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特集・コラム一覧

東大生がおすすめのの講義を選んで紹介する「東大生のイチ推し!」や、一つのテーマから視点を拡げる特集など。
知との出会いから探究へ。学びを拡げ、深めるヒントがここに。
コラム
2025/11/28
ぴぴりのイチ推し!
宇宙の始まりと終わり(「宇宙論最前線:宇宙の誕生と進化」佐々木節先生)
「宇宙はビッグバンから始まった。」 こんな言葉を聞いたことがある方は多いのではないのでしょうか? 現在の宇宙は、夜空いっぱいに広がる星々を包み込むほど広く大きいものですが、ずっとずっと昔に遡っていくと小さな小さな熱い火の玉だった。それがビッグバンであると。 「ふむふむ、宇宙の始まりは小さくて熱々だったんだな」と納得してしまったそこのあなた!一つ質問があります。 「そもそもなぜ宇宙はビッグバンから始ま…
コラム
2025/11/20
ぴぴりのイチ推し!
花はどう咲くのか(2023年度 高校生と大学生のための金曜特別講座「季節に応じて植物が花を咲かせるしくみ」阿部 光知先生)
春になるとお花見に出かけたり、道端に咲く草花にふと目を向けたり…。花は私たちの日常生活の中でごく当たり前の存在ですが、「そもそも、なぜ植物は花を咲かせるのか?」「どのような仕組みで花が咲くのか?」とあらためて問われると、はっきり説明できる人は少ないのではないでしょうか。 今回ご紹介するのは、2023年度「高校生と大学生のための金曜特別講座」から、「季節に応じて植物が花を咲かせるしくみ」。本講義では生物…
コラム
2025/11/14
だいふくちゃん通信
【藻が地球を救う!?】藻と人間の惑星倫理(「藻と人間:惑星サルベージとテラフォーミングの倫理」福永真弓先生)
皆さんは「サステナビリティ」という言葉をどのような意味で使っていますか? 地球にやさしく持続可能な未来——そのようなイメージを持って使っているのではないでしょうか。 しかし、「サステナビリティ」はそのように簡単に定義できる言葉なのでしょうか? そもそも、私たちはサステナビリティという言葉を使って、何を持続させようとしているのでしょうか?地球を持続させたいのだとしたら、その地球とは具体的にどのような地球…
コラム
2025/10/28
だいふくちゃん通信
「死者」とのつながりをどう考えるか(「未来を拓く死者の「記憶」―生死のつながりの視点から―」池澤 優先生)
人は死者とどのようにつながっているのか。そのつながりから、私たちは何を見出すことができるのか。宗教学を専門とし、近年は「死生学」の研究に深く携わる池澤優先生は、講義の冒頭でこのような問いを提示します。 今回ご紹介するのは、2019年度開講の朝日講座『「つながり」から読み解く人と世界』より、『未来を拓く死者の「記憶」―生死のつながりの視点から―』という講義です。 ここで言う「死者」とは、宗教的な意味での霊…
コラム
2025/10/21
ぴぴりのイチ推し!
「女形」の歴史を紐解く(「歌舞伎––女形の成熟」古井戸秀夫先生)
今年5月に公開され、大ヒットとなっている映画『国宝』。俳優の吉沢亮・横浜流星演じる歌舞伎役者の生涯を描いたもので、『藤娘』『鷺娘』『京鹿子娘道成寺』といった、女形を代表する演目が大きな見どころです。では、歌舞伎における女形はどのようにして誕生し、現代に至るまで成熟してきたのでしょうか。ここでは、人文社会系研究科の古井戸秀夫先生とともに、歌舞伎の歴史と成熟の過程を追いかけてみたいと思います。 歌舞伎…
コラム
2025/10/03
ぴぴりのイチ推し!
