デジタル・ヒューマニティーズ ― 変貌する学問の地平 ― (学術俯瞰講義)
第1回
あらたな人間学としてのデジタル・ヒューマニティーズへのいざない
人類は、前世代が記録や痕跡として残したいとなみを、読み解き、読み解くことをとおして、新たな成果を生み出し、さらにそれを記録し、次世代へと引き渡してきました。言語を有し、言語を精緻に発展させた人類は、流動的世界を言語の内部に保蔵し、再度開顕するような力を発揮することで、世界を意味に変えつづけています。デジタル時代に入り、この人間のいとなみは、以前に比して、はるかに先鋭的なかたちで現れつつあります。…