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2007年 開講

東京大学公開講座「力<チカラ>」

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チカラ原論 ~生命・自然と人間社会~

2007年 開講
10分
2007年 開講

第1回 開講にあたって

「知は力なり」とは、十六世紀末にイングランドの哲学者、フランシス・ベーコンが口にした言葉です。この発言から四百年がすぎたいま、知の担い手である大学ほど、世に流布するイメージでは、「力」と遠いものはありません。 しかし、この「力」とはいったい何でしょうか。分子の運動から、身体のはたらき、人と人との交渉、さらには国際紛争まで、この現実世界は、すべての場面で、さまざまな「力」の交錯によってなりたっていま…

講師 | 井上 正仁
10分
2007年 開講
47分
資料あり
2007年 開講

第2回 構造力学と政治力学のアナロジー

「力」という概念は、物理的な力だけでなく、政治力、権力、影響力、技術力、魅力など、様々な対象に比喩的に用いられる。そこには「力」という概念が表現する共通性と、それに起因する共通の体系が存在する。本講義では、構造物や材料の力学現象と政治的現象とのアナロジーを示す。ミクロからマクロを導くアプローチ、相互干渉に起因するモード変化、構造解析と政治過程分析、構造設計と制度設計の対応関係等を論ずる。

講師 | 堀井 秀之
47分
資料あり
2007年 開講
49分
資料あり
2007年 開講

第3回 生命・ナノテクの鍵をにぎる分子レベルの弱いチカラ

分子は原子と原子が「化学結合」という強い力で結びついてつくられている。近年になり、分子同士にもさまざまな「弱い結合(チカラ)」が働いて、分子は決められた構造の集合体に自発的に組織化することがわかってきた。このような巧妙な自然の仕組みは「自己組織化」と呼ばれ、数多くの生命現象を支配するとともに、ナノテクノロジーの中核技術のひとつとみなされるに至った。本講義では、このような分子レベルの弱いチカラの魅…

講師 | 藤田 誠
49分
資料あり

身体の力はどこからわくか~心臓から筋肉まで~

設計・情報収集・交渉 ~力を用いる技法~

力の理論の最前線~湯川秀樹百歳~

見える戦争、見えない力 ~国際社会と日本~

2007年 開講
35分
2007年 開講

第10回 近代日本と軍事力ー歴史に学ぶ

数十万規模の軍隊を上陸させ、敵国を占領し、戦争目的を達成できる能力を、戦力投射能力と呼ぶ。日清戦争以降の日本は、政治的外交的手段によって本来は解決しえたかもしれない問題を、大陸や半島へ向けた戦力投射能力にうったえることで「解決」しようと図った国であった。本講座においては、大日本帝国憲法下の戦争指導の特質をわかりやすく解説したい。

講師 | 加藤 陽子
35分
2007年 開講
39分
資料あり
2007年 開講

第11回 ものづくりを諦めたアメリカ、マーケティングの出来ない日本:顧客の力を探る

最近のマスコミによる『ものづくり』ブームに警鐘を鳴らす。まるで日本に残された最後の道のような印象を受ける。70~90年代、アメリカは日本の製造業の猛烈な追い上げにあって、逃げ場を探した。ちょうどそこにインターネットの時代が到来し、ネットワークを利用することによって見事に変身を遂げた。アメリカは、ものづくりが出来ないのではなく、やりたくないのである。BRIC諸国などの追い上げによって、今、日本は同じよ…

講師 | 阿部 誠
39分
資料あり
2007年 開講
43分
資料あり
2007年 開講

第12回 戦後日本におけるアメリカニズムと権力

「アメリカ」は、現代世界において圧倒的に優位なグローバル・パワーでありながら、大衆文化やライフスタイルとしてわたしたちの生活の奥深くに入り込んでいる存在でもある。戦後日本で、「アメリカ」はまず占領軍として、つまり露骨な「暴力」として人々の日常風景に立ち現れながら、やがて家電で囲まれた豊かな消費生活や若者たちのファッション、さまざまなメディア・イメージの源泉にもなっていった。ここでは戦後日本におけ…

講師 | 吉見 俊哉
43分
資料あり
2007年 開講
38分
2007年 開講

第13回 国際政治における権威・権力・暴力

国際政治は力の支配する世界。いかにも当たり前の議論だが、兵隊が大きければよいというわけでもない。ヨーロッパの宮廷外交では王家の伝統や教皇との距離によって各国の影響力が左右されたように、武力の規模だけが力ではないからだ。それでは、他の国に「言うことを聞かせる」ためには何が必要なのか、そして暴力による威迫はどれほど有効な手だてなのか、国際政治における力の多様な源泉とありかたについて探ってみたい。

講師 | 藤原 帰一
38分
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