自然界に潜むだましの戦略(「動物のだまし」長谷川寿一先生)
私たち人間を含む生き物は、生き延びるため、そして子孫を残すために、さまざまな工夫を凝らしてきました。その中で特に興味深いのが「だまし」の行動です。だましと聞くと少しずるいイメージを抱くかもしれませんが、自然界では非常に多様で洗練された「だまし」が見られます。 今回ご紹介するのは、2011年度東京大学公開講座「だます」より、長谷川寿一先生の「動物のだまし」です。カモフラージュや擬態、偽傷、偽死、托卵など…
コラム
2025/09/22
だいふくちゃん通信
私たちはAI時代をどう生きるか (「脳を変える教養、AIに変えさせない教養」酒井邦嘉先生)
今や私たちにとって身近なものとなった生成AI。ChatGPTのことを「チャッピー」と呼んで愛用しているという人も多いのではないのでしょうか。 わからないことがあったとき、文章を書きたいとき、誰かに相談したいことがあるとき、今では気軽にAIを利用することができます。早く解決策が知りたい、楽をしたい、理解や共感が欲しい、といった欲望を瞬時に満たしてくれるAIですが、AIを使って「効率化」することは良いことばかりなの…
コラム
2025/09/16
ぴぴりのイチ推し!
実は地球そっくりの惑星も見つかっている?(「第二の地球探しの現在と未来」成田 憲保先生)
みなさんは、宇宙人は存在すると思いますか? 「宇宙はこんなに広いんだから宇宙人はいるよ!」 「いや、でも宇宙人がいたらすでに地球を見つけて何らかの手段で連絡をとってきているだろう」 「いやいや、違うな。もうすでに地球は宇宙人の侵略を受けて乗っ取られているんだ…」 少々過激な意見も聞こえてきましたが(焦)、ともかく宇宙人がいるかどうか探してみないことには始まりませんよね。でも、どうやって探せばいいのでしょ…
コラム
2025/09/10
だいふくちゃん通信
小さくても侮ることなかれ!微生物の世界!(「人類に役立つ微生物たち――いろいろな境界線から微生物を語る――」大西康夫先生)
私たち日本人は、世界の中でも特に発酵食品に囲まれた食生活を送っています。納豆、日本酒、醤油、味噌... そんな「発酵」の鍵を握っているのが微生物です。でも、食べ物がカビたり腐ったりするのも微生物の仕業。 「微生物」とは一体どのような存在なのでしょうか。 今回は、そんな微生物をテーマとした講義「人類に役立つ微生物たち――いろいろな境界線から微生物を語る――」をご紹介します。講師は東大農学部の微生物学系研究室…
コラム
2025/09/04
だいふくちゃん通信
教養としての福祉を考える(「教養の力で変える未来:インクルーシブな社会の実現に向けて」細野 正人先生)
インクルージョンやダイバーシティを考える時、皆さんはどのような議論を思い浮かべるでしょうか?もちろんどのようなテーマも重要なものですが、実は精神障害について語られる機会はまだ多くありません。 今回ご紹介するのは、「学術フロンティア講義(30年後の世界へーー変わる教養、変える教養)第4回 教養の力で変える未来:インクルーシブな社会の実現に向けて」です。 本講義では2つの事例を精神保健福祉の観点から振り返…
コラム
2025/08/27
ぴぴりのイチ推し!
古代ゲノム研究が変えた“人類史”(「古代ゲノム研究から学ぶ人類の過去と未来:我々はどこから来てどこへ進むのか?」太田博樹先生)
そもそも古代ゲノム研究とは何でしょうか? 2022年ノーベル生理学医学賞の受賞者に、スヴァンテ・ペーボ博士という人がいます。受賞にあたり評価されたのは、「古代ゲノム学の創設」「ネアンデルタール人の全ゲノム配列決定」「デニソワ人の発見」という実績です。 ここで注目したいのは、デニソワ人の発見。 ロシア領のアルタイル山脈にあるデニソワ洞窟から見つかった人類の歯と骨からDNAを抽出してゲノムを解読し、ネアンデル…
コラム
2025/08/20
ぴぴりのイチ推し!
