 。  以前 より 選挙 公報 や ポスター など で 「 公約 」 を 掲げる 候補 者 は 多かっ た が 、 それら の 中 に は 施政 方針 より も 広報 の 手段 として 使わ れ て いる もの も あり 、 たとえば 美辞麗句 に 偏り がち で ある 、 実行 性 が 担保 さ れ て い ない 、 具体 性 に 欠ける （ その ため 現職 候補 が 過去 に し た 約束 が 果たさ れ た か 否 か を 判断 でき ない ） など の 問題 が 顕在 化 し て い た ため 、 「 （ 公約 が ） 少々 守れ なかっ た という の は 大した こと で は ない 」 と 議員 が 考える 風潮 が 散見 さ れる よう に なっ た 。 「 公約 」 と は 本来 は 公 に 約束 する こと で ある が 、 その 約束 が 果たさ れ た か 否 か を 検証 でき ない 状況 が 続い た こと により 、 「 公約 」 の 意味 が 形骸 化 する 事態 が 危惧さ れ て い た 。  一方 、 既存 の 知名度 や 強大 な 資金 力 、 支援 組織 など の 既得 権益 を 利用 し て 選挙 に 臨む 候補 者 や 、 現職 候補 者 により 議員 や 首長 が 固定 化 する 傾向 、 政策 より も 政局 に 注目 が いく 傾向 も 見 られ 、 これら は 議会 制 民主 主義 の 根幹 を 揺るがす 問題 として 意識 さ れ はじめる 。  議会 制 民主 主義 の 原点 に 立ち返る と 、 議会 の 目的 は 政策 の 選択 と その 運営 で あり 、 議員 や 首長 を 選ぶ 行為 （ 選挙 における 投票 ・ 当選 ） は その 手段 で ある ため 、 候補 者 が 議会 の 目的 で ある 政策 （ 施政 の 方針 ） を 予め 掲げる こと は 、 有権者 が 適切 な 判断 を する ため の 前提 に なる 。 また 、 現職 議員 ・ 首長 の 場合 、 過去 の 選挙 で 掲げ た 政策 が 実践 さ れ た か 否 か （ つまり 過去 の 約束 が 果たさ れ た か 否 か ） も 判断 材料 に なる ため 、 候補 者 や 政党 が 予め マニフェスト （ 政策 綱領 ） として 方針 を 明文化 する こと で 、 施政 における 責任 を 担保 し 、 有権者 の 信頼 を 得る ため の 手段 に なる と 期待 さ れる 。  その よう な 事態 を 受け て 日本 で は 、 1999 年 の 統一 地方 選挙 の 頃 から マニフェスト が 作ら れる よう に なっ た 。 しかし 、 配布 する と 公職 選挙 法 に 定め られ た 不 特定 多数 へ の 文書 図画 の 頒布 の 制限 に 抵触 する 選挙 違反 と さ れ た ため 、 選挙 期間 中 の 配布 は さ れ なかっ た 。  2003 年 の 公職 選挙 法 改正 によって 、 補欠 選挙 を 除く 国政 選挙 で は 政党 が マニフェスト を 選挙 期間 中 に 配布 できる よう に なり 、 2003 年 の 衆院 選 で は 、 民主党 が マニフェスト の 作成 を 宣言 し 、 公明党 を はじめ として 他 党 も それ に 追随 する こと と なっ た （ ただし 、 2003 年 の 衆院 選 公示 前 に 秋 の 統一 補欠 選挙 として 執行 し た 、 参議院 埼玉 選挙 区 選出 議員 補欠 選挙 で 、 民主党 が マニフェスト を 先行 配布 を し て いる ） 。  また 、 2003 年 は 地方 選挙 で は 北川 正恭 三重 県知事 （ 当時 ） が 「 ローカル ・ マニフェスト 」 （ 地方自治体 における マニフェスト ） の 導入 を 提唱 し 、 増田 寛 也岩手 県知事 （ 当時 ） 、 片山 善博 鳥取 県知事 （ 当時 ） 、 松沢 成文 候補 （ 後 に 神奈川 県知事 ） が 賛同 、 松沢 が これ を 実施 し 当選 する ( 北川 は 知事 選挙 に 立候補 せ ず 4 月 に 退任 )。  2003 年 は 、 衆議院 議員 総 選挙 で 各 政党 が マニフェスト の 冊子 を 作成 、 配布 し 「 マニフェスト 選挙 」 など と も いわ れ た 。 新語 ・ 流行 語 大賞 で は 「 マニフェスト 」 が 年間 大賞 を 受賞 。  なお 、 この とき 松沢 が 示し た マニフェスト に は 「 政策 宣言 」 という 対訳 が 付さ れ て い た が 、 その後 の マスメディア など の 報道 で は 「 政権 公約 」 という 対訳 が 使わ れる こと が 多く 、 現在 は これ が 定着 し つつ ある 。  マニフェスト を 実施 し た 松沢 は 任期 中 に つき 、 事後 の 評価 について は 固まっ て い ない ものの 、 マニフェスト の 実効 性 担保 および 意識 高揚 の ため 、 学識 委員 および 県民 委員 による 「 マニフェスト 進捗 評価 委員 会 」 を 組織 し て の 事後 評価 、 および 自己 評価 の 結果 を 公表 する といった 取り組み が さ れ て いる 。  国政 および 地方自治体 の 首長 選挙 から 導入 さ れ て 普及 し た マニフェスト は 、 一般 世論 へ の 認知 および 政策 本位 で の 選挙 の 実現 を 目指す 意見 の 高まり など を 受け て 、 現在 は 地方 議会 議員 候補 者 へ と 拡がり つつ ある が 、 後段 で 述べる よう な 問題 も 抱え て おり 、 その 解決 方法 が 模索 さ れ て いる 段階 に ある 。  また 、 地方 選挙 や 国政 選挙 における 補欠 選挙 で は 選挙 期間 中 に マニフェスト が 配布 でき ない 制度 に なっ て いる ため 、 これら の 選挙 で の マニフェスト が 配布 できる よう な 公職 選挙 法 改正 も 望ま れ て い た が 、 2007 年 の 統一 地方 選挙 から 、 首長 選 において 「 ビラ 」 という 形 で 配布 する こと が 解禁 さ れ た 。 ただし 、 選挙 規模 により 配布 部数 に 制限 を 設け て いる 。 一方 、 マニフェスト を 発表 する 候補 者 は 、 通常 自分 の ホームページ で マニフェスト を 公開 し 誰 でも 閲覧 や ファイル の ダウンロード が 可能 に し て いる 。 従って 紙 媒体 で の 配布 制限 を 受け ず インターネット を通じて 広く 選挙 区 を 超え て 情報 発信 する こと が できる 。  しかし 、 何 を もっ て 「 マニフェスト 」 と みなす か の 基準 が 曖昧 で あっ たり 、 議員 候補 の 場合 は 単独 や 少数 で 掲げ て も 実行 性 に 乏しい といった 事情 も あり 、 地方 議会 議員 選挙 において は 、 なお 、 対象 外 に なっ て いる が 、 多治見 市 で 構造 改革 特区 を 申請 し たり 、 公職 選挙 法 により 禁じ られ て いる 「 事前 運動 」 に 該当 し ない 形 で 政策 を 会派 で 取りまとめ 選挙 期間 前 に 提言 する など 、 政策 本位 の 選挙 の 実施 に 向け た 取り組み が 試行 さ れ て いる 。  この よう に 、 2003 年 に 新語 ・ 流行 語 大賞 に 「 マニフェスト 」 という 言葉 が 選出 さ れ て 以降 、 様々 な 選挙 で 「 公約 」 と 違っ た 形 で 使用 さ れる よう に なっ て き た 。 特に 、 2009 年 の 第 45 回 衆議院 議員 総 選挙 で は 民主党 、 社民党 を 始め 、 5 つ の 政党 が 「 マニフェスト 」 という 言葉 を 使用 し た 。 しかし その後 の 民主党 政権 において 自己 評価 で 3 割 しか マニフェスト が 達成 でき ず 、 鳩山 由紀夫 元 総理 大臣 が 「 マニフェスト という 言葉 が 死語 に なる と 心配 し て いる 」 、 福島 瑞穂 社民党 党首 が 「 『 うそ つき 』 と 同義 語 に なり つつ ある 」 と 述べる など イメージダウン し た 。  自民党 は 2012 年 の 第 46 回 衆議院 議員 総 選挙 に むけ て マニフェスト 原案 を 発表 し て い た が のち に 「 政権 公約 」 、 「 重点 政策 」 、 社民党 が 「 選挙 公約 」 と 名称 変更 し た 他 、 公明党 も マニフェスト の 文字 を 薄く 表記 する など 、 マニフェスト の 名称 を 明確 に 使用 し た の は 民主党 だけ と 死語 化 し つつ ある 。  第 45 回 衆議院 議員 総 選挙 で 民主党 が 15 歳 以下 の 子供 を 擁する 家計 に 、 子供 一 人 あたり 月 2 万 6 千 円 （ 2010 年度 は 半額 ） を 支給 する 子ども 手当 を 選挙 公約 と し た 。 2010 年 から 月 1 万 3 千 円 の 支給 として 施行 さ れ た が 、 2011 年 4 月 以降 の 満額 支給 は 断念 し 1 万 3 千 円 支給 を 継続 、 2012 年 4 月 分 から は 所得 制限 が 設け られ た 児童 手当 に 名称 変更 し た 。  聖域 なき 関税 撤廃 を 前提 に する 限り 、 環太平洋 戦略 的 経済 連携 協定 ( TPP ) の 交渉 参加 に 反対 する と   第 46 回 衆議院 議員 総 選挙 選挙 公約 に 記載 し た 自由民主党 の 例 が ある 。 ある 議員 は 明確 に 交渉 参加 反対 を 宣言 し 当選 し 、 ある 支部 で は 「 嘘 つか ない ・ TPP 断固 反対 ・ ぶれ ない ・ 日本 を 耕す 自民党 」 と 書か れ た ポスター を 製作 し て い た 。  ローカル ・ マニフェスト は 、 地方 政治 における マニフェスト で ある 。  現代 日本 の 国政 において は 、 日本国 憲法 により 、 国会 が 国権 の 最高 機関 で あり 、 唯一 の 立法 機関 で ある と 定義 さ れ て いる 。 また 、 衆参 両院 の 意見 が 割れ た 際 の 解決 方法 も 法制 化 さ れ て いる 。  一方 、 地方 公共 団体 において は 、 同様 に 日本国 憲法 により 、 首長 （ 都道府県 知事 または 市町村 長 ） と 議事 機関 として の 地方 議会 は 役割 分担 により 、 その 立場 は ほぼ 対等 で あり 、 いずれ も 住民 の 直接 選挙 で 選ば れ て いる こと から 事実 上 の 二元 代表 制 と なっ て いる ため 、 実行 可能 性 の 担保 が 難しい 場合 が ある 。 たとえば マニフェスト を 掲げ て 当選 し た 首長 が 掲げる 施策 と 、 同じく 異なっ た マニフェスト を 掲げ て 議会 で 最大 勢力 を 得 た 政党 や 会派 の 掲げる 政策 が 相反 する 場合 は 、 両者 とも マニフェスト の 実行 性 を 担保 でき ない こと に なる 。  この よう な 問題 が ある ため 、 国政 と 地方 政治 における マニフェスト に は おのずと 差異 が 生じる が 、 この 事 を 踏まえ て 特に 地方 政治 における マニフェスト を 指す 場合 に は 「 ローカル ・ マニフェスト 」 と 呼び 区別 さ れる こと が ある 。  なお 、 上記 の よう な ローカル ・ マニフェスト の 問題 について は 現在 解決 法 が 模索 さ れ て いる 状況 で あり 、 たとえば 一部 地域 の 地方 議会 選挙 で は 改選 前 に 一定 の 議席 を 有する 会派 など の 大きな 単位 で 共通 の 政策 提言 を 取りまとめ 、 既存 の 政策 に も 配慮 する といった 工夫 で 実行 可能 性 を 高める よう な 取り組み が 試行 さ れ て いる 。  マニフェスト と は 、 上記 の よう な 要件 を 備え 文書 化 さ れ た 政権 公約 集 で あり 、 議会 制 民主 主義 の 歴史 が 長い イギリス を はじめ と する 諸国 で 既に 実践 さ れ て いる 。  イギリス で は 、 19 世紀 に なる と 政党 が 政権 公約 集 を 発行 する よう に なり 、 選挙 前 に は 各 政党 が マニフェスト を 販売 し て いる 。  政党 は 、 政権 獲得 後 に 行う 施政 方針 および 将来 制定 する 法律 の 概要 を 記し た マニフェスト を 準備 し て 選挙 に 臨み 、 有権者 は 自ら の 意図 に 近い マニフェスト を 選ん で 投票 する 。  選挙 に 勝っ た 政党 の マニフェスト が 掲げ て い た 主 な 政策 は 、 他 党 の もの より 正当 性 が 高い もの と 評価 さ れ 、 他 の 主要 政党 も これ を 尊重 する 政治 が 運営 さ れ て いる 。  ただし 、 ここ 十 年 ほど の イギリス で は 、 マニフェスト が 投票 傾向 に 与える 影響 力 は 低下 し て き て いる と も 言わ れる 。  なお 、 イギリス など の 議会 選挙 で は   ""（ または   " the   manifesto   of   a   party "） など と 呼ば れ 、 また アメリカ合衆国 大統領 選挙 で は   ""   と 呼ば れる など 、 地域 や 選挙 により その 呼称 は 異なる 場合 が ある 。  国際 公約 の 定義 や その 履行 など について の 議論 が ある  。 経済 学者 の 高橋 洋一 に よれ ば 、 既に 国内 で 決まっ た 事項 を 国際 会議 の 場 で 一方 的 に 宣言 する こと を 以 って 国際 公約 と する 。 国際 会議 で は 日本 のみ なら ず 各国 が 国際 公約 として 一方 的 に 声明 を 出す が 、 その後 に 各国 の 国内 法 と の 整合 性 を とる 必要 性 から その 国際 公約 が 修正 さ れ た 場合 でも その 意思 決定 は 各国 から の 批判 の 対象 に は なら ない 。 本田 悦朗 は 、 主権 国家 は 協定 や 条約 の よう な 文書 化 し た 国家 間 の 取り決め 以外 に は 拘束 さ れ ない もの で ある と 指摘 する 。  2009 年 9 月 22 日 、 当時 の 内閣 総理 大臣 鳩山 由紀夫 は 国連 気候 変動 首脳 会合 で の 演説 にて 、 二酸化炭素 の 25 % 排出 削減 （ 1990 年 比 ） を 含む 鳩山 イニシアチブ を 日本 の 国際 公約 と する 声明 を 出し た 。 2010 年 の 第 174 回 国会 で は 政府 提出 の 地球 温暖 化 対策 基本 法案 が 衆議院 で 可決 さ れ た ものの 、 参議院 で は 会期 終了 により 廃案 と なっ た 。  その後 2011 年 の 福島 第 一 原子力 発電 所 事故 を うけ た 脱 原発 依存 へ の 方針 転換 により 達成 が 困難 と なっ た こと から 、 野田 佳彦 内閣 は 25 % 削減 の 目標 を 下方 修正 。  2014 年 、 自民党 は 第 47 回 衆議院 議員 選挙 の 公約 で 「 約束 草案 を できるだけ 早期 に 提出 」 と し 、 2015 年 7 月 、 削減 目標 を 2030 年度 に 2013 年度 比 で 26 % 削減 （ 2005 年度 比 で は 25 . 4 % 削減 、 1990 年度 比 で は 18 % 削減 ） と する 約束 草案 を 国連 気候 変動 枠 組 条約 事務 局 に 提出 し た 。  ここ で は 選挙 公約 に 限ら ない 広義 の 意味 で の マニフェスト の なか で 史的 に 重要 な もの を 列挙 する 。『 官報 』 （ かんぽ う ） は 、 日本 国 の 機関 紙 で ある 。 国 として の 作用 に 関わる 事柄 の 広報 および 公告 を その 使命 と する 。  法律 、 政令 、 条約 等 の 公布 を はじめ として 、 国 や 特殊 法人 等 の 諸 報告 や 資料 を 公表 する 「 国 の 広報 紙 」 「 国民 の 公告 紙 」 として の 使命 を 持つ 。 会社 の 公告 として 、 合併 公告 、 決算 公告 など も 掲載 さ れる 。  なお 、 日本 国 の では 、 国 の 機関 によって 公布 さ れる 「 憲法 その他 の 法令 」 、 「 告示 、 訓令 、 通達 その他 これら に 類する もの 」 、 「 裁判所 の 判決 、 決定 、 命令 及び 審判 並びに 行政 庁 の 裁決 及び 決定 で 裁判 に 準ずる 手続 により 行わ れる もの 」 並び に それら の 「 翻訳 物 又は 編集 物 で 、 国 若しくは 地方 公共 団体 の 機関 、 独立 行政 法人 又は 地方 独立 行政 法人 が 作成 する もの 」 について は 著作 権 の 目的 と なら ない 旨 を 規定 し て おり 、 独立 行政 法人 で ある 国立 印刷 局 による 法令 等 の 編集 物 で ある 官報 に 掲載 さ れ た 著作 権 法 第 13 条 に 規定 する 著作 物 で ある 「 憲法 改正 、 詔書 、 法律 、 政令 、 条約 、 内閣 官房 令 、 内 閣府令 、 省令 、 規則 、 庁 令 、 訓令 、 告示 」 は 日本 国内 において は 著作 権 法 による 保護 の 対象 に なら ない 。 その他 の 公告 等 について は 2 項 に 該当 し ない よう な 著作 物 について 著作 権 の 保護 の 対象 と なり うる 。  前身 は 太政官 正院 文書 局 が 1872 年 から 発行 し て い た 『 太政官 日誌 』 で あっ た 。 1877 年 に 同局 と 同誌 は 廃止 さ れ 、 その後 の 7 年間 は 、 『 東京日日新聞 』 の 「 太政官 記事 」 、 「 広報 」 の 欄 が 官報 の 機能 を 代行 する 状態 と なっ て い た 。  関連 資料 に は 、 1867 年 から 1881 年 まで の 太政官 日記 及び 日誌 、 公文 録 など から 典例 条規 （ 先例 ・ 法令 等 ） を 採録 ・ 浄書 し 、 制度 、 官制 、 官 規 、 儀 制 等 19 部門 に 分類 し 、 年代 順 に 編集 し た 『 』 が ある 。 これ は 1882 年 （ 明治 15 年 ） 、 名称 が 『 公文 類聚 』 と 改め られ 、 特殊 な 部門 を 除き 、 記事 を 政体 門 から 外事 門 まで の 23 部門 に 分類 し て 編集 さ れ た 。  官報 は 、 1883 年 （ 明治 16 年 ） 7 月 2 日 、 参議 ・ 山縣 有朋 の 建議 により 、 新た に 設置 さ れ た 太政官 文書 局 が 初めて 発行 し た 。 当初 、 編集 ・ 発行 業務 は 太政官 文書 局 で 行っ て い た が 、 その後 内閣 官報 局 、 印刷 局 、 内閣 印刷 局 、 大蔵省 印刷 局 、 印刷 庁 、 大蔵省 印刷 局 、 財務省 印刷 局 を 経 て 、 2003 年 （ 平成 15 年 ） 4 月 以降 は 独立 行政 法人 国立 印刷 局 が 行っ て いる 。  なお 、 「 官報 」 の 題字 は 三条 実美 太政大臣 （ 当時 ） の 揮毫 で ある 。  1868 年 の 明治 政府 成立 直後 に 出さ れ た 『 太政官 日誌 』 （   -   1877 年 ） が その 嚆矢 と さ れ て いる が 、 本格 的 に 官報 が 刊行 さ れる よう に なっ た の は 、 1883 年 7 月 1 日 （ ただし 、 この 日 は 日曜日 の ため 、 実際 の 第 1 号 刊行 日 は 翌日 の 2 日 で ある ） で あっ た 。  明治 以前 において は 、 高札 が 法令 周知 の 役目 を 果たし て い た が 、 新しい 法令 が 次々 と 整備 さ れ て いく 中 で 、 板 に 墨 で 書き記す 高札 で は 製作 ・ 維持 とも に コスト が かかる ため に 1873 年 に 廃止 さ れ た 。 それ に 変わる 手段 として 太政官 より 府県 に対して 法令 を 配布 し て それ を 更に 印刷 にかけて 町村 の 役所 に 配布 ・ 掲示 さ せる 方式 を 取っ た が 、 町村 まで の 到達 日数 と の 関係 で 公布 から 施行 まで に 最低 で も 2 ヶ月 以上 間隔 を 空け なけれ ば なら ない ため に 、 緊急 の 法令 制定 に 対応 でき なかっ た 。  そこで 大隈 重信 は 『 ロンドン ・ ガ ゼット 』 （ London   Gazette ） や 『 モニトオール 』 （ ） の よう な 政府 公報 の 役目 を 果たす 新聞 を 発行 する 新聞 社 を 政府 自ら が 創設 する 構想 を 唱え た 。  大隈 は 福 澤 諭吉 の 協力 を 得 て 構想 の 具体 化 を 図っ た が 、 明治 十 四 年 の 政変 で 失脚 する と 中止 さ れ た （ その後 、 福澤 は 独自 の 新聞 発行 に 方針 に 変更 し て 、 政府 と 距離 を 置い た 『 時事新報 』 を 創刊 する ） 。  また 、 井上 毅 も 大隈 ・ 福澤 に 対抗 し て 福地 源一郎 や 丸山 作楽 と 同様 の 新聞 の 創刊 を 計画 し たり 、 政府 補助 金 を 与え て 新聞 社 を 政府 傘下 に 加える 構想 を 立てる （ 立憲 帝 政党 機関 紙 の 『 大東 日報 』 など が その 対象 と なっ た ） が 、 失敗 に 終わっ た 。  そこで 井上 は 山縣 有朋 の 協力 を 得 て 久保田 貫一 ・ 小松原 英太郎 とともに プロシア や ロシア の 政府 発行 の 官報 を モデル と し た もの を 太政官 で 編纂 ・ 発行 する 計画 に 変更 し て 準備 を 進め た 。 その 結果 、 1883 年 の 太政官 布告 17 号 及び 太政官 達 22 ・ 23 号 によって 『 官報 』 発行 が 正式 に 決定 さ れ 、 編集 は 太政官 に 新設 （ 5 月 10 日 ） の 太政官 文書 局 （ 初代 局長 平田東 助 ・ 幹事 小松原 英太郎 ） が 、 印刷 は 大蔵省 印刷 局 が 、 配送 は 農 商務省 駅逓 局 が 担当 する こと に なっ た 。 なお 、 当時 の 文書 局 に は 官報 編纂 とともに 外国 文献 の 翻訳 という 職務 も 担っ て おり 、 原 敬 ・ 陸 実 ・ 中根 重一 ら 多彩 な 人材 を 揃え て い た 。  しかし 、 1886 年 （ 明治 19 年 ） に は 『 公文 類聚 』 は 、 主として 法律 及び 規則 の 原 議 のみ を 収録 し て 編集 さ れる よう に なっ た 。  行政 機関 の 休日 を 除く 毎日 発行 さ れ 、 都道府県 庁 所在地 に ある 「 官報 販売 所 」 で 販売 さ れる 。 発行 日 に は 国立 印刷 局 の 掲示板 や 官報 販売 所 の 掲示板 に 掲示 さ れ 、 ウェブサイト （ インターネット 版 官報 ） で も 閲覧 する こと が できる （ 過去 30 日間 の 官報 は 無料 で 閲覧 でき 、 昭和 22 年 5 月 3 日 以降 の 官報 は 有料 で 検索 ・ 閲覧 が 可能 で ある ） 。  法令 上 、 『 官報 』 に 掲載 する 事項 について は 、 官報 及び 法令 全書 に関する 内 閣府令 （ 昭和 24 年 総理府 ・ 大蔵省 令 第 1 号 ） に 定め られ て いる 。  法令 （ 憲法 、 条約 、 法律 、 政令 、 省令 、 詔書 、 告示 等 ） の 公布 は 、 公文 式 及び 公式 令 の 廃止 以前 は 法令 に 基づき 、 廃止 以降 は 慣例 として 、 官報 により なさ れる 。  法令 の 公布 方法 など を 定め た 公文 式 （ 明治 19 年 勅 令 第 1 号 ） で は 「 凡 ソ 法律 命令 ハ 官報 ヲ 以 テ 布告 シ 」 （ 10 条 ） と 定め 、 これ を 受け継い だ 公式 令 （ こう し きれい 、 明治 40 年 勅 令 第 6 号 ） も 「 前 数 条 ノ 公文 ヲ 公布 スルハ 官報 ヲ 以 テス 」 （ 12 条 ） と 、 法令 の 公布 は 官報 によって 行う こと を 定め た 。 日本国 憲法 の 施行 に 伴い 、 公式 令 は 内閣 官制 の 廃止 等 に関する 政令 （ 昭和 22 年 政令 第 4 号 ） により 廃止 さ れ 、 その後 法令 の 公布 方法 を 定める 法令 は 定め られ なかっ た 。  しかし 、 以後 も 慣例 的 に 法令 の 公布 は 官報 によって なさ れ て おり 、 判例 で は 「 （ 公式 令 廃止 後 も ） 特に 国家 が これ に 代わる 他 の 適当 な 方法 を もつ て 法令 の 公布 を 行う もの で ある こと が 明らか な 場合 で ない 限り は 、 法令 の 公布 は 従前 通り 、 官報 を もつ て せら れる もの と 解する の が 相当 」 と し 、 「 たとえ 事実 上 法令 の 内容 が 一般 国民 の 知り うる 状態 に 置か れ え た として も 、 いまだ 法令 の 公布 が あつ た と する こと は でき ない 」 と 述べ られ て いる （ 最高裁判所 大 法廷 判決 ・ 昭和 32 年 12 月 28 日 ） 。  なお 、 人事院 規則 、 最高 裁判所 規則 及び 会計検査院 規則 の 公布 について は 、 官報 を もっ て する こと が 明文 で 定め られ て いる （ 国家 公務員 法 第 16 条 第 2 項 、 最高 裁判所 公文 方式 規則 第 2 条 、 会計検査院 規則 の 公布 に関する 規則 第 2 条 ） 。  公布 の 時期 について は 、 「 一般 希望 者 において 右 官報 を 閲覧 し 、 または 購読 し 得る 」 最初 の 時点 と さ れ 、 具体 的 に は 、 国立 印刷 局 本局 及び 東京 都 官報 販売 所 に 掲示 さ れる 発行 日 の 午前 8 時 30 分 と さ れ て いる （ 最高裁判所 大 法廷 判決 ・ 昭和 33 年 10 月 15 日 ） 。  「 官報 の 編集 について 」 （ 昭和 四 八 年 三月 一 二 日 付け 事務次官 等 会議 申 合せ ） で は 、 次 の よう に 定め られ て いる 。  号 建て は それぞれ の 版 により 異なっ て いる 。摂政 （ せっしょう 、 英 ： Regent ） と は 、 君主 制 を 採る 国家 において 、 君主 が 幼少 、 女性 、 病弱 で ある など の 理由 で 政務 を 行う こと が 出来 ない 、 あるいは 君主 が 空位 で ある など の 場合 に 、 君主 に 代わっ て 政務 を 摂る こと 、 または その 役職 の こと 。  多く の 場合 、 君主 の 後継 者 （ 皇嗣 ） 、 兄弟 、 母親 、 あるいは 母方 の 祖父 や 叔父 など の 外戚 が 就任 する 。  1947 年 （ 昭和 22 年 ） 施行 の 日本国 憲法 、 新 皇室 典範 で も 摂政 の 制度 が 定め られ た 。 日本国 憲法 の 定める ところ で は 、 摂政 は 、 天皇 の 名 で その 国事 行為 を 行う 職 で あり 、 国事 行為 に関する 権限 は 天皇 と 全く 同等 で ある 。 天皇 が 成年 に 達し ない 時 、 重患 あるいは 重大 な 事故 といった 故障 によって 国事 行為 を 行う こと が でき ない と 皇室 会議 で 判断 さ れ た 時 に 置か れる 。  摂政 に 似 た もの として 、 国事 行為 臨時 代行 が 挙げ られる 。 天皇 に 一時 的 な 入院 や 海外 訪問 など 疾患 又は 事故 が ある 場合 に 、 内閣 の 助言 と 承認 に 基づい た 天皇 の 委任 （ 国事 行為 臨時 代行 へ の 勅書 の 伝達 ） によって 、 故障 の 無い 成年 皇族 による 国事 行為 の 臨時 代行 が 行わ れる 。  国事 行為 臨時 代行 が 天皇 の 委任 によって 設置 さ れる 委任 代理 機関 で ある の に対し 、 摂政 は 法律 上 の 原因 （ 天皇 が 成年 に 達し ない 時 、 重患 あるいは 重大 な 事故 といった 故障 によって 国事 行為 を 行う こと が でき ない と 皇室 会議 で 判断 さ れ た 時 ） の 発生 により 当然 に 設置 さ れる 法定 代理 機関 で ある 。  日本国 憲法 下 で 、 現在 まで 摂政 が 置か れ た 事例 は 無い 。  摂政 は 、 成年 に 達し た 皇族 が 以下 の 順序 で 就任 する （ 皇室 典範 第 17 条 ） 。  親王 及び 王 あるいは 内親王 及び 女王 の 就任 順序 は それぞれ 皇位 継承 の 順序 に 準拠 する （ 第 17 条 第 2 項 ）  女性 皇族 で も 就任 可能 な 点 は 、 皇位 継承 資格 と の 違い で ある 。  ただし 、 旧 皇室 典範 で は 「 皇族 女子 ノ 摂政 ニ 任 スルハ 其 ノ 配偶 アラサル 者 ニ 限 ル 」 （ 同 23 条 ） と さ れ 、 皇族 女子 （ 内親王 ・ 女王 ） は 結婚 後 、 死別 または 離婚 で 夫 を 失う まで 摂政 就任 資格 を 凍結 さ れ て い た 。 しかし 、 現在 の 皇室 典範 で は この よう な 制限 は 無い 。  また 、 摂政 又は 摂政 と なる 順序 に あたる 者 が 、 重患 あるいは 重大 な 事故 といった 故障 が ある とき は 、 皇室 会議 の 議決 により 、 上 の 順序 に 沿っ て 摂政 又は 摂政 と なる 順序 を 変える こと が できる 。  さらに 、 先 順位 に あたっ て い た 皇族 が 成年 に 達し たり 、 あるいは 故障 が なくなっ た として も 、 それ が 皇太子 （ 皇 太 孫 ） に対する 場合 を 除い て は 、 摂政 の 任 を 譲る こと が ない 。  摂政 が 置か れる の は 次 の 場合 で ある 。  1 に関して は 天皇 が 成年 に 達し た 場合 、 2 に関して は 故障 が 解消 さ れ 皇室 会議 の 議 を 経 た 場合 （ 皇室 典範 第 20 条 ） に 摂政 は 廃 さ れる 。  皇室 会議 は 、 日本 の 皇室 に関する 重要 な 事項 を 合議 する 国 の 機関 で ある 。 皇室 典範 28 条 以下 に 定め られる 。  摂政 に関して 皇室 会議 で 決す べき 事項 は 次 の とおり で ある （ 出席 議員 の 3 分の 2 以上 の 多数 で 決する ） 。  皇室 会議 は 以下 の 議員 十 人 で これ を 組織 する （ 皇室 典範 第 28 条 第 1 項 ・ 第 2 項 ） 。  一般 に は 、 日本 史上 における 摂政 と は 天皇 の 勅 令 を 受け て 天皇 に 代わっ て 政務 を 執る こと また その 者 の 職 で ある と 定義 さ れる 。 『 日本書紀 』 に よる と 推古天皇 の 時 の 厩戸皇子 （ 聖徳太子 ） が 摂政 と なっ た と さ れ て おり 、 これ が 日本 史上 における 摂政 の 最初 で ある 。 『 日本書紀 』 の 中 で 神功 皇后 が 執政 し た 時期 は 「 神功 皇后 摂政 紀 」 と 呼ば れ て いる が 、 これ は 同 皇后 紀 を 呼ぶ 場合 の 便宜 的 な 呼称 で あり 、 摂政 という 用語 は 神功 皇后 紀 の 本 文中 に は 登場 し ない 。  以降 何 人 か の 皇族 が 摂政 を 行っ た が 、 律令 において 摂政 を 執る 役職 は 規定 さ れ なかっ た 。 しかし 、 866 年 に 藤原 良 房 が 臣下 として 初めて 摂政 と なっ て 以来 、 天皇 の 外戚 と なっ た 藤原 氏 （ 藤原 北 家 ） の 者 が 摂政 ・ 関白 に 就く 例 が 生まれる よう に なっ た 。 ただし 、 良 房 が 摂政 に 就任 し た とき に は 清和 天皇 は 既に 成人 し た 後 の こと で ある 。 幼少 の 天皇 に は 摂政 が 、 成人 後 の 天皇 に は 関白 が 置か れる 慣例 が 確立 し た の は 61 代 の 天皇 （ 朱雀 天皇 ） の 在位 中 に 摂政 から 関白 に 転じ た 藤原 忠平 が 初 例 で ある と さ れ て いる 。  ここ において 、 摂政 は 天皇 に 代わっ て 政務 を 執る 者 の 職 で ある 令 外 の 官 として 定義 さ れる こと と なっ た 。 摂政 は 幼い 天皇 に 代わっ て 政務 を 摂する （ 代理 する ） 職 で あり 、 詔書 の 御 画 日 および その 覆 奏 における 御 画 可 を 天皇 に 代わっ て 代筆 する とともに 、 当時 において 天皇 の 主要 な 大権 で あっ た 官 奏 を 覧 ずる こと と 除目 ・ 叙位 を 行う こと を 執り行っ た 。 また 、 天皇 が 出御 する 儀式 （ 出御 儀 ） において は 扶持 ・ 代行 を 行っ た 。 また 、 伊勢神宮 に 奉幣 使 を 発 遣 する 際 に 天皇 に 代わっ て 宸筆 宣命 を 書き 仰 詞 を 奉幣 使 に 伝え て 代 拝 を 行う こと 、 即位 式 に 先立っ て 天皇 の 代理 として 天皇 の 礼服 を 覧 ずる （ 礼服 御覧 ） こと が 挙げ られる 。 また 、 天皇 の 元服 の 際 に 加冠 役 を 太政大臣 が 務める こと に なっ て い た が 、 通常 は 摂政 が 元服 に 先立っ て 太政大臣 に 任命 さ れる こと に なっ て い た ので 慣例 として の 摂政 の 職務 の うち に 加え られる 。 ただし 、 天皇 の 代理 で は あっ て も 臣下 で ある 摂政 が 天皇 の 同伴 無く し て 内裏 の 中心 部 に ある 紫宸殿 や 清涼 殿 を 用いる こと は 出来 ず 、 伊勢神宮 へ の 奉幣 使 発 遣 で は 紫宸殿 で の 行事 は 省略 さ れ 、 官 奏 ・ 叙位 ・ 除目 は 清涼 殿 で は なく 摂政 の 直 廬 にて 行っ て 奏者 ・ 執筆 担当 者 も 大臣 で は なく 参議 や 大 弁 が 務める など 、 一定 の 格差 は 設け られ て い た 。 なお 、 関白 は 成人 に 達し た 天皇 の 補佐 を する 役割 で あり 、 天皇 代行 として の 摂政 と は 性格 が 異なっ て おり （ 『 西宮 記 』 巻 8   摂政 ・ 関白 ） 、 摂政 の 職務 として 掲げ た 項目 の うち 、 関白 に 認め られ た 職権 は 官 奏 に関する もの だけ で ある 。  藤原 氏 の 下 で 摂政 は 職 事 官 で ある 大臣 に 付随 し て 兼務 する 官職 と 考え られ て き た が 、 寛和 2 年 （ 986 年 ） 藤原 兼 家 の 時 に 職 事 官 で ある 右大臣 を 辞任 し て 摂政 のみ を 占める 散 官 に なっ た 。 この 時 、 摂政 の 待遇 に関して 明 法 勘 文 と 明 経 勘 文 が 出さ れ た 。  前者 において は 、  と し 、 後者 において は 、 摂政 は 三公 と は 別格 で 一般 公卿 と 同列 に す べき で は ない （ 従って 、 宮中 に 置い て は 三 公 より 上位 と す べき で ある ） と 論じ た 。  11 世紀 の 藤原 道長 の 頃 から は 建 武 の 新政 期 を 除き 、 摂政 もしくは 関白 は 常置 の 官 と なっ た 。 以降 は 外戚 関係 に 関わり なく 、 常時 摂政 ・ 関白 の いずれ か を 藤原 道長 の 子孫 （ 御堂 流 ） が 占める よう に なっ た 。  鎌倉 時代 以降 、 藤原 北 家 御堂 流 は 近衛 家 、 一条 家 、 鷹司 家 、 九条 家 、 二 条 家 の 五摂家 に 分かれ 、 代々 そのうち 最も 官位 の 高い 者 が 摂政 ・ 関白 に 任 ぜ られる 例 と なっ て 、 明治維新 まで 続い た 。 この 例外 は 、 藤原 氏 以外 で 関白 と なっ た 豊臣 秀次 の 1 名 で ある 。 （ 秀吉 は 近衛 家 猶子 、 藤 氏 長者 、 藤原 秀吉 として 関白 に なる 。 ） ただし 、 藤原 氏 以外 で 摂政 と なっ た 人物 は 、 平安 時代 から 江戸 時代 まで に は 存在 し ない 。  明治維新 以前 の 摂政 は 、 詔書 の 代筆 、 叙位 ・ 任官 の 施行 など 、 天皇 の 行う 政務 の ほとんど 全て を 代行 し 、 その 権限 は ほとんど 天皇 とか わりなかっ た 。  1868 年 、 王政 復古 により 摂政 二条 斉 敬 を 罷免 。 摂政 職 は 関白 職 、 征夷大将軍 職 ともども 廃止 さ れ 、 満 15 歳 の 明治天皇 が 親裁 する 建前 と なっ た 。  1889 年 （ 明治 22 年 ） 、 大日本帝国 憲法 および 旧 皇室 典範 公布 により 、 天皇 が 成年 に 達し ない とき や 、 久 き にわたる 故障 により 執政 を 行う こと が でき ない とき 、 摂政 が 置か れる 皇族 摂政 の 制度 が 定め られ た 。 摂政 は 天皇 と ほぼ 同等 の 権限 を 有し た が 、 大日本帝国 憲法 75 条 の 規定 により 憲法 改正 と 皇室 典範 の 増補 （ 改正 ） に関する 権限 は 無かっ た （ 日本国 憲法 に は この よう な 規定 は ない ） 。 旧 典範 下 で は 皇太子 裕仁 親王 （ のち 昭和 天皇 ） が 1921 年 （ 大正 10 年 ） 11 月 25 日 より 、 1926 年 （ 大正 15 年 ） 12 月 25 日 の 大正天皇 崩御 と それ に 伴う 自ら の 皇位 践祚 まで 摂政 を 務め た 。 この間 、 摂政 宮 （ せっしょう のみ や ） と 称さ れ た 。  藤原 忠 實 　 摂政 宣命 　 （ 朝野 群 載 　 十 二   宣命 ）  太上天皇 詔 關白右 大臣 藤原 朝臣 輔導 年 爲朝重 臣 見 其誠心 幼主 寄託 然 則 皇太子 、 天日 嗣承傳 賜 未 親 萬 機 之 間 、 保 輔幼主 攝行政 事 一 如忠仁 公 故事 詔 御 命 衆 聞食宣  嘉 承 二 年 七月 十 九 日  （ 訓読 文 ）   太 上 法皇 （ 白河 法皇 　 55 歳 ） の 詔 （ のり たま ひつ ら ） く 、 関白 右大臣 藤原 朝臣 （ 忠実 　 30 歳 ） は 、 輔 （ あな な ） ひ 導く こと 年 久しく し て 、 朝 （ みか ど 。 朝廷 の こと ） の 重臣 たり 、 其の 誠 の 心 を 見る に 、 幼主 （ 鳥羽天皇 　 5 歳 ） を 寄託 し つ べし 、 然 ら ば 則 （ す な は ） ち 皇太子 （ ひつぎ の みこ 。 宗 仁 親王 。 のち の 鳥羽天皇 ） 、 天 つ 日嗣 （ ひつぎ ） を 承 （ う ） け 伝 へ 賜 ひ て 、 未だ 万機 を 親 （ み ） ざる の 間 、 幼主 を 保 （ やすん じ ） 輔 （ あな な ） ひ て 、 政事 （ まつり ごと ） を 摂 （ と ） り 行 な ひせ むこ と 、 一 （ も は ） ら 忠仁 公 （ 藤原 良 房 ） の 故事 の 如く せよ と 詔 御 命 （ のり たま ふお ほ み こと ） を 衆 聞食 （ もろもろ きこしめせ ） と 宣 （ の ） る 、 嘉 承 二 年 （ 1107 年 ） 七月 十 九 日  　 天皇 の 元服 後 に 補任  ○ 憲法 （ 1814 年 制定 ）  ○ 統治 法 （ 憲法 に 相当 ） （ 1974 年 制定 ）  ○ 憲法 （ 1978 年 制定 ） 第 59 条  スペイン ・ ブルボン 朝 で は 1885 年 に アルフォンソ 12 世 が 急逝 し 、 翌年 （ 1886 年 ） に 誕生 し た アルフォンソ 13 世 が 王位 に 就く が 、 成人 し て 1902 年 に 親政 を 開始 する まで 母親 の マリア・クリスティーナ が 摂政 を 務め た 。  ○ 国王 の 未成年 、 病気 及び 不在 時 の 行政 に関する 法律 （ 1871 年 制定 ）  ○ 憲法 （ 1814 年 制定 ）  ○ 憲法 （ 1831 年 制定 ）  ○ カタール 恒久 基本 法 （ 憲法 に 相当 ） （ 2004 年 制定 ）  ○ 憲法 （ 1962 年 制定 ）  ○ 憲法 （ 1952 年 制定 ） 第 28 条  反 英 傾向 の 強い タラール 1 世 の 即位 が 懸念 さ れ て 弟 の ナイーフ が 摂政 と なる が 、 結局 タラール は 廃位 と なっ た 。  ○ 憲法 （ 2008 年 制定 ）  中国 で は 皇帝 が 執務 不能 で ある 場合 に 皇族 が 監国 として 政務 を 主宰 する 例 が ある 。 監国 に は 主として 皇太子 が 就く が 、 清 で は 皇帝 の 叔父 （ ドルゴン ） や 実父 （ 醇 親王 載 灃 ） が 摂政 や 監国 として 政務 を 執っ た 例 が ある 。 モンゴル 帝国 で は クリル タイ によって 皇帝 （ 大 ハーン ） が 選出 さ れる ため 、 皇帝 が 崩御 する と 、 監国 が 新帝 選出 の ため の クリル タイ 召集 ・ 開催 中 まで の 政務 を 執っ た （ 第 5 代 皇帝 クビ ライ によって 建て られ た 大元 ウルス において 皇太子 制 が 定着 し て いく と 、 監国 が 置か れる ケース は 少なく なっ て いっ た ） 。  また 歴代 王朝 を通じて 皇太后 が 垂 簾 聴政 を 行う 場合 も ある 。  チベット において は 、 チベット 仏教 の 最高 指導 者 と 政治 上 の 最高 指導 者 を 兼ねる ダライ ・ ラマ （ 法王 ） は 、 死去 し た 後 も 転生 によって この世 に 生まれ変わり 続ける と 信じ られ て い た 。 ダライ ・ ラマ が 逝去 し た 際 に は チベット 仏教 の 高僧 の 中 から 摂政 が 任命 さ れ 、 転生 者 の 捜索 の 責任 を 負う とともに 、 新 ダライ ・ ラマ が 成人 する まで の 間 の 政治 の 全権 を 掌握 し た 。 現在 の ダライ ・ ラマ で ある テンジン・ギャツォ （ ダライ ・ ラマ 14 世 ） の 場合 に も 、 即位 の 1940 年 から 中国 人民 解放 軍 の チベット 侵攻 後 の 1950 年 まで の 間 は 摂政 （ 初期 は レティン・リンポチェ ()、 後半 に は タクバ・リンポチェ ） が 置か れ て い た 。  古代 ギリシア で は マケドニア 王国 において 時折 摂政 が 置か れ 、 しばしば 摂政 による 君主 の 殺害 や 簒奪 が 起こっ た （ アエロポス 2 世 による オレステス の 殺害 、 ピリッポス 2 世 による アミュンタス 4 世 の 廃位 ） 。 アケメネス 朝 ペルシア を 征服 し て 大 帝国 を 築い た マケドニア 王 アレクサンドロス 3 世 （ 大王 ） の 死後 （ 紀元前 323 年 ） 、 王位 は 生まれ た ばかり の 遺児 アレクサンドロス 4 世 と 、 大王 の 異母 兄弟 で 知的 障害 者 の ピリッポス 3 世 が 共同 で 継承 する こと に なっ た 。 当然 の こと ながら 彼ら に 統治 能力 は なく 、 摂政 が 置か れる こと に なっ た 。  当初 は 有力 貴族 ペルディッカス が 摂政 に 就任 し た が 、 彼 に 不満 を 持つ 諸 将 は 彼 を 滅ぼし て 重臣 アンティパトロス が 摂政 に 就任 し た （ 紀元前 321 年 ） 。 しかし 、 アンティパトロス の 死後 （ 紀元前 319 年 ） 、 息子 の カッ サンド ロス と アンティパトロス から 地位 を 譲ら れ た 老 将 ポリュペルコン と が 摂政 の 地位 を 争い 、 ポリュペルコン を 懐柔 し た カッ サンド ロス によって アレクサンドロス 4 世 は 殺害 さ れ 、 大王 の 血統 は 断絶 し た （ 紀元前 309 年 ） 。  東 ローマ帝国 で は 、 聖職 者 の 長 で ある コンスタンティノポリス 総 主教 が 摂政 役 を 務め た こと も ある 。  また 、 戦 間 期 の ハンガリー 王国 における ホルティ・ミクローシュ や 20 世紀 中葉 の スペイン における フラン シスコ ・ フランコ の よう に 、 君主 が 不在 の まま 摂政 のみ が 置か れる こと も ある 。  イラク 王国 で は 1939 年 に ファイサル 2 世 が 3 歳 で 即位 し た ため に 、 母方 叔父 の アブドゥル ＝ イラーフ が 摂政 を 務め 、 1953 年 に ファイサル 2 世 が 親政 を 始める と 皇 太 叔父 と なる 。  ハワイ 王国 で は 摂政 にあたる 要職 として クヒナ・ヌイ （""） が ある 。 カメハメハ 1 世 が カメハメハ 2 世 へ 王位 継承 する 際 、 その 執政 能力 に 不安 を 感じ た こと から 新設 さ れ た 地位 で 、 初代 クヒナ・ヌイ として カメハメハ 1 世 の 妻 カアフマヌ が 担当 し た 。 1832 年 に カアフマヌ が 他界 する と 、 カメハメハ 1 世 の 娘 で あっ た キナウ が クヒナ・ヌイ に 就任 し 、 以降 、 クヒナ・ヌイ は カメハメハ 王朝 の 指導 的 役割 を 果たす 役割 として 定着 し た 。王朝 （ おう ちょう 、 ） と は 歴史 の 分類 方法 の 一つ で 、 君主 の 系列 あるいは その 系列 が 支配 し た 時代 を 分類 する ため の 歴史 用語 で ある 。 「 朝 」 は 朝 儀   に 由来 する 。 歴史 家 は 歴史 研究 の 都合 上 、 君主 の 系列 を 各々 の 時代 や 文化 圏 に あわせ て 王朝 として 便宜 的 に 分割 し て き た 。 その ため 、 王朝 の 定義 や 分類 方法 に 世界 共通 の 規則 は なく 、 王朝 の 範囲 は 歴史 家 によって 異なる こと が ある 。 すなわち 、 現 君主 国 が 自ら 王朝 名 を 名乗る こと は ない 。  王朝 と は 、 歴史 家 による 君主 の 系列 の 人工 的 な 分類 で ある 。 多く の 場合 は 、 血族 や 養子 縁組 による 世襲 君主 制 の 君主 の 系列 を 分類 する ため に 用い られる が 、 奴隷 王朝 や マムルーク 朝 の よう に 血縁 と は 無関係 な 君主 の 系列 に 用い られる 場合 も ある 。 王朝 名 は 、 王朝 に 分類 さ れ た 君主 の 在位 時 から 意識 さ れ て いる 場合 も ある が 、 ほとんど は 後世 の 歴史 家 による 命名 で ある 。  多く の 場合 、 王朝 は 同姓 の 一族 による 一連 の 世襲 を 指し 、 王朝 ごと に 国号 が 違う ため 、 国号 が 王朝 名 として 使わ れる 。 王朝 の 交替 は 血統 の 断絶 で は なく 徳 の 断絶 によって 定義 さ れる 。 徳 が 連続 し て いる 間 は 血統 が 離れ た 相続 や 別姓 の 非 血縁 者 による 相続 も 可能 だ が 、 いったん 徳 が 断絶 し た もの を 再興 し た 場合 は 皇統 が 継続 し て いよ う とも 前漢 、 後 漢 の よう に 区別 する の が 普通 で ある 。 その ため 、 中国 南朝 の 斉 と 梁 など の よう に 、 男系 で 連なる 同姓 皇族 の 相続 で あっ て も 、 徳 が 断絶 し た と 認識 さ れれ ば 王朝 も 交替 し た もの と みなさ れる 。  王朝 が 同 一家 名 の 君主 の 連続 による もの と 定義 さ れ 、 家名 が 王朝 名 と なる 。 例えば イギリス 王 の ジョージ 5 世 は 、 在位 7 年 目 まで は サクス ＝ コバーグ ＝ ゴータ 家 を 名乗っ て い た が 、 1917 年 に 家名 を ウィンザー 家 と 改称 し た ため 、 これ によって 王朝 が 交代 し た もの と さ れる 。 また 、 当事者 による 家名 の 変更 以外 に も 、 嫡流 が 断絶 し て 既に 別家 を 立て て いる 兄弟 へ の 継承 や 、 傍系 継承 または 女系 継承 が 起き た 場合 も 家名 が 変われ ば 王朝 の 交替 と なる ただし 、 近年 は 女系 継承 が 行なわ れ て も 母方 の 家名 を 用いる （ ＝ 君主 の 家名 が 変わら ない ） こと が 多く 、 その 場合 は 一般 的 に は 王朝 交代 と は みなさ れ ない ため 、 一概に 女系 継承 や 傍系 継承 が 王朝 交代 （ 家名 変更 ） に 直結 する と は 言え ない 。 ヨーロッパ の 王家 は 武力 で 滅亡 する 例 は 少なく 、 多く が 嫡流 の 断絶 による 家名 の 変更 で ある 。 ただし 、 中世 以前 に は 正式 な 家名 が 無い 場合 が 多く 、 多く は 後世 の 歴史 家 が 適当 に 命名 および 分類 し た もの で ある 。  当初 は ムハンマド に 始まる 世襲 の カリフ の 権勢 が 及ぶ 範囲 を 王朝 と 定義 でき た が 、 ムスリム 内 で の 対立 により 10 世紀 に は カリフ が 乱立 し たり など し て 権威 が 失墜 、 その後 は スルタン 、 シャー 、 ハン など の 君主 号 で 有 実力 者 が 台頭 し 世襲 し た 。 ペルシャ 、 シリア 、 アラビア など は 古代 ギリシア 語 による 地方 名 の エクソニム で あっ た が 、 君主 は 対外 的 に は 帝政 を 敷い て い た ため 、 しばしば 歴史 家 によって 権勢 の 及ぶ 範囲 を 国家 に 相当 する 領土 範囲 と 認め 、 ササン 朝 、 セレウコス 朝 、 ファーティマ 朝 、 アッバース 朝 など の 王朝 名 で 国名 に 代替 し た 経緯 が ある 。 現代 で も 、 例えば サウジアラビア は 「 サウード 家 の アラビア 地域 の 王国 」 を 意味 し て いる 。 もっとも 、 いくつ か ある 諸 権勢 を 1 つ に 束ね られる さらに 大きな 大権 が 登場 し た とき に は 、 西欧 の 定義 に 倣っ て これ を 「 帝王 」 と 認め 帝国 を 定義 し て いる 。  日本 史 において 、 一般 的 に 王朝 の 分割 による 時代 の 分類 は 意識 さ れ て おら ず 、 また 皇統 以外 の 王権 の 存在 も 意識 さ れ て い ない ため 、 「 王朝 」 の 呼称 は 「 王朝 時代 」 の 例 を 除い て 一般 に は 用い られ ない 。 各々 の 天皇 の 時代 を 「 推古朝 」 等 の よう に 呼ぶ 例 や 、 皇統 が 断絶 し ない よう 傍系 から 擁立 し た 例 （ 継 体 天皇 、 光 仁 天皇 など ） で 「 仁徳 朝 」 「 天武 朝 」 と 言及 さ れる こと が ある が 、 あまり 一般 的 な 用法 と は なっ て い ない 。 なお 、 日本 で は 平安 時代 （ 奈良 時代 を 含める こと も ある ） を 代替 し て 「 王朝 時代 」 と 呼び （ 例 ： 王朝 文学 、 王朝 物語 ） 、 11 世紀 中期 ないし 12 世紀 後期 まで の 期間 を 王朝 国家 と 呼ぶ こと が ある 。 これ は 、 後 に 始まる 武家 政権 時代 （ 院政 も 含める ） と の 対比 の 呼称 で ある 。  ＢＳ 朝日 の 番組 収録 で は 自民党 の 下村 博文 衆議院 議員 が 、 日本 の 皇室 は 「 2000 年 以上 の 男系 男子 の 歴史 が ある 」 と し て いる 。  現在 でも 、 世襲 や 同族 経営 が 行わ れる 財閥 企業 グループ 、 家元 制 や 世襲 政治 家 の 家系 など において 比喩 的 に 使わ れる 場合 が ある 。 （ 例 ： 「 ケネディ 王朝 」 「 金 王朝 」 ） 。権力 分立 （ けん り ょくぶんりつ 、 けん り ょくぶんりゅう 、 英 : separation   of   powers ） と は 、 権力 が 単一 の 機関 に 集中 する こと による 権利 の 濫用 を 抑止 し 、 権力 の 区別 ・ 分離 と 各 権力 相互 間 の 抑制 ・ 均衡 を 図る こと で 、 国民 の 権利 ・ 自由 の 確保 を 保障 しよ う と する システム で ある 。 対義語 は 権力 集中 （ 権力 集中 制 ） 。  なお 、 権力 分立 の 典型 例 として は 立法 ・ 行政 ・ 司法 の 三権分立 （ さん けんぶん りつ 、 さん けんぶん りゅう ） が 挙げ られる が 、 地方 自治 制 など 他 の 政治 制度 に も 権力 分立 原理 は み られる （# 概説 を 参照 ） 。 権力 分立 は 国家 全体 について みる と 、 まず 、 中央 と 地方 と の 権限 分配 が なさ れ （ 垂直 的 分立 ） 、 ついで 中央 ・ 地方 で それぞれ 水平 的 に 分配 さ れる こと に なり （ 水平 的 分立 ） 、 中央 で は 立法 ・ 行政 ・ 司法 の 三権 に 水平 的 に 分配 さ れ て いる こと に なる 。  権力 分立 制 の 典型 例 は 国家 権力 を 立法 権 、 行政 権 、 司法 権 に 分立 さ せる 三権分立 で ある 。 ただし 国家 権力 そのもの は 単一 不可分 な の で あっ て 、 それ を 分割 する こと は 国家 そのもの の 分割 を 意味 する こと に なる ため 、 権力 分立 と は 国家 権力 そのもの の 分割 を 意味 する の で は なく 国家 権力 を 現実 に 行使 する 機関 における 権限 の 分立 を 意味 する 。  権力 分立 制 は 近代 国家 に 共通 の 普遍 的 な 憲法 上 の 基本 原理 で あり 、 1789 年 の フランス 人権 宣言 第 16 条 は 憲法 に は 権利 保障 と 権力 分立 が 必要 不可欠 の 要素 で ある と の 考え方 を 明確 に し て いる 。 今日 で は 、 多く の 国 の 制度 で 採用 さ れ て おり 、 ヨーロッパ 諸国 、 アメリカ合衆国 、 日本 など で も 採用 さ れ て いる 。  日本 において 、 国家 の 立法 権 は 国会 、 行政 権 は 内閣 、 司法 権 は 裁判所 が それぞれ 行使 し て いる 。  なお 、 台湾 （ 中華民国 政権 ） は 「 五 院 分立 」 （ 行政 院 ・ 立法院 ・ 司法 院 ・ 考試 院 ・ 監察 院 。 つまり 立法 司法 行政 の 他 に 公務員 採用 と 目付 が それぞれ 分立 ） と し て いる 。  報道 （ マスメディア ） を 「 第 四 権力 」 や 「 法律 を 伝達 する 権力 」 など として 権力 の 一種 として 扱い 、 四 権 分立 （ し けんぶん りつ ） と 呼ぶ こと も ある 。  国政 上 の 三権分立 の ほか 、 地方 自治 と 国政 を 分ける 地方 自治 制 、 立法 機関 における 両院 制 （ 二院 制 ） 、 裁判所 の 三 審 制 、 行政 機関 の 分担 管理 による 省庁 制 （ 部局 分掌 ） など も 、 権力 分立 原理 に 由来 する 。  権力 分立 の 思想 は 歴史 的 に 形成 さ れ て き た もの で 時代 や 国 によって その 内容 は 異なる 。 権力 分立 の 源流 を 遡る と 古代 ギリシャ の 混合 政体 論 に まで 遡る こと が できる 。  近代 的 な 権力 分立 の 思想 的 淵源 は 、 17 世紀 の イギリス の ジェームズ・ハリントン や ジョン ・ ロック 、 フランス の シャルル・ド・モンテスキュー （ 『 法 の 精神 』 ） など による イギリス の 政体 論 ないし 立憲 君主 制 論 を 端緒 と する 。  権力 分立 の 基本 的 な 要素 は 、 第 一 に 権力 の 区別 分離 、 第 二 に 権力 相互 の 抑制 均衡 で ある 。  権力 の 分離 に は 権限 の 分離 と 人 の 分離 が 含ま れ 、 前者 は 各 権力 は 原則 として 他 権力 に 干渉 し たり 自ら の 権力 を 放棄 する こと は 許さ れ ない こと 、 また 、 後者 は 同 一人物 が 異なる 権力 の 構成 員 で ある こと を 排除 する もの で ある 。  モンテスキュー は 『 法 の 精神 』 において 、 国家 権力 を 立法 権 、 万 民法 に関する 事項 の 執行 権 （ 国家 の 執行 権 ・ 行政 権 ） 、 市民 法 に関する 事項 の 執行 権 （ 司法 権 ・ 裁判 権 ） の 3 つ に 区別 し た 。 この 考え方 は 現代 に 至る まで 受け継が れ て おり 、 三権分立 で は 一般 に 国家 権力 を 立法 権 ・ 行政 権 ・ 司法 権 の 三権 に 分類 し 、 それぞれ 、 立法 権 を 立法府 （ 議会 ） 、 行政 権 を 行政府 （ 大統領 あるいは 内閣 ） 、 司法 権 を 司法 府 （ 裁判所 ） に 担わ せる 。  これら の 三権 は 、 法 と の 関係 に 着目 し て 、 簡単 に 次 の よう に 説明 さ れる 。  立法 権 は 一般 的 抽象 的 な 法 規範 を 定立 し 、 司法 権 と 行政 権 は 個別 的 具体 的 な 事件 に 法 を 適用 ・ 執行 する 。 ここ で 「 執行 」 と 「 適用 」 は 元々 一体 の もの で ある 点 に 注意 を 要する 。 行政 権 が 法 を 「 執行 」 する 際 に は 当然 、 法 を 「 適用 」 し なけれ ば なら ず 、 司法 権 は 法 を 「 適用 」 し て 裁定 する ほか 、 自ら 「 執行 」 も する 。 その ため 行政 と 司法 は 、 司法 権 が 法 を 適用 し 「 終局 的 に 裁定 する 」 こと を その 顕著 な 違い と 解す べき で ある 。  また 行政 は 、 立法 ・ 司法 に 比べ て 、 定義 づけ し にくい 。 その ため 、 行政 の 定義 について は 、 国家 作用 から 立法 と 司法 を 控除 し た もの として 消極 的 に 定義 する 見解 （ 控除 説 ） が 通説 と さ れる 。 これ は 、 当初 すべて の 権力 が 君主 に 集中 し 、 そこ から 立法 権 が 議会 に 移譲 さ れ 、 司法 権 が 裁判所 に 移譲 さ れ た 歴史 の 流れ に も 沿う もの で ある 。  権限 が 分離 さ れ て い て も 各 権力 を 担う 構成 員 が 同じ で あれ ば 権力 分立 は 意味 を なさ ない 。 その ため 、 権力 の 分離 の 要素 として 人 の 分離 つまり 兼職 の 禁止 が 挙げ られる 。  ただし 、 立法 と 行政 の 関係 において は 、 アメリカ 型 の 大統領 制 において は 相互 の 抑制 均衡 を 重視 し 厳格 な 分立 を とる の に対し 、 議院 内閣 制 において は 相互 の 協 働関係 を 重視 する ため 緩やか な 分立 に とどまる 。  アメリカ 型 の 大統領 制 は 、 立法 権 と 行政 権 を 厳格 に 独立 さ せる もの で 、 行政 権 を 担う 大統領 と 立法 権 を 担う 議員 を それぞれ 個別 に 選出 する 政治 制度 を とる 。 厳格 な 分立 の 下 、 議員 職 と 政府 の 役職 と は 兼務 でき ず 、 政府 職員 は 原則 として 議会 に 出席 し て 発言 する 権利 義務 も ない こと など を 特徴 と し て いる 。 大統領 が 任期 途中 に 議会 による 不信任 により 辞職 する こと も なく 、 また 、 大統領 によって 議会 が 解散 さ れる こと も ない 。  これ に対して 議院 内閣 制 で は 、 議会 が 選出 し た 首相 が 組閣 し て 、 内閣 が 行政 権 を 担い 、 内閣 は 議会 に対して 政治 責任 を 負い 、 間接 的 に 国民 に対して も 政治 責任 を 負う 。 議院 内閣 制 で は 行政 権 を 担う 内閣 と 立法 権 を 担う 議会 が 一応 は 分立 し て いる ものの 、 民主 主義 的 要請 から 権力 分立 は 緩やか な もの と なっ て いる 。 つまり 、 内閣 の 首班 （ 首相 ） は 議会 から 選出 さ れ 、 内閣 は 議会 （ 特に 下院 ） の 信任 を 基礎 として 存立 する こと として 行政 権 の 民主 的 コントロール を 行う 。 内閣 の 構成 員 たる 大臣 は その 多く が 議員 で あり 、 内閣 に は 法案 提出 権 が 認め られ 、 大臣 は 議会 に 出席 する 権利 義務 を 有する こと など を 特徴 と する 。  アメリカ において も 20 世紀 の 行政 国家 化 に 伴っ て 大統領 が 立法 を 主導 し 、 司法 に対して も 一定 の 影響 を 与え て いる と さ れ 、 厳格 な 三権分立 は 緩やか な もの と なっ て いる 。 しかし 、 大統領 の 所属 政党 と 上院 あるいは 下院 の 支配 政党 が 異なる 分割 政府 の 状態 を 生じ た 場合 に は やはり 厳格 な 権力 分立 が 顕在 化 する こと に なる が 、 アメリカ合衆国 の 政治 制度 は 、 長い 歴史 的 経過 を 経 て 、 この 分割 政府 の 常態 化 を 前提 と し つつ 、 政治 運営 や 立法 活動 が 複雑 な 駆け引き の 下 に 行わ れ 、 盛ん な 利益 集団 の 活動 を 背景 として 大統領 や 連邦 議会 議員 が 利害 調整 を 行っ て いく という 点 に 特質 を もつ に 至っ た もの と 考え られ て いる 。  立法 と 行政 の 関係 について 、 大統領 制 の 下 で は 大統領 と 議会 と は 別々 に 選出 さ れる ため 民意 は 二元 的 に 代表 さ れる の に対し （ 二元 代表 制 ） 、 議院 内閣 制 で は 議会 のみ が 選挙 により 選出 さ れ て 内閣 は それ を 基盤 として 成立 する ため 民意 は 一元 的 に 代表 さ れる （ 一元 代表 制 ） 。 この 点 から 議院 内閣 制 の ほう が 権限 の 委任 関係 は 明白 と なる ため 、 立法 と 行政 と の 関係 を 円滑 に 処理 する という 点 において は 、 より 簡単 な 政治 モデル で ある と さ れる 。  なお 、 立法 ・ 行政 ・ 司法 間 の 三権分立 と は 異なる が 、 両院 制 における 両院 議員 の 兼職 禁止 も 権力 分立 における 人 の 分離 として 理解 する こと が できる と さ れる 。  行政 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 、 政府 独自 の 立法 権 、 法律 発案 権 、 法律 裁可 権 、 拒否 権 など が 挙げ られる 。 この ほか 議院 内閣 制 において 重要 な もの に 議会 解散 権 が ある 。 ただし 、 立法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 として 、 いかなる 抑制 手段 を 認める か は 国 により 時代 により 異なる 。  行政 権 に 一定 の 独自 の 立法 権 が 認め られ て いる 場合 に は 行政 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 と なる 。 大日本帝国 憲法 下 において は 議会 の 関与 し ない 立法 として 緊急 勅 令 （ 大日本帝国 憲法 第 8 条 ） と 独立 命令 （ 大日本帝国 憲法 第 9 条 ） が 認め られ て い た 。 これ に対して 日本国 憲法 で は 国会 が 国 の 唯一 の 立法 機関 で ある と 規定 さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 41 条 ） 。 内閣 に は 政令 制定 権 が 認め られ て いる が （ 日本国 憲法 第 73 条 6 号 ） 、 法律 を 前提 と し ない 独立 命令 や 法律 に 反する 代行 命令 は 禁止 さ れ 政府 独自 の 立法 は 認め て おら ず 、 法律 を 執行 する ため の 執行 命令 と 法律 により 委任 を 受け た 委任 命令 に 限ら れ て いる 。 また 内閣 が 憲法 改正 を 発議 する こと は でき ない （ 内閣 法 第 5 条 に 改憲 発議 に関する 記述 は ない ） 。  日本 で は 内閣 に 法律 発案 権 が 認め られ て いる （ 通説 ） 。 これ に対して アメリカ において は 大統領 の 法律 発案 権 は 認め られ て い ない （ 教書 の 送付 に とどまる ） 。  大日本帝国 憲法 で は 天皇 に 法律 裁可 権 を 認め て い た （ 大日本帝国 憲法 第 5 条 ） 。 これ に対して 日本国 憲法 は 行政 権 による 法律 裁可 権 を 認め ず 国会 を 国 の 唯一 の 立法 機関 と し （ 日本国 憲法 第 41 条 ） 、 原則 として 国会 の 議決 のみ によって 法律 は 成立 する と し て いる （ 日本国 憲法 第 59 条 1 項 ） 。  アメリカ合衆国 憲法 で 採用 さ れ て いる （ 第 1 条 第 7 節 第 2 項 ） 。 すべて の 法律 案 は 法律 と なる 前 に 合衆国 大統領 に 送付 さ れる が 、 大統領 は 承認 し ない 場合 に は 拒否 理由 を 添え て 議院 に 差し戻す こと が できる 。 この 場合 、 各 議院 は それぞれ 3 分の 2 以上 の 多数 で 可決 ・ 承認 すれ ば 法律 と なる と し て いる 。  議院 内閣 制 の 下 で は 一般 に 議会 解散 権 が 認め られ て いる 。 日本 で は 内閣 に 衆議院 解散 の 権限 が 認め られ て いる （ 実質 的 根拠 について 争い が ある ） 。 これ に対して 大統領 制 の 下 で は 一般 に 大統領 に は 議会 解散 権 は 与え られ て い ない 。  立法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 、 行政 の 組織 や 権限 に関する 立法 権 、 条約 締結 承認 権 、 国政 調査 権 、 質問 権 、 質疑 権 、 報告 受理 権 など が あり 、 この ほか 議院 内閣 制 において は 内閣 総理 大臣 の 指名 や 内閣 不信任 決議 が ある 。 この うち の いかなる 抑制 手段 を 認める か は 行政 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 の 場合 と 同様 に 国 により 時代 により 異なる 。  立法 権 が 行政 の 組織 や 権限 に関する 立法 を 行う こと は それ 自体 が 行政 権 へ の 抑制 手段 と なる 。  日本国 憲法 は 条約 締結 権 を 内閣 の 権限 と する 一方 、 事前 または 事後 に 国会 の 承認 を 必要 と し て いる （ 日本国 憲法 第 73 条 3 号 ） 。 なお 国際 法 上 、 基本 的 な 重要 性 を 有する 国内 法 の 規則 に 違反 し て 締結 し た こと が 明白 な 条約 は 無効 に できる （ 条約 法 に関する ウィーン 条約 第 46 号 第 1 項 ただし書き ） 。  日本国 憲法 は 両 議院 に 国政 調査 権 を 認め て いる （ 日本国 憲法 第 62 条 前段 ） 。  日本 で は 国会 法 で 国会 議員 は 内閣 に 質問 する こと が できる と する 。 質問 は 議題 と は かかわり なく 内閣 に対して 説明 を 求め たり 所見 を 質し たり する もの で ある 。  日本 で は 衆議院 規則 及び 参議院 規則 で 国会 議員 は 議題 案件 について 疑義 を ただす こと が できる と する 。  日本 で は 一般 国務 及び 外交 関係 （ 日本国 憲法 第 72 条 ） 、 国 の 収入 支出 の 決算 （ 日本国 憲法 第 90 条 ） 、 国 の 財政 状況 （ 日本国 憲法 第 91 条 ） について 憲法 に 規定 が ある 。  議院 内閣 制 の 下 で の 内閣 総理 大臣 に 選出 方法 について 、 イギリス で は 二 大 政党 制 の 下 で 下院 の 第 一 党 の 党首 が 首相 に 任命 さ れる の が 慣行 と なっ て いる の に対し 、 日本 や ドイツ で は 議会 で 首相 指名 選挙 が 行わ れる 。  議院 内閣 制 の 下 で は 議会 に は 内閣 に対する 不信任 決議 、 一方 の 内閣 に は 議会 解散 権 が 認め られ て いる ため 、 両者 に 意思 の 対立 が あれ ば 、 解散 を 経 て 議会 選挙 を通じて 国民 が その 問題 に 決着 を つける こと に なる 。 日本 で は 内閣 は 国会 に対して 連帯 し て 責任 を 負う と さ れ （ 日本国 憲法 第 66 条 3 項 ） 、 衆議院 に 内閣 不信任 決議 を 認め て おり 、 衆議院 で 内閣 不信任 決議 が 可決 さ れ た とき は 内閣 は 10 日 以内 に 総 辞職 か 衆議院 の 解散 ・ 総 選挙 を 選ば なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 69 条 ） 。  元来 、 司法 権 は その 性質 上 、 法律 の 維持 ・ 擁護 を 内容 と する 法的 作用 で あり 政治 的 作用 で は なく 、 政治 闘争 の 圏外 に あっ て 特別 の 地位 が 認め られ て き た 。 裁判 の 公正 は 個人 的 尊厳 と 自由 の 確保 にとって 不可欠 で あり 、 他 権力 から の 干渉 や 圧力 を 排除 する ため の 司法 権 の 独立 が 特に 重視 さ れ 、 司法 権 の 独立 は 今日 で は 諸国 の 憲法 において 一般 的 に 採用 さ れ て いる 原理 で ある 。 その 一方 で 今日 で は 司法 権 による 行政 事件 の 裁判 権 や 法律 の 違憲 審査 権 など が 重要 な 役割 を 果たし て おり 現代 的 変容 を 遂げ て いる 。  立法 権 ・ 行政 権 から 司法 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 、 裁判官 指名 ・ 任命 権 や 司法 制度 に関する 立法 権 、 弾劾 裁判 など が ある 。  スイス の よう に 議会 による 選任 による 場合 に は 立法 権 から 司法 権 へ の 抑制 と なり 、 アメリカ の よう に 大統領 による 任命 と 上院 による 同意 が 定め られ て いる 場合 に は 司法 権 に対する 行政 権 による 抑制 と 立法 権 による 抑制 と が 重複 する こと と なる 。  議会 による 裁判所 の 組織 ・ 権限 、 訴訟 手続 に関する 立法 は 、 立法 権 から 司法 権 へ の 抑制 と なる 。 しかし 、 英 米 法 で は 裁判所 自身 に 規則 制定 権 を 認める 制度 が 発達 し て き た 。 日本国 憲法 第 77 条 1 項 も 司法 権 の 独立 の 観点 から 最高 裁判所 に 訴訟 に関する 手続 、 弁護士 、 裁判所 の 内部 規律 及び 司法 事務 処理 に関する 事項 について 規則 を 定める 権限 を 認め て いる 。 最高 裁判所 規則 と 法律 の 形式 的 効力 について 最高裁判所 規則 が 優位 する と みる 説 も ある が 多数 説 は 法律 が 優位 する と み て いる 。  日本国 憲法 は 国会 に 裁判官 の 弾劾 の 権限 を 認める 一方 （ 日本国 憲法 第 64 条 ・ 日本国 憲法 第 78 条 前段 ） 、 司法 権 の 独立 の 観点 から 行政 機関 による 裁判官 の 懲戒 処分 を 禁じる （ 日本国 憲法 第 78 条 後段 ） 。  司法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 行政 事件 裁判 権 、 司法 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 の 例 として は 違憲 審査 が ある 。  司法 権 から 行政 権 へ の 抑制 手段 として は 行政 事件 が ある 。 ただし 、 英 米 法 系 と 大陸 法 系 と で は 、 行政 権 に対する 司法 権 の 関わり 方 に 大きな 違い が ある 。 英 米 法 系 の 諸国 で は 、 行政 裁判所 制度 を 採ら ず 、 行政 事件 も 通常 の 裁判所 が 審理 する 。 イギリス ・ アメリカ の ほか 、 アメリカ 法 の 影響 を 強く 受け た 日本国 憲法 下 の 日本 も 、 行政 裁判所 の 設置 を 認め ない 。 大陸 法 系 の 諸国 で は 、 行政 権 の 司法 権 から の 独立 が 強調 さ れ 、 行政 裁判所 制度 を 持つ 。 行政 裁判所 は 行政 事件 を 専門 に 審理 する 行政 部 内 の 特別 裁判所 で 、 通常 の 裁判所 の 系統 から 独立 し た 機関 で ある 。 大陸 法 系 の 国 で ある フランス や ドイツ で 採用 さ れ て いる 。 大日本帝国 憲法 の 下 で は 日本 で も 行政 裁判所 が 置か れ た 。  司法 権 から 立法 権 へ の 抑制 手段 として は 違憲 審査 制 が ある 。  権力 分立 の 特性 について 自由 主義 的 特性 、 消極 的 特性 、 懐疑 的 特性 、 政治 的 中立 性 など が 挙げ られ て いる 。  今日 、 権力 分立 制 は 行政 国家 化 、 政党 国家 化 、 司法 国家 化 という 現代 的 変容 を 生じ て いる と さ れる 。  古く から 、 日本 を 含め た 中国 と その 周辺 諸国 で は すべて の 権力 を 君主 あるいは その 時々 の 政権 に 集中 さ せ て い た 。 この ため 、 明治 以前 の 日本 で は 、 立法 権 と 行政 権 、 司法 権 は ほぼ 同じ 機関 が 担っ た 。 江戸 幕府 の 役職 で ある 町奉行 （ 江戸 町 奉行 ） が 、 江戸 市 中 に 施 かれる 法 を 定立 し 、 行政 活動 を 行い 、 民事 ・ 刑事 の 裁判 も 行っ て い た こと は 、 その 典型 で ある 。  こうした 性格 は 実際 の 裁判 に も 影響 を 与え た 。 すなわち 、 中国 の 伝統 的 な 民事 裁判 において は 、 民 が 官 に対して 請願 を 行っ て それ に対して 官 が 請願 の 是非 を 判断 する 裁許 という 形 で 一種 の 行政 処分 を 行う 「 父母 官 型 訴訟 」 と 呼ば れる 権力 者 の 徳治 思想 に 基づい た 世話焼き ・ 恩恵 行為 に 過ぎ なかっ た 。 更に その 制度 を 取り入れ た 古代 日本 の 民事 裁判 で は 中国 の よう な 徳治 思想 は 希薄 で 、 被告 が 直属 する 官 司 ・ 組織 と の 日常 的 支配 関係 に 依拠 し て 提起 さ れる こと が 多く 、 被告 から 見 て 上位 者 にあたる 裁許 者 も 提訴 を 受け た こと によって 受け身 の 形 で 裁許 を 行っ た と さ れ 、 中世 に 入っ て も 領主 が 警察 ・ 刑事 裁判 に 相当 する 検 断 権 の 確保 に は 積極 的 で あっ て も それ 以外 の 裁判 に対する 関心 は 低く 、 もっぱら 原告 ・ 被告 双方 が 持つ 縁 を 頼る 形 で の 提訴 ・ 訴訟 が 展開 さ れ て い た 。 日本 や 中国 において は 裁許 者 に 求め られ た の は 、 強制 力 を 持つ 「 判決 」 を 出す 事 で は なく 、 請願 の 是非 を 「 裁許 」 の 形 で 下し 当事者 間 交渉 を 促す こと に あっ た 。  日本 に 近代 的 な 権力 分立 の 思想 が 入っ て き た の は 幕末 で ある 。  1868 年 （ 明治 元年 ） 、 五 箇条 の 御 誓文 を 実行 する ため に 出さ れ た 政体 書 に は 「 天下 の 権力 、 総て これ を 太政官 に 帰す 、 則 政令 二途 出る の 患無 ら しむ 。 太政官 の 権力 を 分つ て 行法 、 立法 、 司法 の 三権 と す 、 則 偏重 の 患無 らし むるなり 。 」 として 、 三権分立 主義 を 採る こと が 明記 さ れ た 。  しかし 当時 は 、 裁判 こそ が 行政 の 最大 の 役割 で ある と 考え られ て おり 、 1872 年 （ 明治 5 年 ） に 司法 卿 ・ 江藤 新平 が 欧米 に 倣っ て 、 行政 権 と 司法 権 を 分離 さ せる 制度 の 構築 を 図っ た ところ 、 特に 地方 行政 の 担い手 で ある 地方 官 から 猛 反発 が 起き た 。 例えば 、 京都 府 から は 「 仰 地方 の 官 として 人民 の 訴 を 聴く こと 能 はず 、 人民 の 獄 を 断ずる を 能 はず 、 何 を以て 人民 を 教育 し 、 治 方 を 施し 可 申 哉 」 （ 地方 官 が 民事 訴訟 を し て は いけ ない 、 刑事 裁判 を やっ て は いけ ない と 言う が 、 では どう やっ て 人々 を 教育 し て 地方 を 治めろ と いう の か ） と 抗議 （ 明治 5 年 10 月 21 日 付 京都 府 届 ） が 行わ れ 、 諸 府県 から も 同様 の 抗議 が 殺到 し た と いう 。  また 、 1875 年 （ 明治 8 年 ） に 終審 裁判所 で ある 大審院 が 設置 さ れ た 後 も 、 大審院 の 判決 に 司法 卿 が 異議 申し立て を する 権利 を 保留 する （ 江藤 は 既に 佐賀 の 乱 で 処刑 さ れ て いる ） など 問題 が 多く 、 後 の 自由 民権 運動 で も 国会 開設 問題 （ 立法 権 の 政府 から の 分離 要求 ） と 並ん で 政府 批判 の 材料 と さ れ た 。  1890 年 （ 明治 23 年 ） 、 大日本帝国 憲法 が 施行 さ れ 、 帝国 議会 の 成立 と 裁判所 構成 法 の 制定 により 、 日本 に も 一応 権力 分立 の 体制 が 整う 。 しかし 、 すべて の 権力 （ 統治 権 ） は 天皇 が 総攬 し （ 大日本帝国 憲法 第 4 条 ） 、 立法 権 は 帝国 議会 の 協賛 を以て 天皇 が 行使 し （ 大日本帝国 憲法 第 37 条 ） 、 司法 権 は 天皇 の 名 に 於 て 裁判所 が 行使 し （ 大日本帝国 憲法 第 57 条 ） 、 行政 権 は 国務大臣 の 輔弼 により 天皇 が 行使 する （ 大日本帝国 憲法 第 55 条 ） 、 不完全 な 権力 分立 制 だっ た 。  立法 権 は 、 帝国 議会 の 協賛 を 経 ず とも 、 緊急 命令 （ 大日本帝国 憲法 第 8 条 ） と 独立 命令 （ 大日本帝国 憲法 第 9 条 ） によって も 行使 さ れ た 。 後年 に は 軍部 が 統帥 権 と 軍部 大臣 現役 武官 制 を 梃子 に 、 他 の 三権 から 遊離 し て 増長 し 、 暴走 する 事態 とも なっ た 。  ただし 、 明治 憲法 下 の 司法 権 の 独立 について は 制度 上 も 実際 上 も 比較的 実現 さ れ て い た と さ れる 。  なお 、 大日本帝国 憲法 において は 、 行政 庁 の 処分 の 違法 性 を 争う 裁判 （ 行政 裁判 ） の 管轄 は 、 司法 裁判所 に は なく 、 行政 庁 の 系列 に ある 行政 裁判所 の 管轄 に 属し て い た 。 この 根拠 について は 、 伊藤 博文 著 の 『 憲法 義 解 』 に よる と 、 「 行政 権 も また 司法 権 から の 独立 を 要する 」 こと に 基づく と さ れ て いる 。 これ に対して 、 江藤 新平 は 明治 初頭 に 「 司法 権 も また 行政 権 から の 独立 を 要する 」 もの で 、 行政 裁判 と いえ ども 行政 が 裁判 に 関 る の は 司法 権 の 独立 に対する 侵害 で ある という 論理 を 主張 し て いる 。  1947 年 （ 昭和 22 年 ） に 施行 さ れ た 日本国 憲法 は 、 アメリカ に 倣っ た 厳格 な 三権分立 と 、 イギリス や 大正 デモクラシー 期 の 議院 内閣 制 を 折衷 し た 三権分立 制 を 採っ て いる 。 また 、 天皇 は 「 日本 国 の 象徴 で あり 日本 国民 統合 の 象徴 」 （ 日本国 憲法 第 1 条 ） と さ れ 、 「 国政 に関する 権能 を 有 し ない 」 （ 日本国 憲法 第 4 条 1 項 ） もの と さ れ た 。 天皇 の 「 国事 」 に関する すべて の 行為 （ 国事 行為 ） に は 、 内閣 の 「 助言 と 承認 」 を 必要 と し 、 内閣 が その 責任 を 負う こと と さ れ た （ 日本国 憲法 第 3 条 ） 。 一方 で 、 日本国 憲法 が 三権分立 を 規定 し て い ない という 解釈 も 成り立つ という の が 通説 と なっ て おり 、 その 場合 は 「 国権 の 最高 機関 」 で ある 立法 優位 の 一元 的 構造 と 理解 さ れ て いる 。  国会 は 、 「 国権 の 最高 機関 」 で あっ て 、 「 唯一 の 立法 機関 」 と さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 41 条 ） 。  また 、 「 唯一 の 立法 機関 」 と 定め られ た こと から 、 国会 中心 立法 の 原則 と 国会 単独 立法 の 原則 が 導か れる 。 国会 中心 立法 の 原則 と は 、 国会 による 立法 以外 の 実質 的 意味 の 立法 は 、 憲法 に 特別 の 定め が ある 場合 を 除き 許さ れ ない という 原則 で ある 。 その 例外 に は 、 議院 規則 制定 権 （ 日本国 憲法 第 58 条 2 項 ） や 最高 裁判所 規則 制定 権 （ 日本国 憲法 第 77 条 ） が ある 。 内閣 が 定める 政令 は 、 個別 具体 的 な 委任 による 立法 のみ が 許さ れる 。  国会 単独 立法 の 原則 と は 、 国会 による 立法 は 、 国会 以外 の 機関 の 参与 を 必要 と せ ず に 成立 する 原則 を いう 。 その 例外 として は 、 日本国 憲法 第 95 条 の 地方 自治 特別 法 が ある 。 内閣 の 法案 提出 権 は 、 国会 の 審議 採決 を 妨げ ず 、 また 、 72 条 に 議案 提出 権 が 定め られ て いる ため 、 許さ れる と 解さ れる 。  「 行政 権 は 、 内閣 に 属する 」 （ 日本国 憲法 第 65 条 ） 。 他 の 二 権 が 、 「 唯一 の 」 （ 日本国 憲法 第 41 条 ） あるいは 「 すべて 」 （ 日本国 憲法 第 76 条 ） と さ れ て いる の に対し 、 単に 「 属する 」 と 定め られ た こと は 、 三権分立 が 行政 権 にとって は 抑制 原理 （ 他 の 二 権 にとって は 防衛 原理 ） と さ れ て いる こと を 意味 する と 解さ れる 。 内閣 は 、 「 首長 たる 内閣 総理 大臣 及び その他 の 国務大臣 」 で 組織 さ れる （ 日本国 憲法 第 66 条 1 項 ） 。 内閣 総理 大臣 は 、 「 国会 議員 の 中 から 国会 の 議決 で 、 これ を 指名 」 （ 日本国 憲法 第 67 条 1 項 ） さ れ 、 天皇 に 任命 さ れる 。 国務大臣 は 、 内閣 総理 大臣 が 任命 し 、 天皇 が 認証 する 。 国務大臣 の 過半数 は 、 国会 議員 の 中 から 任命 さ れる 。 この よう に 、 内閣 総理 大臣 を 国会 議員 の 中 から 国会 が 指名 し 、 内閣 が 行政 権 行使 について 「 国会 に対し 連帯 し て 責任 」 を 負う （ 日本国 憲法 第 66 条 3 項 ） こと から 、 議院 内閣 制 が 採ら れ て いる もの と 解さ れる 。  全て の 司法 権 は 、 最高 裁判所 と 下級 裁判所 から なる 裁判所 に 属する こと と さ れ 、 最高 裁判所 は 終審 裁判所 と さ れる （ 日本国 憲法 第 76 条 1 項 ） 。 特別 裁判所 ( 憲法 裁判所 及び 軍法 会議 、 行政 裁判所 など ) の 設置 は 禁止 さ れ 、 行政 機関 が 終審 として 裁判 を 行う こと は でき ない （ 日本国 憲法 第 76 条 2 項 ） 。 司法 権 の 行政 権 から の 独立 を 確立 する ため 、 司法 行政 権 は 司法 権 の 一部 として 裁判所 に 帰属 する こと に なっ た 。 また 、 行政 裁判所 は 廃止 さ れ 、 通常 の 裁判所 が 行政 事件 を 管轄 する 。 さらに 、 最高 裁判所 は 「 一切 の 法律 、 命令 、 規則 又は 処分 が 憲法 に 適合 する か し ない か を 決定 する 権限 を 有する 終審 裁判所 」 と さ れ た （ 日本国 憲法 第 81 条 ） 。 これ は 、 最高 裁判所 および 下級 裁判所 が 、 違憲 立法 審査 権 を 有する こと を 意味 する と 解さ れ て いる 。  内閣 と 国会 の 関係 は 議院 内閣 制 が とら れる 。 内閣 総理 大臣 は 国会 議員 の 中 から 国会 の 議決 で 指名 する （ 日本国 憲法 第 67 条 1 項 ） 。 また 、 内閣 総理 大臣 は 国務大臣 を 任命 する が 、 その 過半数 は 国会 議員 の 中 から 選ば れ なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 68 条 1 項 ） 。 内閣 総理 大臣 その他 の 国務大臣 に は 議院 出席 の 権利 義務 が 認め られ て いる （ 日本国 憲法 第 63 条 ） 。  内閣 は 行政 権 の 行使 について 国会 に対し 連帯 し て 責任 を 負い （ 日本国 憲法 第 66 条 3 項 ） 、 衆議院 で 内閣 不信任 決議 が 可決 （ あるいは 信任 決議 が 否決 ） さ れ た とき は 内閣 は 10 日 以内 に 総 辞職 か 衆議院 の 解散 ・ 総 選挙 を 選ば なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 69 条 ） 。 一方 、 内閣 は 衆議院 を 解散 する 権限 を 有し て いる と 解さ れ て いる （ 解散 権 の 実質 的 根拠 について は 争い が ある ） 。 内閣 総理 大臣 が 欠け た とき 、 又は 衆議院 議員 総 選挙 の 後 に 初めて 国会 の 召集 が あっ た とき は 、 内閣 は 総 辞職 を し なけれ ば なら ない （ 日本国 憲法 第 70 条 ） 。  この ほか 国会 の 両 議院 に は 国政 調査 権 が 付与 さ れ （ 日本国 憲法 第 62 条 ） 、 この 権限 を 適切 に 行使 する こと により 、 国会 に は 内閣 の 行動 を 監視 監督 する 機能 も 期待 さ れ て いる 。  一方 、 国会 ・ 内閣 と 裁判所 と の 関係 において は 日本 で も 司法 権 の 独立 の 原理 が 採用 さ れる 。 すべて 裁判官 は その 良心 に従い 独立 し て その 職権 を 行い 憲法 及び 法律 のみ に 拘束 さ れる と 規定 さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 76 条 3 項 ） 。  国会 から 裁判所 に対する 抑制 として は 弾劾 裁判 が あり 、 著しい 職務 上 の 義務 違反 や 非行 など の あっ た 裁判官 は 国会 議員 で 構成 さ れる 裁判官 弾劾 裁判所 が 弾劾 する （ 日本国 憲法 第 64 条 ） 。 一方 、 裁判所 は 国会 の 制定 し た 一切 の 法律 の 憲法 適合 性 を 審査 する 違憲 立法 審査 権 を 有する と さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 81 条 ） 。  内閣 から 裁判所 に対する 抑制 として は 、 裁判官 の 任命 権 （ 最高 裁判所 長官 について は 指名 権 ） が ある 。 最高 裁判所 長官 は 天皇 が 内閣 の 指名 に 基い て 任命 し （ 日本国 憲法 第 6 条 2 項 ） 、 最高 裁判所 の 長官 以外 の 裁判官 は 内閣 で これ を 任命 する （ 日本国 憲法 第 79 条 1 項 ） 。 最高 裁判所 裁判官 の 任命 について は 、 その 発足 当初 、 裁判官 任命 諮問 委員 会 の 答申 に 基づい て 任命 が 行わ れ て い た が 、 内閣 の 責任 を 不 明確 に する もの と の 批判 が あっ た と さ れ 廃止 さ れ た 経緯 が ある 。 この 点 について は 常設 的 な 委員 会 の 設置 は 憲法 の 趣旨 に 反する と みる 学説 も ある が 、 公平 で 非 党派 的 な 選考 委員 会 が 実質 的 任命 を 行う よう な 制度 に す べき と の 学説 が 対立 し 議論 が ある 。 なお 、 現在 は 、 最高 裁判所 事務 総局 ・ 最高 検察庁 ・ 日本 弁護士 連合 会 など が 最高 裁判所 裁判官 の 候補 者 を 推薦 し 、 内閣 が これ を 追認 する 形 で 任命 が 行わ れ て いる 。 また 、 最高 裁判所 長官 について は 前任 の 最高 裁判所 長官 の 推薦 に 基づい て 任命 が 行わ れ て いる 。  下級 裁判所 の 裁判官 は 最高 裁判所 の 指名 し た 者 の 名簿 によって 内閣 で 任命 する （ 日本国 憲法 第 80 条 1 項 前段 ） 。 憲法 解釈 上 は 、 明白 な 任命 資格 要件 の 欠如 の 場合 を 除い て 内閣 は 任命 拒否 でき ない と 解さ れ て いる 。 実務 上 も 裁判官 の 空席 の 数 に 形式 的 に 一 人 を 加え た 名簿 が 作成 さ れ て 任命 が 行わ れ て おり 、 また 実質 的 に 指名 さ れ た 者 が 任命 を 拒否 さ れ た 例 は ない と さ れ て いる 。首長 （ しゅちょう ） は 、 行政 機関 （ 日本 の 場合 は 特に 地方 公共 団体 ） の 長 を 意味 する 用語 で 、 広い 意味 で は 集団 ・ 組織 を 統率 する 長 を 意味 する 言葉 で ある 。  以下 の よう な 様々 な 用法 が ある 。 なお 「 しゅちょう 」 で は 、 「 市長 」 「 主張 」 「 首相 」 など と 紛らわしい ので 、 行政 実務 で は 慣習 的 に 「 く びちょう 」 と 読ま れる こと も 多い 。  この 節 で は 日本 の 普通 地方 公共 団体 の 長 について 説明 し 、 地方 自治 法 は 条 数 のみ 記載 する 。白色 テロ （ はく しょく テロ 、 ） と は 、 為政者 や 権力 者 、 反 革命 側 （ 君主 国家 の 為政者 あるいは 保守 派 ） によって 政治 的 敵対 勢力 に対して 行わ れる 暴力 的 な 直接 行動 の こと で ある 。 国家 組織 及び 権力 を 是認 し て 行わ れる 不当 逮捕 や 言論 統制 など が ある 。 フランス語 （ Terreur   blanche ） に 由来 する ため 白色 テロル と も 言う 。  一般 に 国家 の 何らかの 関与 を 前提 と する ため 、 個人 または 集団 が 義憤 ・ 憂国 の 念 から 行なう 右翼 テロ と は 異なる 。  「 白色 」 と は フランス 王国 の 王権 の 象徴 で あっ た 白 百 合 に 由来 し て おり 、 フランス で は 白色 （ 白旗 ） は 王権 または 王 党派 を 意味 する 色 で あっ た 。 転じ て 、 フランス 以外 でも 治世 者 を 全般 を さす 色 と さ れ 、 イラン の 白色 革命 など の 用法 が ある 。 白色 テロ は 、 元来 は フランス 革命 中 の 1794 年 から 1795 年 にかけて 、 シュアヌリ （ ふくろう 党 ） が 行っ た テロ 行為 、 または 極右 に 転向 し た テルミ ドール 派 による 左派 （ ジャコバン 派 または 山岳 派 ） へ の 弾圧 、 あるいは フランス 復古 王政 期 の 超 王 党派 （ ユルトラ ） による 国王 弑逆 者 で ある 共和 派 へ の 報復 や 、 ブリュヌ 元帥 や ラメル 元 議員 の 暗殺 など を 指し て 、 形容 し た 言葉 で あっ た 。  転じ て 反 革命 側 （ 右派 ） の 革命 側 （ 左派 ） に対する 、 もしくは 為政者 （ 保守 派 ） の 反 体制 側 （ 革新 派 ） に対する 弾圧 を 意味 する よう に なっ た が 、 特に 20 世紀 に は   社会 主義 者 と 共産 主義 者 （ および その 疑い が ある 人物 ） に対する 厳しい 弾圧 を 表す の に も 用い られ た 。  白色 テロ に は 強権 的 警察 行為 も 含ま れ 、 アルゼンチン の 汚い 戦争 の よう に 非合法 な まま 秘密 裏 に 行なわ れる もの が 多い が 、 恣意 的 な 法 解釈 によって 合法 と さ れ て 公然 と 行なわ れる こと も あり 、 正規 の 治安 維持 活動 と の 線引き は 不明瞭 で ある 。 植民 地 や 一方 的 に 領有 を 宣言 し 占領 し て いる 実効 支配 地域 で の 民族 独立 運動 に対する 警察 権力 の 乱用 、 軍事 介入 等 の 弾圧 も 白色 テロ に 含ま れる こと が ある 。  反 体制 派 に対して テロ を 行っ た 体制 側 が 共産 主義 ・ 社会 主義 政権 （ 左派 ないし 極左 ） の 場合 、 これ は 一般 に は 赤色 テロ と 呼ぶ 。 赤色 （ 赤旗 ） は 左翼 を 表す 色 だ から で ある 。 しかし この よう な 左派 政権 の 時 に 反 体制 派 （ 右派 ） が テロ を 行っ て も 、 それ を 白色 テロ と は 言わ ない 。 白色 テロ は 、 あくまでも 政権 側 ・ 体制 側 が 行っ た 場合 の テロ 表現 で あり 、 反 体制 左翼 の 行為 も 含める 赤色 テロ と 対照 の 定義 と は なっ て い ない 。法曹 （ ほう そう 、 英 :   Legal   profession 、 ） と は 、 法律 を 扱う 専門 職 として その 実務 に 携わる 者 を いう 。  特に 、 裁判官 、 検察官 、 弁護士 を 指す こと が あり 、 法曹 三 者 と も いわ れる 。 法律 学 研究 者 を 含め 研究 法曹 、 実務 法曹 と 呼び 分ける こと も まれ に ある 。 類義語 に 法律 家 、 法曹 人 など が ある が 、 一般 に 法学 者 と は 異なる 。  日本 において は 、 裁判官 、 検察官 及び 弁護士 を 総称 し ていう 言葉 で ある 。  もともと は 「 下級 の 監獄 官吏 」 の 意味 で 、 それ が 転じ て 「 法 を 司る 官僚 」 という 意味 に なり 、 裁判官 と 検察官 を 指す 言葉 として 用い られ た 。 明治 初期 は 、 弁護士 は 代言 人 と 呼ば れ 、 裁判官 ・ 検察官 と は 別に 代言 人 試験 が あっ た が 、 後 に 高等 文官 試験 を 経 て 、 戦後 裁判官 ・ 検察官 ・ 弁護士 の 統一 的 な 司法 試験 制度 を 採用 する よう に なっ た こと から 、 弁護士 を 含め 法曹 三 者 という よう に なっ た 。  2006 年 の 統計 に よれ ば 、 裁判官 は 3 , 341 名 （ うち 簡易 裁判所 判事 806 名 ） 、 検察官 は 2 , 490 名 （ うち 副 検事 899 名 ） 、 弁護士 は 25 , 114 名 。 弁護士 を 在野 法曹 、 裁判官 と 検察官 を 在朝 法曹 と 呼ぶ 用例 も ある が 、 「 在野 」 と 官僚 を 含意 する 「 法曹 」 と は 意味 が 矛盾 し て おり 、 言葉 として 不 適当 で ある ので 、 「 法律 家 」 と 呼ぶ の が 適当 で ある と する 見解 も ある 。  なお 、 国会 議員 や 、 法制 執務 に 携わる 事務 官 、 裁判所 書記官 、 検察 事務 官 、 パラリーガル 、 宅地 建物 取引 士 、 企業 の （ 弁護士 資格 を 有 し ない ） 法務 担当 者 など は 、 法律 に関する 事務 に 従事 する ものの 、 「 法曹 」 と 呼ば れる こと は ない 。  英語 の bar は 、 法廷 内 に いる 者 という 意味 で 「 法曹 」 と 訳さ れる が 、 裁判官 （ bench ） に対する 意味 で 弁護士 を 意味 する こと も ある 。 lawyer は 、 「 法律 家 」 と 訳さ れる こと も 多い が 、 アメリカ合衆国 で は 、 司法 書士 、 行政 書士 、 税理士 、 公証 人 という 職種 は 存在 せ ず 、 法曹 一 元 制 を 採用 し て いる ため 弁護士 から 裁判官 ・ 検察官 が 任用 さ れ 、 法学 教員 も 弁護士 資格 を 保有 し て いる ので 、 通常 は 「 弁護士 」 を 意味 する ので 注意 を 要する （ 裁判官 で も 検察官 で も 法学 者 で も ない 弁護士 という 意味 で あれ ば 、 attorney - at - law で ある ） 。  ドイツ で は 、 一般 に 、 法曹 三 者 に 限ら ず 、 公証 人 （ Notar ） 、 大学 教員 （ Hochschulleher ） 、 行政 官 （ Verwaltungsbeamte ） 、 国会 ・ 大学 ・ 教会 の 行政 担当 者 （ Parlamentsverwaltung ,   Universitätsverwaltung ,   Kirchverwaltung ） まで も 法曹 と 呼ば れ て いる 。  法曹 三 者 に なる 資格 を 法曹 資格 と 呼び 、 法曹 資格 は 一部 の 例外 を 除き 、 原則 として 4 年 制 大学 学部 （ 法学部 に 限ら ず ） を 卒業 又は 3 年次 中退 後 、 大学院 法務 研究 科 等 ( いわゆる 法科 大学院 、 法学 既 修 者 コース 2 年間 、 未 修 者 コース 3 年間 ) に 合格 ・ 進学 及び 修了 、 または 司法 試験 予備 試験 ( 法科 大学院 へ の 進学 が 困難 な 者 へ の 救済 措置 、 受験 資格 に 制限 なし ) に 合格 し た 後 、 5 年 以内 に 司法 試験 に 合格 する こと が 要求 さ れる 。 司法 試験 に 合格 し た だけ で は 法曹 資格 を 自動的 に 得る こと は 無く 、 一部 の 例外 を 除き 、 原則 として 司法 修習 を 修了 し て 初めて 法曹 資格 が 与え られる 。 なお 、 検察官 ・ 裁判官 へ の 任官 は 、 これら に 加え て 、 別途 法務省 ( 検察庁 ) や 最高 裁判所 に 採用 さ れる 必要 が ある 。  現行 制度 において は 、 法科 大学院 を 修了 （ 法務 博士 ( 専門 職 ) 学位 取得 ） 、 もしくは 司法 試験 予備 試験 に 合格 し なけれ ば 、 司法 試験 の 受験 資格 それ 自体 が 認め られ ない 点 に 注意 が 必要 で ある 。戦前 （ せん ぜん 、 、 、 ） と は 、 ある 戦争 が 始まる 前 の 時代 。 対義語 は 戦後 。  戦争 勃発 前 の 平和 な 期間 を 指す 語 や 概念 。  「 戦前 」 という 語 は 、 特定 の 戦争 が 勃発 する 前 の 期間 を 指す が 、 特に 両 世界 大戦 の 前 を 指す こと が 多い 。  また しばしば 「 戦争 に 至っ た 体制 （ 戦前 急激 に 生じ た 体制 ） 」 という 意味合い を 伴う こと も ある 。 これ は 、 複数 の 主要 国 において クーデター や 過激 な 政治 集団 の 台頭 による 全体 主義 体制 （ 当時 は 新 体制 と さ れ た ） が 、 第 二 次 世界 大戦 の 引き金 と なっ た こと を 意識 し た もの で ある 。  日本 で は 単に 「 戦前 」 と 言う 場合 、 通常 は 真珠湾 攻撃 に 始まる 太平洋戦争 （ 第 二 次 世界 大戦 ） 勃発 前 の 時代 を 指す こと が 多い 。 また 、 日 中 戦争 （ 支那事 変 ） に 始まる 大 東亜 戦争 と する こと も ある 。 これら の 場合 、 ｢ 戦前 ｣ は 、 政党 政治 の 終焉 と なっ た 犬 養 毅 首相 暗殺 事件 （ 五 ・ 一 五 事件 ） に 始まる と 見る の が 一般 的 で ある 。  時に 明治 ・ 大正 期 、 大 東亜 戦争 中 や 太平洋戦争 中 を 含め て 「 戦前 」 と 扱う 例 も ある が 、 これ は 「 戦後 」 を 強調 する 際 便宜 的 に 用い られる に すぎ ない 。  年代 または 文脈 に 応じ て 、 日 露 戦争 、 日 清 戦争 、 及び 第 一 次 世界 大戦 など の 前 の 期間 を 指し て ｢ 戦前 」 と 呼ぶ こと も ある が 、 これら の 期間 は 、 たとえば ｢ 日 露 戦争 前 」 の よう に 戦争 を 明示 する こと が 多い 。  昭和 7 年 3 月 関東軍 の 下 で 満州 国 建国 宣言 。 帝国 政府 は 満州 国 を 認め ず 協調 外交 継続 を 模索 する も 、 首相 暗殺 事件 により 同年 9 月 満州 国 承認 。 翌 昭和 8 年 3 月 国際 連盟 脱退 。 帝国 政府 が 協調 外交 継続 を 模索 する 一方 で 、 国内 で は 対 中 、 対 米 英 開戦 論 が 高まり 、 開戦 を 煽る マスコミ 報道 も 加熱 し て い た 。  昭和 12 年 7 月日 中 開戦 ( 大 東亜 戦争 )。 11 月日 独 伊 三 国防 共 協定 成立 。 日 ・ 満 ・ 華 ( 南京 政府 ) による 共同 防共 を 目指す 東亜 新 秩序 声明 発表 。 昭和 15 年 日 独 伊 三 国 同盟 調印 。 昭和 16 年 12 月 対 米 英 宣戦 布告 ( 太平洋戦争 )。  軍事 に関して は 、 おおむね 昭和 10 年代 初め の 平時 編制 として 、 陸軍 は 内地 が 東部 、 中部 、 西部 に 区分 さ れ て それぞれ の 地域 に 防衛 司令 部 が 設置 さ れ 、 また 、 内地 に 14 個 師団 と 北海道 に 1 個 師団 が 配備 さ れ て い た 。 朝鮮 に は 朝鮮 軍 司令 部 と 2 個 師団 が 、 台湾 に は 台湾 軍 司令 部 と 台湾 守備 隊 が 、 関東 州 ・ 満州 に は 関東軍 司令 部 と 関東軍 守備 隊 が 置か れ て いる 。 海軍 は 平時 編制 で は まず 艦船 を 現役 艦 と 予備 艦 に 分け 、 現役 艦 を 以 って 第 一 艦隊 と 第 二 艦隊 から 構成 さ れる 連合 艦隊 、 または 警備 艦 として 鎮守 府 に 所属 し た 。  京都 で は 、 「 応仁 の 乱 より 前 」 や 「 禁門 の 変 より 前 」 を 指す 場合 が ある 。 これ は 、 京都 が 第 二 次 世界 大戦 で は ほとんど 戦災 を 受け なかっ た 事 も ある が 、 なに より 京都 が 歴史 が 古い 街 で ある 事 を 強調 する 意味合い を 強く 持つ 用法 で ある 。  アメリカ合衆国 で は 、 建国 以降 多く の 戦争 に 関与 し て いる こと から 、 単なる 「 戦争 前 」( prewar 、 antebellum ) ・ 「 戦争 後 」( postwar 、 postbellum )   は 用い ない 。  単に 「 戦前 」 と 呼ぶ 例 は 、 南北戦争 前 または 南北戦争 以前 の 時代 を 、 ラテン語 で 「 」 と 呼ぶ 例 が ある 。 又 、 第 一 次 世界 大戦 と 第 二 次 世界 大戦 の 間 の 時代 を 指し て 「 戦 間 」 ( interbellum )   と 呼ぶ 使い方 も ある （ 例 ： ） 。独裁 者 （ どく さ いしゃ ） と は 、 絶対 的 権力 を 行使 する 支配 者 。 独裁 者 により 支配 さ れる 体制 を 独裁 制 と 呼ぶ 。  「 独裁 」 の 語源 は 、 古代 ローマ で 非常時 に 元老 院 より 任命 さ れ た 官職 の 「 独裁 官 」 で ある 近代 迄 は 、 「 独裁 」 は 否定 的 な 意味 を 持た ず 、 また この 用語 が 使用 さ れる 事 は 稀 で あっ た 。  「 独裁 」 を 現代 の 意味 で 初めて 使用 し た の は フランソワ ・ ノエル ・ バブーフ で ある 。 以後 、 「 独裁 」 は 抑圧 的 で 残虐 な 支配 や 、 権利 の 濫用 など に対する 批判 的 な 用語 として 、 圧倒的 に 使用 さ れる よう に なっ た 。  なお 類似 用語 の 「 専制 」 の 語源 は 古代 ギリシャ 語 で 「 違法 な 支配 」 の 意味 を 持ち 、 支配 者 と 非 支配 者 の 身分 は 問わ ない ため 、 古代 の 王 と 平民 や 、 皇帝 と 被 支配 民族 など の 関係 も 含ま れる 。 しかし 「 独裁 」 は 通常 、 支配 者 と 非 支配 者 の 身分 が 基本 的 に は 同一 で ある 。  独裁 は 、 しばしば 法 の 支配 による 手順 を 無視 し た 形 で の 、 国家 の 非常 事態 宣言 、 市民 の 選挙 や 自由 権 の 停止 、 法令 による 規制 、 政治 的 抑圧 など が 実施 さ れ 、 更に は 一 党 制 や 個人 崇拝 と なる 場合 も ある   。  軍事 政権 や 一 党 独裁 制 、 あるいは 個人 的 支配 下 の 文民 政府 など を 含め 、 多様 で 相違 の ある 多数 の 統治 形態 が 「 独裁 」 と 呼ば れ て いる 。 「 独裁 」 の 政治 的 立場 は 、 右翼 または 左翼 など 特定 の 立場 に は 限ら ない 。  具体 的 に 誰 を 「 独裁 者 」 と 呼ぶ か は 、 常に 多数 の 議論 が ある 。 歴史 上 の 著名 な 支配 者 は 多く の 場合 、 支持 者 から は 「 指導 者 」 や 「 英雄 」 など と 呼ば れ て いる が 、 被 支配 者 など 批判 的 立場 から は 「 独裁 者 」 や 「 専制 君主 」 など と 呼ば れ て いる 事 が 多い 。 かつて 独裁 政権 や 植民 地 支配 に 対抗 し た 「 指導 者 」 「 英雄 」 が 、 権力 を 得 た 後 に 独裁 的 政治 を 行う ケース も 見 られる 。 また 支配 者 の 側 から は 、 現在 は 非常時 における 必要 な 緊急 対応 で あり 、 国民 や 民族 など の 自由 、 財産 、 安全 など を 防衛 し 、 更に パクス・ロマーナ の よう な 平和 な 状態 を 目指し て いる と 説明 さ れる が 、 批判 者 から は 伝統 的 な 合議 制 、 寛容 、 多様 性 あるいは 法 の 支配 など を 軽視 または 無視 し た 強権 的 ・ 独善 的 な 「 独裁 者 」 と 批判 さ れる 場合 が 多い 。  歴史 上 、 「 独裁 者 」 と 呼ば れる 支配 者 は 多数 存在 する が 、 上記 の 通り 「 独裁 者 」 の 客観 的 な 定義 は 困難 な ため 、 以下 で は 自身 が 民主 主義 など を 否定 し 、 「 独裁 」 など を 提唱 し た 主要 な 例 を 記載 する 。  共和 政 ローマ の 官職 の 一つ 独裁 官 は 、 国家 の 非常 事態 に 任命 さ れ 、 6 ヶ月 間 に 限り 国政 を 一 人 で 操る こと が でき た 。 しかし 紀元前 44 年 、 ガイウス・ユリウス・カエサル は 自ら を 終身 独裁 官 に 任命 し た こと により 実質 上 共和 政 は 変質 し 、 後 に 一 人 支配 が 常 と なる 元首 政 （ プリンキパトゥス 、 いわゆる 帝政 ローマ ） が 誕生 する 礎 と なっ た 。 ただし ローマ 皇帝 は 形式 上 は 君主 で は なく 市民 で あり 、 共和 国 の 守護 者 と さ れ た 。  近代 以降 で は 、 フランス 革命 後 の マクシミリアン・ロベスピエール ら が 恐怖 政治 を 行っ た 。 その後 、 ナポレオン・ボナパルト が 軍事 政権 を 樹立 し 、 国民 投票 により フランス 皇帝 と なっ た 。 ただし これら も 名目 上 は フランス 革命 の 理念 の 防衛 で あり 、 フランス 皇帝 は 従来 の 王 と は 異なり 共和 国 を 支配 する もの と さ れ た 。 また フランソワ ・ ノエル ・ バブーフ は 完全 平等 主義 の ため の 「 階級 独裁 」 を 提唱 し た 。  1875 年 、 カール ・ マルクス は 著作 『 ゴータ 綱領 批判 』 で 、 ブルジョワ 社会 で の 議会 制 民主 主義 は 少数 で ある ブルジョアジー 勢力 に のみ 政治 参加 が 認め られ て おり 、 多数 で ある プロレタリアート に 政治 参加 の 道 が 開か れ て おら ず 、 その ため プロレタリアート は 疎外 状態 に ある として 、 資本 主義 社会 から 共産 主義 社会 へ 移行 する 過渡 期 において プロレタリア 独裁 が 必要 と し た 。 その後 、 マルクス ・ レーニン 主義 を 掲げる 多く の 社会 主義 国 の 憲法 や 、 コミンテルン 系 の 多く の 共産党 の 綱領 など に は 、 党 による 「 独裁 」 が 明記 さ れ た （ 党 の 指導 性 、 一 党 独裁 制 ） 。  20 世紀 初頭 、 ファシズム を 提唱 し た ベニート・ムッソリーニ は 、 ローマ 進軍 後 に ヴィットーリオ・エマヌエーレ 3 世 から の 勅 令 で 組閣 し て 連立 政権 の 首相 と なり 、 （ 選挙 で 25 % 以上 の 得票 率 を 得 た 第 一 党 が 議会 の 議席 の 3 分の 2 を 獲得 する ） と 総 選挙 により 独裁 体制 を 確立 し 、 更に 労働 組合 の 解散 、 言論 出版 取締 令 、 首相 に 代わる 新しい 役職 で ある 頭領 （ ドゥーチェ ） へ の 就任 、 国家 ファシスト 党 以外 の 政党 の 総 選挙 参加 禁止 、 など を 実施 し た 。 ただし 形式 上 は 国王 、 憲法 、 議会 、 野党 は 存続 し て おり 、 政体 は 立憲 君主 制 の まま 、 国名 は イタリア 王国 の まま で ある 。  国家 社会 主義 （ ナチズム ） を 提唱 し た アドルフ ・ ヒトラー は 、 著作 『 我が 闘争 』 で 民主 主義 は 衆愚 政治 で あり 、 ドイツ 民族 に は 強い 指導 者 が 必要 と 主張 し た 。 首相 就任 後 、 ドイツ 国会 議事堂 放火 事件 を 理由 に 共産 党員 ら を 予防 拘禁 し 、 全権 委任 法 の 可決 により 政府 が 立法 権 を 握り 、 政党 禁止 法 により 国家 社会 主義 ドイツ 労働 者 党 （ ナチス ） 以外 の 政党 を 禁止 し 、 独裁 体制 を 確立 し た 。 その後 、 国民 投票 により 大統領 職 を 兼ね た 新しい 役職 で ある 総統 に 就任 し た 。 ただし 形式 的 に は ヴァイ マル 憲法 は 存続 し て おり 、 政体 は 共和 制 、 国名 は ドイツ 国 の まま で ある 。  第 二 次 世界 大戦 終結 後 の 国際 連合 による 世界 人権 宣言 は 、 全て の 人 の 自由 権 、 公正 な 裁判 を 受ける 権利 、 表現 の 自由 、 平等 な 普通 選挙 による 参政 権 など を 明記 し た 。 ただし 国際 人権 規約 の 自由 権 規約 で は 、 同様 の 自由 権 と 同時に 、 制限 的 な 「 非常 事態 における 例外 条項 」 も 併記 さ れ た 。  哲学 者 の プラトン は 、 民主 政 は 衆愚 政治 に 陥る 可能 性 が ある と 批判 し 、 著書 『 国家 』 で 哲人 王 による 独裁 政治 が 理想 と 主張 し た 。  哲学 者 の ジャン ＝ ジャック・ルソー は 著作 『 社会 契約 論 』 で 、 人民 の 一般 意志 に は 統治 者 も 人民 も 服従 す べき と 記し た 。  哲学 者 の ジョン・スチュワート・ミル は 著作 『 自由 論 』 で 、 「 多数 が 一 人 を 黙ら せる こと は 、 一 人 が 多数 を 黙ら せる こと に 等しい 」 と 「 多数 派 の 横暴 」 を 指摘 し た 。  政治 学者 の カール ・ シュミット は 、 著作 『 政治 的 な もの の 概念 』 で 、 議会 制 民主 主義 を 利権 集団 と 批判 し 、 「 例外 状態 」 で 決断 を 下す もの が 主権 者 、 と 記し た 。 また 独裁 制 と 専制 政治 の 違い は 「 具体 的 例外 性 」 の 有無 と し 、 独裁 政 は 例外 的 事態 だ が 、 その 具体 的 例外 性 を 失え ば 専制 政治 に 転化 する 、 と 記し た 。開発 独裁 （ かい は つど くさい 、 、 ） と は 、  本 項目 で は 1 . を 扱う 。  政治 研究 者 として 初めて 「 開発 独裁 」 という 用語 を 用い た の は カリフォルニア 大学 バークレー 校 の による 1979 年 の 著作 「 」 （ イタリア の ファシズム と 開発 独裁 。 ） で あっ た と さ れる が （ 末 廣 、 1994 年 、 211 頁 ） 、 その後 、 彼 による 開発 独裁 概念 が 引き継が れる こと は なかっ た 。  むしろ 、 アジア ・ ラテンアメリカ の 政治 体制 を 分析 する ため に 用い られ た の は 、 「 官僚 的 権威 主義   」 「 官僚 政体   」 「 抑圧 的 開発 政治 体制   」 といった 諸 概念 で あっ た 。  「 開発 独裁 」 という 用語 が 初めて 用い られ た の は 、 1980 年代 前半 で ある が 、 比較 政治 研究 者 ・ 地域 研究 者 など を 始め として 、 日本語 話者 の 政治 研究 者 の 間 で は 「 開発 独裁 」 という 語 を 用いる 事 に は 、 極めて 慎重 で あっ た 。  日本 で 1980 年代 半ば 頃 から 「 開発 独裁 」 という 用語 が 、 マスコミ 上 で 頻繁 に 現れる よう に なっ た の は 、 韓国 や 台湾 で の 民主 化 運動 が 高揚 し 、 また 、 アジア 各地 で 開発 による 負 の 側面 が 大きく クローズアップ さ れ 、 それら の 地域 の 各 政権 に対する 批判 が 生じ て から で あっ た 。  当時 「 開発 独裁 政権 」 と 名指し さ れ た の は 、 フェルディナンド・マルコス の フィリピン 、 スハルト の インドネシア 、 リー・クアンユー の シンガポール など 、 東南アジア の 反共 諸 政権 で あっ た 。  それら の 政権 は 、 ファシズム と は 違う ため 、 開発 独裁 という 語 が 用い られ 始め た 形跡 が ある が 、 その 際 かならずしも 、 類似 する 用語 と 並べて の 理論 的 整理 や 、 概念 の 精緻 化 が 図ら れ た と は 言い 難い 。  当初 、 開発 独裁 政権 と 目 さ れ た 諸 政権 に は 、 1980 年代 初頭 に 消滅 し た もの も あれ ば 、 冷戦 終了 後 から アジア 経済 危機 後 に 消滅 し た もの も ある 。 しかし 、 今日 において も 「 開発 独裁 」 という 用語 自体 は 、 1980 年代 後半 に アジア 諸国 に対して 批判 的 に 用い られ た 頃 の 「 語感 」 の まま 、 その 対象 地域 を 地理 的 ・ 歴史 的 に 拡散 さ せ つつ （ とき に 不用意 に ） 使用 さ れ て いる 。 今日 でも なお 、 慎重 な 検討 を 要する 用語 で ある こと に 変わり ない 。  フィリピン の マルコス 政権 や インドネシア の スハルト 政権 、 タイ の サリット 政権 といった 「 開発 独裁 」 国家 で は 、 開発 政策 を 推進 する 上 で 、 軍部 出身 者 や 国家 官僚 など の 少数 の エリート が 権力 を 独占 し て 国家 運営 を 行なっ た 。 これ は 利権 を 私物 化 する こと に なる ため 、 国家 中枢 の 実態 は 国民 に対して 隠蔽 さ れ た 。  これら の 開発 途上 国 が 経済 発展 ・ 工業 化 を めざし て 開発 政策 を 推し進め て いく ため に は 、 国家 の 諸 資源 を 一元 的 に 管理 し て 、 計画 的 かつ 優先 的 に 経済 開発 に 投入 する 必要 が あっ た 。 しかし 、 こうした 開発 途上 国 の 政治 過程 に 、 地域 的 ・ 党派 的 ・ イデオロギー 的 ・ 宗教 的 に 多様 な 集団 と 、 それら を 代表 する 政党 など が 、 選挙 や 議会 制 民主 主義 を通じて 参入 し て くれ ば 、 各派 の 利害 が 錯綜 し て 、 それら 調整 する こと は 難しく なる 。  実際 、 限ら れ た 国家 資源 を 各派 の 政治 家 が 争っ て 食い物 に し あう よう な 汚職 や 腐敗 も 目立っ た 。 韓国 や タイ 、 インドネシア で 開発 独裁 政権 が 生まれ た の は 、 それ に 先立つ 時期 に そうした 「 議会 政治 の 失敗 」 や 「 政党 政治 の 腐敗 」 を 経験 し て から の こと で あっ た 。  開発 独裁 政権 下 で は 結社 の 自由 や 言論 の 自由 が 抑圧 さ れ 、 秘密 警察 ・ 治安 警察 による 社会 の 監視 体制 が 作ら れ た 。 興味深い こと に 、 開発 独裁 が 起き た 多く の 国 で は 共産党 が 強い 影響 力 を 持っ て おり 、 民主 主義 政党 は 厳しく 弾圧 さ れ た 。 労働 運動 も 政府 の 御用 組合 のみ が 存続 を 許さ れ て い た に すぎ ない 。  開発 独裁 の 「 独裁 」 と は 、 他 なら ぬ こうした 権力 の 独占 状況 と 、 国内 における 政治 的 自由 の 抑圧 状況 を 指し示し て いる が 、 開発 独裁 政権 において も 「 民主 主義 」 的 諸 制度 が 全面 的 に 否定 さ れ て い た わけ で は ない 。  開発 独裁 政権 下 で は 、 さまざま な 制約 下 で 、 政党 ・ 議会 ・ 選挙 など の 民主 的 諸 制度 は 存続 し た 。 しかし 、 それら は 制度 的 外観 を 備え て いる に すぎ ない もの で 、 開発 独裁 政権 にとって それら は 政権 の 「 民主 的 」 な 正当 性 を 内外 に アピール する ため に 必要 と さ れ て い た に 過ぎ ない 。 実際 に は 、 選挙 は 政府 の 厳重 な 監視 下 に 置か れ て 実施 さ れ 、 政権 与党 の 圧勝 劇 を 演出 し 、 議会 に は 先鋭 的 な 対立 は 持ち込ま れ なかっ た の で ある 。  開発 独裁 政権 と さ れ た 諸 国家 は 、 共通 項 の 一つ に 反共 主義 が あっ た 。 この 目的 の ほとんど は 西側 、 特に アメリカ合衆国 から の 援助 を 受ける こと に あっ た の だ が 、 実際 は 共産 主義 （ マルクス ・ レーニン 主義 ） の ノウハウ や 組織 力 に 依存 し て いる 点 が 多い 。  例えば 、 中華民国 の 蒋経国 、 韓国 の 朴 正煕 は 過去 に 共産 党員 だっ た 経験 から 、 政治 将校 や 計画 経済 など の 共産 主義 の ノウハウ を 取り入れ た 。 タイ の タクシン・チナワット 政権 、 シンガポール の 人民 行動 党 の よう に 共産 主義 勢力 と 関係 を 結ん だ 例 も ある 。 インドネシア で も フィリピン で も マレーシア で も 五 カ年 計画 が 行わ れ た 。 つまり 、 開発 独裁 と 共産 主義 は 親和 性 が ない と は 限ら ない 。  鄧小平 以来 、 中国共産党 の 一 党 独裁 下 で 市場 経済 を 導入 し 、 著しい 経済 成長 を 達成 し た 中国 や 、 同様 に ドイモイ 政策 を 導入 し た ベトナム 、 企業 に対する 労働 者 自主 管理 （ 経営 概念 は ある が 、 資本 は 労働 者 所有 で あり 、 経営 者 は 労働 者 が 求人 する ） 理念 による 自主 管理 社会 主義 を 掲げ て い た チトー 政権 時代 の ユーゴスラビア など も 、 一種 の 開発 独裁 と する 見解 も ある 。  なぜなら 、 共産党 による 一 党 独裁 制 の もと で 経済 発展 の 道 が 模索 さ れる よう に なれ ば 、 それ が そのまま 開発 独裁 の 外観 を 具備 する こと に も なる から で ある 。 何 より も 、 当の 中国 で は これ を 意識 し て 、 理路 整然 と 開発 独裁 を マルクス主義 に 丸め込む 動き も ある 。  また 、 ソ連 崩壊 後 の 中央アジア や カフカス 地方 で は トルクメニスタン の サパルムラト・ニヤゾフ 政権 、 カザフスタン 、 ウズベキスタン 、 アゼルバイジャン など に 代表 さ れる よう に 、 旧 共産党 指導 者 が 「 開発 独裁 」 的 な 政権 運営 を 行っ て いる よう な 例 も ある 。  開発 独裁 政権 が 経済 運営 に 成功 し （ その 指標 として 「 年 何 % の 経済 成長 率 」 が さかん に 喧伝 さ れ た ） 、 その 成果 を 国民 に 分配 する と 、 国民 の 支持 を 調達 し て 政治 的 正当 性 を 高める こと が できる 。 開発 独裁 は その よう に し て 政権 の 維持 を 図っ て き た 。  中華民国 や 大韓民国 で は 、 経済 成長 の 結果 、 民主 化 運動 （ 美麗 島 事件 ・ 民主 化 宣言 ） が 高揚 し た 。 その後 、 また 、 政権 に 関わる 人物 や その 一族 による 不正 蓄財 、 同族 経営 、 汚職 、 また 、 取り巻き や 財界 人 ・ 政商 と の 癒着 、 収賄 、 賄賂 が 多発 し 、 開発 の 恩恵 が 一部 の 人々 によって 独占 さ れ て いる こと が 明らか に なる と 、 開発 独裁 政権 は 急速 に その 正当 性 を 失い 、 国内 の 民主 化 運動 から 重大 な 挑戦 を 受ける よう に なっ た 。 1986 年 の フィリピン における マルコス 政権 の エドゥサ 革命 による 崩壊 は 、 その 一 例 で ある 。  国際 的 な 要因 として も 、 1989 年 に 起き た 東欧 革命 によって 、 東西 冷戦 が 終結 し た こと で 、 西側 諸国 （ 特に アメリカ合衆国 ） は 、 アジア における 反共 政権 の 擁護 に 関心 を 失い 、 むしろ その 人権 状況 に 厳しい 認識 を 示す よう に なっ た 。 開発 独裁 政権 にとって 重要 な 後ろ 盾 だっ た はず の 西側 諸国 の 立場 は 変化 し た の で ある 。  また 、 アジア 通貨 危機 後 の 経済 危機 によって 大衆 の 生活 が 危機 的 状況 に さらさ れ た インドネシア で も 、 スハルト 政権 下 で の 汚職 ・ 癒着 ・ 縁故 主義 を 糾弾 する 大衆 の 街頭 行動 が 引き金 と なっ て 、 1998 年 、 30 年 以上 にわたって 長期 政権 を 維持 し て き た スハルト は 辞職 し た 。  上記 の よう に 、 開発 独裁 の 結果 として 一定 の 経済 発展 を なしとげ た 国 で は 民主 化 運動 の 流れ の 中 で 政権 が 崩壊 し 、 開発 独裁 が 終焉 し た ケース が 多い が 、 シンガポール で は 先進 国 並 の 経済 発展 を 遂げ た 後 も 、 人民 行動 党 による 事実 上 の 一 党 独裁 制 （ ヘゲモニー 政党 制 ） が 続い て いる 。  また 共産 主義 体制 で 、 市場 経済 を 導入 し た 中国 や ベトナム において も 、 依然 として 共産党 （ 中国共産党 ・ ベトナム 共産党 ） による 一 党 独裁 体制 が 継続 し て いる 。  以下 に 、 過去 、 開発 独裁 が み られ た 国家 ・ 地域 を 挙げ て いる が 、 慎重 な 検討 を 要する もの も ある ので 注意 。 なお （ ） 内 は その 当時 の 政権 名 で ある 。合議 制 （ ごうぎ せい ） と は 、  本 項目 で は 、 2 の 主 に 政治 における 合議 制 を 詳述 する 。  合議 制 と は 、 執行 機関 を 複数 の 人 によって 構成 さ せる 制度 で ある 。  歴史 上 、 さまざま な 時代 や 地域 で 、 色々 な 合議 制 が 採用 さ れ た 。 現代 で は 、 内閣 や あらゆる 委員 会 が 合議 制 に 当たる 。 合議 制 の 機関 は 、 その 権限 の 範囲 内 の 意思 決定 について は 、 その 組織 内 の 他 の 機関 から 指揮 監督 を 受け ない の が 一般 で ある 。  これ は 、 合議 制 は 合議 体 による 意思 決定 で ある こと それ 自体 によって 、 判断 の 慎重 さ や 公正 さ 、 民主 的 正統 性 が 担保 さ れる と 考え られ て いる から で ある 。 少 人数 で 行わ れる 場合 、 この 制度 の 下 で は 合議 の 構成 員 の 中 で 権力 を 集中 さ せる 者 が 出現 する 可能 性 が あり 、 独裁 制 に 陥る こと が ある 。 また 、 そうした 人物 が 出 て こ なく て も 、 合議 政権 が 弱体 で あれ ば 社会 の 混乱 を 招き 、 政権 転覆 を 狙う 者 も 出 て くる 。監査 （ かん さ 、 audit   または   auditing ） と は 、 ある 事象 ・ 対象 に関し 、 遵守 す べき 法令 や 社内 規程 など の 規準 に 照らし て 、 業務 や 成果 物 が それら に 則っ て いる か どう か の 証拠 を 収集 し 、 その 証拠 に 基づい て 、 監査 対象 の 有効 性 を 利害 関係 者 に 合理 的 に 保証 する こと 。  監査 人 が 誰 で ある か による 分類 として 、 外部 監査 、 内部 監査 、 監査 役 監査 など が ある 。 監査 する 対象 による 分類 として 、 会計 監査 （ 財務諸表 監査 など ） 、 情報 セキュリティ 監査 、 個人 情報 保護 監査 、 環境 監査 など が ある 。  ここ で は 、 主 に 日本 における 各種 監査 の 概要 について 説明 する 。 また 、 歴史 について は 、 「 監査 の 歴史 」 で 説明 する 。  国 の 機関 における 会計 監査 は 、 行政 機関 の 一つ で ある 会計検査院 が 行い 、 これ は 特に 会計 検査 と 呼ば れる 。 一方 ， 業務 監査 は ， 総務 省 行政 評価 局 が 政策 評価 の 観点 から 実施 する 。  それぞれ の 地方 公共 団体 に 置か れる 執行 機関 の ひとつ で ある 監査 委員 が 行う 。 なお 、 地方 公共 団体 に 置か れる 監査 委員 は 、 地方 公共 団体 により 人数 は 異なる が 、 各 監査 委員 が 個別 の 権限 で 監査 を 行う （ 独 任 制 ） ため 、 " 監査 委員 会 " で は なく 単に 監査 委員 と いう 。 一般 監査 と 特別 監査 と が ある 。 また 一部 の 地方 公共 団体 で は 外部 監査 が 義務付け られ て いる 。  会計 監査 ・ 業務 監査 に 区分 さ れる 。 前者 は 財務諸表 監査 と も 呼ば れる 。  公認 会計士 が 行う 監査 、 会社 法 上 の 監査 役 （ または 監査 役 会 、 監査 委員 会 。 以下 「 監査 役 等 」 ） が 行う 監査 、 そして 企業 の 内部 監査 人 が 行う 監査 の 三 種類 が あり 、 総称 し て 三 様 監査 制度 と 呼ば れる 。  公認 会計士 が 行う の が 会計 監査 で あり 、 監査 役 等 は 、 会社 法 において 業務 監査 と 会計 監査 の 責任 を 負っ て いる が 、 公認 会計士 も 監査 を 行う 会計 監査 人 設置 会社 と 他 の 会社 において は 、 監査 の 方法 に 差異 が ある 。  公認 会計士 、 あるいは その 集まり で ある 監査 法人 によって 実施 さ れる 監査 を 総称 し て 、 公認 会計士 監査 と 呼ぶ 。  公認 会計士 監査 の 目的 は 、 企業 の 財務 情報 の 信頼 性 の 保証 に あり （ 公認 会計士 法 1 条 ） 、 企業 の 経営 者 が 作成 し た 財務諸表 が 、 企業 の 実態 を すべて の 重要 な 点 において 適正 に 表示 し て いる か どう か について 監査 し 、 その 結果 を 意見 として 表明 する こと に ある （ 監査 基準 第 一 ）  公認 会計士 監査 は 、 法律 によって 実施 が 求め られ て いる 法定 監査 と 、 法律 に 規定 は ない 任意 監査 に 分け られる 。  会社 の 機関 の ひとつ 、 監査 役 等 によって 行わ れる 監査 で ある 。 監査 役 等 は 、 取締役 や 執行 役 の 職務 執行 に 不法 な 点 が ない か を 監督 、 指導 する 立場 に ある 。 目的 は 会社 の 出資 者 たる 株主 の 保護 に ある 。  内部 監査 人 監査 は 、 社内 に 設置 さ れ た 監査 部門 など によって 行わ れ 、 経営 管理 の 一環 として 行わ れる 内部 監査 で ある 。 従業 員 の 業務 内容 全般 について 、 合理 性 、 能率 性 、 適法 性 など を 、 経営 者 の ニーズ によって 任意 に 監査 する 。市民 革命 （ しみ ん か くめ い ） または ブルジョワ 革命 、 資本 主義 革命 、 民主 主義 革命 と は 、 封建 的 ・ 絶対 主義 的 国家 体制 を 解体 し て 、 近代 社会 （ 市民 社会 ・ 資本 主義 社会 ） を めざす 革命 を 指す 歴史 用語 で ある 。 一般 的 に 、 啓蒙 思想 に 基づく 人権 （ 政治 参加 権 あるいは 経済 的 自由 権 ） を 主張 し た 「 市民 （ ブルジョワ・ 資本 家 ・ 商工 業者 ） 」 が 主体 と なっ て 推し進め た 革命 と 定義 さ れる 。 代表 的 な もの は 、 イギリス 革命 （ 清教徒 革命 ・ 名誉 革命 ） 、 アメリカ 独立 革命 、 フランス 革命 など で ある 。  この 「 市民 」 に は 、 封建 ・ 絶対 主義 から 解放 さ れ 、 自立 し た 個人 という 意味 および 商人 ・ 資本 家 という 意味 を 持っ て いる ため 、 市民 革命 の 定義 も 二 義 性 を 持つ 。 一方 で 、 この 二 義 性 は 表裏一体 を なす 。 すなわち 、 革命 を なす ため の 市民 社会 の 形成 に は 資本 主義 の 発達 が 不可欠 で あり 、 私的 所有 の 絶対 を 原則 と する 資本 主義 社会 の 成立 が 必要 だっ た の で ある 。  ロシア 革命 も これ に 分類 さ れる こと が ある 。 市民 革命 は 、 また 、 資本 主義 社会 から 社会 主義 ・ 共産 主義 社会 の 実現 を めざし た プロレタリア 革命 と は 性格 を 異に する 。 1848 年 革命 、 パリ・コミューン など は 一般 的 に プロレタリア 革命 に 類 さ れる 。  フランス など の よう に 、 領主 が 支配 する 封建 制 の 打破 を 目的 として 起こる 場合 、 イギリス の よう に 経済 的 ・ 政治 的 独占 状態 を 脱し て 「 平等 」 の 実現 を 目的 として 起こる 場合 、 あるいは 種々 の 民衆 運動 が 肥大 化 し た 場合 など 様々 な プロセス が ある 。 しかし 、 いずれ も 政治 的 平等 を 目的 と し て いる 点 で は 同じ で ある 。  ブルジョワジー の 誕生 と 市民 社会 の 形成 と は 相 支え 合う 要素 で あり 、 ともに 市民 革命 の 要件 と さ れる 。 ブルジョワジー が 発展 する ため に は 労働 力 の 移動 、 流通 の 自由 や 私的 所有 など が 認め られ て い なけれ ば なら ず 、 これ は 市民 社会 の 成長 を 要件 と し て いる 。 いっぽう で 、 市民 社会 が つくら れる ため に は 封建 的 支配 者 の 打倒 が 必要 で ある が 、 それ は 経済 力 を 持っ た ブルジョワジー の 力 が 必要 で あっ た 。  封建 制 ・ 絶対 主義 体制 から 個 の 自由 を めざし た の が 市民 革命 で あり 、 資本 主義 と 労働 者 が 対立 し て おこっ た 革命 は プロレタリア 革命 と さ れる 。 ドイツ や オーストリア で の 1848 年 革命 は プロレタリア 革命 的 色彩 が 強く 、 ロシア 革命 は 資本 主義 の 段階 を 経 ない で おこっ た プロレタリア 革命 と いわ れる 。 こうした 革命 の 定義 は 西 ヨーロッパ 世界 の 様式 を 前提 と し て おり 、 辛 亥 革命 や 明治維新 など 世界 各地 で 起こっ た 政治 的 変化 ・ 革命 ・ 独立 戦争 は これら に 分類 し きれ ず 、 現在 も 議論 の 余地 が 残っ て いる 。  また 、 いわゆる 共産 貴族 から の 支配 から 脱し た 東欧 革命 は 市民 革命 に 同等 で ある と 考え られる が 、 むしろ ソビエト 連邦 から の 独立 革命 といった 意義 が 強い と も 考え られ 、 20 数 年 という 時間 において 評価 は 定まっ て い ない 。丞相 （ じょうし ょう ） は 、 古代 中国 の 戦国 時代 以降 の いくつ か の 王朝 で 、 君主 を 補佐 し た 最高 位 の 官吏 を 指す 。 今日 における 、 元首 が 政務 を 総攬 する 国 （ 大統領 制 の 国 や 君主 が 任意 に 政府 要職 者 を 任命 できる 国 ） の 首相 に 相当 する 。  秦 の 荘 襄 王 の 即位 に 多大 な 功績 の あっ た 呂 不 韋 や 、 漢 の 高祖 （ 劉邦 ） を その 旗揚げ 以来 、 ずっと 補佐 し て き た 蕭何 と 曹参 の よう な 、 大 功臣 が 丞相 職 に つく 場合 に は 、 それ に 敬意 を 表する 意味 で 「 相国 」 と 呼ば れる こと が ある （ 発掘 資料 に よる と 、 呂 不 韋 は 「 相 邦 」 と 称し て い た よう で ある 。 相国 の 項 参照 ） 。 鎌田 重雄 の よう に 、 春秋 戦国 時代 に 相 邦 の 権威 が 高まり 、 君主 権 を 干犯 し かね ない 状況 が 相次い だ ので 、 副 宰相 と いう べき 「 丞相 」 が 設け られ 、 これ が 宰相 を 指す こと に なっ て いっ た という 研究 者 も いる が 、 詳細 は 不明 で ある 。  丞相 が 2 名 置か れる こと が あり 、 その 場合 それぞれ 「 右 丞相 」 「 左 丞相 」 と 呼ば れ た 。 王朝 によって その 上下 関係 に 違い が あり 、 秦 漢 で は 右 が 上 、 魏 晋 以降 は 左 が 上 と なっ た 。 なお 、 宦官 が この 官職 に 就く 場合 は 、 中 人 （ 宦官 ） の 丞相 という こと で 「 中 丞相 」 と 呼ば れ た 。  日本 で は 、 飛鳥 時代 の 末期 に 中国 の 律令 制度 が 伝え られ 、 徐々に 国家 機構 が 整備 さ れ て いっ た 。 行政 ・ 立法 ・ 司法 を 統括 する 最高 国家 機関 として 太政官 が 設置 さ れ 、 その 長官 で ある 左大臣 ・ 右大臣 は それぞれ 唐名 で 「 左 丞相 」 ・ 「 右 丞相 」 など と 称する こと が あっ た 。 例えば 右大臣 菅原 道真 を 「 菅 丞相 」 と 呼ぶ など で ある 。  前漢 の 丞相 は 御 史 大夫 、 太 尉 と あわせ た 三公 の 首位 で 、 初期 に は 権威 と 声望 が 高く 、 名実 とも に 官僚 機構 の 頂点 に あっ た 。 武 帝 が 皇帝 の 専制 を 強める と 、 皇帝 の 側 近く に ある 侍 中 や 、 皇帝 の 文書 事務 を 扱う 尚書 が 政務 の 中心 と なり 、 丞相 の 権威 は 低下 し た 。 前漢 の 哀帝元 寿 2 年 に 丞相 は 大 司 徒 と 改称 さ れ 、 丞相 の 名称 は 廃止 さ れ た 。  前漢 で は 各地 に 封建 さ れ た 諸侯 王 の 宰相 も 丞相 と 呼ば れ た が 、 景 帝 中 5 年 に 諸侯 王 の 丞相 は 「 相 」 と 改称 さ れ 、 王朝 の 丞相 と 区別 さ れる よう に なっ た （ 歴史 用語 として は 諸侯 相 と 呼ん で 区別 さ れる ） 。  後 漢 の 三公 は 太 尉 ・ 司 徒 ・ 司 空 で 、 丞相 は ない 。 その後 、 実質 的 な 魏 の 建国 者 で ある 曹操 が 、 後 漢 末 の 建 安 13 年 に 丞相 を 復活 さ せ 、 自ら その 地位 に 就い た 。  三 国 時代 に は 、 蜀 と 呉 に 丞相 が 置か れ た 。 蜀 に 諸 葛 亮 が 1 人 だけ 就任 し た 。 諸 葛 亮 の 死後 、 丞相 職 は 置か れ なかっ た 。 呉 で は 丞相 職 が 長い 間 置か れ て い た が 、 顧問 の 役割 を 果たし た 。 その 実権 は 上 大将軍 ・ 大将軍 ・ 大 司馬 の 軍 職 が 継承 し た 。 魏 で は 丞相 が 長い 間 置か れ なかっ た 。 末期 に なっ て 司馬 懿 が 丞相 に 任 ぜ られ た が 固辞 し て いる 。 後 に その子 司馬 昭 が 相国 に 任 ぜ られ 、 昭 は これ を 足がかり に 魏 王朝 を 簒奪 し た 。偵察 衛星 （ て いさ つえ いせ い ） と は 、 光学 機器 （ 望遠 レンズ 付 カメラ ） や 電波 など を 用い て 、 地表 を 観察 し 地上 へ 知らせる 軍事 目的 の 人工 衛星 （ 軍事 衛星 ） で ある 。 「 スパイ 衛星 」 と も 言う 。  比較的 攻撃 を 受け にくい 宇宙 空間 より 地上 ・ 海上 を 見下ろし て 敵 部隊 や 基地 ・ 他 の 戦略 目標 の 動き や 活動 状況 ・ 位置 を 画像 情報 として 入手 し 、 主 に 戦略 計画 に 役立てる 、 軍事 目的 の ため 作ら れ た 無人 の 人工 衛星 で ある 。 近年 で は 米 軍 が 戦術 用途 で の 偵察 衛星 の 利用 を 計画 し て いる 。  偵察 衛星 は 米 ソ 冷戦 下 の 1959 年 に 、 アイゼンハワー 政権 下 の アメリカ合衆国 により 、 まず 光学 偵察 衛星 「 コロナ 」 として 打ち上げ られ た 。 しかし 本格 的 な 開発 着手 は 「 U - 2 撃墜 事件 」 から で ある 。  その後 、 各国 から 多く の 性能 向上 型 衛星 が 打ち上げ られ 、 現在 も 多数 が 運用 さ れ て いる 。 また 電波 を 使用 し た レーダー 偵察 衛星 や その 性能 ・ 機能 向上 型 の 合成 開口 レーダー （ SAR ,   Synthetic   Aperture   Radar ） 偵察 衛星 の 登場 で 夜間 や 雲 に 関係 なく 宇宙 から 地上 の 画像 データ を 入手 可能 と し て いる 。 赤外線 を 含む 光学 型 と SAR 型 の それぞれ の 偵察 衛星 は 、 現在 多く の 先進 国 と 呼ば れる 国々 で 打ち上げ られ 運用 さ れ て いる が 、 軍事 機密 の 為 に 詳しい 情報 は 不明 な こと が 多い 。  戦術 用途 で の 偵察 衛星 の 利用 と は 、 小さな 単位 の 戦闘 部隊 が 斥候 隊 を 出す 代わり に 偵察 衛星 の 画像 データ を ほぼ リアルタイム に 入手 し て 、 個々 の 戦闘 現場 で の 作戦 立案 に 使用 する 計画 （ グローバル ・ インフォメーション ・ グリッド 計画 、 GIG ） の こと で ある 。 この 計画 に ロッキード ・ マーティン 、 ボーイング 、 マイクロソフト など の 米国 を 代表 する 企業 群 が 共同 企業 体 を 設立 し て いる 。 この 計画 で は 偵察 衛星 の 撮影 情報 を 、 米 軍 司令 部 だけ で なく 前線 基地 や 戦闘 機 、 戦車 、 そして 前線 の 兵士 の 一人ひとり に まで 専用 端末 で リアルタイム に 届ける という もの で ある 。  日本 は IGS （ 情報 収集 衛星 ） として 、 光学 衛星 と レーダ 衛星 の 2 機 を 一 組 と し た 二 組 （ 計 4 機 ） の 体制 を 目指し て 2003 年 3 月 に 衛星 の 打ち上げ を 開始 し た 。 2003 年 11 月 の H - IIA ロケット 6 号機 の 打ち上げ 失敗 により 光学 2 号機 と レーダ 2 号機 の 計 2 機 を 喪失 し 、 二 組 （ 計 4 機 ） 体制 の 構築 は 先送り さ れ た 。 2007 年 2 月 24 日 の H - IIA ロケット 12 号機 の 打ち上げ により レーダ 2 号機 （ 再 命名 ） の 軌道 投入 に 成功 し 、 念願 の 二 組 （ 4 機 ） 体制 が 整っ た か と 思わ れ た が 、 本格 運用 が 始まる 前 に レーダ 1 号機 が 故障 し て 二 組 （ 4 機 ） 体制 の 完成 に は 至ら なかっ た 。 2013 年 1 月 27 日 に レーダ 4 号機 の 打ち上げ に 成功 し 、 10 年 遅れ で 念願 の 二 組 （ 4 機 ） 体制 が 完成 し た 。 2015 年 2 月 1 日 に 故障 に 備え て レーダ 予備 機 を 投入 し 、 レーダ 衛星 は 事実 上 3 機 体制 と なっ た 。 2018 年 2 月 まで の 12 回 の 打ち上げ で 、 光学 衛星 6 機 、 レーダ 衛星 6 機 （ 予備 機 含む ） 、 光学 実証 衛星 2 機 の 軌道 投入 に 成功 し 、 光学 衛星 1 機 と レーダ 衛星 1 機 の 軌道 投入 に 失敗 し て いる 。  偵察 衛星 は 太陽 同期 軌道 を とる が 、 その 際 、 写真 解像度 を 上げる ため 、 近 地点 平均 163 キロメートル 、 遠地点 平均 233 キロメートル という 低 軌道 を とる （ KH - 9 ・ヘキサゴン の 場合 ） 。 この ため 、 毎日 1 回 から 数 回 決まっ た 時間 に 決まっ た 場所 の 上空 に 現れる 。 他 の 衛星 と 比べ て 、 ごく 薄い 大気 の 層 が 存在 する かなり 地上 に 近い 低 軌道 を 飛ぶ ため 、 時間 とともに 速度 を そがれ て 、 より 低 軌道 へ と 落ち て くる 。 その ため 時々 、 小型 ロケット の 噴射 によって 軌道 を 修正 する 必要 が ある 。 軌道 修正 が 不能 に なっ た 場合 、 大気圏 に 落下 する 可能 性 が ある ため に 、 この 軌道 修正 用 燃料 の 残 量 で 偵察 衛星 の 運用 期間 が 決まっ て くる 。 また 地上 の 撮影 対象 物 の 拡大 映像 を 接近 し て 撮る 為 に 必要 に 応じ て 軌道 を 下げる こと が ある と いわ れ て いる 。 この 軌道 修正 の ため に さらに 衛星 搭載 燃料 が 消費 さ れ 、 衛星 の 運用 期間 は 短く なる 。  偵察 衛星 の 性能 は 、 撮影 さ れ た 地上 情報 の 解像度 と その 撮影 の 頻度 や 時間 的 任意 性 で 計ら れる 。 分解能 や 解像度 を 示す メートル や センチメートル 単位 の 数値 は 「 識別 できる 物体 の 大き さ 」 の こと で は なく 「 撮影 画像 の 画素 1 辺 の 長 さ に 相当 する 地上 物体 の 長 さ 」 の こと で ある 。 その 性能 は 分解能 10 m で 大きな 建物 の 検出 が どうにか でき 、 5 m で 建物 の 存在 が 判別 でき 、 2 . 5 m で 建物 の 種類 の 区別 が どうにか でき 、 1 m で 建物 の 種類 と 車 の 存在 の 判別 が でき 、 50 ㎝ で 車 の 種類 の 区別 が どうにか でき 、 25 ㎝ で 車 の 種類 の 判別 が でき 、 10 ㎝ で 1 台 1 台 の 車 について 説明 が できる 程度 で ある 。 ノイズ レベル が 高けれ ば 、 たとえ 高 分解能 ・ 高 解像度 で あっ て も その ノイズ 分 の 情報 量 が 失わ れ て いる ので 、 多く の 場合 は 分解能 や 解像度 の 中 に ノイズ が 十分 低い という 前提 が 含ま れ て いる 。  黎明 期 の 光学 偵察 衛星 の 解像度 は 10 m 前後 で あっ た が 、 現在 で は 30 cm 以下 と いわ れ て いる 。 偵察 衛星 の 解像度 は 衛星 の 搭載 する 光学 機器 等 の 性能 とともに 撮影 高度 も 重要 で ある 。 たとえば 、 米国 の 運用 する 代表 的 な 偵察 衛星 の KH （ キー ホール ） 衛星 シリーズ の 最新 型 で は 総 重量 20 トン 以上 も の 巨体 を 、 必要 に 応じ て 500 km - 600 km の 通常 の 軌道 高度 から 150 km まで 降り て き て 撮影 を 行なう 事 で 、 解像度 10 cm 以下 という 世界 最高 レベル の 解像度 まで 引き上げる こと も 可能 と さ れ て いる 。  識別 は 地上 の 偵察 情報 解析 チーム が 行う ので 、 訓練 や 経験 によって 解析 ・ 識別 の 能力 が 高い チーム の いる 国 で は それだけ 識別 能力 が 高く なる 。 つまり 、 地上 で の 解析 チーム の 能力 が 向上 すれ ば 宇宙 空間 の 衛星 が 変わら なく て も より 価値 の 高い 情報 が 得 られる 。 反対 に 、 地上 チーム が 能力 不足 なら 見落とさ れる 部分 が 多く なり 、 衛星 が 世界 最 高性能 でも 得 られる 情報 価値 は 低下 する 。 たとえば 日本 は 比較 的 に 解析 チーム の 歴史 が 浅く 人員 数 も 少ない ので 、 たとえ 高い 解像度 の 衛星 を 保有 し た として も 長い 歴史 を 持つ アメリカ 国家 地球 空間 情報 局 （ National   Geospatial - Intelligence   Agency ,   NGA ） の レベル に 追いつく に は まだ 時間 が かかる 。  合成 開口 レーダー   ( SAR )   偵察 衛星 の 代表 例 、 米国 の ラクロス （ Lacrosse ） の 解像度 は 、 当初 の 1 . 5 - 3 m から 現在 は 1 m 以下 と さ れる 。  初期 の 偵察 衛星 は 宇宙 空間 で 撮影 し た フィルム を 、 大気圏 突入 が 出来る パラシュート 付き の 頑丈 な カプセル （ ドラム缶 大 に なる ） に 収め て 地上 に 投下 ・ 回収 する 方式 で あっ た 。 空中 で 航空機 により 引っ掛け て 回収 する 方式 も あっ た 。 現在 で は CCD や CMOS の 半導体 撮像 素子 によって デジタル カメラ で 撮影 さ れ 、 衛星 内 で デジタル データ を 暗号 変換 し た 後 、 電波 信号 により 地上 局 へ 送信 し て いる 。  アナログ 撮影 時代 に は 、 無人 衛星 で は 思っ た 通り の 撮影 が 困難 だっ た 事 から 、 人間 による 偵察 撮影 を 目的 と し た 有人 宇宙 ステーション も 計画 ・ 運用 さ れ た （ アメリカ の 発展 型 ジェミニ 計画 ・ 有人 軌道 実験 室 、 旧 ソ連 の アルマース 等 ） が 、 いずれ も 成果 の 得 られ ない まま 、 高 解像度 ビデオカメラ による 無人 撮影 に 取っ て 換わら れ て いる 。  合成 開口 レーダー   ( SAR )   による 撮影 で は 、 雨天 や 雪 、 霧 による 減衰 は 比較的 少ない ので 都合 が いい が 、 解像度 は 光学 式 より 劣る 。 光学 式 撮影 も 可視 光線 だけ で は 昼間 で かつ 雲 が さえぎら ない 時 しか 撮影 でき ない ので 、 赤外線 を 使用 し て いる 。  ラクロス の 開発 費 は 100 億 ドル 、 一 機 あたり の 製造 コスト は 10 億 ドル と 見 られ て いる 。  米国 は 光学 衛星 と 合成 開口 レーダー 衛星 の 他 に 、 海洋 監視 衛星 、 電子 ・ 通信 情報 収集 衛星 、 早期 警戒 衛星 、 国防 気象 衛星 など を 保有 し て おり 、 多く の 米国 内 の 情報 機関 が それら の 利用 に 複雑 に 関与 し て いる 。  KH 衛星 の 接近 撮影 の ため の 変則 的 楕円 周回 へ の 軌道 変更 は 、 通常 4 - 5 年 の 衛星 運用 期間 を 2 年 程度 に 縮める と 云わ れ て いる 。  2007 年 9 月 現在 、 米国 の 偵察 衛星 を 運用 及び 開発 を 担当 し て いる の は アメリカ 国防総省 に 属する アメリカ 国家 偵察 局 （ NRO ） で あり 、 分析 は NGA が 行っ て いる 。 2004 年 まで は 国家 画像 地図 局 （ National   Imagery   and   Mapping   Agency ,   NIMA ） と 呼ば れ て い た 。統一 （ とう い つ ） と は 、 ある 枠組み で 分類 さ れる もの を 一つ の 規格 に まとめる こと 。 複数 の もの を 組織 化 ・ 系統 化 し て ひとつ に まとめあげる こと 、 あるいは 、 分立 する もの を 一つ に 統合 し 支配 する こと で ある 。  政治 的 場面 における 統一 は 以下 の 通り 。  秦 による 中国 統一 以前 に 存在 し た 殷 は 邑制国 家 連合 、 周 は 封建 制度 で あっ た ため 、 統一 国家 で は なかっ た 。  中国 の 歴史 で は 、 統一 王朝 が 滅亡 する と 、 次 の 統一 王朝 が 誕生 する まで 大概 群雄割拠 と なっ た 。  中華人民共和国 と 中華民国 （ 台湾 ）  ヤマト 王権  戦国 時代  三 国 時代  後 三 国 時代  大韓民国 （ 韓国 ） と 朝鮮民主主義人民共和国 （ 北朝鮮 ）  ベトナム 民主 共和 国 （ 北 ベトナム ） と 南ベトナム  プロイセン 王国 主導 の ドイツ 帝国 （ ドイツ 統一 、 1871 年 ）  ドイツ 連邦 共和 国 （ 西ドイツ ） と ドイツ 民主 共和 国 （ 東ドイツ ） （ ドイツ 再 統一 、 1990 年 ）政教 一致 （ せい きょう いっち ） と は 、 政教 分離 の 対語 ( 造語 ) で 、 政治 と 宗教 、 または 教会 と 国家 が 分離 さ れ ず に 一体 化 し た 統治 体制 の 型 。 政教 一致 に は 、 教会 国家 型 （ Church - State ) と 国家 教会 型 ( State - Church ) と が ある 。 教会 国家 主義 と 国家 教会 主義 と も いわ れる 。  教会 国家 型 において は 、 宗教 が 世俗 領域 に 権威 や 権力 を 持つ 。 ヨーロッパ の 教会 や シャリーア を 奉じる イスラム 世界 など が ある 。  教会 国家 主義 に は 神権 政治 ( テオクラシー ) や アウグスティヌス の 普遍 教会 など の 思想 が ある 。  広義 における 国家 教会 型 ( State   church ) で は 、 国家 が キリスト 教 を 唯一 の 正当 な 宗教 として 指定 し 、 教会 を 国家 の 一 機関 として その 運営 を 支配 し て おり 、 この ため 教会 が 国家 に 従属 し た 状態 を 指す 。 この 例 として は ローマ帝国 、 中世 神聖 ローマ帝国 の シャルルマーニュ （ カール 大帝 ) 朝 や オットー 朝 、 ザリエル 朝 、 東 ローマ帝国 ( ビザンチン ) など が ある 。  狭義 の 通常 の 意味 で の 国家 教会 型 は 、 宗教 改革 期 に 成立 し 、 絶対 主義 時代 に 頂点 を 極め た 国家 主導 型 の 国家 ・ 教会 関係 、 と 定義 さ れる 。 例 として は フランス の フィリップ 4 世 、 シャルル 7 世 、 ドイツ の ルートヴィヒ 4 世 が 先駆 的 だ が 、 宗教 改革 以降 が 決定的 で ある 。 また 、 国家 教会 型 に 近代 日本 を 入れる こと も ある 。  国家 教会 主義 に は 、 国家 主権 の 優位 性 を 唱え た スイス の エラストス や 、 イングランド 国教 会 が ある 。アドバルーン 発言 （ アドバルーン は つげ ん ） と は 、 関係 者 と の 調整 が 終了 し て い ない など 政治 的 に 実現 できる か 微妙 な 課題 について 、 世論 や 関係 者 の 動向 を 見る ため の 発言 。 「 アドバルーン を 上げる 」 や 「 観測 気球 を 上げる 」 など 「 アドバルーン 発言 」 「 観測 発言 」 「 バロンデッセ （ ） 」 として 表現 を する こと が ある 。  政治 家 が アドバルーン 発言 を する 場合 、 多く は 匿名 性 に 隠れ て オフレコ で 行なわ れ 、 以後 の 政治 方針 の 参考 と する 。  実名 で アドバルーン 発言 を し た 場合 は 、 発言 に 強い 責任 が 伴う こと に なる 。 実名 で アドバルーン 発言 で 周囲 の 期待 感 を 煽っ た 挙句 に 自ら の 政治 的 力量 不足 から 実現 でき なかっ た 場合 は 期待 し た 関係 者 を 大きく 失望 さ せる こと に なり 、 政界 で の ポジション を 低下 さ せる こと に なる 。公布 （ こう ふ ） と は 、 成立 し た 法令 の 内容 を 広く 一般 に 周知 さ せる ため 公示 する 行為 。  公布 と は 、 国会 等 が 可決 し て 成立 し た 法令 の 内容 を 、 国民 または 住民 が 知り うる 状態 に する 行為 で ある 。 法令 が 現実 に 拘束 力 を 発生 さ せる ため に は 、 一般 に 公布 の 手続 を 踏む こと が 必要 と さ れる 。 公布 の 方法 は 、 主 に 政府 や 公 の 機関 紙 に 掲載 する こと によって 行う 場合 と 、 特定 の 掲示板 に 掲載 する こと によって 行う 場合 が ある 。 後者 は 中小 規模 の 地方自治体 の 命令 に 多い 。  日本国 憲法 は 、 憲法 改正 、 法律 、 政令 、 条約 について は 、 内閣 の 助言 と 承認 により 、 天皇 が 国事 行為 として 公布 する と 定める （ 日本国 憲法 第 7 条 第 1 号 ） 。 その他 の 法令 について は 、 その 制定 機関 が 公布 する 。 公布 の 形式 について は 、 一部 の 法令 を 除い て 、 特段 の 定め は ない 。 その ため 、 先例 により 、 官報 に 掲載 する 方法 で 行わ れる 。  官報 に 掲載 し て 公布 する 方法 は 、 1886 年 、 内閣 法制 局 が 勅 令 として 設置 し た 公文 式 （ 明治 19 年 勅 令 第 1 号 ） によって 初めて 規定 さ れ た 。 この 勅 令 は 、 法令 は 官報 を もっ て 布告 さ れ 、 各 府県 毎 に 定め た 「 官報 到達 日数 」 の 7 日 後 から 、 各 地域 において 施行 さ れる と し た 。 その後 の 1907 年 、 公文 式 に 代わり 公式 令 （ 明治 40 年 勅 令 第 6 号 ） が 制定 さ れ 、 これ に も 官報 に 掲載 する 方法 による こと が 規定 さ れ た 。  ところが 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 1947 年 、 内閣 官制 の 廃止 等 に関する 政令 （ 昭和 22 年 政令 第 4 号 ） により 公式 令 は 廃止 さ れ た に も かかわら ず 、 これ に 代わる 法令 は 制定 さ れ なかっ た 。 その後 も 官報 へ の 法令 の 掲載 が 続け られ た が 、 根拠 法令 が ない ため 、 どの よう な 状態 に なれ ば 法令 が 公布 さ れ た と 見る こと が できる の か （ 官報 以外 の 手段 で 法令 の 内容 を 知り うる 状態 に なっ た 場合 も 、 公布 が あっ た と 言える か ） が 問題 と なっ た 。  この 点 について 判例 は 、 公式 令 が 廃止 さ れ た 後 も 法令 の 公布 は 官報 を もっ て 行わ れ （ 最大 判 昭和 32 年 12 月 28 日 刑 集 11 巻 14 号 3461 号 ） 、 公布 の 時期 について は 、 一般 の 希望 者 が 法令 の 掲載 さ れ た 官報 を 閲覧 ・ 購読 しよ う と 思え ば でき た 最初 の 時点 （ 最大 判 昭和 33 年 10 月 15 日 刑 集 12 巻 14 号 3313 頁 ） と し て いる 。  なお 、 官報 及び 法令 全書 に関する 内 閣府令 （ 昭和 24 年 総理府 ・ 大蔵省 令 第 1 号 ） 第 1 条 は 、 官報 に は 憲法 改正 ・ 法律 ・ 政令 など を 掲載 する 旨 規定 し て いる 。 しかし 、 これ は 公布 の 方法 について 定め た 規定 と は 解さ れ て い ない 。  また 、 最高 裁判所 規則 について は 、 裁判所 公文 方式 規則 （ 昭和 22 年 最高裁判所 規則 第 1 号 ） 第 2 条 で 、 会計検査院 規則 は 、 会計検査院 規則 の 公布 に関する 規則 （ 昭和 22 年 5 月 3 日 会計検査院 規則 1 号 ） 第 2 条 で 、 人事院 規則 及び その 改廃 について は 、 国家 公務員 法 （ 昭和 22 年 法律 第 120 号 ） 第 16 条 第 2 項 で 、 それぞれ 官報 で 公布 する 旨 定め て いる 。 地方 自治 法 16 条 4 項 は 、 条例 の 公布 に関し 必要 な 事項 は 条例 で 定める べき こと を 規定 し て おり 、 都道府県 や 市町村 は 「 公告 式 条例 」 、 「 条例 等 の 公布 に関する 条例 」 といった 名称 の 条例 で 、 条令 の 公布 方式 を 定め て いる 。 都道府県 は その 公報 に 掲載 する こと によって 、 市町村 は 所定 の 掲示 場 に 掲示 する こと によって 、 条例 を 公布 する と 定め て いる 例 が 多い よう で ある 。全体 主義 体制 （ ぜんたい し ゅぎたいせい ） は 、 政治 体制 の 一つ で あり 、 動員 体制 の 一つ 。  全体 主義 体制 は 、 世界 観 と 達成 さ れる べき 目的 を もっ た 何かしら の イデオロギー を 公式 理念 と し 、 それ を 核 として 支配 領域 内 で 全て の 人的 ・ 物的 資源 を 動員 しよ う と する 性向 を もつ 。 「 全体 主義 」 という 語 そのもの は 元来 は ファシズム を 批判 する もの だっ た が 、 ハンナ・アーレント の 議論 に 加え て 、 第 二 次 世界 大戦 後 、 アメリカ を 中心 に ソ連 を ナチス ・ ドイツ と 並べる べき 全体 主義 で ある という 議論 が 出 た こと から 、 政治 体制 の 分類 として も 全体 主義 体制 の 規定 が 議論 さ れ はじめ た 。 全体 主義 の 定義 と 全体 主義 体制 の モデル 規定 は 時代 状況 の 進展 と 研究 の 発展 を 反映 し て 論者 によって 異なっ て いる 。  C . J . フリードリッヒ と Z . K . ブレジンスキー は 「 全体 主義 」 を 定式 化 し 「 6 点 症候群 」 として 以下 の 特徴 を あげ た （ Friedrich   &   Brzezinski   1956 :   pp . 9 - 10 .）。  シャピロ は 、 ( 1 ) ナチ 支配 期 の ドイツ 、 ( 2 ) ファシスト 支配 期 の イタリア 、 ( 3 ) スターリン 期 の ソ連 の 3 つ を 全体 主義 体制 の 「 原型 体制 」 と まず 規定 し 、 体制 の 特徴 と 、 体制 を 維持 する 道具 と に 分け て 抽出 する こと で 、 全体 主義 を 定義 し て いる 。  フアン・リンス （ Juan   Linz ） は 全体 主義 体制 を ( 1 ) イデオロギー ( 2 ) 動員 組織 ( 3 ) 権力 集中 の 3 つ の 次元 で 説明 し て いる ( Linz   1975 = 高橋 訳 27 - 28 頁 )。  この 説明 法 は 、 全体 主義 体制 を 他 の 政治 体制 と いかに 区別 する か に 力点 を おい た 方法 で あり 、 単に 特徴 を 抽出 し た もの で は ない 。 リンス は 全体 主義 体制 を 定義 する にあたって 、 全体 主義 体制 における 特定 イデオロギー の 強調 ・ イデオロギー へ の 傾倒 を 重視 し て おり 、 全体 主義 体制 と は 「 イデオロギー 支配 政体 」 ( ideocracies ) または 「 理念 支配 政体 」 ( logocracies ) と 考え られる かも 知れ ない と 考え て いる ( Linz   1975 : p . 196 ） 。 ゆえに 全体 主義 体制 において は 、 公式 の イデオロギー が 実際 的 な 政策 形成 など によって 内容 を 変化 さ せ られ て しまっ たり 、 公式 の イデオロギー と 対立 する 理念 や 政策 が 作り出さ れ て しまっ た とき に 、 全体 主義 体制 から 乖離 する よう な 変化 に 至る と 考え られ て いる 。禅譲 （ ぜんじ ょう ） は 、 天子 （ ほとんど の 場合 、 皇帝 ） が 、 その 地位 を 血縁 者 で ない 有徳 の 人物 に 譲る こと で ある 。 実際 に は 、 歴史 上 禅譲 と 称し て い て も 譲ら れる 側 が 強制 し て 行わ れ て いる こと が 多い 。  また 、 天子 に 限ら ず 、 比喩 的 に 地位 を 平和 裏 に 譲る こと を 禅譲 、 無理やり 奪う こと を 簒奪 と 呼ぶ こと が ある 。  中国 の 伝説 上 の 聖 天子 は 、 血縁 関係 に よら ず 有徳 の 人物 に 帝位 を 譲っ た と さ れる 。 例えば 、 五 帝 と 呼ば れる 天子 たち は 、 堯 が 舜 に 禅譲 し 、 舜 が 禹 に 禅譲 し た 。 この よう な 伝説 は 、 儒家 が 過去 を 理想 化 する 中 で 生まれ た 。 実際 の 権力 交代 で は 武力 や 流血 、 権謀 術策 が 少なから ず 伴っ た と 考え られる が 、 文献 が 書か れ た その 時々 の 権力 へ の 正当 性 の 付与 や 、 儒家 の 思想 の 根幹 たる 「 礼 」 を 成立 さ せる ため に この よう な 理想 化 が 行わ れ た と 考え られる 。  中国 史 に 限ら ず 、 太古 は 王位 に さしたる 利権 が ない が ゆえに 世襲 と なら ず （ 世襲 という 概念 が 存在 せ ず ） 、 有力 者 が 王位 を 継承 し て い た 事情 を 反映 し て いる 可能 性 も ある 。  歴史 上 禅譲 と 呼ば れ て いる もの は 、 実際 に は 簒奪 に 近い もの で あり 、 王朝 の 正統 性 を 保証 する 演出 として 行わ れ 続け た 。  中国 史 で 最初 の 禅譲 は 、 前漢 の 最後 の 皇 胤 （ 皇太子 ） 孺子 嬰 から 王 莽 へ の 譲位 で 、 これ を うけ て 新 王朝 が 開か れ た 。 その後 も 、 王朝 交代 の たび に 禅譲 が 行わ れ た 。  ただし 、 新 皇帝 の 即位 が 存在 し ない 事例 も 含める と 、 中華民国 は 形式 上 は 清 の 宣 統 帝 より 禅譲 を 受け た 政権 で あり 、 これ が 最後 の 禅譲 と いえる （ 清 室 優待 条件 を 参照 ） 。  歴史 上 の 禅譲 の 手順 は おおむね 下 の よう に まとめ られる 。 禅譲 の 手順 は 、 魏 の 曹操 （ 武 帝 ） ・ 曹丕 （ 文 帝 ） の もの が 先例 と なっ た こと から 、 「 魏 武 輔漢 の 故事 」 と 称さ れる 。  禅譲 し た 前 王朝 の 君主 は 、 後 漢 の 献帝 など は 殺害 さ れ ず 山陽 公 として 余生 を 送る こと が 出来 た 。 魏 から 晋 へ の 王朝 交替 も 同様 で ある 。  しかし 南北 朝 時代 以降 に なる と すぐ に 殺さ れ たり 自殺 を 強制 さ れる こと が 多く なっ た 。 前 王朝 の 君主 を 最初 に 殺し た の は 、 南朝 宋 の 高祖 武 帝 で ある 。 その ため 宋 の 最後 の 皇帝 で ある 順 帝 は 殺さ れる 前 に 、 「 生まれ 変わる なら 帝王 の 家 に だけ は 生まれ たく ない （ 願 後身 世世 、 勿復生 帝王 家 ） 」 と まで 残し て いる 。 しかし これ は 王朝 交替 を 正当 化 する 根拠 に も なり 、 南北 朝 時代 の 南朝 は たびたび 王朝 交替 を 繰り返す 事 と なっ た 。 五 代 十 国 時代 も 同様 で あり 、 その 名 の 通り 中央 の 王朝 は 5 回 の 王朝 交替 を 経 た 。  五 代 十 国 の 最後 の 王朝 交替 で ある 、 後 周 の 恭 帝 から 北 宋 の 太 祖 へ の 禅譲 の 際 は 、 太 祖 は 恭 帝 を 殺さ ず 、 また 柴 氏 の 保護 を 子孫 に 厳守 さ せ て いる （ 石刻 遺訓 ） 。 これ 以降 の 中華 王朝 において は 、 漢 民族 どうし で の 凄惨 な 争い による 王朝 交替 は 起こら ず 、 異 民族 の 侵入 と 漢 民族 の 政権 奪還 によって 王朝 交替 が なさ れ た 。  なお 、 過去 の 王朝 の 子孫 を 礼遇 する 思想 は 、 と 呼ば れ て いる 。 「 二王 」 は 前 王朝 及び 前 々 王朝 を 意味 する 。 「 三 恪 」 は さらに 3 代 前 の 王朝 （ 合わせ て 5 王朝 ） か 、 あるいは 単に 前 々 王朝 の 前 と さ れ た 。  現代 で は 、 しばしば 歴史 上 行わ れ た 禅譲 に たとえ て 「 （ 社長 や 首相 、 大統領 、 経済 団体 ・ 業界 団体 の 代表 者 など の ） 指導 的 な 地位 を 他 の 実力 者 に 譲る こと 」 を 禅譲 という 場合 が ある 。  芸能 マスコミ において は 、 長期間 放映 が 続く シリーズ もの や 、 リメイク や 再 映像 化 が 行わ れ た 映画 や テレビ ドラマ など で 、 「 ベテラン 俳優 が 長年 演じ て き た 自身 の 当たり 役 を 現役 （ 存命 ） の 内 に 特定 の 後進 俳優 に 譲る こと 」 を 指し て 禅譲 という 表現 が 使わ れる こと が ある 。代理 戦争 （ だい り せん そう 、 ） と は 、 主体 が 直接的 に 戦争 に 関与 する こと なく 、 その他 の 主体 を 当事者 として 戦わ せる 戦争 を 言う 。  代理 戦争 は 核兵器 の 出現 によって 、 アメリカ合衆国 と ソビエト 社会 主義 共和 国 連邦 による 、 直接 戦争 が 回避 さ れる よう に なっ た 冷戦 時代 に 用い られる よう に なっ た 概念 で ある 。 具体 的 に は 朝鮮 戦争 や ベトナム 戦争 など を 取り巻く 情勢 を 表す ため に 使用 さ れ た 。 その 具体 的 な 方法 として は 、 代理 戦争 を 戦う 国家 や 勢力 に対して 軍事 作戦 の 遂行 に 必要 な 人員 や 物資 を 提供 する 軍事 援助 ( military   assistance ) の 方法 が ある 。 援助 を 行う こと によって 軍事 力 の 物的 要素 を 補強 する だけ で なく 、 特殊 部隊 隊員 が 軍事 顧問 と なっ て 助言 を 行う こと で 運用 効率 の 向上 を 期待 する こと も できる 。 代理 戦争 は 敗北 による 自国 の 軍事 的 損害 を 最小限 に 食い止める こと が 可能 と なる だけ で なく 、 逐次 状況 に 応じ て 軍事 介入 を 行う こと も 可能 で ある ため に 危機 管理 において も 柔軟 な 反応 が 可能 で ある 。  朝鮮 戦争 は 超 大国 が 自分 が 前線 に 出る の を 恐れ 、 幾つ か の 衛星 国 を 前線 で 戦わ せる 例 で あり 、 スターリン は アメリカ と の 直接 戦争 を 防ぐ 為 に 、 北朝鮮 の 参戦 要請 を 拒否 し て 代わり に 当時 同盟 国 だっ た 中華人民共和国 を 参戦 さ せ 、 第 一 次 インドシナ 戦争 で も 中国 に ベトナム 民主 共和 国 へ の 支援 を 肩代わり さ せ て い た 。  この ほか 、 代理 戦争 という もの は 存在 せ ず 、 小国 同士 が 戦争 を 開始 する に当たって 、 自国 が 有利 に なる よう 大国 を 誘引 する 逆 代理 が 行わ れ た と 考える 見方 も ある 。 本来 の 冷戦 は イデオロギー 対立 で あっ た が 、 ソ連 と 中国 という 同じ 社会 主義 国家 同士 が 代理 戦争 を 行っ た 実例 も あり 、 代理 戦争 の 中 に は スエズ 運河 の 利権 を 争っ た 第 二 次 中東 戦争 の 様 に むしろ 経済 的 な 利害 が 動機 と なっ た 物 も 多く 、 イラン ・ イラク 戦争 の 場合 は 各国 の 複雑 な 利害 関係 が 露呈 し た 。 結果 として 米 ソ 中 英 仏 の 開発 し た 兵器 など の デモンストレーション や 実験 テスト の 場 として 利用 さ れ た もの も ある 。  アメリカ と ソ連 が 直接 戦争 の 危機 に 陥っ た 事件 が キューバ 危機 で ある 。  社会 主義 国 同士 の 代理 戦争 の 背景 に は 、 ソビエト 連邦 と 中華人民共和国 の 対立 （ 中 ソ 対立 ） が 、 背景 の 一つ として 挙げ られる 。  カンボジア 内戦 は 、  という 特徴 的 な 2 面 性 を 持っ た 。  2000 年代 後半 に 入り 、 アメリカ が 推進 する 東欧 MD 問題 や 、 旧 ソビエト 諸国 の 覇権 をめぐって アメリカ と ロシア は 鋭く 対立 する よう に なり 、 米 ロ 関係 を メディア は 「 新 冷戦 」 と 表現 する よう に なっ た 。  日本 において 派閥 領袖 や 党首 など の 大物 政治 家 たち の 支援 を 受け て いる 候補 者 の 票 争い が 、 あたかも 大物 政治 家 同士 の 争い として 捉え られる こと を 代理 戦争 と 形容 さ れる こと が ある 。  ノンフィクション 『 仁義 なき 戦い   決戦 篇 』 で は 、 神戸 市 に 拠点 を 置く 山口組 と 本多 会 の 対立 が 、 異なる 地域 で 抗争 し た （ 広島 抗争 ） こと を 、 同書 で 「 代理 戦争 」 と 記し て いる 。 同書 を 原作 に 映画 化 も さ れ て いる 。  演芸 番組 『 笑 点 』 の 「 大喜 利 」 で は 、 三 遊亭小 遊三 （ 山梨 県 大月 市 出身 ） と 林家 たい 平 （ 埼玉 県 秩父 市 出身 ） による 、 お互い の 出身 地 を 用い た 罵倒 合戦 を 、 双方 の 出身 地名 を 取っ て 「 大月 秩父 代理 戦争 」 （ 小 遊三曰 く 第 三 次 世界 大戦 ） と 称し て いる 。 これ が きっかけ で 、 大月 市議会 ・ 秩父 市議会 および 両 市内 の 民間 団体 など で 両市 の 交流 など の 話 が 取り上げ られる よう に なっ た が 、 久喜 邦康 秩父 市長 は 「 大月 と は 縁 も ゆかり も ない 」 、 「 （ 大月 市 訪問 を ） 敵 地 視察 」 など と 、 これ を 踏まえ た 際どい 冗句 を 飛ばし た こと も ある 。 < br > また 平成 22 年 6 月 に は 大月 市 で 、 10 月 に は 秩父 市 で 行わ れ た 小 遊三 と たい 平 の 二 人 による 落語 会 の 席 で 、 久喜 邦康 ・ 石井 由 己 雄 両 市長 による ご 当地 自慢 の トーク バトル も それぞれ 行わ れ た 。  特に 格闘技 で は ライバル 同士 だっ た 選手 の 直弟子 同士 の 対戦 や 、 ライバル 同士 の 団体 を 退団 し た 選手 同士 が 第三者 の リング で 対戦 する こと を マスコミ が 代理 戦争 と 称する ケース が ある 。  その他 に も 古く から 因縁 の ある 地域 の チーム 同士 の 試合 や 国際 試合 など における 政治 的 問題 を 抱える 国 同士 の 試合 など は しばしば 代理 戦争 と 形容 さ れる こと が ある 。  特に アメリカ と ソ連 は オリンピック の 開催 地 や チェス の 世界 王者 決定 戦 など で 政治 的 な 介入 を 行っ て いる 。政府 （ せ いふ 、 ,   ） と は 、 近代 国家 において 国家 もしくは 国家 の 一部分 と なる 地方 における 統治 機構 （ 国家 の 意思 決定 及び 統治 の ため の 組織 ） の 総体 。  広義 に は 、 統治 に 関わる 立法 ・ 司法 ・ 行政 すべて の 機関 および 機構 の 総称 を 指し 、 狭義 に は 、 行政 を 司る 内閣 と それ に 付属 する 行政 機関 （ 執行 機関 ） から 成る 行政府 を 意味 する 。 それぞれ 、 アメリカ や イギリス など の 英 米 法 系 の 国家 で は 広義 の 意味 で 、 ドイツ や 日本 など の 大陸 法 系 の 国家 で は 狭義 の 意味 で 、 用い られる 語 で ある 。 なお 、 マルクス主義 の 立場 から は 「 支配 階級 の 政治 委員 会 」 に 位置付け られる 。  明治 時代 以降 の 日本 政府 の 関係 者 （ 行政 関係 者 ） が 「 日本国 政府 」 を 指す 場合 に 、 省略 し て 「 政府 」 と 言う 場合 が ある 。  政治 学 で は 、 政体 （ 国家 の 政治 形態 ） の 類型 や 分類 を つくる こと は 長き にわたり 目標 で あり つづけ た 。 というのも 、 政治 システム の 類型 という の は 明快 な もの で は なかっ た から で ある 。 政治 学 の 中 でも 、 特に 比較 政治 学 や 国際 関係 論 の 分野 で 重要 で ある 。  表面 的 に は 、 政府 の 形態 が どの よう な もの か 分類 する こと は 容易 で ある か の よう に みえる 。 という の は 、 どんな 政府 で あれ 一応 、 外部 に対して 謳っ て いる “ 公式 の 形態 ” という の は ある から で ある 。 例えば 、 「 アメリカ合衆国 は 連邦 共和 制 国家 で 、 かつて の ソビエト 連邦 は 社会 主義 共和 制 国家 で ある 」 など と 言っ て しまう こと は できる わけ で ある 。 しかし 、 政府 自体 が 言っ て いる こと に は 客観 性 が 無く 、 Kopstein や Lichbach が 指摘 し て いる よう に 、 政体 の 定義 を 行う と いう こと は 油断 が なら ない こと な の で ある 。 例えば 、 「 選挙 は 民主 主義 の 特徴 だ 」 など と さ れる こと が ある が 、 旧 ソ連 で 行わ れ て い た 実際 の 選挙 は   " 自由 かつ 公正 "   では なく 、 一 党 制 の 下 に 実施 さ れ た 。 この 例 から も わかる よう に 、 実際 的 な 分類 を する なら ば 、 選挙 が 行わ れ て い た として も 、 それ を 根拠 に 「 民主 的 な 政府 」 と 分類 する こと は でき ない の で ある 。  政府 の 形態 を 決定づける こと の 難し さ は 、 そもそも 政治 体系 の 多く が 社会 経済 的 な 運動 を 基 と し て おり 、 ある 社会 経済 的 運動 を 旗印 として 掲げる 特定 の 政党 によって 、 それら の 運動 が 政府 内 に 持ち込ま れ て いる こと に も ある 。 そして 、 社会 経済 的 運動 という の は 、 どれ も 政治 的 イデオロギー を 含ん で いる 。 それら の 運動 を 推進 する 者 が 政権 を 取っ た 場合 や 、 政党 が 特定 の 形態 の 政府 と 緊密 な 関係 を 持つ 場合 は 、 それら の 運動 も 含め て 政府 の 形態 と みなさ れる こと に も 成り 得る 。  さらに 理解 を 難しく し て いる 背景 に ある の は 、 政治 的 イデオロギー と 関連 する 統治 の 形態 に対して 、 一般 的 に 見解 が 一致 し ない 場合 や 、 合理 的 で 専門 的 な 定義 が あっ て も 故意 に 「 歪曲 または 偏見 」 として 捉え られる 場合 で あり 、 これら は 現代 の 政治 学 の 本質 の ため で ある 。 例えば 、 アメリカ合衆国 で は 「 保守 主義 」 を 意味 する ところ が 、 他 の 国 や 地域 で 使わ れる 語義 と は 、 その 用法 において 、 ほとんど 共通 し ない こと で ある 。 2011 年 に Ribuffo が 指摘 し た よう に 、 「 いま 、 米国 人 が 『 保守 主義 』 と 呼ん で いる もの は 、 世界 の ほとんど の 地域 で 自由 主義 または 新 自由 主義 と 呼ん で いる もの に 他 なら ない 」 の で ある 。 1950 年代 以降 、 アメリカ合衆国 の 保守 主義 は 第 一 に 共和党 と 結びつい て き た 。 しかし 、 の 時代 に は 、 の 多く は 、 むしろ 保守 的 な 人々 で あっ た 。 これら の 人々 は で 重要 な 役割 を 演じ 、 1937 年 から 1963 年 まで 連邦 議会 を 支配 下 に 置い た 。  世界 の すべて の 国々 は 、 次に 挙げる 少なくとも 2 つ （ ないし それ 以上 ） の 特質 を 合わせ た 統治 機構 により 統治 さ れ て いる 。 （ 例えば 、 アメリカ合衆国 は 真 の 資本 主義 社会 で は ない 。 というのも 、 実際 に は 政府 は 社会 的 サービス を 市民 に 提供 し て いる から で ある 。 ） 加え て 、 政府 の 類型 に対する 人々 の 意見 は 様々 で ある （ 例えば 、 アメリカ合衆国 は 民主 国家 と いう より も 金権 国家 で ある 、 という 議論 が あり 、 米国 は 富 により 支配 さ れ て いる と 信じる 者 も いる 。 ） 。 いかなる 政府 に も 、 常に （ 白黒 の つか ない ） 不確か さ が 存在 する 。 最も リベラル な 民主 主義 国家 で さえ 、 対抗 する 政治 活動 を ある 一つ の 範囲 または 別 の もう 一つ に 制限 する 。 一方 で 、 最も 専制 的 な 独裁 国家 で さえ 、 幅広い 支持 基盤 を 組織 する に 違い ない 。 したがって 、 各々 の 政府 を 分類 ・ 整理 し て 細分 化 さ れ た 区分 に 当てはめよ う と する こと は 困難 を 極める 。  古代 ギリシア の 哲学 者 プラトン は 、 対話 篇 の 中 で 国 制 の 5 分類 を 提示 し た 。 これら は 、 アリストクラティア （ 優秀 者 支配 制 ） 、 ティモクラティア （ 名誉 支配 制 ） 、 オリガルキア （ 寡頭制 ） 、 デモクラティア （ 民主 制 ） 、 そして テュランニス （ 僭主 独裁 制 ） で ある 。 プラトン は これら の 各国 制 に対して 人 を 割り当て 、 これら が 意味 する ところ を 例証 し た 。 例えば 、 専制 的 な 人 は 僭主 政治 を 代表 する で あろ う 。 これら の 5 つ の 国 制 分類 は 、 一番 上 の アリストクラティア から 一 番 下 の テュランニス へ と 降りる につれて 堕落 し て いく 。  『 国家 』 の 中 で 、 プラトン は ソクラテス と 多く の 時間 を 過ごし 、 彼 が グラウコン や アデイマントス と共に 創設 し た 都市 について の 会話 で 述べ た 。 対話 は ついに 、 4 つ の 国 制 について 考える よう に なっ た 。 この 4 つ は 現実 に 存在 し 、 連続 し て 互いに 堕落 する に 至る 。 すなわち 、 ティモクラティア 、 オリガルキア 、 デモクラティア 、 そして テュランニス で ある 。  政府 は 、 様々 な 基準 に 基づい て 分類 さ れる が 、 この 節 で は その 代表 的 な 例 を 示す 。  政府 の 経済 的 役割 は 、 資源 配分 の 調整 （ 公共 財 ・ 公共 サービス の 供給 ） 、 所得 の 再 分配 （ 累進 課税 ・ 社会 保障 ） 、 景気 の 安定 化 、 の 3 つ に 分類 さ れる 。  政府 の 活動 は 、 収入 （ 歳入 ） 面 と 支出 （ 歳出 ） 面 の 両方 で 構成 さ れ て おり 、 どちら も 経済 全体 の 資源 配分 ・ 所得 分配 に 大きな 影響 を 及ぼす 。 政府 の 支出 は 、 教育 ・ 福祉 など の 政府 消費 と 呼ば れる サービス と 道路 ・ 港湾 など の 公共 施設 を 建設 する 公共 投資 から 構成 さ れ て いる 。  政府 の 財源 に は 、 1 ） 税金 、 2 ） 国債 、 3 ） 貨幣 発行 益 、 の 3 つ が ある 。 政府 の 収入 の 基本 と なる の は 税収 で あり 、 政府 は 様々 な 税金 を 課す こと により 、 政府 活動 の ため の 資金 を 確保 する 。  経済 学者 の 岩田 規久男 は 「 政府 の 仕事 と は 公共 事業 を 除け ば 、 大 部分 が 消費 で ある 。 税金 と 国債 の 違い は 、 いま 税金 を 払う か 将来 税金 を 払う か という 点 だけ で あり 、 それ 以上 の 違い は ない 」 と 指摘 し て いる 。国教 （ こっ きょう ） と は 、 国家 が 保護 し 活動 を 支援 する 宗教 の こと 。 国家 宗教 と も いう 。  国家 は その 教義 を 統治 の 根本 原則 と し 、 国家 行事 として 儀礼 を 執行 する 。 後期 ローマ帝国 における キリスト 教 、 イスラム 国家 における イスラム教 など が 代表 的 な 例 で ある 。  国教 に 指定 さ れる 理由 として は 、 国家 元首 による 信仰 や 国内 における 信徒 の 多 さ など が 挙げ られる 。 現在 の 国教 に は 一神教 が 多い 。  近代 国家 で は 、 憲法 において 政治 と 宗教 また 教会 と 国家 を 分離 （ 政教 分離 ） し 、 信教 の 自由 を 保障 し て いる 国 が ある 。 アメリカ合衆国 、 オーストラリア 、 日本 など 。 なお 、 イギリス と 一部 の 北欧 諸国 は 信教 の 自由 を 認め ながら も 、 それぞれ 英国 国教 会 と ルー テル 教会 を 国教 に 定め て いる （ これら の 教団 に対して のみ 政府 は 保護 ・ 支援 を 行なう ） 。 イタリア は 1985 年 まで カトリック が 国教 で あっ た が 、 コンコルダート ( 政教 条約 ) 方式 と なっ た 。  各国 における 国家 と 宗教 の 関係 について は 、 コンコルダート ( 政教 条約 ) 方式 ( イタリア ， ドイツ )、 優勢 な 宗教 を 尊重 する 寛容 令 方式 ( スイス 、 ベルギー 、 フランス 、 ブラジル )、 政教 分離 方式 （ アメリカ 、 日本 ） が ある が 現実 に は 重複 する 。  < br >  　 　 　 " 同盟 型 ・ 融合 型 ・ 分離 型 という 類型 について は 政教 分離 を 参照 。 "  以下 の 各国 の 国教 一覧 に は 、 特定 の 宗教 の 優位 の 公的 承認 を 含む 。  平凡社 の 世界 大 百科 事典 や 小学 館 の 日本 大 百科全書 は 、 『 国家 神道 』 の 項目 の 中 で 第 二 次 世界 大 戦前 の 日本 における 近代 天皇 制 下 の 神道 を 『 一種 の 国教 制度 』 『 事実 上 の 国家 宗教 』 として 紹介 し て いる 。政治 用語 一覧 （ せい じ よ うごい ちら ん ） は 、 政治 に関する 用語 の 一覧 で ある 。軍閥 （ ぐんばつ ）  なお 、 現代 で は 武装 勢力 の 一 種 と みなさ れる こと が 多い 。  軍部 内 における 派閥 は 、 日本 軍 に 限ら ず 各国 の 軍隊 に も 存在 し うる が 、 必ずしも 「 軍閥 （ military   clique ） 」 という 名称 で 呼ば れる と は 限ら ない 。  日本 で は 、 大日本帝国 陸軍 における 桜 会 ・ 皇 道 派 ・ 統制 派 、 大日本帝国 海軍 における 艦隊 派 ・ 条約 派 など が あげ られる 。  大韓民国 軍 における 秘密 組織 で あっ た 「 ハナ フェ 」 （ 一心 会 ） 、 秘密 組織 で ある エジプト 王国 軍 の 自由 将校 団 （ ナセル など が 在籍 ） など 。  近世 以前 、 即ち 主権 国家 が 成立 する 前 の 世界 において 、 国家 の 政治 体制 は 個々 に 軍事 力 を 有し た 団体 、 あるいは 地方 政権 の 集合 体 で あっ た もの が 多く 、 「 国家 」 が 後者 の 意味 で の 軍閥 の 連合体 の 様相 を 呈する こと は 常態 で あっ た 。 又 、 そうした 場合 、 中央 政府 と は しばしば 国家 の 全体 に 影響 を 及ぼし うる 軍事 集団 そのもの で あり 、 これ は 前者 の 意味 で の 軍閥 に 近い もの で あっ た 。  国民 国家 という 政体 は 、 近代 に なっ て 初めて 成立 し た 概念 で あり 、 そこ から 愛国心 等 も 生まれ て いっ た 。 愛国心 という 概念 は 近代 の 産物 に 過ぎ ない 。 この 意味 で は 、 日本 における 武士 団 ・ 戦国 大名 といった 封建 領主 組織 も 、 「 完全 な 統一 国家 が 成立 する 前 に 、 個々 に 軍事 力 を 有し た 組織 」 として の 軍閥 の 定義 に は 当てはまる 。  近代 の 主権 国家 において は 、 軍事 力 は 国家 の 中央 政府 の もと に 一元化 さ れる べき もの で あり 、 また 中央 政府 に 一元化 さ れ た 軍事 力 は それ 自体 が 政府 機関 を 運営 する 主権 者 で は なく 、 国家 の 主権 者 の 命令 に 服する もの で なく て は なら ない 。 つまり 近代 社会 において 軍閥 が 云々 さ れる と は 近代 国家 たる べき 要件 と なる 軍事 力 の 一元化 と 、 主権 者 へ の 服従 が 達成 さ れ て い ない 状態 が 継続 し て いる と 考え て よい 。  近代 以後 、 即ち 国民 国家 が 成立 し た 後 の 世界 において 、 地方 に 割拠 する 軍事 組織 の 例 として は 、 中華民国 が 有名 で ある 。 辛 亥 革命 前 の 代表 的 な 軍閥 領袖 として 、 李 鴻章 が あげ られる 。 李 鴻章 が 私財 を 投じ て 兵 を 募り 集め 、 訓練 ・ 組織 化 し た 団 練 から なる 淮軍 （ のち の 北洋 軍閥 ） は 時 の 政府 （ 清 ） に 従順 で あっ た が 、 領袖 の 跡 を 袁世凱 が 継承 し て から は 、 次第に 軍閥 組織 、 ひいては 軍閥 領袖 の 利害 を 最 優先 として 動く 様 に なる 。 やがて 孫 文 と 裏 交渉 し 、 清 政府 に 反目 し 、 打倒 勢力 の 中核 と なる 。 呉 佩孚 、 張 作 霖 ら は 衝突 や 和解 を 繰り返し ながら 覇権 を 競い合っ た 。 しかし 、 中国 国民党 の 北 伐 戦争 で 軍閥 は 打撃 を 受け 、 日 中 戦争 や 国共 内戦 で 中国 国内 の 状況 が 変わる と 、 国民党 軍 や 中国共産党 軍 に 編入 さ れ 、 力 を 失っ た 。  ロシア 内戦 において 、 短期間 ・ 限ら れ た 版図 と は 言え 実効 支配 地 も あっ た アレクサンドル ・ コルチャーク 指揮 下 白 軍 と グリゴリー・セミョーノフ 指揮 下 白 軍 （ シベリア 地域 に 一時 樹立 さ れ た 全 ロシア 臨時 政府 、 いわゆる オムスク 政権 。 後 に 両 軍 反目 ・ 離反 ） 、 および アントーン・デニーキン や ピョートル・ヴラーンゲリ 指揮 下 白 軍 （ ロシア 南部 、 ウクライナ 、 クリミア半島 ） など 。  ソマリア で は 国家 体制 が 安定 し て おら ず 、 アル ・ スンナ・ワル・ジャマー など 軍閥 が 不安定 な 国家 組織 の 一部 を 形成 し て いる 場合 が ある 。 その他 に は 、 アフガニスタン の 北部 同盟 、 リビア の 反 アル ＝ カッザーフィー 派 武装 勢力 や シリア の 反 体制 武装 勢力 各派 など が 上げ られる 。 また 、 パレスチナ で は 、 ガザ 地区 において ハマス が 実効 支配 状態 に ある 。  レバノン で は 、 内戦 終結 後 に 軍閥 に 等しい 多く の 民兵 組織 が 武装 解除 さ れ た ものの 、 イスラム教 シーア 派 の ヒズボラ のみ が 武装 解除 せ ず 、 事実 上 の 軍閥 として 存在 し て いる 。  ミャンマー で は 、 ワ 州 連合 軍 など 少数 民族 の 民兵 組織 の 支配 地域 が 存在 し て いる 。 これら は 長年 ミャンマー 政府 と 内戦 状態 に あり 、 有力 な 民兵 組織 は 軍閥 化 し て い た 。 1990 年代 以降 、 ミャンマー 政府 の 和平 路線 によって それら の 支配 が 追認 さ れる 形 と なっ た 。 シャン 州 の 特区 で ある ワ 州 が これ にあたり 、 ワ 州 自治 政府 は 実質 的 に ワ 州 連合 軍 の 支配 下 に ある 。 他 の 民兵 組織 も ミャンマー 政府 の 和平 に 応じ た 組織 は 、 限定 的 な 自治 権 や 経済 的 利権 を 持つ 事 を 許さ れ て いる 。 ただし 、 これら 軍閥 の 支配 地域 は 、 ミャンマー 政府 の 支配 下 に 存在 し て おり 、 各 軍閥 が （ 段階 的 な 兵力 削減 など ） ミャンマー 政府 の 指導 に 応じ なけれ ば 、 国軍 による 実力 行使 も 辞さ ない 姿勢 を 取っ て いる 。 2014 年 に は 、 一旦 和平 に 応じ た カチン 族 の カチン 独立 軍 と ミャンマー 国軍 と の 間 で 戦闘 が 発生 し て いる 。ある 範囲 内 で 、 迷惑 行為 に なら ない 限界 を 定める こと が 制限 の 意味 で ある  人間 は 自ら の 欲求 に従って 生き て おり 、 社会 において 自由 に 生きる こと を 望ん で いる が 、 人間 の 自由 な 行為 が 他 に 支障 を 来す 場合 が ある 。 いわゆる 迷惑 行為 が 存在 する 。 自ら の 自制心 に 頼る こと が 理想 で は ある が 、 困難 な 点 が 多く 、 大きな 社会 問題 に対して は 、 社会 的 な 制限 を 設ける 必要 性 が ある と 考え られ て いる 。 この 為 、 必要 最小 限度 の 範囲 内 で 社会 的 制限 が 設け られ て いる 。  自発 的 に 自ら に 課す 制限 心理 を 良心 ・ 自制心 など と 呼ぶ が 、 育て られ た 躾 など 環境 の 影響 を 指摘 する 声 も あり 社会 的 な 制限 と の 関係 は 一様 で は ない 。 なお 現代 で は 自主 規制 という 用語 も ある が ニュアンス が 大きく 異なっ て いる 。  有史 以来 、 時 の 権力 者 の 政策 は 、 統治 下 の 人民 に対し 制限 を 加える こと で 行わ れ て き た 。 権力 者 が 良識 と 自制心 に従って 必要 な 制限 を 設け 、 人民 と 良好 な 関係 を 維持 し て いる 時代 で あれ ば 問題 も 少ない 。 しかし 、 権力 者 が 権力 の 有する 誘惑 に 負け 、 統治 下 の 人民 に対し 厳しい 制限 を 加え た 時代 も 存在 する 。 そして 、 この 問題 は 、 現在 に 於い て も 解決 さ れ て い ない 。 政治 制度 の 不備 を 利用 し て 、 統治 機構 に 都合 の 良い 制限 を 設ける こと は 容易 な こと で ある 。規制 （ きせ い 、 ） と は 、 特定 の 目的 の 実現 の ため に 、 許認可 ・ 介入 ・ 手続き ・ 禁止 など の ルール を 設け 、 物事 を 制限 する こと を いう 。  直接 規制 （ 政 規 規制 ） と 間接 規制 に 区別 さ れ 、 さらに 直接 規制 は 経済 的 規制 と 社会 的 規制 に 区別 さ れる陶 片 追放 （ とう へん つい ほう 、 、 オストラキスモス ） は 、 古代 アテ ナイ で 、 僭主 の 出現 を 防ぐ ため に 、 市民 が 僭主 に なる 恐れ の ある 人物 を 投票 により 国外 追放 に し た 制度 。 英語 の オストラシズム （ Ostracism ） という 名称 で も 知ら れる 。 広義 に は 集落 や 集団 から の 追放 を 指し 、 日本 の 村八分 と 近い もの と 解釈 さ れる 。  アテ ナイ において 僭主 ヒッピアス を 追放 し た あと 、 クレイステネス が 紀元前 508 年 ころ に 定め た の が 定説 と さ れる が 、 最初 に 実施 さ れ た 前 487 年 頃 に 新規 導入 さ れ た という 説 も 根強い 。  僭主 登場 を 防止 する ため という の が 教科書 的 な 解釈 で ある が 、 近年 で は 貴族 たち の 激しい 抗争 を 平和 的 に 解決 する ため の 手段 だっ た と する 説 が 有力 に なり つつ ある 。 前 古典 期 の アテ ナイ 史 は 貴族 達 の 集団 亡命 と クーデター の 連続 で あり 、 ライバル の 一族郎党 を アテ ナイ から 排除 し て 実権 を 握っ た 貴族 は 、 国外 で 力 を 蓄え 復讐 に 燃える ライバル に 再び 追い落とさ れる という 権力 闘争 が 跡 を 絶た なかっ た 。 こうした 状況 に 終止符 を 打つ ため 、 一族 全員 の 追放 で は なく 一 人 だけ を 追放 に 処す という 緩やか な 方式 で 、 集団 亡命 と クーデター の 憎しみ の 連鎖 を 断ち切ろ う と し た の が 陶 片 追放 だっ た 。  しかし 、 しばしば 政争 の 道具 として 使わ れ て 有能 な 政治 家 など が 追放 さ れる こと も あり 、 たとえば ペルシア 戦争 における サラ ミス の 海戦 で 活躍 し た テミストクレス も 後 に 陶 片 追放 によって その 地位 を 追わ れ て いる 。 その ため 、 陶 片 追放 に 古代 アテ ナイ が 衰退 する 一因 を 見いだす 見解 も ある が 、 立法 目的 に 照らせ ば 、 貴族 たち の 激しい 政争 を 防ぎ 民主 制 の 安定 に 貢献 し た と いえる 。 ともあれ 、 理性 的 な 弾劾 裁判 制度 が 整備 さ れる に従って 弊害 だけ が 目立つ よう に なり 、 前 5 世紀 末 に は 廃れ た 。 対比 列伝 に は 「 候補 者 の 事 は 何 も 知ら ない が 、 皆 が 騒い で い て 気に入ら ない ので 陶 片 を 投じる 」 など といった 濫用 例 が 記さ れ て いる 。  毎年 1 回 、 陶 片 追放 を 行う か どう か の 予備 投票 が 民 会 で 開か れ 、 実施 が 決まる と その 二 ヶ月 後 に 陶 片 追放 の 投票 が 行わ れる 。 市民 が 僭主 に なる 恐れ の ある 者 の 名 を 陶 片 （ オストラコン ） に 記し （ なお 代筆 が 認め られ て い た ので 字 が 書け なく とも 投票 でき た ） 、 得票 数 が 6000 票 を 超え た 場合 、 或いは 投票 総数 が 6000 票 を 超え た 時 の 最多 得票 者 に 10 年間 の 国外 追放 が 言い渡さ れ た と さ れる （ どちら が 正しい か は 定か で 無い ） 。  ただし 、 追放 さ れ た 者 が 犯罪 者 の よう に 扱わ れ た わけ で は なく 、 家族 や 親族 に は 処罰 は なく 、 10 年 の 追放 期間 を 過ぎ た 後 に は 政治 の 主導 権 を 握る こと も 可能 で あっ た し 、 市民 権 の 剥奪 や 財産 の 没収 など も 行わ れる こと は なかっ た 。 また 、 アテ ナイ と 友好 的 な 関係 に ある 都市 から 財産 を 換金 し て 引き出し 、 生活 に あてる こと も 可能 で ある ため 、 十分 な 財産 が あれ ば 生活 に 困る こと も なかっ た 。 有事 の 際 に は 10 年 経っ て い なく て も 本国 へ 呼び戻さ れる こと も あっ た 。 実際 に 陶 片 追放 が 行使 さ れ た の は 10 件 余り に 過ぎ ない 。財閥 （ ざいばつ ） と は 、 一族 の 独占 的 出資 による 資本 を 中心 に 結合 し た 経営 形態 。  以下 の よう な 定義 が 一般 的 。  日本 の 経済 史 で は 、 戦前 に 大手 を 揮っ た 純粋 持株 会社 を 指す こと が 多い 。 三井 ・ 三菱 ・ 住友 など の 財閥 が あっ た 。 これら は 、 1945 年 の 日本 の 降伏 の 後 、 1947 年 に 、 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 の 指令 により 解体 さ せ られ た 。 なお 、 戦前 の 皇室 を 、 日本 最大 の 財閥 と 捉える 論者 も いる (「 天皇 財閥 」 吉田   祐二 )。  もっとも 、 根拠 法 で ある 過度 経済 力 集中 排除 法 が 8 年 後 に 逆 コース の 一環 として 廃止 さ れ た 。 また 財閥 解体 後 も 、 四 大 財閥 など は 企業 グループ として 再 結集 し て いる 。 財閥 の 中核 と なる 持株 会社 の 設置 は 戦後 長らく 独占 禁止 法 によって 禁止 さ れ 続け た ものの 、 1997 年 の 独占 禁止 法 改正 により 持株 会社 が 解禁 さ れ た 。  英語 で 、 特に 日本 の 財閥 を 指す 場合 、 そのまま "" と 呼ば れる こと が ある 。  上記 の 財閥 と 異なり 、 創業 者 に は 技術 者 出身 が 多い 。 この ため 、 重工業 中心 で 「 芋づる 」 方式 と 呼ば れる 、 企業 間 において 関連 性 の 強い 生産 関係 を 持つ 。 既存 の 財閥 で は 貧弱 な 化学 産業 を 中心 に 発展 し て いっ た 。 海外 で の 市場 を 狙い 、 日産 コンツェルン は 満州 で 、 日 窒 コンツェルン は 朝鮮 で 鉱山 など の 事業 を 展開 し 、 現地 社会 に も 強い 影響 を 残し た 。 また 、 理研 コンツェルン は 理化学研究所 の 活動 資金 調達 の ため に 成立 し た ユニーク な コンツェルン で あり 、 同族 支配 が 行なわ れ ず 、 同 研究所 の 開発 ・ 発明 し た 技術 を 駆使 し た 他 、 「 農村 工業 化 」 など を 打ち出し て 新潟 県 柏崎 市 など で 地方 の 工業 化 に つとめ た 。  逆 に 、 既成 財閥 に 較べ て 金融 部門 が 弱い ため 、 第 二 次 世界 大戦 中 に は 経済 統制 と 既成 財閥 系 の 銀行 団 によって 侵食 さ れ て 、 財閥 解体 前 に 実態 を 失っ た コンツェルン も 多かっ た 。  なお 、 経営 政策 の 面 で は 、 理研 コンツェルン を 除い て 既存 の 財閥 同様 に 同族 運営 が なさ れ て おり 、 その 点 で 「 新興 財閥 」 という 言い方 も ある 。  新興 コンツェルン 以外 で 、 昭和 初期 〜 第 二 次 世界 大戦 中 に 発展 し た 中堅 財閥 。 これら は 原 安三郎 が 率い 朝鮮 で 事業 を 展開 し た 中外 コンツェルン や 、 沖縄 ・ 大東諸島 において プランテーション・ 鉱山 事業 を おこなっ た 大 日本 製糖 を 中心 と し た 藤山 コンツェルン 、 マレーシア ・ シンガポール を 拠点 として 鉱山 ・ 海運 ・ 化学 事業 を 手がけ た 石原 産業 など 、 おもに 朝鮮 や 南方 における 諸 事業 を 展開 し て 成長 し た 。 ただし 、 既成 財閥 に 較べ て 有力 な 金融 機関 や 持株 会社 を 持た ず 、 新興 コンツェルン に 較べ て 技術 力 や 事業 の 連関 性 が 劣っ て い た ため 、 いずれ も 中小 規模 に 留まっ た 。 藤山 コンツェルン の よう に 、 戦後 まで 存続 し た ケース も ある 。  中島 飛行機 は 第 二 次 世界 大戦 中 に 急速 に 発達 し た 財閥 で 、 軍用 機 の 生産 から 鉱山 ・ 貿易 ・ 水産 など の 非 飛行機 部門 に も 進出 し た 。 なお 、 南 満州 鉄道 も 多角 化 を 推進 し た こと から 財閥 の 一つ と する 場合 も ある 。  東京 、 横浜 、 大阪 、 神戸 の 四 都市 に 本社 を おく 財閥 を 中央 財閥 、 その他 を 地方 財閥 と 定義 さ れる が 、 全国 的 規模 の 企業 活動 を 行っ て い た 財閥 を 中央 財閥 、 各 地域 に 限定 さ れ た 企業 活動 を 行っ て い た 財閥 を 地方 財閥 と 分類 する こと も できる 。 また 大阪 ・ 神戸 周辺 に は 中央 財閥 だけ で なく 中堅 ・ 零細 の 財閥 も 多数 集中 し て い た 。 これら を 阪神 財閥 と 総称 する 。 財閥 形成 の 過程 として 、 片倉 財閥 の よう に 製糸 業 に 注力 する など 、 一つ の 事業 に 集中 し て 投資 し 、 芋づる 式 に 発展 する 場合 が 多い 。 また 、 在日 中国人 の 呉 錦 堂 財閥 や 、 大 地主 の 小 曽根 喜一郎 が 創設 し た 後 その 長男 小 曽根 貞 松 が 継い だ 小曽根 財閥   ( 日本毛織 ・ 阪神電鉄 ・ オリエンタル ホテル 等 へ の 資本 参加 ・ 経営 参加 )   の よう に 、 中心 的 な 生産 事業 を 保有 せ ず 、 統轄 司令 部 として の 持株 会社 が 、 様々 な 企業 に 投資 する こと で 財閥 を 形成 する 多角 的 投資 財閥 が ある 。 江戸 時代 の 日本 最大 の 豪商 、 鴻池 財閥 は 、 家業 以外 へ の 進出 を 禁じ た 家憲 によって 、 金融 業 から 他 の 事業 へ 営業 分野 の 拡大 は 図ら なかっ た が 、 明治 期 以降 は 同家 の 名声 を 欲する 財界 の 要請 で 、 鴻池 家 が 様々 な 企業 の 発起人 と なり 、 大 株主 として 君臨 し た こと から 、 投資 財閥 の 性格 を もっ て い た と も 言える 。  財閥 解体 に は 繋がら なかっ た 場合 も 多く 、 存続 企業 として は 松坂屋 、 旧 東海銀行 （   →   UFJ 銀行   →   三菱 UFJ 銀行 ） （ ともに 伊藤 財閥 ） 、 キッコーマン （ 茂木 財閥 ） 、 栗林商船 ( 栗林 財閥 ) など が ある 。  四 大 財閥 に 、 GHQ による 財閥 解体 指令 を 受け た 11 財閥 を 加え た もの を 、 特に 十 五 大 財閥 と 呼ぶ 。 その 多く は 解散 し 、 6 大 銀行 グループ に 取り込ま れ て いっ た 。  GHQ は 以上 を 10 大 財閥 と 指定 し た 。  GHQ は 以上 を 15 大 財閥 と 指定 し た 。  韓国 の 財閥 （ チェボル 、 、 ""） は 、 創業 者 一族 の 家族 経営 が 特徴 で ある 。 1997 年 から の アジア 通貨 危機 と IMF による 韓国 救済 の 中 で 、 当時 第 2 位 の 財閥 だっ た 大宇 財閥 が 解体 さ れ た 。 しかし 現在 も 財閥 は 韓国 経済 の 中 で 非常 に 大きな 位置 を 占め て いる 。  財閥 の トップ は 、 自 グループ 内 は もちろん の こと 政界 や 経済 界 に も 強い 影響 力 を 発揮 する 。 仮に 犯罪 行為 を 犯し て 収監 さ れ て も 、 早期 に 仮釈放 さ せ て 国 の 経済 に 貢献 さ せよ という 論調 が 出る 社会 構造 と なっ て いる 。 例えば 、 1990 年 から 2012 年 にかけて 、 しばしば 韓国 10 大 財閥 の トップ が 横領 や 背任 、 暴力 行為 等 で 逮捕 さ れる こと が あっ た が 、 有罪 判決 を 受け て も 大抵 は 執行 猶予 が 付く とともに 頃合 い を 見 て 特赦 が 与え られ 、 犯罪 行為 自体 が 無かっ た も 同然 と なっ て い た 。  金升 淵 、 崔 哲 源 、 趙 顕 娥 など 、 財閥 一族 の 横暴 な 行為 が 繰り返さ れ て 、 問題 に なっ て おり 、 映画 （ ベテラン   ( 映画 )） に も なっ て いる 。ハト 派 （ ハト は 、 英語 ： pacifist ） と は 、 鳩 が 持つ 平和 の イメージ を 政治 的 傾向 の 分類 に 用い た もの で ある 。 用例 によって は 、 もしくは と も いう 。 旧約 聖書 の ノア の 方舟 の 伝説 に 基づく 。 対義語 は タカ 派 。  ハト 派 ・ タカ 派 に は 、 必ずしも 明確 な 基準 は ない が 、 一般 的 に は 平和 主義 的 な 姿勢 、 外交 ・ 安全 保障 政策 など について 軍事 力 による 紛争 解決 （ 軍事 力 を 用い た 他国 の 牽制 や 積極 的 な 武力 行使 ） に 否定 的 な 考え を 持ち 、 そういった 政策 を 支持 し て いる 行動 様式 の 集団 あるいは 人物 が ハト 派 （ もしくは 穏健 派 ） と 呼称 さ れる 。  ハト 派 的 の 勢力 が 強かっ た 1980 年代 以前 は 、 もっぱら タカ 派 が レッテル 貼り で 使わ れ た の に対し 、 ハト 派 は 「 平和 主義 者 」 など の 肯定 的 イメージ を 伴っ て 用い られ た 。 1990 年代 後半 以降 は 、 保守 傍流 の 台頭 に 伴っ て 、 ハト 派 的 ・ 中道 的 な 保守 本流 に対して 「 左派 」 、 「 売国奴 （ 保守 ハト 派 は 利権 絡み で 中国 に 媚び て いる という 主張 に 基づく ） 」 といった レッテル 貼り が 行わ れる こと も 少なく ない 。  一方 、 オーストリア の 動物 行動 学 の 権威 、 コンラート ・ ロー レンツ が 著書 『 ソロモン の 指 環 』 の 中 で 著述 し た 「 一度 喧嘩 を 始め た が 最後 、 相手 が 死ぬ まで 決して 攻撃 を 止めよ う と し なかっ た 鳥 籠 の ２ 羽 の ハト 」 の エピソード を 、 ハト 派 の 中核 を 成す 左派 の 内ゲバ ( 粛清 ) の 凄絶 さ と 絡め て 、 ハト 派 と さ れる 人物 や 団体 が 持つ 潜在 的 な 危険 性 を 揶揄 する 形 で タカ 派 側 が 引用 する 事 も ある 。  本来 は 右派 ・ 左派 と 、 タカ 派 ・ ハト 派 は 別 の もの で ある 。 実例 として 、 1940 年 頃 の アメリカ合衆国 で は 、 右派 に 属する 共和党 の 孤立 主義 者 が 第 二 次 世界 大戦 へ の 介入 に 反対 する ハト 派 で あり 、 ニューディール 政策 を 実行 し た 左派 で ある 民主党 の ルーズベルト （ 当時 の 大統領 ） が 第 二 次 世界 大戦 へ の 介入 を 進め た タカ 派 で あっ た 。 また 、 ソビエト 共産党 において も 、 社会 主義 の 原則 を 厳守 し た スターリン や ブレジネフ より も 、 改革 開放 を 推進 し た ゴルバチョフ の 方 が 外交 上 は より ハト 派 的 で あっ た 。  中央 銀行 の 金融 政策 を 評する 際 に 、 物価 安定 を 重視 し 通貨 引き締め を 行う 姿勢 を タカ 派 、 景気 拡大 を 重視 し 金融 緩和 を 積極 的 に 行う 姿勢 を ハト 派 と 称する 場合 が ある （ 田中 秀臣 「 ベン ・ バーナンキ 　 世界 経済 の 新 皇帝 」 講談社 、 P 84 ） 。皇帝 礼拝 （ こう てい れいはい ） と は 、 古代 ローマ における 皇帝 の 神格 化 および 礼拝 行為 を いう 。  ローマ帝国 末期 に 帝国 が 衰える と 、 帝国 の 精神 的 一体 感 を 保つ 手段 として 広く 行わ れる よう に なっ た 。 オリエント 地域 における 王 の 神格 化 に 影響 を 受け た と も 考え られ て いる 。  ディオクレティアヌス は 国 へ の 帰属 心 が 薄れ つつ ある こと を 危惧し 、 皇帝 権力 の 強化 と 愛国心 の 定着 を 図る ため 、 自ら を ユピテル の 子 で ある と 宣言 し 、 民衆 に ローマ の 神 々 を 礼拝 する こと も 義務づけ た 。 なお 当時 は 軍 内部 に も 少なから ず キリスト教徒 が い た ため 、 当初 は ローマ の 神 々 を 礼拝 すれ ば キリスト 教 の 信仰 を 保っ て も よい と し た 。健 訟 （ けんしょ う ） は 、 前 近代 中国 で 、 訴訟 が 激しい 状態 を 指す 言葉 。 中国 北 宋 代 に 生まれ 、 その 言葉 は 現代 日本 の 裁判 判決 文 に も 見 られる 。  清 代 の 農民 は 、 一生 の うち に 一 度 か 二 度 は 被告 か 原告 に なる 計算 だ と 言わ れる ほど 、 帝政 時代 の 中国 農村 は 訴訟 社会 で あっ た が 、 その 多く は 、 不動産 を めぐる 争い で あっ た 。  南 宋 の 裁判 記録 で ある 『 名 公 書判 清明 集 』 に は 、 相続 に 絡む 骨肉 の 争い 、 長期 にわたる 消耗 戦 的 な 訴訟 など 、 生なましい 光景 が 見 られる 。 この 健 訟 の 背景 として 、 地価 高騰 と 訴訟 コスト の 低減 、 科挙 による 法律 知識 の 普及 で 訴訟 介入 者 が 増加 し た こと など が 挙げ られる 。法 経学 部 （ ほうけ い がく ぶ ） は 、 法学 ・ 経済 学 を 学ぶ 大学 の 学部 で ある 。 法 経学 という 固有 の 学問 分野 が 存在 する わけ で は なく 、 法学部 と 経済学部 を 混合 し た もの 。  法文学部 や 文理学部 と 同様 、 法学部 ・ 経済学部 へ の 前 段階 の 複合 学部 として 過渡 的 な 位置づけ に なっ て おり 、 現在 は 沖縄大学 のみ に 存在 する 。 国公立 大学 において かつて は 、 北海道大学 、 大阪大学 、 名古屋大学 、 東京都立大学 、 千葉大学 に 設置 さ れ て い た が 、 最後 まで 存置 さ れ た 千葉大学 で 2014 年 （ 平成 26 年 ） に 学部 改組 が 行わ れ 法 政経学部 へ と 改編 さ れ た こと で 、 国公立 大学 から は 姿 を 消し て いる 。 法文学部 や 人文学部 から の 分離 独立 によって 出来 た ところ が ほとんど で あっ た 。  立命館大学 に かつ て あっ た 法 経学 部 は 元々 は 法学部 で 、 それ が 法 経学 部 を 経 て 法文学部 に 改組 さ れ それ が さらに 現在 の 学部 構成 へ と 変化 する といった 、 独特 な 変遷 を たどっ て いる 。レームダック （ ） と は 、 「 役立た ず 」 「 死に体 」 の 政治 家 を 指す 政治 用語 。 レイムダック とも 表記 さ れる 。 選挙 後 、 まだ 任期 の 残っ て いる 落選 議員 や 大統領 を 揶揄 的 に 指す の に 用い られる 。 転じ て 、 米国 で は 「 役立た ず 」 など と 特定 の 人物 を 揶揄 する 慣用 表現 として も 用い られ て いる 。  原義 は 「 足 の 不自由 な アヒル 」 。  1700 年代 の ロンドン 証券 取引 所 で 、 支払 不能 で 債務 不履行 に 陥っ た 株式 仲買人 や 証券 会社 を 指す 言葉 として 用い られ た が 、 1860 年代 に 米国 の 政治 用語 として 流用 さ れる に 至っ た 。  米国 の 慣用 表現 で あり 、 英語 を 公用 語 と する 米国 以外 の 国 において も 通用 する 用語 と なり つつ ある が 、 ここ で は 主として 米国 で 用い られる 場合 について 説明 する 。  日本 で は とりわけ 、 選挙 で 落選 し 、 残っ た 任期 を 消化 し て いる 米国 大統領 を 指す 用語 として 用い られる 場合 が 多い 。 アメリカ で レームダック・プレジデント （ lame   duck   president ） と 呼ば れる 用法 で ある 。 特に 中間 選挙 で 与党 の 議席 を 減らし た 大統領 に対して は 選挙 直後 から 使わ れる こと も ある 。 大統領 は 憲法 で 「 再選 は 1 度 まで 」 と 規定 さ れ て いる 。 憲法 上 の 規定 は ない が 、 大統領 に なっ た 後 、 政治 家 として ほか の 役職 （ 上院 議員 など ） に 就く こと は ほとんど ない 。 当然 、 やめる と わかっ て いる 政治 家 の 影響 力 は 大きく 低下 する 。 その ため 2 期 目 終了 が 近づく と 、 議会 など と の 政治 的 取引 を 行う 余力 が 消失 し 、 政策 運営 が でき なく なる 。 一般 に 、 レームダック 状態 に ある 大統領 の 政権 下 で は 、 あらゆる 決定 が 先送り さ れ 、 行政府 全体 に 無気力 感 が 漂い 、 政治 が 停滞 する と さ れ て いる 。 よって 、 2 期 目 の 特に 最初 の 2 年 が 、 再選 し た 大統領 が 政治 的 影響 力 を 発揮 できる 期間 と さ れる 。  法案 や 決議 案 など の 議題 も なく 、 単に 日程 を 消化 する に すぎ ない 連邦 議会 を 、 レームダック・セッション （ lame   duck   session ） と 呼ぶ 。  上院 ・ 下院 と も 選挙 は 11 月 に 行なわ れ 、 当選 し た 議員 が 登院 し て 新 議会 が 開か れる の は 翌年 1 月 と なっ て いる 。 新 議会 が 開催 さ れる まで の 期間 、 任期 の 残っ て いる 議会 が 新た な 法案 ・ 決議 案 など を 審議 する こと は 少ない ため 、 この よう に 呼ば れる 。  政治 用語 から 転じ て 、 一般 的 な 用語 として 「 役立た ず 」 「 落伍 者 」 など 、 特定 の 人物 を 揶揄 的 に 指す 場合 に も 用い られる よう に なっ た 。  同様 に 、 財政 的 な 危機 状態 で あっ たり 、 あるいは 累積 債務 が 増大 し て いる 法人 を 指す ほか 、 破損 や 故障 など で 動か なく なっ た 乗り物 を 指す など 、 一般 的 な 慣用 句 として も 広く 用い られる 表現 と なっ て いる 。  日本 で は 、 米国 の 政治 状況 を 報道 する 際 「 レームダック （ 死に体 ） 」 など と 相撲 用語 を 用い て 補足 説明 を 施し て き た が 、 一定 程度 この 用語 が 定着 し た 現在 は 、 米国 で 用い られる 用法 に とどまら ず 、 内閣 総理 大臣 など 政権 担当 者 や 内閣 を 指す ほか に 、 政党 の 内部 で 派閥 領袖 など が 力 を 失い つつ ある 場合 に も 使用 さ れる こと も ある 。  