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特集・コラム一覧

一つのテーマのもと視点を拡げる特集や、現役東大生によるコラムなど。
知との出会いから探究へ。学びを拡げ、深めるヒントがここに。
コラム
2025/03/12
ぴぴりのイチ推し!
【ポスト福祉国家の教育とは】教育による「成熟」は可能か?(「福祉国家の変容と「成熟」:大人になることの難しい社会と教育」苅谷 剛彦先生)
教育とは、何のためにあるのでしょうか。より良い企業に就職して、より良い暮らしを手に入れるためでしょうか。それとも、社会で生きていくために必要な能力を養うためでしょうか。 私たちは、国の制度として義務教育を受けます。それにとどまらず、高等教育機関に進学し、さらなる教育を受ける人も多くなっています。 文部科学省の「大学等進学数に関するデータ」を参照すると、令和5年度の大学、短大、高専、専門学校を合わせた…
コラム
2025/03/04
だいふくちゃん通信
【農業再生に向けた取り組みから学ぶ】復興農学とレジリエンス(「レジリエンスと地域の復興」溝口 勝先生)
まもなく東日本大震災の発生から14年が経ちます。震災や原発事故による被災地域では、インフラの復旧などが進みましたが、被災者支援など「復興」に向けた取り組みは現在も行われています。 ところで、「復興」とは何でしょうか?復興に終わりはあるのでしょうか?今回はそんな復興について、溝口勝先生が、自身の取り組みや考えを語った学術フロンティア講義「レジリエンスと地域の復興」を紹介します。溝口先生は農学生命科学研…
コラム
2025/02/26
ぴぴりのイチ推し!
動物を殺すことは罪か?民俗学から考える(「民俗学から考える動物の恵みと供養」菅 豊先生)
これまでの人生で、生き物を殺したという経験はありますか?おそらく、確信を持って「私は殺したことはない」と言い切れる人は少ないのではないかと思います。もし言い切れたとしても、誰かの手によって殺された生き物を生活の中で消費する限り、私たちは、間接的とはいえ動物の殺しに関わっているといえます。「殺し」は私たちが生きていく上で避けることのできない行為なのです。 しかし、だからといってそうした「殺し」を仕方…
コラム
2025/02/05
公開事例
【特別インタビュー企画】東アジア藝文書院の石井剛先生に聞いてみた! -2- わたしたちの「コロナ禍」と「ポスト・コロナ」を振り返る
『UTokyo Open Course Ware』では、東京大学で開講された講義のスライド資料や動画を一般公開しており、日頃より多くの方からご視聴いただいています。 この度、2020〜2024年と連続して『学術フロンティア講義「30年後の世界へ」』シリーズを収録させてくださった東京大学東アジア藝文書院(ひがしあじあ-げいもんしょいん)の現院長、石井剛(いしいつよし)先生に、連携5年目を記念してインタビューいたしました。   石井…
コラム
2025/01/31
公開事例
【特別インタビュー企画】東アジア藝文書院の石井剛先生に聞いてみた! -1- めんどくさそうだと思っていたOCWを5年間楽しく続けている理由
『UTokyo Open Course Ware』では、東京大学で開講された講義のスライド資料や動画を一般公開しており、日頃より多くの方からご視聴いただいています。 わたしたちのウェブサイトは、講義の収録やデータ提供をご快諾くださる、多くの部局および先生方のご協力によって、成り立ってまいりました。 この度、2020〜2024年と連続して『学術フロンティア講義「30年後の世界へ」』シリーズを収録させてくださった東京大学東アジア藝文書…
コラム
2025/01/24
だいふくちゃん通信
【農業の環境負荷とのジレンマ】人口爆発に対応する食糧の増産方法とは
あなたは昨日何を食べましたか。その料理の中にはどんな野菜や穀物が使われていたでしょうか。そして、その野菜や穀物はどこでどのように地球環境に負荷を掛けながら育てられたのでしょうか。農業というと豊かな自然や緑をイメージする方も少なくないと思います。しかし、農業の環境負荷は大きく、あなたが食べたものも気候変動や水質汚染に関わっているかもしれません。多くの人にとって、食べ物は生産するものではなく、お金を…
コラム
2025/01/17
ぴぴりのイチ推し!