【東大の99%は森林!?】東大の演習林と、日本の森林の今と未来(「データで見る日本の森林の実態と未来可能性」蔵治 光一郎先生)
いきなりですが問題です。東京大学の敷地面積の99%は○○なのですが、○○に入るのは何でしょうか? タイトルから分かってしまいますよね、すみません。 そう、東京大学の敷地面積の99%は森林なのです。これは、東京大学が「演習林」というものを所有しているからです。 今回は、そんな東京大学の演習林の重要性も分かる、日本の森林の現状と未来がテーマの講義「データで見る日本の森林の実態と未来可能性」をご紹介します。お話しさ…
コラム
2025/08/14
だいふくちゃん通信
嗜好品がない世界はどうなる?(「享受の快--カントと嗜好品」國分 功一郎先生)
「楽しいとは何か?」 そう問われたとき、私たちは意外と答えに詰まります。自分が何をしているときに楽しいのか、どのような条件を満たすと「楽しい」と感じるのか、実は明確には分かっていないのかもしれません。 哲学の世界では、一般に「美しい」の方が「楽しい」よりも高尚なものとされてきました。そのため、「美しい」に関する議論は数多く存在しますが、「楽しい」についての哲学的議論は多くありません。楽しみそのもの…
コラム
2025/08/04
だいふくちゃん通信
「分解」から世界を捉え直す(『分解の哲学——「食べる惑星」の脱領域的研究』 藤原辰史先生)
皆さんは「分解」と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか?精密機器をバラバラにする作業や、生き物が土に還っていく過程を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし、分解とはそれだけではありません。 分解を多角的に捉えなおした藤原辰史先生の著作『分解の哲学』は、音楽、芸術など多様な分野から大きな反響を呼びました。 藤原先生は、これまでの学問では大量に「つくる」ことばかりに集中していて、「捨てる」「…
コラム
2025/07/16
ぴぴりのイチ推し!
文学が科学を発展させる?〜文学はロボットをどのように描いてきたか〜(「ロボットとSF:文学的想像力は科学に先行する」沼野充義先生)
「ロボット」と聞いたら、みなさんは何を思い浮かべますか?人間のように動いたり会話ができたりするもの、猫や犬のような形をしたもの、掃除をしてくれるもの、工場などでものづくりをしているもの。21世紀を生きる私たちの身の回りには、すでに様々なロボットが存在しています。 ではロボットがまだ存在していなかった時代の人々は、「ロボット」と聞いて何を思い浮かべたでしょうか? この講座は、「ロボット」をテーマに22名…
コラム
2025/07/10
ぴぴりのイチ推し!
なぜ生き物の群れはできるのか(「生き物の群れと微生物の泳ぎを物理の目線で見てみたら」西口 大貴先生)
みなさんは、「群れ」という言葉を聞いたとき、どんなものを想像しますか? サバンナのヌーの大群を想像した人も、空を飛んでいるカラスの群れを想像した人も、はたまた水族館のイワシの群れを想像した人もいるかと思います。 ところで、そもそもなぜ群れというのはできるのでしょうか? というのも、生き物たちは群れ全体を見渡すことはできません。それなのに、群れはバラバラにはならず全体としてよく統率のとれた動き方をしま…
コラム
2025/07/03
ぴぴりのイチ推し!
文系・理系の線引きはどうして生まれた?(「自然科学と人文社会科学の境界」隠岐 さや香先生)
「文系ですか?理系ですか?」 大学受験や進路選択のとき、一度は問われたことのあるこの問い。ですが、そもそも私たちが当たり前のように使っている「文系」「理系」という言葉、その区別はどのように生まれたのでしょうか? 今回ご紹介するのは、2022年秋に開催された東京大学公開講座「自然科学と人文社会科学の境界」です。科学技術史の専門家・隠岐さや香先生が、私たちが“文理”と呼んでいるものの背後にある歴史や思想、制…
コラム
2025/06/26
ぴぴりのイチ推し!
文学研究の扉を開く(「物語の形:聞こえるものと見えるもの」︎楯岡求美先生)
文学部でやっているのは、「生きるとは何か」を色々な方法で考えてみることだ、と楯岡求美先生は話します。 「100万回生きる」ことができない人間は、一つの眼差しで1回きりの人生を生きるしかありません。 そんな私たちに、他の人の眼差しや人生を体験させてくれるのが文学です。 しかし、文学は、日本語で書かれている作品であっても日本語話者だからといってすべてを理解できるわけではありません。 そして作家自身も、どれだ…
コラム
2025/06/18
ぴぴりのイチ推し!