単なる 政治 基盤 の 弱体 化 を 指し たり 、 政治 的 闘争 あるいは 政権 批判 における 用語 として も 使わ れる 一方 で 、 単に 日程 を 消化 する に すぎ ない 議会 を 指し て レームダック と 呼ば れる こと は ない など 、 米国 で の 用法 から 離れ た 用い 方 も なさ れる 。  1987 年 の 民主 化 宣言 で 大統領 の 任期 は 1 期 5 年 で 再選 無し の ため 任期 の 中間 の 3 年 目 近く に なる と 支持 率 が 低迷 し レームダック 化 打開 策 として 右派 左派 関係 なく 支持 さ れる 反日 言動 を する または 過激 化 さ せる こと が 繰り返さ れ て き た 。権力 （ けん り ょく ） と は 、 一般 に ある 主体 が 相手 に 望ま ない 行動 を 強制 する 能力 で ある 。  権力 という 概念 は 、 17 世紀 の 力学 の 発展 を 背景 として 生み出さ れ た 。 すなわち 、 物体 は その 位置 エネルギー と 運動 エネルギー から 力学 的 エネルギー を 生じ させる 。 これ と 同様 に 、 何らかの 「 権力 手段 」 、 「 基礎 価値 」 を もつ こと によって 、 ある 者 が 他者 を その 意 に 反し て でも 行動 さ せ うる 、 特別 な 「 力 」 を 保有 し て いる 、 という 理解 が 生まれ た 。 こうした 権力 観 を 「 実体 的 権力 観 」 と いう 。  権力 は 、 社会 の あらゆる 場面 で 成立 する 余地 が ある 。 一般 に 政治 的 な 場面 で 用い られる 権力 （ 「 政治 権力 」 ） と いえ ば 、 一定 の 範囲 の 住民 すべて に 及ぶ 強制 力 を 有し 、 それ を 服従 さ せる よう に まで 至っ た 権力 の こと を さす 。  そして 、 今日 、 政治 権力 と いえ ば 、 国家 権力 を 指す の が 通例 で ある 。 国家 は 、 法 の 制定 権 、 警察 と 軍隊 、 政府 と 官僚 集団 を 独占 的 に 保有 する こと によって 、 実効 的 な 統治 権 を 確保 する 。  なお 、 物理 的 強制 力 を ともなう 政治 権力 を 保持 する だけ で は 、 政治 的 正当 性 を 確保 する まで に は 至ら ず 、 安定 的 な 支配 を 維持 する こと は 難しい （ 権威 の 欠如 ） 。 政治 的 正当 性 を 確保 する ため に は 、 政治 権力 ・ 国家 権力 が 被治者 から 支配 に対する 自発 的 な 同意 ・ 服従 を 調達 する 必要 が ある 。  近代 的 な 概念 として の 権力 の 研究 の 端緒 として ニッコロ・マキアヴェッリ や デイヴィッド・ヒューム の 古典 的 な 研究 を 挙げる こと が できる 。 15 世紀 に マキアヴェッリ は 統治 に 不可欠 な 要素 は 軍備 と 法律 で ある と 論じ た 。 特に 独立 し た 国家 を 統治 する ため の 常備 軍 の 設置 の 重要 性 を 主張 し て いる 。 この 組織 的 暴力 によって 統治 者 の 権力 を 基礎 付ける マキアヴェッリ の 現実 主義 と 呼ば れる 政治 思想 は 権力 の 研究 における 理論 的 基礎 として 確立 さ れ た 。 この よう な 現実 主義 的 な 見方 を ヒューム は 発展 さ せ た 。 ヒューム は 軍事 的 征服 、 植民 地 化 など あらゆる 政治 変動 において 暴力 が 見出さ れる こと を 指摘 し 、 権力 を 研究 する こと によって 、 従来 の 道徳 的 な 政治 理論 に対して 実証 主義 的 な 政治 理論 を 構築 する こと を 主張 し た 。 そして ヒューム は 論文 「 政治 を 科学 に 高める ため に 」 （ 1742 年 ） の 中 で 権力 が 表現 さ れる 統治 の 形態 に 着目 し 、 要因 として 人間 の 性格 や 気質 を 排除 し ながら 、 より 厳密 な 科学 的 方法 で 政治 を 研究 する こと を 論じ て いる 。  19 世紀 から 20 世紀 にかけて 成立 し た 近代 社会 や 国民 国家 の 研究 を 背景 と し ながら 、 マックス・ヴェーバー は 権力 を 社会 関係 の 中 で 抵抗 に 逆らっ て 自己 の 意志 を 強要 する 可能 性 として 定義 し た 。 この ヴェーバー の 権力 概念 は 直接的 または 間接 的 に 後 の 研究 者 の 研究 に 受け入れ られ 、 特に シカゴ 学派 に 属する チャールズ ・ メリアム や ハロルド・ラスウェル 、 国際 政治 学 の ハンス・モーゲンソウ の 研究 など に 影響 を 与え た 。 特に ラスウェル は 権力 に関する 重要 な 研究 業績 を 残し て おり 、 シカゴ 学派 の 権力 理論 の 成果 が 示さ れ て いる 。 ラスウェル の 見解 に よれ ば 、 権力 は 社会 の さまざま な 価値 と 結びつけ て 捉える こと が 可能 で あり 、 ある 行為 の 型 に 反し た 結果 、 重大 な 価値 の 剥奪 が 期待 さ れる 関係 として 権力 が 定義 できる と 考える 。 この 権力 の 概念 は 罰金 の よう に 財産 の 剥奪 を 伴う 権力 だけ で なく 、 社会 的 地位 や 名声 の 剥奪 を 伴う 場合 も 権力 として 包括 し て いる 。 古典 的 な 権力 理論 が 政府 組織 の 内部 における 権力 関係 だけ で は なく 、 ラスウェル は 権力 の 影響 が 制度 の 外部 、 非公式 な 場面 において も 認め られる こと を 解明 し た 。  特別 の 公法 上 の 原因 により 成立 する 、 公権力 と 国民 と の 法律 関係 を いう 。  これ は 、 公務員 の 勤務 関係 、 国公立 大学 の 在学 関係 、 在 監関係 など 、 性質 の 異なる 法律 関係 を 、 或 る 国民 が 公権力 に 服従 する という 関係 として 捉え 、 命令 や 強制 について 個別 の 根拠 は 必要 と さ れ ず 、 さらに 裁判所 の 司法 審査 権 は 及ば ない と さ れ て い た 。 法治 主義 の 下 、 現在 において は 、 採用 さ れ て い ない 。  行政 ・ 立法 ・ 司法 の 三権分立 さ せる こと で 均衡 と 抑制 が 図ら れる 。 また 公務員 の 権力 の 濫用 は 戒め られ て いる 。州都 （ しゅうと ） は 、 州 の 首都 の こと 。 州 の 政治 上 の 中心 都市 で あり 、 州 政府 または 州 の 行政府 （ 州 庁 ） の 所在地 で ある 。  州 政府 所在地 （ し ゅうせいふしょざいち ） 、 州 庁 所在地 （ しゅうち ょうしょざいち ） 、 州 府 （ し ゅうふ ） と も いう 。 日本 統治 時代 の 台湾 に 置い た 州 の 首都 は 、 州 庁 所在地 と 呼ば れ た 。 歴史 上 および 現代 の 中国 の 州 の 首都 は 州 府 と 呼ぶ こと が 多い 。  類例 に 省 の 首都 で ある 省 都 、 道 の 首都 で ある 道 都 、 県 の 首都 で ある 県 都 など も 、 同等 の 機能 を 持つ 都市 で ある こと が 多い 。  州 と 呼ば れる 行政 区画 に は さまざま な レベル の もの が あり 、 それ に 応じ て 州都 の 機能 も ことなる 。 大まか に 言え ば 以下 の よう に なる 。  州都 に は 徴税 さ れ た 財政 の 執行 の 拠点 と なる ため ロビー 活動 の 利便 性 など から 企業 が 集中 する 傾向 が 大きい 。  連邦 制 を 布く 国家 の 場合  アメリカ合衆国 で は 、 入植 や 建国 の 歴史 上 の 重要 拠点 、 あるいは 当時 の 州 内 最大 都市 に 州都 が 置か れる 例 が 多い 。 ただし 、 州都 が 置か れ て から 120 年 以上 が 経ち 、 産業 構造 の 変化 も ある ため 、 州都 と 最大 都市 と は 必ずしも 一致 し ない 。  州 の 範囲 が 基本 的 に 近代 以前 の 領 邦 君 主 の 版図 で ある ため 、 領 邦 君 主 の 所在地 が そのまま 州都 と なる 例 が 見 られる 。 また 、 上下水道 が 発達 し て い なかっ た 時代 に は 、 都市 は 伝染 病 が 蔓延 し 易く 、 無産 階級 が 集 住 し て 治安 が 悪い 土地 として 王侯 貴族 から 忌避 さ れ て い た ため 、 経済 発展 で 人口 が 集積 し て いる から と いっ て 、 そのまま 州都 に なる わけ で は なかっ た 。君主 主権 （ くん し ゅしゅけん ） と は 、 君主 が 主権 を 持つ 政体 で ある 。  主権 と は 「 国家 （ 領土 ・ 領海 ・ 国民 ・ 国家 体制 等 ） を 支配 する 権限 」 で ある 。  ヨーロッパ において 発生 し た 主権 論 は 、 当初 は 力 を 持っ た 封建 領主 が 、 ローマ 教皇 や 神聖 ローマ帝国 皇帝 に 対抗 し て 、 自己 固有 の 権威 を 理論 付ける ため の もの だっ た 。 その ため 、 主権 と 君主 主権 は 同義 で あっ た 。 国王 が 有する 王権 も 同義 で ある 。  その後 、 市民 が 力 を 持つ よう に なり 、 国民 主権 や 人民 主権 が 唱え られる よう に なり 、 君主 主権 は これら の 対立 概念 と なる 。  近代 を 経 て 、 その 定義 に 当てはまる 君主 主権 国 の 多く で は 、 君主 は 名 目的 に のみ 主権 者 として 扱わ れる よう に なっ た 。  大日本帝国 憲法 下 の 日本 で は 、 君主 主権 （ 天皇 主権 説 ） に 対抗 し て 、 国家 法人 説 （ 国家 主権 説 ） に 基づい た 国家 意志 最終 決定 者 として の 天皇 を 唱える 天皇 機関 説 が 生成 さ れ た 。  21 世紀 において も イギリス を はじめ と する 英 連邦 王国 諸国 で は 、 形式 上 は 国王 が 主権 者 で ある 。 一方 、 日本国 憲法 下 の 日本 で は 明示 的 に 天皇 の 主権 は 否定 さ れ て いる 。国民 国家 （ こ くみ ん こっ か 、 、 、 ） と は 、 国家 内部 の 全 住民 を ひとつ の まとまっ た 構成 員 （ ＝ 「 国民 」 ） として 統合 する こと によって 成り立つ 国家 。 領域 内 の 住民 を 国民 単位 に 統合 し た 国家 そのもの だけ で は なく 、 単一 の 民族 が そのまま 主権 国家 として 成立 する 国家 概念 や それ を 成り立た せる イデオロギー を も 指し て いる 。  近代 国家 の 典型 の 1 つ と さ れる こと も 多い 。 英語 で は 、 "" Nation - state ""   は 「 一 民族 により 構成 さ れる 国家 」 の 意 で 用い られる こと が 多く 、 この 意味 から は 「 単一 民族 国家 」 が 原意 に 近い 。 " state " と " nation " について は 、 しばしば   "" The   state   is   a   political   and   geopolitical   entity ;   the   nation   is   a   cultural   and / or   ethnic   entity .""（「" state " は 政治 的 あるいは 地政学 的 な もの 、 " nation " は 文化 的 あるいは また 民族 的 な もの で ある 。 」 ） と 説明 さ れる 。  ヨーロッパ は 一般 に 「 国民 国家 」 成立 の モデル 地域 と さ れ て おり 、 その 先進 国 と さ れる の が イギリス 、 フランス で あっ た 。  国民 国家 は ネイション ‐ ステイト   (" Nation - state ")   の 訳語 で は ある が 、 ネイション   (" nation ")   の 意味 は 多様 で あり 、 日本 で は 「 国民 」 と 訳さ れる こと が 多い ものの 、 世界 的 に みれ ば 多 民族 国家 が むしろ 一般 的 で ある こと から 、 海外 で は 、 日本 で いう 「 民族 」 の 意味 で 使わ れる こと も 多い 。 したがって 、 単純 に 〈 国民 ＝ ネイション 、 国家 ＝ ステイト 〉 と 当てはめる こと は でき ない 。 ネイション は 本来 「 生まれ故郷 を 同じく する 人 の 集団 」 を 意味 し 、 そこ から 、 文化 、 言語 、 宗教 や 歴史 を 共有 する 人びと 、 つまり 「 民族 」 という 意味 が 派生 し て いる 。 その 点 から 、 " Arab   Nationalism " は 「 アラブ 民族 主義 」 と 訳す の が 正確 で あり 、 各国 に 散らばる ユダヤ 人 も また 、 それぞれ 互いに 同じ   " Nation "   に 属し て いる もの と 理解 さ れる 。 したがって 、 "" Nation "" を 「 民族 」 と 機械 的 に 訳し て き た こと は 、 訳語 上 の 混乱 という 瑕疵 を 作っ た 。 この よう な 訳語 上 の 混乱 を 理解 し た 上 で 、 "" Nation "" を 「 国民 」 と 訳する こと は 首肯 できる の で ある 。 さて 、 その 一方 で 、 ステイト   (" state ")   は 元来 「 国王 が 所有 する 財産 」 、 すなわち 土地 や 収穫 物 、 財産 として の 人間 （ 奴隷 ） を 意味 する 。  つまり 、 「 ネイション ‐ ステイト 」 と は 、 国民 国家 を 構成 する 人的 な 要素 と 物的 な 要素 （ 奴隷 ふくむ ） を 合成 し た 言葉 で ある 。 日本語 において は 、 「 国家 」 の 語 に は 物的 な 側面 だけ で なく 政治 家 や 官僚 ・ 天皇 など 、 国家 機構 に かかわる 人的 な 要素 も 含ま れる ため 、 単純 に 「 国家 ＝ ステイト 」 と は なら ない 。 国民 国家 は あくまで ネイション ‐ ステイト という ひと つながり の 言葉 の 訳語 として 理解 する べき で ある 。  ネイション の 側面 は 、 ベネディクト・アンダーソン の 「 想像 の 共同 体 」 や カール ・ マルクス の いう 「 幻想 共同 体 」 に 相当 し 、 ステイト の 側面 は 、 統治 機構 や 法 共同 体 として の 同一 性 に 相当 する と 考え られ て いる 。  さらに 「 国民 国家 」 と は 、 確定 し た 領土 を もち 、 国民 を 主権 者 と する 国家 体制 および その 概念 を 指す こと が ある 。  歴史 的 に みれ ば 、 絶対 王政 によって 中央 集権 体制 の 整え られ た 国家 が 三 十 年 戦争 を通じて さらに 強力 化 し 、 その 講和 条約 で ある ヴェストファーレン 条約 によって 神聖 ローマ帝国 （ ドイツ ） の 領域 に 多数 の 主権 国家 が 生まれ 、 オランダ （ 北部 ネーデルラント ） は スペイン から の 独立 を 果たし た 。 こうして 生まれ た ヨーロッパ の 国際 秩序 を 「 主権 国家 体制 」 ないし 「 ウェストファリア 体制 」 と 称する 。 この のち 、 ヨーロッパ で は 17 世紀 の イギリス 市民 革命 （ 清教徒 革命 、 名誉 革命 ） 、 18 世紀 の フランス 革命 など に み られる よう に 、 絶対 王政 に対する 批判 として 君主 に 代わっ て 「 国民 」 が 主権 者 の 位置 に つく こと によって 近代 国家 が 形成 さ れ た 。 18 世紀 から 19 世紀 にかけて 、 オランダ ・ イギリス ・ フランス に つづい て ヨーロッパ の 他 地域 で も 市民 革命 が 起こり 、 また 、 英 仏 を モデル と し た 近代 化 が 進め られ た 。 こうして 成立 し た 国家 が 国民 国家 で ある 。  「 国民 国家 」 形成 過程 において は 、 国民 は 一般 に 、 国旗 の 掲揚 や 敬礼 、 国歌 斉唱 、 使用 する 文字 や 言葉 の 標準 化 など の 統制 を通じて 、 国民 的 アイデンティティ を 形成 し て いく 。  ヨーロッパ において は 、 1848 年 革命 （ 「 諸 国民 の 春 」 ） の のち 、 つぎつぎ と 「 国民 国家 」 が 成立 し た 。 ドイツ 帝国 と イタリア 王国 は 統一 運動 によって 、 バルカン半島 で は セルビア 王国 、 モンテネグロ 公国 、 ルーマニア 王国 、 大 ブルガリア 公国 など は オスマン 帝国 から の 独立 によって 、 それぞれ 生まれ た 国民 国家 で あっ た 。 近代 の 国家 システム の なか で 、 国民 は 主権 者 として の さまざま な 権利 を 有する と 同時に 、 納税 、 兵役 、 教育 の 義務 を 担う こと と なっ た 。 国民 国家 形成 は しばしば 、 当該 民族 にとって 「 悲願 の でき ごと 」 として 表現 さ れる こと が 多い 。 しかし 、 実際 に は 、 国家 領域 の なか に は 多様 な 人びと 、 複数 の 集団 が 存在 し て いる こと が 多い ため 、 さまざま な 問題 を はらん で おり 、 歴史 的 に 重大 な 事件 を 引き起こす 要因 とも なっ て き た （ 後述 "「 国民 国家 の はらむ 問題 」" 節 参照 ） 。  国家 の 住民 を 、 「 国民 」 に まとめあげる 際 、 重要 な 要素 と なっ た の が 「 民族 として の アイデンティティ 」 で あっ た 。 国家 の 一員 として の 帰属 意識 （ 国民 的 アイデンティティ ） の 獲得 を 促し た の が 、 工業 化 による 富 や 社会 構造 の 変動 、 言文 一致 運動 と それ を 担っ た 娯楽 の 発展 、 マスメディア の 誕生 、 義務 教育 等々 による 国語 の 定着 など で ある 。 また 、 多く の 場合 は 時期 を ほぼ 同じく し て 、 歴史 が 国民 に 共有 さ れ た こと 、 経済 圏 が 統一 さ れ て 国民 経済 が 確立 し た こと が 、 その 促進 要因 として 挙げ られる 。  日本 で は 、 明治維新 によって 、 日本 列島 に 大日本帝国 という 国民 国家 が 成立 し た 。 それ まで 幕 藩 体制 下 で は 民衆 は まず 直接 の 統治 者 で ある 藩 を 国 （ クニ ） として 意識 し て い た 。 それ まで は 幕府 による 統一 は あっ て も 中央 集権 は 緩やか で あり 、 藩 を またぐ 民衆 の 移動 が 制限 さ れ て い た ので 言葉 や 文化 、 政治 の 違い も 大きく 、 民衆 は 「 日本 国民 」 という 意識 が 稀薄 で あっ た 。 そうした 状況 を 改め 、 西欧 諸国 に 対抗 する べく 明治 政府 は 一 君 万民 を 唱え 中央 集権 化 を 進める こと で 地方 較差 を 薄め 、 「 日本 国民 」 として の 意識 を 広め て いく 必要 が あっ た 。 しかし 、 西欧 的 な 「 国民 」 という 概念 は 当時 の 日本人 にとって 抽象 的 で あり 、 民衆 に 浸透 さ せる こと が 困難 で ある と 危惧し た 明治 政府 は 、 当時 の 民衆 に も わかり やすい よう に 、 万民 が 等しく 天皇陛下 の 臣 （ 臣民 ） で ある という よう に 広め た 。  宮台 真司 は 、 「 幕 藩 体制 下 で は 『 クニ 』 と は 藩 の こと で 、 庶民 レベル に は 『 日本 』 という 概念 が なかっ た 。 だから 、 日本 統合 の 象徴 で ある 『 天皇 』 という “ 共通 の 父 ” により 、 『 一 君 万民 』 の フレーム によって クニ と クニ の 対立 を 忘却 さ せ 、 一つ の 国民 国家 として 融和 さ せ た 」 と 述べ て いる 。 また 、 宮崎 哲弥 は 「 マスメディア は 国民 国家 の 要 で あり 、 特に テレビ は 、 日々 刻々 『 国家 なる 幻想 』 を 産出 し て いる 装置 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  「 諸 国民 の 春 」 の のち イタリア で は 、 イタリア 統一 運動 が 活発 化 し 、 1861 年 に は イタリア 王国 が 成立 し た 。 しかし 、 その のち も 、 オーストリア 帝国 領内 に は 「 イタリア 語 の 発音 が 聞こえる 地域 」 が のこっ た 。 南 ティロル 地方 、 トレンティーノ 地方 、 トリエステ 、 イストリア 地方 、 フィウーメ （ リエカ ） 、 ダルマツィア 地方 など 旧 ヴェネツィア 共和 国領 にあたる 地域 で あり 、 これら の 地域 は 「 未 回収 の イタリア 」 と 称さ れ た 。 統一 イタリア 王国 は 普 墺 戦争 の 際 、 プロイセン 王国 軍 と 同盟 し て オーストリア と 戦い 、 ヴェネツィア を 回収 し た が 、 戦争 は 7 週間 で 終結 し た ため 、 ヴェネツィア 以遠 の イタリア 人 居住 地域 の 「 奪回 」 を 果たす こと が でき なかっ た の で ある 。  「 未 回収 の イタリア 」 の 存在 は 、 その後 の イタリア を 左右 し つづけ た 。 イタリア は 、 第 一 次 世界 大戦 に際し 、 当初 三 国 同盟 に 基づい て 同盟 国 側 に 立っ た が 、 「 未 回収 の イタリア 」 帰属 問題 を めぐり オーストリア ・ ハンガリー 帝国 と 対立 、 開戦 に際して は 中立 を 宣言 し 、 最終 的 に は 、 1915 年 に イギリス ・ フランス など 連合 国 側 について 参戦 し た 。 しかし 、 こうして 第 一 次 大戦 の 戦勝 国 と なり ながら も 、 期待 し て い た フィウーメ など の 領地 が 得 られ なかっ た こと から 、 戦後 の ヴェルサイユ 体制 に 強い 不満 を もつ 人 も 少なく なかっ た 。 「 未 回収 の イタリア 」 問題 は 、 1920 年代 から 30 年代 にかけて の ファシスト 党 の 台頭 の 遠因 の ひとつ と なっ た の で ある 。  19 世紀 後半 の ドイツ 統一 は 、 一般 的 に は 、 プロイセン 王国 の 宰相 オットー・フォン・ビスマルク によって 進め られ 、 1871 年 の プロイセン を 中心 と する ドイツ 帝国 （ ドイツ 国 ） という 国民 国家 の 成立 で 達成 さ れ た と 理解 さ れる 。 しかし 、 実際 の ドイツ 帝国 は 、 領域 内 の 全 住民 を ひとつ の まとまっ た 構成 員 として 統合 する 国家 という 上述 の 定義 から は 程遠い もの で あっ た 。  ドイツ 統一 へ 向け た 議論 は 、 1848 年 の フランクフルト 国民 議会 で 本格 化 し た 。 この 時期 の ドイツ は 、 オーストリア 帝国 と プロイセン 王国 の 二 大邦 国 を はじめ 39 の 独立 領 邦 が ドイツ 連邦 という 国家 連合 を 構成 し 、 各自 の 国家 主権 を 保持 し た まま 相互 の 安全 保障 を 図っ て い た 。 議会 で は 「 ドイツ 人 と は 何 か 」 「 どこ まで を ドイツ と する か 」 という 問題 をめぐって 紛糾 し た 。 前者 において は 、  が 考え られ た が 、 実際 に は これら が 重なら ない こと も 多かっ た 。 プロイセン や オーストリア に は 言語 ・ 血縁 において 「 非 ドイツ 人 」 も 多かっ た 一方 、 ドイツ の 領域 外 に も 東方 植民 など によって 多数 の 「 ドイツ 人 」 が 居住 し て い た から で ある 。  後者 において は 、 「 小 ドイツ 主義 」 、 「 大 ドイツ 主義 」 、 そして 「 中 欧 主義 」 という 3 種類 の 統一 構想 が 用意 さ れ た 。 小 ドイツ 主義 は オーストリア を 除外 し た プロイセン 中心 の 案 で あり 、 大 ドイツ 主義 で は オーストリア の 「 ドイツ 的 部分 」 のみ を 含め た 統一 、 中 欧 主義 で は 「 非 ドイツ 人 」 も 含め た オーストリア ・ プロイセン ・ ドイツ 諸 邦 を 包摂 する 統一 を 意味 する もの で あっ た 。 フランクフルト 議会 で は 当初 「 大 ドイツ 主義 」 が 優勢 で あっ た が 、 オーストリア は 、 その 内部 の ドイツ 的 部分 ・ 非 ドイツ 的 部分 を 問わ ない オーストリア 帝国 の 単一 ・ 不可分 を 主張 する 「 一体 性 宣言 」 を 発し た こと で 「 大 ドイツ 主義 」 が 動揺 し 、 激しい 議論 の 結果 、 「 小 ドイツ 主義 」 方式 が 採用 さ れる こと と なっ た 。 しかし 、 統一 ドイツ の 世襲 皇帝 に 選出 さ れ た プロイセン 王 フリードリヒ・ヴィルヘルム 4 世 は 、 1849 年 、 「 議会 の 恩恵 による 」 帝位 に 就く こと を 拒否 し て 、 ドイツ 統一 憲法 （ 「 パウロ 教会 憲法 」 ） は 宙 に 浮い て 統一 実現 に は 至ら なかっ た 。  結局 、 ドイツ 統一 は ビスマルク の 誘発 し た 普 墺 戦争 （ 1866 年 ） と 普 仏 戦争 （ 1870 年 - 1871 年 ） によって 成し遂げ られ た 。 それ は 「 小 ドイツ 主義 」 的 で は あっ た が 「 大 プロイセン 」 的 な 性格 を もっ て い た 。 この 過程 で 、 ビスマルク は バイエルン 王国 の ルートヴィヒ 2 世 を 買収 し て いる 。 この よう に 強引 な 形 で 完成 し た 「 国民 国家 ・ ドイツ 」 は 、 オーストリア に 1 , 000 万 人 を 越える ドイツ 人 を 残す 一方 、 普 墺 ・ 普 仏 戦争 によって 獲得 し た   （ 旧 シュレースヴィヒ 公国 領 ） や エルザス ＝ ロートリンゲン （ 旧 フランス 領 ） など に は 「 非 ドイツ 人 」 を 多数 かかえる 国家 と なっ た 。  歪 な 形 で 成立 し た 「 国民 国家 」 における 未 解決 の 諸 問題 は 、 新た な 問題 の 火種 と なっ た 。 エルザス ＝ ロートリンゲン をめぐって は フランス と の 対立 が 繰り返さ れ 、 第 一 次 世界 大戦 後 に 顕在 化 し た 旧 オーストリア 領 の ドイツ 人 問題 は アドルフ ・ ヒトラー に 独 墺 合邦 及び ズデーテン 併合 の 野望 を 抱か せ た 。 「 非 ドイツ 人 」 問題 は 、 周辺 諸国 と の 国境 問題 や 国内 で の 民族 問題 に つながっ た が 、 その 最たる もの が ナチス ・ ドイツ （ ヒトラー 政権 ） による ユダヤ 人 大量 虐殺 （ ホロコースト ） で ある 。  一方 、 第 一 次 大戦 後 も ドイツ 領 に とどまっ た シレジア （ シュレージエン ） で は 、 ドイツ 系 住民 による ポーランド 系 住民 の 迫害 が 起こり 、 従来 、 ドイツ 帝国 へ の 帰属 意識 の 強かっ た ポーランド 系 住民 の 間 に も 民族 意識 が 高まっ て 、 シレジア の ポーランド （ ポーランド 第 二 共和 国 ） へ の 併合 を 求める シレジア 蜂起 が 数 回 にわたって 起こっ て いる 。  「 国民 国家 」 は 、 国民 の 同質 性 を 前提 として 統合 さ れ た が 、 「 国民 」 という 均質 で 固定 さ れ た 純粋 な 存在 を 意識 的 に つくりだし て いく 一方 、 他面 で は 雑種 的 で しか ありえ ない 文化 や 言語 、 そこ から はみ出 て しまう 社会 的 少数 者 に対して 抑圧 的 、 排他 的 な 現実 を つくり出し た 。 この 現象 は 、 決して ドイツ に 限っ た 話 で は ない 。 「 国民 国家 」 の 大義 は 、 先住民 族 や 少数 民族 の 権利 と 衝突 する こと が 多い の で ある 。 20 世紀 前半 は 、 世界 各地 において 、 国民 国家 に 潜在 化 し て い た 矛盾 や 隠蔽 し て き た 諸 問題 が 、 特に 際立っ て 露呈 し た 時代 で あっ た 。  第 二 次 世界 大戦 後 に は 、 多 国籍 企業 が 多数 あらわれ 、 国民 経済 の 枠組み を 超える 存在 と なっ て いる 。 また 、 東南アジア 諸国 連合   ( ASEAN )   や ヨーロッパ 連合   ( EU )   や 南米 諸国 連合   ( UNASUR )   の よう な も 結成 さ れ 、 特に 冷戦 後 に は その 動き が 活発 化 する など 、 「 国民 国家 」 の 枠組み が 問わ れる 時代 に なっ て いる 。 しかしながら 、 「 国民 国家 」 の 問題 は 決して 過去 の 問題 で は ない 。  現代 の ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 に よれ ば 、 「 ドイツ 人 」 と は 、 「 ドイツ 国籍 を 有する 者 」 または 「 ドイツ 民族 所属 性 を 有する 難民 ないし 被 追放 者 として 、 あるいは その 配偶 者 ないし 直系 卑属 として 、 … （ 略 ） … ドイツ ・ 帝国 の 領内 に 受け入れ られ て い た 者 」 と 規定 さ れる 。 この 文言 の なか の 「 ドイツ 民族 所属 性 を 有する 」 という 定義 は 、 ナチ 時代 の 内務省 の 回状 に 淵源 を もつ と いわ れる 。 これ は 、 戦後 、 移住 先 の 東 ヨーロッパ 諸国 など を 追わ れ た ドイツ 系 の 人びと を 受け入れる ため に やむを得ない 処置 で も あっ た が 、 ドイツ は 、 現代 において も 同 一 言語 ・ 同 一 人種 という 民族 主義 的 な 国籍 原理 を 採用 し て いる の で ある 。  多 民族 国家 で あっ た か つて の ユーゴスラビア 社会 主義 連邦 共和 国 は 、 その 多様 性 を 「 7 つ の 国境 、 6 つ の 共和 国 、 5 つ の 民族 、 4 つ の 言語 、 3 つ の 宗教 、 2 つ の 文字 、 1 つ の 国家 」 と 表現 さ れ て い た 。 しかし 、 冷戦 の 終結 と 東欧 社会 主義 の 崩壊 は 、 この 国 を 「 ヨーロッパ の 火薬 庫 」 に 引き戻し た 。  1991 年 6 月 、 スロベニア と クロアチア の 両 共和 国 は ユーゴスラビア 連邦 から の 独立 を 宣言 し 、 セルビア が 主導 する ユーゴスラビア 連邦 軍 と スロベニア と の 間 に 十 日間 戦争 、 クロアチア と の 間 に クロアチア 紛争 が 勃発 し た 。 十 日間 戦争 は 短期間 で 終結 し た ものの 、 クロアチア 紛争 は 長期 化 し 、 それ まで 地域 社会 で 共存 し て い た セルビア 人 と クロアチア 人 が 相互 に 略奪 、 虐殺 、 強姦 を 繰り返す 「 憎しみ の 連鎖 」 が 生まれ た 。 また 、 1992 年 3 月 に 発せ られ た ボスニア・ヘルツェゴビナ の 独立 宣言 を きっかけ に 、 独立 に 反対 する セルビア 人 と 独立 を 推進 する ボシュニャク 人 （ ムスリム 人 ） が 軍事 的 に 衝突 、 多く は 独立 に 賛成 の 立場 を とる クロアチア 人 が これ に 加わっ た 。 これ が 同年 4 月 より はじまっ た ボスニア・ヘルツェゴビナ 紛争 で ある 。 ボスニア・ヘルツェゴビナ で は 、 セルビア 人 ・ クロアチア 人 ・ ボシュニャク 人 の 混住 が 進行 し て い た ため 、 状況 は さらに 深刻 で 、 セルビア 、 クロアチア 両国 が 介入 し た こと も あっ て 戦闘 は 泥沼 化 し 、 その 過程 で 民族 浄化 が 発生 し た 。 1995 年 7 月 、 セルビア 人 勢力 は 、 国際 連合 の 指定 する 「 安全 地帯 」 で あっ た スレブレニツァ に 侵攻 し 、 同地 の ボシュニャク 人 男性 すべて を 絶滅 の 対象 と し 、 8 , 000 人 以上 を 組織 的 に 殺害 する スレブレニツァ の 虐殺 が 引き起こさ れ た 。 この 虐殺 は 、 旧 ユーゴスラビア 国際 戦犯 法廷 および 国際司法裁判所 によって ジェノサイド と 認定 さ れ た 。 1996 年 に 起こっ た コソボ 紛争 で も 1999 年 に ジェノサイド （ ラチャク の 虐殺 ） が 発生 し 、 国際 問題 へ と 発展 し た 。  「 国民 国家 」 の 先進 国 と さ れ て き た フランス も また 、 共和 制 原理 で ある 政教 分離 を 認めよ う と し ない ムスリム 移民 の 問題 や バスク 地方 など 分離 主義 運動 など 多く の 火種 を かかえ て おり 、 イギリス に も アイルランド共和軍 （ IRA 暫定 派 ） による 北アイルランド の イギリス から の 分離 と 全 アイルランド の 統一 を 目指す 運動 が あり 、 ブリ テン 島内 部 に も スコットランド の 地域 分離 主義 運動 が ある 。  ヨーロッパ 連合 が 生まれ て 久しく 、 その 統合 は 深化 し て おり 、 国家 の 枠組み や ナショナリズム に対する 疑問 も 多い 現代 で は ある が 、 以上 の よう な 国民 国家 の 歴史 に 目 を 向け た うえ で 統合 を 進める こと が 必要 で ある 。  第 二 次 世界 大戦 以降 、 旧 植民 地 が 相次い で 独立 し 、 また 、 その後 の 冷戦 の 崩壊 による 急速 な グローバル 化 の なか で 、 「 国民 国家 」 の 批判 的 な 問い直し が 進行 し て いる 。 社会 科学 や 文化 研究 の 領域 において は 、 どの よう な 文化 装置 ないし 政治 的 装置 によって 「 国民 」 という 均質 的 な 「 想像 の 共同 体 」 が 現出 し た の か 、 また 、 「 国民 」 は 歴史 的 に つくら れ て き た 存在 に ほかなら ない のに 、 どうして 言語 や 民族 によって 一定 の 過去 や 伝統 、 文化 を 保持 する 機構 として 自明 視 さ れ た の か 、 さらに 、 「 国民 」 の 形成 が 、 レイシズム （ 人種 主義 ） や 性 差別 、 クセノフォビア （ 外国 人 嫌悪 あるいは 外国 人 恐怖 ） 、 階級 など といった 社会 的 な 差別 構造 を ともなう の は 何故 な の か など の 問題 について 分析 作業 が 進め られ て いる 。  1983 年 に は 、 アメリカ合衆国 の 政治 学者 ベネディクト・アンダーソン によって 、 この よう な 国民 国家 論 の 先がけ と なる 『 想像 の 共同 体 』 が 刊行 さ れ た 。 ここ で は 、 近代 社会 へ の 移行 期 に 興起 し た 「 世俗 語 革命 」 による 近代 小説 の 成立 、 そして 「 出版 資本 主義 」 によって 書籍 が 流通 する こと によって 「 国家 語 」 の 成立 に 寄与 し た こと が 指摘 さ れ た 。 そして 、 言語 と 出版 文化 の 共有 を 通じ 、 「 公定 ナショナリズム 」 の 後押し によって 「 国民 」 という 集団 的 な アイデンティティ が 形成 さ れ て いく 仕組み と 社会 編成 が 示さ れ た 。 書名 の 「 想像 の 共同 体 」 と は 、 共同 体 の メンバー は 「 おそらく 互い を 知る こと が でき ない 」 ところ に 由来 し て いる 。  同じ 1983 年 に は 、 イギリス の 社会 学者 で ユダヤ 系 の アーネスト・ゲルナー が 『 民族 と ナショナリズム 』 を 著し 、 産業 社会 の 勃興 と 国民 形成 の 関連 性 を 指摘 し た 。 そこ で は 、 ナショナリズム は 「 政治 的 単位 と 民族 的 ・ 文化 的 単位 の 一致 を 求める 一つ の 政治 的 原理 」 で ある と 論じ 、 「 産業 化 」 および 産業 社会 の 要請 に 応える 高度 な 「 識字 能力 」 の 一般 化 、 また 、 巨大 な 社会 的 費用 を かけ た 教育 システム の 整備 を 実行 に 移せる の は 畢竟 、 国家 で しか ありえ ない として 近代 ナショナリズム の 起源 を 説明 し た 。  1983 年 に は また 、 イギリス の 歴史 家 エリック ・ ホブズボーム の 編著 による 『 創ら れ た 伝統 』 が 刊行 さ れ て いる 。 これ は 、 「 国民 国家 」 を 歴史 的 な 観点 から 考察 し た もの で 、 「 国民 」 「 国家 」 「 民族 」 の 具体 的 ・ 実定 的 な イメージ を 象徴 する 様々 な 伝統 も また 、 実は 近代 国家 形成 期 に 創出 さ れ た もの に ほかなら ない こと が 示さ れ て いる 。  1988 年 に は 、 アメリカ の 社会 学者 イマニュエル・ウォーラーステイン と フランス の 哲学 者 エティエンヌ・バリバール が 世界 システム 論 など の 見地 から 共著 『 人種 ・ 国民 ・ 階級 』 を 著し て いる 。事大 主義 （ じ だいし ゅぎ ） は 、 小 が 大 に える こと 、 強い 勢力 に 付き従う という 考え を 意味 し 、 行動 様式 の 1 つ 。 東アジア で は 外交 政策 の 方針 として 用い られ た こと も ある 。  事大 の 語源 は 『 孟子 』 の 「 以小事 大 」 （ ＝ 小 を 以 って 大 に 事える ） の 一節 で ある 。 孟子 に は 越 が 呉 に 仕え た 例 が 知恵 として 書か れ て いる 。 つまり 「 小国 の したたか な 外交 政策 （ 知恵 ） 」 という の が 本来 の 意味 で あっ た 。 しかし 後世 に なる と 、 大義名分 論 と 結びつい て 「 小国 で ある 自国 は その 分 を 弁え て 、 自国 より も 大国 の 利益 の ため に 尽くす べき で ある 」 や 、 「 支配 的 勢力 や 風潮 に 迎合 し 自己 保身 を 図る 考え 」 といった 否定 的 な ニュアンス も 帯びる よう に なっ た 。  孟子 の 語源 に ある よう に 元 は 中国 の 戦国 時代 の 諸国 群雄割拠 における 外交 策略 で あっ た が 、 漢 代 以降 、 中国 で は 冊 封 体制 すなわち 周辺 諸国 にとって の 事大 朝貢 体制 が 築か れる こと に なる 。 こう いっ た 背景 から 中国 （ 中原 ） へ の 事大 主義 と 小中 華 思想 は 複雑 な 緊張 ・ 影響 関係 を 保っ た 。  冊 封 体制 による 外交 を 「 事大 外交 」 と 呼ぶ 場合 が あり 、 この 意味 で は 新 羅 ・ 高 麗 ・ 李 朝 など 新 羅 以降 の 朝鮮半島 に 生まれ た 王朝 の 多く は 、 中国 大陸 の 中原 を 制し た 統一 国家 に対して 事大 し て き た こと に なる 。 しかし 中国 王朝 へ 朝貢 し つつ も 、 新 羅 や 高麗 は 中国 王朝 と の 対決 や 独自 の 皇帝 号 の 使用 など も 行い 、 硬軟 織り 交ぜ た 対 中 政策 を 取っ た 。  しかし 李 朝 の 場合 、 その 政策 は 『 事大 交隣 』 と いわ れ 、 事大 主義 が 外交 方針 として 強い もの だっ た と さ れる 。 李 朝 を 開い た 李 成桂 は 、 威 化 島 回 軍 （ 1388 年 ） の 際 に 「 小 を もっ て 大 に 事 （ つか ） ふる は 保 国 の 道 」 と 唱え て 明 と の 開戦 を 決定 し た 当時 の 高麗 政権 を 倒し 、 明王 朝 を 開い た 朱 元 璋 も これ に 応え て 李 朝 建国 直後 の 1392 年 に 「 声 教 自ら 由ら しむ 」 こと を 条件 に 独立 を 保証 する 事 を 約し た 。  16 世紀 に 朱子学 の 系統 化 が 進む と 、 事大 の 姿勢 は より 強化 さ れ て いく 事 に なる 。 つまり 、 冊 封 体制 を 明確 に 君臣 関係 と 捉え 、 大義名分 論 を 基 に 「 事大 は 君臣 の 分 、 時勢 に 関わら ず 誠 を つくす のみ 」 と 、 本来 保 国 の 手段 に 過ぎ なかっ た 事大 政策 それ 自体 が 目的 化 さ れる よう に なる 。 朝鮮 燕 行使 だっ た 趙 憲 は 、 時 の 明 の 皇帝 万 暦 帝 より 謁見 を 賜る 栄誉 を 受け 、 大明 帝国 の 一員 （ 冊 封 国 ） として 世界 秩序 に 参画 し て いる こと に 感激 し 、 三 跪九叩 頭 し ながら 喜び の 涙 を 流す まで に なっ た 。 また こうした 影響 は 李 朝 の 内政 面 に も 表れ 、 明人 で あれ ば たとえ 海賊 で あっ た として も 処刑 する こと は 出来 ず 、 明 へ 丁重 に 輸送 し なけれ ば なら なかっ た 。 その ため 、 後期 倭 寇 と 直接 対峙 し た 地方 の 武将 達 は 戦闘 の さ 中 に 日本人 と 明人 の 判別 を つける という 難題 に 晒さ れ 、 明人 を 殺害 し た として 処罰 さ れる 者 すら 存在 し た 。  こうした 姿勢 は 、 李 朝 末期 において も なお 継続 さ れ 、 清 皇帝 を 天子 として 事大 する こと を 名目 として 、 近代 化 に 反対 する 勢力 が 存在 し 、 彼等 は 事大 党 など と 呼ば れ た 。 対し て 近代 化 論 者 に は 欧米 中心 の 世界 認識 と 伝統 的 小 中華 思想 を 結合 さ せ 、 清朝 を 侮蔑 し た もの も 多かっ た 。  李 朝 の 事大 主義 は 伝統 的 な 華 夷 秩序 で 合理 化 さ れ た 。 李 朝 における 華 夷 秩序 は 、 自ら を 中華 に 並ぶ 文明 国 と する 一方 で 、 政治 的 に は 明 に 事大 する 臣下 と 位置づけ て い た 。 17 世紀 、 女 真 族 の 清朝 が 漢 族 の 明朝 に 取っ て 代わり 中原 支配 を 確立 さ せる と 、 李 朝 の 儒者 たち は それ まで 夷狄 、 禽獣 と 蔑ん で き た 女 真 族 に 中華 を 継承 する 資格 を 認め ず 、 李 朝 こそ が 唯一 の 中華 文明 の 継承 者 だ と 自負 する 一方 、 現実 に は 清朝 に 抗い 難く 、 丙 子 の 乱 により 仁 祖 は 三 跪九叩 頭 の 礼 を もっ て 清 へ の 臣従 を 誓わ さ れる こと に なる 。  李 朝 の 事大 主義 の 実際 の 要因 として は 高句麗 ・ 渤海滅 亡後 に は 朝鮮半島 の 諸 国家 に は 中原 に 覇 を 唱える 中華 帝国 や 満州 ・ 蒙 古 の 遊牧 帝国 に対し 軍事 的 に 防戦 でき ず 、 また 高麗 の 元 へ の 降伏 以降 は 朝鮮 独自 の 皇帝 号 の 使用 が 厳しく 中華 帝国 から 監視 さ れる よう に なっ た ため 、 事大 主義 を 安全 保障 上 も 取ら ざる を 得 なかっ た こと など が あげ られ て いる 。 李 朝 末期 に は 政変 が 起きる たび に 、 清 、 ロシア 帝国 、 大日本帝国 、 アメリカ合衆国 など 、 さまざま な 国家 に 事大 先 を 変え 、 国内 の 統一 が 取れ なく なり 、 ついに は 大日本帝国 と の 併合 を 余儀なく さ れる こと と なっ た 。  韓国 において は 、 高 宗 や 閔妃 の 事大 先 を 次々 に 変え た 行動 を 、 朝鮮 の 独立 を 守る ため で あっ た と 評価 し て いる が 、 李 朝 末期 は すでに 独立 国 と 呼べる よう な 状態 で は なく 、 崔 基 鎬 や 呉善花 ら の よう に 、 それ を 場当たり 的 な 対応 に 過ぎ ない と 評する 研究 者 も ある 。  韓国 の 朴 正煕 元 大統領 は 自著 『 国家 ・ 民族 ・ 私 』 で 、 「 我が 半 万 年 の 歴史 は 、 一言 で 言っ て 退嬰 と 粗雑 と 沈滞 の 連鎖 史 で あっ た 」 「 姑息 、 怠惰 、 安逸 、 日和見 主義 に 示さ れる 小児 病的 な 封建 社会 の 一つ の 縮図 に 過ぎ ない 」 と 述べ て いる 。 朴 は 朝鮮 史 における 事大 主義 を 自覚 し 、 自著 『 韓 民族 の 進む べき 道 』 で 韓国 人 の 「 自律 精神 の 欠如 」 「 民族 愛 の 欠如 」 「 開拓 精神 の 欠如 」 「 退廃 し た 国民 道徳 」 を 批判 し 、 「 民族 の 悪い 遺産 」 の 一つ として 事大 主義 を 挙げ 批判 し て いる 。  北朝鮮 において も 、 金 日成 国家 主席 （ 当時 ） は 、 朝鮮 における 事大 主義 は 封建 統治 者 のみ なら ず 、 朝鮮 革命 運動 家 に も 蔓延 し て いる と し 、 その 例 として 「 朝鮮 共産党 の 承認 取消 問題 」 を 挙げ て いる 。  日本 に は 「 事大 」 という 政治 的 用語 も 明確 な 概念 も なかっ た が 、 中国 大陸 の 諸 王朝 の 冊 封 体制 下 に 入り これ を 政策 的 に 利用 しよ う と し た 時期 も 存在 する 。 また 国内 で も 織田 信長 （ や 豊臣 秀吉 ） へ の 徳川 家康 の 同盟 など 戦国 時代 において 事大 的 な 外交 策略 が とら れ た こと も ある 。  「 後 漢書 」 に よる と 建 武 中元 2 年 （ 57 年 ） 、 博多湾 沿岸 に 所在 し た と 見 られる 倭 奴 国 の 首長 が 、 後 漢 の 光武 帝 から 倭 奴 国王 に 冊 封 さ れ て 金 印 （ 委 奴 国王 印 ） の 賜 与 を 受け て おり 、 また 倭国 王 の 帥 升 が 永 初 元年 （ 107 年 ） に 生 口 を 献じ て き た と する 記述 が ある 。 この 朝貢 は 5 世紀 末 頃 まで 断続 的 に 行わ れ た 。 この 時期 の 倭国 王 （ 倭 の 五 王 ） は 、 中国 史書 に 名 が 見える 者 が 、 讃 、 珍 、 済 、 興 、 武 という 5 名 おり 、 これら 五 王 は 4 世紀 後期 から 朝鮮半島 南部 の 伽耶 諸国 群 へ 資源 ・ 利権 獲得 の ため に 介入 しよ う と し た ため 、 その 地 の 冊 封 を 受け て 大義名分 を 得よ う と し た もの と 考え られ て いる 。  室町 幕府 の 3 代 将軍 足利 義満 は 九州 の 商人 ・ 肥 富 なる 者 から 対 明 貿易 が 莫大 な 利益 を 生む こと を 聞い て い た 。 だが 明 は 華 夷 思想 の イデオロギー から 、 朝貢 を 建前 と する 貿易 しか 認め なかっ た 。 義満 は 1401 年 5 月 13 日 、 肥 富 と 仏 僧 ・ 祖 阿 を 明 に 派遣 し 、 国交 を 申し入れ た 。 明 の 使者 は 翌 1402 年 8 月 3 日 に 来日 し 、 義満 の 申請 を 聞き届ける 旨 の 国書 を 手交 し 、 ここ に いわゆる 勘合 貿易 が 開始 さ れ た 。 明 の 使者 が 携え て き た 国書 に は 「 爾 日本 国王 源 道義 」 即ち 、 義満 を 明 の 冊 封 国 の 王 として 認める という 意味 の 表記 が あっ た 。 対し て 義満 は 、 明 へ の 国書 に 明 帝 の 臣下 という 意味 の 「 臣 源 」 と 記し た 。 義満 が 国内 で の 権力 を 確実 に する ため に は 潤沢 な 資金 を 要し 、 莫大 な 利益 を もたらす 対 明 貿易 を 継続 し て いく 上 で 、 冊 封 体制 下 に 入る の を 黙認 する の は 必要 不可欠 で あり 、 義満 は 名 を 捨て 利 を 取っ た もの と 言える 。 当時 これ に は 幕府 内部 に も 批判 が あっ た が 、 義満 の 権勢 の 前 で は 公 の 発言 が でき ず 日記 など に 記す のみ で あっ た 。 義満 の 死後 、 こうした 批判 は 表 に 現れ 、 勘合 貿易 は いったん 廃止 さ れる （ 6 代 将軍 ・ 足利 義教 が のち に 再開 ） 。  一方 で 、 日本 に は 中国 を 中心 と する 事大 的 世界 観 へ の 拒否 反応 も 強く 、 倭 王 （ 一般 に 筆者 は 聖徳太子 と さ れる ） から 隋 の 煬帝 に 宛て た 国書 の 書き出し 「 日出 處天子 致書日 沒處天 子 無 恙云云 」 は 対等 外交 を 明確 に し た もの として 有名 で ある が 、 煬帝 は 中華 的 世界 観 と 相容れない この 文面 に 立腹 し た と 伝え られる 。  また 第 1 次 朝鮮 出兵 （ 文 禄 の 役 ） の 講和 交渉 で 、 豊臣 秀吉 は 文 禄 5 年 （ 1596 年 ） 9 月 、 来朝 し た 明 の 使節 と 会見 し た 。 秀吉 は 明 が 降伏 し た という 報告 を 事前 に 受け て い た が それ は 虚偽 の 報告 で あり 、 実際 に 来 た 明 の 使節 の 国書 の 内容 は 秀吉 を 「 日本 王 と 認め 、 朝貢 を 許す 」 と いっ た もの で あっ た 。 秀吉 は これ を 日本 を 属国 視 する もの として かえって 激怒 し 、 使者 を 追い返し て 朝鮮 へ の 再度 出兵 を 決定 し た 。  江戸 期 の 複数 の 笑話 本 に 、 儒学 者 が 四谷 から 新宿 （ 当時 は 田舎 で あっ た ） に 引越し 、 なぜ わざわざ 不便 な 土地 へ 引っ越す の か と 聞か れ 「 唐 に 三里 近い から だ 」 と まじめ に 答え た という 小咄 が 記載 さ れ て いる 。 無論 これ は 笑話 として の 創作 で ある が 、 当時 の 儒学 者 が 唐 を 孔子 の 本国 として 偶像 視 する 傾向 と 同時に 、 四谷 で も 新宿 で も 唐 に 遥か 遠い こと に は 変わり ない のに 不便 な 新宿 へ 引越す という その あり さま が 冗談 の 種 に さ れ て い た 当時 の 社会 的 風潮 を よく 伝え て いる 。  琉球 王国 で は 明 ・ 清 両 王朝 から 冊 封 を 受け て い た こと から 、 日本 本土 より は 事大 主義 の 影響 が 強かっ た 。 朝鮮 より も 更に 小国 で ある ため 、 自前 の 兵力 だけ で 他国 の 侵略 を 防ぐ の が 困難 だっ た から で ある 。  守 礼 門 の 扁額 「 守 禮之邦 」 と は 、 「 中華 皇帝 に対して 臣従 の 礼 を 守っ て いる 国 （ 邦 ） 」 を 意味 し て おり 、 琉球 事大 主義 を 具現 化 し た 言葉 で あっ た 。 つまり 守 礼 門 と は 、 朝鮮 の 迎 恩 門 に 相当 する 門 だっ た の で ある 。 琉球 国王 と その 家臣 は 首 里 城 にて 三 跪九叩 頭 の 礼 を 冊 封 使 に対して 行っ た 。  琉球 王国 は 、 明治 政府 によって 沖縄 県 が 設置 さ れ 、 大日本帝国 に 併合 さ れ た が 、 更に その後 の 沖縄 戦 によって 、 「 大日本帝国 より も 更に 強い アメリカ合衆国 」 を 身 を 以 って 見せ付け られ た こと で 、 沖縄 の 事大 主義 は 一つ の 転機 を 迎え た 。  戦後 、 収容 所 に 入れ られ て い た 住民 ら が 帰還 し た 際 、 那覇 市 に あっ た 山下 町 が 、 山下 奉文 陸軍 大将 を 想起 さ せる という こと から ペリー 区 に 改称 する など 、 占領 当局 に 迎合 し た 改名 が 行わ れ た 。  そして 1960 年 より 米 国民 政府 によって 「 高等 弁務 官 資金 」 が 設け られ た 。 これ は 、 高等 弁務 官 の 自由 裁量 で 管内 の 市町村 に 資金 を 投入 する という もの で あっ た 。 市町村 の 首長 は 高等 弁務 官 に 取り入る べく 「 琉米親 善 委員 会 」 を 組織 し 、 米 国民 政府 が 推奨 する 「 琉米親 善 」 を 演出 し た 。 高等 弁務 官 の 地方 視察 は 、 さながら 君主 の 行幸 の 観 を 呈し 、 中 に は 「 高等 弁務 官 閣下 」 に 万歳 三唱 する 者 も 出 た 。  また  一方 、 前述 の 朴 正煕 大統領 の 批判 の よう に 、 琉球 王国 及び 沖縄 県 ・ 琉球 独立 運動 における 事大 主義 について も 、 厳しく 批判 し て いる 者 も いる 。  『 新 講 沖縄 一 千 年 史 』 を 著し た 新屋敷 幸 繁 は 、 第 二 尚 氏 王 統 へ の 易姓革命 が 行わ れ た とき に 毛 興 文 （ 安里 大 親 ） が 叫ん だ 「 物 呉 い ゆす ど 我 御 主 、 内間 御 鎖 ど 我 御 主 （ 物 を くれる 方 こそ 我ら が 主君 、 内間 御 鎖 （ 後 の 尚 円 ） 殿 こそ が 我ら が 主君 ） 」 は 、 実力 者 に 迎合 し 、 利権 に 群がり 、 人権 を 無視 し た 行為 を 正当 化 し た スローガン に 他 なら ない 、 と 厳しい 筆誅 を 加え て いる 。  沖縄 学 の 大家 伊波 普猷 も 、 自著 『 古 琉球 』 で 沖縄 人 の 欠点 として 「 事大 主義 」 「 忘恩 気質 」 を 挙げ 、 他府県 人 から 侮ら れる の は 、 言語 風俗 が 異なる から で は なく 、 この よう な 県民 性 で ある から だ と し 、 「 彼ら （ 沖縄 人 ） は 自分 ら の 利益 の ため に は 友 を 売る 、 師 も 売る 、 場合 によって は 国 も 売る 」 「 沖縄 人 は 市民 として も 人類 として も 極々 つまらない 者 で ある 」 と 強く 批判 し て いる 。  しかし アメリカ も 、 沖縄 の 日本 へ の 帰属 意識 を 削ぐ こと は でき ず 、 アメリカ へ の 事大 主義 は 長く 続か ず 、 1950 年代 に は 本土 復帰 運動 が 始まり 、 1970 年 に 米 軍 兵士 による 不祥事 （ 交通 事故 ） が 立て続け に 起こっ た こと で ピーク に 達し た 。 コザ 暴動 が 発生 する と アメリカ に 琉球 を 分離 し て おく こと は 不可能 と 考え させ 、 1972 年 に 沖縄 返還 ・ 日本 に 復帰 し た 。  「 琉球 」 という 呼称 は 、 自称 の 「 ウチナー 」 や 明治 以降 の 「 沖縄 」 と は 異なり 、 明 ・ 清 両 王朝 や 米国 から 与え られ た （ 呼ば れ た ） 国名 （ 地域 名 ） で あっ て 、 外来 勢力 に対する 事大 主義 を 象徴 する 呼称 で ある という 主張 が あり 、 特に 復帰 直後 は それ に対する 拒絶 感情 が 強く 、 王国 時代 に 育ま れ 「 琉球 文化 」 と 呼ば れ た もの について も 、 「 沖縄 文化 」 と 言い換える 例 が あっ た と いう 。デタント （ ） と は 、 戦争 の 危機 に ある 二 国 間 の 対立 関係 が 緊張 緩和 する こと を 意味 する 。  旧 外交 の 時代 において 発展 し た 外交 概念 の 一つ で あり 、 戦争 勃発 の 危険 が ある ほど に 切迫 し た 二 カ国 間 の 緊張 の 緩和 を 意味 する 旧 時代 の 外交 用語 で ある 。 しかし 、 この 時点 で は 対立 点 を 解決 できる わけ で は なく 、 基本 的 な 利害 関係 は 維持 さ れ て いる 状態 で ある 。 この 次 の 段階 として 「 和解 」 （ ラプローシュマン ） の 段階 が ある 。 この 段階 において は 二 国 （ 時には 片方 ） が 条約 を 締結 する 意向 を 表明 し て 和解 を 勧めよ う と する 。 これ まで 対立 し て い た 二 国 間 で 紛争 の リスク が 低下 し 、 合意 が 成立 し うる 初期 的 な 現象 で ある 。 「 協商 」 （ アンタント ） 二 カ国 が 、 外交 交渉 で 利害 関係 や 見解 について の 情報 を 交換 する が 、 相互 理解 は 限定 的 で あり 、 一定 の 分野 で しか 二 カ国 関係 は 改善 さ れ ない 。 「 宥和 」 （ アピーズメント ） 両国 関係 の 主要 な 対立 点 を 相互 的 、 組織 的 に 取り除き 緊張 を 緩和 する こと に 成功 し た 段階 で ある 。 また 宥和 に 並ん で 「 同盟 」 （ アライアンス ） という 可能 性 も ある 。 同盟 が 成立 すれ ば 両国 間 の 具体 的 な 軍事 的 、 経済 的 な 協力 関係 が 形成 さ れる 。  近代 ヨーロッパ の 国際 社会 の 外交 コミュニケーション を 効率 化 する ため に 、 当時 の 各国 外交 官 は 外交 理念 や 外交 慣行 、 外交 に 関わる 概念 を 開発 し て 共有 化 する こと を 進め た 。 その 中 で 「 デタント 」 と 呼ば れる 概念 が 確立 さ れ た 。  しかし 、 欧州 列強 による 国際 社会 システム が 崩壊 し て から は 古典 的 な 概念 として 、 学ば れる こと も 少なく なり 、 正確 性 を 欠い て 誤用 さ れる よう に なっ た 。  現代 で は 冷戦 体制 下 の 1960 年代 末 から 1970 年代 末 に いたる 米 ソ の 政治 対話 が 行わ れる よう に なっ た 、 いわゆる 米 ソ デタント を もっぱら 指す よう に なっ た 。 この 意味 で の 使用 は 、 1963 年 の 部分 的 核 実験 停止 条約 の 締結 後 から 米国 で マスコミ や 専門 家 の 間 で 用い られる よう に なっ た の が 始まり で ある と 考え られ て いる 。市民 社会 （ 英 :   civil   society 　 独 :   bürgerliche   Gesellschaft 　 仏 :   société   civile ,   société   bourgeoise ） または 資本 主義 社会 、 近代 社会 、 ブルジョア 社会 と は 、 市民 階級 が 封建 的 な 身分 制度 や 土地 制度 を 打倒し て 実現 し た 、 民主 的 ・ 資本 主義 的 社会 。 「 市民 階級 」 「 市民 革命 」 「 市民 法 」 「 市民 的 自由 」 等 と共に 、 第 二 次 大戦 後 から 有力 に なっ た 用語 。  この 言葉 は 本来 、 「 市民 革命   ( ブルジョア 革命 )   によって 成立 し た 社会 」 を 意味 する 。 資本 家 や 知識 人 ら の 市民 階級 が 絶対 君主 制 ・ 封建 制 を 打破 し 、 基本 的 人権 を 確保 し た こと で 市民 社会 は 成立 し た 。 政治 的 に は 民主 主義 に 、 経済 的 に は 資本 主義 に 基づく 社会 だ と さ れる 。  古代 ギリシア ・ ローマ における 市民 共同 体 と 、 その 伝統 上 に ある 市民 革命 後 の 近代 市民 社会 を 指す だけ で なく 、 国家 権力 から 統制 を 受け ない 「 公共 空間 」 を 指す 場合 も あり 、 マルクス主義 の 立場 から は 、 階級 対立 を 前提 として 有産 階級 が 支配 する 社会 として この 語 が 用い られる 。  また 、 20 世紀 前半 の 思想家 アントニオ ・ グラム シ に よれ ば 、 既に メディア ・ 学校 ・ 教会 など 日常 の 至る 所 に 国家 権力 は 分散 し て 浸透 し て おり 、 この こと が 市民 社会 を 抑圧 する と さ れる 。 その ため 、 これ に 対抗 し うる 自発 的 な 市民 団体 の 運動 を ネットワーク 化 する こと で 、 「 公共 性 」 ・ 「 公共 空間 」 を 取り戻そ う と する 動き も み られる 。  西洋 古代 における 市民 共同 体 として は 、 古代 アテネ や ローマ が 例 として 挙げ られる 。 この 時代 の 「 市民 」 と は 、 重 装 歩兵 として ポリス の 防衛 にあたり 市政 に 参加 する よう な 市民 権 保有 者 ・ 自由 民 を 指し て おり 、 決して 都市 の 全 構成 員 を 指し て い た わけ で は なかっ た 。 中世 の 身分 制 社会 において は 、 各人 が 権利 において 対等 で ある こと は なく 、 こうした 市民 共同 体 の 伝統 は 失わ れ て い た 。  市民 共同 体 の 復活 は 、 イギリス ・ フランス において は 市民 革命 の 成功 によって 成さ れる 。 イギリス 革命 において は 中世 以来 の 身分 制 議会 が 存続 する など 過去 の 伝統 社会 も 尊重 さ れ た が 、 フランス 革命 で は アンシャン・レジーム を 否定 し 、 旧来 の 身分 制 社会 を 完全 に 解体 し て 人権 宣言 を 掲げ た 。 その ため 、 フランス の ほう が より 理念 が 純化 し た 形 で 市民 社会 を 築き上げ た 。 すなわち 、 自由 かつ 権利 において 対等 な 市民 の 結合 という 形態 により 合致 する 。 この 新た に 形成 さ れ た 市民 共同 体 が 国家 と 結びつい て 国民 共同 体 が 形成 さ れ た 。  近代 市民 社会 において は 、 個人 の 自由 が 保障 さ れる こと が 、 その 成立 の 要件 と なる 。 すなわち 、 各 個人 （ 市民 ） が 自ら の 政治 的 主張 ・ 宗教 的 立場 など を 他 から 強制 さ れ ない こと や 、 各 個人 が 自ら の 財産 を 自由 に 処分 でき （ 私有 財産 制 ） 、 商 活動 の 自由 が 保障 （ ギルド 廃止 など ） さ れ て いる こと など が 求め られる 。 イギリス ・ フランス で は 市民 革命 を通じて 市民 が 政治 の 主導 権 を 握っ た ため 、 これら の こと を 政府 が 保障 する こと に なっ た 。  ファシズム も 、 冷戦 下 における 東欧 の 共産党 政権 も 、 国家 と 党 が 社会 の あらゆる 領域 に まで 干渉 し て 支配 ・ 統制 する という 点 で は 同様 で あっ た 。 （ どちら の 体制 も 国家 が 個人 を 否定 し て 、 政治 ・ 経済 ・ 社会 を 完全 に 統制 下 に おく 全体 主義 へ と 至る 可能 性 が あっ た 。 ） この 点 で 、 上述 の グラムシ の 見解 は 先見 的 で あっ た と いえる 。 こうした 状況 下 で 市民 的 自由 を 確保 する ため に は 、 従来 の 共産党 ・ 労働 組合 を 主体 に し た 一極 型 の 運動 で は なく 、 日常 に まで 官僚 制 や マスメディア を通じて 干渉 を はかる 国家 権力 に対して 、 市民 の 日常 生活 に かかわる 諸 団体 が ネットワーク を 結ん で 多 極 的 な 抵抗 運動 を 展開 す べき だ という 考え が 形成 さ れ て いっ た 。 とりわけ 、 共産党 が 市民 を 抑圧 し た 東欧 において 、 1989 年 に 共産党 独裁 政権 が あいつい で 崩壊 し た （ 東欧 革命 ） こと と 、 その 際 に 市民 諸 団体 が 活躍 し た こと は 、 こうした 議論 を 活性 化 さ せ て いっ た 。平和 十 原則 （ へ いわ じ ゅうげんそく ） は 、 1955 年 4 月 18 日 に インドネシア の バンドン で 開催 さ れ た アジア ＝ アフリカ 会議 （ Ａ Ａ 会議 、 バンドン 会議 ） で 打ち出さ れ た 原則 を 内容 と する 文書 。 非 同盟 運動 の 精神 に も なっ た 。  前年 発表 さ れ た 平和 五 原則 を ふまえ た もの で 、 以下 の 十 項目 。政府 の 長 （ せ いふ の ちょう 、   ） と は 、 行政府 の 長 で ある 。 議院 内閣 制 における 政府 の 長 は 首相 で ある 。 大統領 制 および 絶対 君主 制 において は 、 政府 の 長 は しばしば 国家 元首 と 同一 で あり 、 それぞれ 大統領 および 君主 と いう 。  半 大統領 制 において は 、 政府 の 長 は 国家 元首 と 立法府 （ 議会 など ） の 双方 に対して 責任 を 負う こと が ある 。 例えば 、 フランス 第 五 共和 政 （ 1958 年 以降 ） において は 、 共和 国 大統領 が 首相 を 任命 する が 、 国民 議会 において 政策 を 通す こと が でき 、 その 支持 を 得 られる 人物 を 選ぶ 必要 が ある ため 、 反対 勢力 が 国民 議会 を （ すなわち 予算 と ほとんど の 立法 を ） 支配 する よう に なれ ば 、 大統領 は 反対 勢力 から 首相 を 任命 する こと を 事実 上 強い られる 。 この 場合 は コアビタシオン （ cohabitation 、 保革 共存 ） と よば れ 、 政府 が 国内 政策 を 支配 する こと に なり 、 大統領 は ほぼ 外交 関係 に 限定 さ れる こと と なる 。  政府 の 長 の 役職 名 として は 、 英語 で いえ ば Prime   Minister （ 首相 ） が よく み られる 。 これ は 多く の 国 で 正式 な 役職 名 として 用い られ て いる が 、 一方 で 、 （ 何らかの 名称 を 付さ れ た ） 国家 元首 の 下 で 行政 を 担う minister （ 大臣 ） の うち 正式 に 首席 を 占める 役職 を 指す 一般 名詞 として も 非公式 に 用い られる 。 なお 、 " Minister "（ 大臣 ） という 語 （ ラテン語 で 召使い や 部下 を 意味 する 。 ） は 、 政府 の 構成 員 （ 閣僚 ） について の 通常 の 役職 名 で ある （ 他 の 役職 名 も 用い られる こと も ある 。 「 （ 国務 ） 長官 」 （ secretary   ( of   state )） など ） 。  正式 に 国家 元首 自身 が 政府 の 長 で も ある 場合 も ある が （ 職権 上 当然 に そう なる 場合 も ある し 、 絶対 君主 が アドホック に 自身 を 政府 の 長 に 指名 する よう な 事例 が 積み重なる こと による 場合 も ある ） 、 そう で ない 場合 において は 、 国家 元首 は 政府 の 長 および 他 の 大臣 に対して 形式 的 に は 上位 に ある 。 国家 元首 が 実際 に 政治 上 の 上位 者 （ 絶対 君主 や 行政 権 を 有する 大統領 ） で ある こと も あれ ば 、 むしろ 理論 上 または 儀礼 上 の 性格 として という こと も ある 。 さまざま な 憲法 において 異なる 役職 名 が 与え て おり 、 また 同じ 役職 名 で あっ て も 当該 国 の 憲法 や 政治 体制 によって その 政治 的 な 意味 は 異なる こと が ある 。  首相 を 参照 。  広義 に は 、 「 首相 」 （ prime   minister ） と の 語 は 、 絶対 君 主たる 国家 元首 の 下 において 相当 する 様々 な 地位 を 指す もの として お お ざっぱに 用いる こと も ある （ 特に 古代 や 封建 時代 。 この 場合 、 「 首相 」 （ prime   minister ） という 用語 は 時代 錯誤 的 で あり 、 日本語 で は 「 宰相 」 といった 用語 の ほう が 通常 で ある 。 ） 。 この 場合 、 首相 は 君主 の 所望 に 基づい て 奉仕 する の で あり 、 君主 の 許容 し た もの を 超える 権力 は 有し ない 。 不祥事 を 起こし た 政府 の 長 は その 失敗 ゆえ に 処刑 さ れる こと すら あっ た 。 この よう な 役職 に は 次 の よう な もの が ある 。  場合 によって は 、 国家 元首 は 名目 上 の 存在 に 過ぎ ず 、 政府 の 長 が 支配 者 で ある こと も ある 。 政府 の 長 が その 役職 を 世襲 する 場合 すら ある 。 この よう な 役職 に は 次 の よう な もの が ある 。   モデル によって は 国家 元首 と 政府 の 長 は 同一 で ある 。 これ に は 以下 の もの が ある 。  この ほか 、 単一 で 最高 の 政治 的 機関 （ 最高 会議 幹部 会 など ） が 集団 で 政府 を 指導 する とともに その 中 から （ 例えば 持ち回り で ） 国家 元首 を 出す よう な 場合 も ある 。  議院 内閣 制 において は 、 政府 は 以下 の よう に 機能 する 。  これら の 要件 の すべて が 、 政府 の 長 の 役割 に 直接 に 影響 を 及ぼす 。 その 結果 、 政府 の 長 は しばしば 、 議会 において 日常 的 な 役割 を 果たす こと と なる 。 すなわち 、 議場 において 、 質問 に対して 答弁 し 、 政府 を 弁護 する の で ある 。 他方 で 、 半 大統領 制 において は 、 議会 の 機能 において それほど の 役割 を 果たす こと は ない 。  多く の 国 において は 、 政府 の 長 は 、 下院 における 政党 支持 の 力 を 基礎 として 、 国家 元首 により 政権 を 組織 する よう 委任 を 受ける 。 国 によって は 、 議会 によって 直接 に 選出 さ れる 。 多く の 議院 内閣 制 において は 、 大臣 が 議員 で ある こと が 求め られる が 、 制度 によって は 、 議員 で ある こと が 禁止 さ れる （ すなわち 、 大臣 就任 とともに 辞任 し なけれ ば なら ない ） こと も ある 。  政府 の 長 が その 権限 を 喪失 する 典型 的 な 方法 は 、 議院 内閣 制 において は 以下 の とおり で ある 。  憲法 によって 政府 の 長 に 認め られ た 権限 の 範囲 および 射程 は 異なる 。 古い 憲法 によって は （ 例えば 、 オーストラリア の 1900 年 の 条文 や ベルギー の 1830 年 の 条文 ） 、 首相 職 について 全く 言及 し ない ものの 、 その 職 が やがて 正式 な 憲法 上 の 地位 を 伴わ ない まま 事実 上 現実 化 し た 。 憲法 によって は 首相 を （ 同輩 中 の 首席 ） と し 、 フィンランド や ベルギー において は 依然として 現に その よう な 実務 で ある 。 しかしながら 、 その他 の 国々 おい て は 、 首相 を 内閣 制度 における 中心 的 で 支配 的 な 立場 と する 。 例えば 、 アイルランド の 首相 は 、 議会 の 解散 を いつ 求める か を 単独 で 決定 する こと が できる 。 他方 で 、 他 の 国々 において は これ は 内閣 の 決定 事項 で あり 、 首相 は その 一員 として 提案 に対し 票 を 投じる に 過ぎ ない 。 において は 、 首相 の 役割 は 、 しばしば 各人 の 個人 的 魅力 や 個性 の 強 さ を 基礎 として 発達 し た 。 例えば 、 クレメント・アトリー に対する ウィンストン・チャーチル や 、 ジョン ・ メージャー に対する マーガレット ・ サッチャー の 例 が ある 。  多く の 国々 において 個人 的 な 指導 力 の 強化 に 伴い 首相 自身 が 「 準 大統領 的 」 な もの へ の 変化 し た と 主張 さ れる 。 その 理由 の 一部 は 、 議会 に で は なく 指導 者 と その 命令 に 焦点 を 当て た マスコミ の 政治 報道 と 、 首相 へ の 権限 集中 の ため で ある 。 その よう な 主張 は 最近 の 2 人 の 英国 首相 に対して なさ れ た 。 マーガレット ・ サッチャー と トニー ・ ブレア で ある 。 また 、 同様 の 主張 は 、 カナダ の ピエール ・ トルドー 首相 や 西ドイツ （ 後 に 統一 ドイツ ） 首相 の ヘルムート・コール に対して も 、 その 在任 中 において なさ れ た 。  政府 の 長 は 国家 元首 同様 に 専用 の 官邸 を 持つ こと が 多い 。 以下 は 政府 の 長 の 官邸 の 例 で ある 。  官邸 の 名称 は 政権 を 指す メトニミー として 使わ れる 。 例えば 「 ダウニング 街 10 番 」 は イギリス の 政権 を 指し て 用い られる 。  似 た よう な もの として 、 国 レベル より も 下位 の 連邦 を 構成 する 政府 （ 少なくとも 国際 法 上 は 国家 元首 を 有 し ない こと が 多い ） の 長 も 官邸 を 持つ こと が ある 。 これ は その 地域 、 州 など の 独立 の 希望 を 示す 表現 として 用い られる こと が ある 。 例えば ベルギー で は 、 北部 に ある オランダ 語 系 の フランデレン 地域 （ フラ マン 語 共同 体 地域 ） の 首相 を 指す もの として 、 ブリュッセル に ある 「 エレラ 」 が 、 ワロン 共同 体 首相 について も ナミュール の 「 エリ ゼット 」 （ 小型 の エリゼ宮 殿 の 意 ） が それぞれ 用い られる 。  もっとも 、 政府 の 長 の 官邸 は 通常 、 国家 元首 （ 儀礼 上 の もの も 含む ） の 官邸 （ 宮殿 と 呼ば れる こと も ある ） より も 低い 扱い を 受ける 。 ただし 、 政府 の 長 と 国家 元首 の 役割 が 統合 さ れ て いる 場合 は 別 で ある 。 例えば 、 アメリカ合衆国 大統領 官邸 で ある ワシントン D . C . ペンシルベニア 通り 1600 番 の ホワイトハウス が ある 。  また 、 国家 元首 の 形式 的 な 代理人 （ 総督 など ） に も 宮殿 の よう な 官邸 が 与え られる こと が ある 。階級 闘争 （ かいき ゅうとうそう 、 Class   conflict ,   class   warfare ,   class   struggle ） と は 、 生産 手段 の 私有 が 社会 の 基礎 と なっ て いる 階級 社会 において 、 階級 と 階級 と の あいだ で 発生 する 社会 的 格差 を 克服 する ため に おこなわ れる 闘争 。 この 闘争 により 革命 が 起きる と さ れ て いる 。 対義語 として 階級 協調 が 挙げ られる 。  マルクス と エンゲルス の 『 共産党 宣言 』 （ 1848 年 ） において は 、 「 今日 まで の あらゆる 社会 の 歴史 は 、 階級 闘争 の 歴史 で ある 」 と 規定 さ れ 、 階級 闘争 は 社会 発展 の 原動力 として 位置づけ られ て いる 。  ソ連 に 代表 さ れる 通称 共産 主義 国家 は 、 貴族 、 資本 家 、 クラーク など を 敵対 階級 として 強制 収容 所 に 送っ たり 、 強制 労働 に 動員 し た ほか 、 裁判 なし で 殺害 する 、 彼ら の 子孫 まで 人権 を 認め ない など の 迫害 を 加え た 。  カール ・ マルクス 、 フリードリヒ・エンゲルス 　 『 共産党 宣言 』西洋 の 冠 （ せい よう の かん むり ） で は 、 西洋 の 君主 （ 特に 国王 ） が 自ら の 権威 を 示す ため に 頭 に かぶる 冠 について 記述 する 。 英語 で   crown   と 呼ば れる もの で 、 日本語 で は 一般 に 王冠 と 訳さ れ 、 皇帝 の 場合 に は 特に 帝 冠 （ 英語 ： imperial   crown ） と も 呼ば れる 。  権力 者 が 権威 の 象徴 として 頭 の 上 に 冠 を かぶる こと は 、 古く から 世界中 で 行わ れ て き た 。 古代 エジプト で は ファ ラオ が 着け た プスケント が あり 、 ペルシア や 中央アジア の 遊牧民 族 で も 宝冠 や 額 飾り など が 使用 さ れ 、 新 羅 の 金冠 や 古代 の 日本 で も 同様 な もの が 出土 し て いる 。  ヨーロッパ で は ローマ帝国 の コンスタンティヌス 大帝 が ペルシア 風 の 額 帯 () を 採用 し 、 以降 の 皇帝 に 伝え た 。  また 、 放射状 （ ぎざぎざ ） の 冠 は 、 太陽 の 象徴 として 古代 ギリシア ・ ローマ で 使用 さ れ た 。 世界 の 七不思議 の 1 つ と さ れる ヘリ オス の 巨像 が かぶっ て い た と 言わ れ 、 近代 で は 自由 の 女神 像 に 使用 さ れ て いる 。  ヨーロッパ で 最も 古い 王冠 の 1 つ に ランゴバルド 王国 の 王冠 で あっ た ロンバルディア の 鉄 王冠 が ある 。 当初 は この よう に 単なる 輪 や 、 それ に 放射状 の ぎざぎざ （ 栓 の 王冠 や 図式 的 な 王冠 の イメージ ） や 少し 複雑 な 装飾 模様 を 付け た もの が 多かっ た 。 この よう な サークレット 部 のみ の もの は 上級 貴族 の 宝冠 （ コロネット ） 、 英 :） として も 使用 さ れ 、 現在 でも イギリス の 貴族 の 正装 で は 身分 ごと の コロネット が 規定 さ れ て いる 。  日本 で は 、 一般 に 西洋 の 君主 が 着用 する 冠 は 王冠 と のみ 訳さ れる が 、 西洋 で は 議会 開会 式 など 平時 に 着用 する 冠 「 」 と 、 特に 戴冠 式 に のみ 着用 する 冠 「 戴冠 （ ） 」 と は 区別 さ れ て いる 。  戴冠 式 に 使用 する 冠 に は 、 ベルベット 等 の 布 で 作っ た 帽子 部 と それ を 保護 する アーチ または ハーフ ・ アーチ が つけ られる よう に なっ た 。 ハーフ ・ アーチ は イギリス で は 4 本 、 大陸 で は 8 本 が 標準 で ある 。 戴冠 用 の 王冠 は 、 多く の 宝石 が 取り付け られ た ため 非常 に 重く なり 、 重要 な 儀式 の 時 に しか 使用 さ れ ず 、 通常 の 公式 行事 において は より 軽い コロネット 型 の もの や 女性 の 場合 、 ティアラ 型 の もの が 使用 さ れる こと が 多い 。  コロネット   ( coronet )   は 、 宝冠 など と 訳さ れる 貴族 用 の 小型 の 冠 で ある 。 イギリス で は 爵位 ごと に 形式 が 定め られ て おり 、 国王 （ 女王 ） の 戴冠 式 など の 正式 な 儀式 において 着用 する 。 また 紋章 の 要素 の 1 つ として 盾 の 上部 に 配置 する 。外交 （ が いこ う 、 ） と は 、 国家 間 の 国際 関係 における 交渉 の こと で 、 関連 する さまざま な 政治 活動 を 指す 。 一般 に 、 外交 官 や 首相 など の 国家 の 代表 と 、 外国 の 代表 と が 国際 社会 における 問題 に 対応 し て いる 。  外交 戦略 に 基づき 立案 さ れる 政策 を 外交 政策 、 または 実際 に 二 国 間 ないし 多国 間 で 行わ れる 具体 的 な 国家 間 交渉 を 外交 交渉 と いう 。  外交 という 言葉 は 外国 と の 交際 に 関わる さまざま な 政治 的 活動 の 総称 で ある が 、 その 内容 に は 二つ の 意味 に 大きく 分類 する こと が できる と 考え られ て いる 。 ハロルド・ニコルソン の 『 外交 』 に よれ ば 、 それ は 「 外交 交渉 」 という 技術 的 側面 と 、 「 外交 政策 」 という 政治 的 側面 で ある 。 外交 という 言葉 は 両者 の 全く 性質 が 異なる 概念 を 包括 し て おり 、 使い分け られる べき もの で ある 。  今日 、 外交 と は 国家 間 の 政府 外交 のみ なら ず 民間 外交 、 議員 外交 、 あるいは NGO など による トラック II 外交 など 、 多様 な 主体 が 行う 国際 交流 ない し 交渉 を さすが 、 そもそも 外交 と は 、 国家 が 国益 の 最大 化 を 図る ため に 行う 諸 活動 の こと を 指す もの で あり 、 国際 社会 一般 、 あるいは 国際 法 において 正当 な 外交 の 主体 と は 主権 国家 で あり 、 すなわち その 国 を 代表 する 政府 が 担う こと を 基本 と し て いる 。  また 外交 は 古来 から 秘密 裏 に 行わ れ て き て おり 、 また 現代 において も その 交渉 の 過程 について は 秘密 裏 に 行う こと が 認め られ て いる 。 これ は 交渉 過程 が 明らか に なる こと によって 外交 交渉 の 運用 そのもの が 制限 さ れる こと を 避ける ため で あり 、 国際 的 に 認め られ て いる 外交 上 の 慣習 で ある 。  外交 は 本来 、 政府 間 の 交渉 の こと を 指す が 、 昨今 で は 一 議員 や NGO 関係 者 が 外国 要人 など と 会談 する 、 いわゆる 民間 外交 や 議員 外交 も 盛ん に なっ て いる 。 この よう な 外交 の 場 は セカンド トラック と 呼ば れる が 、 これ を 外交 と 呼ぶ か どう か について は 疑問 を 持つ 専門 家 も いる 。  外交 における 諸 活動 と は 、 一般 的 に は 国家 による 国際 社会 の 軍事 ・ 経済 ・ 政治 など 諸 問題 に関する 交渉 活動 で ある 。  多く の 国 が 、 政府 に 外交 を 担当 する 組織 を ( 日本 の 場合 外務省 ) 設け 、 また 自国 と 関係 の 深い 国 に 大使館 や 領事館 など の 在外 公館 を 設置 し 外交 官 を 常駐 さ せ て 、 上記 の 活動 を 担当 し て いる 。  外交 そのもの に 独自 の 政治 的 役割 が ある わけ で は なく 、 本質 的 に は 他 の 分野 と の 関係 性 の 上 に 成立 する 手段 的 な 存在 で ある 。  現代 の 外交 において は 現実 主義 的 な 国益 と 国際 法 の 観点 から の 国際 利益 の 両者 の 追求 が 求め られる ため 、 その 理念 は 基本 的 に 二 重 構造 と なる 。 ゆえに 、 どうしても 交渉 において は 理想 と 現実 の 妥協 が 大きな 課題 と なる 。  外交 自体 は 異なる 二つ の 政治 勢力 が 接点 を 持っ た 場合 必然 的 に 発生 する もの で あり 、 例えば 手紙 を 持た せ た 使者 を 交換 する こと や 、 戦場 において 停戦 の 交渉 を 行う ため に 軍隊 の 指揮 官 が 対面 する こと など の 限定 的 、 補助 的 な 手段 として の 外交 は 古代 から 存在 し て いる 。 現存 する 外交 文書 の うち 最も 古い もの は エジプト で 発見 さ れ た アマルナ 文書 で あり 、 これ は 紀元前 14 世紀 の エジプト 第 18 王朝 ・ アメンホテプ 4 世 の もと に 、 ミタンニ や バビロニア など の 周辺 諸国 から 届い た 粘土 板 の 外交 文書 で ある 。 紀元前 13 世紀 中盤 に は 、 エジプト 第 19 王朝 と ヒッタイト 帝国 の 間 で 世界 最古 の 平和 条約 が 締結 さ れ た 。  近代 に いたる まで は 、 世界 の 各 地域 ごと に それぞれ の 外交 関係 が 構築 さ れ て い た 。 東アジア において は 、 圧倒的 な 力 を 持つ 中国 大陸 の 諸 王朝 が 周辺 国 へ の 冊 封 を 行い 、 名目 的 な 君臣 関係 を 結ぶ 、 いわゆる 冊 封 体制 が 築か れ て い た 。  現代 へ と 続く 外交 慣行 は 、 15 世紀 末 の ヨーロッパ に 起源 が ある と さ れ て いる 。 この 時期 、 イタリア の 都市 国家 群 において 、 各国 に 外交 使節 を 常駐 さ せる よう に なっ た 。 外交 を 専門 的 に 取り扱う 部署 を 設け て 、 現代 の よう に 運用 する よう に なっ た の は フランス の リシュリュー が 1624 年 に 外務省 を 開設 し た のち の こと で ある 。 1644 年 から 1648 年 にかけて 三 十 年 戦争 の 講和 会議 で ある ウェストファリア 講和 会議 が 行わ れ た が 、 これ は ヨーロッパ で はじめて の 列国 会議 で あり 、 以後 大 戦争 の 際 に 大 規模 な 国際 会議 が 開催 さ れる 先駆け と なっ た 。 18 世紀 に は ヨーロッパ の 外交 言語 が ラテン語 から フランス語 へ と 移行 し 、 以後 20 世紀 中期 に 英語 にとって かわ られる まで フランス語 は 外交 言語 の 地位 に あり つづけ た 。  1814 年 から 1815 年 にかけて 、 ナポレオン 戦争 の 戦後 処理 を 目的 として 開催 さ れ た ウィーン 会議 は 、 列強 間 の 勢力 均衡 を 軸 と し た ウィーン 体制 を ヨーロッパ に 築き上げ 、 1870 年 まで ヨーロッパ に 比較的 平和 な 期間 を もたらす とともに 、 以後 列国 間 で 国際 会議 を 随時 行う こと で 平和 を 維持 する 方針 が つくら れ た 。 しかし この 方針 は 19 世紀 後半 の 帝国 主義 時代 に 機能 し なく なり 、 2 つ の ブロック に 分断 さ れ た ヨーロッパ に 国家 対立 を 仲裁 できる だけ の 勢力 は 存在 し なく なっ て 、 1914 年 に 第 一 次 世界 大戦 が 勃発 する こと で 破局 を 迎え た 。  一方 、 産業 革命 を 迎え た ヨーロッパ 諸国 の 国力 は 他 地域 を 圧倒 する よう に なり 、 それ まで 欧州 の 外交 秩序 の 外 に い た アジア や アフリカ の 諸国 も この 体制 に 組み込ま れる こと と なっ た 。 オスマン 帝国 は 16 世紀 から フランス を はじめ と する 西洋 諸国 に カピチュレーション を 与え て い た が 、 18 世紀 に 入る と 力 関係 の 逆転 によって これ が 不 平等 条約 化 し 、 カピチュレーション に 含ま れる 治外法権 が 乱用 さ れる よう に なっ た 。 この 治外法権 は 他国 に も 適用 さ れる よう に なり 、 欧州 から 見 て 小国 や 非 文明 国 と みなさ れ た 国家 で は 、 法令 の 未 整備 を 理由 として しばしば 治外法権 や 領事 裁判 権 が 押し付け られる よう に なっ た 。 この 時期 の 外交 の 中心 は パリ で あり 、 第 二 次 世界 大戦 において ドイツ に 占領 さ れる まで その 地位 に あっ た 。  ヨーロッパ において 、 絶対 王政 時代 から 第 一 次 世界 大戦 終結 まで は 、 外交 は 貴族 や 国王 など の 一部 の 特権 階級 による 宮廷 外交 が 主流 で あっ た 。 各国 の 大使 は 母国 から 独立 し た 大きな 権限 を 保有 し て おり 、 嘘 や 謀略 を 張り巡らし 、 軍事 協定 など も 秘密 に し た ため 秘密 外交 と も 呼ば れ 、 2 国 間 外交 を 基本 と し た 。 こうした 外交 は 旧 外交 と 呼ば れる 。  しかし 民主 化 が 進む に したがっ て 外交 の 担い手 は 徐々に 貴族 から 職業 外交 官 へ と 移行 し て いき 、 秘密 外交 の 基礎 と なる 共通 の 階級 という 前提 が 崩れ て いっ た 。 ついで ロシア 革命 によって 成立 し た ソビエト 政権 が 1917 年 11 月 8 日 に 「 平和 に関する 布告 」 を 発し 、 ロシア 帝国 時代 に 結ば れ て い た 秘密 条約 を 公開 し て 、 旧来 の 外交 を 否定 し た 。 さらに これ を 受け て アメリカ の ウッドロウ・ウィルソン 大統領 が 1918 年 1 月 に 「 十 四 か条 の 平和 原則 」 を 発し て 、 やはり 秘密 外交 の 廃止 を 訴え た 。  こうして 外交 革命 と 呼ば れる 転換 が 起き 、 秘密 外交 は 廃止 さ れ 、 第 一 次 世界 大戦 後 に は 、 列国 間 の 調整 機関 として 国際 連盟 が 設立 さ れる など 、 国際 協調 主義 、 軍事 力 行使 禁止 の 原則 など が 打ち たて られ て 、 選挙 を 通じ た 民主 的 統制 に 基づく 外交 が 行わ れる よう に なっ た 。 この 転換 後 の 外交 形態 は 新 外交 と 呼ば れる 。 しかし この 新 外交 体制 は 機能 不全 が 目立ち 、 外交 の 民主 的 統制 は 各国 の 排外 的 な 空気 に 振り回さ れ 、 ナショナリズム や 民族 自決 、 ファシズム の 台頭 など に 何ら 手 を 打つ こと が でき ず 、 第 二 次 世界 大戦 の 勃発 によって 外交 秩序 は 崩壊 し た 。  第 二 次 世界 大戦 によって 世界中 が 大きな 損害 を 被る と 、 連盟 の 反省 を 踏まえ て 1945 年 に 国際 連合 が 設立 さ れ 、 外交 の 秩序 が ふたたび 構築 さ れ た 。 戦後 の 外交 は アメリカ合衆国 と ソヴィエト 連邦 の 2 大国 間 の 対立 、 すなわち 冷戦 下 で 行わ れる こと と なっ た が 、 いっぽう で 国際 機関 の 激増 によって 多国 間 外交 の 重要 性 が 高まり 、 また 交通 ・ 通信 手段 の 改善 によって 政府 首脳 や 本国 の 機関 が 現地 駐留 の 大使館 を 飛び越え て 交渉 を 行う こと も 多く なっ た 。 ソヴィエト 連邦 の 崩壊 によって 冷戦 は 終結 し た が 、 情報 技術 の 進展 によって 一般 市民 も 外国 の 情報 を 容易 に 大量 に 入手 できる よう に なり 、 非 政府 組織 や 多 国籍 企業 など も 外交 に 影響 力 を 及ぼす よう に なっ た 。  カール ・ フォン・クラウゼヴィッツ は 有名 な 『 戦争 論 』 において 「 戦争 と は 他 の 手段 を もっ て する 政治 の 継続 で ある 」 と し 、 戦争 を 外交 の 一 種 と みなし た が 、 軍事 と 外交 は 密接 な 関係 に あり 、 歴史 上 多く の 戦争 は 外交 と 連動 し て 行わ れ て いる 。 その 内容 は 利害 調整 の ため の 討論 から 、 降伏 勧告 まで さまざま で ある 。  現代 において は 兵器 の 高額 化 や 軍隊 の 大 規模 化 、 大量 破壊 兵器 など の 開発 によって 戦争 の コスト や リスク が 飛躍 的 に 高まっ て おり 、 戦争 に 繋がる 事件 が 発生 し て も 、 その 戦争 の 発展 を 抑制 し できる だけ 交渉 により 解決 しよ う と する 傾向 が 強まっ て いる 。  しかし 現代 において も 軍事 力 は 非常 に 外交 上 重要 な 要素 を 占め て おり 、 軍事 演習 や 部隊 配備 による 軍事 プレゼンス は 外交 交渉 に 大きく 影響 し て おり 、 また 実際 に 戦端 が 開か れれ ば 軍事 力 の 有無 が 国際 関係 を 大きく 変化 さ せ 、 軍事 的 優位 が 外交 的 優位 に 繋がる こと も ある 。 降伏 勧告 に関する 外交 交渉 は この 典型 例 で あり 、 軍事 力 によって 相手 国 の 生存 を 脅かす こと は 直接的 な 交渉 材料 と なり うる 。  また この よう な 軍事 力 を 組み込ん だ 外交 戦略 として 軍事 戦略 が ある 。 20 世紀 に は 核兵器 が 開発 さ れ 、 核 戦略 が 重要 な 外交 の 基礎 の ひとつ に も なっ た 。  また 、 1992 年 に は 冷戦 終結 後 世界 各地 で 増加 し つつ あっ た 地域 紛争 を 予防 する ため の 予防 外交 という 概念 が 国連 の ブトロス・ブトロス ＝ ガーリ 事務 総長 によって 提唱 さ れ 、 これ を 受け て 国際 連合 保護 軍 が マケドニア共和国 に 派遣 さ れ 、 また 国際 連合 平和 維持 活動 が 大 規模 化 ・ 強化 さ れ た 。 これ によって マケドニア で は 国際 連合 予防 展開 軍 へ 改組 さ れ た のち 紛争 の 予防 に 成功 し た ものの 、 ソマリア 内戦 （ UNOSOM   II ） や ボスニア・ヘルツェゴビナ 紛争 （ UNPROFOR ） で は 紛争 の 抑止 に 失敗 し 、 国際 連合 ルワンダ 支援 団 （ UNAMIR ） で も ルワンダ 虐殺 を 阻止 する こと は でき なかっ た 。  経済 上 の 利害 は 国益 に 直結 する ため 、 貿易 の 歴史 において 重要 な 外交 課題 と なっ て き た 。 近年 において も 、 グローバル 化 の 急速 な 進展 によって 外交 上 非常 に 重要 な 議題 と なっ て いる 。 また その 内容 も エネルギー 保障 ・ 海洋 資源 ・ 食料 保障 など 多岐 に わたる 。 例えば 貿易 収支 悪化 の 是正 の ため の 関税 引き上げ 、 貿易 相手 国 に対する 輸出 の 自主 規制 、 内需 拡大 の 要求 など が ある 。 経済 支援 や 経済 封鎖 も 外交 上 非常 に 大きな 要素 で あり 、 相手 国 の 経済 を 発展 さ せる こと により 間接 的 に 敵対 勢力 に対する 包囲 網 を 構築 する こと や 、 見返り として 軍事 的 な 支援 を 受ける こと も しばしば 行わ れる 。 先進 国 政府 が 発展 途上 国 政府 に対し 支出 する 政府 開発 援助 は 経済 支援 の 一 種 で あり 、 先進 国 が 途上 国 政府 に対し 影響 力 を 及ぼす ため の 重要 な 手段 と なっ て いる 。  特定 の 資源 を 保有 する 国 が 資源 輸出 と 外交 的 要求 を セット に する こと も ある （ 資源 ナショナリズム ） 。 とくに エネルギー 資源 について は 世界 経済 の 動向 を 左右 する だけ に 、 これ を 巡る 外交 的 な 駆け引き も 国際 関係 上 非常 に 重大 な もの に なり つつ ある 。  日々 変化 する 国際 情勢 に 対応 する ため に 、 情報 の 収集 、 分析 は 外交 に は 不可欠 で ある 。 相手 国 の あらゆる 分野 の 現状 を 把握 する こと により 、 外交 交渉 において 相手 国 の 外交 官 の 言葉 の 背景 や 真意 を 推測 する こと が でき 、 有利 に 交渉 を 進める 上 で 優位 に 立つ こと が できる 。 ほとんど の 外務省 は 在外 公館 の 大使 や 駐在 武官 から の 報告 、 マスメディア の 報道 、 各国 から 提供 さ れる 情報 、 情報 機関 から 提供 さ れる 情報 など から 、 統一 的 に 情報 を 収集 し 、 分析 を 行っ て いる 。 また シンポジウム など における 自国 の 国家 戦略 の 広報 や 文化 交流 も 外交 における 重要 な 役割 の 一つ で ある 。 一方 で 機密 情報 の 流出 を 防ぐ 防諜 も 外交 において は 重要 な 情報 活動 の 一部 で ある 。 外交 交渉 時 の 秘密 保持 は 常に 好ましい 対応 で ある と 考え られ て いる 。 ただし 、 外交 の 民主 的 統制 、 および 秘密 外交 の 禁止 の 観点 から 、 外交 交渉 の 結果 は すぐ に 公開 さ れる こと と なる 。  外交 は その 国 の 利益 すなわち 国益 と 不可分 で ある 。 国益 は 、 国家 が 政策 を 決定 する 基準 とも さ れ 、 ハンス ・ モーゲンソウ は 、 国家 の 外交 政策 は 純粋 な 国益 に 基づい て 決定 さ れる べき で ある と し て いる 。  軍事 力 や 経済 力 以外 に も 、 音楽 ・ 文学 ・ 映画 など を はじめ と する 大衆 文化 や その 国 の 政策 、 政治 的 価値 観 など に 他国 から の 共感 と 好意 を 得る こと で 自国 の イメージ を 向上 さ せ 、 外交 を 有利 に 進める こと も 重視 さ れ つつ ある 。 これ は 軍事 ・ 経済 力 の よう な ハード パワー に 対比 し て 、 ソフト パワー と 総称 さ れる 。 こうした ソフト パワー を 得る ため に 、 他国 の 市民 に対し 自国 の 広報 を 行う こと を パブリック・ディプロマシー と 呼び 、 重要 な 外交 の 一 手段 と なっ て いる 。  各種 の イデオロギー を 掲げ た 国家 が 、 それ に 基づい た 外交 を 行う こと も ある 。 冷戦 時 に は 東西 両 陣営 が それぞれ 共産 主義 と 資本 主義 を 掲げ て 外交 戦 を 繰り広げ た 。 1950 年代 に は 植民 地 の 独立 が 本格 化 する が 、 特に 東側 は この 動き を 外交 的 に 支援 し て い た 。 一方 1970 年代 後半 以降 、 アメリカ は 人権 や 民主 化 など を 外交 で 積極 的 に 主張 する よう に なっ て い た が 、 冷戦 の 終結 し た 1990 年代 以降 、 欧米 や 日本 も こうした 人権 外交 を 主張 する よう に なっ て いっ た 。 とくに 政府 開発 援助 は 人権 外交 や 民主 化 支援 と 組み合わさ れる こと が 多く 、 この 分野 で の 改善 が 事実 上 援助 の 前提 と なっ て いる 。  外交 において 敬称 ・ 席次 ・ マナー など に 見 られる 国際 儀礼 ( プロトコル 、 外交 儀礼 ） は 些細 の よう に 見え て も 、 文化 的 、 政治 的 な 緊張 を 緩和 さ せ 、 外交 交渉 を スムーズ に 進める ため に 、 外交 官 に 心得る 事 が 要求 さ れ て いる 。 例えば 国旗 に関して は 、 国民 国家 の 象徴 で あり 、 破損 し た もの や 汚れ た もの を 使用 し て は いけ ない 。 この 他 に も 各種 国際 儀礼 が 存在 する 。  外交 官 の 席次 に関して は 、 それ まで の ヨーロッパ 内 で の 慣習 を もと に 1815 年 の ウィーン 会議 において 外交 席次 規則 が 明文化 さ れ 、 1818 年 に は アーヘン において 弁理 公使 に関する 附則 が 付け加え られる 形 で 完成 し た 。 この 席次 規則 は 150 年 ほど 継続 し 、 1961 年 に 外交 関係 に関する ウィーン 条約 および 領事 関係 に関する ウィーン 条約 が 制定 さ れ た こと で 現行 の 規則 と なっ た 。  新しい 国家 が 誕生 し た 際 、 他国 は その 国家 の 承認 を 行い 、 ここ で 2 国 間 の 外交 関係 が スタート する 。 特段 の 事情 が ない 限り 国家 承認 は その 国家 の 成立 と 同時に 行わ れる が 、 何らかの 事情 が あっ て 国家 承認 が 行わ れ ない 場合 で あっ て も 、 外交 関係 が 結ば れる 場合 も ある 。 （ たとえば 日本 政府 は 朝鮮民主主義人民共和国 や 中華民国 を 国家 承認 し て は い ない が 、 さまざま な 形 で の 外交 は 行わ れ て いる ） 。  各国 は それぞれ 他国 に 大使館 や 領事館 など の 在外 公館 を 設け 、 特命 全権 大使 （ 大使 ） など の 外交 官 を 常駐 さ せ て 接受 国 と の 間 の 外交 上 の 問題 を 処理 さ せる 。 この 常駐 外交 使節 団 の ほか に 、 特定 の 問題 が 勃発 し た 時 に 、 その 問題 の 交渉 や 処理 のみ を 目的 と する 特別 使節 団 が 送ら れる 場合 が ある 。 こうした 在外 公館 や 外交 官 に は 、 公館 の 不可侵 や 刑事 裁判 権 の 免除 など といった 外交 特権 が 外交 関係 に関する ウィーン 条約 によって 認め られ て いる 。 ただし 外交 使節 の 長 の 派遣 に は 接受 国 の 同意 （ アグレマン ） が 必要 で あり 、 接受 国 が 派遣 さ れる 外交 官 を 好ましく ない と 思っ た 場合 、 および 在任 中 に 問題 が 発生 し た 場合 に は 、 ペルソナ・ノン・グラータ を 発動 し て その 外交 官 の 受け入れ を 拒否 する こと が できる 。 また 、 1 国 に 必ず 1 つ の 在外 公館 が 設け られ て いる わけ で は なく 、 対象 国 と 派遣 国 の 間 の 関係 が それほど 密 で は ない 場合 、 近隣 諸国 に 存在 する 在外 公館 に 対象 国 を 兼 轄 さ せる こと は 珍しく ない 。 19 世紀 に は 大使 は 限ら れ た 大国 間 で 交換 さ れ て い た に すぎ ず 、 通常 の 国家 間 で は 全権 公使 が 交換 さ れ て おり 、 小国 に対して は 弁理 公使 や 代理 公使 が 送ら れる といった よう に 、 国家 の 格 によって 明確 な 序列 が 定め られ て い た 。 しかし 20 世紀 に 入る と 徐々に 大使 の 交換 が 増加 し はじめ 、 1960 年代 に は ほとんど の 国家 で 交換 さ れる 外交 官 の 最高 位 は 大使 に なり 、 公使 は 大使館 の 次席 外交 官 を 指す よう に なっ た 。 なお 、 イギリス 連邦 構成 国 間 において は 、 特命 全権 大使 の 代わり に 高等 弁務 官 が 交換 さ れる が 、 称号 および 信任 状 の 奉呈 以外 は ほぼ 大使 と 同一 の もの として 扱わ れる 。  また 、 大使館 および 大使 と 領事館 および 領事 は 役割 が 異なり 、 大使 が 接受 国 と の 間 の 外交 を 担当 する の に対し 、 領事 は 接受 国 の 担当 地域 内 において 自国 の 国民 や 企業 の 保護 など の 行政 事務 を 行う もの で 、 本来 的 に は 派遣 国 の 行政 機関 の 延長 で ある 。 つまり 領事 は 外交 使節 団 に 含ま れ ない ため 、 外交 関係 が 断絶 し て も 領事 を 置き 続ける こと は 可能 で ある 。 ただし 、 ペルソナ・ノン・グラータ は 領事 に も 発動 可能 で あり 、 領事 関係 に関する ウィーン 条約 によって 外交 特権 も 定め られ て いる ものの 使節 より も 限ら れ た 範囲 の もの と なる 。  上記 の よう な 2 国 間 外交 のみ なら ず 、 国際 会議 や 国際 機関 など で 多く の 国家 が 集まり 共通 の 議題 について 外交 を 行う 、 いわゆる 多国 間 外交 も 盛ん に 行わ れ て いる 。 多国 間 外交 は 19 世紀 の 列国 間 の 会議 外交 に 淵源 を 持つ が 、 第 一 次 世界 大戦 の 勃発 とともに 協商 国 側 で 定期 的 な 会議 が 頻繁 に なり 、 大戦 終結 後 も 対象 を 広げ て 重要 な 外交 の 手段 と なっ て いっ た 。 第 二 次 世界 大戦 後 に は 国際 機関 の 数 は 激増 し 、 多国 間 外交 は より 重要 と なっ て いっ た 。 こうした 多国 間 外交 の 場 として 最も 大きな もの は 国際 連合 で ある が 、 この ほか に も 世界銀行 や 世界 保健 機構 など といった 専門 分野 を 持つ 国際 機関 や 、 東南アジア 諸国 連合 や ヨーロッパ 連合 など の 地域 協力 機構 、 主要 国 首脳 会議 など の 国際 会議 など 、 さまざま な 多国 間 外交 の 場 が 存在 する 。  職掌 として の 外務省 ・ 外交 官 以外 に も 、 さまざま な 立場 から 外交 が 行わ れ て いる 。 各国 政府 の トップ が 直接 会う こと で 外交 を 行う 、 いわゆる 首脳 外交 も その 一つ で ある 。 こうした 首脳 外交 は 、 ナポレオン 後 の ヨーロッパ の 体制 を 定める ため に 列国 の 首脳 が 一堂 に 会し た 1815 年 の ウィーン 会議 を 嚆矢 と する 。 20 世紀 に 入る と 交通 ・ 通信 手段 の 改善 によって 首脳 会談 の コスト が 下がり 、 頻繁 に 行わ れる よう に なっ て いっ た 。 最も 重要 な の は 1975 年 に 開始 さ れ た 主要 国 首脳 会議 で あり 、 この ほか に も APEC 首脳 会議 など さまざま な 首脳 会議 が 開催 さ れ て いる 。 こうした 首脳 会談 、 特に 定期 化 し た 首脳 会談 において は 裏方 で ある 外交 官 や 官僚 たち によって 事前 の 折衝 が ほぼ 終了 し て おり 、 トップ による 直接 対話 という メリット が 薄れ て いる という 指摘 も ある が 、 冷戦 終結 を もたらし た 1989 年 の マルタ 会談 の よう に 、 大きな 成果 を もたらす こと も ある 。 また 、 直接 面会 する だけ で は なく 、 2 か国 の 首脳 間 の 直通 電話 回線 （ ホットライン ） を 設置 し て 緊急 時 に 対話 を 行う こと も ある 。  議員 による 議員 外交 や 、 地方 公共 団体 の 長 あるいは 議員 による 外交 活動 も さかん に おこなわ れ て いる 。 欧州 （ とくに 欧州 連合 とりわけ ストラスブール ） は 議員 外交 が 盛ん な 場所 として 知ら れ て おり 、 欧州 各国 の 密接 な 政治 結合 は 行政府 による 公的 外交 以外 に も 各国 議会 の 議員 団 が 展開 する 公的 ･ 準 公的 外交 による 調整 や 人的 ネットワーク に 依存 する ところ が ある 。  ほか 、 ロビー 活動 も 活発 に 行わ れる 。  各国 の 行政 機関 における 行政 官 の 人材 交流 も 盛ん で あり 、 各 職掌 ･ 省庁 ごと に 研究 員 や 調査官 など の 名目 で 行政 官 同士 の 人事 交流 が おこなわ れる こと が ある 。 軍事 面 で は 駐在 武官 の 伝統 が あり 、 主要 国 の 大使館 に は 大使館 付き の 駐在 武官 が 派遣 さ れ 、 軍事 面 で の 外交 調整 における 実務 面 で の 調整 や 人的 ネットワーク づくり に 従事 し て いる 。 財務省 、 あるいは 各国 中央 銀行 など 公的 機関 の 人材 交流 も さかん に おこなわ れ て いる 。 人事 交流 は 相手 先 国 の 研究所 や 大学 に 研究 者 として 派遣 する 名目 で おこなわ れる こと も 多い 。  日本 において は 、 日本国 憲法 第 73 条 により 内閣 が 外交 関係 を 処理 する と 規定 し て おり 、 実際 の 対外 的 事務 は 外務省 設置 法 により 、 外務 大臣 を 長 と する 外務省 が 所掌 する 。  日本 で は 、 「 日本 は 外交 が 下手 」 という 言説 が よく ある 。  日本 で も 国会 議員 の 海外 視察 など を 通じ 議員 外交 が 展開 さ れ て いる が 、 鈴木 宗男 元 議員 の 対 露 外交 や 山崎 拓 元 議員 の 北朝鮮 外交 など の いわゆる 「 二元 外交 」 が 問題 視 さ れ た こと が ある 。 国会 議員 は 改選 の たび に 議員 として の 地位 が 不安定 と なる ため 、 2009 年 の 衆議院 選挙 の よう に 大 規模 な 現職 議員 の 落選 が 発生 する と 、 従来 の 議員 外交 の ネットワーク ･ コネクション が 大量 に 失わ れる という 弊害 が ある 。  国交 の さかん で ない 第三国 において は 現地 で 活動 し て いる 日系 人 や 日系 企業 、 NGO など が 外交 活動 の 足がかり に なる こと が あり 民間 外交 と 呼ば れる こと が ある 。 貿易 振興 機構 や 観光 協会 の よう な 行政 法人 、 外国 語 学校 、 あるいは ブラジル 日本 文化 福祉 協会 、 サンパウロ 日 伯 援護 協会 、 ブラジル 都道府県 人 会 連合 会 など といった 日系 日本人 会 、 あるいは 日 中 友好 協会 、 日 中 文化 交流 協会 など といった 民族 団体 など が 重要 な 役割 を 果たす こと が ある 。兵士 （ へいし ） は 、 古代 から 現代 まで 国家 の 軍隊 の 軍人 や 、 それ に 準ずる 戦闘 組織 の 構成 員 で あり 、 将官 や 将校 といった 指揮 官 から の 命令 に従って 任務 を こなす 。 個人 や 部族 社会 の 戦士 と は 異なり 、 公然 と 戦闘 の ため に 組織 に 属し て いる 場合 に 使わ れる 。  日本 の 古代 、 律令制 において は 、 中国 の 唐 の 兵制 を 参考 に 編成 さ れ 、 人員 を 年齢 別 に 記載 し た 戸籍 で ある 正 丁 から 一定 の 割合 で 徴発 さ れ た 。 兵士 は 軍団 に 所属 し 、 有事 の 際 の 出兵 や 辺境 防備 の ため の 防人 、 衛士 として 各地 へ 派遣 さ れ た 。 792 年 （ 延 暦 11 年 ） に 一部 を 除い て 原則 的 に 廃止 さ れ 、 任務 は 健児 に 継承 さ れる 。  日本語 の 兵士 は 近代 軍隊 における 、 上位 の 下士官 、 士官 に対する 兵卒 を 指す こと が 多い 。 あるいは 朝鮮 人 日本 兵 を 指す とき の よう に 、 軍人 と 軍属 の 総称 として 用い られる こと も あり 、 いずれ に せよ 制度 的 な 用語 で は ない 。 士官 と 下士官 兵 を 併せ て 将兵 、 将士 と 呼ぶ こと が ある 。  現代 で は 「 兵卒 」 が 兵士 と 同義 の 単語 として 使わ れ て いる 。  本来 は 、 「 兵 」 は 戦闘 要員 で あり 、 「 卒 」 は 兵 を 支援 する 者 を 指し た 。  近代 以降 の 兵士 について 大まか な 分類 を 列挙 する 。  少年 兵 、 老兵 など 。 特に 幼い 少年 兵 は 正規 の 少年 兵 と 区別 する ため 、 子ども 兵士 （ チャイルドソルジャー ） など と も 呼ば れる 。  新兵 、 熟練 兵 、 古参 兵 など 。 退役 し た 兵士 は 単に 退役 軍人 と 呼ば れる こと が 多い が 、 予備 役 に つい て いる 兵士 は 予備 役 兵 と 呼ば れる 。  歩兵 、 騎兵 、 砲兵 、 工兵 、 憲兵 、 水兵 など 、 所属 する 部隊 の 種類 によって 大別 さ れる 。  衛生 兵 など 特技 を 習得 し て いる 兵士 に 専門 の 呼称 が 与え られる こと が ある 。  斥候 、 狙撃 兵 、 守備 兵 、 警備 兵 など 果たし て いる 役割 で 呼ば れる 場合 の 呼称 。  ソル ジャー （ 英語 ： soldier ） の 語源 は 、 古代 ローマ 時代 に は 兵士 の 給与 は 広く 利用 さ れ て い た 通貨 で ある ソリドゥス 金貨 で 支払わ れ た ため 、 「 ソリドゥス 金貨 の ため に 戦う 者 」 を 指す ラテン語 から 来 て いる 。 また 初期 に は 当時 は 生活 必需 品 だっ た 塩 （ Sal ） で 支払わ れ て おり 、 これ が 給与 （ 英語 ： salary ） の 語源 と さ れる 。 現物 支給 は 効率 が 悪い ため 、 後 に 支給 さ れる 塩 と 同額 の 俸給 が ソリドゥス 金貨 で 支払わ れる よう に なっ た 。王政 復古 （ おう せい ふっこ ） は 、 君主 によって 統治 さ れ た 国家 において 、 クーデター や 内戦 など によって 一 度 は 弱まっ たり 、 廃止 さ れる など し た 君主 制 が 、 何等 か の 理由 によって 復活 する 現象 で ある 。 復辟 （ ふくへき ） 、 政体 が 帝国 の 場合 は 帝政 復古 と も 言う 。  王政 復古 は 2 類型 に 分類 できる 。  1 つ 目 は 、 王家 は 制度 上 存在 する が 、 立憲 君主 制 や 別 の 王家 により 旧来 の 王家 の 権力 が 制限 さ れ た 状態 から 、 旧来 の 王家 が 権力 を 奪還 する 例 で ある 。 例 として 、 日本 の 建 武 の 中興 （ 建 武 の 新政 ） （ 1333 年 、 皇室 が 鎌倉 幕府 を 倒し て 政権 を 奪還 し た 王政 復古 ） 、 明治維新 （ 1868 年 、 皇室 ・ 薩摩 藩 ・ 長州 藩 の 連合 軍 が 徳川 将軍家 を 倒し て 皇室 による 政府 を 樹立 し た 王政 復古 ） 、 ネパール （ 1951 年 の ラナ 家 の 支配 から の 王政 復古 、 2005 年 の 立憲 君主 制 から の 王政 復古 ） が ある 。  2 つ 目 は 、 共和 制 の 状態 から 君主 制 が 復活 する 例 で ある 。 イギリス （ 1660 年 ） 、 スペイン （ 1975 年 の フランコ 独裁 から の 王制 復古 ） 、 カンボジア （ 1993 年 の 内戦 の 収拾 と 民主 化 による 王制 復古 ） 等 が ある 。  君主 制 が 復活 し て も 、 憲法 によって 君主 の 権力 が 制限 さ れる など 、 民主 政体 を 採用 し た 場合 は 「 王制 復古 」 と 呼ば れる 場合 が ある 。  1642 年 に イングランド で 清教徒 革命 が 起こっ た 。 革命 の 指導 者 オリヴァー・クロムウェル は 1649 年 に チャールズ 1 世 を 処刑 し 、 王政 が 廃止 さ れ た 。 議会 派 は クロムウェル を 護国 卿 に 任命 し た が 、 その 死後 に 護国 卿 を 継承 し た 子 の リチャード・クロムウェル に は 政治 力 が 無く 、 自ら 辞任 を 申し出 た 。 その ため 、 議会 は チャールズ 1 世 の 子 チャールズ 2 世 に 王権 を 返還 し 、 1660 年 に ステュアート 朝 が 復活 し た 。  1792 年 8 月 10 日 、 フランス 革命 政府 は 国王 ルイ 16 世 を 逮捕 し 王権 を 停止 。 翌 1793 年 に 国民 公会 が ルイ 16 世 の 処刑 を 議決 し ギロチン で 殺害 し た 。 以降 フランス は 第 一 共和 政 へ 、 さらに 第 一 帝政 へ と 移行 し た 。 1814 年 、 ナポレオン 戦争 に 敗れ た 皇帝 ナポレオン 1 世 が 退位 し 、 ルイ 16 世 の 弟 ルイ 18 世 が 即位 し て ブルボン 朝 が 復活 し た 。 翌年 、 ナポレオン の エルバ 島 脱出 によって ルイ 18 世 は 再び 国外 へ 亡命 する が 、 ナポレオン の 支配 が 百 日 天下 に 終わる と 帰国 し た 。 ブルボン 朝 は 1830 年 に 断絶 し 、 オルレアン 朝 が 成立 し た が 、 二月 革命 によって 王政 は 滅ん だ 。 以後 、 第 二 帝政 の 時期 を 経 て 、 フランス に 共和 政 が 定着 し た 。  1874 年 1 月 に 王制 が 廃止 さ れ て 共和 政 （ 第 一 共和 政 ） が 短期間 敷か れ て い た が 、 1874 年 に 最初 の 王制 復古 が 行なわ れ て 共和 制 が 廃止 さ れ た 。  1931 年 ので 共和 主義 派 が 勝利 し た の を 受け て ボルボン 家 の アルフォンソ 13 世 が 退位 、 第 二 共和 政 が 成立 し た 。 しかし 政情 は 安定 せ ず 、 スペイン 内戦 の 後 に フランコ の 独裁 体制 が 1939 年 に 固まっ た 。 フランコ 自身 は 王政 復古 を 望ん で い た が 、 王位 継承 権 者 で ある バルセロナ 伯 フアン が フランコ 体制 を 支持 せ ず 、 フランコ 自身 が 首相 と 摂政 を 兼ねる スペイン 総統 に 就任 し て 全権 を 掌握 する 体制 が 続い た 。 その後 、 1967 年 に バルセロナ 伯 の 息子 フアン・カルロス が 国王 候補 に 指名 さ れ 、 1975 年 に フランコ が 死去 する と ボルボン 家 による 二 度目 の 王制 復古 が 行なわ れ た 。  ギリシャ 王国 で は 1923 年 に 総 選挙 で 共和 派 が 勝利 し た 。 翌 1924 年 12 月 の 国民 投票 で 共和 制 へ の 移行 が 決定 し 、 国王 ゲオルギオス 2 世 は 亡命 し た 。 しかし 汚職 の 横行 と 世界 恐慌 の 影響 で 政治 的 に 行き詰まり 、 1935 年 11 月 3 日 の 国民 投票 で 王政 復古 が 決定 し た 。 その後 、 1967 年 に パパドプロス 大佐 の クーデター によって 国王 コンスタンティノス 2 世 が 追放 さ れ 、 1973 年 に 共和 制 の 復活 が 宣言 さ れ 、 翌 1974 年 12 月 の 国民 投票 で も 承認 さ れ た 。  元弘 3 年 / 正 慶 2 年 （ 1333 年 ） 、 後醍醐天皇 は 鎌倉 幕府 を 打倒し て 政権 を 奪還 し 、 建 武 の 中興 （ 新政 ） を 始め た 。 天皇 自身 が 武力 を 用い て 政権 を 奪還 し た 例 で あり 、 この 点 で は 明治維新 の 王政 復古 より も 、 より 純粋 な 意味 で の 王政 復古 で ある と いえる 。 英語 に は   " Kemmu   Restoration "（ 建 武 の 復古 ） と 訳さ れる 。  慶応 3 年 12 月 9 日 （ 1868 年 1 月 3 日 ） 、 明治天皇 の 名 により 天皇 親政 を 宣言 し た 。 王政 復古 の 大 号令 と も 呼ば れる 。 内容 は ( 1 ) 摂関 制度 （ 摂政 ・ 関白 ） の 廃止 ( 2 )（ 慶喜 の ） 将軍 職 辞職 を 勅許 ( 3 ) 江戸 幕府 の 廃止 ( 4 )（ 新た に ） 総裁 、 議定 、 参与 の 三 職 を 置く という もの で 、 江戸 幕府 の 廃絶 と 、 天皇 による 新 政府 の 成立 を 宣言 する もの で あっ た 。 明治天皇 は 15 歳 と 少年 期 で あり 、 政治 の 実権 は 岩倉 具視 ら 一部 の 公家 と 薩摩 藩 ・ 長州 藩 が 掌握 し て い た が 、 形式 上 は 天皇 が 権力 を 直接 行使 する 政治 （ 天皇 親政 ） を 宣言 する もの で あっ た 。  王政 復古 の 大 号令 は 、 慶応 3 年 10 月 14 日 （ 1867 年 11 月 9 日 ） に 将軍 徳川 慶喜 が 政権 を 返上 （ 大政奉還 ） し 討幕 の 大義名分 が 失わ れ た ため 、 討幕 派 で あっ た 岩倉 具視 や 大久保 利通 ら が 、 倒幕 の 大義名分 を 得る ため に 決行 し た クーデター で あっ た 。 その後 に 倒幕 は 成就 し 、 明治維新 が 実現 し た 。  辛 亥 革命 後 の 民 国 6 年 （ 1917 年 ） に 、 清朝 の 廃帝 で ある 愛 新 覚 羅 溥儀 が 、 再び 皇位 に 復帰 し た 。 この 時 に 、 溥儀 の 治世 で 使わ れ た 元号 で ある 宣 統 が 再 使用 さ れ 、 日付 も “ 民 国 6 年 ” から “ 宣 統 9 年 ” に 変更 さ れ た 。 この 溥儀 の 復位 は 張 勲 復辟 と 呼ば れ て いる 。 しかし 、 溥儀 の 復辟 は 12 日間 で 撤回 さ れ 、 日付 も “ 民 国 6 年 ” に 復 っ た 。  1970 年 3 月 17 日 、 当時 の 国王 ノロドム・シハヌーク が 外遊 中 に 、 ロン ・ ノル による クーデター によって 王制 が 打倒 さ れ 、 クメール 共和 国 が 樹立 。 以後 、 民主 カンプチア 、 ヘン・サムリン 政権 、 カンボジア 内戦 等 の 激動 の 歴史 を 経 て 、 国民 議会 総 選挙 により 1993 年 に 立憲 君主 制 を 採択 。 シハヌーク が 国王 に 復位 し 、 王制 復古 が 実現 し た 。  ネパール 王国 の ゴルカ 朝 （ シャハ 朝 ） で は 、 1846 年 以来 ラナ 家 が 独裁 権力 を 掌握 し て 宰相 を 世襲 し 、 シャハ 家 は 名目 のみ の 王家 と なっ て い た 。 1950 年 、 トリブバン 国王 は インド に 亡命 。 宰相 モハン・シャムシェル・ジャンガ・バハドゥル・ラナ は トリブバン の 孫 で 3 歳 の ギャネンドラ を 国王 に 擁立 する が 、 これ は 周辺 諸国 の 承認 を 得 られ なかっ た 。  1951 年 2 月 、 トリブバン 国王 は インド から 帰国 する と 、 104 年間 にわたる ラナ 宰相 家 による 支配 の 終わり を 宣言 し た 。  2005 年 2 月 1 日 、 ギャネンドラ 国王 は 、 シェール・バハドゥル・デウバ 首相 を 解任 、 議会 を 無 期限 解散 し 、 国王 による 直接 統治 （ 国王 親政 ） を 宣言 。 立憲 君主 制 から 絶対 君主 制 へ の 「 復古 」 を 行っ た 。 しかし これ は 反 独裁 運動 の 高まり を 招き 、 2006 年 4 月 に 親政 は 終焉 する （ ロクタントラ・アンドラン ） 。  ブラジル は 、 過去 、 帝国 だっ た 時期 が ある 。 最後 の 皇帝 ペ ドロ 2 世 の 子孫 は 、 今 でも ブラジル 国内 に 住ん で おり 、 ブラジル 国民 の 中 に は 、 ペ ドロ 2 世 の 子孫 の 皇位 復活 運動 を 展開 し て いる 者 も いる 。 保守 傾向 の 社会民主党 議員 の 中 に も 、 皇位 復活 を 支持 する 議員 が いる 。 1993 年 、 ブラジル で は 統治 形態 に関する 国民 投票 が 行わ れ 、 3 分の 2 が 共和 制 を 選択 する 一方 、 13 . 2 % は 君主 制 を 選択 し た 。 2018 年 現在 の ブラジル 皇 家 の 長 は ペドロ・カルルシュ で ある 。地方 公共 団体 （ ちほう こうきょう だ ん たい 、 ） は 、 日本 の 地方自治体 （ 地方 政府 ） を 指す 。  地方 公共 団体 は 、 国 の 領土 ・ 人 等 の 、 全部 で は なく 一部 を 、 支配 ・ 統治 する 日本 の 行政 機関 （ あるいは 行政 機関 の 集まり ） で ある 。  国 と 同様 に 地方 公共 団体 も 、 人的 要素 で ある 住民 、 空間 的 要素 で ある 領域 、 支配 権 （ 地方 統治 権 または それ を 担う 地方 政府 ） の 3 つ の 要素 から 構成 さ れる と 考え られ て いる が 、 一定 の 領域 を 支配 する 地方 政府 （ 地方 統治 権 を 行使 し 支配 する 側 ） を 指す 場合 も あれ ば 、 そこ に 住む 住民 （ 被治者 ） も 含める 場合 も ある 。  地方 自治 法 上 の 地方 公共 団体 は 、 普通 地方 公共 団体 及び 特別 地方 公共 団体 から なり （ 地方 自治 法 1 条 の 3 第 1 項 ） 、 普通 地方 公共 団体 に は 都道府県 及び 市町村 （ 地方 自治 法 1 条 の 3 第 2 項 ） 、 特別 地方 公共 団体 に は 特別 区 、 地方 公共 団体 の 組合 、 財産 区 が ある （ 地方 自治 法 1 条 の 3 第 3 項 ） 。 なお 、 憲法 上 の 「 地方 公共 団体 」 は 法律 上 の 「 地方 公共 団体 」 と は 範囲 が 異なる （ 昭和 38 年 3 月 27 日 最高裁 大 法廷 判決 刑 集 17 巻 2 号 121 頁 参照 ） 。  なお 地方自治体 、 自治体 と 呼ば れる 場合 も ある が 、 法令 上 は 「 自治体 」 と 言う 文言 は 使用 せ ず 、 地方 公共 団体 で 統一 さ れ て いる （ ただし 、 かつて は 自治体 警察 の 制度 が あり 、 また 一部 特殊 財団 法人 に 「 自治体 」 を 冠する もの も あっ た ） 。 これ は あくまでも 法令 （ 告示 、 通達 まで ） で あり 、 公的 機関 の 他 の 文書 上 で は 通常 の 使用 が さ れる 。  日本国 憲法 は 4 か条 から なる 「 地方 自治 」 という タイトル の 独立 し た 章 を 置き 、 第 92 条 から 第 95 条 の すべて の 条文 に 「 地方 公共 団体 」 という 語 が 使わ れ て いる 。  1963 年 （ 昭和 38 年 ） の 最高 裁判所 判決 に よれ ば 「 憲法 が 特に 一章 を 設け て 地方 自治 を 保障 する に い た つた 所以 の もの は 、 新 憲法 の 基調 と する 政治 民主 化 の 一環 として 、 住民 の 日常 生活 に 密接 な 関連 を もつ 公共 的 事務 は 、 その 地方 の 住民 の 手 で その 住民 の 団体 が 主体 と なつ て 処理 する 政治 形態 を 保障 せ ん と する 趣旨 」 で ある と し 、 この 趣旨 から 憲法 上 の 地方 公共 団体 と は 「 単に 法律 で 地方 公共 団体 として 取り扱わ れ て いる という こと だけ で は 足ら ず 、 事実 上 住民 が 経済 的 文化 的 に 密接 な 共同 生活 を 営み 、 共同 体 意識 を もつ て いる という 社会 的 基盤 が 存在 し 、 沿革 的 に み て も 、 また 現実 の 行政 の 上 において も 、 相当 程度 の 自主 立法 権 、 自主 行政 権 、 自主 財 政権 等 地方 自治 の 基本 的 権能 を 附与 さ れ た 地域 団体 で ある こと を 必要 と する もの と いう べき で ある 」 と し て いる （ 最大 判 昭和 38 ・ 3 ・ 27 刑 集 17 巻 2 号 121 頁 ） 。  憲法 上 の 地方 公共 団体 の 範囲 について 学説 は 分かれ て いる が 、 通説 は 憲法 上 の 地方 公共 団体 は 地方 自治 法 上 の 地方 公共 団体 の うち 都道府県 と 市町村 （ 普通 地方 公共 団体 ） を 指し て いる もの と 解し て いる 。  日本国 憲法 第 92 条 は 「 地方 公共 団体 の 組織 及び 運営 に関する 事項 は 、 地方 自治 の 本旨 に 基い て 、 法律 で これ を 定める 。 」 と し て いる 。 普通 地方 公共 団体 の 組織 や 運営 に関する 事項 は 地方 自治 法 を 中心 と する 法令 によって 定め られ て いる 。  この 規定 の 「 地方 公共 団体 」 は 一般 的 に 想定 さ れる 地方 政府 を 指す とも 解さ れる が 、 「 運営 」 に は それ に 参加 する 住民 も 含ま れる こと から 住民 を 含む 意味 で 用い られ て いる と も 解さ れる 。  本条 により 「 組織 及び 運営 に関する 事項 」 は 法律 事項 と さ れ て いる 。 明治 憲法 で は 地方 自治 に は 憲法 上 の 保障 は なかっ た が 自主 組織 編成 権 が 固有 事務 と さ れ て い た 。 日本国 憲法 で は 組織 及び 運営 に関する 事項 は 法律 事項 と なっ た が 、 地方 公共 団体 の 自主 性 から 「 地方 自治 の 本旨 に 基い て 」 という 法律 に対する 条件 を 付し て いる 。  日本国 憲法 第 93 条 第 1 項 は 「 地方 公共 団体 に は 、 法律 の 定める ところ により 、 その 議事 機関 として 議会 を 設置 する 。 」 と し て いる 。 憲法 93 条 は 単に 「 議事 機関 として 議会 を 設置 」 と 規定 し て いる だけ で 権限 等 は 憲法 上 明確 で ない という 指摘 が ある 。  また 、 日本国 憲法 第 93 条 第 2 項 は 「 地方 公共 団体 の 長 、 その 議会 の 議員 及び 法律 の 定める その他 の 吏員 は 、 その 地方 公共 団体 の 住民 が 、 直接 これ を 選挙 する 。 」 と し て いる 。  憲法 93 条 は 地方 政府 の あり方 を 定め た もの と も 解さ れる が 、 2 項 に は 「 住民 」 が 登場 する こと から 住民 を 含む 意味 で 用い られ て いる と も 解さ れる 。  なお 、 地方 自治 法 で は 、 町村 で は 条例 で 議会 を 置か ず に 選挙 権 を 有する 者 全員 による 町村 総会 を もっ て 議会 に 代える こと が できる と し て いる （ 地方 自治 法 94 条 ） 。  日本国 憲法 第 94 条 は 「 地方 公共 団体 は 、 その 財産 を 管理 し 、 事務 を 処理 し 、 及び 行政 を 執行 する 権能 を 有し 、 法律 の 範囲 内 で 条例 を 制定 する こと が できる 。 」 と し て いる 。  憲法 94 条 の 規定 に いう 「 条例 」 に は 議会 が 制定 する もの の ほか 首長 や 委員 会 等 が 制定 する 規則 まで 広く 含む 。 憲法 94 条 は 地方 政府 の 権限 を 定め た もの と も 解さ れる が 、 条例 は 住民 によって 構成 さ れる 町村 総会 （ 地方 自治 法 94 条 ・ 95 条 ） で も 制定 できる から 住民 を 含む 意味 で 用い られ て いる と も 解さ れる 。  日本国 憲法 第 95 条 は 「 一 の 地方 公共 団体 のみ に 適用 さ れる 特別 法 は 、 法律 の 定める ところ により 、 その 地方 公共 団体 の 住民 の 投票 において その 過半数 の 同意 を 得 なけれ ば 、 国会 は 、 これ を 制定 する こと が でき ない 。 」 と し て いる 。  憲法 95 条 は 特定 の 地方 政府 の 権限 について 異なる 扱い を する こと を 想定 し た もの と さ れ 、 内閣 法制 局 の 見解 で も 「 一 の 地方 公共 団体 のみ に 適用 さ れる 特別 法 」 は 「 特定 の 地方 公共 団体 の 組織 、 運営 、 権能 、 権利 、 義務 について の 特例 を 定める 法律 」 を 意味 し て いる と 解し て いる が 、 英 米 法 の 個別 的 地域 法 （ private   local   act ） を モデル に し た もの と 理解 すれ ば 当該 住民 について の 異なる 扱い について も 適用 が 想定 さ れ て いる の で は ない か と する 指摘 が ある 。  地方 自治 法 上 の 「 地方 公共 団体 」 に は 以下 の よう な 種類 が ある （ ） 。  この ほか 「 市町村 の 合併 の 特例 に関する 法律 」 に 規定 する 特別 地方 公共 団体 として 合併 特例 区 が ある 。 なお 、 行政 区 は 政令 指定 都市 の 下位 に ある が 独立 し た 地方 公共 団体 で は ない 。  地方 自治 法 上 の 位置づけ により 「 地方 公共 団体 」 は 以下 の よう に も 区分 さ れる 。  地方 公共 団体 は 法人 格 を 有する （ 第 1 項 ） 。  なお 、 以下 の 地方 公共 団体 は 廃止 さ れ て いる 。  市町村 の 区域 内 に 住所 を 有する 者 は 、 当該 市町村 及び これ を 包括 する 都道府県 の 住民 と なる （ 1 項 ） 。  地方 公共 団体 は 住民 の 福祉 の 増進 を 図る こと を 基本 として 、 地域 における 行政 を 自主 的 かつ 総合 的 に 実施 する 役割 を 広く 担う こと と さ れ て いる （ ） 。  住民 は 、 法律 の 定める ところ により 、 その 属する 普通 地方 公共 団体 の 役務 の 提供 を ひとしく 受ける 権利 を 有し 、 その 負担 を 分 任 する 義務 を 負う 。 （ 2 項 ） 。  住民 の 権利 に は 次 の よう な もの が ある 。  地方 公共 団体 に は 議事 機関 として 議会 、 執行 機関 として 地方 公共 団体 の 長 及び 各 委員 会 ・ 委員 が 置か れる （ 地方 自治 法 上 の 執行 機関 ） 。  地方 公共 団体 の 組織 は 議会 を 構成 する 議員 と 地方 公共 団体 を 代表 する 長 を ともに 住民 が 直接 選挙 する 二元 的 代表 制 を とり 首長 制 あるいは 大統領 制 と 呼ば れる 。 ただし 、 日本 の 地方 公共 団体 の 組織 に は 議院 内閣 制 的 要素 も 多く 取り入れ られ て おり 、 議案 提出 権 や 予算 提出 権 、 議会 解散 権 が 認め られ て い ない アメリカ の 大統領 制 と は 異なる もの と なっ て いる 。  地方 公共 団体 に は 議事 機関 として 議会 が 設置 さ れる （ 日本国 憲法 第 93 条 1 項 、 地方 自治 法 第 98 条 ） 。 任期 は 4 年 で ある （ 地方 自治 法 第 93 条 1 項 ） 。 なお 、 町村 の 場合 、 条例 で 議会 を 置か ず に 選挙 権 を 有する 者 の 総会 （ 町村 総会 ） を 設ける こと が できる （ 地方 自治 法 94 条 ） 。  地方 議会 は 次 の よう な 権限 を 有する 。  普通 地方 公共 団体 の 長 として 、 都道府県 に 知事 （ 都道府県 知事 ） 、 市町村 に 市町村 長 が 置か れる （ 地方 自治 法 139 条 ） 。 任期 は 4 年 で ある （ 地方 自治 法 第 140 条 1 項 ） 。  普通 地方 公共 団体 の 長 は 次 の よう な 権限 を 有する 。  委員 会 は 規則 その他 の 規定 を 定める こと が 出来る （ 第 138 条 の 3 ） 。  設置 し なけれ ば なら ない 行政 委員 会 及び 委員 （ 第 180 条 の 5 ）  委員 会 の 委員 長 または 委員 は 非常勤 で ある （ 第 180 条 の 5 第 5 項 ）  副 知事 、 副 市町村 長 、 会計 管理 者 、 吏員 など が 置か れる 。  地方 公共 団体 は 財産 を 管理 し 、 事務 を 処理 し 、 及び 行政 を 執行 する 権能 を 有し 、 法律 の 範囲 内 で 条例 を 制定 する こと が できる （ 日本国 憲法 第 94 条 ） 。  地方 公共 団体 は 、 その 事務 を 処理 する にあたって は 、 住民 の 福祉 の 増進 に 努める とともに 、 最少 の 経費 で 最大 の 効果 を 挙げる よう に し なけれ ば なら ない と さ れ て いる （ 地方 自治 法 第 2 条 第 14 項 ） 。  日本国 憲法 第 94 条 で は 、 地方 公共 団体 に 条例 ・ 規則 の 制定 権 （ 自治 立法 権 ） を 保障 し て いる 。 憲法 に いう 条例 に は 地方 自治 法 に 規定 さ れる 条例 、 地方 公共 団体 の 長 が 定める 規則 及び 地方 公共 団体 内 の 行政 委員 会 が 定める 規則 その他 の 規程 が 含ま れ て いる 。  条例 は 、 法令 に 違反 し ない 限り において 定める こと が でき （ 地方 自治 法 第 14 条 第 2 項 ） 、 また 自治 事務 の すべて について 定める こと が できる 。  条例 に は 、 2 年 以下 の 懲役 ・ 禁錮 、 100 万 円 以下 の 罰金 、 科料 、 拘留 、 5 万 円 以下 の 過料 等 を 科する こと が できる （ 地方 自治 法 第 14 条 第 2 項 ） 。  条例 について は 、 住民 による 制定 改廃 請求 が 認め られ 、 又 、 地方 公共 団体 の 長 が 再議 に 付する こと が できる など （ 地方 自治 法 第 12 条 、 第 74 条 、 第 176 条 ） 、 国 の 法律 に は ない 制度 が ある 。  公 の 施設 と は 、 普通 地方 公共 団体 が 、 住民 の 福祉 を 増進 する 目的 を もつ て その 利用 に 供する ため に 設ける 施設 を いう （ 地方 自治 法 第 244 条 第 1 項 ） 。政権 （ せ いけん ） と は 、 国 の 政治 機構 を 動かす 政治 権力 の こと で ある 。 議院 内閣 制 の もと で は 、 選挙 を通じて 議会 で 多数 を 得 た 政党 が 政権 を 担当 する 。  政権 は 政治 を 実行 する 能力 で ある が 、 多く の 場合 は 行政 権 を 中心 と する 権力 を 指す 。 ただし 、 単に 行政 権 のみ に とどまら ず 、 立法 権 も 含め た 権力 を 指す 場合 が 多い 。  政権 （ 厳密 に は 行政 権 ） を 担当 する 政党 を 与党 と いう 。 「 政権 与党 」 という 言葉 も 聞か れる 。 議院 内閣 制 の 場合 、 一般 的 に は 議会 で 多数 を しめる 政党 が 政権 を 担当 し 与党 と なる 。 大統領 制 の 場合 に は 、 議会 の 少数 党 で あっ て も 大統領 が 所属 する 政党 が 行政 権 を 担当 する ため 、 与党 で ある 。 議院 内閣 制 の 日本 で は ほとんど の 場合 、 立法 権 を 持つ 政党 が 行政 権 を も 担当 し て いる ため 、 この 定義 は 曖昧 な 面 も ある 。  なお 、 政権 を 担当 し て い ない 政党 は 野党 と よば れ 、 政権 を 監視 し 権力 の 濫用 を 抑える こと が 期待 さ れ て いる 。 野党 が 存在 し ない 、 もしくは 極端 に 小規模 な 野党 しか 存在 し ない 場合 は 政権 が 拡大 し 、 独裁 政権 が 誕生 し やすい 。  政権 という 言葉 は 、 政府 と ほぼ 同義 で 使わ れる 場合 も ある 。  民主 主義 国家 において は 、 政治 上 の 権力 は 国民 に 属する が 、 一般 的 に は 国民 が 政権 を 保持 し て いる と は 言わ ない 。 多く の 場合 は 国家 元首 もしくは 首相 を 中心 として 、 閣僚 や 与党 が 政権 を 保持 する と 認識 さ れる 。 国家 元首 や 首相 を 輩出 する 政党 に 変更 が あっ た 場合 、 「 政権 交代 」 と よば れ 、 政治 上 の 重要 な 出来事 として 扱わ れる 。 二 大 政党 制 や 多党 制 で は しばしば 政権 交代 が 行わ れる 。  戦後 の 日本 は おおむね 自由民主党 による 一 党 優位 政党 制 の 国家 で あり 、 1955 年 から 1993 年 まで 政権 交代 は 行わ れ なかっ た 。  議会 制 民主 主義 の 下 で は 、 国民 が 各 政党 の 掲げる 政策 を もと に 選挙 によって 政権 を 選択 する ので 、 広義 に は 、 政権 獲得 時 に 選挙 で 掲げ た 政策 を 実行 する 能力 の こと を 意味 する 。 狭義 に は 、 国民 生活 に 支障 を 及ぼす こと なく 、 無 政府 状態 に なら ない 程度 に 最低限 の 治安 維持 、 国防 を 遂行 する 能力 の こと で ある と いえる 。  日本 で 政権 交代 が ほとんど なさ れ ない 理由 として 、 与党 側 から は 野党 が 政権 担当 能力 を 有 し ない こと が 原因 と 指摘 さ れる こと が 多い が 、 近年 は 野党 内 に も かつて 政権 中枢 に 参与 し て い た 顔ぶれ も 存在 し て いる 為 、 一概に 政権 担当 能力 の 有無 のみ を 以 って 政権 交代 が 行わ れ ない 理由 を 論ずる こと は 難しく なっ て いる 。火刑 式 （ かけ い しき ） は 、 デモ 行動 の 一環 として 抗議 対象 を 象徴 する もの を 燃やす 行為 を 指す 。  対象 として は 、 政治 家 、 国家 、 政府 、 企業 、 世界 機関 など が ある 。 対象 と なる 人物 の 人形 や 写真 、 企業 の 製品 、 対象 国 の 国旗 、 あるいは 象徴 物 など を 燃やす 。 韓国 や 中国 で 日本 の 国旗 や 日本 の 首相 の 人形 が 燃やさ れる 、 あるいは 中東 で アメリカ や イスラエル の 国旗 が 燃やさ れる など の 例 が あげ られる 。  国 によって は 例えば 宗教 （ 経典 や 神像 など ） あるいは 国家 の 象徴 （ 国旗 など ） に対する 故意 の 破損 を 禁じ て いる ところ も ある 。 アメリカ は 表現 の 自由 を 保証 し た 憲法 の 条文 により この よう な 行為 を 処罰 する 法律 は 違憲 という 最高裁 の 判断 が 出 て いる 。 憲法 に 表現 の 自由 が 同じ よう に 明記 さ れ て いる 他 の 国 で は 公共 の 利益 など の 理由 で 違法 化 さ れ て いる 場合 も ある が これ に は 賛否 両論 が 存在 する 。 日本 で は 外国 の 国旗 の 破損 を 違法 （ 外国 国 章 損壊 罪 ） と し て おり 、 数少ない ながら 有罪 と し た 判例 も 存在 する 。啓蒙 思想 （ けいもう し そう 、 ,   ,   ） と は 、 理性 による 思考 の 普遍 性 と 不変 性 を 主張 する 思想 。 その 主義 性 を 強調 し て 、 啓蒙 主義 （ けいもう し ゅぎ ） と も 言う 。 ヨーロッパ 各国 語 の 「 啓蒙 」 にあたる 単語 を 見 て 分かる よう に 、 原義 は 「 光 で 照らさ れる こと 」 で ある 。 自然 の 光 （ ） を 自ら 用い て 超 自然 的 な 偏見 を 取り払い 、 人間 本来 の 理性 の 自立 を 促す という 意味 。  時代 的 に 先行 する ルネサンス を 引き継ぐ 側面 も あり 、 科学 革命 や 近代 哲学 の 勃興 とも 連動 し 、 一部 重複 も する が 、 一般 的 に は 専ら （ 経験 論 的 ） 認識 論 、 政治 思想 ・ 社会 思想 や 道徳 哲学 （ 倫理 学 ） 、 文芸 活動 など を 指す こと が 多い 。 17 世紀 後半 に イギリス で 興り 、 18 世紀 の ヨーロッパ において 主流 と なっ た 。 フランス で 最も 大きな 政治 的 影響 力 を 持ち 、 フランス 革命 に 影響 を 与え た と さ れる 。 ヨーロッパ で 啓蒙 思想 が 主流 と なっ て い た 17 世紀 後半 から 18 世紀 にかけて の 時代 の こと を 啓蒙 時代 と 言う 。  啓蒙 思想 は あらゆる 人間 が 共通 の 理性 を もっ て いる と 措定 し 、 世界 に 何らかの 根本 法則 が あり 、 それ は 理性 によって 認知 可能 で ある と する 考え方 で ある 。 方法 論 として は 17 世紀 以来 の 自然 科学 的 方法 を 重視 し た 。 理性 による 認識 が そのまま 科学 的 研究 と 結びつく と 考え られ 、 宗教 と 科学 の 分離 を 促し た 一方 、 啓蒙 主義 に 基づく 自然 科学 や 社会 科学 の 研究 は 認識 論 に 著しく 接近 し て いる 。 これら の 研究 を 支える 理論 哲学 として は イギリス 経験 論 が 主流 で あっ た 。  啓蒙 主義 は 科学 者 の 理 神 論 的 あるいは 無神 論 的 傾向 を 深め させ た 。 イギリス において は 自然 神学 が 流行 し た が 、 これ は 自然 科学 的 な 方法 において 聖書 に 基づく キリスト教 神学 を 再 評価 しよ う という 考え方 で ある 。 この 神学 は 神 の 計画 は 合理 的 で ある という 意味 で 既存 の 聖書 的 神学 と は 異なり 、 啓蒙 主義 的 な もの で ある 。 自然 神学 の 具体 例 として は イギリス の バー ネット を あげる こと が できる 。 バー ネット は 聖書 に ある （ ノア の 方舟 物語 における ） 「 大 洪水 」 を 自然 科学 的 な 法則 によって 起こっ た もの で ある と 考え 、 デカルト の 地質 学説 に 基づい て 熱心 に 研究 し た 。 また 啓蒙 主義 の 時代 に は 聖書 を 聖典 として で は なく 歴史 的 資料 として の 文献 として 研究 する こと も おこなわ れ た 。 キリスト 教 的 な 歴史 的 地球 観 と は 異なっ た 定常 的 地球 観 が 主張 さ れ 、 自然 神学 など で も 支持 さ れ た 。  啓蒙 主義 は 進歩 主義 的 で ある と 同時に 回帰 的 で ある 。 これ は 啓蒙 主義 の 理性 絶対 主義 に 起因 する 。 理性 主義 は あらゆる 領域 で の 理性 の 拡大 を 促し 、 さまざま な 科学 的 発見 により 合理 的 な 進歩 が 裏付け られ て いる と 考え られ た 。 しかし 自然人 と 文明 人 に 等しく 理性 を 措定 する こと は 、 文明 の 進歩 から は なれ て 自然 に 回帰 する よう な 思想 傾向 を も 生み出し た 。 この 時代 の 思想 に ローマ や ギリシャ の 古典 時代 を 重視 する ルネサンス 的 傾向 が 見 られる こと も 、 この よう な 回帰 的 傾向 の あらわれ で ある 。 また 時間 的 な 一 時代 の 生活 形態 が 空間 的 な どこ か に 存在 し うる という よう な こと を 漠然と 仮定 する 考え方 も 指摘 できる 。 具体 的 な 例 を 挙げれ ば 、 地理 上 の 発見 により 明らか に さ れ た アメリカ 原住民 を 未開 的 段階 に ある と し 、 ヨーロッパ 的 文明 社会 の 前史 的 な 原始 状態 で ある と する 考え方 で ある 。 それ が ユートピア 的 幻想 を 伴っ て 原始 社会 や 古典 古代 を 美化 する 思想 を はぐくん だ 。 と は いえ 全体 として みれ ば 思想 の 主流 は 進歩 主義 的 で あっ た と いえる 。  政治 思想 として は 自然 法 論 が 発達 し 、 とくに 社会 契約 説 が 流行 し た 。 また 理性 の 普遍 性 や 不変 性 は 人間 の 平等 の 根拠 と さ れ 、 平等 主義 の 主張 と なっ て 現れ た 。 一般 的 に 性善説 的 傾向 が 強く 、 この 時代 の 自然 法 は ほぼ 理性 法 と 同義 で ある 。 理性 を 信頼 する 傾向 は 往々 に し て 実践 理性 （ すなわち 良心 ） の 絶対 化 に 進み 、 政治 思想 において 急進 的 な 傾向 を 生む こと と なっ た 。 しかし 自然 状態 に対する 分析 的 研究 や 認識 論 の 深化 によって 実践 理性 の 共通 性 ・ 絶対 性 は 次第に 疑わ れ 始める こと に なる 。 経験 法則 の 認知 主体 として の 純粋 理性 と 道徳 法則 の 実践 主体 で ある 実践 理性 と の 分裂 傾向 は 徐々に 大きな 問題 と なり 、 啓蒙 思想 の 存立 基盤 を 揺るがす こと と なっ た 。  これら の 啓蒙 思想 が 展開 さ れ た の は 、 絶対 王政 の 貴族 たち が 主催 する 個人 的 な 社交 場 で ある サロン で あっ たり 、 アカデミー や 科学 協会 といった よう な 新しい タイプ の 知的 専門 機関 で あっ た 。 旧来 の 神学 的 な 大学 と 啓蒙 思想 は 対立 関係 に ある こと も 多かっ た が 、 啓蒙 思想 を 積極 的 に 取り入れる 新しい 種類 の 大学 も 各地 に 登場 し た 。 旧来 の 大学 で も 従来 もっとも 権威 が あっ た 神学 部 を 学問 的 中心 から 外し 、 新しい カリキュラム を 導入 する こと が おこなわ れる よう に なっ た 。  17 世紀 後半 に トマス・ホッブズ や ジョン ・ ロック が 展開 し た 経験 論 的 な 認識 論 や 道徳 哲学 、 理性 ・ 自然 法 ・ 社会 契約 的 な 政治 思想 が 、 イギリス 及び 西欧 における 啓蒙 思想 ・ 啓蒙 時代 の 幕開け と なる 。  スコットランド における 啓蒙 思想 は 、 ジョン ・ ロック の 思想 を 第 3 代 シャフツベリ 伯爵 経由 で 継承 し た フランシス・ハッチソン に 始まる 。 彼 の 道徳 哲学 は 、 イギリス 経験 論 の 最後 に 列せ られる デイヴィッド・ヒューム や 、 古典 派 経済 学 の 祖 で ある アダム ・ スミス に も 影響 を 与える （ 道徳 感覚 学派 （ モラル センス 学派 ） ） 。  また 、 ヒューム の 懐疑 論 に 対抗 する 形 で スコットランド 常識 学派 （ コモンセンス 学派 ） という 一派 も 形成 さ れ 、 啓蒙 思想 の 一翼 を 担っ た 。  18 世紀 に イギリス から 伝播 し て 始まっ た フランス の 啓蒙 思想 は 、 イギリス より 旧弊 批判 が 激しい 過激 な もの と なっ て 発展 ・ 普及 し 、 フランス を 啓蒙 思想 の 中心 地 へ と 押し上げる こと に なっ た 。 そして 、 やがて 起こる こと に なる フランス 革命 や その後 の 共和 主義 的 近代 化 改革 の 思想 的 基盤 とも なっ た 。  主 な 啓蒙 思想家 は 以下 の 通り 。  ドイツ の 啓蒙 思想 は 、 クリスティアン・ヴォルフ 等 によって 整備 さ れ 、 イマヌエル ・ カント 等 によって 発展 さ れ た 他 、 ゴットホルト・エフライム・レッシング の よう な 人物 も 加わり つつ 形成 さ れ た 。  啓蒙 主義 的 な 政治 哲学 は 、 まず トマス・ホッブズ によって 体系 的 に まとめ られ た 。 ホッブズ は 国家 理論 を 形成 する に当たって 、 既存 国家 を モデル と せ ず 、 理念 型 として の 契約 国家 を 想定 し た 。 これ は まず 、 現実 の 人間 観察 から 文明 社会 以前 の 原始 状態 に ある 人間 社会 を 想定 し 、 それ を 自然 状態 と し た 。 さらに この 自然 状態 と 現実 的 な 国家 社会 の 間 に 一種 の 飛躍 を 想定 し 、 それ が 何らかの 契約 で ある と し た 。 この 契約 によって 規定 さ れる 人工 的 な 国家 の 理念 型 が すなわち ホッブズ の いう 人工 生物 「 リヴァイアサン 」 で ある 。 この 人工 国家 の 特徴 は 主権 という 形 で 国家 意志 を もつ こと で あり 、 主権 は 構成 員 たる 国民 や 宗教 、 政策 など 国家 に 付随 する あらゆる こと を 服従 さ せる と 説か れ た 。 この よう な 原理 的 な 国家 モデル を 提供 し 、 その 契機 に なんらかの 契約 を 重視 する 考え方 を 含ん で いる の が 啓蒙 主義 の 国家 論 の 特徴 で ある 。  ホッブズ の 理論 を 批判 的 に 発展 さ せ た の が ジョン ・ ロック で ある 。 ロック は 1689 年 に " Two   Treatises   of   Government "『 市民 政府 二 論 』 （ あるいは 『 統治 論 』 ） を 発表 し 、 ホッブズ に あっ て なお 不十分 で あっ た 主権 の 分析 を 徹底 し た 。 すなわち ホッブズ において は 主権 は 国家 の 構成 員 たる 国民 の 契約 で 形成 さ れ て いる の に も かかわら ず 、 国民 と 直接 の 関係 性 を もた ない 第三者 的 存在 で あっ た 。 これ で は 国民 は 契約 によって 成立 し た 主権 に対して は どこ まで も 従順 で い なけれ ば なら ない 。 しかし ロック は この 主権 を 国民 の 代表 が 参加 する 立法 機関 によって 規定 さ れる もの と し た 。 すなわち 立法 権 が 主権 で ある 。 そして この 立法 機関 は 人民 の 信託 により 成立 し 、 決定 は 多数決 に よる と さ れ た 。 同時に 主権 が 国民 の 意思 に 反する 場合 は 抵抗 権 を 行使 する こと が できる と 説い た 。 また 清教徒 革命 の 宗教 性 を 批判 し て 宗教 的 寛容 を 主張 し た ロック は 、 国家 論 において も その 立場 を 主張 し て いる 。  この のち ジャン ＝ ジャック・ルソー によって 啓蒙 主義 的 な 国家 論 が 大成 さ れる 。 ルソー は 『 社会 契約 説 』 において 、 ロック より も 分析 を すすめ 、 国民 と 政府 を 機構 的 に 分離 さ せ 、 主権 を 国民 に 設定 し た 。 その ため ルソー において は 主権 に対する 抵抗 権 は 存在 し ない 。 政府 は 主権 を 保持 し て い ない ので 、 国民 は より ラディカル な 姿勢 で 政府 転覆 を はかる こと が 可能 で ある 。 また ルソー の 理論 に 特徴 的 な こと は 、 ロック において 見 られ た 永続 的 な 立法 機関 が 存在 し ない 。 立法 は 人格 を 備え た 立法 者 によって おこなわ れる と さ れ 、 この よう な 人格 的 な 立法 は ライフ ・ サイクル を 伴う 。 つまり 政治 的 存在 で ある 国家 は 必ず 堕落 する と 考え られ て い た の で ある 。 この よう な ルソー の 理論 の 特徴 は フランス 革命 を 理論 的 に 準備 し た と いえる 。  さて この よう な 主権 概念 に 大きく 依存 し た 国家 観 は 、 ルソー の 思想 が フランス 革命 を 準備 し た に せよ 、 啓蒙 思想 の 時代 で さえ すでに 時代遅れ の もの と 考え られ て い た 。 ヴォルテール は 社会 契約 説 を 歴史 的 事実 として 認め て い ない し 、 彼 は 政治 的 な 平等 主義 を 認め て い ない 。 ヒューム は 国家 形成 の 契機 として の 社会 契約 を 完全 に 否定 し て 、 個人 に 社会 性 を 調達 する もの は 共感 で あり 、 実践 の 世界 で は あらゆる 物事 は 慣習 的 な 、 したがって 社会 的 な 基盤 を もつ と 考え た 。  また 国家 理性 として の 主権 概念 も 絶対 的 な 地位 から 転落 し て いく 。 マイネッケ が 指摘 し て いる よう に 、 国家 理性 の 利己 主義 を 法 や 道徳 の 要求 と 一致 さ せよ う という 啓蒙 主義 の 試み は 基本 的 に 不毛 で あっ た 。 啓蒙 主義 的 政治 思想 が 明らか に し た 国家 理性 と 国民 の 道徳 意識 と の 乖離 は 啓蒙 主義 的 な 国家 観 の 限界 を 示し 、 現実 的 に は フランス 革命 の 進展 に 伴っ て 保守 主義 の 立場 から 深刻 な 批判 が 加え られる こと に なる 。 日本 の 憲法 論 や 天皇 機関 説 に も 大きな 影響 を 残し た 19 世紀 の 国家 学者 イェリネック は 『 一般 国家 学 』 の なか で 主権 概念 を 国家 権力 それ 自体 で は なく 、 その 一部 と し て いる 。  ロック が 『 人間 悟性 論 』 によって 観念 の 生得 性 を 否定 し た こと は 倫理 思想 において も 大きな 影響 を 及ぼし た 。 ロック において は 倫理 学 的 本質 が 実在 的 性質 を 持ち 、 経験 的 に 把握 さ れる と 説か れ た 。 これ は 純粋 理性 と 実践 理性 による 推理 を 同質 な もの と 見なす 素朴 な 考え方 に 基づい て おり 、 理性 レベル における 良心 の 共有 という よう な 曖昧 な 証明 に とどまっ て いる 限り 、 認識 論 の 深化 によって 糾弾 さ れる べき で あっ た 。  実際 啓蒙 主義 が 純粋 理性 的 認識 と 実践 理性 的 認識 を 等価 値 に し て い た こと は 、 倫理 的 な 問題 を しばしば 機械 論 的 人間 論 に 還元 し て しまっ たり 、 社会 による 人間 疎外 の 問題 に し て しまっ た 。 純粋 に 道徳 的 価値 が 議論 さ れる こと は 稀 で あっ た 。 モーペルテュイ は 『 道徳 哲学 試論 』 の なか で 快 と 不快 によって 量的 に あるいは 幾何 学 的 に 道徳 的 価値 が 判断 可能 で ある と し た 。 また ヴォルテール は しばしば パスカル の 懐疑 論 を 批判 し た が 、 積極 的 な 倫理 思想 を 展開 する こと が 出来 ず 、 現実 肯定 的 に 「 寛容 」 を 主張 する に とどまっ た 。 パスカル に 比べる と 啓蒙 主義 の 倫理 思想 は 概して 表層 的 で あっ た 。  ヒューム は 『 人性 論 』 において ロック の 経験 論 的 立場 を 徹底 さ せ 、 あらゆる 観念 の 理性 による 基礎 付け を 否定 し た 。 実在 的 本質 と 理性 的 推理 の 間 に 連関 は なく 、 ある の は ただ 原因 と 結果 のみ で あり 、 一般 に 理性 により 普遍 で 不変 と さ れ て い た その 推理 過程 は 、 一種 の 蓋然的 な 法則 に すぎ ない 。 すなわち 純粋 理性 の 否定 で ある 。 また ヒューム によって 実践 理性 の 領域 で ある 道徳 を 純粋 理性 の 真偽 と 同じ よう に 判断 する こと は 不可能 で ある と さ れ 、 それら は 行為 や 事物 の 実践 的 把握 に 必然 的 に ともなう 印象 に よる と さ れ た 。 この 印象 は 共感 という かたち で 一定 の 社会 あるいは 人々 の 間 に 共有 さ れ て いる もの で あり 、 社会 的 基盤 を 持つ 。 この 共感 が 社会 的 基盤 を もつ という こと は 、 道徳 的 価値 判断 が 純粋 理性 による もの で は ない こと を 示し て おり 、 ヒューム は 純粋 理性 と 実践 理性 を 分離 する とともに 、 啓蒙 主義 的 立場 による 道徳 の 把握 に 根元 的 な 批判 を 加え た 。  ヒューム の 重要 な 指摘 を 継承 し 、 啓蒙 主義 以後 の 倫理 思想 を 支え た の は ベンサム ら 功利 主義 と カント に 始まる ドイツ 観念論 で ある 。  ベンサム は ヒューム の 指摘 を 受け て 、 道徳 的 原則 が 社会 基盤 を 持つ という 立場 を より 深化 さ せ 、 社会 的 基盤 から 生じる 人間 の 根本 的 な 要素 として 快楽 と 苦痛 を 設定 し た 。 『 道徳 および 立法 の 諸 原理 』 の なか で 快楽 と 苦痛 を 数学 的 に 計算 する こと で 、 道徳 的 問題 は 解決 可能 で ある と し た 。 この 著作 が 立法 的 な 問題 に も 触れ て いる という こと が 示す よう に 、 ベンサム は これら の 道徳 原則 は そのまま 社会 の 立法 原則 に も 適用 可能 で ある と し た 。  ベンサム の 理論 を 批判 的 に 発展 さ せ 、 ある 意味 ヒューム 的 立場 に 回帰 さ せ た の は ジョン ・ スチュアート ・ ミル で ある 。 ミル は ベンサム の 快楽 と 苦痛 による 単純 な 理論 を 批判 し て 、 勇気 や 誠実 といった よう な 質的 な 評価 も 考慮 す べき と 述べ た 。 また 道徳 的 制裁 として ベンサム が 法律 による 規制 など の 外部 的 制裁 を 重視 し た の に対し 、 ミル は ヒューム 的 で 内面 的 な 良心 を 設定 し 、 外部 的 制裁 以上 に 重要 な もの で ある と 述べ た 。  功利 主義 は 経験 論 的 な 伝統 に 立っ て おり 、 先験的 な 超越 論 道徳 論 に は 批判 的 で その 意味 において イギリス 経験 論 の 正統 な 後継 者 で あっ た 。 また 方法 論 的 に は 心象 を 重視 する 心理 学 的 立場 を とっ た 。  イマヌエル ・ カント は ヒューム によって 打ち立て られ た 純粋 理性 と 実践 理性 の 分析 的 立場 を 継承 し 徹底 し た 。 彼 は ヒューム に従って 純粋 理性 を 否定 し た 。 すなわち 『 純粋 理性 批判 』 によって 純粋 理性 の 外界 で ある 物 自体 を 想定 し 、 それ を 経験 則 から 分離 し た 。 一方 で 実践 理性 に は 物 自体 や 経験 則 と は 別個 に 実践 主義 的 な 原理 を 想定 し 、 それ を 格率 と 名付け た 。 この 格率 は 個別 的 に 個人 に 存在 する もの で ある が 、 同時に 何ら か 普遍 的 な 道徳 法則 と の 同一 性 を 目指す もの と 規定 し た 。 カント は 普遍 的 な 道徳 法則 と は 、 ある 行為 に対して 無条件 的 に 「 こう しろ 」 と 命令 する 定言的 命令 に ある と し た 。 普遍 的 な 道徳 法則 の 行為 主体 は 目的 自体 として 物 自体 と 同じ よう に 個人 の 実践 理性 （ すなわち 格率 ） の 外側 に 設定 し た 。 カント 以前 の 道徳 哲学 は 理性 主義 を 取る に せよ 、 必ず 個人 の 内面 に 道徳 的 原則 を 設定 し て い た が 、 カント によって 目的 自体 （ 定言的 命令 として 表現 さ れる ） と 格率 という 形 で 分離 が 果たさ れ 、 同時に 不可知論 的 立場 が 設定 さ れ た ため 、 啓蒙 主義 的 理性 主義 は 道徳 哲学 から も 追放 さ れる に 至っ た 。  18 世紀 が 「 非 歴史 的 」 な 世紀 で あっ た という ロマン 主義 の 主張 は 正しい もの で は ない 。 啓蒙 思想 は 諸 国家 の 歴史 を 等価 値 に ある 種 の 法則 性 の なか に 還元 しよ う と し た が 、 それ は 啓蒙 主義 の 「 非 歴史 」 性 の 証明 に は なら ない 。 なに より ギリシャ ・ ローマ の 古典 古代 に対する この 時代 の 関心 の 高 さ は 逆 に 啓蒙 主義 の 「 歴史 性 」 を 裏付け て いる 。 （" 詳細 は 啓蒙 主義 の 歴史 記述 を 参照 "）  歴史 学 において 啓蒙 主義 的 転回 を 実現 し た の は フランス の ベール で ある 。 彼 は 『 歴史 批評 辞典 』 を 著し 、 事実 的 な もの を それ 自体 として 愛好 する 立場 を 示し た 。 この こと は 中世 的 な 神学 的 歴史 観 が 神 の 意思 や 客観 事実 から 個々 の 具体 的 事実 へ と 考察 を 始め て い た の に対し 、 具体 的 事実 を それ 自体 として 尊重 する 立場 を 示し た 。  モンテスキュー は ベール の 立場 から 一 歩 進め て 、 歴史 的 事象 から 理念 型 を 取り出し 、 その 現実 的 な 社会 科学 へ の 応用 を 実践 し た 。 『 法 の 精神 』 における 政体 論 は 歴史 的 に 存在 する 政体 を 構造 的 に 分析 し て 構築 さ れ た 理念 型 に 基づい て いる 。 これら の 概念 は 歴史 的 政体 の 共通 性 を 抜き出し て 一般 化 し た 抽象 概念 で は なく 、 歴史 の 研究 を通じて 得 られ た それら の 本質 で ある 。 これら の 政体 概念 は 普遍 性 を 備え て おり 、 現実 社会 の 評価 に 適用 可能 で ある と さ れ た 。 しかし モンテスキュー は 同時に 、 この よう な 理性 の 産物 で ある 政体 概念 を つねに 現実 の 社会 状況 に さらし て 批判 的 に 見る こと を 決して 忘れ なかっ た 。 彼 独自 の 「 中庸 」 な 視点 は モンテスキュー が いまだ 啓蒙 主義 的 に 徹底 さ れ て い ない こと を あらわす とともに 、 彼 の 学問 的 価値 が 啓蒙 主義 を 超え て い た こと を 示し て いる 。  ヴォルテール は 歴史 研究 に 自然 科学 的 手法 を より 厳密 に 適用 しよ う と し た 。 彼 は 『 風俗 試論 』 の なか で 、 個々 の 歴史 的 事件 から 帰納的 に 導か れる なんらかの 根本 原則 を 想定 し 、 それ を 把握 する こと に 努め た 。 この こと は 表面 上 従来 の 神学 的 歴史 観 へ の 接近 を 示し て いる よう に 思わ れる が 、 神学 的 歴史 観 が 目的 因 の 実現 過程 として 歴史 を 示し た の に対し 、 彼 は その よう な もの に 代わる 何らかの 心理 学 的 原因 を 求めよ う と し た と 思わ れる 。 彼 は 神学 的 歴史 観 の 代表 で ある ボシュエ の 『 世界 史 論 』 を 激賞 し つつ 、 歴史 的 事件 に 神学 的 な 意味 づけ を し て いる こと が 誤り だ として 「 絶えず 純金 に 贋 の 宝石 を 嵌め込ん で いる 」 と 批判 し た 。 『 ローマ帝国 衰亡 史 』 を 著し た ギボン も ヴォルテール の 影響 を 受け て いる 。  ヒューム は ヴォルテール に 見 られ た 蒙 主義 的 傾向 を 、 自身 の 理性 批判 的 精神 によって 批判 し た 。 ヒューム は 歴史 的 世界 の 根本 原則 の よう な もの を 否定 し た 。  ドイツ の ヘルダー は 抽象 的 な 歴史 原則 を 最終 的 に 否定 し 、 啓蒙 主義 的 な 歴史 観 に 終止符 を 打っ た 。 彼 は ライプニッツ の モナド 論 に 影響 さ れ て 、 個々 の 歴史 的 事実 を 球 に なぞらえ 、 球 が 重心 を 持つ よう に 、 個々 の 歴史 的 事実 も 核心 を 持つ と 説い た 。  啓蒙 主義 の 具体 的 成果 で 最大 の もの の 一つ で ある 百科全書 派 による 百科 事典 『 百科全書 』 が 、 「 科学 と 技術 と 技法 の 理性 的 な 辞書 」 と 自己 を 定義 づけ て いる こと は 、 産業 的 な もの 、 経済 的 な もの に対する 啓蒙 主義 の 関心 の 高 さ を 物語っ て いる 。 理性 の 性善説 に 基づく 功利 主義 的 な 人間 観 は 経済 思想 において 大きな 進歩 を もたらし た 。  フランス の ケネー は 経済 活動 の 考察 に 理性 主義 的 な 根本 法則 を 設定 し た 。 彼 は 『 経済 表 』 において 、 財貨 の 再 生産 過程 を 図式 化 し 、 富 は 商業 によって 得 られる という 伝統 的 な 重 商 主義 的 立場 を 批判 し て 、 富 は 生産 により 本当 の 意味 で 増産 さ れる こと を 示し た 。 彼 の いう 生産 は 農業 を 念頭 に おい て おり 、 その 意味 で 重 農 主義 と 呼ば れる 。 重 農 主義 という 名称 は デュポン の 著作 『 重 農 主義 』 に 基づい て いる 。  ケネー の いう 富 が 概念 として 公共 的 な 利益 を いう の で は なく 、 個人 的 な 富 として の 私的 な 利益 に ある こと は いう まで も ない 。 ケネー は 私的 な 利益 の 増産 を 約束 し た が 、 それ は 公的 な 利益 に つながる の で あろ う か 。 同 時代 の 思想家 で ある エルヴェシウス は 彼 の 政治 理論 の なか で 漠然と 公共 の 利益 と 私的 利益 が 立法 機関 によって 調整 さ れ なけれ ば なら ない と し た が 、 この 問題 は 政治 理論 の 問題 に とどまら ず 、 経済 理論 も これ に 立ち向かわ なけれ ば なら ない 運命 に ある こと は 明白 で あっ た 。  アダム ・ スミス は 『 諸 国民 の 富 』 の なか で ケネー の 理論 に 基づく よう な 経済 世界 を それ 自体 で 完結 さ せ 、 この よう な 社会 に は 「 神 の 見え ざる 手 」 という よう な 予定 調和 的 性格 を 設定 し た 。 この 社会 の 運営 主体 として の 統治 （ すなわち 政府 ） を 設定 し た 。 スミス において は 政府 は 財貨 を 生み出す 経済 主体 と は 扱わ れ ず 、 この よう な 政府 の 公共 性 を 支える 思想 として は ヒューム 的 な 共感 が 考え られ て いる 。 また スミス は 産業 革命 以前 の 時代 に 生き て い た に も 関わら ず 、 工業 化 が もたらす 分業 と その 合理 性 を 指摘 し て いる 。  スミス を 継承 し た リカード は 『 経済 学 および 課税 の 原理 』 を 著し 、 スミス の 理論 を 発展 さ せ 、 最終 的 に 公権力 が 排除 さ れ た 経済 社会 を 設定 し 、 公権力 と 経済 社会 を 二元 的 に 分離 し た こと により 、 経済 社会 の 法則 性 に 立脚 し た 古典 経済 学 を 確立 し た 。 また 生産 物 の 価値 が 希少 性 と それ に 費やさ れ た 労働 に よる と し 、 労働 価値 を 根拠 づけ た 。  この よう な 古典 経済 学 は 生産 の 要素 として 、 土地 と 資本 、 労働 を 措定 し 、 それぞれ 地主 、 資本 家 、 労働 者 という 階級 を 設定 し て いく こと に なる 。 ここ で は 啓蒙 思想 において 顕著 で あっ た 平等 主義 は もはや 完全 に 消滅 し 、 万 人 に 平等 な 事実 として 階級 制度 の 必然 性 を 提示 し た 。  啓蒙 思想 の 理性 主義 は 人種 問題 や 人間 の 未開 状態 に対する 問題 といった よう な 差別 的 な 問題 を 育ん だ 一方 、 平等 主義 的 な 解放 思想 を 生ん だ 。  レッシング は 戯曲 『 賢者 ナータン 』 において 、 ユダヤ 人 の ナータン を 主人公 として その 美徳 を 強調 し 、 偏見 から の 脱却 を 説い た 。 レッシング と 親交 の あっ た ユダヤ 人 の 哲学 者 メンデルスゾーン は ユダヤ 教 と キリスト 教 の 信仰 の 違い が 人間 的 価値 に 差異 を もたらす もの で は ない として ユダヤ 人 の 法的 解放 を 訴える 一方 、 閉鎖 的 な ユダヤ 教 の 側 に も 改革 の 必要 性 を 感じ 、 ユダヤ 教 内部 で の 啓蒙 活動 で ある 「 ハス カラー 」 を 展開 し た 。  フランス 革命 において は 1791 年 、 ユダヤ 人 に 即時 無条件 で 市民 権 が 認め られ 、 その 法的 解放 が おこなわ れ た 。 しかし 、 のち に ナポレオン により ユダヤ 人 の 権利 は 制限 さ れ て いる 。  この こと に 関連 し て 宗教 あるいは 道徳 における 解放 思想 として は ヴォルフ の 演説 「 シナ 人 の 実践 的 哲学 について 」 を あげる こと が できる 。 当時 の 中国人 の 道徳 を 理性 主義 的 な 立場 から 十 分 倫理 的 価値 が 認め られる もの と し 、 キリスト 教 思想 なく し て も 倫理 思想 を 成立 さ せる こと は 可能 だ と し た 。 この 講演 は 当時 の 敬虔 的 な 神学 者 から 激しく 非難 さ れ 、 彼 は ハレ 大学 の 教職 を 辞さ ね ば なら なかっ た 。  しかし 同じく 啓蒙 主義 に 立脚 する カント の 『 単なる 理性 の 限界 内 の 宗教 』 において は やや 異なっ た 見解 が 述べ られ て いる 。 彼 は 内面 的 な 「 見え ざる 教会 」 こそ が 真に 道徳 的 価値 の ある 宗教 で あり 、 外面 的 な 律 法 を 重視 する ユダヤ 教 は 「 見える 教会 」 で ある として 道徳 的 価値 において 劣っ て いる と し た 。 彼 において は 啓蒙 主義 的 な 道徳 は キリスト教 的 な 道徳 と 同質 な もの で あっ た 。  イギリス の ウィルストンクラフト は 『 女性 の 権利 の 擁護 』 を 著し た 。 彼女 は この 著作 の 中 で 教育 制度 の 改革 によって 女性 の 地位 向上 が 図ら れる べき だ と 述べ た 。 フランス の 劇 作家 グージュ は フランス 人権 宣言 が 男性 の 権利 のみ を 擁護 し た に すぎ ない として 批判 し た 。  黒人 奴隷 の 問題 も 啓蒙 思想 の 批判 に 晒さ れ た 。 ウィルストンクラフト や グージュ は 黒人 奴隷 と 女性 問題 を 関連 の ある もの として 扱っ て いる し 、 ヨーロッパ や アメリカ で も 反 奴隷 制 協会 といった よう な 組織 が つくら れ た 。 と は いえ 、 黒人 奴隷 問題 や 女性 解放 運動 は 啓蒙 思想 において 主流 を 占める こと は なかっ た 。  啓蒙 思想 は 17 世紀 イギリス で はじまっ た 。  ヴォルテール の 「 哲学 書簡 」 や モンテスキュー の 「 法 の 精神 」 により 、 啓蒙 主義 の 考え方 は フランス に 渡り 、 後 に フランス の 絶対 王政 を 批判 する の に 用い られ た 。  ハプスブルク 家 の マリア・テレジア 女帝 、 プロイセン 王国 の フリードリヒ 大王 、 ロシア 帝国 女帝 エカチェリーナ 2 世 など が 実践 し て いる 。  18 世紀 に 入り 、 当時 フランス や イギリス に 比べ 遅れ を とっ て い た ドイツ において も この 考え を 普及 し 、 トマジウス 、 メンデルスゾーン や ヴォルフ や ゴットシェート ら を 輩出 。  ヴォルフ は 理性 と 啓示 ( 神 の 教え ) に 矛盾 が ない こと を 説き 、 人々 に 人間 として の 理性 で もっ て 見る 考え方 を 主張 。 ゴットシェート は 、 この 影響 を 受け 、 ヴォルフ の よう に 啓示 と 理性 を 並存 さ せる の で は なく 、 啓示 の 内容 は 理性 へ と 還元 さ れ 、 理性 によって 解明 さ れ うる と 考え た 。  啓蒙 思想 に 触発 さ れ た カント も 「 責任 ある 自己 」 の 必要 性 と 根拠 付け を 行っ た 。 カント に よれ ば 、 Aufklärung と は 「 人間 が 自分 自身 に 責任 を 持ち 、 未成年 の 状態 から 抜け出る こと で ある 。 」 そして 、 他人 に 依存 する こと なく 自身 の 悟性 を 使用 する 決断 と 勇気 を 身 に つけ 、 最後 に 「 知る こと を 敢えて せよ ！ 自己 自身 の 悟性 を 使用 する 勇気 を 持て ！ 」 という 標語 に 帰結 さ れる と し て いる 。 ( カント " Was   ist   Aufklärung ?"『 啓蒙 と は 何 か ？ 』 より ) この 標語 に は 、 まず 個人 が 自分 自身 の 知性 の 行使 に 勇気 を もつ よう に なっ て 初めて 社会 が 改良 さ れ 得る と の 考え が 背景 に ある 。 近隣 諸国 に 経済 的 ・ 文化 的 に 遅れ を とっ て い た ドイツ において 、 啓蒙 思想 は より 強く 表現 さ れ た の で ある 。 一方 で 啓蒙 思想 は 、 国家 ・ 社会 ・ 宗教 など あらゆる もの に対して 理性 一辺倒 主義 で 、 数学 的 で 平板 的 な 合理 主義 的 な の が 特徴 で あっ た 。  この 考え は 普及 する と 、 やがて 「 理性 なら ざる もの 」 、 すなわち 感情 や 信仰 あるいは 生命 的 エネルギー （ 生 そのもの ） の よう な 理性 の 枠 に 収まら ない もの へ の 説明 に対して は 、 不十分 な もの で ある という こと が 露呈 し て き た 。 （ いわゆる 生 の 哲学 の はしり と も 解せる ） この 流れ は 、 反 啓蒙 思想 の 流れ を 生み出し 、 ドイツ の 詩人 ハーマン ( 彼 は 、 カント の 友人 で あっ た ) など に 厳しく 批判 さ れ た ほか 、 ゲーテ ・ シラー など の 古典 時代 を 規範 と し た 、 古典 主義 文学 など へ と 展開 さ れ て いっ た 。  また 、 啓蒙 思想 に 触発 さ れ た カント も 、 やがて 批判 哲学 における 著作 (「 純粋 理性 批判 」 など ) で やがて 理性 の 限界 を 論ずる よう に なり 、 啓蒙 思想 の 超克 を 計っ た 。 しかし 、 この 「 自ら の 悟性 を 使用 する 決断 と 勇気 」 の あり方 は 、 カント 以降 、 ドイツ 観念論 など の 19 世紀 の ドイツ 哲学 の 課題 で あっ た と も いえる 。  この ヨーロッパ で おこっ た 啓蒙 思想 は 、 その後 世界 各国 で 普及 し た 。 また 近代 教育 学 の 成立 に も 影響 を 与える など 、 多大 な 影響 を あたえ た 。デマゴーグ （ ） は 、 古代 ギリシア の 煽動 的 民衆 指導 者 の こと 。 英語 で は で あり 、 rabble - rouser （ 大衆 扇動 者 ） と も 呼ば れ 民主 主義 社会 に 於い て 社会 経済 的 に 低い 階層 の 民衆 の 感情 、 恐れ 、 偏見 、 無知 に 訴える 事 により 権力 を 得 かつ 政治 的 目的 を 達成 しよ う と する 政治 的 指導 者 を 言う 。 デマゴーグ は 普通 、 国家 的 危機 に際し 慎重 な 考え や 行い に 反対 し 、 代わり に 至急 かつ 暴力 的 な 対応 を 提唱 し 穏健 派 や 思慮 を 求める 政敵 を 弱腰 と 非難 する 。 デマゴーグ は 古代 アテネ の 時代 より 民主 主義 社会 に 度々 現れ 、 民主 主義 の 基本 ･ 原理 的 な 弱点 、 則 ち 究極 的 な 権限 は 民衆 に あり その 中 で より 大きな 割合 を 占める 人々 の 共通 の 願望 や 恐れ に 答え さえ すれ ば （ それら が どの 様 な もの でも ） 政治 的 権力 を 得 られる という 点 を 利用 し た 。  古代 ギリシア 語 で は （ デマゴゴス ） と 言う 。 日本 において は 主 に 、 意図 的 に 虚偽 の 情報 を 流し 、 嘘 を つい て 人 を 扇動 しよ う と する さま を 指し て デマゴーグ と 批判 として 用い られる が 、 「 流布 さ れ た 誤っ た 情報 」 の 意味 で の デマ 、 それ を 意図 的 に 流す もの として の デマゴーグ は 日本 に 限っ た 用法 で あり 、 本来 「 嘘 」 の 意味 は 無い 。  語源 は 「 民衆 （   /   dēmos ） を 導く （   /   agein ） 」 で あり 、 本来 は 民衆 指導 者 を 指す が 、 アテ ナイ で は ペリクレス の 死後 、 クレオン を 初め と する 煽動 的 指導 者 が 続き 、 衆愚 政治 へ と 堕落 し た 。 この こと から 「 デマゴーグ 」 は 人々 の 感情 や 偏見 に 訴え 、 力 を 得る 政治 家 や 権力 者 の 意味 で 使わ れる よう に なっ た 。 また 、 彼ら の 民衆 煽動 は デマゴギー （ ） と 呼ば れる 。  クレオン （ ） は アテ ナイ の 政治 家 で ある 。 典型 的 な デマゴーグ と さ れ 、 好戦 的 な 主張 で 民衆 を 煽動 し た 。  ペロポネソス 戦争 中 の 紀元前 429 年 に 指導 者 ペリクレス が 病死 する と 、 弁論 術 を 武器 に 民衆 の 人気 を 集め た クレオン ら は 、 スパルタ と の 和平 案 に 反対 し 、 民 会 で 戦争 の 継続 を 主張 し た 。 この ため 戦争 は 続行 さ れ た が 、 クレオン は 紀元前 422 年 に 戦死 し た 。 彼 の 死 の 翌年 に ニキアス の 和 約 が 成り 、 平和 が 訪れる か に 思え た が 、 後 に 遠征 軍 が 悲劇 的 な 末路 を 遂げ た シケ リア 遠征 を 唱え た アルキビアデス によって 戦争 は 再開 さ れ た 。 アテ ナイ は 適切 な 指導 者 を 欠い た ため 漸次 敗北 し た 。 紀元前 404 年 に 降伏 し た アテ ナイ は ギリシア の 覇権 を 失い 、 デロス 同盟 は 解散 し 、 全て を 失っ た 。  アリストパネス や トゥキディデス は クレオン を 粗野 な 成り上がり の デマゴーグ 、 主戦 論 者 として 酷評 し て いる 。シティー ・ マネージャー 制 （－ せい 、 the   Council - manager   government ） は 、 地方 行政 システム の 、 大きく 分け て 2 つ ある 方式 の うち の 一つ で 、 アメリカ合衆国 など の 国 で 採用 さ れ て いる 。 もう 一方 の 地方 行政 システム は 市町村 長 で ある 。  市長 を 行政 の 主体 と する 市長 制 と 違い 、 市議会 が " シティー ・ マネージャー "（ 以下 、 マネージャー ） を 任命 し 行政 を 任せる こと から 、 日本 で は シティー ・ マネージャー 制 、 あるいは 市 支配人 制 （ しし は いに ん せい ） など と 称さ れる 。  シティー ・ マネージャー 制 の もと で は 、 市議会 は 政策 の 決定 、 条例 の 制定 、 予算 の 認定 、 マネージャー の 任命 を 行う 。 この 制度 の もと で は 、 市長 （ あるいは それ に 相当 する 責任 者 ） は 非常 に 儀礼 的 な 仕事 や 市議会 の 議長 的 な 行為 を 行う こと が 多い 。  一方 で 、 市議会 は 責任 を 持っ て 政治 運営 に あたる こと が でき 、 市議会 の 採択 し た 政策 に 通じ た シティー ・ マネージャー を 雇う 。 マネージャー は たいてい 市議会 の 思い の まま に 行動 する こと に なる が 、 これ は マネージャー に なる とき に 結ば れ た 契約 に 義務 と 責任 について 定め られ て いる から で ある 。  以下 は 雇わ れ た マネージャー の 典型 的 な 責任 と 役割 で ある 。  市議会 に は 逆らえ ず 、 かつ 地方 の 市 行政 法 に の もと に なり 立っ て いる という 性質 から 、 マネージャー は いとも 簡単 に 雇わ れ 、 いとも 簡単 に 捨て られる 存在 で ある と いえる 。 市役所 の 最高 責任 者 という 立場 も ある ため 、 マネージャー は 市政 に も 通じ て い ない と いけ ない 。  大日本帝国 憲法 時代 の 町村 制 における 町村 長 は 名誉 職 で 、 町村 議会 によって 選任 さ れ 議会 議長 を 兼任 し て おり 、 シティー ・ マネージャー と 似 て い た 。 日本国 憲法 第 93 条 で は 首長 を 直接 選挙 で 選ぶ こと と なっ て いる ので 、 現代 の 日本 における シティー ・ マネージャー 制 の 導入 は 難しい と さ れ て いる 。 例えば 、 埼玉 県 志木 市 は 構造 改革 特区 構想 として 議員 の なか から シティー マネジャー を 選出 する 制度 の 導入 を 求め た が 、 憲法 に 抵触 する 恐れ が ある として 実施 は 見送ら れ た 。 ただし シティー ・ マネージャー 制 を 導入 し て いる アメリカ の 自治体 で も 直接 選挙 で 市長 を 選出 し て いる 例 が ある ので 日本 で も 導入 は 可能 と する 意見 も ある 。出入国 管理 （ しゅつ に ゅうこくかんり ） と は 、 国境 や 空港 、 港 など 、 人 が 異なる 国家 間 を 出入り する 場合 に 、 当該 国 （ 政府 ） が その 出入国 を 管理 ・ 把握 する こと を いう 。 物品 の 出入り について は 手荷物 検査 など が 出入国 検査 に 付随 し て 行わ れる が 、 貿易 など 物品 の 出入り のみ を 目的 と する 場合 は 「 出入国 」 と は いわ ず 「 輸出入 」 という の が 普通 で ある 。  英語 で は   もしくは   と 呼び 、 これ を そのまま 読ん だ 「 イミグレーション 」 、 それ を 省略 し た 「 イミグレ 」 は 、 この まま 日本語 化 し て いる 。 正確 に は 、 「 Immigration 」 は 入国 のみ を 意味 し 、 出国 は 「 Emigration （ エミグレーション ） 」 で ある 。  現代 で は 地球 の 裏側 など 、 生態 系 の 大きく 違う 世界 間 で 、 人 や 物資 の 移動 が 可能 に なっ た ため 、 生態 系 を 大いに 擾乱 する 可能 性 の ある 植物 ・ 食料 ・ 生物 （ 特に 病原 体 ） の 移動 を 水際 で 阻止 する こと は 、 出入国 管理 の 重要 な 目的 の 一つ で ある 。 特定 の 感染 症 が 流行 し て いる 地域 と の 間 で は 、 渡航 制限 が 敷か れ たり 、 感染 の 疑い が ある 場合 は 、 上陸 不 許可 と なっ たり する こと が ある 。  国家 間 で 経済 格差 が 大きい 場合 、 大量 の 経済 移民 希望 者 が 生じる こと が ある 。 しかし その 人数 が 余りに も 多い 場合 、 渡航 先 国民 の 失業 や 住宅 不足 など の 問題 を 引き起こし て しまう 。 この 観点 から 、 移民 希望 者 を 一定 数 に 制限 し て いる 国家 が 多い 。  上記 の 必要 項目 3 つ を CIQ （   の 略 ） と 呼ぶ 。  旅券 （ パスポート ） は 、 旅行 者 の 国籍 の ある 国家 の 政府 が 発行 する 、 出入国 管理 の 際 に 提示 を 要求 さ れる 国籍 ・ 身分 証明 書 で あり 、 出入国 管理 記録 帳 として の 性格 も 持つ 。 全て の 国家 において 、 旅券 の 所持 ・ 携帯 は 出入国 の 際 に 必須 で ある 。  日本 において は 、 旅券 は 各 都道府県 の 旅券 窓口 又は 在外 公館 で 申請 し て 取得 する （ 2006 年 以降 は 都道府県 の 旅券 窓口 で は なく 市役所 ・ 町村 役場 等 が 窓口 に なっ て いる 地域 も ある ） 。  なお 、 国際 条約 など に 明文 が ある わけ で は なく 、 したがって 、 すべて の 国家 で 適用 さ れる と は いえ ない ものの 、 国際 慣例 として 、 おおむね 国家 元首 （ 原則 各国 1 人 ） は 、 出入国 審査 の 対象 外 （ 国王 は 元々 パスポート を 作成 し て おら ず 、 大統領 は パスポート を 携行 する が 使わ ない ） と さ れ て いる 。 しかし 、 王族 や 閣僚 （ 首相 も 含む 。 ） の 場合 は 、 元首 で ない ため 、 公用 渡航 で あっ て も 、 旅券 へ の 許可 記載 等 の 手続 を 必要 と する 例 が 多い と さ れる （ 本人 は いわゆる VIP ルート 、 つまり 空港 ターミナル ビル に 入ら ず に 済む 道 を 通る 。 また 、 日本 の 内閣 総理 大臣 における 公用 渡航 の 場合 は 、 通常 、 羽田空港 から 政府 専用 機 が 使わ れ 、 同行 の 官吏 が 事後 に 代理 申請 する ） 。 日本 において も 、 天皇 以外 の 皇后 を 含む 皇族 は 、 外国 で は 一般人 に なる ので 旅券 の 発給 を 得 て 渡航 し て いる 。  査証 は 渡航 先 の 国 に 入国 する 際 に 必要 と なる 証明 書 で 、 渡航 前 に 渡航 先 の 国 の 在外 公館 に 申請 し て 取得 する 。 査証 は 、 通常 、 旅券 に 押印 または 貼付 さ れる 。 査証 を 事実 上 の 入国 許可 と みなし て 入国 審査 時 に ほとんど 拒否 処分 を し ない 制度 の 国 （ 出入国 管理 の 法令 を いわゆる 大陸 法 方式 で 定め た 国 に 多い ） と 、 査証 を 入国 の 「 推薦 文書 」 に 過ぎ ない として 、 改めて 厳格 な 入国 審査 を 行う 制度 の 国 （ 出入国 管理 の 法令 を いわゆる 英 米 法 方式 で 定め た 国 に 多い 。 日本 国 は こちら に 含ま れる ） が あり 、 後者 の 国 に 渡航 する 者 にとって は 、 査証 取得 は かならずしも 入国 の 保証 と は なら ない 。  入国 審査 の 許否 は 建前 上 は 法令 に 基づい て 行わ れる が 、 現実 に は 、 「 挙動 が 不審 で ある 」 「 審査 官 を 侮辱 し た 」 「 質問 に対して 誤魔化す ・ 嘘 を 付く 」 など 、 その 時 に 担当 し た 審査 官 の 心証 が きっかけ と なっ て 、 不法 入国 や 不法 就労 が 目的 で ある と 判明 、 入国 不 許可 決定 により 国外 退去 処分 と なる よう な 例 も 少なく ない 。  国際 的 な 往来 が 増え た 現代 に あっ て は 、 各国 間 で 査証 相互 免除 協定 が 結ば れる 例 が 増え て おり 、 その 場合 は 、 前もって 渡航 予定 先 国 の 在外 公館 で 査証 を 取得 し て い なく て も 、 （ 入国 審査 まで 免除 と は なら ない が ） 短期間 の 滞在 希望 者 に 限り 、 入国 許可 が 可能 と なる 。  入国 （ 入 境 ） する 前 に 審査 を 受け 、 許可 さ れ た 者 が 入国 できる 。 国籍 を 有する 者 が 外国 から 帰国 する 際 に も 入国 審査 を 通過 する 必要 が ある 。 入国 審査 で は 入国 目的 や 滞在 期間 など の 試問 が 行わ れる （ ここ で 目的 や 滞在 先 が 曖昧 で ある など によって 不法 入国 しよ う と し て いる と 発覚 する こと も ある ） 。 また 、 税関 審査 や 検疫 を 受ける 。  入国 前 に 事前 審査 を 行う 場合 も あり 、 過去 に は ガルーダインドネシア 航空 が 、 搭乗 者 に対して 機内 において インドネシア の 事前 入国 審査 を 、 大韓航空 、 アシ アナ 航空 が 搭乗 者 に対して 、 成田 国際 空港 で 大韓民国 の 事前 入国 審査 を 行っ て い た 。 事前 入国 審査 を 行っ た 場合 、 到着 時 専用 の 入国 レーン （ 主 に 、 クルー 、 外交 官 用 レーン ） を 通過 する こと が できる 。 いずれ も 希望 者 のみ で 、 事前 審査 を 受け ず に 、 到着 後 に 通常 の 入国 審査 を 受ける こと も できる 。  また 、 出発 国 で 同時に 到着 国 の 入国 審査 を 行う 場合 も あり 、 アメリカ 発着 の 国際線 航路 で は 、 カナダ 、 アイルランド （ シャノン 空港 、 ダブリン 空港 ） 、 アラブ 首長 国 連邦 （ アブダビ 国際 空港 ） の 空港 において アメリカ の 入国 審査 が 行わ れ たり （ アメリカ 到着 時 に は 、 国際線 で なく 、 国内線 ターミナル に 到着 する ） 、 ユーロ スター で は 、 パリ 北 駅 において イギリス の 入国 審査 が 、 マレー 鉄道 で は 、 ウッド ランズ ・ トレイン ・ チェックポイント において マレーシア の 入国 審査 が 行わ れ て いる 。  アメリカ 同時 多発 テロ 事件 以後 、 現在 に 至る まで 世界 各国 の 入国 審査 が 厳しく なる 傾向 が 続い て いる 。 2019 年 現在 において は 、 アメリカ や 日本 国 、 韓国 、 台湾 、 マレーシア 、 中国 等 で 、 入国 審査 時 に 生体 情報 の 取得 （ 顔 写真 撮影 や 指紋 採取 と データベース へ の 登録 ） が 行わ れる よう に なっ て いる 。 これら 顔 写真 や 指紋 など の 生体 情報 を 入国 審査 時 に 取得 する 国家 で は 、 過去 の 犯罪 歴 や 要注意 人物 の 生体 情報 データベース と 照合 を 行っ た 上 で 、 厳格 な 審査 によって 入国 許可 の 可否 が 決定 さ れ て いる 。  日本 に 外国 人 が 入国 する 場合 は 、 入国 審査 官 によって 上陸 審査 を 受け て 上陸 拒否 事由 に 当たら ない こと を 確認 し た 上 で 上陸 許可 を 得 なけれ ば なら ない （ 通常 は 旅券 に 上陸 許可 シール が 貼付 さ れる ） 。 2007 年 （ 平成 19 年 ） 11 月 20 日 より 、 J - BIS が 導入 さ れ た 。  日本 で は 、 在日 米 軍 将兵 は 日米地位協定 により 米 軍 施設 （ 空軍 の 飛行場 、 海軍 や 海兵 隊 の 軍港 ） を通じて で あれ ば 、 軍人 ID カード のみ で 以下 の 手続き を 経る こと なく 自由 に 出入国 できる 。 また 、 日本 を 含む 一部 の 国 で は 空港 の 制限 区域 から 出 ない 限り 国際線 航空機 同士 を 入国 手続 無し で 乗り継ぐ こと が できる 。  アメリカ 国土 安全 保障 省 は 、 2009 年 1 月 12 日 より 、 航空機 又は 船舶 で 入国 する 査証 免除 プログラム 対象 国 から の アメリカ 入国 者 に対して も 、 出発 72 時間 前 まで に インターネット を 用い て 氏名 ・ パスポート 番号 ・ 国内 で の 滞在 先 を 申告 さ せ 、 手数料 を 徴収 する 「 電子 渡航 認証 システム 」 を 義務付け た 。 申告 内容 は I - 94 W 審査 カード と 同一 。  入国 審査 カウンター で パスポート 、 出入国 カード 、 帰路 の 航空 券 または 旅程 確認 書 を 係官 に 提出 し て 入国 審査 を 受ける 。  国 を 出国 する 際 に も 同様 の 審査 が 行わ れる 場合 が ある 。 出国 する 人物 の 把握 および 確認 の ため に 、 有効 な 旅券 や 各種 様式 の 書類 の 提示 が 求め られる 。 犯罪 歴 の 有無 や 係争 中 の 裁判 の 被告 人 、 あるいは その他 の 理由 など で 出国 の 制限 を 受ける 場合 が あり 、 それら の 判断 基準 は 国 によって 異なる 。 一般 的 に 、 出国 は 入国 審査 ほど 厳格 で は 無い こと が 多い 。 例えば アメリカ合衆国 や オーストラリア で は 国際線 搭乗 チェックイン 時 に 航空 会社 が 旅券 と 査証 を 確認 する が 、 ほとんど の 空港 で は 官憲 による 「 出国 審査 」 は ない 。 なお 国際線 搭乗 チェックイン 時 に 航空 会社 が 旅券 と 査証 を 確認 する の は 、 降 機 国 で 無 資格 （ 旅券 や 査証 の 不備 ） の ため 入国 が 拒否 さ れ た 場合 、 航空 会社 の 責任 で 搭乗 国 まで 送還 し なけれ ば なら ない から で も ある 。  日本 の 場合 、 出国 する 際 に は 、 日本人 ・ 外国 人 に 関わら ず 出国 の 確認 を 受ける 必要 が ある 。 入国 審査 官 に 旅券 を 提示 し た うえ で 、 入国 審査 官 から 出国 確認 を 受け 、 パスポート に その こと を 証明 する 証印 を 受け なけれ ば 出国 し て は なら ない と さ れ て いる 。 なお 、 出国 確認 を 経 ず に 日本 を 出国 する 行為 は “ 密 出国 ” で 刑事 罰 の 対象 と なる （ 出入国 管理 及び 難民 認定 法 71 条 ） 。  以前 は 、 パスポート 以外 に 出 ・ 帰国 記録 （ ED カード ） に 住所 ・ 氏名 や 渡航 先 など を 記入 し 、 審査 の 際 に 提出 する 必要 が あっ た が 、 日本 国籍 保持 者 の 帰国 について は 、 平成 13 年 （ 2001 年 ） 7 月 1 日 以降 、 不要 と なっ て いる 。 なお 、 外国 人 の 場合 は 、 現在 でも 出入国 の 際 に ED カード へ の 記入 ・ 提示 が 必要 で ある 。  なお 、 学校 の 修学旅行 など 団体 旅行 の 場合 、 事前 に 出国 の 確認 を 受ける こと が 可能 で ある 。 この 場合 、 あらかじめ パスポート に 出国 日 の 日付 の ある 出国 証印 が 押印 さ れ 、 出国 当日 は 職員 専用 通路 で 事前 に 渡さ れる 「 事前 出国 審査 済み 証 」 を 入国 審査 官 に 渡せ ば よい 。 また 、 海外 に ある 一部 CAT （ シティ エアターミナル ） で は 、 併設 さ れ た 出入国 管理 事務所 において 事前 に 出国 審査 を 受ける こと が 出来る 。  カウンター で パスポート 、 搭乗 券 、 出国 カード を 提出 し て 出国 審査 を 受ける 。  ほとんど の 国 において 出入国 審査 場 は 撮影 禁止 で ある 。 また 携帯 電話 の 利用 も 禁止 さ れ て いる 。 理由 として 、 密入国 する ため の 参考 資料 に さ れる こと を 防ぐ ため だ と さ れ て いる 。  手続き の 簡素 化 、 迅速 化 を 目的 に 、 従来 有人 で 行っ て い た 出入国 審査 を 自動 で 行う 、 自動 化 ゲート の 設置 が 各国 で 進ん で いる 。 利用 に は 、 事前 に 指紋 や 顔 写真 等 の 個人 情報 を 登録 する 場合 （ 出入国 管理 局 の データベース に 登録 さ れる ） と 、 IC パスポート の IC チップ に 登録 さ れ た 情報 を 利用 する 場合 が ある （ 前者 の 場合 、 IC パスポート で なく て も 利用 可能 ） 。 日本 （ J - BIS ） や 香港 （ e - 道 ） 、 マカオ 、 韓国 、 台湾 、 中国 、 タイ 、 オーストラリア や ニュージーランド （ Smartgate ） など で 、 空港 や 陸路 の チェックポイント に 設置 さ れ て いる 。 通常 、 自 国民 で あれ ば 原則 的 に 利用 する こと が できる が 、 外国 人 について は 、 各国 ごと に 対応 が 異なっ て いる 。 （ タイ は 自 国民 のみ 。 日本 や 台湾 、 中国 、 韓国 など は 、 外国 人 登録 済み の 外国 人 で あれ ば 利用 可能 。 香港 は 条件 を 満たし た 非 居住 外国 人 も 利用 可能 ）  また 一部 で は 、 相手 国 の 自動 化 ゲート 登録 者 を 対象 に 、 自国 の 自動 化 ゲート の 利用 を 可能 に する 相互 協定 が 結ば れ て おり 、 現在 、 米 韓 、 韓 港 間 で 行わ れ て いる （ Smart   Entry   Service ） 。 ただし 、 自動 化 ゲート 登録 手続き は 、 各々 行う 必要 が ある （ 各国 で データ は 共有 さ れ て い ない ため ） 。  入国 ・ 税関 手続き 支援 装置 （ キオスク 端末 ） が 米国 ・ カナダ で 導入 さ れ て いる 。 端末 で 指紋 採取 、 写真 撮影 、 必要 事項 を 入力 し 、 装置 から 印刷 さ れる レシート と パスポート を 提示 し て 審査 官 の 審査 を 受ける 。 中国 で は 、 入国 審査 場 前 に 設置 さ れ た 「 入 境 外国 人 指紋 自助 留 存 区 」 において 事前 に 指紋 採取 を 行い 、 登録 済み の レシート を 持っ て 入国 審査 を 受ける こと に なる 。 日本 において も 、 上陸 審査 待ち時間 を 活用 し て 、 指紋 採取 、 顔 写真 の 撮影 を 行う ため の 機器 「 バイオ カート 」 を 主要 空港 に 導入 し て いる 。  滞在 許可 は ほとんど の 国 で いくつ か の 種類 に 区分 さ れ て いる 。  国際 管理 地域 （ ） で は 領有 国 の 出入国 管理 政策 だけ が 実施 さ れる わけ で は ない ため 、 治外法権 を 有する 状態 と なっ て いる 。 最も よく 見 られる 例 は 国際 空港 において 出国 手続き を 行っ た 後 、 入国 手続き を 行う 前 の 地域 で ある 。 国際 空港 の この よう な 地域 に は 保税 免税 店 が 設置 さ れる こと も 多い が 、 本国 の 法制 が 「 一切 」 及ば ない 完全 な 治外法権 を 有する わけ で は ない 。 紛争 地域 で は グリーン ・ ゾーン （ ） と 呼ば れる 国際 管理 地域 を 設け て 外交 官 が 危険 に さらさ れ ない よう 保障 する こと が あり 、 紛争 の 当事 国 同士 を 切り離す ため に 国際 管理 地域 を 設ける 場合 も ある 。グローバリズム （ ） と は 、 地球 を 一つ の 共同 体 と 見なし て 、 世界 の 一体化 （ グローバリゼーション ） を 進める 思想 で ある 。 字義 通り 訳す と 地球 主義 で ある が 、 通例 で は 、 多 国籍 企業 が 国境 を 越え て 地球 規模 で 経済 活動 を 展開 する 行為 や 、 自由 貿易 および 市場 主義 経済 を 全 地球 上 に 拡大 さ せる 思想 など を 表す 。  関連 語 として 「 " グローバリゼーション "」「" グローバル 化 "」 が ある が 、 「 グローバリゼーション 」 「 グローバル 化 」 は 現象 を 指す の に対して 、 「" グローバリズム "」 は グローバリゼーション を 推進 する 理念 を 指す 。  「 グローバリズム 」 という 語 は 1992 年 以後 に 使わ れる よう に なっ た が 、 歴史 的 に は 何 度 も 見 られ た 傾向 で ある 。 19 世紀 から 1945 年 まで の 欧米 列強 による 帝国 主義 ・ 植民 地 主義 も グローバリズム の 一 種 で ある が 、 三 国 以上 の 列強 の 勢力 圏 で 閉じ た 経済 活動 を 行う ブロック 経済 で あっ た 。 英語 で は 、 イギリス 世界 （ グロブブリテン ） を 中心 と し た 世界 構築 という 意味合い が 含ま れる 。  冷戦 時代 の 1970 年代 に は 、 国際 決済 が 一気に オンライン ・ グローバル 化 。  1992 年 元日 に ソビエト 亡き 世界 が 到来 し た 後 は 、 アメリカ合衆国 の 無比 の 軍事 力 を 背景 と し た 世界 の 画一 化 や 、 新 自由 主義 （ アメリカ 流 の 無 規制 資本 主義 ） を 指す 事 が 多い 。 これ は 、 しばしば 各国 独自 の 伝統 ・ 慣習 と 衝突 する ため 、 反米 主義 者 など から しばしば 、 「 グローバリズム は アメリカニズム で あり アメリカ 帝国 主義 だ 」 として 嫌悪 さ れる 。  1999 年 11 月 30 日 の WTO 抗議 デモ を 嚆矢 に し て 、 国際 会議 など で 反 グローバリズム の デモ が 行わ れる こと が ある 。  グローバリズム は 、 多 国籍 企業 による 市場 の 寡占 もしくは 独占 固定 化 に 至る 可能 性 が 高い 。 例 として 、 参入 に 巨額 の 資金 が 必要 な 半導体 製造 等 の 業種 は 、 リスク が 高く 新規 参入 が 困難 で ある こと から 、 多 国籍 企業 による 市場 寡占 ・ 独占 固定 化 の 可能 性 が 高く なる 。 参入 が 困難 な 業種 ほど 寡占 ・ 独占 固定 化 が 進む と 予測 さ れる 。  グローバリズム による 相互 依存 が 高まる と 、 原油 を 初め と する 資源 価格 高騰 によって 、 持てる 者 で ある 資源 国 が ますます 富み 、 無 資源 国 が 高値 で 資源 購入 を 余儀なく さ れる 状況 が 深刻 化 する 。 一部 の 多 国籍 企業 による 国際 市場 の 寡占 ・ 独占 固定 化 が 強まる と 、 資金 ・ 資本 に 乏しい 国家 から の 企業 の 参入 は 極端 に 不利 と なる 。  国内 産業 が 多 国籍 企業 に 支配 さ れ た 低 開発 国 は 、 先進 国 から 国際 援助 を 受け て も 資金 が 国内 産業 に 回ら ず そのまま 国外 に 流出 し 、 低 開発 国 から なかなか 離陸 でき ない 。 無 資源 国 で 有力 な 産業 が 少なく 、 国外 市場 参入 も でき ない 国 は 世界 を 一つ の 市場 として 共有 する メリット は 無い ため 、 グローバリズム の 市場 共有 を 放棄 する 可能 性 も 生ずる 。  逆 に 、 ソフトウェア 産業 等 の よう に わずか の 資金 で 参入 でき 、 1 人 の 人間 の アイデア が 大きく 生かさ れる 業種 は 、 多く の 雇用 が アウトソーシング の 形 で 先進 国 から 開発 途上 国 に 流れ て おり 、 世界 的 な 産業 規模 の 拡大 が 続い て いる 。  ロシア 、 中国 や インド の 急速 な 台頭 による 多極化 や 、 経済 面 で の 地域 統合 の 動き （ 南米 の 南 の 銀行 、 ヨーロッパ の ユーロ 通貨 など ） により 、 今後 グローバル 化 の 動き は 相対 的 に 後退 し 、 世界 の ブロック 経済 化 が 進ん で いく 可能 性 も ある 。  日本工業大学 大学院 の 横田 悦二郎 教授 は 、 グローバリズム の 進行 で 水平 分業 が 進ん で いる と 指摘 し て いる 。  関岡 英之 は 、 アメリカ を グローバル リズム の 本家 本元 と 言い 、 グローバリズム について 、 米国 シカゴ 大学 発 の 一つ の イデオロギー に 過ぎ ない もの で 、 普遍 の 真理 で も 、 歴史 の 必然 で も ない と し 、 東北 地方 唯一 の 政令 指定 都市 で すら チャイナ マネー に 手 を 出さ なけれ ば なら ない ほど 追い詰め られ て い た 状況 を 例 に 挙げ ながら 、 小泉 構造 改革 が 、 日本 に グローバリズム の 弊害 を もたらし た と 主張 し て いる 。  藤井 厳 喜 は 、 オバマ 大統領 就任 直後 の アメリカ は 、 グローバリズム により 、 グローバル 企業 は 儲かっ て いる が 一般 国民 の 7 人 に 1 人 が 貧困 層 と なり 、 「 多 国籍 化 し た アメリカ 大 企業 の 利益 と 一般 国民 の 利益 が 相反 する よう に なり 、 両者 が 鋭く 対立 する よう に なっ た の が 、 最近 （ 2014 年 ） の アメリカ 政治 の 特徴 で ある 。 」 と 指摘 し て いる 。  三橋 貴明 は 、 韓国 と 中国 は 共に 、 グローバリズム が 進ん で 組み込ま れ た 国 で あり 、 共に グローバリズム の 問題 を 抱え て いる と し て いる 。  漫画 家 の 小林 よしのり は 、 「 規制 改革 を 中心 と する 小泉 路線 の 頃 から 、 新 自由 主義 ・ グローバリズム で 日本 の 国柄 を 破壊 する 政治 家 が 、 靖国 参拝 によって ナショナリズム を 喚起 し 、 それ を 帳消し に する 形 が 生まれ た 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊藤 元 重 は 、 「 反 グローバリズム の 運動 は 、 新た な 保護 主義 の あらわれ と 見る こと が できる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 野口 旭 は 、 「 反 グローバリズム 派 による グローバリズム 批判 は 、 国内 経済 ・ 地域 経済 の 自律 性 を 確保 す べき という 性質 を 持っ て いる 」 「 世界中 の 根強い 『 反 グローバリズム 』 の 根底 に ある の は 、 自国 の 経済 が 貿易 という 捉え どころ の 無い もの によって 変え られ て いく 嫌悪 感 な の かも しれ ない 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 八代 尚宏 は 、 「 若者 の 雇用 機会 減少 や 賃金 格差 の 拡大 を 改善 する ため に は 、 政治 的 圧力 のみ なら ず 、 市場 の 活用 を 推進 する べき で ある 。 世界 的 に 貿易 が 拡大 する 中 で 、 労働 生産 性 ・ 賃金 の 差 の 拡大 が 生じ て いる 。 反 グローバリズム を 唱え て も 、 世界 の 潮流 から 取り残さ れ じり貧 に なる だけ で ある 」 と 指摘 し て いる 。  2014 年 に 、 ウォール・ストリート・ジャーナル と NBC ニュース が 、 アメリカ 国内 で 共同 実施 し た 世論 調査 で は 、 グローバル 化 は 米国 経済 にとって 「 良く ない 」 と 答え た の は 48 %、「 良い 」 と 答え た の は 43 % と 割れる 結果 と なっ た 。  安倍 晋 三 内閣 は 、 聖域 なき 構造 改革 を 掲げ た 小泉 純一郎 内閣 の 方針 を 踏襲 し た 。 安倍 は 一 度 は 僅か 1 年 で 志 半ば で 総理 大臣 を 退任 する も 、 2012 年 に 復帰 。 新た に 発足 し た 第 2 次 安倍 内閣 は 、 企業 の グローバル 化 や 規制 緩和 を 成長 戦略 の 基本 に 据え て いる 。  2013 年 5 月 14 日 、 政府 の 経済 財政 諮問 会議 の 民間 議員 が まとめ た グローバル 化 対応 の 提言 案 が 明らか と なっ た 。身分 証明 書 （ み ぶん し ょうめいしょ ） と は 、 社会 生活 上 、 人 の 本人 性 や 法的 資格 を 示す ため に 用い られる 文書 の こと で ある 。 官公庁 や 学校 ・ 会社 ・ 団体 など 公的 機関 が 発行 する 証明 書 等 が 利用 さ れる 。 身分 証 （ み ぶん しょ う ） と も 。 なお 、 「 身分 証明 証 」 は 誤り 。 ID （ の 略語 から ） と も 呼ば れる 。  身分 証明 （ 本人 確認 ） を 求め られる 場合 、 一般 に は 運転 免許 証 や パスポート （ 旅券 ） ・ 健康 保険 被 保険 者 証 ・ 住民 基本 台帳 カード （ 住 基 カード ） ・ マイナンバーカード など 公的 機関 が 発行 する 証明 書 で 、 氏名 ・ 住所 ・ 生年月日 ・ 性別 ・ 顔 写真 など 、 個人 を 特定 する 情報 を 記載 ・ 貼付 し た もの で あれ ば 、 身分 証明 書 として 通用 する 。  2000 年代 以降 、 「 身分 」 という 言葉 について 、 身分 制度 と 関連づけ たり 、 社会 的 な 序列 を 示す 言葉 と 捉え たり し て 不快 感 を 示す 者 も いる ため 、 特に 顧客 等 に対して は 「 本人 確認 書類 」 という 表現 に 置き換え たり 、 「 お 名前 と ご 住所 の 分かる 公的 な もの 」 など と 、 直接 「 身分 証明 書 」 と 表現 し ない 場合 も ある 。 「 本人 確認 書類 」 と 身分 証明 書 は 同義 で ある と 考え て よい 。 住 基 カード について は 、 写真 が 添付 さ れ て いる 物 が 公的 な 証明 書 と 同等 に 扱わ れる が 、 金融 機関 の 口座 作成 や 携帯 電話 の 新規 申し込み （ 契約 ） について は 、 住 基 カード の 不正 悪用 防止 の ため 、 それ 単体 だけ で は 申し込み を 受け られ ない 場合 が ある （ 住民 基本 台帳 カード # 統一 的 な 身分 証明 書 として の 実用 性 参照 ） 。  企業 ・ 事業 所 が 社員 や 出入り 業者 に対して 発行 する もの に は 、 キャッシュカード や クレジットカード 同様 、 保有 者 情報 記録 用 に 磁気 ストライプ が 張ら れ （ 2006 年 に は IC カード 方式 が 現れ 始め た ） 、 出入 記録 や タイム カード として も 使用 出来る 物 が ある 。  外国 に 出国 し た 場合 は 、 パスポート が 公的 かつ 一番 通用 度 の 高い 身分 証明 書 と なる 。  日本 で は 身分 を 証明 、 もしくは 本人 性 を 証明 する 際 （ 参考 ： 犯罪 による 収益 の 移転 防止 に関する 法律 ） 、 主 に 下記 に 挙げる 公的 機関 の 発行 する 文書 等 が 、 身分 証明 書 として 社会 一般 的 に 使用 さ れ て いる 。  その 中 でも 、 本人 確認 用 として 最も 通用 範囲 が 広く 、 かつ 権威 を 有する 公文書 は 、 根拠 が 住民 登録 で 受領 は 申請 者 本人 に 限る など 、 発給 手続き が 最も 厳格 な 日本国 旅券 で ある 。 官公庁 において 本人 確認 の ため 提示 を 求め られる 書類 は 、 厳格 な 日本国 旅券 発給 手続き で 求め られ て いる 、 旅券 法 施行 規則 別表 第 二 に 記載 さ れ た もの に 準拠 し て いる 場合 が 多い 。  証明 写真 付 公文書 なら 何でも よ さ そう だ が 、 危険 物 取扱 者 免状 を 例 に 挙げる と 、 免状 発給 時 に 本人 確認 書類 提出 等 の プロセス が 無い 為 、 記載 さ れる 個人 情報 は 全て 自己 申告 で あり 、 公文書 で あり ながら 記載 内容 で 実質 確認 さ れ て いる の は 受験 時 の 写真 の 照合 による 顔貌 だけ という こと に なり 、 有名 な 官職 による 公文書 で あっ て も 、 別表 第 二 に 記載 さ れ て い ない もの は 、 最低限 の 確認 も 経 ず に 発給 さ れ た もの で ある 可能 性 が ある 。 地方 公共 団体 によって は 、 危険 物 取扱 者 免状 等 を 本人 確認 書類 として 認め て いる ところ も ある が 、 この よう な 背景 を 全く 理解 し て い ない 可能 性 が ある 。  別表 第 二 に 挙がっ て いる 資格 証明 書 等 は 、 試験 事務 を 委託 民間 団体 に 実施 さ せ て い て も 、 根幹 と なる 本人 確認 や 免許 証 発給 事務 は 官公庁 が 直接 行っ て いる の に対し 、 危険 物 取扱 者 免状 の 様 に 試験 事務 から 免状 発給 まで 一貫 し て 委託 民間 団体 が 行い 、 公文書 で あっ て も 国 や 都道府県 は 実務 の 上 で ノータッチ という もの も ある ため 、 提示 を 受ける 側 も 提示 さ れ た 証明 書 の 実情 と 背景 を 理解 し て おか ない と 、 本人 に なりすまさ れる 可能 性 が 絶対 無い と は いえ ない 。  また 、 役所 で 戸籍 謄本 や 住民 票 の 写し 等 を 請求 する 際 、 役所 が 当該 請求 の 任 に 当たっ て いる 者 を 特定 する ため に 提示 を 要求 する 書類 として 定め られ て いる 、 戸籍 法 施行 規則 別表 第 一 も 療育 手帳 等 を 除き 、 旅券 法 施行 規則 と 同じ 内容 と なっ て いる 。  法人 に あっ て は  上述 の よう な 身分 証明 書 を 持た ない 人 で あれ ば 、  など で 代用 できる 場合 も ある 。  どの よう な 証明 書 を 持参 す べき か は 、 提示 を 要求 する 相手 の 指定 に従う 必要 が あり 、 指定 外 の 証明 書 で は 受け付け て もらえ ない こと が 殆ど で ある 。 場合 によって は 一つ で は なく 、 複数 の 身分 証明 書 が 要求 さ れる こと も ある 。 以前 は 提示 し た 身分 証明 書 の コピー を 複写 機 で 取ら れる 場合 も あっ た が 、 最近 は 個人 情報 保護 の 観点 から 、 番号 を 控える だけ の 場合 が 多く なっ て いる 。  日本 で は 、 主 に 本人 確認 を 要求 さ れる 次 の よう な 場面 で 提示 が 求め られる こと が ある 。  