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#哲学
コンテンツ シリーズ 特集・コラム
該当数:21件
コラム
2026/02/20
だいふくちゃん通信
「ルソーさん、あなたは何を言いたいの?」【思想家たちの矛盾】(「政治思想史と現代社会」宇野重規先生)
「あれ、あの人さっきと言ってること違うじゃん!」そんなふうに思うことはありませんか?もし有名な思想家たちがそんな矛盾のある発言をしていたら…ちょっと困りますよね。 今回ご紹介するのは、2015年度開講の学術俯瞰講義(クールヘッド・ウォームハート-みえない社会をみるために)から、第12回「政治思想史と現代社会」。講師は政治思想史を専門とする宇野重規先生です。 マキアヴェリ問題 さっそくですがこのマキアヴェリ…
コラム
2025/08/14
だいふくちゃん通信
嗜好品がない世界はどうなる?(「享受の快--カントと嗜好品」國分 功一郎先生)
「楽しいとは何か?」 そう問われたとき、私たちは意外と答えに詰まります。自分が何をしているときに楽しいのか、どのような条件を満たすと「楽しい」と感じるのか、実は明確には分かっていないのかもしれません。 哲学の世界では、一般に「美しい」の方が「楽しい」よりも高尚なものとされてきました。そのため、「美しい」に関する議論は数多く存在しますが、「楽しい」についての哲学的議論は多くありません。楽しみそのもの…
コラム
2025/06/09
だいふくちゃん通信
【マイケル・サンデルと自由主義】これからの「正義」と「善」の話をしよう(「法と道徳:同性愛を題材として」児玉聡先生)
みなさんは、マイケル・サンデルという名前を聞いたことがありますか? 『これからの「正義」の話をしよう: いまを生き延びるための哲学』(鬼澤忍訳、早川書房、2011年。原著2010年)という著書や、『ハーバード白熱教室』『マイケル・サンデルの白熱教室』といったテレビ番組をご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。サンデルは、ロールズらのリベラリズムを批判した政治哲学者として知られています。 そもそも…
コラム
2024/11/21
だいふくちゃん通信
私たちの生とは…生は支配の対象でも目的でもなく、ともに展開(flourishing)すること
本記事で紹介する講義は、東洋文化研究所の所長で中国哲学がご専門の中島隆博先生の「花する空気」という講義です。こちらの講義は、2023年度の学術フロンティア講義「空気はいかに価値化されるべきか」というシリーズの第2回目の講義として行われました。当シリーズは、“空気“をテーマにゲスト講師陣が様々な切り口から講義を行っています。中島先生によるこちらの講義、「花する空気」とは一体どういう意味なのでしょうか。本記…
コラム
2024/11/13
だいふくちゃん通信
仏教における「偶然」とその思想
「そんなことをしたら、バチが当たるよ!」……皆さんは子どもの頃、こんな言葉を大人から言われたことはないでしょうか。これはいわゆる「因果応報」という考え方とも言えますが、「因果」とは仏教で使われる用語であり、人は行いの善悪に応じて報いを受けるということを表した言葉です。では、仏教において、果たして「偶然」いいことがあった、または悪いことがあった、という概念はあり得るのでしょうか?本講義では、仏教学者…
コラム
2024/02/06
ぴぴりのイチ推し!
