生物は生存や繁殖のチャンスをあげるために、しばしば「だまし」を行います。ここでは、脊索動物を中心にだまし行動を具体的に解説します。だましが見られる文脈は、カモフラージュ、擬態、偽傷、偽死、托卵などで、同種の他個体あるいは他種個体をだまします。霊長類では、戦術的だましと呼ばれる仲間の裏をかく行動がみられ、このような能力が脳の進化を促したと考えられています。人間は協力する動物として特別な存在ですが、ただ乗りする詐欺師を発見・排除するメカニズムについて近年さかんに研究されています。
こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。
⇒自然界に潜むだましの戦略(「動物のだまし」長谷川寿一先生)(だいふくちゃん通信)