一定 の 金融 取引 を する 際 に は 、 相手 業者 に対して 氏名 または 名称 および 住所 を 告知 する とともに 、 住民 票 の 写し など 税法 で 定め られ た 書類 を 提示 し 、 業者 は その 書類 により 当該 氏名 住所 等 を 確認 し なけれ ば なら ない 旨 、 税法 で 定め られ て いる 。 犯罪 収益 移転 防止 法 上 の 本人 確認 書類 で あっ て も 税法 上 の 確認 書類 に は 含ま れ ない もの が あり その 逆 も 成り立つ ので 留意 が 必要 で ある 。  2003 年 より 2015 年 まで 、 住民 基本 台帳 法 に 基づき 住民 基本 台帳 カード （ 住 基 カード ） の 発行 が 行なわ れ て い た 。 これ まで 日本 国内 で の 一般 的 な 身分 証明 書 として 、 顔 写真 付き で は 運転 免許 証 が 一般 的 だ が 、 若年 者 や 高齢 者 を はじめ 、 免許 証 を 持た ない 者 にとって は 身分 証明 の 要求 に対し 、 不自由 を 強い られる 場面 が あっ た （ 多く は 外出 の 際 の 必携 品 で は ない し 、 年金 手帳 など サイズ が 大きく 携帯 に 不便 だっ たり 、 健康 保険 証 など 世帯 で 1 通 の もの を 占有 でき なかっ たり など ） 。  住 基 カード は 、 顔 写真 付き の 公的 機関 発行 の 身分 証明 書 として 、 住民 基本 台帳 に 登録 さ れ て いる 者 = 住民 登録 さ れ て いる 日本 国籍 保有 者 なら 、 誰 も が 安価 で 容易 に 取得 可能 で ある 。 一方 で 、 発行 者 が 自治体 な ので 、 域外 転出 の 際 は 返却 し 転入 先 で 再度 取得 し なけれ ば なら ない など 、 運転 免許 証 に 比べ て 不便 も 多かっ た 。 しかし 、 2009 年 の 住民 基本 台帳 法 改正 によって 、 転入 先 の 市区 町村 役場 で 証明 を 受ける こと によって 、 それ まで の カード を 継続 使用 する こと が できる よう に なっ た 。  国際 的 な テロ 対策 や 日本 国内 における 犯罪 対策 の 為 に 、 各 方面 で 本人 確認 を 強化 する 動き が 強まっ て いる 。  この 身分 証明 書 と は 、  以上 2 項 を 公的 に 証明 し 、 民法 上 の 行為 能力 を 特別 に 剥奪 及び 制限 さ れ て い ない 人 か 、 制限 さ れ て いる 人 で ある か を 証明 する 書類 で ある 。 こちら の 身分 証明 書 は 、 前記 の よう な 所有 者 個人 の 身分 を 明らか に する もの として 使用 する こと は でき ない 。  後述 する 「 登記 さ れ て い ない こと の 証明 書 」 と 併せ て 使用 さ れる こと が 多く 、 会社 設立 時 や 古物商 許可 時 、 金額 の 大きい 契約 時 、 警備 会社 で 警務 職 （ 警備 員 の こと ） として 採用 さ れる 際 など に 、 行為 能力 確認 の 為 に 提出 を 求め られる 。 前記 3 項目 の いずれ か に 該当 する 場合 は それぞれ の 「 〜 の 通知 を 受け て い ない 」 が 「 〜 の 通知 を 受け て いる 」 に 変わる 。  2000 年 4 月 1 日 より 制度 が 改め られ 、 同日 以降 は 禁治産者 は 成年 被 後見人 、 準 禁治産者 は 被 保 佐 人 と 名称 が 改め られ 、 登記 事務 も 本籍 地 の 市町村 から 法務局 に 移管 に なっ た 。 同日 以降 登記 さ れ た 場合 は 法務局 に 登記 さ れ 、 同日 以前 に 登記 さ れ た 事項 は 自動的 に 法務局 に 移管 は さ れ ず 、 特に 届出 が なけれ ば 今 も 本籍 地 の 市町村 より 登記 ・ 証明 さ れ て いる 。 破産 者 に関する 事項 は 引き続き 本籍 地 の 市町村 が 行っ て いる 。 なお 、 現在 は 単に 破産 手続 開始 決定 を 受け た のみ で は 通知 せ ず 、 免責 不 許可 が 確定 し た 場合 及び これ に 準じる 場合 に 限り 、 破産 の 通知 を 行う 取扱 に なっ て いる 。  禁治産者 （ 成年 被 後見人 ） や 準 禁治産者 （ 被 保 佐 人 ） で ない こと を 証明 する 為 に は 、  の 2 通 が 実質 的 に 必要 に なる 。 ただし 、 2000 年 4 月 1 日 以降 に 出生 し た 人 について は 、 法務局 の 「 登記 さ れ て い ない こと の 証明 書 」 のみ で 良い 。  本土 から 軍政 当時 の 沖縄 へ 渡航 する ため に は 、 総理府 から 専用 の 渡航 文書 の 発給 を 受ける 必要 が あり 、 これ を 身分 証明 書 と 呼ん だ 。 手続 は 都道府県 窓口 で 行っ た 。 渡航 に は 併せ て 琉球 列島 米 国民 政府 から 入 域 許可 証 の 発給 を 受ける 必要 が あり 、 この 入 域 許可 証 は 身分 証明 書 に 貼付 さ れ た 。 詳しく は 出入 管理庁 # 渡航 手続 を 参照 。  この 文書 は 21 世紀 の 現在 も 、 北方 地域 入 域 に際して 外務省 から 発行 さ れ 続け て いる （ 墓参 団 構成 員 に対して のみ 発行 。 個人 が 取得 する こと は 出来 ない ） 。  海外 に は 公的 機関 が 全 国民 を 対象 として 身分 証 を 発行 する 制度 を 設け て いる 国 が あり 当該 身分 証 の 常時 携帯 を 義務付ける 国 も 多い が 、 この よう な 制度 の 導入 に 反対 する 声 も ある 。 特に イギリス および アメリカ合衆国 で は 、 その よう な 制度 を 設けれ ば 政府 が 強制 的 に 発行 する ID カード や それ と 連動 する データベース が プライバシー や 市民 の 自由 を 侵害 する こと に なる として 議論 の 的 に なっ て おり 、 機微 （ センシティブ ） 情報 を 蓄積 する 中央 管理 の 包括 的 な データベース が 大 規模 な 悪用 を さ れる 可能 性 が ある 点 に 批判 が ある 。  アメリカ合衆国 で は 、 州 政府 （ 道路 局 または 自動車 局 ） が 発行 する 運転 免許 証 が もっとも ポピュラー な 身分 証明 書 で ある 。 カジノ 入場 や 酒類 ・ タバコ 購入 の 際 に 年齢 照合 の ため に 身分 証明 書 の 提示 を 求め られる 場合 が ある 。  2008 年 に は 「 Real   ID   Act （ 真 の 身分 証明 法 ） 」 が スタート 。 国民 全員 に 番号 を 付け 、 これ を 一つ の データベース で 管理 し 、 善良 な 国民 と 有害 な 国民 に 分類 し て 、 善良 な 国民 は 飛行機 に 乗れ たり 政府 施設 に 入場 し たり する 事 が できる が 、 テロリスト 予備 軍 や 犯罪 者 など の 有害 な 国民 は それ が 阻止 さ れる よう に する という もの 。 番号 付与 は “ アメリカ合衆国 連邦 政府 が 定め た テロ 対策 基準 に 則っ た （= IC チップ が 内蔵 さ れ て いる など の ） ” 運転 免許 証 で 2011 年 から 行なわ れる 。 最初 の 導入 期限 が 2009 年 末 に 設定 さ れ た 。 運転 免許 証 が 使用 さ れる 理由 は 、 2000 年 から 2006 年 にかけて 起き た 身分 証明 詐欺 事件 の 実に 35 パーセント が 、 不正 な 免許 証 を 用い て 行わ れ て い た ため という （ 連邦 取引 委員 会 調べ ） 。  カリフォルニア 州 や ハワイ 州 で は 「 State   ID 」 という 身分 証明 書 を 有料 で 発行 し て いる （ アメリカ 市民 に 限ら ず 外国 人 在留 者 で も 査証 が あれ ば 取得 可能 ） 。  香港 で は 、 180 日 以上 滞在 する 11 歳 以上 の 全て の 者 に ID カード （ 香港 身 份證 ・ ） の 取得 と 常時 携帯 が 義務付け られ て いる 。 取得 手続き の 際 、 氏名 ・ 国籍 ・ 在住 資格 の 別 など を 書類 に 記入 する ほか 、 指紋 の 押捺 も 求め られる 。  香港 の 居留 権 （ 永住 権 、 7 年 以上 在住 ） を 持つ 者 と そう で ない 滞在 者 と で 、 種類 の 異なる カード が 発行 さ れ て いる （ 永住 権 保持 者 なら 「 永久 性 」 の 文字 、 短期 滞在 者 なら 「 臨時 」 の 文字 が 入る ） 。 警察官 による 職務 質問 の 際 に 提示 が 義務付け られ て いる ほか 、 出入国 管理 、 就職 や 契約 など の 際 の 身分 証明 など に 用い られる 。  警察官 等 に 提示 を 求め られ た 際 に 携帯 し て い ない と 、 罰金 を 課せ られる 。 しかし 、 居住 地 が 近く で ある こと を 伝える と 、 警察官 が 自宅 まで 同行 し 罰金 を 請求 する ため 一時 的 に 罰金 を 払わ なく て も すむ 。  近年 で は IC チップ を 組み込ん だ 「 智能 身 份證 」 へ の IC カード 切り替え が 進め られ て おり 、 運転 免許 と の 連動 や 公共 図書館 の 利用 票 など 、 公的 機関 で の 本人 確認 等 で の 利用 が 計画 さ れ 一部 は 実用 化 さ れ て いる 。  この 制度 は 、 中国 本土 と の 出入 境 管理 が なさ れ て い なかっ た 時期 に 、 流入 し て き た 難民 と 香港 の 住民 を 区別 する ため 、 1951 年 に 始め られ た 。  ドイツ で は 16 歳 以上 の ドイツ 国民 に " Personalausweis " と 呼ば れる ID カード か パスポート を 持つ こと が 義務付け られ て いる が 、 持ち歩く 必要 は ない 。 警察官 等 は ID を 提示 する こと を 求める 権利 が ある が 、 要求 さ れ て も その 場 で 見せる 義務 は ない 。 必要 な 場合 は 警察 署 や 市役所 に 持っ て 行く か 、 自宅 で 提示 する こと が 出来る 。  スペイン で は Documento   Nacional   de   Identidad と 呼ば れる ID が 14 歳 以上 に 発行 さ れる 。  ベルギー で は 12 歳 以上 の 全 国民 に 電子 証明 書 入り の ID カード （ eID カード ） が 発行 さ れ 、 15 歳 以上 の 国民 は 、 常に カード を 携帯 する こと が 義務付け られ て いる 。 これ は ベルギー 在住 の 外国 人 も 同様 で 、 装丁 は 異なる が 電子 証明 書 入り の ID カード が 交付 さ れる 。 EU 圏内 で は 随時 電子 証明 書 入り の ID カード に 変更 さ れる 予定 で ある が 、 ベルギー を 始め と し た 数 か国 のみ で ある 。 そこで 交付 時 に プリントアウト し た もの を 別に 渡さ れ 、 ベルギー 国外 で 使用 する こと を 指示 さ れる 。  オーストリア で は 、 専用 の カード を つくる の で は なく 、 すでに 使用 し て いる 既存 の カード （ 健康 保険 証 や 銀行 の キャッシュカード 等 ） で 機能 、 性能 が 仕様 を 満たし て いる もの について 、 電子 証明 書 など の 必要 な 情報 を 入れ て 、 それ を eID カード として 利用 し て いる 。  eID カード の 所持 は 必須 で は ない が 、 eID カード 化 が 可能 な 健康 保険 証 カード は ほぼ 全 国民 （ 約 800 万 人 ） に 行き渡っ て いる 。  「 中華 民 國 國 民 身分 證 」 により 公的 な 身分 を 証明 し て いる 。 管轄 は 内政 部 （ 総務 省 ） 。 発給 事務 は 各地 の 戸政 事務所 が 行う 。 発給 年齢 は 14 歳 以上 。 14 歳 未満 は 申請 により 発給 。  指紋 登録 は 14 歳 未満 は 不要 で 、 14 歳 と なっ た 時 に 登録 すれ ば よい こと に なっ て いる 。 また 、 常時 携帯 義務 が ある が 、 例えば 検問 など で 所持 し て い なく て も 、 自己 の 番号 を 記憶 し て おれ ば 足りる 。  日本 統治 時代 の 台湾 で は 「 良民 証 」 という 制度 が あっ た 。 中国 国民党 政府 移行 後 は 、 1931 年 戸籍 法 により 戸籍 調査 を 実施 。 それ を ふまえ て 1939 年 に 国民 兵役 証 が 定め られ た の が 端緒 と さ れる 。  現在 まで 6 回 の 改正 が 行わ れ 、 おおむね 10 年 おき に 仕様 が 変更 さ れる 。 現行 の 第 6 代 国民 身分 証 は 2004 年 制定 さ れ 、 2005 年 7 月 更新 発行 。 表面 に 氏名 、 生年月日 、 性別 、 身分 統一 編 号 （ 個人 番号 ： 最初 に 登録 し た 時点 で の 本籍 地 記号 + 数字 9 桁 ） と 写真 、 裏面 に 両親 の 氏名 、 配偶 者 の 氏名 、 出生 地 、 住所 が 記載 さ れ て いる 。 従前 は 手書き で 、 住所 の 移動 、 本籍 地 など も 記載 さ れ て い た 。  2020 年 に 集積 回路 付き の 新 IC カード （ 第 7 代 ） に 移行 する 。 電子 マネー 機能 が 搭載 さ れる 予定 。 さらに 運転 免許 証 、 健康 保険 証 機能 など の 搭載 について 現在 検討 さ れ て いる 。  マレーシア に で は 12 歳 以上 の すべて の 国民 に 「 MyKad 」 と 呼ば れる 身分 証 の 携帯 が 義務づけ られ て いる 。 Mykad は 2001 年 に 登場 し た 多目的 IC カード で 、 自動車 免許 証 、 出入国 情報 記録 、 電子 財布 、 ATM 機能 を 持っ て いる 。  中華人民共和国 で は 16 歳 以上 の 全 国民 に 「 居 民 身分 証 」 （ 中国 で の 表記 は 「 分 」 に 人偏 が 加わる ） が 交付 さ れる 。 発行 元 は 住所 地 管轄 の 公安 局 。 発行 番号 は 18 桁 ある が 、 社会 人 に なる と これ を 使用 する 機会 が 非常 に 増える ため 、 みんな 自分 の 個人 番号 を 暗誦 できる と いう 。 発行 番号 は 第 1 ・ 2 位 は 省 番号 、 3 ・ 4 位 は 市 ・ 区 の 番号 、 5 ・ 6 位 は 県 ・ 町 ・ 村 番号 、 7   -   14 位 は 生年月日 、 15   -   17 位 は 個人 番号 （ 偶数 は 女性 、 奇数 は 男性 ） 、 そして 最後 の 18 位 は 識別 用 の コード 。 2004 年 より IC チップ を 内蔵 し た 2 代目 様式 の 発行 を 開始 し 、 2012 年 をもって IC チップ の ない 初代 様式 は 廃止 さ れ た 。 IC チップ は 鉄道 の 自動 券売 機 において 本人 確認 として 利用 さ れ て いる 。  タイ 王国 で は 15 歳 以上 の 市民 と 在留 外国 人 が 国民 身分 証 携行 を 義務付け られ て いる 。  大韓民国 で は 満 17 歳 に なっ た 時点 で 、 常時 携帯 が 義務付け られる 「 住民 登録 証 」 が 交付 さ れる 。 職務 質問 で は 、 第一声 に それ を 見せる よう に 言わ れる よう で ある 。 特に 住民 登録 番号 は 、 日常 生活 で 必要 不可欠 な もの と なっ て おり 、 申込 書 等 において 必ず 記入 さ せ られる 項目 で あり 、 インターネット における 会員 登録 において は 本人 確認 手段 として 利用 さ れ て いる 。  インド で は 、 適切 な 個人 識別 制度 が 存在 し て おら ず 、 低 所得 者 へ の 配給 や 補助 の 4 分の 1 が 不正 受給 さ れ て い た という 問題 が あっ た 。 これ を 解消 する ため 、 個人 識別 制度 として 、 顔 写真 、 両手 の 全て の 指 の 指紋 、 両 眼 の 虹彩 の 情報 を 登録 し た アドハー を 2010 年 から 交付 し て いる 。  2016 年 に は 、 携帯 電話 の SIM カード の 取得 、 納税 申告 書 の 提出 といった サービス を 利用 する のに アド ハー 番号 が 必須 と なっ て いる 。  エストニア で は 2002 年 より エストニア 国民 に eID カード の 発行 を 始め た 。  eID カード は 公的 な 身分 証明 書 と なり 、 運転 免許 証 や 健康 保険 証 の 代わり に も なる 。政治 経済学部 （ せい じ けい ざいがくぶ ） は 、 政治 学 ・ 経済 学 を 中心 として 社会 科学 を 学ぶ 大学 の 学部 で ある 。 政経学部 を 正式 名称 と し て いる 大学 も ある 。  政治 経済学部 を 最初 に 発足 さ せ た の は 、 早稲田大学 で ある ( 詳細 は 早稲田大学 政治 経済学部 を 参照 )。 しか し 、 後述 の よう に 、 早稲田大学 の 旧称 で ある 東京 専門 学校 創立 の 1882 年 より も 前 に 、 東京大学 が 1881 年 に 、 文学部 内 に 政治 学 及理財 学科 を 設置 し て いる （ 「 理財 」 は 、 おおむね 「 経済 」 の 意 ） 。 以降 は 、 通説 で ある 、 政治 経済学部 の 原点 は 早稲田 に ある と の 説 に 基づい て の 説明 と なる 。 すなわち 、 早稲田大学 において は 、 同 大学 草創 期 に は 政治 学 を 法学部 の 一 部門 と 捉える ドイツ の 慣習 に 合わせ た 考え方 が 主流 で あっ た なか 、 イギリス の 慣習 を 採用 し て 、 経済 学 とともに 政治 を 学ぶ 学部 として 「 政治 経済学部 」 を 発足 さ せ た 、 と 主張 し て いる 。 これ は 、 当時 の イギリス において 政治 の 理解 なく し て 経済 学 の 理解 は あり 得 ない 、 経済 の 理解 なく し て 政治 の 理解 は あり 得 ない という 理解 が なさ れ て き た こと に よる 。 その ため 、 法学部 が 文系 学部 の 中心 学部 で ある こと が 多い 日本 の 大学 の 中 で 、 現在 において も 早稲田大学 において は 伝統 的 に 政治 経済学部 が 早稲田 の 文系 学部 の 看板 学部 ・ 中心 学部 と なっ て いる 。  諸 外国 の 沿革 を 考察 する と 、 コース 名 から みれ ば 、 例えば 、 英国 において 首相 を 含め 多く の 政治 家 を 輩出 し て き た こと  で 知ら れる オックスフォード大学 の Philosophy ,   Politics   and   Economics （ PPE ） プログラム  の よう に 、 英国 を 中心 として する 。  オックスフォード大学 の PPE コース は 社会 哲学 から 政治 学 、 経済 学 まで の 広い 分野 を カバー し て おり 、 学生 は 各 分野 の 中 から いくつ か の 科目 を 選択 し て 受講 する 。 卒業生 に は 。  早稲田大学 の 政治 経済学部 （ School   of   Political   Science   and   Economics ） において も 同様 の カリキュラム が 採用 さ れ て いる 。  伝統 的 に イギリス で は 政治 学 と 経済 学 を 融合 的 に 理解 する こと が 行わ れ て き た 。 現在 で は political   economy と economics は 別 の 概念 で ある が 、 政治 学 と 経済 学 を 一体 的 に 学問 研究 する 意義 は 増し つつ ある 。  以下 で は 、 政治 経済学部 という 学部 が 日本 で 生まれ た 大まか な 沿革 が 述べ られ て いる 。  　 イギリス において 日本 の 政治 経済学部 に 該当 する もの として 、 ロンドン 大学 の LSE が 挙げ られる （ ただし LSE は ロンドン 大学 連盟 に 所属 し て いる ものの 、 学位 は LSE 独自 の もの を 授与 する 独立 し た 大学 で あり 学部 名 で は ない ） 。 同校 の 正式 名称 は 、 London   School   of   Economics   &   Political   Science と なっ て おり 、 日本 における 政治 経済学部 と 近い 学問 構成 と なっ て いる 。 一方 、 日本 国内 で は 、 東京大学 の 文学部 内 に 、 政治 学 及理財 学科 が 、 1881 年 9 月 に 設置 さ れ て いる 。 早稲田大学 の 旧称 で ある 東京 専門 学校 は 、 その 翌年 の 創立 で ある から 、 東京 専門 学校 の 学科 の 構成 を する に当たって 、 この 東京大学 の 学科 構成 を 真似 た もの と も 思わ れる 。 東京大学 の 関係 者 が まず 政治 経済 学 という 学問 を 日本 に 輸入 し た と 思わ れる 。 以上 の こと から 、 早稲田 が 自ら 政治 と 経済 を 融合 的 に 学ぶ こと に 積極 的 な 意義 を 見出し た という 理解 が 妥当 で ある こと と なる 。 現在 も なお 日本 の 大学 の 文系 学部 において 法学部 が 中心 学部 で ある こと が 多い の に対して 、 早稲田大学 において は 政治 経済学部 が 看板 学部 ・ 中心 学部 で ある の も その 根拠 を 補強 する もの と いえる 。  そこで 、 誰 が 日本 において 政治 経済 学 という 学問 、 ないし 、 政治 経済 学科 、 政治 経済学部 という 学科 学部 を 作り出し た の か は 一応 疑問 が ある と いえる が 、 少なくとも 以下 の こと は 言えよ う 。 すなわち 、 日本 で 政治 経済 学科 ないし 政治 経済学部 という 特殊 な 学科 、 学部 が 設置 さ れ た 背景 として は 、 次 の 事実 が 考え られる 。 当時 日本 において は 近代 化 の 過程 で 様々 な 外来 語 が 翻訳 さ れ て おり 、 学問 名 も 例外 で は なかっ た 。 その後 、 学習院大学 と 明治大学 が 早稲田大学 に 倣っ て 政治 経済学部 を 設け た が 、 学習院大学 で は その わずか 11 年 後 の 1964 年 　 政経学部 を 法学部 （ 法学 科 、 政治 学科 ） と 経済学部 （ 経済 学科 ） に 改組 し て いる 。  早稲田大学 政治 経済学部 で は 行政 学 と 近代 経済 学 を 主 と し 、 明治大学 政治 経済学部 は 社会 学 と ドイツ 歴史 学派 経済 学 を 主 と し た 学問 体系 を 築い た 。 現在 で は 、 複雑 な 世界 規模 の 経済 現象 と 政治 は 密接 に 関わっ て いる と の 理解 から 、 政治 学 と 経済 学 を 融合 的 に 学ぶ 意義 が さらに 理解 さ れ 、 政治 経済 学 と 呼ぶ べき 新た な 学問 体系 を 創造 する に 至っ て いる 。  現在 で は 、 どの 大学 で も 政治 学 と 経済 学 の 両方 を 学べる 学部 という 位置づけ に なっ て おり 、 経営 学 まで 網羅 し て いる 大学 も ある 。  早 明 両 大学 は 古く から 政治 経済学部 を 持っ て い た こと も あり 、 学問 的 対立 が 存在 し た 。 特に 経済 学 の 分野 で は 学問 体系 が 対立 関係 に ある こと から この 二 学部 に 所属 する 学者 の 間 で 経済 学 論争 が 起き 、 旧来 から 継承 さ れ て い た 近代 経済 学 と 歴史 学派 経済 学 の 根本 的 、 具体 的 議論 が 繰り広げ られ た 。  両 大学 とも に 、 学生 運動 の 時期 は マルクス 経済 学 が 主導 権 を 握っ て い た こと も あっ た が 、 冷戦 構造 の 終焉 を 経 て 近代 経済 学 の 確立 が 目指さ れる こと に なっ た 。  具体 的 な 論争 内容 は 、 60 年代 以降 の 学生 を 中心 と し た 「 政治 経済 学 研究 会 」 や 教授 陣 の 論文 雑誌 で ある 「 政経 論叢 」 において 中心 の 論点 と なっ た 事項 が 数 点 挙げ られる 。  現在 で は 明治大学 政治 経済学部 で も 近代 経済 学 が 主 で あり 、 マルクス 経済 学 系 の 教員 は 一 名 で ある 。 これ は 早稲田大学 政治 経済 学 も 同様 で ある 。 カリキュラム を 見 て も 「 社会 主義 経済 学 」 、 「 ロシア 東欧 政治 論 」 が 必修 で は ない 「 応用 科目 」 として 存在 し て いる 程度 で ある 。 （ 注 ： ） また 明治大学 で は 地域 行政 学科 が 設置 さ れ 、 行政 学 に も 力 を 入れる よう に なっ て いる 。  1990 年代 以降 、 国際 弁護士 で エコノミスト の 湯浅 卓 等 を オブザーバー として 多く の シンポジウム や ディスカッション を 両 大学 の ゼミ 連携 で 行っ て おり 、 大学 間 の 論争 は 影 を 潜め て いる 。 今日 的 に は 環境 学 ・ 平和 学 の 展開 を 背景 に レギュラシオン 学派 を 引く 経済 理論 の 考究 の 様相 も 呈し て いる 。 政治 学 において は 、 早稲田大学 名誉 教授 の 内田 満 や 明治大学 名誉 教授 の 岡野 加穂留 と の 共著 出版 や 大学 間 兼 担講師 を 相互 に 引き うける など 、 むしろ 協調 的 交流 さえ うかがえる 。 対立 構図 は なくなっ た 。  なお 現在 で は 、 近代 経済 学 において は 早稲田 と 明治 とも に ほぼ 同数 の 教員 が 揃っ て いる 。 それら の 教員 は 、 早稲田大学 で は 大和 瀬 達二 、 明治大学 で は 池田 一新 の 後継 者 で ある 。 大和 瀬 は 寡占 理論 の 権威 で あり 、 また 池田 は シュタッケルベルク の 愛弟子 に あたる 。 大和 瀬 は E ・ シュナイダー 、 池田 は シュタッケルベルク の 翻訳 を 日本 で いちはやく 行なっ た こと で 知ら れ て いる 。 大和 瀬 は その 著 『 寡占 価格 の 理論 』 で 早稲田大学 経済 学 博士 、 池田 は その 論文 「 不完全 競争 理論 の 体系 化 の ため の 試論 」 で 明治大学 経済 学 博士 と なっ て いる 。 さらに 、 現在 で は 早 明 とも に それぞれ マルクス 経済 学 の 教員 を 一 名 しか 置い て おら ず 、 早稲田 で は 藤森 頼 明 、 明治 で は 飯田 和人 が 講義 ・ 研究 に あたっ て いる 。 これら の 実態 を 踏まえる と 、 早 明 政経 論争 は もはや 過去 の もの と なっ て おり 、 現在 で は その よう な 論争 を 知ら ない 世代 の 若手 教員 も 多く なっ て き て いる 。  早 明間 で は 学者 間 の 論争 を 中心 と し た 学問 体系 と なっ て い た が 、 他 の 大学 の 政治 経済学部 は 政治 学 ・ 経済 学 を 結合 さ せ た 研究 ・ 教育 を 行う という 立場 を 取っ て い た 。  早 明 以外 で は もっとも 古い 政経学部 を 持つ 拓殖大学 （ 第 二 次 世界 大 戦前 に は 専門 部 という 名称 で あっ た ） は 、 もともと 台湾 へ の 入植 者 に関する 教育 を 実施 する 大学 で あっ た こと から 、 学問 的 な 論点 も さる こと ながら 、 実際 に 拓殖 地 で どの よう に 行政 と 経営 を 実施 する か を 研究 ・ 教育 する 学問 体系 を 取っ て い た 。 さらに こうした 視点 から 法学 まで 内包 し た 科目 体制 を 取っ て おり 、 現在 でも 法学 は 政治 学 の 一 分野 として の カリキュラム 編成 が なさ れ 、 学科 名 は 法律 政治 学科 で ある 。  また 、 戦後 の 開設 と なる 東海大学 と 国士舘大学 で は 、 早くから 経済 学 と 政治 学 を 有機 的 に 連携 さ せる 体制 を 取っ て おり 、 現在 多く の 大学 が 目指し て いる 学際 志向 を 当初 から 持っ て い た と いえる 。  授与 する 学士 の 学位 の 代表 例 として は 、 政治 学科 で は 「 政治 学士 」 、 経済 学科 で は 「 経済 学士 」 が 主流 で あっ た が 、 学士 の 表記 が 「 学士 （ 専攻 分野 ） 」 という もの に 改正 さ れ 、 今日 で は 「 学士 （ 政治 経済 学 ） 」 、 「 学士 （ 政治 学 ） 」 、 経済 学科 で は 「 学士 （ 経済 学 ） 」 など が 主 に 授与 さ れる 例 と なっ て いる 。 近年 は 学科 名 も 多様 化 し て おり 学位 名称 も 多様 化 の 傾向 に ある 。経済 制裁 （ けいざい せいさい 、 economic   sanctions ） と は 、 経済 の 力 を もっ て 制裁 を 加える 国家 行為 で ある 。 ある 国 の 行っ た 不当 もしくは 違法 な 行為 に対して 行政府 や 議会 など が 民間 企業 や 大衆 に 呼びかける 道義 的 ボイコット から 、 封鎖 海域 や 港湾 など を 設定 し 、 同 区域 を 航行 ・ 停泊 する 商船 に 臨検 を 行い 、 敵性 国家 に 所属 する 貨物 等 を 拿捕 ・ 没収 する など 、 さまざま な 手段 が ある 。 また 資産 凍結 など 金融 制裁 の 手段 が とら れる こと が ある 。  経済 制裁 は 、 対象 国 に 国外 から 入手 し て い た 物資 を 欠乏 さ せる こと によって 国内 的 な 問題 が 生じる こと を 狙っ た 外交 政策 の 一環 で ある 。 一般 的 に 、 経済 制裁 を 受け た 国 は 経済 成長 が 抑制 さ れる ため に 国力 が 低下 する 傾向 が ある 。 しかし 、 経済 制裁 は 軍事 的 強制 手段 と 比較 すれ ば 遅効 性 で あり 、 また 中立 国 など 第三国 と 経済 関係 を 持つ こと も 可能 で ある ため 、  以上 の 5 点 に 注意 を 要する 。  これら の 問題 を 解決 する ため に 、 集団 的 な 制裁 を 行う 場合 も 各国 の 国益 の 相違 や 抜け 駆け など によって 制裁 が 機能 し ない 場合 、 また 、 関係 国 の 内部 で 摩擦 が 起こる 場合 も 考え られる ため 、 マーガレット ・ ドクシー は 「 経済 制裁 は 真 の 目標 を 見失っ て しまい かね ない 鈍い 手段 で あり 、 ブーメラン 効果 （ 自国 経済 へ の 反動 ） すら 生み出し かね ない 手段 で ある 」 と 述べ た 。  経済 制裁 は 非 軍事 的 強制 手段 の ひとつ で あり 、 武力 使用 （ 交戦 ） による 強制 外交 と 同様 に 外交 上 の 敵対 行為 と 見なさ れる 。 もっとも 、 どの 水準 を もっ て 敵対 行為 と 見なす か について は 国際 的 合意 が 存在 し て いる わけ で は なく 、 一般 に は 道義 的 ボイコット の 水準 において は 宣戦 布告 と 見なさ れる こと は ない 。 一方 で 封鎖 海域 の 設定 や 臨検 の 実施 、 拿捕 、 金融 資産 の 凍結 、 敵性 船舶 貨物 等 の 再 保険 の 制限 や 禁止 、 敵性 資産 の 没収 など は 敵対 行為 と みなさ れる 可能 性 が あり 、 紛争 当事 国 以外 の 国家 による 経済 制裁 へ の 任意 の 協力 は 戦時 国際 法 における 中立 国 の 権利 義務 に 抵触 する 可能 性 が ある 。  国際 連合 の 主要 機関 で ある 国際 連合 安全 保障 理事 会 の 決議 に 基づく 経済 制裁 において は 、 一定 の 期間 、 当該 国家 の 輸出入 を 停止 する 。 その他 、 主要 貿易 相手 国 による もの や 主要 物資 に 掛かる もの など が ある 。 この 際 に 行わ れる 臨検 は 経済 制裁 の 一環 で あり 軍事 行動 （ 制裁 戦争 ） として の 性格 を 持つ 。  日本国 憲法 第 9 条 は 戦争 放棄 を 規定 し て いる が 、 放棄 さ れ て いる の は 侵略 戦争 で あっ て 自衛 戦争 や 制裁 戦争 は 禁止 さ れ て い ない と 解釈 さ れ て おり 、 日本 が 独自 に 、 あるいは 国際 連合 の 決議 や 同盟 国 等 の 依頼 に 協力 し て 経済 制裁 を 実施 する こと は 日本 の 憲法 規定 に は 抵触 し ない 。  古く は 私 掠 船 以前 から 見 られる ものの 、 英 蘭 戦争 や   大陸 封鎖 令 の ころ に 確立 さ れ た 。  20 世紀 以前 は 、 国家 の 目標 を 実現 する 手段 として 比較的 簡単 に 戦争 が 用い られ 、 戦争 は 外交 交渉 の 一つ と みなさ れ て い た （ カール ・ フォン・クラウゼヴィッツ 『 戦争 論 』 など ） 。 しかし 、 産業 革命 によって 国家 間 貿易 が 盛ん に なる と 、 経済 制裁 によって 相手 に 打撃 を 与える という 手段 が 可能 に なる 。  19 世紀 初頭 、 フランス 皇帝 ナポレオン 1 世 率いる フランス 帝国 （ フランス 第 一 帝政 ） は ヨーロッパ 大陸 の 大 部分 を 征服 し た 。 しかし 、 イギリス は ナポレオン に 屈せ ず 、 トラファルガー 海戦 （ 1805 年 ） で フランス 海軍 を 破っ た こと により 大陸 軍 の 侵攻 を 阻ん だ 。 そこで ナポレオン は イギリス 商品 を 大陸 から 締め出し 、 また フランス と その 同盟 国 が イギリス へ 食料 品 を 輸出 する こと を 禁止 し た （ 大陸 封鎖 令 ） 。 この 大陸 封鎖 令 は イギリス だけ で なく 、 大陸 諸国 を 苦しめ 、 1812 年 ロシア 戦役 や 同盟 国 の 離反 、 ナポレオン の 没落 へ と 繋がっ て いく 。  19 世紀 に は 経済 自由 主義 の 原則 が 浸透 し 、 たとえ 交戦 国 同士 で も 通商 ・ 貿易 を 規制 する こと は 憚 られる よう に なっ た 。 ハーグ 会議 （ 1899 年 ・ 1907 年 ） で は 戦時 において も 一般 市民 の 財産 を 保護 さ れる べき こと が 合意 さ れ た 。 ロンドン 宣言 で は 戦争 に 関わら ない 貨物 物資 の 捕獲 が 禁止 さ れ た 。  しかし 、 列強 同士 の 総 力戦 と なっ た 第 一 次 世界 大戦 で は その よう な 原則 は 通用 し なかっ た 。 連合 国 の イギリス が 同盟 国 の ドイツ 帝国 に対して 海上 封鎖 を 実施 する 。 イギリス 海軍 は スコットランド - ノルウェー 間 （ 北海 ） の 約 300 海里 と ドーヴァー 海峡 の 約 20 海里 を 封鎖 し 、 対 独 封鎖 線 を 突破 しよ う と する ドイツ 艦船 を 撃沈 し て いっ た 。 これ によって ドイツ は 戦線 の 膠着 も あっ て 経済 的 な 苦境 に 陥り 、 1918 年 の 敗戦 と ドイツ 革命 に 繋がる 。  第 一 次 世界 大戦 後 、 厭戦 気分 と 平和 へ の 渇望 が 広がり 、 世界 平和 が 強く 求め られる よう に なっ た 。 それ を 受け て 各国 は 国際 連盟 を 創設 し 、 戦争 を 抑止 しよ う と し た 。 国際 連盟 で は 紛争 を 解決 する 手段 として の 戦争 が 連盟 国 相互 において 原則 として 否定 さ れ 、 一方 的 な 軍事 行動 に対して は 経済 制裁 を 中心 に し て 圧力 を かける こと が 定め られ た 。  1934 年 、 ファシスト 党 の ムッソリーニ 率いる イタリア 王国 が エチオピア 帝国 に 侵攻 し た （ 第 二 次 エチオピア 戦争 ） 。 国際 連盟 は イタリア に対して 経済 制裁 を 開始 し た 。 しかし 、 イギリス と フランス の 対応 が 誠意 を 欠い た もの で あっ た ため 、 制裁 は 効果 を 出す こと なく 失敗 に 終わっ た 。 この 失敗 は 、 国際 連盟 の 威信 を 傷つけ 、 経済 制裁 の 評価 を 落とし て しまう 。  第 二 次 世界 大戦 後 、 連合 国 は 再び 世界 が 戦禍 に 見舞わ れる こと が ない ため に 国際 連合 （ 国連 ） を 結成 し た 。 国際 連合 は 国際 連盟 と 同じく 経済 制裁 を 制裁 として 制度 化 し た が 、 国際 連盟 の 場合 と 異なり 武力 制裁 も 制度 化 し 、 経済 制裁 と 武力 制裁 を 組み合わせ た 圧力 で 集団 安全 保障 を 機能 さ せよ う と し た 。  国連 が 経済 制裁 を 発動 さ せる ため に は 、 安全 保障 理事 会 （ 安保理 ） の 3 分の 2 以上 の 賛成 かつ 常任 理事 国 の 反対 （ 拒否 権 発動 ） が ない 必要 が あり 、 冷戦 期 は 常任 理事 国 が 資本 主義 陣営 と 社会 主義 陣営 に 分かれ て 対立 し た ため 、 制裁 が 実現 し ない こと が 多かっ た 。  国連 の 経済 制裁 が 機能 し なかっ た 代わり に 、 東西 陣営 ・ 地域 機構 ごと の 制裁 が しばしば 行わ れ た 。 コムンフォルム の 対 ユーゴ スラヴィア 制裁 や 米州 機構 による 対 キューバ 制裁 など が 挙げ られる 。 第 4 次 中東 戦争 の 時 に は 、 アラブ 石油 輸出 国 機構 が 親 イスラエル 国家 （ 日 米 欧 など ） に対して 石油 の 輸出 制限 を 行い 、 オイルショック が 発生 し た 。  冷戦 終結 後 は 、 安保理 が 以前 と 比較 し て 機能 する よう に なっ た ため 、 経済 制裁 が 実現 し やすく なっ て いる 。  経済 制裁 は 伝統 的 に 安全 保障 上 の 非 軍事 的 強制 行為 として 発展 し て き た が 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 多国 間 条約 時代 において は 、 経済 連携 協定 や 環境 協定 、 労働 協定 など の 実効 性 を 担保 する 目的 として 設定 さ れる こと が ある 。 WTO ・ GATT の 制裁 措置 、 EU ･ ECB の 財政 協定 、 京都 議定 書 など に も 制裁 規定 が 設定 さ れ て おり 、 条約 上 の 目標 水準 に 違背 する 場合 に は 対象 国 に対する 貿易 制限 措置 や 制裁 金 が 課さ れる こと が ある 。  経済 制裁 は 対象 国 の 経済 情勢 によって 効果 が 変わっ て くる 。 一般 的 に 効果 の 代償 を 左右 する 要素 として 下 の よう な もの が 挙げ られる 。  一方 で 経済 制裁 を 阻害 する 要因 も ある 。 経済 制裁 の 対象 と なっ て いる 国 は 立場 が 弱い ため 、 悪い 条件 で も 貿易 相手 を 欲し がる 傾向 が ある 。 第三国 にとって は 良い 条件 で 制裁 対象 国 と 貿易 を する チャンス で も あり 、 経済 制裁 に 参加 し ない こと で 大きな 利益 を 上げる こと が できる 場合 が ある 。 また 、 国際 政治 的 に 孤立 し 友好国 を 探し て いる こと が 多い ので 、 同じく 孤立 し て いる 国 同士 など で 友好 関係 を 築き 協力 し 合う こと が ある 。 また 、 経済 制裁 を 行う 国 も 貿易 相手 国 が 減る の に は 変わり なく 経済 的 打撃 を 受ける こと が あり 、 特に 経済 大国 に対して 制裁 を おこ う なう の は 消極 的 に なり やすい 。  1930 年代 に は 経済 制裁 の 結果 、 イタリア や 日本 を 追い詰め 日 独 伊 三 国 同盟 を 締結 さ せ た 例 も ある 。 経済 制裁 が 期待 し た 効果 を 生み出す と は 限ら ない 。  経済 制裁 は 制裁 さ れ た 国 に 物資 や 資金 の 不足 を もたらす 。 それ は 資金 ・ 物資 の 不足 を 克服 する ため に 代替 品 の 発明 を 促す こと も ある 。  第 一 次 世界 大 戦時 の ドイツ は イギリス に 海上 封鎖 さ れ た ため 、   硝石 （ チリ硝石 ） が 輸入 でき なく なっ た 。 硝石 の 不足 によって 爆弾 （ 火薬 ） の 製造 に 不可欠 な 硝酸 が 手 に 入ら なく なる 。 そこで 化学 者 フリッツ・ハーバー が 窒素 から アンモニア を 作る 方法 を 発明 する （ ハーバー・ボッシュ 法 ） 。 これ によって ドイツ は 火薬 だけ で なく 肥料 も 作れる よう に なり 、 戦後 ハーバー は ノーベル 化学 賞 を 受賞 、 ハーバー・ボッシュ 法 は 農業 生産 に 欠か せ ない 存在 と なる 。  その他 に も 、 第 一 次 大戦 中 に ドイツ は 石炭 から 石油 ・ 合成 ゴム を 作る 技術 を 発明 し た 。  ファンタ は 、 第 二 次 大戦 時 に コーラ 原液 の 輸入 が 不可能 に なっ た ドイツ の コカコーラ 現地 法人 によって 作ら れ た 代替 品 を 起源 と する 。  経済 制裁 は 敵対 国家 の 国民 や 経済 を 疲弊 さ せる こと で 対象 国 の 混乱 を 狙っ た もの で は ある が 、 食料 品 や 医薬品 など の 禁輸 に 至っ た 場合 物資 の 困窮 から 過度 に 対象 国 の 国民 の 生活 を 疲弊 さ せ 場合 によって は 餓死 者 ・ 病死 者 を 生む こと によって 人道 上 の 問題 が 発生 し うる 。  その ため 生活 必需 品 の 禁輸 に関して は 慎重 に 行う べき という 意見 も ある 。 2014 年 クリミア 危機 の 際 の 各国 の ロシア へ の 経済 制裁 で は ロシア が 報復 制裁 として 自ら 食料 品 の 輸入 を 禁止 し て おり これ は 特殊 な ケース と も 言える 。  具体 的 な 対応 として 湾岸 戦争 時 の 石油 食料 交換 プログラム の よう に 制裁 と 別に 人道的 面 から 制裁 品 の 一部 輸出入 を 認める プログラム を 実施 し た ケース も 有る 。  経済 制裁 の 対象 を 権力 者 や 軍事 的 産業 ・ 軍用 に 転用 できる 品 に 限定 する こと で 人道的 な 問題 を 回避 する 「 スマートサンクション 」 と 言っ た 考え方 も ある 。  一方 で 人道的 配慮 から 支援 さ れ た 食料 品 ・ 医薬品 が 政府 によって 横流し さ れ て 資金 化 ・ 軍備 化 さ れ 経済 制裁 の 抜け穴 に さ れる 懸念 も ある 。  また 制裁 対象 を 一部 の 権力 者 のみ に 限定 し た 制裁 で は 実行 的 効果 は 持た ず 、 心理 的 な 効果 しか 与え ない という 厳しい 意見 も ある 。  安全 保障 理事 会 による 経済 制裁 によって 制裁 を 受け た 国家 と 関係 が 深い 制裁 対象 国 で は ない 第三国 が 経済 的 な 影響 を 受け て しまう 可能 性 が ある 。  これら は 国連 憲章 7 章 50 条 「 経済 的 困難 について の 協議 」 において 規定 さ れ て おり 、 第三国 は 安全 保障 理事 会 において 協議 する 権利 を 有する と さ れる 。ポルトガル 語 諸国 共同 体 （ ポルトガル ご し ょこくきょうどうたい 、 ポルトガル 語 :   ） は 、 ポルトガル 語 を 公用 語 と する 諸国 によって 構成 さ れる 国際 協力 組織 。 加盟 国 が 対等 の 立場 で 政治 、 経済 、 文化 の 面 で 協力 する こと を 目的 として 1996 年 7 月 17 日 に 結成 さ れ た 。 ポルトガル 語 の 普及 に も 力 を いれ て いる 。 加盟 国 の 人口 総数 2 億 2300 万 人 、 面積 10 , 742 , 000 平方キロ に 及ぶ 。外国 （ がい こく 、 、 ） と は 、 自国 以外 の よそ の 国 の こと 。  古風 に は 「 異邦 」 「 異国 」 と も 言う 。  「 外国 」 と は 、 基本 的 に 、 ある 人 から 見 て 、 自国 （ 母国 ） 以外 の 、 よそ の 国 の こと で ある 。  ほぼ 同じ 語義 の 言葉 として 「 異国 」 「 異邦 」 を 挙げ た が 、 それ 以外 に も 「 他国 」 「 異境 」 「 外地 」 など も ある 。  外国 の 人 を 「 外国 人 」 と 言う 。 今日   「 異邦 人 」 と 言う と 、 いくら か 詩的 な 表現 や 気取っ た 表現 に なる 。  外国 の 言葉 は 「 外国 語 」 と 言う 。  外国 の 資本 は 「 外資 」 と 言い 、 自国 内 に ある が 外国 資本 の 割合 の ほう が 高い 企業 を 「 外資 系 企業 」 と 言う 。  「 外国 へ 行く 」 こと は 英語 で は 「 go   abroad 」 と 言い 、 この よう に 「 外国 」 関連 の 表現 で は 、 「 foreign   フォーリン 」 以外 に   この 「 abroad   アブ ロード 」 という 副詞 も 多用 する 。  なお 「 外国 」 という の は 、 あくまで 相対 的 な 用語 で ある 。 例えば 、 イタリア から 見れ ば 日本 が 「 外国 」 で ある 。  したがって 、 ある 人 が その 人 から 見 て 「 外国 」 を 旅行 し たり 「 外国 」 に 滞在 し て いる 間 は 、 現地 の 人 から 見る と その 人 が 「 外国 人  」 に なる 。 たとえば あなた が 日本人 の 場合 、 あなた が フランス ・ 南アフリカ ・ インド など へ 行け ば 、 周囲 の 人々 から 見れ ば あなた の ほう が 「 外国 人 」 な の で ある 。 アルゼンチン の 人々 から 見れ ば 、 同国 に ある 日本 の 資本 による 企業 は 「 外資 系 企業 」 で ある 。  日常 用語 として は 、 「 よそ の 国 」 で 、 漠然と 使わ れ 、 「 国境 の 外 」 という ニュアンス で 使わ れ て いる こと も 多い 。 ただし 、 法的 な 厳密 性 を 考慮 する と 、 むしろ 主権 が 及ん で いる か 及ん で い ない か 、 という こと が 問題 に なっ て くる 。 「 外国 」 が 「 自国 の 主権 が 及ば ない 地域 」 を 意味 する 場合 が ある の で ある 。 より 具体 的 に 言う と 、 地理 的 に は 自国 の 領土 内 （ 通常 の 「 国境 」 の 内側 ） で あっ て も 、 大使館 や 領事館 など の 在外 公館 は 、 不可侵 、 つまり 法的 に 主権 が 及ば ない 、 と 規定 さ れ て おり 、 法的 に その 国 の 政府 から 見 て 「 外国 」 として 扱わ れ て いる の で ある 。 （ なお 、 外交 官 は 在外 公館 から 出 て 、 ひとり の 人間 として 歩い て いる 時 で あっ て も 「 外交 特権 」 が 与え られ 不可侵 と さ れ て いる ので 、 外見 は ただ の 人間 な の だ が 、 法的 に は いわば 一種 の 「 人 の 形 を し た 、 動き回る 、 小さな 外国 」 の よう な 状態 に なっ て いる 。 ）  多く の 国 の 政府 が 、 諸 外国 の うち 主要 な 国 に 大使 ・ 外交 官 を 置き 、 大使館 ・ 領事館 など も 置い て いる 。 ただし 、 あまりに 国力 が 小さい 国 は （ 費用 が かかり すぎる ので ） 大使館 を ほとんど 持つ こと が でき ない 場合 も ある 。 また 、 大国 で あっ て も 、 あまりに マイナー な 国 に は 大使館 を 置い て い ない 場合 が ある 。  古代 ・ 中世 における 当時 の 支配 階層 で ある 貴族 社会 において は 、 大和 王権 （ 朝廷 ） の 支配 が 直接 及ん で き た 畿内 及び 近江 国 など その 近隣 地域 のみ が 「 日本 国 」 （ 本朝 ・ 神国 ） で あり 、 大和 王権 によって 征服 さ れ て その 従属 下 に 服し た 地域 で ある 東国 及び 西国 は 日本 国 と は 見なさ れ ず 、 更に その 外側 に ある 異国 ・ 夷 国 と 同様 に 「 外国 」 と 見なさ れ て 、 大和 王権 に対して 穢れ や 災厄 を もたらす 地 で ある と 信じ られ て い た 。 京都 の 公家 が 東国 の 武士 （ 鎌倉 幕府 など ） を 「 外国 之 武士 」 と 呼称 し て いた事 は 、 慈円 の 願文 の 中 に 記さ れ て いる 。  江戸 時代 、 「 お くに 」 と 言う と 、 出身 の 地域 、 日本 （ 列島 ） の 中 で の 場所 を 指し て い て 、 「 異国 」 と 言う と 、 国境 （ くに ざかい ） の 外 、 他 の 藩 が 治め て いる 領域 を 指し た 。 たとえば 会津 の 人々 から 見れ ば 、 長州 や 薩摩 の 人々 は 「 異国 」 の 人々 だっ た わけ で ある 。 当時 は 「 くに ざかい 」 に は 関所 が 設け られ 、 くに ざかいを 越える こと は さほど 容易 な こと で は なかっ た ので 、 それぞれ の 「 お くに 」 で は 独特 の 「 お くに がら 」 が 発達 し た と さ れ て いる 。 それ が 現在 の 県民 性 に も つながっ て いる 、 と さ れ て いる 。  現在 、 日本 の 法令 において は 包括 的 に 「 外国 」 を 定義 せ ず 、 個別 法 により 「 外国 」 を 定義 し て いる 。 各 法 の 目的 によって 定義 は 異なる が 、 「 本州 、 北海道 、 四国 、 九州 および 主務 省令 で 定める これら に 附属 する 島 以外 の 地域 」 を 指す こと が 多い 。 また 、 旅券 法 の よう に 「 外国 」 を 定義 し ない こと も ある 。 日本 は 「 島国 」 で 「 海 で 囲ま れ て いる 」 ので 、 「 海外 」 という 漢字 表現 も 「 外国 」 の 類義語 ・ 同義 語 として 用い られる 。  「 集団 主義 の 傾向 が ある と 言わ れ て いる 日本 の 社会 で は 、 「 内 」 の 対義語 で ある 「 外 」 の 概念 が 根強く 残っ て いる 」 と 言わ れる こと が ある 。 また 、 沖縄 の 人々 は 、 自分 たち を 「 うち なー ん ち ゅ 」 （ うち な ん ち ゅ ） と 呼び 、 本州 側 の 人々 を 「 やまと ん ち ゅ 」 と 呼ぶ 。 一方 、 北海道 の 住民 は 、 日本 の 本州 側 の こと を 「 内地 （ な いち ） 」 と 呼ぶ 。政治 学者 （ せい じ が くし ゃ ） は 、 政治 学 の 研究 者 で ある 。 政治 を 学術 的 に 研究 する という 点 において 政治 ジャーナリスト や 政治 評論 家 と 区別 さ れる が 、 純粋 に 理論 的 に 考察 する だけ で なく 、 しばしば 現実 政治 に 関わっ たり 、 世論 に 少なから ぬ 影響 を 与え たり する 政治 学者 も いる ため 、 政治 学者 ・ 政治 ジャーナリスト ・ 政治 評論 家 の 区別 が 曖昧 な 場合 も ある 。  現在 で は 、 大学 の 教員 を 政治 学者 、 マスメディア に 勤務 し て いる 者 を 政治 ジャーナリスト 、 大学 や マスメディア に 属さ ず フリーランス で 活動 し て いる 者 （ 個人 事務所 を 設立 し て いる 者 や 芸能 事務所 に 所属 し て いる 者 も 含む ） を 政治 評論 家 、 と 便宜 的 に 呼び 分け て いる こと も 多い が 、 ジャーナリスト から 大学 の 教員 に なっ た 者 も おり 区別 が 難しく なっ て いる 。住民 投票 （ じ ゅうみんとうひょう ） と は 、 ある 地域 において 、 住民 の うち 一定 の 資格 を 持つ 人 の 投票 により 、 立法 、 公職 の 罷免 等 の 意志 決定 を 行う 手法 で ある 。 従って 、 住民 投票 は 、 選挙 で は ない ため 、 混同 し ない よう 注意 する 必要 が ある 。  戦後 日本 で は 憲法 、 地方 自治 法 、 大都市 地域 における 特別 区 の 設置 に関する 法律 、 市町村 の 合併 の 特例 に関する 法律 に 定め が ある ほか 、 特定 の 問題 について 地方自治体 自ら が 条例 を 制定 し て 行なわ れる 場合 が 増加 し て いる 。  日本 において の 住民 投票 は 、 日本国 憲法 の 規定 に 基づく 住民 投票 、 地方 自治 法 の 規定 に 基づく 地方 議会 の 解散 あるいは 首長 ・ 議員 の 解職 請求 に関する 住民 投票 、 そして 地方自治体 が 定める 条例 に 基づく 住民 投票 に 大別 さ れる 。  日本国 憲法 第 95 条 で は 、 国会 が 特定 の 地方自治体 に のみ 適用 さ れる 特別 法 を 制定 しよ う と する とき は 、 その 地方自治体 の 住民 による 住民 投票 の 結果 、 過半数 の 賛成 が なけれ ば 制定 でき ない 、 と さ れ て いる 。 詳細 は に 規定 さ れ て いる 。  ある 法律 案 が 日本国 憲法 第 95 条 に 規定 さ れ て いる 「 特別 法 」 に 該当 し 住民 投票 を 実施 す べき もの か どう か は 、 地方 自治 法 第 261 条 の 規定 により 、 国会 の 最終 可決 院 で の 可決 後 に 同院 議長 から 内閣 総理 大臣 へ 「 特別 法 で ある 」 旨 の 通知 が なさ れる か どう か で 決まる 。 当該 法案 の 初 制定 時 及び 実質 的 な 内容 の 変更 を 伴う 改正 法案 の 場合 は その 通知 が 付さ れ て 住民 投票 が 実施 さ れる が 、 たとえば 既に 特別 法 として 住民 投票 を 経 て 制定 さ れ た 法律 条文 中 の 語句 の 一部 変更 （ 例 : 行政 組織 再編 に 伴う 大臣 職名 部分 の 変更 等 ） に 過ぎ ない 場合 は 当該 議長 の （ 住民 投票 は 必要 ない と の ） 判断 により 当該 通知 を 付さ ない ため 、 住民 投票 は 実施 さ れ ず に 通常 の 一部 改正 法 として 速やか に 上奏 ・ 公布 さ れる 。 住民 投票 の 最後 の 例 で ある 「 伊東 国際 観光 温泉 文化 都市 建設 法 の 一部 を 改正 する 法律 」 （ 昭和 27 年 法律 第 312 号 ） に は 実質 的 な 内容 の 改正 が 含ま れ て い た ため （ 一部 改正 法 として は 唯一 この １ 例 のみ で ある ） 当該 通知 が 行わ れ 住民 投票 が 実施 さ れ た が 、 その他 の 軽微 な 一部 改正 （ 下記 の いくつ か の 法律 に 複数 回 行わ れ て いる ） に は 当該 通知 が 付さ れ なかっ た ため いずれ も 住民 投票 は 実施 さ れ なかっ た 。  制定 の 手続 は 、 国会 議決 → 最終 可決 院 議長 から 内閣 総理 大臣 へ 「 日本国 憲法 第 95 条 に 規定 する 特別 法 で ある 」 旨 の 通知 → 総務 大臣 から 関係 地方 公共 団体 の 長 へ の 通知 → 住民 投票 → 投票 結果 の 公表 ・ 報告 → 総務 大臣 へ 投票 結果 確定 の 報告 → 成立 → 公布 ・ 両院 議長 へ の 通知 の 順 で 実施 さ れる 。  これら の 法律 の 公布 文 の 冒頭 に は 「 日本国 憲法 第 九 十 五 条 に 基く 」 と の 宣言 が 冠さ れ て いる 。 その後 、 法令 用語 の 表記 方法 変更 により 「 基く 」 は 「 基づく 」 と 表記 する よう に なっ た ため 、 今後 特別 法 が 制定 さ れる 場合 は 「 日本国 憲法 第 九 十 五 条 に 基づく 」 と 冠さ れる もの と 考え られる 。  なお 、 内閣 は 「 日本国 憲法 第 95 条 に 規定 する 特別 法 」 について 、 「 特定 の 地方 公共 団体 の 組織 ・ 権能 ・ 運営 に関する 基本 的 事項 について 、 一般 の 地方 公共 団体 と 異なっ た 取扱 を する 法律 」 と する 見解 を 示し て いる 。  過去 に 19 例 ある 。 今 まで 住民 投票 を 経 た 特別 法 は いずれ も 地方自治体 に 財政 的 優遇 措置 を 与える もの で あっ た ため 、 全て 賛成 多数 によって 成立 し て いる 。  1997 年 の 通常 国会 における 、 駐留 軍 用地 特措法 の 一部 改正 法案 の 審議 ・ 制定 過程 において 、 当該 改正 により 新た に 追加 さ れる 条項 （ 用地 の 暫定 使用 を 認める 規定 ） の 対象 と なる 用地 が 事実 上 沖縄 県内 に 所在 する 在日 米 軍 基地 に関する もの しか なかっ た こと から 、 在日 米 軍 に 反対 する 立場 の 団体 ・ 個人 等 から 「 この 改正 法案 は 憲法 第 95 条 に 規定 する 特別 法 で あり 、 住民 投票 の 手続 を 経 ず に 制定 する の は 同 条 違反 で ある 」 と の 批判 が なさ れ た 。 しかし 、 当該 改正 について は 、 条文 に は 適用 地域 を 沖縄 県 に 限定 する 旨 の 文言 は なく 、 建前 上 は 全て の 在日 米 軍 基地 に 適用 し 得る もの で あっ た ため 、 最終 可決 院 （ 参議院 ） の 議長 から 内閣 総理 大臣 へ 「 特別 法 で ある 」 旨 の 通知 は 付さ れ ず 、 住民 投票 は 行わ れ なかっ た 。  また 、 地方 自治 法 など 多く の 法律 に 、 都 や 道 に のみ 適用 さ れ 、 事実 上 東京 都 や 北海道 に のみ 適用 さ れる 法律 の 規定 が 相当 数 実際 に は 存在 する が 、 これ について も 、 建前 として は 都 や 道 を 新設 する こと が 可能 な ので ここ で いう 特別 法 に は 該当 し ない と 解さ れ て いる 。  関係 地方 公共 団体 は 、 日本国 首相 から の 通知 が あっ た 日 から 31 日 以後 60 日 以内 の 日 に 賛否 の 投票 を し なけれ ば なら ない 。 賛否 の 投票 の 告示 は 都道府県 に あっ て は 30 日 前 に 、 市町村 に あっ て は 20 日 前 まで に し なけれ ば なら ない 。 投票 は 、 投票 用紙 の 所定 欄 に 「 賛成 」 または 「 反対 」 と 記載 し て 投票 する 。  地方 自治 法 で は 、 住民 の 権利 として 行わ れる 地方 議会 の 解散 請求 、 首長 ・ 議員 の 解職 請求 に関して 住民 投票 に 付さ なけれ ば なら ない 規定 が ある 。 平成 の 大 合併 が 進め られ て い た 時期 に は 、 合併 の 推進 あるいは 反対 に関して 首長 ・ 議会 と 異なる 意思 を 持つ 住民 団体 により 首長 ・ 議会 に対して 解職 や 解散 を 請求 さ れる ケース や 、 合併 に 伴う 在任 特例 で 増員 し た 議会 に対して 解散 を 請求 さ れる ケース が 増加 し た 。  地方 自治 法 の 第 5 章 第 2 節 （   -   ） で は 、 住民 投票 による 議会 の 解散 （ 第 76 条 ） 、 議員 の 解職 （ 第 80 条 ） 、 首長 の 解職 （ 第 81 条 ） の 直接 請求 について 定め られ て いる 。 いずれ の 場合 も 、 まず 発起人 による 署名 を 行い 、 その後 に 住民 投票 が 行わ れる 。  発起人 が 地方自治体 の 有権者 の 一 定数 の 署名 を 集め て 請求 し た 場合 、 選挙 管理 委員 会 は 議会 の 解散 、 議員 の 解職 、 首長 の 解職 について 住民 投票 を 行い 、 過半数 の 賛成 が あっ た 場合 、 議会 は 解散 し 、 または 議員 ・ 首長 は その 職 を 失う 。  住民 投票 に 必要 な 署名 の 数 は 、 地方自治体 の 有権者 の 数 によって 異なる 。  投票 の 請求 が あっ た こと の 告示 の 日 から 60 日 以内 に 行わ れ なけれ ば なら ない 。 投票 の 告示 は 、 都道府県 に関する もの は 30 日 前 、 市町村 に関する もの は 20 日 前 まで に 告示 し なけれ ば なら ない 。  議会 の 解散 の 投票 の 場合 は 、 投票 の 用紙 の 所定 の 欄 に 「 賛成 」 または 「 反対 」 と 記載 し て 投票 する の に対し 、 解職 の 投票 の 場合 は 投票 の 対象 と なっ た 者 の 氏名 を あらかじめ 投票 用紙 に 印刷 さ れ て いる 賛成 または 反対 の 欄 の いずれ か に 記入 する 方式 によって 行う 。  戸別 訪問 禁止 や 運動 事務所 の 設置 制限 など の 規制 は ある が 、 投票 運動 の 期間 制限 、 文書 図画 の 制限 など は ない など 、 公職 選挙 法 の 選挙 運動 の 規定 が 一部 準用 さ れる 。 自動車 など から の 連呼 行為 は 走行 中 で も 一切 禁止 さ れる の も 公選法 と 異なる 投票 運動 規制 で ある 。 また 、 議会 の 解散 の 場合 は 解散 請求 代表 者 及び 議会 （ 議員 も 含む ） が 、 解職 の 場合 は 解職 請求 代表 者 及び 解職 請求 の 対象 と なっ た 者 が 公選法 上 の 「 公職 の 候補 者 」 に 相当 する もの として 取り扱わ れ て いる 条項 も ある 。  道府県 の 区域 内 において 特別 区 を 設置 する 場合 、 特別 区 が 設置 さ れる 道府県 の 議会 及び 特別 区 が 設置 さ れる こと と なる 市町村 （ 以下 「 関係 市町村 」 という ） の 議会 の 承認 を 経 た 上 で 、 関係 市町村 で 選挙 人 の 投票 を 実施 し それぞれ の 市町村 で 有効 投票 の 過半数 の 賛成 を 要する こと と さ れ て いる 。  この 法律 に 基づい て 、 2015 年 5 月 17 日 に 大阪 市 特別 区 設置 住民 投票 が 実施 さ れ 、 否決 という 結果 が 出 た 。  2020 年 3 月 31 日 まで の 時限 措置 で ある 合併 特例 法 （ 「 市町村 の 合併 の 特例 に関する 法律 」 ） に は 、 住民 発議 による 合併 協議 会 設置 の 直接 請求 が 出来る 規定 が あり 、 有権者 の 50 分の 1 の 署名 が 必要 で ある 。  この 直接 請求 に対して 議会 が 否決 し た 場合 、 首長 による 投票 に 付する 旨 の 請求 が あっ た 場合 、 住民 投票 が 行わ れる 。 また 首長 が 投票 に 付さ ない 場合 でも 、 有権者 の 6 分の 1 の 請求 によって 住民 投票 を 実施 する 規定 が ある 。  なお 、 上記 いずれ の 場合 において も 、 合併 関係 市町村 の 議会 の うち 合併 設置 協議 会 設置 協議 について 否決 ない し 議決 し ない 団体 の 全て が 住民 投票 を 行う 場合 に 限っ て 、 住民 投票 を 行う （ 否決 ない し 議決 し ない 団体 の いずれ か 1 つ でも 住民 投票 請求 が なかっ た 場合 は 住民 投票 は 実施 し ない ） 。  この 請求 は 、 あくまで 合併 協議 会 設置 の 請求 で あっ て 、 合併 そのもの について は 関係 市町村 の 議会 の 議決 が 必要 で ある 。  単独 請求 型 で は 、 住民 投票 の 請求 の あっ た 旨 の 告示 が あっ た とき 、 その他 の 場合 は 、 合併 協議 会 設置 議案 が 議会 で 否決 さ れ た 団体 全て で 住民 投票 の 請求 が あっ た 旨 の 報告 の あっ た 旨 の 告示 が あっ た とき から 40 日 以内 に 実施 する 。 告示 は 投票 日 の 10 日 前 まで 行う 。  投票 は 、 投票 用紙 の 所定 の 欄 に 「 賛成 」 または 「 反対 」 と 記載 し て 投票 する 。  投票 運動 に関する 規制 は 、 おおむね 解散 及び 解職 に対する 住民 投票 に関する 規制 に 準じ て いる 。  地方 自治 法 の 第 5 章 第 1 節 （ ） で は 、 条例 の 制定 の 直接 請求 について 定め られ て いる 。 この 規定 に 基づき 、 住民 投票 条例 の 制定 を 請求 する ケース が ある 。 請求 する に は 、 有権者 の 50 分の 1 が 必要 と なる が 、 条例 を 制定 する に は 、 議会 の 同意 が 必要 と なる 。 なお 、 条例 そのもの を 住民 投票 によって 制定 または 改廃 する こと は 現行 法 上 認め られ て い ない 。  また 地方自治体 自ら が 住民 の 意思 を 問う ため に 条例 を 制定 する 場合 が ある 。  1947 年 から 1954 年 まで 施行 さ れ て い た 旧 警察 法 及び 市 の 警察 維持 の 特例 に関する 法律 で は 町村 が 運営 する 自治体 警察 を 住民 投票 で 廃止 または 復活 する こと が でき た 。  2005 年 4 月 から 2010 年 3 月 まで 施行 さ れ て い た 改正 前 合併 特例 法 で は 、 都道府県 知事 が 定める 市町村 合併 推進 構想 に 基づき 定める 組合せ に 基づき 、 都道府県 知事 が 合併 協議 会 を 設置 する よう 勧告 し た 場合 で 市町村 の 議会 が 合併 協議 会 設置 協議 について 可決 し ない 場合 等 は 、 市町村 長 の 要求 または 住民 の 6 分の 1 以上 の 直接 請求 により 合併 協議 会 設置 に関する 住民 投票 が 可能 で あっ た 。 しかし 、 同 制度 に 基づく 住民 投票 の 実施 例 は 実際 に は なかっ た 。  スイス 、 アメリカ （ 一部 の 州 に 限る ） 等 の 国 で は 、 住民 投票 による 直接 立法 も 行わ れる 。  また 、 台湾 に ある 中華民国 における 「 国民 投票 」 について は 、 マスコミ など において 「 公民 投票 」 、 もしくは 「 公 投 」 と 呼ぶ こと が 一般 的 で ある 。  しかし 、 1 回 の 投票 で 賛成 か 反対 か を 決する こと から 、 住民 投票 が 終了 し て も 「 賛成 派 」 と 「 反対 派 」 の 対立 が 継続 し 、 内戦 や 暴動 に つながる 場合 も あり 、 かえって 民主 主義 を 損なう 危険 性 が ある 。  また 、 否決 さ れ た 側 が 、 裁判所 に 提訴 し 住民 投票 の 正当 性 を 問う 事例 も 見 られる 。  州 により 重要 な 政策 決定 （ 例えば 、 死刑 廃止 ） で 住民 投票 が 行わ れる こと が ある 。  スイス の 直接 参政 権 の 主軸 は 、 国民 投票 で ある 。 住民 投票 は 、 国民 投票 に 取り込ま れる 形 で 、 形骸 化 し つつ ある 。  スイス の 住民 投票 にあたる 参政 権 は 、 「 ランツゲマインデ 」 で ある 。  ランツゲマインデ を 実施 し て いる 州 は 、 アッペンツェル・インナーローデン 準 州 と グラールス 州 の 2 つ の 州 で あり 、 毎年 4 月 の 最終 日曜日 に 行わ れ て いる 。 主 な 議題 は 、 州 の 政治 課題 へ の 賛否 と 、 州 議員 や 州 判事 の 選出 で ある 。  意思 表示 の 方法 は 、 有権者 による 挙手 で あり 公開 投票 で ある こと から 、 有権者 の 意思 の 対立 が 生じ にくく 、 住民 どうし の 対立 が 生じ にくい 反面 、 秘密 投票 で ない こと から 、 活発 な 議論 は 行わ れ なく なっ て いる 。 その ため 、 参政 権 として 意義 について スイス 国内 から の 批判 が ある 。  また 、 公開 投票 は 、 ヨーロッパ 人権 条約 へ 抵触 する ため 、 同 条約 の 批准 に際し 、 スイス は ランツゲマインデ を 同 条約 の 適用 外 と する 特別 条項 を 追加 し た 。恐怖 政治 （ きょう ふせい じ ） と は 、  恐怖 政治 と は 、 権力 者 が 、 自ら に 反対 する もの を 投獄 し たり 、 殺戮 し たり など という 苛烈 かつ 暴力 的 な 手段 を 用い て 弾圧 する こと によって 国民 に 恐怖 を 抱か せ 、 強引 に 自ら の 権力 を 保つ よう な 政治 全般 の こと で ある 。 「 暗黒 政治 」 と も いう 。  恐怖 政治 は フランス語 の 普通 名詞 で 「 terreur （ テルール ） 」 で 、 もともと の 語義 は 「 恐怖 」 だっ た が 、 フランス 革命 時 に ロベスピエール ら が 人々 に 恐怖 を 引き起こさ せる よう な 政治 手法 を 採り （ 政治 状況 を 作りだし ） 、 当時 の 人々 が それ を 「 terreur 」 と 表現 し 、 その後 も 同様 の 政治 手法 を 用いる 権力 者 が 登場 し た こと で 、 それ も 同様 に 呼ぶ よう に なっ た 。 フランス語 において は メタ ファー （ 例え ） の 技法 や 詩的 表現 が 発達 し て いる ため 、 フランス語 話者 に は 「 terreur 」 だけ で 十分 伝わる が 、 日本語 の 語感 で は 「 恐怖 」 だけ で は 分かり づらい ので 、 後ろ に 「 政治 」 を 付け加え て 明示 する こと で 、 「 恐怖 政治 」 と 訳し て いる 。 この 「 terreur 」 が 、 「 テロ （ ＝ テロリズム ） 」 の 語源 で も ある 。  特に フランス 革命 時 の terreur だけ を 指す 場合 は （ つまり 固有名詞 的 に 用いる 場合 は ） 、 フランス語 で は 前 に 定冠詞 の la を 付け て 大文字 で 始め 「 la   Terreur 」 と 表現 する 。  独裁 政治 （ 独裁 者 が 行う 政治 ） や 非 民主 的 な 政治 という の は 、 しばしば 恐怖 政治 に 陥る と さ れ て いる 。  本 項 で は フランス 革命 時 の 恐怖 政治 から 解説 し 、 その後 に フランス 革命 後 の 恐怖 政治 一般 について 解説 する 。  ロベスピエール 派 は 、 恐怖 政治 を 行い 、 革命 反対 派 、 穏健 派 、 過激 派 など 、 反対 派 の 人物 を 次々 と 処刑 し た 。 処刑 さ れ た 人物 は 、 ダントン 、 カミーユ・デムーラン 、 エベール 、 ラヴォアジェ 、 リュシル・デュプレシ など 数 知れ ない 。  恐怖 政治 が 行わ れ た 間 、 パリ だけ で 約 1 , 400 名 、 フランス 全体 で は 約 2 万 人 が 処刑 さ れ た 。 処刑 方法 に は 銃殺 刑 が 多かっ た が 、 ギロチン （ 断頭 台 ） による 刑 が よく 知ら れ て いる 。 ただし 、 プレリアール 22 日 法 の 制定 によって 、 司法 手続き が 大きく 簡略 化 さ れ た ため 、 正統 な 裁判 なし で の 死刑 や 獄中 死 も 多く 、 それら を 含める と 犠牲 者 は 4 万 人 を 超える もの と 思わ れる 。  ルソー の 著作 で 述べ られ て いる 社会 を 目指し た こと で も 知ら れ て いる 。 当初 、 山岳 派 は サン ・ キュロット ら 市民 に 支持 を 受け 、 恐怖 政治 下 において も それ は 認め られ て い た が 、 一般 市民 に も 逮捕 が 及び 、 また 、 比較的 平和 に 近づい て くる と 、 恐怖 政治 は 支持 を 失っ て いっ た 。 この 政治 形態 は 、 1794 年 7 月 27 日 に 行わ れ た テルミ ドール の クーデター で 、 ロベスピエール 派 が 失脚 する まで 続い た 。  1793 年 3 月 10 日 、 革命 裁判所 （ 革命 裁 ） が 設置 さ れ た 。 革命 裁 に は 上訴 審 が なく 、 簡略 に し て 強力 な 決定 権 を もつ 、 危険 な 機関 で あっ た 。 告発 検事 に は フーキエ・タンヴィル が 任命 さ れ た 。 同年 3 月 21 日 から 4 月 2 日 にかけて 、 議会 は 各 コミューン に 反 革命 派 取締 の ため の 監視 委員 会 の 設置 、 9 人 から 成る 公安 委員 会 の 設置 を 決定 し た 。 そして 4 月 6 日 、 革命 裁判所 の 最初 の 法廷 が 開か れ 、 公安 委員 会 が 発足 、 恐怖 政治 へ の 道 を 開い た 。  この 頃 ジャコバン 派 で は 、 ジロンド 派 と 山岳 派 が 決裂 し 、 マラー や ロベスピエール は ジロンド 派 を 裏切り者 として 攻撃 し た 。 当時 、 食糧難 や 経済 の 混乱 から 各地 で 民衆 の デモ が 頻発 し て おり 、 ロベスピエール は この 人民 を 利用 する 計画 を 立て 、 集会 に 参加 する サン ・ キュロット に 金 が 支払わ れ 、 人民 を 扇動 する 方策 が 講じ られ た 。  5 月 25 日 、 ロベスピエール は 人民 の 蜂起 を 求める 演説 を おこなっ た 。 5 月 31 日 、 ロベスピエール の 計画 に 基づき ジロンド 派 の 追い落とし が 開始 さ れ た 。 33 の セクション の 代表 者 が 集め られ コミューン と 協力 し 、 人民 軍 の 指揮 は アンリオ が とる こと に なっ た 。 6 月 1 日 、 ジロンド 派 の ロラン 夫人 が 逮捕 、 ジロンド 派 の 新聞 は 禁止 さ れ た 。 翌日 、 アンリオ は 武装 し た 群衆 を 率い て 国民 公会 を 包囲 、 逃亡 しよ う と する 議員 に 議事 の 進行 を 要求 、 ジロンド 派 幹部 の 議員 29 名 と 大臣 2 名 の 追放 と 逮捕 が 議決 さ れ た 。 のち に 29 人 の うち 20 人 が 地方 へ 逃げ た が 、 そのうち 数 人 は 処刑 さ れ 、 2 人 は 自殺 し た 。 こうして 6 月 2 日 から ジャコバン 派 独裁 が 開始 さ れる 。  山岳 派 独裁 開始 後 も 、 当初 は ジロンド 派 の 抵抗 が 見 られ 、 地方 で は 6 月 2 日 事件 へ の 反発 が 強かっ た 。 ジロンド 派 の 宣伝 に 影響 を 受け た シャルロット・コルデー が 7 月 13 日 に マラー を 殺害 し た 。 しかし 、 こうした 抵抗 も 空しく 、 多く の 人間 が 断頭 台 の 露 と 消える こと と なる 。  6 月 23 日 に は 1793 年 憲法 （ 通称 「 ジャコバン 憲法 」 ） が 制定 さ れる 。 民衆 や サン ・ キュロット など 議会 外 の 要求 を 代弁 する 「 アンラジェ 」 の ジャック ・ ルー や ヴァルレ の 主張 により 、 より 大きな 権限 が 公安 委員 会 に 付与 さ れる こと に なる 。 公安 委員 会 は 再三 改組 さ れ 、 7 月 に ダントン ら は 排除 さ れ 、 9 月 に 最終 的 に 12 人 の 委員 が 決定 さ れ た 。 これ により ロベスピエール が 指導 権 を 掌握 、 クートン と サン・ジュスト など が それ を 補佐 する 構造 が 完成 し た 。 革命 裁判所 で は 検察官 の フーキエ・タンヴィル が 仮借 の ない 弾圧 の 執行 者 と なっ た 。  山岳 派 は 、 農民 の 心 を つかむ ため 、 6 月 に は 国有 地 の 小 区画 で の 売却 や 、 共有 地 の 分割 を 認める 法律 を 制定 し て おり 、 7 月 17 日 に は 領主 権 の 無償 廃止 を 決定 する 。 さらに 、 27 日 に は 、 小麦 を 独占 ・ 隠匿 し た もの に対する 極刑 を 規定 し た 。  山岳 派 と 国民 公会 は 要求 に 応じる 形 で 、 巧み に 自分 たち の 政策 実現 を 果たし た 。  この 頃 、 民衆 が 武装 し て 一団 と なっ て 立ち上がる べき だ 、 という 要請 が 直接 行動 を 重視 する セクション の 意見 として 議会 に 提出 さ れ て い た 。 ロベスピエール が 議長 と なっ た 国民 公会 は 、 8 月 23 日 、 ダントン の 介入 で これ を 採択 。 しかし 、 これ は セクション の イメージ と 違い 、 軍 を 立て直す ため の 一種 の 国民 総動員 令 で あっ た 。 これ により 93 年 秋 から 94 年 春 まで に 、 40 万 近い 兵力 が 調達 さ れ た 。  公安 委員 会 は 9 月 5 日 に ジャック ・ ルー を 、 9 月 18 日 に は ヴァルレ を 相次い で 逮捕 し た 。 「 アンラジェ 」 の クラブ や 出版 物 も 禁止 さ れ た 。 9 月 に は 民衆 の デモ に 応え て 食糧 の 価格 統制 が 定め られ 、 同月 末 に は 全般 的 価格 統制 法 が 制定 さ れ 、 経済 統制 が 実施 さ れる よう に なっ た 。 10 月 10 日 、 サン・ジュスト が 公安 委員 会 を 代表 し て 演説 し 、 国民 公会 は 「 フランス の 臨時 政府 は 、 平和 が 到来 する まで 、 革命 的 で あり つづける 」 こと を 宣言 し た （ 革命 政府 宣言 ） 。  10 月 16 日 に は 王妃 マリー・アントワネット が 処刑 さ れ た 。 粗末 な 服 を 着せ られ 、 両手 を 後ろ手 に 縛ら れ た 彼女 は 、 群衆 の 中 を 刑場 に 送ら れ 、 断頭 台 の 露 と 消え た 。 ついで 、 ジロンド 派 の 粛清 が 行なわ れ た 。 国民 公会 は 3 日間 しか 弁論 の 期間 を 与え ず 、 21 人 の ジロンド 派 全員 が 死刑 判決 を 受け た 。 うち 1 人 は 自殺 し 、 ブリッソー 、 ヴェルニヨ ら 20 人 は 10 月 30 日 に ギロチン で 処刑 さ れ た が 、 処刑 に 要し た 時間 は わずか 38 分 で あっ た 。 11 月 8 日 に は ロラン 夫人 が 処刑 さ れ た 。 彼女 は 「 ああ 自由 よ 、 汝 の 名 において いかに 多く の 罪 が 犯さ れ た こと か ！ 」 と 叫ん だ と いう 。 その 死 を 知っ た 夫 の ロラン は 自殺 し た 。  さらに 天文学 者 で パリ 市長 でも あっ た フイヤン 派 の バイイ や 三 頭 派 の リーダー で ある バルナーヴ も 処刑 さ れ た 。 逃亡 中 の コンドル セ は 服毒 自殺 し た 。 国王 ルイ 15 世 の 愛妾 で あっ た デュ・バリー 夫人 は 金持ち と いう だけ で 処刑 さ れ た 。 また 有名 な 化学 者 の ラヴォアジェ は 、 徴税 請負人 の 仕事 も し て い た ため に 審理 が 終わら ない まま 「 共和 国 は 学者 を 必要 と し ない 」 という 理由 で 処刑 さ れ た 。 ルイ 16 世 の 死刑 に 賛成 票 を 投じ た 王族 の オルレアン 公 ( 平等 公 ) が 処刑 さ れ た の は 1793 年 11 月 6 日 の こと で ある 。  12 月 4 日 、 法令 により 政府 の 細目 が 制定 さ れる 。 これ により 、 公安 委員 会 が 外交 ・ 軍事 ・ 一般 行政 を 、 保安 委員 会 が 治安 維持 を 担当 する こと に なっ た 。  1794 年 に は 、 ルイ 16 世 の 妹 で ある エリザベート 王女 、 ルイ 16 世 の 弁護 を つとめ た 、 ラ・ロシュフーコー ＝ リアンクール 公爵 （ ラ・ロシュフーコー の 孫 ） 、 詩人 の アンドレ・シェニエ も 処刑 さ れ た 。 後 に 皇帝 ナポレオン 1 世 の 皇后 と なる ジョゼフィーヌ の 先夫 アレクサンドル・ド・ボアルネ 子爵 が 処刑 さ れ た の は テルミドール の クーデタ の わずか 4 日 前 の 7 月 23 日 の こと で ある 。  革命 裁判所 が 死刑 を 宣告 し た 数 は 、 1793 年 9 月 中旬 から 10 月 中旬 まで に 15 、 次 の 1 ヶ月 間 に は 65 、 翌年 の 2 月 中旬 から 3 月 中旬 に は 116 、 3 月 中旬 の 1 ヶ月 で は 155 、 4 月 中旬 から の 1 ヶ月 で は 354 に という 風 に 漸次 増加 し て いき 、 それ に 合わせ て 裁判 手続き は 簡素 化 さ れ た 。  中央 の パリ で ジャコバン 派 が イニシアティヴ を とっ た 後 も 、 地方 で は 王 党派 や ジロンド 派 の 勢力 が 残っ て い た 場所 が あっ た 。 革命 政府 は それら の 地域 に対し 、 中央 の パリ から 派遣 議員 を 送り 、 反 革命 派 の 粛清 を はかっ た 。 これ に対する 反 革命 派 の 抵抗 により 、 フランス 全土 は 内戦 状態 に 陥る 。  内戦 により 、 ヴァンデ 、 リヨン 、 トゥーロン で 革命 軍 による 虐殺 が 起き た 。 ヴァンデ の 反乱 は 1793 年 末 まで に 、 ほぼ 鎮圧 さ れ 、 ロワール 川 を 渡り ブルターニュ を 目指し た 8 万 人 の 農民 の うち 、 生き残っ た の は 僅か 4 、 5 千 人 で あっ た 。 リヨン で は 派遣 議員 の フーシェ 、 コロー・デルボワ の 指導 の もと に 教会 の 略奪 が 命じ られ 、 叛徒 の 処刑 が 4 ヶ月 にわたり 間断 なく 続け られ 、 犠牲 者 は 2 千 人 を 越え た 。 トゥーロン で は 、 陥落 後 に バラス と フレロン の 指揮 下 で 1794 年 1 月 末 まで に 千 人 以上 の 処刑 が 行なわ れ た （ 詳細 は ヴァンデ の 反乱 ・ リヨン の 反乱 ・ トゥーロン 攻囲 戦 を それぞれ 参照 の こと ） 。  ジャコバン 派 内 で は 、 ロベスピエール 、 もしくは サン・ジュスト と クートン を 加え た 「 三 頭 政治 家 」 へ の ダントン 派 （ 寛容 派 ） と エベール 派 の 戦い という 形 で 分派 闘争 が 起きる 。  1794 年 1 月 8 日 、 ロベスピエール は 、 ジャコバン・クラブ で 、 両派 を 激しく 非難 する 演説 を 行なう 。  矛先 は まず ダントン 派 に 向け られ た 。 インド 会社 の 解散 に 伴う 清算 における 横領 が 発覚 し （ インド 会社 事件 ） 、 1794 年 1 月 13 日 、 詩人 ファーブル・デグランティーヌ が 逮捕 さ れ 、 外国 人 から 収賄 し て いる 議員 の 名前 を 暴露 し た 。 これ により 議員 や 銀行 家 、 投機 家 が 逮捕 さ れ た 。  2 月 、 ロベスピエール は 「 民衆 の 革命 政府 の 原動力 は 徳 と 恐怖 で ある 。 徳 なき 恐怖 は 有害 で あり 、 恐怖 なき 徳 は 無力 で ある 」 という 有名 な 演説 を 行い 、 革命 政府 を 擁護 する 。  2 月末 から 3 月 初め 、 サン・ジュスト が 、 反 革命 派 の 土地 を 没収 し 貧困 者 に 無償 で 配分 する 、 ヴァントーズ 法 を 提案 する 。 これ に は 民衆 運動 を 味方 に つける 狙い が あっ た 。  エベール 派 は 民衆 に対して 公安 委員 会 に 反対 し て 革命 的 運動 を とる よう 呼びかけ た 。 3 月 13 日 、 国民 公会 で サン・ジュスト が 「 悪徳 に対して 戦え 」 と 叫ん だ こと から 、 エベール 派 の 指導 者 が 逮捕 さ れ た 。 3 月 23 日 、 エベール 、 ロンサン 、 モモ ロ 、 クローツ など の 過激 派 は 、 外国 人 と 通謀 し 、 市民 を 腐敗 さ せる 計画 を 練っ て い た として 処刑 さ れ た 。  その後 、 ロベスピエール は 盟友 の ダントン を 排除 する こと を 決定 し 、 ダントン の 腐敗 について 記し た ノート を サン・ジュスト に 手渡し た 。 国民 公会 で ダントン の 逮捕 が 決定 さ れ 、 3 月 30 日 に ダントン は カミーユ・デムーラン ら と共に 逮捕 さ れ た 。 ダントン は 法廷 で 熱弁 を ふるい 検事 の 論告 を 押し返し た が 、 発言 が 停止 さ せ られ 、 彼 が 退席 し た まま 討論 が 続け られ 、 4 月 4 日 に 死刑 判決 が 出さ れ 、 翌日 執行 さ れ た 。 ダントン は 首切り 役人 に 「 俺 の 首 を 人民 に 見せ て やれ 。 それだけ の 値打ち は ある 」 と 語っ た 。 断頭 台 は ダントン 派 の 処刑 で 血 の 海 と なり 、 首切り 役人 （ 死刑 執行 人 ） は 、 言わ れ た 通り ダントン の 首 を 高々 と 差し上げ て 群集 に 示し た 。  パリ で 革命 裁判所 が 設置 さ れ た 1793 年 4 月 から 94 年 6 月 10 日 まで に 、 1251 人 が 処刑 さ れ た の に対し 、 審理 を 経 ない 略式 判決 が 許さ れ た 6 月 11 日 から 7 月 27 日 、 （ テルミドール 9 日 ） まで の 僅か 47 日間 で 、 パリ の 断頭 台 は 1376 名 の 血 を 吸い込ん だ 。  恐怖 政治 の ため に 反 革命 容疑 で 逮捕 拘束 さ れ た 者 は 約 50 万 人 、 死刑 の 宣告 を 受け て 処刑 さ れ た もの は 約 1 万 6 千 人 、 それ に 内戦 地域 で 裁判 なし で 殺さ れ た 者 の 数 を 含めれ ば 約 4 万 人 に のぼる と み られる 。  恐怖 政治 は 疑心暗鬼 の 悪循環 を 生み出し 、 ロベスピエール ら を 孤立 化 さ せ 、 テルミ ドール 反動 を 惹起 する 。  ここ で は 、 フランス 革命 後 の 恐怖 政治 について 解説 する 。  恐怖 政治 と は 、 権力 者 が 投獄 、 殺戮   等 の 苛烈 な 手段 によって 、 反対 者 を 弾圧 し て 行う 政治 の こと で あり 、 人々 を 弾圧 し たり 恫喝 する こと で 恐怖 を 持た せ 、 恐怖 の あまりに 権力 者 に 反対 意見 を 言え なく なる よう に する こと で 無理矢理 従わ せ 、 もっ て 自ら の 権力 を 維持 し 、 その 政策 等 の 貫徹 と を 図ろ う と する 政治 及び 統治 形態 で ある 。 広辞苑 に 「 投獄 、 殺戮 （ さつりく ）   等 の 苛烈 な 手段 」 と 書い て ある よう に 、 権力 を 握っ た 者 が 人々 を 逮捕 し 投獄 さ せ （ 牢獄 ・ 監獄 に 入れ ） たり 、 殺害 し たり する こと も ある 。  一般 的 に 、 権力 者 が 自分 自身 で 直接 逮捕 に 出向き 、 自分 の 手 で 監獄 に 連れ て ゆく わけ で は なく 、 「 秘密 警察 」 「 官憲 」 「 公安 警察 」 など 、 権力 者 の 手先 と なっ て 逮捕 ・ 収監 を 実行 する よう な 組織 ・ 機関 を 作り 、 そこ に 属する 者 に 実行 さ せる 。 逮捕 や 収監 は しばしば 、 法律 に 基づか ず 、 闇雲 に 行わ れる 。 ともかく 権力 者 の 意 に 従わ ない かも 知れ ない と 少し でも 思わ れ た 者 を そのまま に し て おかず 排除 する 。 逮捕 直後 に 「 取調べ 」 など と 称し つつ 暴力 を 振るっ て 殺し て しまう 事例 も 多い 。 逮捕 直後 に 殺さ なかっ た 場合 でも 、 収監 後 に 、 人々 に 分から ない よう に 、 殺し て しまう 。 逮捕 さ れ た 人 の 家族 から 見る と 、 家族 が 傷 だらけ の 遺体 で 帰っ て き て 、 警察 機関 の 者 から 「 取調べ 中 に 自殺 し た 」 など という 作り話 を 聞かさ れ たり 、 あるいは 消息 が 全く 判ら なく なる 、 という こと に なる 。  恐怖 政治 を 行う 権力 者 は しばしば 密告 を 奨励 し 、 人々 を 相互 監視 の 状態 に 追い込む 。 多く の 人々 は 、 「 言う べき こと は 言い 、 状況 を 変え て ゆく ため に 努力 し なけれ ば なら ない 」 と 頭 で は 分かっ て い て も 、 恐怖 心 の あまり 発言 や 行動 すら 出来 なく なる 。 それでも 一部 の 人 は 、 人々 を 弾圧 ・ 抑圧 から 解放 する ため の 策 を 練り 、 身 を 挺 し て 行動 しよ う と する 。 それで うまく 権力 者 を 倒せる こと も ある が 、 権力 者 の 側 に 察知 さ れ 殺さ れ て しまう こと も 多く 、 権力 者 は そうした 計画 を 「 陰謀 」 と 呼び 、 さらに 弾圧 に 強める 。  人々 を 幸福 に する 良い 君主 （ 権力 者 ） で あれ ば 、 陰謀 を それほど 恐れる 必要 は 無い 。 だが 、 独裁 者 は ほとんど が 陰謀 を 非常 に 恐れ 、 人々 に 過酷 な 刑罰 を 課し 、 人々 を 疑い 、 無実 の 人 の こと まで 罪 が ある と し 、 その 結果 、 自ら （ 彼ら が 言う ところ の ） 「 陰謀 」 を 誘発 し て いる わけ で ある 。  他方 、 ロベスピエール と 並ん で 恐怖 政治 を 行っ た と しばしば 言及 さ れる 政治 家 に は オリバー ・ クロムウェル など が いる 。  20 世紀 の 恐怖 政治 について 解説 する と 、  ソビエト 連邦 の ヨシフ・スターリン が 恐怖 政治 を 行っ て い た 、 という こと は しばしば 指摘 さ れ て いる 。 。  イタリア で は ベニート・ムッソリーニ が 恐怖 政治 を 行い 、 敵対 勢力 へ の 弾圧 を 行っ た 。  日本 で も 、 東条 英機 が 憲兵 を 用い て 人々 を 監視 ・ 恫喝 ・ 投獄 する という 独裁 的 、 恐怖 政治 的 な 手法 を とり 、 一般 民衆 は 監視 ・ 恫喝 さ れ て 、 言い たい こと 言う べき こと を 言う 方法 も 勇気 も なくなっ て しまっ た という 実態 が ある 、 と 纐纈 厚 は 指摘 し た 。  ドイツ の アドルフ ・ ヒトラー も スターリン など と 並ぶ 独裁 者 と さ れ 、 ゲシュタポ など を 使っ て 人々 を 監視 ・ 投獄 する など の 手法 も 用い た が 、 だが ヒトラー の 場合 、 その 主たる 政治 手法 という の は 恐怖 政治 と いう より も 、 巧み な 演説 術 や 言葉 の 抑揚 、 身振り 等 によって 民衆 を 熱狂 ・ 陶酔 さ せる ところ に 力点 が あり 、 ヒトラー の 行動 という の は 当時 の ドイツ 国民 の 期待 に 応え て いる よう な 面 も 多かっ た 。  韓国 の 朴 正煕 の 政権 は （ 批判 する 人 も 多い が 他方 で 信奉 者 も 多く 、 見解 が 分かれる こと も 多い が ） 恐怖 政治 の 実態 が あっ た 、 と 指摘 さ れる こと が ある 。企業 城下町 （ きぎ ょうじょうかまち 、 カンパニー タウン とも ） と は 、 特定 の 一 社 の 企業 の 事業 所 や 工場 及び 関連 会社 の 工場 や 下請け 子会社 など が 一 自治体 における 産業 の 大 部分 を 占め 、 その 企業 によって 住民 が 主たる 労働 機会 を 与え られる こと で 、 その 企業 の 盛衰 が 都市 の 盛衰 に 直結 する よう な 都市 を 指す 言葉 。 一般 的 な 俗語 と 思わ れ がち だ が 、 経済 学 や 地理 学 で も 一般 に 用い られる 学術 的 な 専門 用語 で も ある 。  企業 城下町 と は 「 企業 の （ 形成 し た ） 城下町 」 、 すなわち 、 独特 の 階層 化 を 生ん だ 都市 形態 を 城下町 の 階級 、 組織 に 擬 え た 語 で ある 。 実質 的 に すべて の 店舗 や 住宅 が メイン の 雇用 主 で ある 一つ の 会社 が 所有 し て いる 場所 。 会社 の 町 は 、 しばしば 、 店舗 、 教会 、 学校 、 市場 、 娯楽 施設 など の 一連 の アメニティ で 形成 さ れ て いる 。 通常 は モデルビレッジ （ 倣う べき 理想 の 意味 で の 「 モデル 」 ） より も 規模 は 大きい 。  日本 で は 高度 経済 成長 期 に は 鉄鋼 、 造船 、 化学 など 重化学 工業 の 発展 が 著しく なっ た 。 しかしながら 、 過密 化 し た 都市 部 で は 既に 敷地 の 確保 が 困難 で あり 、 加え て 地価 の 高騰 、 または 公害 問題 の 顕在 化 による 様々 な 規制 など によって 、 新た な 工場 立地 が 困難 と なっ て い た 。 一方 、 地方 が 莫大 な 固定 資産 税 確保 を にらん で 、 企業 、 工場 の 誘致 活動 を 起こし て い た 。 その 結果 、 企業 と 自治体 の 思惑 が 一致 し 、 全国 に 大 工場 を 持つ 地方 工業 都市 が 幾つ も 誕生 する こと に なっ た 。 また 、 旭化成 の 延岡 市 や トヨタ自動車 の 豊田 市 など の よう に 地方 に 優秀 な 企業 が 発生 し 、 高度 経済 成長 期 による 工業 の 発達 に 伴い 、 同市 の 経済 基盤 を 拡大 さ せ た ケース も あり 、 挙母 町 → 豊田 市 の よう に 、 市 名 や 町名 に 民間 企業 の 名 を 冠する よう 変更 し た 例 も ある 。 また 「 鋼管 町 」 （ 日本鋼管 、 現 JFE スチール ） 、 千葉 市 や 半田 市 の 「 川崎 町 」 （ 川崎製鉄 、 現 JFE スチール ） 、 山口 県 小野田 市 （ 現 山陽 小野田 市 ） 、 大分 県 津久見 市 の セメント 町 ・ 硫酸 町 の よう に 企業 に 関連 する 特殊 な 地名 が 誕生 する こと も ある 。  これ による 社会 問題 や 経済 効果 など 様々 な 変化 が 学者 の 研究 対象 と なっ た 。 その 際 、 一 企業 が 都市 の 盛衰 に 直結 する ほど 緊密 な 関係 を 持っ た 都市 に対して 、 固有 の 呼称 の 必要 性 が 生じ た こと から 、 経済 学者 の 宮本 憲一 が 「 企業 城下町 」 という 言葉 を 自己 の 文献 、 論文 に 用い た こと が 発端 と さ れる 。 その後 、 マスコミ ら に も その 表現 が 使わ れ 、 一般 に 広まっ た 。 企業 城下町 における 一 企業 の 影響 力 は 経済 だけ で なく 、 政治 力 に まで 及び 、 自治体 によって は 議会 議員 に その 企業 関係 者 が 多く を 占める 場合 も あり 、 企業 の 社長 が 首長 を も 務め た ケース すら ある 。  一方 、 1970 年代 に 入っ て 炭鉱 都市 、 1980 年代 に は 造船 や 鉄鋼 業 など が 斜陽 産業 と なる と 、 当該 都市 の 衰退 は 顕著 に なっ た 。 また グローバル 資本 主義 以降 は 、 海外 移転 を する 企業 が 増え 、 空洞 化 する 企業 城下町 が 増え た 。 しかし 、 一 企業 と 命運 を 供 に する よう な 一 都市 の 衰退 が 、 研究 者 たち の 格好 の 研究 材料 と なっ た 。 むしろ 、 企業 城下町 に は 、 経済 効果 の よう な プラス 面 より 、 こう いっ た 一 企業 の 業績 や 行動 によって 市政 や 市 経済 、 あるいは 住環境 を 左右 さ れ て しまう よう な マイナス 面 が 表 に 出さ れ て いる 語 で あり 、 皮肉 的 、 批判 的 な ニュアンス を 含ん で いる 。  一般 に 勘違い さ れ やすい の が 、 その 地方 に 有名 な 企業 の 本社 ビル が 立地 し て いる だけ で 企業 城下町 と 捉え られ て しまう こと で ある 。 本社 ビル は あくまでも 「 登記 上 で 必要 と さ れる ため に 建設 さ れる オフィス 」 に しか すぎ ない 。 必ずしも 東京 都 や 大阪 府 など の 都市 部 に 位置 する 必要 は なく 、 法律 上 で は どこ に 位置 し て も かまわ ない こと も あり 、 地域 へ の 人 、 物 、 金 の 還元 に 直接 関与 し がたい から で ある 。  また 、 第 三 次 産業 において も 親会社 の 事務所 の そば に 子会社 、 関連 会社 が 配置 さ れる こと が ある が 、 第 二 次 産業 に 比べ て 、 大手 / 下請け の 階層 化 が 発生 し にくい ため 、 この よう な 市街 形成 は まれ で ある 。 また 、 当時 は 単一 企業 や 炭鉱 など の 財政 など によって 支え られ て い た 都市 が 、 後 に 都市 圏 拡大 によって 住宅 地 が 展開 する と 、 本来 の 企業 城下町 として の 特色 を 持た なく なる 場合 も ある 。  こうした 企業 が 形成 する 町 は 模範 例 として 高い 理想 を 掲げ て い た が 多く の もの が 支配 的 または 搾取 的 と みなさ れ て き た 。 最も 近い 沿道 から 9 マイル （ 14 . 5   km ） 離れ た LC ＆ N   Co 鉱山 の キャンプアンドマインサイト として 始まっ た 米国 の ペンシルバニア 州 サミット ヒル など 、 企画 外 手法 で 多かれ 少なかれ 開発 さ れ て き た 。  カンパニー タウン は 伝統 的 に 採掘 産業   -   石炭 、 金属 鉱山 、 材木   -   で 独占 フランチャイズ を 確立 し て い た 。 ダム の 敷地 や 戦時 の キャンプ も また 別 の 企業 町 を 形成 し た 。 店舗 まで しばしば 企業 で 町 を 独占 し て い た ため 、 トラック システム を 利用 し て 管理 する こと が でき て おり 、 旧 ソビエト 連邦 に は 、 アトムグラッド として 知ら れる 核 科学 者 （ アトミック ） が 集約 さ れる 都市 が いくつ か 存在 し た 。 特に ウクライナ で は 、 プリピャチ 、 バラッシュ 、 ユジノクランスク など で あっ た 。  典型 的 に は 、 とある カンパニー タウン は 近隣 の 人々 から 隔離 さ れ て おり 、 木材 や 製鉄 所 、 自動車 工場 など の 大 規模 な 生産 工場 を 中心 と し て いる 。 町 の 市民 は 工場 で 働く 者 、 子会社 企業 の 1 つ で 働く 者 の 他 は どちら で も ない 家族 で ある 。 また 地元 集会 用 の 教会 建物 を 寄贈 し たり 、 公園 を 運営 し たり 、 コンサート など の 文化 事業 を 主催 する こと も ある 。 所有 する 会社 が 事業 を 縮小 または 廃業 する 場合 、 人々 は 他 の 場所 へ 就職 する ため 、 町 へ の 経済 的 影響 は 甚大 で ある 。  企業 城下町 は 他 の 地域 から 町 の 開発 、 財政 、 公共 交通 機関 や サービス の 社会 基盤 を 引き寄せ 成長 し て 、 時には 公的 な 市町村 と なる こと も ある 。 他方 、 その 町 は 公式 に は 会社 城下町 で は ない かも しれ ない が 、 （ 特に 町 の 経済 について ） 市民 の 大 多数 が 単一 の 会社 に 勤務 する 状況 下 で あれ ば 、 会社 町 と 同様 な 状況 を 作成 する 。  さらに 、 その よう な 依存 関係 は 、 徹底的 に 失敗 する か 、 または 産業 の 重要 性 （ それ ゆえ それ に 依存 し た 蒸気 機関 車 サポート 駅 構内 と 無煙炭 鉱業 界 を 次第に はっきり さ せる ) と は べつに あたかも コミュニティ を 駆り立て て いる 蒸気 機関 車 が 収縮 し 、 他 の 地 に 仕事 を 見つける ため に 人々 が 動く と 、 プロパティ の 価値 も そして 人口 を も 失い 、 そして コミュニティ の 若者 は 別 の 人口 統計 者 と なる 次世代 の 子供 を 産む こと に なる 。  パターナリズム は 、 社会 工学 の 変形 例 で あり 、 中産 階級 の 理想 を 労働 者 階級 の 従業 員 に 強制 しよ う と し た 雇用 者 による 労働 者 の 支配 を 指す 。 この イズム は 19 世紀 の 多く の ビジネスマン に 道徳 的 責任 、 または しばしば 宗教 的 義務 と みなさ れ 、 社会 的 利益 を 促進 する 一方 で 社会 を 進歩 さ せる もの で あっ た 。 したがって カンパニー タウン は 、 この よう な 目的 を 達成 する ユニーク な 機会 を 提供 し て い た 。  たとえば 、 ジョージ ・ キャドバリー の ボーンビル で 、 同社 の 創業 者 は 「 良心 的 資本 家 」 と 表現 さ れ て いる が 、 カンパニー タウン と は 、 労働 者 を 誘致 し て 維持 する ため の 経済 的 に 実行 可能 な 手段 と なる こと が 多く 、 さらに 会社 の 町内 の 営利 目的 の 店舗 は 通常 会社 の 所有 で あり 、 独立 し た 労働 者 という の は 成立 し 得 ない 状況 下 で ある ため 、 所有 者 に 事実 上 の 独占 権 が 生じ て い た 。  したがって 経済 的 に は 成功 し た ものの 、 従業 する 公務員 数 や 地方自治体 の サービス が 不足 し て いる ため 、 時には 自治 に 失敗 する 例 も あっ た 。 したがって 、 労働 者 は しばしば 身動き が とれ ず 、 それ ゆえ に 指示 系統 のみ で 結局 の ところ そうした 自治 的 な 機運 は 労働 者 の 間 で 憤慨 を 引き起こし 、 その 結果 住民 の 多く は 最終 的 に は 町 の 長期 的 な 愛情 を もた ない 。 プルマン の 場合 も この 事例 と なる 。  南北戦争 前 に ペンシルベニア 州 の 鉱業 地域 に は 多く の 小さな カンパニー タウン が あっ た が 、 アメリカ で 最も 大きく 、 最も 重要 な 初期 の 企業 街 の 1 つ は プルマン 社 で 、 シカゴ 都市 圏 の すぐ 外 に あり 1880 年代 に 開発 さ れ た 。 完全 に 会社 が 所有 と なっ て い た この 町 は 6 , 000 社 の 従業 員 と 同数 の 扶養 家族 の 住宅 、 市場 、 図書館 、 教会 、 娯楽 を 提供 し て い た 。 従業 員 は プルマン に 住む 必要 が あっ た が 、 近隣 の コミュニティ で は 安価 な 借地 を 見つける こと が でき た 。  この 町 は 同社 製品 の 需要 が 減少 し た 1893 年 の 経済 危機 に 至る まで は 成功 を 収め 、 その後 は それ に 応じ て 従業 員 の 賃金 を 引き下げ なけれ ば なら なかっ た 。 それ に も かかわら ず 、 同社 は 家賃 や 店舗 で の 商品 価格 を 引き下げる こと を 拒否 し 、 結果 的 に 1894 年 の プルマンストライキ を もたらし た 。 ストライキ の 原因 を 調査 する ため に 設立 さ れ た 全国 委員 会 の 報告 書 で は 、 プルマン の パターナリズム の それ は   " アメリカ 人 で は ない " と 名づけ られ た 。  この 報告 書 は 、 プルマン が 交渉 を 拒否 し た こと 、 そして プルマン の 町 が 労働 者 に対して あみだし た 経済 的 苦境 について 非難 し た 。 「 町 の 美的 な 特徴 は 訪問 者 に は 賞賛 さ れ ます が 、 従業 員 にとって は 、 特に パン が ない とき に は 、 それ は ほとんど 価値 が あり ませ ん 。 」 イリノイ 州 は 訴訟 を 提起 し 、 1898 年 に イリノイ 州 最高 裁判所 は プルマン 社 に シカゴ に 併合 し 町 の 所有 権 を 売却 する よう 強制 し た 。  しかし 、 政府 の オブザーバー は 、 プルマン の 原則 は 正しい と 主張 、 従業 員 に は これ 以上 達し え ない ほど の 生活 を 提供 し た と し た 。 但し 過度 の パターナリズム は 大 規模 な 企業 経済 に は 不適切 で あり 、 町 の 崩壊 を 引き起こし た と み た 。 したがって 、 政府 の オブザーバー と 社会 改革 者 は その後 、 雇用 者 と 従業 員 間 の バッファー として 働く 独立 し た 専門 家 が 受胎 活動 に 関与 し た 場合 に のみ 模範 的 な 町 が 成功 する と 結論づけ て 、 これら の 町 の 計画 、 運営 、 管理 を 行っ て いる 。  歴史 家 リンダ ・ カールソン は 、 20 世紀 初め 企業 街 の 管理 者 は 、 1880 年代 に ジョージ ・ プルマン が 犯し た 間違い を 避ける こと が できる と 考え て い た と 主張 する 。 彼女 は 言う ：  「 まとも な 住宅 、 良い 学校 、 そして 「 道徳 的 に 盛り上がる 」 社会 という 、 従業 員 にとって より 良い 生活 を 創造 し たかっ た の です 。 その 代わり に 、 彼ら は 飲酒 の 邪悪 を 避け 、 そして 最も 重要 な こと に 、 労働 組合 主催 者 の 鞭打ち に 惑わさ れ ない 、 安定 し た 勤勉 な 従業 員 を 期待 し て い まし た  したがって 、 プルマンストライキ は 企業 街 の 概念 を 殺す の で は なく 、 むしろ 彼ら の 存在 の 新しい 章 を 開始 し て まし た 。 その後 30 年 もの 間 、 父性 の 古い モデル を 建築 家 、 ランドスケープ・アーキテクト 、 そして 「 労使 関係 と 社会 福祉 の 新しい 概念 」 が 新た な 物理 的 形態 に 変換 する 新し 企画 の 会社 街 に 有利 益 に なる よう 提起 し た 。 これ は 当時 の プルマン の 経験 を 避ける こと に 熱心 だっ た 資本 家 に は 最適 解 で あっ た 。 この 最初 の 実際 例 は 、 1915 年 に マサチューセッツ 州 の インディアン・ヒル・ノース・ビレッジ で 発祥 し た 。 」  1920 年代 に なる と 、 カンパニー タウン の 必要 性 は 好景気 あいまっ て 大幅 に 減少 し た 。 所得 格差 と 工場 労働 者 の 生活 条件 の 相対 的 に 低い 水準 に も かかわら ず 、 1920 年代 の 繁栄 は 労働 者 の 物質 的 福利 が 大幅 に 改善 する の が 見え て い た 。 強力 な 戦後 アメリカ 経済 は 、 自動車 や ラジオ の よう な 以前 は 買え なかっ た もの を 購入 できる 低 賃金 労働 者 に 割賦 購入 が 可能 に なっ た こと を 意味 し て い た 。 さらに 、 労働 者 は もはや 医療 と 教育 の ため に 雇用 者 に 依存 し て い なかっ た 。  1920 年代 まで に 、 自動車 が もつ 広範 な 性能 は 労働 者 が もはや 職場 近く に 住む 必要 が なくし 、 この こと は 当時 より 多く の 雇用 機会 に アクセス できる こと を 意味 し て い た 。 民間 輸送 に 伴う 自由 と ラジオ の 大衆 通信 の 組み合わせ は 企業 街 で の 隔離 状況 を 減らし 、 企業 街 の 社会 的 基盤 が 必要 と さ れ なく なっ た 。  さらに 、 労働 者 階級 が 獲得 し た 、 以前 は 裕福 な 人 たち に しか でき え なかっ た よう な 民間 輸送 へ の アクセシビリティ は 、 平等 の 一 歩 を 踏み出さ せ て い た 。 周囲 の 市町村 へ の アクセス が 増加 する につれて 、 企業 街 の 住民 は 学校 、 図書館 、 公園 など の 公的 資金 による 公的 施設 利用 が 増加 。 したがって 、 福祉 資本 主義 に 先立つ 以前 の 、 労働 者 階級 に は 到達 でき なかっ た 企業 街 の アメニティ は もはや 必要 で は なかっ た 。  この 新た に 発見 さ れ た 自由 は 、 福祉 資本 主義 を インセンティブ で は なく むしろ 悪化 さ せ 始め た 労働 者 の 考え方 に 変化 を もたらし た 。 したがって 、 従業 員 の 多く は 福祉 プログラム の 代わり に 追加 の 賃金 を 要求 し 始め た 。 こうした こと は 直接 慈善 団体 で は なく 報酬 を 受け て いる ハード ワーク の 起業 家 的 な 美徳 を 促進 し 、 新しい 時代 の パターナリズム を 形作る よう に なり 、 「 放課後 」 の 個人 主義 の 考え方 として 幾 人 か の 雇用 主 から も 良好 に に 受け入れ られ て いく 。  近代 化 と 物質 的 福利 の 増加 は 、 パターナリズム と 道徳 的 改革 の 必要 性 を 認識 し て い た 。 その 結果 、 1930 年代 初頭 の 景気 後退 により 、 一部 の 企業 は 従業 員 福祉 制度 を 廃止 し て コスト を 削減 。 しかし 、 ルーズベルト 政権 の ニューディール 政策 は 最低 賃金 を 引き上げ 、 産業 自治 を 奨励 し 、 会社 街 所有 者 に 「 家 の 最終 的 な 従業 員 所有 の 計画 の 問題 を 考える 」 よう に 促し て 、 アメリカ の 企業 街 を 終わら せる 最後 の 打撃 を 与え た 。 ニューディール は 、 住宅 金融 の 低利 、 低 預金 制度 へ の 転換 による 従業 員 住宅 の 必要 性 を 軽減 し て いっ た 。  カタロニア は スペイン 北東 部 に 位置 する 地域 で あり 、 地元 で は 産業 コロニー として 知ら れ 、 企業 都市 が 密集 し て いる 。 特に Ter と Llobregat 沿い の 河川 流域 に 集中 。 例えば Berguedà で は 20 キロ 以内 に 14 個 の コロニー が ある 。 カタロニア の 町 総数 は 約 100 、 これら は 工場 周辺 に 作ら れ た 小さな 町 で 、 もと は 農村 地帯 に 建設 さ れ た ため 、 他 の 人口 と は 区別 さ れ て いる 。 これら は 100 人 から 500 人 の 住民 、 場合 によって は 約 1000 人 を 収容 し て い た 。  これら の 産業 コロニー は カタロニア の 工業 化 の 典型 的 な 側面 で ある が 、 具体 的 に は 第 二 次 産業 化 で あり 、 その 結果 、 まったく 純粋 に 農村 で あっ た 特定 の 地域 が 工業 化 し た だけ で あり 、 19 世紀 後半 、 特に 1870 年代 に 作ら れ て いっ た 。 最後 の 地 は 20 世紀 初期 に 出現 。 この よう に カタロニア の 企業 街 は 150 年 前 の 歴史 を 持つ が 、 ほとんど の 場合 、 コロニー を 運営 し て い た 会社 は 現在 閉鎖 さ れ て いる 。 こうした コロニー で 最も 一般 的 な 産業 は 繊維 製品 で あっ た 。 鉱業 、 冶金 、 農業 の コロニー も あっ た が 、 繊維 産業 工場 で は 75 以上 の テキスタイル コロニー が 記録 さ れ て いる 。  ほとんど の 場合 これら の コロニー （ 特に 繊維 関連 の もの ） は 川沿 に 建設 さ れ た 。 これ は 工場 を 運営 する ため に 水力 発電 を 使用 し た ため で ある 。 こうした 理由 の 1 つ は 、 カタロニア は 石炭 が 乏しく 、 輸入 が 高価 だっ た という こと で あっ た 。 さらに 、 カタルーニャ 川 （ 量 は 少ない が 非常 に 急 な 斜面 勾配 ） は 、 干ばつ 時代 に 成し え なかっ た 無尽蔵 の エネルギー を 提供 し て い た 。  この 産業 コロニー 制度 は 1960 年代 に 崩壊 し 始め た 。 1978 年 に 悪化 し た 最終 的 な 産業 危機 以前 から コロニー から は 徐々に 人々 が 去っ て いっ た 。 1980 年代 と 1990 年代 に は 、 これら の 産業 コロニー の ほぼ すべて の 工場 が 閉鎖 さ れ た 。 その 瞬間 から 多く の コロニー は 現在 会社 から は 独立 し た 町 に なり 、 他 の 町 で は 放棄 さ れ 、 その 結果 住人 が い なく なっ て いっ た 。 工場 は 小規模 な 産業 に リース さ れ て い た か 、 空 に なっ て い ます 。  より 興味深い コロニー に は アントニ・ガウディ （ AntoniGaudí ） によって 建て られ た サンタ・コロマ・デ・セルヴェッロ （ Santa   Coloma   deCervelló ） の コロニア・グエル 教会 （ ColòniaGüell ） に 似 た よう な いくつ か の 近代 的 な 建物 、 ラメトラデ・メローラ 、 プイグ ＝ レイグ 〈 100 年 も の 伝統 的 文化 的 活動 が 保持 さ れる 〉 、 エルス・パストレツ の 表現   ； それ の 3 つ の コロニー 、 カステルベル・イ・エルヴィラール ： La   Bauma 、 エル ・ Borras 、 建築 至上 興味 沸く 建物 が ある エル・ブレス ； 大きな コロニー を ュブラガート に 組み込む 時代 の 1858 年 に 最初 の コロニー で あっ た カル・ロサル 〈 ベルガ と エイビア と オルヴァン の 間 〉 で 、 ヴィダル・コロニー の 博物館 を 所蔵 し て いる カル・ヴィダル 、 プイグ・リーグ は 、 こうした 産業 実験 の ひとつ で 人生 が どの よう な もの か を 知り たい 人 にとって は 理想 的 な 訪問 先 で ある 。また 、 ある 特定 の 形態 の 私的 な 人権 侵害 行為 が 裁判 事件 に なり 、 裁判所 で それ が 是認 さ れ て 司法 的 に 執行 さ れる こと に なる 場合 に は 、 その 執行 は 違憲 の 国家 行為 に なる と 考え 、 司法 の 介入 を 拒否 する こと によって 私的 行為 を 憲法 で 抑制 する もの だ と する 司法 的 執行 の 理論 も ある 。 これ は アメリカ の 判例 から の 考え で ある が 、 日本 において も 、 元々 私 人間 の 紛争 で あっ て も 、 裁判所 による 賠償 命令 ・ 差 止 命令 ・ 強制 執行 等 に 至っ た 場合 、 間接 適用 説 ・ 無 適用 説 の 立場 に 立っ た として も 「 公権力 の 介入 」 と みなし 、 もはや 私 人間 効力 の 問題 で は ない として 憲法 が 直接 適用 さ れる という 考え が 一般 的 で ある 。  間接 効力 説 で も 次 の 場合 は 直接 適用 が ある と さ れる 。粛清 （ しゅく せい ） と は 、 原義 で は 「 厳しく 取り締まっ て 、 不純 ・ 不正 な もの を 除き 、 整え 清める こと 」 、 または 「 不正 者 ・ 反対 者 など を 厳しく 取り締まる こと 」 。 政治 的 に は 、 政党 や 政治 結社 において 、 理論 上 あるいは 政策 上 の 対立 を 、 一方 が 他方 を 組織 から 排除 、 追放 し て 政治 的 に 抹殺 し 組織 の 純化 を はかる こと 。 英語 で は パージ （ ） 、 フランス語 で は エピュラシオン （ ） 、 ロシア 語 で は チーストカ （ ） と 呼ば れる 。 しばしば 同音 異義 語 の 「 粛正 」 と 混同 さ れる が 、 こちら は 「 綱紀 粛正 」 など に 見 られる よう に 、 厳しく 取り締まっ て 、 不正 を 正す こと を 意味 する 。  独裁 国家 や 社会 主義 国家 など において 多く み られ 、 その 場合 に は 物理 的 暴力 や 殺戮 を 伴う こと が 多々 ある 。 例 として 、 政治 犯 の 死刑 執行 や 追放 を はじめ として 、 刺客 による 暗殺 、 強制 収容 所 へ の 送致 など が 挙げ られる 。  粛清 は 、 革命 や 反 革命 、 クーデター 、 弾圧 の 一 場面 として 行わ れる 事 も 多い 。 共産 主義 ・ 独裁 国家 において は 、 体制 を 保つ ため に 必ず と 言っ て 良い ほど 発生 する 。 特に 、 新た な 独裁 政権 が 誕生 し た 時 は 、 将来 自身 または その 後継 者 を 脅かし そう な 存在 に対して 行わ れる 。 ただし 、 粛清 という 行為 そのもの は 、 いかなる 組織 で も 組織 として 存立 する 限り において 、 少なから ず 発生 し うる ので 、 処刑 や 追放 を 伴わ ない 広義 の 粛清 なら ば 、 古今 東西 問わ ず 、 いかなる 組織 で も 普通 に 行わ れ て いる こと に 留意 し たい 。  2013 年 に 朝鮮民主主義人民共和国 で 発生 し た 金 正 恩 による 張 成沢 派 粛清 （ および それ に 関連 し た 族 滅 を 含む 大量 殺戮 ） の 際 、 朝鮮中央通信 は 「 張 成沢 を 取り除き 、 その 一 党 を 粛清 する こと によって 、 党内 に 新しく 芽生える 危険 極まりない 分派 的 行動 に 決定的 な 打撃 を 加え た 」 と 報道 し 、 金 正 恩 政権 が 公式 に 「 粛清 」 の 語 を 使用 し た 。行政 機関 （ ぎょうせい きか ん ） と は 、 行政 権 の 行使 に たずさわる 、 国 や 地方 公共 団体 の 機関 を いう 。 立法 機関 （ 立法府 ） 、 司法 機関 （ 裁判所 ） と 対比 さ れる 。  「 行政 機関 」 概念 に は 、 権限 分配 の 単位 として 用い られる 講 学 上 の 行政 機関 （ 行政 官庁 法理 論 上 の 行政 機関 ） と 、 行政 事務 の 分配 の 単位 として 用い られる 国家 行政 組織 法 上 の 行政 機関 が ある 。  行政 は 、 国 や 地方 公共 団体 など の 公法人 が 「 行政 主体 」 と なり 、 その 名 （ 名義 ） と 責任 において 実施 する 。 この 行政 主体 は 法人 で ある ため 、 実際 に その 手足 と なっ て 行為 する の は 、 自然 人 によって 構成 さ れる その 機関 で ある 。 これ を 講 学 上 （ 行政 官庁 法理 論 上 ） 、 「 行政 機関 」 と いう 。 行政 機関 や 後述 の 行政 庁 、 行政 官庁 といった 語 は 、 一般 的 な 用法 で は 組織 や 建物 を 指す が 、 ここ で は 法律 により 一定 の 行政 上 の 権限 および 責務 を 与え られ た 自然人 または その 合議 体 を 指す 。 たとえば 「 財務省 」 と いえ ば 行政 機関 として は 「 財務 大臣 」 の 職 に ある 自然人 で あり 、 都道府県 で あれ ば 知事 職 に ある 自然人 が 「 行政 機関 」 で ある 。  行政 機関 に は 、 法律 により 、 一定 の 権限 と 責任 が 割り当て られる 。 行政 機関 が 、 その 割り当て られ た 範囲 内 で 行っ た 行為 は 、 すべて その 帰属 する 行政 主体 の ため の もの で ある 。 行政 機関 は 、 その 機能 から 次 の 6 種 に 分類 さ れる 。  国家 行政 組織 法 上 の 「 行政 機関 」 は 、 府 ・ 省 ・ 庁 ・ 委員 会 など 、 事務 配分 の 単位 として の 官署 そのもの を 指す 。 例えば 、 総務 省 で あれ ば 総務 省 で 一つ の 行政 機関 で あり 、 法務省 なら 法務省 で 一つ の 行政 機関 で ある 。 国家 行政 組織 法 上 、 「 内閣 の 統轄 の 下 における 行政 機関 で 内閣 府 以外 の もの 」 を 「 国 の 行政 機関 」 と し （ 同 法 1 条 ） 、 同 法 により 組織 の 基準 が 定め られる 。 内閣 の 統轄 下 に あり ながら 同 法 の 適用 を 受け ない 内閣 府 や 人事院 など は 、 同 法 に いう 「 国 の 行政 機関 」 で は ない ものの 、 公 の 「 行政 機関 」 と 位置付け られる もの で ある 。  また 、 会計検査院 も 行政 機関 で ある が 、 これ は 内閣 から 独立 し た 地位 が 保障 さ れ た 憲法 機関 で あり 、 行政府 たる 内閣 および 内閣 官房 ・ 内閣 府 ・ 人事院 ・ 各 省庁 や 委員 会 など の 内閣 の すべて の 下部 組織 のみ だけ で なく 、 司法 府 （ 最高 裁判所 を 含む すべて の 裁判所 および その 機関 ） ・ 立法府 （ 衆議院 ・ 参議院 および その 機関 のみ なら ず 、 両院 を もっ て 組織 さ れる 弾劾 裁判所 や 裁判官 訴追 委員 会 等 の 機関 も 含ま れる ） など を も 会計 検査 権限 の 行使 対象 と する 点 で 、 他 の 行政 機関 と 異なる 特質 が ある 。  講 学 上 の 独 任 制 行政 官庁 は 、 「 行政 機関 の 長 」 と する 。 省 の 長 は 大臣 で あり 、 庁 の 長 は 長官 で ある 。 合議 制 行政 官庁 で ある 委員 会 について は 、 委員 長 が 「 行政 機関 の 長 」 と なる 。 省 は 「 内閣 の 統轄 の 下 に 行政 事務 を つかさどる 機関 」 として 置か れる 行政 機関 で あり 、 委員 会 と 庁 は 、 省 に その 外局 として 置か れる 行政 機関 で ある 。 なお 、 会計検査院 の 長 は 「 会計検査院 長 」 で あり 、 人事院 の 長 は 「 人事院 総裁 」 で ある 。  行政 手続 法 に 定義 さ れる 行政 機関 や 行政 機関 の 保有 する 情報 の 公開 に関する 法律 に 定義 さ れる 行政 機関 も また 、 国家 行政 組織 法 上 の 行政 機関 概念 を 踏まえ た もの で ある 。世論 （ せ いろ ん 、 せろ ん 、 よろ ん 、 ） は 、 世間 一般 の 意見 の こと で 、 公共 の 問題 について 、 多く の 人々 が 共有 し て いる 意見 、 もしくは 大 多数 の 賛同 が 得 られ て いる 意見 （ 考え ） の こと を 指す 。 一つ の 問題 を 巡っ て 世論 が 割れ 、 対立 し 合う こと も ある 。  日本 で は 、 戦前 より 、 「 輿論 （ ヨロン ） 」 と 比べる と はるか に 頻度 は 低い ものの 、 「 世論 （ セイ ロン 、 セロン ） も 使用 さ れ て い た （ 輿論 の 項 参照 ） 。 使用 頻度 に関して は 、 戦前 の 代表 的 な 国語 辞典 で ある 『 言 海 』 など に 収載 さ れ て い ない こと が 一つ の 目安 に なる 。  戦後 の 当用漢字 表 制定 時 に 、 「 輿 」 が 当用漢字 表 に 含ま れ なかっ た ため 、 新聞 など で は 「 世論 」 の 表記 が 使わ れる よう に なっ た 。  その後 、 それ まで の 「 セロン 」 の ほか 、 「 世の中 の 論 」 という 感覚 で の 「 ヨロン 」 という 読み （ 湯桶読み ） も 一般 化 し た 。  世論 は 多く の 人々 が 共有 する 意見 で あり 、 社会 の 統合 化 の 促進 、 支配 者 の 統治 の 正当 化 の ため に 世論 は 重要 で ある と 考え られ て いる 。 特に 現代 の 議会 制 民主 主義 に 基づい た 社会 において は 選挙 を通じて 世論 が 政治 的 支配 の 正当 性 ないし 正統 性 を 左右 する こと に なる 。 すなわち 世論 は 政治 的 リーダー に対する 国民 の 意思 表示 として の 機能 が ある と 言える 。 しかし 世論 が どの よう な 内容 と なっ て いる の か 、 また そもそも " 世論 " と いえる よう な 共通 意見 が 世間 一般 に そもそも 存在 する の か どう か 知る こと は 相当 程度 に 困難 な こと で あり 、 単なる マスメディア の 意見 ない し 願望 が 「 世論 」 として 紹介 ない し 反映 さ れる こと も 多く 、 アナウンス 効果 による 情報 操作 ないし 世論 操作 が 成さ れ て いる に 過ぎ ない と 言わ れる こと も ある 。  世論 と 対外 政策 形成 過程 の 関係 について は カナダ の 国際 政治 学者 ホルスティ が いる 。 ホルスティ は 先進 国 における 世論 の 形成 者 で ある 国民 を 、 国際 問題 に 強い 関心 や 知識 ・ 意見 を 持つ 関心 層 、 関心 は ある が 知識 が ない ため に 政党 や マスコミ の 意見 を 受け入れる こと で 自ら の 意見 を 持つ 中間 層 、 知識 が ない ため 意見 が 持て ない 無 関心 層 に 分類 し 、 政策 形成 の 過程 において 関心 層 の 影響 力 が 大きい と し た 。 一般 的 な 国際 関係 理論 で は この よう に 無知 な 大衆 を 軽視 し 、 少数 エリート 集団 が 対外 政策 過程 に 影響 し て いる よう に 考える 傾向 が 強い 。 現実 主義 的 な 世界 観 が 国家 を 統一 的 な 政治 共同 体 として 認識 し て いる こと が 関係 し て いる ため 、 内部 的 な 意見 対立 を 研究 対象 と し ない 場合 も ある 。  市民 社会 における 世論 の 起源 は 、 17 世紀 の イギリス に 求め られる 。 17 世紀 の 半ば 、 清教徒 革命 から 王政 復古 の 時期 にかけて ロンドン など で 社交 場 として の コーヒー ・ ハウス が 何 軒 も 開店 し た 。 コーヒー ・ ハウス は 、 封建 的 な 身分 の 枠 を 超え て 、 自由 な 言論 が 交わさ れる 場 として 、 また 噂 や 新聞 を 通じ た 情報 収集 の 場 として 、 世論 形成 に 重要 な 役割 を 果たし た と さ れ て いる 。  フランス で は カフェ や サロン が 、 同様 に 自由 な 言論 の 場 と なっ た 。 当時 の フランス は 絶対 王政 下 に あっ た が 、 こうした カフェ や サロン といった 空間 に まで は 、 なかなか 王権 の 統制 が 及ば なかっ た 。 当時 、 王権 神授 説 に 立脚 し た 絶対 王政 を 批判 し た フランス の 啓蒙 思想家 たち は 、 国家 権力 の 源 を 神意 以外 の もの に 見出そ う と し て い た 。 そうした 中 、 社会 契約 説 に 基づき 、 自由 かつ 平等 な 市民 が 主体 と なり 構成 する 政府 、 国家 という 考え を 提示 する の で ある 。 そして 、 そうした 政府 、 国家 を 支える 論拠 と なる の が 世論 で あっ た 。  フランス 革命 の 中 で 台頭 し た ナポレオン は 、 ローマ 教皇 の 戴冠 で は なく 国民 投票 を 経 て 皇帝 に 就い た 。 戴冠 式 に ローマ 教皇 が 出席 し た ものの 、 彼 は 自ら 冠 を かぶっ て いる 。 これ は 、 かつて の 王権 神授 説 に よら ない 形 で 政治 指導 者 が 決定 さ れ た こと を 象徴 し て いる と も いえる 。  19 世紀 以降 、 各国 とも 国民 国家 の 形成 が 最 重要 課題 と なっ た 。 する と 、 その 過程 で 国民 統合 を 推進 する ため に も 、 世論 を 無視 し て 政治 を 行う こと は もはや 困難 で あっ た 。 こうして 、 政府 、 国家 は 世論 を 恐れる とともに 、 世論 の 懐柔 を 図る よう に なり 、 今日 へ と 至っ て いる 。  民主 主義 国家 の 下 で は 、 政治 家 や 企業 、 各種 団体 は 常に 世論 の 動向 に 注意 を 払う 必要 が あり 、 世論 は これら と 社会 と を 相互 に 結びつける もの で ある と さ れ て いる 。 これ を ノエル ・ ノイ マン は 「 世論 は 社会 的 な 皮膚 で ある 」 と 表し た 。社会 権 （ し ゃかいけん ） と は 、 基本 的 人権 の 分類 の 一つ で 、 社会 を 生き て いく 上 で 人間 が 人間らしく 生きる ため の 権利 。  19 世紀 中頃 まで の 時期 は いわば 個人 権 規定 の 生育 期 と さ れ 、 自由 権 の 増加 は 1850 年 の プロイセン 憲法 に 至って 飽和 状態 と なり 、 以後 の 諸 憲法 は これ を 踏襲 する よう に なっ た 。 個人 権 の 考え方 を 支配 し て い た の は 、 国家 の 主たる 任務 は 国民 の 自由 の 確保 に あり 、 国家 は なるべく 社会 へ 干渉 す べき で ない と する 「 自由 国家 」 思想 で ある 。 ところが 19 世紀 末 から 20 世紀 にかけて の 困難 な 社会 経済 状況 を通して 、 やがて 具体 的 な 人間 に 即し て 権利 を 考えよ う と する 傾向 が 生まれ た 。 自由 競争 は たしかに 社会 の 進歩 を もたらす が 、 単なる 自由 放任 主義 で は 結局 の ところ 財産 や 経済 力 による 人 の 支配 と なる と 考え られる よう に なり 、 国家 による 経済 生活 へ の 関与 や 利害 調整 が むしろ 望ま れる よう に なっ た 。 また 、 老齢 ・ 幼年 ・ 病気 等 により 自活 能力 の ない 者 に対する 国家 の 積極 的 施策 も 期待 さ れる よう に なっ た 。  こうして 、 いわゆる 「 社会 国家 」 思想 ・ 「 福祉 国家 」 思想 が 成立 し 、 第 一 次 世界 大戦 後 に 成立 し た 憲法 で は 旧来 の 個人 権 とともに この よう な 思想 に 基づく 規定 が 設け られる 例 が 出現 する よう に なっ た 。 経済 的 自由 権 の 制限 を 前提 に 福祉 国家 ないし 社会 国家 の 理念 の もと 現代 的 人権 として の 生存 権 が 初めて 登場 し た の が 1919 年 の ヴァイ マル 憲法 で ある 。 ヴァイ マル 憲法 第 151 条 第 1 項 は 「 経済 生活 の 秩序 は 、 すべて の 者 に 人間 たる に 値する 生活 を 保障 する 目的 を もつ 正義 の 原則 に 適合 し なけれ ば なら ない 」 と 規定 し た 。 1946 年 の フランス 憲法 （ 第 四 共和 国 憲法 ） や 1947 年 の イタリア 共和 国 憲法 など 第 二 次 世界 大戦 後 の 西欧 諸国 の 憲法 も 生存 権 を はじめ と する 各種 の 社会 権 を 憲法 に 規定 する よう に なっ た 。  一般 に は 生存 権 、 十分 な 生活 水準 へ の 権利 、 教育 を 受ける 権利 、 労働 基本 権 、 社会 保障 の 権利 など 基本 的 人権 で 保障 さ れる これら の 権利 を 社会 権 と 呼ぶ 。  「 自由 権 」 ないし 「 消極 的 権利 」 と 「 社会 権 」 ないし 「 積極 的 権利 」 と の 比 を 行う 場合 、 国家 による 介入 を 拒否 する こと を 本質 と する 権利 は 「 自由 権 」 ないし 「 消極 的 権利 」 、 国家 に 依拠 し て その 実現 が 図ら れる 権利 は 「 社会 権 」 ないし 「 積極 的 権利 」 と 区別 さ れる 。  日本国 憲法 について は 、 学説 は 一般 に 日本国 憲法 第 25 条 （ 生存 権 ） 、 日本国 憲法 第 26 条 （ 教育 権 ） 、 日本国 憲法 第 27 条 （ 労働 権 ） 、 日本国 憲法 第 28 条 （ 労働 基本 権 ） に 定め られる 権利 を 社会 権 として 一括 し て 分類 し て いる 。 ただし 生存 権 など について 「 社会 国家 的 国務 請求 権 」 として 分類 さ れる こと も ある 。  日本 で は 我妻 栄 が 『 新 憲法 と 基本 的 人権 』 （ 1948 年 ） など で 、 基本 的 人権 を 「 自由 権 的 基本 権 」 と 「 生存 権 的 基本 権 」 に 大別 し 、 人権 の 内容 について 前者 は 「 自由 」 という 色調 を 持つ の に対して 後者 は 「 生存 」 という 色調 を もつ もの で ある こと 、 また 保障 の 方法 も 前者 は 「 国家 権力 の 消極 的 な 規整 ・ 制限 」 で ある の に対して 後者 は 「 国家 権力 の 積極 的 な 関与 ・ 配慮 」 に ある として 特徴 づけ 通説 的 見解 の 基礎 と なっ た 。  しかし 、 社会 権 と 自由 権 は 截然 と 二分 さ れる 異質 な 権利 な の か といった 問題 や 社会 権 において 国家 の 積極 的 な 関与 が 当然 の 前提 と なる の か といった 問題 も 指摘 さ れ て いる 。 教育 を 受ける 権利 と 教育 の 自由 や 労働 基本 権 と 団結 の 自由 など 自由 権 的 側面 の 問題 が 認識 さ れる よう に なり 、 時代 の 要請 から 強く 主張 さ れる 新しい 人権 （ 学習 権 、 環境 権 等 ） も 自由 権 と 社会 権 の 双方 に またがっ た 特色 を 持っ て いる こと が 背景 に ある 。 そこで 社会 権 と 自由 権 の 区別 そのもの を 放棄 する 学説 も ある が 、 社会 権 と 自由 権 の 区別 の 有用 性 を 認め た 上 で 両者 の 区別 は 相対 的 で あり 相互 関連 性 を 有する と する 学説 が 一般 的 と なっ て いる 。  なお 1993 年 に ウィーン で 開催 さ れ た 世界 人権 会議 で は 、 『 市民 的 、 政治 的 権利 』 （ 自由 権 、 ないし 消極 的 自由 ） と 『 経済 的 、 社会 的 、 文化 的 権利 』 （ 社会 権 、 ないし 積極 的 自由 ） の 伝統 的 な 区分 を 批判 し 、 『 人権 の 普遍 性 、 不可分 性 、 相互 依存 性 、 相互 関連 性 』 を 主張 する ウィーン 宣言 及び 行動 計画 を 採択 し た 。この 記事 で は 、 地域 興し （ ちい き おこし ） 、 地域 活性 化 （ ち いきかっ せい か ） 、 地域 振興 （ ちい き しんこう ） 、 地域 づくり など と 呼ば れる もの について 解説 する 。  「 地域おこし 」 や 「 地域 活性 化 」 と は 、 地域 （ 地方 ） が 、 経済 力 や 人々 の 意欲 を （ 再び ） 向上 さ せ たり 、 人口 を 維持 し たり （ 再び ） 増やし たり する ため に 行う 諸 活動 の こと で ある 。  「 地域 興し 」 と 表現 する 場合 は 、 地域 の 住民 や 団体 （ 商工会 ・ 農協 ・ 漁協 など ） の 主体性 が 強調 さ れる 傾向 が ある 。 「 地域 づくり 」 も 同様 で ある 。 いずれ も 語感 の 固 さ を 避ける ため 、 「 地域おこし 」 の よう に 「 地域 」 以外 は ひら が な 表記 さ れる こと が 比較的 多い 。 なお 、 住み よい 地域 を 形成 する ため の 諸 活動 は 「 まち づくり 」 と 呼ば れる こと が ある が 、 「 地域おこし 」 「 地域 活性 化 」 など と は 若干 異なっ た ニュアンス で 使わ れる こと が 多い 。  町 （ 街 ） の 場合 は 特に ｢ 町 おこし ｣、｢ 街 おこし ｣、｢ まち おこし ｣ と も 呼ば れ 、 村 の 場合 は 「 村 おこし 」 と も 呼ば れる 。  英語 圏 で は 「 vitalization 」 や 「 revitalization 」 など の 用語 を 用い て 表現 さ れる こと が 一般 的 で ある 。  日本 で は 1960 年代 以降 の 重化学 工業 を 主軸 と し た 工業 化 に 成功 し た 一部 の 地域 を 除き 、 地方 で は 人口 流出 が 起き 、 労働 力 を 必要 と し た 大都市 圏 （ 特に 東京 23 区 ・ 政令 指定 都市 ・ 都道府県 庁 所在地 および 近接 する 市 ・ 郡 ） に 産業 や 人口 が 集中 し 、 地方 の 郡部 ・ 中 山間 地域 ・ 離島 など で 、 以下 の よう な 過疎 化 の 悪循環 が 深刻 に なっ た 。  農村 ・ 山村 ・ 漁村 で は 、 戦後 の 過剰 人口 の 状態 が 原因 で 、 都市 部 へ 労働 力 人口 が 流出 し た 。 山村 で は 燃料 革命 と も 呼ば れる 薪 需要 の 激減 、 品質 が 悪い が 安い 外国 産 材 の 流入 により 急速 に 衰退 し た 。  しかし 、 1973 年 の 石油 危機 によって 重化学 工業 中心 の 高度 経済 成長 路線 、 それ に ともなう 首都 圏 ・ 近畿 圏 ・ 中京 圏 へ の 人口 集中 は 変化 を 余儀なく さ れる 。 日本 経済 は 安定 成長 へ 転換 し 、 三 大都市 圏 へ   の 人口 流入 も 収まっ た 。 こうした 中 、 玉野井 芳郎 が 地域 主義 を 提唱 し 、 それ に 続い て 杉岡 碩 夫 ・ 清 成忠 男 ら も 地域 主義 に関する 書籍 を 出版 し た 。 この 地域 主義 は 、 現在 まで つながる 「 地域おこし 」 「 まち づくり 」 の 源流 で ある と さ れる 。 その後 、 地域 主義 は 、 清 成忠 男 ら 地域 の 経済 振興 を 説く グループ と 中村 尚司 ら エコロジー を 重視 する グループ に 分かれ て いっ た 。 前者 は 主 に 地方 都市 で 受け入れ られ 、 後者 は 発展 途上 国 における 「 もう 一つ の 発展 」 を 探究 する 内 発 的 発展 論 と 結びつい た 。  地域 経済 の 振興 を 説く 地域 主義 は 行政 の 政策 に も 影響 を 与え 、 国政 で は 第 三 次 全国 総合 開発 計画 （ 1977 年 開始 ） 、 首相 大平 正芳 が 提唱 し た 田園 都市 構想 （ 1978 年 提唱 ） 、 地方 で は 大分 県知事 平松 守彦 （ 1979 年 ） が 掲げ た 一村 一品 運動 など に 結実 し た 。 1985 年 に は 、 佐々木 信夫 が 「 都市 間 競争 」 ・ 「 自治体 間 競争 」 という 概念 を 提唱 し 、 各 都市 ・ 各 自治体 が 政策 を 切磋琢磨 さ せ て いく こと で 、 地域 の 活性 化 が 実現 できる と し た 。 この 頃 から 、 国 が 地方自治体 に 指図 する やり方 が 改め られる よう に なり 、 首相 竹下 登 が 掲げ た ふるさと 創 生 事業 （ 1988 年   -   1989 年 ） で は 、 初めて 各 地方自治体 に 用途 の 使途 を 定め ない 交付 金 が 与え られ た 。  多く の 地方 都市 で は 、 モータリゼーション の 進展 や ショッピング モール の 郊外 へ の 進出 によって 、 中心 部 の 都市 機能 が 衰退 （ 郊外 化 、 ドーナツ 化 ） し 、 「 大 規模 小売 店 」 や 周辺 地域 の 小売 店 が 経営 の 危機 を 迎え た 。 その 結果 、 商店 街 が 寂れ て 「 シャッター 通り 」 と なり 、 その 寂れ た 雰囲気 が 余計 に 客足 を 遠ざける 悪循環 に はまっ て いる 。  かつて 工業 化 に 成功 し た 地域 で も 、 2 度 の 石油 危機 、 急速 な 円 高 の 結果 、 製造 原価 を 下げる ため に 工場 が 日本 国外 に 移転 さ せ られる こと が 増え た 。 その 結果 、 製造 ノウハウ が 現地 の 外国 人 技術 者 など に 流出 し 、 アジア 諸国 が 追い上げ た こと により 、 日本 の 地域 で は 空洞 化 現象 が み られ 、 雇用 の 喪失 や 低 賃金 化 に 見舞わ れ た 。  こうした 人口 減少 により 、 産業 や 地域 活動 の 担い手 が 不足 し た 。 さらに は 、 地元 に 伝わる 伝統 工芸 ・ 伝統 芸能 ・ 祭 ・ 歌 ・ 踊り といった 伝統 的 な 文化 活動 の 担い手 や 後継 者 不足 も 顕著 に なり 、 中 に は 後継 者 不足 から 、 文献 すら 満足 に 保存 継承 さ れ ず 消失 し て しまう 地方 文化 も ある 。  次 の よう な 問題 が 複合 的 に 起き て いる 。  よって 次 の よう な こと の いずれ か 、 あるいは 複数 、 全部 を 目的 と し て いる の が 地域おこし で ある 。  地域おこし の 主体 （ 企画 者 、 実行 者 ） は 次 の よう な もの が ある 。  なお 、 2011 年 7 月 9 日 に 大分 県 佐伯 市 で 開催 さ れ た 「 国道 326 号 ・ 10 号 沿線 活性 化 シンポジウム 」 において 、 「 観光 カリスマ 」 の 山田 桂一郎 は 「 " 行政 に 頼っ て は ダメ "」 と し た うえ で 、 観光 客 に は 新た に 開発 し 売り出し た 「 商品 」 など で は なく 、 地域 の ライフスタイル （ 地域 の 人々 の 暮らし ） から えり抜い た もの に 価値 を 認め て もらう 必要 性 が ある こと を 述べ て いる 。  以下 の よう な さまざま な 試み が 地方自治体 や 各種 団体 ・ 組織 で 行わ れ て いる が 、 どこ に でも 有効 な 決定的 な 策 という もの が ある わけ で は ない 。 その 地域 ごと の 特色 や 立地 、 人口 や 産業 の 状況 を 判断 し 、 独自 性 の ある 地域おこし 施策 の 計画 ・ 実施 が 望ま れる 。 他 の 地域 の 真似 を すれ ば する ほど 地域 ごと の 独自 の 特色 が なくなり 、 同じ よう な もの が 増え た 分 、 相対 的 に 魅力 が 減っ て ゆく 。 したがって 、 他 の 地域 と 比較 し た 場合 の 、 自 地域 の 特色 、 本当 の 強み を 見抜く 必要 が ある 。  地域 振興 の ため に は 、 人口 を 維持 、 または 増加 さ せる 必要 が ある 。 その ため に は 、 他 の 地域 から 人 を 呼び込む こと と 、 他 地域 へ の 人口 流出 を 防ぐ こと が 必要 で ある 。 主 な 人口 の 維持 増加 策 として 、 次 の よう な もの が 挙げ られる （ 一部 は 他 の 節 の もの と 重複 し て いる ）  人口 減少 が 激しい 自治体 ほど 、 家賃 補助 の よう な 経済 支援 による 応急 処置 的 な 移住 策 を 選択 し 、 子育て 環境 の 充実 といった 定住 促進 策 を 行う の が 難しい 状況 に ある 。 経済 的 支援 は 、 若い 世代 の 誘引 策 として は 効果 が 一時 的 で 持続 的 な 定住 策 として は 未知数 で ある 。 過度 に 経済 支援 を 行っ た 場合 、 自治体 の 財政 を 悪化 さ せ 、 かえって 地域 の 弱体 化 に 拍車 を かける 恐れ が ある 。 また 、 移住 の 呼びかけ が 過熱 し て 自治体 が 人口 を 奪い合う よう に なれ ば 、 小規模 自治体 が さらに 疲弊 する こと が 懸念 さ れる 。 その ため 様々 な 側面 から 費用 対 効果 を 検証 し 、 実態 に あっ た 施策 を とる こと が 必要 で ある と さ れる 。  かつて の 「 新 産業 都市 」 「 リゾート 開発 」 「 ニューメディア 」 など 、 中央 省庁 の 推進 策 に 乗っ て 特定 の 分野 ・ 領域 に 飛びつく と 、 ほとんど が 失敗 する 。 成功 し た ケース において は 、 立地 、 時代 背景 、 推進 し た リーダー 、 関係 団体 の 協力 、 組織 化 など に 恵まれ た ケース が 多く 、 そうした 要因 を 考慮 せ ず 、 成功 事例 を そのまま 真似 し た だけ で は 、 地域 色 が 出し きれ ず 失敗 に 終わる 。  観光 によって 観光 業 （ 宿泊 業 など ） が 盛ん に なる と 、 小売 業 ・ 卸売 業 など に も 経済 効果 が 波及 し 、 域内 の 経済 が 活発 に なる 。 その ため 、 観光 振興 は 地域 経済 の 活性 化 に つながる 。  地元 住民 にとって 「 当たり前 」 で 「 何 で も ない こと 」 （ 山 ・ 水 ・ 星空 ・ 田園 風景 ・ 自然 環境 ・ 海 など ） が 、 観光 資源 に なる こと も ある 。 例えば 、 北海道 の ニセコ は 上質 の 雪 が 大量 に 降る という 特徴 が あり 、 地元 の 人 にとって は そんな こと は 当たり前 だっ た が 、 他 地域 の 人々 にとって は その 雪 が 魅力 で 、 オーストラリア の スキーヤー など まで 、 わざわざ 飛行機 に 乗っ て ニセコ に やってくる よう に なっ た 。  また 、 以前 の 旅行 客 は 有名 な 歴史 的 建造 物 や 特徴 的 な 景色 など を （ あくまで 外部 の 無関係 な 人 として ） 眺める だけ でも 喜ん で い た が 、 近年 で は 表面 的 な 訪れ 方 で は 満足 せ ず 、 旅行 先 で 人々 と 交流 し たり 、 現地 独特 の 人々 の 生活 様式 を じっくり 見 たり 体験 する こと で 、 「 人生 の 一部 」 に なる よう な 旅 を 好む 人々 の 割合 が 次第に 増え て き て いる 。 そこで 「 農業 体験 コース 」 「 漁業 体験 コース 」 など を 設ける という 方法 も ある  地元 の 人 が 子供 の ころ から 何気なく 食べ て いる 料理 （ 地元 の 日 常食 ・ 家庭 料理 ・ 郷土 料理 ） が 、 商業 ベース に 乗る こと も ある 。 地域おこし を 目的 として 「 B 級 グルメ 」 など の 名物 を 作り 、 イベント を 行う 手法 も ある 。 手法 と 結果 も 様々 で ある 。  上手く いけ ば メディア で 話題 と なる が 、 他 の 地域 が 模倣 する こと で 埋もれ て しまい 、 長期 的 に は 効果 が 薄く なっ て しまう こと が ある （ ご 当地 キャラクター など ） 。 地域 振興 の ため に は 、 その 地域 の 本当 の 強み を 見出す こと が 必要 で ある 。  獣 害 が 深刻 な 地域 で は 、 シカ や イノシシ の 肉 （ いわゆる ジビエ ） として 売り出し て いる 例 が ある （ 和歌山 県 など ） 。 また 、 風 の 吹き抜ける 地域 で は 、 風力 発電 機 （ 大 規模 な 風力 発電 所 ・ ウィンド ファーム ） で 売 電 を 行う という 方法 も ある 。 例えば 、 北海道 の オロロン 街道 （ 稚内 市 から 留萌 市 あたり まで 、 日本海 側 に 面し た 数 百 km の 街道 ） 、 えりも 町 （ 襟裳岬 ） 、 千葉 県 の 銚子 市 の 海岸 の 丘 の 上 など で は 、 風 が 強い 場所 に 風力 発電 機 が 立ち並び 、 電力 を 生みだし て いる 。 また 、 風力 発電 機 自体 が 観光 資源 に なる こと も ある 。  地域 振興 の 成功 例 として 取り上げ られ て いる もの の 中 に 、 実は 成功 し て い ない もの が ある という 指摘 が ある 。 久 繁 哲之 介 は 、 「 専門 家 が 推奨 する 成功 事例 の ほとんど が 、 実は 成功 し て い ない 」 「 稀 に ある 『 本当 の 成功 』 は 、 異国 や 昔 の 古い 話 で あり 、 しかも 模倣 が きわめて 難しい 」 と し て いる 。 長谷川 計 は 、 一度 成功 例 と さ れ た 自治体 に は 、 全国 的 に 注目 さ れ た ため 後 に 引け なく なり 、 実際 は 活性 化 し て ない に も かかわら ず 公的 資金 を 投入 し て 振興 し て いる 所 も ある と 指摘 し た 。 市川 虎彦 は これら の 議論 を 基 に 、 人口 ・ 雇用 の 観点 から 地域 活性 化 を 再考 し た （ 後述 ） 。  まち ビジネス 事業 家 の 木下 斉 も 、 「 成功 事例 」 と さ れる もの の 中 に 事実 上 失敗 し た （ 自治体 の 財政 支援 に 頼っ て いる ） もの が ある という 立場 を とっ て いる 。 また 、 失敗 例 を 成功 だ と 思い込ん で 複数 の 地域 が 模倣 する こと で 「 全国 レベル で の 失敗 の 連鎖 」 が 生じ て しまう と し て いる 。  藻 谷 浩 介 は 『 ニッポン の 地域 力 』 （ 日本経済新聞 出版 、 2007 年 9 月 ） において 次 の よう な 主張 を し て いる 。  以下 は 、 地域おこし を 語る 際 に よく 言わ れる 言葉 で あり 、 条件 に 恵まれ て 成功 し た ケース も ある 。 しかし 、 実情 を 把握 せ ず に 成功 事例 を 表面 上 真似 た だけ で 、 固定 観念 に とらわれ て 地域おこし を 行う と 、 政策 を 誤り かえって 地域 が 衰退 する 場合 も ある  社会 学者 の 市川 虎彦 は 、 人口 減少 が 激しい 愛媛 県 南 予地方 の 自治体 における 1960 年 から 2010 年 にかけて の 人口 推移 や 産業 の 盛衰 を 検証 し た 。 その 結果 から 、 地域おこし に 成功 し た と さ れる 市町村 で も 人口 が 減少 し て おり 、 逆 に 地域おこし の 成功 例 として 名前 が 上がら ない 大洲 市 ・ 南宇和 郡 が 人口 維持 に 一時 成功 し て い た と 主張 し た 。 後者 に 共通 する こと は 工場 誘致 や 漁業 振興 によって 雇用 を 増やし た こと で あり 、 地域 振興 に は 新しい 産業 の 勃興 が 不可欠 だ と し て いる 。 また 、 大洲 市 など で は なく 、 人口 減少 が 激しい 他 の 自治体 が 地域 振興 の 成功 例 と さ れ た 理由 として 、 宮本 憲一 の 外来 型 開発 批判 や 、 コンサルタント ら が 介入 （ 助言 ・ 指導 ） する 余地 の ある 領域 で の 事例 が 積極 的 に 取り上げ られ た こと が 原因 で は ない か と 推測 し た 。法 の 不 遡及 （ ほう の ふそ きゅう ） と は 、 法令 の 効力 は その 法 の 施行 時 以前 に は 遡っ て 適用 さ れ ない という 法 の 一般 原則 。  法令 の 効力 が 現実 化 する の は その 法令 の 施行 後 で ある 。 法令 は 施行 と 同時に その 効力 を 発揮 する が 、 その 法令 は 原則 として 将来 に 向かっ て 適用 さ れ 法令 施行 後 の 出来事 に 限り 効力 が 及ぶ 。 法令 は 原則 として 将来 に 向かっ て 適用 さ れる もの で 過去 の 出来事 に は 適用 さ れ ない 。 これ を 法令 不 遡及 の 原則 と いう 。  人 が ある 行為 を 行お う と する 場合 に は 、 その 行為 時 の 法令 を 前提 と し て いる の で ある から 、 その 行為 後 の 法令 によって 予期 し た もの と は 異なる 効果 を 与え られ た の で は 法律 関係 を 混乱 さ せ 社会 生活 が 不安定 な もの と なる ため で ある 。  以上 の 法令 不 遡及 の 原則 は 法 解釈 上 の 原則 で ある から 、 立法 政策 として 一切 の 法令 の 遡及 が 認め られ ない わけ で は ない 。 法令 の 内容 によって は 施行 日 前 の 過去 の ある 時点 に 遡っ て 法令 を 適用 さ せる 必要 が ある 場合 も ある から で ある 。 国民 に 利害 関係 が 直接 に は 及ば ない 場合 や 関係 者 にとって 利益 に なる 場合 など で ある 。 この よう に 法令 を 過去 の ある 時点 に 遡っ て 適用 する こと を 法令 の 遡及 適用 と いう 。  ただし 、 法令 の 遡及 適用 は 法令 不 遡及 の 原則 の 例外 で あり 立法 上 いつ でも 認め られる わけ で は ない 。 法令 の 遡及 適用 は 過去 の 既成 事実 に 新た な 法令 を 適用 する こと と なり 、 法律 関係 を 変更 し て しまう こと に なる から 、 あくまでも 例外 的 な 措置 で あり 遡及 適用 を 認める に は 強度 の 公益 性 が ある 場合 で なけれ ば なら ない 。 特に 刑罰 法規 について は 国民 に対して 重大 な 損害 を 及ぼす こと に なる こと から 法令 の 遡及 適用 は 禁じ られ て いる （ 後述 の 刑罰 法規 不 遡及 の 原則 ） 。  刑罰 法規 不 遡及 の 原則 と は 、 実行 時 に 適法 で あっ た 行為 を 、 事後 に 定め た 法令 によって 遡っ て 違法 として 処罰 する こと 、 ないし 、 実行 時 より も 後 に 定め た 法令 によって より 厳しい 罰 に 処す こと を 禁止 する 原則 を いう 。 事後 法 の 禁止 、 遡及 処罰 の 禁止 と も いう 。 刑法 の 自由 保障 機能 （ 罪刑法定 主義 ） の 要請 によって 認め られ た 原則 で ある 。  大陸 法 、 英 米 法 どちら において も 採用 さ れ た 原則 で あり 、 フランス 人権 宣言 第 8 条 に その 原型 が ある 。 また アメリカ合衆国 憲法 第 1 条 第 9 節 ならびに ドイツ 連邦 共和 国 憲法 第 103 条 2 項 に 規定 が ある 。 市民 的 及び 政治 的 権利 に関する 国際 規約 （ 自由 権 規約 ） 15 条 に も 同様 の 定め が ある 。  ただし この 原則 は 刑事 被告 人 の 利益 の ため の もの で ある ため 、 刑事 被告 人 に 有利 に なる 場合 は この 限り で ない 。 たとえば 行為 後 に 法定 刑 が 軽減 さ れ た 場合 、 軽い 方 の 刑 に 処せ られる 。 例 として 、 尊属 殺人 重罰 規定 の 廃止 、 犯行 時 の 死刑 適用 年齢 が 16 歳 だっ た の を 18 歳 へ 引き上げ 、 死刑 制度 廃止 前 に 死刑 に なる 犯罪 を 犯し た 場合 など が 挙げ られる 。  「 法律 なく し て 刑罰 なし 」 の 法 諺 に 象徴 さ れる 罪刑法定 主義 思想 は ローマ 法 に 起源 を 持つ もの で は なく 、 1215 年 の マグナ・カルタ に 淵源 を もち 18 世紀 末 の 西欧 革命 期 に 欧米 で 確立 し た 法 概念 で ある 。 現代 で も コモン・ロー を 背景 と する 英 米 法 思想 で は 比較的 寛容 で あり 、 また 行政 措置 や 民事 裁判 において は しばしば 法 の 不 遡及 について 例外 措置 が 取ら れる 。 国際 法 において は 自由 権 規約 15 条 2 項 に 不 遡及 の 例外 が 言及 さ れ て おり 国際 慣習 法 （ コモンロー ） に 配慮 し た もの で ある 。  日本 において も 刑罰 法規 不 遡及 の 原則 が 採用 さ れ て おり 、 日本国 憲法 第 39 条 前段 に 「 何人 も 、 実行 の 時 に 適法 で あっ た 行為 又は 既に 無罪 と さ れ た 行為 について は 、 刑事 上 の 責任 を 問わ れ ない 。 」 と 規定 さ れ て いる 。  例外 として 、 刑法 6 条 は 犯罪 後 の 法律 によって 刑 の 変更 が あっ た 場合 、 その 軽い 刑 によって 処罰 する と の 規定 が 設け られ て いる 。 また 、 判決 前 に 法 改正 によって 刑 が 廃止 さ れ た 場合 に は 、 免訴 の 言い渡し が さ れる （ 刑事 訴訟 法 第 337 条 第 2 号 ） 。 判決 が あっ た 後 に 刑 の 廃止 、 変更 または 大赦 が あっ た 場合 に は 、 それ を 理由 として 控訴 申し立て が できる （ 刑事 訴訟 法 第 383 条 第 2 号 ） 。 再審 事由 と も なる （ 刑事 訴訟 法 第 435 条 ） 。  なお 、 日本 法 における 判例 は 、 法 源 と さ れ ない （ 異なる 学説 も 存在 ） ため 、 判例 変更 による 解釈 の 変更 は 、 法 の 不 遡及 の 問題 で ない 。 しかし 、 理論 上 、 違法 性 の 意識 の 可能 性 の 欠如 による 故意 の 阻却 の 問題 や 期待 可能 性 の 欠如 による 責任 阻却 の 問題 を 生じ うる 。  近年 の 刑事 訴訟 法 改正 による 、 公訴 時効 進行 中 の 事件 に対する 適用 が 、 改正 以前 の 成 犯 に対して も 公訴 時効 が 成立 し て い ない もの について は 適用 さ れる こと から 日本国 憲法 第 39 条 に 違反 する 可能 性 が 指摘 さ れ て いる 。 この 近年 の 公訴 時効 延長 に関する 問題 は 諸 学説 ある が 、 判例 は 「 時効 の 廃止 は 憲法 で 禁止 さ れ て いる よう な 違法 性 の 評価 や 責任 の 重 さ を さかのぼっ て 変更 する もの で は ない 」 と し て いる 。  大韓民国 憲法 第 13 条 1 項 において 、 罪刑法定 主義 が 採用 さ れ 、 第 13 条 2 項 において 遡及 立法 による 財産 の 剥奪 も 禁じ られ て いる が 、 以下 の 法律 が 施行 さ れ 、 適用 （ 私財 の 国家 へ の 没収 、 追徴 、 死刑 判決 （ 全 斗煥 , 後 に 特赦 ） など ） が 行わ れ て いる 。  第 二 次 世界 大戦 以前 において は 、 国家 機関 として 行為 し た 個人 に は 、 刑事 免責 が 認め られる と さ れ て い た （ 国家 行為 の 法理 ） 。 しかし 第 二 次 世界 大戦 において 連合 国 は ニュルンベルク 原則 を 提示 し た ため 法 の 不 遡及 の 論点 が 生じ 、 敗戦 国 の 指導 者 及び 協力 者 達 を 国際 法 上 の 「 犯罪 者 」 として 責任 を 問う た ため 、 この 処置 は 法 の 不 遡及 に 反する という 指摘 が なさ れ て いる 。 一方 で ドイツ 第 3 軍事 裁判所 は 、 立憲 国家 の 成文 憲法 の もと で 妥当 し て いる 事後 法 の 遡及 禁止 原則 は 国際 法 （ ここ で は 国際 慣習 法 ・ 普遍 的 な 国際 法 ・ コモンロー ） に は 適用 さ れ ない と 判示 し て おり 、 条約 や 協定 など 国際 的 に 承認 さ れ た 実体 的 な 規範 （ モスクワ 宣言 ・ ロンドン 協定 ） が 法律 を 超える 法 として 実在 し て おり 、 仮に その 条約 を ドイツ が 承認 し て い ない として も 殺人 や 暴行 など が ドイツ 刑法 上 の 犯罪 類型 に 該当 する 限り において 遡及 立法 の 排除 原則 によって も 斥け られ ない と し て いる 。 なお この 点 について は 軍事 裁判所 は 軍律 審判 で あり 占領 軍 が 占領 地 において ハーグ 陸戦 条約 において も 認め られ た 軍事 行動 （ 強制 外交 手段 ） の 一環 で ある 点 について は 注意 が 必要 で ある 。自由 権 （ じ ゆう け ん ） は 、 基本 的 人権 の 分類 の 一つ で あり 、 国家 から 制約 も 強制 も さ れ ず 、 自由 に 物事 を 考え 、 自由 に 行動 できる 権利 の こと を いう 。  自由 と は 、 自己 の あり方 を 、 自己 の 責任 において 決 し うる こと を いう 。 自己 決定 に 委ね られる もの に は 、 何 を なす か について だけ で なく 、 ある 行為 を なす か 否 か について の 決定 まで 含ま れる 。  ただし 、 その 積極 的 効果 について は 、 社会 規範 として の 法 が 保障 する 自由 は 、 無 制約 な 決定 の 可能 性 を 認める もの で は ない 。 例えば 初期 の フランス 憲法 は 「 自由 」 の 定義 とともに その 限界 を 示し て い た 。  憲法 による 自由 の 保障 は 、 何 の 自由 で ある か により 効果 を 異に する もの で あり 、 許容 さ れる 制約 の 範囲 や 程度 も 一様 で ない 。 ただ 、 自由 主義 諸国 で は 概括 的 に 経済 的 自由 に 比べ て 精神 的 自由 について の 憲法 的 保障 の 本質 内容 は 広い という 特徴 が ある と さ れる 。 そこで 違憲 審査 基準 として は 二 重 の 基準 論 が 主張 さ れる 。 二 重 の 基準 論 と は 、 経済 的 自由 と 精神 的 自由 を 区別 し 、 前者 の 規制 立法 に関して は 広く 合憲 性 の 推定 を 認め 「 合理 性 の 基準 」 によって 合憲 性 を 判定 する が 、 後者 の 規制 立法 に関して は 合憲 性 の 推定 は 排除 さ れ 「 合理 性 の 基準 」 より も 厳格 な 基準 に よら なけれ ば なら ない と する 法理 を いう 。 二 重 の 基準 論 の 根拠 として は 、 例えば 、 表現 の 自由 について は 経済 的 自由 について 認め られる 政策 的 な 制限 が 認め られ ない こと や 、 表現 の 自由 の 濫用 による 弊害 は 経済 的 自由 の 濫用 による 弊害 ほど 客観 的 に 明白 で ない 場合 が 多く 、 表現 の 自由 の 制限 が 必要 やむを得ない か 否 か は 一層 厳密 に 判断 する 必要 が ある こと が 挙げ られ て いる 。 さらに 、 かりに 経済 的 自由 が 不当 に 制限 さ れ て いる として も 自由 な 討論 という 民主 主義 的 な 政治 プロセス を 経 て 是正 できる が 、 表現 の 自由 が 不当 に 制限 さ れ て いる 場合 に は 自由 な 討論 そのもの が 制限 さ れ て いる ため 民主 主義 政治 過程 が 十分 に 機能 せ ず それ を 是正 する こと が でき ない という 問題 を 生じる こと も 挙げ られ て いる 。  ゲオルグ・イェリネック の 公権 論 から は 国家 に対する 国民 の 地位 によって 「 積極 的 地位 」 （ 受益 権 ） や 「 消極 的 地位 」 （ 自由 権 ） といった 分類 が 行わ れ た 。 宮沢 俊 義 は 「 消極 的 な 受益 関係 」 で の 国民 の 地位 を 「 自由 権 」 、 「 積極 的 な 受益 関係 」 で の 国民 の 地位 を 「 社会 権 」 と し 、 請願 権 や 裁判 を 受ける 権利 など は 「 能動 的 関係 における 権利 」 に 分類 し た 。  「 自由 権 」 ないし 「 消極 的 権利 」 と 「 社会 権 」 ないし 「 積極 的 権利 」 と の 対比 を 行う 場合 、 国家 による 介入 を 拒否 する こと を 本質 と する 権利 は 「 自由 権 」 ないし 「 消極 的 権利 」 、 国家 に 依拠 し て その 実現 が 図ら れる 権利 は 「 社会 権 」 ないし 「 積極 的 権利 」 と 区別 さ れる 。  自由 権 は 、 精神 的 自由 権 、 経済 的 自由 権 、 身体 的 自由 権 （ 人身 の 自由 ） など に 分類 さ れる 。  ただし 、 以上 の 権利 に も 多面 的 な 性格 が 指摘 さ れ て いる こと が ある 。 例えば 、 居住 移転 の 自由 について は 、 経済 的 自由 権 に 分類 さ れる こと が 普通 で ある が 、 身体 的 自由 権 あるいは 精神 的 自由 権 に 分類 する 学説 も ある 。 今日 で は 居住 移転 の 自由 は 多面 的 ・ 複合 的 な 性格 を 有する 権利 として 理解 する 学説 が 有力 と なっ て いる 。  我妻 栄 は 『 新 憲法 と 基本 的 人権 』 （ 1948 年 ） など で 、 基本 的 人権 を 「 自由 権 的 基本 権 」 と 「 生存 権 的 基本 権 」 に 大別 し 、 人権 の 内容 について 前者 は 「 自由 」 という 色調 を 持つ の に対して 後者 は 「 生存 」 という 色調 を もつ もの で ある こと 、 また 保障 の 方法 も 前者 は 「 国家 権力 の 消極 的 な 規整 ・ 制限 」 で ある の に対して 後者 は 「 国家 権力 の 積極 的 な 関与 ・ 配慮 」 に ある として 特徴 づけ 通説 的 見解 の 基礎 と なっ た 。  しかし 、 社会 権 と 自由 権 は 截然 と 二分 さ れる 異質 な 権利 な の か といった 問題 や 社会 権 において 国家 の 積極 的 な 関与 が 当然 の 前提 と なる の か といった 問題 も 指摘 さ れ て いる 。 教育 を 受ける 権利 と 教育 の 自由 や 労働 基本 権 と 団結 の 自由 など 自由 権 的 側面 の 問題 が 認識 さ れる よう に なり 、 時代 の 要請 から 強く 主張 さ れる 新しい 人権 （ 学習 権 、 環境 権 等 ） も 自由 権 と 社会 権 の 双方 に またがっ た 特色 を 持っ て いる こと が 背景 に ある 。  「 自由 権 」 と 「 社会 権 」 あるいは 「 消極 的 権利 」 と 「 積極 的 権利 」 という 区別 は 相対 的 な もの で ある と 解さ れ て いる 。 例えば 、 自由 権 の 象徴 と さ れる プライバシー 権 を 自己 の 情報 を コントロール する 権利 として 理解 する と 、 他者 が 保有 する 個人 情報 システム へ の アクセス 権 の よう な もの として 捉え ざる を え ない 。  現代 で は 「 積極 的 権利 」 や 「 福祉 的 権利 」 の 比重 が 著しく 増大 し 、 国際 人権 規約 で も まず 社会 権 的 な A 規約 が あり 、 然 る 後 に 自由 権 的 な B 規約 が ある など 、 具体 的 人間 に 即し て 人権 の 問題 を 考えよ う と する 傾向 が み られ 、 「 自由 権 」 と 「 社会 権 」 あるいは 「 消極 的 権利 」 と 「 積極 的 権利 」 という 区別 は あまり 意識 さ れ なく なっ て いる 。 市民 的 及び 政治 的 権利 に関する 国際 規約 （ 自由 権 規約 ） で は 法 の 下 の 平等 や 生存 権 など も 保障 さ れ て いる （ 学術 上 の 分類 として は 、 法 の 下 の 平等 は 他 の 個別 的 諸 権利 の 保障 の 基礎 的 条件 を なす 権利 で あり 「 包括 的 権利 」 など として 位置づけ られる 。 また 、 生存 権 は 「 積極 的 権利 」 あるいは 「 社会 権 」 など として 分類 さ れる ） 。  他方 、 国民 生活 へ の 国家 の 介入 度 や 浸透 度 が 増し つつ ある 中 で 、 「 自由 権 」 と 「 社会 権 」 あるいは 「 消極 的 権利 」 と 「 積極 的 権利 」 という 区別 が かえって 重要 に なっ て き て いる と し 、 その 上 で 両者 の バランス や 各種 の 人権 保障 の あり方 を 配慮 す べき という 指摘 も ある 。  社会 権 と 自由 権 の 区別 そのもの を 放棄 する 学説 も ある が 、 社会 権 と 自由 権 の 区別 の 有用 性 を 認め た 上 で 両者 の 区別 は 相対 的 で あり 相互 関連 性 を 有する と する 学説 が 一般 的 と なっ て いる 。治外法権 （ ちがい ほうけん ） と は 、 外交 官 や 領事 裁判 権 が 認め られ た 国 の 国民 について 、 本国 の 法制 が 及び 、 在留 国 の 法制 が （ 立法 管轄 権 を 含め て ） 一切 及ば ない と さ れ た こと を いう 。 在留 国 の 法制 が 及ぶ こと を 前提 に 一定 の 免除 が 与え られる こと を 指し ていう こと も ある 。  かつて 、 治外法権 は 、 外交 上 の 慣例 として 、 派遣 国 の 認証 が あり 、 接受 国 による 信任 状 の 受理 （ 接受 ） が あっ た 場合 において 、 派遣 さ れ た 外交 官 に対して 相互 に 認め られる 特権 として 確立 さ れ て き た 。 もっとも 、 現在 で は 、 外交 官 で あっ て も 接受 国 の 法制 が 及び 、 刑事 裁判 権 など の 一定 の 管轄 権 を 免除 さ れる に 過ぎ ない と さ れ て いる 。 この よう な 免除 を 受ける 特権 は 、 ウイーン 条約 において は 、 外国 の 公使館 および 外交 特権 を 所持 し て いる 外交 官 に 認め られる 。 また 正式 訪問 中 の 国家 元首 や 首相 、 外務 大臣 、 国内 に 停泊 中 の 公用 船 （ 軍艦 含む ） 、 公用 機 （ 軍用 機 含む ） の 内部 に 適用 さ れる と 解さ れる （ 民間 船舶 ・ 航空機 について は 旗 国 主義 を 参照 ） 。 これら の 特権 を 指し て 治外法権 と 呼ぶ こと も ある が 、 本来 の 治外法権 と は 異なる 。  何らかの 戦争 や 強制 外交 が 生じ 、 その 結果 、 戦勝 国 など に 治外法権 の 租借 地 を 期限 付き で 認め た 場合 など に は 、 片 務 的 な 特権 として の 治外法権 の 問題 が 生じる 。 この 際 に 問題 と なる の は 不平等 条約 に もとづく 領事 裁判 権 で ある 。 多く の 場合 は 接受 国 の 認証 なく 、 単に 戦勝 国 の 国民 ・ あるいは 兵士 で ある という 地位 において 治外法権 を 享受 する こと が 可能 と なる ため 、 外交 交渉 において これら を 撤廃 する こと は 重要 な 外交 課題 と なる 。  帝国 主義 時代 における 治外法権 の 問題 は 、 租界 や 租借 地 を 勝手 に 開発 ・ 造成 し 道路 や 電力 など の インフラ 投資 を 行い 、 それ を 根拠 に 住人 に 課税 を 行う 、 交通 整理 など と 称し て 警察 権 を 確立 し て しまう 、 通信 や 交通 ･ 水利 の 維持 を 名目 に 租界 以外 に 勝手 に 投資 を おこない 権益 化 し て しまう 、 本国 から 軍隊 を 呼び寄せ 駐屯 さ せ て しまう など 、 あるいは 本国 人 の 犯罪 行為 （ あ へん 貿易 や 苦力 貿易 など ） の 黙認 、 本国 人 や その 財産 へ の 犯罪 行為 を 理由 と し た 内政 干渉 など が 挙げ られる 。  治外法権 の 慣例 は オスマン 帝国 で 用い られ 、 メフメト 2 世 が コンスタンティノープル に 商館 を 置い た ジェノヴァ や ヴェネツィア に対して 与え た もの が 知ら れる 。 また スレイマン 1 世 は 対 神聖 ローマ帝国 の 観点 から フランス に 近づき カピチュレーション を 与え た 。 西欧 の アジア 政策 に 治外法権 が 登場 する の は この カピチュレーション を 足がかり と し た 事 に 由来 する 。 これ に は 身体 の 保証 以外 に も 交易 の さい に しばしば 発生 し た 海難 事故 や 訴訟 に関する 処理 、 人頭 税 や 関税 あるいは オスマン 皇帝 により しばしば 出さ れ た 臨時 税 など へ の 免税 特権 が 含ま れ た 。 地中海 交易 全盛期 に は オスマン 帝国 にとって 一種 の 特約 店 契約 の 性格 に すぎ なかっ た が 、 近代 帝国 主義 の 時代 に は 中東 植民 化 政策 の 足がかり と なっ た 。  日本 で は 、 安政 5 年 6 月 19 日 （ グレゴリオ 暦 1858 年 7 月 29 日 ） に アメリカ合衆国 の 間 で 結ば れ た 日 米 修好 通商 条約 を かわき り と し 7 月 に イギリス ・ オランダ ・ ロシア と 、 9 月 に フランス と 相次ぎ 締結 し た 条約 （ 安政 五 ヶ国 条約 ） に 治外法権 の 問題 が 含ま れ て い た 。 条約 は 正しく は 領事 裁判 権 について の 取決め で あり 、 日本 の 場合 いかなる 条約 において も 日本 に 在住 する 外国 人 に 治外法権 を 認め た こと は なく 、 認め た の は 日本人 に対する 外国 人 の 犯罪 に対する 裁判 を それぞれ の 国 の 在住 領事 に 委ねる という こと だけ で あっ た 。 しかし これ が 治外法権 で ある か の よう に 誤解 さ れ 、 外国 人 が すべて 課税 を 免除 さ れ 、 日本 の 一切 の 行政 権 に 服従 し ない よう に なっ た の は 外国 人 の 横暴 と これ を 黙認 し て 既成 事実 化 し た 日本人 役人 の 怯懦 の ため で あっ た 。  この 不平等 条約 は 、 1894 年 （ 明治 27 年 ） 7 月 16 日 に 結ば れ た 日 英 通商 航海 条約 により 初めて 撤廃 さ れ 、 ついで 日本 が 日 清 戦争 において 清 に 勝利 し た 後 で 、 1899 年 （ 明治 32 年 ） 7 月 17 日 に 日 米 通商 航海 条約 （ 1940 年 （ 昭和 15 年 ） 1 月 26 日 失効 ） が 発効 さ れ た こと により 失効 し た 。  在日 米 軍 について は 、 政府 解釈 に よれ ば 、 所 謂 治外法権 の ステータス （ 地位 ） に なく 、 「 むしろ 治外法権 的 な 地位 が ない から こそ 」 法 （ 日米地位協定 ） により その ステータス を 付与 し た もの と さ れる 。 在日 米 軍 基地 および 公務 中 の 構成 員 ・ 軍属 は 協定 により 日本 の 裁判 権 の 管轄 外 と さ れ て いる （ 刑事 特別 法 ） 。 在日 米 軍 の 構成 員 及び 軍属 が 基地 内部 で 起こし た 犯罪 、 および 「 公務 中 に 基地 の 外 で 起こし た 犯罪 」 に対して は 日本 の 法律 が 適用 さ れ ず 、 アメリカ の 法律 が 適用 さ れる 。 客観 的 に は そう で なく て も 軍 当局 が 公務 中 で ある と 主張 し た 場合 、 日本 は 受け 容れ ざる を 得 ない 。 あるいは 犯罪 を 起こし て も 米 軍 施設 敷地 内 に 逃げ込め ば 、 施設 内 で は 憲兵 隊 及び 軍 犯罪 捜査 局 が 第 一 管轄 権 を 持ち 、 日本 の 警察 が 関与 する こと は 出来 なく なり 、 不当 に 軽い 処分 、 いわゆる “ アドミラルズ・マスト ” で 済まさ れる 可能 性 が あり 、 条約 上 で は 日本 政府 側 から の 請求 権 は 明示 さ れ て い ない （ 合意 文書 など 個別 取決め による ） 。 この ため 沖縄 県 や 神奈川 県 横須賀 市 、 長崎 県 佐世保 市 など で は 在日 米 軍 兵士 の 起こし た 犯罪 に対する 裁判 権 の 管轄 問題 が しばしば 問題 と なる （ 参照 ： 沖縄 米兵 少女 暴行 事件 ） 。  この 結果 米兵 による 殺人 や 強姦 など の 凶悪 犯罪 まで が 日本 の 検察 や 司法 の 手 を 逃れる 事例 が 生じ （ 2002 年 2 月 に は 在日 オーストラリア 人 女性 が 強姦 被害 に 遭っ た 。 容疑 者 は 事件 が 発覚 する 前 に 名誉 除隊 で 帰国 し 、 処罰 も さ れ ず 現在 も 逃走 中 ） 、 これ が しばしば 米 軍 基地 反対 運動 など の 原因 と なっ て き た 。 1995 年 10 月 の 日 米 合同 委員 会 合意 により 、 殺人 又は 強姦 という 凶悪 な 犯罪 で ある ケース で は 身柄 を 日本 の 警察 ・ 検察 側 に 引き渡し 、 日本 の 司法 により 裁判 を おこなう こと に なっ た 。  また 日本 国民 が 在日 米 軍 施設 内 で 事件 を 起こし た （ と 看做さ れ た ） 場合 は 、 日本国 刑法 で は なく アメリカ の 統一 軍事 裁判 法 で 処断 さ れ 、 軍法 会議 に 掛け られ かね ない こと に なる 。中立 主義 （ ち ゅうりつしゅぎ ） と は 、 戦時 ・ 平時 を 問わ ず 、 国際 関係 の 上 で 中立 を 維持 する こと を 基本 と する 外交 上 の 立場 で ある 。  中立 主義 は 通常 、 特定 の 軍事 同盟 など に 加盟 せ ず 、 また 他国 間 の 国際 紛争 に は 中立 を 維持 する 。  中立 主義 を 外交 の 基本 方針 と 宣言 し て いる 国家 を 永世 中立 国 と 呼ぶ 。 また 武装 し て の 中立 を 武装 中立 、 武装 し ない 中立 を 非 武装 中立 と いう 。 類似 の 概念 に は 孤立 主義 など の 相互 不干渉 主義 、 東西 冷戦 期 の 非 同盟 主義 など が ある 。 なお 戦時 国際 法 で は 中立 国 の 中立 法規 が 定め られ て いる 。  中立 主義 の 目的 は 、 平和 主義 や 国際 主義 の 他 、 大国 間 の バランス により 自国 の 独立 や 地域 主義 を 守る など 、 時代 や 地域 や 立場 によって さまざま で ある 。  スウェーデン 王国 において は 、 1843 年 に イギリス と ロシア 帝国 に対して 中立 政策 を 表明 し た こと が その 源流 と なっ た 。 スウェーデン で は 、 これ を 中立 外交 と 言う が 、 以後 、 およそ 180 年 に 渡っ て 中立 主義 を 維持 し て き た （ ただし 、 19 世紀 半ば は 瀬戸際 外交 、 第 二 次 世界 大戦 期 に は 、 中立 義務 違反 を 犯し て いる ） 。 これ を 「 戦時 の 中立 の ため の 非 同盟 」 または 「 中立 国 スウェーデン 」 と 言う 。 中立 国 スウェーデン （ Neutrala   Sverige ） は 、 スウェーデン 側 でも 用い られ て き た 経緯 が あり 、 中立 主義 は 、 スウェーデン の 伝統 と も 言う べき 外交 政策 で あっ た 。 また 、 20 世紀 中 に は 、 中立 政策 に 加え 、 武装 中立 政策 を 推進 し て い た 。 冷戦 終結 後 の スウェーデン は 、 事実 上 、 武装 中立 政策 を 放棄 し て おり 、 中立 外交 も 大きく 変質 し て いる 。 完全 に 中立 主義 を 放棄 し た わけ で は ない が 、 公 に 中立 政策 の 語 を 使用 し ない こと を スウェーデン 政府 は 決議 し た 。パトロン （ ） と は 、 後援 者 、 支援 者 、 賛助 者 、 奨励 者 、 または 特権 を 持つ 人 や 財政 支援 を する 人 を いう 。 現代 で の パトロン は 、 必ずしも 金銭 援助 に 限る わけ で は なく 、 パトロン の 人脈 や 影響 力 によって 貢献 する ケース も ある 。 後援 、 支援 、 賛助 、 奨励 の 行為 そのもの は 、 パトロネージュ ( パトロネージ / パトロネッジ / パトロネジ / パトロナージュ ） （ 、 ） と 呼ぶ 。  美術 史 や 音楽 史 において の パトロネージュ は 、 王 や 教皇 、 資産 家 が 、 音楽家 、 画家 や 彫刻 家 等 に 与え た 支援 を 指す 。 また 、 教会 聖職 禄 授与 権 、 得意 客 が 店 に 与える ひいき や 愛顧 、 また 守護 聖人 を 指す こと も ある 。  ラテン語 の パテル （ pater 、 父 ） から 派生 し た 同じく ラテン語 の パトロヌス   ( patronus )   に 由来 し 、 客 に 利益 を 与える 者 の 意味 で あっ た 。 パトロヌス と は 古代 ローマ において 存在 し た 私的 な 庇護 関係 （ クリエンテラ 、 パトロキニウム ） における 保護 者 を 指し 、 被 保護 者 で ある クリエンテス と の 関係 は 一種 の 親子 関係 に も 擬せ られ た 。 パトロヌス は クリエンテス に対して 法的 、 財政 的 、 政治 的 援助 を 与える 存在 で あり 、 こうした 役割 から もっと 一般 的 に 保護 者 を 意味 し て パトロン が 使わ れる よう に なっ た 。  古代 より 、 芸術 の 分野 の パトロン は 、 美術 史 において 大きな 役割 を 果たして き た 。 ヨーロッパ 中世 や ルネサンス 時代 の 芸術 パトロネージュ について は すでに 詳細 が よく 知ら れ て いる が 、 封建 時代 の 日本 や 伝統 的 な 東南アジア の 王国 など 、 世界 各地 で 行わ れ た 。 芸術 パトロネージュ は 、 王室 や 帝国 、 貴族 制 が 社会 を 支配 し た 帝国 主義 や 構造 主義 の 世界 において は 、 どこ でも 生まれる 傾向 が あっ た 。 サミュエル ・ ジョンソン は 、 芸術 の 分野 の パトロン を 次 の よう に 定義 し て いる ： 「" 水 に 溺れ て もがい て いる 人 を 何 も せ ず 眺め て い て 、 その 人 が 岸 に たどり着い たら 助けよ う と する 者 で ある "」  為政者 、 貴族 および 富裕 層 は 、 芸術 パトロネージュ を 彼ら の 政治 的 野心 、 社会 的 地位 および 特権 を 強化 する ため に 利用 し た 。 すなわち 、 パトロン は 、 スポンサー として 機能 し た の で ある 。 現代 で は 、 英語 以外 の ほとんど の 言語 で は 、 スポンサー として の パトロン を 指す 場合 、 ローマ 皇帝 アウグストゥス の 寛大 な 友人 で 助言 者 で あっ た ガイウス・マエケナス に 由来 する メセナ （ ） と 呼称 する 。 フィレンツェ の メディチ 家 など の パトロン は 、 高利貸し により 不正 に 得 た 富 を 資金 洗浄 する ため に 芸術 パトロネージュ を 利用 し た 。 芸術 パトロネージュ は 、 特に 宗教 芸術 の 創造 に は 重要 な 役割 を 果たし た 。 ローマ カトリック 教会 や 、 後年 の プロテスタント は 、 芸術 や 建築 を 支援 し た が 、 その 成果 は 、 教会 、 大 聖堂 、 絵画 、 彫刻 および 手 工芸 品 など に 見 られる 。  芸術 家 へ の 後援 や 、 芸術 作品 へ の 関与 は 、 パトロネージュ・システム の 最も よく 知ら れ た 形態 で ある が 、 その他 に も 、 恩恵 を 受け た 弟子 たち が いる 。 自然 哲学 を 学ぶ 人々 、 音楽家 、 作家 、 哲学 者 、 錬金術 師 、 占星術 師 や 他 の 学者 たち で ある 。 様々 な 分野 の 重要 な 芸術 家 たち （ クレティアン・ド・トロワ 、 レオナルド・ダ・ヴィンチ 、 ミケランジェロ 、 シェイクスピア 、 ベン ･ ジョンソン など ） は 皆 、 貴族 パトロネージュ または 教会 パトロネージュ による 利益 を 享受 し た 人々 で あっ た 。 後年 の モーツァルト や ベートーヴェン も 、 ある程度 は 恩恵 に あずかっ て いる 。 19 世紀 に 入っ て 、 ブルジョア と 資本 主義 社会 の 形態 が 生まれ て 初めて 、 ヨーロッパ 文化 は パトロネージュ・システム から 現代 世界 で 周知 の 、 より 公的 な 博物館 、 劇場 、 多数 の 聴衆 や 大量 消費 による 支援 システム に 移り変わっ て いっ た 。  この 種 の パトロネージュ・システム は 、 多く の 芸術 分野 で 承継 さ れ た 。 スポンサー の 性質 （ 本質 ） は 、 教会 から 慈善 団体 へ 、 また 貴族 から 金持ち へ と 変遷 し て いっ た が 、 「 パトロネージュ 」 という 語 に は 、 政治 における より もより 中立 的 な 含意 が あり 、 芸術 家 を 、 例えば 端的 に 資金 の 寄付 など で 直接 に 支援 する こと を 意味 し て いる 。  20 世紀 後半 、 パトロネージュ 研究 の 学術 的 な レベル が 進化 し 始め た 。 そこ に は 、 パトロネージュ という 現象 は 、 前 諸 世紀 の 文化 生活 において 、 重要 で あり ながら 忘れ去ら れ た 役割 を 果たし て い た という 認識 が ある 。  慈善 団体 、 福祉 団体 など の 非 営利 団体 は 、 影響 力 の 大きな 人物 を 団体 の パトロン と する こと が ある 。 この 場合 、 金銭 を 伴わ ない 関係 で ある こと も 多い 。 パトロン は 、 自身 の 人脈 と カリスマ 性 で 団体 に 信用 を 与え 、 資金 調達 や 政策 の 影響 を 広める ため に 貢献 する 。  英国 王室 は 、 特に この 分野 において 活発 で あり 、 多く の 時間 を 幅広い パトロネージュ に 費やし て いる 。  英語 圏 で は 、 商店 や 旅館 など の ひいき 客 、 常連 、 お 得意 など を パトロン と 呼称 し て いる 。  この 場合 、 それほど 高価 で は ない オプション が ある が 、 それ が 目的 と いう より は 、 客 自身 の 義理 や 愛顧 心 から 小さな 地元 企業 や 商店 等 を 支援 し て いる 。 こうした 、 客 の ひいき や 愛顧 に 基づく 慣習 は 、 パトロネージュ と 呼ば れる 。 パトロン は 、 消費 者 で 組織 する 協力 団体 の 会員 と なり 、 協同 組合 が 生み出し た 譲与 または 利益 の 配当 を 受け取る 権利 を もつ 。  また 、 図書館 など の 施設 利用 者 を 指す こと も ある 。  北米 の たいてい の ニュース 会社 にとって 、 スポンサー から の 広告 収入 に 次ぐ 収入 源 は 、 視聴 者 の 会員 や 慈善 事業 家 で ある 。 この 場合 の 、 視聴 者 会員 や 慈善 事業 家 など を 、 パトロン と 呼称 する 。  スポーツ の 分野 において 、 現代 で も 使用 例 が ある 。  プロ ゴルフ の 四 大 選手権 の 一つ で ある マスターズ ・ トーナメント で は 、 観客 や ファン を 、 パトロン と 呼ん で いる 。 これ は オーガスタ ・ ナショナル ・ ゴルフ クラブ の 主張 による が 、 しばしば スポーツ 記者 や メディア の 揶揄 の 対象 と さ れ て いる 。  ポロ において は 、 一 人 以上 の プロ 選手 を 雇う こと によって チーム を 結成 する 人物 を 指す 。 チーム の 他 の 選手 は 、 パトロン 自身 や アマチュア でも かまわ ず 、 最近 は 女性 も 増え て いる 。  また 、 ゲール ・ アスレチック 教会 が 主催 する ハー リング または ゲーリックフットボール に 関わる 人物 を 指し て 、 パトロン と 呼ぶ 。  政治 指導 者 が もつ 、 官僚 任命 に関する 絶大 な パトロネージュ 的 裁量 権 、 つまり 、 政権 における 上級 幹部 たち の 公認 の 権力 の こと を 、 パトロネージュ と 呼称 し 、 そうした 権力 を もつ 人 を パトロン と 呼称 する 。 政府 幹部 が 多数 の 任命 権 を 持ち 、 かつ 、 利益 を ともなう もの も ある 。 民主 主義 政権 の なか に は 、 高級 官僚 の 任命 は 、 米国 上院 の 諮問 による 承認 議会 で 審議 さ れ た 上 で 承認 さ れる ところ が ある 。 そうした 政治 パトロネージュ は 、 法律 または 倫理 規定 に 違反 する こと が ある 。 一 例 として 、 政治 リーダー たち が 縁故 主義 や 身びいき に 関与 する こと で あり 、 友人 または 親類 に 、 非 競合 的 政府 契約 を 不正 に 供与 し たり 、 公共 サービス 機関 が 無 資格 の 家族 や 友人 を 採用 する よう に 強要 する こと など が 挙げ られる 。  日本 など 、 議院 内閣 制 に ウェストミンスター ・ システム を 採用 する 国 など は 該当 し ない 。  米国 において は 、 金ぴか 時代 と も 呼ば れ た 19 世紀 後半 、 パトロネージュ は 、 物議 を 醸す テーマ で あっ た 。 タマニー・ホール の 「 ボス・トウィード 」 こと ウィリアム ・ M ・ トウィード は 、 米国 の 歴史 上 最も 腐敗 し て いる と いわ れ た 政治 機構 において 最も 悪名 高き 政治 家 で あっ た 。 トウィード と 仲間 は 、 短い 間 で あっ た が 、 絶対 的 な 権力 を 以 って ニューヨーク 市政 と ニューヨーク 州 政 を 支配 し た 。 トウィード の 影響 力 の 絶頂 期 に は 、 ニューヨーク 市 で 3 番目 の 大 地主 で あり 、 エリー 鉄道 、 第 10 銀行 、 ニューヨーク 印刷 会社 の 理事 を 務め 、 メトロポリタンホテル の オーナー で あっ た 。 彼 は アメリカ合衆国 下院 議員 、 ニューヨーク 市 評議 会 委員 、 ニューヨーク 州 上院 議員 も 歴任 し て いる 。 1873 年 、 トウィード は 、 4 千 万 ドル から 70 億 ドル の 公金 を 流用 し た 疑い で 訴追 さ れ た 。  1881 年 、 ジェームズ ・ ガーフィールド が アメリカ合衆国 大統領 に 就任 し た 時期 は 、 猟官 制 が 幅 を きかせ て い て 賄賂 が 横行 し て い た 。 しかし 、 選挙 運動 の 見返り として の 役職 に つけ なかっ た チャールズ ・ J ・ ギトー が 、 1881 年 に ガーフィールド を 暗殺 し 、 わずか 6 ヶ月 と 15 日 の 在任 と なっ た 。 以降 の 政治 暴力 を 阻止 し 、 また 大衆 の 怒り を 鎮める ため 、 下院 は 1883 年 に 市民 サービス 委員 会 の 設立 を 定め た ペンドルトン 法 を 通過 さ せ た 。 以来 、 殆ど の 連邦 政府 の 職務 の 応募 者 は 、 試験 を 受け なけれ ば なら ない こと に なっ た 。 連邦 政治 家 による 官僚 任命 に関する 影響 力 は 衰退 し 、 これ によって 国家 の 政治 問題 として の パトロナージュ も 消え て いっ た 。  1969 年 より 、 シカゴ 最高 裁判所 における マイケル ･ シャクマン と クック 郡 の 民主党 組織 と の 法廷 闘争 が 起こり 、 政治 的 パトロネージュ と その 合憲 性 が 論議 を 引き起こし た 。 シャクマン は 、 シカゴ の 政治 で 行わ れ て いる パトロネージュ の 殆ど は 第 1 条 及び 第 14 条 に 違反 する 非合法 で ある と 申し立て た 。 一連 の 法廷 闘争 と 交渉 の 結果 、 二つ の 政党 は 、 シャクマン 法 に 合意 し た 。 これら の 合意 が なさ れ た 結果 、 公務員 が 雇用 さ れる か どう か が 、 政治 的 忠誠 心 の 有無 に 影響 さ れ て は なら ない こと が 宣言 さ れ た 。 ただし 、 政治 的 傾斜 の ある 役職 に関して は 、 例外 が ある 。 この 件 は 、 未 確定 の 事項 が まだ 残っ て おり 、 現在 も 交渉 が 続け られ て いる 。  政治 的 パトロネージュ は 、 低い レベル で かつ 金銭 的 手段 によって 絡め とら れ て い ない ケース に関して は 、 必ずしも 不適切 と は いえ ない 。 米国 で は 、 米国 憲法 は 、 大統領 に対して 、 政府 の 役職 を 任命 する 権限 を 与え て いる 。 大統領 は また 、 議会 の 承認 を 得 ず に 個人 的 顧問 を 任命 できる 。 当然 の こと で ある が 、 これら の 個人 は 、 大統領 に 支援 者 に なる 傾向 が ある 。  　 同様 に 、 州 や 地方 レベル において 、 知事 や 市長 たち は 任命 権 を 持つ 。 学者 の 中 に は 、 その 者 を 評価 する 目的 の ため に パトロネージュ を 使っ て よい と 主張 する 者 も いる 。 例えば 、 マイノリティ の コミュニティ メンバー を 高位 の 役職 に 任命 する こと によって 、 その 存在 を 認定 し たり する もの で ある 。 ベア フィールド は 、 パトロネージュ は 、 ４つ の 一般 的 目的 （ 政治 的 組織 の 創設 または 強化 ； 民主 的 または 平等 的 目的 の 達成 ； 政治 的 格差 を 埋め 、 連立 を 創造 する ため ； 既存 の パトロネージュシステム の 変更 ） の ため 以外 に は 使用 す べき で ない と の 論 を 発表 し て いる 。  ソビエト 連邦 で は 、 1923 年 3 月 、 ウラジーミル ・ レーニン が 脳卒中 の 診断 の ため 政界 から 引退 し た 後 、 政権 闘争 が 勃発 し た 。 アレクセイ・ルイコフ 、 プラウダ 編集 長 の ニコライ・ブハーリン 、 赤色 労働 組合 インターナショナル 書記 長 の ミハイル ・ トム スキー 、 ソビエト 連邦 共産党 書記 長 の ヨシフ・スターリン による もの で あっ た 。 スターリン は 、 パトロネージュ を 用い て 、 多く の スターリニズム の 代表 者 （ ヴャチェスラフ・モロトフ 、 ラーザリ・カガノーヴィチ 、 グリゴリー・オルジョニキーゼ 、 そして ミハイル ・ カリーニン 等 ） を 任命 し て 、 の 政治 局員 や 人民 委員 に 就任 さ せ 、 投票 を 有利 に なる よう 仕向け た 結果 、 1929 年 まで に スターリン は ソ 蓮 の 強力 な リーダー と なっ た 。  フィリピン の 政治 的 パトロネージュ は 、 「 パドリノシステム （ Padrino   System ） 」 と 呼ば れる 。 俗語 で は 「 スター フルーツ 」 と も 呼ば れ 、 多く の 紛糾 や 腐敗 の 源泉 に なっ て き た 。 フィリピン で は 、 パドリノ を 得 ず し て 政界 入り は でき ない という の が 公然 の 秘密 に なっ て いる 。 最 下層 の バランガイ （ 村 ・ 区 ） 官僚 から フィリピン 大統領 に 至る まで 、 政治 的 負債 を 負っ た 者 が 政治 的 立場 を 利用 し 恩恵 を 与える こと により 、 富 は 得 られ ない に し て も 、 自ら の 経歴 や 勢力 の 拡大 が 見込ま れる 。  クルド 人 社会 において も 伝統 的 な 政治 的 パトロネージュ が 存在 する 。 典型 的 な もの が 部族 社会 で あり 、 部族 の メンバー は 、 族長 の パトロネージュ を 受ける  中世 の ペルシャ 社会 において 、 貴族 階級 が 科学 的 研究 に対して 財政 支援 を し た 歴史 的 な 例 が ある 。  の パトロン 制度 は 、 インド 科学 や の 奨学 制度 を アラブ 世界 に 広める こと に 寄与 し た 。 当時 、 バルマク 家 は ジャービル・イブン ＝ ハイヤーン 、 など の 学者 の 後援 者 で あっ た 。 バルマク 一門 の 権力 は 、 千 夜 一夜 物語 に 記さ れ て いる 。  1679 年 5 月 6 日 、 スペイン で 、 聖母 マリア の パトロナージュ （ ） が 、 により 制定 さ れ た 。 スペイン 王 の フェリペ 4 世 が 、 スペイン の 全 教会 を 対象 と し 、 イスラム 教徒 、 異教徒 及び 他 の 敵 に対する 勝利 の 記念 として 、 聖母 マリア にまつわる 聖人 暦 を 制定 し た もの で ある 。  英国 国教 会 において 、 パトロナージュ は 、 特定 の 教区 の 聖職 禄 の ため の 候補 者 を 推す 権利 を 表す 用語 として 使わ れ て いる 。  スコットランド の ( 1711 年 - 1874 年 ) は 、 スコットランド 国教 会 から 多く の 分派 を 生み 、 これ によって 、 （ 国家 の 干渉 から 自由 という 意味 ） が 設立 し た 。訴訟 （ そ しょ う ） と は 、 紛争 の 当事者 以外 の 第三者 を 関与 さ せ 、 その 判断 を 仰ぐ こと で 紛争 を 解決 する こと 、 または その ため の 手続 の こと で ある 。 対義語 に 自力 救済 が ある 。 現代 において は 、 国家 の 司法 権 の 行使 によって 、 その 権力 を 背景 に 紛争 を 強制 的 に 解決 する ため の 手続 の こと を 訴訟 と いい 、 調停 、 仲裁 、 和解 など と 区別 さ れる 。  さらに 狭い 意味 で は 広義 の 訴訟 の うち 判決 手続 の こと のみ を 訴訟 と よび 、 強制 執行 手続 等 と 区別 さ れる 。  訴訟 を 提起 する 行為 は 一般 に 提訴 と 言わ れる 。  訴訟 は 、 対象 と なる 紛争 の 内容 に 応じ て 主 に 以下 の よう に 区別 さ れる 。  訴訟 は 原則 として 、 対立 する 当事者 が 法廷 に 出頭 し 、 裁判官 の 面前 で それぞれ の 主張 を 述べる こと により 進行 する 。 これ を 対審 と いい 、 民事 訴訟 や 行政 訴訟 で は 口頭 弁論 期日 、 刑事 訴訟 で は 公判 期日 が 該当 し 、 手続 の 公正 確保 の ため に 公開 が 要求 さ れる （ 裁判 の 公開 ） 。 なお 、 訴訟 における 事件 の 争点 や 証拠 の 整理 を 目的 として 行わ れる 手続 （ 民事 訴訟 における 弁論 準備 手続 、 刑事 訴訟 における 公判 準備 手続 ） は 対審 に は 該当 せ ず 、 当事者 以外 の 公開 は 要求 さ れ ない 。  訴訟 に 関与 する 者 （ 訴訟 主体 ） は 審理 判断 を する 機関 （ 裁判所 ） と 当事者 と に 分かれる が 、 どちら に 訴訟 の 主導 権 を 与える か 又は どれ だけ の 役割 を 分担 さ せる か という 観点 から 、 訴訟 の 主導 権 を 当事者 に 与える 当事者 主義 と 、 裁判所 に 与える 職権 主義 と に 立法 例 が 対立 する 。  民事 訴訟 の 場合 、 審理 の 内容 面 について は 当事者 主義 を 採用 する の が 一般 で ある が 、 手続 進行 面 について は 当事者 主義 を 基調 と する 例 も 職権 主義 を 基調 と する 例 も 見受け られる 。  刑事 訴訟 の 場合 、 審理 の 対象 と なる の は 国家 の 刑罰 権 の 存否 で ある こと から 、 その 点 について 当事者 の 処分 に 委ねる こと に 問題 が ある ため 、 職権 主義 が 強調 さ れる こと が ある 。 しかし 、 それ を 強調 する と 、 訴訟 手続 に 関与 する 被告 人 は 、 審判 機関 （ 裁判所 ） による 単なる 取調べ の 対象 に 過ぎ ない という 見方 に つながる こと に なる 。 その ため 、 当事者 主義 的 な 要素 と 職権 主義 的 な 要素 と を どの よう に 調和 す べき か が 刑事 訴訟 の 大きな 課題 に なっ て いる 。  私 人間 の 法律 関係 に関する 事項 について 、 裁判所 が 、 訴訟 手続 における 対審 に よら ない 非公開 の 簡易 な 審理 で 解決 さ せる 事件 類型 が あり 、 非 訟事件 と 呼ば れる 。 詳細 について は 非 訟事件 を 参照 の こと 。 日本 の 司法 における 取り扱い として は 、 非 訟事件 は 、 既存 の 権利 を 前提 として 裁量 により その 具体 的 内容 を 定める 手続 で ある 点 で 、 当事者 間 の 既存 の 権利 を 確定 さ せる 手続 で ある 「 純然 たる 訴訟 事件 」 と 区別 さ れる と する 判例 が ある （ 最高裁 昭和 35 年 7 月 6 日大 法廷 判決 ） 。地方 自治 （ ちほう じ ち ） は 、 国 の 中 に 存在 する 地域 ・ 地方 の 運営 について 、 地方 の 住民 の 意思 に 基づき 行う こと を いう 。  国 は 公正 かつ 普遍 的 な 統治 構造 を 維持 する ため 、 国家 全体 の 運営 について 画一 的 、 均一 的 運営 を 行う こと が 要請 さ れる が 、 地方 の 実情 や 地方 における 住民 から の 要望 は 各 地方 によって 様々 で ある こと から これ を すべて 同一 に 運営 する こと は 不可能 で あり 、 地方 の 運営 に当たって は 地方 の 独自 性 を 考慮 する 必要 が 生じる 。  そこで 、 地方 の 総合 的 な 運営 は 地方 に 委ね 、 国 は 国家 に 係る 根幹 的 な 事柄 を 担当 し 、 かつ 、 国家 全体 の 総合 的 な 調整 を 図る という 役割 分担 が なさ れる こと に なる 。 すなわち 、 地方 自治 と は 国 による 統治 に 対立 する 側面 を 有し て おり 、 住民 自治 と 団体 自治 という ふたつ の 概念 を 持つ 。  住民 自治 は 民主 主義 的 側面 、 団体 自治 は 自由 主義 的 側面 （ 地方 分権 的 側面 ） として 捉え られる 。  住民 自治 と は 、 地方 自治 は その 地域 社会 の 住民 の 意思 によって 行わ れる べき という 概念 で ある 。  団体 自治 と は 、 地方 自治 は 国 （ 中央 政府 ） から 独立 し た 地域 社会 自ら の 団体 （ 組織 ・ 機関 ） によって 行わ れる べき という 概念 で ある 。 地方 自治 に は 権力 分立 として の 側面 が あり 、 権力 分立 を 国家 全体 に つい て みる とき 中央 と 地方 と の 関係 で は 垂直 的 に 権限 分配 さ れ て いる と さ れる （ 垂直 的 分立 ） 。  地方 自治 の 類型 として は 、 イギリス や アメリカ など で 発達 し た アングロ・サクソン 型 （ 分権 ・ 分離 型 ） と フランス など で 発達 し た ヨーロッパ 大陸 型 （ 集権 ・ 融合 型 ） が ある と いわ れる 。  日本 の 地方 自治 について は 日本国 憲法 第 8 章 において 定め られ て いる 。  憲法 第 92 条 は 「 地方 公共 団体 の 組織 及び 運営 に関する 事項 は 、 地方 自治 の 本旨 に 基い て 、 法律 で これ を 定める 。 」 こと と し て おり 、 地方 自治 の 原則 を 示し て いる 。 なお 、 ここ で いう 地方 自治 の 本旨 と は 、 法律 を もっ て し て も 侵害 でき ない 地方 自治 の 核心 部分 を 指す と さ れ 、 具体 的 に は 住民 自治 及び 団体 自治 を 指す と さ れる 。  従って 、 地方 公共 団体 そのもの を 廃止 し たり 、 地方 議会 を 諮問 機関 と する こと は 違憲 で ある 。 市町村 制 の 廃止 が 違憲 で ある と する 点 で は 争い は ほぼ ない 。 都道府県 制 について は 、 二 段階 構造 が 制度 上 の 要請 で あり 、 都道府県 の 廃止 は 違憲 で ある が 、 道 州 制 なら ば 合憲 で ある と する 説 が 有力 で ある 。  地方 自治 に 関係 する 法令 は 数多く 存在 する が 、 これら は 地方 公共 団体 の 組織 及び 運営 に関する もの と 、 地方 公共 団体 の 行う 行政 及び 行政 作用 に関する もの に 大別 する こと が できる 。 なお 、 地方 自治 に関する 基本 的 な 事項 について は 地方 自治 法 により 規定 さ れ て いる 。  日本国 憲法 第 93 条 は 「 地方 公共 団体 に は 、 法律 の 定める ところ により 、 その 議事 機関 として 議会 を 設置 する 。 」 こと と し 、 また 、 「 地方 公共 団体 の 長 、 その 議会 の 議員 及び 法律 の 定める その他 の 吏員 は 、 その 地方 公共 団体 の 住民 が 、 直接 これ を 選挙 する 。 」 と し て いる 。 これ は 、 地方 自治 の 実施 主体 で ある 地方 公共 団体 について 、 首長 制 による 統治 機構 の 構築 と 統治 に 携わる 者 の 選任 を 規定 する こと により 、 地方 自治 における 民主 主義 の 確保 を 図っ て いる 。  しかし 、 議会 を 設置 せ ず 、 その 代わり に 「 選挙 権 を 有する 者 の 議会 」 ( いわゆる 町村 総会 ) を 設置 する こと は 違憲 で は ない ( 地方 自治 法 94 条 )。  日本国 憲法 第 94 条 は 「 地方 公共 団体 は 、 その 財産 を 管理 し 、 事務 を 処理 し 、 及び 行政 を 執行 する 権能 を 有し 、 法律 の 範囲 内 で 条例 を 制定 する こと が できる 。 」 こと と し て おり 、 地方 公共 団体 が 地方 に 係る 財産 権 、 行政 権 （ 公権力 を 持つ もの ） 及び 立法 権 を 保有 する こと を 規定 し て いる 。  イギリス （ イングランド ） の 地方 自治 は ディストリクト （ District ） と 呼ば れる 地方 政府 によって 統治 さ れ て いる 。 住民 は 議会 の 議員 を 公選 し 議会 の 各 常任 委員 会 が それぞれ 行政 各部 を 指揮 する という 方式 が とら れ て いる （ 議会 － 委員 会 方式 ） 。  フランス の 地方 自治 は コミューン （ Commune ） と 呼ば れる 地方 政府 によって 統治 さ れ て いる 。 住民 は 議会 の 議員 を 公選 し 、 その 議会 の 議員 の 公選 によって 議長 が 選ば れ 、 その 議長 が 首長 として 唯一 の 執行 機関 と なる という 方式 が とら れ て いる （ 議長 ＝ 首長 方式 ） 。  アメリカ における 地方 政府 の 機構 は 各州 ・ 各 地域 により 異なる 。 方式 として は 二元 代表 制 、 理事 会 型 （ Commission   Form ） 、 議会 - 支配人 型 （ Council - Manager   Form ） 、 首長 - 行政 管理 官 型 に 分類 さ れる 。BRICs （ ブリックス 、 英語   Brazil ,   Russia ,   India ,   China   から ） は 、 2000 年代 以降 著しい 経済 発展 を 遂げ て いる ブラジル 、 ロシア 、 インド 、 中国 の 4 ヶ国 の 総称 。 （ ブリック ） と も 呼ば れる 。 投資 銀行 ゴールド マン ・ サックス の 経済 学者 で ある ジム ・ オニール によって 書か れ た 2001 年 11 月 30 日 の 投資 家 向け レポート 『 』   で 初めて 用い られ 、 世界中 に 広まっ た 。  また 、 4 ヶ国 （ ブラジル 、 ロシア 、 インド 、 中国 ） に 南アフリカ 共和 国 （ South   Africa ） を 加え た 5 ヶ国 は 、 BRICS   と 総称 さ れる 。 ( BRICs の 小文字 の s は 複数 国 の 意味 )  4 ヶ国 は 、 2009 年 6 月 16 日 に ロシア の エカテリンブルク で 初めて の 首脳 会議 を 開催 し た 。 2011 年 4 月 13 日 に 中国 の 三 亜 で 行わ れ た 首脳 会議 に は 南アフリカ 共和 国 が 初めて 参加 し 、 首脳 会議 の 正式 名称 を に 変更 し た 。  ブラジル の フォルタレザ で 開か れ た 第 5 回 BRICS サミット の 初日 にあたる 2014 年 7 月 15 日 、 1000 億 ドル の 資本 金 を 持つ 新 開発 銀行 を 中国 の 上海 に 設立 する こと や 、 同じく 1000 億 ドル に のぼる 外貨 準備 基金 の 設立 を 記し た 、 長らく 待ち望ま れ た 文書 に 新興 国 の 首脳 ら は 署名 し た 。  BRICs は かつて の 新興 工業 経済 地域 （ ） や 東南アジア 諸国 連合 （ ） 同様 経済 成長 が 目覚しく 、 また それら の 国々 の GDP や 貿易 額 が 世界 に 占める 割合 は 近年 急速 に 高まっ て おり 、 世界 経済 に 多大 な 影響 を 与える まで に なっ て いる 。 広大 な 土地 ・ 豊富 な 人材 ・ 豊富 な 資源 を 有する の に 加え 、 ここ 数 年 あるいは 数 十 年 で 様々 な 改革 を 進め て き た こと により 、 結果 として 潜在 力 を 実際 の 成長 率 に 反映 さ せる こと が 可能 に なっ た 。 その 結果 、 2008 年 5 月 時点 で   G 6 （ 日 独 英 米 仏 伊 ） の 15 % に 過ぎ ない 経済 規模 は 、 2025 年 に は 約 半分 の 大き さ に 、 2040 年 頃 に は 先進 国 を 上回り 、 2050 年 の 時点 で は BRICs が G 6 の 1 . 5 倍 の 規模 に なる と み られ て いる （ 「# 2050 年 の GDP 予測 」 節 を 参照 ） 。 5 カ国 が 注目 さ れる 理由 として 、 特に 3 つ の 点 が 挙げ られる 。  経済 データ の 出典 元 は 国際 通貨 基金 の 2013 年 4 月 時点 の もの と し 、 単位 は 10 億 米ドル で ある 。  ブラジル は 、 2050 年 に は GDP が 6 兆 740 億 ドル で 世界 で も 5 位 という 高い 経済 水準 に ある と 予測 さ れ て いる 。 地域 大国 として 南 アメリカ大陸 に 強い 影響 力 を 持ち 、 ブラジル の フォルタレザ で BRICS 首脳 会議 が 開か れ た 際 も 南米 諸国 連合 が 共同 主催 し た 。  2000 年代 の ブラジル の 経済 成長 の 基礎 は 、 1990 年 に 就任 し た フェルナンド・コロール・デ・メロ 大統領 によって 築か れ た と 言える 。 1970 年代 に 急速 な 工業 化 を 遂げ た 後 、 1980 年代 から 1990 年代 前半 は 累積 債務 や 高い インフレ 率 に 悩まさ れ 、 その 成長 は 鈍化 し て い た 。 その ため コロール 政権 は 、 戦前 の 大 恐慌 後 から 続い た 輸入 代替 政策 を 転換 し 、 輸入 制限 の 撤廃 や 国営 企業 の 民営 化 、 周辺 国 と メルコスール の 創設 の 準備 など 、 市場 メカニズム 導入 と 対外 経済 開放 による 発展 に 道 を 開い た 。  また 1992 年 に 就任 し た イタマル・フランコ 政権 は 、 年 に 数 千 パーセント という ハイ パー ・ インフレ へ の 対応 として 、 1994 年 に 旧 通貨 クロゼイロ・レアル から 米ドル に 緩やか に ペッグ （ 連動 ） さ せ た 新 通貨 レアル へ の 切り替え を 行っ た 。 1995 年 から 8 年間 に 及ぶ カルドーゾ 政権 は 、 財政 責任 法 と 財政 罰則 法 の 制定 によって 、 プライマリーバランス を 黒字 化 さ せ た 。 財政 の 健全 化 が 進む と 同時に ブラジル の 国際 的 信用 は 高まり 、 途上 国 で は 中国 に 次ぐ 直接 投資 の 受け入れ 国家 と なる まで に なっ た 。 2002 年 の 大統領 選挙 で は 左翼 の ルーラ 候補 が 支持 を 集め て い た こと から 、 経済 政策 転換 へ の 懸念 により 通貨 急落 と 株価 低迷 を 招い た 。 しかし 、 2003 年 1 月 に 就任 し た ルーラ 新 大統領 は 前 政権 の 政策 を 踏襲 し 、 金融 市場 に 安心 感 を 与え た 。  ブラジル 経済 は ラテンアメリカ 最大 の 経済 で あり 、 貿易 が 成長 の 鍵 を 握っ て いる と 指摘 さ れる 。 貿易 依存 度 について は 、 1994 年 が 15 % 未満 で あっ た の に対し 2003 年 に は 約 25 % へ と 、 わずか 10 年 で 急激 に 高まっ た 。 特に 輸出 の 拡大 が 顕著 で あり 、 これ は ブラジル 政府 が 輸出 の 拡大 に 加え 多様 化 や 高 付加 価値 化 など を 推し進め 、 同時に 外資 系 企業 の 参入 、 穀物 や 鉱物 資源 といった 一 次 産品 の 価格 の 高騰 が それ を 後押し する 形 と なっ た 。 2004 年 に は ブラジル の 貿易 収支 は 336 億 9 , 600 万 ドル と 、 これ まで で 最高 と なる 貿易 黒字 を 計上 し た 。  ブラジル の 貿易 を 根幹 から 支える もの は 、 南米 大陸 の 約 半分 を 占める 広大 な 大地 から の 恵み で あり 、 鉱物 資源 や 農 畜産 物 、 熱帯 雨林 に 生息 する 多種 多様 な 生物 資源 など が 挙げ られる 。 2004 年 の 貿易 収支 に関して 言え ば 、 その 要因 として 、 輸出 量 の 減少 に も かかわら ず 需要 増加 に 伴う 国際 取引 価格 の 急騰 により 金額 ベース で は 輸出 増加 という 結果 に なっ た 大豆 や 、 鋼板 ・ 建材 の 生産 活動 が 活発 で かつ 国内 供給 能力 が 不足 する など 鉄鉱 石 の 世界 最大 輸入 国 と なっ て いる 中国 において 、 その 輸入 額 が 前年 比 162 % 増 と 急伸 し た こと により 過去 最高 水準 と なっ た 鉄鉱 石 の 伸び が 大きく 貢献 する 形 と なっ た 。 特に 鉄鉱 石 は 、 中国 が 鉄鉱 石 の 輸入 の 約 30 % を ブラジル へ 依存 し て おり 、 世界 2 位 の 鉄鉱 石 輸入 国 で ある 日本 も その 20 % 以上 を ブラジル に 依存 する など 、 ブラジル は 世界 的 な 鉄鉱 石 輸出 国 と なっ て いる 。  また 伝統 的 に 重工業 、 中でも 航空機 産業 が 盛ん で 、 1969 年 に 設立 さ れ た 国策 会社 の エンブラエル は 小型 ジェット機 市場 の 半分 近い シェア を 誇る など 、 欧米 諸国 を はじめ と する 世界 各国 へ 輸出 さ れ て おり 、 その他 に も 自動車 や 金属 製品 が 主 な 輸出 製品 と なっ て いる 。  これら 外需 の 増加 に 追い風 と なる と さ れ て いる の が 、 メルコスール 圏 および   自由 貿易 協定   ( FTA )   による 自由 貿易 圏 の 拡大 で ある 。 メルコスール 圏 の 拡大 により 約 1 . 3 倍 の 輸出 金額 押し上げ 効果 の あっ た ブラジル で は 、 メルコスール と 他 の 地域 協定 と の 間 で 関税 が 撤廃 さ れれ ば 更 なる 恩恵 を 受ける もの と 予想 さ れ て いる 。 