これから哲学を学ぶ人へ【ギリシア哲学のイントロダクション】
「哲学」に関心があるけど、なにから始めたらよいか分からない… そんな人は、まず「ギリシア哲学」に触れてみるよう、勧められることが多いかもしれません。 しかし、ギリシア哲学といえば、プラトンやアリストテレスなど、登場するのは何千年も前の思想家ばかり。あまりに時代を遡っているため、そこから学べることなどもうないような気さえしてしまいます。 一体どうして、それほどギリシアの哲学を知る必要があるのでしょうか…
コラム
2023/11/08
だいふくちゃん通信
【「人間中心主義」から逃れられない環境倫理】中国思想から考える
「自然環境を守るために、森林伐採を防ごう」 「動物が苦しまないように、過度な食肉を戒めよう」 SDGsが国連で採択されるなど、近年ますます関心が高まっている環境問題。  このように環境問題が注目されるようになった理由の一つは、温暖化などの地球環境の変化にあります。 しかし一方で、「人間中心主義」からの脱却を目指すようになったという、私たちの意識の変化も重要です。 人間中心主義とはすなわち、自然を人間の…
コラム
2023/10/26
だいふくちゃん通信
 【新しい世界秩序を考える】「中国」はどこにあるのか
戦争、紛争、格差、貧困、差別…… 私たちが生きるこの世界には、人間社会の誕生以来続く問題が、今もなお繰り返されています。 イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルは、次のような有名な言葉を残しています。 民主主義は最悪の政治形態だといえる。ただし、これまでの民主主義以外のあらゆる政治形態を除いて。 この言葉は、民主主義の有用性を主張するために用いられてきましたが、一方で現代の政治にまだ多くの問題が残っ…
コラム
2023/07/06
だいふくちゃん通信
ソクラテスの生と死について考える【私たちはどのようにより善く生きることができるのか】
ソクラテスといえば、対話を通して真理を探究しようとする問答法で有名なギリシアの哲学者です。 そんなソクラテスですが、ある日突然アテネの市民を堕落させたという罪で死刑になってしまいます。哲学のモデルだと言われるソクラテスはなぜ死を迫られたのでしょうか。彼の生き方に迫る授業を紹介します。 今回講義を担当するのは、西洋古代哲学を専門とする、東京大学哲学研究室の納富信留先生です。 UTokyo Online Education&nb…
コラム
2023/03/08
だいふくちゃん通信
【「共生」は本当にいいことなのか?】個人のリズムで生きる共同体を考える
さまざまな場面で人の多様性が認められるようになった現在、その多様な人たちと共に生きていくことの意義が、広く共有されるようになってきました。 一方で、「共生」という概念が、価値あるものとして、無批判に称揚されている場面もあります。 特に深くその内実を省みることのないまま、「人と共に生きていくことは素晴らしい」というような言説が声高に叫ばれているのです。 しかし本来、「共生」とは、手放しでその価値を認め…
コラム
2023/03/01
だいふくちゃん通信
【私は私であるかぎりで、殺人者である】レヴィナスの倫理を学ぶ
できるだけ、人に迷惑をかけたくない。 日々を生きるなかで、そのように考えている人は、少なからずいるのではないでしょうか? たしかに、自分勝手に振る舞って、他人から不快に思われたくないと感じるのは、自然なことだと思います。 しかしもし、私たちが「エゴイスト」であることを原理的に避けられないとしたら、どうでしょうか? どれだけ粛々と生きていたとしても、他者から簒奪することが免れ得ないとしたら?20世紀の哲…
コラム
2023/01/25
だいふくちゃん通信
[学問は悪とたたかうためにある?]「文」から考える大学の役割
私たち大学生は日々大学に通い、さまざまな授業に出席して、「学問」をしています。しかし課題に追われる毎日の中で、学問とは何なのか、私たちは何のために学問をしているのか、見失う事はないでしょうか。 今回は、学問をすることの意味をより大きな文脈で提示してくれる講義をご紹介します。示される結論は、大学は学問を通じて「悪とたたかう」ための場だということ。学問が戦いだなんてすぐにはピンときませんが、どういうこ…
コラム
2022/12/21
だいふくちゃん通信
ミシェル・フーコーの歴史観【哲学の「思いあがり」を捨て去るために】
現代思想を代表する哲学者、ミシェル・フーコー(1926-1984)。権力や知識の関係を論じたフーコーの著作群は、いまもなお強い影響力をもっています。 そんなフーコーは、しかし、自らを哲学者ではなく、むしろ「歴史家」だとしました。 フーコーの主たる業績は、「哲学」というべきものであったにもかかわらず、どうして「歴史」という呼称にこだわったのでしょうか? 今回は、主著のひとつである『言葉と物』を通して、フーコー…
コラム
2022/05/25
だいふくちゃん通信
20世紀最大の哲学者、ハイデガーについて知りたい方へ【「存在」とは何か】
