文化資源、文化遺産、世界遺産 (学術俯瞰講義)
第12回
アンデス文明研究の成果と課題 ②博物館をめぐって
南米大陸の古代文明「アンデス文明」の研究は、日本では1950年代に東京大学が着手し、裾野を広げながら今も展開されている。ペルーではとくに神殿遺跡の調査を通じて、文明の形成過程の特徴を明らかにしてきた。研究成果とともに調査の歩みを振り返り、地域社会の象徴・開発の障害・観光資源・盗掘の対象など多様な側面を持つ遺跡と、保管・情報発信・交流の場である博物館を切り口として、文化遺産をめぐる諸課題を示す。