アフリカ 関税 同盟 や インド と 特恵 貿易 協定 を 締結 し た の を 皮切り に 、 今後 も EU ・ 中米 統合 機構 ・ カリブ 共同 体 とも FTA 実現 に 向け た 交渉 を 継続 し て おり 、 実現 すれ ば 今後 の 経済 成長 に 大きな 影響 を 与える もの と 考え られ て いる 。  今後 の 経済 成長 に関し 、 とりわけ 問題 視 さ れ て いる の が 財政 赤字 と 通貨 膨張 （ インフレ ） で ある 。  債務 問題 について は 、 プライマリーバランス が 黒字 化 し た と は いえ 、 2003 年 末 時点 の 公的 債務 残高 は GDP の 約 59 % に 達し て おり 、 中長期 的 な 経済 成長 の 達成 を 阻む 要因 と なり かね ない 。 2005 年 2 月 時点 で の 債務 残高 は 3 , 505 億 ドル に 上る など 南米 最大 の 債務 国 に なっ て おり 、 また 過去 の 債務 に対する 利払い 負担 も GDP 比 で 7 % を 超え て いる 。 今後 は プライマリーバランス の 更 なる 改善 が 必要 で 、 公的 債務 の 削減 と 利払い 負担 の 軽減 が 急務 と なっ て いる 。  また 、 通貨 膨張 抑制 に関する 為替 レート 変動 も 懸念 さ れ て いる 。 これ まで は 対外 債務 削減 策 に対する 信頼 を 背景 として 対 ドル 為替 レート が レアル 高 傾向 で 推移 し て き た ため 、 国際 商品 市況 の 高騰 による インフレ 圧力 は 抑制 さ れ て い た 。 しかし 今後 、 連邦 準備 銀 制度 理事 会 が 通貨 膨張 へ の 懸念 により 政策 金利 を 急ピッチ で 引き上げる よう な 事態 に なれ ば レアル が 下落 傾向 に 転じ 輸入 物価 が 急騰 する といった 事態 が 予想 さ れ て おり 、 そう なれ ば 、 金融 政策 による 通貨 膨張 制御 は 困難 を 極める こと に なる と 指摘 さ れ て いる 。  ロシア は GDP において 、 2028 年 に は ドイツ を 上回り 欧州 最大 の 経済 国 と なり 、 2050 年 の 時点 で は 世界 6 位 と なる 5 兆 8 , 700 億 ドル に なる と 予測 さ れ て いる 。 しかし 2009 年 段階 で ロシア の GDP は 世界 8 位 で あり 、 2020 年 に は すでに イギリス 、 フランス を 抜く 可能 性 も 考え られる 。 地域 大国 として 旧 ソ連 圏 に 強い 影響 力 を 持ち 、 ユーラシア 経済 連合 によって 巨大 な 経済 圏 の 創出 を 目指し て おり 、 ロシア の ウファ で 開か れ た BRICS 首脳 会議 も ユーラシア 経済 連合 が 共同 主催 し た 。  1990 年代 、 ソビエト 連邦 崩壊 後 の ロシア で は ハイパーインフレ が 襲い 、 鉱工業 生産 が 落ち込む など 、 経済 ・ 政治 ・ 社会 など の 面 で 大きな 混乱 が 続い た 。 そうした 中 で 、 市場 経済 化 に 向け て 急進 的 な 経済 改革 を 推し進め た の が ロシア 連邦 の 初代 大統領 ボリス ・ エリツィン で ある 。 エリツィン 政権 が 抜本 的 な 構造 改革 を 断行 し 、 市場 経済 に 基づく 民主 的 な 新生 ロシア の 礎 を 築い た こと により 、 今日 まで 続く ロシア の 経済 発展 が あっ た と さ れる 。  ウラジーミル ・ プーチン は 1999 年 12 月 、 エリツィン の 突然 の 辞任 を 受け て 首相 から 大統領 代行 に 就任 し 、 翌 2000 年 3 月 の 大統領 選挙 に 勝利 、 ロシア 連邦 の 2 代目 大統領 に 就任 し た 。 2005 年 3 月 の 大統領 選挙 で は 得票 率 71 % で 再選 を 果たし た のち 、 2008 年 5 月 に 大統領 の 座 を ドミートリー・メドヴェージェフ に 譲り 、 首相 に 就任 し た 以降 も 国民 から の 人気 が 高く 、 政治 的 な 影響 力 を 保持 し た 。 2012 年 5 月 に は プーチン が 第 4 代 大統領 に 就任 し た 。 プーチン の 経済 政策 の 特徴 は 、 エリツィン 同様 に 市場 経済 重視 の 自由 主義 政策 を 推進 する 一方 で 、 エリツィン 時代 に 政治 力 を 強め た 新興 財閥 （ オリガルヒ ） を 弾圧 する といった 、 強権 的 な 側面 も 併せ 持っ て いる 。  1991 年 の 連邦 発足 後 、 急速 な 市場 経済 移行 に 伴う 経済 的 混乱 から 大幅 な マイナス 成長 が 続い た ほか 、 1998 年 に は ロシア 通貨 危機 に 伴う 金融 市場 の 混乱 を 経験 し た ものの 、 ルーブル 切り下げ 効果 による 輸入 代替 産業 の 復調 や 原油 価格 の 高値 で の 推移 を 背景 として 、 その後 は 実質 成長 率 が 6 年 連続 で 前年 比 プラス を 維持 する など 回復 傾向 を 辿っ て いる 。  とりわけ 、 2004 年 の 10 月   -   12 月 期 の 実質 GDP   成長 率 （ 前年 比 + 6 . 7   %） に 占める 個人 消費 の 寄与 度 が + 6 . 2   %   に 達する など 、 個人 消費 は ロシア の 経済 成長 にとって 大きな 原動力 と なっ て いる 。 その 背景 に は 、 原油 価格 の 上昇 による 石油 関連 企業 の 業績 の 向上 が 、 雇用 ・ 所得 環境 の 改善 に 繋がっ て いる こと が 挙げ られ 、 加え て モスクワ など 都市 部 における ライフスタイル の 欧米 化 （ 自動車 や 電化 製品 など の 浸透 ） の 流れ も 影響 し て いる と み られ て いる 。  足元 の ロシア 経済 の 成長 を 支える 原動力 と なっ て いる の は 、 豊富 な 生産 量 を 誇る 原油 や 天然 ガス など の エネルギー 資源 で 、 石油 ・ 天然 ガス 産業 は   GDP   の 25 %、 輸出 収入 の 約 55 %、 国家 歳入 の 約 35 % を 占める まで に なっ て いる 。 原油 価格 の 暴落 を 警戒 する 石油 輸出 国 機構 各国 が 石油 生産 能力 の 拡大 に 慎重 な スタンス を 採り 続け て き た 中 で 、 近年 ロシア は 原油 生産 を さらに 強化 し て おり 、 原油 生産 量 の 推移 を みる と 2003 年 に は アメリカ を 抜い て 世界 2 位 に 、 2004 年 に は サウジアラビア を 上回り 世界 1 位 と なっ た 。 こうした ロシア の 原油 生産 の 拡大 は 、 原油 価格 の 高騰 と 相 俟 って 景気 回復 に 寄与 し て き た と み られ て いる 。 原油 価格 の 動向 と 貿易 収支 の 関係 を みる と 、 原油 価格 の 上昇 は 貿易 収支 の 大幅 な 改善 に 結びつい て いる という 構図 が あり 、 加え て 、 石油 や 石炭 に 比べ て 温暖 化 ガス や 硫黄 酸化 物 の 排出 量 が 少ない 天然 ガス に対する 世界 的 な 需要 が 高まる なか で 、 ロシア の 天然 ガス 埋蔵 量 は 、 世界 全体 の 約 27 % を 占め て いる 。 また 、 ロシア は サハリン 沖 を 中心 と し た 天然 ガス の 開発 に 注力 し て いる こと から 、 今後 は 天然 ガス 輸出 の 増加 も 、 ロシア 経済 の 好調 を 更に 後押し し て いく もの と 見込ま れ て いる 。  BRICs 四 カ国 の 中 で は 唯一 人口 の 減少 が 予想 さ れる （ 既に 毎年 70 万 人 前後 の 数 が 減少 し 、 30 年間 で 20 % 減る と 予想 さ れる ）   に も かかわら ず 、 これら 豊富 な 資源 によって ロシア 経済 は 継続 的 な 発展 が 可能 と さ れ て おり 、 その他 に も 、 ソ連 時代 の 遺産 と も 言える 、 高度 な 科学 技術 力 による 高 付加 価値 の 航空 宇宙 産業 ・ 軍需 産業 や 、 IT 産業 、 高度 な 教育 水準 による 豊富 な 人材 など に も 注目 が 集め られ て いる 。  ロシア の 経済 成長 を 妨げる 可能 性 が ある 要因 として 、 大きく 4 つ の 問題 が 指摘 さ れる 。  経済 の 長期 展望 を する 目安 と なる ひとつ が 人口 で ある 。 インド は 2060 年 ごろ まで 人口 が 増加 し 続ける 。 インド が 中国 を 抜い て 世界一 の 人口 大国 に なる の は 2028 年 と 予測 さ れ 、 この 時点 で 、 インド の 人口 は 14 億 5000 万 人 に 到達 する 。 中国 経済 は 2030 年 ごろ に は ピーク アウト し 、 インド 経済 は 中国 失速 後 も 成長 を 続ける という こと に なる 。  Citi   Private   Bank 社 ら の 調査 で は 、 2050 年 まで に インド が 世界 最大 の 経済 大国 に なる と 予測 する 。 2050 年 まで に 購買 力 評価 が 85 兆 9700 億 ドル に 達する 見込み で 、 同 時期 の 中国 は 80 兆 200 億 ドル に なる だろ う と いう 。  1991 年 に 誕生 し た 国民 会議 派 の ナラシマ ・ ラオ 政権 は 、 1947 年 の 建国 以来 続い て い た 混合 経済 体制 と 呼ば れる インド 独自 の 社会 主義 的 な 経済 運営 の 結果 として 現れ た 外貨 準備 高 の 減少 や 経済 低迷 といった 現象 を 受け て 180 度 の 政策 転換 を 行い 、 資本 の 自由 化 ・ 各種 の 規制 緩和 ・ 貿易 と 為替 の 自由 化 ・ 公営 企業 の 民営 化 ・ 金融 制度 の 改革 等 を 取り入れ た 。 また 1996 年 以降 も 、 政権 政党 の 交代 に も かかわら ず ラオ 政権 が 推進 し て き た 経済 の 自由 化 政策 は 継承 さ れ て いっ た 。  2005 年 の 4 - 5 月 に 行わ れ た 総 選挙 で は 、 政権 交代 によって 経済 改革 路線 の 継続 が 危ぶま れ た こと から 一時 的 に 株価 が 急落 し た が 、 ラオ 政権 で 経済 改革 を 主導 し た マンモハン・シン 元 財務 相 が 新しい 首相 に 選出 さ れ た こと から 、 新 政権 に対する 金融 市場 の 警戒 は 薄らい だ 。  1991 年 以降 、 経済 改革 に 取り組み 、 特に 2003 年 以降 は 概ね 年間 7 － 9 % の 経済 成長 を 達成 し 、 2010 年度 も 8 . 5 % の 高い 経済 成長 率 を 達成 する など 、 成長 著しい BRICs の 一員 として 注目 を 浴び て いる 。  農業 を はじめ と する 第 一 次 産業 は 、 世界 第 2 位 の 規模 を 誇り 、 植物 育種 や 灌漑設 備 の 整備 、 農薬 の 普及 といった 「 緑 の 革命 」 を 実施 し 、 独立 後 60 年 あまり で 人口 が 12 億 人 に まで 増え た に も かかわら ず 、 自給自足 達成 国 と なっ た 。 世界 で 最も 成功 し た 米 生産 国 の 一つ で ある 。 2006 年 に は 450 万 トン を 輸出 する 主要 な 米 輸出 国 で ある 。 インド の 農地 面積 は １ 億 7990 万 ヘクタール あり 、 農業 は 労働 人口 の 52 ％ が 従事 し 、 GDP の 16 ％ を 占める インド 経済 の 中心 で ある 。 また 農業 部門 が GDP 成長 率 に 及ぼす 影響 で は 、 一部 の 例外 を 除き 農業 部門 が 不振 で あっ た 年 は 成長 率 が 4 % 台 に 押し下げ られ て いる 。 こうした 背景 に は 、 インド 国内 の 灌漑施 設 まだ 不十分 で あり 、 農作物 の 生産 高 が モンスーン による 降水 量 に 大きく 依存 し て いる こと など が 挙げ られる 。  インド は 世界 第 14 位 の 工業 生産 国 で あり 、 2007 年 において 工業 で GDP の 27 . 6 %、 労働 力 の 17 % を 占める 。 経済 改革 は 外国 と の 競争 を もたらし 、 公的 部門 を 民営 化 し これ まで の 公的 部門 に 代わる 産業 を 拡大 さ せ 、 消費 財 の 生産 の 急速 な 拡大 を 引きおこし た 。  経済 改革 後 、 これ まで 寡占 状態 で 家族 経営 が 常態 化 し 、 政府 と の 結び つき が 続い て い た インド の 民間 部門 は 外国 と の 競争 、 とりわけ 、 中国 製 の 安価 な 輸入 品 と の 競争 に 曝さ れる こと と なっ た 。 コスト の 削減 ・ 経営 体制 の 刷新 ・ 新 製品 の 開発 ・ 低 コスト の 労働 力 と 技術 に 依拠 する こと により 、 民間 部門 は 変化 を 乗りきろ う と し て いる   。  近年 の 高 成長 は 主 に 情報 通信 技術 部門 の 成長 が もたらし て いる 。 インド は 先進 国 企業 の 情報 技術 導入 が 進む なか で 、 コンピューターソフト ウェア の 開発 及び 販売 ・ 欧米 企業 の 情報 技術 関連 業務 の アウトソーシング の 受注 を 拡大 さ せ て いる 。 IT ソフトウェア 産業 は 1990 年代 を通じて 年率 50 % 近い 成長 を 遂げ 、 IT 不況 を 迎え た 21 世紀 に 入っ て も   20 % 台 の 順調 な 成長 を 続け て おり 、 2003 年 時点 で は 国内 GDP の 2 . 6 % を 占める まで に 至っ て いる 。 工科 系 の 大学 を 中心 として 毎年 30 万 人 を 超える 情報 技術 者 を 輩出 し て いる こと や 、 労働 コスト が 低廉 で ある こと 、 「 0 」 の 発見 に 象徴 さ れる よう に 伝統 的 に 理数 的 思考 を 得意 と する 民族 で ある こと 、 準 公用 語 に 英語 が 含ま れ て いる こと など が それら の 要因 と なっ て いる 。  さらに 、 インド 工科 大学 や インド 科学 大学 大学院 といった 優れ た 教育 機関 を 卒業 後 、 待遇 面 の 良 さ など を 背景 に アメリカ の シリコンバレー など に 移住 する インド 人 技術 者 は 増加 傾向 に あり 、 その 結果 ソフトウェア の 輸出 と 在外 居住 者 から の 本国 向け 送金 は 、 インド の 国際 収支 を 支える 重要 な 外貨 獲得 源 と なっ て いる 。 事実 、 2001 年 以降 は これ により 経常 収支 は 黒字 で 推移 し た 。  IT 産業 以外 の 分野 で も 、 自動車 部品 ・ 電機 ・ 輸送 機器 といった 分野 が 伸び て おり 、 加え て 産業 規模 は 小さい もの の バイオテクノロジー ・ 医薬品 といった 産業 の 発展 に インド 政府 は 力 を 注い で いる 。  また 、 インド 経済 の 成長 を 支える 原動力 として 、 労働 力 も 挙げ られる 。 一 国 の 経済 成長 を 左右 する 大きな 要素 の 一つ で ある 労働 力 人口 に関して 言え ば 、 インド の 労働 力 人口 は 2050 年 にかけて 毎年 約 1 % ずつ 増加 し て いく と 見込ま れ て おり 、 その 豊富 な 労働 力 が 成長 の 礎 と なる こと が 予想 さ れ て いる 。 また 、 それら の 人口 は 将来 的 に 実質 的 な 購買 力 を 備え た 消費 者 層 （= 中間 層 ） と なり 、 有望 な 消費 市場 を もたらす もの と 考え られ て いる 。  インド は 、 対   GDP   比 で   10   %   近く に 達し て いる に も かかわら ず 縮小 する 兆し が 見 られ ない 財政 赤字 など 、 取り組む べき 課題 が 多数 指摘 さ れ て いる 。  まず 、 成長 の 基盤 と なる インフラ 水準 が 著しく 低い 点 も が 挙げ られる 。 電力 の 供給 能力 が 経済 成長 に 追いつい て おら ず 日常 的 に 停電 が 発生 する 事 や 、 インド の 経済 成長 の 主軸 と さ れる IT 産業 にとって 不可欠 な 通信 設備 の 普及 が 立ち遅れ て いる 事 など が その 例 で ある 。  農業 を はじめ と する 第 1 次 産業 は 、 2000 年代 の 現在 も インド 経済 の 中心 を 担っ て いる 。 この 事 は 、 農業 部門 が 産業 全体 の 四 分の 一 を 占め 、 農業 部門 の 就業 人口 は 全体 の 約   60   %   を 占め て いる という 事実 に 象徴 さ れる 。 また 農業 部門 が   GDP   成長 率 に 及ぼす 影響 で は 、 一部 の 例外 を 除き 農業 部門 が 不振 で あっ た 年 は 成長 率 が   4   %   台 に 押し下げ られ て いる 。 こうした 背景 に は 、 インド 国内 の 灌漑施 設 の 整備 が 進ん で おら ず 、 農作物 の 生産 高 が モンスーン による 降水 量 に 大きく 依存 し て いる こと など が 挙げ られる 。  直接 投資 の 少な さ に 起因 する 工業 化 の 遅れ が 課題 と さ れる 。 1947 年 の 建国 以来 、 民間 企業 の 活動 や 外国 企業 による 投資 など を 規制 し 、 公的 部門 を 温存 する 政策 を 維持 し て き た 結果 、 工業 化 の 進展 が 中国 など と 比べ て も 大幅 に 遅れ て いる 。 よって 製造 業 による   GDP   の 押し上げ 効果 が 進展 し て おら ず 、 また 対内 直接 投資 額 も 少ない 。 また 、 インド は 建国 以来 敷い て き た 各種 産業 へ の 外資 規制 が 原因 と なり 外資 導入 の 点 で も かなり 遅れ て いる 。  また 、 インド の 衛生 管理 は 極めて 劣悪 な 状態 に ある 。 インド で は 上水道 と 下水道 が 併走 し て いる こと が 多く 、 その どちら も が 破損 し て おり 、 下水 が 水道 水 に 混入 し 、 感染 症 に かかる 事例 が しばしば 報告 さ れ 、 感染 症 の 宝庫 など と さ れ て いる 。 日本 の 外務省 も インド 渡航 者 に対して 、 厳重 な 衛生 面 で の 注意 と 渡航 前 の さまざま な 予防 接種 を 推奨 し て いる 。  2000 年 以降 で は ニューデリー など の 都市 部 に 加え 地方 における 大気 汚染 も 激し さ を 増し て いる 。 2013 年 以降 の 調査 で は インド の 大気 汚染 レベル は 世界 最悪 と なっ て いる  その他 、 教育 も 大きな 課題 で ある 。 中等 教育 へ の 進学 率 が 半分 以下 で 識字 率 が 6 割 程度 に とどまる など 、 他 の   BRICｓ 諸国 と 比較 し て も 際立っ て 低い 水準 に ある 。 教育 が 人材 開発 にとって 最も 重要 な 手段 で あり 、 また 学校 教育 が その後 の 応用 的 な あらゆる 教育 の 基礎 と なる 点 を 考慮 し 、 教育 水準 の 低 さ が 今後 の 経済 成長 にとって 足枷 に なる と 警笛 を 鳴らす 学者 も 少なく ない 。  インド と 南アフリカ は 核 拡散 防止 条約   ( NPT )   に 加盟 せ ず に 核 開発 を 行っ た 国 で ある 。 南アフリカ は 1993 年 に 核 を 全廃 し た 。 原子力 供給 国 グループ   ( NSG )   は インド の 核 燃料 、 核 技術 の 輸出入 を 無条件 で 例外 扱い として 認める 採択 を 行っ て いる 。  これ に対し 、 NSG 加盟 国 で ある 日本 や ヨーロッパ 諸国 は 、 インド が 核 実験 を 行っ た 場合 は 例外 扱い を 取り消す べき だ という 立場 を とっ て いる 。  2005 年 12 月 20 日 に 中国 国家 統計 局 は 、 国際 機関 から 過小 評価 さ れ て いる と 指摘 の あっ た GDP 値 を 上方 修正 し 、 2004 年 実績 を それ まで の 公表 数字 の 16 . 8 % 増 と なる 1 兆 9 , 317 億 ドル と し た 。 これ により GDP 値 で イタリア を 抜き 、 フランス に 次ぐ 世界 6 位 に 浮上 し た （ 英 統計 局 が 同年 12 月 25 日 に 発表 し た 速報 値 で は 、 中国 は 既に イギリス と フランス を も 上回っ て おり 、 世界 4 位 で ある と さ れ て いる ） 。 今後 も 2008 年 に ドイツ を 、 2017 年 に は 日本 を 、 2039 年 に は アメリカ を も 上回り 、 世界 最大 の 経済 大国 に なる と さ れ て いる 。 2050 年 の GDP 値 は 2 位 の アメリカ を 大きく 上回る 44 兆 4 , 530 億 ドル で ある と 予測 さ れる 。  しかし 、 最近 米国 など で は 、 2040 年 頃 に は 一時 的 に 中国 が 米国 を GDP で 上回る ものの 、 中国 内 の 高齢 化 など の 理由 により 、 再度 米国 が 中国 を 逆転 し 、 また インド が 中国 を 追い抜く という 論議 が 出 て 来 た 。 2050 年 の 予想 GDP 順位 は 、 米国 、 インド 、 中国 と する 専門 家 も いる 。  GDP は 2010 年 に 日本 を 追い抜き 世界 2 位 と なっ た 。 国際 通貨 基金 ・ 世界銀行 ・ CIA ワールド ・ ファクト ブック に よれ ば 、 2014 年 に 購買 力 平価 で 世界 最大 の 経済 大国 と なっ た 。  1978 年 に 始まっ た 中国 の 改革 開放 政策 は 、 1989 年 の 天安門 事件 によって 頓挫 し た か の よう に 考え られ た 。 そうした 状況 が 一変 し た の は 1992 年 1 - 2 月 に 当時 の 最高 実力 者 で あっ た 鄧小平 が 、 深 圳 や 上海 など を 視察 し た 際 の 南 巡 講話 から で ある 。 南 巡 講話 によって 沈滞 ムード は 消え去り 、 改革 開放 路線 は 再び 勢い を 得る こと と なっ た 。  天安門 事件 直後 、 鄧小平 が 総 書記 に 抜擢 し た 江沢民 は 党内 基盤 が 弱く 、 当初 は 短命 政権 と 見 られ て い た 。 しかし 、 江沢民 は 徐々に 権力 基盤 を 拡大 し 、 2002 年 まで 13 年間 に 亘る 長期 安定 政権 を 築い た 。 この間 中国 は 、 香港 の 返還 や 北京 オリンピック ・ 上海 万博 の 招致 、 WTO へ の 加盟 など 数々 の 実績 を 挙げ 、 結果 として 経済 の 高度 成長 に 結びつい た 。  江沢民 から 2002 年 に 中国共産党 総 書記 、 2003 年 に 国家 主席 の 地位 を 継承 し た 胡錦涛 政権 は 、 前 政権 の 政策 を 踏襲 し 着実 な 政策 運営 を 行っ て いる 。 結果 として 2003 年 の 実質   GDP   は 1978 年 に対して 約   9 . 4   倍 に まで 拡大 し て おり 、 今後 も 、 日本 が 1964 年 の 東京 オリンピック と 1970 年 の 大阪 万博 を 経 て 経済 大国 入り し た の と 同様 に 、 2008 年 の 北京 五輪 と 2010 年 の 上海 万博 による 経済 効果 が 期待 さ れ て いる 。  中国 は 世界 第 1 位 の 工業 生産 国 。 貿易 の 急速 な 伸び と 外国 から の 直接 投資 の 増加 によって 支え られ て いる 。 2002 年 の 貿易 総額 は 6 , 208 億 ドル で 前年 に 比べ 約 22 %   伸び 、 貿易 黒字 は 304 億 ドル を 計上 、 外国 から の 投資 合計 額 も 550 億 ドル に 上っ て いる 。 そのうち 華人 地域 から の 投資 が 半分 を 超え 、 中国 経済 を 支え て いる 。 対 世界 の 発展 途上 国 向け 直接 投資 の 3 割 、 日本 を 除い た 対 アジア 向け 直接 投資 の 5 割 を 占め て いる 。 また 、 2003 年 に は 契約 金額 ベース で 535 億 ドル と 、 初めて アメリカ を 抜き 、 ルクセンブルク に 次ぐ 投資 受け入れ 国 と なっ た 。 結果 として 中国 の 外貨 準備 高 は 、 1992 年 の 194 億 ドル から 2004 年 末 に は 6 , 099 億 ドル まで 膨れ 上がっ て おり 、 日本 を 超え 世界 最大 の 外貨 保有 国 と なっ て いる 。  また 、 2002 年 以降 、 中国 経済 は 新た な 高度 経済 成長 期 に 入り 、 居住 や 交通 条件 の 改善 といった 消費 構造 が 高度 化 し 、 住宅 ・ 通信 ・ 自動車 など の 成長 産業 が 新た な 高度 経済 成長 を 引っ張る 主導 産業 と なっ た 。 この 高度 成長 は 産業 構造 の 高度 化 や 体制 刷新 、 2001 年 の WTO 加盟 を 含め 一層 の 広がり を 見せる 対外 開放 など を 背景 に 比較的 長期間 続く もの と 見 られ て いる 。 国家 統計 局 は 、 経済 構造 調整 の 結果 として 珠江 デルタ 、 長江 デルタ 、 環 渤海地 区 、 東北 の 旧 工業 地帯 が 多 極 的 に 発展 する 枠組 が 形成 さ れ つつ あり 、 中国 経済 の 発展 に 大きな 余地 が もたらさ れ 、 さらに 農業 の 産業 化 、 伝統 工業 の 改造 、 ハイテクノロジー 産業 と サービス 産業 の 発展 が 中国 経済 に 新た な 活力 を 注入 する と 同時に 経済 成長 に対して 新た な 原動力 を 提供 し て おり 、 2020 年 まで の 7 % 成長 は 充分 見込める と し て いる 。  中国 で は 貧富 の 格差 が 拡大 し て いる 。 この 格差 は 都市 住民 と 農村 住民 の 所得 格差 、 地域 の 所得 格差 、 業種 の 所得 格差 など 様々 な 面 における 格差 拡大 によって 引き起こさ れ た もの で ある 。 都市 と 農村 で の 所得 格差 は 、 1978 年   -   1985 年 に は 農村 改革 が 重点 で あっ た こと から 、 平均 所得 の 比率 は 2 . 57 : 1 から 1 . 85 : 1 に 縮小 し た 。 しかし 、 改革 の 重点 が 都市 に 移る と この 比率 は 年々 拡大 を 始め 1994 年 に は 2 . 86 : 1 に まで 広がっ た 。 1995 年 から 1998 年 まで は 一旦 減少 する ものの 、 それ 以降 は 再び 拡大 を 始め 、 2001 年 に は 改革 開放 以来 最高 と なる 2 . 92 : 1 と なり 、 ジニ 係数 も 一般 的 に 警戒 ライン と さ れる 0 . 4 を 超え た 。 また 、 地域 間 において も 格差 は 顕著 に 広がっ て いる 。 東部 と 中部 、 東部 と 西部 で の   GNP   の 差 は 1990 年 時点 で は それぞれ 898 元 と 1 , 079 元 で あっ た の に対し 、 1995 年 に は 3 , 539 元 と 4 , 203 元 に 、 2000 年 に は 5 , 352 元 と 6 , 674 元 に まで 拡大 し た 。 西部 地域 の GDP は 東部 地域 の GDP の わずか 40 % の 水準 と なっ て おり 、 とりわけ 貴 州 省 と 上海 市 と の 差 は 12 倍 を 超え て いる 。 今後 は 西部 大 開発 や 東北 新興 など の 対策 に 格差 改善 の 期待 が 寄せ られ て いる 。 また 、 業種 の 所得 格差 も 拡大 し た 。 不動産 ・ 金融 ・ 保険 といった 最高 所得 の 部類 と 、 飲食 サービス 業 ・ 製造 業 ・ 採掘 業 など の 最低 所得 部類 と を 比較 する と 、 その 所得 の 比 は 1990 年 の 1 . 72 : 1 から 1999 年 の 2 . 63 : 1 に 拡大 し た 。  また 、 電力 において 近年 は 毎年 15 % 近く 使用 量 が 伸び 続け て おり 、 電力 不足 が 深刻 化 し つつ ある 。 エネルギー 多 消費 産業 の 素材 業種 で 投資 ・ 生産 活動 が 拡大 し た こと 、 経済 発展 に 伴う 家電 製品 普及 率 の 上昇 による もの で 、 今後 も この 増加 傾向 は 変わら ない もの と 見 られ て いる 。 中国 政府 も 三 峡 ダム 建設 など の 対策 は 講じ て いる ものの 、 この 電力 不足 が 長く 続く よう で あれ ば 、 成長 の 原動力 と なっ て いる 外国 企業 誘致 に も 支障 を きたす こと が 懸念 さ れ て いる 。  さらに 、 2005 年 7 月 より 実施 さ れ た 人民元 改革 の 影響 も 不透明 で ある 。 元 の 切り上げ による 元高 により 海外 で 中国 製品 の 価格 が 上昇 する ため 、 海外 から 中国 へ の 進出 企業 は 減少 し 、 同時に 輸出 量 の 減少 を 招く 。 経済 成長 の 原動力 と も 言える 大量 生産 ・ 大量 輸出 の 陰り は 、 中国 にとって は 大 打撃 と なる 。 また 、 輸出 品 の 価格 が 上昇 する の に対し 輸入 品 の 価格 は 下がる ので 、 元来 非 効率 な 生産 方式 を 採っ て い た 農業 従事 者 など の 間 から は 失業 者 が 出 て くる こと が 予想 さ れる 。 今後 も アメリカ など から 一層 の 切り上げ 要求 が 予想 さ れる 。  2000 年 の 調査 で は 、 中国 の 60 歳 以上 の 人口 は 1 億 5 , 000 万 人   -   2 億 人 に 達し た と いわ れ て いる 。 今後 、 高齢 者 の 医療 ・ 介護 が 深刻 な 問題 として 浮上 し て くる 。 また 、 急激 な 経済 成長 が もたらす 、 光化学 スモッグ 、 CO 2 の 増大 など 温暖 化 に 伴う 砂漠 化 の 広がり （ 北京 の 40 km まで 砂漠 が 接近 し て いる ） 、 周辺 国 や アメリカ 西海岸 まで 飛来 する 黄砂 や 大気 汚染 、 日本海 に 押し寄せ 、 深刻 な 漁業 被害 を 与え て いる エチゼンクラゲ の 問題 など 、 緊急 な 課題 が 山積 し て いる 。  1994 年 に アパルトヘイト （ 人種 隔離 政策 ） が 撤廃 さ れ 、 それ まで 土地 を 持つ こと が でき なかっ た 黒人 が 経済 発展 により 住宅 を 購入 する よう に なり 、 2010 年 に は FIFA ワールドカップ 開催 の ため 、 国内 の インフラ が 急速 に 整備 さ れ た （ 経済 効果 4 , 700 億 円 ） 。 また 、 地域 大国 として アフリカ 大陸 に 強い 影響 力 を 持ち 、 南アフリカ の ダーバン で BRICS 首脳 会議 が 開か れ た 際 は アフリカ 連合 が 招待 さ れ た 。  南アフリカ の 経済 は アフリカ 最大 規模 の 経済 で あり 、 金 や 白金 等 の 貴金属 ・ レアメタル が 産出 さ れ 、 白金 は 世界 シェア 75 % を 誇る 。  アパルトヘイト が 撤廃 さ れ た が 、 地域 ・ 階層 による 貧富 の 格差 は 未だ 著しく 、 エイズ の 流行 に 歯止め が かから ない 状況 で ある 。 隣接 国 から の 経済 難民 の 流入 により 、 治安 が 著しく 悪い 。  5 カ国 の 世界 経済 へ の 影響 力 が ますます 強まる 中 で 、 その 発展 の 副作用 として の 世界 経済 へ の マイナス 影響 も 無視 でき なく なる と さ れ て いる 。  アメリカ の 投資 銀行 で ある ゴールド マン ・ サックス （ 以下 GS ） で は 、 2050 年 における 世界 各国 の GDP を 次 の よう に 予測 し て いる 。  BRICs は 人口 の 増加 、 資本 の 増加 、 労働 生産 性 の 増加 など を 起因 として 経済 成長 を 成し遂げ 、 2004 年 に は いずれ も 5   -   9 % 台 の 成長 を 果たす など 、 近年 で は 世界 平均 を 上回る 高水準 の 成長 を 記録 し て いる 。 今後 は さらに 資本 蓄積 ・ 技術 革新 による 生産 性 上昇 など も 見込ま れ て おり 、 IMF の 予測 に よる と 2005   -   2006 年 にかけて も 、 中国 の 8 % 台 を 筆頭 に 、 軒並み 高い 成長 を 維持 する 見込み と さ れ て いる 。  結果 として 、 2006 年 5 月 の 時点 で 世界 の GDP の 約 8 % を 占める に 過ぎ ない その 経済 規模 は 、 2039 年 に 経済 大国 G 6 （ 米国 、 日本 、 ドイツ 、 英国 、 フランス 、 イタリア ） に スペイン を 加え た 合計 を 上回り 、 2050 年 時点 で の GDP は 下表 の よう に 順位 が 入れ替わる と 予想 し た 。 これ により 米国 一極 支配 が 崩れる と さ れ て いる 。  2007 年 3 月 28 日 の レポート で は 、 諸国 が 軒並み 高 成長 を 続け て いる こと を 根拠 に 、 2003 年 の 予測 は 「 控えめ 過ぎ た くらい だ 」   として 、 2050 年 の GDP は 下表 の 順位 に なる と し て いる 。 同社 の 数値 や 順位 は 調査 年 ごと に 入れ替わる こと が ある 。 2007 年 4 月 17 日 の レポート   では 、 2050 年 の 中国 の GDP が アメリカ の 2 倍 以上 の 80 兆 ドル 近く に なる と 予測 し て いる 。  日本 経済 研究 センター が 2008 年 1 月 17 日 に 発表 し た 購買 力 平価 ベース の GDP 予測   では 、 中国 の 急 成長 は 暫く 続き 、 2020 年 頃 に は 世界 最大 の 経済 規模 に なる が 、 高齢 化 など を 理由 に 成長 率 が 鈍化 し 、 2050 年 頃 に は 僅か ながら 米国 が 抜き 返す と し て いる 。  1 位 :   アメリカ   2 位 :   中国   3 位 :   インド  世界 最大 の 会計 ・ コンサルティング 会社 で ある プライス ・ ウォーターハウス・クーパース が 、 2008 年 3 月 4 日 に 発表 し た 予測   では 、 2025 年 前後 に 中国 が 米国 を 抜き 、 世界 最大 の 経済 規模 に なる 可能 性 が 高く 、 その後 も 成長 を 続け 2050 年 まで に は 米国 より 30 % 大きく なり 、 インド は 2050 年 まで に 米国 の 90 % の 規模 に 成長 する と し て いる 。 また 、 ブラジル は 2050 年 まで に 日本 を 抜き 世界 4 位 に 躍り出 て 、 ロシア 、 メキシコ 、 インドネシア も ドイツ や 英国 を 抜く 力 を 潜在 的 に 持っ て いる と 予測 し て いる 。  1 位 :   中国   2 位 :   アメリカ   3 位 :   インド   4 位 :   ブラジル   5 位 :   日本   6 位 :   ドイツ ・ 英国 ・ ロシア ・ メキシコ ・ インドネシア  インド の 順調 な 経済 成長 から 近い 将来 、 同国 が 日 中 独 を 抜い て 米国 に 次ぐ 経済 大国 に なる という 分析 が 、 インド の エコノミスト から 出 て いる 。  GS 社 の 1 人 の 若い 女性 社員 が 作成 し た 、 50 年 も 先 を 予測 し た 報告 書 に 疑問 点 が ない わけ で は ない 。 同社 の 2005 年 12 月 1 日 の レポート   では 、 韓国 の 2025 年 の GDP は 、 世界 8 - 9 位 に なる と し た ものの 、 予想 は 外れ 、 2007 年 の 同社 の レポート で は 、 12 位 に 下方 修正 し て いる 。 ドイツ の 2050 年 の GDP も 欧州 最大 の 8 位 に なる と し て い た が 、 2007 年版 で は 英国 など と 順位 を 入れ替え 10 位 に 下方 修正 し た 。 日本 について も 、 8 兆 ドル 強 と の 予測 を 覆し 、 6 . 7 兆 ドル 弱 に 変え て いる 。 また 、 開発 金融 研究所 の レポート   では 、 GS 社 の 予測 は 楽観 的 過ぎる として 、 その 理由 に 為替 レート の 引き上げ 問題 など を 挙げ て いる 。 GS 社 は 中国 の 為替 レート は 2032 年 まで に 2 . 63 倍 、 インド は 2 . 19 倍 に 切り 上がる こと を 前提 に し て いる 。 しかし 、 例えば インド 経済 が 約 20 年 で 2 倍 以上 の 為替 レート の 上昇 に 耐え られる の か 疑問 視 し て いる 。 ちなみに 、 2003 年 の 為替 レート を ベース に 日本 の 成長 率 が 1 % 以上 （ 1 % 未満 の 成長 率 を すべて 1 % に 直し て 計算 ） で ある として 推計 する と 、 インド が 日本 に 追いつく の が 2048 年 頃 で 、 2050 年 日本 の GDP は 7 . 5 兆 ドル で 、 インド の 7 . 3 兆 ドル を 依然として 上回っ て いる と する 見方 も ある 。  BRICS に 新た に エジプト 、 メキシコ 、 タイ 、 タジキスタン を 加え た グループ 。 この 4 カ国 を サミット に 招待 し た 中国 が 提唱 し た 際 に インド が 中国 の 影響 力 拡大 を 懸念 し て 反対 し た と 報じ られ てる 。  インド 、 ブラジル 、 南アフリカ 共和 国 、 中国 の 英語 の 名前 の 頭文字   を 繋げ た 造語 。 これ は 、 ロシア が 新 興国 として 扱わ れる こと に 抵抗 感 を 持っ て いる こと 、 南アフリカ と の 関係 強化 を 目指す イギリス が その 知名度 を 高め て おき たかっ た こと など から 、 2005 年 2 月 の G 7 において 議長 国 の イギリス により 発表 さ れ た もの で ある 。  BRICs の 名付け親 、 ゴールド マン ・ サックス 社 は 2005 年 に 出し た 予測 で 、 に 続く 経済 大国 予備 軍 「 」 として 、 韓国 、 バングラデシュ 、 エジプト 、 インドネシア 、 イラン 、 ナイジェリア 、 パキスタン 、 フィリピン 、 トルコ 、 ベトナム 、 メキシコ の 11 カ国 を 示し た 。  国際 経済 研究所 の 「 （ 2005 年 1 月 ） 」 で は 、 BRICs および 南アフリカ の 5 カ国 に アルゼンチン 、 インドネシア 、 韓国 、 メキシコ 、 サウジアラビア 、 トルコ を 加え た 計 11 カ国 が 、 今後 の 世界 経済 に 大きな 影響 を 及ぼす   として 取り上げ られ て いる 。 これら の 国 は 全て G 20 の 一員 で も ある 。  2006 年 9 月 4 日 付け の 日本経済新聞 にて 紹介 さ れ た 造語 。   から ブラジル と ロシア を 省き 、 代わり に ベトナム と タイ を 加え た もの 。 ブラジル が 日本 から 地理 的 に 遠い こと 、 ロシア に 投資 する リスク が 高い こと と 、 日本 企業 の 中国 投資 の 変更 先 として この 2 国 が 注目 さ れ 始め て いる こと から 言わ れる よう に なっ た が 、 一般 的 な 知名度 は 非常 に 低い 。  BRICs 経済 研究所 の エコノミスト 門倉 貴史 が BRICs に 続く グループ として 2006 年 11 月 に 提唱 し た 造語 。 同年 12 月 に は 日本経済新聞 に も 引用 さ れ た 。 ベトナム 、 インドネシア 、 南アフリカ 、 トルコ 、 アルゼンチン の 英語 の 国名 の 頭文字 を 繋げ た もの 。 地理 的 な バランス と 高 成長 の ため の 条件 、 すなわち 豊富 な 天然 資源 、 労働 力 の 増加 、 外資 の 導入 、 政情 の 安定 、 購買 力 の ある 中産 階級 の 台頭 を 勘案 し て 、 新興 国 から ポスト   の 候補 が 選出 さ れ て いる 。  BRICs 経済 研究所 の エコノミスト 門倉 貴史 が BRICs に 続く グループ として 2008 年 1 月 に 提唱 し た 造語 。 マレーシア 、 エジプト 、 ドバイ 、 サウジアラビア の 4 カ国   の 英語 の 名前 の 一部 を 繋げ た もの 。 いずれ も イスラム教 国 で あり イスラム 金融 が 浸透 し て いる 新興 国 の グループ 。  PwC が 公表 し た 報告 書 に 記さ れ た 7 国 （ 中国 、 インド 、 ブラジル 、 メキシコ 、 ロシア 、 インドネシア 、 トルコ ） 。  HSBC ホールディングス が 提唱 し た 造語 。 コロンビア 、 インドネシア 、 ベトナム 、 エジプト 、 トルコ 、 南アフリカ の 6 カ国   から なる 。  アメリカ の コンサルティング 企業 で ある ユーラシア ・ グループ の イアン・ブレマー が 提唱 し た 造語 。 20 世紀 に アメリカ と共に 発展 し て き た が 21 世紀 に は 衰退 が 始まっ て いる 日本 、 イスラエル 、 イギリス   を グループ 化 し た 。 これら の 国 は 近隣 諸国 の 発展 に 伴い 地政学 的 な 問題 を 引き起こす リスク が ある 点 も 共通 し て いる と いう 。政治 哲学 （ せい じ てつ がく 、 ） は 、 政治 に関する 哲学 で ある 。  政治 哲学 は 政治 学 の 一 分野 で ある と 同時に 哲学 の 一 部門 で ある 。 哲学 と は 物事 の 根本 を 明らか に し 、 かつ 全体 の 包括 的 な 枠組み を 示す ため の 知的 な 取り組み で あり 、 政治 哲学 は 哲学 的 な 立場 から 政治 を 研究 する もの で ある 。 レオ ・ シュトラウス は 政治 哲学 の 一 次 的 な 本義 を 政治 的 事柄 の 自然 本性 を 真に 知ろ う と し 、 かつ 正しい 政治 的 秩序 あるいは 善い 政治 的 秩序 を 真に 知ろ う と する 試み と 位置づけ た 。 また 政治 哲学 は 実践 的 な 意味 も あり 、 考察 を 経 て 形成 さ れ た 理論 は 政治 思想 として 実際 の 政治 実践 の 根拠 として 用い られ うる 。  政治 哲学 が 扱う 主題 は 幅広く 、 国家 の 本質 、 政治 と 倫理 の 関係 、 政治 と 自由 の 関係 、 戦争 と 平和 で ある 。 古来 より 政治 に対する 哲学 的 な 議論 は さ れ て き て いる 。 日本 で は 聖徳太子 、 古代 中国 で は 孔子 ・ 孟子 （ 儒家 ） ・ 老子 ・ 荘 子 （ 道家 ） や 韓非子 （ 法家 ） に 代表 さ れる 諸子 百 家 、 イスラム で は 政教 一致 の 教義 で 不可欠 な もの で あり 、 西洋 で は 古代 ギリシア 時代 の プラトン や アリストテレス の 時代 から 盛ん に 議論 さ れ 、 ロック 、 モンテスキュー 、 ルソー など 現代 社会 に 多大 な 影響 を 与え た 人物 によって も 議論 さ れ て き た 。  特に 、 現代 社会 の よう に 多様 な イデオロギー が 複雑 に 絡み合っ た 世界 で は 、 政治 の 本質 を 問う という 行為 は 今後 も 重要 で ある 。 しかし 学問 として の 政治 哲学 は 体系 的 で 観念論 的 な 性格 が ある ため 、 形而上学 ・ 美学 ・ 倫理 学 ・ 論理 学 といった 知識 や 、 哲学 史上 の 議論 など 、 哲学 そのもの について の 文献 学 的 な 知識 や 方法 が 要求 さ れる 。  政治 において 、 弁証法 的 唯物 論 における 哲学 と 科学 は 自己 批判 の 役割 と 手段 （ 監視 者 ） で なら なけれ ば なら ず 、 その 立場 は 民衆 側 に も 担う 権利 が ある と する 。英国 学派 （ えい こく がく は 、 English   School ） は 、 国際 政治 学 国際 関係 論 における 一 学派 を 指す 。  「 英国 学派 」 という 言葉 は 、 広く は イギリス の 国際 関係 論 の 中 に ある 一 潮流 を 指す 。 これ は 、 特に 国際 関係 論 という 学問 領域 で は 、 アメリカ の 科学 主義 的 方法 が 優勢 で ある という 事情 を 背景 と し て いる 。 しかし 、 実際 に は 、 英国 学派 が いかなる 学術 的 集団 を 指示 する か という こと 自体 に 論争 が ある 。 その 上 で 国際 社会 （ society   of   states   or   international   society ） を 一つ の キーワード と し ながら 、 歴史 ・ 国際 法 ・ （ 政治 ） 思想 を 重視 する ところ に 特徴 が 見 られる 。  国際 社会 の どの 位相 に 焦点 を 当てる か によって 英国 学派 の 研究 は 3 つ に 大別 さ れる 。  1959 年 に 、 ロックフェラー 財団 の 後援 で 組織 さ れ た 「 英国 国際 政治 理論 委員 会   the   British   Committee   on   the   Theory   of   International   Politics 」 が 、 のち に 英国 学派 と 呼ば れる 潮流 を 形作っ た と さ れる 。 この 委員 会 に は 、 委員 長 を 務め た ハーバート・バターフィールド の ほか 、 マーティン・ワイト （ 国際 関係 論 ） 、 デスモンド・ウィリアムズ （ 外交 史 ） 、 ドナルド ・ マッキノン （ 哲学 ） 、 マイケル ・ ハワード （ 軍事 史 ） 、 ヘドリー・ブル （ 国際 関係 論 ） に 加え て 、 アダム ・ ワトソン （ 外務省 ） と ウィリアム ・ アームストロング （ 財務省 ） の 実務 家 が 参加 し た 。 1959 年 から 3 年間 続い た 委員 会 における 議論 の 成果 は 、 1966 年 に 、 " Diplomatic   Investigations "   として 刊行 さ れ た 。  ティム ・ ダン の 研究 に 代表 さ れる 英国 学派 の 出自 を 「 英国 委員 会 」 に 求める 見解 に対して は 異論 が あり 、 チャールズ ・ マニング と 、 彼 が 教鞭 を 執っ て い た ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス の 貢献 を 重視 する 見方 も ある 。  英国 学派 という 名称 が 一般 に 普及 し た の は 、 1981 年 に 発表 さ れ た ロイ・ジョーンズ の 論文   " The   English   School   of   International   Relations :   A   Case   for   Closure "   によって で ある 。 ただし ジョーンズ の 意図 が 英国 学派 の 終焉 を 宣言 する こと に あっ た こと は その 論文 名 から 明らか で ある が 、 皮肉 に も アメリカ合衆国 の 国際 関係 論 と は 異なる アプローチ として 英国 学派 が 自覚 さ れ 、 独自 の 発展 を 遂げる こと に なっ た 。  オーレ・ヴェーヴァ の 分類 に 従え ば 、 英国 学派 の 歴史 は 4 つ の 時期 に 区分 できる 。  英国 委員 会 の 創設 から 、 その 成果 で ある " Diplomatic   Investigations " の 刊行 まで 。 この 時期 の 特徴 は 、 政治 理論 と 区別 さ れ た 国際 関係 論 を 探求 する に 当たり 、 国際 社会 に 注目 し 、 その 概念的 精緻 化 を 図っ て い た こと に ある 。  英国 学派 の 代表 的 文献 と なる ブル の   " The   Anarchical   Society "   と ワイト の   " Systems   of   States "   の 刊行 によって 、 英国 学派 の 枠組み が 出来上がる とともに 、 研究 の 関心 が 国際 社会 の 比較 歴史 分析 に 移行 し て いっ た 時期 で ある 。  比較 史 の 視座 から ヨーロッパ 国際 社会 の 拡大 ・ グローバル 化 を 考察 し た 、 Bull   and   Watson   eds .,   " Expansion   of   International   Society " の 刊行 と ブル の 死 （ 1985 年 ） をもって 、 英国 委員 会 の 活動 が 事実 上 終わり を 迎える 一方 で 、 次世代 の 研究 者 たち による 成果 が 相次い で 刊行 さ れ た 過渡 期 に あたる 。 たとえば 、 Donelan   ed .,   " The   Reason   of   States ",   Mayall   ed .,   " The   Community   of   States ",   Navari ,   " The   Conditions   of   States "   が ある 。 ただし 第 1 期 の 国際 社会 概念 の 提起 の よう な 理論 的 革新 に 乏しく 、 それ まで 扱っ た 主題 の 使い 回し （ repetition ） と 評価 さ れる 面 も ある 。  また この 時期 に 、 先述 の ロイ・ジョーンズ が 英国 学派 と 名づけ 、 ヒデミ・スガナミ （ 菅波 英美 ） が 英国 制度 主義 （ British   Institutionalism ） と 呼ん だ よう に 、 アメリカ合衆国 の 学界 と は 異なる 研究 方法 や 国際 政治 観 が 英国 の 学界 で 展開 さ れ て いる こと が 自覚 さ れる よう に なっ た 。  英国 学派 に対する 再 評価 の 機運 が 高まっ た 冷戦 終焉 後 から 現在 まで の 時期 。 アメリカ の 学界 で は 、 冷戦 を 所与 として その 終焉 を 予測 でき なかっ た 新 現実 主義 （ ネオ リアリズム ） に 代表 さ れる 実証 主義 的 な 研究 方法 に対する 懐疑 が 生じ 、 構成 主義 など の 新しい 研究 潮流 が 注目 を 集める 過程 で 、 英国 学派 に対する 関心 も 増大 し て いっ た 。  1992 年 、 LSE が 発行 する 学術 誌   " Millennium "   が 「 国際 社会 を 超え て 」 と 題する 特集 号 を 組み 、 また ヨーロッパ 政治 研究 評議 会 （ European   Consortium   for   Political   Research ） が 英国 学派 を 主題 と する ワークショップ を 開催 し た 。 その 成果 は 後 に 、 Rick   Fawn   and   Jeremy   Larkins   eds .,   " International   Society   after   the   Cold   War "、 および   B .   A .   Roberson   ed .,   " International   Society   and   the   Development   of   International   Relations   Theory "   として 刊行 さ れ た 。 この よう な 英国 学派 へ の 関心 の 高まり を 受け て 、 1995 年 に 、 スタンリー・ホフマン の 序文 を 付し た ヘドリー・ブル の   " The   Anarchical   Society "   の 第 2 版 が 刊行 さ れる 。 そして 、 英国 委員 会 を 軸 に 英国 学派 の 歴史 を 叙述 ・ 考察 し た ティム ・ ダン の 著書   " Inventing   International   Society "   が 契機 と なっ て 、 英国 学派 の 内実 を めぐる 活発 な 論争 が 巻き 起こっ た 。  バリー ・ ブザン が 中心 と なっ て 、 英国 学派 に関する 研究 プロジェクト が 開始 さ れ （ 外部 リンク 参照 ） 、 イギリス 国際 関係 学会 （ BISA ） に 専門 部会 が 設置 さ れ た 1999 年 をもって 、 第 5 期 に 入っ た と みなす こと も できる 。  2000 年代 に 入る と 、 未 発表 の 原稿 や 書簡 を 渉猟 し て ワイト や バター フィールド の 国際 政治 思想 を 考察 する 研究 や 、 人道的 介入 など の 人道 問題 、 EU および ASEAN に 代表 さ れる 地域 統合 、 あるいは タリバン の 外交 政策 、 国際 刑事 裁判所 を めぐる アメリカ 外交 など 現代 的 な 論点 の 分析 に 英国 学派 の 諸 概念 を 適用 する 研究 が 見 られる よう に なり 、 研究 の 地平 は 拡大 し て いる 。 また 国際 関係 論 の 教科書 や 入門 書 において も 英国 学派 に関する 説明 に 1 章 分割 かれる よう に なっ て いる 。  英国 学派 再 評価 における 論争 軸 は 、 以下 の 3 点 に 整理 できる 。  日本 で 英国 学派 が 注目 を 集める よう に なっ た の は 、 1990 年代 半ば 以降 の こと で ある 。 それ 以前 で は 、 1979 年 に 『 国際 法 外交 雑誌 』 に 掲載 さ れ た 菅波 英美 による 英国 学派 の 紹介 論文 が ある 以外 は 、 一般 的 な 認識 で は 、 ワイト や ブル は （ 古典 的 ） 現実 主義 に 分類 さ れる こと が 多く 、 ハンス ・ モーゲンソウ や ケネス・ウォルツ といった アメリカ の 現実 主義 と は 異なる 独自 の 特徴 を 備え て いる 点 は 看過 さ れ た 。  1990 年代 に 入る と 英国 学派 、 とくに ブル の 議論 を 参照 し た 研究 が 現れる よう に なっ た 。 代表 的 な 例 として 、 最上 敏樹 『 国連 システム を 超え て 』 や 田中 明彦 『 新しい 「 中世 」 』 など が 挙げ られる 。 そして 2000 年 に 、 ブル 『 国際 社会 論 』 が 翻訳 さ れ て から は 、 学術 誌 や 大学 紀要 レベル で 英国 学派 を 主題 に し た 研究 が 見 られる よう に なっ て いる 。 また 2007 年 に 入っ て 、 雑誌 『 思想 』 に 英国 学派 を 主題 と し た 論文 が 掲載 さ れ たり 、 英国 学派 の 父祖 ワイト 『 国際 理論 』 の 翻訳 が 刊行 さ れる など 英国 学派 へ の 関心 は 高まり つつ ある 。 と は いえ 、 日本 で 英国 学派 と 公言 する 研究 者 は 皆無 で あり 、 学界 で は 周辺 的 な 存在 に すぎ ない 。  誰 を 英国 学派 に 属する と みなす か 、 とくに カー と マニング の 扱い をめぐって は 論争 が ある 。 以下 の 区分 は 、 バリー ・ ブザン に よる 。権利 章典 　( Bill   of   Rights )  　 マグナカルタ の 一つ で イギリス の ロック が 制定 し た代表 （ だい ひょう ） と は 機関 や グループ に 代わっ て 、 その 考え ・ 意見 を 外部 に 表す こと ・ もの や 、 全体 の 状態 や 性質 を それ 一つ だけ で 表す 行為 や そのもの を 指す 。  法人 は 、 それ 自体 は 観念 的 な 存在 で あっ て 肉体 を もた ない 。 その ため 、 法人 が 契約 等 の 法律 行為 を なす に は 、 自然 人 によって 意思 （ 効果 意思 ） の 決定 が なさ れる こと を 要する （ 複数 の 自然人 による 合議 の 方法 による 場合 も ある ） 。 そうして 決定 さ れ た 意思 が 口頭 や 書面 等 で 表示 さ れる こと によって 法律 行為 が 成立 する が 、 この 法人 の 意思 表示 も また 1 人 または 複数 の 自然人 が 代わっ て 行わ ざる を え ない 。  これ を 個別 具体 的 な 案件 ごと に その 都度 選ん で 行わ せ なけれ ば なら ない の で は 合理 的 で ない ので 、 あらかじめ 排他 的 ・ 包括 的 な 権限 （ 代表 権 ） を 与え た 者 を 法人 の 機関 として 常置 し て おく こと に なる 。 この 機関 を 代表 機関 と いい 、 これ が 法人 に 代わっ て 意思 表示 を 行う こと 、 法人 として の 行為 を 行う こと を 代表 と いう 。  一般 社団 法人 や 一般 財団 法人 で は 代表 機関 として 代表 理事 が 設置 さ れる 。  株式会社 で は 、 代表 機関 として 代表 取締役 や 代表 執行 役 が 設置 さ れる 。 従来 の 商法 （ 平成 17 年 改正 前 商法 ） において は 、 必置機 関 の 取締役 会 において 代表 取締役 が 選任 さ れ て い た が 、 会社 法 において 、 取締役 会 が 任意 の 設置 機関 に なる など の 変化 を 受け て 、 代表 機関 に も 変更 が 生じ た 。 すなわち 、 取締役 会 非 設置 会社 で は 原則 として 全て の 取締役 が 代表 権 を 有する が 、 取締役 の 中 から 特定 の 者 を 代表 取締役 として 選定 する こと も 可能 で ある （ その 場合 、 選定 さ れ た 者 のみ が 代表 権 を 有する ） 。 他方 、 取締役 会 を 設置 し て いる 株式会社 で は 、 代表 取締役 は 取締役 会 で 選任 さ れ 、 それ 以外 の 取締役 は 会社 を 代表 し ない 。 委員 会 設置 会社 で は 代表 執行 役 が 代表 機関 で あり 、 代表 取締役 を 設置 する こと は でき ない 。  これ に対し 、 持分 会社 において は 、 代表 社員 が 代表 機関 と なる 。  政治 的 な 意味 における 代表 と は 、 一定 の 期間 において 、 一定 の 自然人 が 、 他 の 自然人 あるいは 団体 の ため に 、 その 政治 的 意思 を 表示 し 、 あるいは 行為 する こと を いう 。 政治 学 あるいは 憲法 学 において 、 統治 の 形態 に つき 、 直接 制 の 対義語 が 代表 制 で ある 。 代表 制 で は 、 選挙 により 選任 さ れ た 自然人 が 、 有権者 団 の ため に 政治 的 討論 と 政治 的 意思 決定 を 行う 。 直接 制 と 代表 制 の 中間 的 な 形態 として 、 半 直接 制 と 半 代表 制 が ある と さ れる 。  また 、 日本国 憲法 第 43 条 の 「 代表 」 の 解釈 を 巡り 、 政治 的 代表 的 代表 ・ 社会 学 的 代表 という 概念 が 提示 さ れる こと が ある 。  要約 統計 量 の こと を 代表 値 と 呼ぶ こと が ある 。  中世 ヨーロッパ の 論理 学 で 研究 さ れ た 代表 の 理論 に関して は 代 示 を 参照 。国益 （ こ くえ き 、 ） は 、 国 の 利益 を いう 。  日本 において は 、 江戸 時代 中期 （ 宝 暦   -   天明 期 ） に は この 用語 が 登場 し て おり 、 諸 藩 領国 の 商品 生産 や 手工業 生産 における 国産 品 自給自足 の 思想 や 経済 自立 化 の 思想 を あらわす 経済 概念 として 使用 さ れ た 。 その後 、 明治 期 に は おもに 経済 概念 として 建議 論説 類 に さかん に 利用 さ れ 、 1960 年代 頃 から 「 national   interest 」 の 訳語 として 政治 概念 として 使用 さ れる よう に なっ た 。  国家 が 独立 を 伴っ て 存続 する 上 で 必要 な 物理 的 ・ 社会 的 ・ 政治 的 な 要素 を 国家 価値 と いう 。 現在 の 安全 保障 政策 は 基本 的 に この 国家 価値 を 守る ため において のみ 正当 と さ れ て いる 。 何 を 国益 と 定義 する の か という 部分 について は 曖昧 な 部分 も 多い 。 古く は 、 政治 を 理念 、 宗教 、 道徳 から 切り離し 、 ニッコロ・マキャヴェッリ が 代表 として あげ られる よう な 現実 主義 的 な 目標 、 また 近年 の 外交 の 文脈 において は 、 相手 国 と の 妥協 や 、 理念 を 諦め 現実 的 解決 の 優先 する こと を 、 意味 する こと が 多い 。  国益 の 性質 から 以下 の よう に 分類 さ れる 場合 が ある 。  また 重要 度 によって 以下 の よう に 分類 さ れる 場合 が ある 。  また 、 ハンス ・ モーゲンソー は 国益 を 自己 保存 的 な 利益 で ある 不変 的 国益 と 時代 や 状況 に 応じ て 変化 する 利益 で ある 可変 的 国益 に 分類 し た 。 さらに ドナルド ・ ネクタライン は モーゲンソー の 分類 の うち 不変 的 国益 を 国防 上 の 国益 、 経済 上 の 国益 、 世界 秩序 上 の 国益 に 細分 する 類型 化 を 行い 、 この 3 類型 も 時代 や 地域 によって 強弱 （ 優先 順位 ） に 変化 が み られる と し た 。  国益 の 定義 や 優先 順位 は 、 時代 、 その 国 の 価値 観 、 、 政策 立案 者 など により 大きく 異なる 。 特に 民主 主義 の 国 で は 世論 も 外交 上 重要 な 位置 を 占める ため 、 国家 間 同士 だけ で なく 、 国民 世論 へ の 配慮 の 必要 性 が ある 。 しかし 、 対外 的 に とら れ た 戦略 は 内政 に も 影響 を 与える ため 、 国 を 構成 する 誰 も が 利益 を 得る と は 限ら ず 、 一部 の 国民 や 勢力 にとって は 負担 を 受け たり 痛み を ともなう 事 も ある 。 その ため 民主 主義 の もと で は 、 国民 の 間 に 一定 の コモンセンス が 求め られる 。  国益 を 設定 し て 対応 する ため に は 、 軍事 力 、 経済 力 、 技術 力 といった 基本 的 な 国力 を 基盤 に 、 国際 法 における 行動 の 自由 、 国際 的 な 諜報 能力 、 が 不可欠 で ある 。 何故 なら 国益 を 脅かす 主体 は 概ね 外国 政府 で ある から で ある 。 その ため 国益 は 安全 保障 政策 の 分野 で 語ら れる 。  米国 で は 自由 ・ 民主 主義 ・ 人権 ・ 市場 経済 を 機軸 と し た 国家 戦略 を 規定 し た 文書 「 国家 安全 保障 戦略 」 が ある 。 米国 が 重んじる 価値 は 、 自由 、 民主 主義 、 人権 、 市場 経済 体制 など で あり 、 これ に 基づく 米国 の 国益 と は 、 米国 の 国際 社会 で の リーダーシップ 自体 で ある 。  藩 経済 の 自立 化 政策 として 江戸 中期 から 日本 各地 で 採用 さ れ た 経済 思想 。 藩 経済 の 繁栄 の ため 国産 物 を 奨励 し たり 交易 による 利益 による 富国 を めざす 政策 。 この 場合 の 国益 概念 は 「 貿易 黒字 」 という ほう が ふさわしい と の 解釈 も ある 。 著名 な 経世 家 として は 林 子平 、 藤原 友衛 、 熊沢 蕃山 、 山田 方 谷 、 頼 杏 坪 、 村田 清風 、 朝日 丹波 （ 朝日 茂 保 ） 、 二宮 尊徳 、 山形 蟠 桃 ら が いる 。戒厳 （ かいげん ） と は 、 戦時 や 自然 災害 、 暴動 等 の 緊急 事態 において 兵力 を もっ て 国内外 の 一 地域 あるいは 全国 を 警備 する 場合 に 、 国民 の 権利 を 保障 し た 憲法 ・ 法律 の 一部 の 効力 を 停止 し 、 行政 権 ・ 司法 権 の 一部 ない し 全部 を 軍部 の 指揮 下 に 移行 する こと を いう 。 軍事 法規 の ひとつ で あり 、 戒厳 について 規定 し た 法令 を 戒厳 令 （ 英語 ： martial   law ） と いう 。  本来 は テロ など による 治安 悪化 や 過激 な 暴動 を 中止 さ せる ため に 発令 が 行わ れる 。 非常 事態 宣言 と の 定義 の 違い は 、 戒厳 令 と は 国 の 立法 ・ 司法 ・ 行政 の 一部 又は 全部 を 軍 に 移管 さ せる こと で ある 。 通常 の 民事 法 ・ 刑事 法 の 適用 は 一部 または 全部 停止 さ れ 軍法 による 統治 が 行わ れる 。 また 、 裁判 は 軍事 法廷 の 管轄 と なる 場合 が ある 。  戒厳 令 は 、   クーデター   （   タイ は 2006 年 と 2014 年   、 エジプト は 2013 年 ） に 伴い 発生 する 例 が ある 。 （ 中国 、   1989 年 の 天安門 事件 ） 民衆 の 抗議 ・ デモ 等 により 政府 が 危機 に 陥っ た 際 に 、 反 政府 勢力 を 抑える 目的 で 戒厳 令 が 布か れる こと が ある 。 また 、 大 規模 な 自然 災害 の 際 に は 戒厳 令 が 宣言 さ れる 場合 が ある 。 戦時 中 で あっ たり 、 または 民政 政府 が 機能 し て い なかっ たり 、 民政 政府 が 存在 し ない 場合 は 、 戒厳 令 が 布か れる 場合 が ある 。 この よう な 例 として は 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 復興 期 の ドイツ と 日本   、 そして 米国 南北戦争 後 の 南部 復興 の 時代 など が ある 。 典型 的 な 戒厳 令 下 で は 夜間 外出 禁止 令 を 伴う 。  フランス 革命 中 の 1791 年 に フランス で 施行 さ れ た 「 戦場 及び 防塞 の 維持 区分 、 防御 工事 等 の 警察 に関する 法律 」 を 淵源 と する 。 また 、 1848 年 革命 後 の プロイセン 王国 で 施行 さ れ た 「 戒厳 に関する 法律 」 が ある 。 共に 限定 地域 において 常法 を 停止 し 、 指揮 官 掌 下 で 軍隊 を 率い て 警戒 する と さ れ て い た 。  大日本帝国 憲法 制定 前 の 法体 系 において 戒厳 の 態様 を 規定 し て い た の が 1882 年 （ 明治 15 年 ） 8 月 5 日 太政官 布告 第 36 号 「 戒厳 令 」 で ある 。 その後 、 1889 年 （ 明治 22 年 ） 2 月 11 日 に 公布 さ れ た 大日本帝国 憲法 の 第 14 条 において 、 「 天皇 は 戒厳 を 宣告 す 。 戒厳 の 要件 及効力 は 法律 を以て 之 を 定 む 」 と し 、 憲法 の 体系 に 組み込ま れ た 。  この よう に 、 「 戒厳 令 」 は 「 戒厳 」 を 規定 し た 法令 の 名称 で あり 、 「 戒厳 の 布告 」 により 「 戒厳 令 」 に 規定 さ れ た 非常 事態 措置 が 適用 さ れる こと に なる 。 したがって 、 戒厳 の 宣告 を 行う こと 自体 を しばしば 「 戒厳 令 を しく 」 「 戒厳 令 下 に 置く 」 と いう が 、 この 表現 は 誤り で ある 。 また 、 東京 周辺 が 騒乱 状態 に 陥っ た 際 、 例えば 二 ・ 二 六 事件 時 に とら れ た 行政 措置 （ 後述 ） を 「 戒厳 」 という こと も ある が 、 これ も 正しい 表現 で は ない 。  なお 、 日本 の 現行 法 に は 、 戒厳 に関する 規定 、 戒厳 令 に 相当 する 法令 は 存在 し ない 。  日本 の 戒厳 令 において は 、 以下 の 2 種類 の 戒厳 地域 区分 が 存在 し た 。  臨戦 地境 戒厳 は 、 日 清 戦争 中 の 広島 市 宇品 地区 、 日 露 戦争 中 の 長崎 市 、 佐世保 市 、 対馬 、 函館 市 、 台湾 全域 、 澎湖島 、 馬 公 要港 に 布か れ た 。 一方 、 合 囲地境 戒厳 は 発令 さ れ た 例 は ない 。  以上 、 「 戒厳 令 」 で 規定 さ れ た 戒厳 の 他 に 、 東京 周辺 にて 緊急 勅 令 に 基づく いわゆる 「 行政 戒厳 」 が 宣告 さ れ た 例 が 3 例 ある （ 日付 は 勅 令 の 公布 日 ） 。  いずれ の 場合 も 、 戒厳 令 で 想定 する 臨戦 ・ 合 囲 の 地域 に は 該当 し ない 。 そこで 緊急 勅 令 で は 「 一定 ノ 地域 ニ 戒厳 令 中 必要 ノ 規定 ヲ 適用 スル 」 として 戒厳 令 の 規定 を 準用 し た の で ある （ 「 必要 ノ 規定 」 に 該当 する 条文 は 改めて 後続 する 勅 令 で 限定 的 に 列挙 さ れ て いる ） 。 つまり 、 これら の 戒厳 措置 は 戒厳 令 に 根拠 を 有する の で なく 、 あくまで 緊急 勅 令 による 騒乱 鎮圧 を 目的 と し た 措置 だっ た と 考え られる 。  中華人民共和国 で は 1989 年 5 月 19 日 に 、 六 四 天安門 事件 に 伴い 戒厳 が 布告 さ れ た 、 続い て 李 鵬 首相 が 戒厳 令 の 必要 性 を 訴える 講話 を 行っ た 。 戒厳 の 布告 を 受け て 厳しい 報道 管制 が 敷か れ 、 日本 や イギリス 、 西ドイツ など の 西側 諸国 の テレビ局 による 生 中継 の ため の 回線 は 中国共産党 によって 次々 と 遮断 さ れ て い た ものの 、 アメリカ の CNN は 依然として 世界 各国 へ 向け た 生 中継 を 続け て い た 。  中華民国 （ 台湾 ） で は 、 蒋介石 政権 下 の 1949 年 （ 民 国 38 年 ） 5 月 19 日 に 「 台湾 省 政府 、 台湾 省 警備 総 司令 部 布告 戒字第 一 号 」 （ 通称 ・ ） が 台湾 省 に 布告 さ れ た 。 その後 、 蒋経国 総統 が 五 一 九 緑色 運動 の 高まり を 受け て 1987 年 7 月 15 日 に 解除 する まで 、 38 年間 も の 長期 に 亘っ て 施行 さ れ 続け た 。 これ は 20 世紀 を通じて 世界 最長 の 戒厳 令 で ある 。  中華民国 憲法 の 修正 条項 で あっ た 動員 戡乱時 期 臨時 条 款 と は 異なる 。  韓国 で は 戒厳 が 布告 さ れ た 例 は 下記 の 通り 。  タイ 王国 で は 反 政府 デモ が 続き 2014 年 5 月 20 日 に 戒厳 令 が 発令 さ れ た 。 2015 年 4 月 1 日 に 解除 さ れ た が 、 同時に 軍 に 戒厳 令 下 と 同等 の 権限 を 認める 命令 が 出さ れ た ため 独裁 体制 の 強化 に つながる と の 批判 が 出さ れ た 。  フィリピン で は イスラム 派 過激 組織 ISIL に 呼応 し た 武装 組織 と の 交戦 が 拡大 し 2017 年 5 月 25 日 に 南部 ミンダナオ島 全域 に 戒厳 令 が 発令 さ れ た 。 同年 10 月 23 日 に は 戦闘 終結 宣言 が 出さ れ た ものの 、 2018 年 まで の 戒厳 令 の 延長 が 決定 し て いる 。  トルコ で は 2016 年 7 月 に トルコ 軍 の 一部 が クーデター を 起こし 、 戒厳 令 と 外出 禁止 令 を 布告 し た が 、 最終 的 に 鎮圧 さ れ た （ 2016 年 トルコ クーデター 未遂 事件 ） 。  ポーランド で は 1980 年 に 独立 自主 管理 労働 組合 「 連帯 」 が 結成 さ れ 、 これ は 社会 主義 諸国 で は 初 と なる 労働 者 による 自主 的 かつ 全国 規模 の 労働 組合 で あっ た が 、 翌年 の 1981 年 に ポーランド 政府 は 戒厳 令 を 出し た 。 しかし 、 民主 化 運動 の 流れ は 抑え きれ ず 、 1989 年 の 円卓 会議 により 非 社会 主義 政権 が 樹立 さ れ た 。 1981 年 に 戒厳 令 を 出し た ヴォイチェフ・ヤルゼルスキ 元 大統領 は のち に 起訴 さ れ て いる 。  アルゼンチン で は 治安 情勢 の 悪化 から 1985 年 10 月 25 日 から 12 月 9 日 まで 戒厳 令 が 出さ れ た 。  チリ で は 治安 情勢 の 悪化 から 1984 年 11 月 から 1985 年 6 月 まで 戒厳 令 が 出さ れ た 。 その後 、 1986 年 9 月 に ピノチェト 大統領 暗殺 未遂 事件 が 発生 し た ため 再び 戒厳 令 が 出さ れ た が 翌年 1 月 に は 全面 解除 さ れ て いる 。  ボリビア で は 1986 年 8 月 に 鉱山 労働 者 による ストライキ が 発生 し た ため 90 日間 の 戒厳 令 が 布告 さ れ た 。  チュニジア で は 2011 年 1 月 11 日 に 失業 の 増加 や 食料 価格 の 高騰 など に 抗議 する デモ 隊 と 治安 部隊 と の 衝突 の 拡大 に 伴い 戒厳 令 が 出さ れ た 。  ギニア で は 2007 年 2 月 12 日 に 戒厳 令 が 出さ れ た が 、 23 日 の 議会 で 戒厳 令 延長 を 全会 一致 で 否決 し た 。  ソマリア で は 2007 年 に 無 政府 状態 と なっ た 国内 の 安定 の 確保 を 図る ため 大統領 が 戒厳 令 を 発令 する こと を 議会 が 承認 し た 。征服 王朝 （ せい ふく おう ちょう 、 Conquest   Dynasty ） と は 、 中国 史 における 用語 で あり 、 漢 族 以外 の 民族 によって 支配 さ れ た 王朝 を 総称 し て 、 こう 呼ん で いる 。 ただし 、 この 語 を もっ て 呼ば れる の は 、 遼 ・ 金 ・ 元 ・ 清 の 4 王朝 で あり 、 五 胡 十 六 国 の 諸国 や 北朝 は 「 浸透 王朝 」 という 用語 で 定義 さ れ 、 征服 王朝 と は 呼ば れ ない 。 4 王朝 の うち 中国 全土 を 支配 し た の は 後 二 者 のみ で あり 、 金 は 北 半分 のみ 、 遼 に 至っ て は ほぼ 辺境 王国 に 近い が 、 現在 の 北京 など を 含む 重要 区域 に 食い込ん で 多数 の 漢 民族 を 長期間 支配 し た ため 同列 に 扱わ れる 。  語源 は 、 在 米 ドイツ 人 東洋 学者 の ウィットフォーゲル と 中国科学院 考古 研究所 の 馮家昇 と の 共著 で ある 『 中国 社会 史 ・ 遼 』 （ 1949 年 ） で ある 。 その 説 に 従え ば 、 この 4 王朝 に は 、 モンゴル 系 や ツングース 系 の 民族 が 漢 民族 を 征服 し 、 「 中華 帝国 」 の 系統 に 属する 王朝 を 起こし た が 、 少数 の 異質 な 文化 を 保持 し た 民族 が 中国 を 支配 し た 。 その ため 、 相 前後 する 漢 民族 王朝 と 、 政治 ・ 経済 ・ 社会 ・ 文化 など の 諸 方面 において 、 相当 な 隔たり を 持っ た 性格 を 示し て いる こと によって 、 「 征服 王朝 」 という 風 に 命名 し た と いう 。  その 統治 体制 は 、 遼 の 北面 制 ・ 南面 制 に 見 られる よう な 複合 的 な 統治 体制 で あり 、 金 ・ 元 ・ 清 も 同様 の 多元的 な 政治 体制 を とっ た 。 この 二 重 （ 多重 ） 支配 体制 に対して 、 統治 民族 の 本来 もつ 性格 を 残存 し ながら も 、 中国 世界 の 統治 に 成功 し た と 見る 見方 が ある 。 一方 で は 正反対 に 、 異 民族 は 結局 の ところ 、 圧倒的 な 人口 的 マジョリティ で ある 中国 文化 に 同化 し て しまい 、 その ため に 弱体 化 し て 滅亡 に 至っ た と する 考え方 も ある 。 その 二 面 的 な 考え方 に対し 、 異質 な 征服 民族 と 中華 民族 と の 文化 面 で の 接触 により 同化 し 、 第 三 の 全く 新しい 文化 が 生まれ た と する 見方 も ある 。  これ を 社会 的 に みれ ば 、 北 アジア 的 な 諸 部族 による 遊牧 社会 ・ 狩猟 社会 と 、 被 征服 社会 で ある 中国 の 農耕 社会 と の 複合 体制 、 二 重 体制 で ある と 言える 。 また 、 文化 的 に は 、 各々 が 民族 的 な 意識 を 高揚 さ せ た 結果 として 、 契 丹 文字 ・ 女 真 文字 ・ パスパ 文字 ・ 満州 文字 という 国字 を 創 生し た こと が 特徴 的 で ある 。  インド で は 、 ムスリム による ヒンドゥスターン 征服 （ デリー・スルターン 朝 ・ ムガル 帝国 ） を 征服 王朝 と 呼ぶ こと が 多く 、 メソポタミア で は シュメール 王 名 表 の グティ 王朝 や 古代 エジプト で は リビュア 人 王朝 や ヌビア 人 による クシュ 朝 も 挙げ られる 。非 核兵器 地帯 （ ひ かく へ いき ち たい 、 、 NWFZ ） は 、 核兵器 を 条約 により 禁止 し た 地域 で ある 。  単に 非核 地帯 （ ひか くち たい 、 、 NFZ ） と 呼ぶ 場合 も 多い が 、 より 正確 に は 「 非核 地帯 」 と は 核兵器 だけ で なく 、 平和 的 核 爆発 や 原子力 発電 所 など も 禁止 し た 地域 で ある 。  非 核兵器 地帯 の 条約 は 、 該当 地域 の 各国 による 核兵器 の 使用 （ 開発 、 核 実験 、 保有 、 配備 、 実際 の 使用 など ） の 禁止 だけ で は なく 、 付随 する 議定 書 によって 、 核保有 国 が 非核 地帯 へ の 核兵器 による 攻撃 や 攻撃 の 威嚇 を 禁止 する 内容 も 含む 。 こちら は 核保有 国 の 条約 参加 （ 署名 および 批准 ） が 必要 で あり 、 必ずしも すべて の 核保有 国 が 参加 し て いる わけ で は ない 。 この 意味 で は 「 消極 的 な 安全 の 保証 」 （ 注 ： 保障 で は ない ） と 表現 さ れる 。  例えば 、 南太平洋 地域 の 非 核兵器 化 を 定め た ラロトンガ 条約 で は 、 1996 年 に なっ て イギリス ・ フランス が 署名 し た が 、 直前 の 1995 年 に は フランス が 南太平洋 地域 で 核 実験 を 行っ て いる 。 また 2009 年 11 月 現在 でも アメリカ は ラロトンガ 条約 を 批准 し て い ない 。  東南アジア 地域 の 非 核兵器 化 を 定め た バンコク 条約 で は 核保有 国 で ある 5 大国 の 署名 が 行わ れ て い ない 。 ここ から 、 非 核兵器 化 を 進め て いる 地域 の 中 でも その 進行 度 の 違い 、 また 核保有 国 の 中 でも 非 核兵器 化 に 積極 的 な 国 と 消極 的 な 国 を ある程度 うかがい 知る こと が できる 。 また 、 これら の 条約 に は 放射 性 廃棄 物 の 排出 禁止 の 規程 が 含ま れる こと が 多い 。  各 地帯 を またがっ た 動き で は 、 2005 年 4 月 26 日 、 メキシコ で 初 の 非 核兵器 地帯 条約 加盟 国 ・ 署名 国 会議 が 開催 さ れ 、 中南米 、 アフリカ 、 東南アジア 、 南太平洋 の 4 つ の 非 核兵器 地帯 に 属する 90 ヶ国 以上 が 参加 し た 。  2009 年 現在 まで に 非 核兵器 化 を 進め て いる 地域 に は 、 海底 ・ 宇宙 の 他 に 以下 が ある 。 詳細 は 各 条約 の 項目 を 参照 。 なお 文中 の 「 5 大国 」 と は 、 核 拡散 防止 条約 （ NPT ） により 核兵器 保有 が 国際 的 に 認め られ て いる 5 カ国   （ アメリカ 、 ロシア （ 旧 ソ連 ） 、 イギリス 、 フランス 、 中国 ） で ある 。  非 核兵器 化 さ れ て い ない 地域 は 、 核兵器 の 開発 ・ 保有 国 、 核兵器 を 配備 し て いる 国 、 潜在 的 核 開発 国 または 核 開発 に 関心 を 持っ て いる 国 、 核兵器 搭載 艦船 ・ 軍用 機 の 立ち寄る 国 、 核保有 国 の 安全 保障 条約 や 集団 的 自衛 権 （ 核 の 傘 も これ に 含ま れる と 看做さ れる ） の 下 に ある 国 など 、 いくつ か に 分かれる 。  北米 、 ヨーロッパ 、 ロシア 、 東アジア （ 中国 、 朝鮮半島 、 日本 など ） 、 南 アジア 、 中東 など 、 つまり 北半球 の 大半 の 地域 は 非核 化 さ れ て い ない 。 北極 も 戦略 原子力 潜水 艦 が 活動 し た 戦略 上 重要 な 地域 だっ た ため 、 非核 化 さ れ て い ない 。  冷戦 終了 後 、 NATO の 東方 拡大 まで の 間 、 非 核兵器 地帯 化 が 模索 さ れ た 。弾圧 （ だ ん あつ ） は 、 加害 行為 。 権力 者 側 による 弾圧 を 組織 的 弾圧 と 呼ぶ こと も ある 。  一般 的 に は 統治 者 による 権力 、 暴力 など の 攻撃 によって ある 個人 や 団体 を 精神 的 もしくは 肉体 的 に 圧迫 する 行為 を 指す が 、 被 統治 者 側 による 弾圧 も 発生 し うる 。 特に 国営 放送 ・ 国営 新聞 が 、 統治 者 側 の 介入 時 に は プロパガンダ や 情報 操作 によって 、 弾圧 に 手 を 貸す こと が 多い 。 弾圧 は 、 個人 や 団体 が 自分 たち の 集団 より 劣っ て いる という 意識 、 あるいは 無自覚 ながら 劣っ て いる という 思い込み が 背景 に ある こと が 多い 。  近年 の 日本 で は 、 統治 者 側 が 自ら へ の 批判 を 不当 な もの として 「 弾圧 」 と 呼ぶ 事例 も ある 。 詳しく は 外部 リンク 、 関連 項目 を 参照 。  1948 年 12 月 10 日 に 国連 で 採択 さ れ た 世界 人権 宣言 、 1976 年 採択 さ れ た 国際 人権 規約 は 、 基本 的 人権 の 尊重 を 定義 し 、 全て の 権力 が 尊重 す べき 基本 理念 を 提案 する こと で 、 弾圧 の 根絶 を 目指す もの で ある 。  かつて は 社会 に は 弾圧 により 階層 化 が ある と する 意見 が 支配 的 で あっ た が 、 近年 の 研究 で この 見解 は 否定 さ れ て いる 。 しかし 、 未だに 一般 的 に 広く 使わ れ て おり 、 弾圧 や 差別 の 存在 理由 として 、 暗黙 の うち に 認め られ て いる こと が 多い 。  一方 で 、 オウム真理教 （ アーレフ ） の よう な 破壊 的 カルト が 、 当局 による 違法 行為 取締 ・ 活動 規制 を 「 国家 権力 による 弾圧 で あり 信教 の 自由 の 侵害 」 として 非難 ・ 自ら を 正当 化 する 事例 も 見 られる 。 しかし 、 警察官 が 勝手 に 転ん で 見せ 、 公務 執行 妨害 罪 と 難癖 を つけ目 の 前 の 相手 を 逮捕 する 「 転び 公 妨 」 など 、 相手 によって は どの よう な 手法 も 許さ れる と する 当局 側 の 姿勢 が 、 この よう な 批判 を 生ん で いる こと も 事実 で ある 。  逆 に 言え ば 、 相手 が 社会 的 に 絶対 悪 と 印象づける こと が できれ ば 、 弾圧 と 言える 行為 で あっ て も 、 多大 な 支持 を 集め 、 むしろ 積極 的 に 民衆 を 弾圧 に 加わら せる こと が 可能 で ある 。 それ に対する 批判 が 、 たとえ 不当 な 弾圧 を 法的 に 批判 し た もの で あっ て も 、 絶対 悪 に 味方 し た ゆえ の 批判 と 断定 し 、 容易 に 退け られる の で ある 。 弾圧 が エスカレート する か どう か は 、 こうした 「 場 の 空気 」 に 合っ た もの か どう か が かなり 影響 する 。法 の 下 の 平等 （ ほう の もと の びょう どう ） と は 、 国民 1 人 1 人 が 国家 と の 法的 権利 ・ 義務 の 関係 において 等しく 扱わ れ なけれ ば なら ない という 観念 。 平等 則 （ びょう どう そく ） または 平等 原則 （ びょう どう げん そく ） と 呼ば れる こと も ある 。 近代 憲法 で は 「 平等 」 は 基本 的 な 原則 で あり 、 多く の 国 で この よう な 規定 が 見 られる 。 ただし 、 平等 原則 の 規定 ・ 用語 について は 国 や 時代 により 微妙 に 差異 が あり 、 法 の 前 の 平等 として 規定 さ れ て いる 場合 も ある 。  平等 思想 そのもの の 淵源 は 、 古く は 、 古代 ギリシャ 思想 あるいは 中世 キリスト教 の 教 説 （ 神 の 前 の 平等 ） に まで 遡る 。  しかし 、 平等 原則 が 国家 と 人間 の 在り方 として 捉え られる よう に なっ た の は 近代 以後 で ある 。 自然 法 の 観念 と 結びつい て 確立 さ れ た 「 平等 」 の 観念 は 、 人々 を 旧来 の 封建 的 な 身分 制 秩序 から 解放 し 、 自律 的 な 市民 を 創り だす 必須 の 条件 で あっ た 。 「 平等 」 の 観念 は 「 自由 」 の 観念 と 不可分 な もの として 近代 市民 革命 の 旗印 と なっ た 。 1776 年 の アメリカ 独立 宣言 は 「 われわれ は 、 すべて の 人々 が 平等 に 造ら れ 、 造物主 によって 一定 の 奪い がたい 天賦 の 権利 を 付与 さ れ … … て いる こと を 、 自明 の 真理 として 信ずる 」 と し て いる 。 また 、 1789 年 の フランス 人権 宣言 も 「 人 は 、 自由 かつ 権利 において 平等 な もの として 出生 し 、 かつ 生存 する 」 と し 法 の 下 の 平等 の 保障 について 述べ て いる 。  1945 年 国連 総会 決議 で 採択 さ れ た 世界 人権 宣言 の 法的 保障 と 違反 に対する 法的 救済 を 目的 に 欧州 評議 会 により 採択 さ れ た 人権 と 基本 的 自由 の 保護 の ため の 条約 や 国連 総会 による 市民 的 及び 政治 的 権利 に関する 国際 規約 第 26 条 は 『 法 の 下 の 平等 』 を 明記 し 、 第 2 条 で 如何なる 差別 なし に 規約 の 保障 する 自由 権 の 享受 の 保障 を 明記 し 、 同時に 採択 さ れ た 経済 的 、 社会 的 及び 文化 的 権利 に関する 国際 規約 の 弟 2 条 も 同 規約 の 定める 社会 権 を 差別 なく 享受 する こと を 保障 し て いる 。  平等 の 観念 に は 、 個々 の 条件 に かかわら ず 機械 的 に 均等 に 扱う 絶対 的 平等 と 、 同 一 条件 の もと において 均等 に 扱う 相対 的 平等 が ある 。  法律 上 の 均一 取扱い の 要請 が 人間 平等 の 理念 に 基づく もの で ある と すれ ば 、 いかなる 例外 も 存在 す べき で は ない という 立場 も 観念 的 に は 成り立つ が 、 各人 は その 事実 状態 において 千差万別 で ある 。 しかし 、 各人 の 事実 上 の 差異 を 一切 捨象 し て 法律 上 均一 に 取り扱う こと は 、 場合 によって は 、 かえって 不合理 な 結果 を もたらす こと も あり うる 。 その よう な 場合 に は 事実 上 差異 を 考慮 に 入れ た 取り扱い を 定める こと が 必要 と なる ため 、 平等 原則 における 平等 は 相対 的 平等 の 意 と 解さ れ て いる 。  形式 的 平等 （ 機会 平等 主義 ） と は 、 すべて の 国民 に対して 経済 活動 等 の 行為 の 機会 を 平等 に 与えよ う と する 機会 の 平等 を 意味 する 。 一方 、 実質 的 平等 （ 結果 平等 主義 ） と は 、 すべて の 国民 の 経済 活動 等 の 行為 の 結果 を 平等 に し て いこ う と する 結果 の 平等 を 意味 する 。  憲法 原理 における 平等 原則 は 、 すべて の 人 の 人格 的 価値 は 平等 で ある という 理念 を 前提 に し つつ 、 そもそも は 国家 による 法律 上 の 不 均一 な 取扱い を 禁ずる もの で 、 それ 以上 に 進ん で 実際 上 存在 する 社会 的 ・ 経済 的 不平等 の 是正 の 要求 まで 含む もの で は なかっ た 。 そこ で は 国家 の 最大 の 任務 は 各人 の 自由 な 活動 の 保障 に あり 、 それ による 結果 の 不平等 は 各人 の 能力 や 働き による もの として 、 各人 の 責任 に 帰せ しめる べき という 形式 的 平等 観 に 立っ て い た 。  ところが 、 機会 の 平等 の 保障 を 主眼 と する 形式 的 平等 観 の もと で 生み出さ れ た 結果 の 不平等 が 、 無視 し え ない 政治 的 問題 や 社会 的 問題 に まで 及ぶ と 、 結果 の 不平等 を 各人 の 自己 責任 に 帰せ しめる 不合理 性 が 次第に 認識 さ れる よう に なり 、 実際 上 存在 する 社会 的 ・ 経済 的 不平等 の 是正 へ の 取り組み が 国家 に対して 求め られる よう に なっ た 。 そこで 憲法 の 平等 の 観念 も 、 国家 による 不平等 取扱い の 禁止 という 消極 的 な 内容 の もの から 国家 による 平等 の 実現 という 積極 的 な 内容 を もつ もの へ と 変化 し た 。  ただし 、 「 自由 」 の 理念 と の 関係 において 結果 の 不平等 を 完全 に 解消 する こと は 両立 し 得 ない と も 考え られ 両者 の 関係 が 問題 と なる 。 「 自由 」 の 理念 は 「 個性 と 能力 に 応じ た 人格 の 展開 を 内実 と し 、 努力 に対する 正当 な 評価 を 求める もの 」 と さ れる から で ある 。 したがって 、 実質 的 平等 と いっ て も 徹底 し た 結果 の 平等 で は なく 、 形骸 化 し た 機会 の 平等 を 実質 的 に 確保 する ため の 基盤 形成 という 意味 に とどまる もの と 解さ れ て いる 。  大日本帝国 憲法 （ 明治 憲法 ） は 平等 原則 について 公務 就任 権 について のみ 規定 を 置い て おり 、 公務 就任 能力 以外 の 事項 に は 原則 として 平等 は 及ば ず 、 憲法 上 の 機会 の 平等 は 限定 さ れ た もの で あっ た 。  大日本帝国 憲法 が 模範 と し た 、 1850 年 プロイセン 憲法 で は 「 プロイセン 人 は 、 法律 の 前 に 平等 で ある 。 階級 の 特権 は 、 これ を 認め ない 。 法律 に 定める 条件 を 備え た 有 資格 者 は 、 均しく 公務 に 就く こと が できる 」 と 定め て い た が 、 明治 憲法 は 公務 就任 能力 の 規定 だけ を 置く に とどめ て いる 。 明治 憲法 下 で は 男女 間 の 不平等 も 「 均 ク 」 の 原理 に 反する と は 考え られ て おら ず 、 女性 は 民法 、 刑法 、 国籍 法 など 広汎 な 領域 において 著しく 不利 な 状態 に 置か れ て い た 。  日本国 憲法 において は 第 14 条 に 規定 が ある 。  この ほか 、 公務員 の 選挙 における 平等 が 第 15 条 第 3 項 及び 第 44 条 但書 、 家族 生活 における 両性 の 平等 が 第 24 条 、 教育 の 機会 均等 が 第 26 条 に 定め られ て いる 。  憲法 第 14 条 第 1 項 について は 国政 の 指針 を 定める 客観 的 法 原則 （ 平等 原則 ） を 定める と 同時に 平等 に 取り扱わ れる 権利 ないし 差別 さ れ ない 権利 という 個人 的 ・ 主観 的 権利 （ 平等 権 ） を も 保障 し て いる （ 通説 ） 。  憲法 第 14 条 の 定める 平等 は 相対 的 平等 を 意味 する （ 通説 ） 。 先述 の よう に 、 各人 の 事実 上 の 差異 を 一切 捨象 し て 法律 上 均一 に 取り扱う こと は 、 場合 によって は 、 かえって 不合理 な 結果 を もたらす こと も あり うる から で ある 。 この よう に 解する 場合 、 憲法 上 許容 さ れる 異なっ た 取扱い と 憲法 上 許容 さ れ ない 不 平等 な 取扱い を どの よう な 標準 で 区別 する か という 問題 が ある （ 違憲 審査 基準 の 問題 ） 。  また 、 憲法 第 14 条 の 定める 平等 原則 は 、 あくまでも 国家 による 不平等 取扱い の 禁止 ・ 法律 上 の 均一 取扱い の 要求 という 形式 的 平等 を 内容 と する （ 通説 ） 。 実質 的 平等 の 実現 の 役割 は 社会 権 条項 が 担う 問題 で あっ て 、 その ため の 法律 上 の 不 均一 な 取扱い は 憲法 第 14 条 に 違反 し ない という 限度 において 、 憲法 第 14 条 は 実質 的 平等 の 観念 を 反映 する もの と 解さ れ て いる 。 ただし 、 現実 に 存在 する 不平等 を 解消 する ため に は 形式 的 平等 を 謳う のみ で は 不十分 で 実質 的 平等 の 観点 について も 憲法 第 14 条 第 1 項 で 考慮 す べき と する 有力 な 見解 も ある 。  憲法 第 14 条 第 1 項 の 「 法 の 下 」 という 文言 をめぐって は 、 かつて 立法 者 非 拘束 説 と 立法 者 拘束 説 による 議論 が あっ た 。  立法 者 非 拘束 説 （ 法 適用 平等 説 ） に対して は 内容 が 不 平等 で あれ ば 平等 に 適用 し て も 適正 な 結果 は 得 られ ない という 批判 が ある 。 ヴァイ マル 憲法 下 で も 旧 説 （ 立法 者 非 拘束 説 ） へ の 批判 から 立法 者 を も 拘束 する という 新説 が 唱え られ 、 次第に 有力 と なり 、 平等 原則 の 立法 者 拘束 性 を 肯定 する 学説 が ドイツ で の 通説 と なる に 至っ て いる 。  日本 の 立法 者 非 拘束 説 （ 法 適用 平等 説 ） は 平等 原則 自体 は 限定 さ れる かわり に 、 平等 を 絶対 的 平等 として 一義的 に 捉えよ う と する もの で ある 。 しかし 、 後段 列挙 事由 以外 の 事由 に 基づく 不平等 取扱い を 定める 立法 について 憲法 第 14 条 違反 の 問題 を 生じ ない と する こと に なり 必ずしも 妥当 で ない と 解さ れ て いる 。 この よう な こと から 立法 者 非 拘束 説 を とる 学説 は ほぼ 見 られ ず 立法 者 拘束 説 （ 法 内容 平等 説 ） が 通説 と なっ て いる 。 判例 も 憲法 第 14 条 第 1 項 の 規定 が 立法 者 を 拘束 する こと を 当然 の 前提 として 判断 し て いる 。  憲法 第 14 条 第 1 項 後段 は 「 人種 、 信条 、 性別 、 社会 的 身分 又は 門地 により 、 政治 的 、 経済 的 又は 社会 的 関係 において 、 差別 さ れ ない 。 」 を 後段 と 定める 。 その 意味 について は 次 の よう な 説 が ある 。国是 （ こく ぜ ） と は 、 その 国 の 大 部分 の 政策 の 方向 性 を 決定 付ける 、 国民 の 支持 を 得 た 方針 の こと で あり 、 基本 的 に は 長期 的 に 維持 さ れる 。 憲法 と 違い 、 内政 ・ 外交 その他 諸々 の 分野 全て を 網羅 する もの で は 無く 、 内政 のみ 、 もしくは 外交 のみ に 作用 する という こと も 決して 珍しい こと で は ない 。 そもそも 法律 として 明文化 さ れる と は 限ら ない 。 よって 法的 拘束 力 が 無い 場合 が 珍しく ない 。 大抵 は 「 ○ ○ 主義 」 など という よう に 簡潔 な 表現 で 呼称 できる 。  上記 に ある よう に 長期 的 に 遂行 さ れる もの で ある ため 、 これ によって その 国 の 性格 付け が なさ れ やすい 。 逆 に 言え ば 、 国是 を 知れ ば その 国 の 性格 が ある程度 知る こと が できる と 言える 。 国是 の 形成 は 、 その 国 の 建国 の プロセス 、 もしくは その 国 の 歴史 上 の 大きな 転換 点 と なる よう な 出来事 上 から 形成 さ れる 場合 が 多い 。 例えば 建国 する 際 の 目標 で あっ た もの が 、 建国 後 そのまま 国是 と し て いる ケース で ある 。 この よう に 歴史 と 密接 に 絡ん で いる の が 常 で ある ため 、 その 国 の 国是 を 理解 する に は 、 その 国 の 歴史 を 学ぶ 必要 が ある と 言える 。  明治維新 の 初期 に 、 明治 政府 は 明治天皇 の 勅 問 という 形式 で 「 開国 和親 」 を 国是 と する こと を 諸 藩 代表 （ 公 議 所 ・ 上 局 ） に その 是非 を 問い 、 その 結果 明治 2 年 5 月 28 日 （ 1869 年 7 月 7 日 ） に これ を 是 と する という 勅答 を 行っ た 。 非核 三 原則 は 現在 の 日本 の 国是 と さ れる が 、 現実 に は 「 核 を 持ち込ま ない 」 という 原則 が 守ら れ て い ない といった こと や 、 核 抑止 力 を 確保 する 点 で 非核 三 原則 を 守る こと に 異論 も ある 。戦後 復興 期 （ せ ん ご ふっこう き ） と は 、 戦後 （ 戦争 が 終わっ た 後 ） の 経済 ・ 社会 等 の 復興 の 時期 を 意味 する 。 日本語 で は 、 特に 太平洋戦争 後 の 復興 期 を 指す 。  どの よう な 戦い で あれ 、 終戦 を 迎え た 地域 は 、 多く の 場合 「 戦後 混乱 期 」 に 陥る こと を 避け られ ない が 、 その よう な 厳しい 状況 下 で 復興 を 図り 、 結果 的 に 果たせ た 場合 に 、 その 時代 を 指し て 「 戦後 復興 期 」 と 呼ぶ よう に なる 。 翻って 言え ば 、 復興 を 図っ て 果たせ ず に 終わる 「 戦後 」 や 、 政情 的 あるいは 政策 上 、 復興 の 機会 さえ 得 られ ず に 終わる 「 戦後 」 も 、 世界 史上 に 珍しい もの で は ない 。 また 、 復興 に 期待 を 籠 め て 当事者 たち が 自ら の 時代 を その 名 で 呼ぶ こと も ある が 、 時代 人 の 願う とおり に 「 戦後 復興 期 」 を 歴史 に 刻み 込める か どう か は その後 の 結果 を 確かめる まで 分から ない 。 この よう に 図ら れ た 戦後 復興 の 中 で 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 日本 の それ は 、 西ドイツ の 「 経済 の 奇跡 」 と 並び 、 最も 成功 し た 例 として 世界 的 に 有名 で ある 。 戦後 復興 期 と その後 の 高度 経済 成長 期 を 実現 さ せ た 日本 の それ は 「 奇跡 の 復興 」 と も 呼ば れ て 注目 さ れ 、 多く は 賞賛 さ れ 、 とき に 他国 が 手本 と する もの で あっ た 。  第 二 次 世界 大戦 後 の 日本 における 「 戦後 復興 期 」 は 、 大戦 で 敗北 し 、 軍 の 影響 力 が 大きかっ た 民主 政 国家 から それ を 排し た 民主 政 国家 に 生まれ変わっ た 直後 の 戦後 混乱 期 （ 占領 期 ） の 困難 な 時代 を 経 て 、 その後 に 続く 時期 で ある 。 具体 的 に は 、 朝鮮 戦争 による 特需 景気 （ 朝鮮 特需 ） を 機会 に 混乱 から 脱出 する 1950 年 （ 昭和 25 年 ） 頃 から 、 1954 年 （ 昭和 29 年 ） の 高度 成長 期 が 始まる 頃 まで の 期間 と なる 。 時 の 首相 （ 総理 大臣 ） は 、 その 時期 の 大 部分 を 吉田 茂 が 占め た （ 第 3 次 吉田 内閣   -   第 5 次 吉田 内閣 ） 。 そして 1956 年 （ 昭和 31 年 ） に は 、 国民 所得 が 第 二 次 世界 大 戦前 の 最 高水準 で ある 1940 年 （ 昭和 15 年 ） レベル に 達し （ 「 もはや 戦後 で は ない 」 ） 、 戦後 復興 は 一定 の 成果 を 得る こと が でき た 。  したがって 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 日本 における 本格 的 な 戦後 復興 期 は 、 一般 的 に 朝鮮 戦争 が 開戦 し た 1950 年 （ 昭和 25 年 ） 6 月 25 日 から 1954 年 （ 昭和 29 年 ） 11 月 30 日 まで の 期間 を 指す 。  しかし 、 。委員 会 （ いい ん かい 、 ） は 、 複数 の 委員 から なる 合議 制 の 機関 を 指す 。 委員 と は 、 機関 ・ 団体 から 選任 さ れ て 、 議論 や 権限 執行 を 委任 さ れ た 自然人 を 指す 。  国 又は 地方 公共 団体 に おか れる 合議 制 の 行政 機関 で 、 行政 委員 会 と も 言う 。 多分 に 技術 的 な 又は 公正 中立 な 政策 を 実施 する ため に 設置 さ れる 。 諮問 的 又は 調査 的 な 合議 制 の 機関 に は 委員 会 という 名称 は 使わ ず 、 審議 会 ・ 調査 会 など と いう 。  アメリカ の 合衆国 議会 は 、 委員 会 中心 主義 の 代表 例 と いわ れる 。 委員 長 の 裁量 権 が 強く 、 院 の 議員 が 提出 する 議案 を 審査 に 付す か 否 か を 決定 する 。 委員 会 審査 を 回避 し て 議案 を 本 会議 に 上程 する こと は 可能 で は ある が 困難 で ある ため 、 通常 は 各 委員 長 が 管轄 の 議案 の 死命 を 制し て いる 。  審査 入り し た 議案 について は 、 必要 に 応じ て 公聴 会 を 行う 。 公聴 会 は 基本 的 に 証人 喚問 の 形式 で あり 、 政府 高官 など の 公務員 も 民間 人 も 喚問 対象 と なり うる 。 正当 な 事由 が なけれ ば 証言 を 拒め ず 、 虚偽 の 証言 は 刑事 罰 の 対象 と なる 。 かつて は 赤狩り （ マッカーシズム ） が 委員 会 で の 証人 喚問 を 利用 し て 行わ れ た 歴史 も ある 。  その後 、 が 行わ れ 、 議案 の 条目 ごと に 修正 案 が 出さ れ て 都度 採決 が なさ れる 。 そして 最終 的 な 全文 の 採決 が 行わ れ 、 本 会議 に 送付 さ れる 。  本 会議 で 審議 す べき 案件 の 予備 的 審査 の ため 国会 の 各 議院 に 置か れる 議員 の 合議 体 の こと も 委員 会 と いう 。 帝国 議会 当時 は 本 会議 中心 で あっ た が 、 戦後 は アメリカ合衆国 の 議会 制度 に 倣い 、 管轄 ごと の 委員 会 による 事前 協議 制 が 中心 と なっ て いる 。 地方 公共 団体 の 議会 に も 同様 な 委員 会 が 置か れ て いる 。 一般 に 常任 委員 会 と 特別 委員 会 の 区別 が あり 、 議員 の 活動 の 中心 は 本 会議 から 委員 会 に 移っ た 。 帝国 議会 で は 院 の 全 議員 が 委員 と なり 議案 の 細目 を 審査 する も 置か れ た が 、 戦後 の 国会 で は 廃止 さ れ て いる 。  委員 会 審査 の 期間 中 に 議案 へ の 賛成 ・ 修正 や 廃案 の 与野党 合意 が なさ れる 場合 も ある が 、 通常 は 委員 会 の 場 で は なく 国会 対策 委員 長 会談 など の 院外 交渉 で 実質 的 な 取引 が なさ れる 。 委員 会 で の 審査 は 各党 が 自党 の 立場 を 訴え 、 議案 提出 者 を 問いただす 場 と なっ て いる 。 委員 会 審査 で は 最終 的 に 採決 を 行う が 、 委員 会 採決 で 否決 さ れ た 議案 を 本 会議 で 可決 する こと も 可能 で あり 、 伯仲 国会 の 時期 に は 本 会議 で の 逆転 採決 の 例 が しばしば あっ た 。 与野党 が 強く 対立 する 案件 で は 、 野党 側 が 会期 切れ まで 議案 審査 を 引き延ばす こと を 目的 と する こと も 多く 、 それ に対して 与党 側 は 強行 採決 を 行う か 、 あるいは 委員 会 で の 採決 に 至っ て なく とも 本 会議 で 委員 長 に 中間 報告 を さ せ 、 そのまま 本 会議 で の 審議 に 持ち込む こと も ある 。 委員 会 は 国会 閉会 中 に 活動 する こと も 可能 で ある 。 審議 未了 による 廃案 も 会期 中 の 成立 も 共に 回避 する 妥協 として 、 閉会 中 に 議案 を 審査 する という 形 で 次期 国会 に 審査 ・ 審議 を 引き継ぐ こと を 俗 に 継続 審議 と 呼ぶ 。  条例 で 常任 委員 会 、 議会 運営 委員 会 、 特別 委員 会 を 置く こと が できる （ 、 、 ）  委員 会 の 例  マルクス ・ レーニン 主義 政党 や 一部 の 労働 組合 、 社会 主義 政党 の 執行 機関 は 、 「 中央 委員 会 」 「 中央 執行 委員 会 」 と 称し て いる 。 現在 日本 の 国会 に 議席 を 有し て いる 政党 で 中央 の 機関 に 「 委員 会 」 の 呼称 を 使用 し て いる の は 日本 共産党 中央 委員 会 のみ で ある 。  学級 活動 や 児童 会 ・ 生徒 会 活動 の 一環 として いくつ か の 委員 会 が 設置 さ れ て いる 。 各 学級 から 学級 委員 や 各 委員 会 の 委員 が 選出 さ れ て 活動 する 。 （ 学級 委員 ・ 委員 会 活動 の 項 を 参照 。 )軍事 学 （ ぐんじがく 、 ） は 、 軍事 や 国防 に関する 学問 で ある 。 戦争 学 、 防衛 学 と も 呼ば れる 。  軍事 学 と は 、 最も 広い 意味 において 、 戦争 または 軍事 に関する 現象 を 研究 する 学問 で ある 。 総合 的 に 見る と 戦争 、 軍事 力 、 戦略 、 戦術 、 統率 、 兵器 さらに 政治 、 地理 、 工学 など の 領域 において も 学際 的 な 性格 を 持っ て いる が 、 より 厳密 に 捉えれ ば それ は 軍事 力 の 運用 に 注目 し た 社会 科学 的 な 狭義 の 軍事 学 を 指す 場合 も ある 。 用語 法 として 兵学 や 軍学 と 言う 場合 は 戦略 学 と 戦術 学 の 両面 から 研究 する 傾向 に あり 、 防衛 学 と 言う 場合 は 国家 戦略 レベル における 研究 を 指す 場合 も ある が 、 その 区分 は 確定 的 な もの で は ない 。 後述 する よう に 、 歴史 的 に は 軍事 学 の 成立 は 18 世紀 に 啓蒙 主義 という 時代 精神 を 背景 と し た 出来事 で あり 、 それ まで 戦争 の 遂行 を 一種 の 技術 として 見なし て き た 戦争 術 ( art   of   war ,   Kriegskunst ) を 退け 、 科学 と 見なす 考え方 から 戦争 学 ( sicence   of   war ,   Kriegwissenschaft ) が 成立 し た こと に 始まっ て いる 。  軍事 学 の 基本 的 な 問題 群 と は 戦争 に 関連 し て おり 、 現実 主義 の 伝統 に 立脚 さ れ た 研究 で ある 。 これ は 最も 重要 な 軍事 学者 の 一 人 クラウゼヴィッツ による 「 戦争 の 粗暴 さ を いとう あまり 、 その 本質 に 目 を そむけよ う と する の は 、 無益 な 努力 で ある だけ で なく 、 道理 に 合わ ぬ 努力 で さえ ある 」 と 述べ て いる 言明 で 端的 に 表明 さ れ て いる 。 つまり 軍事 学 の 立場 は 原則 として 人間 の 社会 において 戦争 や 暴力 的 な 事態 の 発生 が 不可避 で ある こと を 議論 の 大前提 として 受け入れ て いる 。 この よう な 軍事 学 の 態度 は 国際 関係 論 、 政治 学 における 現実 主義 の 考え方 を 共有 する もの で ある 。 この よう な 現実 主義 の 態度 が 戦争 に 勝利 する ため の 研究 へ と 軍事 学 を 方向付け て おり 、 戦略 や 戦術 、 兵站 など の 軍事 学 の 研究 領域 を 規定 し て いる 。 その 分野 の 区分 について も 後 に 詳述 する が 、 基本 的 に は 戦争 や 紛争 状態 に関する 研究 、 軍事 組織 や 軍事 制度 に関する 研究 、 戦略 や 作戦 など 軍事 行動 に関する 研究 が ある 。 これら の 問題 について 軍事 学 の 研究 で は 歴史 的 、 実証 的 、 数学 的 な アプローチ が しばしば 採用 さ れる 。 歴史 的 な 方法 と は 軍事 史 の 研究 を通じて 軍事 問題 の 記述 と 教訓 の 抽出 を 行う 伝統 的 な アプローチ で あり 、 実証 主義 的 な 方法 において は ある 対象 や 問題 の 分析 と 説明 を 観察 を通じて 検証 する 方法 で ある 。 また 数学 的 方法 で は モデル 化 、 予測 、 最適 化 など の 手法 を通じて 意思 決定 や 軍事 行動 の 効果 や 問題 を 検討 する 。  軍事 学 は 社会 科学 の 分野 の 研究 に 限ら れる 場合 も ある が 、 ここ で は 広義 の 軍事 学 を 指し 、 人文 科学 ・ 自然 科学 ・ 社会 科学 の 三 系統 に 大別 する 。  軍事 学 における 人文 科学 に 属する 研究 として は 以下 が 挙げ られる 。  軍事 学 における 自然 科学 に 属する 研究 として は 以下 の よう な もの が 挙げ られる 。  軍事 学 の 社会 科学 的 な 分野 において は 、 以下 の よう な もの が 挙げ られる 。  軍事 問題 に対する 学問 的 な 探求 は 古代 より 現代 まで 継続 し て 発展 し て き た 。 ここ で は 学問 として 確立 さ れる 18 世紀 から 19 世紀 より も 前 の 時代 について も 触れ ながら 、 古代 、 中世 、 近世 、 近代 、 現代 の 時代 区分 を 踏まえ て 軍事 学 の 研究 の 歴史 を 描き出す 。  軍事 問題 について の 研究 は 戦争 に 勝利 する ため の 方法 を 探究 する 研究 として 出発 し た 。 戦史 の 研究 から 戦争 において 勝利 する ため の 技術 、 戦争 術   ( Art   of   war ) が 認識 さ れる よう に なっ て い た 。 紀元前 5 世紀 における ヘロドトス が 『 歴史 』 の 中 で 叙述 し た ペルシア 戦争 で は ペルシア 軍 が 直面 し た 兵站 の 問題 や ギリシア 遠征 における 陸軍 と 海軍 の 戦略 、 戦術 の 問題 が 取り上げ られ て いる 。 また トゥキディデス の 『 戦史 』 で も ペロポネソス 戦争 の 原因 について の 考察 、 また 海洋 国家 で ある アテ ナイ と 大陸 国家 で ある スパルタ の 軍事 力 の 運用 が 分析 的 な 観点 から 叙述 さ れ て いる 。 また 古代 中国 の 兵家 で あっ た 孫 武 は 自著 『 孫子 』 を 記し て 戦争 を 指導 する ため の 原理 や 方法 について 体系 的 に 論じ て いる 。 これら は 最も 古い 軍事 学 の 研究 で あり ながら も 、 その 古典 的 な 価値 が 現代 に も 認め られ た 著作 で ある 。  戦争 術 として 成立 し た こと によって 戦場 でも 単調 な 正面 攻撃 だけ で なく 戦術 的 な 包囲 や 突撃 など の 運用 について 新しい 可能 性 が もたらさ れ た 。 アレクサンドロス 2 世 や ハンニバル は 優れ た 軍事 戦略 、 戦術 を 駆使 する こと が できる 戦争 術 の 実践 者 で あっ た 。 その 過程 で マケドニア の ファランクス 、 ローマ の レギオン など の 戦闘 陣形 が 研究 開発 さ れ て き た 。 4 世紀 に 古代 ローマ の 軍事 著述 家 ヴェゲティウス は 古代 ローマ 軍 の レギオン の 組織 と その 運用 について の 著述 や 史料 を 編纂 し た 『 古代 ローマ 人 の 軍制 』 を 作成 し た 。 ヴェゲティウス は 実際 に 戦略 家 や 戦術 家 として の 実績 を 持つ わけ で は ない が 、 ローマ の 衰退 期 において 軍制 改革 の ため に 軍事 史 の 研究 を 残し 、 中世 以後 の ヨーロッパ の 軍事 思想 に も 影響 を 与え た 。 また 中国 の 軍事 学 の 研究 として 『 呉 子 』 や 『 六 韜 』 を 含む 武 経 七 書 が 成立 し 、 また インド で も 宰相 カウティリヤ によって 帝王 学 の 一環 として 『 実利 論 』 が 執筆 さ れ て いる 。  古代 と 比べれ ば 中世 における 軍事 学 の 研究 は 理論 的 な 考察 より も 、 従来 から ある 歩兵 と 騎兵 の 戦闘 技術 の 向上 と それら を 運用 する ため の 軍事 教義 の 開発 と 実践 へ と 向け られ て いる 。 東 ローマ帝国 で は その 地政学 的 な 環境 など が 誘因 と なっ て 、 ローマ の 軍事 学 の 伝統 を 継承 さ れ て いる 。 マウリキウス は 将軍 で あっ た 578 年 に 軍規 や 訓練 の 重要 性 、 宿営 地 の 構築 方法 など について 述べ られ た 実践 的 な 教範 で ある 『 戦略   ( Strategicon )』 を 執筆 し て いる 。 また レオーン 6 世 は 900 年 ごろ に 、 国家 の 重 大事 は 農民 を 守護 する 軍隊 と 、 軍隊 を 養う 農民 で ある と 述べ 、 具体 的 に 戦闘 隊形 や 編制 、 騎兵 戦術 など の イスラム 教徒 と の 戦い 方 を まとめ た 『 戦術   ( Tactica )』 を 記し た 。 マウリキウス と レオーン 6 世 は 「 戦略 」 の 遠祖 で あり 、 戦略 という 用語 が 西欧 で 用い られる よう に なっ た の は 18 世紀 に 両者 の 著書 が 翻訳 さ れ た こと によって いる 。  15 世紀 における ルネッサンス の 文化 的 、 社会 的 な 影響 は 軍事 の 領域 において も 重要 な 結果 を もたし た 。 この 時期 に 開発 さ れ た 火薬 や 航海 技術 は 戦争 の 様相 を 変える 潜在 性 を 持っ て い た ため で ある 。 小銃 、 火砲 の 開発 に 伴っ て それ まで に ない 砲兵 が 戦場 に 登場 する 変化 が 生じ た 。 この 変化 は 軍事 思想 の 全面 的 な 見直す 必要 を 迫る こと に なり 、 フィレンツェ の 行政 官 ニッコロ・マキャヴェッリ は 『 君主 論 』 、 『 戦術 論 』 を 記し て 現実 主義 の 政治 思想 を 確立 し た だけ で なく 、 ヴェゲティウス の 文献 研究 を 踏まえ て ローマ 軍 を 模範 と し た 軍制 改革 を 主張 し た 。 また ヨーロッパ で の 三 十 年 戦争 の 経験 は この 軍事 学 の 研究 を 活発 な もの と し 、 ライモンド・モンテクッコリ の 『 戦争 論 』 、 フォラール （ ） の 『 戦争 における 新 発見 』 、 ピュイセギュール の 『 原理 と 原則 による 戦争 術 』 によって 古代 ギリシア ・ ローマ 戦史 として の 価値 が 見直さ れる こと と なっ た 。 また 科学 として の 戦争 学 と 技術 として の 戦争 術 の 是非 について の 論争 は この 時期 に 始まっ て おり 、 モーリス ・ ド ・ サックス は 『 我が 瞑想 』 で 技術 として の 戦争 術 を 主張 する 一方 で 、 『 軍事 的 回想 』 を 残し た ヘンリー・ロイド や 『 戦術 一般 論 』 を 記し た ジャック ･ アントワーヌ ･ ギベール （ ） 、 『 新 戦争 体系 の 精神 』 の 著者 ハインリッヒ・ディートリッヒ・フォン・ビューロー は 啓蒙 主義 の 時代 精神 の 元 で 戦争 における 科学 的 な 原理 や 法則 を 明らか に する こと を 論じ て いる 。  この よう に 再興 さ れ た 軍事 学 の 研究 成果 は 18 世紀 において フリードリヒ 大王 によって 活用 さ れ 、 七 年 戦争 に 見 られる 制限 戦争 の 戦略 思想 を もたらし 、 また 『 プロイセン 国王 の 将軍 へ の 軍事 教 令 』 など の 著作 が 生み出さ れ た 。 さらに 18 世紀 後半 の フランス 革命 とともに 登場 し た ナポレオン・ボナパルト は ナポレオン 戦争 において 迅速 な 行軍 と 巧み な 誘導 を 組み合わせ て 敵 の 側面 または 後方 連絡 線 へ 優勢 な 戦力 を 志向 する 運用 で ヨーロッパ を 征服 し て いっ た 。 ナポレオン 戦争 の 衝撃 により アントワーヌ・アンリ・ジョミニ や カルル・フォン・クラウゼヴィッツ によって 近代 的 な 戦争 理論 が 基礎 付け られる こと に なる 。 ジョミニ は 『 戦争 概論 』 や 『 大陸 軍 作戦 論 』 を 残し て いる が 、 そこで 彼 が 重視 し て い た の は 戦争 に 勝利 する ため に は 普遍 的 な 原理 に 準拠 する 必要 が ある という こと で あり 、 戦争 を 研究 する 科学 的 方法 を 示し た 。 一方 で クラウゼヴィッツ は 『 戦争 論 』 の 中 で 戦争 を 技術 として 捉え ながら 、 そこ に は 暴力 性 と 政治 性 という 二 重 構造 によって 左右 さ れる 社会 的 現象 として 捉える 理論 を 構築 し た 。 これら 戦争 理論 は 以後 の 科学 として の 軍事 学 の 発展 にとって 基礎 的 な パラダイム と なり 、 その後 の 研究 を 方向付ける こと と なっ た 。  近代 に 国民 国家 体制 が 出現 し 、 また 軍事 技術 の 革新 が もたらさ れる と 戦争 の 様相 は さらに 変化 を 見せる よう に なっ た 。 プロイセン 軍 の 軍人 で 『 高級 指揮 官 に 与える 教 令 』 の 作者 モルトケ や 『 カンネー 』 の 著者 シュリーフェン は 統一 的 な 指揮 統制 や 兵站 システム 、 作戦 理論 を 整備 し て 殲滅 戦争 の 可能 性 を 示し た 。 この よう な プロイセン 軍 に 普 仏 戦争 で 敗北 し た フランス 軍 で は シャルル ･ アルダン・ドゥ・ピック （   ） が 『 戦闘 の 研究 』 で 火力 や 人員 など の 物質 的 要素 だけ で なく 兵士 の 錬 度 や 士気 の 重要 性 を 見直し 、 また 同一 の 問題 が 帝国 主義 を 背景 と し た 植民 地 戦争 を 戦っ て い た トマス・ロベール・ブジョー や フェルディナン・フォッシュ など によって も 認識 さ れる よう に なる 。 アメリカ で は 南北戦争 で ジョミニ の 影響 を 受け た デニス ・ ハート・マハン が 戦争 科学 を 確立 し 、 さらに アルフレッド ・ セイヤー・マハン によって 海軍 戦略 について の 体系 的 な 研究 が 行わ れる よう に なっ て い た 。 マハン は 『 海上 権力 史 論 』 で シーパワー の 概念 を 示し て 海軍 だけ で なく 海運 や 植民 地 など を 含む 国力 の 総合 発揮 の 重要 性 を 説き 、 また 制海権 の 考え方 から 艦隊 決戦 の 意義 を 重視 し て い た 。 一方 で イギリス の 軍事 学者 ジュリアン・コーベット は 『 海洋 戦略 の 諸 原則 』 の 中 で 水陸 両用 作戦 の 重要 性 に 着目 し て 海軍 戦略 と は 異なる 海洋 戦略 の 確立 に 努め た 。 また 経済 的 側面 から イヴァン・ブロッホ は ヨーロッパ で 大 規模 な 戦争 を 予見 する 『 将来 の 戦争 』 を 執筆 し 、 総動員 体制 に 基づく 長期 的 かつ 大 規模 な 被害 を もたらす 戦争 の 可能 性 を 論じ て いる 。  第 一 次 世界 大戦 と 第 二 次 世界 大戦 は それ まで 考え られ て い た 殲滅 戦争 の 教義 と 艦隊 決戦 の 海軍 戦略 、 そして 経済 動員 を 総合 し 、 国家 の 国力 を 全て 投入 し て 遂行 さ れる 総 力戦 の 様相 を 呈する もの で あっ た 。 戦線 が 膠着 し た 結果 、 戦車 や 航空機 など 新しい 軍事 技術 が 開発 さ れ 、 また 戦略 や 戦術 を 再 構築 さ れ た 。 航空機 の 導入 に 関連 すれ ば 、 イタリア の ドゥーエ は 論文 『 制 空 』 を 発表 し て エア パワー の 意義 と 戦略 爆撃 の 有効 性 を 主張 し た 。 同様 の 戦略 思想 を 示し た アメリカ の 研究 者 に ウィリアム ・ ミッチェル が いる 。 航空機 の 運用 は 艦隊 決戦 を 重視 する 海軍 戦略 に も 影響 し 、 第 二 次 世界 大戦 で は 航空 母艦 が 海上 作戦 で 航空 打撃 戦 を 担う よう に なっ て いる 。 戦車 の 導入 に 関すれ ば イギリス の ジョン ・ フレデリック ・ チャールズ ・ フラー は 『 機甲 戦 』 や 『 戦争 科学 の 基礎 』 で 機甲 戦 理論 を 確立 し た だけ で なく 、 戦争 の 原則 を 基礎 付け なおし た 。 第 二 次 世界 大戦 において 『 電撃 戦 』 の 著者 ハインツ・グデーリアン によって 参考 と さ れ 電撃 戦 の 実践 へ 結びつく 。 また 世界 大戦 の 時期 から は 研究 で 数学 的 モデリング の 手法 が 活用 さ れる よう に なり 、 ランチェスター や オシポフ 、 リチャードソン の 方程式 に 始まり 、 アメリカ の 軍部 で は 科学 者 を 動員 し て オペレーションズ ・ リサーチ について の 組織 的 な 研究 が 開始 さ れ た 。  二 次 大戦 の 末期 における 核兵器 の 開発 によって 軍事 学 で は 核 戦略 研究 が 重要 な 焦点 と なっ て いっ た 。 イギリス の 軍事 学者 リデル ＝ ハート は 大 戦略 と 間接 アプローチ 戦略 の 視座 を 示す 『 戦略 論 』 の 中 で 大 戦略 の 下位 概念 として 軍事 戦略 を 位置づけ 、 また 武力 行使 において も 間接 アプローチ を 採択 する 意義 を 主張 し た 。 アメリカ の バーナード・ブロディ は 核兵器 が 開発 さ れ た 間もなく 『 絶対 兵器 』 を 発表 し 、 今後 の 軍事 的 目標 は 戦争 の 勝利 で なく 抑止 で ある と 考察 し て いる 。 核 戦略 の 理論 構築 の ため に 核 戦争 に 至ら ない 程度 の 戦争 として 限定 戦争 という 概念 が オズ グッド （ ） により 考案 さ れ 、 さらに キッシンジャー も 『 核兵器 と 外交 政策 』 の 中 で 限定 的 な 核 攻撃 を 活用 する こと を 論じ た 。 作戦 研究 ・ 戦略 分析 ( Operations   Research / Strategic   Analysis ,   ORSA ) など の 数学 的 な 研究 方法 は 軍事 学 の 中心 的 な 方法 論 として 確立 さ れ 、 戦略 理論 、 計画 立案 、 兵站 支援 、 教育 訓練 など の 領域 へ 導入 さ れ た 。 例えば ランド 研究所 の フォン ・ ノイ マン 、 ハー マン ・ カーン 、 アルバート ・ ウォルステッター 、 シェリング は アメリカ 軍事 学 において 特に 核 戦略 の 領域 で 重要 な 研究 業績 を 残し て いる 。 しかし ソビエト や 社会 主義 国 で は 革命 戦略 の 成立 が 促さ れ 、 二 次 大戦 中 に 毛沢東 が 記し た 『 遊撃 戦 論 』 の 影響 の 下 で キューバ 革命 の 指導 者 チェ・ゲバラ による 『 ゲリラ 戦争 』 、 ヴェトナム 戦争 の 指導 者 ボー ・ グエン ・ ザップ の 『 人民 の 戦争 ・ 人民 の 軍隊 』 が 書か れ た 。 また 革命 や 反乱 が 発生 する 国家 に対して 国際 連合 の 下 で 効果 的 に 介入 する ため に 国連 事務 総長 ブトロス・ブトロス ＝ ガーリ は 提言 書 『 平和 へ の 課題 』 で 平和 維持 活動 の 改革 を 提起 し て いる 。  核兵器 、 革命 、 平和 構築 という 新しい 軍事 問題 は 軍事 科学 の 伝統 的 な 領域 に とどまら ない 幅広い 問題 を 提起 し て いる が 、 同時に 従来 の 問題 領域 において も 新しい 進展 が 認め られる 。 通常 作戦 において 現代 で は エア パワー の 役割 は さらに 大きく なっ て いる 。 弾道 ミサイル や 航空機 の 研究 開発 が 進ん だ こと によって 、 地球 上 の あらゆる 地点 に対して 従来 に ない 速度 で 打撃 を 加える こと が 可能 と なっ た 。 冷戦 期 において レーガン 政権 は 実用 化 に は 至ら なかっ た ものの 、 敵 の ミサイル を 地上 から 撃墜 する 国家 ミサイル 防衛 の 構想 を 示し 、 ブッシュ 政権 で は ミサイル 防衛 として 引き続き 開発 さ れ て いる 。 さらに アメリカ の ジョン・ワーデン （ ） は 『 航空 作戦 』 の 中 で ステルス 技術 や 精密 誘導 爆撃 など の 技術 革新 を 踏まえ ながら 新しい 戦略 爆撃 の 概念 を 定義 し て いる 。 情報 革命 に 起因 する 軍事 における 革命 について も 、 アメリカ の エリオット・コーエン （ ） など は ハイテク 兵器 により 戦争 に 迅速 かつ 少ない 犠牲 で 勝利 する 可能 性 を 指摘 し て いる 。 実際 に 湾岸 戦争 で は アメリカ を 中心 と する 多 国籍 軍 は イラク 軍 に対して 絶対 的 制空権 を 駆使 し た 軍事 作戦 を 実行 し た 。 電撃 戦 の 教義 を 発展 さ せ 、 航空 戦力 と 機甲 部隊 を 組み合わせ た エア ランド ・ バトル の 教義 が 成果 を 挙げ た 。  軍事 学 の 成立 は 軍事 教育 にとって 歴史 的 な 転換 点 と なっ た 。 もともと 軍 学校 として 砲兵 や 工兵 など 特別 な 工学 知識 が 必要 な 職種 の ため の 学校 は あっ た が 、 軍事 学 を 将校 に 教育 する 学校 は 18 世紀 中葉 まで 存在 し なかっ た 。 1751 年 の フランス 王立 軍事 学校 さきがけ として 、 イギリス や プロイセン で も 軍事 学 の 研究 教育 に 従事 する 機関 が 設置 さ れる よう に なる が 、 本格 的 な 軍事 学 の ため の 高等 教育 機関 が 創設 さ れ た の は プロイセン で あっ た 。 プロイセン で は ヴェーゼル 要塞 の 司令 シュリーフェン 中将 が 1792 年 に 「 戦争 術 愛好 家 による 愛国 協会 」 を ヴェーゼル 近郊 の 駐屯 地 で 勤務 する 設置 し 、 軍事 学 の 論文 発表 と 検討 会 を 開始 し た 。 これ と 同 時期 の 1792 年 に 軍事 学者 で あっ た シャルンホルスト は 軍事 専門 知識 を 研究 する ため の 研究 会 の 設置 を 主張 し た 。 1801 年 に シャルンホルスト と 他 の 9 名 の 有志 によって ベルリン 軍事 協会 と 呼ば れる 将校 の サークル が 立ち 上げ られ 、 ここ が 中心 と なっ て 学術 的 かつ 集団 的 な 軍事 学 の 研究 が 進め られ て いっ た 。 入会 規定 に も 匿名 で の 論文 審査 が 義務づけ られ 、 18 世紀 当時 の 学術 教会 の 入会 審査 を 同様 の 基準 が 取り入れ られ た 。 この 協会 は 1805 年 の 軍隊 動員 令 の 発令 に 伴っ て 3 年間 で 解散 する こと に なっ た が 、 この サークル で 軍事 の 学術 的 な 研究 が 確立 さ れ て いっ た 。  戦争 について の 学術 的 な 研究 が 発展 する に従って 、 19 世紀 初頭 から 高度 な 研究 を 行う 機関 が 求め られる よう に なっ て いっ た 。 それ は 既に フランス や イギリス で も 設置 さ れ て い た よう な 貴族 出身 の 将校 に 初歩 的 な 戦闘 訓練 を ほどこす よう な 学校 や 技術 的 能力 を 向上 さ せる ため の 砲兵 学校 や 工兵 学校 と は 全く 異なる 性格 を 持つ もの で あっ た 。 1810 年 に シャルンホルスト が ベルリン に 設置 し た 陸軍 大 学校 ( Kriegsakademie ) は 初めて 軍 の 高等 研究 機関 として 設置 さ れ た 学校 で あり 、 入学 の ため に は 10 日間 にわたる 試験 に 合格 する こと が 求め られ た 。 また 教育 課程 は 純粋 に 学問 的 な 内容 が 整え られ 、 高等 戦術 学 など の 軍事 学 に 留まら ず 、 政治 学 、 経済 学 、 数学 、 地理 学 、 法律 学 など が 教育 さ れ 、 1850 年代 の ヨーロッパ において 多く の 研究 論文 や 文献 を 発表 し た 。 この 陸軍 大 学校 の 次いで フランス で も サン ･ シール が 幕僚 業務 の 学校 として 幕僚 大学 を 設置 し た が 、 1878 年 に は より 学術 的 な 研究 と 教育 が 行わ れる 陸軍 大 学校 ( Ecole   Militaire   Superieure ) が 創設 さ れ て いる 。 イギリス で は 1802 年 に 既に ヨーク 公爵 によって 編成 さ れ た 王立 軍事 大学 ( Royal   Military   college ) が あっ た が 、 そこ で 設け られ て い た 幕僚 課程 が 1857 年 に 幕僚 学校 として 独立 する まで は 重要 な 役割 を 与え られ て い なかっ た 。 この よう に 広がっ て いっ た 高等 軍事 教育 の 改革 は 19 世紀 末 に は 各国 で 推進 さ れる よう に なっ て いき 、 軍事 戦略 や 高等 戦術 に 携わる 幕僚 、 指揮 官 に は この よう な 学校 で 学ぶ こと が 必須 の 条件 で ある と 認め られる よう に なっ て いき 、 また そこ が 中心 と なっ て 軍事 学 の 研究 が 進め られる よう に なっ て いっ た 。 プロイセン の モルトケ 、 フランス の フォッシュ 、 アメリカ の マハン 、 イギリス の フラー など 、 彼ら は この 高等 教育 機関 で 教育 と 研究 を 行っ た 軍事 学者 で あっ た 。  軍事 学 は 19 世紀 から 20 世紀 にかけて 軍人 が 軍 学校 において 教育 研究 する こと が 一般 的 で あっ た 。 軍事 学 は 民間 人 が 取り組む 学問 と は みなさ れ て い なかっ た 。 しかし 、 ヨーロッパ において は 第 一 次 世界 大戦 が 勃発 する こと を きっかけ に 軍事 研究 の 重要 性 が 広く 認識 さ れる よう に なる 。 戦略 学 や 軍事 史 など 教養 的 な 分野 を 中心 に 一般 の 大学 で も 講義 が もたれる よう に なっ て いっ た 。 イギリス で は 1909 年 に オックスフォード大学 オール ・ ソワルズ・カレッジ において 軍事 史 の 教授 ポスト が 設置 さ れ 、 初代 の 教授 に スペンサー・ウィルキンソン が 就任 し て いる 。 。 また 戦略 研究 者 リデル ＝ ハート が 軍事 評論 家 として 活動 を 開始 し て い た 背景 に も この よう な 軍事 問題 に対する 一般 的 な 関心 の 高まり が あっ た 。 第 二 次 世界 大戦 の 終結 に 伴っ て 出現 し た 冷戦 構造 と 核 戦争 の 危機 は 軍事 問題 に対する 社会 的 関心 を より 強める 結果 と なる 。 同時に 軍事 学 の 研究 領域 は さまざま な 自然 科学 や 人文 科学 、 社会 科学 と 関連 し ながら 拡大 し て いっ た 。 アメリカ で は 軍部 が 大学 の 研究 者 に さまざま な 戦略 問題 に関する 研究 を 委託 する よう に なり 、 実際 に この 時期 の アメリカ の 軍事 学 の 研究 に は 政治 学者 の ガブリエル・アーモンド 、 物理 学者 の ハーマン・カーン 、 数学 者 の ジョン ・ ナッシュ など 多く の 民間 人 が 貢献 し て いる 。 軍事 学 の 領域 に は それ まで 着目 さ れ て こ なかっ た 歴史 学 的 、 心理 学 的 な 問題 へ 広がり 、 また 兵器 システム の 発展 は 物理 学 や 化学 の 知識 を 必要 と し た 。 さらに 軍事 戦略 や 安全 保障 政策 について も 社会 科学 の 理論 が 応用 さ れる よう に なっ て いる 。  日本 の アカデミズム は 特殊 な 事情 も あり 、 軍事 学 を 学術 的 な 領域 として 容認 し て い ない 。 これ に は 西洋 に 古典 的 な 軍事 研究 が あっ た 一方 で 日本 の 軍事 学 は 近世 以降 に ようやく 発展 し 、 また 近代 において 西洋 から 来 た 軍事 学 によって 断絶 し て いる ため 、 一般 的 な 教養 として の 性格 を 得る こと が でき なかっ た こと など が 影響 し て いる と 思わ れる 。 その ため 日本 において 教養 人 、 インテリゲンチャ の 証明 と は 軍事 に 無知 で ある こと で あり 、 軍事 学 について 博識 な 人間 、 あるいは 軍事 的 な 専門 性 を 習得 し た 人間 は 視野 狭窄 で 無知 蒙昧 な 「 軍国 主義 者 」 「 右翼 」 で ある という 偏見 が あっ た 。 これ は 敗戦 によって 始まっ た もの で は なく 、 大正 の 頃 から 既に 存在 し て い た 風潮 で あっ た 。 佐々木 邦 の 『 珍 太郎 日記 』 で は 軍隊 で の 生活 を 取り上げ て 「 子供 の 時 の 単純 な 頭脳 を 大人 に なっ て も 持ち 続ける やう で なく て は 軍人 は 決して 勤まら ない 」 など と 述べ て いる 。 また 戦後 において 丸山 真男 は 日本 を 戦争 に 導い た の は 軍事 に 精通 し て 右傾 化 し て い た 「 擬似 インテリゲンチャ 」 または 「 亜 インテリゲンチャ 」 で ある と 述べ て いる 。 日本 以外 の 国 で は 軍事 学 の 講義 が 行わ れ て いる 一般 の 大学 が ある が 、 日本 で 軍事 学 講義 を 開講 し て いる 一般 の 大学 は 殆ど ない 。 防衛大学校 の 授業 で は 防衛 学 の 講義 が 行わ れ て いる 。身分 制 議会 （ み ぶん せい ぎかい ） と は 、 中世 から 近世 にかけて ヨーロッパ に 存在 し た 議会 の こと 。 近代 以降 の 議会 と は 異なり 、 参加 者 は 諸侯 、 聖職 者 、 及び 都市 の 代表 など の 特権 身分 層 に 限定 さ れ 、 これ 以外 の 者 の 参加 は 許さ れ なかっ た 。 フランス の 三 部会 、 イングランド 議会 、 神聖 ローマ帝国 の 帝国 議会 など が 代表 的 で ある 。  の 代表 で ある こと が 一般 的 で ある 。 これら の 諸 身分 内 における 互選 によって 代表 者 が 決定 さ れる 。 都市 の 代表 は 大 商人 、 もしくは ギルド の 親方 層 で ある こと が 多い 。 ただし 、 これら の 諸 身分 に 加え 、 スウェーデン ・ デンマーク など の よう に 農民 が 代表 を 送る 国 も あっ た 。  近世 まで は これら 身分 制 議会 の 参加 資格 を もつ 身分 層 を 指し て ナティオ ( Natio ) と 言っ た 。  諮問 と 言っ て も 常に 国王 の 施策 に 賛同 する と は 限ら ない 。 イングランド で は 王権 の 規制 を 目的 として 議会 が 作ら れ た 。  課税 審議 を 巡っ て 市民 革命 に まで 発展 し た 例 が 多い 。 清教徒 革命 、 フランス 革命 等 。  国王 の 選挙 は 選挙 王制 の 場合 に 限る 。 国王 の 権力 が 大きかっ た 西 ヨーロッパ の イギリス や フランス で は 王朝 の 断絶 時 に 新 王家 を 国王 として 認める か 否 か の 審議 が 行わ れ た のみ で 選挙 は 行わ れ なかっ た 。  ドイツ で は この 選挙 を 選 帝 侯 に 限定 し て い た こと に 特色 が ある 。  エルベ 川 以東 の 東 ヨーロッパ で は 、 権力 の 大きい 王朝 が 断絶 する と 選挙 によって 王 を 選ぶ 事 は 一般 的 で あっ た 。  12 世紀 末 、 イベリア 半島 の レオン 王国 に 最初 の 身分 制 議会 が 成立 し た 。 その後 13 世紀 に なる と 、 カスティーリャ 王国 ・ アラゴン 王国 など に も 設け られ 、 続い て ポルトガル ・ 両 シチリア 王国 、 神聖 ローマ帝国 、 イングランド など で も 開催 さ れ た 。 14 世紀 に 入る と フランス 、 さらに ドイツ の 領 邦 や イタリア の 都市 国家 など で も 設け られ た 。 15 世紀 に は 北欧 ・ 東欧 に も 拡大 し て いっ た 。  1188 年 に レオン 王国 で 最初 の コルテス が 開催 さ れ た 。 その後 、 カスティーリャ 王国 ・ アラゴン 王国 ・ ポルトガル で も コルテス が 開催 さ れ 、 課税 や 王位 継承 の 承認 や 立法 に対する 請願 を 掌 っ た 。 また コルテス 閉会 中 に は 代わり に フンタ が 組織 さ れ 、 コルテス で の 決定 事項 の 監視 や その他 の 事務 処理 を 行っ た 。 しかし 絶対 王政 の 確立 に 伴い 、 貴族 や 都市 の 権力 が 削が れ て しまい 、 17 世紀 に は 都市 代表 が 王 の 指名 と なる など 実質 的 意義 が 失わ れ 、 コルテス も 殆ど 開催 さ れ なく なっ た 。  課税 審査 権 など を 行使 し て 、 経済 面 から 王権 を 制限 する 役割 を 果たし た 。 1341 年 に 貴族 や 聖職 者 の 代表 で 構成 さ れる 上院 と 、 騎士 、 都市 の 代表 で ある 下院 によって 構成 さ れる 二院 制 が 定め られ た 。 他国 の 身分 制 議会 が 身分 制 社会 の 解体 とともに その 役割 を 終え て 新た に 近代 の 議会 を 成立 さ せ た の に対し 、 イングランド で は 中世 の 議会 が 市民 革命 を 経 て 近代 の 議会 へ と そのまま 移行 し て いっ た こと が 特徴 的 で ある 。  絶対 王政 の 時代 に 入っ て も 、 テューダー 朝 の 時代 に は おおむね 国王 と 議会 の 連携 が 見 られ て い た が 、 17 世紀 初頭 に 成立 し た スチュアート 朝 の 歴代 国王 が 議会 の 存在 を 軽 ん じ た ため 、 国王 と 議会 の 対立 構図 が 形成 さ れ た 。 とりわけ 、 1629 年 から 1640 年 まで の 11 年間 は 議会 が 開催 さ れ なかっ た 。  1302 年 、 フランス の 身分 制 議会 で ある 三 部会 が 初めて 開催 さ れ た 。 アヴィニョン 捕 囚 に際して 国王 の 政策 に 賛同 を 与える こと を 目的 として 開催 さ れ た 。 絶対 王政 下 で 官僚 制 が 整備 さ れ 国王 直属 の 徴税 機構 が 成立 し た こと は 身分 制 議会 の 役割 を 低下 さ せ 、 1615 年 から 1789 年 まで の 175 年間 全く 議会 は 召集 さ れ なかっ た 。 ただし 、 当時 の 統治 に は 様々 な 特権 団体 （ 社団 ） の 協力 が 必要 不可欠 で あり 、 国王 が 諸 団体 の 利権 を 擁護 し ながら 統治 を 行っ た ため 、 身分 制 議会 を わざわざ 開催 する 必要 が ない こと も 、 長期 に 渡っ て 議会 が 開か れ なかっ た 要因 で あっ た 。  18 世紀 末 に 深刻 な 財政難 に 陥っ た ルイ 16 世 が 特権 身分 の 免税 特権 廃止 を 図る と 、 彼ら は 特権 剥奪 に対して 抵抗 し 再び 三 部会 を 開催 し た 。 しかし 、 こうした 身分 制 社会 の 枠組み （ アン シャン ・ レジーム ） の 打破 を 図る 勢力 が 三 部会 から 離れ て 国民 議会 を 結成 、 フランス 近代 議会 の 起源 と なっ た 。  帝国 議会 。 帝国 と 各 領 邦 、 帝国 都市 間 の 調整 機関 の 側面 が 強い 。 ヴェストファーレン 条約 によって 封建 領主 の 独立 主権 が 認め られる と 有名 無実 の 存在 と なっ た 。 各 領 邦 に は 帝国 議会 と は 別個 に 領 邦 議会 が 存在 し た 。  ポーランド 王国 で は 1572 年 に ヤギェウォ 朝 が 断絶 する と 、 選挙 王制 に 移行 し 、 国王 を 選挙 する 身分 制 議会 が 極めて 強い 権力 を 握っ た 。 この 状態 は 王政 と 言う より も きわめて 共和 制 に 近く 、 この 時代 の ポーランド を 指し て 「 共和 国 」 ( Republika ) と も 言う 。  ハンガリー 王国 で は 1526 年 に モハーチ の 戦い で 国王 の ラヨシュ 2 世 が 戦死 する と 王朝 が 断絶 し 、 以降 ハプスブルク 家 によって ハンガリー 王 が 勤め られる こと が 多く なっ た 。 ただし これら ハプスブルク の 王 も 身分 制 議会 による 選挙 王制 に 則っ て 選出 さ れ て おり 、 以降 も ハンガリー の 身分 制 議会 は 継続 さ れ た 。 これ は ボヘミア 王国 や モラヴィア 王国 において も 同じ で ある 。 また 、 オーストリア 継承 戦争 において オーストリア が 苦境 に 立たさ れ ハンガリー の 加勢 を 求める とき も 、 マリア・テレジア は ハンガリー 身分 制 議会 の 賛同 を 得る 必要 が あっ た 。  1559 年 に モスクワ 大公 イヴァン 4 世 （ イワン 雷 帝 ） によって 会議 （ ソボル ） が 召集 さ れ 、 以後 法律 の 骨格 や 国政 の 大 問題 を 討議 する 場 として 身分 制 議会 で ある ゼムスキー・ソボル が 開催 さ れ た 。 ゼムスキー・ソボル は 必要 に 応じ て ツァーリ が 召集 する ものの 、 貴族 によって 構成 さ れる ボヤーレ・ドゥーマ や ロシア 正教 の 総 主教 による 召集 が 可能 で あっ た 。 イワン 雷 帝 以後 、 17 世紀 初頭 の 動乱 時代 （ 大 動乱 、 スムータ ） に 至る まで ツァーリ の 選出 を はじめ 国政 における 重要 な 役割 を 果たす こと と なっ た が 、 ロマノフ 家 の 覇権 が 確立 する 17 世紀 後半 から は ツァーリ の 諮問 機関 として の 役割 に 止まる 様 に なり 、 ピョートル 大帝 による 絶対 主義 の 確立 に って 全く 開催 さ れ なく なっ た 。  北欧 諸国 で は 貴族 、 聖職 者 、 ブルジョワジー 、 農民 から 成る 四 部会 が 敷か れ て い た 。 北欧 諸国 は 、 寒冷 な 気候 故 生産 性 の 低い 土地 で ある ため 、 封建 制 、 農奴 制 あるいは 寄生 地主 制 の 発達 が 妨げ られ た 。 その ため 自由 農民 が 育ま れ 、 もの を 言う 農民 の 伝統 が あっ た ため 四 番目 の 身分 として 農民 が 加え られ た 。 ゲル マン 法 の 影響 を 指摘 する 説 も ある 。 原則 として 各 部会 は 対等 の 関係 を 保つ 。 しかし 人口 が 極端 に 少ない 貴族 、 聖職 者 が 多数 派 で ある ブルジョワジー 、 農民 と 同等 の 拒否 権 を 持つ こと 自体 が 、 身分 制 における 不平等 の 温床 と なっ た 。 近代 社会 へ の 脱皮 の 時 に 、 両院 制 あるいは 一挙 に 一院制 へ 移行 する こと で 、 議会 制 民主 主義 が 成立 さ せ た 。 現在 の 北欧 諸国 の 政党 制 において も 、 この 四身 分 の 影響 が 色濃く 残っ て いる の が 観察 さ れる 。 詳細 は 北欧 の 政治 を 参照 。イスラム 主義 または イスラーム 主義 （   - し ゅぎ 、 ） は 、 イスラーム 的 諸 原則 を 規範 として 統治 さ れる 政体 （ イスラーム 国家 ） の 実現 を 企図 する 政治 的 ・ 社会 的 諸 運動 や 思想 潮流 など を 指す 用語 で ある 。 特に 、 シャリーア （ イスラーム 法 ） の 完全 なる 実施 を 目指す もの に 使わ れる 。  日本語 の 「 イスラーム 主義 」 は 英語 の に 対応 する 。 欧米 の 研究 者 の 間 で は 「 政治 的 イスラーム 」   （ ） という 用語 も 使わ れ 、 日本 で は 「 イスラーム 復興 主義 」 という 用語 も 使わ れ て いる 。 日本 で は 、 後述 する よう に イスラーム 研究 の 専門 家 を 中心 として 使用 さ れる 用語 で あり 、 一般 に は マスメディア や アカデミズム において 、 「 イスラーム 原理 主義 」 という 用語 が 広範 に 使用 さ れ て いる 。  イスラーム 主義 は 、 シャリーア に 基づい て 統治 さ れる イスラム 国家 ・ イスラム 社会 の 建設 と 運営 を 目ざす 、 ムスリム による 政治 運動 や 政治 的 イデオロギー に対する 分析 概念 で ある 。 イスラーム の 理念 を 社会 において 実現 する こと を 理想 と し 、 行動 目的 として ムスリム の 国家 を シャリーア に 基づい て 運営 さ れる イスラーム 国家 と する こと を 目指す 。  イスラーム 国家 として ある べき 体制 から 離脱 し た と さ れる 政権 に対する 批判 として の イスラーム 国家 建設 運動 は 歴史 上 いくつ か 例 が ある が 、 イスラーム 主義 という 用語 は 、 その よう な 運動 の 中 で も 特に 近代 における イスラーム 復興 の 潮流 から 発生 し た 政治 的 運動 を 指し て 用い られる 。  1980 年代 より 非 イスラーム 圏 で 、 イスラーム 主義 に 該当 する よう な 政治 運動 を 指し て 「 イスラム 原理 主義 」 という 言葉 が 流通 する よう に なり 、 日本 で も マスメディア など を通じて 定着 し て いる 。 しかしながら 、 イスラーム 研究 者 の 間 で は 、 そもそも イスラーム に対して 原理 主義 という 概念 を 適用 する こと に は 問題 が ある という 主張 が 展開 さ れ 、 また 、 「 原理 主義 」 という 言葉 が イスラーム 主義 の 中 で も 特に 先鋭 的 、 戦闘 的 な グループ を 指す 語 として 使わ れ て き た 事情 が ある ため に 、 かえって イスラーム 主義 の 実態 を 見え にくく し て いる 面 が ある という 主張 から 、 イスラーム 原理 主義 という 用語 の 安易 な 使用 は イスラーム 研究 者 の 間 で は 好ま れ ない 。 しかし 中村 廣治 郎 の よう に 、 例外 的 に これ に対して 批判 的 な イスラーム 研究 者 も おり 、 親 イスラーム 的 立場 に 立つ か 否 か で 使用 する 用語 が 異なる という 事態 に なっ て いる 。 2001 年 の アメリカ 同時 多発 テロ 事件 以降 は 、 イスラーム 主義 運動 に対する 関心 の 高まり を 反映 し 、 「 イスラーム 復興 」 全体 を 指す 概念 として の 「 イスラーム 原理 主義 」 の うち から 特に イスラーム 主義 運動 の 中 の 先鋭 的 、 戦闘 的 な グループ を 選別 し て 指す 語 として 、 「 イスラーム 原理 主義 過激 派 」 という 言葉 が 選択 さ れる こと も 増え て いる 。  また 、 英語 で は いわゆる 「 イスラーム 原理 主義 過激 派 」 を 指す 概念 として   " Militant   Islam "   という 語 が 使わ れる こと が あり 、 対応 する 日本語 として 「 戦闘 的 イスラーム 」 という 語 も 見 られる 。 中央アジア や カフカス など で は イスラーム 主義 に対する レッテル として ワッハーブ 派 が 用い られる こと も あり 、 同様 に 英語 圏 で は しばしば ワッハーブ 派 という 括り が 無 批判 に 使用 さ れる が 、 日本 で は 稀 で ある 。  なお 、 イスラーム 主義 系 の 組織 で 、 政治 的 に 先鋭 的 で あり 、 主張 を 実現 さ せる ため の 行動 として テロリズム に 訴える もの は 「 イスラーム ・ テロリズム 」 と 呼ば れ 、 宗教 テロ の 一 種 と みなさ れる こと が ある 。  「 イスラーム 主義 」 の 厳密 な 範囲 は 定義 者 によって 異なる ため 、 客観 的 に イスラーム 主義 運動 組織 を 分類 する こと は 難しい 。 ここ で は 穏健 派 で ある か 過激 な テロ 組織 で ある か を 問わ ず 、 イスラーム 国家 樹立 を 主張 する 様々 な 組織 の うち 代表 的 な もの を 挙げる 。議会 統治 制 （ ぎかいとうちせい ） と は 「 議会 」 が 行政 機関 として の 「 政府 」 の 機能 を 完全 に 支配 する 政治 体制 で ある 。  主 に 小 国家 、 多 民族 国家 において 発展 し て き た 形式 で ある 。  議会 （ 立法府 ） と 政府 （ 行政府 ） は 機関 として は 別個 に 存在 し ， 行政府 長 が 議会 の 信任 に 基づい て 選出 さ れる ため 広義 の 議院 内閣 制 に 分類 さ れる 。 ただし ， いったん 組閣 さ れ た のち は 任期 終了 まで 不信任 と さ れる こと は なく ， また 不信任 決議 へ の 対 権 として 通常 存在 する 政府 による 議会 解散 権 が 存在 し ない こと が 特徴 で ある 。 たとえば 本 政治 体制 の 代表 例 たる スイス は ， 英語 版 ウィキペディア の （ 議院 内閣 制 ） 記事 内 右 地図 で 示さ れる よう に ， 議院 内閣 制 の 下部 分類 として 紹介 さ れ て いる 。  政府 は 独立 し て 決定 を 下せ ず 、 すべて の 行政 手続き は 議会 の 承認 を 必要 と する 場合 も あり 、 政策 決定 等 に対して より 時間 が かかり すぎる といった 欠点 が ある 。法治 国家 （ ほ うち こっ か 、 、 ） と は 、 その 基本 的 性格 が 変更 不可能 で ある 恒久 的 な 法体 系 によって 、 その 権力 を 拘束 さ れ て いる 国家 。 近代 ドイツ 法学 に 由来 する 概念 で あり 、 国家 における すべて の 決定 や 判断 は 、 国家 が 定め た 法律 に 基づい て 行う と さ れる 。 この 国家 を 理想 と する 思想 を 法治 主義 （ ほう ち し ゅぎ ） と いう 。 法治 主義 に は 形式 的 に 法 の 形態 を 具え て さえ いれ ば 悪法 も また 法 と なる という 問題 点 が あり 法 の 支配 と 区別 さ れる こと が ある 。  上記 と は 別 の 定義 で 、 中国 の 戦国 時代 の 法家 が 唱え た 法治 の 思想 により 統治 さ れる 国 が 法治 国家 で あり 、 その 思想 を 法治 主義 と いう 。  対義語 は 人 治 国家 。  法治 国家 の 概念 の 起源 について は 、 英国 で 発展 し た 法 の 支配 と 同様 に 古き 良き 法 に 求める 者 も いる が 、 一般 に は カント を 先駆 者 と し 、 カール ･ ヴエルガー 、 ロー ベルト ･ フォン ･ モール ら によって 19 世紀 の ドイツ で 発展 し た 概念 と さ れる 。  社会 における 階級 が 激しく 対立 し て い た 当時 の ドイツ において 、 法律 に 従っ た 、 法律 による 、 国家 の 統治 を 実現 する こと によって 、 国家 内部 における 客観 的 な 法規 の 定律 及び 行政 活動 の 非 党派 性 を 保障 し て 階級 対立 を 緩和 し 、 臣民 の 権利 ない し 自由 を 保障 する 実質 的 な 内容 を 有し て い た が 、 その後 、 フリードリヒ . ・ ユリウス ・ シュタール 、 ルドルフ・フォン・グナイスト ら によって 形式 的 で 法 技術 的 な 原理 に 転化 し 、 オットー・マイヤー によって 定着 し た 概念 と さ れる 。  日本 で は 、 美濃部 達吉 及び 佐々木 惣一 が ほぼ 同 時期 に 日本 に ドイツ の 学説 を 輸入 し た の が 、 次世代 の 田中 二郎 によって 通説 として 定着 し た 。  法 の 支配 の 述べる 法 と は 、 議会 や 法廷 あるいは ( 哲 ) 学者 の 理性 により 、 現実 の 社会 や 慣習 の 中 から 「 発見 さ れる 」 もの で あり 、 高 権力 に 位置 す べき 国王 （ ないし 行政府 ） が その 法 （ 法理 ） を 尊重 し 法 の 支配 に 服する こと を もっ て 社会 全体 を 法理 により 統治 する こと を さす の に対して 、 法治 国家 と は 法 による 支配 の 、 より 実定法 的 側面 が 強調 さ れる 。  第 二 次 大戦 まで の 近代 ドイツ において 、 法治 国家 の 概念 は 、 もっぱら 国家 が 機能 する 形式 または 手続き を 示す もの で あっ た 。 この 意味 で の 法治 主義 は 、 いかなる 政治 体制 とも 結合 し うる 形式 的 な 概念 で ある 。  また 、 ここ で 言わ れ て いる 「 法 」 も 、 近代 大陸 法学 における 実定法 として の 法 で あっ て 、 その 内容 と は 関係 の ない 「 成文 化 さ れ 制定 さ れ た 法律 」 という 形式 を 指し て いる 。  形式 的 な 法 によって 形式 的 に 国家 活動 を 縛る と いう だけ で なく 、 法 の 内容 や 適用 において も 正義 や 合理 性 を 要求 する 場合 、 これ を 実質 的 法治 主義 と 呼ぶ こと が できる 。 この 意味 で の 法治 主義 は 法 の 支配 と ほぼ 同じ 意味 を 持つ 。  第 二 次 大戦 後 の ドイツ で は 、 ナチズム 時代 の 反省 に 基づい て 、 法 の 内容 が 正当 で ある か 否 か を 憲法 に 照らし て 確かめ て いく 違憲 審査 制 が 採用 さ れる よう に なっ た 。 ゆえに 、 戦後 ドイツ は 実質 的 法治 主義 を とる 国家 だ と 言える 。  形式 的 法治 主義 の 観点 から すれ ば 、 現在 の 国家 の ほとんど は 「 法治 国家 」 で ある 。 たとえ 国王 や 君主 や 権力 者 （ 独裁 者 ） が 統治 する 国家 で あっ て も 、 その 権力 が 法律 によって 制限 さ れ て いる 場合 は 、 法治 国家 に 当てはまる 。 また 、 一部 の 権力 者 が 自由 に 法律 を 制定 し たり 改正 できる 国家 も 、 形式 的 に 政府 や 権力 者 が 法律 に 拘束 さ れ て いる なら ば 、 法治 国家 の 定義 に 当てはまる （ 極端 な 例 として 「 全権 委任 法 」 によって 独裁 権力 を 合法 的 に 得 た アドルフ ・ ヒトラー ） 。 ただし 、 国王 や 君主 の 権力 が 法律 に 一切 制限 さ れ ない 近世 の 「 絶対 君主 制 」 や 、 近 現代 において も 権力 者 が 自国 の 法律 を 無視 し て 権力 を 行使 し て いる 場合 は 、 この 定義 に は 当てはまら ない 。  一方 、 実質 的 法治 主義 の 観点 において は 、 法 の 形式 だけ で は なく 内容 上 の 正当 性 が 追求 さ れ ね ば なら ず 、 法律 体系 が 憲法 や 人権 、 慣習 や 社会 道徳 など に 適っ て いる か どう か が 問題 と なる 。 実質 的 に 法治 国家 で ある か どう か は 、 制度 の 側面 および 現実 の 政治 や 法 実践 の 側面 において 確かめ うる 。 制度 的 に は 、 前述 の 違憲 審査 制 など が 基準 と なる 。 現実 において 実質 的 な 法治 主義 が 守ら れ て いる か どう か は 、 政治 や 法 の さまざま な 実践 を 丁寧 に 観察 ・ 分析 する こと によって しか 確かめ られ ない 。一 党 独裁 制 （ いっ と うど くさい せい ） と は 、 特定 の 政党 による 独裁 体制 で ある 。 非 競合 的 政党 制 と も 。 政治 学 で は 通常 、 純粋 な 一 党 制 の ほか 、 事実 上 の 一 党 独裁 で ある ヘゲモニー 政党 制 も 含ま れる 。  憲法 など で 政権 政党 を 明記 し て いる 一 党 制 の 場合 や 、 複数 の 政党 が 存在 し て い て も 一つ の 政党 により 衛星 政党 として 扱わ れる ヘゲモニー 政党 制 の 場合 を 指す 。  国家 を 強力 に 統制 する こと が 可能 で ある ものの 、 国家 権力 の 暴走 が 起こり やすい こと が 問題 と なる 。 また 、 支配 政党 へ の 反対 者 に は 、 政治 的 権利 や 言論 の 自由 など が 保障 さ れ ず 、 しばしば 支配 政党 に 反対 の 意見 を 持つ 者 に対して は 、 粛清 ・ 国外 追放 ・ 投獄 が 行わ れる など 、 基本 的 な 人権 さえ も 守ら れ ない よう な 体制 に なり がち で ある 。 例えば 、 東ドイツ で は 、 刑法 の 規定 によって 支配 政党 で ある ドイツ 社会 主義 統一 党 や ソ連 を 批判 する だけ で 1 年 から 8 年 の 懲役 刑 が 科さ れ た 。  一 党 独裁 により 経済 発展 を 強力 に 推進 する 開発 独裁 体制 は 、 やがて 経済 発展 が 一段落 する と 複数 政党 制 へ 移行 する 場合 が ある 。 一方 で 先進 国 並み の 経済 発展 を 実現 し た ものの 、 ヘゲモニー 政党 制 を 維持 し て いる シンガポール の よう な 政党 制 も 存在 する 。  なお 55 年 体制 における 日本 の よう な 自由 選挙 の 下 で 特定 の 政党 が 多数 を 確保 し 続ける こと によって 成立 する 長期 政権 は 一 党 優位 政党 制 と 呼ば れ 、 一 党 独裁 制 と は 区別 さ れる 。  一 党 独裁 制 は 複数 政党 制 の 中 から 誕生 し た 場合 も 多い 。 独裁 権力 の 獲得 は 、 暴力 革命 や クーデター など 武力 による 場合 や 、 選挙 など 民主 的 な 制度 による 場合 が あり 、 いずれ の 場合 も 国民 の 支持 を 背景 に し た 場合 も ある 。  市民 革命 と 古典 的 自由 主義 の 普及 後 、 資本 主義 の 普及 に 伴い 従来 の 共同 体 の 崩壊 、 中間 階級 の 没落 、 貧富 の 拡大 、 など 社会 不安 が 拡大 し 、 ブルジョワ 民主 主義 と も 呼ば れる 議会 制 民主 主義 を 否定 し て 独裁 や 革命 を 掲げる 思想 が 拡大 し た 。 いわゆる リベラル の 側 から は 社会 主義 革命 や プロレタリア 独裁 、 いわゆる 保守 の 側 から は 保守 革命 など で ある 。  1917 年 の 十月 革命 後 に 暴力 革命 と プロレタリア 独裁 を 掲げる 共産 主義 の ボリシェヴィキ が 他 の 野党 を 非合法 化 し 、 マルクス ・ レーニン 主義 を 掲げる ソビエト 連邦 共産党 と なっ た 。 ソビエト 連邦 は 一 党 制 で 、 複数 政党 制 は 否定 さ れ た 。 中華人民共和国 など は 人民 民主 主義 を 掲げ て 、 事実 上 の 一 党 独裁 で ある ヘゲモニー 政党 制 を 採用 し た 。 多く の 社会 主義 諸国 で 一 党 独裁 が 制度 化 さ れ 、 国家 が 共産党 による 「 指導 」 を 受け なけれ ば なら なく なっ た （ 党 の 指導 性 ） 。  一方 で イタリア の ファシスト 党 は ファシズム を 掲げ 、 議会 と 反対 政党 は 存続 し た ものの 、 選挙 制度 改正 により ファシスト 党 が 常に 政権 獲得 できる 選挙 制度 に し た 。 ドイツ の 国家 社会 主義 ドイツ 労働 者 党 （ ナチス 党 ） は ナチ 党 の 権力 掌握 後 、 ナチス 以外 の 政党 は 全て 「 自主 解散 」 もしくは 禁止 し て いき 、 最終 的 に は 新党 設立 禁止 法 によって ナチ 党 以外 の 政党 の 設立 を 禁じる こと で 一 党 制 を 確立 し た 。 日本 で は 政党 が 自主 解党 し て 大政 翼賛 会 に 合流 し た ものの 、 独裁 体制 が 成立 し なかっ た 。 これら の 多く は 第 二 次 世界 大戦 の 敗戦 で 消滅 し た が 、 スペイン の ファランヘ 党 支配 は 1939 年 から 1975 年 まで 続い た 。  1945 年 から 1996 年 、 中華民国 （ 台湾 ） で 国民党 が 党 国 体制 として 実質 的 な 一 党 独裁 を 行っ た 。  1960 年代 、 イラク と シリア で アラブ 社会 主義 など を 掲げる バース党 が 政権 を 獲得 し 、 憲法 で バース党 を 指導 政党 と 規定 し た 。  1965 年 、 独立 し た シンガポール で は 人民 行動 党 が 開発 独裁 を 行い 、 事実 上 の 一 党 独裁 と 呼ば れる 場合 が 多い 。  1990 年代 、 ソ連 崩壊 と 東欧 革命 により 、 マルクス ・ レーニン 主義 を 掲げ た 一 党 独裁 国 は 減少 し た 。  2003 年 の イラク 戦争 により 、 イラク の バース党 は 政権 を 追わ れ た 。  2011 年 以降 の シリア 内戦 により 、 シリア で は バース党 政権 と 反 体制 派 の 戦闘 が 続い て いる 。  ロシア で は 統一 ロシア に 権限 が 偏っ て いる 。コアビタシオン （ ） と は 、 フランス語 で 「 同居 」 、 「 同棲 」 を 意味 する 名詞 。 転じ て 、 フランス 第 五 共和 政 において 、 所属 勢力 の 異なる 大統領 と 首相 が 共存 する 状態 を 指す 。 右派 政党 の 大統領 と 左派 政党 の 首相 、 逆 に 左派 政党 の 大統領 と 右派 政党 の 首相 の よう な 組み合わせ の こと を 、 特に 「 保革 共存 政権 」 など と 呼ぶ 。  フランス 第 五 共和 制 下 で の 政治 体制 において 大統領 は 、 首相 任免 権 による 行政 権 の 掌握 や 、 議会 解散 権 など の 強大 な 権限 を 有する 。 一方 で 首相 は 大統領 に対する の に 加え て 、 議会 （ 下院 ） に対して も 責任 を 負う 。  大統領 の 所属 勢力 と 議会 の 多数 派 勢力 が 異なる 場合 を 想定 さ れ たい 。 首相 任命 権 を もつ 大統領 は 首相 選任 にあたり 、 議会 から の 信任 を 獲得 し て 円滑 な 議会 運営 を 維持 する ため に 、 自身 の 所属 し て い ない 議会 多数 派 の 勢力 から 首相 を 選任 する 必要 が 発生 する 。  この よう に 、 所属 勢力 の 異なる 大統領 と 首相 が 共存 する 状態 を コアビタシオン と 呼ぶ 。 大統領 の 権限 に は 首相 の 同意 が 必要 な もの も 少なく ない ため （ 例えば 法案 拒否 権 ） 、 大統領 は コアビタシオン の 状況 下 で は その 影響 力 を 縮小 さ れる こと に なる 。ペルソナ・ノン・グラータ （ ） と は 、 接受 国 から の 要求 に 基づき 、 その 国 に 駐在 する 外交 使節 団 から 離任 する 義務 を 負っ た 外交 官 を 指す 外交 用語 。 原義 は 「 厭わしい 人物 」 「 好ましから ざる 人物 」 を 意味 する 。 外交 関係 に関する ウィーン 条約 や 領事 関係 に関する ウィーン 条約 で 規定 さ れる 。 国外 退去 処分 と 表現 さ れる こと も ある 。  外交 団 員 の 一員 と なる に は 、 外交 官 に なる 必要 が あり 、 外交 官 に なる に は 派遣 国 の 任命 に 加え 、 接受 国 で も 、 国元 から 預かっ て 来 た 信任 状 を 信任 状 奉呈 式 で 提出 し て 認め て もらわ ね ば なら ない 。 外交 使節 の 長 は 、 外交 関係 に関する ウィーン 条約 第 4 条 により 、 接受 国 から 「 アグレマン 」 （ ） として 受け入れ の 承認 が 必要 と なる 。 アグレマン の 拒否 により 、 外交 使節 の 長 を 拒む こと が できる 。  接受 国 が 、 外交 官 の 受け入れ 拒否 や 外交 官 待遇 の 同意 の 取り消し を 行う こと が 、 「 ペルソナ・ノン・グラータ 」 で あり 、 外交 関係 に関する ウィーン 条約 第 9 条 及び 領事 関係 に関する ウィーン 条約 第 23 条 に 規定 さ れ て いる 。  ペルソナ・ノン・グラータ は い つ 何 時 でも 一方 的 に 発動 でき 、 また その 理由 を 提示 する 義務 は ない 。 接受 国 は いずれ か の 者 が その 領域 に 到着 する 前 において も 、 対象 外交 官 が ペルソナ・ノン・グラータ で ある こと を 明らか に する こと が できる 。 ペルソナ・ノン・グラータ の 通告 を 受け た 場合 に は 、 派遣 国 は 状況 に 応じ て 対象 者 の 「 本国 へ 召還 又は 外交 官 任務 終了 」 を し なけれ ば なら ない 。  対象 の 外交 官 に対し 、 接受 国 外務省 から 駐在 公館 を通じて 、 「 あなた は 我が国 に 駐在 する 外交 官 に 相応しく ない ので 本国 へ お 帰り 下さい 。 もしくは 外交 官 任務 を 終了 し て 下さい 」 と 正式 に 通告 する こと で 発動 さ れる こと が 多い 。 派遣 国 が 「 ペルソナ・ノン・グラータ 」 の 発動 後 に 対象 外交 官 の 「 本国 へ 召還 又は 外交 官 任務 終了 」 の 履行 義務 を 拒否 し た 場合 又は 相当 な 期間 内 に 行わ なかっ た 場合 に は 、 接受 国 は 対象 者 が もはや 外交 特権 を 持た ない もの と みなし 、 触法 行為 が あれ ば 一般 市民 として 身柄 の 拘束 が できる 。  「 ペルソナ・ノン・グラータ 」 は 、 接受 国 が 有する 拒否 手段 で あり 、 これ 以外 の 手段 （ 強制 送還 、 身柄 拘束 ） を 用い て 外交 官 の 非行 を 制裁 する こと は でき ない 。  日本 で の 発動 事例 として 以下 の もの が ある （ 発動 前 に 自ら 国外 に 退去 し た 者 は 不 記載 。 なお 、 日本 において は 発動 し た 際 の 多く は 発動 前 に 当人 は 日本 から 出国 し て いる ） 。  また 、 日本 が 発動 を 受け た 例 は 以下 の 通り 。  英語 で は 、 職場 の 部署 で 村八分 に 遭っ た 職員 を 指す 用法 も ある 。領事 裁判 権 （ り ょうじさいばんけん ） と は 、 外国 人 が その 在留 国 において 本国 の 領事 による 裁判 を 受ける 権利 を いう 。 日本 が 江戸 時代 に 締結 し た 不平等 条約 など に み られる 。  不平等 条約 における 領事 裁判 の 管轄 と 適用 法規 について は 実際 に は 必ずしも 明瞭 で なく 、 領事 裁判 権 と 治外法権 は しばしば 混用 さ れ て いる 。 近代 の 意味 における 国家 や 国民 の 概念 が 明瞭 で なく 、 また 外国 人 の 国籍 確認 が 不 分明 で ある に も かかわら ず 、 条約 において 領事 裁判 条項 は 容易 に 規定 さ れ 、 のち に 不平等 条約 として 問題 と なる の が 通例 で あっ た 。  外国 諸法 に関する 知識 や 判例 など の 情報 が ない 状況 下 で 行わ れる 領事 裁判 は （ 本国 法 や 国際 法 に 照らし て ） 正当 性 の ない 判決 が しばしば 下さ れ た 。 本来 は 領事 警察 権 が 及ぶ 領域 （ 租界 や 居留 地 ） を 想定 し た もの で あっ て も 当該 国 の 全域 で 適用 さ れ 、 二 重 法体 系 を 生み 当該 国 の 主権 を 簒奪 する 手段 と なっ た 。  日本 の 場合 、 いかなる 条約 において も 日本 に 在住 する 外国 人 に 治外法権 を 認め た こと は ない 。 認め た の は 日本人 に対する 外国 人 の 犯罪 に対する 裁判 を それぞれ の 国 の 在住 領事 に 委ねる という こと だけ で あっ た 。 これ が 治外法権 で ある か の よう に 誤解 さ れ 、 外国 人 が すべて 課税 を 免除 さ れ 、 日本 の 一切 の 行政 権 に 服従 し ない よう に なっ た の は 外国 人 の 横暴 と これ を 黙認 し て 既成 事実 化 し た 日本人 役人 の 怯懦 の ため で あっ た 。 領事 裁判 権 について は 締結 の 当時 それ が 不 平等 条約 で あり 、 将来 どの よう な 惨禍 を もた たら すか について 全く 理解 さ れ て おら ず 、 むしろ 日本 側 は 進ん で 歓迎 さえ し た もの で 、 ハリス を し て 意外 の 思い を さ せる もの で あっ た 。  治外法権 による 領事 裁判 権 は 、 15 世紀 に オスマン 帝国 が 、 ヴェネツィア や ジェノヴァ に対し 恩恵 として 与え た の に 始まっ た 。 近代 に 入り 、 東アジア 諸国 で は 近代 的 な 法制 が 未 整備 で あっ て 欧米 人 を 東アジア 諸国 の 裁判 権 に 服せ しめる の は 適当 で ない こと を 理由 に 、 1842 年 の 南京 条約 で 清 に 押し付け られ た の を はじめ 、 タイ 王国 や 日本 併合 以前 の 朝鮮 で も 行わ れ た 。  日本 で は 1858 年 に 締結 さ れ た 日 米 修好 通商 条約 に  と あり 、 その後 安政 年間 に イギリス 、 フランス 、 オランダ 、 ロシア と 締結 し た 安政 五 カ国 条約 に すべて 領事 裁判 権 の 定め が ある 。  領事 は 本来 、 外交 官 で あっ て 裁判官 で は ない から 、 領事 裁判 で は しばしば 本国 人 に 極めて 有利 な 判決 が 下さ れ た 。 領事 裁判 権 撤廃 は 明治 政府 の 外交 にとって 大きな 課題 と なり 、 1871 年 末 から の 岩倉 使節 団 による 予備 交渉 から 撤廃 の 努力 を 始め た 。 1877 年 の ハー トレー 事件 や 1879 年 の ヘスペリア 号 事件 など によって 領事 裁判 権 撤廃 は 国家 的 課題 として 当時 の 国民 に も 理解 さ れる よう に なっ た 。 1886 年 の ノルマントン 号 事件 や 1892 年 の 千島 艦 事件 も また 、 領事 裁判 権 撤廃 問題 と 絡ん で 大きな 政治 問題 と なっ た 。 国内 政治 に は おい て は 硬 六 派 を はじめ と する 対外 硬 と よば れる 政治 グループ を 生み 、 彼ら によって 現行 条約 励行 運動 という 政治 運動 が 展開 さ れ た 。 井上 馨 、 大隈 重信 ら 歴代 の 外交 担当 者 も 条約 改正 に 鋭意 尽力 し た 。 1888 年 の 日 墨 修好 通商 条約 を 皮切り に 法 権 の 回復 が 実現 し 、 第 2 次 伊藤 内閣 の 陸奥 宗光 外務 大臣 の 下 、 駐 英 公使 青木 周蔵 の 努力 によって 、 1894 年 の 日 清 戦争 開戦 直前 に 日 英 通商 航海 条約 が 結ば れ て 領事 裁判 権 撤廃 が 実現 し た 。 この 年 から 翌年 にかけて は 他 の 欧米 各国 とも 同様 の 改正 条約 が 締結 さ れ た 。 改正 条約 の 発効 は 、 調印 より 5 年 を 経過 し た 1899 年 （ 明治 32 年 ） から で あり 、 これ により 日本 で は 国内 の 外国 人 居留 地 が 廃止 さ れ 内地 雑居 が 実施 さ れ た 。  朝鮮 における 領事 裁判 権 は 第 二 次 日 韓 協約 以降 併合 へ 向け て の 外交 的 課題 で あっ た が 、 最終 的 に は 朝鮮 法 の 確立 を また ず 日本 法 を 朝鮮 に 適用 する こと で 撤廃 交渉 に あたる もの と し 、 1910 年 の 日 韓 併合 条約 時 における 「 韓国 併合 に関する 宣言 」 において 、 韓国 が 諸国 と 締約 し て い た 旧 条約 の 全て の 無効 が 宣言 （ 第 一 条 ） さ れ 各国 により 逐次 承認 さ れ た 。  中国 における 領事 裁判 権 の 撤廃 交渉 は 、 1902 年 の 英 清 通商 航海 条約 改正 交渉 、 および 1903 年 の 清 米 条約 、 日 清 追加 通商 航海 条約 など に 遡る こと が できる 。 これら において 列強 は 中国 の 治外法権 撤廃 に 原則 的 に 同意 する 一方 で 撤廃 条件 を 留保 し て おり 実際 の 撤廃 に つながる こと は なかっ た 。 辛 亥 革命 により 中華民国 が 成立 し た 1912 年 以降 も 、 1919 年 の パリ 講和 会議 や 1921 年 の ワシントン 会議 など で も 繰り返し 撤廃 要求 が 提示 さ れ た 。  1925 年 12 月 に は ワシントン 会議 に 基づく 治外法権 委員 会 が 召集 さ れ た が 、 列強 は 当初 から 消極 的 で あり 中国 司法 の 不 整備 など を 理由 に 撤廃 要求 を 事実 上 拒否 し た 。 この 1925 年 は 五 ・ 三 〇 事件 など 中国 ナショナリズム が 高揚 し た 年 で あり 不 平等 条約 撤廃 と 法 権 回復 運動 は 国民 政府 および 北京 政府 の 対外 基本 要求 と なっ た 。 北 伐 後 の 国民 政府 （ 蒋介石 政権 ） は 、 高まる 中国 ナショナリズム を 背景 に 国権 回復 運動 を 展開 し 、 対外 的 に は 強硬 な 撤廃 要求 を 提示 し つつ も 漸進 主義 を 採用 し た 。 1929 年 12 月 28 日 の 治外法権 撤廃 宣言 を 公知 後 、 1931 年 5 月 に 管轄 在 華 外国 人 実施 条例 を 提示 する など 強硬 に 出 た ものの 実質 において 引き続き 各国 と 交渉 し て 円満 な 解決 を 図る 方針 が 採ら れ た 。  イギリス と は 1931 年 6 月 5 日 に 治外法権 撤廃 を 旨 と する 条約 草案 が 仮調印 さ れ 、 アメリカ も 同じ よう な 条約 案 を 7 月 に 起草 し た 。 しかし 実際 に は 満州 事変 および 日 中 戦争 の 勃発 、 太平洋戦争 へ の 拡大 など の 時節 を 経 た のち 英 米 による 治外法権 の 撤廃 は 1943 年 の こと と なっ た 。  タイ は 1865 年 、 フランス と の 間 に 修好 通商 航海 条約 を 結ん だ が 、 これ は 一種 の 不平等 条約 で あっ た 。 1914 年 より はじまっ た 第 一 次 世界 大戦 で は 、 不平等 条約 の 改正 を 目的 に 、 連合 国 として 参戦 し た 。 これ に 伴い 、 大戦 後 は ドイツ ・ オーストリア など 同盟 国 と の 間 で 結ん で い た 不平等 条約 の 改正 に 成功 し た 。 1932 年 の 立憲 革命 の 後 、 民主 政体 による 法典 整備 が なさ れ た 結果 、 領事 裁判 権 の 撤廃 が 実現 し た 。民族 紛争 （ み ん ぞ く ふんそう 、 Ethnic   war 、 ethnic   conflict ） と は 、 民族 が 異なる と する 人々 の 間 で 起こる 紛争 の こと を いう 。 複数 の 民族 間 の 武力 抗争 、 少数 民族 の 政治 化 し た 紛争 、 複数 国家 に 分離 さ せ られ た 民族 間 の 対立 など が ある 。  民族 間 対立 が 引き金 と なっ て 起こる と さ れる が 、 その 発生 要因 に は 民族 間 における 宗教 や 政治 、 歴史 、 経済 的 な 対立 など の 多様 な 背景 が あり 、 本来 は 同じ 民族 で ある が 、 対立 する 組織 を 味方 の 組織 と 区別 する ため に 、 民族 という 区別 を 持っ て 紛争 を 遂行 する こと も ある 。  冷戦 中 から 東西 陣営 の 代理 戦争 も 含め て 世界 各地 で 発生 し て い た が 、 冷戦 終結 後 も 頻発 し て いる 。 通常 の 国家 間 の 戦争 以上 に ジェノサイド など の 戦争 犯罪 に つながる 可能 性 が 高い 。 武力 衝突 や テロリズム に まで 至ら ない 対立 し た 状態 の こと も いう 場合 が ある 。女性 参政 権 （ じ ょせいさんせいけん ） と は 、 女性 が 直接 または 間接 的 に 国 や 地方自治体 の 政治 に 参加 する ため の 諸 権利 の こと 。 かつて 婦人 参政 権 （ ふじ ん さんせ いけん ） と 呼ば れ て い た 用語 を 現代 的 に 言い換え た 表現 で ある 。  18 世紀 末 の フランス 革命 で 、 普通 選挙 が 実現 し た が 、 参政 権 が 付与 さ れ た の は 男性 のみ で あっ た 。 欧米 社会 に あっ て も 、 社会 参加 は 男性 が 行い 、 女性 は 男性 を 支え て いれ ば よい と の 意識 が 強かっ た 。 女性 参政 権 は 19 世紀 後半 に ごく 一部 で 実現 し た が 、 欧米 において 女性 参政 権 が 広まっ た の は 20 世紀 に 入っ て から で あっ た 。  世界 初 の 恒常 的 な 女性 の 参政 権 は 、 1869 年 に アメリカ合衆国 ワイオミング 州 で 実現 し た （ ただし 選挙 権 のみ ） 。 1871 年 に フランス の パリ・コミューン で 短期間 ながら 女性 参政 権 が 実現 さ れ た 。 被選挙権 を 含む 参政 権 の 実現 は 1894 年 の オーストラリア 南 オーストラリア 州 が 世界 初 で ある 。  女性 参政 権 は 20 世紀 を通して ほとんど の 国 で 認め られる よう に なっ た 。 ヨーロッパ で 比較的 遅い スイス で は 、 1971 年 （ 連邦 レベル ） 、 1991 年 （ 全土 ） で あっ た 。 21 世紀 に 入っ て から は それら の 国々 で も 女性 参政 権 が 徐々に 認め られ て き て おり 、 現在 でも 純粋 に 女性 参政 権 を 認め て い ない 国 は 、 サウジアラビア と バチカン 市 国 など で ある 。  日本 の 「 婦人 参政 権 運動 （ 婦人 運動 ） 」 の 中 で は 、  の 3 つ を 合わせ 、 「 婦 選 三 案 」 あるいは 「 婦 選 三 権 」 と 呼ば れ て き た 。  日本 で 普通 選挙 が 実現 し た の は 、 1925 年 （ 大正 14 年 ） で あっ た 。 しかし 、 フランス 革命 当時 の 欧米 と 同じ よう に 、 男性 のみ の 参政 権 が 明文化 さ れ た 。  日本 の 婦人 運動 は 、 戦争 の 激化 による 中断 は ある もの の 明治 末 年 から の 歴史 を 有し 、 女性 の 中 に は 政治 的 権利 を 希求 する 意識 が 醸成 さ れ て い た 。  明治 の 末 年 から 大正 デモクラシー の 時期 にかけて 、 女性 参政 権 を 求める 気運 が 徐々に 高まっ て くる 。 堺 利彦 、 幸徳 秋水 ら の 「 平民 社 」 による 治安 警察 法 改正 請願 運動 を 嚆矢 として 、 平塚 らいてう の 青鞜 社 結成 を 経 て 、 平塚 と 市川 房枝 、 奥 むめおらによる 新 婦人 協会 （ 1919 年 ） や 、 ガントレット 恒子 、 久 布 白 落実 ら による 日本 婦人 参政 権 協会 （ 1921 年 、 後 に 日本 基督教 婦人 参政 権 協会 ） が 婦人 参政 権 運動 （ 婦人 運動 ） を 展開 。 続い て 各 団体 の 大同団結 が 図ら れ 、 婦人 参政 同盟 { 日本 婦人 協会 }（ 1923 年 ） < 理事 山根 キク >、 婦人 参政 権 獲得 期成 同盟 会 （ 1924 年 、 後に 婦 選 獲得 同盟 と 改称 ） が 結成 、 さらに 運動 を 推進 し た 。  これら の 運動 は 、 戦前 の 日本 において 、 女性 の 集会 の 自由 を 阻ん で い た 治安 警察 法 第 5 条 2 項 の 改正 （ 1922 年 ） や 、 女性 が 弁護士 に なる 事 を 可能 と する 、 婦人 弁護士 制度 制定 （ 弁護士 法 改正 、 1933 年 ） 等 、 女性 の 政治 的 ・ 社会 的 権利 獲得 の 面 で いくつ か の 重要 な 成果 を あげ た 。  1931 年 に は 婦人 参政 権 を 条件 付 で 認める 法案 が 衆議院 を 通過 する が 、 貴族 院 の 反対 で 廃案 に 追い込ま れ た 。 その後 、 市川 は 戦争 遂行 の 国策 に 協力 する こと で 女性 の 政治 地位 向上 を 目指し 、 婦人 参政 権 運動 団体 は 最終 的 に 大 日本 婦人 会 へ 統合 さ れ 、 市川 は 大 日本 言論 報国 会 の 理事 として 活動 し た 。 これ は 戦後 に 市川 の 公職 追放 理由 と なっ た 。  1945 年 9 月 20 日 、 沖縄 戦 の 後 から アメリカ の 軍政 下 に あっ た 沖縄 本島 の 収容 所 で 行わ れ た 市会 議員 選挙 で 、 女性 に 参政 権 が 認め られ 選挙 が 行わ れ た 。  日本 本土 で は 第 二 次 世界 大戦 後 の 1945 年 10 月 10 日 幣 原 内閣 で 婦人 参政 権 に関する 閣議 決定 が なさ れ た 。 翌 10 月 11 日 、 幣 原 内閣 に対して 連合 国軍 総 司令 官 ダグラス ・ マッカーサー が 行っ た 五 大改革 の 指令 （ 「 日本 の 戦後 改革 」 を 参照 ） に は 「 参政 権 賦与 による 日本 婦人 の 解放 」 が 盛ら れ て い た 。 また 、 終戦 後 10 日 目 の 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 8 月 25 日 に は 、 市川 房枝 ら による 「 戦後 対策 婦人 委員 会 」 が 結成 さ れ 、 衆議院 議員 選挙 法 の 改正 や 治安 警察 法 廃止 等 を 求め た 五 項目 の 決議 を 、 政府 及び 主要 政党 に 提出 。 同年 11 月 3 日 に は 、 婦人 参政 権 獲得 を 目的 と し 、 「 新 日本 婦人 同盟 」 （ 会長 市川 房枝 、 後 に 日本 婦人 有権者 同盟 と 改称 ） が 創立 さ れ 、 婦人 参政 権 運動 を 再開 し て いる 。  1945 年 11 月 21 日 に は 、 まず 勅 令 により 治安 警察 法 が 廃止 さ れ 、 女性 の 結社 権 が 認め られる 。 次に 、 同年 12 月 17 日 の 改正 衆議院 議員 選挙 法 公布 により 、 女性 の 国政 参加 が 認め られる （ 地方 参政 権 は 翌年 の 1946 年 9 月 27 日 の 地方 制度 改正 により 実現 ） 。 1946 年 （ 昭和 21 年 ） 4 月 10 日 の 戦後 初 （ かつ 帝国 議会 最後 ） の 衆議院 選挙 （ 第 22 回 衆議院 議員 総 選挙 ） の 結果 、 日本 初 の 女性 議員 39 名 が 誕生 する 。 そして 、 同年 5 月 16 日 召集 の 第 90 特別 議会 で の 審議 を 経 て 、 10 月 7 日 に 大日本帝国 憲法 の 全面 改正 案 が 成立 し 、 第 14 条 の 「 法 の 下 の 平等 」 で 女性 参政 権 が 明確 に 保障 さ れ た 日本国 憲法 が 同年 11 月 3 日 公布 、 1947 年 （ 昭和 22 年 ） 5 月 3 日 に 施行 さ れ た 。 しかし 、 新 憲法 施行 に 先立ち 4 月 25 日 に 行わ れ た 第 23 回 衆議院 議員 総 選挙 で は 女性 当選 者 は 15 人 に 激減 し 、 1976 年 の 第 34 回 衆議院 議員 総 選挙 で は さらに 6 人 まで 落ち込ん だ 後 、 2005 年 の 第 44 回 衆議院 議員 総 選挙 で 43 人 が 当選 する まで 22 回 、 59 年間 にわたって 1946 年 総 選挙 の 39 人 を 超える 事 は でき なかっ た 。 なお 、 参議院 で は 1947 年 の 第 1 回 参議院 議員 通常 選挙 で 10 人 の 女性 議員 が 登場 し た 。  1878 年 （ 明治 11 年 ） の 区会 議員 選挙 で 、 「 戸主 として 納税 し て いる のに 、 女 だ から 選挙 権 が ない という の は おかしい 。 」 と 楠瀬 喜多 という 一 人 の 婦人 が 高知 県 に対して 抗議 し た 。 しかし 、 県 に は 受け入れ て もらえ ず 、 喜多 は 内務省 に 訴え た 。 そして 1880 年 （ 明治 13 年 ） 9 月 20 日 、 3 ヶ月 にわたる 上町 町会 の 運動 の 末 に 県令 が 折れ 、 女 戸主 に 限定 さ れ て い た ものの 、 日本 初 の 女性 参政 権 が 認め られ た 。 その後 、 隣 の 小 高坂 村 で も 同様 の 条項 が 実現 し た 。  この 当時 、 世界 で 女性 参政 権 を 認め られ て い た 地域 は アメリカ の ワイオミング 準 州 や 英 領 サウス オーストラリア や ピトケアン 諸島 といった ごく 一部 で あっ た ので 、 この 動き は 女性 参政 権 を 実現 し た もの として は 世界 で 数 例 目 と なっ た 。 しかし 、 4 年 後 の 1884 年 （ 明治 17 年 ） 、 日本 政府 は 「 区 町村 会 法 」 を 改訂 し 、 規則 制定 権 を 区 町村 会 から 取り上げ た ため 、 町村 会議 員 選挙 から 女性 は 排除 さ れ た 。  なお 、 女性 の 参政 権 を 認め て い ない 、 もしくは 制限 付き で のみ 認め て いる 国 は 以下 の とおり で ある 。反 革命 （ はん か くめ い 、 ,   ） と は 、 革命 によって 倒さ れ た 旧 支配 層 や 反動 勢力 といった 革命 に 反対 する 運動 ・ 勢力 が 革命 の 過程 あるいは 革命 後 に 新 体制 を 覆し 、 旧 体制 を 復活 さ せよ う と する 運動 で ある 。 「 反 革命 」 は 、 以下 の 2 つ の 種類 が ある 。  支配 階級 の 既得 権益 を 守る ため の 抵抗 と 言える が 、 支配 階級 と いっ て も 政権 を 握っ た 革命 勢力 は すでに 支配 階級 で ある から 、 後述 する 中国 の 例 の よう に 革命 を 起こそ う と し て いる 勢力 が 「 反 革命 」 と 呼ば れる こと も ある 。  社会 主義 国家 が 成立 し た 以降 は 、 反 革命 は 社会 主義 革命 を 転覆 さ せる 運動 と 取ら れ がち で ある が 、 自由 主義 革命 で あっ た フランス 革命 において も フランス 国内外 で 反 革命 の 動き が 生じ た 。 また 、 1917 年 の ロシア 革命 で は 最初 の 二月 革命 に 賛同 し た もの で も 十月 革命 に 反対 し た もの は 反 革命 と さ れる など 、 必ずしも 反 革命 ＝ すべて の 革命 に 反対 する もの 、 で は ない 。 共産党 国家 で は 、 反 体制 派 が 反 革命 の レッテル を 貼ら れる など 、 矛盾 し た 現象 まで 起き た 。  反 革命 に は 証拠 が ない 場合 も 少なく ない 。 大抵 は 濡れ衣 で ある という 評価 も ある 。 また 、 大衆 が 革命 を 求め た 時代 に は 自 派 へ の 反対 者 に 反 革命 の 烙印 を 押す こと で 批判 を わかり易く する という 手法 も 採ら れ た が 、 反 革命 が 悪 という イメージ は 相対 的 な もの で 、 反 革命 と 呼ば れ た 側 が 悪政 を 敷く と は 限ら ない 。公権力 （ こう けん り ょく ） と は 、 政府 の 統治 行為 の うち 、 物理 的 な 力 により 執行 さ れる もの 、 あるいは 服従 し なけれ ば 刑罰 を 科せ られる もの を 指す 。 また 、 公権力 を 執行 する 機関 で ある 警察 ・ 検察 ・ 裁判所 ・ 税務署 ・ 軍隊 も 指す 。  公権力 は 様々 な 行為 によって 行使 さ れる が 、 代表 的 な 例 は 逮捕 ・ 収監 ・ 召喚 の ほか 、 行政 処分 （ 強制 収用 ・ 徴税 ・ かつて の 徴兵 ） など が これ に 当たる 。  や と は 、 公 の 利益 に 資する こと を 目的 と し た 、 物理 的 な 有形 力 の 正統 かつ 合法 な 使用 が 、 確保 さ れ て いる 力 の こと で ある 。 この 用語 は 、 幅広く 且つ 緩やか に 定義 さ れ 、 また 、 警察 や 軍隊 を 指し て 使用 さ れる こと も ある 。  この 概念 が 最初 に 使用 さ れ た の は 、 1789 年 の フランス 人権 宣言 において で ある 。  この 宣言 は 、 市民 と 暴力 の 正統 な 使用 と の 間 における 関係 を 規定 する ため に 求め られ た 。 アングロ・サクソン 諸国 における 類似 の 人権 宣言 等 と 異なり 、 この よう な 力 に 対抗 する ため の 市民 の 権利 より も 、 この よう な 力 の 存在 に 貢献 する ため の 市民 の 義務 の 方 に 重点 ・ 力点 が 置か れ て いる 。  この 概念 は 、 例えば トーマス ・ ジェファーソン の 6 回 目 の 一般 教書 演説 など 、 他 の 国々 において も 使用 さ れ た 。自治 権 （ じ ち けん ）  1 の 1 について 詳述 する 。  < hr >  自治 権 （ じ ち けん ） は 、 国際 的 ・ 帰属 的 に 中立 の 少数 民族 集団 あるいは 国 の 一部分 で ある 地方 又は 国 に 属し て いる 領土 の 住民 が 内政 を 独自 に 行使 できる 権限 で ある 。 その 民族 や 地方 ・ 領土 は 内政 に関して 国 の 関与 を 全く 或いは ほとんど 受け ない が 、 外交 の 権限 を 有し て い ない 。 外交 権 を 有する と 自治 権 で は なく 独立 （ 独立 国家 ・ 主権 国家 ） と なる 。  多 民族 国家 を 標榜 し た 旧 ソ連 や 中国 は 少数 民族 に対し 「 自治 権 を 保障 」 し た が 、 それら の 国家 において 自治 責任 者 と なる 人物 は 、 中央 政府 の 息 の かかっ た 人物 で ある の が 普通 で あっ た 。  州 、 県 など 国 より も 小さな 行政 単位 で 、 その 区域 内 に関する 事項 に 限り 国 と は 別個 の 自由 裁量 が 認め られる 権限 を 指す 。 自治体 でも 法的 な 意味 で の 破産 が 普通 に 行わ れる 国 で 、 自治体 が その 固有 権限 を 永久 もしくは 一時 的 に 失う 現象 を 「 自治 権 を 一時 国 預かり に さ れる 」 等々 の 表現 を する こと が ある 。  自治 権 の 範囲 は それぞれ 異なる 。国家 安全 保障 （ こっ か あんぜ ん ほしょ う 、 ） は 、 ある 集団 が 生存 や 独立 など の 価値 ある 何 か を 、 何らかの 脅威 が 及ば ぬ よう 何 か の 手段 を 講じる こと で 安全 な 状態 を 保障 する こと で ある 。 また 、 その 目的 の ため の 体制 ・ 組織 など を 指す 場合 も ある 。 国際 関係 における 安全 保障 は 主として 他国 から の 防衛 を その 主眼 に 沿え る もの で ある 。  安全 保障 と は 、 ある 集団 ・ 主体 にとって の 生存 や 独立 、 財産 など かけがえ の ない 何らかの 価値 を 、 脅威 に 晒さ れ ない 様 に から 何らかの 手段 によって 守る こと を 主 に 指す が 、 その 概念 は 非常 に 多様 で ある 。 歴史 的 ・ 伝統 的 に は 軍事 的 な 脅威 に対する もの が 主 で あっ た が 、 冷戦 後 は 大量 破壊 兵器 拡散 、 国連 平和 維持 活動 、 また 発展 的 に は 経済 、 エネルギー 資源 など も 含める もの へ と 研究 領域 が 拡大 し 、 一部 で 環境 問題 や 人権 を 包括 する 主張 も ある 。 現代 における 国家 間 の 主要 な 安全 保障 は 軍事 力 の 要素 に 基づき ながら も 、 外交 や 経済 、 環境 など を 広範 な もの を 含める もの で ある 。  その 研究 対象 の 例 を 挙げる と 、 軍事 戦略 、 安全 保障 体制 、 文化 政策 （ ソフト パワー ） 、 広報 ・ 教育 宣伝 政策 （ プロパガンダ ） 、 地域 政策 、 経済 政策 ・ 金融 政策 、 人的 国際 交流 、 地政学 （ ジオポリティクス ） 、 国際 関係 論 、 エネルギー 安全 保障 、 宇宙 政策 、 RMA （ 軍事 における 革命 ） 、 軍縮 、 小 火器 に関する 安全 保障 ( DDR など )、 大量 破壊 兵器 、 地雷 、 環境 、 人口 問題 、 水 資源 、 貧困 問題 、 食糧 問題 など が ある 。 特に 貧困 や 民族 ・ 部族 対立 など の 国内 問題 が 安全 保障 問題 に 至る よう な 事態 に なる こと を 安全 保障 化 と いう 。  現代 において 確固 と し た 安全 保障 の 定義 は 存在 せ ず 、 その こと は 多く の 専門 家 によって 指摘 さ れ て き た 。  安全 保障 は 古代 ローマ において 精神 的 な 心 の 平穏 を 意味 する Securitas を 語源 と し 、 英語 で は Security や フランス語 で は Sécurité 、 ドイツ 語 で は Sicherheit 、 イタリア 語 で は Sicurezza 、 スペイン 語 で は Seguridad と 表記 さ れ 、 こうした 欧州 の 概念 を 日本 など が 輸入 し た 結果 、 漢字 表記 として の 安全 保障 という 概念 が 成立 する こと と なっ た 。 古代 ローマ における securitas という 概念 は ストア 哲学 の 基本 概念 の ひとつ で あり 、 政治 的 社会 的 な 意味 を 帯び た 結果 、 ローマ帝国 時代 における 「 ローマ による 平和 」 即ち パクス・ロマーナ （ Pax   Romana ） という 概念 に 結び付け られる よう に なっ た 。  伝統 的 な 安全 保障 概念 と は 、 軍事 的 な 意味 で の 国家 の 平和 と 独立 或いは 国家 間 の 関係 の 中 で とらえ られ て き た が 、 今日 で は 人間 の 安全 保障 を はじめ として 非 国家 的 ・ 非 軍事 的 な 概念 が 派生 し て おり 、 その 概念 は 時代 によって 変化 し 、 また 文脈 や 使用 者 、 学派 、 価値 観 によって も その 意味 が 異なる こと が ある 。 この ため 、 正確 に 安全 保障 という 概念 を とらえる 上 で 、 使用 に は 注意 を 要する 。  近 現代 で は 理論 上 、 安全 保障 と 防衛 は 厳密 に 区別 さ れる 。 安全 保障 と は 『 脅威 が 及ば ない よう に する こと で 安全 な 状態 を 保障 する こと 』 を 目的 と し て いる の に対し 、 防衛 は 『 及ん で き た 脅威 に 対抗 し 何らかの 強制 力 によって それ を 排除 する 』 こと が 目的 で ある 。  以下 で は 、 ここ で は 伝統 的 安全 保障 を はじめ 、 新た な 安全 保障 概念 を 含め て 今日 、 国際 政治 上 、 論議 さ れる 代表 的 な 安全 保障 の 概念 について 解説 する 。  伝統 的 安全 保障 と は 国家 の 領土 や 政治 的 独立 、 外部 から の 脅威 を 軍事 的 手段 による 牽制 によって 守る こと を 主眼 に おい た 、 最も 基本 的 な 安全 保障 の 概念 で ある 。 国防 が これ に 該当 する 。 今日 において も 軍事 力 を 用い て 国家 の 生存 と 独立 、 国民 の 財産 、 安全 を 保証 する こと は 極めて 重要 な 国家 の 役割 の 一つ と さ れ て いる 。 今日 で は 国家 総 力戦 と 核兵器 の 登場 により 戦争 が 割 に 合わ ない 物 に なっ た ため 十分 な 抑止 力 を 整備 すれ ば 、 先進 国 同士 の 戦争 は 起き にくく なっ て いる 。  人間 の 安全 保障 と は 国際 社会 の 秩序 を 人間 ・ 社会 の 延長 として 認識 し 、 国家 より も むしろ その 最小 構成 単位 で ある 人間 に 注目 し 、 武力 行使 を 防ぐ ため の システム を 確立 し 、 その 基本 的 な 人権 、 平等 、 民主 主義 の 発展 を グローバル な 市民 社会 の 協力 によって 目指し 、 平和 を 創出 する グローバリズム 学派 の 安全 保障 の 概念 で ある 。 また エイズ や 環境 問題 など を 研究 対象 に 含める 場合 も ある ため 、 非常 に さまざま な 要素 を 包括 する 概念 で ある 。  総合 安全 保障 と は 脅威 に対する 手段 を 軍事 的 な もの に 限ら ず 、 非 軍事 的 な もの も 最大限 に 取り入れ 、 同時に 対象 と なる 脅威 も 国外 だけ で なく 、 国内 や 自然 の 脅威 を も 対象 と する 安全 保障 の 概念 で ある 。 1980 年 に 大平 総理 の 総合 安全 保障 問題 研究 の 政策 研究 会 報告 書 において 理論 化 さ れ た 。  集団 安全 保障 と は 国家 連合 において 、 軍事 力 の 行使 を 原則 禁止 し 、 また その 原則 に 違反 し て 武力 行使 に 至っ た 国家 に対して は 構成 国 が 連合 し て 軍事 的 な 手段 も 含む 集団 的 制裁 を かける 安全 保障 の 概念 で ある 。 国際 連盟 において 初めて 採用 さ れ 、 現在 で は 国際 連合 が この 集団 安全 保障 を 機能 さ せる 国際 機関 で ある が 、 いまだ 実現 し て おら ず 、 国連 憲章 に 定め られ た 体制 は 整っ て い ない 。  戦争 回避 が 共通 の 利益 で ある と の 認識 に 基づい て 、 敵 とも 協力 し て 戦争 回避 を 目指す 安全 保障 の 概念 で ある 。 冷戦 期 ヨーロッパ において 生まれ た 概念 で あり 、 従来 の 競争 的 対立 的 な 安全 保障 を 否定 し 、 敵 勢力 と の 相互 依存 的 な 協力 を 重視 する 。 この 具体 例 として 1975 年 の 欧州 安全 保障 協力 会議 （ 現在 の 欧州 安全 保障 協力 機構 ） が 挙げ られる 。  敵 味方 が 流動的 な 不安定 地域 の 国家 が 体制 に 加わり 、 各国 の 協調 主義 的 な 外交 や 貿易 によって 危険 や 脅威 を 制御 し 、 戦争 を 予防 し 、 戦争 が 勃発 し た 場合 も その 拡大 を 抑制 する こと を 目的 と する 安全 保障 の 概念 で ある 。 非 軍事 的 な 側面 が 重視 さ れ て いる ものの 、 体制 に 潜在 的 適性 国 を 含め て その 地域 の すべて の 主要 国 が 参加 する 必要 が ある こと 、 さらに 潜在 的 適性 国 を 含め て 域内 の 全 主要 国 が 共同 行動 に 参加 する 意思 を 持つ こと 、 また 顕在 的 敵性 国 が 体制 内 に 存在 し ない こと など が 体制 が 機能 する 前提 条件 と なる 。  以上 から 分かる よう に 、 安全 保障 の 概念 は 時代 、 世界 観 、 思想 、 政策 など によって 変化 し て いる ため 、 注意 が 必要 な 包括 的 な 概念 で ある こと が 分かる 。  古来 から 人類 にとって 生存 は 最 重要 課題 で あり 、 その ため に 歴史 上 の 為政者 たち は 自国 の 安全 を 確保 する ため に 多大 な 労力 を 費やし て き た 。  19 世紀 まで の 国際 社会 において は 、 対立 する 国家 （ 同盟 ） 間 の 力 の 均衡 によって 秩序 が 安定 する という 国際 社会 において 、 軍事 力 の 造成 と 同盟 の 強化 によって のみ 自国 の 安全 を 保障 する という 個別 的 安全 保障 の 考え方 が 支配 的 で あっ た 。 故に 当時 の 安全 保障 の 研究 領域 は 、 国家 の 軍事 政策 や 外交 政策 など に とどまっ て い た 。  しかし 、 この 個別 的 安全 保障 の もと で は 、 対立 する 国家 間 の 軍拡 競争 が 発生 し 、 対立 する 国家 間 の 緊張 ・ 不信 感 を いたずら に 高め て 戦争 の リスク を 高める こと と なる 。 また 小規模 な 紛争 が 世界 戦争 へ と 拡大 する 可能 性 も 高める こと と なる 。 第 一 次 世界 大戦 は 、 個別 的 安全 保障 の 危う さ を 示し た 最初 の 世界 戦争 で ある 。  そこで 、 この 第 一 次 世界 大戦 後 に は 、 集団 安全 保障 の 考え方 に 基づく 国際 連盟 が 設立 さ れ た 。 集団 安全 保障 と は 、 全 世界 すべて の 国 が 体制 に 参加 し 、 武力 行使 を 原則 禁止 する とともに 、 これ に 違反 し た 国 に対して は 構成 国 が 協力 し て 軍事 力 を 含め て 制裁 する 安全 保障 体制 で ある 。 ただし 集団 安全 保障 の 制度 は 、 すべて の 国 が 参加 する こと や 、 顕在 的 な 敵国 が 体制 内 に 存在 し ない こと が 条件 と なる と 考え られ て いる 。 これ によって 国際 緊張 は 緩和 さ れ 、 軍縮 の 可能 性 も あり うる 。  しかし 国際 連盟 は 権限 や 体制 において 欠陥 が あり 、 第 二 次 世界 大戦 の 開始 を 防ぎ 得 なかっ た 。 この 歴史 を 踏まえ 、 設立 さ れ た 国際 連合 は 集団 安全 保障 の ため の 体制 を いっそう 整備 強化 し た 。 しかし 国連 は 米 ソ の 対立 によって 当初 考え られ て い た よう に 円滑 に 機能 する こと が でき なかっ た 。 冷戦 に 突入 し て から も 国連 も 機能 不全 が 起こり 、 また 米国 において は ソ連 と の 対立 が あっ た ため 、 ソ連 に対する 軍事 政策 の 研究 を 中心 に 行っ た ため に 、 軍事 理論 が 中心 で あっ た 。  1960 年代 後半 から 1970 年代 後半 にかけて 安全 保障 研究 は 沈黙 し た 。 この 沈黙 期 は 、 米 ソ 緊張 緩和 外交 の 影響 や 特に 危機 的 な 紛争 が 起き なかっ た 事 の 理由 が 強い 。 なお 、 1970 年代 以降 の 安全 保障 研究 活発 化 は 、 米 ソ 緊張 緩和 外交 の 有効 性 が 示さ れ なく なっ た 事 の 影響 が 強い 。  1991 年 12 月 、 ソ連 が 崩壊 し た が 、 これ を 予見 でき た 研究 者 が 居 なかっ た 。 また 崩壊 が 起き た 後 も それ を 説明 できる 研究 者 が 居 なかっ た 。 以後 、 国際 政治 学者 、 その 中 でも 安全 保障 を 研究 する 人々 は 沈黙 し た 。 ソ連 崩壊 によって 「 安全 保障 研究 は 死ん だ 」 と 言う 意見 すら 出回っ た 。 冷戦 後 は 国際 的 な 相互 依存 関係 の 強まり や 、 国際 経済 の 発展 を 背景 に 、 安全 保障 は 広く 政治 的 、 経済 的 利益 を 、 軍事 的 手段 のみ なら ず 外交 、 経済 力 、 文化 など を も 用い て 守る こと を 指す よう に なっ た 。  ソ連 の 脅威 が 無くなり 、 西 ヨーロッパ が 所有 する 戦術 核 7400 発 の 多く は 不要 と さ れ 、 大 部分 は 廃棄 と なっ た 。 これ により   NATO の 性質 の 変化 が 求め られ た が 、 NATO 解体 は むしろ 地域 情勢 を 悪化 さ せる として 存続 さ れる こと に なる 。 1994 年 1 月 、 NATO 拡大 と それ に 強硬 に 反対 する ロシア へ の 妥協 案 として   PFP 協定 が 提唱 さ れ た 。 1997 年 9 月 、 日 米 防衛 協定 の 指針 の 改訂 作業 が 行わ れ 、 日本 の 本土 防衛 だけ で なく 「 周辺 事態 （ 現 ・ 重要 影響 事態 ） 」 に も 対応 する 事 が 決定 さ れる 。 この 安全 保障 体制 を   再 保証 型 （ リアシュアランス 型 ） 安全 保障 制度 と 言う 。  国際 社会 という 視点 で 、 安定 的 な 世界 秩序 を 維持 する 国際 体制 に関する 理論 も 安全 保障 において 主要 な 課題 で ある 。 ここ で は 代表 的 な モデル や 理論 を 述べる 。  国際 秩序 は 力 の 不 均衡 や 、 国際 経済 の 影響 など によって 安定 と 不安定 の 状態 を 歴史 上 長年 行き来 し て き た 。 ここ で は その 安定 し た 国際 秩序 が 維持 さ れ て いる 国際 関係 の 定式 化 を 行っ た 理論 について 述べる 。  覇権 モデル （ hegemony   model ） と は 、 ある 地域 内 で 他 の 国々 を 圧倒 する だけ の 国力 を 持つ 「 覇権 国家 」 が 存在 し 、 それ が 周辺 諸国 を 主導 的 に 指導 する 国際 秩序 の モデル の ひとつ で ある 。  この 覇権 モデル は さらに 二 種類 に 区分 さ れる 。 直接的 に 軍事 力 など を 用い て 諸国 を 支配 する 「 専制 帝国 」 は 周辺 国 を 属国 として 扱い 、 属国 の 反抗 が あれ ば 武力 で 鎮圧 する 。 間接 的 に 経済 力 など を 用い て 諸国 を 支配 的 に 指導 する 「 民主 帝国 」 （ 別名 「 リベラル ・ エンパイア 」 もしくは 「 帝国 的 共和 国 」 ） は 、 周辺 諸国 の 協力 を 得 ながら 広い 地域 に 利害 が 共通 する 安全 保障 体制 と 、 国際 的 な 経済 の 枠組み を 提供 し 、 勢力 圏 の 諸国 の 安定 を 目指す 。  勢力 均衡 モデル （ balance   of   power   model ） と は 、 一つ の 勢力 （ 国家 、 国家 群 ） が 強大 化 し た 場合 、 その他 の 国々 は 連合 化 や 軍事 力 の 増強 など によって 、 勢力 を 拮抗 しよ う と する 現象 の モデル で ある 。  この 勢力 均衡 モデル は さらに 「 二 極 型 勢力 均衡 モデル 」 と 「 多 極 型 勢力 均衡 モデル 」 が ある 。 二 極 型 勢力 均衡 モデル と は 、 二つ の 勢力 のみ が 主 に 勢力 を 均衡 さ せよ う と する もの で あり 、 冷戦 期 の 米国 と ソ連 の 関係 が これ に あたる と 考え られ て いる が 、 歴史 的 に は 稀 な 場合 で ある 。 多 極 型 勢力 均衡 モデル は 、 複数 の 勢力 が 同時に 勢力 を 拡張 し 、 均衡 さ せよ う と する もの で ある 。 歴史 的 に は この 場合 が 多く 、 第 一 次 世界 大戦 や 第 二 次 世界 大戦 は この モデル に 合致 する と 考え られ て いる 。  多 極 型 勢力 均衡 モデル の 発展 モデル で あり 、 いくつ か の 大国 が 利害 関係 について は 相互 に 妥協 ・ 協調 し 、 処理 し て 秩序 を 維持 する モデル で ある 。 1815 年 の ウィーン 会議 以降 から 第 一 次 世界 大戦 まで の 約 1 世紀 の 間 の ヨーロッパ は 基本 的 に 多 極 型 勢力 均衡 モデル で ある と 考え られ て いる が 、 同時に 大国 間 協調 モデル が 並存 し て い た 時代 で も ある と さ れ て いる 。 しかし 、 アフリカ 植民 地 分割 を 議題 と する ベルリン 会議 で どうしても 協調 でき ない 問題 が 顕在 化 し て しまい 、 三 国 同盟 と 三 国 協商 の 国際 関係 が 成立 し た 時点 で 多 極 型 勢力 均衡 モデル へ と 逆行 し て いっ た 。  集団 安全 保障 モデル と は 特定 の 体制 に 国家 が 入り 、 原則 的 に 武力 行使 を 禁じ 、 もし 構成 国 が これ を 違反 すれ ば その他 の 構成 国 が 協調 し て 軍事 、 経済 など の 手段 によって 制裁 を 加える 国際 安全 保障 モデル で ある 。 勢力 均衡 モデル によって 世界 大戦 を もたらし た という 反省 に 基づい て 、 この モデル が 国際 連合 という 形 で 実現 化 さ れる こと と なっ た 。 ただし 地域 連合 において も 、 集団 安全 保障 モデル が 採用 さ れ て いる 場合 が あり 、 米州 機構 、 アフリカ 統一 機構 （ 現 アフリカ 連合 ） 、 北大西洋 条約 機構 、 ワルシャワ 条約 機構 が 挙げ られ 、 地域 集団 防衛 条約 機構 と 呼ば れる 。  現代 において も 、 安全 保障 にとって 軍事 は 非常 に 根幹 的 な 存在 で ある 。 なぜ なら 安全 保障 の 本質 的 な 課題 で ある 国家 の 生存 、 独立 の 保持 、 領土 の 防衛 など は 軍事 力 と 今 なお 深い 関係 が ある から で ある 。  軍事 力 （ military   capability ） と は 国家 が その 政治 的 目的 、 国益 を 達成 する ため に 用いる 物理 的 な 破壊 力 、 支配 力 、 強制 力 で あり 、 広義 の 軍事 力 は 軍隊 だけ で なく 、 さまざま な 国力 によって 構成 さ れる 。  安全 保障 における 軍事 力 の 役割 は 、 強制 、 抵抗 、 抑止 それぞれ の 機能 を 対外 的 に 示し 、 攻撃 に対し 予期 さ れる 損害 や 攻撃 の 戦略 ・ 戦術 上 の 困難 さ を 意識 さ せる こと で ある 。  大量 破壊 兵器 、 特に 核兵器 は 安全 保障 が 特に 注目 する テーマ の ひとつ で ある 。 ここ で は 核 戦略 に関する 理論 など について 述べる 。  冷戦 期 における 米 ソ 対立 中 に アメリカ にて 発展 し た 核 抑止 に は 以下 の 種類 が ある 。  敵性 国家 （ または 潜在 的 敵性 国家 ） に対する 抑止 戦略 。  アレキサンダー・ジョージ は   核 抑止 、 地域 紛争 、 危機 の 抑止 の 三つ の 抑止 の 内 、 核 抑止 以外 は 変動 要素 （ 目的 、 手段 、 選択肢 、 事態 の 悪循環 の 可能 性 ） が 多く 、 単純 な 損得 勘定 で は 戦争 勃発 を 説明 出来 ない と 批判 し た 。 これ 以降 、 帰納 法的 抑止 戦略 モデル の 考え方 が 主流 と なる 。 例えば 旧 日本 軍 の 南下 政策 や 真珠湾 攻撃 は 演繹 法的 抑止 戦略 モデル による 単純 な 利害 論 で は 説明 出来 ない 。  安全 保障 は 時に 「 いかに 敵 を 攻める か 」 「 いかに 敵 に 被害 を 与える か 」 と 言う 事 を 考え て 、 逆説 的 に 「 いかに 平和 を 保つ か 」 を 探る 手段 を 用いる 。 有名 な 考え方 は 核兵器 の 「 相互 確証 破壊 」 （ mutually   assured   destruction 、 MAD ） で ある 。  1965 年 に ソ連 が 抑止 力 として の 核兵器 から 、 攻撃 として の 核兵器 に 性質 を 変化 さ せ 、 アメリカ を 攻撃 し た 場合 に 、 アメリカ は 報復 核 攻撃 を 行い ソ連 の 人口 の   25 %、 工業 力 の 50 % を 破壊 する と 言う 考え方 で ある 。 しかし 、 この 考え方 が 出 て くる と ソ連 で は 対 米 確証 破壊 力 の 強化 が 打ち出さ れ 、 ソ連 の   GNP 15 %   を 軍備 に 投資 する と 言う 大 軍拡 を 行っ た 。  この間 、 米 ソ 間 で 核 戦争 が 起き なかっ た 事 から 「 相互 確証 破壊 論 」 は 有効 で あっ た と の 考え方 が 一時期 主流 に なっ た が 、 相互 確証 破壊 論 による 核 抑止 は 結果 として 過剰 な 軍拡 を 引き起こし た ため 、 その 抑止 の ため の 軍備 管理 として   SALT が 行わ れ 、 特に 米 ソ 間 で 軍縮 が 進ん だ 。  