20世紀最大の哲学者と称されることも多いハイデガー。 しかし、その思想は極めて難解だと言われており、ハイデガーの主著である『存在と時間』は、一筋縄では理解できません。 「ハイデガーが提示した哲学的問題に触れてみたい!でもいきなり本を読むのはハードルが高い!」 今回は、そんなあなたにピッタリな講義動画を紹介します。 ハイデガーは一体何を問題にしようとしていたのか? 人間と世界の関係とは? 他者とはどのよう…
コラム
2022/05/19
だいふくちゃん通信
【自然と音楽は繋がっている?!】音楽を通してコミュニケーションを考える
皆さん、音楽は好きですか?音楽は私たちの生活の中にたくさん存在しています。移動時間に音楽を聴いている人もいるでしょうし、友達とカラオケに行くのが好きな人もいるでしょう。 では、「音のない音楽」は存在すると思いますか? そんなのないよ、と笑う人もいるかもしれませんが、音を出さない指揮者は「音楽家」ですし、差音や倍音と呼ばれる「聞こえない音」もありますよね。 一体音楽とは何なのか、だんだん自信がなくなっ…
コラム
2022/03/03
だいふくちゃん通信
哲学が戦争を支えてしまった歴史を知っていますか?【京都学派の田辺元と九鬼周造の思想を知る】
みなさん、哲学が理念的に戦争を支えてしまった歴史について、ご存知ですか? 「抽象的な議論を展開している哲学は、世の中を変える役には立たない」と考えている人にとって、これは驚くべき事実かもしれません。 しかし、歴史を振り返ってみると、良くも悪くも哲学は強く現実に影響を与えてきました。 今回は、太平洋戦争の遂行に寄与したと考えられている哲学者の田辺元と、田辺と同時代に同じ場所で活躍したにもかかわらず、田…
コラム
2022/02/24
だいふくちゃん通信
【成功も失敗も存在しない世界】哲学者スピノザとともに、偶然性概念を消去してみよう
「まさに偶然の出会い……!」 恋愛ドラマや恋愛小説などでも定番のこのセリフ。 さまざまな可能性の中から「偶然」巡り会ったと考えるからこそ、私たちはその出会いに感動し、幸せを感じるわけです。 でももし、その「偶然性」が存在しなかったとしたら。 つまり、全ての物事が必然的に起こっているとしたら。 少し恐ろしい世界のように思えるかもしれません。 しかし17世紀の哲学者、スピノザは、まさにこの偶然性という概念を否…
コラム
2022/02/10
だいふくちゃん通信
【哲学に自然科学の知見を取り入れる】「意味する」とはどのような自然現象なのか?
みなさんは「哲学」に対してどのような印象を持っていますか? きっと、「哲学は『ザ・人文科学』である」と考えている方も多いでしょう。 しかしそんな哲学に、自然科学の知見を積極的に取り入れようとする動きがあることはご存知ですか?「人類の抱える問題は、文系用と理系用に分かれていない」という考えのもと、科学の知見を生かして哲学を行う戸田山先生と一緒に、「意味する」とはどういうことなのかについて考える講義を…
コラム
2022/01/28
だいふくちゃん通信
【「まずはカントを読め」から脱する哲学の最前線】世界の哲学思想を普遍化する「世界哲学史」という取り組みを学ぶ
みなさんは哲学者と聞いて誰を思い浮かべますか? デカルト?カント?ヘーゲル?ニーチェ?サルトル?フーコー? 色々な名前が挙げられますが、どれも西洋の人物です。一番に日本の哲学者を思い浮かべた人は、ほとんどいないのではないでしょうか。 日本の哲学だけでなく、中国思想やインド思想もまた、「哲学史」の本流からは区別されます。 しかし、私たちのあり方を根本から捉え直す哲学という営みにおいて、そのような偏りが…
コラム
2021/12/17
だいふくちゃん通信
【学問がフェイクニュースを正当化する⁉︎】フランス現代思想から考える「真実」とは何かという問題
米国大統領選のフェイクニュース、新型コロナウイルスの陰謀論…… インターネットの発達もあり、このような「真実」を軽視するような言説を目にすることが増えてきました。 今回は、そんな私たちの日常生活とも深く関わっている言説について考えるための講義を紹介します。 30年後の世界へ―学問とその“悪”について(学術フロンティア講義) 東アジア藝文書院(East Asian Academy for New Liberal Arts, 以下EAA)は、「東アジアから…
コラム
2021/12/10
だいふくちゃん通信
「善」を求める正義感が「悪」に転じうるのはどうして?【「善」と「悪」のパラドックスとは】
「自分は正しい、正義だ」という思い込みが危険だという実感、ありませんか? SNSなどでは正義感から誹謗中傷を行う人などを見かけることもよくあり、「善」がいかに簡単に「悪」になりうるか感じることも多いと思います。 善が実は悪であること、悪が実は善であること、善と悪は同じであること。 一見、禅問答のようにも思えるテーゼですが、この「悪をめぐる三つのパラドックス」から、30年後の未来をどう生きるかということに…
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