シリーズ
2010年 開講

ネットとリアルのあいだ-知のデジタル・シフトとインターネット社会の未来(学術俯瞰講義)

今日、私たちにもっともなじみ深いメディアはインターネットである。若者たちの日常では、インターネットはすでに支配的な地位を確立しており、あらゆる情報がネット経由でやりとりされている。インターネットは、次のような諸点で既存メディアとは異なる顕著な特徴を有している。まず、ウェブ空間に出現するさまざまなコミュニケーション形式は、検索や可視化技術であれブログや映像配信システムであれ、高度に洗練されたソフトウェア技術に裏打ちされている。また、インターネットでやりとりされる情報は、娯楽コンテンツのみならず百科事典や専門的なアーカイブ、知識人のブログといった、大学の図書館や教室でやりとりされてきたような知的コンンテンツを相当量含んでいる。さらにインターネットは容易に国境を越える。新聞やテレビが基本的にはナショナルなメディアであったのに対し、ネット情報は地球規模で越境的なコミュニケーションを活性化する。 以上の特徴と私たちにとっての身近さから、学術俯瞰講義「情報」は、インターネットに焦点を当て、コンピュータ科学からからアーカイブ学、社会情報学等までの多様なアプローチの俯瞰を試みたい。題して、「ネットとリアルのあいだ」。一方では、インターネットやウェブ空間が、どのような言語処理やVRの技術に支えられ、これらの技術はネットの内と外をいかに越境して私たちの社会に浸透しているのかを俯瞰する。他方では、そのような技術が創り出す新しい知と経験の世界が、私たちの既存の行動パターンや法秩序をどのように変容させつつあるのかを俯瞰する。全体を通じ、今日の高度な情報技術が21世紀の言語と経験、歴史認識や人間行動をいかに変化させているのかを考えたい。
Content List

コンテンツ一覧

コンピュータとバーチャルリアリティ

2010年 開講
1時間28分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第5回 リアルとバーチャル-コンピュータの進化とVR世界の創出

コンピュータ技術は格段の進歩をとげた。バーチャルリアリティ(VR)技術に代表される疑似体験技術は、第2、第3の現実世界を創出し、われわれは今やパラレル・リアリティの世界を生きている。VR世界はTVゲームなどですでにおなじみであるが、実際はもっとシリアスな存在である。本講義では、VR技術の現在に至る歴史を概観した上で、いかなるVR世界が創出可能で、今後それはわれわれにどんな影響を与えることになるのかを考えてい…

講師 | 廣瀬 通孝
1時間28分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講
1時間29分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第6回 ヒトと機械-デジタル化時代の人間とは

コンピュータ技術は格段の進歩をとげた。バーチャルリアリティ(VR)技術に代表される疑似体験技術は、第2、第3の現実世界を創出し、われわれは今やパラレル・リアリティの世界を生きている。VR世界はTVゲームなどですでにおなじみであるが、実際はもっとシリアスな存在である。本講義では、VR技術の現在に至る歴史を概観した上で、いかなるVR世界が創出可能で、今後それはわれわれにどんな影響を与えることになるのかを考えてい…

講師 | 廣瀬 通孝
1時間29分
資料あり
ながら聞き可

アーカイブ・ミュージアム・ライブラリとコンピュータ

2010年 開講
1時間26分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第7回 歴史学を支えるコンピュータ

ここでは、文化を伝え活かす機関である文書館、美術館、図書館が、情報化社会の中でどのように変化しつつあるのか考えていく。まず横山伊徳「歴史学を支えるコンピュータ」では、コンピュータが計算する機械から離れ、論理や秩序を扱う道具オルディナトゥールとして、史料の調査や歴史の研究に活かされるようになった今について話をする。青柳正規「ミュージアムとコンピュータ」では、来館者サービスとしての音声ガイド、映像ガ…

講師 | 横山 伊徳
1時間26分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講
1時間28分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第8回 ミュージアムとコンピュータ

ここでは、文化を伝え活かす機関である文書館、美術館、図書館が、情報化社会の中でどのように変化しつつあるのか考えていく。まず横山伊徳「歴史学を支えるコンピュータ」では、コンピュータが計算する機械から離れ、論理や秩序を扱う道具オルディナトゥールとして、史料の調査や歴史の研究に活かされるようになった今について話をする。青柳正規「ミュージアムとコンピュータ」では、来館者サービスとしての音声ガイド、映像ガ…

講師 | 青柳 正規
1時間28分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講
1時間30分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第9回 世界知所有の夢-アレキサンドリア図書館からグーグルまで(根本)

ここでは、文化を伝え活かす機関である文書館、美術館、図書館が、情報化社会の中でどのように変化しつつあるのか考えていく。まず横山伊徳「歴史学を支えるコンピュータ」では、コンピュータが計算する機械から離れ、論理や秩序を扱う道具オルディナトゥールとして、史料の調査や歴史の研究に活かされるようになった今について話をする。青柳正規「ミュージアムとコンピュータ」では、来館者サービスとしての音声ガイド、映像ガ…

講師 | 根本 彰
1時間30分
資料あり
ながら聞き可

ネット・ユーザーの心理と行動

2010年 開講
1時間21分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第10回 インターネットとメディア・カニバリズム

インターネットの登場は情報メディア環境と私たちの生活様式を一変させた。ネットの登場によってテレビや新聞は実際どのような影響を受けているのか、本当にテレビ視聴時間は侵蝕されているのか、この10年で日本人の情報行動はどう変化したのか。また、インターネットの登場によって日本人、とくに若者のメンタリティー(心性)はどのように変化したのか。こうした点について、実証的調査データに基づいて検証する。

講師 | 橋元 良明
1時間21分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講
1時間29分
資料あり
ながら聞き可
2010年 開講

第11回 メディア環境の変化と日本の若者のメンタリティー

インターネットの登場は情報メディア環境と私たちの生活様式を一変させた。ネットの登場によってテレビや新聞は実際どのような影響を受けているのか、本当にテレビ視聴時間は侵蝕されているのか、この10年で日本人の情報行動はどう変化したのか。また、インターネットの登場によって日本人、とくに若者のメンタリティー(心性)はどのように変化したのか。こうした点について、実証的調査データに基づいて検証する。

講師 | 橋元 良明
1時間29分
資料あり
ながら聞き可
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