光合成人間をつくる!ー研究とその応用における倫理
みなさんは生命をデザインする、と聞くとどのように感じますか。 「科学技術を使い、人間にとって都合のよい新たな種の生命を創りだす」というと心理的抵抗を感じる方もいるかもしれません。しかし研究の現場では、日々、様々な研究が行われており、遠くない未来において社会実装されるかもしれない数多くの研究が存在します。 本記事では、そのような研究の一例として、植物と動物の境界をまたぐ研究、またその研究に付随して発…
コラム
2025/01/08
だいふくちゃん通信
【AIは脅威?】これからの私たちに求められるチカラ
ここ数年でAIは私たちの生活に非常に身近なものになってきました。これにより世の中が大きく変わってきており、みなさんの日常生活の中でもその変化を感じる場面は多くあることでしょう。そんなAIに関連して、 「仕事を奪われる」 「いつか人間を超える」 といったネガティブな議論を耳にする機会も増え、そのような脅威に怯えることもあるでしょう。しかしながら、実は私たち人間がAIに対応する力を身につけるべき時代でもあると…
コラム
2024/12/23
だいふくちゃん通信
【2024年一番人気の記事はどれ!?】2024年だいふくちゃん通信アクセス数ランキング
今年もこの季節がやってきました!だいふくちゃん通信アクセス数ランキングー!! 2024年もだいふくちゃん通信をご愛読いただき、ありがとうございました。だいふくちゃん通信では、UTokyo OCWの動画に興味を持っていただくため、学生を中心に動画を紹介するコラムを執筆しています。だいふくちゃん通信は、ちょうど3周年となります。本記事では、2024年に公開された記事でアクセス数が高かったものを中心にご紹介して、今年のだ…
コラム
2024/12/23
ぴぴりのイチ推し!
【2024年一番人気の記事はどれ!?】2024年ぴぴりのイチ推し!アクセス数ランキングトップ5(+番外編)
東京大学で行われた公開講座や講演の映像をお届けしている東大TVでは、より多くの方に興味を持ってもらうべく、今年(2024年)から「ぴぴりのイチ推し!」と題して動画の概要を紹介するコラム記事の投稿を始めました。1周年を迎えたということで、本記事では、特に人気の記事をランキング形式でご紹介します。ぴぴりのイチ推し!を初めて読むという方は面白い記事を見つける機会に、普段から読んでくださっている方は再発見や復習…
コラム
2024/12/20
だいふくちゃん通信
私たちの言葉に潜むバイアスとは?—言語と社会の関係を見つめ直す
突然ですが、皆さんにクイズです。次の文章の続きを英訳してみてください。 私が手を洗うと、教授も手を洗った。I washed my hands, and then…… さて、あなたの回答は次のうちどれでしたか?・the professor washed his hands.・the professor washed her hands.・the professor washed their hands. この問いに対して無意識のうちに「his」を選ぶ人が多いのではないかと、本講義の講師、伊藤たかね先生は指摘します。 日本語では…
コラム
2024/12/13
だいふくちゃん通信
【犬は哲学者だ!】わたしたちが忠犬ハチ公に心打たれる理由
2024年、奄美大島において特定外来種に指定されているマングースを根絶したというニュースがありました。マングースは、もともとはハブ退治を目的として外国から持ち込まれましたが、数が増え、特別天然記念物に指定されたアマミノクロウサギの天敵になり、駆除の対象となりました。 このように、人類は、ときに他の種の動物をコントロールしながら社会生活を営んでいます。鳥獣害の駆除だけでなく、畜産やペットの飼育もその一部…
コラム
2024/12/05
ぴぴりのイチ推し!
【お米がないと困っちゃう】「和食」が健康に与える影響とは!?
今年、2024年の夏頃から、日本では「米不足」が話題になり、ニュースでもさかんに報道されました。スーパーマーケットなどの商店で入手しにくくなっただけでなく、値段も上がりました。お米といえば和食には欠かせない主役の食材なので、多くの人が困ってしまいました。 今回ご紹介する講義は、そんなお米の素晴らしさを教えてくれる『和食の中心〜米と魚』です。この講義は、2015年に開催された『農学部公開セミナー 第48回「食…
コラム
2024/11/27
ぴぴりのイチ推し!
持続可能な世界へー人口抑制から考えるー
サスティナビリティについて “サスティナビリティ”という言葉は皆さんにとっても馴染みのある言葉であり、日本のみならず世界中で広く使われています。それでは、今一度この言葉の意味、使われるようになった背景について考えてみましょう。 言葉の意味と使用背景 サスティナブルな世の中を目指すとは、 ・自然環境が維持されながら社会の経済活動も持続される世の中を目指す ということです。 この目標自体はもちろん素晴らしい…
コラム
2024/11/21
だいふくちゃん通信
私たちの生とは…生は支配の対象でも目的でもなく、ともに展開(flourishing)すること
本記事で紹介する講義は、東洋文化研究所の所長で中国哲学がご専門の中島隆博先生の「花する空気」という講義です。こちらの講義は、2023年度の学術フロンティア講義「空気はいかに価値化されるべきか」というシリーズの第2回目の講義として行われました。当シリーズは、“空気“をテーマにゲスト講師陣が様々な切り口から講義を行っています。中島先生によるこちらの講義、「花する空気」とは一体どういう意味なのでしょうか。本記…
コラム
2024/11/14
だいふくちゃん通信
【ことばって力だ】カタチないものの可能性
「ことば」は我々にとって必要不可欠ですが、普段はあまり意識しないで自然に使っています。しかしながら、「ことば」には単なるコミュニケーションの道具という垣根を超えた、多面性を持ち、大きな力を持っているのです。 今回ご紹介する講義では、社会学者の佐藤健二先生が、「ことば」について、「身体性」「社会性」「空間性」「歴史性」の4つの観点から詳しく解説しています。 普段から使っている「ことば」について、佐藤先…
コラム
2024/11/13
だいふくちゃん通信
仏教における「偶然」とその思想
「そんなことをしたら、バチが当たるよ!」……皆さんは子どもの頃、こんな言葉を大人から言われたことはないでしょうか。これはいわゆる「因果応報」という考え方とも言えますが、「因果」とは仏教で使われる用語であり、人は行いの善悪に応じて報いを受けるということを表した言葉です。では、仏教において、果たして「偶然」いいことがあった、または悪いことがあった、という概念はあり得るのでしょうか?本講義では、仏教学者…
コラム
2024/11/08
だいふくちゃん通信
「古典」とは何か〜「丸暗記」の先にあるものを問い直す〜
「古典」とは何か。この問いに、みなさんはどのように答えますか? 高校までの授業で、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎは…」や「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり…」など、有名な作品の冒頭を暗誦した経験のある人も多いのではないでしょうか。このように、枕草子や平家物語といった「古典」とされる文学作品は数多くあります。「古典」を読むにあたって、古典文法や古文単語をたくさん覚えさせられることもありま…
コラム
2024/11/06
ぴぴりのイチ推し!