これ を 教訓 に 核 による 報復 攻撃 が 果たして 本当に 価値 が ある の か 、 と 言う 対 価値 攻撃 戦略 （ counter   value   strategy ） の 考え方 が 浮上 し た 。 1971 年 に は 核 戦略 は 選択 的 に 活用 す べき 、 と の 考え方 が 広がり 「 相互 確証 破壊 論 」 の 「 全面 報復 」 の 考え方 は 後退 し た 。 1974 年 に 、 柔軟 目標 設定 が 発表 さ れ 、 兵器 の 命中 精度 が 高い （ 高く する ） と 言う 前提 で 、 敵対 国 から の 攻撃 に 報復 の 段階 を 持た せ た 。  軍縮 （ arms   reduction 、 disarmament ） と は 戦争 の リスク を 抑制 する こと を 目的 として 軍備 を 縮小 し て いく プロセス を 指す 。 軍備 管理 （ arms   control ） と は 軍備 に関する 政策 に 課せ られる 抑制 措置 を 指す 。 近年 で は 軍備 管理 という 方 が 主流 に なり つつ ある 。  安全 保障 は 冷戦 後 、 非 軍事 的 な 側面 に対する 関心 は 高まり から 経済 、 資源 、 環境 など の 分野 に も 研究 領域 を 拡大 し た 。  ただし 、 安全 保障 の 概念 を どこ まで 拡大 する か について は 、 「 何 に でも 安全 保障 の 概念 が 適応 できる の か 」 という 議論 が 残っ て いる 。 例えば 環境 問題 を 安全 保障 の 観点 から 研究 する 場合 、 その 「 安全 を 保障 する 対象 」 は 、 国家 な の か 、 特定 の 地域 な の か 、 地球 全体 な の か 、 もし 地球 全体 を 守る 対象 と する 問題 だ と する なら ば 、 それ は 普通 の 「 環境 問題 」 で ある の で は ない か 、 など の 議論 が ある 。  また 、 国政 において は 安全 保障 も 政争 の 具 で あり 、 あらゆる 事象 、 事柄 を 安全 保障 に 結びつける こと で 危機 感 を 煽り 自ら の 権力 拡大 に 役立てる 政治 手法 が 用い られる 場合 が ある 。 しかし 、 全て を 安全 保障 に 絡め て しまう と 、 必要 以上 の 危機 感 や 不安 感 を 多く の 人々 に 与え て しまう 場合 が ある 。 また 、 本来 は 対話 など の 平和 的 解決 も 安全 保障 に 含ま れ て いる に も かかわら ず 、 安全 保障 に 偏っ た 外交 方針 を 敷く と 外交 が 硬直 化 し 、 非 妥協 、 非 協力 的 な 国家 として 孤立 に 結びつく 可能 性 が ある 。 同時に 、 集団 的 安全 保障 を 敷く 国 において は 同盟 国 へ の 必要 以上 の 譲歩 に 結びつき 国益 を 損なう 可能 性 も ある 。 それ は 本来 安全 保障 が 目的 と する 「 国家 や 人々 の 安全 な 状態 を 保つ 」 と は 言え ず 、 安全 保障 が 「 国家 を 危険 な 状態 に 追い込み 、 人々 に 不安 な 状態 を 呼び込む 」 と 言っ た 事態 が 生じ て しまう 。  経済 安全 保障 の 目的 は その 国家 の 経済 、 国民 の 経済 生活 を 維持 、 改善 する こと に ある 。 経済 と は 国 に 住む 人間 の 生活 そのもの で ある 。 故に 経済 力 は 極めて 重要 な 国力 で あり 、 また 国際 経済 における 競争 力 を 維持 し 、 経済 的 な 自立 を 達成 する こと は 国 の 存続 に 直接 関わる こと で ある と 言える 。  経済 における 安全 を 定義 する こと は 軍事 における 安全 と その 性質 が 本質 的 に 異なっ て いる ため 難しい 。 市場 経済 は 本質 的 に 不安定 性 を 内在 する もの で あり 、 保護 主義 的 な 関税 を 設定 する など の 手段 で 市場 に 過剰 に 介入 する こと は 国内 産業 の 競争 力 を 低下 さ せる 恐れ が ある 。 また 市場 を 制御 する ため に 市場 の 独占 が 必要 に なる が 、 それ は 市場 経済 の 原理 そのもの に 反する 行為 で ある 。 国外 から の 直接 投資 や 輸入 など を 断絶 し て 自給自足 を 目指す こと も 近年 の 経済 の 相互 依存 関係 が 進ん で いる ため 、 不可能 に 近い 。 故に 経済 の 安全 保障 政策 を 行う 場合 は この よう な 経済 の 特性 や 市場 の 原理 を 十分 に 把握 し て 実行 する こと が 極めて 重要 で ある 。  アメリカ合衆国 の 通商 拡大 法 第 232 条 に は 、 安全 保障 を 理由 に 輸入 制限 を 行う こと が できる 規定 が 定め られ て おり 、 2018 年 3 月 23 日 以降 、 アメリカ に 輸入 さ れる 鉄鋼 ・ アルミニウム 製品 に対して 追加 関税 措置 が 行わ れ た 。  資源 ・ エネルギー は 経済 活動 を 行い 、 資本 の 価値 を 増殖 さ せ て いく の に 欠か せ ない 国力 の 前提 的 存在 で ある 。 歴史 的 に 見 て も 、 資源 地域 を 巡る 領土 紛争 は 非常 に 多い 。 戦略 的 に 重要 な 資源 ・ エネルギー として は 、 鉄 、 アルミ 、 クロム 、 コバルト 、 プラチナ 、 石炭 、 石油 、 天然 ガス など が 挙げ られ 、 これら は 近年 の 科学 技術 、 工業 の 発展 、 大量 消費 社会 の 拡大 から 重要 な 価値 を 持つ よう に なっ て いる 。  資源 の 安全 保障 に対する 脅威 に は 、 禁輸 措置 、 供給 量 の 削減 による 価格 吊り上げ など が ある 。 代表 例 として 1973 年 の OPEC の 原油 価格 引き上げ が 挙げ られる 。 また 自然 災害 や 戦争 など による 供給 システム の 停止 という 脅威 も 考え られる 。 第 二 次 オイルショック は イラン 革命 が 主 な 要因 と なっ て 引き起こさ れ た 。  資源 の 安全 保障 の 手段 として 、 自給自足 の 準備 や 国内 における 消費 の 抑制 など の 脅威 の 発生 を 予防 する 方法 、 さらに 緊急 事態 に 備え た 備蓄 、 危機 発生 における 対策 準備 など の 脅威 による 被害 の 最小 化 を 試みる 方法 が ある 。 しかし 、 これら は 大きな 費用 を 伴う 措置 で ある ため 、 慎重 に 検討 し なけれ ば いけ ない 。  現代 の 大量 生産 ・ 大量 消費 の 経済 活動 と 世界 的 な 人口 増加 など が 自然 環境 に 大きな 影響 を 及ぼし て いる 。 環境 の 安全 保障 は こうした 自然 環境 へ の 影響 が 人間 の 生存 地 に 深刻 な 悪影響 を 及ぼす こと が ない よう に 試みる こと に ある 。 あらゆる 環境 問題 が 安全 保障 の 対象 に なる わけ で は なく 、 基本 的 に 国民 の 生存 、 国家 の 利益 など に対する 間接 的 ・ 直接的 に 影響 する 可能 性 が ある 問題 に 限定 さ れる 。  1990 年代 に 環境 安全 保障 が 活発 に なり 、 特に 米国 で は 盛ん に 議論 さ れ た 。  しかし 、 米国 で の 環境 安全 保障 議論 は 、 環境 保護 団体 が 軍隊 の 環境 改善 の 為 の 工作 部隊 として の 役割 を 期待 し 、  軍隊 は 、 環境 保護 を 理由 に 軍事 予算 の 拡充 や 権限 強化 を 狙っ た 為 、 本来 相反 する 存在 の はず の 軍隊 と 環境 保護 団体 が 共闘 する 傾向 が 強まっ た 。  環境 保護 団体 に は 、 軍隊 の 非 武装 化 を 狙う 非 武装 主義 者 も 介入 する よう に なり 、  環境 安全 保障 を 理由 に 軍隊 の 弱小 化 を 考える 人々 と 、 強化 を 考える 人々 の 深刻 な 意見 の 亀裂 が 生じ た 。  また 、 しばしば 環境 安全 保障 が 目的 と する 物 や その 実際 の 手段 に 混乱 が 見 られ た 。  結果 として 、 軍隊 の 権限 強化 や 役割 拡大 に は 危険 な 面 が 多い と し 、 以後 環境 安全 保障 について の 議論 は 低迷 し た 。  現在 は 軍隊 を 用い ない 、 市民 活動 や 国家 の 役割 、 企業 の 環境 に対する 責務 と 言う 観点 から の 環境 安全 保障 の 議論 は 現在 も 続い て いる 。  しかし 、 具体 的 かつ 明確 化 さ れ た ルール が 確立 さ れる まで に は 至っ て い ない 。  思想 ・ 文化 の 安全 保障 と は 、 統治 原理 ・ 文化 ・ 思想 ・ 宗教 ・ 国民 性 など の 思想 的 ・ 文化 的 な 国家 の 基幹 的 な 要素 を 守る こと で ある 。 選挙 など を通じて 大衆 の 政治 へ の 関係 が 大きく なれ ば 、 その 行動 や 世論 が 政治 的 影響 力 を 持つ よう に なる 。 また 同時に 交通 や 通信 が 高速 化 、 密接 化 が 増大 すれ ば 国外 の 思想 や 文化 が 流入 する よう に なる 。 そう すれ ば 、 これら を 活用 し て 宣伝 ・ 広報 など を通じて 世論 を 外部 から 間接 的 に 誘導 する こと が 可能 と なる 。 例えば 、 マスコミ を通じて その 国 の 正統 性 を 主張 する こと によって 、 国際 社会 に対して 好意 的 な 印象 を 形成 する など が 考え られる 。 宣伝 を 行う 場合 、 あからさま な 偽 情報 を 流せ ば 宣伝 者 の 信頼 性 を 減退 さ せる 。 故に 宣伝 活動 で 流さ れる 情報 は 露骨 な 宣伝 で は なく 、 さり気 なく 、 かつ 継続 的 ・ 戦略 的 な 大衆 宣伝 と なる 。 ただし 、 近年 は 宣伝 に 客観 性 が 求め られる よう に なっ て おり 、 広報 と の 差異 は 曖昧 に なり つつ ある 。 ジョセフ ・ ナイ は 冷戦 後 の 国際 関係 における 問題 として 「 脅威 の 種類 と 程度 の 曖昧 性 」 に ある と 指摘 し て いる 。  安全 保障 は 観察 者 の 視点 によって も その 内容 が 大きく 変わる 。 ここ で は 主要 な 学派 や 安全 保障 観 について 述べる 。  脅威 と は 安全 保障 において 敵 または 潜在 的 な 敵 を 指し て 使用 する 。 脅威 に は 政治 的 、 思想 的 、 経済 的 な もの が 各種 存在 する が 、 純粋 に 軍事 的 な 脅威 は 「 能力 」 と 「 意思 」 から 判断 さ れる の が 一般 的 で ある 。 すなわち 、 ある 国 が 自国 に対して 侵略 する 国家 意思 を 有し て い た として も 、 それ を 実行 する ため の 軍事 力 が 存在 し ない の で あれ ば 、 また 自国 の 軍事 力 が 圧倒 し て いる 場合 は 、 その 国 は 脅威 で は ない 。 また ある 国 が 膨大 な 軍事 力 を 保有 し て い た として も 、 非常 に 友好 的 な 関係 が あり 、 侵略 の 国家 意思 が ない 場合 は これ も 脅威 と は なら ない 。  また 非対称 脅威 という 言葉 が ある 。 これ は 従来 の 国家 対 国家 という 対称 的 な 脅威 で は なく 、 国家 対 非 国家 という 対称 で は ない 脅威 を 言う 。 つまり 対称 脅威 と は 国家 体 と 国家 体 の 間 に 生じる 脅威 を 言う が 、 非対称 脅威 と は 、 国家 体 と 非 国家 体 の 間 に 生じる 脅威 について 言う 。  国益 と は 国家 にとって の 価値 または 利益 で ある 。 狭義 に は 国家 の 生存 と 独立 、 広義 に は 国家 の 経済 的 繁栄 や 国際 社会 で の 地位 増進 など が 国益 に あたる 。 現実 主義 理論 の 重要 な 概念 の 一つ で あり 、 あらゆる 国家 は この 国益 を 追求 し て 行動 し て いる と 考える 。 一方 で 理想 主義 や リベラリズム で は 一 国 の 利益 で ある 国益 を 重視 し ない 。 何故 なら 、 より 国際 的 で 共通 的 な 利益 、 例えば 国際 公共 財 や 国際 レジーム を 重要 視 し 、 また 国益 が 政策 決定 者 の 主観性 によって その 内容 が 変化 する から で ある 。  ネオ ・ リアリズム と は 国際 構造 が あらゆる 国家 の 行動 に 影響 する と 仮定 し た 理論 体系 で あり 、 これ に は ウォルツ   ( K . N .   Waltz )   による 国際 政治 を 無 政府 状態 と 勢力 分布 で 説明 する   " Theory   of   International   Politics "   ( 1979 )、 また ギルピン   ( R . Gilpin )   による 戦争 だけ が 国際 構造 を 変える と する   " War   and   Change   in   World   Politics "   ( 1981 )　 など が ある 。  ネオ ・ リアリスト で ある ウォルト   ( S .   M .   Walt )   は バンド ワゴン 理論 を 打ち出し た 。 これ は 同盟 体制 は 脅威 に 対抗 する だけ で なく 、 脅威 国 に 同調 さ れる 時 に も 形成 さ れる という 考え で あり 、 つまり バンド ワゴン （ 勝ち 馬 に 乗る ） 行動 を 示す こと を 述べ た 。  例えば 1930 年代 に 中 欧 、 バルカン 諸国 の 中小 国 が ドイツ （ ヒトラー ） に 次々 と 与し 、 協力 し て いっ た 。 また 日 英 同盟 、 日 独 伊 三 国 同盟 、 現在 の 日 米 同盟 など は 勢力 均衡 理論 に 立っ た 同盟 で は なく 、 バンド ワゴン 理論 に 基づく 同盟 で ある と 指摘 し て いる 。  リベラル な 国際 政治 学者 は 、 「 国家 」 と は 個人 の 自由 や 権利 を 守る 為 の 「 必要 悪 」 として 考え て おり 、 その 「 必要 悪 」 同士 で 議論 の 場 を 設け て 平和 構築 や 国際 秩序 の 形成 を 狙っ た 。 （ 詳細 は   機能 主義   ( 国際 関係 )   の 項目 を 参照 ）  機能 主義 の 反省 と 、 リベラル な 勢力 によって   新 機能 主義   が 提唱 さ れ た 。  要するに 国家 （ 国家 体 ） で は なく 、 民間 （ 非 国家 体 ） による 外交 と 、 国家 の 暴走 の 歯止め 、 多 国籍 企業 、 それら が 発展 し 非 国家 体 が 国家 体 の 国家 主権 の 制約 さえ 可能 と 言う 考え が 出 て くる 。 （ 詳細 は   新 機能 主義   の 項目 を 参照 ）  地政学 の 観点 で は ハートランド 、 リム ランド や 、 ランド パワー と シーパワー の 対立 など から 非常 に 大局 的 かつ 包括 的 に 国際 関係 を 観察 する 。 シーパワー の 理論 として 『 海上 権力 史論   The   Influence   of   Sea   Power   upon   History ,   1660   -   1783 』 （ 1890 年 ） という 、 マハン ( Alfred   Thayer   Mahan ) が 執筆 し た もの が あり 、 シーパワー （ 海洋 力 、 海洋 権力 ） の 重要 性 を 説い た 。 また ランド パワー の 理論 は ハルフォード・マッキンダー が 提唱 し た 概念 で あり 、 ハートランド を 支配 する 大陸 国家 が 有する パワー で あり 、 これ は ニコラス・スパイクマン によって シーパワー と リム ランド において 対立 する と 論じ た 。  構造 的 暴力 と は ある 社会 体制 や 秩序 自体 が 貧困 、 飢餓 、 抑圧 など を もたらす 場合 、 これ も 間接 的 に は 暴力 で ある という 考え方 が ある 。 これ は 平和 学 の 分野 で ヨハン・ガルトゥング （ J . Galtung ） が 提唱 し た 。 ガルトゥング は 「 構造 的 暴力 が 存在 する 状態 を 社会 的 不 正義 と 呼ぶ 」 と 定義 し て いる 。  安全 保障 研究 や 国際 政治 学 に 非常 に 強く 影響 を 与え た 学派 。 シカゴ 学派 は   第 一 次 世界 大戦 、 第 二 次 世界 大戦 の 両 大戦 の 影響 が 見 られる 。 1900 年 の   チャールズ ・ メリアム （ C . E . Merriam ）   就任 から シカゴ 学派 の 大きな 潮流 が 生まれる 。 具体 的 に は 以下 の 事 を し た 。  石原 莞爾 は 、 1940 年 に 出版 さ れ た 『 世界 最終 戦 論 』 で 、 フリードリヒ 大王 の 時代 の 「 持久 戦争 」 、 フランス 革命 後 の ナポレオン の 「 決戦 戦争 」 に 大別 し 、 戦争 を 持久 と 決戦 の 二つ に 分け て いる 。 だ が これら の 考え方 は 科学 的 理論 に 基づく 物 で は なく 、 仏教 的 価値 観 が 根底 に ある 。 また 第 一 次 世界 大戦 の 次 に 来る 世界 戦争 を 人類 の 最終 戦争 と 位置付け 、 東亜 連盟 （ つまり 大 東亜 共栄 圏 ） が 世界 の 勝者 と なり 天皇 が 世界 の 盟主 と なる と 本 の 中 で 主張 し た 。  ソフト パワー と は 軍事 力 （ ハード パワー ） の 対義語 で あり 、 強要 する の で は なく 、 間接 的 に 相手 に 影響 や 共感 を 与える こと によって 相手 の ある 行動 や 態度 を 引き出す 能力 の 総称 で ある 。 軍事 力 だけ で は 国家 の 安全 保障 政策 として は 不完全 だ と 考え られ て おり 、 この よう な 能力 を 総合 的 に 用いる べき だ という 考え は 古来 より ある が 、 近年 特に 戦争 違法 化 の 流れ など から 注目 さ れ て いる 。  具体 的 に は 映画 、 古典 、 芸能 、 食 文化 、 ドラマ の 海外 へ の 宣伝 、 進出 や 政治 思想 、 宗教 、 イデオロギー など の 浸透 、 科学 技術 力 や 経済 力 など が 挙げ られる 。 近年 、 日本 で は 世界 的 な アニメ 、 漫画 の 人気 を 背景 に 、 これら を ソフト パワー として 活用 す べき と の 意見 が 多い 。  エア パワー と は 航空 に関する その 国家 の 能力 の 総称 で ある 。 イタリア 人   ドゥーエ   ( Giulio   Douhet )   は   1921 年 に 『 制 空論 』 を 執筆 し 、 航空 戦力 （ エア パワー ） の 重要 性 を 論じ た 。 これ は 当時 は 陸海 軍 の 抵抗 も あっ て すぐ に その 重要 性 が 認識 さ れる こと は なかっ た が 、 後 に 核兵器 の 登場 、 ミサイル 技術 の 発達 、 航空 戦力 の 高度 化 など から 各国 軍 で も 重要 視 さ れる よう に なっ て いっ た 。  国際 連合 は 第 二 次 世界 大戦 終結 後 の 国際 社会 の 秩序 を 安定 さ せる こと を 目的 として 、 創設 さ れ た 集団 安全 保障 体制 で ある 。 （ 詳細 は 国際 連合 を 参照 ）  集団 安全 保障 体制 は 、 構成 国 は 武力 行使 を 原則 行わ ず 、 外交 交渉 によって 問題 を 解決 し 、 万一 構成 国 が 違反 し て 武力 行使 を 行え ば その他 の 体制 の 構成 国 が 協力 し て 軍事 力 も 含め た 制裁 措置 を 行う こと によって 、 国際 秩序 を 安定 さ せる 体制 で ある 。  国連 軍 と は 国連 憲章 に 基づい て 安全 保障 理事 会 の 要請 を 以 って 武力 制裁 を 実施 する 軍隊 で ある 。 ただし 、 冷戦 の 米 ソ 対立 によって 国連 の 機能 不全 が 起こっ た ため 、 現在 に 至る まで 存在 し ない 組織 で ある 。 （ 国連 軍 を 参照 ）  国連 平和 維持 活動 と （ PKO 、 peace - keeping   operation ） は 国連 の 集団 安全 保障 体制 が 米 ソ 対立 という 時代 背景 により 冷戦 期 に は 機能 不全 に なっ て い た ため に 代替 案 として 発達 し た 紛争 管理 の 活動 で ある 。 代替 案 として 発展 し た もの で ある ため 、 国連 憲章 や 国連 によって 公的 に 定義 さ れ た こと は ない 。 （ 詳細 は 平和 維持 活動 を 参照 ）  基本 的 に 平和 維持 活動 は 紛争 当事者 が 停戦 に 合意 し 、 かつ 活動 へ の 合意 を 得る こと が 前提 で 、 中立 的 な 立場 によって 実行 さ れる 。 具体 的 に は 小規模 の 平和 維持 軍 （ PKF ） や 軍事 監視 団 など を 派遣 し 、 選挙 支援 や 治安 維持 、 兵力 引き離し など の 機能 を 果たす 。 武力 制裁 など の 任務 を 担う こと は なく 、 あくまで 非 強制 的 な 範囲 で 平和 状態 を 支援 する 。  1992 年 6 月 17 日 、 国際 連合 事務 総長 の ガリ （ ブトロス・ブトロス ＝ ガーリ ） は 、 ガリ 構想 の 中 で 5 種類 の 平和 機能 を 提示 し た 。  以上 の 5 種類 の 平和 機能 の 内 、 国連 が （ 正当 性 、 不当 性 を 判断 し て ） 関与 する の は 「 強制 的 な 措置 を 施し 、 平和 を 創造 する （ 平和 強制 ） 」 のみ で ある 。  これ は 国連 憲章 第 六 章 及び 国連 憲章 第 七 章 の 理念 を 合わせ て 提言 し た 物 で ある が 、 数多く の 国々 や 有識者 から 批判 を 浴び た 。 批判 の 多く は 、 平和 強制 によって 国連 が 介入 先 の 国家 主権 を 無視 する 事 に関して 、 より 「 積極 的 」 に なる 事 に 比重 が 置か れ た 為 で ある 。  よって ガリ 構想 が 示し た 平和 強制 部隊 （ Peace   enforcement   units ） は 多く の 人 によって 問題 点 を 指摘 さ れ 有効 性 が 疑問 視 さ れ 、 1994 年 に は ソマリア における 紛争 など の 解決 に 失敗 し た ため 、 今後 は 行わ ない こと を ガリ 自身 が 宣言 し た 。  セキュリティ ・ パラドックス （ security   paradox ） 、 あるいは 安全 保障 の ジレンマ （ security   dilemma ） と は 安全 保障 政策 立案 上 の ジレンマ を 言う 。  A 国 と B 国 が 対立 し 、 A 国 が B 国 に対する 明確 な 安全 保障 を 定め 強化 する と 、 B 国 も A 国 に対して 安全 保障 を 強化 する 。 これら が 悪循環 し 、 平和 の 為 の 安全 保障 が 逆説 的 に かえって 軍拡 や 軍事 的 緊張 を 呼ぶ 事 に なる 。  安全 保障 政策 は しばしば 国民 世論 だけ で なく 、 近隣 諸国 、 世界 の 世論 も 動かす 為 、 特定 の 方向 に 意図 を 持っ た 政治 勢力 によって 安全 保障 が 政争 の 道具 に 使わ れる 事 が しばしば ある 。  「 文明 の 衝突 」 の 著者 で ある サミュエル ・ P ・ ハンティントン は 、 かつて ソ連 崩壊 後 に 新た な 脅威 を 探し 、 日 米 間 の 貿易 摩擦 を 取り上げ 、 日本 を 経済 的 な 敵 と 仮定 し 、 経済 戦争 が 生じ 経済 安全 保障 が 必要 だ と 提起 し た 。 これ によって 日 米 間 の 関係 が 崩壊 する 程度 まで は 行か なかっ た が 、 極めて 深刻 な 意見 の 対立 が 生じ た 。 なお 、 経済 安全 保障 で は スピンオフ が 今後 期待 出来 ない と し 、 特に 石原 慎太郎 著作 の 「 NO と 言える 日本 」 は アメリカ の 安全 保障 研究 者 の 多く を 刺激 し た 。 石原 慎太郎 の 指摘 する アメリカ 軍 が 日本 の 高度 な 軍事 技術 に 依存 し て いる 点 に 、 安全 保障 上 の 問題 が ある として 高度 な 技術 は 全て 国産 に す べき と の 考え方 が アメリカ に 広まっ た 。 しかし それ を 実現 する に は 自由 貿易 を 否定 し 、 保護 主義 を 強化 し なけれ ば なら ない 為 、 結果 として 経済 的 衰退 を 招く こと が 判明 し 、 現在 、 経済 安全 保障 の 議論 は 低迷 し て いる 。 その後 、 ハンティントン は 新た な 脅威 を 探し 、 中国 脅威 論 を 提起 し 、 その 次 は 宗教 対立 、 文明 の 衝突 と 言う 脅威 を 提起 し た 。 ハンティントン の 論 が 間違っ て いる と 言う 事 で は なく 、 安全 保障 研究 を 行っ て いる 人々 は 脅威 を 「 探し出し 」 「 煽る 」 傾向 に ある と 言う 事 を 差し引い て 物事 を 見 なけれ ば なら ない 。  基本 的 人権 や 言論 の 自由 の 抑圧 、 弾圧 など に も 治安 や 安全 保障 上 の 名分 が 使わ れる 事 が ある 。  大日本帝国 は 1928 年 に 治安 維持 法 の 改正 を 行っ た 。 これ により 日本 共産党 及び 党員 と 、 その 支持 者 、 また 労働 組合 、 農民 （ 農業 従事 者 ） 組合 、 プロレタリア 文化 運動 など 左翼 参加 者 の 摘発 を 行っ た 。 これ は 結果 として 、 特高警察 、 独立 性 の 小さい 司法 など を 生み 、 基本 的 人権 や 言論 の 自由 の 抑圧 を 加速 さ せ た 。 また 治安 維持 法 によって 、 未 送検 者 含む 逮捕 者 の 数 は 数 十 万 人 を 超え て い た と 言わ れ て いる 。 政府 発表 で は 送検 者 7 万 5681 人 、 起訴 5162 人 、 未 送検 者 含む 逮捕 者 の 数 は 不明 と なっ て いる 。  存在 し ない 危機 や まだ 危機 と 言える 程 の 物 で は ない 程度 の 物 を 、 恣意 的 に 「 危機 」 「 脅威 」 と 過大 に 評価 し 世論 誘導 や 国家 の 予算 獲得 しよ う と する 試み が 軍 産 複合 体 によって 行わ れる 場合 が ある 。  911 テロ 後 、 2003 年 に アメリカ合衆国 は 国土 安全 保障 省 を 創設 し た が 、 国土 安全 保障 省 が 自由 に 使える 予算 は 配分 さ れる 予算 の 内 の 4 % に 過ぎ ず 、 その 4 % は 人件 費 や 設備 費 で 使い切っ て しまう 。 残り の 96 % の 予算 は 使途 が 決まっ て おり 、 その 使途 は 極めて 政治 的 な 意図 によって 左右 さ れ て いる 。 これ は 安全 保障 の 名 を 借り て 、 国土 安全 保障 省 の 予算 を 特定 の 政治 勢力 が 自分 の 政治 勢力 の 権益 の 為 に 予算 を 使う 危険 性 が 残る 。 また 国土 安全 保障 省 と 国防総省 の 目的 、 業務 内容 が 被っ て いる と 指摘 さ れ て いる 。 さらに 国土 安全 保障 省 の 国土 安全 保障 会議 と 、 国防総省 の 国家 安全 保障 会議 の 二つ の 会議 間 に 連絡 網 が 無い 事 も 指摘 さ れ て いる 。  日本 の 安全 保障 は 、 中華民国 と の 間 で 行わ れ た 日 中 戦争 および 、 米国 ・ イギリス と の 間 で 勃発 し た 太平洋戦争 において 敗北 し た 後 、 米国 を 中心 と する 連合 国軍 の 占領 を 経 て 西側 陣営 の 一員 と なり 、 西側 陣営 の 盟主 ・ 米国 の 影響 下 で 平和 主義 を 標榜 する 国家 として 自制 的 な 安全 保障 体制 を とっ て き た 。  太平洋戦争 で の 敗戦 によって 、 日本国 憲法 を 制定 し 、 憲法 の 精神 と さ れ た 平和 主義 の 下 で 国権 の 発動 として の 武力 の 放棄 を し て き た 。 冷戦 期 に 突入 する と 世界 は 資本 主義 国 により 構成 さ れ た 西側 諸国 と ソ連 を 盟主 と し た 共産 主義 国 と の 間 で 二 極 型 の 勢力 図 が 形成 さ れ て いっ た 中 で 日本 は 米 軍 主導 による 戦後 統治 の 中 で 資本 主義 陣営 の 一員 として 、 米国 の 同盟 国 として の 役割 を はたし て いっ た 。 当時 の 日本 周辺 の 極東 地域 は 共産 勢力 が 強く 、 日本 は ソ連 と 中国 といった 二 大 共産 主義 国 と 隣接 する 国 として 資本 主義 陣営 の 盟主 ・ 米国 にとって 安全 保障 上 の 重要 な 拠点 として 認識 さ れ 、 日本 国内 各地 に 米 軍 基地 が 設け られ 資本 主義 陣営 の 戦略 的 橋頭堡 と さ れ て い た 。 米 軍 指導 の 下 で 警察 予備 隊 が 編成 さ れ 、 以来 、 途中 保安 隊 、 自衛隊 へ の 改編 を 経 て 今日 に 至っ て いる 。 この よう な なか で 独立 回復 後 も 日本 の 安全 保障 戦略 は 基本 的 に 米国 の 世界 戦略 の 元 で 構築 さ れ て き た 。  自衛 力 の 保持 について の 是非 は 戦後 憲法 論争 や 国民 世論 の 中 で 大きな 問題 と なり 、 1960 年 に は 日 米 安全 保障 条約 に 基づき 、 日 米 同盟 が 締結 さ れ た 。 国内 世論 は 戦後 の 痛手 の 中 で 復興 の 途上 に あり 、 国民 感情 として も 安全 保障 を 論ずる こと が 忌避 さ れる ムード が あり 、 日 米 同盟 締結 時 で あっ た 60 年 安保 、 また 新 日 米 安保 条約 締結 時 の 70 年 安保 闘争 など を 経 て 時として 世論 の 大きな 反対 を 受け つつ も 日本 国 として は 専守防衛 の 理念 の 下 で 自衛隊 を 保有 し 続け て き た 。 戦後 、 長期 にわたって 政権 を 担っ て き た 自由民主党 は 早い 時期 から 自衛 力 の 保持 及び 集団 的 自衛 権 の 保有 等 の 問題 をめぐって 有事 法制 や 憲法 改正 を 主張 し て き た が 、 いまだ 第 二 次 世界 大戦 の 記憶 が 生々しい なか 社会党 ほか 護憲 勢力 の 反対 を 受け 、 きわめて 抑制 的 な 安全 保障 体制 の 中 で 米 軍 の 軍事 力 による 抑止 力 を もっ て 極東 地域 における 安全 保障 秩序 を 維持 し て き た 。 その後 も 最低限 の 自衛 力 の 必要 性 について は 国民 世論 も 大いに 見解 の 分かれる 中 で 社会 の 中 で 理解 が 得 られ て い た と いえよ う が 、 憲法 改正 など による 軍事 力 に対して の 抑制 的 な 見解 が 世論 を 覆っ て い た と いえる 。  しかし 、 冷戦崩壊 の 後 、 米 ソ 二 極 対立 の 陰 に 隠れ て き た 民族 や 宗教 的 価値 観 による 地域 間 の 対立 が 表面 化 する とともに 次第に PKO を 中心 と し た 平和 的 な 貢献 の 道 が 模索 さ れる 様 に なり 、 自衛隊 による 海外 派遣 の 機会 も 次第に 増え て いっ た 。  今日 、 日本 の 安全 保障 において は 専守防衛 の あり方 、 日 米 同盟 の あり方 、 自衛隊 の 運用 の 範囲 など が 大いに 議論 を 生ん で おり 、 憲法 を 改正 し 、 米国 の 同盟 国 として の 役割 を はたして き た 戦後 の 歩み を 追認 する とともに 、 今後 は 日 米 同盟 の 下 で より 積極 的 な 軍事 的 貢献 を 模索 す べき と する 改憲 論 と 、 現行 憲法 を 堅持 し 、 憲法 が うたう 平和 主義 の 理想 を 具現 化 す べき という 護憲 論 と に 二分 し 、 国民 世論 を 二分 する 事態 と なっ て いる 。国家 権力 （ こっ かけん り ょく 、 ） は 、 国家 が 持つ 組織 的 な 強制 力 。  強制 力 を 行使 する 対象 は 大きく 分ける と 、 国民 と 外国 に 分け られる 。 国民 に対し 行使 さ れる 強制 力 に は 統治 権 、 警察 権 、 徴税 権 など が あり 、 外国 に対し 行使 さ れる 強制 力 は 、 武力 行使 、 経済 制裁 など が ある 。領事 関係 に関する ウィーン 条約 （ り ょうじかんけいにかんする ウィーン じ ょうやく 、 略称 ： ウィーン 領事 関係 条約 、 ） と は 、 1963 年 、 オーストリア の 首都 ウィーン で 合意 さ れ た 国際 条約 で 、 多国 間 における 領事 機関 の 設置 等 について 詳細 に 規定 し た もの 。政策 距離 （ せい さくき ょり ） と は 、 政党 と 政党 の 政策 の 開き の 大き さ を 指す 。 国会 に 議席 を 有する 政党 の 政策 距離 が 小さけれ ば 、 政権 交代 が 容易 に なる が 、 「 どの 政党 で も 同じ 」 と なり 、 有権者 の 飽き を 招く 。  政策 距離 が 極端 に 小さい 例 として 、 アメリカ が 挙げ られる 。 二 大 政党 の うち 共和党 は 保守 で 、 民主党 は リベラル と の 印象 が ある が 、 共和党 員 の 中 に も 民主党 より リベラル な 人 は いる し 、 民主党 員 の 中 に も 共和党 より 保守 的 な 人 も いる 。 19 世紀 に 奴隷 解放 を 推進 し た の は 共和党 で あり 、 奴隷 制度 を 堅持 しよ う と し た の は 民主党 で ある 。  冷戦 時代 の 日本 において は 、 自由民主党 と 日本 社会党 は 政権 交代 可能 な 二 大 政党 と なる に は 政策 距離 が 大き すぎ た 。 自由民主党 に は 明治 憲法 を よし と する 者 も おり 、 日本 社会党 に は 毛沢東 思想 に 基づく 武装 闘争 派 も い た 。歴史 認識 （ れきし に ん しき ） と は 、 歴史 に関する 認識 、 歴史 観 の こと 。 狭義 で は 、 ある 歴史 観 を 持つ もの が 、 歴史 上 の ある 事象 を その 歴史 観 で 理解 ・ 解釈 する こと で あり 、 広義 に は 歴史 そのもの に対する 認識 を 指す 。  歴史 上 の 事象 を 理解 ・ 解釈 する に 際 は 、 個人 や 国家 スタンス として の 歴史 観 が 不可欠 で あり 、 全て 歴史 認識 と 呼ば れる もの は 各々 の 歴史 観 の 元 に 認識 さ れる と 言える 。 従って 、 どの よう な 歴史 観 を 持っ て 事象 を 見る か によって 解釈 は 大きく 異なり 、 これら 歴史 認識 の 相違 は 時に 軋轢 を 生む 。  この よう に 、 歴史 認識 に は 大小 に 拘ら ず 差 が あり 、 特に 征服 や 戦争 の 過去 が ある 国家 ・ 民族 間 で は 、 政治 問題 に まで 発展 する こと が まま ある 。 また 、 個人 の 歴史 認識 も その 歴史 観 に 左右 さ れる ため 一定 で は なく 、 議論 の 対象 に なる こと も 多い 。  歴史 認識 問題 と は 、 ある 歴史 上 の 事象 について の 認識 が 一致 し ない こと から 引き起こさ れる 諸 問題 の こと で ある 。 たとえば 日本 国内 など で 国民 的 争点 と なる だけ に とどまら ず 、 しばしば 、 国家 間 の 争い （ 文化 摩擦 や 国際 問題 ） の 様相 を 見せる 。  一 例 として 挙げ られる の は 、 靖国神社 参拝 問題 ・ 南京 事件 論争 など に 見 られる よう な 太平洋戦争 における 日本 について の 歴史 認識 や 、 韓国 併合 ・ 強制 連行 論争 ・ 慰安 婦 論争 など に 見 られる よう な 南北朝鮮 へ の 日本 による 統治 について の 歴史 認識 で ある 。 これら に関する 歴史 認識 の 食い違い は 、 第 二 次 世界 大戦 （ 日 中 戦争 ） において 日本 と 中国 が 敵対 国 で あっ た こと や 、 南北朝鮮 を 一時期 日本 が 統治 し て い た こと など が 要因 と なっ て いる 。 その ため 、 国家 間 で しばしば 食い違っ た 歴史 認識 を 見せる だけ で なく 、 日本 国内 や それぞれ の 国内 で も 歴史 認識 の 食い違い が しばしば 政治 的 争点 と なっ て いる 。 たとえば 、 日本 は 、 戦勝 国 によって 行わ れ た 極東 国際 軍事 裁判 で 多数 の 政治 家 ・ 官僚 ・ 軍人 が 処刑 あるいは 刑 に 服し 、 戦後 賠償 も 当事 国 間 で の 条約 ・ 協約 等 で 国際 法 上 の 責務 を 既に 履行 し た と の 立場 を 取っ て おり 、 統治 し た 国 に対して も 談話 等 の 形 で 謝罪 の 文言 を 述べ て おり 、 日本 国民 の 間 で も これら を 正式 な 謝罪 と する 見方 が 少なく ない 。 これ に対して 、 韓国 ・ 中国 で は （ 村山 談話 等 で 表明 さ れ て いる 歴史 認識 で は 一致 する こと も あり ながら も ） 、 政府 は 未だ 日本 から 謝罪 を 受け て い ない と の 立場 を とり 、 政治 的 に 利用 し て いる 。 その ため 、 国家 間 に 限定 し て も 、 日本 と 中 韓 と の 間 に は 歴史 認識 の 差 が 露呈 する こと が 多い 。  日本 を 肯定 的 に 評価 する 視点 から 歴史 認識 を もつ こと は 韓国 で は 困難 状態 に 置か れ て いる 。 韓国 で は 日本 統治 時代 の 朝鮮 を 肯定 視 する 老人 へ の 殺人 が 行わ れる こと も あり 、 その 実行 犯 へ の 擁護 論 が 少なく ない もの と なっ て いる 。 さらに 、  慰安 婦 は 自発 的 な もの で あっ た と インターネット に コメント を 書き込む もの は 検挙 さ れる こと と なっ て いる 。 同様 に 、 竹島 は 日本 の もの で ある と 主張 する もの は 未成年 で あっ て も 検挙 さ れる こと と なっ て いる 。 近年 で は 日本 の 旭日 旗 は 軍国 主義 の 象徴 で ある と 定義 し 法的 に 禁じる 動き が なさ れ て いる 。飴 と 鞭 （ あめ と むち 、 ） と は 、 為政者 の 人民 懐柔 策 で 、 一方 で は 弾圧 法規 を 制定 する と共に 、 一方 で は 生活 に 役に立つ 政策 を 実施 する こと で ある 。 鞭 を 前者 に 、 飴 を 後者 に 例え た 言葉 で ある 。  ドイツ 帝国 の 「 鉄血 宰相 」 ビスマルク による 政策 を 評価 し た 言葉 が 定着 し た もの で ある 。  1880 年代 に ビスマルク は 、 社会 主義 の 温床 が 貧困 に ある として 、 疾病 保険 法 ・ 災害 保険 法 ・ 老齢 疾患 保険 法 に 基づく 世界 最初 の 社会 保険 制度 を 創設 し 社会 改良 を 行う こと で 階級 融和 を 図っ た 。 しかし 、 社会 主義 者 鎮圧 法 と 同時に 実施 さ れ た ため 、 飴 と 鞭 の 政策 と いわ れ た 。 これら の 政策 は 、 現在 の 世界 の 社会 保障 制度 の さきがけ と なっ た 。  慣用 句 として 定着 する よう に なり 、 「 アメ と ムチ 」 の よう に カタカナ で 表記 さ れる こと も 多い 。  ビスマルク を 批判 する 立場 から この 言葉 を 使っ た の は フランツ・メーリング で 、 彼 は 社会 主義 者 で ある 。 また 、 アメ に は 利益 、 ムチ に は 暴力 ・ 強制 といった 意味 が こめ られ て いる 。国際 政治 学 （ こ くさい せい じ がく 、 international   politics ） と は 、 国民 国家 の 概念 を 超え た 国際 社会 における 主権 国家 の 政策 決定 、 安全 保障 、 戦争 と 平和 など の 政治 を 検討 する 学問 。 第 二 次 世界 大戦 後 の アメリカ合衆国 の 影響 で 広まっ て いっ た と さ れる 。 国際 関係 論 と 同一 視 する 見方 も ある が 、 国際 関係 論 が 経済 学 、 社会 学 、 歴史 学 、 地域 研究 など の 研究 成果 を 踏まえ 国際 関係 全体 を 学際 的 に 研究 する 分野 で ある こと を 考えれ ば 、 国際 政治 学 は 政治 学 における 一 分野 として 考える べき で あろ う （ 例えば 中嶋 ・ 後 掲書 25 頁 、 百瀬 ・ 後 掲書 279 頁 参照 の こと ） 。  国際 政治 の 歴史 は 、 三 十 年 戦争 を 終結 さ せ た 1648 年 の ウェストファリア 条約 に 遡る 。 ユトレヒト 条約 （ 1713 年 ） から ヴェルサイユ 条約 （ 1919 年 ） の 諸 条約 は 、 「 ヨーロッパ 公法 」 として 承認 さ れ て き た 。 特に ウェストファリア 条約 の 秩序 は 国際 政治 の 秩序 を 成立 さ せる に 十分 な 内容 を 持っ て い た 。 この こと から 、 以後 の 国際 体制 を 「 ウェストファリア 体制 （ システム ） 」 と 呼ぶ 。 ウェストファリア 体制 と は 、 主権 を 持っ た 国家 （ 主権 国家 ） が 国内 の 政治 に 管轄 権 を 有し 、 国際 政治 において は 政治 的 主体 と なる システム を 指す 。 この 成立 に は 条約 締結 後 約 1 世紀 を 要し た が 、 体制 は 近代 国際 政治 の 枠組み と なっ て いく 。  ナポレオン 戦争 以後 の 国際 政治 は 、 勢力 均衡 （ balance   of   power ） による 外交 戦略 が メイン と なっ た 。 勢力 均衡 と は 、 国家 や 同盟 の 力 や 国益 が 同等 で ある 状態 を 示し 、 これ によって 国際 システム の 安定 を 計ろ う と する 外交 の 方法 で ある 。 特に イギリス は 対 大陸 戦略 として これ を 重視 し た 。 勢力 均衡 を 成り立た せよ う と 各国 が 努力 し た 結果 、 およそ 1 世紀 の 間 、 大きな 紛争 は 目立っ て い なかっ た 。 これ を 壊す 契機 と なっ た の が 、 19 世紀 末 から 20 世紀 初頭 にかけて 台頭 し た 帝国 主義 と ナショナリズム で ある 。 この イデオロギー は 、 国民 国家 が 勢力 を 膨張 する 政策 に 転じ 、 国際 政治 の 安定 性 は 脆弱 に なる 。 そして 、 勢力 均衡 が 破れ た 結果 、 第 一 次 世界 大戦 が 勃発 する 。  各国 が 膨張 政策 を とる 中 、 イデオロギー で 戦力 の 動員 を 行なっ た 各国 は 、 第 一 次 世界 大戦 に 突入 し た 。 戦争 中 の 1917 年 ロシア 帝国 は ロシア 革命 により 崩壊 し 、 後 に ソビエト 連邦 と なっ た 。 戦争 後 、 アメリカ は 債権 国 と なり 、 社会 主義 国家 で ある ソビエト 連邦 が 勢力 を 持つ こと に なっ た 。 また 、 1920 年 1 月 に 国際 連盟 が 設立 さ れ た 。 しかし 、 アメリカ ・ ソ連 の 不参加 、 集団 的 安全 保障 の 不徹底 など で 、 国際 機関 として の 機能 に は 限界 が あっ た 。 また 、 戦勝 国 イギリス ・ フランス 等 も 莫大 な 債務 を 抱える こと に なり 、 アメリカ が 債務 免除 を 行なわ なかっ た こと から 敗戦 国 に 莫大 な 賠償 を 求め た 賠償 問題 は 問題 と なり 、 その後 の 世界 恐慌 、 ファシズム の 到来 など で 、 世界 は さらに 第 二 次 世界 大戦 という 全 世界 を 巻き込ん だ 戦争 を 戦う こと に なる 。 そして 、 第 二 次 大戦 の 連合 国 を 中心 に 作ら れ た の が 国際 連合 で ある 。  第 二 次 大戦 後 の 国際 世界 は 、 米 ソ の 冷戦 で 激しく 分裂 し て い た 。 大戦 の 終戦 以後 、 民族 自決 の 原則 は それ まで の 植民 地 に 発展 し 、 アジア ・ アフリカ 諸国 が 独立 し て いく 。 60 年代 に は 富める 国 と 富ま ざる 国 の 間 において 南北 問題 が 発生 し 、 南側 の 国 は 、 新しい 世界 経済 秩序 （ New   International   Economic   Order ,   NIEO ） へ の 変革 を 求め た 。 特に 70 年代 は オイルショック 等 の 要因 で 南北 対立 が 厳しく なっ て い た 。 ただし 、 社会 や 経済 は 安定 を 遂げ て い た 。  国内 政治 と 国際 政治 を 同一 に 見る か 、 別個 の もの と 見る か 。  ジェームズ ・ ローズノウ は 国際 政治 と 国内 政治 は 相互 に 浸透 化 し て いる として 連繋 理論 を 発表 し 、 国際 政治 と 国内 政治 の 政治 システム の 繋がり から 、 その 相互 作用 を 見 て いる 。  諸 国民 にとって 日常 的 な 利益 を 増進 さ せる 専門 機関 を 作り 、 機能 的 に 統合 しよ う と する もの 。 新 機能 主義 の 項 を 参照 。  権力 の 獲得 ・ 維持 ・ 拡大 を 目指す 政治 。  エスニシティ の 政治 。国力 （ こく り ょく ） は 、 国際 関係 において その 国家 が 持つ さまざま な 力 を 総合 し て いう 。  国際 システム において 全て の 国家 は 国際 法的 に は 平等 で ある が 、 現実 的 に は 軍事 ・ 経済 ・ 科学 ・ 技術 ・ 文化 ・ 情報 ・ 国民 など の 能力 ・ 影響 力 は 異なっ て いる 。 この 国家 の 総合 的 な 能力 ・ 影響 力 を 総合 的 な もの として 捉え た 場合 、 国力 として 考える こと が できる 。 国力 によって 国際 システム における その 国 の 地位 は 変化 し 、 特に 国力 が 高い 国 は 大国 として 国際 社会 で 大きな 存在 感 を 示す 。  モンゴル 帝国 の よう に ひたすら 陸上 の 軍事 的 覇権 による もの から 、 ヴェネツィア や オランダ 海上 帝国 の よう に 海軍 力 による もの 、 戦後 日本 の よう に 純粋 に 経済 的 手段 による もの など 多様 で あり 、 また 国力 の 評価 基準 と なる 指標 は 、 時代 や 評者 により 異なる 。 現代 において 多く の 論者 が 国力 が 高い と 見なす 国 として は 、 常任 理事 国 で あり 五 大国 と も 言わ れる アメリカ合衆国 、 イギリス 、 フランス 、 中国 、 ロシア に 加え 、 経済 大国 で ある 日本 と ドイツ が 代表 的 で ある 。 特に アメリカ は 超 大国 と も 呼ば れ 、 経済 や 軍事 など あらゆる 分野 において 世界 トップクラス の 国力 を 有し て いる 。  国力 、 力 ( power ) の 概念 は 政治 学 において 重大 で あり 、 また 政治 的 関係 の 複雑 性 と 関連 し て 長い 間 その 定義 は 論争 の 対象 と なっ て き た 。 ロバート・ダール は 「 A の 働き が なけれ ば B は 行わ なかっ た で あろ う という こと を B に 行わ せる 限り において は 、 A は B に対して 力 を 持つ 」 と 定義 し 、 タルコット・パーソンズ は 「 政治 において 正当 化 さ れ た 一般 的 交換 機能 を 発揮 する もの 」 、 ケネス・ E ・ ボールディング は 「 欲する もの を 得る 能力 」 、 ニコラス・スパイクマン は 「 説得 、 買い入れ 、 交換 、 強制 など の 手段 で 人 を 動かす 力 」 、 チャーズル・キンドルバーガー は 「 強力 さ と それ を 効果 的 に 用いる 能力 」 と 定義 し て いる 。 ただし 近年 において は 軍事 力 だけ が 国力 の 構成 要素 で は なく 、 総合 的 な 力 の 集大成 として 一般 的 に 理解 さ れる よう に なっ て いる 。  国力 の 諸 要素 と は 国家 の ため に 使用 する こと が 可能 な あらゆる 手段 で ある 。 以下 に 主要 な もの を あげる 。  自然 環境 は 国力 の 地理 的 ・ 経済 的 な 側面 を 構成 する 。 地理 的 な 側面 において は 、 位置 ・ 面積 ・ 地形 ・ 気候 ・ 植生 など が 影響 する 。 例えば 海洋 と の 位置 関係 は 国 を 大陸 国家 と 海洋 国家 に 大別 し 、 交通 や 貿易 の 発展 性 、 文化 交流 の 可能 性 、 軍事 的 な 安全 性 、 海洋 資源 の 使用 など に 影響 する 。 また 国土 の 形 は 緊縮 型 、 伸長 型 、 分断 型 に 分類 さ れ 、 基本 的 に 国土 が 狭く 、 細けれ ば 安全 保障 上 の 危険 性 が 高まり 、 経済 的 な 発展 が 制約 さ れる 。 広大 な 国土 は 一般 的 に 有利 で あり 、 軍事 的 に 防衛 し やすく 、 経済 的 に も 土地 は 経済 活動 の 基盤 で あり 、 また 戦略 資源 の 産出 地 を 多く 保有 する こと も できる 。 ただし 水域 や 地勢 によって 分断 さ れ た 国土 を 持つ 場合 は 戦力 運用 の 上 で 防衛 の 困難 性 が 高く なる 。 また 気候 は 国民 生活 や 戦略 産業 に 大きな 影響 を 与え 、 特に 寒冷 地 において は 農業 や 交通 を 阻害 する 場合 も ある 。 この 分野 の 研究 を する 学問 に 地政学 が ある 。  国家 システム を 構成 する 人的 な 要素 として 国民 が ある 。 まず 人口 は その 国 の 国土 と 関係 し 、 軍事 ・ 経済 ・ 技術 など ほぼ 全て の 分野 において 影響 する 。 クラ イン に よる と 人口 規模 が 1500 万 人 以下 の 国 は 労働 力 人口 の 面 から 考え て 国力 に 劣り 、 大国 の 勢力 下 に 入ら ざる を 得 ない 。 また 歴史 的 に 人口 増減 は 国力 増減 と 相関 関係 に ある と 見 られ て いる 。 また 人口 規模 だけ で なく 人口 構成 も 大きな 問題 で あり 、 青年 ・ 壮年 の 比率 が 高けれ ば 就労 人口 も 多く 、 経済 規模 や 軍隊 規模 の 拡大 に 有利 で ある 。 ただし 量的 な 観点 だけ で なく 、 国民 の 質的 な 要素 も 大きく 、 教育 水準 が 高く なけれ ば 高度 に 近代 化 さ れ た 軍事 力 ・ 技術 力 ・ 経済 力 を 維持 する こと が でき ない 。 また 国民 性 や 民族 の 統一 性 という 要素 も 含ま れ て 考え られ なけれ ば いけ ない 。  軍事 力 は 現代 の 国際 システム において 唯一 の 力 で は なくなっ た ものの 、 軍事 力 は 国力 の 重大 な 柱 の 一つ で あり 続け て いる 。 軍事 力 を 主 に 構成 する 軍隊 の 戦闘 能力 は 兵員 数 、 兵器 の 性能 、 兵站 基盤 など の 量的 な 要素 と 、 軍事 戦略 、 部隊 編制 、 訓練 度 、 士気 、 リーダーシップ 、 情報 など の 質的 な 要素 を 総合 し て 考慮 し なけれ ば なら ない 。 クノール は 第 一 に 軍事 力 を 整備 さ れ た 軍隊 、 第 二 に 軍事 的 な 潜在 力 、 第 三 に 軍事 力 に対する 国民 的 な 性行 、 の 三つ から 構成 さ れる と し 、 第 一 と 第 二 の 要素 は 経済 力 と 関係 し て いる と 指摘 し た 。 （ 軍事 力 を 参照 ）  国力 として の 経済 力 と は 国家 の 経済 的 な 能力 または 国富 そのもの で あり 、 経済 戦 を 遂行 する 能力 として 考え られる 。 これ は 国内 総 生産 、 食糧 自給 、 労働 力 人口 など の 経済 基盤 に 基づい た 戦略 産業 の 構成 、 戦略 資源 の 分量 、 外貨 準備 、 自国 通貨 の 信頼 性 など から 構成 さ れる 。 経済 力 の 指標 として は GNP 、 GDP 、 エネルギー 生産 消費 量 、 国民 1 人 当たり の GNP 比率 など で 示さ れる が 、 これら 指標 が 高い 国 が 大国 で ある と は 限ら ず 、 資本 主義 経済 において は 民間 の 企業 によって 経済 活動 が 行わ れ て おり 、 政府 と は 直接的 な 関係 が ある わけ で は ない 。 また 国力 の 機能 の 一 側面 で ある 「 対立 的 関係 に おい て でも 自国 の 意思 を 実現 する 能力 」 を 考え た 場合 、 経済 力 は 国際 社会 に 影響 力 を 発揮 でき て も 実質 的 な 強制 力 が なく 、 危機 的 な 状況 や 戦時 において は 無力 化 さ れる 。 それ 故に 経済 大国 と は 真 の 意味 で 大国 で は ない 。 ただし 軍事 力 は 経済 基盤 の 上 に 成り立っ て いる ため 、 高度 な 経済 力 は 国力 の 育成 にとって 欠か せ ない 。  技術 力 は その 国 の 科学 技術 が もたらす 各種 能力 で あり 、 経済 発展 ・ 成長 に 大きく 影響 する 。 また 軍事 力 の 質 を 向上 さ せる ため に は 欠か せ ない 力 で ある 。 他国 を 圧倒 する 技術 力 は それ 自体 が 優位 と なり うる ため 、 科学 技術 を 海外 に 移転 する こと が 規制 さ れる こと も ある 。 例えば 冷戦 期 において アメリカ は 輸出 管理 法 第 五 条 及び 第 六 条 において 安全 保障 の 観点 から 技術 の 輸出 規制 を 設け た 。 国力 要素 として は 経済 力 の 一部 と 見る 場合 も ある が 、 その 独立 性 し た 性格 から 分離 し て 認識 さ れる 。 また 教育 は この 技術 力 を 維持 する ため に なく て は なら ない 要素 で ある と 考え られ て いる 。  国力 の 伝統 的 な 指標 として 、 ジョージタウン大学 の レイ・クライン 教授 は 国力 を 軍事 力 や 経済 力 など が 合理 的 に 組み 合わさっ た もの で ある として 、 各種 要素 を 数値 化 し 、 次 の よう な 方程式 を 考案 し た 。  また コックス と ジャコブソン は 国力 を GNP 、 1 人 当たり の GNP 、 人口 、 核 戦力 、 国際 的 威信 に 指標 化 し た 式 を 考案 し た 。  ただし 国力 は 多く の 質 的 要素 も 含ん で おり 、 加え て 国力 は 平時 と 戦時 において も 異なり 、 国際 法 による 軍事 力 行使 へ の 制限 強化 、 外交 交渉 技術 など の 流動的 な 要素 も あり 、 それら 全て が 数値 化 さ れ ない 限り 国力 の 客観 的 な 測定 は 不可能 で ある 。 その ため クライン の 方程式 を 見直し た 国力 概念 を 唱える もの も 多い 。 ただし ハンス ・ モーゲンソウ は 国力 評価 において 以下 の よう な 指摘 を し て いる 。 ( 1 ) 特定 の 国民 の 力 を 絶対 視 し て 相対 性 を 無視 する こと 。 ( 2 ) 過去 に 重大 な 役割 に あっ た 要素 を 永久 の もの で ある と 考え 、 その 変動 を 無視 する こと 。 ( 3 ) 特定 の 要員 を 決定的 な もの で ある と 考え 、 その他 の 要因 を 無視 する こと 。立憲 主義 （ り っけ ん し ゅぎ 、 ） と は 、 政府 の 統治 を 憲法 に 基づき 行う 原理 で 、 政府 の 権威 や 合法 性 が 憲法 の 制限 下 に 置か れ て いる こと に 依拠 する という 考え方 。 「 憲法 に 立脚 する 」 という 意味合い で ある 。 なお 、 立憲 主義 を 前提 と し た 民主 主義 を 立憲 民主 主義 と 呼ぶ 。  古典 的 立憲 主義 は 、 複雑 な 概念 で ある が 、 その 「 思想 」 は 、 人類 の 歴史 的 な 経験 に 根差し て いる 。 国家 の 統治 は 、 より 上位 の 法 に 従わ なけれ ば なら ない という 「 思想 」 の 起源 は 、 古代 ギリシア に 遡る こと が できる が 、 そこ で は 憲法 に 違反 する 統治 は 革命 によって 是正 さ れる もの と 考え られ て い た 。  古代 ギリシア に 始まり 、 古代 ローマ で 発展 を み た 自然 法 思想 は 、 「 近代 的 立憲 主義 」 の 本質 的 要素 を 準備 し た 。 ローマ の 法学 者 は 、 公法 と 私法 の 根本 的 な 区別 を 認め た  「 憲法 」 は 多義 的 な 概念 で ある 。 広義 で は 、 国家 の 組織 ・ 構造 に関する 定め や 政治 権力 の 在り方 など を 定め た 法 規範 という 意味 も ある 。 これ を 「 固有 の 意味 の 憲法 」 と いう 。 この 「 広義 の 憲法 」 に 対応 し て 、 国家 の 統治 を 憲法 に 基づき 規正 しよ う と する 原理 を 古典 的 立憲 主義 と いう 。 古典 的 立憲 主義 は 、 ヴェネツィア 共和 国 や グレートブリテン 及び アイルランド 連合 王国 に みる こと が できる 。 英国 法 で は 、 中世 における 、 多様 な 民族 による 分権 的 多層 的 な 身分 社会 を 前提 に 、 身分 的 社会 の 代表 で ある 議会 と 、 特権 的 身分 の 最たる もの で ある 国王 と の 緊張 関係 を 背景 として 、 王権 を 制限 し 、 中世 的 権利 の 保障 を 目的 と し た 古典 的 な 立憲 主義 が 成立 し た 。 そこ で は 、 立憲 主義 は 、 コモン・ロー と 呼ば れる 不文 の 慣習 に 基づき 権力 の 行使 を 行なわ せる 原理 として 理解 さ れ 、 「 国王 と いえ ども 神 と 法 の 下 に ある 」 という ヘンリー・ブラクトン の 法 諺 が 引用 さ れる の で ある 。 もっとも 、 そこ で は 、 そもそも 君主 と いえ ども 主権 と 呼べる ほど の 権力 を 有し て い なかっ た という 特殊 な 事情 は 看過 さ れ て は なら ない 。  17 世紀 に なる と フランス において 、 権力 が 王権 に 集中 する よう に なり 、 国王 に 対抗 する 中世 的 な 身分 的 団体 で ある 各種 ギルド が 君主 によって 解体 さ れ て いく 中 で 、 君主 は 法 の 拘束 から 解放 さ れ て いる と さ れ て 絶対 君主 制 が 確立 し 、 ローマ 教皇 の 権利 から の 対外 的 な 独立 性 と 同時に 、 国内 における 最高 性 を 示す もの として 君主 主権 の 概念 が 登場 する 。 主権 自体 多義 的 な 概念 な ので 注意 が 必要 で ある が 、 上記 の 意味 で の 主権 概念 の 成立 と 同時に 、 巨大 な 権力 で ある 国家 と 向き合い 対峙 する 、 社会 の 最小 単位 として の 個人 という 概念 が 成立 し た の で ある 。  近代 的 立憲 主義 は 、 この よう な 絶対 君主 の 有する 主権 を 制限 し 、 個人 の 権利 ・ 自由 を 保護 しよ う と する 動き の 中 で 生まれ た の で ある 。 そこ で は 、 憲法 は 、 権力 を 制限 し 、 国民 の 権利 ・ 自由 を 擁護 する こと を 目的 と する もの と さ れ 、 この よう な 内容 の 憲法 を 、 特に 立憲 的 意味 の 憲法 （ 近代 的 意味 の 憲法 ） と いう 。 憲法 学 における 立憲 主義 と は 、 近代 的 意味 の 憲法 に 従う こと 、 あるいは 「 憲法 」 に 則っ て 政治 権力 が 行使 さ れる べき で ある と する 考え方 、 あるいは そうした 考え方 に 従っ た 政治 制度 の こと を 指す 。 フランス 人権 宣言 16 条 に は 「 権利 の 保障 が 確保 さ れ ず 、 権力 の 分立 が 規定 さ れ ない すべて の 社会 は 、 憲法 を もつ もの で ない 」 と ある 。 （ アンシャンレジーム から の 解放 として の ） 個人 の 人権 の 保障 、 および 権力 分立 は 、 その 重要 な 要素 で ある 。  フランス で は 、 1789 年 フランス 革命 が 起こり 、 その後 成立 し た 1791 年 憲法 は 、 国民 主権 の 原理 を 宣明 する とともに 、 国王 を 国家 第 一 の 公務員 に すぎ ない と 定め た 。 ここ で の 国民 は 、 抽象 的 な 全体 を 示す ナシオン で ある と さ れ 、 個々 の 市民 の 総体 で ある プープル と 厳密 に 区別 さ れ て い た 。 しかし 、 1792 年 、 立憲 君主 派 の 擁護 も むなしく 、 時 の 国王 ルイ 16 世 が その 浅はか な 行動 により ギロチン に かけ られる こと に なり 、 この こと が 英国 を 始め 諸 外国 の 反発 を 招き 、 フランス 包囲 網 へ と 発展 する 。 この よう な 国際 状況 下 、 フランス は 、 帝政 を 経験 し 、 政治 的 な 混乱 を 極める 中 で 、 共和 制 へ 移行 し て いく 。 その 過程 で 、 ナシオン 主権 論 を とる か 、 それとも プープル 主権 論 を とる か が 、 統治 構造 の あり方 を 変える もの として 議論 さ れる よう に なっ た の で ある 。  他方 、 英国 で は 、 16 世紀 から 王権 神授 説 に 基づく 国王 主権 が 主張 さ れる よう に なっ て いっ た が 、 マグナ・カルタ 以来 の 中世 的 伝統 を 受け て 、 これ に 対抗 する か の よう に 法 の 支配 の 概念 が 16 世紀 から 17 世紀 にかけて 確立 さ れ て いっ た 。 その 影響 の 下 、 1688 年 名誉 革命 を 経 て 、 1714 年 ジョージ 1 世 の 治世 に 立憲 君主 制 が 確立 する 。 そこ で は 、 フランス と は 対極 的 に 長い 歴史 を 経 て 穏健 な 形 で 君主 の 権力 を 制限 する こと が でき た こと から 、 国民 主権 の 概念 を とる 必要 も なく 、 むしろ 貴族 院 と 庶民 院 という 議会 内部 で の 権力 の 抑制 が 重視 さ れる こと に なっ て 、 議会 主権 の 原則 が 確立 さ れ た の で ある 。  もっとも 、 ここ で 看過 し て は なら ない の は 、 英国 で の 近代 的 立憲 主義 の 確立 が マグナ・カルタ や アーブロース 宣言 に み られる よう な 一見 中世 的 な 古典 的 立憲 主義 の 復活 という 形 を とり ながら も 、 実際 に は ロック の 社会 契約 説 、 抵抗 権 に 支え られ た 信託 に 基づく 人民 主権 論 という 近代 的 な 思想 に 支え られ て い た こと で ある 。  その後 、 バージニア で は 1776 年 、 ロック の 人民 主権 論 を 背景 に 、 憎む べき 耐え難い 専政 を 布い た ジョージ 3 世 を 告発 し 、 この よう な 契約 違反 を 理由 に 信託 に 基づく 国王 の 主権 を 人民 の 元 へ 取り戻す という 形 で 、 人民 主権 論 を とる バージニア 憲法 が 成立 し 、 これ を 受け て 、 アメリカ合衆国 で は 、 「 法 の 支配 」 を 実際 の 明文 憲法 の 起草 にあたって 根幹 に 据え た アメリカ合衆国 憲法 が 1788 年 に 成立 する の で ある 。  もっとも 、 アメリカ 法 で は 、 法 の 支配 の 伝統 に 基づき 、 フランス における 主権 者 の 一般 意志 の 表明 による 法律 の 至高 性 といった ルソー 的 な 人民 主権 論 は 忌避 さ れ て おり 、 かかる フランス 流 の ルソー・ジャコバン 型 国家 観 と 対極 的 な 、 多数 の 私的 な 団体 が 混在 する 多層 的 な 多元的 社会 を 背景 と し た 市民 社会 主導 型 の トクヴィル・アメリカ 型 国家 観 が 存在 する と の 指摘 が ある 。  フランス 革命 、 名誉 革命 という 立憲 主義 の 波 の 中 、 フランス と 英国 から 国際 的 圧力 を 受け て い た 資本 主義 後進 国 の プロイセン ＝ ドイツ で も 、 人権 ・ 自由 の 保障 を 求める 三月 革命 が 起る が 、 前期 的 資本 を 上 から の 革命 によって 産業 資本 へ 転化 さ せよ う と する 流れ によって 、 三月 革命 は 頓挫 を 余儀なく さ れ 、 1871 年 ビスマルク 憲法 ( ドイツ 帝国 憲法 ) によって 立憲 君主 国 として ドイツ の 統一 が 実現 し 、 ドイツ 帝国 が 成立 する 。 日本 で も 、 ドイツ と 同じ 流れ の 中 で 、 明治維新 が 起こり 、 1889 年 大日本帝国 憲法 が 成立 する が 、 ドイツ 帝国 憲法 と 大日本帝国 憲法 は 、 いずれ も 旧 体制 の 機構 の 温存 こそ が 目的 で あっ て 、 人権 や 自由 の 保障 を 目的 と する もの で は なく 、 そこ で の 権利 は 恩典 的 な 性質 の もの と さ れ た こと から 、 外見 的 立憲 主義 による 憲法 と 呼ば れる こと に なる 。  この うち 、 ドイツ で は 実際 に も 親政 が 行わ れ 、 伝統 的 な 支配 体制 が ある程度 機能 し て い た 。 他方 、 日本 で は 天皇 大権 は 当初 から 有名 無実 で あり 、 憲法 の 規定 と 政治 の 実態 が はなはだしく 乖離 し て い た 。 美濃部 達吉 ら 「 立憲 学派 」 は 、 国家 法人 説 ・ 天皇 機関 説 に 基づき 、 憲法 による 天皇 大権 の 制限 を 主張 し た が 、 その 矛盾 が 天皇 機関 説 事件 や 統帥 権 干犯 問題 として 噴出 する こと に なる 。  立憲 主義 は 、 以下 の よう な 内容 を 持つ 。 第 1 は 、 憲法 によって 国家 権力 が 制限 さ れ なけれ ば なら ない という 点 で ある 。 第 2 は 、 その 制限 が 様々 な 政治 的 ・ 司法 的 手段 によって 実効 性 の ある 一群 の より 上位 の 法 に 盛り込ま れ て い なけれ ば なら ない という 点 で ある 。  この 点 で 、 規範 的 憲法 と 名目 的 憲法 が 区別 さ れ 、 いわゆる 「 スターリン 憲法 」 、 1954 年 の 中華人民共和国 憲法 は 、 名 目的 憲法 で ある と さ れる 。 例えば 、 スターリン 憲法 第 125 条 で は 、 名 目的 に は 立憲 主義 の 伝統 に 従い つつ 、 「 言論 の 自由 を 保障 する 」 と の 規定 を 置き つつ も 、 「 ただし 、 働く 人民 の 利益 に 合致 し 、 社会 主義 制度 の 強化 を 目的 と する 限り において 」 と の 規程 が 置か れ て おり 、 憲法 によって 国家 権力 が 制限 さ れ て い ない 。 また 、 実際 に 、 国家 権力 によって 個人 の 権利 が 侵害 さ れ た 場合 の 実効 性 の ある 救済 手段 が 確保 さ れ て い なかっ た の で ある 。  国家 緊急 権 と は 、 緊急 事態 において 国家 が 平常 時 と は 異なる 権力 行使 を 行う 権限 の こと で あり 、 とくに 憲法 上 の 緊急 措置 によって さえ 解決 さ れ え ない 緊急 事態 が 発生 し た 場合 に 、 憲法 の 規定 を 超え た 国家 緊急 権 の 発動 が 認め られる か 否 か は この 議論 の 焦点 の 一つ で ある 。 国家 緊急 権 は 英 米 法 において は 古く から コモン・ロー として マーシャル ・ ロー の 法理 が 認め られ て おり 、 また 大陸 法 系 諸国 において も フランス 1814 年 憲章 第 14 条 において 「 （ 国王 は ） 法律 の 執行 及び 国家 の 安全 の ため に 、 必要 な 規則 又は 命令 を 発する 」 と 規定 し 、 のち イギリス の マーシャル ・ ロー を 継受 し 合 囲状態 （ l ' etat   de   siege ） として 制度 化 し た 経緯 が ある 。 ドイツ で は 19 世紀 半ば から 20 世紀 始め にかけ さかん に 論じ られ た 。 近代 立憲 主義 は 、 国家 権力 を 憲法 の 拘束 の 下 に 置く こと を 目的 と する ため 、 この よう な 権力 行使 は 立憲 主義 の 下 で は 容易 に 認め がたい ため 、 非常 事態 における 緊急 措置 について 予め できる かぎり 立法 化 する こと が 求め られ 、 各国 において 緊急 事態 法制 の 発達 を み て いる 。  以上 の よう に 、 近代 的 立憲 主義 は 、 法 による 権力 の 拘束 を 内容 と する 消極 国家 観 を 基 に 、 フランス 、 イギリス 、 合衆国 において 成立 し 、 19 世紀 に 至って 確立 さ れ た 原理 で ある 。 ところが 、 2 度 の 世界 大戦 と 世界 恐慌 を 経 た 現在 、 各種 財政 出動 等 国家 権力 による 介入 の 要請 が 強まり 、 「 消極 国家 から 積極 国家 へ 」 と の 標語 の 下 に 、 近代 的 立憲 主義 は 現代 的 な 変容 を 余儀なく さ れ て いる 。 もっとも 、 近代 的 立憲 主義 が 確立 し た 各国 で は 、 あくまで 近代 の 理念 を 生かす 限り で の 現代 的 理念 が 追求 さ れる 傾向 が 強い の に対し 、 外見 的 立憲 主義 が 成立 し た に すぎ ない ドイツ 、 特に 日本 で は 、 近代 の 超克 ない し 否定 といった 形 で 現代 的 理念 が 唱道 さ れ 、 個人 という 概念 の アナクロニズム 性 や 古来 の 慣習 や 道徳 の 復権 が 強調 さ れる 傾向 が ある と の 指摘 が なさ れ て いる 。  近代 憲法 は 国家 権力 を 制限 し 憲法 の 枠 に はめ込む こと によって 権力 の 濫用 を 防ぎ 人権 （ 特に 自由 権 ） を 保証 する こと を 目的 と し て いる 。 その ため 国民 の 義務 に関する 規程 は 憲法 の 中 に 重要 な 地位 を 与え られ て い ない 。 近代 憲法 として 最初 期 に 成立 し た アメリカ合衆国 憲法 や フランス 共和 国 憲法 に は 国民 あるいは 人民 一般 に対する 明確 な 義務 規定 は 置か れ なかっ た 。 一方 で 武力 を 維持 する ため 、 あるいは 行政 の 諸 費用 を 支弁 する ため の 租税 を 維持 する ため の 規程 は 存在 し て おり （ フランス 人権 宣言 13 条 、 アメリカ合衆国 連邦 憲法 1 条 8 節 1 項 ） 、 宮沢 に よれ ば 「 当時 の 人間 は 、 義務 は 十 二 分 に しょわ さ れ て い た の で あり 、 あらためて それ を 宣言 する 必要 は 少し も なかっ た 」 ため で ある 。  アメリカ や フランス に 遅れ て 成文 憲法 を 制定 し た 国々 の 憲法 に は 、 義務 に関する 規定 が 見 られる よう に なる 。 フランクフルト 憲法 や プロイセン 憲法 、 大日本帝国 憲法 など で ある 。  20 世紀 以降 は 所有 権 は 義務 を ともなう という 考え が 採用 さ れ た 。 「 所有 権 は 義務 を ともなう 」 という 条文 が ある ヴァイマル 憲法 は 従来 の 憲法 に 比べ て 極めて 多く の 義務 を 規定 し て おり 、 兵役 の 義務 （ 133 条 2 項 ） 、 納税 の 義務 （ 134 条 ） 、 教育 の 義務 （ 120 条 ） 、 就学 の 義務 （ 145 条 ） 、 名誉 職 の 仕事 を 引き受ける 義務 （ 132 条 ） 、 公 の 役務 に 服する 義務 （ 133 条 1 項 ） 、 土地 所有 者 の 耕作 ・ 利用 の 義務 （ 155 条 3 項 ） など が 規定 さ れ た 。  1948 年 イタリア 憲法 で も 教育 の 義務 （ 30 条 ･ 34 条 ） 、 祖国 防衛 と 兵役 の 義務 （ 52 条 ） 、 納税 の 義務 （ 53 条 ） 、 憲法 法律 遵守 義務 （ 54 条 ） が 定め られ た 。 また ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 において も 子供 の 保護 ・ 教育 の 義務 （ 6 条 二 項 ） 、 兵役 および 良心 的 兵役 拒否 者 に対する 代役 の 義務 、 国民 の 憲法 擁護 義務 （ 5 条 3 項 、 33 条 4 項 ） が 規定 さ れ て おり 、 人権 と 民主 主義 を 絶対 保障 し た 憲法 体制 を 破壊 しよ う と する 者 は 処罰 さ れる 。 ながらく 義務 規定 を 置か なかっ た フランス 憲法 に も 現在 で は 憲法 的 効力 を 認め られ た 文書 の なか に 義務 規定 が 存在 する （ 1958 年 第 五 共和 制 憲法 前文 ） 。 日本国 憲法 や 中華人民共和国 憲法 、 大韓民国 憲法 、 1993 年 ロシア 連邦 憲法 、 1949 年 インド 憲法 など において も 憲法 における 義務 規定 は 存在 し て いる 。 19 世紀 的 義務 が 変わら ず 科せ られ て いる 一方 で 、 勤労 の 義務 や 環境 に関する 義務 など 20 世紀 に なっ て 新た に 導入 さ れ た 義務 規定 が 登場 する など 、 多様 化 し て いる 。  権利 と 義務 と の 関係 から 憲法 に 人民 の 義務 について 記述 す べき だ と の 主張 が あり 、 「 教育 を 受け させる 義務 」 や 納税 の 義務 、 あるいは その 対等 物 として 参政 権 を 保障 す べき だ と の 主張 が ある 。  国民 の 憲法 上 の 義務 について は 多く の 議論 が なさ れ て いる に対して 、 外国 人 の 当該 法 適用 領域 における 憲法 上 の 義務 に関する 議論 は ほとんど なさ れ て い ない の が 現状 で ある 。 藤本 に よれ ば 憲法 上 の 外国 人 の 義務 を 解 する に は 憲法 上 に 保障 さ れる 権利 と 対等 で ある 必要 は なく 、 条約 および 慣習 により 流動的 に 調整 すれ ば よい と する 。  すなわち 、 憲法 に は 人権 規定 のみ なら ず 義務 の 規定 も 置か れる の が 通常 で あり 19 世紀 型 憲法 から 20 世紀 的 憲法 に 移行 する につれ その 数 も 増え 内容 も 多様 化 し て いる と は いえ 、 憲法 上 の 義務 は 人権 と 異なり すべて 後 国家 的 な もの で あり 憲法 で 具体 的 な 内容 を 定める として も おのずから 限界 が ある 。 それ ゆえ 人権 を 制限 する 可能 性 の ある 憲法 上 の 義務 は なるべく 限定 的 に 解し 、 明示 さ れ て い ない 義務 は 法律 レベル で 対処 す べき と する 。上告 （ じ ょうこく ） と は 、 民事 訴訟 ・ 刑事 訴訟 の 裁判 過程 における 上訴 の 一つ 。 日本 において 、 ( 1 ) 第 二 審 の 終局 判決 若しくは 高等 裁判所 が 第 一 審 と し て い た 終局 判決 （ 原 判決 ） に対して 不服 が ある とき 又は ( 2 ) 飛越 上告 の 合意 が ある 場合 において 第 一 審 の し た 終局 判決 に対して 不服 が ある とき に 、 上級 の 裁判所 に対し 、 原 判決 の 取消し 又は 変更 を 求める 申 立て を いう 。  上告 審 と なる 裁判所 は 、 原則 として 最高 裁判所 で ある が 、 民事 訴訟 において 第 一 審 の 裁判所 が 簡易 裁判所 の 場合 、 高等 裁判所 が 審理 を 行う 。  上告 理由 は 控訴 理由 と 比べ 限定 さ れ て おり 、 刑事 訴訟 法 ・ 民事 訴訟 法 によって それぞれ 以下 の 場合 に 限ら れ て いる 。  以上 の よう に 上告 理由 が 限ら れ て いる ため 、 上告 審 で は 「 上告 理由 に 当たら ない 」 として 上告 が 棄却 さ れる 場合 が 多い 。  民事 で 、 上告 す べき 裁判所 が 最高 裁判所 で ある 場合 は 、 上告 理由 が なく て も 、 上告 受理 の 申 立て を する こと が できる 。 判例 違反 や その他 の 法令 の 解釈 に関する 重要 な 事項 を 含む もの と 認め られる 事件 について は 、 最高裁 は 、 上告 審 として 事件 を 受理 する こと が でき 、 その 場合 に は 上告 が あっ た もの と みなさ れる （ ） 。  また 、 刑事 で は 、 上告 理由 が なく て も 、 法令 の 解釈 に関する 重要 な 事項 を 含む もの と 認め られる 事件 について は 、 上訴 権 者 の 申 立て により 、 自ら 上告 審 として その 事件 を 受理 する こと が できる （ 刑訴法 406 条 、 刑訴 規則 257 条 ～ 264 条 ） 。  この ほか 、 民事 訴訟 で は 特別 上告 （ とくべつ じ ょうこく ） 、 刑事 訴訟 で は 非常 上告 （ ひじ ょうじょうこく ） という 例外 的 な 上告 が ある 。  上告 審 の 法的 性格 は 法律 審 で あり 、 原則 として 上告 審 で は 原 判決 に 憲法 違反 や 法律 解釈 の 誤り が ある か を 中心 に 審理 さ れる 。 原則 として 上告 審 は 、 下級 審 の 行っ た 事実 認定 に 拘束 さ れる が （ 1 項 ） 、 民事 訴訟 において は 事実 認定 に 経験 則 違反 が ある 場合 、 事実 認定 の 理由 に 食違い （ 矛盾 ） が ある 場合 に は 原 判決 を 破棄 する こと が ある 。 刑事 訴訟 において も 、 判決 に 影響 を 及ぼす べき 重大 な 事実 の 誤認 が あっ て 原 判決 を 破棄 し なけれ ば 著しく 正義 に 反する と 認める とき に は 、 原 判決 を 破棄 する こと が できる 。  上告 審 が 法律 審 で ある と の 性格 から 、 原則 として 証拠 調べ を 行う こと は ない 。  この こと も あり 、 上告 を 棄却 する とき は 、 口頭 弁論 を 経る 必要 は ない と さ れ て おり （ 、 刑訴法 408 条 ） 、 実際 に 上告 審 で 弁論 が 行わ れる こと は ほとんど なく 、 書面 で の 審理 に 限ら れる の が 普通 で ある 。 これ に対し 、 原 判決 を 変更 する 場合 に は 、 被 上告 人 に も 反論 の 機会 を 与える 必要 が ある から 、 口頭 弁論 を 開催 する 必要 が ある （ 1 項 本文 、 刑訴法 43 条 1 項 ） 。 その ため 、 上告 審 で 口頭 弁論 が 開か れる という こと は 、 原 判決 を 何らかの 形 で 見直す こと を 事実 上 意味 する と いえる 。 ただ 、 死刑 判決 に対する 上告 事件 と 大 法廷 の 審理 は 原則 として 公判 ないし 口頭 弁論 が 開か れる 慣行 が あり 、 公判 ないし 口頭 弁論 が 開か れ た から と いっ て 原 判決 が 見直さ れる と は 限ら ない 。 なお 、 上告 審 で 死刑 判決 が 破棄 さ れ た の は 2009 年 9 月 時点 で 12 例 （ 11 件 ・ 16 人 ） だけ で ある 。 例外 として 1992 年 10 月 20 日 に 発生 し た 国立 市 主婦 強盗 殺人 事件 （ 第 一 審 は 死刑 判決 も 控訴 審 で 破棄 さ れ 無期 懲役 に 減 軽 ） で は 無期 懲役 判決 の 上告 に対し 1999 年 に 最高裁 小 法廷 で 口頭 弁論 が 開か れる も 、 上告 を 棄却 し て 無期 懲役 を 確定 し た 事例 も ある 。  なお 、 原 判決 の 基本 と なる 口頭 弁論 に 関与 し て い ない 裁判官 が 判決 書 に 署名 押印 し て いる こと を 理由 として 原 判決 を 破棄 し 、 高等 裁判所 に 事件 を 差し戻す 場合 に は 、 口頭 弁論 を 開催 し なく て も よい という 判例 が ある （ 最高裁 平成 19 年 1 月 16 日 判決 ） 。  民事 訴訟 において 、 上告 が 不 適法 で ある 場合 に は 決定 で 上告 を 却下 する こと が できる （ 1 項 ） 。 上告 理由 が 、 上告 が 許さ れる 事由 に 明らか に 該当 し ない 場合 は 決定 で 上告 を 棄却 する こと が できる （ 同 条 2 項 ） 。 上告 に 理由 が ない 場合 に は 判決 で 上告 を 棄却 する （ ） 。  最高 裁判所 が 上告 審 の 場合 について は 、 最高裁 判 1999 年 3 月 9 日 第 三 小 法廷 決定 に よる と 、 上告 の 理由 が 明らか に 民事 訴訟 法 312 条 1 項 及び 2 項 に 規定 する 事由 に 該当 し ない こと が 明らか な （ 最高 裁判所 へ の ） 上告 で あっ て も 、 「 上告 裁判所 で ある 最高 裁判所 が 決定 で 棄却 する こと が できる に とどまり （ 民事 訴訟 法 317 条 2 項 ） 、 原 裁判所 又は 上告 裁判所 が 民事 訴訟 法 316 条 1 項 又は 317 条 1 項 によって 却下 する こと は でき ない 」 。  刑事 訴訟 において は 上告 が 不 適法 で ある 場合 に は 決定 で 上告 を 棄却 する （ 刑事 訴訟 法 414 条 、 385 条 、 395 条 ） 。 上告 に 理由 が ない 場合 に は 判決 で 上告 を 棄却 する （ 刑事 訴訟 法 408 条 ） 。  上告 が 却下 又は 棄却 さ れ た 場合 に は 、 原 判決 が 確定 する 。  上告 に 理由 が ある 場合 又は 最高 裁判所 の 職権 調査 で 原 判決 を 維持 でき ない こと が 判明 し た 場合 に は 、 原 判決 を 破棄 する 。 法律 審 として の 建前 から は 、 原 判決 を 破棄 する 場合 、 原 裁判所 （ 控訴 審 が 行なわ れ た 裁判所 。 高等 裁判所 が 第 一 審 の 場合 に は その 高等 裁判所 ） に 差し戻し て 審理 さ せる こと が 普通 で ある （ 。 刑事 訴訟 法 413 条 本文 ） 。 この こと を 破棄 差戻し と いう 。 これ は 、 民事 事件 の 上告 審 で は 法律 審 で ある ため 事実 調べ が でき ず 、 刑事 事件 で も 事実 認定 が 不十分 な 場合 は 事実 審 で ある 下級 審 で 再度 必要 な 審理 を さ せる 必要 が ある から で ある 。 これ に対して 、 判決 を 確定 さ せ ない こと によって 、 当事者 の 双方 に 主張 を 述べ させる 機会 を 与える ため で ある 、 あるいは 、 上告 審 は 書面 審理 が 原則 の ため 、 書面 審理 のみ で 判決 を 確定 さ せる の は 問題 が ある ため で ある という 見解 も ある 。 差戻し 後 の 判決 に さらに 上告 する こと も 可能 で あり 、 上告 → 差戻し → 上告 → 差戻し 、 と 繰り返し 、 裁判 が 長期 化 し た 例 も ある 。  また 、 管轄 違い 等 により 原 判決 を 取り消し 、 原審 と は 別 の 裁判所 に 移送 する こと （ 民事 訴訟 法 第 325 条 第 2 項 、 刑事 訴訟 法 第 412 - 413 条 ） を 破棄 移送 と いう 。  原 裁判所 に 差し戻さ ず 、 原 判決 を 破棄 し て 最高 裁判所 が 自ら 判決 し 、 上告 審 で 判決 を 確定 さ せる こと を 破棄 自 判 と いう 。 これ は 、  など に 行わ れる こと が ある （ 、 刑事 訴訟 法 413 条 ただし 書 ） 。  過去 に 最高裁 が 死刑 判決 を 求め た 上告 を 認容 し て 原 判決 を 破棄 に し た 例 は 3 例 （ 永山 則夫 連続 射殺 事件 ・ 福山 市 女性 強盗 殺人 事件 ・ 光 市 母子 殺害 事件 ） ある が 、 全て 控訴 審 の 無期 懲役 判決 を 破棄 差し戻し と し て おり 、 その後 いずれ も 差し戻し 控訴 審 で 下さ れ た 死刑 判決 が 第 二 次 上告 審 で 確定 し て いる 。三 審 制 （ さんし ん せい ） と は 、 裁判 において 確定 まで に 上訴 する こと が できる 裁判所 が 2 階層 あっ て 、 裁判 の 当事者 が 希望 する 場合 、 合計 3 回 まで の 審理 を 受ける こと が できる 制度 を いう 。  国民 の 基本 的 人権 の 保持 を 目的 と する 裁判所 で 、 慎重 ・ 公正 な 判断 を する こと が 目的 で ある 。 慎重 な 審理 と の 関係 で 三 審 制 の 3 段階 という 階層 は 必然 的 な もの で は ない が 、 三 審 制 を 採用 し て いる 国 が 多い 。 一部 の 案件 や 軍法 会議 など の 例外 も ある 。  日本 の 裁判所 において は 、 通常 の 案件 で は 三 審 制 が 採用 さ れ て いる 。 第 一 審 の 判決 に 不服 で 第 二 審 の 裁判 を 求める こと を 控訴 、 第 二 審 の 判決 に 不服 で 第 三 審 の 裁判 を 求める こと を 上告 と いう 。  しかし 、 上告 できる 理由 は 著しく 限定 さ れ て おり 、 必ずしも 同じ 議論 を 三 度 繰り返す こと が できる わけ で は ない 。 実務 的 に は 、 法律 に 定める 上告 理由 に 該当 する として 最高 裁判所 に 上告 を 行う こと に なる が 、 そもそも 定員 わずか 15 名 の 最高 裁判所 裁判官 が 膨大 な 数 の 上告 事件 を 全て 審理 する こと は 不可能 で あり 、 最高 裁判所 は ごく 一部 の 例外 を 除い て 上告 の ほとんど を 「 上告 理由 に あたら ない 」 として 棄却 し て しまう ため 、 日本 の 司法 は 事実 上 は 二 審 制 に 等しい と 批判 さ れ て いる 。  ちなみに 法律 で は 、 第 一 審 の 判決 において 裁判 を 構成 する の に 重大 な 錯誤 が ある 場合 に は 、 第 一 審 を 行っ た 原 裁判所 に 再審 を 求める こと が でき 、 再審 において 却下 や 棄却 が なさ れ た 場合 に は 上級 審 に 即時 抗告 する こと が できる と 定め られ て いる 。 しかし 、 日本 の 裁判所 が 実際 に 再審 請求 を 受理 する こと は 極めて 稀 で あり 、 日本 の 再審 制度 は 俗 に 「 開か ず の 扉 」 と 表現 さ れ て いる 。  日本国 憲法 第 76 条 で は 、 最高 裁判所 に 加え て 下級 裁判所 の 存在 を 規定 し て いる こと から 、 少なくとも 二 階層 の 審 級 制 を とる こと が 求め られ て いる と 解釈 さ れる が 、 三 審 制 そのもの を 憲法 上 で 保障 し て いる わけ で は なく 、 一部 に は 高等 裁判所 を 第 一 審 と する 二 審 制 の 案件 も 存在 し 、 また 簡易 裁判所 を 第 一 審 と し た 場合 の 四 審 制 の 案件 も 存在 する 。  裁判官 が 裁量 権 の 全権 を 持っ て いる 場合  証拠 調べ の 必要 性 が ない として し た 文書 提出 命令 申立 棄却 決定 の 場合  裁判所 は 、 たとえ 文書 提出 義務 （ ） の ある 証拠 に関する 申 立て で あっ て も 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として 申 立て を 棄却 する こと が できる 。 さらに 最高 裁判所 は 2000 年 、 証拠 調べ の 必要 性 が ない こと を 理由 として し た 棄却 決定 に対する 抗告 を 認め ない こと を 判例 の 傍 論 として 示し た 。 これ 以降 は 判例 のみ を 見 て も 、 「 証拠 調べ の 必要 性 が ない 」 として 抗告 を 認め なかっ た 事例 は 複数 存在 する 。商 経学 部 （ し ょうけいがくぶ 、 英 称 :   "   "） は 、 商学 、 経営 学 、 経済 学 、 会計 学 および 産業 学 、 貿易 学 を 中心 として 学ぶ 大学 の 学部 で ある 。  いくつ か の 大学 が 旧制 大学 時代 に 商 経学 部 を 置い て い た 。 また 、 1947 年 （ 昭和 22 年 ） に 学校 教育 法 （ 昭和 22 年 法律 第 26 号 ） が 施行 さ れ て 新制 大学 の 制度 が できる と 、 いくつ か の 既存 の 教育 施設 は 、 これ まで の 組織 を 改組 し て 、 商 経学 部 を 置く よう に なっ た 。  日本 において 、 高度 経済 成長 の 前後 に 、 社会 的 な 学問 分野 が 体系 的 に 整理 さ れ て いく と 、 商 経学 部 は 、 経済学部 、 経営 学部 、 商学部 など に 分割 さ れ て いき 、 その 中 で 千葉商科大学 の 商 経学 部 が 、 日本 で 唯一 の 商 経学 部 と なる 。  なし  合併 元 の 神戸商科大学 は 、 兵庫 県内 の 公立 の 高等 商業 学校 として 開校 し た 、 兵庫 県立 神戸 高等 商業 学校 に 前身 を 持っ て いる 。 兵庫 県立 神戸 高等 商業 学校 は 、 1948 年 （ 昭和 23 年 ） に 新制 大学 で ある 神戸商科大学 に 改組 さ れ 、 商 経学 部 のみ を 置く 単科大学 と なっ た 。  旧制 大学 時代 の 官 公立大 学 、 新制 大学 時代 （ 現代 ） の 国公立 大学 の 中 で 商 経学 部 が 置か れ た の は 、 神戸商科大学 のみ で あり 、 「 商 経学 部 」 として は 、 比較的 知名度 が あっ た 。 1948 年 （ 昭和 23 年 ） 当初 は 、 学部 内 に 経済 学科 と 経営 学科 を 置き 、 1963 年 （ 昭和 38 年 ） に 管理 科学 科 を 開設 し た 。  神戸商科大学 は 、 2004 年 （ 平成 16 年 ） に 、 共に 設置 者 が 兵庫 県 で ある 姫路工業大学 、 兵庫 県立 看護 大学 と 合併 し て 兵庫 県立 大学 と なっ た 。 商 経学 部 は 、 改組 さ れ て 経済学部 （ 国際 経済 学科 、 応用 経済 学科 ） と 経営 学部 （ 組織 経営 学科 、 事業 創造 学科 ） へ と 移行 し た 。  2019 年度 、 兵庫 県立 大学 は 経済学部 と 経営 学部 を 国際 商 経学 部 へ 改組 する 予定 。神権 政治 （ しん けんせい じ 、 ，   シオクラシー ） または 神政 政治 、 神聖 政治 （ しん せいせい じ ） と は 、 国家 の 政体 の 1 種 で 、 特定 宗教 を 統括 する 組織 と 、 国家 を 統治 する 機構 が 実体 的 に 同等 な 場合 で ある 。 対比 概念 は 世俗 主義 で ある 。 ウェブスター 辞典 は 「 神 の 直接 の 導き による 、 または 神 に 導か れ た と 看做さ れ た 高官 による 国家 の 統治 」 と 定義 し て いる 。  語源 は 、 古典 ギリシア 語 で 「 神 」 を 意味 する 、 theos   ()   と 、 「 支配 する 」 という 意味 の 動詞   kratein   ()   から 派生 し た 名詞   kratia   ()   と の 合成 語 で 、 「 theokratia   ( テオクラティア )   」 と は 文字通り に は 「 神 による 支配 」 で ある 。 フラウィウス・ヨセフス が 初めて 用い た と さ れる 。無 政府 状態 （ むせ いふ じょうたい 、 ） は 、 国家 など の 社会 集団 において 支配 や 統制 が 無い 状態 。 この 用語 は 当初 は 指導 者 不在 の 意味 で 使用 さ れ た が 、 1840 年 に ピエール・ジョゼフ・プルードン が 新しい 政治 思想 で ある アナキズム （ 無 政府 主義 ） の 用語 として も 使用 し た 。   の 語源 は 古代 ギリシア 語 の 「 」 で 、 「 支配 する 者 の ない 」 を 意味 する 。 この 語 は 、 無秩序 な 無 政府 状態 と の 否定 的 な 意味 で も 、 既成 の 権威 を 否定 し て 調和 的 社会 結合 を 目指す という 積極 的 な 意味 で も 使用 さ れ て いる 。  無 政府 状態 は 、 革命 、 内戦 、 戦争 など によって 既存 の 行政 機関 が 崩壊 し 、 新た な 行政 機関 が 樹立 さ れ ない 場合 に 生じる こと が 多い （ 現在 の 日本 領内 で 起き た 事例 として は 、 八重山 自治 会 が 挙げ られる ） 。 旧 行政 機関 の 支配 地域 全体 にわたって 無 政府 状態 が 生じる こと も あれ ば 、 行政 機関 の 支配 が 及ば ない 一部 の 地域 のみ が 無 政府 状態 と なる こと も ある 。 地震 など 大 災害 によって 行政 機関 が 一時 的 に 壊滅 状態 に 至っ た 際 に 、 局地 的 に 無 政府 状態 に 陥る 事 も ある （ 例 ： ハイチ 大 地震 ） 。 歴史 的 に 有名 な 無 政府 状態 の 例 として は 17 世紀 の イングランド 内 戦時 の イングランド 、 フランス 革命 時 の フランス 、 1930 年代 の スペイン 内 戦時 の スペイン 、 1991 年 頃 以降 の ソマリア （ ソマリア 内戦 ） 等 が あげ られる 。  17 世紀 - 18 世紀 の 市民 革命 期 に は 、 政治 体 の 発展 過程 を 理論 付ける ため に 、 人間 の 自然 状態 について の 考察 が 盛ん に 行わ れ た 。 トマス・ホッブズ は 『 リヴァイアサン 』 において 人間 の 自然 状態 を 「 万 人 の 万 人 による 闘争 」 で ある と 説い た 。 これ は あくまでも 理論 的 な 考察 に すぎ ない が 、 政府 が ない 状態 において は 社会 秩序 が 保た れ ない という 意味 で 人間 の 自然 状態 を 無 政府 状態 と 位置づける もの で ある と いえる 。  哲学 者 の イマヌエル・カント は 統治 状態 を 4 つ に 分類 し た 。戦略 （ せん りゃく 、 ） は 、 一般 的 に は 特定 の 目的 を 達成 する ため に 、 長期 的 視野 と 複合 思考 で 力 や 資源 を 総合 的 に 運用 する 技術 ・ 応用 科学 で ある 。  英語 の strategy と は 「 特定 の 目的 に対する 枠組み や 方向 性 」 を 指す ので 、 厳密 な 訳 は 「 方策 」 が 正しい 。 「 戦争 における 術 や 策 を 指す 」 戦略 の 厳密 な 英語 の 訳 は 「 military   strategy 」 と なり 、 日本語 の 戦略 が 含意 する 攻撃 ・ 攻略 対象 など の 敵対 者 の 存在 は 前提 と は なっ て い ない 。 strategy で 前提 と なっ て いる の は あくまでも 目的 の 存在 で ある 。 ただし 過去 に この 分野 の 研究 において 軍事 戦略 が 大いに 影響 を 与え た こと は 否定 でき ない 。 近年 に 発展 し た 経営 学 において 、 単なる 策   ( tactics )   や 現場 の ノウハウ （ 術 ） を 統括 する もの として 方策   ( strategy )   が 重視 さ れ て いる 。 ただし 最近 は その 方策 の 上位 の 存在 として 、 企業 の 経営 哲学   ( doctrine ,   philosophy )   が 注目 さ れ て いる 。 軍事 学 において は 戦闘 教義 に あたる 。  戦略 は 特定 の 目的 達成 の ため に 、 総合 的 な 調整 を通じて 力 と 資源 を 効果 的 に 運用 する 技術 ・ 理論 で ある 。 ただし 戦略 の 定義 は 時代 ・ 地域 ・ 分野 によって その 意味 は 異なる 。 戦略 は もともと 戦争 術 から 戦術 と 併せ て 分化 し た 概念 で あり 、 軍事 学 の 専門 用語 で あっ た 。  軍事 的 な 分野 に 限定 し た 定義 も 一様 で は ない が 、 一般 的 に 戦略 は 戦闘 部隊 が 戦場 で 優位 に 立てる よう に する ため の 巨視的 な 策略 で あり 、 一連 の 戦闘 における 勝利 を 高 次元 で 最大限 に 利用 する 術策 で ある 。 これ に 対応 し て 戦術 は 戦闘 において 勝利 を 得る ため に 部隊 を 運用 する 術 で ある 。  戦略 の 研究 は 途上 に あり 、 また 日本 で は 戦後 に 企業 の 経営 戦略 の よう に 使用 さ れ たり 、 経済 戦略 ・ 外交 戦略 の よう に 政策 と 同義 語 として 使用 さ れる こと も 多く 、 また 戦略 的 という 形容詞 が 多用 さ れる こと も 重なっ て 、 その 定義 は 拡散 し て いる 。  現存 する 史料 から 考え て 、 世界 で 最初 に 戦略 の 概念 を 使用 し た の は 孫子 だ と 考え られる 。 戦略 という 言葉 こそ 出 て こ ない ものの 、 国家 戦略 や 戦争 哲学 を 示し 、 また 軍事 学 的 な 戦術 や 軍事 地理 の 内容 を 論じ て 戦略 の 思考 法 を 示し て おり 、 今日 において も 孫子 は 極めて 優れ た 戦略 教書 と 考え られ て いる 。 ヨーロッパ における 戦略 の 概念 は クセノポン が 将軍 または 将軍 の 軍隊 指揮 を 意味 する   strategos ,   strategia   という 言葉 を 用い た の に 始まり 、 これ が 戦略 の 語源 と なっ た 。 しかしながら 当時 の 戦略 は 定義 が 曖昧 で あり 、 戦略 ・ 戦術 は 区別 さ れ ず に 戦争 術 ・ 兵 術 として 理解 し て い た ため に 、 現代 の よう な 意味 を 必ずしも 持た なかっ た 。  ニッコロ・マキャヴェッリ は 近代 西欧 における 軍事 思想 の 始祖 的 存在 で ある 。 『 戦術 論 』 において 「 戦争 目的 は 、 自己 意志 を 相手 に 強制 する こと によって 、 敵 の 完全 敗北 という 成果 を 得 て 、 速やか に 終結 さ せ なけれ ば なら ない 」 と 定め 、 敵 の 軍事 力 を 破壊 する 戦略 を 主張 し た 。 ナポレオン 1 世 は マキャヴェッリ の 思想 を 継承 し て おり 、 「 大 戦術 」 という 言葉 を 用い て 通常 の 戦術 と 区別 し 、 大局 的 な 戦争 指導 を 行っ て 戦略 ・ 戦術 の 概念 を 分化 し た 。 この 頃 に ポール ・ ギデオン・ジョリィ・マイゼロア は 、 古代 戦史 の 研究 から 西欧 で 初めて 戦略 ・ 戦術 の 用語 を 区別 し て 使用 し 、 戦略 の 用語 ・ 概念 を 西洋 に 普及 さ せ た 。  この 戦略 の 概念 は 当時 ナポレオン 戦争 を 研究 し て い た 多く の 軍事 学者 たち に 影響 を 与え た 。 カール ・ フォン・クラウゼヴィッツ は 『 戦争 論 』 で 個々 の 戦闘 で 問題 と なる 戦術 と 対比 し 「 戦略 と は 戦争 目的 を 達成 する ため に 戦闘 を 組み合わせる 活動 だ 」 と 述べ 、 戦略 を 戦争 で の 使用 目的 に 限定 し た 。 これ は 後 に クラウゼヴィッツ 主義 の 軍事 研究 者 たち によって 過剰 に 教条 化 さ れ 、 決戦 至上 主義 を 生み出す 。 また アントワーヌ ＝ アンリ・ジョミニ の 『 戦争 概論 』 で は 「 戦略 と は 地図 上 において 戦争 を 計画 する 技術 で あり 、 作戦 地 全体 を 包括 する 」 と 定義 し て 、 戦略 を 戦争 目的 に 限定 し た 。 さらに ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ は 「 戦略 は 知識 以上 で あり 、 実際 生活 へ の 応用 で あり 、 流動的 な 状況 に従う 創造 的 な 思考 の 発展 で あり 、 困難 な 状況 における 行為 の 芸術 で ある 」 と 述べ て いる 。  戦略 は 軍事 戦略 として 歴史 的 な 発展 を 遂げ て き た 。 ただし 軍事 戦略 において も 陸海空 軍 は 基本 的 に 全く 異なる 前提 の 下 で 戦っ て いる ため 、 それぞれ の 独自 の 戦略 が 発展 し て き て いる 。 軍事 戦略 は その 系譜 の 主流 が 陸軍 の 陸上 作戦 が 前提 と なっ た 陸軍 戦略 で あり 、 海軍 戦略 ・ 空軍 戦略 は 軍艦 ・ 軍用 機 の 技術 的 な 発展 に 伴っ て 進歩 し て き た 。  海軍 戦略 の 基礎 を 確立 し た の は ジュリアン ・ コル ベット で ある 。 コル ベット は 戦略 一般 について 、 最終 目的 を 追求 する 全体 戦略 と 初期 目的 を 追求 する 小 戦略 と に 分け 、 戦略 の 階層 化 を 試み て いる 。 海軍 戦略 について は 「 陸地 の 支配 の ため に 海洋 を 支配 す べき 」 として 制海権 の 確立 を 体系 化 さ せ た 。 また コーベット の 一 世代 前 に アルフレッド・セイヤー・マハン も 制海権 の 関連 事項 について 論じ て いる 。  空軍 戦略 に 大きな 貢献 を し た 軍事 学者 として ジュリオ・ドゥーエ が 挙げ られる 。 彼 は 第 一 次 世界 大戦 の 頃 から 航空機 が 持つ 軍事 的 な 重要 性 を 認識 し 、 戦略 爆撃 の 実施 や その ため の 独立 空軍 の 創設 を 主張 し て い た 。  第 一 次 世界 大戦 ・ 第 二 次 世界 大戦 という 総 力戦 や 冷戦 を 経 て 、 戦略 は 新しい 発展 を 見せ た 。 中国 で 人民 解放 戦争 を 指導 し た 毛沢東 は 地方 農民 を 教化 し 、 日本 軍 に対して 大 規模 な ゲリラ 戦 を 戦い 、 独自 の 戦略 思想 を 確立 し た 。 この よう な 思想 は 後 に ヴォー・グエン・ザップ 、 フィデル・カストロ 、 チェ・ゲバラ など も 用い て 成功 し て いる 。 また 第 一 次 世界 大戦 に 将校 として 従軍 し て 軍事 評論 家 と なっ た ベイジル・リデル ＝ ハート は 間接 アプローチ 戦略 を 理論 化 し 「 直接的 な 武力 衝突 で は ない 新しい 間接 的 な 手法 によって 勝利 す べき 」 と 論じ た 。  冷戦 期 において は 核兵器 という 大量 破壊 兵器 の 出現 により 、 抑止 を 主 概念 と し た 核 抑止 戦略 が 構築 さ れ た 。 これ は 軍事 目的 を はるか に 超える 破壊 力 を 持つ 核兵器 を 軍事 戦略 で 位置づける ため に 構築 さ れ た 戦略 理論 で あり 、 以下 の 3 つ に 大別 さ れる 。  1999 年 に は 中国 で 超 限 戦 という 概念 が 提出 さ れ て いる 。  「 戦略 概念 が 戦術 学 の 中 から 発展 し て き た 」 という 歴史 的 な 経緯 も ある ため 、 戦略 の 定義 は 非常 に 多様 で あり 、 一概に 言う の は 難しい 。  陸軍 で は しばしば 部隊 の 規模 によって 戦略 ・ 戦術 を 区別 し て 考え て い た 。 その ため 戦略 の 定義 を 巡る 論争 で は 有 視界 距離 によって 戦略 ・ 戦術 を 区別 し た 定義 も 一時 的 に 見 られ た が 、 これ は クラウゼヴィッツ など によって 否定 さ れ た 。 大日本帝国 陸軍 において は 陸 大兵 語 の 解 に よる と 、 戦略 と は 「 作戦 計画 を 立案 し て その 実行 を 統制 し 、 部隊 行動 の 方向 ・ 目的 ・ 時期 ・ 場所 など の 関係 性 を 定め て 適切 に 調整 し 、 会戦 を 優勢 に 導き 戦果 を 拡大 する ため の 方策 」 で 、 戦術 は 「 戦闘 で の 勝利 獲得 の ため の 戦闘 実施 の 術 」 で あっ た 。  海軍 で は しばしば 彼我 の 距離 関係 によって 戦略 ・ 戦術 を 区別 し た 。 大日本帝国 海軍 で は 戦略 を 「 敵 と 離隔 し て わが 兵力 を 運用 する 兵 術 」 と 定義 し て いる 。 また 日本 海軍 の 作戦 参謀 で あっ た 秋山 真之 は 戦略 を 戦術 の 上位 に 置い て 、 「 これ を 指導 し 、 よって 戦闘 の 時期 ・ 場所 ・ 戦力 など を 定める もの で あり 」 と 位置づけ て い た 。  戦略 の 一般 的 な 定義 について は 未だ 研究 が 途上 で ある 。 ハーバード 大学 の トーマス・シェリング 教授 は 、 戦略 を 勢力 の 適用 で は なく 潜在 的 な 勢力 の 発掘 で ある と し 、 取引 の プロセス という モデル で これ を 説明 し た 。 また ロジンスキー 教授 は 戦略 を 「 力 の 総合 的 な 制御 」 と 定義 し 、 戦術 は その 直接的 な 運用 で ある と 論じ た 。 つまり 戦略 と は 「 あらゆる 行動 の 総合 的 な 調整 と 最適 選択 」 で ある と 考え た 。 ただし 近年 で は 企業 経営 や スポーツ に まで 軍事 用語 の 戦略 の 概念 が 応用 さ れ て いる ため に 新しく 定義 さ れ 、 「 長期 的 ・ 大局 的 な 観点 から 物事 を 見通し て 行動 を 調整 する 技術 」 として 再 認識 さ れる よう に なっ て いる 。  現代 において 戦略 ・ 戦術 の 概念 は 大きく 発展 し 、 概ね 多く の 国 で 以下 の よう に 体系 化 さ れ て いる 。  また 以下 の よう な 政治 ・ 軍事 以外 の 戦略 も 国家 戦略 の 下位 に 設け られる ：  国家 指導 の 立場 に 立っ た 政治 の 戦略 は 、 国家 戦略 ・ 政戦 略 など と 呼ば れる 。 国家 目的 と 国力 に 基づい て 、 国内外 の 情勢 を 総合 的 に 判断 し て 策定 さ れる 総合 的 な 戦略 で ある 。 これ に 基づい て 軍事 戦略 ・ 外交 戦略 など の 戦略 を 規定 する 。 その 重要 性 は 部分 的 な 軍事 的 ・ 経済 的 な 合理 性 を 凌ぐ 。 国家 戦略 により もたらさ れる 致命 的 な 失敗 は 軍事 戦略 ・ 外交 戦略 など の 下位 の 戦略 で は 回復 でき ない 。  国家 戦略 は 歴史 において しばしば 軍事 戦略 と その 関係 が 逆転 する こと が あっ た が 、 総じて 「 戦略 的 な 失敗 と 引き替え の 戦術 的 な 勝利 は 回復 でき ない 」 こと を 示し て いる 。 第 一 次 世界 大戦 の ドイツ 軍 参謀 総長 エーリヒ・ルーデンドルフ は 、 国家 総 力戦 の 状況 に 鑑み て 「 政治 は 戦争 指導 の ため に 実施 し て 総 力戦 に 対応 す べき 」 と 主張 し た 。 この よう な 軍事 的 な 合理 性 を 重視 する 考え方 は ヘルムート・ヨハン・ルートヴィヒ・フォン・モルトケ など に も 受け入れ られ た ため 、 当時 の ドイツ の 政策 決定 に 大きく 関与 し た 。 しかし 軍事 的 な 合理 性 を 追求 し た 結果 、 ドイツ 軍 は 中立 国 で あっ た ベルギー を 経由 する フランス へ の 攻勢 作戦 により イギリス の 、 また 無 制限 潜水 艦 作戦 によって アメリカ合衆国 の 参戦 を 招く という 戦略 的 な 失敗 を 犯し た 。 この 代償 として ドイツ は 170 万 人 を 超える 戦死 者 、 莫大 な 賠償 金 、 社会 的 な 混乱 、 そして 国家 体制 の 破綻 を 支払う こと と なっ た 。  国家 戦略 という 概念 や その 実態 は 非常 に 包括 的 で 曖昧 で ある 。 国家 戦略 を 「 その 国家 の 地理 や 基本 理念 を 踏まえ た 上 で 軍事 ・ 外交 ・ 経済 ・ 心理 など から 国際 関係 の 情勢 を 判断 し 、 歴史 的 な 経験 や その 中 で 培わ れ た 戦略 文化 に 基づい て 組織 的 に 形成 ・ 運用 さ れる もの 」 と 位置づけ られる が 、 人間 社会 の 複雑 性 ・ 曖昧 性 に 鑑み た 場合 に は 国家 戦略 の 概念 は かなり 不確か な もの と なら ざる を え ない 。 ただ 「 国家 と は さまざま な 社会 システム の 有機 的 な 複合 体 で あり 、 それら システム の 総力 を 調和 的 ・ 計画 的 に 運用 し て 生存 ・ 発展 を 維持 する ため に は 、 総合 的 な 情勢 認識 、 政治 的 決断 と その 支持 、 各 分野 の 長期 的 な 目標 や 行動 方針 、 すなわち 戦略 が 必要 で ある 」 と は 確実 に 言える 。 そして 「 国家 戦略 の 中核 と なる の は 軍事 ・ 経済 ・ 文化 など あらゆる 面 に 於い て 支配 的 な 影響 を 及ぼす 政治 における 戦略 で ある 」 と 位置づける こと が できる 。  軍事 戦略 は 平時 と 戦時 における 戦力 整備 ・ 教育 訓練 ・ 戦力 運用 に関する 全体 的 な 戦略 で ある 。 外交 戦略 とも 密接 に 関係 し て おり 、 まとめ て 安全 保障 戦略 として 考え られる こと も ある 。 これ は 戦争 指導 という 概念 で も ある 。  軍事 戦略 は 戦争 の 勃発 を 想定 し て 、 国家 の 軍事 政策 の 実行 を 指導 する 。 軍事 戦略 は しばしば 決戦 戦略 ・ 持久 戦略 に 区分 さ れる ：  第 一 次 世界 大戦 ・ 第 二 次 世界 大戦 を通じて 「 直接的 な 武力 行使 で は 不用 な 殺戮 や 破壊 を もたらし かね ない 」 という 反省 が 得 られ た 。 その ため 戦争 勝利 の 戦略 だけ で なく 、 抑止 戦略 が 形成 さ れ た 。 抑止 と は 戦力 の 準備 により 、 敵 が 軍事 行動 に 出る こと によって 予想 さ れる 費用 と 効果 が 吊り 合わ ない 状況 を 作り出し 、 軍事 行動 を 防ぐ こと で ある 。  間接 戦略 と は ボーフル が 提唱 し た もの で 、 軍事 上 の 勝利 以外 の 手段 によって 政治 目的 を 達成 する 戦略 で ある 。 これ と 似 た もの に リデル・ハート の 間接 アプローチ 戦略 が ある 。 これ は 敵 と の 正面 衝突 を 回避 し ながら 後方 の 敵 の 弱点 を 叩く こと で 勝利 する 戦略 で ある 。  これら の 戦略 に 加え て ゲリラ 戦略 も ある 。 これ は ゲリラ 戦 の 戦略 で あり 、 従来 の 軍隊 による 戦争 で は なく 、 非 正規 の 軍事 組織 による 持久 的 な 武力 戦 または その他 の 手段 による 総合 戦 の 戦略 で あり 、 特殊 性 が ある 。 毛沢東 、 ホー ・ チ・ミン 、 ザップ 、 カストロ 、 ゲバラ ら によって 構築 さ れ た 。  ゲーム 理論 の 戦略 形 ゲーム において 戦略 と は 経済 主体 （ プレイヤー ） の 選択肢 で あり 、 「 行動 」 という 用語 と 同義 で ある 。 ひとり の プレイヤー にとって 選択 可能 な 戦略 の 集合 は 戦略 空間 （ ） と 呼ば れる 。  これ に対して 、 展開 形 ゲーム において 戦略 と は 「 完全 な 行動 計画 の こと で 、 その プレイヤー が 行動 を おこす こと に なる かも しれ ない それぞれ の 事態 で どの 実行 可能 な 行動 を とる か を すべて 漏れ なく 指定 し た もの 」 で あり 、 情報 集合 から 行動 を 指定 する 関数 として 定義 さ れる 。 展開 形 ゲーム において は 個々 の 局面 における 意思 決定 の 内容 を 行動 （ ） 、 ゲーム 全体 を 通し た 行動 計画 を 戦略 と 呼ん で 区別 し て おり 、 これら の 用語 法 は クラウゼヴィッツ 『 戦争 論 』 第 2 編 第 1 章 における それ と 整合 的 で ある 。  経営 戦略 論 において も 戦略 ・ 戦術 という クラウゼヴィッツ 以来 の スキーム が 適用 さ れ て いる 。 しかし 軍事 戦略 における それ と は 異なり 、 両者 を 明確 に は 区別 せ ず 、 戦術 に 相当 する こと も 「 ～ 戦略 」 と 言わ れる など 、 用法 は 極めて 曖昧 で ある 。 一般 的 に 戦術 という 用語 は 経営 戦略 論 で は 使わ れ ない 。 以下 の よう に 用い られる 場合 が ある ：  生物 学 の 分野 、 特に 生態 学 の 個体 群 生態 学 や 行動 生態 学 の 分野 で は 「 個々 の 生物 種 あるいは 個体 が 複数 の 行動 を 取り うる とき に 、 それぞれ の 行動 や 行動 の 組み合わせ 」 を 戦略 と 呼び 、 以下 の よう に 用いる ：  生物 学 における 「 戦略 」 は 生物 自身 の 意思 や 自主 性 を 含意 し ない 。 つまり 意図 的 に その 生物 が 特定 の 戦略 を とっ て いる の で は なく （ その よう な 場合 も ある かも しれ ない が ） 「 その よう な 行動 を 促す 遺伝子 が 自然 選択 によって 広まる （ 広まっ た ） 」 という 意味 で 用い られ て いる 点 に 注意 が 必要 で ある 。  チェス ・ 将棋 ・ 囲碁 など の 戦略 性 が 高い ボード ゲーム で は 、 盤面 の 状況 に 応じ た 戦術 （ 両 取り など ） だけ で なく 、 ゲーム の 目的 （ 王 を 追い詰める など ） に 応じ た 戦略 も 重要 と なる 。外交 特権 （ が いこ う と っけ ん 、 、 ） は 、 外交 使節 団 の 接受 国 が 国内 に 駐在 し て いる 外国 公館 や 外交 官 及び 国際 機関 など に対して 与える 特権 及び 免除 。 公館 の 不可侵 や 刑事 裁判 権 ・ 租税 の 免除 など が ある 。 これら の 特権 は 外交 関係 に関する ウィーン 条約 （ 外交 関係 条約 ） に 基づい て いる 。  外交 使節 団 は 主権 国家 を 代表 し て おり 、 主権 国家 間 は 原則 として 平等 で ある 以上 、 外交 使節 団 は 他 の 主権 国家 の 支配 に 服さ ない という 代表 性 説 と 、 外交 使節 団 が 効率 的 に その 業務 を 行う ため に 認め られ た もの で ある という 機能 性 説 が ある 。  外交 官 に対する 特権 は 、 当該 外交 官 の 個人 意思 で は 放棄 でき ない 。 派遣 国 政府 の 正式 な 意思 表示 が あっ て 初めて 放棄 できる 。  特権 を 受ける ため に は 、 外交 旅券 を 所持 し て いる だけ で は 足ら ず 、 接受 国 による 認証 （ アグレマン 。 接受 ） を 必要 と する （ 故に 、 外交 旅券 を 所持 し て 任国 以外 を 私的 旅行 中 の 外交 官 や 、 本国 から 臨時 に 短期 出張 し た 外交 官 に は 、 正式 の 外交 特権 は 無い 。 ただし 前述 の 外交 関係 条約 第 40 条 は 、 赴任 ・ 帰任 の ため 第三国 を 経由 し て いる 外交 官 及び その 家族 について 、 第 三 国内 の 領域 内 に あっ て も 不可侵 と し て いる 。 ） 。 非行 や 犯罪 関与 など 、 相応 しから ざる 行為 が あっ た 場合 は 、 理由 を 示さ ず に 国外 退去 を 求める こと も できる 。 これ を ペルソナ・ノン・グラータ と いう 。  外交 官 に対する 特権 に関して は 、 駐在 武官 や 外交 官 と 生計 を 共に する 家族 も 含ま れる が 、 公館 勤務 の 事務 ・ 技術 職員 や 現地 採用 職員 など は 適用 範囲 が 限定 さ れ て いる 場合 が ある 。 また 、 国際 慣習 法 上 元首 や 首相 、 外相 について は 、 外交 官 同様 の 特権 ・ 免除 を 与える こと と さ れ て いる 。  日本 において は 、 外務省 から 有効 な 「 外交 官等 身分 証明 票 」 を 交付 さ れ て いれ ば 、 その 人物 は 外交 特権 を 有する 外交 官 で ある 。  外交 使節 団 に関する 特権 に は 以下 の よう な もの が 有る 。  外交 特権 の 保持 者 は 、 自動車 について 「 外交 団 ナンバー 」 と 呼ば れる 特殊 な ナンバー プレート が 交付 さ れ 、 これ を 自家用車 に 装着 する 。  日本 で 外交 官等 身分 証明 票 と 免税 カード を 発行 し て いる の は 、 外務省 （ 大臣 官房 儀典 長 ） で ある 。  日本 で は 、 外交 特権 として 課税 免除 を 認め て おり 、 免税 特権 を 有する 証明 書 として 外交 官 に対して 免税 カード （ DS カード ） を 発行 し て いる 。 租税 特別 措置 法 第 86 条 に 、 外国 公館 等 に対する 課税 資産 の 譲渡 等 に 係る 免税 という 条文 が あり 、 適用 範囲 は 広く 、 固定 資産 税 や 所得 税 以外 に も 消費 税 や ガソリン 税 など 間接 税 も 免除 さ れる 。 ただし 、 免税 が 適用 さ れる の は 外務省 から 在日 外国 公館 免税 店 の 指定 を 受け て いる 業者 から 免税 カード を 提示 し て 購入 し た 場合 のみ で あり 、 一般 の コンビニエンスストア など で は 免税 さ れ ない 。 外交 官等 身分 証明 票 と 免税 カード は 別物 で あり 、 外交 官 だ から と いっ て 全員 が 必ず 持っ て いる わけ で は なく 、 免税 カード に は 免税 の 適用 範囲 が 書い て あり 、 在日 外国 公館 免税 店 で あれ ば 、 全て が 無条件 に 免税 に なる という わけ で も ない 。  昔 は 外交 官等 身分 証明 票 に 有効 期限 は なかっ た が 、 外交 官 が 未 返却 の まま 帰国 し て しまい 、 返納 さ れ ない 外交 官等 身分 証明 票 が 大量 に 出 て いる こと から 、 有効 期限 が 記載 さ れる よう に なっ た 。 無効 に なっ た 外交 官等 身分 証明 票 の 身分 証明 票 番号 は 、 官報 で 公示 さ れ て いる 。領有 （ りょう ゆう ） と は 、 領土 など を 自国 、 自分 の もの で ある と する こと 。  特に この 領有 という 言葉 は 、 自分 の もの で ある という 主張 を 意味 し 、 領土 編入 の 際 、 早い 者 勝ち という の が 大半 で ある 。 しかし 、 一番 早く 領有 し た として も 、 領土 問題 に 発展 し たり 、 あるいは 紛争 の 大きな 原因 と 指摘 さ れ て いる 。 条約 など の 取り決め によって 領土 が 画定 さ れ て い ない 時 など の 場合 を 言う 。秘書 （ ひしょ ） と は 、 組織 あるいは 上司 の 書類 面 における 仕事 を 請け負う 職務 、 職業 。 また それ を 行う 人 。 職務 は 幅広い が 、 共通 する の は 、 重要 書類 を 扱う 仕事 で ある という こと で ある 。 その他 に も 上司 の 身の回り の 世話 、 メール や 電話 の 応対 、 来客 の 接 遇 、 スケジュール 管理 、 書類 ・ 原稿 作成 など 、 「 総務 の 専門 家 」 として 機能 する 。  日本 で は 、 アシスタント と 英訳 さ れる の が 適当 で ある 場合 が 多い 。  セクレタリー も 秘書 と 和訳 さ れ て いる が 、 これ は 、 取締役 クラス を 意味 する ため 、 事務 局長 など 実体 に 合わせ 和訳 に 注意 が 必要 で ある 。  「 秘書 」 という 単語 は 、 中国 から 古く に 現れ て おり 、 例えば 三 国 時代 の 蜀 に は 「 秘書 令 」 、 魏 に は 「 」 という 役職 が あり 、 九品 官 人 法 において 従三品 に 位置 し た 。 郤正 など が 任命 さ れ て いる 。  現代 における 「 秘書 」 の 直接 の 成り立ち は 、 欧米 語 とくに 英語 の   Secretary   で ある 。 これ は もともと ラテン語 の   secernere （ 分別 する ・ 区別 する ） から 派生 し た 語 で あり 、 これ が 分別 さ れる もの 、 特別 に 機密 扱い さ れる もの という 意味 に 変わり 、 これから 中世 に 王侯 貴族 、 大 富豪 、 大 僧侶 の 連絡 文書 など の 機密 を 扱う 書記 を 「 秘書 」 と 呼ぶ よう に なっ た 。 この ため 、 「 秘書 」 という 職種 は 近代 まで は 権力 者 の 側近 書記 という 意味 が あり 、 一般 の 事務 員 （ Clerk ） あるいは 書記 （ Scrivener ） と は 区別 さ れる 存在 で あっ た 。 現在 、 政府 の 省庁 の 長 が 書記 長 （ Secretary ） と 呼ば れる の も 、 元々 は 王国 の 執政 府 が 国王 の 所帯 の 延長 で あり 、 国王 の 補佐 官 で ある   Secretary   が 「 大臣 」 と 同義 で あっ た から で ある 。 また この ため 、 欧米 語 で   Secretary   と 名 の つく 政府 高官 の 職位 は 大統領 の 業務 に 従属 する 地位 で ある こと が 示唆 さ れる 。  同様 の 事情 は 、 ヨーロッパ のみ なら ず 、 世界 各地 に 見 られ た 。 日本 の 朝廷 において も 蔵人 、 武家 社会 において は 右筆 など が 、 側近 に あり つつ 、 文書 の 管理 を 行う という 職務 に 基づく 特別 の 地位 を 占め た 。  中世 ヨーロッパ において 、 権力 者 の 文書 の やり取り は 複数 の 言語 および 共通 語 が 使わ れ た （ 例 ： 国際 外交 は フランス語 、 カトリック において は ラテン語 、 など ） 。 執政 者 が 領地 の 言語 を 理解 し て い ない 場合 が ある ほか 、 法令 や 契約 文書 等 において は ローマ 法 等 の 教養 が 求め られる など 、 これら の 権力 者 の 書記 で ある 秘書 は 相当 の 教養 が 要求 さ れ た 。  ところが 近代 において 大 企業 が 発達 する と 、 事務 処理 の 標準 化 が おこり 中間 管理 職 （ Manager ） が 多数 出現 する とともに 、 これら の 下位 の 管理 職 の 書記 も 「 秘書 」 と 呼ば れる よう に なる 。 この 段階 において 「 機密 文書 」 を 扱う 特別 な 書記 という 限定 が 失わ れる 。 その後 、 1880 年代 の タイプライター の 発明 により 、 書類 生産 の 作業 が 単純 労働 化 さ れる 。 つまり 上司 が 口頭 で 出す 指示 を 速記 で 書きとめ 、 これ を タイプライター で 活字 化 し た あと これ に 上司 が 目 を通して サイン する という 手順 が 確立 する 。 さらに は テレックス の 発明 により 膨大 な 文書 が 活字 で 瞬時 に 伝達 さ れる 段階 に なる と 、 組織 の 巨大 化 および 書類 の 量産 が 相乗 効果 で 促進 さ れ 、 この 過程 で 文書 処理 が 標準 化 さ れる 。 これ を 反映 し て また 文章 力 、 タイプライター の 早打ち や 速記 など の （ 単純 ） 技能 的 側面 が 強調 さ れる よう に なり 、 以前 の 「 権力 者 の 書記 」 という 意味 から さらに かけ離れ て いく よう に なる 。  政府 や 企業 など の 機構 が 組織 的 に 肥大 する とともに 、 増加 する 中間 管理 職 を サポート する 職種 として 専属 的 に 女性 が 「 秘書 」 として 多量 に 雇わ れる よう に なり 、 第 二 次 大戦 後 は 一般 的 に 「 秘書 」 と いえ ば 管理 職 の （ 女性 ） アシスタント という 意味 で 世界 的 に 認識 さ れる よう に なる 。 また これら の 中間 管理 職 の アシスタント を 「 秘書 」 と 名づけ た の は 原意 の 威光 を かり た 職種 の はく 付け の よう な 意味 が あっ た 一方 で 、 管理 職 へ の 出世 が 女性 に 閉ざさ れ て い た 時代 で は 「 秘書 」 へ の 就職 は 「 出世 」 と 理解 さ れ て い た 。  日本 において は 「 秘書 」 という 職種 が 近代 企業 機構 と 一緒 に 欧米 から 輸入 さ れ た ため 、 元々 の 秘書 の 意味 と 近代 の 秘書 の 意味 を 翻訳 において 分離 する 必要 が 生じ た 。 この ため   Secretary   Of   Defence   は 国防 長官 、 Secretary - General   of   the   United   Nations   は 国連 事務 総長 、 General   Secretary   of   the   Communist   Party   of   the   Soviet   Union   は ソ連 共産党 書記 長 、 その他 の Secretary   は 秘書官 、 書記 長 、 事務 長官 など と 訳し 分け られ て いる 。 なお 、 日本 の 内閣 官房 長官 の 公式 な 英訳 名 は 、 Chief   Cabinet   Secretary   で ある 。 一方 で 政治 家 および 企業 役員 の 秘書 において のみ 原意 で の 秘書 が 健在 で ある 。  さらに 現代 において は 、 電気 ・ 電算 および 通信 技術 の 革新 、 特に ワープロ に 代表 さ れる 文書 生産 ソフト や 他 の 業務 用 の ソフトウェア 、 テレックス 、 ファックス 、 インターネット メール など の 出現 によって 、 速筆 や タイピング など の 技能 の 重要 性 が 著しく 低下 し て おり 、 下位 の 管理 職 に 従属 する 秘書 の 必要 性 が 消滅 し て き て いる 反面 、 以前 の よう に 政治 家 や 企業 役員 の 書類 面 その他 の 事務 の 補佐 を 行う という 意味 で の 書記 が 「 Executive   Assistant 」 など と 名称 を 変え て 復活 し て き て いる 。  秘書 の 仕事 は 、 コピー 取り 等 の 簡単 な 事務 補助 を 行う もの から 、 議員 の 名代 として 政策 立案 や 資金 集め を 行う よう な 業務 まで 幅広い 。 業務 へ の 関わり 方 によって 以下 の よう に 大まか に 分け られる が 、 当てはまら ない 場合 も 少なく ない 。  位置付け として は 、 政府 の 省 や 庁 の 長 として 特定 の 組織 の （ 書記 ） 長 で ある 場合 や 、 英国 の 会社 や 米国 の 法人 の 書記 役 で ある 場合 、 勅許 書記 士   の よう に 法人 総務 の 専門 職 で ある 場合 など から 、 特定 の 上司 に 専属 で 付く 個人 秘書 、 秘書 課 に 属し チーム で 上司 を 補佐 する 秘書 、 ライン の 中 で 本来 業務 と共に 秘書 業務 も 行う 兼務 秘書 、 チーム ・ プロジェクト ・ 研究 室 ・ 部課 全体 に 付く グループ 秘書 といった 形態 が ある 。  日本 の 労働 基準 法 において は 、 「 機密 の 事務 を 取り扱う 者 」 に は 同 法 に 定める 労働 時間 規制 が 適用 さ れ ない と さ れ （ 労働 基準 法 第 41 条 2 号 ） 、 この 「 機密 の 事務 を 取り扱う 者 」 に 該当 する 者 として 秘書 が 例示 さ れ て いる （ 昭和 22 年 9 月 13 日 発 基 17 号 ） 。 もっとも 職制 上 「 秘書 」 と さ れ て いる 者 全員 が これ に 該当 する わけ で なく 、 職務 が 管理 監督 者 の 活動 と 一体 不可分 で あり 、 厳格 な 労働 時間 管理 に なじま ない 者 について のみ 該当 する 。 したがって 、 単に 補助 的 業務 のみ に 従事 し て いる 秘書 は これ に 該当 し ない 。  外資 系 企業 で は 秘書 は セクレタリ と 呼ば れる 。 セクレタリ に は 役員 を 担当 する エグゼクティブセクレタリ 、 部課 長 クラス を 担当 する シニアセクレタリ 、 前記 セクレタリ を 補佐 する ジュニアセクレタリ が ある 。 ただし これ は 日本語 の 秘書 を たんに 英語 に 戻し た だけ で 、 その 職務 に なんら 違い が ある わけ で は ない 。  いっぽう で 英語 で セクレタリ ( secretary ) と は 、 日本語 の 書記 を 意味 する 。 よって 事務 を 統括 する という 意味 で 単なる 仕事場 の 書記 （ 秘書 ） の ほか に 、 閣僚 、 事務 局員 など の 書記官 を 指し たり 、 法人 の 書記 役 で あっ たり 、 勅許 書記 士   等 の 法人 総務 の 専門 職 で あっ たり など その 意味 の 幅 は 広い 。 また 、 日本 の 団体 の 役員 と 同様 に 、 委員 会 等 において は 会長 （ Chairperson ） や 会計 （ Treasury ） など と 並ん で 、 書記 （ Secretary ） が 選ば れる 。 さらに 米国 など の 外国 で は 各省 の 長官 を 指す 場合 に 「 書記 長 」 （ secretary ） を 用いる 。 これ は 行政 における 各省 の 長 を 表す から で 、 国務 長官 は   the   Secretary   of   State 、 国防 長官 は the   Secretary   of   Defense で ある 。 英国 で は 大臣 として secretary と minister の 両方 を 用いる 。 これ を 行政 事務 の 長 を 意味 する 。 国際 連合 事務 総長 は   Secretary - General で ある 。  秘書 業務 の 基礎 的 原則 として は 補佐 として の 役割 を 果たす こと で ある 。 秘書 の 基本 的 な 職務 として 上司 の 職権 を 侵害 し ない 範囲 内 で 職務 に 専念 できる よう に 細部 に 渡っ て 配慮 し 、 また 秘密 の 保全 、 周囲 と の 連携 の 強化 、 職場 環境 の 改善 など が 含ま れる 。 秘書 業務 は その 処理 の 際 に 必要 と なる 判断 から 定型 業務 と 非 定型 業務 に 大別 さ れる 。 定型 業務 に は 複写 、 清書 、 清掃 など の 業務 が あり 、 非 定型 業務 に は 企画 業務 や 管理 業務 など が 含ま れる 。 実際 の 秘書 業務 において は これら 仕事 の 重要 性 から 弾力 的 に 処理 順序 を 組み替える 判断 力 が 必要 で ある 。 また 上司 の 行動 予定 を 把握 し て その 行動 に 必要 な 調整 や 確認 など を 行い 、 突発 的 な 予定 の 変更 に も 対処 する 。  組織 の 情報 は 一般 に 文章 を 媒体 と し て おり 、 秘書 業務 だけ で なく 幅広い 業務 で 使用 さ れ て いる 。 文章 は メモ 、 報告 書 、 回覧 、 通達 など を 含む 概念 で ある が 、 ここ で は 組織 内部 または 組織 間 において 使用 さ れる 形式 化 さ れ た 文章 を 指し て いる 。 文章 は 通常 、 文章 作成 基準 に したがっ て 作成 さ れる もの で あり 、 情報 伝達 、 意思 決定 など の 明確 な 目的 を 持っ て おり 、 しかも その 書き方 が 標準 化 さ れ て おり 、 その 控え が 残さ れ て いる もの で ある 。 内容 の 正確 性 や 表現 の 適切 性 、 作成 の 所要 時間 が 短時間 で あり 、 様式 や 用紙 が 統一 化 さ れ て いれ ば 便利 で ある 。  近年 の IT 技術 の 進歩 によって 単純 な 文書 業務 は 低下 する 傾向 に ある 一方 で 、 株主 総会 の 運営 および 企業 統治 の 明確 化 、 適正 化 が 重要 性 を 増し て いる ため に 、 会社 運営 に 関わる 法律 や 組織 の 内規 や 事務 作業 を 熟知 し 、 その 運営 の 効率 化 、 適格 化 を 図る と いう より 高度 の 管理 能力 が 求め られる よう に なっ て き て いる 。  組織 体 において 所要 の 情報 を 適時 に 取得 できる よう に 平時 から 情報 を 整理 し て その 所在 を 明確 化 する ため の 業務 は 情報 管理 など と 呼ば れる が 、 秘書 業務 において は 秘書 本来 の 業務 に 必要 な 情報 管理 、 上司 に 代行 し て 実施 する 情報 管理 、 部門 管理 の ため の 情報 管理 に 大別 さ れる 。 秘書 が 行う 情報 業務 は 各種 情報 の 調査 、 取得 、 分類 、 整理 、 蓄積 、 保存 、 廃棄 など の 一連 の 処理 を 含む もの で あり 、 情報 業務 用 の 機器 や 備品 の 管理 まで 含ま れる 。 また 機密 保持 は 秘書 の 業務 における 絶対 要項 で ある 。  接 遇 業務 は 来客 の 用件 を 把握 し た 上 で その 目的 を 達成 する ため の 環境 を 準備 する こと で ある 。 しかし 、 これ が 学会 や 会議 や 会合 など の 運営 や 大 企業 における 重役 の 旅行 の 手続き など 、 組織 運営 における 総務 の 重要 業務 の ひとつ で ある 。 秘書 業務 で は 上司 へ の 問い合わせ や 来訪 に 適当 な 対処 を する こと も 求め られる 。 接 遇 の 原則 として は 客 に対して は 友好 的 、 親善 的 な 態度 で 応答 し 、 また 作法 や マナー を 遵守 し た 諸 動作 を 心がけ 、 なおかつ 迅速 かつ 正確 な 判断 によって 客 の 用件 を 達成 する こと を 支援 する こと に ある 。 接 遇 業務 において は 礼式 の 要領 や 敬語 の 使用 が 不可欠 で あり 、 簡潔 かつ 明快 な 言葉 で 応答 する 。 この 接 遇 業務 は 電話 対応 と 来客 対応 が 含ま れ て いる 。  秘書 に 必要 な 技能 的 能力 として 以下 が 望ま れる 。  「 秘書 の 資質 」 として 以下 が 望ま れる 、  秘書 教育 は 全国 の 短大 や 専門 学校 の 秘書 科 及び 医療 秘書 科 、 大学 等 で 行わ れ て いる ほか 、 秘書 検定 という 能力 証明 の ため の 資格 が あり 、 その ため の 書籍 を 利用 し た 独学 も 一般 的 で ある 。 秘書 検定 で 学ぶ 内容 は 秘書 志望 者 だけ で は なく 一般 事務職 に も 共通 し て 役に立つ 内容 で ある ため 、 秘書 検定 2 級 、 3 級 で は 学生 の 受験 者 の 方 が 多い 。  日本 秘書 教育 学会 で は 研究 大会 を 開催 し て いる ほか 、 秘書 教育 研究 誌 を 発行 し て いる 。  秘書 として 仕事 を 行う 際 に 、 資格 や 免許 は 不要 で ある 。 経験 不問 の 求人 も 多い 。  ただし イギリス など で は 公開 会社 の 書記 役 に 選任 さ れ うる 資格 の 一つ に 、 勅許 書記 士 管理 士 協会   の 会員 資格 が ある 。  秘書 の 能力 向上 と 専門 性 確立 の ため 、 以下 が 行わ れ て いる 。関税 自主権 （ かんぜ い じ し ゅけん ） と は 、 国家 が 輸入 品 に対して 自主 的 に 関税 を 決め られる 権利 。 一般 に 関税 自主権 が 話題 に あがる 時 は 、 関税 自主権 が ない 事 について 述べ られる こと が 多い が 、 一般に ここ で いう 「 関税 自主権 が ない 」 と は 他国 が 勝手 に 税率 を 設定 できる こと を 指す の で は なく 、 税率 の 改訂 に 他国 と の 交渉 を 必要 と する 場合 を 指す （ 協定 税率 ） 。  日本 史 において は 、 江戸 幕府 末期 に 諸 外国 と 結ば れ た 不平等 条約 に関する 話題 として 関税 自主権 が 取り上げ られる こと が 多い 。  現在 の 日本 は 世界 貿易 機関 （ WTO ) 協定 に 基づき ほとんど 品目 について 協定 税率 を 設定 し て いる が 、 この 状態 を 捉え て 「 関税 自主権 が ない 」 と は いわ れ ない 。 これ は 不平等 条約 における 関税 自主権 の 喪失 は 、 片 務 的 （ 日本 のみ が 義務 を 負う ） で あっ た が 、 現在 の 協定 税率 は 相手 国 の 交渉 に 基づき 互恵 的 （ 相手 国 も 義務 を 負う ） に 設定 さ れ て いる から で ある 。  そもそも 国家 において 租税 は 国家 の 運営 や 歳入 歳出 に 係る 根幹 で ある 。 その 上 で 特に 関税 は 、 単純 な 国家 収入 の 確保 という 目的 以外 に も 、 自国 産業 の 保護 や 振興 政策 という 側面 や 、 外交 の 交渉 材料 という 側面 が ある 。 例えば 、 ある 発展 途上 国 が 自国 の 工業 を 振興 しよ う として も 、 工業 先進 国 と 比較 し て 絶対 劣位 に ある 場合 に は 、 自由 競争 下 で は 安い 他国 製品 に 駆逐 さ れ て しまう 。 そこで 輸入 関税 を 導入 する こと によって 他国 製品 の 価格 競争 力 を 削ぎ 、 国内 において 対等 もしくは 自国 製品 が 優位 な 状況 を 作り出す こと が できる 。 また 、 同じ 種別 の 製品 で あっ て も 、 輸出 元 の 国家 によって 税率 を 変更 する こと で 、 特定 の 国 へ の 信頼 関係 の 構築 など 、 有力 な 外交 材料 と なる （ 最恵国 待遇 ） 。  一方 で 他国 から すれ ば 高い 税率 は 自国 製品 の 競争 力 を 削ぐ 上 に 、 その 税 分 は 何 の 利益 に も なら ない ため 、 低い 税率 が 望ましい 。 その ため 、 関税 は 外交 において 重要 な 交渉 事 と なる 。 例えば 農業 国 は 工業 国 から の 工業 品 の 税率 を 下げる 代わり に 、 工業 国 は 農業 国 から の 農産物 の 関税 を 下げる といった 互恵 関係 を 構築 する 。 これ は 比較 優位 や 国際 分業 といった 自由 貿易 の 推進 といった 形 で 現れる こと も ある し 、 その 関係 を 利用 し て 、 競合 する 産業 国 を 経済 圏 から 締め出す といった 経済 同盟 の 構築 といった 外交 政策 も 行わ れ うる 。  また 、 関税 は 輸出 品 に 設け られる 場合 も あり 、 歳入 目的 の 場合 も ある が 、 国産 品 の 品 不足 を 防ぐ 目的 で 課税 さ れる 場合 が ある 。  以上 の 様 に 、 関税 自主権 と は 国家 主権 に 関わる 重要 な 要素 で ある が 、 関税 自主権 が ない 協定 税率 だ から と いっ て 、 一概に それ が 国家 主権 の 侵害 で あっ たり 、 経済 的 損失 で ある こと は 意味 し ない 。  幕末 の 安政 条約 によって 日本 は 関税 自主権 の ない まま の 開国 を 迎える こと に なる が 、 当初 は 輸出 税 は 一律 5 %、 輸入 税 は 1 類 （ 金銀 、 居留民 の 生活 必需 品 ） は 無税 ・ 2 類 （ 船舶 用品 ・ 食料 ・ 石炭 ） は 5 % ・ 3 類 （ 酒類 ） 35 % ・ 4 類 （ その他 ） 20 % で あり 、 神奈川 開港 の 5 年 後 に は 日本 側 から 税率 引上 の 協議 を 要求 できる 、 関税 賦課 は 従価税 で ある という 日本 側 も 決して 不利益 と は 言え ない もの で あっ た （ 従量税 で 引上協 議 の 要求 でき ない 天津 条約 を 結ば さ れ た 清 朝 中国 に 比べれ ば の 話 で ある が ） 。 ところが 、 改 税 約 書 によって 主要 な 輸入 品 89 品目 と 輸出 品 53 品目 を 当時 の 従価 を 基 に し た 5 % の 従量税 と し 、 無税 対象 を 18 品目 ・ その他 は 一律 従価 5 % に 改め られ た 。 従価税 で あれ ば 、 価格 が 上昇 すれ ば 関税 収入 も それ に 比例 し て 上昇 する が 、 従量税 で あれ ば 価格 に 関わり 無く 量 に 応じ た 関税 を 払え ば よく 、 幕末 の 混乱 期 の インフレ によって 事実 上 の 関税 免除 に 近い 状態 に なっ て しまっ た の で ある 。  その ため 明治 政府 は 、 輸出 関税 自主権 回復 と 領事 裁判 権 撤廃 に 血道 を 上げる こと に なる 。 欧米 列強 と の 間 に 初めて 関税 自主権 を 回復 でき た の は 、 日 露 戦争 後 に 1907 年 に 締結 さ れ た 日 露 新 通商 航海 条約 で あっ た 。 その後 、 1911 年 に アメリカ を 始め と する 他 の 列強 は 日本 と 平等 条約 （ 日 米 通商 航海 条約 など ） を 締結 し 、 完全 な 回復 は 現実 と なっ た 。 それ に 大きく 貢献 し た の は 、 小村 壽 太郎 で ある 。政策 情報 学部 （ せい さ くじ ょうほうがくぶ 、 英 称 :   "   "   ） は 、 情報 技法 を 活用 する こと により 、 問題 を 発見 し 的確 な 政策 を 立案 の ため の 研究 及び 政策 立案 の できる 人材 を 育成 する ため の 学部 で ある 。  2000 年 に 千葉商科大学 に 初めて 設立 さ れ た 。 同学 における 政策 情報 学部 学部 創設 者 は 、 井関 利明 （ 慶應義塾 大学 名誉 教授 ） で 、 初代 学 部長 に 就任 し 、 2006 年 から は 瀧 上 信光 が 学部 長 を 務め た 。 2010 年 に 開設 10 周年 を 迎え 、 同学 初 の 女性 学 部長 として 宮崎 緑 が 就任 し た 。 2004 年 に 千葉商科大学 大学院 に 政策 情報 学 研究 科 （ 修士 課程 ） が 設置 さ れる 。  2005 年 に は 、 千葉商科大学 が 主体 と なり 政策 情報 学会 が 設立 さ れ た 。統裁 合議 制 （ とう さい ごうぎ せい ） は 、 合議 制 の 機関 における 意思 決定 の 方法 の ひとつ で 、 最終 的 な 意思 決定 は 、 多数決 や 満場一致 による の で は なく 、 その 責任 者 たる 1 人 の 人物 に 委ね られる 方法 を いう 。 決定 権限 が 1 人 の 人物 に 与え られ て いる 点 において は 独 任 制 と 同様 で ある 。  律令 制度 の もと で しばしば 行わ れ た 方法 で あり 、 近代 以前 の 日本 の 政治 意思 決定 方法 の 原則 的 手法 で あっ た 。  平安 時代 の 朝廷 の 会議 を 例 に 取れ ば 、 合議 の 参加 者 が それぞれ お互い の 意見 を 出し て 議論 を 行っ て 、 その後 に 採決 を 取る 。 その後 に 最終 的 な 決裁 者 で ある 天皇 （ あるいは その 代理 者 で ある 摂政 ・ 関白 ） に 合議 の 内容 が 報告 さ れ て 、 それ に 基づい て 最終 的 な 決裁 者 が 判断 を 行っ て 最終 的 な 政治 意思 が 決定 さ れる の で ある 。 なお 、 大政 翼賛 会 の よう に 意見 だけ 聞い て 採決 を 取ら ない 場合 は 衆議 統裁 と いう 。  したがって 「 合議 の 参加 者 」 と 「 最終 的 な 決裁 者 」 の 力 関係 によって その 内実 は 大いに 変化 し た 。 原則 的 に は 合議 制 と 同様 に 合議 の 結果 が 尊重 さ れる の が 望ましい と 考え られ 、 たいてい の 場合 は それ に 基づい た 決裁 が 行わ れる 場合 が 多かっ た が 、 決裁 者 が 絶対 的 あるいは それ に 近い 権力 を 保有 し て い た 場合 に は 、 独 任 制 あるいは 独裁 制 と 変わら なく なる 場合 が あっ た 。  事例 として は 以下 の よう な 話 が ある 。  下位 の 者 の 意見 を 取り上げる 形式 を とっ て 下位 の 不満 を 抑え つつ も 、 最終 的 な 決裁 権 は 最高 権力 者 が 保持 し 続ける という この やり方 は 、 江戸 時代 に 至る まで 「 伝統 的 」 ・ 「 原則 的 」 手法 として 守ら れ 続け て いっ た 。 これ は 佐幕 派 と 倒幕 派 の 双方 から 理想 と さ れ た 公 議 政体 論 も 同じ で あっ た 。 そして 明治 憲法 下 も 立法 （ 帝国 議会 の 決議 （ 協賛 ） → 天皇 の 決裁 （ 裁可 ） ） や 御前 会議 など において は この 方式 が 維持 さ れ て いっ た の で ある 。審 級 （ しんきゅう ） と は 、 同一 の 訴訟 事件 を 上位 の 階級 の 裁判所 に 上訴 する こと で 複数 回 の 審議 を 受ける こと が できる 制度 （ 上訴 制度 ） における 、 審議 の 上下 関係 （ 審 級 管轄 ） を 表し た もの で ある 。 訴訟 事件 に 限ら ず 、 決定 ・ 命令 事件 について も 同様 で ある 。 日本 で は 原則 として 3 階 級 の 審議 （ 裁判 ） を 行う 三 審 制 を 採用 し て いる が 、 裁判所 は 簡易 裁判所 、 家庭 裁判所 および 地方裁判所 、 高等 裁判所 、 最高 裁判所 の 4 階 級 に 分かれ て おり 、 その 訴訟 の 性質 によって 審 級 が 定め られ て いる 。  判決 に対する 上訴 の 場合 。 決定 ・ 命令 に対する 上訴 において は 、 第 二 審 は 「 抗告 審 」 、 第 三 審 は 「 再 抗告 審 」 と なる 。  飛越 上告 （ と びこしじょうこく ） は 民事 訴訟 法 上 の 用語 で 、 刑事 訴訟 法 上 で は 跳躍 上告 （ ちょう や くじ ょうこく ） と 呼ば れる 。 一部 で は 飛躍 上告 と も 呼ば れ 、 第 一 審 の 終局 判決 に対して 控訴 する の で は なく 直接 上告 する こと で ある 。 飛越 上告 が 許さ れる の は 、 第 一 審 で 認め られ た 事件 の 事実 関係 について 当事者 間 に 争い が なく 、 法律 問題 （ 適用 条文 の 相違 、 解釈 へ の 異論 ・ 不服 など ） について のみ 争い が ある 場合 で 、 かつ 当事者 間 に 飛越 上告 について の 合意 が なさ れ て いる 場合 に 限ら れる 。  第 二 審 を 飛び越す こと の 利点 は 、 迅速 な 解決 による 経済 的 負担 の 軽減 という 面 が 大きい 。  通常 の 第 一 審 を 行う べき 裁判所 へ で は なく 、 第 二 審 以降 を 管轄 する 裁判所 へ 直接 提訴 する こと を 指す 。元老 院 （ げん ろ うい ん 、 ） は 、 王政 ローマ における 王 の 助言 機関 、 また 、 後 の 共和 政 ローマ における 統治 機関 、 更に 、 後 の ローマ帝国 皇帝 の 諮問 機関 を 指す 語 で ある 。 また 現在 で は 、 多く の 国 が 上院 の 呼称 に 用いる 語 で も ある 。 に 由来 する 名称 の 機関 は 必ずしも 「 元老 院 」 と 訳さ れる わけ で は ない が 、 本 項 で は 便宜上 「 元老 院 」 と 表記 する 。  古代 ローマ で は 、 初代 ロームルス 王 以来 、 多く の 一族 を 抱える 有力 者 を もっ て 「 貴族 （ パトリキ ） 」 として 終身 の 「 元老 院 」 を 構成 さ せ 、 王 の 「 助言 機関 」 と し た 。 これ が 最初 の 「 元老 院 」 で ある 。 ラテン語 で 「 老い た 者 」 を 意味 する   が 語源 で 、 ここ から 派生 し た   「 年長 者 」 という 語 が 「 年長 者 会議 」 という 意味 で 使わ れる よう に なっ た 。  前 509 年 、 王制 が 打倒 さ れ た あと の 共和 政 ローマ で は 、 元老 院 が 実質 的 な 統治 機関 と なっ た 。  ローマ の 元老 院 は 、 紀元前 27 年 の 帝政 移行 後 も 存続 し た が 、 次第に 権限 が 縮小 さ れ 、 正当 な 皇帝 を 承認 する 機関 へ 、 そして 、 皇帝 の 諮問 機関 へ と 、 段階 的 に 性格 を 変え て いっ た 。 ローマ の 元老 院 は 7 世紀 ごろ に 姿 を 消し た が 、 ローマ の 元老 院 を 模 し て 設け られ た コンスタンティノポリス の 元老 院 は 1453 年 の 東 ローマ帝国 滅亡 まで 存続 し た 。  西欧 が 経験 し た 唯一 の 共和 政体 が 共和 政 ローマ で あり 、 貴族 の 権威 に よら ない 合議 制 の 統治 機関 として 西欧 が 知る 唯一 の 実例 が ローマ の 元老 院 だっ た こと から 、 西欧 世界 において   が 各国 語 に 変化 し た 語 （ 下記 「 各国 の 例 」 を 参照 ） が 「 合議 制 による 国家 の 意思 決定 機関 」 、 または 「 高い 権威 を 持っ た 合議 制 の 国家 機関 」 を 表す 普通 名詞 と 化し た 。  その後 、 中世 の ポーランド 王国 （ ポーランド ・ リトアニア 共和 国 ） 、 ヴェネツィア 共和 国 、 フィレンツェ 共和 国 、 など に 共和 政体 ないし 貴族 共和 政体 が 成立 する と 、 その 統治 機関 に も 「 元老 院 」 の 名称 が 用い られ た 。 ヴェネツィア や フィレンツェ の 機関 は 「 参事 会 」 と 訳さ れる こと が 多く 、 ポーランド の 機関 は 「 元老 院 」 と 訳さ れる か そのまま 「 セナト 」 と 呼ば れる 。 また 、 東 ローマ帝国 の 皇帝 権 を 継承 する 形 で 成立 し た ロマノフ 朝 の ロシア 帝国 で は 、 ピョートル 1 世 が 諮問 機関 として 設置 し た 機関 に 「 」 の 名称 を 用い て いる 。 そして 、 近世 に なり 、 体系 的 な 国家 構造 と 将来 展望 を もつ 初 の 近代 的 共和 国 として アメリカ合衆国 が 独立 する と 、 その 議会 に 旧 ・ 宗主 国 イギリス の 両院 制 を 取り入れ ながら も 、 その 「 貴族 院 ・ 庶民 院 」 という 名称 を 改めて 「 元老 院 ・ 代議 院 」 として 現在 に 至っ て いる 。  この 結果 、 現在 でも 古代 ローマ を 源泉 と する 西欧 文明 を 継承 する 国々 、 中でも 英 ・ 仏 ・ 西 ・ 米 の 旧 ・ 宗主 国 や 、 その 旧 ・ 植民 地 に 20 世紀 に なっ て から 独立 し た 国 の ほとんど が 、 上院 の 正式 名称 に 「 元老 院 」 を 用いる に 至っ て いる 。  なお 、 日本 で も 江戸 時代 まで 、 組織 の 幹部 の 肩書き に 「 おとな 」 「 年寄 」 といった 年長 者 を 意味 する 語 を 当てる こと が 多かっ た 。 幕府 の 政策 決定 者 を 「 老中 」 や 「 大老 」 と 呼ん だり 、 大相撲 の 親方 の こと を 「 年寄 」 と 呼ぶ といった 例 が ある 。 明治維新 後 の 太政官 制 で は 、 1875 年 に 設置 さ れ た 立法 諮問 機関 の こと を 「 元老 院 」 と 呼ん で い た 。  それぞれ の 正式 名称 を 日本語 訳 と 原語 と で 挙げ た （ 原語 が 複数 の 国 は 、 公用 語 が 複数 の 国 ） 。 なお 、 日本 の 新聞 や ニュース で は 、 これら 外国 の 元老 院 を 全て 一律 に 「 上院 」 と 呼ん で いる 。 日本 の 外務省 も 一律 に 上院 と 当て 表記 する が 、 正式 ・ 統一 的 な もの で なく 、 国会 で 議員 が senate （ 特に フランス の Sénat ） に 「 元老 院 」 と 当て 発言 する 事例 を みる こと が できる 。 米国 の 場合 、 合衆国 憲法 の 日本語 訳 にあたって 「 元老 院 」 を 当てる こと が 多い 。総合 研究 開発 機構 （ そう ご うけん き ゅうかいはつきこう 、 通称 ： NIRA ） は 、 1974 年 に 総合 研究 開発 機構 法 （ 昭和 48 年 法律 第 51 号 ） に 基づき 設置 さ れ た 認可 法人 。 平和 の 理念 に 基づき 、 現代 の 経済 社会 及び 国民 生活 の 諸 問題 の 解明 に 寄与 する ため 、 民主 的 な 運営 の 下 に 、 自主 的 な 立場 から 、 総合 的 な 研究 開発 の 実施 及び 助成 、 総合 的 な 研究 開発 に関する 情報 の 収集 、 整理 及び 提供 等 を 行なう とともに 、 総合 的 な 研究 開発 の 成果 を 公開 し 、 もつ て 国民 の 福祉 の 増進 に 資する こと を 目的 と し て い た 。  法人 格 は 現在 の 公益 財団 法人 ＮＩＲＡ 総合 研究 開発 機構 に 引き継が れ て いる 。  NIRA の 財源 は 官民 各界 から の 出資 、 寄付 により 成り立ち 、 研究 機関 と の 交流 、 支援 育成 など 積極 的 な 活動 を 展開 し て い た 。 NIRA の 事業 として は 、 主 に ( 1 ) 日本 及び 日本 国民 全体 の 「 総合 力 」 の 維持 ・ 強化 、 ( 2 ) 地域 の 再生 ・ 創造 と 市民 社会 、 ( 3 ) アジア 、 特に 北東 アジア の 地域 協力 について の 研究 を 行っ て い た 。  研究 員 は 主 に 国家 公務員 、 地方 公務員 、 企業 など から の 出向 者 が 多く 、 多彩 な 研究 を 展開 し て い た 。  2007 年 （ 平成 19 年 ） 8 月 10 日 に 総合 研究 開発 機構 法 が 廃止 さ れ 、 同年 11 月 29 日 より 財団 法人 に なり 、 公益 法人 制度 改革 に 伴っ て 2011 年 に は 公益 財団 法人 ＮＩＲＡ 総合 研究 開発 機構 に 引き継が れ て いる 。  総合 研究 開発 機構 で は 、 同 機構 第 2 代 研究 評議 会 議長 で あっ た 外務 大臣 　 大 来 佐武郎 の 業績 を 顕彰 し 、 政策 研究 を 奨励 する ため の 事業 として 2000 年 3 月 に NIRA 大 来 政策 研究 賞 を 創設 し 、 国内外 で 発表 さ れ た 政策 志向 の 研究 を 表彰 する 事業 を 行っ て いる 。  総合 研究 開発 機構 で は 、 2002 年 以来 、 政策 の 分析 や 評価 の 基本 を 学び 、 これら の 方法 を 実践 的 に 修得 する 政策 研究 の 導入 セミナー として NIRA 公共 政策 研究 セミナー を 開催 し て いる 。 同 セミナー で は 、 公共 政策 の 研究 や 分析 を 、 理論 的 、 学際 的 、 実践 的 に 進め 問題 を 提起 し 、 議論 を 展開 できる 人材 を 養成 する こと を 目的 と し た プログラム にて 公共 政策 の 実務 者 、 研究 者 、 コーディネータ など を 目指し て いる 人材 や 、 あるいは 市民 として 自発 的 に 政策 を 論じ 行動 を 起こし たい 、 こうした 問題 意識 を 持っ て いる 人々 を 対象 として 定期 的 に 開か れ て いる 。  初代 会長 ： 木川田 一隆 、 第 二 代 会長 ： 佐々木 直 、 第 三 代 会長 ： 石原 俊 、 第 四 代 会長 ： 小林 陽太郎  初代 理事 長 ： 向坂 正男 、 第 二 代 理事 長 ： 下河辺 淳 、 第 三 代 理事 長 ： 星野 進 保 、 第 四 代 理事 長 ： 塩谷 隆英 、 第 五 代 理事 長 ： 伊藤 元重選挙 演説 （ せ ん き ょえんぜつ ） と は 、 各種 選挙 において 選挙 期間 中 に 立候補者 、 または その 関係 者 が 自ら の 公約 、 方針 、 抱負 など を 有権者 に 伝える ため に 行わ れる 演説 。  複数 の 候補 者 が 同じ 会場 で 同 時刻 に やる 演説 会 の こと 。 時間 の 制約 が ある 学校 の 生徒 会 選挙 など は これ が 主流 。 国政 選挙 や 地方 選挙 で も 昔 は 適法 だっ た が 、 他 陣営 の 演説 妨害 （ 主 に 野次 ） が 激しく なっ た ため 、 1983 年 の 公職 選挙 法 改正 により 禁止 さ れ た 。 1996 年 に 発足 し た NGO リンカーン ・ フォーラム が 中心 に なっ て 、 立会 演説 会 に 代わる もの として 公開 討論 会 を 企画 し て いる が 、 公職 選挙 法 の 規制 を 受け ない ため に 選挙 期間 前 に 行わ れる こと が 多い （ 選挙 期間 中 は 、 次項 の 個人 演説 会 を 合同 で 開く こと で 立会 演説 会 の 代わり に できる が 、 実施 例 は 少ない ） 。  単独 の 候補 者 が 体育館 、 講堂 、 貸し 会議 室 、 公園 など を 借り て 行う 演説 会 。 屋内 開催 なら ば 、 拡声 器 規制 による 時間 制限 が 無い ため 主 に 夜 に 開催 さ れる 。 但し 、 会場 が 閑散 と し て いる と 見 映え が 悪く 、 行える の は ある程度 の 有権者 を 動員 できる 候補 者 に 限ら れ て くる 。  複数 候補 が 合同 で 開催 し 、 立会 演説 会 の 代わり と する こと も ある が 、 告示 前 の 公開 討論 会 に 比べ 、 実施 例 は 少ない 。 また 、 合同 演説 会 は 必ず 候補 者 および 所属 政党 ・ 政治 団体 ・ 確認 団体 主催 で なけれ ば なら ず 、 第三者 が 合同 演説 会 の 開催 者 と なる こと は でき ない （ 公職 選挙 法 第 164 条 の 3 第 2 項 ） 。  個人 演説 会 の よう な 屋内 で は なく 、 屋外 で 行う 演説 会 。 ハードル が 低く 、 資力 が なく て も 候補 者 なら 誰 でも 行える 。 拡声 器 規制 の ため 、 声 を 出し て 行える 時間 帯 は 午前 8 時 から 午後 8 時 まで に 限ら れる 。 なお 、 候補 者 に対して 妨害 行為 を 行う と 、 公職 選挙 法 第 225 条 1 項 （ 選挙 の 自由 妨害 罪 ） により 罰せ られる 。 駅前 や 路上 で 行う と 人 、 車 とも に 交通 規制 が 行わ れる こと が ある 。世襲 政治 家 （ せ し ゅうせいじか ） は 、 何らかの 意味 で 世襲 で ある と 見 られる 政治 家 の こと 。  近代 の 代表 民主 政治 において は 、 血統 で は なく 人民 の 選挙 によって 選ば れ た 政治 家 が 国会 議員 （ 選良 ） として 政治 を 担う こと と なる 。 一方 で 、 親 が 政治 家 で あれ ば 、 選挙 に 当選 し て 政治 家 と なる ため の さまざま な メリット を 享受 する こと と なり 、 その よう な メリット を 活かし た 政治 家 が 少なから ず 登場 する こと と なる 。 この よう な 政治 家 が 、 比喩 的 に 「 世襲 」 で ある と 呼ば れる 。 場合 によって は 、 数 代 にわたって 有力 な 政治 家 を 輩出 する 家系 すら 登場 する （ アメリカ合衆国 の ケネディ 家 、 日本 の 鳩山 家 ・ 麻生 家 など ） 。 また 、 政治 家 一族 が 政治 家 一族 、 更に は 大 資本 家 や 貴族 と 婚姻 を通じて 閨 閥 として 関係 が 強化 さ れる 例 も み られる （ たとえば 吉田 茂 の 孫 で ある 麻生 太郎 の 夫人 ・ 千賀子 は 鈴木 善幸 の 三 女 で 鈴木 俊一 の 姉 。 また 寛仁 親王 妃 信子 は 麻生 の 妹 。 つまり 麻生 は 寛仁 親王 ・ 鈴木 の 義兄 と なる 。 岸 信介 及び 安倍 寛 の 孫 で 安倍 晋 太郎 ・ 安倍 洋子 夫妻 の 息子 で ある 安倍 晋 三 の 夫人 ・ 昭恵 は 森永製菓 5 代 社長 ・ 松崎 昭雄 の 長女 ） 。  世襲 政治 家 について は 、 既存 政治 家 の 事実 上 の 家業 と なる 一方 で 、 既存 政治 家 と 縁戚 関係 が ない 人材 の 立候補 を 事実 上 妨げ て いる という 批判 が あり 、 また 政治 団体 の 世襲 による 相続 税 逃れ など が 指摘 さ れ て いる 。 こうした 批判 が ある 一方 で 、 世襲 を 容認 し その 候補 を 議員 に する の は 有権者 で ある という 擁護 論 も ある 。 一部 の 政党 で は 、 選挙 区 の 地盤 を 世襲 し た 候補 の 擁立 を 自粛 し て いる 。  政治 家 の 家庭 で 育つ こと から 早くから 政治 に 目覚め 、 親 の 知名度 や 人脈 、 支持 基盤 、 財力 を うまく 活かし て 若い うち から 実績 を 積む の に は 有利 で ある 。 親 の 秘書 等 を 経 て 政治 家 と なる ケース も ある 。 また 、 若年 で 政界 入り する こと も できる 世襲 政治 家 は 当選 回数 を 重ねる こと で 政治 的 影響 力 を 増大 さ せ 、 若くして 政界 入り する こと が 難しい 非 世襲 の 政治 家 より も 優位 性 が ある 。  世襲 議員 と 非 世襲 議員 の 被 説明 変数 を 基準 に し た パフォーマンス 指標 に は 、 質問 主意 書 提出 数 を 除い て   有意 な 差 は 見 られ ない と する 研究 も ある 。  日本 で は 、 大日本帝国 憲法 下 に 設置 さ れ て い た 貴族 院 が 世襲 制 議員 など により 構成 さ れ て い た （ ただし 単純 に 門地 だけ で 議員 に なれ た の は 皇族 と 、 侯爵 以上 の 爵位 の 議員 のみ で あり 、 伯爵 以下 について は 同 爵者 による 選挙 が あっ た ） 。 日本国 憲法 が 施行 さ れ た 1947 年 以降 は 、 全て の 公職 政治 家 が 選挙 により 国民 の 信任 によって 選出 さ れ て いる 。  今日 、 マスメディア 等 にて 世襲 議員 と 称さ れる の は 、 国会 議員 職 を 世襲 し た いわゆる 二 世 議員 等 で ある こと が 多い 。 この 場合 の 世襲 議員 と は 概ね 、 親 や 祖父母 を はじめ と する 親族 が 作っ た 選挙 区 で の 地盤 （ 後援 会 。 いわゆる 「 三 バン 」 の 一つ ） を そのまま 継承 し て 選挙 に 当選 し た 政治 家 の こと を 指す 。 北海道 選出 の 日本 社会党 衆議院 議員 で ある 2 代目 岡田 春夫 は 父親 が 北海道 選出 の 立憲 民政 党 衆議院 議員 で あっ た 初代 岡田 春夫 で あり 、 出身 政党 が 異なる が 、 選挙 区 が 同じ で あり 地盤 を 世襲 し た として 世襲 と みなさ れ て いる 。 選挙 区 が 違う 場合 など 、 世襲 で 受け継ぐ 地盤 が なく 直接 の 恩恵 を 受け て い ない 場合 は 、 世襲 と 見なさ ない こと が 多い 。 しかし 、 親子 など の 親族 関係 が あれ ば 世襲 と みなす という 考え も ある 。 その 考え で は 父 笹川 良一 （ 大阪 府 選挙 区 選出 ） 退職 から 40 年 後 に 当選 （ 立候補 自体 は 父 退職 から 26 年 後 ） し た 笹川 堯 （ 群馬 県 選挙 区 選出 ） も 、 選挙 区 が 異なっ て おり 40 年間 の 空白 期間 が 存在 する が 、 父親 が 国会 議員 という こと で 世襲 政治 家 に 入っ て いる 。 日本 共産党 は 「 “ 三 バン ” を 受け継が ない 地方 議員 と 国会 議員 で は 世襲 と は なり 得 ない 」 と 定義 し て おり 、 世襲 国会 議員 は 共産党 に い ない と する 。 また 母 川田 悦子 （ 2000 年 から 2003 年 まで 衆議院 東京 都 第 21 区 選出 議員 ） の 落選 から 4 年 後 に 当選 し た 川田 龍平 （ 2007 年 から 2013 年 まで 参議院 東京 都 選挙 区 選出 議員 、 2013 年 から 参議院 比例 区 選出 議員 ） も 、 世間 的 に は 母親 より 息子 が 先 に 知名度 が 高く 注目 を 集め て い た 点 は ある が 、 母親 が 国会 議員 で あっ た こと や 選挙 区 が 重複 し て い た こと や 母親 の 秘書 を 務め て い た こと から 川田 も 世襲 政治 家 に 入っ て いる 。  世襲 で よく 用い られる 手法 は 、 有力 議員 が 次 の 選挙 の 数 ヶ月 前 に 引退 を 表明 し て 、 後継 者 として 子 や 孫 を 指名 する もの で ある 。 他 の 候補 に 準備 期間 を 与え ない ため に 引退 ・ 後継 者 指名 を 選挙 直前 まで 遅らせる が 、 この 手法 は アン フェア だ と の 指摘 が ある 。 指名 さ れ た 後継 者 は 、 党 の 支部 など から 公認 を 得 て 、 次 の 選挙 を 戦う こと に なる （ 党 の 支部 と いっ て も 小 選挙 区 支部 長 は 当の 世襲 さ せよ う と する 有力 議員 で ある こと が ほとんど で ある 。 江藤 隆美 が 引退 し て 江藤 拓 に 世襲 さ せよ う と し た 際 に は 県連 で 「 親父 が 支部 長 で 支部 推薦 候補 が 息子 なんて 話 は 通ら ない 」 と 問題 に なっ た が 結局 通過 し て いる ） 。 後継 者 の 指名 前 に 世襲 と なる 後継 者 を 秘書 として 働かせ て いる 事例 も 多い 。 その 一方 で 、 世襲 候補 として 擁立 さ れ て 当選 し た 世襲 政治 家 が 「 自分 は 政治 家 に 向い て い ない 」 など の 理由 で 、 高齢 や 病気 で も ない のに 引退 し て 世襲 を 終わら せる 例 も ある （ 例 :   久野 統 一郎 、 木村 隆秀 、 赤城 徳彦 、 亀井 善太郎 ） 。  また 政治 家 を 引退 し ない まま 子 や 兄弟 姉妹 を 別 の 選挙 （ または 選挙 区 ） に 立候補 さ せる 場合 も ある が 、 こちら は 後継 者 という 意味合い は 薄まる （ 例 :   鳩山 威一郎 参議院 議員 と 鳩山 邦夫 衆議院 議員 ・ 中曽根 康弘 衆議院 議員 と 中曽根 弘文 参議院 議員 ・ 河野 洋平 衆議院 議員 と 河野 太郎 衆議院 議員 ・ 安倍 晋 三 衆議院 議員 と 岸 信夫 衆議院 議員 ・ 羽田 孜 衆議院 議員 と 羽田 雄一郎 参議院 議員 ） 。 政治 家 一家 は 子ども が 生まれ た 時 から 選挙 に 出る こと を 想定 し て いる ため か 、 難しい 漢字 を 用い た 読み にくい 名前 は 極力 避け られ 、 平易 な 漢字 で 多く の 人 が 読み やすい 名前 を つけ たり 、 親子 関係 が はっきり と わかる 名前 を つける 例 が 多い 。 中 に は 立候補 の 際 に 先代 の 名前 に 改名 する 例 も ある （ 例 :   岡田 春夫 ・ 山村 新治 郎 ・ 中村 喜四郎 ） 。  古く から の 名家 の 子孫 が 当該 地域 から 立候補 を し て 当選 し て 政治 家 に なる 場合 も 世襲 扱い さ れる こと が ある 。 例 として 、 旧 久留米 藩主 で あり 有馬 伯爵 家 の 当主 で ある 有馬 頼寧 が 襲爵 前 に 久留 米 から 衆議院 選挙 に 当選 し て 衆議院 議員 に なっ た 例 や 、 旧 肥前 鹿島 藩主 で あり 鹿島 鍋島 家 の 当主 で ある 鍋島 直 紹 が 佐賀 県知事 選挙 に 当選 し て 佐賀 県知事 に なっ た 例 が 世襲 と 扱わ れ た 例 も ある （ どちら と も 公選 政治 家 の 子孫 で は ない ） 。 また 長州 藩士 で 島根 県 令 ・ 佐藤 信寛 の 子孫 が 佐藤 栄作 、 岸 信介 、 安倍 晋 三 で ある 。  世襲 政治 家 は 、 日本 で は 長らく 与党 として 政権 を 担当 し 、 権力 に 近い 立場 に あっ た 保守 派 、 即ち 自由民主党 に 多い が 、 日本 社会党 ・ 民社党 など に も 若干 の 例 が 見 られる （ 自民党 は 小泉 政権 下 で 安倍 晋 三 幹事 長 が 候補 者 公募 制度 を 導入 し 、 公認 候補 者 の 選定 過程 に 変化 が 見 られ た が 、 公募 による 候補 者 選定 は あくまで 補完 的 役割 に とどまり 、 同じ 新人 で あれ ば 世襲 候補 者 が 優先 的 に 公認 を 獲得 する ） 。 社会党 で は 河上 丈 太郎 、 松本 治一郎 、 江田 三郎 、 山花 秀雄 、 横路 節雄 など の 幹部 の 実子 ・ 養子 が 政治 家 と なっ て おり 、 社会党 から 分裂 し た 民社党 や 社会 民主 連合 に も 世襲 政治 家 が 存在 し た 。 また 新自由クラブ は 幹部 の ほとんど が 国会 議員 ・ 地方 議員 を 父 に 持つ 世襲 政治 家 で あっ た 。 自民党 以外 の 政党 に も 世襲 政治 家 は 存在 し て おり 、 かつて の 最高 幹部 で ある 鳩山 由紀夫 ・ 小沢 一郎 ・ 羽田 孜 は いずれ も 世襲 政治 家 で あっ た 。 一方 、 公明党 と 日本 共産党 に は 世襲 政治 家 は ほとんど 存在 し ない 。  同 一 選挙 区 における 世襲 候補 は 「 三 バン 」 を 保持 し 、 他 の 新人 候補 と 比べ て 有利 に 選挙 戦 に 臨む 条件 が 揃っ て いる ため 、 当選 後 は 地盤 固め を する こと で 次 の 選挙 戦 を 有利 に 進める こと が 可能 で ある 。 また 引退 に 伴う 世襲 の 際 に 、 資金 管理 団体 を 非課税 で 相続 できる こと も 問題 視 さ れ て いる （ 他 の 民間 団体 の 資本 金 相続 は 相続 税 の 納税 対象 に 該当 する ） 。  同 一 選挙 区 に 複数 の 公認 希望 者 が 存在 する 場合 は 分裂 選挙 に なる こと も ある 。 後継 者 指名 前 に 政治 家 が 死去 し た 場合 の 弔い 選挙 において は 分裂 選挙 が 起こり やすい 。 例えば 中川 一郎 が 急死 し た 際 に は 、 息子 の 中川 昭一 と 秘書 の 鈴木 宗男 の 分裂 選挙 に なっ て いる （ 当時 は 中 選挙 区 制 で あっ た ため 結果 的 に は 両者 とも 当選 ） 。  政権 交代 が 起こっ た 第 45 回 衆議院 議員 総 選挙 で は 、 自由民主党 が 歴史 的 大敗 を 喫し た が 、 この とき 自民党 で 当選 し た 119 人 の うち 世襲 議員 は 50 人 と 、 非 世襲 議員 より も 選挙 に 強い こと を 実証 し た 。 この 結果 、 自民党 衆議院 議員 に 占める 世襲 議員 の 割合 は 、 解散 前 の 32 ％ から 42 ％ 、 ほぼ 4 割 と なっ た 。  日本 で は 世襲 政治 家 を 問題 視 する 立場 から 、 親族 の 選挙 区 から の 立候補 規制 など の 世襲 立候補 の 法 規制 案 が 浮上 する が 、 日本国 憲法 第 14 条 「 すべて 国民 は 、 法 の 下 に 平等 で あ つて （ 中略 ） 門地 により 、 政治 的 、 経済 的 又は 社会 的 関係 において 、 差別 さ れ ない 」 や 国会 議員 について は さらに 日本国 憲法 第 44 条 「 両 議院 の 議員 （ 中略 ） の 資格 は （ 中略 ） 門地 （ 中略 ） に よ つて 差別 し て は なら ない 」 において 「 門地 の 差別 」 に 該当 し 、 法規 制 に は 憲法 規定 の 問題 が 浮上 する 可能 性 が 存在 する 。 なお 、 GHQ 下 の 日本 で は 公職 追放 令 によって 公職 追放 該当 者 の 三 親等 内 の 親族 と 配偶 者 は 一定 期間 は 対象 の 職 へ の 就任 が 禁止 さ れる 規定 が あっ た が 、 公選 公職 に関して は 公職 追放 該当 者 以外 の 三 親等 の 親族 や 配偶 者 は 規制 対象 外 だっ た ため 立候補 する こと が でき 、 公職 政治 家 の 世襲 制限 は 行わ れ なかっ た 。  なお 、 世襲 候補 が 立候補 し た 選挙 で 、 世襲 さ せ た 側 の 先代 の 政治 家 （ 中川 昭一 で いえ ば 中川 一郎 ） の 名前 を 書い た 投票 について は 、 世襲 候補 の 得票 と は なら ず 無効 票 と なる という 事例 が 1950 年 の 参議院 選挙 で 存在 する （ 櫻内 義雄 、 小 瀧 彬 の 項 を 参照 ） 。  2008 年 に 、 民主党 は 世襲 立候補 規制 の 法案 作成 に 着手 する が 、 先述 の 憲法 規定 の 問題 も あり 世襲 の 立候補 規制 を 断念 し 、 世襲 の 制限 について は 資金 管理 団体 の 世襲 禁止 を 盛り込む こと に なっ た 。 また 2009 年 に は 法案 成立 と は 無関係 に 、 党 の 内規 として 資金 管理 団体 及び 選挙 区 を 親族 に 継が せる 事 は 認め ない 旨 を 定め た 。 民主党 は 「 制限 さ れる 世襲 」 として 以下 の 条件 を 全て 満たす 者 と 規定 し て いる 。  これから 国政 に 参入 する 新人 について は 、 以上 の 条件 を 全て 満たす 場合 これ を 公認 候補 と し ない こと を 決め た 。 ただし この 内規 は 第 45 回 衆議院 議員 総 選挙 から 適用 さ れる もの で あり 、 これ 以前 に 世襲 し た 候補 者 に対して は 遡及 さ れる もの で は ない 。 第 46 回 衆議院 議員 総 選挙 で 元 首相 の 羽田 孜 が 引退 し 、 参議院 議員 ・ 国土 交通 大臣 だっ た 子息 の 羽田 雄一郎 が 後継 出馬 を 表明 し た 際 に は 、 この 内規 に 抵触 する として 出馬 断念 に 至っ て いる 。  なお 、 民主党 は 第 45 回 衆議院 議員 総 選挙 で 福島 1 区 から 当選 し た 石原 洋三 郎 は 父 が 2003 年 まで 福島 1 区 選出 の 衆議院 議員 で あっ た 石原 健太郎 で ある が 、 6 年間 の 空白 が ある 。 民主党 は 同 一 選挙 区 で も 6 年間 の 空白 が あれ ば 同一 選挙 区 から の 一等親 の 親族 の 立候補 を 認め て いる 。 また 民主党 は 2003 年 衆院 選 と 2005 年 衆院 選 は 福島 1 区 で 石原 洋三 郎 の 長男 （ 石原 健太郎 の 兄 で も ある ） で ある 石原 信市 郎 を 公認 候補 として 擁立 し て おり （ 2 回 とも 落選 ） 、 民主党 は 旧 自由党 時代 も 含め て 福島 1 区 から 2000 年 衆院 選 、 2003 年 衆院 選 、 2005 年 衆院 選 、 2009 年 衆院 選 と 連続 し て 石原 一族 から 政党 公認 候補 として 擁立 し 続け て いる こと に なる 。 民主党 は 国政 選挙 で 落選 し て 国会 議員 に なっ た こと が ない 候補 について は 世襲 制限 規定 に 含ま れ ない として 、 同 一 選挙 区 から 世襲 候補 が 連続 し て 立候補 する こと を 認め た 。 他 に も 、 石井 登志 郎 （ 兵庫 7 区 当選 議員 ） は 父 の 石井 一 （ 2005 年 まで 衆議院 兵庫 1 区 選出 議員 ・ 2007 年 当選 参議院 議員 ） と 選挙 区 は 重なっ て い ない が 同一 県内 の 選挙 区 において 衆議院 立候補 に 限れ ば 4 年間 の 空白 期間 を 経 て 世襲 を し た 例 や 菅川 洋 （ 広島 1 区 立候補 ・ 復活 当選 ） は 父 の 菅川 健二 （ 2001 年 まで 参議院 広島 県 選挙 区 選出 議員 ） と 衆参 は 異なる が 選挙 区 が 重複 する 中 で 8 年間 の 空白 期間 を 経 て 世襲 を し た 例 や 高橋 英行 （ 愛媛 4 区 選出 議員 ） は 祖父 の 高橋 英吉 （ 1969 年 まで 衆議院 旧 愛媛 3 区 選出 議員 ） と 40 年 の 空白 期間 を 経 て 世襲 し た 例 が あっ た 。  自民党 も この 総 選挙 から 世襲 制限 を 試み た が 、 検討 段階 で 既に 自民党 の 公認 を 得 て い た 千葉 1 区 の 臼井 正一 （ 父 が 臼井 日出男 ） と 神奈川 11 区 の 小泉 進 次郎 （ 父 が 小泉 純一郎 ） の 2 名 は そのまま 公認 さ れ 、 世襲 制限 について は 当面 期限 を 定め ない と する こと と し た 。 ところが 解散 後 に 自民党 が 示し た マニフェスト で は 「 次回 （ 第 46 回 ） 総 選挙 から 世襲 制限 を 行う 」 旨 が 記述 さ れ た （ 制限 さ れる 条件 と 、 遡及 し ない 点 について は 民主党 と 同じ ） 。 さらに マニフェスト 決定 後 に 青森 1 区 の 公募 候補 者 として 決定 さ れ た 津島 淳 （ 父 が 津島 雄二 ） は 党 本部 の 公認 を 得 られ ず 、 対応 が 二 転 し 、 結果 として 候補 者 によって まちまち の 対応 を とる 事 に なっ た 。 2009 年 衆院 選 後 に 登場 し た 自民党 新 執行 部 は 「 世襲 制限 は 尊重 し つつ も 、 候補 者 選定 において 世襲 を 優遇 せ ず に 広く 人材 を 集める 公募 制 の 観点 から 議論 する 」 と し 、 世襲 制限 の 議論 を 白紙 に 戻す 考え を 明らか に し た 。 2010 年 参院 選 で は 「 世襲 候補 に 無 原則 な 公認 または 推薦 は し ない 」 こと を 公約 に 盛り込ん だ 。 引退 する 若林 正俊 の 後継 者 として 公募 を 経 て 長男 の 若林 健太 が 、 立候補 を 表明 し て い た 青木 幹雄 が 選挙 直前 に 病気 が 発覚 し て 不 出馬 を 表明 し た 際 に は 島根 県連 が 緊急 に 長男 の 青木 一彦 が それぞれ 公認 候補 と さ れ 、 2 人 とも 当選 を 果たし た 。 2011 年 1 月 、 自民党 は 衆院 選 の マニフェスト を 修正 し 、 各 都道 府県連 が 行う 公募 の プロセス を 経る こと を 条件 に 世襲 制限 を 撤回 する 方針 を 固め た 。  第 46 回 総 選挙 の 後継 者 選定 において 公募 を おこなっ た 際 に 大物 政治 家 が 引退 する こと による 世襲 候補 （ 群馬 4 区 の 福田 康夫 の 長男 で ある 福田 達夫 、 広島 4 区 の 中川 秀直 の 次男 で ある 中川 俊直 、 北海道 12 区 の 武部 勤 の 長男 で ある 武部 新 、 奈良 4 区 の 田野 瀬 良太郎 の 次男 で ある 田野 瀬 太 道 、 香川 3 区 の 大野 功 統 の 長男 で ある 大野 敬 太郎 ） が メディア から 批判 さ れ た 。 応募 者 が 1 人 だけ だっ た 群馬 4 区 を 除い た 4 選挙 区 で は 応募 し た 候補 者 は 複数 い た が 、 広島 県連 ・ 北海道 連 ・ 香川 県連 は 3 選挙 区 で 世襲 を 候補 と する こと を 決定 し た 。 執行 部 は 世襲 批判 を かわす ため に 公認 候補 に関する 党員 投票 を 求め た が 4 道 県連 が 反発 し た 。 最終 的 に 世襲 1 人 に 絞っ て い なかっ た 奈良 県連 で は 奈良 4 区 の 田野 瀬 の 次男 と 他 1 人 を 党員 投票 を 行っ た が 、 4 道 県連 で は 党員 投票 が 行わ れ ない まま 世襲 を 候補 と する こと を 決定 し 、 奈良 県連 で も 党員 投票 で 田野 瀬 が 圧勝 し た こと から 世襲 で ある 田野 瀬 を 候補 と する こと が 決定 し た 。 自民党 執行 部 は 「 公募 で 新人 候補 を 約 100 人 決め 、 世襲 は 1 割 弱 」 と し て いる が 、 「 世襲 に お墨付き を 与える だけ の 『 なん ちゃっ て 公募 』 だ 。 自民党 の 古い 体質 は 変わっ て い ない と 思わ れ 、 最悪 だ 」 （ 若手 議員 ） 、 「 出来 レース 」 （ 党 関係 者 ） と の 声 も ある 。  イギリス の 貴族 院 で は 、 世襲 貴族 と 呼ば れる 貴族 は 世襲 によって 政治 家 を 引き継ぐ こと が 可能 で あっ た 。 保守党 議員 が 圧倒的 で あっ た 世襲 貴族 が 、 世襲 により 議席 を 確保 し 続ける こと は 、 労働党 政権 にとって は 民意 を 反映 し ない 障害 に なる ため 、 1997 年 の 総 選挙 で 圧倒的 な 勝利 を 収め た ブレア 首相 の 労働党 政権 によって 世襲 議員 制度 の 改革 が なさ れ 、 世襲 貴族 について は 互選 など で 選ば れ た 92 人 のみ に 限定 さ れる こと と なっ た 。 庶民 院 で は 、 日本 と は 異なり 立候補 する のに 地元 や 出身 地 の 選挙 区 から 出る 事 は 多く なく 、 議員 が 当選 し やすい 選挙 区 を 選ん だり 、 頻繁 に 選挙 区 替え を する 文化 が ある ため 、 わざわざ 子 が 親 と 同じ 選挙 区 を 選ぶ 事 は ほとんど 無い 。 例えば ウィンストン・チャーチル の 父 ランドルフ も 庶民 院 議員 で あっ た が 、 選挙 区 は 異なっ て おり 、 ウィンストン は 5 つ の 選挙 区 を 渡り歩い て いる 。  他 の 先進 国 と 同様 、 アメリカ の 選挙 で も 大金 を 動かす 資産 力 が 必要 と なる ため 、 同一 の 一族 から 多数 の 政治 家 を 輩出 する こと が 多い 。 特に 、 ジョン ・ F ・ ケネディ 第 35 代 大統領 の ケネディ 家 や 、 ジョージ ・ H ・ W ・ ブッシュ 第 41 代 大統領 と ジョージ ・ W ・ ブッシュ 第 43 代 大統領 の ブッシュ 家 など の 一族 から 出 た 政治 家 は 数多い 。 大統領 や 連邦 議会 議員 ・ 州 知事 など の 政治 家 を 多く 出す 一族 を 揶揄 し て 「 王朝 」 と 呼ば れる こと も ある が 、 当事者 達 は そう 呼ば れる こと を 嫌っ て いる 。  ブッシュ 家 の ほか に 親子 で 大統領 に なっ た 例 は 、 アダムズ 家 の 第 2 代 大統領 ジョン ・ アダムズ と 第 6 代 大統領 ジョン ・ クィンシー・アダムズ の 親子 が ある 。  初代 インド 首相 ジャワハルラール・ネルー の 娘 インディラ と 孫 ラジーヴ は ともに 首相 に 就任 し て おり 、 イタリア 出身 の ラジーヴ の 妻 ソニア まで インド 国民 会議 党首 に 就任 し て いる 。 インディラ の 次男 サンジャイ も 政治 家 で 、 その 妻 メーナカー は 環境 大臣 を 歴任 し た 。 ジャワハルラール の 父 モティラル・ネルー も 有名 な 国民 会議 派 の 政治 家 で あり 、 ラジーヴ と ソニア の 子 ラーフル と サンジャイ と メーナカー の 子 ヴァルン も 下院 議員 で ある （ ただし 、 ラーフル は インド 国民 会議 ・ ヴァルン は インド 人民 党 所属 ） 。  この 状況 は 「 ネール ・ ガンジー 王朝 」 と も いわ れ て いる 。 なお 、 この 「 ネール ・ ガンジー 王朝 」 は 、 マハトマ・ガンディー と 血縁 関係 に は ない 。  中国共産党 の 高級 幹部 子弟 は 太子 党 と 呼ば れ 、 政治 を 担う 党 幹部 に 多く が 進出 し て いる 。 有名 な 例 で は 、 胡 錦 濤 の 後継 者 として 総 書記 に 就任 し た 習近平 は 全人代 常務 副 委員 長 を 務め た 習仲勲 の 子息 で ある ほか 、 元 国務 院 総理 の 李 鵬 は 周 恩来 の 養子 で ある 。 横山 宏 章 「 中国 を 駄目 に し た 英雄 たち 」 （ 講談社 ） など に よれ ば 、 文化 大 革命 当時 に は 「 親 が 革命 家 なら 子供 も 赤い 。 親 が 反 革命 なら 子供 も 黒い 」 という 理論 が 盛ん に 喧伝 さ れ た 。  北朝鮮 で は 最高 権力 が 金 日成 ― 金 正日 ― 金 正 恩 と 世襲 さ れ て いる 。 共産 主義 国 で は 珍しく 君主 制 ・ 絶対 王政 の よう に 首脳 部 の 世襲 が 行わ れ て おり 、 また 首脳 部 の 家族 が 政治 的 要職 に つい て いる こと から 「 金 王朝 」 と 揶揄 さ れる （ この 他 に 「 出身 成分 」 と 呼ば れる 血統 による 市民 支配 が 行わ れ て おり 、 社会 主義 の 理念 から 完全 に 逸脱 し た 封建 的 統治 体制 が 構築 さ れ て いる ） 。  2010 年 に 大統領 と なっ た ベニグノ・アキノ 3 世 上院 議員 は 、 父 が ベニグノ・アキノ・ジュニア 元 上院 議員 、 母 が コラソン・アキノ 元 大統領 で ある 。 また 、 父方 の 祖父 で ある ベニグノ・アキノ・シニア も 政治 家 として 活躍 し た 。 ベニグノ・アキノ 3 世 の 前 の 大統領 グロリア ・ アロヨ も 、 元 大統領 ジョスダド・マカパガル の 娘 で ある 。 コラソン・アキノ の 下 で 副 大統領 を 務め た サルバドール・ラウレル も 、 父 が 第 二 次 世界 大戦 中 の フィリピン 大統領 を 務め 大 東亜 会議 に も 出席 し た ホセ ・ ラウレル で あり 、 アキノ 政権 で 国防 相 を 務め コラソン・アキノ の 次 の 大統領 と なっ た フィデル・ラモス も 父 が 外相 で ある 。 結局 、 マルコス 政権 崩壊 以降 の 大統領 で 就任 当時 、 血縁 に 有名 政治 家 が い なかっ た の は 、 俳優 として 有名 に なっ た タレント 政治 家 の ジョセフ・エストラーダ が 唯一 の 例 で ある 。  長く 独裁 体制 が 続い た フェルディナンド・マルコス 政権 下 で は 、 妻 の イメルダ が マニラ 首都 圏 知事 や 閣僚 を 歴任 し た ばかり か 、 長女 アイミー や 長男 ボンボン ・ マルコス が 政府 系 団体 の 要職 に 就い た 。 エドゥサ 革命 で マルコス 一族 は 政権 を 追わ れ た ものの 、 その後 復権 を 果たし 、 現在 で は アイミー が 下院 議員 、 ボンボン ・ マルコス が 北 イロコス 州 知事 と なっ て いる 。  第 一 次 世界 大 戦前 から 両 大戦 間 にかけて 断続 的 に 首相 を 務め た エレフテリオス・ヴェニゼロス の 次男 で ある ソフォクリス も 、 戦後 に 首相 を 務め た 。 また 、 共和 制 移行 後 に 首相 を 務め た コンスタンディノス・ミツォタキス は エレフテリオス の 甥 に あたる 。  2011 年 まで 首相 を 務め た ゲオルギオス・アンドレアス・パパンドレウ は 、 父 アンドレアス も 1980 年代 から 1990 年代 に 首相 を 務め て いる 。 また 祖父 ゲオルギオス・パパンドレウ も 、 戦後 に 何 度 も 首相 を 務め た 。 パパンドレウ の 前 の 首相 だっ た コスタス・カラマンリス も 、 コンスタンディノス・カラマンリス の 甥 に あたる 。  アルベルト ・ フジモリ の 子供 で ある ケイコ・フジモリ 、 ケンジ ・ フジモリ は 国会 議員 で ある 。 ケイコ は 親子 2 代 の 大統領 を 目指し た が 対立 候補 に 敗れ た 。  ジャン ＝ マリー ・ ル・ペン の 娘 で ある マリーヌ・ル・ペン と 、 孫 （ マリーヌ の 姪 ） で ある マリオン・マレシャル ＝ ルペン は 、 それぞれ 2012 年 フランス 議会 総 選挙 で 議員 に なる 。 ちなみに 、 ル・ペン 親子 は 「 国民 戦線 」 の 党首 も 2 代 にわたって 務め て いる 。  ピエール ・ トルドー の 息子 で ある ジャスティン・トルドー は 首相 に なっ た 。  ボツワナ で は 初代 大統領 で ある セレツェ・カーマ の 息子 で ある イアン・カーマ が 父 の 没後 に 大統領 に 就任 し て いる 。 なお 、 カーマ 家 は ボツワナ 国内 の 有力 部族 の 旧 王家 で も ある 。シーレーン と は 、 一 国 の 通商 上 ・ 戦略 上 、 重要 な 価値 を 有し 、 有事 に際して 確保 す べき 海上 交通 路 の こと で ある 。 英語 の 類義語 は SLOCs （ ） で ある 。  元々 、 海 の 上 に きまっ た 通航 路 が ある わけ で は なく 、 航海 が 一般 化 する につれて 、 ほぼ 一定 し た 航路 の よう な もの が 自然 に 形成 さ れる よう に なり 、 そうした 海上 交通 ルート を 陸上 の 小 途 に なぞらえ た もの が シーレーン で ある 。 また 、 シーレーン 防衛 上 、 その 要衝 と なる 地点 を チョーク ポイント と いう 。  海洋 国家 にとって 、 シーレーン の 安全 保障 は 最 重要 課題 で あり 、 また 交易 国 と の 経済 交流 は 相互 の 経済 発展 において 不可欠 で ある 。 物品 の 輸送 路 と いう だけ で は なく 、 シーレーン は 近代 から 海底 ケーブル 網 の 基幹 を なし て おり 、 商用 ・ 公用 の 両面 で 国際 通信 の 要 で ある 。  日本 は 四方 を 海 に 囲ま れ た 島国 で あり 、 海岸 線 の 長 さ は 北方 四 島 を 含める と 4 , 842 海里 、 つまり 8 , 967 . 496 km に 及び 世界 第 7 位 、 排他 的 経済 水域 の 面積 は 3 , 861 . 1 万 km に 及ぶ 。 オイルショック など の 影響 から 産油 国 と の 外交 関係 、 そして シーレーン の 安定 化 が 不可欠 と 感じ た 日本 は 1982 年 （ 昭和 57 年 ） 頃 から 外洋 に 伸びる シーレーン 1 , 000 海里 防衛 構想 を 策定 する など 、 日本 の シーレーン 防衛 の あり方 が 課題 と さ れる よう に なっ た 。  また 今日 において 、 国内 経済 も ほぼ 海上 交易 に 依存 し 、 日本 の 輸入 依存 度 を 見 て みれ ば 輸入 量 は 石油 2 億 トン を はじめ 、 7 億 5 , 000 万 トン に も 達し て おり 、 特に エネルギー は 2001 年 （ 平成 13 年 ） 時点 の 資源エネルギー庁 調査 において 国内 の 輸入 依存 度 の 高 さ は 石油 が 99 . 8 %、 石炭 98 . 4 %、 天然 ガス ( LNG ) 96 . 6 %、 原子力 ( ウラン ) に 至っ て は 100 % を 依存 し て いる 。 輸出 は ハイテク 工業 品 だけ で 2 , 000 万 トン 、 第 1 次 産品 を 含めれ ば 7 , 000 万 トン に も 及ぶ 。 こうした こと から も 、 日本 も 海洋 国家 の ひとつ として 、 自国 の シーレーン 防衛 の 重要 性 が 認識 さ れ て き た 。 日本人 の 食卓 に 並ぶ 豆腐 も 蕎麦 も 「 シーレーン の 賜物 」 と いわ れ 、 いかに 日本 が 輸入 依存 度 が 高い か を 象徴 し て いる 。  海上 自衛隊 の 戦術 思想 の 原点 は シーレーン 防衛 で あり 、 対 潜 戦 、 対 機雷 戦 に 重点 を おい た 訓練 を 行っ て いる 。  中曽根 内閣 は この シーレーン 防衛 に対して 次 の 4 つ の 基本 指針 を 定め た 。  これら の 点 に 防衛 政策 の 軸 が おか れる こと と し 、 中曽根 内閣 の とっ た シーレーン 体制 を 俗 に 中曽根 航路 帯 といった 。非 武装 中立 （ ひ ぶそ うち ゅうりつ ） と は 、 国家 や 集団 など の 安全 保障 の 考え方 の 1 つ で あり 、 自衛 を 含め た 軍備 を 放棄 し て 、 中立 主義 を 行う もの で ある 。  非 武装 中立 に は 、 戦時 のみ の もの や 、 平時 を 含む もの が 考え られる 。 通常 は 、 平時 を 含め て 自衛 戦争 の ため の 常備 軍 も 廃止 し 、 特定 の 軍事 同盟 に も 加盟 し ない もの と さ れる 場合 が 多い 。  非 武装 中立 の 思想 は 、 平和 主義 や 、 ガンディー 、 キング 牧師 など の 非 暴力 主義 、 あるいは 国際 社会 へ の 信頼 など に 基づき 、 それ を 国家 レベル や 平時 に も 拡大 し た もの と も 言える 。  非 武装 中立 政策 は 、 世界 的 に は ヨーロッパ の 小国 など で 採用 さ れ た 例 が ある が 、 一時 的 または 限定 的 に とどまっ て いる 。 日本 で は 第 二 次 世界 大戦 の 反省 と 、 戦後 の 日本国 憲法 第 9 条 や 東西 冷戦 の 関連 も あり 、 日本 社会党 など により 主張 さ れ た 。  なお 非 武装 中立 と は 国家 レベル の 政策 で あり 、 必ずしも 国家 レベル 以外 の 軍備 や 自衛 戦争 を 全て 否定 する もの と は 限ら ない 。 国際 連合 憲章 で は 、 国際 の 平和 と 安全 を 維持 または 回復 する ため に 、 常設 および 非 常設 の 国連 軍 を 認め て おり 、 仮に 侵攻 を 受け た 場合 に 非 暴力 の 抵抗 を 続け ながら 国連 軍 の 救援 を 待つ 事 は 考え られる 。 ただし 2017 年 現在 でも 常設 の 国連 軍 は 組織 さ れ た 事 が 無い （ この ため 自衛隊 の 指揮 権 を 国連 に 移管 し 、 常設 の 国連 軍 と する 意見 も 存在 する 。 ただし その 場合 は 、 任務 が 日本 防衛 のみ と なる と は 限ら ない ） 。 また 国連 軍 は 安保理 の 常任 理事 国 が 拒否 権 を 発動 すれ ば 行動 でき ない ため 、 仮に 常任 理事 国 自身 や 常任 理事 国 が 支持 する 国 から 侵攻 を 受け た 場合 に は 、 事実 上 期待 でき ない 。  また 、 軍備 の 有無 に かかわら ず 国家 の 自衛 権 自体 は 国際 法 上 存在 し て いる ため 、 侵攻 を 受け た 以後 に 民兵 や 義勇軍 を 組織 する こと も 考え られる 。 ただし 急造 の 武装 組織 の 近代 戦 で の 有効 性 は 疑問 で あり 、 日本国 憲法 において も 何ら 規定 さ れ て おら ず 、 捕虜 など の 戦時 国際 法 上 の 保護 も 課題 と なる 。  非 武装 中立 論 は 、 ヨーロッパ で も 社会 防衛 論 として 、 軍事 による 国土 防衛 を 放棄 し 、 自国 が 外国 軍隊 によって 占領 さ れ た として も 、 他 の 手段 （ デモ 、 座り込み 、 ボイコット 、 非 協力 等 ） によって 他国 から の 領土 支配 を 拒絶 する と する 政策 論 が 存在 する 。  バチカン は 、 ラテラノ 条約 によって 国家 として の バチカン 市 国 が 成立 し 、 対外 的 に 永世 中立 を 宣言 し た 後 は 非 武装 中立 を 行っ て いる と 言える 。 スイス 傭兵 を 抱え て は いる が あくまで 儀礼 的 な もの で あり 、 唯一 国境 を 接する イタリア と の 関係 も 良好 で ある 。 しかし ローマ 教皇 の よう な 特別 な 権威 を 持つ という 性質 を 、 他 の 国 が 模倣 する こと は 極めて 困難 で ある 。 太平洋 に は ツバル や バヌアツ といった 非 武装 で 、 非 同盟 政策 を 掲げる 国 は ある が 、 いかなる 紛争 に対して も の 中立 を 宣言 し て いる わけ で は ない 。  明確 に 非 武装 中立 を 宣言 し た 国 に は コスタリカ が 挙げ られる 。 1983 年 に 永世 非 武装 中立 を 大統領 が 宣言 し て いる 。 ただし コスタリカ は 常備 軍 の 設置 を 禁止 し て いる だけ で 、 非常 事態 に は 徴兵 制 を 敷き 軍隊 を 組織 する こと が できる 。 コスタリカ 共和 国 憲法 第 12 条 に は 「 大陸 間 協定 により 若しくは 国防 の ため に のみ 、 軍隊 を 組織 する こと が できる 。 」 と し て いる 。 また 国家 警備 隊 及び 地方 警備 隊 が 、 重火器 等 を 保持 し 、 隣国 ニカラグア の 軍事 費 の 三 倍 （ 2005 年   日本 外務省 の データ ） を 得 て いる こと や 、 米 軍 の グリーン ベレー による 軍事 訓練 を 受け て い た こと も ある など 、 国防 軍 的 要素 が 備わっ た 武装 組織 と なっ て おり 、 純粋 な 非 武装 と は 呼び がたい 。 また 中立 という 面 で は 、 安全 保障 を アメリカ合衆国 に 依存 し て おり 、 さらに 米州 機構 の メンバー で も あり 、 1965 年 に 起き た ドミニカ 内戦 の 際 に は 米州 平和 維持 軍 の 一員 として ドミニカ共和国 の 立憲 派 政権 を 転覆 さ せる ため に 、 ラテンアメリカ の 反共 国家 の 軍隊 と共に 武装 警察 を 派兵 し た こと も あり 、 イラク 戦争 において も 有志 連合 の 支援 国 と なっ た 。 また コスタリカ の 警備 隊 は 1999 年 に 結ば れ た アメリカ と の 麻薬 取締 協定 に 基づき 、 米 軍 とともに 大西 洋 ・ 太平洋 で 共同 パトロール を 行っ て き た 。 その 拠点 として ココ 島 に 限定 し て 米 軍 に 駐在 を 認め て き た が 、 2010 年 7 月 に コスタリカ 議会 は 、 米 軍 の コスタリカ 国内 における 自由 な 移動 の 許可 と 、 46 の 軍艦 、 200 の 戦闘 機 と ヘリコプター 、 7000 人 の 海兵 隊員 の 派兵 を 受け入れる こと を 賛成 可決 で 決定 し た 。 この よう な 状況 から も 、 国際 的 に は 中立 国 として 認め られ ない 。  また 、 非 武装 中立 のみ によって 戦争 の 被害 を 完全 に 免れ える 訳 で は ない 。 ルクセンブルク は 1867 年 の 建国 時 より 、 非 武装 政策 の 永世 中立 国 で あり 、 現在 でも 憲法 で は 中立 国 で ある と 規定 し て いる 。 しかし 第 一 次 世界 大戦 ・ 第 二 次 世界 大戦 で は ドイツ が フランス へ の より 安全 な 侵攻 ルート を 確保 する ため 、 シュリーフェン・プラン 及び マンシュタイン・プラン に 基づい て ルクセンブルク と ベルギー の 中立 を 一方 的 に 侵犯 し て 両国 を 武力 占領 し た 。 この ため ルクセンブルク は 、 第 二 次 世界 大戦 後 の 1949 年 に NATO に 加盟 し 、 徴兵 制度 を 採用 （ 1968 年 に 志願 制 に 移行 ） 、 永世 中立 および 非 武装 政策 を 事実 上 放棄 し た 。 バチカン や サンマリノ も 第 二 次 世界 大戦 中 に は 非 武装 中立 の 立場 を 取っ た が 、 空襲 や 占領 による 被害 を 受け て いる 。 また 戦争 に 至ら ない 事例 で も ソロモン 諸島 は 内乱 を 沈静 化 でき ず 、 太平洋 諸島 フォーラム 諸国 に 多 国籍 軍 の 派兵 を 要請 する 事態 が 起き て いる 。  2011 年 現在 、 政権 与党 として 非 武装 中立 を 掲げる 政党 として は キプロス 共和 国 の 労働 人民 進歩 党 が ある が 、 同 党 の 非 武装 中立 の 理念 は 現在 の ところ 実効 化 は し て おら ず 、 キプロス 共和 国 の 国軍 で ある キプロス 国家 防衛 隊 （ ） は 未だに 健在 で ある 。  日本 の 非 武装 中立 論 者 は 、 日本国 憲法 の 前文 と 第 9 条 を 根拠 に 自衛隊 と 在日 米 軍 の 存在 が 憲法 違反 だ と 主張 し て いる 。 そして 日本 の 安全 保障 政策 として 、 自衛隊 の 廃止 と 、 在日 米 軍 を 肯定 する 日 米 安全 保障 条約 の 廃止 を 主張 し て いる 。 現在 の 日本 の 政党 で は 護憲 （ 自衛隊 違憲 ） ・ 非 武装 を 党是 と し て いる 社民党 が 掲げ て いる 。 また 護憲 団体 として 「 9 条 の 会 」 「 9 条 ネット 」 が おり 、 日本国 憲法 9 条 の 理念 を 国際 的 に 広める 活動 を し て おり 、 現時点 で は 自衛隊 など の 防衛 力 を 容認 し つつ 最終 的 に は 軍備 の 永久 放棄 を 視野 に 入れ て いる 。  非 武装 中立 論 者 に は 護憲 派 が 多く 、 自衛隊 や 在日 米 軍 の 存在 を 明白 に 肯定 する ため の 第 9 条 の 改定 に 強く 反対 し て いる 。 かつて 、 1979 年 に 森嶋 通夫 LSE 教授 （ 当時 ） が 独自 の 理論 による 非 武装 中立 論 を 発表 し 、 翌 1980 年 に は 、 日本 社会党 の 石橋 政 嗣委員 長 （ 当時 ） も 自著 の 中 で 「 非 武装 中立 論 」 を 展開 し た 。  終戦 後 の 占領 開始 当初 における 米国 の 対 日 戦略 は 「 日本 を 中立 ・ 非 武装 化 し て 中国 （ 中華民国 ） を アジア の 拠点 と する こと 」 で あっ た が 、 一方 で 日本 の 民主 化 ・ 非 軍事 化 が 達成 さ れれ ば 米 軍 を 早期 に 撤退 さ せる 方針 でも あっ た 。 しかし 中国 大陸 で は 国共 内戦 において 民 国 を 主導 する 中国 国民党 は 完敗 を 喫し 、 台湾 島 など を 除く 中国 本土 に は 中国共産党 一 党 独裁 の 中華人民共和国 が 成立 し た 。 さらに は 朝鮮 戦争 の 勃発 ・ 激化 を も 経験 し た 米国 は 、 日本 を 「 反共 の 砦 」 と 位置づけ 再 軍備 を 認める 一方 で 、 在日 米 軍 の 駐留 を 継続 する 。 これ が 「 冷戦 」 発生 後 の いわゆる 「 逆 コース 」 で ある 。  第 9 条 改定 反対 派 の すべて が 非 武装 中立 論 の 立場 に 立っ て いる わけ で は なく 、 例えば 河野 洋平 など 自民党 内 の 護憲 派 は 、 自衛隊 の 存在 は 容認 し て いる 。  また 、 日本 共産党 や 新 左翼 各派 は 、 現状 の 日 米 安保 条約 体制 に 基づく 自衛隊 や 在日 米 軍 に は 反対 だ が 、 国家 の 軍備 そのもの を 否定 し て いる わけ で は ない 。 特に 日本 共産党 は 、 1946 年 の 日本人 民 共和 国 憲法 草案 で も 侵略 戦争 は 不 支持 と し て いる が 、 これ は 不戦 条約 と 同等 で あり 、 戦争 や 軍備 自体 を 否定 し た 条項 は ない 。 また 日本国 憲法 制定 時 の 採決 で は 「 自衛 戦争 の 否定 」 など に 反対 し 、 反対 票 を 投じ て いる 。  2009 年 に 内閣 府 が 実施 し た 調査 に よれ ば 、 「 日 米 安全 保障 条約 を やめ て 、 自衛隊 も 縮小 または 廃止 す べき 」 と し た 回答 者 は 全体 の 4 . 2 % だっ た 。  なお 、 戦後 日本 の 非 武装 中立 論 の 形成 に 大きな 役割 を 果たし た 、 社会党 左派 系 の 社会 主義 協会 に 属し た 山川 均 の 非 武装 中立 論 は 、 永世 非 武装 国家 を 志向 し た もの で は なかっ た 。 山川 は 日本 が 復興 する 間 のみ で の 非 武装 （ 復興 時 非 武装 中立 論 ） を 説い た だけ で 、 ソ連 の 脅威 を 十分 に 認識 し た 上 で の 将来 的 な 武装 を 認め て い た 。 軍備 偏重 で あっ た 戦前 の 社会 を 反省 し 、 社会 資本 を 復興 に 集中 する ね らい が あっ た と み られ て いる 。 また 、 社会 主義 協会 の 代表 で 社会党 顧問 で あっ た 向坂 逸郎 は 1977 年 に 『 諸君 !』（ 1977 年 7 月 号 ） の インタビュー で 、 「 日本 が 社会 主義 国家 に なれ ば 、 帝国 主義 と 戦い 社会 主義 を 守る ため に 軍備 を 持つ の は 当然 」 と 語っ て いる 。 向坂 の 主張 は 理論 上 は 自然 な もの で 、 党 の 看板 政策 を 「 政権 を 取る まで の 方便 」 同然 と みなし た 発言 に も かかわら ず 向 坂 は 社会党 から 何 の 処分 も 受け て い ない 。小さな 政府 （ ちいさな せい ふ 、 ） と は 、 民間 で 過不足 なく 供給 可能 な 財 ・ サービス において 政府 の 関与 を 無くす こと で 、 政府 ・ 行政 など 公 組織 ・ 国営 企業 の 規模 ・ 権限 ・ 介入 を 可能 な 限り 小さく しよ う と する 思想 または 政策 で ある 。 軍隊 ・ 司法 など のみ 民間 で 賄え ない もの として 、 経済 に対する 国家 の 介入 は 自由 競争 を 制限 し て 市場 の 働き を 損ねる もの だ と 考える ため 、 最小 国家 と も いう 。 基本 的 に 、 より 課税 を 低く する 代わり に 少ない 歳出 ・ 経済 へ の 介入 を 志向 する 。  「 小さな 政府 」 で は 、 市場 の 失敗 など が 起き ず 民間 で も 問題 なく 運営 ・ 供給 可能 な 事業 において は 、 極力 民間 に 行わ せる こと を 目指す 。 自由 放任 主義 の 立場 から 、 アダム ・ スミス は 従来 の 特権 商人 を 保護 する 重 商 主義 を 批判 し 、 国家 が 経済 活動 に 干渉 せ ず   に 自由 競争 ・ 自由 貿易 ・ 分業 が 行わ れ ば は 最終 的 に 豊か さ は 増大 する と 述べ た 。 その ため 、 国営 事業 の 民営 化 ・ 私企業 化 ( privatization ) や 、 規制 の 撤廃 、 国有 資産 の 売却 など を 行う 。 背景 に は 、 第 二 次 大戦 後 の 傾斜 生産 ・ 護送 船団 方式 や 賃金 物価 管理 政策 、 欧州 で の 企業 国有 化 政策 など 肥大 し た 大きな 政府 による 国家 運営 が 行き詰まり を 見せ た から で ある 。 1970 年代 に 政府 の 硬直 性 による 英国 病 など 大きな 政府 を し て いる 国家 の 経済 低迷 が 批判 の 対象 と さ れ た こと が ある 。 石油 危機 と スタグフレーション の 中 で 多く の 批判 に さらさ れる よう に なっ た 。 大きな 政府 で 肥大 し た 政府 支出 ・ 公共 事業 で 、 政府 の 財政 赤字 が 増え て いく 国 が 多く なっ た 。 この よう な 有効 需要 政策 は 、 物価 上昇 や 財政 赤字 を もたらす だけ で なく 、 行政 機構 が 肥大 化 し た 大きな 政府 を 産み 出し た 。 更に 、 大きな 政府 の 極致 で ある 共産 主義 国家 が 自由 主義 国家 に 経済 で 遅れ を とり 、 また 1991 年 に は ソビエト の 失敗 が 明らか と なり 社会 主義 的 な 政策 の 不 合理 性 を 印象づけ られ た こと で 支持 さ れる 要因 と なっ た 。 「 小さな 政府 」 と は 、 中央 政府 で さえ 需給 など に 関わる 情報 を 収集 する 能力 に は 限界 が あり 、 政府 が 介入 する より も 市場 に 任せ て 価格 メカニズム を 活用 する 方 が 、 より 効率 の 高い 資源 の 配分 が 達成 できる という 考え方 に 基づく 。 その ため 、 市場 の 価格 メカニズム を 乱す こと と なる 政府 の 介入 は 、 公共 財 の 供給 など の 市場 の 失敗 へ の 対処 や マクロ 経済 安定 化 政策 など の 、 政府 に のみ 適切 に 行い 得る もの に 限定 し 、 民間 で できる こと は できるだけ 民間 に 委ねる べき だ と する 。 また 選挙 によって 選ば れる 政治 家 に は 放漫 的 な 財政 を 行う の は 容易 だ が 緊縮 的 な 財政 を 行う こと は 難しい という バイアス が 掛かる ため 、 財政 は 次第に 肥大 化 し て いっ て しまう という 政府 の 失敗 を 抑える こと も 目的 と する 。 グローバル 経済 の 中 で 、 計画 経済 で 基盤 を 築い た 後 に 先進 国 から の 投資 で 発展 途上 国 が 豊か に なっ て 、 発展 途上 国 の 国民 生活 の 底上げ が なさ れ た 。 それでも 、 先進 国 の 代替 不可 人材 以外 は 代替 出来る 仕事 に対する 高い コスト の ため に 発展 途上 国 に 仕事 を 奪わ れ た ため 、 先進 国 の 代替 可能 人材 から 不満 が 発生 し た 。 それでも 、 韓国 、 タイ 、 中国 、 ベトナム など 東アジア 、 東南アジア の 発展 途上 国 は 大きな 政府 の 計画 経済 ・ 外資 や 民間 企業 へ の 規制 など 政府 による 経済 へ の 規制 緩和 政策 を とる こと で 日本 など 先進 国 から の 工場 移転 や 投資 を 受け て 、 政府 の 経済 へ の 関与 を 減らす 小さな 政府 に 徐々に シフト し て いく こと で 国民 生活 レベル や 経済 規模 が 大きく 発展 し た 。 大きな 政府 運営 に は 公 特有 の 無駄 と 多大 な 国民 課税 負担 、 経済 成長 ・ 競争 を 阻害 する 規制 が 欠点 な ため 、 小さな 政府 政策 と の バランス が 重要 で ある 。  国家 を 財政 面 で とらえ た 場合 の 呼称 は 国庫 で ある が 、 市民 社会 における 経済 運営 と 国庫 の 問題 は ルネサンス 期 の イタリア に 体系 化 さ れ た もの と 見 られ 、 都市 の 経済 運営 の ため 税 を 担保 と し た 公債 が 発行 さ れ た 。 この 慣習 が 神聖 ローマ帝国 の 諸 領域 国家 に 広まり 、 租税 収入 を 担保 に 国王 が 有力 商人 に 公債 を 発行 する 慣習 が なりたち 、 オランダ で は 市議会 が 皇帝 の 歳費 を 肩代わり する 形 で 公債 を 引き受け 課税 権 や 徴税 権 を 獲得 し て ゆき 、 国富 の うち で 現実 に 近代 的 国民 の 全体 的 所有 に は いる 唯一 の 部分 として の 国債 が 成立 し た 。  。  富 の 偏在 や 貧富 の 格差 拡大 、 犯罪 の 増加 、 社会 不安 の 増加 、 世代 間 に またがる 富 の 偏在 と 固定 化 、 教育 機会 の 不 均衡 、 職業 の 世襲 的 独占 など 「 スタート の 平等 」 が 担保 さ れ にくく なる 事 が 問題 と 指摘 さ れる 。 しかし この 批判 について 、 小さな 政府 推進 の 立場 の 人々 から は トリクルダウン （ 先行 し て 資産 家 や 企業 が 富める 事 が 、 結果 として そこ から し た たり 落ち た 富 によって 全体 が 潤う という 考え方 ） によって この 問題 は 解決 さ れる と 主張 さ れ 、 これら の 議論 は 堂々巡り を 繰り返し て き た 。  経済 学者 の 井堀 利宏 は 、 所得 ・ 資産 が 多い 者 は 税 負担 が 大きい 割り に 政府 から の 見返り が 小さい ため 「 小さな 政府 」 を 支持 する が 、 逆 に 所得 ・ 資産 が 少ない 者 は 税 負担 が 小さい 割り に 政府 から の 見返り が 期待 できる ため 「 大きな 政府 」 を 支持 する と し て いる 。 ただし 、 富者 ・ 貧者 とも に 税金 が 無駄 に 使わ れ たり 、 不公平 に 分配 さ れ たり する こと は 望ま ない ため 、 税金 の 徴収 方法 や 使い道 が 不公平 ・ 非 効率 で あれ ば 財政 に 不満 を 抱く 者 が 多く なる と し て いる 。  経済 学者 の 松原 聡 は 「 小さな 政府 は 、 企業 ・ 個人 の 競争 が 激化 し 、 貧富 の 差 を 生む という マイナス 面 も ある 」 と 指摘 し て いる 。  金融 政策 について は 、 中央 銀行 の 設置 や 通貨 発行 の 独占 を 批判 する 議論 が 存在 し て おり （ 自由 銀行 制度 ） 、  経済 学者 の 小塩 隆士 は 「 『 大きな 政府 』 と 『 小さな 政府 』 の 間 で 、 どの あたり が 望ましい の か 、 つまり 政府 の 最適 規模 を 見つける こと は 不可能 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 伊藤 修 は 「 日本 は 『 小さな 政府 』 で あり 、 国民 負担 も 低い 」 と 指摘 し て いる 。違憲 審査 制 （ いけん しん さ せ い ） と は 、 法令 その他 の 処分 が 憲法 に 違背 し て い ない か （ 憲法 適合 性 ） を 審査 し 公権 的 に 判断 する 制度 。 この 手続 を 違憲 審査 、 違憲 立法 審査 、 法令 審査 、 合憲 性 審査 と いう 。 また 、 その 権限 は 違憲 審査 権 、 違憲 立法 審査 権 、 法令 審査 権 、 合憲 性 審査 権 と 呼ば れる 。 