オンライン時代に問う、建築空間の役割とは?(「ポストコロナ時代の建築・都市空間の役割」︎加藤耕一先生)
コロナ禍を経て、私たちの生活は大きくオンラインへとシフトしました。 オフィスに出社せず自宅で仕事をするテレワークだけでなく、大学の講義においてもオンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド開催が一般化。情報通信技術によって時間や場所に縛られない柔軟な参加が可能になっています。 では、そんな現代において、大学やオフィスに行くことにはどのような価値があるのでしょうか? 一般的には、「オンライン」か「…
コラム
2025/06/09
だいふくちゃん通信
【マイケル・サンデルと自由主義】これからの「正義」と「善」の話をしよう(「法と道徳:同性愛を題材として」児玉聡先生)
みなさんは、マイケル・サンデルという名前を聞いたことがありますか? 『これからの「正義」の話をしよう: いまを生き延びるための哲学』(鬼澤忍訳、早川書房、2011年。原著2010年)という著書や、『ハーバード白熱教室』『マイケル・サンデルの白熱教室』といったテレビ番組をご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。サンデルは、ロールズらのリベラリズムを批判した政治哲学者として知られています。 そもそも…
コラム
2025/06/05
だいふくちゃん通信
【「住む」とはどういうことか】社会のなかの住居と私(「退却の作法」祐成保志先生)
みなさんにとって、「家」とはどのような場所ですか? 睡眠のため、食事のため、、趣味のため・・・そこですることは千差万別です。また、進学や就職、共同生活の開始など、ライフステージに合わせて人は住む家を変えたり、新しく建てたりします。 私たちの生活にとって「家」は、なくてはならないもののように思えます。 しかし、もし自分ひとりで暮らしていたとしても、そこは完全な「ひとりだけの空間」というわけではありませ…
コラム
2025/05/29
だいふくちゃん通信
【パンデミック、マイノリティ、不平等】物語が果たす役割とは?(「パンデミックを銘記する」岩川 ありさ先生)
みなさんにとって、COVID-19によるパンデミックはどのような経験でしたか? そして、私たちが暮らす社会にとって、パンデミックはどのような経験だったのでしょうか。 薬が手に入らない。時としては福祉が行き届かなかったり、生命の序列がつけられたりする。 あるいは特定の国や人種と疫病が結びつけられ、差別の対象になる……。 このように、パンデミックは不均衡な世界を浮き彫りにしました。 本講義では、世界の不均衡を捉え、…
コラム
2025/05/22
だいふくちゃん通信
人は変化するーインドのスピリチュアリティから考える他者との付き合い方(「いま「東洋」と「近代」を考えて、未来に何をのぞめるだろう?」冨澤 かな先生)
”オリエンタル”という言葉は、あまり一般的に使用されなくなって久しいかと思いますが、みなさんはこの言葉についてどのようなイメージを持っていますか。従来は、美術における東洋趣味として「オリエンタリズム」という言葉が使用されていましたが、現在では違う意味で使用されていることの方が多いかと思います。「オリエンタリズム」という言葉は、アカデミズムの世界では一昔前にもてはやされた思想です。 1978年にパレスチナ…
コラム
2025/05/14
ぴぴりのイチ推し!
環境で性別が変わる?性別の境界線を超える魚たちの世界「オスとメスの境界を越える魚たち」大久保範聡先生
映画のキャラクターとしてもよく知られている「カクレクマノミ」。実は、オスからメスに性転換をする魚だということはご存知でしたか? カクレクマノミは、なんと2匹のオスが出会うと体の大きい方が必ずメスに性転換するというルールを持っています。 映画の物語では、お父さんと子どものクマノミが仲良く暮らしていますが、体の大きいお父さんクマノミがお母さんクマノミに性転換する、という流れが生物学的には正しいのです。 …
コラム
2025/05/08
だいふくちゃん通信
【木造建築の現代】時を超える木の温もり
はじめに 今回ご紹介する「歴史的建築工学-第6回歴史的木造建築技術と現代木造建築」(2020年度開講)では、木造建築技術の歴史と現代へのアプローチについて山田憲明先生が詳しく解説されています。 UTokyo Online Education 歴史的建築工学 2020 山田 憲明 私たちは、歴史的木造建築から何を学び、現代の建築へと活かすことができるのでしょうか。先人たちが紡いだ伝統技術と現代の建築技術が出会うことで生まれる新たな可能性を…