【差別と多様性】カーストの特異性
高校生と大学生のための金曜特別講座「カーストとは何か:インドの歴史人類学から再考する」です。講師は、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻の田辺明生(たなべあきお)先生です。 UTokyo Online Education 高校生と大学生のための金曜特別講座 2021 田辺明生 カーストに対する先入観 私たちが“カースト”というワードを聞いたときにまず思いつくのは、それがインドにおける階級制度だということだと思われます。では…
特集
2024/10/28
特集
数理・データサイエンス e-learning教材(開講部局:数理・情報教育研究センター)全18コースをUTokyo OCWで開講
こんにちは。大学総合教育研究センターUTokyo OCWチームです。 このたび、UTokyo OCWの姉妹サイト『UTokyo OpenCourseWare extra』(UTokyo OCWx)にて公開しているコンテンツの一部をUTokyo OCWにて公開しました。 今回、UTokyo OCWで公開したのは数理・情報教育研究センターが開講している数理・データサイエンスに関する公開講義の18コース。一つの講義がトピックごとに5分〜60分程度と短く分かれており、学び直しや隙間時間で…
コラム
2024/10/24
だいふくちゃん通信
現代アートを通して見えてくること。
現代アートというと、興味がある方は美術館に展示を見に行ったりするかもしれませんが、興味のない方にとってはほとんど触れる機会がなく、「そもそもどうやって鑑賞するものなのかよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、ご自身もアーティストであるとともに、現代美術批評家として本を出版されている山本浩貴先生の講義動画を紹介します。 山本先生は講義冒頭で、「現代美術の方法論はあらゆる人にとって…
コラム
2024/10/18
ぴぴりのイチ推し!
「中央ユーラシア」から見る新しい世界史
皆さんは、学生時代に「世界史」を勉強しましたか?「世界史」を学んだ方は、例えばこんな印象を抱いたことはないでしょうか?「◯世でしか区別できない、同じ名前の王が大量に出てくるヨーロッパ史」、「漢字だらけの中国史」、「とにかく情報量が多すぎる近代史」などなど……。特に私たちが高校までに勉強してきたような「世界史」というと、幅広い地域に関する多くの知識をとりあえず覚えるという、暗記科目というイメージが強く…
コラム
2024/10/10
だいふくちゃん通信
【共生と秩序】合理的意思決定とは?
学術俯瞰講義「社会の形成― 人間はいかに共生してきたか」から、第10回『政府のいない社会における共生?』です。講師は、情報学環・学術情報学府の田中明彦(たなかあきひこ)先生です。 もし政府が存在しなかったら 私たちにとって政府とは みなさんは“政府”をどのようなものとして捉えていますか?政府の役割はさまざまであり、一言で表すことは難しいですが、“政府”はいわば“リーダー”であり、私たちに指示をする存在であると…
コラム
2024/10/04
ぴぴりのイチ推し!
【記憶を未来につなぐ】地図上に「災いの記憶」をデジタルアーカイブするということ
みなさんは、SNSやテレビなどのメディアで、原子爆弾によって崩れた長崎の浦上天主堂や爆風で折れ曲がった十字架など、第二次世界大戦の頃の写真をカラー化したものをご覧になったことはありますか。70年以上前の戦争は、白黒の写真で見せられると「昔のこと」としてどこか縁遠く感じられる出来事ですが、色付けされることによって、私たちと同じように日常を生きていた人たちの姿、そしてその人たちが見ていた風景がありありと見…
コラム
2024/09/25
だいふくちゃん通信
【お祭りや万博】明治時代の人たちはどんな風に開催していたの?
今年、2024年の夏に、フランスのパリでオリンピックおよびパラリンピックが開催されました。来年、2025年には、大阪万博の開催が予定されており、現在、施設の建設が進行中です。 このような大規模な催しを、過去の日本人はどのように開催し、また、どのように捉えていたのでしょうか。 今回ご紹介する木下直之先生の『明治の祝祭と博覧会』では、明治時代の人々がおこなっていたお祭りや博覧会の様子を、当時の地理や政治的な背…