広義 に は 特別 の 政治 機関 が 違憲 審査 を 担う 制度 も 含ま れる が 、 通常 は 何らかの 裁判 機関 が 違憲 審査 を 担う 制度 を 指す 。  違憲 審査 制 は 西欧 型 の 立憲 主義 憲法 の 下 で は 憲法 保障 の 中 で 最も 重要 な 位置 を 占める 。 類型 として は 付随 的 審査 制 （ アメリカ 型 、 司法 裁判所 型 ） と 抽象 的 審査 制 （ ドイツ 型 、 憲法 裁判所 型 ） と に 大別 さ れる 。  違憲 審査 制 は 憲法 の 最高 法規 性 と 基本 的 人権 尊重 の 原理 を その 基礎 と する 。  立憲 主義 の 下 で 憲法 の 最高 法規 性 を いかに 担保 する か は 重要 な 課題 と さ れ て き た 。 19 世紀 初め の ヨーロッパ 諸国 及び アメリカ合衆国 において 、 憲法 に 基づい て 政治 を 行う という 立憲 主義 が 確立 し た こと に 端 を 発し 、 制度 的 に 発達 し て き た の が 違憲 審査 制 で ある 。  なお 、 特に 付随 的 審査 制 において は 違憲 な 立法 ・ 行政 処分 を 具体 的 事件 に 適用 する こと を 拒否 する という 司法 権 による 統制 という 権力 分立 の 側面 も ある 。  アメリカ で は 1803 年 の マーベリー 対 マディソン 事件 における 連邦 最高 裁判所 の 首席 裁判官 ジョン ・ マーシャル の 意見 により 、 違憲 審査 制 が 確立 し た と さ れる 。 これ は アメリカ で は 、 イギリス 議会 が 制定 し た 圧制 的 な 法律 に対する 反発 により 独立 を 果たし た 経緯 が ある ため 、 元来 立法 権 に対する 不信 の 思想 が 強く 、 議会 が 制定 し た 法律 に対する 違憲 審査 制 も 受け入れ られ やすかっ た ため と 考え られる 。  これ に対して 、 ヨーロッパ 諸国 において は 、 議会 が 制定 する 法律 により 行政 権 や 司法 権 に 制約 を 加え 、 それ により 国民 の 人権 を 保障 する 考え方 が 立憲 主義 の 中核 と 理解 さ れ て い た 。 その ため 、 立憲 主義 が 確立 し た 当初 は 、 議会 が 制定 し た 法律 の 合憲 性 を 審査 する 制度 の 導入 は 、 民主 主義 や 権力 分立 に 反する もの として 消極 的 に 捉え られ て い た 。  しかし 、 この よう な 議会 中心 主義 の 考え方 は 第 一 次 世界 大戦 後 に は 動揺 し はじめ 、 ケルゼン の 起草 に かかる 1920 年 オーストリア 共和 国 憲法 において 憲法 裁判所 制度 の 導入 が 試み られる 。 さらに は ナチズム の 台頭 ・ 政権 掌握 によって 議会 の 立法 で 重大 な 人権 侵害 が 発生 し た （ ヒトラー は 議会 の 立法 によって 権力 を 掌握 し て 「 議会 によって 権限 を 与え られ た 指導 者 」 の 指令 として ホロコースト や T 4 作戦 を 実行 し た ） こと の 反省 から 、 第 二 次 世界 大戦 後 、 ドイツ を 中心 に 違憲 審査 制 が 広く 導入 さ れる よう に なっ た 。  違憲 審査 制 は 付随 的 違憲 審査 制 （ 司法 裁判所 型 、 アメリカ 型 ） と 抽象 的 違憲 審査 制 （ 憲法 裁判所 型 、 ドイツ 型 ） に 大別 さ れる 。  ただし 、 今日 の 違憲 審査 制 は 、 アメリカ で も 事件 争訟 性 の 緩和 が 図ら れ 、 また 、 ドイツ で も 私人 が 具体 的 事件 における 基本 権 侵害 の 排除 を 目的 として 憲法 判断 を 求める 憲法 訴願 （ 憲法 異議 ） の 場合 が 多く 、 実際 に は ともに 接近 する 傾向 に ある と さ れる 。  アメリカ合衆国 憲法 に は 、 違憲 審査 制 に関する 明文 の 根拠 条文 が 存在 し ない が 、 憲法 制定 に 携わっ た ハミルトン は 、 裁判所 に 違憲 審査 権 が ある 旨 の 主張 を し て い た （ 『 ザ・フェデラリスト 』 ） 。  同国 の 歴史 上 、 違憲 審査 制 が 確立 し た の は 、 マーベリー 対 マディソン 事件 における 1803 年 2 月 24 日 の 連邦 最高 裁判所 の 判決 に よる 。 この 判決 で は 、 概ね 以下 の 理由 により 議会 が 制定 し た 法律 の 違憲 性 を 裁判所 が 判断 できる と し た 。  以上 の よう な 理由 により 、 通常 の 裁判所 が 「 事件 及び 争訟 」 ( cases   and   controversies )   を 審理 する 際 に 適用 さ れる 法令 の 憲法 適合 性 を 審査 する 制度 が 確立 し 、 付随 的 違憲 審査 制 の 代表 として 理解 さ れ て いる 。 また 、 違憲 と 解釈 さ れ た 法令 を 適用 せ ず に 具体 的 な 争訟 に対する 判断 を する 手法 を 採り 、 憲法 秩序 を 保障 する こと を 主要 な 目的 と し た もの で は ない ので 、 違憲 判決 の 効力 は あくまでも 当該 事件 に しか 及ば ない 。  また 、 違憲 審査 権 の 行使 は 慎重 で なけれ ば なら ない という 点 から 、 法令 に 違憲 の 疑い が ある 場合 でも 憲法 判断 を 回避 する 技術 が 確立 し て いる 。 特に ニューディール 政策 の 合憲 性 が 争わ れ た アシュワンダー 対 TVA 事件 における 1936 年 2 月 17 日 の 連邦 裁判所 判決 において ブランダイス 裁判官 が 補足 意見 で あげ た 準則 （ ブランダイス・ルール ） の うち 、 憲法 問題 が 提出 さ れ て い て も 他 の 理由 により 事件 を 処理 できる 場合 は 憲法 判断 を し ない という 準則 （ 第 4 準則 、 憲法 判断 の 回避 ） 、 法律 の 合憲 性 に対する 重大 な 疑い が 提起 さ れ て いる 場合 で あっ て も まず 憲法 問題 を 避ける こと が できる 法 解釈 が 可能 で ある か どう か を 最初 に 確認 する という 準則 （ 第 7 原則 、 合憲 限定 解釈 ） が 有名 で ある 。  以上 の よう に 、 アメリカ の 違憲 審査 制 は 、 どこ まで も 具体 的 な 事件 を 解決 に 必要 な 限り において 憲法 判断 を する こと が 建前 に なっ て いる 。 もっとも 、 近年 で は 、 法令 の 違憲 性 の 主張 の 利益 （ 存在 ）   ( standing )   を 広く 捉える 傾向 に あり 、 その 意味 において 憲法 秩序 自体 を 保障 する 制度 に 近づい て いる と も 言える 。  日本国 憲法 第 81 条は 次 の よう に 定める 。  また 、 裁判所 法 第 3 条は 次 の よう に 定める 。  また 、 裁判所 法 第 8 条は 次 の よう に 定める 。  最高 裁判所 の 違憲 審査 権 の 法的 性格 について は 司法 裁判所 説 、 憲法 裁判所 説 、 法律 事項 説 が 対立 する 。  日本国 憲法 第 81 条 は 「 一切 の 法律 、 命令 、 規則 又は 処分 」 を 違憲 審査 の 対象 として 定める 。  日本 で は 付随 的 違憲 審査 制 が 採用 さ れ て いる と 理解 さ れ て いる ため 、 日本 において も ブランダイス・ルール に いう 憲法 判断 回避 の 準則 が 基本 的 に 妥当 する と 解さ れ て いる 。 下級 審 の 判決 で ある が 、 自衛隊 基地 内 の 電信 線 を 切断 し た こと が 自衛隊 法 第 121 条 の 「 その他 の 防衛 の 用 に 供する 物 を 損壊 」 に 該当 する として 起訴 さ れ た 事件 に つき 、 公判 で は 自衛隊 法 の 合憲 性 について 争わ れ た ものの 、 判決 で は 被告 人 が 切断 し た もの は 「 その他 の 防衛 の 用 に 供する 物 」 に 該当 し ない 以上 無罪 で あり 、 無罪 の 結論 が 出 た 以上 は 憲法 判断 に 立ち入る べき で は ない と し た 例 が ある （ 札幌 地 昭和 42 年 3 月 29 日 判決 ・ 下 刑 集 9 巻 3 号 359 頁 、 いわゆる 恵庭 事件 ） 。 また 、 違憲 判決 の 効力 は あくまでも 当該 事件 に しか 及ば ない と 解さ れ て いる こと も アメリカ と 同様 で ある 。  付随 的 違憲 審査 制 の 例外 と も 解さ れる もの として 、 客観 訴訟 における 違憲 審査 が ある 。 行政 事件 訴訟 法 に 定め られる 民衆 訴訟 や 機関 訴訟 など の 訴訟 類型 を 、 講 学 上 、 客観 訴訟 と 呼ぶ 。 客観 訴訟 は 、 国 や 公共 団体 の 具体 的 な 行為 を 争う もの で は あっ て も 、 当事者 間 の 権利 義務 関係 に関する 争い で は ない 。 客観 訴訟 の 審理 において も 違憲 審査 は できる ので 、 その 限度 において 、 憲法 秩序 自体 を 保障 する 制度 に 近づい て いる と も 言える 。  なお 、 在外 日本人 選挙 権 剥奪 違法 確認 等 請求 事件 （ 最大 判 平成 17 年 9 月 14 日 ・ 民 集 59 巻 7 号 2087 頁 ） は 、 法律 の 規定 の 違法 性 確認 が 適法 と なり うる こと を 示し た （ もっとも 本件 で は 確認 の 利益 を 欠く と さ れ 不 適法 と さ れ て いる ） が 、 これ は あくまで 具体 的 な 法的 紛争 の 解決 の ため に は 許さ れ うる と し た もの に 過ぎ ず 、 およそ 具体 的 な 紛争 から 離れ た 抽象 的 審査 制 を 認め た もの で は ない 。  最高 裁判所 の 違憲 判断 の 効力 について は 一般 的 効力 説 と 個別 的 効力 説 、 この ほか 法律 委任 説 も あり 対立 し て いる 。  最高 裁判所 の 違憲 判断 の 効力 が 個別 具体 的 な 事件 に とどまる と する と 法的 安定 性 を 害する の で は ない か という 問題 を 生じる 。 その ため 、 個別 的 効力 説 から は 補完 的 に 最高 裁判所 で 法令 違憲 の 判決 が あっ た 場合 、 国会 は 早急 に 改廃 手続 を とる べき で あり 、 また 、 行政府 は その 執行 を 差し控える べき こと が 期待 さ れる （ いわゆる 礼譲 期待 説 ） あるいは 一定 の 義務 が ある と 説か れる こと が 多い 。 実際 の 運用 で は 、 尊属 殺 重罰 規定 違憲 判決 （ 最大 判 昭 48 ・ 4 ・ 4 刑 集 27 巻 3 号 265 頁 ） において は 、 法務省 通達 による 通常 の 殺人 罪 （ 刑法 199 条 ） の 適用 措置 が 講じ られ 、 過去 に 重罰 規定 が 適用 さ れ た 事件 について は 内閣 による 個別 恩赦 で 対応 が なさ れ た 。  大韓民国 憲法 は 、 司法 権 が 帰属 する 法 院 （ 日本 で いう 裁判所 ） の 他 に 、 憲法 判断 の 権限 を 有する 憲法 裁判所 の 制度 を 設け て いる 。 憲法 裁判所 は 、 身分 保障 が さ れ て いる 公務員 を 弾劾 する 権限 など も 有し て いる が 、 違憲 審査 と の 関係 で は 、 主 に 以下 の 権限 を 有する 。  憲法 裁判所 により 法律 が 違憲 と 判断 さ れ た 場合 、 当該 法律 は 効力 を 喪失 する 。  以上 の よう に 韓国 に は 憲法 裁判所 の 制度 が ある ものの 、 それ と は 別に 、 最高 裁判所 として の 地位 を 有する 大法 院 は 、 行政府 の 命令 、 規則 又は 処分 が 憲法 に 違反 する か 否 か が 裁判 の 前提 に なっ て いる 場合 につき 最終 的 に 審査 する 権限 を 有し 、 この 点 に関して は 付随 的 違憲 審査 制 が 採用 さ れ て いる と 言える 。  ドイツ の 憲法 典 で ある ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 は 、 最高 裁判所 として 位置づけ られる 連邦 通常 裁判所 や 連邦 行政 裁判所 と は 別に 、 憲法 判断 の ため に 特別 に 連邦 憲法 裁判所   ( Bundesverfassungsgericht )   を 設け て いる 。 同 裁判所 は 違憲 審査 と は 直接 関連 が ない 権限 も 有する が 、 違憲 審査 と の 関係 で は 主 に 以下 の 権限 を 有する 。  上記 の うち 、 抽象 的 規範 審査 は 、 具体 的 な 争訟 と は 無関係 に 法律 の 基本 法 適合 性 が 判断 さ れる し 、 具体 的 規範 審査 について も 、 具体 的 な 争訟 を 前提 と し た 制度 で は あっ て も 、 基本 法 適合 性 は 具体 的 争訟 と は 独立 し て 判断 さ れる 。 つまり 、 ドイツ の 制度 は 抽象 的 違憲 審査 制 を 基本 と し 、 憲法 秩序 の 維持 を 主眼 と し て いる 。 もっとも 、 憲法 訴願 の 制度 の 存在 により 、 公権力 の 違憲 審査 により 個人 の 権利 を 保護 する 機能 も 有し て いる 。  なお 、 抽象 的 規範 審査 、 具体 的 規範 審査 、 憲法 訴願 について の 連邦 憲法 裁判所 の 裁判 は 、 法律 として の 効力 を 有する と さ れ て いる 。 つまり 、 これら の 裁判 は 、 他 の 全て の 国家 機関 を 拘束 する こと に なる 。  1958 年 施行 の 第 5 共和 国 憲法 は 、 憲法 院   ( Conseil   constitutionnel )   が 法律   ( Loi )   の 違憲 審査 を 行う 制度 を 採用 し て いる 。   憲法 院 は 9 人 から なり 、 その うち 3 人 は 大統領 から 指名 さ れる 。 他 3 人 は 国民 議会 ( Assemblée   Nationale ) 議長 が 指名 し 、 最後 の 3 人 は 元老 院 ( Sénat ) 議長 の 指名 による ( 1958 年 憲法 第 56 条 )。  更に 、 元 フランス 大統領 は 職 を 退く と 同時に 憲法 院 の メンバー に なる ( 1958 年 憲法 第 56 条 )。  憲法 院 職 は 、 審査 へ の 参加 件数 や 参加 日数 に 関係 なく 毎月 支給 さ れる 給与 が あり 、 実際 に 元 大統領 の 参加 日数 ないし 件数 が 非常 に 少ない に も かかわら ず 一定 の 給与 を 受け取っ て いる 事実 が 風刺 新聞 で 批判 さ れ た ( Canard   Enchaîné )。  憲法 院 は 、 通常 の 裁判所 と は 異なる 権限 を 有する 特別 裁判所 で ある 。 違憲 立法 審査 権 を 有し 、 それ 以外 に も 大統領 選挙 、 議会 選挙 に関する 訴訟 を 扱う 権限 を 有し て いる （ 1958 年 憲法 第 58 、 59 、 60 条 ） 。  違憲 審査 に関して は 以下 の 権限 を 有する 。  以上 の よう に 、 元来 の 憲法 院 の 役割 は 国 の 基本 機関 に関する 事案 に 集中 し て い た 。 憲法 院 は 議会 と 政府 と の 関係 を 調整 し 、 歴史 的 に 強大 に なり がち な 議会 の 権限 を 枠 付ける 役割 を 期待 さ れ て い た 。  これ は 、 第 一 に フランス 憲法 が 立法 と 行政 の 権限 分割 を 明文化 し て いる こと に よる 。 憲法 第 34 条 は 議会 が 制定 する 法律   ( Loi )   の 対象 事項 を 限定 列挙 し て おり 、 それ 以外 の 事項 は 行政 決定 の 管轄 と さ れ て いる 。  第 二 に 、 第 5 共和 国 憲法 に は 人権 保障 に関する 条文 に 乏しく 、 その ぶん 統治 機構 に関する 規定 が 中心 に なっ て いる こと が 大きく 影響 し て いる 。  もっとも 、 1971 年 7 月 16 日 の 判決 によって 、 憲法 院 は 憲法 の 前文 の 実行 性 を 承認 し 、 さらに 、 第 5 共和 国 憲法 は 第 4 共和 国 憲法 前文 および 1789 年 の 人権 宣言 を 含む もの で ある と 明確 に 提示 し た 。 これ により 以上 の テキスト が 列挙 する すべて の 自由 および 人権 に対する 抵触 の 有無 も 審査 対象 に なる 旨 の 判断 を 下し た 。  なお 、 2010 年 3 月 1 日 に 施行 さ れ た 憲法 改正 法 （ 2008 年 7 月 23 日 採択 ） により 、 第 61 条 に 定め られる 法律 の 施行 前 審査 に 加え て 、 すでに 施行 さ れ て いる 法律 の 違憲 審査 請求 を 、 個別 裁判 の 間 に 国務 院 ( Conseil   d ' Etat 、 公法 、 おもに 行政 法 で の 最高 裁判所 ) および 破毀 院 ( Cour   de   cassation 、 私法 で の 最高 裁判所 。 民事 、 刑事 、 商法 など 幅広い 権限 を 持つ ) の フィルター を通して 憲法 院 まで 吸い上げる 制度 が 施行 さ れ た （ 1958 年 憲法 第 61 - 1 条 ） 。  第 61 - 1 条 による 違憲 審査 は Question   Prioritaire   de   constitutionalité 、 略し て QPC と 呼ば れ 、 憲法 改正 法 が 施行 さ れ た 2010 年 3 月 1 日 から 2011 年 9 月 1 日 の 18 ヶ月 間 に およそ 3000 から 4000 の QPC が 法廷 に 提出 さ れ た 。  QPC は 、 個別 の 裁判 において 適応 さ れる 可能 性 の 高い 法律 が 、 憲法 によって 保障 さ れる 自由 および 人権 に 抵触 する 条項 を 含ん で いる と 裁判 当事者 が みなし た 場合 に 請求 する こと が 出来る 。 その 場合 、 裁判 は いったん 中断 さ れ 、 判事 が 違憲 審査 請求 の 条件 を 満たし て いる か 審査 する 。 その後 、 下級 裁判所 判事 が 審査 請求 を 認め た 場合 、 案件 は 最高 裁判所 （ 国務 院 ないし 破毀 院 ） へ 送ら れる 。 最高 裁判所 は 憲法 院 に 当該 請求 を する か 否 か を 3 ヶ月 以内 に 決定 する 。 最高 裁判所 から 案件 を 受け た 場合 、 憲法 院 は 3 ヶ月 以内 に 当該 法律 の 合憲 ・ 違憲 性 について 裁定 する （ 2008 年 7 月 23 日 法 ） 。  フランス において は 、 行政 機関 の 系列 に 属する コンセイユ・デタ   ( Conseil   d ' État )   争訟 部 が 、 行政 最高 裁判所 として の 権限 を 有し て いる 。 コンセイユ・デタ による 裁判 は 、 行政 の 適法 性 を 審査 する もの で ある が 、 その 審査 基準 として 、 憲法 前文 から 由来 する 法 の 一般 原理 を 援用 する こと が あり 、 事実 上 、 命令 の 違憲 審査 が 行わ れる こと に なる 。四 権 （ しけ ん ） と は 、 行政 ・ 立法 ・ 司法 ・ 報道 の 四 者 の 権力 の 総称 で は ない 。 「 階級 」 として の 「 第 四 階 級 」 の 誤用 から 生まれ た 造語 で ある 。  イギリス の 思想家 で 政治 家 の エドマンド・バーク が 、 新聞 の こと を 第 四 階 級   ( Fourth   Estate )   と 呼ん だ の が 最初 と さ れ 、 この とき は 国王 （ または 聖職 者 ） ・ 貴族 ・ 市民 の 三 身分 に 次ぐ 社会 的 勢力 の 意味 で あっ た 。 第 四 階 級 の 語 は 、 のち プロレタリアート （ 無産 階級 ） を 指す 別 の 意味 の 言葉 に も なっ た 。 日本 で は 田中 角栄 が 第 四 権力 という 言葉 を 定着 さ せ た 。  行政 ・ 立法 ・ 司法 の 三 者 の 権力 に 加え て 、 報道 を 三権 （ 行政 ・ 立法 ・ 司法 ） に 次ぐ 権力 として 第 四 権力 、 あるいは 第 四 府 と する 、 という 解釈 は 、 ジャン ＝ ルイ ・ セル バン ＝ シュレベール 著 、 『 第 四 の 権力 / 深まる ジャーナリズム の 危機 』 （ 木村 愛二 訳 、 日本経済新聞社 、 1978 年 ） の 、 木村 愛二 による 本文 あとがき が 初出 で ある 。 シュレベール の 目次 や 小見出し に は 、 「 第 四 の 権力 」 という 言葉 は 出 て こ ない うえ 、 本 の 原題 は 『 LE   POUVOIR   D ' INFORMER （ 情報 権力 ） 』 で ある 。衆愚 政治 （ し ゅうぐせいじ 、 ） と は 、 多数 の 愚民 による 政治 の 意 で 、 民主 政 を 揶揄 し て 用い られる 言葉 。 暴民 政治 （ ぼう みん せい じ ） と も 呼ば れる 。  有権者 の 大半 が 知的 訓練 を 仮に 受け て い て も 、 適切 な リーダーシップ が 欠如 し て い たり 、 判断 力 が 不十分 な 人間 に 参政 権 が 付与 さ れ て いる 状況 。 その 愚か さ ゆえ に 互いに 譲り合い （ 互譲 ） や 合意 形成 が でき ず 、 政策 が 停滞 し て しまっ たり 、 愚か な 政策 が 実行 さ れる 状況 を 指す 。  また 有権者 が おのおの の エゴイズム を 追求 し て 意思 決定 する 政治 状況 を 指す 。 エゴイズム は 自己 の 積極 的 利益 の 追求 と は 限ら ず 、 恐怖 から の 逃避 、 困難 や 不快 さ の 回避 や 意図 的 な 無視 、 他 人まかせ の 機会 主義 、 課題 の 先 延ばし など を 含む 。  判断 力 が 不十分 な 市民 が 意思 決定 に 参加 する こと で 、 議論 が 停滞 し たり 、 扇動 者 の 詭弁 に 誘導 さ れ て 誤っ た 意思 決定 を 行い 、 誤っ た 政策 執行 に 至る 場合 など を 指す 。 また 知的 訓練 を 受け た 僭主 による 利益 誘導 や 、 地縁 ・ 血縁 から くる 心理 的 な 同調 、 刹那 的 で 深い 考え に 基づか ない 怒り や 恐怖 、 嫉妬 、 見せかけ の 正し さ や 大義 、 あるいは 利己 的 な 欲求 など さまざま な 誘引 に 導か れ 意思 決定 を 行う こと で 、 コミュニティ 全体 が 不利益 を 被る 政治 状況 を 指す 。 また 場 の 空気 を 忖度 する こと で 構成 員 の 誰 も が 要求 し て い ない こと や 、 誰 も が 不可能 だ と 考え て いる こと を 合意 する こと が ある （ アビリーン の パラドックス ） 。  大衆 論 の 見地 に よれ ば 、 大衆 を 構成 する 個々 の 人格 の 高潔 さ や 知性 に も 拘ら ず 総体 として の 大衆 は 群集 性 （ 衆愚 性 ） を 示現 する 可能 性 が ある 。 衆議 を 尽くす こと で しばしば 最悪 の タイミング で 最悪 の 選択 を 合意 する こと が あり 、 リーダーシップ 論 や 意思 決定 における 「 合意 」 の 難し さ は 重要 な 論点 と なる 。 近代 民主 主義 制度 において は 意思 形成 （ 人民 公会 ） と 意思 決定 （ 執政 権 ） を 分離 する こと で この 問題 を 回避 しよ う と する が 、 独裁 と 民主 的 統制 の 均衡 において 十分 に 機能 し ない こと が ある 。  歴史 上 、 最初 に 衆愚 政治 と 看做さ れ 、 当代 および 後世 の 批判 と なっ た の は 、 古代 ギリシア の 都市 国家 アテ ナイ で ある 。 アテ ナイ における 衆愚 政治 は 、 上記 の 問題 に 加え て 、 公職 を 籤 引き で 決定 する という システム によって 、 専門 的 な 知識 が 欠落 し て いる 者 で すら 国家 の 重職 に 就く 場合 が ある という 問題 を 孕ん で い た 。 世界 で 最初 に 民主 主義 を なし た 国家 が 衆愚 政治 に 堕し た 事 は 皮肉 で あり 、 民主 主義 の 最大 の 欠点 を 表し て いる と 言える が 、 同時に 世界 最初 で ある が ゆえに 、 まだ 民主 主義 の システム が 洗練 さ れ て い なかっ た 事 も 考慮 する 必要 が ある 。利益 誘導 （ りえ き ゆう どう ） と は 、 政党 や 政治 家 が 、 政権 維持 や 選挙 における 得票 、 政治 献金 など 目的 に 、 支持 基盤 と する 地域 もしくは 業界 （ 利益 集団 ） に 政策 的 な 便宜 を 図る こと で ある 。 公職 選挙 法 （ 第 221 - 223 条 ） に 規定 さ れる 利益 誘導 罪 は 買収 や 供応 など 選挙 活動 で の 支援 に対する 直接的 な 支払い 措置 を 禁ずる もの で ある の に対し 、 報道 や 政治 経済 分析 で 一般 に 用い られる 利益 誘導 は 、 様々 な 政策 手段 を 用い 合法 的 に 行わ れる 政策 措置 の こと で ある 。 主として 公共 事業 や 様々 な 規制 措置 を 伴う 。  英語 で は ポーク ・ バレル   ( pork   barrel ) と 言わ れ 、 これ は 選挙 で の 支持 確保 を 目的 に 、 地元 選挙 区 において 経済 的 に 非 効率 な 事業 を 行う こと を 意味 する 。 地理 的 な 分配 政治 の 文脈 で 使わ れる ポーク ・ バレル に対し 、 日本語 の 利益 誘導 は 業界 団体 など の 職域 、 政策 分野 毎 の 政策 措置 を も 包含 する こと に 注意 が 必要 で ある 。  日本 で は 利益 誘導 は 、 都市 部 の 有権者 に は 通用 し にくく 、 農村 部 の 有権者 に は 通用 し やすい 面 を 持つ と 想定 さ れる こと が 多い が 、 実際 に は 公団 住宅 の 斡旋 や 商店 街 に対する 助成 措置 など 都市 型 の 利益 誘導 措置 も 存在 する 。 むしろ 海外 で は 、 利益 誘導 と 言え ば 都市 型 の 恩顧 主義 に 基づく 事業 が 想定 さ れる 場合 が ある 。  農村 部 で は 同一 地 に 長期間 居住 する 住民 が 多く 、 地理 的 利益 誘導 手段 で ある 公共 事業 によって 得 られる 資産 効果 が 大きい 。 政治 家 と の 人間 関係 が 強固 な だけ で なく 、 めぼしい 産業 が なく 、 主として 公共 事業 により 兼業 農家 の 雇用 対策 を 行う こと が 一般 的 と なっ た 。 また インフラ が 未 整備 の 地域 が 多く 、 公共 事業 に対する 需要 が 根強かっ た 側面 も ある 。  大隅半島 選出 の 二階堂 進 は 、 鹿屋体育大学 を 誘致 する 際 に 「 田舎 だ から 駄目 とか 言っ て いる から 過疎 が 問題 に なる 。 田舎 だ から こそ 作る ん だ 」 と 発言 し て いる 。  古く は 岐阜 羽島 駅 を 誘致 し た 大野 伴睦 、 地元 の 埼玉 県 深谷 駅 に 急行 を 停め た 荒 舩清十 郎 、 新潟 県 に 新幹線 を 敷設 し た 田中 角栄 が 有名 で ある が 、 大野 と 田中 について は 確証 は えら れ て い ない （ 荒船 は この こと が 問題 と なっ て 更迭 さ れ た 際 に 当時 の 国鉄 総裁 が 荒船 の 要望 で 停め た と 認め て いる ） 。PFI （ ） と は 、 公共 サービス の 提供 に際して 公共 施設 が 必要 な 場合 に 、 従来 の よう に 公共 が 直接 施設 を 整備 せ ず に 民間 資金 を 利用 し て 民間 に 施設 整備 と 公共 サービス の 提供 を ゆだねる 手法 で ある 。  PFI は 1992 年 に イギリス で 生まれ た 行財政 改革 の 手法 で あり 、 広義 の 業務 改善 の 一 手段 で も ある 。 この 手法 を 利用 する 目的 は 、  の 4 つ に ある と いわ れる 。 中でも 今 まで 官 が 取る こと が 当然 だ と 思わ れ て い た 事業 の リスク を 民間 事業 者 に 移転 し 、 それ によって 官 の リスク コスト を 削減 し （ VFM を 向上 さ せ ） 、 民間 の 利益 を 生み出す こと によって 官民 が Win - Win の 関係 を 構築 する こと によって 生まれる VFM が そのうち 60 % 程度 ある という イギリス の 調査 結果 が ある 。  従来 は 、 官 が 施設 整備 を 行い その 施設 において 公共 サービス を 提供 する という 考え方 が 当然 で あっ た ため 、 官 が 公債 を 使っ て 資金 調達 を 行い 施設 を 整備 し 、 サービス を 提供 し て い た 。 その ため 、 施設 を 所有 し て い た 官 が 施設 の 不具合 の リスク や 大 規模 投資 額 の 変動 リスク 、 資産 の 残存 価値 リスク 、 そして サービス 提供 の ため の 人件 費 等 を 全て 負担 し て き た 。  PFI と は この よう な 物品 の 調達 と サービス の 提供 を 統合 し て 、 民間 の サービス の 提供 と する こと で 、 当該 サービス を 提供 する ため に 公共 施設 を 所有 する 民間 事業 者 に 、 施設 の 不具合 リスク を 移転 し 、 提供 する サービス の 品質 も 保証 さ せる 仕組み で ある 。 この サービス を 提供 する ため に 民間 に 資金 調達 さ せ 、 施設 を 整備 ・ 所有 さ せ 、 民間 の 雇用 ・ 給与 体系 による サービス を 提供 する こと で 民間 の 資金 ・ 能力 を 最大限 活用 する こと が できる よう に なる 。  その ため 、 原則 として 従来 の よう に 官 が 施設 整備 費 を 民間 に 支払う 代わり に 、 官 は 施設 提供 サービス 購入 費 を 民間 に 支払う 。 （ 施設 提供 サービス 購入 費 は 、 施設 整備 費 の 割賦 払い で は ない こと に 留意 ） また 、 民間 による サービス の 提供 など 官 は 施設 提供 サービス だけ で なく 、 施設 に 付随 し た 清掃 サービス 、 警備 サービス 、 維持 管理 及び 運営 サービス 等 の サービス を 包括 的 な ひとつ の サービス 料金 として 支払う （ その 包括 的 な 支払い を 「 ユニタリーペイメント 」 または 、 「 ユニタリーチャージ 」 と 呼ぶ ） こと によって 施設 の 不具合 リスク 、 大 規模 投資 変動 リスク 、 資産 残存 価値 変動 リスク だけ で なく 、 サービス の 品質 低下 リスク 等 も 含め て 包括 的 に 事業 関連 リスク を 民間 に 移転 する こと が 可能 に なる 。  従来 の 公共 リスク を 民間 に 移転 する ため に 公共 は 公共 サービス に 必要 不可欠 な 要求 項目 を アウトプット （ 結果 ） 仕様 で 明確 に 示し 、 その モニタリング の 仕方 と 支払 の メカニズム を 連動 さ せ た 事業 の 枠組み を 設定 し 、 民間 事業 者 に 具体 的 な 民間 資金 調達 手法 ・ 施設 整備 手法 ・ サービス の 提供 手法 ・ リスク 管理 方法 ・ サービス の パフォーマンス 測定 （ モニタリング ） 手法 など を 提案 さ せる 。  公共 は 要求 する 結果 は 示す が 、 その 達成 する 方法 や 手段 を 民間 に 提示 さ せる 。 この こと は 公共 事業 の BPR （ ビジネスプロセス・リエンジニアリング ） を 民間 事業 者 に 一任 する こと を 意味 する 。 民間 事業 者 が BPR により 事業 プロセス を 見直し 、 民間 の ノウハウ を 利用 し た サービス の 提供 手段 により 、 コスト が 大幅 に 縮減 し た 場合 に は そのまま 民間 事業 者 の 利益 と なる （ もっとも 、 イギリス で は 事業 開始 後 に リファイナンス による 大幅 な 資金 調達 コスト が 低下 し たり 、 事業 プロセス の 大幅 な 変更 による コスト 縮減 の 場合 は 全て の その 利益 を 民間 事業 者 が 享受 する の で は なく 、 公共 が 民間 に 支払う フィー を 下げる など 官民 双方 が コスト 縮減 の 利益 を 享受 できる 仕組み に なっ て いる ） 。  いずれ に せよ 、 民間 事業 者 による 手法 が 従来 の 方法 より も 効率 的 で 効果 的 で あっ た 場合 に 付加 価値 が 生まれる 。 この 付加 価値 が 民間 資金 調達 による 公債 による 資金 調達 より も コスト 高 に なる デメリット を 上回る 場合 に VFM （ バリューフォーマネー ） と 呼ば れる メリット と なり 、 民間 資金 を 利用 する 合理 的 な 根拠 と なる 。 原則 として 民間 が 提供 する サービス の 水準 が 契約 どおり に 達成 でき ない 場合 に は 減額 が 行わ れ 、 ある 一定 以上 に サービス の 質 が 低下 し た 場合 に は 民間 が 投資 し た 施設 整備 費 の 対価 も 支払わ れ ない こと に なる 。  EU で は 2004 年 に 公共 調達 に関する EU 指令 が 発動 さ れ 、 競争 的 対話 方式 という 手法 が 採用 さ れる よう に なっ た 。 すでに イギリス で は 新しい 公共 調達 手法 が 2006 年 1 月末 より 導入 さ れ て おり 従来 利用 し て い た アウトプット 仕様 書 を 公共 が 設定 し 、 優先 交渉 権 者 を 選定 し 、 その 優先 交渉 権 者 と 契約 内容 について 交渉 する 交渉 方式 は 競争 が 働か ない 特殊 な 事業 （ たとえば R & D 関連 事業 等 ） で なけれ ば 利用 でき ない よう に なっ た 。  競争 的 対話 方式 と は 、 大 規模 投資 を 行う 事業 において なるべく 民間 の ノウハウ を 効果 的 に 利用 する ため に どの よう な 仕様 書 に する か を 事業 者 と 入札 を 開始 する 前 に 打ち合わせ する 仕組み で ある 。 官民 の 双方 にとって ベスト の アウトプット を 設定 する ため に 、 比較 可能 な 複数 の 具体 的 な 解決 方法 を 前提 として 入札 の 前 に アウトプット を どう する か について 対話 を通して 設定 する 仕組み で ある 。 大 規模 投資 を 伴う さまざま な 解決 方法 が あり うる ため 、 仕様 書 の 検討 の 段階 から 資金 調達 の 可能 性 について の 検討 が 必要 と さ れる 。 その 結果 、 従来 の 交渉 方式 より も 複雑 に なり 民間 が 負担 し なけれ ば なら ない 事業 検討 コスト が 膨らむ ため 、 必ずしも 英国 が 従来 用い て い た 交渉 方式 より も 勝っ て いる と は いえ ない という 批判 も ある 。  日本 で は 1999 年 7 月 公布 の PFI 法 （ 民間 資金 等 の 活用 による 公共 施設 等 の 整備 等 の 促進 に関する 法律 ） の 施行 以降 活用 さ れ 始め た 。 イギリス の PFI 手法 の 仕組 が SoPC （ Standardisation   of   PFI   Contract ： PFI 契約 の 標準 化 ） として 公表 さ れ た の も 1999 年 7 月 で あっ た こと から 、 日本 の PFI 法 の 草稿 を 策定 し た 段階 で は イギリス の PFI の 仕組 が どの よう な もの で ある か が 理解 でき て い なかっ た と 考え られる 。 それ は 財政 状況 を 悪化 さ せる こと に つながる ため 、 日本 国外 の PFI で は 禁止 さ れ て いる 施設 整備 費 の 割賦 払い を 禁止 し て い ない ばかり か 、 むしろ 割賦 払い による 施設 整備 を 促進 し て おり 、 財政 悪化 の 歯止め を 外し た もの と なっ て いる こと から わかる 。 割 賦払い の 契約 を 締結 する と 公共 に は 施設 整備 費 を 全額 支払う 義務 が 生じ 、 施設 の 瑕疵 担保 リスク を 超え た 不具合 リスク を 民間 に 移転 する こと が 出来 なく なる という デメリット が 生じる 。 そして 、 公債 より も 資金 調達 コスト の 高い 民間 資金 を 利用 し て 施設 を 整備 する 合理 的 な 理由 が なくなる ので 留意 する 必要 が ある 。  ただし 、 日本 国外 の PFI の ガイドライン が 数多く 出 て いる ため その 本質 部分 について は 日本 で も 理解 が 進ん で おり 、 国 や 地方 公共 団体 の 事業 コスト の 削減 、 より 質 の 高い 公共 サービス の 提供 を 目指す の が 目的 で ある と 理解 さ れ て いる 。 日本 で は 公共 施設 の 建設 や 公共 事業 に PFI 手法 が 取り入れ られ て おり 、 （ 仙台 市 の スポーツ 施設 「 スポパーク 松森 」 など ） 仙台 市 の PFI 活用 指針 第 3 版 は 割賦 による 支払い を 基本 的 に 禁止 し て 、 民間 に リスク 移転 する 英国 型 の ガイドライン と なっ て いる 。 近年 の 都市 再 開発 の 多く は PFI を 活用 し て いる 。 PFI 手法 によって 、 公共 施設 に 民間 施設 を 組み込む こと も 検討 さ れ て いる 。  イギリス や アメリカ で は 刑務所 や 公立 学校 の 運営 に も PFI の 手法 が 用い られ て おり 、 これ まで 地方 政府 が 独占 し て い た 公共 教育 の なか に 市場 と 競争 の 概念 を 導入 する こと で 推進 さ れ て いる 。 教育 サービス という マーケット の なか で 、 供給 者 （ 学校 ） 間 の 競争 促進 と 消費 者 （ 保護 者 や 企業 ） の ニーズ を 反映 し た サービス を 提供 する 。 この ため に 、 公立 学校 に対し 大幅 な 裁量 権 を 与える とともに 運営 主体 として 民間 企業 や NPO など の 参入 を 認める 。 いっぽう で 保護 者 や 納税 者 へ の 説明 責任 を 明確 に し 、 生徒 の 成績 など の 教育 成果 に 応じ て 公立 学校 の 存廃 を 厳しく 判断 する 。 この 運営 手法 を 利用 し て アメリカ で は ベンチャー 企業 が 続々 と 公立 学校 の 運営 に 乗り出し て おり 、 新た な 教育 ビジネス を 生ん で いる が 、 反面 アメリカ の PFI 刑務所 で は 受刑 者 へ の 暴力 など で 質 が 低下 し 、 受刑 者 が 大 規模 な 暴動 を 起こす 事態 に 直面 し て いる 。 また 、 日本 で も 経営 破綻 し て しまう PFI 事業 も 当然 ながら 存在 する 。  日本 で も PFI 刑務所 が 山口 県 美祢 市 に 作ら れる こと に なっ た （ 美祢 社会 復帰 促進 センター ： 2007 年 5 月 13 日 供用 開始 ） 。 イギリス や アメリカ の PFI 刑務所 と 異なり 公権力 行使 （ 懲罰 ・ 連行 など ） に関して は 刑務 官 が 担当 し 、 それ 以外 の 受付 、 巡回 、 教育 、 清掃 、 給食 など の サポート 業務 を 民間 が 担当 する という フランス 型 に 近い 混合 運営 施設 方式 が 採用 さ れ て いる 。 公務員 と 民間 人 が 半々 で ある 。 刑務所 関連 産業 による 地域 振興 を 期待 し て 、 激しい 誘致 合戦 が 繰り広げ られ た 。 また 京都 府 京都 市 の 京都 市立 京都 御池 中学校 も PFI 方式 で 校舎 が 作ら れ た 。  事業 者 の 選定 は 総合 評価 一般 競争 入札 方式 か 公募 型 プロポーザル 方式 を 用い て 行わ れる 。  PFI 事業 の 数 が 増え て くる と 問題 を 生み出す 事業 も 増え て くる 。 福岡 市 の 温浴 施設 （ タラ ソ 福岡 ） で は 、 運営 が 破綻 する 事象 が 生じ た 際 に 、 市 と 金融 機関 が 直接 契約 を 締結 し て い た に も かかわら ず 、 金融 機関 による ステップ イン が 実行 さ れ なかっ た 。 これ は 事業 が 悪化 し て も 融資 回収 に 影響 を 与え ない ノー リスク 融資 で あっ た こと が 原因 と 考え られる 。 この よう な 形 で 民間 資金 を 利用 する こと は 、 公債 による 資金 調達 コスト より も 民間 資金 調達 コスト が 高い 分 だけ 税金 の 無駄遣い で ある という 批判 に つながる 。 また 、 前述 の スポパーク 松森 で は 地震 を 原因 と し た リスク 分析 が 十分 で は なく 、 リスク を 原因 と し た あらゆる 事故 の 責任 が 民間 に 移転 さ れ て い なかっ た 。  この よう な 問題 から 、 PFI 事業 における 民間 へ の リスク 移転 が 検討 さ れ 始め て いる 。 たとえば 刑務所 の 2 号 案件 で ある 「 島根 あさひ 社会 復帰 促進 センター 」 整備 事業 で は 、 施設 外 の 逃走 事故 が 発生 する と 支払い が 減額 さ れる 。 しかしながら 、 この よう な 施設 整備 対象 外 の エリア で の リスク 移転 まで する こと が 適切 で ある か どう か は 疑わしい 。 公共 が 民間 に 移転 し たい リスク を 移転 する という 観点 で の 条件 設定 を する こと は 適切 で は なく 、 民間 に リスク を 移転 する こと で バリュー が 生み出さ れる か どう か を 基準 に し て リスク 配分 する 必要 が ある 。 事業 リスク の 官民 の 適切 な 配分 が 今後 の 日本 の PFI の 検討 課題 で ある と 思わ れる 。  また 金利 について の 問題 も ある 。 PFI 事業 は 10 年 以上 にわたる 長期 で の 計画 を 設定 し 入札 を 行う 。 その ため 入札 後 は 事業 が 設定 さ れ た 期間 の 金利 を 税金 で 払い 続ける こと に なる 。 金融 系 の 民間 企業 へ 長期 にわたり 金利 という 形 で 税金 を 投入 する ため の 施策 と も 言わ れ て いる 。  2007 年 10 月 13 日 に 開所 さ れ た 3 例 目 と なる 栃木 県 さくら 市 の 「 喜連川 （ き つれ が わ ） 社会 復帰 促進 センター 」 は 「 半官半民 刑務所 」 「 民活 （ 「 PFI = 民間 資金 活用 による 社会 資本 整備 」 を 略し た ） 刑務所 」 と 報道 さ れ て いる 。  PFI 方式 で 開業 し た 全国 初 の 病院 「 高知 医療 センター 」 で は 、 家電 や 高級 家具 を 受け取っ て い た として 前 院長 が 収賄 で 逮捕 さ れる 事例 が 発生 し た 。 この とき 贈賄 容疑 で 逮捕 さ れ た の は オリックス 不動産 の 元 社員 で ある 。  イギリス や オーストラリア ・ ビクトリア 州 の PFI 手法 に は 、 賄賂 や 不正 行為 による 契約 解除 や 潔白 度 検証 等 に 疑わしい 状況 で あっ た 場合 の あらゆる 調査 費用 を 民間 が 負担 する 仕組み が ある ため 抑止 力 が 働き 、 不正 行為 が 発生 し た 事例 は 報告 さ れ て い ない 。  一方 、 日本 の PFI の 場合 、 官 と 民間 企業 の 垣根 が 低く なり 、 癒着 が 生じ やすく なり 官民 癒着 の 温床 と の 指摘 が ある 。 また 、 本来 なら 医療 本体 の 赤字 を カバー する 役割 だっ た 給食 、 検査 、 清掃 、 薬品 調達 など 利益 を 生む 部門 を 民間 に 丸 投げ 、 特別 目的 会社 の 構成 民間 企業 のみ が 利益 を 得 て 、 医療 本体 を 県民 が 負担 する のみ という 構造 に なっ て いる という 指摘 も ある 。 しかも 、 完全 に 民営 化 し た 場合 は 産婦人科 や 小児 科 など の 不 採算 部門 が 切り捨て られ 、 地域 医療 が 崩壊 する と の 指摘 も 挙がっ て いる 。 企業 契約 の ヴェール に 包ま れ て い て 経営 内容 が 闇 の 中 で あり 、 もっと 情報 公開 を と の 声 が ある 。  この 点 を 踏まえ 「 雇用 状況 は 特別 目的 会社 の 構成 企業 から 下請け 、 孫 受け 状態 で 現場 の 労働 者 は 低 賃金 。 現状 で は 失敗 」 「 公立 病院 の 経営 を ビジネス で やる こと に 無理 が ある 」 「 医療 分野 で は PFI は 成功 し なかっ た 」 と の 指摘 が なさ れ て いる 。  2011 年 6 月 に 改正 PFI 法 が 公布 さ れ た 。 この 法 改正 によって 、 PFI 法 に 「 公共 施設 等 運営 権 」 という 権利 が 新た に 追加 さ れ た 。 国土 交通省 や 内閣 府 で は 、 公共 施設 等 運営 権 が 設定 さ れ た うえ で 実施 さ れる PFI 事業 の 方式 を コンセッション 方式 と 呼ん で いる 。  「 運営 権 」 の 設定 を 受け た PFI 事業 者 は 、 施設 の 運営 や 維持 管理 を 行い 、 利用 料金 を 自ら の 収入 として 収受 する こと が できる よう に なる 。 PFI 事業 者 は 、 日々 の 施設 運営 から 、 設備 投資 、 料金 徴収 業務 といった 業務 を 包括 的 に 長期間 にわたって 実施 する こと が できる よう に なる こと が 期待 さ れ て いる 。  公共 施設 等 運営 権 が 設定 できる 事業 は 、 「 利用 料金 を 徴収 する もの に 限る 」 と さ れ て おり 、 主 に 、 上下水道 事業 や 空港 事業 、 公営 鉄道 ・ 地下鉄 事業 、 公営 住宅 など で の 活用 が 中心 に なる もの と 考え られる 。 なお 、 公共 施設 等 運営 権 は 既に 整備 が 済み 、 運営 中 の 事業 について も 適用 可能 で ある 。  同 方式 を 活用 する こと で 、 民間 の ノウハウ を 活用 し た 事業 運営 の 効率 化 や サービス レベル の 改善 、 公共 部門 の 資金 調達 の 必要 性 が 減少 する こと により 財政 健全 化 に 寄与 する こと 、 など が 期待 さ れ て いる 。  1999 年 の PFI 法 公布 以来 、 日本 の PFI 事業 は 、 行政 が PFI 事業 者 に 建設 、 維持 管理 の 報酬 を 支払う 「 サービス 購入 型 」 と 呼ば れる 方式 が 大半 を 占め て おり 、 インフラ の 利用 者 が 事業 者 に 報酬 を 直接 を 支払う 「 独立 採算 型 」 と よば れる 方式 は 皆無 に 等しい 状況 で あっ た 。  行政 が PFI 事業 者 に サービス 対価 を 支払う 「 サービス 購入 型 」 へ の 偏重 は 批判 を 招く こと も 多かっ た 。 例えば 、 「 ハコ 物 整備 に 偏重 し て いる 」 、 「 従来 の 公共 事業 を 繰延べ 払い に し た だけ で は ない か 」 と いっ た もの が 挙げ られる 。  これ まで の 我が国 の PFI 事業 数 の うち 、 独立 採算 型 の 占める 比率 は 極めて 小さい 。 これ まで 実施 さ れ た 事業 の 内訳 を 見る と 、 サービス 購入 型 が 全体 の 約 7 割 を 占め て いる 一方 で 混合 型 は 約 24 %、 独立 採算 型 は 約 4 % に とどまっ て いる 。刺客 （ しかく 、 し きゃく 、 せっかく 、 せき かく ） と は 、 暗殺 を する 者 、 若しくは 犯罪 組織 で 殺害 を 担当 する 者 。 単純 に 暗殺 者 と 言わ れる 場合 も ある 。 ヒット マン （ ） と も いう 。  刺客 の 本来 の 読み は 「 せっかく 」 で ある が 、 現代 で は 「 しかく 」 、 「 し きゃく 」 という 読み かた が 一般 化 し て いる 。  中国 古代 の 歴史 家 ・ 司馬 遷 は 『 史記 』 において 「 刺客 列伝 」 を 立て 、 5 人 の 刺客 の 伝記 を 収録 し て いる 。  中国 で 言う 刺客 と は 、 大義 や 義理 により 暗殺 を 行っ た 烈士 の こと で 、 職業 的 暗殺 者 で は ない 。 中国 古代 封建 制 の 下 で 、 領土 を 持た ず 有力 者 に 寄宿 し た 食客 が 、 主人 へ の 恩義 を 、 主人 の 敵 を 倒す こと で 果たそ う と し た もの と さ れる 。 客 の 字 が 使わ れる の は 「 剣客 」 「 論客 」 と 同旨 で ある 。 「 士 は 己 を 知る もの の ため に 死す 」 の 豫譲 や 始皇帝 暗殺 未遂 の 荊軻 も 含ま れ て いる 。 『 史記 』 に 登場 する 人物 で は 、 管 仲 や 張 良 も 暗殺 を 行お う と し た が 未遂 に 終わっ て いる 。  日本 の 歴史 で は 、 暗殺 を 依頼 、 もしくは 命令 さ れ た もの も 刺客 と 呼ば れる 。 崇 峻 天皇 を 殺害 し た 東 漢 駒 、 源義経 を 暗殺 する ため に 源 頼朝 から 派遣 さ れ た 土佐 坊 昌俊 、 源実朝 を 殺害 し た 公 暁 、 織田 信長 を 狙撃 し た 杉谷 善 住 坊 など が 知ら れる 。 幕末 期 に は 暗殺 事件 が 頻発 し 、 河上 彦斎 や 岡田 以蔵 、 中村 半次郎 、 田中新 兵衛 など が 著名 で ある 。  明治維新 以降 で は 大久保 利通 を 殺害 し た 島田 一郎 ら 、 原 敬 を 殺害 し た 中岡 艮 一 、 濱口 雄幸 を 銃撃 し た 佐 郷 屋 留雄 など が 知ら れる 。 一方 で 、 選挙 で 特定 候補 を 狙い撃ち する ため に 、 立て られ た 候補 を 「 刺客 」 と 呼ん だ 例 が ある 。 # 選挙 用語 として の 「 刺客 」 参照 。  日本 における 選挙 において 、 政党 を 何らかの 理由 で 離党 し た （ または 除名 さ れ た ） 政治 家 が 選挙 に 立候補 し た 際 に 、 その 旧 所属 政党 が 対立 候補 を 「 落下傘 候補 」 として 擁立 し 、 選挙 戦 を 行う こと が ある 。 その 候補 者 を 俗 に 「 刺客 」 、 対立 候補 を 立てる こと を 「 刺客 を 送り込む 」 と いう 。  対立 候補 に は 主 に 有名人 や ある程度 実績 が ある ものの 、 自身 本来 の 選挙 区 が 不安定 な 政治 家 が 多い 。 当然 ながら 、 候補 者 を 出し た 政党 は 、 候補 者 を 資金 や 政党 幹部 による 応援 演説 など で 強力 に 盛り 立てる 。  なお 、 この 用法 は 以前 は あまり 一般 的 で は なく 、 後述 の 2005 年 の 総 選挙 まで は 、 政治 関係 の 記事 で 使用 さ れる 程度 で あっ た 。 日本テレビ 系 テレビ ドラマ 『 レッツ ・ ゴー ! 永田町 』 など 政治 を 題材 と し た フィクション 作品 で も 使用 さ れ て いる 。 しかし 2005 年 の 総 選挙 において 、 一部 の 自由民主党 議員 が 郵政 民営 化 関連 法案 に 反対 し 、 公認 を 得 られ ず 新党 や 無所属 で 出馬 し た 政治 家 に 、 小泉 純一郎 総裁 を 中心 と する 執行 部 が 多く の 刺客 を 送り込み 、 報道 さ れ た こと により 一般 的 な 用法 と なっ た 。  ただし 、 単に 相手 を 倒す ため の 対抗 者 として の 用法 も ある 。  時代 劇 において 刺客 は 良く 扱わ れる 題材 で ある 。 最近 の 作品 で は 忠臣蔵 の 赤穂 浪士 を 刺客 に 例え た 「 四 十 七 人 の 刺客 」 など も ある 。米 軍 再編 （ べ い ぐんさいへん 、 Transformation   of   the   United   States   Army 、 トランスフォーメーション ） と は 、 世界 の 安全 保障 環境 と アメリカ合衆国 の 安全 保障 に 対応 し た 世界 戦略 の 転換 に 応じる ため に 行なわ れる 、 アメリカ 軍 の 変革 で ある 。 その 変革 は 、 戦闘 の 4 領域 、 すなわち 、 物理 的 領域 、 情報 的 領域 、 認知 的 領域 、 社会 的 領域 の すべて に またがる 、 極めて 抜本 的 な もの で ある 。  太平洋戦争 以後 、 米 ソ 対立 による 冷戦 体制 の 下 、 アメリカ合衆国 は 資本 主義 陣営 の 盟主 として 、 また 世界 最大 の 軍事 力 を 誇る 国 として 世界 の 警察 を 自負 し 、 西側 社会 ひいては 世界 の 安全 保障 を 主導 する 世界 戦略 を とっ て き た 。 これ は 古典 的 な 「 パクス・アメリカーナ 」 で あり 、 米国 を 中心 と し た 政治 的 ・ 経済 的 ・ 軍事 的 な 世界 秩序 を 構築 し て 影響 下 に ある 国々 の 経済 の 相互 依存 性 を 維持 し 、 欧州 と アジア で の 対抗 勢力 の 拡大 を 阻止 する もの で あっ た 。  この 為 、 米国 は 欧州 と 東アジア において 、 積極 的 に 友好国 に 海外 基地 を 設け て 、 駐留 米 軍 を 前方 展開 さ せ 続け た 。 この 時代 の アメリカ 軍 は 、 典型 的 な 工業 化 時代 の 軍隊 で あり 、 重厚 長大 な 階層 化 組織 と 多数 の 重 装備 を 有し て い た 。  1991 年 に ソ連 崩壊 により 冷戦 が 終焉 を 迎え 、 これ まで の イデオロギー 対立 の 下 で 抑え られ て い た 宗教 と 民族 の 違い による 対立 が 顕在 化 し 、 グローバリゼーション と 地域 主義 と の せめぎあい といった 新た な 問題 が 生じ た こと で 、 米国 は その 世界 戦略 の 見直し を 迫ら れ た 。  それ まで 冷戦 期 を通じて 自国 の 軍事 力 を 世界 的 に 展開 し て き た 米国 は 、 その 戦略 地域 として 東西 対立 の 最前線 で あっ た 東西ドイツ 、 朝鮮半島 や 日本 といった 地域 に 駐留 軍 を 配置 し て き て おり 、 新た な 戦略 地域 として 、 大西洋 地域 や インド洋 地域 へ の 重点 化 が 焦点 と なっ た の で ある 。 ソ連 崩壊 後 、 これら の 地域 において は 、 それ まで クレムリン や ホワイトハウス に 抑圧 さ れ て い た 世界 各地 の 民族 問題 が 再燃 し 、 各地 で 紛争 が 激化 し た 。 これら の 紛争 に対して 、 アメリカ 軍 は 、 国連 ソマリア 活動 や デリバレート・フォース 作戦 、 アライド・フォース 作戦 において 武力 介入 を 実施 し た  また 、 これ まで 米国 の 拠点 と し て き た 東アジア 情勢 において は 、 ソ連 の 崩壊 によって 軍事 的 な 緊張 は 緩和 さ れ た が 、 独自 の 体制 を 続ける 中国 や 北朝鮮 といった 国々 が 依然として 強大 な 、 又は 無視 でき ない 軍事 力 を 保有 し 、 決定的 な 対立 の 回避 に 努める 一方 で 、 これら の 国々 の 不当 な 拡大 ・ 威嚇 に は 依然 と し た 抑止 力 が 不可欠 で あっ た 。 米国 は 日本 並び に 韓国 など の 同盟 国 の 自主 防衛 力 に 一定 の 期待 を する こと で 、 東アジア を 安定 化 さ せ 、 米国 と 南 アジア から 中東 かけ て の シーレーン を 確保 し ながら 、 米国 自身 の 軍事 力 は 南 アジア から 中東 地域 へ の 戦略 的 展開 の 自由 度 を 確保 し て い た 。  その 一方 、 1980 年代 後半 より 、 情報 通信 ・ 電子 機器 技術 の 急速 な 進歩 に 伴い 、 これ を 軍事 面 に 応用 する という 軍事 における 革命 （ RMA ） が 提唱 さ れ て い た 。 RMA は 軍事 装備 技術 の あらゆる 面 に 応用 さ れ て いる が 、 特に C 4 ISR システム 、 精密 誘導 兵器 （ PGM ） の 開発 ・ 配備 が 重要 と さ れ た 。  湾岸 戦争 において 、 多 国籍 軍 勝利 の 背景 として 技術 優位 が 喧伝 さ れる と 、 RMA は 広く 衆目 を 集める よう に なり 、 その 進行 が さらに 加速 さ れ た 。  アメリカ 海軍 において は 、 1990 年代 中盤 より 、 オーエンス 提督 を 中核 として 、 RMA を 活用 する 軍事 コンセプト として " システム ・ オブ ・ システムズ " ・ コンセプト が 創案 さ れ て き た 。  そして 1998 年 、 アーサー ・ セブロウスキー 提督 と ジョン ・ ガルストカ によって 創案 さ れ た ネットワーク 中心 の 戦い （ NCW ） コンセプト が 発表 さ れ た 。 NCW コンセプト は 、  の 2 点 を 中核 と する 革新 的 軍事 ドクトリン で あり 、 要するに 、 高度 な C 4 I システム を 背景 に し た 機略 戦 で ある 。 アメリカ 海軍 は 、 1998 年 の 艦隊 戦闘 実験 において 、 NCW コンセプト 採用 時 と PCW コンセプト （ 在来 型 ） 採用 時 の 相対 比較 を 行う こと により 、 NCW の 有用 性 を 検討 し た 。 この 結果 、 平均 的 な 意思 決定 サイクル は 43 分 から 23 分 に 短縮 さ れ 、 任務 遂行 に 要する 時間 は 50 % 減少 、 射撃 の 有用 性 は 逆 に 50 % 増大 、 艦隊 の 防御 網 を 突破 し た 敵 舟艇 数 は 1 / 10 に 減少 し て 、 NCW コンセプト の 有用 性 は 立証 さ れ た 。  米 軍 再編 の 基本 概念 は 、 国防 諮問 委員 会 （ National   Defense   Panel ,   NDP ） が 1997 年 に 発表 し た 「 国防 の 転換 :   21 世紀 の 国家 安全 保障 」 （ Transforming   Defense :   National   Security   in   the   21 st   Century ） において 確立 さ れ た 。 この 報告 書 において は 、 RMA によって 防衛 技術 は 急速 に 刷新 さ れ つつ あり 、 また 非対称 戦争 や 戦争 以外 の 軍事 作戦 へ の ニーズ 増大 など 軍 が おか れ て いる 環境 も 激変 し て いる に も かかわら ず 、 アメリカ 軍 は これ に 対応 し きれ て い ない こと が 指摘 さ れる とともに 、 これら の 情勢 変化 に 対応 し て 、 運用 ・ 編制 ・ 装備 の すべて を 統合 的 に 刷新 する 改革 の 必要 性 が 提唱 さ れ た 。  そして 、 2001 年 9 月 に 発表 さ れ た 四 年 ごと の 国防 計画 見直し 2001 （ QDR 2001 ） において 、 従来 の 「 脅威 ベース の アプローチ 」 から 「 能力 ベース の アプローチ 」 へ の 転換 が 発表 さ れ た 。 前者 において は 、 冷戦 構造 の もと で 特定 の 脅威 （ ワルシャワ 条約 機構 など ） へ の 対処 を 目的 と し て い た の に対し 、 後者 において は 、 従来 は 知ら れ て い なかっ た もの も 含む 多様 な 脅威 に対して 、 いかなる 時間 ・ 場所 において も 対処 できる 軍 組織 が 目標 と さ れる 。 QDR 2001 の 発表 直前 に 発生 し た アメリカ 同時 多発 テロ 事件 により 、 能力 ベース の アプローチ に 基づい た 米 軍 再編 の 重要 性 は 火急 の もの と なっ た 。 これ を 受け て 10 月 に は 、 NCW の 創案 者 で ある セブロウスキー 提督 （ この 直前 に 退役 ） を 部長 として 、 アメリカ 国防総省 長官 府 戦力 変革 局 （ OFT ） が 創設 さ れ た 。 OFT は 、 現在 に 至る まで 、 米 軍 再編 の 中核 的 推進 力 として 活動 し て いる 。  2003 年 4 月 、 米 軍 再編 の 全体 計画 を 示す もの として 、 再編 計画 指針 （ TPG ） が 発表 さ れ た 。 TPG において は 、 軍事 力 を 工業 化 時代 から 情報 化 時代 へ と 移行 さ せ て ネットワーク 中心 の 戦い を 実現 する こと が 最 重要 と さ れ 、 これ によって 、 NCW コンセプト は 正式 に 米 軍 再編 の 根本 的 ドクトリン として 採択 さ れ た 。  TPG において は 、  が 、 米 軍 再編 における 主要 な 3 つ の 変革 として 定義 さ れ て いる 。  1980 〜 1990 年代 から 進め られ て き た 新た な 兵器 の 開発 が 、 21 世紀 に 入り 成果 を 産み はじめ 、 無人 兵器 に 代表 さ れる 従来 の 兵器 と は 異なる 軍事 技術 が 実用 化 さ れる よう に なっ て き た 。 長距離 を 無 着陸 で 米 本土 から 世界中 を 高 精度 で 爆撃 できる 技術 により 、 従来 の 戦略 爆撃 と 同様 の 用兵 で 戦術 爆撃 や 近接 航空 支援 が 行 なえる よう に なっ て いる 。 また 、 無人 航空機 による 偵察 や 攻撃 も 実用 段階 に あり 、 さらに 改良 が 加え られ て いる 。 海 や 空 から 発射 さ れる 巡航 ミサイル は 、 GPS 誘導 だけ で なく 目標 画像 による 識別 能力 が 備わっ て いる 。 21 世 現在 で は 人工 衛星 による 通信 ネットワーク が 軍用 ・ 民間 用 とも に 充実 し て いる ため 、 指揮 や 誘導 の ため に 前線 や 前線 に 近い 場所 に 居る 必要 性 が 薄れ て い て 、 偵察 衛星 による 監視 能力 の 向上 も これ を 支え て いる 。  民主 主義 世界 の 先進 国 で は 、 戦闘 によって 死亡 する 兵士 が 多い と 政権 の 不安定 化 に 結びつく こと が 多く 、 戦場 で の 兵士 数 を 最小 に し た まま 無人 兵器 によって 遠隔 攻撃 する 戦闘 形態 は 、 将兵 の 損耗 が 避け られ 、 軍隊 と 国民 の 支持 が 得 やすい と 考え られる 。 また 、 海外 派兵 の 多く は 将兵 が 家族 と 長期 に 渡り 引き離さ れる 場合 が 多く 、 この 改善 は 誰 から も 喜ば れる 。 また 、 米国 の 軍需 産業 も 高 機能 （ で 高価 ） な 兵器 の 大量 使用 によって 人的 損耗 を 避ける という 選択 は 、 冷戦 後 に 急速 に 減少 し た 兵器 需要 を 支える もの として 歓迎 し 、 軍 産 複合 体 を 米 軍 再編 へ と 突き 動かす 動機 と なる 。  米 軍 の 展開 態勢 見直し （ Global   Posture   Review ,   GPR ） は 、 海外 駐留 米 軍 の 体制 を 根本 から 見直す もの で 、 QDR 2001 において 宣言 さ れ た のち 、 2003 年 11 月 より 正式 に 開始 さ れ た 。  この 時点 で 、 アメリカ 軍 の 前方 展開 体制 は 、 基本 的 に は 冷戦 期 の もの の 延長線 上 に あり 、 西欧 と 北東 アジア に 集中 し て い た 。 しかし 、 この 体制 は 、 下記 の よう な 問題 点 を 抱え て い た 。  米 軍 再編 の 基本 理念 の もと で 、 これら の 問題 を 解決 する もの として 策定 さ れ た の が GPR で ある 。 2004 年 6 月 の アメリカ合衆国 下院 公聴 会 における 国防 副 長官 の 答弁 や 、 2005 年 3 月 に 発表 さ れ た 国家 防衛 戦略 （ ） において 、 下記 の 5 点 が GPR の 要点 として 述べ られ て いる 。  在日 米 軍 の 再編 計画 の 課題 と する ところ は 、 まず ワシントン 州 フォートルイス に ある アメリカ 陸軍 第 1 軍団 司令 部 の 神奈川 県 キャンプ 座間 へ の 移転 と 統合 作戦 部隊 、 指揮 統制 機能 の 効率 化 を 図る こと に ある 。 この 統合 作戦 部隊 は 直接 戦闘 部隊 など は 持っ て い ない が 、 有事 の 際 に 必要 な 部隊 を 組み込ん で 戦闘 を 行える 構造 に なっ て おり 、 再編 を 象徴 する よう な 存在 で ある 。  アメリカ 海兵 隊 は 沖縄 県 の 住民 の 負担 を 軽減 する ため 、 一部 部隊 の 移動 や 訓練 の 一部 移転 を 計画 し た 。 普天間 基地 を 返還 し て 、 代替 基地 として 辺野古 地区 へ の 移転 が 決定 し て いる 。 海兵 隊員 約 8 千 人 と その 家族 約 9 千 人 の グアム 移転 、 那覇 軍港 返還 、 キャンプキンザー 返還 、 キャンプレスター 返還 、 キャンプフォスター・ライカム 住宅 地区 や ロウワープラザ 住宅 地区 など の 返還 、 北部 訓練 場 の ３ 分の １ 返還 など 沖縄 の 負担 軽減 に 重点 が 置か れ て いる 。  米 軍 の 展開 態勢 見直し （ GPR ） および ネットワーク 中心 の 戦い （ NCW ） に 対応 する ため 、 アメリカ 軍 は 、 大 規模 な 組織 刷新 に 着手 し た 。 この うち 、 もっとも 大 規模 な 再編 を 行っ た の が アメリカ 陸軍 で あっ た 。  米 陸軍 の 再編 計画 で は 、 指揮 統制 の 迅速 化 と 戦力 投入 の 効率 化 の ため 、 従来 採用 さ れ て き た 、 旅団 － 師団 － 軍団 － 軍 という 4 段階 の 指揮 系統 が 見直さ れ 、 UA ‐ UEx ‐ UEy として 再 構築 さ れ た 。 また これら の 部隊 の 編制 は 、 高度 に モジュラー 化 さ れ た 。  また 、 これら の 組織 改革 と 並行 し 、 装備 改革 として 、 フューチャー・コンバット・システム の 開発 が 行わ れ て いる 。 これ は 、 陸軍 の 各種 戦闘 システム を 統合 的 に 開発 する もの で ある 。女性 政治 家 （ じょせい せい じ か ） と は 政治 に 職業 として 携わっ て いる 女性 の こと 。  世界 の 各 文明 における 女性 の 政治 的 地位 は 男性 に 劣後 する こと が ほとんど で 、 女性 が 政治 に 参与 する こと は 世襲 ・ 血縁 による 場合 を 除い て まれ で あっ た 。  20 世紀 に なり 、 人間 の 自由 ・ 平等 性 に 基づい て 女性 の 社会 進出 が 必然 の 帰結 と なる と 、 女性 の 政治 参与 が 次第に 見 られる よう に なっ た 。 20 世紀 後期 に なる と 、 欧米 諸国 で は 、 女性 政治 家 の 存在 は 極めて 自然 の こと と なっ た 。  欧米 諸国 の 中 に は 、 女性 の 進出 を 担保 する ため 、 クオータ 制 （ 役職 の 一定 割合 を 女性 に 割り当てる 制度 ） を 採用 し て いる 国 も ある 。 フランス で は 国会 議員 を 男女 同数 に する 仕組み に なっ て いる 。  平等 権 を 基礎 と する 民主 主義 社会 で は 、 女性 政治 家 を 特別 視 する 必要 は なく 、 男女 に 関わら ず 政治 家 として の 能力 ・ 実績 が 問わ れる べき で あろ う が 、 政治 の 世界 において 男性 優位 の 風土 を 持つ 傾向 が 強い 国 ほど 、 男性 政治 家 で ない こと が 注目 さ れる こと に なる 。  選挙 に 立候補 を する 女性 候補 の 中 に は 、 何かと 「 女性 で ある こと 」 「 女性 の 代表 」 を 売り に し たり 、 女性 の 地位 向上 を 声 高らか に 叫ぶ 者 も いる 。 一方 で 、 女性 有権者 のみ に 限定 さ れ た 制度 で 選出 さ れ た 政治 家 で ない 限り 男女 区別 ない 選挙 制度 で 当選 し た 政治 家 は 男女 云々 より も 有権者 の 代表 として 相応しい か を 判断 す べき として 、 その よう な 主張 を する 女性 候補 へ 反発 する 人 も いる 。 また 、 「 女性 の 代表 」 を 売り に し た 候補 者 が 乱立 し た 結果 全滅 し 、 結局 男性 候補 者 のみ 当選 し た という ケース も ある 。  2013 年 10 月 25 日 時点 において 、 女性 国会 議員 比率 の 世界 平均 は 21 . 5 % で ある 。  2013 年 4 月 1 日 時点 における 、 189 箇国 の 下院 又は 一院制 の 各国 国会 における 女性 議員 比率 の 上位 10 箇国 は 、 下 の 表 の とおり で ある 。 新た な 数値 は 、 International   IDEA ,   Stockholm   University   and   Inter - Parliamentary   Union の ウェブサイト において 2014 年 2 月 分 まで 入手 可能 で ある 。 http :// www . quotaproject . org / quotas . cfm  主 な 英語 圏 の 民主 主義 国 は 、 主 に 上位 40   % に 位置 する 。 ニュージーランド は 女性 国会 議員 比率 が 32 . 2 % で 189 箇国 中 27 位 、 オーストラリア は 下院 が 同 24 . 7 % 及び 上院 が 同 38 . 2 % で 46 位 、 カナダ は 下院 が 同 24 . 7 % 及び 上院 が 同 37 . 9 % で オーストラリア と 並び 46 位 で ある 。 イギリス は 下院 が 同 22 . 5 % 及び 上院 が 同 22 . 6 % で 58 位 、 アメリカ合衆国 は 下院 が 同 17 . 8 % 及び 上院 が 同 20 . 0 % で 78 位 で ある 。 これら 各国 国会 における 下院 及び 上院 が 、 全て 民主 的 に 選出 さ れ た 訳 で は ない 点 に 注意 する 必要 性 が ある 。 例えば 、 カナダ の 上院 議員 は 首相 により 指名 さ れる 。  下 の 表 は 、 日本 の 衆参 両院 における 女性 議員 の 議席 数 及び 議員 定数 に対する 女性 議員 の 議席 数 の 割合 を 示す 。 衆議院 の 表 で は 総 選挙 における 女性 議員 の 当選 議席 数 を 記載 し 、 参議院 の 表 で は 通常 選挙 後 の 国会 召集 日 における 議席 数 を 記載 し て いる 。  2012 年 の 連邦 議会 選挙 で 下院 は 77 人 が 当選 し て 、 上院 は 20 人 が 当選 し て 過去 最大 の 女性 議員 が 誕生 し た 。  2019 年 、 女性 は 下院 が 102 人 、 上院 が 25 人 に なっ た  2017 年 イギリス 総 選挙 で は 、 200 人 が 女性 の 国会 議員 に なっ た 。  欧米 諸国 で は 女性 政治 家 が 多く なる に従って 、 女性 が 閣僚 など の 女性 の 政治 要職 と なる こと も 珍しい こと で は なくなっ た 。 20 世紀 末 に は 、 女性 が 首相 を 務め たり 、 閣僚 の 半数 （ 若しくは 半数 近く ） を 女性 が 占める こと も ごく 普通 の こと に なっ た 。 そうした 流れ は 欧米 諸国 だけ で は なく イスラム 圏 に も 波及 し 、 何 人 か の 女性 が 閣僚 または 首相 に 就任 し て いる 。  また 、 アジア 諸国 で も 大統領 や 首相 といった 要職 を 占める 女性 の 例 は 多い 。 ただし アジア 諸国 の 政界 で は 世襲 ・ 縁戚 による 女性 閣僚 や 女性 首相 の 例 が 多く 、 女性 の 地位 の 向上 と は 必ずしも 結びつい て い ない 。  日本 で も 女性 閣僚 は 誕生 し て いる が 、 他 の 欧米 先進 国 に 比べる と 非常 に 少ない 。 日本 において 、 女性 が 内閣 総理 大臣 に なっ た 例 は まだ ない が 、 国会 議長 、 第 二 政党 党首 、 都道府県 知事 に なっ た 例 は ある 。 また 他 の 主要 国 で は アメリカ合衆国 大統領 、 フランス 共和 国 大統領 など 、 過去 に 女性 の 大統領 ・ 首相 経験 者 が 一 人 も い ない 国 は いくつ か ある （ ただし 、 フランス で は エディット・クレッソン 、 筆頭 閣僚 が 存在 し ない アメリカ合衆国 において 相当 する 職 として 国務 長官 を 位置づける なら ば 、 マデレーン・オルブライト 、 コンドリーザ・ライス 、 ヒラリー ・ クリントン の 3 人 が 就任 し て いる ） 。 また 地方 政治 で は ネリー・ロス が 1925 年 に ワイオミング 州 知事 に 選出 さ れ アメリカ 初 の 女性 州 知事 が 誕生 し 、 その後 も 多く の 女性 州 知事 が 誕生 し て いる 。  2019 年 1 月 時点 において 任期 中 の 各国 女性 指導 者国家 の 承認 （ こっ か の しょうにん ） と は 、 ある 国家 の 政府 が 、 新た に 成立 し た 別 の 国 を 正式 に 主権 の ある 国家 で ある と 認める こと を 指す 。 ただし 、 国家 の 成立 の 方法 や 承認 の 条件 など について 学説 による 対立 が ある 。  分離 独立 や 国家 の 分裂 など により 、 新しい 国 や 政府 が 誕生 し た 際 に 、 他国 は その 国 を 主権 国家 として の 法的 な 権利 を 認める こと の 表明 を 行う 場合 が ある 。 その 表明 が 国家 の 承認 で ある 。 承認 の 方法 に は 、 広報 的 な 表明 で ある 明示 的 な 承認 と 国際 機構 へ の 加盟 を 認める 黙示 的 な 承認 の 二 種類 が ある 。 国家 の 承認 の 要件 に は 、 実効 性 の 要件 として の 「 国家 の 三 要素 」 （ 領域 ・ 住民 ・ 実効 的 支配 ） が 慣習 国際 法 の 観点 から 考え られ て いる 。  国家 承認 ・ 政府 承認 は 、 いずれ も 個別 的 な もの で ある 。 どこ か の 国 が 特定 の 国 を 国家 として 承認 し た として も 、 それ が 他 の 国 が 特定 の 国 を 国家 として 承認 する か どう か について は 影響 を 受け ない 。  実際 に 、 国家 の 承認 は 、 承認 する 側 の 政治 的 な 背景 により 判断 が 大きく 、 如実 に 関係 する 。 その ため 、 国家 の 要件 を 満たし て いる に も 拘ら ず 、 多数 の 国家 から 承認 を 得 られ て い ない 国家 も 存在 する 。 その 例 として 、 中華人民共和国 と 中華民国 （ 台湾 ） の 択一 関係 が 挙げ られる 。  中華人民共和国 と 中華民国 は 、 中国 全土 （ 中国 と 台湾 が それぞれ 実効 支配 し て いる 全て の 領土 ） の 領有 権 を 主張 し て いる 。 どちら か の 政府 を 承認 する こと は 、 その 対象 国 の 領有 主張 を 是認 する こと を 前提 と する もの と なり 、 もう ひとつ の 政府 と の 敵対 関係 を 示す こと と なっ て しまう 。 その ため 、 「 両方 を 承認 する 」 の は 困難 と なり 、 政治 的 力 関係 から より 有力 な 側 のみ 承認 する という こと に なり がち で ある 。 同じ よう な 例 は ほか に 、 モロッコ と 西 サハラ など が ある 。 一方 で 大韓民国 と 朝鮮民主主義人民共和国 は お互い に 相互 の 支配 領域 を 含む 領域 の 領有 権 を 主張 し て いる が 、 多く の 国 は 両国 が 実効 支配 し て いる 範囲 を それぞれ の 領土 として 、 両国 を 国家 と 承認 し て いる 。  国家 に 関わる 承認 は 、 三つ の 異なる 様相 が ある と さ れる 。 一つ は 同じ 地域 に 先行 する 国家 が ない 場合 で 「 国家 承認 」 と 呼ば れる 。 もう 一つ は 、 同じ 地域 に 先行 する 別 国家 が あっ た 場合 で あっ て 「 政府 承認 」 と 呼ば れる 。 また 、 内戦 など で 事態 が 確定 し ない 間 、 暫定 的 に 行わ れる 「 交戦 団体 承認 」 も ある 。  なお 、 一つ の 国家 に 二つ の 中央 政府 が 出現 する に 至り 両者 の 実効 支配 する 地域 が 長期 にわたって 固定 さ れ た 事例 として は 台湾 問題 が ある 。 その 場合 、 各国 は いずれ か の 政府 を 承認 する か 、 もしくは 、 もう 片方 を 新 国家 として 承認 する の か 選択 を 迫ら れる 。  新た な 国家 が 成立 し た 場合 に 、 その 国家 を 国際 法 において 主体 的 存在 として の 国家 で ある こと を 認める こと を 国家 承認 （ こっ か しょうにん ） と いう 。 具体 的 に は 、 無 政府 地帯 の 新規 政府 樹立 や 既存 国家 の 一部 地域 の 分離 独立 （ 国家 の 独立 ） など の 場合 を 意味 する 。  それ まで 国家 を 統治 し て き た 政府 が 、 革命 ・ クーデター ・ 内戦 など によって 崩壊 し た 後 、 異なる 勢力 が 当該 国家 を 代表 する 政府 を 名乗っ た 場合 や 、 同じ 地域 に 先行 する 国家 が あっ た 場合 に 、 新 国家 ・ 新 地方 政府 を 名乗る 政府 が 樹立 さ れる 場合 も ある 。 こうした 場合 に 、 その 政府 を 正式 な 政府 と 認める 場合 に は 政府 承認 が 行わ れる 。 憲法 に 基づく 政府 交代 など 、 正当 な 国内 手続き を 踏ん だ 新 政府 の 成立 の 場合 は 、 承認 問題 が 発生 する こと は ほとんど 無い 。  南北戦争 等 の よう に 、 大 規模 な 反乱 や 内乱 が 持続 し た 場合 や 、 別 の 都合 により 政府 として の 承認 を 行わ ない 場合 に は 、 政府 と 承認 し ない 勢力 に対して 、 本来 の 正統 な 政府 と 同等 の 交戦 当事者 として 資格 が 与え られる 場合 が ある 。 戦闘 中 における 戦争 法規 （ ハーグ 陸戦 条約 、 ジュネーヴ 条約 など ） の 遵守 や 和平 交渉 を 行う ため で ある 。 交戦 団体 承認 を 行っ た 国家 も その 内戦 に関して 国家 間 の 戦争 と 同等 の 義務 を 負う こと に なる 。  ただし 、 現在 の 戦争 法規 （ 慣習 法 、 ハーグ 陸戦 条約 、 ジュネーヴ 諸 条約   ( 1949 年 ) など ） は 適用 領域 を 内戦 に も 拡大 し て いる こと も あり 、 正統 政府 が 、 反乱 団体 に対して 敢えて 、 広範 な 権利 付与 を 伴う 交戦 団体 承認 を 行う こと は ない 。  何らかの 政治 的 事情 や 、 法的 な 問題 により 、 政府 や 国家 として の 承認 は 行わ ない が 、 その 政府 の 資格 を 一定 の 形 で 承認 する こと が ある 。 第 二 次 世界 大戦 で は 、 イギリス 政府 は ヴィシー 政権 を 否認 し た ものの 、 自由 フランス の 主席 で ある シャルル・ド・ゴール を 「 連合 諸国 の 理念 の 防衛 の ため に 彼 に 合流 する 全て の の 主席 」 として 承認 し 、 フランス 政府 として の 承認 は 行わ なかっ た 。 その後 、 自由 フランス は 正式 な 政府 として の 承認 を うける こと は なく 、 連合 国 は 自由 フランス を 母体 の 一つ として 生まれ た フランス 共和 国 臨時 政府 を 1944 年 10 月 23 日 に 正式 な フランス 政府 として 承認 し て いる 。 また 日本 政府 は スバス・チャンドラ・ボース による 自由 インド 仮 政府 樹立 を 支援 し た が 、 正式 な 政府 として の 承認 は 戦後 に なる まで 行わ ない という 方針 を とっ て おり 、 「 政府 を 名乗る 団体 」 として の 承認 しか 行わ なかっ た 。  一方 承認 を 行わ ない 場合 でも 、 デ・ファクト （ 事実 上 の ） 政府 として 、 交渉 など を 行う こと が ある 。  国家 として 承認 する に は 、 まず 「 国家 の 要件 （ 必要 な 条件 ） 」 が 満たさ れ て いる 必要 が ある 。 まず 国家 の 3 要件 が 満たさ れ て い ない と 、 そもそも 承認 を 検討 する 段階 に 達し て い ない と 判断 さ れる こと に なる 。  各国 の 政府 が 、 ある 政府 を 承認 する か どう か 判断 する にあたって は 、 その 国 が 国家 の 要件 を 満たし て いる か どう か という こと だけ で なく 、 それ に 加え て 様々 な 他 の 条件 も 加味 し て 検討 し 、 決定 さ れる こと に なる 。 「 新 国家 が 国家 として の 要件 を 満たし て いる か どう か 」 という 判断 に 基づい て 機械 的 に 国家 の 承認 が 行わ れ たり 行わ れ なかっ たり する わけ で は なく 、 承認 する 側 の 国家 の 内政 的 事情 によって 承認 が 行わ れる か どう か が 決め られる こと が 多い 。  まず 「 国家 の 要件 を 満たし て いる か どう か 」 が 大きな 要素 で ある こと は 間違い ない 。 国際 法的 な 判断 として は それ が 最も 大切 で ある 。 ただし 、 実務 的 な 次元 で 、 現実 世界 の 個々 の 政府 が 特定 の 国家 を 承認 する か し ない か という 判断 に関して は 、 さまざま な 判断 が 働い て いる 。  どの 段階 で 国家 が 国際 法 上 、 主権 を 持つ 主体 に なっ て いる の か 、 という こと に関して は 2 つ の 説 が ある 。 「 確認 （ 宣言 ） 的 効果 説 」 と 「 創設 的 効果 説 」 で ある 。 互いに 対立 する 内容 の 説 で ある 。  従来 は 、 どちら か と いう と 創設 的 効果 説 の ほう が 有力 で は あっ た が 、  第 二 次 世界 大戦 後 に 相次い で 独立 を 達成 し た 新興 諸国 は 、 宣言 的 効果 説 の ほう を 支持 する 傾向 が 強く 、 すでに 国際 社会 に 新規 参入 し た 国 の 数 の ほう が 既存 の 国 の 数 を はるか に 上回っ て おり 、 現在 で は   すでに 宣言 的 効果 説 の ほう が 有力 に なっ て いる 。  国家 承認 ・ 政府 承認 に は 、 二 種類 の 方法 が ある 。 いずれ も 先行 し て 国際 法 上 の 主体 として 認め られ て いる 国家 から の アクション を 要する 。  通常 、 国家 承認 は 明示 的 に 行わ れる 。 しかし 国家 成立 の 経緯 が 複雑 な 場合 など は 黙示 による 承認 に なろ う 。  また 通常 の 承認 （ 法律 上 の 承認 ） が 行わ れる 前 に “ 事実 上 の 承認 ” が 行わ れる こと が ある 。 新 国家 が 「 新 国家 が 政情 不安定 で ある 」 「 国際 法 遵守 の 意思 や 能力 に 疑問 が ある 」 など 問題 が 有る が 、 それでも 新 国家 と 外交 関係 を 設定 する 必要 が ある 場合 に 暫定 的 に 承認 を 行う 。  事実 上 の 承認 は あくまで 暫定 の もの で あり 、 問題 が 解決 さ れれ ば 法律 上 の 承認 に 移行 さ れ 、 解決 でき なけれ ば 承認 の 撤回 が 可能 で ある （ 例 ： 1948 年 アメリカ が イスラエル に対し 事実 上 の 承認 。 その後 法律 上 の 承認 を 行う ） 。  新 国家 ・ 新 政府 が 先行 の 国家 を 継承 する か どう か は 、 政府 承認 と 大きな 関係 が ある 。 たとえば 新 国家 が 先行 国家 において 締結 し た 条約 等 の 継承 を 拒否 し た 場合 は 、 第三国 と の 係争 が 生じる 可能 性 が ある 。 ソビエト 連邦 の よう に 旧 国家 が 複数 に 分裂 し た 場合 は 、 一 ヶ国 のみ が 先行 国家 を 継承 する 例 が 多い 。 ただし ユーゴスラビア の よう に 一 国 による 継承 が 他国 から 承認 さ れ ない 場合 も ある 。  ただし 政府 承認 は 継続 性 の 認定 において も 、 必ずしも 絶対 的 な もの で は ない 。 1917 年 コスタリカ の は クーデター を 起こし て 政権 を 掌握 し た が 、 イギリス は チノコ の 政府 を 承認 し なかっ た が 、 イギリス の 企業 や 銀行 に対して チノコ 政府 は 利権 の 譲渡 を 行っ て い た 。 1919 年 9 月 に チノコ 政府 は 崩壊 し た 。 新 政府 は チノコ 政府 の 決定 を 無効 と し 、 利権 の 返還 を 求め た が 、 常設 仲裁 裁判所 は チノコ 政府 が 当時 コスタリカ の 事実 上 の 政府 で あっ た と 認定 し 、 利権 の 譲渡 は 正当 な もの で ある と 判決 を 下し た 。予防 外交 （ よぼう が いこ う 、 ） と は 、 紛争 予防 の ため の 非 強制 的 な 活動 を 言う 。  冷戦 終結 に 伴っ て 世界 各地 で しばしば 内戦 が 勃発 する よう に なり 、 新しい 国際 社会 の 課題 として 注目 さ れる よう に なっ た 。 予防 外交 と は この よう な 時代 を 背景 として 考案 さ れ た 概念 で あり 、 あらゆる 主体 によって 行わ れる 国内 的 または 国際 的 な 紛争 の 発生 や 拡大 を 未然 に 防ぐ ため の 非 強制 的 な 行動 を 意味 する 。  つまり 国家 だけ で は なく 国連 など の 国際 機構 や 、 NGO 、 地域 機構 など が 主体 と なり 、 制裁 など の 強制 的 な 手段 を 含ま ない 信頼 助成 措置 ( CBM )、 事実 調査 、 早期 警報 、 予防 展開 、 非 武装 地帯 の 設定 など の 手段 によって 、 紛争 当事者 の 合意 に 基づい て 紛争 地域 の 平和 形成 に 取り組む 具体 的 な 行動 で ある 。 これら に は 軍事 的 な 手段 が 含ま れ て おり 、 軍事 力 の 使用 を 辞さ ない という 明確 な 意思 表示 が ある こと が 予防 外交 に も 必要 で ある 。  これ は 1992 年 に 国連 総会 において ブトロス・ブトロス ＝ ガーリ 国連 事務 総長 の 報告 によって 、 紛争 予防 の 方向 性 が 示さ れ た こと に 始まる 。 この 中 の 具体 的 な 平和 的 紛争 解決 手段 として 予防 外交 だけ で なく 平和 創造 、 平和 維持 、 平和 強制 、 平和 構築 など が 示さ れ た 。 こうした 紛争 予防 へ の 貢献 は 21 世紀 における 国際 平和 政策 の 取り組み の 中 で 大きな 課題 と さ れ つつ ある 。  予防 外交 の 最終 的 な 目標 は 世界 平和 で ある ものの 、 その 理論 と 実践 について は いくつ か の 批判 や 疑問 が 出 て くる 。  そもそも 予防 外交 は 前提 として 平和 を 最 重要 の 価値 と 定め て いる 。 これ は 思想 的 に は 平和 主義 で あり 、 正 戦 論 の 立場 や 現実 主義 の 立場 に 立て ば 戦争 が 必ずしも 排除 す べき もの で は なく 、 むしろ 推奨 す べき 武力 行使 も 考え られる 。 紛争 当事者 にとって 平和 が 常に 普遍 的 で 絶対 的 な 価値 で ある わけ で は なく 、 だからこそ 武力 行使 に 踏み切る もの だ と 考える こと が できる 。 具体 的 に は 国連 決議 で は 民族 自決 の 原則 に 基づい て 植民 地 から の 独立 を 容認 し た が 、 この よう な 場合 で は 戦争 は 正当 化 する こと が できる 。 こう いっ た 戦争 と 平和 の 正義 や 理念 を めぐる 問題 は 政治 的 に も 解決 が 困難 で ある 。  また 予防 外交 は 実行 の 際 に 国家 の 主権 を どれほど 尊重 する べき な の か という 問題 も ある 。 予防 外交 で は 平和 構築 など の 際 に は 国内 に 国際 機構 や 外国 が 介入 し うる 。 しかし 国家 に は 主権 が あり 、 その 領域 内 において 排他 的 な 支配 権 が 尊重 さ れる 。 仮に 紛争 当事者 が 国外 の 一切 の 介入 を 拒否 すれ ば 予防 外交 は 主権 を 侵害 する 行為 に 他 なら ない 。 そう なれ ば 予防 外交 の 実施 は きわめて 困難 で ある 。  さらに 予防 外交 は 評価 が 非常 に 困難 で ある 。 予防 外交 は 成功 し た として も 、 具体 的 に 予防 外交 と 武力 紛争 の 防止 の 因果 関係 を 実証 する こと が 難しい 。 武力 紛争 が 発生 し なけれ ば 予防 外交 が 仮に なく とも 紛争 は 防ぐ こと が でき た の で は ない か と 判断 できる 。 また 予防 外交 が 失敗 すれ ば 予防 外交 は 武力 紛争 を 予防 する こと など 不可能 で は ない の か と 判断 できる 。 この よう な 社会 科学 的 な 因果 関係 の 複雑 さ が 予防 外交 の 評価 の 難し さ に 現れ て いる 。法典 論争 （ ほうてん ろ ん そう ） と は 、 19 世紀 の ドイツ において 、 主 に サヴィニー と ティボー の 間 で 争い に なっ た 法典 編纂 の 是非 を 巡る 議論 。  事 の 発端 は 、 ナポレオン の 失脚 後 間 も ない ドイツ で 、 レーベルク が 『 ナポレオン 法典 と その ドイツ へ の 導入 をめぐって 』( Über   den   Code   Napoléon   und   dessen   Einführung   in   Deutschland .   ) と の 著書 を 発表 し 、 ナポレオン の 進行 に 伴い 導入 さ れ た フランス 民法 典 を 廃 し 、 旧来 の ゲル マン 法 を 復活 さ せる べき だ と 主張 し た こと に ある 。 これ に対し 、 1814 年 、 ティボー は 、 『 統一 的 ドイツ 一般 民法 典 の 必要 性 について 』( Über   die   Notwendigkeit   eines   allgemeinen   bürgerlichen   Rechts   für   Deutschland )   を 著し て 複数 の ゲル マン 法 によって 分裂 状態 に あっ た ドイツ に 統一 的 な 法典 を 導入 する 事 によって 統一 の 障害 に なっ て いる 法制 の 統一 す べし と 反論 を する と 、 同年 、 これ を 非 現実 的 と 見る サヴィニー が 『 立法 と 法学 に対する われわれ の 時代 の 使命 について 』( Vom   Beruf   unserer   Zeit   für   Gesetzgebung   und   Rechtswissenschaft ) を 発表 し て 論争 に 加わっ た 。  この 論争 が 歴史 学派 の 台頭 と その後 の ロマニステン と ゲルマニステン の 分裂 ・ 対立 を 招き 、 その後 の ドイツ 法 の あり方 に も 影響 を 与え た 。国家 緊急 権 （ こっ か きん きゅう けん ） と は 、 戦争 や 災害 など 国家 の 平和 と 独立 を 脅かす 緊急 事態 に際して 、 政府 が 平常 の 統治 秩序 で は 対応 でき ない と 判断 し た 際 に 、 憲法 秩序 を 一時 停止 し 、 一部 の 機関 に 大幅 な 権限 を 与え たり 、 人権 保護 規定 を 停止 する など の 非常 措置 を とる こと によって 秩序 の 回復 を 図る 権限 の こと を いい 、 当該 権限 の 根拠 と なる 法令 の 規定 を 緊急 事態 条項 （ きん き ゅうじたいじょうこう ） と いう 。  緊急 権 と は 立憲 主義 、 議会 制 民主 主義 、 文民 統制 を 基調 と する 国家 において 、 国家 の 平和 と 独立 を 脅かす 急迫 不正 の 事態 または 予測 さ れる 事態 に際して 、 一刻 も 早い 事態 対処 が 必要 と 判断 さ れる 場合 において 、 憲法 の 一部 を 停止 し 、 「 超 法規 的 措置 」 によって これら の 危機 を 防除 しよ う と する 権能 で ある 。 多く の 国家 の 憲法 、 特に 大陸 法 を とる 国 の ほとんど の 憲法 に は 緊急 権 の 規定 が あり 、 存在 し て い ない 憲法 は 少数 派 で ある 。  国家 緊急 権 は 、 立憲 主義 国家 の 下 で は 、 立憲 主義 体制 を 一時 停止 し て 一定 の 権力 集中 を ともなう の を 通例 と する 。 国家 緊急 権 は 立憲 主義 を 守る ため に 立憲 主義 を 破る という 性格 を 有する もの で ある こと から 実定法 化 に は 難しい 問題 を 伴う 。  国家 緊急 権 は 抵抗 権 と 同じく 立憲 主義 の 擁護 を 目的 に 唱え られる もの で ある が 、 抵抗 権 が 国家 権力 による 立憲 主義 へ の 攻撃 に対する 国民 の 権利 で ある の に対し 、 国家 緊急 権 は 立憲 主義 の 防御 の ため に 国家 権力 側 が 発動 する 権利 で あり 対照 的 な 構造 を なす 。  国家 緊急 権 の 類型 は 、 いくつ か の 分類 が ある 。  憲法 制度 上 の 国家 緊急 権 と は 、 憲法 自身 が 緊急 時 に 自ら の 権力 を 停止 し 、 特定 の 機関 に 独裁 的 権力 を 与える こと を 認める もの で ある 。 この 例 として は 英 米 法 に ある マーシャル ・ ロー や 、 ヴァイ マル 憲法 第 48 条 （ 大統領 緊急 令 規定 ） 、 フランス における 合 囲状態 （ ge ） など が あげ られる 。 一方 で 超 国家 的 緊急 権 が 発動 さ れる 事態 は 、 憲法 の 枠組み を 超え 現行 の 法体 系 に 拘束 さ れ ない 超 憲法 状態 、 すなわち 違憲 状態 で ある 。  憲法 制度 上 の 国家 緊急 権 において 、 緊急 権 の 行使 が 行政 の 範囲 に とどまる もの を 行政 型 と いう 。 マーシャル ・ ロー や 大日本帝国 憲法 の 戒厳 令 など は 新た な 立法 を 制定 する こと は でき ない ため 行政 型 に 分類 さ れる 。 これ に対して ドイツ 帝国 構成 国 の 緊急 命令 や 、 大日本帝国 憲法 の 緊急 命令 など は 立法 型 に 分類 さ れる 。  英 米 法 において は 憲法 自体 に 緊急 権 の 規定 は なく 、 コモン・ロー や 個別 立法 によって 緊急 権 が 定め られ て いる 。 イギリス で は 第 一 次 世界 大戦 後 から 個別 立法 制度 が 採用 さ れる よう に なり 、 アメリカ において は ウォーター ゲート 事件 以降 立法 制度 が 多く 採用 さ れる よう に なっ た 。 イギリス の 緊急 権 法 、 アメリカ の 戦争 権限 法 や 全国 産業 復興 法 が これ に 該当 する 。 一方 で フランス 共和 国 憲法 （ 第 二 、 第 四 、 第 五 ） 、 ドイツ 帝国 憲法 、 ヴァイ マル 憲法 、 ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 に は 国家 緊急 権 の 規定 が 存在 する 。  厳格 規定 型 と は 、 あらかじめ 想定 できる 非常 事態 を 限定 し 、 要件 、 手続 、 効果 について も 厳格 に 規定 する もの で ある 。 ドイツ 基本 法 や スウェーデン 統治 法典 が これ に 該当 する 。 一般 授権型 と は 、 要件 など について の 規定 は なく 、 一つ の 権限 規定 で 対応 しよ う と する もの で ある 。 フランス 第 五 共和 政 憲法 、 ヴァイ マル 憲法 が これ に 該当 する 。  大日本帝国 憲法 において は 、 天皇 が 国家 緊急 権 を 行使 する 規定 が 制定 さ れ て い た 。 緊急 勅 令 制定 権 （ 8 条 ） 、 戒厳 状態 を 布告 する 戒厳 大権 （ 14 条 ） 、 非常 大権 （ 31 条 ） 、 緊急 財政 措置 権 （ 70 条 ） など で ある 。 緊急 勅 令 の 実例 として は 、 東京 周辺 にて 緊急 勅 令 に 基づく いわゆる 「 行政 戒厳 」 が 宣告 さ れ た 例 が 3 例 ある 。 その他 に 、 1928 年 （ 昭和 3 年 ） の 治安 維持 法 改正 に際し 、 改正 案 が 議会 において 審議 未了 と なっ た もの を 、 緊急 勅 令 の 形 で 改正 し た 例 が ある が 、 これ について は 、 その 緊急 性 に 疑義 が ある として 、 緊急 勅 令 の 濫用 で ある と の 批判 や 「 非 立憲 ・ 違憲 的 行為 」 と の 批判 が あり 、 政府 部 内 ・ 与党 内 に も 反対 論 が あっ た 。 なお 、 非常 大権 は 一 度 も 発動 さ れ た こと が 無く 、 戒厳 大権 と の 区別 は 不明瞭 で ある と さ れ て いる 。  日本国 憲法 において は 国家 緊急 権 に関する 規定 は 存在 し ない と する 見方 が 多数 的 で ある 。 憲法 制定 段階 において は 、 日本 側 が 衆議院 解散 時 に 、 内閣 が 緊急 財政 措置 を 行える と する 規定 を 提案 し た 。 しかし 連合 国軍 最高 司令 官 総 司令 部 （ GHQ ） は 英 米 法 の 観点 から これ に 反対 し 、 内閣 の 緊急 権 によって これ に 対応 する べき で ある と し た 。 その後 の 協議 によって 、 衆議院 解散 時 に は 参議院 において 緊急 会 を 招集 する という 日本 側 の 意見 が 採用 さ れ た 。  この ため 日本国 憲法 が 国家 緊急 権 を 認め て い ない と する 否 定説 、 緊急 権 を 容認 し て いる という 容認 説 の 二つ の 解釈 が あり 、 また 否定 説 は 緊急 権 規定 が ない の は 憲法 の 欠陥 で ある と みる 欠 缺説 、 緊急 権 規定 の 不在 を 積極 的 に 評価 する 否認 説 の 二つ に 更に 大別 さ れ 、 結論 は 出 て い ない 。  この うち 欠 缺説 を とる 論者 は 緊急 権 の 法制 化 を 主張 し 、 否認 説 と 容認 説 の 論者 は これ に 反対 する という 構造 が ある 。  大西 芳雄 は 平常 時 の 統治 方法 の まま で 対応 でき ない 危機 が 発生 し ない と は 誰 に も 断言 でき ない が 、 あらゆる 権力 の 行使 を 法 の 定め た ルール に従って 行う の が 立憲 主義 で ある として 、 緊急 権 規定 の 不在 を 欠陥 で ある と 指摘 し て いる 。 また 内閣 憲法 調査 会 の 委員 有志 17 名 により 、 憲法 調査 会 報告 書 起草 の 段階 にあたり 参考 に 供する ため として 1964 年 に 憲法 調査 会 に 提出 さ れ た 「 憲法 改正 の 方向 」 と 題する 共同 意見 書 において 「 重大 な 憲法 の ミス 」 で ある と し て いる 。  小林 直樹 は 日本国 憲法 が 軍国 主義 を 廃 し た 平和 憲法 で ある ため 、 緊急 権 規定 を あえて おか なかっ た と 解釈 し て いる 。 また 緊急 権 が 君主 権 と 不可分 で あっ た と し 、 憲法 の 基本 原則 に 憲法 が 忠実 で あろ う と し た ため に 緊急 権 規定 が 置か れ なかっ た と し て いる 。 影山 日出 弥 は 日本国 憲法 が 国家 緊急 権 で 対処 する 国家 緊急 状態 の 存在 自体 を 否定 し て いる と 解釈 し て いる 。 この 立場 から は いかなる 事態 も 国家 緊急 権 以外 の 方法 で 対処 する べき で ある と さ れ 、 憲法 に 緊急 権 を 明記 する こと は 「 憲法 の 自殺 」 で ある という 意見 が ある 。  河原 畯一郎 や 高柳 賢三 は 、 国家 緊急 権 は 超 憲法 的 な 原理 で あり 、 憲法 に 明文化 さ れ て い なく て も 行使 できる 「 不文 の 原理 」 で ある と し て いる 。  第 90 回 帝国 議会 （ 昭和 21 年 ） 憲法 改正 案 委員 会 において 、 金森 憲法 担当 国務大臣 は 次 の よう に 答弁 し て いる 。 第 1 回 委員 会 で は 旧 憲法 について 、 行政 当局 者 にとって 緊急 の 措置 を 講ずる に あまりに も 便宜 すぎ た が ため に 、 民主 主義 政治 の 運用 上 、 遺憾 なる 結果 を 生じ た よう に 思う と 述べ て いる 。 第 3 回 委員 会 で は 、 旧 憲法 に 存在 し た 緊急 勅 令 等 について 、 行政 当局 者 にとって は 調法 で ある が 、 その 反面 、 国民 の 意思 を ある 期間 有力 に 無視 し 得る 制度 で も ある と 述べ て いる 。 第 13 回 委員 会 で は 、 旧 憲法 の 非常 大権 に 相当 する 規定 を 置か なかっ た 理由 として 、 国民 の 権利 を 擁護 する ため に は 、 政府 一存 で 行う 処置 は 極力 防止 し なけれ ば なら ず 、 もし 非常 大権 に 相当 する 規定 を 残し た 場合 に は 、 どの よう な 精緻 な 憲法 を 定め て も 、 非常時 を 口実 に し て ここ から 憲法 秩序 が 破壊 さ れる 虞 が ない と は 言い 切れ ない と 思う ので 、 行政 権 の 自由 判断 の 余地 を できるだけ 少なく する よう 考え た 旨 を 説明 し た 。 そのうえで 、 必要 の 場合 は 臨時 会 を 召集 し て 処置 を し 、 衆議院 の 解散 後 で あっ て 臨時 会 を 召集 でき ない とき は 、 参議院 の 緊急 集会 を 招集 し て 暫定 の 処置 を する こと と し 、 他方 で 、 非常時 に 具体 的 に 必要 な 規定 は 平素 から 準備 し て おく こと が 適当 で あろ う と 述べ て いる 。  第 154 回 国会 ・ 衆議院 武力 攻撃 事態 へ の 対処 に関する 特別 委員 会 （ 第 4 号 ・ 平成 14 年 5 月 8 日 ） において 、 当時 の 内閣 法制 局 長官 は 、 憲法 に 国家 緊急 権 が 明記 さ れ なかっ た 理由 として 、 過去 の 金森 国務大臣 の 答弁 の 一節 を 引用 し た うえ で 、 大 規模 な 災害 や 経済 上 の 混乱 など の 非常 な 事態 に 対応 す べく 、 憲法 の 公共 の 福祉 の 観点 から 合理 的 な 範囲 内 で 、 国民 の 権利 を 制限 し 、 国民 に 義務 を 課す 法律 を 制定 する こと は 可能 で あり 、 既に 災害 対策 基本 法 、 国民 生活 安定 緊急 措置 法 など の 多く の 立法 が なさ れ て いる 旨 の 答弁 を 行っ て いる 。  ドイツ 国 において 、 ヴァイ マル 憲法 48 条 は 大統領 の 非常 措置 権限 として 国家 緊急 権 を 定め て い た 。 ヴァイ マル 憲法 48 条 2 項 は 次 の よう な 内容 を 定め て い た 。 「 大統領 緊急 令 」 と 呼ば れる 規定 で ある 。  ライヒ は ドイツ 語 で 国 の こと を 意味 する 。 条文 中 、 第 114 条 は 身体 の 自由 、 第 115 条 は 住居 の 不可侵 、 第 117 条 は 通信 の 秘密 保障 、 第 118 条 は 言論 の 自由 、 第 123 条 は 集会 の 自由 、 第 124 条 は 結社 の 自由 、 第 153 条 は 財産 権 の 保障 に関する 規定 を 指し て いる 。  1933 年 1 月 、 ヒトラー は 首相 に 就任 に する と 、 翌月 に は 大統領 の ヒンデンブルク に対して 「 民族 および 国家 の 保障 の ため の ライヒ 大統領 令 」 を 布告 さ せ ヴァイ マル 憲法 48 条 2 項 に 基づく 非常 措置 権限 を 発動 さ せ た 。 これ により 憲法 に 定める 基本 権 の 停止 が 図ら れ た 。 さらに 1933 年 3 月 に は 非常 措置 権限 を もと に 「 民族 および 国家 の 危難 を 除去 する ため の 法律 」 いわゆる 全権 委任 法 が 制定 さ れ 、 その 2 条 は 「 ライヒ 政府 が 議決 し た ライヒ 法律 は 、 ライヒ 議会 および ライヒ 参議院 の 制度 それ 自体 を 対象 と し ない 限り 、 ライヒ 憲法 に 違反 する こと が できる 。 ライヒ 大統領 の 権利 は 、 これ により 影響 を 受け ない 。 」 という 内容 と なっ て おり 、 この 法律 により 議会 による 立法 権 の ほとんど が 政府 による 立法 にとって かわ られる 結果 と なっ た 。  その後 も ヴァイ マル 憲法 48 条 を 根拠 に し た 法令 が 次々 と 出さ れ た 。 1934 年 1 月 に は ライヒ の 改造 に関する 法律 （ ライヒ 新 構成 法 ） が 制定 さ れ 、 その 4 条 によって 憲法 改正 も ライヒ 政府 に 委ね られる こと と なっ た ため ヴァイマル 憲法 は 形骸 化 し 実質 的 な 意味 を 失う こと と なっ た 。  ヴァイ マル 憲法 は 緊急 事態 に際して は 大統領 に 緊急 措置 を 容認 する こと によって 憲法 の 規範 性 を 維持 しよ う と し た が 、 むしろ それ が 民主 主義 や 基本 権 の 保障 の 破壊 に つながっ た という 歴史 的 過程 が あっ た こと から 、 ドイツ 連邦 共和 国 基本 法 （ ボン 基本 法 ） において も 緊急 権 の 法制 化 に は 抵抗 感 が あり 、 特に 憲法 の 規範 性 の 維持 に どう 配慮 する か が 課題 と なっ た 。 一方 で 、 ドイツ 条約 に 基づき 、 ドイツ に 駐留 する 米 英 仏 ３ 国 は 、 ドイツ において 緊急 事態 が 発生 し た 際 に 、 自国 の 軍隊 の 安全 の 確保 の ため 必要 な 措置 を とる 権限 を 留保 し て おり 、 この 権限 は 、 ドイツ が 緊急 事態 の 対処 に関する 立法 を 行っ た 後 、 消滅 する 旨 の 規定 と なっ て い た こと から 、 ドイツ にとって 緊急 事態 条項 の 挿入 は 主権 の 回復 の 意味 を も 持っ て い た 。  1960 年 に 連邦 政府 により 、 緊急 事態 に関する 基本 法 改正 案 が 提案 さ れ た 。 この 改正 案 は 、 ワイマール 憲法 第 48 条 に 範 を とっ た もの で あり 、 緊急 事態 において 連邦 政府 に 、 法律 に 代わる 法規 命令 を 制定 し 、 当該 命令 により 、 一定 の 基本 権 を 制限 する こと も 可能 と する 権限 を 与え て い た ため 、 全 会派 の 反対 を 受け 廃案 と なっ た  その後 、 新た な 基本 法 改正 案 が 提出 さ れ 、 1968 年 に 改正 案 が 成立 し 、 緊急 権 制度 が 導入 さ れ た 。 その 特徴 は 、 ヴァイ マル 憲法 時代 の 反省 に 立っ て 、 緊急 命令 の 乱用 によって 政府 の 独裁 を 許さ ない よう 、 緊急 事態 において も 、 連邦 政府 に 緊急 命令 制定 権 を 与え ず 、 連邦 政府 の 措置 を できる 限り 議会 及び 連邦 憲法 裁判所 の 統制 の 下 に 置こ う と する 点 に ある 。 また 、 ヴァイ マル 憲法 の よう に 緊急 事態 を 包括 的 に 規定 する こと は せ ず 、 国内 の 反乱 や 災害 等 の 内部 的 緊急 事態 と 外国 から の 侵略 等 の 外部 的 緊急 事態 に 分ける とともに 、 外部 的 緊急 事態 について は 、 緊急 事態 の 程度 と 性格 に 応じ て 、 「 防衛 事態 」 、 「 防衛 事態 」 の 前 段階 として の 「 緊迫 事態 」 等 に 区分 し 、 段階 的 な 対処 方法 を 規定 し て いる 。  外部 的 緊急 事態 について は 、 防衛 事態 として 115 a 条 以下 に 規定 を 置い て いる 。 防衛 事態 の 確認 は 原則 として 連邦 議会 が 連邦 参議院 の 同意 を 得 て 行う （ 115 a 条 1 項 ） 。 緊急 を 要し 連邦 議会 の 集会 や 議決 が 不能 の 場合 に は 、 非常時 において 連邦 議会 及び 連邦 参議院 の 機能 を 代替 する ため に 常設 さ れ 、 両院 の 議員 で 構成 さ れる 合同 委員 会 に その 権限 が 与え られ て おり （ 115 a 条 2 項 ） 、 この よう な 場合 に は 合同 委員 会 に 法律 を 制定 する 権限 が 認め られ て いる （ ただし 、 合同 委員 会 による 立法 権 の 行使 に は 一定 の 制限 が あり 、 基本 法 の 改正 、 全部 又は 一部 の 失効 、 適用 の 停止 は 認め られ て い ない ） 。 ヴァイ マル 憲法 下 で は ライヒ 議会 の 解散 によって 結局 は 緊急 事態 権 の 歯止め を 失う という 事態 に 陥っ た 反省 から 、 115 h 条 3 項 は 防衛 事態 の 期間 中 の 連邦 議会 の 解散 を 禁じ て いる 。 また 、 防衛 事態 において も 連邦 憲法 裁判所 と その 裁判官 の 憲法 上 の 地位 と 任務 の 遂行 は 侵害 し て は なら ない と さ れ て おり （ 115 g 条 ） 、 憲法 の 規範 性 の 維持 に 配慮 する 規定 を 置い て いる 。  防衛 事態 において 制限 さ れる 基本 権 として は 、 職業 の 自由 等 （ 12 a 条 ） 、 移転 の 自由 や 住居 の 不可侵 （ 17 a 条 2 項 ） 、 通信 の 秘密 （ 10 条 2 項 ） 、 移動 の 自由 （ 11 条 2 項 ） など を 規定 し て いる 。 なお 、 緊急 事態 における 人権 の 制限 に対する 歯止め について 規定 が あり 、 労働 条件 及び 経済 条件 の 維持 、 向上 の ため の 労働 争議 に対して 、 軍 の 投入 など の 措置 を とる こと が でき ない こと と なっ て いる （ 9 条 3 項 ） 。 併せ て 憲法 的 秩序 の 除去 に対する 抵抗 権 を 明文 で 規定 し て いる （ 20 条 4 項 ） 。  フランス 第 五 共和 国 憲法 第 16 条 で は 、 大統領 の 非常 措置 権 について 次 の よう に 規定 し て いる 。  なお 、 第 6 項 の 規定 は 、 大統領 の 非常 事態 権限 行使 に対する 憲法 院 の 審査 の 創設 を 趣旨 として 、 2008 年 7 月 23 日 の 憲法 改正 時 に 導入 さ れ た もの で ある 。 大統領 が 第 16 条 を 発動 する 決定 、 終止 する 決定 、 及び 大統領 の 決定 の うち 少なくとも 法律 事項 について は 統治 行為 で ある と さ れ 、 コンセイユ・デタ （ 国務 院 ） の 裁判 権 に 服さ ない と さ れ て いる が 、 第 6 項 の 新設 により 、 憲法 院 の 審査 権 に 服する こと と なっ た 。  第 16 条 の 非常 措置 権 は 、 1961 年 の アルジェリア の 争乱 の 際 、 ドゴール 大統領 により 発動 さ れ た の が 唯一 の 例 で ある 。  憲法 に 明記 さ れ て い ない 主要 な 緊急 権 制度 として 、 「 1955 年 4 月 3 日 の 緊急 状態 の 設定 及び アルジェリア における 宣言 に関する 法律 」 （ 緊急 状態 法 ） に 基づく 制度 が ある 。  国家 緊急 権 を 考える 際 に 「 国家 緊急 権 の パラドックス 」 と 呼ば れる 問題 が ある 。 先述 の よう に 国家 緊急 権 に は 、 憲法 上 の 一定 条件下 で 立憲 主義 を 一時 的 に 停止 し て 独裁 的 権力 の 行使 を 認める 憲法 制度 上 の 国家 緊急 権 と 立憲 上 の 授権 や 枠 を 越え て 独裁 的 権力 が 行使 さ れる 憲法 を 踏み越える 国家 緊急 権 が ある 。 後者 は もはや 法 の 世界 に 属する 事柄 で は ない が 、 前者 と 後者 の 区別 は 相対 的 で ある と 考え られ て いる 。 非常 措置 権 を 憲法 的 に 厳格 に 枠 づけよ う と すれ ば 、 緊急 事態 に対して 立憲 上 の 授権 や 枠 を 越え て 独裁 的 権力 が 行使 さ れる 可能 性 も 大きく なり 、 それ を 嫌っ て 非常 措置 権 を 包括 的 ・ 抽象 的 に 定め て しまう と 非常 措置 権 に対する 憲法 的 統制 の 実 が 失わ れる という 関係 が ある 。 これ が 「 国家 緊急 権 の パラドックス 」 と 呼ば れる 問題 で ある 。  歴史 的 に 緊急 事態 に 直面 し つつ も 曲りなり に 立憲 主義 体制 を 維持 し て き た 国々 において は 、 国家 緊急 権 は 立憲 主義 体制 を 維持 する とともに 国民 の 自由 と 権利 を 守る という 目的 の 明確 性 、 非常 措置 の 種類 及び 程度 は 緊急 事態 に 対処 する ため 一時 的 で 必要 最小 限度 の もの で なけれ ば なら ない という 自覚 、 緊急 権 濫用 を 阻止 する ため の 可及的 対策 として 事後 的 に 憲法 上 の 正規 の 機関 （ 議会 や 裁判所 など ） を通じて 緊急 権 行使 の 適正 さ の 審査 や 責任 追及 の 途 を 開い て おく こと の 不可欠 性 、 これら について の 認識 が 国民 の 間 に 相当 程度 浸透 し て いる こと が 指摘 さ れ て いる 。 国家 緊急 権 によって 生じる 問題 は 統治 主体 で ある 国民 の 政治 的 成熟 度 さらに それ を 基礎 と する 政党 の 力量 が 問わ れる 課題 と さ れ て いる 。二 頭 政治 （ に とう せい じ 、 ） は 、 寡頭制 の 一種 で 、 最高 権力 者 が 2 人 いる 政治 形態 を 指す 。 憲法 など 制度 上 で は 最高 権力 者 が 1 人 と 規定 さ れ て も 、 実質 的 に 2 人 に なっ て いる 場合 も 二 頭 政治 と 呼ば れる 場合 が ある 。 双頭 政治 （ そう と うせ い じ ） と も 言わ れる 。  二 頭 政治 や 三 頭 政治 を 含め た 寡頭制 は 、 最高 権力 者 の 数 に 着目 し た 呼称 で あり 、 政体 に は とらわれ ない ため 、 君主 制 以外 の 民主 制 で も 存在 し うる 。 二 頭 政治 の 類型 に は 主 に 以下 の タイプ が 存在 する 。  完全 に 権限 と 職務 範囲 で 同等 の 最高 権力 者 が 2 人 いる という 体制 は 、 下 に 述べる ローマ など いくつ か 例 が ある 。  しかし 、 この 完全 対等 な 二 頭 体制 は 、 2 人 の 最高 権力 者 の 間 に 意見 の 対立 が あっ た 場合 の 対処 法 の 問題 が ある ため 、 大統領 が 首相 を 任免 できる フランス や 、 最高 指導 者 が 大統領 に 優越 する イラン の よう に 、 なんらかの 形 で どちら が 優先 する か 規定 が ある 場合 が 多い 。  また 立憲 君主 制 下 で の 君主 と 首相 、 儀礼 大統領 制 下 で の 大統領 と 首相 の よう に 、 儀礼 的 な 最高 権力 者 で ある 君主 や 大統領 （ 元首 ） と 、 実質 的 な 最高 権力 者 で ある 首相 が 存在 する 場合 も ある 。 たとえば 戦後 日本 は この 種 の 二 頭 政治 を 取っ て おり 、 象徴 的 最高 支配 者 として の 天皇 は 国事 行為 等 儀礼 の 面 で 国家 の 支配 行為 を 行っ て いる が 、 それ 以外 の 実際 の 支配 に関して は 首相 が 最高 支配 者 で あり 、 両者 の すみ わけ が 行わ れ て いる 。 また イタリア 共和 国 は 、 象徴 的 最高 支配 者 の 大統領 が いる が 、 実際 の 政治 を 支配 する の は 首相 で ある 。  日本 の 室町 時代 の 初期 の 足利 兄弟 （ 足利 尊氏 ・ 直義 ） の よう に 、 最高 権力 者 の 担当 範囲 を 分ける こと で 衝突 を 避ける 事例 も ある 。 ただし 、 この 事例 は 最終 的 に 衝突 を 避ける こと が でき ず 内乱 に 至っ て いる 。  有名 な 例 は 古代 ローマ における 共和 政 ローマ の 執政 官 で 、 定員 は 2 名 で 権限 は 同等 、 任期 は 1 年 で あっ た 。  また 、 スパルタ も 2 名 の 王 が おり 、 2 つ の 王家 （ アギス 家 と エウリュポン 家 ） から 1 名 ずつ 即位 し て い た が 、 政治 上 の 実権 は 5 人 の エフォロス （ スパルタ 正規 市民 の 中 から 、 スパルタ 民 会 の 選挙 により 選出 。 任期 1 年 ） が 握っ て い た ため 、 厳密 な 意味 で は 二 頭 政治 で は ない 。  2010 年 現在 で は 、 2 人 に 完全 に 同等 の 最高 権力 が 付与 さ れる 体制 として は サンマリノ 共和 国 の 二 執政 制度 が ある 。 また 、 全く 同等 で は ない が 2 人 の 最高 権力 者 が 同等 の 権力 を 付与 さ れる 体制 の 例 に は 、 半 大統領 制 の フランス （ 大統領 と 首相 ） が ある 。 アンドラ は 制度 上 は 国家 元首 が 2 名 存在 する ミニ 国家 （ 共同 元首 、 フランス 大統領 と スペイン の ウル ヘル 司教 ） で ある が 、 両 元首 は ほとんど アンドラ を 訪問 せ ず 、 実際 に は 首相 により 政治 が 行わ れ て おり 、 実質 的 に は 二 頭 政治 で は ない 。  制度 上 の 二 頭 制 で は ない が 、 実質 的 に 権力 者 が 2 名 いる 状態 を 「 二 頭 制 」 や 「 二 重 権力 」 と 呼ぶ 場合 が ある 。 この 場合 は 俗称 に 近く 、 具体 的 に 何 を 「 二 頭 制 」 と 呼ぶ か は 立場 により さまざま で ある 。  近代 以前 の 君主 政治 で は 、 君主 が 影響 力 を 残し て 退位 し た 場合 に は 前 君主 （ 太上天皇 ・ 太 上皇 ・ 太 上 王 ・ 大御所 など ） と 現 君主 （ 天皇 ・ 皇帝 ・ 国王 ・ 征夷大将軍 など ） の 二 頭 政治 と なる こと が よく あっ た 。 この 場合 、 前 君主 が 政治 の 実権 を 握っ て いる 場合 に は 「 院政 」 と 呼ば れる 。  1338 年 （ 延 元 3 年 / 暦 応元年 ） に 足利 尊 氏 は 征夷大将軍 に 、 弟 の 足利 直義 は 左 兵衛 督 に 任じ られ 、 尊氏 と 直義 は 、 二 頭 政治 を 行い 「 両 将軍 」 と 併称 さ れ た 。  1603 年 （ 慶長 8 年 ） に 駿府 に 移っ た 徳川 家康 も 、 次代 将軍 秀忠 が 先代 の 意 を 汲ん で 執政 し て おり 、 事実 上 の 二 頭 政治 だっ た と さ れる 。  2008 年 5 月 から 2012 年 5 月 まで の ロシア の 「 タンデム 体制 」 （   メドベージェフ 大統領 と プーチン 首相 ） 。  1970 年代 後半 から 1990 年代 前半 にかけて の 日本 政府 で の 、 首相 （ 自由民主党 総裁 ） と 、 公職 から 離れ て から も 強い 影響 力 を 保っ た 田中 角栄 や 竹下 登 など 。 「 院政 」 と 呼ば れる 場合 も 多い 。政治 地理 学 （ せい じ ちり がく 、 英語 ： political   geography ） は 人文 地理 学 の 一 分野 で ある 。 かつて の 政治 地理 学 は 国家 の 盛衰 を 地理 学 的 ・ 環境 論 視点 から 論じ た もの で あり 、 地政学 と 深い 関係 に あっ た 。  出発 点 は ドイツ の 地理 学者 フリードリヒ・ラッツェル により 命名 さ れ た "   Politische   Geographie "   という 著作 から で ある が 、 歴史 的 な 部分 は 暫く は 地政学 と 一 に し て き た 。 地政学 同様 、 政治 地理 学 も 戦後 は 軽視 さ れ て い た が 次第に 、 計量 的 な 地理 学 が 1960 年代 以降 盛ん に なる に 連れ て 、 アメリカ や イギリス など で 地方 自治 や 政治 団体 の 政治 的 な 行為 に 注目 し た イデオロギー 的 な 部分 が 薄い 内容 の 政治 地理 学 が 再び 論じ られる よう に なり 、 日本 で も 再び 盛ん に なっ て き た 。  現在 日本 で は 、 純粋 に 政治 事象 を 取り扱う 人文 地理 学 の 一 分野 として 取り入れ られ て おり 、 マクロ で は 国際 政治 と 地理 の 関係 など を 、 ミクロ で は 地方 自治 の 影響 を 空間 的 に 分析 する 内容 など が 盛ん で 、 かつて の よう な イデオロギー 的 な 色合い を だいぶ 薄め た 内容 が 主流 で ある 。 取り扱う 内容 によって は 、 経済 地理 学 や 社会 地理 学 と も 密接 し た 内容 に なっ て おり 、 地政学 と は 距離 を 置く 傾向 が 見 られる 。 また 、 地方 行政 に 特に 視点 を 置い た 分野 は 、 行政 地理 学 という 別 の 表現 を する こと も 多い 。白書 （ はくしょ ） と は 、 日本 の 中央 省庁 の 編集 による 刊行 物 の うち 、 政治 社会 経済 の 実態 及び 政府 の 施策 の 現状 について 国民 に 周知 さ せる こと を 主眼 と する もの 。  政府 の 施策 について の 現状 分析 と 事後 報告 を 中心 と し た 公表 資料 で あり 、 統計 、 図表 、 法令 など の データ 集 は 含ま れ ない 。  広義 において は 前述 の 刊行 物 すべて を 指す が 、 狭義 において は 正式 名称 ・ 通称 に 「 白書 」 を 含む もの を 指す 。 厳密 に は 「 白書 類 」 と 総称 さ れる 。  日本 において 初めて 作成 さ れ た 白書 は 1947 年 （ 昭和 22 年 ） 7 月 4 日 公表 の 経済 実相 報告 書 （ 経済 白書 ） で ある 。  英国 において 、 内閣 が 議会 に 提出 する 公式 報告 書 を その 表紙 の 色 から ホワイト ペーパー （ White   Paper ） と 通称 し て い た こと から 日本 で も それ に 倣っ て 政府 が 作成 する 報告 書 の 通称 を 白書 と 呼ぶ よう に なっ た 。  外務省 の 発行 する 年次 報告 に 限っ て は 青書 （ 外交 青書 ） と 呼ぶ が 、 1957 年 に 「 我が 外交 の 近況 」 として 外交 青書 が 創刊 さ れ た 際 表紙 に 青 が 使用 さ れ 、 その後 「 青書 」 と 称し て いる 。 もともと は 、 17 世紀 の 英国 議会 において は 、 外交 官 の 報告 書 を ブルー ブック と 呼ん で 青い 表紙 を 使っ て い た 。 これ を 外務省 が 取り入れ た もの で ある 。 ただし 本家 の 英国 で は 現在 ブルー ブック は 存在 し ない 。  なお 、 英語 で White   Paper といった 場合 は 日本 と 異なり 、 議会 に対する 具体 的 な 「 政策 提案 書 」 の 意味 が 強い 。  中央 省庁 が 編集 する 印刷物 で 販売 又は 頒布 する もの の うち 、 内容 が 政治 経済 社会 の 実態 及び 政府 の 施策 の 現状 について 国民 に 周知 さ せる こと を 主眼 と する もの で ある こと 。  図書 の 形 を とる もの に 限り 個人 名 で 編著 さ れる もの も 除く ので 、 定期 刊行 物 や パンフレット 類 、 法令 解説 書 や 統計 調査 報告 書 など は 白書 に 含ま れ ない 。  正式 書名 または 通称 に 「 白書 」 の 名称 を 使用 する もの について は 閣議 了解 を 必要 と する 。  なお 、 正式 書名 に 「 白書 」 の 名称 を 使用 し て いる もの は 13 件 （ 2008 年 5 月 時点 ） 。  白書 は 概ね 三種 に 大別 さ れる 。  これら は 閣議 決定 を 経 て 国会 に 提出 さ れる が 、 例外 として 人事院 が 作成 する 年次 報告 は 内閣 と 国会 に 同時に 提出 さ れる ため 閣議 配布 のみ 行わ れる 。  これら は 各 省庁 の 名 において 編集 し 、 その 旨 を 前 文中 に 明記 する とともに 閣議 了解 を 得 た 後 公表 する もの と し て いる 。  各 省庁 部局 長 以上 の 名 において 編集 し 、 その 旨 を 前 文中 に 明記 する とともに 、 各省 大臣 、 事務次官 又は 外局 の 長 の 了承 を 得 た 後 公表 する もの と し て いる 。  太字 は 正式 名称 、 それ 以外 は 通称 。 は 閣議 案件 外 。 カッコ 内 は 法定 白書 の 根拠 法令公証 人 （ こう しょうにん ） と は 、 ある 事実 の 存在 、 もしくは 契約 等 の 法律 行為 の 適法 性 等 について 、 公権力 を 根拠 に 証明 ・ 認証 する 者 の こと で ある 。  日本 において は 公証 人 法 に 基づき 、 法務大臣 が 任命 する 公務員 で ある 。 ただし 、 法務省 など 政府 から の 給与 や 補助 金 は 受け ず 、 公定 さ れ た 依頼 人 から の 手数料 を 収入 と する 。 全国 各地 の 公証 役場 で 公正 証書 の 作成 、 定款 や 私署 証書 （ 私 文書 ） の 認証 、 事実 実験 、 確定 日 付 の 付与 など を 行う 。 2018 年 時点 、 日本 全国 で 公証 人 は 約 500 名 おり 、 公証 役場 数 は 約 300 カ所 で ある 。  その 起源 について は ローマ 法 に 由来 する と さ れ 、 中世 ヨーロッパ の 神聖 ローマ帝国 （ ドイツ と イタリア の 一部 ） が 始まり と 言わ れ て いる 。 12 世紀 と さ れる が 詳細 は 不明 。 当初 は 神聖 ローマ 皇帝 や ローマ 教皇 の 免許 を 要し た が 、 後 に 自治 都市 内 の ギルド に 資格 授与 権 が 下賜 さ れる よう に なっ た 。  当初 は 商業 上 の 契約 や 帳簿 など 広範 の 私的 文書 作成 を 担当 し て き た 。 14 世紀 以後 、 商人 達 の 識字 率 向上 や 複式 簿記 の 発達 など に 伴っ て 、 専ら 法的 文書 の 作成 に 従事 する よう に なる 。  公証 人 に は 当時 一般 的 だっ た 厳しい 徒弟 制度 が 存在 せ ず 、 教養 人 にとって 必須 だっ た ラテン語 の 知識 が 求め られ た こと など から 、 自由 を 求める ルネサンス 時代 の 都市 教養 人 にとって は 憧れ の 職業 と なっ た 。 逆 に 言え ば 、 ひと か どの 教養 の ある 人 で あれ ば 、 誰 でも 公証 人 の 資格 が 取れ た 。 その 頃 の イタリア の ピサ や ジェノヴァ 、 フィレンツェ で は 、 人口 200 人 に 1 人 以上 の 割合 で 公証 人 が い た と 言わ れ て いる 。  だが 、 同時に 悪質 な 公証 人 が 現れる 危険 性 も 増大 し た ため 、 1512 年 に 当時 の 神聖 ローマ 皇帝 が 「 帝国 公証 人 法 」 を 定め て 、 その 公的 性格 と 公平 中立 の 義務 、 国家 による 監督 という 基本 原則 が 定め られ た 。  ドイツ や イタリア 以外 の ヨーロッパ 諸国 で も 社会 に 根付い た 存在 と なっ た 。 19 世紀 の フランス を 舞台 と し た アレクサンドル ・ デュマ・ペール の 小説 『 モンテ・クリスト 伯 』 に も 公証 人 が 何 度 も 登場 する 。 　  現代 において 、 多く の 国 で は 、 公証 人 は 法曹 あるいは それ に 準ずる 資格 の 保持 者 で ある こと が 多い 。 一方 、 アメリカ合衆国 で は わずか な 講習 で 容易 に その 資格 が 取得 でき 、 学校 や 郵便 局 など 様々 な 場 に 総計 400 万 人 も の 公証 人 が いる 。 その 権限 は 概ね 署名 の 認証 に 限ら れ て いる 。 この よう に 、 国 によって 公証 人 の 権限 は かなり 異なる 。  日本 で は 1886 年 に フランス の 制度 を 参考 に し て 「 公証 人 規則 」 が 制定 さ れ 、 3 年 後 に 第 1 回 の 任命 が 行わ れ て 123 人 が 任命 さ れ た 。 だが 、 この 時 に は 公正 証書 の 作成 は 出来 て も 、 認証 権限 は 存在 し なかっ た 。 1908 年 に は ドイツ 式 に 改め られ た 「 公証 人 法 」 が 制定 さ れ た 。  公証 人 は 、 法務大臣 が 任命 する 実質 的 意義 の 公務員 で 、 公証 役場 で 執務 し て いる 。 国家 公務員 法 における 公務員 に は 当たら ない が 、 実質 的 意義 の 公務員 に 当たる と 解さ れ て いる 。  職務 について 守秘 義務 を 負い （ 公証 人 法 4 条 ） 、 法務大臣 の 監督 に 服する （ 公証 人 法 74 条 ） 。 また 、 公証 人 に は 職務 専念 義務 が あり 、 兼職 は 禁止 さ れ て いる （ 公証 人 法 5 条 ） ので 、 弁護士 や 司法 書士 など の 登録 は 抹消 し なけれ ば なら ない 。  公証 人 は 、 資格 を 有する もの から 、 法務大臣 が 任命 する （ 公証 人 法 11 条 ） 。 日本 国民 で 成年 者 で ある こと を 要件 と し て いる （ 公証 人 法 12 条 ） 。  ただし 、 以下 の 欠格 に 該当 する 者 は 公証 人 に なる こと が でき ない （ 公証 人 法 14 条 ） 。  2002 年度 から 、 法曹 資格 を 有する 裁判官 、 検察官 、 弁護士 は 年 3 回 、 多年 法務 に 携わり 、 これ に 準ずる 学識 経験 者 で 、 「 検察官 ・ 公証 人 特別 任用 等 審査 会 」 が 定める 基準 に 該当 する 者 は 年 1 回 の 公募 により 、 任命 さ れる こと に なっ た 。  また 、 地方 法務局 管内 に 職務 を 行う 公証 人 が 存在 し ない 場合 、 法務 事務 官 に 公証 人 の 職務 を 代行 さ せる こと が できる と さ れ て いる （ 公証 人 法 8 条 ） 。  電磁 的 記録 に関する 公証 事務 （ 電子 公証 ） を 行う に は 、 法務省 の 指定 し た 公証 人 （ 指定 公証 人 ） で ある 必要 が ある （ 公証 人 法 7 条 の 2 ） 。  など を 、 当事者 ・ 関係 者 の 嘱託 に 基づき 行う 。  法務大臣 は 、 公証 人 が 70 歳 に 達し た 時 は 、 公証 人 を 免ずる こと が できる （ 公証 人 法 第 15 条 第 1 項 第 3 号 ） 。 実際 に 70 歳 で 退職 する と さ れ て いる 。 戦前 は 終身 制 だっ た 。 また 、 免職 を 願い出 た 場合 、 身元 保証 金 を 納め ない 時 、 身体 ・ 精神 の 衰弱 で 職務 執行 が 不能 に なっ た 時 も 同様 で ある （ 公証 人 法 15 条 ） 。 もっとも 、 公証 人身 元 保証 金 令 の 定める 身元 保証 金 の 額 は 極めて 低額 （ 公証 人 役場 の 場所 によって 異なる が 1 万 円 から 3 万 円 ） で ある ため 、 身元 保証 金 を 納め ない ため に 退職 する 者 は い ない 。  この ほか 、 禁錮 刑 以上 の 刑 に 処せ られ たり 、 破産 手続 開始 決定 を 経 て 復権 し て い なかっ たり する 者 は 、 当然 に 失職 する （ 公証 人 法 16 条 ） 。  公証 人 は 公務員 だ が 、 指定 さ れ た 地域 に 自分 で 役場 （ 公証 人 役場 ） を 開き 、 書記 ら を 雇っ て 職務 を 遂行 する 。 国家 から 俸給 を 得る の で は なく 、 依頼 人 から 受け取る 手数料 が 収入 源 の 独立 採算 制 で ある 。 手数料 は 公証 人 手数料 令 （ 平成 5 年 政令 第 224 号 ） で 定め られ て いる 。 当然 、 扱い 件数 の 多い 東京 や 大阪 など の 大都市 で は 、 年収 3 , 000 万 円 を 超える 公証 人 も 多数 存在 する 。  アメリカ に は ノータリー・パブリック   ( Notary   Public ) と 呼ば れる 公証 人 が いる 。 契約 書 など に サイン を する 場合 に 身分 証明 書 の 確認 を 行い 、 サイン し た 人物 が 契約 者 本人 で ある こと 、 強制 さ れ ない 自由 意志 による 物 で ある こと を 公平 中立 な 第三者 として 確認 する 役目 を 担う 。 不動産 取引 契約 など で は 公証 人 立会い の 署名 を 要求 する の が 通例 と なっ て いる 。  ただし 日本 の 公証 人 と は 異なり 公務員 で は なく 州 の ライセンス を 持っ た 民間 人 で あり 、 公正 証書 に 当たる 文書 の 作成 や 保存 も し ない 。  サウジアラビア に は イスラム 法 （ シャリーア ） に 基づく 公証 人 が いる 。 サウジアラビア で は 契約 において 公証 人 による 証明 書 を 求める こと は 一般 的 に 行わ れ て おり 、 公証 人 の 活躍 の 場 は 非常 に 広く 、 一般人 が 公証 人 を 利用 する こと は 日常 的 に 行わ れ て いる 。 シャリーア で は 法 手続き において 証人 を 求める 物 が 多数 あり 、 公証 人 は 証人 に なっ た こと を 証明 する 証書 を 発行 する 。 シャリーア に 基づく 制度 で ある ため 、 公証 人 は イスラム 教徒 （ ムスリム ） で ある こと が 必須 条件 と なる 。  公証 人 が 必要 と さ れる 事例 として 以下 の 様 な もの が ある 。  日本 と サウジアラビア の 間 で 企業 同士 が 契約 を 結ぶ 場合 や 物 を 輸出 する 場合 など に 、 公証 人 による 証明 書 が 必要 で ある 。 日本 側 の 公証 人 が ムスリム で ある 必要 は 無く 、 日本 の 法 制度 で 認め られ て いる 公証 人 で 良い と さ れ て いる 。説明 責任 （ せつ めいせき に ん 、 アカウンタビリティー 、 ） と は 、 政府 ・ 企業 ・ 団体 ・ 政治 家 ・ 官僚 など の 、 社会 に 影響 力 を 及ぼす 組織 で 権限 を 行使 する 者 が 、 株主 や 従業 員 （ 従業 者 ） 、 国民 といった 直接的 関係 を もつ 者 だけ で なく 、 消費 者 、 取引 業者 、 銀行 、 地域 住民 など 、 間接 的 関わり を もつ すべて の 人 ・ 組織 （ 利害 関係 者 / ステーク ホルダー ;   英 :   stakeholder ） に その 活動 や 権限 行使 の 予定 、 内容 、 結果 等 の 報告 を する 必要 が ある と する 考え を いう 。  元来 は アメリカ において 1960 年代 に 政府 の よう な 公共 機関 による 税金 の 出資 者 で ある 国民 へ の 会計 上 の 公金 の 使用 説明 について 生まれ た 考え方 で ある 。 後 に 公共 機関 だけ で なく 、 株式会社 が 出資 者 で 株式 所有 者 で ある 株主 に対し 資産 の 使途 について 説明 する よう に 拡大 さ れ た 。 さらに 、 次 の とおり に 拡大 さ れ て いる 。  その 結果 、 現在 の 日本 で は 定義 の よう に 理解 さ れ て いる 。 説明 責任 は 、 パブリック・リレーションズ の 一 要件 で も ある 。 井之上 喬 に よる と 、 パブリック・リレーションズ   ( PR )   は 、 「 倫理 観 」 に 支え られ た 「 双方向 コミュニケーション 」 と 「 自己 修正 」 を ベース と し た リレーションズ （ 関係 構築 ） 活動 で あり 、 「 説明 責任 」 という 要件 が 欠落 する と 、 PR   は 本来 の 機能 を 果たさ ない 。 なぜ なら ば 、 相手 の 理解 と 納得 を 得 られ なけれ ば 双方向 性 の コミュニケーション は 成立 し ない で あろ う し 、 倫理 観 に 欠け た 行為 から は 、 相手 の 理解 と 納得 を 到底 得る こと は でき ない 。 説明 責任 を 果たし て いく ため に は パブリック・リレーションズ という フィルター を クリア し なけれ ば なら ない と し て いる 。  日本 において この 言葉 の 普及 に 貢献 し た 者 の 一 人 として 、 カレル・ヴァン・ウォルフレン が 居る 。 ウォルフレン は 1980 年代 末 から 1990 年代 に 刊行 さ れ た 『 日本   権力 構造 の 謎 』 を はじめ と する 日本 社会 へ の 一連 の 警書 にて 、 タブー を 量産 し 談合 に おもねる 社会 体質 を 批判 する 際 、 この 言葉 を 多用 し た 。  リーダーシップ の 役割 の 中 における アカウンタビリティ と は 、  行動 、 製品 、 意思 決定 、 政策 に対する 責任 を 理解 し 、 それ を 引き受ける こと で ある 。  自分 が 問題 の   当事者 で ある という 意識 を 持ち 、 求める 成果 を 達成 する ため に 、  主体 的 に 責任 を 持っ て 行動 する こと を 指す 。 すなわち 、 目標 達成 に むけ て 、  問題 に 当事者 として   取り組み 、 解決 策 を 見出し 、  それ を 実行 しよ う と する 意識 を 持つ こと を アカウンタビリティ と 呼ぶ 。  医療 ・ 福祉 における 説明 責任 と は 、   患者 や サービス 利用 者 に対する 必要 な 情報 の 開示 、 十分 な 説明 は もちろん の こと   受け手 が それ を 理解 ・ 納得 し た 上 で 内容 に 合意 または 拒否 する 自主 性 まで を 含む 。   医療 の 場面 で は インフォームド・コンセント   と 呼ば れる こと が 多い 。  1990 年代 後半 から 社会 福祉 基礎 構造 改革 の もと 、 福祉 サービス が 事業 者 による 措置 から 利用 者 の 自己 決定 によって 契約 を 結ぶ 形式 に 転換 し た 。   これ により 、 福祉 サービス 事業 者 は 利用 者 から 選択 さ れる 立場 へ と 変化 し 、   行政 に対する 自ら の 行動 の 報告 、 利用 者 に対する 説明 応対 など 、 双方 で の アカウンタビリティ が 不可欠 と なっ た 。   医療 現場 において も 、 医療 従事 者 等 が 患者 に対し 治療 や 臨床 試験 ・ 治験 の 内容 について 説明 を する 義務 が ある が 、 単に 説明 責任 を 果たす のみ なら ず 、 説明 を 受け た 患者 側 が 十分 に 理解 し た 上 で 合意 する か 否 か を 決定 する 権利 まで を 重要 視 する 。  弁護士 、 税理士 、 医師 など の 専門 家 が 業務 を 受任 する にあたって 、 その 内容 について 顧客 等 に 十分 に 説明 する 責任 （ 説明 義務 ） も 、 日本 において も 2000 年 前後 以降 から 重要 性 を 増し て おり 、 これ に 違反 し た （ 説明 義務 違反 ） として 損害 賠償 の 支払い を 命じる 判例 が 急増 し て いる 。  政治 における 説明 責任 は しばしば 政争 の 具 として 使わ れ 、 マスコミ が その 定義 を 曖昧 と する こと で 、 説明 を 求め られ た 側 が どこ まで 説明 すれ ば 良い の か 基準 が 無い と の 批判 が ある 。同盟 国 と は 、 ある 時期 に 国家 が 相互 利益 の ため に 協力 し て 成り立つ もの で ある 。  " 同盟 国 " を 以下 に 示す :本 項目 は 国家 承認 を 得 た 国連 非 加盟 の 国 と 地域 の 一覧 で ある 。随意 契約 （ ずい いけい やく ） と は 、 国 や 地方 公共 団体 など が 競争 入札 に よら ず に 任意 で 決定 し た 相手 と 契約 を 締結 する こと 、 及び 締結 し た 契約 を いう 。  国 および 地方 公共 団体 が 行う 契約 は 入札 による こと が 原則 で あり （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 1 項 、 地方 自治 法 第 2 項 ） 、 随意 契約 は 法令 の 規定 によって 認め られ た 場合 に のみ 行う こと が 出来る 。 随意 契約 に よろう と する 場合 は 、 なるべく 見積 書 を 徴する こと 、 また なるべく 二 以上 の 者 から 見積 書 を 徴する こと と さ れ て いる （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 6 、 都道府県 ・ 市町村 の 規則 等 ） 。 なお 、 国 と 地方 公共 団体 と で は 適用 さ れる 法令 や 事務 の 範囲 が 違う ため 、 完全 に は 一致 し ない 。 競争 入札 の 場合 は 予定 価格 内 最 廉 価格 を 落札 と し なけれ ば なら ない 規定 が ある （ 会計 法 第 29 条 の 6 ） が 、 随意 契約 について は 明確 に 定め られ て い ない 。 しかし 、 財務省 通達 の 趣旨 に 照らし 合わせ て 、 競争 入札 と 同様 に 、 予定 価格 内 最 廉 価格 の 者 と 契約 す べき で ある と 考え られ て いる 。  競争 入札 と 比べ て 、 早期 の 契約 締結 （ 特に 一般 競争 入札 で は 入札 者 の 公募 や 質問 書 の 受付 など の ため に 2 ヶ月 程度 の 期間 を 要する ） 、 手続 の 簡素 化 、 小規模 事業 者 で も 参入 可能 等 の メリット が ある が 、 予算 の 効率 化 、 公平 性 、 透明 性 の 点 で デメリット が ある 。  契約 の 性質 又は 目的 が 競争 を 許さ ない 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 ） に は 随意 契約 が 認め られる 。  緊急 の 必要 により 競争 入札 に 付する こと が でき ない とき （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 、 地方 自治 法 施行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 5 号 ） に は 随意 契約 が 認め られる 。 ただし 、 国内 部 の 事務 の 遅延 のみ を 理由 と し た 緊急 随 契 は 財務省 通達 にて 禁止 さ れ て いる 。  一 例 として 、 天変地異 など の 災害 の 防止 、 人命 救助 など 特に 緊急 を 要する 事業 が ある 。 たとえば 東北 地方 太平洋 沖 地震 の 直後 に 、 国土 交通省 東北 地方 整備 局 が 、 津波 被災 地 へ の 緊急 輸送 道路 を 啓 開 し た （ くし の 歯 作戦 ） 際 に 、 多数 の 緊急 随 契 が 締結 さ れ た 。  競争 に 付する こと が 不利 と 認め られる 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 ） に は 随意 契約 が 認め られる 。 その 場合 は 、 予算 決算 及び 会計 令 に 列挙 さ れ た 理由 で あっ て も 具体 的 理由 を 説明 でき なけれ ば なら ない 。  予定 価格 （ 貸借 契約 の 場合 は 予定 賃貸借 料 ） が 少額 の 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 5 項 、 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 第 2 項 ～ 第 7 号 、 地方 自治 法 施行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 1 号 、 地方 自治 法 施行 令 別表 第 5 ） に 、 二 以上 の 者 から 見積 書 を 徴 取 し て 契約 者 を 決める 方式 。 法令 上 、 予定 価格 が 少額 随 契 可能 な 額 で あっ て も 、 可能 な 限り 競争 入札 を 行なう よう に 指導 さ れ て いる 。  二 以上 の 者 から 見積 書 を 徴 取 する こと で 一応 の 競争 性 は 担保 さ れ て いる が 、 徴 取 対象 事業 者 を 恣意 的 に 選定 すれ ば 官制 談合 の 温床 に なる 恐れ が ある 。 と は いえ 、 特命 随 契 と は 違い 、 予定 価格 に 制限 が ある ため 、 大 規模 な 事件 に なる こと は 少ない 。 ただし 、 一括 に 発注 す べき 契約 を 複数 に 分割 する こと で 少額 随 契 と する など 、 その 抜け道 も ある 。 そうした 複数 分割 事例 は 会計 検査 で 何 度 か 指摘 さ れ て いる 。  一方 で 、 むやみ に 一般 競争 化 する こと は 、 いたずらに 小規模 事業 者 を 排除 する こと に なり 、 中小 企業 対策 として 好ましい と は 言え ない 。 一般 競争 について は 、 参加 資格 の 制定 を 認め られ て おり （ 予算 決算 及び 会計 令 72 条 および 第 2 項 、 第 3 項 ） 、 資格 を 定め た 場合 は 名簿 登録 事業 者 しか 競争 に 参加 でき ない 。 現在 、 物品 の 製造 ・ 販売 、 役務 の 提供 等 、 物品 の 買受け について 殆ど の 省庁 が 省庁 間 統一 資格 名簿 を 利用 し て いる 。 指名 競争 について は 、 一般 競争 の 名簿 と 兼ねる 場合 を 除い て 、 参加 資格 の 制定 が 義務づけ られ て いる （ 予算 決算 及び 会計 令 第 95 条 および 第 2 項 、 第 3 項 ） 。 よって 、 参加 資格 名簿 に 登録 さ れ て い ない 業者 は 一般 競争 に も 指名 競争 に も 参加 する こと が 出来 ない 。 名簿 登録 の 資格 審査 に は 財務 状況 等 の 詳細 な 資料 の 提出 が 必要 で あり 、 これ は 、 小規模 事業 者 にとって 費用 対 効果 に 乏しく 、 事実 上 の 参入 障壁 と なっ て いる （ たとえば 、 法人 税 や 消費 税 の 分割 納付 を し て いる と 添付 書類 の うち 納税 証明 書 その 3 が 発行 さ れ ない 。 その ため 、 名簿 登録 の ため に は 一括 納付 する 必要 が ある ） 。 また 、 入札 に 係る 手続き の 煩雑 さ も 、 小規模 事業 者 に は 参入 し にくい 原因 と なる 。 一方 で 、 随意 契約 に は 、 その よう な 決まり は なく 、 手続き も 簡素 で ある ため 、 事業 者 の 規模 に 関係 なく 参加 の 余地 が 与え られる 。  平成 18 年度 に 見直し さ れ て 以降 、 より 高度 な 競争 性 や 透明 性 が 求め られる よう に なっ て いる 。  行政 改革 推進 会議 は 、 オープン カウンター 方式 等 を 活用 し て 可能 な 範囲 で 競争 性 や 透明 性 に 配慮 し た 取組 を 行う こと が 求め られる と し て いる 。  国 の 行為 を 秘密 に する 必要 が ある とき （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 第 2 項 。 ただし 、 外交 又は 防衛 上 の 重要 機密 に 限ら れる ） 等 で 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 各項 に 定め られ た 場合 において は 随意 契約 が 認め られる （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 5 項 ） 。  競争 契約 を 行っ て も 入札 者 が い なかっ たり 落札 し ない 場合 （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 2 、 地方 公共 団体 は 地方 自治 法 施行 令 第 167 の 2 第 8 号 ） 、 または 、 落札 者 が 契約 を 結ば ない 場合 （ 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 3 ） に は 、 最低 価格 で の 入札 者 と の 間 で 随意 契約 を 行う こと が 出来る 。 その 場合 、 必要 に 応じ て 履行 期限 の 延長 や 契約 保証 金 の 免除 等 条件 の 変更 を 行っ て も よい が 、 予定 価格 は 変更 でき ない 。  国 ・ 地方 公共 団体 等 で 競争 入札 を 行う 場合 、 1 回 目 の 入札 で 落札 者 が い ない 時 、 その 場 で 直ちに 2 回 目 の 入札 を 行う 。 契約 担当 官等 は 、 2 回 目 以降 の 入札 で も 落札 者 が い ない 場合 、 国 は 予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 の 2 、 地方 公共 団体 は 地方 自治 法 施行 令 第 167 の 2 第 8 号 の 規定 に 基づい て 随意 契約 を 行う が 、 相手方 の 選定 方法 は 特に 定め られ て い ない 。 国土 交通省 で は 、 原則 として 、 前回 の 入札 参加 者 全員 から 見積 を 取っ て いる 。 最高 裁判所 入札 監視 委員 会 は 見積 合わせ を 実施 する こと が 最も 妥当 な 方法 で ある と し て いる 。 公正 取引 委員 会 で は 最 廉 入札 者 と 商議 を 行っ て いる 。  尚 、 国土 交通省 で は 2005 年 より 不 落随契 を 原則 廃止 し て いる 。  予算 決算 及び 会計 令 第 99 条 により 、 随意 契約 で は 原則 として 二 人 以上 の 者 から 見積 書 を 徴 さ なけれ ば なら ない が 、 一部 例外 が 認め られる 。  契約 の 相手方 が 一 に 限ら れる 場合 （ 会計 法 第 29 条 の 3 第 4 項 、 第 5 項 、 地方 自治 法 施行 令 第 167 条 の 2 第 1 項 第 2 号 、 第 5 号 、 第 6 号 等 ） に 、 特定 の 事業 者 を 指定 し て 契約 を 締結 する 方式 で 、 俗 に 『 特命 随 契 』 と 呼ば れる 。 別名 『 業者 指定 契約 』 と も 言う 。 単に 随意 契約 と 言っ た 場合 は 特命 随 契 を 指す こと が 多い 。  競争 性 が ない ため 落札 率 が 高 止まり し て 予算 の 無駄遣い と なり やすい 。 また 、 予定 価格 の 根拠 と なる 価格 資料 を 契約 予定 者 から 徴 取 せ ざる を 得 ない 場合 が 多く 、 契約 予定 者 による 価格 操作 が 容易 で 、 予定 価格 制度 が 形骸 化 し やすい 。 天下り 先 の 公益 法人 を 契約 相手方 と する 等 、 官製 談合 の 温床 に なり やすい と の 批判 も あっ た 。 法令 に 具体 的 な 規程 が 無かっ た ため 、 各 省庁 で 拡大 解釈 が まかり通っ て い た が 、 平成 18 年度 に 見直し が 行わ れ 、 特命 随 契 可能 な 事例 は 大幅 に 制限 さ れ た 。 競争 入札 へ 移行 でき ない 物 は 、 企画 競争 若しくは 公募 を 行う こと と し て いる 。  財務省 通達 で 認め られ た 契約 以外 について 、 要件 を 満たす 者 が 一 に 限ら れる こと を 理由 に 随意 契約 を 行う 場合 は 、 事前 に 公募 を し なけれ ば なら ない 。 ただし 、 初め から 要件 を 満たす 者 が 複数 存在 する こと が 明らか な 場合 は 、 公募 を 行わ ず に 、 一般 競争 入札 や 企画 競争 を 行わ なけれ ば なら ない 。 公募 に対して 応募 者 が なかっ た 場合 、 または 、 応募 者 の 中 に 要件 を 満たす 者 が い なかっ た 場合 は 、 特命 随 契 が 認め られる 。 しかし 、 要件 を 満たす 応募 者 が い た 場合 は 、 一般 競争 入札 又は 企画 競争 を 行わ なけれ ば なら ない 。  企画 競争 （ プロポーザル 方式 ） は 、 複数 の 業者 から 企画 提案 や 技術 提案 を 提出 さ せ 、 提案 内容 を 審査 し 、 企画 内容 や 業務 遂行 能力 が 最も 優れ た 者 と 契約 する 方式 。 会計 法 上 は 特命 随 契 の 一 種 で ある 。  企画 競争 は 、 競争 性 及び 透明 性 を 担保 し 、 特定 の 者 が 有利 と なら ない よう に 、 次 の こと が 求め られる 。  より 透明 性 を 高める ため 、 第三者 機関 に 審査 基準 の 制定 や 提案 書 の 審査 等 を 依頼 する こと も ある 。  少額 随 契 において 競争 性 や 透明 性 に 配慮 し た 発展 的 な 取組 として 、 発注 者 が 見積り の 相手方 を 特定 し ない で 、 調達 内容 ・ 数量 等   を 公示 し 、 参加 を 希望 する 者 から 広く 見積 書 の 提出 を 募る 方式 で ある 。  内閣 官房 等 で は 引き続き オープン カウンタ 方式 を 積極 的 に 活用 し て 多数 の 者 に 競争 参加 の 機会 を 広げる と し て いる 。 。  公募 と は 、 次 の よう な 場合 に 、 設備 や 技術 等 の 必要 条件 を 具体 的 に 明示 し て 、 掲示 、 Web サイト 等 で 広く 参加 者 を 募る こと を 言う 。  公募 期間 は 、 一般 競争 の 公告 期間 （ 予算 決算 及び 会計 令 第 74 条 ） に 準じ て 、 適切 に 定め なけれ ば なら ない と さ れ て いる 。  公募 し た 結果 として 随意 契約 が 認め られ た 調達 において 、 価格 交渉 を 行なっ て 契約 額 を 削減 し た 事例 が 行政 改革 推進 会議 にて 平成 26 年度 調達 改善 に 係る 優良 取組 事例 に 選定 さ れ た 。  国 の 契約 について は 、 2005 年度 （ 平成 17 年度 ） に 発覚 し た 談合 事件 等 を きっかけ として 、 随意 契約 の 見直し が 行わ れ た 。 その 概要 は 次 の 通り 。プログラム 規定 説 （ プログラム き て いせ つ ） と は 、 憲法 の 特定 の 人権 規定 に関して 、 形式 的 に 人権 として 法文 において は 規定 さ れ て い て も 、 実質 的 に は 国 の 努力 目標 や 政策 的 方針 を 規定 し た に とどまり 、 直接 個々 の 国民 に対して 法的 権利 を 賦与 し た もの で は ない と する 考え方 。  プログラム 規定 という 考え方 は ヴァイ マル 憲法 下 に 生まれ た 。 ヴァイ マル 憲法 は 多く の 社会 権 や 請求 権 に関する 規定 を 有し て い た ため 、 それ を 全て 実現 する こと は 訴訟 の 頻発 といった 無用 の 混乱 を 生じ かね ず 、 また 、 経済 的 観点 から 第 一 次 世界 大戦 の 敗戦 国 で ある ドイツ に は 財政 的 に 困難 で あっ た 。 そこで 、 プログラム 規定 と の 解釈 を 導入 する こと で 、 国 の 負担 を 回避 しよ う と し た もの で ある 。  日本国 憲法 で も 第 25 条 や 第 29 条 など の 学説 に 「 プログラム 規定 説 」 という 分類 が 用い られる こと が ある 。 ただし 、 ドイツ における プログラム 規定 説 と は 性格 が 異なる という 指摘 が ある 。  日本国 憲法 第 25 条 における プログラム 規定 説 と は 、 憲法 25 条 の 規定 は 裁判 上 請求 できる 具体 的 権利 を 国民 に 与え た もの で は なく 、 国 に対して それ を 立法 によって 具体 化 する 政治 的 ・ 道徳 的 義務 を 課し た もの で ある と する 学説 で ある 。  プログラム 規定 説 は その 論拠 として 、 1 . 日本国 憲法 が 予定 する 経済 体制 は 資本 主義 体制 で あり 個人 による 生活 維持 が まず 期待 さ れ て おり 社会 主義 体制 における 権利 の 性格 と は 根本 的 に 異なる もの で ある こと 、 2 . 国 へ の 請求 を 具体 的 に 認める ため に は 憲法 第 17 条 の よう に 憲法 上 その 趣旨 が 明確 に さ れ て い なけれ ば なら ない が 憲法 は 生存 権 保障 の 方法 や 手続 など について 具体 的 な 規定 を 有し て い ない こと 、 3 . 生存 権 の 具体 的 実現 に は 予算 を 必ず 伴う が 予算 配分 は 国 の 財政 政策 の 問題 として 政府 の 裁量 に 委ね られ て いる こと など が 挙げる 。  ただし 、 憲法 25 条 における プログラム 規定 説 は 、 自由 権 的 側面 について は 国 に対して のみ なら ず 私 人間 において も 裁判 規範 として の 法的 効力 を 認め て おり 、 請求 権 的 側面 について も 憲法 第 25 条 が 下位 に ある 法律 の 解釈 上 の 基準 と なる こと を 認め て いる 。 したがって 、 文字通り の プログラム 規定 で は なく 、 この よう な 用語 を 使用 する こと は 議論 を 混乱 さ せ 問題 点 を 不明瞭 に さ せる もの で 適当 で ない という 指摘 が ある 。  また 、 朝日 訴訟 最高裁 判決 （ 最 判 昭和 42 年 5 月 24 日 民 集 第 21 巻 5 号 1043 頁 ） について 「 この 規定 は 、 すべて の 国民 が 健康 で 文化 的 な 最低 限度 の 生活 を 営み 得る よう に 国政 を 運営 す べき こと を 国 の 責務 として 宣言 し た に とどまり 」 という 部分 など から プログラム 規定 説 を とっ た もの 分類 さ れる こと も ある が 、 この よう な 分類 に対して は 憲法 で 保障 さ れ た 権利 は 多かれ 少なかれ 綱領 的 性格 （ プログラム 的 性格 ） を 有する の で あり 、 生存 権 が 綱領 的 性格 を 有する こと を もっ て 何ら 裁判 規範 として の 意味 を 否定 し た わけ で は ない という 指摘 が ある 。 朝日 訴訟 最高裁 判決 で は 食管 法 違反 事件 判決 と 同じく 憲法 第 25 条 第 1 項 について 「 直接 個々 の 国民 に対して 具体 的 権利 を 賦与 し た もの で は ない 」 と し つつ も 「 何 が 健康 で 文化 的 な 最低 限度 の 生活 で ある か の 認定 判断 は 、 一応 、 厚生 大臣 の 合目的的 な 裁量 に 委 さ れ て おり 、 その 判断 は 、 当 不当 の 問題 として 政府 の 政治 責任 が 問わ れる こと は あっ て も 、 直ちに 違法 の 問題 を 生ずる こと は ない 。 ただ 、 現実 の 生活 条件 を 無視 し て 著しく 低い 基準 を 設定 する 等 憲法 および 生活 保護 法 の 趣旨 ・ 目的 に 反し 、 法律 によって 与え られ た 裁量 権 の 限界 を こえ た 場合 または 裁量 権 を 濫用 し た 場合 に は 、 違法 な 行為 として 司法 審査 の 対象 と なる こと を まぬかれ ない 。 」 と し て おり 、 行政 庁 の 広い 裁量 権 を 認め つつ 憲法 第 25 条 の 裁判 規範 として の 効力 を 認め て いる 。  日本国 憲法 第 29 条 第 3 項 は 「 私有 財産 は 、 正当 な 補償 の 下 に 、 これ を 公共 の ため に 用いる こと が できる 。 」 と 規定 する 。 しかし 、 私有 財産 を 公共 の ため に 用いる こと を 定める 法律 が 補償 規定 を 欠い て いる 場合 をめぐって 憲法 第 29 条 3 項 の 法的 性格 に関する 争い が ある 。  この 論点 について も 憲法 29 条 3 項 は いわゆる プログラム 規定 で ある と する 学説 が ある 。  しかし 、 判例 や 多数 説 は この よう な 立場 を とっ て い ない 。 最高裁 は 河川 附近 地 制限 令 事件 の 判決 で 、 河川 附近 地 制限 令 第 4 条 について 「 同 条 に 損失 補償 に関する 規定 が ない から と いっ て 、 同 条 が あらゆる 場合 について 一切 の 損失 補償 を 全く 否定 する 趣旨 と まで は 解さ れ ず 、 本件 被告 人 も 、 その 損失 を 具体 的 に 主張 立証 し て 、 別途 、 直接 憲法 二 九 条 三 項 を 根拠 に し て 、 補償 請求 を する 余地 が 全く ない わけ で は ない 」 として 憲法 29 条 3 項 に 基づい て 直接 補償 請求 を する こと を 認め て いる （ 最大 判 昭和 43 年 11 月 27 日 刑 集 第 22 巻 12 号 1402 頁 ） 。 また 、 この 判決 を 契機 に 学説 で も 補償 請求 権 を 憲法 上 の 具体 的 権利 と 解する こと が 一般 的 に 承認 さ れる に 至っ て いる 。中央 集権 （ ち ゅうおうしゅうけん 、 ） と は  対義語 は 行政 や 政治 で は 地方 分権 、 その 形態 で は 連邦 制 など 。 その他 の 分野 で は 分権 組織 など 。  中央 集権 の 行政 システム や 組織 で は 、 組織 全体 から 収集 し た 情報 を 基 に 、 一極 の 意思 決定 組織 が 全体 を 統括 ・ 管理 する 。  ピラミッド 型 の 階層 が 形成 さ れる こと が 多く 、 上層 が 財源 や 決定 権 を 持ち 、 下層 に なる ほど 機能 が 細分 化 さ れ たり 、 財源 や 決定 権 が 小さく 制限 さ れ 、 上下 方向 の 統制 が より 強化 さ れ たり する 傾向 を 持つ 。  また 、 上意下達 と 情報 収集 の 機関 として 中間 組織 が 形成 さ れる 。 特に 、 行政 における 中央 集権 で は 出先 機関 が 多く 設置 さ れる 。  この よう な 形態 を 採る 行政 制度 や 組織 の 特徴 は おおむね 次 の 通り で ある 。  歴史 は 一般 的 に 中央 集権 と 地方 分権 の 循環 で ある 。 傾向 として は 、  という 循環 が 多く み られる 。  近代 以前 に 成立 し た 中央 集権 国家 で は 最高 権力 者 を 国王 など と する 君主 制 国家 が 構成 さ れ て いる 場合 が 多い 。 一方 、 現代 に 成立 し た 国家 で は 最高 権力 者 を 大統領 など と する 共和 制 国家 が 形成 さ れる 場合 が 多い 。 国王 （ 王家 ） の 存在 は 、 その 国 が 中央 集権 体制 で ある 、 あるいは かつて 中央 集権 体制 で あっ た こと の 表れ で ある が 、 共和 制 国家 について は 必ずしも 分権 国家 で ある と は 限ら ない 。  中央 集権 国家 の 典型 は 、 第 二 次 世界 大戦 以前 の フランス や 大日本帝国 憲法 時代 の 日本 など で ある 。 先進 国 において 最も 中央 集権 的 な 国家 と さ れ た フランス で も 、 1946 年 の 憲法 で 地方自治体 の 行政 運営 の 原則 が 明記 さ れ 、 1980 年代 以降 は 中央 政府 から 地方 へ の 権限 委譲 が 進め られ て おり 、 現代 において 典型 的 な 中央 集権 国家 は 少ない 。  日本 において 中央 集権 国家 が 成立 し た 時期 は 律令制 の 時代 や 明治維新 の 時代 が 代表 的 で ある 。 中央 集権 型 政権 は 、 律令 時代 で は 古代 （ 本拠地 ： 飛鳥 、 大津 京 、 奈良 、 京都 など ） 、 明治維新 期 に は 明治 政府 （ 本拠地 ： 東京 ） が これ に 当たる 。  律令 時代 に は 五 畿七道 と 令 制 国 いう 地方 区分 が 設け られ た 。 だが 、 行政 権 を 持っ た 道 は 大宰府 が 治める 西 海道 だけ で 、 行政 権 を 持っ た 単位 は 令 制 国 と 郡 で あっ た 。  「 ○ ○ 地方 」 という 呼称 は 存在 する が 、 「 ○ ○ 地方 」 の 範囲 は 五 畿七道 の よう に 統一 さ れ て おら ず 、 中央 省庁 によって バラバラ で ある 。 また 、 地方 公共 団体 の 単位 の 定義 すら 、 明記 ・ 統一 が さ れ て い ない 。  現在 の 日本 は 日本国 憲法 で 地方 自治 が うたわ れ 、 首長 公選 や 地方 議会 の 設置 など 分権 的 な 制度 も 組み合わさ れ て いる ため 、 典型 的 な 中央 集権 制 で は ない 。 地方自治体 の 職務 に は 国 の 事務 を 代行 し て 行う 機関 委任 事務 の 比重 が 大きく ､ 中央 政府 の 「 出張所 」 の よう に なっ て いる と 批判 も あっ た 。 現在 ､ 地方 分権 を 推進 する 観点 から 機関 委任 事務 は 法定 受託 事務 に 再編 さ れ 、 法定 受託 事務 と さ れ た もの について も 、 地方 分権 を 推進 する 観点 から 検討 を 加える と さ れ て いる 。 一方 で ､ 経団連 会長 の 奥田 碩 や 諸井 虔 など が 主導 し 、 中央 が 財源 と 権限 を 持っ た まま 、 地方 を 「 出張所 」 の よう な 位置付け で 地方 分権 を 進めよ う と し て いる 。 総務 省 主導 で 行わ れ て いる 上 から の 市町村 合併 や 道 州 制 推進 は 、 地方 分権 の 掛け声 と は 裏腹 に 中央 集権 の 再編 強化 に つながっ て いる と 批判 さ れ て いる ｡  近世 以前 の ヨーロッパ で は 、 長く 分権 的 封建 制度 が 支配 的 で あっ た 。 近世 ヨーロッパ で 中央 集権 国家 が 現れ た の は ､ 王 が 強大 な 権力 を 持っ て 中央 集権 化 を 実現 し た 絶対 王制 の 時代 で ある 。 16 世紀 から 17 世紀 にかけて イングランド の テューダー 朝 、 フランス の ブルボン 朝 など が 中央 集権 的 な 体制 を 築き ､ 強力 な 官僚 機構 と 常備 軍 （ 近衛 兵 ） によって 国家 統一 を 成し遂げ た 。 18 世紀 末 ､ フランス 革命 において 中央 集権 的 な 国民 国家 が 成立 し た 。 19 世紀 ヨーロッパ で は 、 フランス に 代表 さ れる 中央 集権 的 な 国家 と 、 ドイツ の よう に 国民 国家 成立 後 も 前 近代 的 体制 を ある程度 保存 し ､ 分権 的 体制 を 維持 する 国家 に 分かれ た 。  当時 の 名残 は 現在 も 残り 、 フランス が 現在 でも 先進 国 で は 最も 中央 集権 的 な 国家 で ある の に対し ､ ドイツ は 連邦 制 の 地方 分権 国家 で ある 。 ただし 、 上述 の よう に 第 二 次 世界 大戦 後 の フランス が 地方 分権 化 を 進め た 一方 、 第 二 次 世界 大戦 後 の ドイツ 連邦 共和 国 は 過去 の ドイツ 国 の 中央 政府 より 連邦 政府 の 権限 が はるか に 大きく なっ て いる ため 、 中央 集権 主義 と 地方 分権 主義 の 折衷 が 各国 で 模索 さ れ て いる 状況 に ある と いえる 。  現在 の 代表 的 な 中央 集権 国家 と その 政体 は 以下 の 通り 。秘書官 （ ひしょ かん ） と は 、 高官 等 の 秘書 ・ 機密 に関する 業務 を 掌 る 官吏 の 官職 名 ・ 役職 名 の 総称 で ある 。  日本 で は 、 行政 ・ 司法 の 各 機関 に 法定 さ れ た 人数 （ おおむね 1 人 ずつ ） が 置か れる 。 内閣 総理 大臣 秘書官 5 人 の うち の 1 人 （ 通常 は 筆頭 格 と さ れ 政務 を 担当 ） と 国務大臣 秘書官 は 、 その 多く が 官庁 外 （ 当該 閣僚 の 議員 秘書 ・ 関係 者 等 ） から 政治 的 任用 により 登用 さ れる 。 一方 、 国務大臣 で ない 長官 や 裁判官 に 付さ れる 秘書官 は 、 当該 官庁 ・ 裁判所 の 幹部 職員 等 が 内部 異動 の 一環 として 就く こと が 常例 と なっ て いる 。  各省 大臣 秘書官 及び 国務大臣 秘書官 は 、 国家 行政 組織 法 （ 各省 大臣 秘書官 ） 又は 内閣 法 （ 各省 大臣 以外 の 国務大臣 秘書官 ） に 設置 根拠 が あり 、 『 大臣 の 命 を 受け 、 機密 に関する 事務 を 掌 り 、 又は 臨時 命 を 受け 各 部局 の 事務 を 助ける 。 』 事 が 職務 と さ れる 。 定数 は 政令 により 、 各省 ・ 各 大臣 に 1 人 ずつ で ある 。 また 、 業務 を 効率 的 に 分担 遂行 する ため 、 内部 決裁 （ いわゆる 内規 ） など で 「 大臣 秘書官 事務 取扱 」 など の 役職 を 設け 、 省内 の 幹部 職員 （ 普通 は 課長 級 ） が この 職 に 就い て 正規 の 秘書官 とともに 職務 に 当たる の が 普通 で ある 。 この 場合 、 正規 の 秘書官 は 俗 に 政務 担当 秘書官 と 、 秘書官 事務 取扱 は 俗 に 事務 担当 秘書官 など と 呼ば れる 。 但し 、 報道 等 において は 両者 とも 単に 「 秘書官 」 と 呼ば れる ケース も 多い 。  正規 の 秘書官 は 法定 さ れ た 役職 で あり 、 特に 行政 における 秘書官 の ほとんど は 国家 公務員 法 上 の 特別 職 に あたる ため 、 任官 ・ 免官 など の 人事 異動 辞令 は 原則 として 官報 に 掲載 さ れる 。 これ に対し 、 秘書官 事務 取扱 の 場合 は 設置 根拠 が 内規 に 過ぎ ず 、 また 一般 職 で ある ため 、 掲載 さ れ ない こと も ある 。 また 、 秘書官 事務 取扱 の 定員 は 各省 ごと に 異なり 、 一 例 として 、 財務 大臣 に は 2 名 、 外務 大臣 に は 1 名 、 内閣 官房 長官 に は 各 省庁 より 出向 の 形 で 5 名 の 秘書官 事務 取扱 が 付く 。  なお 、 立法 機関 の 衆議院 ・ 参議院 に も 、 議院 事務 局 の 中 に 行政 ・ 司法 の 秘書官 に 相当 する 役職 として 「 議長 の 秘書 事務 を 掌 る 参事 」 、 「 副 議長 の 秘書 事務 を 掌 る 参事 」 が 各 2 人 置か れ て おり 、 これら は 地位 等 において 行政 ・ 司法 の 秘書官 と ほぼ 同等 で ある 。 ただし 、 議院 事務 局 法 等 法令 上 で は 「 秘書官 」 と は 言わ ず 、 通称 も 「 議長 秘書 」 「 副 議長 秘書 」 と いう 。 その 理由 は 、 国会 職員 は 行政 、 司法 の 公務員 と 違い 、 官職 、 役職 を 「 官 」 と は 称さ ない と さ れ て いる ため で ある 。  地方 公共 団体 （ 地方自治体 ） の 首長 等 の 秘書 について は 、 特別 秘書 を 参照 の こと 。  イギリス 、 インド など の 英 連邦 諸国 で も 、 秘書官 （ Private   Secretary ） の 制度 が ある 。 英語 原文 を よく 間違っ て 「 個人 秘書 」 、 「 私設 秘書 」 など と 訳さ れる が 、 れっきとした 公職 で ある 。ドミノ 理論 （ ドミノ り ろ ん 、 ） と は 、 「 ある 一 国 が 共産 主義 化 すれ ば 動き は ドミノ 倒し の よう に 隣接 国 に 及ぶ 」 という 、 冷戦 時代 の アメリカ合衆国 における 外交 政策 上 の 理論 で ある 。 実際 に 起こっ た 現象 について は ドミノ 現象 と 呼ぶ 。  転じ て 、 一度 ある 事件 が 起これ ば 、 次々 と 連鎖 的 に ある 事件 が 起こる と する 理論 全般 を 言う 。  検証 や 論理 の 正確 性 を 欠く 場合 は 、 誤謬 や 詭弁 だ と 見なさ れる 場合 も ある 。  「 ドミノ 理論 」 は 、 1954 年 に 、 ドワイト・ D ・ アイゼンハワー 大統領 と ジョン ・ フォスター・ダレス 国務 長官 によって 主張 さ れ た 考え方 に 端 を 発する （ その 語 自体 を 当時 の 彼ら が 用い た の で は ない ） 。 ドミノ 理論 は 、 冷戦 時代 の アメリカ合衆国 の 外交 政策 決定 に 関わる 人々 の 間 で 、 支配 的 な 考え方 で あっ た 。 アメリカ 軍 による ベトナム 戦争 へ の 介入 に も 、 この 理論 が 用い られ た 。小中 華 思想 （ し ょうちゅうかしそう ） と は 朝鮮 で 唱え られ た 中華 思想 （ 華 夷 思想 ） の 一 変種 で あり 中華 文明 圏 の 中 に あっ て 、 漢 族 と は 異なる 政治 体制 と 言語 を 維持 し た 民族 と 国家 の 間 で 広まっ た 思想 。 自ら を 「 中国 王朝 （ 大中 華 ） と 並び立つ もしくは 次 する 文明 国 で 、 中華 の 一役 を なす もの （ 小中 華 ） 」 と 見なそ う と する 文化 的 優越 主義 思想 で ある 。 この 「 文化 」 と は 儒教 文化 の こと で あり 、 中華 文明 を いう 。  小中 華 思想 の 元 と なっ た 中華 思想 は 儒教 に 裏付け られ た 漢 民族 の 文化 優越 主義 から 始まり 、 地理 的 世界 観 、 政治 的 世界 観 も 併せ 持つ に 至る 。 中華 思想 の 基 で 中国 王朝 は 周辺 諸 民族 を 他者 化 （ 自他 の 区別 を つける もの ） し 、 夷狄 （ 文明 化 し ない 野蛮 人 ） 、 禽獣 （ 獣 に 等しい 存在 ） と 蔑む 一方 、 冊 封 体制 （ 事大 朝貢 体制 ） によって その 世界 観 を 具現 化 し 、 また 同時に 夷狄 の 教化 に 当たっ た 。  中国 王朝 の こうした 世界 観 は 周辺 諸国 で は 否定 的 に 受け取ら れる こと が 多く 、 ベトナム で は 対外 的 君主 と 国内 的 君主 を 分離 し た 上皇 制度 を 導入 し 、 皇帝 が その 諱 （ 本名 ） を 知ら れ て 中国 皇帝 の 臣下 として 扱わ れる の を 避け 、 皇帝 が 早い 段階 で 後継 者 に 皇位 を 譲っ て 太 上皇 （ 上皇 ） と なり 、 宮廷 内 の 最高 意思 決定 と 中国 皇帝 に対する 朝貢 を 行い 、 内政 一般 など 国内 の 政治 は 皇帝 が 担当 し て い た 。 この ため 、 中国 へ の 朝貢 は 上皇 が 「 国王 」 を 名乗っ て 行っ て おり 、 中国 正史 と ベトナム の 正史 が 伝える 国王 の 在位 に はずれ が 生じ て いる と いわ れ て いる 。  また 日本 で も 聖徳太子 の 書 「 日出 處天子 致書日 沒處天 子 無 恙云云 」 、 あるいは 南 北朝 期 の 懐 良 親王 が 明 の 太 祖 から の 朝貢 を 促す 書簡 を 無礼 と 見なし 、 使者 を 斬り 捨て た こと に 表れる よう に 、 中華 中心 の 華 夷 観 を 否定 し 対等 外交 を 志向 する 向き が 強かっ た 。  それ に対し 朝鮮 で は 中国 王朝 に従い 、 積極 的 に 中華 文明 つまり 儒教 及び それ に 伴う 華 夷 観 を 受容 し 、 中華 に 同化 する こと で 自国 の 格上げ を 図る 道 を 選択 し た 。 朝鮮 は 本来 の 華 夷 秩序 において は 夷狄 に 相当 する もの で あっ た が 、 自ら を 「 中国 王朝 と共に 中華 を 形成 する 一部 （ 小中 華 ） 」 と 見なそ う と し た の で ある 。 朝鮮 の 中国 王朝 に対する こうした 姿勢 は 政治 的 に は 事大 、 文化 的 に は 慕華 （ 中華 を 慕う 思い ） と なり 、 政治 的 文化 的 に 中華 に 従う もの として 整合 性 の 取れ た もの で あっ た 。 しかし 朝鮮 は 時には 漢 民族 以外 の 中国 王朝 （ 金 や 元 、 清 など ） に 事大 を 強い られる こと も あり 、 これ を 事 夷 と 呼び 、 華 夷 観 と 政治 的 現実 の 狭間 で 苦しめ られる こと と なっ た 。  一方 、 自ら を 小中 華 と 見なす こと は 、 周辺 諸国 を 野蛮 な 夷狄 、 禽獣 として 他者 化 する こと も 意味 し て い た 。 この 自ら を 華 、 周辺 諸国 を 夷 と する 姿勢 は 、 文化 的 優越 主義 に 止まら ず 政治 的 地理 的 世界 観 に も 表れ 、 現実 は どう で あれ 「 朝鮮 は 中国 王朝 と共に 世界 の 中心 を なし 、 周辺 諸国 を 従属 さ せ て いる 」 と 解釈 しよ う と 志向 し た 。 例えば 李 氏 朝鮮 初期 の 1402 年 に 製作 さ れ た 「 混一 疆理歴 代 国 都 之 図 」 で は 、 中国 が 世界 の 中心 に 位置 し 、 朝鮮 は 実情 より かなり 拡大 さ れ た 形 で 描か れ て いる 。 それ に対し 日本 、 琉球 、 東南アジア は かなり 小さく 描か れ 、 方角 も 誤っ て 描か れ て いる 。 女 真 族 の 居住 地 で あっ た 中国 東北 地方 は 曖昧 な まま 処理 さ れ て いる 。  つまり この 地図 が 描き出し た 世界 観 は 、 明 と 李 朝 が 中華 で あり それ 以外 の 地域 は 夷 で ある と する もの で あっ た 。 こうした 他者 化 の 論理 は 、 時に 国内 に も 向け られ 、 中華 文明 を 身 に つけ て い ない 者 は 同じ 朝鮮 人 で も 差別 化 さ れる こと に 繋がっ た 。 李 朝 後期 の 両 班 達 は 、 自身 を 「 礼 義 を 識 り 、 漢詩 漢文 を 巧み に 操り 、 儒教 の 経典 に 精通 し た 中華 文明 の 体現 者 」 と 捉え 、 一方 庶民 を 「 夷狄 禽獣 の 類 い 」 と 階層 的 差別 意識 を 露 に し て い た 。  小中 華 思想 の 中 に は 、 中華 思想 と 同じく 、 包容 の 論理 が 含ま れ て い た 。 つまり 独自 の 冊 封 体制 、 朝貢 体制 を 整え 夷狄 と の 交流 を 図り 、 あるいは 帰化 人 を 受け入れ て 同化 さ せる といった 面 も 見 られ た 。 中華 思想 において 、 この 他者 化 と 包容 、 相反 する 二つ の 側面 は 、 国力 が 充実 し て いる とき は 異 民族 に 開放 的 に なり 包容 の 論理 が 表れ 、 政治 的 に 異 民族 から 強い 圧迫 を 受け て いる とき は 差別 化 が 強調 さ れる 傾向 を 持っ て い た 。 小中 華 思想 において も 同様 の 現象 が 現れ 、 政治 的 逆境 に 置か れ た 時期 こそ 文化 的 優越 主義 の 側面 が 強く 表れる こと に なっ た 。  朝鮮 の こうした 積極 的 な 中華 文明 受容 の 姿勢 は 、 中華 に 同化 する こと を 目指し た もの で ある こと から 、 同時に 朝鮮 独自 の 文化 の 発展 を 阻害 する こと に なる 。 一 例 を 挙げる と 、 李 朝 前期 の 世 宗 が 朝鮮 独自 の 文字 、 ハングル を 制定 しよ う と し た とき 、 官僚 を 含む 知識 人 階級 から 「 捨中国 自 同 扵夷狄 」 （ 中国 を 捨て 夷狄 に 同化 する ） 行為 だ と 反発 を 受け 、 ハングル は 李 朝 末期 に 至る まで 諺文 と 呼ば れ て 蔑ま れ 正規 の 文字 に なる こと は なかっ た 。 こうした 中華 文明 を 尊び 独自 性 を 排除 しよ う と する 考え は 儒者 共通 の もの だ が 、 小中 華 思想 を 掲げ 中国 に 倣っ て 科挙 体制 を 取り入れ 、 儒教 を 支配 理念 と し て い た 朝鮮 において 特に 顕著 に 表れる こと に なる 。  中世 に は 朝貢 属国 の 筆頭 で ある と さ れ 、 冊 封 国 として の 認識 が 続い た 。  朝鮮半島 の 北西 部 で 中国 と 直接 国境 を 接し て いる ため 、 高句麗 、 百済 、 新 羅 など は 中国 王朝 の 皇帝 から 冊 封 を 受け て 臣下 の 礼 を とる こと により 独立 の 保障 を 得 たり 、 また 、 朝鮮半島 内 の 敵対 国 と の 抗争 に 有利 な 立場 を 得る ため 、 積極 的 に 中国 王朝 に 事大 し て き た 。  中国 で 唐 が 興る と 、 高句麗 に 圧迫 さ れ て い た 新 羅 は 、 唐 の 儒教 や 律令制 を 始め 仏教 その他 中国 の 文物 を 取り入れ 勢力 を 台頭 さ せる 。 また 唐 から 譴責 を 受け 、 独自 の 年号 を 廃止 し て 唐 の 年号 を 取り入れる など 、 唐 の 皇帝 に 積極 的 に 臣下 の 礼 を 尽くし 、 隋 以来 高句麗 問題 を 抱える 唐 と共に 高句麗 と 百 済 を 滅ぼし た 。 その後 、 高句麗 と 百 済 の 旧領 の 支配 権 を めぐり 唐 と 対立 し （ 唐 ・ 新 羅 戦争 ） 最終 的 に は 朝鮮半島 から 唐 の 勢力 を 追い出す が 、 旧 高句麗 領 の 北部 に 渤海 が 興り 、 共通 の 敵 を 持つ こと で 唐 と 新 羅 は また 良好 な 関係 に 戻る 。  高麗 の 建国 期 は 中国 で は 五 代 十 国 の 混乱 期 にあたり 、 自国 の 年号 と 中国 王朝 の 年号 を 交互 に 使用 する こと に なる 。 つまり 、 独自 の 年号 を 使用 し つつ 、 中国 に 安定 し た 政権 が 現れる と 事大 し その 政権 の 年号 を 受け入れ て い た 。 また 宋 と 遼 が 並立 する よう に なる と 、 両者 に 事大 し 両者 の 年号 を 併記 し た 。 ただし 高麗 にとって 遼 へ の 事大 は その 武力 に 従っ た もの で 、 宋 に対する 慕華 の 念 が 薄れ た わけ で は なく 、 北 宋 と 遼 、 あるいは 後 に 南 宋 と 金 、 両朝 の 年号 を 併記 する 際 に も 宋 の 年号 を 先 に 記し て い た 。  現存 する 文献 中 「 小中 華 」 「 小 華 」 の 文字 の 初 見 は この 頃 の もの で 、 宋 へ 派遣 さ れ た 高麗 使節 の 詩 を 、 宋 人 が 高く 評価 し 詩集 に まとめ た 『 小 華 集 』 が それ に 当たる 。 この 詩集 が 「 小 華 」 と 名付け られ た こと から 、 朝鮮 人 は 「 自己 の 文化 は 、 中国 王朝 に 準ずる 高い 水準 に 達し た と 、 中国人 から 評価 さ れ た 」 と 解釈 し 、 以降 文化 的 優越 観 を 込め て 「 小中 華 」 「 小 華 」 の 文字 が 使わ れ 始める こと に なる 。  遼 が 金 に 滅ぼさ れる と 高麗 は 金 に 圧迫 さ れ て 事大 し 、 宋 と 金 の 年号 を 併記 する よう に なる 。 その 一方 で 高麗 の 文化 的 優越 観 は 高まり を 見せ 、 北 宋 滅亡 後 、 南 宋 を 西 華 と 呼び 「 文明 の 朝 は 東 の 天 より 輝く 」 と 文化 的 に は 中国 王朝 と 対等 と する 自意識 が 表れる 。 一方 蒙 古 （ 元 ） が 勃興 する と 今度 は 蒙 古 に 屈服 し 、 蒙 古 の 年号 を 用いる こと に なる 。 蒙 古 による 支配 は 通常 の 冊 封 関係 と は 違い 、 内政 に まで 強く 干渉 し て くる もの で あり 、 国王 は 元 帝室 の 娘 婿 と なり 、 国王 以下 官僚 達 は 辮髪 を し 衣冠 服飾 も 元 の 俗 に 倣う こと に なる 。 この 時期 、 檀 君 説話 が 「 三 国 遺 事 」 や 「 帝王 韻 記 」 に まとめ られる 。 檀 君 説話 は この 時代 の 文献 に 始め て 見 られる もの で ある が 、 この 檀 君 説話 は 箕 子 朝鮮 説話 と 合わさり 、 李 朝 前期 の 「 朝鮮 は 中国 の 堯 と 同じ 時期 に 檀 君 が 建国 し 、 儒教 は 孔子 の 生まれる 前 、 箕 子 によって 朝鮮 に もたらさ れ た 」 と する 、 歴史 の 長 さ や 儒教 の 伝統 の 面 で も 中華 に 張り合お う と する 主張 に 繋がる こと に なる 。 また 、 元 を通じて 南 宋 で 起こっ た 朱子学 が もたらさ れる こと で 尊 華 攘夷 の 思想 が 広がり 、 中国 で 明 が 興る と 新興 の 官僚 たち は 元 を 夷狄 視 し て 親元 派 と 対立 する こと に なる 。  仏教 立国 で あっ た 高麗 を 滅ぼし た 李 氏 朝鮮 は その 建国 の 由来 から し て 、 慕華崇 明 の 念 を 強く 持つ もの で あっ た 。 高麗 の 一 武官 で あっ た 李 成桂 は 、 明 の 遼東 半島 攻略 を 命じ られる が 、 親 明 事大 を 標榜 し 軍 を 翻し て 政権 を 掌握 し （ 威 化 島 回 軍 ） 李 朝 を 建国 する 。 また 、 元 の 年号 、 風俗 を 廃止 し て 明 の それ に 換え 、 宋 代 の 朱子 の 「 礼 」 に 依拠 し た 儒教 文化 に 着手 し 、 明 の 法律 で ある 『 大明 律 』 の 刑法 を 基準 と する 暴力 的 な 手段 で その 定着 に 努め た 。  李 朝 前期 の 小 中華 思想 で は 、 高麗 期 と 同様 、 文化 的 に は 中華 に 次 する もしくは 並ぶ と さ れ て い た が 、 歴史 の 長 さ や 儒教 の 伝統 で も 中華 に 張り合お う と する 主張 が 見 られる など 、 朝鮮 の 文化 的 優秀 性 は 既に 中華 王朝 と 等しい と 自己 を 評価 し て い た 。 その 一方 、 政治 的 に は 明 に 事大 し 臣下 の 礼 を 尽くす こと に なる 。 これ は 建国 時 の 親 明 事大 政策 に 併せ て 、 朝鮮 性 理学 の 確立 により 朱子学 が 朝鮮 社会 の 支配 理念 に なっ た こと に も 影響 さ れ て いる 。 つまり 朱子学 の 大義名分 論 を 受け 、 明 と 李 朝 の 関係 を 明確 に 君臣 関係 と 位置づけ 「 今 夫 以小事 大 、 君臣 之 分 己 定 、 則 不 度 時 之 難易 、 不 催勢之 利害 、 務 盡其誠 而己 」 （ 事大 は 君臣 の 分 、 難易 利害 に 関わら ず 誠 を 尽くす のみ ） と 、 外交 上 の 一 手段 で あっ た はず の 事大 政策 それ そのもの が 目的 に 昇華 さ れる こと に なる 。 こうした 結果 、 李 朝 で は 通常 の 冊 封 国 より も 強く 明 を 奉る こと に なり 、 例え 犯罪 者 で あっ て も 明人 で あれ ば 勝手 に 処刑 でき ず 、 丁重 に 明 へ 輸送 する 慣わし に なっ て い た 。 その ため 、 後期 倭 寇 と 対峙 し た 武官 は 、 戦闘 中 に 倭人 、 明人 の 判別 を つけ 、 明人 を 生け捕り に する という 難題 を 強い られ 、 誤っ て 明人 倭 寇 を 殺害 し た 武官 が 処罰 を 受ける こと すら あっ た 。 これ は 当時 の 明 が 、 海 禁 政策 を 破っ て 海外 渡航 し た 者 を 自 国民 と 認め ない 棄民政 策 を 採っ て い た こと を 考える と 、 李 朝 の 明 を 上 国 と 崇める 崇 明 の 念 の 強 さ が 伺い 知れる 。  一方 、 李 朝 前期 に は 小中 華 思想 における 他者 化 の 面 も 顕在 化 する 。 李 朝 は 周辺 諸国 を 文明 化 さ れ て ない 夷狄 と 蔑み 、 通交 する 諸 勢力 を 東 の 日本 、 南 の 三島 倭 （ 対馬 、 壱岐 、 松浦 の 日本人 の こと ） 、 西 の 琉球 、 北 の 野人 （ 女 真 族 の 蔑称 ） と 分類 し 、 自身 を 小中 華 に 見 たて て 「 李 朝 の 徳 を 慕っ て 四 夷 は 入朝 」 し て いる の だ と 解釈 しよ う と し た 。 これ は 明 中心 の 冊 封 体制 で は 同格 で ある はず の 日本 国王 （ 室町 幕府 ） や 琉球 王朝 すら 「 徳 を 慕い 服属 し た 」 と する 極端 な 解釈 で 、 現実 に は こうした 扱い を 出来 た わけ で は ない 。 しかし 周辺 諸 勢力 を 夷 と みなそ う と する 志向 は 確実 に 存在 し 、 李 朝 実録 に も 「 北 に 野人 の 来朝 する 者 あり 、 東 に 倭 奴 の 通信 する 者 あり 。 ～ 中略 ～   皆 我が 類 族 に あら ず 、 その 心 必ずや 異なら ん 。 」 といった 差別 観念 が 表れ て いる 。 李 朝 の 元日 の 儀礼 に は こうした 小中 華 思想 の 二つ の 面 が 表れ 、 国王 は まず 冕服 （ 明 帝 から 下賜 さ れ た 国王 の 礼服 ） を 着 て 望 闕礼 （ 明 の 皇居 を 遥拝 する 儀礼 ） を 行っ た 後 、 絳紗 （ 赤 いう すぎ ぬ ） 袍 に 着替え て 倭人 、 野人 など の 朝賀 を 受け て い た 。  しかし 実際 に は 李 朝 は 小 中華 として 振舞え た わけ で は なく 、 新 羅 以降 の 伝統 的 朝鮮 観 の 下 に 朝鮮 を 下 国 視 し て い た 日本 から 、 日本 の 年号 を 使用 し て い ない こと を 以 って 国書 の 受理 を 拒絶 さ れる 、 対馬 に 1 万 7 千 の 大軍 を 動員 し て 攻め込み 撃退 さ れる （ 応永 の 外寇 ） 、 あるいは 女 真 族 を 冊 封 体制 下 に 組み入れ た 明 から 李 朝 が 女 真 族 を 藩 属 扱い し て いる こと に 譴責 を 受ける など 、 その 小中 華 的 世界 観 の 具現 化 は 叶わ なかっ た 。  李 朝 前期 に は 小中 華 思想 の 持つ 包容 政策 、 つまり 向 化 と 教化 も 行わ れ た 。 李 朝 初期 は 前期 倭 冦 が 活発 に 活動 し 、 なか に は 朝鮮半島 に 居住 する 者 も 存在 し た 。 李 朝 は 倭 冦有力 者 に 官位 官職 を 与え て 懐柔 し 、 あるいは 居住 者 に 土地 を 与え て 朝鮮 人 の 中 に 分散 し て 定住 さ せ 、 同化 さ せ て いっ た 。 1409 年 に は こうした 向 化 倭人 は 2 千 人 に 達し て い た 。 女 真 族 について も 、 咸鏡道 、 平安 道 を 征服 し て 国境 を 豆満江 、 鴨 緑 江 まで 押し上げ 、 五 鎮 を 設置 し て 国境 内外 の 女 真 族 の 押さえ と し 、 同時に 国境 外 の 女 真 族 と の 交易 場 と し た 。 また 、 国内 に 取り込ん だ 女 真 族 を 向 化 野人 と 呼び 、 朝鮮 人 の 間 に 居住 さ せ 同化 さ せ た 。 こうした 向 化 倭人 、 向 化 野人 は 外部 の 情報 や 、 新た な 技術 を もたらす など 、 軍事 、 外交 、 技術 、 医療 など 様々 な 面 で 活躍 し 、 李 朝 の 発展 に 大いに 貢献 し た 。 一方 、 教化 政策 として は 独自 の 朝貢 体制 による 通交 が 主 と なり 、 通信使 の 派遣 は 限定 さ れ た もの に 止まっ た 。 李 朝 は 農本主義 を 国策 と し て い た ため 、 国内 で 産出 し ない 物資 の 入手 を 除け ば 本来 交易 は 不要 な もの で あっ た が 、 倭 冦抑制 政策 の 一環 といった 側面 も あり 、 建国 初期 は 積極 的 に 通交 者 を 受け入れ て い た 。 その ため 日本 国王 使 、 琉球 国王 使 、 女 真 族 に 止まら ず 、 西日本 各地 の 諸 勢力 が 通交 する こと に なる 。  李 朝 初期 に は 倭 寇 の 襲来 に 悩まさ れ て い た こと や 、 世 宗 や 申 叔舟 の よう な 現実 主義 的 政治 家 の 活躍 も あり 、 小中 華 主義 的 政治 観 は あまり 強く 現れ なかっ た 。 しかし 前期 倭 寇 の 終息 と 国力 の 安定 化 により しだいに 国外 へ の 関心 は 薄れ 、 15 世紀 半ば を 最後 に 朝鮮 通信使 の 派遣 が 一旦 途絶える こと に なる 。 同時に 、 初期 の 向 化 倭人 、 向 化 野人 の 同化 も 進み 、 新た な 向 化 者 も 減少 する 。 さらに 日本 各地 から の 室町 幕府 、 西日本 諸 勢力 、 琉球 王朝 といった 多様 な 通交 者 も 対馬 に 一 本 化 さ れ 、 李 朝 に 入る 情報 は 対馬 の 情報 操作 を 受け た もの に 限定 さ れる こと に なる 。 こうした 結果 、 小中 華 主義 的 政治 観 、 特に 日本 小国 論 の 台頭 を 招く こと に なる 。 これ は 、 李 朝 に 訪れる 日本 国王 使 の 低 姿勢 化 、 特に 李 朝 国王 を 皇帝 を 指す 「 陛下 」 と 呼ぶ こと すら あっ た こと 、 日本 国王 使 が 外交 より 交易 に 熱心 で あっ た こと 、 応仁 の 乱 によって 室町 幕府 の 求心力 の 低下 が 伝え られ た こと の 影響 も 受け た もの で ある 。 今日 で は 、 こうした 日本 国王 使 は 対馬 から 交易 目的 で 遣わさ れ た 偽 使 で あっ た こと や 、 その 偽 使 に し て も 皇帝 を 指す 文字 の 使用 は 、 対馬 が 明 に 通交 出来る よう 李 朝 にとり なし を 頼む 様 な 特別 な 願い事 を する 時 に 限ら れ て い た こと が 知ら れ て いる 。 李 朝 も こうした 事情 は 察し て い た が 、 日本 小国 論 の 修正 に は 繋がら なかっ た 。 琉球 国王 使 が 通交 し なく なっ た 後 、 李 朝 と 国交 を 持っ て い た の は 明 、 日本 、 女 真 族 に 限定 さ れ て い た 。 その 中 の 女 真 族 は 建国 初期 から 李 朝 の 藩 属 として 扱わ れ て い た ため 、 残る 日本 を 小国 視 する こと で 李 朝 は 当時 の 東アジア の 政治 情勢 を 、 明 を 頂点 と し 李 朝 は 小 中華 として 日本 及び 女 真 族 を 夷狄 として 従える と する 、 小中 華 的 政治 観 の 枠 に 当てはめ て 認識 する こと に なる 。  16 世紀 末 から 17 世紀 半ば にかけて 、 李 朝 は 文禄・慶長の役 （ 壬 申 倭 乱 ） 、 丁 卯 胡乱 、 丙 子 胡乱 及び 明 清 交代 と 立て続け に 国難 に 晒さ れ 続ける こと に なる 。 まず 文禄・慶長の役 で は 、 それ まで 小国 視 し て い た 日本 に 一時 は 国土 の 大半 を 占領 さ れる まで の 敗北 を 喫し 、 対 日 優越 意識 が 打ち砕か れる こと に なる 。 この 敗北 の 衝撃 は 、 1764 年 第 11 回 の 朝鮮 通信使 の 一員 で あっ た 元重 挙 が 帰国 後 、 日本 側 の 戦勝 意識 と 朝鮮 側 の 敗北 意識 を 払拭 する 「 臥薪嘗胆 」 の 意 を 込め て 『 和国 志 』 に 壬 申 倭 乱 戦勝 論 を 展開 する ほど 後々 まで 尾 を 引く こと に なる 。 こうした 滅亡 の 危機 を 明 の 援軍 に 救わ れる こと で 李 朝 は 事大 の 意義 を 再 認識 し 、 「 再 造 の 恩 」 と 呼ん で 崇 明 の 念 を 新た に する こと に なる 。 一方 、 女 真 族 の 後金 （ 後 の 清 ） が 台頭 する と 、 李 朝 は それ まで 夷狄 視 し 藩 属 扱い し て き た 女 真 族 に 従い 難く 、 丁 卯 胡乱 、 丙 子 胡乱 と 二 度 にわたり 抵抗 する が 大敗 を 喫し 、 三田 渡 において 国王 自ら 三 跪九叩 頭 の 礼 を もっ て 清 へ 臣従 を 申し で て 、 事大 、 事 夷 を 強い られる はめ に 陥る 。 さらに は 明 清 交代 によって 、 文化 的 に も 政治 的 に も 心 の 支え で あっ た 明 の 滅亡 を 経験 する 。  これら 一連 の 動乱 により 、 李 朝 の 小 中華 的 政治 観 は 根底 から 覆さ れる こと に なる 。 また 文化 的 観点 から も 、 崇拝 の 対象 で あっ た 明 が 滅亡 し て しまい 、 一方 、 新た な 中華 帝国 の 支配 者 で ある 清 は 李 朝 にとって は 夷狄 で あり 中華 文明 の 後継 者 と は 認め 難く 、 小中 華 思想 は 文化 の 面 で も 見直し を 迫ら れる 。 こうした 中 、 「 中原 の 中華 文明 は 明 と共に 滅び 中華 文明 の 最 優等生 で ある 朝鮮 こそ が 正統 な 中華 文明 の 継承 者 で なけれ ば なら ない 」 として 、 李 朝 は 自身 を 残さ れ た 唯一 の 中華 文明 の 後継 者 と 認識 する よう に なる 。 この ため 紀年 法 として 明 の 最後 の 元号 で ある 崇 禎 による 崇 禎 紀元 を 作っ た 。 この 17 世紀 の 中華 思想 について は 、 崇 明 の 念 を 元 に し た 小中 華 思想 で ある と 捉える 説 と 、 自身 を 唯一 の 華 で ある と し た 朝鮮 中華 思想 で ある と する 説 、 両論 存在 する 。 この 新た な 小 中華 観 で は 、 李 朝 のみ が 唯一 の 華 と なり 、 当時 李 朝 と 国交 を もっ て い た 日本 と 清 を 文化 的 に 強く 差別 化 し て しまい 、 両者 から の 文化 、 技術 の 流入 を 拒絶 し 、 文化 的 鎖国 状態 に 嵌り 込む こと に なる 。 一方 、 同化 す べき 対象 を 失い 外部 から の 文化 の 流入 を 拒絶 し た この 時期 、 独自 文化 の 発展 が 見 られる よう に なる 。 李 朝 後期 に 活発 だっ た 国学 研究 と 風俗 画 、 珍 景 山水 画 など は この 文化 的 鎖国 の 時期 に 発展 し た もの で ある 。 また 、 この 時期 の 小 中華 思想 は 、 一連 の 動乱 の 後 の 国土 が 荒廃 し 国家 の 威信 が 失墜 し た 中 、 民族 的 自尊心 を 高め 復興 へ 向かわ せる 役割 を 果たし た 。 しかし 一方 で 、 文化 的 鎖国 により 社会 的 停滞 を 迎え 、 技術 の 面 で も 日本 や 清 に 立ち後れる こと に なる 。  18 世紀 後半 に なる と 、 こうした 状態 を 打破 し 伝統 的 中華 思想 から 脱却 しよ う と する 動き が 興る 。 つまり 北 学 と 西 学 の 台頭 で ある 。 北 学 と は 、 清 から 文物 を 学ぶ こと を 指し 、 西 学 と は 清 を通じて 西洋 文明 を 学ぶ こと を 指し て いる 。 両者 とも 清 を 夷狄 視 する 17 世紀 の 小 中華 観 から 抜け出し た もの で あり 、 中でも 西 学 において は 、 地球 球体 説 により 伝統 的 天 円 地方 説 （ 世界 は 中華 を 中心 に 方形 の 大地 が 広がっ て いる と する 地理 的 世界 観 ） を 打破 し 、 また 中華 皇帝 に 従わ ない ヨーロッパ の 王 や 皇帝 の 存在 の 発見 を通じて 政治 的 小 中華 観 から 脱却 し た 。 こうした 動き により 、 伝統 的 地理 観 、 政治 観 が 克服 さ れ 、 文化 的 優越 主義 の 点 において も 中華 が 相対 化 さ れ 、 崇 明 慕華 に 表れ た 中華 を 至上 と する 観点 から 脱却 する こと に なる 。 この 結果 、 小中 華 思想 から 崇拝 す べき 大 中華 が 抜け落ち 、 儒教 文明 化 し た 朝鮮 のみ が 唯一 の 華 だ と する 朝鮮 中華 思想 へ と 変貌 を 遂げる こと に なる 。 これ は 儒教 を 唯一 の 文化 と する 儒教 文化 至上 主義 から の 脱却 まで は 至ら ず 、 逆 に 文化 的 至上 主義 の 側面 は 強調 さ れる こと に なる 。 一方 で 、 儒教 文化 至上 主義 の 観点 から 観念 的 な 民族 的 夷狄 観 から 脱却 し 「 元 は 夷狄 と さ れ た 者 で も 、 儒教 を 身 に 付け た 者 は もはや 夷狄 で は ない 」 と する 考え も 浸透 し て いく こと に なる 。 こうした 流れ の 中 、 清 に対する 夷狄 観 が 薄れる こと で 政治 的 に は 北 伐 論 が 衰退 し 清 を 積極 的 に 宗主 国 と 認め 、 文化 的 に も 清 支配 下 の 中国 は 「 夷狄 の 中 の 中華 」 で あり 学ぶ べき もの が ある と 位置づけ 、 文物 の 輸入 が 図ら れる よう に なる 。 また 日本 に対して も 、 それ まで の 一方 的 な 教化 の 姿勢 から 、 文化 交流 を通じて 日本 の 優れ た 点 も 取り入れ てよ う と する 姿勢 へ 転じ て いく こと に なる 。  この 朝鮮 中華 思想 は 日 韓 併合 により 李 朝 が 滅亡 する まで 李 朝 知識 人 の 支配 理念 で あり 続け 、 開国 期 の 欧米 を 「 洋 夷 」 日本 を 「 倭 夷 」 と する 鎖国 攘夷 の 思想 （ 衛 正 斥邪 ） へ と 連なり 、 朝鮮 における 近代 的 民族 主義 形成 の 基礎 と なる 。反 グローバリゼーション （ はん グローバリゼーション 、 ） または 反 グローバリズム （ ） は 、 グローバリゼーション に 反対 する 主張 や 運動 など を 指す 呼称 。  反 グローバリゼーション は 必ずしも 統一 さ れ た 思想 で は なく 、 グローバル 資本 主義 に 反対 する 様々 な 社会 運動 を 包括 し た 呼び名 で ある 。 こうした 考え や 運動 は 、 環境 ・ 開発 など の NGO や 学生 ・ 労働 者 ・ 農業 団体 など から 幅広く 支持 を 集め て いる 。  反 グローバリゼーション の 嚆矢 に なっ た 出来事 は 、 1999 年 11 月 30 日 ～ 12 月 2 日 に シアトル で 開か れ た WTO 総会 反対 デモ で ある 。 この 時期 は 、 他 に も 2000 年 4 月 15 日 ～ 4 月 16 日 の IMF 年次 総会 反対 デモ など 、 ワシントン D . C . の 世界 機関 が 主導 する グローバリゼーション に 抗議 する デモ が 特徴 で ある 。  2008 年 秋 の 世界 同時 不況 を 経 て 、 2010 年代 後半 に は 自由 貿易 など 地球 規模 の 枠組み や 移民 受入れ を 否定 し 、 自国 本位 と する 風潮 が 表面 化 し た 。 2016 年 、 イギリス で は 欧州 連合 から の 離脱 の 是非 を 問う 国民 投票 が 行わ れ 、 移民 流入 制限 など を 唱え た 離脱 派 が 勝利 し た 。 2016 年 アメリカ合衆国 大統領 選挙 で 勝利 し た ドナルド ・ トランプ も 環太平洋 連携 協定 （ TPP ） など の 枠組み を 否定 し 、 米国 第 一 を 掲げる 保護 主義 的 政策 を 打ち出し た 結果 、 グローバル 化 を 嫌悪 する 有権者 の 投票 を 集め た 。  しかしながら 、 反 グローバリゼーション の レッテル を 張ら れ た グループ は しばしば これ を 否定 し て おり 、 その 代わり に " Global   Justice   Movement "   や " Movement   of   Movements "、 または 「 下 から の グローバリゼーション 」 といった 用語 を 用い て いる 。 また 、 特に フランス で は 「 もう 一つ の 世界 を 志向 する 人 たち 」 という 意味 で " Altermondialiste "（ アルテルモンディアリステ 、 彼ら の 思想 や 行動 は Altermondialisme ― アルテルモンディアリスム ） という 用語 も 頻繁 に 使わ れる 。  1990 年代 以降 、 国際 会議 の 開催 地 に 結集 し 、 集会 や デモンストレーション など を 行い グローバル 化 （ globalization ） に 反対 する 。 反 グローバリズム 運動 が 広く 注目 さ れる よう に なっ た きっかけ は 、 1999 年 に シアトル で 開催 さ れ た WTO 閣僚 会議 （ 第 3 回 世界 貿易 機関 閣僚 会議 ） の 際 に 、 人間 の 鎖 による 会場 包囲 で 開会 式 が 中止 と なり 、 約 5 万 人 が 参加 し た デモ の 最中 に 一部 暴徒 化 し た 参加 者 が 商店 を 破壊 し 警察 と 衝突 し た こと により 緊急 事態 宣言 が 出さ れ 、 これ が 主要 メディア で 報道 さ れ た こと に よる 。  経済 学者 の 伊藤 元 重 は 「 グローバル 化 の 動き が 、 世界 の 経済 成長 に 大きな 貢献 を し た こと は 否定 でき ない 事実 で ある が 、 一方 で 国家 間 の 格差 を 広げ 、 地球 環境 悪化 の 原因 に も なっ て いる という 厳しい 批判 が 出 て いる 。 批判 は 途上 国 の 政府 だけ で なく 、 先進 国 の NPO の よう な 市民 団体 も 反 グローバル 化 活動 の 中心 と なっ て いる 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ジャグディーシュ・バグワティー は 、 反 グローバル 化 運動 の 参加 者 たち は 、 新興 国 ・ 途上 国 から 低 価格 の 商品 が 入る こと で 雇用 が 脅かさ れる と 懸念 する 先進 国 の 労働 組合 関係 者 、 グローバル 化 が 地球 環境 を 破壊 する と 主張 する 人々 、 グローバル 化 によって 途上 国 の 労働 者 が 搾取 さ れ て いる と 主張 する 人々 、 市場 経済 に そもそも 反対 な 共産 主義 者 など さまざま な バックグラウンド を もっ て いる と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の ジョセフ ・ E ・ スティグリッツ は 、 グローバリゼーション の 必要 性 は 認め た 上 、 反 グローバリゼーション は むしろ G 8 ・ WTO 合意 など ワシントン ・ コンセンサス に対する 反対 を 示す もの と 見 て いる 。  三橋 貴明 は 一概に 「 自由 」 「 保護 」 と 区分 できる わけ で は なく 、 ある 国 が 置か れ た 環境 も 考慮 す べき と 述べ て いる 。  経済 学者 の 野口 旭 は 「 反 グローバリズム 派 による グローバリズム 批判 は 、 国内 経済 ・ 地域 経済 の 自律 性 を 確保 す べき という 性質 を 持っ て いる 」 「 世界中 の 根強い 『 反 グローバリズム 』 の 根底 に ある の は 、 自国 の 経済 が 貿易 という 捉え どころ の 無い もの によって 変え られ て いく 嫌悪 感 な の かも しれ ない 」 「 グローバル 化 それ 自体 へ の 感情 的 な 反発 は 、 ある 種 の 排外 主義 と 言わ ざる を 得 ない 」 と 指摘 し て いる 。  野口 は 「 グローバル 化 の 中 で 、 比較 劣位 の 産業 が 厳しい 構造 調整 を 強い られ て き た 。 絶え ざる 構造 調整 の しわ寄せ を 受け 続け て き た 労働 者 ・ 農業 生産 者 が グローバリゼーション を 制限 する こと で 苦痛 から 逃れ たい と 運動 する こと は 、 当事者 にとって は 当然 の 行動 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  中野 剛志 は リーマン ショック による 世界 同時 不況 で ユーロ バブル が 崩壊 する と 、 ギリシャ の デフォルト 問題 が 生じ た が 、 EU は 財政 的 に 統合 さ れ て い ない ため 、 ドイツ など の 財政 上 余裕 が ある 国 の 判断 で デフォルト の 救済 が 決定 し た 。 その 際 に ドイツ 国民 が ギリシャ 救済 に 拒否 感 を 示し た こと について 、 グローバル 化 に ナショナリズム や 民主 主義 が 抵抗 し て いる 構図 で あっ た と 述べ て いる 。 また 、 ブリュッセル に 集まる ヨーロッパ の エリート に は コスモポリタン の 伝統 が あり 、 グローバル 化 を 推進 し た が 、 民主 主義 主体 で ある 一般 層 に は その 国 の 文化 や 伝統 に 密接 に 関 って おり 、 そう 簡単 に 国境 を 越え られ ず 、 フランス の 農家 ・ ジョゼ・ボヴェ の 例 を 出し 、 民主 主義 の 民主 的 な 声 という の は アンチ グローバル 化 で ある と し て いる 。  野口 旭 は 「 グローバリゼーション の 波 は いくつ か 残っ て いる 『 閉じ られ た 社会 』 に も 、 二 十 一 世紀 の 早い 段階 に 必ず 及ん で くる 。 マルクス は かつて 、 その 過程 を 『 資本 の 文明開化 作用 』 と 呼ん だ 。 行う べき は 、 その 作用 を 阻害 する の で は なく 、 むしろ 推進 する こと で ある 」 と 指摘 し て いる 。  経済 学者 の 八代 尚宏 は 「 若者 の 雇用 機会 減少 や 賃金 格差 の 拡大 を 改善 する ため に は 、 政治 的 圧力 のみ なら ず 、 市場 の 活用 を 推進 する べき で ある 。 世界 的 に 貿易 が 拡大 する 中 で 、 労働 生産 性 ・ 賃金 の 差 の 拡大 が 生じ て いる 。 反 グローバリズム を 唱え て も 、 世界 の 潮流 から 取り残さ れ じり貧 に なる だけ で ある 」 と 指摘 し て いる 。大きな 政府 （ おおきな せい ふ 、 ） と は 、 政府 ・ 行政 の 規模 ・ 権限 を 拡大 しよ う と する 思想 または 政策 で ある 。 主 に 広義 の 社会 主義 （ 社会 改良 主義 ・ 社会 民主 主義 ・ 民主 社会 主義 ・ スウェーデン モデル ・ 日本 型 社会 主義 ・ 集 産 主義 ） や 国家 資本 主義 ・ 民族 社会 主義 に 立 し て いる 。  政府 の 市場 へ の 介入 を 強化 し （ もしくは 市場 経済 を 否定 し た 計画 経済 の 導入 を 図り ） 、 社会 の 平等 ・ 均等 （ 富 の 再 分配 ） と 個人 へ の 高 福祉 （ 福祉 国家 志向 ） 、 更に は 完全 雇用 を 重視 する 反面 、 個人 の 様々 な 自由 へ の 制約 や 規制 ・ 官僚 ・ 国家 運営 コスト （ 国家 支出 ） の 肥大 化 や 保護 貿易 主義 に 繋がり 易い 政策 ・ 国策 に 走り がち に なる 。 行政府 の 一 形態 で あり 、 大きな 政府 を 極限 まで 徹底 し た 体制 は （ 自主 管理 社会 主義 を 除い た ） 共産 主義 と も いう 。  「 大きな 政府 」 で は 、 高 福祉 、 高 負担 、 社会 的 義務 など を 元 に 、 歳出 の 策定 や 高 負担 税率 は もちろん 、 巨大 事業 の 国営 化 、 企業 活動 に対する 規制 強化 など も 含ま れる 。 公共 事業 インフラ 投資 強化 （ 失業 者 の 救済 、 地方 経済 の 救済 という 側面 も 持つ ） といった 施策 も とる 。  混合 経済 と 混同 さ れる 事 が ある が 、 そもそも 混合 経済 と は 「 小さな 政府 の 大きな 政府 化 」 の 他 に 「 大きな 政府 の 小さな 政府 化 」 （ 国家 による 政治 経済 統制 の 緩和 化 、 高 福祉 政策 の 見直し や 撤廃 ） の 意味 も 含ん で おり 、 同一 と する の は 適切 で は ない 。  予算 における 歳入 ・ 歳出 の 大き さ は 「 政府 の 大き さ 」 を 意味 する 。 経済 学者 の 井堀 利宏 は 、 所得 ・ 資産 が 多い 者 は 税 負担 が 大きい 割り に 政府 から の 見返り が 小さい ため 「 小さな 政府 」 を 支持 する が 、 逆 に 所得 ・ 資産 が 少ない 者 は 税 負担 が 小さい 割り に 政府 から の 見返り が 期待 できる ため 「 大きな 政府 」 を 支持 する と し て いる 。 