東京大学公開講座「変わる/変える」
コンテンツ一覧
20年後の超高齢社会
第1回 開講の挨拶
この公開講座では今後20年程度の比較的長期のタイムスパンを設定し、日本と世界が直面する重要な変化と課題に触れていきます。 さらに、現状を「変える」という点から、特に学問や科学がどのように課題解決に貢献できるか、東京大学のさまざまな研究者がどのように課題解決に取り組んでいるか、その一端を示し聴講者の方々と未来のあり方について共に考えます。
第2回 超高齢社会に向けて変わらないといけないこと
今から20年後には高齢化率が33%を超え、本格的な超高齢社会を迎えることになります。その社会において、何が変わるのか、何を変えていかないといけないのか。東京大学では2009年度より高齢社会総合研究機構を総長室に設置し、超高齢社会の課題解決に向けて、地域の人々と一緒になって社会を変えていくという社会実験を行っています。本講では、千葉県柏市での取り組みを中心にお話していくとともに、移動と交通の分野での高齢化…
第3回 変わる地域医療システム:20年後の未来予想図
超高齢化を目前にして我が国の医療政策が問い直されており、幅広い視点からの社会的なイノベーションが急務となっています。情報共有システムを活用しながらのシームレスな医療・介護連携に加え、予防・住まい・生活支援の重要さを改めて再認識し、まさに地域完結型の真の地域包括ケアシステムが求められています。医療関係者だけではなく国民全体として、「住み慣れたまちで安心して老いる」という原点を、改めて考え直すことが…
第4回 〈衰退する社会〉の中の社会倫理
本講義ではまず、長期間の展望を見据えた「変わる」というテーマの可能性や困難について触れ、その上で、〈衰退する社会〉という特徴を浮き彫りにします。さらにその〈衰退する社会〉のトピックの一つである超高齢化社会について、アメリカの生命倫理学史研究の成果を念頭に置きながら、死・臨死をめぐる多様な論点を紹介します。また、ボーヴォワールなどの哲学者の「老い」についての見解を参考資料として取り上げ、哲学や思想…
第5回 人口構成の変化と社会保障
長寿化によって退職後の人生が長くなり、それをどのように(誰が)支えるのかが難しい問題となっています。社会の仕組みは、家族内で子どもが高齢者を扶養する形態から、社会保障によって社会全体で支える方向に変わってきています。しかし、出生率が低下して高齢者を支える現役世代の人数が減り、子どもをもたない日本人も増えています。少子高齢化で変わる社会に合わせて、社会保障のあり方も変えることが迫られています。 …
情報で変える環境
第6回 東京大学の教育改革について
この公開講座では今後20年程度の比較的長期のタイムスパンを設定し、日本と世界が直面する重要な変化と課題に触れていきます。 さらに、現状を「変える」という点から、特に学問や科学がどのように課題解決に貢献できるか、東京大学のさまざまな研究者がどのように課題解決に取り組んでいるか、その一端を示し聴講者の方々と未来のあり方について共に考えます。 このコンテンツは、iTunesに保存してiPhoneやiPadからいつ…
第7回 持続的な都市水利用に向けて
気候変動の影響を受けて降雨量の変動性が増しつつあり、水資源の脆弱性、将来の渇水リスクへの対処が求められます。そこで、従来の水利用システムを見直して、流域圏の気象・水文変動や水量・水質変動の将来予測に基づいた新たなシステムへの変化が必要です。都市のユビキタス型水資源となりうる雨水、地下水、再生水の水量と水質の安定性や水質リスクを正しく評価して、需要と供給の調和がとれた水資源の適正配置や持続的な都市…
第8回 変わる気候を予測する
地球の気候は様々な時間規模で大きく変わってきました。また最近では、人類活動が原因となって地球の気候が変わりつつあります。私たちはこのような気候の変動と変化をどれだけ予測できるのでしょうか。地球の気候はどう変わっているのか、それらを予測するには何を知る必要があるのか、予測の精度は何によって決まるのかなど、気候変動予測の現状と問題点を概観します。 ★東大TVのコンテンツがほかの誰かの学びに繋がるか…
第9回 インターネットとスマートシティー
持続的なイノベーションと成長を実現する都市、すなわち、スマートシティーのグランドデザインとその実装が21世紀の最初の課題として認識されています。20世紀最後の革命はインターネットであり、インターネットはスマートシティーの重要なシステムだけではなく、スマートシティーのアーキテクチャの設計とその実現に、そのアーキテクチャ概念と運用概念(Internet by Design)が大きな貢献をしなければなりません。本講演では、…
第10回 情報とネットワークが変える社会
インターネット等の情報通信技術の利用が世界中に浸透し、人々は国境を越えて繋がりやすくなってきています。また、環境問題など地球規模の困難な課題が増える中、従来のように、限られた政府や企業が単独で課題解決に取り組むのでなく、世界中の大勢の人々が協力して行う、マス・イノベーションという動きが生じています。本講義では、インターネットを通じて不特定多数の人が繋がることで生み出される新しい知、すなわち、集合…
世界が変わる 世界を変える
第11回 変わる中国人の対日認識
とかく隣人との付き合いは難しいものです。中国から見ると日本はどのように見えているのか、あるいはどのように見ようとしているのか。中国映画史を扱ってきた立場から、この60年の中国映画に描かれた日本を振り返ってみましょう。そこには、リアルな日本像とカリカチュア(戯画化)された日本像の循環という構造が浮かんできます。それが意味するものを考えてみたいと思います。 00:15 ごあいさつ 02:29 中国:社会主…
第12回 ゆっくり地震が変える地震の理解
最新の観測によって、巨大地震の破壊すべりが起きるプレート境界のすぐそばで、断続的にゆっくりと岩盤がすべっていることがわかってきました。この「ゆっくり地震」は西日本をはじめ世界の様々な地域で発見され、あまりに普遍的なことから、これまでの地震の理解を大きく変えるものとして注目されています。その発見から、これまでに解明された奇妙な性質、将来の地震活動予測に役立つ可能性などを紹介します。 02:37…
第13回 気候変化とエアロゾル
地球の気温は、太陽光の吸収と地球から放射される赤外光のバランスによって決まります。赤外光を吸収する温室効果気体は大気を温める一方、大気中の微粒子(エアロゾル)は、太陽光を反射し大気を冷やします。気候変化の予測には大気組成の変化による放射エネルギーの変化の理解が必要です。エアロゾルの気候影響の推定には大きな不確定性があり、気候変化の予測に障害となっています。この問題を解説し、私達の研究がこの解決に…
第14回 海のルールと海の研究はどう変わるか
漁業権は、地域の漁業者に地域資源の排他的な利用権を認めたものであり、江戸時代に成立したと考えられている漁村共同体の権利がその源です。漁業権制度は我が国独自の制度です。「つくる漁業」(栽培漁業)は、我が国の水産研究の成果ですが、その成立は漁業権制度と無関係ではありません。1994年に発効した国連海洋法条約では、沿岸国に200海里排他的経済水域での資源利用権を認めています。新しい海のルールが海の研究をどのよ…
第15回 閉講の挨拶
この公開講座では今後20年程度の比較的長期のタイムスパンを設定し、日本と世界が直面する重要な変化と課題に触れていきます。 さらに、現状を「変える」という点から、特に学問や科学がどのように課題解決に貢献できるか、東京大学のさまざまな研究者がどのように課題解決に取り組んでいるか、その一端を示し聴講者の方々と未来のあり方について共に考えます。