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2016年 開講

現代日本を考える (学術俯瞰講義)

コーディネータ・ナビゲータ:藤原帰一 私たちの多くは、いま日本に生きている。その日本という社会や国家をどのように考えればよいのか。幕末維新期や大戦直後のように、かつて諸外国との対比のなかで日本を考えるアプローチが広く行われた時代があった。だが学術の専門化が進むなか、日本研究そのものが独自の領域として立ち現れ、より焦点を絞った比較研究は広く行われる一方、諸外国との対比のなかで日本を考えるアプローチは衰えたように見える。東京大学では英語によって日本に関する基本的な知識を講義する国際総合日本学というコースを設けている。この学術俯瞰講義は、そのコース運営の経験をふまえ、対比のなかから日本を捉えることのできる第一級の研究者を集め、改めて比較の中から現代日本を考えることが目的である。
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コンテンツ一覧

2016年 開講
2時間10分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第1回 国民の物語を取り去ると

私たちは、日本の物語に包まれて生きている。特に日本に限るわけではない。学者が何を言おうと、歴史は国民の物語として語られているからだ。研究者にとっての歴史が、過去の出来事について、仮説を立て、証拠を集め、事実を確定する作業であるとすれば、読者にとっての歴史は、過去から現在に至るまでの自分たちを語る物語である。そのような「自分たち」の物語の中でも、もっとも広く語られるのが、国民国家の立身出世にほかな…

講師 | 藤原 帰一
2時間10分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間30分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第2回 日本社会は「右傾化」していてるか?

こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒【恵まれた人が感じる「剥奪感」】なぜ立場の弱い人を攻撃してしまうのか?(だいふくちゃん通信)

講師 | 北田 暁大
1時間30分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間40分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第4回 東アジアにおける概念の循環――方法としての日本そして儒教 第一講

こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒【西洋を東洋によって包み直す】「方法としてのアジア」という考え方について (だいふくちゃん通信)

講師 | 中島 隆博
1時間40分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間38分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第5回 東アジアにおける概念の循環――方法としての日本そして儒教 第二講

この二回の講義では、東アジアにおける概念の循環を考えてみる。具体的には、第一講において、「方法としての日本」について考えてみる。竹内好がかつて「方法としてのアジア」という概念を提唱したが、それが現在の中国において、「方法としての中国」として変奏されて用いられ、いま熱い議論になっている中国的な普遍を考えるための重要な概念となっている。現代中国でのこうした議論を踏まえた上で、はたして「方法としての日…

講師 | 中島 隆博
1時間38分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間43分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第8回 3・11以降の民主主義論:戦後思想の流れの中で

東日本大震災以降、日本の民主主義論には変化が見られるのだろうか。災害とその後の原発事故は、日本の政治システムの脆弱性を露呈した。これを機に、いわゆる「災後」が論じられる一方、「原子力ムラ」の政治的影響力や、事故に対する官邸の対応をめぐる議論が生じた。このことは、二〇〇九年に起きた民主党による政権交代の評価にも大きな影響を与えることになる。

講師 | 宇野 重規
1時間43分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間49分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第9回 現代日本の保守主義:「保守」とは何か

こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒【保守は本当にナショナリストなのか?】保守主義のイメージを塗り替える(だいふくちゃん通信)

講師 | 宇野 重規
1時間49分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間42分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第10回 富める者と貧しき者:機会と結果の不平等

こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒【機会と結果】「不平等」について本気で考えてみませんか(だいふくちゃん通信)

講師 | 白波瀬 佐和子
1時間42分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間47分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第11回 多様な社会の実現:少数派の承認と他者感覚

日本はかつて同質社会といわれたことがある。奇跡の経済成長を成し遂げることができたのは、成長という特定の目標に向かって社会が一丸となりうる文化的特徴があるからだ、とされた。しかしいま、多様さが重要視される。それならば、多様な社会を実現するために、鍵となる考え方は何なのか。多様な社会を実現するには、多数派に目を向け、耳を傾けるだけでは不十分である。少子高齢社会の不均衡な世代関係に目配せしつつ、少数派…

講師 | 白波瀬 佐和子
1時間47分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講
1時間56分
資料あり
ながら聞き可
2016年 開講

第12回 外から現代日本を考える

こちらの講義の概要をだいふくちゃん通信でもご紹介しています。 ⇒【​​藤原帰一先生と考える】日本における「国民」の変遷(だいふくちゃん通信)

講師 | 藤原 帰一
1時間56分
資料あり
ながら聞き可
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