ただし 、 富者 ・ 貧者 とも に 税金 が 無駄 に 使わ れ たり 、 不公平 に 分配 さ れ たり する こと は 望ま ない ため 、 税金 の 徴収 方法 や 使い道 が 不公平 ・ 非 効率 で あれ ば 財政 に 不満 を 抱く 者 が 多く なる と し て いる 。  経済 学者 の 小塩 隆士 は 「 大きな 政府 」 の 弊害 として 、  を 挙げ て いる 。  経済 学者 の 松原 聡 は 「 大きな 政府 の 問題 の 1 つ は 、 利権 を 得る 人 たち （ 省庁 ） が 増える という こと で ある 。 そこ に 群がる 政治 家 ・ 業者 が 増える 」 と 指摘 し て いる 。  中野 剛志 は 20 世紀 後半 以降 は 「 大きな 政府 」 の 時代 に なっ て おり 、 リーマン ショック 後 の 日本 は さらに 大きな 政府 に なら ざる を 得 ない と し て いる 。 デフレ 脱却 後 、 インフレ に 転じ たら 、 通常 の 経済 に 戻れ ば いい が 、 世界中 が デフレ に なり かけ て いる 場合 は それ すら 難しい 可能 性 が ある と し て いる 。 また 、 今 （ 2011 年 ） やる べき こと は 日本 国外 が 日本 の 市場 や 資本 を 取り に 来る ので これ を ディフェンス する こと 、 外需 を 奪い合う 帝国 主義 的 な 争い に 巻き込ま れ ない よう に 、 ケインズ 主義 的 に 内需 を 拡大 する こと で ある と し て いる 。  小塩 は 「 『 大きな 政府 』 と 『 小さな 政府 』 の 間 で 、 どの あたり が 望ましい の か 、 つまり 政府 の 最適 規模 を 見つける こと は 不可能 で ある 」 と 指摘 し て いる 。  シャルリー・エブド 襲撃 事件 や パリ 同時 多発 テロ 事件 など テロリズム の 脅威 を 前 に し て 防衛 予算 の 拡大 の 必要 性 が 高まっ て いる 。  2013 年 時点 で の フランス における 防衛 省 スタッフ の 数 は 軍人 と 民間 人 あわせ て 28 万 人 で あっ た 。 ニコラ・サルコジ が フランス 大統領 だっ た 時期 に は フランス 国防省 の 職員 数 5 万 4 千 人 を 削減 する こと が 決定 し て い た 。 そして 2013 年 に フランソワ・オランド が 更 なる 2 万 4 千 人 の 国防省 人員 削減 を 決め た 。  2015 年 11 月 、 パリ で の テロ 発生 から 間もなく 、 オランド 政権 が 2019 年 まで に 予定 さ れ て い た 防衛 費 削減 を キャンセル し て ISIL を 打ち砕く 決定 を 下し た 。 防衛 予算 は 拡大 さ れ 、 少なくとも 17000 人 が 採用 さ れ 、 そのうち 5000 人 が 警官 、 2500 人 が 刑務所 勤務 と なる 。  テロリズム によって 観光 産業 が 打撃 を うける が 、 その 防衛 支出 増 によって その 打撃 を 緩和 できる と 考え られ て いる 。  イタリア も テロ 対策 として 政府 支出 を 若干 増やし つつ ある 。 パリ で の テロ 事件 を 踏まえ 、 治安 を 守る ため 20 億 ユーロ 相当 の 追加 支出 を 決め た 。 その うち の 約 10 億 ユーロ は 治安 維持 に 、 残り は 文化 保持 に 使わ れる 。 マッテオ・レンツィ に よれ ば 、 テロリスト は 彫刻 や 本 など 文化 を 破壊 し て くる ため それ を 守る 必要 が ある と いう 。  これ に 伴い イタリア の 18 歳 に は 一 人 当たり 約 530 ドル 相当 が 給付 さ れ 、 コンサート や 劇場 で その お金 を 使う こと に なる 。世襲 （ せ しゅう ） と は 、 特定 の 地位 （ 官位 や 爵位 など ） や 職業 、 財産 等 を 、 子孫 が 代々 承継 する こと で ある 。 家 に 伝わる 爵位 を 継承 する こと を 襲爵 、 位階 ・ 地位 など を 世襲 する こと を 襲 位 、 先祖 伝来 の 名跡 など を 世襲 する こと を 襲名 と いう 。 法的 な 根拠 を 有する 場合 に 限ら ず 、 事実 上 の 場合 について いう こと も ある 。 近代 の 政治 家 の 世襲 について は 、 世襲 政治 家 も 参照 の こと 。  古代 ・ 中世 世界 における 多く の 政治 体制 において は 、 その 支配 者 の 地位 （ 皇帝 や 国王 、 諸侯 など の 地位 ） は 、 血縁 関係 を 基礎 と し た 継承 によって 独占 的 に 占有 さ れる こと が 通常 で あっ た 。 この よう な 固定 さ れ た 君主 の 家系 を 王朝 と 称する 。  それ により 、 社会 の 中 で 支配 する 階層 （ 支配 者 ） と 支配 さ れる 階層 （ 被 支配 者 、 臣民 ） の 分化 が 生じ て き た 。 日本 において も 、 大日本帝国 憲法 下 で は 皇室 の 皇位 （ 万世 一 系 ） を はじめ 、 族 籍 （ 皇族 ・ 華族 ・ 士族 ・ 平民 ） の 世襲 が 定め られ て おり 、 これ を 打破 する に は 閨 閥 を 繋ぐ か 、 よほど 傑出 し た 功績 を 挙げ て 爵位 を 受ける 他 なかっ た 。 また 、 日本国 憲法 に も 皇位 が 世襲 さ れる 旨 の 定め （ 第 2 条 ） が ある 。  貴族 制度 ・ 階級 制度 が 存在 する 国 で も 、 の よう な 例 から 、 両 班 で あり 尚 且つ 科挙 に 通ら なけれ ば 政治 に 関われ ない 李 氏 朝鮮 や 、 試験 に 通っ て 出世 すれ ば 平民 の 子 で も 指導 層 に 立てる 可能 性 が ある 大 英 帝国 や 大 日本 帝国 の よう な 例 まで 、 その 度合い に は 大差 が ある 。  自営業 者 の 子 が 親 の 家業 を 引き継ぐ こと は ごく 一般 的 な こと で ある 。 特に 特殊 な 技術 や 機材 を 使う 職業 だっ たり 、 免許 の 発行 など の 法的 優遇 措置 が 事業 主 単位 で 行わ れる 場合 は これ が 顕著 で 、 たとえば 、 薬局 経営 者 ・ 開業医 の 子 が 親 の 営む 薬局 ・ 診療 所 を 継ぐ ため に 医 ・ 歯 ・ 薬学部 を 目指し たり 、 実子 が 後 を 継が ない 場合 は 娘 婿 や 養子 が 跡継ぎ に なっ たり する こと が よく 見 られる 。 相撲 部屋 で も 親方 の 実子 が 関取 に なれ ば 普通 部屋 継承 者 と なる し 、 そう で なく とも 親方 の 娘 と 結婚 し た 関取 が 親方 の 養子 と なっ て 部屋 を 継ぐ こと は よく ある こと で ある 。 郵便 事業 が 国営 だっ た 時代 は 特定 郵便 局 の 営業 が 親 から 子 へ 、 子 から 孫 へ 継が れ て おり 、 民営 化 さ れ た 現在 でも 一部 郵便 局 で 世襲 が 残っ て いる 。  自営業 で なく て も 、 親 と 同じ 職種 に つく こと は 人脈 や 職務 上 必要 と さ れる 知識 といった 無形 の 財産 を ひきつぐ 上 で 有利 で ある ため 、 政治 家 、 外交 官 、 大学 教授 、 芸能人 など 、 社会 的 に 突出 し た 職業 や 地位 の 多く に 、 事実 上 の 世襲 が 多く なる 傾向 が ある 。 ことに 伝統 芸能 について は 公卿 や その 芸道 の 開祖 が 子々孫々 その 伝統 を 継承 し た こと から 家業 （ 家元 ） と なし 、 今日 でも 歌舞伎 、 能 、 狂言 、 落語 を はじめ 、 剣術 ・ 武道 、 弓術 、 礼法 など で は 世襲 が 一般 的 に み られる 。  また 、 同族 企業 の 経営 者 が 子 や 係累 に 経営 を 継が せる こと も 一般 的 で ある 。  芸能人 も 二 世 タレント と 呼ば れる よう な 親子 で 同業 に 就く 、 もしくは 同じ 芸能 界 に 入る 例 が ある 。 これ に は 親 の 知名度 や 人脈 を 生かし て 知名度 を 上げる 効果 が ある 。 市川 右 太 衛門 ・ 北大路 欣也 、 上原 謙 ・ 加山 雄三 、 阪 東 妻 三郎 ・ 田村 三 兄弟 （ 田村 高 廣 ・ 田村 正和 ・ 田村 亮 ） 、 堺 駿 二 ・ 堺 正章 、 宇野 重吉 ・ 寺尾 聰 、 高島 忠夫 ・ 高嶋 兄弟 （ 高嶋 政宏 ・ 高嶋 政伸 ） 、 間 寛平 ・ 間 慎太郎 、 笑福亭鶴瓶 ・ 駿河 太郎 、 三國 連 太郎 ・ 佐藤 浩市 、 大塚 周夫 ・ 大塚 明夫 、 潘 恵子 ・ 潘 めぐみ 、 井上 喜久子 ・ 井上 ほ の 花 など の 例 が 知ら れる 。 ただし 藤 圭子 ・ 宇多田 ヒカル の よう に 知名度 が 上がっ て から 親 の 存在 が 知ら れる こと も ある 。  相撲 は 親 が 横綱 でも 有利 な こと は 全く ない が 、 特殊 な 世界 で ある こと など から 、 日本 の 他 の スポーツ に 比べる と 二 世 力士 が 多く なっ て いる 。  プロレス で も ザ・ファンクス 、 エリック 一家 を はじめ として 二 世 レスラー が 数多く 存在 する が 、 これ は プロレス が 団体 経営 者 にとって 家業 で あり 、 通常 の スポーツ より も 芸能 的 で ある 影響 が 強い 。 ファン クス や エリック 一家 の よう に 親 の 必殺 技 を 継承 する 例 も ある 。 二 世 レスラー の 一 人 で ある 元 NWA 王者 テリー ・ ファンク は 、 ライバル の ハリー・レイス （ 二 世 で は ない ） の 自伝 に 「 二 世 レスラー は 全米 の プロモーター が 自分 の 親 を 知っ て いる の だ から そう で ない 者 より 有利 」 と の コメント を 寄せ て いる 。 この コメント は 前記 の 「 人脈 や 職務 上 必要 と さ れる 知識 といった 無形 の 財産 を ひきつぐ 上 で 有利 」 に 該当 する もの と いえよ う 。  ため 、 帝拳 ボクシング ジム の 本田 明彦 や 協 栄 ボクシング ジム の 金平 桂 一郎 など ジム オーナー を 世襲 する 例 も 多く 、 また 、 ジム の 継承 を スムーズ に する べく 後継 者 候補 を 二 世 ボクサー に する こと も あり 、 引退 後 に 父 から 福岡 ボクシング ジム を 継承 し た 越本 隆志 が その 代表 例 で ある 。 海外 で は レオン と コーリー の スピンクス 親子 など の 親子 世界 チャンピオン も 誕生 し て いる 。 日本 で は 元 プロ ボクサー の 父親 が 自身 の 成し 得 なかっ た 世界 チャンピオン を 二 世 ボクサー で ある 息子 に 託し て それ が 成就 する こと も あり 、 前 出 の 越本 の 他 に 、 長谷川 穂積 、 粟生 隆 寛 、 井岡 一 翔 が これ に 該当 する 。 メキシコ に 本部 を 置く 統括 団体 世界 ボクシング 評議 会 WBC は 38 年間 WBC 会長 を 務め て い た ホセ ・ スレイマン の 息子 四 男 マウリシオ・スライマン が 満票 （ 26 票 ） を 集め 、 2014 年 新 会長 に 選出 さ れ た 。  囲碁 界 で は 年寄 株 を 継げる わけ で も 家元 が ある わけ で も ない が 、 羽根 泰正 ・ 直樹 の 親子 タイトル ホルダー を 始め 、 関山 利一 ・ 木谷 實 ・ 藤沢 秀行 ・ 小林 光一 ・ 武 宮 正樹 ら の トップ 棋士 の 子 や 孫 が プロ 棋士 に なっ て いる （ ただし 小林 は 木谷 の 娘 の 女性 棋士 と 結婚 し た ので 、 木谷 の 孫 と 小林 の 子 は 同 一人物 ） 。 これ は 才能 の 遺伝 、 また 碁盤 自体 が どこ の 家 に でも ある もの で は ない 上 に 、 院生 に なる の は 小中学生 の 頃 な ので 「 親 に 理解 が ある か 」 「 親 が プロ 棋士 という 職業 を 知っ て いる か 」 という よう な 周囲 の 環境 も 関係 する と 思わ れる 。 一方 で 事情 が 同様 の はず の 将棋 界 に は 、 タイトル ホルダー の 子 の プロ 棋士 は 木村 義雄 十 四 世 名人 の 子 の 木村 義徳 しか い ない 。 なお 、 囲碁 の タイトル 戦 の 元祖 と も 言える 本因坊 位 は 、 かつて 世襲 の 家元 の 地位 に あっ た 。  日本 の 神道 において も 神主 の 世襲 が ある ほか 、 儒教 や 道教 、 イスラム教 で 孔子 ・ 張 魯 ・ ムハンマド といった 宗教 が 創始 さ れ た 時期 の 指導 者 の 子孫 が 尊敬 を 集める 現象 が あり 、 ウラマー など の 地位 も 世襲 さ れる こと も ある 。  キリスト 教 や 仏教 など の 中 で 、 聖職 者 の 妻帯 を 禁じ て いる 教派 、 宗派 で は 原理 的 に は 存在 し ない 。 ただし ルネサンス 期 における カトリック 教会 で は ネポチズム が 蔓延 し 、 高位 の 僧侶 が 実子 を 甥 という 形 で 引き立てる 例 も 多かっ た 。 モンテネグロ で は ツェティニェ の 主教 公 を が 1696 年 から 1852 年 の 間 世襲 し 、 後 の モンテネグロ 王家 と なっ て いる 。 日本 の 浄土真宗 で は 親鸞 が 妻帯 を 許し 、 浄土真宗 本願寺 派 ・ 真宗 大谷 派 など 、 複数 の 門跡 が 世襲 と なっ て いる 。 また 明治 時代 以降 、 僧侶 の 妻帯 が 公認 さ れ 、 多く の 仏教 寺院 の 住職 が 世襲 と なっ て いる 。 更に 、 日蓮 を 崇拝 対象 と し て いる 日蓮 正宗 系 宗教 団体 ・ 顕正 会 の 教祖 は 、 現時点 で は 世襲 と なっ て いる 。  刑務 官 や 死刑 執行 人 といった 犯罪 者 と 関わる 職業 も 世襲 が 多い 。 死刑 執行 人 は 被 差別 民 として 扱わ れ て い た 国 が 多く 、 就業 や 婚姻 において 強い 差別 を 受け て い た ため 、 特定 の 一族 以外 が 死刑 執行 人 の 職 に 就く こと を 妨げ られ て い た こと が 世襲 が 常態 化 し た 理由 だ と 言わ れ て いる 。政党 の 歴史 で は 、 近代 議会 政治 における 政党 の 形成 と 発展 の 歴史 について を 扱う もの と する 。  ホイッグ 党 と トー リー 党 の 両 党派 が 相互 に 勢力 を 競い 、 後 に 自由党 と 保守党 の 二 大 政党 が 誕生 し た 。  アメリカ合衆国 建国 当時 、 政党 は むしろ 否定 的 に 捉え られ て き た 。 なぜなら 、 ジョージ ・ ワシントン を 中心 と する いわゆる 「 アメリカ合衆国 建国 の 父 」 と 呼ば れ た 共和 派 （ フェデラリスト 、 後 の 連邦 党 ） が 、 王 党派 や 急進 的 な 民主 派 を アメリカ 独立 戦争 の 過程 で 弾圧 ・ 追放 する 形 で 打ち立て て いっ た 一 党 独裁 制 国家 だ から で ある 。 ワシントン は 、 「 我々 に は 政党 は いら ない 。 なぜなら 、 我々 は 全て 共和 主義 者 だ から だ 」 と 述べ た の は この こと を 指し て いる 。 だが 、 幸 か 不幸 か ワシントン は 指導 者 ・ 軍人 で あっ て も 政治 家 で は なかっ た 。 中央 政府 の 強化 を 唱える 財務 長官 アレクサンダー ・ ハミルトン と 地方 分権 を 重んじる 国務 長官 トーマス ・ ジェファーソン の 路線 対立 は 、 ハミルトン を 支持 する 連邦 党 と ジェファーソン を 支持 する 民主 共和党 を 生み出し た 。  元来 、 日本 に 置い て は 、 党 と は 、 私党 を 意味 する もの で 児玉 党 や 村上 党 など の よう に 武士 団 を 呼ぶ 用語 で あっ た 。 幕末 から 明治維新 にかけて 、 国内 的 に は 、 「 土佐 勤王 党 」 など の 公論 を 主張 し た 党派 の 誕生 、 対外 的 に は 欧米 列強 の 政治 体制 に 触れる 中 で 議会 政治 における 政党 制 に 着目 する よう に なり 、 党 という 用語 の 意味 が 変貌 を 遂げる 。 安政 6 年 （ 1859 年 ） 福 澤 諭吉 が 英国 議会 を 傍聴 し た 際 、 議会 内 で 激しく 論戦 を 繰り広げ て い た 与野党 の 議員 が 、 議場 の 外 で は 、 和やか に 談笑 し て いる こと に 驚い た こと を 紹介 し て いる 。  明治 7 年 （ 1874 年 ） 明治 六 年 政変 （ 征 韓 論 政変 ） で 下野 し た 板垣 退助 ら は 愛国 公党 を 結成 し 、 政府 に対し 「 民 撰 議院 設立 建白 書 」 を 提出 し た 。 これ を 契機 に 、 薩長 藩閥 による 政権 運営 （ いわゆる 「 有司 専制 」 ） に対する 批判 が 全国 に 澎湃 として 起こっ た 。 これ が 、 自由 民権 運動 で ある 。  自由 民権 運動 の 過程 で は 、 全国 各地 に 政治 結社 が 結成 さ れ 、 これら の 中 に は 、 急進 化 し て 各地 で 不平 士族 と 結びつき 、 内乱 を 起こす もの も 出 た 。 しかし 、 明治 10 年 （ 1877 年 ） の 西南 戦争 で 不平 士族 が 敗北 し 、 明治 政府 を 武力 で 転覆 する こと が 挫折 し 、 言論 による 闘争 が 志向 さ れる よう に なっ て いく 。  勃興 する 自由 民権 運動 に対して 、 明治 14 年 （ 1881 年 ） 明治天皇 の 御名 で 「 国会 開設 の 勅 諭 」 が 下り 、 明治 政府 は 、 明治 22 年 （ 1899 年 ） に 議会 を 開設 する こと を 国民 に 約束 し た 。 これ に 伴い 、 明治 14 年 自由党 が 板垣 退助 を 中心 として 、 翌 明治 15 年 （ 1882 年 ） 立憲 改 進 党 が 大隈 重信 ら によって 結成 さ れる 。 また 、 福地 源一郎 ら 親 政府 の 要人 による 立憲 帝 政党 も 結党 さ れ た 。 しかし 、 政府 は 「 超然 主義 」 の 方針 を 打ち出す 一方 、 自由 民権 運動 の 弾圧 強化 に 乗り出し た 。 この ため 、 自由党 は 一時 解散 に 追い込ま れ 、 立憲 改 進 党 は 分裂 状態 と なり 、 立憲 帝 政党 も 政府 から 見捨て られる 形 で 自然 消滅 を 余儀なく さ れ た 。  明治 22 年 （ 1889 年 ） 大日本帝国 憲法 の 公布 とともに 、 衆議院 議員 選挙 法 が 公布 さ れ 、 25 歳 以上 で 納税 15 円 以上 の 男子 に 選挙 権 が 与え られ た 。 翌 明治 23 年 （ 1890 年 ） 7 月 1 日 第 1 回 衆議院 議員 総 選挙 が 実施 さ れ 、 立憲 自由党 、 立憲 改 進 党 など の 民 党 が 議席 の 多く を 占め 、 反 民 党 勢力 （ 結果 的 に は 親 政府 派 と なる ） 温和 派 （ 吏党 ） は 少なかっ た 。  選挙 後 、 第 一 回 帝国 議会 が 開会 さ れ た 。 政府 は 当初 「 超然 主義 」 で 対 議会 ・ 政党 に対する 姿勢 と し て い た ものの 、 大日本帝国 憲法 自体 が 議会 の 協賛 なく し て 重要 な 決定 が 出来 ない 仕組み と なっ て い た ため 、 この 路線 は すぐ に 行き詰まっ た 。 この こと に 気付い た 政府 側 は 選挙 へ の 大 規模 干渉 や 金銭 ・ あるいは ポスト による 、 政府 に 批判 的 な 民 党 及び その 幹部 達 の 買収 工作 を 行っ て 懐柔 に 務め ざる を 得 なく なっ て いっ た 。 また 、 条約 改正 など の 論議 から 民 党 が 政府 支持 に 回り 、 吏党 が 反対 に 回る ケース も あり 、 「 民 党 ・ 吏党 」 に 替わっ て 「 与党 ・ 野党 」 と 呼ば れ て いく よう に なる 。  第 3 次 伊藤 博文 内閣 は 、 軍備 の 拡張 を 図る ため に 地租 の 増徴 を 行お う と し た 。 しかし 、 これ に 自由党 と 進歩 党 が 猛 反対 し 、 両 党 は 合同 し て 憲政 党 を 樹立 する 。 これ により 伊藤 博文 内閣 は 退陣 を 余儀なく さ れ 、 日本 初めて の 政党 内閣 で ある 大隈 重信 内閣 （ 第 一 次 内閣 で 、 隈 板 内閣 と も 言わ れ た ） が 成立 する 。 しかし 、 憲政 党内 部 で 対立 が 起こっ て 、 この 政党 内閣 は わずか 4 ヶ月 で 退陣 する 。 その後 、 憲政 党 （ 旧 自由党 ） の 支持 を 得 て 成立 し た 第 2 次 山縣 有朋 内閣 によって 、 地租 増徴 案 は 成立 し て 軍備 拡張 が 行わ れる と 同時に 、 政党 の 影響 力 を 抑える ため に 治安 警察 法 や 軍部 大臣 現役 武官 制 など が 公布 さ れ た 。  伊藤 博文 は 、 政党 の 必要 性 を 悟り 、 自ら 憲政 党 の 旧 自由党 勢力 と 自 派 の 官僚 を 結合 し 、 1900 年 立憲 政友 会 を 組織 し 、 初代 総裁 に 就任 する 。 伊藤 が 政党 の 党首 と なる こと に 嫌悪 感 を 抱く 山縣 は 、 明治天皇 を 動かし 伊藤 を 枢密院 議長 に する こと で 政友 会 総裁 を 辞任 する こと に 成功 する 。 政友 会 は 西園寺 公望 を 2 代 総裁 に 選出 し 、 西園寺 と 山縣 閥 の 陸軍 大将 桂 太郎 が 交互 に 政権 を 担当 する 「 桂園 時代 」 が 展開 する 。 これ は 、 薩長 藩閥 と 政友 会 の 大 連立 に 近かっ た 。  大正 時代 において は 、 大正 政変 における 桂 太郎 内閣 の 退陣 における 背景 に は 、 政党 の 影響 力 が 大きかっ た こと が 挙げ られる 。 そして 大正 7 年 （ 1918 年 ） 、 原 敬 によって 本格 的 な 政党 内閣 が 組閣 さ れ た 。 その後 も 高橋 是清 内閣 、 加藤 高明 政党 内閣 が 成立 する 。 この 加藤 内閣 の 時 、 男子 普通 選挙 制 が 成立 する と共に 、 治安 維持 法 が 成立 し た 。  昭和 時代 において は 、 若槻 禮次郎 内閣 、 田中 義一 内閣 、 濱口 雄幸 内閣 など において 、 それぞれ 立憲 民政 党 、 立憲 政友 会 、 立憲 民政 党 を 支持 母体 と し た 政党 内閣 が 成立 する 。 若槻 ・ 濱口 内閣 など は 協調 外交 など を 推進 し て 戦争 の 道 を 進も う と する 日本 を 何とか 食い止めよ う と し た ものの 、 経済 政策 の 失敗 や 軍備 縮小 など において 軍部 や 国民 の 支持 を 得 られ ず 、 最後 は 両 内閣 とも 辞職 に 追い込ま れ た 。 田中 内閣 は 昭和 恐慌 など の 経済 政策 において 成功 を 収め た が 、 中国 外交 で 強硬 外交 を 推進 し て 戦争 の 道 を 歩む よう に なる 。 しかし この 田中 内閣 も 陸軍 の 暴走 を 抑える こと が でき ず 、 最後 は 張 作 霖爆殺 事件 において 陸軍 の 処罰 を 行わ なかっ た ため に 昭和 天皇 の 信任 を 失っ て 、 辞職 に 追い込ま れ た 。  二 大 政党 の 時代 で は あっ た ものの 、 昭和 7 年 （ 1932 年 ） 5 月 15 日 犬 養 毅 首相 が 暗殺 さ れ （ 五 ・ 一 五 事件 ） 、 戦前 の 政党 内閣 は 終焉 を 告げ た の で ある 。 犬 養 が 暗殺 さ れ た の は 、 日本 が 孤立 する こと を 恐れ て 満州 国 の 成立 を 承認 しよ う と し なかっ た ため 、 それ に 不満 を 持っ た 軍部 によって 暗殺 さ れ た の で ある 。 そして 、 この 事件 や 血盟 団 事件 など によって テロ に おびえ た 政治 家 は 、 以後 は 斎藤 実 など の 軍人 内閣 によって 組閣 が 行わ れる よう に なっ た 。  その後 も 立憲 政友 会 、 立憲 民政 党 から は 共に 入閣 する 者 は い た ものの 、 政治 力 は 相対 的 に 低下 し て いく 。 その 一方 で 、 両 党内 部 に も 軍部 に 呼応 する 動き が 発生 （ 政友 会 における 中島 知久平 や 民政 党 における 永井 柳太郎 の 動き ） 、 紆余曲折 を 経 て 昭和 15 年 （ 1940 年 ） 、 大政 翼賛 会 に 合流 する こと に なる 。 一般 的 に は この 時代 の 議会 は 軍部 や 政府 に 従う だけ の 機関 で あっ た と 解さ れ て いる ものの 、 実際 に は 旧 政党 における 多く の 議員 が 積極 的 に 政府 ・ 軍部 が 結びつい て 政党 に 替わっ て 組織 さ れ た 翼賛 議員 同盟 や 翼賛 政治 会 、 大 日本 政治 会 の 支配 権 を 掌握 し て いく こと で 政治 的 利益 に 与っ て い た 。 こうした 動き に 抵抗 し た の が 昭和 17 年 （ 1942 年 ） に 行わ れ た 翼賛 選挙 における 「 非 推薦 候補 」 で あっ た 。 敗戦 後 、 旧 大 日本 政治 会 所属 者 （ その 大半 が 日本 進歩 党 結党 に 参加 し た ） を 中心 として 当時 の 議員 の 多く が 公職 追放 さ れ た 背景 に は 、 当時 の 議会 ・ 政党 が 軍部 の 弾圧 による 犠牲 者 で は なく 、 軍部 の 積極 的 な 協力 者 と 看做さ れ た から で ある 。アメリカ 政治 学会 （ アメリカ せい じ がっ かい 、 ） は 、 1903 年 に 設立 さ れ た 国際 的 な 政治 学者 の 学会 。 " American   Political   Science   Review "、" PS :   Political   Science   &   Politics "、" Perspectives   on   Politics " の 学術 雑誌 を 刊行 し て いる 。領事 （ りょう じ 、 ） は 、 外国 に 駐在 し て 自 国民 の 保護 及び 自国 の 通商 の 促進 にあたる 外交 官 の 一種 。 また その 業務 内容 。 領事 が 職務 を 行う 機関 として 領事館 が ある 。 また 、 領事 に は 大使 その他 の 外交 官 に 準じ た 特権 ・ 免除 （ 領事 特権 ） が 認め られ て いる が 、 その 範囲 は 外交 特権 より も 狭い 。  一般 的 な 領事 （ 本務 領事 ） に は 階級 として 総領事 、 領事 、 副 領事 及び 領事 代理 が あり 、 また 、 これら 本務 領事 と は 別に 派遣 国 の 国籍 を 有さ ない 名誉 領事 が ある 。 名誉 領事 は 現地 の 人 に 領事 業務 を 委託 する 制度 で 、 こちら に も 名誉 総領事 等 の 上下 が ある 。  総領事 が 長 で ある 領事館 が 総領事館 、 領事 が 長 で ある もの が 領事館 、 副 領事 が 長 で ある もの が 副 領事館 、 代理 領事 が 長 で ある もの が で ある 。  日本 の 在外 公館 たる 総領事館 に 勤務 する 外務 職員 は 、 総領事 、 領事 、 副 領事 、 領事 官 補 の 区分 が ある （ 国際 法 上 の 領事 代理 に 相当 する 名称 は 無い ） 。 総領事 は 総領事館 の 長 （ 在外 公館 長 ） で 通常 1 館 に 1 人 しか い ない 。 これ に対して 、 領事 以下 は 1 館 に 複数 存在 する 。 なお 、 各種 法令 に いう 「 領事 官 」 と は 、 在外 公館 長 たる 特命 全権 大使 、 特命 全権 公使 又は 総領事 を 指す 。 領事 官 補 は 、 外交 官 補 と 同様 、 在外 研修 に 出る 若手 外務 職員 のみ が 用いる 名称 で ある 。  厳密 に は 比較 でき ない が 、 総領事 は 外交 官 における 大使 ～ 公使 に 、 領事 は 参事官 ～ 一等 書記官 に 、 副 領事 は 二 等 ～ 三 等 書記官 に 、 領事 官 補 は 外交 官 補 に それぞれ 該当 する 。 なお 、 一等 ～ 三 等 理事 官 や 在外 公館 警備 対策 官 の 呼称 は 大使館 ・ 政府 代表 部 だけ で なく 総領事館 に 勤務 する 外務 職員 も 用いる 。  大使 （ 公使館 の 長 で ある 公使 を 含む 。 以下 同じ 。 ） 及び 大使館 の 外交 官 は 自国 を 代表 し て 派遣 さ れ 、 政府 間 の 外交 交渉 や 条約 の 署名 調印 等 を 行う の に対して 、 領事 は 主 に 自 国民 及び 自国 企業 へ の 行政 事務 ・ 手続 （ かつて 不平等 条約 に 基づい て 一部 の 国 に対して 領事 裁判 権 が 設定 さ れ て い た 時代 は 、 警察 ・ 司法 業務 も 所掌 ） 、 相手 国 国民 等 に対する サービス の 提供 （ 査証 の 発給 、 各種 情報 提供 、 文化 交流 など ） が 主 な 業務 と さ れる 。 もちろん 、 大使館 に も 領事 部 が あり 、 領事館 と 同様 の 業務 も 行っ て いる 。  大使館 ・ 政府 代表 部 は 国際 法 上 の 外交 使節 団 で あり 、 国交 （ 外交 関係 ） が 設定 さ れ て はじめて 設置 さ れる が 、 総領事館 は 外交 使節 団 で は なく 、 外交 関係 が 断絶 し て い て も 設置 し 続ける こと が できる 。  大使 を はじめ と する 外交 官 は 「 外交 関係 に関する ウィーン 条約 」 によって 特権 ・ 免除 が 定め られ て いる の に対し 、 領事 の 特権 ・ 免除 は 「 領事 関係 に関する ウィーン 条約 」 によって 定め られ て おり 、 その 範囲 は 領事 業務 に 必要 な 範囲 に 限ら れ て い て 外交 特権 より も 狭い 。  例えば 、 外交 官 の 不 逮捕 特権 は 一時 的 な 拘束 を 除き 全て の 犯罪 容疑 について 適用 さ れ 、 刑事 訴追 も する こと が でき ない が 、 領事 は 重大 犯罪 について は 逮捕 さ れ うる 。 詳しく は 、 身体 の 不可侵 権 、 住居 の 不可侵 権 、 文書 の 不可侵 権 （ 公文書 において は 保障 さ れる ） 、 刑事 裁判 権 から の 免除 （ 業務 行為 は 保障 さ れる ） 、 警察 権 から の 免除 、 租税 の 免除 など 、 大使 ・ 外交 官 において は 絶対 的 に 不可侵 と さ れる 特権 について 、 領事 の 場合 に は 一部 に 例外 が 認め られる 。クリーン 開発 と 気候 に関する アジア 太平洋 パートナーシップ （ Asia - Pacific   Partnership   for   Clean   Development   and   Climate ,   APP ） は 、 2005 年 7 月 28 日 に アメリカ 、 オーストラリア 、 中国 、 インド 、 韓国 及び 日本 が 参加 し て 発足 し た 環境 問題 、 特に 温暖 化 に 対処 する ため の 枠組み 。  参加 国 の うち 、 京都 議定 書 において 実質 的 に 削減 義務 を 有する の は 日本 のみ で ある 。 アメリカ は 京都 議定 書 を 批准 し て おら ず 、 オーストラリア の 数値 目標 は 排出 実績 より も 大幅 に 緩く 設定 さ れ て いる ため で ある 。 また 、 中国 、 インド 、 および 韓国 は 京都 議定 書 で の 削減 義務 を 有 し ない 。  本 パートナーシップ は 、 京都 議定 書 を 補完 する 位置づけ と さ れ て いる 。 しかし 、 それ は 表面 上 の 事 で 、 実際 は ポスト 京都 議定 書 を 睨ん だ 実験 台 的 な 協定 で あり 、 ブッシュ 政権 下 の アメリカ 主導 で 実現 し た と の 指摘 も ある 。  京都 議定 書 が 恣意 的 に 決め た 数値 目標 を 各国 に 強制 する トップダウン 方式 で ある の に対して 、 APP は 技術 移転 に 注目 し て 温室 効果 ガス の 削減 を 促す ボトムアップ 方式 の 協定 で ある 。 つまり 、 新た な 投資 機会 の 創出 や 地域 協力 の 推進 、 また クリーン で より 効率 的 な 技術 を 導入 する 上 で の 障壁 を 取り払う ため の 政策 対話 の 場 として 位置付け られ て いる 。 例えば 、 中国 ・ インド など の 石炭 発電 低 効率 国 に対する 技術 協力 の 進展 による 、 温暖 化 や 大気 汚染 など の 改善 など を 視野 に 入れ て いる 。  環境 団体 の 中 に は 、 APP の 環境 改善 効果 は 極めて 限定 的 で あり 、 「 石炭 協定 」 に すぎ ない と 批判 する 声 も ある 。パターナリズム （ ） と は 、 強い 立場 に ある 者 が 、 弱い 立場 に ある 者 の 利益 の ため だ として 、 本人 の 意志 は 問わ ず に 介入 ・ 干渉 ・ 支援 する こと を いう 。 親 が 子供 の ため に よかれ と 思っ て する こと から 来 て いる 。 日本語 で は 家族 主義 、 温情 主義 、 父権 主義 、 家父長制 、 中国 語 で は 家長 式 領 導 、 溫情主 義 など と 訳さ れる 。 語源 は パトロン の 語源 と なっ た ラテン語 の   （ パテル 、 父 ） で ある 。  実力 が 無い 、 または 劣る こと が 判明 し て も 即 解雇 に は なら ない 雇用 制度 や 、 成果 より も 企業 へ の 在籍 期間 で 出世 や 給与 が 決まる 年功序列 制度 の 企業 の よう に 労働 者 を 子 として 面倒 を 見 て いる よう な 企業 運営 を 経営 パターナリズム 、   経営 家族 主義 と する 。 医者 と 患者 の 関係 なら ば 、 パターナリズム は 患者 の 利益 （ 生存 、 健康 ） を 保護 する ため で ある として 、 医者 が 患者 に 干渉 し 、 その 自由 ・ 権利 に 制限 を 加える こと で ある 。 医療 で は 温情 を 受ける 者 が 正しい 選択肢 を 選べる と は 限ら ず 、 幼児 を 含む 未成年 者 、 中毒 （ 依存 症 ） に 陥っ て いる 者 や 自 傷 行為 ・ 暴力 的 言動 を する 者 へ の 干渉 は 認め られる こと が 多い 。  「 パターナリズム 」 という 用語 自体 の 起源 について は 、 16 世紀 に は 「 父権 的 権威 （ ） 」 という 言葉 が すでに 存在 し 、 それ が 19 世紀 後半 に 「 パターナリズム （ ） 」 という 言葉 に なっ た と いう 。 また 、 J . S . ミル 『 自由 論 』 （ 1859 年 ） の 「 侵害 原理   」 における 議論 に は 、 今日 の パターナリズム 論 に 底 通 する 論点 が 提示 さ れ て いる 。  近年 、 この 用語 が 英 米 の 法 哲学 者 ・ 政治 哲学 者 の あいだ で 注目 を 集める よう に なっ た きっかけ は 、 1950 年代 、 成人 間 の 同意 の 下 で の 同性愛 や 売春 行為 を 刑事 上 の 犯罪 行為 と みなす か 否 か をめぐって 行わ れ た 「 ハート ＝ デヴリン 論争 」 で あっ た 。  また 、 医療 現場 において も 、 1970 年代 初頭 に 、 エリオット・フリードソン が 医者 と 患者 の 権力 関係 を 「 パターナリズム 」 （ 医療 父権 主義 、 家父 長 的 温情 主義 ） として 告発 し た こと によって 、 パターナリズム が 社会 的 問題 として 喚起 さ れる よう に も なっ た 。 現在 で は 「 患者 の 利益 か 、 患者 の 自己 決定 の 自由 か 」 を めぐる 問題 として 議論 さ れ 、 医療 現場 で は インフォームド・コンセント を 重視 する 環境 が 整い つつ ある 。  なお 、 米国 において は 父権 訴訟 ( parens   patriae   action ) と 呼ば れる 、 州 の 司法 長官 ( attorney   general ) など が 市民 の ため に する 民事 訴訟 制度 が ある 。 parents   of   the   country ( 市民 の 親 ) として 民事 案件 で ある 消費 者 被害 など で 消費 者 の 被害 救済 を 求め て 損害 を 与え た 企業 など に 民事 の 損害 賠償 請求 訴訟 を 起こす 。 勝訴 し た 場合 は 、 賠償 金 を 被害 者 に 分配 する 。  パターナリズム の 類型 について は 、 以下 の よう な 類型 区分 が 提起 さ れ て いる 。  この 類別 は 、 介入 ・ 干渉 さ れる 者 に 判断 能力 、 あるいは 自己 決定 する 能力 が ある か ない か という 点 で 区分 さ れる 。 強い （ 硬い   hard   ） パターナリズム は 、 個人 に 十分 な 判断 能力 、 自己 決定 能力 が あっ て も 介入 ・ 干渉 が おこなわ れる 場合 を いう 。 他方 、 弱い （ 柔らかい   soft   ） パターナリズム は 、 個人 に 十分 な 判断 能力 、 自己 決定 能力 が なく て 介入 ・ 干渉 が おこなわ れる 場合 を いう 。  成熟 し た 判断 能力 を もつ 個人 へ の 干渉 や 介入 に 反対 する 、 反 パターナリズム の 論者 も 、 子供 や 十分 な 判断 能力 の ない 大人 へ の 保護 は 必要 で ある と し て いる 。 その よう に 弱い パターナリズム を 容認 する 場合 でも 、 「 個人 の 十分 な 判断 能力 、 自己 決定 能力 」 の 範囲 を どの よう に 見極める の か といった 点 で 、 慎重 な 検討 が 必要 と なる 。  この 類別 は 、 パターナリスティック な 介入 ・ 干渉 を 受ける 者 と 、 それ によって 保護 さ れる 者 と が 同一 で ある か 否 か で 区分 さ れる 。  直接的 パターナリズム は 、 オートバイ 運転 者 の ヘルメット 装着 義務 の よう に 、 パターナリスティック に その 義務 を 強制 さ れる 者 と 、 それ によって 保護 さ れる 者 が 同一 の 場合 で ある 。 他方 、 間接 的 パターナリズム は 、 両者 が 同一 で は ない 場合 を いう 。 例えば 、 クーリングオフ 制度 の よう に 、 保護 さ れる の は 一般 の 消費 者 だ が 、 パターナリスティック に 規制 を 受け て いる の は 販売 業者 で ある 場合 で ある 。  専門 知識 において 圧倒的 な 格差 が ある 専門 家 と 素人 の あいだ で は 、 パターナリスティック な 介入 ・ 干渉 が 起こり やすい 。 たとえば 、 医師 （ 専門 家 ） から 見れ ば 、 世話 を 焼か れる 立場 の 患者 （ 素人 ） は 医療 に関して 無知 蒙昧 で あり 、 自分 で 正しい 判断 を 下す こと が 出来 ない 。 その 結果 、 医療 行為 に際して は 、 患者 が 医師 より 優位 な 立場 に は 立て ない 。 そうした 状況 で 患者 の 自己 決定 権 を どの よう に 確保 し て いく か について は 「 インフォームド・コンセント 」 の 項 を 参照 （ あわせ て 「 尊厳 死 」 の 項 も 参照 ） 。  国家 が いわば 「 親 」 として 「 子 」 で ある 国民 を 保護 する 、 という 国家 観 に も パターナリスティック な 干渉 を 正当 化 する 傾向 が み られる 。 実際 に 施行 さ れ て いる 事例 として は 、 賭博 禁止 （ 刑法 186 条 ） など が 挙げ られる 。 こうした 立法 措置 以外 に も 、 官公庁 による 行政 指導 や 、 市町村 における 窓口 業務 など に も 同様 の 傾向 が み られる 。  かつて の 宗主 国 と 植民 地 の 間 に は 、 『 白人 の 責務 』 （ キップ リング ） や 「 明白 なる 天命 」 論 に 代表 さ れる 白人 優位 神話 の もと で “ 「 遅れ た 」 現地 住民 を 「 善導 」 する ” として 、 段階 的 に 民主 的 制度 を 導入 する といった 植民 地 経営 が 実施 さ れ たり し て い た 。 これら は 一部 の 有色 人種 に 西洋 文明 の 恩恵 を 与え た が 、 同時に 盗ま れ た 世代 等 の 歪み を も 生ん だ 。 また 明確 な 「 先進 国 から 発展 途上 国 へ の 指導 」 という 構図 で なく て も 年次 改革 要望 書 に み られる 第 2 次 世界 大戦 後 の 米 日 関係 の よう に 一応 内政 、 経済 他 の 面 で 「 先進 国 」 同士 で あっ て も その 外交 力 、 発言 力 の 差 から この パターナリズム が 自ずから 発生 する 場合 が ある 。 1998 年 の アジア 経済 危機 で 、 IMF は 韓国 、 インドネシア 、 タイ の 経済 に 直接的 に 介入 し た 。 これ など も パターナリズム の 一 例 で ある 。  国家 と 個人 の 関係 について は 、 国家 が 国民 の 生命 や 財産 を 保護 する 義務 を 負っ て いる の は 当然 で ある に せよ 、 少なくとも 心身 の 成熟 し た 成人 に対する 過剰 な 介入 が 、 いわば 「 余計 な お節介 」 で ある として 批判 が 加え られ て いる 。  また 、 表現 の 自由 を 重視 する 立場 から 、 パターナリズム に 基づく 、 有害 図書 や 有害 情報 など に対する 規制 に対する 批判 も 存在 する 。  国民 の 自由 で ある 自己 決定 権 を 広く 認める の か 、 ある程度 国家 の 介入 を 許容 する の か という 、 根本 的 かつ 巨視的 な 観点 から の 検討 が 必要 で ある 。ダブルス ピーク （ 英 ： Doublespeak 、 二 重 語法 ） と は 、 受け手 の 印象 を 変える ため に 言葉 を 言い かえる 修辞 技法 。 一つ の 言葉 で 矛盾 し た 二つ の 意味 を 同時に 言い表す 表現 方法 で ある 。 その 話法 を 批判 的 に 言及 する 際 に 「 ダブルス ピーク 」 という 言葉 が 使わ れる こと も ある 。  ダブルス ピーク は 婉曲 法 の 形態 を とる こと が ある ほか （ 例 ： 事業 縮小 ・ ダウンサイジング ・ リストラ は 、 もっぱら 大 規模 解雇 を 置き換える 意味 で 使用 さ れる ） 、 わざと 意味 の あいまい な 用語 を 用いる こと も ある （ 例 ： KGB など による 用語 「 ウェット ・ ワーク 」 は 、 暗殺 を 意味 する ） 。  ダブルス ピーク という 用語 は 1950 年代 に 英語 の 中 に 登場 し た が 、 これ は ジョージ ・ オーウェル の 小説 『 1984 年 』 に 由来 する 。 この 小説 は 全体 主義 の ディストピア を 描い て おり 、 中 で ダブルス ピーク という 言葉 そのもの は 出 て 来 ない が 、 ダブル シンク 、 ニュース ピーク 、 オールドスピーク 、 ダックスピーク といった 造語 が 登場 し て おり 、 これら の 意味 的 または 発音 的 に 類似 し た 作中 用語 から 、 やがて ダブルス ピーク という 新語 が 作ら れ た 。  ダブルス ピーク の 概念 は 、 特に 作中 で 現れる 架空 の 簡略 英語 「 ニュース ピーク 」 における 「 B 群 語彙 」 に 影響 を 受け て いる 。 これ は 作中 で 政府 が 世論 や 話者 の 意識 を 政治 的 に 操作 ・ 誘導 する こと を 意図 し て 作成 し た 語彙 群 で ある 。 例えば 、 作中 の 党 スローガン 「 戦争 は 平和 で ある 」 や 、 以下 の よう な 作中 の 省庁 名 が その 典型 で あり 、 こうした 造語 法 が 「 ダブルス ピーク 」 の 概念 の もと と なっ た 。  実際 の 政府 や 企業 など も 、 不愉快 な 事実 を 伝える ため に しばしば 婉曲 的 な 言い回し ・ 事実 と は 逆 の 用語 の 使用 ・ あいまい な 言葉 の 使用 など を 行っ て おり 、 これら は 事実 を 隠し 国民 の 認識 を 操作 する ため の ダブルス ピーク で ある と も みなす こと が できる 。 また 、 マスコミ が 人 を 傷つけ ない よう に 使い 出し 、 官僚 組織 も 後 から 使い 始める よう な 政治 的 に 正しい 言い換え 語 も 、 語彙 使用 者 の 認識 を 操作 する ダブルス ピーク の 一 例 と いえる 。  企業 も ダブルス ピーク を 活用 し て 企業 や 商品 の 印象 や 社員 の 士気 を 損ね まい と する 。 古い 例 で は 「 上等 、 中等 、 下等 」 を 「 松竹梅 」 「 天地人 」 という 雅語 に 置き換える 例 が ある 。  盗難 保険 ・ 火災 保険 ・ 失業 保険 など の 例 に 倣え ば 「 死亡 保険 」 「 病気 保険 」 と 呼ば れる べき 保険 が 、 生命 保険 ・ 健康 保険 と 正反対 の 語 で 呼ば れる 。  日本 で 鉄道 が 開業 し た 当初 は 客車 を 上等 ・ 中等 ・ 下等 の 3 種類 に 分け て い た が 、 それら の 表現 が 「 上等 を 選ぶ 客 は 金持ち 」 「 下等 を 選ぶ 客 は 貧乏人 」 と 乗客 の 所得 階層 を 規定 し て しまう よう に なる ため 、 乗客 の 気分 を 害さ ない 様 に 呼び名 を それぞれ 一等 車 ・ 二 等 車 ・ 三 等 車 へ 変更 、 さらに 戦後 しばらく する と 「 一等 」 が 廃止 さ れ グリーン 車 ・ 普通 車 と なっ て いる 。 2011 年 3 月 、 東日本旅客鉄道 が 70 年 ぶり に この 「 一等 」 を 「 グランクラス 」 として 新幹線 で 、 2013 年 に は 九州旅客鉄道 が 寝台 列車 「 な なつ 星 in 九州 」 で 「 DX スイート 」 として 復活 さ せ た 。 客船 と 旅客機 の 客室 の 区分 は それぞれ ファースト クラス 、 ビジネス クラス 、 エコノミー クラス と 呼ば れ 、 等級 の 差 が 言葉 上 ごまかさ れ て いる 。  不動産 の 業界 で は コンドミニアム など 集合 住宅 、 「 アパートメントハウス ( apartment   house )」 を かつて は 「 アパート 」 と 呼ん で い た が 「 貧乏 くさい 」 という イメージ が つい た ため 「 マンション 」 と 言い換え が なさ れ た 。 「 マンション ( mansion )」 の 本来 の 意味 は 一戸建て の 邸宅 で あり 本来 の 意味 から 異なっ て いる 。 「 マンション 」 の ほか 「 ハイツ 」 （ heights 。 本義 は 「 高台 」 ） 「 ハイム 」 （ Heim 。 本義 は 「 家屋 」 ） など 外国 語 で の 言い換え が 行わ れ た が 「 レジデンツ ( residents )」 や 「 パレス ( palace )」 の よう に 本来 の 意味 から 離れ た もの も ある 。  これら は 、 日本 の 消費 者 の 行動 心理 として 「 自分 は 金持ち で は ない が 貧乏 で は ない 」 という 中流 意識 が あり 、 ビジネス の 分野 で は 「 『 松竹梅 』 の 『 竹 』 を 売れ 」 と も 言わ れる 。 その ため 上等 な もの は 上述 の よう に 「 グランド （ grand ） 」 「 デラックス ( deluxe )」「 ラグジュアリー （ luxury ） 」 など 貴族 的 な 言葉 を 使用 する 一方 、 下等 な もの は 「 エコノミー （ 経済 的 ） 」 「 格安 」 「 リーズナブル （ 合理 的 ） 」 と 言っ た 「 経済 的 合理 性 」 に 重心 を 置い た 表現 を 使う こと で 消費 者 に 「 自分 は 金持ち で は ない が 貧乏 で は ない 」 と 意識 に 訴え かける マーケティング を 展開 し て いる 。  アメリカ 企業 など で は 「 レイオフ 」 「 ダウンサイジング （ 事業 の スリム 化 ） 」 「 リストラ （ 事業 再 構築 ） 」 「 ヘッドカウント・アジャストメント （ 人員 数 の 適正 化 ） 」 といった 語彙 の もと に 社員 の 整理 解雇 や 事業 から の 撤退 を 行っ て き た 。 1990 年代 に 人気 を 博し た 新聞 コミック 『 ディルバート 』 は 、 ROE の 最大 化 など 数字 目標 達成 の 圧力 に さらさ れ た アメリカ 企業 で 、 上司 の 思いつき 同然 の 事業 再 構築 に 振り回さ れる 社員 を 突き放し て 描き 、 企業 の 官僚 組織 化 を 皮肉っ た が 、 ビジネス 用語 や 会計 用語 を 乱用 し た ダブルス ピーク 同然 の 新 政策 や 理解 不能 な 社内 新 用語 が しばしば ネタ に さ れ た 。 製品 の 苦情 に対して も 、 しばしば 「 仕様 （ 非 対応 ） 」 など の 用語 が 欠陥 や 設計 ミス を 認め ない 意味 で 使用 さ れる 。  身近 な 例 で は 「 監視 カメラ 」 を 「 防犯 カメラ 」 と 呼ん だり 、 子供 向け 雑誌 上 で の 「 通信 販売 」 が 「 応募 者 全員 サービス 」 という 呼び名 で 実施 さ れる こと が ある 。  医療 分野 で は 精神分裂症 を 統合 失調 症 、 痴呆 症 を 認知 症 と の 言葉 の 置き換え が 行わ れ て いる が 、 これ は 患者 にたいする 誤解 や 偏見 を なくす ため で ある 。 精神病 を 精神 障害 へ の 変更 の よう により 的確 な 表現 に なっ た 者 も ある が 、 誤解 や 偏見 を なくす ため の 言い換え が 却って 当該 病症 の 的確 な 表現 や 正確 な 意味 を 失わ せる 結果 を 招く 結果 も 生じ て いる 。 日本 で は 病院 と 医院 は 法令 で 区別 さ れ て いる が 、 中国 で は 「 病 」 の 字 は 不吉 だ として 「 医院 」 が 好ま れ て 使用 さ れる 。  差別 に 使わ れる 語彙 に関して 、 日本 で も 諸 外国 同様 1960 年代 ～ 1970 年代 に 人権 団体 など 多く の 団体 により 抗議 が 相次い だ 。 これ に対し ポリティカル ・ コレクト ネス に 配慮 し た 用語 が アメリカ など で は 広く 使用 さ れる こと が 多い 。 また 、 日本 の 場合 は 少し 異なり 、 マスコミ の 側 で 市民 団体 の 抗議 など を 想定 し て 事前 に 表現 の 自主 規制 を 行い 多く の 言葉 の 使用 を 自主 規制 し て いる 。 こうした 規制 や 言い換え 、 婉曲 話法 は 差別 さ れる 側 が 望ま ない 場合 も あっ たり ( 逆 効果 が 指摘 さ れる こと も ある )、 マスコミ の 一律 規制 や 事 なかれ 主義 の 官僚 的 な 態度 、 そういった 言い換え 語 を 同様 に 政府 も 使用 する こと 、 言い換え 語 を通じて 人々 の 認識 を 操作 しよ う と する こと など は ダブルス ピーク と いえる 部分 も ある 。  報道 時 の 言い換え として は 飛び込み 自殺 が 「 人身 事故 」 、 「 強姦 」 が 「 暴行 」 に 変え られる 例 が 頻繁 に 見 られる 。  ダブルス ピーク の 語源 と なっ た 小説 「 1984 年 」 は 、 ファシズム や 当時 の 共産 主義 政権 の 矛盾 を 暴露 する もの で あっ た が 、 同時に 英 米 など の 民主 主義 の 政権 で あっ て も 同様 の 状態 に 陥る 恐れ が 少なから ず ある こと を 警告 する こと を 意図 し て い た 。 したがって かつて の ファシズム や 東側 諸国 、 あるいは より 一般 の 独裁 政権 における 事例 は 明瞭 かつ 典型 的 な 例 が 多い が 、 民主 主義 国家 において も それほど 珍しく は ない の が 実情 で ある 。事務 総長 （ じ むそ う ちょう 、 Secretary - General ） は 、 主 に 合議 制 の 機関 や 政党 など の 結社 あるいは 団体 など で 、 機関 ・ 団体 の 事務 を 施行 する 総 責任 者 として 置か れる 役職 で ある 。  日本 の 国家 機関 に 置か れる 事務 総長 は 多く の 場合 、 合議 制 の 行政 機関 等 で 合議 機関 の 指揮 下 に 置か れ 、 機関 の 実務 を 執り行う 事務 局 組織 で あっ て 、 隷下 に 部 ・ 局 など の 組織 を 伴う 大 規模 な もの に 長 として 置か れる 官職 あるいは 役職 で ある 。 事務 総長 を 置く 事務 局 に は 以下 の もの が ある 。  事務 総長 を 長 と する 事務 局 は 事務 総局 と 称する もの が 多く 、 衆議院 ・ 参議院 のみ 衆議院 事務 局 ・ 参議院 事務 局 と いう 。 また 衆議院 ・ 参議院 を 除く 事務 総局 は 省 と 同様 に 内部 部局 を 局 と 称し て いる が 、 衆議院 ・ 参議院 の 事務 局 は 部 と 称し て いる という 違い が ある 。  会計検査院 、 人事院 、 公正 取引 委員 会 の 事務 総長 は 一般 職 の 国家 公務員 で 、 いわゆる 指定 職 で ある 。 人事院 規則 九 ― 四 二 により 、 省庁 から 独立 し た 機関 で ある 会計検査院 と 人事院 の 事務 総長 は 省庁 における 事務次官 、 内閣 府 の 外局 で ある 公正 取引 委員 会 の 事務 総長 は 外局 の 長官 と 、 それぞれ 同等 の 待遇 ・ 給与 を 受ける と さ れ て いる 。 また 、 最高 裁判所 の 事務 総長 も 待遇 は 事務次官 と 同等 で ある 。  これ に対して 、 衆議院 ・ 参議院 の 事務 総長 は 、 議員 以外 で は 唯一 、 国会 法 16 条 に 定め られ た 国会 の 役員 で ある と さ れ て いる 。 一方 、 同 法 26 条 及び 国会 職員 法 1 条 で は 事務 総長 は 国会 職員 とも さ れ て いる 。 国会 法 27 条 1 項 で は 、 事務 総長 は 、 議長 の 下 に 、 議院 の 事務 を 統 理 し 、 公文 に 署名 する 役職 と 定め られ て いる 。 国会 の 役員 で ある ため 、 その 地位 は 事務次官 より も 高い と さ れ 、 副 大臣 や 内閣 官房 副 長官 と 同額 の 給与 を 受ける 。 なお 、 衆議院 ・ 参議院 で 事務次官 級 の 職 として 置か れる の は 事務 総長 の 補佐 役 で ある 事務 次長 たる 参事 で ある 。  辞令 上 の 正式 呼称 について は 、 上記 の 6 機関 の いずれ も 「 ○ ○ 院 事務 総局 事務 総長 」 で なく 「 ○ ○ 院 事務 総長 」 の よう な 表記 が 用い られる 。 事務 総長 を 補佐 する 職 を 置く 場合 、 その 職名 を 事務 次長 と する こと が 多く 、 呼称 も 事務 総長 と 同様 「 事務 総局 」 等 を 含ま ず 「 ○ ○ 院 事務 次長 」 の よう に 表記 する が 、 会計検査院 の 場合 は 事務 次長 で なく 「 次長 」 が 役職 名 と なっ て いる ため 、 「 会計検査院 事務 総局 次長 」 と 称する 。  これら の 他 に 、 日本 学術 会議 の 事務 局 の 長 は 、 法律 で ある 日本 学術 会議 法 の 上 で は 「 局長 」 と さ れ て いる ( 第 16 条 第 2 項 ) が 、 日本 学術 会議 規則 で ある 日本 学術 会議 事務 局 組織 規則 で は 日本 学術 会議 の 運営 において は 事務 局長 を 「 事務 総長 」 と 称する ( 第 1 条 第 1 項 ) と さ れ て いる 。 また 、 文部 科学 省 国際 統括 官 は 、 ユネスコ 活動 の 遂行 の ため 国際 慣行 上 必要 が ある とき は 、 「 日本 ユネスコ 国内 委員 会 事務 総長 」 という 名称 を 用いる こと が できる ( ユネスコ 活動 に関する 法律 第 18 条 第 3 項 等 )。  日本 の 外務省 で は 一般 的 に 、 国際 機関 に 置か れる 役職   Secretary - General   を 事務 総長 と 訳し て いる 。 事務 総長 と 呼ば れる 国際 機関 の 主 な 役職 に は 、 国際 連合 事務 総長 、 経済 協力 開発 機構 ( OECD ) 事務 総長 、 北大西洋 条約 機構 ( NATO ) 事務 総長 、 石油 輸出 国 機構 ( OPEC ) 事務 総長 、 東南アジア 諸国 連合 ( ASEAN ) 事務 総長 、 米州 機構 ( OAS ) 事務 総長 、 イスラム 諸国 会議 機構 ( OIC ) 事務 総長 、 アジア 生産 性 機構 ( APO ) など が ある 。  国際電気 通信 連合 ( ITU ) や 世界 税関 機構 ( WCO ) に も   Secretary - General   が 置か れ て いる が 、 こちら は 「 事務 総局 長 」 と 訳す 。  なお 、 国際 機関 で は 事務 局 の 長 として   Director - General   という 役職 を 置い て いる 場合 も ある が 、 外務省 で は 「 事務 局長 」 と 訳し て いる 。公人 （ こう じん ） と は 、 公務員 や 議員 など の よう に 公務 に つい て いる 人 を 指す 言葉 で ある 。 対義語 は 私人 。  公人 に 、 社会 的 に 影響 力 の ある 経済 人 、 有名人 を 含む と する 広義 に とらえる 考え方 も ある 。 英語 の 、 public   person   (= public   figure ) として 、 「 その 人 の 生命 ・ 生活 や 行動 が 、 公共 の 利益 や 安全 に 大きな 力 を 影響 を 持つ 有名 な 人 で あれ ば 公人 で ある 」 。  一 人 の 人 が 公費 に 基づい て 行動 し て いる 時 は 公人 、 私費 に 基づい て 行動 し て いる 時 は 私 人 という 区別 を する こと が ある 。 公務員 が 営利 事業 に 従事 する 場合 に は 、 営利 事業 へ の 従事 許可 を 得る 。 民間 人 が 、 時間 を 区切っ て 公費 弁済 の ある 職 に 就く 場合 に は 、 営利 事業 へ の 従事 を 前提 と し て いる ため 、 営利 事業 の 届け出 を し ない 場合 が ある 。 また 、 民間 企業 から 官公庁 へ の 出向 制度 など で は 、 民間 企業 の 雇用 関係 を 前提 と し て いる 。 これら の 場合 に 、 利益 誘導 を 防ぐ ため の 方策 が ある 。  費用 の 支弁 と は 別に 、 公職 の 名刺 を 渡し たり 、 公職 を 付記 し て 署名 する 場合 に は 公人 で ある と する こと が ある 。会合 衆 （ えごう しゅう 、 かい ごうし ゅう ） と は 、 室町 時代 から 安土 桃山 時代 の 都市 で 自治 の 指導 的 役割 を 果たし た 評定 組織 または その 組織 の 構成 員 。 とくに 堺 における もの が 有名 。  同じ 時期 に 山田 （ 伊勢 ） 、 大湊 （ 伊勢 ） 、 博多 、 酒田 など の 都市 に も 類似 し た 組織 が 見 られ た 。  会合 衆 の 名前 の 由来 は 、 寺 の 集会 （ しゅう え ） に あっ た と さ れる 。 会合 衆 は 、 堺 の 有徳 者 （ 有力 商人 ） で 構成 さ れ 、 能登 屋 や 臙脂 屋 （ べ に や ） など の 有力 商人 が その 任 に あたっ た 。  堺 で 会合 衆 の 名 が 初 見 さ れる の は 季 弘 大 叔 の 『 蔗軒日 録 』 で 、 1484 年 （ 文明 16 年 ） 8 月 1 日 に 三 村社 （ 開口 神社 ） の 祭礼 で 頭 を 務め た の が 「 会合 衆 内 、 カスエ （ 材木 商 ・ 三宅 主計 ） 、 イス ミ （ 和泉 ） 屋 両人 」 と 記さ れ て いる 。  会合 衆 の 数 は 36 人 と さ れる が 、 文明 年間 は 10 人 と 見える （ 『 蔗軒日 録 』 ） 。 また 、 納屋 衆 （ 倉庫 業 ） として 10 人 が 訴訟 を 評定 し た （ 『 糸 乱 記 』 ） と する 資料 も ある 。 これら の こと から 、 36 人 の 会合 衆 の 中 で も とりわけ 有力 な 者 が 10 人 の 納屋 衆 で ある と する 向き が 多い 。  堺 は 摂津 の 堺 荘 と 和泉 の 堺 南荘 に 分かれ て い た が 、 会合 衆 が 集まる 会所 それぞれ に あっ た 。 堺 荘 で は 「 北庄 経堂 」 （ 『 蔗軒日 録 』 ） と ある が 場所 は 不明 で ある 。 堺 南荘 の 会所 は 、 発掘 調査 など で 開口 神社 境内 の 念仏 寺 （ 廃寺 ） に あっ た と 推定 さ れ て いる 。  同じ ころ 、 伊勢 の 山田 に は 年寄 による 自治 制度 （ 山田 三 方 ） が あっ た ほか 、 伊勢 の 大 湊 に も 会合 衆 による 自治 組織 が 、 また 博多 は 12 人 の 年 行司 が 町 を 治め 、 庄内 酒田 に は 町 政 を 取り仕切っ た 三 十 六 人 衆 が いる など 、 それぞれ の 都市 に 応じ た 制度 で 自治 が 行わ れ た 。  1556 年 （ 弘治 2 年 ） に 日本 へ 来 た 宣教師 、 ガスパル・ヴィレラ は 、 堺 の 様子 を 見 て 、 『 耶蘇会 士 日本 通信 』 の 1561 年 8 月 17 日 付け 書簡 に 、 「 この 町 は ベニス 市 の 如く 執政 官 により て 治め ら る 」 と 記し た 。 この 「 執政 官 」 と は 、 会合 衆 の こと を 指し て いる 。計量 政治 学 （ けい り ょうせいじがく ） と は 、 政治 学 の 一 分野 。 行動 科学 的 政治 学 の 影響 を 受け 、 政治 現象 の 数量 データ 分析 による アプローチ が 広がっ て いっ た 。  始祖 は ウィリアム・ペティ の 『 政治 算術 』 と 言わ れる が 、 広まっ た の は 第 二 次 世界 大戦 後 、 日本 で は 最近 で ある 。  主たる フィールド は 、 選挙 （ 投票 行動 ） や 紛争 （ 勃発 原因 ） など 、 計量 分析 に 必要 な 大量 の データ を 集める こと が 可能 な 分野 。 日本 で は この 書物 は 数える ほど しか ない 。政治 史 （ せい じ し 、 英語 ： political   history ） と は 、 歴史 学 または 政治 学 の 一 部門 で 、 古今 の 政治 を 歴史 的 アプローチ で 研究 する 社会 科学 の 一 分野 で ある 。 国内 政治 の 政治 的 事実 を 取り扱い 、 理念 的 な 面 を 扱う 政治 思想 史 や 政治 学 の 学問 として の 変遷 を 解き明かす 政治 学 史 、 対外 関係 を 扱う 国際 関係 史 及び 外交 史 は 政治 史 と は 一線 を 画し て いる 。  政治 学 が 未 発達 で 独立 性 が 乏しかっ た 時代 に は 政治 学 と 歴史 学 が 密接 で その 区別 が 付け られ て い なかっ た 。 政治 学 と は いわゆる 政治 の 歴史 から 理論 を 見出す もの で あり 、 歴史 学 と 言え ば 国王 や 貴族 ・ 将軍 ら の 動向 を 記し た 政治 の 歴史 で あっ た 。 イギリス の 初期 政治 史家 で ある ジョン ・ シーリー の 「 歴史 は 過去 の 政治 で あり 、 政治 は 現代 の 歴史 で ある 」 が それ を よく 示し て いる 。  日本 で は 一般 的 に は 政治 学 の 歴史 的 部門 として 取り扱わ れ 、 政治 学科 や 法学部 など で 研究 ・ 教育 が 行わ れる 。 また 、 文学部 史 学科 において も 多く の 分野 が 実際 に は 政治 史 と 称さ れる 内容 で ある が 、 その 一方 において 近代 政治 史 が 取り上げ られる こと は 少なかっ た 。 一方 、 イギリス の オックスフォード大学 ・ ケンブリッジ大学 など で は 政治 史 は 歴史 学部 に 属し 、 政治 学部 の 範疇 に は 含ま れ て い ない 。 これ は 日本 の 近代 の 政治 ・ 行政 制度 の 多く が 欧米 から の 移入 で あり 、 その 理論 の 説明 に は 政治 史 的 な 背景 を 知る 必要 が あっ た の に対して 、 欧米 において は そうした 背景 が 無かっ た こと 、 政治 学科 自体 が 元来 、 歴史 学科 に 属し て い た 政治 研究 分野 の うち 、 非 歴史 的 な 部分 が 独立 し て 成立 し た こと が 挙げ られる 。 また 、 近代 以前 の 歴史 書 の 多く が 支配 階層 に 属し て い た 人々 によって 書か れ て い た ケース が 多く 、 結果 的 に 政治 史 的 な 記事 が 多く を 占める こと と なっ て い た 。  政治 史 の 成立 は 19 世紀 の ドイツ に 遡る と 言わ れ て いる 。 当時 の ドイツ で は 統一 国家 樹立 の 動き が 盛ん に なり 、 国家 及び 権力 関係 の 研究 に関する 研究 が 積極 的 に 行わ れ た 。 その 中 でも レオポルト・フォン・ランケ は 、 国家 は 個性 的 な 生命 原理 を 持つ とともに 個人 や 民族 と 緊密 に 結び 合っ て いる と 考え 、 厳密 な 史料 検証 の 上 に 宗教 改革 以後 の 各国 の 国家 及び 国民 に 主眼 を 置い た 世界 史 の 著作 を 著し た 。 後世 の 政治 史学 は 彼 の 研究 手法 を 模範 と し た ため 、 彼 は 近代 歴史 学 の 祖 で ある とともに 政治 史学 の 祖 と 考え られ て いる 。 ランケ の 次に ヨハン・グスタフ・ドロイゼン や ハインリヒ・フォン・トライチュケ 、 ハインリヒ ・ フォン・ジーベル が 現れ て ドイツ 政治 史 の 黄金 時代 を 築い た 。 トライチケ は 「 国家 は 力 なり 」 と する 国家 論 の 観念 から オットー・フォン・ビスマルク の 統一 政策 や その後 の 対 イギリス 強硬 政策 を 支持 し た 。 また 、 ランケ の 客観 主義 を 批判 し た ジーベル も 小 ドイツ 主義 の 立場 から 中央 党 批判 を 唱える など 、 政治 家 や 評論 家 として も 影響 を 与え た 。 その後 を 受け た ハンス ・ デルブリュック や フリードリヒ・マイネッケ ら によって 史料 批判 の 厳密 さ が 追究 さ れ て 政治 史 の 専門 科学 化 に 貢献 し た が 、 その 一方 で 歴史 学 の 細分 化 を 招き 、 斜陽 の 時代 を 迎える 。 マイネッケ は 現実 を 可視 的 事実 のみ なら ず 、 背後 に は 理想 追求 など の 精神 的 な 要素 を 欠か せ ない と 考え 、 国家 生活 における 政治 権力 の 研究 を 深め て 政治 史 研究 の 再興 に 努め た 。 ナチス ・ ドイツ による 圧迫 を 越え た 後 に 戦後 ドイツ 政治 学 史 の 基礎 を 築い た 。 マイネッケ の 没後 、 ナチス の 台頭 を 近代 化 後発 国 で あっ た 「 ドイツ 特有 の 道 （ 特殊 な 道 ） 」 と 捉える か 否 か を 巡っ て 論争 が 発生 し た 。  イギリス や アメリカ で は 、 政治 を 人間 の 所為 に 還元 さ せ て 考える 立場 から 早くから 政治 家 の 伝記 編纂 が 盛ん で あり 、 多角 的 な 政治 史 研究 が 行わ れ た 。 イギリス で は イギリス 帝国 確立 の 歴史 を 論じ た ジョン ・ シーリー 、 イギリス の 帝国 主義 に対する 批判 者 として の 立場 から 政治 思想 ・ 外交 の 視点 から 政治 史 を 論じ た ジョージ ・ グーチ など が 知ら れ 、 アメリカ で は マルクス主義 者 で は ない もの の 唯物 主義 の 研究 手法 を 取り入れ て アメリカ合衆国 憲法 制定 過程 を 研究 し た チャールズ ・ ビアード や 第 二 次 世界 大戦 後 に 政治 史 と 社会 科学 と の 関係 を 重視 する 「 ニュー ・ ポリティカル ・ ヒストリー 」 を 唱え た サミュエル ・ ヘイズ など が いる 。 ただし 、 近年 で は アナール 学派 の 影響 によって 政治 史 を エリート ・ 特権 階級 中心 主義 と 批判 する 意見 も 出さ れ て おり 、 庶民 など の 社会 の 末端 と 政治 史 が どう 結びつい て き た か という 観点 から の 研究 も 進め られ て いる 。  その 一方 において 19 世紀 から 高まっ て き た マルクス主義 歴史 学 において 、 政治 史 は 否定 的 に とらえ られ て き た 。 なぜ なら マルクス主義 において は 歴史 に は 法則 性 が あり 、 政治 ・ 国家 は 経済 という 土台 の 上部 構造 に 過ぎ ず 社会 の 発展 は 生産 力 と 生産 関係 の 解明 によって 全て 説明 できる ため 、 経済 史 ・ 社会 経済 史 が あれ ば 政治 史 は 不要 で ある という 考え方 で ある 。 ただし 、 上部 構造 論 の 定義 ・ 解釈 に は 様々 な 見解 が あり 、 上部 構造 （ 政治 ・ 国家 ） の 個々 の 要素 の 歴史 研究 は 生産 力 と 生産 関係 の 解明 に は 欠か せ ない と する 立場 から 結果 的 に マルクス主義 歴史 学 の 立場 から 政治 史学 が 行わ れる こと に なっ た 。 更に 社会 主義 革命 と 指導 者 の 関係 など の 研究 も 行わ れ て いる 。 日本 において も 昭和 期 において 後発 資本 主義 国 として の 日本 の 近代 化 過程 の 遅れ と 歪み に 帝国 主義 ・ 軍国 主義 化 の 原因 を 求める 動き が 活発 化 し た 。 だが 、 高度 経済 成長 以後 も 階級 闘争 史観 に 捉 われ た 結果 、 人々 の 意識 変容 に 対応 でき ず ベルリン の 壁 崩壊 よって 大 打撃 を 蒙る こと に なる 。  一方 、 日本 において は 政治 学 自体 が 天皇 制 絶対 主義 を 擁護 する ため の 公法 学 ・ 国家 学 の 婢女 で しか なく 、 しかも 近代 国家 自体 が 外来 の 概念 で あっ た こと から 、 これ を 補完 する ため に 政治 史 が 重視 さ れ た 。 しかも 、 当時 の 日本 の 歴史 学 は 実質 皇族 ・ 公家 ・ 武家 を 中心 と し た 政治 史学 で あり ながら 、 その 実証 主義 的 な 学術 態度 と 明治維新 を 境 と し た 国家 体制 の 根本 的 な 違い から 、 近代 以後 の 政治 史 は 扱わ れ なかっ た （ 近代 以後 の 政治 史 が 積極 的 に 取り上げ られる の は 第 二 次 世界 大戦 後 の 明治 憲法 体制 終焉 後 で ある ） 。 日本 の 政治 史 の 基礎 を 築い た 人々 ―― 小野塚 喜平 次 ・ 吉野 作造 ・ 岡 義武 ・ 林 茂 ・ 信夫 清三郎 など が 政治 学 系統 の 人々 で あっ た こと も それ と 深く 関係 し て いる 。 戦後 に は 遠山 茂樹 ・ 井上 清 に 代表 さ れる マルクス主義 歴史 学 系 の 学者 が 活躍 し た 時期 も あっ た が 、 一方 で 政治 過程 分析 の ため の 政治 学理 論 を 生かし て 時間 的 継起 と 実態 的 構造 の 一元化 を 目指す 「 歴史 政治 学 」 を 主張 し た 篠原 一 の 業績 も 高く 評価 さ れ て いる 。  など 。準用 （ じゅん よう ） と は 、 立法 技術 の 1 つ で あり 、 ある 事柄 について 、 別 の 類似 し た 事柄 に関する 一定 の 規定 に 論理 的 に 必要 な 修正 を 行っ た （ 羅 ： mutatis   mutandis ） 内容 の 効力 を 及ぼす こと を いう 。 似 た よう な 条文 を 重ね て 記述 する こと を 避け 、 条文 数 を 削減 する こと が できる という メリット が ある が 、 特に 読替え が 多い 場合 など は 読み づらく なる という デメリット も ある 。  類似 する 立法 技術 として 、 みなし 適用 と 「 例 による 」 旨 の 定め が ある 。  みなし 適用 は 、 ある 事柄 について 、 別 の 事柄 に関する 一定 の 規定 を 適用 する に際して は 当該 別 の 事柄 と みなす こと により 、 当該 別 の 事柄 に関する 規定 の 効力 を 直接 及ぼす こと を いう 。 準用 による 法的 な 効果 は 準用 規定 そのもの に 基づく の に対して 、 みなし 適用 について は 元 の 規定 そのもの に 基づく 。 準用 において も みなし 適用 において も 、 論理 的 に 必要 な 読替え 以外 について は 、 法令 上 さらに 読替え が 定め られる こと が ある 。  これら に対して 、 「 例 による 」 は 、 別 の 事柄 に関する 特定 の 規定 の 効果 を 及ぼす の で は なく 、 当該 別 の 事柄 に関する 一定 の 法 規範 （ 例えば 委任 先 の 下位 法令 を 含む 。 ） に 準じ た 効力 を 及ぼす もの で ある が 、 対象 と なる 規定 が 必ずしも 明確 に 特定 さ れ ず 、 読替え も 行わ れ ない ため 、 内容 が 不鮮明 に なり がち で ある 。 準用 の 場合 と 同じく 、 「 例 による 」 規定 そのもの が 法的 な 効果 の 根拠 と なる 。  類推 適用 （ るい すい て き よう ） と は 、 法 解釈 技術 の 1 つ で あり 、 ある 事柄 に関する 規定 の 背後 に ある 趣旨 を 別 の 事柄 について も 及ば せ て 新た な （ 明文 の ない ） 規範 を 発見 ない し 創造 し それ を 適用 する もの で ある 。 その よう な 趣旨 の こと を 「 類推 の 基礎 」 と いう 。 そして 、 その ため の 解釈 技術 を 類推 解釈 （ るい すい かいしゃく ） と よぶ 。 明文 の 根拠 の ない 規範 を 解釈 により 導く もの で ある こと から 、 罪刑法定 主義 または 租税 法律 主義 の 下 で は 、 少なくとも 被告 人 または 納税 者 に 不利益 な 形 で の 類推 適用 は 禁止 さ れる もの と 考え られ て いる 。  類推 適用 の 具体 例 として 、 権利 外観 法理 に 基づく 民法 94 条 2 項 の 類推 適用 が 挙げ られる 。 この よう な 解釈 技術 により 、 明文 の ある 規定 のみ を 適用 し た 場合 に 比べ て 整合 性 の とれ た 法 規範 により 、 安易 な 一般 条項 の 適用 を 回避 し つつ 、 妥当 な 結論 を 導く こと が できる こと と なる 。  準用 と 類推 適用 は 異なる 性質 の もの で ある が 、 もたらす 効果 が 類似 する こと も あり 、 法学 上 まとめ て 解説 さ れる こと が 多く 、 本稿 も それ に 倣っ た 。違憲 （ いけん 、 unconstitutionality ） と は 、 立憲 主義 の 国家 において 、 法令 ・ 命令 ・ 規則 ・ 処分 など （ 以下 「 法令 等 」 と いう 。 ） が その 国 の 憲法 の 規定 に 違反 し て いる こと を 指す 。 憲法 違反 と も いう 。 対義語 は 合憲 。  日本 において は 、 日本国 憲法 第 10 章 に 、 日本国 憲法 の 最高 法規 性 が 定め られ て いる ため 、 全て の 法令 等 は 憲法 の 規定 に 違反 し て は なら ない こと と なっ て いる 。 これ は 法 の 支配 の 現れ と 考え られ て いる 。 法令 等 が 違憲 で ある 場合 、 日本国 憲法 第 98 条 第 1 項 により 、 その 法律 ・ 政令 ・ 省令 ・ 条例 等 は 無効 で ある 。  日本 において は 、 法令 等 が 違憲 か 否 か の 判断 を する の は 、 司法 府 で ある 裁判所 で あり 、 その 最終 判断 を 下す の は 最高 裁判所 で ある と さ れ て いる （ 日本国 憲法 第 81 条 ） 。実効 支配 力 （ じっこう し はいり ょく ） と は 、 形式 的 な もの で は なく 、 実際 ・ 実質 的 に 支配 する 力 を さす 。  領土 境界 線 を 巡る 2 国 間 で の 紛争 地域 を 片方 の 国 が 実際 に は 統治 を し て いる 事 が 多く 、 例えば 北方領土 において は ロシア が 実効 支配 力 を 持つ 。 他 に は 20 世紀 前半 に あっ た 満州 国 は 、 形式 的 に は 満州 国 が 統治 を し て いる こと に なっ て い た が 、 実効 支配 力 は 大日本帝国 に あっ た 。  領土 関連 について は 実効 支配 が 詳しい ので 、 こちら も 参照 の こと 。  企業 会計 において 、 ある 企業 が 子会社 を 連結 決算 に 組み込む か どう か は 、 議決 権 の 過半数 の 保有 や 資金 援助 、 役員 の 派遣 等 を通じて 子会社 へ 実効 支配 力 （ 実質 支配 力 と も 言う ） を 行使 できる か によって 決まる 。  詳細 な 基準 等 は 連結 子会社 が 詳しい ので 、 こちら も 参照 の こと 。  例えば 男性 が 車 を 購入 する 際 、 彼女 の 意見 によって 車種 が 左右 さ れる ケース は 、 車 を 買う の は 男性 だ が 、 車種 の 決定 権 など の 実効 支配 力 は 彼女 が 持っ て いる こと に なる 。祭政 一致 （ さい せい いっち ） と は 、 祭祀 と 政治 と が 一元化 、 一体 化 し て いる こと 。 祭政 一致 の 祭 は 、 「 まつり 」 で あり 宗教 を 意味 する 。 政 は 「 まつり ごと 」 、 政治 を 意味 する 。  祭政 一致 の 体制 の 下 で は 、 政治 的 指導 者 が 同時に 宗教 的 指導 者 を 兼ね て いる 。 その 思想 並びに 政治 形態 は アニミズム 宗教 で 統治 さ れる 古代 社会 に 多い 、 日本 で も 古代 の 神権 政治 、 琉球 王国 の 統治 体制 に 遡る こと が できる 。   慶応 4 年 3 月 13 日 、 明治 新 政府 は 「 太政官 布達 」 で 祭政 一致 し 神祇官 を 再興 する 、 と 述べる 。  明治 3 年 1 月 3 日 、 『 宣布 大 教 詔 』 （ 大 教 宣布 ） でも 使わ れ て いる 。立法 の 不 作為 （ り っぽう の ふさ くい ） と は 、 憲法 上 国家 が 法律 を 制定 す べき ところ を その 義務 を 怠り 、 その ため に 国民 に 損害 を 与え た こと を いう 。  本来 、 裁判所 の 違憲 審査 は 法律 に対して 行う もの で ある が 、 それでは 、 国民 は 立法 さ れ て い ない もの について は いかなる 不合理 で あれ 裁判 で 何 も 争え なく なっ て しまう 。 そこで 、 立法 の 不 作為 を 裁判 で 争う こと が できる という 見解 が あらわれ た 。  訴訟 は 行政 訴訟 ・ 刑事 訴訟 で 可能 で あり 、 在宅 投票 制度 廃止 事件 まで は 国家 賠償 訴訟 が 一番 有用 で あっ た 。  立法 の 不 作為 に は 2 種類 ある 。  社会 権 に関する 立法 について は 広範 な 立法 裁量 が 認め られる ため 、 立法 の 不 作為 を 訴える こと が できる 可能 性 は ほとんど ない 。  最高 裁判所 は 、 在外 日本人 選挙 権 訴訟 において 「 国会 議員 の 立法 行為 又は 立法 不作為 が 1 項 の 適用 上 違法 と なる か どう か は 、 国会 議員 の 立法 過程 における 行動 が 個別 の 国民 に対して 負う 職務 上 の 法的 義務 に 違背 し た か どう か の 問題 で あっ て 、 当該 立法 の 内容 又は 立法 不作為 の 違憲 性 の 問題 と は 区別 さ れる べき で あり 、 仮に 当該 立法 の 内容 または 立法 不作為 が 、 日本国 憲法 の 規定 に 違反 する もの で ある として も 、 直ちに 違法 の 評価 を 受ける もの で は ない 」 と し た うえ で 、 「 立法 の 内容 または 立法 不作為 が 国民 に 憲法 上 保障 さ れ て いる 権利 を 違法 に 侵害 する もの で ある こと が 明白 な 場合 や 、 国民 に 憲法 上 保障 さ れ て いる 権利 行使 の 機会 を 確保 する ため に 所要 の 立法 措置 を 執る こと が 必要 不可欠 で あり 、 それ が 明白 で ある に も かかわら ず 、 国会 が 正当 な 理由 なく 長期 にわたって これ を 怠る 場合 など に は 、 例外 的 に 、 国会 議員 の 立法 行為 または 立法 不作為 は 、 国家 賠償 法 1 条 1 項 の 規定 の 適用 上 、 違法 の 評価 を 受ける もの と いう べき で ある 」 と 判断 し て いる 。  これ を 分析 する と 、  など に 損害 賠償 が 認め られる こと に なる 。  「 など 」 と 最高裁 が し て いる こと から 、 これ に 該当 し ない 場合 でも 、 立法 不 作為 による 損害 賠償 を 他 の 場合 に も 認める 余地 を 、 一応 残し て いる こと に 留意 する 必要 が ある 。  なお 、 最高裁 が 立法 の 不 作為 で 損害 賠償 を 認め た 事例 は 前述 の 在外 邦人 選挙 権 制限 違憲 訴訟 に とどまり 、 他 は すべて 消極 に 判断 し て いる 。 在宅 投票 制度 違憲 訴訟 において 最高裁 は 、 「 立法 の 内容 が 憲法 の 一義的 な 文言 に 違反 し て いる に も かかわら ず 国会 が あえて 当該 立法 を 行う と いう ごとき 、 容易 に 想定 し 難い よう な 例外 的 な 場合 で ない 限り 、 国家 賠償 法 一 条 一 項 の 規定 の 適用 上 、 違法 の 評価 を 受け ない 」 と し て い た が 、 在外 邦人 選挙 権 制限 違憲 訴訟 において は 上記 判例 を 変更 する 趣旨 の もの で は ない と 最高裁 が 明示 的 に 示し て いる ものの 、 事実 上 立法 不 作為 による 損害 賠償 の 要件 を 緩め 、 実質 的 に 判例 変更 し た の と 同一 で は ない か と 評する 見解 が 学説 上 有力 で ある 。  日本国 憲法 の 改正 手続 に関する 法律 が 2007 年 に 制定 さ れる まで 、 ながらく 憲法 改正 手続 に関する 法律 が 制定 さ れ て い なかっ た が 、 この 法律 を 推進 する 立場 から 、 憲法 付属 法 を 整備 し ない こと 自体 が 「 立法 不作為 」 で ある 、 あるいは 、 憲法 改正 手続 法 が 制定 さ れ ない こと により 国民 の 憲法 改正 権 を 侵害 し て おり 、 「 立法 不作為 」 だ という 意見 が ださ れ た 。 これ に対し 、 こうした 法律 の 整備 に対して 慎重 な いし 反対 の 立場 を 中心 に 、 「 立法 不作為 」 によって 国民 の 権利 が 侵害 さ れる こと によって 救済 する ため に 損害 賠償 を 認め させる 場面 で 用いる 議論 で ある から 、 ここ で この よう な 議論 を 持ち出す こと は 議論 を 混乱 さ せる 、 また 、 国民 の 憲法 改正 権 を 侵害 し て いる という 主張 に対して は 、 実際 に 国会 が 憲法 改正 案 を 発議 し て い ない 以上 、 国民 の 権利 を 実際 に 侵害 し て い ない など の 反論 が なさ れ た 。 こうした 批判 に対し 、 国家 賠償 請求 訴訟 に 関連付け て 「 立法 不作為 」 に 当たら ない と する の は 、 憲法 の 予定 する 基本 的 な 法 制度 の 整備 を 裁判所 における 訴訟 手続 の 枠 内 の 議論 に 矮小 化 する もの で ある と の 反論 が なさ れ た ところ で ある 。  こうした 議論 の 対立 点 として 、 まず 第 一 段階 目 として 、 「 立法 不作為 」 論 を 司法 レベル の 問題 に 限局 し て 考える べき か 、 立法 レベル まで 広げ て 考える べき という 点 において 対立 点 が あり 、 その 次に 現在 具体 的 な 憲法 改正 案 が 発議 さ れ て い ない 段階 で 憲法 改正 手続 法 が 制定 さ れ ない こと が 国民 の 「 憲法 改正 権 」 を 侵害 し て いる と 解する こと が できる か という 二 段階 の 問題 が 存在 する 。寡頭制 または 寡頭政 （ かとう せい 、 ） は 、 全部 または 大半 の 政治 権力 を 、 特定 の 少数 の 人々 が 握っ て いる 政体 。 少数 者 支配 の 体制 で あり 、 対比 語 は 多 頭 制 （ 多数 支配 ） で ある 。 寡頭制 は 君主 制 や 独裁 制 の ほか 共和 制 や 民主 制 で も 存在 する 。 なお 権力 者 が 2 名 の 場合 は 二 頭 政治 、 3 名 の 場合 は 三 頭 政治 、 4 名 の 場合 は テトラルキア と も いう 。  権力 を 握っ て いる 少数 の 人々 は 財産 、 家系 、 軍事 力 、 冷酷 さ 、 あるいは 政治 的 影響 力 の 面 で 優越 し て いる こと が 多い 。  「 oligarchy （ 寡頭制 ） 」 という 言葉 は もともと ギリシア 語 で 、 「 oligo （ 少数 ） 」 と 「 arkhos （ 支配 ） 」 から 成る 。  寡頭制 は 支配 者 の 数 に 関係 し た 概念 で 、 統治 形態 の 如何 に は 関係 し て おら ず 、 政治 学者 や 社会 学者 の 中 に は 、 すべて の 政権 は （ その 政体 が 独裁 制 で あれ 民主 制 で あれ ） 不可避 的 に 寡頭制 と なる と 主張 し て いる 者 も いる 。  少数 の 力 の ある 家系 が 政権 を 支配 し 、 その 子供 たち が 政権 の 後継 者 に なる よう 育て られ 訓練 さ れる 、 という こと が 寡頭制 で は よく 見 られる 。 貴族 制 （ 語源 的 に は 「 最上 の 者 による 支配 」 ） と は 異なり 、 こうした 権力 は 公開 的 に は 行使 さ れ ず 、 支配 者 は 「 影 の 権力 」 に とどまる こと を 好み 、 経済 的 手段 で 支配 を 行う 。 アリストテレス は この 用語 を 、 「 豊か な 者 による 支配 」 と 同義 語 として 使用 し た が 、 寡頭制 は 富裕 な 者 の 支配 による 必要 は なく 、 単に 特権 を 持っ た 集団 による 支配 で あれ ば よい （ 正確 に は 、 豊か な 者 による 支配 は 、 「 金権 政治   ( plutocracy )」 の 用語 が 使用 さ れる ） 。  寡頭制 による 国家 制度 は 、 王政 ローマ や 共和 政 ローマ における 元老 院 が 有名 で ある 。  互いに 戦う 部族 の 族長 たち が 次第に 連合 を 組む こと で 、 社会 は 自然 と 寡頭制 的 に なっ て ゆく 。 また あらゆる 政体 の 政府 は その 成長 の 過程 で 寡頭制 に 変化 し て ゆく こと が ある 。 もっとも あり うる 寡頭制 へ の 変化 の メカニズム は 、 外部 から の チェック を 受け ない 経済 的 な 力 が 次第に 集積 し て ゆく こと による もの だろ う 。 ポリュビオス ほか 多く の ギリシア の 思想家 は 、 貴族 制 が 堕落 する こと で 寡頭制 に なる と 考え て い た 。 寡頭制 は 、 少数 支配 する 家系 の うち の 一家 が 他 の 家族 に対して 優越 的 な 力 を もつ 結果 、 より 古典 的 な 権威 主義 的 政体 へ と 変化 し て ゆく こと も ある 。 ヨーロッパ の 中世 後期 に 成立 し た 君主 の 多く は この よう に 成立 し た 。  「 黄金 の 自由 」 と 呼ば れる 貴族 共和 制 が 成立 し た ポーランド ・ リトアニア 共和 国 は 、 貴族 のみ が 国王 選挙 など の 政治 に 関与 できる 寡頭制 でも あっ た が 、 貴族 の 数 は 総 人口 の 1 割 に も 達し た 。 フィレンツェ 共和 国 の よう な 中世 の 都市 で は 市民 による 共和 制 が 成り立っ て い た が 、 その 中 から 有力 な 家族 による 寡頭政治 が 発生 し 、 やがて メディチ 家 の 支配 が 確立 する に 至っ た 。  寡頭制 は 時に は 、 君主 や 独裁 者 に対して 社会 の 他 の 階層 が 、 門戸 を 開い て 権力 を 分け与える よう に 主張 し て 、 過渡 期 的 に 成立 する こと により 、 変化 の 手段 に なる こと も ある 。 この 例 の 一つ は 、 1215 年 に イングランド の 貴族 ら 名家 が 結集 し て 、 権力 譲渡 に 気 の 進ま ない 国王 ジョン に マグナ・カルタ （ 大 憲章 ） へ の 署名 を 強い 、 ジョン 王 の 政治 力 の 衰退 と 初期 の 寡頭制 の 存在 を 暗黙 の うち に 了解 さ せ た こと で ある 。 イングランド 社会 の 成長 に 伴い 、 マグナ・カルタ は 1216 年 、 1217 年 、 1225 年 と 何 度 も 改正 さ れ 、 より 多く の 人々 により 大きな 権利 を 認め させ 、 イングランド の 立憲 君主 制 へ の 変化 を 用意 し た 。  20 世紀 に は 、 アジア 、 ラテン ・ アメリカ を はじめ と し た 世界中 の 多く の 国 で は 、 政治 家 の 一家 や 親族 による 縁故 主義 や 、 権力 は 世襲 さ れ ない が 特定 の 政党 だけ が 主権 を 持ち 、 政治 家 が 国民 によって 選出 さ れ ない 寡頭共 和 制 （ 例 ： ソビエト 連邦 や 中華人民共和国 など の 社会 主義 国 、 国民党 一 党 独裁 下 の 台湾 や シンガポール など の 「 開発 独裁 」 型 国家 ） が 見 られる 。 また 、 縁故 主義 や 寡頭共 和 制 の ある なし に 関係 なく 、 官僚 や 軍部 、 大 資本 家 も 含め た 限ら れ た エリート 達 による 支配 も 寡頭制 と いえる 。  20 世紀 の 南アフリカ 共和 国 に も 、 近代 における 寡頭制 の 一種 が 見 られる 。 南アフリカ の 寡頭制 は 人種 に 基づい て い た 。 第 2 次 ボーア 戦争 の あと 、 イギリス 人 と アフリカーンス 語 を 話す ボーア 人 という 2 種類 の 白人 は 暗黙 の 同意 に 達し た 。 彼ら は 合わせ て 総 人口 の 20 % を 占める 程度 だっ た が 、 少数 派 ながら 教育 や 交易 の 機会 の ほとんど を 占有 し 、 多数 派 の 黒人 に は これら を 認め ない よう に なっ た 。 こうした 人種 隔離 は 18 世紀 半ば から あっ た が 、 1948 年 に は 公式 な 政府 の 政策 と なっ て 「 アパルトヘイト 」 として 知ら れる よう に なり 、 1994 年 まで 続い た 。  なお 、 名目 上 は 民主 的 共和 制 で あっ て も 、 選挙 制度 や 法 制度 、 不正 選挙 等 の 要因 により 実質 的 に は 寡頭制 の 性格 を 帯びる こと も ある 。 全 国民 に 投票 権 が あり ながら も 、 特定 の 者 へ の 投票 を 事実 上 強制 さ れる など 不正 選挙 が 横行 し て いる 国 や 、 選挙 制度 が 極端 に 歪ん だ 国 など は 、 事実 上 の 寡頭共 和 制 と いえる 。  ヴィルフレド・パレート 、 ガエターノ・モスカ 、 ロベルト ・ ミヒェルス といった 学者 は 、 すべて の 政治 体制 は 寡頭制 に 変化 する と し て いる （ ミヒェルス は 政党 制 の 批判 的 研究 を 通じ 「 寡頭制 の 鉄則 」 を 提唱 し た ） 。 これら の 考え に よれ ば 、 近代 的 民主 制 は 選挙 で 選ば れ た 寡頭制 と 見る べき で ある 。 この 制度 の もと で 登場 する 政治 的 ライバル 同士 の 差 は 実際 的 に は ほとんど 小さく 、 受け入れ やすく 立派 で ある と さ れる 政治 的 意見 を 構成 する 基本 的 な アイデア は 、 党 上層 部 など の 寡頭的 支配 者 によって 厳しい 制約 が 課せ られる 。 さらに 、 政治 家 の 経歴 は 、 選挙 で 選ば れ ない 経済 界 や マスメディア の エリート が 決定 する こと に なる の で ある 。地方 分権 （ ちほう ぶん けん ） は 、 特に 政治 ・ 行政 において 統治 権 を 中央 政府 から 地方 政府 に 部分 的 、 或いは 全面 的 に 移管 する 事 を 指す 。 対義語 は 中央 集権 。  政治 ・ 行政 以外 の 組織 体 で は 、 分権 組織 と 呼ぶ 場合 も ある 。  総じて 地方 主義 にとって は 有用 で あり 、 逆 に 国家 主義 の 面 から は 反対 さ れる 部分 が 大きい 。  一部 の 政治 家 や 団体 など が 、 「 地域 主権 」 や 「 中央 主権 」 という 語 を 使用 し て いる が 、 本来 「 主権 」 と は 「 " 国家 の 統治 権 "」 を 意味 する 語 で あり 、 現在 の 日本 で は 主権 在民 の 思想 の 下 、 内閣 総理 大臣 が それ を 代行 し て いる 。 その ため 、 本来 の 意味 から すれ ば 、 「 地域 主権 」 や 「 中央 主権 」 という 語 は 存在 し 得 ない 。  「 地域 主権 」 、 「 中央 主権 」 における 「 主権 」 という 語 は 、 財源 と 権限 における 「 " 主導 権 "」 の 略 、 若しくは 「" 主体性 "」 の 比喩 表現 として 用い られ て おり 、 「" 国家 の 統治 権 "」 を 意味 する 所 の 「 主権 」 と は 異なる 。 以下 に 、 「 地域 主権 」 「 中央 主権 」 という 造語 を 使用 する 一部 の 政治 家 や 団体 の 主張 に 沿っ た 定義 を 記載 する 。  「 地方 分権 」 という 場合 、 平成 期 の 日本 の よう に 、 中央 政府 が 指揮 命令 権 を 持っ た まま 、 地方 を 「 出張所 」 として 仕事 を 投げ売り する ケース も 起こり 得る 。 この よう に 、 地方 統治 の 合理 化 として の 「 地方 分権 」 は 、 「 中央 分権 」 と 揶揄 さ れる こと も ある 。  この 場合 、 地方 が 主体性 を 持つ と の 意味 で 、 「 地域 主権 」 という 語 を 用い て 、 「 中央 主権 の まま の 『 地方 分権 』 」 と 区別 する こと も ある 。  更に 、 「 地方 分権 」 や 「 地域 主権 」 と いっ て も 、 基礎 自治体 （ 市町村 ） が 主体 な の か 、 県 が 主体 な の か 、 道 州 が 主体 な の か 、 という よう に 、 どの 規模 の 地方自治体 が 主体性 を 持つ か によって 意味合い も 異なる 。  アメリカ合衆国 など 、 連邦 制 を 敷い て いる 国家 は 、 地方 分権 的 傾向 が 大きい 。  （ ※   基礎 自治体 を 青 、 県 規模 の 広域 自治体 を 緑 、 道 規模 の 広域 自治体 を 赤 で 示す 。 ）  江戸 時代 の 日本 は 、 幕府 という 中央 政府 は 存在 する が 、 藩 に 権限 が 下ろさ れ て い た 。 ただし 、 各 藩 の 大名 は 、 参勤交代 による 江戸 へ の 出張 や 、 幕府 の 公共 事業 へ の 強制 的 な 出費 や 参加 も 命じ られ て おり 、 半ば 中央 統制 的 な 面 も 有し て い た 。  明治維新 で 廃藩置県 が 実施 さ れる と 、 欧米 に 対抗 する ため 強固 な 中央 集権 体制 を 作り上げ た 。  2000 年 （ 平成 12 年 ） 施行 の 「 地方 分権 の 推進 を 図る ため の 関係 法律 の 整備 等 に関する 法律 （ 通称 ： 地方 分権 一括 法 ） 」 で は 、 機関 委任 事務 が 廃止 さ れ 、 国家 と 地方 公共 団体 が 名目 上 で は 対等 な 関係 と さ れ て いる 。 一方 、 1999 年 （ 平成 11 年 ） 4 月頃 から 2006 年 （ 平成 18 年 ） まで に 行わ れ た 平成 の 大 合併 は 、 形式 的 に は 基礎 自治体 間 の 自主 的 な 合併 を すすめる もの で あっ た が 、 『 合併 特例 債 による 財政 支援 』 と 『 地方 交付 税 の 削減 』 の 組み合わせ により 一部 の 自治体 が 合併 を せ ざる を 得 ない 状況 に 追い込ま れ 、 また 、 合併 新法 で 都道府県 知事 による 合併 推進 勧告 権 の 発動 が 定め られ て い た ため に 、 「 強制 的 合併 」 、 「 国 ・ 都道府県 と 市町村 の 対等 関係 の 形骸 化 」 と 評価 さ れる こと が ある 。  小泉 純一郎 政権 は 、 「 三位一体 の 改革 」 による 地方 分権 を 進めよ う と し て い た が 、 地方 へ の 財源 と 権限 の 保障 が 曖昧 で ある ため 、 地方 公共 団体 から は 「 『 地方 主権 』 『 自治 型 社会 の 実現 』 から は 程遠い 」 と 指摘 する 声 も 少なく ない 。 他 に 実質 的 な アメリカ や ロシア の 様 な 連邦 制 へ の 移行 を 意味 する 道 州 制 の 導入 を 主張 する 政治 家 ・ 政党 ・ 政治 団体 も 存在 する 。  アメリカ合衆国 は 、 連邦 政府 の 力 が 弱く 、 州 （ ステート ） が 大きい 自治 権 を 持つ 地方 分権 国家 で ある 。 二 度 の 世界 大戦 と 、 戦 間 期 の 不況 や ニューディール 政策 期 を 経 て 、 連邦 政府 の 権限 と 影響 力 は 大幅 に 拡大 し た ものの 、 なお 州 が 独自 の 立法 権 を 持ち 、 それぞれ 憲法 や 軍 を 所持 し て おり 、 連邦 政府 の 管轄 は 合衆国 憲法 で 定め られ た 分野 に 限定 さ れ 、 合衆国 憲法 の 改正 に 州 議会 の 承認 が 必要 に なる など 、 各州 が 高い 独自 性 と 決定 権 を 持つ こと に 変わり は ない 。 また 、 地方 制度 の 構築 に関する 権限 は 、 基本 的 に 州 に 与え られ て おり 、 具体 的 に どの よう な 種類 の 地方 団体 が 設け られる か は 州 および その 地域 ごと に 異なっ て いる 。  ドイツ 連邦 共和 国 という 名称 に も ある よう に 十 六 の 州 （ ラント ） が 強い 自治 権 を 持っ た 連邦 制 で あり 、 欧州 主要 国 の 中 でも 非常 に 地方 分権 の 進ん だ 国家 と いえる 。 各州 は 独自 の 憲法 と 法体 系 を 持ち 、 独自 の 行政 権 を 持ち 、 司法 権 も 州 の 権限 が 強い 。 地方 制度 に関する 統一 法典 は なく 、 地方自治体 の 組織 や 運営 について は 各州 が 制定 する 法律 によって それぞれ 異なる 制度 が 設け られ て いる 。 バイエルン 州 など に 見 られる よう に 、 地方 内 で の 集権 化 により 州都 へ の 一極 集中 が 起こっ て いる 州 も 存在 する 。 ゲマインデ （ 基礎 自治体 ） は 独自 性 も 比較的 強い が 、 （ 小さな ） 基礎 自治体 同士 の 広域 連合体 として 、 クラ イス （ 郡 ） が 結成 さ れ て いる 所 も ある 。 また 、 州 政府 の 出張所 （ 下部 行政 区画 ） を クラ イス （ 県 ） と 呼ぶ 州 も 存在 する 。  歴史 的 に 見る と 、 ドイツ は 領 邦 国家 （ バイエルン 王国 、 ハノーファー 王国 など ） が 分立 し て い た 期間 が 長く 、 ドイツ 帝国 時代 も 地方 分権 の 気運 が 強かっ た 。 ヴァイ マル 共和 政 時代 も 地方 分権 制 だっ た が 、 ナチ 政権 の 時代 に なる と 州 議会 は 解散 さ せ られ 、 州 の 行政 権 も 中央 に 移さ れ て 強力 な 中央 集権 ・ 中央 主権 体制 が 敷か れ 、 アドルフ ・ ヒトラー の 独裁 政権 を 作っ た 。  フランス は 歴史 的 に も 中央 集権 国家 で ある 。  サヴォイア 家 による リソルジメント 以降 、 一貫 し て フランス 式 の 集権 政策 が 導入 さ れ 、 地方 言語 ・ 方言 の 弾圧 や 税収 の 再 分配 制度 が 推し進め られ た 。 この 傾向 は ファシスト 党 時代 を 経 た 冷戦 期 に も 維持 さ れ 、 政府 による 強力 な 地方 政治 へ の 介入 が 続け られ て い た 。 同時に 段階 的 ながら 地方 分権 が 進め られ た の も 冷戦 期 で あり 、 1948 年 に 島嶼 部 で ある シチリア 島 と サルデーニャ 島 、 及び 国境 地帯 に 位置 する トレンティーノ ＝ アルト・アディジェ 州 と ヴァッレ・ダオスタ 州 に 自治 州 が 設置 さ れ た 。 後 に 1963 年 に なっ て フリ ウリ ＝ ヴェネツィア・ジュリア 州 が 追加 さ れ 、 現在 まで に 5 つ の 自治 州 が 存在 し て いる 。  現在 でも イタリア 政府 は 中央 政府 を 中心 と し た 集権 的 支配 体制 を 基本 的 に 崩し て おら ず 、 税収 も 中央 政府 に 集め て から 再 分配 する 事 で 地方 の 均一 化 ・ 地方 間 格差 の 是正 を 推進 し て いる 。 この 背景 に は 先進 地域 で ある 北部 と 後進 地域 で ある 南部 と の 間 の 深刻 な 南北 格差 が ある 。 こうした 状況 から 冷戦 終結 後 に ドイツ 式 の 連邦 制 へ の 移行 を 求める 地域 政党 の 政党 連合 ・ 北部 同盟 が 成立 、 タンジェント ポリ による 政界 再編 で 一定 の 議席 数 を 獲得 し た 。 しかし 同時に ファシスト 党 の 後継 政党 で ある 国民 同盟 （ 現在 は 与党 ・ 自由 の 国民 に 合流 ） も 議席 を 伸ばし 、 連邦 制 を 巡る 激しい 政治 闘争 が 繰り広げ られ て いる 。  フランコ 独裁 体制 下 で 極めて 強権 的 な 集権 政策 が 取ら れ 、 国民 の 均一 化 を 目指し て 地方 文化 の 弾圧 （ 地方 言語 を 方言 と し 、 更に その 使用 を 禁止 する など ） が 推し進め られ た 。  1977 年 に 独裁 政権 が 倒さ れ 王政 復古 する と 、 立憲 君主 制 および 間接 民主 制 （ 議会 制 民主 主義 ・ 代議 制 ） の 下 、 新 政府 は 地方 自治 を スローガン の 一つ に 掲げ 、 新 スペイン 憲法 （ スペイン 1978 年 憲法 ） で 「 地方 の 自治 と 団結 を 保障 」 し 、 また 「 スペイン は 州 （ 地方 ） の 集合 体 で ある 」 と 規定 し た 。 加え て ヨーロッパ で 特に 地方 運動 が 激しい 地域 において 行わ れ て い た 自治 州 制度 を 全て の 州 に 適用 する と し た 。 ただし 各 地方 毎 に 地方 主義 へ の 温度 差 が 存在 し た 事 を 考慮 し て 、 広範 な 自治 権 を 複雑 な 手続き を 経 て 選択 する か 、 より 簡易 な 手続き の 代わり に 僅か な 自治 権 を 獲得 する か が 各州 で 問わ れる 事 に なっ た 。 結果 、 カタルーニャ・バレンシア・アラゴン・ガリシア・バスク など が 前者 を 選択 し 、 それ 以外 の 州 は 後者 を 選択 し た 。  今日 において も 地方 分権 は スペイン 人 にとって 重要 な 政治 的 テーマ で あり 続け て いる 。 それ は 全体 で は 多数 派 で は ない ものの 、 完全 な 独立 を 志向 する 勢力 と フランコ 時代 の 路線 を 継ぐ 国家 主義 的 な 勢力 の 双方 が 存在 し て いる 為 で も ある 。既得 権益 （ き と くけ ん え き 、 ） と は 、 ある 社会 的 集団 が 歴史 的 経緯 により 維持 し て いる 権益 （ 権利 と それ に 付随 する 利益 ） の こと 。  時流 に そぐわなく なっ た 特権 として その 社会 的 集団 を 非難 する とき に よく 使用 さ れる 。  社会 的 集団 が 利己 的 に 活動 する と 、 存続 し て いる 限り 、 それだけ 勢力 も 拡大 し て いく はず な ので 、 大抵 何らかの 既得 権益 を 保持 する よう に なる 。  既得 権益 を 成立 さ せ て いる 要因 は 、 その 集団 の 持つ 総 資本 量 で あっ たり 、 コネ で あっ たり 、 互恵 状態 に なれる 集団 同士 の 寡占 的 な 協力 関係 で あっ たり 、 その 集団 の 構成 員 の 多 さ で あっ たり 、 暴力 的 な 脅迫 で あっ たり と 多様 で ある 。  既得 権益 が なぜ 問題 な の か 。 それ は 、 社会 の 中 で 富 （ 資本 ） は 、 集団 や 個人 の 実力 や 正確 な 評価 に対して 適切 に 分配 さ れ なけれ ば なら ない が 、 1 度 既得 権益 が 生まれる と 、 既得 権益 そのもの が 更 なる 富 を 獲得 する 力 と なる ため 、 既得 権益 の 有無 や 大小 だけ で 富 の 分配 が 大きく なさ れ て しまい 、 結果 として 実力 や 正確 な 評価 に対する 富 の 分配 が 行わ れ なく なる から で ある 。  既得 権益 によって 獲得 さ れ た 資本 そのもの が 、 更 なる 資本 を 得る ため の 力 を 持ち 、 資本 余裕 が できる と リスク も 取り やすく なる ため 、 既得 権益 は より 一層 強靭 化 する 。  この よう な 既得 権益 を もつ こと 自体 によって 得 られる 富 の 獲得 は 、 社会 の 中 の 非合理 的 な 資本 分配 で あり 、 実力 や 正確 な 評価 が 報わ れ ない ため に 社会 に 歪み や 無気力 が 発生 する 。  格差 は 適切 に 発生 する の は 問題 ない が 、 あくまで 実力 や 正確 な 評価 に 比例 し て なさ れる べき もの で あり 、 既得 権益 によって 保護 さ れ た 力 で 分配 さ れる べき で は ない 。 現在 で は 既得 権益 が 拡大 し 強固 に なる 一方 で 、 非合理 的 な 格差 も 拡大 し て おり 、 そして その 偏在 し た 格差 は 社会 の 中 で 循環 する 資金 量 を 減少 さ せる ため 、 不況 の 要因 と なっ て いる 。  それぞれ 別 の 既得 権益 を 保有 する 異なる 社会 的 団体 が 、 相手 の 権益 を 奪取 し 自分 たち の 権益 を 拡大 さ せよ う と し 、 先方 の 保持 する 権益 を 相互 に 「 既得 権益 だ 」 と 非難 し あう という 状況 も 見受け られる 。  現代 で は 既得 権益 と いう と 、 大 企業 （ とりわけ 建設 ・ 土木 業 ） や 巨大 団体 など が その 典型 として 考え られ がち で ある が 、 中小 企業 や 個人 事業 主 が 既得 権益 を 持っ て いる こと が ある 。 例えば 街 中 の 古く から の 商店 街 に 見 られる 一見 ほとんど 集客 の ない 店 が 、 実情 は 古く から 取引 が ある 企業 や 団体 へ の 納品 など で 売上 の 大半 を 占拠 し て いる よう な 例 も 多く 、 これら も 十分 に 既得 権益 で ある と いえる 。  また 、 既得 権益 は 恵まれ た 階層 ・ グループ が 持っ て いる もの と も 限ら ない 。 例えば 明治維新 の 際 の 解放 令 によって 農工 商 と 平等 と さ れ た 被 差別 部落 民 は 、 同時に それ まで 行わ さ れ て い た （ 独占 し て い た ） 皮革 加工 業 など の 独占 権 を 奪わ れ て すこぶる 困窮 し た という 例 も ある 。非常 事態 宣言 （ ひじ ょうじたいせんげん ） は 、 災害 など による 国家 など の 運営 の 危機 に対して 、 緊急 事態 の ため に 政府 が 特別 法 を 発動 する こと で ある 。   戒厳 令 と 似 て いる が 、 戒厳 令 で は 国 の 立法 、 司法 、 行政 という 統治 権 の 一部 または 全部 を 軍 に 移管 する 。  対象 に は 武力 攻撃 、 内乱 、 暴動 、 テロ 、 大 規模 な 災害 など の ほか 、 鳥 インフルエンザ や AIDS など 疫病 も ある 。 措置 に は 警察 ・ 軍隊 など 公務員 の 動員 、 公共 財 の 徴発 、 法律 に 優位 する 政令 の 発布 、 令状 に よら ない 逮捕 ・ 家宅 捜索 など を 許す こと の 他 、 報道 や 集会 の 自由 など 自由 権 の 制限 で ある 。  日本 で は 第 二 次 世界 大戦 後 の 占領 期 の 1948 年 4 月 に 起こっ た 阪神 教育 事件 に際し 、 GHQ が 発令 し た 例 が ある 。 また 1954 年 まで は 、 旧 警察 法 に 基づい て 、 国家 非常 事態 宣言 を 出す 権限 が 内閣 総理 大臣 に 与え られ て い た 。 しかし 、 2019 年 現在 、 根拠 法令 は ない 。 また 地方自治体 が 「 交通 死亡 事故 多発 非常 事態 宣言 」 や 「 ごみ 非常 事態 宣言 」 など を 宣言 する こと が ある が 、 これら は 特別 法 を 発動 する もの で は ない 。 2010 年 5 月 18 日 、 口 蹄 疫 の 流行 に対し 、 東国 原 英夫 宮崎 県知事 が 「 非常 事態 宣言 」 を し た 。  なお 、 現在 の 日本 で は 、 非常 事態 宣言 に 類似 する 制度 として 、 災害 対策 基本 法 に 基づく 災害 緊急 事態 の 布告 と 、 警察 法 に 基づく 緊急 事態 の 布告 と が あり 、 いずれ も 内閣 総理 大臣 が 発する 。  アメリカ で は 州 知事 ・ 首長 に 災害 に ともなう 地域 内 非常 事態 を 宣言 する 職権 が ある 。 アメリカ 大統領 が 非常 事態 を 宣言 する こと 自体 は 珍しい こと で は なく 、 外国 から の 脅威 が ある として 大統領 の 権限 で 資産 凍結 を 行う 際 に 宣言 さ れる （ 例えば 、 2018 年 11 月 に は 、 反 政府 デモ を 武力 で 弾圧 し た 中 米 ニカラグア の 混乱 を アメリカ の 安全 保障 上 の 脅威 と 見なし 、 治安 や 民主 主義 を 損なう 人物 の 資産 を 凍結 する ため に 宣言 さ れ た ） 他 、 テロ や 感染 症 に 対応 する ため に も 宣言 さ れる 。 アメリカ合衆国 で は 、 1979 年 の 対 イラン の 資産 凍結 を 含め 、 約 30 件 の 宣言 が 2019 年 2 月 現在 で 有効 と アメリカ の メディア で 報じ られ て いる 。  フランス で は 、 2015 年 の パリ 同時 多発 テロ 事件 で 発令 さ れ 、 2017 年 10 月 31 日 まで 延長 さ れ た国交 （ こっ こう ） と は 、 二 国 間 の 外交 関係 の こと 。 国交 は 、 互い の 国 が 相手 国 を 主権 国家 と 認める 国家 承認 を 前提 として 行わ れ 、  大使 （ 特命 全権 大使 ） を 長 と する 外交 使節 団 の 交換 を 伴う の が 通常 で ある 。 外交 使節 団 は 相手 国 （ 複数 の 国家 を 担当 する 場合 は その いずれ か ） に 大使館 を 設置 し 、 外交 活動 や 自 国民 の 保護 など の 業務 を 行う 。トランス ヒューマニズム （ ） は 、 新しい 科学 技術 を 用い 、 人間 の 身体 と 認知 能力 を 進化 さ せ 、 人間 の 状況 を 前例 の 無い 形 で 向上 さ せよ う という 思想 で ある 。 省略 し て > H や H + と 書か れる 場合 も ある 。 日本語 で は 「 超 人間 主義 」 など と 訳さ れる 。  トランス ヒューマニズム は 人間 の 機能 拡張 や その他 将来 の 科学 技術 の 開発 ・ 使用 により 、 将来 起こり うる こと を 研究 する 学問 で も ある 。  トランス ヒューマニズム の 根 は 古く は ルネサンス に も 見 られる が 、 着想 自体 は 1923 年 の J ・ B ・ S ・ ホールデン による 『 ダイダロス 、 あるいは 科学 と 未来 』 （ ） が 先駆け と さ れ て いる 。 なお 、 ""   という 語 を 最初 に 用い た 人物 は 、 幼少 期 から ホールデン と 親友 で ある オルダス・ハクスリー の 兄 の ジュリアン ・ ハク スリー で ある 。  トランス ヒューマニズム は 新興 の 哲学 として 、 一般 的 な ヒューマニズム の カテゴリー の 中 で は 低く 見 られ て いる 。  一般 的 に 、 トランス ヒューマニズム で は 新しい 科学 技術 、 たとえば NBIC と 呼ば れる ナノ テクノロジー 、 バイオテクノロジー 、 情報 技術 に 認知 科学 、 また 未来 技術 として 考え られ て いる 仮想 現実 、 人工 知能 、 精神 転送 に 人体 冷凍 保存 など を 支持 し て おり 、 この 考え方 に 則り 、 実際 に 薬品 や 遺伝子 操作 による 寿命 の 延長 ・ 肉体 の 強化 、 脳 と コンピュータ の 接続 、 など の 研究 が 行わ れ て いる 。 トランス ヒューマニスト は 、 人間 は 人間 以上 の 存在 に なる ため に これら の 科学 技術 を 使用 す べき で あり 、 使用 できる と 考え て いる 。  2014 年 、 作家 ・ 哲学 者 の ゾルタン・イシュトヴァン が トランス ヒューマニスト 党 を 結成 。 2016 年 の 米 大統領 選 に も 名乗り を 上げ た 。 本人 に よる と 、 米国 初 の 無神 論 大統領 候補 だ と いう 。 この 党 は 主 に 、 科学 者 、 未来 学者 、 エンジニア 、 テクノロジー 愛好 家 から 構成 さ れ て いる が 、 新た な 支持 基盤 として 無神 論 者 、 LGBT 、 障 が い 者 の コミュニティ を 取り込も う と し て いる 。 公式 な 有料 の 党員 制度 は ない が 、 ソーシャルメディア や イベント 参加 者 、 寄付 など を 根拠 に 、 米国 内 に 約 2 万 5000 人 の 支持 者 が いる と 推定 。 世界 的 に は 五 大陸 を 跨ぎ 、 約 25 の トランス ヒューマニスト 党 が 存在 する と し て いる 。 基礎 を 成す 考え方 は 、 生命 という 体験 は 貴重 で 美しく 、 それ を 保護 する ため の 合理 的 手段 は テクノロジー と サイエンス しか ない という もの で 、 「 誰 か を 傷つけ ない 限り 自分 の 体 に は し たい こと を する 権利 が ある 」 という 理念 、 形態 的 自由 という 思想 を 達成 し たい と し て いる 。 右派 で も 左派 で も 気 に し ない と いう 。 主 な 目標 は 、 戦争 や 暴力 行為 から 費用 を 取りあげ 、 その 資源 を 人々 の 健康 の ため の 医療 や 、 繁栄 、 幸福 の 実現 に 向け て 注ぐ こと 。 また 、 巨大 な 海上 国家 プロジェクト を 作り 、 あらゆる 人 や 科学 実験 が そこ で 受け入れ られる よう に し たい と いう 。 宣戦 布告 する 相手 は がん や アルツハイマー 、 そして 加 齢 で ある 。 ロボット が 仕事 を する 一方 、 人間 は 余暇 を 楽しみ 世界 を 探索 する という 生き方 も 提唱 し て いる 。 その他 、 全国 共通 の ベーシックインカム を 設定 する こと で 経済 的 不平等 を なくし 、 大学 や 幼稚園 を 含む 全て の 人 の 教育 無償 化 を 主張 し て いる 。 イシュトバン の 政治 アドバイザー は 、 元 民主党 の 下院 議員 候補 で 、 トランスジェンダー の 億 万 長者 起業 家 の 息子 。爆発 物 処理 （ ばく はつ ぶつ しょ り 、 Explosive   Ordnance   Disposal ） と は 、 現代 において 特定 の 目的 を 持っ て 設置 さ れ た 、 あるいは 過去 の 戦争 において 使用 さ れ たり 遺棄 さ れ たり し た 不発 弾 など の 爆発 性 危険 物 を 、 解体 、 爆破 、 溶解 、 海洋 投棄 等 の 手段 を もっ て 無害 化 する 行為 の こと で ある 。 日本 において は 、 自衛隊 および 各 都道府県 警察 （ 機動 隊 の 爆発 物 処理 班 ） や 海上保安庁 の 特殊 警備 隊 の 爆発 物 処理 の 専門 隊員 が 担当 し て いる 。  上記 日本 で の EOD と 海外 で の EOD は 少し 意味合い が 違う 。 海外 に （ 主 に 紛争 地帯 ） おい て は EOD = 不発 弾 / 地雷 の 識別 ・ 信管 除去 ・ 不 活性 化 ・ 爆破 処理 など憲法 附属 法 （ けんぽ うふ ぞ く ほう ） と は 、 憲法 （ 近代 憲法 、 実質 的 な 意味 の 憲法 ） の 法 源 （ 憲法 法 源 ） として 位置付け られる 法律 群 の こと で ある 。  主 に 立憲 主義 を 謳う 国家 の 場合 、 憲法 に は 国家 の 基本 的 な 統治 機構 や 基本 的 人権 など 、 一般 的 抽象 的 な 内容 を 定め た 上 で 、 憲法 の 規定 を 具体 化 する ため に 、 別に 法律 を 制定 する 場合 が 多く み られる 。 憲法 附属 法 の 改廃 により も たら せる 憲法 秩序 の 変動 は 時として 憲法 改正 より も 重大 と なり うる もの で ある 。  大日本帝国 憲法 の 下 で は 、 古く は 枢密院 官制 の 附議 事項 の 範囲 を めぐる 問題 が あり 、 また 、 戦 間 期 において は 「 帝国 憲法 ニ 附属 スル 法律 及 ビ 勅 令 」 を めぐる 問題 が 存在 し た という 指摘 が ある 。  日本国 憲法 の 下 で の 憲法 附属 法 に 位置付け られる もの として は 、 内閣 法 や 国会 法 、 裁判所 法 、 国籍 法 、 公職 選挙 法 、 請願 法 、 会計検査院 法 、 財政 法 等 が ある 。  また 、 憲法 そのもの を 施行 する ため に 必要 な 法律 の 制定 は 、 憲法 の 施行 前 に 制定 さ れる （ 日本国 憲法 第 100 条 第 2 項 ） が 、 この 「 憲法 そのもの を 施行 する ため に 必要 な 法律 」 も また 、 憲法 附属 法 に 位置づけ られ て いる 。  憲法 附属 法 は あくまで 議会 の 制定 し た 法律 で ある こと が 前提 だ が 、 議院 規則 や 最高 裁判所 規則 も また 、 憲法 附属 法 と 類する もの と みなさ れる 。南 南 問題 （ なん な ん もん だ い ） と は 、 1980 年代 以降 顕著 に なっ た 、 開発 途上 国 と さ れる 国 の 間 で の 経済 格差 の 問題 。  南北 問題 が 、 先進 国 と 開発 途上 国 の 間 における 経済 格差 の 問題 を 指し て 使わ れ て い た が 、 開発 途上 国 の 経済 状況 も 次第に 分化 し て き た ため 、 南 の 諸国 間 の 問題 として 扱わ れる よう に なっ た 。  産油 国 や 新興 工業 国 （ 中 進 国 ） が 経済 発展 に 成功 する 中 で 、 最貧 国 （ 後発 開発 途上 国 ） は 資源 の 乏し さ など の 理由 から 経済 発展 でき なかっ た （ でき て い ない ） ため 、 経済 格差 が 拡大 する こと と なっ た 。  貧しい と 言わ れ て き た 南半球 の 国々 の 間 で も 経済 格差 が 生まれ た こと から ， こう 呼ば れる よう に なっ た 。  例 として は 、 タイ や マレーシア が 外資 受け入れ を 原動力 に 経済 成長 を 続ける 中 で 、 ミャンマー や ラオス など が 相対 的 に 貧しく なり 格差 が 拡大 し て いる （ ただし 、 ミャンマー は 政治 的 意図 に 基づき 、 外資 受け入れ に 消極 的 という 面 が 強い ） 。  20 世紀 中頃 において 、 多く の 開発 途上 国 は 安価 で 原料 や 燃料 を 輸出 し 、 それ を 加工 ・ 販売 する 先進 国 は 製造 ・ 販売 における 利潤 と 商品 による 文化 的 恩恵 を 享受 し て い た 。 これ が 南北 問題 の 本来 の 姿 で あり 、 この 構図 は 植民 地 支配 の 時代 と なんら 変わり が なく 開発 途上 国 は 働い て も 働い て も 埋まら ない 経済 的 格差 に 苦しん で い た 。  1950 年代 末 から 1960 年 初頭 にかけて 資源 ナショナリズム を 背景 に 国際 情勢 が 変化 し た 。 1960 年 石油 輸出 国 機構 成立 、 1962 年 に は 国際 連合 において 天然 資源 に対する 恒久 主権 の 権利 が 宣言 さ れる に 至っ て 、 南北 問題 に対する 一応 の 対策 が 施さ れる こと と なっ た 。 石油 輸出 国 機構 による 原油 価格 の コントロール は 次第に 有効 化 し 、 1973 年 に は 中東 戦争 の 余波 から 起こっ た オイルショック により 原油 価格 が 世界 経済 へ の 大きな 影響 力 を 示す こと が 実証 さ れ た 。 これ により 産油 国 の 国際 的 地位 は 急上昇 し 、 こうした 国際 情勢 の 中 で 多く の 資源 保有 国 は 連携 し 、 各種 資源 の 囲い込み を 始め た 。 石油 以外 に も 銅 、 ボーキサイト 、 鉄 、 天然 ゴム など の 輸出 国 機構 が 林立 し た 。 一方 で 資源 に 恵まれ ない 国 、 技術 的 に 資源 採掘 が 難しい 国 で は こうした 恩恵 に あずかれ ない という 事態 に 陥っ た 。 これ が もともと の 南 南 問題 で ある 。  1980 年代 における 南 南 問題 は 資源 を 持つ 国 、 持た ざる 国 の 格差 という 問題 から NIEs など 、 人件 費 の 安 さ と 工業 技術 力 の 発展 を もと に 経済 成長 し た 国 と 経済 成長 が かなわ なかっ た 国 と の 格差 という 問題 に フォーカス が 移り つつ ある 。 これ は 南北 問題 の 対策 として 先進 国 が 行なっ て 来 た 開発 途上 国 に対する 支援 が 、 一応 の 成果 として 国際 経済 に 反映 し た 結果 と も 言える が 、 その 一方 で 南 南 問題 は より 深刻 化 する 様相 を 呈し て いる 。 特に サハラ砂漠 より 南 の アフリカ 地方 、 東南アジア の 一部 において は 政情 不安 も 手伝っ て 、 経済 的 な 自立 が ままならない 国 が ある （ 後発 開発 途上 国 参照 ） 。 また オセアニア や 西 インド 諸島 の 小さな 島国 において は そもそも 人的 資源 に も 乏しく 、 工業 発展 用 の インフラ すら 未 整備 という 実情 が ある （ 小 島嶼 開発 途上 国 参照 ） 。 ラテンアメリカ 諸国 に は 経済 発展 は とげ た ものの 、 後 の 国内 政治 が 不安定 で 経済 的 に 足踏み 状態 の 国 も ある 。部分 社会 論 （ ぶ ぶん し ゃかいろん ） と は 、 日本 の 司法 において 、 団体 内部 の 規律 問題 について は 司法 審査 が 及ば ない 、 と する 法理 。 部分 社会 の 法理 と も 言わ れる 。  かつて 、 大日本帝国 憲法 下 で は 特別 権力 関係 論 が あっ た が 、 戦後 の 日本国 憲法 において は 、 この 法理 を そのまま 使う こと が でき なく なっ た 。 これ について 、 憲法 の 理念 に 即し て 修正 を 試み た 「 修正 特別 権力 関係 論 」 も 出 た が 、 昭和 52 年 の 富山大学 事件 で 最高 裁判所 が 部分 社会 論 を 採用 する に 至り 、 この 語 が 広く 用い られる よう に なっ た 。  もっとも 、 特別 権力 関係 論 は 公権力 と 国民 の 関係 を 規定 する もの で あり 、 私的 な 団体 と 個人 の 関係 も 包摂 する 部分 社会 論 と は 議論 の 射程 が 同一 で は ない 。 しかしながら 、 富山大学 事件 以来 、 修正 特別 権力 関係 論 の 衰退 と 相 俟 って 部分 社会 論 は 司法 権 の 限界 を 論じる に当たり 広く 議論 の 対象 と なる よう に なっ た 。  部分 社会 論 を 正当 化 する 根拠 の 一つ として は 当該 個人 が その 団体 すなわち 部分 社会 に 入る か 否 か の 自由 を 有し て いる こと が 挙げ られる 。  すなわち 、 その 団体 が 独自 の 処分 権限 を 有する こと を 事前 に 承認 し た 上 で その 団体 に 入り 、 その 承認 し た 手続 に 基づき 処分 さ れ た の で ある から 、 その 点 において は 事前 の 同意 が ある と いえる から で ある 。  また 、 同時に 部分 社会 として 認知 さ れる 団体 は 人的 集合 体 で ある から 、 その 団体 内 で 規律 を 保つ ため に 規定 や 手続 を 定める 必要 が ある 。 そこで 、 その 手続 に 一定 の 合理 性 が ある 限り その 手続 を 承認 し て 団体 に 入っ た もの は その 適用 を 受ける 、 という 考え に 基づく 。  なお 、 部分 社会 論 を 肯定 する こと は 法 多元 主義 の 考え を 肯定 する こと に なり 、 法 一 元 主義 の 考え方 から この 理論 を 肯定 する こと は 困難 で ある と 考え られる 。  後 掲 の 判例 を 見る と 、 「 部分 社会 の 内部 の 紛争 は 司法 審査 が 及ば ず 、 外部 に まで 影響 を 受ける （ 市民 法 秩序 に 影響 する ） もの は 審査 の 対象 に なる 」 という 定式 化 が できる 。 が 、 一概に 内部 紛争 の 審査 が でき ない と は 言え ず 、 部分 社会 の 性質 によって 個別 に 判断 を 要する と さ れる 。  例 として 、 部分 社会 の 法理 に よれ ば 、 構成 員 （ 学生 ・ 生徒 、 従業 員 ） の 校則 違反 や 就業 規則 違反 に対して の 制裁 は 学内 制裁 ・ 社内 制裁 （ 退学 ・ 懲戒 解雇 等 ） の 根拠 に は なる が 、 賠償 請求 等 の 司法 審査 の 対象 と は なら ない 。  例えば 「 日本 」 を 全体 社会 と し た 場合 、 この 全体 社会 の 一部 と なる 社会 を 部分 社会 と 呼ぶ 。 この 時 、 全体 社会 の 法 規範 と 衝突 する 部分 社会 の 法 規範 を どこ まで 尊重 する か が 問題 と なる 。 部分 社会 の 法 規範 は 、 全体 社会 の 法 規範 と 有機 的 な 関連 を もっ て 規範 的 な 統一 性 を もつ 限り において 尊重 さ れる ものの 、 全体 社会 の 価値 観 と 相容れない 限り において は 、 裁判所 は 全体 社会 の 法 規範 を 部分 社会 に 強制 し て 紛争 を 解決 する こと に なる 。規制 利権 （ きせ い り けん ） と は 、 行政 の 活動 に 批判 的 な 立場 から 、 規制 を 設ける こと で 発生 する 利権 が 存在 する 場合 が ある として 用い られる 用語 。  行政 による 規制 は 本来 、 社会 秩序 の 安定 や 、 国民 の 安全 性 ・ 利便 性 の 向上 等 の ため に 設け られる もの で ある と さ れる が 、 本来 の 役割 を 果たさ ず 形骸 化 し たり 、 逆 に 国民 生活 に 支障 を もたらす ケース も ある 。 さらに 場合 によって は 行政 に 批判 的 な 立場 の 研究 者 ・ 市民 団体 や マスコミ 等 から 批判 さ れる 場合 も ある 。  以下 に 「 規制 利権 」 が 存在 する として 批判 さ れ て いる 事例 を 挙げる が 、 ケース によって は 別 の 見方 も あり うる こと に 留意 す べき で ある 。  日本 の 建築 基準 法 や 建築 物 の 検査 システム について 、 効果 が 期待 でき ない と する 見方 も ある 。 その 見方 に よれ ば 「 本来 エキスパート で ある 建築 士 の 判断 が もっとも 信頼 できる に も 関わら ず 、 そもそも その 能力 の ない 行政 が 、 基準 を 作成 し 、 監査 し 、 責任 を 負っ て も 効果 が 期待 でき ない 」 と さ れる 。  ただし 、 上記 の 「 エキスパート で ある 建築 士 の 判断 が もっとも 信頼 できる 」 という 主張 に対して は 、 建築 士 が 起こし た 耐震 強度 偽装 事件 の よう な 反証 も あり うる 。 また 「 その 能力 の ない 行政 」 という 主張 に対して は 、 基準 を 作成 し 指導 する 立場 の 行政 の 担当 者 の 多く も 、 建築 ・ 土木 系 の 大学 ・ 大学院 等 を 卒業 ・ 修了 し て 、 公務員 試験 ・ 採用 試験 を 経 て 採用 さ れ た 技術 系 行政 官 で あり 、 その 中 に は 建築 士 等 の 資格 を 持つ 者 も 多数 存在 する こと も 考慮 す べき で ある と も さ れる 。  日本 で は 、 建築 物 の 各種 審査 や 評価 は 、 一般 財団 法人 日本 建築 センター が 実施 を 行っ て いる 。  すでに 規制 ・ 審査 団体 が ある に も 関わら ず 、 さらに 類似 の 新しい 団体 を 設立 しよ う と する 事例 も ある 。 これ は 業界 による 「 自主 的 」 な 動き による 場合 が 多い が 、 その 際 、 行政 側 から の 「 働きかけ 」 が 存在 する 事例 も しばしば 見 られる 。正義 の 女神 （ せい ぎのめがみ ） は 、 神話 に 登場 する 以下 の 女神 で ある 。  この 両 女神 は よく 同一 視 さ れる 。  剣 と 天秤 を 持つ 正義 の 女神 の 姿 は 、 司法 ・ 裁判 の 公正 さ を 表す 象徴 ・ シンボル として 、 古来 より 裁判所 や 法律 事務所 など 、 司法 関係 機関 に 飾る 彫刻 や 塑像 、 絵画 の 題材 として 扱わ れ て き た 。 現在 は 目隠し を し た 像 が 主流 で ある が 、 目隠し が ない もの も 多い 。 最高 裁判所 、 中央大学 多摩 キャンパス 内 、 虎ノ門 法曹 ビル （ 東京 都 港 区 ） 、 中央大学 杉並 高等 学校 、 愛知 県立 津島 高等 学校 など 日本 国内 に も テミス 像 が 存在 する 。 弁護士 バッジ に も 女神 の 天秤 が 描か れ て いる 。  英語 で は 一般 に 固有 の 名前 で 呼ば れる より も 、 単に   （ 正義 の 女神 ） と 呼ば れる こと が 多く 、 固有 の 名前 を 用いる とき は 正義   ( Justice )   の 語源 とも なっ て いる ユースティティア と 名付け られる 場合 が 多い 。 タロットカード の 大 アルカナ 11 番 （ または 8 番 ） 「 正義 」 に 描か れ て いる 剣 と 天秤 を 持っ た 女性 も 、 この 「 正義 の 女神 」 を 擬人 化 し た もの で ある 。  テミス と ゼウス の 娘 アストライアー   (')   や ホーライ の 一 人 ディケー （'） も 正義 を 司る 女神 で は ある ため 、 ユースティティア と 同一 視 さ れる こと も ある 。 しかし これら の 女神 が 司法 の 象徴 として 扱わ れる こと は 稀 で ある 。 星座 上 で おとめ 座 に 属する アストライアー は 、 隣り の てん びん 座 の 天秤 を 持っ て いる という 説 も ある 。  彼女 が 手 に 持つ 天秤 は 正邪 を 測る 「 正義 」 を 、 剣 は 「 力 」 を 象徴 し 、 「 剣 なき 秤 は 無力 、 秤 なき 剣 は 暴力 」 に 過ぎ ず 、 正義 と 力 が 法 の 両輪 で ある こと を 表し て いる 。 目隠し は 彼女 が 前 に 立つ 者 の 顔 を 見 ない こと を 示し 、 法 は 貧富 や 権力 の 有無 に 関わら ず 、 万 人 に 等しく 適用 さ れる という 「 法 の 下 の 平等 」 の 法 理念 を 表す 。  目隠し は そもそも 剣 と 天秤 の 含意 する 正義 に は 矛盾 する 付加 物 で あり 、 当初 は おそらく 逆 の 解釈 で あっ た と 考え られる 。 15 世紀 末 に 見 られる 木版 画 で は さしあたり 嘲笑 目的 の 戯画 として の 意味 が あっ た 。 1495 年 の 木版 画 で は 、 馬鹿 者 が 正義 の 女神 の 目 に 目隠し を し て いる 。 シュバルツェンベルグ は 1517 年 の バン ベルク 刑事 裁判 令 の なか で 、 全 裁判官 合議 体 に 馬鹿 者 の 帽子 と 目隠し を 着せ て 「 法 に 逆らい 悪い 習慣 に 基づい て 判決 を 出す 。 これぞ この 盲目 の 馬鹿 者 の 生業 なり 」 と 書い て いる 。 目隠し について 長尾 龍一 は 正義 の 実力 的 側面 に 着目 し 、 「 正義 の 女神 は 娼婦 で あり 、 戦い の 結果 が 明らか に なっ た 段階 で 勝者 の 胸 に 抱か れる 。 また 闘争 が 起こり 勝者 が 入れ替わる と 新た な 勝者 の 胸 に 抱か れる 。 正義 の 女神 は 腕ずく で 押さえ こま ね ば なら ない 」 点 の 寓意 し た もの と 解釈 する 。  目隠し の 寓意 する 意味 は ゲーテ の 時代 に は 「 人物 の 名声 を 顧慮 し ない 公正 さ 」 に 転換 し て おり 、 目隠し を し た 正義 の 女神 像 が 製作 さ れる よう に なっ た の は 法 の 平等 の 理念 が 生じ た 16 世紀 頃 以降 で 、 19 世紀 頃 より 目隠し を し た 像 が 主流 に なる 。 また 目隠し を 取っ た 状態 の 、 全体 を 見通し て 公正 な 判断 を 下す 女神 と さ れ て いる ケース も ある 。経世 致用 の 学 （ けい せいち よう の がく ） と は 、 儒学 において 明 末清 初 に 現れ た 学術 思潮 。  学問 は 現実 の 社会 問題 を 改革 する ため に 用い られ なけれ ば なら ない と 主張 さ れ た 。 顧炎武 ・ 黄 宗 羲 ・ 王 夫 之 といった 人物 が 代表 で あり 、 その 先駆け は 明 末 の 東 林学 派 の 主張 に 見 られる 。王権 （ お うけ ん ） は 、 人々 に 君臨 する 王 の 権力 、 統治 権 の こと 。  国家 に は さまざま な 定義 が あたえ られる が 、 一般 に 、 国家 は 、 農耕 など 生産 経済 の 発明 に 触発 さ れ た 歴史 上 の 大 変動 に 惹起 さ れ て 創り出さ れ た 社会 集団 で あり 、  の 三 要素 を 不可欠 な もの として 有する 政治 機構 で ある 。  初期 国家 の 主権 者 は 多く の 場合 「 王 」 で あり 、 王 は 、 ほとんど すべて の 民族 社会 において 、 国家 の 成立 とともに その 最高 権力 を 保持 する 者 として 出現 する 。 この 「 王 」 の もつ 権力 が 王権 で あり 、 王権 の 起源 は 、 神 に 出自 する という 信仰 や 伝承 に 由来 する こと が 多い 。 ここ から 「 王 は 神 の 子 」 という よう な 王 の 神聖 性 の 観念 が 生まれ 、 王 は 宗教 的 に 神格 化 さ れる こと と なる 。 太陽 神 と 同一 視 さ れる 古代 エジプト の 王 ファ ラオ は その 典型 で あり 、 日本 において も 天武天皇 の 時代 に は 「 大君 は 神 に し ませ ば 」 で 始まる 和歌 が 盛ん に 作ら れ た 。 古代 の 王 は また 、 司祭 者 的 性格 を 有する こと も 多く 、 メソポタミア 文明 における シュメール の 諸王 や 古代 イスラエル の 王 に その 典型 が 認め られる 。  中世 以降 は 、 王 の 神聖 性 から 距離 を 置い た 理論 が 生まれる 。 イスラーム 世界 最大 の 歴史 家 で ある イブン・ハルドゥーン は 14 世紀 後半 に 書か れ た 『 歴史 序説 』 において 、 王権 は 人間 にとって 必要 不可欠 で ある と し た 。 人間 は お互い に対する 権利 侵害 や 相互 の 確執 など に み られる 動物 的 性質 を 持っ て いる ため に 、 それ を 抑制 する 者 が 必要 で あり 、 それ が 統治 者 として の 王 で ある と 述べ た 。 また 、 ルネサンス 期 の ニッコロ・マキャヴェッリ は 『 君主 論 』 を 著し 、 宗教 や 道徳 と 切り離さ れ た 政治 の 中 で の 君主 の 役割 を 論じ た 。  イブン・ハルドゥーン に 通じる 王権 観 を 自然 権 の 視点 から 捉え 、 社会 契約 説 を 構築 し た の が トマス・ホッブズ による 17 世紀 中葉 の 『 リヴァイアサン 』 で あっ た 。 ホッブズ は その 中 で 、 人間 の 自然 状態 を 「 万 人 の 万 人 による 闘争 」 で ある と し 、 この 混乱 状況 を 避ける ため に は 、 「 人間 が 天賦 の 権利 として 持ち うる 自然 権 を 政府 に対して すべて 譲渡 する （ という 社会 契約 を する ） べき で ある 」 と 述べ 、 絶対 王政 を 擁護 し ながら も 、 それ 以前 の 王権 神授 説 における 超 自然 的 な 要素 を 否定 し た 。  伝統 社会 において は 、 その 社会 で 共有 さ れる 宇宙 論 の 中 で 、 王 は その 中心 を 象徴 する もの として 神聖 視 さ れる 場合 が 多かっ た 。  特に 農耕 社会 に あっ て は 、 王 は 農作物 の 成長 を 促す エネルギー の 源 で あり 、 森羅万象 を 統制 する 力 を 持つ もの と さ れ た 。 ここ において は 、 王 は 人間 の 身 で あり ながら 、 同時に 宇宙 の 秩序 を 司る 存在 として 捉え られ た の で あり 、 現人神 と 考え られ た エジプト の ファ ラオ は 代表 的 な 例 で ある 。 それ ゆえ 、 老衰 ないし 病 衰 し た 王 は すなわち 自然 を 統御 する 力 を 失っ た 王 と 見なさ れる こと が あっ た 。 ジェームズ・フレイザー が 例示 し た 「 王 殺し 」 と 呼ば れる しきたり も この よう な 背景 の もと に 理解 さ れる 。  王 が 住まう 首都 や 王宮 が 、 宇宙 全体 の 縮図 として 、 あるいは 象徴 として 理解 さ れる 例 は 、 クメール 王朝 （ アンコール 朝 ） や 古 マタラム 王国 など を 始め と する ヒンドゥー 教 圏 ないし 仏教 圏 の 東南アジア の 諸 王国 で 見 られる 。 ここ で は 、 梵 （ ブラフマン ） が 宇宙 の 根本 原理 で あり 、 その 宇宙 論 は 輪廻 転生 を 軸 として 展開 さ れ た 。 また 、 中国 の 歴代 王朝 において は 、 天 の 子 で ある 皇帝 が 、 祭祀 の 折 、 王宮 の 中央 に 建て られ た 明 堂 を 回る こと によって 宇宙 の 運行 が 保持 さ れる という 観念 が あっ た 。 明 堂 は 、 それ 自体 が 四季 や 一 年 の 推移 、 方位 など の 宇宙 の 原理 を 表し た 祭祀 建築 物 で あっ た 。  古代 メソポタミア の シュメール に あっ て は 、 都市 国家 の 時代 も 統一 国家 の 時代 も 、 都市 支配 者 や 王 に 課せ られ た 責務 は 、 外 から の 攻撃 に対する 防衛 と 、 支配 領域 内 の 豊穣 ・ 平安 を 確か な もの と する こと の 2 つ で あっ た 。 初期 の 支配 者 ・ 王 は 多く の 碑文 を 遺し て いる が 、 ほとんど が 神 へ の 奉納 碑文 で あり 、 内容 は 神殿 ・ 城壁 の 建設 、 運河 の 開削 など 都市 や 国家 の 平安 と 豊穣 に 関わる 行為 で ある 。  なお 、 シュメール に あっ て は 王権 を 授与 する 神 として は 、 エンリル と イナンナ の 2 神 が ある が 、 都市 国家 分立 期 に は イナンナ 、 領域 国家 期 に は エンリル 、 統一 国家 形成 期 に は 再び イナンナ 、 統一 国家 確立 期 に は 再び エンリル という よう に 授与 する 神 が 交代 する 。 この こと に対し 、 前田 徹 は 「 王権 を 授ける 神 が エンリル と イナンナ に 分かれる こと は 、 王権 に 抱く イメージ の 差 による の で あろ う 」 と し て いる 。 すなわち 、 エンリル 神 は シュメール 統治 に あずかる 最高 神 で あり 、 この 神 は 安定 し た 統治 を 願う 時代 に 、 一方 、 イナンナ 神 は 外敵 を 排撃 する 神 で あり 、 この 神 は 拡張 主義 の 時代 に 、 それぞれ 王権 を 授与 する 神 として 認識 さ れ た もの で ある と 考え られる 。  神話 や 宇宙 論 、 宗教 や 伝統 的 な 信仰 に 支え られ た 「 神聖 なる 王 」 が 制度 化 する ため に 重要 な の が 王位 継承 の 儀式 で ある 。 王位 継承 は 、 多く の 場合 、 単に 統治 者 として の 任務 の 継承 で は なく 人 が 神 に 変わる 経過 を たどり 、 秘 儀 を 含ん だ 儀礼 として 劇化 さ れる 。 それ は 人格 の 変換 を 意識 さ れる 伝統 的 な 通過 儀礼 と いくつ か の 面 で 共通 点 を 有し て おり 、 人 として の 死 あるいは 一定 期間 の 隔離 や 隠遁 、 次いで 王権 の レガリア を 身 に つけ た 王 として の 再生 、 そして それ を 公衆 に 披露 する という 一連 の 儀式 として 行なわ れる こと が 多い 。 その 意味 から 、 王権 の 永続 性 は 王 の レガリア によって 象徴 さ れる こと が 多い と いえる 。  ヨーロッパ の 王権 に 見 られる 王冠 ・ 王 笏 ・ 宝珠 、 西アフリカ の アシャンティ 王国 の 「 黄金 の 床几 」 、 日本 の 天皇 制 における 「 三種 の 神器 」 、 中国 の 歴代 皇帝 に 伝え られ て き た 伝 国璽 、 セイロン 島 （ スリランカ ） における 仏 歯 など は いずれ も レガリア と みなさ れる 。 東 アフリカ の バントゥー 族 系 の 諸 王国 で は 王権 の レガリア は 太鼓 で あっ た 。 また 、 『 アーサー 王 物語 』 で は エクスカリバー と 称する レガリア が 登場 する 。  古代 史学 者 の 山尾 幸久 は 「 王権 」 を 、 「 王 の 臣 僚 として 結集 し た 特権 集団 の 共同 組織 」 が 「 王 へ の 従属 者 群 の 支配 を 分掌 し 、 王 を 頂点 の 権威 と し た 種族 」 の 「 序列 的 統合 の 中心 で あろ う と する 権力 の 組織 体 」 と 定義 し 、 それ は 「 古墳 時代 に はっきり 現れ た 」 と し て いる 。 一方 、 白石 太一郎 は 、 「 ヤマト の 政治 勢力 を 中心 に 形成 さ れ た 北 と 南 を 除く 日本 列島 各地 の 政治 勢力 の 連合体 」 「 広域 の 政治 連合 」 を 「 ヤマト 政権 」 と 呼称 し 、 「 畿内 の 首長 連合 の 盟主 で あり 、 また 日本 列島 各地 の 政治 勢力 の 連合体 で あっ た ヤマト 政権 の 盟主 でも あっ た 畿内 の 王権 」 を 「 ヤマト 王権 」 と 呼称 し て 、 両者 を 区別 し て いる 。 その 中 で 具体 的 な 出雲 の 地域 における 王権 の 存在 を 示す 事例 として 、 意宇 郡 安来 郷 の 語部 の 存在 を 指摘 し て いる もの も ある 。  また 、 山尾 に よれ ば 、  という 時代 区分 を 行なっ て いる 。  王権 に 類似 する 用語 で ある 「 朝廷 」 は 、 「 天皇 の 政治 の 場 」 、 「 天皇 が 政治 を 行う 場所 」 という 限定 さ れ た 意味 で ある の に対し 、 「 王権 」 は まさに 王 の 政治 的 権力 を 表す ところ から 「 朝廷 」 より も 広い 意味 を 有し て いる 。 また 、 「 王権 」 という 言葉 を 近代 的 な 意味合い を 帯び た 「 国家 」 という 言葉 を 避け た 表現 と する 見方 も ある 。 例えば 、 上島 享 は 「 中世 王権 」 の 確立 として 院 権力 の 出現 を 挙げ て おり 、 今谷 明 も 、 絶対 主義 化 と 中央 集権 を 進める 足利 義満 の 権力 を 「 室町 の 王権 」 と 呼称 し て いる 。  国家 における 権力 の 再 生産 システム として 、 王権 継承 が 揚げ られる 。 王権 継承 において 中心 と なる 主体 が 大王 で あり 、 天皇 で あっ た が 、 継承 に際して 制度 的 機 制 を 持た ない 時代 が 長く つづい た 。 大平 聡 は 、 天皇 位 の 制度 的 継承 の 確立 、 すなわち 平安 時代 初期 における 皇太子 制 の 成立 が 王権 継承 の 古代 的 完成 で ある と 位置づけ 、 その いっぽう で 、 平安 時代 に 入っ て から の 官僚 機構 の 再編 が 天皇 の 地位 認識 の 変化 （ 幼 帝 化 ） へ と つながっ た と 論じ て いる 。 また 、 春名 宏昭 は 、 当初 天皇 として 即位 する 予定 の なかっ た 光 仁 天皇 や 桓武 天皇 は 、 その ため みずから 天皇 として の 正統 性 を 獲得 しよ う と 努め た の で あり 、 その 点 が 奈良 時代 まで と は 異なる 平安 時代 の 皇室 の 創出 に つながっ た と し て いる 。  古来 より 集団 の 中 に は 長 （ 族長 、 長老 など ） が 存在 し た 。 その 長 の 、 集団 に対する 決定 権 が 発達 し た もの が 王権 と 見なさ れ て いる 。 王 の 決定 に 集団 が 従う 、 という 構造 は 生存 の ため の 条件 が 厳しかっ た 古代 において は ある程度 受け入れ られ て き た と 考え られる 。 ただ 古代 ギリシア の ポリス における 限定 的 な 民主 政治 の よう な 形態 も 存在 し た ため 、 生存 条件 の 比較的 緩やか な 地域 において は 、 他国 の 制度 の 受け入れ の よう な 形 で 王権 が 発生 し た 場合 も ある 。 実際 に 東南アジア 地域 で は 中世 まで 国家 という 枠組み そのもの が 存在 し て い なかっ た 地域 も ある 。  各国 の 歴史 が 語る よう に 本来 地域 集団 に対して 多大 なる 貢献 が あっ た 人物 が 王 に なる の が 一般 的 で ある が 、 王 の 後継 者 に その よう な 業績 が 無い 場合 は 血縁 で ある という 以外 に 王 に なる 理由 は 存在 し て い ない 。 その こと に 不満 を 持つ 者 による 後継 者 争い は 歴史 を 動かす 大きな 原動力 と なっ て いる 。 これ は 、 王権 は 奪い取る こと の できる もの という 認識 が 存在 し て い た 傍証 で も ある 。 それ を 避ける ため に も 地域 ・ 時代 によって さまざま な 、 王権 を 奪わ れ ない よう に 権威 付け する 努力 が 見 られ た 。 その 一つ が ヨーロッパ で 発生 し た 王権 神授 説 で ある 。 また 帝国 君主 で ある 皇帝 による “ 帝 権 ” も 、 王権 と 意味 は ほぼ 同様 で ある 。  また 古代 中国 や 中世 ヨーロッパ において は 、 王 は 皇帝 または 教皇 の 下 の 爵位 で あり 、 王権 は 与え られる もの で あっ た 。上訴 （ じ ょうそ ） と は 、 訴訟 法 上 の 法律 用語 で 、 裁判 に対する 不服 を 理由 として 当該 裁判 の 確定 を 遮断 し て （ 確定 遮断 効 ） 上級 の 裁判所 に 新た な 裁判 を 求める （ 移 審 効 ） 不服 申 立て の こと を 言う 。  憲法 の 裁判 を 受ける 権利 を 具体 化 し た 制度 の 一つ で ある が 、 必ずしも 常に 認め られる わけ で は なく 、 上訴 の 利益 など の 実体 的 要件 や 期間 など の 形式 的 要件 を 遵守 する こと が 必要 で あり 、 濫用 的 な 行使 に は 過料 など の 制裁 が 加え られる こと が ある 。 また 、 前述 の 定義 上 、 最上級 の 裁判所 の 裁判 に対する 上訴 は 観念 し 得 ない 。  異議 は 移 審 効 を 有 し ない ので 上訴 で は ない 。 特別 上訴 （ 特別 上告 及び 特別 抗告 ） 及び 非常 上告 は 確定 遮断 効 を 有 し ない ので 上訴 で は ない 。 再審 の 請求 は 確定 遮断 効 を 有 し ない し （ そもそも 完全 に 別 の 手続 で ある という 意味 で ） 移 審 効 も 有し ない から 上訴 で ない 。 準 抗告 について は 、 簡易 裁判所 の 裁判官 の 命令 に対する もの は 上訴 で ある が 、 検察官 、 検察 事務 官 又は 司法 警察 職員 の 処分 に対する もの は 裁判 に対して 為さ れる もの で は ない から 上訴 で は ない 。 地方裁判所 の 裁判官 の 命令 に対する 準 抗告 は 上級 裁判所 に対する もの で は ない こと から 、 上訴 に は 該 ら ない という こと に なる の で あろ う か 。  検察官 も 被告 人 と 同じく 控訴 又は 上告 を する こと が できる 。  無罪 判決 に対する 検察官 の 上訴 は 日本国 憲法 第 39 条 の 一事 不 再 理 ないし 二 重 の 危険 により 禁止 さ れる と の 見解 が ある が 、 日本 の 判例 ・ 通説 で は 一 審 も 控訴 審 も 上告 審 も 継続 する 一つ の 危険 として 禁止 さ れ ない と の 立場 を とっ て いる 。  英 米 法 において は 古く から 事実 審 の 公判 審理 を 一つ の 危険 と 考え て おり 、 無罪 の 評決 は 事件 に対する 最終 判断 で あり 、 それ に対して 上訴 は でき ない と し て いる 。退去 強制 （ たい きょき ょうせい ） と は 、 出入国 管理 及び 難民 認定 法 （ 入管 法 ） に 定め られ た 行政 処分 の 一つ で 、 日本 に 滞在 し て いる 外国 人 を 強制 的 に 日本 から 退去 さ せる こと を いう 。 退去 強制 の 処分 に 至る まで の 調査 ・ 審理 手続 を 含め て 言う とき は 「 退去 強制 手続 」 と いう 。 関係 官庁 内 で は 「 退去 強制 令書 」 を 縮め て 「 退 令 （ たい れい ） 」 と 略さ れ 、 報道 等 で は 俗 に 「 強制 送還 （ きょうせい そうかん ） 」 、 「 国外 退去 処分 （ こく が い た いき ょしょぶん ） 」 と 表現 さ れる 。  なお 、 同 法 に は 日本 国外 の 領域 から 日本 に 入国 （ 正確 に は 上陸 ） しよ う として 拒否 さ れる 処分 （ 退去 命令 。 略称 ・ 退 命 ） が ある が 、 退去 強制 と は 趣旨 ・ 条項 ・ 罰則 等 が 全く 異なる 別 概念 もの と さ れ て いる 。 報道 等 で は こちら も 「 強制 送還 」 、 「 国外 退去 」 と 表現 する こと が あり 、 両者 を 混同 し て 認識 する 例 が 少なく ない 。  出入国 管理 及び 難民 認定 法 第 24 条 各 号 所定 の 退去 強制 事由 を 要約 し て 列記 。 この 場合 「 本邦 」 と は 日本 国 を 指す 。 正確 な 退去 強制 事由 は 条文 参照 。  出国 命令 対象 者 （ 対象 の 範囲 について は 出国 命令 を 参照 の こと ） は 、 第 1 次 的 に は 出国 命令 手続 で 出国 する こと と なる 。 もっとも 、 出国 期限 内 に 出国 し なかっ た 場合 、 出国 命令 の 際 に 付さ れ た 条件 に 違反 し た ため 出国 命令 を 取り消さ れ た 場合 に は 、 退去 強制 手続 による こと に なる 。  一方 、 退去 強制 手続 の 途中 で 出国 命令 対象 者 で ある こと が 判明 し た 場合 に は 、 出国 命令 手続 に 移行 する （ 47 条 2 項 、 48 条 7 項 、 49 条 5 項 、 55 条 の 3 ） 。  退去 強制 の 手続 は 、 違反 調査 → 収容 → 審査 → 口頭 審理 → 異議 の 申出 → 退去 強制 令書 の 発 付 → 退去 強制 令書 の 執行 の 流れ で 行わ れる 。 以下 概説 する 。  違反 調査 と は 、 退去 強制 事由 の 存否 について 入国 警備 官 により 行わ れる 調査 で ある 。 入国 警備 官 は 、 容疑 者 ・ 証人 を 取り調べ 、 地方裁判所 又は 簡易 裁判所 の 裁判官 の 令状 により 臨検 、 捜索 及び 押収 を する こと が できる 。  入国 警備 官 が 、 容疑 者 に 退去 強制 事由 に 該当 する と 疑う に 足りる 相当 な 理由 が あり 、 また その 外国 人 が 出国 命令 対象 者 に 該当 し ない 場合 に は 、 主任 審査 官 に 収容 令書 の 発 付 を 請求 する 。 主任 審査 官 が これ を 認め て 収容 令書 を 発 付し た 場合 、 入国 警備 官 は 、 容疑 者 に 収容 令書 を 示し て 容疑 者 を 収容 場 等 に 収容 する こと が できる 。 収容 の 期間 は 30 日 以内 で ある が 、 やむを得ない 事由 が ある とき に は 30 日 を 限り 延長 する こと が できる 。  実務 上 は 、 退去 強制 事由 に 該当 する 場合 で あっ て も 、 帰国 の 意思 を もっ て 自ら 地方 入国 管理 局 等 へ 出頭 し 、 自力 で 帰国 できる 見込み が ある 者 に対して は 、 入管 法 違反 以外 に 犯罪 の 嫌疑 が なけれ ば 、 身柄 の 拘束 は 行わ ず 在宅 で の 取調べ と なる こと も 多い 。  入国 警備 官 は 、 容疑 者 の 収容 後 48 時間 以内 に 、 調書 及び 証拠 物 とともに ， 当該 容疑 者 を 入国 審査 官 に 引き渡す 。 引渡し を 受け た 入国 審査 官 は 、 受け取っ た 調書 及び 証拠 物 を 精査 し 、 容疑 者 から 事情 を 聴取 する など し て 、 容疑 者 が 退去 強制 事由 に 該当 する か について 審査 を 行う 。 審査 の 結果 、 退去 強制 事由 が ない と 認定 さ れ た 場合 に は 、 直ちに 容疑 者 は 放免 さ れる 。 出国 命令 対象 者 で ある と 認定 さ れ た 場合 に は 出国 命令 手続 に 移行 し 、 容疑 者 は 出国 命令 を 受け たら 直ちに 放免 さ れる 。 容疑 者 が 退去 強制 対象 者 に 該当 する と 認定 さ れ た 場合 に は 、 その 旨 と 口頭 審理 を 受ける 権利 を 告知 さ れる 。 容疑 者 が 認定 に 服し た 場合 に は 、 主任 審査 官 により 退去 強制 令書 が 発 付さ れる 。  容疑 者 が 認定 に 異議 が ある とき は 、 認定 通知 の 日 から 3 日 以内 （ 日数 は 通知 の 翌日 から 起算 ） に 特別 審理 官 に対し 、 口頭 審理 の 請求 を する こと が できる 。 特別 審理 官 は 、 関係 書類 を 精査 し 、 容疑 者 から 事情 を 聴取 する など し て 、 入国 審査 官 の 認定 に 誤り が ない か の 口頭 審理 を 行う 。 入国 審査 官 の 認定 に 誤り が あり 、 退去 強制 事由 が ない と 判定 さ れ た 場合 に は 、 直ちに 容疑 者 は 放免 さ れる 。 出国 命令 対象 者 で ある と 判定 さ れ た 場合 に は 出国 命令 手続 に 移行 し 、 容疑 者 は 出国 命令 を 受け たら 直ちに 放免 さ れる 。 容疑 者 が 退去 強制 対象 者 に 該当 する と の 認定 に 誤り が ない と 判定 さ れ た 場合 に は 、 その 旨 と 異議 の 申 出 の 権利 を 告知 さ れる 。 容疑 者 が 判定 に 服し た 場合 に は 、 主任 審査 官 により 退去 強制 令書 が 発 付さ れる 。  容疑 者 が 判定 に 異議 が ある とき は 、 判定 通知 の 日 から 3 日 以内 （ 日数 は 通知 の 翌日 から 起算 ） に 法務大臣 に対し 、 異議 の 申 出 を する こと が できる 。 法務大臣 又は その 権限 の 委任 を 受け た 地方 入国 管理 局長 は 、 関係 書類 を 精査 し 、 異議 の 申出 に 理由 が ある か を 書面 審理 する 。 異議 の 申出 に 理由 が あり 、 退去 強制 事由 が ない と 裁決 さ れ た 場合 に は 、 直ちに 容疑 者 は 放免 さ れる 。 出国 命令 対象 者 で ある と 裁決 さ れ た 場合 に は 出国 命令 手続 に 移行 し 、 容疑 者 は 出国 命令 を 受け たら 直ちに 放免 さ れる 。 異議 の 申出 に 理由 が なく 、 在留 特別 許可 を し ない と 裁決 さ れ た 場合 に は 、 主任 審査 官 により 退去 強制 令書 が 発 付さ れる 。 法務大臣 等 は 、 異議 の 申出 に 理由 が ない 場合 で あっ て も 、 永住 許可 を 受け て いる とき 、 かつて 日本 国民 として 本邦 に 本籍 を 有し た こと が ある とき 、 人身 取引 等 の 被害 者 で ある とき その他 法務大臣 等 が 特別 に 在留 を 許可 す べき 事情 が ある と 認める とき に は 、 その 者 の 在留 を 特別 に 許可 し 、 直ちに その 者 を 放免 する 。  ただし 、 「 日本人 と の 婚姻 関係 が ある 」 と 偽装 結婚 する 、 在留 特別 許可 の 悪用 が 、 在日 中国人 社会 で 黒 転 白 （ ヘイ・ジャン・パイ ） として 流行 。 それ を 手助け する 日本人 業者 も 少なく ない 。  主任 審査 官 により 発 付さ れ た 退去 強制 令書 は 入国 警備 官 （ 又は 警察官 若しくは 海上 保安 官 ） が 執行 する 。 退去 強制 令書 の 発 付 を 受け た 者 は 、 入国 者 収容 所長 又は 主任 審査 官 の 許可 を 得 て 、 自費 で 本邦 を 退去 する こと も できる 。 退去 強制 を 受ける 者 は 原則 として 本国 に 送還 さ れる 。  実務 上 の 取扱い として 、 退去 強制 の 費用 （ 主 に 航空 運賃 ） を 自分 で 支弁 でき たり 、 差入れ を 受ける こと が 可能 な 者 は 、 身柄 が 拘束 （ 収容 ） さ れ て い て も 10 日 から 14 日 程度 で 出国 が できる が 、 費用 を 支弁 でき ない 場合 は 、 種々 の 手続 ・ 決裁 を 経 て 国家 予算 で 送還 さ れる ため 、 収容 状態 が 長期 に 及ぶ こと も ある 。 退去 者 が 、 退去 を 拒ん で 暴れる ケース も ある ため 、 1 人 の 退去 の ため に 数 人 の 警備 員 を 付ける 必要 が ある など 、 費用 が 嵩む こと も 多い 。 国家 予算 を 使用 する こと へ は 批判 も 根強く 、 あくまで 自費 で 退去 さ せる よう に す べき だ と の 批判 が ある 。  退去 費用 の 抑制 の ため 、 2013 年 より 、 退去 先 の 国 が 同じ 数 十 人 の 不法 滞在 者 を 、 チャーター 機 で 集団 退去 さ せる 手法 が 導入 さ れ た 。  チャーター 機 で 祖国 に 強制 送還 し た 記録 。 （   ） 内 は 職員 等 の 人数  チャーター 機 以外 の 強制 送還 も 含める と 、 2014 年 は 5500 人 を 超え た 。政治 任用 制 （ せい じ に ん ようせい 、 political   appointee ） と は 、 政府 機関 の 要職 に つき 、 政治 家 で ある 任命 権 者 の 裁量 により 、 専門 的 な 政策 能力 や 政治 的 忠誠 心 など に 基づき 任免 する こと を 政治 任用 と いい 、 その よう な 制度 を いう 。 別称 は ポリティカル・アポインティ 。  政治 任用 の あり方 について は 国 によって 定義 ・ 形態 とも 様々 で ある 。  人的 規模 で 言う と アメリカ の 政治 任用 職 は 数 千 人 に 及ぶ が イギリス で は 100 人 に 満た ない 。  フランス で は 職業 公務員 出身 者 が 大半 を 占め 、 基本 的 に 退職 後 は 職業 公務員 へ 復帰 する 一方 、 ドイツ で は 職業 公務員 出身 者 が 大半 で ある が 、 退職 後 に は 元 の 職場 に は 戻ら ない こと が 多い 。  日本 において は 主 だっ た 役職 は 国会 議員 が 兼務 し て おり 、 それ 以外 で は 職業 公務員 出身 者 が 多い 。  これら の 差異 について は 各国 の 歴史 、 政治 形態 、 行政 制度 と 密接 に 結びつい て いる ため 一概に 優劣 を 比較 でき ない 。  日本 で は ほとんど の 職位 について 国家 公務員 試験 に 合格 し 、 国家 公務員 として の 身分 を 有する 者 の 中 から 登用 さ れる 資格 任用 制 を 中心 と し た 仕組み と なっ て おり 、 ほとんど 官庁 の 重要 な 官職 は 公務員 試験 の 合格 者 の 間 で 占め られる 。  内閣 総理 大臣 以外 に 国務大臣 、 副 大臣 、 大臣 政務 官 の ポスト が 置か れ 、 これら の ポスト は 国会 議員 が 兼任 する こと が でき 、 通例 で は 政治 家 の ポスト と なっ て いる 。 また 内閣 官房 副 長官 、 内閣 総理 大臣 補佐 官 、 大臣 補佐 官 も 国会 議員 が 兼任 する こと が でき 、 内閣 官房 副 長官 は 1 人 を 除い て 政治 家 が 就任 する こと が 通例 と なっ て いる 。 内閣 総理 大臣 補佐 官 は かつて は 民間 人 や 職業 公務員 経験 者 から 起用 さ れる 例 も あっ た が 2007 年 8 月 以降 は 政治 家 が 就任 する こと が 通例 と なっ て いる 。 大臣 補佐 官 は 必置 で は ない ため 就任 例 が 少ない が 、 政治 家 経験 者 、 職業 公務員 経験 検 者 、 民間 人 が 就任 し て いる 。  これら の ポスト 以外 は 、 職業 公務員 が 就任 し て いる 。 職業 公務員 の 最高 ポスト は 一般 に 各省 の 事務次官 で ある 。 職業 公務員 を 含め た 職員 の 任命 権 は 政治 家 で ある 大臣 が 握る ものの 、 任用 は 成績 主義 に 基づく もの と さ れ 、 公務員 採用 試験 により 採用 さ れ た 職業 公務員 が 順次 昇進 し て いく の が 通例 で ある 。  米国 において は 、 米国 公務員 倫理 室 （ United   States   Office   of   Government   Ethics ） の 規定 で は 、 「 大統領 、 副 大統領 、 政府 機関 トップ によって 任用 さ れ た 雇用 者 （ any   employee   who   is   appointed   by   the   President ,   the   Vice   President ,   or   agency   head ） 」 と 定義 さ れる 。合意 形成 （ ご う いけい せい 、 ） と は 、 ステーク ホルダー （ 多様 な 利害 関係 者 ） の 意見 の 一致 を 図る こと 。 特に 議論 など を通じて 、 関係 者 の 根底 に ある 多様 な 価値 を 顕在 化 さ せ 、 意思 決定 において 相互 の 意見 の 一致 を 図る 過程 の こと を いう 。 コンセンサス と も いう 。 特に 国民 全体 の 合意 形成 を はかる こと を ナショナル ・ コンセンサス 、 合意 形成 を 図る 過程 の こと を 合意 形成 過程 と も いう 。  早い 事例 として は 、 1980 年代 に デンマーク で 発達 し た コンセンサス 会議 が 挙げ られる 。  近年 の 日本 で は 、 組織 内 は もちろん 、 地方 自治 の 分野 で は 地域 の まち づくり について 、 市民 の 意見 を 市政 や まち づくり に 反映 さ せる 行政 参加 （ 市民 参加 ） の 取り組み として 行わ れる こと が 多い 。 こうした まち づくり における 合意 形成 の 事例 が 散見 さ れる よう に なっ て き た 中 で 、 多く の 市町村 において 地区 別 に 行政 や 市民 が 議論 する ワークショップ や 市町村 の 公共 政策 の 意思 決定 課程 に 市民 を 参加 さ せる パブリックインボルブメント 、 インターネット など 情報 通信 技術 を 用い た 合意 形成 手法 の オルタナティブ 、 或いは 市町村 が 市政 運営 に おい 一定 の テーマ につき 市民 の 意見 を 募集 する パブリック コメント など 様々 な 合意 形成 手法 が 用い られる よう に なっ て き た 。 さらに は ワークショップ を 活用 し た 合意 形成 手法 において 様々 な 科学 技術 を 活用 し た プログラム を 用いる 合意 形成 支援 システム など も 開発 さ れ つつ ある 。 今後 、 こうした 事例 を 踏まえ ながら 行政 と 市民 の パートナーシップ を より 前進 さ せる 合意 形成 システム の 確立 が 望ま れる ところ で ある 。  また 、 主 に 原子力 や 環境 問題 など を 中心 に 、 一定 の リスク について 行政 、 市民 や 企業 が 情報 を 共有 し 、 意見 の 一致 を 図る 取り組み として リスク コミュニケーション という もの も ある が 、 これ も 合意 形成 の ひとつ と いえる 。 また 、 合意 形成 自体 を 議論 する 学問 が ある 。  公共 空間 における 議論 の 条件 として 「 議論 の 場 の 設定 、 議論 の 公開 、 十分 な 情報 提供 」 が 公正 に 守ら れる システム 作り が 必要 だ という 指摘 が ある 。 特定 の 協定 が 結ば れ た 共同 体 の 介入 を 防ぐ 前提 が 必要 で ある ため 、 明確 化 を 図り 知識 を 共有 化 する こと で 特定 の 協定 を 明示 知 に する 。 これ により 直接 関与 し ない ステーク ホルダー に対して も 判断 材料 を 提供 する 。  また インタレスツ による 基づく 意見 の 再 構築 や ファシリテーター の 介在 、 ステーク ホルダー 間 の 信頼 構造 、 「 運営 方法 、 誹謗 中傷 の 禁止 、 対案 の 提示 、 議事 概要 の 承認 方法 」 といった 共通 の ルール 作り など 、 様々 な 合意 形成 の ため の 工夫 が 議論 さ れ 実践 さ れ て いる 。軍事 機密 （ ぐんじきみつ 、 ） と は 、  「 軍機 」 と 略す こと が ある 。  軍事 機密 と は 軍事 上 の 秘密 情報 の こと で ある 。 英語 で は military   secrecy と 言い 、 フランス語 で は など と 言う 。  軍事 機密 と は 、 より 具体 的 に 言う と 、 作戦 内容 や その 指令 書 、 兵器 の 詳細 な 構造 を 記し た 設計 図 や 性能 情報 、 部隊 の 配置 ・ 編制 ・ 人事 や それ について 記し た ファイル 　 等々 等々 、 他国 に 知ら れる と 軍事 上 不利 に なる 情報 の こと で ある 。  これら の 機密 事項 が 漏洩 する と 、 国家 の 存亡 に も 関わる 重大 な 損害 を 被る 可能 性 が 高い ため 、 多く の 国 で こうした 情報 が 際限 なく 漏れる こと を 防止 する ため の 法律 を 定め て いる 。 故意 または 過失 で 漏洩 し た 場合 や 、 情報 を 記録 し た ファイル を 盗難 や 置き忘れ など で 紛失 し た 場合 、 特に 厳罰 に 処せ られる よう に なっ て いる こと が 多い 。  軍事 機密 という の は 、 視点 を 変える と 、 他国 （ 敵対 国 等 ） の 軍事 機密 を 入手 する と 軍事 上 優位 に 立てる 可能 性 が 増す 、 という 性質 が ある 。 軍事 上 の 秘密 情報 を 入手 する ため の 活動 は 諜報 活動 と 呼ば れ て いる 。 そうした 活動 を 行う 人物 は 一般 に は 「 諜報 員 」 「 スパイ 」 など と 呼ば れ て いる 。  軍事 機密 の 漏洩 を 防ぐ こと や 、 他国 による 自国 に対する 諜報 活動 を 防ぐ 活動 を 防諜 と いう 。  旧 日本 軍 で も こうした 秘密 情報 について 、 秘密 の 度合い 、 範囲 を あらかじめ 指定 し 管理 し た 。 諜報 活動 を 行う 人物 を 「 軍事 探偵 」 「 諜報 員 」 など と 呼ん だ 。  日本 で は 1899 年 （ 明治 32 年 ） に 公布 さ れ 、 1937 年 （ 昭和 12 年 ） 8 月 14 日 に 全面 改正 さ れ た 「 軍機 保護 法 」 によって 規定 さ れ た 。 この 法律 によって 、 陸海 軍 大臣 の 定め た 軍事 上 の 秘密 に対する 、 漏洩 ・ 探知 ・ 収集 等 について 罪 を 規定 さ れ 、 最高 刑 に 死刑 も 設け られ て い た 。  第 1 条 に 軍事 機密 と は 「 作戦 、 用兵 、 動員 、 出師 其 ノ 他 軍事 上 秘密 ヲ 要 スル 事項 又 ハ 図書 物件 」 と さ れ 、 第 8 条 で は 軍港 や 軍用 航空機 、 飛行場 等 の 軍事 施設 の 撮影 ・ 模写 等 が 規制 さ れ た 。 軍部 で の 情報 の 取扱 に は 秘密 の 重要 度 により 5 段階 に 区分 し 、 上 から 「 軍機 」 「 軍 極秘 」 「 極秘 」 「 秘 」 「 部外 秘 」 に 分かれ て い た 。 天皇 の 裁可 を 経 て 参謀 総長 や 軍令 部 総長 が 発する 大陸 命 ・ 大海 令 は 、 具体 的 な 作戦 について 記さ れ て いる こと から 最高 の 「 軍機 」 と さ れ た 。 ゾルゲ 事件 の リヒャルト・ゾルゲ や 尾崎 秀実 も この 法律 によって 処罰 さ れ た 。  終戦 により 軍機 保護 法 は 廃止 さ れ た が 、 戦後 に 創設 さ れ た 防衛庁 （ 現 防衛 省 ） ・ 自衛隊 において も 自衛隊 法 ・ 「 日 米 相互 防衛 援助 協定 等 に 伴う 秘密 保護 法 」 など によって 防衛 秘密 の 漏洩 について の 罪 が 規定 さ れ て いる 。  軍事 機密 は 戦時 ・ 平時 によって 範囲 が 変わり 、 平時 に は 公開 さ れ て い た 情報 も 戦時 に は 機密 に 指定 さ れる こと が あり 、 例 として 地図 ・ 気象 情報 など が 挙げ られる 。  1937 年 （ 昭和 12 年 ） 10 月 18 日 、 大日本帝国 陸軍 陸地 測量 部 発行 の 「 参謀 本部 地図 」 の うち 東京 ・ 横浜 ・ 大阪 ・ 神戸 近傍 の 地図 を 、 無償 も 含め て 発売 や 頒布 を 禁止 し た （ 発禁 実務 は 内務省 ） 。  気象 情報 は 航空 作戦 を 行う 際 に 重要 な 情報 と なり 、 作戦 の 成否 に 関わる こと から 戦時 において は 秘匿 さ れる 。 日本 で は 太平洋戦争 の 始まっ た 1941 年 （ 昭和 16 年 ） 12 月 8 日 から ラジオ や 新聞 で の 天気 予報 は 行わ れ なく なっ た 。 この 状態 は 終戦 まで 続き 、 再開 さ れ た の は 1945 年 （ 昭和 20 年 ） 8 月 22 日 から で あっ た 。 実に 3 年 8 ヶ月 もの 間 市民 は 天気 予報 を 把握 でき なく なっ た わけ だ が 、 毎年 の よう に 台風 の 被害 が ある 日本 で は 戦時 中 に 2000 人 を 越す 被害 を 出し た と いう 。 これ は 軍用 資源 秘密 保護 法 によって 規定 さ れ て い た が 、 1899 年 （ 明治 32 年 ） 公布 の 軍機 保護 法 に は 定め られ て おら ず 、 1937 年 （ 昭和 12 年 ） の 改正 によって 指定 区域 内 で の 気象 観測 が 制限 さ れ 、 1938 年 （ 昭和 13 年 ） に 新た に 軍用 資源 秘密 保護 法 が 制定 さ れ た こと によって 気象 情報 全般 の 規制 が 行わ れる こと と なっ た もの 。 この 他 、 1944 年 （ 昭和 19 年 ） 12 月 7 日 に 発生 し た 東 南海 地震 の 被害 状況 について も 軍事 機密 と さ れ 一般 に 公開 さ れる こと は なかっ た 。  軍事 機密 の 漏洩 を 防ぐ ため に 新聞 や 雑誌 の 出版 物 に対する 取り締まり が 行わ れる こと が ある 。 これ を 「 検閲 」 と いい 、 出版 ・ 発行 する 前 に あらかじめ 内務省 警保局 図書 課 によって 審査 さ れる 。 1909 年 （ 明治 42 年 ） 5 月 6 日 に 公布 さ れ た 新聞紙 法 （ 明治 42 年 法律 第 41 号 ） で は 第 27 条 に 「 陸軍 大臣 、 海軍 大臣 及外務 大臣 ハ 新聞紙 ニ 対 シ 命令 ヲ 以 テ 軍事 若 ハ 外交 ニ 関 スル 事項 ノ 掲載 ヲ 禁止 シ 又 ハ 制限 スルコトヲ 得 」 と 定め て おり 、 盧溝橋 事件 直後 の 1937 年 （ 昭和 12 年 ） 7 月 13 日 に 陸軍 は 「 今回 の 事変 に関する 動員 、 派兵 及 これ に 伴 ふ 部隊 人馬 器材 等 の 移動 並 に これ を 推知 せ し むるが 如き 記事 、 写真 は 陸軍 省 発表 以外 一切 これ を 新聞紙 に 掲載 せ ざる 様 」 と 通達 し 、 7 月 31 日 に は 陸軍 が 昭和 12 年 陸軍 省令 第 24 号 によって 規制 し 、 同年 8 月 海軍 も 続い た 。  報道 各社 へ の 説明 は 陸軍 省 新聞 班 が 行い 、 実際 の 検閲 に は 内務省 図書 課 と 派遣 さ れ た 憲兵 、 それ と 警視庁 係官 によって 行わ れ た 。 許可 さ れ た 写真 の 冒頭 に 「 陸軍 省 許可 済 」 と 掲載 する こと が 決め られ 、 不 許可 写真 は 警視庁 に 証拠 として 押収 さ れ た 。 部隊 号 ・ 指揮 官 の 官職 氏名 は 掲載 でき ず 、 大佐 以上 の 高級 将校 の 写真 ・ 参謀 が 複数 移っ て いる 写真 や 軍旗 の 写っ て いる 部隊 の 写真 は 不 許可 と さ れ た 。 省令 施行 後 に 更に 規制 さ れ 、 「 我が 軍 に 不利 なる 記事 」 が 禁じ られ た 。 1937 年 （ 昭和 12 年 ） 8 月 に は 軍機 保護 法 が 改正 さ れ 、 秘密 漏洩 罪 の 適用 範囲 が 拡大 さ れ 新聞 記者 など に も 適用 さ れる 可能 性 が 生まれ た 。 1941 年 （ 昭和 16 年 ） 1 月 新た に 新聞紙 等 掲載 制限 令 が 制定 さ れ 規制 は さらに 強化 さ れる こと と なっ た 。  防衛 省 における 秘密 は 、 同省 の 所掌 する 事務 に関する 知識 及び それら の 知識 に 係る 文書 もしくは 図画 （ 電磁 的 記録 （ 電子 計算 機 に 用い られる もの について は 、 可 搬記憶 媒体 に 限る 。 ） を 含む 。 ） または 物件 で あっ て 、 「 特別 防衛 秘密 の 保護 に関する 訓令 」 、 「 防衛 秘密 の 保護 に関する 訓令 」 及び 「 秘密 保全 に関する 訓令 」 の 規定 により 「 特別 防衛 秘密 」 、 「 防衛 秘密 」 、 「 秘 」 の 指定 を 受け た もの を いう 。 この うち 防衛 秘密 について は 2014 年 12 月 10 日 に 施行 さ れ た 特定 秘密 の 保護 に関する 法律 に 基づき 、 特定 秘密 に 移行 する とともに 罰則 も 強化 さ れ た 。  秘 （ ひ 、 ) と は 、 職務 上 知り 得 た 知識 の うち 、 国 の 安全 又は 利益 に 関わる 事項 で あっ て 、 関係 職員 以外 の 者 に 知らせ て は なら ない もの を いう 。  改正 前 の 「 秘密 保全 に関する 訓令 」 で は 秘密 保全 の 重要 度 に 応じ 「 機密 」 「 極秘 」 「 秘 」 の 3 段階 に 区分 さ れ て い た が 、 訓令 の 全面 改正 により 機密 及び 極秘 の 秘密 区分 は 廃止 と なっ た 。  理由 として は 、 2004 年 （ 平成 16 年 ） 頃 から 続発 し て いる ファイル 共有 ソフト と 暴露 ウイルス を 介し た 情報 漏洩 や 、 小型 ・ 大 容量 の 外部 記憶 装置 （ SD メモリー カード 、 USB メモリ など ） を 紛失 し やすく 、 また ファイル の コピー が 容易 に なっ た ため の 事案 で あり 、 漏洩 し た 情報 に 「 機密 」 や 「 極秘 」 が 含ま れ て い て も 現行 の 自衛隊 法 における 罰則 で は 1 年 以下 の 懲役 又は 3 万 円 以下 の 罰金 刑 しか 科する こと が でき ず 、 罪 が 軽 すぎる と の 指摘 が あっ た こと など が 挙げ られる 。  秘匿 性 の 高い 物件 など は 防衛 秘密 に 移行 さ せる こと で 、 これ を 漏洩 さ せ た 場合 は 5 年 以下 の 懲役 刑 に 処する （ ＝ 特別 職 国家 公務員 たる 自衛 官 において も 国家 公務員 法 に 定める 欠格 事項 （ 自衛隊 法 上 で は 第 38 条 「 隊員 の 欠格 事項 」 に 明文 規定 あり ） を 適用 する こと で 失職 ） 等 罰則 の 強化 をもって 再発 防止 に 取り組ん で いる こと が 伺える 。  防衛 に関する 特定 秘密 （ とく て いひ みつ ） と は 特定 秘密 の 保護 に関する 法律 に 基づき 指定 さ れ た 物件 等 で あり 、 同 法律 の 制定 前 は 「 防衛 秘密 」 、 2007 年 7 月 以前 は 「 機密 」 または 「 極秘 」 に 指定 さ れ て い た 。 指定 さ れる 物件 等 として は 、 以下 の もの が ある 。  特別 防衛 秘密 （ とくべつ ぼう え いひ みつ ） と は 、 日 米 相互 防衛 援助 協定 等 に 伴う 秘密 保護 法 （ MSA 協定 ） に 基づき 指定 さ れ た 極めて 秘匿 性 の 高い 物件 。 略称 「 特 防 秘 」 。 地 対空 誘導 弾 改良 ホーク や イージス 艦 など 、 米国 から 供与 さ れ た 装備 品 が 対象 と なり 、 前述 の 「 防衛 秘密 」 と は 全く の 別物 で ある （ 2001 年 の 法 改正 まで は 単に 「 防衛 秘密 」 と 呼ば れ て い た 。 ） 。 漏洩 さ せ た 場合 は 同 法 の 規定 に 基づき 最大 10 年 の 懲役 刑 が 科さ れる 。  軍事 機密 を 漏洩 さ せ ない ため の 対策 を 防諜 と いう が 、 これ は 平時 から 行わ れる 。 通信 文 を 第三者 に 判読 さ れ ない 様 に 予め 指定 し た 暗号 を 用いる こと が 代表 的 だ が 、 この 他 に も 作戦 指令 書 など の 軍機 書類 の 保管 にあたって は 特別 な 扱い を 行っ た 。 旧 日本 軍 で は 軍機 書類 の 表紙 は 夫 々 、 「 軍機 は 紫 」 「 軍 極秘 ・ 極秘 は 赤 」 「 秘 は ピンク 」 「 部外 秘 は 白 」 で 作ら れ 、 これら を 「 赤本 」 と 総称 し た （ 防衛 省 において も 防衛 秘密 （ 旧 機密 ・ 極秘 ） 指定 の ある 文書 の 表紙 は 赤色 ） 。  保管 に は 専用 の 機密 図書 箱 に 入れ られ 施錠 さ れ た 。 文書 は 海中 に 沈む よう に 表紙 に 鉛 を 仕込み 、 水 で 文字 が 消える よう に 特殊 な インク を 使用 し た 。 1944 年 （ 昭和 19 年 ） 3 月 31 日 に 起っ た 海軍 乙 事件 で は 福留 繁 参謀 長 ら 連合 艦隊 司令 部 将校 の 搭乗 機 が 墜落 し ゲリラ に 捕獲 さ れ た が 、 この 時 積載 し て い た 暗号 書 が 米 軍 の 手 に 渡っ て い た と いう 。  防衛 省 職員 ・ 自衛隊 員 の 相次ぐ 情報 流出 事案 を 重く 見 た 防衛 省 は 罰則 の 強化 を 行う 旨 の 通達 を 行い 、 それ を もっ て 臨ん で いる 。 特に ファイル 共有 ソフト は 所有 し て いる だけ で （ 使用 の 有無 、 職場 内外 を 問わ ず ） 処罰 の 対象 と なる 。人道的 介入 （ じん どう てき かい に ゅう 、 ） と は 、 人道 主義 の 理由 から 他 の 国家 や 国際 機構 が 主体 と なり 、 深刻 な 人権 侵害 など が 起こっ て いる 国 に 軍事 力 を 以 って 介入 する こと を いう 。 人道的 干渉 という 語 が 用い られる こと も ある 。  英国 の 法 ・ 政治 学者 アダム ・ ロ バーツ に よれ ば 、 「 単一 又は 複数 の 国家 が 、 被 介入 国 の 住民 の 大 規模 な 被災 と 死 を 回避 する 目的 で 、 被 介入 国 の 同意 なし に 武力 を 使用 し て 実施 する 強制 的 活動 」 と さ れる 。  ただし この 様 な 定義 が 一般 に 定着 し て いる と は 限ら ず 、 考察 の 都合 から 論者 によって 定義 が 異なる 場合 が ある 。  人道的 介入 は 、 武力 を 用い た 強制 手段 で ある 側面 と 、 国際 人権 法 の 制度 的 保障 で ある 側面 と を 併せ持つ ため 、 合法 性 や 妥当 性 について 議論 が ある 。 特に 現代 国際 法 上 、 国際 連合 の 目的 と 原則 を 定める 国連 憲章 第 1 章 において 、 人道的 性質 の 国際 問題 を 解決 する ため の 国際 協力 が 目的 として （ 1 条 3 項 ） 、 加盟 国 の 武力 による 威嚇 および 武力 行使 の 禁止 が 原則 として （ 2 条 4 項 ） それぞれ 定め られ て いる こと が 、 人道的 介入 の 法的 性格 について 議論 が 分かれる 要因 と なっ て いる 。  なお 、 合法 説 と 違法 説 の 折衷 説 として 、 「 国連 安全 保障 理事 会 の 決議 によって 、 特定 の 国家 等 が 合法 的 に 人道的 介入 を 行える 」 と する 説 も 存在 する 。  なお 、 本稿 で 取り扱う 「 人道的 介入 」 の 語 は " Humanitarian   Intervention " の 訳語 として 広く 一般 に 認知 さ れ て いる が 、 国際 法学 で は 「 介入 」 で は なく 「 干渉 」 の 語 が より 一般 的 で ある と する 見解 も ある 。 これ は 、 国際 法 上 " intervention " が " dictatora   interference "（ 強制 的 介入 ） と 定義 さ れる の が 一般 的 で あり 、 " intervention " を 「 干渉 」 、 " interference " を 「 介入 」 と 訳する 用語 法 が わが国 の 国際 法学 上 確立 し て いる から で ある 。  人道的 介入 という 発想 は ビアフラ 戦争 （ 1967 - 1970 ） を 契機 として 生まれ て き た 。 この 紛争 は 巨大 な 被害 を もたらし た 飢饉 を 引き起こし た 。 その こと は 西側 メディア によって 広く 報道 さ れ た に も かかわら ず 、 諸 政府 の 首脳 たち は 中立 と 不干渉 の 名 において この 事実 を 完全 に 黙過 し た 。  この 状況 は 国境 なき 医師 団 の よう な NGO の 創設 を 促し た 。 そう し て 彼ら は 、 特定 の 公衆 衛生 状況 は 、 国家 の 主権 に 疑問 を 投げかける よう な 非常 手段 を 正当 化 する という 考え を 擁護 し た 。 この 概念 は 1980 年代 の 終わり に 、 とりわけ 国際 公法 教授 と 政治 家 ベルナール ・ クシュネル によって として 理論 的 に 展開 さ れ た 。  この 人道的 介入 に関する 話題 として 、 2005 年 9 月 の 国連 首脳 会合 成果 文書 において 、 「 保護 する 責任 」 が 認め られ た 。 これ は 、 自 国民 保護 は すべて の 国家 が 責任 を 負う もの で ある が 、 この 責任 を 果たせ ない 国家 について は 、 国際 社会 が その 国家 の 保護 を 受ける こと が でき ない 人 に対して 、 保護 する 責任 を 負う という 考え方 で ある 。 人道的 介入 の 考え方 に は 多く の 国 が 抵抗 を 示し て い た が 、 議論 の 結果 、 国連 において は 「 保護 する 責任 」 として 認め られ た 。  これ と 同 時期 、 カナダ を 中心 と する 委員 会 が 発表 し た 報告 書 において は 、 紛争 が 、 軍事 的 介入 なし に 解決 でき ない 状況 に も 拘わら ず 、 安保理 が 拒否 権 など により 、 動か ない よう な 状況 において は 、 特定 の 国 が 軍事 的 介入 を 行う こと も あり 得る と し て いる 。 この 点 に関して 、 国連 首脳 会合 成果 文書 において は 、 保護 する 責任 の 考え を 認め つつ も 、 軍事 的 介入 は 安保理 の 承認 により 行使 さ れる こと が 確認 さ れ て いる 。  1999 年 に 行わ れ た ユーゴスラビア 連邦 共和 国 （ 現在 の セルビア および モンテネグロ ） の コソボ・メトヒヤ 自治 州 （ 現在 の コソボ ） へ の 北大西洋 条約 機構 （ NATO ） による 空爆 は 、 セルビア 人 武装 勢力 による アルバニア 系 住民 の 虐殺 を 止める という 名目 で 行わ れ た が 、 国連 安保理 の 事前 の 決議 なし に 行わ れ た 。 しかし 、 事後 的 に 安保理 決議 1244 によって 空爆 後 の 「 結果 」 が 事後 承認 さ れる 形 と なっ た 。 その 軍事 的 介入 の 合法 性 、 違法 性 について 、 あるいは これ が 人道的 介入 の 慣習 法 化 の 初端 で ある とか 、 様々 な 議論 が 学者 の 間 で 行わ れ て いる 。 コソボ 独立 委員 会 は 、 空爆 は 違法 で は あっ た が 「 正当 」 で あっ た という 結論 を 出し た 。 この 事件 を きっかけ に 、 国際 法学 者 の 間 で 、 「 違法 」 で ある が 「 正当 」 で ある という こと と は どう いっ た 事態 を 指す の か 、 また その 法的 帰結 は 何 か 、 という 議論 が 起こっ て いる 。スルタン 主義 体制 （ スルタン し ゅぎたいせい 、 sultanistic   regime ） は 政治 体制 の 一つ として ホアン ・ リンス が 提唱 し た モデル 。 スルタン 的 体制 、 スルタン 主義 （ スルタニズム 、 sultanism ） と も 呼ぶ 。 リンス 自ら が 唱え た 現代 における 三つ の 主要 な 政治 体制 （ 全体 主義 体制 ・ 権威 主義 体制 ・ 民主 主義 体制 ） の いずれ に も 分類 し がたい もの の 一つ として 、 個人 支配 の 極端 な あり方 を この よう に 呼ん だ 。  この モデル は マックス・ウェーバー が 伝統 的 支配 の 一 変種 として 挙げ た 「 スルタン 制 的 支配 」 を 下敷き に し て いる が 、 「 スルタン 主義 」 という 単語 が イスラーム 、 中東 あるいは アラブ といった 特定 の 地域 文化 に 偏っ た 単語 と 取ら れる こと を 恐れる 研究 者 は 、 同じ 概念 を 「 個人 支配 体制 」 と 呼ぶ 。  スルタン 主義 体制 という 語 で 説明 さ れ て いる 「 個人 支配 」 と は 、 支配 者 へ の 恐怖 と 、 支配 協力 者 へ の 報酬 のみ に 基づく 支配 で ある 。 支配 者 へ の 忠誠 は 、 伝統 に 基づか ない 。 なに かしら の イデオロギー を 支配 者 が 体現 し て いる こと に も 基づか ない 。 特別 な 個人 的 使命 の 付与 に も 基づか ない 。 支配 者 の カリスマ 的 な 資質 に も 基づか ない 。  スルタン 主義 体制 は 個人 の 恣意 的 な 支配 が 最大限 に 可能 に なる 体制 で ある 。 個人 支配 者 の 恣意 的 な 支配 が 見 られる 点 が もっとも 重要 な 特徴 で あり 、 もっとも 重要 な 指標 と なる 。  マックス・ウェーバー は 、 スルターン の 語 を 用い て 、 従僕 ( Diener ) が 支配 者 に 完全 に 個人 的 に 従属 し 支配 者 の 恣意 の 可能 性 と その 権力 が 最 高度 に 達し て いる 純粋 理念 型 を 「 スルタン 制 的 支配 」 と 名づけ た 。 これ を 伝統 的 支配 で ある 家産 制 支配 の 一 変種 で ある と 規定 し 、 本来 は 近代 世界 に 存在 せ ず 、 西欧 に も 存在 し ない と 説明 し た  。 リンス は 、 現代 において 支配 者 個人 の 権力 が 最 高度 に 達する ケース を 想定 し つつ 、 そこ から 伝統 的 支配 を 成立 さ せる よう な 正統 性 機能 の 側面 を 排除 し た 「 スルタン 主義 体制 」 モデル を 提唱 し た 。  現代 における スルタン 的 体制 は 次 の よう な 特徴 を もつ と さ れ て いる 。  これら の 特徴 で あらわさ れ て いる よう に 「 スルタン 主義 体制 」 モデル は 一種 の 例外 規定 という 性格 を もっ て いる 。 現代 において は 、 実際 に は 圧倒的 な 資源 を 私有 し て いる 空間 で の 支配 （ たとえば 覇権 国 に 安全 を 保障 さ れ た 石油 王 による 支配 ） など 、 極 小規模 で 例外 的 な ケース 以外 に 該当 例 を 挙げる こと が 難しい 。  また 、 スルタン 主義 支配 の 維持 に は 、 人民 を 圧倒 する 暴力 だけ で は なく 、 最低限 の 支配 協力 者 から 忠誠 を 得る こと が 必須 と なる 。 支配 協力 者 から の 忠誠 は 恐怖 と 報酬 によって 得る と さ れ て いる が 、 実際 に は 報酬 のみ で 忠誠 を 維持 する こと は 難しい ため 多く の 個人 支配 体制 で 支配 協力 者 （ 家来 集団 ） を どの よう に 養成 する か が 最大 の 難問 に なっ て いる 。  具体 的 な ケース について 、 リンス と アルフレッド ・ ステ パン の 共著 で は 、 あくまで 権威 主義 体制 と スルタン 的 傾向 ないしは 全体 主義 体制 と スルタン 的 傾向 の 混合 が 観察 さ れる と 述べ られ て いる 。 そのうえで 、 リンス & ステ パン は 、 スルタン 的 体制 へ の 「 傾向 を もつ 」 ケース として 次 の 支配 体制 を 挙げ て いる 。  ただし 、 北朝鮮 について は モデル の 定義 に あてはまる と は 言い がたく 、 モデル 提起 者 も 現在 は 議論 を 保留 し て いる 。  北朝鮮 を 除い て は いずれ も 、 リンス & ステ パン が 例 を 示し た 1996 年 まで に 崩壊 し た 支配 で ある 。  北朝鮮 の 場合 は その後 の 持続 によって 、 制度 化 の 程度 が 必ずしも 低く ない こと 、 自ら 作り出し た 公式 イデオロギー に 支配 者 が 拘束 さ れ て いる こと 、 全体 主義 的 な 動員 努力 は 低減 傾向 に あり 儀礼 化 が 進ん で い て も 欠如 し て は い ない こと など が 観察 さ れ て いる 。 これら に 注目 する かぎり 、 北朝鮮 は スルタン 的 体制 に は 該当 せ ず 、 むしろ スルタン 的 体制 へ の 「 傾向 」 から 離れ て いく 様相 を 見せ て いる 。 また 、 北朝鮮 の 内情 を 正確 に 把握 する こと は 難しい ため 、 モデル 提起 者 も 現在 は 議論 を 保留 し て いる 。  その他 の 具体 例 に 示さ れ て いる よう に 、 「 スルタン 主義 体制 」 モデル は 支配 の 持続 が きわめて 困難 な 例外 事態 を 把握 し た もの で ある 。死 の 部隊 （ しのぶ たい 、 、 ） と は 、 主 に 第 三 世界 の 各国 、 特に ラテン ・ アメリカ で 行わ れ て い た （ もしくは 現在 も 続け られ て いる と 見 られる ） 、 冷戦 期 に は 反共 主義 、 近年 で は 反 テロ など を 名目 と し た 市民 に対する 暗殺 作戦 を 実行 する 白色 テロ グループ の 総称 で ある 。  多く の 場合 、 アメリカ 陸軍 米州 学校 （ 現 ・ 西半球 安全 保障 協力 研究所 ） や イスラエル 、 スペイン など の 支援 により 訓練 さ れ た 、 軍 や 情報 機関 ・ 警察 の よう な 国家 機関 、 または 自警 団 など の 民兵 など により 行わ れる 。 軍 や 警察 の 関与 が 証明 さ れ た 場合 超 法規 的 処刑 など と 呼ば れる 。 狙撃 で 殺害 する 場合 も ある が 誘拐 が 伴う こと も 多く 、 遺体 が 見つかる まで は 強制 失踪 と 呼ば れ （ ＝ 拉致 ） 、 被害 者 は 拷問 に かけ られる こと も 多い 。 治安 機関 による これら の 人権 侵害 は アルゼンチン の よう な 一部 の 国 を 除き 、 基本 的 に 処罰 さ れ ない 。  アメリカ合衆国 など で は 「 死 の 部隊 は 社会 秩序 を 維持 する ため に 活動 する ので テロリズム 組織 で は ない 」 と する 主張 が み られる 。 また 彼ら の 標的 に は ホームレス や ストリートチルドレン が 加わる 場合 も ある 。 死 の 部隊 は 概ね 支配 層 の イデオロギー 、 信仰 、 階層 、 人種 など に 与し ない 者 に 向け られる （ ジェノサイド の 実行 手段 の 一つ で ある ） 。  中米 や カリブ海 諸国 で は 、 米国 企業 ユナイテッド ・ フルーツ 、 ドール 、 など が 進出 し 各社 は バナナ や コーヒー や 砂糖 など の プランテーション を 広げ て い た （ バナナ 共和 国 ） 。  中米 は クリオーリョ による 独裁 政権 が 多かっ た が 、 軍人 大統領 に は メスティーソ も かなり い た ので ( エルサルバドル の マルティネス など ) 白人 だけ と する の は 余り 適切 で は ない 。 民主 化 運動 から ゲリラ 闘争 まで 幅 は ある が 各国 で それぞれ の 動き が あっ た 。 運河 建設 など を 図る 米 英 の 干渉 を 受け 、 戦争 や 侵略 が 相次い だ （ パナマ 運河 参照 ） 。 時折 成立 し た 左派 政権 等 は 必ずしも 共産 主義 を 掲げ なかっ た が キューバ 革命 以後 、 キューバ の よう に 武力 革命 を 目指し た ゲリラ が 活動 する よう に なる と 、 それ に 抵抗 し た 政府 も 反共 主義 を 掲げ 、 死 の 部隊 の 活動 が 活発 化 し た 。  ゲリラ と の 内戦 が 激化 する と 、 もはや 政府 は 死 の 部隊 に 頼ら ず 、 政府 軍 は 直接 ゲリラ と 関係 あり そう な 農村 を 襲い 住民 を 皆殺し に する 作戦 ( ジェノサイド ) に で た 。 一方 で ゲリラ も 政府 軍 に 協力 し て いる 農村 を 選択 的 に 襲い 、 こうした 中米 の 国々 の 農民 は 板ばさみ に なっ て 虐殺 さ れ た 。  グアテマラ で は 1954 年 ハコボ・アルベンス・グスマン 大統領 が ユナイテッド ・ フルーツ の 土地 の 有償 で の 接収 を 決め た こと に アメリカ ・ 中央 情報 局 （ CIA ） が 介入 し （ PBSUCCESS 作戦 ） 「 共産 主義 者 」 と さ れ た 約 千 人 が 殺害 さ れ 政権 が 転覆 さ れ た 。 1959 年 に は CIA が グアテマラ 軍 の 反 カストロ 軍事 訓練 を 開始 する など 軍 と CIA の 繋がり は あっ た が 、 学生 運動 、 農民 運動 、 労働 運動 から 数 派 の ゲリラ まで 民主 化 から 革命 を 求める 勢力 まで が 多数 存在 し た 。  その 中 で 「 反 ゲリラ 活動 」 として 「 ラ・マノ・ブランカ 」 （ 白い 手 ） など の 死 の 部隊 が 創設 さ れ た 。 1962 年 に は 米 グリーン ・ ベレー による 「 対 ゲリラ 訓練 」 が イサバル 県 で 始まっ た 。 1966 年 右派 の フリオ・セサル・メンデス・モンテネグロ 大統領 が 就任 する と 米 軍事 顧問 の ジョン ・ D ・ ウェバー 大佐 の 意向 で グリーン ・ ベレー も 参加 し サカパ 県 で 約 1 万 5 千 人 を 殺害 し た 。  カルロス ・ アラーナ・オソリオ 大佐 が 司令 官 と なり 「 サカ パ の 殺戮 者 」 の 称号 を 得 た （ ウェバー 自身 は 1968 年 に 逆 に ゲリラ により 暗殺 さ れ た ） 。 それ と 同時に 米 国際 開発 局   ( USAID )   は 公安 局 を通じて グアテマラ 警察 を 訓練 し た 。 そして グアテマラ 軍 統合 参謀 本部 第 二 局   ( G 2 )   や 大統領 参謀 本部   ( EMP )   といった 軍 情報 機関 が 活動 し た 。 1978 年 5 月 28 日 に は 農地 解放 を 求める マヤ 系 先住民 の 農民 に対する パンソス の 虐殺 が なさ れ た 。 1982 年 3 月 クーデター により エフライン・リオス・モント 大統領 が 就任 する と 6 月 に 「 民間 自衛 パトロール 」 （ PAC ,   自警 団 の 徴用 、 90 万 人 ） を 創設 、 以後 マヤ 系 も 含め た 「 自警 団 」 による 虐殺 が 続く 。 7 月 18 日 の など 約 440 の 村 が 村 ごと 虐殺 を 受ける など し 、 内戦 期間 中 の 犠牲 者 は 20 万 人 に 上る と み られ て いる 。  また 「 カイビレス 」 という 名前 の 陸軍 特殊 部隊 の 隊員 ら が 1982 年 に ドス・エレス の 虐殺 を 起こし 、 250 人 を 殺害 し た 。 2011 年 まで に 5 人 の 兵士 が 懲役 6000 年 以上 の 判決 を 受け て いる 。 現在 カイビレス は 対 テロ ・ 対 麻薬 組織 任務 を 担当 し て いる が 、 隊員 の 中 に は ロス ・ セタス など 麻薬 組織 に 転職 し た 者 も いる 。  1996 年 アルバロ・アルス 大統領 により ゲリラ と の 和平 合意 が 成立 し 、 内戦 は 終結 し た 。 虐殺 に対する 国際 的 な 非難 や 国内 で の 取り組み は 存在 する もの の 真相 究明 に対する 圧力 が 続い て いる 。 1998 年 4 月 26 日 歴史 的 記憶 回復 プロジェクト   ( REMHI )   の 責任 者 ホアン ・ ホセ ・ ヘラルディ 司教 が 暗殺 さ れ た 。 また 虐殺 へ の 軍 の 関与 を 公式 に 認める べき だ と 批判 し た オット・ノアク 大佐 が 逮捕 さ れ た 。  アメリカ の 資金 援助 によって 親米 反 政府 民兵 「 コントラ 」 が 誕生 し 、 虐殺 を 引き起こし て い た 。  エルサルバドル 軍 は 国内 で 汚い 戦争 を 行っ て い た アルゼンチン 軍 の 指導 の 下 に 対 ゲリラ 戦 を 学ん だ 。  1973 年 以降 、 極右 による テロ の 嵐 が エルサルバドル 国内 で 吹き荒れ た 。 軍 内部 の 死 の 部隊 は Esquadron   de   la   Muerte ( EM , 暗殺 部隊 ) と 呼ば れ 、 軍 内 の 極右 、 保守 反動 派 、 退役 軍人 、 予備 役 兵 、 現役 警官 など から なり 、 労働 組合 構成 員 など を はじめ として 学者 、 医者 、 弁護士 、 学生 、 農民 、 神父 、 尼僧 、 ジャーナリスト など 多岐 に 渡る 市民 を 夜毎 暗殺 し 続け た 。 上記 に 挙げ た 以外 の 市民 で も 見せしめ の ため だけ に 暗殺 さ れ た もの も 多数 い た 。 また 、 子供 まで も 殺さ れ た と 言う  「 14 家族 」 と 呼ば れる 国内 の 富裕 層 の 資金 援助 により 活動 を 続け 、 暗殺 さ れ た 者 の 中 に は アメリカ合衆国 から 派遣 さ れ た 尼僧 や 、 左右 両派 の テロ が 吹き荒れる 中 で 国民 的 な 人気 を 保っ て い た オスカル・ロメロ 神父 など も 含ま れ 、 特に ロメ ロ 神父 の 暗殺 後 、 エルサルバドル 内戦 が 始まる の で ある 。  また 、 軍 の 対 ゲリラ 戦 部隊 で ある アトラカトル 大隊 も 死 の 部隊 同様 虐殺 を 行っ て い た 。 この 部隊 は 1981 年 3 月 に パナマ にて グリーン ・ ベレー の 訓練 を 受け 、 その 年 の 12 月 に は 1000 人 も の 民間 人 を 虐殺 し た 他 、 1989 年 に も イエスズ 司祭 6 人 と その 料理 人 、 料理 人 の 娘 まで も 殺害 し た と 言わ れ て いる 。  この よう に し て 人口 500 万 に 満た ない 国 で 、 1979 年 10 月 から 1987 年 10 月 の 8 年間 において 、 死 の 部隊 を 含む 治安 部隊 に 殺害 さ れ た 国民 の 数 は 約 62 , 000 人 に 、 行方 不明 者 は 約 5 , 000 人 に 、 難民 に 至っ て は 100 万 人 以上 に 及ん だ 。  内戦 終結 後 も 暗殺 部隊 の 行動 は 止まら ず 、 現在 も 深夜 に 徘徊 し 、 社会 浄化 作戦 と 称し て 非行 少年 など を 暗殺 し て いる よう で ある 。  ホンジュラス は 中米 紛争 で 戦場 に なら なかっ た が 、 ホンジュラス を 拠点 と し て い た ニカラグア の 反 政府 組織 コントラ や ホンジュラス 軍 も 国内 で 汚い 戦争 を 行っ て い た アルゼンチン 軍 の 指導 の 下 に 対 ゲリラ 戦 を 学ん だ 。 ただし 、 この 技術 が ホンジュラス 人 に 使わ れる よう な 事態 に は なら なかっ た よう で ある 。  アメリカ は “ カリブ に 浮かぶ 赤い 島 ” キューバ に対し 経済 制裁 を 継続 、 フルヘンシオ・バティスタ を 放逐 し た フィデル・カストロ の 社会 主義 政権 を 、 反 革命 傭兵 軍 や 「 キューバ 系 アメリカ 人 財団 」 を 用い て 打倒 しよ う と 繰り返し 試み て いる 。 ピッグス湾 事件 を 参照 。  中米 と 同じ よう に ほぼ 全て の 国 が ラテンアメリカ で あり 、 キューバ 革命 以降 、 革命 に 影響 を 受け た ゲリラ が 武装 闘争 を 開始 し 、 多く の 国 で は 内戦 状態 に なっ た 。 治安 回復 の ため に 各国 の 国軍 が アメリカ の 援助 と 指導 の 下 に クーデター を 起こし 、 ゲリラ 関係 者 や 労働 組合 関係 者 、 左翼 と みなさ れ た 人間 、 及び 全く 無関係 の 市民 を 次々 と 暗殺 し て いっ た 。  南部 南米 で は 農村 民 を 皆殺し に する ジェノサイド 作戦 に は 出 なかっ た ものの 、 北部 、 中部 アンデス の コロンビア や ペルー で は 、 中米 と 同じ よう に アメリカ 軍 の 指導 を 受け て 対 ゲリラ 戦 を 学び 、 多く の 農村 で 政府 軍 や パラ・ミリタリー により ジェノサイド が 行わ れ た 。  ブラジル で は 、 1964 年 に これ まで の 左派 民族 政権 を クーデター で 追放 し て 、 この 地域 で 最初 の 官僚 主義 的 権威 主義 体制 と 呼ば れる 軍事 政権 が 誕生 し た の を 機 に 、 軍部 による 反対 派 の 弾圧 が 始まっ た 。 サンバ や ボサノヴァ や カルナヴァル の 内容 まで も が 検閲 さ れ 、 多く の アーティスト が ブラジル を 去っ て いっ た 。 1985 年 に ようやく 民政 移管 し た 。  また 、 死 の 部隊 と 呼ば れる 程 で は ない が 、 大 地主 が 人 を 雇っ て 土地 改革 を 訴える 農民 を 暗殺 さ せる よう な 事件 も 起き て いる 。 著名 な 犠牲 者 として は 、 シコ・メンデス が 挙げ られる 。  なお 、 現在 で は 治安 改善 の ため に 貧困 から 窃盗 や 強盗 を 繰り返す ストリートチルドレン を 次々 と 虐殺 し 、 それ に 関わっ た 子供 たち を 次々 に 殺し て いく 暗殺 組織 の こと を 指す こと が 多い 。 これら の 組織 は 軍 警察 と 密接 に 結びつい て いる こと が 多く 、 メンバー の 中 に 現職 の 警官 も 含ま れ て いる 。 ストリートチルドレン の 窃盗 や 強盗 の 被害 に あっ た 店主 が 軍 警察 警官 に 「 掃除 」 と 称し て 彼ら の 殺害 を 依頼 し て いる パターン が 殆ど で ある 。  アルゼンチン で は 政権 を 握っ た 左翼 民族 主義 者 の ポプリスタ 、 フアン・ペロン が 保守 派 軍人 によって 追放 さ れる と 、 それ まで も 安定 し なかっ た アルゼンチン の 政治 は 更に 不安定 化 し 、 ペロニスタ と 軍部 の 間 で 抗争 が 続い た 。 軍部 は ペロニスタ を 標的 に 暗殺 を 始め た が 、 キューバ 革命 の 影響 を 受け て ペロニスタ 側 から モントネーロス を 代表 と する ゲリラ が 現れ 、 武装 闘争 を 始める と 、 軍人 や 巻き添え に なっ た 一般人 が 犠牲 に なっ た 。  軍部 は 政局 を 収める ため に ペロニスタ と の 和解 を 目指し 、 1973 年 に 自由 選挙 で 勝利 し た ペロン が 帰っ て き た が 、 すぐ に 死亡 し 、 後 を 継い だ 妻 の イサベル・ペロン に も 困難 な 政局 を 収める 事 は でき なかっ た 。 こうして ペロニスタ の 無能力 の ため 、 ホルヘ・ラファエル・ビデラ 将軍 が 1976 年 に クーデター を 起こし 、 アルゼンチン で も 官僚 主義 的 権威 主義 体制 と 呼ば れる 軍事 政権 が 誕生 し た 。  政権 を 握っ た 軍部 は 今度 は ペロニスタ 、 労働 組合 関係 者 、 左翼 、 無関係 の 市民 に 狙い を 定め 、 一連 の 汚い 戦争 で 8 , 000 人 とも 30 , 000 人 と も いわ れる 市民 を 暗殺 し た 。  こうして 培わ れ た ゲリラ 弾圧 技術 は 中米 紛争 で 各国 の 政府 軍 や 極右 民兵 隊 に 伝授 さ れ た が （ アルゼンチン ・ コネクション ） 、 1982 年 の マルビナス 戦争 で の 敗北 により 軍部 の 威信 は 地 に 落ち 、 軍事 政権 の 人権 侵害 の 罪 を 訴追 し ない こと を 条件 に 民政 復帰 し た が 、 2000 年代 に 入る と 当時 の 大統領 や 軍人 による 人権 侵害 は 訴追 さ れ はじめ 、 収監 さ れる 事例 も 出 て いる 。  チリ で は 、 1970 年 に 成立 し た サルバドール・アジェンデ の 人民 連合 政権 は ポプリスモ 的 な 政策 を 取り 、 社会 改革 を 行っ た が 、 急進 的 な 改革 と それ に対する 米国 等 の 経済 的 政治 的 な 妨害 で 外貨 を 使い果たし 、 経済 は 大 混乱 し た 。  1973 年 9 月 11 日 、 アウグスト・ピノチェト の 率いる 軍 は アジェンデ の 立てこもる モネダ 宮殿 を 攻撃 し 、 アジェンデ は 抗戦 の 末 に 死亡 し た 。 ( チリ ・ クーデター )  チリ の 軍事 政権 は 周辺 諸国 で も 最も 厳しい もの で あり 、 クーデター 直後 から 人民 連合 狩り が 行わ れ チリ 軍 は 徹底的 に 左翼 や 中道 の 反 体制 派 の 粛清 に 取り掛かり 、 すぐ に ビクトル ・ ハラ を はじめ と する 市民 が サンチャゴ ・ スタジアム に 集め られ 、 虐殺 さ れ た 。 この よう に し て クーデター 直後 の 数 日間 だけ で 虐殺 さ れ た 人数 は 、 軍事 政権 の 発表 による 最小 の 見積もり で は 6 , 000 人 に 、 国際 機関 など の 報告 を 照らし 合わせる た 見積もり に よる と 、 最大 で は 100 , 000 人 以上 に 及ぶ 。 そして この よう な 人権 侵害 は ピノチェト 政権 を通して 続き 、 激し さ を 増し て いっ た 。 翌 1974 年 9 月 に 秘密 警察 「 」 が 設立 さ れ た 。  その後 高まる 国際 的 な 批判 により 、 1990 年 に ようやく 民政 移管 が なさ れ た が 、 アウグスト・ピノチェト は その後 も チリ 軍 総 司令 官 として 隠然たる 影響 力 を 保ち ながら 生涯 を 終え た 。 チリ は 、 その後 に 急速 な 民主 化 を 推し進め 、 2007 年 の トランスペアレンシー・インターナショナル による 世界 腐敗 国家 ランキング で は ラテンアメリカ 最高 順位 の 22 位 に なり 、 域内 で 最も 腐敗 し て い ない 法治 国家 と 評価 さ れ た 。  ウルグアイ で は 1950 年代 後半 以降 、 畜産 品 モノ カルチャー 経済 が 落ち込む と 、 ラウル ・ セン ディック が 都市 ゲリラトゥパマロス を 組織 し 、 革命 を 目指し て モンテビデオ で 活動 し た 。 そして トゥパマロス が モンテビデオ で 活動 する につれ 、 アメリカ合衆国 の 支援 を 受け て ウルグアイ 軍部 は 徐々に 死 の 部隊 を 育成 し て いっ た 。  トゥパマロス は 1972 年 に 内戦 宣言 が 出さ れる と たちまち 消滅 し た が 、 軍部 は トゥパマロス を 壊滅 さ せ た 見返り として 政治 に 介入 し はじめ 、 1973 年 以降 は 事実 上 の 軍政 が 敷か れ た 。 こうして ウルグアイ で も 軍部 により 官僚 主義 的 権威 主義 体制 （ ブラジル 型 軍政 ） が 成立 し た 。  その後 軍政 下 で は 、 人口 300 万 人 の 国 で 実に 30 万 人 が ブラックリスト として 監視 さ れる という 異常 な 警察 国家 体制 が 完成 し た 。 学校 や 職場 に 軍部 の 密告 者 が 潜入 し 、 反 体制 的 な 言動 を し た 人間 は 容赦 なく 刑務所 に 送ら れ た 。  ガス 工場 で の 異臭 騒ぎ により サボタージュ 事件 が 発生 する と 、 軍 が 出動 し て 無理矢理 労働 者 を 働かせ 、 結果 多く の 労働 者 が 死亡 する など の 事件 が 起き た の も この 頃 で ある 。 この よう な 抑圧 的 な 軍政 を 嫌い 、 ウルグアイ 人 の 17 % に 及ぶ 50 万 人 が 国 を 捨て去っ た と いう 。  1981 年 に 軍部 は 軍政 の 合法 化 を 意図 し た 国民 投票 を 行っ た が 、 厳重 な 統制 下 に 置か れ た この 投票 で 軍事 政権 は ウルグアイ 国民 に No を 突きつけ られ 、 1985 年 に ようやく 民政 移管 し た 。  パラグアイ で も 1954 年 から はじまっ た アルフレド・ストロエスネル 将軍 の 長期 独裁 時代 に は 死 の 部隊 の よう な もの が 存在 し た よう で ある 。  また 、 死 の 部隊 と 呼ば れる 程 で は ない が 、 現在 も ブラジル と 同じ よう に 大 地主 が 人 を 雇っ て 土地 改革 を 訴える 農民 を 暗殺 さ せる よう な 事件 も 起き て いる 。  コロンビア 革命 軍 に 対抗 する ため に コロンビア 自衛 軍 連合 に 集う 右翼 民兵 集団 を 結成 。 