クールヘッド・ウォームハート-みえない社会をみるために(学術俯瞰講義)
コンテンツ一覧
第1回 みえない社会をみるために
この講義の目的と受講者に期待する内容について説明します。その上で、「みえない社会をみる」ための実践例として、東京大学社会科学研究所が2005年から取り組んできた「希望学」について解説します。
第2回 桜花の時空-東アジアの花の環
日本の文化の象徴とされてきた桜の花。その花も今は、東アジア特有の起源論の渦に巻き込まれています。正史の空間の強烈な磁界のなかで、どうすれば複数性と多元性を保ちながら、固有な何かを見出していけるのでしょうか。論理と心情の冒険です。
第3回 障害者の包摂と排除-学校教育の裏面史
1979年の養護学校義務化に対する反対闘争についての記録映画「養護学校はあかんねん!」を手がかりとし、障害者の包摂と排除という観点から学校教育の果たしてきた役割について検証します。
第4回 粉飾決算の原因を探る-「社会のきまりごと」の多面性
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒不正は絶対に「悪い」もの?会計の世界から見る「決まり事」のあり方(だいふくちゃん通信)
第5回 社会的想像力のススメ-見えないことと見ようとしないこと
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒人口構造から考える社会のみかた(だいふくちゃん通信)
第6回 栄養の循環と社会
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒【農業の環境負荷とのジレンマ】人口爆発に対応する食糧の増産方法とは(だいふくちゃん通信)
第7回 経済社会とリスクテイク
経済活動のプレイヤーは、日々リスクに向き合い、見えない将来に対してどうリスクを取るべきか判断を迫られます。金融市場や企業などのリスクテイク行動を経済学ではどう分析するのかを紹介し、グローバル経済でのリスクとの向き合い方について考えます。
第8回 日本経済と労働市場
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒日本的雇用慣行の今までとこれから ~雇用のあり方を考える~(だいふくちゃん通信)
第9回 国際社会における平和-その条件について考える
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒平和の問題は信頼の問題?国際社会における平和実現の鍵は、武力ではなく、約束の説得力に基づく互いへの信頼にあるのかもしれません。【国際社会における平和について国際関係論の視点から考える】(だいふくちゃん通信)
第10回 無利益と不合理の隙間を-鳥羽渓谷の希望
目に見える利益がないのに、福井県若狭町の大鳥羽および周囲の集落が行政負担を分担してきたのはなぜでしょうか。今後、この分担が不合理な水準に達しないためにはどうすればよいのでしょうか。
第11回 二つの想像力-原子力発電所の是非をめぐって
原子力発電所からの卒業のためには、目前の経済的便益や電力需要を超えた想像力が必要といわれています。発電所がない場所に誘致する行為にも、別の強力な想像力が必要でした。二つの想像力の特徴を考えます。
第12回 政治思想史と現代社会
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒「ルソーさん、あなたは何を言いたいの?」【思想家たちの矛盾】(「政治思想史と現代社会」宇野重規先生)(だいふくちゃん通信)
第13回 講義のまとめ-「みえる」と「みえない」のあいだで
これまでの12回の講義を振り返り、どのようにすれば見えにくい社会の問題に気づき、そして解決の糸口を求めることができるのかを、受講者との議論を通じて考えてみたいと思います。