米 国務省 は 国外 テロ 組織 の リスト に 指定 し て いる 。  現在 、 これら の 「 死 の 部隊 」 は 左翼 ゲリラ 以外 に ホームレス など も 殺害 し て いる と 言わ れ て いる 。  上記 の 通り 、 CIA が 国外 における 数々 の 「 死 の 部隊 」 設立 に 関わっ て いる が 、 アメリカ 本国 で は 右翼 民兵 団 が 全土 に 点在 し 逮捕 者 も 出 て いる ものの 、 彼ら が 虐殺 や テロ 活動 を 行っ た という 事例 は 報告 さ れ て い ない 。  1963 年 、 KKK が 黒人 児童 の 白人 学校 受け入れ に 反対 し 、 公民 権 運動 の 拠点 と なっ て い た アラバマ 州 バーミングハム に ある バプティスト 教会 を 爆破 し 4 人 の 黒人 女子 児童 を 殺傷 する 事件 が 発生 し て いる 。  メキシコ 与党 で ある 制度 的 革命 党 が 1960 年代 から 死 の 部隊 を 運用 し て いる と 言わ れ て いる 。 1968 年 に は 反対 勢力 や 共産 主義 者 の 学生 を に対して 軍 と 警察 が 発砲 し 、 30 人 以上 殺害 し た トラテロルコ の 虐殺 が 行わ れ た 。  パフラヴィー 朝 時代 、 情報 機関 SAVAK が 死 の 部隊 を 使っ た と さ れ て いる 。  イラク 戦争 以降 、 イラク 内務省 直属 の 狼 旅団 という 特殊 ゲリラ 警察 が アメリカ の 援助 を 受け 、 テロ 容疑 者 と 見 られる スンニ 派 市民 へ の 拘束 、 拷問 、 殺害 に 関わっ た と さ れ て いる 。 狼 旅団 の 他 に も マフディー 軍 、 バドル 旅団 といった 政府 派 ゲリラ の 活動 が 確認 さ れ て い て 、 彼ら の 活動 により 数 百 から 数 千 も の スンニ 派 市民 が 虐殺 さ れ た と 言わ れ て いる 。  これら の グループ の 創設 に は エル・サルバドル における 「 死 の 部隊 」 顧問 だっ た ジェームズ ・ スティール 元 大佐 ら が 関わっ て いる と さ れ て おり 、 批判 が 起こっ て いる 。  1975 年 から 1990 年 まで の 冷戦 中 。 死 の 部隊 が 活動 し 17000 人 が 失踪 し た と さ れ て いる 。  2001 年 の アロヨ 大統領 就任 以来 、 軍 の 予備 役 部隊 で ある CAFGU ( Citizen   Armed   Force   Geographical   Unit ) や 警察 予備 役 で ある CVO ( Civilian   Volunteer   Organizations ) によって 共産 主義 を 支持 し た と み られ た 人物 や 団体 へ の 脅迫 ・ 人権 侵害 ・ 政治 的 殺害 が 発生 し て いる 。 有名 な 事件 として マギンダナオ の 大 虐殺 が 挙げ られ 、 ミンダナオ島 で 村民 たち と ジャーナリスト を 含む 57 人 が 殺害 さ れ た と さ れ て いる 。  また 、 ダバオ 市 において ダバオ・デス・スクワッド が 麻薬 密売 人 や 犯罪 者 へ の 私刑 を 行い 、 52 人 も の 人間 を 殺害 し た こと が 確認 さ れ て いる 。 また 、 アムネスティ ・ インターナショナル など 人権 団体 に よる と 彼ら が 殺害 し た 人数 は 正確 に は 300 人 を 超える と 言わ れ て いる 。  朝鮮 戦争 中 、 済州 島 四 ・ 三 事件 や 保 導 連盟 事件 など 韓国 内 に いる 共産 主義 者 が 大量 に 殺害 さ れる 事件 が 発生 し た 。  また 、 エリート 部隊 で あっ た 特殊 戦 司令 部 の 兵士 が 、 粛軍 クーデター 以降 の 軍事 政権 下 で 、 民主 化 運動 の 参加 者 たち を 殺害 ( 光州 事件 ) し て い た 。 また 、 戦闘 警察 が 元 兵士 や 前科 者 など により 戦 警遊撃 隊 ( 通称 、 白骨 団 ) という 市民 部隊 を 編成 し て デモ 隊 を 強硬 な 方法 で 鎮圧 し て おり 、 その 過程 で デモ 参加 者 を 殺害 し て しまう こと も 度々 あっ た と いう 。  1965 年 に 民主 的 な 選挙 で 選ば れ た スカルノ 大統領 の 政府 を 転覆 する ため に 、 ウントゥン・ビン・シャムスリ 中佐 を 首謀 者 と する 9 月 30 日 事件 という 軍事 クーデター が 始まり 、 「 ゲスタプ 」 と 呼ば れ た クーデター 部隊 や 協力 者 の 民兵 部隊 によって 中国 系 市民 や 共産 主義 を 唱え た と 見 られる 人物 が 300 万 人 単位 で 殺害 さ れ た 。  北アイルランド 問題 にて 、 プロテスタント 系 市民 ら が アルスター 防衛 同盟 ( UDA ) や アルスター 義勇軍 ( UVF ) など 複数 の 右翼 武装 組織 を 結成 する 。 これら の グループ は など と 関係 し て IRA や カトリック ら に 攻撃 を 行い 、 IRA と 関係 する 弁護士 を 暗殺 し たり 、 IRA 兵士 の 葬儀 を 手榴弾 と 拳銃 で 襲撃 し て 無抵抗 の 市民 達 を 多数 殺傷 する 事件 など を 起こし た 。 2009 年 に UVF は 武装 解除 し た と さ れ て いる が 、 現在 でも プロテスタント 系 市民 達 が デモ や 暴力 行為 を する 際 に UDA や UVF という 名義 を 使う こと が ある 。  バスク 祖国 と 自由 による テロ 活動 に 対抗 する ため に 、 政府 関係 者 の 意向 によって 反 テロリスト 解放 グループ ( Grupos   Antiterroristas   de   Liberación 、 GAL ) が 結成 さ れる 。 1983 年 から 1987 年 の 間 、 ETA が 活動 し て い た 南 フランス の バスク 人 集落 にて 30 件 を 超える 襲撃 を 展開 し 、 結果 無関係 の 者 を 含む 多数 の 人間 を 死傷 さ せ た 。  2000 年代 初頭 に アラサン・ワタラ を 支持 する 死 の 部隊 の 存在 が 確認 さ れ て いる 。  この 死 の 部隊 は 対立 相手 の ローラン・バグボ の 住宅 施設 を 襲撃 し たり 、 テレビ局 を 占拠 する など し て い た 。  アパルトヘイト の 時代 、 インカタ自由党 など 親 政権 派 の 黒人 達 による 「 自警 団 」 が 結成 さ れ 、 アフリカ 民族 会議 など の 反 政府 派 黒人 勢力 へ の 暗殺 や 迫害 を 行っ て おり 、 また 逆 に 、 反 政府 派 黒人 による 親 政府 派 黒人 へ の リンチ や 殺害 ( など ) も 多発 し た 。 90 年 から 92 年 まで の 反 アパルトヘイト 闘争 において 、 死者 の 8 割 が 黒人 同士 の 争い によって 殺害 さ れ た もの と 見 られ て いる 。  また 諜報 機関 の 市民 協力 局 （ ） や 警察 対 テロ 班 の ファルーク プラス () など といった 「 ヒット・スクワッド 」 が 暗殺 や 白色 テロ を 行っ て い た 。アルテルモンディアリスム （,   ） と は 、 アメリカ 主導 の 新 自由 主義 と は 異なり 、 政治 ・ 経済 ・ 社会 など における 人権 、 民主 主義 、 平和 、 社会 的 公正 の 構築 など の グローバル 化 を 模索 ・ 推進 する 諸 運動 の 総称 。 この 運動 の 参加 者 は アルテルモンディアリスト （ ） と 呼ば れる 。  日本 だけ に 限ら ず 、 英語 圏 など で も これら の 運動 は 反 グローバリゼーション と 混同 さ れる こと が 多い が 、 「 反 グローバリゼーション 」 は グローバリゼーション 自体 を 否定 する 動き に なり 、 過激 な ナショナリズム と 混同 さ れる 恐れ が ある 。  そう で は なく 、 グローバリゼーション 自体 に は 肯定 する 立場 を 取る （ たとえば インターネット の 普及 による 国際 通信 の 簡便 化 など ） が 、 弱者 を 危害 する 新 自由 主義 的 な グローバリゼーション で は なく 、 弱者 を 擁護 する 社会 正義 に 見合っ た グローバリゼーション を 推進 し て ゆこ う という 意味 を 込め て 、 2001 年 1 月 25 日 に 結成 さ れ た 世界 社会 フォーラム の スローガン で ある 「 " もう 一つ の 世界 は 可能 だ "」（ 仏 Un   autre   monde   est   possible ,   英 Another   world   is   possible ） から アルテルモンディアリスム （ 直訳 すれ ば 「 もう 一つ の 世界 主義 」 。 もともと は ル・モンド・ディプロマティーク 編集 長 イグナシオ・ラモネ の 論評 「 もう ひとつ の 世界 は 可能 だ 」 （ 同誌 1998 年 5 月 号 ） から 生まれ た 表現 ） という 単語 が 作ら れ た 。 特に フランス の メディア で 多用 さ れ て いる 。ざる 法 （ ざる ほう 、 笊 法 ） と は 、 抜け穴 が 多い 法律 を さす 俗語 で ある 。 水 が ざる を 通り抜ける 様子 から 名付け られ た もの と さ れる 。  歴史 的 に は 、 アメリカ合衆国 の 禁酒 法 が ざる 法 の 好例 で ある 。 この 法律 で は 酒 について 売買 や 製造 や 密輸 を 禁止 し て い た が 、 医師 の 処方箋 を もらっ て 薬用 に 飲む 酒 は 認め られ た ほか 、 カナダ や メキシコ に 酒 を 飲み に 行く の も 違法 で なく 、 法 の 不 遡及 の 観点 から 、 禁酒 法 施行 以前 に 所持 し た 酒 を 飲む の も 認め られ た ため 、 法律 が 有名 無実 と なり 廃止 さ れ た 。  他 の 例 として 、 日本 の 政治 資金 規正 法 が ある 。 同 法 で は 、 立法 当初 、 政治 家 本人 が 直接 金員 を 受け ず に 秘書 や 自己 が 実質 的 に 支配 する 団体 など を 介し た 迂回 献金 と し たり 、 記録 が 残ら ない 現金 の 直接 授受 に する こと など によって 法 の 規制 を 免れる という 「 抜け穴 」 が 多数 存在 し た （ 規制 対象 で ある 政治 家 が 自ら 法律 を 作る という 事情 が これ を 助長 し た ） 。  日本 の 売春 防止 法 で は 買春 が 一般 的 に は 犯罪 と なら ない ため 売春 の 抑止 と なら ない こと 、 同じく 日本 の 未成年 者 飲酒 禁止 法 で は 未成年 者 が 自動 販売 機 など で 容易 に 酒類 を 入手 できる こと を 、 それぞれ 「 抜け穴 」 と みれ ば 、 ざる 法 という 余地 が ある 。  さらに 、 2009 年 から 行わ れ て いる 日本 の エコ カー 補助 金 ・ 減税 制度 に関して も 「 ざる 法 」 だ と 指摘 する 声 が ある 。 自動車 の 重量 別 に JC 08 モード の 燃費 基準 が 定め られる （ 重い 車両 の 方 が 補助 金 の 面 で 有利 ） ため 、 同じ 車両 に 重く なる 装備 を 加える など 、 わざと 車両 総 重量 を 増し た 上 で 、 補助 金 ・ 減税 対象 と なっ た 事例 が 存在 する から で ある 。社会 実験 （ し ゃかいじっけん ） と は 、 新た な 制度 や 技術 など の 施策 を 導入 する 際 、 場所 と 期間 を 限定 し て 試行 する こと で 、 有効 性 を 検証 し たり 問題 を 把握 し 、 時に は その 施策 の 本格 導入 を 見送る か を 判断 する 材料 と する もの 。 地域 住民 と の 意見 交換 ならびに 周知 と 合意 形成 も 兼ね て いる 。  1960 年代 頃 から アメリカ において は リン ドン ・ ジョンソン 、 ジョン ・ F ・ ケネディ 大統領 の もと 、 様々 な 分野 で 活発 に 行わ れ て い た が 、 日本 において は 行政 と 国民 性 の 両面 で 受け入れ にくい と さ れ て い た 。  日本 で 本格 的 に 行わ れ 始め た の は 1990 年代 に なっ て から で 、 1999 年 に 国土 交通省 （ 当時 の 建設省 ） 主導 で 、 道路 に関する 施策 について の 日本 全国 規模 の 社会 実験 が 初めて 公募 さ れ た 。 高速 道路 における ETC の 導入 、 また スマート IC 実験 について 日本 全国 的 かつ 大 規模 な 社会 実験 が 行わ れ て いる 。  日本 で は 国土 交通省 が 主導 する 道路 と 交通 に関する 社会 実験 が 大半 を 占め 、 有料 道路 の 割引 、 車種 による 通行 時間 の 指定 、 自動車 の 通行 を 制限 し て 自転車 を 無料 で 貸し出す サービス （ レンタサイクル ） 、 あるいは 公共 交通 機関 を 一部 利用 者 に 無料 と し たり 、 限定 的 な 路線 ・ 時間 で 運行 する など 様々 で ある 。  地方自治体 や 民間 で も 社会 実験 が 行わ れ 始め た 。国策 （ こ くさく ） と は 、 国家 が 決定 する 政策 の こと 。 国家 政策 という 語 も 同様 の 意味 として 用い られる 。  明治 時代 の 日本 において は 、 欧米 列強 に 植民 地 化 さ れ ない こと が 究極 の 国策 で あっ た 。 特に 幕府 が 結ん だ 不 平等 条約 の 改正 は 悲願 で あっ た 。 まず 、 版籍 奉還 、 廃藩置県 など 制度 の 上 から 近代 国家 の 体裁 を 整える 必要 が あっ た 。 そして 、 大日本帝国 憲法 発布 によって 一応 の 完成 を 見 た 。 また 、 産業 を 近代 化 する 必要 も あっ た 。 殖産 興業 が 国策 と なり 、 富岡 製糸 場 に 見 られる よう に 各地 に 官営 工場 が 設置 さ れ た 。 鉄道 や 電信 も 開通 し た 。 富国強兵 も 国策 で 国民 皆兵 の 近代 的 な 軍隊 が 作ら れ た 。 また 、 近代 国家 の 建設 と 実現 の 為 に 帝国 大学 や 各種 軍 学校 、 三 工大 や 興亜 工業 大学 （ 現在 の 千葉工業大学 ） など の 官学 が 順次 作ら れ 、 国家 を 支える 人材 が 国策 で 育て られ た 。  現在 の 日本 は 、 地下 資源 に 乏しく 狭い 国土 に 多数 の 住民 を 擁する という 比較的 厳しい 条件 に 対応 し た 結果 、 主 に 高度 な 工業 製品 の 海外 輸出 によって 得 た 利益 で 、 国内 で 不足 する 鉱物 資源 ・ 食料 ・ 他 の 生活 物資 を 輸入 する 、 いわゆる 貿易 立国 （ または 加工 貿易 ） という 国策 を 採用 し て いる 状態 と いえる 。 この ため 、 海外 の 貿易 相手 国 と その 周辺 国 の 経済 的 ・ 軍事 的 ・ 政治 的 な 安定 が 日本 の 国内 の 安定 に 直接 つながる ため 、 結果 として 平和 主義 が 国策 で ある と も 言える 状態 と なっ て いる 。  大韓民国 は 反共 が 表向き の 国策 で ある が 、 太陽 政策 を 緊張 緩和 策 と し て いる 。 政府 が 共産 主義 に 建前 上 は 反対 し て いる ので 、 男性 は 入隊 の 義務 を 持つ 。  中華人民共和国 で は 、 改革 開放 （ かい かく かい ほう 、 拼音 :   gǎigé   kāifàng ） が 、 鄧小平 の 指導 体制 の 下 で 、 1978 年 12 月 に 開催 さ れ た 中国共産党 第 十 一 期 中央 委員 会 第 三 回 全体 会議 で 提出 さ れ 、 国内 体制 の 改革 および 対外 開放 政策 が とら れ て いる 。 また 幾何級数 的 な 人口 の 増加 に 法規 制 を 加える ため 「 一人っ子 政策 」 も 国策 で あっ た 。文化 摩擦 （ ぶん か まさ つ ） と は 、 ある 文化 の 常識 ・ 価値 観 と 、 他 の 文化 の 常識 ・ 価値 観 と が 衝突 する こと を 指す 。  著作 権 制度 の 厳しい 日本 と アジア 諸国 と の 対立 も 文化 摩擦 と 言えよ う 。 アジア 諸国 と は 、 文化 摩擦 を 起こし やすい 。 お互い の 考え方 や 姿勢 が 衝突 を 起こす こと が 多い 。 文化 摩擦 は 主 に 性差 、 制度 も 含め た 地域 差 、 思考 パターン の 違い や 世代 の 違い など によって 起こる 場合 が 多い 。  また 、 価値 観 の 異なる 個人 と 個人 の 間 で も 、 文化 摩擦 は 起きる 。CIQ と は 、 国境 を 越える 交通 および 物流 において 必要 で ある と さ れる 手続き で ある 。  を 包括 し た 略称 で あり 、 あるいは 、 それら を 執り行う 機関 または 施設 を 指す 。 日本 の 関連 業界 で は 、 官民 とも 一般 的 に 「 CIQ 」 は 「 シーアイキュー 」 と 呼ば れる 。 それぞれ の 詳細 は 各 項目 を 参照 さ れ たい 。政略 結婚 （ せいりゃく けっこん 、 ） と は 、 結婚 当事者 の 家長 または 親権 者 が 、 自己 や 家 （ 一族 ） の 利益 の ため に 、 結婚 する こと に なる 当人 たち の 意向 を 無視 し て さ せる 結婚 。   結婚 する 当人 たち の 気持ち を 無視 し 、 政治 的 な 駆け引き や 政治 的 な 利用 を 主たる 目的 として 、 親 や 家長 が 決め て しまう 結婚 を 指す 。  政略 結婚 が 行わ れる 主 な 理由 は 、 たとえば 下記 の よう な もの が ある 。  神聖 ローマ帝国 （ 962 年 ～ 1806 年 ） や オーストリア を 支配 し た ハプスブルク 家 は 政略 結婚 によって 大きな 成功 を 収め た 王家 の 一つ で ある 。 ハプスブルク 家 は 婚姻 を通じて ブルゴーニュ 公国 、 ハンガリー 王国 、 ボヘミア 王国 、 スペイン の 君主 の 継承 権 を 手 に 入れ 、 ヨーロッパ 屈指 の 名門 王家 として カール 5 世 の 時代 に は スペイン 領 の 中南米 も 含め た 広大 な 領土 を 支配 し た 。 この こと により 「 戦争 は 他家 に 任せ て おけ 。 幸い な オーストリア よ 、 汝 は 結婚 せよ 。 」 と 言わ れ た 。  13 世紀 に ユーラシア に 領域 を 拡大 し た モンゴル 帝国 は 、 正式 な 国号 を 「 大 モンゴル・ウルス ( 大 蒙 古 国 )」 と いう が 、 モンゴル 語 で 「 国 」 を 意味 する 「 ウルス 」 の 原義 は 「 人 の 集まり 」 や 「 人 の 集団 」 で ある 。 つまり 、 モンゴル 帝国 は 、 チンギス・ハン の 一族 を 中心 と し た 様々 な 部族 の 連合 で あっ た 。 モンゴル 帝国 で は 、 部族 の 同盟 にあたって 婚姻 が 重視 さ れ 、 どこ の 部族 に 嫁 を だす か 、 どこ の 部族 から 嫁 を もらう か で 、 お互い に 結びつい て い た 。 チンギス・ハン の 孫 の クビ ライ の 時代 に 元 王朝 ( 大元 ウルス ) として 再編 さ れ た モンゴル 帝国 は 、 属国 と なっ た 朝鮮半島 の 高麗 王朝 に対し 、 王 世子 に 元 の 皇女 と 結婚 する こと を 義務付け た 。 代 を 重ねる ごと に モンゴル 人 の 血 が 濃く なる ため 、 高麗 王室 独自 の アイデンティティー を 喪失 する こと を 目論ん で の もの で あっ た 。 北元 から 玉 璽 を 譲り受け 、 元 王朝 の 権威 を 継承 し た 清 は 孝 荘 文 皇后 など ボルジギン 氏 の モンゴル 王侯 の 子女 と の 婚姻 を 進め て ハーン の 地位 を 主張 し た 。 また 、 満州 国 の 皇 弟 愛 新 覚 羅 溥傑 と 嵯峨 浩 の 結婚 、 大韓 帝国 皇太子 李 垠 と 梨本 宮守 正 王 第 一 女子 方子 の 結婚 も 当時 の 日本 による 政略 結婚 と さ れる 。  日本 の 戦国 時代 （ 1467 年 ～ 1568 年 もしくは 1573 年 ） において は 、 敵対 する 勢力 同士 の 和睦 や 臣従 、 同盟 関係 の 締結 など において 政略 結婚 として の 婚姻 が 行わ れ て おり 、 織田 信長 の 妹 で ある お市の方 （ 浅井 長政 へ 嫁ぐ ） など 、 広く 行わ れ て い た 。 時には 10 歳 に 満た ない 者 が 、 嫁 に 出さ れる こと さえ あっ た 。 豊臣 政権 下 において 、 徳川 家康 ・ 毛利 輝元 ・ 前田 利家 など 5 人 の 大 大名 の 連名 で 、 大名 間 の 私 婚 の 禁止 の 文書 が 諸 大名 に 通達 さ れ た が 、 家康 と 伊達 政 宗 によって 破ら れ た 。 江戸 幕府 で は 、 これ により 大名 同士 の 結束 が 強まる こと を 恐れ た ため 、 武家 諸 法度 で 大名 同士 の 結婚 に は 幕府 の 許可 を 要する よう に する など 、 強く 規制 し た 。  奈良 時代 から 平安 時代 にかけて の 藤原 氏 など が 、 好んで 用い た 手段 で ある 。  皇室 は 男系 で ある ため 、 娘 を 皇太子 と 結婚 さ せ 、 娘 が 産ん だ 皇子 を 天皇 に する こと により 、 天皇 の 外戚 と なり 、 政府 高官 を 独占 し た （ 摂関 政治 ） 。失脚 （ しっきゃく ） と は 指導 的 立場 に いる 人物 が 他 から の 圧力 により 指導 的 立場 を 離脱 さ せ られる 行為 の こと 。 主 に 政治 用語 として 使わ れる 。 君主 は 廃位 と 称さ れる 。  通常 、 一度 失脚 し た 人物 が 再び 指導 的 立場 に 復帰 する こと は 稀 で 、 さらに 複数 回 失脚 する の は より 稀 で ある 。 これ は 、 権力 を 一度 放棄 する こと で 、 それ まで その 人物 が 持っ て い た 人脈 や 、 情報 ルート が 一 度 に 喪失 さ れる ため で ある 。 また 、 失脚 し た 後 、 新 政権 や 反対 者 によって 殺害 （ 死刑 または 暗殺 ） さ れる ケース も 少なく ない 。 その 次に 多い の が 幽閉 や 軟禁 で ある 。 こちら は 権力 構成 ルート が 強固 で 、 権力 再 掌握 の 恐れ の ある 人物 に対して 行わ れる 。 ごく まれ な 例 として 、 中国 で 毛沢東 死 後 に 最高 指導 者 と なり 短期間 で 失脚 し た 華国鋒 が 晩年 まで 中国共産党 中央 委員 の ポスト を 与え られ て い た よう に 、 失脚 後 も 閑職 を あてがわ れ て それなり の 地位 を 維持 する ケース が ある 。  明確 な 線引き が ある わけ で は ない が 、 一般 に 「 失脚 」 という 言葉 が 用い られる の は 、 革命 や クーデター といった 政体 そのもの の 変更 で は なく 、 既存 体制 の 枠組み が 維持 さ れる 中 で 、 権力 の 座 に あっ た 人物 が そこ から 放逐 さ れる といった ニュアンス で ある 場合 が 多い 。 また 、 民主 主義 国家 における 現職 候補 が 公職 選挙 で 落選 する 場合 は 通常 失脚 と 呼ぶ こと は ない 。国家 機密 （ こっ か きみ つ ） と は 、 法律 に 基づき 政府 が 公表 し ない 事実 や 情報 を 指す 。 軍 の 戦略 や 、 外交 の 手の内 は 、 言論 の 自由 の ある 国 で も 国家 機密 に する が 、 独裁 体制 の 国 で は 権力 者 が 己 の 地位 を 維持 し 、 または 自身 に 不都合 な 情報 を 隠蔽 する 目的 で 、 “ 国家 機密 ” 指定 を 濫用 し て いる 場合 が 少なく ない 。  日本 に は 「 国 の 情報 は 市民 の もの で ある 」 という 思想 から 、 国家 機密 を 直接 保護 する 法律 は 長らく なかっ た 。 公務員 の 守秘 義務 および 民間 企業 の 就業 規則 （ 個人 情報 の 保護 など ） だけ で は 、 民間 人 や スパイ による 機密 漏洩 に 対応 でき ず 、 保守 系 を 中心 に 必要 論 は 根強かっ た が 、 戦前 幅 を 利か せ た 言論 統制 に対する 反発 や 、 知る 権利 と の 絡み 、 また 黒幕 は 外交 官 で ある こと が 多く 不可 罰 な こと から 、 反対 論 も 強かっ た 。 2013 年 の 第 185 回 国会 で 「 特定 秘密 の 保護 に関する 法律 案 」 （ 特定 秘密 保護 法案 ） が 第 2 次 安倍 内閣 によって 提出 さ れ 、 同年 12 月 6 日 に 成立 し た 。  中華人民共和国 の 「 保守 国家 秘密 法 」 で は 、 国家 機密 の 範囲 を 「 国家 に 安全 や 利益 に関する 事柄 で 、 法定 の 手続き で 確定 さ れ 、 一定 期間 において 、 一定 の 範囲 内 の 人員 のみ 限定 し て 周知 さ れる 事項 」 を 定義 さ れ て いる （ 第 2 条 ） 。 ここ で いう 「 法定 の 手続き 」 と は 、 国家 保 密 工作 部門 が 制定 する 「 実施 弁 法 」 （ 第 33 条 ） および 中央 軍事 委員 会 が 制定 する 「 人民 解放 軍 保 密 条例 」 に および 条例 （ 第 34 条 ） だ と 思わ れる 。  前者 の 「 実施 弁 法 」 で は 、 第 4 条 において 具体 的 な 範囲 が 箇条 書き で 示さ れ て いる が 、 国家 秘密 が 広範囲 に わたっ て おり 、 「 経済 利害 を 損なう 」 こと も 含ま れ て いる 。 また 、 省 ・ 直轄 市 や 地区 ・ 市 など 地方 政府 の 中 に も 国家 保 密 局 が 設置 さ れ 、 さらに 地方 ごと の 実施 弁 法 まで 存在 する 。 その ため 、 これら の 下部 法 は 人権 や 知る 権利 と の 衝突 を 避ける ため 、 範囲 を 限定 し て いる と は 言い がたい 。  中華人民共和国 で は 、 政府 幹部 の 身体 に関する こと も 国家 機密 と さ れ て おり 、 胡錦涛 の 身長 すら 公表 さ れ て い ない 。 これ は 朝鮮民主主義人民共和国 も 同じ で 、 訪朝 し 金 正日 と 会見 し た 桂銀淑 が 金 正日 の 血液 型 を 尋ね た ところ 、 「 それ は 国家 機密 」 と 制止 する 側近 を 振り払い 、 「 いい よ 、 A 型 だ よ 」 と 答え た 事例 が ある 。  民主 化 以前 は 、 戒厳 令 が しかれ 、 国家 機密 は 現在 より も 広範 に わたっ て おり 、 処罰 も 厳しかっ た 。 なお 、 2003 年 に 現行 の 「 国家 機密 保護 法 」 と 「 政府 資 訊公開 法 」 ( 情報 公開 法 ) が 同時に 制定 、 施行 さ れ て いる 。外部 監査 制度 （ が いぶかん させ い ど ） は 、 組織 において 内部 組織 による 監査 で は なく その 組織 と は 関係 の ない 第三者 による 監査 の 制度 の こと を さすが 、 ここ で は 地方 公共 団体 の 外部 監査 制度 について 述べる 。  日本 における 地方 公共 団体 の 外部 監査 制度 の 導入 は 、 地方 公共 団体 による 不正 な 公金 の 支出 が 問題 と なり 、 1997 年 （ 平成 9 年 ） に 地方 自治 法 が 改正 さ れ 同年 6 月 4 日 付け で 公布 、 1998 年 （ 平成 10 年 ） 10 月 1 日 付け で 施行 さ れ た もの で ある 。  地方 公共 団体 の 外部 監査 制度 は 、 それぞれ の 地方 公共 団体 が 外部 監査 契約 を 結ん だ 外部 監査 人 が その 地方 公共 団体 の 監査 を 行う と いう もの で あり 、 包括 外部 監査 と 個別 外部 監査 に 分け られる 。  外部 監査 契約 と は 、 包括 外部 監査 契約 及び 個別 外部 監査 契約 を いう （ 第 1 項 ） 。   普通 地方 公共 団体 が 外部 監査 契約 を 締結 できる 者 は 、 普通 地方 公共 団体 の 財務 管理 、 事業 の 経営 管理 その他 行政 運営 に関し 優れ た 識見 を 有する 者 で あ つて 、 次 の 各 号 の いずれ か に 該当 する もの と する （   1 項   2 項 ） 。  普通 地方 公共 団体 は 、 次 の 各 号 の いずれ か に 該当 する 者 と 外部 監査 契約 を 締結 し て は なら ない （ 252 条 の 28 第 3 項 ） 。   包括 外部 監査 人 又は 個別 外部 監査 人 は 、 自己 若しくは 父母 、 祖父母 、 配偶 者 、 子 、 孫 若しくは 兄弟 姉妹 の 一身上 に関する 事件 又は 自己 若しくは これら の 者 の 従事 する 業務 に 直接 の 利害 関係 の ある 事件 について は 、 監査 する こと が でき ない （ 地方 自治 法 第 252 条 の 29 ） 。  外部 監査 人 （ 包括 外部 監査 人 及び 個別 外部 監査 人 を いう 。 ） は 、 監査 を 実施 する に 当 たつ て は 、 監査 委員 に その 旨 を 通知 する 等 相互 の 連絡 を 図る とともに 、 監査 委員 の 監査 の 実施 に 支障 を 来さ ない よう 配慮 し なけれ ば なら ない 。 また 、 監査 委員 は 、 監査 を 実施 する に 当 たつ て は 、 外部 監査 人 の 監査 の 実施 に 支障 を 来さ ない よう 配慮 し なけれ ば なら ない （ 地方 自治 法 第 252 条 の 30 第 1 項 、 第 2 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 外部 監査 契約 の 本旨 に従い 、 善良 な 管理 者 の 注意 を もつ て 、 誠実 に 監査 を 行う 義務 を 負い 、 外部 監査 契約 の 履行 に 当 たつ て は 、 常に 公正 不偏 の 態度 を 保持 し 、 自ら の 判断 と 責任 において 監査 を し なけれ ば なら ない （ 第 1 項 、 第 2 項 ） 。   外部 監査 人 は 、 監査 の 実施 に関して 知り 得 た 秘密 を 漏らし て は なら ない 。 また 、 外部 監査 人 で なく な つた 後 で あ つて も 、 同様 と する 。 この 規定 に 違反 し た 者 は 、 二 年 以下 の 懲役 又は 百 万 円 以下 の 罰金 に 処する （ 252 条 の 31 第 3 項 、 第 4 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 監査 の 事務 に関して は 、 刑法 その他 の 罰則 の 適用 について は 、 法令 により 公務 に 従事 する 職員 と みなす （ 252 条 の 31 第 5 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 監査 の 事務 を 他 の 者 に 補助 さ せる こと が できる 。 この 場合 において は 、 外部 監査 人 は 、 政令 の 定める ところ により 、 あらかじめ 監査 委員 に 協議 し なけれ ば なら ない （ 1 項 ） 。  協議 は 、 監査 委員 の 合議 による もの と さ れ 、 監査 委員 は 、 協議 が 調 つた 場合 に は 、 直ちに 当該 監査 の 事務 を 補助 する 者 の 氏名 及び 住所 並びに 当該 監査 の 事務 を 補助 する 者 が 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 できる 期間 を 告示 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 32 第 2 項 、 第 3 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 監査 が 適正 かつ 円滑 に 行わ れる よう 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 する 者 として 告示 さ れ た 者 で あ つて 、 かつ 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 できる 期間 内 に ある 、 外部 監査 人 補助 者 を 監督 し なけれ ば なら ない （ 252 条 の 32 第 4 項 ） 。  外部 監査 人 補助 者 は 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 し た こと に関して 知り 得 た 秘密 を 漏らし て は なら ない 。 外部 監査 人 補助 者 で なく な つた 後 で あ つて も 、 同様 と する 。 この 項 の 規定 に 違反 し た 者 は 、 2 年 以下 の 懲役 又は 100 万 円 以下 の 罰金 に 処する （ 252 条 の 32 第 5 項 、 第 6 項 ） 。  また 、 外部 監査 人 補助 者 は 、 外部 監査 人 の 監査 の 事務 の 補助 に関して は 、 刑法 その他 の 罰則 の 適用 について は 、 法令 により 公務 に 従事 する 職員 と みなす （ 252 条 の 32 第 7 項 ） 。  外部 監査 人 は 、 外部 監査 人 補助 者 に 監査 の 事務 を 補助 さ せる 必要 が なく な つ た とき は 、 速やか に 、 その 旨 を 監査 委員 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 この 通知 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 速やか に 、 当該 通知 が あつ た 者 の 氏名 及び 住所 並びに その 者 が 外部 監査 人 を 補助 する 者 で なく なつ た こと を 告示 し なけれ ば なら ない 。 この 規定 による 告示 が あつ た とき は 、 当該 告示 さ れ た 者 が 外部 監査 人 の 監査 の 事務 を 補助 できる 期間 は 終了 する 。 （ 252 条 の 32 第 8 項 - 第 10 項 ）  普通 地方 公共 団体 が 外部 監査 人 の 監査 を 受ける に 当 たつ て は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 議会 、 長 その他 の 執行 機関 又は 職員 は 、 外部 監査 人 の 監査 の 適正 かつ 円滑 な 遂行 に 協力 する よう 努め なけれ ば なら ない 。 また 、 代表 監査 委員 は 、 外部 監査 人 の 求め に 応じ 、 監査 委員 の 監査 の 事務 に 支障 の ない 範囲 内 において 、 監査 委員 の 事務 局長 、 書記 その他 の 職員 又は 180 条 の 3 の 規定 による 職員 を 外部 監査 人 の 監査 の 事務 に 協力 さ せる こと が できる 。 （ ）  普通 地方 公共 団体 の 議会 は 、 外部 監査 人 の 監査 に関し 必要 が ある と 認める とき は 、 外部 監査 人 又は 外部 監査 人 で あ つた 者 の 説明 を 求める こと が できる 。 また 、 普通 地方 公共 団体 の 議会 は 、 外部 監査 人 の 監査 に関し 必要 が ある と 認める とき は 、 外部 監査 人 に対し 意見 を 述べる こと が できる 。 （ 地方 自治 法 第 252 条 の 34 第 1 項 、 第 2 項 ）  普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 外部 監査 人 が 252 条 の 28 第 1 項 各 号 の いずれ に も 該当 し なく なつ た とき （ 同 条 第 2 項 の 規定 により 外部 監査 契約 が 締結 さ れ た 場合 に あ つて は 、 税理士 （ 税理士 と なる 資格 を 有する 者 を 含む 。 ） で なく なつ た とき ） 、 又は 同 条 第 3 項 各 号 の いずれ か に 該当 する に 至 つ た とき は 、 当該 外部 監査 人 と 締結 し て いる 外部 監査 契約 を 解除 し なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 ）  普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 外部 監査 人 が 心身 の 故障 の ため 監査 の 遂行 に 堪え ない と 認める とき 、 外部 監査 人 に 地方 自治 法 若しくは これ に 基づく 命令 の 規定 又は 外部 監査 契約 に 係る 義務 に 違反 する 行為 が ある と 認める とき その他 外部 監査 人 と 外部 監査 契約 を 締結 し て いる こと が 著しく 不 適当 と 認める とき は 、 外部 監査 契約 を 解除 する こと が できる 。 この 場合 において は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴く とともに 、 その 意見 を 付け て 議会 の 同意 を 得 なけれ ば なら ない 。 監査 委員 の 意見 は 、 監査 委員 の 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 35 第 2 項 、 第 4 項 ）  外部 監査 人 が 、 外部 監査 契約 を 解除 しよ う と する とき は 、 普通 地方 公共 団体 の 長 の 同意 を 得 なけれ ば なら ない 。 この 場合 において は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 35 第 3 項 ）  普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 外部 監査 契約 を 解除 し た とき 、 又は 外部 監査 契約 を 解除 さ れ た とき は 、 直ちに 、 その 旨 を 告示 する とともに 、 遅滞 なく 、 新た に 外部 監査 契約 を 締結 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 外部 監査 契約 の 解除 は 、 将来 に 向 かつて の みそ の 効力 を 生ずる 。 （ 252 条 の 35 第 5 項 、 第 6 項 ）  次に 掲げる 普通 地方 公共 団体 （ 以下 「 包括 外部 監査 対象 団体 」 と いう 。 ） の 長 は 、 政令 の 定める ところ により 、 毎 会計 年度 、 当該 会計 年度 に 係る 包括 外部 監査 契約 を 、 速やか に 、 一 の 者 と 締結 し なけれ ば なら ない 。 この 場合 において は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴く とともに 、 議会 の 議決 を 経 なけれ ば なら ない 。 なお 、 監査 委員 の 意見 について は 合議 による もの と する 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  包括 外部 監査 契約 を 締結 する 場合 において 、 包括 外部 監査 対象 団体 は 、 連続 し て 4 回 、 同一 の 者 と 包括 外部 監査 契約 を 締結 し て は なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 3 項 ）  包括 外部 監査 契約 に は 、 次に 掲げる 事項 について 定め なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 4 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 の 長 は 、 包括 外部 監査 契約 を 締結 し た とき は 、 252 条 の 36 第 4 項 第 一 号 及び 第 二 号 に 掲げる 事項 その他 政令 で 定める 事項 を 直ちに 告示 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 5 項 ）  包括 外部 監査 契約 の 期間 の 終期 は 、 包括 外部 監査 契約 に 基づく 監査 を 行う べき 会計 年度 の 末日 と する 。 （ 252 条 の 36 第 6 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 は 、 包括 外部 監査 契約 の 期間 を 十分 に 確保 する よう 努め なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 36 第 7 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 包括 外部 監査 対象 団体 の 財務 に関する 事務 の 執行 及び 包括 外部 監査 対象 団体 の 経営 に 係る 事業 の 管理 の うち 、 最少 の 経費 で 最大 の 効果 、 運営 の 合理 化 等 （ 第 14 項 及び 第 15 項 の 規定 の 趣旨 ） を 達成 する ため 必要 と 認める 特定 の 事件 について 監査 する もの と する 。 < br >  包括 外部 監査 人 は 、 監査 を する に 当 たつ て は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 財務 に関する 事務 の 執行 及び 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 経営 に 係る 事業 の 管理 が 2 条 第 14 項 及び 第 15 項 の 規定 の 趣旨 に の つと つて なさ れ て いる か どう か に 、 特に 、 意 を 用い なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 の 期間 内 に 少なくとも 1 回 以上 地方 自治 法 第 252 条 の 37 第 1 項 の 規定 による 監査 を し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 37 第 3 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 第 7 項 に 規定 する 財政 的 援助 を 与え て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 財政 的 援助 に 係る もの 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 出資 し て いる もの で 同 項 の 政令 で 定める もの の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 出資 に 係る もの 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 借入金 の 元金 若しくは 利子 の 支払 を 保証 し て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 保証 に 係る もの 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 受益 権 を 有する 信託 で 同 項 の 政令 で 定める もの の 受託 者 の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 信託 に 係る もの 又は 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 第 3 項 の 規定 に 基づき 公 の 施設 の 管理 を 行わ せ て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 管理 の 業務 に 係る もの について 、 包括 外部 監査 人 が 必要 が ある と 認める とき は 監査 する こと が できる こと を 条例 により 定める こと が できる 。 （ 252 条 の 37 第 4 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 監査 の 結果 に関する 報告 を 決定 し 、 これ を 包括 外部 監査 対象 団体 の 議会 、 長 及び 監査 委員 並びに 関係 の ある 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 に 提出 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 37 第 5 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 監査 の ため 必要 が ある と 認める とき は 、 監査 委員 と 協議 し て 、 関係 人 の 出頭 を 求め 、 若しくは 関係 人 について 調査 し 、 若しくは 関係 人 の 帳簿 、 書類 その他 の 記録 の 提出 を 求め 、 又は 学識 経験 を 有する 者 等 から 意見 を 聴く こと が できる 。 なお 、 監査 委員 と の 協議 について は 、 監査 委員 の 合議 と する 。 （ 第 1 項 、 第 5 項 ）  包括 外部 監査 人 は 、 監査 の 結果 に 基づい て 必要 が ある と 認める とき は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 組織 及び 運営 の 合理 化 に 資する ため 、 監査 の 結果 に関する 報告 に 添え て その 意見 を 提出 する こと が できる 。 （ 252 条 の 38 第 2 項 ）  監査 委員 は 、 包括 外部 監査 人 の 監査 の 結果 に関し 必要 が ある と 認める とき は 、 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 議会 及び 長 並びに 関係 の ある 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 に その 意見 を 提出 する こと が できる 。 なお 、 提出 さ れ た 意見 の 決定 について は 、 監査 委員 の 合議 と する 。 （ 252 条 の 38 第 4 項 、 第 5 項 ）  監査 委員 は 、 252 条 の 37 第 5 項 の 規定 により 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 が あつ た とき は 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。 同 条 第 同 項 の 規定 による 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 が あつ た 場合 において 、 当該 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 を 受け た 包括 外部 監査 対象 団体 の 議会 、 長 、 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 は 、 当該 監査 の 結果 に 基づき 、 又は 当該 監査 の 結果 を 参考 として 措置 を 講じ た とき は 、 その 旨 を 監査 委員 に 通知 する もの と する 。 この 場合 において は 、 監査 委員 は 、 当該 通知 に 係る 事項 を 公表 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 38 第 3 項 、 第 6 項 ）  第 1 項 （ 選挙 有権者 の 50 分の 1 以上 の 署名 を もつ て 行わ れる 監査 請求 ） の 請求 に 係る 監査 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 同 項 の 選挙 権 を 有する 者 は 、 政令 の 定める ところ により 、 地方 自治 法 第 75 条 第 1 項 の 請求 を する 場合 において 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 地方 自治 法 第 75 条 第 1 項 の 請求 について は 、 同 法 第 75 条 第 2 項 から 第 4 項 まで の 規定 は 適用 し ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 、 政令 の 定める ところ により 、 請求 の 要旨 を 公表 する とともに 、 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について の 意見 を 付け て 、 その 旨 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 この 通知 が あつ た とき は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 当該 通知 が あつ た 日 から 二 十 日 以内 に 議会 を 招集 し 、 同 項 の 規定 による 監査 委員 の 意見 を 付け て 、 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について 、 議会 に 付議 し 、 その 結果 を 監査 委員 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 監査 委員 の 意見 の 決定 について は 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 39 第 3 項 、 第 4 項 、 第 7 項 ）  事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について 議会 の 議決 を 経 た 場合 において は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 政令 の 定める ところ により 、 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 事項 について の 個別 外部 監査 契約 を 一 の 者 と 締結 し なけれ ば なら ない 。   なお 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 する 場合 において は 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴く とともに 、 議会 の 議決 を 経 なけれ ば なら ない 。   なお 、 監査 委員 の 意見 の 決定 について は 、 監査 委員 の 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 39 第 5 項 、 第 6 項 、 第 7 項 ）  252 条 の 39 第 5 項 の 個別 外部 監査 契約 に は 、 次に 掲げる 事項 について 定め なけれ ば なら ない 。 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た とき は 、 次 の 第 一 号 から 第 三 号 まで に 掲げる 事項 その他 政令 で 定める 事項 を 直ちに 告示 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 39 第 8 項 、 第 9 項 ）  包括 外部 監査 対象 団体 の 長 が 、 個別 外部 監査 契約 を 当該 包括 外部 監査 対象 団体 の 包括 外部 監査 人 と 締結 する とき は 、 252 条 の 39 第 6 項 の 規定 は 、 適用 し ない 。 この 場合 において は 、 当該 個別 外部 監査 契約 は 、 個別 外部 監査 契約 の 期間 が 当該 包括 外部 監査 対象 団体 が 締結 し て いる 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 の 期間 を 超え ない もの で あり 、 かつ 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 に 支払う べき 費用 の 額 の 算定 方法 が 当該 包括 外部 監査 契約 で 定める 包括 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 に 支払う べき 費用 の 額 の 算定 方法 に 準じ た もの で なけれ ば なら ない 。 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 包括 外部 監査 対象 団体 の 長 は 、 その 旨 を 議会 に 報告 し なけれ ば なら ない 。 また 、 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 は 、 当該 個別 外部 監査 契約 で 定める 個別 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 事項 につき 監査 し 、 かつ 、 監査 の 結果 に関する 報告 を 決定 する とともに 、 これ を 当該 個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 普通 地方 公共 団体 の 議会 、 長 及び 監査 委員 並びに 関係 の ある 教育 委員 会 、 選挙 管理 委員 会 、 人事 委員 会 若しくは 公平 委員 会 、 公安 委員 会 、 労働 委員 会 、 農業 委員 会 その他 法律 に 基づく 委員 会 又は 委員 に 提出 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 監査 委員 は 、 の 規定 により 監査 の 結果 に関する 報告 の 提出 が あつ た とき は 、 これ を 当該 事務 の 監査 の 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 代表 者 に 送付 し 、 かつ 、 公表 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 39 第 10 項 - 第 13 項 ）  第 2 項 （ 議会 から の 個別 外部 監査 の 請求 ） の 請求 に 係る 監査 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 議会 は 、 同 項 の 請求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 この 場合 において は 、 あらかじめ 監査 委員 の 意見 を 聴か なけれ ば なら ない 。 なお 、 議会 から の 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに その 旨 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 、 第 3 項 ）  個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 は 、 当該 個別 外部 監査 契約 で 定める 個別 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 議会 から の 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 事項 につき 監査 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 40 第 第 5 項 ）  第 6 項 （ 長 から の 個別 外部 監査 の 要求 ） の 要求 に 係る 監査 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 同 項 の 要求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 なお 、 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 長から の 個別 外部 監査 の 要求 （ 地方 自治 法 第 199 条 第 6 項 ） について は 、 同 項 の 規定 に かかわら ず 、 監査 委員 は 、 当該 長 から の 個別 外部 監査 の 要求 に 係る 事項 について の 監査 は 行わ ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  長から の 個別 外部 監査 の 要求 （ 199 条 第 6 項 ） が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について の 意見 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 41 第 3 項 ）  普通 地方 公共 団体 が 199 条 第 7 項 （ 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 ） に 規定 する 財政 的 援助 を 与え て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 財政 的 援助 に 係る もの 、 普通 地方 公共 団体 が 出資 し て いる もの で 同 項 の 政令 で 定める もの の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 出資 に 係る もの 、 普通 地方 公共 団体 が 借入金 の 元金 若しくは 利子 の 支払 を 保証 し て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 保証 に 係る もの 、 普通 地方 公共 団体 が 受益 権 を 有する 信託 で 同 項 の 政令 で 定める もの の 受託 者 の 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 信託 に 係る もの 又は 普通 地方 公共 団体 が 第 3 項 の 規定 に 基づき 公 の 施設 の 管理 を 行わ せ て いる ものの 出納 その他 の 事務 の 執行 で 当該 管理 の 業務 に 係る もの について の 199 条 第 7 項 の 要求 に 係る 監査 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 長 は 、 同 項 の 要求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 なお 、 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 について は 、 同 項 の 規定 に かかわら ず 、 監査 委員 は 、 当該 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 に 係る 事項 について の 監査 は 行わ ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  地方 自治 法 第 199 条 第 7 項 による 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 が あつ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと について の 意見 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。   （ 252 条 の 42 第 3 項 ）  個別 外部 監査 契約 を 締結 し た 者 は 、 当該 個別 外部 監査 契約 で 定める 個別 外部 監査 契約 の 期間 内 に 、 199 条 第 7 項 による 財政 的 援助 を 与え て いる もの 等 に 係る 個別 外部 監査 の 要求 に 係る 事項 につき 監査 し なけれ ば なら ない 。 （ 252 条 の 42 第 5 項 ）  第 1 項 の 請求 （ 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 ） に 係る 監査 について 監査 委員 の 監査 に 代え て 契約 に 基づく 監査 による こと が できる こと を 条例 により 定める 普通 地方 公共 団体 の 住民 は 、 同 項 の 請求 を する 場合 において 、 特に 必要 が ある と 認める とき は 、 政令 の 定める ところ により 、 その 理由 を 付し て 、 併せ て 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 求める こと が できる 。 なお 、 監査 委員 は 、 この 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ た 242 条 第 1 項 による 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 場合 において 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 について 、 監査 委員 の 監査 に 代え て 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 相当 で ある と 認める とき は 、 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと を 決定 し 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 日 から 二 十 日 以内 に 、 その 旨 を 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 この 場合 において は 、 監査 委員 は 、 当該 通知 を し た 旨 を 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 請求 人 に 直ちに 通知 し なけれ ば なら ない 。 （ 第 1 項 、 第 2 項 ）  個別 外部 監査 人 は 、 252 条 の 43 第 5 項 において 読み替え て 適用 する 地方 自治 法 第 242 条 第 6 項 の 規定 による 陳述 の 聴取 を 行う 場合 又は 関係 の ある 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 その他 の 執行 機関 若しくは 職員 の 陳述 の 聴取 を 行う 場合 において 、 必要 が ある と 認める とき は 、 監査 委員 と 協議 し て 、 関係 の ある 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 その他 の 執行 機関 若しくは 職員 又は 請求 人 を 立ち会わ せる こと が できる 。 なお 、 この 規定 による 協議 は 、 監査 委員 の 合議 による もの と する 。 （ 252 条 の 43 第 7 項 、 第 8 項 ）  242 条 第 1 項 による 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 場合 において 、 監査 委員 が 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 が あつ た 日 から 二 十 日 以内 に 、 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 第 2 項 前段 の 規定 による 通知 を 行わ ない とき は 、 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 は 、 初め から 第 一 項 の 規定 により 個別 外部 監査 契約 に 基づく 監査 による こと が 求め られ て い ない 242 条 第 1 項 の 請求 で あつ た もの と みなす 。 この 場合 において は 、 監査 委員 は 、 同 条 第 4 項 の 規定 による 通知 を 行う とき に 、 併せ て 当該 普通 地方 公共 団体 の 長 に 第 2 項 前段 の 規定 による 通知 を 行わ なかつ た 理由 を 書面 により 当該 住民 監査 請求 に 係る 個別 外部 監査 の 請求 に 係る 請求 人 に 通知 し 、 かつ 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。直接 請求 （ ちょくせつ せい きゅう ） と は 、 住民 の 発意 により 、 直接 に 地方 公共 団体 に 一定 の 行動 を 取ら せる もの 。 参政 権 の 一つ で あり 、 国民 発案 （ イニシアチブ ） とともに 直接 民主 制 の 一つ で ある 。  地方 自治 法 で 規定 さ れ て いる 直接 請求 は 以下 の 通り で ある 。 地方 自治 法 について 本 項 で は 、 条 数 のみ 記載 する 。  有権者 総数 の 50 分の 1 以上 の 署名 をもって 代表 者 が 地方 公共 団体 の 長 に 請求 する 。 （ ）  当該 地方 公共 団体 の 区域 内 で 衆議院 議員 、 参議院 議員 又は 地方 公共 団体 の 議会 の 議員 もしくは 長 の 選挙 が 行なわ れる こと と なる とき は 、 任期 満了 の 日 前 六 十 日 に 当たる 日 又は 解散 の 日 の 翌日 から 当該 選挙 が 行なわ れる 区域 内 において は 請求 の ため の 署名 を 求める こと が でき ない 。   首長 は 、 請求 を 受理 し た 日 から 20 日 以内 に 議会 を 招集 し 、 審議 し その 結果 を 公表 し なけれ ば なら ない 。  なお 、 制定 ・ 改廃 請求 の 対象 と なる 条例 について 、 地方 税 の 賦課 徴収 並びに 分担 金 、 使用 料 及び 手数料 の 徴収 に関する もの は 除か れる 。  有権者 総数 の 50 分の 1 以上 の 署名 をもって 代表 者 が 監査 委員 に 請求 する （ ） 。  請求 が あっ た とき は 、 監査 委員 は 、 直ちに 請求 の 要旨 を 公表 し なけれ ば なら ない （ 75 条 2 項 ） 。   なお 、 事務 監査 請求 と は 異なる もの として 、 住民 監査 請求 が ある （ ） 。  住民 監査 請求 は 一 人 でも 、 外国 人 で も 行える の に対して 、 事務 監査 請求 は 相当 数 の 日本 国民 たる 有権者 の 署名 を 集め なけれ ば なら ない こと など から 、 住民 監査 請求 が より 多く 用い られ て いる 。 ただし 、 事務 監査 請求 で 求め られる 範囲 は 、 住民 監査 請求 と 異なり 地方 公共 団体 の 事務 全般 で あり その 対象 範囲 は 広く 、 1 年 の 請求 期限 も ない 。 また 、 外部 監査 （ 包括 外部 監査 人 を おく 団体 もしくは 個別 外部 監査 契約 による 契約 が できる 旨 を 条例 で 定め て いる 団体 に 限る ） による 監査 を 求め た 場合 、 住民 監査 請求 の 場合 は 監査 委員 が その 請求 に 応じる か 否 か を 決定 する の に対し 、 事務 監査 請求 の 場合 は 議会 が 決定 する 。 ただし 、 事務 監査 請求 の 場合 は 住民 訴訟 を 提起 する こと が でき ない 。  地方 自治 法 第 76 条 から 第 88 条 まで と 地方 教育 行政 法 第 8 条 の 規定 により 、 地方 公職 者 解職 や 地方 議会 解散 について は 選挙 管理 委員 会 に 、 地方 役員 解職 について は 地方 首長 （ 都道府県 知事 、 市町村 長 ） に それぞれ 請求 が できる 。  市町村 の 合併 の 特例 に関する 法律 により 、 2020 年 3 月 31 日 まで に 限り 、 住民 の 直接 請求 により 合併 協議 会 の 設置 を 請求 する こと が できる 。  有権者 総数 の 50 分の 1 以上 の 署名 を もっ て 、 代表 者 が 市町村 の 長 に対し 合併 対象 市町村 （ 合併 の 相手方 ） を 示し て 、 合併 協議 会 の 設置 を 請求 する こと が できる 。  請求 が あっ た 場合 、 合併 請求 市町村 （ 合併 協議 会 の 直接 請求 の あっ た 市町村 ） は 、 直ちに 請求 の 要旨 を 公表 する とともに 、 合併 対象 市町村 の 長 に対し 合併 協議 会 設置 協議 を 議会 に 付議 する か 否 か の 意見 を 求め なけれ ば なら ない 。 合併 対象 市町村 の 長 は 、 意見 を 求め られ た 日 から 90 日 以内 に 回答 し なけれ ば なら ない 。  全て の 合併 対象 市町村 から 回答 が あっ た 場合 は 、 合併 請求 市町村 の 長 は 、 代表 者 及び 全て の 合併 対象 市町村 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 する 。 そして 、 すべて の 合併 対象 市町村 の 回答 が 、 合併 協議 会 設置 協議 を 議会 に 付議 する 旨 の 通知 が あっ た 場合 は 、 合併 請求 市町村 の 長 に あっ て は 合併 対象 市町村 の 長 へ の 通知 を 発し た 日 から 60 日 以内 に 、 合併 対象 市町村 の 長 に あっ て は 同 項 の 規定 による 通知 を 受け た 日 から 60 日 以内 に 、 それぞれ 議会 を 招集 し 、 合併 協議 会 設置 協議 について 議会 に 付議 し なけれ ば なら ない 。  合併 対象 市町村 の うち いずれ か 1 の 市町村 において 議会 に 付議 し ない 旨 回答 が あっ た 場合 は 、 この 手続 は 終了 し 合併 協議 会 は 設置 さ れ ない 。  合併 対象 市町村 の 長 は 、 議会 の 審議 の 結果 を 合併 請求 市町村 の 長 に 速やか に 通知 し なけれ ば なら ない 。 合併 請求 市町村 の 長 は 、 合併 請求 市町村 における 議会 の 審議 の 結果 及び 通知 を 受け た 合併 対象 市町村 における 議会 の 審議 の 結果 を 、 合併 対象 市町村 の 長 及び 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。  合併 対象 市町村 の うち いずれ か 1 の 市町村 において 合併 協議 会 設置 協議 について 否決 し た 場合 も この 手続 が 終了 し 合併 協議 会 は 設置 さ れ ない 。  そして 、 合併 請求 市町村 及び 全て の 合併 対象 市町村 において 合併 協議 会 設置 協議 について 可決 し た 場合 は 合併 協議 会 が 設置 さ れる 。  議会 の 審議 により 、 合併 協議 会 設置 協議 について 、 合併 請求 市町村 の 議会 が これ を 否決 し 、 かつ 、 すべて の 合併 対象 市町村 の 議会 が これ を 可決 し た 場合 に は 、 合併 請求 市町村 の 長 は 、 合併 請求 市町村 の 議会 が 否決 し た 日 又は すべて の 合併 対象 市町村 の 長から 通知 を 受け た 日 の うち いずれ か 遅い 日 （ 以下 この 条 において 「 基準 日 」 と いう 。 ） 以後 直ちに 、 基準 日 を 合併 対象 市町村 の 長 及び 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。  上記 の 場合 、 合併 請求 市町村 の 長 は 、 基準 日 から 10 日 以内 に 限り 、 選挙 管理 委員 会 に対し 、 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付する よう 請求 する こと が できる 。 この 場合 請求 を 行っ た 日 から 3 日 以内 に その 旨 を 合併 対象 市町村 の 長 及び 第 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 請求 に 必要 と なる 代表 者 証明 書 は 基準 日 から 20 日 以内 に 請求 し なけれ ば なら ない 。  基準 日 から 13 日 以内 に 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付する 旨 の 公表 が なかっ た とき は 、 選挙 権 を 有する 者 は 、 その 総数 の 6 分の 1 以上 の 者 の 連署 を もっ て 、 その 代表 者 から 、 合併 請求 市町村 の 選挙 管理 委員 会 に対し 、 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付する よう 請求 する こと が できる 。  合併 協議 会 設置 協議 について 有効 投票 の 総数 の 過半数 の 賛成 が あっ た とき は 、 合併 協議 会 設置 協議 について 合併 請求 市町村 の 議会 が 可決 し た もの と みなさ れ 、 合併 請求 市町村 及び すべて の 合併 対象 市町村 は 、 合併 協議 会 設置 協議 により 規約 を 定め 、 合併 協議 会 を 置く もの と する 。   合併 協議 会 を 構成 す べき 関係 市町村 （ 以下 「 同一 請求 関係 市町村 」 と いう 。 ） の 選挙 権 を 有する 者 は 、 他 の 同 一 請求 関係 市町村 の 選挙 権 を 有する 者 が この 項 の 規定 により 行う 合併 協議 会 の 設置 の 請求 と 同一 の 内容 で ある こと を 明らか に し て 、 その 総数 の 50 分の 1 以上 の 者 の 連署 を もっ て 、 その 代表 者 から 、 同 一 請求 関係 市町村 の 長 に対し 、 当該 同一 請求 関係 市町村 が 行う べき 市町村 の 合併 の 相手方 と なる 他 の 同 一 請求 関係 市町村 の 名称 を 示し 、 合併 協議 会 を 置く よう 請求 する こと が できる 。 この 場合 、 すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 代表 者 は 、 あらかじめ 、 これら の 者 が 代表 者 と なる べき 合併 協議 会 の 設置 の 請求 が 同一 の 内容 で ある こと について 、 同 一 請求 関係 市町村 を 包括 する 都道府県 の 知事 の 確認 を 得 なけれ ば なら ない 。   以上 の 請求 が あっ た 場合 、 当該 請求 が あっ た 同 一 請求 関係 市町村 の 長 は 、 直ちに 、 請求 の 要旨 を 公表 する とともに 、 当該 同一 請求 関係 市町村 を 包括 する 都道府県 の 知事 に対し 、 これ を 報告 し なけれ ば なら ない 。   同 一 請求 関係 市町村 を 包括 する 都道府県 の 知事 は 、 すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 長から 前 報告 を 受け た とき は 、 その 旨 を すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。 その 通知 を 受け た 同 一 請求 関係 市町村 の 長 は 、 直ちに 、 その 旨 を 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。  そして 、 同 一 請求 関係 市町村 の 長 は 、 当該 通知 を 受け た 日 から 60 日 以内 に 、 それぞれ 議会 を 招集 し 、 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 、 議会 に その 意見 を 付し て 付議 し なけれ ば なら ない 。  同 一 請求 関係 市町村 の 長 は 、 議会 の 審議 の 結果 を 、 速やか に 、 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し 、 かつ 、 当該 同一 請求 関係 市町村 を 包括 する 都道府県 の 知事 に 報告 し なけれ ば なら ない 。   同 一 請求 関係 市町村 を 包括 する 都道府県 の 知事 は 、 すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 長から 報告 を 受け た とき は 、 直ちに 、 その 結果 及び すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 長から 同 項 の 規定 による 報告 を 受け た 日 （ 以下 この 条 において 「 基準 日 」 と いう 。 ） を すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 長 に 通知 し なけれ ば なら ない 。   以上 の 通知 を 受け た 同 一 請求 関係 市町村 の 長 は 、 直ちに 、 その 旨 を 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。   全て の 同 一 関係 請求 市町村 で 合併 協議 会 設置 協議 について 可決 し た 場合 は 、 合併 協議 会 が 設置 さ れる 。  議会 の 審議 により 、 その 議会 が 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 否決 し た 同 一 請求 関係 市町村 （ 以下 「 合併 協議 会 設置 協議 否決 市町村 」 と いう 。 ） の 長 は 、 基準 日 から 10 日 以内 に 限り 、 選挙 管理 委員 会 に対し 、 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付する よう 請求 する こと が できる 。 この 場合 において 、 当該 合併 協議 会 設置 協議 否決 市町村 の 長 は 、 当該 請求 を 行っ た 日 から 3 日 以内 に 、 その 旨 を 代表 者 に 通知 する とともに 、 これ を 公表 し なけれ ば なら ない 。 なお 、 請求 に 必要 と なる 代表 者 証明 書 は 基準 日 から 20 日 以内 に 請求 し なけれ ば なら ない 。  合併 協議 会 設置 協議 否決 市町村 において 、 基準 日 から 13 日 以内 に 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付する 旨 の 公表 が なかっ た とき は 、 選挙 権 を 有する 者 は 、 その 総数 の 6 分の 1 以上 の 者 の 連署 を もっ て 、 その 代表 者 から 、 当該 合併 協議 会 設置 協議 否決 市町村 の 選挙 管理 委員 会 に対し 、 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付する よう 請求 する こと が できる 。   そして 、 長 及び 住民 から の 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について の 住民 投票 の 請求 を 受け た 選挙 管理 委員 会 は 、 全て の 合併 協議 会 設置 協議 否決 市町村 が 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 長又 は 住民 の 直接 請求 により 住民 投票 を 行う 旨 の 通知 が あっ た 場合 は 、 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 選挙 人 の 投票 に 付さ なけれ ば なら ない 。   同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 有効 投票 の 総数 の 過半数 の 賛成 が あっ た とき は 、 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 合併 協議 会 設置 協議 否決 市町村 の 議会 が 可決 し た もの と みなさ れ 、 すべて の 同 一 請求 関係 市町村 の 議会 が 同 一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 について 可決 し た （ 住民 投票 で 可決 し た もの と みなさ れ た 場合 を 含む 。 ） 場合 に は 、 すべて の 同 一 請求 関係 市町村 は 、 当該 同一 請求 に 基づく 合併 協議 会 設置 協議 により 規約 を 定め 、 合併 協議 会 を 置く もの と する 。  手続 の 詳細 は 地方 自治 法 施行 令 に 定め られ て おり 、 その 概略 を 下記 に 示す 。  直接 請求 の 代表 者 に なろ う と する 者 （ 複数 で も 可 。 ただし 、 選挙 人 名簿 に 登録 さ れ て いる こと が 必要 ） は 、 請求 の 趣旨 （ 1000 字 以内 ） その他 必要 な 事項 を 記載 し た 代表 者 証明 書 請求 書 を 添え て 、 請求 しよ う と する 団体 の 長 （ 事務 監査 請求 について は 監査 委員 、 議会 の 解散 、 議員 若しくは 長 の 解職 及び 合併 協議 会 設置 の 住民 投票 を 求める 場合 は 選挙 管理 委員 会 ） に対して 代表 者 証明 書 の 請求 を し なけれ ば なら ない 。  代表 者 証明 書 の 請求 が あっ た 場合 は 、 請求 を 受け た 者 は 市町村 の 選挙 管理 委員 会 に対し 代表 者 と なろ う と する 者 が 選挙 人 名簿 に 登録 さ れ た 者 で ある か どう か 確認 を 求め 、 その 確認 が あっ た とき は 、 これ に 代表 者 証明 書 を 交付 し 、 且つ 、 その 旨 を 告示 し なけれ ば なら ない 。  なお 、 合併 の 住民 投票 を 求める 場合 は 、 代表 者 証明 書 は 基準 日 から 20 日 以内 に 請求 し なけれ ば なら ない 。  署名 及び 印 の 募集 は 都道府県 に あっ て は 代表 者 証明 書 交付 の 告示 が あっ た 日 から 2 ヶ月 以内 、 市町村 に あっ て は 1 ヶ月 以内 に 集め なけれ ば なら ない 。  署名 を 集める に際して は 、 代表 者 または その 委任 を 受け た 者 が 直接 請求 書 （ 写し で も 可 ） 、 代表 者 証明 書 （ 写し で も 可 ） 、 代表 者 から の 委任 状 （ 代表 者 から 署名 募集 の 委任 を 受け た 者 が 募集 し た 場合 に 限る ） を 付し た 署名 簿 に 署名 （ 盲人 について は 点字 による 署名 も 含む 。 以下 同じ 。 ） 及び 押印 を 求める こと が できる 。 ただし 、 代表 者 から 委任 を 受け た 者 は その 者 の 属する 市町村 の 選挙 権 を 有する 者 に 限り 署名 及び 押印 を 求める こと が できる 。  代表 者 は 、 署名 を 集める 者 を 委任 し た とき は 、 直ちに 代表 者 証明 書 の 請求 先 及び 受任 者 の 属する 市区 町村 選挙 管理 委員 会 に 届け出 なけれ ば なら ない 。 （ 地方 自治 法 施行 令 等 の 一部 を 改正 する 政令 （ 平成 25 年 政令 第 28 号 ） によって 署名 収集 委任 届出 書 の 提出 は 廃止 さ れ た 。 ）  なお 、 署名 簿 について 有効 な 署名 と 認め られる に は 、 署名 及び 印 、 署名 年月日 、 署名 者 の 住所 、 生年月日 が 記載 さ れ て いる 必要 が ある 。  身体 の 故障 等 により 署名 を する こと が でき ない 者 について は その 者 の 属する 市町村 の 選挙 権 を 有する 者 に 委任 し て 代筆 による 署名 を 求める こと が できる 。 この 場合 、 本人 の 代筆 及び 押印 とともに 代筆 者 の 署名 押印 を 要する 。  署名 簿 は 市町村 別 （ 政令 指定 都市 に あっ て は 、 さらに 区 ごと に 分ける ） に 別 に し て 集め なけれ ば なら ない 。  選挙 前 の 一定 の 期間 は 、 署名 及び 印 を 集める こと は でき ない 。  署名 し 印 を おし た 者 は 、 請求 代表 者 に対し 署名 簿 を 市区 町村 の 選挙 管理 委員 会 に 提出 する まで の 間 は 、 請求 代表 者 を通じて 、 当該 署名 簿 の 署名 及び 印 を 取り消す こと が できる 。  署名 し 印 を 押し た 者 の 数 が 請求 に 必要 な 数 に 達し た とき は 、 署名 期間 終了 の 日 の 翌日 から 起算 し て 都道府県 に関する 請求 について は 10 日 以内 、 市町村 に関する 請求 について は 5 日 以内 に 署名 簿 を 市区 町村 選挙 管理 委員 会 に 提出 し なけれ ば なら ない 。  市区 町村 選挙 管理 委員 会 は 署名 の 有効 性 について 審査 し 、 署名 の 証明 が 終了 し た とき は その 日 から 7 日間 関係 人 （ 代表 者 、 受任 者 、 そこ の 市町村 の 選挙 人 名簿 に 登録 さ れ て いる 者 を さす ） の 署名 簿 を 縦覧 に 供 さ なけれ ば なら ない 。 署名 簿 の 縦覧 の 期間 及び 場所 は あらかじめ 告示 し 、 公衆 の 見易い 方法 により 公表 し なけれ ば なら ない 。  関係 人 （ 代表 者 、 署名 受任 者 、 署名 し た 者 、 署名 を 冒用 し た 者 など を さす ） は 、 縦覧 期間 内 に 選挙 管理 委員 会 に対し 署名 の 有効 性 に関して 異議 の 申 出 を 請求 する こと が できる 。 この 場合 、 申し出 に 理由 が ある と 認める とき は 証明 を 修正 し 、 その 旨 を 申出 人 及び 関係 者 に 通知 し 、 併せ て これ を 告示 し 、 申出 が 正当 で ない と 決定 し た 場合 は 、 その 旨 を 申出 人 に 通知 する 。  選挙 管理 委員 会 は 異議 の 申し出 が ない とき 、 または 全て の 異議 について 決定 を 下し た とき は 、 その 旨 及び 有効 署名 の 総数 を 告示 し て 署名 簿 を 請求 の 代表 者 に 返却 する 。  都道府県 に関する 請求 に関し 異議 の 申し出 に関する 決定 に 不服 の ある 者 は 、 その 決定 が あっ た 日 から 10 日 以内 に 都道府県 の 選挙 管理 委員 会 審査 の 申立 が でき 、 その 裁決 に 不服 が ある 者 は 裁決 書 の 交付 を 受け た 日 から 14 日 以内 に 高等 裁判所 に 出 訴 する こと が できる 。 さらに 不服 が ある 場合 は 、 最高 裁判所 に 上告 できる 。  市町村 に関する 請求 に関し 異議 の 申し出 に関する 決定 に 不服 が ある 場合 は 、 その 決定 が あっ た 日 から 14 日 以内 に 地方裁判所 に 出 訴 する こと が でき 、 その 判決 に 不服 が ある 場合 は 控訴 は でき ない が 最高 裁判所 に 上告 する こと が できる 。  本 請求 は 、 返付 を 受け た 署名 簿 の 効力 に関し 代表 者 において 不服 が ない 場合 、 または 代表 者 において し た 審査 の 申立 て 若しくは 訴訟 の 裁決 若しくは 判決 が 確定 し た とき は 、 その 返付 を 受け た 日 又は その 効力 の 確定 し た 日 から 、 都道府県 に関する 請求 に あ つて は 10 日 以内 、 市町村 に関する 請求 に あ つて は 5 日 以内 に 、 直接 請求 の 請求 書 に 所定 の 数 以上 の 者 の 有効 署名 が ある こと を 証明 する 書面 （ さらに 、 署名 簿 の 署名 の 効力 の 決定 に関する 裁決 書 若しくは 判決 書 又は 判決 確定 等 通知 書 が ある とき は 、 これ を 添え なけれ ば なら ない ） 及び 署名 簿 を 添え て これ を 所定 の 機関 に対し 本 請求 を し なけれ ば なら ない 。広報 （ こう ほう ） と は 、 企業 だけ で なく 行政 や 各種 団体 の 活動 内容 や 商品 など の 情報 発信 を 行う 業務 、 または その 担当 者 や 部署 。 広告 と 混同 さ れる こと が ある が 、 広告 が 新聞 や 雑誌 、 テレビ など の 広告 枠 を 買っ て 商品 や 企業 の 宣伝 を 行う こと で ある の に対し 、 広報 と は 情報 を 受発信 する こと で 、 新聞 や 雑誌 など の 媒体 に 記事 として 取り上げ て もらっ たり 、 従業 員 や 株主 、 消費 者 など の ステーク ホルダー に 活動 内容 など を 理解 し て もらう こと を 含む 。 発信 側 で は 情報 戦 、 心理 戦 の 一 手段 として 捉える 場合 も ある 。  戦前 は 主 に 「 弘報 」 が 使わ れ て おり 、 これ は 情報 の 配信 のみ を 意味 し て い た が 、 戦後 GHQ により PR ( Public   Relationship ) の 概念 が 導入 さ れ 、 対 日 民主 化 政策 の 一環 として 「 行政 の 民主 的 運営 の ため の PR 」 の 導入 が 推進 さ れる よう に なる と 、 CIEO ( Civil   Information   Education   Office :   市民 情報 啓発 室 ） や PRO （ Public   Relations   Office :   広報 室 ） が 中央 官庁 や 自治体 に 設置 さ れる よう に なり 、 それ まで の 一方向 的 な 「 弘報 」 に かわり 、 双方向 的 な 広報 が 普及 する よう に なっ た 。  商業 的 な 意味 で の 広報 活動 は 、 情報 を 発信 する 側 が メディア に お金 を 支払う 必要 の ない 宣伝 を 意味 する 。 メディア は 情報 を 取り上げる か どう か は 判断 する が 、 メディア を 介さ ず とも 市民 へ と 情報 が 伝達 さ れる こと も ある 。 極端 に 言え ば 、 宣伝 的 な 活動 を タダ で する 、 という こと で ある 。 広告 は 広告 主 が 事前 に 枠 を 買う ので 莫大 な 出資 が 必要 と なり 、 それ 故 広告 不 掲載 は 「 メディア が 仕事 を 全う し て ない 」 こと と なり 非難 の 対象 と なる が 、 広報 において は メディア が 記事 を 取り上げ ない として も 非難 は さ れ ない ( その後 の 関係 に ヒビ が 入る こと は ある )。 ちなみに 企業 が ブランド WEB ページ を 製作 し て 宣伝 を 行う 行為 は 基本 的 に 広報 に 分類 さ れる 。 テレビ CM など は 広告 に 分類 さ れる が 、 同じ テレビ で も 、 番組 内 で 取材 を 受け たり 商品 を アピール する ため に 出演 協力 を 行う こと など は 広報 に 分類 さ れる 。  ここ で 注意 す べき は 、 広報 ( PR ) は 、 単なる 情報 配信 のみ なら ず 、 それ に対する 反響 や 意見 を 含む もの で ある という 点 で ある 。 したがって 、 情報 配信 に対する 効果 測定 や 「 お客様 相談 室 」 など による 聞き取り 、 アンケート 調査 など は 、 概念的 に は ひろく 広報 に 含ま れる 。  企業 で は 広告 、 CM など を 扱う 宣伝 部門 と 同じ 部署 だっ たり 、 広報 担当 で も 商品 担当 と 企業 担当 で 分かれる など 、 企業 によって 位置づけ は 異なる 。 広報 担当 を テレビ 番組 など に 出演 さ せ て 、 企業 の 知名度 を 上げ て いく 手法 を 取る 企業 も ある （ 例 ： ライブ ドア など ） 。 また 、 官庁 など で は 上述 の 経緯 から 、 広報 ・ 広 聴 は 一体 的 に 取り扱わ れる 場合 が 多い 。地場 産業 （ じ ば さん ぎょ う ） と は 、 一定 の 範囲 の 地域 において 、 ある 特定 の 業種 の 地元 資本 の 中小 企業 群 から なる 企業 群 が 集中 的 に 立地 し て いる 産業 の こと で ある 。 地場 産 （ じ ば さん ） と 略さ れる こと が ある 。  「 地域 産業 」 と 言わ れる こと も ある が 、 この 場合 、 当該 地域 に 存在 する という 意味 しか なく 、 対象 と する 範囲 が 「 地場 産業 」 より やや 広く なる 。  一定 の 地域 に 集積 し て いる こと により 、 産地 卸 が 発達 する など 集積 の メリット が 発揮 さ れ 、 技術 ・ 技能 、 労働 力 、 原材料 など の 経営 資源 を 活用 し 、 互いに 切磋琢磨 し ながら 生産 ・ 販売 活動 を 行っ て き た こと に 特徴 が ある 。  元々 は 当該 地域 に 産 する 原材料 を 活かす 生産 形態 で あっ た が 、 次第に 他 地域 から 原材料 を 移入 し 加工 する もの も 多く なっ た 。 また 、 販路 も 地域 内 需要 に 限ら ず 、 地域 外 へ の 販売 を 志向 し 、 藩 や 当該 地域 の 経済 を 潤し た 。  戦後 に 出現 し た 大 企業 を ピラミッド として 下請 企業 と 協力 企業 群 から なる 裾野 を 形成 する 企業 城下町 的 な 産業 群 が ある が 、 大 企業 と 関連 する 産業 は 通常 「 地場 産業 」 と は 呼ば ない 。 ただ 、 「 地域 産業 」 という 場合 、 これら も 含む 。  狭義 で は 、 製造 業 を 指す が 、 広義 で は 農林 水産 業 や 観光 サービス 産業 も 含める こと が ある 。  地場 産業 は 中小 企業 群 から なる こと から 、 その 育成 ・ 振興 は 、 当該 地域 の 地方自治体 の 産業 政策 の 重要 な 一 部分 を 占め て いる 。  その 拠点 として 「 産業 会館 」 「 地場 産業 センター 」 等 が 立地 し て いる こと が ある 。 また 、 広く 知ら しめる ため 、 駅 待合 所 や 空港 ・ 港 の ロビー など に その 製品 が 展示 さ れ て いる こと が ある 。  江戸 時代 に 、 各 藩 の 奨励 策 によって 、 全国 各地 に 地場 産業 が 興っ た 。 繊維 製品 、 各地 の 家具 、 仏壇 ・ 仏具 、 漆器 、 和紙 、 陶磁器 など が それ で ある 。 その 当時 の 地場 産業 は ほとんど が 、 商品 経済 の 波 に 飲み込ま れ 、 産地 として は 消滅 し たり 、 わずか の 事業 者 が 近隣 固定 客 向け に 製造 する 体制 を 残存 する のみ と なっ たり し て いる 例 も 少なく ない 。 ただ 、 それら の うち いくつ か は 、 今日 、 「 伝統 産業 」 として 残っ て い たり 、 ブランド 力 を 形成 し て いる 。  大正 時代 に は 、 動力 機 の 普及 により 生産 力 は 著しく 拡大 、 輸出 産業 として 当時 の 外貨 獲得 の 担い手 として 脚光 を 浴び た もの も ある 。 織物 、 白 絹 、 陶磁器 など が それ で ある 。 さらに 、 生産 力 を 手 に し た 産地 で は 量産 による 普及 品 の 生産 に も 手 を 広げ 、 対 米 輸出 等 を 図る もの も あっ た 。  第 二 次 世界 大戦 後 の 昭和 30 年代 に は 、 高度 経済 成長 とともに 地場 産業 は 発展 を 続け た 。 しかし この 時代 に 労働 者 の 賃金 の 上昇 が み られ 始める 。 昭和 40 年代 に は 、 発展 途上 国 の 追い上げ により 、 国際 競争 力 が 低下 し 、 輸出 に 影響 が 見 られ 始める 一方 、 競合 する 輸入 品 の 流入 も 見 られ 始め た 。 昭和 50 年代 の 安定 成長 時代 に は 、 地場 産業 の 条件 は 一段と 厳しく なり 、 労働 条件 の 改善 に も 係わら ず 、 次第に 、 人手 不足 に 陥っ て いっ た 。  プラザ 合意 以降 の 急速 な 円 高 の 影響 を 受け た が 、 内外 市場 の 構造 変化 の もと で 、 地場 産業 の 高度 化 により 活路 を 開こ う と する もの も あっ た 。 バブル による 景気 拡大 は 地場 産業 に あまり 及ば ず 、 むしろ 人手 不足 等 が 深刻 に なっ た 。  こうした なか 、 伝統 産業 として ブランド 力 を 背景 と し た もの について は 、 伝統 的 な 日本 文化 に 基礎 を 置い て いる こと から 、 少量 限定 生産 ながら 高い 単価 の 得 られる マーケット を 確立 し て おり 、 なお 存在 感 を 有し て いる 。  一方 、 限定 生産 で ない 製品 について も 、 力 の ある 企業 は 、 生き残り を かけ て 、 消費 者 の 指向 の 多様 化 を 取り込み 、 デザイン 力 ・ 企画 提案 力 を 向上 し 独自 の 新 製品 開発 により 活路 を ひらく もの 、 伝統 的 な 用法 から 脱皮 し 新た な 用途 開発 に 挑む もの など が あり 、 これら 少数 の 企業 が リード し て 新天地 を 開こ う と し て いる 産地 も ある 。 いずれ も 、 代替わり し た 経営 者 の 意識 ・ 意欲 が ポイント で ある と いえる 。  多く の 地場 産業 は 転換期 を 迎え て いる 。 ただ 、 バブル 崩壊 後 の 不況 の 中 で 、 地場 産業 が 興っ た 地域 は 、 歴史 的 に 発展 し て き た 土地 で あり 、 市街地 に 近く 利便 性 は 高い こと から 、 閉鎖 さ れ た 工場 跡地 が マンション 、 大型 店舗 、 平面 駐車 場 に なっ たり し て 、 その 姿 を 止め ない 例 も 少なく ない 。  その 成り立ち から し て 、 次 の よう に 類型 化 できる 。王 の 二つ の 身体 ( The   King ' s   Two   Bodies ) は エルンスト・カントロヴィチ による 政治 思想 史 の 研究 書 。 「 中世 政治 神学 研究 」 と の 副題 が つい て いる 。  カントロヴィチ の 研究 に よれ ば 、 ヨーロッパ の 王 は 自然 的 身体 と 政治 的 身体 という 二つ の 身体 を 持っ て いる 。 自然 的 身体 は 死す べき 身体 で あっ て 、 偶然 や 不 確実 性 、 生物 的 な 虚弱 性 の 脅威 に 脅かさ れる 。  一方 、 政治 的 身体 は 見る こと も 触れる こと も でき ない 身体 で ある 。 それ は 政策 と 政府 から 成り 、 人々 を 導き 、 公共 の 福利 を 進める 身体 で ある 。 この 身体 は 自然 的 身体 の 欠陥 や 弱点 を 免れ て いる 。 自然 的 身体 は 政治 的 身体 を 具現 化 する 。  カントロヴィチ は 本書 の 中 で 、 ヨーロッパ の 王 の 二つ の 身体 が 統一 さ れ て おり 、 王 が 生き て いる 限り は 分離 さ れる こと が ない という 神学 的 思考 を 歴史 的 に 辿っ て みせる 。 この 神学 的 思考 は キリスト の 受肉 が 下地 と なり 、 清教徒 革命 、 ひいては 民主 主義 の 精神 の 母胎 と なっ た と いう 。書記官 （ しょ きか ん ） は 、 官吏 、 国家 公務員 の 官職 名 等 の 一つ で ある 。 公務員 の 種類 によって は 書記 と 称さ れる 場合 も ある 。暫定 協定 （ ざんていきょうてい 、 Modus   vivendi ） は 、 政治 問題 や 武力 紛争 に当たって 、 非公式 かつ 暫定 的 に 結ば れる 同意 の こと で ある 。 英語 の 「 モーダス・ヴィヴェンディ （ Modus   vivendi ） 」 は 、 ラテン語 起源 で あり 、 「 Modus 」 は 「 モード 、 方法 、 道 」 を 、 「 Vivendi 」 は 「 生活 」 を 意味 する 。 あわせる と 「 生活 様式 」 あるいは 「 生きる 道 」 と なり 、 議論 し あう 両者 や 戦う 両者 が それぞれ の 生活 を 維持 し 続け られる よう な 融通 案 を 意味 する 。  たとえば 領土 問題 で 争う 二つ の 国 が 暫定 協定 に 至っ た 場合 、 両国 とも 互い の 領域 に対する 価値 観 や 紛争 地 に対する 態度 について 合意 する こと は なく て も 、 互い の 主張 の 違い を 残し た まま 共存 する 道 を 達成 する こと は できる 。  外交 分野 で は 、 暫定 協定 は 、 恒久 的 で 詳細 な 合意 （ 条約 など ） に 将来 置き換える 意図 で 作ら れる 、 一時 的 かつ 臨時 の 性格 を 持つ 国際 的 な 合意 の 手段 を 指す 。 慣習 的 に 、 暫定 協定 は 非公式 な 方法 で 作ら れ 、 立法府 で の 批准 や 恒久 的 な 批准 は 決して 必要 と し ない 。 休戦 協定 （ Armistice ） や 降伏 文書 （ instruments   of   surrender ） も 暫定 協定 で ある 。主席 （ しゅせき ） は 、 主 に 東アジア において 国家 元首 や 政党 の 党首 など の 役職 名 として 用い られ て いる 。  英語 表記 として （ 議長 、 会長 、 委員 長等 ） を 用いる 場合 と （ 大統領 、 党首 等 ） を 用いる 場合 が あり 、 国家 元首 の 場合 に は 日本語 で も 大統領 と 訳さ れる こと も ある 。  日本 の JR 各社 において は 、 多く の 企業 や 公的 機関 における 管理 職 に 相当 する 職務 を 「 主席 」 と 称し て いる 。制限 選挙 （ せい げ ん せ ん き ょ ） と は 、 全て の 人 が 選挙 権 を 有する 普通 選挙 と は 反対 に 、 選挙 権 の 資格 要件 を 設定 し て 制限 を 設け た 選挙 制度 を 指す 。  ただし 、 正確 な 政治 的 な 意思 判断 が 困難 で ある と 考え られる 未成年 者 を 対象 と し た 年齢 による 資格 制限 や 選挙 違反 など の 選挙 犯罪 によって 公民 権 を 停止 さ れ た 者 に対する 制限 は 制限 選挙 の 範疇 に は 含ま れ ない 。 また 、 普通 選挙 において も 被選挙権 の 年齢 要件 を 選挙 権 の それ より も 厳しく する 例 が ある が 、 これ も 制限 選挙 と は 別 の もの と さ れ て いる 。  制限 選挙 の 資格 制限 は 主 に 次 の よう な もの が ある 。  こうした 制限 は 、 19 世紀 以後 の 普通 選挙 を 求める 運動 によって 多く の 国 で は 廃止 さ れ て いる が 、 完全 に 撤廃 さ れ た わけ で は ない 。  1889 年 の 日本 で 大日本帝国 憲法 とともに 公布 さ れ た 衆議院 議員 選挙 法 は 、 選挙 人 について 「 男子 に し て 年齢 満 25 歳 以上 」 で ある こと 、 また 選挙 人 名簿 へ の 掲載 から 満 1 年 以上 府県 内 で 直接 国税 15 円 以上 を 納め て いる 者 で ある こと （ 第 6 条 ） 、 また 選挙 人 から 除外 する 者 に 瘋癲 （ ふう てん ） や 一部 の 刑期 満了 者 など も 含め て い た （ 第 14 条 ） 。 また 、 貴族 院 令 が 定める 貴族 院 議員 について は 、 皇 華族 ・ 公 侯爵 ・ 勅 任 議員 で は 選挙 制度 は 存在 せ ず 、 伯 子 男爵 ・ 帝国 学士 院 会員 ・ 多額 納税 者 議員 は それぞれ の 互選 で 行わ れ て い た 。  衆議院 議員 選挙 法 は 1900 年 に いったん 全部 改正 さ れ 所得 制限 は やや 緩和 さ れ た ものの 、 制限 自体 は 継続 し 、 大正 デモクラシー 運動 や 女性 参政 権 を 求める 運動 など が 発生 し た 。 男子 に対する 選挙 権 の 制限 は 1925 年 に 同 法 の 再度 の 全部 改正 が 行わ れ 通称 「 普通 選挙 法 」 と なる まで 続い た 。  女子 に対する 衆議院 議員 及び 地方 議会 議員 選挙 権 の 制限 は 、 1945 年 の さら なる 衆議院 議員 選挙 法 の 全部 改正 及び 1946 年 の 地方 制度 改正 など 関係 法令 の 整備 が 行わ れる まで 続い た 。  また 貴族 院 議員 選挙 権 の 制限 は 、 1947 年 に 貴族 院 令 が 廃止 さ れ 、 参議院 が 設立 さ れる まで 続い た 。 現在 の 公職 選挙 法 が 成立 し た の は 1950 年 で ある （ 同年 施行 ） 。  現在 の 日本 は 、 日本国 憲法 第 15 条 「 公務員 の 選挙 について は 、 成年 者 による 普通 選挙 を 保障 する 。 」 により 普通 選挙 が 実施 さ れ て いる が 、 選挙 権 は 住民 票 が 無い と 行使 でき ない 。 2007 年 、 大阪 市 で は 、 日雇い 労働 者 や ホームレス など 、 居住 実態 を 持た ない 人々 から 統一 地方 選挙 の 告示 に 合わせ て 住民 票 を 抹消 し 、 彼ら は 選挙 権 を 失っ た （ あい りん 地区 # 住民 登録 問題 を 参照 ） 。 かつて の イギリス ほど で は ない に しろ 、 住所 不定 を 理由 に し た 選挙 権 の 制限 が 存在 する と いえ 、 ホームレス など から 事実 上 の 制限 選挙 で ある という 批判 が さ れ た 。 大阪 市 の 場合 は 、 黙認 し て き た 選挙 権 を わざわざ 剥奪 し た ので 目立っ て 報じ られ た が 、 他 に も 住所 不定 の ため 、 事実 上 選挙 権 を 失っ た 例 は 少なく ない と 見 られ て いる 。  また 、 日本 で は 被選挙権 を 行使 する 場合 、 高額 な 供託 金 が 必要 に なる こと が 資産 による 制限 選挙 で ある と の 意見 も ある 。  一方 、 軍部 （ 戦前 ） や 官庁 （ 戦後 ） が 台頭 し た の は 普通 選挙 導入 後 で あっ て 、 制限 選挙 が 行わ れ て い た 明治 ・ 大正 時代 の ほう が 国 が 安定 し て おり 、 また 政治 家 の 質 も 今 より よかっ た など の 理由 で 、 制限 選挙 を 求める 声 も ある 。 現在 の 制限 選挙 導入 論 者 として は 、 舛添 要一 （ 『 THE   WEEK 』 など の TV 番組 で 、 所得 税 を 納税 し て い ない 者 や 学生 など の 選挙 権 剥奪 を 訴え て いる ） など が いる 。訴訟 社会 （ そし ょうしゃかい ） と は 、 トラブル を 裁判 によって 解決 しよ う と する 傾向 の 強い 社会 、 また 一般 に 訴訟 が 多く 日常 的 で ある 社会 を 指す 。 通常 は 否定 的 意味 を こめ て 用い られる 用語 で ある 。  社会 の 相対 的 比較 の 文脈 において 用い られる 場合 が 多く 、 厳密 な 定義 ある 用語 で は ない 。 日本語 文面 において 用い られる 場合 に は 、 一般 に 現在 の アメリカ合衆国 を し て 訴訟 社会 ないしは 訴訟 大国 と する 例 が 多く 見 られる 。  創作 ないしは 誇張 が 指摘 さ れる 例 も 見 られる 。政治 学 史 （ せい じ が くし 、 ） は 、 政治 学 の 歴史 を 指し示す 用語 で ある 。  政治 学 の 理論 の 変遷 、 学説 の 歴史 及び その 歴史 的 背景 を 対象 と する 。 特に 政治 哲学 や 政治 思想 の 歴史 を 扱う 場合 は 、 政治 思想 史 と も 呼ば れる 。 ただし 、 両者 は 厳密 に 使い分け られ ない 場合 も ある 。  ここ で は 、 政治 学 一般 の 歴史 を 記述 する こと と する 。  古代 の ギリシャ や ローマ （ 古典 古代 ） において は 、 ポリス （ polis ） や キウィタス （ civitas ） という 特異 な 政治 社会 が 形成 さ れ て い た 。 ポリス や キウィタス を 当時 の それ 以外 の 政治 社会 と 区別 する 特徴 として は 、 スパルタ の リュクルゴス や アテ ナイ の ソロン 、 ローマ における 十 二 表 法 の 成立 など に 見 られる 、 政治 が 制度 によって 問題 解決 さ れる もの という 意識 が 存在 し た こと で あっ た 。 リュクルゴス や ソロ ン は 「 立法 者 」 （ nomothetēs ） と 呼ば れ 、 今日 で 言え ば 憲法 に 当たる 法律 を 制定 し 、 法制 を 敷く こと で 現実 の 社会 構造 の 変化 に 政治 社会 を 対応 さ せ 、 かつ 専制 を 抑制 する 機能 を 果たし た 。 一方 で 、 ポリス や キウィタス といった 政治 社会 は 実際 に は 特殊 で ある に も かかわら ず 、 普遍 性 を もっ て 捉え られ 、 この よう な 社会 を 必然 化 し 永続 的 な もの で ある と 捉える 傾向 も 存在 し た 。  この 時代 を 代表 する 哲学 者 として は プラトン と アリストテレス が 有名 で ある が 、 この 2 人 の 間 の 政治 思想 と 方法 論 の 相違 と 対立 は 、 そのまま 現代 の 政治 学 の 方法 論 において も 当てはまる 。  ギリシャ の 哲学 者 プラトン の 著作 は 数多い が 、 その 中 で 『 国家 （ ポリテイア ） 』 は 政治 を 直接 問題 と し て いる 。 ただし 『 ポリテイア 』 が 対象 と する 政治 社会 は 前述 し た ポリス 社会 で あり 、 近代 的 な 政治 社会 と は 異なっ て いる 。 プラトン は 、 国 の 制度 という もの が 人間 を 育てる もの で ある と 述べ 、 よい 国 制 が よい 人間 を 、 悪い 国 制 が 悪い 人間 を 育てる として 、 よい 国 制 について 論じ て いる 。 プラトン は 、 よい 国 制 は 各自 の 能力 によって その 階級 を 決め 、 適切 な 位置 に 適切 な 人材 を 配置 する こと によって 実現 できる と 述べ て おり 、 したがって 結果 的 に は 個人 を 不平等 に 扱う もの で ある 。 しかし プラトン は 、 性差 による 不平等 について は 批判 を 加え 、 女性 で あっ て も 能力 さえ あれ ば 軍人 に なっ て も かまわ ない と 述べ た 。 また プラトン は 、 軍人 や 統治 者 など の 支配 身分 に 属する 者 は 私有 財産 を 持っ て は なら ず 、 共有 し なけれ ば いけ ない と 述べ た 。 これ は 支配 身分 が 公共 性 を 持た なけれ ば なら ない こと を 主張 する もの で 、 支配 身分 の 者 は 1 : 1 の 結婚 生活 も 許さ れ ず 、 支配 身分 の 者 から 産まれ た 子供 は 親子 関係 も 明らか に さ れ ず に 国家 の 共有 財産 と さ れる べき こと を 主張 し た 。 この よう な 政治 社会 の 頂点 に 立っ て 管理 する の は 、 国家 の 教育 者 として の 哲学 者 で ある べし という 哲人 王 思想 を 述べ た 。  アリストテレス は プラトン の 政治 論 を 、 きわめて 非 現実 的 で あり 経験 に 基づい て い ない と 批判 し た 。 彼 に よれ ば 、 国 制 において は 政治 制度 を どの よう に 運用 し て いく か という 観点 が 重視 さ れ ね ば なら ず 、 プラトン の よう に 理想 の 政治 社会 から 現実 の 国 制 を 改変 する の で は なく 、 現実 の 政治 社会 から 理想 の 国 制 を 展開 し て いく べき で あっ た 。 国 制 は その 追求 する 目的 によって 決定 さ れる 善悪 と 支配 者 の 数 によって 形態 が 決定 さ れる と 述べ 、 それ によって 国 制 を 大きく 6 つ に 分類 し た 。 アリストテレス は 人口 や 風土 、 国民 性 など から 適合 的 な 国 制 を 研究 し て いく べき だ と 考え て い た 。 また アリストテレス は 「 政治 人 」 （ zōon   politikon ,   homo   politics ） という 人間 観 を 示し 、 人間 は 必然 的 に 政治 社会 を 生きる と 述べ た 。  共和 政 ローマ の 代表 的 な 文人 ・ 政治 家 で ある キケロ は ストア 派 の 哲学 に 影響 さ れ 、 自然 法 思想 を 政治 研究 に 取り入れ た 。 また 『 国家 論 』 の なか で キケロ は 正義 を 自然 法 に 基づく もの と し 、 人 は 正義 の ため に 生まれ 、 権利 は 自然 に 基づく と 述べ た 。 キケロ は さらに 自由 と 平等 を 関連づけ 、 すべて の 公民 が 同時に かつ 平等 に 自由 を 享受 できる 国家 で なけれ ば 、 それ を 自由 の 国家 という こと は でき ない と 述べ て いる 。 キケロ は 共和 政 ローマ の 現実 の 国 制 を 重視 し て 機構 論 を 展開 し 、 執政 官 ・ 元老 院 ・ 平民 会 の 間 に 権力 分立 が 成り立っ て いる こと は 自然 法 に 合致 し 、 それ こそ が 自由 を 保障 する と 述べ た 。 キケロ は この よう な 立場 から 、 カエサル の 独裁 を 激しく 非難 し た 。 キケロ が この よう に 政治 社会 と 自然 法 を 同 次元 に 見 て い た の に対して 、 帝政 初期 の ストア 派 を 代表 する 政治 家 ・ 思想家 で ある セネカ は 、 現実 の 政治 社会 と 自然 法 は 乖離 し て いる と 述べ た 。 自然 法 に 基づく 世界 共同 体 ・ 普遍 的 な 世界 は 精神 的 な もの で あり 、 現実 の 政治 社会 で 自然 法 に 基づく 平等 を 実現 する こと は 不可能 で 、 社会 は どこ まで も 必要 悪 で しか ない と 述べ た 。  イエス の 死 が 神 の 自己 犠牲 で あり 、 その 前提 として 人間 の 原罪 を 設定 する こと によって 成立 し た キリスト 教 は 、 政治 社会 に 特徴 的 な 関わり を もっ た 。 キリスト 教 の 特徴 として は 、 まず 古典 古代 の ギリシャ ・ ローマ の 人間 観 が 基本 的 に 能力 の 調和 的 発展 を 理想 と し て い た の に対し 、 キリスト 教 の 人間 観 は 調和 が 失わ れ 、 分裂 的 で あり 、 原罪 を 背負う 矛盾 に 満ち た 存在 として 捉え て い た こと で ある 。 人間 は この よう な 堕落 から 自力 で は 逃れ よう が ない の で ある が 、 ただ 神 の 慈愛 を 受け入れ 、 それ を 信仰 する 生活 に 入れ ば 罪 から 解放 さ れる と さ れ た 。 キリスト 教 において は 現世 は 信仰 ほど 重要 な もの で は なく 、 現世 の 政治 は 信仰 と は 基本 的 に 無関係 で ある と 考え られ た 。 しかし キリスト教 の 教会 組織 は 「 最終 的 手段 」 （ ultima   ratio ） として の 暴力 装置 を 持た なかっ た の に も 関わら ず 、 一 個 の 政治 社会 で あっ た 。 教会 は 現実 社会 に対して 強固 な 統制 力 を 持っ て い た が 、 その 根拠 は 決定的 に 思想 ・ 信仰 に あっ た 。  キリスト 教 が 民族 宗教 として の ユダヤ 教 の 限界 を 超え 、 普遍 宗教 として 成立 する の に 貢献 し た の が パウロ で あっ た 。 パウロ は 現世 と 信仰 を 区別 し 、 ローマ 皇帝 など の 権威 は 神 によって 存在 し て いる と し ながら も 、 その 政治 権力 自体 に 価値 が ある わけ で は ない と し た 。 キリスト 教徒 が これら の 権威 に 服する の は 良心 という 最高 の 価値 に 従う から で ある と 述べ た 。  ローマ帝国 において キリスト 教 が 国教 と さ れる と 、 世俗 の 権力 と 教会 の 関係 が 徐々に 大きな 問題 と なっ た 。 これ を 説明 する 理論 として 両 剣 論 （ theory   of   two   swords ） が 現れ た 。 剣 と は 権威 を 意味 し 、 5 世紀 末 の 教皇 ゲラシウス 1 世 が 教義 の 問題 で 皇帝 と 対立 し た とき に 作り出さ れ た 。 この 考え に よれ ば 、 皇帝 は 物質 的 な 剣 （ gladius   materialis ） を 持つ が 、 教皇 は 精神 的 な 剣 （ gladius   spiritualis ） を 持っ て おり 、 ともに 神 から 別々 に 下さ れ た もの で あり 対等 で ある 。 この 2 つ の 権力 は 相補 的 な 性質 を 持っ て おり 、 皇帝 は 永遠 の 生命 の ため に 司教 を 必要 と し 、 司教 は この世 の 秩序 を 維持 する ため に 皇帝 の 力 を 必要 と する と 述べ た 。 ここ に 現実 社会 は 皇帝 の 支配 する 世俗 の 帝国 と 教皇 を 頂点 と する 教会 に 二分 さ れ て 把握 さ れ 、 それぞれ 固有 の 法 （ ローマ 法 と カノン 法 ） を 持ち 、 それぞれ 固有 の 行政 組織 ・ 裁判 権 を 持つ と 主張 さ れ た 。  中世 の 政治 思想 に 大きく 影響 を 与え た の が 、 アウグスティヌス と その 著作 『 神 の 国 』 （ 413 年 - 426 年 ） で ある 。 この 著作 は 、 当時 北方 から の ゲル マン 民族 の 侵入 によって 危機 を 迎え て い た ローマ帝国 で 発生 し た キリスト 教 批判 に 反駁 する 内容 で ある 。 彼 は 現実 世界 を 「 地 の 国 」 と し 、 その 世界 は いずれ 崩壊 する もの で 、 永遠 の 「 神 の 国 」 と は 本質 的 に は 異なる と し た 。 そのうえで 「 神 の 国 」 は 「 地 の 国 」 と 重なり合っ て 歴史 を 構成 し て いる が 、 その 地上 に 現れ て いる 「 神 の 国 」 は キリスト教 信者 の 共同 体 で あっ て 、 しかも 教会 と 同義 で は ない と し て いる 。 アウグスティヌス は 教会 も 基本 的 に は 「 地 の 国 」 の 政治 社会 に 過ぎ ない と 述べる が 、 それ を通じて 「 神 の 国 」 に 入る という 意味 で は 教会 の ほか に 救い は ない と し た 。 アウグスティヌス は キケロ の 正義 論 を 引用 し つつ 、 キケロ の いう 正義 は 信仰 なし に は 存在 せ ず 、 現実 の ローマ帝国 が 没落 し て いく の は 正義 を 欠い て いる ため だ と 結論づけ た 。  中世 国家 の 特質 として は 、 地域 国家 で ある こと が 挙げ られる 。 中世 国家 を 支配 する 国王 の もと に は 国境 も 国土 も 国民 も 存在 せ ず 、 その 支配 は 契約 関係 に 依拠 する の で あり 、 なおかつ その 契約 関係 は 流動的 で あっ た 。 次に 国王 だけ で なく 領主 も 軍事 力 を 持っ て おり 、 ここ で は 、 現代 社会 において 国家 の 権力 を 強力 なら しめ て いる 暴力 の 独占 が 行わ れ て い なかっ た 。 したがって 、 国王 の 公権力 の 性質 と 領主 の 私権 力 の 性質 は 、 暴力 に関して いえ ば 本質 的 な 区別 は 存在 し なかっ た 。 さらに 法 について も 、 伝統 や 慣習 が 重んじ られ た 。 そこ に は 「 古き 良き 法 」 として の 慣習 と 支配 関係 を 規定 する 契約 が ある のみ で 、 国王 の 権力 も それ を 改変 する こと は でき なかっ た 。 国王 は 契約 によって 支配 し た が 、 同時に 契約 に 支配 さ れ て い た の で ある 。 最後 に 、 中世 社会 における 教会 の 絶対 的 な 精神 的 支配 を 挙げる こと が できる 。 教皇 は 、 場合 によって は 国王 以上 の 権威 を 持っ て い た 。 皇帝 として の ドイツ 国王 も 中世 国家 の 上位 に 存在 する 理念 上 の 帝国 （ インペリウム ） の 統治 者 と さ れ た が 、 実質 に 乏しかっ た 上 、 教皇 の 支配 する 教会 の ほう が より 実質 的 に ヨーロッパ 世界 を 統合 し て い た 。 中世 社会 で は 、 権力 は 世俗 の 国家 ・ 王権 に 、 権威 は 教会 に 二元 化 さ れ て おり 、 この こと が のち の ヨーロッパ の 政治 社会 を 大きく 規定 し た 。  中世 西 ヨーロッパ の 政治 社会 は 、 その 全体 を 覆う 世俗 の 権力 を 持た なかっ た が 、 キリスト 教 共同 体 として は 教会 の 精神 的 な 支配 の もと に 統一 さ れ て い た 。 この こと は 、 人々 の 現実 生活 が 宗教 によって 制約 さ れる こと に つながっ た 。 人間 の 精神 的 営み として の 文学 、 絵画 、 音楽 など の 芸術 ・ 文化 領域 は 教会 に従い 、 学問 も 教義 の 権威 に 服する こと に なっ た 。 学問 において まず 優越 さ れる の は 神 について の 学問 、 神学 で あり 、 哲学 を はじめ と する 諸 科学 は 神学 に 従属 し た 。  中世 に 成立 し 、 近代 政治 原理 に 影響 を 与え た もの として は 、 イギリス において 成立 し た コモン・ロー を 挙げる こと が できる 。 コモン・ロー （ common   law ） と は イングランド 王国 の 一般 慣習 法 という 意味 で 、 11 - 12 世紀 ごろ から 地方 ごと に 存在 し て い た ゲル マン 慣習 法 を 統合 し て 成立 し た 。 この コモン・ロー は 人為 的 に 変更 不可能 と さ れ 、 13 世紀 に は 法曹 院 が 成立 し 、 裁判 活動 や 法曹 家 の 養成 において 支配 的 な 役割 を 果たす よう に なり 、 コモン・ロー は 法曹 院 を通じて 整理 ・ 体系 化 さ れ た 。 ここ に 君主 の 権力 に対する 「 コモン・ロー の 優位 」 が 確立 さ れ 、 コモン・ロー は 王権 神授 説 に 基づく ステュアート 朝 の 絶対 王政 に対する 有力 な 対抗 理論 と なり 、 名誉 革命 後 の 権利 の 宣言 ・ 権利 の 章典 により 王権 神授 説 は 否定 さ れ 、 議会 主権 の 原理 に 結びつい た 。 裁判所 は コモン・ロー に 基づく のみ なら ず 、 議会 の 制定 し た 法律 に も 従う べき こと が 規定 さ れ 、 「 法 の 支配 」 が 確立 さ れ た 。 以後 この 思想 は 、 イギリス 法体 系 の 基本 原則 と なっ た 。 一方 で 、 「 コモン・ロー の 優位 」 の 思想 は 独立 前後 の アメリカ に も 大きな 影響 を 及ぼし 、 しかも ここ で は むしろ 議会 の 制定 し た 法律 に対する 有力 な 対抗 理論 と なっ た 。 それ は 議会 の 立法 権 に対する 司法 権 の 優位 の 主張 に 結びつき 、 1803 年 に は 違憲 立法 審査 権 の 確立 という 形 で 成果 と なっ て 現れ た 。  19 世紀 の フランス で は 進歩 史観 に 基づき 、 フランス 実証 主義 が 成立 し た 。 これ は 秩序 ・ 進歩 ・ 友愛 によって 人間 知性 が 進化 し て いる と 述べ た コント を 代表 と する 、 社会 を 肯定 的 に 見る もの で あっ た 。 一方 イギリス で は 、 古典 派 経済 学 に 影響 さ れ て 功利 主義 思想 が 流行 し た 。 この 思想 の 初期 を 代表 する ベンサム の 「 最大 多数 の 最大 幸福 」 という 言葉 に 代表 さ れる よう に 、 道徳 的 規範 や 法 規範 の 根拠 を 幸福 の 追求 に 求める もの で 、 その 根底 に は アダム ・ スミス が 論じ た よう な 予定 調和 的 な 経済 観 が あっ た 。 続く ミル は ベンサム が 幸福 を 物質 的 な もの として 捉え て いる こと を 批判 し 、 精神 的 な 幸福 として の 道徳 を 政治 の 基礎 と し た 。 彼 は 『 自由 論 』 を 著し て 言論 の 自由 を 訴え た が 、 その 背景 に は 人間 の 能力 が 本来 的 に は 調和 的 に 発展 する もの で ある という 人間 性 に対する 信頼 が あっ た 。 彼 の 『 代議 制 統治 論 』 は 代議 政体 が 最善 の 統治 形態 で ある こと を 主張 する もの で ある が 、 同時に 現実 に さまざま 存在 する 統治 形態 は 環境 的 条件 など により 相対 的 価値 を 持っ て いる と し 、 ただ 民主 主義 政体 で あれ ば よい という わけ で は ない と 述べ た 。 ミル は 女性 の 解放 に は 熱心 で 、 婦人 参政 権 運動 など に も 積極 的 に 関わっ た が 、 反面 労働 者 階級 による 「 階級 立法 」 を 警戒 し 、 労働 者 問題 に は 消極 的 で あっ た 。 イギリス 功利 主義 も フランス 実証 主義 も 経済 的 自由 主義 、 自由 貿易 を 主張 する もの で あっ た 。  近代 的 な 政治 学理 論 は ドイツ において 国家 学 という 形 で 発達 し 、 そこ で は 政治 社会 は 国家 として 捉え られ た 。 19 世紀 の イギリス ・ アメリカ で は 、 功利 主義 ・ フランス 実証 主義 ・ 国家 学 の 影響 を 受け て 多元的 国家 論 が 唱え られ 、 国家 と 社会 を 区別 し 、 両者 を 包含 する 形 で 政治 社会 を 捉えよ う と する 思潮 が おこっ た 。  国家 学 は 、 主権 概念 と 結びつい た 近世 自然 法 思想 の 影響 の もと に 、 国家 有 機体 説 と ドイツ 観念論 の 国家 主義 的 な 傾向 を 受け て 成立 し た 。 また 国家 学 において は ヘーゲル に 基づい て 社会 の 道徳 的 価値 は 国家 に 優越 性 が 認め られ て い た 。 19 世紀 末 ドイツ で は 、 新 カント 学派 が 登場 し 流行 し た 。 新 カント 学派 は 自然 を 対象 と する 自然 科学 と 人間 を 対象 と する 人文 諸 科学 は その 方法 論 において も 区別 さ れる べき と 述べ て い た 。 この 考え方 に よれ ば 、 人文 諸 科学 は 対象 領域 において 重複 し て いる が 、 それぞれ 独自 の 方法 論 を 持っ て いる ため に 、 それぞれ の 学問 分野 が 個別 に 成立 し うる もの で ある と さ れ た 。 この 考え は 、 のち に 国家 学 から 政治 学 を 独立 さ せる 根拠 と なる もの で も ある が 、 この 時代 の 実際 の 研究 者 の 間 で は 政治 学 を 国家 学 の 一 分野 と する 見方 が 一般 的 で あっ た 。  国家 学 は ジャン・ボダン の 主権 論 や アルトジウス の 自然 法理 論 を 先駆 と し 、 ヴォルフ によって 基礎 が 整え られ た 。 続く ブルンチュリ は 『 一般 国法 学 および 政治 学 の 歴史 』 を 著し 、 国家 学 を 体系 づける とともに 、 学説 史 と 結びつけ た 。 19 世紀 ドイツ を 代表 する 国家 学者 で ある イェリネック は 、 国家 学 は 政治 制度 を 研究 する 「 国家 社会 学 」 と 憲法 ・ 行政 法 ・ 国際 法 など を 研究 する 「 国法 学 」 に 分け 、 政治 学 は 国家 の 目的 について の 規範 的 研究 と 位置づけ て い た 。 彼 は 新 カント 学派 に 影響 さ れ て 、 国家 を 法的 組織 （ 形式 ） と 社会 形象 （ 当為 ） の 二 面 性 を 持つ もの として 把握 す べき で ある と 唱え 、 国家 の 形態 は 多様 で あり 、 類型 的 に 把握 す べき だ と 論じ た 。 これ に対し ケルゼン は 、 当為 と 形式 は 関連 性 が ない 別個 の 領域 で 、 国家 は 法 秩序 として 一元 的 に 捉える べき で ある と いい 、 形式 を 重視 し た 純粋 法学 を 提唱 し た 。 彼 は また 価値 絶対 主義 が 政治 的 絶対 主義 を 生み 、 価値 相対 主義 は 政治 的 相対 主義 ＝ 寛容 を 生む と いい 、 民主 主義 は 価値 相対 主義 に 基づく と 主張 し た 。 ケルゼン は 、 道徳 と 法 は その 存在 領域 が 異なる ため に その 対立 は 存在 せ ず 、 政治 的 な 義務 として の 法 規範 が 、 倫理 的 な 義務 として の 道徳 規範 と 対立 する こと は ない と 述べ た 。 シュミット は 、 政治 の 本質 は 決断 で ある と 述べ 、 国家 における 決断 の 主体 として 主権 を 定義 し 、 主権 国家 を 擁護 し た 。 現実 的 に は 優柔不断 な 政権 より は ナチス の 独裁 の 方 が よい として 、 ナチス と その 拡大 政策 の 支持 に つながっ た 。 彼 は 『 ヴァイマル・ジュネーヴ・ヴェルサイユ と の 対決 』 を 著し 、 ヴァイ マル 体制 を 批判 し て い た ので 、 それ も ナチス の 目的 と 合致 する もの で あっ た 。 ヘラー は 国家 学 を 政治 学 の 一 分野 と し 、 従来 国家 学 に 政治 学 が 含ま れ て き た こと を 批判 し た 。 また 、 「 ヴァイ マル 体制 は 敗戦 の 結果 強要 さ れ た 政治 体制 で 、 ドイツ の 国民 性 に 適合 し て い ない 」 と する 見方 が あっ た の に対して 、 ヴァイ マル 体制 は ドイツ の 近代 政治 思想 の 正統 を 継承 する もの で ある と 擁護 し た 。 しかし 、 新た に 台頭 し た ナチス は ヴァイ マル 体制 の 打破 を 目的 と し て い た ので 、 ヴァイ マル 体制 を 擁護 し た ヘラー は 亡命 を 余儀なく さ れ た 。  国家 学 が 政治 社会 を 国家 と ほぼ 同義 に 見 て い た の に対して 、 アメリカ や イギリス で 興っ た 多元的 国家 論 は 、 国家 の 役割 を より 限定 的 に 見る もの で あっ た 。 コール は 、 社会 を 全体 性 に 基づく 柔軟 な コミュニティ と 、 その 内部 に 存在 する 目的 性 に 基づく アソシエイション に 分類 す べき と 述べ た 。 コミュニティ は 世界 、 国民 、 村落 といった 柔軟 かつ 多様 な 社会 で 、 その 内部 に 会社 、 結社 、 組織 など といった 目的 性 を 持っ た 社会 として の アソシエイション が 存在 し て いる と し た 。 これ に よれ ば 、 政治 社会 は 国家 学 の よう に 国家 の 利害 に 基づい て 成立 する の で は なく 、 多様 な アソシエイション の 利害 の 総合 の 上 に 成り立つ もの で ある と さ れ た 。 つまり 政治 学 の 対象 を 国家 だけ で なく 、 社会 の さまざま な 集団 に 向ける もの で あっ た 。 ラスキ は コール の 論 に 基づい て 、 国家 は アソシエイション の 1 つ に 過ぎ ない の で ある から 道徳 的 優越 性 を 持つ もの で は ない として 、 政治 学 が 国家 中心 に 語ら れる の を 批判 し た 。  一方 で 、 経済 的 な 研究 から 階級 主義 的 な 歴史 観 を 提唱 し た マルクス は 、 社会 を 階級 に 基づい て 把握 する こと を 提唱 し 、 社会 ・ 国家 の 政治 闘争 を 階級 間 の 利害 対立 に 還元 する 見方 を 示し た 。  19 世紀 に 入る と 社会 政策 も 本格 的 に 学問 の 対象 と さ れ 、 主 に 経済 学 の 影響 を 受け て 社会 政策 思想 が 成立 し た 。 まず 1858 年 に イギリス の 功利 主義 ・ 自由 貿易 主義 に 影響 さ れ て 、 ドイツ の 自由 主義 者 が 「 ドイツ 経済 者 会議 」 （ Kongress   deutscher   Volkswirte ） を 結成 、 それ を 根拠 として 「 ドイツ ・ マンチェスター 学派 」 （ das   deutsche   Manchestertum ） が 形成 さ れ た 。 彼ら は 貿易 自由 政策 を 重視 する よう 主張 する 一派 で 「 ドイツ 自由 貿易 学派 」 と も 呼ば れ 、 その 中心 人物 は プリンス ・ スミス で ある 。 当時 、 ドイツ を 中心 と する 中央 ヨーロッパ 諸国 は ドイツ 関税 同盟 を 形成 し て い た が 、 この 時期 北東 ドイツ の 農業 地帯 及び 北海 沿岸 の 港湾 都市 は 経済 上 イギリス と の 結び つき が 強く 、 彼ら は その 経済 的 利害 を 代表 し て い た 。 具体 的 に は 、 ドイツ 関税 同盟 に 代表 さ れる 保護 関税 政策 を 拡大 する こと に 反対 し 、 むしろ 不 必要 な 高率 の 保護 関税 を 廃止 す べし と 論じ た 。 一方 で 、 ドイツ 国内 の 急速 な 工業 化 ・ 先進 化 は とくに 労働 問題 を 先鋭 化 さ せ 、 労使 関係 の 調整 が 必要 と さ れ て いる こと は 明らか で あっ た 。 講壇 社会 主義 は 主 に アカデミック な 立場 から 、 国民 経済 を 、 その 崩壊 を 招き かね ない 労働 問題 ・ 社会 問題 の 激化 から 救出 する こと を 第 一 の 目的 と し て い た 。 この 学派 は 「 社会 政策 学会 」 という 機関 を 持ち 、 代表 する 論者 は シュモラー 及び ブレンターノ 、 ワグナー で あっ た 。 彼ら は まず 、 経済 的 な 自由 主義 の 道徳 的 価値 が 絶対 で ある と する 自由 貿易 学派 の 主張 に対し 、 社会 政策 に関する 学問 は 科学 的 で なけれ ば なら ず 、 したがって それ は あらゆる 道徳 的 価値 を 排し た 、 客観 的 な 学問 に さ れる べき だ として 批判 し た 。 彼ら は 労働 者 を 保護 す べき だ と 論じ た が 、 それ は 倫理 的 な 理由 による の で は なく 、 産業 社会 の 進展 に 必要 不可欠 な 負担 で ある と 論じ た 。 したがって 講壇 社会 主義 は 労働 条件 の 改善 など の 社会 改良 を 主張 し ながら も 、 一方 で 労働 運動 に は むしろ 否定 的 で あっ た 。  イギリス で は 19 世紀 末 から 20 世紀 初頭 にかけて 、 工業 化 と 都市 へ の 人口 集中 が 進み 、 労使 の 階級 対立 や マスコミ の 発展 により 政治 状況 が 急速 に 変化 し た 。 この よう な 状況 を 受け て 1867 年 と 84 年 の 選挙 法 改正 が 行わ れ 、 労働 者 階級 に 広汎 な 選挙 権 が 与え られ た に も かかわら ず 、 労働 者 の 議会 進出 は 緩慢 で あっ た 。 選挙 権 の 拡大 に 伴っ て 投票 率 は 低下 し 、 政治 腐敗 や 政治 的 無 関心 が 蔓延 し 、 候補 者 の 当落 は 政治 的 業績 や 理念 より も 容貌 や 演説 の 巧み さ 、 広報 活動 や 運動 の テクニック に 影響 さ れる よう に なっ た 。 ウォーラス は 、 民主 主義 が 制度 として 確立 さ れ て いる の に も かかわら ず 、 実際 の 状況 が この よう に 民主 主義 の 本質 と は かけ離れ て いる こと を 危惧し 、 1908 年 現代 政治 学 の 先駆 的 著作 『 政治 における 人間 性 』 を 発表 し た 。 同年 、 アメリカ の 社会 学者 アーサー ・ F ・ ベン トリー は 、 当時 アメリカ で 流行 し て い た 制度 論 的 政治 学 を 「 死 せる 政治 学 」 （ Dead   Political   Sciences ） と 批判 し 、 『 統治 過程 論   (" The   Process   of   Government ")』 を 発表 し た 。 彼 は 、 政治 と は 利益 を 巡っ て 形成 さ れる 党派 間 対立 と 、 統治 機構 による その 調整 過程 で ある と 述べ て 、 制度 的 研究 より も 党派 と 政治 の 過程 を 重視 す べし と 述べ た 。 しかし 、 ベン トリー の 主張 は 政治 学界 で は 当初 あまり 重視 さ れ ず 、 むしろ 当時 個別 の 学問 として 発展 し 始め た 社会 学 に 影響 を 与える もの だっ た 。  ウォーラス の 研究 に 依拠 し つつ 、 心理 学 や 政治 的 多元 主義 の 影響 を 受け 、 1920 年代 末 に シカゴ 大学 の メリアム と ラスウェル を 代表 と する シカゴ 学派 が 形成 さ れ た 。 メリアム は 経験 的 研究 で は 成果 を ほとんど 挙げる こと は なかっ た が 、 問題 提起 と 後進 の 育成 に 努力 し 、 彼 の 周辺 で は 政治 学 の 基本 的 目標 と 方法 について 活発 な 議論 が 行わ れ た 。 メリアム は 1925 年 に 『 政治 学 の 新しい 視角 』 を 発表 し 、 政治 学 の 研究 方法 に 心理 学 と 統計 学 の 導入 を 訴え た 。 メリアム を 創始 者 と する シカゴ 学派 の 目的 は 、 政治 学 の 科学 化 で あっ た 。  1950 年代 に 入る と 、 シカゴ 学派 の 研究 を 基礎 として 、 政治 学 は 新しい 局面 を 迎え た 。 行動 科学 的 アプローチ という 新しい 手法 が 導入 さ れ 、 「 行動 科学 革命 （ 行動 論 革命 、 " behavioralist   revolution "）」 と 呼ば れる ほど の インパクト を 与え た 。  行動 科学 政治 学 の 先駆 は 1945 年 、 サイモン による 『 経営 行動 -- 経営 組織 における 意志 決定 過程 の 研究 』 で ある 。 同書 において 「 行動 」 「 意志 決定 」 「 組織 」 といった 用語 が 使わ れ 、 政治 学 に 定着 し た 。 サイモン は 多才 で 学際 的 な 性格 の 研究 者 で 、 社会 学 や 経営 学 など 隣接 諸 科学 とも 積極 的 に 学的 交流 を はかり 、 その 結果 社会 学 の 分野 で も これら の 用語 が 定着 し た 上 、 サイモン によって 現代 行政 学 が 基礎 づけ られ 、 政治 学 から の 独立 の 契機 と なっ た 。 次に 、 キー は 『 南部 の 政治 』 を 著し て 政党 研究 の 先駆 と なり 、 トルーマン は ベン トリー の 政治 過程 論 を 見直し た 。 アーモンド は 政治 システム 論 を 比較 政治 学 の 分野 に 導入 し た 。 彼ら 行動 科学 政治 学 の 開拓 者 達 は 、 いずれ も シカゴ 学派 の 系譜 に 属する 研究 者 で あっ た 。  行動 科学 政治 学 において 、 政治 学 は 行動 科学 の 一 種 と 看做さ れる 。 すなわち 政治 現象 を 行為 者 として の 人間 及び 集団 の 行動 と 考え 、 行動 科学 の 方法 論 に従って その 科学 的 説明 を 行い 人間 の 行動 として の 政治 現象 に関する 一般 法則 を 樹立 する 立場 で ある 。 より 具体 的 に は 次 の よう な 方法 論 的 特徴 を 持つ 。 政治 現象 について の 客観 的 データ を 計量 的 、 統計 学 的 な 手法 により 収集 する 。 その データ から 実証 的 に 理論 を 構築 する 。 政治 行動 は どんな 環境 に あっ て も 統一 性 ・ 共通 性 を 持つ と する 観点 から 、 理論 の 一般 性 を 重視 する 。 政治 現象 を 人間 の 行動 と 看做す 立場 から 、 分析 単位 として 制度 を 退け 人間 及び 集団 により 現実 に 作動 する 政治 の 過程 を 選択 する 。 以上 が 際立っ た 方法 論 的 特徴 で ある 。 こうした 特徴 は 価値 中立 的 で 、 自然 科学 の 方法 論 に 類似 し た もの と 考え られ た 。 行動 科学 政治 学 は データ に 基づく 実証 分析 を 確立 し 、 その後 の 行動 科学 的 手法 以外 の 手法 を とる 政治 学 に も 大きな 影響 を 与え た 。 一方 で この よう な データ に 基づく 実証 は 、 膨大 な データ を 処理 する こと が 可能 な コンピュータ の 出現 により 可能 な もの と なっ た 。  行動 科学 政治 学 は 、 政治 過程 の 分析 と 比較 に関して これ まで に ない 成果 を 挙げ た 。 代表 的 な 論者 で ある イーストン は 政治 現象 を 捉える 一般 的 な 枠組み として 、 政治 システム 論 を 構築 し た 。 これ は 政治 現象 を 政治 システム へ の 入力 ・ 政治 システム から の 出力 ・ フィードバック の 総体 と 捉える もの で ある 。 政治 システム 論 は 特定 の 、 或いは ある 政治 社会 に 固有 の 制度 を 乗り越え て 政治 現象 の あり方 を 分析 できる 画期的 な 一般 理論 で あっ た 。 こうした アプローチ は 、 制度 が 未 発達 な ところ で の 政治 現象 の 分析 に は 特に 優位 性 を 持つ 。 さらに アーモンド は 政治 システム 論 を 発展 さ せ 、 比較 政治 学 に 適応 し た 。 すなわち 、 社会 学者 パーソンズ の 構造 ＝ 機能 分析 を 政治 システム に 応用 する とともに 、 政治 システム 論 を 基 に 政治 文化 論 を 提唱 し た 。 これ により 従来 の 制度 的 比較 を 超克 し 、 政治 過程 に関して の より 意義 ある 比較 が 可能 と なっ た わけ で ある 。 ダール は ポリアーキー など の 概念 を 用い て 、 行動 科学 政治 学 の 視点 から デモクラシー や 政治 的 多元 主義 を 説明 し た 。 国際 政治 学 に システム 論 を 応用 しよ う と 試み た カプラン や 、 ドイッチュ も 有力 な 論者 で ある 。  かくして 政治 学 における 主流 派 の 地位 を 占める に 至っ た 行動 科学 政治 学 だ が 、 1960 年代 に は 様々 な 角度 から 批判 さ れる よう に なる 。 さらに 行動 科学 政治 学 側 で も 、 それら の 批判 を うけ て 脱 行動 科学 の 方向 を 模索 し 始め た 。  既に 1940 年代 ・ 50 年代 から 行動 科学 政治 学 と 一線 を 画す 研究 は 行わ れ て い た 。 その 代表 的 な もの の 一つ は 、 後述 する 合理 的 選択 理論 で ある 。 さらに モーゲンソー は 社会 科学 の ディシプリン として の 国際 政治 学 の 確立 を 目指す 一方 で 、 行動 科学 の 手法 と は 距離 を 置い た 。 『 科学 的 人間   対   権力 政治 』 （" Scientific   Man   versus   Power   Politics ",   1946 ） において 行動 科学 的 手法 が アクター 間 関係 に はたらく パワー の 要素 を 見落とし がち で ある こと を 指摘 し 、 政治 学 は そうした パワー の 要素 を 捉える べき だ と 論じ た 。 ラズウェル と カプラン の 共著 『 経済 と 社会 』 （" Power   and   Society ",   1950 ） の 書評 で は 同じ よう な 論点 から 、 哲学 的 ・ 規範 的 視点 の 軽視 を 批判 し た 。 しかし 行動 科学 政治 学 に対する より 端的 で 鋭い 批判 は 、 それ と は 異なる 観点 から 生じ た 。 シュトラウス を 筆頭 と する シュトラウス 派 による 批判 と 、 いわゆる ニュー ・ レフト から の 批判 で ある 。  行動 科学 政治 学 の 基礎 と なる の は 、 価値 と 事実 は 峻別 できる という 考え方 で ある 。 その 上 で 客観 的 な 事実 だけ を 政治 現象 として 取り出し 、 帰納 法 による 実証 を通じて 政治 現象 を 科学 的 に 把握 ・ 説明 できる という の が 行動 科学 政治 学 の 基本 的 立場 で ある 。 この 思想 は 古く は コント の 実証 主義 に 遡る こと が でき 、 新しく は ヴェーバー が 強く 主張 し た もの で あっ た 。 シュトラウス は 、 こうした 行動 科学 政治 学 の 背景 思想 に 真っ向 から 異 を 唱え 、 政治 哲学 の 復権 を 強く 主張 し た 。  いわゆる ニュー ・ レフト による 批判 は シュトラウス の それ と は 些か 異なる 趣 を 持つ 。 すなわち 、 彼ら の 批判 は 1960 年代 後半 の 社会 情勢 に 起因 する 。 ニュー ・ レフト は はっきり と 体制 に対する 不満 を 表明 し 、 さかん に 社会 運動 を 繰り広げ た 。 さらに ヴェトナム 戦争 は 人々 に 体制 へ の 疑問 を 喚起 する こと と なっ た 。 その 結果 彼ら の 影響 力 は 政治 学 に も 及び 、 体制 の 変動 もしくは 「 より よい 社会 」 の 建設 の ため の 政治 学 を 提起 し た 。 彼ら にとって 価値 中立 性 を 謳う 行動 科学 政治 学 は 、 現実 政治 の 実証 的 分析 の 名 の 下 に 現 体制 を 擁護 する 「 死ん だ 政治 学 」 に ほかなら なかっ た 。 実は この 種 の 論争 は 、 既に 1950 年代 の 政治 学 において 見出す こと が 出来る 。 社会 学者 ミルズ は 、 1956 年 に 『 パワー ・ エリート 』 （" The   Power   Elite "） を 著し た 。 この 中 で ミルズ は 有名 な 政 ・ 軍 ・ 産 複合 体 の 概念 を 打ち出し 、 アメリカ の 政治 における 決定 は これら 一部 の エリート に 握ら れ て いる と 論じ た 。 これ は 体制 批判 の 含意 を もつ もの で あっ た 。 対し て 行動 科学 政治 学 を 代表 する 研究 者 で ある ダール は 、 『 統治 する の は だれ か ―― アメリカ の 一 都市 における 民主 主義 と 権力 』 （" Who   Governs ?: Democracy   and   Power   in   the   American   City ",   1961 ） において 反論 を 繰り広げ た 。 ダール は コネティカット 州 ニュー・ヘヴン 市 における 実証 研究 を通じて 、 決定 の システム が 多元 主義 的 で ある こと を 示し た 。 ミルズ の 影響 の 下 アメリカ 政治 の 多元 性 を 疑う ニュー ・ レフト に とっ て みれ ば 、 行動 科学 政治 学 の 知見 は 欺瞞 に 満ち て おり それ は 単なる 体制 擁護 の イデオロギー に 過ぎ なく なる 。 従って 、 ニュー ・ レフト の 観点 から すれ ば 行動 科学 政治 学 は 社会 に対する 有意 性 すなわち 体制 変動 に 貢献 する 要素 を 持た ない 。 新しい 政治 学 を 求める 者 は この 点 を 強く 批判 し 、 新 政治 学 コーカス （ The   Caucus   for   a   New   Political   Science ,   CNPS ） を 立ち 上げ た 。  こうした 批判 を 受け て 行動 科学 政治 学 側 も 「 脱 行動 科学 」 を 打ち出し た 。 行動 科学 政治 学 の 第一人者 、 イースト ン が 1969 年 に 行っ た アメリカ 政治 学会 会長 演説 が その 契機 と いわ れ て いる 。 この 中 で イーストン は 有意 性 と 行為 を キーワード に 「 脱 行動 科学 革命 」 を 提唱 し た 。 これ は 行動 科学 が 経験 的 保守 主義 の イデオロギー を 隠し て いる 、 つまり 体制 擁護 的 で ある こと を 認め た もの で あっ た 。 さらに 行動 科学 政治 学 が 現実 と の 接触 を 失っ て いる こと 、 政治 学 が 「 より よい 社会 」 の 実現 に 資す べき 事 など 、 新しい 政治 学 を 求める 一派 の 主張 を 一部 取り入れ た もの で も ある 。 一方 で イーストン は 従来 の 行動 科学 政治 学 の 成果 を 否定 し た わけ で は ない 。 彼 は 「 脱 行動 科学 革命 」 を むしろ 行動 科学 政治 学 の 拡張 と 捉え た 。 行動 科学 的 手法 を 維持 し た まま 、 1960 年代 後半 に 見 られ た よう な 社会 的 危機 の 克服 に 政治 学 が 資する こと が 出来る と 考え た の だ 。  こうした 脱 行動 科学 の 動き は 、 新しい 政治 学 の あり方 を 提示 する のに 必ずしも 成功 し なかっ た 。 CNPS に つながる 政治 学者 たち は 、 参加 民主 制 など の 新しい 思潮 を 生み出し た が 、 新しい 政治 学 の 潮流 を 築き 得 なかっ た 。 これ は イーストン の 「 脱 行動 科学 革命 」 も 同様 で ある 。 行動 科学 政治 学 は 政治 過程 論 など の 分野 で 有力 な 地位 に とどまる 一方 、 支配 的 な 方法 論 で は なくなっ た 。 政治 哲学 の 復権 、 合理 的 選択 理論 の 台頭 など 政治 学 は 方法 論 的 な 多様 性 と 支配 的 パラダイム の 不在 という 状況 を 迎える こと に なっ た の で ある 。  1950 年代 以降 、 行動 科学 政治 学 か 主流 と なる 一方 で 経済 学 の 方法 論 を 政治 学 に 導入 する こと を 端緒 として 、 これ まで と は まったく 異なる アプローチ が 登場 し た 。 それら を 総称 し て 合理 的 選択 理論 と 呼ぶ 。 合理 的 選択 理論 に 共通 する 特徴 は 、 ミクロ 経済 学 の いくつ か の 仮定 を 受け入れる という こと で ある 。 すなわち 合理 的 選択 理論 において 政治 現象 は 、 自己 の 利益 ・ 効用 を 最大 化 しよ う と 行動 する 政治 的 アクター の 相互 作用 の 総体 と なる 。 これ は アクター の 合理 性 仮定 と も いわ れる 。 同時に 合理 的 選択 理論 は 個々 の アクター の 選択 に 焦点 を 当て 、 その 選択 の 帰結 として 政治 現象 を 説明 する 。 つまり 、 方法 論 的 個人 主義 に 立脚 し た 理論 で ある 。 アクター の 合理 性 仮定 と 方法 論 的 個人 主義 は 、 程度 の 差 は あれ 合理 的 選択 理論 に 共通 する 大前提 で ある 。 この よう な 前提 に 立っ て マクロ の 政治 過程 を ミクロ の 観点 から 分析 する 、 或いは マクロ の 政治 現象 に ミクロ による 基礎 付け を 行う 理論 として 発生 し た 。 この ミクロ 的 分析 視角 を 体系 的 に 確立 し た という の は 、 合理 的 選択 理論 の 斬新 な 点 で あっ た 。 また 他 の 方法 論 的 特徴 として は フォーマル ・ セオリー による 手法 、 すなわち 演繹 主義 が 挙げ られる 。 合理 的 選択 理論 に 立つ 論者 は 理論 や モデル を 構築 し 、 その 正当 性 を 検証 する ため に 実際 の 事例 や データ を 用い て き た 。 この こと は 、 行動 科学 政治 学 の 帰納的 アプローチ と は 対照 的 で ある 。 こうした 特徴 から 、 合理 的 選択 理論 の モデル として は 数理 モデル が よく 用い られる 。 戦略 的 状況 の 下 で の アクター の 意思 決定 を 分析 する ゲーム 理論 を 政治 学 に 導入 し た の も 、 合理 的 選択 理論 の 系譜 で ある 。  他方 経済 学 において は 非 市場 的 意思 決定 の 研究 が 既に 行わ れ て い た 。 第 二 次 世界 大戦 後 発達 し た 公共 経済 学 の 分野 が それ に 当たる 。 他 の 経済 学 における 研究 は 後 に 合理 的 選択 理論 の うち で も 特に 社会 的 選択 理論 と 呼ば れる 分野 に 結実 し た 。 いわゆる 集合 的 意思 決定 に関する 研究 で あり 、 その 1 つ の 記念 碑 的 研究 の 成果 が アロー の 一般 可能 性 定理 で ある 。 アロー の 研究 は 『 社会 的 選択 と 個人 的 評価 』（" Social   Choice   and   Individual   Values ", 1951 ） に 纏め られ て いる 。  政治 学 における 合理 的 選択 理論 の 先駆 と なる 研究 は 、 ブラック により なさ れ た 。 ブラック は 社会 的 選択 理論 の 研究 を 行う 一方 、 選挙 における 有権者 や 政党 を 研究 対象 と し 中位 投票 者 理論 を 構築 し た 。 しかし 、 合理 的 選択 理論 を 政治 学 において 確立 する 契機 と なっ た と いえる の は ダウンズ と その 著書 『 民主 主義 の 経済 理論 』 （ 1957 ） で ある 。 ダウンズ は ブラック ら の 議論 を 空間 モデル （ 一 次元 空間 モデル ） など を 駆使 し て 精緻 化 し 、 体系 付け た 。 これ 以降 、 有権者 ・ 政治 家 ・ 政党 ・ 議会 （ 立法府 ） ・ 行政府 ・ 官僚 等 の 政治 的 アクター の 分析 が 本格 化 し た 。  ブキャナン と タロック による 『 公共 選択 の 理論 － 合意 の 経済 論理 』 （ 1962 ） 以降 の 研究 は 、 これ まで の ケインズ 経済 学 、 及び ケインズ の 理論 に 立脚 する 経済 政策 の 正当 性 に 疑問 を 投げかける もの で あっ た 。 すなわち 市場 の 失敗 の 解決 や 公共 財 の 供給 の ため に は 政府 の 介入 が 必要 と さ れ 、 実際 に 政府 の 介入 により 効率 的 な 資源 分配 、 公共 財 の 供給 が 行わ れる という 見解 が 従来 の 主流 で あっ た 。 また 不景気 の 際 に 政府 が 市場 へ の 介入 、 具体 的 に は 政府 支出 を 増大 さ せる 財政 政策 を とる こと が 解決 策 に なる という 主張 が 一般 的 で あっ た 。 ブキャナン ら は 財政 学 の 視点 を 交え て 政治 過程 における 多様 な アクター の 相互 作用 を 分析 し た 結果 、 政府 による 介入 が かえって 非 効率 に つながり 効果 が 得 られ ない 場合 が ある こと を 明らか に し た 。  この 他 の 合理 的 選択 理論 の 知見 として は 、 集合 行為 論 が 挙げ られる 。 オルソン は 著書 『 集合 行為 論 』 （ 1965 ） で アクター の 合理 性 を 仮定 し た 場合 、 どの よう に 集団 が 形成 さ れる か を 明らか に し た 。 これ 以降 、 集合 行為 や 公共 財 の 供給 における フリーライディング など の 問題 が 政治 学 の 場 で 正面 から 扱わ れる よう に なっ た 。 また ライ カー は 『 政治 的 連立 の 理論 』 （ 1962 ） で ゲーム 理論 を 政治 学 の 分析 に 応用 し た 先駆 者 と なっ た 。 この よう に ライ カー は ゲーム 理論 を はじめ として フォーマル ・ セオリー を 使い 合理 的 選択 理論 を 精緻 化 、 ほぼ 完成 に 導い た 。 ライ カー は 合理 的 選択 理論 を ベース と し た 実証 政治 理論 （ Positive   Political   Theory ） の 創始 者 と も 看做さ れ て いる 。  現在 で は 合理 的 選択 理論 は 公式 ・ 非公式 の 様々 な 制度 の 分析 、 及び 制度 と アクター の 相互 作用 の 分析 に 取り組ん で いる 。 これ が いわゆる 合理 的 選択 新 制度 論 （ 合理 的 選択 制度 論 ） で ある 。  1950 年代 以降 主流 と なっ た 政治 学 における アプローチ は 、 行動 科学 政治 学 に せよ 合理 的 選択 理論 に せよ 、 個々 の アクター に 焦点 を 当てる もの で あっ た 。 従って 分析 単位 として 政治 制度 が 取り上げ られる こと は 少なく 、 本来 アクター の 行動 の 場 と なる べき 制度 は 軽視 さ れ て き た 。 こうした 政治 学 における 制度 の 軽視 という 状況 に 警鐘 を 鳴らす 研究 、 或いは 従来 の 制度 を 軽視 し た 方法 論 の 限界 を 踏まえ た 研究 が 1980 年 前後 から 登場 し た 。 この 風潮 を 一般に 「 新 制度 論 」 （ 新 制度 主義 、 新しい 制度 論 、 " New   Institutionalism "） と 言う 。 公式 の 制度 に のみ 焦点 を 当て た 制度 論 と は 異なり 、 新 制度 論 において は 非公式 な 制度 、 すなわち 慣習 や 行動 規範 に まで 射程 が 広げ られる 。  新 制度 論 と は 、 19 世紀 から 20 世紀 初頭 にかけて 主 に アメリカ で 隆盛 を 極め た 制度 論 （ 旧 制度 論 ） と の 対比 を 意識 し た 言葉 で も ある 。 さらに 新 制度 論 は 、 制度 の 分析 のみ なら ず アクター と 制度 と の 関係 、 もしくは 相互 作用 を 捉えよ う と する 傾向 に ある 。 これ も 、 制度 だけ を 取り出し て 研究 対象 と し た 旧 制度 論 と は 異なる 点 で ある 。 こうした 制度 を 巡る 新しい 諸 研究 を 新 制度 論 として 初めて 体系 付け て 論じ た の は 、 マーチ と オルセン で ある 。  しかし 本来 新 制度 論 と は 、 政治 学 の 様々 な 方法 論 が 独自 に 制度 の 分析 に 取り組ん だ 結果 生じ た もの で ある 。 すなわち 、 最初 から 新 制度 論 として 一定 の 共通 の 方向 付け が なさ れ て 纏まっ た もの で は なく 、 全く 異なる 別個 の 潮流 ・ 理論 の 集合 体 で ある と 言える 。 その こと を 踏まえ た うえ で 新 制度 論 を 整理 し 論じ た の が ホール と テイラー で ある 。 ホール と テイラー に よる と 新 制度 論 は 全く 別々 に 生じ た 3 つ の 潮流 に 分類 できる 。 つまり 合理 的 選択 制度 論 、 社会 学 的 制度 論 、 歴史 的 制度 論 の 3 つ で ある 。  合理 的 選択 制度 論 は 、 従来 の 合理 的 選択 理論 が 制度 に関する 分析 を 開始 し た の を 契機 として 生じ た 。 従って 経済 学 の 方法 論 と の 親和 性 から 、 経済 学 的 制度 論 と 呼ば れる こと も ある 。 合理 的 選択 制度 論 に あっ て 制度 は 、 アクター の 行動 に 課さ れる パターン 化 さ れ た 制約 と 捉え られる 。 従って 個人 の 選好 、 戦略 的 行動 の 帰結 として 制度 は 存在 する 。 すなわち 、 ノーベル 経済 学賞 を 受賞 し 政治 学 ・ 経済 学 の 領域 で 新 制度 論 に 基づく 研究 業績 を 挙げ た ノース に よれ ば 、 「 制度 と は 、 社会 の ゲーム の ルール で あり 、 より 公式 に 定義 する なら ば 、 それ は 人間 が 自ら の 相互 作用 を 成り立た せる ため に 考案 し た （ 中略 ） 人間 が 交流 する 上 で の 誘因 を 構造 づける もの 」 と なる 。 言い換えれ ば 多く の 場合 制度 は ゲーム における 均衡 として 捉え られる 。 この よう に 個人 の 選好 に 基づく 利益 ・ 効用 最大 化 行動 、 及び 戦略 的 行動 の 帰結 という 制度 観 を 共通 に 持つ 複数 の モデル ・ 理論 の 集成 が 合理 的 選択 制度 論 で ある 。 従って 後述 する 社会 学 的 制度 論 ほど 、 統一 さ れ た 1 つ の 学派 という 性格 は 強く ない 。  合理 的 選択 制度 論 の 1 つ の 重要 な 潮流 は 、 アロー 以来 の 社会 的 選択 理論 を 背景 に アメリカ 連邦 議会 研究 の 中 から 登場 し て き た 。 社会 的 選択 理論 の 重要 な 知見 の 1 つ は 、 多数決 の 不安定 性 言い換えれ ば 多数決 による 意思 決定 の 困難 さ で あっ た 。 つまり 理論 的 に は 議会 など で 個々人 の 選好 に 基づき 投票 を 行っ た 場合 に は 循環 が 生じ 、 最終 的 な 意思 決定 が でき なく なる 。 この こと は 投票 の パラドックス 、 或いは コンドル セ の パラドックス と 呼ば れ 古く から 知ら れ た こと で あっ た 。 しかし 実際 の 議会 は この よう な 循環 など の 意思 決定 上 の 問題 から 来る 機能 不全 に 陥っ て は い ない 。 その 理由 を 探求 し た の が シェプスリ 及び ワイン ゲスト による 一連 の 研究 で あっ た 。 研究 に よる と 議会 の 中 に は この よう な 循環 を 防ぎ 、 安定 し た 決定 すなわち 均衡 を 誘導 する 制度 的 メカニズム が 存在 する 。 そうした 制度 的 要因 が 働き 、 議会 は 循環 など の 意思 決定 上 の 困難 に 遭遇 せ ず 機能 を 果たす こと が 出来る 。 そうした 制度 的 メカニズム の 代表 例 は 委員 会 制 で ある 。 この よう に 制度 と は 構造 に 誘導 さ れ た 均衡 （ 決定 ） を 導く もの で ある と ここ で は 考え られる 。  合理 的 選択 制度 論 の もう 一つ の 潮流 は 、 いわゆる 取引 コスト の 経済 学 を 政治 現象 の 分析 に 応用 し た もの で ある 。 取引 費用 の 経済 学 自体 は コース の 先駆 的 研究 に まで 遡れる 古い 概念 で ある 。 取引 費用 が 存在 する 場合 、 市場 によって は 効率 的 な 価値 配分 が 行わ れ ない 。 むしろ 何らかの 垂直 的 秩序 （ 例 ： 企業 ） に 依存 し た ほう が 効率 的 で ある と する の が 取引 費用 の 経済 学 の 立場 で ある 。 ところで こうした 取引 費用 の 中 に は 情報 の コスト も 含ま れる 。 経済 活動 そして 政治 活動 における 様々 な 情報 は 非対称 で ある 。 従って この 場合 に も 垂直 的 構造 に 依存 する の が 効率 的 で ある 。 この よう な 状況 を 分析 する のに プリンシパル ＝ エージェント ・ モデル （ 本人 代理人 論 など と 訳さ れる ） は 有意 性 を 持つ 。 例えば 政治 家 に は 政策 立案 に関する 情報 コスト が ある 。 そこで 専門 知識 を 有する 官僚 を エージェント として 雇う 。 こうして 政治 家 と 官僚 の 間 に は 垂直 的 秩序 で ある プリンシパル ＝ エージェント 関係 が 成立 する 。 この よう に プリンシパル ＝ エージェント モデル は 典型 的 に 政治 家 （ 立法府 ） ・ 官僚 （ 執行 府 ） 関係 を 分析 する の に 用い られる 。 プリンシパル ＝ エージェント モデル は 1990 年代 以降 日本 政治 の 分析 に も 応用 さ れ 、 最も 良く 知ら れる 合理 的 選択 制度 論 の モデル と なっ た 。  一方 で 新 制度 論 の もう 一つ の 典型 が 社会 学 的 制度 論 で ある 。 社会 学 的 制度 論 は 、 アクター の 行動 や 現実 理解 を 意味 づける もの として 制度 を 捉える 。 これ は アクター の 行動 が 制度 に 規定 さ れる こと を 強調 する 立場 で ある 。 この こと は 、 アクター の 行動 が 制度 に 規定 さ れる こと より も むしろ アクター が 制度 を 生み出す こと を 重視 する 合理 的 選択 制度 論 の 制度 観 と は 対比的 で ある 。 社会 学 的 制度 論 は その 名 が 示す とおり 社会 学 において 発生 し 、 後 に 政治 学 に 応用 さ れ た 。 社会 学 的 制度 論 が 政治 学 に 導入 さ れる 契機 と なっ た の が 、 マーチ と オルセン の 論文 で ある 。 ヴェーバー 以来 社会 学 に あっ て 官僚 組織 を 代表 と する 組織 は 、 合理 性 を 追求 する もの と 考え られ て い た 。 この 、 組織 と は ある 目的 を 効率 的 に 追求 する ため の 構造 という 命題 に対する アンチテーゼ として アメリカ で 1950 年代 に 登場 し た の が 社会 学 における 制度 論 、 新しい 組織 理論 で あっ た 。 この 社会 学 的 制度 論 の 発展 に 寄与 し た 社会 学者 として は 、 マイヤー 、 ディマジオ 、 パウエル ら が 挙げ られる 。 彼ら の 主張 は 、 制度 の 形態 や 手続き が 最も 効率 的 という わけ で は なく 卓越 し た 合理 性 を 備え て いる わけ で は ない という こと で あっ た 。 そうした 形態 が とら れ た の は 主 に 文化 的 な もの や 慣習 の ため で ある という の が 社会 学 的 制度 論 の 認識 で ある 。 従って 、 社会 学 的 制度 論 は 結果 的 に 文化 や 慣習 が アクター を 拘束 する こと を 重視 する こと に なる 。 すなわち 、 社会 学 的 新 制度 論 は 一種 の 文化 的 アプローチ で ある 。  第 三 の 新 制度 論 として 、 歴史 的 制度 論 が 挙げ られる 。 歴史 的 制度 論 は 歴史 を 重視 する こと を 共通 項 と する 、 かなり 幅広い アプローチ と 看做す こと も 出来る 。 例えば 、 合理 的 選択 理論 に 依拠 する 者 が 歴史 制度 分析 を 行う 場合 に も 歴史 的 制度 論 に 基づく 研究 と 分類 さ れ かね ない 。 この こと から 、 新た な 分野 として 歴史 的 制度 論 を 取り上げる こと を 疑問 視 する 意見 も ある 。 しかし 一般 に 歴史 的 制度 論 と 言っ た 場合 、 次 の よう な 立場 を とる と さ れる 。 すなわち 過去 に 採用 さ れ た 制度 が 現在 の 制度 、 或いは 政治 の あり方 を 規定 し て いる と する 立場 で ある 。 この よう な 立場 に 立つ 研究 として は 、 パットナム の イタリア における 地方 政府 の パフォーマンス の 差異 に関する 研究 が 挙げ られる 。  1920 年代 に いわゆる シカゴ 学派 から 始まっ た 政治 学 の 科学 化 の 流れ は 、 1950 年代 に 行動 科学 政治 学 において 一つ の 頂点 に 達し た 。 この よう に 科学 的 ・ 実証 的 な 政治 学 が 脚光 を 浴びる 一方 で 、 規範 的 な 理論 或いは 伝統 的 な 政治 哲学 に対する 関心 は 失わ れ て いっ た 。 政治 学界 において は 「 政治 哲学 の 死滅 」 が 語ら れ 、 政治 哲学 は 過去 の もの という 議論 すら 展開 さ れ て い た 。 その よう な 状況 から 人々 が 再び 政治 哲学 に 注目 し た の は 1970 年代 の こと で あり 、 その 嚆矢 と なっ た の は ロールズ の 『 正義 論 』 と 言わ れ て き た 。 しかし 、 それ 以前 に も ロールズ 以降 の 理論 的 展開 に 劣ら ぬ 重要 性 を もっ た 理論 の 提起 が 行わ れ て いる 。 むしろ 政治 哲学 に対する 関心 の 復活 は 、 1940 年代 以降 に 展開 さ れ た 政治 哲学 の 復権 に 向け た 様々 な 研究 者 の 活動 の 帰結 と 言える かも しれ ない 。  特に 現代 政治 学 の 発展 に 大きな 影響 力 を 与え て き た アメリカ 政治 学 における 政治 哲学 の 復権 は 、 ナチス 政権 下 の ドイツ から 亡命 し た ユダヤ 人 研究 者 によって 開始 さ れ た と いえる 。 アーレント の 全体 主義 に関する 考察 は 、 その 代表 例 で ある 。 アーレント の 議論 は 亡命 ユダヤ 人 として の 立場 から 、 全体 主義 の 思想 的 原因 を 西洋 の 政治 哲学 の 伝統 の 中 に 探る もの で あっ た 。 この よう な 論点 に 立脚 し た アーレント の 研究 は 、 プラトン から カント 及び マルクス まで に 及ん だ 。 その 一つ の 成果 が 『 全体 主義 の 起源 』 （" The   Origins   of   Totalitarianism ",   1951 ） で ある 。 また 彼女 の 政治 哲学 の 一つ の 到達 点 で あり 最も 重要 な 著作 として 、 『 人間 の 条件 』 （" The   Human   Condition ",   1958 ） が 挙げ られる 。 もう 一つ の 代表 例 が シュトラウス で ある 。 シュトラウス は 行動 科学 政治 学 など の 科学 的 アプローチ における 「 事実 と 価値 の 峻別 」 を 問題 に し た 、 科学 的 な 政治 学 に対する 最も 鋭い 批判 者 で あっ た 。 シュトラウス にとって 事実 と 価値 は 分かち がたく 結びつい た もの で あり 、 従って 政治 学 と 倫理 学 は 不可分 で ある 。 彼 は この よう な 観点 から 、 政治 学 と 倫理 学 の 接点 で ある 政治 哲学 の 復権 を 説い た の で あっ た 。 そこで 政治 哲学 者 として の シュトラウス は 、 政治 学 と 倫理 学 が 密接 な 関わり を 持っ て いる 古典 的 テキスト の 読み直し ・ 再 解釈 を 行っ た 。 彼 が 特に 注目 し た の は 、 古典 古代 とりわけ 古代 ギリシア の 政治 哲学 で ある 。 古代 の 政治 哲学 の 立場 に 立っ て 近代 の 政治 哲学 と 対置 さ せ 、 古代 の 政治 的 合理 主義 を 再 発見 し た の が シュトラウス で ある 。  保守 主義 は 自由 主義 ・ 社会 主義 と 並ん で 西洋 、 とりわけ 英 米 の 政治 哲学 における 主要 な 潮流 で ある 。 この 保守 主義 の 思想 を 新た な 視点 から 再 構築 し た の が 、 オーク ショット で あっ た 。 オーク ショット は 懐疑 主義 の 立場 から 、 合理 主義 すなわち 人間 理性 により 完全 性 を 備え た 世界 ・ 社会 を 構築 できる という 思想 を 批判 し た 。 その 上 で オーク ショット は 人間 の 蓄積 し た 経験 と 伝統 に 依存 す べき こと を 説い た 。 この よう な オーク ショット の 立場 は 、 比較的 初期 の 論文 『 政治 における 合理 主義 』 （" Rationalism   in   Politics ",   1947 ） に よく 現れ て いる 。 この よう な 観点 に 依拠 し つつ 、 人間 の 行為 について の 検討 を通じて 伝統 を 重視 する 中 で の 個人 の 自由 の 担保 、 或いは 自由 と 秩序 の 両立 を 論ずる の が 主著 の 一つ で ある 『 市民 状態 と は 何 か 』（" On   Human   Conduct ",   1975 ） で ある 。  1960 年代 から 1970 年代 にかけて 、 規範 的 な 政治 理論 もしくは 政治 哲学 は 再び 脚光 を 浴びる こと と なっ た 。 その 背景 に は 、 社会 不安 や これ まで の 実証 的 な 政治 理論 が 社会 に対する 有意 性 を もた ない と 批判 さ れ た こと が ある 。 再び 「 政治 の 本来 の 在り方 」 や 「 善い 政治 、 或いは 正義 を 実現 する 政治 」 、 「 理想 の 政治 の 在り方 」 という 規範 を 巡る 議論 が 活発 と なっ た わけ で ある 。 こうした 状況 の 中 で 登場 し た の が ロールズ と その 著書 『 正義 論 』 （" A   Theory   of   Justice ",   1971 ） で あり 、 ロールズ の 理論 は 大変 な インパクト を 与え た 。  ロールズ の 理論 は 、 ホッブズ 以来 の 社会 契約 論 を 再 構成 し た もの で あっ た 。 一方 で ロールズ は これ まで の 功利 主義 の パラダイム 、 すなわち 社会 の 構成 員 各自 の 満足 の 総計 を 最大 化 する よう 制度 を 定める こと が 理想 の 政治 で ある という 考え を 否定 する こと を 狙い と し た 。 彼 に よる と 功利 主義 は 個人 の 満足 を 巡る 選択 原理 を そのまま 社会 の 選択 原理 に 拡張 し た もの で あり 、 そこ で は 個人 間 の 能力 など の 差異 や 分配 は 問題 に さ れ て い ない 。 従って 、 功利 主義 は 社会 の 選択 原理 として は 適切 さ を 欠く こと と なる 。 そこで ロールズ が 功利 主義 に 代わる もの として 提示 する の が 、 「 公正 として の 正義 」 で ある 。 ロールズ は 「 公正 として の 正義 」 に 適う 正義 の 二 原理 を 社会 が 採用 する 過程 を 、 社会 契約 論 によって 説明 し た 。 自由 主義 に 立脚 する ロールズ は 自由 と 平等 の 緊張 関係 を 認識 し た 上 で 、 不平等 の 存在 を 前提 と し つつ も 自由 と 平等 の 調和 を 考え た 。 彼 は 均等 な 機会 の もと 自由 競争 を 行い 、 その 結果 を 国家 の 再 分配 により 調整 し 不平等 を 是正 する 社会 を ここ で 描出 し て いる 。 ところで 、 ロールズ の いわゆる 格差 原理 は 厚生 経済 学 の 社会 厚生 の 定義 に 大きな 影響 を 与え た 。 最も 効用 の 低い 水準 に ある 者 の 効用 を 大きく する こと が 社会 の 厚生 の 極大 化 に つながる という 定義 で あり 、 これ を ロールズ 基準 と 言う 。  ロールズ の 理論 は 現代 の 自由 主義 に 多大 な 影響 を 与え た 。 一方 で ロールズ の 自由 主義 は 実は 自由 主義 の 伝統 から 逸脱 する もの で は ない か と する 批判 も 現れ た 。 その 代表 格 が ノージック で ある 。 彼 の 著書 『 アナーキー・ 国家 ・ ユートピア 』 （" Anarchy ,   State ,   and   Utopia ",   1974 ） は 『 正義 論 』 へ の 反論 の 書 として 書か れ た 。 ノージック に よれ ば 、 ロールズ の 理論 の 実現 を 図る と 国家 に 必要 以上 の 機能 を 与える こと に なる 。 その よう な 国家 は 、 個人 の 自由 や 権利 を 侵害 し かね ない と する の が ノージック の 主張 で ある 。 そこで 彼 は ロック の 社会 契約 論 を 援用 し つつ 、 ロールズ と 同様 に 社会 契約 論 を 再 構成 し た 。 まず はじめ に 自然 状態 を 想定 し 、 国家 が 本来 どの よう な 理由 で 存在 を 認め られる か を 考察 し た 。 国家 の 存在 を 否定 すれ ば 、 すなわち アナーキー 状態 で は 自然 状態 における 個々人 の 権利 を 守る こと は 出来 ない 。 この よう に 国家 は 個々人 の 権利 を 擁護 する ため に その 存在 を 認め られ て いる の で あり 、 それ 以上 の 機能 を 行使 す べき で は ない 、 もし すれ ば 個人 に対する 権利 の 侵害 に つながり かね ない と する の が ノージック の 理論 で ある 。 この ノージック の 自由 主義 も 現代 自由 主義 の 理論 に 大きな 影響 を 与え た 。 しかし 、 これら の 思想 は リバタリアニズム と 呼ば れ 区別 さ れる こと も ある 。  ロールズ や ノージック の よう な 広い 意味 で の 自由 主義 の 思想 に 対抗 する の が 、 コミュニタリアニズム （ 共同 体 主義 ） で ある 。 これ は 自由 主義 が 基本 的 に 個人 主義 に 立脚 し て いる の に対し 異 を 唱える もの で ある 。 自由 主義 において は 程度 の 差 は あっ て も 善 は 個人 の 問題 で ある 。 対し て コミュニタリアニズム は 共通 善 を 強調 し 、 人間 は 共同 体 において 人格 形成 を 行う 中 で 共通 の 善 を 学ぶ と する 。 代表 的 な 論者 として は テイラー 、 ウォルツァー が 挙げ られる 。  シンクタンク （ think   tank ） は 「 考える 戦車 」 という 意味 で 、 第 2 次 世界 大戦 中 に 使わ れる よう に なっ た 言葉 だ と さ れ て いる 。 今日 的 な 政策 研究 機関 として の シンクタンク の 草分け は 、 1916 年 に 設立 さ れ た アメリカ の 政府 調査 研究所 を 前身 と する 1927 年 設立 の ブルッキングス 研究所 に 求める こと が できる 。 ブルッキングス 研究所 は 第 2 次 世界 大戦 後 の ヨーロッパ 復興 計画 で ある 「 マーシャル ・ プラン 」 の 策定 に 深く 関与 し て いる と さ れ て いる 。 ブルッキングス 研究所 が リベラル な 政策 機関 だっ た の に対し 、 保守 主義 が 対抗 し て 育成 し た シンクタンク が アメリカン ・ エンタープライズ 公共 政策 研究所 で ある 。 同所 は 1943 年 に ビジネス 研究 を 目的 として 設立 さ れ 、 1960 年 に 現在 の 名称 に 変更 さ れ た 。 シンクタンク は 、 具体 的 な 政策 形成 において 民間 の 意見 を 反映 さ せる こと を 目的 と し て いる 。 ここ に 、 より 実際 的 な 政治 活動 として の 政策 形成 を 対象 と する 政策 科学 が 成立 し た 。 アメリカ で は すでに 広汎 な シンクタンク の 存在 、 政策 科学 を 扱う 大学 の シンクタンク 化 が 進み 、 政策 を 産業 と する 構造 が できあがっ て いる 。 日本 で は 2004 年 以降 、 国立 大学 に 次々 と 公共 政策 大学院 が 設立 さ れ て いる が 、 政策 科学 が 定着 する に は なお しばらく 時間 が かかる と 見 られ て いる 。博士 （ 政治 学 ） （ はくし   せい じ がく ） は 、 博士 の 学位 で あり 、 政治 学 に関する 専攻 分野 を 修める こと によって 、 日本 で 授与 さ れる もの で ある 。  1991 年 以前 の 日本 で は 、 政治 学 博士 （ せい じ がく は くし ） という 博士 の 学位 が 授与 さ れ て おり 、 政治 学 博士 は 、 現在 の 「 博士 （ 政治 学 ） 」 と ほぼ 同じ もの で ある 。  政治 学 博士 は 、 1920 年 （ 大正 9 年 ） の 学位 令 改正 により 追加 さ れ た 。 それ 以前 は 、 法学 博士 の 中 に 政治 学 の 研究 に関する もの が 含ま れ て い た 。  英語 圏 において は 、 各国 による 学位 制度 に 違い が ある ものの 、 Doctor   of   Philosophy   ( Ph . D .)   の 一部 と   Doctor   of   Political   Science   が 、 政治 学 博士 に 相当 する 。  日本 で 授与 さ れ た 博士 （ 政治 学 ） の 英語 で の 表記 方法 として は 、 Doctor   of   Philosophy   in   Political   Science が 一般 的 で ある 。クオータ 制 （ クオータ せい 、 ） と は 、 政治 システム における 割り当て 制度 の こと 。  民主 主義 の 帰結 として 国民 構成 を 反映 し た 政治 が 行わ れる よう 、 国会 ・ 地方 議会 議員 候補 者 など 政治 家 や 、 国 ・ 地方自治体 の 審議 会 、 公的 機関 の 議員 ・ 委員 の 人数 を 制度 として 割り当てる こと で ある 。 また 、 社会 に 残る 男女 の 性 差別 による 弊害 を 解消 し て いく ため に 、 積極 的 に 格差 を 是正 し て 、 政策 決定 の 場 の 男女 の 比率 に 偏り が 無い よう に する 仕組み の こと で も ある 。  クオータ 制 の 発祥 地 は ノルウェー で ある 。 オスロ 大学 の 教授 で ノルウェー 左派 社会党 の 党首 を 務め た ベリット・オース が 、 新 政党 設立 の 際 に 党首 就任 を 承諾 する 条件 として 、 かねて より 論じ て い た 仕組み （ ＝ クオータ 制 ） の 採用 を 提示 し た の が 始まり で ある 。  産業 革命 によって 農村 地域 から 都市 地域 へ と 人口 が 大 移動 し た 際 に 、 農村 地域 の 代表 を 確保 する ため に 実施 さ れ て い た 「 地域 」 割り当て 制 を 「 男女 」 に 適用 し た 。  1978 年 に 制定 さ れ た ノルウェー の 男女 平等 法 に は 、 「 公的 機関 が 4 名 以上 の 構成 員 を 置く 委員 会 、 執行 委員 会 、 審議 会 、 評議 員 会 など を 任命 または 選任 する とき は 、 それぞれ の 性 が 構成 員 の 40 % 以上 選出 さ れ なけれ ば なら ない 。 4 人 以下 の 構成 員 を 置く 委員 会 において は 、 両性 が 選出 さ れ なけれ ば なら ない 」 （ 数値 は 1988 年 に 改正 ） と ある 。  1986 年 に は 、 グロ・ハーレム・ブルントラント 首相 と共に 4 割 以上 の 閣僚 が 女性 という 「 女 の 内閣 誕生 」 として 、 全 世界 に 報道 さ れ た 。 日本 で も 新聞 各社 によって 写真 入 で 報道 さ れ た 。  当初 は ノルウェー 国内 より も デンマーク など で 進み 、 やがて スウェーデン など 北欧 諸国 に 浸透 し て いき 、 欧州 から 男女 平等 の 民主 主義 国家 を 目指す 世界 各国 へ と 普及 し て いる 。  アパルトヘイト で 有名 な 人種 差別 の 国 だっ た 南アフリカ 共和 国 の 女性 議員 割合 は 、 民主 化 と 殆 ん ど 同時に 採用 さ れ た クオータ 制 によって 32 . 8 % で 世界 13 位 （ 2007 年 現在 ） 。 インド で は 、 地方 選   で 女性 の クオータ 制 が 施行 さ れ て いる 。 政治 参加 に対して 男女 間 に 残る 格差 を 是正 し 、 女性 の 政治 参加 を 促し 向上 する に は 有効 な 仕組み で ある 。  1945 年 、 第 2 次 世界 大戦 後 に でき た 国際 連合 は 、 世界 が 平和 で 基本 的 人権 の 尊重 さ れる 社会 に なる よう に 、 という 願い で 設立 さ れ た 。 1946 年 、 国連 は 「 女性 の 地位 委員 会 」 を 設置 し た 。 「 女性 の 参政 権 に関する 条約 」 （ 1952 年 ） 、 「 既婚 女性 の 国籍 に関する 条約 」 （ 1957 年 ） 、 「 婚姻 の 同意 、 婚姻 の 最低 年齢 及び 婚姻 の 登録 に関する 条約 」 （ 1962 年 ） など を 採択 し た 。  1967 年 に 「 女性 差別 撤廃 宣言 」 が 採択 さ れ 、 1975 年 から 国際 女性 年 が 始まる 中 、 1979 年 に 「 女子 差別 撤廃 条約 」 が 採択 さ れ た 。 条約 加盟 国 を 審査 する ため 1982 年 に は 「 女子 差別 撤廃 委員 会 」 が 発足 し た 。  日本 で は 参政 権 こそ 1946 年 に 日本国 憲法 成立 と 同時に 男女 共 に 得 た が 、 女性 の 国会 議員 が 少なく 男女 の 間 で 不平等 な 法律 は なかなか 改正 さ れ なかっ た 。 しかし 、 女子 差別 撤廃 条約 を 締結 する ため に 、 1984 年 に 国籍 法 が 改正 さ れ 、 1985 年 に 男女 雇用 機会 均等 法 を 施行 し 、 「 男女 の 間 で 不平等 だっ た 学習 指導 要領 の 改正 」 （ 1989 年 ） を 約束 し て 、 条約 が でき て 6 年 後 、 世界 で 72 番目 の 条約 締結 国 に なっ た 。  以後 、 「 育児 休業 法 」 （ 1991 年 ） 、 「 男女 共同 参画 社会 基本 法 」 （ 1999 年 ） 、 「 配偶 者 から の 暴力 の 防止 及び 被害 者 の 保護 に関する 法律 」 （ 2001 年 ） など 法 整備 が 進ん で いる 。  女子 差別 撤廃 条約 の 第 4 条 で は 【 差別 と なら ない 特別 措置 】 として 暫定 的 な 特別 措置 など を 認め て いる 。 北欧 諸国 以外 の 条約 締結 国 で は 、 女性 議員 が 圧倒的 に 少ない ところ が 多く あり 、 国連 の 女子 差別 撤廃 委員 会 で 政府 レポート の 審査 を 受ける こと で 、 条約 を 履行 する ため に も クオータ 制 を 採用 する ところ が 増え て いる よう だ 。  ※ 2006 年 8 月 時点  が あり 、 国 ・ 地方 議会 議員 へ の クオータ 制 を 憲法 、 選挙 法 、 政党 の 何れ か 、 または 重複 し て 実施 し て いる 国 は 98 か国 ある 。  北欧 など 民主 主義 の 先進 国 で は 、 1970 年代 から 各 政党 が 次々 と 綱領 に 取り入れ て 、 選挙 候補 者 など で 実施 し て いる 。 軍隊 を 持た ない 国 として 有名 な コスタリカ は 、 地方 議会 へ の クオータ 制 を 法 で 定め て いる だけ だ が 、 国会 の 38 . 6 % が 女性 議員 に なっ て いる 。 48 . 8 % と 世界一 の 女性 国会 議員 割合 に なっ た ルワンダ の よう に 、 殺戮 の 動乱 後 に 国連 など の 指導 で 、 クオータ 制 を 憲法 に 組み込む 国 も ある 。  欧州 諸国 の 中 で 女性 の 政治 参画 が 遅れ て いる フランス で は 2000 年 、 パリテ （ 「 完全 なる 平等 」 を 意味 する ） 法 を 作り 、 国 ・ 地方 議会 で 女性 議員 が 増加 中 で ある 。 法 施行 後 の 2001 年 の 統一 地方 選挙 で は 、 22 % だっ た 女性 議員 割合 が 47 . 5 % に 一挙 に 増え た 。 2002 年 の 国政 選挙 で は 、 地方 議会 と は 選挙 制度 の 仕組み の 違い も あり 12 . 2 % と あまり 増え て い ない 。 しかし 、 2007 年 の 選挙 で は 、 18 . 3 % と 効果 が 上がり だし て いる 。 また 、 同年 に 実施 さ れ た 大統領 選挙 後 の 内閣 は 男女 半数 で 構成 さ れ て いる 。  フランス が パリテ を 作っ た の は 、 ベルリン の 壁 が 崩れ （ 1989 年 ） 、 民主 主義 と は 何 か を 問う ところ から 始まっ た 。 直接的 な 引き金 は 、 国連 による 政界 など へ の 女性 進出 調査 （ GEM 指数 ） の 順位 が EU の 中 で ギリシャ 以下 に なっ た こと だ と いう 。 ちなみに 1997 年 の GEM で フランス は 41 位 と 日本 の 34 位 以下 に なっ て い た 。  経済 協力 開発 機構 （ OECD ） 加盟 30 か国 の うち で は 、 スウェーデン 、 フィンランド 、 ノルウェー 、 デンマーク 、 オランダ 、 スペイン 、 ベルギー 、 オーストリア 、 アイスランド 、 ドイツ 、 スイス 、 オーストラリア 、 ルクセンブルク 、 メキシコ 、 ポルトガル 、 カナダ 、 ポーランド 、 イギリス 、 フランス 、 ハンガリー 、 イタリア 、 スロバキア 、 チェコ 、 韓国 、 アイルランド 、 ギリシャ の 26 か国 の 政党 が 採用 し て いる 。  その 中 でも スウェーデン （ 45 . 3 %）、 デンマーク （ 36 . 9 %）、 ノルウェー （ 37 . 9 %）、 フィンランド （ 37 . 5 %）、 オランダ （ 36 . 7 %）、 ドイツ （ 31 . 8 %） など は みな 、 女性 の 国会 議員 が 31 % 以上 いる 国々 で ある 。  ノルウェー 、 フィンランド 、 フランス など に ついで 、 2008 年 4 月 、 スペイン で も 閣僚 の 半数 が 女性 の 内閣 が 誕生 し た 。  女性 の 政治 参画 が 遅れ て いる 韓国 （ 13 . 4 %） や ギリシャ （ 13 . 0 %） は クオータ 制 を 含ん だ 法 整備 済み で ある 。 2004 年 4 月 まで 韓国 の 女性 国会 議員 割合 は 日本 以下 だっ た が 、 クオータ 制 を 採用 後 は 日本 の 9 . 4 % を 追い抜い て いる 。 イタリア （ 17 . 3 %）、 ドイツ （ 既に 30 % を 超え て いる ） が 法 整備 の 準備 中 。  ニュージーランド 、 アメリカ合衆国 、 日本 、 トルコ の 残り 4 か国 で は 、 採用 し て い ない か 野党 の 一部 が 採用 し て いる だけ と なっ て いる 。  1893 年 に 世界 初 の 女性 参政 権 を 確立 し た ニュージーランド （ 32 . 2 %） は 、 あえて クオータ 制 を 必要 と し ない 国 かも しれ ない 。 だが 、 未だ 一部 州 の 批准 が なく て 男女 平等 が 憲法 に 明記 でき ない アメリカ合衆国 （ 15 . 2 %）、 OECD の 中 で 女性 議員 の 少ない トルコ （ 4 . 4 %） や 日本 （ 9 . 4 %） など は 、 各国 を 見習っ て クオータ 制 を 採用 する 余地 が ある と いえる 。 しかし 、 上述 の よう に クオータ 制 そのもの を 割り当て 対象 層 以外 に対する （ 例えば 男女 差別 解消 の ため に クオータ 制 を 採用 し た 場合 、 女性 以外 の マイノリティ を 特別 扱い し ない という ） 差別 で ある と 見なす 見解 や 、 選挙 の 得票 を 議席 に そのまま 反映 さ せる べき という 主張 、 政策 や 教育 など で 対応 すれ ば 制度 面 で 無理 に マイノリティ 枠 を 創る 必要 は ない という 指摘 が ある こと も 無視 し て は なら ない 。  なお 日本 において は 、 2010 年 12 月 に 閣議 決定 さ れ た 「 第 3 次 男女 共同 参画 基本 計画 」 によって 性別 に関する クオータ 制 の 強力 な 推進 が 予定 さ れ て おり 、 特に 政策 ・ 方針 決定 過程 へ の 女性 の 参画 の 拡大 として 、 2020 年 まで に 政治 家 ・ 公務員 ・ 管理 職 ・ 役員 ・ 大学 教授 等 指導 的 立場 に ある 者 の 30 % を 女性 に する という 目標 が 掲げ られ て いる 。 計画 の 結果 、 2013 年度 に 採用 さ れ た 国家 公務員 の 女性 率 は 26 . 8 ％ 、 その 中 で 総合 職 事務 系 の 女性 率 は 27 . 3 ％ に 達し た と さ れ 、 政府 は 2015 年度 の 両 区分 における 女性 採用 率 を 、 目標 値 の 30 ％ に 引き上げる よう 指示 し た 。 一方 、 2013 年 現在 の 衆議院 議員 に しめる 女性 率 は 7 . 9 ％ に 落ち 、 参議院 議員 を 含め た 全国 会議 員 の うち の 女性 率 も 11 . 4 ％ に とどまっ て いる 。  クォータ 制 に対して は 、 「 平等 原理 の 侵害 」 、 「 逆 差別 」 と 見なす 意見 や 、 女性 や フェミニスト 運動 家 から も 逆 差別 として とらえ られる こと が あり 、 「 女性 枠 を 作る の なら 、 なぜ 黒人 枠 や イスラム 教徒 枠 、 ほか の マイノリティー 枠 は ない の か ？ 」 といった 疑問 も 呈さ れ て いる 。 また 、 過去 に 、 クォータ 制 に関する 法律 に対して 違憲 判決 が 出さ れ た 国 も 存在 する 。信任 状 捧呈 式 （ しん にんじょう ほうてい し き 、 ） と は 、 着任 し た 特命 全権 大使 または 特命 全権 公使 が 、 派遣 元 の 元首 から 託さ れ た 信任 状 （ この 者 を 外交 官 と 認め て 頂き たい 旨 記さ れ た 、 元首 から の 親書 ） を 、 派遣 先 の 元首 に 提出 する 儀式 で ある 。 「 捧 」 が 常用漢字 で は ない ため 、 信任 状 奉呈 式 と 表記 さ れる 場合 も ある 。  日本 における 信任 状 捧呈 式 は 、 日 米 和親 条約 による 開国 から 大政奉還 まで は 征夷大将軍 が 執り行っ て き た 。 その後 、 王政 復古 の 大 号令 以降 は 、 天皇 が 執り行っ て いる 。 日本国 憲法 の 下 で は 、 日本 に 駐箚 する 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 の 信任 状 は 、 日本国 憲法 第 7 条 第 9 号 に 基づき 天皇 が 接受 する 。 この 際 の 儀式 は 皇居 で 行わ れる 。 また 、 前任 の 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 の 解任 状 を 捧呈 する 「 解任 状 捧呈 式 」 も 、 これ に 併せ て おこなわ れる 。  日本 の 信任 状 捧呈 式 は 、 皇居 宮殿 にて 執り行わ れる 。 新任 の 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 は 、 派遣 元 の 元首 から の 信任 状 を 、 天皇 に対して 捧呈 する 。 天皇 は 、 傍ら に 侍立 する 日本 の 外務 大臣 に その 信任 状 を 渡す とともに 、 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 に対して お ことば を かける 。  なお 、 天皇 が 未成年 など の 理由 により 摂政 が 置か れ て いる 場合 は 、 天皇 に 代わっ て 摂政 が 接受 する 。 また 、 病気 療養 など で 天皇 が 一時 的 に 執務 を 行う こと が でき ない 場合 は 、 天皇 の 委任 に 基づい て 国事 行為 臨時 代行 が 接受 する 。 同様 に 、 国外 へ の 渡航 等 により 日本 の 外務 大臣 が 不在 の 場合 は 、 外務 大臣 臨時 代理 を 務める 国務大臣 が 代わっ て 侍立 する 。  日本 の 信任 状 捧呈 式 に 列席 する 者 は 、 いずれ も 昼 の 正 礼装 を 着用 する の が 慣例 で ある 。 天皇 は 、 モーニングコート を 着用 し 、 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 を 接受 する 。 侍立 する 外務 大臣 や 、 式部 官 長 など 宮内庁 の 職員 も 、 男性 なら モーニングコート 、 女性 なら ローブ・モンタント や アフタヌーン ドレス といった 昼 の 正 礼装 を 着用 する 。 それ に あわせ て 、 派遣 さ れ た 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 も 、 男性 なら モーニングコート など 、 女性 なら アフタヌーン ドレス など の よう な 昼 の 正 礼装 を 着用 する 。 民族 衣装 （ ナショナル ドレス ） で の 正装 も 、 正 礼装 として 扱わ れる ため 、 母国 の 伝統 的 な 衣装 を 身 に 纏っ て 出席 する 者 も 多い 。 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 だけ で なく 、 在外 公館 の 職員 ら も 随員 として 出席 する が 、 それら の 者 も 同様 に 礼装 する 。 ただし 、 平服 で 皇居 に 参内 する など の 事例 も ある 。  日本 の 信任 状 捧呈 式 で は 、 新た に 赴任 し た 国 の 大使 （ 外交 官 ） は 東京 駅 から 宮殿 南 車寄 まで の 移動 手段 として 自動車 か 儀 装 馬車 を 選ぶ こと が 出来る こと に なっ て おり 、 多く の 大使 は 馬車 で の 皇居 移動 を 選ぶ と いう 。 東京 駅 丸の内 口 貴賓 玄関 から の 出発 で 、 2007 年 以降 、 東京 駅 の 改装 等 により 、 明治生命 館 から の 出発 に 変更 さ れ て い た が 、 東京 駅 丸の内 駅 前 広場 の 整備 完了 に 伴い 、 2017 年 12 月 11 日 から 再び 東京 駅 丸の内 口 から の 出発 と なっ て いる 。 馬車 で は 大使館 又は 大使 公邸 から 東京 駅 （ 明治生命 館 ） まで 自動車 で 送ら れ 、 馬車 に 乗り換える 。 馬車 で の 送迎 を 希望 し て も 、 天候 等 の 事情 で 自動車 送迎 に 切り替え られる とき も ある 。  この とき 大使 の 随行 員 が 乗る 馬車 と 警護 の 皇宮警察 及び 警視庁 の 騎馬 隊 を 加え た 馬車 列 を 編成 する 。  2011 年 3 月 の 東日本 大震災 （ 東北 地方 太平洋 沖 地震 ） の 際 に 馬車 列 が 通る 皇居 の 正門 の 瓦 が 一部 崩れ た ため 、 一時 的 に 馬車 列 による 大使 の 送迎 は 中止 さ れ た が 、 同年 10 月末 に 修理 が 完了 し た ため 11 月 25 日 の デンマーク 、 スウェーデン 両国 大使 の 信任 状 捧呈 式 より 馬車 列 が 復活 し た 。  馬車 の 大 部分 は 明治 後期 から 昭和 初期 に 製造 さ れ た もの で 、 内 外装 共 に 美術 品 的 な 価値 が 高く 、 修理 は 民間 の 専門 業者 に 依頼 さ れ て いる 。  日本 以外 の 国々 において も 、 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 が 接受 国 の 元首 に対して 信任 状 を 提出 する 儀式 が 行わ れ て いる 。 しかし 、 その セレモニー の 内容 は 、 接受 する 国 によって 大きな 違い が ある 。 接受 国 が 君主 制 の 国 の 場合 、 君主 に 謁見 し て 信任 状 を 提出 する こと に なる ため 、 礼装 し て 信任 状 を 捧呈 する こと が 多い 。 それ に対して 、 接受 国 が 共和 制 の 国 の 場合 、 そこ まで 厳格 な 服装 規定 は 求め られ ない こと が 多い 。 いずれ に せよ 、 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 は 、 接受 国 の 慣習 に あわせ た 服装 で 出席 する こと に なる 。  たとえば 、 ベトナム 駐箚 特命 全権 大使 や ベルギー 駐箚 特命 全権 大使 を 務め た 坂場 三男 に よれ ば 、 ベトナム で の 信任 状 提出 の 様子 について 「 背広 服 で 良い と さ れ 、 甚だ 簡易 な もの 」 だっ た と 述べ て いる が 、 ベルギー で の 信任 状 提出 の 際 に は 「 ホワイト ・ タイ と 呼ば れる 最 高級 の 正装 で 、 これ まで に 外国 政府 など から 授与 さ れ た 勲章 を 首 から 下げ たり 、 胸 に 付帯 さ せ たり という 古色 豊か な 出で立ち 」 で 出席 し た と 述べ て おり 、 接受 国 の 慣習 に あわせ た 服装 を 着用 し た と し て いる 。  信任 状 捧呈 式 の 際 に 新任 大使 の 送迎 に 馬車 を 使用 する 国 は 、 現在 で は 日本 の 他 、 イギリス 、 オランダ 、 スペイン など 、 ごく 一部 の 立憲 君主 国 に 限ら れ て いる 。  外交 使節 に は 、 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 の ほか に 、 代理 公使 と 呼ば れる 階級 が ある 。 外交 関係 に関する ウィーン 条約 第 14 条 において 、 特命 全権 大使 や 特命 全権 公使 が 接受 国 の 元首 に対して 派遣 さ れる の に対して 、 代理 公使 は 接受 国 の 外相 に対して 派遣 さ れる こと が 規定 さ れ て いる 。 したがって 、 代理 公使 の 場合 は 、 接受 国 の 元首 で は なく 、 接受 国 の 外相 に対して 信任 状 を 提出 する 。 日本 において も 、 代理 公使 の 信任 状 は 外務 大臣 が 受け取る こと に なっ て いる 。  宮内庁  警視庁除 斥 （ じょせ き ） と は 、 一定 の 要件 を 有し 手続 の 公正 さ を 失わ せる 恐れ の ある 者 を 、 その 手続 における 職務 執行 から 当然 に 排除 する こと を いう 。 また 、 除 斥 の 対象 と なる 事由 の こと を 、 除 斥原因 と いう 。  裁判 における 裁判官 の 除 斥 が 典型 的 な 除 斥 の 例 で ある 。  裁判官 以外 に も 、 裁判所 書記官 、 公証 人 、 執行官 、 審査 官 、 審判官 、 検察 審査 員 など について も 除 斥 が 規定 さ れ て いる 。 また 、 地方 公共 団体 の 議会 における 議長 や 議員 に も 除 斥 が 定め られ て いる 。 手続 の 公正 を 図る ため に 一定 の 者 が 職務 から 排除 さ れる 類似 の 制度 として 、 忌避 と 回避 が ある 。  なお 、 除 斥期間 は 、 法律 関係 を 速やか に 確定 さ せる ため 、 一定 期間 の 経過 によって 権利 を 消滅 さ せる 制度 で 、 本 項 と は 意味 が 異なっ て いる 。  刑事 訴訟 法 第 20 条 は 、 以下 の 場合 に 裁判官 が 除 斥 さ れる と 規定 し て いる 。  民事 訴訟 法 第 23 条 は 、 以下 の 場合 に 裁判官 が 除 斥 さ れる と 規定 し て いる 。鉄 の トライアングル （ てつ の トライアングル ） と は 、 政策 形成 過程 における 政官 財 （ 政官 業 。 政界 、 官界 、 財界 の 3 業界 ） の 癒着 構造 を 示す 語 。 鉄 の 三角形 、 鉄 の 三角 同盟 と も 呼ば れる 。  政官 財 が 以下 の 行動 を 取る こと により 、 国益 ・ 国民 益 より 省益 ・ 企業 益 が 優先 さ れる 。  日本 で は 政官 財 だ が 、 南アフリカ で は 政 労資 ( 財 ) が 鉄 の トライアングル を 形成 し て いる 。 党議 拘束 の 弱い アメリカ で は 、 軍 や 政策 形成 に 利害 を 持つ 圧力 団体 が 個々 の 議員 を 支援 する 事 で 鉄 の トライアングル の 一翼 を 担っ て いる 。自主 管理 （ じし ゅかんり ） と は 、 作業 の 進捗 や 建造 物 を 、 当事者 が 自主 的 に 管理 する こと 。  歴史 政治 学 的 の 分野 において は 、 企業 など の 経営 を 資本 家 に 代わっ て 労働 者 が 行う 場合 を 意味 する こと が 多い （ 労働 者 自主 管理 と も いう ） 。 ユーゴスラビア で は 国家 制度 （ 自主 管理 社会 主義 ） と さ れ て い た が 、 ポーランド で は 1980 年代 に 共産党 独裁 体制 へ の 抗議 運動 として 自主 管理 労組 「 連帯 」 の 活動 が 行わ れ 、 旧 東欧 圏 崩壊 の きっかけ と なっ た 。 労働 組合 や 経営 団体 が 利害 調整 の ため に 協議 機関 など を 設け て 政策 立案 ・ 運営 に当たる 場合 は コーポラティズム と 呼ば れ 、 イタリア ・ ファシズム の 協同体 国家 や ヴァイ マル 憲法 の 経済 議会 など に 原型 が ある と する 説 も ある 。 第 二 次 世界 大戦 後 は 労資 の 組織 を 政策 決定 に 参加 さ せる 形態 として 広く 採用 さ れ 、 ネオ・コーポラティズム と 呼ば れる 。 社会 民主 主義 諸国 （ 北 ヨーロッパ や オーストリア ） など に は 一般 的 に 見 られる 。 自主 管理 の 場合 、 労働 者 による 国家 権力 の 掌握 が 見 られる 点 で 相違 が ある 。  その ほか の 例 として は 、 マンション の 住民 が 住民 組合 で その 管理 を 行う こと や 、 大学 紛争 の 際 に 校舎 を 学生 自治 会 が 占拠 する こと など が 挙げ られる 。民間 大使 （ みん かん た いし ） は 都道府県 ないし 市町村 など の 地方 公共 団体 や 国際 団体 、 文化 団体 、 ボランティア 1 団体 など が 民間 で の 国際 交流 を 深める ため 、 留学生 ないし 一般 市民 と その 子女 より 選出 し た 者 に 委嘱 する 職名 、 あるいは 称号 の こと を いう 。 また 、 個人 として 国際 親善 に 寄与 する 活動 を し て いる 者 が 自称 、 あるいは 他称 により 民間 大使 と 称さ せる こと が ある 。  民間 大使 の 名称 は 、 様々 な 設置 主体 により 定め られ て おり 、 外国 人 留学生 に対して 帰国 後 の 国際 親善 を 託する 目的 で 委嘱 さ れ 、 在外 研究 の 支援 を する こと や 、 国際 交流 行事 へ の 出席 さ せる など を 目的 として 設置 さ れ て いる 場合 、 または 特定 の 地域 ・ 団体 が 国内 の 民間 人 または その 子女 に対して 、 民間 レベル で の 国際 交流 を 深める ため 、 留学 ないし 長期 ホームステイ を 委嘱 する こと を 目的 として 、 設置 さ れ て いる 場合 など が ある 。  アマチュア 無線 家 は 、 短波 で 世界中 の アマチュア 無線 家 と 無線 交信 する 機会 が 多い こと から 、 無線 創 生 期 から 『 民間 大使 』 と 言わ れ て いる 。  特に 沖縄 県 や 愛知 県 名古屋 市 で は 、 行政 が 市民 ないし 学生 に対し 、 国際 交流 を 委嘱 し て いる 事例 が 見 られ 、 諸 外国 と の 学術 ・ 文化 ・ 経済 など 多様 な 面 で 交流 が 図ら れ て いる 。 特に 名古屋 国際 センター で は 、 これ まで ガーナ 人 の 大学院生 や ウクライナ 人 の 留学生 を 「 なごや 民間 大使 」 に 起用 。 名古屋 を 中心 に 母国 の 紹介 や 国際 交流 を 行っ て いる 。 2009 年 に は 1985 年 に 「 なごや 民間 大使 」 を 務め た ガーナ 人 の 農学 博士 チャールズ ・ ポン・イエボア が 帰国 後 国会 議員 と なり 、 駐 日本国 ガーナ 特命 全権 大使 として 日本 に 赴任 。 名古屋 市 の 副 市長 を 表敬 し て いる 。儀典 長 （ ぎてんちょう ） と は 、 一 国 の 政府 、 地方 公共 団体 等 の 公的 団体 において 、 要人 の 往来 に際し 公式 行事 の 準備 を 所管 する 部局 の 長 （ 又は 専門 官 ） で あり 、 また 場合 によって は 自ら 要人 を 接伴 する 役職 。  儀典 を 所管 する 部局 は 、 通常 、 一 国 の 外交 担当 官庁 （ 外務省 ） に 設置 さ れ 、 その 長 （ 又は 専門 官 ） たる 儀典 長 は 局長 級 以上 の 幹部 職員 が 務める （ 大使 等 の 称号 を 持つ 場合 も ある ） 。  この 他 、 儀典 を 所管 する 部局 は 、 自国 が 接受 する 外交 使節 団 に 属する 外交 官 の リスト （ 外交 団 リスト ） を 作成 し たり 、 自国 が 接受 する 外交 官 に 交付 する 身分 証明 書 の 発行 業務 を 担当 する 場合 が 多い 。  日本 の 外務省 の 役職 の 一つ として 大臣 官房 に 置か れる 。 命 を 受け て 、 儀典 その他 の 外交 上 の 儀礼 に関する 事務 を 総括 整理 する 局長 級 の 総括 整理 職 で ある 。 同時に 大使 の 名称 を 付与 さ れる （ ただし 、 これ は 正式 の 特命 全権 大使 で は なく いわゆる 名称 大使 で ある ） 。  儀典 長 を 補佐 する 組織 として 大臣 官房 儀典 官 室 が あり 、 儀典 総括 官 （ 室長 相当 ） 、 儀典 調整 官 、 儀典 官 （ 企画 官 相当 ） 、 首席 事務 官 以下 、 スタッフ が 配属 さ れ て いる 。  都市 外交 に関する 事務 につき 知事 を 補佐 する ため 、 東京 都 に 置か れる 。 東京 都 の 組織 構成 において は 知事 本局 に 設け られ て いる 局長 級 ポスト で 、 歴代 、 外務省 から の 出向 者 が 充て られる 。 儀典 長 を 補佐 する ため 、 知事 本局 秘書 部 に 外務 課 が 置か れ て いる 。  石原 慎太郎 都知事 は 、 2003 年 （ 平成 15 年 ） 8 月 1 日 付け で 、 従前 の 外務 長 を 儀典 長 に 改め た 。 外務 長 は 以前 は 東京 都 生活 文化 局 に 置か れ て い た が 、 2001 年 （ 平成 13 年 ） 4 月 1 日 の 組織 改正 で 政策 報道 室 を 改組 し て 知事 本部 を 設置 し た 際 に 生活 文化 局 から 移管 し た 。 なお その後 、 知事 本部 は 2004 年 4 月 1 日 に 知事 本局 へ と 改組 さ れ た 。  舛添 要一 都知事 は 2014 年 （ 平成 26 年 ） 7 月 16 日 付け で 、 知事 本局 及び 儀典 長 を 廃止 し 、 新設 し た 東京 都 政策 企画 局 に 外務 長 を 設置 し た 。北 北 問題 （ ほくほく もん だ い ） と は 、 1990 年代 以降 顕著 に なっ た 、 先進 国 と さ れる 国 の 間 で の 経済 格差 の 問題 。  もともと 南北 問題 と は 、 北半球 に 集中 する 先進 国 と 南半球 に 多い 開発 途上 国 の 間 における 経済 格差 の 問題 を 指し て 使わ れ て い た 言葉 で ある 。 しかし 1990 年代 以降 、 先進 国 の 経済 状況 も 次第に 分化 し 、 従来 裕福 と 言わ れ て き た 北半球 の 国々 の 間 で も 経済 格差 が 生まれ た こと から 、 こう 呼ば れ 、 おもに 先進 諸国 間 の 問題 として 扱わ れる よう に なっ た 。  1980 年代 、 アメリカ は 経済 の グローバル 化 を 推し進め 、 EC （ 現 EU ） 諸国 と 協調 し 、 日本 に 市場 開放 を 迫っ た 。 すでに アメリカ は OAS 、 NAFTA など の 協定 により 自由 貿易 を 推進 さ せ て おり 、 ヨーロッパ 諸国 も EEC 、 EFTA という 経済 連合 を 実現 し て い た 。 これ に 加え て ソ連 の 崩壊 により 冷戦 が 一応 の 収束 を 見せる と 、 グローバル 経済 は いっそう の 拡大 を 見せる こと に なっ た 。  しかし 、 世界 的 な 商業 の 連携 、 いわゆる 世界 の 一体化 により 同じ 北半球 の 先進 国 で あっ て も 経済 格差 が 生まれる こと と なっ た 。 ソ連 崩壊 により ロシア で は 深刻 な インフレーション が 発生 、 ドイツ で は 東西 統一 による 経済 混乱 により 、 経済 は 低迷 し た 。 日本 において も バブル 崩壊 による 経済 の 低迷 が 深刻 化 し た 。 ただし 、 こうした 先進 国 の 経済 状況 は 比較 し て も 上位 が 入れ替わっ て いる だけ で あり 、 国 の 格差 が 拡大 し て いる と 読み取れる か どう か は 難しい 。 21 世紀 に 入っ て から の 目覚ましい 変化 は 中国 と インド の 躍進 で ある （ 国 の 国内 総 生産 順 リスト 、 国 の 国内 総 生産 順 リスト   ( 2002 年 ) 参照 ） 。  21 世紀 に なっ て 経済 の グローバル 化 が ますます 進む と し た 場合 、 こうした 先進 国 の 中 で も ごく 一部 の 国 、 もしくは 多 国籍 企業 のみ が 利潤 を 独占 する の で は ない か という 危惧 から 、 北 北 問題 という 概念 が 生まれ て いる 。 ただ 、 この 言葉 は まだ 歴史 が 新しく 今後 定義 や 解釈 が 変化 する 可能 性 を 秘め て いる 。 例えば 北半球 という 括り で 言え ば ボスニア・ヘルツェゴビナ や クロアチア 、 ウクライナ など の 古い 国家 体制 から 独立 し た ばかり の 国 と 先進 国 と の 経済 格差 、 と も 取れる から で ある 。 どちら か と 言え ば 反 グローバル 化 を 唱える 人々 によって 用い られる 用語 と 言える 。